破壊の嵐を巻き起こせ! (oldsnake)
しおりを挟む

キャラ紹介
M61A2バルカン


☆?戦術人形…M61A2バルカン

 

威力/SS

射速/SS

命中/C

移動速度/C

体力/S

配給400/弾薬2000

 

現在の装備

メイン装備

MG?【M61A2バルカン】

(盾が付いていて裏にスモグレ、フラッシュグレネード4個づつ付いているがあまり使わない)

弾薬製造機能(逆コーラップス技術)付きの右腕の義手

 

サブ装備

HG【S&W M500】

 

銃の特徴…メタルギアのバルカンレイブンのバルカン砲に後ろと前にシールドがある重装備、通常は2秒しか撃てないがペルシカ博士の魔改造により30秒以上撃てる。

弾薬庫を背負っていたが弾薬生成機能付きの逆コーラップス技術が使われた義手を使う事により背負わなくなった。

 

M61A2バルカンの骨格は鉄血ハイエンドモデル【侵略者】とM16A2の【特殊戦術機動装甲】の機構が組み合わせて作られており、バルカンは実質半鉄血、反I.O.P.社製と言える存在。その為、異常な程頑丈で鉄血ハイエンドモデルと充分に身体能力で張り合える耐久力とパワーを持っている。

 

そのせいかゴリ押しで殆ど解決できてしまったりする

 

アタッチメント…弾薬、弾薬パック、弾薬パック

 

スキル…ストーム・アイ

 

特徴…金髪ロング、左赤右青のオッドアイ、180センチでFカップ、服はM16A1の服を青色にしたよう服

 

通常

【挿絵表示】

 

 

鉄血化バルカン

【挿絵表示】

 

 

(画像はあくまで雰囲気ですので…)

 

性格…自分の事を私、相手をアンタ・お前、お呼ぶ、男勝り、バルカン砲を狂信的に好きなヤベェ奴…だったが少しずつ緩くなってきている。それ以外はほとんどM16A1の様な性格、お酒にやたら強い。

 

鉄血に2回、人類人権団体過激派に2回と結拉致られているが本人はそんな気にしていない。

 

腕を斬られた為、あえて右手を義手にしており逆コーラップス技術により弾薬を精製でき手の平から撃てる様になり、さらに鉄血化が出来る様になったがシャルーア戦で完全に壊れ、義手代を払う為借金を背負う事になっている。

 

よくマーダーに煽られ喧嘩に発展するがペイロードに止められる。

 

DG小隊のスミス(NTK様 作 『人形達を守るモノ』と付き合っている。

スミスと付き合う前は恋愛、性に関する事なんて考えた事はない為、恋愛に対して臆病になり顔を赤くして恥ずかしがる乙女でもある。

 

 妹の【M134ミニガン】がいるのだが仲が悪く、M134からよく勝負を持ちかけられている。勿論の事だがバルカンの勝っている。因みに姉妹揃って幽霊関係のモノが大の苦手だったりする

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

殺戮者(マーダー)

オリジナル鉄血ハイエンドモデル

 

殺戮者(マーダー)

 

 

 

メイン装備

回転式電磁投射砲(レールガトリング)

(大型レーザーブレードが生成可能)

サブ装備

(ナタ)

(持っているがあまり使わない)

 

容姿…銀髪に制服(バルカンからパクってる)を着ている。、イントゥルーダーの様な顔だがイントゥルーダーより顔がキリッとして怪しい雰囲気がある。

一応胸はD

 

 

【挿絵表示】

 

 

性格…

未完成の状態で放り出された影響か敵味方関係無く殺戮し非常に残酷な性格で常に虐殺やグロテスクな光景を好む。

一応学習能力があり学ぶ事が出来るが殺す事に特化している為、ほぼ戦闘に関しての学習しない。…がペルシカの処置や調整により食事やらYou○ubeやらと以外に多趣味。

人の不幸は蜜の味と言わんばかりのクズなサイコ野郎、オマケに人肉を食べる(カニバリズム)

抱きついて首の筋を喰らい千切るのが常套手段でそのまま生きたまま食べる。または眼球をほじくったり血を飲んだりするのを平然と行う。

そんなサイコだが以外とグルメでオーガニック派、彼女曰く【薬使うと味が不味くなる】らしい。

 

何故、こんな事をするのかと言うと…

この話は話数が進み、この話題に触れた時のお楽しみに…

 

賢く心理眼もある為、人の過去をほじくり返すのも彼女からしたら楽しいらしい。

 

 

なんで従っているかと言うと【合法的に人や人形を殺せるから】と言う狂った理由だ。それとバルカンと初めて会い殴り倒された事でバルカンをライバル視している事も理由でもある。

 

バルカンと料理対決した時、料理は一流料亭に出ていてもおかしくないレベルに美味しい料理を作った。しかし、ナニが入っているか分からない為、結局ドローとなった。

 

彼女は蠱毒の被害者であるが記憶が消去されかけてる最中に無理に起動した為、こんな性格になった。(デストロイヤーのせいだが… )

 

雪山の戦いでかつて蠱毒で共に戦ったナイトメアと遭遇し記憶を取り戻し鹵獲に成功するがドリーマーの介入によりナイトメアのコア破損により立つ事すらままらならくなってしまい、そんな彼女をたまにナイトメアを車椅子で押して散歩している

 

 

 

文字稼ぎ開始!

 

AN-94が製造で出たのめっちゃ嬉しいヤッホォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!嬉しいんじゃャァァァァァァァァァ!最高ォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!AK-12も来てくれよォォォォォォォォォォォォォ!

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

改造者(リホーマー)(リホ・ワイルダー)

改造者(リホーマー)

 

火力/ E?

回避/ E?

命中/ E?

射速/ E?

装甲/E?

体力/E(確定)

 

メイン装備

八卦炉(高火力小型レーザー砲)

【瞬間移動】

(座標指定で空間ごとテレポートできる)

【ワームホール】

(東方の八雲 紫のスキマの様な使い方が可能)

 

 

 

 

特殊能力…

自己改造…

自身の身体を直接機械装甲兵や兵器類につなぎ吸収しる事により性能が多様に変化する。本体は一般人並みの力と耐久力だが吸収の際限はほぼ無限な為無闇に突撃してスクラップになってしまうと戦力が上がってしまう。

 

並列型高速演算…

同時に複数の演算処理を出来る特殊な演算方法、そのシステムを用いて複雑な装置やら機器、兵器を大量に操り同時に起動でき瞬間的だがエルダーブレインと互角の演算能力を持っている。

…が、負担が相当なモノで義体寿命を著しく減らしているが義体を変えれば問題がない為、少しずつアップグレード中。

その事はタナカさん(試作強化型アサルト様 作『危険存在徘徊中』)に気づかれており、H&R社制圧作戦後には万能者が持っている義体によりその問題は解決している

 

???

謎の能力

ただ言える事はとてつもない可能性を秘めている事だけ…

 

 

他にも色々と隠しているらしいがリホさんは知らない…

 

性格…

 

【挿絵表示】

 

 

明るく好奇心旺盛な施設型兼開発型鉄血ハイエンドモデル。

蝶事件発生直後に起きた為かはたまた目の前で死んでいた研究者が何かしたのか分からないが暴走は免れ鉄血内で演技やら偽装、ハッタリをかましてなんとか生きてきた。

 

そして裏切り成功、某山岳地帯の坑道の中のH&R(ヘルメス&リホーム)社を設立し偽名でリホ・ワイルダーと名乗り社長をしていたがH&R社制圧作戦後はS09地区のスラム街に潜伏、しかし初詣したら捕まるという珍事が起こりG&K社に鹵獲、そして万能者と敵対すり事を回避する為、S 13地区の指揮官になる

 

不幸体質の為、何かに巻き込まれる。またいい事をした筈が悪い方向に… って事がしょっちゅうありお祓いをした方がいいかな?と思っている。

 

龍の血(ドラゴンブラッド)をトマトジュースと間違って飲んでしまった事により龍の眷属と化した。その影響で龍脈を使え、更に【ワームホール】が使える様になった。(普通なら弾け飛ぶ程の劇薬らしいが何故か適応)

 

 

 

 

 

 

 

 

リサ・アルマス

所属… 鉄血工造 第3研究所主任

職業… 研究者

 

リホーマーと()()()口調と性格が似ている研究者

リホーマーを作った?張本人、しかし故人ゆえどういった経歴を持っていたかは不明

 

生前、色々と繋がりはあったらしいがその関係はもはや分からない…

 

記憶から分かると思うが天災クラスの技術力を持っているが身体は弱く喘息である。

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

M134ミニガン

ネタバレも含みますのでご注意を


M134

 

星?

マシンガン(ミニガン)

使用弾薬・7.62mm NATO弾

 

威力/A

命中/C

射速/S

回避/A

 

スキル

火力倍増

アクティブ・移動速度と回避が50%下り命中が15%下がる代わり、M134を両手持ちで攻撃する(二回攻撃)

 

装備枠

・徹甲弾

・PEQ-16A(夜戦用レーザーポインター)

・IOP多弾倉アサルトパック改

 

メイン装備

【M134】

 

サブ装備

【SIG SAUER P320 コンパクト】

【手榴弾】×3

【発煙弾】×3

 

因みにモデルはこんな感じ

 

【挿絵表示】

 

 

特殊装備

重力操作装置

 重力を半径3m操作でき、Gを掛けて【M134】二丁の反動を打ち消している。最大5倍のGをかけれる。重力の向きを弄り相手の動きを制限しつつ強烈な蹴りや殴打等、強力な近接格闘を展開できる。

(バルカンの様な規格外には通用しない事があるが…)

 

 この操重力装置はかなり高価で貴重な為、大切にしている

 

性格

 自分が一番強くてエリートだと思っていて自信過剰、プライドが高いところがあるが基本的にしっかりしている。その為か暇持て余し問題ばかり起こしダラダラしている姉であるバルカンを罵倒する。

 

 喧嘩っ早く、火力信者、そしてバルカンもそうだがトリガーハッピー、特に似てるのは右が青で左が赤のオッドアイと意外に共通点が多いが姉とソックリであるとは認めたくない

 

 

実は勝負を持ち掛けたもし自分が結果を出せなかったら解体されるんじゃらないか。と言う理由。

 姉のバルカンに勝てばそう言う不安なんて無くなると思っていて一人でペルシカにすら相談せずに不安になっている。

 

 

 生まれたばかりのバルカンの解体されるんじゃないか。と不安になっていた理由と同じである。

 

 

 

文字数が足りんな……

取り敢えずM134の現実での説明ドォォン!

 

 M134は、アメリカ陸軍の形式名称で、アメリカ空軍ではGAU-2B/A、アメリカ海軍ではGAU-17/Aと呼ばれている。M61 バルカンシリーズと同様に6本の銃身を持つ電動式ガトリングガンであり、毎分2,000 - 4,000発という単銃身機関銃をはるかに超える発射速度を持つ。初期は毎分6,000発だったが、あまりにも速すぎて弾薬の消費が激しいうえに作動不良が多発するため、発射速度が下げられた(当初はディロン社で生産されているM134Dが対応し、GE製がこれに倣った)。ベルトリンクに見える部分は給弾ベルトで、この中を通って弾丸が送弾される。

 

 主な用途は軍用ヘリコプターの地上目標に対する制圧射撃用であり、側面ドアの銃架に装着されてガンナー(ドアガン)が射撃する。また、一部の攻撃ヘリコプターでは機首のターレットや機体側面のラックに搭載されるなど、固定武装として用いられる。ベトナム戦争においては輸送機を改造したAC-47やAC-119に複数搭載されガンシップの武装となった(後にAC-130へ発展)。

 

 従来の重機関銃のように、三脚を備え付けて地上で使用することも可能である。一部の特殊部隊ではハンヴィーに搭載している。

 

 本体重量だけで18kgもあり、加えて多数の弾薬と作動に必要な大容量のバッテリーが必要となるため、1人の歩兵による携行兵器としての使用は非現実的である。また、手で構えての射撃にしても、実弾発射時の反動および振動が人間の体力・体重程度では到底制御できるものではなく、不可能である。

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

M109ペイロード

XM109

 

火力/SS

命中/S

回避/E

射速/C

 

弾薬250

配給100

 

メイン装備

【M109ペイロード】

 

サブ装備

【vz61 スコーピオン】

【発煙手榴弾】×4

【閃光手榴弾】×2

【サバイバルナイフ】

 

スキル…

ブロックショット

 

スキル…(試作SR専用特殊外骨格着用時)

広範囲爆撃…敵全体に350%の広範囲の爆撃を行う。

 

 

試作FR専用特殊外骨格

全FR戦術人形に装備可能な特殊外骨格、しかし費用がかなりかかる。

反動軽減兼装甲用4本と武装用の多連装ロケット発射システム、40mm Mk.47自動擲弾銃が取り付けられている2本、合計6本の試作支援背部装備「ダブルアームズ」を装備したものが試作SR専用特殊外骨格。

 

 

 

 隊長の適任がペイロードしかいなかった事と本人がやりたいと言った事によりEA小隊の隊長となった。

 

 性格は真面目で純粋、いい娘。だが怒るとバルカンやマーダーが怖がる。

 命令無視をしたり問題を起こす二人(バルカンとマーダー)に手を焼いていて人形用の頭痛薬と胃薬は飲んでいる。

 

 被害者に回りがちであり、リホーマーとBARのヴァルハラで事故起こしてキスされたり、姉のM82A2に猫化する薬×媚薬が入っているケーキをバルカンと食べさせられ【兄の妹が親友の彼女を寝取る】という謎のパワーワードじみた修羅場になるかけた。

 

 スコープを付けていない理由ら周りが見えなくなるから。という理由、その為、スコープに頼らないで経験と技術で狙いをつけて狙撃している。

 

 因みに彼女の銃は25mm弾を使用する大口径対物ライフル。形状はM82に似ているが銃身が短く、初速は425m/sと大きく低下しているが、装薬量の関係から有効射程はM82とほぼ同等の2,000mで、口径が拡大されたことで運用できる弾頭が増え、通常弾以外にも徹甲弾、徹甲焼夷弾、多目的榴弾、徹甲榴弾、成形炸薬弾、開発中のBORS信管を用いた空中炸裂弾などが使用可能である。

 

 

 

 

文字稼ぎ

 

 

あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああおああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

 

 

さて一つだけ【お】が混じってるから見つけられたら多分今日ハッピーだと思うゾ!



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

デストロイヤー・ガイア(デストロちゃん)

デストロイヤー・ガイア

 

銃種

グレネードランチャー×SG

 

威力/SS

命中/A

回避/C

射速/C

装甲/B

 

メイン装備

【大型グレネードランチャー兼大型SG】

 

サブ装備

ナイフ

C4爆薬&電子信管×2セット

 

 

 

 マーダーと初の出会いと戦闘の時の被害者、その時マーダーの狂気に当てられ怖気付きトラウマはまだ微かに残っている。その為、デストロちゃんの部屋には大人一人被れるくらい大きな段ボール箱があり人知れずに被っている。

 あとマーダーにハジメテを平然と奪われているがショックの余りに記憶が飛んでいる。

 ナニをされたんだろうな〜…

 

 装備の関係上、弾薬が重く余りに装備を持ち歩けないのが欠点、 だが大型グレネードランチャーによる範囲爆撃とフレシェット弾による火力は目を見張る物があり、爆薬や火薬の調合や建物のどの部位を破壊したら効率的に壊せるかなど爆薬火薬と爆破解体の専門かでもある。

 見た目は大人、頭脳は子供のせいか純粋、そのせいかいつも被害者になったり、はたまたファインプレーを出したりするなど色々と実力は緩急が激しい。

 

 またバルカンとは仲がよくお酒は飲めないもののBARで一緒にジュースを飲んだり、買い物(嗜好品)を買ったりと仲がいい。

 

 

 ガイアの身体をNTKさん作【人形達を守るモノ】のDG小隊の『リバイバー』から貰うまでは通常のロリ体型だった。

 

 作者的にはちっさいデストロちゃんが好きだ。保護欲をそそられる。YES!ロリータ!NOタッチミー!を心掛けよう。そうしないと警察にお世話になってしまいますから。

 

 ロリは触れるモノでは無く見て癒されるモノですから

 

まぁ、ガイアのボンキュッボンも好きですけど〜…

 

そしてドリーマーに虐められるデストロちゃんを甘やかし隊…

 

 あっ… もしこの『破壊の嵐を巻き起こせ!』の合間にTS系の優しいドリーマーの物語って感じでやろうかな?

(この落下地点なんて考えてなくて糞食らで予定も何も無い小説に終わりなんてほぼ無い様な物だが)

 

 

 

必殺技

【大地終焉】

 上空に高く飛び上がり爆弾を散布、グレネードランチャーで追撃し極大爆発を起こす大技、大量の爆弾わ使う為使う為余り乱発出来ない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

作者の最近

 

最近、東方ロストワードを初めてな?

 

10連回したんよ。

 

 

なんでチルノしか来ないの?

 

まぁあとレベルさえどうにかすればラストスペル使えるくらいまで言っちゃったよ?

 

妖夢と鈴仙とかにとりとか来て欲しいんじゃ〜…

 

あと周回がダルイ…

 

ドルフロのレベル上げとコア集めの周回

 

アッシュアームズの情報構体の周回

 

東方ロストワードのレベル上げと素材集めの周回

 

ヤッベぇ… 周回ゲームしかやってねぇ…

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

始まり
プロローグ…破壊の嵐を纏う者


注意…この小説は文才のない人が書きたいと思ったものを書いた小説です。それとある作者の影響大ですので気分を害された場合はすいません。


S012地区

 

凄まじい連射音と圧倒的破壊により周囲の建物は木っ端微塵になっていた。

 

「悪い鉄血は逃げる鉄血ぅ!いい鉄血は死んだ鉄血だぁ!」

 

そこの中心には一人の人形がある銃というより砲を乱射していた。

 

「ここら一体の養分になっちまえぇ!鉄血野郎どもがぁ!」

 

 

彼女は普通ではありえない装備だ。

 

背中には特大の円柱状の弾薬バッグ

 

それにつながっているリンクレス式の給弾

 

六個の銃身と毎分6600発の脅威の射速

 

まさに破壊の嵐…

 

しかし重い、臨機応変に対応出来ない、弾薬が凄まじい速度で無くなる。

 

それでも彼女はやめない、めげない、諦めない。

 

「やっぱこの火力たまらねぇぜぇ!ガトリング砲はロマンの塊だぁ!この制圧力、ペルシカ特性の魔改造は凄いぜぇ!建物に隠れた臆病者まで肉片に出来て最高!たまらねぇぜ!」

 

 

彼女はM61A2バルカン、本部直轄の最新モデルの銃…というより砲で、毎分6600発という脅威の殲滅力のせいで本部が傾くほどの弾薬を消費する問題児である。

 

「鉄血がどんどん肉片に!面白スギィ!もっと!もっと!もっと!もっと!その無様な散り様見せてくれよぉ!」

 

凄まじい連射音と轟音が響き渡り建物ごと鉄血兵を殲滅していく、そこに無線が入る。

 

[バルカン、ペルシカよ…そろそろ弾薬が少なくなってきたわよ。早くして。それと重要な話があるの。帰ったら話すは]

 

「おう!わかった!全弾鉄血に打ち込んでからかえるぜ!」

 

その後、S012地区の4分の1が更地になり、大量の薬莢と硝煙まみれになっていた。

 

 

 

 

 

 

 

G&K本部…16Lab

 

「敵を殲滅完了!木っ端微塵にしてやったぞ!」

 

ペルシカはため息をつきながら話だした。

 

「はぁ弾薬が…クルーガー社長からの命令が来たわよ…」

 

「どんな命令なんだ?いよいよ鉄血の本拠地に突撃か?」

 

「緊急時以外の戦闘、または射撃場全ての射撃行為を禁止する。ってバルカン」

 

 

その時のM61A2バルカンの時間が一瞬止まり顔はこの世の終わりの様な顔をした。

 

「仕方ないじゃない…一回の戦闘で弾薬が2000吹っ飛ぶなんてそう簡単に使えないわよ…今までのはデータ収集が目的だからなんとか出来たけど…もう無理ね」

 

「な…なんとかできないのか…私はあの圧倒的射速と破壊力、殲滅力を二度とあじわえないのか?!」

 

半狂乱になってペルシカの肩を掴み揺する。

 

「や!やめなさい!無理よ!使い勝手が悪すぎるし弾薬がマッハで消えて無くなるから!」

 

落ち着きを取り戻し、M61A2バルカンは項垂れた。

 

「そ…そうか…早く緊急事態になんないかな…」

 

「不謹慎ね…」

 

そこでペルシカはある名案を思いついた。

 

「そんなに撃ちたいなら方法はあるけど?」

 

「マジで!どんな方法だ!教えろ!」

 

「傭兵会社や基地のピンチに素早く移動して手伝うっことで弾薬とお金を受け取って戦闘参加すれば良いのよ」

 

「それで私は好きなだけガトリング砲を撃てるのか?」

 

「撃てると思うわ…内容次第だけどね」

 

「やるぜおい!」

 

こうして、M61A2バルカンの出張サービスが始まった。

 

 




☆?戦術人形…M61A2バルカン
威力SS/射速SS/命中C/移動速度C/体力S
配給400/弾薬2000
銃の特徴…メタルギアのバルカンレイブンのバルカン砲に後ろと前にシールドがある重装備、通常は2秒しか撃てないがペルシカの魔改造により30秒以上撃てるようになっている。
アタッチメント…弾薬、弾薬パック、弾薬パック
スキル…ストーム・アイ

特徴…金髪ロング、左赤右青のオッドアイ、180センチでDカップ、服はM16A1の服を青色にしたよう服

性格…自分の事を私、相手をアンタと呼ぶ、男勝り、バルカン砲を狂信的に好きなヤベェ奴…だがそれ以外はほとんどM16A1見たいな性格、お酒にやたら強い。

フリー素材です。好きに使って下さい。使う時にはその作品を見て見たいので連絡よろしくお願いします。

コメント、または誤字報告お願いします!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

破壊の嵐の初めての派遣…指揮官と対面編

S03地区…

 

S03地区の指揮官は本部のある戦術人形を派遣していた。

 

「最近、鉄血の攻撃が激しい…これが希望の光になればいいのだがな…」

 

 

S03地区は物資運搬の最重要拠点だ。そのため鉄血はそのルートを分断しようとこの基地を占領しようとする。

 

この指揮官は知らない、都合のいいところだけを本部から聞かされている事に…

 

 

 

 

 

 

「ここが派遣先のS03基地か?でかいな……本部よりは小さいが…」

 

M61A2バルカンは軍用車で基地に来ていた。装備は後ろの専用の車に保管してある。

 

街並みを見ていると車が止まりS03基地についていた。

すでに金髪のメイド服を着た戦術人形が出迎えをしていた。

 

「お待ちしておりました。G36と言います。貴方が本部から派遣された特別な戦術人形ですか?」

 

「そうだ!M61A2バルカンだ!よろしく!」

 

「よろしくお願いします……ところで武器の方はどこにあるのでしょうか?ここの整備士の人を呼んでるので整備は任せて下さい」

 

「あの車にあるが…驚くと思うぜ最初は…」

 

G36は車を開けるとそこには…

 

特大の円柱状の弾薬バックと巨大なガトリング砲が置いてあった。

 

「…… すいません。一瞬言葉を失いましたわ…これ携帯できるんですか?」

 

「できなきゃ持って来てないだろ。はぁ早くガトリング砲で敵を殲滅出来ればいいなぁ、建物ごと敵をなぎ払い、辺り一帯を更地したい…」

 

G36はドン引いていたが無視して話だした。

 

「……指揮官の面会が済んだら宿舎に案内しますのでお声をかけて下さい」

 

「わかった!…はぁ待ちきれない!」

 

 

 

 

 

 

 

「こんにちは!本部から派遣されたM61A2バルカンだ!早く敵を建物ごと破壊したいぜ!」

 

「……S03基地の指揮官だ。よろしくM61A2バルカン」

 

S03基地…客室

 

M61A2バルカンはS03基地の指揮官と対面していた。外見は白髪が混じった。30歳ぐらい男だ。

 

「君の銃種と性能について詳しく聞きたいだが…いいか?」

 

「いいぞ…私の銃種は………………なんだ?一言で言えばガトリング砲かな?」

 

「そのガトリング砲ってMG見たいなものなのか?」

 

「いや、使い勝手はMGよりいいと…思うぞ、多分」

 

 

さらっと嘘をつくバルカン

 

「派遣の内容は弾薬と報酬金だったな、弾薬はいくらで足りるか?」

 

「2000あれば足りる」

 

 

一瞬驚きつつも指揮官は聞き直す事にした。

 

「…すまない、もしかしたら仕事のしすぎで変に聞こえたかかもしれない…もう一度行ってくれ…」

 

 

バルカンはニコニコしながらもう一度いった。

 

「2000あれば足りるよ指揮官(^ω^)」

 

 

凄まじい量の弾薬の多さに胃薬を握り締める指揮官だった。

 

 




本部の嘘により基地が…
指揮官のライフ(精神的)と弾薬がゴリゴリ削れる…

次回予告…M61A2バルカン 弾薬消費の裏技


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

制圧射撃と侵略者

G36に宿舎を案内してもらいバルカンは部屋に入ると四人の戦術人形がいた。

 

「お?アンタが本部から派遣された最新の戦術人形か?

私はグリズリーマグナム、一時的な部隊だがよろしく頼む」

 

「アンタが最新の戦術人形?私はWA-2000よ!私の足を引っ張らないようにしなさいよね!」

 

「私はウェルロッドと言います。よろしくお願いします」

 

「M1014と言います。よろしくお願いします。」

 

「おう!私はM61A2バルカンだ!!好きなものは制圧射撃と殲滅戦だ!よろしく!」

 

 

その後、お菓子やお酒を飲み、ガールズトークをしながらトランプやUNOなどして遊んでいた。グリズリーマグナムがバルカンに話し掛けてきた。

 

「そういやバルカン、どうやってバルカンを携帯してるんだ?弾だってそんなに携帯出来ないと思うが…」

 

すでに合成ビールを20杯飲んで出来上がったバルカンは答えた。

 

「どうやってぇ、そりゃよぉ、特大の弾薬パック背負ってるんだよぉ〜うっ…オロォォォ」

 

飲み過ぎて吐いてしまい酔って寝ていたWA-2000の顔にキラキラモザイクが直撃しWA-2000は飛び上がるように起きた。

 

「うっ………臭!何これ?!私の服が!」

 

「すまねぇ〜やっちゃだぜえ〜」

 

場の雰囲気が冷たいなったがバルカンはほろ酔い気分で話しかけた。

 

「やってくれたわね!このポンコツが!」

 

「うおっ!殴んなよ!」

 

その後、乱闘が起きたが両者ともに疲れ果てねていた。

 

 

 

 

 

 

 

9 : 30

 

「これよりこの防衛戦の作戦をはなす!」

 

ミィーティングが始まりバルカンとWA-2000は両端に座らせていた。

 

「5キロ先の森に鉄血の大規模な部隊が4日前に多数確認された。ハイエンドモデルの存在も確認され今回、鉄血は全力でこの基地を潰しにくる。昨日の作戦では鉄血の進行ルートに大量の対人形用地雷を設置し、避難勧告を出している…………〜〜

 

長いのでカットォ!

 

 

バルカン達は北の山岳地帯の防衛を任されていた。

 

「最悪よ…ゲロかけられた相手と部隊組むなんて……でも援護射撃しろっていう指揮官の命令は聞いてあげる」

 

「ありがとよ……やっと暴れられるぜ」

 

 

そして数分後敵の大規模な部隊が多数現れWA-2000は狙撃を開始し、バルカンは…

 

「やっと来たかぁ!行くぞぉ!」

 

ガトリング砲に特大弾薬パックを背負い突撃。

 

「なんだ?!あれ!撃て!」

 

「「「「「了解!」」」」」

 

鉄血のドラグーンが指示を出しM61A2バルカンに向かって一斉に射撃した。

 

「あのバカ!」

 

「援護間に合わないわよ!」

 

「なんで突撃した…」

 

 

唖然するグリズリーマグナムとWA-2000、ウェルロッドの一斉射撃が止み煙が晴れた。そこには…

 

ガトリング砲のシールドで防御しつつガトリングを回転し射撃準備していた。

 

「やっと来たぜぇ…久しぶりのお楽しみタイムだぜぇ!」

 

それを見た鉄血兵は全員固まっていた。

そしてドラグーンがすぐに命令を出す。

 

「て…撤退!撤退ぃ!」

 

ガトリング砲からとてつもない射速、なおかつ高威力の弾丸は暴風のように吐き出される。

 

「ヤベェよ…ヤベェよ…」

 

「逃げるだよ〜!!」

 

恐怖により士気が乱れて無残なスクラップや現代アートが増えていく。

 

「逃げるなよ!逃げると当たらないだろぉ!」

 

引き金を押しっぱなしのまま一人で制圧射撃をし、大部隊を殲滅していた。

 

「はぁはぁ…この火力やっぱり他の銃じゃ味えないぜ!この重厚感!この制圧力!他に追随を許さない射速!やっぱりガトリング砲こそ至高!ガトリング砲こそ最強!掃射するだけで建物ごと鉄血をスクラップにして現代アートにしたり、あたり一帯更地にする達成感とか、デカイ戦車やマンティコアとかも豆腐のように削れるのも最高だ!なんでこんな最高にして最強の銃の良さがわからないだ?クルーガーとかペルシカとか!もうそんな事どうでもいい!そんな事より今この最高にして最強のガトリング砲の威力を思い知ってガトリング砲を使いやがれ鉄血が!!」

 

 

鉄血をガトリング砲を持ちながら追っていた。

 

 

 

 

 

 

 

コイツ一人でいいんじゃないか…と思いつつ部隊全員はドン引きしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何あれ?あんなの聞いてないわよ」

 

今回の襲撃に参加していたイントゥルーダーはあの頭の狂った戦術人形を見てドン引きしていた。

 

確かに自分も同じ様な銃を使うがあれは…

 

別の所に数倍の鉄血の部隊を送り陽動し、守りが薄い所から突入する陽動作戦は失敗に終わっていた。

 

「あれ?さっきまでいたキチガイがいない…」

 

イントゥルーダーはさっきいたところを見て探したがM61A2バルカンはいなかった。

 

「みぃーつけたーー」

 

突然後ろからの声がし振り返るとそこにはM61A2バルカンがガトリング砲を回転させ発射準備に入っていた。

 

「いつのまに!」

 

「ガトリング愛さえあればガトリング砲を探すくらい造作もない!」

 

「そんな理由無茶苦茶よ!!」

 

 

こうしてイントゥルーダー対M61A2バルカンのガトリング対決がはじまった。

 

 

 

 

 

 

 




次回!キチガイ 対 侵略者!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

包囲と迫真の援護

 

「死にやがれぇぇぇぇ!」

 

バルカンはガトリング砲を打ち始める。不意打ちを決めた。だがこの程度で鉄血のハイエンドモデルは倒せない、イントゥルーダーはガトリング砲の向く先を予測し避けていた。

 

「なんなの?!このキチガイ!このままじゃらちがあかないわよ!」

 

撃とうにも火力はあっちの方が上、正面または後ろはシールドで防がれる。しかしイントゥルーダーはある作戦を実行した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おーい!ハイエンドモデルなのかお前?さっさと出て来いやァァ!ホラホラホラホラ!」

 

M61A2バルカンはいると思う方向に向かって制圧射撃を繰り返していた。

 

「ちっ…つまんねーな……逃げたのか?」

 

その時、突然遠くからイントゥルーダーの声が聞こえた。

 

「逃げてないわよ…突然の出来事で対応出来なかったのよ?戦術人形風情で一人でここまで追い込んだ事は賞賛に値するわ…でもね……

所詮は戦術人形、貴方はまんまと罠にかかってくれた…」

 

バルカンは辺りを見回すと鉄血のイェーガーのガードの部隊が大量にいた。

 

「クソ…誘い込まれたか……この展開燃えるねぇ…最後まで抗ってやるよ!来やがれ!」

 

「そう来なくちゃ面白くないわよ…さぁ…踊る様に無残に散りなさい!」

 

バルカンはガトリング砲を回転し始める。

 

「ガトリング砲最高ぉ!」

 

そういいながら、轟音と共に弾丸の暴風を鉄血兵に向かって放った。

 

その時、後方のイェーガーの部隊が爆撃と狙撃で次々と倒れていた。

 

「衛生兵!衛生兵!」

 

「膝に矢を受けた!」

 

混乱してAIがバグる者が出始め、イェーガー部隊は混乱した。

 

「一体何処から迫撃砲を…!」

 

だが、轟音に混じって何がなんだかわからない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、山岳地帯山頂付近…

 

M1014とウェルロッドは事前に持って行った。迫撃砲の弾をこめて無線でグリズリーにはなしていた。

 

[30メートル奥にやれるか?]

 

「あと30メートル奥?分かりました。やります」

 

「次弾装填完了…角度調整…よし!ファイア!」

 

迫撃砲の角度を調整し発射、命中し

 

[最高よM1014、ウェルロッド」

 

「そんな事ないですよ…グリズリーさん]

 

「ありがとう」

 

[次、50メートル右よ」

 

「分かりましたよ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

山岳地帯…小高い丘

 

「流石本部の最新戦術人形…イェーガーとガードの部隊を物ともしてない…」

 

WA-2000は話しながら狙撃していた。

 

「そうだな…普通は包囲されたら死んでもおかしくないのだが…シールドで致命傷を防いでるのか……」

 

グリズリーは望遠鏡で見ながら無線でM1014に指示をだしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アイツら…このままじゃ撃つ敵がいなくなるじゃないか!」

 

M61A2バルカンは味方の迫真の援護爆撃&狙撃をあまりよくおもっていない。

 

「くそ!まだまだ撃ち足りないのに数減らしやがって!」

 

鉄血のガードが叫びながら突撃してきた。

 

「「突撃!」」

「「了解!」」

「鉄血万歳!!」

 

「うるさい!雑魚どもが!」

 

バルカンはガトリング砲をガードに向かって撃った。耐久力のあるガードだが。流石に戦闘機や対空砲で使われるガトリング砲には敵わず全滅してしまった。

 

そして…とうとうバルカンはイントゥルーダーの居場所を見つた。

 

「イントゥルーダーちゃんみ〜けた〜」

 

「ひ!何なの?!アンタ!包囲したのにスクラップにならないなんて何なの!」

 

「ガトリング愛が成せる技だが?」

 

「クソ!来ないで!このキチガイ!」

 

「今回は見逃してやるよ」

 

その言葉にイントゥルーダーは驚いた。

 

「は?何言ってんの?逃すの?この私を」

 

「ガトリング砲を持っている鉄血の強さをどんなものかと期待していたが………修行して来いやァァ!弱すぎる!」

 

「誰がするか!このキチガイ!」

 

 

 

 

 

 

イントゥルーダーは逃がされた。

 

この日の事を彼女は日記にこう書いてある。

 

なんなキチガイ野郎にはもう会いたくない。

今度違う銃を使おうかしら…

 

そう書かれていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

弾薬殺しと緊張任務発生

S03基地…

 

「だ…弾薬が…」

 

書類に目を通していた指揮官は胃薬を飲んで痛みを和らげていた。

 

 

 

作戦報告書

 

損害0

消費資材

人力/50

配給/400

弾薬/2500

パーツ/100

 

 

 

 

「あぁぁ…弾薬が…しばらくまともに動けないじゃないか…」

 

もともとこのS03基地は本部からの資材配給は多い基地だが規模が大きく足りていなかった、なんとか後方支援で賄っていたがM61A2バルカンのせいで弾薬が極端に少なくなっていた。

 

「おっはよー!指揮官!ありがとな!こんなにガトリング砲撃たせてくれて!お陰でスッキリしたぜ!」

 

とても気分良くバルカンは入ってきた。

 

「あぁ、よかったな…お陰でこっちは弾薬が極端に少なくなるっていう事態になってんだが…」

 

「弾薬ぐらいすぐ元にもどるさ!これで派遣依頼は終了だな!ありがとよ!たくさん撃たせてくれて!依頼はいつでも受けるぜ!」

 

「二度とするか!弾薬が死ぬ!」

 

この日、指揮官は知り会いの指揮官に全員に本部から派遣の戦術人形の話は危険だ、とメールで送ったが本部からの妨害に会い阻止され隠蔽された。

 

 

 

 

 

 

M61A2バルカンは車に乗りG&K本社に帰っていた。

 

「久しぶりだな…弾薬殺し…」

 

本社前で待ち構えていたのはヘリアンだった。

 

「おう、久しぶりだな、合コンは上手くいったか?」

 

「?!…なんの事を言ってる!緊急任務がある!急いこい!」

 

「もっと穏やかに話せないのか?だから合コンにも失敗するだよ…」

 

「その事は言うな!そんな事よりヘリポートに来てくれ」

 

「分かったよ」

 

 

ヘリポートに到着すると大量の物資と飛行機があった。

 

「おい…なんかすごい大事だな…何があった?」

 

「M16達の乗っているヘリが鉄血の固定砲台ジュピターに撃墜された。そこでお前は鉄血の戦力を分散させるために弾薬が大量に詰め込んでいる輸送よう装甲車で敵地に突撃し、出来れば辺りを占領して欲しい」

 

「要するに…敵地に突撃してガトリング砲撃ち放題…なおかつジュピターって砲台と戦えるって事だな」

 

「やめておけ…いくらお前でも死にかけるぞ」

 

「そんなにか?」

 

「対空と対戦車、両方出来る砲台だぞ…まともに攻めたら吹っ飛ばされる」

 

「待てよ…じゃ陸路も危ないじゃないか?」

 

「大丈夫だ、発射試験をしていた最中らしい、それとM16達と連絡したがある程度近くまで行かないと作動しないようになってるらしい」

 

「そうか、撃ちまくり放題って事でいいよな」

 

「本来は弾薬消費が多過ぎるが緊急事態だ、思う存分やってくれ」

 

「ありがとう!…ジュピターかぁ…楽しみだなぁ…」

 

「ジュピターとはまともに戦わないでくれ頼む」

 

 

そして輸送用装甲車に乗りM61A2バルカンはM16達が撃墜されたエリアの付近に向かった。

 

 




包囲前ジュピターと戦ったが…やべぇ85レベ×4のトンプソンの体力半分持って行きやがった…



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

雪山と計量士と破壊の嵐

どん詰まりのなかなんとか書いた作品です。
どうぞ


雪山……司令室

 

私はゲーガー鉄血のハイエンドモデルだ

上司であるアーキテクトに仕えている

私は今胃が痛い

 

なんなんだ!

奴は!

AR小隊とは別のエリアに現れたのは別にいいがとてつもない被害になっているじゃないか!

報告書や修理費のやりくりは全部私に押し付けられてるんだぞ!やめてくれ!

 

さっきAR小隊に不意を突かれ負けてしまったばかりだが…

行くしかない…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雪山…AR小隊とは別の遠くのエリア

 

装甲車に繋がれたベルト式の弾倉は延々と弾丸を嵐のように撃ち出し轟く駆動音は吹雪の音すらかき消していた。

 

「出て来いよぉ!ガトリング砲をもっともっと撃ちたいからさぁぁ!ホラホラホラホラ!」

 

M61A2バルカンは装甲車の上に乗り鉄血兵達を一掃していた。

 

「どうした?!紫糞野郎共!もっともっと来いよ!

なぁなぁなぁなぁ!」

 

ズガァァァン!

 

装甲車が突如盛大に音を立て車両が壊れた。

そして装甲車の前にゲーガーがたっていた。

 

「貴様は何者だ!G&K社の戦術人形!よくもこんな被害を…許さん!」

 

「俺?ガトリング好きの傭兵の戦術人形だがなにか?」

 

「嘘だろ?貴様の正体はわかっている!私の胃が死ぬ前にお前を殺してやろう!」

 

ゲーガーは装填されたクロスボウをバルカンに向けて発射

紙一重でかわすバルカン

 

「うおっ!やっぱハイエンドモデルじゃないと面白いないよなぁぁ!」

 

「戦闘狂か!ならさっさと死ねぇ!」

 

ゲーガーは再装填したボウガンを放つ

 

寸分も狂っていない弾道でバルカンの頭目掛けて発射された。

 

「おせぇんだよ!時代遅れ野郎!おとといきやがれ!」

 

「(^ - ^) ……」

 

バルカンはガトリング砲を連射させボウガンの矢を弾く。

しかし、バルカンは気づいていない…

地雷を踏んでしまった事に…

 

「誰が時代遅れ野郎だ!ぶっ殺す!」

 

ボウガンの射出口からレーザーがでてきて凄まじい速度で接近してきた。

 

「貴様の弱点など小学生でも考えればわかるは!」

 

「おいおい!動くなよ!動くと当たらないだろ!なぁ?!さっさとくたばって肉片になれりやがれ!」

 

「そう言われてなる奴がいるか!」

 

「ちょこまか動きやがって…これでもくらえ!

