紅魔の末妹 (月ノ輪球磨(片翼))
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一章 片翼の天使誕生編 1話 誕生と幽閉

初投稿です
低クオリティなので生暖かい目で見ていって下さい(´・ω・`)
その話によって視点が違うのご了承下さい
今回はレミリア視点
一応は毎週投稿を心掛けています。



「名前、何にしようか」

「何にしましょう…」

「そうだユーナにしよう、ユーナ・スカーレット」

お父様とお母様が2人目の妹の名前を決めていた、ユーナ、か…

新しい家族が増えるのは良いことだ、私にとって愛しの妹が増えるのだ悪いことのはずが無い。

そんな事を考えながらまだ幼いフランと一緒に遊んでいた。

 

そして、2人目の妹、ユーナが生まれてくる日がきた。

生まれてきた子は、ユーナは羽が左側片方しか無かった、羽は吸血鬼にとってとても大切なものだと言うことは、お母様から聞いていたがそれでもかまわなかった羽が左側片方であっても、私の妹には変わらないのだから。

 

 

ユーナが生まれて1年経った、そんなある日…というかここ最近ずっとなのだがよくユーナが寝床から脱走するようになった、家族全員が頭の上に?が浮かぶ何故ならユーナの寝床はユーナがベッドから落ちないように少し高めの柵が付けられているからだ、生まれてまだ、1年しか経っていない幼子がこえられる高さでは無い、だから脱走しないように見張ることにした、というか見張るというより気になったのだ、どうやって脱走しているのか、まだ1年しか経っていないのに飛べるとでもいうのだろうか?そもそもユーナは片翼だ飛べるのか?

 

レミリア「お母様…ちょっとユーナを見てるね」

母「そうしてくれると、有難いわ最近脱走ばっかりして探すの大変だったから頼もうと思ってたから、ちょうどいいわ」

レミリア「うん!じゃあ行ってくる!」

 

そう言ってユーナを見張りにユーナのベッドがある部屋に向かう。

が、しかしもう、脱走されていた。

 

レミリア「え?早過ぎない?見つけてベッドに寝かせたの30分前だよ!?」

 

また…探さないと、どこに言ったんだろう…いつも変なところいるから全くどこに行ったのか分からない…地下だったり、食糧庫だったり謎が多い…

そうして探そうとした時、1人のメイドに抱えられたユーナが部屋に入って来た

 

レミリア「…ユーナどこにいたの?」

メイド「…私の私室です、お嬢様」

 

何でまた、そんな所にと言うかどうやって扉を開けたのよ…

そうだ…フランと一緒に見てよう2人で見張れば見逃さないはず。

そうと決まればフランに聞きに行かないと。

 

コンコン

レミリア「フランいる?」

フラン「いるよお姉様!」

 

そう言って、扉を開けると同時に飛び付いてくるフラン。

うん、可愛い

 

フラン「ところでお姉様どうしたの?」

レミリア「ユーナの脱走が酷いから一緒に見てようと誘いにきたの」

フラン「ユーナの脱走か…わかった一緒に見てよう!私もどうやって脱走してるのか気になってたし」

 

そうと決まれば、早速またユーナの部屋へ直行だ!

急がないとまた脱走する!

 

部屋に着いた、幸いまだユーナは脱走していなかった、脱走して動き回ったからか眠っていた。

 

フラン「ユーナ寝てるね」

レミリア「そうね、ちょうど良いしこのまま見てようね」

フラン「うん!」

 

おっと、ユーナが起きたようだ…早くない?起きるの?

まあ、いいか…これでどうやって脱走してるのか分かるし

 

そして、ユーナがこちらに気がついて笑顔ではいはいしてきた。

すると、ユーナはベッドの柵をすり抜けてこっちに向かってきた…

え?どうやって?

 

フラン「ねえ、お姉様…ユーナ今、柵をすり抜けたよね…」

レミリア「そうね…」

 

何がどうなったか分からないままユーナと遊んでから、お母様に報告に行った…

 

レミリア「ねえ、お母様…ユーナの脱走方法わかったよ…」

母「あら?早かったわね、それで?どうやってユーナは脱走していたのかしら?」

レミリア「ユーナは柵をすり抜けてたよ…」

母「あの柵って間を通れるほど広く無かったはずだけど?」

レミリア「そうじゃなくて、柵を貫通…通り抜けてたのよ…」

母「え?」

 

どうやらお母様も、良く分からないようだ…アレなんだったんだろう?

 

そもそも、通り抜ける以前にベッドは床から少し高さがある、それをユーナは器用に足から降りてからこっちに来た…

もう柵いらないんじゃないかな…

 

そんなちょっとした事件から5年たった、もうユーナは喋れるし歩ける。そして、わかった事があるユーナはとてつもなく好奇心旺盛なのだ気になったところには気だついたら行ってるし…

 

ユーナ「レミリアお姉様?」

レミリア「なぁに?」

ユーナ「遊ぼ!」

フラン「遊ぼ!」

 

いいか、可愛いし…

 

そんなある日事件が起こった

人間が館に攻めて来たのだ

まあ、それ自体は日常茶飯事なのだが、その時に何とか館に忍び込んでいた人間にユーナが良く遊んでもらっていたメイドが怪我をさせられた。

その事に、怒ったユーナがその人間を消しとばしたのだ

それは、妖力による攻撃や腕力より打撃では無く

ユーナがその人間に触れた瞬間に跡形もなく消滅した。

 

この事がキッカケでユーナは地下に幽閉される事になった。

余りにも危険過ぎるが故に…

もちろん、私やフランは反対したが他の者が危険過ぎると恐れたが故にお父様に地下に送られた。

 

レミリア「何でユーナを地下に幽閉したの!」

父「ユーナの能力は危険だからだ…」

レミリア「ユーナの能力?」

父「ああ、お前の母の能力である「鑑定する程度の能力」によって分かった事だが、ユーナの能力は「やりたい事をやる程度の能力」だ」

レミリア「やりたい事ををやる程度の能力?」

父「そうだ、つまりユーナがやりたいと思った事をユーナが出来てしまう力だ」

 

その事件から50年たった

私は、お父様やその眷属と共に狩りをする様になっていた、勿論フランも一緒に、そしてこの50年でフランの能力も分かった

「ありとあらゆるものを破壊する程度の能力」

この能力も相当に危険な能力なのだが、ユーナの事もありお父様やお母様はフランの能力をコントロールする事を教えてたりなどした。

おかげで、フランは今まで通り一緒にいる。

 

フラン「お姉様…ユーナ今頃どうしてるだろうね…」

レミリア「そうね、今日の狩りが終わったら地下に行ってみようね」

フラン「うん!そうだね!」

 

余談だが、何故か危険と言う割にはユーナに会うために地下に行く事は禁止されていなかった、いや禁止はされていないが、行く事に注意される程度と言った方が正しいか

 

館に帰ってきてフランと一緒に地下へ向かう、地下は本来なら私達がイタズラなどをして怒られた時に使われるお仕置き部屋があったり、倉庫として使っていたりと余り来ることが無い、ユーナに会うにも、ここ50年は狩りを覚えたり妖力を使う練習をしたり、能力をコントロールを本来覚えたりで忙しくやった来ることができた。

 

フラン「レミリアお姉様、ユーナの所遠すぎない?」

レミリア「そうね、ユーナが幽閉されている部屋はとても深い所には作ったと言ってたわ、お父様が」

フラン「ふーん、何で?」

レミリア「ユーナが好奇心旺盛なのと同時に飽き性だったからだと思うわよ?地下深くに作れば同じような道が続くでしょう、そしたらユーナが途中で飽きて出てこないと思ったから、所詮は”多分”の範疇だけど」

 

そんな話をしているうちにユーナの部屋についた、地下に入って1時間以上も降っていたので戻るのも一苦労だ…

 

コンコン

レミリア「ユーナ入るわよ」

 

部屋に入るとユーナは50年前よりも少し成長した姿で頭に?を浮かべていた

 

ユーナ「??」

レミリア「?」

フラン「?」

 

レミリア「どうしたの?」

ユーナ「誰?」

フラン「え?」

レミリア「えっと、忘れたの私たちのこと?」

ユーナ「えーと、ちょっと待って、ちょっとだけ」

 

えぇ50年で忘れられたの?妹に?なにそれかなりショック

隣を見るとフランもそんな感じのようだ

 

ユーナ「あっ、分かった!」

レミリア「やっと、思い出したの?そう私達は貴女の…」

ユーナ「たまに此処にくる人の友達でしょ!」

フラン「違うよ!誰それ!」

ユーナ「あれ〜違うの?」

レミリア「貴女の姉よ…」

ユーナ「あっそうかお姉様達だ!」

 

何はともあれ、元気そうで何よりだ。

 

フラン「ねぇ、そのたまに此処にくる人って誰?」

ユーナ「八雲なんちゃらって人だよ」

 

なんちゃらって…ユーナは人の事を覚えるのが苦手なのだろうか…

八雲か、覚えておこういつか会うかもしれないし…

 

フラン「なんちゃらって…」

ユーナ「そんなことより遊ぼう!」

レミリア「此処で?」

ユーナ「そう!何して遊ぼうか!」

フラン「此処で出来る事ってあんまり無いよね…」

ユーナ「そんな事ないよ!広いし、ボールあるし、人形もあるし、ダーツだってあるし…etc」

レミリア「遊び道具なら私達より持ってそうね」

フラン「そうだね…」

ユーナ「じゃあ、何しようか!」

 

ダーツとかなら、私達もやった事あるからそれなりに遊べそうだ

 

レミリア「ダーツにしましょうか」

ユーナ「ダーツだね、分かった!」

フラン「ユーナは楽しそうだねぇ」

ユーナ「うん!楽しいよ、久しぶりにお姉様達と遊べるんだもん!」

レミリア「そう言う割には忘れてたわよね」

ユーナ「うぅ、いいじゃん!そんな事よりダーツだよ!」

フラン「よくわないよ!」

レミリア「ユーナは、ダーツのルール知ってるの?」

ユーナ「知らないよ?」

レミリア「知らないのね…」

 

いつも遊ぶ時どうしてたのよいったい…

 

ユーナ「いつもは、ただ真ん中に当たるだけだよ?」

フラン「ルールを教えてからだと長いし、簡易ルールでやろう!」

レミリア「そうねぇ、5本投げて誰が1番真ん中に近く当てられるか競うことで良いんじゃないかしら?」

ユーナ「それにしよう!」

フラン「じゃあ誰からやる?」

レミリア「くじ引きとかでいいんじゃないかしら?」

フラン「くじあるの?」

ユーナ「あるよ!」

フラン「あるんだ…」

 

適当に言ったけどくじあるのね、あれって遊び道具ですら無いのに…

 

くじ引きの結果

フラン:1番

レミリア:2番

ユーナ:3番

 

フラン「私からだね、じゃあ行くよ!」

 

フランの1投目は中央から大きくそれて1番外側の下に刺さった。

続いて2投目、3投目、4投目と投げて最後の1投でようやく中央に刺さった。

外しはしないもののまずまずの成績だった。

 

フラン「う〜ん、難しい…」

レミリア「じゃあ次は、私ね」

ユーナ「お姉様頑張って!」

 

私の1投目は中央に刺さった、続いて2投目は中央から少しそれてその上へ、3投目と4投目も少し中央からそれ、最後の1投目は中央だった。

 

ユーナ「おぉ、レミリアお姉様すご〜い!」

レミリア「これでも、槍を使うんだからこれくらいは、ね」

フラン「負けた…」

ユーナ「最後は私だ!」

 

ユーナが投げた矢は全て中央に刺さった…

すごい…

まあ、それもそうかユーナはやりたい事をやれるつまり中央に当てたいと思えば矢は中央に当たるのだ

 

フラン「ユーナ凄い!」

レミリア「さすがねぇ」

ユーナ「やったね!」えっへん

 

ダーツが終わり、トランプやらをして遊んでかれこれ2時間が経過していた。

 

レミリア「じゃあ、そろそろ帰るわね」

フラン「えぇー、もう帰るのぉ?」

ユーナ「えぇー」

レミリア「仕方ないでしょ、そろそろ寝る時間になるんだから」

フラン「うぅ」

レミリア「それに、此処から帰るのに1時間も上がらないといけないもの」

フラン「そっかぁ、じゃあね!ユーナ!」

ユーナ「うん!バイバイ!お姉様達!」

 

そして、1時間かけて地上に戻ってきた、お母様に少し怒られた…

もう少し早く戻って来なさいって…

それにしても、ユーナずっと楽しそうだったなぁ…

 

私の記憶の中のユーナはずっと笑っていた、愛嬌のあるその笑顔を、ユーナはずっと絶やさなかった、たった1回の例外を除いて…いや

その、例外すらもユーナはいつもの愛嬌のある笑顔ではなく

冷たく狂ったような笑顔をもってやってのけた

そんなユーナを私は少し怖く思っていた

 




ユーナ・スカーレット
能力:やりたい事をやる程度の能力
容姿:左側だけの黒い天使のような翼
黒髪のサイドテール
目は紅い
フランのドレスの黒いカラーバリエーション
ナイトキャップ無し
性格:とても優しくで、遊ぶことと話す事が好き
好感度
父:覚えてない
母:覚えてない
レミリア:とても好き
フラン:とても好き
メイド達:たまに話し相手になってもらっているから好き
八雲なんちゃら:よく分からないけど嫌いでは無い
好きな食べ物:これまで食べてきたものは嫌いでは無いのだがどこか
合わないと思っている
嫌いな食べ物:メイド談だが本人曰くゲテモノ以外は食べられるらしい


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2話 魔術と強襲

今回はフラン視点
気分で投稿が早くなるんだよ٩( ᐛ )و



昨日はお姉様とユーナに会いに行った。

正直、私は1人で何回かユーナに会いに行っていたりするから

私は、ユーナとは久しぶりでは無いそれなのに忘れられてたのは

凄いショック!ユーナって人の名前というかその人(人では無い)の存在を覚えるのが苦手なのだろう…うん、そう信じよう…

 

フラン「はぁ、もうちょっと会う頻度を増やそうかなぁ…流石に毎回毎回会うたびに忘れられるのは心にくる…」

 

そう言えば、ユーナの幽閉されてる所までの道のり、長くなってなかったかなぁ

前に行った時は1時間もかからなかったのに…何でだろう?

そうだ、お母様に聞いてこよう!何でか知ってるかもしれない!

 

コンコン

フラン「お母様、入っていい?」

母「どうぞ、入って来てフラン」

ガチャ

母「どうしたの?フラン」

フラン「んっとね?昨日はユーナの所に行った時ね、前に行った時より道が長くなってたの、お母様何でか知らない?」

母「そうなの?」

フラン「うん」

母「うーん、分からないわねぇ、ユーナの事は私はほとんど関与出来ていないのよ…」

フラン「そうなんだ…じゃあ、お父様に聞いてくるね!」

母「そうしなさい、あの人なら知っているでしょう」

 

そうと決まれば早速、お父様に聞いてこよう!

 

フラン「じゃあ行ってくるね!」

母「ええ」

 

そう言えば、お父様ってこの時間はどこにいるのかなぁ?

書斎かなぁ?よし!まずは書斎に行こう!

 

レミリア「あら?フランそんなに急いでどうしたの?」

 

うわぁ…こんな時にお姉様…実は何回かユーナに会いに行ってたのがバレたら色々言われそうだなぁ…

 

フラン「えっ?そっそんなに急いで無いよ!?」

レミリア「ふーん、まぁいいわ」

フラン「そう?じゃあね!お姉様」

 

バレたかな?バレてそう…まぁ何か隠してるくらいにしか考えてないでしょ、うん

 

そんな事を考えているうちに書斎についた

 

コンコン

フラン「お父様、いますかぁ」

父「あぁ、いるよ入っておいで」

ガチャ

父「それで?何の用だい?」

フラン「ユーナの事なの」

父「ユーナの?」

フラン「そう!昨日はユーナの所に行ったのその時にユーナの所に行くのに1時間もかかったの、前に行った時は1時間もかからなかったのに、お父様何でか知らない?」

父「あぁ、あれかあれは魔術でユーナが出ずらくしてあるんだ」

フラン「出ずらく?」

父「そう、ユーナが地上に上がろうとすると少しずつではあるが距離が延びるようにね」

フラン「それってする意味あるの?」

父「普通はあまり意味は無いがユーナは飽き性だからね、途中で飽きて戻って行くからユーナには意味はある」

フラン「ふーん、分かった!じゃあねお父様!」

 

うん!なんかスッキリした!でも前より延びてたって事はユーナは何回か地上に出ようとしたって事だよね、やっぱり暇なのかな?

よし、会いに行こう!

 

———————————————————————————————

やっぱり…また延びてる…ついたらユーナに聞いてみよう…

 

フラン「ユーナ!会いに来たよ!」

ユーナ「あっお姉様達!」

 

ん?お姉様「達」?

 

レミリア「フラン…内緒でユーナに会いに行っていたのね…」

フラン「えーと…これは…そのぉ…」

 

つけられてたのか…怒られるかな…

 

ユーナ「そんな事より!遊んで!」

レミリア「…そうね」

 

助かったぁ…ナイス!ユーナ!

 

レミリア「フラン…話は帰ってからね…」

 

助かってなかったよ…

 

フラン「…そーだ!ユーナ!ここってやっぱり暇?」

ユーナ「そんな事ないよ?」

 

あれぇ?じゃあなんで距離が延びてたのかな?

 

フラン「じゃあ、この部屋から出て何かしてたの?」

ユーナ「うん!探険してたの!」

 

あぁ…それで延びてたのか…

 

レミリア「じゃあ、何しましょうか?」

ユーナ「うーん、何しよう?」

フラン「お話しようよ!」

ユーナ「うん!」

フラン「まずは、可笑しな話だけど、自己紹介からね」

レミリア「本当に可笑しな話ね…」

フラン「仕方ないよ、もう忘れられたくないし…」

ユーナ「うっ…」

レミリア「はぁ、いいわ、私はレミリア・スカーレット貴女とこのフランの姉よ」

フラン「じゃあ次は私だね、私はフランドール・スカーレット、レミリアお姉様の妹でユーナのお姉さんだよ!」

ユーナ「うん!覚えたよ!私はユーナ・スカーレット!」

 

これってユーナの自己紹介いるのかなぁ…まぁいいか

 

フラン「早速だけど、ユーナは何か聞きたい事はない?」

ユーナ「うーん?」

レミリア「能力の事とかどうかしら?」

フラン「能力?」

ユーナ「能力ってなに?」

レミリア「能力というのは、その個人が持つ特有のものか得意なこと、出来る事のことよ」

ユーナ「じゃあ、お姉様達の能力ってなに?」

レミリア「私は運命を操る程度の能力」

フラン「私がありとあらゆるものを破壊する程度の能力」

ユーナ「へー、じゃあ私の能力って何だろう?」

レミリア「ユーナの能力はやりたい事をやる程度の能力らしいわ」

ユーナ「やりたい事をやる程度の能力?なにそれ?なんかお姉様達より弱そう…」

 

そんな事ないんだけどなぁ…

 

レミリア「そんな事ないわよ?ユーナのその能力はとっても強いわよ?」

ユーナ「そうなの?」

レミリア「そうよ」

ユーナ「うーん、じゃあいっか!」

 

いいんだそれで…内容なにも言ってないのに…

 

ユーナ「次はねぇ、お外の事!」

レミリア「外?それはこの地下の外?それとも館の外?」

ユーナ「うーん?じゃあ館の外!」

フラン「館の外って私達もあまり知らないよね」

レミリア「そうね、館の外には狩り以外では出ないし昼間はそもそも出れないからあまり知らないわね…」

ユーナ「そうなの?じゃあねぇ…」

 

その時上の方から大きな爆発音がした

 

フラン「何!?今の!」

レミリア「何かしら戻りましょう!」

ユーナ「私も行く!」

 

いいのかな?それ…

 

レミリア「…分かったわ、行きましょう…」

フラン「じゃあ行こう!」

ユーナ「うん!」

 

———————————————————————————————

更に長くなってる…ユーナが一緒にいるからだよね…

 

レミリア「こんなに長かったかしら?ここって」

フラン「お父様がユーナが出ようとしたら少しずつ延びるように魔術を張ってるっていってたよ」

レミリア「それで…」

ユーナ「うぅん」

 

ユーナがなんか眠そうにしてる…自由だね…

 

レミリア「眠いの?」

ユーナ「うん…」

レミリア「じゃあ私がおぶってくから少し寝てていいわよ?」

ユーナ「うん…」

 

お姉様がユーナをおぶると、身長がたいして変わらないからか違和感が凄い…

 

レミリア「じゃあフラン、急ぐわよ」

フラン「うん!お姉様!」

 

———————————————————————————————

やっと地上についた…これだったら単純に出れなくする魔術を張って欲しかったよ…地上につくまでに2時間もかかった…

 

レミリア「なにこれ…」

 

そこには、血塗れで倒れるメイドがいた

 

フラン「どうしたの!」

メイド「あぁ……お嬢様方…今この館は人間の襲撃を受けております…」

レミリア「襲撃ですって!でもお父様やその眷属がいたでしょ!」

メイド「人間の中にヴァンパイアハンターがいたようです………」

 

そういってメイドは息を引き取っていった

 

フラン「お母様やお父様は大丈夫かな…」

レミリア「…行きましょう、きっと大丈夫よ2人ともとっても強いもの」

フラン「そうだよね…」

 

館の中には何人ものメイドが死んでいた…そして大広間についた…

 

レミリア「お父様!お母様!」

 

勢いよく扉を開け、そこに広がっていたのは…血…血…血

大量の人間の死体…眷属の死体

そして、お父様とお母様の死体…

 

ハンター「生き残りがいたか」

レミリア「お前が!」

フラン「コロス」

ハンター「やれるものならやってみなこの蝙蝠風情が」

 

そういえば、ユーナはどこに行ったんだろう…大広間に来た時にはしっかりお姉様におぶられていたはずなのに…

 

ユーナ「あなたはだぁれ?」

 

あれ!?ユーナがヴァンパイアハンターの後ろにいる!?

 

ハンター「あ?お前も吸血鬼かじゃあお前も殺してやる!」

ユーナ「?」

 

ヤバイ!助けなきゃ!

 

その時ヴァンパイアハンターは持っていたナイフを振り上げた

 

間に合わない!もっと早く!

 

すると横を凄い突風が吹いた…

 

風?…ここは屋内だよ?

 

ヴァンパイアハンターが振り下ろした銀製のナイフはユーナではなくレミリアを斬りつけていた

 

ユーナ「お姉様?」

レミリア「…大丈夫かしら?…」

フラン「お姉様!」

ハンター「まぁいい、死ぬ順番が変わるだけだ」

フラン「レーヴァテイン!」

 

これなら間に合う!

 

すると、レーヴァテインが当たる前にヴァンパイアハンターは消え、背後に回られていた…

 

フラン「そんな!」

 

背中が熱い…斬られたのか…意識が飛びそう…痛い…痛い

 

レミリア「…フラン!…」

ハンター「そんなものが当たるものか」

ユーナ「ナニヲヤッテイルノ?」

ハンター「なっ!」

 

ユーナから発せられたその声は地下で話していた時よりも冷たかった

その声が聞こえた瞬間、ヴァンパイアハンターのナイフを持っていた方の腕が有り得ない方向にバキバキに折れていた…

 

一体なにが?ユーナがやったの?あんな動きが出来る人間に近づき攻撃をした?

 

ユーナ「そんな事したらダメなんだよ…そんなことをするあなたに私が罰を与えるよ…」

 

そう言った、ユーナの手にはヴァンパイアハンターのナイフを持っていなかった方の腕が掴まれていた

いや、腕「だったもの」が掴まれていた

 

ハンター「何!?いつの間に!?」

ユーナ「次は右脚だよ」

 

その瞬間、黒いモヤのような大剣を精製してヴァンパイアハンターの右脚を跳ね飛ばした…

 

ハンター「アァァァ!!どういう事だ!この俺が!全く見えないほどの速さなど!クソ!ここは何としても逃げなければ!」

ユーナ「ダメだよ、悪い事をしたらしっかり罰は受けないと…それに逃がすわけないでしょ…次は逃げられないように左脚もだよ」

 

次はまた黒いモヤのようなものが大剣から槍に変わり左脚を貫き床に留められる…

 

ハンター「クソ!クソ!!クソ!!!」

ユーナ「うるさいよ…最後にそのうるさい頭をモイデアゲルヨ」

ハンター「ああぁ来るな!」

 

折れた腕で床を這うように逃げようとするが左脚を槍で床に留めているため逃げられない

近づいて来たユーナに体を踏みつけられ骨が軋む音たて、ユーナに頭を両手で掴まれてねじきるようにもいだ…

 

ユーナ「あっお姉様!」

 

ユーナやお姉様が何か言ってるのが聴こえる…ダメだ聴き取れない

大丈夫かなこれ死んじゃわないかな…凄く痛いし視界も霞む…

 

頭を持ったままこちらに駆け寄ってくるユーナを見ながら私は意識を手放した…




今回の襲撃での死傷者
父:死亡
母:死亡
眷属:全滅
レミリア:軽傷
フラン:重傷
メイド:半分以上が死亡、残りが重軽傷
攻めて来た人間:全滅
ヴァンパイアハンター:右手粉砕骨折、左手断裂、右脚切断、左脚大きな穴、肋骨や背骨にヒビ、内臓損傷、頭部断裂により死亡

ユーナ激おこ回でした…


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3話 幻想郷と紅美鈴

3話目にしてやっと主人公視点
キャラ設定上主人公視点が作りづらい(メタ発言)
ユーナ視点だと、ユーナがあまり考えるタイプじゃないから会話が多くなって見づらくなってしまった…


フランお姉様が大怪我をしてしまった。どうしよう…

治せないかな?

 

そう頭の中で考えた瞬間、フランの右肩から左脇にかけて出来ている大きな傷が治り始めた

 

ユーナ「あれ?治ってる?」

レミリア「…そんな事も可能なのね…」

 

何でかな?吸血鬼の特性かな?まあ、いいか!治れば!

 

ユーナ「お姉様!フランお姉様!起きてぇ!」

フラン「うるさいよ!何度も言わなくても聞こえてるよ!」

ユーナ「えぇ〜、1回しか言ってないよ…」

フラン「てっあれ?治ってる?」

レミリア「そうみたいね…」

 

何でお姉様が驚いてるのかな?

 

レミリア「一応言っておくわ、フランの怪我が治ったのは吸血鬼の特性では無いわよ」

ユーナ「そうなの!?」

レミリア「地下で話したユーナの能力」

ユーナ「私の能力って怪我を治す能力なの?」

レミリア「やりたい事をやる程度の能力だから別に怪我を治す事だけではないのよ」

ユーナ「へぇ〜よく分かんないや」

レミリア「…じゃあ、あの男を殺した時ユーナは何をしたのよ…」

ユーナ「近づいてから攻撃しただけだよ?」

レミリア「…じゃあ、あの黒いモヤは?」

ユーナ「?」

 

確かに、何だろうアレ?黒いモヤモヤが剣になったり槍になったりしてたなぁ、何だったんだろ?

 

レミリア「はぁ、もういいわ、まだ時間はたっぷりあるし能力の事はまたそのうち覚えましょう」

 

なんか呆れられてしまった…やりたい事をやる…文字通りなのかな?

 

フラン「そう言えばお姉様も怪我してたよね」

レミリア「そうね、ユーナを庇った訳だけど、庇っただけで受け身をとっていなかった訳ではないからフランよりは軽傷ね」

ユーナ「なら!私が治すよ!フランお姉様には出来たんだもん、大丈夫だよね!」

 

えっと?どうやって治したんだっけ?あっ、そうだ治せないかなって考えたら治ったから、治るように考えれば良いのかな?

 

ユーナ「じゃあ治すね!」

レミリア「えっ、えぇ」

 

すると、フラン同様にレミリアの傷も治っていった

 

ユーナ「やった!成功だ!」

レミリア「えっ、せっ成功!?実験だったの!?」

ユーナ「そうだよ!」

フラン「うわぁ」

 

?何がいけないのかな?

 

レミリア「まあ良いわ。それよりこれからの事よ、お父様やお母様が亡くなってしまったから、これから私が当主になるんだし…」

ユーナ「おぉ〜当主!って何?」

フラン「とりあえず、この館で1番偉いってことでしょ?」

 

へぇ〜レミリアお姉様が1番偉いのか〜

 

レミリア「これからどうしましょう…まず、メイドの治療かしらね」

フラン「そうだね…何人生き残ってるかな…」

 

私は何しようかな?

 

レミリア「ユーナも手伝ってね」

ユーナ「うん…」

 

また能力使うのか…練習になるしいっか

 

レミリア「じゃあ始めるわよ」

フラン・ユーナ「お〜!」

 

———————————————————————————————

 

レミリア「これであらかた終わったわね」

フラン「ふぅ〜疲れた〜」

ユーナ「う〜ん」

 

眠くなってきたな…眠い…zzz

 

レミリア「ユーナ?」

フラン「あっ寝てる…」

レミリア「寝すぎじゃないかしら…」

 

———————————————————————————————

 

紅魔館襲撃から400年

レミリアは当主としての立ち振る舞いを覚え仕事をしフランに手伝ってもらいながら紅魔館を再建した

 

レミリア「もう400年ね」

フラン「そうだねぇ、もう400年も経つね」

 

レミリアやフランが仕事をしている間、ユーナはと言うと仕事に関してはなんの戦力にもならなかったため、若干放置されていた…

 

ユーナ「暇…」

 

暇…暇過ぎる…ここ200年くらいでお姉様達に遊んでもらうことが少なくなって凄く!暇!

 

ユーナ「暇だよ…暇過ぎるよ…」

 

あら?じゃあお話ししましょ?

 

ユーナ「だぁ〜れ?」

八雲なんちゃら「400年以上ぶりね」

ユーナ「え〜と、誰だっけ?」

 

う〜ん、誰だっけ?

 

ユーナ「あっそうだ!八雲なんちゃらだ!」

八雲なんちゃら「なんちゃらって…紫よ、ゆ、か、り」

ユーナ「へぇ〜紫って言うんだ」

紫「最初にも言ったはずよ…」

 

そうだっけ?まあ400年も前の事だし、忘れてても良いよね

 

ユーナ「それで?何しにきたの?」

紫「さっきも言ったでしょ、お話ししましょって」

ユーナ「そうだったね」

 

とは言っても、何を話そう?

 

紫「じゃあ、そうねぇ、幻想郷の話なんてどうかしら?」

ユーナ「幻想郷?」

紫「そう、幻想郷、人と妖怪が共に生きている、私の理想郷よ」

ユーナ「私、人間嫌い…お姉様達を傷つけるの…」

紫「大丈夫よ、幻想郷ではそうそうには、妖怪を攻撃しないわ」

ユーナ「そうなの?」

紫「そうよ、逆に妖怪も里にいる人間を攻撃しない」

ユーナ「幻想郷か…」

 

人間が、攻撃してこない、か…

 

そして、八雲紫が幻想郷の話を始めて2時間がたった

 

紫はよくそんなに幻想郷の話を出来るなぁ

長くない?1つの話題で、2時間…

 

紫「あら?そろそろ時間のようね」

ユーナ「そうなの?」

 

時間ってこの部屋には時計が無いのによく分かるなぁ

 

紫「じゃあね、ユーナ」

ユーナ「じゃ〜ね、バイバイ」

 

そう言って八雲紫は突然開いた裂け目の中に消えていった

 

ユーナ「何だろう今の?」

 

————————————————————————-———————

 

レミリア「そういえば、美鈴やパチェが来てから何年たったかしか?」

フラン「美鈴は50年くらい?」

レミリア「じゃあパチェは100年くらいかしら?」

フラン「もう直接聞きに行けば?」

レミリア「そこまで重要じゃないしいいわよ、ほら仕事をやりましょ、あと少しよ」

フラン「お姉様から話始めたのに、解せぬ」

 

———————————————————————————————

 

ユーナ「美鈴!遊んで!暇だよ!」

美鈴「ユーナ様!?私、今仕事なのですが…」

ユーナ「いいじゃん!門番なんて最近じゃ暇なんだから」

美鈴「そうですけど…」

ユーナ「ほら!美鈴が来た時みたいに遊ぼ!」

美鈴「あの時は遊んでいたわけではないのですが…」

 

違ったの!?じゃあ何だったんだろ…

 

それは50年前

美鈴が修行の旅で訪れた街である噂が広まっていた、それは

《森の先にある館にはとてつもなく強い吸血鬼がいて満月の夜に人を襲っている》

というものだった

 

美鈴「吸血鬼ですか…そういえばまだ吸血鬼に会ったことありませんね…それにとても強いようですし、是非手合わせして貰いに行きましょうか」

 

そうして、美鈴は街はずれにある森に向かった

 

美鈴「そろそろですかね、館が見えてくるのは…あっ、あった」

 

そこには真っ赤な館がそびえ立っていた

 

美鈴「では、早速…すみません!誰かいませんか!」

 

少しして、門の扉が開き中から黒髪サイドテールの子供が出てきた

 

ユーナ「貴女はだぁ〜れ?」

美鈴「紅美鈴と申します!街で噂になっている吸血鬼とお手合わせして貰いたく参上しました!」

 

オテアワセ?なんだろ?遊びかな?

 

ユーナ「いいよ!オテアワセしてあげるよ!」

美鈴「えっと、貴女が吸血鬼?」

ユーナ「そうだよ!ユーナ・スカーレット」

美鈴「では!是非手合わせを!」

 

そういって美鈴は距離をとって構えた

 

オテアワセってどんな遊びだろ?美鈴はちょっと離れてなんか構えたから、私も離れて構えるべき?でも構えなんて私ないし…いっか離れるだけで

 

美鈴「では始めます!」

ユーナ「ど〜ぞ」

 

美鈴は拳を突き出し美鈴の最速をもって突っ込んできた

だがその拳がユーナに当たる事はなく空をきっていた

 

美鈴「な!?躱した!?」

ユーナ「?」

 

美鈴が凄いスピードで突っ込んで来た…そうかこれがオテアワセか!じゃあ次私か!

 

ユーナ「次私だね!」

 

すると、美鈴の視界からユーナが一瞬消え、次の瞬間美鈴は腹に激痛を伴いながら後ろに吹っ飛んだ

 

美鈴「っ…一体何が…」

ユーナ「わーい当たった!当たった!次美鈴ね!」

美鈴「くっ!」

 

それから美鈴の攻撃は躱されて(すり抜けただけ)は吹っ飛ばされを繰り返し、最後はその場に倒れ伏した

 

ユーナ「あれ?もう終わり?」

 

ここに放置は可哀想だから館に入れてあげよう、そうしよう!

 

レミリア「ん?誰よそれ?」

ユーナ「美鈴だよ!外で遊んでもらったの!なんでもオテアワセって遊びなんだって!」

レミリア「お手合わせ?」

ユーナ「そうだよ!面白かった!」

レミリア「そう、で何で連れてきたの」

ユーナ「こんな寒空に放置は可哀想だから連れてきたの」

 

連れてきたらダメだったのかな?

 

レミリア「そう、今度は1回私かフランに言ってから館に入れるようにしなさい」

ユーナ「はーい」

 

さて、美鈴どうしよう?私の部屋でいいのかな?

 

紅魔館襲撃時に地下から出てきたユーナはまた地下に戻るのが面倒という理由で普通に館で暮らしている、それと、襲撃の為か術者が死んだ為か地下の魔術は解かれていた

 

ユーナ「美鈴!起きて!遊ぼ!」

美鈴「う〜ん」

 

ダメだ起きない、気絶してからそんなにたってないからかな?

う〜ん暇だけど、美鈴が起きるまで待つしかないかぁ

仕方ない、私も寝よう

 

それから30分後

 

美鈴「あれ?ここは?」

ユーナ「すーすー」zzz

美鈴「ユーナさん?寝てる…ユーナさん起きてください」

ユーナ「うん?あっ起きたんだ美鈴!」

美鈴「えぇ、で、ここはどこですか?」

ユーナ「館の中だよ、そんな事より遊ぼ!」

美鈴「えぇ…まだ体中痛いのですが…」

 

う〜ん、やり過ぎたかな…

 

美鈴「ですから、治ったら遊びましょう」

ユーナ「うん!」

美鈴「それと、この館で雇ってもらえないでしょうか」

ユーナ「それは私に言われても決まらないよ…」

美鈴「では、誰に言えば…」

ユーナ「私のお姉様だよ、当主なんだって」

美鈴「せっかくですので、今雇ってもらえるか聞いてきましょう」

ユーナ「そうだね!」

 

美鈴の事雇ってくれるかな?レミリアお姉様

雇ってくれたら、美鈴ともっと遊べるんだけどな

 

———————————————————————————————

 

レミリア「で、貴女はこの館で働きたいと?」

美鈴「はい!」

レミリア「雇うことは別に問題じゃないんだけど…何させようかしら…メイド?」

美鈴「では、門番とかどうでしょう!この館には門番が居ませんし」

レミリア「それがいいわね、そうしましょう」

 

美鈴は雇ってもらえたって事かな?

 

レミリア「それでユーナ、ちょっとこの部屋から出てもらえるかしら」

ユーナ「えぇ〜何でさ〜」

レミリア「これから大事な話があるからよ」

ユーナ「わかったよ…」

 

大事な話って何だろう…

 

レミリア「…で、美鈴はユーナと戦ったのよね」

美鈴「はい…ですが遊ばれて終わった感じです」

レミリア「でしょうね、あの子はこの館で1番強いもの」

美鈴「そうなんですか!?」

レミリア「1番強いけど、1番抜けてるのよ、どっか、だから多分、手合わせの事ちゃんと理解してないと思うわよ」

美鈴「えっでも、ちゃんと攻撃してきましたよ!」

レミリア「それは多分そういうものとして理解して行った行動よ、それに、あの子が本気で攻撃したら即死するわよ…」

美鈴「えっ!?ユーナさんってそんなに強いんですか!?」

レミリア「ユーナは、もう強さとかいう次元じゃないわよ」

美鈴「そんなに…」

レミリア「ユーナの能力は[やりたい事をやる程度の能力]ユーナがやりたい事をユーナがやるただそれだけ、だから、美鈴を殺そうとすれば触れられただけで死ぬ」

美鈴「遊びと解釈されて助かりました…」

レミリア「そうね、試合と言って、死合と解釈されたら死んでたわね」

美鈴「危なかった…」

レミリア「何が言いたかったかというと、ユーナと接する時は気をつけなさい」

美鈴「はい…」

レミリア「じゃあ、明日からこの紅魔館の門番として働いてちょうだい」

美鈴「そうさせて頂きます」

 

大事な話が終わったみたい、じゃあ早速

 

ユーナ「遊んで!美鈴!」

美鈴「勘弁してください…」




ユーナ・スカーレットの認識と能力詳細
レミリア→1番上の姉、当主
フラン→1つ上の姉
美鈴→門番、遊び相手
紫→よくわからない人、幻想郷大好きウーマン
パチュリー→レミリアの友達、遊び相手
小悪魔→遊び相手

パチュリーと小悪魔はまだ未登場だけど次回登場!

能力詳細
やりたい事をやる程度の能力
基本的には文字通りだが『治す』『殺す』などの相手に干渉するものは直接触らなければならない
しかし、ボールなどを『当てたい』はボールへの干渉のためほぼ必中
この能力には自己防衛も備わっている、つまり害意ある攻撃はすり抜け当たらない 愛ある拳は防ぐすべ無し!!
隠れんぼをすれば『見つかりたくない』により限りなく気配が薄く見えなくなる 隠れんぼ最強!!こいしかな?
最後に、そこに『行きたい』場合、ワープではなく移動が速くなる
もし、途中に障害物があればすり抜け貫通する

うん、チートだね


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4話 魔法と能力

1週間投稿とは一体何だったのか…
今回はパチュリー視点
正月って忙しいね


私がこの紅魔館に来てもう100年位になるのかしら、ここの図書館は凄く気に入っているしレミィにも良くしてもらってるから、何の文句も無い…無いのだが…

 

ユーナ「パチュリー!遊ぼー!」

 

これだ、ここに来てからこのレミィの妹のユーナ・スカーレットに度々遊んでとせがまれて魔法の研究の時間が…

 

パチュリー「…何度も言ってるけど、貴女達吸血鬼と遊べる程私の身体は丈夫じゃないのだけど…」

ユーナ「じゃあ、魔法で遊ぼ!」

パチュリー「魔法でって…遊べる様な魔法は無いわよ」

ユーナ「じゃあ作ればいいよ!」

 

魔法を作ればって…自分で魔法を作るのはかなり難しいのにそんな簡単に…でもこの子これで凄く魔力が高く、私よりも魔法に秀でた部分がある

 

パチュリー「魔法を作るって…凄く難しいのよ、いくら貴女が魔法が得意でも作る事は…」

ユーナ「出来た!」

パチュリー「!」

 

それは、小さな光がユーナの周りを大量に展開し、その小さな光が弾ける様に小さな爆発をし、また小さな光を展開する、要は小さい花火を作り続ける本当に遊びの為だけの魔法

 

パチュリー「本当に作った…」

ユーナ「…でも、何かもっと欲しいかな…」

パチュリー「だったら、その小さな光に様々な色を付けたらどう?」

ユーナ「それ良いかも!」

 

結果出来上がったのは、唯々綺麗な小さい花火が出来上がった、この子はどれだけ魔法を極められるのだろうか?

でも、この子は遊ぶ事ばかり考えているから、極める何て事をしないのが残念だ本当に…

 

パチュリー「その魔法に名前でもつけてはどう?」

ユーナ「名前?」

パチュリー「そう、名前」

ユーナ「何で?」

パチュリー「ユーナが作ったんだから名前を付けた方が、この後この魔法の名称になるの、呼びやすいでしょ」

ユーナ「そうだね!何にしよう?」

パチュリー「さっきも言ったけど、貴女が作った魔法なんだから、貴女が名前を付けなさい」

ユーナ「そうだね、じゃあエンドレスフレイムとか」

 

遊びの魔法の割になんか攻撃魔法みたい…

 

パチュリー「良いんじゃないかしら」

ユーナ「じゃあこれで良いね!」

 

本当に、この性格さえ無ければ私よりも凄い魔法使いになるのに…

 

ユーナ「じゃあ、魔法も作ったし遊ぼ!」

パチュリー「…遊ぶ為の魔法じゃなかったのかしら?」

ユーナ「あれ?そうだっけ?」

 

この子は、天才なのにどうしてこうも頭が残念なのか…

 

パチュリー「良いわ、じゃあ一緒に召喚魔法でもやりましょうか」

ユーナ「何それ?楽しそう!」

パチュリー「じゃあ、始めましょうか」

 

さて、召喚魔法の魔道書を取って来ないと

 

———————————————————————————————

 

レミリア「パチェが来て本当に良かったわ」

フラン「…急にどうしたのお姉様」

レミリア「ユーナの遊び相手になって貰ってるから」

フラン「私達が遊び相手になってあげれないし、かと言ってユーナに仕事を手伝って貰うともっと時間が…」

レミリア「本当にパチェをこの紅魔館に呼んで良かったわ」

 

———————————————————————————————

 

レミリア「突然だけど、紅魔館に来ないかしらパチェ?」

 

本当に突然ね

 

パチュリー「紅魔館ってレミィの家よね、どうして急に?」

レミリア「ユーナの遊び相t…紅魔館には沢山魔道書があるし魔法の研究も捗ると思うの、どうかしら?」

 

今、ユーナの遊び相手っていいかけなかったかしら、でも沢山の魔道書か…ちょっといや、かなり魅力的だ

 

パチュリー「そうね、そうしようかしら」

レミリア「じゃあ早速…」

パチュリー「私の荷物はどうするのかしら」

レミリア「あっ」

パチュリー「はぁ、荷物をまとめたら、そっちに行くわ…」

 

まあ、魔法で紅魔館に転送するから正確な位置が分かればそんなに時間はかからないけど

 

パチュリー「じゃあ、紅魔館の正確な位置を教えて貰える?」

レミリア「この近くの街の西門から3キロ行った所にあるわ」

パチュリー「そう、じゃあ2日後の午後に行くわ」

レミリア「2日後の午後ね、分かったわ」

 

そう言って、レミリアはパチュリーの家を後にした

 

さて、荷造り始めましょうか

 

2日後

 

さて、紅魔館は近くの街の西門から3キロね…

よし、転送完了…これが紅魔館…何か凄く目に悪い色してるわね

 

パチュリー「誰か居ないかしら、取り敢えず入りましょうか」

 

ん?あれは…

 

ユーナ「アナタはだぁれ?」

パチュリー「私はパチュリー・ノーレッジ、レミィの親友よ、今日ここに引っ越して来たのよ」

ユーナ「そうなの?あっ私はユーナ・スカーレット!」

 

この子がユーナ…レミィよりも子供っぽい、妹だし仕方ないか

 

ユーナ「レミリアお姉様を呼んでくるね!」

パチュリー「ちょっと待って」

 

行ってしまった…元気ね

 

5分後

 

レミリア「来たのね」

パチュリー「早速、図書館に案内してくれるかしら?」

レミリア「そうだったわね、こっちよ」

 

 

まずは、私は部屋に荷物を置かなければ

荷物は魔法で移動してるから私はそんなに苦労してないけど荷物を移動し続けるのは周りの邪魔になるしね

 

レミリア「ここね」

パチュリー「ここがその図書館、凄いわね」

 

魔道書がこんなに沢山、そして部屋が図書館の隣にあるなんて…

 

レミリア「荷物を部屋に置いたら広間に来て貰えるかしら」

パチュリー「分かったわ、あと広間はどこにあるの?」

レミリア「…私も手伝ってから一緒に行くわ…」

 

一々言うのが面倒になったのね…

 

レミリア「それにしても、荷物少ないわね」

パチュリー「元々あまり荷物は無いし、それにこれからつかわなさそうな物は捨てて来たのよ」

レミリア「荷物整理の終わったし、広間に行きましょうか」

 

 

レミリア「ここでちょっと待っててくれる?みんなを呼んでくるわ」

パチュリー「えぇ」

 

みんなってこの館にはもうレミィの家族とメイド位しかいないのだったかしら

 

レミリア「呼んで来たわよ」

フラン「この人は?」

ユーナ「あっさっきの!」

 

みんなって姉妹しかいないじゃない…

 

レミリア「パチュリー・ノーレッジ、魔法使いで私の親友ね、あと今日からここに住む家族よ」

フラン「宜しくねパチュリー」

ユーナ「ここに住むの?」

 

さっき引っ越してきたって言ったはずよねこの子には…

 

レミリア「そう、地下の図書館の隣の部屋よ」

パチュリー「そう言う事だから宜しくね」

 

———————————————————————————————

 

パチュリー「さて、召喚魔法を始めるわよ」

ユーナ「そういえば召喚魔法って何?」

パチュリー「召喚魔法は使い魔を召喚する事を主に使う魔法で呼んだ使い魔と契約して働かせたりできるのよ」

 

ユーナに対してだったらこんな説明で十分よね

 

ユーナ「使い魔か〜何が来るかな?」

パチュリー「低級悪魔でも呼びましょうか」

 

10分後

 

どうしてこうなった…

 

ユーナ「わーい!こっちだよー!」

小悪魔「待ってくださいよー!ユーナ様ー!」

 

元々この図書館の司書として召喚したはずなのに召喚してちょっとすればユーナの遊び相手になった

 

小悪魔「小悪魔です!こあとお呼び下さい!」

ユーナ「私はユーナ!鬼ごっこして遊ぼ!こあ」

パチュリー「その前に、この子、ユーナは私の親友の妹だから貴女より地位が高いから様付けで呼びなさい、あと貴女の仕事はこの図書館の司書よ」

小悪魔「はい!パチュリー様!」

 

こうして、小悪魔に司書を命じたはずなのに、ユーナの遊び相手となっている…どうしてこうなった

 

ユーナ「次は何して遊ぼうか!」

小悪魔「ちょっと…待って…下さいよ…」

ユーナ「えぇー」

 

もう…司書ってユーナの遊び相手って事でいいか…

 

レミリア「それで、この子は誰?」

 

パチュリーは召喚して司書にしたこの小悪魔を紅魔館の主であるレミリアに紹介する為レミリアとフランが仕事をする書斎に来ていた

 

パチュリー「この子は小悪魔、図書館の司書…ユーナの遊び相手として働いて貰う予定よ」

レミリア「なんか苦労してそうな、パチェ」

フラン「ユーナ…」

 

本当、司書ってなんだろ…

 

レミリア「それで、ユーナは?」

パチュリー「そう言えばどこ言ったのかしら?」

フラン「またか…」

小悪魔「ユーナ様はさっき作った魔法で遊んでくると言ってましたよ?」

レミリア「…さっき作った魔法…あの子魔法を使ったの…」

フラン「流石ユーナ、抜けてるけど天才」

小悪魔「魔法を作るのってそんなに難しいのですか?」

 

貴女本当に悪魔よね、何で知らないの…

 

パチュリー「はぁ、こあ…魔法と言うのは過程を経て結果を成すことよ、新しい魔法を作るって事はその過程を作るって事、そして実際に作るとその過程に色々な不備や矛盾、誤作動が多発して大抵失敗する、今ある魔法は昔の人がその過程でそういった誤作動が起きないように改良に改良を重ねたものなの」

小悪魔「ユーナ様って凄かったんですねぇ」

レミリア「そうよユーナは凄いのよ、そういった魔法や武術はあの子が遊びに使おうとすれば大抵成功するのよ、ユーナの能力によってね」

 

そう言えば、ユーナの能力って聞いてなかったわね、レミィとフランは知っていたけどユーナは自分の能力を深く理解していないせいか自分で話さない、よく分からないから

 

パチュリー「…レミィ、ユーナの能力って何?」

レミリア「やりたい事をやる程度の能力…要はユーナがやりたい事はユーナが何でも出来てしまう、それが魔法だろうが殺しだろうが、ね」

パチュリー「それは…凄い能力ね」

レミリア「でも、相手に干渉することに関しては直接触らないといけないみたい」

パチュリー「そうなの?」

レミリア「そう、だから殺し合いになったらユーナに触られただけで死亡」

 

あの性格でこそ、そんなに危険じゃ無いけどこれが、猟奇的な性格や狂気を孕んだ性格だった場合これ以上に危ない能力はそうそう無さそうね…それはフランの能力もだけど

 

小悪魔「でも、触られなければ…」

レミリア「避けられるわけが無いじゃない…あの能力は自分にも勿論作用するだから、瞬間移動に超高速移動の可能よこっちが見えないし感じ取ることすら不可能なくらいの速度で攻撃してくる」

 

なおの事あの性格でよかったわ

 

レミリア「それにあの能力で知った事は忘れない、今回で言えば魔法ね、その代わりかどうか知らないけれど普段のユーナはとてつもなく忘れっぽいのよ」

フラン「私達の事も忘れてたしね…」

 

そんなに…ますますポンコツね

 

小悪魔「私の事覚えてくれるでしょうか」

レミリア「大丈夫だと思うわよ?遊び相手ならそうそう忘れないでしょう、ユーナは遊びなら記憶力はましな方だし」

小悪魔「遊び相手…私一応司書なのに」

 

その自覚あったのね

 

フラン「ん?でもユーナはあの時黒いモヤみたいな武器を使ってたよね?あれ何?」

レミリア「さあ?それは分からないわ」

 

黒いモヤの武器…

 

パチュリー「それはどんな武器なの?形は?」

レミリア「形はないわ、少なくともユーナの能力で作った武器でしょうけど」

 

形が無い…本当に黒いモヤだけの武器

 

パチュリー「それ、もしかしたら魔法かもしれないわね」

レミリア「魔法?」

パチュリー「多分だけど、無意識で魔法を発動させて武器のイメージが大まかな形だけで細かい形無しに出来上がったものだと思うの」

フラン「そんな事があるの?」

パチュリー「普通は無いわ、けどそれもユーナの能力で何とか出来そうだしね」

 

それ以外だと完全に新しい能力かまだ知らない事があの能力にはあるかのどちらかね

 

一方その頃ユーナは

 

ユーナ「今夜は暖かいなぁ、よしもっと光を大きくして、もっと大きく爆発するようにぃ〜出来た!」

 

その後、大きな爆発音が紅魔館中に響き渡り、小さな花火がただの花火位のサイズになっていた、それも魔法の特性上爆発し続ける為久し振りにユーナはレミリアに怒られた…




ユーナの能力詳細2
この能力で記憶した事は絶対に忘れない魔法の使い方などである
この能力の弱点は本人が寝ている間は発動出来ないこと


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5話 隠れんぼと片翼の天使

フラン視点
これは1週間投稿にあらず1週間以内投稿である!


レミリア「…何でこんなに仕事が多いのかしらね」

フラン「……そう感じてるだけでいつも通りだよ」

 

と言うか、お姉様が美鈴やパチェの話をするから仕事が長引いてるんだけどね

 

レミリア「…あとどの位?」

フラン「…あと1時間もやれば終わるよ、しっかりやれば」

レミリア「……最近、ユーナと遊べて無いわよね」

フラン「…」

 

それを今言うのお姉様…

 

レミリア「折角だしユーナと遊びに…」

フラン「仕事してからね」

レミリア「仕方ない、か」

 

2時間後

 

結局お姉様の休憩やらで時間が掛かった…

 

レミリア「これでやっと終わりね…」

フラン「お姉様がもっとしっかりやればもっと早く終わったのに…」

レミリア「…大丈夫よ、仕事はこれで大方片付いたし当分はゆっくり出来るんだから」

 

何が大丈夫なのかな…

 

レミリア「さて、ユーナと遊びに行きましょうか」

フラン「遊びにって何するのさ…」

レミリア「そうね……そこはユーナが何とかするでしょう」

 

何とかなる訳がない…

 

レミリア「そんな顔しないでよ…」

フラン「お姉様、最近なんかさらに子供っぽくなってない?」

レミリア「そっそんな事ないわよ!」

 

いや、絶対子供っぽくなってる、昔はもっとこう…カリスマ?があった気がする、けど最近はそのカリスマがブレイクしている事が時々ある…ユーナの影響か?

 

レミリア「取り敢えずユーナの所に行きましょうか」

フラン「…そうだね」

 

———————————————————————————————

 

パチュリー「…で、ユーナを探しに図書館まで来たのね」

フラン「うん、ユーナいる?」

パチュリー「そこで寝てるわよ」

 

そこ?どこ?

 

レミリア「どこ?」

パチュリー「ほら、そこの本棚の上」

 

上!?何でそんな所で!?

 

パチュリー「何でかしらね、急に来て本を読んだ後に気が付いたらあの本棚の上で寝てたわ」

フラン「…声に出てた?」

パチュリー「顔に出てたわ」

フラン「…」

 

よし、ユーナの寝顔でも見に行くか

 

レミリア「フラン?どこ行くの?」

フラン「ユーナの寝顔を見に行くに決まってるじゃない」

レミリア「…決まって無いわよ」

フラン「可愛いから良いのよ!」

 

そう!ユーナの寝顔は最近全く見れていなかったんだから!もう100年位見れて無い!

 

ユーナ「…ん?…お姉様?」

 

そん…な…もう起きるなんて…

 

レミリア「…そんなに残念がらなくても…」

フラン「…うぅ」

 

もっと早く図書館に来ていればぁぁ

 

ユーナはレミリア達を視認してからちょっとたって意識がハッキリしたのか笑顔で降りて来た

 

ユーナ「フランお姉様!お仕事終わったの?」

フラン「うん、終わったよこれで当分はゆっくりできるよ」

レミリア「…ユーナ?私は?」

 

お姉様…哀れなり…

 

レミリア「うぅ」

フラン「さあ、気を取り直して皆んなで遊ぼうよ!」

ユーナ「何して遊ぶの?」

パチュリー「それ…私やこあも入ってるの?」

フラン「もちろん!」

 

折角仕事が終わったんだから皆んなで楽しまないと♪

 

小悪魔「パチュリー様…良いのですか?」

パチュリー「仕方ないわよ、フランがこっちの要望を聞く訳ないもの」

 

そんな事ないよ!

 

フラン「……皆んなで出来る遊びってなんだろ?」

レミリア「…勝負事だとユーナの独壇場だしね…」

フラン「…勝負事以外って案外難しいね」

小悪魔「隠れんぼとかどうでしょう!」

フラン「あっそれは…」

ユーナ「それいいね!やろう!」

 

あぁ…隠れんぼに決まってしまった…

 

パチュリー「じゃあルール設定をしてからくじで鬼を決めましょう」

小悪魔「隠れる場所はこの館の中だけとかでしょうか?」

パチュリー「あと、制限時間を2時間にしましょう」

 

ルールがどんどん決まってく…あと誰か忘れてる様な…

 

レミリア「じゃあくじを引きましょう」

 

結果

レミリア

フラン

ユーナ

パチュリー

小悪魔…鬼

 

小悪魔「では、5分待ちますね!」

ユーナ「よーし隠れるぞ!」

レミリア「どこに隠れようかしら」

 

…そうだ!ユーナが幽閉されてた地下室に隠れようあそこなら魔術が止まってるとはいえかなり時間がかかるから1回やり過ごせば時間が大幅に稼げる!

 

5分後

 

小悪魔「…パチュリー様隠れる気無いですよね」

パチュリー「そんな事ないわよ、ちゃんと机の下に隠れてたじゃない」

小悪魔「う〜ん、良いのかな?」

パチュリー「良いのよ、ほらレミィ達を探して来なさい」

小悪魔「…はい」

 

パチュリー発見!

 

小悪魔「次はどこに行きましょうかね…書斎かな」

 

レミリア「(やば!思ったよりも来るのが早い!)」

小悪魔「うん?……ソファの下から羽が出てる…レミリア様羽出てますよ」

レミリア「見つかってしまったわね」

小悪魔「羽が隠れきれてませんでしたしね」

レミリア「くっ」

 

レミリア発見!

 

小悪魔「あとはフラン様とユーナ様か…どこでしょう?」

 

30分後

 

小悪魔「見つからない…地下かな?」

 

小悪魔「地下ってこんなに長かったんですねぇ図書館から下には行ったことがありませんでしたね」

 

フラン「(もう来たの!?)」

小悪魔「ここは確かユーナ様が昔幽閉されてたっていう…」

 

どうしよ!?でっでもここをやり過ごせば!

 

ちなみに、フランはユーナが幽閉されてた地下室の天井にあるシャンデリアの上に隠れている

 

早くいってよぉ…

 

小悪魔「う〜ん見当たりませんねぇ」

 

あっ諦めた?…ふう

 

その時フランの羽の宝石の様なものがシャンデリアに当たった

 

カシャン

 

小悪魔「うん?上?」

 

あっやってしまった!!

 

小悪魔「あっフラン様!そんな所に!」

フラン「くぅ〜こんなはずじぁ」

 

フラン発見!

 

小悪魔「あとはユーナ様…あと隠れる場所なんて…」

 

制限時間5分前

 

小悪魔「もうこんな時間に!ユーナ様どこ!?」

 

制限時間終了!

 

小悪魔「…ユーナ様がいません…」

フラン「まあこうなったか…」

パチュリー「館内のどこかで一回も見てない場所は?」

小悪魔「もう無いですよ…」

レミリア「ユーナが館内で行方不明に…」

ユーナ「いるよ!」

 

…ユーナが急に現れた…一体何処から…

 

小悪魔「ユーナ様一体どこに?」

ユーナ「こあのね、後ろだよ!」

 

小悪魔の後ろにずっといたのに誰にも気付かれ無いほどのステルス…

 

パチュリー「…また能力かしらね」

レミリア「そうでしょうね、大方見つかりたく無いって所かしら」

 

まあ、そうだよね

 

こうしてまたもユーナの能力によりユーナの一人勝ちに終わった

ついでに美鈴は最後まで忘れられていた…

 

———————————————————————————————

 

レミリア「最近全くやって無かったし、稽古でもしようかしら」

フラン「そうだね、最近は人間が襲ってくることが減ったと言っても次が無いわけじゃ無いしね」

 

備えあれば憂いなしって言うしね

 

レミリア「ユーナも誘う?」

フラン「稽古の必要ある?」

レミリア「…そこは気分よ!」

 

それでいいのか…ユーナは稽古に参加してれるかな?

 

ユーナ「稽古?」

レミリア「そうよ、ユーナは私やフランみたいに妖力での武器がないでしょだから稽古でその武器を作りましょう」

 

それならユーナも乗ってくるかな

 

ユーナ「うん!私も作る!」

レミリア「じゃあまずユーナはどんな武器が得意なのかしら?」

ユーナ「う〜ん」

 

そんな武器無しに最強なんだからそんなすぐには思いつかないよね………悩んでるユーナも可愛い!!

 

レミリア「…何をニヤけてるのよフラン」

フラン「はっ!」

 

しまったついつい…

 

ユーナ「いろんなの使って見てからにするぅ」

レミリア「それが良いかもね」

 

それから1時間経った

 

レミリア「で、どれが1番使い易かった?」

ユーナ「剣と槍!」

 

2つ…それも私とお姉様と同じ

 

レミリア「じょあ早速、妖力でその武器の形を形成して」

ユーナ「出来た!」

 

やっぱり一発で出来たか…私は何回も練習したのに…

 

レミリア「まずは剣ね、名前は何にするの?」

ユーナ「う〜ん、図書館でいいの探してくる!」

フラン「じゃあ一緒に行こ」

ユーナ「うん!」

 

パチュリー「また来たのね今度は何?」

レミリア「ユーナの武器の名前を決めにね」

ユーナ「武器図鑑どこ?」

パチュリー「そう言うことね…ここから奥に3番目の本棚が武器関係よ」

ユーナ「わかった!行ってくる!」

 

あぁ、やっぱりユーナ可愛い!!天使なの!?(悪魔です)

 

レミリア「またユーナを見てニヤけてる、フランって何気にシスコンよね」

フラン「そうじゃ無いよ!ユーナがとてつもなく可愛いだけ!」

パチュリー「とうとう隠す事すらしなくなったわね」

 

いいじゃない!可愛いんだから!

 

フラン「ユーナはもはや天使だよ!」

レミリア「私たちと同じ吸血鬼なんだから悪魔でしょ」

パチュリー「でも、ユーナの羽って左側だけの鳥のような羽よね、片翼の天使って肩書きが似合いそうよね」

レミリア「少なくとも悪魔には見えないわね」

 

そうよ!ユーナは天使なんだよ!あっユーナが帰ってきた

 

ユーナ「決めたよ!」

レミリア「何にしたの?」

ユーナ「このダーインスレイブってやつとゲイ・ボルグってやつにした!」

 

おぉ、武器だけ悪魔的、片や再生不能剣に片や即死槍

 

レミリア「武器の能力もその武器通りにするの?」

ユーナ「うん!カッコイイから!」

フラン「ユーナらしいね」

パチュリー「武器が出来たなら使って見れば?ほらこあ、ちょっと切られて来なさい」

小悪魔「嫌ですよ!?再生不能の武器で斬られるなんて!」

パチュリー「冗談よ」

 

パチュリー…冗談にならないよ

 

フラン「じゃあ再生するゴーレムでも作って見れば?パチュリーが」

パチュリー「そうね」

 

出来るの!?割と適当に言ったけどできちゃうの!?

 

パチュリー「じゃあ少し待ってて」

 

5分後

 

パチュリー「出来わよ」

ユーナ「よーし!いっくよー!ダーインスレイブ!」

 

その剣は赤黒い大剣の形をしていた

 

ユーナ「やー!」

 

掛け声が…いい!!

 

ゴーレムは一刀両断され、その場に倒れた

 

レミリア「これ本当に再生するの?」

パチュリー「するわよ、試しにそのゴーレムの腕でも切り落として見れば?」

レミリア「そうね」

 

レミリアはグングニルを出しゴーレムの腕を貫いた

 

レミリア「ちゃんと再生するわね、それも吸血鬼並みに」

フラン「てことは、あの剣で斬られたら私達も危なくない?」

レミリア「危ないでしょうね」

 

ですよね〜

 

パチュリー「次は槍ね」

レミリア「動き回るゴーレムでいいわよね」

パチュリー「そうね」

 

また5分後

 

パチュリー「じゃあやりましょう」

ユーナ「よーし!ゲイ・ボルグ!」

 

もちろん心臓を貫いた

 

フラン「ユーナがさらに最強に…」

レミリア「片翼の天使は最強だった…」




ユーナは最強!
なお、ダーインスレイブは戦闘が終わるまで消せないもよう


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6話 稽古と異名

レミリア視点
何故か毎日投稿に…
レミリアがどんどんカリスマブレイクしていく…


レミリア「結局昨日はユーナの武器の名前付けで終わってしまったわね」

フラン「別に良いんだよ」

レミリア「今日こそ稽古するわよ!」

 

早速ユーナを誘いに行きましょう!

 

レミリア「今日はユーナはどこにいるのかしらね?」

フラン「ユーナはいつも自分の部屋に居ないからね」

 

今日も図書館かしら?最近はよくユーナは図書館にいるしやっぱり最初は図書館よね

 

レミリア「パチェ、ユーナ居るかしら?」

パチュリー「居るわよ、さっき小悪魔の背中にくっ付いてたわよ」

フラン「くっ付いてたって…なんて…羨ましい」

 

フランはもうただのシスコンね…ユーナが可愛いのは分かるけど

 

小悪魔「パチュリー様〜ユーナ様とって下さいよぉ」

パチュリー「気に入られてるんだから良いじゃない」

小悪魔「でもぉ…」

フラン「ユーナぁこっちおいでぇ」

ユーナ「う〜ん、…分かったぁ」

 

こだわりとかは無いのね…

 

フラン「ほらユーナぁ」

 

ユーナはいつも眠そうね…寝られてないのかしら?

 

ユーナ「フランお姉様ぁ…」

 

あっフランに抱き着いた…

 

フラン「ふふふ」ニヤニヤ

 

またニヤけてる…

 

パチュリー「それで、今日は何しに来たの?」

レミリア「?」

 

何しに来たんだっけ?

 

レミリア「あっ、稽古にユーナを誘いに来たんだった」

パチュリー「…忘れてたのね」

 

ちょっとくらいは良いじゃない…

 

レミリア「ユーナ、起きてぇ」

フラン「…そうだね、そろそろ起きて」

 

やっぱりちょっと迷ったわね

 

ユーナ「ん?…稽古?」

レミリア「そうよ、昨日武器の名前を決めたでしょ」

ユーナ「そうだったね…」

レミリア「それで、その武器の扱いに慣れるのよ」

ユーナ「うん…稽古する…」

 

まだ眠そう…大丈夫かしら…

 

フラン「それで、どこで稽古するの?」

レミリア「そうね…夜に庭でやりましょう、それまではユーナの武器の事をもう少し調べましょう」

 

昨日ゲイ・ボルグはちょっと使ってみただけだったし

 

ユーナ「じゃあ、それまでエンドレスフレイムで遊ぶね」

フラン「エンドレスフレイム?」

 

何それ?

 

ユーナ「うん!パチュリーと作った魔法!」

レミリア「そう言えばそんな事も言ってたわね」

フラン「あれ?ちょっと前に外でやってた爆破してたやつ?」

ユーナ「そう!」

 

アレは酷かった、音が大きいし急だったから凄く驚いたし

 

フラン「でも、あれってここでは規模が大き過ぎない?」

ユーナ「大丈夫!元々はもっと小さい魔法なの!」

パチュリー「そうね、元々は蛍火位しか大きさは無かったわね」

フラン「そうなの?」

ユーナ「うん!」

 

もう完全に起きたわね

 

ユーナ「それでね、色々試してたの大きくしたり多くしたり」

フラン「ユーナ、ちょっと見せて」

ユーナ「いいよ!」

 

あの時より本当に小さいわね、それにこのサイズなら攻撃性皆無で綺麗ねぇ

 

フラン「わぁ、綺麗!」

ユーナ「うん!凄く綺麗なの!」

レミリア「本当に綺麗ねぇ」

ユーナ「それでね、次は広くして見ようと思ったの!」

 

広く?どういう事?

 

フラン「どういう事?」

ユーナ「この光を図書館いっぱいにするの!」

 

あぁそう言う事…

 

ユーナ「出来た!」

フラン「おぉ!」

レミリア「凄いわね」

 

あっそろそろいい時間ね

 

レミリア「そろそろね」

フラン「そうだね、ユーナ庭で稽古しよ!」

ユーナ「うん!」

 

レミリア「じゃあ…と言うかユーナは槍と剣でどうやって戦うの?」

ユーナ「う〜ん?槍と剣を使い分ける?」

フラン「その方が良さそうだね」

 

まず、剣からなのね

 

ユーナ「よーし!フランお姉様!」

フラン「うん!やるよ!」

 

元気ねぇ、もうあんな所に…

 

凄い速さですれ違いざまに剣同士が当たり火花が出ていた

 

レミリア「庭と言うよりもう紅魔館の上よね」

 

そう言えば、この時間美鈴は何してるのかしら、まさかまだ門番してる訳じゃ無いわよね?…ちょっと見てこようかしら

 

レミリア「美鈴」

美鈴「あっお嬢様」

レミリア「こんな時間にまだ門番してたのね」

美鈴「はい!日付が変わるまではいつもしてますよ」

 

そんなに遅くまで…

 

美鈴「それにしても、フラン様とユーナ様凄いですね」

レミリア「フランはいたって真面目にやってるようだけど、ユーナは…あれは遊んでるわね」

 

凄い笑顔だし

 

美鈴「目で追うのもやっとです…」

レミリア「でしょうね、フランは吸血鬼の中でもかなり強い方よ、ユーナは…あれは…もう別の次元のヤバさよ」

 

遊んでる内が倒せるチャンスかしらね、本気に移行したら勝負にもならなそうね

 

美鈴「よく私生きてましたね」

レミリア「本当よ、あれは貴女の勝負方法が良かったようね、あとユーナの性格かしら?」

美鈴「ユーナ様優しいですからね」

 

でも、どうも腑に落ちない…なんで姉妹の中で私が一番弱いのよ…なんで内の姉妹は下に行けば行くほど強くなるのかしら…

 

美鈴「あっ終わった様ですよ」

レミリア「次は私ね」

美鈴「…お気を付けて」

レミリア「えぇ」

 

私大丈夫かしら…

 

ユーナ「次はレミリアお姉様だよ!」

フラン「うぅ〜全く当たらない」

 

そりゃそうよ、ユーナは身体能力はフランと変わらないけど、能力でブーストされてるから、もう吸血鬼の速度じゃないわよ…

 

レミリア「じゃあ、始めましょう」

ユーナ「うん!」

 

さあ、気引き締めましょう

 

フラン「うぅ〜ダメージ無いのにすっごい負けた感!」

美鈴「仕方ありませんよ、ユーナ様はずっと笑ってましたし、そう感じてもおかしくありませんよ」

フラン「かと言って、ダメージなんて負ったら酷いことになるし…」

美鈴「そうなんですか?あの剣は何ですか?」

フラン「あれはダーインスレイブ、斬られれば再生不能の傷を負う剣、だけら吸血鬼でも致命傷」

美鈴「凄いエグいですね…」

 

レミリア「やっぱり、ユーナは強いわね」

ユーナ「レミリアお姉様も楽しい!」

 

全然追いつけない…でもフランの時のダーインスレイブよりはマシか、まあ結局あの槍は因果逆転の呪いの槍どちらにしろ危険なことには変わりないか…

 

ユーナ「じゃあ!行くよ!」

 

来る!

 

ユーナ「ゲイ・ボルグ!」

 

避けられないなら、弾くだけ!

 

レミリア「スピア・ザ・グングニル!」

 

ゲイ・ボルグをグングニルで弾こうとするが威力は互角かそれ以下なため若干押されながら、なんとか弾く事に成功

 

レミリア「はあ…はあ…」

ユーナ「♪〜」

 

余裕って感じね、でも最後に一発くらい!

 

レミリア「はぁ!」

ユーナ「!あっはは、あっぶな〜い♪」

 

結局、最後の一撃も余裕で避けられるか…

 

レミリア「はあ…はあ…こんな…ものかしらね」

ユーナ「うん!剣と槍の使い方もだんだんわかってきたよう!」

 

あぁ…ユーナがまた強くなっていく…姉としての立つ瀬が無いわよ…もう

 

美鈴「お疲れ様でした」

レミリア「美鈴、今日は貴女も、もう休みなさい」

フラン「そうだね」

美鈴「では、そうさせていただきます」

ユーナ「お休み〜美鈴〜」

 

なんか自身無くすわね…はぁ

 

———————————————————————————————

 

フラン「お姉様、そろそろ食料が無くなって来たよ」

レミリア「そうねぇ、久し振りに狩りに行きましょうか」

 

前に大量に取って来てから結構経つし、そろそろ無くなる頃よね

 

フラン「…どうする?ユーナ呼ぶ?」

レミリア「…狩りを体験させた方が良いかしらね…そろそろ」

 

本当は、連れて行きたく無いけど、世間知らずも困るのよね

 

レミリア「じゃあユーナ狩りに行くわよ」

ユーナ「狩り?」

フラン「そう、人間から血を取りに行くんだよ」

ユーナ「う〜ん、あんまり面白くなさそう…」

 

そりゃそうよね、でも今回は…

 

レミリア「それでも行くのよユーナも」

ユーナ「フランお姉様が行くなら行く!」

フラン「私も行くよ」

ユーナ「じゃあ行く!」

 

…ねぇ、私は?もしかして私ってユーナにあまり好かれてない?いや違う、フランが凄い好かれてるだけ…きっとそうだ…

 

レミリア「…」

フラン「お姉様…なんかドンマイ」

レミリア「うぅ」

ユーナ「?」

 

はあ、行くか…

 

ユーナ「私初めて来たよ、人間の街」

フラン「これまでの狩りはユーナは連れてって無いからね」

レミリア「これも、社会見学よ」

ユーナ「うん!頑張る!でも何するの?」

 

そうだ、ユーナになにさせよう…

 

レミリア「取り敢えず殺しても良さそうな人間を連れてきて」

ユーナ「うん!わかった!」

レミリア「フランはいつも通りね」

フラン「分かってるよ」

 

30分後

 

レミリア「よし、大分集まったわね」

フラン「後はユーナだね」

レミリア「そうねぇ」

 

ユーナ大丈夫かしら…

 

ユーナ「フランお姉様!連れて来たよ!」

 

だから、ねぇ、私は?

 

人間達「お助け下さい…お助け下さい…」

 

殺してもいいって言ってなかったわ…

 

ユーナ「う〜ん…でも逃したらお姉様達に怒られちゃいそうだし駄目♪」

レミリア「…ユーナ…これ結局殺すのよ…殺して連れて来たよ方が楽なんだけど…」

ユーナ「そうなの!?ちょっと待ってね今殺すから」

人間達「!」

 

すると、ダーインスレイブを薙ぎ払い人間の首をまとめて飛ばした

 

レミリア「予想は出来てたけど目立っちゃったわね」

フラン「先に言っとくべきだったね」

レミリア「そうね、失敗したわ」

 

やっぱり、あまり楽しくなさそうねユーナ…楽しいと色々問題だけど

 

ユーナ「やっぱりあんまり面白くない」

フラン「それが普通だよ、多分」

レミリア「そうね、じゃあ帰るわよ」

 

パチュリーに転移魔法を習っておくべきだったわ…ちょっと多い…

 

フラン「これでまた当分は狩りしなくて良さそうね」

レミリア「そうね、やっぱりこういう時パチュリーの魔法は便利ね、この量の血の腐敗を防いでくれるんだもの」

フラン「パチュリーさまさまだね」

 

さて、もうすぐ着くわね…疲れた

 

レミリア「美鈴、美鈴もこれ運ぶの手伝って」

美鈴「はい!分かりました!」

フラン「美鈴も大変だね」

ユーナ「大丈夫だよ美鈴凄いもん!」

美鈴「ははは…」

 

美鈴は苦笑いである…

 

翌日

 

パチュリー「貴女達、昨日の狩りで大分目立ったようね」

レミリア「突然どうしたのよパチェ?」

 

確かに目立っちゃったけど

 

パチュリー「色々と言われてるようよ」

レミリア「どうして、それがわかるのよ」

パチュリー「街の様子は小悪魔が教えてくれたわ」

 

そう言えば、小悪魔は羽とか隠して街で買い物をしてるんだっけ

 

レミリア「それでなんで言われてるのよ」

パチュリー「まあ、異名のようなものよ」

レミリア「?」

パチュリー「レミィがスカーレットデビルで、フランが悪魔の妹、ユーナが片翼の天使」

 

ユーナは私たちが勝手に言ってたやつになったのね…フランにも教えて来ましょうか…

 

フラン「えぇ!私だけなんかおかしくない!?」

レミリア「そうかしら?」

フラン「そうだよ!私だけお姉様のオマケみたいなじゃない!」

レミリア「言われてみれば…」

 

間違いじゃ無いけどね

 

ユーナ「わーい!片翼の天使!」

 

ユーナは、あれは嬉しいのかしら?

 

フラン「これで証明された!ユーナは天使ぃぃぃ!」

 

ダメだコイツ早くなんとかしないと…




ユーナ最強伝説!
ユーナのプロフィール
身長128㎝
体重25kg
フランよりも結構小さいちょうど林檎1つ分くらい
髪はフランよりも長く同じサイドテール
異名・片翼の天使
能力・やりたい事をやる程度の能力
性格・遊んでくれる人には友好的、基本的に温厚、遊ぶ事がが好き
容姿・左側だけの鳥のような羽、腰より少し上くらいに長いサイドテール、ナイトキャップ無し、フランの黒いカラーバリエーションドレス
好きなもの・フランと小悪魔
嫌いなもの・家族をいじめる奴
食べ物の好き嫌い無しなんでも食べる

レミリアとパチュリーと美鈴は好きだけど、フランと小悪魔が優先
最近八雲紫を忘れかけている


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7話 読書と失敗

テレレテッテレー作者のモチベーションが向上した٩( ᐛ )و
てな訳で今回は前半小悪魔、後半フラン視点


ここに召喚されて結構経ったけど、召喚されて少ししてからやけにユーナ様が図書館にくるようになったなぁ

 

ユーナ「こあー、面白そうな本ない?」

小悪魔「面白そうな本ですか?」

ユーナ「そうそう」

 

面白そうな本…ユーナ様の本の好みが分からない!どうしよう…

 

小悪魔「ユーナ様はどうな本が好きなんですか?」

ユーナ「うーん、図鑑かな?」

 

図鑑って何の!?分からないから色んな図鑑を持って来ましょかね

 

10分後

 

小悪魔「この様なのはどうでしょう」

ユーナ「わー、図鑑がいっぱい!」

 

何の図鑑が好きとか分からないから手当たり次第に持って行ったから魚図鑑や動物図鑑の様なメジャーなものから、野草図鑑とかのサバイバルでもするのかと言わんばかりのものまで持って行ったけど、結構喜んでる?

 

パチュリー「最近よく来るわね、ユーナ」

ユーナ「うん!こあがいるし図鑑がいっぱいある!」

パチュリー「良かったわねこあ、とても気に入られてる様よ」

 

私としては、とても気が気じゃないですけど、機嫌損ねて殺されたりしないでしょうか…機嫌悪い所見たことありませんけど…

 

小悪魔「はは…その様ですね」

ユーナ「そうだよ!私はこあ好きだよよく遊んでくれるし」

パチュリー「ちゃんと司書の仕事をしているようね」

小悪魔「パチュリー様それは司書の仕事じゃありません」

パチュリー「ここでは、ユーナの遊び相手も司書の仕事よ」

 

それは司書じゃなくてもう、本の管理をしている保母さんじゃ…

 

ユーナ「む、なんか今子供扱いされた気がする」

小悪魔「そっそんな事ありませんよ」

パチュリー「いいじゃない、実際一番子供じゃない」

 

パチュリー様!?

 

ユーナ「そんな事ないもん!多分パチェより歳上だもん!」

パチュリー「歳はおそらく貴女の方が歳上よ、でも私が言ってるのは歳じゃなくて、雰囲気の事よ」

ユーナ「雰囲気?」

パチュリー「そうよ、例えばレミィと私だったらどっちが子供っぽい?」

ユーナ「レミリアお姉様」

 

即答ですか!?お嬢様…ユーナ様に子供っぽいって思われてますよ…

 

パチュリー「要はそういう事よ」

ユーナ「なんほど…」

 

納得しちゃってるし…

 

ユーナ「だったら沢山図鑑読んで知識を付ければ大人っぽくなるんだね!」

 

どうしてそうなったんですか…

 

パチュリー「…まあ、良いんじゃないかしら」

 

適当ですね、パチュリー様…

 

ユーナ「よーし!いっぱい読むぞー!」

小悪魔「…図鑑全部持ってきますか?」

ユーナ「ありがとう!お願いねぇ」

 

そう言えば、この『図鑑を読んで知識を付ける』がユーナ様のやりたい事だったらこれ本当に読んだ情報全部記憶するんじゃ…

 

パチュリー「こあ…もう司書じゃなくて保母でいいんじゃないかしら…」

 

3時間後

 

ユーナ「う〜ん、いっぱい読んだぁ」

パチュリー「本当にいっぱい読んだわね…」

小悪魔「読むの早すぎませんか!?」

パチュリー「図鑑ってこれで全部?」

小悪魔「そうですよ」

 

本当に全部読んだんですか!?3時間で!?何十冊もあったんですよ!?

 

パチュリー「それで?その図鑑は記憶出来たのかしら?」

ユーナ「うん!もう何ページに何が書いてあるかも分かるよ!」

パチュリー「知識は付いたけど子供っぽさは変わらなかったわね」

 

それは、思いましたけど…今言います?

 

ユーナ「うぅ」

パチュリー「これじゃあただの物知り幼女ね」

小悪魔「物知り幼女って」

ユーナ「うぐぅ」

小悪魔「でっでは、他に読みたい本とかありますか?」

 

図鑑だけ読むのもなんか味気ないし…ね

 

ユーナ「そうだねぇ、う〜ん、料理本?」

小悪魔「また何で料理本何ですか…」

ユーナ「そうだねぇ、メイドさんがね、いつも料理してるのが楽しそうだったからかな?」

 

これまた、知識だけ付くやつですね

 

小悪魔「では、また料理本全部持ってきますか?」

ユーナ「うん!お願い!」

 

料理本って何でこの魔道図書館にあるんでしょう?

 

パチュリー「魔道図書館になんで料理本があるのかしら…」

ユーナ「うんとね、確かねこの図書館を作った人が本を集めるのが好きで気付いたら色んな本がいっぱい溜まってたんだって」

 

そうだったんですねぇ

 

パチュリー「本を、読むんじゃなくて本を集めるのが好きだったのね」

ユーナ「でも、よくこの図書館を作った人は本もよんでたみたいだよ?」

パチュリー「なんで、そんなに他人事なのかしら…この図書館を作った人ってほぼ間違いなく貴女の血族よね」

 

確かに結構他人事ですね

 

ユーナ「だって覚えてないもん」

パチュリー「貴女の記憶力は本当に偏ってるわね」

ユーナ「楽しい事だけ覚えてればいいんだよ」

 

はは…実際そうも行かないんですよ…

 

小悪魔「持ってきましたよ」

ユーナ「あっありがとう!こあ」

 

———————————————————————————————

 

フラン「はっ、そう言えば今日ユーナに会ってたい!」

レミリア「そりゃそうでしょこっちから図書館に行かなきゃ会うことなんてほぼ無いわよ」

フラン「くっならば図書館に行かなければ!」

レミリア「はいはい、フランが悪戯で汚した床を綺麗にしてからね」

フラン「くっ何やってるのよ数分前の私ぃ」

レミリア「ペンキなんてぶちまけるからでしょ」

 

———————————————————————————————

 

また3時間後

 

ユーナ「ふぅ、読み終わった」

 

また、知識だけがユーナ様に吸収された…でもユーナって調理場に行く事あるんでしょうか?

 

パチュリー「せっかく覚えたなら調理場で料理でもしてこれば?」

ユーナ「う〜ん、また明日でいいや」

 

覚えたことをすぐに実践したい訳ではないんですね

 

ユーナ「よし!こあ遊ぼ!」

小悪魔「はい、では何をしましょうか」

ユーナ「じゃあ、トランプ!」

小悪魔「パチュリー様も一緒にトランプでババ抜きしませんか、2人だと直ぐに終わってしまうので」

パチュリー「そうねぇ、そうしましょうか」

 

意外ですね、まさか乗ってくるとは…

 

30分後

 

ユーナ「う〜ん、負けた〜」

小悪魔「ユーナ様に勝てちゃいました」

パチュリー「と言っても、ユーナが最下位になっただけだけどね」

 

なんかまた意外でした、ユーナ様が負けるとは…

 

小悪魔「?」

パチュリー「なんで勝てたかは、簡単よユーナの能力は相手に干渉する必要があるから、山札にも、こあにも触れていない状況でら能力は発動しない」

小悪魔「なんほど、そういうことだってんですか」

パチュリー「それに、ユーナは凄く顔に出るしね」

 

はは…確かに凄い顔に出てましたね、ババを引いた時に(´・ω・`)みたいな顔になってたし

 

ユーナ「うぐぅ」

小悪魔「はは…」

 

———————————————————————————————

 

結局昨日はユーナに会えなかった…もうペンキを使って悪戯するのはやめよう

 

フラン「ユーナは…また図書館かな」

 

フラン「あれ?ユーナいないの?」

パチュリー「そうね、今日は来てないわね」

 

じゃあ一体どこに…

 

フラン「こあ、ユーナどこに居るか知らない?」

小悪魔「ユーナ様ですか?そうですね、調理場とかじゃないでしょうか」

フラン「何で調理場?」

小悪魔「いえユーナ様が昨日料理本を読破しまして、それで料理でもしてこれば、とパチュリー様が言われた時に明日でいいやと言っていたので」

 

ユーナは昨日そんな事してたのか…そう言えばユーナが本を読んでるの見た事ないかも…くっ尚更何で昨日悪戯なんか…ユーナのレアシーンが…

 

フラン「…じゃあ、ちょっと調理場行ってくるね」

パチュリー「行ってらっしゃい」

 

調理場では

 

ユーナ「あれ?何でうまく行かないのかな?」

 

手際が遅すぎて失敗を繰り返していた

 

フラン「調理場は確かこっちだったよね?」

レミリア「あら?フランその先には調理場しか無いわよ」

フラン「あっ合ってたんだ、そうだよちょっと調理場に行くの」

レミリア「何でまた」

フラン「ユーナが居るかもしれないから」

レミリア「ユーナが?」

 

逆にユーナが調理場に居なかったらどこに居るか分かんないなぁ

 

フラン「うん、昨日ユーナが料理本読破したらしくてね、それで料理でも作ってるんじゃないかって」

レミリア「なるほどね、じゃあ一緒に行ってみましょうか」

フラン「そうだね、ん?」

 

メイド達が調理場の前で慌ててる?

