音速少年のヒーローアカデミア (真明)
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転生と再誕

どうも皆様真明です!今回は新たな試みというかやってみたかった神様転生による物語です!まだ真弥君の方が終わってませんがこちらもボチボチやりますのでお楽しみ下さい!

それでは
『どうぞ!!』

それから新年あけましておめでとうございます!


とある田舎町の住宅街、時刻は午前8時30分を過ぎ殆どの学生が学校で授業を受けている中1人学校へと全速力で急ぐ少年がいた

???「くっそ!あのアマ何が『私が眠いから今日は休め』だ!今日はテストだっての!あーもう!遅刻確定じゃねぇか!」

そう愚痴りながらも急ぎ学校へと向かう少年、そこへ…クラクションを鳴らしながらトラックが突っ込んでくる

???「へ?」

動くことも避ける事も出来ないままその少年はトラックと衝突し天高く舞い上がり勢いよく地面へと叩きつけられた、少年が最後に聞いた音は自身の頭蓋骨が砕け散る音だった…

 

 

???「んで?俺は死んだと、それであってる?神様さん?」

神「はい、合ってますホントにすいません」

少年と話す髪の長い女性(彼女曰く神だとか)は申し訳なさそうに頭を下げる。彼女が言うには下のものが遊び半分で人の人生を綴った本を改変しそれが運悪く少年であり、何とか修正しようとしたが間に合わなかった

???「で?そのやらかした馬鹿はどうしたの?」

神「懲戒処分に処しましたがあの様子だと反省してないので痛い目にあわせようかと」

???「あ、そうなの。んで?俺はどうすればいいの?てかどっち行くの?」

神「どっちと言いますと?」

???「天国か地獄かだよまぁ地獄か」

神「それがどちらにも行けないんですよ」

???「なんで?」

神「貴方はまだ死ぬ運命じゃなかったからです、なのに死んでしまったためにあの世には行けないのです。ですから別の世界へと転生して頂きます」

???「転生?別の世界って?」

神「順番に説明しますね」

神が言うには転生とはその名の通り第2の人生を生きることその際お詫びとして幾つか特典を授けるとのこと

別の世界と言うのはこの世界は幾つもの世界が存在しておりそれらが独自の進化をし生態系を維持していると言う少年はその世界のうち一つに神が選んだ世界に送られるとの事

???「あぁ…転生は分かったが別の世界ってのはパラレルワールドみたいなものか?」

神「惜しからず遠からずですね、多次元宇宙論の方が近いかも知れませんね」

???「よく分かんねぇや、で特典ってのは何くれるんだ?」

神「ご要望があればこちらの紙にご記入下さい、審査の後贈呈しますので」

???「あいよ」

少年記入中

???「出来たぜこれでいいか?」

少年学校書いた紙の内容は

1ソニック・ザ・ヘッジホッグと同様の身体能力と能力(泳げる)

2直死の魔眼

3お任せ

と書いてあった

神「あの…最後のなんですか?」

???「思いつかなかったからなんかこれ良さそうみたいなの見繕っといて」

神「え、えっと審議しますので少々お待ちを…」

神審議中

神「えっとですね、3つ目ですが魔眼を封じる為のアイテムでいいですか?」

???「なんでもいいよてか上二つ通るのかよ特に2つめ」

神「ギリギリですね、ではこれから貴方の手に入れる能力について説明しますね」

1ソニック・ザ・ヘッジホッグと同等の身体能力と能力…ウェアホッグは自在になれるがスパイン、スーパーには条件が必要(スパインには炎の力を取り入れる必要がある、スーパーならカオスエメラルドを1つ以上所持)

2直死の魔眼は使うと激しい頭痛が伴う、発現自体は物心着いた頃には発現している

3これに関しては神が隙を見て届ける

神「以上となりますよろしいですか?」

???「1が割と難しくねぇか?炎ってライターの火とかでいいの?エクスカリバーにはなれないの?」

神「いえ、全身を包むほどの炎が必要です、エクスカリバーは色々難しいですのでなしにしましたすいません」

???「いやいいよ、じゃぁ早速送ってくれ」

神「送られる世界については何も聞かないんですか?」

???「知らねぇ方が楽しめるだろ?」

神「…分かりました、それでは送りますね」

そう言って手を少年へと向けると少年の体が光り始める

???「あ、そうだ最後に!」

少年が光ながら叫ぶ

???「何もあんたが悔やむ事はない!どう転ぼうがこれは俺の運命だ!あんたは何も悪くない!いいか!だからそんな顔もうすんなよ!」

言い終えると少年は笑顔を見せそのまま光となって消える、少年が居なくなった場所で神は1人涙を流す

神「ありがとう…ありがとうございます…!」

頬を伝う涙を拭くものは誰もいない中1人涙を流すのであった

 

とある病院の一室そこでは寝息を立てて眠る子供とそれを見守る両親の姿があった

父「良かったな、七海」

母「えぇ嬉しいわ」

父「名前はどうする?君が決めたらどうだ?」

母「いいの?なら…志希、志す希と書いて志希」

父「そうか…良かったな!お前の名前はこれから志希だ!」

その子と家族を祝福するようにそれは何処までも晴れていた…




という訳で今回はここまで!次回はどうするかまだ未定です

それではまた次回お会いしましょう!
『待て次回!!』


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友との出会い、それは希望か絶望か

どうも皆様真明です!連続投稿です!何だか勢いが着いたのでそのまま書きます
ちなみに志希君の見た目ですが青いロングヘヤーに手袋と赤い靴がトレードマークです顔達はイケメンの部類ですね
それでは
『どうぞ!!』


転生してから10年経過して中学1年となった志希、いや、転生した少年は自身の近況を確認していた

志希(まず、俺の転生した世界は不明、分かるのはこの世界には個性っていう力があって俺の個性は表立っては『音速』となっているがもうひとつ『直死』ってのがある事これは一部の人間しか知らない、それを封じる為に指輪を神様がくれた事か…取り敢えず個性を試すか)

志希は体勢を屈めて力を入れると3秒程で50mを走ってみせた

志希(音速の方は平気、あとのふたつは人前では使えないから今度だな…帰るか)

志希は全速力で家へと帰った、その際周囲にソニックブームが起きた事を記載する

 

志希「ただいま」

母「おかえり志希、どう?変なものは見えたりしない?」

志希「それって線とか点のこと?へーきへーきこの指輪がある限り見えたりしないよ」

そう言って中指に付けた指輪を見せる

母「そう、あ、父さんが話があるみたいだから行っておいで」

志希「はいよ」

 

志希「父さん何?要件があるって聞いたけど」

父「あぁ…志希お前に2つやる物がある」

志希「?何?金?」

父「意外とがめついな!?そうじゃなくてこれだ」

そう言って父が見せたのは一振の短刀と宝石だった

志希「何これ?」

父「これは家の家宝みたいなもんだ、これをお前に託す」

志希「おいおいなんだよ急に」

父「いいか、何があってもこれを誰にも渡しちゃならない例え命に替えてもだ」

真剣な面持ちで語る父に気圧され真剣な顔をする志希

父「志希、お前はこれから過酷な運命と戦うこととなる、それでもお前の夢であるヒーローになる事は諦めたら駄目でいいな」

志希「あ、あぁ」

父「この短刀はもしもの時に抜けその時は力を貸してくれるはずだ、それから…」

1泊置いて語り出す

父「何があっても父さんも母さんもお前の傍にいる、それを忘れないでくれ」

志希「…あぁ」

その日志希は父の言った言葉が理解できず悩んでばかりいた

 

父からの会話があった翌日の学校

生徒「なァ志希!ここ教えてくんね?」

志希「あ?それは昨日も教えたろって昨日から全然進んでねぇじゃねぇか!」

生徒「へへへ、悪い」

志希「たく、いいかここはな?」

志希は生前の知識も合わさって賢く周囲からよく質問を受けていた

志希「んで、ここが「おい志希」…ん?あぁ轟かどうした?」

轟「今日も将棋するぞ」

志希「お前も懲りねぇなぁいいぜ相手してやるよ」

彼女の名前は轟焦凍志希の学校へと転校してきて孤立していた所に志希が将棋を持ちかけ、何度も遊んでいるうちに仲良くなった将棋仲間である

志希「お前さ、最近どうよ学校馴染めたか?」

轟「まぁまぁ、前よりは友達も出来た」

志希「そいつァ何よりだ、んで?何か悩み事か?」

その一言で一瞬手が止まるが2度打ち出す

轟「なんでそう思う?」

志希「お前の打ち筋何時もはもっと色々考えて展開してくるのに悩みがある時は馬鹿みたいに一直線だからだよ…王手」

轟「あ…お前の言う通りだよ、悩みがあるのは本当」

悔しそうな顔をしながら悩みを打ち明ける轟、話によるとココ最近殺人鬼が出ており父がその捜索に出ておりあまり話せてないとのこと

志希「親父さんも忙しいんだろ?ならしょうがねぇさ、しかし殺人鬼ねぇ…だから最近集団下校が増えたのか」

轟「うん、でも今日から普通に下校なんだよな、なぁ一緒に帰らないか?」

志希「ん?別にいいがどうした?」

轟「いや、何だか嫌な予感がして」

志希「考え過ぎじゃね?」

 

