提督「暁型の駆逐艦に、病むほど愛されたい」 (ラシア)
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提督の夢

歪んだ愛を見たい少しズレた提督と、その提督によって少しずつヤンデレートを上げていく暁型の駆逐艦たちの物語...的な感じにしていこうと思っておりまするする
え...?もう一つ完結してないのがあるじゃないかって...?
気にするな!( ´_>` )ハッハッハッ


提督(私は艦娘達をまとめる指揮官だ)

 

提督(...と言っても私の鎮守府には駆逐艦しかいないのだが...)

 

提督(え?なぜ駆逐艦隊しかいないかだって?)

 

提督(資源を無駄にしたくなくて節約し過ぎてこうなってしまったのだ...)

 

提督(まぁそれはどうでもいいんだ)

 

提督(突然だが私には夢がある...)

 

提督(叶えたい...いや、叶えなければいけない夢がな...)

 

提督(それは...)

 

提督「暁型の子達をどうにかしてヤンデレと言うやつにしてみたい!!!!!」

 

提督(ここだけを聞くと、うわっ...何言ってんのこいつ...キモッ...とか思うかもしれない...)

 

提督(しかもなぜ...なぜ幼児体型な艦娘が揃った暁型の子達を病ませたいのか...という所なんだが...)

 

提督(特に意味は無い!)

 

提督(...というか...ただ単にあの子達がヤンデレになってくれたらなんかいいな〜とかそういうなんとなくで決まった夢何だがな)

 

提督(理由はもうひとつあって、私は自分で言うのもなんだが...暁型のことに関してはどこの司令官より熟知していると思っている)

 

提督(それを活かしてあの手この手で病ませてみようと思う)

 

提督(暁型達の性格からいうと...)

 

提督(まず落としにくそうなのはやはり響だろうな...)

 

提督(だが、病んだら病んだで1番すごいことになりそうなのも響だからな...行動に移す時は慎重に行かねばな

...)

 

提督(暁は...ただ単にデレるだけになりそうだが...それはやってみてのお楽しみってやつだな)

 

提督(雷と電はすぐに攻略できそうだな...特に雷は持ち前のロリ母性を逆手に取れれば簡単にヤンデレに変えることができるだろう)

 

提督(だがどうやらヤンデレは扱い方や返す言葉を間違えると殺されかねないらしいがそこは心配ない)

 

提督(このワスレールライトを使えば病んでしまうまでの記憶を全て消せる!)

 

提督(だが使い方に気をつけないとほかの記憶も忘れさせかねないからそこに関して言えば少し不憫だな...)

 

提督(とにかく、実践あるのみってやつだな)

 

提督(成功してくれるといいのだが...)

 

提督(正直失敗した時のリスクが大きすぎて本当にやるのかどうか迷ったが...いまさらやめたいなんて弱音を吐いてはいられんからな)

 

提督(全てはこの夢のためだ...許しておくれ駆逐艦...)

 

提督(決行は明日からだな)

 

提督(さて...まずは誰から攻略していくか...)




さあ、そんなこんなでスタートしましたこの短編?小説!
この話の途中で言ってたワスレールライト...わかる人にはわかると思います ヒント:エロゲ
暁型が4艦なので4話で終わるかな?
好評だったら番外編的なのも作りたいと思ってたり思ってなかったりします(`・ω・´)
次回をお楽しみに〜


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電の場合...〜前編〜

お待たせしましたっ!
さすがにプロローグだけ出すのもなんなので、早めに一人目を出しておこうと思います
誰からでもいいけどなんか電が良かった。反省はしてない。
ではどうぞ!\(^^)/


提督「まずは...そうだな、電から行ってみようか」

 

提督「そうと決まれば早速やるぞー!」

 

 

 

〜駆逐艦の寮〜

雷「へっへ〜ん!またワタシの勝ちね!」

 

電「雷ちゃんはババ抜きが強すぎるのですっ!」

 

雷「電はすぐに顔に出ちゃうじゃん!わかりやすすぎるのよ!」

 

電「そ...そうだったのですか...」ショボ-ン

 

雷「あ...だっ、大丈夫よ?電はそこが可愛いんだから!」

 

電「うぅ...ほ、本当ですか...?」

 

雷「ここで嘘をついて何になるっていうのよ!当たり前じゃない!私が保証するわ!」

 

電「ありがとうなのです!おかげで元気が出たのです!」

 

雷「このこの〜!お調子者め〜!」ナデナデ

 

電「くすぐったいのです!」

 

ワ-ワ-キャ-キャ-

 

提督「随分と仲がいいんだなお前達」

 

雷「あ!司令官じゃない!」

 

電「あ...!こんにちは!なのです!」

 

雷「何かあったの?司令官?」

 

提督「ちょっと電に用があってな」

 

電「わたし...ですか?」

 

提督「少し二人で話をしたいのだが...いいか?雷?」

 

雷「問題ないわよ?いってらっしゃい!」

 

提督「ありがとう、邪魔して悪かったな」

 

電「行ってくるのです!待っててね?雷ちゃん!」

 

 

 

〜甘味処 間宮〜

提督「この前の出撃でVIPをとったそうじゃないか」

 

電「あ、はい!あの時は調子が良くて...」

 

提督「それでなんだが、お礼...というよりご褒美をやろうと思ってここに来たんだ」

 

電「ご褒美...なのです?」

 

提督「これがご褒美になるかはわからんが、今日だけ甘味処のものからなんでも頼んでいいことにしようと思ってな」

 

電「いいんですか...?本当に...?」オドオド

 

提督「何でもいいぞ?支払いは私がしてやる」

 

電「あ...ありがとうございます...!なのです!」パァァ

 

提督「それで、何を食べたい?」

 