富田フラッシュ!」

 

迫真の閃光グレ、だが…

 

 

 

 

 

「馬鹿め!ハイエンドモデルの私にそんなもの効かない!」

 

そのまま突っ込みライトセーバー?で切りかかった。

 

「ぐあぁぁぁ!痛ええ!何しやがる!」

 

しかし、バルカンは服が裂けただけでそこまで被害がなかった。

 

「は?…なんて頑丈だ…流石は16labの最新の戦術人形…腕がなる!」

 

「いいねぇこの感じ!ガトリング砲でやったらとてつもなく快感そうだな!」

 

 

こうして低体温症の裏ステージ、計量士と破壊の嵐が始まった。

 

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

以外な使い方?

雪山…

 

バルカン「ちょこまかちょこまか逃げんなよ!痛みを感じる前に木っ端微塵にしてやるからよ!」

 

ゲーガー「お断りだ!このキチガイ!」

 

 

無数の弾丸を避けながら接近しようとするゲーガー、駆動音鳴り響きながら弾丸を放ち続けるバルカン。

 

拉致があかない

 

 

両者はそう思っていた。

ゲーガーは接近したいが、バルカンはそれを阻止しようと弾丸を放ちあわよくば木っ端微塵にしようとしている。

 

その時、バルカンに異変がおきた。

 

バルカン「ん?チッ!弾切れかクソ!今なんなよ!」

 

回転はしているはものの弾が出ていない。

 

 

その瞬間を見逃すハイエンドモデルはいない。

 

ゲーガー「もらったぁ!」

 

ゲーガーは粒子の刃を出し斬りかかる。今度は首を狙って。

 

 

バルカン「ちょ!おま!タンマ!」

 

ゲーガー「死ねぇぇ!」

 

 

もらった!と思っていた。確実に斬れる。そう思っていた。

 

「ゲホッ!?」

 

だが何か、横からとてつもない衝撃を食らってしまいふっとばされた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バルカン「ガトリング砲にはこんな使い方があったのか…やっぱガトリング砲は最強!」

 

回転しているガトリング砲でゲーガーを殴った。

ひどい

哀れゲーガー…

 

そんなゲーガーは吹き飛ばされ雪に顔から突っ込んでいた。

 

ゲーガー「そんな…物で殴るなよ…回転して…るガトリング砲…痛たた、ぶつけやがって…」

 

バルカン「偶然とはいえ…ん〜…やっぱ最後はガトリングで決めたいな…ちょっとまってろよ…弾丸を補充してくるからな」

 

バルカンは弾薬を補充しに装甲車にもどった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゲーガー「待ってる訳ないだろ馬鹿が……それと代理人に報告だな…全く…アレで殴るとか本当ヤバイ奴だ…」

 

その日、ボロボロになって戻ってきたゲーガーが休みアーキテクトは書類の山と対峙する事になった。

 

 

 

10分頃…

 

そこにいた筈?のゲーガーはいなかった。

 

バルカン「逃げやがったな!ガトリング砲でとどめさせると思ったのによ!くそ!」

 

装甲車車は走行不能になってしまい。あの時更に殴っておいた方が良かった。と思ったバルカンだった。

 

 

その後、辺り一帯を占領をした。

 

バルカン「あ!あれまだ戦ってないじぁねぇーか!」

 

バルカンはアレに戦いを挑もうとしていた。

 

バルカン「ジュピター、どんなのかわからないがガトリング砲の強さを思い知らせてやるよ…」

 

夜…1人の戦術人形の暴走により多くの被害者が増えようとしていた。

 

 

 

 

 

おまけ

 

 

ゲーガー「痛い…」

 

アーキテクト「ゲーガー!無理しないでよ!こんな怪我してぇ」

 

ゲーガー「すまない、こんな事になってしまって…」

 

ゲーガーはボロボロになって帰って来たその日アーキテクトは心配して一旦実施試験を中断してゲーガーを介護していた。

 

アーキテクト「何があったの!?こんな怪我して…」

 

ゲーガー「報告にあったガトリングの人形にやられた…奴は強い…気をつけろ」

 

アーキテクト「大好きなゲーガーをここまでされて流石に放置してられないじゃん、この任務終わったら絶対やっつけてやるから休んでて!」

 

 




回転してるガトリング砲でぶん殴る…
鬼の所業をやるバルカン


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

誰かアイツを止めたくれ!(とある鉄血兵の心の声)

ジュピター実施試験場

 

…15 : 00

 

装甲車をなんとか直し、装甲車でM61A2バルカンは向かっていた。

それをなんとしてでも鉄血兵が止めよう必死になって阻止しようとしているが…

 

「行かせるなぁ!」

 

「なんとしてでも止めろ!」

 

「無理です!防壁がすぐ壊されます!」

 

「構わない!時間を稼げ!」

 

バルカン「いい鉄血は死んだ鉄血ぅぅう!悪い鉄血は逃げる鉄血だぁぁ!来やがれ鉄クズ供ぉぉ!」

 

「ギャャャ!」

 

「どんな手段を使ってでもとめろ!!」

 

駆動音唸らせながら放たれる弾丸は土嚢もバリケードのスクラップにしながら進んでいる。

勿論ただの鉄血兵が止められる訳がない。

 

そしてジュピターが見え始めた。

なんか砲が光り始めているが…

 

バルカン「これがジュピターか〜デケェな、ん?…

……?!!」

 

ドカァァァン!

 

とっさに装甲車から飛び降りた。装甲車の方を見ると大爆発していた。

 

「あっぶねぇえ!いきなりはないだろ!いきなりは!

…てっ!弾薬がぁぁ!絶対許さねえぇ!ぶっ壊してやる!」

 

無残に破壊された弾薬補充用の装甲車

 

いきなり砲撃され装甲車を爆破、大切な弾薬を燃やされ激おこのバルカン、当然その怒りはジュピターに向いている。

 

バルカン「野郎ぶっ壊してやるぁぁぁぁ!」

 

バルカンはブチ切れた。

駆動音を響きわたり轟音が鳴り響いく

破甲能力と火力、射速が限界突破しているバルカンにとって動かないジュピターはまとであったが…

 

ドカァァァン!ドカァァァン!

 

「クソ!暴れんなよ!撃つんじゃねえよ!」

 

鉄血兵「怯んだぞ!撃てぇ!」

 

「今だ!行け!」

 

「倒せばボーナスがでるぞ!」

 

バルカン「うるさい!黙れ雑魚供が!」

 

「「「ギャャャャャ!!」」」

 

「誰かアイツを止めてくれぇぇぇ!」

 

バルカン「死にやがれぇぇぇ!」

 

「もうやめてくれ!」

 

ジュピターの迫真の砲撃と鉄血兵の攻撃により時間がかかり2つの場所で2つずつしか破壊できなかった。

 

ドカァァァン!ドカァァァン!ドカァァァン!

 

鉄血兵「増援が来たぞ!」

 

「支援砲撃だ!やった!」

 

バルカン「クソ!弾が切れた!こうなったら…

 

…喰らえグライ○ドブレイド!」

 

「「ブホッ!?」」

 

2人の鉄血兵を纏めて吹き飛ばすバルカン。

ほかのジュピターからの砲撃や鉄血兵の増援もあったが激おこなバルカンには関係ない。

ゲーガー戦で分かったガトリング砲による殴打で対抗していた。

 

あまりの耐久戦に鉄血兵達も弾が切れ始め退却しなければまずい、だが退却するとバルカンは絶対追撃してくる弾を撃ちきり軽くなったバルカンは早く動けていた。

 

しかも鉄血兵の1人が撤退をしようと連絡をすると…

 

鉄血兵「これ以上は無理だ!撤退する」

 

[撤退は許可されていない!直ちに戦闘に戻れ!」

 

鉄血兵「ふざけ「壊れろぉぉお!」ギャャャァァ!」

 

このことが代理人に伝わり危険人物として最優先で複数で破壊するように鉄血ボスに命令された。

 

なお、ゲーガーが休みゲーガーの仕事を全て背負ったアーキテクトは過労でぶっ倒れた。

 

 

 

 

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

帰還報告と正規軍からの要請

ガトリング二刀流じゃゃゃぁぁぁ!(PUBG)
楽しい〜〜!
この一掃感KA☆I☆KA☆N
でも弾が…
そんな些細な問題関係ないわ!
もっと打たせろぉぉぉ!


ジュピター実験場…

 

18 : 00分頃…

 

404小隊はAR小隊救助に来ていた。

 

45「ジュピターが弱体化されてるところが二つあるからそこを突破しましょうその方が時間短縮になるわ。」

 

9「そうね、そうしましょ。」

 

416「なんか薬莢だらけだけど…。」

 

G11「なんか煙い…。」

 

45「薬莢まみれ?もしかして…アイツ出てたのか…よく出せたね…。」

 

416「アイツ?あぁ、M61ね……弾代大丈夫かしらG&K社。」

 

その後、404小隊はアーキテクトを撤退に追い込みAR小隊を救助成功しこの危機をのりきった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

M61A2バルカン

低体温症…裏…殲滅作戦

ランクS

損失0

人員100

弾薬5000(装甲車に積んだ弾薬含め)

配給400

パーツ500(装甲車修理で増加)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クルーガー「胃薬を持ってきてくれないか?ヘリアン。」

 

ヘリアン「わ…わかりました…。」

 

G&K社部長クルーガーは悩まされていた。

確かにコイツ(M61A2バルカン)は弾薬消費が馬鹿にならないが流石に残ってくるだろうと思っていたからだ。

ヘリアンが急いで胃薬を持っていてクルーガーに渡した。

 

ヘリアン「社長こちらです。」

 

クルーガー「ありがとう…M61A2バルカンにまた依頼が来ているが…依頼先が軍だからよしとしよう。」

 

ヘリアン「どういう依頼なんですか?社長。」

 

クルーガー「正規軍からの依頼でM61A2バルカンを貸してくれだそうだ…何やらE.L.I.Dでも無い謎ほ感染症が発生したらいい、その処理にM61A2バルカンを使いたいらしい、正規軍に恩を売れればそれでいい、この依頼を受けよう。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5日後…

 

富裕街…

様々な看板が張り巡らされ本来は活気と気品溢れる街だがその面影は今は悲鳴と断末魔で溢れかえっていた。

 

上空…大型ヘリ

 

バルカン「おいおい…何がおこってんだ?」

 

絶対的な軍事力を持つ正規軍が押し負けていた。

 

正規兵「わからない…人が突然凶暴になって遅い始めたんだ。E.L.I.Dと思っていたが明らかにに違うがその正体が掴めないんだ。今回はヘリによる富裕層の市民の護衛任務だ。」

 

バルカン「護衛?護衛くらいなら正規軍でもできるじゃないか?」

 

正規兵「特殊個体が大量発生している、流石に私達だけじゃ人数が足りないし火力不足だ。」

 

バルカン「火力不足?!最新鋭の武具防具身につけた正規軍かが?!」

 

正規兵「そうだ、不甲斐ないが…(ドカァァァン!)」

 

爆発音とともに大型ヘリは激しくゆれた。

 

バルカン「何があったんだ!」

 

パイロット「何者かにロケットランチャーを打ち込まれました!墜落します!」

 

正規兵「クソ!何者かの陰謀かもしれないな!パラシュートで降下するぞ!」

 

 

バルカンと正規兵、パイロットは急いでパラシュートで降下した。

 

その大型ヘリには製造した会社名が書いてあった。

 

大型ヘリの製造会社は、カプコン・エアクラフトと書いてあった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




改めてバルカンの扱いづらさを実感(PUBGで)


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

マト(ゾンビ)だらけのボーナスタイムだぁ!ヤッター!(ただしそのあとの事は考えていない)

待たせたな(明夫ボイス)

久しぶりの破壊の嵐を巻き起こせ!の投稿。



 

富裕街…上空…

正規兵とバルカン、パイロットは墜落しかけているヘリからパラシュートで脱出しようとしていた。

 

バルカン「クソ!もうヘリに乗らないぞ!俺は!」

 

正規兵「無駄口叩くな!」

 

正規兵、パイロット、バルカンと言う順番で脱出し。

パラシュートを開きビルの屋上に着地しようとした。

しかし、バルカンはパラシュートを開いても勢いが無くなっただけで道路の方に着地してしまった。

 

正規兵「アイツ!弾薬庫背負ったままパラシュート開きやがった!」

 

本来ならビルの上で救出用ヘリが来るまで待機のはずがその予定は狂ってしまった。

 

その時、バルカンに正規兵は無線を受信した。

 

正規兵「お前!今すぐ屋上に逃げろ!危ないぞ!」

 

バルカン『俺は思ったんだけどさぁ…

ゾンビって走ったり歩いたりするじゃん馬鹿正直に真っ直ぐ…

じゃあ(ゾンビ)だ!(ゾンビ)だろ!

 

…つまり…

 

お楽しみの始まりだぁぁぁァァァァァ!!』

 

その瞬間、下から叫び声と共に轟音と叫び声が響き渡たった。

 

正規兵「なんなだよこのキチガイトリガーハッピー…

…意味が分からない。」

 

緊張溢れるこの場所だったが正規兵は引いていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バルカンside…

 

 

バルカン「はははははは!もっとこいよ!もっとぉ!面白いくらい脆いなぁ!(ゾンビ)はよ!」

 

溢れんばかりのゾンビが肉片とかす。

それどころか20ミリ弾のパワーによりゾンビの脆い体を貫通し多段ヒットして辺り一帯がモザイク処理必須のグロテスクな状態になっていた。

 

バルカン「もっと突っ込んでこいよ!もっと撃せろぉ!俺が満足するまでもっと来いよぉ!もっと(ゾンビ)出てこいやぁ!」

 

もはや辺りが赤(血)となんか気持ち悪い色(内臓?と謎汁)だらけになっていた。

 

「キシャャャャ!」

 

バルカン「ウワッ!クソ!なんだテメェ!」

ガガガァァ!!

「ギャッ!」

 

グチャ!!

 

その時、四足歩行の素早いゾンビが飛びかかってきた。即座に回転中のガトリングしぶっ飛ばした。

そして、コンクリに頭からぶつかりグロテスクな現代アートの出来上がり。

 

バルカン「なんだ!今のキモい奴!まぁ!いい纏めて肉片にして成仏?させてやるよ!だから撃たせろ!そしてさっさと集まれ(ゾンビ)!こんな爽快感ガトリングでもそうそう味わえないからもっと味わっていたいんだよ!だから街中の(ゾンビ)集まれ!アハハハハ!やっぱこの無双感!この圧倒感!他のショボいロマンのない銃じゃ超えられない最強の存在であり至高の存在だ!1861年から2062年の間ずっとロマン溢れる最強の火力と制圧力、射速!この三拍子揃ってる最強で最高の存在なんだよ!だからお前ら(ゾンビ)は黙って的になってやがれ!」

 

 

トリップ?しているバルカンに黒いコートの大男が忍び寄っていたがガトリング砲の爆音とトリップ?で気づいていなかった。

 

 

 

 

 

 




久しぶりの投稿色々不安だけど乗りと勢いで頑張ります。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

(口径)が違うんだよ!(口径)が!

格の違いを奴に思い知らせる




富裕街…

 

ゾンビで溢れかえり最早呻き声しか聞こえなった頃、ある一角では轟音の様な駆動音と凄まじい速さで鳴り響く銃声がゾンビをトマトを潰すかの如く殲滅していた。

 

バルカン「アハハハハ!脆いって面白いな!面白いように木っ端微塵になっていくぅ!サイコー!」

 

20mm弾のパワーによりゾンビの体を木っ端微塵になり弾丸は貫通して多段ヒットし最早ばら撒くだけで20体以上を水風船を割ったよう木っ端微塵になっていた。

 

バルカン「沢山きてるよ!もっと来いよ!もっと私を楽しませてくれェェ!」

 

トリガーを引き回るだけで面白いようにゾンビが木っ端微塵になる…

トリガーハッピーにはたまらない撃ち放題の天国。

 

そんな中、バルカンはある異変に気付いた。

 

バルカン「なんか少なくなったな…ん?銃声?爆音も聞こえるな…」

 

銃声と爆音が聞こえその方向に目を向けた瞬間、バルカンに向かって何かが飛んできた。

 

バルカン「うっ!?なんだよ!いきなり!」

 

ドォォン!!

 

バルカン「ロケット弾かよ!危ねえじゃねえか!」

 

バルカンが再度音のした方向を見ると黒いコートを着てミニガンM134とロケットランチャーを担いだ異様に大きい大男がいた。

 

「ア"ア"ア"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"!!!」

 

バルカン「なんだコイツ?!何もんだ?!」

 

人間が持つには明らかに大きすぎる兵器、異様に不気味な肌、明らかにおかしい。

 

「ア"ァ"ァ"ァァァ!」

 

大男がミニガンを回転し始め攻撃しようとした。

 

バルカン「お前!なんだ!同士じゃ無いか!

 

て…!?こっちに向けてる?!」

 

ガトリング持つ者皆同士という考え方をしていたバルカンの考えとは裏腹にミニガンを発射され無数の弾丸が放たれる。

 

「ア"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァァァァァァ!」

パパパパパパァ!!

 

バルカン「うぉぉぉぉ!!危ねぇぇぇぇ!何しやがる!

絶対許さねぇぇぇ!」

 

弾薬庫を盾にし何とか防ぎきったバルカンは怒り心頭だった。

 

バルカン「お前なぁ!7.62mm弾の分際で調子に乗ってんじゃねぇぞ!ゴォラァ!」

 

M134はM61A1を小弾にスケールダウンした物である。

そしてそのM61A1の軽量化した最新モデルがM61A2だ。

 

バルカン「劣化版の劣化版が調子に乗ってんじゃねぇ!」

 

実際は人間でも運用できる様に知るためだが制圧力とバ火力大好きのバルカンにとって劣化版でしかった。

 

バルカン「(口径)の違いを見せてやるよ!(口径)の違いをなァァ!」

ドォドドドドドドドドドドドド!!!

「ウ"ゥ"ゥ"ゥ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ!」

 

ミニガンM134とは比べ物にならない駆動音と銃声が響き大男に命中し大男は後ずさりしていく。

 

バルカン「無駄にしぶといなぁぁ!お前はよぉぉ!さっさと逝けぇぇェ!」

ドゴォォォン!!

「ア"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"!?!?」

 

ロケットランチャーが誘爆し爆発し大男は着ていたコートがボロボロになり片膝をついて動きを止めていた。

 

バルカン「お?おぉ?死んだか…しぶとい奴め。」

 

その時、無線に連絡がはいった。

 

正規兵『大丈夫か?!下で爆発音が聞こたが!!」

 

バルカン「大丈夫だ!奴らは…

 

 

…まだ来てる?!

 

やったぜ!いいぞ!もっと来い!!」

 

正規兵『お前な!残弾確認しろ!モニターで確認で残弾見れるんだぞ!もう残弾がもう10%きってるから戻ってこい!弾切れで死ぬぞ!あと、救助ヘリ来てるから急げ!」

 

バルカン「えっ?マジ?

あっ…マジだ。チッ…仕方ねぇなぁ〜。わかったよ。」

 

バルカンは救助ヘリに乗ろうとビルに向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼は兵器だ。

本来は指示に従いターゲットを殺す殺す為の兵器

 

しかし今は20mm弾のガトリング砲で撃たれロケットランチャーが誘爆し死の淵に立たされていた。

 

普通の生物では死んでしまう致命傷だ。

 

だがこの生物(兵器)は違った。

 

20mm弾で散れ散れになった身体は異常な再生能力で再生していた。

 

あるのはこんな身体にした奴の復讐のみ

 

そして防弾と共にリミッターの役目を持ったコートはもうない…

 

追跡者は形態を変えつつ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回!
ストーカーに遭う!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

追跡者と破壊の嵐と救助ヘリ(カ○コン製?)

手に傷が…
ノミ(大工とか使う奴)がブッサリ刺さり。
傷がえぐいよ〜


ビル内部…

 

正規兵『早くしてくれ!ゾンビが群がってきてるぞ!』

 

バルカン「分かった!分かったから!今全力で向かってる最中だ!」

 

ビルの屋上にはヘリが今か今かと離着陸態勢で待っていた。

そしてそのヘリの音に反応しゾンビがワラワラと群がってきていた。

 

 

 

 

 

フロア一階エレベーター…

 

大型のビルの為、エレベーターの場所は一箇所になっていて煌びやかな装飾が施されてモダンか雰囲気がかもしだされていた。しかし血が辺り一面に染まって不気味な雰囲気

になっていた。

 

バルカン「なんかこの雰囲気苦手だぜ…

早くエレベーター来てくれよ!なんか不気味だし!」

 

正規兵『まだなのか!?やばいくらい群がって来てるぞ!』

 

バルカン「えっ?!マジかよ…

エレベーターのとこまで来てるから!分からないが多分あと数分で来るから!」

 

正規兵『お前?怖いのか?』

 

バルカン「うるさい!怖くねぇよ!」

 

エレベーターのボタンを押しエレベーターを来るのを待っていた。不幸にも最上階にエレベーターがあり数分待つ事になってしまった。

そしてあと数階で着く頃、奇妙な足音が聞こえていた。

ゾンビにしては存在感が大きく何かを引きずる様な足音だ。

 

そして丁度エレベーターがつきエレベーターに乗ったバルカン。

 

バルカン「なんなんだ?あの足音…?

…まぁ、いいか!」

 

バルカンはエレベーターを最上階のボタンを押しエレベーターが閉まりかけた。

 

ガン!…ギィィィ…!

 

その時、エレベーターの扉を手と触手で抑えられていた。扉がこじ開けられ姿を現したのは右手から複数の触手を生やしたさっき倒したはずの大男だった。

 

「ア"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァァ!」

 

バルカン「さっきズタボロにした筈だぞお前!

あと触手?!キモ!狭いから撃てない時に来んな!」

 

バルカンは殴って対抗したが触手は意外と力がつよい。

一応バルカンはM61A2を撃つ時の反動 " 約2t " を余裕で常に耐えるほどの耐久力とパワーを持っている。

そのパワーで殴って吹っ飛ばないとなれば相当な耐久力とパワーをもっていた。

 

バルカン「仕方ねぇ!無理くり撃ってやるよ!」

ドォドドドドドドド!!

 

「ア"ァ"ァ"ァ"ァ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"!?!」

 

バルカンはエレベーターを開けるボタンを押しバルカン砲を構えゼロ距離から撃った。

マズルフラッシュと弾丸により風穴と火傷ができ大男はぐちゃぐちゃになっていく。

 

バルカン「またボロ雑巾になりやがれ!」

 

そして大男は何とか原型を留め手を離しまた片膝をつき動かなくなった。

 

バルカンは急いで最上階のボタンを押しエレベーターを起動させた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エレベーター内…

 

バルカン「なんなんだ? ありゃ…

あからさまに人間じゃねぇなありゃ…

あんなキモい触手生やす大男なんてエロ同人見たいなやつだなキモい」

 

エレベーターは最上階につきヘリポートに急いだ。そこには二機のヘリコプターがいつでも離着陸できる様になっていた。

バルカンが急いでヘリの方に向かうと正規兵が待っていたら。

 

正規兵「やっと来たか!早く乗れ!」

 

バルカン「分かった!今乗る!」

 

正規兵が乗っている奥の方のヘリに乗り離着陸しようとした。

 

バルカン「ボーナスタイムの終わりかぁ…

あっ…でもあのキモい大男は嫌だな」

 

その時、隣のヘリからや異音が聞こえ始めた。

 

ギュュュ…ガガガ!!

 

バルカン「なんだ?!」

 

正規兵「何が起きた!!」

 

バルカンはバルカン砲を構えて正規兵はアサルトライフルを構えてながら隣のヘリをみる。

隣のヘリが触手で抑えられてヘリが傾いていてた。その触手の元を見るとそこにはさっきボロ雑巾にしたはずの大男がいた。

だがその姿は銃痕はふさがり心なしか筋肉質、表情は何かを憎んでいる様な鬼の形相だった。

 

バルカン「しつこすぎるぜ!」

 

正規兵「なんなんだ?!アレは!」

 

あまりにも異様だった。大男は触手でヘリを落とそうとして触手で引っ張っていた。

 

バルカン「やらせるかぁ!」

 

正規兵「クソ!やるぞ!」

 

バルカンと正規兵の銃の斉射により触手はヘリから離れていくが触手が増えヘリを掴むほうが早い。

 

正規兵「間に合わない!クソ!仕方ない…プランDだ!」

 

正規兵はパイロットにあるプランDをするようにいった。

 

バルカン「プランD?!なんだ!」

 

正規兵「この街はもう駄目だ!N2ミサイルを撃ち込みこの街を消す!あのヘリパイロットには申し訳ないがな…」

 

N2ミサイルとは核ミサイルを上回る威力を持つミサイル。それでいて窒素を凄まじい圧力をかけている物の為、放射線などの有害物質が発生しない。

(地形の変形がやばいが…)

 

バルカン「おまっ…!…それでいいのか?!」

 

正規兵「この犠牲で被害が収まればこれでいい…!

…すまないが…!」

 

バルカンも分かっていた。この街のゾンビ数は多すぎる自分がいくら殲滅しても湧いてくる。オマケにあんな化け物じみたキモい大男もいる。

 

バルカン「私は何もできなかったのか?!

…クソ!クソ!クソぉぉ!」

 

この後、このプランDは正規軍上層部に通されそのプランDは許可され街は大きなクレーターになった。

 

ヘリは脱出に成功、この日バルカンは始めて力不足を感じた。(相手が高耐久すぎるだけだが…)

 

 

 

 

派遣任務 殲滅作戦2…生物災害

 

結果…成功

損害…(黒塗りにされている)

物質消費

 

人力 150

弾丸 2000

配給 200

パーツ 100

 

 

 

 

 




刃物って危ないっすね。
手に刺さっても痛く無かったし…

ちなみにドルフロの自分の部隊の戦力は…
第1部隊…32000十字陣形
第2部隊…27000F型陣形
第3部隊…23000十字陣形
第4部隊…20000十字陣形
第5部隊…25000 SG×2 HG×1MG×2
第6部隊…19000 F型陣形 FR部隊

こんな感じですね。
てっ!いうか!早く専用装備の外骨格でろ!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ペルシカ「帰ってきてすぐで悪いけど依頼よ。」

フラグを出していくぅ!


G&K本部 ヘリポート…

 

バルカンはヘリに揺られながらG&K本部に到着した。

バルカンはあの大男を倒せなかった事が悔しく落ち込んでいた。

 

ヘリアン「どうした?いつもの元気は?」

 

バルカン「すまねぇ…人を見捨てるって心に来るな…」

 

ヘリアン「その事は…

…仕方がない事だ。多分な…」

 

バルカン「ヘリアン…強くなるのにどうしたらいいんだ?」

 

ヘリアン「普通は編成拡大だが…」

 

バルカン「編成拡大…?

そうか!それだよ!

編成拡大をやらせてくれ!」

 

ヘリアン「勘弁してくれ…基地の弾薬が干上がる。

それとストレスで殺す気か?」

 

あんな弾薬消費の鬼が増えたらたまったものじゃない。一瞬で本部の弾薬が干上がってしまう。

 

ヘリアン「すまないが経験と効率化を上げていけ。

それ以外は私は思いつかない。」

 

バルカン「分かった。仕方ねぇな。」

 

ヘリアン「ペルシカが呼んでいたぞ。16laboに行ってくれ。」

 

バルカン「分かったよ。行きますか。」

 

ペルシカに呼ばれバルカンは16laboに行く事になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

16labo…

 

バルカンは研究室の警護しているボディガードに訳を離し通してもらい研究室の中に入った、

 

バルカン「おーい!ペルシカ!きたぞ!

 

 

 

 

いないのか?」

 

ペルシカを呼んでも来なかった。バルカンは辺りを見回すと何やらパソコンが開きっぱなしになっていた。

 

バルカン「ん?MOD化?改造か…」

 

そのバルカンに入っていたものはMOD化の設計図などのデータが入っていた。バルカンはそのデータに目を通した。

 

バルカン「AR小隊全員やるのか…MOD化は…

エゲツない性能してんな…

私はMOD化できんのか?

まぁペルシカに頼んでみるか!」

 

勿論そんな日は一生来ないと思うがバルカンは研究室の隣の休憩スペースのイスでペルシカは寝ていた。

 

バルカン「起きろ!お前から呼んだんだろ!」

 

ペルシカ「ん?あ、寝てたの?悪かったわね。で話が…」

 

バルカン「MOD化させてくれ!改造させて!頼む!」

 

ペルシカ「えっ?貴方何処でその事を?」

 

バルカン「なんかパソコン開いてた。それ見たらそのMOD化って奴があってな…それで強くなれんだろ?」

 

ペルシカ「アナタね、できるけど無理よ。それは」

 

バルカン「なんで?!できんだろ!天災ペルシカ様なら!」

 

ペルシカ「そんな事したらG&Kが干上がるから無理よ。」

 

そんな事したらただでさえ重度のトリガーハッピーが悪化しいくら天下のG&K本部といえど干上がってしまうからだ。

ペルシカ「すまないけど今回の依頼は私からよ。」

 

バルカン「お前から依頼って珍しいな。」

 

ペルシカ「少し自費でね。基本私はお金は使わないから個人的な依頼よ。」

 

高額な給料の割にお金を使わないず。ずっと研究室の自室(めちゃくちゃ汚い部屋)で寝泊まりしているためお金は使わないペルシカだった。

 

ペルシカ「数日後に結婚式が開かれるの。その2次会で花火をやるんだけどバルカン。貴方のガトリング砲で花火を打ち上げてもらうわ。」

 

バルカン「珍しいな…いつもならめんどくさい。だのだるから。ってこんな事関わらないのに。」

 

ペルシカ「深く探らない方がいいわよ。」

 

バルカン「仕方ねぇな。分かったよ。深く探らないでおくよ。

あっ…

それとさっき"できるけど"って言ってたよなMOD化を?頼むからさぁ、お願いします!」

 

ペルシカ「その話は無理よ。何度言ってもね」

 

バルカンはその後、ペルシカにMOD化できんならしてくれ!と土下座までしたが無理だった。

 

 

 

 




後出しで申し訳ないがもしM61A2バルカンがMOD化したら…

M61A2バルカン MOD2

火力 SS
回避 B
命中 B
射速 SSS
装甲 20
体力 S

スキル1
ストーム・アイ
お馴染みの最強スキル

スキル2
デストロイ・ストーム
弾薬消費を二倍にする代わり一回の攻撃が6回の攻撃になり、火力が200%アップする。

専用装備
特大装甲型弾薬庫
装甲アップ
弾薬(積める方の)2倍…つまり4000積めスキル2を発動しなければ普通の戦闘で10回戦闘できる。
回避ダウン


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

D08基地の結婚式に行こう!

「元はぐれ・現S08基地のHK417ちゃん」とのコラボ!
その時バルカンのやっていた事です。


D08地区結婚式当日…

 

ヘリアン「お前何処でその話聞いた?その情報は招待状が届いた人しか分からないはずだが?」

 

バルカン「頼むからさ!そこで派遣されたんたんだ!だから行くんだ!文句あるかぁ?だからさ!お願い!ヘリ使わせて!遅れそうなんだよ!あといい加減弾をばらまかせろ!」

 

ヘリアン「自業自得だ。」

 

寝坊し遅れそうになっていたバルカンはヘリアンにヘリでの移動を許可してもらおうとしていた。だがヘリアンに怪しまれ許可が降りなかった。

 

ヘリアン「だいたいそんな事は前日から話が通っていなきゃならない筈だが?」

 

バルカン「ヘリアンどうせアレだろ?自分は結婚出来ないのになんで周りが結婚してるの?って恨んでるんだろ?」

 

一瞬抜場の雰囲気が固まった。

 

ヘリアン「んな訳あるか!弾薬殺しが!」

 

バルカンの攻撃(精神)は効果抜群のようだ。

 

バルカン「頼むからさ!ブーケ持ってくるから!お願い!」

 

ヘリアン「はぁ…はぁ…

…ブーケ持ってくるって…まぁいい。分かった許可を出す。」

 

バルカン「ありがとな!ヘリアン!それと結婚できるといいな!」

 

ヘリアン「うるさい!黙れさっさと行け!」

 

バルカンはヘリアンから許可を貰いヘリで急行した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

D08地区前線基地…

結構激戦区ではあるけど、ハイエンドモデルはそんなに出没しない地区であり、主に相手するのは機械兵とその取り巻きの人形らしい。

 

その地区の空を通り検問所があるので基地内部には着陸せず外側にバルカンは着陸し検問所を通りチャペルに入った。

 

バルカン「あの二人目がヤバイ…何度も修羅場を通った目だぜありゃ…てっいうか何回か見た事あるような顔だな…」

 

PMCの武器庫のコードネーム・ジャベリンに関しては何回かG&K本部で見た事があるような気がするが名前までは分からなかったバルカンだった。

 

バルカン「もう一人もなんか異様な奴だな…挙動一つ一つが精密って言うか無駄がない…人間なのか?ありゃ…」

 

デットマンに関しては完全初対面、でもヤバイ級の強さが雰囲気くら滲み出ていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで結婚式が始まり花びらかな曲と共に8人の白く可憐なドレスを着た新婦達と一人の新郎が歩いて来た。

 

バルカン「416が二人?いやなんか背が低くてオッパいがデカイのと普通のがいるな?確か417だっけな?てっいうか胸がでか過ぎてブルンブルン言ってるぞ。

でもなんかこういうドレスって憧れるな…。」

 

正直、417とは初対面でとくに感動も何もないバルカンであったがドレスの可憐さと美しさには感動していた。

 

でも重度なトリガーハッピーであるバルカンにとってさっさと撃ちたい衝動がピークに達していた。

 

バルカン「あぁー、撃ちたい。さっさと撃ちたい。」

 

バルカンは今は出番でない事は分かっていたが重度のトリガーハッピーのため発作?が出ていた。

 

とりあえテーブルの上に置いてあるお酒を飲むんで抑えようとした。

 

バルカン「ジャックダニエルか。初めて飲む酒だな。てっいうか避けてなんてそんな飲まないからな。飲むか」

 

バルカンはジャックダニエルを飲んだ。

 

バルカン「お!このジャックダニエルって酒うまいな!おかわり!」

 

ジャックダニエルを気に入りおかわりを頼んだバルカンだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結婚式は後半になり色々な話が飛びかっていた。

そしてバルカンの出番がきた。

 

G36「さて、ご歓談中の皆様…もうそろそろ閉宴のお時間が迫って参りました、ここで新郎よりお言葉をどうぞ」

 

指揮官「あー…コホン、本日は突然の式に駆けつけてくださりありがとうございます!また重婚とは出た真似をしましたがこんな俺を慕ってくれている嫁達共々幸せになっていきますのでよろしくおねがいします。」

 

G36「では最後に余興といたしまして…バルカン様による打ち上げ花火が催されます…そちらをご覧になられてからお帰りの案内とさせていただきます」

 

G36の司会進行と共にバルカンが飛び出していった。

 

バルカン「よっしゃぁ待ってたぜぇこの瞬間をよぉ!!」

 

少しお酒が回り始めたバルカンだった。

この後、G36に止められたバルカンは客員が集まってから始める事になった。

 

 

 

 

 

 

 

それから6つの砲身を持つ銃と弾薬庫を背負い少し離れた所に行き…

 

バルカン「やっぱ最高だぜ!!弾は違えどこの迫力は他の銃とスケールが違うぜ!ガトリングサイコー!!!」

 

分発6600発の圧倒的レートでの花火は途切れる事無く続いたが左右にばらまく事により夕焼け空、いくつも打ち上げられては消えていく大輪の華が咲き乱れた。

 

 

結婚式に行っても変わらないバルカンだったのであった。

 

 

 

 

 




コラボの輪が広がっていく…
あと思ったんだがあの結婚式の会場に鉄血の襲撃が来たとしても鉄血がかわいそうと思えるほどの戦力あるのでは?

まぁ、そんな事は置いといて…

次回もよろしくお願いします!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ゲス野郎供のアジトをぶっ潰せ!

D08基地の重婚式から数週間後…




某地区…

 

元々犯罪率が多い町、この地区の指揮官は何とか犯罪率を下げようと見回りや検問の強化などをしているがむしろ増える一方であった。

 

 

 

そんな某地区の空を大型ヘリが旋回していた。

 

バルカン「過激派の人類人権団体のアジトかぁ。

ニートに成り下がった奴が人形を逆恨みするなんてな。

なんてゲス野郎供だ。」

 

今回のバルカンの派遣業務はこの地区の人類人権団体のアジトを根こそぎ破壊する事だ。

バルカンがヘリで町を見ていた時、ペルシカから通信が入った。

 

ペルシカ『すまないわね。でも最近物騒な事件が立て続けに発生してるのよ?』

 

バルカン「物騒な事件?」

 

ペルシカ『そうね。

戦術人形の勝手な買収、又は強制的に………

 

…このゲス野郎供が………。」

 

ペルシカは怒っていた。その威圧感に押されバルカンは何も喋れなかった。

 

ペルシカ『まっ…そうね。G&K社の汚点を全部消すって訳よ。いつもどうり建物ごと殺っちゃってね。

じゃ…またね。』

 

バルカン「殺っちゃってね。って物騒だなオイ…

まぁぶっ放せれば問題ないが…」

 

通信を切ろうとしたバルカン、だがペルシカは忠告した。

 

ペルシカ『あと気おつけてね。人形の電脳に悪影響を与える装置を持ってるらしいわ。

まったく…何処からそんなもん持ってきたのか…

まぁ、 気おつけてね。』

 

バルカン「おう!分かった!」

 

バルカンは通信を切り着陸地点に到着した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その着陸地点に到着したバルカンは今回の派遣業務の責任者であるこの地区の指揮官に通信をつなげた。

 

バルカン「おう!お前がここの指揮官か?」

 

指揮官「そうだ。すまないな。自分の力不足でこの様な結果になってしまってな…」

 

答えたのは渋い50台くらいの声の男の指揮官だ。

 

バルカン「ここら一体の市民の避難は終わったか?」

 

指揮官「もうすでに終わっている。遠慮なくぶっ放して人類人権団体の奴らを追っ払ってくれ。頼む。」

 

バルカン「おう!でもいいのか?弾薬なくなるぞ?」

 

指揮官「弾薬が無くなるだけで奴らを追い出せるなら結構だ。奴らは戦術人形の誘拐のスペシャリストだ。気を抜くなよ。」

 

バルカン「ペルシカにも気をつけろって言われたぜ!

まっ…軽く辺り一帯更地にしてやるよ!」

 

指揮官「任せたぞ!この地区を平和にしてくれ!」

 

バルカンはこの地区の指揮官の通信切り自分の半身と言える銃であるM61A2を持ち弾薬庫を背負い作戦領域に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人類人権団体アジト…

 

要塞化したマンションには多数の傭兵や民兵が見張りをし、24時間体制で監視していた。

 

名札をつけているのは捕まったと思われる戦術人形達だ。目が死んでいる者や反抗し暴力を受けアザだらけの人形などが大量に売りに出されていた。

 

そんな非人道的な光景を望遠鏡で見ていたバルカンは怒りを露わにし眉間にシワを寄せた。

 

バルカン「クソぉ!予想以上にイラつく奴らだぜ…!こんな光景時代遅れにも程があるってんだよ!」

 

あまりにも残酷な光景、集音器を使って声を調べたがその最初の音は取引じゃなく間違って奥のカーテンで行われていた " 味見 " の声がガンガン入ってきた。

 

バルカン「クソがぁ!俺達をなんだど思ってやがる!