志希「うっし、轟帰ろうぜ!」

轟「待ってくれ、先生に呼ばれたから」

志希「おう、なら玄関で待ってるぞ」

志希が玄関へ出るとガタイのいい男がいい笑顔で立っていた

???「君が志希君か?」

志希「そうっすけど?あんた誰?」

???「あぁ済まない、申し遅れた私は焦凍の父親だよ」

志希「焦凍の親父さん?あぁ見たことあると思ったらエンデヴァーさん?」

エンデヴァー「そうだとも、何時も娘がお世話になってるね」

志希「いえ、それでどうかしたんですか?」

エンデヴァー「あぁ、ここいらで殺人鬼が出回っている事は知ってるね、それでパトロールさしかし変だな…」

志希「真面目っすね、で?変ってのは?」

エンデヴァー「あぁ実は君のご両親ともここで会う約束何だが…彼らが五分も遅刻して電話にも出ないなんてな…」

志希「…!エンデヴァーさんうちの場所知ってます?」

エンデヴァー「ん?あぁ知ってるが…っておい!」

志希「嫌な予感がするんで家帰ります!後サイドキックでも誰でもいいんでヒーロー家に寄越して下さい!」

それだけ言い残して志希は周りも顧みず全速力で走った、その額には嫌な汗が浮かんでいた、不運にもその予測は当たってしまう…

 

志希「父さん!母さん!!」

勢いよく扉を開け家に転がり込み目の前に広がっていたのは血溜まりに倒れる母親とナイフで滅多刺しにされた父親だった

殺人鬼「あぁ?なんだガキもいんのかよ、まぁいいやこいつも殺して金目のもん頂く…」

そな先は言わなかった、いや、言えなかった志希が目にも止まらぬ速度で走り顔面を蹴り飛ばしたからだ

志希「テメェ!よくも父さんと母さんを!!」

志希の怒りに呼応するように指輪が外れ心臓の辺りに炎が灯る

殺人鬼「餓鬼がやってくれたな!」

殺人鬼は蹴られた事に激昂しナイフで志希に襲いかかる、志希はそれを避け再び蹴り飛ばそうとするが掴まれる

殺人鬼「動きが単調なんだよクソガキが!!」

志希「カハッ!」

勢いよく床へと叩きつけられ肺の空気が全て外に出てしまったために呼吸難に陥り立てないところに殺人鬼がマウントする

殺人鬼「まぁよく頑張ったぜ?今両親の所に連れててってやるよ!」

そして殺人鬼の持つナイフが志希の心臓へと突き立てられようとしてした

志希(死ぬのか?仇も打てねぇでここで?嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!)

志希「あぁぁあぁぁぁぁアアアアアアア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!」

志希のその叫びに反応するように心臓へと灯った炎が激しく燃え上がり殺人鬼を突き飛ばす

殺人鬼「な、なんだ!」

そこに立っていたのは志希の姿をした別人だった長く青かった髪は真ん中に白い線が2本入りそれ以外が黒色へと変わり履いていた靴や手袋は無くなり目も白目となっていた

志希「テメェガ…シネェ!!」

炎を纏った拳で殴り飛ばしよろめいた所に顔面をつかみ炎を発生させる、殺人鬼が声にならない悲鳴を上げ引き剥がしのたうち回る、志希は殺人鬼の落としたナイフを持ち殺人鬼がしたようにマウントする

殺人鬼「ひっ!わ、悪かった謝る!謝るから!」

志希「…オマエハイノチゴイシタオレノカゾクヲユルシタカ?」

殺人鬼「あ、あぁ…」

志希「ナラオレモオマエヲユルスヒツヨウナイヨナ…」

そう言って振り下ろそうとするナイフを何者かによって阻まれる、後ろを見るとエンデヴァーとサイドキックが到着しておりその後ろには轟の姿もあった

エンデヴァー「遅れてすまない、だがそこまでだここからは私達の仕事だ」

エンデヴァーと轟の姿を見たからか、それとも安心したからなのか元の姿に戻り立ち上がり背後を見せる

志希「後頼みます…」

エンデヴァー「あぁ」

轟「志希…」

志希「悪い1人にしてくれ」

そういって志希は走り去った

 

志希はいつの間にか街から少し離れた浜辺へと来ていた

志希「…ちくしょう、ちくしょう!」

三角座りで座り込み膝で顔を隠すようにしているが声は震えその目には光が灯っていなかった

志希「なんであんな奴が生きて父さんと母さんが死ななきゃならねぇ…!」

悔しいさのあまり床を思いっきり殴りつけるその手からは血が滲んでいた、持ち出したカバンを漁り中から父親から授かった短刀『七夜』を引き抜く、その目には光が灯っておらず濁り切っていた

志希「ひでぇ目だ…母さんが好きでいてくれた目には到底見えねぇや…」

そう言ってナイフを両手で掴み標準を喉へと定める、そこまでして手が止まる

志希「はは…死ぬ勇気すらねぇのか…ホントどうしようもねぇクズだなぁ」

轟「そんな事ない」

その声に振り向くとそこには轟が立っていた

志希「轟、どうしてここが」

轟「ソニックブームを起こしながら走ってれば噂にもなるよそれを聞いて回ってきた」

志希「そうか…」

轟「隣いいか?」

志希「好きにしろよ」

轟が隣に座ると手に持っているナイフを見る

轟「それどうしたの」

志希「父さんがくれたんだ、何があってもこれと宝石は守れって」

轟「宝石?」

志希はカバンの中から水色の宝石を見せる

轟「綺麗…」

志希「あぁそうだな、俺にはなんの価値もねぇよ」

轟「志希…」

志希「なんでなんだろうな、何も感じねぇんだ…さっきまで怒りとか憎しみとか色々あったのに今じゃなんも感じねぇ…わかんねぇんだどうしたらいいのか」

そう言って濁った目を海へと向ける志希を轟が抱き寄せる

志希「何してんだよ」

轟「1人で抱え込まないで、私達友達でしょ?なら辛い事とか悲しい事とか打ち明けてよ」

志希「離せよ…」

轟「やだ」

志希「離せって…!」

引き剥がそうとするが轟の力が予想外に強く引き剥がせない

轟「やだよ!今離したら志希何処か行っちゃいそうだもん!」

それを聞いてビクリと肩を震わせら志希

轟「やだよ!初めて出来た友達が!孤立してた私を助けてくれたヒーローがそんな目で何処か行っちゃうの見てるだけなんて嫌だよ!だから打ち明けてよ!私が一緒に背負ってあげるから!」

より一層強く抱き締め離そうとしない轟、そして遂に限界がする来て泣き出す志希

志希「悔しかった!何も、何も出来なかった…!ちくしょう…ちくしょう!」

轟「うん、大丈夫、私はここにいるから」

頭を撫で宥める轟

 

暫くして泣き疲れたのか志希は眠ってしまい轟に膝枕をされていた

エンデヴァー「ここに居たか焦凍」

轟「父さん、志希は…」

エンデヴァー「大丈夫だ、その子は正当防衛が通じるし殺してもない、しかし問題があってな彼には家族がもう居ないんだ」

轟「お爺さんやお婆さんは?」

エンデヴァー「3年前に他界してる、この子は天涯孤独という訳だ」

そういうエンデヴァーに対し首を振る轟

轟「1人じゃないよ、私がいる、ねぇ父さん志希を家の家族として迎えられない?」

それを聞いて笑ってみせるエンデヴァー

エンデヴァー「まさか焦凍からその提案が来るとはな、実はな私も同じ事を考えていたんだ」

轟「じゃぁ」

エンデヴァー「だが決めるのは彼自身だ彼にも選ぶ権利は有るからね」

轟「そう…」

下を向き眠っている志希の顔を覗き込む轟とエンデヴァー、その時の志希の顔は何処と無く幸せそうだった




という訳で今回はここまで!2話目にして早々に志希君ファミリー退場それと共にダークスパインモード覚醒です本来、炎、風、闇の力が必要ですが闇を負の感情と捉え怒りが爆発した事により力に目覚めた感じです、それと何故轟君が少女になったかと言えばpixivとかでヒロアカ検索かけたら出てきてあ、これいいと思ったからです後悔はしてないです
それではまた次回お会いしましょう!
『待て次回!!』


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新たな家族

どうも皆様真明です、今回はストーリーとは関係のないことをお話します。実はコメントにて内容が稚拙だと仰った方がいます、私自身話を作るのが下手なのでそうなるのは分かりきってますし、言われる覚悟もしてました。ですが実際言われるとこうも傷つくものなんだなと改めて思いました。もし私のこの作品を読んで不快に感じた方がいるのであればこの作品は削除しようと思います、私自身ヒロアカが好きです、まだ俄の域を抜けないような半端者ですが好きであることは変わりません。私の作品でヒロアカが汚れるやめて欲しいという方がいれば言ってください、その方がお互いの為だと思います。お気に入り登録をして下さった十数名の方には申し訳ありませんが今後はそのような運びにしたいと思います御容赦下さい…


