天と秀の愚兄 (アッシェンテ)
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1話

俺の名は氷川真昼

何でこんなの名前かというとどうやら男の名前を考えていなかったらしく女の子二人産むつもりでその名前が紗夜、日菜としたかったらしい。しかし長男が生まれたので適当に間とって真昼にしたらしいです。これ酷くない??はい、そんなこと後で言ったらお母さんにぶん殴られた。

我が魔王ははの名は朝香、そのもう1人の下俺父の名は夕弥だ。名前逆じゃねって思った貴方。正解

ちなみに日菜の日は夕日から取ったらしいつまり父と日菜は一心同体だ。たしかに二人とも頭おかしいから納得する。

紗夜は母が朝香で対極に位置する名前が欲しかったらしいので朝の反対の夜をとったらしい。いや朝の反対のって夕方じゃねって言ったら殴られた。多分紗夜の反対が俺だと思うんですけど(名推理)

まぁそんなこんなで生きている。俺は面倒事が嫌いだ。ただ紗夜や日菜の頼みなら断らん。妹のわがまま聞くのは兄の役目だろう?(ただのシスコンです)

 

 

 

 

ー朝ー

 

チュンチュン

 

……朝チュンとはこの事だろうか。わからん今日は入学式当日の朝。ちなみに部屋で寝ている。いや、部屋で寝ているのは当たり前か、詳しくはふたりでひとつのの部屋で寝ている。なぜなら隣に日菜がいるからである。ちなみにベッドの大きさはラブホテルのベッド並である。三人まで行ける。

ちなみに紗夜は一人部屋がある。なぜこうなったかと言うと母が頼むベッドの番号を間違えてとどいたからである。で、とりかえずそのままきょうまでにいたるのである。普通俺が一人部屋で紗夜と日菜が二人でベッドで寝るのが普通じゃね。で、俺がその提案したら紗夜が「……お願い……」って上目遣いで言ってきたので即答した。妹が困ってんだ、拒否るわけないだろ???要は日菜のお世話を任されたってわけだ。あれ?これ押し付けられただけじゃね??

そういっていたらスマホにメールが来た。

紗夜から朝飯できたから日菜を起こしてご飯食べるように来るようとの事だ。毎度思うのだがそれならここの部屋に来いよ。いや、行けないのは分かってるけどさ。でもなんで俺は大丈夫なんだろう、あ、帰宅部エースだからか(笑)

取り敢えず妹(日菜)を起こすか。毎度このバカ広いベッドどうにかなんないかなほんと。

 

「おい、日菜起きろ。朝だぞ」

 

「うーんもう少し寝かせてぇ〜」

 

おっと甘い声に負けるところだったぞ俺の理性は氷砂糖くらいあるんだぞ

 

「お兄ちゃんも……一緒に寝よ??」

 

「寝ます。ぜひ一緒に寝よう。紗夜、ごめん俺寝るわ」

 

そして再び眠りに「ガチャ」

 

「…………」

 

「…………紗夜??どうしたのその振り上げた拳をしまいなさい?たしかに紗夜は自由の女神級に美しいけどお兄ちゃんはドMじゃないのでそんなに起こされ方しても喜びませんよ?」

 

「それは褒めてるのですか……再び寝たいのでしょう??なので永眠させようかと思いまして」

 

「はい!!!起きたよ!???いやぁぁ今日もいい朝だ紗夜!!!おはよう!!!!」

 

「ええ、おはよう。早く着替えて朝食取りに来なさい」

 

「はーい」

 

「……はい」

 

取り敢えず着替えるか……日菜の着替え??もう慣れた()

 

「おにーちゃん下着とってー」

 

「お前何歳だよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー1階リビングー

 

着替え終わった俺と日菜は下へ向かい朝飯を食べていた。勿論家族揃ってではない。母と父は共働きで朝からいない。ちなみに職場は一緒である。

しかし朝飯は作り置きしてくれるのである。お弁当も作ってくれてる

 

そしてみんなで頂きますをしました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そう言えばなんで日菜ってあんなに懐いてるの?」

 

日菜と友希那とリサと一緒に登校中リサがずっと疑問に思っていることを真昼にぶつける。

 

「確かに疑問よね。日菜って飽き性で興味あることにはとことん突っ込む性格なのは知っていたのだけれど何故あなたにあれほどまで懐いてるのか不思議だわ」

 

「お前さりげなく俺のことディスるな」

 

俺だっていいお兄さんしてるからな???