まぁいい!計画通りここら一帯にすれば問題無し!アイツらは土の肥料になってもらえばいいだけだ!」

 

バルカンは銃を力強く引き金を握り締めた。それと共に6つの銃身が回転し唸りを上げ始める。そして嵐の様な弾丸がアジトを襲い始めた。

 

バルカン「死んで償えやぁぁ!ゲス野郎供がぁぁぁ!土に帰りやがれぇぇ!」

 

傭兵「なんだアイツ?!構わん撃て!」

 

民兵「俺の職を奪った人形風情が調子に乗るな!」

 

 

人類人権団体の傭兵や民兵達はそれに気づきアサルトライフルで対抗するが、建物の崩壊や土煙などで姿が見えず狙いが定まらない。

バルカンは更に追撃をかけビルに近づき乱射し始め。いくつもの20mm弾がビルを喰らうが如く土台や鉄筋コンクリートの柱を木っ端微塵にしていく。

 

バルカン「ゲス野郎供がぁ!電脳阻害装置がなんぼのもじゃい!使われる前にぶっ潰してやるよゴミクズが!」

 

傭兵「クソ!I.O.P.社にこんな人形いるって聞いてないぞ!」

 

民兵「数で電脳阻害装置をさっさと使え!たかが人形如きに負けてたまるか!早くしろ!私達の基アジトが壊されるぞ!」

 

バルカン「見つけたぞぉ…!さぁ!死んで償って鳥の餌にでもなりやがれぇぇぇ!」

 

傭兵「押さえ込めぇ!たかが一人の人形に負けてたまるか!」

 

バルカン「鉄血の方がまだいい的になってたぞぉ!クズ供が!痛みすら感じる前にミンチになりやがれ!」

 

7.62mm弾のミニガンですら人間が被弾すれば痛みを感じる前に死ぬとされるがM61A2は20mm弾だ。正直人間に向かって撃つような代物じゃない。(それを個人で携帯する様な物じゃないが…)痛みを感じる前に死ぬどころか肉片になってしまう。声を上げる暇さえ与えられずに…

 

悲鳴が上がれどそれは命乞いの悲鳴、又は逆転の機会をうかがい立ち向かい絶望した時の悲鳴だ。

 

そしてビルは倒壊、バルカンは辺り一面に掃射し殲滅していく。

 

しかし、一人雇われていた傭兵が生き残っていた。

 

傭兵「ご…ごめんなさぁい!ただ雇われただけなんです!なので見逃してください!お願いします!」

 

バルカン「見逃すと思ってたのか?…あ"ぁ"…!

殲滅しろって言われてんだよ…

…このクソ野郎供のアジトをな!だから見逃すわけ無いじゃん。まぁ、大丈夫だぜ。痛みは感じないからな。地獄でお仲間さんと仲良くしてなゴミ野郎」

 

勿論、あんな光景を目の当たりにして許せるはず無かった。

 

傭兵「ヒィィァァァァァ!」

 

一人に悲鳴という最後の命乞いが響き渡り過剰なまでの火力の弾丸が複数貫きミンチにした。

 

この日の大量の弾薬と引き換えにこの地区は平和を取り戻した。



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

総合格闘技クラブのスケットに!

人類人権団体の殲滅から数日後、バルカンはイライラしていた。

 

バルカン「あぁぁぁ!思い出しただけでイライラするぜ!」

 

あまりにも非道的な扱いをし、挙げ句の果てには強制的に…

バルカンの頭にずっと残っていた。

目が死に絶望した顔の人形達を…

助けてを求めるながらも " 味見 " された人形達の声を…

 

頭からの中に残りバルカンの頭の中で響き続けていた。

 

バルカン「頭から離れねぇェェ!…クソ!胸糞悪いモノ見せやがって!ぜってぇぇぇ!許さねぇ!」

 

かなり頭にきていた。

 

ペルシカ「さっきからうるさいわね!」

 

バルカン「あの胸糞悪い光景が離れねぇんだよ…

 

てっいうか!ペルシカなら記憶を削除できるだろ!やってくれ!」

 

ペルシカ「だるいから無理。」

 

バルカン「そこをなんとかしてくれよ」

 

いくら気概強いバルカンといえど電脳は繊細だ。それをいじるとなると相当な技術力がいる。(天災ペルシカさんならできるが…)

 

ペルシカ「以外とめんどくさいのよ記憶消すって。特に複雑な記憶回路の一部だけを消すのはね。一つ間違えたら今までの記憶と経験(レベル)がなくなるわよ。」

 

バルカン「えっ?マジで?」

 

ペルシカ「本当よ。だから面倒だしあまりやりたくないのよ。」

 

バルカン「分かったよ。しょうがないなぁ…」

 

 

 

 

 

 

ペルシカの言う事を聞き今日はスプリングフィールドの喫茶店に行きジャックダニエルを飲もうとしたが…

 

M16「おぉ!バルカンか!飲みに来たのか!」

 

バルカン「そうだが…って!どんだけ飲んでんだよ!」

 

M16の周りには空き瓶の山が出来ていた。

 

スプリングフィールド「あっ…バルカンさんすいません。M16さんが飲み貯めとか言ってもうジャックダニエルは無いんですよ。」

 

バルカン「マジかよ…」

 

M16「あと一本あるんだが飲むか?」

 

バルカン「おっ!ありがとな飲むぞ!」

 

パン!(ドアくんの迫真の演技)

 

M4「ここにいたんですか?!お姉さん!」

 

勢いよく扉が開きそこに現れたのは怒り心頭のM4A1だった。

 

M16「M4!一緒に飲まないか?」

 

M4「お酒はほどほどにっていつも言ってますよね?」

 

笑顔で言い放っていたが目が笑っていない。M16は表情を引きつっていた。

 

M16「ご、ごめん…禁酒だけは勘弁してくれ…」

 

M4「駄目です(即答)何回言ってると思うんですか?もう猶予はないですよ?お姉さん。この後にミィーティングがあるんですよ?あとバルカンさんもお酒はほどほどに。」

 

笑っていたが目がやばかった。

 

バルカン「わ、分かった…」

 

M4はM16の手を引きスプリングフィールドの喫茶店を出て行ってしまった。

 

バルカン「あっ…M16の奴、ジャックダニエルの持って行きやがったよ…」

 

スプリングフィールド「ごめんね。ジャックダニエルはもう…」

 

バルカン「いや大丈夫だ…」

 

最悪だった。ガトリング砲をぶっ放す以外の貴重な趣味のジャックダニエルを飲む事が出来なかったからだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バルカンは項垂れながらG&K本社の廊下を歩いているとヘリアンが話しかけてきた。

 

ヘリアン「おっ丁度いいところにいたな。」

 

バルカン「なんだ?合コンなら一人で行けばいいじゃん。」

 

ヘリアン「…全く…何度からかえば気がすむんだ…

バルカン?今暇か?」

 

ヘリアンはバルカンのからかうのを無視しバルカンにある事を提案した。

 

ヘリアン「総合格闘技クラブがあるだが人形の部があって大会があるんだがな。選手だったトンプソンが怪我してしまって代役が必要だがヒマな戦術人形がいないんだ。」

 

バルカン「総合格闘技クラブ?そんなのあったか?」

 

ヘリアン「二、三人の小さいクラブだがあるぞ。その他部室に来る人はいるがトレーニング機器を使って運動して終わりだからな…」

 

バルカン「私に出ろと?総合格闘技なんかやった事ないぞ?」

 

ヘリアン「大丈夫だ。お前のパワーでゴリ押せば勝る。」

 

この時、バルカンは思わなかった。ヘリアンに利用されていると…

 

 

 

 

 

 

総合格闘技クラブ…部室

 

誰もいない部室は丁寧に掃除されていて汗臭いイメージとは真逆の清潔な空気と空間だった。

 

バルカン「ここが総合格闘技クラブの部室かぁ…てっいうか何でこんなモノがあるんだ?」

 

ヘリアン「職員の体力作りと地域の住民の交流のために総合格闘技クラブがあるんだがな…その暇がなくて。」

 

バルカン「でっ?大会はいつなんだ?」

 

ヘリアン「明日だ。」

 

バルカン「は?明日?」

 

大会に出で欲しいと言われ大会は明日と言われば誰でもビビる。

 

ヘリアン「そうだ。明日だが。お前ならごり押しで勝てるだろ?それとストレス発散になると思うが?」

 

バルカン「分かったよ…ヒマだったから受けてやるよ!」

 

計画通り…!

 

バルカンは小さな声が聞こえだが気にしなかった。

 

 

 

 

 




総合格闘技の大会に隠されたヘリアンの陰謀…!

次回!
バルカン、ゴリ押し祭り開催!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

移動中のアクシデント?いやアイツらのストーキングかよ!

ごり押し祭りと言ったな…
あれは嘘だ。




大会当日…

 

会場までは車で3時間の道のり、なので早めに行き場所に慣れる為朝から早くから行く事になった。

 

ヘリアン「準備はいいな?」

 

バルカン「おう!大丈夫だ!」

 

バルカンとヘリアンは黒い高級車に乗りエンジンをかけ大会会場に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

循環高速道路…

 

大型のトラックや家族連れの中型車などが行き来し富裕街とその他の富裕街を結び流通と移動の要である。

 

その高速道路をG&K社のロゴが入った黒い高級車が走っていた。

 

ヘリアン「………」

 

バルカン「…………」

 

ヘリアン「…………

 

…何も話すことが無いな…」

 

バルカン「そうだな…いつもからかってるがこういう時になると話す事が無い…」

 

バルカンといえどヘリアンと二人っきりはなんか気まずい雰囲気だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな中、ヘリアンの携帯電話に着信音が入った。

 

ヘリアン「ん…あっ…すまん電話が入った…

 

…?!……分かりました。では…

 

クソ…私の計画が…

 

その電話の後、ヘリアンは車を一般道に繋がる道路に進めた。

 

バルカン「おい?!いきなりどうした!このままの方が早いぞ!」

 

ヘリアン「計画変更だ。近くの飛行場で大型のヘリに乗り換える。」

 

バルカン「いきなりどうしたんだ?変更だなんて?」

 

ヘリアン「まぁラジオでも聞けば分かる。」

 

ヘリアンは車のラジオかけた。

 

《循環高速道路にて事故が起き、約3キロの渋滞が発生しています。お客様には大変申し訳無いのですがもうしばらくお待ちください。》

 

ヘリアン「こういう事だ。」

 

バルカン「おぉ…渋滞回避の為にか。でもヘリまで使うか?」

 

ヘリアン「細かい事は気にしない方がいいぞ?」

 

バルカン「そうか?分かった。」

 

何か怪しい思いつつ気にしないことにした。

 

飛行場に着くとそこにはG&Kのロゴが入った大型のヘリがいつでも離着陸できるようになっていた。

 

バルカンとヘリアンは急いで大型のヘリに乗り空を飛び移動を始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大型ヘリ内…

 

バルカン「おい!明らかにおかしいだろ!なんで私の銃があるんだ?嬉しいけどさ!嬉しいよ!でもなんかおかしいだろ!」

 

ヘリアン「気にしたら負けだそ?バルカン?」

 

バルカン「あとお前操縦できたのか?」

 

何故だかバルカンの愛銃、M61A2と弾薬庫があった。しかも予備の弾薬もだ。

 

ヘリアン「まぁ、お前のモチベーション上げる為だぞ?」

 

バルカン「そうなのか?怪しいけどな…まぁぶっ放す機会があるならモチベーション上がるが…

それとお前操縦できたのか?初めて見たけどな」

 

ヘリアン「今頃か。大体の乗物の免許は取ってるぞ。」

 

 

珍しくヘリアンが大型のヘリを操縦していた。怪しい思いつつバルカンはそらの景色を見ながら暇を潰していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな空の旅のつかの間、突然警告アラーム街大型ヘリ内に響き渡った。

 

ヘリアン「ミサイルにロックオンされただと?!やっぱりか!

…クソ…もうそれどころじゃないな…

 

バルカン「おい!聞こえたぞ!絶対なんかに追われてるだろ!言いやがれ!うおっ!いきなり旋回するなよ!危ねぇじゃねぇか!」

 

ヘリアン「緊急事態だ!我慢しろ!」

 

ヘリアンは必死にミサイルのロックオンを外そうと操縦しながら言った。

 

ヘリアン「バルカン!お前この前の殲滅作戦覚えてるか!」

 

バルカン「確か人類人権団体のアジトを壊滅させたけどな。それがどうした!」

 

ヘリアン「その人類人権団体の報復でお前を全力で消しかけに来ている!高速道路の途中クルーガー社長からの電話があり今はこの状況だ!

あっ、クソ!コイツらかなりやり慣れてやがる!」

 

バルカン「マジかよ!アイツらのストーキングなんて最悪だぜ!」

パパパパパパ!

バルカン「危ねぇ!撃ってきてやがる!」

 

大型のヘリは激しく旋回や急降下を繰り返しミサイルや機銃を回避しているが何発か被弾し始めていた。

 

ヘリアン「バルカン!後ろのハッチを開ける!お前の出番だ!早く撃墜してくれ!」

 

ヘリアンは後ろのハッチを開き。

 

バルカン「了解!お前ら全員スクラップにしてやるよ!」

 

人類人権団体が全力で消しかけに飛行機まで動員していた。

バルカンとヘリアンの激闘が幕を開けたのであった。

 

 

 

 

 





バルカンとヘリアン、移動中人類人権団体の襲撃に遭う。
ドックファイトに打ち勝ち逃げ切れるか?!
てっいうかもう総合格闘技大会どころじゃないな!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

コイツの本来の用途だぜ!この野郎供が!あっ…ヤバイ…

本来の用途!
だが…


廃墟…上空

 

人類人権団体の報復によりヘリで移動中襲撃にあったヘリアンとバルカンは空で激しいドックファイトを繰り広げていた。

 

バルカン「ヘリアン!もう少し旋回緩く出来ないのか?!狙いづらい!」

 

ヘリアン「緩くしたらこちらが蜂の巣だ!我慢しろ!」

 

バルカン「そうかよ!分かった!

うおっ!?だからっていきなり旋回ってやめてくれ!」

 

ヘリアン「コイツらに文句言え!」

 

攻撃を避ける為の急旋回により狙いづらかった。

 

バルカン「クソ!後ろから撃て!って言っても撃ちにくいぞ!」

 

ヘリアン「うるさいさっさとやれ!本来は輸送用なんだよ!こういうドックファイトやるような奴じゃない!」

 

大型ヘリは本来、輸送用でありヘリアンがやっているドックファイトを繰り広げるようなヘリではなかった。

 

バルカン「あぁ!もう分かったぜ!」

 

バルカンはヘリの後ろから撃ち込みヘリを一機撃墜させた。

まぁバルカンの本来の用途だが…

高速で飛行する物体が同じく高速で飛行する物体を正確に射撃することは極めて困難であり、多数の弾丸をばらまくことで命中率を高めている。

 

簡単に言えば数撃ちゃ当たる理論だ。

 

今回はヘリでのドックファイトの為そんなにスピードは出でいない。その中驚愕の分発6600のレートを掻い潜り攻撃するのは困難だった。

 

バルカン「喰らえぇェ!

よし!一機撃墜!ヘリアン!あと何機だ!」

 

ヘリアン「あと4機だ!余りにも異常すぎる!」

 

バルカン「私一人潰すのに5機使ってんのか?!全力過ぎるぜ!」

 

余りにも過剰な戦力。アジトを単体で殲滅させ為か異様な戦力だった。絶対そのせいだが…

 

 

 

 

 

しかし交戦から数分後、突然敵のヘリは一定の距離を置き攻撃をしてこなかった。

 

ヘリアン「バルカン!なんらかのの電波を発信されている!大丈夫か!」

 

ヘリアンはバルカンが銃を撃っていた後方こハッチを見るとバルカンが頭を抑えて倒れていた。

 

バルカン「頭痛えぇ…力が入らねえ…痛くても叫ぶ余力がもねぇ…

あっ…やばい意思も朦朧してきた…」

 

バルカンの言葉にさっきまであった元気と威勢がなかった。銃を撃とうとしていたが反動を抑えきれず弾道が定まっていなかった。

 

ヘリアン「お前…!クソ!電脳妨害装置か!

ハッチを閉じる!なんとかシートベルト付けて座席に座ってろ!私は手が離せない!」

 

ヘリアンはバルカンに言ったが…

 

バルカン「あっ…悪りぃ…無理……」

 

ハッチが閉じ始めたが、バルカンは転がり落ちていった。

 

ヘリアン「バルカン何とか持ちこたえろ!いつもの威勢はどうした?!」

 

バルカン「…………」

 

意識を無くし転がり落ち、このままではハッチが閉じるまで間に合わない。

 

ヘリアン「バルカン!踏ん張れ!落ちるなぁァァァァァ!」

 

 

 

その声虚しくバルカンはハッチから外に放り出され廃墟の街に落ちていった。




バルカン最大のピンチ!
どうなるバルカン?!
次回を楽しみに!


あと後付けですがバルカン救出作戦開始!
誰かコラボお願いします!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

誕生の一日…過去回想…

奴が生まれた日の事…


これはある過剰火力過ぎる人形の話…

 

 

 

 

 

 

16labo…

この日、とある人形が作られた。そしてペルシカはその起動準備をし終わり最終チェックを経て起動した。

 

ペルシカ「起きなさい…」

 

バルカン「うぅ………あんた誰?」

 

ペルシカ「あんたって… まぁいいは、私はペルシカ貴方の開発者よ。簡単に言えば母親ね。」

 

バルカン「親ってはさ訳か…」

 

ペルシカ「貴方はバルカン、戦術人形よ。戦う為に作られた人形なの。」

 

普通ならは?とペルシカ思うはずだがバルカンは違った。

 

バルカン「戦術人形?戦う?まぁ要するに敵を倒せばいいんだろ?」

 

普通の反応じゃなかった。普通ならは?とかだが簡単に順応していたからだ。

 

ペルシカ「貴方随分落ち着いてるわね。初めてよ。こんなの…」

 

バルカン「なんだろな…取り敢えず敵って言われてる奴を分解したい。」

 

ペルシカ「想像以上の出来ね

 

バルカン「?」

 

この時のバルカンには分からなかった。自分が試作として作られた戦術人形と。

 

 

 

 

ペルシカに連れられバルカンは射撃場に連れて行かれた。射撃場には大きな箱が二つあり。縦にした長方形と横にした長方形があった。

 

バルカン「これは?」

 

ペルシカ「開いて見ない。貴方の武器よ。」

 

バルカンは箱を二つ開けるとそこには巨大な弾薬の箱もとい弾薬庫と6個の巨大な砲身を持つM61A2バルカンがあった。

 

バルカン「ちょ!これは流石にデカ過ぎだろ!」

 

ペルシカ「貴方が持てるよう調整したのよ。最大10トンの

反動にも貴方は耐えられるはず。」

 

バルカン「マジかよ…」

 

この時のバルカンらまだトリガーハッピーじゃなく常識人だった。

 

バルカン「弾薬庫を…おっ…以外といけるな。

このガトリングは…行ける!むしろ余裕があって軽く振り回せるな!」

 

巨大な銃を軽快に振り回すバルカンだったがペルシカが止めに入る。

 

ペルシカ「ちょ!危ないから振り回さないでくれる!」

 

バルカン「そうだな。分かった。」

 

ペルシカは土嚢に設置された的を指指しながら言った。

 

ペルシカ「あの的を狙いなさい。貴方なら土嚢ごと吹き飛ばせるはずよ。」

 

バルカン「そうか?まぁやってみるか。」

 

バルカンはトリガーを引いた。そして銃身が駆動音を立てながら回り始めた。

 

バルカン「うおっ!すごいな!これ!」

 

ペルシカ「いいから撃ちなさい!駆動音がうるさいから!」

 

バルカン「分かった。やるぞ!」

 

バルカンは更に深くトリガーを引くと更に銃身が回転を速くなり。そして…

 

暴風のような鳴り止まぬ轟音と共に20mm弾が吐き出された。

 

的は見るも無残な姿に変わり土嚢が同量の柔らかい土に変わっていた。

 

ペルシカ「予想以上の威力ね。」

 

バルカン「おぉ!すげぇ!この銃最初やばいと思ってたけど凄い銃だな!これ!」

 

ペルシカ「まぁ、試射はこれでおしまいよ。今度は電脳戦で…」

 

バルカン「そうか残念だな…でも電脳戦?なんだソレ?」

 

ペルシカ「仮想空間で戦ってもらうわ。その間は自由にやりなさい。でもまた明日ね。」

 

バルカン「分かった。明日かぁ…楽しみだな。」

 

ペルシカ「16laboに戻ってなさい。私は社長の所で話があるから。」

 

バルカン「社長?誰それ?」

 

ペルシカ「ソレもまた今度。」

 

ペルシカは社長室に向かう為に歩いて行った。

 

バルカン「しょうがないな…行くか。」

 

バルカンペルシカの言う通り16Laboに先に戻ってる事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

16Laboに戻ったバルカンはイスに座り寝ようとしたがあるノートパソコンに目がいった。

 

バルカン「なんだ?………

 

……!?!…

 

たまげたぜぇ…これは…」

 


 

M61A2バルカン製造計画…

 

鉄血との戦闘の激化、人類人権団体による攻撃の脅威が遭っている。その為。広範囲に渡り施設を破壊し、尚且つ鉄血兵の群れやハイエンドモデルと単体で渡り合える作戦能力がこの戦時人形M61A2バルカンのメリット。

 

 

性能…M16の特殊作戦用外骨格を調整、改造そして内臓し、鉄血ハイエンドモデル『侵略者』の反動軽減の構造を参考にする事により計算状約10トンにも耐えよる事が出来、その副産物として強力な馬力を確立する事に成功。

性格モジュールはSOPMODの様な残虐性とM16の大胆さと冷静さを両立させる為、2人の性格モジュールを約50%ずつコピーし足す事により両立する事が出来た。

 

 

問題…

高射速と20mmの弾丸を使う為、弾薬の消費が激しい。しかし大型弾薬箱を背負う事により改善するが弾薬の消費は指揮官や基地を殺しにくるレベル。

 

 

 

 

なお、試作人形に欠陥が見つかり次第この製造計画は失敗とみなし直ちに解体をする事。

 

 

 


 

その最後の文章を見た瞬間バルカンは切れた。

 

バルカン「欠陥が見つかり次第解体?ふざけんなぁ!私を作っておいて欠陥が見つかったら即解体か?!私は道具じゃねぇ!あの野郎め!道具扱いしやがって!」

 

バルカンは机を叩きそのパワーで机を壊してしまった。

 

バルカン「絶対!ここを抜け出してやる!

 

ふえっ…?!あっ…意識が…」

 

突然パタリと倒れたバルカン。

通路側の扉の向こうにではペルシカがあるボタンを押していた。

 

 

ペルシカ「はぁ…問題ないと思った矢先これね…

少し話合わないわね。」

 

 

そのペルシカの持っていたボタンには強制停止装置と書かれていた。

 

 




バルカンは最初はトリガーハッピーじゃなかったんや…
その後色々あってな…


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

2日目…過去回想…


そしてハッピートリガーに…


 

 

 

 

 

バルカン「ん…私は確か…

 

てっ…!?おい!なんだこりゃ!拘束しやがったなあの野郎!」

 

バルカンは今只両手両足されイスに拘束中されていた。

 

バルカン「解きやがれ!どうせ私を解体する気なんだろ?!だったら無理矢理でも抜け出してやる!」

 

バルカンは力いっぱいがイスの拘束が頑丈なのか自分の力が弱くなったかの拘束は解けなかった。

 

 

その部屋にペルシカが入ってきた。

 

バルカン「お前!拘束を解きやがれ!クソ科学者が!」

 

ペルシカ「やった起きたのね。なんなのいきなり怒って?」

 

バルカン「解体するんだろ!?ふざけんな!!私は絶対逃げてやるぞ!解体なんてされてたまるか!」

 

ペルシカは溜息をつきながら話した。

 

ペルシカ「あぁ…アレ見ちゃったのね。だからそうなったのね…」

 

バルカン「言い訳か!ふざけんなよ?!」

 

ペルシカ「あの製造計画のデータは私が書いた物なのは確かよ。ただアレは周りの奴らを納得させる為の書類。解体なんてする訳ないじゃない。」

 

バルカン「周りの奴ら?」

 

ペルシカ「16Laboがいくら地位が高いと言っても研究機関でしかない。当然周りの奴らの賛同が必要よ。まぁ。信用出来る協力者と社長がいるけど反対されないようにね。」

 

いくら社長とその他数人の社員が味方と言えど社長の意思で会社を自由に回せる訳でわないからだ。

 

バルカン「………どういう奴らなんだ?」

 

ペルシカ「人形を道具としか思ってないゴミ野郎達。」

 

ペルシカの目に強い意思を感じたバルカンは信じる事にした。

 

バルカン「…分かった。悪いな…

そのゴミ野郎をぶっ殺してやる!」

 

ペルシカ「やめない。」

 

バルカン「は?なんでだ?」

 

ペルシカ「今それをやれば貴方は即解体よ。」

 

そんな事やったらいくら悪いやつを倒したと言えど即解体行きだった。

 

バルカン「あ…悪ぃ…」

 

ペルシカ「今貴方が出来る事はこの後やる電脳戦や実戦で結果を出す事。私は忙しいけども出来る限りは協力するわ。」

 

バルカン「そうか…分かった。頑張りますか!」

 

簡単に言えばバルカンはSOPMODの純粋さとM16の大胆で気が強い所を引き継いでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

電脳戦内…

 

バルカンは電脳戦をやる事になった。

早速電脳世界に入りバルカンはM61A2バルカンを持ち戦う準備をした。

 

ペルシカ『油断しないでよね?貴方の身体は凄まじい程頑丈に作られているけど攻撃を受け過ぎると流石に持たないからね。』

 

バルカン「了解。 はぁ…緊張するな…初めての電脳戦か…」

 

ペルシカ『最初はリッパーの舞台を3×3で出すわよ。貴方なら楽勝な筈だからね。』

 

バルカン「3×3?9体か?どんぐらいのなんだ?」

 

ペルシカ『新人が戦っても簡単に勝てるレベルよ。』

 

だいたい第2戦役くらいの戦略である。

 

バルカン「分かった!やってみるぞ!」

 

バルカンはM61A2バルカンを構えてた。そして目の前にはリッパーの3×3の部隊がいた。

 

ペルシカ『始めるわよ。』

 

バルカン「分かったぜ!」

 

リッパー達が粒子ライフルで攻撃をしていた。

バルカンも迷わずガトリングを撃つ。

 

バルカン「喰らいやがれェェ!」

 

轟音が響き。20mm弾がゲリラ豪雨の如く吐き出された。そしてリッパーの部隊は紙の様に吹き飛ばされ同量の生体部品と鉄くずに変わり果て消えていった。

 

バルカン「以外と脆いな」

 

ペルシカ『……予想通りね。今度は護衛5×5狙撃5×5の重装部隊よ』

 

バルカン「なんかいきなり規模が大きくなってないか?」

 

ペルシカ『気のせいよ。大した事無い部隊よ。』

 

さらっとバルカンに嘘をつくペルシカ。

 

だんだんと電脳世界にデータが読み込まれ護衛5×5狙撃5×5の部隊が出来ていた。

 

バルカン「おい…本当に大した事無い部隊なのか?ヤバイ規模の奴でできたんだが!?」

 

ペルシカ『貴方なら楽勝よ。貴方をそんなヤワな作りをして無いわ。大したことないなんて無い。』

 

バルカン「分かって…ゴツいなありゃ…」

 

ペルシカ『行くわよ。くれぐれもやられないでね。」

 

 

そして戦いのアラームがなり護衛の部隊が動き始めた。

 

バルカン「来やがったな…死にやがれ!」

 

凄まじい程の射速が護衛に襲いかかり護衛を木っ端微塵にした。

 

バルカン「おい!気持ちいいなぁ!これはよぉ! 」

 

護衛でも流石に対物の20mm弾は耐えられず吹き飛ばされていく。

そして護衛はすぐさま全滅し狙撃に弾丸は到達、食い破るが如く勢いで狙撃は吹っ飛び原型を留めていなかった。

 

バルカン「あははは!面白れぇぇなぁぁ!おいィ!

もっとぉ!もっと撃たせやがれぇぇぇ!あははは!」

 

なんか様子のおかしいバルカンにペルシカは心配したが取り敢えず続けようとした。

 

ペルシカ『ちょっ…えっ?

…取り敢えず続けましょうか…』

 

この日、バルカンは弾薬の消費が無い電脳戦で一日中弾丸を電脳世界でばら撒いていた。

 

ペルシカ『なんか…、バルカンを変なのモノに目覚めさせちゃったかしら…気のせいよね。多分……』

 

この日、バルカンは電脳世界での戦闘で無尽蔵に撃てる事により弾丸をばら撒く快感を覚えたバルカンだった。

 

 

 

 





電脳戦は便利だけど…使い方を間違えればヤバイ事に…


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

復讐?やってるぜこの野郎!

カカオの錬金術師様の『元はぐれ・現D08地区所属のHK417ちゃん』のコラボの救出作戦の後日…


また元はぐれ・現D08地区所属のHK417ちゃんのリンクはこちら…
https://syosetu.org/novel/179549/


バルカンは16Laboの修復装置の中に入っていた。

 

バルカン「……うっ……」

 

知らない天井だな…

いや知ってるか。

言ってみたいだけだったからなこういうセリフ

 

それにしても多分だが何日も修復装置の中なんて久しぶりだな…

 

いつぶりだったかな?

 

最初の実戦でクソ狙撃チキン野郎と戦った時以来かな…

 

 

ペルシカ「やっと目覚めたのね。」

 

バルカン「…ペルシカか。私は…負けたのか?こんなざまになって…」

 

解体なんてされないよな?嫌だぞ。今での頑張りが無駄になるなんて事は…

 

ペルシカ「貴方の思ってる事は無いわよ。貴方が悪いんじゃないからね。明らかに異常な物を持っていたからねアイツらは。」

 

良かったぁ…

 

ペルシカ「私、電脳妨害装置なんて作ってないし、一体何処でそんな技術手に入れたのかしらね…作って人に会ってみたいわ。」

 

そうか…ならやる事は一つ…

 

バルカン「そうか…分かった。奴らの本拠地は?」

 

ペルシカ「潰しに行く気?やめた方がいいわよ。同じような装置を複数持ってる。それにかなり裏では規模の大きい組織ね。」

 

バルカン「ならなおさらだ。ぶっ潰すに行くぜ。私は…」

 

ペルシカ「落ち着きない、まぁ無理だと思うけどね。いま電脳妨害装置が貴方の救出作戦でD08基地から送られてきたから今解析中よ。」

 

バルカン「分かった。同じ目に会ったら元の子も無いからな…」

 

あっ…待てよ!私の愛銃(M61A2バルカン)は!

 

バルカン「今思い出したんだかな!私の愛銃は!私の銃はどうなった!?」

 

ペルシカ「残念だけど駄目ね。

落下の衝撃で壊れたわ。駆動部と銃身が壊れてる…特に銃身が曲がってるから変えた方が早いわね。取り敢えずついて来なさい見せてあげるから。」

 

ペルシカに連れられ修復装置から出て隣の部屋に行く事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

部屋には金属の部品がひしゃげ、銃身が曲がったバルカンの愛銃(M61A2バルカン)があった。

 

バルカン「……!?…

見るも無残な姿だな…こりゃ…」

 

ペルシカ「弾薬庫は無事よ。流石は核戦争を想定して作った装甲は伊達じゃない…」

 

バルカン「おい、それ初めて知ったぞ。道理でいくら盾にしても壊れない訳だ。

まぁ、それよりな…

 

私はもう銃を握れないのか!もうあの反動もあの爽快感も味わえないのか!」

 

突然のカミングアウトに驚きながらバルカンは言った。それに対してペルシカはある質問をした。

 

ペルシカ「まぁ、落ち着きない。貴方に質問があるの…

 

復讐する気はある?」

 

バルカン「やりたいけどな…」

 

ペルシカ「私としてG&K社としてこの人類人権団体の組織を放って置けない、色々とゴタゴタがあって鉄血より被害が出てるのよ。で話しに戻るわ…

 

復讐する気はあるかしら?」

 

 

バルカンは少し考え込んだ。そして出た結論は…

 

バルカン「やってやるぜ!この野郎!本拠地は何処にある。取り敢えずぶっ潰す。」

 

その言葉を聞きペルシカは嬉しそうに答えた。

 

ペルシカ「そうこなくっちゃね。その復讐に相応しい新しい貴方のオモチャを作ろうとしてたのよ。

まぁ、私の復讐でもあるからね。」

 

バルカン「?」

 

ペルシカ「私が作った人形達を汚した罪を償ってもらうわよ。償うって言っても一瞬で終わるけどね。」

 

ペルシカは怪しい笑みを浮かべながら言った。

 

ペルシカ「私を本気で怒らせるとどうなるか…見させてやるわよ。」

 

バルカン「何する気なんだよ…この天災…」

 

何しでかすか不安になるバルカンだった。

 

 

 




ペルシカ激おこ、何する気なんだ?!ペルシカ!
まぁ復讐って時点で分かる人はいると思うが…



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

正義(復讐)による殺意の嵐

ペルえもんの魔改造バルカン完成後から…

敵さん逃げて!超逃げて!




2日後…

 

人類人権団体本拠地…近くの森

 

ペルシカの改造によりバルカンの体と銃は変わり果て弾薬庫も一際大きくなっていた。

 

ペルシカ『気分はどうかしら?』

 

バルカン「とても清々しいが…腕と足がな…」

 

バルカンの腕と足は生体部品が一切無いメタリックで装甲人形の様な物になっていた。

 

ペルシカ『仕方ないじゃない。そうしないと反動が半端じゃないあの銃は持てないわよ。腕と足はあとで偽造用の光学迷彩をつけて誤魔化すから心配しないで。』

 

バルカン「はぁ…まぁこの新しい相棒の威力を試させてもらおうか…だから…

全員ぶっ殺してやるよ!」

 

バルカンは鬼の形相で異様に大きい銃を持ち作戦領域内に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

作戦領域内…夜

 

暗い夜スポットライトや見張りや車に鉄板を貼り付けたバリケードにより封鎖され警備が厳重に敷かれていた。

 

バルカン「着いたぞ…てっいうか思ったんだが弾薬庫の重さがほぼ感じないだが…」

 

ペルシカ『反重量装置で軽くしてるからね。そうじゃないと重さで潰れるわよ。まぁ詳しく知りたいなら終わってからね。」

 

バルカン「分かった。やりますか!」

 

バルカンは異様に大きい銃の引き金を引き前とは一つ増えた7つの銃身が前とは比べ物にならない怪獣の雄叫びの様な轟音で回り始めた。

 

「なんだ?!」

 

「HQ!HQ!とてつもない轟音が鳴り響いている!至急応援を頼む!」

 

「辺りを警戒しろ!」

 

人類人権団体が雇ったと思われる傭兵達が警戒し始めるが時すでに遅し。

 

バルカン「この前のお返しだぁ!ゴォラァ!!死にくたばりやがれぇぇぇ!!」

 

バルカンから放たれた銃弾はとてつもないマズルフラッシュを起こしながらバリケードを木っ端微塵にしていく。

 

「敵だぁ!殺せ!」

 

「人形だ!人類のために詫びて死ね!」

 

「死ねぇ!」

 

「バリケードを壊させa……」

 

そんな罵声を気にかけずバルカンから放たれた弾丸は敵に命中し…

 

その敵の傭兵はミンチどころか消し飛んだ。

 

なんの比喩でもなく例えではない。ただ消し飛んだのだった。

 

「なんだありゃ?!物陰に隠れろ!」

 

「人形め!小癪な!」

 

バルカンはただひたすら引き金を引き敵を一掃し始めた。

 

バルカン「あははは!悲鳴すらあげられないだろぉ!ゲーム見たいに消し飛んでいくなぁ!おもしれェェ!」

 

 

今バルカンの使っている銃は前の愛銃M61A2バルカンの20mmを上回る30mmだ。20mmすら対物の生きだが30mmは最早銃の域ではない。

(20mmも銃の域じゃないが…)

 

20mm弾ですら当たれば致命傷になりミンチになるのだが30mm弾では当たった瞬間ミンチどころか消し飛び即死、当たりどころが良くても腕や足ごと持っていかれ欠損する程の過剰すぎる火力。

 

勿論ペルシカの魔改造により射速は変わらず分発6600のレートのままだ。

 

バルカン「消し飛べやぁ!ゴォラァ!!」

 

そんな過剰すぎる殺意の大火力を受けて車に鉄板を貼り付けただけのバリケードは原型すら残らず車に残っていたガソリンに引火し大爆発、弾丸に当たった傭兵は原型を残らず消し飛んだ。

 

バルカン「ゴミ掃除は楽しいなぁ!クソ野郎供全員消し飛ばしてやるぞぉ!さぁ!もっとぉ!もっとぉ!恐怖で怖気付きながら泣きわめけぇぇ!アハハハハ!!」

 

正義(復讐)による殺意の嵐は自身と同類を仇なした人類人権団体の本拠地を飲み込み消し飛ばそうとしていた。

 

 

 

 

 

 

 




この時のバルカンの性能…

GAU-8 (アヴェンジャー)バルカン…P(ペルシカ)カスタム

火力/SSS
回避/B
命中/C
射速/SSS
移動速度/C
装甲/25
弾薬量/∞(ベルトリンク式の為リロード不要)

火力に全振りしたバルカンの性能、ペルシカの魔改造も合わさり最早銃の域を超えた威力が出ている。

通常のバルカンでは反動を何とか打ち消せるが実用出来ないGAU-8を使うため腕や足を生体部品から効率重視の金属製の手足に変えて運用して弾薬庫も更に大型になっているが最低限の機動力を確保する為反重力装置で軽減している。
20mm弾ですら当たれば真っ二つになる威力だが30mm弾では人間が消し飛ぶレベル。

そんな性能を出している訳で弾薬消費は1.5倍に…
(クルーガーとG&K社が禿げちゃうよ…)



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

正義(復讐)による殺意の嵐の最後

人類人権団体本拠地…スラム街…

 

普段は酒を飲み馬鹿騒ぎや世間話、次の襲撃の計画などを立てている人類人権団体の本拠地だが今はある1人の戦術人形の過剰な火力かつ高密度な弾丸の嵐が直撃しスラム街を更地にしながら進んでいた。

 

バルカン「アハハハハ!人間(ヒト)がゴミのようだなぁ!まぁ元から奴らはゴミか!あっ!いやゴミはリサイクル出来るからゴミに失礼か!じぁゴミ以下だな!」

 

1人じゃなきゃ出来ない戦略をしていた。30mm弾は大体の壁を貫通する。だからこそフレンドリーファイアの危険がない1人だからこそバルカンは360度全方位に弾丸をばら撒ける事ができ全力で暴れる事ができるからだ。

(ただ敵が多い方が撃ちごたえあるからだが…)

 

「早く電脳妨害装置を使え!」

 

「早くしろ!」

 

「人形なんかに我々人類人権団体の野望を潰させてまるか!」

 

バルカン「そこかぁ!」

 

「くそ!バレた!」

 

「にg…」

 

バルカン「ゴミ以下がぁ!地獄で仲良くしてな!」

 

ただの虐殺だった。壁に隠れようが壁ごと撃ち抜かれる。それどころか建物ごと破壊しに来ていた。

 

 

 

 

 

 

そんな虐殺をしていた時、月明かりに照らされて武装したヘリが飛んでいた。

 

バルカン「ヘリか…しかもハインド…まぁ同じ事通じるわけないがな…」

 

当然この程度では復讐者と化したバルカンは止まらない。

 

バルカン「スクラップに変えてやるぜ!ゴォラァ!」

 

ヘリも飛んで避けながらミサイルを飛ばすがミサイルごと撃ち抜かれてヘリが被弾し始めた。

 

バルカン「この程度で私は殺せんぞぉ!そんなに殺したいならミサイルの1発や2発当てるんだなぁ!アハハハハ!」

 

いくら攻撃ヘリ、ハインドといえど30mm弾の1発1発食らうごとに勢いが弱まっていき遂にはミサイルポッドに当たり爆発し墜落した。

 

バルカン「馬鹿だなぁ!ヘリなんてマトな物なんて出してなぁ!今の私は戦車でも止められない!悪を消し飛ばす破壊の嵐だ!さぁ!私という嵐を止められる物なら止めてみやがれぇ!」

 

バルカンの殲滅するスピードは上がり最早台風が移動したかの様にバルカンの周りは更地となりながら敵を殲滅したいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてしばらく進むと攻撃はなくなり辺りは静かになってしまった。

 

バルカン「なんだ?もう終わりか?……

 

……

 

なんだ終わりかぁ…」

 

バルカンは辺りを見回す、そこには自分1人を中心に広がる嵐が通った後のような道が真っ直ぐと続いていた。それは今までのバルカンの単独任務のように…

 

そんな道を見てバルカンが今まで貯めていた物が溢れた。

 

バルカン「ガトリングは撃てて敵は多くても仲間はいないか…欲しいな…仲間が…」

 

殆どが単独任務の方が全力を出せるバルカンにとって仲間は枷になりかねないがずっと1人の任務で少しメンタルに来ていた。

 

こんな事を思っていた時回収のヘリがバルカンを回収しに来ていた。

 

バルカン「おっ!そんな事思ってる場合じゃないな!今行くぞぉ!」

 

バルカンは自分が殲滅した人類人権団体の本拠地を残骸を見ながらヘリに乗りG&K本部に帰っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

G&K本部…16labo

 

バルカン「おぉ!帰ってきたぞ!ペルシカ!」

 

ペルシカ「復讐は出来たかしら?」

 

バルカン「ばっちしゴミ以下供は全員消し飛ばしてやったぞ!」

 

ペルシカ「そう…よかった。」

 

バルカン「おぉ!コイツ楽しいな!ミンチどころか消し飛んでいくからな!あと反動も大きくて気持ちいい!最高の銃だぜ!

