UNDEAD 〜人類の行き着く先〜 (パーリーピーポー)
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プロローグ

 とある上級悪魔が統治している冥界の森の外れ

 18にも満たないであろう黒髪の少女はさらに一回り幼い白髪の少女を背負いながら駆けている

 2人とも身体の至る所に傷を負っており、そこから出ている血は赤黒く服を染めている

 

「ハァ…!ハァ…!白音!生きてる!?」

 

「ねえさま……わたしのことはいいですから、ねえさまだけでにげてください……」

 

「何を言ってるにゃ!!白音を捨てて助かる命なんていらない!!私達は『2人(姉妹)』で逃げ切って助かるんだにゃ!!」

 

 この姉妹、黒歌と白音は猫又という妖怪なのだが、この森を統治している上級悪魔とその眷属に誘拐されて冥界に連れてこられたのだ

 ボロボロの布でできた服を着て1日中奴隷の如く働いたにも関わらず食事に出てくるのは雀の涙ほどの米と水のみ。黒歌に至っては性的な暴力を受けそうになった事もある

 我慢の限界がきた2人はスキをついて上級悪魔の屋敷から脱走してきたのだ。しかし、逃走の途中で気づかれてしまい、眷属達が追ってきているのだが、脅威はそれだけではない。この森には沢山の魔獣が存在している。もし眷属達をまけたとしても、力尽きてしまえば魔獣の餌になってしまう事は容易に想像できる

 

「捕まってたまるか……死んでたまるか……私達は自由になるんだにゃ!幸せになるんだにゃ!このまま死んでしまったら、何の為に今まで生きてきたのかわからないにゃ!!」

 

 黒歌は痛む足に鞭を打ち、一歩を踏み出した

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 もう何年生きただろう

 

 一人の男は森の中で夜空を見上げる

 

 昔々、悪魔と堕天使と天使が三つ巴の戦争を始めた時代よりももっと昔だ

 そんな時代に、ある一人の人間が生まれた

 男は前世の記憶を持っていたのだが、それは別の世界の記憶だった

 所謂、転生者というやつだ

 元々は今頃に生まれたかったのだが、何かの手違いで生まれてくる時代を間違えてしまった

 思っていたものとは違ったけれど、男は違う形で幸せを得たのだ

 普通の家庭に普通の生活

 歳を重ねるごとに、男は「これぐらいの方が性に合っている」という思いが強くなっていった

 何も特別な力なんていらない

 漫画の主人公に起きるようなイベントも必要ない

 こんな幸せな生活がずっと続くと思っていた

 

 そう思っていたのに……

 

「……もう忘れたよ」

 

 ここから先の事はよく覚えていない

 否、ここから先の記憶を捨てたのだ

 それは永遠を生きる(・・・・・・)為の足枷にしかならないから、脳裏に焼き付いたその幸せの記憶はあまりにも綺麗で、思い出すには辛すぎるから

 

「……む?」

 

 宛もなく彷徨っていると、夜の暗闇の中にある物を見つけた

 興味本位で近づいてみる

 

「なんだ、猫か。それにしても小さいのに血だらけだな。カラスにでも襲われたのか?」

 

 姉妹猫だろうか?全身傷だらけの白と黒の猫は寄り添って気を失っている

 ピクピクと痙攣しているのを見るに、生きて入るのだろうがもう長くはないだろう

 いつもの彼ならばここで見捨てていただろうが、今日の彼は違った

 

「お〜しおしおし、(ウチ)においで?」

 

 と、抱き上げながら猫なで声で話しかける

 二匹とも気を失っているので返事はないが、沈黙は肯定として受け取っておく

 

「まだ俺にもこんな感情が残っていたんだな」

 

 苦笑しながら帰路につく

 明日からは新しい家族と一緒だ




どうもはじめましてパーリーピーポーです!
今回はハイスクールD×Dに手を出してみました!
このアカウントでは処女作です。
いやぁ、それにしても1000文字ってキツイね!ww
がんばって書いてもスクロールしてみたら全然短いんだもんww
原作は読んだことないので、間違っている事や矛盾点があるかもしれませんが、そこは優しく目をつむってくださいm(_ _)m

感想、質問、評価よろしくお願いします!



