俺ガイル もう1つのストーリー (ゼロ少佐)
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1話





2月下旬の金曜日のある日

俺は放課後に部室に呼び出されていた。今日は確か奉仕部は休みだと由比ヶ浜から聞いていたんだが...まぁ行くだけ行ってみるか...と気だるそうに部室に向かっていた。

 

彼は比企谷 八幡 性格が捻くれてて、目が腐ってる主人公、プロぼっちであると自負している

過去には数々の黒歴史やトラウマをかかえている

性格が捻くていると言ったが 到底普通の人間には真似のできない方法で今までいろんな人を助けてきた実は優しい人間

 

 

比企谷「(さむっ 部室に行く前にマッ缶買っていこ)」

比企谷「(ん?あれは 戸塚か あ、こっちに来た)」

 

戸塚がはちまーん!と手を振りながらこちらに走ってきた。

 

彼は戸塚 彩加いつも明るく元気で物凄く可愛い美少年

比企谷とは同じクラスで彼の数少ない友達である

 

比企谷「なんだ戸塚?」

戸塚「部活中だけど八幡が見えたから来ちゃった」

比企谷「お、おう そうか(戸塚はやっぱり可愛いな!戸塚が男じゃ無かったら即告って振られる自信あるぞ)」

 

 

テニス部員A「戸塚先輩ー何してるんですかー?」

戸塚「なんでもなーい すぐ戻るよー」

戸塚「じゃあね八幡 また来週ね」

八幡「お、おう 部活頑張れよ」

 

そういうと戸塚は走って戻って行った。

八幡「(部室に行こ)」

重い足取りで奉仕部に歩いて行った

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

八幡「うぃーっす」

気だるそうに挨拶をして部室に入っていく!

由比ヶ浜「ヒ、ヒッキー やっはろ〜」

雪ノ下「こ、こんにちは」

 

彼女達は雪ノ下 雪乃と由比ヶ浜 結衣

奉仕部のメンバーである

雪ノ下は成績優秀、容姿端麗でどんな事でもなんなくこなす事ができる ただ胸は...

 

由比ヶ浜は比企谷のクラスメイトであり、奉仕部のメンバーでもある

いつも無駄に明るく元気なアホの子、胸は雪ノ下と違って メロンが2つついてある

 

2人が少し緊張してるかのように いつもより少しかたい挨拶をする

 

八幡「どうしたんだ?急に放課後奉仕部に来てくれってメールしてきて」

由比ヶ浜「え、ええとね あのね…」

雪ノ下「その話は後でするわ」

雪ノ下「それより比企谷君紅茶でもいかがかしら?」

 

 

2人は誤魔化すように話を変えようとする

 

比企谷「いや、いい マッ缶買ってきたしな(なんだこいつら?いつもより固いし 雪ノ下に関してはいつもの毒舌すら無くなってるし...何かあったのか?)」

 

雪ノ下「そ、そう」

雪ノ下「由比ヶ浜さんはどうかしら?」

由比ヶ浜「ありがとゆきのん でも今は遠慮しておく」

雪ノ下「分かったわ」

 

2人の会話が終了し、静寂が訪れる

そして部室に気まづい雰囲気が広がっていく

 

比企谷「雪ノ下!」 雪ノ下「比企谷君!」

比企谷 雪ノ下「あっ」

雪ノ下「ひ、比企谷君 すまないのだけど1少しの間教室から出てもらってもいいかしら?」

比企谷「わ、分かった」

 

ガララララと扉を開け教室を出て行く。

そして行く所もない俺は意味もなく図書室に向かっていた。なんでだって?俺にも分からん。

そんな事を考えながら歩いていく。

 

雪ノ下「あ、あの由比ヶ浜さん」

由比ヶ浜「なに?ゆきのん」

雪ノ下「いざこの時になると緊張するわね...」

由比ヶ浜「そうだね 私も緊張する それに怖い」

そう言ってまた静寂が訪れるのであった。



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2話

比企谷は雪ノ下から少し部室から出てもらいたいと言われ 今図書室に来ていた


はぁーと深い溜息を何度もつく

周りには殆ど生徒がいないので目立つ事もない

 