 

レミリア「どうしたのよ」

メイド「あっお嬢様、ユーナ様が調理場で大変なことに…」

フラン「?怪我とかはしないだろうけど何だろ?」

レミリア「あっ」

 

?どうしたんだろお嬢様、調理場を覗いて固まっちゃった

 

ユーナ「あれ?また失敗…」

フラン「あっそういう事」

 

調理場が大変なことになっていた、調理器具が散乱し食材が炎上していた

 

フラン「ユーナ、ちょっと片付けようか」

ユーナ「あっフランお姉様!ってあれ凄い事になってる」

 

気がついてなかったんだね

 

レミリア「はあ…一緒に片付けましょう」

メイド「私達も手伝います」

レミリア「そうして頂戴」

 

30分後

 

レミリア「やっと終わったわね」

フラン「大変だった〜」

ユーナ「ごめんなさい…」

レミリア「もういいわ、メイド達に消費された食材を買いに行かせたし、でも何で失敗なんて」

 

確かにユーナの能力で覚えたことは絶対に忘れない筈

 

ユーナ「う〜んとね、手順通りにやってた筈なのに全く上手くいかないの」

 

あっなんか分かったかも…

 

フラン「お姉様…多分だけどこれ知ってるだけで出来るわけじゃないって事だよね」

レミリア「その様ね手際の問題でしょう、慣れれば失敗もしなくなるでしょう」

 

そう言えば昨日料理本を読破したって言ってたけどほかになにかしてないのかな?

 

フラン「ユーナ、昨日ってその料理本を読んだ以外に何かやったの?」

ユーナ「うん!図書館にある図鑑全部読んで、パチェとこあと一緒にトランプのババ抜きしたよ、でもトランプは負けちゃったの」

 

珍しく、ユーナが勝負事で負けるなんて

 

レミリア「そうか、それなら能力も発動しないで遊べたのか」

フラン「どういう事?」

レミリア「ユーナが山札や相手に接触しない限り能力が発動しないからよ」

 

そう言えば、ユーナの能力は対象に使う場合は接触しないといけないんだっけ

 

フラン「なるほど、じゃあ、あとは顔に出やすいユーナは速攻で負けるね」

レミリア「まあ、仮に相手の手札が分かっても顔に出やすいから絶対に勝負はつかないけどね」

 

じゃあ、ユーナにはトランプでなら勝てるのか

 

ユーナ「…」

 

あれ?そう言えばユーナがさっきから何も話してないなぁ

 

レミリア「どうしたの、ユーナ」

ユーナ「…眠いの…」

 

これは!チャンス!

 

フラン「じゃあ!ユーナは私が部屋に連れて行くね」

レミリア「?そうしてくれるかしら」

 

よし!これでやっと久しぶりにユーナの寝顔が見れる!前回の図書館の時はあとちょっとの所でユーナが起きちゃったし、よーし!

 

フラン「ユーナ、部屋に着いたよ」

ユーナ「スー、スー」zzz

 

あぁ、可愛い!!ユーナぁぁぁ!!

 

フラン「ふふふふ」

 

なんだか私も眠くなって来たなぁ

 

フラン「一緒に寝ちゃお」

 

レミリア「はっそう言えば!」

 

レミリアはゆっくりとユーナの部屋の扉を開けると

 

レミリア「やっぱりそうなったか…フランは最近では重度のシスコンだったわね」

 

フランが眠っているユーナに抱きついて眠っていた

 

 




そろそろ、日常回に限界を感じ始めている…もうね、吸血鬼異変とか幻想郷とか出してもいい頃合いだよね…

新しいユーナの二つ名・物知り幼女


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8話 お引越しと吸血鬼異変

今回はいろんな人視点
今回はかなり長くなっちゃいました、1.5倍くらい


レミリア「突然だけどお引越しをするわ」

フラン「本当に突然だね」

パチュリー「引越すにしてもこの館?」

レミリア「そうよ」

 

へぇ〜この館ごとお引越しするか〜新しい所はどんな所かな〜

 

パチュリー「それで、何処に引越すの?」

レミリア「幻想郷よ!」

ユーナ「幻想郷?」

 

ん?何だっけどっかで聞いたことがあるような、無いような…

 

レミリア「そう!幻想郷よ!」

パチュリー「それはどんな所かしら」

レミリア「さあ、分かんないわ」

フラン「えぇ〜」

 

お姉様らしいなぁ〜楽しい所なら良いな〜

 

レミリア「そろそろ、このお引越しは私達が生きていくためのものよ」

ユーナ「?」

 

どういう事?

 

パチュリー「そういうことね」

フラン「どういう事?」

レミリア「要は私達は畏れられなくなって来てるってことよ」

 

畏れられなくなってる?

 

レミリア「私達妖怪は人間に畏れられる事で存在を維持してるのよ、それが無くなるってことはそのまま私達の死に繋がるのよ」

パチュリー「それで、幻想郷?だっけ」

レミリア「えぇ、なんでも人間と妖怪が共生している所らしいわ」

 

共生?共生ってなんだっけ?

 

パチュリー「それにしても、随分とあやふやね」

レミリア「仕方ないでしょ、全然情報が無いんだもの」

パチュリー「じゃあそこへの行き方は?」

レミリア「そこは、パチェも協力して貰うけど魔法で無理矢理入るわ」

 

幻想郷…幻想郷…何処で聞いたんだっけ?

 

レミリア「それでね!ここからが重要!」

パチュリー「何かしら」

レミリア「どうせ入るなら侵略しちゃいましょう!」

 

侵略か〜面白くなさそう〜

 

パチュリー「本当にそんな事が出来るのかしら?」

レミリア「大丈夫よ!私達は誇り高き吸血鬼なんだから!」

フラン「私達以上の妖怪がいないとも限らないけどね」

 

色んな妖怪がいるのか〜楽しみだな〜仲良くなれるかな〜それにしても幻想郷…う〜ん?

 

レミリア「その時はその時よ!」

パチュリー「なかなか酷いわね」

フラン「だってお姉様だもの」

レミリア「うぅ〜私当主なのに〜」

ユーナ「お姉様!いつその幻想郷?に行くの?」

 

いつ行くんだろなぁ〜早く行きたいな〜♪

 

レミリア「そうね、1ヶ月後よ」

パチュリー「じゃあそれまでに、魔法陣やらの準備をするわよ」

レミリア「勿論よ!」

パチュリー「フランも手伝ってね」

フラン「私も〜」

 

うぅ〜またお姉様達が忙しくなっちゃった…

 

ユーナ「ねぇねぇ、パチェ!こあも忙しくなるの?」

パチュリー「そうね、こえは私の手伝いがあるから忙しくなるわね」

 

遊び相手居なくなっちゃった…?誰か忘れてるような…あっ美鈴!

 

ユーナ「ねぇねぇ!美鈴は!」

レミリア「美鈴は今まで通り門番の仕事よ」

 

じゃあ、遊んで貰えるかも!1人で遊ぶのはつまらないんだよ…

 

レミリア「じゃあ、取り掛かるわよ!」

フラン「おー!」

パチュリー「じゃあ、こあも始めるわよ」

小悪魔「はい、パチュリー様」

 

早速、美鈴の所に行こー!

 

———————————————————————————————

 

ユーナ「美鈴!遊んで!」

美鈴「ユーナ様?珍しいですね」

ユーナ「うん、これからお姉様達もこあも忙しくなるから遊べないの」

美鈴「引越すんでしたね」

ユーナ「うん!だから遊んで♪」

美鈴「でも、門番の仕事が…」

 

むぅ…そうだ!

 

ユーナ「じゃあさ、門番しながら出来る遊びをしようよ♪」

美鈴「門番をしながらですか…」

 

何が出来るかなぁ?

 

美鈴「そもそもユーナ様、日傘は?」

ユーナ「ん?あ〜私は日傘要らないの、生まれつき何故か日光に耐性があるんだって」

美鈴「それって、どうなんですか、吸血鬼として」

ユーナ「良いんだよ!」

 

お外で遊べるに越したことはないんだし

 

美鈴「ふむ、それにしても門番しながら出来る遊びですか…」

ユーナ「う〜ん、そうだ!私ね新しく魔法を使ったんだ♪」

美鈴「また、お嬢様に怒られないようなしてくださいね」

ユーナ「大丈夫だよ♪」

 

今回の魔法は大っきい音も出ないし

 

美鈴「それで、どの様な魔法なのでしょう?」

ユーナ「うん!それはね♪空気を固める魔法だよ」

美鈴「空気を固める?」

ユーナ「うん!空気を固めて階段作ったり、床作ったり出来るの」

 

大っきい積み木をイメージした魔法だから大っきい音は出ないはず!

 

美鈴「へえ〜凄いですね」

ユーナ「うん!この魔法があればその場で遊び場が作れるし視界も悪くならないから門番も出来るよ!」

 

じゃあ早速広ーい部屋を作って鬼ごっこかな?

 

———————————————————————————————

 

フラン「それで?なんで侵略なんて」

パチュリー「どうせ、ユーナでしょ」

フラン「?」

パチュリー「ユーナなら最悪なんとかなると思ったからでしょ、ねぇレミィ」

レミリア「うぐっ」

 

そんな事だろうとは思ったわ…

 

フラン「お姉様ぁユーナに何されようとしてるの…」

レミリア「…えっとね、もし負けてもあのユーナの性格なら許してくれるかなぁ〜って思って」

 

はあ、やっぱりレミィはアホね

 

パチュリー「普通侵略者を許そうなんて奴は居ないわよ」

レミリア「でも、ユーナなら…」

フラン「むしろ悪化しそうじゃない?」

レミリア「そっそんな事ないわよ…多分」

 

本当、どっちが姉か分からなくなりそうな…

 

レミリア「うぅ〜さっ早速取り掛かるわよ!」

フラン「それさっきの聞いた」

パチュリー「はあ…」

 

本当に大丈夫かしら…

 

———————————————————————————————

 

そんなこんなで1ヶ月後

 

久しぶりに美鈴といっぱい遊べたなぁ♪

 

レミリア「じゃあ始めるわよ」

フラン「うん」

パチュリー「えぇ」

 

いざ行かん!幻想郷へ〜♪

 

レミリア「転送開始」

 

美鈴「む、着いた様ですね」

レミリア「それじゃあ侵略開始!」

 

———————————————————————————————

 

藍「紫さま、何者かが結界をを抜けてきた様です」

紫「そうみたいね、一体どこの誰かしら?」

藍「!侵入者が侵略を開始しました!」

紫「面倒ね」

 

特に忙しい訳じゃないけど本当に面倒

 

紫「藍、鬼や色々な妖怪に救援要請を出して」

藍「はっかしこまりました」

橙「私は何をしましょう!」

紫「橙はマヨヒガで待機」

 

橙じゃ力不足だし

 

———————————————————————————————

 

レミリア「思ったより対応が早いわね」

フラン「そうだね」

小悪魔「あの〜なんで私まで前線に…」

レミリア「パチュリーは出られないし、美鈴は門番だからよ」

小悪魔「じゃっじゃあ、ユーナ様は…」

フラン「ユーナを出せる訳ないでしょ」

 

ユーナを前線にだしたら、見失って後で探すのが面倒になるじゃない

 

小悪魔「やっぱり怪我とかが心配だったり…」

フラン「それはない」

レミリア「そうね」

小悪魔「えぇ…」

 

そもそも、当たる訳ないじゃない

 

レミリア「来たわよ、気を引き締めなさい」

フラン「よーし!やってやる!」

小悪魔「生きて帰れるのでしょうか…」

 

その頃紅魔館では

 

ユーナ「ねぇ、何でお外でちゃダメなの!」

パチュリー「今は遊ぶような場合じゃないからよ」

 

うぅ〜暇〜暇〜暇だよぉ〜お姉様達は行っちゃうしこあもそれに着いてったし、美鈴は門番が忙しいらしいし…

 

ユーナ「じゃあパチェが遊んでよぉ」

パチュリー「私はこの館に防護壁を張ってれるから遊べないわよ」

 

えぇ〜本当に暇だよぉ〜

 

パチュリー「そんなに暇なら本でも読んでなさい今はこあがいないから自分で持ってきて貰うけど」

ユーナ「仕方ないかぁ」

 

———————————————————————————————

 

勇儀「アンタが首謀者かい?」

フラン「いいや、首謀者はお姉様だよ」

勇儀「なんだ、アンタじゃないのかい」

フラン「大丈夫、退屈なんてさせないよ!」

勇儀「おぉそれは楽しみだ」

 

萃香「おぉ〜嬢ちゃんが侵略者かい?」

レミリア「嬢ちゃんって貴女も対して見た目変わらないでしょ!」

萃香「それもそうだ〜」

レミリア「てか、何でお酒飲んでるのよ」

萃香「それは酒を飲むのが好きだからさ、あと闘うのもね」

レミリア「そう、じゃあこっちから行くわよ!」

 

小悪魔「いやぁぁぁぁ!」

天狗達「待て!逃げるな!」

小悪魔「逃げなかったらやられちゃうじゃないですか!」

天狗達「知らん!戦え!」

 

———————————————————————————————

 

フラン「じゃあ!行くよ!レーヴァテイン!」

勇儀「ほぉ炎の剣かまた珍しいもんの使うねアンタ」

フラン「やぁぁ!」

勇儀「甘いねぇさんなんじゃ傷一つつきゃしないよ」

 

うそぉ何で無傷なの!?

 

勇儀「次はこっちからだ!」

フラン「ぐっ」

 

なんて重い一撃…そう何度も受けれなさそう!

 

フラン「くぅ、まだまだ!」

勇儀「いいねぇ、今のはそこそこ本気だったんだけどなぁ」

 

あれで全力じゃないの!?

 

勇儀「そう言えばただまだ名乗って無かったな、私は星熊勇儀、鬼さ」

フラン「くっ、私はフランドール・スカーレット、吸血鬼だ!」

勇儀「吸血鬼?じゃあアンタも鬼か、俄然やる気が出てきたじゃないか!」

 

もう、レーヴァテインも限界か…仕方ないここからは殴り合いだ!

 

その後すぐにレーヴァテインは消え、殴り合いになった、ただでさえ押されていたのに剣を失い、満身創痍、対して勇儀はまだまだ余裕

 

勇儀「どうした、吸血鬼もう終わりか?」

フラン「まだ…まだぁぁ!」

勇儀「いいねぇ!!」

 

1発でもまともに当たれば間違い無くそれで終わる、なら全部避ける!

 

満身創痍とは言え、吸血鬼であるフランは鬼の勇儀よりもスピードでは勝っていた、故に避けながら攻撃を当てていく、だがそれも長くは続かない、すぐに体力が切れ始めまともに当たることは無いものの攻撃をかわし切れなくなっていた

 

勇儀「くっスピードじゃアンタの方が早いか…だかもう限界じゃないかいアンタ」

フラン「くっもう出し惜しみは出来ないか…」

勇儀「おぉまだなんかあんのかいアンタ」

 

本当はまだ使いたくなかったけど仕方ない!

 

すると、勇儀の腕がいきなり弾け飛んだ

 

勇儀「なっ」

フラン「どうだ!…はぁ…はぁ」

 

それにしても、一度攻撃してダメージを与えた場所しか『目』が無いなんてどういうことよ…

 

勇儀「くっこれは長期戦になるとマズイか、なら次の一撃で決めさせてもらおうか!」

 

こっちはもう妖力が無いってのに…はあ…ここまでか

 

勇儀「四天王奥義『三歩必殺』!」

 

その一撃でフランは地に落ちた

 

勇儀「はぁまさか腕をやられるとは、まあこのくらいなら1週間もあれば治るか…しかし、もう戦えないか…」

 

余裕のように見えた勇儀もかなりのダメージを負っていたらしく、その場に倒れ込んだ

 

———————————————————————————————

 

紫「まさか、あの勇儀が戦闘不能になるなんて…」

藍「これは、マズイのでは…」

 

仕方ないわね

 

紫「…相手の本拠地を叩くわ」

藍「では、私も一緒に」

紫「えぇお願い」

 

でも、吸血鬼か…もしかしてあの子が来てるのかしら

 

紫「藍、もし片翼の子供が居たら攻撃せず逃げなさい」

藍「何故でしょうか?」

紫「もしそれがあの子ならほぼ間違いなく貴女は死ぬことになるは、藍」

藍「分かりました」

 

そういう時、目の前の空間が裂け中には目がいっぱいの空間ができ、紫と藍はその空間の中に入って行った

 

———————————————————————————————

 

紫「やっぱり、この館ね」

藍「?」

 

あの子と戦う覚悟をするべきかしらね

 

紫「行くわよ藍」

藍「はい、紫様」

 

それにしても誰も見当たらないわね

 

その頃図書館では

 

パチュリー「(まさか侵入された!?)」

ユーナ「?どうしたのパチェ?」

パチュリー「いいえ、なんでも無いわ、私はちょっと出て来るわね、ユーナはここに居なさい」

ユーナ「…は〜い」

 

一体どうやって侵入したのかしら…

 

紫「あら?そちらから来たのね」

パチュリー「あまり大きな音は出したく無いの、お引き取り願えるかしら」

紫「それは無理ね」

 

でしょうね

 

紫「藍、相手になってあげなさい」

藍「はい、紫様」

パチュリー「はあ、しょうがないわね」

 

まあ、この魔法使いなら藍一人でどうにかできるでしょう、私は首謀者を探しましょう

 

紫「じゃあ、任せたわよ」

 

早く見つけましょうか

 

———————————————————————————————

 

始まったようね

 

紫「さて、と」

ユーナ「?」

 

誰だろ?後を付けてみよかな、見つからないように

 

紫「この館本当に誰かいるのかしら」

 

でも、居ないと可笑しいわよね、さっき魔法使いがあまり大きな音は出したく無いと言っていたから誰かいると思ったけど…あの魔法使いがただ静かなのが好きなだけだったのかしら?

 

ユーナ「ふふふ」

紫「!?」

ユーナ「あっ見つかっちゃった」

紫「…貴女いつからそこに」

ユーナ「うんとねぇ、貴女がさて、とって言ってた辺りかな」

 

結構前じゃない!そんなに長い間私に気配を悟らせないなんてただ可愛いだけのお人形さんでは無いようね

 

ユーナ「私ね、今すっごくすっごく暇なの…ねぇ遊ぼ」

紫「残念だけど、そんな時間は無いわ」

ユーナ「えぇ〜」

紫「早速だけど、首謀者を出しなさい」

ユーナ「なんでぇ?」

紫「首謀者を倒して、この戦いを終わらせる」

 

首謀者ってお姉様だよね…

 

ユーナ「…そっか、貴女はお姉様をいじめに来たんだね」

紫「いや、いじめに来たわけじゃ…!?」

 

雰囲気が変わったわね、もうこれは…

 

ユーナ「そんな悪い人はお仕置きしてあげる」

紫「やれるものならやってみなさいな」

 

大丈夫よいくら雰囲気が変わっても私には攻撃は届かない

 

ユーナ「…ゲイ・ボルグ」

紫「!?」

 

すると、ユーナから放たれたゲイ・ボルグは紫の結界を貫通した、貫通したゲイ・ボルグを紙一重のところで再度結界で防御し少し軸をずらし、すんでのところで心臓に刺さるのを回避した

 

マズイわね、どう言うことよ、能力まで使って防御したのに少し軸をずらす事しか出来なかった…

 

ユーナ「…まだだよ」

紫「くっ」

 

紫は開いたスキマから無数のレーザーを出しユーナを攻撃するがユーナには当たらない、避けられているわけではない、すり抜けていた

 

本当にどういうことよ、これがこの子の能力?私のスキマを貫通して攻撃をすり抜ける…なによそれ

 

紫「ここはひとまず撤退かしら」

ユーナ「逃がさないよ…」

 

なっ早い掴まれたか…でもスキマに引きずり込めばまだ勝機はある!

 

紫「!?どうしたの能力が使えないのよ」

ユーナ「能力使って逃げようなんて、私は許さないよ」

 

ますます、この子の能力が分からない、逃げられず、攻撃出来ず、避けれない……積んでないかしらこれ

 

紫「…はぁ、貴女の勝ちよ」

ユーナ「そうだね、でも許さないよ」

 

えっまっマズイ!

 

ユーナ「……吹っ飛べ」

紫「ぐはっ」

 

今何されたのよ、ただ触れられていただけでいきなり吹っ飛ばされた…マズイこのままじゃ死ぬ…

 

紫「どうにか態勢を立て直さないと」

 

元々凄い魔力がある事は知っていたけど、もうこれは魔力とか関係ないじゃない…

 

ユーナ「終わりだよ…」

 

来る!

 

レミリア「ユーナ!」

ユーナ「お姉様?なんでここに?」

 

遡る事、5分前

 

急に紅魔館が内部から爆破を起こした

 

レミリア「なっどうして!?」

萃香「おぉ〜どうした〜」

レミリア「この勝負はお預けよ!」

萃香「あっちょっと待っ…行っちゃった…いっか」

 

レミリアが紅魔館に戻ってみると防護壁は無くなっていたが、幸い紅魔館に攻めてきていた木っ端妖怪は美鈴に全て倒された後だった

 

まさか、パチェやユーナになにかあったんじゃ!?あっあれは

 

レミリア「ユーナ!」

ユーナ「お姉様?なんでここに?」

レミリア「なんでってユーナに何かあったんじゃって思って…」

ユーナ「大丈夫だよ私は何ともないよ、でもねお姉様をいじめようとする悪い人を今お仕置きしてたの」

 

私をいじめよるとする悪いやつ?

 

ユーナ「ほらあの人」

紫「くっ…貴女が首謀者ね…」

レミリア「えっえぇそれにしてもボロボロね」

 

ユーナにやられたのは明白だけど

 

紫「丁度いいわ、この子を返すからこの戦いを辞めないかしら…」

 

すると、スキマからフランが出てきた

 

ユーナ「あっフランお姉様!」

レミリア「フランに何したのよ」

紫「私じゃないわよ、この子は鬼と相討ちになったから回収しただけよ」

レミリア「人質のつもりかしら」

紫「いいえ、本当にただの交渉よ」

 

まあ、この状況で人質を取るのは得策じゃないか…

 

レミリア「いいわ、その交渉受けるよ」

紫「それは良かったわ…正直貴女が来て助かったわ…」

レミリア「ユーナに手を出すからよ」

紫「何はともあれこれで終戦よ、それと、一応歓迎するわ幻想郷は全てを受け入れる」

 

あー良かった、移住の許可取るの面倒だったのよね

 

紫「じゃあ私は終戦を告げに行くわ」

レミリア「えぇ」

 

その後、紫により終戦が告げられ、天狗達から逃げまくっていた小悪魔を回収し、紅魔館の修繕が、行われ、これからの事はまた後日と言うことになった、この戦いが後に吸血鬼異変と呼ばれるようになった

 

紫「で、あの子の能力何なのよ…」

レミリア「あの子の能力はやりたい事をやる程度の能力ウチで1番理不尽な強さを持つ吸血鬼よ」




この後、紫とユーナは仲直りをしてよく遊ぶようになった
ちなみに、紫がユーナに近付いた訳はただ暇な時に可愛いお人形みたいな子を見つけたのと凄く強い魔力を感じたから出した

この作品では基本的に紫様はポンコツなんだー

ユーナの紫に対する好感度:仲直りはしたもののあまり良くは無い、尚紫の事は完全に忘れているもよう


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二章 幻想郷探索編 9話 ⑨と最強

一応の時系列の確認
今現在は霊夢たちは産まれてすらいません、ギリで…
今回も紫とユーナ視点


藍「紫様、あの紅魔館と言う場所に行かなくてもよろしいのですか?」

紫「そうよねぇ、流石に行かないと駄目よねぇ」

 

正直凄い行きたくない!あのフランって子はもう回復したらしいけどそれでもなんか気まずい…

 

紫「はぁ、じゃあ行ってくるわ…」

藍「では、私も…」

紫「藍はいいわよ、まだあの魔法使いとの戦いを傷も癒えてないでしょう」

藍「しかし…」

 

頑固ねぇ、別にこれからの事を話しに行くだけなのに

 

紫「わかったわ、橙を連れて行くわ」

藍「それならば宜しいかと…」

 

橙で良いのね、凄い未熟なんだけど…

 

紫「じゃあ、マヨヒガに寄って橙を連れてから紅魔館に行ってくるわね」

藍「行ってらっしゃいませ」

 

はぁ、めんどくさい

 

———————————————————————————————

 

紫「橙、居るかしら」

橙「はい!紫様!」

紫「これから、橙も一緒に紅魔館に行くから準備してらっしゃい」

橙「はい!」

 

じゃあ、行きますか…

 

紅魔館到着

 

紫「入るわよ」

橙「えっ!?良いんですか!?」

紫「良いんじゃないかしら?」

 

何故か門番居ないし

 

ユーナ「ん?だぁれ?猫?」

 

げっ、ユーナ…なんで玄関のすぐ近くに居るのよ

 

紫「あらユーナ、どうして玄関に?」

ユーナ「お外に遊びに行っても良いってお姉様に言われたから遊びに行くの!」

 

…今、昼間よね…日傘は?

 

紫「ユーナ…日傘はどうしたの?」

ユーナ「私は日傘要らないよ?」

 

この子本当に吸血鬼かしら…羽も吸血鬼って感じしないし

 

ユーナ「それよりだぁれ?その猫みたいな子」

紫「この子は橙、私の式の式よ」

橙「橙です!」

 

あっ良い事思い付いたわ

 

紫「ユーナはこれから外に遊びに行くって言っていたわよね」

ユーナ「そうだね」

紫「じゃあ、この橙を連れて行きなさい」

橙「えっ橙がですか?」

 

ユーナと遊びに行ってくれると助かるけど、流石に無理やりすぎたかしら…

 

ユーナ「良いの?じゃあ行こう♪」

橙「うっうん…」

紫「じゃあ、後でね」

 

はぁ、これでやっと話しに集中出来る

 

紫「レミリア・スカーレット入るわよってその子だれよ」

レミリア「あっ紫、この子は咲夜、昨日美鈴が拾って来たからこの館でメイドをしてもらうことにしたのよ」

 

人間のメイドねぇ、変わってるわね

 

レミリア「じゃあ、咲夜挨拶なさい」

咲夜「はい、お嬢様、私は十六夜咲夜と申します」

 

歳の割にしっかりしてるわね

 

紫「そう」

レミリア「で、何の用よ」

紫「紅魔館のこれからの事と、この幻想郷についてよ」

レミリア「あぁ、その話か忘れてたわ」

 

忘れてたって…

 

紫「じゃあ、早速まず、貴方達の食料は全てこちらが提供するわ」

レミリア「あらそう、助かるわ、」

紫「ただし、血だけね、ほかの食材はそちらでどうにかして貰うけど」

レミリア「まあ、それで良いわよ」

紫「あとは、幻想郷のルールよ」

レミリア「やっぱりルールとかあるのね」

 

そりゃあ、あるわよ、じゃなきゃ妖怪と人間の共存なんて難し過ぎるもの

 

紫「まず、人間の村を襲わない事」

レミリア「まあ、それは大丈夫ねウチにはそんなことするやつ居ないもの」

紫「次に、妖怪もやたらと殺さない事」

レミリア「あら?それは何故?」

紫「妖怪と人間のバランスを保つためよ」

 

それ以外もあるけどね

 

紫「あと、地底に関してよ」

レミリア「へぇ幻想郷には地底もあるのね」

紫「えぇ、忌み嫌われた妖怪がいる場所よ」

レミリア「それで、その地底がどうしたの?」

紫「地底とは一応不可侵の態勢を取っているのよ」

 

流石に幻想郷の危機には、地底の妖怪にも戦って貰うけどね、吸血鬼異変の時みたいに

 

レミリア「分かったわ、あと他に何かあるかしら?」

紫「いえ、これで全部よ」

レミリア「そう、それで聞きそびれてたけど貴方何者よ」

紫「私は八雲紫、この幻想郷の管理者よ」

レミリア「そうなの、あとユーナにちょっかい出すのやめなさいよロクなことにならないわよ」

 

もう、こりてるわよ

 

レミリア「特にフランが」

紫「えっ?」

レミリア「フランがユーナを溺愛してるのよ、フランは重度のシスコンなのよ」

 

ロクなことにならないってそっち!?痛い目に合うとかじゃなくて

 

紫「まあ、気をつけるわね、どうせフランって子じゃあ私には勝てないけど」

レミリア「そう言えば貴方の能力って何よ少なくともユーナよりは弱いようだけど」

 

それはユーナがおかしいのよ、私だって大概チートよ

 

紫「…境界を操る程度の能力よ」

レミリア「境界を操る程度の能力?なんか万能そうね」

 

結構察しが良いわね

 

紫「そうね、結構万能よ」

レミリア「でも、ユーナに負けたのよね」

紫「仕方ないじゃない、能力を封じられたんだから」

レミリア「えぇ…ユーナってそんなこともできたのねぇ」

紫「把握してなかったの?」

 

てことはまだまだユーナの能力は謎が多い?もしかして

 

レミリア「そうね、ユーナの能力はまだ謎多いわよ、何せユーナがアレだもの」

紫「自分の能力にあまり興味が無い、と」

レミリア「そう、まあ賢くなりたいとユーナが思えば話は別だけど」

 

勿体無いわね

 

レミリア「でも、ユーナはそれで良いのよ」

紫「それは何故かしら?」

レミリア「今のユーナは、自分が気に入った人に危害が及ばなければ基本的に人畜無害な可愛いだけの存在よ、少し残念だけど」

紫「どこかの氷精と仲良くなれそうね」

レミリア「そうなの?」

 

ただし、強さは比較にならないけど

 

フラン「お姉様!ユーナどこか知らない?図書館にも居ないの!あっ」

紫「ユーナなら、今は私の式の式と外に遊びに行ってるわよ」

フラン「えっ!?外!?私ついて行けないじゃない!」

レミリア「日傘をさせば、出られないこともないけど、あまり激しい動きができないものね」

フラン「それにしても、何で貴女の式の式?貴女の式は?」

紫「先の戦闘の傷がまだ癒えてないから休養よ」

 

それもあるけど、本当は面倒な事になりそうだったからなのよね

 

紫「それに、1人よりはユーナも楽しめるでしょう、幻想郷の来て殆ど日が経ってないのにどこに行くつもりか知らないけど」

フラン「多分、幻想郷探険じゃないかな?」

レミリア「そうね、あの子そういうのも好きだし」

 

橙が居るから大丈夫だと思うけど、少し心配ねぇ

 

———————————————————————————————

 

橙「それで、どこに行くんですか?」

ユーナ「分かんないから、探険するんだよ♪」

 

幻想郷には何があるのかな?人間と妖怪が共存してるらしいから楽しみ放題だね♪

 

橙「探険ですかぁ」

ユーナ「うん♪あっ、案内してくれても良いよ」

橙「私もマヨヒガから出ないのでそんなに詳しくないんです…」

ユーナ「そうなの?」

 

それにしても、こあみたいな喋り方だなぁ

 

ユーナ「じゃあ一緒に探険だー」

橙「ふふ、うん♪」

 

うん?ここは、里?

 

ユーナ「ここは里かな?」

橙「そうですね人間の里ですね、ここなら藍しゃまとよく買い物に来ますね」

ユーナ「人里かぁ、ここの人間は良い人だといいなぁ」

橙「大丈夫ですよ」

門番の男「おっ橙ちゃんおつかいかい?」

橙「違うよ、この子と幻想郷を探険してるの」

 

ん?喋り方が変わった…

 

ユーナ「ねぇねぇ、私と喋る時もその喋り方で良いんだよ?」

橙「…うん、そうするね」

門番の男「そう言えば、見ない子だね、人間では無いようだけど、何の妖怪だい、片翼の妖怪なんて聞いた事ないけど?」

ユーナ「私は吸血鬼だよ、羽は生まれつき片方しか無かったの」

 

別に不便じゃ無いから気にして無いけど

 

橙「えっ、ユーナって吸血鬼だったの?」

ユーナ「えっ?じゃあ何だと思ってたの?」

橙「えっと、あの館の居候の天使」

ユーナ「ちがうよ!ちゃんと住んでるよ当主の妹だよ!」

 

確かに羽はお姉様達とは全然似てないけど、ほら顔立ちとか似てないかな?

 

橙「でも、紫様と遜色無いくらい魔力?妖力?が高いから気付かなかったよ」

門番の男「えっ、妖怪の賢者と同格の力だと…」

ユーナ「ほら、そんな事より早く入ろうよ♪」

橙「そうだね♪」

門番の男「……あの子そんなに強かったのか…そうには見えないなぁ」

 

ユーナ「おぉ、襲って来る人間が居ない!」

橙「幻想郷では、妖怪を襲う人間は居ないよ」

ユーナ「まず、どこ行こうかな♪」

橙「寺子屋なんてどお?あそこの先生は確か半妖だった筈だよ」

 

半妖?妖怪なの半分だけ?

 

ユーナ「うん♪そうしよう、ちょっと見てみたい♪」

橙「こっちだよ♪」

 

橙「ここだよ、寺子屋」

ユーナ「そう言えば寺子屋って何するところなの?」

橙「知らないの?」

ユーナ「うん」

橙「子供達が勉強する所だよ、人間だけでは無いけど見た目子供の妖怪や妖精も居たりするの」

 

へぇ、私も行かなきゃいけないのかな?

 

ユーナ「じゃあ、早速行こう♪」

橙「じゃあ、授業をちょっと覗いてみようって今日は妖怪や妖精の日だね」

ユーナ「おぉー」

チルノ「誰だそいつ!」

大妖精「駄目だよチルノちゃん」

ルーミア「チルノは⑨なのかー」

 

なのかー?ふふ、面白い喋り方♪

 

チルノ「なにお、あたいは最強なんだぞ!」

ユーナ「そうなの!?じゃあ、勝負だ!」

チルノ「良いだろう!勝負だ!」

ユーナ「何で?」

チルノ「さあ?」

ユーナ「?」

チルノ「?」

大妖精「チルノちゃんと同じ気配!」

ルーミア「そいつも⑨なのかー」

チルノ「じゃあ、戦いだ!1発当てた方の勝ちだ!」

ユーナ「良いよ♪」

 

最強かぁ〜楽しみだあ〜お姉様より強いのかな?

 

橙「あぁ、一回休み、ご愁傷様チルノ…」

大妖精「えっ!?」

ルーミア「そいつは強いのかー」

橙「藍しゃまが言ってたの、あのユーナって子は紫様を無傷で倒したってだから気を付けなさいって」

リグル「それってとてつもなく強いでしょ!」

 

私が勝ったら私が最強かな?

 

チルノ「さあ、外に行くぞ!」

ユーナ「ふふ、頑張るぞー♪」

 

寺子屋の上空に飛んでいく2人

 

橙「でも、戦ってるの見た事ないんだよね」

リグル「そうなの?じゃなあチルノにもチャンスが?」

ルーミア「無いのだー、チルノは妖精最強なだけで妖精以外にはボコボコにされるのだー」

大妖精「チルノは妖精以外でもちょっとは戦えるよ!」

ルーミア「そーなのかー」

橙「始まるみたいだよ!」

 

ユーナ「チルノが最強なら私は最初から全力だよ!」

チルノ「はっはっは!かかって来い!」

ユーナ「いくよ!ダーインスレイブ!最大出力!」

チルノ「えっ」

 

赤黒い光の剣が出力を増しユーナの背丈の3倍程のサイズになりチルノに襲いかかる…

 

橙「リグル…チャンスある?」

リグル「…サヨナラチルノ」

大妖精「チルノちゃん…」

ルーミア「一回休みなのかー」

 

ユーナは最大出力のダーインスレイブを全力で横に薙ぎ払いとチルノを消し飛ばし周りに衝撃波を発生させた

 

橙「わっ」

リグル「何これ!?」

大妖精「チルノちゃん!」

ルーミア「…幾ら何でも威力がおかしいのだー…」

 

ユーナ「あれ?チルノ?死んじゃった?」

橙「大丈夫だよ、チルノは死んでも一回休みになっただけで蘇るから」

ユーナ「何ほど、そういうのも最強か」

橙「ついでにそういうのも最強では、無いよチルノは妖精の中では最強なだけ」

 

妖精の中では、か…

 

慧音「なっなんだ今の音は!」

リグル「チルノが喧嘩吹っかけて消しとばされた音…」

大妖精「チルノちゃん…」

ルーミア「大妖精はさっきからそれしか言って無いのだー」

慧音「だか、あんな音一体誰が?」

リグル「あの子」

慧音「ん?」

 

慧音が空を見上げるとそこには、片方しか羽が無い妖怪?が居た

 

慧音「あの子が…」

リグル「あっ戻ってきた」

橙「だからね、チルノはバカだから相手の強さが分からないんだよ」

ユーナ「そーなのかー」

ルーミア「それは私のセリフなのだー」

 

なるほど、チルノはつまりバカで妖精最強って事だね

 

慧音「それで、君は?」

ユーナ「ん?私はユーナ・スカーレット、最近引っ越して来た吸血鬼だよ」

慧音「吸血鬼ってそれなりに大妖怪じゃないか…」

ユーナ「ふっふっふ、私はこれでも強いんだよ!」

橙「さっき証明されたよ…」

ユーナ「そう言えば、貴女達の名前は?」

リグル「…リグル・ナイトバグ」

ルーミア「ルーミアなのだー」

大妖精「大妖精です」

 

ん?大妖精なのに小悪魔より小さい…?

 

橙「それでさっきのがチルノ」

慧音「私は上白沢慧音、ここで教師をしている」

ユーナ「おお、慧音が半妖の人か」

 

あんまり人間と変わらない?

 

橙「慧音先生は満月の夜に変身するんだよ」

ユーナ「へぇー強い?」

慧音「君がどれくらい強いか分からんが、少なくとも私はそれほど強くないよ」

ユーナ「そーなのかー」

橙「それ気に入ったの?」

ユーナ「うん♪」

ルーミア「そーなのかー」

ユーナ「そーなのだー」

 

ふふ、この喋り方楽しい♪

 

慧音「あんな音が出せるんだ君はどれほどの強くんだ…」

ユーナ「うーんとね、紫に無傷で勝ったよ♪あっ紫って言うのは橙の主人?かな」

慧音「妖怪の賢者を無傷…それって」

 

でも、紫が悪いんだよ、お姉様を虐めようとするから

 

慧音「まあ、妖怪の賢者に勝てるならどこに幻想郷ならどこに行っても問題無いな…」




妖精達登場!+ルーミア
チルノはこの作品でも⑨ですユーナも⑨気味


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10話 天狗をお持ち帰り

今回は主に射命丸視点
最近毎日投稿が続いている!いい傾向だな!


最近、霧の湖の近くに新しい妖怪が移り住んできた様なので、是非取材を!

 

文「あそこですかね…おっと誰か出てきましたね」

 

ん?天狗?でも片方しか羽無いし妖力の質も何というか違う気が?それにどことなく椛と似た雰囲気ですねぇ

 

文「これは、話しかけずに見ていた方が楽しそうですねぇ」

 

それにしても、どこに行くのでしょう?一緒に居るのは八雲紫の式ですねぇ

 

文「あの方向は人間の里?」

 

あの異変を起こした妖怪が人間の里に?人間を食べに行ったのでしょうか?

 

文「行ってみれば分かるでしょう」

 

そして、ユーナと橙をつけていると、チルノがまた馬鹿やってるが目に入った

 

文「またあの氷精は馬鹿やってますねぇ」

 

おっどうやら戦う様ですねぇ

 

文「氷精の挑戦を受ける位だから私でも勝てるのでは?あの子に」

 

…何だあれ…何だあの巨大な赤黒いの剣は…

 

文「あっ氷精が…」

 

消滅しましたね…あれは…並みの妖怪じゃ即死じゃないですか…やっぱり凄い強いんですねぇ見た目はただのちっちゃくて可愛い天狗の様な羽が生えた妖怪なのに

 

文「これ…見つかったら殺されないでしょうか…」

 

でも…幻想郷に入ってすぐ侵略を開始する妖怪ですし…

 

文「おっ慧音さんが出てきましたね」

 

それはそうかあんなに大きい音だったら出てきますよね

 

文「ここからじゃ、何を言っているか分かりませんねぇ」

 

でも、これ以上近付くとバレそうなんですよねぇ

 

文「もっもう少し観察しましょう」

 

その頃寺子屋では

慧音に、本当に吸血鬼か聞かれていた…

 

ユーナ「本当に吸血鬼だよ♪吸血鬼っぽいの何にも付いてないけどね」

慧音「いやそこじゃなくて、日光…」

ユーナ「私は生まれつき日光が平気なんだ♪」

慧音「尚更本当に吸血鬼か?」

 

疑いたくもなるだろう、慧音が知っている吸血鬼は日光にとてつもなく弱い種族なのだから

 

橙「それで、この後どうするの?」

ユーナ「お昼までここで遊んでから、あの山に行くよ!異論は認めないよ!」

橙「そう言えば幻想郷探険だったね」

リグル「へぇ幻想郷探険か」

ユーナ「そういえばリグルって男?」

リグル「ちがうよ!女だよ!他の私がどうか知らないけど、一人称が私なんだから女だよ!」

 

それなりにメタイ発言をするリグル

 

ユーナ「でも、お父様は私って言っていたよ?」

リグル「そういう人も居るんだよ!少なくとも一人称が私の人は基本女だよ!」

大妖精「おっ落ち着いてリグルちゃん!」

ルーミア「リグルの性別を間違えるのはお決まりなのかー」

リグル「そんな決まりがあってたまるか!」

 

リグルは中性的な見た目だから仕方ない

 

ユーナ「じゃあ、ゴキ…」

リグル「その方がねぇーよ!!」

ルーミア「おーユーナはことごとくリグルの地雷を踏み抜いていくのかー」

大妖精「リっリグルちゃん」

 

その頃射命丸は状況を把握出来ていなかった

 

文「何を言っているか分かりませんが、あのリグルとか言う妖怪が怒ってますねぇ、何を言ったんでしょう?」

 

あの子は笑顔ですし、煽って遊んでる?可愛い顔して意外に黒い?

 

文「む?そろそろお昼ですねぇ、1回帰って大天狗様に報告して来ましょうかね」

 

正直、もう少し見ていたいんですが、お腹空きましたし帰りましょう、そうしましょう

 

そうして、妖怪の山に向かう文はユーナの次の目的地が妖怪の山である事を知るよしもなかった

 

文「さて、大天狗様に報告に行ってから、家に帰りましょう」

 

面倒ですねぇ、報告、でも天狗は縦社会ですし

 

文「さて、大天狗様、霧の湖の近くに移り住んだ妖怪の報告に来ました」

大天狗「入れ」

文「はい、ではまずあの妖怪のうち1人だけ前線に出ていなかった者を発見しました」

大天狗「ほう」

文「その者は片方の我々の様な羽を持つ妖怪でした」

大天狗「我々の様な羽だと?」

 

やっぱり食いつくよねぇ

 

文「はい、黒い左側だけの翼をもった妖怪でした」

大天狗「その者は天狗か?」

文「いえ、恐らく違うかと妖力の質が大きく異なりますし、あの妖怪は我々が持ちえないほど強力な攻撃手段がありました」

大天狗「それは何だ?」

文「詳細は分かりませんが巨大な赤黒い剣でした、その剣で氷精を消滅させました」

 

まあ、妖精くらいなら消滅させられる妖怪はそれなりにいるんですけどね

 

大天狗「妖精くらいなら私でも消滅させられるが?」

文「威力からして、恐らくあの剣は鬼をも殺し得る武器である可能性があります」

大天狗「それは、警戒が必要だな」

文「報告は以上です」

大天狗「では、これからも監視し報告せよ」

文「はい」

 

さて、お家に帰ってお昼にしましょう♪

 

文「さて、お昼何にしましょう」

椛「あっ文様」

文「あっ椛じゃないですか、休憩ですか?」

椛「いえ、私の今日昼からなんです」

 

そんな事もあるんですねぇそれよりお昼です

 

文「では、これからお昼何ですけど一緒にどうですか?」

椛「はい♪」

 

おぉ椛は可愛いですねぇ……そういえばあの子も可愛いと思ってしまいましたねぇ……私ってもしかしてロリコン!?

 

椛「文様?」

文「えっ?あっいや何でもないですよ、さあ行きましょうか」

 

そして、お昼を済ませた文と椛はそれぞれの仕事へ文はユーナを探しに行く前にカメラを取りに椛は山の警備に…………なんか桃太郎の出だしみたいだな…

 

文「さて、カメラカメラ」

 

よし、早速探しに行きましょう!ん?あれは…

 

ユーナ「あっ羽生えた天狗!」

橙「…良かったですねぇ…」

フラン「ふふ、良かったねぇ」

 

あの化け猫の妖怪なんか疲れてませんか?

 

文「あれ?この辺の担当の椛は?」

ユーナ「あの白い犬の天狗かな?」

 

犬では無いのですが…

 

橙「…白狼天狗だよ」

フラン「…ふふ、可愛い」

 

あの子は確かあの異変の時に勇儀さんと相打ちになった子でしたよね…なんか雰囲気違いますねぇ

 

ユーナ「あの白犬天狗?は通してくれないから食べちゃった♪」

 

たっ食べた!?えっこの子妖怪も食べちゃう妖怪だったんですか!?

 

文「えっと…食べたんですか…」

ユーナ「うん♪思ったより美味しかったよ♪」

文「えっえぇ」

ユーナ「でも、今は貴女だよ♪」

 

えっ次は私が食べられるの!?にっ逃げないと!

 

文「食べられる前に、逃げます!」

ユーナ「あっ逃げたー!」

橙「そりゃ逃げるよ」

フラン「あんなに可愛いのにねぇ」

橙「違うそうじゃない」

 

可愛いのは可愛いですけど食べられたくは無いですよ!!

 

ユーナ「待てー!」

文「私は幻想郷最速!って速い!?」

 

えっウソぉ全然離れない、と言うかどんどん迫ってきてるぅぅぅ

 

ユーナ「捕まえた!」

文「痛っ」

 

痛い!羽掴まないで下さい!痛いですって!

 

ユーナ「やっと捕まえた」

文「幻想郷最速…」

ユーナ「じゃあ、早速」

 

あぁ食べられる…

 

ユーナ「羽見せて!」

文「えっ、はっ羽?」

ユーナ「うん!」

フラン「やっと追いついた」

橙「はぁ…はぁ…」

 

羽ってこの鷲掴みされてるからですよね…

 

フラン「ユーナは自分に似た人が、見たかったの?」

ユーナ「うん♪私はお姉様達みたいな羽じゃないからね」

文「でっでも椛を食べたって」

ユーナ「うん!私は吸血鬼だもん」

 

吸血鬼?その羽で?

 

文「吸血鬼ですか?じゃあそっちの方の様な日傘が必要なのでは?」

ユーナ「今日2回目だけど生まれつきなんだよ」

文「本当は天狗だったりしませんか?」

ユーナ「う〜ん、無いと思うよ?天狗って血を吸う妖怪じゃ無いでしょ?」

 

たしかにそうですね

 

文「そうですか」

ユーナ「じゃあ、羽見せて」

文「自分にも付いてるじゃ無いですか」

ユーナ「いいの!」

文「えぇ」

 

なんか思ったより子供っぽいですねぇ

 

ユーナ「ふむふむ、私の羽もこうなってるのかな?」

文「そうなんじゃないですか?すごく似てますよ?」

ユーナ「そういえば、白犬天狗は思ったより美味しかったけど、貴女はどんな味?」

文「えっ」

橙「…結局食べちゃうんだね」

フラン「ユーナは気分屋だから♪」

 

気分で私は食べられるんですか!?

 

ユーナ「じゃあ、いただきまーす」

文「えっちょっと待って…」

 

痛っ!首筋噛まれた!あぁなんか凄い吸われてる感覚…なんかいけない気分になってきたぁ///

 

橙「……なんでこの天狗は恍惚とした表情なんですか…」

フラン「……ユーナだからね」

橙「さっきの椛さんは普通でしたよ…」

フラン「…じゃあ、この天狗が変態なんだよ」

橙「そっかぁ」

 

はっ!なんか私の知らないところで私が変態認定されてる!

 

ユーナ「ご馳走さま♪ふふ、さっきの白犬よりも美味しい♪」

 

とうとう天狗すら無くなりましたね椛

 

文「あ、あややや…」

 

全然身体が動きません…

 

フラン「ユーナ、吸いすぎだよ」

ユーナ「えへへ、だって美味しいんだもん♪」

 

完全に貧血ですねぇ、妖怪だからそうそう死なないですけどねぇ

 

橙「大丈夫ですか、変…天狗さん」

 

今明らかに変態って言おうとしましたよね!

 

文「私は変態じゃありません…」

フラン「ユーナなら仕方ないよ!紅魔館の天使だよ!」

橙「あぁ、またフランちゃんが暴走してる」

ユーナ「ねぇねぇ、もっと貰っていいかな?」

文「駄目です!死んじゃいます!!」

 

流石に死んじゃいます!でも動けないぃぃぃ!

 

ユーナ「動けないだろうから、勝手に貰うね♪」

文「イヤァァァァァ」

ユーナ「ふふふ♪」

 

こうしてユーナは天狗というオヤツを得たのだった、本人達の了承はないものとする!

 

あや、やギリギリ生きてますねぇ…

 

文「…」

フラン「生きてる?」

橙「ギリギリで」

ユーナ「大丈夫?」

フラン「吸ったのユーナでしょ」

 

あぁ、意識が…

 

橙「あっ」

フラン「気を失った?」

ユーナ「じゃあ、この人のお家に運んであげよう♪」

橙「どんどん山の中に入っていく…」

ユーナ「いや、でも館に連れてって遊んでもらうって手も…」

フラン「流石に死んじゃうよ」

ユーナ「よし、館に連れて行こー」

 

そう言って文を担いだユーナは急ぎ気味で紅魔館に向かうのだった

 

文「うっうん?」

 

ここは?どこ?

 

パチュリー「あら、起きたのね」

文「えっと貴女は?」

パチュリー「私はパチュリー・ノーレッジ、この図書館の主で紅魔館の居候よ」

文「紅魔館って」

 

吸血鬼の本拠地じゃないですかー

 

パチュリー「貴女はユーナが運んできて、いきなり治療してって言って渡してきたのよ」

文「は、はは」

パチュリー「大方、ユーナに気に入られでもしたんでしょう、良かったわね気に入られたわよ」

 

気に入られたんですか…

 

パチュリー「ついでに、そのユーナは貴女の足にへばり付いて寝てるわよ」

文「えっ?わぁ!?」

 

全然気付きませんでした…

 

レミリア「ユーナ、ってあら?貴女だれ?」

パチュリー「ユーナが連れてきた天狗よ」

レミリア「…災難ね」

文「あっ貴女は?」

レミリア「私はレミリア・スカーレット、この紅魔館の現当主よ」

 

じゃあ、吸血鬼のトップ…見た目は幼女ですが

 

レミリア「そして、そのユーナ・スカーレットの姉よ」

パチュリー「ついでに、ユーナと一緒に居た金髪の吸血鬼もユーナの姉よ」

 

へ、へぇ…

 

文「あの…私これからどうなるのでしょうか…」

レミリア「さあね、ユーナがどうしたいかよねぇ」

文「えっとお姉さんなら何とかなりませんか…」

レミリア「無理ね」

 

即答ですか…溺愛してるのでしょうか…

 

レミリア「貴女をどれくらい気に入ってるから分からないけど、暴れられたら困るのよ」

文「お姉さんなら止められるのでは?」

レミリア「無理に決まってるじゃない、ユーナは言ってみれば暴君よ」

 

妹に暴君って

 

レミリア「ユーナが暴れたらこの幻想郷で止められる奴なんてそうそう居ないわよ」

 

えぇ〜でも、妹がアレなら同じ吸血鬼の姉なら…

 

レミリア「何を勘違いしてるか知らないけど、ユーナは普通の吸血鬼じゃ無いわよ、吸血鬼の中でも規格外よ」

文「そんなのに気に入られたと…」

レミリア「そうね、だから災難ね」

 

帰してくれるのでしょうか…というか生きていられるでしょうか

 




幻想郷に入ってユーナの収集癖が開花!変態チックな射命丸文をお持ち帰り、果たして射命丸文の運命やいかに!


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11話 魅了と醜態

引き続き射命丸視点
今回の射命丸はただ悲惨


さて、まずは状況確認です!大天狗様から霧の湖付近に移り住んだ妖怪の監視を受けて、あわよくば取材をと思い、途中経過を報告して、椛が食べられて、私は2回食べられて、お持ち帰りされたって所ですかね…

 

文「…そう言えば身体がダルくありませんね」

パチュリー「当たり前よ、増血剤無理矢理飲ませて、寝かせていただから起きたら少しは血が戻ってダルさは減っているはずよ」

 

有り難いのかな…だいぶ乱暴な気がしますが…

 

レミリア「それで、貴女、名前は?」

文「射命丸文です、鴉天狗です」

レミリア「それじゃあ、貴女これからどうするの?」

文「どうしましょう、この子に気に入られたんですよね…私って」

レミリア「そうみたいね」

 

正直、帰りたいですよ…帰してくれなさそうです…

 

レミリア「ユーナが起きたら大変そうね」

文「起きたら大変でも起きなかったら動けない…詰みです」

レミリア「そうね、ユーナの遊び相手として頑張りなさい」

 

はぁ、憂鬱です…

 

2時間後

 

文「…あの、この子起きないんですけど…」

パチュリー「よく寝る子だからね」

文「そうですか…」

 

そろそろ、私が眠くなりそうです…

 

ユーナ「おはよ〜」

 

あっ起きましたねぇ

 

ユーナ「あっ治った?」

文「はっはい…」

ユーナ「じゃあ遊ぼ♪」

文「…何をするんですか」

 

何をするかによっては私は死にそうです…

 

ユーナ「じゃあねぇ、鬼ごっこ!」

文「2人でですが」

ユーナ「じゃあ、お姉様達とこあも誘って鬼ごっこ!」

文「人数が増えるなら…」

 

2人だけで鬼ごっこって何ですかそれ拷問ですか…

 

ユーナ「呼んでくるね!」

文「はい…」

 

結局やらざるを得ない状況になっちゃいました、ここで帰ったら妖怪の山まで来るだろうし…

 

数分後

 

ユーナ「さあ、やるよ!」

フラン「久し振りにユーナと遊べる♪」

レミリア「2時間くらいぶりね」

文「そうですね…」

小悪魔「メンツがおかしくないですか!」

 

吸血鬼3人に天狗1人あとは、天狗から逃げまくってた悪魔ですか…

 

ユーナ「じゃあ、鬼決めよ!」

フラン「安定のクジ引き!」

レミリア「前回の隠れんぼは小悪魔だったわね」

小悪魔「今回は当たりませんように!」

 

鬼引いて速攻で終わらせたいです…

 

結果→小悪魔

 

小悪魔「そんな…バカな…」

レミリア「また、小悪魔ね」

フラン「今度こそ勝つ!」

ユーナ「今回も勝つ!」

文「制限時間は…」

 

制限時間がないと終わらないかもしれませんしね

 

レミリア「そうね、1時間くらいで良いかしら?」

フラン「そうだね」

ユーナ「良いよ♪」

 

1時間ですか、まあ、大丈夫でしょう

 

鬼ごっこ開始!

 

小悪魔「さて、10秒数えましょう…」

 

小悪魔「では、まずは見つける所からですね」

 

小悪魔「あっ居ました、あれはフラン様?」

フラン「見つかったか、でも捕まらなければ良い!」

小悪魔「捕まえます!」

フラン「こあには、捕まらないよ!」

 

速度は圧倒的にフランが優っているが、場所が何故か図書館なので小悪魔が移動用に張っていた魔法陣を使い先回りしフランを確保

 

フラン「ねぇ、その魔法陣ズルくない?」

小悪魔「ズルくありません!ルールには魔法陣を使ってはいけないなんてルールはありません!」

フラン「ぐぬぬ、あるわけ無いそんなルール…」

 

小悪魔「次はどこに……また羽が見えてる」

レミリア「あっまた羽が…」

小悪魔「追いかけましょう…」

 

またも、魔法陣を駆使し先回りしレミリアを確保

 

小悪魔「このぶんなら1時間以内に全員捕まえられそうです!」

レミリア「魔法陣とは…」

小悪魔「ふっふっふっ、図書館での私はパチュリー様の次に最強です!」

 

ほお、魔法陣ですか…急旋回の準備でもしておきましょう

 

小悪魔「開始から10分で2人…これはいける!」

 

小悪魔「おっ、あれは天狗ですね」

文「貴女には捕まえられませんよ」

小悪魔「図書館ではかなり私は強いんですよ!」

 

また魔法陣を使うも魔法陣の存在を知っていた文は急旋回しギリギリで小悪魔から逃れた

 

小悪魔「速い…急旋回で回避とは…」

文「ですから、捕まりませんって」

ユーナ「あっ鴉天狗!」

 

ここで、ユーナさん…今は一応味方のはず

 

小悪魔「ユーナ様も発見です!逃がしません!」

ユーナ「わっ、危ない危ない」

 

魔法陣で目の前に出るも、ギリギリで小悪魔の手を回避し天狗と一緒に逃亡

 

文「なっなんでこっちに来るんですか!」

ユーナ「それはねぇ、フランお姉様秘伝【身代わりアタック】」

 

そう叫ぶと、文に噛みつき血を吸い、動けなくしてから、小悪魔に叩きつけた

 

小悪魔「ぐぇ」

文「ぐっ」

 

また、血を吸われましたぁぁ動けないし身体がゾクゾクしますぅ///

 

小悪魔「…」

 

小悪魔が、文衝突の衝撃で気絶し、タイムアップ!

 

小悪魔「そんなぁ」

ユーナ「また、勝った!」

レミリア「フラン貴女、ユーナに何教えてるのよ…」

フラン「必殺技だよ!」

 

あやや、や…まだゾクゾクしてますぅ///

 

レミリア「貴女は変態なのかしら…」

文「へっ変態じゃないですよぉ///」

フラン「ユーナは天使!仕方ない!」

レミリア「フランも姉妹じゃなかったら、変態よね」

フラン「えっ!?」

 

だんだん落ち着いてきました…足腰に力が入りませんが

 

ユーナ「説明しよう!」

レミリア「この天狗がこうなってる理由をかしら」

ユーナ「そう!実はね、魔道書の中に魅了魔法ってあったから血を吸う時に使ってたら癖になっちゃったのだ!」

フラン「じゃあ、あの白い子が平気だったのは…」

ユーナ「多分だけど全力で押し殺していたんだと思う!」

 

魅了魔法…危うく変態扱いされる所でした

 

ユーナ「それか、あの白犬が私に全く興味性的な好奇心?が無かったからかな?」

レミリア「あの魔法、それじゃあ変態にしか聞かないじゃない…」

フラン「その魔法の発動条件は?」

ユーナ「《対象が術者に性的好奇心を持っている状態で接触する時に術者が対象に魔力を流すことで発動する》って書いてあったよ♪」

小悪魔「ユーナ様私よりサキュバスしてませんか…」

 

つまり…

 

レミリア「要はこの天狗はユーナに性的好奇心を持っていた、つまり変態であると」

フラン「そうなるね」

レミリア「フランにも効きそうねその魔法」

ユーナ「そうなの?」

 

この際もどうにでもなれ!

 

文がフランを拘束し、フランにも魅了魔法を使うことを促す

 

文「さあ!ユーナさんやっちゃってください!」

フラン「ちょっ、離せぇぇ」

レミリア「いいわよ、そのまま拘束してなさい」

ユーナ「じゃあ、やるよー!」

 

道連れです!

 

フラン「まっ待ってユーナぁぁ」

ユーナ「あむ!」

 

別に吸血しなくても良いはずなのに何故か吸血行為をしたユーナ

 

フラン「あぁぁぁ///」

レミリア「やっぱりね」

小悪魔「フラン様もですか!?」

 

道連れ成功です!

 

レミリア「それで、この天狗より効果が長いようだけどどうしてかしら?」

ユーナ「う〜と、吸血鬼だから効きずらいかな?と思って鴉天狗より多めに魔力流したからかな?」

レミリア「それで耐性は鴉天狗と対して変わらなかったからこうなったと…」

 

おぉ、悲惨ですねぇ

 

レミリア「ついでたから、この鴉天狗もやっちゃいましょう」

文「えっ!?待ってください!私はさっきやられましたよ!」

レミリア「その辺は私の気分よ」

 

また気分ですか!

 

ユーナ「じゃあ、頂きまーす」

文「まっ待って、まだ身体に力がってああぁぁぁ///」

 

こうして、恍惚とした表情の妖怪2人が図書館の床に転がっている図が出来上がった…

 

小悪魔「私もサキュバスとして覚えておくべきでしょうか」

パチュリー「誰かに使うのかしら?」

小悪魔「いえ、特には…」

パチュリー「じゃあ別にいいじゃない」

小悪魔「でも私サキュバスですよ?」

パチュリー「いいのよ」

 

まだ全然ゾクゾクがおさまりません///

 

文「///」

レミリア「なかなか、発動しないけど発動したら強力な魔法のようね」

パチュリー「戦闘では全くと言っていいほど使えないでしょうけどね」

レミリア「…ユーナの魔法って戦闘ではあまり使えないものばっかりよね」

フラン「///」

 

この効果時間は一体どれだけあるんですかぁ///

 

レミリア「それにしても、全然切れないわね」

ユーナ「だいたい、半日くらいこのままかな?」

 

そっそんなぁ///

 

文「///」

フラン「///」

 

レミリア「それで、ユーナ」

ユーナ「なに?」

レミリア「今日は楽しかった?」

ユーナ「うん!橙ちゃんと友達になったり、オヤツ兼ペットを見つけたりして楽しかったよ♪」

 

今オヤツ兼ペットっていいました!?これからこんなのが続くのぉぉ///

 

レミリア「いや、流石に飼わないわよ」

ユーナ「えぇー何でぇ」

レミリア「単純に飼い主に欲情するペットってなんか嫌じゃない?」

ユーナ「えぇーそーかなー、可愛いじゃん♪」

レミリア「貴女の感性はどうなってるのよ…」

 

もっと頑張って下さいレミリアさん///

 

レミリア「仕方ないわねぇ、そのかわり妖怪の山から返してと言われたら返すのよ」

ユーナ「うぅ〜仕方ないか…」

 

仕方なくないですよ!妖怪の山からいらないか判定食らったら一生このままになりそうじゃないですか!///

 

小悪魔「鬼がいます」

パチュリー「そうね、とんだ鬼畜ね」

レミリア「聞こえてるわよ!」

ユーナ「聞こえてるよ!」

 

実際鬼畜なんですから、いいじゃないですか!///

 

ユーナ「むぅー!怒ったから鴉天狗に首輪付けちゃうもん!」

パチュリー「どうぞ、ご自由に私に被害ないし」

小悪魔「ここにも鬼が…」

 

くっ首輪!?///もう本格的にペットじゃないですか!///

 

ユーナ「さぁて、こっちおいでぇ」

レミリア「動けないでしょ」

ユーナ「そうだったね、まずはリード取ってくる!」

レミリア「リードなんてあったかしら?」

パチュリー「さあね」

 

どうかありませんように!///

 

レミリア「そういえば、貴女ユーナに名前言ってないでしょ」

文「はっはい///」

レミリア「さっさと名乗らないと最悪ペットとして名前付けられるわよ」

小悪魔「流石にそれは…」

パチュリー「ないとも言えないわよユーナの場合」

 

そんなぁ///早く名乗らないと///

 

パチュリー「しかし、その魔法恐らく魔道書に、かいてあるものとは別のものよ」

レミリア「そうなの?」

パチュリー「えぇ、そもそも魅力魔法は精神干渉魔法よなのに身体にしか影響が出てないから、ユーナの知識不足でオリジナルの魔法になってるわね」

 

その方がタチが悪いじゃないですか///

 

レミリア「つまり、ただ単に醜態を晒させる魔法になってるわけね」

パチュリー「まあ、それで概ね間違いじゃないわね」

小悪魔「ただ恥ずかしい魔法…」

フラン「だっだいぶ落ち着いてきたよ///」プルプル

レミリア「まだ生まれたての子鹿状態だけどね」

小悪魔「でもこの天狗さんは…」

レミリア「やはり耐性とかはあったようね」

 

全然切れません///

 

レミリア「さて、そろそろ戻ってくるかしら?」

パチュリー「そうね」

ユーナ「リードあったよ!」

小悪魔「あったんですか!?」

レミリア「なんであるのよ…」

 

終わりました…なにもかも///

 

ユーナ「さあ、つけるよ♪」

文「やっ止めてぇぇぇ///」




悲報!射命丸文、ユーナのペットにされる!妖怪の山の返答次第では人生詰みフラグ!

射命丸はこの作品では基本こんな感じでネタ化している

最後に評価を付けてくれるとモチベ向上に繋がるかも( ˊ̱˂˃ˋ̱ )


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12話 椛と文ちゃん

今回は特に誰視点とかは無いかな…敢えて言うなら天狗視点



射命丸文が紅魔館にて首輪を付けられていた頃、妖怪の山では

 

大天狗「それで、射命丸はあの新参の妖怪に捕まり連れ去られたと…」

椛「はい…」

大天狗「今からあの新参の妖怪の館に行って、射命丸の安否を確認し、安全と判断すれば帰って来い」

椛「…連れ戻さなくてもよろしいのですか?」

 

流石に酷いような…気がします

 

大天狗「危険と判断すれば連れて戻せ、だか、安全ならば良い、元々射命丸にはあの妖怪の監視を任せていた、その妖怪の館にいるならば監視が捗ろう」

椛「それは、命の危険なら連れて戻せという事でしょうか」

大天狗「そうだ」

 

もし仮に文様が命の危機なら私は即死しませんか、それ

 

大天狗「犬走椛よ、あの妖怪の館に赴き射命丸の安否を確認せよ」

椛「はい」

 

———————————————————————————————

 

椛「…どうしましょう…あの片翼の妖怪に手も足も出なかったのにその本拠地に行けって…はぁ」

はたて「あら?椛じゃない、哨戒は?」

椛「あ、はたてさん、大天狗様の命で今から新参の妖怪の館に行かなきゃいけなくてですね…」

はたて「なんで?」

 

これって話して良いのかな?特に言われてないしいいか…

 

椛「文様がその新参の妖怪に連れ去られまして…」

はたて「連れ去られた!?」

椛「はい…」

はたて「それで、連れ戻して来いって?」

椛「いえ、安否を確認して危機なら回収、安全なら放置と…」

はたて「…何故に放置?」

椛「元々文様はあの妖怪の監視を大天狗様に任されていたらしくて、その任務の継続って事じゃないですか?」

 

ですが今は安全を祈るのみです…死にたくありません

 

はたて「文も椛も大変ねぇ…」

椛「そう思うなら代わってくれますか?」

はたて「嫌だ、行ってらっしゃい」

椛「ですよね」

 

はぁ、行きましょう…

 

椛「あの妖怪の館って霧の湖のすぐ近くにでしたねってあれかな?」

 

そこには目に悪そうな真っ赤な館が建っていた

 

椛「千里眼確認して帰っちゃダメでしょうか…」

 

そうして、千里眼で紅魔館を覗く事数分

 

椛「あれ?文様居ませんね?」

 

どうしてだろう?まさか地下?

 

椛「はぁ、直接行かないとですか…」

 

気が滅入りながら門の前にたった

 

美鈴「おや?何か用ですか?」

椛「えっと、ここに鴉天狗が連れてこられませんでしたか?」

美鈴「はい、連れてこられましたね」

椛「なら、その人の所まで案内して頂けませんか?」

美鈴「むぅ、私が案内したいのは山々なんですが、門の前から移動するわけにも行きませんし…あっそうだ!」

 

咲夜さんが居ました!咲夜さんに案内を頼みましょう!

 

美鈴「咲夜さん!ちょっと良いですか!」

咲夜「はい何でしょう美鈴さん」

椛「わぁ!」

 

この子急に現れた!?

 

椛「あの、見た限り人間のようですが、今のは?」

美鈴「私もよく分からないので咲夜さんに直接聞いて下さい」

椛「じゃあ、その鴉天狗の元に行くまで話してくれますか?」

咲夜「はい、分かりました」

 

———————————————————————————————

 

咲夜「私の能力は【時を操る程度の能力】です、それにより時間を止めて移動して能力を解除すると、急に現れたように見えるのです」

椛「すごく強そうな能力ですねぇ」

咲夜「…では、着きました」

椛「ありがとうございます」

咲夜「では」

 

あっ消えた

 

椛「さて、文様居ますか!」

 

その頃扉の向こうでは

 

ユーナ「うん!首輪似合ってるよ♪」

文「嬉しくないですよ…」

 

魅力魔法は切ましたけど結局リード付けられちゃいました、それにこのリード何故か全然切れません…

 

文「あのユーナさん、このリード何ですか全然切れ無いんですけど」

ユーナ「そのリードはね、本当はリードじゃなくて、倉庫にあった首輪型の封印具だよ」

文「ふっ封印具!?」

 

あやや、ユーナさんマジで私の事飼う気だ!

 

ユーナ「でも安心して!能力を使えなくするんじゃなくて、ただ主人に攻撃出来ないようにするだけだから♪」

パチュリー「その封印具は間接的に攻撃しようとしても能力とかを封印するから気をつなさい」

文「えっえぇ」

 

切れないし外せない、詰みました…

 

レミリア「ふっふふ…にっ似合ってる…ふっ…わよ」

文「すごい笑ってるじゃないですか!」

ユーナ「そう言えば名前…」

 

はっ!しまった!

 

文「私は!射命丸文です!」

ユーナ「あっそうなの?名前付けようかと思ったのに残念…」

 

危なかった!しかも本当に名前付けるつもりだったんですか!

 

レミリア「もう、いっそ名前付けられればよかったじゃない」

文「良くないですよ!」

フラン「凄い絵面になったね、鴉天狗がユーナにリード付けられてる…」

文「…ペットって…」

 

その時、図書館の扉の方から声が聞こえてきた

 

椛「文様!居ますか!」

 

あっその声は椛!これで助かる!……いや待てよ…私って今リード付けられません?…

 

椛「入りますよ!」

文「えっちょっと待って!」

パチュリー「どうぞ」

文「ちょっ!どうぞって!」

パチュリー「知らない声だし客人でしょ?美鈴が通したって事は」

レミリア「そうなるわね」

 

不味い、不味いですよ!こんな姿見られたら!

 

椛「見つけました!文さ…ま…」

文「あっあぁぁ…」

フラン「部下に見つかっちゃったね、ふふふ」

椛「……何やってるんですか、文様」

文「あっいや、これは!その!」

ユーナ「気に入ったからペットにしたの♪」

 

何で行っちゃうんですか!

 

椛「あっ貴女は!」

ユーナ「私はユーナ・スカーレット♪」

椛「私は犬走椛です、どうやら安全そうですね」

ユーナ「安心して良いよ♪ペットは大事にするよ♪」

 

ペットって、言わないでぇぇぇ!

 

椛「そうですか、では」

文「待って!助けに来たんじゃないの!?」

椛「いえ、様子見に来ただけです」

文「何で!?」

椛「大天狗様の命としか言いたくありません」

 

そんな!これじゃあいつ帰れるかわかんないじゃないです!

 

レミリア「あら?帰るの?ゆっくりして行けばいいじゃない」

椛「…そうですね、ではお言葉に甘えて」

 

状況が悪化したぁぁぁ!

 

レミリア「じゃあ、紅茶を用意するわね」

文「あっあの…ここでですが?」

レミリア「当たり前でしょ?いや、地上の客室にしましょうか流石にお客様に地下でお茶はなんか失礼かしら」

 

こっこれなら、これ以上椛に見られる心配も…

 

ユーナ「私も紅茶飲みたいから一緒に行く!」

 

はい、行ってらっしゃい!

 

ユーナ「ほら文ちゃんも行くよ!」

文「あっ文ちゃん!?しかも一緒行くんですか!?」

ユーナ「ほら!行くよ!」

文「あっちょっ!やめ!引きずらないで!」

 

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椛「文様、良かったですね、優しそうなご主人様が出来て」

文「良くないですよ!」

椛「ペットは大事にするってさっきユーナさんが言ってましたよ」

ユーナ「うん!言ったよ、ペットは家族だよ♪」

椛「だそうです」

 

とりあえずは、心配なさそうです安心です…はぁ考えるの面倒です…

今日は本当に厄日です、文様連れ去られるし、様子見に行かされるし、文様がペットになってるし…本当にもう考えるのが面倒です…

 

レミリア「どうかしら?口に合えば良いけど」

椛「あっ凄い美味しいです♪」

 

ここに来たのは良かったかもしれません♪

 

ユーナ「お姉様の紅茶は凄い美味しい♪」

椛「えっ!?この紅茶?は貴女が?」

レミリア「えぇ、メイドは妖精だから入られても美味しくないし、咲夜はまだ研修中だしフランとユーナは飲む専門だしね」

椛「この館の当主自ら…」

 

実は凄い事なのかもしれない…

 

レミリア「そう言えば自己紹介がまだだったわね」

椛「そうでしたね、私は犬走椛っていいます」

ユーナ「白犬!」

椛「白狼天狗です!何で前より酷くなってるんですか!少なくとも前は天狗が残ってましたよ!」

レミリア「あぁ、白犬って貴女のことだったのね」

椛「えっ!?」

 

この館で白犬認定!?

 

文「ぷぷぷ、白犬だって」

 

イラ

 

椛「ペットの文ちゃんには言われたくありません」

文「あぁぁ、とうとう椛にも完全にペット認定されたぁぁぁ!!」

ユーナ「ほら、文ちゃん、クッキーあるよ」

文「頂きます!」

 

あっ貰うんだ…もはや餌付けされてる…

 

レミリア「それで、その鴉は回収しないのかしら?」

椛「はい、上司から様子を見に行って危険なら回収するように言われてました」

レミリア「じゃあ、安全なら?」

椛「放置です」

レミリア「その上司凄いわね…悪い意味で」

 

私もそう思います

 

ユーナ「じゃあこれで文ちゃん飼うの何の問題もないよね♪」

レミリア「そうね…無くなっちゃったわね」

椛「?残念そうですね?」

レミリア「そりゃそうよ、主人に欲情するペットって何か嫌だと思わない?」

椛「えっ?文様はユーナさんに欲情したんですか?」

 

その言い方は止めて!

 

レミリア「そう言えば貴女もユーナに吸血されたのよね」

椛「えぇ、酷い目にあいましたよ」

レミリア「それは、ごめんなさいね」

椛「いえ、もういいですよ…しかしそれがどうかしたんですか?」

レミリア「実はユーナね、新しい魔法を試して使ってたら癖になったらしくて吸血する時に魅力魔法が発動するのよ」

 

魅力魔法ですか…?でも、私はなんともありませんでしたね…貧血にはなったけど

 

レミリア「それで、その魔法の発動条件に術者に性的好奇心がある場合って言うのがあってね」

椛「それが発動したと…」

レミリア「えぇ、そうよ」

 

そんな、ゴミを見るような目で見ないでくださいよ…

 

椛「自分より明らかに幼い子に欲情って…変態ですね」

レミリア「変態ね」

フラン「変態だね」

文「フランさんも発動したじゃないですか!」

ユーナ「じゃあ、フランお姉様も変態?」

フラン「ぐはっ」

 

あっ気絶した

 

椛「…このフランさんはユーナさんの姉ですよね」

レミリア「そうね」

椛「自分の姉妹の欲情って…」

レミリア「フランは重度のシスコンなのよ」

 

でも待てよ?そう言えばレミリアさんにはあの魅了魔法使ってませんね

 

文「レミリアさんは魅了魔法試されてませんよね」

レミリア「そうね」

文「試されてみては?」

レミリア「その羽、叩き折るわよ」

文「ひっ!」

 

今は抵抗出来ないんですよ!

 

椛「…いつまでそんな首輪付けてるんですか」

文「取れるなら取ってますよ…」

椛「そうなんですか?あっ本当だ取れない」

レミリア「封印具だもの使用者にしか解除出来ないわよ」

椛「この場合はユーナさんですか」

レミリア「そうなるわね」

 

ユーナさんしか外せないんですか!?これってユーナさん寝てるじゃないですか

 

レミリア「やけに静かだと思ったらユーナ寝てたのね」

椛「寝てる姿は小さくて可愛いですね」

レミリア「そうね、フランと5歳しか変わらないのにどうしてこうも小さいのかしらね、やっぱり能力の影響かしら?」

 

ユーナさんの能力ですか…

 

椛「?ユーナさんの能力って身長に影響があるんですか?」

レミリア「いや、憶測でしかないわ、まあ要は強力故にその副作用かな?とね」

椛「ユーナさんの能力って強力なんですね」

 

良いですよ椛そのまま能力を聞いちゃいましょう!私は聞けません…下手に失言すると羽を本当に折られそうです…

 

レミリア「本当は強力なんてものじゃないんだけどユーナがこんなだからね」

椛「へぇ、どんな能力何ですか?」

 

ナイスです!椛

 

レミリア「…ユーナの能力を知ってユーナを悪用しようとするなら、その尻尾と耳を引きちぎるわね」

椛「怖いこと言わないでください!」

レミリア「じゃあ話すわね」

椛「えっ!?」

レミリア「【やりたい事をやる程度の能力】万能にも程ががあるわよ」

 

やりたい事をやる?そんな事私でも出来ますよ?

 

椛「それってただユーナさんが自由な方ってわけじゃ」

レミリア「いや、貴女達のやりたい事をやるって言うのはできる事をでしょう」

文「まさか」

レミリア「えぇ、ユーナの能力は万能よ何でも可能にするわ、ただし相手に使う場合は接触する必要があるんだけどね」

 

何でも可能にって…

 

椛「何でもって」

文「それなら、私に性的好奇心を持たせることも…」

レミリア「いえ、それは関係無いわ」

 

ですよねぇ〜




とうとう射命丸は妖怪の山でもペット認定を受ける!

ここでユーナのプロフィール変動

ユーナの認識に何人か追加
椛→白犬、ペットにしたい
文→ペット、文ちゃん
チルノ→元最強、友達
橙→友達
大妖精→友達
リグル→男?ゴキ?、友達
ルーミア→そーなのかー、友達
慧音→先生

ユーナの好きな人に追加

フラン、小悪魔、文ちゃん

他は嫌われて無いがこの3人が特に好かれている


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13話 天魔と教育

またも天狗視点かな?


文「…ねぇ、椛」

椛「はい?何ですか?」

文「私をここに放置するのって、ここの人達の監視のためだよね」

椛「そうですね」

文「でもさ、ここに放置されたら私監視だけして報告出来ないんだけど」

 

これなら回収せざるを得ないはず!

 

椛「定期的に私がここに来るのでその時に報告書を提出して下さい」

文「あっそうですか…」

 

大天狗様に見捨てられてないかな、これ

 

文「あっそうだ、この事は絶対に絶対に、天魔様には言わないで下さい」

 

あの方なら絶対に弄りに来る

 

椛「安心して下さい、私は天魔様には言いません」

文「それなら安心です」

椛「では、私は帰りますね」

文「連れて帰ってくれたりは」

椛「しません」

 

ですよね

 

椛「では、文様の御主人にはよろしく言っといてください」

文「悪意を感じる言い方ですね…」

レミリア「あら?帰るの?」

椛「はい、もう良い時間ですし」

フラン「次来た時は一緒に遊ぼうね♪」

 

良いんでしょうかこれで…仮にも監視対象ですよね…

 

椛「はい、その時はよろしくお願いします」

文「遊んであげるんですね」

椛「下手に断ってユーナさんに拉致されたくありません」

文「あっそういう」

レミリア「流石に断っただけで拉致はされないと思うわよ…多分だけど」

 

自信は無いんですね

 

フラン「でも、それあるかもよ」

文「そうなんですか?」

 

ユーナさんって一体…

 

フラン「幻想郷に来てからユーナよく動物見てるからね、飼いたいのかな?」

椛「そう言えば私達は天狗とは言え動物の様な部分がありますね」

 

確かにそうですね、私が鴉で椛が…犬?

 

レミリア「そうなの?」

フラン「うん、窓から鳥を見てたり、八雲紫の式を凝視してたりするよ」

 

八雲紫の式と言えば、狐と猫ですか

 

フラン「つまりユーナは動物っぽければ多分、許容範囲内じゃないかな?」

レミリア「ほっといたら紅魔館が動物園になりそうね…」

フラン「それはそれで面白そう♪」

レミリア「…駄目よ」

 

そりゃそうですよ、吸血鬼の館が動物妖怪の館になりますよ

 

レミリア「ユーナがそんなに拾ってきてお世話しきれる気がしないもの」

文「そこですか!?」

レミリア「まあ、何はともあれ見送りくらいするわ」

椛「ありがとうございます」

フラン「じゃあねー」

椛「さようなら」

 

さようなら〜はぁ、本当は私も帰る所一緒なんですがね…

 

———————————————————————————————

 

椛「以上が昨日紅魔館であった事の報告です」

大天狗「そうか…はぁ、流石にこれは天魔様に報告が必要か…」

椛「そうですね…山の鴉天狗が何処ぞでペットにされてますからね」

大天狗「はぁ、今からもう気後れするな…」

 

そう言えば私って天魔様を見た事も無いんですよね、文様は天魔様に会った事があるですが

 

椛「あの…天魔様とは一体どういった方なのでしょう」

大天狗「そうだな、一言で言えば公私ハッキリされた方だな」

椛「それでは気後れする事は無いのでは?」

 

今は仕事中でしょうし

 

大天狗「確かに仕事中は完璧に仕事をこなす方だが、どうも仕事以外の時間の天魔様は、自由が過ぎる…」

椛「というと…」

大天狗「いち早く仕事を終わらせ、気付いたらもう居ないなんて事しょっちゅうだし、一部の部下と遊んでる所もよく見かけるのだ」

 

もしかして、その一部の部下って

 

大天狗「そう、射命丸だ…一緒になって問題を起こすのだ」

椛「でも、報告には行くんですよね」

大天狗「勿論だ、では行くとするか」

椛「では、私は哨戒に戻ります」

 

正直関わりたくないです

 

大天狗「犬走、お前も来てもらうぞ」

椛「…はい」

 

…これは、仕方ない、仕方ないんです…

 

———————————————————————————————

 

大天狗「天魔様…至急報告があります」

天魔「入って下さい」

 

この人が天魔様…綺麗な方だなぁ

 

天魔「至急の報告とはなんです」

大天狗「はい、最近幻想入りした妖怪の監視を任せていた射命丸が拉致され……ペットにされました」

天魔「…」

 

そりゃあ黙りもしますよね、自分の部下がペットにされたら

 

天魔「そうですか…」

大天狗「はい」

天魔「では、仕事も終わりましたので」

大天狗「あの…どちらに…」

天魔「勿論…文を少し見てきます」

 

絶対に見にいくだけじゃないですね

 

椛「では、私も同行します」

天魔「あら?貴方は?」

椛「犬走椛です」

天魔「そう…貴方が」

 

?何故天魔様が私を知っているのでしょう…いや、十中八九文様ですね

 

天魔「では行きましょうか」

椛「はい」

 

———————————————————————————————

 

レミリア「…それで、天狗の頂点が何の用よ」

天魔「いえいえ、今はオフですので遊びに…文を見にきたんですよ♪」

 

言い換える必要ありますか?それ

 

レミリア「ねぇ、椛…天狗の頂点がこれで良いの?」

椛「仕事はしっかりやる方らしいので」

レミリア「はぁ」

天魔「さあ、文は何処ですか?」

 

ユーナさんと居るでしょうがね

 

レミリア「ユーナと一緒に…いや、ユーナがあの天狗で遊んでるでしょうね、図書館で」

天魔「ぷぷ、遊ばれてるって」

 

本当に妖怪の山の頂点何でしょうか…

 

レミリア「咲夜、この2人を図書館まで案内しなさい」

咲夜「はい」

天魔「お願いね♪」

 

はぁ…

 

———————————————————————————————

 

咲夜「ユーナ様、椛さんとお客様が来ていますよ」

ユーナ「お客様って誰だろう?」

文「椛と一緒なら、はたてでしょうかね」

ユーナ「はたてって誰?」

文「私の同僚の鴉天狗です」

 

元同僚かも知れませんが

 

天魔「文!見に来たよ!貴方ペットになったんだって?」

文「…椛…」

椛「私が話した訳じゃないので」

ユーナ「ねぇねぁ、貴方がはたて?」

天魔「いいえ、私は天魔です♪」

 

最悪です!これならはたての方が100倍マシです!

 

天魔「貴方が文の飼い主さん?」

ユーナ「うん♪」

天魔「自分より幼い子に飼われてる…ぷぷ」

文「ぐぬぬ」

天魔「それに、首輪まで付けて可愛いわよ♪」

 

完全に煽ってますね

 

ユーナ「うん♪可愛いでしょ♪」

天魔「はい、とっても…ぷぷぷ」

文「この首輪さえ無ければ…」

天魔「外せないの?文も鈍ったわね」

文「ち・が・い・ま・す!この首輪は封印具なんです!」

 

そう言えばそうでしたね

 

椛「天魔様なら外せるんじゃないですか?