電「そ...そうですね...あっ!じゃあ、アイスクリーム...いやでも間宮羊羹も...どっちがいいかな...」

 

提督「どっちがいいか決められないんだったらこうしないか?私がどちらかを頼んで、電がもう片方を頼む、それで半分こする...これでどうだ?」

 

電「そ...そんな事して、司令官は嫌じゃないんですか?」

 

提督「ん?私は一向に構わないぞ?」

 

電「じゃ、じゃあお願いしようかな...」

 

提督「ん、分かった」

 

提督「間宮さーん!アイスクリームと、間宮羊羹を1つ!」

 

間宮「はーい!ただいまお持ちしますねー!」

 

電「本当に...その...いいんですか?ご褒美だなんて...」

 

提督「頑張ってくれたから、その見返りとしてここに来ているわけだし、次また頑張ってくれたらまた連れて行ってやるぞ?」

 

電「そんな毎回連れて行ってもらうと悪い気がしてきちゃいそうです...」

 

提督「そんなに固くならなくてもいいんだぞ?別に強制してる訳でもないしな」

 

電「ご褒美をくれるのはとっても嬉しいのですが、司令官に迷惑とかは…」

 

間宮「お待たせしましたー!アイスクリームと、間宮羊羹です!今日は憲兵さんが来て羊羹を頼んでいかれたのでこれが最後なんですよ?」

 

提督「おっ、そうだったのか...今日は運がいいな!」

 

間宮「うふふっ、それではごゆっくり!」

 

提督「ほら、そんな暗くならずに食べようじゃないか」

 

電「は...はい!いたただきます!」パクッ

 

提督「どうだ?うまいだろ?やっぱり間宮さんが作るやつなだけだけあって凄い美味しいよな!」

 

電「司令官って甘いものが好きなのですか?」

 

提督「あぁ、好きだぞ?」

 

電「じゃ、じゃあその...好きなお菓子ってなんですか?チョコとか、グミとか...」

 

提督「そうだなぁ...和菓子もいいんだがやっぱり定番のクッキーが一番かな〜...」

 

電「そうなのですか!」ガタッ

 

提督「っ!びっくりしたぁ...いやまぁ、なんていうかな...こう、クッキーを食べてると昔よく姉が作ってくれてたのを思い出すというか...」

 

電「司令官さんのお姉さん、何だか見てみたい...じゃなかった、そうなのですね...あと、ご馳走してくれてありがとうございました!」

 

提督「いやいいんだ、本当に些細なものだしな」

 

電「お礼...と言ってはなんですけど...その...今度クッキーを作ってこようかな〜...と」

 

提督「おっ!ホントか?」

 

電「はっ、はい!あまり料理は得意じゃないですけど...頑張って作ってきます!」

 

提督「ありがとう、楽しみにしておくよ」

 

提督「じゃあ、今日はこれで」

 

電「はい!本当にありがとうございました!なのです!」

 

提督(やはり緊張からか、少し口調が固くなってしまうな...)

 

提督(だがこれで電と少し打ち解けることが出来た)

 

提督(他に何か電の控えめな性格を利用する手があれば...)

 

提督(そうだ!)

 

 

〜居酒屋鳳翔〜

 

電(う〜ん...どれがいいのでしょうか...)

 

電(今日は寝坊してしまってみんなもう起きた頃には朝ごはんを食べ終わってしまっていたから一人で来てはみたものの...)

 

電(美味しそうなものが多すぎて選べないのです...)

 

電(朝限定の卵焼き定食もいいけど、このサバの味噌煮も美味しそうだし...)

 

電(自分で料理出来ないとこういう時不便なのです...)

 

提督「おっ、電じゃないか!」

 

電「ひゃっ!司令官!びっくりしたのです!」

 

提督「どうした?そんなにまじまじとお品書きを見て」

 

電「この卵焼き定食っていうのとサバの味噌煮定食のどちらを頼もうか悩んでいたのです...」

 

提督「たまにあるよな〜...どっちがいいか選べないやつ...」

 

電「司令官はどちらがいいと思いますか?」

 

提督「確かにどっちも美味しそうだが...そうだ!また昨日みたいにして頼むか?そしたらどっちも食べられるだろ?」

 

電「え...いいのですか!?」キラキラ

 

提督「おう、私も食べてみたくなったしな」

 

電「じゃあお言葉に甘えて...♪」

 

提督「鳳翔さ〜ん!卵焼き定食とサバの味噌煮定食を1つずつ頼む!」

 

鳳翔「はい、なるべく早めにお作りするので少し待っていてくださいね?」

 

提督「ん、ありがとな!」

 

提督「隣、失礼するぞ?」

 

電「あっ、どうぞ!」

 

提督「それにしても奇遇だな、昨日につづいて今日も会う事になるとは...」

 

電「そうですね...何だか昨日の事もあるせいか少しだけ司令官とお話しやすくなったような気がするのです!」

 

提督「それは嬉しい限りだな」

 

電「司令官はやっぱり私みたいな子嫌いですかね?」

 

提督「そんなことないぞ?電はいい子だし、何より可愛いからな!」

 

電「かっ...可愛い!?そんなこと急に言われても...!」アタフタ

 

提督「ホントだぞ?こうやってすぐ照れるとことか、顔に出やすいとことか...」

 

電「私ってやっぱり顔に出やすいんですね...」ションボリ

 

提督「別にそこまで落ち込むほどのものじゃないとは思うがな」

 

電「そうだといいのですが...あっ!そういえば!」

 

提督「ん?何かあったか?」

 

電「昨日言ってたクッキー、作ってきました!どうぞ!」

 

提督「ホントか!早速1枚食べてみてもいいか?」

 

電「あっ、どうぞ!召し上がれ...なのです!」

 

提督「それじゃあ...いただきま〜す!」

 

 

 

...かん...いかん...しれいかん...