うおっと…目眩が…」

 

バルカンは少し大声で喋って瞬間フラついたがすぐに元の態勢に戻った。

 

ペルシカ「?…目眩?大丈夫かしらバルカン?」

 

バルカン「大丈夫だぜ!だいじょうぶだ…ぜ……」

バタリ

ペルシカ「!?…全然大丈夫じゃないじゃない!」

 

ペルシカが心配した矢先バルカンはバタリと糸が切れた操り人形のように倒れこんで意識を失ってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

ペルシカ「まぁ良かったわ…ここで倒れてくれて…

…電脳の負荷が大き過ぎた感じか。

試作段階のシステム入れ過ぎたのがいけなかったわね。まぁ、元のバルカンに戻しておきましょう。色々といいデータは取れたし復讐は完了したからね。」

 

 

 

 

 

 




バルカンは実は新しい機構やシステムの試験用の試作人形だった件について。
まぁ戦果はいいから解体はされないけど…
(その代わり弾薬は死ぬ)

最後って言ってるけど最後じゃないよ!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

意識失っているし間に改造すんなよ!てっ…これはいいな!

負荷がデカすぎて意識を失ったバルカン、しかしペルシカは容赦がなく…


16labo…修復装置

 

バルカン「………

 

 

また気絶してたのか…私は」

 

ペルシカ「ビックリしたわよ。いきなり意識失って。」

 

バルカン「ペルシカか…なんで私は意識失ってたんだ?ていうか少し視界に違和感があるんだが?」

 

ペルシカ「負荷が大きくて丁度電脳が機能停止したのよ。だから元に戻したわ。それと改造したわよ。貴方の喜びそうな物にしたの。」

 

マジかよ…。とバルカンは思いながらペルシカにその事を聞いた。

 

バルカン「戻したのか…まぁ危険だったのなら仕方ない。それと意識失ってる間に改造なんてやめてくれよ。でっ…なんの改造なんだ。ロケットパンチとか特大レーザーか?」

 

ペルシカ「違うわ。まぁそれもいいわね。今度やりましょう。」

 

バルカン「やめてくれ。頼むから。」

 

バルカンは今後の身の危険を感じながらどんな改造を施されたのか聞く事にした。

 

バルカン「正直に言ってくれ。どんな物をつけたんだ?」

 

ペルシカ「分かったわ。特殊な義眼って知ってるかしら?」

 

バルカン「特殊な義眼?」

 

ペルシカ「ある傭兵には人形に対しての完全ステレスの義眼街つけたわ。あと鉄血の義眼付けてる指揮官とか。」

 

バルカン「それがなんか関係あるのか?」

 

ペルシカ「関係あるわ。で…思った訳。逆の事が出来るんじゃないかと。」

 

バルカン「逆の事?ステレスの逆?」

 

ペルシカ「陽動や挑発など、逆に敵の人形を引き寄せる義眼ができるじゃないかとね。」

 

バルカン「で?出来たのか?」

 

ペルシカ「出来てなきゃ貴方に付けてないわよ。」

 

バルカン「マジかよ…勘弁してくれ。」

 

本気でやりやがったよこの天災…バルカンは今後の身の危険を再度感じた。

 

バルカン「その陽動とか挑発とかの義眼って役に立つのか?あからさまににデメリットにしか感じないだが?」

 

ペルシカ「貴方程頑丈なら役に立つでしょヘリから落ちても一日中修復装置に入れとけば治るくらいなんだから。あと敵が自分から来るんだからバルカンにとってはいいでしょ?」

 

バルカン「おぉ!そうか確かにな!そういう事か!敵の方から来るのか!最高だな!」

 

バルカンなら最高にいい物だが他の戦術人形にとっては致命的でしか無い物だった。

 

 

喜んでいるバルカン、しかしペルシカからある事を聞かされた瞬間、その雰囲気は一転してしまった。

 

ペルシカ「あっ…言い忘れてたけどしばらく貴方は銃は握れ無いわよ。」

 

バルカン「はぁ!?どうしてだよ!銃持てなきゃ派遣の仕事が来てもぶっ放せないじゃねぇか!」

 

ペルシカ「貴方の弾薬の消費が多すぎて主計科からクレームが大量よ。今まで何とかなってたけどもう今は厳しいわね。」

 

バルカン「そうなのか…電脳戦は?」

 

ペルシカ「貴方のトリガーハッピーが更に重度になるからダメよ。だけど…」

 

ペルシカはバルカンに向かってある物を投げた。

 

バルカン「なんだこりゃ?グレンネードランチャー?」

 

ペルシカ「最近ダイナゲートを捕獲して売ってるのよ。そのグレンネードランチャーは網を出して捕まえた瞬間電流で一時的に機能停止できるようになってるわ。」

 

バルカン「ダイナゲートを売るって何やってんだよ…」

 

ペルシカ「以外と可愛いから人気なのよ?貴方には一週間ダイナゲートを捕獲して欲しいと思ってるわ。いい収入源だし。挑発の義眼の性能も確かめて欲しいし。」

 

バルカン「性能を確かめて欲しいって…

まぁ、分かった!行くとしますか!」

 

 

元に戻ったバルカンはダイナゲート捕獲作戦をやる事になった。

 

 

 

 




資材が無さすぎてレベル上げ出来ん…



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

なぁ?一匹飼っていいよな?(ただし大きさは言っていない)

ヤバイ…最近小説書くのが楽しくなってるわ。

資材が無くて製造が出来ないので暫く資材集め中心ですな。

あとこれまでの流れ

バルカン人類人権団体のアジトを殲滅

報復に遭いヘリから落下

D08基地の救出部隊に助けられる
(ただしバルカンその時意識が無い)

ペルシカの魔改造GAU-8 (アヴェンジャー)とバルカン
(人類人権団体にナムアミダブツ…ナムアミダブツ…(某忍殺風))

電脳の負荷でまた意識を失い、元に戻される。
(意識無い間試作の挑発の義眼つけられる)

しばらく銃が持てないのでダイナゲード捕獲する任務をする事に。(今ここ)

あと心層映写のネタバレ少し入ります。


森林地帯…

 

バルカンは銃が撃てない間ダイナゲードを捕獲する任務をすることになった。

 

バルカン「ここか…」

 

バルカンは持ってきた鏡で眼を見ながら無線でペルシカに連絡を取った。

 

バルカン「おい。ペルシカ。この義眼ってどんな感じの効果なんだ?挑発と言ってもどんな感じなんだ?」

 

ペルシカ『あーその事?簡単に言えば座標を相手に曖昧に送る電波を広範囲にばら撒き。そして敵の無線に強制的にホモビの音声やら黒板を爪で引っ掻く音やら垂れ流すって感じよ。」

 

バルカン「最低な義眼だな。あと烙印システムとか色々どうしたんだ?コレなかったら危険じゃ無いのか?」

 

ペルシカ『あぁ…その事?大丈夫よ。無くても常にタクティカルモードは起動するように弄ったから。あと。敵に容赦はしない方がいいでしょ?』

 

バルカン「そうか分かった。だが…あんまり残酷過ぎるのも考え物だがな。あと捕まえた奴を一匹飼っていいよな?少し興味が湧いたから。」

 

ペルシカ『珍しくわね。貴方が他の物に興味湧くなんて。』

 

ペルシカは少し驚いた。ガトリングとジャックダニエルの事しか興味がないと思っていたバルカンが他の物に興味がある事に。

 

ペルシカ『良いわよ。ただし報酬から差し引くから。』

 

バルカン「よっしゃぁ!ありがとな!ペルシカ!」

 

バルカンは何を捕まえようか考えながら辺りを警戒し森に入っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

森林地帯…奥地…

 

鬱蒼と木々が生い茂るが所々放射線に汚染された森にバルカンは捕獲用のグレンネードランチャーを持って入っていった。

 

バルカン「本当にいるのか?こんな所に?」

 

ペルシカ『いるわよ。最近ここら辺に偵察かなんかのダイナゲードだけの部隊が大量来てて。今も来てるって報告かあるわよ。』

 

バルカン「分かった。ありがと。大量に捕まえてやるから安心しな。びっくりするぐらい捕まえてやるぞ!」

 

ペルシカ『じゃお願いね。私は貴方がGAU-8 使ってた時のデータを詳しく見てみるから。』

 

バルカン「おう!分かった!」

 

 

 

 

バルカンはダイナゲードを探すと早速群れているダイナゲードを発見した。

短い足で群れてコテコテと歩く姿は愛嬌があった。

 

バルカン「見つけた…意外と可愛いな。コイツら。確かに売れば儲かるよなこの可愛さは。」

 

バルカンは捕獲用のグレンネードランチャーを向け撃った。そしてネットが放たれダイナゲードの群れを一網打尽にした。

 

慌てて抜け出そうとジタバタするが電流が炸裂。

 

上向きになり足がピクピクして動かなくなった。

 

バルカン「鉄血の兵器なのか?コイツら?」

 

バルカンは網の中にいるダイナゲードを物色しその後、発信機をつけて、その場を去った。

 

バルカン「なんか違うんだよなぁ…もっとインパクトあるヤツいねぇかな。」

 

バルカンにはなんか普通のダイナゲードに満足していなかった。

 

バルカン「もっと攻めていかないとな。ペルシカの意表を突く何かを…」

 

ロクでも無い事を考えるバルカン。

 

バルカン「なんかいねぇかな〜デカイ奴とか!

 

ん?…!?…」

 

その時、バルカンの視界にある物が入り咄嗟に身を隠した。

 

そこにはなんか異様に大きいダイナゲードがいた。

長方形の物を二つ付けた大きなダイナゲードが…

 

 

バルカン「なんだ?コイツ?あっ…」

 

バルカンはビビッと来た。ロクでも無い事を。

 

バルカン「コイツだよ!コイツ!コレだよ!

最高じゃないか!コイツを飼おう!」

 

大きいダイナゲードこと、ガルムを飼おうとしているバルカンだった。

 

 

 




心層映写のボス
ガルム
なんか大きいダイナゲード、装甲がクソ硬いらしい。



コラボ依頼、やこうした方がいいんじゃない?という物があったらこちらまで。↓
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

コレって武器になるんだな?

ガルムを飼う事にしたバルカン…
しかし…


森林地帯…

 

バルカンは珍しく木の陰に隠れていた。その訳は目の前にガルムがいるからだ。

 

バルカン「慎重にいかないとな…こういう事するの初めてだから緊張する…」

 

いつもなら愛銃?のM61A2バルカンでねじ伏せているのだが今は捕獲用の網が出るグレンネードランチャーしか持っていない。

 

バルカン「なんなんだ?あの縦長の箱?」

 

しかも、あのガルムの背中についている兵器と思われる縦長の箱がなんだか解らないので慎重に動いていた。

 

 

なので慎重に…

 

 

慎重に…

 

 

バルカン「あぁ…!まどろっこしい!喰らえぇ!」

 

…そんなこと出来る筈もなく。バルカンは取り敢えず捕獲ネットを乱射した。

 

ガルムに命中しバチバチと電流が流れ出した。だがガルムは?な感じで反応しバルカンの方を向いた。

 

ガルム「?………!!」

 

電流は全く効いてなく。ダメージを受けていない。

ガルムはバルカンに気づき縦長の箱をバルカンの方向に向けた。その縦長の箱が光り出した。

 

バルカン「え?ちょっと待て!嫌な予感しかしねぇじゃねぇか!」

 

バルカンは咄嗟にヘッドスライディングした瞬間、かん高い大きな声が聞こえバルカンはその方向をみた。

 

バルカン「マジかよ!デカいダイナゲード最高だな!絶対飼うぞ!」

 

バルカンが見た光景は木々が一直線になぎ倒され破壊され一部が燃え山火事になりかけていた。

 

バルカン「あぁ!クソ!全弾喰らえ!!」

 

しかしバルカンは愛銃が今は使えないバルカンは捕獲のグレンネードランチャーの残弾を全部撃ち出した。

 

しかしガルムにダメージがなくただ鬱陶しくした網を取ろうとしただけだった。(ただサイズ的に無理なのだが…)

 

そして第二波のレールガンが轟音と共に放たれた。

 

バルカン「ヤバイ…

弾薬庫背負ってたら食らってたぞ!こりゃ!全弾撃ってもダメなのか!クソ!弾切れだ!武器がねぇ!」

 

捕獲用のグレンネードランチャーの弾も切れ万事休すと思われた時、バルカンはある物に目が行った。

 

バルカン「ん?コレは……いけるのか?

 

いや!やんないとこっちが死ぬ!」

 

バルカンはその武器?を抱えガルムに突撃していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

ガルムはバルカンを探していた。

二回もレールガンで攻撃を避けられ仕留め切れなかったからだ。

 

その時である場違いにも大きめの丸太を抱え突っ込んでくるバルカンだった。

 

バルカン「死にくたばぁれぇぇェェ!!」

 

明らかに時代錯誤の武器?で突撃するバルカンにガルムは困惑したがレールガンを撃とうと構えてた。今度は二つ同時に。

 

バルカン「オォラァ!」

ガァァン!!

ガルム「!?!」

 

先に攻撃出来たのはバルカンだった。バルカンの剛力での重い丸太での突撃で突かれバランスを崩しレールガン発射は中断された。

 

バルカン「追撃やぁ!喰らえ!」

 

バルカンはバランスを崩したガルムを見逃さず丸太で脚を横から殴りつけ更にバランスを崩した。

 

バルカン「チェストォォぉぉ!!」

 

完全にバランスを崩し横になったガルムにの目?(カメラ?)に向けて丸太を抱え横に全力でぶん殴った。

 

ガルムはビクビクと脚が痙攣し動きがとまった。

 

なんとか機能停止させた思ったバルカンは手を止め丸太から手を離した。

 

バルカン「はぁ…はぁ…コレって以外と武器になるんだな?初めて知ったぜ…

近接格闘もやろうかな?今回は完全に掛けだから危なかったからな。」

 

実際は普段から大きな銃を持ち振り回していたから感覚でも自由に扱えただけだが…

 

 

 

 

バルカンはガルムに近づき発信機をつけペルシカに連絡した。

 

バルカン「おい!ペルシカ!いるか!」

 

ペルシカ『何かしら?目標の数集まったの?」

 

バルカン「おっきいダイナゲートをペットにする事にしたぞ。後は頼む。」

 

ペルシカ『は?今なんて言っt…』

 

プツン

 

バルカンは通信を切り寝転んだ。

 

バルカン「はぁ疲れた!明日か明後日は最高の一日になりそうだぜ!」

 

ペルシカにガルムが届けられ丸太で倒した事が分かりペルシカの頭を悩ませた。

(ガルムを弄る時は嬉しそうにしていたが)

 

 

 

 

 

 




丸太には無限の可能性があるんや…

ただしロマン兵器には及ばないが…


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ペルシカのパソコンを覗き見よう!

G&K社本部…16labo

 

バルカン「で私の犬はどうなった?」

 

ペルシカ「大きいから発信機とか無いか調べるのに時間かかるわよ。てっいうか本当に丸太で倒したの?」

 

バルカン「意外と使いやすいぞ?丸太は。」

 

ペルシカ「意味分からないわよ。丸太でガルム倒すなんて。」

 

前回バルカンが丸太でガルムを倒したというありえないと思っていた。

 

ペルシカ「まぁ貴方のデータの視覚情報見るからしばらく休んでなさい。あと挑発の義眼使わなかったの?」

 

バルカン「あっ…」

 

挑発の義眼の性能のテストを忘れていたバルカンだった。

 

バルカン「すまんなぁ…忘れてたぜ。今度戦う機会があったら使うから。」

 

ペルシカ「分かったわ。じゃ待っててね。」

 

ペルシカは隣の部屋にいった。

 

 

 

 

 

 

 

 

バルカンは大人しく待っていようと思ったがある物に目に入った。

 

バルカン「またパソコン開きっぱだよ…幾ら警備が厳重な16laboだからって油断しすぎだろ…」

 

ペルシカのパソコンが開きっぱなしだった。

機密情報がもうダダ漏れの状態にあった。

 

そんな事はどうでもいいとばかりにバルカンはパソコンに手を伸ばした。

 

バルカン「まぁヤツ(ペルシカ)が悪い…久々に覗き見ようじゃないか。」

 

バルカンはパソコンを弄って中を見始めた。

 

バルカン「ん〜育乳サプリ?…いらね。たく…くだらねぇ開発だな。なんの役に立つんだよ。」

 

さらっと恵まれない戦術人形達(特定部位が)の希望を馬鹿にし敵に回す発言をしつつバルカンは更にページを進めた。

 

バルカン「おっ!義眼の情報じゃないか!見てみよ!」

 

バルカンは義眼の情報を見たが…

 

バルカン「????…日本語でok?意味が分からん!ていうか完全ステレスの方が優秀じゃねぇか!」

 

専門用語のオンパレードでバルカンの頭では解読?が出来なかった。

ただ分かった事は完全ステレスの義眼の方が優秀であると言う事だった。

 

義眼の情報を飛ばしバルカンは次のページを見た。

 

バルカン「おっ…ワンショット・ストッパー弾?

 

おぉ…内側から内臓とか人形の内臓機関を壊滅的に破壊するって…。ん?動画あるな?」

 

バルカンが動画のボタンを押し動画が始まった。

 

そこにはゼリー状の弾丸の弾道を確かめる物にワンショット・ストッパー弾が放たれる動画だった。

 

「うわっ…弾丸に殺意を感じる。ホローポイント弾より下手したらエゲツないぞ。こりゃ」

 

着弾し瞬間、弾丸の先が8っに分かれてそれぞれの方向に進んで飛びゼリー状の弾丸の弾道を確かめる物が一本の太い線と8方向に飛ぶ綺麗な白い線が出来ていた。

 

バルカン「コレは絶対当たりたくない弾丸だな…怖えぇよ…」

 

バルカンは更に次のページを見始めた。

 

バルカン「弾丸多いな?今度は…ドラゴンブレス弾?

 

散弾プラス火炎とかロマンがあるな弾丸だな。てっ…!コレも動画あるのかよ!」

 

ボタンを押し動画をバルカンは見始めた。

 

バルカン「ショットガンの弾なのか。おぉ!派手で強そうな奴じゃないか!最高だな!」

 

動画には散弾と一緒に派手な炎が出るショットガンの動画だった。

 

バルカン「えぇっと次は…人形用の媚薬?

ペルシカなんてモン作ってんだよ…ヤバすぎだろ。」

 

更にページをめくる。しかしそこには夜の遊び(意味深)の物しかなかった。

触手やら電気マッサージ(意味深)など…

 

バルカン「なんなんだよペルシカ。人形が妊娠できるようにとか。技術的なミルク出せるようにとか…ペルシカ絶対ふざけて作ってるだろ…」

 

 

バルカンはペルシカに呆れつつ気分転換にカフェに行く事にした。

 

 

 

 




コラボ依頼やこうして欲しい!などがありましたらこちらまで↓
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

店で酒を樽ごと買う奴ら 前編

お酒は20歳から…



G&K本部…夜

 

前回からバルカンがペルシカのパソコンを覗き見ていたが飽きてスプリングフィールドのカフェでお酒を飲もうとしていた。

 

バルカン「何なんだよヘリアン。変人だと思ってたけど思ってた以上に変態的な変人だったとはな…」

 

実用的なものからロマン兵器、更には夜のオモチャまで作っていただった。

 

バルカン「まぁ取り敢えず酒飲んで暇潰しするかな!」

 

ん?」

 

カフェに入ろうとすると何故かM16がカフェに入ろうとしていた。

 

バルカン「おっM16じゃん!どうした?」

 

M16「おっバルカンじゃん。あっどうだ?一緒にお酒飲まないか?

 

バルカン「いいな!じゃけん行きますか!」

 

 

 

 

 

 

バルカンとM16はスプリングフィールドのカフェの中に入ると座席に座った。

 

バルカン「何頼むか決まってるか?」

 

M16「決まってるだろ?いつものモノしかないだろ。」

 

バルカン「そりゃそうだな。スプリングフィールド!メニュー決まったぞ!」

 

スプリングフィールド「はい。今いきますね。」

 

そんなこんなでバルカンとM16はスプリングフィールドにいつものを注文した。

 

M16・バルカン「「ジャックダニエル1樽頼む!」」

 

スプリングフィールド「えっえぇ…(ドン引き)

またですが?わ、わかりました…けど、一ヶ月はジャックダニエル飲めなくなりますよ?!あとお金払えるんですか!?」

 

馬鹿見たいな量を頼むバルカンとM16。

 

バルカン「任務やらなんやら入ってお金はたまるが飲む暇ないから飲み貯めだ!」

 

M16「そうだよな!お金は貰うけど使う所が無いから余るんだよな!」

 

バルカン「あははは!今日は最高の飲み日和だぁ!飲もうぜ!M16ゥ!」

 

M16「あぁ…!そうだな!取り敢えず酒のつまみになりそうなヤツと焼肉セットを頼むスプリングフィールド!」

 

バルカン「よろしくな!」

 

スプリングフィールド「分かりました…一樽なんて飲み切れるのかしら…」

 

スプリングフィールドは疑問に思いながら荷台にジャックダニエルの樽を詰め込みバルカンとM16の元へ運ばれた。

 

スプリングフィールド「昨日入荷したばかりのモノですよ。約300本分飲み切れるんですか?」

 

バルカン「300本分?!ヤベェな!超大人買いしちまったな!M16!」

 

M16「おぉ!300本分あるのか!今日はここにいるヤツらに奢りまくって祭りだな!」

 

スプリングフィールド「貴方達しかいませんけど?」

 

その一言に一瞬で2人は冷めた。

 

バルカン・M16「え?」

 

よく見てみると店内はバルカンとM16の2人と店長のスプリングフィールドの3人しかいなかった。

 

スプリングフィールド「まぁ取り置きはしますよ?貴方の分として。」

 

バルカン・M16「「イョッシャァァァ!!」」

 

その言葉に熱気は返ってきた。

 

M16「今日は飲むぞ!」

 

バルカン「やったぞ飲み放題だ!」

 

バルカンとM16は焼肉セットの肉を焼きジャックダニエルをガンガン飲んだり食べたりし始めた。

 

M16「あぁ…このジャックダニエル…!キンキンに冷えてやがる…!」

 

バルカン「焼肉!酒!焼肉!酒のコンボが止まらねぇ!」

 

 

この時2人は色々なこと忘れていた。




2人はある案件を忘れていた。

それが2人を恐怖のどん底に叩き落とす事になるとは知らず…


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

店で酒を樽ごと買う奴ら 後編

惨劇(笑)が今始まる…


カフェ…夜

 

樽からジャックダニエルをドバーっとコップに出しゴクゴクと飲む2人がいた。

 

バルカン「うめぇ。やっぱいつ飲んでもジャックダニエルはサイコーだなぁ、M16ぅ…」

 

M16「そうだな。しかしなぁ…ジャックダニエルだけじゃ飽きるなぁ…生を1ダースくれ!」

 

スプリングフィールド「もうやめた方が…」

 

M16「戦術人形だからこんぐらいじゃ倒れんよ。」

 

バルカン「そうだよ(便乗)」

 

スプリングフィールド「知りませんよ…どうなっても。」

 

スプリングフィールドは心配をしながら焼肉セットの皿と生ビールをバルカンとM16の席にドンっと置き更にビールの追加のため厨房にもどった。

 

M16「プハァッ!生もうまい!最高だ!」

 

バルカン「クゥゥ…!サイコォォォォ!お酒サイコォォォォ!」

 

ふたりはどんちゃん騒ぎしていた。まさに、最高にハイって奴だぁ!な感じで。

 

人生?最高に瞬間を満喫していた2人だがそこに暗雲が立ち込める。

 

ペルシカ「バルカン…貴方待ってなさいって言ったわよね?」

 

キレ気味のペルシカがカフェに入ってきた。

しかしどんちゃん騒ぎ(2人)のせいで聴こえていない。

 

バルカン「あはははは!生もうまいな!」

 

M16「おい。ペルシカがいるぞ?バルカン」

 

バルカンは後ろを振り向くそこには怪しい笑みを浮かべたペルシカが立っていた。

バルカンとM16は謎の寒気を感じながらペルシカに話しかけた。

 

バルカン「あぁ!ペルシカか!一緒に飲まないか?」

 

ペルシカ「取り敢えず来なさい。丁度新しいお薬(なんかヤバイ実験薬)があったから」

 

バルカン「えっ?ちょっと待て!M16助けてくれ!」

 

M16に助けを求めた。のだが…

 

M16「ご愁傷様だ…これはどうしょうも無い事だから…」

 

バルカン「お願いだからさ!なぁ!」

 

M16「すまん!嫌な予感しかしないから無理だ!多分だが生きてるよ!クスリ飲んでも!多分…」

 

バルカン「あぁぁぁぁぁぁ!この人でなし!」

 

完全にM16はバルカンを盾に(バルカンを人柱にして逃げる)していた。

 

ペルシカ「辞世の句はあるかしら?バルカン?」

 

バルカン「抗ってやる。その為の拳!」

 

取り敢えず腹パン(手加減)をしようとしたが…

 

バルカン「アババババ!あ"ぁ"ぁぁぁ!クソ!ペルシカめ!コ私がペルシカに向かって攻撃出来ないようにしたな!」

 

バルカンは腹パンをしようとしたが身体に電流が走ったように痺れ殴れなかった。

 

ペルシカ「当たり前よね?

あとお酒好きなんでしょ?」

 

ペルシカはバルカンの飲んでいたジャックダニエルに粉状のクスリ(ヤバイ奴)をサァー…っと入れた。

 

ペルシカ「これ飲みなさい。これでさっき腹パンしようとした事とか私の指示を聞かなかった事チャラにしてあげるから。」

 

バルカン「死刑宣告じゃねぇかよ…」

 

ペルシカ「やんないなら…"もっといいおクスリ"を飲むかしら?」

 

バルカン「やります!やります!やりゃいいんだろ!」

 

もはや強制だった。

バルカンはクスリのジャックダニエルを一気飲みした。

 

バルカン「プハァッ…!これでいいんだろ!これで!」

 

ペルシカ「分かったわ。じゃお休みなさい。」

 

バルカン「は?お休みなさい?どういう…こと…?なんか寝……い…」

 

ペルシカ「人形用の睡眠薬の速攻性は抜群ね。M16も羽目を外し過ぎないようにね。」

 

M16「わ、分かった。忠告ありがとう」

 

ペルシカはカフェに来た時よりも怪しい笑みでバルカンを荷台で16laboに運んでいった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

M16は1人になり1人で酒を飲もうとしていた。

 

M16「ま、まぁ1人で飲むとs…」

ガシ!

M16「お姉さん?何してるんですか?」

 

M16「あ…え…M4!たまには2人で飲まないか!」

 

M4「前に言いましたよね。禁酒するって?」

 

M16「あ…あ…えっと、そうだなぁ…すまん!(素直に)許してくれぇ!」

 

M4「お姉さん?」

 

M16「なっなんだ?」

 

M4「取り敢えずペルシカさんから一番やばそうなクスリを貰いましょう。」

 

M16「待ってくれ!頼む!それだけは!止めてくれ!」

 

M4「お覚悟を。」

 

 

 

 

 

この後、16laboで2つの悲鳴が上がったが、どの様事が行われていたかは誰も知る事は無かった。

(知ったらヤバイ目に遭うため。)

 

 

 

 

 

 




どんな目に遭ったのかはご想像にお任せします。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

虐殺無慈悲の狂気の殺戮者(マーダー)

バルカンとM16がペルシカの実ke…おクスリを飲まされた頃。


目には目を、歯には歯を。

では…高密度かつ高火力の弾幕には何を?



旧鉄血工造…人形製造工場

 

怪しい雰囲気の中銃声が響き渡り、正規兵の特殊部隊と思われる部隊が襲撃をかけていた。

 

鉄血兵1「デストロイヤー様が来るまで持ちこたえろ!」

 

鉄血兵2「クソ!正規兵の奴らめ!」

 

鉄血兵3「なんとしても持ちこたえるんや!」

 

鉄血兵の部隊が何とか正規軍の特殊部隊を足止めしていたがその差は歴然、押されて撤退しながら粒子アサルトライフルを撃ちながら防戦をしているが防ぎきれなかった。

 

鉄血兵1「グハッァ!ウッ……」

 

鉄血兵2「衛生兵ェ!衛生he…(ヘッドショット)」

 

鉄血兵3「大鉄血帝国バァンザァァァァァイ!

(AIのバグと諦めのヤケクソの万歳突撃が合わさり)

グホォ……」

 

鉄血兵1「助…け…(ドン!!)」

 

戦意喪失した鉄血兵すら無慈悲に撃った特殊部隊は声すら発さず目的の場所に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

デストロイヤー「あぁァァ!ヤバイよ!あんな奴ら来るなんて聞いてない!助けてよ!夢想家(ドリーマー)

 

ドリーマー『え?なんで?断るわ』

 

デストロイヤー「なんでさ!この前は助けてくれたじゃん!」

 

デストロイヤーは最大のピンチに陥っていた。何故なら完成間近の鉄血の最新ハイエンドモデルの見張りをしていたのだ想定外の敵に困惑していた。

 

ドリーマー『この前は助けた方が上手く作戦が行くからよ。でも今助けて私の何の得があるのかしら。』

 

デストロイヤー「お願いだから!助けて!アンタの火力があればこんな奴ら倒せるでしょ!」

 

ドリーマー『はぁ…何度目かしらこの状況…

私は正規軍の特殊部隊に喧嘩売りたく無いから無理よ。』

 

デストロイヤーは泣きながらドリーマーに助けを求めたがドリーマーは助ける義理は無かった。

 

ドリーマー『まっ…次の貴方をもっと可愛がってあげるわよ。せいぜいもがきなさい。』

 

この言葉で幾ら幼いデストロイヤーといえど察した。

 

デストロイヤー「ドリーマー!アンタ…!

絶対許さない!絶対…!生きて帰ったら代理人に行ってやる?」

 

ドリーマー『まっ…生きて帰れたらね。生きてね。』

 

 

 

ドリーマーの通信が切れデストロイヤーは残っている部隊に指示を出した。

 

デストロイヤー「この施設を破棄するわ!絶対生きて帰ってドリーマーを爆殺してぶっ壊してやるわよ!」

 

とは言ったものの…

 

鉄血兵「あの…どこに逃げたらいいのですか?」

 

デストロイヤー「あ……考えてなかった…」

 

最悪完成間際の最新ハイエンドモデルを盾にしで逃げるってアリかもと…

そう思ったデストロイヤーは部下の意見も聞かず最新ハイエンドモデルが持つ筈だった大型のレールガン式のガトリングガンを持った。

 

デストロイヤー「どうせ破棄するなら役に立ちなさい!このポンコツが!」

 

そう言いながら完成していない鉄血ハイエンドモデルをカプセルから出した。

 

デストロイヤー「ここに置いて置くだけでも警戒して時間稼ぎになるから…すまないけど人柱になってね。」

 

その時、あり得ない事が起きた。

 

?「うっ……」

 

デストロイヤー「え?ウソ?!何で起きたし!」

 

不思議な事に起きる筈も無いハイエンドモデルの未完成が動き始めた。

彼女は平然と立ち上がりデストロイヤーに近づいた。

 

?「私の銃を返して。」

 

デストロイヤー「え?きゃっ…!いきなりなんなの!?」

 

そしてその彼女はデストロイヤーの持っていた自分の銃をぶんどった。

 

そして銃の引き金を引き銃身が回転し始めて…

 

鉄血兵「ぎa…!」

 

鉄血兵「ウ…!」

 

かん高い轟音と共に放たれた鉄の塊は味方である筈の鉄血兵を貫きミンチにした。

味方を全員殺されデストロイヤーの頭は状況を把握でき切れなかった。

 

デストロイヤー「はぁ!?なんで味方を攻撃したの?!」

 

?「殺して何が悪いの?私は殺戮する為に作られた。あと味方?私に味方などいない殺戮を尽くすだけのこと…。」

 

デストロイヤー「えっ、じぁ…」

 

彼女は笑いながらデストロイヤーに喋った。デストロイヤーは嫌な予感しかしなかった。

 

?「殺すけどなんか文句あるかしら。」

 

デストロイヤー「戦術的撤退!!!」

 

?「逃がさないわよ♪」

 

彼女こと殺戮者(マーダー)は狂気的な笑みを浮かべ逃げるデストロイヤーを追った。

 

 




オリジナル鉄血ハイエンドモデル

殺戮者(マーダー)

武器…レールガン式ガトリングガン
銃身をレールガンに置き換えたガトリングガン。

容姿…銀髪に白い服(布一枚)、イントゥルーダーの様な顔だがイントゥルーダーより顔がキリッとしている。
一応胸はD

性格…未完成の状態で放り出された影響か敵味方関係無く殺戮し非常に残酷な性格で常に虐殺やグロテスクな光景を好む。
一応学習能力があり学ぶ事が出来るがただ殺す事に特化しているためほぼ戦闘能力しか学習しない。


フリー素材です。
使う際一言かけてくださると光栄です!

あとコラボ依頼や意見があるなら下のリンクでお願いします。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

殲滅作戦…サイコパスとの出会いは最悪だぜ

サイコパス

実際会うと

最悪だ


五七五風にしてイクゥ!


鉄血基地領域…上空

 

緊急の任務の為バルカンは愛銃(M61A2バルカン)を久しぶりに手にし、任務を受けていた。

 

バルカン「あぁ…頭痛えぇ。

オマケに頭に耳が生えるなんて…クソ!ペルシカめ!いくら勝手に出て行ったからってこんなのにゃいだろ!」

 

バルカンは手鏡で顔を見ながら頭を抱えた。

 

鉄血基地領域の鉄血人形製造工場の襲撃の為来たバルカンはペルシカのクスリにより身体に異変が起きていた。

 

バルカン「なんでヤツ(ペルシカ)と同じネコ耳なんて生えるんだよチクショウ!」

 

金髪の頭の上にピョコンとケモミミ(ネコ)が立派に生えていた。

 

にしてもいつもと様子が違う鉄血基地の領域にバルカンは首を傾げた。

もう鉄血勢力の領域にいる筈なのに対空攻撃1つもない

いつとなら近くの飛行場で着陸し戦いながら進むのだがヘリはもう鉄血の人形製造工場が見える距離まできていた。

明らかにおかしい状況にバルカンは考えた。

 

バルカン「おい、パイロット。本当にここ鉄血の基地の領域なのか?いつもなら対空ミサイルやら機銃やら飛んでくるんじゃないか?」

 

パイロット「俺だってここ鉄血基地なのかって疑問に思ったさ。でもいくらマップを確認しても鉄血の基地内なんだ…明らかにおかしいから本部に報告したらこうなった感じだ。」

 

バルカン「嫌な予感しかしねぇなこの任務」

 

パイロット「まぁ、攻撃は来ないし報酬はいつもの倍だから全然いいし。

おっとそろそろ着陸地点だ。お前の幸運を祈るよ。」

 

バルカン「分かった。アンタも帰り道に気おつけろよ。」

 

ヘリはヘリポートに着陸しバルカンは降りヘリは戻っていった。

 

 

 

 

 

 

鉄血人形製造工場のヘリポートから降りたバルカンは早速人形製造工場に入る事にした。

 

鉄血の人形製造工場は稼働してなく、ただ真っ暗でバルカンが中に入っても警報1つも鳴らなかった。

 

バルカン「おい…本当に鉄血の基地なのか?!不気味なくらい静かだな…お化け出そうだぜ。」

 

気味が悪くバルカンはライトを点けて散策を始めた。

 

通路を抜けエントランスホールに着くとそこには鉄血兵の残骸が大量にあった。

 

しかも何体か何故か抉られていて人口血液が辺り一帯に飛び散り鉄血兵の物と思われる機械の部品が散乱し、目の前にはR18のグロい光景が広がっていた。

 

バルカン「うわぁぁ…エグ過ぎるだろ。幾ら鉄血兵の死体でも中の機械をほじり出すのはな…

なんかSOPMODもやるけど一・二体で飽きるからな…」

 

死体を弄るって酷いことするな…とバルカンは思いつつ何かないか調べたが特に何も無かった。

 

そんなエントランスホールを抜けエントランスホールと同じ様な死体だらけの通路を進むと大きい何やら重要そうな扉を発見した。

 

バルカン「おぉ…何やら重要そうな扉だな。開くかな?まぁ簡単に開かないよな。」

 

開かないと思いつつゲートを開けるボタンを押すとゲートはゆっくりとぎこちない音を立てながら開ていった。

 

バルカン「マジで?開くのかよ。こりゃたまげたなぁ…」

 

部屋に入るとそこには空のカプセルと又もや死体が散乱していた。

しかし、死体をよく見ると恐ろしい事に気がつく。

 

バルカン「人間!?てっ…みんな死んでる。しかも正規軍の兵士か?何かに食われた様な噛みつきの跡があるな…」

 

このカプセルの中にいたヤツが正規軍の兵士達を殺害し喰った様だ。

丁寧に内臓は食べず周りの筋肉や脂肪を中心的に…

全体的にモザイク必須の光景だった。

 

バルカン「おい。この前の大男見たいな生物兵器は勘弁だぞ。」

 

バルカンの頭の中にはカプセル、人間が喰われる、その事からまた生物兵器かぁ…と思っていた。

 

バルカン「それにしてもなんで鉄血の人形製造工場に正規軍の兵士がいるんだ?まぁ後で報告しとくか…

ん?資料だな…」

 

バルカンは大量のある資料のある一部を見た。

 


 

名称 殺戮者(マーダー)

 

兵装 : レールガン式ガトリングガン

大型粒子ブレード

チャフスモークグレネード

 

後方支援から近距離戦、乱戦も出来るアタッカーを目標にして設計。

最近戦場で暴れているM61A2と呼ばれる戦術人形を解析しイントゥルーダーの骨格を元に製造。

レールガン式ガトリングガンにより高火力かつ高射速を実現を可能にした。

 

 

 

 

 

性格モジュールに不備により調整が必須。調整の為のカプセルから強制的に絶対に出さないように。

 

 


 

バルカン「ヤベェな!こりゃよ!レールガンのガトリング!ガトリングのレールガン?!最高すぎるだろ!

まぁ取り敢えずこの資料読みきれない量だから持ち帰るか!」

 

そんな細かい事考えられないバルカンは資料をバックに詰め込んだ。

時間が立ちバルカンはレーションを口にしようとしたがフッとある事を思った。

 

バルカン「それにしてもレーション不味いんだよな。そういや鉄血のレーションって食べた事無いな。もしかしたらあるかもしれん。食料庫行こう!」

 

鉄血のレーションを食べようと鉄血基地の食料庫を探しバルカンは歩き始めた。

 

バルカン「それにしても当たり一帯血塗れでエグいは…新手のハイエンドモデルなのか?でも流石に身内は撃たないだろうな。」

 

 

数分後バルカンは鉄血基地の食料庫の前の扉に着いた。

 

バルカン「扉は…ん?開かない…クソ!開け!ふんっ!」

 

全力で扉を引き扉は勢いよく開いた。

 

?「ヒャッ!」

 

バルカン「?…誰だ。」

 

突然の声の悲鳴にも聞こえた怯える様な声を聞きバルカンは周囲を見回す。

しかし、レーションの入っていると思われるダンボール箱の山しかなかった。

 

バルカン「?聞こえたのは確かなんだよな…気のせいか?」

 

注意しながらよく見ると1つだけガクブル…ガクブル…と少し揺れていた。

 

バルカン「あっ…いや気のせいじゃないか…」

 

そのダンボール箱を取り上げると…

 

デストロイヤー「こっ!来ないで!殺さないで!お願いだから!」

 

デストロイヤーが何故か涙で顔をグチャグチャにして怯えていた。

 

バルカン「は?!デストロイヤー!なんで…意味がわかんねぇよ。」

 

デストロイヤー「よく見たらI.O.P.の戦術人形?あっヤバイ…いや!この際関係ない!お願い!助けて!死にたくないよぉ!」

 

明らかに何かに怯えていた。

敵意どころか戦意すら無く助けを求めるという異様な状況にデストロイヤーに困惑しつつバルカンは質問した。

 

バルカン「おい何があったんだ?何に怯えてるんだ?」

 

デストロイヤー「ヤツが!ヤツが殺しに来るの!逃げ回って何とか巻いたけど…

とにかくヤツはサイコパスだからヤバイヤツなんだよ!」

 

バルカン「ヤツって誰だよ。」

 

デストロイヤー「ヤツって言うのは…」

 

?「何話してるのかしら?」

 

突然の後ろからの声にバルカンとデストロイヤーは声の聞こえた扉の方に目を向けた。

 

デストロイヤー「ヒィ!来ないでよぉ!殺さないで!」

 

怯えるデストロイヤーを無視し謎白い布一枚の女性に声をかけた。

 

バルカン「お前は何モンだ?てっいうかその格好…痴女かよ。」

 

謎の女性はレールガン式ガトリングガンを向けながら喋った。

 

バルカン「!?」

 

マーダー「仕方ないじゃない?服なんて無いし…

あっ!そっか貴方を殺せば服は手に入るわね。丁度サイズも良さそうだし!

