神様の友達が夢見た世界 (くにおか)
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オリ主設定

オリ主やその他の設定です!

ネタばれ含みますのでご注意を!!

またこれもお風呂入っていたり、散歩したりして思いついた設定ですので

それがダメな方はブラウザバック!!

それでもいい方のみどうぞ。


名前 織斑秋斗

 

容姿 小学、中学でも背は全然伸びず身長は140㎝行くか行かないかほど。

 

   それに連なり体重も32kgと超軽い。

 

   だが食べる量は多く某セイバー並みに食べる。

 

   見た目はFGOの子ギルをもっと幼くした感じで髪は黒髪

 

 

特技 甘えること

   

   剣道

   

   蛇と喋ること

 

 

好きなこと 千冬と一夏、箒、鈴に甘えること

 

      束に作ってもらった発明品で遊ぶこと

      

      頭を撫でられること

 

   甘いものを食べること

 

      お昼寝

 

      耳かき

 

可愛いもの(ぬいぐるみや動物)

 

嫌いなこと 大切な人や友達を傷つける人

    

      女尊男卑

     

      セロリの入ったサラダ

 

      不味いごはん

      

      ホラー系の類

 

オリ主背景 転生する前はいじめと虐待に合い両親を家族と思ってはいなかった。

  

      いじめに対しては敏感に反応し止めようとする。

 

      転生後は千冬と一夏の二人の姉だけが家族だが、秋斗はそれでも十分だと思っている。

 

      秋斗にとって束と箒は優しい近所のお姉ちゃんだと思っている。

     

      秋斗は鈴をお母さんみたいな人だと思っておりよく間違えて『お母さん』と呼んでしまうことも。

 

      蛇と喋れるのは転生させた神様の影響。魂を導いたのが蛇神様のため。

 

      前世では友達は山にいる動物たちだったのでこちらの世界でも動物たちと仲良くなれる。

 

      可愛いものが大好きで家にはテディベアが5体以上いる。もちろんローゼンシリーズもコンプ済み

 

      ホラーは大の苦手、ゲームも映画もダメ。

ホラーを見たりすると最低1週間は一人で寝れなかったりトイレに行けなかったりする。

 

      なのに見てしまったりするのは怖いもの見たさなのだろうか・・・?

 

 

ISについての認識 秋斗はISを兵器とは思っておらず一人の姉として扱っている。

     

         専用機のコア人格と話せるため他のISも人として扱う。

 

         いつかは一緒に宇宙で飛びたいと思っている。

 

         また専用機で将来は姉の一夏の隣でモンドグロッソを戦い抜きたいとも思っている。

 

  

 

 この世界での千冬と一夏、円夏の設定

 

この世界では一夏は女性として生まれた。

 

千冬と円夏は重度のブラコンであるが一夏は軽度である。

 

だが3人とも秋斗に甘えられることはとてもうれしく思っており、千冬に際しては隙あらば寮長室へ連れ込もうとする。

 

因みに千冬は秋斗の逆レに失敗している。

 

 

 

 この世界の亡国

 

この世界の亡国は束にの指令により結成された秋斗専任の護衛である。

 

秋斗に危害が及ばぬように各国のテロ組織や違法研究所を破壊し回ったり、秋斗を陰ながら守る組織。

 

メンバーは3名でスコールを筆頭にオータムと円夏がいる。

 

スコールはあわよくば自分が秋斗の母親ポジになりたいと願っている。

 

普段は秋斗を陰ながら護衛し、束の指令があれば出動する体制となっている。

 

      

      

 

      

 

      

 

            



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終わりの始まり

なんとなくお風呂に入っていたら思いついたお話。見切り発車成分が多量に含まれているので嫌いな方はブラウザバック!
 それでもいいという人のみお進みください。


 僕はずっと一人なのだろうか?

 

ずっとそう思っていた。僕は小学校に入ってから3年間ずっとイジメられてきた。

 

親に相談しようにも親は僕のことを殴ってくる。

 

先生にイジメを訴えても知らない振り。

 

両親は帰ってくるのは遅く、帰ってきても父親には殴り蹴られ、母親にも嫌いと言われる。

 

誰も僕を助けてはくれない。そう思った。

 

だからずっと近くの山の中で一人で過ごしていた。山の中の小さなお堂のそばで、ずっと一人で・・・

 

いや、一人と数匹だった。小さな子供と何匹かの蛇、いつも必ず1匹以上はいた。

 

だが、ある時少年がお堂に着くといつも遊んでいる白蛇がいじめられていた。

 

「うわッ!この蛇気持ちわるッ!!」

 

「やっちまえ!」

 

口々に白蛇を貶し、棒でつついたり叩いたりしていた。

 

「や、やめて!!」

 

唯一の友達がいじめられてるのを見て居てもたってもいられず飛び出して間に入った。

 

「ぼ、僕のお友達だから苛めないで!!」

 

「あ?まったく邪魔しやがって・・・」

 

「ッチ!興ざめだ。帰るぞ」

 

白蛇をイジメていた少年たちは帰っていった。

 

「大丈夫?ごめんね、早く来れなくて・・・」

 

少年はかがんで白蛇に話しかける。すると白蛇は大丈夫と言いたげなのか舌をチロチロ出して答えていた。が

 

「あ、ちょっと。どこ行くの!?」

 

白蛇は突然お堂の裏へものすごいスピードで引っ込んでしまった。

 

「えっと・・・シロちゃん大丈夫かな・・・」

 

心配の声を上げると突然お堂の裏から女の人の声がした。

 

「童は大丈夫じゃよ。○○、お主のおかげで助かったわ」

 

「ふぇ?だれ?」

 

お堂の裏から白い着物を着た女の人が出てきた。

 

「なんじゃ、気づかないのか?ほれ、さっきまで一緒に居たじゃが・・・」

 

「もしかして、シロちゃん?」

 

「ふふ、気づきおったか。」

 

「でも、なんで人になれるの?」

 

「わしはここのお堂の神様じゃからの。そなたならよいかと思うて本当の姿に立っただけじゃ」

 

「へ~。ね、ね、シロお姉ちゃん。他にはどんなことができるの?」

 

「ふむ・・・。では、○○よ。なにかほしいものはないか?」

 

「欲しいもの?なんでもいいの?」

 

「あぁ、なんでもいいぞ。」

 

「な、なら。家族が欲しい!優しくて、暖かい家族が欲しい!」

 

「そうか、そうか。ならばかなえてやろう。では、眠ればよい。次に起きた時に願いは叶っておるからの。今は童の中で眠れ」

 

「うん、わかった。」

 

「膝枕してやるからの。お休み、○○。そなたの次の人生に幸せが実ることを祈っておるぞ・・・」

 

「お休み・・・。シロお姉ちゃん・・・」

 

傷ついた少年はこの世から静かに去っていった。少年の願いを聞き届けた神様は少年の魂を別世界へ連れて行き新たな器に宿らせた。

 

そして、これは新たなる物語の幕開けであった。

 

「お、目を覚ましたか・・・。おはよう、秋斗。必ず私が守ってあげるからな・・・」

 

目を覚ましたらなぜか背が縮んでいて抱き上げられた女性に『秋斗』と呼ばれた。そして・・・

 

「一夏、お前の弟だ。秋斗、こいつは一夏、お前の姉だ。姉弟仲良く3人でこれから生きて行こうな」

 

そっと、頭を撫でる手はとっても暖かかった。




次回予告。

 織斑秋斗に転生した主人公は順調に育っていく。

そして篠ノ之家との接触がついに訪れる。

彼は気に入られることができるのか?
 
 次回もお楽しみに!!


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第1話

やっぱり散歩していたら突然思いついたお話!

見切り発車成分が多量に含まれています!嫌いな方はブラウザバック推奨です!!

それでも良いという方のみお進みください!

(アンチコメとかはおやめください。)


 僕が織斑秋斗となって早3年が経ち、一夏姉は4歳、秋斗は3歳となった。

 

「誕生日おめでとう、秋斗。誕生日プレゼントだ、大したものではないが・・・」

 

「わぁ!ありがとう!千冬姉!!このお人形前から欲しかったんだ~!!」

 

「よかったね、秋斗。私からは、はい!手作りケーキだよ!」

 

「一夏姉!ありがとう!!」

 

3人での暮らしは苦しいことがたくさんあった。けど苦しい想いを吹き飛ばすほど温かい家族だった。

 

だから、だろうか。秋斗は、秋斗となってからとっても笑うようになった。

 

「おっと、ほら。いい子は寝る時間だぞ~。歯を磨いて寝るんだぞ」

 

「「は~い」」

 

一夏姉と二人で返事をして順番に歯を磨いて2階の寝室へ向かう。

 

「ほら、しっかり布団を被って。風邪をひかないようにして寝ないとな」

 

「うん、お休み秋斗、千冬姉・・・」

 

「おやすみ、一夏姉、千冬姉・・・」

 

「あぁ、お休み。一夏、秋斗・・・。」

 

秋斗は幸せだった。たとえ両親がいなくとも、姉二人が居ればそれで充分幸せだった。

 

今日も幸せそうに3人で眠る織斑一家であった。

 

 

 

 

秋斗の誕生日の翌日、千冬は一夏と秋斗の二人を連れて彼女の入門している道場である條ノ之道場へとやってきた。

 

「千冬姉、ここは何なの?」

 

「私が通っている道場だ。秋斗も3歳になったし二人に良ければ入ってもらおうかと思ってな」

 

「でも誰もいないよ?」

 

「この時間に来ることは伝えてあるからもうすぐ来るとは思うが・・・」

 

「やぁ、千冬ちゃん。ちょっと遅れちゃってごめんね」

 

「柳韻さん、私たちも今来たところですので」

 

「そうかい?それで、この子たちが妹と弟かな?」

 

「はい。ほら、一夏に秋斗、挨拶を」

 

「織斑一夏です。」

 

「同じく秋斗です。」

 

「礼儀正しくていい子たちだ。おっと、自己紹介がまだだったね、私は條ノ之柳韻だ。ここの道場の師範をやっているよ」

 

「えっと・・・」

 

「今日は見学だけでもいい、存分に見ていきなさい。それでもし入りたくなったら言ってくれ。教えてあげるから」

 

「「はい!」」

 

「じゃあ、千冬ちゃん始めようか」

 

「はい」

 

二人は千冬と柳韻の稽古を見ていたが、しばらくして一夏は入りたいと思い、秋斗も同じように思った。

 

そして少しばかりの休憩になったときに二人は千冬に向って。

 

「「千冬姉、僕(私)もやりたい」」

 

「そうか、柳韻さん。二人がやりたいそうです」

 

「そうかそうか、ならお~い、俊通!新しく入門者がいるから教えてやってくれ~!」

 

「わかったよ父さん。」

 

そういって奥から若い柳韻さんが出てきた。

 

「君たちが入門者か、それじゃ早速始めようか」

 

 

 

 

 

道場で剣道を習った一夏と秋斗は道場近くの水道で汗を拭いていた。

 

「秋斗~、しっかり身体を拭いた~?」

 

「もうちょっとで終わる~」

 

身体を拭いている途中、秋斗にあの時の白蛇が見えた。

 

「あ、シロちゃん!」

 

呼びかけると白蛇は去っていこうとしたので秋斗は追いかけることにした。

 

「待って、待ってよ!シロちゃーん。何で逃げるの~?」

 

テケテケと秋斗は追いかける。

 

と、白蛇を追いかけていると目の前に人が出てきて衝突し、吹き飛ばされて尻もちをついてしまう。

 

「あててて・・・。ご、ごめんなさい」

 

「おっと、ごめんよってあれ?もしかして君は最近入門したって言うちーちゃんの弟かい?」

 

ぶつかってしまった人に聞かれる。

 

「えっと・・・ちーちゃんって千冬姉のこと?」

 

「そうだよ!『千冬姉』って呼ぶってことはやっぱり弟君だね!ねぇ、名前なんていうの?」

 

「あ、秋斗だよ・・・?」

 

「秋斗か~。じゃああっくんだ!今から君はあっくんて呼ぶね!」

 

あだ名をつけられた。が、秋斗は生まれて初めてあだ名をつけられた。

 

「うぇ!?な、なんで泣いてるの!?もしかして嫌だった!?」

 

慌てふためく目の前のお姉ちゃん。

 

「ち、違うの!その・・・あだ名付けられるのは、始めてで・・・うれしくて・・・」

 

「そうかい!そうかい!束さん、考えた甲斐があったよ!!」

 

「そういえばお姉ちゃんの名前は?」

 

「ん?私はねてんっさい科学者でみんなのアイドル!!篠ノ之束さんだよ!!ブイブイ!!」

 

「束・・・束・・・あっ!じゃあ、束おねえちゃんは今度から『たばねえ』って呼ぶね!!」

 

「うん!いいよ!!束さんとあっくんの仲だからね!!」

 

「たばねえ!」

 

「あっくん!」

 

「「いぇーい!!」」ハイタッチ

 

意気投合してるときに一夏がこちらにやってきた。

 

「おーい、秋斗~。どこに行っちゃったの~?もう帰るよ~??」

 

どうやら秋斗を探しているようだ。

 

「えっと、一夏姉が探してるからもう行くね?」

 

「うん、わかったよあっくん。あ、また今度会おうね」

 

「うん!また今度!」

 

そう言って秋斗と束は別れて、秋斗は一夏と一緒に帰っていった。

 

 

 

 

 

「なぁ秋斗、もしかしてこの前束に会ったのか?」

 

「え?たばねえに?会ったけどどうしたの?」

 

「いやな、束があっくんってかわいいよねって話してきたからな。少し気になっただけだ」

 

「そう?ならいいけど・・・。」

 

「で?なぜ秋斗は話しながらいつの間にか私のそばにいるんだ?」

 

「ふぇ?え、えっと・・・」

 

秋斗は顔を真っ赤にしながらどもる。

 