比企谷「(本を読もうと思ったが全然集中出来ん 大体あいつらの態度はなんなんだ?気になる事が多すぎて全く集中できない)」

 

???「あんたが此処に居るなんて珍しいね、何してんだい?」

 

後ろから聞いたことのある声の女子から話しかけられた。

 

比企谷「誰だ?」

???「あ? 私の事忘れたの?」

比企谷「い、いや、覚えてる えっと かわ..川越さんだったか」

???「ぶつよ!あんた!川崎だよそんなに覚えにくい名前かい?」

 

彼女は川崎 沙希比企谷のクラスメートでぼっちである

 

比企谷「そうだったな、悪い考え事してて 頭が回らなかっただけだ (決して川なんとかさんの名前を忘れてたわけではない ただ話す事があまりないから名前がすぐ出てこないだけだ)」

 

川崎「んで、深い溜息なんてついてどうしたんだい?何か嫌な事があったのなら 相談くらいのるよ

そ、そのあんたには 色々お、お世話になったし」

照れながら川崎は比企谷に問いかける。

 

彼女は以前弟や妹の件でなんどか比企谷、奉仕部のお世話になっている。

 

比企谷「(っ!? 何だ一瞬胸がチクッとした)」

比企谷「いや、本当に何でもない それにおれはプロぼっちだからな お前に頼らなくても自分でなんとかできる」

 

比企谷がいつもの調子でこたえる。

 

川崎「そうかい、あんたがそれならいいんだけどさ

たまには人を頼ってもいいんじゃないかい?」

と言って川崎はその場を後にする」

 

比企谷「(人を頼るか...)」

比企谷「(てかなんなのあいつ!?俺に気でもたるの? あんな事言われたら勘違いするぞ!? 中学の時なら告って振られるまであるぞ!)」

 

とか考えていたら由比ヶ浜からメールが来た。

ピロロン♪

スマホを開くと由比ヶ浜からこんなメッセージが来ていた。

 

由比ヶ浜「ごめん、ヒッキー もう大丈夫だから戻ってきていいよ」

 

由比ヶ浜に「了解」ってメールし俺は図書室を出た。

奉仕部に戻る道中に結局あいつ(川崎)は何がしたかったのかを考えていた。

 

比企谷「(けーちゃん元気かなー バレンタインイベントの時から会ってないなー 今度小町と一緒に行ってあげるか)」

 

そんな事を考えていたらもう部室前に着いてしまった。

着いてしまったと言ったら、来るのが嫌だ 来たくないみたいな考えみたいだが、別にそういう訳ではない。ただひねくれているだけだ。

トントンとドアを叩いて部屋に入る。

そして...

 

 

 

由比ヶ浜 雪ノ下「ヒッキー(比企谷君)の事が好きです!付き合ってください!」

 

突然告白されたのであった。

 

 

 



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3話

川崎との会話を終え 部室に戻った比企谷に待ち受けていたのは 2人からの告白だった


雪ノ下 由比ヶ浜「好きです!付き合ってください!」

 

2人は比企谷に告白した。

 

比企谷「...は? え!?ちょ!ちょっと待ってくれ!」

比企谷「(何かの罰ゲームとかじゃ..ないか 2人とも真剣な表情してるし でも何で俺なんだ?さっぱり分からん 2人が俺の事...)」

 

雪ノ下「ごめんなさい比企谷君 2人から一度に告白されて戸惑ってるわよね。」

由比ヶ浜「ヒッキー急いで返事しなくていいからね。しっかり考えて心の整理ついてから返事してくれればいいだからね それまで待ってる」

 

比企谷「分かった 春休みに入るまでには絶対答えを出す だから待っていてくれ」

雪ノ下 由比ヶ浜「分かったわ「うん!」」

 