 

提督「.........!」パチッ

 

提督「あれ?さっきまで鳳翔さんのとこにいたはずなんだけどな...」

 

雷「司令官!よかった...」

 

提督「あれ?雷?なんでここに?というかなぜ私はこんなところで寝ているんだ?」

 

雷「それがね...」

 

 

 

提督「なるほど...電の作ったクッキーを食べた後、何故か気絶してしまったという事か...」

 

雷「あの子、自分の作ったクッキーのせいで司令官が倒れたって言ってすごく落ち込んでたのよね〜...」

 

提督「そうだったのか...」

 

雷「食べてもらうのを楽しみにしてただけに相当ショックだったみたい...私が励まそうとしてもずっと落ち込んだままなのよ...」

 

提督「うーむ...何か他に励ましてやれる方法はないか...」

 

雷「そうだ!司令官、起きたばかりかもしれないけど電を慰めに行ってあげてくれない?多分そうすればあの子もきっと落ち着くはずよ!私の妹が悲しんでるところなんて見たくないもの!」

 

提督「そうだな...別に体のどこかが痛むという訳でもないし、行ってみる価値はありそうだな」

 

提督「電のいる場所はどこか分かるか?」

 

雷「さっきは鳳翔さんのお店のところにいたけど、多分自分の部屋に戻ってると思うわ!」

 

提督「ありがとう!行ってくる!」

 

 

 

 




暁型しかいないと言いましたが、お店などのシチュエーションの関係上、間宮さんと鳳翔さんだけは登場することにしてますがご了承ください(´・д・`)
結構長くなりそうなので前編後編に分けようと思います
病み要素が今回はなかったけど、後編はちゃんとヤンデレ化すると思うので安心してください(☝ ˘ω˘)☝
あらすじにも書いてますが、流血表現や、死亡する展開などは極力無いように心がけますので、胸糞な展開を心配してる方はご安心ください!‪( ◜௰◝ )‬
では近いうちにマタアイマショウ!


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電の場合...〜中編〜

やっと書けた...
まさかサイト自体開けなくなるとは...( ・᷄ὢ・᷅ )
何が原因だったんでしょうかねぇ...
何はともあれ、ログイン出来て良かったです(⌒,_ゝ⌒)
では後編、どぞ〜


提督(電が料理を作れないのはわかっていたが...まさかこうなるほどだとは...)

 

提督(とにかく、早く見つけよう)

 

 

〜執務室〜

提督(ここにいるわけないか...)

 

提督(見つけた時に何かあげた方がいいかもしれないな)

 

提督(ヤンデレにしたいとはいえ、艦娘を傷つけるようなマネはしたくないしな...)

 

提督(あれ?ひょっとしてすごい難しいことしようとしてる?)

 

提督(まぁいいか...って早く何かあげるものを...)

 

提督(!これなら...)

 

 

〜駆逐艦の寮〜

提督(寮とはいえ、駆逐艦しかいないから結構静かだな...)

 

提督(何か出てきそうな雰囲気だな...)

 

グスッ...ヒック...

 

提督(ん?どこかから泣く声が聞こえる...)

 

提督(一体どこから...)

 

提督(......!ここか.....!)

 

 

〜???〜

電「うぅ...司令官...せっかく仲良くなれたと思ったのに...」グスッ

 

電「司令官に合わせる顔がないのです...」ヒック

 

ガチャ

 

電「っ!」ビクッ

 

提督「ここにいたか!よかった...」

 

電「何で...何で探すのですか!」

 

提督「大事な艦娘が機嫌を損ねてたら慰めてあげなきゃと思ってな」

 

電「私、司令官にひどい事したのに...!」

 

提督「そんなのはどうだっていい、それよりも電がいなくなってなくてよかった...どこかに行ってしまったって聞いてたらいてもたっても居られなくなったんだよ...」

 

電「何でそこまで...!」

 

提督「大好きな電がいなくなったら、嫌に決まってるだろ...」

 

電「司令官が...私のことを好き...え...?」

 

提督「いや、その...別にやましい気持ちがあって言ったわけじゃないぞ?ただ本当に電の事が好きなんだ」

 

電「でも...私、こんな出来損ないのダメな艦娘なのですよ...?」

 

提督「そんなの関係ないさ、電のそういう所を好きになったんだ」

 

電「何で...そんなこと言われたら私...ずっと我慢してたのに...!司令官が嫌がるだろうと思って...!嫌われちゃうと思って...!」

 

提督「そんな訳ないだろ?私がそんな事だけで嫌いになるような人間じゃないって分かってるだろ?」

 

電「でも...!でも...!」

 

提督「もういいから、な?これからはもう一人で抱え込む必要はないんだ、私に相談してくれれば何でも聞いてやるし、どんなことにでも力を貸すからさ」

 

提督「その約束の証...って言ったらおかしいかも知れないが、これを渡そうかな〜...なんて思ってたんだ」

 

電「えっ...?」

 

提督「執務室を探してたら見つけたんだ」

 

電「ぬいぐるみ...ですか?」

 

提督「子供の頃にもらったものだから少し古いが、これしかなくてな...」

 

電「う...うぅぅ...うわぁぁぁん!!!!」ポロポロ

 

提督「っ!どうした!?嫌だったか!?」

 

電「しれぇかん!グスッごめんなさい!」ギュッ

 

提督「ビックリしたぁ...まぁ、思う存分泣いてくれ、気が済むまでずっとこのままでいいからな」

 

電「グスッ...グスッ...しれいかん...その...」

 

提督「ん?どうした、落ち着いたか?」

 

電「は、はい...」

 

提督「そうかそうか、それはよかった」ナデナデ

 

電「はぅぅ///あ、あの、その...司令官...」

 

提督「あ...まずい...!外せない用事があるんだった!」

 

提督「少し席を外すが...雷達の所まで行けるか?」

 

電「あっ...はい!なのです!」

 

提督「すまないな、せめて執務室まではついて行くよ」

 

電「いえ、お気づかいなく...一人でも行けるのです!」

 

提督「そうか、じゃあ気をつけてな」

 

電「ハイなのです!司令官も気を付けて!」

 

 

〜執務室〜

提督(さて...少し強引に終わらせてしまったが...あのまま行っても普通に好かれるだけになってしまうからな...)