 

「ただのシスコンでしょ」

 

「シスコンね」

 

「お前ら1回表出ろや」

 

喧嘩上等だぞこのやろー

 

「でもほんとに不思議なんだよね〜。真昼別にこれといった趣味とかないし日菜が真昼に惹かれる要素皆無だしー」

 

「家でヒキニートらしき生活してる人のどこに惹かれたのかしら」

 

「ねえ?殴っていい??ねえ殴っていいかな???」

 

俺のこと全力で貶しに来るとかひどすぎワロタ

 

「まぁ……なんて言うんだろうな……わからないわあいつに聞かないと。そういや明日友希那死亡の行事だな」

 

「明日??明日っなんかあったっけ」

 

と言うと友希那が物凄いテンション下がってるのが見てとれる

 

「うぅ……憂鬱だわ……」

 

友希那は運動が基本苦手だから新体力テストは憂鬱なのであろう。

 

「友希那が死んでるってことは……新体力テストかな??」

 

「そうだよ」

 

「へーあたし面白いと思うけどなー」

 

何が面白いんだよ。友希那が真っ白に燃え尽きてるじゃねえか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして握力のテスト俺のターンが来た。

取り敢えず日菜が

 

「お兄ちゃん頑張って 」

 

って言うから元気100倍アンパンマンでやった。そしたらリサと友希那が

 

「これは……確かに日菜が惹かれるね……」

 

「流石に驚いたわ……」

 

と何かを納得していた。

 

先生「握力97kg!」

 

「流石お兄ちゃん!!」

 

と日菜が真昼に駆け寄る

 

「だろだろ〜お兄ちゃんは妹の応援あれば何でもできるんだぜ☆」

 

記録が高校生とは思えないと思っている他のみんな。大丈夫です。みんなが正常です。

 

「私だって、負けてられないわ」

 

と何故か闘志を燃やす友希那

 

「友希那、あれは規格外だから気にしなくていいy」

 

「あの馬鹿兄妹!!!!!!!HA!!!!!」

 

と友希那が握力計を握った

 

先生「握力95kg!!すごいじゃないか湊!!」

 

「友希那ってもしかしてアマゾネスの住民なのかな………」

 

リサは頭に手を当てた

 

 

 

次の競技は長座体前屈

 

日菜が先であとに真昼がやることになっている。

 

「お兄ちゃん!!私63cmだよ!!褒めて褒めて〜」

 

「よしよし、よくやった日菜」

 

日菜の頭を撫でてあげる。日菜は昔から撫でると喜ぶのだ

 

「わあ!お兄ちゃん急に撫でないでよ〜。仕返ししてやる〜!!」

 

「あれは馬鹿兄妹ね」

 

「ただのブラシスコン兄妹だね」

 

日菜は真昼のお腹に抱きつく。

 

「お!?日菜やったなこいつめ!!くすぐってやる!!」

 

「あははは!お兄ちゃんごめんなさい!!!まいったまいった!!」

 

とくすぐってやる。昔日菜がお仕置きを受ける時あまりにもお仕置きにならないことしか子供レベルではないので俺が後から日菜をくすぐったらクリティカルヒットした。

まるでその姿はじゃれつく犬と人間のようである。

するとよこにリサがくる

ジャージ着てないのでブラが透けて見える

 

「リサ、ブラ透けてるぞ」

 

「ちょっとどこ見てるの!!!」

 

「お兄ちゃんてやっぱり変態なんだね」

 

「くすぐりレベル6に上昇」

 

「お、お兄ちゃん???さ、流石にそれ以上はし、しんじゃ……」

 

「くすぐられて死んだやつはきいたことないから大丈夫……オラオラオラァ!!」

 

「あははは……も、あはは…うひゃひゃあぁ…やめてぇ……あはははは!!」

 

くすぐりは10分ぐらい続いた……

 

 

 

 

 

 

 

10分後

 

 

「はぁ……はぁ……はぁ……うぅ……」

 

と日菜は痙攣していた。うん、結構強めにくすぐったからな。

流石に床に放置はしたら大変そうだな。

 

「よっと」

 

「うぅ………?」

 

なんか日菜死にそうじゃねえか。俺は膝に日菜を乗っけた。目の焦点があってない。やりすぎたかな??