文「はっ、それなら早く外して下さい!」

ユーナ「ダメだよ、めっ!てするよ!」

 

ユーナさん…そのノリでも悲惨な未来しか見えませんよ

 

文「じょっ、冗談じゃないですか、ははは……はぁ」

天魔「アハハハ、完全に服従してるじゃない、アハハハ」

椛「ふふ…そうですね」

 

もう立派なペットですね、ふふ

 

天魔「それと、その首輪ね、私でも外せないし、外さない♪」

文「もう良いですよ…ユーナさんに逆らったら軽いノリで酷い目にあいますよ…」

天魔「へぇ〜、ねぇ、ユーナちゃん」

ユーナ「なに?」

天魔「文へのお仕置きって例えばどんな事するのかな?」

 

うわぁ、知らないからこそできる弄り

 

ユーナ「血を吸うのと魔法の実験かな?」

天魔「へぇ〜、ちょっと両方見せてくれるかな?」

 

魔法の実験…昨日私が帰った後で一体何が…

 

ユーナ「良いよ♪」

文「えっ!?ちょっと止めて!来ないで!」

ユーナ「だ〜め♪」

 

毎度恒例の吸血による魅了魔法発動

 

文「だっダメなんですよ〜///」

ユーナ「昨日ね、時間を短くする代わりに効果を増す方法を思いついたんだ♪」

 

そう言って説明している後ろで文は悶えていた

 

天魔「子供だから、軽めなのかと思ったらなかなかに、その…エロいね…」

椛「天魔様のせいでもう一つお仕置きメニューをこの後くらいますけどね」

天魔「ちょっと罪悪感が」

 

ちょっとなんですね

 

ユーナ「魔法が効いてるうちに次もやっちゃおう♪」

天魔「えっ」

文「えっ///」

椛「これは酷い」

 

なにするか知らないけどこの状態でやるの?本当に?

 

ユーナ「何の魔法にしようかな?」

天魔「自分で言っておいてなんだけど、ご愁傷様」

椛「お悔やみ申し上げます」

文「死んでません///」

 

これから死にますね…

 

ユーナ「そうだ!この電気の魔法にしよう」

天魔「それ死なない?」

ユーナ「大丈夫だよ♪雷じゃなくて電気だからどうせパチってなるくらいでしょ♪」

 

その自信は一体何処から…

 

ユーナ「じゃあ行くよ♪」

 

魔法は成功、だか予想外な事もあった、それは威力だ

 

文「ギャアアアァァァ」

 

その威力は少しパチっとするものかと思いきや、大きな音を立ててバチバチと鳴り床に流れて行った、あまりの威力に術者であるユーナの髪の毛は所々静電気で跳ねていた

 

ユーナ「あれぇ?」

天魔「……文…その…ゴメンね」

文「あ…ああ…あ…」

椛「大丈夫では無いような」

ユーナ「死んで無いから大丈夫だよ」

 

そう言う大丈夫だったんですか!

 

天魔「貴女なかなかにクレイジーね」

ユーナ「ふふふ、可愛いよ、文ちゃん」

 

ユーナさんは危険ですね、感電して半分失神状態の文様を撫で回して可愛いって…サイコパス?

 

フラン「私の教育の賜物だね♪」

椛「…貴女は何を教育してるんですか、まったく」

フラン「大変だったんだよ?お姉様にバレないようにやるの」

 

最初から怒られる前提ですか

 

天魔「文はこれでも反撃しないのね」

椛「すいません天魔様それ、反撃しないんじゃなくて、出来ないんです」

天魔「この首輪?」

椛「はい、なんでも主人に危害を加えることが完全に出来ないらしいです」

天魔「ちょっといじりに来たらなかなかに、凄い事に」

 

これで、流石に回収になるのかな?

 

天魔「よし!様子見も終わったし帰るか」

椛「えっ?帰るんですか?」

天魔「言ったでしょ?見に行くって」

 

本当に弄りに来ただけなんですね…

 

天魔「それに、なんかまずい気がするのよね、あの子変なスイッチ入ったわよ」

椛「えっ?」

フラン「あ…あ……ああ」バチバチ

 

いつの間に!?

 

ユーナ「なんか楽しくなってきたよ♪」

天魔「じゃあね、ユーナちゃん」

ユーナ「えぇーもう行っちゃうの」

天魔「ほら、椛置いてくから、ね?」

 

あっ身代わりにしましたね!?

 

ユーナ「じゃあ、やるよ♪」

椛「…私に魅了魔法は効きませんよ」

ユーナ「大丈夫だよ、魔法いっぱい覚えてあるんだから」

椛「一体何を…」

ユーナ「そうだねぇ」

 

もう、嫌な予感しかしない、隙をみて逃げよう

 

ユーナ「まず、拘束魔法」

椛「しまった!」

 

これじゃ隙があっても逃げられない!

 

ユーナ「次はね…」

レミリア「その辺にしときなさい」

ユーナ「うぅ〜、はーい」

レミリア「いい子ね」

 

助かりましたぁ

 

天魔「いやぁ、良かったね椛」

椛「天魔様…身代わりにしようとしましたよね」

天魔「細かい事は良いのよ」

 

細かくは無いです!

 

天魔「と言うか、その拘束魔法、解か無いの?」

椛「私じゃあ、解けないんです」

ユーナ「首輪付ける?」

天魔「それ、面白いわね」

椛「付けませんよ!」

 

文様と一緒にペット生活になっちゃうじゃないですか!

 

レミリア「私が解くわよ」

椛「助かります」

レミリア「これ以上、人の所から勝手にペットにすると紫になんか言われそうだしね、それと、フランまたユーナに変な事を教えたわね」

フラン「そっそれは、その、こんな感じのユーナも可愛いかなって、思って、つい…」

 

もう復活したんですね

 

紫「別に殺さなければ何も言わないわよ?」

レミリア「紫…また急に」

天魔「確かに、幻想郷のバランスには問題ないからね」

紫「えぇ、天魔、貴女や他の所のトップをペットにされなければね」

 

天魔様をペットって…そもそも、ユーナさんは天魔様の事をどう認識してるんでしょう?

 

天魔「仮にペットになるにしても、この子のペットは断固拒否したいわね」

紫「そうね、その首輪無しでもひどい事になるもの」

ユーナ「あっ紫だ、何?ペットの話?」

紫「貴女のペットにはなりたくないって話よ、そもそも飼うなら動物にしなさい」

 

それを本人に言いますか…

 

紫「普段は温厚なのに、どうしこうもたまにおかしくなるのかしら」

天魔「アレが温厚…」

レミリア「大体はフランがユーナに変な事を教え込んでるからよ、私に黙ってね」

 

ここまで、要らない教育もそうないですよね…

 

椛「ほら、文様いつまで寝てるんですか」

文「少しは心配してくれても良いじゃないですか…」

椛「…大事にするって何だったんでしょうね」

文「ペット虐待ですよまったく」

 

完全に洗脳されてますね、もう自分でペット発言してますし……

 

フラン「そっちの教育も完璧だよ♪」

椛「…貴女の仕業ですか…」




この作品での天魔様は公私をハッキリつける完全両立者で私的な時間はよく射命丸と遊んでいたくらいフレンドリーで煽ってたり弄ったりする人

椛は苦労人、この作品の苦労人四天王の一角を担う者!
ついでに苦労人は椛、紫、妖夢、鈴仙の予定
紫は異変時に苦労する


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14話 ユーナと霊夢

久しぶりのフラン視点


ユーナ「今日はお外に行こうよ」

文「私は外に出たくないんですが」

フラン「ほら行くよ!」

 

ちゃっかり私も付いて行くスタイル!

 

文「嫌ですよ、外に出たら色んな人にこの首輪見られるじゃないですか」

フラン「いいんじゃないかな」

ユーナ「そうだよ♪」

 

それにしても外か、最近はこの天狗で遊んでたから久しぶりだなぁ

 

フラン「ユーナ、今日はどこに行くの?」

ユーナ「どこに行こうかな…あっそう言えば紫がね、博麗神社って所があるって言ってたよ」

 

博麗神社?神社に行くの?

 

文「博麗神社ですか、あそこには博麗の巫女と妖怪くらいしか居ませんよ?」

ユーナ「博麗の巫女っていうのに会いたい♪」

フラン「どうして?」

ユーナ「紫が、気に入ってるらしいから」

 

なぜ紫が気に入ってるから会いたいんだろ…

 

文「気に入っていると言うかその、博麗の巫女も幻想郷の管理者側だから同じ管理者である紫さんは他の人間より距離が近いんですよ」

 

博麗の巫女って管理者なんだ、だったらなんで私達の時に出てこなかったんだろ?

 

ユーナ「博麗神社、早く行こうよ」

文「行く事は決定なんですね」

フラン「ユーナはその場の気分で行動を全て決定してるからね、今はそう言う気分なんだよきっと」

 

ユーナは私やお姉様とも違う性格してるからなぁ、どちらかと言うと私に近いかな?

 

文「それでも私は行きたくないんですけど、あそこに行くには人里を通りますし…」

ユーナ「文ちゃん場所知ってるだね、じゃあ案内してよ」

フラン「墓穴を掘ったね、文」

文「…本当ですよまさかユーナさんが場所を知らないとは」

 

場所知らないのに行こうとしてたのか…どうやって行こうとしてたのかな?

 

フラン「ユーナ、場所知らないならどうやって行くつもりだったの?」

ユーナ「人里で慧音に教えてもらおうと思ったの」

 

慧音?誰だろそれ

 

文「慧音さんなら教えてくれますね、では行ってらっしゃい」

ユーナ「行って来まーす」

文「これで良し」

フラン「文、甘いよ」

文「え?ぐぇっ」

 

ユーナはリード掴んだまま走って行ったんだから引きずられるよね

 

文「首!首絞まってます!」

ユーナ「あれ?」

フラン「ほら行くよ」

文「助かりました…死ぬかもと思いましたよ」

 

妖怪なんだしそう簡単に死なないけどね

 

ユーナがリードを掴んだまま飛ぶ事数十分

 

文「あの…行き先は博麗神社ですよね」

ユーナ「そうだねぇ」

文「じゃあなんで高度を落としてるですか…」

ユーナ「人里に寄ってから博麗神社にいくから」

 

結局人里には行くんだね、ドンマイ文

 

文「また、とても恥ずかしい思いをするんですねぇ」

フラン「遠い目をしてるけどもう着くよ?」

ユーナ「よーし、慧音!」

 

慧音の名前を呼んで人里を走って行くユーナ、勿論リードは離さない

 

文「…はぁ、周りの目が」

フラン「完全に奴隷のそれだよね」

文「酷い例えですねぇ、一応ペットですよ私」

 

うん、ペットの自覚が備わって来たね、頑張った甲斐ががあったよ

 

慧音「おや?ユーナではないか、それと天狗とそっちは?」

フラン「私はフランドール・スカーレット、フランって呼んでね」

文「ご、ご無沙汰です慧音さん…」

慧音「フランか宜しくな、それと文…何をやっているんだ」

 

なんか大人っぽい人だなぁ

 

ユーナ「前に人里に来た時に妖怪の山に行くって行ったでしょ?その時に持ち帰ってペットにしたの♪」

慧音「お前は同じ羽の妖怪が見たかってのではないのか?」

ユーナ「それもあるけど、どんな味がするのか気になって吸ってたら気絶しちゃったから、お家まで運んだの」

 

普通は運んで介抱して帰すんだけど、ユーナは気に入ったからペットにしちゃったんだよね…

 

慧音「普通、介抱したら帰さないか?」

ユーナ「帰さない♪」

慧音「…そうか」

 

ユーナはその辺は非常識だからね

 

フラン「それでユーナはなんで人里に寄ったの?」

ユーナ「慧音に文ちゃんを見せに来た」

文「その為だけに私はこんな…」

慧音「嫌なら抵抗すれば良いだろう」

 

まあ、そうなるよね、知らないもんね

 

フラン「この首輪は封印具だからユーナに攻撃出来ないし外せないんだよ」

慧音「また難儀な物を付けられたな文よ」

文「抵抗出来るなら最初っからしてますよ」

 

そうだろうね、急にペットにされて抵抗しないはずないもんね

 

フラン「まあ、絶対服従でもないし良いじゃん」

文「絶対服従みたいなものですよ、これ」

慧音「天狗としての誇りはどこに捨てて来たんだ…」

文「誇りで飯が食えますか!」

慧音「どうしてそうなった」

文「いやね、ご飯自分で作らなくて良くなりましたし、何より私が作るよりあの家のご飯美味しいんですよね」

 

もう、思考は完全にペットだね…ふふ

 

慧音「そうじゃない、なぜペットである事に甘んじているのかって事だ」

文「もう、お仕置きは勘弁して欲しいからですかね」遠い目

慧音「お前に一体何があった…」

 

ユーナのあれはお仕置きと言う名の遊びだからね、だから手加減とか無いんだよね…ユーナは遊びに全力だから…

 

文「ユーナさんはもう完全に私の事はペット扱いですし、これからの事はもうペットで良いかなって」

慧音「お前が良いなら良いが…」

フラン「その辺のペット根性は教育済みだよ♪」

慧音「もはや教育ではなく洗脳ではないかこれ」

 

そうとも言うね

 

ユーナ「じゃあ、慧音にも見せたし博麗神社に行くよ」

文「では、行きましょうか」

フラン「やけに素直になったね」

文「話している間に、ユーナさんのお仕置き以外何不自由がないなと思ってしまって…」

 

確かに仕事無いし、遊んでるだけでご飯も出るからね

 

ユーナ「むぅ〜そんな事言ってたら血を吸っちゃうんだから!」

文「止めてください!お願いします!せめて紅魔館に帰ってからにした下さい!人里であれは…」

 

自分より明らかに幼い子供にすがりつく鴉天狗の図はなかなかにシュールだった

 

慧音「一体何されたらこうなるんだ、これでもプライドが高い部類の妖怪だぞ、完全にプライドがへし折れてるじゃないか」

フラン「ユーナの遊びはプライドをへし折るくらい訳ないよねあれは…」

 

あれは流石に私でもここでは勘弁かな…あとで恥ずかしくて死にたくなるよ

 

フラン「でも、最近は減って来たんだよ?」

慧音「そうなのか?」

フラン「うん、ペットにされてから始めは1日に数回は食らってたからね」

慧音「じゃあ最近は?」

フラン「最近は週に数回かな」

 

減った要因は間違い無く、プライドがへし折れたからだけどね

 

フラン「じゃあ、行こうか」

ユーナ「うん」

文「…はい」

慧音「ではな」

ユーナ「バイバイ」

 

人里か、楽しそうなところだね…たまに来るのも良いかも

 

それからまた飛ぶ事数十分

 

文「あれが博麗神社です」

ユーナ「へぇ〜あれが」

フラン「紫も居たりして」

ユーナ「それはそれで楽しいよ?」

 

紫も何だかんだで好かれてるね

 

ユーナ「到着!」

フラン「それで、本当に巫女に会いに来ただけなの?」

ユーナ「今はそれだけだよ」

 

これから増えるんだろうね

 

紫「あら?貴女がここに来るなんてね」

ユーナ「紫居たねお姉様」

フラン「そうだね」

紫「それで、博麗の巫女に何か用かしら?」

ユーナ「用は無いよ見に来ただけ」

 

今のところはね

 

紫「そう、でも今は子育てで忙しいわよ?」

文「子育てですか?」

紫「そうよ、次の巫女になる子よ」

フラン「へぇ」

ユーナ「博麗の巫女は人間なの?」

 

まあ、そうでしょうね、妖怪ばかりが管理してたら人間と妖怪の共存は難しいだろうから

 

紫「そうよ」

ユーナ「じゃあ見てくよ♪」

先代巫女「紫?お客様?」

ユーナ「あっ、貴女が博麗の巫女?」

先代巫女「いや、今はもう違うかな、今は引き継ぎ中だから」

 

引き継ぎか…

 

紫「それで、霊夢の修行は進んでるかしら」

先代巫女「そうね、順調よ天才的ね」

紫「そう、それは良かった」

ユーナ「ねぇねぇ、その霊夢ってどこ?」

 

次の巫女になる子に興味あるのかな?

 

紫「正直合わせたく無いのよね」

先代巫女「それは何で?」

紫「常識が破壊されるからよ」

先代巫女「どう言う事?」

紫「例えばほら、そこの天狗よ」

 

文のことだね

 

先代巫女「天狗?って文じゃない」

文「…お久しぶりですね…」

先代巫女「どうしたの?仕事は?」

文「…今はそのユーナさんのペットです…はい」

先代巫女「…は?」

 

そりゃそうなるよね、知り合いがいつのまにかペットになってるんだもん

 

先代巫女「えっと、ペット?」

文「はい…」

先代巫女「紫…どう言うこと?」

紫「端的に言えばユーナにオヤツ兼おもちゃにされてからペットに昇格したのよ」

 

オヤツ兼おもちゃって言い得て妙だよね

 

先代巫女「文…いつのまにか苦労人になってたのね、苦労させる側だったのに」

文「いえ、最近はもうペットで良いかなって思えるようになりましたよ」遠い目

紫「…」

先代巫女「…」

 

私はもしかしたらブリーダーとか向いてるのかも知れない…うん

 

紫「…何はともあれ天狗のプライドへし折ってペットにする様な子だからあまり合わせたくないのよ」

先代巫女「逆に良い刺激になるかもよ」

 

まあ、プライドへし折ったのは私なんだけどね

 

ユーナ「ねぇ、霊夢どこ?」

先代巫女「一つだけ約束ね」

ユーナ「なに?」

先代巫女「ペットにしようとかは絶対にやめてね」

ユーナ「人間はペットじゃなくて、どちらかと言うもの食料だよ?」

 

そうだよね〜そうなるよね〜でも、違うんだよ

 

先代巫女「えっ!?貴女って人喰い妖怪なの!?」

紫「吸血鬼だからね」

ユーナ「うん♪私は吸血鬼だよ♪」

先代巫女「じゃあ、食べに来たの?」

 

まさか、ユーナが食料確保する時は遊びついでにって感じだから

 

ユーナ「違うよ?」

先代巫女「そっ…そう」

文「は、はは」

 

ユーナ達は神社の裏に周り、そこに居たのはユーナよりも小さい子供、その子供は必死に霊力の特訓をしていた

 

ユーナ「貴女が霊夢?」

霊夢「貴女誰?」

ユーナ「私はユーナ・スカーレットだよ」

霊夢「ユーナ…」

ユーナ「そうだよ」

 

あれが次の博麗の巫女か〜ユーナより小さいとはね

 

先代巫女「…大丈夫よね」

紫「なんとも言えないわ」

フラン「いや、大丈夫だよ、ユーナは自ら進んで殺しはしないから」

紫「私は殺されかけたけど?」

フラン「それは、あの子を怒らせる様なことを言ったんでしょうどうせ」

 

大方、首謀者だったお姉様を退治しに来たとか言ったでしょう

 

文「戦闘力だけなら、幻想郷でもトップクラスですよね、あそこ」

紫「全く本当よ、殺される所だったわよ…長年生きて来たけどあの時は首謀者であるレミリアには助けられたわ」

先代巫女「あの子そんなに強いの?そうは見えないけど」

フラン「ユーナは最強に可愛い天使だよ!」

 

最高で最強の天使!

 

文「フランさんのシスコンはさておき本当に強いですよ?私が全力で逃げても追いついて、羽を鷲掴みされました」

先代巫女「文に追いつくって相当速いわね」

 

能力込みだけど、それを除いても身体能力は姉妹の中で一番なんだよね…ちっちゃいのに

 

紫「それに、能力がね、あれは駄目ね接近戦は部が悪すぎるし逃げられないのよ」

文「最早、魔王ですよあれ」

フラン「文…本人が今近くに居ないからって言うねぇ」

文「こんな事、ユーナさんの前では絶対に言えませんからね」

 

お仕置き待った無しだろうね

 

先代巫女「こうして見ればただの妖怪の子供なのにね」

文「ただの子供と侮ったら痛い目にあいますよ、主にメンタルが」

フラン「まあ、殺されはしないね」

先代巫女「どうしよ、凄い霊夢が心配になって来た…」

 

今はユーナが自分の羽を霊夢に触らせている、どっちも笑ってるけど楽しいのそれ?

 

紫「妖怪の子供と人間の子供が笑い合っているこの、光景は私が望んでいたはずなのに、凄いハラハラするのよね…」

フラン「ぱっと見は子供同士で遊んでるだけだけど、片方は仮にも人喰い妖怪だしね」

文「フランさんも同じですよね」

 

そうなんだけどね

 

霊夢「ねぇユーナ」

ユーナ「なぁに?」

霊夢「この羽綺麗だね♪」

ユーナ「そうかな、黒いよ?」

霊夢「黒くても綺麗だよ?」

ユーナ「そーなのかー」

ユーナ・霊夢「ふふふ、アハハハ」

 

ユーナが楽しそうで何よりだよ…最近忘れられてる気がして寂しいけどね




そろそろお気づきだろうか、そう原作崩壊して来ている!
どうしてこうなった…

現時点での咲夜や霊夢の年齢
咲夜6才
霊夢4才
ついでに魔理沙も4才
原作開始まであと10数年


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15話 解決策とお友達

お気に入りが30件いったぁぁぁ
という事で今回は1話ぶりかな?レミリア視点


突然だが最近フランの言動に困っている…それは、ユーナに余計な事ばかり教え込んでいる事だ

 

レミリア「はぁ…」

フラン「どうしたの?お姉様」

 

どうしたもこうしたもないわよ!貴女よ原因は!

 

レミリア「聞きたいかしら…」

フラン「いや、いいよ、嫌な予感しかしない」

レミリア「…」

 

本当、どうにかならないものか…パチェに相談でもしてみようかしら知らないって言われそうだけど

 

フラン「…じゃあ、ユーナと遊んでくるね!」

レミリア「…余計な事ばかりユーナに教える様なら、フランにも首輪付けるからね」

フラン「…イェスマム」

 

本当に分かってるのかしら

 

部屋からフランが出て行ってから少し自分で解決策を考えて、思い付かず結局パチュリーを頼る事になった

 

パチュリー「いや、知らないわよ」

レミリア「うん、知ってた」

パチュリー「じゃあ何で聞きに来たのよ」

レミリア「他に誰も居ないから」

 

小悪魔は期待出来ないし、フランとユーナは本末転倒、文は…出来たら自分でしてるわよね…結局パチェしか居なかった…

 

パチュリー「貴女も外に出て、気分転換でもしてからまた考えれば良いじゃない、良い案が思いつくかもしれないわよ?」

レミリア「…そうね…言ってくる…日傘持ってかないと…」

 

外か…狩りが必要なくなったから、幻想郷に来てからは外に出てなかったわね…

 

レミリア「今日は天気が良いわね…吸血鬼にとっては死活問題なんだけど…」

椛「あれ?レミリアさんお出掛けですか?」

レミリア「あら、椛、文ならユーナに引っ張りまわされてるわよ」

椛「…そうですか…」

 

そうだ、椛に相談しよう…文よりは役に立つでしょうし

 

レミリア「ねえ、椛」

椛「はい、何でしょう?」

レミリア「最近フランがユーナに余計な事ばかり教え込んでて、困ってるんだけど、何か良い案無いかしら?」

 

あまり期待はしてないけど、館の住人よりはマシよね…多分

 

椛「…そうですねぇ、もう文様に付いてる首輪付けちゃえば良いのでは?」

レミリア「やっぱりそうなるわよね…」

 

いざとなったら罰として考えておきましょう…

 

レミリア「それじゃあ、ちょっと行ってくるわ」

椛「はい、ではまた」

 

外に出たは良いけどどこに行こうかしら…紫でも探しましょうか…それとも人里?確か慧音とか言う半妖の教師がいるのよね、まずそっちに行きましょうか

 

———————————————————————————————

 

レミリア「ここが人里…」

門番「ん?嬢ちゃんは…最近よく来る妖怪の子供の姉妹か?」

レミリア「それが、誰かは知らないけど多分そうね、あと慧音って人がどこにいるか知ってるかしら?」

門番「慧音さんなら、多分寺子屋じゃないかな」

 

教師だし、そうよね

 

門番「そこの角を曲がって真っ直ぐ行った所にある」

レミリア「そう、ありがとう…」

 

ここを曲がって真っ直ぐ…あれか

 

慧音「君はユーナの姉かな?」

レミリア「えぇ、そうよ」

慧音「はじめましてだな、私は上白沢慧音だ」

レミリア「私はレミリア・スカーレットよ」

 

良かったまともそうな人で

 

レミリア「じゃあ、早速だけど、相談があって来たのよ」

慧音「相談か、何かな?」

レミリア「最近そのユーナと一緒に来ていたはずなフランがユーナに余計な事ばかり考えて困ってたのよ、何か良い案無いかしら」

慧音「余計なこととは?」

 

全部は覚えてないけど、大体でいいわよね

 

レミリア「そうね、例えばユーナに何を教え込んだかは分からないけど、文に魔法を使って動けなくしてから可愛がってたりと、サイコパスみたいになってたりしてたわね」

慧音「異常性癖…本当に何を教え込んだからそうなるんだ」

 

本当よ…全く

 

レミリア「さて、何か良い案無いかしら?」

慧音「そうだな…そのフランが被虐趣味とでもユーナに教えこめば良いのではないか」

レミリア「なかなか、エグい事になりそうね」

慧音「君達は悪魔だろう?良いんじゃないか?」

 

それもそれね

 

慧音「最悪フランがトラウマ持ちになるがな」

レミリア「なりそうね、ユーナにフランが被虐趣味なんて教えこめば、優しいけど抜けてるユーナは間違いなく、フランを痛め付けるだろうからね」

慧音「それに、知識が足りてないだろうから、限度を知らない…部位欠損くらいされるんじゃないか?」

 

吸血鬼だし部位欠損は問題無いけど、再生の限界付近まで痛めつけられるかもしれないわね…お灸をすえるには良いかもしれないわね…

 

慧音「それと、悲鳴を上げても喜びの裏返しとでも教えれば間違いなく…」

レミリア「…トラウマになるでしょうね、と言うか貴女本当に教師かしら、言ってる事がえげつないわよ」

慧音「半妖とは言え、妖怪の部分があるからじゃないかな」

 

満月の夜にしか変身出来ないはずだけど…

 

レミリア「今は変身して無いでしょう」

慧音「変身して居なくても半妖には変わらんからな」

レミリア「そう…これ以上ユーナに余計な事ばかり考えていたらその内死人が出そうだから仕方ないわよね…」

 

文にやっているのを普通の妖怪や人間にやれば間違いなく死に至るだろうし…文…意外と丈夫なのね…

 

レミリア「最後に、紫がどこに居るか知らないかしら?」

慧音「妖怪の賢者か…博麗神社くらいしか思いつかないな」

 

博麗神社…確かユーナとフランが一度行っていたわね

 

レミリア「分かったわ、場所を教えてもらえるかしら」

慧音「博麗神社の場所は向こうに真っ直ぐ飛んで行けば分かる」

レミリア「それじゃあね」

慧音「ああ」

 

向こうに真っ直ぐか…あれかしら

 

吸血鬼の視力なら里の上空からでもよく見える、目視で博麗神社を確認したレミリアは博麗神社に向かって飛んで行った

 

レミリア「さて到着…」

先代巫女「あら?ユーナの姉妹かな」

レミリア「そうね長女よ」

先代巫女「そう、で、何か用かな」

レミリア「紫はいるかしら」

 

まあ、いなくてもこの巫女にでも聞きましょう

 

先代巫女「紫は今は居ないわ」

レミリア「じゃあ、貴女でも良いわフランは知ってるわよね」

先代巫女「ユーナと一緒に来ていた子でしょう」

レミリア「そうよ」

 

人間ならどんな意見が出るのかしらね

 

レミリア「それで、そのフランがユーナに余計な事ばかり考えて困ってるのよ、だから何か解決策は無いかしらって言う相談に来たのよ」

先代巫女「余計な事?」

レミリア「えぇ、そうよ、例えば文を痛めつけて動けなくなってから、その姿を可愛がったりかしら」

 

これが説明楽なのよねぇ

 

先代巫女「それで…」

レミリア「それでってどう言う事かしら?」

先代巫女「文は鴉天狗…プライドが高い方の種族なのよなのに完全にプライドがへし折れていたから何したのかなって思ってたのよ」

 

文ってプライドが高い方の種族だったのね…もう見る影もないけど

 

先代巫女「まあ、他の鴉天狗よりはプライド高くは無いんだけどね、それでもよ」

レミリア「その原因は直接はユーナだけど、根本はフランの仕業ね」

先代巫女「それで、解決策だっけ」

レミリア「えぇ」

 

さて、ここからが本題ね

 

先代巫女「そうねぇ、自分も同じ事をやられたら治るんじゃないかしら」

レミリア「…つまりはフランがユーナに痛めつけられた姿を可愛がれば良いと…」

先代巫女「まあ、そうなるわね」

 

どうしよ…まともかと思ったら半妖と同じ回答が返って来たわ

 

レミリア「そう…ありがとう、あと紫って呼べたりするかしら」

先代巫女「直接呼ぶ方法は無いけど呼び寄せる事は出来るかな?」

レミリア「なら、ちょっと呼んでくれるかしら」

 

呼び寄せる…妖怪の賢者は虫か何かかしら…

 

先代巫女「博麗大結界をこう…ちょっといじれば」

紫「ちょっと!またなの!?」

先代巫女「ほら来た」

レミリア「…またって」

 

何回か同じ事をやってるって事ね

 

先代巫女「まあまあ、この子が紫に用だってさ」

紫「この子って…レミリア…なんで博麗神社に」

レミリア「そろそろフランの言動の対策を考えなければって思ってね」

紫「フランの言動ってあれよね絶対」

レミリア「多分それね」

 

フラン…外でも何かしてるのかしら…

 

紫「それで解決策の相談にかしら」

レミリア「そうね、自分で言うのも何だけど交友関係が館の住人しか無いからあても少ないのよ」

紫「それで、私」

 

ここに来てまだ日も浅いしから…ね

 

レミリア「最悪の場合ユーナが文以外にもやり始めたら死人が続出しそうだから早めにね」

先代巫女「そう言えばどのくらい痛めつけてるの?」

レミリア「文が気絶するくらいかしらね」

 

文も一応は私達姉妹より年上の妖怪だし、結構なことのはず

 

先代巫女「文って鴉天狗の中でも結構強い部類なのに気絶って」

 

文って強かったのね…

 

紫「確かに人間にやれば間違いなく死人が出るわね」

レミリア「力の弱い妖怪も多分死ぬわよ」

紫「そうね」

レミリア「次は貴女かもしれない…」

紫「…魅力魔法は効かないわよ」

 

最近では魅力魔法以外でも拘束魔法まで使うから、どうしょうもないのよね…

 

レミリア「拘束魔法…」

紫「私の能力なら」

レミリア「触れられたら消えるわよ」

紫「捕まらなければ…」

レミリア「逃げられないのは貴女も体感しているはずよ」

 

一度目を付けられればオモチャ確定=大妖怪ならズタズタ

 

先代巫女「そんなに…霊夢にやられなくて良かったわ」

レミリア「霊夢?」

先代巫女「そう、娘よ前にユーナと遊んでいたけどあれはヒヤヒヤしたわよ」

 

そりゃそうよ吸血鬼は仮にも人喰い妖怪ですもの

 

レミリア「大丈夫よ」

先代巫女「言い切れるの?」

レミリア「えぇ」

 

ユーナから存在は聞いていたからね、名前は知らなかったけど、かなり気に入ってる人間の子供、それでいてオヤツでも無いのはかなり珍しいもの

 

レミリア「かなり気に入ってるみたいよ、その霊夢って子」

先代巫女「むしろ危ないんじゃ…」

レミリア「かなり珍しいけど、オヤツって認識すら無いのよ、大事な友達って所かしらね」

 

館の住人…と言うより私より気に入られてるのよね…何か複雑だわ

 

紫「へぇ〜私はオヤツ感覚なんだと思ってたわ」

先代巫女「霊夢もかなり気に入ってるのよね」

レミリア「そうなの?じゃあちょっとその霊夢って子に会ってみたいわね」

 

人間で妖怪を気に入ってる…気を許すでは無く…

 

先代巫女「貴女なら大丈夫よ」

レミリア「…何故かしら?」

先代巫女「勘よ」

レミリア「勘って…」

先代巫女「博麗の巫女の勘は当たるのよ?」

 

何その特殊技能…

 

先代巫女「じゃあちょっと呼んでくるわね」

レミリア「え…えぇ」

紫「霊夢はかなり気に入ってる、なら私は文みたいにはされないわよね…」

レミリア「そこは断言できないわ、いまいちユーナが貴女をどう思ってるか分からないのよね」

 

最悪、警戒対象の敵なんてこともあり得るし

 

先代巫女「ほら、霊夢、挨拶なさい」

霊夢「…博麗霊夢よ」

レミリア「レミリア・スカーレットよ、ユーナのお姉さんよ」

霊夢「ユーナの?」

レミリア「そう、それでね霊夢はなんでユーナの事が気に入ってるのかしら?」

霊夢「気に入ってる?ユーナは友達だよ?」

 

友達…ねぇ、本当に好かれてるのね

 

レミリア「じゃあどんな所が好き?」

霊夢「羽が綺麗でね、あと何か落ち着くの」

レミリア「そうなの」

 

ユーナにセラピー効果が…ユーナセラピー…ふふ

 

レミリア「これからも仲良くしてあげてね、ユーナはちょっとわがままだけど」

霊夢「うん、大丈夫!」

 

少なくとも、ユーナがこの子を害する事は無さそうね………紫は知らないけど




紫、先代巫女、レミリア一応の保護者組でした。

レミリア「一応って何よ!」

レミリアはまだカリスマがブレイクしていないからまだ保護者


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16話 魔理沙と解放

読みづらいので書き方を変えてみようかと思います、あとセリフの名前を消してみました
よくサブタイトルを入れ忘れる…
射命丸視点


はい、毎度お馴染み射命丸文です!今日も今日とてユーナさんに連れ回されています…最近はよく博麗神社に行くようになりました、もうなんか周りから首輪を付けているのが当たり前みたいな目で見られるようにもなって、少し悲しいです

 

「ほら!文ちゃん行く!」

 

今日も博麗神社にユーナさんは行くようですね…いや、良いんですよ?博麗神社に行く事自体は…でも、何故私まで連れて行くのでしょう…ペットの散歩感覚なんでしょうか?

 

「…はい」

 

それで、今日は霊夢さんの友達も来ているようなんですよね…これじゃあ天狗が舐められるだけなのではないでしょうか…

舐められるのは私だけ?そんなバカな…

 

「ユーナさん、その霊夢さんの友達ってユーナさんは会ったことあるんですか?」

 

「無いよ、今日初めて会うの♪」

 

正直、あまり心配はしてないんですよね、ユーナさんを本気で恐れたり嫌ったりする人見た事ないですもん、私は少し苦手ですけどね…

だってしょうがないと思いません?遊び感覚で意識がドナドナされるんですよ?嫌いでは無いんですけどねぇ

 

「確か、名前は……魔理ちゃん!」

 

名前くらい覚えてあげましょうよ…それとも魔理って名前?いやそれは無いな、だって少し考えてましたもん

 

「…それあだ名ですよね」

 

「うっ…」

 

「まさか、あんまり覚えてなかったり」

 

「うぅ〜えい!」

 

痛っ!自分が覚えてなかったのに八つ当たりですか!何も羽を握りしめる事ないでしょ!でも、ろくな抵抗が出来ないんですよね…ユーナさんは身体能力と程度の能力は高いのに耐久性皆無だからか、私が何をしようとしても、発動しなかったり、動けなくなったりと…もう強いのか弱いのか…

 

「羽を握らないでくださいよ…」

 

「慣れだよ!」

 

「これは慣れまさんよ…すっごく痛いですよ…」

 

「そうなの?大丈夫?」

 

自分でやっといて、大丈夫?ですか…くぅ、そんな顔しないでください…つい許したくなる…別に許さない訳ではないんですけどね。

さて、そろそろ着きますね毎回博麗神社への道のりはあんまり長く感じ無いんですよね…距離的に言えば結構離れてるんですけど…あれですか?楽しいと時間が早く進むって言う…いや、それはあってはなら無い…それだと、私が羽を握られたらして痛がっているのに楽しんでいることになってしまう…

 

「着いたよ!文ちゃん」

 

「…いや、見たらわかりますよ」

 

おっ、霊夢さん居ましたね、て事はないあの金髪の子が魔理ちゃんですか…あだ名ですけどね

 

「あっユーナ」

 

「ん?お前がユーナか?」

 

男っぽい口調ですね、なのに魔理ちゃん…これ絶対にからかわれてる感じですよね…

 

「そうだよ♪私はユーナ・スカーレット、吸血鬼だよ♪」

 

「吸血鬼って日の光に弱くなかったか?」

 

「ユーナは日光に耐性のある吸血鬼みたいよ?」

 

「弱点克服してんじゃねぇか」

 

本当ですよね、事実上ユーナさんの弱点は流水だけなんですよね…ニンニクとかは普通に美味しそうに食べてましたし十字架はユーナさんの部屋にアクセサリーとしてありましたね…付け無いのに何故アクセサリーが?とは思いましたが。

 

「あと、吸血鬼って蝙蝠だよな?」

 

「蝙蝠では無いよ?悪魔だもん」

 

蝙蝠みたいな羽はレミリアさんだけですよね…ユーナさんは片翼って時点でおかしいんですけど…まあ、生まれつき身体が不自由みたいな感じでしょうか…ですが、フランさん貴女は流石におかしいにもほどがありますよ…枝に宝石みたいな羽はもはや生き物っぽくすら無い…

 

「何だ吸血鬼って悪魔だったのか…」

 

「まあ、その羽を見れば悪魔とは思わ無いけどね」

 

「全くだぜ、そう言えばそこの妖怪はお前の姉か何かか?」

 

この反応は新鮮ですね、里ではなまじ私がよく行くせいで天狗なのは知られてますからね…にしても姉ですか…ユーナさんみたいな妹…想像つきませんね、ユーナさんはフランさんとは一緒にいる事はあるんですけどフランさんはあんまり姉って感じし無いんですよね、どっちかと言うと姉と言うより親戚のおじさんかな?可愛がりすぎですね

 

「いえ、姉じゃ無いですよ?」

 

「ペットでしょう」

 

霊夢さん…なかなかにストレートに言いましたね、私の扱いがここでもだんだんと紅魔館と同じ感じになってきてるのは気のせいでしょうか…

 

「うん♪ペットだね」

 

「お前…人型をペットって…」

 

「私もそう思います…あと私は吸血鬼じゃなくて天狗です」

 

「天狗?あの妖怪の山にいるって言う?」

 

そうなんですよね…妖怪の山に居るじゃなくて居たになっちゃいましだがね私は。

 

「どうしてそんなペットなんかになってんだよ…」

 

「山で捕まえてきたの♪」

 

捕まえてきたの♪じゃありませんよ…最近ではもう大天狗様に監視はもうしなくていいと椛伝いに聞きましたが逃げ出せる気がし無いんですよね…

逃げる気もあまり無いんですけどね、だってこのユーナさんの事です、どうせそんなこと言えば理不尽な目に合うに決まってますからね。

 

「捕まえてきたって…虫じゃ無いんだからよ」

 

「そこはせめて鳥にして下さいよ…虫って…」

 

「どっちでも良いわよ、じゃあ言い忘れてたけどって言うかどうせユーナは忘れてるでしょ?だから、コイツは霧雨魔理沙よ」

 

霧雨魔理沙…魔理沙で魔理ちゃんですか…最後1文字忘れるって…なかなか酷いですね

 

「忘れてるって…」

 

「ユーナは人の名前を覚えるのが苦手なのよ」

 

「…そーなのかー」

 

ルーミアさんの真似をしても忘れてた事は変わりませんよ…あれですか、名前が2文字以上になると覚えられなくなるんですか…しかも何故か漢字2文字

 

「それで、自己紹介の為だけに集まったのでは無いんですよね」

 

「そうね、今日はお母さまが一般常識?を教えてくれるらしいわよ」

 

先代さん…一般常識って流石ですね、霊夢さんは修行で里には行かないし、ユーナさんはよく出かける割に箱入り娘感があって常識が無いですし、魔理沙さんは…何かあるんでしょう

 

「じゃあ、お母さまの所に行くわよ」

 

「しょうがないんだぜ…霊夢の母さんに呼ばれてバックレると後が怖いしな…」

 

「文ちゃん、一般常識って何?」

 

そっそんな…あり得ない!一般常識という単語すら知らないとは苦労しそうですね、先代さん

 

「…一般常識とは、みんなが当たり前に知っている事です」

 

「当たり前に知っているなら勉強しなくてよく無い?」

 

貴女の当たり前と世間一般の当たり前は違うんですよ!はぁ、なんて直接言おうものなら、むくれて理不尽な暴力が来るんでしょうね…

 

「ユーナさんが知らない当たり前があるんですよ」

 

「そうなの?」

 

「そうなんです」

 

一般常識を学ぶなら私は要らないですよね、じゃあ授業参観みたいなに後ろの方で待ってましょうかね

 

「あと、文も参加よ」

 

「はい?」

 

今なんと言いました?私も参加?私は一般常識ありますよ?そんな私が参加?そんな馬鹿な…

 

「ユーナが勝手に連れてきたとでも思ってたでしょ、残念ね今回はお母さまが呼んだのよ」

 

「一般常識は私はあるはずなんですけどね」

 

「常識無いから呼ばれたのよ」

 

私って常識無かったんだ〜ははは……うそぉここ1000年くらい生きてきたのに?常識無かったんですか…そんなぁ

 

「じゃあ、一般常識を教えて行くわよ」

 

「あのぉ私って常識無いですか?」

 

「無いわね」

 

一刀両断!即答されてしまいました…そっかぁ〜そうなのかぁ〜私は常識が無かったのか〜…はぁ

 

「まずは、霊夢よ、霊夢は喧嘩になった時どうする?」

 

「拳で沈める、勝者こそが正義」

 

「そんなわけ無いでしょ…常識的には自分の非を認めたり、仲直りをするのよ…」

 

「でも、お母さまは妖怪をよく拳で沈めてるでしょ?」

 

「あれは仕事よ…」

 

「次は魔理沙ね、貴女は物を借りたい時にはどうする?」

 

「普通に持ってくぜ」

 

持ってっちゃダメでしょ、それは泥棒でしょうに…魔理沙さんもやっぱり駄目なタイプでしたか…先代さんは的確に常識が欠けている箇所を問題にしますね…私の場合はなんて言われるんでしょうね?

やっぱり思いつきませんね…霊夢さんや魔理沙さんもこんな感じなんでしょうか?そしたら私も結構ヤバイ系って事になるんですが。

 

「普通は持ってかないのよ、持ち主に借りて良いか聞いてから借りるの、それじゃあ泥棒よ?」

 

「大丈夫だぜ、死ぬまで借りるだけだぜ」

 

「はぁ…次、ユーナね、ユーナはまずどんなものが可愛いとか思う?」

 

ユーナさんだったら普通にお人形とかでしゃうか?それともレミリアさんやフランさんかな?こう言うところは普通に子供って感じがしますね…普通……普通って何でしょうね…

 

「それは勿論!ボロボロで床に倒れ伏してる文ちゃんだよ♪すっごく可愛いんだよ♪」

 

「「「えっ!?」」」

 

霊夢、魔理沙、文は全く同じ反応をした、それはそうだ、何が可愛いかなんて女の子的な所は霊夢も魔理沙も普通の子供なのだ、そして文は自分が想像していたよりもだいぶ、ぶっ飛んだ回答に驚愕していた、まさかボロボロにされた自分が出されるなんて夢にも思わなかったのだ。

 

「えっえぇ!?ユーナさん!?」

 

何で!?そしたらユーナさんは可愛いものが見たいがために私にあれやこれをやっていたんですか!?

歪み過ぎですよ!もっとあるじゃ無いですか……いや、良く考えればユーナさんが何かを可愛いと言っている見たことありませんね…もしかして私が気絶している時に?……何ですかそれぇ

 

「ユーナ…普通それは可哀想とか思うのよ、可愛い物って人それぞれではあるけど大体は動物だとかなのよ」

 

「そうなの?」

 

そうですよ!普通に私ならまだ良いんですよ!嬉しいですからね、でもボロボロになって倒れ伏してる私って酷くないですか!

 

「ユーナってそんな感性を持ってたのね…私良く無事だったわね」

 

「全くだぜ、その考え方は危ないんだぜ?ユーナ」

 

「でも、お姉様が言ってたよ?」

 

ん?お姉様?レミリアさん?いやそんなわけ無いか…と言うことはフランさんですね、なんて事教えてくれてるんですか!それで私ばっかりボロボロにされてたんですね!これは是非考え方を改めて貰わないとこれから先の生活の為にも!

 

「貴女の姉、フランはそれを多分だけど面白がって教えたんだの思うの」

 

「えぇ〜お姉様酷い!」

 

こっちがえぇ〜ですよ、信じるの早すぎませんか?自分の姉ですよね少しくらい信じてあげましょうよ……それで良いんでしけど、良いんですけど!

 

「次は文ね」

 

「常識がある所を見せてあげましょう!」

 

ここで常識的回答をすれば私の評価も皆さん改めてくれるに違いありません!そう改めるんですよ!いくらペットだからって食べ当たりが強過ぎるんですよ!むしろペットなんだから普通に可愛がってください!

 

「…まずはペットは普通、どんな生き物を飼う?」

 

「そんなの簡単です!犬や猫、鳥とかです」

 

先代さん、私をバカにしてるんですか?私は鳥ですけど鳥頭じゃ無いんですよ、それにカラスは賢いんですよ?

 

「じょあ、文は何?」

 

「鴉天狗ですよ?」

 

先代さんも歳ですか?そんな事知っているはずですけど?

 

「じゃあ、鴉天狗はペットになるのね」

 

「なりますね」

 

「「いや…普通なら無いわよ(ぜ)」」

 

現になってるのに?鴉天狗はペットになりますよ?賢いですからね、犬や猫には負けませんよ!

 

「いや、なら無いわよ、いい?鴉天狗は妖怪の山の住人であって普通はペットにはなら無いのよ?しかも人型だし」

 

「じゃあ、私の今の状況は?」

 

「ペットと言う事にはなってるけど、側から見たらそれは奴隷よ、首輪を付けられてる人は世間一般では奴隷かファッションよ」

 

あっ確かに!奴隷にしか見えませんね……何故こんな考えに?いや、分かっちゃいました…フランさんですね、絶対そうです。

紅魔館でユーナさんの次に話すのは、間違いなくフランさんですし。

 

「文ちゃんはペットだよ?」

 

「ユーナちゃん…普通は鴉天狗はペットにはなら無いのよ…」

 

「そっそうだったのか…」

 

おっ?これは私解放フラグでは?ついに私は解放される!いやぁ、久し振りに妖怪の山に帰れそうですよ…椛…ここまで長かったですね、私が紅魔館に連れてかれて、はや1年近く!本当にここまで長かった…

 

「じょあ、リード付けるの辞めるね」

 

ん?リード?首輪は?

 

「あのぉ首輪は?」

 

「実はね…文ちゃんに言ってなかったけどその首輪ね時間で外せるようになってるの…」

 

え?この首輪、時限式だったんですか?てことは、この首輪はその時間が来るまで外せない?そんなぁ…

しかし、その時間っていつ来るんでしょう?来年?再来年?それとも何百年後?

 

「…その時間って…もしかして何百年後だったりは…」

 

「え?もうだいぶ前に外せるよ?」

 

oh…そっちでしたか…つまり私はいつでも外せる首輪をずっと付けていたわけですか…何で途中から諦めちゃったんでしょう…諦めなければもっと早く解放されたのに…

 

「ついでにその時間って首輪を付けてどのくらいで外れるようになってたんですか?」

 

「3日」

 

3日!?たったの!?……1年近く何やってるんですかぁぁ…これいつでも外せるんじゃないですか…ん?

 

「でっでも、ユーナさんに攻撃出来ませんでしたよ?私」

 

「それは、恐らくユーナの能力だろうな」

 

先代さん…能力知ってるんですねぇ…いや、今はそうじゃない、ユーナさんの能力は確かやりたい事をやる…つまり私が何かやろうとすればずっと接触していたから、ユーナさんのやりたい事を阻害するから発動しなかったって事ですか…

なら、尚更ユーナさんといない時に何で試さなかったんですかぁぁ

 

「あっ本当だ外れた…もっと早く言って下さいよ…」

 

「だって文ちゃん山に帰っちゃうでしょ?」

 

「それはそうですよ?」

 

「ずっと遊んでたかったんだもん、文ちゃんと…」

 

うぐぅ、見た目だけなら可愛いのに、いや言動も可愛いんですよ?ただこう言う時に、そう言う仕草とか表情は…

 

「…山に帰っても、遊びに行きますよ」

 

「約束だよ?」

 

「はい、約束です」

 

これは守らないと、また山に凸って来そうですね。

 

「…文ちゃん…悪魔と約束したね…」ボソ

 

え?今ボソっと不吉な事言いましたね…そう言えばユーナさんは吸血鬼、悪魔ですねぇ……は、はは、は

 

「まあ、まだ一般常識の授業は終わってないけどね」

 

「「「「えぇ!終わってなかったの!?」」」」

 

「文で最後何て言ってません」

 

そんな殺生な…

 

それから1時間近く一般常識を学び、それからユーナ、霊夢、魔理沙が遊んでいるのを眺めてから、日が暮れ各々の家に帰って行った

勿論解放された射命丸は妖怪の山に…

 

 

 

 

 

 

 

 

「いやぁ久し振りの妖怪の山ですねぇ」

 

「む!侵入者!」

 

「いやいや!侵入者じゃ無いですよ!椛!」

 

「えっ?だって文様は…」

 

「私は鴉天狗ですよ!?」

 

「え?……あっぁあそうですね!」

 

「うわぁぁ!」

 

椛に山の住人である事を忘れられていた射命丸であった




どうでした?書き方を変えてみた感想は?読みやすかったですか?
変更点→セリフの名前を削除、セリフ同士の間を開ける、セリフ以外を増やす


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三章 終末紅霧異変編 17話 異変と終末

今回は東方の主人公視点
何気に初の東方の主人公視点何ですよね…この小説では紅魔組がメインのせいかあんまり目立たないんですよね(´ω`)
そして紅霧異変です!また文字数が増える!!


ユーナ、射命丸、魔理沙と一緒に一般常識を学んでから、10年が経った、この10年でお母さまが姿を消した…妖怪に殺されたとは思えないが、居なくなった当初はとても心配して、探し回った、けれど見つからずにこれ以上博麗の巫女が居ないのは問題だと紫に言われ、渋々博麗の巫女になった。

それと、スペルカードルールを言う決闘法を紫と一緒に考案、制作して幻想郷中に広めた、お母さまの時代の様な血で血を洗うこそ試合は私には出来なかったから…

 

「なあ霊夢!お前が巫女になって初めての異変だぞ!」

 

「…そうね」

 

「テンション低いぞ、どうした?霊夢」

 

そりゃあ低くもなるわよ、この紅い霧はどう考えても紅魔館から出ている、つまり異変解決の為にユーナの家に行かなければならないから、最悪の場合戦わないといけなくなる。

何が嫌ってユーナはアホの子だからスペルカードルールをよく理解しているか怪しいのよ、そんな状態で戦ってもし、ユーナが理解していなかったら、一緒に行く気満々の魔理沙と共に死にかねないから。

まあ、ユーナは吸血鬼でも温厚だし、殺されはしないだろうけど、大怪我はしそうだからあまり行きたく無いのよね…

 

「やっぱり、この霧って紅魔館から出てるよな?」

 

「そうね、十中八九紅魔館からでてるわね」

 

「あれか?ユーナか?」

 

「そうよ、あの子スペルカードルールちゃんと理解してるか怪しいんだもの…」

 

しかし、そんな事を言っていても仕方がない、既に人里では体調不良者が出ているらしい、博麗の巫女としてこの異変を解決しなければならない……はぁ、行きなくないなぁ

 

「その時はその時だぜ」

 

「そうね、そろそろ行こうかしらね」

 

「この魔理沙様も付いて行ってやるぜ!」

 

「勝手にしなさい」

 

紅魔館か…ユーナとはよく遊んだけどユーナの家である紅魔館には行ったことがなかったなぁ、その当時まだ修行中だったのもあるけど、何よりいつもユーナが神社に来ていたから行く事が無かった。

場所は分かっている、博麗の巫女になる時に幻想郷の地図は記憶している、さて紅魔館に殴り込みよ!

 

「まて!」

 

「ん?お前は確か氷の妖精のチルノだったか?」

 

「あたいの名前を知っているとは、やっぱりあたいは最強ね!」

 

氷精、確か幻想郷に来て間もない時にユーナに消し飛ばされてたはずよね?

それなのに最強を自称するのね…この妖精もユーナと似た雰囲気を感じるわ、ユーナはどこか抜けてたり常識が崩壊してたけど、この妖精はただの馬鹿の様だけどね。

面倒だし魔理沙に任せましょうかね

 

「魔理沙、任せた」

 

「あっおい!霊夢!」

 

「魔理沙は行かせないぞ!」

 

「ったく、しょうがない速攻で終わらせて霊夢に追いつく!」

 

さて、見えて来たわね紅魔館…

 

「ここから先には門番として行かせられません!」

 

「そんなこと言ってもね…博麗の巫女は忙しいのよ、通らせてもらうわ!」

 

ん?この妖怪本当に門番?思ったよりも歯ごたえが無い、手加減している?でも…

 

霊夢が弾幕を美鈴に放ちそれを美鈴はギリギリで避けている、美鈴に余裕は無く、何故門番をしているのか不明なくらい弱い、答えは単純だ、美鈴は武闘家、空中で弾幕を撃ち合うスペルカードルールとは相性が非常に悪かったのだ、それでも当たらない様に避け続ける

 

「くっ!これじゃあ、負けてしまいます、なら!」

 

「!」

 

「万華「芳華絢爛」!」

 

美鈴最初のスペルカード、弾幕が花の様な形に広がり放たれ、角度を変えてそれが続く、だが霊夢はスペルカードルールの立案者、その程度では全く当たらない

 

「やっぱり当たりませんか…」

 

「その程度じゃあね」

 

「じゃあ次です!虹符「彩虹の風鈴」!」

 

弾幕が美鈴を中心に螺旋状に放たれ、ふとした時に逆周りになるスペルカード、その鮮やかな色の弾幕を霊夢は余裕そうに避ける

 

「まだまだ!」

 

「いいえ、お終いよ」

 

「なっ!?」

 

「霊符「夢想封印」!」

 

四つの大きなホーミング弾幕が美鈴目掛けて放たれる、美鈴はそれを避けようとするも、夢想封印はホーミング弾、避けられる訳もなく、当たってしまう。

 

「くっ…」

 

「ふぅ…スペルカードルールでは、私はそうそうには負けないわ」

 

「その様ですね、当てられる気がしませんよ…」

 

「じゃあ、通るわね」

 

「…どうぞお気をつけて…」

 

それを門番であるあなたが言うのね、それにしてもこの紅魔館の住人なのに、あんまり強くなかったわね…

格闘家だからかしら?

 

「やっと追いついたぜ!霊夢!」

 

「そう」

 

「なんだよ霊夢、冷たいなぁ」

 

「さて、行くわよ」

 

「おう!」

 

ユーナはどこにいるのかしら?どうせ元凶はユーナの姉でしょうし、ユーナなら場所を知ってると思うんだけど、やっぱりそう簡単には会えないわよね…

……さっきから見られてるわね、しかもいつのまにか魔理沙が居ないし、いや、魔理沙はいいか、どうせこの館に入ったのは私同様に初めてだろうし探険がてら元凶捜索でもしてるんでしょう…さて

 

「さっきから見てないで出て来なさい」

 

「お見事、よく分かりましたね」

 

「博麗の巫女舐めんじゃ無いわよ」

 

「では、私は十六夜咲夜、この紅魔館でメイド長をしています。」

 

「博麗霊夢…始めるわよ」

 

「えぇ」

 

十六夜咲夜との弾幕ごっこが始まってちょっと経つけど、なんか妙ね…私の弾幕を余裕で見切っている?いやでも見切っている様な動きじゃ無い…なんだろう、この違和感

 

「では、そろそろ本気です」

 

「あっそう」

 

「奇術「ミスディレクション」」

 

「!」

 

何なのよ一体…瞬間移動?瞬間移動してナイフを投げて来ているの?くっ!一々移動して避けるのと攻撃を同時に…はぁ面倒だなぁ

あっスペルカードが終わった…

 

「紅魔館に来てから思っていたんだけど、貴女達は本当にあのユーナの家族なの?ユーナに比べて全然弱いじゃない」

 

「えっ、ゆっユーナ様!?、何で貴女がユーナ様を!?」

 

「何でって友達だからよ」

 

「…すみません取り乱しましたね、そうですかユーナ様のお友達でしたか。では先程の質問にお答えしましょう、ユーナ様は私達に家族として接してくれているので、家族なのでしょう、それとユーナ様と比べるのは些か、いや、かなり問題がありますよ」

 

「は?何でよ」

 

こんなに喋ってても余裕で避け続けるし攻撃の頻度も落ちないわね…本当にこのメイドは人間なのかしら

 

「まず、ユーナ様と貴女がどんな遊びをしていたかは知りませんが、戦闘においてこの館でユーナ様に勝てる者は居ません」

 

「は?居ない?何でよ」

 

「ユーナ様能力はもはや神に等しき能力です、ただ戦わないだけでユーナ様には誰も勝てません」

 

ユーナに勝てる者は居ない?確かにユーナと遊んだ時は弾幕ごっことか戦う事はしなかったけど……ユーナの能力が神に等しい?あのユーナが?

 

「さて、お喋りもここまでです、メイド秘技「操りドール」」

 

また、ナイフ?

 

「そんなんじゃ当たらないわよ」

 

「それはどうでしょうね」

 

なっ!?ナイフが急に増えた!?一体どういう手品よ、どうせあのメイドの能力でしょうけど……なんだ、瞬間移動とナイフの増殖?

ん?時計?なんで時計なんて……まさか、時間…なら、ちょっと仕掛けさせてもらうわよ

 

「ふっ!」

 

「そんな速度の札なんて当たりませんよ」

 

「最初から当たる気なんて無いわよ」

 

「ふっ、負け惜しみを、これで最後!」

 

それはこっちのセリフよ…

 

「なっ!?」

 

「ふっ動けないでしょう」

 

「拘束された!?この私が…一体いつ…!」

 

「分かったようね、さっきの札は攻撃用じゃなくて貴女の拘束用よ、貴女の能力は時間を操作する事でしょう、その止まった時間で動き回っていたから拘束されたのよ、じゃあ、これで終わりね」

 

「くっ、お嬢様申し訳ありません…」

 

はぁ、能力に頼りすぎよ……あっユーナか元凶の場所聞けばよかった…気絶させちゃったわよ…はぁ…私も詰めが甘いなぁ

 

———————————————————————————————

 

その頃魔理沙は…

 

「おぉー!」

 

図書館にいた、別に図書館を目指して探索していた訳ではなく、ただ道に迷って行き着いたのがこの図書館だっただけだが…

 

「はぁ……出て行ってくれるかしら、侵入者さん」

 

「いや、出て行かないぜ、お前が異変の元凶か?」

 

「いいえ、私は元凶じゃないわ、元凶は私の親友でこの館の主よ」

 

「へぇ〜じゃあお前を倒してその元凶の場所に案内してもらうぜ!」

 

「別に良いわよ案内するくらい」

 

「えっ」

 

えぇぇ!良いのかよ!コイツは親友なんじゃなかったのかよ!

 

「さっきユーナにスペルカードルールを教えてて疲れてるのよ…戦う分の体力は残って無いわ」

 

ユーナ…結局スペルカードルールを理解してなかったのかよ…いや、今はユーナよりもコイツだ、なんだ作戦か?油断でも誘ってんのか?そんな作戦、この魔理沙様には効かないんだぜ!

 

「はい、レミィ…元凶の部屋までの地図よ」

 

「えぇぇ…」

 

地図渡して来たんだけど…えっ本気?本気なのか?作戦じゃなくて?どんだけ疲れてるんだよ!ユーナ…体力削り過ぎだろ…ここに来るまでチルノとしか戦ってないんだぜ…

 

「あ、あぁじゃあ遠慮なく貰ってくぜ…」

 

「さっさと行きなさい」

 

「…」

 

はぁ、行くか……えっとこっちだな……おっ?霊夢だ

 

———————————————————————————————

 

「おーい霊夢!」

 

「…魔理沙、無事だったのね」

 

「まっまあな……」

 

何かしら?様子が変ねぇ、何か隠してる?

 

「それにしても魔理沙が弾幕ごっこしたのに服が汚れてないわね」

 

「えっそっそんな時もあるんだぜ……」

 

ん?おかしいわね、魔理沙の戦い方は雑だし、力任せ、だから無茶に戦って服が汚れたり破けたりするのに?……

 

「あんたまさかこの館で一回も弾幕ごっこやってないわねぇ」

 

「うっうぅ」

 

「それに、その地図、私が苦労してメイドと戦ってる時に…」

 

「こっこれは仕方ないんだぜ!ユーナがスペルカードルールを理解してなかったらしくて教えてたら流石に疲れたって弾幕ごっこにならなかったんだ!」

 

やっぱりユーナは理解してなかったのね……?じゃあ何でユーナは魔理沙に会ってないのよ、教えて疲れたって事は間違いなくそこに居たはず…

 

「魔理沙…ユーナに会わなかったの?」

 

「そう言えば会わなかったな」

 

「教えられてたって事はユーナはさっきまでその地図をくれた奴の所に居たのよね、ならユーナはどこに行ったのよ」

 

「確かに…」

 

いや、今はユーナよりも異変か……さっさと解決してしまいましょう、ユーナを探すのはその後でも大丈夫でしょう

 

その時、元凶の部屋の扉がこちらに飛んできた……扉!?

何で扉が飛んで来るのよ!

 

「全く!誰より今のタイミングでユーナに弾幕ごっこのルール教えたの!」

 

「あっお前が元凶か!」

 

「えぇ!そうよ!」

 

「じゃあ、何で元凶の貴女が飛んで来たのよ」

 

元凶のはずよね、ユーナって言ってたしユーナの姉かしらね、見た目子供でも吸血鬼そんじょそこらの妖怪にはこんな遅れは取らないはず…一体誰が…いや、そういえばこのタイミングでユーナに弾幕ごっこのルールを教えたのは!って怒ってたし……なんかこの異変ぐだぐだになりそうねぇ

 

「じゃあ!早速勝負だ!元凶!」

 

「まだ分かんない!?今!私は弾幕ごっこ中よ!ってやば!」

 

「え?」

 

爆発音と共に魔理沙が遥かに後方に吹っ飛んで行った…巻き添えで退場とはついてないわね魔理沙…

 

「はぁ…はぁ…あの人間生きてるの?」

 

「意識を失ってるだけね」

 

「運が良かったわね」

 

良くなかったから、気絶してるだけだね…それとも直撃しなかった事に対して運が良かったって事?

どっちにしても魔理沙は退場……しかも、私の予想では…

 

「レミリアお姉様!どんどんいっくよー!」

 

やっぱりねぇ、どうせスペルカードルールを教えられて新しい大丈夫遊びを覚えたから早くやりたくなって無理矢理、姉と弾幕ごっこを始めたって所かしらねぇ…

 

「ふっふっふ、ちゃんとスペルカードも考えたんだよ♪」

 

「嘘でしょ!さっきルールを覚えてもうスペカ!?」

 

「じゃあいくよ!跳弾「ダーインスレイブ」!」

 

うわぁ…姉に撃つ威力じゃ無いし、まず当たったら怪我じゃ済まないわねぇ、アレ、死にはしないように調整されてるようだけど、ユーナがやったわけじゃなさそうね、ユーナにそんな器用な事出来ないもの…

それよりこの弾幕は…

 

ユーナが放ったスペルカードは、威力を人為的に抑えられたダーインスレイブを無数に扇状に放ち壁に当たると跳弾し、少し加速する

 

「もう!あぶ!ない!ったら!」

 

本気良く避けるわね、ユーナはスッゴイ笑顔だけど…結構エゲツない速度になってるわよ……あっ

 

「くっ!1発もったか…って」

 

1発当たった事によりレミリアが減速してしまったため、次に迫るダーインスレイブを避ける事に失敗する、その後は2発3発と跳弾して飛んで来るのよダーインスレイブに当たり続ける

 

「くっ…」

 

「これ……生きてるわよね?凄い数の剣に貫かれたけど…」

 

「…きゅっ吸血鬼舐めんじゃないわよ!」

 

あっ生きてた、それにしても剣に貫かれた場所から血が出ていない?

 

「うぅ、残機がまだ残ってる…ユーナとこれ以上戦うのわ嫌よ私…」

 

どうやら今のが1つ目の残機の様だあと、2つ残ってるって事は反撃しないとまた……苦労してそうね、ユーナのお姉さん

 

「うぅ、次はこっちから行ってやる!」

 

「負けないよ♪」

 

「スピア・ザ・グングニル!!」

 

レミリアがグングニルを生成し投擲モーションに入る……それと同時にユーナも槍を生成した

 

「槍なら私も作れるんだから!朱槍「ゲイ・ボルグ」♪」

 

「やっぱり出してきたわね!でもこの距離なら!」

 

レミリアがグングニルを投擲する、壁が崩壊しほとんど外を同じになった部屋で離れたグングニルは十数メートル先のユーナに的確なに投げられる

 

「そんなの当たらないよ♪」

 

ユーナはグングニルをギリギリ擦るぐらいの距離で避け、ゲイ・ボルグをレミリアに放つ…

 

えっ、その槍投げないの!?

 

「なっ嘘ぉこの距離で避けるのぉ!!」

 

「やーえい!」

 

槍が直撃し後ろへ吹き飛ぶレミリア、どうやらゲイ・ボルグも弾幕ごっこ用に貫通力は抑えられている様だ

 

「…何で弾幕ごっこでこんなにボロボロにならないといけないのよ…全身が痛いし…」

 

「普通はそんなボロボロになる様な事は無いわよ…」

 

でも、ユーナのスペルカードはあと1枚それを耐え切ればレミリアの勝ち…それはユーナも分かっている…はず…多分…おそらく

 

「天罰「スターオブダビデ」!」

 

「えい!や!とう!」

 

ユーナは軽快にスターオブダビデを避けて行く…ぴょんぴょん跳ねながら

 

「あははは」

 

「これで私もあと1枚しか無い…」

 

ユーナ楽しそうねぇ…威力間違えてたり、真面目にやってる気がしない避け方したりするけど…いや、楽しむ為にそんな避け方してんのかしらね…ユーナには後で威力をもっと下げて貰わないと…ってこの子は……気が付かなかった…フランが気絶してる…

 

「どうせ最後なら!「レッドマジック」!」

 

「私も最後だよ!そして初お披露目!終末「スーパーノヴァ」♪」

 

レミリアとユーナはスペルカードを発動し、お互いに死力を尽くす様ねそれにしても、スーパーノヴァって…あのスペルカード…もう吸血鬼の次元じゃないんでしょうね……だってあれって隕石よねぇ

 

既に紅魔館から吹き飛ばされたレミリアを追ってユーナも外に出ていた為もう紅魔館の中では無いが幻想郷はこれ大丈夫なのかしらねぇ

お互いで潰しあってくれるならって思ってたけど潰し合うってよりは一方的レミリアがボコボコにされてるわね、ユーナはただ遊ぶ為だけにやってるんでしょうけど

 

「何よ!スーパーノヴァって!」

 

「ふっふっふ!ここ10年くらいでパチェが私の能力について教えくれたの、だから私は能力をフルに使って出来たのがこのスペルカード!終末「スーパーノヴァ」私が触ったら自由に出来るなら重力も自由なんだよ!」

 

あぁそういう事ねぇ重力を操作して宇宙まで重力を拡大して隕石を無数に呼び込んだ訳ねぇって落ち着いてる場合じゃないわねぇ、これって、あのメイドが言っていた通りもう妖怪の次元ではないわぁっと紫に連絡して幻想郷に被害を抑えないと…

 

「紫…仕事よ」

 

「あぁもう!なんでこうなるのよ!」

 

悪態をついてはいるが隕石が地面に衝突する前にスキマを展開し隕石を飲み込んでいく…そうしないと…本当に終末が訪れる威力になる。

これは紫も予想してなかったでしょうね、確かに妖力で出来た武器はスペルカードとして使えば殺傷能力は格段に落ちる、でも今ユーナが使っているのは重力操作、しかも直接攻撃じゃなく重力の拡大による結果、隕石が大量に幻想郷の…いや、レミリア目掛けて降ってきている……殺す気なの?

 

「がっ、ごふっ、うがっ」

 

隕石がレミリアに当たり続けるどうやらこのスペルカードは耐久スペルの様だ

 

「うっ……うぅ……パチェめぇ恨んでやるぅぅぅ…」

 

気絶してしまったレミリア、ユーナはと言うと…

 

「やったぁ!勝った!」

 

微塵もレミリアの心配はしていなかった…

 

こうして紅霧異変は幕を閉じた……あとで気づいた事だがこの異変は終末異変とも言われている様だ、実際はあの終末自体は異変じゃなくスペルカード…ただしもはや…その存在が異変レベルの

 

「やっと…やっと…終わったぁぁ…」

 

「…お疲れ様、紫」

 

「もう絶対紅魔館には異変頼まないんだからぁぁ!!」

 

どうやら紫が異変の依頼を出していた様だ…まあ、人選ミスよね

まず、ユーナを見くびった事が失敗の要因ねこの10年で能力を細かく教えられてるなんてねぇ

私も絶対にユーナを異変には関わらせないわ…何があっても…




その後、終末「スーパーノヴァ」は紫に絶対に使うな!と怒られて不満そうなユーナであった。

ユーナによるメテオラッシュはレミリアのトラウマとなった…

ここから紫の後始末やら紅霧異変から次の春雪異変までの話やらです!

ユーナのスペルカード
跳弾「ダーインスレイブ」文字通り跳弾するダーインスレイブ(エクステンド封印)
朱槍「ゲイ・ボルグ」対象に突撃するスペルカード
終末「スーパーノヴァ」重力を宇宙まで拡張して隕石を降らせる、発動したら最後、紫の胃に穴が開く

私には戦闘描写は出来ません文章力が足りてません(>_<)


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18話 紫の苦労と弾幕ごっこ

今回は紫と霊夢視点です
異変後は紫が大忙し(主にユーナのせいで)

完全オリジナルではありませんがユーナ描いてみました(´∀`)
https://img.syosetu.org/img/user/261623/48361.jpg


……仕事が終わらない……それもこれも全部ユーナのせいよ!

私が何をしたってゆうのよ…いや、確かに霊夢の成長の為に一番手頃だった紅魔館の連中に異変を起こす様に言ったけど…けど!予想付くはず無いじゃない!ユーナが能力を完全に掌握してたり、スペルカードルールを理解していなくて、当日に理解して弾幕ごっこがしたくなるなんて…

 

「……はぁ」

 

「紫様…休んでいる暇はありませんよ」

 

「…分かってるわよ」

 

「まだあんなに書類があるんですよ」

 

これが何の書類かって?まずは紅魔館修理の申請書やら人里の苦情やらで…

もう絶対にユーナを異変に関わらせないわよ!絶対に!何よ!あのスペルカード!重力操作して隕石を落とすって効果範囲広すぎなのよ!私があと一瞬遅かったらこの幻想郷が文字通り終末が訪れてたわよ!

 

「藍…少しこの書類やっといてくれないかしら」

 

「……逃げる気ですか?」

 

「違うわよ…ユーナが落とした隕石を咄嗟にスキマを展開して地面に落ちる前に回収したけど、早いとこあの隕石の処理をしちゃいたいのよ」

 

そう、あの隕石は1発だったら処理には困らなかったんだけど……よくも何十発も落としてくれたわね、処理が大変すぎるのよ!いくら私が大妖怪で妖力もかなり多いからってあの隕石の処理は身体がもたないのよ!スキマも使うのに微量に妖力を使っている、それは大きなものに使えば使うほど、妖力の消費もそれに応じて増していく、よって、あれだけの大きさと量、妖力の消費量もとてつもない、異変の終了と同時に妖力を使い果たして、寝てしまって、起きたら書類の山……休ませて欲しいんだけど…

 

「でも、処理くらいならそう大変では無いのでは?」

 

「…そりゃあそうよ、あの大きさと量じゃなければね」

 

「それで、処理出来るくらいに回復したから、処理を始めると?」

 

物分りが良くて助かるわ、流石は私の式…さて、始めましょう…

まずは宇宙にスキマを繋げて…流石にこの距離はキツイわね…まあいい、それよりも隕石よ…一気に排出しても良いんだけど妖力もつかしら…1個ずつにしましょう…

 

それから2時間後

 

あ…と…1個……妖力ギリギリじゃない……はぁ…やっと終わった…

あぁもう駄目眠い……zzz

 

「紫様こんな所で寝ないで下さい」

 

「zzz」

 

「……はぁ、運びましょうか」

 

———————————————————————————————

 

よく寝た…でも、まだ書類が…藍終わらせてくれてないかしら……もう異変は依頼しないわ…ユーナ関係無く…

 

「紫様、起きたなら仕事を手伝って下さい」

 

「はぁ…分かったわ」

 

2日後…

 

まさか2日もかかるなんて……博麗神社にでも行ってこようかしら…よし、そうしましょう

 

紫はスキマを開き、博麗神社に繋がる…繋げたが、まずは様子見…霊夢はいるようね、さて行きましょう

 

「あっ紫…」

 

「何よ、そんな顔しなくてもいいじゃない…」

 

「まさか、仕事を手伝ってなんて言わないわよね…」

 

「言わないわよ…それに、仕事は終わったわ」

 

ついさっきだけどね、もう異変はこりごりよ次に異変が起きたら私が直接解決してやろうかしら

 

「そう、で、何しに来たの」

 

「ちょっと休みによ、ここは落ち着くのよね」

 

「…その落ち着く場所はこれから崩壊するわよ」

 

崩壊?神社が倒壊でもするのかしら?そんな私が許すはずが無いじゃない、絶対に阻止してやるわよ

 

「あっ、もう遅かったわね」

 

遅かった?どういう事?……いや、これは駄目だこれは阻止出来ない……ここ2日の仕事の元凶、災厄の存在!ユーナ!…終わった…さよなら私の安心…

 

「やっほー♪霊夢♪」

 

「えぇ、ユーナ」

 

———————————————————————————————

 

「お?紫もいる♪」

 

「ユーナが来る本当に少し前に来たのよ」

 

さて、ユーナが来たし、紫は逃げるのかしらね…ふふ、それはちょっと面白い光景ね、あんな意味の分からない強さはあるけど見た目は完全に子供から逃げる妖怪の賢者…ふふ

 

「…こんにちわ、ユーナ」

 

「うん♪こんにちわ!紫!」

 

あら、逃げないのね…それはそれで面白いことになりそうね

 

「それでユーナ、博麗神社にはどんな用で来たの」

 

「それはね、霊夢と弾幕ごっこをする為だよ♪」

 

「「えっ!?」」

 

知らない…知らないわよそんなこと!どうせ遊びに来たんだと思ってたけど…まさか弾幕ごっこだとは…これは…

 

「早くやろ♪さあ♪さあ♪」

 

駄目ね逃げられそうにない…断る事も出来ない、なんか罪悪感に苛まれそうな予感がするし……怪我で済めば良いけど…

 

「…そうね、やるわよユーナ」

 

「えっ、霊夢弾幕ごっこやるの!?」

 

「やるしか無いじゃない、あの状態のユーナを断れるわけないでしょ」

 

「…確かに断れそうにないわね、癇癪を起こされてもかなわないし」

 

今のユーナの癇癪って能力フル活用でしょ、そうなれば紫の仕事が発生して大忙し……でも、弾幕ごっこでも仕事が増えそうだけどね…

 

「やるわよ、残機は3、スペルカードも3ね」

 

「分かったよ♪」

 

「じゃあ、早速!霊符「夢想封印」!」

 

開始早々にスペルカードを使って相手のスペルカードを誘発させる…そして運良く残機を削れれば上々、ユーナに小手調べなんて真似すれば、あっという間に残機どころか身体がもっていかれる

 

「わぁ!早速スペカ!?じゃあこっちもスペカだよ♪」

 

狙い通り!夢想封印は見せるスペカと言うより攻撃優先だから、終わるのも早い!だからユーナのスペカを私はよく見て避けることができる!

 

「紅雨「エンドレイン」♪」

 

新しいスペルカード…さてどう来る!

 

ユーナの発生したスペルカードはユーナが赤い槍を上空に放ち、放たれた槍が霊夢の頭上で分裂し、降り注ぐ

 

「なっ!?」

 

早い!それにこの範囲自分も範囲内に入ってるじゃない……ってなにそれ…踊ってる…

 

「♪」

 

いや踊ってる様に見える避け方をしているだけか…まさか、自分のスペルカードで自分諸共……くっ

 

「早いし、密度も濃い…」

 

「あっ終わっちゃった」

 

よし…避けきった…危なかった…本当にあの咲夜とか言うメイドより早く濃い弾幕…これが紅魔館最強…

 

「どんどん行くよ♪」

 

連続でスペルカード!?そんな事すればスペルカード切れで負けるのに…まさか1個のスペルカードで残機を複数持って行く気なの!?

 

「凶弾「デスペレイト」♪」

 

さてこのスペルカードは…それにしてもニコニコしてるわね…いっつもだけど……!

 

そのスペルカードの発動と同時にユーナの背後に展開された魔法陣から知覚できない程の速度で霊夢目掛けて発射される妖力弾…その妖力弾は霊夢の肩を撃ち抜く…

 

「くっ」

 

今一体何があったのよ…気付いたら肩が撃ち抜かれていた?何よそれ…残機が1個減ったわね…しかもユーナのスペルカードは終わってない!…くっこれはこっちもスペルカードを使わないと本当に残機を複数持ってかれる!

 

「散霊「夢想封印 寂」!」

 

「やるなぁ、でもまだまだこれからだよ♪」

 

あのスペルカードは速すぎて見えないならこのスペルカードで相殺する!数撃ちゃ当たる!

 

「これでお互い残りスペカは1ね」

 

「あと一枚で残りの残機全部削ってやるんだから!」

 

次がラスト…さて、何が来るこれまでは1回も見た事が無いスペルカードだったけど…そろそろアレが来るかもしれない…

 

「これが私の最後のスペルカード!終焉「ワールドエンド」♪」

 

何そのスペルカード!結局最後も新しいスペルカード!でも嫌な予感しかしない名前…なら!

 

「出し惜しみは無しよ!「夢想天生」!」

 

このスペルカードはこの世から浮き無敵になる!これならそのスペルカードには当たらない!

 

しかし、無情にもユーナのスペルカードは霊夢に当たってしまう

 

なっなんで!?

 

「このスペルカードからは逃げられないよなんたって全ての世界を破壊する私最強のスペルカードなんだから♪」

 

そこユーナ最強のスペルカード、終焉「ワールドエンド」は天を穿つ十字の業火を連続で発生させる、その業火はランダムで発生させるものと霊夢を狙って発生させる二つがある

そしてその原理は世界に接触し、その場の大気を一瞬にして発熱させ炎を発生させ形を作る

 

まさか夢想天生でも回避不可なんて…一体どうやって…

まさか、私が全てから浮き別の次元…つまり別の世界に行く事で無敵になる夢想天生…その別の世界ごとあの炎で破壊したって言うの!?

世界に接触…あの能力はそんな事まで…しかも油断して初撃を食らってしまった…これで残り残機1…もう食らえない!

 

「まだまだ増えるし、早くなるよ♪」

 

「くっ、まさか夢想天生を破るなんて…」

 

どんどん早く…しかも同時に発生する火柱も増えてきた…けどまだ夢想天生は終わってない、無敵じゃ無くても、弾幕がある!

 

「これで!終わりだよ♪」

 

しまっ

 

ランダムの十字の業火が霊夢の動きを一瞬だけ鈍らせる、それと同時霊夢に向けて発生される十字の業火が霊夢に直撃する

 

「これで勝ちだよ♪」

 

「全く……私じゃなかったら死んでるわよ…」

 

「生きてるなら大丈夫!」

 

この傷は絶対に大丈夫じゃ無いわよ…明日は神社から動けないわね…

 

「霊夢♪楽しかったよ、また遊ぼうね♪」

 

「…えっえぇ」

 

「じゃあね!霊夢」

 

ユーナは帰ったか…もう…限界……

 

ユーナが神社を去って直ぐに霊夢はその場に倒れ伏した、霊夢が人間離れした超人でも、人間には変わりない、よってあれだけの高火力のスペルカードに二回も被弾した…霊夢を守っていたお札は焼け落ち使い物にならなくなり、更にそのお札の加護を貫通して霊夢にダメージを与えていた

 

「なんでアンタが一緒になって倒れてるのよ…紫」

 

「あの最後のスペルカードはこの辺一体の地形に大きなダメージを与える程の攻撃だったのよ…だからさえならないように全力で防御してたのよ…でも妖力…足りなくなってしまったわ」

 

あぁ…それで、アレだけな攻撃で全くこの辺に被害が無いのか…今更だけど頑張るわね…紫

 

「おい!霊夢さっきの光は一体って、どうした霊夢!」

 

…うるさいのが来たわねぇ、それにしても魔法の森からでも見える程のものだったのね…

 

「見たらわからない?弾幕ごっこして負けたのよ」

 

「負けた!?霊夢が?」

 

「えぇ、そう言えば残機…1つも削れなかったわね」

 

それなりにいい勝負出来てるつもりだったけど…思い返してみればユーナには余裕しか無かった…最初のスペルカードなんてぴょんぴょん跳ねて踊ってたし…

 

「いや、百歩譲って霊夢はいい、だがなんでゆかりまで倒れてるんだよ」

 

「私は防御用に結界やらスキマやら使い過ぎて妖力切れよ……」

 

「紫がそんなになる相手って一体?」

 

?あぁ…そうか、魔理沙は異変の時に見てなかったわねユーナの流れ弾の巻き添えで吹っ飛んだ気絶してたんだっけ…

 

「ユーナよ…」

 

「は?じゃあそのユーナは」

 

「もう帰ったわよ」

 

「弾幕ごっこだけして帰ったのかよ…何だそれ通り魔かよ」

 

ユーナが通り魔ねぇ…あんなのが通り魔してたら幻想郷が滅びそうね…しかも止められるものが恐らく、あの姉妹くらいしか止められない…悪魔ね

 

「ねぇ、魔理沙ちょっと私を神社まで運んでくれないかしら」

 

「それは良いが、霊夢お前凄い怪我だぞ」

 

「治療は…神社に入ってからで良い…わよ」

 

もう駄目…眠たくて仕方がない…意識がぁ…

 

「おい霊夢?って寝てやがる…」

 

「zzz」

 

「しょうがない、霊夢を運んで治療してやるか」

 

「あの魔理沙?私は?」

 

「紫は妖怪だろ自分で何とかしろ」

 

「そっそんなぁ」




ユーナの新スペルカード
紅雨「エンドレイン」紅い槍を上空に投げ対象の頭上で分裂して降り注ぐ
凶弾「デスペレイト」ユーナの背後に展開された魔法陣から知覚不可能なくらいの速度で妖力弾を発射する
終焉「ワールドエンド」世界に干渉し、防御を許さない強力な火力を持つランダムと対象狙いの十字の業火を発生させる

原理
紅雨「エンドレイン」
能力未使用 自分の妖力で作った槍を投げ空中で分裂させている
凶弾「デスペレイト」
能力使用 本来は魔法陣から妖力弾が撃ち出されるだけのものに能力で妖力弾を加速させて撃っている
終焉「ワールドエンド」
能力使用 世界に干渉しその場の大気から冷気を消滅させて、かつ発熱させる事で急速に高火力にしている、そしてその熱をまた能力で形を作って適当に発生させたり狙って発生させたりする

ユーナはこの10年で沢山の知識を得て、能力を完全掌握してはいるが、根本的に変わっているわけではないため、賢くなったはずなのにアホの子のまま強くなってしまった


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19話 魔理沙の戦いとフランの憂鬱

魔理沙視点
フランはこんなタイミングでバチが当たったようです
10年越しの、ユーナに余計な事ばかり教えレミリアに苦労をかけた事の

あと、この小説の感想をいただけると幸いです、どうも書き方が読みずらいと思いまして…
良ければ、この小説をどうしたら読み易く出来るか聞いてみたいです。気が向いたらで結構なのでお願いします。
文章力は…これから上手くなっていけたらと思っています。


昨日、森からでも見えるくらい大きな光が博麗神社の方に見えた、それから、私は博麗神社向かった…それでそこには霊夢と紫が倒れていた、まあ、大体は予想外つく弾幕ごっこなのは明白だしな、それで結局分かったのはユーナに負けた事だけ…ユーナってあのユーナだよな?

 

「ユーナは強かったのか…」

 

最初知った時は意外だと思ったけど、よくよく考えればユーナは吸血鬼、一応鬼だし弱いはずが無い……よし!ユーナに勝負を挑んでくるか!考え込むなんて私らしく無い!強いって分かったなら勝負を挑むに越したことはない!

 

「よし!行くか!」

 

…待てよ、ユーナに会いに行くって事は紅魔館に行くって事だよな?邪魔されなきゃ良いんだけどなぁ、いや、その時はその時だな!

 

魔理沙は家を飛び出してから、直で紅魔館に向かうのでは無く1回人里に寄ってから紅魔館に行く事にした。

 

「最近、人里に行ってなかったし、団子屋でも行くかな」

 

最近は本当に人里に来てなかったからなぁ……うん!やっぱりこの団子屋の団子は美味い!