志希の両親の死から1週間が経ち志希は轟の家族と共に市役所まで来ていた

志希「あの…ほんとにいいんですか?僕が皆さんの家族になるなんて」

エンデヴァー「構わないさ、君の父親からも頼まれていたことだしね、それとも不服かい?」

そう言われて志希は顔を横に振って否定する

志希「いえ、むしろ有難い事です、僕には家族がもう居ませんから」

エンデヴァー「そうかい、なら問題は無いねさ、行こうか」

志希「あの、ついでで申し訳ないんですが個性の変更届けも出していいですか?僕の個性色々複雑なので」

エンデヴァー「あぁ構わないとも」

そう会話を済ませて志希達は市役所へと入った

 

 

色々な登録を済ませ市役所を出る頃には日が傾き夕方となっていた

冷「良かったね、志希君いや、志希?」

焦凍「これで私達の家族だね」

志希「えぇ」

他人行儀な返事をする志希に冷は人差し指を突き出す

冷「こら、もう家族なんだからそんな畏まらないの」

志希「え、えぇ…いや、分かったよ母さん」

冷「よろしい」

エンデヴァー「ハハハ、もう馴染んだようだね、何よりだ、それで志希個性の変更届けの内容は見せてくれないのか?」

そう言われて忘れていたのか思い出した顔をして新たな家族となったメンバーに書類を見せる

 

両儀志希

個性 変身

内容 最低3つの姿に変身できる

1、ノーマル 高速移動と高いジャンプ力を誇る、最高速は音速を超える

2、ウェアホッグ 狼のような姿に変身し腕力が上がる、代わりに脚力が落ちる、夜だとさらに力が増す、腕が伸びる

3、ダークスパイン ノーマルの上位互換しかし負の感情が増すため残虐な思考に移りがち、風、炎、闇の3つの力が扱える

 

 

エンデヴァー「複合系の個性だったのか」

志希「父さん、後で見せたいものがある、皆にも話しておきたいことなんだ」

焦凍「志希?」

その時の志希の顔は少し暗かった

 

エンデヴァー「それで話とは?」

志希「僕の個性、いや、呪いについてです」

『呪い?』

全員が聞き返す中、志希は目を瞑りゆっくりと目を開く、その目は普段の黒い目とは違い青く光っていた

エンデヴァー「その目は?」

志希「これが僕の呪いとも言える力『直死の魔眼』です」

冷「直死の魔眼?一体どんな力なの?」

志希「簡単に説明すれば見たものの死を線や点として見ることが出来ます」

エンデヴァー「では、私達にもそれが浮かび上がっていると?」

志希「はい、人以外にも有機物無機物問わず全てに死はありますから、そして何より恐ろしいのはその線をなぞられると死んでしまうという事です」

エンデヴァー「それはどういう意味だい?」

志希「例えば木を普通に切ればそこから芽が出たりしますよね?」

轟焦凍家の全員が頷く

志希「しかし直死の魔眼で切ったものはそこは完全に死に命も芽吹かないんです」

エンデヴァー「仮に再生系の個性を持った人間がいたとしてその人間の腕をその目を使って切り落とすと例え個性を使っても治りはしないという事でいいんだね?」

志希「その通りです、それが呪い、直死の魔眼です」

冷「その事を知っているのは?」

志希「今ここにいる人と僕の目を調べた医者ですね、その人も随分前に引退しましたが」

焦凍「志希大丈夫か?凄い汗だぞ」

志希は苦笑いを浮かべながら答える

志希「実際の所この目は脳にかなり負担をかける正直辛い」

そう言って目を瞑り深呼吸をすると目が元の色に戻る

志希「今話したのは父さん…死んだ父が信頼における人にしか話すなと言ってたことです」

冷「そう、ありがとうね話してくれて」

そういい冷は志希の頭を撫でる

エンデヴァー「あぁ、よく言ってくれた」

そう言ってエンデヴァーも志希の頭を撫でる、その時志希は僅かに頬を緩めた

 

次の日の昼道場では焦凍がエンデヴァーに鍛えられていた

エンデヴァー「焦凍!炎が弱まってるぞ!」

焦凍「はい!」

エンデヴァー「…ん?あぁもうこんな時間か焦凍一旦休もう、オーバーワークは返って体をダメにするからな」

そう言われて炎と氷を消して息を整える焦凍、そこに志希が入ってくる

志希「二人ともお疲れ様、もうご飯出来るから汗拭いて戻って来なさいだってさ」

エンデヴァー「あぁ、そうするよ、ところで志希、お前は今まで何処に?」

志希「え?あぁ山で走り込みしてた、走りながら変身してを繰り返してた」

エンデヴァー「自分なりのトレーニングか、どうだ?後で結果を見せてくれないか?」

志希「え?いいけど…」

エンデヴァー「よし決まりだな、それじゃぁ飯食いに行くか」

焦凍が汗を拭き終わったのを見て3人はリビングへと向かった

 

志希「なんで3人ともいるの?」

冷「あらいけない?」

焦凍「実力みたい」

志希「まぁいいけどさ」

冬美「父さんやり過ぎないか見に来たの」

エンデヴァー「心配入らないさ、手加減はする」

それを聞いて笑いながらそう言うエンデヴァー

エンデヴァー「さて、準備はいいかな?」

志希「えぇ何時でも」

エンデヴァー「では、行くぞ!」

そう言うと全身から炎を吹き出し志希に2つ炎を投げる、それを志希は走ることで避けそのまま肉薄し蹴りを入れる

エンデヴァー「ほう、いい蹴りじゃないか」

志希「ビクとも!してない!癖に!」

話しながらも連続で蹴りを入れるも全て防がれ距離をとりウェアホッグとなり今度は拳で応戦する

エンデヴァー「凄いパワーだな!これは危ないかも知れないな!」

ノーマルとは違い弾いたり直撃を避けるようにするようになるが腕を掴まれ引き寄せられ蹴り飛ばされる

志希「痛ったいなぁ!」

そう言いながら立ち上がり今度はスパインへと変わる

エンデヴァー「ほう、自在になれるのか」

志希「かなり特訓しましたから、それよりこっからは手加減出来ませんよ!」

そう言った後志希の体がブレる、それに気づきエンデヴァーは腕をクロスして防ぐも後ずさる

エンデヴァー(思ったより強いな、これは鍛えがいがありそうだ)

そう考えるもスパインとなった志希のラッシュは凄まじく時折急所を狙ってくるため冷や汗をかいていた

エンデヴァー(なるほど、見た通り少し残忍、いや、非道な感じになっているな)

流石に不味いと感じたのか腕をつかみ殴り飛ばす、志希はその際の衝撃と疲労でスパインが解け元の姿に戻る

エンデヴァー「ふむ、力と技術は問題ないがその打たれ弱さは何とかせんとな」

志希「な、No.2にここまで食いついたんだから良しとしてくれよ…」

エンデヴァー「だから言ったろ力と技術は問題ないと」

志希「それ褒めてんのかよ…」

大の字に寝転がりながら悔しそうにする志希

冷「でも凄かったわ、まさかここまで強いなんて」

冬美「凄かったよ志希君」

志希「どうも…」

焦凍「志希平気か?モロにいいの食らったが」

焦凍が心配すると志希は手を振って返事をする

志希「へーきへーき、こっちも何発かやばいの入れてたし」

エンデヴァー「自覚はあったのか?」

志希「意識飛ぶわけじゃないから…でもどうしようもないんだよな…あ、そうだ」

飛び上がりエンデヴァーに相談する志希

志希「俺を包むくらいの炎を出せない?」

エンデヴァー「?それくらいお手の物だがどうしてだ?」

志希「俺のダークスパインって炎も操れるけどその火力が低いからさ多分まだ未完成なんだと思う、だから炎を浴びたら使えるんじゃないかって」

そう聞いて顎に指を当て唸るエンデヴァー

エンデヴァー「うぅむ、最悪死ぬぞ?」

志希「やらなきゃ始まんないし、頼む」

そう言ってスパインになる志希、エンデヴァーは呆れたのかやれやれと首を振り特大の炎を発生させる

エンデヴァー「行くぞ!」

そう言って投げた炎は志希を包み込む、全員が祈るなかその炎が少しずつ小さくなり炎が晴れると片手に炎を、もう片手に黒いモヤを出しているスパインの志希が姿を現す

エンデヴァー「どうやら成功したようだな」

志希「あぁ、炎の火力も増したし闇も、風も扱える、ダークスパイン完成だ」

スパインを解除して喜ぶ志希、それを見て全員が安堵する

志希「父さん、俺決めた」

エンデヴァー「なんだ?」

志希「俺ヒーローになる、誰かの笑顔を守れるそんなヒーローに」

エンデヴァー「そうか、ならお前も雄英の特待生を受けるか?」

それを聞いて首を左右に振り拒否する

志希「いや、実力でやってみたい、試験で勝てないのにノコノコと雄英でヒーローなりましたとか俺には言えないし何よりそんなに賢くないし」

タハハと笑いながら後頭部を掻く

エンデヴァー「そうか、なら頑張りなさい」

轟家の皆に励まされ志希は己の夢を再確認する




という訳でも今度はここまで、新たに家族となった轟家、この作品の轟家は割と良好な関係を築いてます
それではまた次回お会いしましょう
『待て次回!!』


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雄英高校入試試験

どうも皆様真明です!今回はタイトル通り入試となります、それでは参りましょう

それでは
『どうぞ!!』


エンデヴァーに鍛えられること2年、ついにこの日がやってくる

志希「それじゃ行ってきます」

焦凍「あぁ、頑張れよ」

志希「おう!父さんに鍛えられたんだ負けるかよ!」

サムズアップをして志希は雄英へと向かった

 