 

「おーい日菜〜大丈夫か〜」

 

「こ、これで妊娠したかな……」

 

「しないからな!?」

 

いつも通りだった。

心配して損したわ。

 

「日菜大丈夫?水飲む??」

 

「とりあえずちょーだいりさちー」

 

リサから日菜は水を受け取った。

 

「よっと、あ、俺記録70cmだわ」

 

「ううーー!!また負けたー!!!」

 

「俺に勝てるのは俺だけだ(ドヤァ)」

 

「その顔腹立つから殴っていいかしら」

 

「サディスティック友希那バイオレンスやめなさい」

 

「ふん!!!」

 

「へごぉ!?」

 

鳩尾に見事決まった。クソ痛い……

 

「変な渾名つけるからよ。自業自得だから」

 

「鳩尾は駄目でしょ……」

 

「何か言ったかしら?」

 

「な、なんでもないです……」

 

ダメだ……友希那に勝てる気しない……

こうして長座体前屈はリサの75cmで決着がついた。リサ柔らかすぎて怖いわ。てかその前の友希那の握力に驚いたわ!これからは逆らわないようにしよう……

 

そうして体力テストが続いていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「やっとテスト終わったねー全部」

 

とリサがつぶやく

 

「持久走なんて何故やるのかしら……ホント疲れたわ」

 

お疲れモードの友希那のところにリサがきて

 

「そんなことだろうかと思ってレモンのはちみつ漬け持ってきたよ〜」

 

とリサがタッパーを開けた

 

「あらリサ、気が利くわね。頂くわ」

 

そこへ日菜と真昼が来た

 

「あ!!レモンのはちみつ漬けだ!!ねーねーりさちー食べていーい???」

 

と日菜がリサに尋ねる

 

「いーよいーよ!!食べて食べて〜」

 

と快くリサは承諾した

 

「まぁほんとにリサって気の回る人だよな〜まるで聖人だよほんと。」

 

「褒めたってなんも出ないよ真昼〜」

 

「まぁだから逆に不安や悩みを1人で背負い込みそうなタイプだろうな」

 

と真昼がリサの性格について言及する

 

するとリサは髪を弄るのをやめ真昼の顔を見る。

 

「なんだよそんなきょとんとした顔してそんな俺はおかしい事言ったか???」

 

なんとなくリサから目線をそらして真昼はリサに言った。別に恥ずかしいわけじゃない。なんとなく目を逸らしたかっただけだ。うん

 

「いや、なんか真昼がそんなこと言うなんて思わなかったからさ〜」

 

真昼の横にリサがきて真昼に言った。真昼は日菜や紗夜には敏感だが他人には鈍感な所があるので中々しっかりとした意思疎通が取れないこともあったりなかったりする。真昼とリサが出会ったのは紗夜がRoseliaが結成される前のバンドの時に他のバンドに所属していたが、やめた紗夜を友希那が抜擢し、今後の活動について友希那がレストランに行くというのでついて行ったら紗夜の横にいたのが真昼だった。最初の印象はしっかりとしたお兄さんかと思ってた。年齢も年上かと思うくらいしっかりしていて、紗夜が真昼に尋ねれば真昼は紗夜が望む答えをしていた。しかし自己紹介をされた時同じ学校のしかも同じクラス同じ学年の人だとは思わなかった。その時から真昼と色々話していたら日菜が入ってきて仲良くなった

 

「俺そんなに他人に無関心な性格に見えるか??」

 

「人の気持ちとかわからなそう」

 

「おいリサてめえ表出ろや」

 

全く酷い。俺そんな薄情な人間じゃないぞ

 

「お兄ちゃんそろそろ下校だよ〜」

 

本日は新体力テストだけで授業が終わるという最高に楽なものであった。

 

「あぁそうだな。日菜は今日はパスパレでの練習はないのか」

 

「きょーはねーオフだよー」

 

と日菜は立ち上がって身体を伸ばしながら答えた。

 

「あたし今日はバイトだ〜」

 

「へっ、ざまぁみろ」

 

「デンプシー!!」

 

「へっ!そう何度も食らうかよ!!リサめ!!」

 

リサからの攻撃を躱した。

友希那に散々やられてるからそろそろ避け方を覚えたわ。あれ?なんで俺は友希那にやられてるんだ???