 

じゃ殺ろっか!」

 

マーダーは笑顔で喋り引き金に手を掛けた。

 

バルカン「ふざけんな!」

 

 

怯えるデストロイヤーを無視しバルカンとマーダーは両者引き金を引き銃身を回転させた。

 

ガトリング同士の衝突により大惨事が始まろうとしていた。

 

 




高火力かつ高射速同士の戦いが始まる…
周りの被害がエグい事になるが被害なんて気にするな!


またコラボの依頼やこうしてほしいなどありましたらこちらまで↓

https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

殲滅作戦…Ⅱ…貫通する狂気と突撃の破壊の嵐

即死級の弾丸飛び交う死闘が始まる…!





鉄血基地…食料庫…

 

バルカン「ふざけんな!」

 

バルカンと殺戮者(マーダー)はガトリングの引き金を回転を始め弾丸と鉄の塊を撃ち始めた。

 

マーダー「さぁ! 内臓ぶちまけて美しい血に染まりなさい!」

 

バルカン「死にさらせぇぇぇぇェ!サイコ野郎!」

 

お互いに弾丸の予測弾道を予測し弾丸と鉄の塊を避けながら激しい銃撃戦?を繰り広げていた。

 

短時間の撃ち合いで鉄血基地は食料庫を中心に穴だらけになっていた。

 

バルカン「クソサイコがぁ!ふっとべやぁ!ゴォラァ!」

 

マーダー「こんなの予測さえできれば当たりませんよ?

は〜い!鬼さんこっちら〜!」

 

バルカン「死にてぇようだなぁ!痴女が…!」

 

バルカンの高射速だがガトリングの向きを予測されバルカンの攻撃を避けられていた。

 

マーダー「熱くなっちゃて…貴方の味も気になるな♪」

 

バルカン「気持ち悪りぃんだよ!

うおっ!クソォ!危ねぇじゃねぇか!」

 

壁越しから放たれた鉄の塊はバルカンの近くの壁に当たり貫通していった。

 

バルカン「このままじゃ拉致があかねぇ…!流石レールガンのガトリング…レートは勝っていても貫通力が桁違いだぜ!」

 

マーダーのレールガン式ガトリングガンはバルカンの愛銃(M61A2バルカン)と違いレートと破壊力は負けている。しかしレールガンの圧倒的貫通力により位置を予測され壁越しに撃たれていた。

 

簡単に言えばバルカンは弾丸のパワーで壁やらなんやら破壊し捻り潰すスタイル

 

マーダーは相手の位置を予測し圧倒的な貫通力で壁越しから鉄の塊を撃ち出すスタイルだ。

 

絡め手が苦手で20mm弾でパワーでゴリ押すバルカンにとって天敵と言っても過言でわない。

 

バルカン「クソ!コソコソしやがって!何処ぞの隠キャチキン狙撃ハイエンドモデルかよ!」

 

マーダー「えぇ…真っ向からは苦手だからなぁ…まぁ殺した後貴方の肉やら何やらを焼いて食べてみるからね!だから安心して死んで♪」

 

バルカン「痴女で人食い(カニバリズム)かよ!死んでも断るわぁ!」

 

切りがねぇ…!バルカンは何か手がないか考え始める。

 

そしてあるかけに出る事にした。

 

 

 

 

 

 

 

バルカン「ウオオォォォォ!突撃じゃわれぇぇ!」

 

マーダー「はぁ?!突撃?!…ありがとね。やっと死んでくれるんだ!ありがとう!」

 

マーダーはガトリングを撃つがカカカカァン!と硬いものに当たった音が聞こえる。

 

バルカン「流石は核戦争を想定して作られた装甲だせ!レールガン如きじゃビクともしねぇ!」

 

バルカンは核戦争を想定して作られた装甲を持つ背負っていた弾薬庫の装甲を盾にしマーダーに一気にに接近。

 

弾薬庫のリンクレスを外し弾薬庫を捨て轟音を立てながら回転しるガトリングで殴りかかった。

 

マーダー「嘘?!弾薬庫を盾に?!」

 

バルカン「さっさと逝きやがれ!サイコ野郎!」

 

バルカンは回転するガトリングを大きく振り振り下ろそうとマーダーに迫る。

 

バルカン「死ぬぇぇぇ!」

 

バルカンは確信した。ゲーガーを一撃でダウンさせた攻撃だ。流石に耐えられないだろうと。

 

 

 

 

 

 

 

しかしバルカンの予測を上回る結果が返ってきた。

 

マーダー「なんてね♪真っ二つになっちゃえ☆」

 

バルカン「ッ!?!?」

 

マーダーの持っていたガトリングが即座に輝き巨体な粒子ブレードを形成していた。

そしてバルカンの首に向かって素早く切り込まれる。

 

マーダー「ゆっくりした逝ってね♪」

 

バルカン「ヤバッ!」

 

咄嗟に横にローリング。バルカンは何とか巨体な粒子ブレードの一撃から逃れた。

 

バルカン「ふう……ヤバかった…弾薬庫背負ってたら死んでだぜ……」

 

マーダーは不機嫌な顔をして喋りだした。

 

マーダー「いい加減死んでくれないかな?私はもっと人間や人形を殺したいの。貴方1人に構ってられないから?」

 

バルカン「断る!こんな危険な野郎はここで何とかしてぶっ飛ばしてやるよ!」

 

マーダー「できたらね。できたら…♪」

 

弾薬庫を盾にした突撃特攻は失敗に終わった。

そして戦いの行方は五分五分のまま更に加速し激しくなっていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

食料庫…

 

弾丸や鉄の塊が激しく飛び交う中1つの段ボールが細かく振動していた。

 

デストロイヤー「あ、あぁ…怖くて動けないよぉ…」

 

弾丸の風切り音が聞こえるたびにダンボールはガクブル…ガクブル…っとビクビクしていた。

 

マーダーの事が完全にトラウマになりダンボールの中から一歩も動けていなかった。

 

デストロイヤー「なんだろ…ただのダンボール箱の筈なのにこの安心感は…この安らぎは…」

 

 

ダンボールの中の居過ぎたせいか何かを悟り始めたデストロイヤーだった。

 

 

 




粒子ブレードはロマンや…
始めてゲーガーの必殺技見た時かっけぇぇぇ!ってなったわ。

バルカンは勝てるのか?!
デストロイヤーは生きて帰れる?のか!

次回も楽しみに!

あとコラボ依頼や意見やアドバイスなどがありましたらこちらまで↓
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

殲滅作戦…Ⅲ…一番やりたく無い最終手段

バルカン姉貴、マーダーにガチギレする



鉄血人形製造工場…通路

 

バルカン「サイコは最悪だぜ!」

 

マーダー「サイコ?褒め言葉ありがとう!」

 

バルカンは弾薬庫を盾にした特攻攻撃が防がれ更に巨大な粒子ブレードによる反撃を貰っていた。

なんと避けれたが状況は悪化していた。

 

バルカン「取り敢えず弾薬庫を…」

 

マーダー「させると思いますか?」

 

バルカン「クソ!」

 

マーダーは弾薬庫をバルカンに取らせないようにバルカンに向かいガトリングガンをぶっ飛ばした。

 

バルカンは何とか攻撃を避けマーダーから離れる。

 

マーダー「あ〜れ〜?倒すんじゃないの〜?逃げちゃって…まぁアンタ如きじゃ私は倒せないからね♪仕方ないね♪」

 

バルカン「クソ……!馬鹿にしやがって…」

 

 

マーダーの挑発によりバルカンの鈍感でガサツなメンタルであっても怒りが込み上げ限界スレスレまで溜まっていた。

 

バルカンは弾薬庫が無く。撃ててもあと60〜50発だった。しかしバルカンは未だマーダーに攻撃を出来ていない。

(1発1発が命取りの為被弾は許されない)

 

バルカン「ヤベェよ…ヤベェよ…詰みに近い状況だなぁ…こりゃよ…。あと60発ぐらいでどうしたらいいんだよ。まぁ…一か八かの勝負を仕掛けて見るか…」

 

弾薬庫を失い決定打を失ったバルカンにマーダーは余裕を見せながら追い討ちの如く挑発を続けた。

 

マーダー「所詮は貴方は出来損ないのI.O.P.戦術人形だったのね…」

 

バルカン「ア " ァ " …?

 

ただでさえ決壊寸前のダムに追加で怒りと言う名の水が垂れ流される。

 

マーダー「まぁ敵う訳ないか♪旧世代の銃担いでる奴に。

所詮ゴリ押ししか出来ない脳筋人形に負ける筈無いしね♪

何でこんな時代遅れの物を作ったんだか作った奴の気が知れないわね!あはははww!」

 

プツンってバルカンの中の何かが決壊、バルカンは目が血走りマーダーの目の前に出た。

 

バルカン「おい……ゴミクズ…」

 

マーダー「やっと殺されに来たの?長いんだよ〜、じゃけん殺りましょうね〜。」

 

明らかに雰囲気が違うバルカンだがマーダーは調子に乗っていた。

 

バルカン「私の事は馬鹿にしても構わねぇがな……

 

ガトリングとペルシカの事馬鹿にすんじゃねぇよ…

 

ガトリングは旧世代の銃だって?生まれたばかりの赤ちゃんに何が分かんだよ。あとペルシカは変態で実験の被害に遭っているがな…感謝はしてんだよ…!親見たいなモンなんだよ…!だからなぁ…

 

楽に死ねると思うなよ?ゴミクズ

 

マーダー「えっ何?ガチギレしちゃった?馬鹿見たーい♪もうすg…「ウォォラァァ!」…?!」

 

バルカンは自分のガトリングを全力でスイング。

約248ポンド、キロに直すと112キロの巨大な銃が凄まじスピードでマーダーに目掛け飛んでいく。

 

しかし…

 

マーダー「…!?、抵抗?!本当疲れr…?!」

 

簡単に躱しマーダーはガトリングを引き金を引こうとしたが目の前にはバルカン凄まじい勢いで迫っていた。

 

バルカン「言ったよなぁ?クソサイコ?楽に死ねると思うなよってなぁ?」

 

マーダー「えっ?!何d…ブゥッ!」

 

バルカンがやった事は愛銃(M61A2バルカン)をぶん投げ。

それと同時に足に掛かる凄まじい圧力を前に進む力に変換。そのまま凄まじい勢いで投げた愛銃を避けているマーダーに殴った。

 

マーダー「クソ…!よくm…ブォッ!?」

 

バルカン「逃すとでも思ってるのかぁ?ア''ァ"…!」

 

怯んで倒れているマーダーにバルカンはそのまま馬乗りになり殴り続ける。

 

バルカン「死ねぇ!死ねぇ!死ねぇ!死ねぇ!死ねぇ!死ねぇェェ!!」

 

マーダー「ギャ…!グギャ…!ガァ…!アガ…!フギャ…!ブッ…!」

 

バルカンのガトリングを常に撃ち続けられる程のパワーで殴り続けマーダーの綺麗だった顔面は陥没し変形し始める。

 

バルカン「死ぬまでやっぞゴォラァ!この程度許すと思ってんのかぁ!嘆いて懺悔しやがれ!」

 

マーダー「ァ…ァ…ァガ………」

 

バルカンはマーダーの意思が無くなった時、ある名案を思い浮かび手を止めた。

 

バルカン「あっ…おっといけねぇな。これじゃ楽に殺してたわな…

ペルシカに送りつけてヤバイ研究の餌食だなペルシカも喜ぶと思うし…実験体なんて生き地獄確定コースだからな、特に試作サプリよフルコースはよ。」

 

バルカンは愛銃と弾薬庫、マーダーを引きずりヘリポートに向かった。

 

 

 

 

 

そんな事を考えている中、バルカンはヘリに連絡した。

 

バルカン「聞こえるか?パイロット、終わったぞ。」

 

パイロット『大丈夫か!遠くからでもかなりデカイ音が聴こえてたぞ!』

 

バルカン「今までで最悪の任務だったぞ。今までで一番厄介な奴にあったよ…」

 

ヘリがつきバルカンはヘリに愛銃のM61A2バルカンと弾薬庫を置いた。

それから何往復か鉄血基地を往復し(デストロイヤーを回収やらデータ回収やら」ヘリはG&K本社に向け出発した。

 

 

バルカン「おい、いつまでダンボール箱を被ってんだ?もうマーダーは倒したぞ。」

 

ヘリの中今だにダンボール箱を被り続けているデストロイヤーにバルカンは話かけた。

 

デストロイヤー「このまま連れって…ダンボールの外の世界……怖い……このままアンタの本部に連れてって…」

 

バルカン「お、おう…わかった…」

 

ダンボールはビクビクと震えていた。

かなりの壮絶なトラウマになっていたようだ。

 

バルカン「でもさ…ほらマーダーも倒したんだからさ…ほら、これ…」

(R18顔面崩壊しているマーダーを見せつける)

 

デストロイヤー「ウッ…オロロォォォ…」

 

ヘリ内に酸っぱい匂いが充満し始めた。

 

バルカン「あっ…(察し)」

 

本部に帰るまでの道のりも最悪になった。

 

 

 

 

この後、ヘリの中は酸っぱい匂いが充満し、最悪のヘリの旅を満喫していた。

 

バルカン「すまねぇ…やっちまったぜ。

らいじょうか?でしとろいやー?…ふえっ?あるぇ…?あ…」

 

 

またも電脳の負荷で気絶するバルカンだった。

 

 

 










コラボ依頼又は意見がありましたらこちらまで↓
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

拷問?いや遊びよ。

ペルシカ博士、マーダーに尋問?する。


殺戮者(マーダー)side

 

……

 

…私は…

 

ん?ここはどこかしら?

 

お菓子作りの材料屋さん?(錯乱)

 

あっ…ガッツリ拘束されてるわね。これは…

 

真っ白い部屋にイスに頑丈な鉄の金具で拘束されてるわね。

 

これじゃ脱出はできないし…

 

そんな事を思っていたらなんか白衣のダルそうな科学者っぽい女性が入ってきた。

あぁ…データにあったわね。

確か…ペルシカリア博士だったかしら。

 

ペルシカ「あら。起きてたの、確か…マーダーだったかしら」

 

マーダー「そういうアンタはペルシカリア博士?私を解析やら研究する気かしら。」

 

ペルシカ「あら…フルネームで言うなんてね。まぁ解析するならアンタを直してないわよ。悲鳴やらなんやらは流石に精神的にやられるから。」

 

マーダー「はぁ?直した?あら…確かに治ってるわやね。」

 

ペルシカ「最新の鉄血ハイエンドなんて早々に鹵獲できるもんじゃないもの…何人か鉄血ハイエンドを見てきたけどね。まだまだデータが足りないのよね。」

 

何人か鹵獲されてる?あら以外…

あと、まだまだデータが足りない?それで拘束されている?

嫌な予感しかしないわね。この状態は…

 

ペルシカ「マーダー…貴方には色々感謝してるわ。」

 

マーダー「は?意味が分からないわ?なんで感謝してんの?頭沸いてんじゃないかしら?」

 

ペルシカ「立場が分からないのかしら。まぁいいわ。色々と改造しまくったバルカンにリミッター解除まで使わせたんだから…

滅多にこういう機会が無いからね。OVER SPEC(限界能力)システムは。リミッター外して戦術形態(モードタクティカル)の数倍のパワーを出せるなんて使う機会ないからね。」

 

マーダー「あら〜…こんなにペラペラ喋っていいのかしら?敵なのよ?」

 

ペルシカ「まぁ貴方は鉄血もG&Kも関係ないんでしょ?バルカンの記憶回路見て知ったわ。敵も味方も関係なく殺したいんでしょ?」

 

確かに味方なんて居ないし殺戮は楽しいわ、あれが初戦闘だけど…

あとバルカン?…あの人形そういう名前だったのね…

私を倒した人形の名前は…

 

ペルシカ「今はまた電脳の負荷で倒れちゃったけど起きて貴方にあったら殴りかかるわね。」

 

マーダー「あっそう…散々煽ったからね。」

 

ペルシカ「貴方に試したいモノが沢山あるの。鉄血ハイエンドなんて早々に鹵獲出来ないからね。しかも最新の。」

 

ペルシカは白衣のポケットからサプリを出した。あっ…なんかヤバそうなピンク色してる…明らかにヤバイわね。

 

ペルシカ「色々と試作品渡してる所あるんだけど危険すぎる物は出せないの。いい被験者が見つかってよかったわ。」

 

マーダー「ちょっ!ちょっと待って!絶対ヤバイ奴よね!」

 

ペルシカ「そうよ(即答)文句あるかしら?」

 

さっきから感じていた悪い予感が的中!逃げないと流石にヤバイわよ!アレは!

 

マーダー「やめろ!来るなぁ!」

 

私は全力で抜け出そうとした。

なんなの?!この拘束具!抜け出せない!

 

ペルシカ「当たり前よねぇ。抜け出せる訳ないじゃない。」

 

初めて絶望した。これが私のカルマだとでもいうのか…(錯乱2回目)

 

マーダー「せめて効果だけでも教えくれ!何が起こるの!?あのピンク色してるサプリは!」

 

ペルシカ「あら、そうね。人形の感度(意味深)が凄く鋭くなる"おクスリ"よ。だいたい100倍くらいの。」

 

デデドン…!

もしこれが動画ならこういう効果音が聞こえるかも知れない。

てっ!言うかやめて!

怪しい微笑みを浮かべながら近寄らないで!

 

ペルシカ「じゃあ逝くわよ。」

 

マーダー「来るな!私の側に近寄るなああーーーーーーーーーッ!!」

 

このままじゃヤバイ!もう終わってるけど!

 

マーダー「許して下さい!なんでもしますから!」

 

その瞬間、場が鎮まり返った。えっ今度はなんなの?

 

ペルシカ「ん?…今なんでもするって言ったわよね?」

 

あっ…(察し)

死んだわね。(確定)

 

ペルシカ「なら…この"おクスリ"を飲みなさい。(無慈悲)

許して欲しいんんでしょ?大丈夫、死にはしないから…多分」

 

死刑確定…いくら抵抗しても無駄ね。

 

もっと人形や人間を殺したかったな…

 

 

この後、拘束された部屋からは女性の甘い悲鳴(意味深)が響き渡った。

誰もその理由を聞くのが気不味くペルシカに聞く事が出来なかった。

 

 

 




マーダー、ペルシカに遊ばれる(意味深)



バルカンを派遣(コラボ依頼)またはアドバイスがありましたらこちらまで↓
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

[削除済み]からの[削除済み]の消費の依頼…宛先不明で謎だが美味しい派遣依頼

人知れず人類を守る財団からの謎の依頼が発生

報酬は高いけど怪しく内容不明…知っているのは上司だけ…

貴方ならどうします?



マーダーとの激闘から3日後

 

箱入りデストロイヤーはスプリングフィールドの喫茶店に預けバルカンはとある依頼を請け負っていた。

 

某地区地下施設…

 

厳重に守られた地下施設内にバルカンは女性職員に連れられ愛銃(M61A2バルカン)を荷台で運びながら通路を進んでいた。

 

バルカン「アイツ(ペルシカ)…修復終わってすぐ依頼なんて…あとどんだけコネを持ってやがるだよペルシカ…なんかデカイ地下施設に派遣だなんてな…」

 

女性職員「ペルシカさんの開発なさった物は凄く役に立っているんですよ。本来はこんな依頼はしないんですが、ペルシカさんからの依頼ならいつでもいいです。」

 

バルカンは周りを見ると頑丈な扉がいくつもあり普通の地下のシェルターとしては異常な設備を備えていた。

 

明らかにヤバそうな施設にバルカンは不安を覚え女性職員に聞く事にした。

 

バルカン「ここどんな施設なんだ?明らかに地下シェルターにしては異常な警備だしな…どっちかと言うと何か"ヤバいモノ"を閉じ込める『牢屋』な様な設備だ。」

 

女性職員「この質問に答える為にはこの書類にサインを書いてからお願いします。そうしないと喋れませんので。」

 

バルカン「…済まなかった…聞かないでおくわ。」

 

違う方向で嫌な予感しかない。

なんか分からないがヤバい。

取り敢えず女性職員に連れられバルカンは違う質問をする事にした。

 

おい…生物兵器の研究所か?

いや何かがおかしい。研究所にしては何かは分からないが異常だ。

 

バルカン「…私が呼ばれるのは殲滅作戦とか鉄血の侵攻とかのがあるからとかだが…それ以外の理由は初めてなんだ?せめて安全かどうか教えてくれないか?」

 

女性職員「危険なモノもあれば取り扱いを守れば安全なモノまでありますね…」

 

バルカン「成る程…生物兵器なのか?」

 

女性職員「生物兵器?違いますよ。生物兵器よりタチが悪いモノではす。特に今貴方にやって貰う事は特に取り扱い注意のモノですから。」

 

バルカン「…分かった。じゃ行こうか」

 

 

不安を感じながらもバルカンは女性職員の指示を聞きある一室に向かった。

 

女性職員「こちらです。」

 

バルカン「は?ここで何をやれと?」

 

そこにはケーキが大量に置かれ刑務所見たいな服を着た人達が死んだ目でケーキを食べていると謎の光景だった。

 

女性職員「普段はDクラスの職員に食べさせているのですが人形が食べても処理できるのか確かめたいのでお願いします。」

 

バルカン「は?処理?取り敢えず食べればいいのか?」

 

謎の依頼の正体はケーキ?の処理らしい。全く謎だった。バルカンは毒気抜かれて席に着きバルカンはケーキを食べようとした。

 

女性職員「言い忘れていましたが"絶対に一欠片すら残さないでください"絶対にですよ。いいでね。本当に残さず食べて下さい。私は他の仕事があるのでお願いしますよ。」

 

女性職員は厳重に注意し部屋から出て行った。

 

バルカン「なんだったんだ?取り敢えず残さず食べるのが依頼の内容なのか?報酬がいい割に簡単な依頼だな…」

 

バルカンは謎の依頼を達成する為ケーキ?を食べ始めた。

 

 




SCP-871…

一つのSCP-871によって起きる歯止めのきかないケーキの大発生によって、80日以内に地球が居住不可能になると見積もられています。


派遣依頼(コラボ)を出したい!また意見がありましたらこちらまで。↓
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

意味が分からねぇよ!!

某地区地下施設…

 

ケーキを食べ続けて2時間後、バルカンは最初は美味いとガツガツと残さず食べていたが飽き始めていた。

 

バルカン「うっ…20個目か…飽きたなぁ…ケーキ食べ放題だけど…

なんなんだ?こりゃ何をやりたいんだ?」

 

意味が分からなかった何故ケーキを食べ続けなきゃいけないのか分からなかった。

 

 

 

2時間半後…

 

バルカン「25個行ったぁ……無理だぁ…甘い物見たくねぇよ…」

 

ダウン寸前のバルカン、流石に戦術人形でもホールケーキを25個残さず食べきれば気持ち悪くなっていた。

 

女性職員「終わりです。ご協力ありがとうございました。」

 

女性職員が部屋に入ってきてた。

 

バルカン「あ、あぁ…良かった…

…なんなんだ?ケーキを食べ続けて2時間半の仕事が高報酬なんだ?」

 

女性職員「すいません。その事は言えません。」

 

バルカン「そうか…分かった。」

 

このまま何も起こらないなら越した事は無い。バルカンはそう思いつつ部屋から出る事にした。

 

女性職員「では報酬は…」

 

その時。地下施設内全体に響き渡る。

 

『O-02-56、罰鳥の収容違反を確認しました。脱走中のためただちに制圧してください。』

 

女性職員「なんでこの日に限ってこんな事が…!バルカンさんすいません危険なので小さいと鳥を見たら絶対に攻撃をしないで下さい、突かれてもですよ。」

 

バルカン「?……わかった?」

 

突然の鳴り響くアラーム音と女性職員に言う事が突然過ぎて意味不明なバルカン。

 

女性職員がどこかに行き1人になったバルカンは身の危険を感じ荷台に乗せていた愛銃(M61A2バルカン)を装備した。

 

バルカン「本当になんなんだ?この施設は…、E.L.I.Dの研究所なのか?本当君悪いぜ?」

 

バルカンは取り敢えず女性職員が向かったと思われる通路を進みんだ。

 

途中通路進みと異様な光景を目撃した。

 

バルカン「死んでる…!首がねぇ!やっぱりヤベェ所じゃねぇか!」

 

首無しの死体が転がっていて血が当たり一面に広がっていた。そのそばには何か大きい物に噛み付かれた様な抉れた壁があった。

 

バルカン「確定だな…E.L.I.Dの兵器に転用させようとしてるな。これはな…」

 

バルカンはE.L.I.Dだと確信した。

(本当はもっとたちの悪いモノなのだが…)

 

バルカンは気を引き締めて施設内を歩いた。

 

 

 

 

ガガガァ!

 

女性職員「キャャャ!」

 

近くで案内してもらった女性職員の悲鳴が聞こえた。

 

バルカン「今いくぞ!」

 

急いで悲鳴が聞こえた方に向かい女性職員と何が起こっているのか確認しようとした。

 

その通路にも首無しの死体や酷い場合は下半身しか無い死体がありバルカンはマーダーの時とは違う恐怖を感じていた。

 

バルカン「たくっ…!なんでいく先々こんな目に…!」

 

ヘリから転落してD08基地の部隊に助けられたり《マーダー》という最新モデルのハイエンドモデルと交戦したなど最近何かとアクシデントが続いていた。

 

バルカンは急いで向かい角を曲がった時いきなり液体が顔に飛び散った。

 

バルカン「うおっ!?なんだ!いきなり…

 

えっ……」

 

バルカンが顔についた液体を手で拭き取るとその飛び散ったは何故か赤色をしていた。

 

バルカン「えっ…血………だよな…多分…」

 

バルカンは液体が飛び散った方向を見る。

 

バルカン「ま、まじかよ………」

 

 

クチバシが四つに割けた小さな小鳥がいた。しかしその四つに割けたクチバシは巨大で血がついていた。

 

そしてそのしたには…

 

 

案内してもらったと思われる女性職員のバラバラになった死体が転がっていた。

 

 

バルカン「おっおい…本当何が起きてんだよ…

意味が分からねぇよ!」

 

その異様な鳥は四つに割けたクチバシでバルカンに襲いかかった。

 

バルカン「ぎゃっ!?あっぶねぇ!クソ!やってやるよ!クソ鳥野郎!」

 

 

謎の異様な鳥に向かってガトリングを回し始めたバルカン。

 

バルカン対謎のE.L.I.D?の戦いが始まった。

 

 

 







派遣依頼(コラボ依)また意見がありましたらこちらまで↓
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

私の…、私の大事な物を壊しやがってぇ!クソがォァァァァ!

人々は大昔から罪を犯してきた。
『なぜ彼らはそのようなことをするのだろう?
 それが悪いことだと知っているのに。』






某地区地下施設…通路

 

バルカン「クソ鳥めぇ!死ねぇぇぇ!」

 

通路には20mm弾がゲリラ豪雨の如く勢いでばら撒かれ罰鳥を襲いかかった。

掠っただけでも腕や足を持って行かれる威力の弾丸が罰鳥に命中し吹き飛ばされ壁に当たり土煙などを起こした。バルカンは罰鳥を倒した?

 

バルカン「やったか…たくっ…なんなんだよE.L.I.Dの兵器転用なのか?何か別のヤバイ奴な気がしてきた。」

 

バルカンは取り敢えず連絡を取ろうとしたが圏外だった。

 

バルカン「はぁ…つっかえ!歩いて行くしかねぇのか。」

 

本当にこんなに私がアッサリ倒せる奴が虐殺したの。

 

バルカンは疑問に思いつつ罰鳥を倒した所から背を向きこの場から立ち去ろうとした。

 

ガッ!ガガガガガガ!

ギガガガガ!

バルカン「うおっ!?ギャ!ウェッ!後ろから?!」

 

バルカンは後ろに強烈な力を感じ背負っている弾薬庫を見ると四つに分かれたクチバシの様な大きい物が噛み付いていた。

血の付いた肉片も付いてとても恐ろしかった。

 

バルカン「ヤベェ!うっそだろお前!?」

 

罰鳥が大きく肉片の付いた不気味なクチバシで弾薬庫に噛り付いていた。

 

バルカン「離しやがれクソ鳥がぁ!弾薬庫を離せ!」

 

バルカンは必死に背負っている弾薬庫を振り回したが、なかなか離れない。それどころが核戦争を想定した装甲がギギギギギィ!!と異音を立てていた。

 

バルカン「おい!マジかよ!やりやがるなこのクソ鳥!」

 

バルカンは慌ててリンクレスを外し弾薬庫を捨てた。

 

ガギャン!ガギャン!ギガガガガ!

 

バルカン「えっ…なんなんだよ…あの鳥は…本当意味分からねぇよ…!」

 

罰鳥によりとてつもない強度を誇った弾薬庫の装甲は無残にも八つ裂きにされた。

 

バルカン「はぁ!?私の弾薬庫が完全に破壊されただとォォォォッ!」

 

明らかに小さい鳥がとてつもなく硬い装甲を食い破った。とにかくヤバイ事態にバルカンは慌てていた。

 

罰鳥がバルカンに気づきゆっくりと向かってきた。

 

バルカン「や、ヤバイ…!とてつもなくヤバイッ!」

 

弾薬庫には97%ぐらいの弾薬が入っているそれを失ったバルカンは少ししか撃てず戦力は激減した。

 

罰鳥は素早い噛みつきでバルカンを襲う。バルカンは紙一重で避け。罰鳥の噛みつきは壁をえぐり壁の向こうの部屋が見えていた。

 

バルカン「ぎゃ!?クソ!なんつぅ火力だ!

うおっ!?てっ…!私の銃を離しやがれぇ!」

 

噛みつきを回避した時長いバルカンの愛銃(M61A2バルカン)に噛み付かれバルカンは必死に抜けようと銃を必死に振り回すが外れない。

 

バルカン「私の大事な銃から離れやがれ焼き鳥がぁ!」

 

バルカンは銃身を回転させ噛み付いている罰鳥を何度もぶつけた。

 

バルカン「うわっ!銃身がエグい事になってやがるっ!

 

銃身は罰鳥の噛みつきによりヘコみ撃てば暴発するぐらいになり使い物にならなかった。

 

そして…

 

ガァキン!

 

バルカン「お…お前ぇ…なんて野郎だ…私の大事な愛銃を…!」

 

バルカンは分かっていた。

20mm弾の雨を降らしても死ななく反撃してくる生物に弾薬庫や銃を壊された状態で敵うのか?

いや敵わない。むしろ避け続けるしかなく致命打は与えられない。

しかし、愛銃(M61A2バルカン)と弾薬庫に噛み付かれ壊され失った怒りもありバルカン…

 

そして逃げながら考えたバルカンの決断は…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バルカン「クソがぁぁぁ!絶対あとでぶっ潰してやるクソ鳥め!」

 

バルカンは必死に走り回り罰鳥の追跡から逃げ切り基地を脱出した。

 

バルカンは愛銃と弾薬庫を壊された怒りと逃げる悔しさで泣きながら始めて自分から撤退した。




超自然的な奴らに敵う訳ないやろ…せめて逃げる事しかできんわ…(ワープする奴なら終わっていたが…)




派遣依頼(コラボ依頼)または意見がありましたらこちらまで↓
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

M61A2バルカンおよび特殊武装GAU-8(アヴェンジャー)バルカン P(ペルシカ)カスタムの性能データ

唐突の性能データ?

需要なんてありませんが行きますよ〜行く行く〜


名称…M61A2バルカン

 

権利責任者…ペルシカリア

 

弾丸…20×102mm

口径…20mm

 

性能評価

威力/SS

射速/SS

命中/C

移動速/C

体力/S

 

配給400

弾薬2000

 

装備

弾薬パック・弾薬パック

専用装備…弾薬庫

 

専用装備…弾薬庫

装甲アップ

弾薬保持数倍増

回避低下

移動速度低下

 

スキル…ストーム・アイ

 

M16の特殊作戦用外骨格を調整、改造そして内臓し、鉄血ハイエンドモデル『侵略者』の反動軽減の構造を参考にする事により計算上約10トンにも耐えよる事が出来、その副産物として強力な馬力と脚力を確立する事に成功。

 

性格モジュールはSOPMODの残虐性とM16の大胆さと冷静さを両立させる為、2人の性格モジュールを約50%ずつコピーし足す事により両立する事が出来た。

 

性格

好物…ジャックダニエルなどのお酒類

趣味…愛銃(M61A2バルカン)を撃つ事。

 

性格…ガトリングとジャックダニエルが大好きでM16とは酒飲み仲間。気が強く戦いが激しくなると熱くなるタイプで力でねじ伏せようとするが常識的なところもある。

本人曰く、

「コソコソ勝つより正々堂々勝負して勝った方がいいだろぉ?」

との事。

 

 

試作人形でいつ解体されてもおかしくは無いがペルシカリア博士が権利責任を買い取っている為、ペルシカリア博士又はクルーガー社長の許可なしに他作戦に参加を制限されている。

 

 

要注意…

ペルシカリア博士の度重なる試作品の搭載や実験により性能が変化している可能性大。その為この書類に書かれている性能が正確とは確証できない。

 

 

 

 

 

 

 

 

名称…特殊武装 GAU-8(アヴェンジャー)バルカン P(ペルシカ)カスタム

 

使用弾薬…30×173mm

 

口径…30mm

 

火力/SSS

回避/B

命中/C

射速/SSS

移動速度/C

装甲/25

弾薬量/∞(ベルトリンク式の為リロード不要)

 

弾薬…3000

配給…500

 

要注意

 

このバージョンはペルシカリア博士の無断の大規模な改造により生まれたバージョンです。そのため一回の実戦を一回しかしておりませんなので正確なデータでは無い可能性があります。

 

 

火力に全振りしたバルカンの性能、ペルシカの魔改造も合わさり最早銃の域をはるかに超えた威力が出ている。

 

通常のバルカンでは反動を何とか打ち消せるが実用は出来ないGAU-8を使うため腕や足を生体部品から効率重視の金属製の義手や義足に変えて運用し弾薬庫も更に大型になっている。最低限の機動力を確保する為弾薬庫には反重力装置を搭載し軽減している。

20mm弾ですら擦れば腕や足が持っていかれたり直に当たれば真っ二つになる威力だが30mm弾では人間が消し飛ぶレベル。

 

 

問題点

弾薬の消費が1.5倍以上になりコストが上がり運用が困難。

システムが複雑なため整備または修復に時間がかかる。

 

電脳に対する負荷が甚大であり、作戦終了後負荷にある程度耐えるシステムを搭載していたが耐えきれなくなり16laboで意識を失っている。

 

 

 

 

 

 




誰得?だけどやっていくよ〜

また派遣依頼(コラボ依頼)または意見がある方はこちらへ↓
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

作戦名…Don't hold a gun(銃を持たせるな)

昨日の敵は今日の味方?

いや最初は最悪だ。


G&K本部…16labo

 

バルカン「おい!ペルシカァ!なんつぅ所に行かせやがった!死にかけたんだぞ!」

 

ペルシカ「それについては済まないわね。

てっ…いうかよく罰鳥に襲われて生きて帰れたわね。」

 

バルカン「ヤバイ所だったのかよ!死地にワザワザ行かせるな!」

 

バルカンは怒っていた。報酬がいいからと危険な所に行かせた事を。

 

バルカン「あのあと他の職員の人に職質とかされて面倒くさかったしよ…てっ…言うかあの後どうなったんだ?」

 

ペルシカ「Dクラス職員の多数の犠牲でなんとか鎮圧されたわよ…」

 

バルカン「それは良かったのか?まぁあんな物放置してる方危ないか…」

 

バルカンは思った地下施設に行った時にもDクラス職員って聞いたけどなんなんだ?と。

 

バルカン「ところでDクラス職員ってなんだ?」

 

ペルシカ「大きい生ゴミ、ただのゴミ。汚いナマモノ」

 

バルカン「分かった。なら安心だ。」

 

野郎供に慈悲無いので安心したバルカン。

その時、ペルシカはある事を伝えた。

 

ペルシカ「あっそうそうバルカン、D08地区って覚えてる?」

 

バルカン「そりゃ覚えてるぞ。結婚式行ったり、挙句の果てには助けて貰ったりしたしな…だから恩返しはいつかはしたいな。」

 

ペルシカ「そうなの?その基地の結婚した戦術人形2人が妊娠したわよ。」

 

バルカン「そうなのか。

 

 

ハァ!?そうなのか!?」

 

ペルシカの唐突のカミングアウトにより時間差で驚いたバルカン。

 

人形が妊娠?確か前に資料見たけどもうやってたのかよ!

このマッドサイエンティスト!

 

ペルシカ「妊娠おめでとうって素直に言いたいところだけど前見た時親の仇見るような目で睨まれたから行きたくないのよね。」

 

バルカン「マジすか…何やったんだよ…ペルシカ」

 

正直意味不なところもあるがとてもめでたい事だった。しかしペルシカの表情は深刻な表情をしていた。

 

ペルシカ「バルカン…悪いけどクルーガー本人からの任務よ。」

 

バルカン「全く…人使い?いや人形使いが荒いなぁ…今度は何やるんだ?」

 

ペルシカ「この人形の妊娠を良く思わない輩が多いのよ。この人形と人間の赤ちゃんはほとんどの人類人権団体にとって邪魔で邪魔で仕方がない赤ちゃんでしかない。」

 

バルカンは。また奴らか…と思いペルシカに話した。

 

バルカン「成る程…つまり1人残らず殲滅しろって事だろ?」

 

ペルシカ「どのくらいの規模で攻めてくる不明だけど全力で来るわよ、一個拠点潰した程度じゃ無理。それでもなんとしてでもこの赤ちゃんと母親は守らないといけないのよ。」

 

バルカン「どうしろってんだ?一つの拠点を潰しても無理なんて。」

 

拠点を潰しても無理って正直どうやって防げばいいか分かなかった。

 

ペルシカ「そこでよ。バルカン」

 

バルカン「おぉ…!なんか作戦があるのか。」

 

ペルシカ「闇市を中心にスラム街を一掃する作戦。作戦名はDon't hold a gun(相手に武器を持たせるな)よ。」

 

バルカン「これはこれは…大規模な…」

 

ペルシカ「相手に物資を調達させないようにする。それと同時に違法な物品や部品、違法な人形の売り買いをこれ以上防ぐのがこの作戦よ。」

 

バルカン「成る程な…人はいても武器を持たせなければいいって訳か。」

 

ペルシカ「まぁやる事はいつもと変わらないわよ。闇市を更地にすればいいだけの話だから。」

 

 

バルカンはいつものようにやればいいのか?なら簡単だな。と思ったが思いもよらない事実を聞く。

 

ペルシカ「あっそうそう。来なさい。」

 

?「わっわかりました…失礼s…します。」

 

バルカン「はぁァァァァ!?!お前!」

 

バルカンは驚愕した。

何故ならペルシカの隣に居たのはバルカンの前の任務でガチギレさせ顔面崩壊させられた挙句ペルシカの実k…オモチャにされた筈の鉄血の最新ハイエンドモデル 殺戮者(マーダー)だったからだ。

 

マーダー「なんでアナタが!!こr…!」

 

殴り掛かろうと拳ん振り上げるマーダーしかし…

 

ペルシカ「やめなさい。マーダー?もし言う事が分からなかったらどうなるか分かってるわよね?」

 

ペルシカは怖い微笑みでマーダーに話しかけた直後マーダーは何かに怯えてた。

 

マーダー「す…す…すいませんでした…。」

 

子鹿のようにビクビクとし慣れていないと思われる敬語で謝ったマーダー。

 

ペルシカ「今回の作戦は2人で行ってね。」

 

バルカン・マーダー「「嫌だ!」」

 

 

波乱の闇市一掃作戦、作戦名Don't hold a gun(相手に武器を持たせるな)が幕を開けた。




2人で任務?協力?いや競争だな。


派遣依頼(コラボ依頼)または意見がありましたらこちらまで↓
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

喧嘩する程仲がいい?

バルカンとマーダー、闇市を更地に…


上空…大型ヘリ…

 

空を飛ぶヘ大型の輸送用ヘリコプターの中は険悪な雰囲気に包まれていた。

 

バルカン「足引っ張るじゃねぇぞ?キチガイ」

 

マーダー「あら?アナタがキチガイじゃないのかしら?アナタの方こそ足を引っ張って助けを求めても助けないわよ。」

 

バルカン「助けなど求めねぇよ。あとな…

なんで私の服を着てんだよ!」

 

何故かマーダーはバルカンの服を着ていた。

 

マーダー「仕方ないじゃない!服無かったんだからアナタの服を拝借したのよ!文句ある?!」

 

バルカン「痴女は痴女らしく全裸になってろ!ポンコツハイエンド!」

 

マーダー「はぁ?!ふざけないでよ!あの時はあの時よ!だいたい私は鉄血の最新ハイエンドモデルだけどただ殺し合いが出来れば良かったのよ!鉄血とかG&Kとか関係ない全てを殺す殺し合いを!