雪ノ下「今日の部活はここで終わりましょうか」

比企谷「そうだな」

 

そうして突然の告白が終わりみんなそれぞれの帰路につくのであった。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

小町「お兄ちゃんおかえりー! お兄ちゃんが帰ってくるのを玄関で待っていたんだよ〜♪ あ、今の小町的にポイント高い!」

 

比企谷「ただいま 小町ちょっとわ悪いが考え事があるから部屋にこもってくる 夕飯の時に呼んでくれ」

 

小町「えぇー お兄ちゃんが悩み事?まさか!結衣さんや雪乃さんの事!」

 

比企谷「そうだよ 知ってたのか」

 

小町「ん?何も知らないよー というかその発言本当に何かあったの!! 小町でよければ話聞くから教えて!お兄ちゃん 」

 

比企谷「なんでだよ 小町には関係なくはないが 今回は俺一人で考えさせてくれ」

 

小町「まさか2人から告白されたの?「ビクッ」え!?今の反応は本当!?お兄ちゃん! 」

 

比企谷「はぁ... 本当だよ」

 

小町「へぇー そうなんだ それでお兄ちゃんはどっちとつけ合うことにするの!」

 

比企谷「(付き合う前提かよ)分からん だから今から考えるんだ」

 

そう言うと比企谷は部屋に向かっていった

 

次の日…

比企谷は学校を休んだのであった

別に気まづいとかじゃないからね!本当に熱がてただけなんだからね!なんでこんなタイミングで熱がでるんだよ

 

比企谷「ゲッホゲッホ」

比企谷「やべぇ マジでキツイ」

独り言を呟いていると

小町「ごみぃちゃん 体調どう?こんな時に熱出すなんてごみぃちゃんは本当にごみぃちゃんなんだから…」

比企谷「ごみぃちゃんごみぃちゃん言うなよ仕方ないだろ あと熱は38℃6分あった」

そう比企谷は本当の本当に風邪を引いたのであった

小町「小町は学校行くからね 本当は家で看病してあげたいんだけど受験生だし あ、今の小町的にポイント高い〜♪」

 

比企谷「高い高い」

小町「お兄ちゃん行ってきまーす」

 

夕方

学校

 

川崎「(今日あいつ学校休んでたけど 何かあったのか?何かあったとしても私には関係ないし… 駄目!こんな事ばかり考えてるから振り向いてくれないんだよ!どうしてあいつの事になると素直になれないんだろ)はァ」

 

奉仕部

雪ノ下「由比ヶ浜さん」

由比ヶ浜「なに?ゆきのん」

雪ノ下「ひ、比企谷君が何故休んだのか知ってるかしら?私は知らないのだけど」

由比ヶ浜「聞いてない…」

雪ノ下「そう…」

 

 




中途半端な所で終わってすみません
勉強の合間に書いてるから更新遅れました


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4話

あれから2日後

 

小町「お兄ちゃん起きてー 今日から学校行くんでしょ?」

 

比企谷「あぁ わかった」

 

小町「それでそれでお兄ちゃんはどっちを選ぶか決まったのかな〜? 小町的にはお兄ちゃんが決めた事ならどっちでもいいよー。今の小町的にポイント高い」ニヤニヤ

 

比企谷「高い高い まぁどうするかは決めたぞ… でもお前にはまだ教えん」

 

小町「えぇー! お兄ちゃんのケチ!捻デレ!八幡!」

 

比企谷「おい、八幡は悪口じゃねぇぞ!」

 

小町「そんな事いいからさっさと着替えて朝ごはん食べるよ〜」

 

ドタドタ言わせながら小町は1階に降りていった

比企谷「はぁ…」

八幡は仕方ねぇなーと言いながら着替えて、朝ごはんを食べに行った

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

教室にて

 

由比ヶ浜「あ!ヒッキー もう風邪大丈夫なの?心配したんだよー」

 

比企谷「もう大丈夫だ 心配掛けて悪かったな」

 

由比ヶ浜「え!? あ、ううん(ヒッキーが素直!?