 

「なぁ友希那なんでお前俺に攻撃するんだ?」

 

「ムカつくからよ」

 

「やっぱお前サディスティック友希那バイオレンスだわ」

 

「長ったらしい意味わからない渾名で呼ぶと紗夜にあることないこと吹き込むわよ」

 

「それはやめてください」

 

とおれは全力で土下座した。紗夜普通に信じちゃいそうだからほんとに。あのこ割と純粋だからほんとにあることないこと吹き込まれるとすっ飛んでくるから怖い。日菜??あいつは「るん、てこないから違うよ」で解決するからほっといても大丈夫。日菜って何者かって???頭おかしいルンパッパやで( ゚σω゚)

 

「ねぇねぇ」

 

とリサに言われ振り向く

 

「なんだ……むぐっ!?」

 

口の中に甘いチョコレートの香りがひろがる。

 

「リサなにするんだよ!!美味しい!!!」

 

「ありがとう!!!!怒ってるのか褒めてるのかどっちかにしてよ!?」

 

「よく声だけ笑ってて顔が笑ってないとかあるだろ!それと一緒だよ!!」

 

「あー!!!もう!馬鹿真昼!!せっかく作ってあげてきたんだよ!!!有難く思いなさい!!!?」

 

「はい、すみませんでした」

 

あ、そうだったの(驚愕)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺はいつも通り下校していた

 そういや朝紗夜はなぜがそわそわしていたのは何だったんだろうか。ちなみに日菜は鼻歌歌っていた。日菜はいつものことだからよくわからん。そんなことを考えていると後から衝撃がきた。

 

「真昼何ぼーっとしてるの真昼ー」

 

「人生で初めて妹以外からもらって感無量の極みに浸ってた」

 

「モテないのね」

 

「うるせえ!!気にしてることズケズケいうな!!!ちくしょう

!」

 

 と返しておいた。

 

「そう言えば日菜はどこいったの??」

 

 

 とリサが言ってきた。先ほどいないって言った通り今日あいつと一緒に仕事なしの時に下校していない事は彼女にとって珍しいと思うだろう。だって仕事ない日は朝から家まで一緒にいるよ。学校があって、仕事がない日はほぼ100%の確率で一緒にいるのだ。いや俺が一緒に行こうとか言っているわけではなくてあちらが勝手についてきているわけであるが

 

「あー、なんかあいつ先に学校から出たんだよね。珍しいこともあることで」

 

「あはは、確かにねー珍しいよね。いつも一緒にくっついてきてるもんね」

 

「あいついつになったら1人で登下校するんだよ。将来心配になるわまじ」

 

 小さい頃から日菜はどこに行くにもついてきた。そろそろ兄貴離れしてほしいものだ

 

「あなたのその気持ち悪い妹への過保護をなくせばいいと思うわ」

 

「いや、だってあいつら2人ともほっとくと何か危なっかしいんだよ。あこみたいなかんじ」

 

「紗夜はそうでもなさそうだけど?」

 

「あいつ家だとマジポンコツかましまくるから大変だよ」

 

 この前「今日練習日だわ!!寝坊してしてしまったわ!」とか言ってたけど俺は晩の時ないって聞いたから今日ないんじゃないの??って言ったら「…今日は何曜日ですか?」てきかれたから月曜日だけど祝日だよって言った。そしたら顔真っ赤にして自室に戻ってったからな。

 

「そんなこともあったんだ〜紗夜も意外な一面あるんだね〜」

 

「紗夜が慌てふためく所が想像できないわね」

 

 まぁ学校ではあいつ完璧主義って感じするよな。多分練習の時もすごいちゃんと真面目にやってるだろうし、少なくとも人にいじられるようなミスをしないしな。

 でもあいつ家だとポンコツだからなぁ。もうちょっとしっかりしてほしいものだお姉ちゃんとして。まぁでも日菜よりかはマシか。あいつは逆に自由奔放すぎて手をつけられない時もあるからあいつはあいつでもうちょっと落ち着きを学んで欲しいものだよ。姉があんなに落ち着けるのになんであんなに落ち着けないのだろうか。反面教師にするところを大きく間違ってると思う。まぁ2人ともかわいいから許す

 

「シスコンきもいよ真昼」

 

「心を読むなお前ら」

 

 リサ最近俺の扱いひどい。この前のライブの時も終わった後であって1秒でヘッドロック決められて友希那は鳩尾決めてきたから死にかけた。そんなもがいてる俺に燐子さんが「もっと私のこと見てもいいですよ?」とか言うから俺は思わず前かがみになったら紗夜がマテリアルバーストモードになって俺を背負い投げしてきたからね。もう身体中が現在進行形で痛いよ。

 あこは「自業自得ですからねお兄さん!」とか言って助けてくれなかった。Roselia怖い()

 

「最近なんか暇だ〜。いつもは紗夜とか日菜とか家にいたけど今はみんなバンドしてるし家業終わってもやることないんだよなぁ〜」

 

「それならバイトでもすればいいじゃん」

 

「働きたくないでござる」

 

「クズね」

 

「クズだね」

 

「ちゃんと金稼いでるからクズではないだろ!」

 

 ひっでえなぁ……働きたくないから勉強して株とか色々勉強してたのに……成功したけど

 

「でも社会経験は必要よ」

 

「友希那に言われても説得力ないんだけどな!!ふごぉ!?」

 

「黙りなさい」

 

 腹パンされた。おれは腹パンアイドルではないぞ!!!