 

「おっ、魔理沙じゃないか」

 

「おぉ、慧音、今日は寺子屋じゃないのか?」

 

「ああ、今日は寺子屋は休みだな」

 

「へぇ、それで?慧音はこの後何しに行くんだ?」

 

慧音って人里の番人って感じで実は良く知らないんだよなぁ、いつも寺子屋で子供相手にしてるって事とワーハクタクって事しか知らない

 

「私か?私は今日は特に何もする事が無いから散歩をしていただけなんだ」

 

「じゃあ、この後紅魔館に行こうぜ」

 

「ふむ、そうだな最近ユーナは里には来ているようだが、会えていないし、ちょうど良いか…よし、同行しよう」

 

「そうと決まれば!団子も食い終わったし、行くか!」

 

成り行きだけど、慧音を知る良い機会かも知れないないんだぜ、さて紅魔館か…ユーナの家族ってあの魔法使いしか知らないんだよな、どうな奴がいるか楽しみだぜ

 

「えっと美鈴だっけ?ここ通らせてもらうぜ」

 

「構いませんよ?」

 

「てっきり断られるかと思ったぜ」

 

「ユーナさんの友達ですし、問題ないかと思いまして」

 

それで良いのか門番…まあいいか、早速中に入るぜ、異変の時は図書館しか行ってないし今度は探険でもしながらユーナを探すとするか

 

「ふむ、ここに来るのは初めてだな」

 

「慧音も来た事なかったのかよ」

 

「私は基本的に里から出ないしな」

 

「里から出ないってより、寺子屋ばっかりだろ」

 

「それもあるが、里の巡回とかもある」

 

慧音はそんな事までしてたのか、本当に熱心なんだぜ、半妖なのに人間に肩入れしまくってるな、慧音は半妖ならどっちにも肩入れしない事だって出来るのに

 

「貴女は確か…魔理沙」

 

「ん?お前は?」

 

「私はフラン、フランドール・スカーレット」

 

「じゃあ、ユーナの姉か」

 

姉が居るのは知ってたけど、会ったことは多分無かったな……結構服装とか似てるな流石姉妹…と言うか殆ど同じ格好か?

 

「ユーナに用かな?」

 

「おう!ユーナが強いらしいから、弾幕ごっこで勝負しに来たんだぜ!」

 

「そうなんだ、でも弾幕ごっこはオススメ出来ないよ」

 

「む?それはどうしてだ?弾幕ごっこ、スペルカードルールは死ぬ事は無いのだろう?」

 

確かに私がいくら人間だからって舐めすぎだぜ、人間だって鬼や他の種族に勝てるのが弾幕ごっこだ

 

「慧音だったっけ……オススメ出来ないのは何より大怪我するかも知れないからだよ」

 

「当たらなきゃ怪我なんてしないんだぜ」

 

「自信があるんだね、魔理沙は…」

 

なんかテンションが低い?ユーナの姉妹だからもっとこう…はっちゃけた感じだと思ったんだけど…

 

「ふむ…何故かは知らんが元気が無いなフラン」

 

「あっやっぱり元気なかったのか」

 

「そうだね、最近、ユーナと遊べてない…遊ぼうと思ってもその時に限ってユーナは館にいないの…そりゃあテンションも下がるよ…もう…ね…」

 

「今日はいるんだろ?」

 

「いるよ」

 

じゃあ、今日遊べば良いのに何で行かないんだ?ユーナに何かあったのか?それとも嫌われでもしてるのか?いや、ユーナは他人を嫌う事は殆どないか…

 

「今日遊べばいいだろ」

 

「遊びたいけど、ユーナの今のマイブームが弾幕ごっこだからね…」

 

「ユーナとやれば良いだろ」

 

「ユーナと弾幕ごっこしたら気絶させられて、その日が終わっちゃうんだもん…それに妹にボコボコにされて気絶って精神的にキツイものがある…」

 

そうなのか?私はひとりっ子だからそういうのは分からないんだぜ…とりあえずは凄い惨めな気持ちになるって事か

 

「じゃあ、勝てば良いだろ?」

 

「勝てれば苦労しないよ、前のユーナなら何とかなったかも知れないけど、パチェがユーナに能力の使い方を完璧になるまで指導したせいで全く歯が立たなくなっちゃった…」

 

成る程、前までのユーナは能力を使いこなせて無かったのか…しかもそれを覚えたのがつい最近…ユーナって確か490歳だよな?つまり490年近くまともに使えなかったのか、それがどうして今更?

 

「ユーナが能力を覚えるの遅すぎないか?490歳だろユーナは」

 

「それは、覚えさせる必要が無かったからだよ、能力をまともに使えなくても問題ないからねユーナは」

 

「そうなのか?…よし!それなら尚更戦ってみたくなったぜ」

 

ユーナは凄い強い!それしか分からないけど、それだけ分かれば十分だぜ!滾るぜ!

 

「…やっぱり行くんだ…そうだね、私も行くよ」

 

「おっ、来るのか?」

 

「見ている分には楽しいからね、綺麗だし」

 

「私は散歩がてらユーナに会い来たのだから、行くぞ」

 

「よーし!やってやるぜ!」

 

それからフランからユーナの場所を聞いてユーナの居る場所に向かった、その場所は図書館だった…

 

ユーナって本読むんだな、意外だぜ、絵本とか読んでるイメージだ

 

「ユーナ!弾幕ごっこで勝負だ!」

 

「ん?あっお姉様、魔理沙それに慧音だ!」

 

「あら、貴女は…」

 

やっぱりこの魔法使いもいるよな、コイツともいつか戦ってみたいぜ、前は戦えずに終わったからな

 

「ユーナは今何やってるんだ?」

 

「スペルカードを考えてたの♪」

 

本当にマイブームって感じだな…

 

「そうか、じゃあ、早速弾幕ごっこ、やろうぜ!」

 

「良いよ♪」

 

「ちょっと待ちなさいあんた達、やるなら外でやりなさい」

 

ここには沢山本があるしな、そうなるよな、なら…外に出てからやってやるぜ!

 

「そういえばユーナ、文の所にはもう行ったの?」

 

「明日行こうかな?って思ってるよ」

 

「……私が言えた事じゃないけど、苦労してそうだね文は…」

 

よし!じゃあ早速!

 

「やるぜ!スペルカード3に残機も3だ!」

 

「それで良いよ♪」

 

霊夢すら負かした実力、見せてもらうぜ!そして、弾幕はパワーだぜ!

 

「恋符「マスタースパーク」!」

 

「霊夢もそうだったけどいきなりだね♪」

 

へぇ〜霊夢もいきなりスペルカードを…なかなか珍しいな、あの霊夢がいきなりスペルカードを使うなんて、それほど本気だったのか?それとも、早く決着をつけたかったのか?

 

「そんなの当たらないよ〜♪」

 

「まだまだ!」

 

魔理沙はマスタースパークをユーナが避けた方向に無理矢理向ける、ユーナはそのマスタースパークの周りを回るように避ける

 

「くるくる♪」

 

「くっそぉぉ舐めやがって!」

 

「じょあ、次は私が行くよ♪」

 

ユーナのスペルカード…一体どんな奴が来るんだ…

 

「凶弾「デスペレイト」♪」

 

「なっ!?痛っ!」

 

何だよ今の!早くて全然見えなかった…あのスペルカード…どうしようか…もう残機が一個減っちまった…

 

「魔法でガードするしかない!」

 

「ふふん♪ガードなんて無意味だよ♪」

 

危な!魔法陣の防御を貫通してきた!だけど軌道は反らせた、これなら…魔力の消費は増えるけどしのげる!

 

「軌道がされちゃう…うーん」

 

「へへ!どうだ!」

 

「これで、私のスペルカードは終わりだね♪」

 

「次は私の番だぜ!魔符「スターダストレヴァリエ」!」

 

このスペルカードで残機を1つは削らせてもらうぜ!

 

「わぁ〜綺麗なスペルカードだね♪」

 

「綺麗なだけじゃないぜ!」

 

流石にこの辺で残機を1つは削らないとやばいんだぜ、このスペルカードで削らなければ私は残りスペルカードが1で残機が2…圧倒的に不利になる

 

「こっちも負けないよ♪絶技「双刃乱舞」♪」

 

ユーナは魔理沙のスターダストレヴァリエを高速ですり抜け、あっという間に魔理沙の目の前に現れた。

そこで放たれたユーナのスペルカード絶技「双刃乱舞」このスペルカードはダーインスレイブと模倣したフランのレーヴァテインの2つの剣で魔理沙を斬る

 

「なっ!直接!っぐあぁぁ」

 

「それそれ♪」

 

ユーナは軽い口調で振っているがその斬撃は重く早い、魔理沙は反応が遅れ初撃を避ける事に失敗した二撃目、三撃目と食らってしまう

 

まさか、こんな事になるなんて…弾幕ごっこで血を見る事になるなんてな…

 

「これで最後♪」

 

ユーナのスペルカードによって切り刻まれ最後の一撃で吹き飛ばされた魔理沙

 

「幸い、被弾から次の被弾判定までにスペルカードが終わったか…それにしても…痛い…」

 

「まだ終わってないよ♪」

 

「ああ!その通りだぜ!」

 

正直ここまでだとは思ってなかったぜ…手も足も出ないとはまさにこの事だぜ…それでも!せめて一撃入れてやる!

 

「いっけぇぇ!「ブレイジングスター」!」

 

「突撃だね♪じゃあ私も、天翼「エグゼキューション・レイ」♪」

 

ユーナの翼を白い光が包みその羽で突進して行く、両者のスペルカードの衝突、その勝敗は威力にやって決まる…

 

これが正真正銘の最後のスペルカードだ!弾幕はパワーだぜ!負けない!負けられない!パワーは私の十八番だぜ!

 

「これで終わり♪」

 

「負けないぜ!」

 

両者のスペルカードがぶつかり合う、そして……

 

大きな音と衝撃を発生させて魔理沙は上に跳ね飛ばされた

 

結局、勝てなかったぜ…

 

「魔理沙にも勝った!」

 

「はぁ…はぁ…負けちまったぜ…」

 

「魔理沙強かったよ♪」

 

どの口が言うか!残機を1つも減らさずに私の最後のスペルカード「ブレイジングスター」すらも正面から討ち破った……全く完敗だぜ

 

「次はお姉様ね♪」

 

「えっ!?」

 

はは…災難だなフラン…でも、ユーナならそうする事も視野に入れなかったフランの落ち度だぜ…

 

「ふむ、巻き込まれないうちに帰るとしよう」

 

逃げやがったな、慧音の奴…

 

「あーもう、しょうがない!」

 

「さっきとルールは同じでスタート♪」

 

フランとも始めたか…全く…私はもう動く力も残ってないってのに…

 

「禁忌「フォーオブアカインド」!」

 

「まとめてやっちゃうよ♪終末「スーパーノヴァ」♪」

 

「なっ!?それは禁止されてたでしょ!」

 

「しーらなーい♪」

 

おいおいなんだよアレ!ヤバイ!巻き込まれる!

 

その時、案の定大きな力に反応してかスキマから紫が登場しまたも、スキマで隕石を回収して行く

 

たっ助かった…

 

「また!?またなの!?あああぁぁ!!」

 

紫も大変だな

 

「藍!手伝いなさい!」

 

「はっはい!紫様!」

 

藍まで引っ張って来るのか…

 

「まだまだ♪終焉「ワールドエンド」♪」

 

またかよ!何だよこの規模!そしてこれか!博麗神社での光は!

 

「結界が持ちません!紫様!」

 

「持たせなさい!」

 

あぁ…フランが不憫だ…あの2つのスペルカードで残機が2つ減ってあと1つ

 

「最後は完全新作♪終曲「ザ・エンド・オブ・ライフ」♪」

 

「ちょっ、ちょっと、待っ…うわぁぁぁ!!」

 

完全新作♪って初お披露目か…少しいいな始めて使われるのを見るのは…ってそんな場合じゃないぜ!

 

ユーナの周りに波紋の様に放たれる黒い光が多数発生し、波紋同士がぶつかると、拡散され周囲に高速弾幕がばらまかれる

 

「……フラン…強く生きろよ…」

 

「やっやっと終わった?……」

 

「終わったようです…紫…様…」

 

2人も御苦労なんだぜ、最後のスペルカードは結界貫通したから逃げまわってたけどいやぁ、ユーナ…姉相手に手加減無しかよ…いや姉だからこそか、私には一応手加減してはいたってことか……くそぉ

はぁ、ここからどうやって帰ろうか…




新スペルカード
絶技「双刃乱舞」
天翼「エグゼキューション・レイ」
終曲「ザ・エンド・オブ・ライフ」

ザ・エンド・オブ・ライフで終シリーズの完結ですね

原理
絶技「双刃乱舞」
能力使用あり 自分の妖力ではあるがフランのレーヴァテインを能力により模倣しダーインスレイブと共に繰り出される高速の12連撃

天翼「エグゼキューション・レイ」
能力使用あり 妖力と能力で翼を強化し相手に突撃して攻撃する

終曲「ザ・エンド・オブ・ライフ」
能力使用あり 弾丸型の妖力弾を波紋のように複数展開し発射、波紋同士がぶつかると拡散加速しばらまかれる
弾丸の構造は全て虚数空間で造られており、剣だろうが妖力弾だろうが貫通してユーナから40m離れるまで止まることはない

終シリーズは一応普通の人間には使わない様にユーナはしているようです(霊夢はユーナの中では普通の人間ではない)


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20話 プレリュードとレクイエム

文視点
ユーナさんバージョン2.0は本物の最強!
知恵比べ以外は…

誤字報告ありがとうございました


今日はユーナさんが久しぶりに妖怪の山に来るようです。

はて?何の用なんでしょう?あっついでに何で来るか知っているかというと、昨日ユーナさんから手紙が届いたからです。

内容は『明日会いに行くよ♪』だけでした…10年経ってもユーナさんはユーナさんですねぇ。

 

「そう言えば文様、文様はユーナさんが苦手じゃないんですか?」

 

「何故そう思うんです?」

 

「ほら文様って1年くらいユーナさんのペットでしたよね」

 

そう言えばそうでしたね…あの時は本当に色々ありましたねぇ。

監視を任されて、早々に捕まってペットにされて血を吸われて、変態扱いされて、実は首輪は直ぐに外せるものだったり。今となればいい思い出です、あと当時は死ぬかと思いましたけどね。

 

「いえいえ、ユーナさんは苦手じゃありませんよ?」

 

「そうなんですか?」

 

「ええ、ユーナさんはあれから成長しましたし、何より可愛いですしね」

 

「…」

 

…何ですかそのそう言えばそうだったね、みたいな目は……私はロリコンじゃない!絶対に!ただユーナさんが可愛いだけです!

 

「文様…その事はともかく、今日は多分ユーナさんは弾幕ごっこしに来ますよ」

 

「弾幕ごっこですか?」

 

「はい、なんでも最近ユーナさんは通り魔的にいろんな人に勝負を挑んでるとか」

 

……マイブームであってほしいですね、これが実は弾幕ごっこを始めてやって戦闘狂に目覚めましただったら、私…結構ヤバイんじゃないでしょうか…

 

「…逃げても許されるでしょうか…」

 

「許されません、文様が逃げれば間違いなく私が巻き込まれます」

 

「…あっ」

 

アレは……もう、逃げるには遅いですね…もう来たんですか…ユーナさん。

これで最近遊びに行ってなかったからなんて理由で手加減なしで来たら私は死にます…

 

「文ちゃん元気?♪」

 

「ええ、元気ですよ…それで、今日は何用で?」

 

「文ちゃんと弾幕ごっこしに来たの♪」

 

やっぱりですか……今回の私のミッションは今日を生き残る事!それを肝に命じて挑む所存です!

 

「……文様、頑張って下さい」

 

「は、はは」

 

「スペルカード3に残機3で良いよね♪」

 

正直私は残機1が良いです…そう何回もユーナさんの攻撃は食らえません…本当に死んでしまいます…。

でも、残機を1にしたらしたで、渾身の一撃になりそうで提案出来ません!

 

「……それで良いですよ」

 

「じゃあ行くよ♪」

 

ええい、こうなったら速攻で終わらせます!スペルカード3連発です!

そうすれば上手くいけば、ユーナさんの残機を減らせて、運が悪ければスペルカード切れで負けです。

どちらにしても、戦いは直ぐに終わります!

 

「岐符「天の八衝」!」

 

「みんなすぐにスペルカード使うんだね」

 

みんなって事は霊夢さんや魔理沙さんですかね、魔理沙さんはともかく霊夢さんまで初っ端スペルカード使ったんですね、能力が凄いユーナさんを警戒したんでしょうか

 

「みんな直ぐに使うなら私も使うね♪前奏曲「魔笛」♪」

 

ユーナさん最初のスペルカードは……音符…ですねぇ、音符ですか魔理沙さん見たいに形を弾幕にしたって感じですね、この数は…楽譜見たいですねぇ。

って今はそれどころじゃありません!この音符だんだんと加速してますよね!そろそろ避けるのキツイんですが…

 

「文ちゃん♪綺麗でしょ?」

 

「そう…です…ね!…っ」

 

この音符当たると結構痛いんですが!ユーナさん!手加減失敗してますね……

 

「これで私も、ユーナさんも最初のスペルカードが終わりましたね」

 

「そうだね♪じゃあ、次行くよ♪」

 

「はい!風神「風神木の葉隠れ」!」

 

「連続だね♪じゃあ私も♪第2幕「復讐の炎は地獄のように我が心に燃え」♪」

 

今度は黒い炎が四方八方からすごい速度で飛んできますね……この炎は当たったらいけない!そんな感じがしますね…

 

「文ちゃんに用意したスペルカードは3部構成のスペルカードなんだ♪」

 

「…劇…みたいですね」

 

「あながち間違いじゃないよ♪」

 

この弾幕も加速していってますね……これはパターン入りそうですね…弾幕が加速→躱すのを失敗→被弾

何とかしなければ…

 

 

結果から言うと……何ともなりませんでした!

ですよねー。

 

「ストレート負けは避けたいです、ね!」

 

「それじゃあ最後のスペルカードだよ♪」

 

「それは私もです!」

 

これが最後…私の最速を持ってユーナさんから残機1つは貰います!

 

「行きますよ!「幻想風靡」!」

 

「私もいっくよ…葬送曲「鎮魂歌(レクイエム)・怒りの日」」

 

!!これは曲!?何で!?弾幕ごっこで!?

 

「♪」

 

「あれは…鐘?」

 

ユーナさんの後ろに出た鐘?から青白い弾幕に黒い弾幕…それが同時に発生させて青白い弾幕が交差しながらで黒い弾幕が連なり回転しながら広がってますね…あれが何かは分かりませんが、これだけは分かる!アレは絶対にヤバイ!

 

「Dies iræ,」

 

「とうとう歌い出しましたね…」

 

「dies illa」

 

歌い出しましたが、日本語じゃありませんよねこれ、何を言っているのか分かりませんが少なくとも愉快な歌ではなさそうですね

 

「solvet sæclum in favilla: 」

 

「いつもと雰囲気が違いますね…」

 

いつものニコニコした笑顔じゃなく…何と言ったら良いんでしょうね…真剣に?いやどこか哀しそうですね…

 

「teste David cum Sibylla」

 

「くっ…弾幕が増えてきましたね…」

 

「Quantus tremor est futurus」

 

あの翼も相まって様になってますね…あんなに小さいのに…

 

「quando judex est venturus,」

 

「そろそろ…体力が…」

 

「cuncta stricte discussurus.」

 

「!」

 

そんな!弾幕が急加速!今の体力じゃあ避けれなっ……

 

「うっ…ぐっ…」

 

「…ふぅ」

 

結局、残機1つも削れませんでしたね…それにあの黒い弾幕…こちらの弾幕を消してませんでしたか?

 

「……ユーナさん…さっきの曲は…」

 

「あれはね、死者の為の曲だよ…死者の安息を神に願う曲」

 

……?死者?…もしかして…あのスペルカードって手加減次第で死ぬようなスペルカード?

 

「私はね、ああいう曲が好きなんだ、だからスペルカードにしたの」

 

「えっと…1つ確認なんですが…あのスペルカードって手加減次第で死ぬようなものでは?」

 

「妖怪の文ちゃんは死なないよ……当たりどころが悪くなければ」

 

うわぁ……妖怪である私も当たりどころが悪ければ死ぬんじゃないですかぁ

 

「ふぅ…よし♪これで私のしたい事が終わった♪」

 

「したい事?」

 

「うん♪友達に弾幕ごっこで勝つ事だよ♪」

 

「その為にいっぱいスペルカード作ったんだよ」

 

ここで、どんな?なんて聞けばほぼ間違いなく、ユーナさんの全てのスペルカードを食らうことになりそうですね…

 

「じゃあ、これからは何を?」

 

「う〜ん、特に決めてないね」

 

それにしても、ユーナさん雰囲気が少し変わりましたね…

 

「ユーナさん少し変わりましたね」

 

「うん、パチェに能力の使い方を教えてもらってる時にパチェがその能力は知識がそのまま力になるって言ってたから沢山の本を読んだんだ、そして出来たのが、このユーナ・スカーレット!バージョン2.0だよ♪」

 

要するに少し大人になって沢山の知識を得たと、でも根本は何も変わってないから、どこか抜けているのは変わりませんけどね

 

「あとユーナさん、その友達には何勝したんですか?」

 

ユーナさんでも、流石に全勝は難しいはずです、博麗の巫女に魔理沙さんの異変攻略組だっていますし

 

「ふっふっふ♪」

 

「?」

 

「全勝だよ♪」

 

…は!?異変攻略組すら倒したんですか!?でも紅魔館の異変である紅霧異変は解決されていたはず…

 

「えっと、異変の時ユーナさんは…」

 

「えっと〜…その〜」

 

何でしょう?

 

「その時まだ弾幕ごっこのルール理解してなくて、パチェが教えてくれてたの、その後、どうしても弾幕ごっこがしたくなっちゃって……レミリアお姉様の部屋に突撃して弾幕ごっこしてたら異変終わっちゃった…」

 

「…その時フランさんは…」

 

「弾幕ごっこしてたら巻き添えで…気絶したちゃった…」

 

えぇ〜じゃあこの異変は霊夢さんは…途中までしか攻略してないですねぇ、と言うか解決したのはユーナさんでは?紅魔組なのに

そう言えばこの異変、人里で終末紅霧異変なんて呼ばれてましたね。

ユーナさんが何かしらの凄いスペルカードを使ったんでしょうけど。

 

「じゃあそろそろ行くね」

 

「あっ、はい」

 

「バイバーイ」

 

「はい、さようなら」

 

ふぅ……大変でした…結局まるで相手になりませんでしたけど、とりあえず大変でしたねぇ

 

「あれ?椛?」

 

そう言えば、ユーナさんとの弾幕ごっこが始まってから椛が居ませんね、どこ言ったんでしょう?

まさか、逃げた?…あっ気絶してる

ユーナさんのスペルカードのどれかの巻き添えでしょうか

 

「椛!」

 

「…は…い?」

 

「どうしたんですか?椛?」

 

「歌が聞こえてきてから、つい聴くことに夢中になっちゃいまして、ユーナさんのあの青白い弾幕に当たっちゃいました…」

 

青白い方でしたか、私は多分黒い方に当たったんですよね…

 

「って文様!?」

 

「なんです?」

 

「その腕…」

 

腕?って…え?いつの間にこんなに血塗れに…もしかしてあの黒い弾幕は…これ頭に当たったら死んでたのでは!?

 

「自覚したら、痛くなって来ました…」

 

「はっ早く怪我の治療を!」

 

「そうですねぇ」

 

でも、椛は弾幕に当たった筈なのに血が出でいる訳ではありませんねぇ、もしかして、あの黒い弾幕がヤバイ方の弾幕で、あの青白い方が比較的に安全な方でしたか…いや、一撃で椛を気絶させるだけの威力はありますけどね

 

「じゃあ、戻りますか…」

 

「そうですね…」

 

それにしても目的を達成したユーナさんはこれから何をするんでしょう?ユーナさんならそのうち自分で異変を起こしそうな気がするんですよね……でも、待ってください、ユーナさんって霊夢さんも倒したんですよね…ユーナさんが異変を起こしたら幻想郷が終わるのでは!?

 

「どうしたんですか?文様」

 

「いえ、ユーナさんが異変を起こしたら幻想郷が終わるのではと思いまして…ユーナさんによると異変攻略組も倒したらしいので…」

 

「それってまずくないですか?」

 

ええ、非常にまずいです、場合にもよりますがユーナさんが異変を起こせば、今の霊夢さんでは勝てないという事になりますから、現状止められる人がいない事になりますね…流石に八雲紫が動きそうですね、そんな事になれば

 

「でも、ユーナさんが起こしそうな異変ってなんでしょう?」

 

「……思いつきませんね」

 

「じゃあ、現状は大丈夫そうですね」

 

ユーナさんに変化が無ければ良いんですがね…今はそれを祈るのみです…




ちょっとだけ、投稿が遅れました(現時刻3時)

ユーナが途中歌っていたのは、レクイエムの怒りの日です
レクイエムの中でそれしか私は知りませんでした……ロト6とかFGOのイヴァン雷帝戦とかで流れてた気がします


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21話 ユーナと咲夜の料理教室

今回はユーナ視点
20話超えてなお主人公視点が一回しか無いのは問題かな?と思いまして…


お姉様が紫に頼まれて起こした異変から、数日間、私は友達に弾幕勝負を挑んで回っていた、その大きな理由は、至極単純で、みんなやってるなら私もやりたい!なんて理由だった。

それも昨日で終わった、最後の文ちゃんに勝利して私のやりたかった事終わった…そして…私は今、絶賛暇をしていた。

 

「パチェ…暇…」

 

「また、誰かに挑みにでも行けば良いでしょ」

 

「だって、友達の中ではもう、妖精のチルノ達とルーミアやリグルしかいないんだもん…あと、橙ちゃん」

 

「じゃあ、妖精に挑めばいいじゃない」

 

「だって、チルノ達だと、最初のスペルカードで終わっちゃいそうで…」

 

そう、チルノ達に挑まないのは最初のスペルカードで終わっちゃいそうだから、それは、残機を全て削ってしまうとかじゃなくて、そもそも、一回もスペルカードのダメージに耐えられないかもしれないから、なら手加減すればいいでしょって?出来れば苦労しないよ…

 

「確かに妖精だとユーナのスペルカードで一回休みになって終わりそうね」

 

「だからさ?手加減のやり方教えて」

 

「…それは、前もやったでしょ、手加減を教えてもできないでしょ貴女は」

 

…ここ10年で知識や能力を学ぶ以後にもしっかり手加減も学んでいたんだけど、どうしても手加減だけは上手くいかなくて結局断念したんだぁ…

はぁ…チルノ達とも弾幕ごっこしたいなぉ…でも、手加減出来てないから一回休みにしちゃうしなぁ…

 

「…もう、フランにでも遊んでもらえば良いでしょ」

 

「フランお姉様は…前に久し振りに遊んでくれたから楽しくなっちゃって完全に手加減忘れちゃって…」

 

「それ以来、弾幕ごっこはしてくれないと…」

 

いくらお姉様が霊夢や魔理沙より頑丈だからってやり過ぎた…でも、それに気付いたのは終わったあとで、終わってからお姉様が、身体のあちこちを蘇生してたんだよね…

そりゃあもう遊んでくれないよね…

 

「せっかく私が10年かけて知識と能力を教えても、根本が変わってないから、直ぐにテンションが上がりすぎて、ただでさえ出来てない手加減を忘れるんだもの、その辺はもう変えようが無いわよ」

 

「うぅ〜、レミリアお姉様も遊んでくれないし……もう、紫の所に行こうかな…」

 

「あのスキマ妖怪は尚更遊んではくれないわよ」

 

「なんでぇ?」

 

「貴女が、落とした隕石を地面に落ちる前に回収して処理したの、あのスキマ妖怪よ、逃げられて終わるわよ」

 

うぅ〜…手加減…手加減かぁ…私の能力って万能に見えて結構不便な事が多いんだよね…

例えば、私の能力は常に発動してて更に解除できない、だから無意識に色々な事が起こってる、それにこの能力は言わば干渉するタイプの能力だから自分には効きづらい、だから手加減しようとしても、能力がそれを阻害する、手加減を考えければ便利な能力なのに…

 

「じゃあ、パチェが遊んでよぉ〜」

 

「私が死にかねないから嫌よ」

 

「だよねぇ、何しようかな…」

 

「能力使ってこの図書館の本でも読んでいれば良いわ、小悪魔が本を買い足したりしてるから本は増えていってるのよ」

 

小悪魔?あっそうだ!こあだ!こあなら!遊んでくれるかも♪

 

「言っておくけど、こあは無理よ、あれでメンタルが凄く弱いのよ、だからユーナに負けてへこんで終わりよ」

 

考えてる事が読まれた…私ってそんなに分かりやすいかな?これでも少しはオトナになったんだよ?

 

「…わかった…本読んでる…」

 

「そうしなさい」

 

何かいい本無いかな?私が興味をひく本……料理?でも結構前に大失敗したんだよなぁ…いや、今回は咲夜を頼ろう、咲夜は料理上手だし何をやっても完璧だからきっと教えるのも上手だよね

 

「おっ?これは…」

 

日本料理の本?なんで?こあが買い足したのかな?こあは料理しないのに

 

「あっこれ美味しそう」

 

なになに、鯖の味噌煮?面白そうなうえに美味しそう♪よしこれにしよう♪

 

「そうと決まれば…咲夜!」

 

「何んでしょうか、ユーナ様」

 

おぉ、呼んでおいてなんだけど、咲夜の出てき方はビックリするんだよね、それに、どこで呼んでも一瞬で現れるし、どこかで見てるのかな?

 

「咲夜、料理を教えて?私から作りたいの」

 

「鯖の味噌煮ですか?」

 

「うん♪美味しそうだったから♪」

 

「そうですねえ、確か鯖はあった筈です」

 

おぉ何であるんだろう、ここでは洋食しか出ないのに

 

「じゃあ早速作ろう♪」

 

「はい、ユーナ様」

 

さてさて、上手く出来るかな♪出来たら良いな♪これを覚えれたら、次は何を覚えようかな♪

 

「そうですねぇ、この際今日の晩御飯は日本料理にしましょう」

 

「いいね♪それ」

 

初めてじゃ無いかな?紅魔館で洋食以外が出るの

 

「まずは材料を用意します」

 

「鯖と…?」

 

「鯖と生姜あとは白髪ネギです、今回はお嬢様、フラン様にユーナ様とパチュリー様の4人分を作りましょう」

 

毎回思うんだけど、咲夜は普段何を食べてるんだろう?

 

「ですので鯖を4切、生姜2かけに白髪ネギはお嬢様達のお好みです」

 

「ふむふむ」

 

「あとは調味料です。水を300mlと酒を100ml、砂糖を大さじ3と2/1に味噌を大さじ5です」

 

「随分キッチリしてるね」

 

普段からこんなにキッチリ料理してるのかな?

 

「おそらくこんなにキッチリとしなくても失敗はしないでしょう、しかし、なにぶん私も作るのは初めてですし、ユーナ様が折角この料理本を持ってきて下さいましたし、料理本通りに、と思いまして」

 

「そういう事なんだね」

 

普段はもう少し感覚で覚えてるのかな?レシピとか

 

「ではまず切り身の下処理です。煮付ける前に霜降りをします」

 

霜降り?何それ?料理初心者だからかな?全然分からないよ…

 

「……熱湯を回しかける事です」

 

「あっそうなんだ」

 

「では霜降りをしていきましょう」

 

「うん♪」

 

「90℃くらいの熱湯を鯖にかけ、箸でひと混ぜして水にさらします。そこで汚れや血合いをきれいに洗い流せば、下処理完了です。」

 

ふむふむ

 

「生姜は皮をむいて2㎜ほどの少し厚めの輪切りに、みそも小さめのボウルなどに入れておきましょう」

 

「準備しておくんだね」

 

「はい」

 

前に私がやろうとした時はごちゃごちゃになっちゃったし、準備は大切だね

 

「さばが準備できたら、さばを広げて入れることのできる鍋かフライパンに、今回は鍋ですね」

 

「ほうほう…」

 

「そして、この鍋に先程用意した水、酒、砂糖を入れます。この時酒をたっぷり100ml入れると風味が良くなるようですよ」

 

へぇ〜風味ってよく分からないんだよね、私

 

「では、生姜を入れて鍋を中火にかけ、沸いたらさばの皮を上にして並べ入れます。」

 

「なんで皮を上に向けるの?」

 

「皮がくっついて見栄えが悪くなるからですね」

 

へぇ〜咲夜は几帳面だね〜

 

「アクをすくい取り、煮汁のアクをある程度すくい取ったら一度火を止め、煮汁をお玉1杯分取り、味噌の入ったボウルに加えて混ぜ溶かします。」

 

むぅ〜工程が増えてきた…

 

「ここまで良いですか?」

 

「うん♪能力使って覚えてるからね♪」

 

「では、だまのない状態になれば鍋に溶いた味噌を加え、再び中火にかけます。」

 

こういう時この能力は便利だよねぇ

 

「味噌を溶き入れて再度沸騰したら、鍋を火から外して1時間以上冷ます、それから火にかけて煮詰めていきます」

 

「なんで冷ますの?」

 

「味をしみ込ませるためですね」

 

そうなんだ、あとは1時間以上待つのか…

 

「それで1時間以上冷ましたものがこちらになります」

 

!?

 

「時間を操作して1時間冷ましました」

 

「咲夜の能力って止めるだけじゃないんだね」

 

「はい、現に館の中も能力で拡張してますし」

 

咲夜の能力も便利だよね。

 

「では、先に進みます。再び鍋を中火にかけ、沸いてきたら落し蓋をして火を弱めます。弱火と中火の中間くらいの火加減で、鍋肌から煮汁がぶくぶくと沸いている状態ですね」

 

「加減…」

 

「能力と違って道具を操作するだけですので、簡単ですよ」

 

「それもそうだね」

 

咲夜には私が考えてる事が丸わかりなんだね、分かったよ私は分かりやすい!

 

「その状態で10分ほど煮詰め、そこから落し蓋を取って5分前後さらに煮詰めます。時々鍋を回してみて、煮汁がどろっとしてきたら少し味見をしてみましょう。」

 

「うん♪味が染みてるね♪」

 

「味をみてよければ火を止めて、盛り付ける時にたっぷりみその煮汁をかけて完成です。ではこれまでの事をふまえてユーナ様、やってみましょう。」

 

「うん♪」

 

よーし!やるぞー!

 

咲夜のアドバイスもあり、ユーナはしっかりと鯖の味噌煮を作る事に成功した。

 

「お上手です、ユーナ様」

 

「ありがと♪咲夜」

 

「でも、一回だけで良かったんですか?」

 

「うん♪ちょっと前に言ったけど能力使って覚えたからもう忘れないし、完成させた経験も忘れないから次からも失敗しないよ♪」

 

やっぱり手加減以外だと凄い便利だなぁ、この能力

 

「では、良い時間ですし、晩御飯にしましょう」

 

「うん♪お姉様達呼んでくるね♪」

 

———————————————————————————————

 

「あら?今日は日本料理なのね」

 

「はい、たまにはと思いまして」

 

「へぇ〜これは鯖?」

 

「そうね、鯖の味噌煮ね、確か図書館に日本料理の本があったわね」

 

ちゃんと記憶してるだねパチェ、能力でも無いのに凄い記憶力…私なんて、能力使わないと、全然覚えれないのに…流石だね

 

「あっこれ美味しい」

 

「左様でございますか」

 

「これね!私も作ったんだよ♪」

 

「「「!?」」」

 

ふっふっふ、みんなビックリしてるね、前は大失敗だったけど今回は間違いなく成功だよ♪

 

「ユーナ…料理出来るようになったのね」

 

「凄いよユーナ!これ美味しい♪」

 

「そうね、美味しいわね」

 

「完璧だよ♪」

 

次は何を作ろうかな?やっぱり日本料理だね、私は日本料理の方が好きみたいだし。お菓子とかどうだろう?

 

「咲夜、ユーナは料理中どうだったかしら?」

 

「大変覚えるのが早く、一回で全てを記憶し実践していましたね」

 

「…成長したわね」

 

「私は常に成功してるんだよ♪」

 

これを機に、お菓子作りもやってみよう♪そうすれば暇な時間は無くなって、美味しいものも食べられる♪一石二鳥だね♪

 

「ユーナは一体どこを目指してるのかしらね…パチェ」

 

「さあね、でも、このまま色々な事を覚え続ければそのうち本当に完璧にな…いや、無いわね、手加減は能力のせいで出来てないようだしね」

 

「手加減以外は完璧ねぇ、私としては手加減を完璧にして欲しいんだけど…」

 

出来れば苦労してないよ!チルノ達と弾幕ごっこ出来ないし……加減が出来ればぁぁ…

 

「咲夜も日本料理を勉強してみたらどう?」

 

「良いかもしれませんね、ユーナ様に教える為にも」

 

流石咲夜…頼るのバレてる…流石は完全で瀟洒な従者、パーフェクトメイドだね。




鯖の味噌煮美味しいですよねぇ。

あと、ユーナは思考能力の上昇により考える力が多少ついた!

今回は遅れませんでした!


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22話 霊夢の修業と魔理沙の迷走

東方主人公視点(霊夢と魔理沙)
ユーナは不在!そして、原作からズレ始める


私はユーナに弾幕ごっこで負けてから、紫に修業をやらされていた…

修業をしなくちゃならないのは分かるけど、やっぱり面倒なのよね。

なんでも紫はユーナが異変を起こしたときのことを見据えているよね…ユーナは自分から異変は起こさないと思うけど…異変紛いな事はするけど………はぁ、本当に面倒…

 

「ねぇ、紫…本当にこれ必要なの?」

 

「必要かどうかはユーナ次第よ、ユーナがこれから異変を起こすかどうか次第ね」

 

「異変を起こすとは思えないけど…」

 

だってあのユーナよ?あの、10年もかけて能力と知恵をつけたのに天然で色々やからすユーナよ?……いや、これだと異変を起こしそうね…

 

「それに、霊夢にはユーナのストッパーになって欲しいのよ」

 

「分かってるわよ…どうせユーナは異変が起きたら真っ先に面白がって混ざってくるでしょうからね」

 

「そう、混ざってくるのよあの子は、その度に紅魔館の異変みたいな事されると私が過労で死んじゃうわよ…」

 

妖怪の賢者を戦い以外で殺し得る存在…ふふ、ユーナはとんだトラブルメーカーね。

 

「だから、霊夢には更に強くなってもらうわよ!私の為に!」

 

「……凄いやる気無くすわね、その言い方」

 

「霊夢の為でもあるのよ?」

 

は?私の為?これ以上強くなる事が私の何の役に立つのよ、紅魔館の連中はユーナ以外は全く相手にならないくらいには強いわよ?私…慢心して苦戦するけど

 

「まずはその慢心癖を治すわよ!」

 

「えぇ〜」

 

「えぇ〜、じゃないわよ!慢心して負けたらもともこもないじゃない!」

 

それはそうだけど、紅魔館の連中って幻想郷でも屈指の実力者揃いなんでしょ?その連中が全く相手にならないくらいの強さじゃ足りないのかしら?正直、十分だと思うんだけど?

 

「霊夢がこれ以上に強くなれば異変が起こったらこれまで以上に楽に解決出来るようになるのよ?」

 

「……」

 

紫は私に何をさせたいのよ…打倒ユーナ?自分も勝てないのに?それも弾幕ごっこ以外の殺し合いで負けそうになって死にかけたくせに?

 

「…なによ」

 

「紫が強くなれば良いじゃない、どうせ紫もユーナに勝てないでしょ」

 

「…私は忙しいのよ」

 

藍に仕事を一任して遊び呆けてるくせに、何が忙しいのよ

 

「はぁ……分かったわよ強くなれば良いんでしょ、なれば!」

 

「そうよ!」

 

「で、具体的に何をするのよ?」

 

これでも、博麗の巫女になる時に凄い修業してなってるから、修業じゃ強くなれないと思うんだけど

 

「まず、霊夢には神格クラスになってもらうわ」

 

「は?神格?」

 

「正確には、神格をその身に宿せるようになってもらうわ」

 

そう言う事ね、人間辞めろって言われてるのかと思ったじゃない、しかも、そんな事までしないとユーナに勝てないって事じゃないそれ…

 

「そもそも、それが出来て初めて巫女なのよ?普通」

 

「…お母さまにもそれを教えたの?」

 

「いいえ、まるで必要なかったもの、本来なら霊夢にも必要はないんだけどね、ユーナさえいなければ」

 

紫はユーナを警戒し過ぎじゃないかしら?ユーナなんて、ほとんど紅魔館のマスコットじゃない

 

「じゃあ始めるわよ!」

 

「はいはい…」

 

それから降霊術やら、それこそ巫女らしい術を色々学んだ、学んだんだけど……

 

「魔理沙……もう、良いでしょ…」

 

「いいや!次は負けない!」

 

そう、更に強くなったことによって、魔理沙が私に対して更に好戦的になった…私としては、静かにお茶飲んでたいんだけど…

 

「……次負けたら、とりあえず諦めなさい、今の魔理沙に勝ち目はないわよ」

 

「言ってくれるじゃないか、霊夢、良いだろう次は負けたらとりあえずは諦めてやるぜ」

 

…はぁ、やっとか…さて、言ったからには勝たないといけないわね、これで慢心して意表を突かれて負けたらどうしようもないし、全力でやってやろうかしら、勿論奥の手も使って…奥の手なんて言っても魔理沙が私にスペルカードを使わせる事が出来ればの話なんだけどね

 

「じゃあ、行くぜ!」

 

「3:3でいいわよね」

 

「ああ!いいぜ!」

 

そうそう、スペルカード何枚、残機何個って言うのが面倒になるくらい戦ったから、魔理沙相手の時は何:何って言うようになった…だって、連続で挑んでくるんだものいちいち何枚何個なんて言ってらんないのよ…

 

「先手必勝!恋符「マスタースパーク」!」

 

やっぱり撃ってきたか、もう分かりやすいのよ魔理沙は、だから避けやすいうえにパワー重視だから隙だらけ、だから更に避けやすい当たる訳ないじゃない

 

「くっ!ちょこまかと!」

 

「ちょこまかも何も、そんなものに当たる訳ないじゃない」

 

「何だと!なら次は魔空「アステロイドベルト」!」

 

大小の星形の弾幕ねぇ、大きいのは魔理沙からで、小さいの横からくるわね、でも、その程度……別に行き先を潰してくる訳でも、速過ぎて見えない訳でもない…

 

「霊夢!避けてるだけか!」

 

「はいはい、攻撃すればいいんでしょ」

 

お札を針のようにして、全力で発射するだけだけど問題ないわよね、ショボいけど攻撃は攻撃だし

 

「札か!くそ!」

 

それでも、避けれない、今の魔理沙じゃあ私の弾幕は避けれないし防げない、ユーナも何な感覚だったのかしら?いや…無いわね、ユーナはこんな状況になっても楽しそうだったし何ならわざわざ派手に避けて遊んでたくらいには余裕どった

 

「こんな攻撃に当たってるようじゃ私にはいつまでたっても勝てないわよ」

 

「くっそぉ!魔砲「ファイナルスパーク」!」

 

マスタースパークの強化型かこれも結局威力と範囲が上がっただけで使ってるのが魔理沙だから避けやすいし、肝心の隙も無くせていない…まあ、こんなものね、このスペルカード中に2回当てて終わりよ

 

「当たれぇぇ!」

 

「当たらないわよ、それ」

 

「なっ!?ぐっ!」

 

2回目…あと1回ね

 

「うりぁぁぁ!!」

 

それをの方向を曲げても当たらないことには変わらないのに…

 

「これで最後」

 

「うわぁ!!」

 

結局スペルカード1枚も使わなかったわね、まあ…こんなものか、紫が対ユーナ用に作った修業で、魔理沙相手ならスペルカードすら要らないレベルまで強くなった…これでもユーナには勝てるかわからないけどね、あれで手加減してるみたいだし

 

「負けたぜ…」

 

「じゃあ諦めなさい」

 

「どんどん突き放されていくぜ…」

 

「別に魔理沙を突き放すために強くなったんじゃ無いわよ」

 

魔理沙相手は強くなる前から負けちゃいなかったけど、スペルカードを使わないし1発も当たらない訳じゃなかった

 

「じゃあ何のためだよ…」

 

「紫はユーナ用って言ってたわよ」

 

「ユーナが異変を起こした時のためにか…」

 

「そうよ、と言ってもユーナが異変を起こすとは思えないけどね」

 

紫が余計な事言ってユーナがやる気になったら話は別だけどね

 

「負けからには仕方ない今日は帰るぜ」

 

「えぇ、さよなら」

 

「あぁ…」

 

———————————————————————————————

 

最近、霊夢がまた強くなった…それこそ、私がまるで相手にならないくらいに…

私はただ霊夢に追いついて追い抜かしたいだけなのに、追いついたと思ったら、霊夢はまた先に行ってしまう。

 

「はぁ…」

 

これからどうやって強くなろう…魔法の研究か?ダメだ成果が出るまでが遅過ぎる、霊夢はその時間で更に強くなる…

一体どうしたら…ユーナと特訓するか?…ダメだな命がいくつあっても足りゃしない…でもユーナか…ユーナはどうやって戦っていた…どんなスペルカードを使っていた…どうやって避けていた…

 

「ユーナか…真似出来ることなんて、なぁ」

 

そうだな、まずユーナは笑いながら戦っていた、ずっと笑顔で戦っていた、そしてユーナは凄く早い弾幕のスペルカードを使ったり自分の羽を強化して戦っていた……強化?

 

「そうだ!強化だ!」

 

強化魔法で自分の身体能力を強化すれば良い!多分戦いが終わったら反動があるだろうけど、それでもそれしか無い!

そうと分かれば、身体強化魔法がどれくらい強化されるかを知っておこう

 

「よし!成功!」

 

う〜ん…こんなものか…これじゃあ霊夢には勝てない…この程度じゃ……よし!身体を鍛えよう!筋トレだ!身体能力が上がれば、魔法で身体能力を上げた時の身体能力は確実に上がる!

 

それから、身体能力を上げるために筋トレを始めた…我ながら安直だと思う霊夢のあれは身体強化では無い事は分かっている。

だけど、同じ事で私が強くなれるとは思えないから、筋トレしての魔法で強化で最低限避けられるようにする、私はあの時霊夢の通常弾幕すら避けられなかった…だから、最低限避けられるようになる

 

「筋トレと、あと身体強化魔法の強化を同時に進行して、最速で追いついてやる!」

 

それから1ヶ月、身体強化魔法について分かった事がある、この魔法は身体能力をプラスするのではなく、身体能力を乗算するものだということだ、その倍率はおよそ2.5倍これも魔法を強化しての倍率だ、最初にこのことに気がついた時は1.5倍くらいだった。

つまり、筋トレで身体能力が少しでも上昇すれば、その上昇した分の2.5倍も上がる。

仮に今の身体能力を数値化して100とするなら、魔法を使えば250になる、そして筋トレで基礎の身体能力が150になると、魔法を使えば375、筋トレで身体能力が1.5倍にすると、魔法を使った後の数値が、元の3.75倍も上がる。そうすると、私が今まで避けられなかった弾幕が約37.5%も減るこれだけ上がれば霊夢の通常弾幕くらいなら避けられる!

 

「避ける力はこれからどうにかなる筈、後は攻撃面だな」

 

私は魔法使いだ、だから、魔法を発動させる事に頼ってしまう。だから攻撃に隙が生まれる。

だから、その攻撃の隙を無くす、その為にはただの魔法使いでは足りない……そう、要は魔法剣士の様なハイブリッドな存在が私の目指す究極形になる、攻撃も魔法も両方できる様になる!

 

「……でも、どうすれば…分からんから剣でも使うか…」

 

我ながらアホな発想だ、例に魔法剣士を使っただけで別に魔法剣士になりたいわけじゃなかった筈なのに、いや結果的に私の求める究極形に届くならそれで良いか……何事も妥協は必要だ……決して、他に方法が思いつかないわけじゃ無いんだぜ!

 

それから、魔理沙は身体強化魔法の研究と剣術を独学ではあるがやり始めた、勿論筋トレを欠かさずに…

 

「…あれ?私は何を求めてこんな事に?」

 

あれ?おかしいな?と思い始めたのは剣術も身体強化魔法もかなり上達してからだった…

 

「私は、霊夢同様に強くなる為に鍛え始めて…霊夢と同じ方法では無理だと思ったから鍛え始めたんだよな?」

 

じゃあ、なんで……魔法剣士…今や人里じゃあ負けないくらいに剣術は上達していた…私は魔法使いだよな?

今は剣士兼魔法使いになっている言わば本当に魔法剣士になってる…

 

「とりあえず、神社行くか…」

 

どのくらい霊夢に食らいつけるかは分からないけど、少なくとも前よりは戦いになる筈…

 

———————————————————————————————

 

「魔理沙……どうしたらそうなるのよ…」

 

本当、どうしたらこうなるんだろうな…

 

「私も良く分からん……どうしてこうなった」

 

「私が前に魔理沙を見た時は魔法使いだったのに、ここ数ヶ月で魔法剣士になるとかどうなってるのよ」

 

……いいや、もう、霊夢に勝つためなら何だってしてやる!それが魔法使いから逸脱していても!

 

「じゃあ、始めるぜ」

 

「3:3ね、あと、また諦めさせてやるわよ」

 

言ってろ!

 

「先手必勝!それは私のポリシーだぜ!」

 

「じゃあ、どう変わったか見せてもらうわよ」

 

そして、魔理沙と霊夢の弾幕ごっこは熾烈を極めた、霊夢の通常弾幕は魔理沙に当たらなくなり、お互いがスペルカードを発動するくらいには接戦になった。

そして、あとちょっとの所で負けてしまった…

 

「はぁ〜負けた!あとちょっとだったのに」

 

「…勝てたけどギリギリね」

 

次は勝つ!その為にもこれからも筋トレ、魔法研究、剣術は続けるぜ!




普通の魔法剣士の魔理沙だぜ!

また、原作からさよなら〜


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23話 恐怖と共愛

咲夜視点
ここの咲夜はビビりでそれを隠しまくる見た目だけのパーフェクトメイド


最近ユーナ様が私にばかり構っている…正直、とても心臓に悪い…いつユーナ様の気まぐれで殺されるか分かったものじゃない、私がここに来てそれなりに経つけどユーナ様について分かっているのは、自由奔放で理解不能なくらい強いというと事、だからこの時を操る程度の能力でも正面から撃ち破られそうなユーナ様は非常に怖い……いや、本当に

 

「咲夜!」

 

あぁ…また呼んでる…ユーナ様はなにを思ってか、家事をやるようになった、勿論私より出来るわけでは無いが…それでも、学習速度が早すぎる…私は10年かけて今の家事スキルなのにユーナ様は教えた事をその場で記憶して、完璧にこなしてしまう……そのうち私要らなくなっちゃわないかな?大丈夫だよね?

はぁ…とりあえずユーナ様の所に行かなきゃ…癇癪を起こして1発まともに入れば私は多分死んでしまう…

 

「はい、何でしょうか」

 

「教えて?何がとは言うまい♪」

 

えっ、分かんないわよ!何?教えて?何を?最近、ユーナ様は家事にご執心だ、だったら私には家事の事を聞いてくるはず、そして、前回はユーナ様と日本料理を作った……ここで、分かれるのは飲食についてかそれ以外かのどちらかで……それで……だめだぁぁ全然分かんない…そうだ!

 

「かしこまりました」

 

「うん♪じゃあ早速、必要なのは茶葉と…」

 

よし!ユーナ様がやりたい事の情報を手に入られた!茶葉…と言うことは紅茶!ユーナ様は今紅茶の淹れ方を知りたがっている!

 

「紅茶を淹れる為に必要なものは…」

 

あとは、ユーナ様に紅茶の淹れ方を教えれば完璧…10年もやってきたんだし間違えるはずが無い!紅茶の淹れ方はお嬢様が毎日飲むお陰で完璧に記憶している!

 

咲夜はそれから、ユーナに紅茶の淹れ方をユーナに懇切丁寧に教え、ユーナにもやらせてユーナの理解度を見て今日のユーナ様への仕事は終了したと確信した…してしまったそれは、確信するには早過ぎた

 

「紅茶の淹れ方はこれで完璧だね♪じゃあ次は…」

 

えっ!?つ、次!?前回は料理だけをして終わったから今回もそうだと思ってしまった、油断した……次…何だろう…

 

「咲夜、紅茶を淹れてくれるかしら」

 

ナイスです!お嬢様!これでユーナ様のお願いを断ることが出来る!

 

「ユーナ様、お嬢様に呼ばれているので失礼します」

 

「そっか…レミリアお姉様に呼ばれてるなら仕方ないね…」

 

うぅ…そんな顔しないで下さいよ…そんな悲しそうな顔をされると罪悪感が……勿論顔には出さないけどね、私はパーフェクトメイドなんだから

 

「では」

 

「じゃあね」

 

———————————————————————————————

 

「ふぅ…今日も美味しいわ」

 

「ありがとうございます」

 

やっぱりお嬢様が一番仕事しやすいなぁ…何て言うか、落ち着いてる方だからだろうか、身近な世話をしていて苦労しないから…

 

「咲夜、最近ユーナによく家事を教えているみたいね」

 

「はい」

 

「…苦労かけるわね」

 

「いえ、そんな事は…」

 

教える事は確かに苦労していない…むしろ楽過ぎる、妖精メイドなんて何度教えても理解するのにかなりの時間を要するから尚更ユーナ様は凄いと思っている……思っているんだけど、苦労するのはユーナ様に対して、主にご機嫌取り的な意味で苦労している

 

「隠さなくていいわよ、私が気付かない訳ないでしょ、貴女はその性格を隠して仕事をしているんだから、ユーナが怖くて仕方ないはずよ」

 

「……はい」

 

何で分かるのよ……パーフェクトメイドの名が音を立てて崩れていくぅ……はぁ、やっぱりお嬢様は鋭い、あの自由奔放な妹2人の姉だからか、基本的にすごいしっかりしている……たまにカリスマが崩壊するけど

 

「貴女は隠す事が得意なようだけど、絶対にユーナにはバレないようにね、隠すならだけど」

 

「それは何故でしょう…」

 

「怖がっていると、尚更ユーナがよってくるわよ、ユーナは動物みたいな所があるからね」

 

それは……何としても隠し通さなければ!ユーナがこれ以上私によってくると、心臓と胃がもたない、フラン様は何でユーナ様をあんなに溺愛出来るのだろう…あの力が怖くないのだろうか

 

「フランが何であんなに溺愛出来るんだろうって顔してるわね」

 

どんな顔ですか!…そんなに顔に出てました?私って結構無表情な気がするんだけど?

 

「まず、フランがユーナを溺愛しているのは多分理由は無いわ、ただ可愛いからよ」

 

「可愛い、ですか」

 

「そう、ただ可愛い妹だからかしらね、要は重度のシスコンよそこに理解は特にないのよ」

 

可愛いのは同意しますが、私は遠目から眺めているくらいでちょうどいいです、ユーナ様に弾幕ごっこを挑まれたらと考えるとゾッとします…恐らくユーナ様は弾幕ごっこ中は凄くテンションが高い、だから気持ち程度の手加減すら忘れてしまうだろう、フラン様が良い例だ、フラン様は前にユーナ様に弾幕ごっこを挑まれてその日、再起不能なくらいのダメージを受けていた、人間である私がそんな攻撃に当たれば間違いなく死んでしまう

 

「でも、最近は自重しているみたいね、殺されかけたのが効いたのかしら?」

 

お嬢様も怖いです!しれっと殺されかけたとか!妹ですよね!

 

「私もユーナとの弾幕ごっこは勘弁だけどね」

 

「私もユーナ様との弾幕ごっこは遠慮したいです…」

 

「人間だから手加減はしてくれるでしょうけど、あまり期待できないしね」

 

何で弾幕ごっこで命の危機になるんですか…安全な決闘法とは一体…これじゃあ、ユーナ様以外となら安全に戦える決闘法ですね…相手も殺しに来てるわけではないですがね

 

「話は変わるけど、咲夜」

 

「はいなんでしょうか」

 

「ちょっとユーナが今何してるか見てきてくれないかしら?」

 

今さっきユーナ様の話をしていて直ぐに見てきてとは…鬼ですか!いや、吸血鬼は鬼でしたね…

 

「はい、かしこまりました」

 

「じょあ、お願いね」

 

気は進みませんが、行きましょう……あの強ささえ無ければただ可愛いマスコット的存在なんですけどねぇ…

 

「あぁ、あとユーナは気分で殺しはしないわよ、ユーナが故意的に殺しをするのは私かフランがそうさせた時か、家族に危害を加えた相手がいる時だけだから」

 

それは素晴らしい事を聞きました!それじゃあ、これまでの私は心配要らないことにビクビクしていただけじゃないですか…

ですが、これからは接し方をもう少し近付いても良いかも知れませんね

 

———————————————————————————————

 

…え?何あれ?ユーナ様は一体何をしているの?

 

そこにはユーナが魔法で剣を精製して周囲で回転させて、遊んでいた…

 

「…ユーナ」

 

「あっ咲夜♪」

 

話しかけると、ユーナの周囲から剣は消失した

 

「咲夜♪お掃除の方法を教えて♪」

 

「はい、かしこまりました」

 

殺されないと分かると、気分がすごい楽です、殺されないなら可愛いマスコットのユーナ様です♪

 

それから、咲夜はユーナに怯える事が無くなった、表面上はそこまで変わってはいないが、表情が少しばかり明るくなった、基本的に無表情の咲夜はその少し明るくなったと言っても見分けるのは初対面にはまず不可能なレベルではあるが

 

———————————————————————————————

 

最近ユーナが家事を教えてた来ることが無くなった、そう、減ったのではなく無くなったのだ、まあ、もうユーナ様に教える事は残ってないんですけどね、掃除や洗濯、料理、お菓子作りに裁縫などありとあらゆる家事などの事を教えてたお願いされて、とうとうその全てが終了した。

勿論、料理を全て教えたわけではない、そこはユーナ様が料理のコツを掴んだのか、回数にして3回で教えてと言われる事は無くなっていた

 

「……教えてと、やってくるユーナ様…可愛かったなぁ」

 

「やっとそれに気付いたか!咲夜!」

 

…凄いビックリした、それはもう死ぬかと思うぐらいビックリした…しかも聞かれてたぁ、よりにもよってフラン様に…

 

「そう!ユーナは可愛いのよ!それはもう天使よ」

 

天使って、ユーナ様は吸血鬼だから悪魔でしょうに…可愛いですけどね

 

「さあ、咲夜!ユーナについて語り合おうではないか!」

 

「私は語れるほどユーナ様の事を知りませんよ」

 

「じょあ、教えてあげよう!ユーナの事をそう咲夜が紅魔館に来る前の事を!」

 

私が紅魔館に来る前のユーナ様ですか…それは、気になりますね……ユーナ様のご両親を見た事がない事から殺されたようですが、その時のユーナ様はあまり聞きたくありませんね……絶対に犯人殺してますよねユーナ様は……

 

「そうだね、まずは生まれてすぐの時のだけどさ、ユーナの能力がまだはっきりしていなかった時の事なんだけどね」

 

ユーナの能力がはっきりしていなかった時ですか、ユーナ様は一体何をしたんでしょうね

 

「ユーナはよくベッドを脱走してたのよ、その好奇心で他の部屋の中にいたり、図書館の本棚の上にいたりと、赤ちゃんがどうしてそんな所に?って所にいたのよ」

 

「能力が分かっていないならそれは、謎でしょう」

 

「そうなの、で、ある時お姉様がどうやって脱走してるか監視しようってやって来たんだ」

 

まあ、そんな謎だらけのユーナは監視するでしょうね…

 

「それで、監視の最中にどうやって脱走してるか分かったの、どうして分かったのかが可愛くてね♪部屋に入った時にユーナがこっちに幼いながらも笑顔でやってくるの♪」

 

「それで、何故、脱走出来たか分かるのですか?」

 

笑顔でやってくるですか、今も可愛いですが、その頃のユーナ様も可愛かったんでしょうね、見てみたかったです

 

「それはね、ベッドには柵が付いてたんだけどね、それと貫通してよって来たのよ、壊してじゃなくてすり抜けて、まるでそこに柵がないかのようにね」

 

「やっぱりそんな頃から能力が発現していたんですね、ユーナ様は」

 

やはりユーナ様は凄い、無意識ではあったんでしょうけど、それが尚更協力だったんでしょう。




昨日は投稿出来なくてすみません。
書いてる最中に寝落ちしてしまいまして…
あとちょっと短くなっちゃいました


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24話 お泊まりと料理披露

ユーナ視点
ユーナの知力は進化し続ける!ただし天然は抜けないものとする


咲夜から家事スキルを沢山学んだ、これで家事スキルはコンプリートだよ♪

そしてまた来た、暇な時間……次は何をしようか、そうだ、最近咲夜と家事ばかりしてたから、霊夢や魔理沙に会ってない……よし!霊夢の神社に行こう♪霊夢なら神社にいるはずだよね♪

 

「レミリアお姉様!霊夢の所に行ってくるよ」

 

「あら?霊夢の所に行くの?じゃあ私も行こうかしら」

 

「レミリアお姉様は霊夢に何か用があるの?」

 

「用があるわけじゃないけど…あえて言うならユーナの友達を見てみたいのよ」

 

私の友達を見てみたい?でも、異変の時にレミリアお姉様は霊夢に会ってる筈だよね?あの時私は能力が発動してたから覚えてるよ、あの時確かに霊夢とレミリアお姉様は一緒にいた、私がレミリアお姉様を吹っ飛ばしたから、そんなに話してなかったけど

 

「それにしても珍しいね、レミリアお姉様がお外に行くなんて」

 

「いや別に珍しくないわよ?最近はよく出かけるし」

 

咲夜と一緒にかな?最近は咲夜から学ぶ事が無くなったから咲夜を呼ぶ事がなくなったから、咲夜が最近何をしているか知らないんだよね、いや今分かったか…咲夜はレミリアお姉様とお外に出かけていたんだよね?

 

「咲夜は呼ばないの?」

 

「今日は傘くらい自分で持つわよ」

 

「それなら良いか、じゃあ出発♪」

 

———————————————————————————————

 

さて、最近お外に出てなかったから、気付かなかったけど、もう冬になってたんだね

 

「うぅ〜寒いわねぇ…」

 

「そうなの?」

 

分かんないや、私は多分能力で寒さも暑さもそこまで感じないからねだから一年中快適なんだよね♪しかも、体感だけじゃなくて熱やら寒さやらが私に作用してないみたいだから、熱中症や凍傷と起こらないなんとまぁ便利な事

 

「ユーナは平気そうね」

 

「多分だけど、能力で私には寒さや暑さは作用しないみたいだよ?」

 

「その能力はやっぱり便利ねぇ」

 

そんなたわいもない話をしながら、ユーナはレミリアと共に博麗神社を目指す。

そんな時、いきなりユーナ目掛けて氷の塊が飛んで来た、それをユーナは特に気にした様子もなく放置した。

氷の塊はユーナをすり抜けて遥か彼方へ飛んでいく

 

「さっきからなんだよぉ…」

 

「それで済ませるのね」

 

だって当たってないし、当たらないし、当たったとしても大したダメージもないし

それに、こんな事するのはチルノだろうしね

 

「チルノでしょ」

 

「なぜバレた!」

 

「私の友達に氷を使う人はチルノだけだから」

 

「そう言うことか」

 

チルノは妖精の中では最強だから、威力も大きいから大ちゃんが使える氷とは段違いに強いんだよね、当たらないけどね

 

「それにしても、前より威力上がってない?」

 

「あたいは最強だからな」

 

「それは、単に氷の妖精だから、冬に力が強くなるだけでしょ」

 

成る程、季節で強くなるのもいるんだね、私達の場合は夜になるのかな?

 

「それで、どうして貴女はユーナを攻撃したの」

 

「不意打ちなら勝てると思った」

 

さっき最強って自分で言ってなかった?最強が不意打ちってこれは矛盾になるのかな?なんか違う気がするけど

 

「不意打ちが失敗したから、勝負だ!」

 

普通失敗したから撤退しない?しないのかな?

 

「まあ、良いけど」

 

弾幕ごっこなのかな?でもさっき普通に氷飛ばしてきたよね?じゃあ、私も普通に攻撃しちゃうもんね♪

 

「じゃあ、いくよ」

 

「かかってこい!」

 

挑戦者はチルノだよね?やっぱりチルノは妖精の中で一番強くて一番馬鹿だなぁ、弾幕ごっこの指定もしてこなかったし

 

「よし、早速……ユーナパーンチ!」

 

「ぐぇっ」

 

「えっ!?」

 

別に剣も槍も使うとは言ってないからねパンチで良いよね、倒したし

 

「弾幕ごっこじゃないの!?」

 

「チルノは弾幕ごっことは言ってなかったよ?」

 

「言ってなかったけど…」

 

気にしたら負けだよね、指定してこなかったチルノが悪い、それにチルノはあれでも結構丈夫だしね

 

そんなチルノの襲撃を文字通りのワンパンで倒したユーナは博麗神社に向かう事を再開する、レミリアはそれで良いのか…と思いながらユーナの後を追った

 

———————————————————————————————

 

「霊夢!遊びに来たよ♪」

 

居ると思うけど、一応呼んだおこうね、勝手に入ったらダメだからね、レミリアお姉様が言ってた

 

「こんな寒いのによく来たわね…」

 

「私は寒くないもん」

 

「ユーナだけよ、さっきの氷精のような存在を除けば」

 

それもそうだけど、紫の能力も万能だし紫もきっと大丈夫だよね、私だけじゃないはずだよ?

 

「それで、遊びに来たって何するのよ」

 

「……何しよう?」

 

「考えてなかったのね」

 

会いに行こうとしか考えてなかった…この雪景色で出来る事?何だろう?

 

「私は炬燵でゆっくりしてたいんだけど」

 

「炬燵?何それ?」

 

「知らないのね、まあ、ユーナの家は洋館だし、仕方ないか」

 

炬燵?ゆっくりする?どんなのだろう?

 

「これが炬燵よ」

 

「足の短いテーブルに毛布が付いてる?」

 

「まあ、そんなものよ」

 

霊夢…説明面倒になったね、もうちょっと構造が知りたいなぁ、もしかしたら作れるかも知れないし

 

「霊夢、これどんな構造で出来てるの?」

 

「テーブルに毛布が付いてるだけよ」

 

それだけだったんだ、じゃあ作れるね、紅魔館に帰ったら作ってみようかな?まずはテーブルから

 

「あっこれあったかい、ゆっくりするのも良いかも…」

 

「そうでしょう」

 

「?」

 

お姉様?どうしたんだろ?

 

「ユーナ、貴女寒いのも暑いのも能力で作用しないって言ってなかった?」

 

あぁ、それか、実は能力を切ることも出来るだよね、出来て当たり前なんだろうけどさ、じゃないと、霊夢はずっと浮きっぱなしでフランお姉様は触ったものが全部壊れていくよね

 

「実は能力を切ることが出来るんだよ、だから今はあったかいね」

 

「なら、能力を切って手加減も出来るでしょ」

 

「それは無理」

 

能力を切れるようになってから、ちゃんとその辺はやってみたんだけど、この能力は同時に全く別の事は出来ないんだよね、それこそ、手加減は力を出す事と抑える事、大まかに言えば力を出さない事を同時にやる訳だからどっちか比率が高い方が優先されて、逆に手加減が完全に消失するだよね、不便だよね…

 

「同時にほぼ逆の事は出来ないの」

 

「ユーナの能力は便利なのか不便なのか分からないわね、相変わらず」

 

「まあ、今は私は炬燵でゆっくり出来ればどうでも良いわね」

 

「そうだねぇ♪」

 

あったかいなぁ、眠くなっちゃうよ……zzz

 

「…ユーナ寝ちゃったわね」

 

「そうね、そっとしておきましょうか」

 

———————————————————————————————

 

はっ!しまった寝てた、今何時だろう…

 

「ユーナ起きたのね」

 

「あっ霊夢おはよ♪」

 

あれ?お姉様?

 

「霊夢、お姉様は?」

 

「帰ったわよ、あと伝言ね、お泊まりでもしていけば?だってさ」

 

「霊夢はいいの?」

 

「ユーナは戦わなきゃマスコットみたいなものだし良いわよ」

 

マスコット……色んな所で言われてる気がするよ、私って何のマスコットなの?紅魔館?でも紅魔館以外でも言われるんだよね、人里とか、じゃあ幻想郷のマスコット?

 

「私ってマスコットだったの?」

 

「戦わなきゃな、戦うなら肩書き通り片翼の天使って感じで凄いわね、色々と」

 

お泊まりか、私ずっと寝てたし少しは家事とかした方が良いはずだよね?

 

「じょあ、私晩御飯作るよ♪材料ある?」

 

「ユーナ、料理出来るの?…まあ、材料はレミリアが咲夜に持ってこさせてたわよ、あれでレミリアもユーナに過保護よね」

 

「そうなんだ、あと私は料理出来るよ♪咲夜に教えてもらった」

 

家事スキルがこんな所で生きるとは!教えてもらっといて良かった良かった♪

 

「霊夢は何か食べたいものとかあるの?」

 

「材料がこんなにある事なんて無かったし、何でも良いわよ、材料が全部紅魔館の物だし」

 

「じゃあ、肉じゃがとかどうかな?」

 

鯖の味噌煮を作ってから色んな日本料理を本で学んだから、いっぱい知ってるだよね、あと肉じゃがは単純に私が今食べたいからだけどね

 

「日本食なのね、吸血鬼って西洋の妖怪よね」

 

「うん、そうだよ、あと肉じゃがは私が食べたいからだよ」

 

「作れるなら、別に良いわよ」

 

「じゃあ、台所貸してね」

 

よし、紅魔館以外で料理するのは初めてだけどちゃんと手順は覚えてる、いけるね。

 

———————————————————————————————

 

さて、これで完成。

あとはテーブルに運んで、片付けをして終了だね。咲夜も言ってた片付けは大事って

 

「へぇ、美味しそうね」

 

「どうだ♪」

 

ちゃんと出来てるかは分からないんだよね味見してないし…

 

「あっ凄い美味しいじゃない、ユーナは料理が得意なのね」

 

「得意と言うよりは楽しいし食べたい物が作れた方が良いからやってるだよね」

 

「それでも凄いわよこれ」

 

好評だね♪うん♪美味しい♪それにしても、材料が肉じゃがの材料だったのは驚いたなぁ。

レミリアお姉様が運命でも見て材料を持ってきたのかな?

 

それから、ユーナが作った肉じゃがを食べ、ユーナが日本料理しか作れない事を知った霊夢は「普通逆でしょ!?」と驚いていた。

 

「ご馳走さま」

 

「ご馳走でした」

 

さて、片付けするかな

 

「あ、片付けなら私がやるわよ、作ってもらって片付けまでやらせるのは家主として、流石にね」

 

「う〜ん、じゃあ一緒にやろう♪」

 

「ユーナがそれで良いなら良いけど…」

 

ユーナと霊夢は使った道具の片付けや皿洗いをして、布団の準備を始めた。

 

布団が何で複数枚あるんだろう?2枚なら霊夢のお母さんのだと思うけど、4枚くらいない?

 

「霊夢、布団が何でいっぱいあるの?」

 

「あぁ、それはお母さまと私とたまに来る魔理沙としょっちゅう来る紫の分ね」

 

紫ってそんなに来るんだ、魔理沙の方が来てそうなのにね、まあ、いいか布団で寝るなんて初めてだなぁ、前にベッドメイキングの本にちょっとだけ布団が出て来たんだよね

 

「じゃあ、ユーナ、寝るわよ」

 

「うん、お休み…」

 

私今日、寝てばっかりじゃない?寝すぎじゃない?まぁ…いいか…zzz

 




最近、書いてる最中に寝落ちして投稿が遅れる…


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四章 鎮魂春雪異変 25話 季節感覚と春雪異変

ユーナ視点
連続ユーナ視点は初めてなんだなぁ…主人公とは一体…
オリジナルスペルカードが出る…魔理沙の


朝、目が覚めるとそこは神社だった…

 

あれぇ?神社?……あっ、そうか昨日遊びに来て、炬燵で寝ちゃってそれから、神社に泊まることになったんだったね…

うぅ〜寒い……寒い?能力切ってたんだった、初めての感覚だなぁ、でもこの感覚好きじゃないから遮断しちゃうけどね

霊夢は……まだ寝てるね、今何時だろう?外は…暗い…夜?

 

「おはよ…ユーナ…」

 

「おはよ、霊夢」

 

霊夢、起きたね、さて私はこれからどうしようかな?

まずは朝ごはんかな?材料は……うん♪多分咲夜だけど補充されてるね♪咲夜は有能だねぇ、レミリアお姉様の命令だろうけどね

 

「じゃあ、霊夢、朝ごはん作ってくるね」

 

「材料は…」

 

「多分だけど咲夜が補充したみたいだよ?」

 

「…そう」

 

さて、何作ろうかな?朝ごはんって何を作るべきなんだろう?軽めのものが良いんだろうけど……材料で考えるか…レミリアお姉様が調整してるでしょ

この材料は……米と味噌、魚に豆腐などなど……う〜ん、ご飯と焼き魚、豆腐の味噌汁かな?

 

———————————————————————————————

 

「…本当にユーナは日本食好きね…」

 

「材料がね、この料理の材料なのもあるけど、私は日本料理大好きだよ?」

 

なんて言うのかな、こう……よく分かんないけど、好きなんだよ、理由は謎だよ♪

 

「まあ、良いか」

 

「良いんだよ♪」

 

「……自分より見た目小さい子に晩御飯と朝御飯を作ってもらってると…なんか、みじめな気持ちになるわね…」

 

そうかな?美味しければ良くない?

 

「じゃあ、霊夢も料理出来るようにすれば良いんじゃない?」

 

「……悪いけど、普段この神社には料理に使う程材料無いのよ」

 

霊夢って普段何食べてるのかな?材料が無いなら料理は作れないし、食べるものも無いはずだよね?

 

「霊夢は普段何食べてるの?」

 

「……色々よ…魔理沙が持ってくるキノコとか…」

 

「つまりろくなもの食べてないんだね♪」

 

「ぐっ」グサ

 

そっかぁ、霊夢は変なのしか食べてないんだね……たまにだけど作りに来てあげようかな?霊夢喜ぶかな?

 

「霊夢!これは異変だぜ!」

 

魔理沙?それに異変って?見た感じ異変は起こってる様には見えないけど?

あっ、異変解決に参加出来るかも♪やってみたかったんだよね♪異変解決♪

 

「はぁ…」

 

「おぉ…ユーナか、って何でこんな朝早くユーナがここにいるんだよ!」

 

「お泊まりしたの♪」

 

「おっおお…」

 

それにしても今起こっている異変って何だろうね?外を見ても雪景色しか広がってないし、何だろう?キノコが消えたとかかな?

 

「そんな事より、霊夢!異変だぜ!」

 

「分かってるわよ…」

 

「えっ!?霊夢分かるの?」

 

霊夢が分かるならキノコじゃ無いね?何だろう魔理沙と霊夢が分かる異変?人間なら分かるのかな?……分かんないよ…

 

「ねぇねぇ、何の異変?」

 

「え?ユーナは今は5月だぜ?5月でこの雪景色だぜ?異変だろ?」

 

「え?今って5月なの?2月くらいだと思ってた」

 

今は5月なのか……5月!?外は雪景色…成る程、それで異変何だね…これは私の季節感覚がおかしいだけだね…引きこもりすぎたね…霊夢にご飯作りに行くついでに遊びに来よう、季節を忘れないようにね

 

「ねぇ、私も異変解決行って良い?」

 

「おう!行こうぜ!」

 

「…紫がストレスで死ぬわね」

 

やった♪初めての異変解決だね♪楽しみ♪元凶はどんな人かな?面白い人かな?強い人かな?楽しみだな♪

 

「さあ、行こうぜ!霊夢」

 

「行くよ♪霊夢♪」

 

「…魔理沙め…紫を犠牲に私を連れて行く気なのね…ユーナは断りづらいのよ…」

 

紫が犠牲に?何で?まあ、いいか…そんな事より異変解決♪

 

「分かったわよ……行くわよ」

 

「よし!」

 

「レッツゴー!」

 

———————————————————————————————

 

異変解決の為に博麗神社を後にした、魔理沙、霊夢、ユーナ。

ユーナは初めての異変解決でとてもワクワクしていた、その頃紫は謎の悪寒に苛まれていた。

 

「それにしても、ユーナは寒く無いのか?」

 

「能力で気温の変化を遮断してるらしいわよ?」

 

「うん♪快適だよ♪そう言う、魔理沙もマフラーに何時もの格好でしょ?」

 

魔理沙が博麗神社に来てからずっと気になってたんだけど……その剣何!

えっ、魔理沙って剣士だったの?魔法使いじゃなかったの?

 

「魔理沙、その剣どうしたの?」

 

「おっこれか?これはな、ユーナや霊夢に勝つ為に鍛えた結果の副産物だぜ!」

 

私や霊夢に勝つ為に鍛えたら剣士になったの?剣士になったら強くなれるの?私も剣士になってみようかな……

 

「魔理沙、私にも剣術教えて」

 

「ユーナには必要ないだろ…」

 

「そうね」

 

私には必要ないの?私も剣使うんだけどな……なのに剣術は使えない…なんか勿体ない感じがするんだよね…

 

「アイシクルフォール!」

 

「おっと」

 

「…」

 

「♪」

 

チルノだ♪昨日ぶり♪

 

「弾幕ごっこで勝負だ!」

 

あっ、今回は指定してきた…昨日みたいにユーナパンチで倒しちゃおうと思ったのに…昨日やったし私はいいかな

 

「…魔理沙任せた」

 

「…またか!?」

 

「ガンバ♪」

 

「ユーナも!?くそぉ、こうなったらチルノなんか瞬殺してやるんだぜ!」

 

強くなった魔理沙、どうなったのかな?これも楽しみだ♪

 

「不意打ちすら外す妖精なんか直ぐに終わらせてやるぜ!」

 

「あたいは最強!」

 

最強(笑)って言った方が良いんじゃない?チルノは初めて会った時から全く強くなって無いし魔理沙が勝つだろうね

 

「お前と遊んでる暇わない、最初から全力だぜ!」

 

「こっちのセリフだ!」

 

「斬符「スターダストセイバー」!」

 

おっ、早速、剣を使うだ、どんなスペルカードなんだろうね♪

 

魔理沙は出力を抑えて曲がる事を可能にした、ブレイジングスターで突撃し、すれ違いざまに斬りつける、曲がる事を可能にした為躱されても曲がってすぐに戻って、斬りつけるスペルカード、魔理沙が通った道には星の形をした弾幕が残る

 

おぉ、綺麗なスペルカード…私のスペルカードは綺麗なの少ないからなぁ、私も作った方がいいね、綺麗なスペルカード

 

「……チルノ…弱すぎるだろ…」

 

魔理沙は強くなったね、スペルカード1枚で残機全部削ったね

 

「早く行くわよ」

 

「ゴーゴー♪」

 

「お前ら戦ってないだろ…」

 

異変解決最初の敵はチルノ、次は誰かな?チルノ繋がりで氷の妖怪かな?さて、次は私がやろう、そうしよう♪

 

「次は私がやるね♪」

 

「…次に戦う奴は災難だな」

 

誰かな♪誰かな♪私の相手は誰になるのかな♪あっ、綺麗な弾幕を試してみようかな♪

 

「なあ……次の相手アイツじゃないか…」

 

「…ご愁傷様」

 

「くろまく〜」

 

黒幕?アレが黒幕なの?まあ、いいか黒幕なら黒幕で異変解決だしね♪

 

「貴女が黒幕なの?まあ、何はともあれ弾幕ごっこだよ♪」

 

「私はレティよ、貴女なんかには負けないわよ、見るからに弱そうだし」

 

「霊夢〜弱そうって言われた〜」

 

私弱くないもん!強いもん!怒ったから全力出しちゃうんだから…

 

「アイツ、死ぬんじゃないか?」

 

「大丈夫でしょ」

 

完膚なきまでに叩き潰しちゃうんだから!何を使おうか、そうだ、1つのスペルカードで残機全部削ってやる…

 

「神符「片翼の天使」♪全部削り取る♪」

 

このスペルカードは今までの集大成、私の能力の全てを使った破滅の光、私が想像しうる最強の攻撃を紫とかの大妖怪以外に使うのは気が引けるのですがけど、もう、発動させちゃったし、もう遅いんだよね♪

 

「なっ!?なにこれ!」

 

このスペルカードは雲の上の太陽光を収束、加速、強化、巨大化を施し、地表に降り注ぐ、その光の一本一本が魔理沙のマスタースパークの何十倍の威力がある、その光を絶え間なく撃ちまくる、加えて酸素を散漫させて相手の運動力を減少させる。

動きづらい相手に最強の光……相手は死ぬ!

 

「何なのよこの光!掠りそうになるだけで凄く熱い!私は雪女みたいなものなのよ!殺す気!?」

 

へぇ〜雪女みたいなものなのかーそーなのかー……でも私の能力は手加減が効かない、このスペルカードに関しては発動すれば自分でも止まらない、時間終了まで頑張ってもらうよ♪

 

「あぁぁ!熱い!降参!降参よ!」

 

「ごめんね♪このスペルカードは時間終了まで私でも止められないの♪」

 

「うわぁぁ!!」

 

結局、レティはそのスペルカードで残機の全てを削られ、満身創痍なまでにダメージを負って気を失った

 

「……次に行くぜ…」

 

「…そうね」

 

「この妖怪が黒幕じゃないの?」

 

黒幕って言ってたよ?

 

「そんなわけ無いでしょ、これだけの異変を起こすには弱すぎるわ」

 

「そっか〜じゃあ次だね♪」

 

次は順番的に霊夢かな?霊夢……ちゃんとやってくれるかな…霊夢は面倒くさがりだからなぁ…その時は私がやれば良いか♪

 

「魔理沙……貴女がユーナを連れ出すから、紫がストレスで死ぬわよ」

 

「…そうだな…地面の雪が溶けてるし、何なら地面燃えて焦げてるし…紫には悪い事したな…でも、アイツがユーナを挑発するのが悪いんだぜ?名前からしてアレがユーナ最強の攻撃だろ、自業自得だぜ」

 

そんな話をしている頃、紫は……

 

「……藍……ちょっと、さっき大きな力が発生した場所……見てきてくれない…」

 

「現実逃避はやめて下さい絶対に今のはユーナさんですよ」

 

「あぁぁ、誰よ…ユーナを異変解決に参加させたのぉぉ……」

 

———————————————————————————————

 

次は誰かな?……ってここどこ?全然見た事ないんだけど?はて?

 

「……迷ったよな霊夢」

 

「…そうね」

 

「霊夢迷子なの?」

 

この歳(490歳)で迷子になるなんて……なんか恥ずかしいね

 

「おっお前ら誰だ!どこから来た!帰れ!」

 

おっ?この声は…

 

「やっぱり、久しぶり♪橙ちゃん♪」

 

「……ユーナ…」

 

「さあ♪弾幕ごっこしよ♪」

 

橙ちゃんと弾幕ごっこした事無いからちょっとやってみかったいなぁ♪

 

「…ユーナ、次は私がやるわ貴女は下がってなさい」

 

「…誰かは知りませんが、助かりました……さあ、出て行って下さい」

 

霊夢が自分から言ってくるなんて珍しい事もあるものだね♪霊夢もなんか変わったのかな?じゃあ、その内また魔理沙と霊夢に弾幕ごっこしてもらおうかな♪

 

「…出て行くもなにも、ね」

 

「早く出て行って下さい、侵入者さん」

 

「まあ、良いわ、やるわよ魔理沙やユーナがスペルカード1枚で倒したんだし私も1枚でやってやるわよ」

 

おぉ♪まさか霊夢が乗ってくるなんて♪今日はいい事有るかも♪

 

「夢想天生」

 

博麗の奥義だったっけ?いきなりだね♪私もそうだったけど、もしかして霊夢、テンション上がってる?

 

「なんで!?どうして当たらないの!?」

 

「説明するのは面倒だわ、そのまま負けときなさい」

 

霊夢も1枚で全部削ったね、これでみんな、1枚撃破だ、お揃いお揃い♪




霊夢と魔理沙は原作よりも強化されてますね、はい

学生には、毎日投稿は難しい……社会人でも難しいだろうけど


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26話 強者と品定め

ユーナ視点
3日連続ユーナ視点スペシャル……普通主人公ってこんなもんだよね


橙ちゃんとは、またそのうち弾幕ごっこするとして、今は異変解決だよね

次は誰と出会えるのかな♪

 

「おっ、知ってる所にでたな」

 

「そうなの?」

 

魔理沙はここがどこか知ってるみたいだね、私はどこか分からないよ…もう少し幻想郷を見て回った方がいいね、迷子はね…うん…なんかねぇ

 

「さて、先を急ぐわよ」

 

「そうだね」

 

「そうだ、次に誰かと弾幕ごっこする時、誰がやるか決めようぜ」

 

魔理沙にしては珍しいなぁ、先の事を考えて行動するなんて、剣術を身に付ける時にその辺も一緒に学んだのかな?

それにしても、次に戦う人を決めるか……

 

「別にいいけど、どうやって決めるのよ」

 

「ジャンケンだぜ!」

 

「負けないよ♪」

 

「勝った人が順番を決めるって事で決まりだぜ!」

 

絶対に勝つよ♪ちょっとズルだけど、反射神経で出そうかな、霊夢と魔理沙が出す手を見てから出す、後出しみたいなものだけどタイミング的にはほぼ同時になるからバレないよね♪

 

「ジャンケン!ポン!」

 

うん♪勝った♪ジャンケンでこの方法に気付けるのは多分、身体スペックが吸血鬼以上の人だけだから、霊夢と魔理沙がいくら強くても気付かない♪

 

「勝ったのはユーナか…」

 

「で?順番どうするの?ユーナ」

 

「次が霊夢でその次に魔理沙で、最後が私♪」

 

運だけど、最後にしたら元凶と戦えるかも知れないし、何より後に行けば行くほど強くなるのはお決まりだよね♪

さてさて、私が次に戦うのはどんな人かな♪

 

「珍しいな、ユーナが最後を選ぶなんて」

 

「何かありそうね」

 

「何もないよ♪」

 

あえて言うなら、面白い人と戦えそうな予感がするからかな、どんな人かは全く分からないから完全に勘だし、何より私の番が来る前に元凶が出てきたら私は戦えないんだよね♪

 

「おっと、早速お相手が出てきたぜ」

 

「あれは…」

 

「だれ?」

 

金髪の……分かんないから人形の人で良いか、人形の人が霊夢の相手か、弱くなさそうだから霊夢はどう戦うのかな♪

そもそも、人形でどうやって戦うのかな?