志希が到着したのは家から走りおよそ10分程だった、志希は驚く教師や上級生を正気に戻した後会場へと向かった

 

プレゼントマイク「今日は俺のライヴにようこそー!!エヴィバディセイヘイ!!!」

しかし誰も答えない、志希があたりを見渡すと中には堪えてる人もいた

プレゼントマイク「こいつぁシヴィー!!!受験生のリスナー!実技試験の概要をサクッとプレゼンするぜ!!アーユーレディ!?」

やはり誰も答えない、志希は思わず苦笑いを浮かべる

プレゼントマイクから説明された内容は以下の通りだ

1、試験は10分

2、持ち込みは可

3、各試験会場には仮想敵が配置されておりそれらの撃破、そのポイントがそのまま点数となる

4、アンチヒーローな行為は御法度

そこまで説明すると眼鏡を掛けた少年が質問する

???「質問よろしいでしょうか!?プリントには四種の敵が記載されています!誤載であれば日本最高峰たる雄英において恥ずべき痴態!!我々受験者は規範となるヒーローのご指導を求めてこの場に座しているのです!!ついでにそこの縮毛の君先程からボソボソと…気が散る!!物見遊山のつもりなら即刻雄英からさりたまえ!」

???「すみません…」

プレゼントマイク「オーケーオーケー受験番号7111くんナイスなお便りサンキューな!4種目の敵は0P!そいつは言わばお邪魔虫!各会場に一体!逃げる事をオススメするぜ!」

そこで志希が手を上げる

プレゼントマイク「ん?なんだ受験番号0782?お便りか?」

志希「まぁそんな所かな?一つ確認したい、別に0P倒したからって減点とかないよな?」

プレゼントマイク「勿論!減点もないが加点もないぜ!?Are you OK?」

志希「ok Thanks Mr.presentMIKE.」

英語で聞かれたため英語で返し着席する志希、眼鏡の生徒もその後深々と頭を下げ席に着く

プレゼントマイク「俺からは以上だ!!最後にリスナーへ我が校の“校訓”をプレゼントしよう、かの英雄ナポレオン=ボナパルトは言った!『真の英雄とは人生の不幸を乗り越えていく者』と!!Plus Ultra!!それでは皆良い受難を!!」

それぞれが案内され準備に入る

志希(会場ってか完全に街だな…これなら全力で走れそうだ…そろそろかな?)

志希が走る体制へと移ったのを見てそれぞれが何やってんだあいつと言いたげな目で見るそんな時

プレゼントマイク「はいスタート!」

それと共に弾かれるように走り出す

プレゼントマイク「どうしたぁ!?実戦じゃカウントなんざねぇんだよ!!走れ走れぇ!!既に1人走ってんぞ!てか速いなおい!?」

周りが置いてけぼりな中志希は走るそして仮想敵を倒し続ける

 

暫くして

志希(だいたい今で79って感じか?後は何処にいるかな)

???「う、うわぁぁぁ来るなぁ!!」

その声を聞いて志希は走り出し仮想敵に囲まれた背の低い少年を認識すると体をボールのように丸め高速回転をする技スピンアタックを仮想敵に当てピンボールのように跳ね全て倒し少年の前に着地する

志希「大丈夫か?ほら手」

差し伸べられた手を掴み少年は立ち上がる

???「あ、ありがとな」

志希「気にすんな、お互い頑張ろうぜ!…今度はあっちか!じゃぁな!」

そう言ってまた聞こえた声の元へと向かう、そうしていると地震のようなものが起こる、建物を3角飛びの要領でも登っていき屋上で見たのは20mはあろう巨大な仮想敵だった

志希(でっか、あれは確かに逃げるな…足元に人いなかったら!)

志希の見た先には逃げ遅れた数人の生徒がいた、志希は全速力で走りそれぞれを仮想敵より離れたところへ連れていく

???「あ、あれ?」

???「ケロ?」

志希「お前らここにいな!ちょっとあのデカブツ片付けるから!」

???「あ、おい!」

静止も聞かず志希は仮想敵に突撃し高く跳躍しスピンアタックの体制を取りそのまま勢いよくぶつかる、想像以上に分厚く硬い装甲ではあったが徐々に軋み最後には風穴を開けた

???「マジかよ…あのデカブツに風穴開けちまった…」

???「凄いわね」

志希「ふう。お前ら無事か?」

志希が平気かどうか確認すると

プレゼントマイク「しゅーりょー!!」

プレゼントマイクから終了の合図がされる

志希「あ、終わった、それじゃぁな」

手を振って帰ろうとすると赤い髪の少年が待ったをかける

???「なぁなんで助けてくれたんだ?俺たち言わば競争相手なんだぞ?」

志希「あー確かにそうだな、考えてなかったや」

???「考えてなかったって、敵に塩を送るような行為なんだぞ!?」

志希「それが?確かに合理性には欠けるだろうよけどさ、ヒーローってただ敵を倒すだけが仕事か?」

???「え?」

志希「俺は違うと思う、ヒーローはさ誰かを助けるのが仕事だろ?あ、これも違うや元々ヒーローってのはボランティアみたいなもんじゃん?お節介でもなんでも助けたかったから助けたそんだけ…じゃ俺はこの辺で!」

サムズアップを決めてから物凄い勢いで走り正門を抜け家まで帰る志希であった

 

一週間後

焦凍「まだ届かねぇんだな手紙」

志希「別にいいんじゃね?」

焦凍「いや、自分の事だしもっと緊張しろよ」

焦凍とそんな漫才をしていると冬美が手紙を持ってくる

冬美「志希君、手紙来てたよ、今開ける?」

志希「あぁ父さん達のとこ行くか」

エンデヴァー「私達ならいるぞ」

志希「なら開けるか」

手紙を受け取り封を切ると中から丸い物体が飛び出す、それを覗き込むと画面が表示される

オールマイト「私が投影された!!!」

『オールマイト?』

オールマイト「驚いたかね!これはプレゼンじゃぁ無いぞ!何と今年から私も教師として雄英に勤める事となったのだ」

そこで咳払いをして続ける

オールマイト「まず筆記これは凄いな全問とは行かなかったがほぼパーフェクト!文句なしの首席だ!そして実技だがこちらも度肝を抜かれたよ!撃破ポイント85!これだけでも文句なしだがここからが凄いところだ!我々が見ていたのは撃破ポイントだけじゃない!レスキューポイント!!君はライバルであるはずの他の受験生を助け尚且つゼロポイントまで倒して見せた!よってレスキューポイント90ポイント!それによって両儀志希合計175ポイント!!文句なしの首席合格だ!これは前例のない事だ凄いじゃないか!来いよ両儀少年!!雄英が君のヒーローアカデミアだ!」

それを聞いて満面の笑みでエンデヴァーが志希の背中を叩く

エンデヴァー「凄いじゃないか!やったな!」

志希「あぁ!」

焦凍「これで一緒のところに行けるね」

志希「あぁ!これからもよろしくな!」

志希が拳を突き出すと焦凍は一瞬意味を考えるが直ぐに拳を突き出し拳をぶつけ合うフィストバンプを行う、その時2人は笑っていた




という訳で今回はここまで!ちょっとやりすぎた感があるが気にしない、さて、次回から雄英高校へと入ります人数は志希君が入り1人多いと思ってください

それではまた次回お会いしましょう!
『待て次回!!』


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個性把握テスト

どうも皆様真明です!今回もタイトル通りです!
それでは
『どうぞ!!』
お気に入り登録者数40人突破ありがとうございます!


志希「焦凍早くしろよ、遅刻するぞ?」

焦凍「そんなに急がなくても大丈夫だろ、まだ8時だぞ?」

志希「俺なら10分で着くが此処から歩くとそれなりだぞ?…まさか俺がお前担いで走るのか!?」

焦凍「…?いけないのか?」

志希「いや、何サラッと言ってんの!?」

結局担いで行くこととなり若干疲れた志希であった

焦凍「何疲れてんだよ、そんなに重くもないし平気だろ?」

志希「むしろ軽いが色々疲れるんだよ…」

焦凍「?」

志希「お前はもっと羞恥心を持てよ」

肩を落としながら歩く志希に疑問符を浮かべながら教室へと向かった

焦凍「ほら着いたぞ、扉デカイな」

志希「バリアフリーってやつだろ?それにしてもデカいが」

扉を開けると見た顔が視界に入る

???「お!やっぱりお前も受かってたんだな!」

???「あの時は助かったわありがとう」

志希「おう、俺は両儀志希、お前らは?」

切島「俺は切島鋭児郎、あの時は助かったサンキューな!」

蛙吹「私は蛙吹梅雨、よろしくね両儀ちゃん」

峰田「オイラは峰田実、ところでその隣の美少女は彼女か?リア充め!」

志希「いや、此奴は俺の幼なじみってか恩人で彼女じゃねぇよ」

血涙を流しそうな勢いで見てくる峰田に若干引きながらそう言う、そうこうしている時に切島が志希に質問する

切島「そういやお前何位だったんだ?」

志希「あー俺?ギリギ「此奴は1位だぞ」おい!焦凍!」

それを聞いて視線が志希に殺到する

志希「ほらお前が変な事言うから妙に視線集めたじゃねぇか!?」

焦凍「隠す必要ないだろ、どうせいつかバレるんだから」

志希「いや、そうかもしれないけど…」

切島「お前マジかよ!すげぇな!」

蛙吹「まぁ0ポイントまで倒しちゃうくらいだしね」

その後色んな人からどうやって倒しかのかなど聞かれその後担任の相澤消太が寝袋に入ったまま入ってきてその中から体操服を取り出しそれを着てグラウンドに来るように伝えられる