「ふふふ、わかっているとも。ほら、おいで」

 

「うん・・・」

 

そう言って秋斗は千冬の膝の上にチョコンと座り、後ろから抱きしめてもらう。

 

「ごめんな、休みの時以外構ってやれなくて・・・。」

 

「いいよ、千冬姉が頑張ってるの僕知ってるから・・・」

 

秋斗と一夏は年齢的にもまだ甘えたい盛りなのだが、二人は姉の苦労を知っているので我慢しているのだがこうして家にいるときくらいは甘えている。

 

「秋斗~。千冬姉~?お風呂開いたよ~」

 

「よし、ではお風呂に入ろうか」

 

「うん!」

 

ニコニコ手をつないでお風呂に入っていく秋斗であった。

 

 

 

束と秋斗の出会いから早くも3年が経ち、秋斗は小学校に入学することになった。

 

「よし、じゃあ写真を撮るぞ~。一夏ちゃんと箒はもうちょっと秋斗君に近づいて~。千冬ちゃんと束ももうちょい内側に~」

 

現在は箒のお父さんの俊通さんに写真を撮ってもらおうとしていた。

 

因みに箒とは道場で出会い仲良くなった。

 

「よし!じゃあ笑って~!ハイ、チーズ!」

 

カメラのシャッター音が鳴り写真が取れたことを告げる。そして出来具合を束が見た。

 

「は~、やっぱり箒ちゃんとあっくんといっちゃんの3人が並ぶといい絵になるね~」

 

「確かに、一夏と秋斗はかわいいからな。当然だろう」

 

「って、あれ?あっくんは?」

 

「あそこにいるよ~」

 

そう言って一夏が秋斗のいる方向を教えているので見てみると、なぜか蛇の青大将を撫でてお話していた。

 

「ありがとう、ようちゃん!でも大丈夫?ここまで来て・・・」

 

「スィー・・・」シタチョロチョロ

 

「へ~、それでここまで来れたんだ~。」

 

「スースー」

 

「え?まーちゃんもここに来たんだ~。」

 

そこへニホンマムシも草むらから出てくる。(別名 赤マムシ)

 

「スー、スィー」

 

「え!?今度、みあちゃん卵産むの!?えっと、何かお祝いしないと・・・」

 

「シャー、スー」

 

「え?卵を安全に保管できるところが欲しいって?」

 

「スィー」

 

「えっと・・・あ、ちょっと待ってて!!」

 

皆が驚いているところに秋斗が急いで駆け寄ってくる。

 

「千冬姉!千冬姉!」

 

「どうした?秋斗」

 

「えっと、今度蛇のまーちゃんが卵産むんだけど、卵を安全に置く場所が欲しいみたいでね!!」

 

「えっと・・・」

 

「それでね、家の庭を使わせてあげたいんだけどいい?」

 

「え・・・えっと・・・」

 

「あ、秋斗・・・?」

 

「お、おまえ・・・」

 

「「「蛇と喋れるの!?」」」

 

「え?うん。えっと、神社の山のところにいる蛇とはみんなお友達だよ?」

 

「ちなみに束さんはこのことをもう知っているのだー!」

 

「ていうか、秋斗?そのまーちゃんって言う蛇が卵を産むのはいつなの?」

 

「えっと、5月の終わり位って言ってた!」

 

「ならそれまでに庭を整備しておかないとな」

 

「よし!なら束さんが手を貸そう!!」

 

そのあとは束さんの調べで必要なものを束さん経由でそろえて庭に友達の蛇を呼んだ。

 

そして、問題の産卵する蛇が産卵を終える頃にはすっかり織斑家のペットになっていた。

 

「あ、まーちゃん。卵の様子はどう?」

 

「しー、すー」

 

「うん!どういたしまして!!」

 

どうやら順調のようだ。因みに学校に行くとなぜだか数匹が必ず付いてくる。そして他の人には一切ばれてはいない。

 

「秋斗ー?そろそろ行くよ~?」

 

「はーい!じゃあ学校、行ってくるね!!」

 

笑顔で登校する秋斗、それを見て一緒に登校する一夏は『かわいいな~』と思いながら手をつないで登校するのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回予告!

ある日の放課後、箒は男子にからかわれていた。

それを見た秋斗は前世の自分のことを思い出し、一つの決断をする!

そして、箒はどんな反応を示すのか。

 次回もお楽しみに!!


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第2話

学校の授業中に突然降ってきたお話!!

見切り発車以外の何物でもありません!!

それが嫌な方は静かにブラウザバック!!

それでも「良いよ!」という方のみどうぞ!!


小学校に4月に入学してはや6月、秋斗は一夏と箒が今日掃除当番なので2年生の教室に来ていた。

 

すると中から不穏な声がした。

 

「やーい、やーい、男女!」

 

「本当に女か?お前?」

 

「おかまじゃねぇのか?」

 

どうやら箒が揶揄われているようだ。

 

「箒ちゃん、大丈夫?」

 

「い、一夏。私はへ、平気だ・・・」

 

一夏は箒を慰めている。

 

「(箒姉がいじめられてる・・・。)」

 

教室の扉に手を掛けようとするが戸惑う秋斗。

 

「(こ、ここで止めなかったら箒姉が・・・。で、でも・・・。)」

 

「(止めたら、僕はまた・・・苛められるのかな・・・?)」

 

そう思ったら途端に怖くなってしまってきた。

 

「(また、いじめられるの・・・?こ、こわい・・・。また苛められるの怖い・・・)」

 

「(でも、箒姉は大切なお友達・・・。で、でも!こわい・・・ッ!!)」

 

だが秋斗には昨日見たアニメの主人公の言葉が脳裏を過ぎる。

 

「(自分より他人のことが大切なのは偽善・・・。)」

 

「(それでも、そう生きられたのなら・・・。)」

 

「(だけど、誰もが幸せであってほしいと願うのは・・・美しいもののはず・・・)」

 

「(あの人のようにはなれない・・・。だけど、だけど!)」

 

「(僕の手が届くところにいる人くらい!幸せであってほしい!!)」

 

秋斗は、扉に手をかけて勢いよく開ける。

 

「たとえあの人見たくなれなくても!この願いは間違いなんかじゃないから!!」

 

箒を揶揄っていた男子がこちらを向く。

 

「な、なんだよお前」

 

「やめろよ・・・」

 

「は?」

 

「やめろよ!箒姉をいじめるのをやめろ!!」

 

「っは!何を言っているんだか・・・。お前は俺たちにはかないっこないんだよ」

 

「だからやめろ、なんていうんじゃなくて『やめてください。お願いします』だろ?」

 

「まぁいいさ。こいつちっこいしやっちまおうぜ!」

 

いじめっ子男子の1人が殴りかかってくるが・・・。

 

「投影開始(トレースオン)!!」

 

「っな!」

 

秋斗が何やら叫ぶと手には小太刀の木刀が握られていた。

 

「あ、秋斗・・・。」

 

そして秋斗は何やら変な力を使いいじめっ子3人を蹴散らした。

 

 

 

 

「ね、ねぇ・・・。秋斗?さっきのは何だったの?」

 

「えっとね、この前たばねえに作ってもらったの」

 

「姉さんに?」

 

「うん!昨日やってたアニメの主人公が使ってたからやってみたいって言ったらたばねえができるって言うから作ってもらったの」

 

「そうなんだ。でもなんで箒ちゃんを助けたの?」

 

「えっと・・・。あのね、箒ちゃんが男女って言われてて・・・」

 

「それで?」

 

「許せなかったの!だってたばねえが美人さんだから箒姉だって美人になるはずなのに!」

 

「えッ!!」

 

箒が驚き顔を赤くする。

 

「箒姉が美人じゃないってバカにされたから怒ったの・・・」

 

「そうなんだ。良かったね、箒ちゃん!秋斗は箒ちゃんを美人だって言ってくれたよ!」

 

「そ、そうか・・・。」

 

おもむろに箒は秋斗を抱きしめる。

 

「ありがとう。秋斗、お姉ちゃん必ず美人になってあげるから」

 

「うん!」

 

「(あれ・・・?今秋斗に犬の尻尾が生えてるように見えたけど・・・)」

 

一夏の言うことは最もであった。もし尻尾が付いていたらブンブン振っていただろう。

 

そしてこのときからだろうか、箒は秋斗に淡い恋心を抱いたのは。

 

「(秋斗よ・・・。今はまだ手出しはできないが・・・。大人になったら私のものにしてくれる!)」

 

恋・・・心・・・?でいいんだよね?

 

 

 

 

「ありがとうね~。箒ちゃんを助けてもらって。」

 

「たばねえ恥ずかしいよ~」

 

「でもこれがいいんでしょ~?うりうり~」

 

「たばねえ、苦しい・・・」

 

「おっと、ごめんね~。でもあっくん私のおっぱい好きでしょ?」

 

「そ、そうですけど・・・」(/ω\)

 

「ならあっくんから触ってもいいんだよ~?いつでもいいからさ~」

 

「そ、そんなこと言わないでよ~」(/ω\)

 

「も~!あっくんてば可愛い~!!」

 

「束~?私の可愛い弟に何をしてるんだ~?」

 

「え~?今からあっくんとナニしようと・・・え?」

 

「ほう~?貴様は私の弟を傷ものにしようとしてるのだな?」

 

「へ?ち、ち、ちちちちーちゃん!?」

 

束の後ろにはいつの間にか千冬が立っており、その顔はまさに阿修羅と表現してもいいというほど怒っていた。

 

「秋斗よ、少し待っていてくれ。この駄兎を〆てくるからそこで待ってなさい」

 

「は、はい~・・・」

 

そう言って束を連れて千冬は部屋の奥へ行ってしまった。

 

すると、別の方向から一夏と箒が来た。

 

「やっぱりここにいたか」

 

「あ、箒姉と一夏姉!」

 

「千冬姉は?」

 

「たばねえを奥へ連れて行った」

 

「っあ・・・」

 

「(察し)」

 

「とりあえず終わるまで待ってようか」

 

「うん!」

 

「秋斗、こっちで遊ぼうな~」

 

「箒姉まって~」

 

最近箒の家で遊ぶことが多くなった。箒と一夏と秋斗の3人でよく遊ぶ。そこに織斑家の庭にいる蛇も時々混ざる。

 

最初は慣れないのでおっかなびっくりで触っていた一夏と箒だが、慣れたので喋ることはできないが平気で触れるようになっていた。

 

「そういえば、秋斗は今度の遠足で動物園に行くって聞いたけど?」

 

「うん!どんな子がいるか楽しみだよ!!」

 

「それってもちろん・・・?」

 

「蛇ちゃんだよ!!」

 

「いい子だといいな。」

 

「うん!」

 

そして千冬が戻ってきたとき、束はなぜかぐったりしていた。

 

一体何があったのだろうか?

 

まぁ、あまり聞かないほうがいいだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 




次回予告。

ある日、秋斗は束の研究室に入る。

そしてそこにはアニメで出そうなロボットが置いてあった。

それに秋斗は乗ろうとするが重大な欠陥があった。

 次回もお楽しみに!!


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第3話

今回も見切り発車成分が大量に含まれています。

それが嫌な方はブラウザバック。

それでも良いという方のみお進みください。


小学2年生になった時の夏休みの時のこと。

 

秋斗は束の研究室で束と遊んでいた。

 

「たばねえ!これすごい!!」

 

「にゃっはは~!そうだろうそうだろう?」

 

「エクス!カリバー!!」ズドーン

 

「おわ~!もっとやっちゃっていいよ~!!」

 

「エクス!カリバー!!エクス!カリバー!!」ズドドドーン

 

秋斗はなぜエクスカリバーを撃っているのかというと。

 

秋斗が束にこれを作れないかと、アニメを見せた。すると『約束された勝利の剣』のようなビームの出る剣を束は作ってしまった。

 

そしてそれを秋斗にあげると大層気に入って宝具を連打している現在に至る。

 

ここが束の研究室でなければもはやここら辺一帯は地獄絵図になっていただろう。

 

因みに千冬はこのことは知らない。が・・・

 

「おーい、秋斗~?帰るぞ~」

 

千冬がここに来てしまったのだ。

 

「お~い、あき・・・と・・・?」

 

「エクス!カリバー!!」ドーン

 

「・・・・・・・・・」( ゚д゚)ポカーン

 

「おぉ~!あっくんまた威力上げたねぇ~」

 

「あ、千冬姉!!」

 

「え?ちーちゃん?」

 

「ねぇねぇ!見た今の!!たばねえが作ったの!すごいデショ!」

 

「束、話をしようじゃないか・・・」(#^ω^)ピキピキ

 

「へ?ちょ!ちょっと!?へ、ヘルプ!!あっくんヘルプ!!」(;゚Д゚)

 

「秋斗、邪魔はしないよな?」(#^ω^)ピキピキ

 

「は、はい!!」(゚Д゚;)

 

「ああああああああああああ!!ヘルプミー!!!!!」

 

「ごめんね、たばねえ・・・」(´・ω・`)

 

束は千冬にお説教される羽目になった。

 

「あ、帰るから片付けないと・・・」

 

秋斗はエクスカリバーモドキをどこに置こうかと少し迷ったが、束が作っているロボットの横に置いた。

 

「ここでいいっか。って、このロボット乗れるのかな・・・?」

 

秋斗の目の前にあるものは束がISと呼ぶものだった。

 

「たばねえはあんまり触っちゃダメって言ってたけど・・・。いまならいいよね?」

 

と言いつつ、手を出して触れようとする。

 

「ちょっとだけ、ちょっとだけだからいいよね・・・」

 

するとそこへ束と千冬が戻ってきた。そして秋斗が触ろうとするのを見て・・・

 

「い、いかん!それに触っては・・・ッ!!」

 

「へ?」ピト

 

触ってしまった。

 

するとロボットが光ったかと思うと、次の瞬間には秋斗がロボットを纏っていた。

 