)」

 

比企谷「んじゃ また部活でな」

 

由比ヶ浜「うん!」

戸塚「八幡おはよー 風邪はもう大丈夫なの?」

 

比企谷「あぁ もう大丈夫だ少し身体キツいけど殆ど治ったしな(戸塚マジ天使!俺と結婚して!朝から会えるなんてなんていい日なんだ!)」

 

戸塚「本当?なら良かった」

 

比企谷「心配させて悪かったな 今度ジュースでも奢るよ 何心配するな 俺と戸塚の仲だろ?」

 

由比ヶ浜「ヒッキー!何か私の時と反応違い過ぎない!?」

 

比企谷「どうどう 落ち着け由比ヶ浜」

 

由比ヶ浜「落ち着いてられるかー!」( ゚д゚)クワッ

 

比企谷「お前と戸塚では立場が違いすぎるんだ

戸塚は友達で天使でマジで可愛い結婚したいと思うくらいに お前はただの友だt部活仲間だからな」

 

由比ヶ浜「なんで言い直したし!友達でしょ!

それに彩ちゃんは男の子でしょ!け、結婚とかおかしいよね!?」

 

戸塚「あはは…やめてよ八幡」

 

八幡「おい 戻らなくていいのか? 先生来たぞ」

 

戸塚「そうだね またね八幡」

 

由比ヶ浜「逃げた!今日絶対部活来てね!」

 

わかったわかったと言い八幡は自分の席に着いた

 

比企谷「(あんな風に接しられたら 嬉しいじゃねぇか)」ニヤニヤ

 

放課後

 

由比ヶ浜「ヒッキー部室行こー」

 

比企谷「先行っててくれ それと今日あの件の事ちゃんと決めてきたから 雪ノ下にも言っておいてくれ」

 

由比ヶ浜「分かった! ありがとねちゃんと考えてくれて…」タタタタ

 

比企谷「俺も覚悟決めないとな…」

 

葉山「やっと君も覚悟を決めたのか」

 

比企谷「聞いてたのか」

 

葉山「すまない 盗み聞きするつもりは無かったんだ

たまたま通りかかっただけなんだ」

 

比企谷「それでもあれだけの情報でよく察しがついたな」

 

葉山「それは…」

 

比企谷「いや、言わなくていい」

 

葉山「わかった 頑張れよ比企谷」

 

比企谷「お前にちゃんと名前で呼ばれるのは何かムズ痒いな」

 

葉山「ははは そうかもなじゃ俺ももう行くよ」

 

比企谷「あぁ じゃあな」

 

比企谷「そろそろ行くか…」

 

 

物陰

 

海老名「は、ハヤハチキマシタワー!」ブシャーーー

 




今回はここで終わります
更新遅くなってすみません


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5話

部室

 

雪ノ下「そう… やっと覚悟を決めたのね」

 

由比ヶ浜「そうみたい でもヒッキーが決めた事なら私受け入れるから! だからゆきのんずっと友達でいようね!」涙目

 

雪ノ下「えぇ 私も彼がどちらを選んだとしても後悔はしないわ それと由比ヶ浜さん私達はずっと友達でしょ?」ニコ

 

由比ヶ浜「ゆきのん〜!」ダキッ

 

ガラララ

 

比企谷「あ、すみません間違えました」

 

由比ヶ浜&雪ノ下「待って!」

 

数分後

 

比企谷「それで百合百合してたと」

 

由比ヶ浜「そういう事 決していかがわしいことじゃないんだからね!?」

 

雪ノ下「そ、そうよ それにすぐそんな事を考えつくなんて本当にエロ企谷君ね」

 

比企谷「はいはい」

 

比企谷「…」

 

雪ノ下「…」

 

由比ヶ浜「…」

 

比企谷「(やべぇ、話しかけにくい そういう雰囲気じゃ無くなってしまった…)」

 

雪ノ下「(なんでずっと黙ってるのよ 覚悟してきてるんでしょ…)」

 