 

『個性把握…テストォ!?』

???「入学式は!?ガイダンスは!?」

相澤「ヒーローになるならそんな悠長な行事出る時間ないよ、雄英は“自由”な校風が売り文句そしてそれは“先生側”もまた然り。ソフトボール投げ、立ち幅跳び、50メートル走、持久走、握力、反復横跳び、上体起こし、長座体前屈、中学の頃からやってるだろ?“個性”禁止の体力テスト。国は未だに画一的な記録を取って平均を作り続けてる合理的じゃないまぁ文部科学省の怠慢だよ」

そこまで言って目つきの悪い少年に話を振る

相澤「爆豪、中学の時ソフトボール投げ何メートルだった?」

爆豪「67m」

相澤「じゃあ“個性”を使ってやってみろ円から出なきゃ何してもいい早よ、思いっきりな」

軽い準備運動をしてボールを投げる体制を取る爆豪

爆豪「んじゃまぁ…死ねえ!!!」

(((…死ね?)))

相澤「まず自分の「最大限」を知るそれがヒーローの素地を形成する合理的手段」

手元のタブレットを見せながら話す?それを見て各自がそれぞれ話し出す

「何だこれすげー面白そう!」

「705mってマジかよ」

「“個性”思いっきり使えるんだ!!流石ヒーロー科!!」

志希(…面白い?)

相澤「…面白そう…か、ヒーローになる為の三年間そんな腹づもりで過ごす気でいるのかい?よしトータル成績最下位の者は見込み無しと判断し…除籍処分としよう」

『はあああ!?』

相澤「生徒の如何は先生の“自由”ようこそこれが雄英高校ヒーロー科だ」

 

???「最下位除籍って…!入学初日ですよ!?いや、初日じゃなくても理不尽すぎる!!」

相澤「自然災害…大事故…身勝手な敵たち…いつどこから来るかわからない厄災日本は理不尽にまみれてるそういうミスを理不尽を覆していくのがヒーロー、放課後マックで談笑したかったならお生憎、これから三年間雄英は全力で君達に苦難を与え続ける…“Plus Ultra”さ、全力で乗り越えて来い」

???(洗礼と言うには重すぎる…これが最高峰…やるしかない!)

爆豪(もっと行けんな)

志希(これは楽しめそうだ)

志希は歯を見せながら笑う

 

第1種目:50m走

『3秒04!』

???「おぉ!あいつ速いな!」

???「50mじゃ3速までしか入らんな…」

『START!…1秒07!』

???「…なぁ今あいつ走るの見えたか?」

???「いや全く」

志希「案外観測されるもんだな」

 

第2種目:握力測定

???「540キロて!!あんたゴリラ!?タコか!!」

峰田「タコってエロいよね…」

???「…」

切島「こっちもすげぇ!550って、てか見た目変わりすぎだろ!?」

志希(ウェアホッグ)「個性の反動だすぐ戻れる」

???「得意科目で負けた!?」

志希「なんかすまん」

 

第3種目:立ち幅跳び

相澤「おい両儀、お前その状態何時まで維持できる?」

志希「最低でも3時間は維持できます」

相澤「測定不能だ」

 

第4種目:反復横跳び

切島「おい、両儀!速度落とせって残像どころの話じゃなくなってるって!」

志希「まだまだ増えるぞ!」

切島「いや増やすな!」

 

第5種目:ボール投げ

???「セイ!!」

相澤が見せたタブレットには∞の文字

「∞!!?すげぇ!!∞が出たぞ!」

切島「流石にこれはお前も無理だろ」

志希「俺をなんだと思ってんだよ、流石に∞は無理」

スパインになり手に炎を発生させボールを炎で包み全力で投げる

志希「…はぁ!」

落下し始めた辺りで炎を弾けさせ更に勢いをつけ飛ばす

『921m』

志希「タイミングが難しいな…」

切島「いや、大概だろ!?」

この後デクと呼ばれた少年が爆豪に襲われそうになったが爆豪が相澤に止められ次に進む

 

その後持久走で飯田、八百万(バイク)、志希の3人がデットヒートをするが最後に志希が独走し終わった

 

相澤「それじゃぁパパっと結果発表…ちなみに除籍はウソな」

『…!?』

相澤「君らの最大限を引き出す合理的虚偽」

『はー!?』

八百万「あんなのウソに決まってるじゃない…ちょっと考えれば分かりますわ…」

相澤「そゆことこれにて終わりだ教室にカリキュラム等の書類あるから目ェ通しとけよ…緑谷、リカバリーガールとこ行って治してもらえ明日からもっと過酷な試練の目白押しだ」

 

帰り

焦凍「やっぱりお前には敵わないか…まさか総合1位まで持ってかれるとは」

志希「それは個性の相性の差だ、俺のは身体能力の強化だだからここまで伸びたってだけだ」

焦凍「もしお前と戦う事があれば絶対負けない」

志希「望むところだ、んで?まさか帰りも俺が運ぶのか?」

焦凍「ん、楽だし」

志希「ですよね…」

志希は結局行き帰りで疲れることとなった、その場面を見ていた峰田、上鳴から後日質問責めされたのはまた別の話




という訳で今回はここまで!ちょっと…いやかなり変なところがあるかもしれませんが御容赦ください…お願いします
それではまた次回お会いしましょう!
『待て次回!!』


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profile

どうも皆様真明です!今回は主人公の設定となってます!しかしヒロアカって凄いですね、やりたいネタがポンポン浮かんでくる、例えばヒロアカ世界にfateのサーヴァントの力を使える子を行かせたり、仮面ライダーになったりスタンド使いになったりと…皆さんはどれがお好き?
それでは
『どうぞ!!』
コメント又は活動報告にてアンケートを設けようと思ってます


名前…両儀志希

身長…169cm

体重…34kg

個性…変身(現状3つの姿に変身可能概要は本編をチェック)

直死の魔眼(人の死を線や点として認識しそこを刃物でなぞったり突いたりするとその部分を完全に殺すことが出来る、例え超回復の個性であろうとも防ぐことは不可、使うと激しい頭痛と吐き気に見舞われる)

 

容姿…青髪のくせっ毛で黒目顔立ちはクラスでたまに「あいつ良くない?」と言われるくらい、直死の魔眼発動時は目が青く光る、目つきは普段は優しいが怒ったり敵との戦闘時はかなり鋭い、どういう原理か体をボール状に丸めることができ、これでスピンアタックを決めている、どうやってこの状態で移動してるかは本人にもわからない(本人曰く「何故か出来る」との事)任意で髪の毛を鋭くすることも出来る、普段はサラサラ、峰田は背後から奇襲を仕掛けようとしてこれの餌食になっている

 

概要…普段は温厚でどんな人にでも基本的に優しいが敵と認識した相手には容赦がない、これは過去に殺人鬼に両親を殺された事が理由となっている、焦凍や轟家の人間のおかげで表立っては安定しているが人の死際に直面すると冷静さを失う、轟家の人間の事は信頼しているが家族と言うより親戚位の立ち位置となっている、真の家族が亡くなった両親だけだと考えている。焦凍の事は好き嫌いで言えば好きな部類だがそれが恋愛対象としてなのかは本人もわかってない

 

転生した少年…中学三年の三学期、受験で忙しく遊ぶ機会が減った為鬱憤が溜まっていたが大好きなソニックのゲームや型月のゲーム(特にfate)をする事が何よりの楽しみ、転生前にトラックに轢かれ絶命したがそれが神の不手際であった為転生する事となった、特典のソニックの能力と直死の魔眼は好きだったから貰い世界については漫画を読まなかったためにどこの世界か分からないがその方が楽しめるという考えからあまり深く考えていない、ちなみに学力は一応賢いと言われてた方それ以外は割と普通

 

転生させた神様…実はかなりの権力者でギリシャ神話のゼウスや大和の天照大神なんかとは実は仲良しオーディンとはよくチェスをして遊ぶような凄い人(?)部下が失態を犯したためその部下を割とえぐい方法でお仕置きと言うなの拷問をさせ、同じような遊びをしていた連中にも上司陣の許可を得た上で同じ目に遭わせた(拷問を受けた連中は泣き叫びながらもうしないと誓ったらしい)志希が転生してからは彼の動向を見るのが趣味となっている

 




という訳で志希くんのプロフィールでした!
それでアンケートなんですが実は無謀にも3つ目に取り掛かろうとしてますその内容は以下の通りで、その中からこれを見てみたいと言うものを皆さんに選んでもらいたいと思います!無ければ自分で考えます!
1、fateのサーヴァント(未定)の力を使った物語
2、仮面ライダー(これまた未定)になって頑張る話
3、デビルメイクライの魔具や能力で暴れる女の子
この3つから選んでもらいたいと思います!1と2に関してはこのサーヴァント(又はライダー)でお願いします!という意見でも構いません!締切は…そうですね今月の20までとします!