 

「…アリス」

 

「霊夢に魔理沙それと……誰?」

 

「ユーナ・スカーレットだよ♪はじめまして、人形の人♪」

 

魔理沙と霊夢の知り合いみたいだね、どんな人なんだろう?人形職人?それとも人形が大好きな人?

 

「スカーレット……吸血鬼」

 

「知ってるの?」

 

「吸血鬼異変と紅霧異変の元凶だもの、知ってるわよ、あれだけ大規模の異変は記憶に残りやすいもの」

 

へぇ〜いつのまにか有名人になってた気分だよ、吸血鬼異変の時は能力をまだ掌握してなかったから、あんまり覚えてないんだよね、紫と戦ったことくらいしか覚えてない

 

「さて、弾幕ごっこよアリス」

 

「…なんだよ」

 

「異変解決の為よ、じゃあ行くわよ!」

 

「だから何だよ…まったく…この鬼巫女…」

 

鬼巫女?霊夢は鬼だったの?じゃあ、多少の手加減も要らなかった?だったら全力で、やれば良かったなぁ…

中途半端でも手加減ってムズムズするんだよね…やっぱり全力だよね♪

 

「その呼び方は辞めなさい、死人が出るわよ」

 

「誰が死ぬってのよ」

 

「私がよ、このユーナに殺される」

 

殺さないよ!?霊夢が鬼でも友達だよ?でも手加減は要らないよね、その方がお互いに楽しい筈、文ちゃんが言ってたよ?鬼は戦うのが好きだって

 

「私は鬼じゃないわよ、ユーナの前でそう呼ぶの辞めなさい、ユーナが信じるでしょ」

 

「その子が鬼巫女って認識する事のどこに問題があるのよ、事実でしょ」

 

「違うわよ、ユーナが私を鬼って認識する事が問題なのよ、ユーナに弾幕ごっこ挑まれるでしょ、手加減無しで」

 

そりゃあ、そうだよ?全力の方が楽しいんだもん、これでも一応鬼だよ?楽しい方が良いな決まってるよ

 

「知らないわよ、鬼巫女」

 

「わかったわ……その口無理矢理閉じさせてあげるわ」

 

弾幕ごっこ始まる?やっとか、さてアリスはどんな方法で戦うのかな?やっぱり人形で戦うのかな?

 

「疑問に思ってるみたいだから言っておくぜ、アリスは魔法使いだから魔法で戦うんだぜ」

 

「魔理沙みたいなものかな?」

 

そっかぁ、アリスは魔法使いなのか、じゃあ人形はただ好きなだけなんだね、人形マニアかぁ、私にも人形作ってくれないかな…

 

「1秒でも早くアリス、あんたを倒すわ夢符「封魔陣」」

 

「…霊夢貴女…とんでもなく強くなってない?」

 

「まぁ、そこのユーナ対策に強くなったけど、まだ勝てる気がしないから意味は無いわ、でもあんた程度なら軽くひねれるわ」

 

そうだったんだ、私対策って事は私に勝てるように強くなってくれたんだ♪なんか嬉しいね♪誰かが自分の為に何かをしてくれるって♪

 

「言ってくれるわね」

 

「当たり前よ、あんたに勝てなきゃユーナには一生かけても勝てないわよ」

 

「くっ…やっぱり強い…前とは比べようが無い…」

 

そっかぁ、霊夢はそんなに強くなったんだね♪楽しみだなぁ♪次に戦うのは♪一体どれだけ強くなったんだろう♪ふふふ♪

 

そんな事を考えているユーナは非常にニコニコしていた、そんなユーナを隣で魔理沙はジト目でユーナを見ていた…

勿論、霊夢もそれに気が付いた…

 

「!早くその口を閉じなさい!」

 

「何をそんなに焦っているのよ…ぐっ」

 

「あと2つ!速攻で終わらせる!」

 

どうしたんだろうね、霊夢、楽しくなってきたのかな?鬼だからかな?

 

「夢符「二重結界」!」

 

「くっ…これだけ強くて、勝てる気がしないあのユーナって子は一体何なのよ…それに、どうしてこんなに焦って……あっそう言う事…」

 

ふとユーナに視線を向けたアリスは大体の事情を把握した、何故なら最初に見た時より明らかにワクワクした雰囲気でニコニコしている、そして霊夢がその口を閉じなさいと言っていた事と自分の発言から、ユーナが戦闘狂であると推測して納得した

 

「あれは……もう、遅いわね……恨むわよアリス…」

 

アリスが納得したと同時にユーナの事が視線に入った霊夢はほとんど諦めの境地になっていた

 

「…もう、八つ当たりしてやるんだから…」

 

先ほどの二重結界に被弾しアリスはあと残機が1になっていた、そこに霊夢は追撃をはかる

 

「霊符「夢想封印」!」

 

「せめて、一機は削る、咒詛「首吊り蓬莱人形」」

 

2人はスペルカードを同時に発動する、しかし、霊夢のスペルカードの威力を計りかねたアリスのスペルカードは霊夢に押しのけられた

 

「これで、最後」

 

「負けね…」

 

「…さて、ユーナ、私は人間よ、鬼じゃ無いわコイツが言っていたのはユーナで言う片翼の天使と同じものよ」

 

「そうなんだ♪」

 

鬼じゃなかったのは残念だけど強くなったのは本当なんでしょ♪じゃあ、関係ないよ♪

 

「…次行くわよ」

 

「お、おう」

 

「〜♪」

 

次は魔理沙か、魔理沙も強くなったんだよね?じゃあまた戦ってみたいなぁ♪魔理沙はどれくらい強いなったのかな♪

 

「なあ、霊夢…私まで視野に入れてないか?ユーナ」

 

「恨むならアリスにしなさい、ユーナをこの状態にした元凶よ」

 

「…この異変の元凶の場所を教えるから早く行って…」

 

アリスは元凶の場所を知ってるんだね♪助かるよ♪

 

「それはどうも、それで、どこよ」

 

「空よ、そこに元凶は居るわ」

 

「空か、じゃあ行ってみようぜ!」

 

空にいるの?元凶がますます分からなくなったよ…

 

———————————————————————————————

 

ユーナ達がアリスに元凶は空にいると言う情報をもとにただ空に向かって進んでいると…

 

「なあ、絶対にアレだよな…」

 

そこには桜の花びらが吸い込まれて行く空に大きな穴があった

 

「まあ、間違いないでしょうね」

 

「元凶ってどんな人だろうね♪」

 

「さあね」

 

アレが次の相手かな?白い…妖精かな?強そうには見えないね、でも見かけによらないかもしれないし……

 

「春ですよー」

 

「まだ冬ですよー」

 

そう、今はまだ冬なんですよー、これから春を取り戻しに行くんですよー、ふふふ♪

 

「誰?貴女」

 

「私はユーナだよ、ユーナ・スカーレット、貴女は?」

 

「私はリリー・ホワイト、春告精だよ」

 

春告精?何それ?

 

「分からないって顔だな」

 

「そうね」

 

「春を告げる妖精だよ…そのままだよ」

 

そのままなのかー、じゃあ、どうして春を告げてたんだろう?まだどう見ても冬だよね?

 

「まだ冬だよ?どうして春を告げてたの?」

 

「この辺に春を感じたからかな、でもあの穴の向こうにもっと感じるよ」

 

それじゃあ、あそこが元凶の場所で間違いないね、空にいて春を奪う元凶…何がしたいんだろうね

 

「そっか、ありがと、じゃあね〜」

 

「弾幕ごっこ挑むのかと思ったぜ」

 

「仮に挑んだら、やるのはあんたよ」

 

失礼な、私だって相手は選んでるよ、ちゃんと元凶かもしれない人にしか私は挑んでないし

 

「さ、早く行こ霊夢、魔理沙」

 

「おう!」

 

「待ちなさい、今度は敵みたいよ」

 

敵?アレかな?あの3人組…楽器を持ってる……なんの妖怪?楽器?

 

「あんた達どこに向かおうとしてるのよ」

 

「あそこ♪」

 

この子は…ヴァイオリンだよねこれ、私は歌は好きだけど楽器はよく知らないんだよね、チェロとヴァイオリンの見分けがつかないくらい

 

「ここを通すわけにわ行かないよ」

 

「えぇ〜なんでぇ?」

 

「花見を台無しにされそうだからよ!」

 

花見?あの穴の向こうに花が咲いてるの?へぇ〜見たい!

 

「戦うみたいだから、いっけ〜魔理沙」

 

「まあ、そうなるよな」

 

順番だからね、仕方ないね、魔理沙が本気になるような相手には見えないから、拍子抜けだね、もっと強そうな相手なら魔理沙の強さがわかったかもしれないのに…残念

 

「じゃあ、いっちょやるか!」

 

「私たちはプリズムリバー三姉妹!ここは通さない!」

 

「霧雨魔理沙だぜ、すぐに終わらせてやるんだぜ」

 

ちょっとは、見れるかな?新しい魔理沙の力…まだ、チルノ相手に使ったスペルカードしか分からないからここで新しいスペルカードを使ってくれると後がさらに楽しくなるんだけどなぁ

 

「弾幕はパワーだぜ!恋符「マスタースパーク」!」

 

「えっ!?いきなり!?」

 

「うわぁぁ!」

 

「早い!」

 

マスタースパーク……見た事ある奴だぁ、新しいのじゃない…魔理沙ぁ新しいのを使ってよ…もっと剣を使ってるところが見たいんだよ。

それにしても、金髪に刀ってなんか違和感あるんだよね

 

「…手加減した訳じゃないが…弱くないか?一撃ってそんなバカな…」

 

本当に残念だよ……もっと頑張ってよ、三姉妹…ほら、スペルカードは?使わないの?

 

「のびてるな…ありゃ」

 

「体力でも共有してたんでしょう、それで、3倍ダメージになったんでしょう」

 

じゃあ、あの三姉妹は3人で1つの妖怪だったんだぁへぇ〜存外どうでも良いね。

弱き者に生きる世界なし!みたいな事を誰かが言ってた気がする

 

「さて、行くか」

 

ん?この匂いは…

 

「咲夜!」

 

「うお!どうした!?」

 

「……どうしてバレたのでしょう」

 

やっぱり咲夜だったね、咲夜の匂いは館でよく会うから覚えてたんだよね、人間だからか、霊夢や魔理沙見たいな良い匂いがするんだよね、食性かな?

 

「美味しそうな匂いがしたから♪」

 

「!」

 

「…お、おい、人間相手に美味しそうな匂いってもしかして、私達もか?」

 

「もちろんだよ♪霊夢と魔理沙もとっても良い匂い♪」

 

あと、文ちゃんも良い匂いなんだよね、我ながら食い意地がはってるね、文ちゃん……最近食べてないなぁ、解決してから食べに行こうかな?オヤツ……

 

「それで、紅魔館のメイドが何の用よ」

 

「お嬢様がこの異変を解決して来いと…」

 

お姉様か、お姉様も異変に気付いてたんだね……私だけだよね、やっぱり…曜日感覚どころか季節感覚が狂ってたからね

 

「じゃあ、一緒に行こ♪」

 

「では、そうさせていただきます」

 

「でも、次の相手は私1人でやるからね」

 

順番は大事、それにこれは約束だからね、悪魔は約束を破らない…と言うか破らない

 

「次は誰かな♪」




プリズムリバー三姉妹はマスタースパークでワンパン……ゲームでHP共有だったんで、しかも威力が上がってるマスタースパークなんでワンパンにしました、決して、プリズムリバー三姉妹って誰やねんってなってた訳じゃありませんよ…本当ですよ?


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27話 辻斬りと快楽の天使

ユーナ視点
初めてじゃなかろうか、こんなに視点が変わらないのは…
ユーナ、サイコに覚醒?
みょんがただただ可哀想な事になる


咲夜も一緒に行く事になったし、もっと楽しいものが見られると良いな♪次は私だけだけどね♪次が元凶だと良いな♪

 

「で?アンタはユーナをつけてたのか?」

 

「…お嬢様の命令ですので…」

 

「じゃあ、咲夜アンタは異変解決よりもユーナの監視が主な目的って訳ね、しかも、最後までバレないつもりだったけど風上に立ってしまったからバレたと…」

 

「嘘は言ってませんよ、しっかり異変解決もお嬢様に承りました」

 

私の監視ってお嬢様も酷いなぁ、私は楽しいと思う事をしているだけなんだよ?

 

「?これは…結界?」

 

「む?邪魔、えい♪」

 

穴には結界が張られていたが、ユーナはそれを最近名付けたユーナパンチで破壊した、何故かいとも容易く結界は崩壊した

 

あれ?あんまり手応え無かったな、この結界、もう壊れる寸前だったのかな?

 

「さあ行こう♪」

 

「次が元凶なら楽なんだけど…」

 

「その元凶の前に誰かは居そうだけどな」

 

そっか、元凶の前に誰かいるのか…でも、入った感じここは多分冥界じゃないかな?と言う事は、冥界の管理者が居るはず♪しかも、冥界の管理が1人だけって事はないでしょう♪

料理や洗濯とかの家事も楽しいけどやっぱり、戦う事が一番楽しいよ♪運動って良いね♪

 

「それにしても、階段長くないか?」

 

「そうね」

 

「壊しちゃおうか、そしたら誰か来るかも」

 

大きな音を立てれば元凶かそれに近い人が来るはずだよね♪

 

「「やめて(ください)」」

 

拒否された……ほら、アレだよインターホン感覚だよ、友達の家とかに行ったらちゃんと呼び鈴とかインターホンとか、ノックとかするでしょ?アレ感覚だよ

 

「仕方ないからしっかり歩くよ…」

 

「ユーナは最初から歩いてないけどな」

 

「飛んでるわよね」

 

歩くより飛んだ方が妖力の使い方の練習になるからね、私は片方しか羽が無いから羽で飛ぶ事が出来ないから、妖力で飛んでる、だから歩くよりも飛んだ方が妖力のコントロールの練習になる、ひいては妖力攻撃だけなら手加減を習得出来るかもしれない

 

「…なぁ、次の相手って絶対にアイツだよな、あの二刀流の剣士」

 

「あの子からは同じ匂いを感じますね」

 

「じゃあ、アイツは元凶の従者って事か?」

 

従者か、じゃあ、主人を守る為に強い筈だよね♪久し振りに弾幕ごっこ以外で戦いたいなぁ♪

殺さなきゃ良いよね♪それに、あの人は弾幕ごっこよりも普通に戦った方が強そうだし

 

「そこで止まりなさい」

 

「やだよ♪さあ、戦おう♪」

 

「では、斬ります!」

 

やっぱり弾幕ごっこよりもそっちがお好み?なら私も存分に遊ばせてもらうよ♪しかもとっても久し振り♪楽しくなって来たよ♪

 

「アイツ、スペルカードルールを無視する気かしら」

 

「相手がユーナなら良いんじゃ無いか?」

 

「むしろ駄目ですよ、相手の子が酷い目会いますよ、殺されはしない筈ですけど」

 

殺しはしないよ♪殺すのは好きじゃ無いし♪何より死んじゃったらもう戦えないし遊べないじゃん♪だから、強い人や面白いは殺さないよ♪

 

「私の間合いに入れば問答無用で斬ります」

 

「はぁ…トラウマにならなきゃ良いんだけど、ユーナのあの様子は無理そうね、絶対にユーナは弾幕ごっこ無視で遊ぶつもりよねあれ」

 

「そうですね、あの様子なら間違いなく」

 

間合いに入ったら斬る…か、て言う事は居合だね♪じゃあ、その居合、受け止めてあげるよ♪居合を止めるのは初めてだけどいけるよね?居合って凄い速いらしいけど

 

そして、ユーナは二刀流の剣士の間合いにわざわざ歩いて行った

 

「ほう、向かってきますか」

 

「うん♪あっそうそう私はユーナ・スカーレットだよ♪」

 

「…魂魄妖夢です」

 

さて、自己紹介も終わったしやりますかぁ♪

 

「ふっ!」

 

妖夢が放った居合をユーナは止める気、満々で向かっていったが、刀身はユーナには当たらずに終わった、いや、当たりはしたが切れていなかった

 

「この刀は迷いを断ち切る刀、体は傷付けない」

 

「ヤバイわね」

 

「ヤバイな」

 

「はい、とても」

 

そっか、迷いを断ち切るか……迷いをねぇ……ふふ、ふふふふふ♪

 

「これで心置きなく戦える♪」

 

「ねぇアンタ、ユーナの所のメイドでしょ、アレなんとかしなさいよ」

 

「……私だって死にたくありません」

 

ユーナの迷い…それは、手加減するか否か、元々手加減は苦手なユーナは大雑把な手加減しか出来ない、だが、迷いを断ち切る事で手加減を完全に放棄、ただ全力で遊ぶ、そうやりたい事ををやり通す

 

「なあ、霊夢、これって相手が倒されたらこの状態は解除されるのか?」

 

「されて貰わなきゃ困るわ、最悪、別の異変にシフトチェンジよ」

 

「…」

 

そんな事を話している時、ユーナは目にも留まらぬ速さで妖夢に急接近していた、そして、ユーナの右手は妖夢の胸元を貫いた…

 

「ちょっと!アレ死ぬわよ!」

 

「?いや、待てよ、よく見ろなんかおかしいぜ?」

 

「そうですね、血が一滴も出てません、服にも滲んでません」

 

あぁ…心臓ってこんな感触なんだね♪うん♪この感触は好きだなぁ、このとくとくと一定のリズムで波打つ感覚♪

 

「あ、ぁあ」

 

「あっしばらく動かないでね、貴女が動くとうっかり握りつぶしちゃいそうになるから♪大丈夫♪これは別に身体を貫いたんじゃなくて、ただ心臓だけを掴んでるだけだからさ♪」

 

良いよ♪すごく良い♪もうちょっとこの感触を堪能してからにしよう♪

 

「心臓だけを掴んでる?」

 

「そう言う事ですか」

 

「どう言う事なんだぜ?」

 

「ユーナ様は元々、物理攻撃は当たりません、それは物理攻撃を拒絶しそこを通過するだけです、今回はそれの応用ですね心臓を掴んでいる手以外に今ユーナ様には物理攻撃などが当たらない状態の様ですね」

 

うん♪もう十分に堪能したし、しっかり戦おうか、な♪

 

すると、ユーナは右手を胸元から引き抜き間合いを取る

 

「いっ今のは…」

 

「私が貴女の心臓を握ってただけだよ、そう、心臓だけをね♪いい感触だったよ♪どうだった?初めてなんじゃない?直接心臓を触られるのって♪」

 

「今更だけど、たまにユーナはサイコパスよね」

 

「…ユーナ様は気まぐれですから…」

 

「気まぐれで心臓を握られてたまるか!」

 

サイコパス?何それ?私の事だよね?なんか響きは好きかも、よく分かんないけどね、片翼の天使よりも、私は好きかも♪

 

「…もう…触らせません!」

 

「次は脳なんてどうかな♪脳ってどんな感触なのかな♪」

 

「…」

 

妖夢は納めていた方の刀も抜き二刀流となった、そして、触らせまいと、高速で斬撃を放つ…

だが、今のユーナは完全に物理攻撃や精神干渉不可な状態な為に全てがすり抜ける

 

「どっどうして!」

 

ユーナは、妖夢が声を出した瞬間、妖夢の後ろに回り込み頭に手を突っ込んだ。

 

「はーい、また動かないでね、脳も大事機関だから潰れなら死んじゃうよ♪」

 

この感触は……心臓には劣るけど悪くないね♪

 

「一方的ね」

 

「アレが本来のユーナ様の能力です、弾幕ごっこという縛りが無い今の状況と迷いを断ち切られた事によりただ自分がやってみたい事をやりたいようにこなす、それが、ユーナ様本来の能力です」

 

「弾幕ごっこでも、割と死にかける気がするけどな」

 

「今のあの妖夢という子よりはマシでしょ、心臓と脳を好きなように触られるなんて一生経験したくない事よ」

 

次はどこがいいかな?でも、もう面白そうな所がある訳でも無いんだよね……いっかもう倒そう♪

じゃあ、どうやって倒そうか♪

 

「貴女って見たところ半分幽霊の種族よね?だったら人間の部分を殺しても、貴女は死なないの?」

 

———————————————————————————————

 

「なあ、霊夢……ユーナ今凄い物騒な質問をしなかったか?」

 

物騒ではあるけど気になるでしょう?半人半霊…その半分が死んだら半分はどうなるのか……半分でも生きていられるのか死ぬのか…それとも、逆に人の部分も霊になって完全な霊になるのか、興味は絶えないよ♪この子は面白い♪ずっと研究していたいな♪

 

「霊夢…今のユーナ様を止める手立ては…」

 

「無いわ、紫は能力が完成したユーナと戦ったことがないから分からなかったんだろうけど、能力が完成してからのユーナは神の力ならダメージを与えられるかもしれないけど、逆にあの子も神殺しの力があるのよ、だから私はユーナとは致命的に相性が悪いのよ、だから神を宿せば、私は一撃でもユーナに攻撃されれば神殺しの力で死ぬわ」

 

「じゃあ、あの夢想天生とか言う技は、アレは博麗の奥義だろ?」

 

「夢想天生でも駄目ね、これはもう試した事なのよ、最初にユーナと弾幕ごっこをした時に、私は夢想天生で世界から浮き、別の軸に移動したけど、その軸ごと破壊して攻撃を当ててきた、しかも、紫の修行で確かに強くなって、神格に近付いたけど、代わりにユーナの神殺しの射程範囲にも入ってしまったのよ……だから、事実上、私はユーナに対しては1発も攻撃をくらえない、1発でもくらえば、前よりも悲惨なダメージを受ける、まぁ、ユーナにまともに攻撃を当てられるのも私だけだけどね」

 

———————————————————————————————

 

「ねぇねぇ、答えてよ、人間の部分が死んだらどうなるの?答えないと実験しちゃうよ?」

 

「…死にますよ」

 

あっそうなんだ、これで1個分かったね♪

 

「じゃあ戦おうか♪弾幕ごっこを選ばなかった事後悔してももう遅いよ♪」

 

「…」

 

「決定的で絶望的な状態にしてあげるよ♪」

 

まずは……そうだ、動けなくしちゃおう♪それが良い♪

 

ユーナは指を鳴らし能力をフル活用して、妖夢の周囲5メートルの空気を拒絶し真空状態にした

 

「!…!!」

 

「普通なら死んじゃうんだけど、貴女も妖怪だから、真空でも死なないよね♪それに、今、喋れないでしょ♪音って空気の振動だからね、空気を拒絶すれば、必然的に喋れなくなるし、呼吸が出来ないと酸素を取り入れられないから身体も動かなくなる♪」

 

さて、やってみたかった事も粗方出来たし、もうトドメで良いよね♪何が良いかな♪アレが良いかな♪それともアレが良いかな♪

決めた♪あの空間を圧縮しちゃおう♪

 

「決めたよ♪貴女への最後の攻撃は空間圧縮♪押しつぶしてあげるよ♪」

 

「!…!」

 

「聞こえないよ♪じゃあ、いくよ」

 

ユーナは妖夢に向けて手のひらを向けて、拳を握るように閉じていく、それと同時に真空空間内の妖夢が悲鳴をあげるが、悲鳴は誰にも届かない…

 

「……ユーナ、そこまでよ、流石に死ぬわよあの子」

 

「あっ霊夢♪仕方ないなぁ♪分かったよ♪」

 

そう言うと、真空空間と空間圧縮を解除した

 

「ぁ…ぁぁ…」

 

「霊夢、紫が後処理でのたうちまわる未来が見えるぜ」

 

「そうね、このトラウマ持ちになった子のメンタルケアだけでも大変そうね、この子の自業自得でも有るんだけど、弾幕ごっこを選ばなかった事と剣を1発も当てられず迷いを断ち切って、状況を悪化させた、判断力でプライドはズタズタね、ついでに全身の骨とメンタルもズタズタね」

 

「ねぇねぇ、咲夜、この子持ち帰って良い?」

 

「…やめてあげてください」

 

駄目か…まぁ、いいか、またここにこれば場所は覚えたし




実はユーナの能力ってD.Gray-manって言う漫画やアニメのティキミックの能力をベースに派生させたものなんですよね。
だから、ユーナのカラーは黒ベースなんです♪

ティキミックの能力が対象を拒絶する能力、つまりは自分のしたい通りにする能力です、作中で空気を拒絶して真空を作ってたくらいにはチート的な能力です、今回、ユーナもやってたね
対してユーナはやりたい事をやる程度の能力で、文字通りやりたい事をやるだけ、勿論ティキミックのように拒絶も使える、要はティキミックの能力に大きな射程範囲と多少のデメリットを追加した様な能力です

最後に1つ…………D.Gray-man面白いよ!


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28話 西行妖と鎮魂歌

ユーナ視点……
流石に多いかな?


次こそは、きっと元凶だよ♪間違いないね♪どんな人かな?

 

「おぉ、でかい桜だな」

 

「そうですね」

 

「ねぇねぇ、元凶は♪」

 

順番はもう、終わりでいいよね?次が最後だしね♪さてさて、冥界にいる元凶ってどんな人かな?幽霊かな?やっぱり

 

「私は西行寺幽々子あら、妖夢ちゃんを倒してきたのね」

 

そこには口元に扇子を構えた女性が浮いた状態で構えていた

 

あれかな?あれだよね?へぇ〜あれが元凶の人〜うん♪今までの中でも結構強そうな人で良かった♪最後は一番強くないとね♪

 

「妖夢ってあの剣士だよな?」

 

「たしかね」

 

「そんな事より!誰がやるの!」

 

私がやりたいけど、さっきやったばっかりだからね…自分ばっかり楽しむのはねぇ…なんか悪い気がする

 

「咲夜はユーナの監視で来てるからやらないんだろ?」

 

「そうですね、お嬢様からはユーナ様の監視を主に仰せつかってます、異変解決はついでですので、霊夢や魔理沙がやるならば手出しはしません」

 

あれぇ?おかしいな…私は?私が戦う場合は?

 

「じゃあ私がやるよ♪いいよね♪あの人凄い強そうだし♪」

 

「……霊夢、やるか?」

 

「えぇ、私がやるわ」

 

そっかぁ、霊夢がやるのかぁ……どうせなら魔理沙の戦いが見たかったなぁ……でも、一緒に戦うならいいよね♪

 

「一緒にやろうよ♪」

 

「じゃあ、任せるわ、ユーナと一緒になんて自殺行為だもの」

 

酷いなぁ、私も味方に攻撃はしないよ?巻き添えは仕方ないけどね♪

 

「じゃあ、魔理沙は?」

 

「私がやってもいいが、ユーナと共闘はな…遠慮したいぜ」

 

みんな酷くない?私のイメージが悪くない?私は楽しく戦ったり、知りたい事を実感してるだけなのに…

 

「そっかぁ……ねぇ、貴女は何?なんの種族なの?」

 

「私は亡霊よ、ほら、話が終わったならかかってきなさい、ふふ」

 

あの人も笑ってるし、やっぱり楽しむべきだよね♪それに亡霊か……じゃああれがいいよね♪元々その為のものなんだし♪

 

「みんな私と共闘するのを拒否するから私だけやるね♪」

 

「友達に拒否されるなんて可哀想ね、ふふふ」

 

可哀想って言われた♪心配してくれてるのかな?まあ、いいかそれよりも今は弾幕ごっこだね♪

 

「スペルカード3の残機3ね♪」

 

「それで良いわよ」

 

さて、やっぱりここはね、相手が亡霊なんだからあれで戦うのが良いよ♪

 

「早速♪葬送曲「鎮魂歌(レクイエム・怒りの日)」♪」

 

「その為に種族を聞いていたのね、ふふ、面白い子」

 

やっぱり、歌はいいよね♪このスペルカードの制限も歌う事だし♪まあ、楽しむだけだから制限にはなり得てないけどね♪

 

「Dies iræ,」

 

「その見た目で、そんな曲を歌うのね」

 

幽々子は器用に水色の弾幕と黒い弾幕を避けていく、まだまだ、余裕を残している、普通の妖怪では避ける事すら困難なスペルカードをいとも容易く避けて見せている

 

「dies illa」

 

やっぱり当たらないよね♪まだまだ、余裕がある♪良いよ♪楽しくなってきたよ♪

 

「solvet sæclum in favilla:」

 

幽々子に向けられている弾幕が時間経過と共に速度と威力が増していっている、それでも、まだ余裕の表情を保ちながら避けている幽々子

 

「teste David cum Sibylla」

 

曲の終わりまでに一回くらい被弾しないかな?私としては楽しいから負けても構わないんだけど、これは異変解決だからね♪負けちゃいけない♪

 

「Quantus tremor est futurus,」

 

ユーナは気付いていなかった、幽々子が余裕の表情をしているだけで実際余裕はなくいっさい喋らずに回避に専念している事に

 

「quando judex est venturus,」

 

もう少しで曲が終わる……せめて1被弾しないかなぁ

次がこのスペルカードで最速で最難関な地帯だし…

 

「cuncta stricte discussurus」

 

そして、とうとう……

 

「っ!」

 

幽々子は避けきれなくなり1回被弾してしまった

 

あっ当たった♪やっぱり普通に戦うのも良いけど、弾幕ごっこもいいよねぇ♪

 

「なかなかエグい弾幕を使うのね、貴女」

 

「私が楽しければそれで良いからね♪」

 

「そぅ、桜符「完全なる墨染の桜 ‐亡我‐」 」

 

これが幽々子のスペルカードかぁ……やっぱり他の人のスペルカードは綺麗だなぁ……私のスペルカードはあまり綺麗じゃないんだよねぇどうすれば綺麗に見えるのかな?

 

「♪ほっ♪よっ♪」

 

「…貴女大分余裕ね…そんな、避け方していたらバテるわよ?」

 

「楽しいなら良いんだよ♪踊りながらでも避けれてるしね♪」

 

歌ったり踊ったりは楽しいんだから、やったほうがいい♪楽しいならそれは全ていい事だよね♪

 

「……結局最後まで踊りながらなのね」

 

「避け切ったからいいの♪」

 

「次は当たるは、桜符「完全なる墨染の桜 ‐春眠‐」」

 

おぉ、シリーズみたいだね♪完全なる墨染の桜……これが2枚目だから、次が最後…どんなスペルカードなのかなぁ♪

 

「くるくる〜♪」

 

「また、踊るのね…何がそんなに楽しいのかしら」

 

「貴女が強いからだよ♪強い相手は楽しい♪」

 

おっとっと、危ない危ない、回って避けると次の弾幕が見えづらいから当たりそうになったよ♪弾幕ごっこはこうでなくちゃね♪

 

「♪〜♪♪〜♪」

 

「全く当たらない……貴女は一体…人間では無いわよね」

 

「こんな羽してても吸血鬼だよ♪」

 

みんな初めてみて私が吸血鬼って気がつかないからこの反応は見飽きたなぁ……みんな少し固まるからね

 

「そう……と言うことは貴女が…」

 

あれ?この人私の事知ってるっぽいね、なんでかな?私って有名人?

 

「よし♪避け切ったよ♪」

 

「……」

 

「2枚目行くよ♪葬送曲「鎮魂歌(レクイエム・涙の日)」」

 

次もレクイエム…亡霊なら構わないはず♪

 

ユーナのスペルカードで水色の弾幕が空から降り注ぐ、その弾幕は真っ直ぐ下に落ちるもの、斜めに落ちるものなど、色々な角度に弾幕が降り注ぐ、まるで、雨が降っているように…

 

「Lacrimosa dies illa,」

 

「また、歌うのね…」

 

いいじゃん♪歌うのは大好きなんだし、踊るのもだけどね♪

 

「qua resurget ex favilla」

 

最初の余裕はもう無いね…でも、ここまで頑張ってるなぁ…強者は良いよ♪すぐに終わってしまわないからね♪

 

「judicandus homo reus:」

 

全ての弾幕があらゆる方向に降り注ぐユーナの弾幕に幽々子は存外苦戦していた、この弾幕は怒りの日のように速度が上昇しないが、その分複雑に放たれている

 

「Huic ergo parce Deus.」

 

あぁぁ…楽しい!凄い楽しいよ!こんなに避けるのに必死になっていても、しっかり通常弾幕を撃ってくる……強い人は楽しくて仕方がない!

 

「pie Jesu Domine,」

 

集中力が切れてきたね、避け方が雑になってきてる♪もう少しで…もう1回被弾させられる♪

このスペルカードも次で最後、でも、あの人も集中力が切れて避けられない♪

 

「Dona eis requiem. Amen」

 

「っ…あと少しだったわねぇ」

 

毎回あと少しの所で当たってるね♪惜しいよ♪本当に惜しい♪

 

「もっとやりたかったけど、次で最後だね」

 

「そうねぇ」

 

次のスペルカードでお互いにスペルカードが0になる、ユーナがあと1回当てるだけで良いのに対して、幽々子は3回、幽々子の勝利はほとんど不可能に近い、そんな状況でもユーナは楽しんで最後スペルカードを発動する

 

「…桜符「完全なる墨染の桜 ‐開花‐」」

 

「やっぱり使うよね♪終曲「ザ・エンド・オブ・ライフ」♪」

 

もう死んでる人に使うには少しおかしいけど、曲繋がりだし気にしない気にしない♪

 

両者のスペルカードがぶつかり合う中、ユーナは別に避ける為ですらない、全く関係なく、踊っていた。

理由は簡単、歌詞を作っていなく、どうしようかな?と思い結果的に思いつかなくて、取り敢えず踊り出した

即興で…

 

「避ける訳でもないのに踊り出したわねぇ」

 

「歌詞を考えるの忘れてたから、踊ることにしたの♪」

 

♪〜♪〜このスペルカードは他の終シリーズよりも周りに被害が出ないから丁度良かったのもあるんだよね♪1番は曲だけどね♪

 

両者のスペルカードのぶつかり合いの終了は突然だった、途中まで持ちこたえていた幽々子の妖力の限界……それにより、一気にユーナは押し勝った

 

「最後、残念だったね♪妖力切れ?」

 

「そうねぇ、もう立てないわぁ」

 

「あっ、そうだ、なんでこの異変を起こしたの?」

 

さっき思い付いただけだけど、なんで春を奪ったんだろうって、亡霊に季節なんて関係ないだろうし、ましてや冥界だから、季節なんてほとんど変わらないだろうし

 

「あの桜、西行妖の満開が見たかったのよ」

 

「でも、あの桜は封印式が組まれてるよ?」

 

「…なんで、分かるのかしら?」

 

なんでって、これでも私は魔法使いみたいなものだし、何よりあの桜には何かが封印されてるのは多分だけど、本能的なところもあるんだろうね

 

「これでも、私は魔法使いみたいなものだからだよ♪」

 

「そぅ、私はあの桜の満開が見たかっただけ」

 

「あの桜は咲かせられないけど、普通の桜は一緒に見ようよ♪貴女は強いから好きだし♪」

 

強くない人でも楽しい人なら好きだけどね

 

「…そうね、その時は一緒に見ましょう…」

 

「うん♪絶対だよ♪」

 

———————————————————————————————

 

「結局最後まで、紫は出てこなかったな」

 

「そりゃあそうよ、普通、今の季節は紫は冬眠してるもの」

 

「冬眠?紫は熊の仲間なの?」

 

冬眠する動物の仲間だったんだねぇ、紫は…

 

「そう、普通はね…」

 

「本当よ、全く…」

 

紫の声が聞こえた、その時、何も無い所に裂け目ができ、紫ご現れた

 

紫の能力って本当になんなんだろう?スキマ妖怪……?

 

「…まず、だれよ、ユーナをこの異変に誘い出したのは…」

 

「魔理沙よ」

 

「あっ!霊夢!」

 

?私が異変に参加するのは駄目だったのかな?別にいいじゃん、異変って事は強い人や面白い人に会うチャンスなんだよ?私が行かない訳ないじゃん

 

「そう…あとで、話があるわ…」

 

「それにしても紫、遅かったわね」

 

「ユーナがやった事の後処理よ、地面が焦げてるしえぐれてるしで直すのに時間がかかったのよ」

 

紫ってそんな事までやってたんだねぇ……そう言えば…

 

「ねぇ、紫、藍は?あの狐さんは?」

 

「藍は橙の所よ、橙は藍の式神だし」

 

橙ちゃんはあの狐さんの式神だったんだぁ〜へぇ〜式神かぁ…私も式神とか使えるのかな?でも、私の場合、と言うか吸血鬼とかの場合、使い魔って扱いになるのかな?

 

「あと、紫、仕事はまだあるわよ?そこの階段の下の方に1人大怪我で転がってるから」

 

「なんで、大怪我なんて追ってるのよ…」

 

「その子が無視したから、ユーナもそれにのっとって戦って、身体も心もボロボロにしたからよ、ほら、異変関係者のメンタルケアも管理者の仕事よ、行ってらっしゃい」

 

身体はともかく心は大丈夫だと思うんだけどなぁ、剣の達人って人達は強い精神を持つって本に書いてあったよ?

 

「心までボロボロってどう言う事よ…」

 

「そこは、多分なんだけど、剣士が1回も剣を当てられずにただやられるだけでなく、心臓を直接撫でまわされれば誰だって心に来ると思ったからなのよね」

 

あの感触はとても良いものだったよ♪だから、後悔も反省もしていない♪むしろずっと触ってたいくらいだったよ♪脳の方は飽きちゃいそうかな?

 

「心臓を直接撫でまわさた!?それ生きてるの!?」

 

「その子には外傷は無いわ、傷も全て内部からよだから、ぱっと見は無傷で倒れてるでしょうね」

 

「全て内部ってどうやって…」

 

「ユーナの話してた事から考えると、多分その空間を圧縮してこの子を潰してたのよ、潰しきる前に止めたから全身の骨がボロボロになってるかもね」

 

殺しはしない♪守ってるよん♪けど、優しくするとは言ってないからね♪




ユーナによる幽々子へのちょっとした皮肉じみたスペルカード選択、レクイエムをひたすら使う


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29話 宴会広報とトラウマ想起

ユーナ視点
春雪異変は結局全部ユーナ視点でした…
この小説でユーナは最強ですけど、全て無傷にするつもりはありません。1人だけ真っ当に戦える人がそのうち出しますその人を乞うご期待!
いつになるかは知らんけどね


春雪異変を解決してから、魔理沙とユーナが神社で宴会をしよう!と提案を出した。

当然、霊夢は渋ったがなにぶん霊夢はユーナに甘かったので、結局神社に桜が咲いたら宴会をする事になった。

 

「ねぇ、霊夢、桜咲いたよ♪宴会しよ!」

 

「とうとう咲いてしまったのね…と言っても1日しか経ってないけど」

 

勿論、一面冬景色だった状態から1日で桜が咲く事はあり得ないが、ユーナが春雪異変の道中で出会ったリリー・ホワイトの協力を得てなかば無理矢理ユーナは桜を咲かせたのだ。

 

「さあ、霊夢宴会準備よろしくね♪」

 

「仕方ないか…ユーナはどうするのよ」

 

「私はいろんな所に行って宴会を開く事を広めに行くよ♪」

 

私が行ける場所なんて限られてるけど文ちゃんに協力してもらえば色々な所に広められそうかな?

よし♪そうしよう♪

 

———————————————————————————————

 

ユーナがまず向かったのは勿論、妖怪の山、文に広報活動を手伝ってもらうために1番最初に向かっていた

 

椛がどうせ哨戒してるだろうし行ったら文ちゃんに会えると思うけど、一応探しに行こう

 

「文ちゃーん、どこー」

 

呼んでくるかどうかは知らないけどやらないよりはマシだよね♪

 

「あれは……椛だね、よし行こう♪」

 

ユーナはそのとんでも身体能力で肉眼で椛を発見したので、椛がいる方に高速で飛んで行った

 

「椛♪文ちゃんどこかな♪」

 

「肉眼で分かるってどんな視力ですか……文様でしたね、文様でしたら今は家じゃないでしょうか?今日は休みの筈ですので」

 

それは丁度良いや♪手伝ってもらおう♪

 

何度かユーナは文の家に突撃した事があったので文の家は知っていたので、一直線に文の家に向かって行く。

…妖怪の山で鬼以外でここまで自由に出入りする妖怪は恐らくユーナだけである…

 

「文ちゃん♪入るよ♪」

 

「…やっぱりユーナさんでしたか…私の家に突撃してくる人なんてユーナさんしかいませんもんね……それで、私に何か?」

 

「今日、博麗神社で宴会を開くからその事をに広めてまわるのを手伝ってもらいに来たんだよ♪」

 

文ちゃんが仕事してるの見た事ないしどうせ新聞作る以外暇だろうし、手伝ってくれるでしょ♪断られても無理矢理手伝わせるけどね♪

 

最初から仕事だろうが文には広報活動を手伝わせる気満々のユーナ

 

「宴会ですか、良いですねぇ、暇ですし手伝いましょう」

 

「じゃあ文ちゃんは私の行かないような所に行ってきて♪」

 

「例えば?」

 

「魔法の森?どこにあるか知らないの」

 

ユーナは知らない、異変解決の際、アリスに遭遇した場所が魔法の森である事を。

 

「それでは、行きましょう!」

 

「おぉー!」

 

ユーナと文はお互い別々の場所に出向き、神社の宴会を広めて回りだした。

 

さて、まずは……ここの人にも伝えておこうかな?

 

「椛♪今日神社で宴会があるから来れたら来てね♪」

 

「そうですね、大天狗様に伝えておきましょう」

 

よしよし♪さい先が良い♪のかな?

 

ユーナが次に目指したのは紅魔館、途中からではあるが咲夜が同行していたので、まず紅魔館に行こうとユーナは向かっていた

 

「お姉様♪」

 

レミリアの部屋の扉を破壊しかねない威力で扉を開けるユーナ

 

「……元気なのは良いんだけどもうすこし静かに開けられないかしら…」

 

「今日神社で宴会があるから来てね♪」

 

「聞いてないし……分かったわ、準備を終えたら神社に向かうわね」

 

準備なんて何かあるのかな?お姉様達に準備するものなんてない筈だけど?

 

レミリアは霊夢が貧乏である事を知っている、その為少しではあるが酒などを準備してから向かおうと考えていた。

レミリアにも、そのくらいの良識はあるという事だ

 

「じゃあ私はまだ行くところがあるから行ってくるね♪」

 

レミリアの話も聞かずに部屋を飛び出して行くユーナ。

勿論扉は大ダメージを負った…

 

「…私の部屋の扉…頑丈な物に替えようかしら…ヒビ入ってるし」

 

———————————————————————————————

 

次にユーナが向かったのは霧の湖、紅魔館からそう離れてないどころかすぐ目の前にある。

先に霧の湖に行っていれば手間が1つ減った筈がユーナにはそんな考えはなかったようだ

 

「チルノ!大ちゃん!」

 

霧の湖にはよく妖精達が遊んでいる、その為、チルノや大妖精を探す場合、霧の湖か人里に行く事になる。

今回の場合は霧の湖の方が近かった。

 

「ユーナ!あたいと勝負だ!」

 

「良いよ♪負けたら神社の宴会に来てね♪一応、大ちゃんも覚えておいてね」

 

「はい、分かりました」

 

大妖精はチルノがユーナに挑むことに関してはもう諦めていた、会うたびに勝負を挑むチルノを毎回止めていたが、1回たりともそれに応じた事がなかったので諦めた。

なので、今回はただ宴会の事を覚えておく事にした

 

「先を急いでるから、残機1ね♪」

 

「かかって来い!」

 

勝負を挑んでおいてかかって来いと言うのは毎度ながら違和感がある

 

「必殺!ユーナパーンチ!」

 

「ごふっ…」

 

ユーナパンチは実際のところ、スペルカードでも何でもない、ただのパンチだ、対チルノにしかあまり使わない

しかし、対チルノだからと手加減を出来る訳でもなくユーナの全力のボディブローがチルノに突き刺さる……毎回、これで終わると言うのに全くチルノは学習をしていない

 

「勝ったから神社の宴会に来てね♪よろしく大ちゃん♪」

 

「はい!チルノちゃんを起こしてから神社に行きますね」

 

次は……人里?人里に誰か居たっけ?…う〜ん…あっ慧音!

 

若干ではあるが慧音の事を忘れていたユーナ…それもそのはず、ユーナは本来能力無しでは記憶力がそれほど良くないので、能力で記憶していた訳ではない慧音はそれほど記憶には残っていなかったのだ

 

———————————————————————————————

 

ユーナは毎回人里に入る時は何故か里の入り口から入っていた、飛べるのだから別に入り口から入る必要は無い筈なのだが

 

「おっ、ユーナちゃん久しぶりだね」

 

毎回入り口から入っているため門番をしている青年とはそれなりに面識があった

 

「そうだね♪6、7ヶ月くらいぶりかな?」

 

「今日も慧音さんは寺子屋に居ると思うよ」

 

「そっか♪ありがとね♪」

 

寺子屋に行くのも本当に久しぶりだなぁ……人里に行っても甘味処だけ行くなんて事もしてたから寺子屋には10ヶ月くらい行ってなかったかな?

 

「慧音♪」

 

「ユーナじゃないか、どうした?」

 

「神社で宴会があるから来れたら来てね♪」

 

「そうか、分かった」

 

うんうん♪いい調子だけ♪……でも、次はどこに行こう?私が普段言ってたところはこれで全部なんだよね……あっ、まだあるじゃん最近友達になった人の所が♪

 

人里を後にしたユーナは冥界に向かう事にした、幽々子の所にはまだ行っていなかった事を思い出した

 

———————————————————————————————

 

「確かこの辺に…あったあった」

 

ユーナは冥界の入り口に再度張られていた結界をまたもや破壊して突入して行った

今度は全速力で飛行して、幽々子の家である白玉楼に向かう

 

「幽々子!宴会だよ♪お花見するよ♪」

 

「あら、ユーナ早かったわね」

 

「春告精?に協力してもらって神社に早く咲かせてもらったの♪」

 

幽々子がいると言うことは勿論、ここには妖夢もいるのだその事ををユーナ忘れていた、妖夢との戦闘はユーナにとってほとんど遊んでいたようなものだった為、あまり妖夢は覚えていなかった

 

「幽々子様?……貴女は……」

 

当然と言えば当然だが、妖夢はユーナに対して苦手意識を持っている、何しろ剣士としてのプライドを粉砕し、一生無いであろう方法で遊ばれたのだから

 

「えっと…確か…妖夢!そうだ妖夢♪今日ね、神社で宴会があるから一緒に行こうね♪」

 

「えっ……は、はい…」

 

妖夢はユーナの事を残虐な子供のように考えていた為一緒に行こうと言うユーナの誘いは意外で仕方なかった

 

「あら?私達と一緒に行くのね、宴会の宣伝は良いのかしら?」

 

「うん♪もう私が行ける場所がないの♪だからここで最後だよ♪」

 

もう1回心臓を触らせてくれないかな?

 

割とニコニコしながら不吉な事をユーナは考えていた

 

「あっそうだ幽々子、紫に宴会の事を言いに行かないんだけど紫ってどこに住んでるの?」

 

「えっと……それは…」

 

幽々子の歯切れが悪いのには理由があった、それは、紫に住処の事を口止めされていたのだ。

紫はユーナにだけは住処を知られたくなかった、なにぶんユーナは藍を気に入っているふしがある、だから、ユーナに紫の住処を教えると結構な頻度で現れると考えていた

 

「…分からないわ」

 

「そっかぁ、じゃあ仕方ないね」

 

「では、準備をしてきますね」

 

妖夢は白玉楼の中に戻り何やら準備を始めた。

ユーナの頭には?しか浮かんでいなかった

 

「ねぇ、幽々子、妖夢は何の準備をしてるの?」

 

「お酒とかじゃないかしら?」

 

「そっか!霊夢は貧乏だもんね♪持っていかないと無くなっちゃうもんね♪」

 

ユーナの天然が発動、霊夢がこの場にいればかなりのダメージになっていたであろう…

 

「そう言えば、妖夢ちゃんとユーナは戦ったのかしら?」

 

「一応?」

 

「妖夢ちゃんに勝つって事は接近戦も出来るの?」

 

幽々子の素朴な疑問だった、妖夢は弾幕も使えるが剣士である以上接近戦の方が得意だった、しかも、あの時の妖夢の雰囲気から弾幕ごっこはしないだろうと思っていたからだ

 

「出来るよ♪妖夢は1回も私に攻撃当てれなかったしね♪」

 

「妖夢ちゃんはまだ半人前だけど、それでも凄いのね、どうやって接近戦で倒したの?」

 

「倒したって言うよりは、私が妖夢で遊んでたら妖夢が倒れたんだよ」

 

あくまで、ユーナは妖夢で遊んでいた感覚な為、勝利したと言うよりは妖夢が勝手に倒れた感覚だった最後の攻撃は倒す気ではあったが

 

「妖夢ちゃんとじゃなくて、妖夢ちゃんでなのね、それで、何をして遊んだのかしら?」

 

「幽々子様!」

 

すかさず妖夢が止めに入る。妖夢はあの時の事をかなりトラウマになっていた、何も出来ずに死んでいたかもしれない恐怖、それを嬉々として行うユーナにトラウマを持っていた。

紫のメンタルケアで表には出さないくらいには回復してはいるが、それでも完治はしていなかった

 

「妖夢ちゃん、準備は終わったの?」

 

「はい、では行きましょう」

 

「ねぇ、妖夢」

 

「…なんでしょう」

 

「また、触らせてね♪」

 

最後の言葉は幽々子には聞こえない程度の大きさしか出していなかった。それが、尚更妖夢にはゾワッとする嫌な感覚にした

 

「い、イヤです」

 

「そっかぁ…じゃあ行こうか♪」

 

ユーナがすぐに引いた事に対して妖夢は内心ホッとしていた、別にユーナが諦めた訳では無いがそれでも、あの感覚はそうなんども感じたくはなかった。

しかし、その会話はトラウマを呼び起こすには十分だった

 




スペルカードは増やすと忘れる…これ必定!

ユーナの白玉楼組への感情
幽々子→友達
妖夢→友達、好感触

今更ではあるけど、評価と感想受付中
モチベが上がりますお前のモチベなど知らんわって思うかもしれませんがよろしくお願いします
今後、Dグレのキャラの能力に近いものが出るかも?東方はDグレと能力が似ている人が結構居たりするからね、仕方ないね


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30話 恐怖と暴走

妖夢視点!
ユーナ視点が最近多かったからね、それに妖夢視点をやりたかった!ただそれだけ


……恐すぎる…いや…駄目だよコレは…

 

「アハハハ♪」

 

妖夢の視点の先には酒を飲んで大暴れするユーナの姿があった…

それも、怪我人が出そうな勢いではしゃぎまわっている。

何故そうな状況になったかと言うと…

 

———————————————————————————————

 

「妖夢♪早く行こ♪」

 

「そうよ♪妖夢ちゃん♪」

 

幽々子様みでユーナのノリに合わせないでほしいです……ユーナは正直メチャクチャ恐いんですよ……

 

妖夢はユーナとの戦闘の後に紫のメンタルケアを受けていた。

だが、それは実際には大した意味をなしていなかった、その理由はその要因である。

紫が行ったのはプライドをへし折られた事から立ち直らせるためのもだった、だが、実際には妖夢はプライドに関してはほとんど仕方ないと最初から分かっていた、ではなぜトラウマがあるのかと言うとプライドではなく単純にユーナを恐がっていた、いつ心臓を握り潰されるか分からないような状況をそれなりに長い時間かけて楽しんでいたユーナに妖夢は恐怖していた

 

「神社はあっちだよ♪」

 

ユーナは神社の方を指差し、その方向に向かって行った。

 

私だけこのまま帰っちゃ駄目だろうか……いや…それこそ駄目ですよね…あとで、幽々子様に何かされるに決まってますよね…

 

「ほら、あれだよ♪」

 

そこには色々な妖怪、妖精、半妖などが集まって宴会を始めようとしていた

 

「わぁ〜随分集まったねぇ♪」

 

「さあ、妖夢ちゃん行くわよ」

 

「…はい」

 

凄い今帰りたいです…せめてこのユーナとは離れた席がいいです……それこそ心臓がもちません…

 

「アンタは確かユーナに負けた半人半霊」

 

「妖夢です」

 

「そうだったわね……あっそうそう、ユーナに気を付けなさいよ?アンタ多分だけどユーナに凄い気に入られたわよ」

 

そう言った霊夢はぱっと頭の中に射命丸文が浮かんで1人で笑いそうになっていた、かたや妖夢はその霊夢の発言に絶望感溢れる表情になっていた。

そんな中宴会がスタートした。

 

えっ……私気に入られたんですか…そんな…うそぉ

 

「妖夢♪こっちおいで♪」

 

少し離れた場所から妖夢を呼ぶユーナ、妖夢はそれに大人しく従った

 

ここで拒否してもしなくても絶対にユーナは私の所に来るだったら機嫌を損ねないようにしないと……出ないとまた…

 

「今ね♪異変の時の話を幽々子としてたんだよ♪」

 

「えっ」

 

異変って…幽々子様が起こした異変…ですよね?

 

「妖夢ちゃん…」

 

幽々子様…そんな目で見ないで下さい…余計にみじめになります…

 

幽々子はユーナから異変での出来事を全て聞いて妖夢が何故ユーナに対してあんなにもぎこちなく、距離を取ろうとしたのか理解したようだ。

そのせいもあって、柄にもなく幽々子は妖夢へ哀れみの視線を送っていた

 

「それでね♪始めてやったんだけど上手くいくし、とても感触よかったしで凄い楽しかったんだ♪」

 

「…やめてくださいよ…」

 

あの時の事は思い出したくありません……あんな感覚初めてです…肌には何も触れた感覚が無いのに心臓には確かに何かが触れてるし、撫で回されるし不意に握られるしでとても生きた感じがしなかったんでよ…

 

「だからね?また触らせて欲しいな♪」

 

「ユーナは冥界でもそれを言っていたわねぇ」

 

「絶対にイヤです」

 

「じゃあ、もうスペルカードにしようかな?ハートキャッチ!とかどお?」

 

スペルカード!?アレをですか!?どうやって!?

 

ユーナはあの感触が大変気に入ったらしくとうとうスペルカードまで作ろうとし始めた。

そんな時…

 

「ユーナ、それは辞めておきなさい、紫が死ぬわよ」

 

話に割って入ったのは霊夢だった。

一応霊夢も幻想郷の管理者の1人である博麗の巫女だ、そんな物騒なスペルカードは管理者としても、霊夢個人としても止めたかったのだ。

管理者としては、そんなスペルカードが作られればユーナと戦った相手のケアが必要になりそうだし、何よりスペルカードルール自体が取り止められそうだったから。

個人としては、異変の最中、ユーナは霊夢と戦う事を楽しみにしていた、つまりそのスペルカードが作られれば次は霊夢の番かもしれないからだ

 

「やっぱりダメか…じゃあ、どうやって触ろう?」

 

「触る事は辞めないのね」

 

「霊夢も触ってみればわかるよきっと♪あの感触はやみつきだよ♪」

 

「そんなやみつきはお断りね」

 

その実験体は私の事ですよね、きっと……断固拒否しますけどね!

 

霊夢も妖夢のノってくれない事が不思議だった。

そもそも、身体を傷付けずに心臓に触れる事ができるは恐らく出来てもやるのはユーナだけだろう

 

「どっかに触らせてくれる人いないかな♪」

 

ユーナはそんな事を口走りながら他の席に向かって行った

 

「アンタもこれから苦労するわよ」

 

霊夢が遠い目をしながら幽々子に向かって言った。

幼い頃からユーナと一緒にいた霊夢はユーナの被害にある事が多々あった、しかし、それが被害だと自覚したのは割と最近、霊夢が博麗の巫女になってからだ。

ユーナがやる行動は、子供の知識欲を満たすにはとても良いものだった、疑問に思った事は行動で解決出来る、それがユーナだ。

だが、博麗の巫女になってからはその行動が自分が思ったよりも危険なうえに幻想郷にすら影響を及ぼしかねないものもあったのだ。

 

「ユーナに友達判定されたならこれから酷い目に合うわ、早ければ今日かしらね」

 

「不吉な事言わないで欲しいわね…」

 

「それじゃ、健闘を祈るわ」

 

友達と認識されるだけで健闘を祈ると言われる事なんてこの先絶対にないだろうと、幽々子は心の中でそう思った

 

「幽々子様これから頑張りましょう。ユーナに気に入られたのはどちらも自業自得ですので」

 

「…そうね」

 

私はスペルカードルールを無視した事、幽々子様は勝てないと判断した時にすぐに辞めなかった事…本来なら戦闘の最中に辞めるなどありえませんが今回の場合はそう言わざるを得ないですからね

……何か防御する方法ないでしょうか……

 

「心臓で思ったんですが、幽々子様」

 

「何かしら?」

 

「幽々子様って心臓あるんですか?」

 

「あるに決まってるでしょ?亡霊でも、もとは生き物よ?あるわよ、止まってるけどねぇ」

 

止まってるならユーナが興味を示さないでしょうね…

 

妖夢が思い付いた防御策、それはユーナの関心を妖夢から他の人に移す事だった。

その手始めに一番身近な人を生贄にしようとしたのだった

 

「でも、止まってるなら引っこ抜かれたり握り潰されたりしても平気ですよね」

 

「平気な訳ないでしょぉ、止まっていても痛覚は通ってるのよ?そんな事されたら痛すぎるわよ」

 

そもそも、幽々子様は亡霊で壁抜けが出来たりするんだから掴めないのでは?

 

妖夢の考えは単純だった、物理的に接触不可なら問題ないと…しかし、それで対処出来るなら夢想天生でどうとでもなる。

つまり、物理感触が出来なくてもユーナは接触が出来てしまうのだ

 

「妖夢ちゃん、ユーナが色々心配になって来たわ行くわよ」

 

「……はい」

 

幽々子は他人がどうなろうと割とどうでも良かったが、ここには恐らく紫も居る。

幽々子の数少ない友達である紫のある意味での危機を感じていた

 

———————————————————————————————

 

「ユーナはお酒って飲んだ事あるっけ?」

 

宴会に来ていたフランが不意に思った事だった。

実際ユーナはこれまでお酒を飲んだ事はなかった、だからこそフランはユーナにお酒を飲ませたくなった

 

「無いよ?」

 

「じゃあ、良い機会だし飲んじゃおう♪」

 

「あっちょっと!フラン!」

 

レミリアの制止を無視してグラスをユーナに渡すフラン。

そもそも、レミリアがフランを制止した理由は大体予想出来たからだった、能力で運命を見なくても分かること、それは、お酒に強かろうと弱かろうとロクな事にならないという事だ

 

「ちょっとフラン、ユーナに何のお酒を渡したのよ」

 

「私もお姉様もお酒強いから少し強めのお酒だよ」

 

「…」

 

ユーナがお酒を口にしてから、ユーナは少し固まっていた。

顔が真っ赤になっていた事からレミリアはヤバイので?と思ったがそれは、時すでに遅し。

ユーナが急に笑い出して、行動を始めた

 

「アハハハ♪」

 

「えっ、ちょっとユーナ?」

 

フランがなだめようと近づいた、その事によりフランはユーナの最初の犠牲者となってしまった。

 

「えい♪」

 

「ちょっ!はうっ!」

 

ユーナは近くにいたフランの心臓を握った。酔っているため力加減があやふやになっていた為、フランの心臓は死にはしない程度に握られている

 

「ユ、ユーナ…離してくれないかな…」

 

「アハハ♪ダメぇ♪」

 

フランは拒否した時の笑顔を見て思ってしまった。

あっ、可愛い♪

普通はそんな思考にはならないだろう、自分の心臓が握られている状況では尚更

 

「お姉様の心臓も良いね♪食べちゃいたいよ♪」

 

その一言でフランは正気に戻る、普通なら比喩表現で片付くが相手は酔ったユーナだ何をするか全く見当もつかなかった、だから、本当に心臓を食べられるかもしれない!と、かなりフランは焦っていた

 

「でも、食べたら勿体ないよね♪次はお姉様ね♪ってあれ?」

 

レミリアはフランが捕まった時点で撤退していた為その場にはいなかった

 

「まぁ、いっか♪あっアレは…」

 

ユーナの視界に入ったのは文だった。

そのままユーナは文の元に向かって行く、勿論フランはその場に置いてきていた。

 

「おや?ユーナさん?」

 

「ねぇねぇ、文ちゃん♪触らせて♪」

 

ユーナの言葉から主語がお亡くなりになっていた、酔いが進んでいたのだ

 

「えっと…何を?」

 

「えへへ♪えい♪」

 

ユーナはまたも心臓に手を伸ばし掴んだ。

 

「えっ…えぇ!!」

 

「あっ文ちゃんの心臓、早くなった♪」

 

文も当然、心臓が掴まれたと理解した瞬間に焦りが生じた、その為鼓動が早くなり、余計にユーナの興味を引いてしまった

 

「も、椛…助け…」

 

椛はレミリア同様撤退していてその場にはいなかった

 

「はうっ!はうっ!」

 

ユーナは鼓動の早くなった心臓を握っては緩めて握っては緩めてを繰り返し行って遊び出した。

 

「ユーナ!辞めなさ…」

 

レミリアが見かねて止めに入る瞬間、ユーナは文の心臓から手を離して、後ろから話かけたレミリアに振り向きざまに全力でフルスイングでユーナパンチをかました。

レミリアは声も出せずに目にも留まらぬ速さで明後日の方向に飛んで行った。

 

「アハハハ♪」

 

それからユーナは暴走し暴れ周る

 

そして、冒頭に戻る

 

……恐すぎる…いや…駄目だよコレは…

 

妖夢が騒ぎに気が付いて幽々子と共にユーナを見つけた時には、レミリアは遥かに彼方に飛んで行っていない、文とフランはその場に倒れ伏しているなんて状況だった

 

「幽々子様……私には皆余るので任せました」

 

「妖夢ちゃんは従者でしょ?行ってきなさい」

 

無理無理無理!!あの中に行くなんて絶対に無理!今度こそ死にます!あっ…

 

その時、ユーナを止めに入った紫がユーナに殴り飛ばされ何処かに飛んで行った

 

「幽々子様…ほら、友達の仇を取らないと」

 

「紫は大丈夫よ多分」

 

紫が殴り飛ばされてから、少ししてユーナは急に眠りについた。

ユーナはひとしきり暴れて寝るタイプのようだ。しかも、お酒に凄く弱いおまけ付き

 

ユーナが眠りについてから、周りを見渡す霊夢…

そこは色々な妖怪などが壊滅して倒れている地獄絵図になっていた。

そんな状況を寝ているユーナを膝に乗せながらに思う

 

「寝ていればただ可愛のに」




ユーナはお酒に弱かった、自重は消え去る!!そしてユーナは時々サイコ!異変時はその限りではない!

殴り飛ばされる時のレミリアはスマブラのクロムのB最大溜めを200%くらいでピチューが食らって飛んで行くイメージw

誤字が止まらん!


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31話 幽香とジャンケン

ユーナ視点
ユーナは最強だが、大体は初見殺しが多い、初見なら回避も防御も許さない。
初見じゃ無ければ、防御は不可能だが、回避なら可能性がある


昨日は色んな人を呼んで博麗神社で宴会をした。

けど……途中から記憶が無い…能力を使っていたわけじゃ無いけど昨日のことも思い出せなくなるなんて事無かったんだけどなぁ…

昨日、何があったんだろぉ?

霊夢なら知ってるかな?

 

「ねぇ、霊夢、昨日って私何してた?」

 

当然のように霊夢に話しかけているが、今ユーナがいる場所は博麗神社である。

昨日の宴会が終わってから、ユーナはずっと眠っていたのだ、だから今ユーナは博麗神社にいる。

ついでに朝4時だ…

 

「…昨日のユーナは……はしゃいでたわね…うん」

 

間違いでは無い、実際にユーナはかなりはしゃいでいた、その結果があの惨状、数多くの妖怪や妖精がダウンし、その内の数名が彼方に飛ばされた、中には埋められた妖怪もいたのだ。

 

「はしゃいでたの?そっか〜、覚えてないなぁ」

 

「良いわよ、無理に思い出そうとしなくても」

 

でも、気になるんだよなぁ、はしゃいでたなら何か面白い事とかあった筈なんだよ…

 

「そんな事より片付け手伝ってユーナ」

 

「分かった♪」

 

今は気にしないていいか♪

 

朝4時の段階で起きているのは霊夢とユーナだけ、他は酔い潰れているか気絶しているか眠っている。

なにぶん朝早いのだ、霊夢は巫女で早起きを心がけていることもあって起きているが、ユーナは謎だ…

何が謎なのかと言うと紅魔館でもそうだが、ユーナは誰かが起きたら起きる、原理不明

 

———————————————————————————————

 

片付けが終わったのは、片付け開始から1時間後の朝5時、1時間片付けをしていてもまだ朝早いような時間帯だった

 

「霊夢、ここにいる人みんな起こす?」

 

「どっちでも良いわ、ユーナに任せる」

 

任された!でも、どうしようかな?起こすべきか寝かせておくべきか……そうだ!今なら♪

 

ユーナは今まで気が付いていなかった事に気が付いてしまった…そう、意識が無ければ拒否もされずに心臓を触り放題である事に…それは、同時に間違い無く確実な目覚ましに成り得た。

揺すられるなら兎も角、心臓をひたすら触られるなど、文字通り心臓に悪い

 

「さ〜て♪誰にしようかな♪」

 

フランお姉様?妖夢?魔理沙も良いかも♪あ〜迷うなぁ♪

 

ニコニコしているユーナを見る霊夢はもう何か面倒になっていた。

 

「いちいち起こすのも面倒だからいいか…」

 

「うん♪決めた♪魔理沙にしよう♪初めての人間だよ♪」

 

「魔理沙…強く生きろよ…」

 

ユーナは思案の結果、魔理沙に決定したようだ。

理由は人間である事と何より美味しそうな匂い(人間から主にする)で決めたようだ、つまり魔理沙を選んだのはユーナの気分だ

 

「じゃあ早速♪」

 

ユーナは魔理沙の胸元にゆっくり手を伸ばして行く、そして、ユーナはそれを掴んだ…

 

「!!!」

 

「あっおはよう♪魔理沙♪」

 

「ちょっ!ユ、ユーナ!何を!?」

 

「心臓触ってる♪」

 

心臓を掴まれた瞬間、魔理沙は目を覚ました。

魔理沙が状況を確認する為にユーナに聞くとご機嫌な様子で心臓を触ってる♪と帰って来た魔理沙は大変焦っていた。

それもそのはず、これまでユーナがやって来た相手はみんなが妖怪などの人外であって、人間である魔理沙は、妖怪だから大丈夫だった事が人間ではアウトになりかねないと思い至っていた

 

「とりあえず!離せ!凄いなんか心臓に悪い!」

 

「大丈夫だよ♪壊したりしないって♪」

 

「違う!そうじゃない!ってまさぐるなぁぁ!」

 

そう叫ぶ魔理沙の大声でその場に眠っていた妖怪などが起きだした。

そして、起きた妖怪の視界には胸元にめり込むユーナの両手と言う光景だった。

実際にはめり込んでいるわけでは無い!ここ大事!

 

「ほら!他のやつが起きだしたから離せ!な!」

 

「じょあ、レミリアお姉様が起きるまでね♪」

 

「レミリア今ここに居ないだろぉぉ!!」

 

ユーナは別に居ないから名前を出した訳では無い、早起きが割と多い紅魔館の住人で一番遅いのがレミリアだっただけだった。

そして、ユーナはその時初めてレミリアがそこに居ない事に気が付いた

 

「え?あっ本当に居ない!」

 

「ほらな?だから探しに行けよ!」

 

「そうだね、行ってくる♪」

 

なんでレミリアお姉様居ないんだろ?いつもはまだ寝てる時間だし……まさか!レミリアお姉様がついに早起きに目覚めた!流石お姉様♪自分で出来るようになるなんて凄いなぁ♪

 

レミリアの居ない所で変な勘違いをされ、レミリアの株がなぜか上がっていた。

それも、ユーナによって。

早起きならユーナの方が圧倒的に早いのに、株が上がるのはよもや嫌味のような気がするがそこはユーナ、天然である。

さっきも言った通りユーナは誰かが起きたら起きる謎感覚を持っている、そして、意外な事に紅魔館で一番早起きをするのはフランだ。

 

「魔理沙、レミリアお姉様どこに行ったか知らない?」

 

「話す!話すから!まずその手を離せぇぇ!」

 

「は〜い♪」

 

やっと手を離したユーナから、魔理沙はチャンスと見て全力で逃走をはかる。

だが、どこかのお爺さんのセリフのように、それは悪手じゃろ…とでも言うように、逃げられるより先にユーナに捕まってしまう魔理沙

 

「むぅ〜」

 

「冗談!冗談だって!話すからこの手を胸元から離せぇ!」

 

「自業自得ね」

 

魔理沙めぇ!なんで!逃げるの!

 

魔理沙はそれでやっと観念して、レミリアについて話し始めた

 

「レミリアは正確にはどこにいるかは分からないが多分向こうの方角にいるだろうな」

 

魔理沙が指差したのは太陽の畑の方角だった。

ユーナ以外の全員がそれが何を意味するか分かっていた、太陽の畑には優香が居る最悪レミリアが畑に落ちていればレミリアはもうこの世には居ないだろう。

 

「分かったあっちだね♪行って行って来まーす♪」

 

ユーナは勢いよく飛び出した。

霊夢と魔理沙は…相手が優香でもあのユーナだし、大丈夫だろを思考を放棄していた

 

———————————————————————————————

 

結構飛んできたけど、お姉様どこかな?

あっこれかな?

 

ユーナが降りたのは太陽の畑の道の上だった

 

「あれ?お姉様の匂いだとここなんだけど居ないなぁ…地面にくぼみがあるだけだよ…」

 

「貴女はそのくぼみをに倒れていた子の……妹かしら」

 

「そうだと思うよ♪それで?貴女はだぁれ?」

 

「私は風見幽香、花の妖怪よ」

 

「私はユーナ・スカーレット♪吸血鬼だよ♪」

 

その一言を聞いた瞬間、幽香の表情が変わった。

それは、悪そうな笑顔と言うべきか、とにかく笑顔になっていた。

子供が新しいオモチャを見つけた時のような笑顔。

 

「へぇ〜貴女が…吸血鬼…じゃあ、さっきの子もそうなのね」

 

「うん♪私は吸血鬼♪」

 

「じゃあ、私と勝負して貴女が勝ったら貴女の姉の場所を教えるわ」

 

「私が勝ったら貴女の心臓も追加ね♪」

 

幽香の表情は固まっていた。

この時優香はユーナに対して、見かけによらず結構過激な事言うのねこの子…と考えていた。

勿論幽香に負ける気は毛頭無い

 

「何で勝負するの♪」

 

「簡単よ?ジャンケンをして勝った方がその勝った手の指の本数…パーで勝てば5回相手を殴る、それで、先に倒れた方の負けよ」

 

それは、もはやジャンケン無しで殴り合っても変わらない気がするがユーナはその提案にノってきたのだ

 

ジャンケンして勝ったらその指の本数ぶん殴ればいいんだね♪分かったよ♪

 

「さあ、早くやろ♪」

 

「えぇ、行くわよ」

 

「「ジャンケン、ポン」」

 

結果は優香がチョキでユーナがパー…幽香の勝ちで2回殴る権利を手に入れた

 

「じょあ、行くわよ」

 

「どんとこ〜い♪」

 

優香は全力でユーナを殴り付ける、そして異変に気が付いた、手応えが全く無いのだ、でもユーナはその場から動いていない。

確認の為に幽香は最後の1発、しかしまた手応えが無い。

そこで幽香には?しか浮かばなかった。

 

「じゃあ、次だよ♪」

 

「え、えぇ」

 

「「ジャンケン、ポン」」

 

「また負けちゃった♪」

 

結構は幽香がグーでユーナがチョキ。

頭に?を浮かべたまま全力で1発。

今回は確かな手応えがあるにも関わらず、ユーナは1ミリも動かず笑顔

それで、能力だと気が付いたが結局は謎のままで何の能力か分からない

 

「次は勝つよ♪」

 

「…」

 

「「ジャンケン、ポン」」

 

結構は幽香がグーでユーナがパー…ユーナは5回殴る権利を得た

その時幽香はある意味慢心していた。

それは、ユーナの見た目からして高い威力のパンチは来ないだろう、それに、私にはダメージは入らないだろう。と言う慢心を…

故に防御を怠ってしまった

 

「5回だね♪」

 

「そうね」

 

「行くよ♪」

 

ユーナの1発目はお決まりのユーナパンチ、鳩尾に突き刺さるボディーブローだった。

その拳が優香に当たった瞬間、幽香は遥かに後方に飛ばされた。

それでも、10数メートルだが確かに吹き飛ばされたしかも鳩尾に突き刺さる拳はとんでもない威力だった為、一時的な呼吸困難に陥っていた。

 

「ほら♪立って♪」

 

「!」

 

「あと4回♪」

 

そこで幽香は悟った、まずい!これは防御しなければ!と。

だが、幽香が立った瞬間ユーナは急接近し、アッパーカットを放った、勿論防御に失敗してもろにクリーンヒットした。

そして、幽香は上空に飛ばされた。

 

「3♪4♪5♪」

 

ユーナは落ちて来た幽香の両膝に一撃ずつ、そして、最後の1発は顎にフルスイングした。

幽香はその衝撃で更に後方に吹き飛ばされた。地面を何回もバウンドしてやっと止まった。

 

「イェーイ♪私の勝ち♪」

 

「くっ…」

 

幽香は体力的にはまだ立てるだけの体力が残っていたにも関わらず、立てなかった、両膝に一撃ずつもらったダメージで立てなかったのだ。

別にユーナは狙ってやったわけでは無い、幽香が落ちて来た時に幽香は足から落ちて来ていた為、高速で放たれた拳は両膝を打ち抜き、最後の1発だけ狙って殴っていた

 

「はぁ…貴女の勝ちよ…」

 

「じゃあ、貴女の心臓は私のものね♪」

 

「…貴女の姉は…どうしたのよ」

 

「あっ、そうだ!お姉様」

 

危ない危ない♪お姉様を忘れるところだったよ♪

 

ユーナにとってさっきのジャンケンは幽香の心臓の為だけにやっていたと言っても過言では無い。

そのくらい今のユーナにとって他者の心臓は魅力的であった。

ユーナ曰く、人によって大きさ、鼓動の速さ、形が微妙に違いがあって面白いし、感触がいいらしい

 

「貴女の姉はあの家で気絶してるわ」

 

「そっか♪じゃあ行こう♪」

 

「ちょっと待ちなさい…今は歩けないんだけどって引きずらないで!」

 

ユーナは立てもしない幽香の手を掴み引きずってその家に走り出した。

 

「突撃♪」

 

「あぁ…私の家の扉が…」

 

レミリアの部屋に入る時よりも力強く入った為扉は爆散した。

そして、その家の中のベッドに横たわるレミリア。

一体どのくらい気絶しているのだろうか…

 

「起きて♪えい♪」

 

ユーナは勢い良くレミリアを心臓に手を伸ばし、掴んだ。

 

「はっ!」

 

「起きた♪」

 

レミリアは魔理沙同様に掴まれた瞬間に起きた。

その光景に優香はとても驚いた、優香からすればユーナがいきなりレミリアの胸元を貫いたように見えるのだから。

 

「ユ、ユーナ!?」

 

「お姉様の心臓はフランお姉様と同じくらいだね♪」

 

「ちょっと、ユーナ、それは貴女の姉じゃなかったの?」

 

「お姉様だよ♪」

 

「じゃあ何で…」

 

それから、レミリアが幽香に説明をして、幽香はこれまでの経緯をレミリアに説明した。

それで、幽香は大失敗した事に気がつく。

そう、あのジャンケンで幽香はユーナに心臓を差し出す事になっていたのだ。

ユーナは仮にも悪魔、約束は絶対だ

 

「じゃあ早速♪」

 

ユーナは幽香の心臓を掴んだ、掴んで撫でまわし、遊び始めた。

それで幽香は理解した。

 

「…心臓を貰うってそう言う事?」

 

「そうね、遊ばせて貰うって事ね」




ゆうかりんに殆ど不意打ちで勝利!

一応の確認
ユーナが幽香の拳を無傷で済ませた方法は…
1回目と2回目は単にすり抜け
そして3回目は能力を使い、拳が身体に当たった瞬間にその力を分散させて無傷

3回目は手応えないやろって?いや、これは1回当たってるからその時に手応えがある。その手応えの後を分散させられてる


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32話 姉のプライドと剣術指南

ユーナ視点
最近多いねぇ春雪異変の殆どがユーナ

あと、アンチヘイトって何?他の小説でよく見るけどあれってどう言う意味なん?

感想を下さい……自分の小説のダメな所が分かりづらいんですよね…読んでる分にはこうすれば読みやすいとかあるんですけど、書くとなるとね…だから、こうしたら読みやすくなるとかあれば是非!!


ユーナが幽香の心臓で遊び始めてから、30分が経った。

 

「ありがと♪もういいよ♪」

 

「何がそんなに楽しいのかしら」

 

「さあね、それはユーナにしか分からないわ」

 

心臓はね♪なんか分からないけど楽しいの♪ほらアレだよ♪スライムで遊んでる時みたいなよくわかんないんだけど楽しさがあるんだよ♪

 

「それで、ユーナは何しに来たのよここに」

 

「朝起きたらお姉様が居なかったから探しに来たの♪」

 

「昨日の事覚えてないの?」

 

「途中から覚えてない♪」

 

昨日は妖夢に心臓触るの断られて触らせてくれる人探しに行って……その辺から覚えてないなぁ…

 

「お姉様♪帰るよ♪」

 

「そうね…」

 

「さよなら」

 

「うん♪バイバーイ♪」

 

ユーナとレミリアは幽香に別れを告げて太陽の畑を後にした。

そこで、レミリアはある重大な問題を思い出す…

そう昨日レミリアは殴り飛ばされて太陽の畑まで飛んできたのだ、日傘など持っているはずもなかったのだ。

 

「ユーナ…私今、日傘持ってないんだけど」

 

「どうしようね?」

 

「普通は吸血鬼って太陽の光が弱点なのに何でユーナは大丈夫なのかしらね」

 

そう言えば何でだろう?生まれつきらしいけど、外に出る方じゃなかったから本当はいつから大丈夫なのか知らないんだよね…

 

実際、ユーナが太陽の光を克服したのは能力が発現した時からで、それが殆ど産まれてすぐの事だった為、生まれつきと言う事になっている。

 

「そうだ♪私の羽の下とかどうかな♪」

 

「そのくらいしか無いけど…それは、姉として……仕方ないか…背に腹は変えられないって言うし」

 

「私の羽は結構広いんだよ♪折り畳んでるからそこまで大きく見えないけどね♪」

 

ユーナは完全に忘れているが、そもそもユーナの日射耐性は能力によるものだ、ならレミリアと手を繋いで帰れば太陽の光は問題無いのだ。

手を繋ぐことでレミリアに干渉し太陽光から守る事も可能だが、やはりユーナは思い付かない

 

「さあ♪入って♪」

 

「姉としてのプライドが…」

 

レミリアもその事に気が付かない、パチュリーの次くらいにユーナの能力に詳しいがレミリアはそこまで賢く無い。

結局、レミリアはユーナの羽の下に入ると言うよりユーナの羽に包まれるような状況になった。

飛ぶために羽を使わないユーナは実際羽の使い道が無い

 

「…これ、最早包まれてない?」

 

「いいのいいの♪行くよ♪」

 

ユーナは博麗神社に向かって飛んで行く、帰ると言っていたにもかかわらず博麗神社に向かうユーナにレミリアは気が付かない。

そもそも、前がユーナの羽に包まれているので見えてない。

 

———————————————————————————————

 

「よし♪着いたよ♪」

 

「ここって…博麗神社よね…」

 

「…ユーナ…レミリア結局何処にいたのよ」

 

霊夢は片付けを完全に終えて縁側でお茶を飲んでいた。

 

あれ?あそこってなんて言うのかな?

 

ユーナは向日葵畑があった事と優香がいた事しか知らなかった。

優香がいた事を言えば全員が場所を把握できるがユーナにはそんな思考能力は無い。

その為、レミリアがいた場所をそのまま伝える事にした。

 

「家の中で寝てたよ♪」

 

「家って…」

 

「向日葵畑の家♪」

 

向日葵畑と言う単語で霊夢は大体把握した。

畑の中に落ちればレミリアはタダでは済まない、だからレミリアがここにいる時点で畑の中では無く近くに落ちて、優香に拾われたと霊夢は結論付けた。

実際、正解である

 

「ユーナ、アンタそこに居た妖怪に何もされなかったの?」

 

「うん♪遊んでくれた♪」

 

「あの優香が?そんな事もあるのね」

 

楽しかったなぁ♪ジャンケンしてパンチしたり♪心臓触るの♪

 

実際には、優香は遊んでいた訳では無い。

ジャンケンは力比べ、心臓は罰ゲームだ。

 

「そう言えばレミリアの日傘ここにあるわよ」

 

「何で…」

 

「咲夜が持ってきたのよ」

 

咲夜にはユーナの行動が分かっていたようだ、神社からレミリアを探しに行き、神社に帰ってくると…

 

流石咲夜♪何で分かったのかな♪

 

「まあいいわ、その日傘頂戴、自分で帰るわ」

 

「はい、これよ」

 

「ありがと…ユーナはどうするの?」

 

私か…どうしようね?特に今やりたい事もないんだよね……剣術でもやろうかな?他にやる事ないしね♪

 

「剣術を教えてくれる人探してる♪」

 

「今度は剣術…」

 

「多趣味ね」

 

ユーナには剣術指南役にある程度、目測をつけていた。

まずは魔理沙、刀を使って戦って居たから剣術を使えるでしょ♪って言う感覚だ。

あとは妖夢、冥界で二本の刀を使って戦おうとして居たし構えが何となく剣士っぽかったから。

最後はフラン、ユーナの1番身近な人物で剣を使うのはフランだから、あと家が同じだから家の中で教えて貰えるから。

 

「まずは魔理沙かな?」

 

「……」

 

霊夢には、大体魔理沙の反応が分かっていた、それは…

ユーナがこれ以上強くなるのを避けるためにありとあらゆる方法で断る

 

「魔理沙は多分教えてくれないと思うわよ」

 

「じゃあ妖夢の所にする♪」

 

「妖夢は多分断らないけど…」

 

断らないが、別にそれは妖夢がユーナに対して殆ど拒否を取らないからであって、殆ど強制だ

 

「早速妖夢の所に行ってくるよ♪」

 

「…行ってらっしゃい…」

 

妖夢なら剣とか教えられるだろうし、暇を潰せる♪

 

ユーナは最高速で冥界まで飛んで行く、その道中氷精を轢いた気がするがユーナは気にしない。

 

———————————————————————————————

 

ユーナは冥界に着き、白玉楼を目指す。

着くまでの間で、ユーナはスペルカードの事など自分の遊べるのもを考える、その時考えていたのは、魅せる弾幕だ、ユーナのスペルカードはいかんせん火力重視な為見た目は良いとは言えないのだ。

結局、着くまでに考えはまとまらなかった。

 

「妖夢♪剣術教えて♪」

 

「ユ、ユーナ…剣術ですか…私は教えられるほどその道を極めてはいないのですが…」

 

「じゃあ、一緒にやろ♪」

 

そもそも、妖夢は誰に剣術を教えてもらってるのかな?

 

ユーナの中で謎な事が1つ浮かんだ、妖夢は誰に教えてもらっているのか、白玉楼には幽々子と妖夢、あとは死者の魂くらいしかいない。

なら、妖夢は一体誰に教えてもらっているのか、と

 

「妖夢は誰に教えてもらってるの♪」

 

「…祖父ですね」

 

「祖父?おじいちゃん?」

 

へぇ〜妖夢にはおじいちゃんがいるのか〜私は親の顔も覚えてないよ〜…

まぁ、忘れるってことは大したことない無いんだろうね♪

 

「そのおじいちゃんはどこ?」

 

「自室だと思います…」

 

妖夢のおじいちゃんってどんな人かな?妖夢に剣術を教えてるんだから強いんだろうなぁ♪

 

妖夢の祖父を想像して、ワクワクし始めるユーナ、そもそも戦ってくれるかどうかもわからないと言うのに

 

「よーし!私は一緒に剣術をやるよ♪」

 

「まだ了承も得てないのに…」

 

「断られても勝手にやるよ♪見て覚える♪」

 

「そんなに簡単では…」

 

ユーナが言っている事はあながち間違いでも無い、ユーナは能力で記憶や経験を残し続ける事が出来る、だから、ユーナは一度見れば覚える事が出来る。

つまりは見て覚えるタイプなのだユーナは

 

「妖夢ちゃん?お客さん?ってユーナじゃない」

 

「幽々子♪私ね♪妖夢と一緒に剣術をやる事にしたの♪」

 

「と言う事は妖忌から学ぶのね」

 

妖忌?妖夢のおじいちゃんかな?