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第1話

 目が覚めると、私は知らない場所にいた

 

 昨晩……いや、もっと時間が経っているかもしれない。時間感覚がはっきりしないが、とりあえずそれくらい前に私と白音はあのクソ悪魔共を撒くことはできた。その時に、安心してうっかり気を失ってしまったところまでは覚えている。

 しかし、いざ目が覚めて目に入ってきたのは生活感のない必要最低限の家具しか置いていない部屋だった。白い壁に掛かった時計の針の音だけがこの部屋に虚しく響いている。

 ……それにしても、布団をかけて寝たのなんて何時ぶりだろうか?アイツらなら、こんな高待遇をしてくれるはずがないから捕まったわけではなさそうだ。隣を見ると白音は隣で規則正しく寝息を立てている。白音のこんなに安心した顔を見るのは久しぶりだ。思わず頬が緩んでしまう。

 

(……あれ?)

 

 そこで私はあることに気づいた。

 傷がないのだ。アイツらに襲われた時につけられた傷が消えているのだ。

 傷の深さや数を見ても、1、2ヶ月で治るような傷ではなかった筈だ。少なくとも気を失っていた程度の時間では完治しえないのは確かな筈なのに、私達の傷が一つもない。明らかに異常だ。

 

「おお、起きたのか」

 

「!!」

 

 突如聞こえた男の声に全身の毛が逆立つ。

 声のした方向を見ると、タワーの様に積み重なったダンボール箱が左右に揺れていた。

 ダンボールタワーは「よいしょ」という言葉に合わせて床に足をつく。すると、今まで見えなかった男の顔が現れた。

 見たところ、20代前半といったところだろうか。特にかっこいいとは言えないが、不細工とも言えない平凡な顔。しかしそれとは対象的に、彼の身体は凄まじい物だった。山の様な胸筋、丸太の様な太もも、岩の様な腕。凶悪な見た目の身体はバキの範馬勇次郎を連想させる。

 

「白い方はまだ寝たままか。寝顔を見てる感じだと大丈夫そうだが……」

 

 男は白音に手を伸ばす。

 それだけで、私の身体は反応した。

 

「お?」

 

 私は男の腕に爪を突き立ててしまった。

 男の腕の傷から血が泉のように湧き出てくる。

 反射だった。傷つけるつもりはなかった。目の前の男が白音を傷つける気がない事ぐらい、雰囲気でわかった。にも関わらず、私はこの男に手を上げてしまった。

 私の身体が、『私』が変わってきている。

 いつ死ぬかわからない、白音しか信用できる存在がいないあの極限の状況で生きてきたのだ。仕方のない事だと頭の端っこで考えている『私』がいるが、私は人間に血を流させてしまったのに、それを許容しようとしている『私』が怖い。

 

「おー、派手に出てるな」

 

 男はそれだけ言うと、その後は特に気にする様子も無くダンボールの開封作業に没頭しだした。明らかに気を遣われてしまっている。

 罪悪感で居たたまれなくなった私は未だに流れ続けている血を舐めた。これは謝罪とお礼だ。傷つけてしまった事に対しての謝罪と、私に気を使って怒らないでくれた事に対してのお礼。こんな美少女に舐めてもらえるのだから、いい年の青年にはご褒美だろう。猫の姿だけど。

 私に舐められた男は一瞬驚いたが、すぐに私の両脇に手を突っ込み持ち上げる。

 

「汚いからやめなさい。大丈夫だから」

 

 それだけ言って私を布団の中に戻した。

 完全にペット扱いされている事に憤りを感じるが、ここは愛想良くしておこう。

 これからここに寄生……もとい居候するのだから、同居人からの好感度は高くて損はない。

 

「君達がさ、どんな人生……猫生か?」

 

 急に話しだしたと思ったらどうでもいい事に悩んで止まった。馬鹿な高校生かアンタは。

 その後、数分悩んだ結果、「まあいいや」と考える事を放棄しやがった。時間を返せ。

 

「君達がどんな道を歩いてきたのか知らないけど、俺の家族になったからには、何からでも守ってやる。誰であろうと指一本触れさせない」

 

 男の目に光が宿る。

 まだ知って1時間程度なのに、その言葉がものすごく頼もしく感じた。この人には、やると決めたらやる『スゴ味』がある。

 

「だからよ、俺から離れんなよ。守れるもんも守れないからな」

 

 そう言って男は私の頭を撫でる。

 ああ、これ駄目だ。私、撫でられるのダメだ。頭がボーっとして何も考えられなくなる。

 でも、勘違いしないでほしい。私は完全に気を許した訳じゃない。私は尻軽ではないのだ。

 

「君達が何者であってもね……」

 

 ん?何か言ったような気がする……。

 まあいい、今はナデナデを堪能するとしよう。




駄文で申し訳ないm(_ _)m
これがワシの限界なんや……。

毎回3000文字とか書いてる人は凄いね。頭ん中どーなってんだろ?マジリスペクトだわ。

感想、評価、お気に入り登録よろしくお願いします。これからもこのだめ作者の駄作をよろしくです。


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