「あ、あ、あ、ああああああっくん大丈夫!?」

 

「秋斗!!大丈夫なのか!?」

 

「ふぇ?だ、大丈夫だよ・・・?って、あれ?なんでロボットに乗ってるの?」

 

「それはこっちが聞きたいよ!!」

 

「それより早く秋斗降りてくれ。帰れないだろう」

 

「うん、わかったよ・・・。ってこれどうやって降りるの?」

 

「えっと、降りたいって念じてみて?」

 

「じゃあ、降ろして?」

 

するとISは一瞬光ると秋斗を降ろしたのであった。

 

 

 

 

 

「秋斗、もう勝手にあのロボットを触っちゃだめだからな」

 

「はーい」(^o^)丿

 

「よし、それじゃあ帰るぞ。ほら手繋いで」

 

「うん!たばねえ、またね!!」

 

「またね~!あっくん!!」

 

千冬と秋斗は帰っていった。

 

「さてと、なんであっくんに反応したか調べないと・・・」

 

束はISが秋斗に反応した理由を調べることに。

 

「あっくんが実は女の子だったり~。ってのはないよね~。次に考えられるのは・・・ッ!」

 

束は驚いた。なぜなら・・・

 

「ISのコアの自我が・・・。あっくん以外の搭乗を拒否している!?」

 

ISコア自身が送ってきたメッセージがあった。

 

『織斑秋斗以外の搭乗は認めません。』

 

と、簡潔にメッセージが送られた。

 

「ISコアに自我が発生してはいるけどこんなことになるなんてな~」

 

束は静かに笑う。

 

「あっくん、君にぴったりの専用機を作ろうじゃないか」

 

秋斗がISに乗れる理由なんてどうでもよかった。束は秋斗が歩むであろう未来に興味津々であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その翌日、

 

「秋斗は私の物です!姉さんは引っ込んでいてください!!」

 

「あっくんは私のなの!!」

 

箒と束が秋斗を巡って睨みあっていた。

 

「姉さんは最近秋斗と一緒に居すぎです!!私にも秋斗をください!!」

 

「あっくんは私と遊びたいから私のところに来てるんだよ!!箒ちゃんには関係ない!!」

 

「ひええええぇぇぇ!!」

 

「何やってるのさ箒ちゃんに束さん・・・」

 

「秋斗がどっちと遊びたいか聞いてるのだ!!」

 

「いっちゃんは邪魔しちゃダメだからね!!」

 

お互いに退かない二人そして当の本人は・・・

 

「ぴええぇぇ~!一夏姉~!!二人とも怖い~!!!」

 

一夏を見ると一目散に一夏のところへ行き一夏の後ろへ隠れる。

 

「まったく、秋斗を怖がらせちゃダメじゃない・・・。ほら、もう大丈夫だ。一夏ねえちゃんが付いてるからね。よしよし」ヾ(・ω・*)なでなで

 

「うううぅ~」(´;ω;`)

 

「い、一夏・・・。私にも・・・」

 

「いっちゃん・・・。束さんにも・・・」

 

「二人が秋斗を泣かせちゃったんだからダメです」(⌒∇⌒)

 

「「あ、はい・・・」」(´・ω・`)

 

とりあえずは、秋斗は怖がらせてはいけないと誓った二人であった。

 

 

 

 

 

 

「一夏姉~。えへへ~」

 

「まったく、箒ちゃんを助けた時の秋斗はどこへ行ったのやら。まったくかわいいやつめ。うりうり~」

 

「にゅ~。」

 

一夏に甘える秋斗は顔をいじられても甘えることをやめない。

 

「こんなに甘えん坊さんに育って。お姉ちゃん心配です」

 

「一夏姉達とずっと一緒に居るから大丈夫~」

 

「私が小学校卒業したら秋斗1年間は一人なんだよ?大丈夫?」

 

「う~ん・・・。大丈夫じゃない・・・」(´・ω・`)

 

「まったく、手のかかる子ね。」

 

それでも秋斗を甘やかすことをやめない一夏である。

 

「さて、そろそろ晩御飯にするけど何が食べたい?」

 

「う~ん・・・。鶏肉の照り焼きが食べたい!!」

 

「わかったよ。じゃあ、ちょっとだけ待っててね。その代わりに、そのうち千冬姉が帰ってくるから出迎えお願いね」

 

「は~い」

 

せっせと一夏はリクエストの品を作り始める。そして10分後に千冬が帰ってくる声がした。

 

「帰ってきたぞ~」

 

「おかえり~!!」ガバッ

 

「おっと、ただいま秋斗。いい子にしてたか?」ダキダキ

 

「うん!いい子にしてたよ!!」

 

「そうかそうか、いい子だな~」ヾ(・ω・*)なでなで

 

「ふあぁ~」(*´ω`*)

 

「一夏は夕食の支度か?」

 

「うん、そうだよ。今日はね、鶏肉の照り焼きだよ!」

 

「そうかそうか。それは楽しみだ」

 

「あ、千冬姉おかえり。もうすぐできるから秋斗と遊んで待っててね」

 

「すまないな、一夏」

 

「いいよ、千冬姉はバイトしてるんでしょ?なら家事は私に任せて頂戴」

 

「では、その言葉に甘えて私は秋斗と遊んでいよう。」

 

「千冬姉~。だっこ~」

 

「おいで、秋斗」

 

「わふ~」

 

「私が守ってあげるからな秋斗・・・」

 

「?」(。´・ω・)?

 

「ふふふ、よしよし」ヾ(・ω・*)なでなで

 

「わふ~」(*´ω`*)

 

千冬の胸に顔をうずめて安心した表情になる秋斗であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、秋斗がISに乗った事件から1年後、秋斗と千冬で束の実験を手伝ってついにISを学会に発表する時が来た。

 

「たばねえ!頑張って!!」

 

「束さん、気を付けて」

 

「束、大丈夫だ。何があっても私はお前の親友だからな」

 

学会の舞台袖で束は秋斗、一夏、千冬から激励を受けた。

 

「うん!束さん行ってくるよ!!」

 

笑顔で壇上へ上がっていった束、そして秋斗は心配そうにそれを見つめていた。

 

画して、ISを発表し次々と新理論や新システムなどを発表するが、それを聞いていた科学者たちは口々に言った。

 

「ただの夢物語だ」

 

「中学生の妄言だ」

 

と、それを聞いて秋斗は怒った。この上ないほど怒った。

 

「あいつら!!消してやる!消してやる!!!」

 

「秋斗!ダメ!押さえて!!」

 

「あいつらを消さなきゃ!!たばねえが!!」

 

「やめろ!秋斗!お前が出てなんになる!!」

 

「邪魔者がいなくなる!!だから!!」

 

「秋斗!止めなさい!!」

 

「これで!これで!!」

 

秋斗は束に作ってもらったエクスカリバーを持ち出す。

 

「止めろ!!」

 

「お姉ちゃんの言うことを聞きなさい!!」

 

「いやだ!嫌だ嫌だ!!!嫌だ嫌だ!!!!!!」

 

暴れだす秋斗を必死に抑える千冬と一夏、そうしてる間に束の発表が終わりこちらに戻ってきた。

 

「たばねえ!いいよね?あいつら消していいよね?!」

 

「あっくん、大丈夫。私は大丈夫だからね?心配しないで?」

 

「で、でも!!」

 

「私のために怒ってくれるのはうれしいけど。私はあっくんに汚れてほしくないよ」

 

「な、なんで!なんでさ!!あいつらを消せば全部うまくいくんだよ!!ねえ!どうして!?」

 

必死になる秋斗をそっと束は抱きしめる。

 

「私は大丈夫だから。あっくんはあっくんのままでいて?お願い・・・」

 

「たば・・・ねえ・・・?」

 

「あっくんのやりたいことは分かってる。だけどね?それをやっちゃったらあっくんがあっくんじゃなくなっちゃう」

 

頭を撫でながらそっと、束は秋斗を宥める。

 

「だからね?もうやめて?落ち着いて?」

 

「・・・・ッ・・・・ッ・・・わああああぁぁぁ・・・ッ!!」

 

「よしよし、大丈夫大丈夫。今日はいっぱい泣いていいからね」

 

そのあとは泣きながら帰った。

 

そしてこれがある事件の始まりであることは誰にも分らなかったのである。

 

「束・・・」

 

そして親友の千冬は束を心配そうに見つめるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回予告・・・

 学会でのひどい仕打ちは束にある決断をさせる。

 そしてその決断は秋斗と離れ離れになってしまうものだった。

 そして秋斗は初めての別れを経験する。

  次回もお楽しみに!!


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第4話

 今回も見切り発車です!

 嫌って言う方はブラウザバック!!

 それでも良いよって方は進んでくれ。

 それにしても散歩とかしてると思いつくんだけど考えてると思いつかないって
 
 どういうことなんでしょうか・・・?(;´・ω・)


 学会での事件から1か月、束は何かを企んでいるかのように秋斗を遠ざけ始めた。

 

「たばねえ・・・。今日も遊んでくれないのかな・・・」

 

「箒ちゃん、束さんは大丈夫なの?」

 

「わ、私に聞かれても分からない・・・。最近はずっと自室に籠っているからな・・・」

 

「箒姉でも分からないの・・・?」

 

「すまない、秋斗・・・」

 

「ねぇ、一夏姉・・・」

 

「なーに?秋斗」

 

「戻れるかな・・・」

 

「え?」

 

「みんなで遊んだあの時に・・・戻れるのかな・・・」

 

「秋斗・・・」

 

「箒姉も答えてよ・・・。戻れるの!?戻れないの!?」

 

秋斗は涙を流して続ける。

 

「答えてよ・・・ッ!!僕は・・・僕は・・・ッ!みんなで楽しかったあの時に戻りたい・・・ッ!!ううううぇええええええええん!!」

 

泣き出した秋斗を箒と一夏は抱きしめる。

 

「大丈夫、大丈夫だ。秋斗、きっと戻れる」

 

「秋斗、束さんはきっと大丈夫だからね?今は待ってあげよう?」

 

「うん・・・うん・・・」

 

秋斗を宥めながら帰っていったが翌日に決定的に戻れないことを思い知る。

 

 

 

 

 

 

「束、本当にやるのか?」

 

「うん、やるよ。」

 

「秋斗のことはいいのか?」

 

「・・・もういいんだ」

 

「そうか・・・。」

 

そして束は実行した。世界中のミサイルを日本に向けて打ち上げた。

 

「ごめんねあっくん。ごめんねいっちゃん。ごめんね箒ちゃん・・・。」

 

束は泣いていた。泣くことがなかった兎は涙を流した。

 

「大丈夫、束さんはあっくんをいつでも見守ってるから・・・」

 

 

 

 

 

 

放課後、世界中は一つの事件に釘付けになった。

 

『白騎士事件』

 

世界中が謎のハッキングを受け、日本に向け弾道ミサイルをすべて発射。目標は日本の国会議事堂。

 

誰もがミサイルの迎撃は無理だと悟った時、謎の白い機体がミサイルをすべて迎撃した。そして全世界にISの有用性を示した。

 

そして、これを見た科学者たちはISが実現可能だったことを思い知ると同時に先見の明がなかったことを世間は悟り、ほとんどの科学者、教授、研究職を解任された。

 

この事件の後、開発者の篠ノ之束は世界に486個のコアを残し行方不明になり、世界はISに関する条約としてアラスカ条約を締結。

 

限られたISコアの配分とISによる戦争の禁止やISのスポーツ流用まで事細かく決められた。

 

一方日本では篠ノ之家へ重要人物保護プログラムの実施を決定、今年いっぱいで箒は家族とばらばらとなりなおかつ一夏と秋斗と別れなけらばいけなくなってしまった。

 

そしてこれを機に女尊男卑の思想が生まれることになる。

 

 

 

 

 

 

 

そしてあっと言う間に箒と別れなければいけなくなった。

 

「いや!嫌!!!箒姉!!嫌!!!」

 

駄々をこねる秋斗、泣きながら箒の手を離さないでいる。

 

「わがまま言わないで!」

 

「すまない・・・・」

 

この別れは小学4,3年生には辛すぎるものであった。ずっと一緒に居た人が突然いなくなる。それはとてもつらいことだった。

 

「嫌嫌嫌!!!絶対に離さない!!!」

 

「秋斗・・・。」

 

「箒姉!どこにもいかないで!!嫌!たばねえもいなくなっちゃったんだよ!!いや!嫌!」

 

「篠ノ之さん、そろそろ・・・」

 

黒服の男が近づき車へ入るよう促す。

 

「わかりました。」

 

「箒姉!?いや!嫌!!嫌!!」

 

手を離し車に乗ろうとする箒を必死に止める秋斗

 

「秋斗、大丈夫だ。必ずお前のところに帰ってくるからな。約束する、必ずお前の前に帰ってくるから待っていてくれ」

 

「ほんと・・・?」

 

「ああ、それと剣道は続けてくれ。私とお前がお互いに続けていればいずれはまた会えるから」

 

「うん、続ける。続けるから!約束!!」

 

「ああ、約束だ」

 

秋斗と箒は指切りをして箒は車に乗って行ってしまった。

 

「一夏姉・・・」

 

秋斗は一夏に顔をうずめ泣き叫ぶ

 

「うわああああああああああああああああああぁぁ!!」

 

「約束、しっかり守ろうね?」

 

「うううううううえええええええええ!!!」

 

秋斗が泣き止んだのはそれから30分後であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、月が替わり4月に秋斗は4年、一夏は5年生となった。

 

秋斗は箒がいなくなったショックが大きかったのか心ここにあらずといった感じであった。

 

「秋斗~?帰るよ~」

 

「あ、一夏姉・・・」

 

「あれ?その子が一夏の言っていた?」

 

「そう、弟の秋斗だよ。」

 

一夏の後ろからツインテールの女の子が出てきた。

 

「初めまして!今日転校してきた鳳鈴音よ。鈴でいいわ!よろしくね!秋斗!!」

 