由比ヶ浜「(私のせいでヒッキータイミング無くしちゃった どうしよ)」

 

由比ヶ浜「ね、ねぇヒッキー…「由比ヶ浜!」なに?」

 

比企谷「雪ノ下も聞いてくれ」

 

雪ノ下「えぇ」

 

比企谷「雪ノ下、お前は俺の憧れだ

容姿端麗で頭脳明晰 性格は少しキツいがパンさんや猫の事になれば普通の女の子のようになって そのえと なんて言うかそのギャップが可愛い。」

 

比企谷「由比ヶ浜、お前は皆に優しくて

こんな俺にも優しくしてくれて 俺が他のやつらとまともの話せるようになったのはお前のお陰だ」

 

比企谷「二人ともこんな俺を好きになってくれて本当にありがとう、けどごめん2人とは付き合えない」

 

雪ノ下&由比ヶ浜「え?え?ぇぇぇえええええ!!?」

 

雪ノ下「つ、付き合えないって比企谷君は他に好きな人が居るのかしら?それとも私達の関係が崩れるかもとか思っているのかしら?」

 

由比ヶ浜「そうだよヒッキー!私達はどちらかが付き合ったって今まで通りできるから!」

 

比企谷「えっと…お前ら?何か勘違いしてね?

お前らの事は好きだしそれに本物の関係だと思ってる

だけどその、付き合うとかそういうのじゃなくて…」

 

由比ヶ浜「ヒッキーのバカ!私ゆきのんになら負けてもいいと思ってた!それなのに!どうして…」

 

比企谷「由比ヶ浜…」

 

由比ヶ浜「何で…どうして…」グスッ ヒッグ

 

雪ノ下「由比ヶ浜さん…」

 

雪ノ下「ごめんなさい比企谷君今日は帰ってもらえないかしら?勝手ですまないのだけれど」

 

比企谷「あぁ…」

 

数分後 生徒会室

 

一色「………(聞いてしまった)」

 

一色「(2人がいるから私諦めてたけど、これ私にもチャンスあるよね? 先輩にアタックしてもいいんだよね?)」

 

城廻「いろはちゃんどうしたの?そんな難しい顔して」

 

一色「え!?ええと何でもありませんよ」

 

城廻「そう?ならいいんだけどね」

 



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6話

次の日の放課後

由比ヶ浜「ヒッキー 昨日はごめんね 頭の中ぐちゃぐちゃになっちゃって」

 

比企谷「いいんだ覚悟は出来てたから それにこっちこそごめんな期待に添えなくて」

 

由比ヶ浜「………」

 

比企谷「………」

 

由比ヶ浜「ヒッキーは今好きな人居るの?」

 

比企谷「あぁ」

 

由比ヶ浜「そっか…頑張ってねヒッキー応援してるよ」

 

比企谷「サンキュ」

 

由比ヶ浜「で、ても!」

 

比企谷「ん?」

 

由比ヶ浜「もし振られたら私のところ来てね!絶対だよ!」

 

比企谷「最後のでめちゃくちゃじゃねぇか!」

 

由比ヶ浜「あははっ!そうかもね でも私は湿っぽいのよりこういう方が好きだよ」

 

比企谷「奇遇だな俺も嫌いじゃないぞ」

 

雪ノ下「………まだ来ないのかしら?遅れてくるなら連絡くらい…」

 

ガララッ

 

由比ヶ浜「ごめんゆきのん遅くなったー」

 

比企谷「うす」

 

雪ノ下「こんにちは由比ヶ浜さんそれと遅いわよ 遅れるのなら遅れと連絡すら出来ないのかしら比企谷君は」

 

比企谷「俺だけ何か反応違くないか」

 

雪ノ下「解決したのね…良かったわ」ボソッ

 

雪ノ下「紅茶入れるのだけれど二人ともどう?」

 

由比ヶ浜「飲むー」

 

比企谷「頼むわ」

 