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戦闘訓練

どうも皆様真明です!今回はちょっと悩みました、やっぱり戦闘は難しい…
それでは
『どうぞ!!』


相澤先生からの熱い洗礼を受けた次の日の朝

志希「うーすおはよう」

焦凍「おはよう」

2人が来ると視線が2人に集まる、その中から透明人間の少女葉隠が2人の前に来る

葉隠「ねぇねぇ2人って付き合ってるの!?」

「「いや?」」

『即答!?』

峰田「死ねイケメンリア充!」

背後から峰田が志希を背後から仕掛けるも髪の毛が棘のように鋭くなり阻まれる

志希「お前は何やってんだ…あと俺はリア充じゃねぇ、ここまで不幸なリア充居てたまるか」

焦凍「私達は一緒に住んではいるけど付き合ってはないぞ」

それを聞いて葉隠がずいずい来ようとするが相澤先生が来たため話は中断となった

 

昼、食堂にて

芦戸「あ、おーい二人ともこっちこっち!」

志希「あ、芦戸に皆もう仲良くなったのか女子ってのはすげぇな、お前も見習えよ」

焦凍「うるさい」

席につきながらそう話す、今日は二人揃って蕎麦のようだ

葉隠「二人ともホントに仲良しだよね!イケメンコンビじゃん!」

志希「そいつァどうも、しかし朝のあれはなんなんだ?全員俺ら見てたが」

それについてカエルのような顔立ちの少女、蛙吹が説明する、どうやら昨日上鳴と峰田の2人が2人が帰る姿を目撃していたらしくそれ故に2人が付き合っていると言う噂が流れたのだ、それを聞いて頭を抱える志希

志希「ほらやっぱりこうなる…だから嫌だったんだよ」

焦凍「何がだ?」

志希「変な誤解される事がだよ…お前だって嫌だろ俺と付き合ってるなんて言われたら」

焦凍「いや?」

志希「え?」

まさかの否定に固まる志希、女子陣はワクワクはしてるように見える

焦凍「私は全然構わないけど…不服か?」

志希「え、あ、いや…わからん、いや好きなのは確かなのかそれが恋愛対象としてなのか友達としてなのか…」

ブツブツと小声で考え出す志希に焦凍は少し不服そうに見つめた後蕎麦を啜り出す

葉隠「ねぇねぇ轟っちはさ両儀君のことどう思ってるの!?やっぱり好きなの!?」

蛙吹「グイグイ行くはね葉隠ちゃん」

焦凍「嫌いじゃない…私にとって大切な人なのは確か、でもそれは家族だから…それだけ」

そのあとは黙々と蕎麦を食べ続ける焦凍、志希もいつの間にか復帰したのか蕎麦を食べる、葉隠は少しつまらなさそうにするもすぐに食事を始める

 

そして午後、ヒーロー科なら誰もが心待ちにする時間がやってくる

「わーたーしーがー!!普通にドアから来た!!!」

「オールマイトだ…!!すげぇや本当に先生やってるんだな…!!!」

「銀時代のコスチュームだ…!」

「画風違いすぎて鳥肌が…」

オールマイトの登場に各々が声を上げる

オールマイト「ヒーロー基礎学!ヒーローの素地を作る為に様々な訓練を行う課目だ!!単位数も最も多いぞ!」

ボディビルダーのとるようなポーズを決めながら話すオールマイトそして手元にプレートを取り出すそこにはbattleの文字

オールマイト「早速だが今日はコレ!!戦闘訓練!!!」

爆豪「戦闘…」

緑谷「訓練…!」

オールマイト「そしてそいつに伴って…こちら!!!」

手元のボタンを押すと壁が飛び出しナンバーの入ったカバンが出てくる

志希(無駄に凝ってるなぁ)

オールマイト「入学前に送ってもらった「個性届」と「要望」に沿ってあつらえた…戦闘服!!!」

『おおお!!!!』

オールマイト「着替えたら順次グラウンド・βに集まるんだ!!」

『はーい!!!』

志希「さてさて、要望道りになってるかな?」

オールマイト「格好から入るってのも大切な事だぜ少年少女!!自覚するのだ!!!!今日から自分は…ヒーローなんだと!!…さぁ!!始めようか有精卵共!!」

各自がコスチュームに着替えグラウンド・βに集まる

切島「お前のその服…なんか普通だな?いいのかそれで?」

志希「いいんだよ俺のってコスチュームでサポート出来ることないし、お前のは漢らしいじゃねぇか」

切島「分かるか!この漢らしさ!」

切島のコスチュームを褒めながらグラウンド・βに行く

 

焦凍「来たか志希、コスチューム要望道りだったか?」

志希「あぁ、お前も要望道りみたいだな」

オールマイトが全員来たのを確認すると話を進める

オールマイト「皆要望道りだったみたいだな!カッコイイぜ!」

皆を褒めた後オールマイトがルールを説明する、概要は以下の通り

1、訓練内容は対人の屋内戦

2、敵とヒーローとの2人1組のチームを形成しこれに挑む

3、敵は時間内まで核の防衛またはヒーローの捕獲、ヒーローはその逆

4、チームはクジ

そこで説明を終え飯田が質問する

飯田「チーム決めは適当なのですか!?」

志希「いや即席だからこそいいんだろ?相手との相性が最悪でもどう立ち振る舞うかが問われるわけだ」

飯田「なるほど!失礼しました!」

オールマイト「いいよ!早くやろ!」

志希(やな予感するなぁ)

全員がくじを引く中志希の予感は的中する事となる

志希「先生やっぱり1人余りました!」

オールマイト「いやそれでいいのさ!君には今日のMVPと戦ってもらう!もちろんハンデとして1VS1で時間も半分にするよ!」

志希「自由っていうかハチャメチャだなおい!?」

そのあとは順々に進んでいきその間もオールマイト&八百万のコメントは続いた、そして最後遂に志希の順番になる

オールマイト「さて!今回のMVPは…轟少女だ!つまり両儀少年と轟少女のガチンコバトルだ!2人はどちらが敵になるか決めて始めるように!」

 

2人での話し合いの結果志希がヒーローをやる事となった

オールマイト「準備はいいかい!?それではスタート!」

志希「やるなら速攻!」

志希は走り階段を駆け上がる、最上階近くで扉を蹴破ると共に氷が目の前に迫る、ジャンプでそれを避け着地する、その目線の先には核があるであろう部屋への扉とその前に立つ焦凍の姿があった

志希「へっ、お前ならそう構えると思ってたよ!行くぞ焦凍!」

焦凍「来い!志希!」

志希はスパインへと変わり炎を纏いながら突撃し焦凍は氷で迎撃する

 

モニタールーム

2人の勝負はモニター越しに見ていた全員が驚愕する、2人の戦い方は対局であるが故なのか一進一退を繰り広げていた

切島「す、すげぇ…どっちも引かねぇ」

上鳴「推薦組にあそこまで食いつく…いや互角に戦うとかあいつ才能マン過ぎるだろ…」

切島、上鳴の2人が思ったことを口から零す、各々もそれは実感していた、焦凍は障子とペアを組んだ時は一撃でクリアしたが今はそうではないかなり慎重と言える、志希の実力を知る切島、蛙吹はその強さを実感しているが為さらに何も言うことが出来ないのだ

 

志希は炎を纏いながらスピンアタックの体制をとり焦凍に突撃する、焦凍は氷の壁をいくつも発生させそれを防ごうとするがスピンアタックの勢いと炎とが合わさり勢いは衰えず吹き飛ばされる

焦凍「くっ、やっぱり防ぎきれないか…!」

志希「Hey!What's up?」

焦凍「上等だ!」

焦凍も炎を発生させ志希と肉薄しようとしたその時

オールマイト「しゅーりょー!!」

肝心の所でタイムリミットが来てしまった…

 

焦凍「あのままやってたら私が勝ってた」

志希「はぁ?勝つのは俺だっての俺まだ本気じゃねぇし…まぁそれはお前もだったけどよ」

焦凍「分かってるなら…次は全力でやろう、次の機会があればだけど」

志希「へっ、当然!」

拳をぶつけ合いながら楽しそうに笑い合う2人その約束が果たされる日を楽しみにしながら2人は帰路に着いた




という訳で今回はここまで!なんか中途半端に終わりましたが決着は今度つけますので…志希君のコスチュームは学生服みたいな感じです、七夜志貴君の衣装をイメージしてください
それではまた次回お会いしましょう!
『待て次回!!』


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委員長決め

どうも皆様真明です!今回はUSJへの導入の委員長決めとなります!
それでは
『どうぞ!!』


何時もの朝、何時もの登校、やっと高校生活が始まった、そう思った直後の朝

志希「…なんだあれ?」

焦凍「マスコミだろ、どうせオールマイトについて聞かせてくれって話だろ」

志希「なるほど…あ、相澤先生だ、塩対応すぎだろ…っと」

その背後を追って1人のマスコミが入ろうとしたのを見て志希は走りそのマスコミを後ろに引っ張る、その体制は奇しくもお姫様抱っこと言われる体制だった

志希「Hey、ここはちょっと防衛装置が厳重だからあんまり突っ込まない方がいいぜ…お嬢さん?」

マスコミ「え?…あ、ど、どうも」

ゆっくり下ろし落ちてたマイクを持たせる志希

志希「ま、これに懲りたらあんまり突っ込んだインタビューはしない事だな…いつか身を滅ぼすぜ?じゃ俺らこれから授業あるから…SeeYou♪」

マスコミに手を振りながら堂々と中に入る志希と焦凍、焦凍は行きみちずっと志希の横っ腹を抓っていた

 

相澤「昨日の戦闘訓練お疲れ、Vと成績見させてもった、爆豪お前えもうガキみたいな真似するな能力あるんだから」

爆豪「……分かってる」

相澤「で?緑谷はまた腕ぶっ壊して一件落着か個性の制御いつまでも「出来ないから仕方ない」じゃ通さねぇぞ、俺は同じ事言うのが嫌いだそれさえクリアすればやれることは多い焦れよ緑谷」

緑谷「っはい!」

相澤「それと、両儀さっきはお手柄だ、いくらマスコミとは言え怪我されるとあることない事書かれるからな」

志希「No problem.」

相澤「さて、本題だ…急で悪いが今日は君らに…」

(((なんだ…!?また臨時テストか!?)))