「よ、よろしく・・・」

 

そのあとは3人で遊んだ。

 

次の日もまたその次の日も、3人で遊んだ。

 

そしてある日、秋斗は鈴が男子に絡まれているところに出くわした。

 

「お前、名前がパンダみたいだな!」

 

「笹食ってろ笹を~」

 

「はははは」

 

そこへ入っていく秋斗

 

「や、やめてよ!!」

 

「げ!秋斗に見られた!!!」

 

「や、やばいって!!」

 

「お、俺たちは何もしてないからなーーーー!!」

 

秋斗を見て逃げて行ってしまった。

 

「え、えっと・・・」

 

「あ、秋斗・・・。」

 

このとき鈴は知らなかったが秋斗は学校で絶大な人気があり『織斑秋斗を守ろうの会』という女子で組まれた組織があり、秋斗に手を出そうものなら女子のネットワークにより社会的に抹殺されてしまう可能性があるのだ。

 

仕組み的にはこうだ。

 

秋斗に何かあった。もしくは秋斗が何かを言った→ 調査班が調査し、犯人特定→ 問題があるようなら主犯共犯問わず犯人の嫌な噂を学校に流す→ そこから保護者へ噂の伝染→地域の噂になる。

 

といった感じであった。

 

「ありがとう」

 

「う、うん」

 

そしてこの後、一夏から守ろうの会に誘われるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

あれから数か月が経って、鈴は秋斗の面倒を一夏並みに見るようになった。

 

「鈴姉~」

 

鈴にパタパタと駆け寄る秋斗

 

「秋斗~。今日は何を食べるの?」

 

「えっと、鈴姉の酢豚がいい!!」

 

「そっか、じゃあ行きましょう?」

 

「一夏姉もいこ~?」

 

「うん、行こう。ありがとうね鈴ちゃん秋斗の面倒を見てもらっちゃって」

 

「いいのいいの。一夏だってISの勉強に力入れたいんでしょ?」

 

「ごめんね」

 

そう、一夏は国家代表となった姉の千冬に連なり今は代表候補生を目指している。

 

候補生の選考は中学入学時、テストの上位20名からそしてその中からIS実技の成績から上位10名が候補生となる。

 

現在一夏は代表候補生の選考に向けて色々勉強したり、実技テストのための体づくりや訓練を行っている。

 

「今度千冬姉が帰ってきたらまた稽古してもらうから、その時は鈴ちゃん、秋斗をお願いね」

 

「いいわよ。その代わり、私のほうに懐かれても文句は言わないでよね」

 

「大丈夫だよ、秋斗はそんな子じゃないから」

 

「鈴姉、一夏姉~。お腹空いた~!早く行こう!!」ヽ(`Д´)ノプンプン

 

「はいはい、じゃあ一夏行きましょう」(*´ω`*)

 

「まったく、秋斗ってば」(#^.^#)

 

秋斗は手を引っ張って帰ることを促した。

 

 

 

 

 

 

最近秋斗は鈴から離れたがらない。誰からの目から見ても秋斗はいつでも鈴と一緒に居ようとする。

 

(きっと、箒ちゃんの件やお母さんが居ないのを引き摺ってるのかな・・・?)

 

一夏はそう思った。

 

鈴はよく秋斗を褒めるし、秋斗のために料理も見る見るうちに上達し尚且つ面倒見が良くて優しいのだ。

 

「鈴姉~、あのねあのね!!」

 

「そう、よかったわね~。」ヾ(・ω・*)なでなで

 

「にゃ~」(*´ω`*)

 

「ふふふ、まったくナデナデがそんなに好きなの?」ヾ(・ω・*)なでなで

 

「気持ちいいから好き~」(*´ω`*)

 

「ならもっとしてあげるわよ~。ほらお膝の上へ来なさい。」

 

「あい!」

 

秋斗は鈴に後ろから抱っこされながら頭を撫でられ大層気持ちよくしている。

 

「あふぅ・・・。」;つД`)

 

「あら、お眠さんなの?」

 

「ふぁあああああ~」(´Д`)

 

「ふふふ、ほらよしよし・・・」

 

「すぅ、すぅ・・・」(˘ω˘)

 

「あらあら、寝ちゃったわ。ふふふ、寝顔もかわいいわね~」

 

寝ている秋斗を起こさないように慎重に運ぶ鈴

 

「これでよしってあれ、秋斗ってば手離してくれないんだ。」

 

鈴の袖を握って離さない秋斗、そして一瞬考えた後鈴は秋斗に添い寝することにした。

 

「大丈夫よ。私はどこにもいかないから。」

 

一夏がいない休日、秋斗は鈴と一緒に寝て過ごしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 次回予告。

 秋斗は中学生になる。

 そして、秋斗はあの時の約束を果たすために剣道部に入部する。

 果たして、あの時離れ離れになった少女と再会はできるのか・・・?

  次回はお風呂中に思いつくのかな!?


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第5話

今回は通っている剣道道場で稽古してた時に降りてきた話!!

やっぱり見切り発車!

それが嫌いな方はブラウザバック!!

それでも良い方のみどうぞ!


鈴が転校して来てから早4年、一夏と鈴は中2秋斗は中1になった。

 

一夏は無事代表候補生の選考を通過し、現在は忙しく休みはほとんど訓練で家にいない時が多くなった。

 

秋斗は、箒との約束を守るべく剣道部に入部。

 

元々篠ノ之道場のことや本人に才能があったからか、期待の新人であった。

 

鈴は秋斗の付き人みたいな感じで専属マネージャーになっていた。

 

そして新たな出会いもあり、五反田弾と御手洗数馬、そして弾の妹、五反田蘭の3人と友達になった。

 

「蘭ちゃーん、いい加減放してよ~」

 

「ダメです。普段は鈴さんとの時間のほうが多いんですから。このくらいは許してもらわないと」

 

「え~」(´・ω・`)

 

蘭は秋斗を抱っこして離さない。

 

「蘭?もうそのくらいにしてやったらどうだ・・・?」

 

「いくらお兄でもこれは聞かないも~ん」

 

「秋斗も大変だな・・・」

 

「数馬さん、そういうなら助けて・・・」

 

「ごめん、無理」

 

「そんな~」(´・ω・`)

 

「まったく、蘭?ほどほどにしないと嫌われるわよ?」

 

「じゃあなんで鈴さんは抱っこする時間が長いのに嫌われないんですか?」

 

「それは、内緒よ~」

 

実際は懐き度の問題だった。

 

秋斗の鈴に対する懐き度が90だとすると、蘭はまだ30そこそこなのだ。

 

これほどの差があれば抱っこに対しての反応が違うというものだ。

 

「鈴姉~、助けて~」

 

「はいはい、蘭ももういいでしょ?離してあげなさい?」

 

「は~い」(´・ω・`)

 

「鈴姉、抱っこ~」

 

「はいはい、寝ちゃってもいいからね」

 

「うん・・・」( ˘ω˘)スヤァ

 

「って、はや!秋斗寝るの早!!」

 

「こ、これほどの差があります~!?」

 

「こ、これはいやはや・・・」

 

これを見てもう3人はびっくり。

 

「当たり前よ、こんなの。一夏が抱っこしてもこうなるけど」

 

「そ、そうなんですか~」

 

もはや蘭は笑えなかった。

 

「そういえば、もうすぐ第2回のモンドグロッソですけど一夏さんは行くとして秋斗君はどうするんでしょうか」

 

「あ~、多分千冬さんのことだから来て欲しいんじゃない?第1回は二人ともまだ年齢的に難しかったけど」

 

「今回はドイツで開催みたいだな。ドイツなら治安はそこそこいいし、恐らく世界最強の身内だから護衛が付くだろ」

 

「ドイツ軍は軍隊としてもトップクラスの実力がある。安心して良いだろう」

 

「そうだといいんだけどね」

 

弾や数馬はそんなことを言うが、鈴には嫌な予感がして心配していた。

 

 

 

 

 

 

 

ついに始まったモンドグロッソ、秋斗と一夏は千冬の雄姿を見るためにドイツ・ベルリンへ降り立った。

 

「えっと・・・秋斗を見てくれるドイツ軍の護衛は・・・」

 

「あ、あそこの黒い制服の人じゃない?」

 

「あ、そうだ。あれだね。すみませ~ん!!」

 

黒い制服の銀髪ロングの少女に声を掛ける。

 

「ん?もしかして・・・」

 

「はい、今回は秋斗の護衛を受けてくださってありがとうございます」

 

「えっと、織斑秋斗です。よろしくお願いします」

 

「ドイツ軍シュバルツァ・ハーゼ所属のラウラ・ボーデヴィッヒ中尉だ。」

 

「秋斗の姉の織斑一夏です。じゃあ、お姉ちゃん行ってくるから。ラウラさんの言うことをしっかり聞いてね」

 

「うん!」

 

「よし、いい子ね。それじゃあラウラさんよろしくお願いしますね」

 

「了解した。」

 

「それじゃあね。秋斗」

 

「うん!またね~!」

 

一夏は代表候補生としての仕事があるため日本政府の人に合流していった。

 

 

 

 

 

「織斑秋斗、こっちに来い。迎えの車を用意してある」

 

冷たく接するような態度だが、等の秋斗はとっても目をキラキラさせていた。

 

「む?なんだ、そんな目で見て・・・」

 

「が、眼帯の女性軍人さん・・・。カッコいいぃ・・・」°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

 

「な!なんだ!?」

 

「ね、ね、ね!眼帯してる理由は?その制服はどこの部隊の?」

 

矢継ぎ早に質問する秋斗、それに困惑するラウラ

 

「や、えっと・・・。と、とりあえず迎えの車まで行くぞ!」

 

「え?あ、うん。ごめんなさい・・・」

 

「わかればいい。さて行くぞ」

 

「は~い!」

 

迎えの車まで行き、そこでもう何人かの護衛に合流した。

 

その中では秋斗は・・・

 

「わ~!可愛い~!!」

 

「秋斗君!こっちに座ろうよ!」

 

「あー!ずるい!こっちに来て~!!」

 

「秋斗君はお姉ちゃんのお膝の上がいいんですよね~?」

 

ちやほやされていた。

 

「え、えっと・・・」

 

秋斗はタジタジで何も言えない。それもそのはず、女性が複数人でしかも中には中々大きい人までいるのだ。

 

「おい、そんなのはどうでもいいが早く出発しないか!」

 

「は~い」

 

ラウラの一喝で何とか出発できた。因みに秋斗はラウラの隣に座っている。

 

「わ~」°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

 

さっきの一喝で秋斗はラウラをかっこいいとより一層思ったのか目をキラキラさせてラウラを見る。

 

「まったく・・・なんで私をそんな目で見るのだ・・・」

 

「え?かっこいいから!」°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

 

「私のどこがかっこいいのだ?」

 

ラウラは頭の上に?を浮かべる。

 

「眼帯を付けてるし、あと凛々しい軍人さんだから!!」

 

とっても輝く笑顔で即答する秋斗を見たラウラは照れる

 

「そ、そうか・・・。」(〃▽〃)ポッ

 

「うん!」°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

 

「(な、なんなのだ!この気持ちは!!こ、これが守りたいという気持ちなのか!?)」

 

すっかり秋斗の可愛さにやられていた。

 

 

 

 

そのあとラウラは秋斗に振り回されていた。

 

「ベルリン観光したい!」

 

の一言から護衛である彼女たちも一緒に観光することになり

 

「こんなところに来るの初めて!!」

 

といった感じで、旧国立美術館や、ドイツ歴史博物館、さらにはシーライフセンターまで行ったり。

 

「お~!ここのおいし~!!」

 

フリードリヒ通りでお昼ご飯にしたり、ヴェステンデパートでお買い物したりして楽しんでいた。

 

因みに、デパートでは・・・

 

「秋斗君!こっちも来てみて!!」

 

「こっちのほうが絶対可愛いよ!!」

 

「あえてここはかっこいい系にしてみるとか!!」

 

「・・・・」

 

ラウラ以外の護衛達に着せ替え人形にされたいた。

 

ベルリン観光を終え、ホテルにチェックインして休もうとする秋斗。

 

護衛としてラウラが同室となっている。

 

「ねえ、ラウラちゃん。今日は楽しかった!ありがとう!!」

 

まぶしいくらいの笑顔でラウラに語る秋斗

 

「なぜ、なぜ私にそこまで絡んでくるのだ・・・!」

 

「ふぇ?」

 

「私と絡んだって面白くもなんともないだろう!」

 

「楽しいよ?」

 

「なん・・・だと・・・?」

 

「だって、アニメで見たようなかっこいい軍人さんで、眼帯さんで~」

 

「お前・・・」

 

秋斗はラウラに対しての感想は朝の時と変わらなかった。

 

「なぁ、ではお前はこれを見てもそんなことが言えるのか・・・?」

 

「え・・・?」

 

ラウラは眼帯の中を見せた。

 

「これは、落ちこぼれの証だ。強化ナノマシンの移植に失敗し、さらには軍の訓練成績まで落ちてしまって」

 

「ラウラ・・・?」

 

「そして私の生まれは普通ではない。人工子宮から生まれたデザインベイビーで、遺伝子強化された存在だ」

 

「なのにこの目のおかげで全てがおじゃん。私はもれなく落ちこぼれというわけだ・・・って・・・え?」

 

「わ~」°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

 

「な、なぜそんな目で見ている!」

 

「だって、オッドアイが落ちこぼれの証ってまんまアニメみたいなんだもん!!」

 

「へ?」

 

「アニメやラノベみたくここから這い上がっていくんでしょ!?」

 

「あ、えっと・・・」

 

「ラウラちゃんならできるよ!!だって、オッドアイで眼帯で軍人さんでかっこいいんだもの!」

 

「ふ、ふふふ、あっははははは!」

 

「どうしたの?ラウラちゃん」

 