 

妖夢はその間庭師の仕事に戻っていた、妖夢だって一日中剣術の修行を行なっている訳ではないのだ。

 

「じゃあ、妖忌を呼んでくるわね」

 

「うん♪私は縁側で寝っ転がってようかな?」

 

ユーナは洋館に住んでいるのに、いや、住んでいるからこそ、縁側などが結構好きだった。

だから、博麗神社で日向ぼっこをしている様子をよく魔理沙に発見される……吸血鬼なのに日向ぼっこって…

 

———————————————————————————————

 

幽々子が妖忌を呼びに行ってから幽々子は数分で戻ってきた。

 

「あとちょっとで来るから待っててねぇ」

 

「う〜ん♪」

 

ユーナは白玉楼の縁側でうつ伏せ状態で顔だけを幽々子に向けて返事をした。

 

「ユーナは自由ねぇ、人の家でそこまでくつろげるものかしらね?」

 

「ふふふ♪縁側♪」

 

話を全く聞いていない、ユーナには致命的に真面目さが欠けている、勿論、料理や家事を学んでいた時は真面目なのだが、それ以外の時は大体こんな感じだ

 

「待たせて済まない、私が魂魄妖忌だ」

 

「貴方が妖夢のおじいちゃん?」

 

「そう言う君がユーナ殿かな?まさか妖夢よりも小さいとはな」

 

「ちっちゃくても妖夢より強いもん♪」

 

実際ユーナは妖夢よりも強い、まぁ、ユーナの対象法を知らない妖夢では勝ち目など最初からないのだが…

 

「それでユーナ殿は私から剣術を学びたいと?」

 

「うん♪強くなりたい訳じゃないけど、出来た方がいいでしょ♪」

 

「そうでしょうな、出来ないよりは」

 

私は楽しいければそれで良いの♪今は剣術が楽しいかも知れないから挑戦する♪ただそれだけ♪

 

「まずは妖夢と剣術で戦って力量を見ますかな、妖夢よりも強いらしいですが、私は貴女の力量を測りかねているが故」

 

「剣術では妖夢には勝てないだろうけど、勝負なら負けないんだよ♪」

 

ユーナも剣術初心者がそれなりにやっている者に勝てるとは思っていない。

家事などで、咲夜には勝てていなかった事と同じように

 

「妖夢」

 

「はい」

 

「ユーナ殿と剣術で手合わせをしなさい」

 

「えっ…」

 

やはり妖夢にはユーナと戦うことに抵抗がある、頭では剣術のみなら勝てる事は分かっているが、どうしても身体それを拒む

 

「さあ♪やろう妖夢♪」

 

「剣術なら…剣術でなら…」

 

妖夢とユーナの剣術対決が始まった。

そもそもユーナは日本刀や木刀を持った事すらないどころか、実体剣を持った事すらないので、持ち方すら知らなかった…

そして、悩んだ末にいつも通り左手で持って戦う事にした

 

「はっ!」

 

「おっと♪」

 

勝負は最初に一撃入れた方の勝ちだ

 

「くっ」

 

「ほっ♪」

 

ユーナは妖夢の斬撃を反射神経で回避する、それは、最早身体スペックでの回避、相手の行動から先読みして回避など今のユーナには出来るはずもなかったのだ

 

「何で、当たらない!」

 

「そろそろこっちも攻撃♪」

 

ユーナは回避から攻撃に移る…

ユーナは剣術を全く知らないがために、戦い方も剣術のそれではない、何故なら、最初の一撃…それは…投剣だった。

まさかの刀を妖夢に投げつける。当然妖夢はそれを弾く、だが弾いた事によって隙が生まれユーナに接近された

 

「なっ」

 

「キャッチ&スラッシュ♪」

 

ユーナは接近すると同時に弾かれた刀を地面に落ちる前に回収し妖夢に攻撃する。

しかし、妖夢も剣士、それを紙一重で防御してカウンターを放つ。

だが、ユーナと妖夢には身体スペックに余りにも差があり過ぎた、いくら妖夢が隙を見てカウンターをしようと妖夢の速度では見てから避けられる。

 

「今のですらはいりませんか」

 

「カウンターかぁ♪」

 

成る程カウンターってああやってやるんだね♪1つ分かったよ♪

 

ユーナの身長的に刀は少し長い、ユーナの身長だと普通の刀は長刀の様な長さになる。だが、筋力で振っているユーナは長さを無視して斬撃を行う、その為、妖夢の様に使う事が出来ない

 

「やっ!」

 

「えい♪」

 

ユーナはカウンターで攻撃しようとするが、先程も言った通り同じ様には使えない、よって回避される。

そのままユーナから距離をとった妖夢は刀を鞘に収めて、構える。

抜刀術の構えるだがユーナは知らない、そこに妖夢の勝機があると妖夢は考えた

 

「?収めるの?まぁいいか、いっくよー♪」

 

ユーナは直線で妖夢に接近する、そして、妖夢の抜刀術の射程に入る。

妖夢はユーナが射程に入った瞬間に抜刀、刀を振る、そしてユーナに……

当たらなかった、理由は妖夢の誤算それは、ユーナの速度だ、ユーナの速度を妖夢は考慮するのを忘れていた、その為射程に入った瞬間ではもう遅かったのだ。

結果は、ユーナの勝ち。

妖夢の抜刀術を無視して速度で脇を抜け脇に一撃入れてユーナの勝ちとなった。




この小説ではまだ妖忌は失踪してません。
そして、ユーナは身長的に普通の刀は大きすぎる!!
今回の刀は刃渡り73センチの刀対してユーナの身長は120センチ後半!なので刀全体で大体100センチなのでユーナの身長と20強しか違わない!!よって振ったら地面に当たる!!


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五章 片翼の天使の習い事編 33話 素振りと座禅

妖忌視点
ついに原作設定上にしか存在しない人視点!


妖夢とユーナ殿の手合わせは結果的にはユーナ殿の勝利か…

しかし、あの動きは…無駄が多いにも関わらず身体能力だけで全て回避しきるとは……それに、途中で使ったカウンターは、あれは妖夢を、見て覚えたと言うのか…刀がユーナ殿には長過ぎて上手く使えていなかったが、それでもとんでもない才能

 

妖忌はユーナの模倣を才能を評価したが実際は能力による記憶から真似しただけでユーナの剣の才能は特筆したものは無い。

あるのはとんでも身体能力と能力による完全記憶のみ。

 

「やったぁ♪勝ったよ♪」

 

「くっ…誤算です…いえ、慢心ですねいくらユーナでも抜刀術より早いと考えなかった訳ですから…」

 

ふむ、妖夢はやはりまだ半人前の域をでんなぁ、相手が身体能力において圧倒的にアドバンテージがあるにも関わらず、意識が足りない…はぁ……どうしたものか…

 

妖夢の指南役をやっている身としては妖夢の失敗は少し考えてしまう、この剣の道において一撃とはそれ即ち死を意味する。

妖夢にはその意識が足りていないと妖忌は懸念していた。

 

「これで剣術を教えてくれるんでしょ♪」

 

「そうなりますな」

 

「じゃあ、まず何するの?」

 

「まずは素振りですな、剣の基本かつ最も重要な事です」

 

そうこの剣の素振りこそ今のユーナ殿には1番大事な事であろう、ユーナ殿はおそらく剣を…いや、実体剣を使った事がないのだろう、故にあの持ち方をしていたという事、この素振りには剣の持ち方を覚える事も含まれる

 

「その前に、その刀ではユーナ殿には長かろう」

 

「大丈夫♪これでやる♪」

 

何かあるのだろうか?あの長さ……ユーナ殿は長物の方が好むのだろうか?

 

実際、ユーナの武器は自身よりも長い妖力剣では有るダーインスレイブ、槍のゲイ・ボルグ…長物を好んで使っている

 

「では、素振りを800回、8方向からの斬撃を100回ずつやって行きましょう」

 

「8方向?」

 

「はい、上、右上、右、右下、下、左下、左、左上の計8方向から斬撃を行ってもらいます」

 

この8方向からの斬撃を覚える事ができれば、斬撃の種類が増え、色々な戦局での対応力がつく。

 

「お手本を見せて欲しいな♪」

 

「お手本ですかな?ふむ、では」

 

妖忌はユーナに8方向からの斬撃を見せて、刀の持ち方などを教え、ユーナが素振りを始めてから思い出した。

そうユーナ、見て妖夢のカウンターをいきなり模倣したのだ、だから、妖忌がお手本として見せた8方向からの斬撃も1回見ただけで妖忌と全く同じ様には振る…しかし、同じ様にはやるとやっぱり刀は地面に当たる

 

「あれぇ?」

 

「ユーナ殿の場合は刀を張り切らずに地面に当たる前に止めるかと良いでしょう」

 

「こうかな?」

 

ユーナは妖忌のアドバイス通り上方からの斬撃は地面に当たる前に止める、しかし、下方向は最初から地面に当たってしまう。

 

「これはどうするの?」

 

「ふむ…角度を変えると良いでしょうな…」

 

「角度かぁ」

 

ユーナは刀が地面に当たらないギリギリの角度で、8方向を斬撃を始めるが、また問題発生、そう真下からの斬撃は角度ではどうしようもなかった

 

真下が振らないか……では…

 

「ユーナ殿、真下からの斬撃は刀身を前に出した状態で刃を上に向けて切り上げを行なってみてはどうだろうか」

 

「え〜と、こうかな?」

 

……やはり、飲み込みが良すぎる……この分ではすぐに妖夢を超えてしまうかも知らん…

いや…これはいい機会かも知れん、今の妖夢には競い合う相手がいた方が伸びもいいだろう

 

「妖夢」

 

「はい」

 

「ユーナ殿はとんでもない速度で剣術を覚えておるぞ、妖夢もうかうかしていると剣術でも追い抜かれるやも知れぬぞ」

 

「なっ!?」

 

妖夢は目に見えて焦り始める、妖忌から聞かされた事ともう一つ、ユーナの素振りだ色々改善して出来た方を振ることに慣れたのか、凄い速度で振っている。

 

「アハハ♪これ楽しい♪」

 

…素振りに楽しさを見出したユーナ……それでいいのか…

 

「妖夢も、もっと精進せねばいかんぞ」

 

「は、はい!」

 

妖夢も剣の素振りを始めた、ユーナは横で高速で型通り振り続けている……刀を振って刀から風が発生する程の速度で…

 

…ユーナ殿は一体?見た感じは妖怪なのは明白だが、この身体能力は鬼にも匹敵するもの…だが、ユーナ殿に角は無く代わりに黒い片翼がある……そんな妖怪聞いた事がないが…鴉天狗?いや、鴉天狗にはこれ程の身体能力は出し得ない……はて?ユーナ殿は一体何者なのだろうか…

 

「あら、妖忌、ユーナが気になるのぉ」

 

「そうですな、この身体能力に飲み込みの早さ……ユーナ殿は一体何者なのだろうと思いましてな」

 

「ユーナは一応、吸血鬼よ?」

 

吸血鬼……西洋の妖怪でしたな…しかし、吸血鬼ですか…吸血鬼と言う種族は皆、この様な感じなのだろうか…そうなれば、吸血鬼と言う種族はとんでもない妖怪ですな…

 

妖忌が吸血鬼に対して勘違いをする、まぁ、吸血鬼をユーナしか見ていない妖忌ならば仕方がない事だ、だが、実際にはユーナは吸血鬼の中でも異様な存在…日光が平気で鳥の様な黒い片翼…そして、身体能力も吸血鬼としては高過ぎる、オーバースペックだ

 

「一応言っておくわね、ユーナは吸血鬼の中でも異様な存在よ?普通の吸血鬼はあんなにデタラメな身体能力はしてないわ、それでも身体能力は高い種族だけどね」

 

「成る程…」

 

ユーナ殿は吸血鬼の中でも異常に強い吸血鬼という事ですか……そんなユーナ殿が何故剣術を?剣術など習わなくても十分に強い…いや、楽しむ、でしたなユーナ殿の目的は…出来ないよりは出来た方が良い……ですか

 

———————————————————————————————

 

「素振り終わったよ♪おじいちゃん♪」

 

ユーナはものの数分で素振り800回を終わらせた

 

「お、おじいちゃん!?」

 

妖夢が驚くのも無理はない、ユーナにとって妖忌は剣の師匠でおじいちゃんと呼ぶ意味は無いのだから

 

「だってそうでしょ?妖忌はおじいちゃんだもん♪」

 

「あ、そう言う…」

 

ユーナが言っていた意味のおじいちゃんは親族的な意味では無く、近所のおじいちゃん的な意味だった。

 

「呼び方はユーナ殿に、任せますぞ、それにしてもおじいちゃんですか…妖夢には師範とか師匠としか呼ばれないので新鮮ですな」

 

「だって…呼びづらいじゃないですか…」

 

「ねぇねぇ♪次は何をすれば良い?」

 

ユーナが妖忌に素振りの次に何をやるか聞く。

だが、妖忌は困っていた……何をやらせるべきか…案は複数あるがどれからやるべきか…

 

「そうですなぁ……精神修行にしましょうか、ユーナ殿には精神を集中し、集中力を鍛えてもらいましょう」

 

結果、精神修行…座禅をして心を落ち着かせる

 

「私もやります!」

 

「妖夢も一緒やるの♪ふふふ♪」

 

ユーナと妖夢は室内に移り座禅を組み、心を落ち着かせる

 

「…」

 

「…」

 

ほぉ…ユーナ殿はこんなことも出来……?

 

「……zz」

 

ユーナは寝ていた…ユーナには長時間大人しくしていると寝てしまう……だが、寝ている筈のユーナは1ミリも動かない、故に後ろからでは気付けない…

 

眠っている…一体いつから…しかも全く動かない…いやいや、ここはこの警策(座禅の時に肩を叩くあれ)で……

 

「喝!」

 

妖忌はユーナに警策を振り下ろす…だが、ユーナは起きなかった…それどころか…警策が折れた…

 

「えぇ〜」

 

「…」

 

妖夢の場合は警策で叩かれれば結構痛い…ユーナは能力なしでもオーバースペックなので物理耐久も高いのだ

 

「これはダメですな…」

 

「…」

 

妖夢がユーナを起こす様に妖忌に言われるが、勿論渋る……寝起きのユーナが何をするかなんて想像できないからだ

 

「ユーナ殿を起こしてくれ妖夢」

 

「えっと…それは…」

 

「次がある、急いでくれ妖夢」

 

「……はい」

 

妖夢が寝ているユーナに恐る恐る近づいて行く……何も起きない…それどころか妖夢が肩を揺すっても起きない…

 

「…ユーナ…起きてぇ…」

 

声をかけるとユーナは動いた……動いて妖夢を捕縛、抱き枕にした…その時妖夢は嫌な予感がしていた…

そして、その嫌な予感は的中する。

 

「あの…どんどん締まっていって…あの!ちょっと!」

 

妖夢を抱きしめるユーナの腕はどんどん締まって行く…しまいには妖夢の身体からメキメキなり始めた

 

「痛い痛い痛い!痛いですってユーナ!」

 

「んん♪」

 

笑顔で就寝中……妖夢はねじ切られる前に腕が少し緩んだ瞬間に脱出した…その動きはこれまでで一番良い動きだった

 

「危ない所でした…ねじ切られるかと思いましたよ…」

 

「ふむどうやって起こすか…」

 

妖夢も妖忌も、ユーナをどう起こすか思案にくれる……そんな時

 

「妖夢ちゃん、ちょっと良いかしら?」

 

「何でしょう?幽々子様」

 

「ちょっとね、えい♪」

 

幽々子は持っていた小さい針で首ものにぷすりと刺して出血される。

 

「な、なんですか!幽々子様!」

 

「多分もうそろそろ…」

 

そろそろとは一体?妖夢が出血する事とユーナ殿が起きる事と何か関係があるのでしょうか?

 

「ほらほら、ここ座って?」

 

「え、ちょっと…」

 

幽々子はユーナの眠っている隣に座らせる…すると……妖夢が幽々子の方に向いている瞬間にユーナに首ものを噛まれた……と言うか吸血された…

 

「痛っ、ってユーナ!?」

 

「やっぱり♪これならあと少しで起きそうね」

 

ユーナが妖夢の血を吸い始めてから数秒でユーナは目を覚ました…

ユーナは多少…いや、結構食い意地がはっている、じゃないと妖怪の山から鴉天狗を捕まえてオヤツ兼ペットにはしない

 

「んん?あっ妖夢♪おはよう♪」

 

「お、おはよう…」

 

「幽々子様、妖夢を顔が青白いのですが…」

 

「数秒でも結構吸われた見たいね♪」

 

おぉ、吸血鬼とは文字通り血を吸う妖怪でしたか…しかも結構な早さで…

 

妖夢はユーナに血を吸われて結構貧血気味になったその為、その日の修行は終了となった…

 

———————————————————————————————

 

「今日は楽しかったよ♪また来るね♪」

 

「ではユーナ殿、次に来た時はユーナ殿専用の刀を作りに行きましょうか」

 

「おぉ♪専用武器♪」

 

早くユーナ殿専用の刀を作らないといけない…今日ユーナが使った刀はかなりボロボロになっていた…留め具にヒビが入っていたり、持ち手が歪んでいたり、刀身が刃こぼれしていたりと刀が持たない…

刀作りの為に紫殿に聞いてみようか…

 

ユーナが修行で使った刀はユーナの握る力や振る時の圧などでボロボロになっていた、その為ユーナ専用の頑丈な刀を早急に作る事になった。

 

「じゃあね♪おじいちゃん♪」

 

「では、帰り道お気をつけて、ユーナ殿」

 

ユーナを見送った妖忌は自室に戻る…ユーナの次以降何を教えるか、妖夢との手合わせの日程などの調整のために…




ユーナのベアーハッグ!フランなら死ぬ!咲夜と文もワンチャン?
ユーナは基本的に身体能力オバケ!頭を使わなければ強い!

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34話 しりとりと地底

ユーナ視点
最近多いねぇ…だが、それが主人公!今までがおかしい!


昨日はおじいちゃん(妖忌)に剣術の基礎を教えてもらったから、家に帰ってからフランお姉様と遊んでもらった♪勿論剣術で♪

基礎しか習ってないから、決め手が無かったけど勝てたよ♪妖夢から学んだカウンターでね♪

 

「…もうユーナに勝てる部分が慎重くらいしかなくなってきたよ…」

 

「えへへ♪」

 

「ユーナは今日どうするの?どこか行くの?」

 

今日は確か……そうだ!私の刀を作りに行くんだった♪

 

「今日は私の刀を作りに行くって言ってたから白玉楼に行くよ♪」

 

「私も行こうかな?」

 

「お姉様も行こうよ♪きっと楽しいよ♪」

 

ユーナの刀を作りに行く事のどこにフランの楽しさがあると言うのだ…

フランはそれでもユーナの提案は基本的に断らない、と言うよりは嬉々として承諾する

 

「そうだね、行こうか」

 

「白玉楼はこっちだよ♪」

 

ユーナはフランを白玉楼に案内する。

フランが白玉楼の場所を知らないから仕方がないのだが、そもそも、フランが白玉楼に行く理由が無い。白玉楼は冥界にある、フランが冥界に用が無いから行く必要がある訳がないのだ

 

———————————————————————————————

 

ユーナのフランが白玉楼を目指し、紅魔館から出て上空を目指す最中、もはやユーナにとってそれは固定エンカウントの様な存在が飛んできた。

 

「ユーナ!今日こそあたいが勝つ!」

 

「今日は時間が無いからすぐ終わらせるよ」

 

「かかってこい!」

 

「ユーナパーンチ!」

 

これも最早、様式美だが挑戦者の筈のチルノのかかってこいコールからのユーナパンチをかましてすぐに白玉楼にユーナとフランは向かう

 

「さぁ♪早く行こ♪」

 

「…哀れなりチルノ…」

 

チルノなら毎回こうやって倒してるけど毎回、同じ方法で勝負を挑んでくるから大丈夫だと思うんだけどね?

なんで毎回同じなんだろう?回避しようともしないで正面から必ず受けるし、チルノは何がしたいんだろうね?

 

ユーナはチルノの言動には疑問だらけだった。

実際は回避しようともしないでは無く、回避モーションにすら移れないのだ。それに、毎回のかかってこいコールはただチルノが馬鹿なだけだ。

 

「それにしても白玉楼って空にあるんだね」

 

「うん♪冥界って所にあるの♪」

 

「冥界って死者が行く所じゃなかった?」

 

「へぇ〜知らなかったよ♪」

 

じゃあ、階段登る時とかにその辺でふよふよしてたなって魂だったんだ♪じゃあ、妖夢のアレも魂?

 

妖夢のアレ(半霊)を魂?と考えるがユーナに考える力は無いに等しい、知識を溜め込めても知力がつかないユーナ…

 

「ほら♪あそこだよ」

 

「本当に空に冥界の入り口がある…」

 

———————————————————————————————

 

冥界に入ったユーナとフランは階段を登り、白玉楼を目指す。

どちらも飛んでいるので登りと言うには語弊がある…正確には階段の上を飛んでいる。

そんなユーナとフランは白玉楼までしりとりをする事にした、なにぶん白玉楼までが長すぎたのだ。

 

「りんご」

 

「ごま」

 

「ま?……魔理沙♪」

 

しりとりで人名ってありなのだろうか……だが、ユーナにしりとりに対する完全な知識はないしフランはそれでも了承するので、実質ユーナは最後に「ん」が付かなければ勝ちだ。

 

「サツマイモ」

 

「も…も?…百舌(モズ)!」

 

「これって「す」でも良いんだよね?」

 

「うん♪良いよ♪」

 

本来聞く必要すら無いがこのしりとりではユーナがルール…何がアウトか分からない

 

「西瓜(スイカ)」

 

「か…カエル!」

 

「る…か、る…ルート」

 

「トータル!」

 

「また「る」?……ルービックキューブ」

 

幻想郷にルービックキューブなんて、あったかな?……まあいっか♪

 

ユーナはルービックキューブが幻想郷にあるかどうか考えるがそもそも、このしりとりは幻想郷にないものでも良い、縛りを設けていないただのしりとりだ。

 

「ふ、でも良いんだよね……フィール」

 

「さっきから「る」多くない?……る?…ルーズ!」

 

「ズル!」

 

「……まだ白玉楼につかないのかな…」

 

「ほら「る」だよ♪」

 

フランの話題転換をことごとく粉砕するユーナ…

白玉楼まではもう少しかかる…

 

———————————————————————————————

 

それからユーナはフランにひたすら最後が「る」で終わる言葉を使い続けて10分が経った…

 

「ボール♪」

 

「ルール!どうユーナ!る返しよ!」

 

「ルノワール♪」

 

「ぐぁぁぁ!!る返しされたぁぁ!!」

 

ユーナは何故途中からひたすら最後に「る」がつく言葉を言い続けられるのかそれは、能力を起動してズルをしていたから、辞典に出て来る最後に「る」がつく言葉を言い続けたのだ。

 

「る…る…る…る?…何よ…るなんて…う〜ん…あっ!ルシフェル!またもる返し!もう無いでしょ!」

 

「ルーズボール♪」

 

「……はぁ…もう負けで良いよ…ルパン」

 

「ングル♪」

 

「なんでさぁぁ!!」

 

ユーナは意地でもフランを負けさせないし勝たせない…しりとりに置いてこれほど意地の悪いことはない…

 

「あっ着いたよ♪」

 

「あぁ…やっと…やっと…る、から解放される…」

 

「ほら♪早く♪るだよ♪」

 

「終わらないの!?」

 

ユーナは楽しければそれで良いのだ、それがしりとりに置いて事実負けが無くなっても

結局、白玉楼に着いてからもユーナのしりとりは終わらず幽々子が初対面であるフランに可哀想な人を見る目をしていた。

 

「る……ルワンダ」

 

「樽♪」

 

「………る?……類義語」

 

「ゴール♪」

 

「…そうだ、幽々子も参加しようよ」

 

幽々子を道連れにしようとするとフラン……

今までのやりとりを見ていた幽々子が乗って来るわけもなく…

 

「お断りするわ♪あっそうだ♪妖夢ちゃん」

 

「はい、なんでしょう?」

 

「ユーナとその姉のフランとしりとりしなさいな♪」

 

「?まぁ、良いですけど」

 

幽々子は幽々子で妖夢を生贄にした。

当然1人増えたところでユーナは止まらない。

 

「じゃあ、妖夢、「る」だよ♪」

 

「る、ですか……累計」

 

「イスタンブール♪」

 

「るぅぅ……類語!」

 

「コンクール♪」

 

この時点で妖夢は察してしまった…このしりとりでユーナは最後にるがつか言葉ばかり使っている事に…

 

「る……類似」

 

「汁♪」

 

「ねぇ…これって何をすれば負けなの…」

 

「無いよ♪」

 

ユーナ曰く、このしりとりに負けは無い……誰も負けないと言われれば聞こえはいいがその実、ユーナが負けさせない無限地獄である

 

「なんでさぁ…」

 

「楽しいから♪」

 

そんな時、廊下から妖忌が歩いてきた。

 

「おやユーナ殿に其方は…ユーナ殿の姉君かな?」

 

「…そう、フランだよ…フランドール・スカーレット」

 

「どうしてそんなに元気が無いので?」

 

「ユーナがしりとりでひたすら最後にるがつか言葉を言い続けてだからよぉ♪」

 

幽々子も何故か楽しそうである……

 

「ふむ…それはなかなか…それで、ユーナ殿刀を作りに行くが準備などはあるか?」

 

「大丈夫だよ♪お姉様も連れてくけどね♪」

 

「うん、一緒に行くよ」

 

「では行きましょうか」

 

妖忌は一体どこに刀を作りに行くと言うのだろうか…

それは、地底…地上で忌み嫌われた存在がいる場所、本来は立ち入る事を禁止されているが、今回は紫の了承がある。

了承した理由は、半分諦めで半分は期待だった。

諦めの方はどうせ言うこと聞かないから勝手に地底に行っちゃうから、期待の方は剣術を学び刀を入手出来れば、地形が変わるようなスペルカードの使用が減ると考えたからだ。

 

「その地底ってどこから行くの?」

 

「妖怪の山ですな」

 

「へぇ〜」

 

妖怪の山か〜なんで文ちゃん教えてくれなかったのかな……次に会ったらお仕置きだね♪

 

知らないところで文のお仕置きが決定した瞬間だった…

文は地位が特別高いわけではない為独断で地底の事を話せなかっただけだが、ユーナにはそんな事関係無い

 

———————————————————————————————

 

「ここがその入り口です」

 

「わぁ♪深いねぇ♪」

 

ユーナとフラン、妖忌は地底の入り口に立っていた。

その入り口は落ちれば普通の妖怪なら死んでもおかしく無いほど深い、普通の妖怪ならだが…

 

「ほら行くよ♪」

 

「あ、ちょっとユーナ!」

 

「元気ですなぁ」

 

ユーナとフランは穴に飛び込んでいった、その穴は暗く太陽の明かりも届かない、妖忌の目には暗闇ばかりだが、吸血鬼であるユーナとフランは普通に見えていた。

吸血鬼は元々夜に行動する妖怪で夜目がきくのだ

 

「あれは…蜘蛛の巣?」

 

「もうすぐ着きますぞ」

 

「へぇ〜あっ、あそこか♪」

 

そこにはそれなりに大きな横穴があった。

そして、その横穴の前には地底の門番が立っている。

勿論暗闇なので普通は見えない

 

「おっと♪」

 

「避けられた!?」

 

ユーナは地底の門番の攻撃を危なげなく避ける、地底の門番はユーナが見えていないと思っていた、だが、ユーナは見えている。

見えているならユーナはその攻撃を避けることなど容易い、その攻撃は妖夢の斬撃よりも遅いのだから

 

「アンタ達見えてるでしょ!」

 

「そうだね」

 

「そこ通りたいからどけて」

 

「どける訳ないでしょ!」

 

「じゃあ仕方ないから……ユーナパーンチ!」

 

邪魔者にはお決まりのユーナパンチ炸裂!!

ユーナの中でユーナの道を遮る者はユーナパンチをお見舞いする事がお決まりになっていた。地底の門番がユーナにとってはチルノと同じ扱いである

 

「ぐぇっ…」

 

風見幽香からワンダウンが取れる程の威力を持つユーナパンチが地底の門番である土蜘蛛・黒谷ヤマメの鳩尾に突き刺さる……

当然、ヤマメに幽香程の耐久力は無い……よってヤマメは吹っ飛び壁にめり込む

 

「ユーナ…あれ生きてるの?」

 

「チルノが死なないなら死なないでしょ♪」

 

ユーナパンチをチルノが食らっている時は別に死んでいない訳ではない、4回に1回くらい本当に死んでいる…

だが、チルノは妖精、死んでも1回休みになるだけだ

 

「ユーナ殿、フラン殿先を急ぎますよ」

 

「は〜い♪」

 

妖忌もヤマメを無視して先を急ぐ、別に急ぎでは無いが妖忌はヤマメが起きてまた絡まれるのが面倒だと判断した。

それから、数分歩き、大きな門が見えてきた。

 

「あれが地底、旧都の入り口です」

 

「門の橋だね」

 

「誰かいるね」

 

地底の橋には勿論、橋姫である水橋パルスィがいる、妬み嫉みと言った嫉妬の感情を持つ者には強敵であるが、頭が残念なユーナに嫉妬なんて感情は無い。

つまりユーナにとってパルスィは何かぶつぶつ言っている面白い人でしかないのだ

 

「その堂々とした態度が妬ましい…その黒い羽が妬ましい」

 

「そお?じゃあ触っていいよ♪」

 

「えっ…あの…その…」

 

パルスィに初対面でここまでフレンドリーな者は珍しく、コミュ障が発症しユーナと喋れなくなった…

 

「ほらほら♪えい♪」

 

ユーナはあたふたしているパルスィをレミリアにしたように羽で鹵獲した。

どうやら持っていくようだ。

 

「えっ、えぇ!?」

 

「ユーナ…その人持ってくの?」

 

「うん♪」

 

「早く行きますぞ」

 

結局、パルスィはユーナに鹵獲され橋姫の居場所であるあの橋から誘拐された…

パルスィの力ではユーナの羽はどうする事も出来ずに数分後に諦めた。

 

「ここが旧都かぁ♪賑やかな所だね♪」

 

「私には賑やか過ぎるかな…」

 

フランには旧都の雰囲気が少し過ぎるようだ……




ヤマメェェ……ワンパァァァン!!

あと今更だけど妖忌の口調は知らないので何となくです

しりとりのる返しは地獄……実際ならリアルファイト不可避!


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35話 地霊殿とシスコン同盟

フラン視点
ユーナ多すぎ…視点わけの意味…もう何とかSaidとかの方が良いのかな?

そう言えば東方原作の人気ランキングでレミリアがフランを超えたみたいですねぇ
と言うかレミリアと咲夜の順位が入れ替わった感じですねぇ
ついでに最下位は沓頬で……誰やねん
原作に詳しい訳じゃ無いから知らないんやけど?

お気に入り60到達やった♪


私はユーナとよく分からないお爺さんと地底…旧都に来ている

ここ最近ユーナの収集癖が出てなかったから大丈夫かな?なんて思ってたらまさかのタイミングで発症して今、ユーナは橋を上にいた妖怪をどういうわけか結構広い羽で鹵獲している…

いや、別に収集癖は良いんだよ?ユーナは結構出かけるから出かけ先で面白い物拾ってくる事あるし…

でも、流石に面白い者は駄目でしょ……誘拐だよ?流石に地上まで持ち帰る事は多分無いけどさ…

 

「ユーナ…その妖怪いつまで持って行くつもり?」

 

「飽きるまで♪」

 

基本ユーナは好奇心旺盛だけど飽きっぽい、言うなれば何でも興味を持つけど長くは持たない、だから、趣味を持たない

だけど最近は趣味では無いけど、家事を学んだり料理を学んだり、挙げ句の果てには出掛けてまで剣術を習い始めた

暇なのかな?

 

「羽に包まれてるそこの妖怪もなんか言ったら?」

 

「何か言ったら離してくれるわけ?」

 

「いや、多分離さない」

 

「……妬ましい」

 

ユーナの収集癖の何処が妬ましいのかな

そう言えばあのお爺さん何処に向かってるんだろう?

この旧都に吸血鬼が…その中でも取り分け力(物理)が強いユーナが全力で振っても大丈夫な刀を作れる刀鍛冶がいるんだろうか?

なにその伝説の剣……

 

「ねぇ、お爺さん何処に向かってるの?鍛冶屋?」

 

「そうですな…鍛冶屋の前にその素材を取りに行くところですな」

 

「へぇ」

 

刀の素材?金属だろうけど、そんなに頑丈な金属がこの旧都にあるんだぁ…へぇ〜…

いや、待てよ…金属を取りに行く?それって炭鉱に行くって事だよね?それ用の服持ってるわけじゃ無いけど、服すっごい汚れそうなんだけど…

当然、ユーナはそんな事気にしないんだろうなぁ、紅魔館にある服の半分以上がユーナの服なんだよね、理由は私とお姉様の溺愛もあるけど1番はその消費速度…

服に消費速度?ってなるんだけどユーナの場合遊びに行って帰って来たら服がボロボロなんて事も多々ある…

弾幕ごっこやガチ戦闘で毎回と言っていいくらいで無傷なのに何処でそんなに服を駄目にしてくるんだろう……ユーナ七不思議の1つ

 

「着きました、ここです」

 

おっと結構長い時間考え込んでた見たいだね……ユーナは…

あっ…橋にいた妖怪と話してる……ユーナに友達が増えるのは良いんだけど、なんか複雑…

 

「ここは地霊殿、この地底の管理者の家です」

 

「やっぱり挨拶必要なんだ」

 

「私も冥界の管理者の従者、要は管理者側ですので同じ管理者には挨拶が必要なのです」

 

管理者って面倒だねぇ

お姉様やユーナは絶対にそんな大役向かないね…

私?私は少なくともお姉様やユーナよりは管理者に向いてると思うよ?全くやりたいとは思わないけどね

 

「おや?お客さんかな?」

 

何だろう…凄い変な妖怪がいる…猫耳だし二股の尻尾があるのに手押し車を押してる……猫妖怪?それともその手押し車の妖怪?

流石、地底……面白いのがいる……?面白い?…

あっ……もう遅かった…

 

猫妖怪らしきものが話しかけてきてから直ぐにユーナはその妖怪に興味を示していた…当然だろう、ユーナもフラン同様に手押し車の妖怪なのか猫の妖怪なのか気になり、その妖怪に一目散に話しかけていた

 

「ねぇねぇ貴女は何の妖怪なの♪猫?その手押し車?」

 

「あたいは火車の火焔猫燐、お燐って呼んだよ♪あと、この手押し車の妖怪になるのかな?」

 

「へぇ〜♪じゃあその猫耳は何?」

 

「私はさとり様のペットだからね♪」

 

それは回答として合ってるだろうか?

妖怪に関係無い筈の猫耳が何か聞いた筈が、まさかのさとり様?のペットって……

地底にもいるだなぁ…人型をペットにする人…

 

「あれ?羽をがもぞもぞしてるけどどうしたの?」

 

「あっこれ?これはね♪じゃーん♪」

 

ユーナは羽を広げ、パルスィを解放した…

当然、お燐は驚く、それは誘拐だからとかでは無く、パルスィが知性を持つ者にはそれなりに強敵だからだ、嫉妬心を増長させられるパルスィは仲間割れを引き起こしたりも可能だ、それが羽から出てきたのだ

 

「へぇ〜橋姫を倒したの?てことは弱くないんだね」

 

「そうかな?あっそうそう、私はユーナ、ユーナ・スカーレットだよ♪」

 

「よろしく♪ユーナ♪」

 

やっぱりユーナは動物とかと相性が良いんだろうか?

文はカラス、橙は猫で慧音はハクタク……そして、また猫…

ユーナは動物に好かれやすい?でも、野生動物がユーナに近づいてきたことって無いんだよね……

 

「ユーナは何しに地霊殿へ?ユーナは地底の妖怪じゃないでしょ?」

 

「私はね刀を作りにきたの♪このおじいちゃんが挨拶したいって事でここに来た訳だけどね♪」

 

「では、そのさとり様という方に合わせていた出せますかな」

 

「いいよ♪こっちだよ♪」

 

いいの?地底って地上と不可侵じゃなかったっけ?それに見ず知らずの人を主人の所に案内って……いや、ユーナもそれするな…絶対にするお姉様に合わせて欲しいって人が来たら絶対に通すかな…

 

それからユーナ達一行はお燐の案内のもと、さとりの部屋の前まで来ていた

 

「ここがさとり様の部屋だよ♪あたいは仕事があるからまたねぇ♪」

 

「バイバーイ♪」

 

「さて」

 

妖忌が部屋の扉にノックをする

すると、中から少女とおぼしき声が聞こえてきた

 

「どうぞ」

 

ユーナ達はその返事の後に部屋に入って行く

 

「要件は紫さんから聞いてますよ、この金属で刀を作るとか」

 

「えぇ、挨拶がてら取りに来た所存です」

 

「ねぇねぇ♪その目って見えてるの?」

 

そこ聞くんだ…聞くよね…ユーナだもんね…うんうん

多分あの目はこのさとりって妖怪の妖怪としての部分だろうけど…

 

「当たりですよフランさん、私はさとり妖怪のさとりです」

 

「何で名前まで…」

 

「そこの質問をしてきた子が心の中に出てきたので」

 

さとり妖怪って事は心を読む妖怪だよね?……管理者としてはかなり仕事出来る人なのでは?心を読めるならいちいち確認は要らないもんね

 

「へぇ〜さとりは心が読めるんだ♪面白いね」

 

「えぇ、貴女やフランさんのような反応は珍しいですけどね、普通なら嫌がりますから」

 

「て事はない私が何考えてたかも筒抜けか…これは迂闊に変な事考えられないなぁ…」

 

ユーナのあんな事やこんな事なんて……はっ!

 

自分で言ったそばから変な事を考えて自爆するフラン、それを聞いてる筈のさとりは表情が少しピクついた…

 

「妹に対してそれは…」

 

「今の無し!忘れて!」

 

「お姉様何考えたの?私の何を考えたの?」

 

ユーナにはまだ早い!……でも…早めに教育しておくのも…

 

完全にさとりの存在を忘れて考え込むフラン……フランの醜態はますます酷くなる

 

「フランさんの頭の中にはユーナさんでいっぱいですね…」

 

「私はいいよ…それよりユーナは今何を考えるの?」

 

「ユーナさんは私の能力が欲しいとか、その金属何だろうとかですね…」

 

やっぱりユーナは頭の中までユーナだったよ……それに、さとりの能力って心を読むならユーナにも出来なくはないだろうに…

というか、今この場にはとんでも能力者多くない?

私が破壊でユーナが殆ど全能、さとりが読心…お爺さんは知らない

 

「この金属を渡す前に良いですか?」

 

「なに?」

 

「先程フランさんが破壊でユーナさんが殆ど全能と考えた様ですがそれはどういう…それにユーナさんなら私の能力を使えなくもないとは…」

 

いちいち言うの面倒だから心の中で良いよね?

私がありとあらゆるものを破壊する程度の能力でユーナがやりたい事をやる程度の能力…

私の能力は文字通りの破壊能力でユーナの能力は……うん、これも殆ど文字通りだね、自分以外には全能の能力だよ

自分には全くでは無いけど効果が他に使う時よりも薄いらしいからね

だけど対象に使うには接触する必要がある…まぁユーナは身体能力モンスターだから接触出来ないなんて事はない、つまり接触出来れば相手の能力を消す事も相手の心を読む事も、なんだったら私の能力と同じかそれ以上の破壊だって出来る、大気に触れてる訳だから大気の一部を真空にだって出来る……etc

 

ユーナの能力だけ事細かに頭の中で語り出し、さとりもそれを真剣に聞いている、側から見れば妖忌が黙っていて、ユーナが?を浮かべ、さとりとフランがお互いを見ながら沈黙状態のよく分からない状態だ

 

「お二人とも凄い能力ですね……」

 

「私のはそうでもないよ、ユーナは凄いけど」

 

「お姉様の能力も面白いと思うよ?」

 

凄いでは無く面白い……ユーナにはそれしかないようだ

 

「さて、質問も終わりましたし、これが約束の金属です」

 

「何これ?」

 

確かユーナが全力で振っても大丈夫な刀を作るからとんでもなく固い金属だよね?

そもそも、そんなに固くて加工出来るの?

 

「その辺の加工技術はわたしには分かりませんがこの金属は加工が難しい上に希少なので鍛冶屋の力量次第ですかね」

 

また、心を…楽だな…これ

 

「じゃあ、行くよユーナ」

 

「待って♪あっちに面白いのが居たよ♪」

 

面白いの?この館に面白いもの……なんだろ

 

「私にそっくりな羽が生えた妖怪♪」

 

ユーナにそっくりな羽?て事はその黒い羽?カラス?

 

「それは多分お空ですね、私のペットです、この時間は休憩でしょうか?」

 

「私会ってくる♪」

 

「…行っちゃった…」

 

あぁ…駆けていく後ろ姿も可愛いぃぃぃ!!素晴らしい!!流石は紅魔館における最強の天使!可愛い!あぁぁぁ!!

 

当然、この場にはさとりが居る…聞かれていた

 

「はっ!」

 

「私にも妹がいますけど……何となく分かります」

 

なんと!!さとり!貴女は私と同族なのだな!!我が同士よ!!

 

「そこまでのシスコンでは無いですが、妹…良いですよね…」

 

ここにシスコン同盟の結成である!!

普通はレミリアとさとりじゃないだろうか?

 

「フラン殿、ユーナ殿が行方不明ですが…」

 

「はっ!ユーナァァァ!!」

 

フランはユーナを探し館中を駆けずり回った……だが、フランにユーナは見つけられなかった…

実はこの時もうユーナは館に居なかったのだ、館では無くお空を追っていった訳だから当然、旧地獄の灼熱地獄跡にユーナはいた

 

「ねぇねぇ、貴女は何の妖怪?」

 

「何でこんな所に?」

 

「貴女を追ってきたの♪それで貴女は何の妖怪?」

 

「お空は地獄鴉だよ?そう言う貴女も地獄鴉?おんなじ羽」

 

「私はユーナ・スカーレット、吸血鬼だよ♪そうそう、同じ羽だから追いかけて来たんだよ♪」

 

ユーナがお空を、追いかけた理由は面白そうだったからと同じ羽だったから、正確には同じでは無いが見た目が似ているのだ

 

「貴女ここ、大丈夫なの?凄い暑いはずだけど?」

 

「私は暑さとか寒さとか関係無いんだ♪どこでも元気♪」

 

見た目が似ていればとりあえず追いかけるユーナはさながら犬だ、興味を引いたから向かって行った

ユーナの行動原理は至って単純だ興味と面白そうなものの為に行動する事が行動原理の90%を占めている、後はその他の食事などだったりする

 

「へぇ〜便利な体してるんだね」

 

「えへへ♪」

 

このお空、霊烏路空は何気にユーナと共通点が多い

まず知能、結構低めで羽が大きく黒い事、能力チートなど…

ユーナ程の万能性は無いが火力ならユーナ次第だが負けていない、そんなお空とユーナは灼熱地獄跡という超温度が高い所で和気あいあいと仲良くお話する…




作中で犬って言っていたが、もう一つが小鳥…親鳥を追っかけるさまに結構似てる、主に羽が同じなら後ろを追っかけるか突撃する

ついでに、パルシィは羽から解放後無言で橋まで戻って行ったとさ…その道中で勇儀に見つかって酒盛りに付き合わされたとか…

ユーナ達が貰う予定の金属は、名前だけなら聞いた事のある金属であるオリハルコン、何故に刀?って感じだからですね♪伝説の金属なんで、幻想郷に幻想入りしててもおかしくない!って事でね


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36話 こいしとさとり

ユーナ視点
今回はやりたい事があったから仕方ない…


お空って子ともう結構話したかな?どれくらい時間が経ったんだろう?途中お空は仕事をしながらだけど話をしていたし結構経ってるのは分かるんだけど…

あっ…そう言えばお姉様と一緒に来てるんだった…仕方ないから戻るか、お姉様に心配かけちゃいけないもんね

 

「お空、私そろそろ戻るね」

 

「うん、じゃあねー」

 

さて……ここは何処だろう?お空に道を聞いとくべきだったかな?

でも、今から戻るのは……適当に歩けば何処かに着くでしょう♪

 

———————————————————————————————

 

………ここ何処?

適当はやっぱりダメだね、館には戻れたけど……この館の内装を知らないけら結局迷子だよ…

流石に壊したらダメだよね?

 

「…誰かに会ったら聞いてみよう…」

 

そもそも、この館には誰か話せる人居るのかな?

入り口で会ったお燐とお空とさとりしか会ってないし……あとはそこかしこに隠れてる動物くらいかな…動物多くない?

どこに行っても見られてる……

お?あそこに人影発見♪やったね♪

 

「ねぇねぇ、ここ何処か教えてくれないかな♪」

 

……無視?…初めて無視されたよ…

 

「ねぇ!ねぇってば!」

 

ユーナはその妖怪の肩に手をのせた

 

「!」

 

「無視って酷くない?ここ何処か教えて?」

 

「私に言ってたんだ」

 

「貴女以外に誰も居ないよ?」

 

何でこの人は驚いてるのかな?

私が見えない何かと話してるとでも思ったのかな?それって危ない人だよね…

 

「普通は見えないんだよ?何で見えたの不思議」

 

「そうだったの?不可視の能力なの貴女の能力って?」

 

「私はこいし、無意識を操る程度の能力だよ、だから意識的に見つける事って普通は出来ないの」

 

無意識?でも私には普通に見えたよ?

あっもしかして、こいしの能力って他者に干渉するか世界に干渉する能力かな?だったら私には見えるね♪

私には私の能力の所為で干渉不可だし、世界に干渉しても私には影響を出さない…霊夢の時に初めて気が付いたけど世界に干渉しても私の能力が勝手にその能力を破壊するんだよね、多分私にも影響があるからだと思うけどね

 

「うん♪分かったよこいしの能力は私には効かないってことがね♪」

 

「ずっと無意識ってこと?」

 

「違うよ♪こいしの能力じゃ私には影響を与えられないからだよ」

 

てことは私に干渉する系の能力の人に対して私って最強だよね♪

紫が私に干渉しようとしても首傾げて終わりだね♪でもさとりの能力は私に干渉してきたよね?何でかな?

 

「そう言う事だから、ここ何処か教えて?さとりの部屋まで案内して欲しいな♪」

 

「お姉ちゃんの部屋?こっちだよ」

 

こいしはユーナが今来た方に歩き始めた…

 

あれ?さとりの部屋ってそっちなの?私は逆方向に歩いてたんだ……こいしに案内頼んで良かった〜…私の能力が私に干渉出来れば道に迷う事なんて無かったかもしれないのに…

 

———————————————————————————————

 

……本当にこの館広いなぁ…もう10分くらい歩いてるよ…

紅魔館も本当はこんなに広いのかな?紅魔館では、自分の部屋と図書館とお姉様達の部屋くらいしか行かないからなぁ

 

「着いたよ」

 

「ありがと♪」

 

「一緒に行こ♪」

 

「う、うん…」

 

こいしは何故か苦笑い……姉の部屋だよね?もしかしてこいしはお姉ちゃん嫌いなのかな?

 

こいしは別にさとりの事が嫌いではなかった、それとは別に苦笑いには理由があるそれは……

こいしは昔、れっきとしたさとり妖怪だったから勿論さとりの心も読めたのだ…

 

「ただいま♪」

 

「おぉ、ユーナ殿それに…どなたかな?」

 

「こいしだよ、久し振りにお姉ちゃん」

 

「えぇ、久し振りですね」

 

姉妹なのに久し振りなの?一緒の家に住んでるんだよね?

やっぱり仲悪い?なんか悪い事したかな?

 

もう一度言う、別にこいしはさとりを嫌いではない…

 

「気をつけた方が良いよ、さとりお姉ちゃんは変態だから」

 

「へぇ〜そうなの?」

 

「そうだよ、妹に欲情する変態さんだよ」

 

「そ、それは…ですねぇ…」

 

あの反応は本当みたいだねぇ…

あっそう言えば、私に何で干渉出来たのか聞いてみたかったんだった

 

「ねぇ、さとり」

 

「…何でしょう」

 

「どうして私に能力で干渉出来たの?」

 

「…能力は使ってませんし、ユーナさんは能力では読めません」

 

あれ?能力で読めないなら何で私の考えてる事が分かったのかな?

さとりは心を読む以外に能力があるのかな?

 

「心を読む以外に能力はありませんよ」

 

また読まれたよ?本当に能力効いてないの?おかしいなぁ…

 

ユーナは不思議でならなかった、何故考えている事が読まれるのかが…

その隣でまたしてもこいしは苦笑い、何故ならユーナの考えている事は、サードアイを閉ざしたこいしでさえも、考えが分かるほどに分かりやすい表情をしているからだ

 

「ユーナ殿の考えている事は表情で全て分かると言っても過言ではないですよ」

 

「そうなの!?」

 

じゃあ私って隠し事が事実上出来ないって事だよね?別に隠してることなんて無いけど…

 

ユーナには、もともと隠し事が無い…それは、隠す意味が無かったからだ

ユーナは隠し事をする以前に、直ぐに行動に移して隠す前に事が終わってしまうのだ

 

「あれ?お姉様は?」

 

「ユーナ殿を探しに屋敷の中を探しているのでは?」

 

お姉様、探してくれてたんだ……悪い事したなぁ…

私も探しに行った方が良いのかな?でもこの部屋から出たらまた迷子になっちゃうし…う〜ん、どうしたものか

 

そんな時、さとりの部屋の扉が開く音がした

さとりの部屋に入ってきたのはフランだった、1度戻って来たのだろう

 

「ユーナどこ行ったのかなぁ……ってユーナ!」

 

「お姉様♪」

 

「あれ?増えてる!?貴女だれ?」

 

フランはユーナを探している間に増えていたこいしに話し掛ける

1度認識されればこいしは無意識は効果が薄くなるようで、初対面のフランにも姿が見えるのだ

 

「私はこいし、さとりお姉ちゃんの妹だよ」

 

「そっか、貴女があのさとりの妹なんだ」

 

あの?お姉様はこいしの事をさとりに聞いてたみたいだね、て事は私のがこの部屋から出た後だね…

そうだ♪お姉様にお空の事を話してあげよう♪

 

「お姉様♪私が追いかけてった人ってここのペットだったんだよ♪お空って言う地獄烏?なんだって、いっぱいお話したよ♪」

 

「へぇ〜ペットだったんだ」

 

「?ねぇお空と話してたって事は旧灼熱地獄に行ったって事だよね?あそこってかなり暑くなかった?と言うか熱くなかったの?」

 

驚愕の様子のこいし

こいしはユーナの能力を知らないのだ、まだこいしの能力が弾かれる事とさとりの能力も弾かれる事しか分かっていなかったのだ

 

「私は暑さとか寒さは平気なんだ♪それがどんなに暑くてもね♪」

 

「ユーナの能力はそう言う所、便利だよね」

 

自分でもそう思う♪…ただ、自分にも干渉出来れば文句なしなのにね

そうすれば手加減だって出来てもっと遊べるのに

 

ユーナには不満のようだが、自分に干渉なんで出来ればユーナはもはやそれは神だ

だが、それが出来ない、故にユーナは未だ神格では無い

ただ、それさえ克服してしまえばユーナは神格の域に至るだろう

 

「ユーナの能力って他の能力の無効化じゃないの?」

 

こいしはユーナの能力を無効化能力だの思っていた

当然だろう、こいしは自分とさとりの能力が効かなかった事しか知らないのだ、それだけしか情報が無いならユーナの能力を無効化能力だと思ってもおかしくは無い

 

「言い忘れてたけど、私の能力はやりたい事をやる程度の能力、自分以外なら何でもありな能力だよ♪」

 

何でもありだが、それにはある程度の知識が必要なのだ、ユーナは気づいていないが、ユーナの能力は自分の知らない現象や事象は起こせないし、その手段さえも設定しなければならない

例えば、終末「スーパーノヴァ」の隕石は何処に隕石がありどう落とすかを自分の妖力で設定しなければならない、ユーナの場合、隕石を探して重力を操作し、対象に誘導する

 

「そのせいで、私とお姉様はユーナに訓練とかで負けっぱなしだし、仮に喧嘩になっても絶対負けるんだよね」

 

「フランさんにはお姉さんがいるんですね」

 

「うん、変な所で子供っぽい人だよ」

 

確かにレミリアお姉様は変な所で子供っぽいね♪そんな所も好きだよ♪

 

変な所とは、仕事整理や遊んでる時に負け続けるなどのタイミングで子供っぽい……いや、カリスマブレイクする

勿論それ以外の時は割とカリスマがあるのだ

 

「へぇ〜」

 

「こいし…露骨に距離取るのやめない?」

 

「嫌だ♪」

 

再三言うが、さとりは嫌われてはいない、避けられてるのだ!

こいし、まだ心が読めた時にさとりはこいしの目の前であらぬ妄想をしてしまい、避けられる事になった

 

「こいしはさとりが嫌いなの?」

 

「嫌いじゃないよ?ただ変な事されそうだから距離をとってるだけだよ」

 

「変態さんなんだっけ?」

 

「うぐっ」グサ

 

ユーナはやはり無意識に人の心をえぐる、心をえぐるのはさとり妖怪の専売特許ではないのだ、無意識だが…

 

「さとり……ドンマイ」

 

「ユーナ殿、そろそろ鍛冶屋に行きますよ」

 

「そうだったね、刀を作りに来たんだったね♪」

 

忘れてたよ♪そうだそうだ、刀を作りにきたんだった

ここはそのついでによったんだっけ?まぁいいか、結構色んな人とお話し出来たし、楽しかったからね♪

 

「じゃあもう行くね♪バイバイこいし♪」

 

「うん、じゃあね♪」

 

「あの…私は…」

 

あっ…忘れてた

 

ユーナは単純にさとりを忘れていただけ、悪気はないのだ……

だが、それが逆にさとりの心をえぐる、誰だってそう言えばいたね♪なんて言われれば傷つくだろう?

 

———————————————————————————————

 

ユーナとフラン、妖忌は地霊殿を出て旧都の町を歩く

 

「鍛冶屋って何処にあるの?」

 

「あそこです」

 

そこには少しボロい建物が建っていた

とてもじゃないが凄い鍛冶屋がいるとは思えない…そんな、風貌だ

 

「ここなの?凄い鍛冶屋がいるようには見えないけど?」

 

「それでも、ここの店主の腕は確かですので」

 

ここに私の刀を作ってくれる人が……どんな人だろうね?

面白い人が良いなぁ……なんか前にもこんな事考えたような?デジャブ?

 

デジャブでは無い、新しい人に会う時、ユーナは毎回面白い人だったら良いなぁ…と考えている

それか、強い人だ

ユーナ達はその建物に入る、そこに居たのは……尼さん?だった

 

「?鍛冶屋?」

 

「いらっしゃい」

 

「今日は、この子の刀をこれで作って頂きたい」

 

そう言って妖忌は懐からさとりから譲り受けた金属、オリハルコンを取り出す…なぜオリハルコンで刀?

それと、別の金属もだ……それは、鎬と呼ばれる刀の側面の部分に使うようだ

 

「この子に?じゃあ小太刀?」

 

「いえ、刃渡り73センチほどの刀です」

 

「この子には長いんじゃない?」

 

「それで良いよ♪長くて良いんだよ♪」

 

ユーナは長物の方が扱いに慣れているが実体剣を使ったことがなかった為、素振りの時は色々苦戦したが、もう慣れたようだ

 

「そう…じゃあ1週間後にまた来てね」

 

「うん♪またね♪」

 

そう言ってユーナ達は地上に戻った…

帰り道、パルスィにまたちょっかいをかけて、ヤマメは起きていたのでまた襲ってきたがユーナパンチで再度沈められた……哀れなりパルスィ、ヤマメ




地霊殿には地霊異変の時にもう一回来る予定…

諸事情で玉鋼からオリハルコンに変更しました♪意外性は大事


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37話 使い魔と終告鳥

ユーナ視点
主人公だよ!一応!
文以来のペット登場!


私は私の専用武器を作って貰ってる…

1週間かぁ…長いなぁ何しようかな?やっぱりおじいちゃんの所に行って剣術を習いに行こうかな?

そうだね、そうしよう、私はまだ素振りしかしてないしね♪まだいっぱい習う事があるはず♪

あっ…そう言えば最近こあに会ってないね、こあは今何やってるんだろう?

よし!おじいちゃんの所に行く前にこあに会いに行こう♪

 

「さて、まずは図書館かな?こあを図書館以外で見かけた事ないし」

 

ユーナは小悪魔が図書館にいると目測をつけて図書館を目指す

図書館に向かうユーナは不思議な事に道中誰にも会わなかった、フランやレミリアならいざ知らず、妖精メイドにすら会わなかった

 

「紅魔館ってこんなに人いなかったっけ?」

 

図書館に着いたけど、ここまで誰もいなかったなぁ…

今日って何かあったかなぁ?私だけ置いてかれた?もしそうだったらかなり悲しいなぁ…

 

「パチェいる?」

 

ユーナは図書館の扉を開け中に入り、パチュリーを探す

だが、パチュリーは居なかった

 

「パチュリーまでいない?なんで?」

 

パチュリーまで出かけるくらいの事が今日あったかなぁ?宴会では無いし……?

 

「パチェがいないんじゃこあも居ないよね…こあってパチェの使い魔だし……使い魔?そうだ!使い魔召喚をやろう♪」

 

ユーナは早速当初の予定から脱線する

前々からユーナは使い魔召喚をやってみたいとは思っていたのだ、それで、小悪魔=使い魔で思い出したのだった

 

「こあもパチェもいないし、自分で探すしかないか……パチェの事だし几帳面に系統別に並べてるだろうしすぐ見つかるでしょ♪」

 

そうしてユーナが使い魔召喚の魔道書を探し始めてから3時間が経った

いくらパチュリーが几帳面で系統別に並べていようとも、このヴワル魔法図書館は広すぎた…

その広さはもはや魔法で拡張を繰り返し、とんでもない広さになっていた

 

「広すぎて系統を探すのも苦労したよ…」

 

見つかりはしたけどね♪……3時間かかったけど…

 

そして、ユーナは使い魔召喚の魔道書を開く

もともとユーナは魔法の才能がある方だ、それに読めない文字で書かれていても本に触りさえすれば内容を理解できる

 

「なるほど、使い魔召喚は術者の魔力と触媒が必要なのか……」

 

要は私の魔力と触媒……触媒?そんなの私は待ってないよ?どうしようかな…う〜ん

よく分からない、私の血でいいか♪吸血鬼の血だし何かしらの触媒になるでしょ♪

 

ユーナは魔道書に書かれていた魔法陣を描き始める

 

「ここがこうで……え〜と?ここがこうっと」

 

おもむろにユーナが開いたページに描かれていた魔法陣は小悪魔などの悪魔を召喚する為の魔法陣のページではなかった、そのページに描かれている魔法陣が召喚するものは、悪魔でもなければましてや天使でもない、そのページに描かれていたのは……魔獣や幻獣の召喚をする為の魔法陣だった

 

「よし♪もうちょっとで完成だぁ♪さてさて、何が出てくるかな〜♪」

 

あとちょっと♪あとちょっと♪

 

そんな事とは知らずに儀式の準備を進めていく……そして、魔法陣が完成した

 

「出来た♪」

 

えっと?魔法陣の中央に触媒を置き、魔法陣に魔力を流すんだね……私の血……どうやって出そう?ここには刃物ないしそもそもそんじょそこらの刃物じゃ傷すらつかない……あっ!そうだよ私には牙があるじゃん♪

 

ユーナは自分の牙で自分の手首に噛みつき血を魔法陣の中央に垂らす、何故手首に噛みついたかと言うと、ユーナはいっぱい出た方が良いよね?くらいの気持ちで大量に出血した

 

「傷口を能力で塞いで……長い…全然治らない…」

 

結局、ユーナは血が流れたまま儀式を始める事にした、血を大量に流したのは良いが、ユーナは自分でも知らなかった自分の事を知った…それは……ユーナは回復能力が吸血鬼にしてはとても遅い、それは人間より早く、吸血鬼より遅い……この両者の回復力にはかなり差があるが、ユーナの回復にはその差があった、そう、回復力が変化している、それは急に吸血鬼並みになったかと思えば次の瞬間には人間程度になっていたりとまちまちだった

 

「変なの…まぁいっか、よし♪やろう♪」

 

ユーナは魔法陣に魔力を流していく……

そして、魔法陣は発動した…

魔法陣から召喚されたものは大きな黒鳥だった、その大きさは全長50メートル程で羽を広げればその大きさはゆうに100メートルを越えようかと言う大きさだった

 

「わぁ♪大っきい♪」

 

その黒鳥は魔獣であり、言語を話す事は出来ないようだ、だが、ユーナを主人である事は理解している様子だ

その証拠に、召喚されユーナを視界に入れると頭を下げユーナに平伏するような姿勢をとった

 

「大っきいけど、ここから出れない?ねぇねぇ小さくなれたりしない?」

 

ユーナのその質問に答える黒鳥は徐々に小さくなっていく、そしてユーナの肩に成る程の大きさになった

 

「便利だねぇ♪よし♪貴方に名前を付けてあげるよ♪何が良いかな?」

 

ユーナが名前を考えている間、その黒鳥はユーナの肩で大人しくユーナを待っていた

その様子はレミリアの傍に控える咲夜のようだった

 

———————————————————————————————

 

ユーナが名前を考え始めてから2時間が経った

ユーナは名前を付ける事が始めてだった為この黒鳥、自分の使い魔になんて名前をつけようか考えるうちにそれだけの時間が経っていたのだ

パチュリーは悪魔にしては力が小さい為に小悪魔とつけた、安易だが本人も気にしていないのでそんな感じでいいのだが、ユーナは悩む

 

「決めたよ♪貴方の名前は今日からルフだよ♪」

 

ユーナが黒鳥につけた『ルフ』という名前はロック鳥の別名から来ている

だが、ロック鳥とは白い鳥でこの鳥は黒い…そこはユーナが黒いけど大きいし強そうだからロック鳥の別名が良い♪と言う訳で付けられた

 

「そんな訳だからよろしくね♪ルフ♪」

 

黒鳥、ルフは再度頭を下げ承諾する

言葉を喋る事は出来ないが理解はしている様だ

 

———————————————————————————————

 

その頃、レミリアは館の住人全員と共に別の場所に避難していた

それは、レミリアが能力で未来を見てそこには黒く大きな影が紅魔館を覆うイメージだった

それを見たレミリアはパチュリーにはなし、念話で住民全員に繋げて全員を避難させていた

ユーナはその時、眠っていた為念話を聞いていない

 

「これで全員?」

 

「……!ユーナがいないわ」

 

1番最初に気が付いたのはパチュリーだった、魔法でその場にいる全員の集計作業をしていて気が付いた

 

「ユーナが!?えっ…でも…えぇ」

 

「ユーナの事だから大丈夫だと思うけど、その大きな黒い影次第ね」

 

レミリアが見たのはあくまでイメージだ、それが何を意味するかは正確には分からない、その為念には念を入れ一応避難させたのだ

 

「レミィ、もう一度能力で運命を見てみたら?何か変化があるかもしれないわ」

 

「そうね…」

 

レミリアが能力で運命を見る……レミリアがその時見た運命は黒い翼が3つありその黒い翼が図書館にいるイメージだった

 

「大きな影ではなくなったけど、黒い翼が『3つ』?」

 

「3つ?ユーナは片翼よね?それに3つだと両翼でも1つ多いし……?それに図書館……行ってみましょうか…」

 

「私とパチェとフランだけならその翼が敵でも何とかなるでしょう」

 

レミリアはパチュリーとフランと共に紅魔館に偵察に行く事を決行する、フランには念話で伝え現地集合にした

 

 

 

 

「お姉様!ユーナが紅魔館にいるってどういう事!?」

 

「分からないわ、寝てたのかしらね」

 

「じゃあもっと急がなきゃ!ユーナは寝ている間、能力が発動しないんだから!」

 

レミリア、パチュリー、フランは急いで図書館に向かう

扉を開けそこにはレミリアのイメージ通りの黒い翼が3つ……

 

———————————————————————————————

 

ユーナは黒鳥にルフと名付け、遊ぶ事にした

流石に2時間もあればまちまちの回復力でも吸血鬼並みの時が何度か訪れ傷口から血は出ていないが傷はまだ残っている

それで、ユーナを背に乗せられるほどの大きさになったルフの背に乗ったユーナは図書館を飛びまわる……

ユーナが魔法で作ったリングの中を通る様に飛ぶ、それはさながらレースの様だが対抗馬は居ない…ただ、飛ぶだけだ

 

「うわぁ♪速い速い♪」

 

あれ?あれは……お姉様達だ♪

 

ユーナはルフの背からレミリア達の姿に気が付いた

その時レミリア達は大きな黒鳥が3つ翼がある様にしか見えていなかった、速かった事とユーナの服も髪も黒い為、保護色の様になっていた

ユーナがレミリア達に気が付き、手を振り始めてユーナに気が付いた

 

「お姉様♪やっほー♪ルフ、降りるよ♪」

 

ユーナはルフから飛び降り、ルフは徐々にサイズを変え、ユーナの右肩に乗る

ユーナはルフを肩に乗せレミリアやフラン、パチュリーの所に走っていく

 

「ユーナ!?その鳥は何!?」

 

レミリアはルフに驚愕する

 

「その鳥は一体…」

 

ルフが何なのか考えるパチュリー

 

「ユーナァァァ!」

 

ルフにお構いなしに飛びつくフラン

 

「この子はね、ルフだよ♪私の使い魔♪ペット♪」

 

「使い魔…魔道書を使って召喚したのね」

 

「うん♪」

 

パチュリーはルフが使い魔である事を知り、尚更この生物が何か分からなくなった、黒いが鴉には見えない為ユーナの肩に乗る程度の大きさであれだけの速力を出せる黒い鳥が分からないパチュリー

 

「ユーナ…その鳥、ルフはもとは別の大きさじゃなかったかしら?」

 

「そうだよ♪ルフはね♪とっても大きいんだよ♪」

 

あっそうだ♪ルフの大きさをお姉様達に見せてあげよう♪

 

ユーナはルフの元々の姿を見せる為にレミリア達を外に連れ出す、その最中、レミリアはパチュリーに念話を繋げてもらい住人を紅魔館に戻すよう促す

 

———————————————————————————————

 

「ルフ♪元の大きさに戻って良いよ♪」

 

ルフは元の大きさに戻って行く

その大きさにレミリアは再度驚愕し、フランもその大きさに驚愕するパチュリーはその大きさからルフの正体にある程度の目測を付ける

 

「ユーナ……貴女、何を触媒にしたのよ…」

 

「私の血だよ♪いっぱいあった方がいいと思ったからいっぱい出して召喚したよ」

 

「成る程…まさか、ユーナの血で召喚されるなんてね…」

 

その質問でパチュリーはルフの正体を断定する

パチュリーが行き着いたルフの正体の答えは……

 

「ルフは文献に残っている魔獣で、正確な名前は無いけど終告鳥と呼ばれるものよ」

 

「終告鳥?何それ?」

 

ユーナもルフの正体は知らなかった、召喚しただけで満足しその生物が何なのかは詮索しなかったのだ

 

「文献ではその黒き翼は終わりを告げる終末の翼と言われる……要は天災の様な魔獣よ…それに、ユーナに終末…これは偶然とは思えないのよね」

 

「ルフは多分強いよ?それだけ分かれば良いんだよ♪なんか文ちゃんみたいで可愛いし♪」

 

その頃、文は…

 

「!」ゾワ

 

「?どうしたんですか?文様」

 

「なんか寒気が…」

 

よく分からない寒気に苛まれていた…




オリジナルのキャラ?のルフちゃん!

ステータス
ルフ
性別:メス
異名:終末を告げる黒き翼
能力:あらゆるもの幅を操作する程度の能力
自分の大きさから感情の起伏や重さまであらゆるものの幅を操る
例:大きさの場合は大きさの幅を操作する為、肩に乗る程度まで小さくなることも出来る
感情の起伏の場合は怒りならほんのちょっとイラッとする程度から激昂する程度の幅を操作する
重さの場合は島の様な重さからスポンジくらいの重さまで操作する
大きさ
全長50メートル
最大の大きさ(羽の端から端)140メートル
性格
ユーナには従順でいつでと右肩に乗っているほどユーナに懐いている?基本的には温厚だがユーナに危害をくわえると怒る
ユーナが怪我を負うことはユーナくらいしかできないと言っても過言では無いので実質、怒らない
知能
普段のユーナよりは賢い
だが、能力込みとなるとユーナの方が賢くなる…賢いと言うよりは物知りになるが…
人の言葉を理解する事が出来たり、ユーナの感情を読み取るとかが出来るほど賢い


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38話 居合を模倣

ユーナ視点
必然的にルフの登場回数は増えていく……
小悪魔が読みづらいから
こあ→コアに変更、すごい今更感


ルフを召喚したのは良いんだけど、今日は昨日の最初の目的通り、コアに会いにいくかおじいちゃんの所に剣術を教えてもらいにいくか……どっちが良いかな?

 

「ねぇルフ?コアか剣術、どっちが良いかな?」

 

ルフはそもそも、妖忌を知らない為その質問には小悪魔に会いに行くしか事実、選択肢は無いが……

と言うか意思疎通手段が無い

 

「ルフに聞いても何を言ってるか分かんないね…」

 

何を言ってるか分かれば良いんだけど…う〜ん…あっ…そもそも、私は接触してれば考え分かるじゃん♪

 

ユーナは自分の能力の幅広さから割とこう言う事忘れている事が多い

 

「じゃあ早速♪」

 

ユーナはルフの右肩に乗っているルフを抱き上げ、能力を使う

 

……人……!…ます…

 

何か聞こえるけどもうちょっとかな?なんかこれ難しい…

 

(ご主人!聞こえますか!)

 

「おっ♪成功した♪うん、聞こえるよルフ♪」

 

これで触ってれば意思疎通出来るね♪さて…

 

「ルフ、コアの所か剣術指南どっちに行ったらいい?」

 

(コアよりも剣術指南が、見てみたいです)

 

「じゃあ、決まりだね♪」

 

ユーナは剣術を学びに冥界に向かう、その為に折角ルフが飛べるし、大きいので乗っていくことにした

 

———————————————————————————————

 

「ルフ、そう言えばルフから見て私ってどんな感じなの?」

 

ユーナはこれまで自分がどう思われてるかは、あまり気にしてこなかったが、ルフを使い魔にしてから少し自分ってどう思われてるかが気になるようになっていた……それでも、ほんの少し程度だが…

 

(ご主人ですか?そうですねぇ、私から見てご主人はご主人であり、とても大切なご主人です)

 

ご主人多くない?

 

「大切なご主人なのか私は♪私から見てルフはね、面白くて可愛い使い魔兼ペットだよ♪」

 

(…使い魔はそうなんですが、ペットって…)

 

「可愛いからいいの♪ほらあそこの穴だよ♪ルフ!突っ込め♪」

 

ユーナがそう言うと、ルフは冥界の入り口に飛び込んで行く

入り口に入ってからはサイズを全長50メートルから大体4〜5メートル程の大きさになり、白玉楼までユーナを乗せて飛んで行く

 

「ルフの背中ってふわふわしてて気持ちいいね♪寝る時に枕とかにしていいかな?」

 

(構いませんよ?ご主人が喜んでくれるのなら私は何でもしますとも)

 

「そお?じゃあ遠慮無く♪」

 

そんな会話をしながらルフはユーナを乗せ白玉楼を目指す…

召喚されて、1日しか経っていないと言うのに、主人愛が深い気がするが、ユーナは気にしない

 

———————————————————————————————

 

白玉楼に到着したルフとユーナは、まず庭で妖夢が剣を振っているのが視界に入った

 

「ルフ、あれが妖夢だよ」

 

(妖夢…はい、覚えました)

 

「そうだ♪折角だから驚かそうか♪」

 

ユーナは妖夢に対してドッキリの様なものをすると言い始める

ルフはユーナがしたい様にさせる主義な為それに賛同し役割を聞く

 

(私は何をすれば良いのでしょう?)

 

「そうだねぇ、ルフは妖夢がルフの影に入ってから妖夢目掛けて滑空して♪私は妖夢を羽交い締めするから」

 

ユーナが提案したのは妖夢を怖がらせる為のドッキリだった

ルフの様な大きい鳥がいきなり自分目掛けて飛んで来れば驚くに決まっているのだ、そこへユーナは妖夢を羽交い締めをして動きを封じて流さない様にする

 

「ルフ♪任せたよ♪」

 

(では行ってきます、ご主人)

 

ルフはユーナから離れ空高く飛んで行く、そしてルフの影に妖夢が入り易くする為にサイズを大きくし、妖夢がその影に入る…

 

「!これは!」

 

妖夢が上を見上げた瞬間、ユーナは妖夢に接近し、羽交い締めをする

それとほぼ同じタイミングでルフが急降下し妖夢に向かって滑空する

 

「え!?ユ、ユーナ!?と言うかあれは何ですか!?わ、わぁぁぁ!」

 

「ルフ♪ご苦労様だよ♪」

 

ルフが妖夢ギリギリで滑空を辞めて、また飛んで行く

それからユーナは妖夢から離れ、ルフに合図を出した

 

「成功だよ♪ルフ♪」

 

ルフが肩にとまると、ユーナはそのドッキリの成功を喜ぶ

ルフはユーナが楽しそうなので満足した様だ

その間、妖夢は放心状態で立ちすくんでいた…

 

(ご主人が楽しかったのなら私も嬉しいですよ)

 

「私はすっごい楽しかったよ♪」

 

(それは良かったです)

 

ユーナがルフと話し始めて少ししてから、妖夢は放心状態から戻った

 

「ユーナ!?その鳥は何ですか!?」

 

「私の使い魔兼ペットだよ♪可愛いでしょ♪」

 

(また……もう良いです、ご主人が楽しそうなら私はペットでも構いません)

 

ルフは自分のプライドよりもユーナを優先した

もともと、ユーナに対してはプライドなど殆ど皆無だったわけだが…

それでも、ルフはユーナを優先する、何がそんなにさせるのかはルフのみぞ知る

 

「使い魔なんていたんですか!?」

 

「驚きすぎだよ♪それに昨日召喚したの♪」

 

「……はぁ…もう良いですよ…それで、ユーナは剣術指南ですよね?」

 

やっぱりわかるか、それ以外に私がこの白玉楼に来る事なんてそんなにないからね、剣術か幽々子に会いに行くかくらいかな?

 

ユーナの中で幽々子は一応友達という事になっている、その為に幽々子に会いに白玉楼まで来るなんて事もあるのだ、ユーナは友達を大切にしている…ユーナにとっては

 

「では、師匠を呼んできますね」

 

「行ってらっしゃい♪」

 

妖夢は妖忌を呼びに白玉楼に入って行く、その姿をユーナは見送り、ルフは思っていた

 

(妖夢とかいう奴…そんなに強そうじゃ無いですね)

 

「そんな事ないよ?妖夢の剣術は凄いんだから♪」

 

(剣術『は』ですか……尚更たかが入れますね)

 

ルフはまたユーナの肩にとまると妖夢に対して少し、いやかなり残念な奴という評価をする

剣を振っている時は真剣な面持ちで振っていたが、ドッキリの後は完全に集中が途切れて残念な感じになっていた為だ

 

(そんな事よりご主人の剣術指南です、きっと可愛……凛々しいんでしょうね)

 

「可愛くても別に良いよ?それに凛々しくは無いだろうしね」

 

(じゃあ、可愛いですよ、ご主人)

 

「えへへ♪」

 

そんなユーナとルフのやりとりははたから見れば1人で鳥に向かって話しかけている様にしか見えない……

そんな光景が続くなか、ようやく妖忌が来た

 

「ユーナ殿、それでは始めましょう」

 

「うん♪ルフは幽々子と一緒に見てると良いよ♪」

 

(幽々子とは?)

 

ルフは一度も白玉楼に来たことがない、昨日召喚されたのだから当然なのだが…

その為、ルフは幽々子が誰か分からない、そんなルフにユーナは幽々子が誰かを教える

 

「ほらあそこの縁側に座ってる着物の人だよ♪あの人の隣で見てたら良いよ♪」

 

(分かりました、ご主人)

 

ルフはユーナとの会話を終えると幽々子の隣まで飛んでいき、隣まで行った

 

「あら?貴方はユーナのペットかしら?」

 

幽々子がルフに話しかけるが、幽々子はルフの言葉は分からないし、接触してないいじょう、ユーナもルフの声は聞こえない

それでも、ルフは幽々子のその質問に頭を下げてyesの意思を見せる

 

「貴方賢いのね」

 

ルフはユーナの方に向きを変え、剣術指南の様子を見る

 

———————————————————————————————

 

「では、ユーナ殿は前回同様に素振りをしてから居合などの技術の練習に移りましょうか」

 

「素振りからだね♪」

 

ユーナは前回教えられた様に、8方向からの斬撃の素振りをする

今回は前回の場合の合計1600回の素振りとなった、1方向につき200回の素振りをするユーナ

妖夢はユーナと一緒に素振りからする様だ、妖夢は800回だが…

 

「妖夢も素振りからなんだね♪」ブンブンブンブン

 

「はい、ユーナの半分ですけどね」ブンブン

 

「それでも一緒なら楽しいよ♪」ブンブンブンブン

 

「そんなもんですかね…」ブンブン

 

そんなたわいもない会話をしながらユーナは妖夢と共に素振りをする

そして、終わるのは殆ど同時だった…

妖夢は少しばかりショックだった、自分よりも身体能力が高いとはいえ、自分よりも小さい幼女が自分の倍の回数だったにも関わらず、自分とほぼ同時に終了した事実に

 

「さて、ユーナ殿に妖夢よ、次は居合の稽古です」

 

そう言って、妖忌はユーナに刀の鞘を渡す

ついでだが、ユーナは素振りに使っていたのは真剣だ、木刀は1回降っただけで折れた為仕方なくだ

 

「では、まず妖夢、居合の手本としてこの巻藁を居合で切ってみよ」

 

「はい」

 

妖夢は居合の構えをとり、巻藁を切る

すると巻藁は切れたが断面は荒い…

 

「次はユーナ殿、この様な構えでこの巻藁を切ってみましょう」

 

「こうだね、よし、やるよ♪」

 

ユーナはさっきの妖夢と同じように構え、巻藁を切る

だが、巻藁を両断する事は出来ず、巻藁はユーナの腕力で吹っ飛んでいった

 

「あれ?」

 

「ユーナ殿の刀は力任せに振られたに過ぎないので、このように巻藁は切れずに飛んでいきましたが、そうですねぇ、ユーナ殿は巻藁を両断出来るようになりましょう、まずは」

 

なんで両断出来なかったのかな?もう一度妖夢の居合を思い出しみよう…………あっそうか…そういう事だったんだ…なるほど

 

ユーナは能力で記憶した妖夢の居合を見返して、自分の居合との違いを探し、そして、見つけた…

 

「おじいちゃん、もう1回、次でいけるよ」

 

「…何がいけなかったか、もう分かったのですか…」

 

「うん♪」

 

妖忌は巻藁を再度設置し、ユーナは居合の構えをとる

そして、ユーナの2回目の斬撃は巻藁を両断した…

断面は妖夢同様に荒い…

「!」

 

「え!?」

 

妖夢と妖忌は驚く、ユーナの飲み込みが早いのは知っていたがまさかこれ程とは予想出来なかったのだ

 

「私が出来るようになるまでどれだけかかったと…」

 

「えへへ♪」

 

「ユーナ殿、今の居合は完全に妖夢の居合と酷似していますが、まさか完全に妖夢の居合を模倣したのでは…」

 

「そうだよ♪能力で記憶にある妖夢の居合を見直して、何が違うのかを探して、見つけて、それを直したら、妖夢と全く同じになったの♪」

 

ユーナの剣術に対しての強みは一度見たものは能力で模倣できる事、それが良質であればあるほどユーナは強くなる

 

「では、ユーナ殿、私の居合を模倣して見せなさい」

 

「多分大丈夫だよ♪」

 

妖忌は巻藁の前で居合の構えをとり、巻藁を切った

その斬撃は妖夢よりも繊細で鋭く、早い

巻藁の断面を見ればその断面はまるで最初からそうなっていたかのように、美しいと思える程に綺麗に切られていた

 

「では、ユーナ殿」

 

「ちょっと待ってね」

 

えっと…妖夢の居合とおじいちゃんの居合の違いは…………多いなぁ…でも、やるしかないしね………………よし、いける

 

ユーナは妖夢と妖忌の居合の違いを1つ1つ修正し、覚え直し巻藁の前に構える

 

「じゃあ、いくよ」

 

ユーナはさっきの居合よりも圧倒的に進化した居合をする

だが、妖忌の居合には届いていない

 

「う〜ん、もうすこしだね」

 

「……」

 

次は…今の居合とおじいちゃんの居合の違いを探して修正…………よし、これで…

 

ユーナは再度巻藁の前に構える、そして先ほどよりも妖忌の居合に近い斬撃をする

だが、まだ足りない、まだ少し足りないのだ

それをユーナはまた修正する

 

……………………次こそ、大丈夫

 

ユーナはまた構え、切る

そして、ユーナの斬撃は妖忌の居合に届く

断面が妖忌のものと全く同じものになったのだ

 

「この短時間で…」

 

「ちょっと時間かかったけど出来たね♪」

 

「居合で完全に負けた……」

 

ユーナは喜び、妖夢はこんな短時間で超えられた事に落胆する

妖忌はユーナは飲み込みがいいと思っていたが、違う事に気付く、ユーナは飲み込みが良いのではなく、能力により自分との違いを修正し実践し、再度修正を繰り返しそれを完璧に模倣する

当然、模倣なので本物を超える事は無いが、それでも妖忌の1000年近い、剣の腕まで模倣するユーナの能力に妖忌は愕然とする




ルフの背中はドラクエ8の神鳥レティスの黒バージョン、そんなイメージ、影じゃないよ?

ユーナのこの修正は戦闘中だと1回見れば当たらなくなり、2回か3回見れば、完全に同じものを使えるようになる、その為、身体能力や体力勝負になる


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39話 召喚とペット化

ルフが紅魔館に来てから、居合の稽古の日の白玉楼に行く前までのルフ視点

評価を下さい…高評価、低評価どっちでも構いません、もっと読み易くなるかも知れないのでお願いします…
低評価の場合はどうして駄目なのかをお願いします


はぁ………これといって何もしていないのになんでこんなに恐れられるのか……やっぱりアレかな?前に襲って来た人間にイラついて滅ぼしたからかな?でも、あの1回しか人間に攻撃なんてしてないのに…

たまに人間同士が戦争しているところを飛んでたけどそれもなのかな?

しかも何だよ終末を告げる黒き翼って……告げて無いわ…飛んでただけだし…かれこれ1000年以上生きて来たけど、一体いつからこんなにも……はぁ…

 

(どこかに居ないものか…私を避けない、私を知らない、そんな奴)

 

ルフ、この時はまだ終告鳥はただひたすらに飛んでいた、避けられる事は最初の100年程は静かで良いくらいに思っていたが、まさか1000年も避けられるとは思っていなかったのだ

 

(……流石に疲れた…はぁ…ん?魔法陣?っえ!?)

 

こうして終告鳥は何年も飛び、疲れ、地上に降りた時に魔法陣により召喚された…

 

———————————————————————————————

 

ここどこ?図書館?何で!?

 

「うわぁ♪大っきい♪」

 

(?何処かから声?って足元か…子供?しかもこの魔法陣って使い魔召喚だよね?まさかこの子が私を召喚したの!?)

 

終告鳥は自分でもかなり強い方の魔獣の自覚があった、しかも、自分を召喚するにはかなりの魔力と触媒が必要な事も…

 

「大っきいけど、ここから出れない?ねぇねぇ小さくなれたりしない?」

 

(小さくはなれるけど……ん?あの手首…メッチャ血出てんじゃん!しかも羽!?この子人間じゃない、て事はこの子は私を召喚出来るだけの魔力を持った種族でしかも、召喚直後なのにメッチャ元気だし血すごい出てるし……凄い子だなぁ…)

 

終告鳥のこの時のユーナへの印象はとんでもない子だった

 

でも、私を召喚したわけだし、私が使い魔って事だよね?

別に使い魔になるのは良いんだけど……この子が良い子なら良いなぁ…

とりあえず小さくなるか…

 

「便利だねぇ♪よし♪貴方に名前を付けてあげるよ♪何が良いかな?」

 

なんか良い子そうだなぁこの子、しかも名前くれるんだ♪今までろくに名前なんて呼ばれた事ないし、どんな名前付けてくれるのかな?

結構気になる

 

———————————————————————————————

 

わぁ〜この子すっごい考えてる…もう結構、時間経ったねぇ〜

私の言葉はこの子には聞こえないし、名前を考えてくれてる訳だから私がとやかく言う事は気がひけるしね…

 

「決めたよ♪貴方の名前は今日からルフだよ♪」

 

これは……伝説の鳥…私とは全くといって良いほど真逆な鳥の名前だよね……

ふふっ♪この子は多分私の伝承を知らない上に全く嫌な感情を感じない…というかかなり好いてくれているみたいだし、私の主人としては私は満足だよ♪

 

「そんな訳だからよろしくね♪ルフ♪」

 

これからよろしく、ご主人♪

 

———————————————————————————————

 

「まず何しようかな?」

 

この子は何も考えずに私を召喚したみたいだね、何も考え無しに普通なら致死レベルの出血をする子……これは、守ってあげなければ!

 

「ルフ♪背中乗せて♪」

 

背中?何するんだろう?

お昼寝?私が言うのもなんだけど私は結構モコモコしてるからね♪特に胴回りが♪

 

ルフはサイズを少し大きくし、ユーナを背に乗せた

 

「ありがと♪よし、それじゃあ、よいしょ♪」

 

ユーナは魔法で何も無い場所に光のリングを多数発生させ、そのリング同士を光の道で繋げる

 

光のリングに道……これは…

 

「ルフ♪私を乗せてあの道を全速力で飛んで♪」

 

成る程……遊びたかった訳ね…でも、全速力か…

大丈夫かな…この子、振り落とされて怪我とかしない?大丈夫?