雪ノ下「どうぞ」

 

由比ヶ浜「ありがとーゆきのん」

 

ズズズ

 

ぷはぁ

 

比企谷「紅茶変えたのか?」

 

雪ノ下「えぇ よく気がついたわね」

 

比企谷「お前が淹れる紅茶は美味しいからな」

 

雪ノ下「あら、比企谷君が素直にお礼を言うなんて明日は槍でも降るかしら?」

 

比企谷「降らねえよ それに俺は素直なだけど 美味しいものは美味しと不味い物は不味いというだけだ」

 

コンコン

 

雪ノ下「どうぞ」

 

川崎「失礼するね」

 

由比ヶ浜「サキサキやっはろー」

 

川崎「サキサキ言うな」

 

雪ノ下「依頼かしら?」

 

川崎「その、依頼何だけど」チラッ

 

比企谷「俺の方見てどうした? あ、いや俺出て行った方がいいか?」

 

川崎「あ!いやちが!比企谷はそこにいて」

 

比企谷「お、おう分かった」

 

雪ノ下「もしかして比企谷君に関係あることなのかしら?」

 

川崎「まぁ、そんな所」

 

比企谷「俺に?どういうことだ?」

 

川崎「奉仕部ってより比企谷個人に依頼したいんだけどいいかな?」

 

雪ノ下「そういう事ね 分かったわ由比ヶ浜さん行くわよ」

 

由比ヶ浜「え!?どういう事??何処に行くの?ゆきのん」

 

比企谷「(流石アホの子全然理解出来てないようだ)」

 

比企谷「俺に依頼ってなんだ?」

 

川崎「大志の事なんだけど」

 

比企谷「大志…あぁお前の弟か」

 

比企谷「それで大志がどうしたんだ?」

 

川崎「あんた頭いいでしょ? だから私と一緒に大使の勉強見てくんない? 小町と一緒でいいからさ」

 

比企谷「何で俺が…」

 

川崎「お願い!最近成績の伸び悪くて!このままじゃ総武高に受からないから!」頭下げ

 

比企谷「分かった!分かったから頭上げろ!」

川崎「本当かい?」ウルウル

比企谷「あ、あぁ本当だから(涙目で上目遣いとか反則だろ!)」

 

川崎「やった!ありがと比企谷!」

 

比企谷「川崎って本当に家族想いだな」

 

川崎「そ、そんな事…私は長女だから当たり前の事を」

 

比企谷「その当たり前が出来ることが凄いんだよ」

 

川崎「ぁぅ///」

 

比企谷「とりあえず毎週土日に小町連れてお前の家行くから」

 

川崎「分かった ありがと」

 

 



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7話

あれから川崎の依頼を受け その事を由比ヶ浜と雪ノ下に伝えて帰宅した

あいつらには困ったら頼ってねと言われたが今回はあいつらの出番もないだろう

 

比企谷「ただいまー」

 

小町「おかえり〜」

 

比企谷「小町〜次の土曜日と日曜日川なんとかさんの家に行く事になったが予定あるか?」

 

小町「特に何も無いよ ってかお兄ちゃん今川崎さんの所に行くって言わなかった!?」

 

比企谷「あぁかくかくしかじかで」

 

小町「かくかくしかじかじゃ分からないよごみいちゃん ちゃんと説明して」

 

比企谷「すまん 分かった」

 

八幡説明中

 

小町「そんな事が〜」ニヤニヤ

 

小町「じゃあ土日はお兄ちゃん沙希さんの所でお家デートだね♪」

 

比企谷「何でそうなるんだよ」

 

比企谷「とりあえず覚えとけよ

 

小町「はーい」

 

土曜日

 

小町「沙希さんお久しぶりです〜」

 

川崎「久しぶり 比企谷ありがとね」

 

比企谷「おう まぁ小町のついでだし」

 

大志「お兄さんお久しぶりです! 今日はよろしくお願いするっす!」

 

比企谷「おう、お兄さんって呼ぶな埋めるぞ」

 