「は~、そんなこと言われたのは初めてだ。お前これを見ても蔑まないどころかかっこいいとか言ってくる」

 

「ほ、ほんとのことだもん!」

 

「ははは、そうかそうか。私がかっこいいか・・・ありがとう」

 

「え?」

 

「ありがとう、織斑秋斗。いや、秋斗。私は間違っていたようだ」

 

「なんで?」

 

「私のこの目は落ちこぼれの証ではなくて・・・そうだな、お前にとってかっこいい軍人さんである証といったところか」

 

「ほえ~」

 

「ならば、この証に恥じぬようお前の言うかっこいい軍人さんにでもなるとしようか」

 

「じゃあ、ラウラちゃんはもっと強くなるの?」

 

「ああ、強くなって落ちこぼれといったやつらを見返そうじゃないか」

 

「うん!じゃあ、僕も手伝う!!」

 

「え?」

 

「落ちこぼれから這い上がって高みを目指す。そんな面白いこと一人でやらせてたまるかよ!それはラウラの夢だけじゃない!!僕たち二人の夢にしよう!!!」

 

「ふ、ふふふ。そうか、そうなるなら秋斗お前も死ぬ気で強くなれ。私と過ごすのは短いが、別れて、次に会った時に・・・」

 

「うん!約束!!」

 

「「強くなってまた会う!!」」

 

そして、ラウラと秋斗が結んだ約束は小さなものだが、二人にとってはとても大きいものだった。

 

そして、秋斗とラウラは一緒にモンドグロッソ決勝を観戦し、ついに帰国する日になった。

 

「ラウラ!約束守るから!!また会おうね!!!」

 

「ああ!約束だ!!お前と再会するその日までに!!」

 

「僕は!」

 

「私は!」

 

「「強くなる!!!」」

 

そう言って搭乗口前で別れた。

 

「秋斗、何かあったの?」

 

そう聞く一夏に秋斗はこう答えた。

 

「ちょっと約束してきた」

 

「どんな?」

 

「ひ・み・つ!」

 

「そう、なら聞かないよ」

 

そして秋斗とラウラはこの約束を果たし、再開するのは近い未来の出来事であった。

 

だが、秋斗には思いもしない別れが近づいていた。

 

 

 

 

 

 

 

 




次回予告

 大好きな人がどこかへ行ってしまう。

 それがどれだけ悲しいことか・・・。

 秋斗は2度目の別れを経験する。

 そして、その別れの再会を約束されたかのように1度目の再会を秋斗は経験する。

 次回もお楽しみに!!


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第6話

今回は寝起きで思いついたお話!!

見切り発車だ、それでも大丈夫だな?

ダメなやつはとっとと去れ

大丈夫なやつはどうぞ。


ドイツから帰ってきて、千冬が現役引退をして教導の道へ進むことを表明したりした夏休み明け。

 

「鈴姉どうしたの・・・?」

 

鈴が暗い顔をしていた。

 

「な、なんでもないわ。大丈夫!」

 

「ならいいんだけど・・・」

 

だけど、日に日に暗くなっていく鈴を見ると秋斗はいてもたってもいられずしつこく聞く。

 

「本当に何もないの!?鈴姉いっつも苦しそうじゃん!!本当に何もないの!?」

 

「何もないわよ!」

 

「じゃあ、じゃあなんで鈴姉はそんなに暗いのさ!!そんなに暗いのは鈴姉じゃない!!」

 

「え・・・?」

 

「鈴姉は、いっつも明るくて・・・。いつもそばにいてくれて・・・・。まるでお母さんみたいな人なんだよ!!」

 

ついに秋斗は泣いてしまう。

 

「僕はそんな鈴姉とずっと一緒に居たいよ・・・。だから、だからぁ・・・。」(´;ω;`)ウゥゥ

 

泣きながらいつもの鈴に戻ってほしいと伝える秋斗それを見た鈴は

 

「ごめんね!秋斗!!」

 

抱きしめてあげた。

 

「一人で抱えて、秋斗に心配かけちゃったね。もう大丈夫よ、あなたには話しておくわ」

 

そう言って話した内容は、今年いっぱいで中国へ帰るということ。

 

「ごめんね。こんなことになっちゃって・・・」

 

「ううん、鈴姉は悪くないよ。でも・・・また、いなくなっちゃうんだ・・・」

 

「え?」

 

「みんな、みんな僕の前から居なくなる・・・。たばねえも、箒姉も、そして今度は鈴姉が居なくなる・・・」

 

さっきよりも大粒の涙流しながら訴える。

 

「なんでいなくなるの?僕を、僕を一人にじないでよ!!」(´;ω;`)ウゥゥ

 

「ごめんね、ごめんね。秋斗・・・」

 

「嫌だよ!一人にしないでよ!!」(´;ω;`)ウゥゥ

 

「1年・・・」

 

「え?」

 

「1年我慢しなさい!そうしたら戻ってきてあげる!!」

 

「本当・・・?」

 

「ええ、本当よ。大丈夫、私が約束を破ったことあった?」

 

「ううん」

 

「じゃあ、大丈夫。1年で戻ってくるから。それまで我慢しててね?」

 

「うん!」

 

そして、別れの時が近づくのはとても速いわけで。

 

あっという間に3月に入り、終業式が終わった帰り道に鈴は秋斗に別れを告げる。

 

「1年!しっかり我慢しなさいよ!!」

 

「うん!我慢する!!」

 

「よし、いい子ね。って頭撫でるのも1年間我慢なんてね・・・」

 

「が、我慢するからッ!我慢するからちゃんと戻ってきてよ・・・ッ!!」

 

「ええ、ちゃんと戻ってくるからね。そうだ、じゃあもう一つ約束」

 

「なに?」

 

「料理、もっと上達するから。私が帰っ来た時、毎日私のご飯食べてくれる?」

 

それを聞いた瞬間、秋斗の顔は真っ赤になった。どうやら意味は知っているようだ。

 

「ま、毎日・・・!?えっと、た、たべましゅ・・・」(〃▽〃)ポッ

 

「言ったわね!!じゃあ約束よ!!」

 

「う、うん!!」

 

「それじゃあ、またね!」

 

「うん、またね!!」

 

こうして、秋斗と鈴は分かれた。

 

 

 

 

 

 

そしてその半年後、秋斗は全国中学剣道大会の個人戦にてベスト4入りをしていた。

 

「約束のために・・・」

 

箒との約束を守っていた結果、ここまで来てしまった。

 

だが、秋斗はどこか空っぽであった。

 

鈴と箒と束、この3人がいないことがとても辛いのだ。

 

最近は一人でいることが多くなった。

 

「優勝、すれば見てもらえるのかな・・・・?」

 

いつしか剣道を続けるという約束はただ勝つということに、1年間我慢という約束も帰ってくるまで一人で待つ。

 

そう言った歪んだ呪いに変わっていた。

 

「次も、勝たなきゃ見てもらえない・・・。鈴姉も帰ってこない・・・」

 

千冬は、IS学園の教師をしており尚且つ寮の寮監をしているため滅多に帰ってこない。

 

一夏も代表候補生の事情で帰ってくるのが遅い。

 

友達の弾、数馬、蘭はいるけど部活はやっておらず秋斗と変える時間が合わない。

 

「箒姉の名前はあった・・・。だから見てるのかな・・・。」

 

たったそれだけが心の支え、そして秋斗の残り火であった。

 

圧倒的なスピードとフットワークとカウンターで準決勝も難なく突破、残すは決勝のみとなった。

 

先日行われた女子の個人は箒の優勝で終わっていた。そして今日は男子個人、ここに箒が来ているのかは分からなかった。

 

「君には悪いけど・・・。約束のために、ここで負けてもらう・・・」

 

「ふ・・・そう言っていられるのも今の内だ・・・」

 

ついに始まった決勝、試合形式は3分3本勝負、2本先取で勝利となる。

 

決勝の相手はとにかくデカく、パワーがあった。身長の差は秋斗の凡そ2倍、そこから繰り出すパワーは3倍。

 

「っく!!うああああああああああ!!」

 

体重が軽い秋斗は体当たりをされ吹き飛ばされる。何とか場外は避けたものの、仰け反り倒れてしまう。

 

さらには重い一撃と、スピードをパワーで補いカウンターをさせないほどの一撃を繰り出してくる。

 

「たったそれほどの力で挑もうとは・・・滑稽よな、空っぽなお前に勝てる道理は無いというのに・・・」

 

「馬鹿に・・・バカにするなああああああ!!お前なんかに!お前なんかに!!!!」

 

「冷静を保てなかったか・・・。ではこれで終いだ!!」

 

戦いは延長に入っており無制限の1本勝負、わずかな隙が命取りになる中で秋斗は致命的な隙を見せたため襲い掛かる相手。

 

秋斗はとっさに竹刀を戻し、面に飛んでくる相手を迎撃し防ぐがここで竹刀が塚から上が折れる。

 

そして飛んできた勢いのまま秋斗に接触、秋斗は吹き飛ばされ場外へ飛び出し床を転がった。

 

「ほう、防ぎまだ立とうとするか。だが反則1回によりもうあとはないがな」

 

「っく、あッ!はぁ、はぁ、はぁ・・・」

 

だがこれの切りがいいのか審判が合議を開始。何やら話を始める。

 

「織斑秋斗を棄権させましょう」

 

「そうです。もはやあの体では限界ですし」

 

「竹刀まで折れています。ここは・・・」

 

試合場に立っていた審判は棄権を進めるが、試合会場の審判長は

 

「本人に棄権する意思がないのにもかかわらず棄権させるのは我々がいい恥さらしだ」

 

と一蹴、休憩をはさみ再度延長を始めることとなった。

 

そして秋斗は、深い絶望を感じていた。

 

「あ、っああああ・・・・」

 

折れた竹刀、そして圧倒的なパワーの差、そして自分が空っぽだと気付いてしまったこと。

 

「もう・・・ダメだよ・・・。僕、剣道つづけ・・・られないよ・・・」

 

棄権を伝えようと、周りにいる先輩に言おうとするその時秋斗を呼ぶ声がした。

 

「あきとーーーーーー!!!」

 

「え?箒姉・・・?」

 

「ああ!私だ!秋斗!!」

 

人混みをかき分け、箒が顔を見せた。

 

「箒姉・・・ッ!!ナンデここに・・・?」

 

「お前が大会に出ていたからだ。それに私は嬉しかった、お前が剣道を続けていたこと、しっかり約束を守ってくれてたこと」

 

「約束、守れてた・・・?」

 

「ああ、守れてたさ。大丈夫、私との約束は守れたんだ。」

 

「あ、あああああああ!!!!」

 

箒と再会できたこと、約束を守れたこと、そして見て居てくれたことが何よりもうれしくて泣いた。

 

「お前は変わってないな。弱虫なところも、甘えん坊なところも。」

 

「うわああああああああああああああ!!」

 

「大丈夫だ、私も何も変わっちゃいない。」

 

箒が秋斗を抱きしめる。そしてそこへもう一人の少女が来た。

 

「秋斗、箒ちゃん。」

 

「その声は、一夏・・・!」

 

「一夏姉・・・」

 

「ごめんね、秋斗。忙しいからって一人ぼっちにしちゃって、お詫びと言ってはあれだけど。ハイ」

 

そう言って一夏はある竹刀を差し出す。

 

「昨日、秋斗に合わせて仕立てた竹刀だよ。これで秋斗はまだ戦える」

 

「一夏姉・・・」

 

「あ、そうだ。一夏、ペンは持っているか?」

 

「え?ここにあるけど・・・」

 

「借りるぞ。それではここに・・・私の名前を・・・」キュッキュ

 

箒は竹刀の塚に自分の名前を書いた。

 

「これでよし!秋斗、お前に勇気を」

 

「あ、じゃあ私は・・・」

 

一夏も名前を書き

 

「秋斗、私からは希望を」

 

「では秋斗、私からも受け取れ」

 

「「ち、千冬姉!?」」

 

「ふむ、私からは未来を」

 

3人の名前と共に思いが1本の竹刀に託され、秋斗の手に渡る。

 

「秋斗、一つだけ言っておく。お前は一人じゃない。ここにいる3人が、いいやここにいる全員がお前の味方だ」

 

「全員・・・?」

 

「ああ、全員だ!」

 

そう言うと、先輩や同じ学校の人が次々と激励の言葉をかける。

 

「頑張れ!!秋斗!!」

 

「秋斗君!!頑張って!!負けないで!!!」

 

「坊主!最後まで諦めるな!!」

 

「秋斗!!お前は強い!誰よりも!!」

 

「だから!負けるな!!」

 

「み、みんな・・・」(´;ω;`)ウゥゥ

 

「ほらな?ここにいるみんなはお前の味方だ」

 

「秋斗ー!俺たちもいるぜ!!」

 

「弾!?」

 

「全力で行ってこい!お前の全力なら勝てるはずだ!!!」

 

「数馬まで!」

 

「秋斗君!!」

 

「蘭ちゃん・・・」

 

「遅くなっちゃいましたけどこれ受け取って!!」

 

「お守り・・・?」

 

「必勝祈願のお守りよ」

 

「ありがとう・・・ッ」

 

観戦に来ていた弾や数馬そして蘭の思いを受け秋斗は涙を流す。

 

「ッ・・・!みんなの思い!受け取りました!!織斑秋斗!行きます!!!!」

 

防具を再び取り付け試合会場へ入る。

 

『無制限1本勝負ッ!!・・・・・始め!!!!』

 

始まりの掛け声とともに撃ち合いが始まる。

 

「な、なんだと!?」

 

秋斗は相手を見切り、回避するのではなく受け流していた。

 

「くっそおおおおおおおお!!!」

 

受け流され様とも乱打し秋斗を角へ追い詰め反則負けへ追い込もうとするが・・・。

 

「な、なにいいいいいいい!?」

 

受け流され、場外へ飛び出てしまう。

 