 

「ならうちのコンビニで働く〜?」

 

「扱き使われそうでやだ」

 

「あたしこれでも優しいおんなのこって有名なんだけどな〜」

 

「アマゾネスの中だったら誰でも優しい女の子になれるな」

 

「オラオラオラァ!!」

 

「無駄無駄無駄ァ!」

 

とリサと俺は交戦していた

それを気にせず友希那は歩いていたと思うじゃん

 

「うるさい!!!」

 

「ぶベラァ!?な……んで俺だけ……」

 

この後気絶した俺をリサが運んで日菜に渡した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……暫くして目が覚めた

知らない天……「お兄いいいいちゃァァァァンンンンン!!!!」

 

「グホオ!?」

 

「起きたね!!じゃあ早く風呂行こ!!!」

 

「今殺されそうだったんだけど!!!お兄ちゃんはサンドバックでも不死身でもありません!!!てか風呂くらい1人で入れや!!!」



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2話

夜中に書いてたので
寝ぼけて朝見たらオリ主入ってなくて慌てて入れました
こころのエクストラマジックアワーいいですよね


「むにゃむにゃ……」

 

「……きて!」

 

「むにゃむにゃ……」

 

「お……て」

 

「むにゃむにゃ……」

 

「起きなさい!!!」

 

「グハッ!?」

 

朝千聖さんにジャーマンスープレックスで起こされた

くそ痛いそしていい笑顔、腹黒そう(小並感)

何となく日菜にも同じくジャーマンスープレックスをお見舞した。

その時の声が女の子を超えたものを感じた、日菜お前芸人になれる才能あるだろ。

日菜の寝起きは悪いのでジャーマンスープレックスを7回したらリバースキン肉バスターされた。熱いぜあさから(白目)

そんなことしているとしたから朝ごはんができたと千聖さんが声をかけてくれた。なんかごめんなさい千聖さん。

白鷺千聖さんとは幼なじみで、偶にこうして起こしてきてくれるのだ。まあ起こす(物理)だけど

 

 

 

 

 

 

 

「でさーあこがねー」

 

と友希那、リサ、日菜の3人と千聖、紗夜の2人で話している

 

ちなみに前に3人後ろに2人真ん中に俺あれ?なんで俺中に入れられてるの??

なんというか登校中はもう俺は空気になってました。まさにミスディレクションの手法を使って俺の影の薄さを濃くした。あれ?なんかパラドックス起きてる???

あ!コンタクトし忘れた今のうちしとこ。

俺の影の薄さは後ろで裸踊りしててもバレないくらい薄い。

レッサーパンダの着ぐるみ着てたら横から金髪のロリ風のおっぱいそこそこある元気の塊のようなお嬢様らしき人が抱きついてきた。おっぱいは正義引き剥がして黒服の人に渡した。

しかし妹に何回も話しかけてるのに無視されてる。あれ?なんか涙が出てきた…

日菜の髪の毛で遊んでたら紗夜と喋ってた千聖が後ろからタイキックしてきたので俺のケツは割れました。あ、元から割れてたわ。

ついでに頭に吸盤の矢が刺さった

それを取ると紙があり開くと

 

「日菜にそれ以上悪戯したら殺すby千聖&紗夜」

 

と書いてあった。咄嗟に後ろ振り向くと千聖と紗夜は笑顔だった。女の子の笑顔眩しいはずなのに悪寒しかしない。死亡フラグがビンビンですね、はい

素敵な夢を見れることになるのでそこからはリサの髪の毛弄ってました。そしたらリサがその手をとっさに取り解放されたかと思うと爪が綺麗にネイルされていた。キレそう

そうとなれば友希那しかいないのだがこいつは多分デンプシーかローリングサンダーエクストリームバースト(物理)してくるのでやめようと思う。

流石に登校中頭の中でマジカルバナナするのは飽きたのでマジカルにゃんこをした。

そうすると何故か「何?猫の話?」と友希那の声が聞こえた。おいお前もしかして猫に関することになると超能力発揮するのか?プライバシーの侵害なので辞めて欲しい。仕方ないので手帳を取り出し、ツンデレランキングを整理してると