 

提督(あぁ...やはりなんだかあそこまで行くとこれからしようとしてることに対しての罪悪感が...)

 

提督(しかし...あそこから変化するのを見たい自分がいるのもまた事実...しょうがない、罪悪感は少し残るが作戦を立てなければ...)

 

提督(おそらくなにかトリガーとなる出来事さえ起きればいいはずなんだ)

 

提督(そうだな...)

 

提督(うーん...そうだ!)

 

提督(これなら行けるかもしれないな!)

 

提督(さて、そうと決まれば準備だな!)

 

 

〜次の日〜

雷「いや〜、それにしても昨日はびっくりしたわ...」

 

電「うっ、雷ちゃんにも悪いことしちゃったのです...」

 

雷「いやいや、別にいいのよ?ただ、ちょっと司令官と色々話ができて羨ましいな〜...なんて思ったのよ」

 

電「昨日の司令官はすごく優しくて...それで...」

 

雷「はいはいストップ〜、それ以上言うと私が嫉妬しちゃうからだめ〜」

 

電「司令官のいい所をいっぱい言いたかったのに...」

 

雷「まぁまぁ、いいじゃないの」

 

電「むぅ、なんか変な感じなのです...」

 

雷「ちょっと待って、私もうちょっとしたら暁のところに行かなきゃいけないんだった!」

 

電「あっ!それなら早く行ってくるのです!」

 

雷「ごめんね?続きはまた後で!」タッタッタッ

 

電(ふふっ、司令官かっこよかったなぁ...)

 

電(そういえば司令官...私の事好きって...)

 

電(...............///)カァァァァ…

 

電(あの好きは異性として、女の子としての好きだったのですかね...?)

 

電(だとしたら私、嬉しくて...)

 

電(だめだめ!まだ確実に決まったわけじゃないのです!)

 

電(思い上がってもいいことはないのです!)

 

電(でも...司令官すごく優しいし...)

 

電(司令官に会いたいなぁ...)




ダメや...病ませたいのに一場面が長くなってしまって出来なかった...
最終的に少しだけ電の心の声を書いたから許してヒヤシンス...てへっ
多分後編として書こうとなると1ヶ月ぐらいかかりそうだったので、キリのいいところで中編にさせて頂きましたm(。≧Д≦。)mスマーン!!
ほかの艦娘は前編後編とかで分けるのがいいのか、一括で投稿するのがいいのかコメントで送っていただけると嬉しいです!
前編後編にする場合は、デレ(提督を好きになる、または打ち解けて仲良くなるところまで)が前編で、後編がヤンっていうのだとヤンデレじゃない状態の方だけ見るって言うのができるのでそうしようかな...って思ってます
まずは後編を早めに仕上げようと思うので、しばらくお待ちください!
それでは次回会いましょう!


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電の場合~後編~

やっと....やっと...やっと...!
帰ってこれたぁ!
ホントにお待たせしました!まさかデータが飛びかけるとは...
何とか後編も投稿出来ました...!
かなり急ぎ足で作ったので許してくだされ...
ではどうぞ(゜m゜;)


~駆逐艦の寮~

 

電「雷ちゃんがいないと静かなのです...」

 

電「司令官でもいればなぁ...でも絶対忙しくてそれどころじゃないはず.....」

 

電「それにしても司令官はみんなから好かれてるのです」

 

電「特に雷ちゃんはいつも司令官司令官って言うくらいベタ惚れなのです...」

 

電「私も勇気があればなぁ......」

 

電「それにしても最近の雷ちゃんは司令官にベタベタしすぎなのです.....この前なんて司令官とキスしようとしてたし.....」

 

電「司令官はみんなの.......私の司令官なのに......」ギリギリッ......

 

電(っ!?)

 

雷(今私......何て言って...........?)ゾクッ...

 

電(司令官はみんなの......いや私の......?あれ......?)フラッ...

 

電(少し休むのです......頭が混乱してきっとあんなことを.....)パタッ...

 

あれ...体が..........動かせない.........

 

ー あ、あの...今日からこの鎮守府で艦娘として働く事にな、なりました......えっと...... ー

 

ー きみが電か、話は上から聞いているよ ー

 

ー .....!そっそうなのですね......あ、あの.......よ、よろしくお願いします! ー

 

ー あぁ、よろしくな ー

 

これは.....私が鎮守府に来て初めて司令官と会った時の...

 

ー 大丈夫なのです!?すぐに手当を.....! ー

 

ー 大したこと.....無いさ.....これくらい...へっちゃら.... ー

 

ー 何言ってるんですか!攻めてきたヲ級を一人で止めようとしたりなんかして......!!!! ー

 

ー アハハ....お前達のために......少しでも役に立てたらなって.........そう思ってやったことだったんだがな...さすがにダメだった.... ー

 

ー もう無理をしないでください....!司令官がいなくなったら........私は......! ー

 

そうだったのです......あの時司令官は一人でヲ級を止めようとして......

司令官.........私が.....守らなきゃ.....私が.............