「こ、この俺が!受け流されて・・・反則!?」

 

そして勝負は開始線に戻された。

 

そして会場には緊張感が漂う。

 

「勝負は一瞬だな」

 

千冬がそう語る。

 

「この勝負、この立ち合いが勝負の時」

 

「これを制すれば・・・」

 

「「「勝利だ」」」

 

相手が反則1回となりお互いに反則は1回同士になる。そして・・・

 

『・・・・始め!!!!』

 

「うをおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

 

「たあああああああああああああああああああああああああ!!!!」

 

パァン!!と乾いた音が1個。立ち合いの勝負、上がった旗は・・・。

 

『胴あり!!!!!!』

 

秋斗の旗だった。

 

『をおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!』

 

会場の全体を歓声が包む。

 

『勝負あり!』

 

とりあえず試合終了の動作をやって終わる。

 

「か・・・った・・・・」ガク

 

秋斗は倒れてしまう。

 

「おっと、よく頑張ったな秋斗」

 

「箒姉・・・」

 

箒に支えられながら立つ秋斗、そこへ一夏と千冬もやってきた。

 

「部長が表彰式はいいから休みなって言ってたよ。秋斗、お疲れ様」

 

「秋斗、よくやったな。さすがは私の自慢の弟だ。」

 

「あり・・・がとう・・・、僕は・・・一人じゃなかった・・・」ガクッ

 

「あ、秋斗!って寝てしまったか・・・」

 

「秋斗は私がおんぶしていこう、一夏と箒は積もる話もあるだろうからな」

 

「ありがとう、千冬姉。それじゃあ向こうで話そうか」

 

「そうだな」

 

一夏と箒が立ち去り、千冬は秋斗をおぶって休憩所へ向かった。

 

そして、秋斗は帰るまで寝たままだったので箒との挨拶ができずに悔しがっていた。

 

 

 

 

 

 

来年は一夏と箒はIS学園に入学してしまう。

 

学園は全寮制のため秋斗が残されてしまう。

 

「来年からこっちで一人なんだ・・・」(´・ω・`)

 

「ごめんね、でも休みの時には戻ってくるからね」

 

「箒姉も連れてきて・・・」

 

「分かってるよ。箒ちゃんも一緒だからね」

 

だがこのとき、あのハプニングが起ころうとは誰も思ってはいなかった。




次回予告!

 今日はIS学園の入試があるらしいけど秋斗には関係ない。

 そう思っていたがあるトラブルをきっかけに秋斗はIS学園に入学する。

 そして、秋斗はIS学園で何を見る。

 次回もお楽しみに!!


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第7話

 今回も見切り発車!!

 それが事務所的にNGな方はブラウザバック!!

 いいよ!っていう方のみどうぞ!!


現在、学校は大忙しである。なぜかって?それは・・・

 

「受験シーズンってのは分かるけど一夏姉構って~」(´・ω・`)

 

「はいはい、まったくいつになったらその甘えん坊さんが治るんですか~?」

 

「う~ん・・・多分無理~!」

 

「ふふふ、まったく・・・ほ~ら、だっこ」

 

「一夏ねえ~」(*´ω`*)

 

中体連の大会の一件以来一夏は代表候補生を理由に秋斗を一人にすることを控えていた。

 

「一夏姉~。明日は~?」

 

「明日はちょっと用事があるから家でいい子に待っててね」

 

「は~い」

 

明日はIS学園の一般受験で一夏は代表候補生として筆記試験を受けに行く。

 

もちろん適性テストはスルーだ。

 

「どうにかして学園に秋斗を連れて行きたいんだけど・・・無理よね・・・」

 

「?」(。´・ω・)?

 

「何でもないよ!ほ~ら、ウリウリ~」

 

「にゃ~、ほっぺつねるにゃ~」

 

「は~、かわいい・・・」

 

一夏はずっと秋斗をいじっていた。

 

 

 

 

 

 

受験当日、秋斗は一人帰宅の帰路についていた。

 

「一夏姉、帰ってきてるかな~」(*´ω`*)

 

そんなことをつぶやいていると、一両のトラックが目の前で突然爆発した。

 

「ふぇ!?ちょちょちょ!!たんまたんま!!えええええええ!?」

 

爆発には巻き込まれなかったが目の前でトラックが横転していた。

 

そして、上からISが2機降りてくる。

 

「ターゲット、沈黙を確認。あとは物を回収していくぞ」

 

「隊長、そこで見て居る少年が一人いますがどうします?」

 

「目撃者は消せとの命令だ、殺せ」

 

「はい」

 

そう言って秋斗の目の前に来ようとする1機のIS。

 

「ま、まずいって!やばいって!!シャレにならない!!!」

 

「すまないが命令でな。死んでもらおう!!」

 

そう言って持っていた剣を振り下ろそうとするが秋斗は避ける。

 

すると見計らったかのようにトラックが2次爆発を起こし、秋斗の目の前にISが1機落ちてきた。

 

「え、えっと・・・。これに乗れって言うのかい!?」

 

目の前にあるISに手を触れると、束の研究室で味わったのと同じ感覚がした。

 

一瞬目をつむると秋斗はISを纏っていた。

 

「なに!?男なのに動かしただと!?」

 

「えっと、武器は・・・刀!?これだけか!!」

 

驚いている敵に向かって唯一の武器である刀の葵を持って斬りかかる。

 

「っくッ・・・・!!」

 

「不意打ちは成功したけど一撃じゃないんか!?」

 

「残念だったなぁ!!」

 

「うわあああああああ!!」

 

敵はアサルトライフルみたいな銃を撃ちながら下がっていき秋斗と距離を取る。

 

もちろん何発かは当たるのでダメージを食らう。

 

「さすがに予想外でしたね。男が動かせるなんて」

 

「だけど、あいつは武器は葵一本だ。こちらは2人の完全武装だ。おい!投降しろ!!すれば命だけは助けてやる」

 

「どうせ嘘なんでしょ?なら僕は戦うよ!!」

 

戦う姿勢を見せる秋斗、そしてテロリストの二人は・・・

 

「あら、よくわかってるじゃない」

 

「なら、遠慮なくいかせてもらうよ!!」

 

「くっそおおおおおおおお!!」

 

一定距離から近づいてこず防戦一方となる秋斗だが、ここでISの操作が自分のイメージで操作していることに気づく。

 

「イメージで動くん・・・だよね・・・・?だったら!!」

 

イメージしたのは某NEXTの動き。

 

「こ、こいつ!瞬間加速を!?」

 

「しょ、初心者なのに!?」

 

「き、きっつい・・・!」

 

瞬間加速をクイックブースト代わりに使い、尚且つ刀での戦闘もこなす。

 

「か、からだッが!!」

 

「は、はやい!」

 

「捉えられない!!」

 

クイックブーストをしながら斬り続ける秋斗であったが、突然スラスター系統が爆発し地面を転がる。

 

「うわああああああ!!」

 

「へ~、機体が耐えられなかったのね」

 

「絶好のチャーンス・・・。これでお別れね・・・」

 

「あ、あぁ・・・・。」

 

これで終わりと秋斗は思ったが、突然空からビームが降ってきて敵との間に割って入るISがいた。

 

「秋斗、ここは私に任せろ!」

 

「な、なんなのよ!!」

 

「お、お前は何もんだ!!」

 

「それにこたえてやる義理はない・・・」

 

そう言って謎のISはテロリスト2人を瞬時に撃墜、操縦者を拘束した。

 

そして、謎のISは秋斗の前でISを解除する。

 

「ち、千冬姉!?何でここに!」

 

操縦者の顔が千冬にそっくりだった。

 

「む、私は千冬ではない。円夏だ、織斑円夏、一夏の双子の妹でお前のもう一人の姉だ」

 

「ど、どういうこと!?」

 

「話すと長くなるが、両親は蒸発したな。だが私だけ連れて行き別の場所で過ごしていたがそこでも両親はいなくなってな」

 

「それで・・・いまは・・・?」

 

「今は束のところで過ごしている。両親の蒸発と同時に束が現れてな拾ってもらって今に至るってわけだ」

 

「そ、そうなんだ・・・。だったらなんでここに?」

 

「ああ、束に『あっくんを守れ』って指示を受けたからだ」

 

「こ、このことは千冬姉は知ってるの?」

 

「いや、知らない。それと今はまだバラす時期じゃないからこのことは秘密にな」

 

「う、うん」

 

「お姉ちゃんとの約束だゾ!」(^_-)-☆

 

「わ、わかった・・・」

 

「じゃあね、バイバイ秋斗」(@^^)/~~~

 

「バイバイ!」(@^^)/~~~

 

そう言って円夏は去っていったが、ここで問題が生じた。

 

秋斗がISに乗っていたことが見られた。

 

そして、日本政府が調査した結果事実だと判明しとりあえずIS学園へ飛び級として入学させることにした。

 

 

 

 

 

 

 

『じーーーーーーーーーーーーーー』<O><O>

 

「(ひぃ~)」

 

今日はIS学園入学式が行われ現在は式が終わり教室に居た。

 

因みに1年1組になった。

 

「全員揃ってますね~。それじゃあSHR始めますね~」

 

チャイムが鳴り入ってきたのは、母性の塊が大きい優しそうな先生だった。

 

「私はこのクラスの副担任の山田摩耶です。1年間よろしくお願いしますね」

 

『しーーーーーーーーーん』

 

「と、とりあえず自己紹介をしましょう!!出席番号順でお願いします!」

 

自己紹介が出席番号順で始まると秋斗は自己紹介を考え始めた。

 

「(えっと、ええっと・・・・)」

 

「織斑君!」

 

「え?あ、はい!」

 

「あ、ごめんね今自己紹介で織斑君の番なんだ。自己紹介お願いしていいかな?」

 

「え、えっと、織斑秋斗・・・です・・・。えっと・・・あの~、その~・・・・」

 

なにかを期待しているのか周りの目が光る。

 

「よ、よろしくおねがいしましゅ!あ、あぁ・・・」

 

『か、かわいいいいいいいいいいいいい!!!!』

 

「え、え?」

 

「何!?このかわいい子は!!」

 

「秋斗くん!私の弟になってーーー!!」

 

「保護よ!保護しなきゃだめよ!!」

 

クラスメイトが大騒ぎ、かわいいだの保護だの保護団体を立ち上げるだの盛り上がったところでもう一人の先生が来た。

 

「うるさいぞ!静かにSHRもできないのか、貴様らは!」

 

そこに入ってきた先生は千冬であった。

 

「あ!千冬姉!!」

 

「秋斗、今は織斑先生だぞ。学校では今度からそう呼ぶように」

 

「はい・・・」(´・ω・`)

 

「秋斗、何も四六時中先生なわけじゃない。場所さえわきまえれば普通に呼んでいいぞ」

 

「うん!ありがとう!!千冬姉!!」(#^.^#)

 

「だから、織斑先生と言うに」

 

「あ、ごめんなさい。織斑先生」

 

「うむ、よろしい。さて、今日からお前たちの担任になる織斑千冬だ。お前たちはまだひよこっこだ、私の言うことには常にハイと答えろ。できなくてもハイだからな。分かったか」

 

次の瞬間・・・

 

『きゃああああああああああああ!!!』

 

「千冬様よ!!」

 

「本物よ!!」

 

「私お姉様に会いたくて熊本から来ました!!」

 

「私は長崎からです!!」

 

「よくもまぁ、こんなバカどもを集められるな。これは私に対する嫌がらせか・・・?」

 

呆れる千冬だが周りは・・・・

 

『きゃああああああ』

 

「もっと罵って!!!」

 

「そして時には優しく!!」

 

謎の盛り上がりを見せていた。

 

 

 

 

 

 

とりあえずはSHRが終わり10分間の休憩に入った。その時にクラスで箒を見つけたためそちらに行くことにした

 

「箒姉!久しぶり!!!」

 

「ああ、秋斗久しぶりだな。元気にしていたか?」

 

「うん!元気にしてた!!にゅ~、箒姉のにおい~」(*´ω`*)

 

「秋斗、ここでそんなことしちゃいけません」

 

「一夏姉、は~い」(´・ω・`)

 

「まったく・・・」

 

ただし、膝の上で秋斗は箒に遊ばれた模様。

 

「さて、早速授業を始めるぞ。席に着け!」

 

始業のチャイムと同時に教室へ来た千冬、IS学園は普通高校の授業も並行するため入学初日から授業なのだ。

 

「早速授業と行きたいがこのクラスだけクラス代表が決まってなくてな。先に決めてもらう。自薦でも他薦でも構わん誰かいないか?」

 

千冬がそんなこと言うからクラス中が・・・

 

「はい!じゃあ織斑君がいいと思います!!」

 

「私も!!」

 

「ダメよ!!秋斗君は保護対象よ!!そんなことさせるもんですか!!」

 

「こんな小っちゃい子をクラス代表にする気!?ダメよ!!この子は戦わせちゃダメなんだから!!」

 

秋斗をクラス代表にしたい派と秋斗を保護する派に別れ派閥争いが勃発。

 

「秋斗君の戦う姿はかっこいいって!」

 

「それでもだめよ!!こんなかわいい子を私たちのエゴに付き合わせるのはダメよ!!」

 

派閥争いは激化の一途をたどりあわや宣戦待ったなしの状態までに発展、このままでは1組が割れてしまうかと思われたその時・・・

 

「えっと!ぼ、僕はそこにいるセシリア・オルコットさんを推薦します!!」

 

秋斗は、セシリアを指名し推薦した。

 

「なぜ私を推薦したのですか?」

 

「えっと、オルコットさんはイギリスの代表候補生で専用機を調べてみたけど強いって思ったから!!」

 

「へ?」

 

「動画見たけどあれすごいよ!!ビットってロボットアニメに出てくるやつだよね!」

 

秋斗のアニメ好きが暴走し始めた。

 

「一夏姉の専用機もブレオン機体でいいけど、オルコットさんのビット機体のほうがロマンがあるし!!」

 