 

「ねえ!!ツンデレランキングてなぁに!?」

 

と先程の金髪ロリ巨乳の活発な子が尋ねてきた。お前は帰れ。

咄嗟に紗夜は羽衣い攻めをし千聖がその手帳を取り上げると友希那を呼びそして紗夜にも見せた。3人は無言でその手帳をみて俺に渡した。

俺は放課後生き残れるのかわからない。ヴァルキュリアよ、助けてくれ。え?女なので男性の味方はしない?女神なのに理不尽。

そうして登校して行った(まだ登校中です)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

登校時いろんなことがあったが全て水に流してし「まうなんて言わせないわよ」……

 

「人の心読むなお前は」

 

「ふん!!」

 

たまたま放課後こちらに用があるらしく帰ろうとしたらばったり会った。運命って不思議!!

 

見た通りこのおチビ。白鷺千聖は機嫌が悪い

まあ放っておこう。

そして離れようとすると周りの人がおれを止めてくる

それは白鷺千聖が機嫌悪すぎて教室内の空気が重いのだ。それの生贄が俺になったわけでもとより俺のせいらしい。

なんとも扱いづらい人間であるこのチビは

……ふむ、なんとか機嫌を直してもらおう

 

タラリラッタラ〜

 

「白鷺千聖のベースしてる姿の人形」

 

「「「「「欲しい!!!」」」」」

 

と周りのルームメイトが言ってくる

お前らのために作ったんじゃないけどな

 

「千聖これで機嫌治せ」

 

(((下の名前で呼んでいるだと???)))

 

「……」

 

こちらを見るなりその人形を奪う

そして無言でしまい

 

「ふん!!」

 

と言ってくる

感想も言わずにしまうとは予想外。話の繋げられない

少し考えて横を見ると千聖がチラチラこちらを見ている

なんなんだこいつ

は!?わかった

 

タラリラッタラ〜

 

「白鷺千聖の小学校時代の時の子役にやった時代劇の姿の人形」

 

「!!!????」

 

千聖がめちゃくちゃ反応している。ビンゴゲーム言うとトリプルビンゴだな!?(名推理)

その後千聖に蹴られてトリプルアクセル飛んだ

 

 

 

その後薫に呼ばれていくのだが……

 

 

 

ー演劇ー

 

「昨日のライブ大成功だったわね!!」

 

と金髪の少女、弦巻こころは手を広げながら笑顔でメンバーに言った

 

「そうだね!はぐみも楽しかったしお客さんも沢山笑顔にできたからよかった!!」

 

それに呼応してオレンジの髪の少女、北沢はぐみもぴょんぴょんと跳ねながら弦巻こころとハイタッチを交わす

 

「はいはい、ここ道路だからあまりはしゃぐと轢かれますよー」

 

そう気だるげだが顔を笑顔にして注意する奥沢美咲

 

「こ、こころちゃん今日は病院だからあんまり騒ぎすぎちゃダメだからね?」

 

「わかってるわよー!」

 

多分聴いてないと涙目にしながら頭を垂れる水色の髪の少女松原花音

 

「薫さんも自重してくださいね」

 

「あぁ、、、わかっているよ。愛しの子猫ちゃんの集う場だ。善処しよう」

 

「あ、これ分かってない時のセリフだ」

 

そう高らかに手を天に掲げるのは瀬田薫

 

そう、この5人は先日病院での参加し見事に成功を収めたのだ

こうして5人は病院へ続く道路を歩いているのだが何故病院へ行くかと言うと

弦巻こころの横暴により

 

「病院の人達も笑顔にしたいわ!」

 

と言い出し全員さすがに「ふえええ……」になったわけであるが今となっては病院の人達の心の支えになるレベルで楽しみにされているバンドになったのである。

これも弦巻こころの行動力という名の横暴のおかげであるのだが。

メンバーも次第に慣れていきどこでもライブできる超人へと昇華していったのである。

そして日課のごとく病院で定期的にライブが出来る許可を貰えたのである

 

「今日はどんな人達が私達の演奏聴くのか楽しみね!」

 

この時弦巻こころは知らなかった

ある一人の男との出会いで運命が変わるのを

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうして一団は病院へ着いた

 