 

~???~

 

電「あれ.....ここは?」

 

提督「お、起きたか」

 

電「あれ...司令官?どうして.....?」

 

提督「忘れたのか寝坊助さんめ~」

 

提督「今日は電が秘書艦の日だろ?」

 

電「あっ.....そうだった......あ、あの.....ごめんなさい.....なのです.....」

 

提督「いいさ、幸い今日は書類仕事なんてほとんどなかったからな」

 

提督「だが少しは働いてもらわないとせっかくの秘書艦としての役割が無くなってしまうからな.....」

 

電「面目無いのです.....」

 

提督「なら今日1日私の話し相手になってくれないか?」

 

電「お話し相手....なのです?」

 

提督「そうだ、今日はもうやることがほとんど無くてな、ものすごく暇なんだよ」

 

電「私でいいなら.....お願いします.....なのです......」ショボン...

 

提督「そんな暗い顔をするなって.....あれだぞ~?可愛い顔が台無しになっちゃうぞ~?」

 

提督(まずは持ち上げてからだな)

 

電「あの....ありがとうございます....なのです.....」

 

提督「ん?何かあったのか?様子がおかしいが......まさか、変な夢でも見たのか?」

 

提督(どうしたんだ本当に....いつもならここで照れて顔が赤くなるのに.....)

 

電「司令官が無茶してヲ級を止めに行こうとしたこと....覚えてますか.....?」

 

提督「ん?あぁ、あの時は本当に死んだかと思ったよ」

 

電「あの時の夢をさっき見たんです.....そこで私気付いたんです.......司令官は私が守らなきゃって......私が司令官の一番の理解者になろうって.....」

 

電「でも、そんな気持ちとは裏腹に、司令官とも話すことすらあまり出来なくて......私も雷ちゃんみたいに溶け込みたかったけど、影からその様子を眺めることしか出来なくて.....」

 

電「でも、せめて鎮守府の、この海のために戦うことは頑張ってきました」

 

電「みんなよりも弱くたっていい、司令官の役に立てたらそれでいい、その一心で頑張ってきたんです」

 

電「その努力のお陰でMVPだって取ることができました」

 

電「私は影から司令官を見守っていようって、そう思っていたのです」

 

電「司令官を守るためならなんだってする、私の体がどうなってもいい、なんて考えてました」

 

電「でも、.....司令官が私にぬいぐるみをくれたあの時.....私の中にあった何かが消えたんです」

 

電「私もさっきまで気づかなかったような、本当に小さなものだったんです」

 

電「でも、その事を思い出してからやっと分かったんです......司令官を守りたいと思っている気持ちが、司令官を自分だけの物にしたいっていう気持ちに変わったってことに.....」

 

電「もう雷ちゃんには渡さない、渡したくない...」

 

ドサッ....

 

電「司令官、大好きです.....」

 

電「司令官のキレイな瞳も」

 

電「司令官の整ったキレイな髪の毛も」

 

電「司令官の可愛らしい耳も」

 

電「誰にも渡したくない......司令官の何もかも..........」

 

電「私を、私だけを見て......」

 

ハムッ....ジュルッジュルル.....

 

電「ハァ...ハァ...司令官の唾液、美味しい.....」

 

電「もっと、もっと私で溺れて.......私の声だけを聞いて....私だけを見て......私だけの司令官でいて....私の......私だけの顔を見せて......」

 

ハムッ...アムッ...ジュグッ....ジュグ.....

 

電「司令官の耳、柔らかい.....他の誰も司令官には触らせない....私だけの、司令官に......」

 

提督(まさかここまで依存されるとは思わなかった....正直名残惜しいがこのままだと本番になりかねないしな...)

 

提督「すまない!電!」

 

電「え......?」

 

 

 

 

...............................

 

電「あれ?私なんで床で寝て.....って司令官!?あ、あのどうしたのですか?」

 

提督「いや、ちょっと重たい書類を持ってたら転んでしまってな....丁度電に当たって一緒にというパターンだな.....」

 

電「そうなのですか....あ、そういえば今日は私が秘書艦だったのです!遅れちゃったのです!司令官ごめんなさい!」

 

提督「いや、いいんだよ」

 

提督「それより、今から間宮さんの所でお茶でもしていかないか?小腹が空いてな....」

 

電「!いいのですか!?ありがとうなのです!」キラキラ

 

提督「あぁ、遠慮はしなくていいからな?」

 

電「司令官と二回目のお食事...嬉しいのです!」

 

提督「とにかく、いくぞー!」

 

電「おー!なのです!」

 

 

 

電の場合~おしまい~




やっぱり電ちゃんにはガチ病みは似合わないということで、微ヤンデレにしてみたのですが、一番怖いのはこのレベルをヤンデレと認めてもらえるかですね...何かご不満などがありましたらコメントなどで言っていただいて一向に構いませんので( ´,_ゝ`)
あと、アンケートをやってみようと思います!まずは話の分け方についてのアンケートを作ってみたので、ぜひ入れていって下さい!


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雷の場合...~前編~

アンケートに投票してくださった方々、ありがとうございました!
無事、結果が出ました!
それでは皆様のご要望通り、前編は完全にデレるまでとなります!
ではどうぞ!


提督「かなり疲れがたまったな...」フゥ...

 

提督「薪の配送をしてるトラックがまさか事故を起こすとはな....」

 

提督「おかげで薪を自分で調達せねばいけなくなってしまった....」

 

提督(それにしてもあれ以来、電が前よりも明るくなった気がするんだよな)

 

提督(まぁ、気軽に食事に誘ってくれたりするようになった分、信頼度も上がったってことになるし嬉しくもあるな)

 

提督「さ、そんなことより集中集中!あとは書類の片付けだ!」

 

雷「何してるの司令官?」ガチャッ...