大志「酷いっす!」

 

川崎「比企谷!潰すよ」

 

比企谷「冗談です ごめんなさい」

 

川崎「はぁ とりあえず家入ろっか」

 

小町「おじゃましまーす!」

 

比企谷「…お邪魔します」

 

川崎「いらっしゃい」

 

勉強中

 

大志「お兄さん ここの訳し方が分かんないっす」

 

小町「沙希さんここの証明なんですけど…」

 

比企谷「そこはな1つの単語としてじゃなく 文章として見てみろ 前後の文章も読んだらどういう事を話しているか分かるだろ」

 

沙希「そこはね こことここの角度が同じだから…」

 

大志「解けたっす!お兄さん本当に文系得意なんですね!!」

 

小町「なるほど〜 ありがとうございます」

 

 

 

 

川崎「そろそろ休憩しよっか」

 

比企谷「そうだな」

 

川崎「飲み物注いでくるよ」

 

比企谷「手伝うよ」

 

川崎「ん、助かる」

 

 

 

大志「ふぅー疲れたっす」

 

小町「だねー」

 

大志「比企谷さん、お兄さんの教え方上手いっすね めっちゃ分かりやすかったっす」

 

小町「そりゃ自慢のお兄ちゃんですから

それに沙希さんも良かったよー お兄ちゃん数学は捨ててるから助かっちゃったよ」

 

 

 

比企谷「あいつらも楽しそうで良かった」

 

川崎「ふふっ あんたちゃんとお兄ちゃんしてんだね」

 

比企谷「当たり前だろ千葉の兄なんだから」

 

比企谷「それと小町の勉強見てくれてサンキュな

俺数学出来ないから 困ってたんだよ」

 

川崎「どういたしまして あんただってちゃんとやれば出来るんじゃないの?」

 

川崎「どうせあんたあれでしょ

授業何回か休んで 分からないまま先に進んだってやつでしょ」

 

比企谷「まぁそんな感じ」

 

川崎「それで誰にも聞けなくズルズルいっちゃたのね」

 

比企谷「それ以上傷を抉らないでくれ!」

 

川崎「悪い悪い そんなつもりはなかったんだ」

 

比企谷「ククッ」

 

川崎「フフフ」

 

小町「お二人さんいい所悪いんですが 小町達も喉乾いてるので早くしてもらいたいんですけど」ジトッ

 

川崎「ごめん!すぐ持っていくから」

 

比企谷「いい所ってなんだよ ほらすぐ持っていくから戻ってろ」

 

小町「はーい」

 

比企谷「(こういうのもいいな…)」

 

 

 

 

川崎「今日はありがとね また明日もよろしく」

 

比企谷「おう、また明日」

 

小町「お邪魔しました 今日はありがとうございました!楽しかったです!」

 

大志「お兄さん!比企谷さん!また明日っす!」

 

比企谷「お兄さん呼ぶな!じゃあな」

 

帰り道

 

小町「楽しかったねー」

 

比企谷「そうだな」

 

小町「んでお兄ちゃんは沙希さんと進展あった?」

 

比企谷「は?」

 

小町「いやー お兄ちゃんと沙希さんがいい雰囲気に

なっていたから〜」

 

比企谷「あ、あれはそういうのじゃ…」

 

小町「それとお兄ちゃんの好きな人沙希さんでしょ?」

 

比企谷「何で分かったんだ?」

 

小町「だって途中から大志君に対してお兄さんって呼ぶなって言わなくなったし、それにお兄ちゃんがあんな風に笑うの久々見たから」

 

比企谷「………」

 

比企谷「小町には敵わんな」

 

小町「そりゃお兄ちゃんよ妹ですから!」

 

こうして1日平和にすぎていったのであった



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8話

俺は川崎の事が好きだ…でもあいつ 川崎はどうだろう

好きな奴居るのかな?あれだけ美人なら引く手あまただろうな。それに比べ俺なんか…

 

??「… がや」

 

??「比企谷!」

 

比企谷「え?」

 

川崎「急に黙りこくってどうしたのさ?」

 

比企谷「あ、いやすまん。何でもない 少し考え事をだな」

 

川崎「そ、もし困ったらあたしを頼りな

あんたにはスカラシップのお礼もあるしな」

 

比企谷「お、おぉ」

 

そうだった今日は川崎と2人で出掛けてるんだった。

あいつら2人はって?