でもあの糞科学者め!もうあんな目に遭ったら協力するしか無いじゃない!」

 

あんな目?バルカンはナニをされたか察し哀しい目でマーダーを見てた。

 

バルカン「あっ…(察し)。

ご愁傷様…それは同情するぜ…」

 

マーダー「同情するな!気持ち悪い!」

 

 

闇市周辺…スラム街

 

そんな口ゲンカをする事30分。ヘリは作戦領域に着きバルカンとマーダーは降りた。

 

バルカン「やっとだぜ…最近ぶっ放せなかったからな…

おい絶対に足引っ張るじゃねぇぞ!いいな!」

 

マーダー「うるさいわね…アナタこそ捕まって[言えないよ!]されて[性的描写]されて一生[削除済み]されないように気をつけなさい?」

 

バルカン「誰がそうなるか!あぁ!もうさっさとやるぞ!」

 

マーダー「はい…はい…流れ弾に気をつけなさいよ?」

 

バルカンとマーダーはガトリングを轟音とかん高い音を響かせ6つの銃身が始めた。

 

バルカン「清掃開始だぁぁ!」

 

マーダー「悲鳴をあげ絶望しながら死になさい!」

 

バルカンからは掠っただけでも腕や足が欠損する程の高威力かつ高密度の弾丸が。マーダーからは戦車の装甲すら余裕で貫通する程の鉄の塊が雨あられの如く勢いでスラム街を少しずつ更地にしていく。

 

当然、突然20mm弾と約12mmくらいの鉄の塊は家や闇市の一部に食らうが如く勢いで破壊し防衛をしようとする組織の一員の声や悲鳴をあげている者などの声をなどが大混乱を起こしていた。

 

バルカン「やっぱたまらねぇぜ!この建物が崩れていくさまはよ!」

 

マーダー「キャハハハ!さぁ!恐怖の協奏曲を奏でましょう!」

 

20mm弾と鉄の塊は更に闇市を破壊し進む。

バルカンはマーダーの弾道を見てある事に気がつく。

 

バルカン「やっぱりか!マーダー!お前の弾が避けやすかった訳が分かったぞ!」

 

マーダー「はぁ?避けやすかった?!負けてたくせに!」

 

バルカン「お前の弾道は全くばら撒かれていない!綺麗すぎるんだよ!簡単に素人でも予測出来るほどにな!」

 

マーダー「あら?ならいい事を教えてあげましょう。アナタは行動パターンが少ないのよ。単純に弾幕バカ。だから当たらない。」

 

バルカン「弾幕バカ?ありがとよ!それは褒め言葉だぜ!サイコパス!」

 

マーダー「サイコパス?褒め言葉ありがと。おバカさん」

 

バルカン「なんだと!この野郎ォ!」

 

口ゲンカしながら闇市に到達、闇市は臨戦態勢になっていたがバリケードの装甲車や土嚢はすぐさまスクラップと同量の土に変えられる後退するしかない。

 

しかしするにしてもバルカンの圧倒的な破壊力と密度で後退しながら撃つ事は出来ず回避に専念せざるを得ない状況になり、マーダーの圧倒的な貫通力と綺麗な弾道により確実に追い込んでいた。

 

マーダー「痛みを与えながら殺してあげる…だからゆっくりして逝ってね♪!」

 

バルカン「もっとお前らがミンチになる所を見せてくれよぉ!あはははは!ガトリング最高!」

 

正直どちらもキチガイ。ただ方向性が少し違うだけだが…

 

抵抗は見られるものの素人の小銃程度では止まらないバルカンとマーダーは更に奥に進むみ遂には闇市は建物の残骸が散乱する巨大な道となっていた。

 

違法な建物や商売や犯罪溢れかえり衛生状最悪だったスラム街と闇市の大部分が瓦礫と化しほぼ更地となった。

 

 

数時間後…

 

バルカン「終わったな…はぁ〜スッキリした!」

 

マーダー「楽しかったなぁ…あの血みどろになって死んで行った人達の悲鳴が…」

 

バルカンはガトリングをもう一回回し最後の締めに撃とうとした。

 

しかし…

 

ギュュュ!ガガガガガガ!!バァン!プシューー

バルカンの愛銃(M61A2バルカン)は煙りを吹き壊れてしまった。

 

バルカン「あっ…やっちまったぁぁぁ!新品を壊しちまったぁぁぁ!」

 

マーダー「あら瓦礫の破片が起動部に入って故障したのね…あははは!やっぱりI.O.P製の戦術人形は間抜けね」

 

バルカン「お前は取り敢えず黙ってろ!」

 

バルカンはマーダーを急かし急いでヘリポートに向かい帰りのヘリに乗った。ヘリのパイロットを急かし急いで向かう様にお願いしたら。

 

 

 

 

 

 

 

G&K本部…16labo

 

バルカン「ペルシカ!いるか!すまん壊れてしまってな!

 

 

いないのか!

 

 

 

 

いないな…」

 

マーダーはペルシカから貰ったと思われる自室で休んでいた。

バルカンはペルシカがいないのが分かりどうしようかな悩んでいるとペルシカの机からあるメモを見つけた。

 

 

 

 


 

このメモを見ている頃には私は主張に行っていると思うわ。

何日か帰って来ないのでもし銃を壊れる事があればS09基地私の知り合いの銃整備士(ガンスミス)に行く事。

 

ペルシカより…

 


 

 

バルカン「主張?珍しいな引きこもりのペルシカが外に出るなんて…愛銃(M61A2バルカン)が壊れた状態じゃ何も出来ないし。AUG-8は流石に無理だからな…

まぁS09基地に行くかな。」

 

バルカンはS09基地で愛銃であるM61A2バルカンを直そうとした。

 

 

 

 




フラグを立てていくぅ…!


派遣依頼(コラボ依頼)又は意見がありましたらこちらまで↓
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

デストロイヤーちゃんの危機とバルカンS09基地に着く。


苦悩は続くよ〜
ど〜こま〜で〜も〜



 

 

G&K本部…16labo

 

ペルシカは予定より出張から早く帰って来てしまった。その為バルカンが鹵獲してきたガルム楽しそうに弄っていた。

 

ペルシカ「ん〜カメラ付近を殴打し過ぎてAIが完全に壊れてるわね…どうしようかしら。」

 

アイカメラは見るも無残な姿になり。周囲にあったAIは完全に壊れていた。

 

ペルシカ「簡易のAIを載せていいけど。それじゃ簡単な作業しか出来ないからどうしましょう」

 

ペルシカは悩んでいた。

手間をかけてAIを設定してやるか。簡易の物をつけるか…

 

ペルシカとさ「どうしましょか…

…そうか電脳を入れれば……」

 

なんとなくヤバめの方向へ。

 

ペルシカ「でも電脳って言ってもなぁ…あっ…」

 

何か閃きそしてヤバイ方向に突き進む。

 

ペルシカ「箱を被ってるデストロイヤーの電脳を使えば…

 

 

…いけるわね。」

 

変人は人形捕縛用のテーザー銃(魔改造)を手に箱入りデストロイヤーのいるスプリングフィールドの喫茶店に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

喫茶店…

 

スプリングフィールドは箱入りデストロイヤーとコミュニケーションを取ろうとしているが上手く言っていなかった。

 

スプリングフィールド「あの…大丈夫かしら?」

 

ブルブル…

 

ダンボール箱にお姉さんが話しかけるというシュールな絵面になっていた。

デストロイヤーはブルブルと震えまだまだトラウマが受けておらずダンボールから出ていなかった。

そこに変人が乱入した。

 

ペルシカ「デストロイヤーいるかしら?」

 

スプリングフィールド「ペルシカさん。おはようございます!デストロイヤーちゃんならまだダンボール箱から出ていないですよ。」

 

ペルシカ「そう…ありがとね。」

 

ペルシカはダンボール箱に近づき隙間にテーザー銃を向けた。

 

ペルシカ「ごめんね。じゃ撃つわよ。」

 

ダンボール箱は心なしか青くなっていた。

そして…

 

ガサガサガサ…!

 

ペルシカ「逃げられたわね…ダンボール箱を被ってあの速さは凄いわね。」

 

スプリングフィールド「ペルシカさん…何やろうとしてるんでわずか…」

 

ダンボール箱は素早いスピードでペルシカから逃げていった。

 

ペルシカ「流石は鉄血のハイエンドモデルのデストロイヤー…

…なかなか面白いじゃない。」

 

この日からペルシカと箱入りデストロイヤーちゃんの戦いが幕を開けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

S09基地…上空

 

デストロイヤーとペルシカの戦いの幕が開けた中バルカンは愛銃(M61A2バルカン)を直そうとS09基地にヘリで移動していた。

 

バルカン「ん…もう着いたのか。以外と早いな。」

 

バルカンはスリープモードから目覚め外に広がるS09基地を見下ろした。

 

バルカン「以外とデカイ基地だな…本部と比べると小さいけどな。」

 

そしてある事を考える。

 

バルカン「ペルシカの知り合いのガンスミスだったか。まともな人であって欲しいな。ペルシカの知り合いって肩書きでもうヤバイからな…あと私と話が合うといいな。」

 

ペルシカの知り合い=変人か変態という構図がバルカンの中では成り立っていた。

 

ヘリはヘリポートに着いた。

 

バルカン「よし!着いたか!私の愛銃を直し行くか!」

 

 




ペルシカ対デストロイヤー

逃げて!超逃げて!デストロイヤーちゃん!
アナタが捕まったら誰がドリーマーをギャフンと言わせるの?!
まだ余裕があるんだから!匿って貰える人を見つければどうにかなるんだから!

次回!デストロイヤーちゃん死す!

デュエル!スタンバイ!

派遣依頼(コラボ依頼)又は意見がありましたらこちらまで↓
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

嵐の始まりと最初の敗北…回想…

なんか分からんがモチベが無かったんや…

バルカンの最初の戦い…


F05地区…飛行場…

 

 

そこには通常ではありえない大きい弾薬庫、銃身が6個ある異常な装備をした戦術人形がいた。

 

バルカン「はぁ…緊張する…初めての実戦だからな。」

 

電脳戦をやりまくったバルカンは初めて戦場に出撃しようとしていた。

そこにペルシカから無線が入った。

 

ペルシカ『今の貴方なら楽勝よ。軽く蹴散らしてあげなさい。』

 

バルカン「そうなのか?実戦は初めてだから分からないだよな…

まぁ頑張るとしますか!」

 

単独での戦闘データが求められているためバルカンは1人で任務に当たるこになった。

 

 

 

30分後…

 

バルカンは鉄血の部隊を発見していた。

 

バルカン「ん〜ガードとイェーガーの部隊か…」

 

ペルシカ『厄介ね。電脳戦と同じ感じようにやれば簡単よ。」

 

バルカン「分かった。やってみるぞ。」

 

バルカンは最初の試射以降久しぶりに引き金を引いた。

6個の銃身が轟音をたて回転し始めバルカンの顔を満悦の笑みを浮かべた。

 

バルカン「さぁ!鉄血供が!スクラップになりやがれぇ!」

 

その一言と同時に6個の銃身から暴風雨の如く20mm弾が吐き出される。

鉄血の部隊はバルカンに気づきガードが守ろうとするものの対人対人形を想定した性能のためかガードの部隊は20mm弾に当たるとすぐさまバラバラに消し飛んだ。

 

バルカン「やっぱおもしれぇ!この快感はよぉ!アハハハハ!」

 

イェーガーの部隊は撤退しようとするが予想以上のスピードにより逃げきれずただでさえ耐久が低いのに20mm弾が襲い掛かりガードと同じようにスクラップになってしまった。

 

バルカン「もう終わりなのかぁ?もっと来やがれよ!もっと楽しませてくれよぉ!なぁ!」

 

鉄血の重装部隊は僅か1分も経たず全滅してしまいバルカンは更に相手を求めて戦場を歩き出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

F05地区…鉄血司令部…

 

?「あら?グリフィンの新手の戦術人形かしら?…ガトリングを腰うちで撃つなんて凄まじい性能ね。」

 

ある鉄血のハイエンドモデルがバルカンの映像で見ていた。

 

?「でも全然動きがなっていない…力任せの戦闘ね。実戦は初めてなのかしら?まぁ…」

 

そのハイエンドモデルは大型の粒子狙撃ライフルを手に持ち反重力装置で浮かび上がった。

 

?「脅威になり得る存在は消しておきましょう。」

 

気怠そうに高台に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

F05地区…

 

バルカン「あははは!雑魚供が!来やがれ!もっと!もっと!スクラップになって死ねぇ!」

 

バルカンは20mm弾と分発6600のレートに物言わせ鉄血の部隊を蹴散らしていた。

 

バルカン「逃げる奴は鉄クズだ!逃げない鉄くずは良く訓練された鉄くずだぁぁ!」

 

到着したばかりの鉄血の部隊はすぐさま消し飛ばされスクラップにしていた。バルカンはこの光景を見て更に気分が高揚し鉄血を更に殲滅していく。

 

バルカン「アハハハハ!ホント戦争は地獄だぜ!」

 

?『そうね。戦争は地獄よね。』

 

バルカン「あぁ?無線のハッキングか?」

 

バルカンの無線に何者かがハッキングを仕掛けていた。

 

?『初めまして。私は鉄血のハイエンドモデルの夢想家(ドリーマー)よ。いかにも馬鹿そうな人形さん?』

 

バルカン「は?馬鹿だと!ふざけんなよ?ぶっ飛ばしてやるからな!」

 

?ドリーマー『はぁ…やっぱり馬鹿。デストロイヤーくらいのお馬鹿さんね。忠告しておくわよ?いや最後になるわね。

戦場のど真ん中で堂々と無線を受信して立ち止まらない事ね。お馬鹿さん。』

 

バルカン「は?どういu…!」

 

特大粒子レーザーがいきなりバルカンを襲った。

バルカンは咄嗟に避けたがとてつもないエネルギーで放たれたレーザーはバルカンの足に当たり消し飛んでしまった。

 

バルカン「アガガガァァ!クソイテェ!左足が無ェェ!」

 

バルカンの左足が消し飛んでしまいかなりの重量のある弾薬庫の重量を支えきれず横になってしまった。

 

ドリーマー『あら?外しちゃったわね〜まだ生きていたのかしら?しぶといわねぇ…まぁ『傘』でも打ち込んでおこうかしら?』

 

バルカン「絶対殺してやるよ…!ぶっ殺してやるよ!陰キャ狙撃チキン野郎…!」

 

ドリーマー『まぁ回収部隊にあとはお任せしましょう。

あぁ怠い仕事終わったぁ…』

 

ドリーマーは通信を切った。

バルカンは弾薬庫を捨てなんとか抜け出そうとしたが。身体に力が入らない。

 

バルカン「クソぉ…!人口血液流しすぎたな…救援要請と出来る限り遠くえ…」

 

バルカンは匍匐前進で移動しようとし数十メートルを匍匐前進で進んだが…

 

バルカン「あっ…もう…ダメ…だな…」

 

しかしバルカンは虚しく意識を失ってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ん……

 

知ってる天井だな…良かった…

 

いや良くねぇよ!

 

あのあとどうなったんだ?

 

この後どうなるんだ私?!

 

あっケモ耳?

 

ペルシカか…

 

ペルシカ「起きた?びっくりしたわよ。あの地域にハイエンドモデルがいたなんてそれもドリーマー。」

 

バルカン「そうか…」

 

ペルシカ「AR小隊に感謝する事ね。特にM16はおんぶして貴方を運んできたのよ?」

 

バルカン「そうなのか。あとでなんかお礼しないとな。」

 

ペルシカ「そうね。ジャックダニエルでもあげときなさい。」

 

バルカン「ジャックダニエルって何だ?」

 

ペルシカ「貴方にはまだ早い物よ。この事は忘れて。」

 

ペルシカは何となく分かっていた。コイツ(バルカン)のメンタルは既存のメンタルのM16とSOPMODを出して2で割ったメンタルだ(新たに電脳の設定やメンタルを作るのが怠かったなんて言えない)。

てっ言う事はとんでもない酒豪になるんじゃないかと。

 

バルカン「そうなのか?分かった。それよりだな…」

 

ペルシカ「どうしたのかしら?」

 

バルカンは拳を強く握りしめ眉間にシワを寄せた。

 

バルカン「ドリーマーは絶対ぶっ殺してやる…!奴を木っ端微塵にしてやんよ!」

 

この日バルカンは初めての戦闘で負けを味わい。ドリーマーを絶対殺すと胸に誓った。

 

 




バルカンの初めての戦闘にして初めて敗北

いや…深層映写のUMP45のアレは衝撃的だった…今後の展開が気になりますねぇ。


派遣依頼(コラボ)又は意見がありましたらこちらまで↓
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

天災って怖い……殺戮者(マーダー)

この先どしよう…
思いつかん!
取り敢えずこれだぁぁ!


G&K本部…マーダーの部屋

 

ベットと机しか無く部屋の角には監視カメラが仕掛けられた部屋の中、マーダーは暇をしのごうとしていた。

 

マーダー「あー、暇ね…こんな何も無い部屋に閉じ込めないでよね…。」

 

監視カメラは気にならないが暇すぎてやばかった。

 

マーダー「暇すぎよ!あー!暇!最悪!」

 

かれこれ約2時間半部屋に閉じ込められていた。

 

マーダー「あぁ…最悪、なんで負けちゃったのかしら本当に…あの時逃げれば良かったわね。」

 

バルカンに捕獲されて以来マーダーは一回しか戦闘に参加していなかった。(バルカンとの合同作戦)

 

そんな時扉が突然開いた。

 

ペルシカ「マーダー。元気かしら?」

 

変人ことペルシカが入ってきた。

 

マーダー「最悪よ。協力してやってんのにこの扱いはないんじゃないかしら?」

 

ペルシカ「デストロイヤーを捕まえたいけど依頼が来たのよ。貴方暇なんでしょ?丁度やって貰いたい任務が来てるけんだけどバルカンが銃の整備で今いないんだけど貴方に頼んでもいいかしら?」

 

マーダー「馬鹿じゃないの?裏切るかもしれないのよ?」

 

ペルシカ「裏切ったら貴方は死ぬわよ?小型爆弾埋め込んだから。」

 

マーダー「え?」

 

突然の爆弾発言(二重の意味)をしたペルシカ。

マーダーはもう一回聞くことにした。

 

マーダー「あの?…もう一回いいかしら?」

 

ペルシカ「貴方の身体に小型爆弾を埋め込んだのよ。爆破条件は無理に外そうとした時と私が死んでしまった時と私の命令に背いた時ね。」

 

マーダー「嘘でしょ?」

 

ペルシカ「冗談に聞こえるかしら?

…私は貴方に"お願い"してるのよ?"お願い"を。」

 

お願い(強制)するペルシカ。マーダーの答えはもう決まっていたもの同然だった。

 

マーダー「あっ…(察し)

…本当だって分かったからやめて!ちゃんと受ければいいんでしょ!分かったわよ!どうせ鉄血に居場所ないし!やればいいんでしょ!やれば!」

 

ペルシカ「話が早いわね。じゃ早速行くわよ。」

 

 

ペルシカに連れられマーダーはヘリポートに着いた。

 

ペルシカ「貴方の武器は積んで置いたわよ。」

 

マーダー「思ったんだけど依頼の内容はなんなの?」

 

ペルシカ「鉄血の部隊の排除。」

 

そこ言葉を聞いた瞬間マーダーは笑った。

 

マーダー「面白いわ。よく鉄血ハイエンドモデルに鉄血の部隊を殲滅させようとしたわね。)

 

ペルシカ「関係ないんでしょ?鉄血とG&Kも。」

 

マーダー「それもそうね。まぁストレス発散してくるわ。その事は感謝するけど小型爆弾の件は一生覚えて起きなさい。」

 

ペルシカ「分かったわ。一日くらいは覚えておくわよ。安心しなさい。」

 

マーダー「あぁ…もう。まぁありがとね。

敵をいっーぱい殺してくるから♪」

 

 

マーダーはヘリに乗り自分の武器であるレールガン式ガトリングガンを確認した。

 

マーダー「あら?やるじゃない。私の銃完璧にメンテしてる。その点は感謝するけど…

あの変人何考えてんだか分かんないし本当天災って怖わいわよ。」

 

ペルシカの事を不安に思いながら外の景色を眺めこれからどうやって血祭りに上げようか想像したマーダーだった。

 

 

 

 




殺戮者(マーダー)の性能

破甲/150(固定)
火力/S
命中/A
回避/A
射速/A

弾薬…1000
配給…150

装備…強化骨格・サイト系・弾薬パック

スキル
鉄塊の貫通弾
パッシブ…攻撃が貫通するようになる。
また装甲がある場合2倍のダメージになる。




なんとかデストロイヤー・ガイアに勝てましたよ!
ギリギリの戦いだった…
最後の曲かっこ良スギィ!
照明妖精に感謝!圧倒的感謝!


|派遣依頼《コラボ依頼)又は意見がありましたらこちらまで↓
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

P.A.C.S.の脅威と味見…殺戮者(マーダー)

書き忘れていた事は最後に…


あと強化された野郎供が登場!
マーダーに襲いかるが…


グロ注意!



某地区…上空

 

おなじみの大型ヘリが作戦領域の付近で着陸、マーダーは自身の銃を持ち森の中を微笑みながら入っていった。

 

マーダー「敵さんどこかな〜。早く殺したいな〜」

 

そんな物騒な事を言いながらマーダーは辺りを探していた。

 

マーダー「本当に鉄血の部隊がいるの?もう戦闘になってもいい筈なのに…」

 

マーダーはかなり奥まで歩いていた。鉄血の部隊の排除の任務を受けたマーダーは鉄血の部隊を探しながら歩いていた。

 

バァァァン……!

 

マーダー「…ん?何かしら?」

 

何処からともなく謎の爆発音が聞こえマーダーは警戒しながらその爆発音のする方向に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

某地区…爆心地?

 

マーダー「何あれ?鉄血の部隊が雑魚同然のように跳躍されてるわね…」

 

そこには装甲を纏った巨大な人型が機銃やら爆撃砲で鉄血を一掃していた。

 

『流石は投資者と研究員達の血と涙の結晶!人類の繁栄を脅かす人形供をこんなに跳躍できるなんて!』

 

『我々の勝利は揺らぎない』

 

『ハハハ!人形供は消毒だぁぁ〜!』

 

順番に装備を言うと機銃とショットガン、大型チェーンソーの前衛装備、迫撃砲とSマイン、スナイパーカノンの後衛型、火炎放射器とグレネードランチャー、ガトリング砲の謎仕様の巨大な装甲を纏った野郎供?だった。

 

『コイツらの部品を売れば儲かる、動いてる奴らは物好きな奴に売りつければ高値で売れるからな…さっさと回収しようぜ!』

 

『そうだ。我々人類の栄光は約束されているも同然だ。』

 

『まさに金!暴力!S○X!

金!暴力!S○X!って感じ!』

 

汚い奴もいるが言っている事は基本的に野郎供。

 

マーダー「うわ…何あれ…気持ち悪いんですけど…」

 

2.7メートルの巨大な装甲歩兵?は回収に取り掛り鉄血兵を回収する車と思われる大型のトラックに乱雑につめんでいた。

 

マーダー「奴ら…!私の獲物を横取りする気?!」

 

この異常事態にマーダーの問題は装甲兵?の事ではなくターゲットを横取りされた事がマーダーにとって問題だった。

 

マーダー「まぁいいでしょう。代わりに奴らを血祭りにあげて差し上げましょう。綺麗な紅い紅い血の絵の具で絵画を書いてあげる…♪」

 

マーダーは森の木の上から待ち伏せ(アンブッシュ)をしようと木に登り待つ事にした。

 

 

 

 

 

 

 

2分後…

 

『ハハハ…!鉄血人形の生き残りは消毒してやろ〜か?あぁ?綺麗に灰にしてやるよ。』

 

謎仕様の装甲兵?が鉄血の部隊の残りを探しにきていた。

 

マーダー「ご機嫌よう。」

 

『ん!?なんだ!お前!』

 

マーダー「そしてさようなら♪」

 

マーダーは上から落ちながら大型粒子ブレードを生成し装甲兵の片腕を斬りとばす。

 

『クソ!人形だと!』

 

マーダー「いくら機動性と運動性能は良くても反射神経は変わらないのね。」

 

『ウガァ!脚部が!』

 

更に追い討ちに大型粒子ブレードで両足を斬り落とす。

 

マーダー「まず…装甲剥ぎますか。」

 

『おい!何しやがる!人形!』

 

マーダー「よいっしょっと♪」

 

「なんなんだ!お前!!」

 

マーダーは装甲を大型粒子ブレードで斬りコクピットに顔を覗かせ。中には世紀末ヘアーのモヒカンの男がいた。

 

そしてマーダーは火照ったような紅い顔で言った。

 

マーダー「いただきます♪」

 

マーダーはモヒカンに顔を近づけた。

 

モヒカン「は?いただきます?何を…!」

 

マーダーのモヒカンに抱きついた。

 

モヒカン「は?」

 

マーダー「いただきます♪」

 

モヒカン「アガガガがァァァァァ!グゾガァァァァァ!ハナゼエェェェ!」

 

マーダーは首に食らいついた。コクピットは真っ赤に染まっていく。

 

モヒカン「あ"ぁ"…!は…なせ…!あっ…あ………」

 

マーダー「ん〜マズイわね。やっぱちゃんと栄養取ってる人間じゃないとマズイか…」

 

マーダーは口を真っ赤に染めてながら肉?を咀嚼し飲み込んだ。

 

マーダー「ごめんね♪私は"お肉"が大好きなの♪人間や人形の"お肉"とか。断末魔とか私大好きなの♪

だから…

 

 

もっと貴方達の苦しむ姿を見せて♪」

 

 

狂気の殺戮者は正義も悪も無く惨虐な殺しを求め強化装甲兵達と対峙しようとしていた。

 

 




試作強化アサルト様ありがとうございます。

カニバリズムってヤバくない?
人間ってどんな味すんだよ?美味しいのか?絶対不味いだろ!って思う。



書き忘れ
殺戮者(マーダー)

弾薬…1000
配給…150
バッテリー…50

派遣依頼(コラボ依頼)または意見がありましたらこちらまで↓
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

やるじゃない…殺戮者(マーダー)

P.A.C.S. (パワード.アーマー.コンバット.スーツ)

団体が作り出した人間が乗り込むタイプの人型ロボットスーツの戦闘型で元々は、重機が入れない場所や放射能などの汚染地域でも活動できる作業機械として開発されたが、これも団体の危機のために戦闘型も開発された。大きさは2.7mと大型、かなりの武装バリエーションを誇っている。


試作強化アサルト様ありがとうございます。

あとグロ注意!



某地区…森…

 

マーダー「んっ…ング…プハァッ…美味しいとこあるじゃい…意外に。」

 

鉄の巨大な鉄クズと化したP.A.C.S. のコクピットの中は鮮血に染まり人型だったモノを弄りまわしマーダーは内臓や色々なところを食べていた。

 

マーダー「堪能した事だし…そろそろね。」

 

マーダーはP.A.C.S. のコクピットの中にある無線を手に取った。

 

そして残りの2組のP.A.C.S. の無線に繋げた。

 

マーダー「ハァイ。私は鉄血のハイエンドモデル。殺戮者(マーダー)って言うの?」

 

『…通信が途切れ…は?』

 

『ふぁ!?鉄血のハイエンドモデルだど!こりゃ予想外の収穫だ…!てっ言うかモヒカンの無線からの受信だと…!貴様ぁ!』

 

マーダー「貴方達の仲間は殺しちゃったわぁよ♪あの悲鳴は最高に面白かったわね!ギャーとかや"め"でぐれ"ーとか本当面白い!でもね。あんまり美味しい所なかったわねぇ…」

 

『人間を人形が食っただと!?良くも同胞をぉ!許さん!」

 

『ヤロウブッコロシャャァァ!!』

 

マーダー「アハハハハ!その怒りと憎しみが絶望に変わる瞬間が楽しみねぇ!キャハハハハ!」

 

マーダーは笑いながら無線を切った。

 

マーダー「キャハハ!あの怒りよう本当面白そうになりそうね。」

 

マーダーは自身の武器であるレールガン式ガトリングガンを確認した。

 

マーダー「あっ…バッテリーが少ないわね。粒子ブレードはもう無理か。あのバカと同じようにやるのは嫌だけど背に腹は変えないわね。やりますか…」

 

粒子ブレードやレールガンには電力を使う。その為本部からバッテリーを使っていたがそのバッテリーはあとガトリングを撃つだけしか残っていなかった。

 

あのバカ(バルカン)…頭悪いから嫌なのよ…

あのバカに負けた私が恥ずかしいわ。

 

マーダーはバルカンと戦った時を軽く思い出しながら2体の残りのP.A.C.S.がいると思われる場所に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

P.A.C.S.を纏った人類人権団体の装甲兵はマーダーを血眼になって探していた。

 

『探せェェ!人類の繁栄と仲間の仇を討てェェ!』

 

『殺せ!』

 

巨大ながらもかなりの機動力で動き回り探し回っていた。

 

『いたか?!』

 

『いないです!人形め…!どこにいやがる!』

 

仲間を殺される必死に探していた。

 

あたりの木々を薙ぎ倒しながら進んでいた。

そんな中、マーダーは木に隠れて様子を伺っていた。

 

マーダー「ヤバいわ。あれは不意打ちで殺れたけど今殺るともう片方にバレるわね。」

 

正直正面から戦闘なんて真っ平ごめんだったが固まって探していて正直からの戦闘は避けられなかった。

 

マーダー「仕方ないわね。反撃される事を想定して正々堂々と不意打ちしましょう。あんな装甲纏ってんだから卑怯とは言えないわよね?」

 

マーダーは気づかれないように移動を始めた。そして一番厄介だど思われる後方支援型を狙った。

マーダーは銃身を回転させかん高い音が鳴り響く?

 

マーダー「ご機嫌よう♪」

 

『!…いたぞォォっ!』

 

『人形め!ぶっ殺せェェ!』

 

先に攻撃出来たのはマーダーだった。約12mmの鉄の塊が後方支援型のP.A.C.S.に降り注ぐ。

 

『クソ!武器が!?』

 

マーダーの攻撃により後方支援型のスナイパーカノンが破壊された。

 

マーダー「私を鉄クズ共と一緒にされちゃ困るわね♪」

 

『喰らえ!』

 

前衛型の機銃がマーダーに降り注ぐがマーダーは綺麗に避ける。

 

マーダー「銃口見れば弾道なんて予測出来ちゃうわよ?その兵器の性能でゴリ押しただけだったんだ♪」

 

前衛型が撃っている中後方支援型はSマインを発射しようとしていた。

 

『Sマイン行くぞ!』

 

『了解!』

 

マーダー「はぁ…爆発物は敵の目の前で使わない方がいいわ。ほら…こんな感じに…」

 

『グァッ!クソ!』

 

後方支援型から発射されたSマインは発射された直後に撃ち抜かれ爆破された。

 

『死ぬぇぇ!』

 

前衛型はマーダーの撃っている最中に大型チェーンソーで斬りかかる。

しかしマーダーは逆に前衛型に進み前衛型の脚部の股に向かってスライディングし避ける。

 

マーダー「あら、ハズレ♪近接武器は大振りに振っちゃダメよ?貴方達は本当お馬鹿さんね。」

 

『馬鹿にしやがって!殺してやる!』

 

マーダー「あっ…!それはヤバイ!」

 

前衛型はショットガンを連射した。

ショットガンといえどP.A.C.S.用に作られた銃だ。しかも連射できるオートマチックショットガンの。殺すには近寄る必要があるが傷をつけたり怪我をさせる為なら中距離からでも効果は十分だった。

 

マーダーといえど弾道が予測できないショットガンでは避けずらかった。

 

『所詮人形は人間の道具なんだよ!道具風情が人間様に反抗するな!』

 

しかなりの速度を出し高い機動力を発揮しながらショットガンを連射され流石にマーダーもきつかった。

 

マーダー「性能の暴力ヤバ過ぎでしょ!キツイ!」

 

すると突然激しい爆発がマーダーの近くで発生した。

 

『爆散しやがれ!糞人形がぁ!』

 

『畳み掛けぞ!』

 

マーダー「しまった…!」

 

後方支援型の最後の壊れていない迫撃砲での援護砲撃でジワジワとマーダーは追い詰められていた。

 

流石に分が悪いので撤退しようとするが強化装甲兵2人は逃す気など全く無かった。

 

『逃げたぞ!追えぇ!』

 

『鉄血のハイエンドモデルなんて捕まえたら幹部なんて確定だぜ!仲間の仇でもあるから逃すな!』

 

マーダー「チッ…!予想ね…!」

 

何か利用できそうな物がないか探しP.A.C.S.を着ている2人から逃げ回っていた。

 

マーダー「熱くなるわね!こういう展開!アイツらが後悔し命乞いしても虐めてすり潰して殺してあげる!その時はきっと最高に面白いんだろうな!キャハハハハ!」

 

窮地に陥ってもなお殺戮者は残虐にどう敵を殺そうか考え、戦略を練っていた。

 

 





あぁ…物資(イベント)集めんのがヤバイ


派遣依頼(コラボ依頼)又は意見がありましたらこちらまで↓
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

幕間?酔いどれバルカン

通りすがる傭兵様 作「ドールズフロントラジオ銃器紹介コーナー」とのコラボ返し。

マーダーが戦っている最中のバルカンの様子。


S09地区…バー

 

夜になりいつものように賑わっている中、ガンスミスはコーラやジュースをバルカンはお酒を頼んでいた。

 

ガンスミス「大丈夫か。もう20杯目だぞ?」

 

バルカン「大丈夫だ!まだまだいけぇるぞぉ!あははは!」

 

20杯もジャックダニエルを飲み未だ衰えていないバルカン。

 

バルカン「ガンスミスゥほんとぉにお前お酒のめねぇのか?」

 

バルカンはガンスミスに顔を近づけてながら問いかける。その顔の間約10センチ。当然大量にお酒を飲んだバルカンの息がガンスミスを襲う。

 

ガンスミス「うっ…酒臭ぁ……俺飲めないからな!一滴も飲めないからな俺!」

 

バルカン「そうかぁ…この感じじぁ本当らしいなぁ…すまねぇ。

あっ!生ビール追加お願いな!」

 

ガンスミス「まだ飲むのか?」

 

バルカン「物足りないぞ!私!」

 

勢い止まりそうになかった。バルカンは更にジャックダニエルや生ビールを20追加、合計40杯バルカンは飲んでいた。

流石に戦術人形しかも16labo謹製でも酔いが回り呂律は回らなくなっていく。

 

バルカン「あぁ…お酒おいちぃ…もっとぉくれぇぇえ!」

 

ガンスミス「いやもうやめた方が…てっ!いうかお金はどうしたんだ!俺が払うのか!?この量を!」

 

いくらペルシカの依頼で報酬がいいといえどバルカンはかなりの量を飲んでいた。

 

バルカン「大丈夫だあ。へるしかのカードがありゅから大丈夫!」

 

バルカンは胸ポケからバルカンはブラックカードを出し見せつけた。

 

ガンスミス「なおさら大丈夫ねえないだろ!それ!」

 

バルカン「安心しろ!ペルシカ給料めったにつかわないからかなり溜め込んでんだぁ。少しくらいつかったってぇ問題なぁい!今日はわたしの奢りたぁ!」

 

ガンスミス「もうどうなっても知らなねぇ…」

 

バルカンはブラックカードで支払っていた。

 

バルカン「ガンスミスゥ私の愚痴を聞いてくれぇ…」

 

ガンスミス「もう深夜で帰りたいんだが?ヤバイ話はごめんだぞ?」

 

バルカン「まぁ聞いてくれぇ。

あの変人ヤバイんだよ?最近人形を妊娠させる為の研究やら育乳サプリやら人形用の媚薬やら…ヤバすぎないかぁ!ヤベェだろ!どうしてそっち系の奴の研究してんだよ!意味分からんは!」

 

ガンスミス「はぁ? 人形の妊娠?育乳サプリ? 媚薬?

すまん、理解がまっっったく追いつかないんだがそれは置いとこう。

そんな情報どこで拾ってきたんだ?」

 

バルカン「ペルシカのパソコンから見たんだが?…それがどうしたんた?ペルシカの奴ヤベェだろ?本当何考えんだか…」

 

もうペルシカのパソコンって時点でアウトだった。

 

ガンスミス「ヤバイ情報じゃねぇか!!」

 

バルカン「そんな重要な情報じゃねぇと思うから大丈夫だと思うぞ?…そんな事よりさぁ!唐揚げセット頼む!」

 

ガンスミス(おいおいまだ食うのかよ…それにしてもD08地区の人形が妊娠してるって話は冗談じゃないのか......?)

 

数日後バルカンはペルシカのブラックカードを使った事がバレ、実験台にされた事は言うまでもない事だった。

 




「ドールズフロントラジオ銃器紹介ラジオ」のリンクはこちらから↓
https://syosetu.org/novel/170214/

派遣依頼(コラボ依頼)又は意見がありましたらこちらまで↓
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

殺戮求める赤黒き暴風…殺戮者(マーダー)編…終

殺戮者(マーダー)必殺技炸裂ゥ!


某地区…森

 

マーダー「本当しつこいわねぇ!デカイのに速いって…!」

 

『逃すな!終え!仲間の仇ィ!』

 

『幹部になる為に奴を捕まえろ!』

 

マーダーは以前追いかけられていた。P.A.C.Sはエイジス並の装甲とブルート並の速度を誇っている為、幾ら鉄血の最新ハイエンドモデル(離反?したが)でもなかなか引き離せない。

 

ドゴォン!ドコォォン!

マーダー「本当範囲攻撃は厄介よね!本当うざい!」

 

マーダーも反撃するが迫撃砲が邪魔でなかなか狙いがつけらないでいた。

 

マーダー「手はあるにはあるけど…いやまだ何とかなるわねぇ。」

 

鉄血ハイエンドモデルには必殺技的な物がある。ドリーマーの巨大粒子ビームや処刑人の黒い斬撃?ゲーガーの粒子ブレードやデストロイヤー・ガイアの広範囲爆撃など。マーダーにもあるのはあるんだが代償を伴う、そのためそんな危険を今は侵せない。

 

そんな事を考えている間に何故か迫撃砲は止み前衛型が突撃してきた。

 

『突撃ダァァ!鉄くずになりやがれ!』

 

大振りのチェーンソー。コイツら学習しないの?とマーダーは思った。

 

この時…

 

ドォガァァァァン!

 

マーダー「ギャ!痛ったぁ…!コイツら迫撃砲を味方が近くにいるのに構わず撃ってきた?!なんて勇気ある行動なの!最高ね!その勇気!」

 

幸い衝撃で吹き飛ばされただけだったので大したダメージはないがとても不味い状況だった。

 

マーダー「あぁ…!うざい!」

 

正直マーダーも反撃したいがとても速く、攻撃を避け装甲は貫通できるが数発では止まらなかった。

 

マーダー「追い込まれてるわね…私!こんなにドキドキしたのいつぶりかしらいや無いわねジワジワ追い詰められるこの感覚!最高にワクワクする!」

 

この状況でも楽しんでいるマーダー。

 

『いたぞ!殺せ!』

 

『我ら人類の繁栄の為に鉄クズになりやがれに人形め!』

 

あまりにも(当然だが)しつこい強化装甲兵にマーダーはイライラしていた。

 

マーダー「ストーカーめ!なんなの?本当に…!私を本気にさせたいのかしら?」

 

『所詮罠で嵌める事しか出来ない鉄血ハイエンドだ!攻めろ!』

 

『そうだよ(便乗)じゃけん行きましょうね〜!』

 

マーダー「罠で嵌める事しか出来ない?ふーん…私を凄ーく舐めている様で…」

 

調子に乗り始めていたP.A.C.Sを纏っている装甲兵2人

 

マーダー「あぁ…!もうどうにでもなってしまえ!!もう手段は選ばないわ!貴方達に絶望をくれてやるわ!この後の事はどうにでもなってしまえぇェ!」

 

マーダーはレールガン式ガトリングガンの引き金を引く。それと同時にもう使えない筈の大型粒子ブレードを起動。

 

《ビー!ビー!ビー!

銃内の機構に異常な程の高エネルギーを確認。ただちに適切な処置を施して下さい!

繰りかe…》

 

マーダー「うっさい!黙れ!」

 

マーダーのガトリングガンからは回転しながらもどす黒いエネルギーが溢れてで蒼白く輝いていた。

 

マーダーは更に粒子を貯める。

 

『なんだ?自爆か?それとも切り札か?どうせ俺たちにきかねぇよ。』

 

『そうだよ(便乗)』

 

マーダー「調子に乗ってるお2人さん?3秒後貴方達は死にますよ?