「あらハローハッピーワールドの皆さんではないですか。今日もお願いしますね!」

 

と看護師が声をかけてくれた。彼女は看護長で最初は反発もあったが今ではすっかり溶け込んで仲が良い

 

「はい、いつも私たちのわがままに付き合ってもらってありがとうございます」

 

と丁寧にお辞儀をする美咲

そうすると看護長も

 

「いえいえ、こちらなんて元気が貰えますしそれに楽しい気持ちはどの病にも効く万病の薬ですから」

 

と微笑む。微笑む目線の先では黒服の人達がセッティングしている。

そしてこころたちは病院に居る子供たちと戯れている

ここはそう、自由エリアなのである

それは沢山の患者が触れ合う場所でもあり憩いの場でもある

そこでこころ達は演奏するのだ

そして演奏の準備に入る

 

「美咲ー!!準備出来たわよ!!」

 

「あ、呼ばれちゃいましたね。では行ってきます」

 

そう言って看護長にお辞儀してこころたちの元へ向かっていった

 

 

 

「彼女達はあの彼を見ても正気出いられるのかしらねぇ」

 

看護長はそう言ってバインダーの紙をめくりその彼のカルテを見る。

 

「私の事ですか?」

 

そう後ろから気配を無く訪れた人に看護長はビックリする

 

「!?あ、夕夜君大丈夫なの?」

 

慌てて彼に向き合う看護長

 

「はい、なんとか歩けます」

 

「せめて看護師1人付き添いで歩いて。貴方は何がないのかわからないのだから」

 

「大丈夫ですよ、ちょうど明日で何もかも消えるので」

 

「……そうよねまたリセットされるんだものもう何回目なのかしらね」

 

そう呟いてしまいはっとするが

 

「そうですね病室にあるやつを見ると【36回目】ですかね。なんか何度も生きて死んでるみたいですね」

 

と彼は笑う

 

「貴方は辛くないの?」

 

と泣きそうな顔で看護長は尋ねる

 

「失うことは怖いですけど忘れてしまえばそんなことさえもなくなりますから大丈夫ですよ。」

 

と彼なりのブラックジョークに苦笑い

 

「貴方はいつも最後は変わらないのね」

 

「最後ではないですよ最期ですから」

 

そういいつつ黄昏れる。

彼はまたリセットされる

 

「今日はところでここで何をするのですか?」

 

「……あそこにいるハローハッピーワールドというバンド?なのかしら。が病院ライブするみたいなのよ。見る??」

 

「はい、見ます。なんか見てれば次の人生が楽しそうですから。そんな気がするんです」

 

「そう……良かったわね」

 

無邪気な笑顔で彼女達を見る夕夜に看護長は切なくなってしまう。ここでライブしたこともきっと忘れてしまうのだろう。

そして夕夜はハローハッピーワールドが用意した席の一番後ろをとる

 

「あと何回繰り返せば彼は救われるんですか……神様……」

 

その後ろ姿を見て看護長はそう言わざるおえなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よーしみんなー!ハローハッピーワールドのライブ始まるわよ!!!」

 

そうこころが声掛けすると子供達の歓声が湧く

それに呼応するかのようにぞろぞろと人が集まってくる

子供達の歓声が病室にいる人たちにとってそろそろライブが始まる合図になり、病室から出てきているのだ

 

「みんな!!集まってくれてありがとう!じゃあ早速ライブ始めるわよ!!」

 

 

ー笑顔のオーケストラー

 

 

 

奏でるHarmonyに夕夜は後悔した

彼は思った。あーあもっと早くに聴きに行けば良かったと

しかし彼にはもう時間はない。この時を充分に噛み締め、身体に覚えさせて抹消されるまでそれを咀嚼していこう。そう決めたのだった。

そしてその瞬間は訪れた。

 

 

 

 

 

こころ達はいつも通り演奏をしていたその時だった

一番後ろの子がこころ達にむけて微笑んだ。

しかし周りの笑顔と違う哀愁漂う微笑みにこころはいち早く気づきその子に向けて笑顔を向けていた。そして彼はその笑顔を受けそっと目を閉じ

 

 

 

 

 

 

 

倒れた

 

 

 

 

 

 

 

看護長は大急ぎで駆け寄り

 

「夕夜君!!しっかりして!!これは昏睡…またあの感じ……明日のはずなのに……なんでっ……早くお前達!!病室へ運べ!」

 

「は、はい!!」

 