2人で勉強している。俺としては大志と二人きりにするのは反対なんだが、小町と大志が気を使って2人で出かけておいでとか言われたので断れなかった。

 

川崎「あの子達の受験もうすぐだね」

 

比企谷「そうだなー小町は余裕で受かるだろうがな」ドヤ

 

川崎「何であんたがドヤってるのさ」

 

比企谷「そりゃなんせ俺と川崎が教えこんだんだから、当たり前だろ」

 

川崎「それなら大志だって!!」

 

比企谷「うっせブラコン」

 

川崎「シスコンの癖に生意気な!」

 

比企谷「ははは」

 

川崎「クスッ」

 

あぁこいつと居ると本当に心地がいい

 

 

 

??「あれー?先輩じゃないですか!」

 

比企谷「げっ 一色」

 

一色「げって何ですかぁ?酷いです」

 

川崎「生徒会長様がどうして?」

 

一色「どうも初めまして!生徒会長一色いろはです!」

 

比企谷「何の用だ一色?」

 

一色「特に用は無いんですけど たまたま先輩を見かけまして来ちゃいました♪」

 

比企谷「あざとい」

 

一色「あざとくないです」プクゥー

 

頬を膨らまさないで 可愛いから

 

一色「そういえば先輩 雪ノ下先輩と結衣先輩の告白断ったらしいじゃないですか〜それで今違う女の人と一緒に出掛けてるんだなんて隅に置けませんねー

もしかして彼女さんですか?」

 

比企谷「何でそれを…」

 

川崎「ばっ!ばっかじゃないの!私はこいつのクラスメイトなだけで」

 

そうだよな…その程度だよな…

 

一色「じゃあ先輩はいまフリー何ですね?」

 

比企谷「まぁ、そうだが」

 

一色「じゃあ先輩私と付き合って下さい!

買い物に付き合うとかじゃなくて 恋人として!」

 

比企谷「は!?おま、いきなり何言って!それにお前葉山の事」

 

一色「羽山先輩はただの建前で本当は先輩に話しかけるための材料として使ってました!」

 

比企谷「シレッと酷いこと言ったな…」

 

一色「それで返事は?」ウルウル

 

比企谷「……(俺は川崎の事が好きだけど でもこいつは俺の事なんか……それなら……)」

 

比企谷「(本物が欲しい…か本当に本物何てあるのだろうか…)」

 

比企谷「ごめんなさい、俺好きな人が居るんだ」

 

一色「そうですか…そうですよね」タタタ

 

比企谷「おい、一色…」

 

川崎「良かったの?それとあんた雪ノ下と由比ヶ浜に告白されてたんだね 何で断ったの?あんたならあいつらにどちらかと付き合うと思ってたんだけど」

 

比企谷「本物が欲しい…これが俺の気持ちだ

多分いつまでも変わらない 本当の気持ちだ」

 

川崎「で?その本物は見つかったの?」

 

比企谷「まだ」

 

川崎「もしかしたら偽物から始まる本物だってあるかもしれないじゃん(何言ってんだろ私…)」

 

比企谷「お、俺は川崎の事が好きなんだ!

妥協なんて出来ないしするつもりもない!」

 

川崎「えっあんた今私の事好きって…」

 

比企谷「あっ…すまん忘れてくれ」

 

川崎「忘れられるわけないじゃん

それにあたしもアンタの事好きだよ」

 

比企谷「え?」

 

川崎「もし、あんたが良いなら私と付き合って下さい」

 

比企谷「はい!」




終わりました!川崎endです!


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