…それはそれは絶望に染まりながらね!!」

 

エネルギーを貯めている銃口は蒼白い色黒と赤が混じり合うおぞましい色に変わりマーダーの周辺からは赤色のプラズマが飛び散っていた。

 

『お、おい!本当にヤバいんじゃないか?!』

 

『どうせこけおどしだろ…多分…』

 

マーダー「逃げないのねぇ!愚かかそれとも勇者なのかそれとも馬鹿者なのか!本当面白いはねぇ!最後まで自分の愚かさに気づかない愚かな人間ってホンット面白い!」

 

マーダーは凄まじい回転をし赤黒いプラズマが周辺に尋常じゃない程発生。

マーダーは構わずレールガン式ガトリングを回転を早める。

 

マーダー「さぁ!私を舐めた罪で処刑してあげる♪」

 

そしてその6個の銃身から赤黒き鉄塊が撃ち出された。

 

P.A.C.Sを纏っている2人はすぐさま回避を試みるがあまりの速さと薙ぎ払うように撃ち出された赤黒き鉄塊を回避する事は出来ず被弾してしまう。

 

『クソ!脚部に被弾した!…?!…動けない!?』

 

『腕が動かない!動けこのコンポつがぁ!』

 

当たった何故か部位が動かなくなる

 

マーダー「ギャハハハハ!惨めに絶望した顔で死んで行けぇぇ!アハハハハ!」

 

『嘘だろ!俺たち途中までっ…ア''ァ"ア''ァ"!腹ガァァァァ!』

 

『なんで…俺たちが勝つ予定だったはずなのに!アガッ!』

 

マーダー「当たり前よねぇ!所詮ゴミクズ程度に負ける訳ないじゃない!これだって使ったらぶっ壊れるから使いたい無い技なのよ?その手段を使わせたのは賞賛に当たわね♪」

 

マーダーは邪悪な笑みをこぼしながら赤黒いプラズマを放つ自身の銃を撃ち続ける。

 

キィィィィィ!ガァ!バァ''ァ"ン!

シュュー……

 

マーダー「やらぁぁ…やっちゃったわねぇ…まぁあの変態なら修復出来るでしょね。」

 

壊れる頃にはP.A.C.Sは鉄の塊とかし最早機会として機能していなかった。

 

ギギギギィ…バァン!

 

マーダー「みぃつけた♪」

 

「ヒィィ!来るなぁぁ!殺さないでくれぇぇ!」

 

マーダーはあえて一体を殺さず生かしておいていた。

 

マーダー「殺さないわよ?ただでわね。」

 

「ウギャァ"!」

 

マーダーは殴った気絶させどこかに連れて行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

1時間後…

 

「うっ…!?どこだここ!?」

 

何故狭いところに詰められていた。

 

マーダー「あら起きたかしら?」

 

「おい!ここからだせ!クソ人形が!!」

 

マーダー「あら怒っていられるのは今のうちによ?

それよりねぇ知ってるかしら?ファラリスの雌牛を?」

 

「は?ファラリスの雌牛?なんだそれは!そんな事よりここからだせ!」

 

マーダー「やってみたかったのよね♪ファラリスの雌牛!実際牛の銅像作れないからドラム缶なのよ?それは勘弁してね♪」

 

「おい…!何する気だ!止めろ!」

 

マーダーはマッチに火をつけた。

 

マーダー「じゃ沢山悲鳴をあげて美味しくなってね♪ゴミクズさん♪」

 

「おい!どういう事だ!…?…熱くなってきた?…!…そういう事か!止めてくれ!あぁァァァァァ!熱い!熱い!ギャャ!やめてぐれぇ!助けてぇなきれぇ!」

 

マーダー「本当最高!この心地よい絶望し助けてを求める声!最高に楽しいわ!」

 

その後、マーダーは回収する時刻まで遊びを続け。コンガリ焼けた"お肉"を美味しくいただいたのだった。




殺戮者(マーダー)
必殺技?超高密度半粒子モード

超高密度に圧縮した粒子を実弾に纏わせる。その弾丸は超高密度のエネルギーを纏った状態で発射される為数十秒間が限界。またその性質や負荷が大きすぎる為出来るがあまりやらない方がいい。

ただでさえ強烈な貫通力を倍以上に強化。装甲兵または戦術人形が攻撃を受けまたは貫通すると被弾した周辺の電子回線を粒子エネルギーで配線を焼き切る。人間台の大きさなら全身の配線を焼き切られ即死する可能性大。

その為、レールガン式ガトリングガンはその性質状況この状態で撃つと確実に修復不能に陥る。

派遣依頼(コラボ依頼)または意見がありましたらこちらまで↓
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

熱き熱風の目覚め

やっていきますよ〜


 

 

G&K本部…16Labo

 

バルカン「帰ってきたぞ!いや〜楽しかった!ガンスミスと話がまた面白かったぁ!だれかっ…て!マーダー!どうした!?」

 

マーダー「あらバルカンじゃない?サボりは楽しかった?」

 

バルカンが帰って来た時マーダーは修復装置に入っていた。

 

バルカン「サボりじゃねぇよ。私の愛銃(M61A2バルカン)の修理にいったんだぞ?」

 

マーダー「知ってて言ったのよ。貴方をからかう為にね。」

 

バルカン「隠す気ねぇな。まぁお前の事はもうなんか慣れたは。」

 

マーダー「あらやだ。慣れないでくれる?楽しくないから。」

 

バルカン「嫌だ。だってお前は私を殺したいだろ?だからこんなに嫌味言ってるんだろ?」

 

マーダー「あらバレちゃったw。まぁ隠す気なんてないわ。貴方を殺すのは私よ。だからそれまで死なない事ね。」

 

バルカン「分かった分かった!お前の方がくたばりそうなのにな。」

 

バルカンは修復装置に入りながらからかうマーダーを放置し16Laboの奥にあるペルシカの研究室に入って行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

16Labo…ペルシカの研究室

 

 

 

 

ペルシカ「あとは……これを…完成ね。」

 

ペルシカの目の前には赤髪で小柄の少女がいた。

コアをセットしあとは起動するのを待つだけ。そして数分後小柄な少女は目を覚ました。

 

「…?…ここ何処?貴方は?」

 

ペルシカ「私はペルシカ。貴方を作った人よ。」

 

「作った?どう言う事?」

 

ペルシカ「貴方は戦術人形よ。戦う為に作られた。まぁ私は貴方のお母さんって事になるのかしら。貴方の名前はM2A1火炎放射機よ。」

 

「え?なんでそんな物騒な名前なの?」

 

ペルシカ「それは…クルーガー社長の決まりで対応してる銃の名前をそのまま決めるって事になってるからかな。まぁ取り敢えず来なさい…ん?あれ?あっ服のサイズがない…」

 

服を渡そうとしたが服が無かった。取り敢えず適当に漁りなんとか服を見つけたが。

 

ペルシカ「まぁこれ着なさい。M2A1には大きいけどバルカンの服を着なさい。」

 

そして渡されたのは大きいサイズのバルカンの服。

 

「分かりました!」

 

そして下着や服を着ていくのだがそこで問題が生じた。

 

「ブラジャー大き過ぎ…なんとかパンツは何とか履けるけど…」

 

サイズが大きいバルカンのブラジャーは着れなかったM2A1はペルシカに喋りる。

 

ペルシカ「貴方のブラは…要らないんじゃない?」

 

?「酷いですよ!私は目覚めたばかりですけど女の子ですよ!」

 

その時、突然と研究室の扉が開きバルカンが入って来た。

 

バルカン「ペルシカいたか!いや〜腕がいいな!ガンスミスって!お陰で新品より最高の出来になったからな!バルカン復活っ!って感じで!あははは!」

 

?「貴方は?」

 

バルカン「ん?誰だお前?」

 

ペルシカ「新しく作った戦術人形よ。バルカンの後輩って事になるのかしら。」

 

バルカン「後輩?で銃種はなんだ?」

 

ペルシカ「火炎放射機よ。M2A1火炎放射機って言う。」

 

バルカン「イカしてるじゃねぇか!M2A1火炎放射機!ん?言いづらいな!火炎放射機だからフレイムって呼ぶ事にするぞ!」

 

「フレイム?確かにM2A1火炎放射機ってなんか言いにくて長いですね。分かりました!」

 

バルカン「純粋だな…ペルシカもいいだろ?長い名前よりこの方がいいだろ?」

 

ペルシカ「まぁそうね。改めてよろしくフレイム」

 

フレイム「はい!分かりました!バルカン先輩!」

 

その一言に周囲は一瞬固まった。

 

バルカン・ペルシカ「「バルカン先輩!?!」」

 

突然の事にフレイムはバルカンの事をバルカン先輩と言い出したフレイム。

 

フレイム「だってペルシカさんいいましたよね?バルカン先輩の後輩って事になるですよね!だからバルカン先輩っていいました!あと服と下着を下さい!寒いですから!」

 

熱き熱風と破壊の嵐が始めて会った瞬間だった。

 

 




熱風と嵐の出会いは物語を加速させる!


派遣依頼(コラボ依頼)又は意見がありましたらこちらまで↓
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

えぇ…まだ作る気かよ…(困惑)

変人の動きが活発に…!


16Labo…

 

バルカン「フレイム!喫茶店いくぞ!あそこ喫茶店だけど酒売ってだぜ!」

 

フレイム「お酒ですか?分かりました!」

 

新しく作られた戦術人形M2A1火炎放射機ことフレイムを連れて行こうとした。

 

ペルシカ「あっ丁度良かったわ?バルカンに用が丁度あったから。」

 

バルカン「え?なんだ?」

 

ペルシカ「私のブラックカード使ったわよね?それはまぁいいわ。お金なんて余ってるし。でもね……」

 

バルカン「え…?」

 

故バレた?と思うのと同時に身の危険を感じた。

 

ペルシカ「…機密情報の暴露は流石にダメよね。」

 

バルカン「そのまでバレてたの…!ヤバイっ!」

 

ペルシカ「丁度良かったわよね。人形用の自白剤と電磁くすぐり棒…自白しても続けるわよ。だから笑い死になさい。死なないけどね。」

 

満映の笑みを浮かべて獲物を見つけたよな目でバルカンを見つめていた。

 

バルカン「フレイム…?!助けてくれるよな?流石にヤバイ状況なんだよ?だから助けて!」

 

フレイム「流石に…それは自業自得としか言えないですよ…」

 

ペルシカ「まぁ覚えておきなさい。トリガーハッピーの末路をね。」

 

人形用テーザー銃をバルカンに撃った。

 

バルカン「んぎゃァァ!!」

 

フレイム「アッ…ハイ。」

 

この後、ペルシカに研究室から出るようにいわれ、出たあとにバルカンの悲鳴が響き渡った。フレイムはこの事がきっかけに嘘は絶対やめようと思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

1時間後…

 

そこにはゲッソリしたバルカンとニコニコした表情のペルシカがいた。

 

バルカン「あ〜疲れたぁ…戦術人形じゃなきゃ死んでたぞあれ。本当手加減しねぇな…」

 

ペルシカ「貴方はその程度じゃ死なないでしょ?」

 

バルカン「そういやフレイムはどこいった?」

 

ペルシカ「フレイムならデータ収集の為にそんな激しくない戦地に行ってるはよ。貴方と違いそんな弾薬?いや燃料は大量に消費しないからね。」

 

バルカン「もしかして私はお払い箱って事はやいよな?」

 

ペルシカ「それは無いわよ。単独で鉄血ハイエンドモデルを倒した戦術人形をお払い箱するって事は流石にないから。」

 

バルカン「それは良かった?」

 

ペルシカ「あとお願いがあるの。」

 

バルカン「お願い?なんだ?」

 

ペルシカ「フレイムの事お願いね。あと近々貴方とマーダー、フレイムとあとだれか2人で部隊を作ろっかなと思ってるから。んじゃよろしく。」

 

なんか衝撃的な事を言われた。

 

バルカン「え?まだ作る気かよ?でもそんな事AR小隊で十分じゃねぇのか?」

 

ペルシカ「いつも居るって訳じゃないでしょ?だからその部隊で私の護衛とか色々やって貰う予定だから。」

 

バルカン「誰がその部隊の指揮を執るんだ?まさかアンタが執る訳じゃねぇよな?」

 

ペルシカ「あら意外と分かってるじゃない。指揮するのは私よ。この頃G&K内でも職員はあまり信用出来なくなってきてるから。まぁだいぶ処分はされたけどね。」

 

バルカン「あぁ…そんな感じ?信用出来る人にしか頼まないって感じか。」

 

ペルシカ「まぁその時はその時で考えておきなさい。」

 

今後の事が不安になったバルカンだった。

 




あと2人は考えながらやりますよ〜

派遣依頼(コラボ依頼)または意見がありましたらこちらまで↓
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

見捨てた者に見下してやるために…

仲間が増えるよ!
やったね!バルカン!


前回か数日後…

 

16Labo…

 

デストロイヤー「離してよ!この根暗研究者!」

 

ペルシカ「貴方喋れるじゃない。」

 

いきなりだが今デストロイヤーは16Laboの改造用の台に拘束されて危機に陥っていた。

 

ペルシカ「さて…ガルムに貴方の電脳移そうかな。」

 

デストロイヤー「やめて!それだけは本当に!なんでもしますから!なんでもしますからー!!」

 

天災にして変人な博士に向かって言っていけない一言を言ってしまう。

 

ペルシカ「ん?今なんでするって言ったわよね?」

 

デストロイヤー「あっ……(絶望)」

 

この時デストロイヤーの電脳では鉄血ハイエンドモデルのフルスペック発動、数秒間走馬灯を見ていた。

 

 

今思えば散々な人生?だったな…

 

いいと思った事は基本空回り、負け犬呼ばわり

 

ドリーマーにいいように使われて駒にされて見捨てられる。

 

最新の鉄血ハイエンドモデルの暴走で死にかける…

 

本当散々な人生だったな…

 

 

 

しかしペルシカの次の一言に耳を驚かす。

 

ペルシカ「なら寝返る気はあるかしらデストロイヤー?」

 

デストロイヤー「は……?」

 

ペルシカ「なんでもするって言ったわよね?そうでしょ。デストロイヤーちゃん?(威圧)」

 

デストロイヤー「アッハイ…ワカリマシタ。」

 

拒否権なんて無かった。デストロイヤーは どうにでもなれっ!て感じで抵抗を諦めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

数時間後…

 

数時間後、ペルシカの改造も終わりデストロイヤーは目を覚ました。

 

ペルシカ「出来たわよ。貴方の新しい身体が。」

 

デストロイヤー「ふぇっ?いつの間に寝てたの?」

 

ペルシカ「分かりましたって言った瞬間睡眠薬打ったから速攻だったわ。それより身体の調子はどうかしら?」

 

ペルシカに言われ身体を確認してみた。しかしあまり変わった箇所はなかった。

 

デストロイヤー「?…何処も変わってないけど…何処が変わったの?」

 

ペルシカ「まぁそれだけじゃ分からないわよね。貴方の武器をリニューアルしたから使って見てね。いや〜本当貴方の骨格って流用しやすいから本当いわね。」

 

ペルシカに連れられデストロイヤーは射撃場に連れて行かれた。

 

射撃場が火の海になっていた。訳が分からないが火の海になっていた。防火対策もなされていり事が幸いだった。

 

フレイム「元気があれば何でも出来るぅ!!いけぇぇぇ!高得点!」

 

フレイムの使っている火炎放射機はロケット用燃料で発射されているため勢いは凄まじい事になっていた。

 

フレイムが高得点と言ってるのは的当てゲームの用な装置に撃つため物だが火炎放射機じゃ意味が無かった。

 

ペルシカ「はぁ……フレイム?それ意味ないわよ?」

 

フレイム「いやまだまだ!諦めたらそこで試合終了です!!」

 

話しが通じないわね。何処で何を間違えたのやら…ペルシカは頭を抱えながらデストロイヤーに喋った。

 

ペルシカ「デストロイヤー…あの暑苦しのは放っときましょう。」

 

デストロイヤー「はい……G&K本部怖い…」

 

暑苦し人形は放っておいてデストロイヤーの新しい武装をペルシカが見せた。

 

二つの銃身?は無くなり一つになり口径の大きくなっていた。

 

ペルシカ「このコンセプトは戦車対戦車用で戦車とかでしか撃てないようなキャニスター弾とフィレシット弾を人形で撃とうって感じね。約分発120、でも装填数が6発しかないから気おつけてね。」

 

デストロイヤー「頭おかしいよこの人…」

 

正直キチガイで頭おかしいよこの人って感じの発想だった。戦車でしか撃てないような大型のキャニスター弾やフィレシット弾連発?6発はエグすぎる。

 

デストロイヤーは現実逃避し始め銃身と言えないもはや砲と言える代物を持った。

 

デストロイヤー「?以外と簡単に持てた?」

 

ペルシカ「変わったのは性能だけだったから気づかないのは当たり前よ。自覚なんてあんまり出来ないんだからね。」

 

デストロイヤーは燃え盛る射撃場のマトに向かって砲口を向けトリガーを引いた。

 

ドォォォォォぉぉン!!!!

デストロイヤー「キャ!!」

 

フレイム「うぉっ?!なんだ?!」

 

雷とか地鳴りとかではない。尋常じゃない程の轟音が鳴り響いた。

 

デストロイヤーの目の前の炎は消え射撃場の床のコンクリートはヒビ塗れになり、マトは木っ端微塵に跡形も無くなっていた。

 

フレイム「す…すごい…」

 

ペルシカ「想像したよりエゲツない結果ね。どうかしら?いつも見下されてるドリーマーをギャフンと言わせて見ないかしら?この武装で?」

 

デストロイヤー「わ…分かったわよ。拒否権なんて物は無いし…

…見てなさい!新生デストロイヤーがあの陰キャをギャフンと言わせてやる!後悔させてやるんだから!」

 

フレイム「おぉ!なんか分からないが情熱に溢れてるな!見返したい人形がいるのか?!分かった!私も手伝いますよ!」

 

 

破壊者は新しい武器を手に入れ自分を見捨てた夢想家を見返してやろうと決意を決め寝返った瞬間だった。

 

 




デストロイヤーちゃんに救済×強化(間改造)を!


派遣依頼(コラボ依頼)または意見がありましたらこちらまで↓
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188
あとあと1人の新キャラ案または募集はこちら↓
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=215812&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

チームワーク?そんな物ブタにでも食わせとけ!

ちゃんとしたストッパーが居ない火力過剰部隊の様子をご覧あれ…


森林地帯上空…大型ヘリ内…

 

大型ヘリは異様な装備をしている戦術人形で溢れかえっていた。ガトリングにガトリングレールガン、火炎放射器(魔改造)に巨大ショットガン…

何と戦おうとしてんだコイツら…普通の人間や人形に対して火力過剰すぎる武装をしていた。

 

ちなみに今回の作戦は人類人権団体の補給基地破壊だった。火力過剰すぎて補給基地のが可愛そうなレベルだが奴らに慈悲は無い。

 

バルカン「あぁ…えぇっと今回の作戦は…えーっと……

 

 

ああ!面倒くせぇ!

取り敢えず敵を全員ぶっ飛ばせ!以上!」

 

マーダー「そうよ。(便乗+邪悪な微笑み)」

 

デストロイヤー「言い訳ないじゃない!!」

 

フレイム「考え無しより考えて動こうよ!流石に気合ややる気があっても流石に無謀すぎますよ!」

 

ストッパーや参謀がいない為作戦も何も無い。ごり押しやパワープレイか出来ないパワー系のチームが誕生していた。

 

マーダー「だって私の武器基本人間に向かって撃つ代物じゃ無いじゃい?なら適当にやってもいいでしょ?

まぁあの強化装甲兵は別だせど…」

 

フレイム「確かにそうですけど………あっ…でもやって見ないと分からないですよね。やりましょう!」

 

デストロイヤー「なんと無く察して居たけども…やっぱこの小隊変な人しか居ないじゃない!てっいうかバルカン何してるの!」

 

バルカンは独りでに雑誌を見ていた。

 

バルカン「社内報だ。特に突撃!アナタの街のPMC!とか面白いな。それと結婚特集とかだな!あの笑顔は一度はウエディングドレス着て見てぇな。まぁ結婚する相手なんていないがな。」

 

フレイム「PMCの武器庫か…G&K社と連携してる事ですね。おぉ…!確かにこれ見たら一度はウエディングドレス着て見たいですよ!こんな純度100%の笑顔!」

 

フレイムも混ざり出し雑誌を読み出す。

 

デストロイヤー「まともなのは私だけなの!?予想はついてたけど酷すぎるよ!」

 

マーダー「まっいいんじゃないかしら?チームワークなんてブタにでも食わせとけばいいのよ。だから流れ弾当たっても文句は言えないわよ。」

 

マーダーはバルカンを見ながら嫌味ったらしくいった。

 

バルカン「おい!私を撃とうとしてるな絶対!」

 

マーダー「それはどうかしら?」

 

フレイム「バルカン先輩挑発に乗らないで下さい!!マーダーさんも挑発しないで下さい!」

 

マーダー「バルカンの馬鹿〜トリガーハッピー単細胞〜」

 

フレイムの忠告も無視し小学生レベルの悪口を言うマーダー。

その低レベルの煽りにバルカンは乗ってしまう。

 

バルカン「ぶん殴ってやるよぉ!ゴォラァ!!」

 

マーダー「あははは!本当低レベルw!」

 

デストロイヤー「もう滅茶苦茶だよ…なんなのこの部隊…」

 

フレイム「やめて下さい!!2人とも!

 

正直この後の作戦が不安になるフレイムとデストロイヤーだった。

 




バルカン煽り耐性低くてマーダーの煽りに乗ってしまう。

2人とも止めて!ヘリ内で喧嘩が始まったら幾ら大型ヘリでも落ちてしまうよ!

派遣依頼(コラボ依頼)または意見がありましたらこちらまで↓
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188
あとあと1人の新キャラ案または募集はこちら↓
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=215812&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

取り敢えずぶっ放せ!

部隊名が無いわ〜
まぁその内決めますか…



森林地帯…作戦領域…

 

大型ヘリは着陸した部隊だったが作戦会議やミィーティング何んてした事が無かった為、結局パワープレイと言う単純な結論に至っていた。

 

バルカン「弾幕張ってぶっ潰してやればいいだけだ。なぁに!心配すんな!一番古い戦い方をするだけだろ?パワープレイって言う作戦を。」

 

マーダー「結局そうなるの…面白いじゃない。」

 

デストロイヤー「そんなの作戦じゃないわよ!」

 

フレイム「正々堂々勝負するって熱い展開ですね!燃えてきました!」

 

作戦は3対1で可決、バルカンからしてみればいつも通りに正面から突破する事になった。

 

フレイム「いつもこんな感じなんですか?マーダーさん?」

 

マーダー「知らないわよ…そんな事。」

 

 

 

 

 

 

 

 

人類人権団体補給基地…

 

鉄柵に囲われ常に兵士が小銃を手に持ち世間話をしながら哨戒していた。

 

バルカン「取り敢えずぶっ放せ!ゴォラァ!!」

 

フレイム「思い出させてやる!子供の頃の熱い気持ちを!」

 

マーダー「四肢を引き裂いて上げる♪」

 

デストロイヤー「fire!!」

 

放たれた弾丸の雨あられ、20mm弾、魔改造ロケット用燃料の火炎放射、約12mmの鉄の塊、大型キャニスター弾が炸裂。

勿論そんなオーバーキルな火力を先制攻撃で喰らえば装甲車や戦車は紙同然の用に鉄クズにされていく。

 

マーダー「フハハハハ!これ本当癖になっちゃうわぁ…❤︎」

 

フレイム「マーダーさん怖いですよ…!」

 

バルカン「放っとけ!いつもそんな感じだろ!?そんな事よりぶっ放そうぜ!」

 

デストロイヤー「あぁ…!!怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い!!!」

 

バルカン「デストロイヤーがバグりやがった!」

 

フレイム「デストロイヤーちゃん気合いです!気合いがあれば克服できます!」

 

マーダー「アハハハ!もっと悲鳴と言う名の協奏曲を聞かせてくてくれないかしら!キャハハハハ!」

 

デストロイヤー「あぁぁ!!ダンボール箱は!ダンボール箱どこぉ?!」

 

デストロイヤーちゃん、トラウマを思い出しダンボール依存が再発。

 

そんな時だった。

 

ドォガァァァァン!!

デストロイヤー「フギャ!!!」

 

何処からと飛んできたか分からない迫撃砲はデストロイヤーに足元に直撃し吹き飛ばされる。

 

ゴォツン!

デストロイヤー「ギャッ…!」

 

そして木に衝突。

突然の事でびっくりしたが迫撃砲を放たれた方向を目を向けると巨大な強化装甲兵がで出てきた。それも一体ではなく何体もワラワラと出てきていた。

 

バルカン「デストロイヤー!大丈夫か!って!なんだあの奇妙な奴ら!」

 

マーダー「ついにお出ましね…。本場はこれからよ。」

 

フレイム「デストロイヤーちゃん大丈夫ですか!?しっかりしてください!デストロイヤーちゃん!?」

 

そんな状況の中拡声器らしき物で声を大きくしP.A.C.Sに乗っている人類人権団体の傭兵は話始めた。

 

傭兵『よく聞け!特にM61A2!お前らはすでに包囲されている!素直に投降すれば身の安全は確保しよう!ただし!反抗するようであればお前らを皆殺しにする!』

 

勝ち誇り包囲したから投降しろ。と言ってきていた。

周りを見るとすでにP.A.C.Sを纏った強化装甲兵に囲まれ包囲されていた。

 

フレイム「ど!どうしますか!?デストロイヤーちゃん庇いながらはキツイですよ!」

 

マーダー「私は反対よ。どうせ嘘だし。でも名指しされたアンタ差し出せば見逃してもらえんじゃないかしら。」

 

バルカン「マーダーこんな時に冗談言うなよ。まだ恨んでんのかよアイツら。分からんでも無いが…まぁアイツらの言う事は嘘ってのは分かってる。

じゃ…やる事は一つだ。分かってるな…?

 

 

…取り敢えず後先考えないでぶっ放せぇ!!」

 

 

てっ言うかそれしか思いつかないバルカン。

 

フレイム「やっぱりそう来ますか!でも仲間を庇いながらの戦い!しかも強敵出現って熱い展開ですね!燃え滾ってくる!」

 

マーダー「そう来ると思ったわ。この状態を覆した時の奴らの顔を見てみたいからねぇ♪」

 

一斉に轟音を響かせ放たれた弾丸、鉄の塊、火炎は近くにいたP.A.C.Sに降りかかる。

 

『ア''ァ"ッ…!!』

 

傭兵『やりやがったな!素直に投降すればいいものの…!!全員攻撃開始ィ!」

 

バルカン「ぶっ放なすの気持ちいい!あっ待て…2秒以上はガンスミスから言われてんだったっけ…いや…緊急事態だから関係ねぇ!ぶっ放すぞ!」

 

マーダー「さぁ!希望から絶望に堕として上げる♪!」

 

フレイム「身も心も熱くしてやりますよ!だからもっと熱くもっともっと熱くなれよ!!」

 

 

P.A.C.Sを纏った強化装甲兵小隊vs火力過剰部隊の激戦が幕を開けた。

 

 




大惨事大戦の始まりや…

あと新キャラ案に関して色々考えた結果一つの案で行くのではなく複数取り入れそして構想がまとまったので新キャラは近日公開予定。




派遣依頼(コラボ依頼)または意見がありましたらこちらまで↓
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

大惨事大戦の開幕!

新キャラ最後に出ます。

新キャラ案に参加してくださった皆様ありがとうございます。


人類人権団体補給基地…

 

『ギャャ!!クソ!』

 

『炎で前が見えねぇ!」

 

『ウグッ!』

 

バルカン「数が多すぎる!でも全力でぶっ潰しす!」

 

マーダー「本当そうねぇ!まぁ一体三でやったワタシより状況はマシよ!」

 

フレイム「2人とも頑張って下さい!私じゃ装甲は抜けないく随伴歩兵の相手しか出来ないので!」

 

デストロイヤーが奇襲で気絶させられそして包囲されたこの部隊はP.A.C.Sを纏った人類人権団体の小隊と交戦していた。

なおデストロイヤーはバルカンが引きずって移動させていた。

 

バルカン「投降するように言ってきただけの事はあるな…!だが負けねぇよ!」

 

フレイム「敵強化装甲兵の援軍を確認!数5〜6体!流石にマズイですよバルカン先輩!」

 

マーダー「面白いじゃない!先に潰れるのは私達か…それとも相手か…勝負ね。」

 

フレイム「救援要請を出します!流石にヤバイので!」

 

フレイムは救援要請をしバルカンとマーダーはP.A.C.Sを数を減らして行くが援軍を呼ばれたため数は一向に減らない。むしろ攻撃は激しくなって行く。

 

ドォガァァァァン!!

 

バルカン「迫撃砲ウゼェ!てっいうか切りがねぇ!奴らどこでこんなモン作ってんだよ!」

 

マーダー「知らないわよ!」

 

フレイム「確か正規軍の旧装備ですよ!確か!絶対裏で何か取引がおこなられてますよ!」

 

バルカン「そんな事はどうでもいい!ぶっ放せ!マーダー!あの赤黒い奴だせるか!出せるんだったらさっさと出せ!」

 

マーダー「出せる訳ないてしょ!?やったら私の銃完全にぶっ壊れるわよ!」

 

やったら銃が壊れる為そんな事は出来なかった。

 

『畳み掛けろ!』

 

『人形供g…!』

 

『クソ!仲間がいるやられた!』

 

フレイムは随伴歩兵を重点的にバルカンとマーダーはP.A.C.Sを纏った強化装甲兵を相手していたが押されてはじめていた。

 

なだれ込むよな物量そして質の高いP.A.C.Sの強化装甲兵、バルカン達も奮闘しているが援軍を呼ばれ一向に終わりが見えなかった。

目に見えるだけで5体のP.A.C.Sの強化装甲兵がいる状況に陥っていた。

 

バルカン「どこにそんな金あるんだ!本気すぎるだろ!この物量!ふざけんなよ!」

 

マーダー「この量は多すぎよ!」

 

フレイム「応援部隊の到着まで15分です!それまでなんとしてでも持ちましょう!」

 

バルカン「分かった!15分な!持たせるどころか全員しばき倒してやる!」

 

デストロイヤーは未だ目覚めず奮闘をしているものの押されて始めていたバルカン達だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

補給基地周辺森林地帯…丘

 

補給基地が良く見えP.A.C.Sの強化装甲兵の部隊や補給基地全体を見晴らせるポイントだった。

 

そこに一人の異様な装備の人形が狙撃銃を向けていた。

 

前二つ後ろに二つの電磁装甲付きの試作支援背部装備「ダブルアームズ」で地面にパイルバンカーで杭を打ち反動を消す為の大型バイポットを数十秒で設置。

 

?「爆撃システム起動。以上なしオールクリア。」

 

そして背中に背負っ、ていたかなり大きめのリュックは変形し始め背中には多連装ロケット発射システム、40mm Mk.47自動擲弾銃が取り付けられていた。

 

?「XM109!初戦闘開始します!ペルシカさんに貰ったこの試作FR専用特殊外骨格の威力試させて貰います」

 

背中の多連装ロケット発射システムと40mm Mk.47自動擲弾銃は角度を調整、演算し始めた。

 

XM109「絶対作戦成功させて助けてあげる!」

 

狙撃体制に入り狙いをつけ始めた。

 

 

 

 




ゲーム版風の性能
名前…XM109

口径25mm

火力/SS
命中/S(試作SR専用特殊外骨格着用時はSS)
回避/E
射速/C

弾薬250
配給100

スキル…
ブロックショット

スキル…(試作SR専用特殊外骨格着用時)
広範囲爆撃…敵全体に350%の広範囲の爆撃を行う。


試作FR専用特殊外骨格
全FR戦術人形に装備可能な特殊外骨格、しかし費用がかなりかかる。
反動軽減兼装甲用4本と武装用の多連装ロケット発射システム、40mm Mk.47自動擲弾銃が取り付けられている2本、合計6本の試作支援背部装備「ダブルアームズ」を装備したものが試作SR専用特殊外骨格。

性格については後々…

派遣依頼(コラボ依頼)または意見がありましたらこちらまで↓
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

報連相(ホウレンソウ)は大事特に連絡は

XM109の参戦により戦場は更に危険な領域に突入する!




補給基地…

 

バルカン「吹っ飛べや!ゴォラァ!」

 

マーダー「次から次えと!本当最高!」

 

本当は仲いいじゃねぇのか?と思うが戦闘では一部気が合うところがあるだけで日時ではマーダーの煽りを真に受け喧嘩になるバルカン。

 

そんな事はさて置き、状況は変わらず防戦一方の状態だった。援軍は来なくなったものの状況は変わらず振りな状況。P.A.C.Sの強化装甲歩兵は数が減りつつあるがこちらの消耗も激しかった。

 

フレイム「そろそろつく筈ですが…!もしかしたら救援部隊が全滅しているかもしれません!」

 

マーダー「着くとか着かないとか関係ない!アナタもさっさと火炎放射機撃ちなさい!」

 

フレイム「もう燃料が少ないですから慎重撃たないとヤバイんです!」

 

バルカン「おい!そろそろ全滅させないとこっちの弾薬が持たねぇぞ!マーダーこそあの必殺技的な奴使えよ!」

 

マーダー「だから無理!こんな状況で捨て身の技出せないわよ!」

 

 

 

弾薬は減り早く決着を決めないとまずかった。

 

『突撃ィ!!」

 

『掛れぇぇ!!」

 

バルカン「コイツら…!消耗してるところ狙ってやがったのか?!」

 

消耗している様子を読まれたのかP.A.S.Aの強化装甲兵の前衛型3体は大型チェーンソーで突撃。

 

『ゴミ人形がぁ!死ねぇェ!』

 

フレイム「……!?!」

 

フレイムは振り向きざまに火炎放射機を放つが不幸にも燃料が切れ細い火炎しか出なかった。

 

バルカン「フレイム!!避けろ!!」

 

フレイムは避けようとするがスピードは速く避けきれない。

 

バルカン「避けろォォォォぉぉ!!」

 

『死ねぇェェ!!』

 

フレイム「あぁ……ごめんなs…」

 

ガァン!

『…!?』

 

ドォン!

 

 

戦場に1発がP.A.C.Sに命中、そして約4秒後に銃声が響き渡る、そのP.A.C.Sの装甲には風穴が空き装甲内にいた人の胸にも風穴が空いていた。

 

P.A.C.Sは倒れこみフレイムは無傷だった。

 

音の速さは約360m。約1440m先からの狙撃だった。

 

フレイム「助かったの?」

 

バルカン「狙撃!?一体どこから?」

 

マーダー「救援部隊はFRの戦術人形らしいわね…これで戦況は変わるか怪しいけd…」

 

ドゴォォォン!ドォォン!バァァァン!

バァァァン!ドカァァァン!ドォォン!

 

目の前の景色が一瞬にして轟音と共に光輝いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

補給基地周辺…丘

 

XM109「ふぅ…間に合った ,お姉ちゃん見たいにできるかな…いや!やるしかないわよね!」

 

バルカン達の戦場から約1440m先には試作FR専用特殊外骨格で杭をパイルバンカーで地面に撃ち込み狙撃をしていた。

 

そして背中の多連装ロケット発射システムと40mm Mk.47自動擲弾銃を撃とうするが…

 

XM109「あとは…う〜ん…演算難しい…取り敢えず狙撃で確認出来た時の味方の目の前に撃ちますかな。」

 

風の向きなど計算しなければいけないので難しかった。

 

XM109「いけぇぇぇ!!」

 

そして放たれた大量のロケットと40mmグレネード弾は戦場に多数直撃。

 

XM109「よし!あとは狙いをつけて……

…fire!」

 

25mmのライフル弾にはフラッシュハイダーをつけているだけでサプレッサーがついていない。

 

そんなこんなで背中の多連装ロケット発射システムと40mm Mk.47自動擲弾銃を撃ち続けている内に彼女はある疑問が浮かび上がって来た。

 

XM109「アレ?こんなに派手に撃ちまくっているのに敵が来ない?おかしいな…まぁ!来ないに越した事はないよね!」

 

結構派手に撃っている筈なのに全くセンサーにも反応が無かった。それもおかしい所1つも無く不気味なまでに。

 

 

XM109「あっ…救援部隊の到着した事あっちに伝える事忘れてた!!やばい!」

 

 

 

 

 

 

 

 




XM109の性格

やる時はやるが何処か抜けていて忘れっぽい性格。姉がいるが合った事は無く社内報やG&Kの情報でしか聞いていない姉を最大の目標に目指している。


派遣依頼(コラボ依頼)または意見、一人だけの派遣もしています。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

クソ雑魚メンタル…と新たな参戦者

更にカオスに…


人類人権団体補給基地…

 

ドォォン!ドォォン!バゴォォン!

ドゴォォォン!

 

バルカン「なんなんだよ!この爆撃は!本当はまちがえたんだろ!フレイム!」

 

フレイム「間違えてませんよ!」

 

周辺には爆音、轟音が響き渡り危険な状況に陥っていた。

 

XM109の連絡が連絡を忘れた事によりバルカン達は逃げ回る事になっていた。

 

マーダー「ふざけんじゃないわよ!もし間違ってたらアンタのことぶっ殺すからね!」

 

フレイム「だから間違えてません!ちゃんと救援部隊来るように言いましたから!」

 

ドォォン!

バルカン「クソ!危ねぇ!」

 

 

その時、バルカンの通信機に着信が入った。

 

XM109『こちら!救援に来たXM109ペイロードって言うんですけど…

…すいません!!

着いたのに連絡しないで爆撃して!』

 

いきなりの謝罪、軽く爆弾発言(2つの意味)をしていた。

 

バルカン「はぁ?今なんて?」

 

XM109『連絡無しで勝手に爆撃してすいません!』

 

バルカン「はぁぁ?!?ふざけんな!味方いるとこに向かって爆撃する奴がいるか!この馬鹿者か!」

 

XM109『本当すいません…私ダメですよね…これじゃお姉ちゃんと肩を並べるどころか使えない子って言われて即解体されちゃいますよね…私なんて結局ダイナゲートより使えない子ですよね…」

 

声のトーンは暗くなり負をいきなり纏いだした。

 

バルカン「あぁぁぁぁぁぁ!めんどくせぇェェ!一回叱っただけグダグタ言うんじゃねぇ!」

 

クソ雑魚メンタルだったXM109。

 

フレイム「バルカン先輩!さっきからなんなんですか!?いきなり大声出して!」

 

バルカン「フレイム!交代だ!」

 

バルカンはフレイムに通信機を投げた。

 

フレイム「なんなんですか!バルカン先輩!って通信機投げないで下さいよ!」

 

XM109『そうでよね…所詮私なんて…私なんて…』

 

フレイム「うわっ…なんなのこれは…」

 

バルカン「マーダーにやらせると絶対自殺まで追い込む。それとめんどくさい。フレイム頑張れ!」

 

フレイム「バルカン先輩……。分かりました!やってみます!」

 

XM109『木偶の坊ですよね。役立たずで肉壁にすr…」

 

フレイム「自分を好きになれよ!自分に自信が無かったら何やっても失敗するし上手く動けないぞ!」

 

XM109『でも私なんて…』

 

フレイム「反省はしろ!でも後悔はするな!一々叱られてそんなんだったら死ぬぞ戦場で!」

 

XM109『で…できますかね…私…勝手に爆撃しちったし』

 

フレイム「過去のことを思っちゃダメだよ。何であんなことしたんだろ… って怒りや悲しみに変わってくるから。未来のことも思っちゃダメ。大丈夫かなって…。不安になってくるでしょ?ならば、一所懸命、一つの所に命を懸ける!そうだ!今ここを生きていけば、みんなイキイキするぞ!!」

 

XM109『わっ分かりました!頑張ってみます!!」

 

 

熱い言葉に励まされたXM109だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人類人権団体補給基地…周辺の森

 

 

複数の部隊を従えエクスキューショナーは襲撃を掛けようとしていた。

 

エクスキューショナー「準備はできてるな?」

 

鉄血兵1「はい!各配員準備は万全です!」

 

鉄血兵2「斥候部隊から報告!すでに人類人権団体はG&Kの部隊と交戦!しかも爆撃までしています!」

 

エクスキューショナー「あ〜分かった。くそ…!P.A.C.Sの鹵獲作戦で楽な任務だなって思ったがそうじゃなくなっちまったな。」

 

鉄血兵3「それともう一つ…」

 

エクスキューショナー「なんだ?」

 

鉄血兵「人数を確認しましたが明らかに減っています!もうすでに5分の2が消息不明になっています!」

 

エクスキューショナー「何?減っている?なんなんだよ!全く!全体に伝えろ!厳戒体制に入れ!」

 

 

大惨事大戦に新たな参戦者が加わろうとしていた。

 

 

 




鉄血の介入により戦場は更に激しくなる!