相澤「学級委員長を決めてもらう」

『学校っぽいの来たー!!!』

安堵からか大声で叫ぶ一同

切島「委員長!!やりたいですそれ俺!!」

耳郎「ウチもやりたいス」

峰田「オイラのマニフェストら女子全員膝上30cm!!」

青山「ボクのためにあるヤツ☆」

芦戸「リーダー!!やるやるー!!」

一同にやりたいと立候補が上がるそれに飯田が待ったをかける

飯田「多を牽引する責任重大な仕事だぞ…!「やりたい者」がやれるモノではないだろう!!周囲からの信頼あってこそ務まる聖務…!民主主義に則り真のリーダーを皆で決めるというのなら…これは投票目決めるべき議案!!!」

『そびえ立ってんじゃねーか!!何故発案した!!!』

志希「けど飯田の言う通りだぜ?やりてぇからやるでその仕事がしんどいからやっぱ辞めたは通じない割と責任重大な仕事だ、信頼ってよりはコイツなら出来るって奴に任せるのが適任だぜ?」

『そびえ…立ってねぇ!むしろ気だるげだ!?』

飯田「両儀君の言う通りだ!どうでしょうか先生!!!」

相澤「時間内に決めりゃ何でもいいよ」

そして投票がなされ飯田は

緑谷3票

八百万2票

その他1票となった

緑谷「僕3票!!!?」

その後委員長緑谷、副委員長八百万となって委員長決めは終わった

 

昼食

志希「なぁ焦凍、お前誰に入れた?やっぱ八百万か?」

焦凍「なんでそう思ったんだ?」

志希「お前が自分に票入れるとは思えないから…んで八百万2票ってことは誰かが入れたってことだし、何となく」

焦凍「まぁ、間違ってない」

志希「だろうな、お、緑谷じゃんそこ二人分席空いてっか?」

緑谷「両儀君に轟さん?うんいいよ、2人もいい?」

2人からも了承を得て席に着く2人、ちなみに志希の昼食はチリドック三本

麗日「両儀君そんだけでいいの?もっと食べるんかと思ってた」

志希「俺はこれでいいのさ…んでなんか言いたいことある?」

チリドックを頬張り飯田からの視線に気づき話しかける

飯田「あぁ、単刀直入に聞くが僕に票を入れたのは君なのか?」

志希「そうだが、なんか問題でも…あ、焦凍、そば半分くれよ」

焦凍「ん」

志希「サンキュー、あ、半分やるよ」

サラッと答え、焦凍からそばを貰い食べる

麗日(あれ?それって間接…)

その後飯田の家系について話していると警報がなる

『セキュリティ3が突破されました、生徒の皆さんは速やかに屋外へ避難してください』

飯田が上級生に聞くにセキュリティ3は何者かが侵入したとの事、志希はスパインに変身し焦凍を掴み天井付近まで退避する

志希「とりあえずここで様子見だな…焦凍どうかしたか?」

焦凍「なんでもない、それよりあれって今朝のマスコミだよな」

志希「ん?あぁそうみたいだな、っと飯田が動いたな…ん?」

焦凍「どうかしたか?」

志希が答えようとすると飯田が大声で叫ぶ

飯田「皆さん…大丈夫!!ただのマスコミです!何もパニックになることはありません大丈夫!!ここは最高峰の人間に相応しい行動をとりましょう!!」

その後緑谷が飯田を委員長に推薦し、それを飯田が受け入れ交代することとなった

志希「なぁ俺からもひとついいか?」

相澤「なんだ、時間がもったいない早く言え」

志希「この学校に手が大量に着いた生徒と全身黒いモヤ見たいのでおおわれた教師とか居る?」

相澤「…生徒はともかくそんな教師は知らん…どうしてだ?」

志希「イヤ、波に攫われないように上で待機してた時に見えたんだよ、全員がパニックな中堂々と廊下を歩いてるその二人組みがさ、歩いてた方向からするに多分職員室に行ったんだと思って…まさか」

相澤「…その話は後でだとりあえず細かい委員を決めろ」

 

放課後、会議室に先生一同と志希がいた、その場にはその日非番の教師もいた

相澤「両儀、お前が見たのは全身に手をつけた男と黒いモヤのような人物…それで間違いないな?」

志希「あぁ、見た限り制服を着てなかった事とあからさまに冷静だったからおかしいと思ったんだ…あれはもしかして」

相澤「あぁ、お前が来る前に確認したが、1部パンフレットが無くなっていた、それも教師の担当する授業なんかについてのだ、そしてお前の考えた通り恐らくそいつらは…敵だ」

やはりと言った顔をする志希、しかしその時疑問に感じる

志希「職員室には誰もいなかったんで?普通誰かひとりはいてもいいのに」

相澤「全員がマスコミに対応してた、そこを突かれたんだ、態々来てもらって済まないな、もう帰っていい、さっきお前の家に電話したら念のために迎えに来るとのことだった、もう来てるだろうから帰っていいぞ」

会議室を出て下駄箱まで行くと焦凍達が待っていた

冷「さ、帰りましょ、今日は大変だったわね」

志希「あぁ、これからは用心した方が良さげだな」

ひとつの不安を抱えながら志希達は車で帰ることとなった

志希「なぁ走って帰ったらだめ?」

『だめ』

 




という訳で今回はここまで!次回からUSJとなります!
それではまた次回お会いしましょう!
『待て次回!!』


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敵襲来

どうも皆様真明です!今回からUSJとなります!ちょっと話はアレな感じになるかもしれません
それでは
『どうぞ!!』


マスコミの侵入騒動があった次の日のヒーロー基礎学の時間

相澤「今日のヒーロー基礎学だが…俺とオールマイトそしてもう1人の3人体制で見ることになった」

瀬呂「ハーイ!何するんですか!?」

相澤「災害水難なんでもござれレスキュー訓練だ」

上鳴「レスキュー…今回も大変そうだな」

芦戸「ねー!」

切島「バカおめーこれこそヒーローの本分だぜ!?鳴るぜ!!腕が!!」

蛙吹「水難なら私の独壇場ケロケロ」

相澤「おいまだ途中…今回コスチュームの着用は各自の判断で構わない中には活動を限定するコスチュームもあるだろうからな、訓練場は少し離れた場所にあるからバスに乗っていく、以上準備開始」

早口で説明し時間を短縮する相澤、それに釣られ全員がコスチュームを着ていく

バス停

焦凍「志希、お前それ持ってきてたのか?」

志希「ん?あぁ形見だし何よりいざって時に使えるからな」

切島「なんだそれ?ドスか?」

志希「親の形見だよ、あと一応許可取ってる」

切島「形見?まぁいいやそろそろ行こうぜ、飯田が元気有り余ってるみたいだしよ」

志希「だな」

 

バス内

飯田「こういうタイプだったかくそう!!」

志希「ドンマイ」

芦戸「意味なかったなー」

そこから蛙吹の一言により個性の話になる

切島「派手で強いって言ったらやっぱ爆豪に轟、それに両儀だろ!!」

蛙吹「爆豪ちゃんはキレてばっかりだから人気でなさそ」

爆豪「んだとコラ出すわ!!」

蛙吹「ホラ」

上鳴「この付き合いの浅さで既にクソを下水で煮込んだような性格と認識されるってすげえよ」

爆豪「テメェのボキャブラリーはなんだコラ殺すぞ!!」

志希「俺は強くなんてないさ…何も守れやしなかったんだからな」

焦凍「志希…」

切島「あぁーそのなんだ?聞いちゃいけないことかもしれねぇけどさ何かあったのか?」

志希「悪い…その話はしたくない」

相澤「…もう着くぞいい加減にしとけよ」

『ハイ!!』

 

『すっげー!!USJかよ!!!?』

13号「水難事故、土砂災害、火事…etc、あらゆる事故や災害を想定し僕が作った演習場ですその名も…USJ!!」

(((USJだった!!)))