「あ、あなたそれだけで私を推薦しましたの!?」

 

「え?うん!」

 

セシリアは初めてだった。こんなにキラキラした目で見られる、純粋な気持ちで見られるということが。

 

「あなたのお姉さんも専用機持ってますけど・・・」

 

「う~ん、ブレオンもいいんだけど・・・。千冬姉のほうがブレオン強いし・・・」

 

これは事実だ。一夏はいまだに量産機を扱った千冬には勝てないでいるのだ。

 

「そ、そうですの・・・」

 

「それに一夏姉も千冬姉と修行したいと思ってるかもだからクラス代表はパスさせたいし・・・」

 

「あら、姉思いなのですね。関心しますわ」

 

「だから、オルコットさんを推薦したんだけど・・・。僕も推薦されちゃったんだけど・・・」

 

「そうですか・・・。では、織斑先生一ついいでしょうか?」

 

「なんだ?オルコット」

 

ここでセシリアは一つの提案をしそれが受け入れられた。

 

 

 

 

 

 

「1週間後に模擬戦か~」

 

「秋斗、大丈夫?」

 

「う~ん、勝てる気がしない」(´・ω・`)

 

そう、提案とは模擬戦だった。

 

セシリアは1週間後に秋斗と模擬戦をして代表を決めると言ってきた。

 

「それにしても、束さんが秋斗の専用機を作るって言ってくるとはね」

 

「たばねえの作った機体なら安心だね!!」

 

「・・・・私別の意味で不安になってきた・・・」

 

「一夏、私もあの人が何かやらかすのではないか内心冷や冷やしているのだが・・・」

 

「あ、箒ちゃんも・・・」(´・ω・`)

 

「お互いにな・・・」(´・ω・`)

 

「食堂着いたけど、何食べるの?」

 

そうそう、現在はお昼休みだ。入学初日ということでお弁当があるわけないので食堂で3人で昼食を摂ろうという話になった。

 

「私は和食セットで」

 

「私も一夏と同じだな」

 

「えっと、僕は・・・和食セットを2つ、唐揚げ定食を3つにナポリタンパスタを2皿、ついでにサンドイッチセットを2セットあ、デザートであんみつ2つとプリンアラモードを2つ!お願いします!!」

 

「あ、秋斗・・・。食べすぎじゃないか?」

 

「箒ちゃん、秋斗はこれが普通になったの・・・」

 

「一夏、苦労したな・・・」(´・ω・`)

 

「ありがとう・・・」(´・ω・`)

 

そして、秋斗の分が出てくるときに・・・

 

「あれ!こんなに食べるのにこんなに小っちゃいのかい?じゃあおばちゃんからサービス!!ごはん大盛りね!」

 

「おばちゃん!ありがとう!!」

 

「いいっていいって」

 

そう言って、鞄から腕が生えて頼んだ料理を全部持って行った。

 

「秋斗?それどうしたの?」

 

「たばねえが入学のお祝いってくれたの!!」

 

「そ、そうか・・・」

 

詳しく言うと、ロリダヴィンチちゃんの背負ってるアレが一番近い。詳しく言うと腕の数とかが違うけどね。

 

「いただきまーーーーす!!!」

 

秋斗は食べ始めて・・・

 

「ごちそうさまー!!」

 

「やっぱり早!!」

 

「あ、秋斗その量をこの時間で食べきるなんて・・・」

 

物の20分で完食して箒を驚かせていた。

 

「お腹いっぱい~」

 

秋斗は大層満足そうにしていた。が、これが原因で・・・

 

「zzzz」( ˘ω˘)スヤァ

 

午後の授業のほとんどを寝て過ごしてしまった。




 次回予告!

 秋斗が寮に住むことになった!!部屋は何と決まるまで千冬の部屋で過ごすとのこと。

 そして、千冬は暴走してんやわんやになる。

 そして、模擬戦の日も迫る一方で!!

 次回もお楽しみに!!


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第8話

 今回もゲームをやっていたら思いついた話だぞ!!

 見切り発車だがそれでも良いって言う方のみおねしゃす!

それではどうぞ!!


お昼休みにおなか一杯ご飯を食べて午後の授業をほとんど寝過ごした秋斗

 

目を覚ました時には帰りのSHRの終盤だった。

 

「連絡事項は特にないです。それではこれで帰りのSHRを終わります」

 

特に何もなかった。よかったね秋斗

 

「もうちょっとここで寝よ・・・zzz」( ˘ω˘)スヤァ

 

窓際の席で春先の暖かな日差しで心地よいのかまたすぐに寝てしまった。

 

「おーい、おーい、相変わらずお昼寝が好きなんだから・・・」

 

「別にいいだろう、さっき聞いたが秋斗は寮監である千冬さんのところで寝泊まりするそうだ」

 

「あ、じゃあ千冬姉さんの会議が終わったら送っていけばいいか」

 

「それがいいだろう・・・」

 

かわいい寝顔で寝る秋斗を一夏と箒は頬をツンツンしたりして時間を潰していた。

 

それから2時間後・・・

 

「ふわ~」(´Д`)

 

「あ、やっと起きた」

 

「秋斗~。もう帰るぞ~」

 

「は~い」(´Д⊂ヽ

 

なんとか椅子から立って移動を始めるが眠いのか足元がおぼつかずフラフラしている。

 

一夏と箒と手をつないで秋斗は寮を目指し歩く。

 

「僕の部屋はどこ~?」

 

「ああ、千冬姉さんと一緒って言ってたよ」

 

「本当?やったー!」(*'▽')

 

「秋斗は本当に千冬さんが好きなのだな」

 

「うん!千冬姉のところが安心するから!!」

 

「そうか」

 

と言っている間に寮監室へ到着、そして千冬もすぐに来た。

 

「すまないな、送ってきてもらって」

 

「千冬姉さん、気にしないで。秋斗、一人にしちゃうとここじゃ危険だから」

 

「そうですよ、秋斗はかわいいですから攫われてもおかしくありませんし」

 

「そういってくれると助かる。それじゃあ秋斗、部屋へ入ろうか」

 

「うん!」

 

「それじゃあ、私たちは部屋に行こうか。」

 

「そうだな。じゃあな秋斗、また夕飯の時にな」

 

「うん!またね~」(@^^)/~~~

 

部屋の前で別れて秋斗は千冬と一緒に部屋に入った。

 

 

 

 

 

「久々の千冬おねえちゃん~」(*´ω`*)

 

「ふふふ、そんなに恋しかったのか?」

 

「だって、だって~。あんまり帰ってこなかったんだも~ん」;つД`)

 

「悪かったな、でも今日からは一緒に居れる時間は多くなるからな安心しろ」よしよしヾ(・ω・`)

 

「あんしん、あんしん~」(*´ω`*)

 

秋斗は千冬の胸に顔をうずめて甘える。千冬もそれに答え頭を撫でる千冬

 

「(ああああ!秋斗!!お前はなぜそんなに可愛いのだ!!犯したくなるじゃないか!)」

 

千冬は内心鼻血ものだったのはここだけの話。

 

「えっと・・・千冬おねえちゃんなら・・・いいよ・・・?」

 

なにかを察したのか秋斗の爆弾発言により千冬は暴走を始める。

 

「いいのか!いいんだな!!よしじゃあベッドだ!!」

 

「うん・・・」

 

顔を赤くしながら頷く秋斗

 

「では、秋斗やるぞ・・・」

 

「おねえちゃん・・・」

 

唇と唇が触れる直前、突然ドアが開き・・・

 

「秋斗~、夕飯にいく・・・よ・・・?」

 

一夏が入ってきた。

 

「千冬姉さん?もしかして、秋斗を食べようとしてませんか・・・?」

 

「い、一夏・・・これは・・・その・・・」

 

明らかにアウトな場面である。千冬は秋斗をベッドに押し倒しているのだ。

 

「秋斗?こっちにおいで、一緒にお夕飯に行くよ」

 

「う、うん・・・」

 

「じゃあ、行こうか」

 

一夏は秋斗の手を握って早急に寮監室から立ち去った。

 

 

 

 

 

 

 

 

「い、一夏どうしたのだ?」

 

「ん?秋斗が千冬姉さんに食べられそうになってた」

 

「な!?千冬さんはここの教師だぞ・・・。いいのか、それ・・・」

 

箒と合流し、事の顛末を話すと箒は呆れていた。

 

「ダメだよ、ここの教師が実の弟に淫行だなんてシャレにならないからね」

 

「ていうか千冬さんはいつからそうなったのだ?」

 

「う~ん、詳しくは知らないけどまだ秋斗が小っちゃかった時からだったかな~?」

 

「何があったのだ・・・」

 

以下回想

 

「お姉ちゃん!お姉ちゃん!」

 

「ん~?なんだ秋斗」

 

「これ!!」

 

秋斗がまだ幼稚園の時に母の日のプレゼントで千冬の絵を描いてきたのだ。

 

「プレゼント!いつもありがとう!お姉ちゃん!!!」

 

笑顔で秋斗がそう言うと千冬は・・・

 

「なん・・・だと・・・?あ、秋斗・・・これは私なのか・・・?」

 

「うん!千冬おねえちゃんだよ!!」

 

そこにはとてもうまく描かれた似顔絵があった。

 

「ありがとう、秋斗。お姉ちゃんもっと頑張るからな!!」

 

「うん!!」

 

さらには、幼稚園卒園時。

 

卒園文集の将来の夢に秋斗はこう書いていた。

 

『千冬お姉ちゃんのお婿さんになる』と・・・千冬の反応は・・・

 

「・・・・」ピクピク

 

鼻血出して悶絶していた。

 

回想終了

 

「多分これが一番の原因じゃないかな~?」

 

「そ、そうか・・・」

 

箒は複雑な気持ちになった。

 

「生姜焼き定食3つとカルボナーラパスタ3皿、海鮮丼を4つ!デザートで抹茶プリンを2つお願いします!!」

 

「あいよ!ご飯は大盛りでいいね?」

 

「うん!」

 

今回も大量注文をしてそれを約20分足らずで平らげる秋斗であった。

 

 

 

 

 

 

「ふあぁ~」(´Д`)

 

「お腹いっぱいで眠くなっちゃった?」

 

「箒姉だっこ~」(´Д`)

 

「わかった、よいしょっと」

 

箒は秋斗をだっこして寮監室まで運ぶことにした。

 

「すまないな、運んでもらって。よいしょっと、秋斗は受け取った。ふむ、完全に寝てしまっているようだな」

 

「zzz・・・」( ˘ω˘)スヤァ

 

「じゃあ、千冬姉。お願いね」

 

「任された。それじゃあお前たちも早く寝るんだぞ」

 

「は~い」

 

そう言って千冬は秋斗を抱っこして寮監室の扉を閉めた。

 

「まったく、お風呂も入ってないのに寝てしまうとは・・・。朝一番に入れておかねばな」

 

そう言ってベッドに寝かそうとして千冬は自分のベッドに行こうとするが・・・

 

「やぁ~あ~」(´Д⊂ヽ

 

秋斗は千冬を離すことはなく・・・

 

「まったく、甘えん坊なんだな秋斗は・・・」

 

そう言って千冬は秋斗と一緒に寝ることにした。

 

 

 

 

翌日の入学2日目。

 

「一夏姉、箒姉!おはよう!!」

 

「あ、しっかり起きれたたんだ。えらいえらい」ヾ(・ω・*)なでなで

 

「ふにゃ~」(*´ω`*)

 

「朝ご飯食べる時間が無くなるぞ。早く行こう」

 

「は~い」

 

せっせと歩きながら食堂に向かう3人、そして秋斗の注文ターン

 

「納豆定食3つと焼肉定食2つ!それと洋風朝食セットを2つにサンドイッチセットを3つおねがいしま~す」

 

「秋斗ちゃん、今日も大盛りでいいかい?」

 

「うん!!」

 

「ほれ!いっぱい食べて大きくなるんだよ!!」

 

「わ~い!!」(*´ω`*)

 

秋斗は朝からいっぱい食べるのだ。

 

「朝からこんなに食べるとは・・・」

 

「取り込んだ栄養、どこに行ってるんだろうね?」

 

「わかんない!」

 

話しながら開いていた席に座り食べようとすると

 

「ごめんね、ここ開いてるみたいだけど入って大丈夫かな」

 

「いいよ!!」

 

「やった!」

 

「これで1歩リード!」

 

3人の女の子が相席してきた。その中の一人と秋斗は・・・

 

「「じーーーーーーーーーーーーー」」<O><O>

 

見つめ合った後・・・

 

「「いぇーい!!」」

 

「「「「は?」」」」

 

「やっぱり私の目に狂いはなかったよあっき~」

 

「これでなかーまだね~。ほんちゃん!」

 

「「いぇーい!」」ハイタッチ

 

クラスメイトの布仏本音と目を合わせただけで意気投合していた。

 

「で?またなんであれだけで意気投合してるんだ?」

 

「さぁ・・・?」

 

「あれじゃない?本音は甘いもの好きだし、秋斗君もおんなじ感じなんじゃ・・・」

 

「そうかもしれないけど・・・」

 

本音と秋斗のほうを見ると・・・

 

「お~、あっき~は朝からいっぱい食べるんだね~」

 

「これぐらい食べないと力が出ないの・・・」

 

「わかるよ~。私もお菓子食べないと力が出ないも~ん」

 

「ほんちゃんも?僕もお菓子食べないとやってられないです!」

 

「だよね~」

 

なんか長年仲が良かったかのように喋っている。

 

「ところで一夏よ、私には秋斗がもう朝食を完食していているように見えるのだが・・・」

 

「え?あ、ほんとだ。もう完食しちゃってる」

 

「はや!秋斗君早いよ!!」

 

「あの量をこんな短時間で・・・。秋斗君の彼氏になったら食事大変そうだな~」

 

 

 

 

 

 

「おっと、朝に言い忘れていたが秋斗、お前には専用機が来るぞ」

 

「えっと、それって誰が作ったの?」

 

「束が作ると言っていたが」

 

「なら乗る!」

 

「わかった、受け取る旨をあいつに伝えておこう」

 

もし、この会話が授業中になされていたら大騒ぎだったであろう。

 

「でも千冬お姉ちゃん、休み時間でよかったね」

 

「この話題を授業中にするものではないからな、篠ノ之のためにも」

 

「あ、あとね?たばねえに連絡するなら僕もお話したいなって・・・いいかな?」

 

「ああ、いいぞ。あいつもお前の事心配してたからな」

 

「うん、ありがとう。千冬お姉ちゃん」

 

「おっと、もうこんな時間だ。秋斗は教室に戻れ」

 

「はーい」

 

と!ここでクイズです!!