でも、この子がそれを望むならやるしかないか…

 

ユーナはそんなルフの心配をよそにご機嫌だった

 

「レッツゴー♪」

 

ルフはユーナのその掛け声に合わせてその光のリングを通り、道なりに全速力で飛ぶ

 

「アハハハ♪楽しいー♪」

 

この子、強過ぎない?私の全速力でも、平然と楽しんでるし、何より微塵も振り落とせる気がしない…

私のご主人って一体何者?

いやいや、振り落とせる気がしないならもっと加速しても大丈夫だよね、万が一振り落としちゃってもすぐに向かえばいいし

 

ルフは更に加速する、しかし、ユーナは楽しむのみ

ユーナにこれといった変化は無い、ただ無邪気にはしゃぐ子供のようだ

 

「うわぁ♪速い速い♪」

 

実際はそんなこと言ってる余裕が無いくらい加速してる筈なんだけどなぁ?この子やっぱり異常に強い…

 

「お姉様♪やっほー♪ルフ、降りるよ♪」

 

へぇ〜この子には姉が居たんだ〜、って降りる!?

あっちょっと待ってって

 

ユーナはルフから飛び降り、何事もなかったかのように着地する

 

この子やっぱりおかしいって絶対、元気なのは良いんだけどさ?

元気過ぎるよ……あの速度から飛び降りるし、何事もなかったかのように着地するし…

さて、ご主人の肩にとまるか…サイズと重さの幅を変えてと…

 

ルフはユーナの右肩にとまる、自分の尾がユーナの羽に当たるからだ、まぁ、右肩にとまってもユーナのサイドテールに当たる訳だが

 

「ユーナ!?その鳥は何!?」

 

まぁ、普通そうなるよね…こんなデカイ鳥に自分の妹が乗ってたら…

 

「その鳥は一体…」

 

この人は私の事を知ってそうだなぁ……言わないでくれると良いんだけど…ご主人に嫌われたく無いし…

 

「ユーナァァァ!!」

 

おぉ…まさかの無視ですか……この子にも変な羽生えてるし、ご主人の姉かな?

 

「この子はね、ルフだよ♪私の使い魔♪ペット♪」

 

ペット……私ってペット!?私がペットってこの子肝が据わってるなぁ……ペット…

 

「使い魔…魔道書を使って召喚したのね」

 

「うん♪」

 

そう言えばこの子は一体なんの種族なの?私を召喚出来るって事は低級妖怪では絶対に無いし……あっ、この子のお姉さんが蝙蝠の羽か……じょあ、この子は多分吸血鬼かな?吸血鬼なら膨大な魔力だってあるし、あれだけ血を流しても死なないだろうし

でもこの子の羽はどっちかと言うと吸血鬼、悪魔って、言うよりも見た目は私みたいな鳥とか、それこそ天使みたいな見た目なんだよねぇ

 

「ユーナ…その鳥、ルフはもとは別の大きさじゃなかったかしら?」

 

えっ……まさかもうバレたの!?

やめて!話さないで!嫌われたく無いの!初めて会ったんだよ?私に友好的な人……

 

「そうだよ♪ルフはね♪とっても大きいんだよ♪」

 

わぁ……ご主人…この人に情報を与えなくていいのに……

どんどん私の存在が危ぶまれる……追い出されたりしないよね?大丈夫だよね?

 

「ねぇ、ルフ♪お外に行くよ♪お姉様達にルフの元の大きさを見せてあげるの♪」

 

嫌だぁぁ……行きたくないぃぃぃ……でも、ご主人がそれを望んでるし…はぁ、短かった……私の安らぎ…

 

———————————————————————————————

 

ユーナ達は外に出た、ルフの元の姿を見せる為に…

 

「ルフ♪元の大きさに戻って良いよ♪」

 

もう、何もかも手遅れだよねぇ……しょうがないしやるか…

 

「ユーナ……貴女、何を触媒にしたのよ…」

 

「私の血だよ♪いっぱいあった方がいいと思ったからいっぱい出して召喚したよ」

 

あの時はビックリしたよ…こんなに小さい子が手首から大量出血してるのに凄い笑顔で喜んでるんだから…

 

「成る程…まさか、ユーナの血で召喚されるなんてね…」

 

あぁ……もうこれはダメだ…絶対に気付いてるよ…最後の望みは絶たれた…

 

「ルフは文献に残っている魔獣で、正確な名前は無いけど終告鳥と呼ばれるものよ」

 

「終告鳥?何それ?」

 

聞くの?聞いちゃうの?私としてはそこは無視して欲しいんだけど…

 

そんなルフの淡い希望はユーナには届かず、終告鳥について興味を持ちパチュリーに聞いてしまう

 

「文献ではその黒き翼は終わりを告げる終末の翼と言われる……要は天災の様な魔獣よ…それに、ユーナに終末…これは偶然とは思えないのよね」

 

はぁ……正解だよ……ん?この子…ユーナに終末が偶然とは思えない?どうして?

ご主人は何か凄い子だったの?

 

「ルフは多分強いよ?それだけ分かれば良いんだよ♪なんか文ちゃんみたいで可愛いし♪」

 

ご主人は全く気にしてないし……私の気苦労は一体何だったのか…

 

ルフの嫌われるだとか、追い出されるなんて事はユーナには無く、ユーナはそれを受け入れる

 

というか、文って誰?私みたいなの?鳥?

 

「それより、そのルフって鳥はちゃんとユーナが世話するのよ?」

 

ご主人のお姉さんまで私の事をペット扱い……私って凄い鳥なんだけど?

 

「大丈夫♪いつでも一緒だよ♪ねぇ、ルフ♪」

 

いつでも一緒…か……ふふふ♪

やっぱりご主人はいいよ♪可愛いし、優しいし♪どことなく守ってあげたくなるよ♪

 

———————————————————————————————

 

それから、私はご主人の姉、レミリアちゃんにご主人の能力についてなどを教えてもらった、というか勝手に話し始めた

いやぁ…すごいね、ご主人は…私の能力も結構万能だと思うけどご主人の能力は規格外だよ…

しかも、その能力ってもしかしたら私はご主人と会話できるかも知れないし、大変いいよ♪

 

「ねぇルフ?コアか剣術、どっちが良いかな?」

 

その前に能力で会話を……

 

「ルフに聞いても何を言ってるか分かんないね…」

 

だから、能力で会話できるかも知れないので、能力を使ってください!私はご主人とお話がしたいんです!

 

そして、ユーナは何かに気が付いた様子

 

おっ!ついに気が付いたんですか!そうですよ、能力を使ってお話を…

 

「じゃあ、早速♪」

 

ご主人!聞こえますか!ご主人!

ご主人!聞こえますか!

 

「おっ♪成功した♪うん、聞こえるよルフ♪」

 

おぉ!とうとうご主人とお話が出来る♪

 

「ルフ、コアの所か剣術指南どっちに行ったらいい?」

 

コアって確かあのパチュリーって人の使い魔の小悪魔だよね?

コアには昨日会ったし、ここは…

 

(コアよりも剣術指南が、見てみたいです)

 

ルフはこの時初めてユーナが剣術を学んでいる事を知り、とても見てみたくなった

 

「じゃあ、決まりだね♪」

 

いざ!ご主人を背中に乗せて剣術指南の場所へ!

ってどこだろう?ご主人が教えてくれるよね?




召喚された時にルフが頭を下げていたのは、平服していた訳じゃなくて、何だろうこの子って感じで覗き込んでただけでした♪


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40話 戦闘スタイルと二天一流

ユーナ視点
槍…はて?なんぞやそれ


居合は覚えたけど次は何だろう?

 

「……ユーナ殿には汎用の剣術は恐らく習うよりもただ見るだけでいい様なので、ユーナ殿の戦闘スタイルを探っていった方が良さそうですな」

 

「私は槍と剣を使うよ?」

 

「そうではなく、剣術においてユーナ殿はどのような戦い方を好むかを考えていこうと言う話です」

 

私の好む戦い方?

いつも私ってどんな戦い方してたかな?

………あれ?剣も槍もほとんど使ってない?使わない訳じゃないけど基本的に妖力弾とか素手とかばっかり……

いや!これは良い機会?だからね考えよう!

 

ユーナのこれまでの戦闘スタイルは槍は投擲し、剣は一振りなんて事が多く、剣術とは微塵も結びつかない…

挙げ句の果てには心臓直キャッチ…よもや即死攻撃である

 

「ですので、色々と試して行こうと思います、まずは私と稽古してもらいます、そこで私がユーナ殿の得意そうな事を探します」

 

「分かったよ♪」

 

「しかし、能力で模倣を繰り返しては意味が無いので能力は使わないでいただきたい」

 

「能力無しでも大丈夫♪」

 

殆ど初めてかも知れないけどね♪

うんん、これは絶対に始めてだね♪

 

ユーナはこれまで能力を切って戦う事が無かった、幻想郷に来る前や来てすぐなどは能力は自動発動、最近でも弾幕に能力を使っていたりと能力無しの戦闘は何気に初めてだ

 

「では、行きます!」

 

「うん♪」

 

妖忌はユーナに速攻をかける、ユーナはそれを見て避ける

ユーナにはそれだけの身体能力がある

 

「やはり当たりませんか…」

 

「私に当てるには速さが足りないよ?」

 

「そのようです」

 

次に妖忌がとった構えは抜刀術の構え、あくまで妖忌は攻めに回るようだ

ユーナは妖夢ですでにその構えを知っているが、能力無しのユーナには対処法が分からない、その為、正面突破一択

 

「ふっ!」

 

「おっと♪」

 

相手が妖夢なら正面突破も可能だろう、だが、相手は妖忌、1000以上を生きる剣士、策もなく正面からくる素人に負けはしない

だが、素人とはいえユーナの身体能力は異常な為、妖忌の斬撃も当たらない

 

「次はこっちから行くよ♪」

 

「どうぞ」

 

ユーナは妖忌に突っ込む、ユーナの速度で突っ込むので、視界で捉えることは叶わない…

だが、妖忌は寸分の狂いもなくユーナが攻撃をするタイミングでいなしていく

 

「?」

 

「伊達に1000年以上生きてはいない…」

 

どうしていなされるのかな?速さは圧倒的に勝ってるのに何で?

これが本物の剣士……不思議がいっぱい…

なら…

 

ユーナはまたも妖忌に突っ込む…そして、次は横に大振りで一閃

今度は突っ込んだ時の速度を乗せての一閃、その速度はいなしを間に合わせない為の行為だった

妖忌もこの攻撃にはいなしを使わなかっただが、大振り故にいなさず避ける

 

「老体にはキツイ攻撃ですな…」

 

「今度は避けた…」

 

う〜ん……どうしたら当たるかな?能力は使えないし……ダーインスレイブは剣術の意味無いしな〜

ヤケで当たるほど弱く無いし……不意打ちかな?出来るの?無理だよね…

 

ユーナは足りない頭で考える、妖忌には剣術使いとしては圧倒的な差がある、その為殆ど素人のユーナに攻撃を当てられる訳がなかった、そもそもこれはユーナの得意な戦闘スタイルを探る為の試合

ユーナは妖忌に勝つ必要は無い、だが、ユーナはそれを忘れていた

 

「これで終わりですか?」

 

「まだだよ♪」

 

当たらない…けど、楽しい♪初めてじゃ無いかな?こんなに苦戦するのは……

でも、負けないよ♪

 

「この際仕方ない!」

 

「!」

 

ユーナはこれまで習った剣術とは全く違う戦い方をする…それは

左手に刀、右手にダーインスレイブの二刀流

二刀流ではあの素振りの様には振れず、居合も出来ない…

その為これまで習ってきた事をまるで無視した剣術スタイル

 

「二刀とは…」

 

「絶対に勝つよ♪」

 

ユーナは再度妖忌に接近し、さっきまでよりも速く、多く、斬撃を放つ

その速度はいなしも回避も間に合わせない…

その為、妖忌は全て刀で防御する

 

「むっ!」

 

「防御なんて貫通させてあげるよ!」

 

更に加速させる、一撃を放つごとに加速する斬撃…

妖夢にはもう、その斬撃は見えないほどになっていた

しかし、妖忌はそれでも防御する、出来ている

 

 

むむむ……足りない…もっと威力と速さが…まだ足りない

 

 

ユーナは一瞬にして、後方へ跳び、その最中にダーインスレイブを妖忌に投擲する

しかし、妖忌はそれを弾き、ユーナに接近し一撃…

ユーナはそれを持っていた刀で防御するが、妖忌に刀をとばされる

 

「勝負ありです」

 

「ふふ♪まだだよ♪」

 

「!」

 

ユーナが放った一言と同時に妖忌の後ろからダーインスレイブが飛んでくる

妖忌はギリギリで察知し回避、ユーナはその隙に乗じて刀とダーインスレイブを回収する

 

「言い忘れてたけど、このダーインスレイブは能力無しでも自由に操作出来るんだよ、元々私の妖力だし、当たり前だよね♪」

 

「成る程…」

 

…でも、まだ一撃入れてすら無し……おじいちゃんには速さや威力じゃ届かない……

なら…どうすれば?

 

「どうすればいいか分からないし、正面突破!」

 

「…」

 

「…と、見せかけて…」

 

ユーナは先程と同じように斬撃を放ち続ける、そして…

 

「っ!?」

 

妖忌はいきなり吹っ飛ばされた…

そう、斬撃の最中、ユーナはダーインスレイブで作られた死角から翼で攻撃をしたのだ

 

「くっ…なかなかに重い一撃…その翼は…」

 

「吸血鬼は全身武器なんだよ♪それが柔らかそうな翼でもね♪」

 

「…一撃…入りましたな」

 

「私の勝ち♪」

 

ユーナは思考の途中に捨てた、不意打ちという案を土壇場で成功させた…

 

「…それでユーナ殿、ユーナ殿の得意な戦闘スタイルは明らかに二刀でしょう、二刀になってからのユーナ殿の動きは視界では捉えきれなかったほど、眼を見張るものがありました」

 

「そっか…」

 

そう言えばそういう戦いだったね…

忘れてたよ…

 

「ふむ…刀ももう一つ必要になりますな…」

 

「今から行こう♪」

 

それからユーナは妖忌を連れて、地底の鍛冶屋に行き、別の素材で刀をもう一つ依頼をした…

その結果、完成の期日が延びた…

 

———————————————————————————————

 

「更に1週間……」

 

「それまでに、その二刀流の稽古が捗ると思えば良いでしょう」

 

「そうだね♪」

 

それにしても二刀流かぁ……妖夢?

でも、妖夢の二刀流と二刀流とは何か違うんだよね…

なんて言うだろうか…こう……分かんないや…

 

実際にはそう差は無いのだが、ユーナと妖夢では身体の使い方がまるでちがう為ユーナはそう感じた

 

「ユーナ殿、二天一流という流派があるのですが、それを学んでみてはどうでしょう?」

 

「二天一流?分かったよ、紅魔館の図書館に資料があるか探してみるね?」

 

二天一流…多分二刀流の流派だよね?あると良いなぁ…図書館に資料

 

ヴワル魔法図書館は小悪魔が殆ど適当に色々な本を買い込んでいる為、かなりのジャンルの本があったりする

例えば、ユーナが前に使った料理本や魔道書、裁縫や掃除などの家事の本、そして、武術の本などの本も完備している

 

「妖夢♪一緒に二刀流を頑張ろう♪」

 

「は、はい…」

 

妖夢はもう既に心が折れそうになっていた、居合は超えられ、素振りは完璧に行われているにも関わらず妖夢の倍の速度、そして、戦闘スタイルの被りにより、更に妖夢には劣等感が募るばかり…

 

「妖夢の二刀流って流派あるの?」

 

「いえ、我流です」

 

「そうなんだ、私は二天一流?って、言う流派を学ぶ事にしたよ♪」

 

当然、妖夢はその流派を知っている

と言うか、とても有名な流派なのだから知っていて当然だろう

 

「これから、家に帰って調べ物があるからバイバイ♪」

 

「え、えぇ…さようなら」

 

ユーナは妖夢に別れを告げ、ルフを回収し、紅魔館まで帰る

 

———————————————————————————————

 

ユーナに紅魔館着く頃にはルフの背中で眠っていた、その為ルフはユーナを背に乗せたまま、ユーナの自室に戻る

 

(調べ物はいいのかな?)

 

ルフはそう思うも、ユーナを起こそうとはしない

というよりは、起こせない、眠っているユーナは能力が発動できない為ルフの声は聞こえない

それに、ユーナは一度眠るとまったくに起きない

 

(ご主人が私を枕にする約束もしたし私もここで寝ましょうかね…)

 

ルフはユーナを背に乗せたまま、ユーナの自室で眠る

ユーナと違って、ルフは割と眠りが浅い為だれかが部屋に入って来たら起きるので、使い魔としての責務、主人の護衛も可能だ

 

(……とは言っても…眠れ無い……困った)

 

結局、ルフはユーナが目覚めるまでの14時間以上眠れなかった

 

 

 

(もう……14時間くらい経ってるのに起きる気配が無いんだけど?ご主人寝過ぎでは?寝てる間ってご主人能力使えないんですよね?油断しすぎでしょ…)

 

「…ふあぁ……おはよ…ルフ」

 

(え!?いきなり!?さっきまで起きる気配なかったのに!?)

 

「あぁ…能力使わないと…」

 

ユーナは切れている能力を発動させ、ルフと会話出来るように調整した

 

「あっ…調べ物しないと……」

 

(運びますよ…)

 

「うん…お願い…」

 

ルフはユーナを乗せて、地下の図書館を目指す

途中、ユーナの寝息が聞こえ大丈夫かな…と心配になったルフ…

 

「ルフがいるって事は背中にユーナが?」

 

(フランちゃん……)

 

ルフはフランに対して危機感を感じていた、重度のシスコンであるフランはユーナに危害は加えないが、それでも何か危うさを感じるのだ

 

「あぁ…ユーナ…素晴らしい寝顔…天使ぃぃぃ」

 

こういう所だ……フランはユーナの寝顔を見て拝む…どうしてそうなる

 

(本当にフランちゃんってご主人の姉なのかね……好き過ぎじゃない?)

 

フランはユーナが寝ている所に遭遇することが殆ど無い…割とユーナは寝ているのだが、運悪くフランはその現場に居ない事の方が断然多い、その為、フランはユーナの寝顔を見る機会がほとんどない

そして、フランはユーナを天使と崇拝?する謎の姉だ、崇拝するが故にフランはまったく見られないユーナの寝顔を拝む……だからなんでそうなる

 

(着いたけど…起こせないんだよねぇ…仕方ない私もここで寝る!眠れる気がしないけど)

 

ルフは再度、眠ろうとするがユーナが気になり過ぎて眠れない…

断じてフランや文のような邪な気持ちは無い!

ただ、過保護な親のような心境……若干Monster parent気味だが…

 

「ルフにフラン…背中にユーナかしら、どうしたのよ」

 

パチュリーは大体状況を把握しているが、一応確認する

どうせ、調べ物をしに来たが来る途中でユーナが眠って、フランがそれを発見してそれに着いてきたって所だと分かってはいるが…一応

 

(私は説明出来ないんだけど?)

 

「ルフが眠ったユーナを運んでたから着いてきた」

 

「でしょうね……それで、ルフはユーナが起きるまで待機なのね」

 

ルフはパチュリーの発言に首を縦に振る

 

(まさかまた何時間も寝ないよね?)

 




二天一流
宮本武蔵が創設した流派……それだけ分かれば十分

ユーナはよく眠る…フランがそれに遭遇してもそのタイミングで何故か起きる事が多い、その為フランはユーナの寝顔が見られない…
それ以外のレミリアなどの紅魔館の住人にはよく見る光景だが…


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41話 ルフの背中と剣術稽古

ユーナ視点
8話ごとに章が変わるわけじゃ無いんだよね……まぁ、8話ごとにするつもりではあったんですけどね……
はい、無理だっただけです…


私は今、図書館で二天一流?について調べている…

いやぁ…凄いねぇ、やっぱりこの図書館は凄いよ…二天一流についての本がちゃんとあるんだから……本が多過ぎて見つけるのに苦労するんだけどね?毎回

 

「へぇ〜二天一流って片方が小太刀なんだ♪うん、いいね♪おじいちゃんと戦った時は狙ったわけじゃ無いけど、刀よりダーインスレイブの方が長くて普通の刀が小太刀みたいになってたし、丁度良い♪」

 

(でも、あれって良かったんですか?あの二刀流ってこれまで習っていた事では無かったんですよね?)

 

「そうだね♪あれは土壇場で思い付いただけだからね♪だから、言ってみれば焦って使っちゃった付け焼き刃♪」

 

結局、二刀流で勝ったわけじゃ無いけど、おじいちゃんの隙を作るには十分過ぎたよ♪

 

ユーナが二刀流を使ったのは付け焼き刃だった

しかし、その付け焼き刃がユーナに1番合っていた型だった為に、妖忌の隙を作り、不意打ちを入れる事に成功するに至った

これが、ユーナが妖鬼から一本取った事の真実だった

 

「ねぇルフ?」

 

(なんです?ご主人)

 

「おじいちゃんとの戦いの時に翼で一本取ったけど、あれも適当にやって上手くいったから適当に言ったけど、吸血鬼って全身武器になるあるのかな?」

 

(ご主人なら、なりうるんじゃないですか?特にフランちゃんには特に…)

 

フランお姉様には?どう言う事だろう?私ってお姉様特攻とかあったかな?無かった気がするけど…

 

ルフの言う全身武器……フランに対しては確かになり得るだろう、フランはユーナを溺愛すると同時に、崇拝するに至る程の重度のシスコン……抱き着かれれば昇天するだろう…多分

 

(試しにフランちゃんに抱き着いてみては?面白い事になるかも知られませんよ?)

 

「面白い事かぁ……うん、あらかた調べ終わったし、フランお姉様に抱き着いてみるよ♪」

 

何が起こるんだろう?お姉様に何か起こるのかな?

 

ユーナはルフの提案に乗ってしまう、ルフは少しふざけて提案したふしがあるため、少しこの提案に乗ってきた事に驚いていた

そして、密かにフランに対して合掌をする……羽で…

 

「じゃあ行こ♪ルフ」

 

(はい……ふふ)

 

さて?フランお姉様って今どこにいるのかな?私の能力は探す事には使えないし……地道に探すしかないかな?

 

ユーナはルフと共にフランを探す…

その為にまずは図書館から出る、そして、レミリアの部屋を目指す

フランは何かとレミリアといる事が多かった……実際は、フランはレミリアと紅魔館の雑務をこなしているだけだが…

 

「ルフの能力で探せないの?」

 

(探せませんよ……私の能力は幅を操作するだけなんですよ?何の幅を操作すればフランちゃんが探せるって言うんですか…)

 

お姉様の距離を操作すれば探さないで済むんじゃない?

 

「お姉様との距離を操作すれば良いんじゃないの?」

 

(私の能力は物理的に幅を操作できるのは自身の事と触れてる相手だけなんですよ)

 

「変な所で不便だね」

 

(ご主人には言われたくないですよ)

 

確かに!

 

ユーナとルフの能力は変な所で似ている特にデメリット方面では自分への効果以外は殆ど同じだ

 

(もう、大声で呼んだら来るんじゃないんですか?)

 

「来るの?」

 

(多分来ますよ)

 

お姉様って一体?

 

ユーナはフランの存在を不思議に思う

抱き着くと面白い事になり、大声で呼んだら来る……

ユーナにとってフランが謎の存在になりつつあった

 

う〜ん?取り敢えずお姉様を大声で呼んでみる?

 

「まぁ、いいか……フランお姉様ぁぁ!!」

 

(うぅ……耳が…)

 

ルフは自分の位置を見誤っていた、ルフはユーナの肩の上…

つまり、ユーナの声はとても近い距離で聞く事になるのだ、そして、ユーナは肺活量も高い……つまり、超うるさい!

 

「来るのかな?」

 

(来るんじゃないですか?)

 

「ユーナァァァ!!」

 

あっ来た……

 

ユーナの正面からフランが全力疾走で走って来る

ルフにとっては当然の結果だが、ユーナにとってはやっぱり謎が深まるばかりだ……フランは一体どこから走って来たのか?などなど

それにしても、フランがユーナのもとまで来るのが早すぎる…

 

「なになに?ユーナ♪私に何か用があるんでしょ♪」

 

今日のフランは最初から絶好調である

こんな反応を繰り返して、こいしとさとりのように距離をとられないのはユーナが鈍いからと言うのもあるが、それほど気にしていないからだ

 

「それはね♪えい♪」

 

ユーナはいきなり抱き着く…

 

「あぁ……我が生涯に一片の悔いなし……」

 

フランはそう呟いて昇天した…

 

(やっぱり昇天しましたね)

 

「あれ?お姉様?お姉様ぁぁ」

 

(いやいや、そんなに揺さぶらなくても…)

 

ユーナはフランの肩を掴み、思いっきりブンブン揺さぶる…

頭がガクガクして、気持ち悪くなるくらい揺さぶる…

 

「いや……ちょっ……待って…」

 

(ご主人…フランちゃん起きてますよ)

 

「あっ本当だ♪」

 

「がふっ」

 

ユーナはフランを揺さぶっていた手をいきなり離した為、揺さぶっていた早さのまま、床に頭をぶつけた

 

(あぁ〜また気絶しちゃいましたね)

 

「う〜ん…まぁいっか…ルフ♪白玉楼に行くよ♪」

 

(えっ…フランちゃんは…)

 

お姉様も吸血鬼だし大丈夫でしょ?うんうん、問題ない♪吸血鬼は身体が丈夫だもんね♪

 

「大丈夫♪大丈夫♪行くよ♪」

 

(は、はぁ…)

 

調べた事の実践も兼ねて白玉楼で剣術をやりに行きたいし♪

 

ルフはユーナを背に乗せて白玉楼に向かう、ここ最近よく白玉楼に行くので、もう道順は完全に覚えたようだ

そして、フランは紅魔館の廊下に放置して、白玉楼に向かった為、後でレミリアに廊下で気絶したフランが目撃された

 

———————————————————————————————

 

「やっぱりルフの背中は気持ちいいね♪もうずっと乗ってたいよ♪」

 

(私は別に構いませんよ?)

 

「そう?疲れない?」

 

(そのくらいで疲れませんよ、伊達に1000年以上生きてません♪)

 

じゃあ、いいか♪

 

「じゃあ、移動とかはずっと乗せてね♪」

 

ユーナはルフの背中が大変気に入ったようで、何かと移動が多いユーナが移動の時はルフの背中に乗って移動する…

これにより更にマスコット感が強くなったが本人は気付かない…

そして、ルフの背中にいると眠くなってしまうユーナは、余計に寝ている所を発見されるのだった……ただし、フラン以外から

 

「やっぱり白玉楼までって遠いよね」

 

(仕方ないですよ、白玉楼があるのは冥界ですし)

 

「紅魔館と魔法で繋がらないかな?」

 

(出来てもやらない方がいいと思いますよ?)

 

やはり、魔法陣で繋いで亡霊などの影響を考えると、やらない事の方が得策とルフは判断する

紅魔館に、亡霊でどうにかなるなんて存在は妖精メイドくらいしかいないが、万が一を考えてここは繋げない方がいいと言っておく

 

「そっかぁ…仕方ないか…」

 

(もう着きますよ)

 

「着いたらまたルフは縁側で見ててね♪」

 

(はい)

 

そして、ユーナとルフは白玉楼に到着する

当然のようにユーナは妖夢に妖忌を呼ぶように言い、縁側でルフの背中で待つ

 

———————————————————————————————

 

「いつも待たせてしまってすまないね」

 

「いいよ♪早くやろう♪」

 

ユーナは妖夢、妖忌と共に庭に出る

 

「今日も初めは素振りからだよね♪」

 

「今日こそは……」

 

妖夢は今日こそ、今日こそはユーナに追い越せなくても、追いつくと意気込む、それは剣の腕ではなく素振りの速さではあるが、最近やり始めた者に負けるのは妖夢も悔しかった

 

「では、ユーナ殿は二刀で片方1600回ずつの計3200回でやりましょう」

 

「分かったよ♪」

 

「また離れていく…」

 

ユーナが3200回になろうと妖夢の回数が増えることは無い、変わらず800回、妖夢の二刀流は基本は一刀ベースな為、ユーナと同じ方法でやる意味が無いのだ

 

「これ以外と難しい?」

 

「くっ…」

 

二刀流になってユーナの剣撃速度は上がっていた、その為に隣で一緒に素振りをする妖夢と見比べると、妖夢が遅く感じる程速い

特段、妖夢は遅くは無い、ユーナが早すぎるだけだ

 

「ふぅ…終わった♪」

 

「なっ!?」

 

ユーナは妖夢よりも早く素振りを終えるそれでいて、適当ではなくしっかり型通りやっているのだ

それが余計に妖夢との圧倒的な差を表す

それから、少しして妖夢は素振りを終えた

 

「おじいちゃん♪次は何をやるの?」

 

「前回はユーナ殿に合ったスタイルを探しましたから、今回はそれを極めていきます」

 

「そっか、二天一流についてはしっかり調べてきたよ♪型とか色々分かった♪」

 

ユーナはヴワル魔法図書館で二天一流について大量に本を読み漁り、かなりの情報量を得た

だが、実際に使ってこそ身につくのだ、要は百聞は一見にしかずという事だ

 

「しかして、私がそこまで詳しくないのです」

 

「そうなの?」

 

「はい、その流派が二刀である事とそれが大太刀と小太刀の二本だということくらいです」

 

そのくらい分かれば十分じゃない?十分じゃないか…

 

妖忌が詳しくない為、ユーナは自分の記憶を実践する為に妖夢か妖忌と戦う事を選ぶ

実際にやった方が速い!そんな思考だ

 

「妖夢かおじいちゃんと戦って実践するよ♪」

 

「では妖夢とやると良いでしょう、妖夢の稽古にもなりますし」

 

「はい!!」

 

妖夢はユーナとの稽古にとてもやる気だ

それは、ユーナに剣術の腕でどれだけ食いついていけるかを知る為だ、祖父である、妖忌は剣術だけなら間違いなくユーナに勝ち目はなかった、不意打ちは防げなかったが、それでも剣術だけでユーナの身体能力を相手に出来ていた

 

「さあ♪始めるよ♪」

 

「いきます!」

 

最初に仕掛けたのは妖夢からだった、ユーナ相手に後手に回れば一方的にやられるのは目に見えている

その為、妖夢はひたすら攻める戦い方を取る

 

「ふふ♪バレバレだよ♪」

 

しかし、ユーナにすら読まれる程、単純になってしまっていた

その為、ユーナにその刀は届かず、あまつさえカウンターをもらってしまう

 

「くっ…」

 

「言い忘れていましたが、この稽古は一本先取ではなく時間制です、そうですねぇ…あと30分戦って貰います」

 

「大丈夫♪」

 

30分戦い続ける稽古、それは体力の増強や集中力の鍛錬にもなる30分間で集中を切らしたらやられる、そして、30分戦い続けられる体力も必要になるからだ

 

流石にこれだけで終わっちゃったらつまらないしね♪さて……

 

「次は私の番!」

 

「!」

 

妖夢は恐れていた後手に回ってしまった

ユーナの戦い方に変化は無く正面突破……だが、以前妖夢と戦った時よりも速いうえに武器ありだ

 

「そい!」

 

「ぐっ!」

 

妖夢はやはり妖忌ほどのいなしの腕は無く、ユーナの初撃をいなしきれずに吹き飛ばされる

 

「やはり受けきれませんか…」

 

「頑張れ♪」

 

ユーナは何故か他人事…

妖夢を吹き飛ばしたのはユーナなのに

 

「30分で色々試させてもらうよ♪」

 

「30分生きてられるでしょうか…」

 

それから30分、妖夢はひたすら防戦一方のまま、ユーナに新しい戦い方の実験に付き合わされた

その結果、妖夢がひたすらボロボロにされた




ユーナは流派を学ぼうとPOWER!!
的な感じで変わらない


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42話 ドッキリと実質卒業

ユーナ視点
もうたまに他の人視点になる程度になってしまっている…
いやでも…主人公だし…


昨日は妖夢と30分間の試合をやった、一方的だったけど妖夢との稽古も結構楽しかったなぁ♪

新しい事が色々試せたし、何より剣術だけなら沢山学べる事がある♪

だけど今は……

 

「ルフの背中はやっぱり良いよ♪ふかふかぁ♪」

 

(そればっかりですね)

 

「仕方ないよ♪ふかふかなんだから♪」

 

(最近ずっと乗ってますよね、移動以外でも)

 

確かにそうなんだよねぇ…

 

ユーナは移動中などはルフの背中に乗るようになってから、ユーナはルフの背中にいる事が多くなった、見た目は某何猫プロジェクトのドラゴンライダーのようになっていた

 

「私は吸血鬼からバードライダーになるよ…」

 

(バードライダーは種族じゃなくて、職業です)

 

「いいのいいの♪細かい事は♪」

 

もう、ルフになった状態で弾幕ごっこでも出来るようにしようかな?回避はルフは任せる事になっちゃなぁ……それはダメだなぁ

それだと私が楽しくない…

 

あくまで自分が楽しめる事が優先のユーナは回避すら楽しんでやっていたりする、でないと回避を踊りながらなんて事はしない

 

(刀を受け取る期日ってもうすぐでは?)

 

「確か明日だね」

 

「二本の刀でしたね」

 

「私はあと一本は自分で作るよ♪」

 

両方とも普通の刀と同じ長さだから、あと一本は小太刀を自分で作るつもりで剣術のあとは地底で鍛冶屋に学びに行こうかな?

 

ユーナのやりたい事は日に日に増えて行く、そのうちやりたい事を全てやる為に不老不死にでもなるのではないだろうか?

 

(今日も剣術稽古ですか?)

 

「お昼過ぎに行くよ♪」

 

(もう基本しかやってないですよねぇ)

 

「仕方ないよ、おじいちゃんも教えるほど極めてないみたいだしね、だから基本を学べれば十分だよ♪」

 

あとどのくらいで剣術の基本は終わるのかな?

 

ユーナの剣術の腕は決して高くはないが、それでも基礎はもうほとんど完了していた

 

———————————————————————————————

 

そんなこんなで、昼過ぎになった

 

「そろそろ行こうか」

 

(はい)

 

「レッツゴー♪」

 

ユーナは依然ルフの背中の上…

バードライダーユーナは今日も今日とて白玉楼へ向かう

 

「ルフって私が剣術稽古やってる時って何やってるの?いっつも」

 

(ご主人が剣術稽古してる時ですか?そうですねぇ……大人しく稽古を見ているか幽々子で遊んでます)

 

幽々子で?幽々子とじゃなくて?

幽々子でどうやって遊ぶんだろう?面白いのかな?

 

「どうやって幽々子で遊んでるの?」

 

(いえ、簡単な事ですよ?幽々子が私をご主人の連れてるただのペットだと思っている時に明らかに普通じゃない動きをするとか、例えば幽々子が私を視界から外した隙にサイズを大きくして、再度視界に入れたら大きさが変わってて二度見したりします)

 

「私には出来ないね、それ」

 

(他の方法でやれば良いのでは?)

 

他の方法かぁ……光を透過してみようかな?

 

「次に遊ぶ時に光を透過でもしてみるよ」

 

(そうすると……)

 

「透明になる」

 

そう、目に見えるという現象は、対象に反射した光が網膜に投影される事で起きる現象なので、その光を透過する事で、ユーナに光は反射せずに通り抜け、網膜に投影される事がなくなるので、見えなくなるのだ

ただし、光を透過すると自分も周りを確認するすべを失う

 

「それか、いきなり幽々子に光が届かないようにするとか」

 

(届かなくするとは?)

 

「透明になる事と同じように、周りの光に能力を使って幽々子の網膜には光が入らないようにする、そうすると幽々子は何も見えなくなる」

 

(いきなりやられると恐いですね…)

 

多分ね、でも恐怖体験を亡霊になってからすることなんてないだろうし、新鮮だと思うんだよね♪

 

この二つは、戦闘にも応用が出来るが、ユーナはそれに気づかず、ただ遊ぶ為だけに使う

例えば、光の透過を弾幕に対して使えば弾幕は見えなくなる、そして、弾幕は音こそすれど多段で撃つ為回避はほぼ不可能になるし、逆に相手に使えば弾幕が見えなくなり同じ結果を得る事ができる

 

「今日やってみよう♪思い立ったが吉日ってよく言うし♪」

 

(やるにしても、しっかり考えてからにしてくださいね?)

 

「分かってるよ♪やるなら徹底的に♪」

 

(違う…そうじゃない…)

 

違った?でも、徹底的にやらないと私が楽しくないからなぁ

うん、やっぱり徹底的にやるのが1番だね♪初めてだなぁ♪幽々子にドッキリするの♪

 

(では着きますよ)

 

「決めたよ♪このプランなら完璧だよ♪」

 

(嫌な予感しかしない…)

 

ユーナは冥界の入り口から白玉楼までの道で幽々子にするドッキリのプランを完璧に立て終える

そのプランは相手が亡霊だろうと、人間だろうと妖怪だろうといきなりなら間違いなく驚くものだった

 

「おっいたね♪幽々子」

 

(ここからするんですか?)

 

「勿論♪驚くところ見たいしね♪」

 

さ〜て、ドッキリ開始♪

 

まずは幽々子に対する光を透過して、幽々子事態を透明化…

この時ユーナは能力で見えるようになっている、まったく便利な能力だ…

そして、幽々子に届く音と幽々子から出る音を消滅させる、そうする事で、幽々子には何も聞こえない状態になる

結果的に幽々子は一瞬にして、何も見えず、何も聞こえず、誰にも見えず、誰にも声が届かない……そんな完全に無の状態になった

幽々子が何を叫ぼうと、何をしようと音は出ず、助けは期待できないそんな、存在消滅の恐怖体験

下手したら……というか、普通にトラウマものだった

 

(私には幽々子が完全にどこにいるか分からないのですが?)

 

「私には見えてるから大丈夫♪ふふふ、スッゴイ焦ってる♪」

 

(そりゃそうですよ、焦ってるのに何も聞こえないって事はご主人、幽々子からの音を消しましたね)

 

「それだけじゃないよ?幽々子への音も消したよ?」

 

ふふふ♪焦ってる焦ってる♪このまま1日放置してみようかな?

あっそうだ♪これじゃあまだ徹底的じゃないよね♪

 

(これじゃあ、幽々子の妖気しか分かりませんよ……あっ)

 

「ふっふっふ♪幽々子から出る妖気も消しちゃった♪」

 

(流石に妖夢が幽々子を探しにここに来ますよ?)

 

妖夢が来る?……また良い事思い付いた♪幽々子事態も透過しちゃおう♪

 

ユーナは妖夢が幽々子に触れる前に触れて、幽々子事態を透過する事を画策する、そうすると完全に幽々子は何も出来なくなる

 

「幽々子様?どこですか?」

 

おっ、来た来た♪

 

「妖夢♪どうしたの?」

 

この時、ユーナはワクワクで終始笑顔だった為、普段と変わらず逆にバレなかった

 

「ユーナ、幽々子様見ませんでしたか?姿が見えなくてですねぇ」

 

「そうだね♪」

 

この先にタッチ♪準備完了♪

 

妖夢より先に接触する事に成功し、幽々子は妖夢に触れる事が出来ず、更に焦る

 

「……!……!」

 

音は私にも聞こえないんだ♪だから、なんて言ってるか分かんない♪

 

そしてとうとう、幽々子は誰にも感知不可能になった

 

さて?いつ解除しようかな?そうだ♪

 

(ご主人……また何か思いついたんですか?)

 

「うん♪」

 

幽々子は何も見えずに手を前に出して歩いていた、何にも接触出来ないので何にもぶつかりはしないが幽々子はそれに気づけない、そこに、ユーナが幽々子の前に立った状態で解除した

 

「どうだった?幽々子♪」

 

「ユ、ユーナ?」

 

幽々子は少し涙目だった

いくら亡霊とはいえ、消滅は皆恐怖する事だ

 

「ドッキリ大成功だね♪」

 

「……もう……やめて欲しいわ…とても不安になるのよ?」

 

「同じ事は二回しないよ♪」

 

「そぉ…」

 

ユーナはこの時、『同じ事は二回しないよ』と言った、それはつまり別の事ならもう一回する可能性があるという事だった

 

「あっ幽々子様!一体どこに?」

 

「それは……」

 

ユーナは口元に人差し指を立てて、笑っていた

 

「………ちょっと出かけていただけよ」

 

「そうですか?」

 

「さ〜て今日も剣術の基本頑張るよ♪」

 

「では、師匠を呼んでいますね」

 

妖夢は妖忌を呼びに再び白玉楼に入っていく

 

「じゃあ、このドッキリの仕掛けを教えてあげるね♪」

 

「えぇ、私は結構大きな声を出していた筈なのに妖夢ちゃんは知らなかったって事は見えなくしただけじゃないのでしょう?」

 

「うん♪幽々子にはまず幽々子に届く光を透過して、幽々子を透明化と同時に何も見えなくして♪幽々子から出る音と幽々子に届く音を消滅させて、何も聞こえないし、音も出せなくして♪服の端っこを触って幽々子自身を透過させて、何にも触れれなくしたの♪」

 

ユーナは幽々子にこのドッキリの仕掛けを一から説明する

その時のユーナはやはり笑顔、ドッキリを仕掛けた側なので楽しいのは当然なのだが…

そして、幽々子は苦笑い

 

(ご主人…やっぱりご主人の能力は万能ですねぇ)

 

当然、このドッキリ中ユーナはルフの背中の上、バードライダー状態だったので、ルフは今何をやらされているのか分かっておらず、この時初めて何をしていたのかを完全に知った

 

「こういう時はスッゴイ便利だよね♪」

 

「そのルフって子と話せるのね」

 

「調整が難しくて触ってる間しか出来ないけどね♪」

 

それでも、別の生物との会話を可能にするだけ、すごい事だ……

この使い方の応用でドラ○もんの翻訳こんにゃくのような事も可能だったりするのだ

そうして、幽々子と話をしていると、妖忌が来た

 

「ユーナ殿、今日も剣術の基礎をやってもらいます、そして、今日で粗方やる事が無くなるので、私が教えられる事が同時に無くなります」

 

「おぉ♪とうとう卒業かな?」

 

「それでは、まずは素振りからです」

 

「妖夢だよね♪」

 

ユーナは妖夢を連れて、庭に出て素振りを始める

回数は前回と同じ、ユーナが3200回で妖夢が800回だ

 

「今日こそ……今日こそは…」

 

妖夢はまだ諦めない、ユーナは今日で剣術指南を終える……それが、更に焦りを生む

当然結果はユーナの方が早い…ユーナと妖夢では基礎身体能力に大きな差があるのだ追いつくだけでも至難の技だ

 

———————————————————————————————

 

「おじいちゃん?次は?」

 

「はじめの方でやった座禅、精神修行です」

 

いつやったっけ?覚えてないなぁ?

 

ユーナは座禅の本当に最初の段階で寝ていた為覚えていないのも無理はない…

本当は寝る時では無いんだが…

 

「では、始めます、無心になるのです」

 

「うん♪」

 

もう既に無心では無い…

 

「喝!」

 

「っ!」

 

妖夢も無心では無い、焦りしかない

 

「喝!」

 

「……zzz」

 

やっぱりユーナは座禅が出来ない……じっとしている事が出来ないのだ

それは、すぐに動いてしまうというよりじっとしていると眠くなってしまうからだ

 

「……妖夢」

 

「えっ!?」

 

「ユーナ殿を起こしなさい」

 

「この流れは…」

 

そして、前回同様に妖夢は抱き枕にされる、もといベアーハッグされた

 

———————————————————————————————

 

結局ユーナを起こすのに苦戦する事になってしまった妖夢と妖忌

起こすのにだいぶ時間がかかってしまった

 

「……それで、正式に卒業するのは明日、刀を受け取ってからです」

 

「分かったよ♪じゃあね♪」

 

そうして、実質的な剣術指南を終えた…

そして、その帰り道…

 

「……zzz」

 

紅魔館に着くまでルフの背中で眠っていた…




やはりユーナは最強!!
能力、身体能力共にチートです!これぞ主人公最強なのです!
ユーナにできない事は自分の事だけなんです!

今回ユーナが幽々子に仕掛けたドッキリは現実じゃあ絶対に出来ないので、仕掛けられた人って居ないんですが、多分スッゴイ怖いんじゃないかな?


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43話 専用武器と伝説の刀

ユーナ視点
とうとう専用武器……


…今日は…私の刀が完成する日!やっとだよ♪

1週間+1週間の2週間……長かったなぁ…まぁ、剣術の基礎を沢山分かったしいっか♪

 

「ルフ行くよ♪」

 

ユーナは今もルフの上、そしてルフの頭ペチペチして早く行こうと催促する

 

(分かりましたから、頭をペチペチしないで下さい…)

 

「早く早く♪」

 

ルフの言葉を無視して頭をペチペチし続ける

ルフも諦めたようで、紅魔館の玄関に向かう…

 

「そう言えば最近、お姉様達に会ってないね?」

 

(ご主人が寝てるからですよ、レミリアちゃんとかパチュリーはご主人が寝ている時によく合いますよ?フランちゃんは知りませんけどね)

 

「それで最近合わなかったんだぁ……フランお姉様は?」

 

さっきルフはフランちゃんは知りませんけどねって言ってたから、フランお姉様とは会ってないって事だよね?なんで?

起きてる時にすらほとんど会ってないよ?

 

フランがユーナと寝ている時に会えないのは謎だが、ユーナが起きている時にすら会っていないのは、そのタイミングでフランが寝ているからだった

つまりはユーナが起きている時は大抵フランが寝ていて、フランが起きている時はユーナが寝ている、それに加えてフランはユーナが寝ている時にはほとんど会えない、もはや呪いではなかろうか…

 

(さぁ?フランちゃん探します?)

 

「今日はいいや、それよりも♪早く白玉楼に行くよ♪」

 

(また……はぁ、私は気にしないことにしますね…)

 

ユーナは再びルフの頭をペチペチする

もうルフは気にしないようにするようだ……

 

「♪〜♪〜」

 

(それでは、行きますよ)

 

「うん♪」

 

ルフはもう何度目かの白玉楼への空を飛ぶ

終始ユーナはルフの頭を鼻歌混じりにペチペチしていた…

 

「最近弾幕ごっこしてないから、弾幕ごっこしたいなぁ……」

 

(幽々子とでもやれば良いじゃないですか)

 

「幽々子とかぁ♪良いかも♪幽々子は強いし楽しめるはず♪」

 

弾幕ごっこはルフに乗ったままとは行かないから、その時は降りるかぁ……乗ったままやりたいけど回避が楽しくないと思うしなぁ…

いや、物は試し!乗ったまま幽々子と弾幕ごっこをしよう♪

 

ユーナはルフの承諾を得ずにルフ込みの弾幕ごっこをする事を決める

どうせルフはその事に関して拒否はしないだろうが、初戦の相手が幽々子とはルフも運が悪い…

 

「ルフ♪トップスピード♪」

 

(これでも結構速めなんですけどねぇ…まぁ、いいか…了解です)

 

ルフは更にスピードを上げる

その結果、ルフのスピードは鳥にも関わらず衝撃波(ソニックブーム)が発生する程速くなる、当然ユーナはそんなの御構い無しにルフの頭をペチペチする

音速で飛ぶルフの背中ですらユーナは遊ぶ余裕があった…

その事に対して少しルフはショックだった…自分の最速がユーナにはまだ余裕という事だからだ

 

「おぉ♪もう冥界の入り口だよ♪」

 

(トップスピードですしね)

 

ルフはそのままの速度で白玉楼を目指す

 

———————————————————————————————

 

(そろそろ着くので減速しますよ)

 

「分かったよ♪」

 

ルフは白玉楼まであと50メートル程の所で減速する

普通なら背中に何か乗っていれば前に飛んで行ってしまうが、ユーナに変化は無い

 

「着いたぁ♪」

 

ルフとユーナが白玉楼に着くと、そこには妖忌が立っていた

どうやら門番のような事をしているようだ

 

「これはユーナ殿、少ししたら行きますのでそれまでお待ちください」

 

「うん♪」

 

ユーナはそう言うと、ルフに白玉楼の縁側に行くように指示する

縁側にはいつもの幽々子がいる

なぜ幽々子がいつも縁側にいるかと言うと、ただ単にそこでお茶を飲んでいたり、お茶菓子を食べたりするのが好きだからだった

 

「おはよう幽々子♪」

 

「あら?ユーナじゃない、今日は早いのね?」

 

もユーナが白玉楼に来る時間はお昼過ぎだった為、幽々子は驚く

それと同時に思い出した

今日はユーナの刀を妖忌と共に取りに行く日であった事を

 

「あぁ〜そう言えば刀を取りに行くのよね」

 

「そうそう♪」

 

(妖忌の用事が終わるまで暇ですねぇ…)

 

当然、このルフの声は幽々子には聞こえない

 

「そうだねぇ♪」

 

ユーナはどこか楽しそうにルフの一言に返す

(なんでそう楽しそうなんですか…)

 

「だって専用武器だよ?スッゴイ楽しみなんだもん♪」

 

ユーナはこのユーナ専用の刀を作ってもらう事で『待て』を習得した

なんとも犬のような事を習得したものだ

 

「早くおじいちゃんの用事が終わらないかなぁ♪」

 

(そうですねぇ…)

 

ユーナとルフは妖忌の用事……門番の様な仕事、実際には悪い亡霊が白玉楼に入らない様に結界を張る事が終わるまで縁側で幽々子と共にお茶を飲んだりして待った

 

———————————————————————————————

 

そして、5分に妖忌が戻ってきた

どうやら仕事は終わったようだ

 

「遅くなってしまって申し訳ない、この時間はいつもあの結界の補修を行なっておりまして」

 

妖忌はいつもこの時間、朝に結界の補修、点検をしておりそれが妖忌の仕事の1つだった

 

「さぁ♪早く行こ♪」

 

(元気ですねぇ…)

 

「私は朝から元気だよ♪」

 

朝から元気と言うよりは、ユーナは1度寝て起きると大抵元気だ

よって、朝にユーナが起きる為大抵朝は元気なのだ

 

「では、行きましょうか」

 

「うん♪」

 

妖忌とユーナとルフは白玉楼を出て、妖怪の山、もとい妖怪の山にある地底の入り口を目指して移動を開始する

 

「おじいちゃん♪地底には強い妖怪っていたっけ?」

 

ユーナが妖忌にそう質問をする

 

「それはいるでしょうな、地底には鬼と言うとても強い妖怪が住んでいますし」

 

「おぉ♪鬼かぁ♪楽しみだなぁ♪」

 

ユーナも吸血鬼、名前に鬼が入っているからか、好戦的な一面を持つ為新しい力、武器を手に入れると使いたくなってしまう

今回はその相手が地底にいる強い妖怪、鬼なのだ

 

(油断はしないで下さいよ?)

 

「私は油断した事ないよ?」

 

(普段隙だらけなんですけどねぇ…起きてる時も)

 

ユーナは武術の達人ではないので、普段から隙が無い状態を保つ事なんて出来はしないが、いくら隙を突いてもユーナの能力の前では無力だ、ユーナが普段弾幕ごっこで回避をするのは楽しむ為であって回避の必要は無い、物理的干渉を透過する事で弾幕が当たらなく出来るのだから

言わば、ユーナはあえて楽しむ為に回避をするだけで、その気になれば一方的に当たらない状態に出来てしまうのだ、なので普段、能力を発動しているユーナには隙を突いて攻撃しても当たらないのだ

なので隙だらけでも問題ないのだ

 

「ユーナ殿、鬼と戦っても構いませんが、しっかり相手の了承を得てからにして下さいね」

 

「鬼なら絶対に受けてくれるよ♪」

 

(好戦的な種族らしいので、受けるでしょうね)

 

そんな話をしているうちに、地底の入り口に着いたユーナ達

そこにある縦穴に飛び込んでいく、妖忌は気配察知でユーナは吸血鬼の特性でみえているのだが、ルフは鳥目で全く見えない上に気配察知も出来るわけではなかったが、ユーナが指示を出して降りる

 

「ここって確か……へんな糸を出す妖怪がいたよね?」

 

「土蜘蛛ですな、地底の門番の様な事をやっているので弱くは無いですが、ユーナ殿なら全く問題ないでしょう」

 

(土蜘蛛ですかぁ…虫?ご飯ですか?)

 

ルフは鳥なので虫は基本的に餌だが、土蜘蛛のヤマメを食べるとなると倫理的にアウトな気がする

特に見た目が……人が大きな鳥に食べられている絵面になってしまう

 

「食べちゃダメだよ?人型だったしね」

 

人食い妖怪が何を言うかと言わんばかりの事を言っているが、流石に食べる事は止めるだろう、人型の妖怪を一時期ペットにして遊んでいたが

 

(そうですか?じゃあ控えますね)

 

「ユーナ殿はそのルフという使い魔と一体何を話せば食べる食べないなんて話になるんでしょう?」

 

妖忌にもルフの声は聞こえないので、ユーナが1人で鳥に話し掛けている様にしか見えない

 

「ルフがね♪土蜘蛛が虫かな?って思ったみたいで食べようとしたから、ダメだよ?って言ってたの♪」

 

「さようですか」

 

「もうそろそろ着くみたいだね♪」

 

ユーナの視界には大きな蜘蛛の巣が見えている

ユーナはルフに右に1メートル移動し、羽を折り畳む様に指示をし蜘蛛の巣を回避、妖忌はなぜが蜘蛛の巣を回避に成功している、蜘蛛の巣に気配は無いはずだが…

 

「またお前か!今度こそ待ってもらうからな!」

 

「今日も忙しいの♪だから待たないよ♪」

 

(待つくらいならいいでしょうに……)

 

「ユーナ☆パーンチ♪」

 

安定のユーナパンチでヤマメを撃破する、これで3回目だ

3回も待ってもらえず、一撃で吹き飛ばされるヤマメ……

 

「では行きましょうか」

 

妖忌は気にしていない様子で先を急ぐ

 

「またこの大っきい門♪」

 

(おぉ、ここなら前が見えますねぇ)

 

門の向こうから漏れる、旧都の光でルフにも辺りが見えるくらい明るくなっていた

そして、その入り口にある橋には前回同様、水橋パルスィがいた

 

「あっ♪あの面白い妖怪さん」

 

「うわぁ…」

 

もはや妬ましいとすら言わなかった…

言っても意味が無いし、仮に言っていればユーナが面白がって拉致するのは目に見えていたからだ

 

「じゃあねぇ♪面白い妖怪さん♪」

 

「え、えぇ…」

 

今回はパルスィをスルーしたユーナ達は鍛冶屋を目指す

旧都は前回と変わらず賑やかで明るかった、そして、ユーナは鬼をちゃっかり探していたが、そのまま鍛冶屋に着いてしまった

 

「あっ来た来た、しっかり出来てるよ、はい」

 

鍛冶屋の尼さんが二本の刀をユーナに差し出す

 

「おぉ♪」

 

「ふむ、では代金です」

 

妖忌はその尼さんに代金を渡す

勿論費用は紫持ちだ、と言うか紫が積極的に渡してきた

 

「毎度あり」

 

「では」

 

ユーナ達は二本の刀を持って鍛冶屋を出た

 

「この刀なんて名前にしようかな♪」

 

(それオリハルコンから作られてるんですよね?だったらロ○のつるぎとかでいいんじゃ無いですか?)

 

「つるぎじゃ無いからだめだね」

 

そこでは無いがユーナは却下した

 

「二本あるし関連付けた名前がいいな♪」

 

(疾風、迅雷とかですか?)

 

「そうそう♪そんな感じ♪」

 

ユーナは漢字で、二本で1つの様な名前か関連付けた名前にしたいが、ユーナは前々から考えていたわけでは無いので出てこない

 

う〜ん…カッコいい名前がいいよね……何にしようかな♪

う〜ん………よし♪これにしよう♪

 

「ルフ♪決めたよ、こっちの刀身が黒い方が村正で刀身青白い方が正宗にするよ♪どっちも刀工の名前繋がりだし、黒い方は見た目が妖刀ってぽいから♪」

 

(いいんじゃないですか?変な名前をつけるよりは)

 

変な名前ってどんなのだろう?

 

ユーナは二本の刀に、村正、正宗と名付けた、その刀の元となったものは、方や妖刀、方や最も有名であろう刀の名を付けた

そう名付けた理由は、二本の刀の見た目だった

二本のうち後から製作を依頼した方の刀は材料の問題で刀身が黒く、赤い装飾がされていた為、妖刀っぽい見た目だとユーナが判断した為妖刀と言えば村正、そして、それに関連付けた名前が正宗だったのはどちらも刀自体の名前ではないからだった

 

「では、ユーナ殿これで、正式に卒業です」

 

「うん♪ありがと♪」

 

ユーナはこれで妖忌の剣術指南を正式に卒業したのだった

 




二本の刀データ
1本目
名称:正宗
見た目:刀身が青白く、持ち手と刀身に金の装飾がされている(そのうち絵を描く)

二本目
名称:村正
見た目:刀身が黒く、持ち手と刀身に赤い装飾がされている(こちらもこのうち絵を描く)

二本の強度
ユーナが全力で振ってもなんの問題も無い程高い強度を持ち、その為凄く重くなっている

二本の切れ味
分厚い鉄板を豆腐かの様に両断する程の切れ味を持つ

二本の重さ
両方とも600キロのトータル1200キロ(鍛冶屋の尼さんは雲っぽい入道に一本ずつ持たせて渡していた)

現状、この刀を使える者はユーナしかいない
重すぎ…


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44話 試し斬り失敗と怪力乱神

ユーナ視点
もうこれいる?最近ずっとユーナ視点だよね?
たまに視点変更する時だけでも良い気がしてきた今日この頃…

あと、44話目にして最近始めて評価のコメントの見方が分かった…
これは……私はポンコツ過ぎやしないだろうか?


おじいちゃんから、正式に卒業が言い渡されてまず、何をしようかと今は旧都を歩いている、その背中には二本の刀を担いで……

剣士っぽくなったんじゃないかな?なったよね♪刀持ってるし♪

 

(珍しく自分で歩くんですね?今日は)

 

「うん♪歩きたい気分だったし、何よりこの刀持った感じ、すっごく結構重かったの、だからルフが重いかなぁって思って歩いてるよ」

 

(その刀ってどのくらい重いんです?)

 

重さかぁ……正確には全く分かんないなぁ…

取り敢えず重いって事しか分かんない、何か比べるものなかったかなぁ?

 

ユーナはこの刀、正宗と村正の重さに近い物を身近なもので思い出す

だが、出てこない

当然だろう、日常生活でトータル1200キロもの物質はそうそう無いのだから

 

「この刀の試し斬りもしたいし、誰か挑んで来ないかなぁ?」

 

(物騒ですねって言うか、普通に歩いてる時も私には触ってるんですね)

 

「触らないと喋れないからね」

 

ユーナは今、ルフの右側を隣を歩き、左手でルフの首元に手を置いている

そして、何故、刀乗っていないのかと言うと、刀の持ちかな…いや、背負い方の問題で肩に乗れない

ユーナは二本をクロスさせた、背中には背負っている

つまり、ルフが肩に乗ると、ルフの尾羽が刀の持ち手に当たってしまうのだ

 

(刀って腰に刺すものじゃなかったでしたったけ?)

 

「腰に刺すにしても、この刀を支えられる紐がねぇ、長過ぎるんだよね、これ」

 

ユーナの刀には、とても頑強な紐が付けられており、その紐で背中に背負っている

そして、その紐は腰に刺すには長過ぎる

 

「そもそも、この刀背負ってルフに乗れるのかな?」

 

(その刀が、どれくらいの重さかにもよりますかね?)

 

この刀はトータルでユーナの体重の何十倍もある為、ユーナはルフにそもそも、乗れるのかを懸念する

 

「パチェに空間魔法でも教えてもらおうかなぁ?」

 

(良いんじゃないですか?持ち運びが楽になって)

 

「あっ、ねぇねぇ♪ルフ♪あれって鬼だよね♪」

 

ユーナが旧都を散策し始めてから、30分くらいでユーナは酒屋に鬼がいるのを発見した

 

(そうですね、鬼…ですねぇ)

 

「言ったら戦ってくれるかな?」

 

(どうでしょうね)

 

ユーナは、鬼を発見し、試し斬りをしたくなってしまった

 

あの人でいいかな?

 

そこには沢山いる鬼で、1番長身だった為、ユーナに目を付けられてしまった鬼が1人

 

「ねぇねぇ♪おじさん♪私と勝負しよ♪」

 

「あ?なんだ嬢ちゃん、勝負だぁ?やめとけやめとけ、嬢ちゃんみたいな子供が鬼に挑むなんて無謀も良いところだ」

 

そう言って、その長身の鬼は仲間達とまた話始める

 

むぅ〜良いじゃん!ちょっとくらい!

 

「分かったよ…刀は使わないから良いでしょ?」

 

「そうじゃねぇよ!しかも、なんで俺が手加減されたんだよ!」

 

違ったかぁ……じゃあ何がそんなに気に入らないんだろう?まさか…

 

「おじさん、大っきいし強そうだと思ったんだけど、もしかして凄く弱いの?」

 

ユーナは、別に煽りでこの発言をした訳ではない

そもそもユーナに煽りなんて高等テクニックは使えない、煽れるほど頭がよろしくないのだ

 

「なんだと!良いだろう!やってやろうじゃねぇか!」

 

長身の鬼は、苛立ってユーナの勝負を受けた

そして、長身の鬼の仲間は笑いながら「やれ!やれ!はははは!」と何故か乗り気だった

 

「やったぁ♪じゃあ約束通り刀はなしね♪」

 

「なんでも良いからかかってきやがれ!」

 

長身の鬼は頭に血が上っていた

 

「じゃあ、私から行くね♪」

 

ユーナのそのおちゃらけた雰囲気が、長身の鬼を更に苛立たせる

 

「それじゃあ♪よいしょ♪」

 

ユーナは、素手だろうと、刀を持っていようと、戦い方に変化はなく正面から堂々と接近し、鬼の頭上から地面に向けて拳を振り下ろす

 

「がっ!?」

 

長身の鬼は、ユーナの拳の前に沈んだ……文字通り、地面に頭が沈み込んでいた、つまり、長身の鬼は地面に頭が埋まっている

 

「な〜んだ、おじさん本当に弱いじゃん…」

 

この鬼も別に弱い訳ではない、この鬼の仲間うちでは、かなりの実力者だったのだ、しかし、相手が悪い、ユーナは高い身体能力を持つ、吸血鬼の中でも異質、要は突然変異体の様な存在だ……強さ的に

 

「おいおい、やられたんじゃねぇかよ!はははは!」

 

仲間がやられても鬼達は、笑うだけ

そんな鬼達に、ユーナは次々と勝負を挑む

 

「このおじさんは、弱かったから、次はそこの貴方ね♪」

 

「おっ?俺か?いいぜぇ、やろうじゃないか!」

 

そうして、ユーナは酒屋にいた鬼、全員を一撃で地面に沈めた

その光景は、片翼の子供に鬼達、総勢10程が全員地面に埋められている、何とも異様な光景だった

 

(ご主人?もう相手はいませんよ?)

 

「あれ?もう?そっかぁ、じゃあ次だね」

 

ユーナは渋々、次の獲m……鬼を探して散策を再開する

 

あの鬼達は弱かったし、次はきっと強い鬼に会えるかな♪

 

そうして、ユーナが旧都散策を再開してから10分後

1人の鬼が、面白いものを見つけたかのように、ユーナに話しかけてきた

 

「嬢ちゃん、酒屋で鬼を10近くのしたんだってな」

 

「貴方は?」

 

「私か?私は星熊勇儀、ここの鬼のまとめ役みたいなもんだよ」

 

まとめ役?じゃあ、強いのかな?

 

「へぇ〜♪じゃあ、私と勝負してくれるの♪」

 

「アンタ、急にテンション上がったな……まぁ、そういう事だ、私も暇してたんだ、遊び相手になってもらうよ」

 

「うん♪」

 

ユーナと勇儀が勝負を開始する直前、ほかの地底の妖怪は、何やら賭け事を始めた、その内容は……どちらが勝つか

星熊勇儀か片翼の子供妖怪、勿論、地底の妖怪は星熊勇儀に賭ける、地底の妖怪だからこそ、勇儀の強さをよく知っている

だが、地底の妖怪だからこそ、ユーナの強さを知らなかった

 

「ほかの鬼には、一回も刀を使ってないし、勇儀にも刀は使わないよ、フェアじゃないしね♪」

 

(フェアなんて言葉、よく知ってましたね)

 

「パチェが教えてくれた♪」

 

やはり、ユーナの頭は残念だ…

 

「面白い戦いができるならどっちだって良いよ、私は!」

 

「ルフ♪離れててね♪」

 

ルフはユーナと勇儀の近くから離れる

 

「私から行くよ!」

 

「おぉ♪初めての反応♪」

 

勇儀はユーナに接近し、その豪腕で殴り付ける

だが、ユーナには当たらない

 

「それそれ♪」

 

「やっぱり避けるか!やるじゃないか!」

 

えへへ♪褒められた♪

 

それから、勇儀はひたすらに攻め続ける

 

「ほらほら!避けるだけかい!」

 

「じゃあ、私からも行くよ♪」

 

「アッハハ!そうこなくっちゃなあ!」

 

勇儀に続いて、ユーナも攻めに入る

お互いが、お互いの攻撃を避け続ける

そんな均衡状態を打ち砕いたのは、ユーナだった

それは、これまでのどの攻撃よりも速く、拳を突き出し、回避を間に合わせない

勇儀はその速度に合わせて、勇儀も拳を突き出し攻撃する

そして、ユーナと勇儀の拳はぶつかり合う

 

「初めてだよ♪正面から受け止めた鬼♪」

 

「そうかい!」

 

そこから、ユーナと勇儀はラッシュの打ち合いになった

 

「アハハ♪」

 

「いいねぇ!」

 

そして、ラッシュの打ち合いの末に、勇儀が弾かれ、後ろに跳ぶ

ユーナはすかさず思いっきり振りかぶって拳を突き出し攻撃、勇儀も思いっきり振りかぶって拳を突き出し攻撃をし、お互いの拳がぶつかり合い、周囲に衝撃波を発生させる

 

「まさかこの私が、力勝負で弾かれるとはねぇ!」

 

「勇儀♪まだまだ行くよ♪」

 

面白い♪面白いよ♪勇儀♪こんなに面白いのは霊夢以来だよ♪

 

尚も両者の拳はぶつかり合い、周囲を吹き飛ばす

辺りはもう大惨事だ、だが、2人は止まらない

 

「はっははは!面白いねぇ!」

 

「うん♪」

 

「だが!これで決める!四天王奥義「三歩必殺」!」

 

「じゃあ、私も♪片翼の天使奥義「ロード・オブ・ディザイア」!」

 

勇儀の三歩必殺は、勇儀が足を踏み鳴らす度に、彼女が一歩で行ける範囲に弾幕を高密度で埋め尽くす技

三歩以内ならほぼ即死であるが、勇儀の三歩は広すぎるので、基本即死

それに対して、ユーナのインパルスディザイアは、左手に高密度の妖力を集中させ、地面を殴り、地表ごと相手を消し飛ばす技…

両者の奥義がぶつかり合い、周囲に多大な被害を与える

しかし、両者の技は止まらない

 

「奥義すらも受け止めるとはねぇ!」

 

「アハハ♪楽しい♪でも終わりだよ♪」

 

そして、ユーナのインパルスディザイアは、再度、地表を消し飛ばす程の衝撃を放つ

 

「くっ!ぐあぁ!」

 

ユーナはとうとう、勇儀の三歩必殺を正面から、消し飛ばす

その衝撃で勇儀すらも、吹き飛ばし、勝負は決着した

 

「アハハ♪楽しかったよ♪勇儀♪」

 

「負けた負けた、はっははは!そういや、嬢ちゃんの名前、聞いてなかったねぇ」

 

「私は、ユーナ・スカーレット♪吸血鬼だよ♪」

 

そうして、ユーナと勇儀の戦いは終わり、勇儀は周りを見渡して、やってしまったと、嘆く

ユーナと勇儀の周囲は衝撃で何もなくなっており、はるか先に建物の残骸が散乱していた

 

「あちゃ〜、やっちゃったねぇ」

 

「何にもなくなっちゃったね♪」

 

そのあと、ユーナと勇儀は、ほかの鬼の協力の元、旧都の後片付けをした、その後で勇儀とユーナは地霊殿に行き、さとりに報告

その報告は軽く……やっちゃったぜ☆的なノリだった

その報告を聞き、さとりは頭を抱える

同時に、地上で紫も頭を抱える、地上にまで届く轟音を聞いて、地底の様子、スキマを通して覗いてみれば、怪力乱神と名高い、星熊勇儀と紅魔館の問題児、ユーナが殴り合いのガチバトルを繰り広げていた

その時、既に辺りは吹き飛んだ後だった

そして、ユーナは地底でかなり有名になった、地底で最強の鬼である、星熊勇儀を力勝負で正面から負かした子供として

 

「さ〜て、そろそろ帰らなくちゃ♪」

 

「そうかい?じゃあ、またなユーナ」

 

「バイバイ♪勇儀♪」

 

ユーナはルフを連れて、地上に戻る

その途中、当然ヤマメ登場からのユーナパンチが炸裂し、ユーナが戦いの後だった為か、威力が上がっており、ヤマメは縦穴の外壁に完全にめり込んだ

そんなこんなで、ユーナはルフと共に紅魔館に到着する

 

「ただいま♪」

 

「おかえりなさいませ、ユーナ様」

 

咲夜が、玄関で出迎える

 

「咲夜♪ただいま♪じゃあね♪」

 

「では…」

 

咲夜は、そう言ってその場から搔き消える

時を止めて移動をしたのだ

 

「久し振りに、レミリアお姉様に会いに行こう♪」

 

(久し振りではないんですけどね、ご主人が寝てただけで)

 

「それでも行くよー♪」

 

ユーナはレミリアの部屋に走っていく、ルフはその後ろを飛ぶ

そして、ユーナはレミリアの部屋の前に着き、扉に突撃する

扉は粉々に粉砕された

 

「お姉様♪」

 

「ユーナ…また、私の部屋の扉が…はぁ…」

 

それからユーナは、その日あった出来事をレミリアに話す

刀を受け取りに行き、刀に名前を付け、旧都を散策し酒屋の前で鬼を倒し、鬼の四天王の星熊勇儀と殴り合いの戦いをした事、色々話して聞かせた、その時のレミリアは、楽しそうに話すユーナを微笑みながら聞いていた




ついでに、妖忌は先に帰ってるよ
さとりは胃が痛くなって、紫も胃が痛くなって
勇儀は久し振りに、全力で戦って上機嫌だったよ

あと、名前で分かった人がいるかもしれないけど、インパルス・ディザイアの元ネタは、テイルズオブベルセリアの主人公の秘奥義なんだよ
それの究極強化型をユーナは使ってるよ
良かったら見てみてね、イメージ湧くと思うから


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六章 片翼の天使自由奔放編 45話 フラン捜索と空間魔法

ユーナ視点
久しぶりの紅魔館組登場回
最近紅魔館組はご無沙汰だったからね


結局、昨日って刀もらいに行って、試し斬りがしたくて旧都に残ったのに、勇儀と遊んだだけだったんだよね…

試し斬りしかたかったなぁ…

 

「ルフ?今日はフランお姉様を探すよ♪」

 

(家族で、しかも同じ家なのに探すとは…)

 

「だって紅魔館広いし、最近フランお姉様とは全然会えてないんだもん」

 

一緒に住んでるはずなのに、なんで全然会えてないんだろう?

 

前も言ったが、ユーナが起きてる時間にフランが寝ている事がとてつもなく多いうえ、フランが何故かユーナが寝ている時は、遭遇出来ない、呪いに近い現象にあるので、寝ている時ですら、フランはユーナに遭遇する機会が滅多にない

 

「それに、久し振りにフランお姉様と遊びたい♪」

 

(試し斬りの相手にしようとは思ってませんよね?)

 

「(´・ω・`)」

 

(何ですか!?その顔)

 

ダメ?お姉様丈夫だし、ダメかな?別に退魔の剣じゃないし大丈夫だと思うし、楽しいし…楽しくない?

 

ユーナはここ最近、普通に遊ぶ事がなくなってしまった為、戦う以外の遊びを完全に記憶の彼方に消し去っていた

スペルカード、弾幕ごっこがそれを更に助長していた

 

(探す以前に、フランちゃんの部屋に行けば会えるのでは?)

 

「それだ!流石ルフ♪頭いいね♪」

 

ユーナの能力無しの知能はお世辞にも高いとは言えない、何なら、チルノよりは全然良いよ?そんなレベルだ

 

「早速、フランお姉様の部屋に行くよ♪」

 

(ご主人は安定の私の上ですか?)

 

「う〜ん…そうだね♪刀は部屋に置いて行くよ♪」

 

ユーナの刀は非常に重いので、背負ったままルフに乗るのはユーナにも抵抗があった

ルフはユーナに刀込みでも十分飛べるのだが、楽になるのは変わらないので言わない

 

「ルフ♪行くよ♪」

 

(はい)

 

ユーナ達は、ユーナの自室から出てフランの部屋を目指す

そして、フランの部屋までの間が暇になるので、ユーナはルフとしりとりをする事にした

ご存知の通り、能力のフル活用のほとんどずるのエンドレスしりとりだ

 

「ルフ♪しりとりしよ♪」

 

(構いませんよ?)

 

「りんご♪」

 

(ごま)

 

「マイル♪」

 

(ルート)

 

「トール♪」

 

このしりとりは、フランの部屋に着くまで続き、ルフは前回のフラン同様にル縛りにかかりかなり苦戦した

 

「ゴール♪」

 

(……着きましたよ)

 

「あっ本当だ♪じょあ、入ろ♪」

 

ユーナはしりとりをやめて、フランの部屋に入る

その際、レミリアの部屋同様に、当然のように突撃をかますユーナ

フランの部屋の扉は粉砕される

 

「フランお姉様♪」

 

ユーナがフランの部屋に入り、まず目にしたのは壁中に貼られたユーナの写真だった

 

(うわぁ…)

 

ルフもこの反応だ

 

「うわぁ♪私の写真がいっぱいだぁ♪」

 

ユーナはそれでも気にしない、普通家族の部屋に自分の写真が、壁一面に貼られていたらドン引きだろうが、ユーナにはない

 

(居ないようですし、早くこの部屋を出ましょう、フランちゃんに悪い気がします)

 

「えぇ〜もうちょっと見てこうよ♪面白いものあるかもしれないよ♪」

 

それは、他人からすれば面白いだろう…

なんせ一人の人物の写真が壁一面に貼られているのだ、他人なら引くか、笑うしかない

しかし、フランはユーナの姉だ、それだけでは普通は済まないが、相手はユーナだ、一方的フランのメンタルがやられる、ユーナがこの部屋をを見ても、気にせず居座ろうとするのだ

誰だって、自分の見られたくないものあるだろう、しかもそれが自分の妹の写真を貼った部屋を、その妹に見られるし、居座られるよだ

フランがこの事に気が付けば、フランのメンタルはたちまち崩壊する

 

(今日の目的は、フランちゃんを探す事ですよ?この部屋にいないなら目的はまだ達成されてませんよ?)

 

「それもそうだね♪行くよ♪」

 

ユーナとルフは、フランの部屋を後にするが、ユーナが部屋に入った時に、フランの部屋の扉は、木っ端微塵になっているのだ

フランが戻ってこれば、確実にバレる……そして、フランは死ぬだろ、精神的に

 

「どこ行こうか?」

 

(手当たり次第に聞き込みしていけば良いのでは?)

 

「う〜ん…じゃあ、まずレミリアお姉様の部屋かな?」

 

(ではそうしましょうか)

 

ユーナとルフは、フランの手がかりを探すために、レミリアの部屋に向かう

そして、また到着まで暇が出来るので、当然しりとりが再開される

 

(ルーマニア)

 

「アイドル♪」

 

(ルール、どうです?ル返しです)

 

「まだまだ♪ルシフェル♪」

 

(……)

 

こんなやりとりを、これまたレミリアの部屋に着くまで行われて、ルフは苦戦しているという感覚から、苦行をしているという、感覚に変わっていった

 

(……着きましたよ)

 

「じょあ♪突撃♪」

 

ユーナはもう何度目かの、レミリアの部屋への突撃を敢行する

しかし、レミリアの部屋の扉は、すごい音を立てて開かれるが壊れてはいなかった

流石のレミリアも、毎回毎回ユーナに扉を破壊されるので、咲夜に言って、とてつもなく頑丈に作ったのだ

 

「レミリアお姉様♪」

 

「早速役に立ったわね……それで、ユーナ?どうしたの?」

 

「今ね♪フランお姉様を探してるの♪何か知らない?」

 

ユーナはレミリアに、フランの情報を聞き込みを始める

 

「あら、そうなの?フランもユーナを探してたわよ?」

 

なんとフランもユーナを探していた

それもそのはず、フランは重度のシスコン、そのフランがここ数日間一回もユーナに会えていないのだ、もはや自分でユーナを探しに行くようになっていた

 

(フランちゃんも、ご主人を探してるなら、部屋で待ってれば会えるのでは?)

 

「それじゃあつまらないよ♪だから、これからも探すよ♪」

 

「そういえば、フランなら図書館に探しに行くって行ってたわね」

 

「よし!図書館に突撃だ♪いっけぇルフ♪」

 

ユーナはルフに図書館への突撃を指示し、ルフはユーナの指示通り図書館を目指し、ユーナはレミリアの部屋の扉に突撃して出て行った

レミリアの部屋の扉は、流石に2回目は持たなかったようで、扉自体は割れなかったが、金具が破壊され、外れてしまう

 

「……また…修繕と強化しないと…」

 

レミリアは、あまりにもユーナに扉が破壊されるので、もう自分の部屋の扉が、金庫の扉のようなものでもいいのでは?と思い始めていた…

 

———————————————————————————————

 

当然、図書館までしりとりは再開される

 

(………る……ルナ)

 

「ナイル♪」

 

それなりに賢いルフも、流石にもうルから始まる言葉は、すんなり出てこなくなっていた

 

(……………ルソー)

 

「ソウル♪」

 

よくもまあ、そんなにルから始まる言葉が出てくるものだ……

ユーナは、前回フランとのしりとりのあと、ル縛りが楽しかったのか、図書館でルから始まる言葉を大量に調べていた

その為、更にル縛りに磨きがかかり、更に相手が四苦八苦する

 

(る……る……る………累計)

 

「怒る♪」

 

(また……る…る……類似)

 

「汁♪」

 

結局、このしりとりも図書館まで続いた

 

(着きました…)

 

「よ〜し♪お姉様いるかな♪」

 

お互いに探しているのだから、後を追っても会える訳が無いが、それでもユーナは図書館でフランを探す

 

「…フランなら居ないわよ」

 

「そうみたいだね♪あっそうだ、パチェ♪空間魔法教えて♪」

 

「何に使うのよ」

 

「刀の収納だよ♪」

 

魔法で収納出来れば、あのとてつもない重さの刀も持ち運べる

それに、刀以外でも空間魔法による収納は、大きな物、例えば家具のような物まで移動が楽になる

 

「…ユーナは一度見れば覚えるし、いいか…」

 

パチュリーは、そう言って小悪魔に空間魔法の魔道書を持ってくるように指示をする

 

「コア、空間魔法の魔道書を持ってきてちょうだい」

 

「はい、パチュリー様」

 

小悪魔は、空間魔法の魔道書を取ってくる為、沢山ある本棚の間に消えていった

 

「そういえばコアに会うのも久しぶりたぁ♪」

 

「前に来た時は、コアは人里に本を買いに行っていたしね」

 

前とは、フランとのしりとりの後に、最後にルがつく言葉を探すために来た時だ

 

「そうなんだよぉ、だからコアに会うのって、フランお姉様に会うのより久しぶりなんだよね♪」

 

前回小悪魔に会ったのは、本当に数ヶ月前になるのだ

同じ家にいるのに、数ヶ月会わない事は実際可能なのだろうか?

こと、この紅魔館なら可能だろう、咲夜の能力で更に拡張されているうえに、小悪魔は人里に本を買いに行くため、その時に図書館に行っても会えないのだ

 

「パチュリー様、持ってきましたよ」

 

「ありがとう、じゃあ仕事に戻ってちょうだい」

 

「はい」

 

小悪魔は、司書の仕事に戻って行く

もともと、小悪魔はユーナの子守りも仕事として持っていたが、能力を完全掌握した時点で、必要がなくなって、しっかり司書の仕事に専念していた

 

「それじゃあユーナ、この魔道書を読んでやってみてちょうだい」

 

「うん♪」

 

ユーナは、パチュリーから手渡された魔道書を開き、読み始める

この時点で、ユーナは本来の目的、フランの捜索を忘れ、魔法習得が優先されていた

 

「読み終わったらやって見せて」

 

「分かったよ♪」

 

それからユーナは、空間魔法の魔道書を読みふけり、1時間が経過した

 

「読み終わったよ♪」

 

「それじゃあ、やって見せて」

 

「うん♪」

 

ユーナは、魔法を発動してその辺にあった魔道書を収納する

 

「それで収納は完璧ね」

 

「うん♪完璧だね♪はい、魔道書返すね♪」

 

ユーナは、収納した魔道書と、空間魔法の魔道書をパチュリーに返す

そもそも、空間魔法の魔道書を収納すれば、楽だったのに…

ユーナの頭はやはり残念だ…

 

「空間魔法って色々できるんだね♪」

 

「そうね、咲夜の真似事も一応可能ね、館の拡張の方のね」

 

「あと、私の魔力量なら幻想郷全域をカバーできる、転移とかも出来るよ♪あと、物を決めた位置に移動させる事とか♪」

 

「そうね、コアもその魔法で本の整理をしているのよね」

 

小悪魔は、パチュリーが読み終わった山積みの本を、魔法で手元に移動し、本棚の決められた位置に移動させて収納している、そうでないとこの広い図書館では1日経っても本が片付かない

本を直接本棚に転移は、一応小悪魔には出来ない、小悪魔ではそこまでの精度を取れない上に、転移という魔法は多大な魔力を使う為、魔力量が足りなくなってしまうのだ

 

「あっ♪この魔法って攻撃にも使えそう♪」

 

「物は使いようと言うように、魔法も使いようによっては、色々なことが出来るのよ、それも可能でしょうね」

 

空間魔法の収納に、武器沢山入れて♪持ち替えながら戦ったり♪

相手の後ろに転移して、攻撃したり♪

 

ユーナは魔法の使い方を考えだし、ルフはその考え事が終わるまで、その場に待機する

いつもの流れだ、ルフはユーナが何か考え事を始めると、あまり介入せずに、静観するようにしている

厄介事は、少ない方がいいに決まっている

そして、ユーナが考え事を始めて少ししてから、図書館の扉か開いた

 

「パチェ!ユーナがどこにも居ないの!」

 

フランだ、紅魔館を一周して、図書館まで戻ってきたのだ

 

「ってユーナいた!」

 

「うん?あっフランお姉様だ♪」

 

ここでユーナは、本来の目的を思い出した

もともとユーナは今日、フランを探していて、図書館にはフランの手がかりを求めてやって来たのだ

 

「お姉様♪お姉様のお部屋ってすごいね♪」

 

「えっ……」

 

ユーナのその一言で、フランは崩れ落ちた




書いてる最中に思ってしまった!
この空間魔法でゲート・オブ・バビ○ン出来るのでは!?っとね
まぁ、武器が圧倒的に足りないけどね


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46話 お部屋探索とレミリアの日記

ユーナ視点だよ〜

もう誰視点が見たいとかのリクエストとった方がいいのでは?って思うくらいユーナ視点が多くなってるね、うん

この小説のフランは変態……重度のシスコンだし、仕方ないね


私は今、フランお姉様の部屋の中にいる…

なんでかと言うと、面白いもの探しが出来てなかったから!

何かないかな?

 

「う〜ん…何か面白いもの面白いもの…」

 

この時、ルフは眠っている状態でユーナの背中にくくりつけられている、そうまでして一緒に行動する意味はあるのだろうか…

そして、フランは部屋にいる……ただし、寝ている

ユーナは深夜の3時頃に、フランの部屋に来ているのだ……吸血鬼なのになんでフランは寝ているのか…

 

「お?これは…」

 

ユーナが、フランの部屋でまず見つけたのは、ユーナのマグカップだった…

 

「おぉ♪すご〜い♪これどうやって作るんだろう♪」

 

自分の写真がプリントされている事には、一切触れないユーナ

ユーナは自分の写真よりも、どうやってこの、マグカップを作ったのか、という事の方が重要のようだ

 

「私の写真って事は、文ちゃんも協力してるのかな?だったらそのうち聞きに行こうかな?」

 

他には何か……?