そこから13号先生からの有難いお言葉を貰う

志希(人を殺せる…か、確かにこれは人を簡単に殺せるな…)

そっと目に触れ危険性を確認する中違和感に気づく、それに相澤先生も気がついたらしい、その悪意に

『一塊なねなって動くな!!』

飯田「え?」

相澤「13号!!生徒を守れ!」

志希「全員!逃げる準備しろ!」

切島「なんだよ!どうしたんだ!?」

相澤「動くなあれは…敵だ!!!!」

相澤と13号を見て黒いモヤのような男が呟く

???「13号にイレイザーヘッドですか…先日頂いた教師側のカリキュラムではオールマイトがここにいるはずなのですが…」

志希「やっぱあれはテメェらの仕業かよ…あの時仕留めときゃよかった」

???「どこだよ…せっかくこんなに大衆引き連れてきたのにさ…オールマイト…平和の象徴…いないなんて…こどもを殺せば来るのかな?」

全身に手をつけた男の言葉は生徒に恐怖を与えるには十分な殺気を孕んでいた

 

切島「敵ンン!?バカだろ!?ヒーローの学校に入り込んでくるなんてアホすぎるぞ!」

志希「そうでもねぇさ、センサーが働かないって事はそういうことの出来るヤツがいるってこと、こちらの行動をある程度把握しての奇襲だ、馬鹿だがマヌケという訳では無い」

相澤「そういう事だ、13号避難開始!学校に連絡ためせ!センサーの対策も頭にある敵だ電波系の個性が妨害している可能性もある、上鳴お前も個性で連絡試せ!」

上鳴「っス!」

臨戦態勢をとる相澤に緑谷が待ったをかける

緑谷「先生は!?1人で戦うんですか!?あの数じゃいくら個性を消すって言っても!!」

相澤「やかましい!いいから避難しろ!それにな、一芸だけじゃヒーローは務まらん!13号任せたぞ!」

それだけ言い残し階段を飛び下り敵へと単身突っ込む相澤、全員が避難を始めると黒いモヤのような男が前を阻む

???「させませんよ、初めまして我々は敵連合僭越ながら…この度ヒーローの巣窟雄英高校に入らせて頂いたのは平和の象徴オールマイトに…息絶えて頂きたいと思ってのことでして、本来ならばここにオールマイトがいるはずなのですが…何か変更があったのでしょうか?まぁ、それとは関係なく…私の役目はこれ…」

そこで切島、爆豪が前に出て攻撃を仕掛ける

志希「!?ダメだ退け二人とも!!」

2人が後ろを向くと13号の射線を遮ってしまっていた

???「危ない危ない…そう…生徒と言えど優秀な金の卵…散らして、嬲り殺す」

 

火災ゾーン

志希「っち!皆とはぐれたか!…この暑さに周りの火ってことは火災か…とにかく誰かと合流しないと!」

敵「そうはいかねぇぜガキ、なんせてめぇはココでお陀仏だからな!」

前を見ると敵が大量にいた

敵「そういやもう1人居たな、尻尾生えたやつ、あいつどうした?」

敵「あ?向こうで他の連中が相手してるはずだぜ?」

志希(尾白!ならやることは一つ)

志希はクラウンチングスタートの体制から急速に加速し敵の間を通り抜ける

敵「な!?いつの間に!?」

志希「悪いがお前らと遊んでる暇ねぇんだ!」

それだけ言い残し志希は尾白の居るである方向へと向かった

 

尾白「キリがない!」

尾白は1人で多くの敵と戦っていたその数からも流石に疲労の色が見え隠れしていた

敵「オラオラ!さっきまでの勢いはどう…ぐへ!」

背後からの攻撃に対応が遅れたがその敵を志希が蹴り飛ばす

志希「平気か!?」

尾白「あぁ!助かった!」

志希「早速ずらかるぞ!乗れ!」

尾白「お、おう!」

志希の背中に乗り全速力で火災ゾーンを抜ける、その時ついでに多くの敵も吹き飛ばしていた

志希「よし、尾白、お前は山岳ゾーンに向かってくれ、俺は中央に行って先生の援護してくる!」

尾白「ま、待てよ!それならお前も山岳ゾーンに行った方が…」

志希「嫌な予感がするんだ!頼む!」

尾白「分かった…無茶すんなよ!」

尾白と別れ中央まで走る志希、その視界に入ったのは、鳥顔の大柄な敵にやられた相澤先生と手が大量に着いた敵に襲われている蛙吹達の姿だった




という訳で今回はここまで!尾白君には山岳ゾーンに向かってもらいました、次回どうなるかは私にも分かりません!
それではまた次回お会いしましょう!
『待て次回!!』


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直死の魔眼

どうも皆様真明です!今回はvs脳無を書いていきます!あまり長くはならないと思います
それでは
『どうぞ!!』


蛙吹に男が触れる前に志希はスピンアタックで男を吹き飛ばし、すぐ様3人を回収する

志希「3人とも無事か!?」

緑谷「り、両儀君!」

峰田「今何したんだ!?」

蛙吹「助かったわ両儀ちゃん」

男「ガキが一人増えたくらい何が出来…」

その直後男含む敵が吹き飛ぶ、その後相澤を回収し緑谷達のそばに連れてくる

志希「相澤先生頼めるか、かなりの重症だ」

緑谷「君はどうするの!?」

志希「あいつら相手する」

緑谷「無茶だ!特にあの黒いのはショックを緩和するの個性か何かあるみたいで打撃が聞かないんだ!」

志希「関係ないね、あれは生きてるんだ、なら殺せる」

七夜を抜き取り臨戦態勢を取る志希

男「おいおい、そいつは対平和の象徴様に造られた改造敵なんだぞ?そんな鈍でどうするのさ」

志希「殺せるとも、生きてるなら俺は神様だって殺してみせる」

そう言って直死の魔眼を発動し脳無を視る

志希「ふ、偉そうに言う割には死が丸見えだぜ…覚悟はいいな」

男「脳無殺れ」

志希が走り出すと共に脳無も走り出す、脳無の拳が直撃する前に横によけすれ違いざまに七夜で切りつけそのまますれ違う、すると脳無の腕が音を立てながら落ちる

男「なんでだ…なんで腕が再生しない!?」

志希「突然だ殺したんだから、死んだものが蘇るわけないだろ?さぁ次は何処を削ぎ落とす?」

そう言いながら脳無に突撃し腕を切り落とし、両足を切り落とし身動きを封じる

男「なんだよ…なんなんだよあいつは!?」

喉を掻きむしりイライラしている所に黒いモヤの男が語りかける

男「死柄木弔、恐らくあの男の個性か何かでしょう」

死柄木「どんな個性だよ!ショック吸収と超回復の個性を身につけてるんだぞ!?なんで腕を傷つけるだけじゃなく切り落とされるんだよ!」

志希「お前らには一生わかんねぇよ、さぁ…死ね」

そう言い動けない脳無の脳に突き刺しそれを引き抜き首を切り裂き、切り落とすそして脳無は完全に機能を停止しした

志希「さて、次はお前らだ」

男「死柄木弔、一旦撤退しましょう、奴はやばい…!」

死柄木「何言ってやがる…!脳無の敵討ちをしないでどうする…!」

志希「向かってくるのは勝手だ、だが…俺は敵には手加減しねぇぞ」

志希から漏れる濃密な殺気は敵だけでなく生徒まで怯えさせる程だった、お互い臨戦態勢を取る中USJの扉が吹き飛ぶ

オールマイト「遅れて済まない…でも大丈夫!何故って?…私が来た!!」

オールマイトの登場によりその場は先程の殺気は引っ込む

死柄木「あー脳無がやられてオールマイトまで来た…ゲームオーバーだ帰ろう…」

志希「逃がすとでも?」

そう言い走り出そうとするがオールマイトに止められる

オールマイト「深追いは危険だよ、今は全員が生き延びられたそれで十分だ」

志希「チッ…次は殺す」

死柄木「それはこっちのセリフだ…!」

そうしてUSJ敵襲撃事件は幕を閉じた

 

時間が流れ警察署取調べ室、そこで志希は事情聴取を受けていた

塚内「さて聞かせてくれないか?君はどうやってあの黒い脳無と呼ばれた敵を倒した…いや、殺したんだい?」

その場には雄英の教師が揃っていた

志希「別に殺せると踏んだから殺した、それだけの事」

塚内「しかしあの敵にはショック吸収、超回復の個性を有していると聞いてる、どうやってそれを無効化したんだい?君の個性にはそんな力は無かったはずだが?」

志希「はあ…死を視た、そう言ったら納得するか?」

塚内「死を視た?それはどういうことだい?」

志希「こういう事だよ」

そう言って志希は直死の魔眼を発動する

塚内「それは?」

志希「直死の魔眼、俺にかけられた呪いだ」

そこから志希は直死の魔眼についての説明をする、全員がそれについて驚愕する

根津「そんな個性…いや、力があるなんてね」

志希「俺だって好きでこんな力身につけたわけじゃない、だから呪いなんだよ」

その後志希はその力は極力使わないというルールの元解放された




という訳で今回はここまで!脳無瞬殺でしたね、まぁ、しょうがない
それではまた次回お会いしましょう!
『待て次回!!』


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