 

提督「ぎゃあっ!」

 

雷「え!?なになに!?どうしたの!?」

 

提督「い、いやぁ...雷が突然入ってきたからビックリしてな...すまない...」ハァハァ...

 

雷「あっ、そういうことね....でも、ノックもしないで入った私も悪かったわね.....ごめんなさい......」

 

提督「いや、いいんだがな....はぁ~ビックリしたぁ...」

 

提督「それで?何故ここに?」

 

雷「あ!そうだった!いやぁ、司令官が疲れた顔で執務室に入って行くのが見えたから何か困ったことでもあったのかな~...って思ったから来てみたの」

 

提督「そうなのか...いや実はな...」カクカクシカジカ

 

雷「一人で木を!?すごいわね...」

 

提督「子供の時に爺さんから教えてもらったんだよ、将来何かの役に立つかもってな」

 

雷「ここは一人でよく頑張ったわね...って言いたいところなんだけど......」

 

提督「ん?どうかしたのか?」

 

雷「司令官.....何で私を頼ってくれなかったのよ!」プンプン

 

提督「え、いやそれはだな...艦娘とはいえ、女の子だろ?頼ろうにも抵抗があってな...」

 

雷「そんなこと無いわよ!言ってくれればお手伝いもするし、きっと力になるわよ!」

 

提督「そうか...すまないな.....それじゃあお言葉に甘えて、次から頼むことにするよ」

 

雷「それでよし!次からはお願いね?...それじゃあ、こっちにおいで?」

 

提督「ん?何かあったのか?」

 

雷「はいそこにしゃがむ!」

 

提督「こ、こうか?」サッ...

 

雷「そうそうそんな感じ」

 

提督「何をする気だっt...」ギュッ...

 

雷「よしよ~し、よく頑張ったわね...偉かったわね...お疲れさま...そんなに無理しなくたっていいのよ?私たち、ううん、私がついてるんだから....ね?」ポンポン...

 

提督(はぅあ!?)

 

雷「私が心行くまでこうしててあげるから...今だけママって呼んでもいいのよ?なんてね...」ヨシヨシ...

 

提督(これが...ロリ母性.....手強い....というか、勝てない.....)

 

~十分後~

 

雷「どう?満足した?」

 

提督「あ、あぁ...」

 

提督(もっとしていたかったなんて口が裂けても言えない...)

 

雷「そっか、じゃあ最後に...」チュッ...

 

提督「.......え?」

 

雷「はいご褒美!じゃあね~」バタンッ

 

提督「ハァ...ハァ...まずい、まずいぞ.......」

 

提督「まさか雷の力(包容力)がここまで強いとは......」バクンッバクンッ

 

提督「正直言ってこのままがいいが.....いや、だめだ.....!」

 

提督「全員をヤンデレにするまで終われないからな....」

 

提督「何か作戦をたてなければ....」

 

 

~甘味処 間宮~

 

雷「いや~、司令官に甘えて貰えて良かった良かった...」

 

暁「あなた司令官と何したのよ!まったく...司令官は私とケッコンするのよ!レディとして、長女としてね!」エッヘン

 

響「いや、司令官は、私とケッコンするんだ...うるさい姉さんより私の方が好かれてるだろうし」

 

暁「なにおう!」

 

響「やるの?私は一向に構わないけど」

 

雷「はいストップストップ!」

 

雷「喧嘩はダメよ?司令官はみんなの司令官なんだから!ね?」

 

暁「うっ...それもそうね...」

 

響「ごもっとも....って感じだね」

 

雷「良くできました...じゃあご褒美として今日は私が特別に皆の分の羊羹代、払ってあげるわ!」

 

暁「ホントに!?いいの!?」キラキラ...

 

響「ハラショー...恩に着るよ」

 

雷「さぁ、皆で食べちゃいましょう!いただきまーす!」パクッ

 

暁「いただきまーす!」パクッ

 

響「いただきます」パクッ

 

電(何か...忘れてるような気がするのです...何か.....)

 

雷「食べないの?電?」

 

電「ふぇ?あ、もう少ししたら食べるのです!」

 

雷「そっか、遠慮しなくていいからね?」ヨシヨシ

 

電「えへへ、ありがとうなのです」

 

暁「そういえば、さっきご褒美って言った時に思い出したんだけど、最後に司令官に何かご褒美をあげたっていってなかった?」

 

雷「ん?あぁ、実はね?司令官があまりにも可愛かったからご褒美ってことでほっぺたにキスしてきちゃった!」エヘヘ...

 

暁「えぇ!?ホントに!?それこそダメじゃない!」

 

雷「ごめんね?体が勝手に動いちゃって...」

 

暁「まったくもう...私も司令官にしようかしら...」

 

電(あれ?キス....?司令官に....?)

 

ー私だけの司令官....誰にも渡さない....ー

 

電(......!?これは....)ズキッ

 

電「あの、頭が痛いから先に寮に戻っていてもいいですか?」

 

雷「ん?いいわよ?体は大丈夫?キツくない?」

 

電「だ...大丈夫なのです...じゃあ......」

 

雷「うん、お大事に」

 

電(さっきのは一体.....思い出せない何かが....頭の中のどこかで.....)

 

電(きっと勘違いなのです....きっと.....)




どうでしたか?
一応かなりデレるように書いてみましたが...
提督側から何かをしてデレさせるというよりかは、雷本人が提督を甘やかして愛を増幅させてる感じですね...
後編は約束通りヤンデレになるので、ご安心ください!
では後編であいましょう!