 

「何これ?私の羽にそっくり?」

 

ユーナが、フランのタンスの奥から見つけたのは、ユーナの羽にそっくりなアクセサリー?と言っても、この大きさはもはや、コスプレグッズだ

 

「う〜ん?あっ!そうだ♪」

 

ユーナは、そのコスプレグッズのような羽を、右側の肩の付け根あたりに、装着してみる

装着したユーナは、しっかり両翼のように見えるが、羽の形状的に、更に吸血鬼から離れてしまっている

「ふふふ♪何これ♪」

 

ユーナは結局、そのコスプレグッズが何のためにあるか分からず、もとの場所に戻す、もとの場所と言っても、タンスの中というだけで適当に入れる

 

「ほかに何かないかな〜♪」

 

ユーナは、さっきまで漁っていたタンスから離れ、洋服が入っているタンスを漁り始める

そこには、さっきの羽と恐らくセットであろう、ユーナの衣装と全く同じものがあった

 

「私の服?まあ、私の服ってフランお姉様と色違いってだけだし、そんなに面白いものでもないね…」

 

ユーナはその服をもとの場所に戻す、当然、適当だ

次にユーナが、面白いもの探しを始めたのは、フランの机だった

 

「私の部屋にも、机ってあるけど使わないんだよね、お姉様って何に使ってるんだろう?本とか置いてあるし、使ってはいるみたいだね」

 

その机は、フランの部屋だけではなく、レミリアとユーナの部屋にも同じものがあるが、当然ユーナは使い道がない、レミリアは少しだけ存在する紅魔館の仕事をするために使っている

そんな机に、ユーナは興味を持った

 

「アルバム?」

 

ユーナが手に取ったのは、表紙が黒く、ARUBAMUと書かれた本だった

そして、ユーナはおもむろにそのアルバムを開く

 

「おお、私の写真だ♪いつ撮ったんだろう♪」

 

そのアルバムには、ユーナが図書館で図鑑を読んでいる時の写真や、咲夜から料理や家事を学んでいる時の写真などが、大量にとじられていた

 

「あっ、文ちゃんと写ってる♪」

 

その写真は、能力を完全掌握する前のユーナにフランが、余計な知識をつけて変な事になっていた時に、文に色々な魔法をかけて遊んでいる時の写真だった

………もう一度言うが、ユーナがフランの部屋に面白いもの探しに来た時間は深夜3時だ…フランもルフも寝ている、そんな時にこれだけ喋っているのだ…なぜ起きない…

 

「やっぱりフランお姉様の部屋は、面白いものでいっぱいだったね♪次はレミリアお姉様の部屋かな?」

 

そう言って、ユーナはフランの部屋を出て、レミリアの部屋に向かう

 

「起こしちゃったら、悪いし静かにはいるか…」

 

いつもなら、レミリアが起きてる前提で扉に突撃してこじ開けるのだが、今は深夜4時になろうかという時間、流石のユーナも躊躇う

そして、ユーナは静かにレミリアの部屋に、入っていく

 

「フランお姉様ほど、面白いものはないかもしれないけど、面白いものがないと決まったわけじゃないしね♪」

 

もう朝方とは言え4時だ、レミリアは寝ている

そんな状況で、ユーナはフランの部屋同様に、レミリアの私物を漁る

 

「あっ、フランお姉様のアルバム持ってきちゃった…いっか♪お姉様の机に置いとこ♪姉妹だしいいよね♪」

 

フランにとっては、まったくもって良くはない状況になってしまった

言うなれば、無知な妹に、思春期男子のバイブルが持って行かれ、母親の机に置いて行かれた感じだろうか?

実際は、妹超大好きなシスコンが、いつのまにか妹の盗撮写真集を作っていて、それを無知な妹がほとんど保護者の姉の机に置いていっただけなのだが

フランにとっては地獄だろう……ユーナは悪魔か……いや、悪魔だったか…

 

「あっそうだ♪レミリアお姉様の机ってどんな感じなんだろう♪」

 

ユーナは、レミリアの机に置いてある本……もとい、レミリアの日記を開く

 

「日記?お姉様って日記書いてたの?知らなかった」

 

その日記は、ユーナが生まれてすぐくらいから、書き始められていた

 

「え〜と?」

 

19△▽年○月×日

ユーナがベッドを脱出するようになった、私はどうやって脱出しているのか気になって、フランと一緒にユーナを監視する事にした

結果的に言えば、どうやって脱出しているかは、その日のうちに分かった

ユーナは壁抜けが出来るようだ……ユーナの能力?

 

「へぇ〜私ってベッドを脱出してたんだ〜」

 

それからもユーナは、レミリアの日記を読み進めていく

 

19△◁年◻︎月◇日

今日、ユーナが地下に幽閉される事になった…

ユーナが屋敷に入って来た人間がユーナとよく遊んでいたメイドを切りつけた事に怒って、その人間を消滅させた

それが、ユーナの能力にでやった事だったから、ユーナはお父様の眷属達に危険だと思われて、お父様はユーナを地下に幽閉せざるを得なくなってしまった

ユーナは今、どうしているのだろう

 

「私が幽閉された日か〜……う〜?覚えてないや♪」

 

ユーナ自身の記憶力で、400年以上前の事なんて、覚えていられるわけがなかったのだ

 

19▽◇年▽月○日

今日、とても久しぶりにフランと一緒に、ユーナに会いに行った

ユーナは館の地下深くに幽閉されている、しかし、それにしても長い道のりだった、ユーナを出さない為の仕掛けだろうか?

ユーナは1人で、遊んでいた、そして、私とフランの事を忘れていた……もっと会いに行く回数を増やそう、 ……八雲ってだれよ…

 

「へぇ〜紫って私が幽閉されてる時に、私に会いに来たことがあったんだ〜……?紫って何歳?」

 

ユーナがそう言ったと、まったく同時に紫はくしゃみをしていたとか……紫は4時で起きている…

 

「よく見たら、お姉様の日記しか、この机にないじゃん」

 

レミリアは全く本を読まないので、机にある何十冊は全て日記だった

それも、基本的にユーナの心配事などを1番最後の行に書いていた

 

「ふわぁぁ…眠くなって来たよ…部屋まで戻る前に寝ちゃいそうだし、ここでいっか…」

 

そう言って、ユーナはレミリアのベッドに潜り込む

ユーナが眠くなるのも無理もない、元々ユーナはよく寝る子だ、そして深夜3時にフランの部屋を漁っていたのだ眠くもなるだろう

レミリアのベッドに潜り込んだユーナは、ベッドに入って直ぐに眠りにつく、背中に背負っていたルフは、前に持って来て抱き枕のようにして眠る

 

———————————————————————————————

 

ユーナがレミリアのベッドで眠りについてから、数時間後

 

「ふわぁ…?何これ?」

 

レミリアは自分の隣のに、不自然な膨らみがある事に気がつく

そして、レミリアは毛布を広げ、それが何かを確認する

まぁ、ユーナなんだが…

 

「ユーナ?なんで?」

 

「スー…スー…」

 

「完全に寝てるわね、ルフまで抱きしめて」

 

「咲夜」

 

レミリアは、ユーナを起こさないように、あまり大きな声を出さずに咲夜を呼ぶ

 

「如何されましたか、お嬢様」

 

何故反応できるのか…

 

「ユーナの着替えを持って来なさい」

 

「はい」

 

ユーナはフランの部屋に入り込んだ時点で、もう既にパジャマだった

 

「それにしても、なんでユーナが?って何かしら」

 

レミリアは自分の机に、自分の日記以外の本がある事に気がつく

フランのアルバムだ…

 

「………へぇ」

 

レミリアは、そのアルバムを開き中を確認し、それが何かをはっきり理解した

 

「お姉様!このくらいの黒い本知らない?」

 

フランが、慌てた様子でレミリアの部屋に入って来た

何故慌てているかは、ご察しの通りだと思う

 

「その黒い本ってこれのことかしら?……フラン、よくもまぁこんなに盗撮したものね、しかも、自分の姉妹を」

 

「あっいや…それは…その…違うの!友達から預かったの!」

 

流石に無理がある

 

「へぇーフランの友達には、ユーナを盗撮するような輩がいるのね、誰なのかしらね、それ」

 

「……いや…そのぉ…」

 

フランの顔にはどんどん焦りが増しいく、レミリアの口調は怒ったようではなく、とても穏やかだった

それが、尚更フランの焦りを増幅させる

 

「うぅん?ここは……あっそうか」

 

その時、ユーナがレミリアのベッドから起きて来た

 

「えっ…ユーナ?なんでここにいるの?」

 

フランは焦りと驚きで変な表情をしている、それを見るレミリアもそう言えば何故だろうといった表情をしている

 

「えっとねぇ、昨日の夜にフランお姉様の部屋に面白いもの探しに行って、私が写ったマグカップとか、私の羽そっくりの変なのとか、私の服にそっくりな服とかを見つけて、最後にフランお姉様の机を探してそのアルバム?を見て、レミリアお姉様の机ってどうなってるんだろう?って思って、レミリアお姉様の部屋で机にあった日記を見て、持って来ちゃってたフランお姉様のアルバムをレミリアお姉様の机に置いてから、レミリアお姉様の日記を読んでたら眠くなっちゃって、レミリアお姉様のベッドで寝る事にしたの」

 

多少、ユーナの回想にはズレがあるが、大したズレではないので、間違ってはいない

そして、その回想を聞いたフランは更に顔が青くなる、レミリアはフランの隠し事を知る事になった

 

「へぇーフランの友達はユーナのマグカップまで作るのね、それに、ユーナのコスプレグッズも…」

 

「……すみませんでした…」

 

流石に言い逃れ出来ないレベルの証拠が出てしまったため、フランも白状した

ユーナは嘘を付けるだけの知能を持たないので、かなり有力なの証人になり得るのだ

その後、レミリアはユーナが着替えてから、フランを連れて、フランの部屋に行き、その部屋を見て絶句し、フランは干からびていた




ユーナに秘密を暴かれるフラン!…カワイソウニ…


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47話 ユーナの遊びと一撃必殺

ユーナ時点は揺るがない…


………暇…

私は今、とてつもなく暇をしている……

どこかに行こうかな?人里?白玉楼?博麗神社?妖怪の山?…

う〜ん…妖怪の山にしようかな?文ちゃんと椛に、最近会ってなかったしね

よし!妖怪の山に行こう!

 

「ルフ♪妖怪の山に行くよ♪」

 

(急にどうしたんですか?)

 

「久し振りに、文ちゃんと椛に会いに行くの♪」

 

あれ?そう言えばルフって文ちゃんと会った事ないんじゃない?

なら尚更だね

 

(文ちゃんと椛……そう言えば、私がここに来た時にご主人言ってましたね、私がその文ちゃんみたいだって)

 

「うん、言ったね♪」

 

(そうですか、じゃあ行きましょうか)

 

「レッツゴー♪」

 

ユーナは安定のルフの背中から、妖怪の山に行くように指示を出し、空間魔法を自分の部屋に繋ぎ、刀を回収し、収納してから紅魔館から出た

勢い良く紅魔館から出たはいいが、ルフは妖怪の山の場所を知らない

そこで、ユーナは能力の新しい使い方の実験ついでに、場所を教える

 

「えーと?こうかな?」

 

(?)

 

ユーナはルフの頭に触れて、能力を発動する

 

(!なるほど、ご主人の能力ってこんな使い方も出来たんですね)

 

それは、ルフの頭の中に、妖怪の山までの地図を投影事だった

つまりは、カーナビのようなものだ

 

「初めてやったけど上手くいったんだね♪」

 

(はい、しっかり妖怪の山までの道がわかりますよ)

 

この使い方は、地霊殿で道に迷っている時に、自分に能力が使えれば……と、考えていた時に、自分に使えないなら、別の人に使えば良い、そして、道案内して貰えばいいじゃん♪っと、こんな感じで考えられたアイデアだった

 

———————————————————————————————

 

それからルフは、頭の中に投影された地図通りに、妖怪の山を目指し、妖怪の山に到着した

 

(あっ着いたらこの地図消えるんですね)

 

「そうみたいだね♪」

 

ユーナも、よく把握していなかった、初使用なのだ仕方ない

 

「そこの魔獣!止まれ!」

 

(止まってあげる義理はないですが、一応止まっておいた方がいいでしょうか?)

 

ルフは、とりあえずで止まり、その場に滞空する

 

(白い……犬?)

 

「椛♪遊びに来たよ♪」

 

「えっ…ユーナさん…」

 

椛は、ルフの背中からユーナを発見し、苦笑いをする

椛とって、ユーナは問題児なんてレベルではなく、もはや厄災や天災と同じ扱いなのだ

とは言っても、外に遊びに行こうとしたら、外が大雨だったらガッカリする様に、天災だろうと嫌なものは嫌なのだ

 

「…文様は今、仕事で天魔様のところに行ってますよ」

 

ちゃっかり文にユーナを擦り付ける椛……

 

「そうなの?じゃあルフ♪あの建物に突撃♪」

 

ユーナが指差す建物は、紛れもなく天魔の職場、そこにユーナはルフに乗って突撃する

 

「行きましたね……すみません天魔様、文様、ユーナさんを擦り付けました……」

 

ほんの少しして、天魔の職場の建物にルフが突撃し、大騒ぎになった……

普通なら、突撃してきた者は天狗に捕まるのだが、相手はユーナだ、そんじょそこらの鬼なら、嬉々としてワンパンするような幼女だ、天狗に捕まえられる訳がない

 

「ユーナさん!?」

 

突撃した建物には、大穴があき、天魔は頭を抱えた

文はいきなり背後の壁が、粉砕されたと思ったら、ユーナが「やっほー♪」だ、頭を抱えざるを得ない

結果的に、そこには頭を抱えた天狗2人と驚愕している大天狗達と言う光景になった

 

「10前よりも、自由度が悪化してるじゃない……」

 

天魔とは、これから10年ぶりなのだ

 

「えぇい!捕らえろ!」

 

大天狗の1人がそう叫び、下っ端の白狼天狗にユーナを捕獲させようとするが、当のユーナは…

 

「おぉ!勝負だね♪」

 

ユーナの中で、それが勝負となった時点で、天魔の館の被害は大穴どころではなくなった

 

「どうなっている…」

 

ユーナの捕獲を命じた大天狗は、愕然とする

捕獲を命じた白狼天狗が、見知らぬ幼女に蹂躙され、一撃しかもらっていない筈なのに、白狼天狗達はあまりの威力に見るも無惨な事になっていく

 

「まだまだ♪」

 

ユーナはこの白狼天狗達を、モグラ叩きの如く、近付いてきたら一撃、近付いてきたら一撃と、ワンパンを繰り返す

勿論、白狼天狗達は吹き飛ばされ、天魔の館の壁を貫通して、館の外まで飛んでいく

白狼天狗達が四方八方から攻めてくるものだから、四方八方に飛ばされ、館は穴だらけになっていく

 

「もう終わりかな?」

 

結局、山中の白狼天狗がユーナ捕獲に動き、蹂躙され、全員倒された

そして、最後は…

 

「ほら♪天狗おじさんも勝負だよ♪」

 

捕獲を命じた大天狗に飛び火し、ユーナに殴り飛ばされ、館の外にフライアウェイ!

ユーナに掛かれば縦社会すら、崩壊しかねない

縦の1番上が、物理的に蹴落とされるのだから

 

「あはは♪楽しかった♪」

 

事が終わった頃には、館は廃墟同然、これには流石の天魔も頭痛に悩まされる

文も同様に、頭痛に悩まされる

ユーナは文の友人だ、その為、文に責任が行くからだ

 

「天魔に文ちゃん♪遊びに来たよ♪」

 

「…そ…そっかぁ…」

 

この一言に、天魔はどこか遠くを見るような目でほうけてしまっている

 

「…どうして、ここに突撃なんて…」

 

「う〜んっとね♪最近の私のマイブームかな?行き先に突撃するの♪」

 

マイブームで、家宅を破壊される天魔は更に落胆する、いくら天魔が天狗の中で1番強いと言っても、鬼の四天王である勇儀の足元にも及ばないのだ…

それに、ユーナが地底で勇儀を打ち負かしたと、既に紫から報告を受けていた天魔は、挑めばなす術なくやられる事が分かってしまっている、それが余計に落胆に繋がっていた

 

「ほら文ちゃんに天魔♪遊ぼ♪」

 

「わ、わー……そ、そうだねー…」

 

天魔には、もうどうする事も出来ない……叱ってもどんな反応されるか分からない、もし、逆ギレされて一撃貰えば、白狼天狗や大天狗同様に吹き飛ばされて終わる可能性があるため、強く出れないのだ

ユーナがもう少し大人なら、対応も違ってくるのだが、なにぶんユーナはとても内面が幼い上に、自由奔放でやりたい事はやる主義な為、強く出て、殴り飛ばされる事が無くもないのだ…

 

「…それでユーナさん、何をするんですか…」

 

「う〜ん……あっそうだ♪この前ね、図書館で面白そうな遊びが書かれた本があったんだ♪それやろうよ♪」

 

「…何の遊びなの?」

 

「叩いて被ってジャンケンポンって書いてあったよ♪ルールは、ジャンケンをして、勝ったら相手をピコピコハンマーで殴って、負けたらそれをヘルメットで防御して、最初に相手を叩いた方が勝ちだよ♪」

 

文と天魔は、この時点で嫌な予感しかしていなかった…

先程、素手で白狼天狗100人抜きの様な事をしていたのだ、良い予感なんてするはずが無い

 

「やる順番とかは、くじ引きね♪」

 

ユーナは、くじ引きで対戦相手と順番を決めた

最初は天魔と文になり、勝った方が入れ替わる、負け抜き戦となった

負け抜き戦ってなんだよ…

 

「……天魔様…分かってますね…」

 

「……えぇ…いざ、尋常に…」

 

「「勝負!」」

 

2人の譲れない戦いの火蓋が今、切って落とされた

 

「「叩いて被ってジャンケンポン!!」」

 

最初かったのは、天魔だった

天魔がピコピコハンマーを取って文を殴る

だが、文も負けられない、全力で能力まで使ってヘルメットを被って防御する

 

「くっ…」

 

「危ない所でした…」

 

「「叩いて被ってジャンケンポン!!」」

 

次に勝ったのも、天魔だった

それもそのはず、天魔の能力は……未来予知

戦闘でも強いのだが、ことジャンケンに関しては負ける事が無い、能力を阻害されなければ

 

「また防がれた…」

 

「くっ…」

 

それから天魔がジャンケンに勝ち続け、文は幻想郷元最速の力で防御しまくる

それが、数分続いて、とうとう文は天魔に負けてしまう

 

「よっっっしゃぁぁぁ!勝ったぁぁ!!」

 

「うわぁぁぁ負けたぁぁぁ!!」

 

文に勝利した天魔は、次のユーナに交代する

 

「接戦だったね♪」

 

「…はい…では」

 

「「叩いて被ってジャンケンポン!」」

 

最初に勝ったのはユーナだった

ユーナは、ピコピコハンマーを掴み、容赦なく文に振り下ろす

同然、文ももろに受ける訳にはいかないので、防御する

そして、文は防御に成功するが……

 

「えい♪」

 

「ぐはっ!」

 

ユーナから振り下ろされたピコピコハンマーは、もはやピコピコなるだけの安全なオモチャではなく、音の出る鈍器になってた

防御に成功した文は、その威力から頭を床に強打してバウンドする

さすが、ユーナが持ってきただけはある…ピコピコハンマーもヘルメットも無事だ…

 

「惜しい♪もうちょっとだったのに♪」

 

「えぇー…」

 

天魔は予想以上の威力に、度肝抜かれている

当然だろう、叩いて被ってジャンケンポンとは、本来は安全な遊びの筈だ、しかし、吸血鬼が……いや、ユーナがやると防御しても、しなくても、大ダメージが確定するデスゲームと化すのだ

 

「うっ………次です…」

 

「いっくよ♪」

 

「「叩いて被ってジャンケンポン」」

 

次にジャンケンに勝利したのは、文だった

文はピコピコハンマーを掴み、ユーナに振り下ろすが、ユーナはもう既に防御が完了していた

 

「あはは♪防御成功だよ♪」

 

「全然ヘルメットを掴むのが見えなかった……」

 

天魔は、試合を見ていたはずなのに、ユーナが負けてからヘルメットを被るまでが、まるで見えなかった

見えていたのは、ギリギリ文が見えていた程度で、ルフにも全く反応出来ていなかった

その辺り、文は幻想郷最速を名乗っていただけはある

 

「次♪次♪」

 

「…では」

 

それからユーナが勝てば、文が防御に成功して床にバウンドし、文が勝てば防御されを繰り返した

そして、決着は突然だった

 

「「叩いて被ってジャンケンポン」」

 

ジャンケンに勝利したのは、文だった

文がピコピコハンマーを掴みユーナに振り下ろす、しかしユーナは防御していない

ユーナはこの時、ヘルメットを掴むのに失敗して、指先でヘルメットを弾いてしまっていたのだ

当然、文のピコピコハンマーはユーナに当たり、文の勝ちとなった

勝った代償に、文は満身創痍だった

 

「負けちゃった、次は文ちゃんと天魔が交代だね♪」

 

「えっ…いやぁ…」

 

「まさか、天狗の長たる天魔様が、吸血鬼の子供から逃げたりしませんよね」

 

「うぅぅぅ…」

 

天魔は、まさかユーナが負けるとは微塵も思っていなかった為、能力を使っていなかった

 

「でも…私には…」

 

そう、天魔には未来予知の能力がある

能力が阻害されない限りジャンケンは無敵だ……そう、阻害されなければ

 

「「叩いて被ってジャンケンポン」」

 

ジャンケンにかったのは天魔だった

しかし、天魔は動揺していた…

そう、天魔の未来予知は世界に干渉し、事の転末を知る能力だ…

ユーナを相手に、世界に干渉しようものなら、その能力はユーナにも影響を与える為、ユーナの能力が自動で阻害し、破壊する

なので、天魔には未来がみえていなかったが、運良くジャンケンには勝てた

当然、天魔にはユーナがヘルメットを被る事が見えていなかったので、防がれる

 

「次は勝つよ♪」

 

「くっ……」

 

「「叩いて被ってジャンケンポン」」

 

「あっ…」

 

ジャンケンで、天魔は負けた

その時点で、天魔はその先が能力無しでも分かってしまった

天魔が、ヘルメットに手を伸ばす瞬間、ユーナのピコピコハンマーはもう既に、天魔の頭上たった数ミリくらいの所にあった……

その先は、当然……

 

「えい♪」

 

「ぐっはっ!」

 

ヘルメット無しの直撃をもらい、天魔は床にバウンドして、その反動で上に飛び天井に頭がめり込んでいる

 

「勝ったよ♪ルフ♪」

 

(不思議ですねぇ…叩いて被ってジャンケンポンで負けた方に黙祷したくなるなんて…)




ユーナとの叩いて被ってジャンケンポンは、とてつもない反応速度で防御しようと大ダメージ、反応速度が足りずに負ければオーバーキルされるのだ!!
何そのワンパンマン……

後日、天魔は仕事を怪我で休んだとか……首にギプスを着けて
同日、文も首にギプスを着けて自宅待機だったようだ


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48話 ユーナの年齢と鈴奈庵

ユーナ視点
何気にこれが1番書きやすいんです!(切実)
慧音?知らない子ですね…

そして、すっごい今更だけど…
ラルア@黒き悪魔さん、rick@吸血鬼好きさん、闇魂さん、まめ鈴さん評価ありがとうございます!
やっぱりこう言うの大事だと思う、うん…

あと、ラルアさんとrickさんは小説投稿さんなので、見に行ってみてはどうでしょう!私なんかより全然良い物書く人たちだと思います!


昨日は妖怪の山に行ったし、今日は何処に行こうかな?

…う〜ん……あれ?最近、全く人里行ってなくない?

よし、今日は人里だね♪人里には面白い人がいるかも知れないしね♪

 

「ルフ♪今日は人里に行くよ♪」

 

(流石に、人里は壊さないで下さいね?)

 

「マイブームが…」

 

傍迷惑なマイブームもあったものだ…

これまでは、自分の家や妖怪の山でやっていたから、まだ良かったのだが、人里となると迷惑では済まないのだ

最悪の場合、紫が退治に動き出しかねない……

尚、紫が勝てるとは言ってない

 

(とにかく、そのマイブームは人里ではやめて下さい)

 

「は〜い」

 

(それで、人里でしたっけ?それは、何処にあるんですか?)

 

そっか、ルフは人里も行ってなかったね

ルフが来てからは、白玉楼ばっかり行ってたしね、それもそうだよね

 

「またあの地図みたいなので良いよね?」

 

それは、ルフと共に妖怪の山に行く際に、ルフの頭の中に地図を投影する方法の事だった

 

(構いませんよ?)

 

「良かった良かった♪じゃあ、行くよ♪」

 

こんなやり取りをしている間も、ユーナは当然、ルフの背中の上だ

最近では、ユーナ=ルフの背中の上というのが、紅魔館での当たり前になって来ている程だ

 

「空間魔法に〜刀とか〜オモチャとか〜あとお菓子とかも入れとこう♪」

 

(後半は子供が、遠足の準備をしているような感じなのに、前半だけ聞くと、何処に戦いに行くのかと聞きたくなりますね…)

 

ユーナにとって、刀もオモチャも大した差はない、ユーナの中で戦いすらも遊びのうちだからだ

オモチャ=遊び道具

遊び=戦い

つまり、戦いは遊びで、戦いに使う刀は遊び道具、オモチャなのだ

 

(準備できましたか?)

 

「バッチリだよ♪」

 

(では、行きましょうか…)

 

ルフは、ユーナを乗せてユーナの自室から出て、紅魔館の廊下を歩く

流石に廊下は飛べない…

 

(ご主人、人里には何かあるんですか?)

 

「分かんない♪だから、面白いもの探しに行くの♪」

 

(なるほど)

 

ルフは紅魔館の玄関に到着し、いつのまにか現れた咲夜にユーナは出かける事を告げて、人里に向かって飛んで行く

人里方面に飛ぶと、ほぼ確実に霧の湖を通るのだが…

今日は誰もいないようだ

 

「ルフって人型になれたりするの?」

 

(どうなんでしょうね?そういう魔法を覚えれば、可能かも知れませんが……突然どうしたんですか?)

 

「いやね?私が遊んでる時って、ルフはいつも見てるだけでしょ?だから、一緒に遊べたらなぁって思ってね」

 

そう、ルフはユーナが文や天魔と、遊んでる時も、剣術稽古をしている時もただ、見ているだけだった

故に、ユーナは暇じゃないのかな?と思いそう言ってみたのだ

 

(ご主人と遊ぶのはちょっと……)

 

「えぇー!なんでさ!」

 

(絶対に怪我しますもん)

 

「手加減するもん!」

 

(出来ませんよね?能力的に)

 

「そうだけど……」

 

ルフは、確かにユーナが遊んでいる時は暇かも知れない、だが、ルフにとってユーナの遊びは見ていれば楽しい、参加すれば瀕死必死のデスゲームという認識な為、仮に人型になれたとしても、ユーナの遊びには参加しないだろう

 

「トランプとかなら…」

 

(それなら確かに、怪我しませんね)

 

「それに、能力無しでも喋れるようになると思うし、楽な事増えると思うんだよ♪」

 

確かに、楽にはなるだろうが、ルフはこれで鳥の姿を気に入っている、それは、ユーナが常に背中に乗っていても苦にならない

むしろ、ユーナが常に背中に乗っているのが気に入っているのだ、ルフはフランとは、違う意味でユーナに好意的なのだ

 

(そうですねぇ……ご主人が乗っていない時くらいなら、人型も悪くないかも知れませんね)

 

「じゃあ、帰ったらパチェにそんな魔法があるか聞いてみようね♪」

 

(そうですね……人里とはあれですか?)

 

ルフの視界に入ったのは、色々な建物が建ち並ぶ集落だった

 

「そうだよ♪あっ、あの門の前に降りて♪」

 

(?…はい)

 

ユーナは、ルフに人里の門の前に降りるように指示をし、着陸してから、ルフから降りて門まで走って行く

 

「門番のおじさん♪こんにちは♪」

 

「おぉ、ユーナちゃん!久し振りにだね…ってかおじさんって」

 

ユーナが話しかけたのは、ユーナが人里に来る場合、ほぼ確実に話しかけていた人里の門番だった

ついでに、年は26歳だ……おじ…さん?じゃないよね?

 

「今日も、慧音さんのところかい?」

 

「うんん♪今日は人里に面白いもの探しに来たの♪」

 

「それなら、本屋とか阿求ちゃんの所とかに行ってみるといいよ」

 

本屋に阿求ちゃん?…誰?……まぁ、阿求って人の所に行けば良いんだね?

どんな人なのかな?

 

ユーナは門番の青年から、人里で行ってみると良いと、言われた場所を記憶し、門番の青年に別れを告げて人里に入る

当然、ユーナは羽を隠したりはしないので、一目で人間じゃないことが分かる

そして、ユーナは滅多に人里に来ない…よく来ていたのは、10前の事だ、10年も経てば、赤子は小学校中学年に、10歳の子供なら成人になる程の時間だ、ユーナを知らない人間がいても、不思議ではないのだ

 

「ねぇねぇ、お母さん?あの子には何ではねがあるの?」

 

「あぁ、懐かしいわね、あの子はね?とっても元気な妖怪の子よ?だから羽が生えてるのよ」

 

そんな親子の会話が聞こえて来るが、当のユーナは辺りをキョロキョロして、本屋や阿求ちゃん?を探していた

 

「それに、あの子はお母さんがまだ、寺子屋に通っている時に、よく人里に来ていた子なのよ?だから、多分とっても長生きしてる子だけど色々と可愛い子よ」

 

「えぇ〜、お母さんより長生きなんだね♪」

 

「多分ねぇ」

 

この会話を、ルフは聴いていた、そして、ルフの中でユーナは一体何歳なんだろう?という疑問が生まれる

ルフが来てから、ユーナの年齢が会話に出てくることがなく、ルフがユーナの年齢を知る機会が無かったのだ

 

(そういえばご主人、ご主人って何歳なんですか?)

 

「そうだねぇ……490〜491〜…どっちだったかな?レミリアお姉様なら完璧に把握してるから、帰ってから聞いてみるよ」

 

(自分の年齢くらい覚えましょうよ…)

 

妖怪や神は、とてつもなく長生きをするので、自分の年齢を案外忘れがちなのだ、レミリアが完璧に把握しているのは、自分の日記から逆算が可能だし、自分の年齢がとてもキリがいい500で、ユーナが10歳下だからだ

当然、フランもユーナの年齢を完璧に把握している、何ならユーナが産まれた時間すら知っている…しかも、コンマ刻みで…つまりは、16時34分39秒12←ここまでだ…

よもや病気の域だ…

 

「ならルフは自分の年齢を覚えてるの?」

 

(それはそうですよ?1423歳ですよ?)

 

「へぇ〜すごいねぇ♪」

 

「軽い…」

 

もっと別の反応をすると、思っていたルフは少し残念な気持ちになった

 

(本屋ってアレじゃないですか?)

 

「おお♪これかぁ♪」

 

そこには、鈴奈庵という看板がかけられた貸本屋が建っていた

 

「ここに面白いものが♪」

 

(あるといいですね)

 

本当にどうでもいいが、この貸本屋にはたまにこいしが出没する

当然、見えていないので、店の隅の方で本を読んでいてもバレずに読み終わり、バレずに帰る

 

「お邪魔します♪」

 

(店に入る時にそれっていう必要ないですよね?)

 

「良いんだよ♪」

 

ユーナが、謎の挨拶をすると、店の奥から子供がやって来た

どうやら、この店の子供のようだ

 

「はーい」

 

「こんにちワン♪」

 

(何ですかそれ……)

 

「うわぁ…大っきい鳥に妖怪の子供…」

 

その店の子供は、ユーナとルフの風貌に驚いている様子

普通は驚くだろう、自分の店に大きな鳥に乗った、羽の生えた子供が来たら…

 

「貴女はなんてゆうの?」

 

「私ですか!?私は本居小鈴といいます!」

 

「小鈴ちゃんね…うん♪覚えたよ♪」

 

ユーナはしっかり能力を使い、記憶する

最近では、ユーナは他人の名前を覚える時に、能力を使うように心がけている、たまにそれを忘れて、初対面では無いのに名前を忘れるが…

 

「今日はどんな本を探してたり…」

 

「本を見に来たんじゃないんだよ♪面白いもの探しをしに来たの♪そして、見つけたよ♪小鈴は普通の人間とは違う、不思議な感じがするよ♪」

 

ユーナは、小鈴を普通の人間とは違う不思議な感じと言ったが、つまりは、小鈴が能力持ちの珍しいタイプの人間だと、感覚で分かったのだ

人間で能力は珍しい……そう、霊夢、魔理沙、咲夜は例外

 

「不思議な感じですか…」

 

「小鈴ってもしかして能力持ち?」

 

「はい…一応」

 

どんな能力かな?本屋っぽい能力かな?

 

ユーナは密かに、小鈴の能力が本屋っぽい能力である事を期待する

特に意味は無い

 

「あらゆる文字を読める程度の能力…です」

 

「おぉ♪本屋っぽい♪」

 

ユーナの中で、本=文字がいっぱい書いてあるもの、という位置付けなので、小鈴の能力は本屋っぽいらしい

 

「私はユーナ、ユーナ・スカーレットだよ♪吸血鬼だよ♪」

 

「スカーレット…じゃあ、レミリアさんの…妹さん?」

 

「お姉様を知ってるんだね♪」

 

またどうでも良いが、この貸本屋にはレミリアも咲夜を連れて、ごく稀に来る事がある

レミリアの机に本が置いていないのは、借りてもそう日が経たずに読み切ってしまう為、直ぐに返してしまうためだ

 

「小鈴は普段どんな本を読んでるの?と言うか、その脇に抱えてる本ってなんの本?」

 

この時小鈴は、脇に本を抱えたまま、店の奥から出て来ていたのだ

本を読んでいる時にユーナが来たので抱えて来たのだった

 

「妖魔本です」

 

「へぇ〜見せて♪」

 

「良いですけど…」

 

ユーナは、小鈴から妖魔本を借りて、その本を開いた

そこに書かれていたのは…

 

「う〜ん?何語?」

 

「古代天狗語らしいです」

 

ユーナは当然、その文字を読めなかった

ユーナは天狗では無いので、仕方がないが……

 

「ふ〜ん…なるほどねぇ」

 

「!」

 

ユーナは、妖魔本の文字の部分に手をあてて、能力を使い強引に文字を読み始めた

 

「さっき何語って言ってたのに読めるんですか!?」

 

「私の能力を使えば万事解決♪」

 

「ユーナさんの能力って…」

 

ユーナの能力を初見で、理解する事が出来る者は恐らく居ないだろう

ユーナの能力は、ほとんど全能なのだ、何が出来ても不思議では無い、故に古代天狗語だろうと読む事は可能である

 

「私の能力は、やりたい事をやる程度の能力で文字通りやりたい事は、大体なんでも出来るって能力だよ♪」

 

「それで、その本が読めたんですね」

 

「あっ、そうそう、小鈴は阿求ちゃんって人知ってる?門番のおじさんが探してみると良いって言ってたの」

 

ユーナは、思い出したように小鈴に阿求の事を聞く

 

「阿求ならよく、この店のに来ますよ?」

 

「そうなの?だったら待ってたら来るかな?」

 

「そうですねぇ…来るんじゃないですか?」

 

「そっか♪じゃあ、阿求ちゃんが来るまで、お話でもしてようよ♪」

 

そうして、ユーナは阿求が鈴奈庵に来るまで、小鈴とお互いの能力についてや、人間?関係やどうやってレミリアと知り合ったかなど、色々と話しをする




人里には慧音以外にそう言えば、小鈴と阿求がいた!
完全に忘れてました……これから、登場回数が増えるかも?慧音の登場回数を追い越す日も近い!

評価の感謝は大事だろう感覚で、小説の宣伝は使命感です…

宣伝しなければ!……そんな感じだったんです、これを書いている時に咄嗟に思いついてしまったんです


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49話 稗田阿求と幻想郷縁起

ユーナ視点
たまに視点変わるしね、一応毎回入れてる

低評価、高評価、どちらでも結構なのでお願いします
低評価をすると、コメント次第では品質向上に繋がり、高評価をすると作者のモチベが上がります

あと、感想も受付中!そこでも何かあれば品質向上に繋がるかも知れません!


う〜ん……まだかなぁ…その阿求ちゃんって子…

今日は来ないのかな?

 

「ねぇ、小鈴?阿求ちゃんって今日来るのかな?」

 

「来るならもうすぐだよ?」

 

ユーナと小鈴は、阿求を待つ間にかなり話しをしたりして、仲良くなっていた、主にレミリアが共通の話題になる…

小鈴曰く、レミリアは小鈴を含めた色々な人に、どこか子供っぽいと思われているようだ

ユーナからは、お話を聞いてくれる優しいお姉様と言う扱いだ…

 

「早く来ないかな〜」

 

「そうだね〜」

 

小鈴から聞く限りでは、阿求ちゃんって本を書いてる子って事と、能力みたいなものがある子って感じみたいだけど……本を書く事に関係ある能力かな?

 

「小鈴いる?」

 

「あっ来たみたいだよ」

 

「みたいだね♪」

 

ユーナが、阿求について考えていると、タイミングよく阿求が鈴奈庵にやってきた

 

「えっと……その子は?」

 

「私はユーナ・スカーレット♪」

 

「私は稗田阿求といいます」

 

この子が……へぇ〜…面白そうな子かな?

 

「見たところ…妖怪ですよね?」

 

「そうだよ♪吸血鬼だよ♪」

 

「と言うことは、レミリアさんとフランさんの妹さんですかね?」

 

阿求はレミリアやフランの事を知っているようだ

レミリアは小鈴と知り合いなのだから、知っていても不思議はないのだが、フランとは一体どこで会ったのだろうか……

 

「ねぇ?フランお姉様とはどこで会ったの?」

 

「フランさんは、妹を探していると言って人里に探しにきていた時に会いましたね」

 

ユーナは、剣術稽古の際に、よく行く事を告げずに白玉楼に行っていた為、フランはフランの知る限りで、ユーナが行きそうなところをまわっていたのだ

 

「阿求?ユーナにあれはしないの?」

 

あれ?あれって何だろう?

 

「そうですねぇ、しておきましょうか……まず、ユーナさんの能力を教えて下さい」

 

「なんで?」

 

「私は、幻想郷縁起と言うものを書いてました、そこに妖怪などの事を乗せているので、ユーナさんにも取材?をっと思いました」

 

幻想郷縁起……この阿求ちゃんが書いてる本の事だろうね

妖怪とかの事……レミリアお姉様やフランお姉様の事も書いてあるのかな?

 

「分かったよ♪その代わり、お姉様達の奴も見せてね♪」

 

「それで構いません」

 

やったね♪あっそうだ♪

 

「ついでにルフの事も書く?」

 

「ルフ?それは誰ですか?」

 

「それはね、そこにいる黒い鳥の事だよ♪」

 

ユーナは阿求に、ルフの事を大まかに話して、ルフが魔獣であり、ユーナの使い魔である事も話した

それに、ルフには能力があり、幻想郷縁起に書くだけの価値はあるとユーナは判断したのだ

 

「では、ユーナさんが終わってから」

 

「うん♪」

 

「では改めて、ユーナさんの能力は何ですか?」

 

「私の能力は、やりたい事をやる程度の能力だよ♪」

 

普段、これだけしか言わないので、ユーナの能力はあまり理解されていないが、多くの妖怪や半魔の事を書いてきた阿求には、ユーナの能力がどういったものかが、完全では無いにしろ分かってしまう

 

「それが、本当ならユーナさんはお姉さん達よりも凄いですね…」

 

「本当だよ?私以外には全能なんだから♪」

 

「私以外?」

 

阿求は私以外と言う言葉に疑問を抱く

やりたい事をやるとは、何でも出来る能力と言う解釈をした阿求にとって、その言葉は疑問になり得たのだ

 

「私自身にも、一応使えるんだけどね?効果がとっても薄いんだよ……それも、ずっと発動した状態のものもあるから、そのせいで手加減がほとんど出来ないんだよ…」

 

「変な所で不便な能力ですねぇ…」

 

「よく言われるよ」

 

ユーナの能力は基本的に全能だが、やはり自身に使うには効果が薄すぎる

どんなふうに薄いかと言うと、加速に例えると分かりやすいだろう

ユーナが時速100キロで動くものに能力を使えば、さじ加減ではあるが時速100万キロ程にする事も可能だが、自身に使うとなると、同じように使おうが、かなり強めにかけようが時速102キロ程にしか出来ない

このくらいユーナの能力は自分には効かない

 

「二つ名とかあったりしますか?」

 

「フランお姉様に、片翼の天使ってよく言われるよ?あとパチュリーに物知り幼女って言われて……レミリアお姉様には……何だったかな?…紅魔館の問題児?」

 

「家族からの扱いが分かりますね…」

 

阿求の中で、ユーナへの家族の対応が、フランがユーナを溺愛していて、パチュリーがユーナをそこまで特別な対応をするわけでも無く、シンプルに凄い幼女と言う認識をしていて、レミリアが前回あった時などで、レミリアがユーナをフラン程では無いが溺愛している事から、手のかかる子のような母親的な感じでユーナに接していると、判断する

 

「最後に、貴女の人間に対する感情を教えて下さい」

 

「人間?人間はね〜面白い種族だと思うよ♪」

 

「では、面白くない人間は……」

 

面白くない人間かぁ……

 

ユーナは幻想郷に来てからは、会う人会う人が面白い類だった為、考えた事もなかった

ついでだが、人里の門番をしている青年は、ユーナにとって面白い類の人種である

何故なら、あの青年は……とてつもなく……弱い

それは、たまたまユーナが人里を訪れた時に、その青年が何故か猫と、喧嘩をしていて……圧倒的な敗北をしていた為、ユーナの中では猫に負けるほど弱いのに門番をしている面白い人扱いなのだ

 

「そんな人間は幻想郷に来てから、会ったことないなぁ」

 

「では、レミリアさん達に危害を加えようとする人間は……」

 

「全力で殺すよ?お姉様達に怪我をさせるようなら、容赦してやらないんだから♪」

 

ユーナはこんなでも、一応は家族想いな子だ

自分が強過ぎるあまり、怪我させる事はあるのだが…遊んでる時の怪我だし、仕方ない!らしい…

 

「これは……困りましたね」

 

「何が?」

 

「人間友好度と言うものもつけているんですが、ユーナさんは極端なんですよ、かなり好意的かと思えば、不意に殺す発言……どっちなんでしょう?」

 

お姉様達に怪我させたら、それは……殺すしかないでしょ?

 

ユーナの思考には、妥協は無い

好きなら好き、嫌いなら嫌い、好きなら好意的に接して、嫌いなら殺す、単純だ

懲らしめると言う、中途半端はしない

その辺は、悪魔らしい

 

「友好度は高で、危険度も極高ですかね」

 

「じゃあ、話したから、お姉様達の奴を見せて♪」

 

「……気に入らないから殺すなんて事は…」

 

「お姉様達を故意的に、怪我をさせなければ殺さないよ♪」

 

いつも笑顔の悪魔……不穏な気がしてならないが、実際にユーナはいつでも笑顔なのだ仕方ない

 

「……これですね」

 

「おぉ…これが♪」

 

そこには、レミリアのページが開かれており、次のページにフランが書かれていた

その内容に、ユーナは少し驚いていた

それは……レミリアやフランが危険度極高だった事だった

ユーナにとってフランはともかく、レミリアはそこまで強くないと言う認識なのだ、フランも強いとは思っていないのだが

 

「ねぇねぇ、お姉様達ってそんなに危険かな?」

 

「ユーナさんが思うより、人間とは脆いんですよ?貴方達、妖怪が少し妖力や腕力で攻撃すれば、容易く人間は死んでしまう」

 

「霊夢は強かったよ?」

 

「博麗の巫女や魔理沙さん、咲夜さんは例外です」

 

咲夜も強かったんだね♪その内遊んでもらおうかな♪

 

咲夜はユーナの前では、極端に戦闘をする事を避けていた理由の1つが、この強いなら戦おうといった、ユーナの戦闘狂な部分があるためだった

いくら咲夜が強いといっても、咲夜の能力はユーナの前では微塵も役に立たない、いくら時間を止めようとも、ユーナの半径5メートルに近付けば強制解除されてしまうのだ

それに、霊夢と違って、ユーナの攻撃を防御する手段を持たない、札や霊力での防御が出来ない咲夜は、ユーナの攻撃を直に受けてしまう

 

「そう言えばフランお姉様ってこんな能力だったね♪」

 

「フランさんの能力は、印象に残りやすいと思うんですけど…」

 

「私は直接見た事ないからね♪」

 

そう、フランはユーナに自分の能力を見せた事がない

それはユーナには見せていい光景では無いのと、ユーナにイメージでもその能力が理解されてしまうと、最悪の場合、弾幕ごっこに取り入れかねないからだ

ユーナの教育上も良くないし、自分の身体にも優しくない為、フランはユーナに能力を見せたがらない

教育上に関しては、もう遅い気がするが…

 

「これって、紫とかもあるの?」

 

「妖怪の賢者はありますよ、これです」

 

そこには、危険度不明、人間友好度普通と書かれていた

危険度は、紫がそもそも人前に出てこない上に、管理者である八雲紫の危険度は未知数なのだ

 

「紫ってそこまで強くなかったよ?勇儀の方が強かった」

 

「勇儀と言うのが、誰かは知りませんが、ユーナさんの基準は当てになりませんからね」

 

実際は、勇儀よりも紫の方が強いのだが、それは能力込みでの話で、能力を封印する事も可能なユーナにとって身体能力が高い=強いとなるのだ、その他の場合は、何で倒せないのか分からないなど、攻撃を避けられる者が強い事になる

つまり、鬼や吸血鬼、妖忌、霊夢は強い扱いになる

 

「勇儀は鬼の四天王って言ってたよ♪」

 

「鬼の四天王……萃香さんと同じ…それを倒したんですか?」

 

「あれは楽しかったなぁ♪」

楽しかったで、済む相手ではないが、そこはユーナだ仕方ない

 

「あっそう言えば、ルフの奴も書くんだったね♪」

 

「そうですね、そこの鳥さんについても、書いた方が良さそうです」

 

阿求の中で、ユーナは異常な強さを持つ、あの姉両方を超えた存在と言うだけで、その使い魔兼ペットのルフも普通ではないと思っていた

当然、普通じゃない

 

「ルフはね?私の使い魔になるまでは、終告鳥って呼ばれるくらい凄い鳥でね♪能力もあるし、早いし、面白いの♪」

 

「終告鳥……それって…文献に出てくる、終わりを告げると言われる魔獣じゃないですか…」

 

ルフの事を、それなりに阿求は知っていた

阿求もかなり本を読む方なので、終告鳥については知っていたのだ

 

「あっ、能力はね?あらゆるものの幅を操作する程度の能力で、サイズとか色々操作出来るんだよ♪」

 

「成る程、では、人間友好度と危険度は…」

 

どうなんだろう?聞いてみよう♪

 

「ねぇルフ?人間ってどう思う?」

 

(どうも思いません、今やご主人がいれば何でもいいです)

 

「どうも思ってないって」

 

阿求は当然この時も、ルフの声は聞こえていない

毎回言うが、ユーナが一人で鳥に話しかけているやうにしか見えない

 

「では、人間友好度は普通ですかね……危険度は…」

 

「極高じゃないかな?ルフはこれでもすっごく強いんだから♪」

 

「成る程」

 

阿求は、一人と一羽の事を、幻想郷縁起を書くために、家に戻るようだ

そして、もう日が暮れ始めていたので、ユーナとルフも紅魔館に帰ることに…

 

「では、さようなら小鈴」

 

「小鈴バイバーイ♪」

 

「うん、じゃあね」

 

小鈴と阿求に別れを告げて、ユーナとルフは紅魔館に帰る

今日の阿求との話の中で、ユーナの中で、咲夜は強い事と、フランの能力が強そうな事を思い出したユーナは帰ったら、そのうち遊んでもらう事を誓う

 

———————————————————————————————

 

ユーナ達が紅魔館に到着し、ユーナがまず向かったのは、レミリアの部屋だった

当然、扉に突撃して入る

 

「お姉様♪」

 

今回は、金具まで頑丈にしたので壊れないし、外れない

レミリアの頑張りがうかがえる

 

「ユーナ、どうしたの?」

 

「あのね♪今日、人里で幻想郷縁起ってやつを見せてもらって、お姉様達って危険度極高だったんだね♪」

 

ユーナの次の言葉が、分かってしまったレミリアはとても焦り始めた

 

「そ、そうねぇ…」

 

「じゃあ、強いって事だよね♪私と遊ぼうよ♪」

 

「……私は全然強くないから、フランと遊んでもらいなさい…」

 

普段レミリアは、霊夢や魔理沙には強キャラ感を出しているが、ユーナの前では、プライドをかなぐり捨てて、妹に末妹を擦り付ける

実際、レミリアはフランよりも弱いのだが、レミリアもフランには負けたくはないから、張り合う事もあるが、ユーナに対してはフランを擦り付けるほどの、三下ムーブ

 

「そう言えば、フランお姉様の能力って強そうだったっけ」

 

「じゃあ、行って来なさい」

 

「うん♪」

 

そうして、ユーナをフランに押し付ける事に成功したレミリアは、安堵する

しかし、ユーナが扉に突撃して、扉が粉砕されてまた頭を抱える

前回は扉よりも金具が先に壊れた為、扉のダメージが抑えられたが、今回は金具を強化した事で、ダメージがまた均等になり、扉が粉砕された

それに、2度は耐えられないようだ

 

そのあと、ユーナはフランの部屋に突撃し、弾幕ごっこをほとんど強制的に受けさせて、遊んだと言う

ボロボロにされてから、事の転末を知り、レミリアを恨む




ユーナ・スカーレット
二つ名:片翼の天使、物知り幼女、紅魔館の問題児
人間友好度:高
危険度:極高
能力:やりたい事をやる程度の能力
ユーナ・スカーレットについて
ユーナ・スカーレットは普段は、人間に対して友好的に接してくれるが、家族である、レミリア・スカーレット、フランドール・スカーレットを故意的に怪我をさせると物理的に殺されるので
絶対にやるべからず!

ユーナに関してはこんな感じ

次回!第50話目を記念して、ユーナちゃんバージョン3.0に!!
乞うご期待!
バージョン2.0はいつだったっけ?


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50話 更なる進化とイメチェン

ユーナ視点
ルフ視点
レミリア視点
この3人視点を順番に進めて行きます


—ユーナside—

昨日家に帰って来て、フランお姉様と遊んで、それからそのお姉様との戦いの最中に気付いた事がある

それは、私の能力で基本的には、私自身には効果が薄い……でも、昨日の戦いの最中に、お姉様の弾幕を避ける時に、私はお姉様に行動を読まれて、逃げ道を完全に弾幕で阻まれそうになった時に、私はこう思ったんだ……今、何を犠牲にしてもこの弾幕を避ける…本当に危なかったんだ、だから、私は自分の何を犠牲にしても避けようとした、そしたら、一時的にだけど、今までよりも更に数段加速する事が出来た、だけど、代償にその効果が出てる間は、パワーと思考速度が反比例するように低下した

つまり、私の能力は、私自身の身体スペックを犠牲にすれば、一時的に自身にも効果を発現させられる

そこから導き出される答えは、結果的に手加減が可能になるという事、だから、今、私は思考能力の全てを強化を発動させて、身体スペックを大幅に下げて、それがどのくらい下がっているかを検討しているの

フランお姉様に手伝って貰って

 

「どう?お姉様、これまでの私よりどのくらいパワーが落ちてる?」

 

「そうだね、100分の1くらいかな?このくらいなら私でも、まともに相対出来るようになるかな?」

 

「100分の1でフランお姉様がまともに相対出来る程度か……これまでどれだけ……」

 

お姉様は吸血鬼だから、それなりに身体能力が高い、そんなお姉様がこの状態でまともに相対出来る程度……頑張れば、人間相手でも遊べるくらいの手加減も可能かな?

 

ユーナが、この事に気が付いてからまず行ったことがこの、手加減を事実上可能にする方法だった、上昇しても、相手が死なないようになるのは、思考能力の上昇だった

思考能力とは、思考速度などの考える力や考える速度の事を指す

つまり、自身の身体スペックを100分の1まで落とした状態のユーナは………感情での行動ではなく、考えて行動出来る程の知能を手に入れた!

100分の1で考えて行動出来る程度にしかならないが…

 

「じゃあ、元に戻すね、この状態って思ったより疲れるんだ…」

 

「そうなの?大丈夫?ユーナ」

 

そう、この何かを代償に、自身に能力をかける事は代償のほかに、体力も大量に減っていく

正直、全力の戦いではデメリットにしかならない

それでも、ユーナはこの方法で手加減を習得した、それと同時に思考能力が上がった事で、自身の能力の使い方の最適解を導き出し、能力で記憶し元の状態に戻しても、忘れないようにし、それを実践する事が可能な為、デメリットとメリットが同時に跳ね上がり、更に極端な能力となった

 

「はぁ〜疲れた〜」

 

「あっ戻った…」

 

この使い方は見た目で判断出来ない、何かを犠牲に何かを得るだけなので、見た目をユーナがいじらない限り、見た目に変化が無い

その為、発動も解除も言動から判断しなければならない、奇襲に使えるのだが、ユーナは元に戻ると明らかにゆるい感じになってしまって速攻で分かる

 

「じょあ、さっきの状態で思い付いた事をやってみるね♪」

 

「ユーナは何を思い付いたの?」

 

「私の能力って相手に触らないと、その人には効果がないでしょ?だったら間接的に触った場合はどうなるかって感じかな?」

 

ユーナはこれまで、直接触る事で相手に能力を使っていたが、間接的に、例えば、紐の端を相手が持ち、反対の端をユーナが掴んでいた場合、ユーナの能力は発動出来るのかという事の検証だ

結果から言おう、失敗だ

紐の端と端を掴んだところで、能力の発動は出来なかった

 

「ダメだったね」

 

「そうだね」

 

次にした検証は……下げる身体スペックは指定出来るのかという事だ

結果は成功だった

ユーナの能力で身体スペックを下げてほかを上げる際に、下げる身体スペックは指定出来た、試したのは、視力を下げる代わりに、聴力を上げるというもので、これが成功した

 

「これは成功だよ♪」

 

「そうみたいだね♪」

 

「これで思い付いた事は全部なんだよね……でも、手加減を覚えたよ♪」

 

ユーナはこの事が、実はかなり嬉しかった、これでレミリアやフランに遊びでも怪我をさせなくて済むようになったのだ

 

「お姉様♪これでいっぱい遊べるね♪」

 

「そうだね♪」

 

ただ、フランには心配な事もあった…

それは、これまでフランがやってきた変態行為はユーナが、こんな感じで、少しお馬鹿だったから許されていた為、思考能力が上がれば、ユーナに妹に欲情する変態という認識を能力で記憶されれば、もう死ねる……らしい

 

「お姉様♪早速遊ぼ♪」

 

「そうだね♪」

 

ユーナは、身体スペックのパワーを犠牲に、空間把握能力を上げて、完全回避形態のような状態になり、フランと弾幕ごっこを始める

 

「思考能力は上げないんだね」

 

「うん♪思考能力を上げると、なんか面白いって感じも減っちゃってさ……だから、空間把握能力を上げたんだ♪」

 

「じゃあ、早速行くよ!禁忌「レーヴァテイン」!」

 

フランは開始早々にスペルカードを発動させ、ユーナにフランの全力を持って高速連撃をする

しかし、ユーナはパワーを下げただけで、飛行速度や回避力を下げていない上に、空間把握能力上昇により回避能力がとてつもなく高くなっている、つまり、全く当たらないし、ギリギリすら無く余裕を持って回避をし、回避の最中に弾幕を展開し、レーヴァテインから放たれる弾幕を相殺している

 

「今の私に死角はないよ♪」

 

「弱体してないじゃん!!安全にはなったけど更に強くなってるじゃん!」

 

「パワーはすっごく下がってるよ♪だって今、全力で攻撃しても、お姉様に傷一つ、かすり傷すら付けられないんだから♪」

 

本来なら、そこまでパワーが落ちれば、少なからず残念がるものだが、これまでユーナはその高過ぎるパワーに悩まされていたので、むしろスッキリしている

それから、フランはグランベリートラップやスターボウブレイクを使うが、完全に回避され、フランはユーナにノーミスノースペルカードで完全敗北した、負け方がむしろ悪化している、これまでならスペルカードを当たるギリギリ、当たりそうになったら発動して無理矢理一撃入れてきたが、回避能力が高くなりすぎて、ギリギリが無くなりスペルカードを使う必要が無くなった

 

「ねぇ?ユーナ?負け方悪化してない?」

 

「初めて出来たよ♪完全勝利♪」

 

「あぁ…そんな人の話を聞かない所も可愛い……」

 

フランの変態具合も悪化している、これまでは一方的に変態行為をしていたのが、無視されたりしても興奮するようになった……M化した

そんな進化は要らない…

 

———————————————————————————————

 

—ルフside—

 

ご主人……手加減の方向性が間違ってます…

本来は、相手が戦い易くなるものです、手加減とは……しかし、ご主人の場合は、弾幕ごっこで怪我しなくなった代わりに相手の勝ち筋が潰れてます…

 

(ご主人?そう言えば何ですけど、あの刀使えるんじゃないですか?)

 

「おぉ♪確かに♪」

 

今のパワーだけダウンしたご主人なら……いや!パワーダウンしたら!

 

「重いぃぃ……持てないよぉぉ…」

 

あぁ…やっぱり…パワーが下がったから持ち上げられない…

そもそも、あんな重さの刀の縦振りは重さだけで両断出来てしまいますよね…

つまり、この刀はご主人にとって本気の勝負にしか使えないし、使わないって事になる

 

(ご主人、刀の手加減は重さ的に不可能です…あきらめましょう)

 

「そうだね…この刀は本気の時だけの秘策にしようか…」

 

(そう言えば何ですけど、ご主人のその格好ってフランちゃんの反転と色違いですよね?だったら、そろそろご主人自身のスタイルと言うか、新しいご主人になってみてはどうでしょう?)

 

ルフの提案は、これまでのユーナはサイドテールがフランと逆でフランのドレスの色違いという格好だったから

これから、ユーナのイメチェンをしよう!と言う事だ

 

「私それ知ってるよ♪イメチェンだよね♪」

 

(そうですね)

 

「それだったら、もう髪型は決まってるんだ♪」

 

ユーナは最近、自身の髪の長さに困り始めていた、長くなり過ぎているのだ、元々は肩に乗る程度の長さだったが、今では肩に乗るどころか、腰よりも下まで伸びているのだ、だから、正直邪魔だった

だが、髪を切るのはなんか勿体ない感じがした為、ユーナは……

後ろで縛り、要はとても長いポニーテールにしたくなっていたのだ

 

「これでよし♪」

 

(やっぱり長いですねぇ)

 

もう、腰というよりふくらはぎくらいだし…

 

「これでオッケー♪うん、髪が邪魔じゃない♪それと、なんなら色もちょっとだけ変えて……毛先の方だけ赤にしてっと♪どうどう?赤色のメッシュを入れてみたよ♪」

 

いや……そこまで長いと邪魔じゃないんですか?

前の激長サイドテールよりは邪魔じゃないでしょうけど…

……イメージだいぶ代わりましたね…何というか…少し大人ってぽくと言うか、何というか…

さて、髪はこんな感じでご主人が気に入ったみたいですし、次は…

 

(服装はどうするんですか?)

 

「どうしようかな?やっぱり色は黒だよね♪私のイメージカラーだし♪」

 

(前の服はご主人が髪色に合わせただけですよね?)

 

「そうだね♪統一感が大事なんだよ♪」

 

ユーナは特別、服の色に関してはこだわりが無かったのだが、髪の色に合わせたカラーの服を着ていた期間が長過ぎて、髪の色に合わせた方が落ち着くようになっていた

 

(イメチェンなんですから、これまでの可愛い系の服から綺麗系に変えてみたわ?)

 

「私には似合わないよ♪自覚してるんだよ?私は見た目幼いからね、綺麗系の格好をしても、大人に憧れる子供が大人を真似したようにしか見えないよ」

 

ユーナの外見は幼い、綺麗系の格好なんてすれば、コスプレ感やらおままごと感が強くなるので、ユーナはあまり好まないようだ

それはそれで、結局可愛い感じになるのでルフ的には良いと思ったのだ

 

「またドレス?」

 

(小悪魔系とか…)

 

「コア?」

 

(違います、可愛い系とセクシー系の混合って感じでしょうか?)

 

ん?そんな事になればフランちゃんがまた暴走しそうだなぁ…

いや、もしかしたら尊みが深いとか言って昇天するかも?

 

「露出はなぁ……寒さとかは無いけどやっぱりちょっと恥ずかしいかな?」

 

(カッコいい系か可愛い系ですかね、後は)

 

「どうしようか?」

 

ご主人の新しい服……ご主人は和風とか好きですし、和服とか……ダメですね、羽がどうしても和風と合わない…

一体どんなのが…

 

「カッコいいのが良い♪」

 

(なんでカッコいいのが良いんですか?)

 

「よくフランお姉様が言ってる片翼の天使って奴がカッコ良かったからかな♪」

 

ご主人が良いなら良いんですけどね?そもそも、お洋服はその日その日で変えても良いんですから……固執する必要はないんですけど、ご主人は不思議ですねぇ…

 

「こんなのが良い♪」

 

ユーナがルフに見せたのは…

 

(あの……その写真は…一体どこで…)

 

「これはね♪紫がくれた♪」

 

その紫がくれたと言う、写真には学生服が映されていた…

格好はスカートにセーターと言う、冬服のような格好だった…

 

(あの…ご主人…これはそもそも入手困難な上に、サイズが合いません、ぶかぶかで大人がいきなり子供になっちゃったみたいになります…)

 

紫はなんでこんな写真をご主人に渡したんでしょうね?

 

紫がこの写真をユーナに渡した理由は……ユーナの興味を戦い以外に向けさせる為だった…そこまでして戦闘阻止をするか…

わざわざ外の世界の学生服まで撮ってくるほど…

 

「おぉ♪これは動きやすそう♪」

 

また写真見てますね…

今度はなんの写真でしょうか、また紫が持ってきた写真でしょうか?

 

ユーナが見ていた写真は、案の定、紫が持って来た写真だった

一体何枚持って来たのか…

実はユーナにメッシュなどの知識を与えたのも、紫だったりする

もうね…必死過ぎる…危機迫る勢いだ

 

(これは…)

 

写真には、黒いロングコートが映し出されていた

 

まったく…紫はこの幼い見た目のご主人をどうしたいんですか…

仮にこれを着てもただ可愛くなりますね、本体がちっちゃいんで…

 

(これも外の世界よ服ですよ)

 

「紫が、欲しいのがあったら買ってくれるって言ってたよ?」

 

ご主人はアンタの孫ですか!

孫が可愛くて何でも買い与えたくなる祖母みたいですよ…

 

「他にもね?こんなのとかもあるんだよ♪」

 

(はぁ…)

 

ユーナが見せて来た写真には、黒いパーカーが映っていた

 

いや……ぶかぶか加減が可愛い感じになるでしょうけど…

ホント…普段仕事以外の時の紫がどこにいるか分かりますねぇ…

紫は絶対に外の世界でご主人が気に入りそうな服とかを見つけて来て、戦わせないようにしてますね…これは

 

「これは恥ずかしいかな?」

 

(何でこんなものまで…)

 

水着だった…

 

紫はご主人をロリ痴女にでもしたいんでしょうか…

 

(ご主人…これは、濡れても良いようにする服なので、川とかで泳ぐ時にしか使いません)

 

「見て見て♪美鈴みたい♪」

 

はい…チャイナ服…興味は持つだろうが、着るかどうかと言われれば、NOだろう

 

「これが一番好きかも知れないなぁ♪」

 

それは、着物だって……しかしそれは…

 

(着物なのにスカートみたいですねぇ…裾が短い)

 

その着物は、外の世界のコスプレ衣装…

大方、紫がユーナの和風好きに目をつけて、和服を考えたが、普通の和服にあの羽は違和感があったのだろう、それで、コスプレ衣装の写真を持ってくるのも、どうかと思うが…

 

「これも同じくらい好きぃ♪」

 

(さっきの学生服じゃないですけど、セーターですねぇ)

 

ユーナの感性はどうなっているのだろうか……着物(コスプレ衣装)とセーターが同じくらい好きとは……ジャンルが違い過ぎる

 

(もう欲しい服を紫に全部頼んだらどうですか…)

 

紫の謎の行動により、なんか面倒になってしまったルフは、事の発端である、紫に丸投げする事にした

 

「そうだね♪じょあ、全部サイズを合わせてもらって、この学生服?とこの着物と、セーター?にしよう♪」

 

(そうそう、紫を呼ぶ方法ですが、そとで全力で妖力を解放する事で呼び出せますよ)

 

「おぉ♪じゃあやってくるね♪」

 

ルフもいい性格をしている…紫の胃にダイレクトアタック出来るユーナの妖力を使って強制的に呼び出す方法を、ユーナに教えたのだ

ユーナは元気よく外まで走って行って、自身の筋力的パワーと瞬発力、聴力、触覚、痛覚をほとんど0にする代わりにそれに見合った分の妖力を上昇させてから、空に向かって妖力弾の花火を打ち上げる

当然花火なので、上空で爆発する

紫は、それを感じ取り、急いで出てきた

 

「今度は何!?」

 

「ヤッホー紫♪」

 

下げた身体スペックを戻してから、紫に挨拶をするユーナ

 

「ユーナ?髪型変えたの?」

 

「うん♪変えた♪」

 

赤色のメッシュを入れている辺り、紫は自分のアドバイスが活きていて、安堵するがそれと同時に何故呼ばれたのかも察しがついた

髪型を変えたのだ、服の事だろうと算段をつけた

ユーナは、紫を自分の部屋に呼び、ユーナが気に入った3つの服

学生服、着物(コスプレ)、セーターを紫に注文する

 

「これ買って♪」

 

「やっぱり……いいわよ、明日まで待ってね」

 

「うん♪」

 

紫はそう言って、スキマに消えていき

ルフはユーナに選んだ服の使い道を聞く

 

(学生服、着物、セーター…これを入れ替えながら着ていくんですか?)

 

「ちがうよ?学生服は普段外に遊びに行く用で、着物は外に戦いに行く用でセーターは家で着る用かな」

 

割と考えてたんですねぇ……これも成長でしょうか…

 

それから、ユーナとルフは図書館に行き、前に話していた人化の魔法について、パチュリーに聞きに行く

パチュリーは当然、その魔法を知っていた

そして、ユーナとルフは人化の魔法を学び、ルフは人化を習得し、次の日を迎えた

 

———————————————————————————————

 

—レミリアside—

 

昨日、外でユーナが特大の花火を上げたと思ったら

今日は、私にイメチェンした事を教えに来てくれた、見た瞬間とてもビックリしたよ、やっぱりユーナはサイドテールのイメージだったから、とても長いポニーテールになってるし、毛先が赤くなっている

それに、服装がセーターになっていて、これまでのフランの色違いドレスよりも大人っぽく見えるようになった

 

「可愛いわよ、ユーナ」

 

「えへへ♪」

 

見た目が大人っぽくなっても、結局中身はユーナのままだから、カッコいいとかにはならないわよね…

結局は可愛い事に変わりは無い……そして、何より扉に突撃しなくなった!素晴らしい!

 

「フランにも見せに行って来なさい、きっと狂喜乱舞するわよ」

 

レミリアは、フランなら狂喜乱舞して喜ぶと思ったが

実際は…

 

「尊みが深い…」チーン

 

昇天した…

 

えぇ…フラン貴女は変な方向に進化しなくても…

今までなら、狂喜乱舞して喜ぶのに…まさか、昇天するとは…

 

「お姉様?フランお姉様〜」

 

そして、今日一番の驚きはユーナの使い魔のルフがユーナが背中から降りた後に、人型になった事だった

見た目は黒い着物で髪はセミロングくらいだった……

 

「ご主人?しっかり出来てますか?」

 

「うん♪バッチリだよ♪」

 

「貴女達、見た目変わり過ぎよ…」

 

ユーナは全体的に大人っぽい見た目になったけど、身長が変わったわけじゃないし、中身も全く変化がないからとりあえず可愛い…うん

ルフはもう…面影が色しかない…魔法みたいだから、解除すれば元の鳥に戻るみたいだし、なんなら結局鳥でいる時間の方が長そうだ

どうやらルフは、背中にユーナを乗せる事の方を優先して、ユーナが降りている間だけ、人型になっている

 

「見た目だけじゃないよ♪私は手加減をマスターしたのだ♪」

 

「そうなの?」

 

手加減をマスター……何か新しい能力の使い方でも思いついたのかしら?

 

レミリアの考えは当たっている、ユーナの手加減は言わばスキルポイントが余る事を許さない、スキルの振り直しのようなもので、身体スペックを上げ下げできる様にした使い方だ

 

「それにしても、印象が大きく変わるわね…その赤いの」

 

「紫が教えてくれた♪」

 

へぇ〜紫が…そう…ユーナに何か変な事教えてないでしょうね?

ユーナは直ぐに影響されるから、何を教えたかによっては大問題になるのよ?

 

今回、紫がユーナに教えた事は、このメッシュの存在とやり方、外の世界の服装、最後に……結界術…紫が教えた結界術は、攻撃要素が皆無の完全に防御用の結界だ、ユーナの強さがかなり上昇する代わりに防御手段を教える事で、能力で無理矢理、押し返す事を阻止する狙いがあった

 

「お姉様♪この結界術も紫に教えてもらったんだよ♪」

 

「結界術…」

 

ユーナが更に強くなっていく……これまでのユーナの戦い方が高い能力でも押し潰しだったのに対して、防御手段や手加減で技術などでの戦い方に変わっていってくれると、私もユーナと弾幕ごっこが出来るようになるわねぇ……勝ち目はまるで無くなったけどね

 

「それでね♪」

 

それから、ユーナがその能力の使い方をし始めた経緯や、その使い方をしてフランと弾幕ごっこをして、完封した事、イメチェンに至った経緯、服選びで紫がやたらと必死にユーナの気に入りそうなものを、外の世界から持って来た話し、紫を呼ぶ為に、ルフが外で全力で妖力を使えば良いと言われて即実行した話しを聞くレミリア

あいも変わらず、その時のレミリアは普段の何故か子供っぽい雰囲気ではなく、慈愛に満ちた表情でユーナの話しを聞いている




ユーナのバージョン3.0は手加減とそれに伴う更なる身体スペックを尖らせる強化、結界術による防御を習得し
見た目が大幅に一新された
髪型はとても長いポニーテール、基本色が黒で毛先が赤いメッシュになっている……赤メッシュ!
服装は、これまでのフランのカラーバリエーションから、家で着るセーター、外出用の学生服、戦闘用の着物
学生服と言っても、スカートにまたセーターと言う、冬服みたいなものだ、着物は裾が短く、スカートのようになっていて袖が下に長い、ちなみに靴は長めのブーツになっている
最後にセーターは……説明の仕方が良く分からないので
設定資料もとい、モデル!ドン!
https://sp.seiga.nicovideo.jp/seiga/#!/im7913312
ついでに、学生服のイメージ
https://sp.seiga.nicovideo.jp/seiga/#!/im2917456
着物のイメージはこれかな?
https://matome.naver.jp/m/odai/2139718587055521301/2139719330859137403
ただし、これはイメージでしか無いのであしからず
あと、服の形だからね?
頑張って探した結果これが、1番近いんです

挿絵とかがあった方が良い場合は感想などで言っていただければ、時間はかかりますが書きます


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51話 レミリア勝利とユーナの刀

ユーナ視点

最強でも、デメリットは大事かな?という事で、更にピーキーな能力にしちゃいました、反省はしていない


新しい服もかっこいいし♪新しい能力の使い方も、体力面を除けば快適だしで、とってもいい感じだよ♪

レミリアお姉様やフランお姉様もよく遊んでくれるようになったしね♪

 

「ねぇ?ルフ、貴女って弾幕ごっこ出来るの?」

 

(人型なら可能かと思いますよ?)

 

「じゃあ、一緒にやろうよ♪」

 

(……初心者狩りは感心しませんよ…)

 

そっかぁ……そうだよね…

ルフがいくら強いって言っても、弾幕ごっこは初めてだろうし、ルフが弾幕ごっこに慣れてきてからになるよねぇ…

 

「じゃあ、ルフが弾幕ごっこに慣れたらやろうね♪」

 

(その時は必ず…)

 

さて……今日は何しようかな?

いや、やりたい事はいっぱいあるんだよ?でも、多過ぎて何からやろうかなってね?

ダメだったけど、ルフと弾幕ごっことか…刀を使って勝負とか…このセーター?って服が気に入ったから、紫に他に何か良い服無いか、見せてもらいに行くとか……そして、久し振りに霊夢と遊びたい…

 

(今日もご主人は何処かに行くんですか?)

 

「それがね?やりたい事がいっぱいあり過ぎて、迷ってるの」

 

(1番やりたい事から順番で良いのでは?)

 

順番……順番かぁ……良いね、それ♪

流石はルフだね♪

 

能力を自分に使えるようになろうと、普段のユーナの知能が上がったわけではない

結局はこの程度の知能しかない……残念な事だ…

 

「1番やりたい事は…霊夢と遊ぶ事かな」

 

(では、博麗神社ですね)

 

「うん♪」

 

そうと決まれば♪

早速、昨日貰った学生服?…セーターにスカートでいっか…

うん、セーターとスカートコーデに着替えて♪博麗神社に行こう♪

 

「じゃあ、着替えるから待っててね♪」

 

(分かりました)

 

よ〜し♪お着替え♪お着替え♪

 

ユーナは昨日、紫が持って来た冬服の学生服、セーターにスカートのコーデに着替える

しかし、ユーナはセーターの中のワイシャツを着る事が初めてで、ボタンを掛け違える…

それを見ていたルフが、人型になりユーナの服を整える

 

「ありがとうルフ♪助かったよ♪」

 

「自分の服なので、自分で着替えられるようになりましょうね?」

 

いつもの服なら、私も1人でお着替えくらい出来たよ?

でも、ボタンが多いとね?ズレちゃうだよ…

 

「……じゃあ、行こうか」

 

(やっぱりこっちの方が、落ち着きますねぇ)

 

「元の姿だしね」

 

ユーナは、再び鳥の姿になったルフの背に乗り、自室を出て玄関へ向かう

新しい服、能力になっても、ユーナ自身に大きな変化があった訳ではないので、やっぱりユーナはルフの上

 

玄関に到着すると、珍しくレミリアに会った

 

「お姉様もお出かけ?」

 

「これから博麗神社に行こうと思ってね」

 

「私達も博麗神社に行く予定だったんだ♪一緒に行こう♪」

 

それにしても珍しいね?レミリアお姉様がお出かけなんて

 

実際はレミリアが出かける事は、そう珍しい事ではない、ユーナが遭遇しなかっただけで、レミリアはよく出かけるのだ

人里然り、博麗神社然り

 

「そうなの?じゃあ一緒に行きましょう」

 

「うん♪」

 

レミリアが仲間になった!……ふふ♪

 

ユーナ、ルフ、レミリアは一緒に博麗神社を目指して、飛んで行く

当然、咲夜も一緒だ…

 

 

あれ?フランは?

 

———————————————————————————————

 

ルフが本来の大きさになり、ユーナやレミリア、咲夜を乗せて博麗神社に飛んで行く

その背中では、咲夜がレミリアに日傘をさし、レミリアとユーナがしりとりをしている

当然、今回もユーナは能力フル活用で、ル縛り中

 

「サル♪」

 

「ルービックキューブ」

 

「増える♪」

 

「ルナ」

 

今回も、ユーナのル縛りの被害者になるのかと思えば、レミリアは普通に答え続ける

レミリアは、フランやルフよりもはるかに単語を知っていた、しかも、その全てを記憶している

こんな所で、凄いところを見せなくても…

 

「ナイル♪」

 

「ルアー」

 

「アルタイル♪」

 

「累乗」

 

ユーナとのしりとりが、20分経過しても、未だにノータイムで答え続けるレミリア

そろそろ、ユーナのストックが切れてきていた…

 

「ウール…」

 

「累計」

 

「威張る…」

 

「累積」

 

「着飾る…」

 

そして、レミリアの反撃が始まる

レミリアはユーナにル返しを始めたのだ

 

「ルシフェル」

 

「ルール…」

 

「ルル」

 

ルル?何それ?

それより……そろそろ、ルで始まる言葉もルで終わる言葉もストックが…

 

「ルルっで何?」

 

「風邪薬よ」

 

「ルノワール…」

 

「ルナール、フランスの小説家よ」

 

「………ルーズボール」

 

「ルミノール、発行有機物よ」

 

そして、とうとうユーナのストックが底をついた

ユーナには、もうるから始まる言葉も、ルで終わる言葉もストックが無くなってしまったのだ

 

「ルソー…」

 

「ル縛りはやめたのね、ソードテール、熱帯魚よ」

 

「うぅ〜、降参だよ…」

 

「私の勝ちね」

 

ユーナはレミリアにしりとりで負けてしまった、ユーナを倒した者はこれが初めてだった

ユーナは能力をフル活用しようとも、出せるのは一回知った言葉だけで、知らない言葉は出せない

レミリアはユーナよりも単語を多く知っていた、ただそれだけだ

 

「うぅ〜初めて負けたよ…」

 

「あら?そうなの?」

 

「うん……ルフもフランお姉様にも勝ったんだけどなぁ…」

 

流石だよ…レミリアお姉様…

 

レミリアには、完全記憶があった、それは一度見たものを絶対に忘れないというもので、レミリアは大量の本を読んでいた、ユーナが喜びそうな物やユーナに使う薬やら、全てを自分で調べ、記憶していった

しりとりで、風邪薬や熱帯魚が出て来たのもその為だった

 

「もうすぐ着くわね」

 

「そうみたいだね♪……次は勝つよ?」

 

「またやりましょうね」

 

ユーナはレミリアへのリベンジを誓う

それに対して、レミリアはユーナともう一度遊ぶ口実が出来たことに、密かに喜びを感じていた

 

———————————————————————————————

 

ユーナ達が、博麗神社に到着し、境内に降りる

そこには、霊夢が箒を持って掃除をしていた

 

「霊夢♪遊ぼ♪」

 

「どうしたのよ、ユー…ナ……」

 

ユーナの見た目の変化に霊夢は言葉が詰まった

これまでのユーナは、文字通りお人形のような格好をしていたが、今のユーナはポニーテールに毛先の赤メッシュ、それに黒いセーターにスカートの冬服の学生服スタイルだ

霊夢はユーナの変化に驚きを隠せなかった

 

「どうしたのよ、その格好」

 

「えへへ♪紫がくれたんだよ、この服♪」

 

「どう見ても、外の世界の服……そうまでして、ユーナに戦わせなくないか…」

 

感の鋭い霊夢は、すぐに紫がユーナに戦闘をさせない為に、紫が外の世界の物だろうと、御構い無しに持って来たものだと、分かってしまった

 

「まぁ、可愛いわよ」

 

「お姉様♪霊夢に褒められたよ♪」

 

「そうねぇ」

 

レミリアは、そう言って近づいて来たユーナの頭を慈愛に満ちた表情で撫でる

やはりレミリアは、ユーナといる時だけ大人びて見える、まるで、褒められて喜ぶ娘を撫でる母のようだ…

そんな様子のレミリアを、霊夢は初めて見た

レミリアはユーナが来ていなかった間、よく博麗神社に来ていたが、やはり子供っぽい様子しか霊夢は見ていなかった

 

「レミリア…ユーナといる時だけ変わりすぎよ」

 

「そうかもしれないわね、ユーナといると、どうしてもね」

 

「?」

 

ユーナは、レミリアと霊夢を交互に見て、首をかしげる

それは、ユーナはこんな感じのレミリアしか知らないからだ、ユーナが一緒にいる時のレミリアが大人びたいる為、ユーナは大人びたレミリアばかり見ている、子供っぽく見える時は、苦手な食べ物を皿の端に寄せている時を目撃した時くらいのものだったのだ

 

「そういえば、ユーナはどうして博麗神社に?」

 

「私は霊夢と遊ぶ為に来たのと、霊夢にご飯を作ってあげようかと思ってね♪」

 

ユーナがそんな事を考え始めたのは、春雪異変の異変調査に出かける直前

ユーナが霊夢の家に泊まりに来て、レミリアが咲夜に運ばせた食材以外が全く無かったのを、見た時からだった

 

「そうなの?」

 

「なんでアンタが知らないのよ…」

 

レミリアはここまでの道中、ユーナとしりとりしかしていない為、ユーナが博麗神社に行く理由を、聞いたのはこれが初めてだった

 

「お姉様はなんで?」

 

「私は…」

 

「レミリアはここ最近、ずっとここでのんびりして、私と話をしているからよ」

 

へぇ〜お姉様って最近、博麗神社によく来てたんだ〜

もしかして、お姉様ってよく出かけるのかな?

 

レミリアは、妖怪の山や魔法の森以外は結構行っている

太陽の畑の、幽香とお茶をしたり、ユーナの話をしたりと以外と太陽の畑にも行っている

幽香と腕相撲をして、瞬殺されたりと…結構アグレッシブ…

 

「でもユーナ?食材は?」

 

「これからだね?大丈夫♪お小遣いがあるから♪」

 

ユーナとフランは何気に、レミリアからお小遣いをもらっている

フランは文に依頼してユーナグッズを作るのにお金を溶かして、ユーナは遊ぶ事ばかりやっているので!お小遣いが溜まりに溜まっていた

それも、400年分…

 

「でもお財布を持ってるようには見えないけど…」

 

「その為の空間魔法のだよ♪」

 

確かこの辺に…

 

ユーナは空間魔法を起動して、収納していた財布を取り出す

まるでドラ○もんだ…

 

「その魔法、便利ねぇ」

 

「これには、刀も入れてあるんだよ♪」

 

この時、霊夢は初めてユーナが刀を持っている事を知る

剣術を学びに白玉楼に行ったことは知っていたが、まさか刀まで自分のを持っているとは思っていなかったのだ

 

「ユーナ、刀なんて持ってたの?」

 

「うん♪これだよ♪」

 

ユーナはここ最近、持つことさえ少なくなっていた為、忘れていた

この刀が、片方だけでも600キロある事を…

ましてや、二本を纏めてあるので、その重さは1200キロと、人間が持つ事など不可能な重さだ

 

「!?」

 

ユーナが霊夢に手渡した瞬間、霊夢は持つことが出来ず、地面に刀を落としてしまう

刀は、地面にめり込んだ…

 

「何この刀!?」

 

「あっ、そうだった、私の刀はすっごい重いんだった」

 

「何キロあんのよ……」

 

「1200キロ、霊夢の大体25倍くらいかな?」

 

「……私は一体何キロ計算…」

 

え〜と……これは確か、身長から、女の人の平均体重を求めた感じだったはず…だから

 

「46.8キロだよ?」

 

「大きく外れてないし…」

 

おぉ…そこまで外れてないんだ…

 

霊夢は至って平均的な身体をしている、その為、平均から出した体重はそこまで霊夢の体重からかけ離れたものにはならなかった

 

「この刀ってレミリアも持てるのかしら」

 

「一応ね、でもユーナみたいに振り回せたりはしないわ、そんなの振ったら身体が持っていかれるもの」

 

「それじゃ、私はお買い物行ってくるね♪行くよ、ルフ♪」

 

「いってらっしゃ〜い」

 

ユーナは、ルフに乗って人里へ霊夢に食べさせる料理の材料を買いに向かう

当然、ルフに乗って…

 

「ねぇ、レミリア」

 

「何かしら?」

 

「ユーナをお嫁にください…」

 

「良いわけないでしょ…」

 

「だよねぇ〜」




ついでに、霊夢の身長も原作の身長比較から、おおよその身長を考察して出してます、その為、原作設定と完璧に一緒ではないかと思います


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52話初めての買い物と買い物予想

ユーナ視点とレミリア視点

お気に入りが100人いったらまた何か、しようかな?
ユーナアップデート?


—ユーナside—

 

今更だけど、やっとお小遣いが使えるよ♪

今まで特に使い道が無かったんだよねぇ…だから、2400万も溜まっちゃったよ…

月に5000の、400年で2400万……本当に使い道が無いんだよね…

空間魔法を覚えるでは、私の部屋の机の上に金庫を置いて、その中に入れっぱなし…

 

(ご主人…よくそんなに溜まりましたね…人里で買えない物無いですよ…これ)

 

「お小遣い400年放置してたらこんなに溜まってたよ…」

 

そもそも、私の私生活でどうやって使えば良いんだろうね?ご飯は咲夜が作ってくれるし、遊び道具はお姉様達が買って来てくれるし…使い道が全く無い…

 

ユーナの生活上、ユーナ自身がお金を使う事は全く無い、何かあれば、フランが率先して動くし、そうでなくてもレミリアが大体揃えている

そんな生活環境にいたユーナは、買い物をすること自体、これが初めてだった

 

「まず何を作ろうかな?」

 

(ご主人が作りたい物でいいのでは?)

 

私が作りたい物かぁ……う〜ん…刺身?

うん♪刺身がいいや♪それはそれとして、何の魚が良いかな?どうせなら私も食べたいし、美味しそうな魚が良いよね?

予算は大量にあるし…高い魚でも大丈夫…う〜ん

フグ?あれって卵巣に猛毒がある奴だよね?売ってないよね…

一応私は、調理出来るけど、フグ自体が無いとどうしようも…

 

「あった……なんで?」

 

「おっ、お嬢ちゃん!お使いかい?」

 

「違うよ?私が作るんだもん♪それより、なんでフグが?」

 

「魚は全部そうなんだが、妖怪の賢者が定期的に仕入れているんだよ、このフグはその内の一つだな」

 

紫ってそんな事もやってたんだね〜

 

当然、紫も危険な魚であるフグをおいそれと魚屋に渡したりはしない、渡すようになったのは、ユーナがフグの調理を覚えてからだ、ユーナが興味を引きそうな物全てに、紫は携わっている

 

「そっか、じゃあ、おじさんから頂戴♪」

 

「お嬢ちゃん、この魚の調理出来るのかい?」

 

「完璧だよ♪」

 

図書館で調理法は調べたし、紫にとって来てもらって、調理もやったから問題ない♪

 

紫はこの時、ユーナがフグの調理をやっていた事を知って、人里に私始めていた

 

「そうかい、1匹で5000円だよ」

 

「じゃあ、4匹頂戴♪」

 

「随分買うねぇ、2万円だよ」

 

「はい♪」

 

ユーナは空間魔法の収納から2万円をポンと出す…

ユーナの所持金からすれば、2万など総額の1250分の1に過ぎないのだ

そして、受け取った4匹のフグを空間魔法の収納スペースにしまう、空間魔法の収納スペース内は、時間が止まっているわけでは無いので、鮮度などが落ちないように、保冷スペースもユーナは作っていた

 

「さて、他にも何か買おうかな♪」

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