看護師達は彼を持ち上げ緊急搬送用のキャスターに乗せる

それをみたこころたちは戸惑いを隠せない。自分たちが演奏してる最中に倒れるなんて言うのはライブ中熱気に包まれてならある話だがここは病院。ここで倒れるとは即ち死に直結する可能性が高いのだ

戸惑うこころに美咲は看護長に尋ねる

 

「すみません!何かあったんでしょうか……」

 

「あぁ君達が原因ではないから気に病むことはない……じゃ納得しなさそうだけど取り敢えずそうね……まずは1つお願いがあるの。来期の彼は君たちに託して良いかしら?」

 

「来期の彼てなぁに?美咲」

 

と後ろからこころが来る

美咲はわりと勘がいい。しかしこの勘はあまりにも残酷で口に出してしまうのを躊躇してしまうものであった

 

「こころ、ここからはかなり真剣な話。あとはこころがきめて私では彼をどうこうはできないから。」

 

「?」

 

こころは首を傾げる。だが美咲の心中は苦しいものだったこんな彼を私達は背負う覚悟があるのかと言うとそういう訳でもない。

突然知らない人をたくせと言われても普通なら戸惑うのである。しかしここにいる弦巻こころは絶対引き受けるだろう。

 

「看護長さんは先に病室に行っててください。あの号室にいますよね」

 

「わかったわ先に行く」

 

美咲は度々病院での噂を聞いていた。とある男子がここに12年間も病院から出ていない子がいると。そしてその噂にはもうひとつあった。それは記憶を定期的に失う子が存在すると。これは看護師達がコソッと話してたのをたまたま聞いたのだ。もしこれが事実ならばさっき倒れた子は……

 

 

 

 

 

「て登場人物の名前がまんま自分たちの名前つかうって頭おかしいだろおい!!」

 

と台本を下に叩きつけた。

それにゆうやは俺の父の名前に酷似してるからなんか嫌だ

 

「儚いだろう??」

 

「うるせえ!!!帰れ!!!お前の頭が儚いわ!!!」

 

瀬田薫の台本なんてろくなもんじゃねえと思ったがストーリーはまともだったが登場人物の名前そのままとかおい!まさか頭がハローハッピーワールドなんだな!?そうなんだよなぁ!?(名推理)

 

「まじ、ふえええって感じだわ!!なんなん!?」

 

「あ、台本は千聖が書いてくれたんだよ」

 

「だろうなぁ!?お前がこんなまともなやつかけるとは思わんわ!!

 

こんな儚いスペクトラムにかける台本じゃないわ!!

あぁ……日菜の胸にダイブしたい……

 

「ん?呼んだ??」

 

やっぱいいです(無慈悲)

頭の中で呼んだだけなのにくる妹怖……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで色々あったがこんにちは氷川真昼です。現在放課後ヒャッハァァァァしようと思ったらバンド練終わった紗夜に捕まってポテイトのあるMドゥ⤴︎ナルドに来てます。

 

「紗夜〜俺家で食いたいからお持ち帰りにしよーよー」

 

「駄目です。ここで食べるからこそポテイトの美味しさを味わえるのです」

 

出ました、駄目です(無慈悲)。こうなった紗夜は隕石が衝突しようと動かない。

いや流石に動けよ

 

「ご注文は?あ!紗夜ちゃん!」

 

「こんにちは丸山さん」

 

あの紗夜が話しかける知り合いがいるだと!?

 

「アルバイトとは感心ですね頑張ってください」

 

「はい!ありがとうございます!ではご注文はどうなされますか?」

 

「チキンビックマック2つとポテトLLLLを2つとオレンジジュース4つお願いします」

 

「ポテトLLLL2つにオレンジジュース4つですね!!ソースはどうしますか?」

 

「デミグラスソースとバーベキューソースとマスタードと明太マヨソースお願いします」

 

おいおい……まじかよォ……

 

「はい!ありがとうございます合計で2562円です!」

 

「分かりました」

 

「まて、ここは俺が払う」

 

「いや、私が払いますよいつもお世話になってますし」

 

と財布から札を出そうとした瞬間

 

ピッ!

 

「はい支払い完了〜wwざまぁ〜www」

 

「…………」

 

「さ、紗夜ちゃん落ち着いて……」

 

「ダークエンペラーブラッドヴァミュードブライトニングデストロイサンダルフォニアニヒレーションエスクワイアデストルクシオントタルバースト(物理)」

 

「ヴェェェ!?グハッ!?」

 

あこが乗り移ってた...

 

一件落着

 

 

 



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