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雷の場合...~後編~

えげつない期間の投稿休止...数々の諸事情の末に出した投稿者の言葉は.....
すみませんサボってまし(殴
出来心で付け足したはずの他の艦娘も書いてほしいに予想以上の票が入るとは...
これは終わった後に書かなければいけませんね...(使命感)
R18の方も同時刻に投稿しています!
今回は訳あって結末をR18の方に書いています
R18版のURLは後書きに貼っていますので、そちらからご覧下さい!


~執務室~

 

提督「困った...困ったぞ...」

 

提督「雷のあのロリ母性を逆手に取れるかと思っていたが、手強すぎてそれどころでは無くなってしまうな...」

 

提督「うーむ....何かないか...」

 

提督「雷のロリ母性をどうにかして活用できないか....」

 

 

~3日後~

 

雷「な~んか最近の電は様子がおかしいのよねぇ...」

 

雷「今度何があったのか聞いてみようかしら...」

 

雷「あれ?司令官がまた疲れた顔して歩いてる...」

 

雷「食堂にむかって歩いていった...今は3時だから、甘いものでも食べに行ったとか?」

 

雷「ちょっとついていってみようかな...」タッタッタッ

 

 

~甘味処 間宮~

 

雷「あっ、いたいた!司令か...あれ...?」

 

間宮「何かあったんですか?今日の提督元気ないですよ?何かあったら相談してくださいね?いつでも力になりますから」

 

提督「あぁ、ありがとうな」ニコッ

 

間宮「やっぱり提督は笑顔が一番素敵です........駆逐艦の皆はいない...ですかね.....?」ボソッ

 

提督「いないんじゃないか?」キョロキョロ

 

間宮「それなら.....」

 

ギュッ...

 

間宮「雷ちゃんがこうして慰めてあげてたって聞いて、やりたくなっちゃいました...」

 

提督「ま、間宮?その....胸が当たってそれどころではないというか...その.....」アタフタ

 

間宮「提督にならこんなことをしても嫌じゃないんです....今ここで証明してもいいんですよ...?」

 

提督(まずい!まさか間宮にそんな気があったとは...!)

 

間宮「提督....私、あなたの物になりたいんです...ダメですか...?」スルッ...

 

提督「えーと....その、だな...」

 

雷「何してるの司令官?間宮さんも、司令官を押し倒したりして?」

 

間宮「え!?えーと....その…」

 

提督「いや、大きな虫がいてだな...間宮さんがビックリして体制を崩してしまった結果こうなってしまったというか...」

 

間宮「そ、そうなんですよ!虫がどうにも苦手で....」アハハ...

 

雷「ふーん、そういうことね...それはそうと司令官、少し用事があるから後で私の部屋に来てくれる?急用よ」

 

提督「ん?あ、あぁ...」

 

間宮「ご、ごゆっくり~…」

 

間宮「はぁ…チャンスだったのに...」トホホ...

 

〜電と雷の部屋〜

 

雷「司令官、あれは一体何をしていたの?」

 

提督「いやあれは虫が出たかr雷「ホントに?」

 

雷「私だって子供じゃないんだしその...エッチなことぐらい分かるから...な、何をしようとしてたかは検討がつくけど...」ボソボソ...

 

提督「そんな低俗なことをする訳ないじゃないか...」ハハハ...

 

提督(バレてるっ!絶対一部始終全部見られてるっ!)

 

提督(ここから何か逃げ出す策は...)

 

雷「その...そういう下心?っていうのは男の人全員が持ってるものだって鳳翔さんが言ってたし...私が相手になってあげたりしなくもなくも無い...みたいな....?」シュウゥゥ...

 

 

提督「.................」

 

雷「司令官...?どうかした?」

 

提督「まさか雷がそんな奴だったなんてな」

 

雷「.........えっ?」

 

提督「無邪気で可愛い艦娘だと思っていたのにとんだ間違いだったみたいだな」

 

雷「いやそういうわけで言ったんじゃ...いや、そういう気も少しはあったけど...」

 

提督「私は素直で飾り気の無い雷が好きだったのに.......残念だ」

 

雷「だから別にそういうつもりで言ったわけじゃなくて...「煩い、少し黙ってくれないか」

 

提督「正直もう顔も見たくなくなった、これで失礼するよ」

 

雷「えっ...?待ってよ....私がいないとダメなんじゃなかったの...?それならそんな態度とらなくてもいいじゃない....?」

 

提督「はて...なんの事かな?私は1人でもやって行けるし、それが出来なくなろうと間宮さんや暁達がいるから問題はないが?」

 

雷「今ならさっき見た事全部忘れるから元の司令官に戻って...?今の司令官何だか怖いわよ...ほら、この前みたいにギュッってしてあげるし...」ソッ...

 

提督「触るな、汚れるだろう」

 

雷「.........っ!」

 

提督「次からはあまり私の前に顔を出さないでくれ」バタン

 

提督(.........あっぶなかったぁ.....)

 

提督(雷にまだ幼さがあってよかった....あんな切り抜け方大人相手じゃ無理だろうしな....)

 

提督(何とか話を切ることは出来たがどうしよう....雷をかなり遠ざけてしまった...)

 

提督(何故あそこまで心にもないことを...)

 

提督(ぐぅ...言ってしまったものは仕方ない!コレをどうにかヤンデレ化に有効活用できたりは...ウーム........)