 

秋斗は実際なら現在は中学3年生!ですがIS学園へ強制入学なため授業内容は高校1年生の内容です!!

 

秋斗は授業についていけてるのかいないのかどちらでしょうーか!!

 

A・案の定付いていけてませーん!

 

「な、なにこりぇ?」

 

目をぐるぐるさせながら混乱している秋斗

 

高校1年生の内容と言ってもハイレベルな学園だ、一般的な高校よりも難しい内容をやっているので・・・

 

「も、もうむり・・・」バタンキュー

 

思考がパンクを起こしてばたんきゅ~してしまっていた。

 

これにクラスの女子たちは勉強を教える口実を作り秋斗に近づこうとしていた。




次回予告!!!

 模擬戦当日!秋斗の元には白い機体が送られてくる。

 その姿は皆さんご存知初代の白い悪魔でした。

 さて!秋斗はセシリアに勝てるのでしょうか?

次回もお楽しみに!!


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第9話

今回も見切り発車!!

NGな方は戻ってね!!

良いよって方はどうぞ!!!


勉強についていけていない秋斗は山田先生に補習をしてもらっていた。

 

「ここは~、こうなりますよ」

 

「あ、できた!」

 

「えっと・・・しっかりできてますね!えらいですよ~」ヾ(・ω・*)なでなで

 

「えへへ~」(∀`*ゞ)エヘヘ

 

丁度そこへ千冬がやってきた

 

「山田先生、秋斗はどんな感じですか?」

 

「織斑先生!秋斗君すごいですよ!!こんなに物覚えが良くて教えていて楽しいのは初めてです!」

 

笑顔で答える山田先生。

 

「山田先生!ここ教えて!!」

 

「あ、ここはですね・・・」

 

秋斗は山田先生に次々に質問しそれを丁寧に教える山田先生それにより秋斗は見る見るうちに知識を吸収して行く。

 

「今日はここまでにします。また分からないことがあれば聞きに来てくださいね」

 

「はい!」

 

丁度部活が終わる時間と同じ時間に終わりにし、剣道場へ向かい箒と一夏に合流する。

 

「一夏姉!箒姉!かーえーろー!!」

 

「秋斗か、丁度いいところだったね」

 

「こちらもいいぞ。それでは帰ろうか」

 

3人で寮へ帰っていった。

 

 

 

 

「千冬おねえちゃん!たばねえとお話しできる?」

 

「ああ、ちょっと待っていろ」

 

夜、千冬は束と連絡を取るために携帯を操作した。そして3コールの後・・・

 

『もすもす、ひねもす~。みんなのアイドル束さんだよ~!!やあやあ、ちーちゃん。今日連絡してくるってことはあっくんのことだね!』

 

「ああ、そうだ。まぁいい本人に渡すぞ」

 

『え!?あっくんに変わるの!はやくはやく!!』

 

「ほら、秋斗。束とつながってるぞ。」

 

「ありがとう!!あ、たばねえ?」

 

『おう~!あっくんげんき~?』

 

「元気ー!それより専用機!!僕の作ってくれるって聞いたけど!」

 

『うんうん、作るよ作るよ!楽しみに待っててね!月曜日には持っていくから!!!』

 

「うん!楽しみにしてる!!」

 

『じゃあ、楽しみに待ってててね!!月曜日、会えるからね!!』

 

「うん!久しぶりに会えるの楽しみだな~」

 

『じゃあ、月曜日にまた会おう!!またねあっくん!』

 

「またねたばねえ!!」

 

そう言って秋斗と束は同時に携帯を切った。

 

「はい、千冬お姉ちゃん。ありがとう」

 

「ああ。・・・よかったな、束が元気で」

 

「うん・・・うん・・・」

 

「おいで、秋斗」

 

「うん・・・」

 

「束は元気だった。それでいいじゃないか。月曜日に会えるんだろう?」ヾ(・ω・*)なでなで

 

「うん・・・よがっだぁ~」(´;ω;`)ウゥゥ

 

「よしよし」ヾ(・ω・*)なでなで

 

束の声を聴いて元気そうなのを確認できて秋斗は安心して泣いてしまった。

 

 

 

 

 

模擬戦当日、秋斗達はピットで束と専用機の到着を待っていた。

 

「もうすぐ・・・だよね・・・」

 

「大丈夫だ。あいつは必ず来るさ」

 

心配しているとそこへすごい勢いで人が秋斗へ突っ込んでいった。

 

「あっく~ん!久しぶりーーーーー!!」

 

「たばねえ!?久しぶりーーーー!」(≧∇≦)

 

二人して喜んでいるところに千冬の拳骨が束にさく裂した。

 

「ち、ちーちゃん・・・痛い・・・」

 

「千冬おねえちゃん、何するの~?」(´・ω・`)

 

「束、とっとと秋斗の専用機を出せ」(#^ω^)

 

「あ、ハイ~!!」

 

怒り心頭な千冬に急かされ束はコンテナを拡張領域から出した。

 

「それではみなさんご注目!!オープン・ザ・セサミー!!」

 

コンテナが開かれるとそこにあったISは・・・

 

「白い・・・機体・・・?」

 

「この子の名前はガンダム!多分あっくんはいっちゃんと一緒に戦いたいって思ってるだろうから武装換装システムを導入したよ!!」

 

「うん!ありがとう、たばねえ!!じゃあ、乗るね!!」

 

そう言って秋斗はガンダムに乗り初期設定や最適化をさせる。

 

「束、時間がない最低限で済ませてくれ」

 

「大丈夫!3分で全部準備できるよ!!」

 

「そうか、ならやってくれ」

 

「イエッサー!!」

 

キーボードを神速で叩きながら設定を済ませていく束

 

「この子・・・僕を知っている・・・?」

 

準備途中に秋斗はそうつぶやく。

 

「でーきた!ちーちゃん準備は完了したよ!」

 

「そうか、なら秋斗!準備は整った。出撃していいぞ」

 

「う、うん!」

 

カタパルトに乗って発進体制に入る。

 

「お、織斑秋斗!ガンダム、行きまーす!!!」

 

秋斗の初模擬戦が始まった。

 

 

 

 

 

 

「ようやく、専用機の到着ですか。ってフルフェイス型ですか・・・?」

 

「うん、ごめんね待たせちゃって。これが僕の専用機ガンダムだから」

 

「そうですか。ではお互い有意義な模擬戦にしましょうね」

 

「は、はい!」

 

『試合開始!!』とアナウンスがしてブザーが鳴る。

 

「これを避けられますか!」

 

ブザーと同時にセシリアがライフルを撃つが秋斗は難なく避ける。

 

「さすがにこれは避けられますか」

 

「立ち合いの一撃目は普通にあり得るからね!」

 

秋斗はビームライフルを右手に展開、シールドを左手に展開して射撃戦を始める。

 

「そこ!」

 

「甘いですわ!」

 

ビーム同士で射撃戦が行われ始め、さらにセシリアはビットを展開

 

「ブルーティアーズ!」

 

「手数が・・・ッ!」

 

回避やガードを繰り返し防戦一方となる秋斗

 

「ティアーズの攻撃をここまで防げるなんて!」

 

「こっちは守るしかなくなってるけどね!!」

 

盾で受けると言っても前方しか防げない。囲まれては当たってしまうため囲まれないように動く。

 

「いい加減にお縄に着きなさい!」

 

「やだね!お姉ちゃんたちが見てるから!!負けてたまるか!!」

 

そして隙を突くように正面に開いた穴を全速力で駆け抜けセシリアに肉薄するが・・・

 

「残念でしたわね!ビットは4機ではなくて6機ありましてよ!!」

 

「わ、罠だったの!?」

 

至近距離でミサイルを放たれて爆発、大ダメージかと思いきや・・・

 

「あ、危なかった~」

 

「な、な、なんですの!?その姿は!!」

 

装甲が重装甲化され、右腕に2連装ビームライフルがマウントされてあり右肩にはキャノンをのせている姿になっていた。

 

「えっと・・・フルアーマーガンダム?」

 

「あ、あなたもしかしてそれが真の姿とでも!?」

 

「いいや、違う・・・。これはまだ形態の一つ・・・。じゃあ、残りは・・・!」

 

『ありますよ』

 

「!?声!!どこから!!??」

 

『久しぶりですね!秋斗君』

 

「ひ、久しぶりって・・・ISのコアで僕を知っているって・・・あの時の!?」

 

『そうですよ、秋斗君。あの時にあなたを乗せたISのコアです』

 

「久しぶり!えっと・・・何て呼べば・・・」

 

『あ、名前まだ言ってませんでしたね。私はセシア、セシア・ウェアです』

 

「じゃあセシア姉!」

 

『はい!よろしくお願いしますね!!』

 

「それよりも・・・今戦ってるけど・・・これであの機体に勝てる?」

 

『残念ながら難しいですね』

 

「じゃ、じゃあ・・・」

 

『ですから武装を換装させてTB仕様にします』

 

「T、TB・・・?」

 

『はい!フルアーマーガンダムを高機動化、高火力化させたものです』

 

「じゃあ、お願い!!」

 

『はい!それでは換装!!』

 

すると機体の一部が化粒子化され再展開された。すると、両腕に2枚さらには背部のアームに2枚のシールドが展開し、右腕のシールドの下にはミサイルランチャーがマウントされた。

 

「武装の換装ですって!?」

 

驚くのも無理はない。なぜなら第3世代機体の武装の換装は今までなかったのだから。

 

「これで、まだ戦える!!」

 

「っく!武装が変わったくらいで調子に乗らないでくださいまし!!」

 

試合が再開、秋斗は腕部ミサイルで牽制しつつビームライフルを連射。さらに超高速で突っ込む。

 

「ティアーズ!!お行きなさい!!」

 

セシリアはティアーズを展開、迎撃するも肩部のアームシールドで横からの攻撃がほとんどガードされてしまう。

 

「そ、そんなことが・・・」

 

「僕は・・・僕は!約束通り、強く!!なるんだあああああああああああ!!!!!」

 

秋斗は接近戦に持ち込みビームサーベルを振るう。

 

「い、インターセプター!!」

 

とっさの判断で近接武器を取り出すセシリア。だが、秋斗は止まらない。

 

「いっけえええええええええええええええええ!!!」

 

横凪にビームサーベルを振って高速で抜けて行った。

 

『セシリア・オルコット、シールドエンプティ!勝者、織斑秋斗!!!』

 

『おおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!』

 

秋斗が勝った。それだけの事実が会場を沸かせた。

 

 

 

 

 

「なぜ・・・なぜわたくしが・・・」

 

ピットに戻り専用機を解除したセシリアは茫然としていた。

 

「なぜ・・・負けたのですか・・・?」

 

わけが分からなかった。なぜ負けたのか、ただ覚えているのはあの少年は強い目をしていたということだけ。

 

するとそこへ秋斗が走ってやってきた。

 

「オルコットさん!」

 

「お、織斑秋斗さん・・・?なんですの?負けた私を笑いに・・・」

 

「今日はありがとうございました!!」m(__)m

 

「え?」

 

「今回は機体の性能で勝てましたけど・・・普通なら負けていました」

 

「ですから次にやるときには負けてしまうと言うのですか?」

 

「い、いや!そういうわけじゃなくて・・・その・・・えっと・・・」

 

「ふふふ、すみません。あなたを見てるといじりたくなってしまいますわ」

 

「ふぇ!?ひ、ひどいよ~」(´;ω;`)ウッ…

 

「ふふふ、まぁこう言っておきますわ。次にやるときはお互いに強くなってからですわね」

 

「え?」

 

「私も慢心していたからここでは負けてしまいました。ですからお互いにまた研鑽をしてから再戦を致しませんか?」

 

「うん!僕絶対に強くなってもう一回セシリアさんに勝って見せるよ!!」

 

「待っていますわ。わたくしも強くなるので今度こそは勝ちますわ」

 

「じゃあ!約束!!」

 

「ええ」

 

セシリアとの再戦の約束と一緒にあることも言われる。

 

「え、えっと・・・秋斗さん?その、よろしければですが・・・。」

 

「なに?」(。´・ω・)?

 

「わ、わたくしのことをお姉様と呼んでみてくださいまし」

 

「え?い、いいけど・・・えっと、セシリアお姉様?」

 

「はうッ!!」

 

顔を赤くして悶えるセシリア。

 

「だ、大丈夫!?」

 

「大丈夫ですわ・・・。ですからできれば普段からお姉様と呼んでくださいまし・・・」

 

「えっと、じゃあお姉ちゃんでいい?」

 

「そ、それでもいいですわ」

 

とりあえず、セシリアお姉ちゃん呼び決定

 

 

 

 

 

 

 

「秋斗さん・・・いや、お姉ちゃんと呼ばれるのですから秋斗・・・くん・・・いやちゃんで行きましょう」

 

秋斗への保護欲が沸き上がったセシリアであった。




次回予告!
 セシリアは秋斗に対する好感度を上げるためにあの手この手で好感度を稼ぐ

 だが!そこへ鈴音が帰ってきた!!

 どうなる!秋斗争奪戦!!  

  次回もお楽しみに!!


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