 

 

 

 

ー翌日ー

〜居酒屋 鳳翔〜

 

暁「まだ電は寝込んでるの?何だか心配ねぇ...」

 

響「そうだね、早く復帰してもらわないと戦闘に支障が出てしまうからね」

 

暁「そういうこと言わないの!電だって私たちの家族何だからもう少し励ますようなことを言ってあげないと!」

 

響「これでも励ましの言葉のつもりなんだけどね...」

 

暁「全く...1番電の事を労ってあげられる私...また一歩レディとしてのレベルが上がったわね!」

 

響「何自画自賛してるんだい?暁がレディと言ってしまったら、この地球にいる全てのレディに対して失礼だと思うね」

 

暁「なっ....!?そこまで言うことないじゃない!」

 

響「実際そうじゃないか、君が秘書官をした時はいつもロクなコトが起きない癖に」

 

暁「それはたまたまタイミングが悪い時にアンタが見てくるから....」

 

響「おや?負け惜しみかい?悲しいものだね」

 

暁「響だって失敗の一つや二つはあるでしょ!この前だって帽子を無くして焦ってたじゃn響「おや?あれは電じゃないかい?やっと治ったのかな?........でもすごく沈んだような顔をしているね...」

 

暁「話を遮って...というかホントに沈んだ顔をしてるわね....声をかけに行って見ようかしら...」

 

響「行ってきたら?私はまだ朝ごはんを食べ終わってないからついて行かないけど」

 

暁「ん、分かったわ。すぐ戻るから私用にプリン頼んでおいてよね!」タッタッタッ

 

響「ハイハイ...というかここ居酒屋なのにプリンがある訳な....案外あるものなんだね...私も頼もうかな....」ボソッ

 

 

~駆逐艦の寮~

 

雷「私の何がいけなかったのかしら...」

 

雷「いつもの司令官はあんなじゃないのに.....」

 

雷「やっぱり私の責任かなぁ....」

 

雷「間宮さん達、どんな会話してたんだろう.....」

 

雷「司令官も何だか困っているような顔をしてたし....」

 

雷「まさか間宮さんに何か言われて私に冷たくしたとか....?」

 

雷「いや....でも間宮さんは優しいし....皆の司令官だって分かってて.....あれ?」

 

雷「それが分かってるなら司令官を襲うような事はしないはず....」

 

雷「..............................アハッ..........アハハハッ.............」

 

雷「そっか.....間宮さん......フフッ......私たちに...いや、私に何も言わずに抜け駆けなんて.......」

 

雷「サ セ ナ イ ヨ ?」

 

 

~執務室~

 

提督「はぁぁ.....」

 

提督「やっと書類を捌き終わったぁ....」

 

提督(雷を病ませるには母性を逆手に取ればいいかと思っていたが、中々そう単純には行かないもんだなぁ...)

 

提督「さてどうしたものか...」

 

「何がです?」

 

提督「!?」ビクッ

 

電「はわわっ!ビックリさせてごめんなさいなのです...」

 

提督「なんかすごいデジャブを感じたものだからつい.....そういえば、体の方は大丈夫なのか?急に頭が痛いと言い出したかと思ったら今度は3日も寝込んでたらしいじゃないか」

 

電「それがなんだか忘れていることがあったような気がして....司令官に関係する何かを.....考えてみたら、一週間前の半日の間の記憶も曖昧で.......何か知りませんか?」

 

提督「あっ.....いやぁ....私もそのあたりの記憶はあまり無い.....かなぁ.....最近書類仕事が増えてきたからか分からんが記憶力がなぁ...」ハハッ...

 

電「そう....ですか.....」

 

提督「力になれなくてすまなかったな...」

 

電「い、いえ!別に覚えて無いのならいいのですよ!えと、コレが聞きたかっただけなので私はこれで失礼するのです」

 

提督「あ、あぁ...気を付けてな」

 

電「はい、司令官もお気を付けて.......フフッ.....」ハイライトオフ

 

提督(何か違和感があったような.....気のせいか?)

 

ガチャッ

 

提督「ん?どうした何か忘れ物か?....って雷か........何しに来たん雷「司令官.....私ようやく分かったの......」

 

雷「司令官は今.....間宮さんに何か言われて私に冷たく接してるのよね?」

 

提督「雷?何を言って...雷「やっぱり.....本当は私に愛して欲しいだけなのよね?ぎゅー.....って抱きしめて欲しかったのよね?」

 

雷「気付いて貰えなくて辛かったでしょ?ごめんね司令官.....」ポロポロ

 

雷「今からは私がずっと傍にいてあげる.....貴方がして欲しいことも、望む物も全て叶えてあげる...........」

 

提督「さっきから何かおかしいぞ....?」

 

雷「そっか.....間宮さんに頭までおかしくされちゃったんだ.....アハハハッ........お掃除が必要かなぁ?」ハイライトオフ

 

提督(雷の中の母性が見るからに暴走している!流石に一度避難を!)

 

雷「ん~?どこに行こうとしているの?ほら、私が抱きしめてあげるからこっちに来て?.......................早く来ないと私.........何するか.........ワカラナイヨ?」

 

提督(うっ.....この状況では為す術なしか....仕方なく従うしかない....)

 

提督「分かった.....」

 

雷「フフッ、いい子いい子......間宮さんに汚された所......全部私が綺麗にしてあげるから.....ネ?」ナデナデ

 

提督(何だか....眠く.....なっ..............て.....)

 

雷「私が.....私だけが貴方を愛して........あげ......」

 

提督(意識が.........薄れ......)スッ.....

 

 




雷編、いかがでしたか?
前述した通り、結末はR18の方に記載しております
最後あの形で終わらせたのはストーリーの構成上
ここから先がどうしてもR18な内容になってしまいまして....(グロテスクという訳ではないのでご安心を)
先が気になるかもしれませんが、R18でもいいという方は、こちらのURLから続きをご覧になってください
R18ver URL⬇
https://syosetu.org/novel/187952/
内容はなるべくR18としての要素をマイルドにしたつもりなので、少しだけでも興味がある方は見てみてはいかがでしょうか?
R18は無理という方、本当にすいません!
暁編はこちらだけで収まるようにするので、お待ちいただけると嬉しいです!
それでは次のお話で会いましょう!


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