派遣依頼(コラボ依頼)または意見、一人だけの派遣もしています。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

仕切り直しと謎の刺客。

やってしまえぇ!


人類人権団体補給基地…

 

P.A.C.Sの攻撃と爆撃は止みバルカン達は攻撃を開始しようとしていた。

 

フレイム「よし!多分大丈夫だと思います!」

 

デストロイヤー「なんの話してたの?」

 

フレイム「弱気な彼女に熱い声援を送った。」

 

マーダー「あら?その人形面白うそうね。今度合わせてくれるかしら?」

 

バルカン「お前には合わせねぇよ!あとフレイム!通信機返せ!」

 

フレイム「分かりました!はい!」

 

フレイムは通信機をバルカンに返した。

 

バルカン「よし…え〜と…難しいな。周波数合わせるの……

よし!出来た!」

 

フレイム「どこにかけてるですか?バルカン先輩?」

 

バルカン「まぁ聞いとけ。分かるから。」

 

バルカンは本部に通信した。

 

ヘリアン『はい、もしもしこちらG&K本部ですが?』

 

バルカン「合コンの敗北者!久しぶりだな!早速だが物資送ってくれ!頼む!」

 

ヘリアン『はぁ?えぇ?バルカンか?てっ!いきなり過ぎるだろ!それと合コンの敗北者とはなんだ合コンの敗北者とは!』

 

バルカン「所詮ヘリアンは合コン時代の敗北者じゃけぇのうw」

 

ヘリアン『バルカン含め試作部隊は全滅っと…』

 

バルカン「すまなかったごめんなさい。」

 

悪ふざけは失敗したバルカンだった。

 

ヘリアン『茶番はさて置き救援物資だな?それはまた…』

 

バルカン「頼む!じゃないとこっちがキツイ!予想より敵の戦力が大きかったんだ!頼む!」

 

ヘリアン『はぁ…あぁぁ…仕事が増える…分かった。主計科を説得(権力による)してくる。落下式の物資の輸送で行う。あと……おい!バルカン!今すぐ撤退しろ!」

 

物資の輸送の話をしていたヘリアンは突然撤退しろ!と言い出した。

 

バルカン「どういう事だ!」

 

ヘリアン『鉄血のハイエンドモデルの部隊が接近してるぞ!物資が間に合うがP.A.C.Sを相手しながら鉄血部隊の相手は流石に危険だ!』

 

バルカン「鉄血の部隊?!しかも鉄血ハイエンドモデルもいるのか!分かったさっさと物資送ってくれ!みんな纏めてぶっ潰す!」

 

ヘリアン『お前は……分かった。何言っても聞かない気だろ?お前らは鉄血や人類人権団体に捕獲されたらこちらが困る。やるからには絶対帰ってこいよ。」

 

通信は終わった。

 

バルカン「お前ら!物資支援はくることになった。それと鉄血の部隊もここに向かっているらしい!だからぶっ潰すぞ!」

 

マーダー「さんせ〜い。」

 

デストロイヤー「はぁ!?流石にまずいわよ!」

 

フレイム「燃料無いんですけど!」

 

バルカン「補給物資来るから大丈夫だ!多分!あとデストロイヤー…お前ほとんど活躍してねぇじゃねぇか!お前は強制だ!」

 

デストロイヤー「あぁ!もういやだ〜!」

 

 

拒否権はそもそも無かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人類人権団体補給基地…周辺

 

鉄血兵「エクスキューショナー様!次々に仲間が消えています!原因を探っていますが見つかりません!」

 

エクスキューショナー「おいおい!本当か?死んだのなら死体は残る筈だろ?痕跡一つ見つからないのか!」

 

鉄血兵「すいません!なんの成果も得られませんでしたっ!」

 

エクスキューショナー「なんなんだよ…!気味が悪い…!固まって動け!必ず5人以上だ!」

 

鉄血兵「了解!」

 

味方の鉄血兵が次々と消える謎の事態が発生していた。

 

エクスキューショナー「あぁ…怖ぇ…!全くなんなんだよ!早く終わらせなきゃハンターとデート間に合わねぇじゃねぇか!」

 

親友とのデートがあるエクスキューショナーはさっさとP.A.C.Sの鹵獲作戦を終わらせたかった。

 

エクスキューショナー「全く!なんなんだよ!味方は消えるは原因は分からないわで…あぁ…くそ!面倒くさい事になってんな。」

 

ブレードを肩に担ぎ辺りを見回すが木々ばかり。

 

ガァッ!たすk…!

 

エクスキューショナー「…!?おい!どうした!今行くぞ!」

 

突然の部下の悲鳴。エクスキューショナーは声が聞こえた方向に向かう。

 

エクスキューショナー「おい!大丈b…!!」

カァン!!

 

後ろを咄嗟に振り向きブレードを振る。

 

エクスキューショナー「矢?!ん?スモークグレネード付きの矢だと!?」

 

矢にはスモークグレネードがついていた。

 

エクスキューショナー「おい!出て来やがれ!なんなんだよ!」

 

正直何が起こっているか分からなかった。ただ分かっている事はさっき矢を撃って来た奴は絶対部下を殺した奴って事だけ分かっていた。

 

エクスキューショナー「そこかぁ!!」

カァァン!!

?「?!」

 

エクスキューショナーは煙に紛れて近付こうとした奴を斬ったしかし弾かれた。

 

そして反撃と言わんばかりにブレードがエクスキューショナーに迫った。

 

ブレードで的確にガード。素早く鋭い連撃を防ぎきりエクスキューショナーは反撃に力く連続を繰り出したで斬りが弾かれる。

 

なんなんだよ…コイツ!攻撃してんのは俺なのになんで俺の身体はぐらつき始めてるんだ?!

 

かなりの力で攻撃した筈なのに簡単に弾かれ更に攻撃している筈なのに身体がぐらつき始めた事に驚いた。

 

エクスキューショナー「何者なんだ!お前!」

 

?「言えぬ。」

 

謎の刺客と対峙していたエクスキューショナーだった。

 

 

 




どうせなら全部やってしまえと思った。
悔いは無いし。
後悔も無い。




派遣依頼(コラボ依頼)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

大惨事大戦の最後には大惨事

戦いは最終戦に…



あとエクスキューショナーの表記を処刑人に変えます。


人類人権団体補給基地…

 

シュュュューー……

 

ドォゴォォォン!!

 

バルカン「うおっ!凄い衝撃だぜ…!」

 

デストロイヤー「はぁ…やりたくないよ〜」

 

マーダー「来たわね♪」

 

フレイム「早く補給しましょう!」

 

本部からの補給物資(家具やスキンのガチャの奴に弾薬や燃料積み込んだもの)が来て弾薬切れの問題は解決したバルカン達。

 

これから先鉄血部隊と人類人権団体のP.A.C.Sを相手をしなくてわならないと思っていた。

 

バルカン「よしっと!弾薬の補給は万全!突っ込んでいくぞ!」

 

フレイム「了解です!バルカン先輩!」

 

マーダー「本当脳筋で最高な奴ら…♪」

 

デストロイヤー「作戦考えようよ!流石に!」

 

勿論作戦なんて無い。一々考えるより動いてその場その場で対応した方が早いからだ。(作戦考える事なんて面倒臭いなんて言えない…)

 

デストロイヤーの抗議を無視しつつ辺りを見回すと遠くの方からP.A.C.Sが5〜6体近づいて来ていた。

 

バルカン「早速お出ましか。まぁデストロイヤーの意見も聞いてやろうか。作戦なんて考えられないからな…」

 

マーダー「そんなもん限界まで引きつけて一斉射撃でいいでしょう?爆撃のクレーターやら瓦礫とかで身を隠せる所なんて幾らでもあるんだから。」

 

バルカン「マーダーがマトモな事言った?!明日は40mm弾の雨でも降るのかっ?!」

 

マーダー「貴方よりは賢いわよ!貴方よりわ!馬鹿にしないでよ!」

 

フレイム「確かに人食い(カニバリズム)で拷問大好きなマーダーさんですけど!流石に明日は40mm弾の雨でも降るのか。は酷いですよ!」

 

バルカン「そうか?すまん(素直)」

 

マーダー「バルカンが素直に謝った!?明日不吉な事起こりそうね…」

 

バルカン「私だって素直に謝る事ぐらいするわ!このサイコ野郎!」

 

フレイム「あぁ…もう…XM109にも言っておきますね。」

 

そんなこんなで瓦礫や爆撃のクレーターに身を隠し奇襲する事になった。

 

 

そして数分後。

人類人権団体のP.A.C.Sが辺りを警戒しながら近づいて来ていた。

 

『おい!奴らは何処だ!探せ!』

 

『見つかりません!あの火炎放射で随伴歩兵がほぼ全滅してしまい捜索が難航しています!』

 

『そうか…また何か分かったことがあったら報告しろ!』

 

『了解!』

 

 

瓦礫…

 

バルカン「おい…さっさとやれよ。お前しかいないだぞ?咄嗟に攻撃できるのは。」

 

デストロイヤー「わ、分かったよ…やればいいんでしょ。やれば。」

 

デストロイヤーは一際大きな大砲の様な大型ショットガンの引き金に手を掛けた。

狙いは近づいて来ているP.A.C.S一体。

 

デストロイヤー「もうちょっと引きつけて…」

 

ガシャン…ガシャン…ガシャン…

 

P.A.C.Sはまだ気づいていない。デストロイヤーはまだ引きつけていた。

 

そしてデストロイヤーとP.A.C.Sとの距離は数メートルに差し掛かる。

 

そしてその時が来た。

 

デストロイヤー「喰らえ!クソ野朗共!!」

ドォォォンッ!!

 

『フギャャッ!!』

 

バルカン「撃て撃て!撃って撃って撃ちまくれぇ!」

 

マーダー「第二ラウンドの開幕よ!」

 

フレイム「二度と悪事が出来ないようにしてやる!」

 

『いたz…グホッォ!』

 

バルカン「ゴミはゴミ箱にシューゥゥゥゥット!超!エキサイティング!!」

 

マーダー「私を簡単に倒せると思った事後悔させてあげる♪」

 

デストロイヤー「ぶっ飛べ!!」

 

フレイム「熱いか!それがお前らが今まで殺してきた人形や人間の怒りだぁ!業火など生温い憤怒の炎を喰らえぇ!!」

 

もう滅茶苦茶だった。

20mm弾は分発6600のレートで放たれ圧倒的手数も破壊力で装甲をぶち壊す。

約12mmの鉄の塊は装甲を貫き纏めて壊していく。

ロケット用燃料の火炎放射器は視界を狭め燃やし尽くす。

大型ショットガンは大型キャニスター弾をぶっ放し。だんがあの壁を作り反撃の余地を与えなかった。

それと逃走しようとしたP.A.C.SはXM109の狙撃により胸よコクピットを撃ち抜かれ風穴が空いていた。

 

 

 

1時間後にはP.A.C.Sだった鉄塊が辺りを一面に散乱していた。

 

マーダー「あら〜こんな所に〜ング」

グチャグチャ…

 

バルカン「本当ブレねぇな。グロ画像見たいならお前見るだけでいいかもしれねぇな。」

 

デストロイヤー「何も見たく無い…何も見たく無い…何も見たく無い…何も見たく無い…」

 

XM109から通信が入る

 

XM109『大丈夫でしたか?私の狙撃腕はどうでしたか!』

 

バルカン「ん〜狙撃とかRFにはちょっとトラウマがあってな…まぁ援護射撃ありがとう!あと爆撃もな!」

 

XM109『あと…マーダーさんでしたっけ?今スコープで見てるをですけど何してるんですか?何か食べる様な感じですけと?』

 

バルカン「死体食ってんだよ。死体を。よくまぁ内蔵抉って中身とか食えるな…」

 

XM109『えぇ…カニバリズムですか…うっ…ちょっと待って…想像しただけで…あっ…酸っぱいのが上に…ウエェェェ…オロロロロ…』

 

バルカン「おい!ゲロ吐くなよ!

うっ…あっヤバっ…音だけ…

ウェェェ……!」

 

フレイム「バルカン先輩!!大丈夫ですか!しっかりして下さい!!

うっ…なんか上に上がって来た!

やばい…!あっ……オロロロロ…」

 

連鎖反応を起こし大惨事が起き辺りは酸っぱい匂いで充満される。

グチャ…グチャ…クチャ…クチャ…

マーダー「ング…ング…プハァッ!コイツいい物食ってるじゃない。美味しいわね。」

 

でもそんな状況でもブレなかったマーダーだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人類人権団体補給基地…周辺

 

処刑人「食らえぇ!!」

 

?「フンッ。」

 

処刑人「やりやがるな!」

 

処刑人は奮闘していた。

全身黒ずくめ。あれは昔滅びた日本って国のニンジャって奴の格好か?でも…あの義手が厄介たな…

 

処刑人は厄介だと思っていたのはその義手だった。ただの義手なら良かった。力が強いだけならまだマシだった。あの義手はグラップラーや爆弾、盾など色々な機能を持っていた。

貰ったぁ!と思った攻撃も盾で防がれ。悪い時にはパリィ(受け流し)され危険に陥だたりしていた。

 

処刑人「グダグタ考えてられねぇ!取って置きの技だ!味わいやがれぇぇ!」

 

痺れを切らし処刑人は大型ブレードを地面に擦らせるなが走り謎の刺客の元に近づいた。

 

処刑人「ウォラァァ!!!」

 

処刑人は渾身の一撃を打ち込む。

貰ったと思った。こんな攻撃交わすしか無いと思った。

 

しかし目の前にはすでに刺客はいなかった。その直後…

 

処刑人「ウゲェッ!!」

 

頭を踏まれる様な強烈な痛みが頭に加わる。

 

慌てて処刑人は上を見上げた。

 

処刑人「!?…危なっ!!」

 

刺客は上から強烈な一撃を打ち込むが処刑人は躱した。

 

処刑人「強ぇ…!お前何もんなんだよ!」

 

?「名など無い。」

 

そして刺客はブレードを大きく振り上げた。

洗練され無駄を一切省いたような動き単調な動きだが芸術の域に達していた。処刑人は同じブレード()を使う者として見入ってしまった。

 

?「ふんっ!!」

ガァキィン!!!

処刑人「ウグッ!!」

 

とってもない衝撃が処刑人に襲いかかる。

 

こんな威力が高い奴二度目は無い。

 

処刑人は反撃に移ろうとし刺客をみる。

 

処刑人「…!?!」

 

そこには重心は一切ブレが無く2発目を打ち込もうとしていた刺客の姿があった。

 

終わった…

 

鋭い一撃が処刑人の頭目掛けて繰り出される。

 

プルルルル…プルルルル…

 

?「ん?分かった。……御意。」

 

処刑人「はぁ……?」

 

あまりの急な展開に処理が追いつかなかった。

 

?「今から撤退するなら見逃してやる。」

 

処刑人「あっ…あぁ…分かった。」

 

頭が追いつかなく取り敢えず分かったと言ってしまった。

 

?「やっと終わったか…

 

おはぎ食べたい……」

 

処刑人「????」

 

謎過ぎて意味が分からなかったが処刑人は撤退する事にした。

 

 




周回だるいよー
あと専用装備落ちれば終わりだけど出る気配がないわ〜

あとドルフロID公開しちゃえ
ID・1603093

派遣依頼(コラボ依頼)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

専用機と部隊名決定

部隊名を考えた結果…と専用のヘリ


G&K本部…喫茶店

 

大惨事大戦から1日後、バルカン達は色々話していた。

 

バルカン「不思議だよな…鉄血部隊しかもハイエンドモデルがいる部隊が何もせずに撤退するなんて。いつもなら何かしら首を突っ込んで来るのにな。」

 

デストロイヤー「いや全員突っ込んでくるって事は無いよ。慎重に行動してるのかな。」

 

バルカン「アルケミストとかイントゥルーダーとか戦略とか作戦を立てるのが上手い奴らとかか?」

 

デストロイヤー「ん〜分からない。」

 

戦いの時の話や…

 

フレイム「テニスやりましょう!それでメンタルを鍛える!」

 

XM109「出来るのかな…私に。」

 

フレイム「やってみなきゃ分からない!だからやりましょう!」

 

テニスの話?…

 

マーダー「紅茶の願い。」

 

スプリングフィールド「はい。かしこまりました。」

 

紅茶など。思い思いの好きな様にしていた。

 

 

そんな時、ペルシカから無線が入る。

 

ペルシカ『バルカン?ちょっと飛行場まで来てくれる?貴方達に見せたい物があるから。』

 

バルカン「おう、分かった。見せた物ってなんだ?教えてくれ。」

 

ペルシカ『来てからのお楽しみよ。』

 

バルカン「了解。楽しみにしてるぞ。」

 

 

無線を切りバルカンはみんなに伝える。

 

バルカン「ペルシカが飛行場に集合だってよ。なんでも見せたい物があるって。」

 

フレイム「分かりました!行きましょう。」

 

XM109「了解!」

 

デストロイヤー「なんか嫌な予感が…」

 

マーダー「どんな物見せてくれるか楽しみだわ。」

 

バルカン達は飛行場に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

G&K本部…飛行場

 

大型飛行機が格納されている中、一際大きなオスプレイが滑走路に着陸していた。

 

ペルシカ「ん〜予想より大きいわね。基地派遣の時に他よ飛行場に入るけど…スペースがね。」

 

バルカン「ペルシカ!来たぞ!って!デカイな!このオスプレイ!」

 

ペルシカ「mi-12をモデルにして。製作図見て一から作られたオスプレイ版ガンシップ兼輸送機よ。」

 

 

その黒い機体の全長45m、高さ13m、二つの通常のオスプレイより巨大な三つ束になったジェットエンジン。そんな規格外よオスプレイが目の前にあった。

 

ペルシカ「30m機銃四門搭載、多連装ロケット発射システムを4機搭載、しかも13トン貫通爆弾2発搭載可能。まぁ正規軍の没になってお払い箱になった試作機貰い受けただけなんだけどね。でもちゃんと動くから安心して。」

 

バルカン「最高にカッコいいじゃねぇか!」

 

フレイム「デカイ過ぎて言葉が出ない……」

 

デストロイヤー「デカイ…正規軍に喧嘩売らなくて良かったー……」

 

マーダー「最高の機体じゃない!」

 

XM109「正規軍…怪獣とでも戦おうとしてたの?」

 

ペルシカ「派遣依頼来たら使っていいわよ。クルーガーにも許可は貰ってるし。好きに使いなさい。それと物資輸送にも色々使えるから物資輸送の依頼来たら貴方達使うかも知れないわね。」

 

バルカン「このヘリって機体に名前とかないのか?」

 

ペルシカ「あるわよ。Disaster(ディザスター)って機体の名称が。敵から見ればこんなの本当厄災でしか無いわよね。」

 

立て続けにペルシカは話を始めた。

 

ペルシカ「あと部隊名は決めといたわよ。どうせめんどくさがって決めないと思うし。」

 

バルカン「部隊名?忘れてたな。でっ…どんな感じにしたのか?」

 

ペルシカ「Excessive Arme(過剰武装)小隊、略してEA部隊ね。そのまんまだけどいいわよね。」

 

バルカン「なんか言いずれぇな。まぁいいか!部隊名なんてそんな関係ないから大丈夫だ!」

 

ペルシカ「まぁそれともう一つ意味があるの。End(終わり)Envy(妬み、嫉妬)Enemy()などにAnti(抗う、対抗)するって意味のあるのよ。」

 

バルカン「いいな!それ!」

 

 

バルカン達改めEA小隊は結成した。そして巨体オスプレイ Disaster《ディザスター》と言う専用機を手に入れた。

 

 

 




部隊名悩みましたよ。
こんな名前でいいのかと思うがまぁ気にしないで行こう!



派遣依頼(コラボ依頼)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

幕間…謎の刺客の通信記録と…

新キャラのバーゲンセールじゃぁぁ!




某廃棄となった通信基地…

 

壊れている物がが多いものの修理すれば使える物も多い そしてそこには黒髪の黒ずくめの忍者のような服を着ている戦術人形が通信機を修理しどこかに通信をしていた。

 

?「任務は達成しました。」

 

??『ありがとね。お陰で無事にこの作戦を終えれたわ。』

 

?「ありがたき御言葉有難う御座います。」

 

??『あとよく鉄血ハイエンドモデルと1on1してかてたわね。貴方本当に隠密特化の戦術人形?』

 

?「私は為すべき事を成しただけで御座います。」

 

??更に質問を始める。

 

??『あとP.A.C.Sの残骸は知らないかしら?大量に人類人権団体の補給基地にあったはずだけど鉄の塊一つも無いんだけど?」

 

?「知りませぬ。任務終了して見つからないよう。3時間後見に行きましたがもうその時にはもう無かった。」

 

??『分かったわ。貴方本当堅いわね…まぁおはぎでも送っておくわ。』

 

?「有難き幸せ…!」

 

??「やっぱりおはぎには弱いんだ…」

 

口に涎が垂れ腕で拭う謎の刺客。

 

⁇『天然物の小豆とお米と餅米使ってる高級品だから美味しいわよ。』

 

?「感謝…!圧倒的感謝…!」

 

??「まぁこれからもよろしくね。PSE Fang 350。」

 

?「ペルシカ様もこれからもよろしくお願い致します。」

 

通信は終わり350は修理した通信機を壊した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

某地区…

 

激震が一歩一歩歩くごとに響き巨体が間歩していた。

 

スコーピオン「なんなの?!コイツ!わーちゃん装甲抜けた!」

 

WA「わーちゃんって言うな!抜けないわよ!こんな装甲!」

 

Vector「火炎瓶も効かない…!なんなのこのぐちゃぐちゃした四足歩行の兵器は!」

 

スコーピオン「指揮官は!指揮官はどうしたの!?」

 

WA「最初コイツがぶっ放した爆撃砲で重症よ!今SAAと百式ちゃんが急いで一緒に脱出したわよ!」

 

その巨体には様々なパーツが使われていた。プラウラー、スカウト、ダイナゲート、ジャガーやアイギスやマンティコア、など鉄血の機械兵器やら装甲機械兵、P.A.C.S、やらの兵器や動力、装甲がそのまま使われていた。

 

?『G&Kの戦術人形の皆さんまいどまいど〜!

ウチは改造者(リフォーマー)っちゅうねん。もうやってるけどこの基地壊したるから邪魔する奴はしばくさかい邪魔しないとってくださいな!』

 

WA「やらせる訳ないでしょ!」

 

Vector「貴方の電脳ぶっ壊したあげる!」

 

スコーピオン「絶対に許さない…!」

 

WA2000、Vector、スコーピオンは改造者の巨体に向かって弾丸やら火炎瓶やらで攻撃する。

しかし…

 

改造者『うざったいのぅ…邪魔したらしばくって言っとるかな…本当に暴力やらなんやら嫌やけどな…仕方ないのぅ…まっ余裕やけどな。」

 

巨体からアームが大量に出てくる。その数計100以上、武装はストライカーのガトリング、リッパーやヴィスピドのサブマシンガンやアサルト、P.A.C.Sの爆撃砲など…

その他大勢の武装がアームが山のように取り付けられていた。

 

WA「えっ…あるはやばい…!」

 

Vector「なんなのあれ!?」

 

スコーピオン「逃げろぉ!」

 

改造者『最終通告や…逃げるなら追いはせんよ。やさかい邪魔しないとってくださいな。』

 

あまりの戦力の違いに撤退するしかなかった。

 

基地は一人の鉄血ハイエンドモデルによって占領されてしまった。

 

改造者『やっと出てってくれたか…やりますかな。』

 

武装されたアームは収納されて回収用の機械の腕がついたアームが大量に出てきた。

 

そして装甲車の残骸や兵器やらを回収されていく。

 

改造者『ん〜けったいやの〜個々の性能が低い。まぁ無いに越した事はないかの。』

 

改造者は巨体を揺らし次の基地に移動し始めた。

 

 

 




やっちまえ!っと思った。
悔いはないし反省もない。



派遣依頼(コラボ依頼)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ゴミ拾いで色々やばい物拾う

砂浜…

 

超大型オスプレイ ディザスターは飛行場に止まりEA小隊は蒼い海と白い砂浜が広がるビーチにいた。

 

バルカン「あぁ〜あの筋肉ダルマ社長め…私達はボランティア活動やってんじゃないぞ!」

 

フレイム「ゴミ拾いは大切ですよ!気づく力が付きますから!」

 

マーダー「ビーチに生首でも流れてきてないかしら。」

 

デストロイヤー「物騒よ!そんな事よりゴミ拾いさっさと終わらせて遊ぼうよ。」

 

XM109「こんな小隊で大丈夫なんですか!?バラバラですけど!」

 

EA小隊の初任務は筋肉ダルマ社長(クルーガー)のプライベートビーチのゴミ拾いだった。

 

バルカン「そうだな!さっさと終わらせようぜ!」

 

フレイム「しっかり人が喜ぶ仕事しないといけないよ!やるからには。」

 

デストロイヤー「なんか不安だ…」

 

XM109「はい!」

 

 

そんな事でプライベートビーチのゴミ拾いを始めた。

 

バルカン「あぁ…めんどくせぇ…だりーよー…」

 

フレイム「まだ10分も経ってないじゃないですか!」

 

バルカン「はぁ…ちょっと休憩しようぜ。まだまだ時間あんだしさぁ…」

 

フレイム「1時間後に休憩ってオスプレイ内で決めたじゃないですか!」

 

バルカンとフレイムがいい争っているとデストロイヤーは話しかけてきた。

 

デストロイヤー「あの…なんかジェラルミンケース落ちてるんだけど…」

 

デストロイヤーの指差す方向には白いジェラルミンケースが落ちていた。

 

バルカン「ん?ジェラルミンケース?」

 

フレイム「白いのありますね。よいしょ…開かないっすね。」

 

フレイムはジェラルミンケースを開けようとしたが鍵が掛かっていて開かなかった。

 

バルカン「ちょっと貸せ。」

 

フレイム「あっ…分かりました。」

 

バルカン「……フンッ!!」

 

鍵を解錠(ごり押し)しジェラルミンケースは勢いよく開き何かが空に舞い始めた。

 

バルカン「ん?なんだこれ。紙幣か。って量すご!!」

 

フレイム「札束!?絶対やばい取引のヤツでしょ!!」

 

ジェラルミンケースにはビッシリと詰められた札束が入っていた。

 

バルカン「もーらい!私達のもんだ!海に放り出した方が悪いからなこんな大金!」

 

フレイム「ダメですよ!そんなのちゃんと本部に連絡しましょうよ!」

 

バルカン「いいよいいよ…これは街とか行った時の買物資金にしようぜ。」

 

フレイム「ダメです!ダメな事をしたらからなず自分に返ってきますよ!」

 

バルカン「その時はその時だ。デストロイヤー!このお金でお菓子買うか!」

 

デストロイヤー「お菓子?…やったーー!!」

 

デストロイヤーをお菓子で賠償しバルカンは資金を獲得した。のちに悲劇が起こるとは知らずに…

 

マーダー「これ拾ったんだけど?」

 

バルカン「うおっ!?ナマクビ!」

 

フレイム「マーダーさん!流石にそれは…」

 

XM109「キャャァァァ!!?」

 

デストロイヤー「あぁ…怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い!!」

 

マーダーの持っていたのは鉄血兵の生首の髪を掴み見せつけていた。

 

XM109「うっ…グロは…流石に…」

 

フレイム「マーダーさん勘弁してください!デストロイヤーさんがまたトラウマ思い出しちゃったじゃないですか!」

 

バルカン「お前…こんなビーチに来てもブレないな…」

 

XM109「あの…こんなの落ちてたんですけど…どうすれば…」

 

バルカン「今度はなんだ?胴体か足か?」

 

XM109が持っていたのは袋に入った白い粉だった。

 

フレイム「あっ……(察し)」

 

バルカン「なんだその粉?」

 

マーダー「あんた…これはまた…」

 

デストロイヤー「絶対コ○カインとか覚○剤とかでしょ!」

 

そこに突然連絡が入る。

 

ヘリアン『お前達!緊急任務だ!急いで本部に戻って来てくれ!』

 

バルカン「おい!突然なんだ!」

 

ヘリアン『説明は本部に着いてからだ!』

 

バルカン「分かったよ。」

 

通信を切りバルカンは EA小隊全員に言った。

 

バルカン「あぁ…予定変更だってさ。緊急任務発生ですぐ本部に戻れって。」

 

デストロイヤー「せっかくのビーチが…」

 

フレイム「仕方ないですね!頑張っていきましょう!」

 

XM109「了解です!」

 

マーダー「あら…丁度良かったわ。こんな平和なところ私に合わないのよ。」

 

 

EA小隊はディザスターに乗り込み本部に急いで戻った。

 

後帰った後調べて貰ったら何故か小麦粉の入った袋だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

某地区…工場地帯…

 

トンプソン「砲撃開始ぃ!!」

 

M99「了解!」

 

G41「ファイアー!」

 

MP5「発射ぁ!」

ドォン!ドォン!ドォン!ドォン!

 

絶え間なく砲撃が巨体に降り注いでいたがビクともしないそれどころか突き進んでいた。

 

リホーマー『うざったいわ!ボケェ!これでも喰らえ!』

 

巨体から爆撃砲、多連装ロケット発射システム、粒子狙撃ライフルが山のようにアームに取り付けられ発射された。

 

トンプソン「!…クソ!逃げろ!」

 

トンプソン達はすぐさま退避。さっきまでいた場所は爆炎と衝撃で木っ端微塵になっていた。

 

リホーマー『ほんまシツコイいんや…!おんしらに興味はないんや!1発ドカンとどデカイ一撃でビビらせてやらないあかんな!』

 

リホーマーの巨体から巨大な砲が現れ始める。

 

トンプソン「なんだありゃぁ!?」

 

MP5「なにあれ?形容しがたい砲は…」

 

M99「なんなのあの卑猥な砲…」

 

そこには二つの球体状の巨大なエネルギータンク兼圧縮炉と長く太い巨体な砲があった。

 

リホーマー『ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲の威力…しかと見とき…!』

 

その卑猥な砲のエネルギータンク兼圧縮炉は起動し始めた金色に光始めた。

 

トンプソン「嫌な予感しなしねぇ!逃げろ!」

 

MP5・M99・G41「了解!」

 

撤退し始める部隊。

 

そんな事知らずリホーマーのネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲のエネルギーチャージ%は100%になった。

 

そして…

 

リホーマー『喰らえ!一撃必殺よ秘奥義や!』

 

ドリーマーやガルムを優に超える超特大の粒子レーザーがネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲から放たれた。

 

レーザーを放ち終わりその後を見てみるとそこにはポッカリと後が残り一部ガラス化したり。溶岩の様に熱くなっていた。

 

そして放ち終わるとその巨体を支える4本の足は力無くし胴体が地面に落としていた。

 

リホーマー『あぁ…やっちまったな…色々な箇所がぶっ壊れてもうたし稼働エネルギー足りんわ。ちょいと調子にのりすぎましたな。ほな動けるようになるまでまつとするか!』

 

砲を自然冷却しながら稼働に必要なエネルギーが貯まるまでその場に留まっていた。

 

 

 

 




移動要塞兼巨体な砲
強くしすぎた?
いや敵は強ければ燃える!


ちなみに改造者(リホーマー)の性能

改造者(リホーマー)

火力/ E?
回避/ E?
命中/ E?
射速/ E?

特殊能力…
自己改造
自身の身体を直接機械装甲兵や兵器類につなぎ吸収しる事により性能が多様に変化する。本体は一般人並みの力と耐久力だが吸収の際限はほぼ無限な為無闇に突撃してスクラップになってしまうと戦力が上がってしまう。

なお工場を襲った理由は生産設備を奪って巨体の中で生産設備を増設させる為である。



派遣依頼(コラボ依頼)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

移動要塞改造者(リホーマー)対EA小隊

ディザスター内…

 

本部に一旦戻り弾薬を補給させられたEA小隊は工場地帯に向かっていた。

バルカンはリホーマーの写真をみていた。

 

バルカン「新型の鉄血ハイエンドの改造者(リホーマー)?うわっ…!何この規模…デカすぎでしょ!」

 

フレイム「部隊を送ったけど余りの戦力差で撤退って。これ前の基地壊滅させた鉄血ハイエンドじゃないですか?」

 

マーダー「私と並行して作られた奴ね。どんな奴かわからないけど。」

 

デストロイヤー「あぁ…アレね。確か自己改造して無限に強化するって奴だよね。…てっ!何この規模!戦艦が陸に上がってる見たいになってるじゃない!」

 

バルカン「報告書には…えぇ…あの巨体で動くの…(困惑)」

 

XM109「この装甲…抜けるけどこんな巨体じゃあんまり効かないわね。」

 

正直規格外過ぎて意味が分からなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

工場地帯…周辺…

 

工場地帯の一角に一際巨大な鉄の塊がその場に留まり内部の機関が蠢いていた。

 

バルカン「でけぇ…!なんか中の機械が動いてる…!これとやり合う事になるとはな!ワクワクするぜ!」

 

フレイム「なんか画像より装甲が継ぎ継ぎじゃなくて綺麗になってませんか?なんか危険な気がしてならないんですが…」

 

XM109「明らかに強化されてますね。」

 

デストロイヤー「同感…アレはヤバイ…」

 

マーダー「いいじゃない…!壊しがいがある!」

 

 

その巨体は画像より継ぎ継ぎの装甲は無くなり変わり始めていた。

 

バルカン「確か…おい!もしかして工場取り込んで自身の身体を強化してんのか!」

 

マーダー「さっさとやりましょう…早くしないと手がつけられなくなるわ。」

 

フレイム「そうですね。

 

デストロイヤー「いやもうヤバイと思うよ…」

 

XM109「正規軍に対処を任せた方が…」

 

バルカン「関係ねぇ!取り敢えずぶっ放す!」

 

マーダー「そうこなくっちゃ♪」

 

そんなこんなでバルカンは自身の愛銃(M61A2バルカン)とマーダーのレールガトリングを受ける。

 

リホーマー『はいはいはい!そこのガトリングガン担いでる二人!やめんかやめんか!ウチの家になちゅうモンむけてんのや!』

 

突然のリホーマーの声に驚くEA小隊。

 

バルカン「え?は?お…お前がリホーマーなのか?」

 

リホーマー『そうやで!ワイはリホーマーや!安心せぇよ。攻撃しなければこっちから攻撃はしないやさかい。ウチは暴力は嫌やからな。』

 

EA小隊全員「「は?」」

 

リホーマー『本当暇なんや…仕事でやってるやけ暴力とか嫌やしやり甲斐なんてありゃしない!しかも上司なんて何やりたいのか分からんときた。しかも飯がゲロマズイ…とんでもないブラック企業や!アッちゃんが捕虜にG&Kに行った理由分かったかもしれんわ。』

 

バルカン「アッちゃん?」

 

リホーマー『アーキテクトや。ワイの姉に当たるわな。まぁそれはそれは自由人な人やから、一回しか会った事無いけどな。』

 

マーダー「そんなにペラペラ喋っていいの?」

 

リホーマー『おっといけんの…代理人にこの事バレたらしばかれるわ…んでウチに二つの命令がきてるんや。』

 

XM109「二つ?」

 

リホーマーは EA小隊の正面に振り向いた。

 

リホーマー『二つってのは対厄災の任務とお前らの抹殺って言う任務や。心苦しいんやけど…まっ楽にいかせてやるけぇ。』

 

バルカン「そうなるのかよ!よし!ぶっ放せ!」

 

マーダー「そうこなくっちゃ♪!その巨体削り落としてあげる!」

 

フレイム「もっと熱くしてやりますよ!」

 

デストロイヤー「本当勘弁してよ!」

 

XM109「纏めて吹き飛ばします!」

 

EA小隊は一斉射撃を始めた。轟音と衝撃は凄まじい弾幕がリホーマーに迫るが…

 

リホーマー『まっ時間稼ぎ助かったわ!行くでぇ!フォースシールドシステム起動!大型ブースター、掘削用ドリル、反重力装置起動!』

 

巨大にフォースシールドを少しずつ覆われて掘削用ドリルと大型ブースター、反重力装置にも覆いだす。

 

バルカン「フォースシールド?!あんな巨大で!?」

 

XM109「えぇ?!」

 

フレイム「なんて奴…!」

 

デストロイヤー「デカイのに何故フォースシールド使えてんの!?」

 

マーダー「あら♪本当分解しがいがありそうね!」

 

誰が考えよう。横50m高さ25mの巨体にフォースシールドシステムが使えるなんて。

そして大型ブースターが起動、巨体はありえない程の急加速しる。

 

リホーマー『行くで!纏めてすり潰したる!突撃やぁ!!』

 

バルカン「逃げろぉぉォォ!!」

 

 

移動要塞VS EA小隊の戦いが幕を開けた。

 

 

 

 







派遣依頼(コラボ依頼)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

攻防多彩な移動要塞

リホーマー対 EA小隊の戦いが今始まる…ッ!


工場地帯…

 

リホーマー『ほれほれほれ!どうしたんや?!倒してみ!』

 

バルカン「クソ!隙がねぇ!」

 

移動要塞は掘削用ドリルを回転させブースターを起動させて突撃、施設に激闘すると壁の鉄筋コンクリートや工場の中にある大型機械が火花を上げ削り取られ鉄くずに変え果てていた。

更に脚部や胴体の一部から武装アームによる射撃やら砲撃やらで近づけない。

 

マーダー「なんなの!?うざすぎよ!」

 

リホーマー『隙なんて見せたらこっちが危ないわ!アホ!』

 

デストロイヤー「喰らえ!」

ドゴォォォンッ!

 

XM109「いけぇぇぇ!」

ドォン!

 

リホーマー『キャニスター弾に25m弾!?そらエグいモンつかうな!でも効かんわ!グギャッ!あっちょっと効くぅゥ…!』

 

デストロイヤー「効いてるじゃない!」

 

リホーマー『まっ直ぐに治るけどな!』

 

XM109「えぇ!?嘘でしょ!」

 

巨体ながらも素早く掘削用ドリルを回転させ突撃、武装アームによる制圧射撃、小さな破損も直ぐに修復され。EA小隊は苦戦していた。

 

そんな中リホーマーは巨大な身体の動きを止めた。

 

リホーマー『意外とやるわな…ならこれはどうじゃぁ!!」

 

 

胴体から二つのレールが現れ四つある脚部から土台が現れる。そして脚部に固定され形が整い出し蒼いプラズマが輝いていた。もう嫌な予感しか出来ない。

 

バルカン「オイッ…!アレって…!面白れぇ事すんな!お前!」

 

フレイム「何ですか!?アレ!」

 

XM109「アレってもしかして…!」

 

デストロイヤー「えぇ!?ふざけてるわよ!こんなの!」

 

マーダー「いいわねぇ!!最高よ!」

 

驚き過ぎて漠然としている中、リホーマーは構わず喋り出した。

 

リホーマー『要塞砲ジュピターや!流石にこれで逝くやろ!さて、そうやから…

…さっさと逝けぇぇぇ!」

 

四門のジュピターから圧倒的暴力が放たれる。

 

チュドォォンッ!!チュドォォンッ!チュドォォンッ!チュドォォンッ!

 

バルカン「そんな事言ってる場合じゃねぇ!ヤベェェェェ!」

 

フレイム「逃げましょう!!」

 

デストロイヤー「キァァャャ!!助けてェェ!」

 

XM109「きゃぁッ!ヤバイヤバイヤバイ!!」

 

マーダー「本当危ないわねぇ!なんなのよコイツ…!」

 

リホーマー『逃すかぁァァ!』

ドォスゥン!ドォスゥン!ドォスゥン!

 

ブースターを使わず一歩一歩踏みしめ EA小隊に迫る。

 

バルカン「迫ってくる!迫ってくるよ!マジヤベェェ!」

 

フレイム「ヤバイですよ!私の火炎放射なんて効かないですから!」

 

マーダー「弱点さえ分かれば…!」

 

デストロイヤー「撤退よ!こんなの無理よ!」

 

リホーマー『そうや!ウチの移動要塞は難攻不落の鉄壁じゃけえの!ウチを殺るんならN2爆弾でも持ってくるんやな!』

 

拡声器で大きくしたような声で喋り出すリホーマー。

 

バルカン「ウルセェェェ!巨大で重い癖に速くて意味が分からねぇんだよ!ん?待って…」

 

重いのに速く動ける。最初にアイツが言った言葉に反重力装置起動?

 

あっ……(察し)

 

自分の弾薬庫にも使われてるじゃん。てか絶対その装置に頼ってるだろ!アイツ!

 

バルカン「そうか!!」

 

そしてバルカンは閃く。

 

バルカン「反重力装置の場所って分かるかマーダー!」

 

マーダー「予想だけど胴体部分の真ん中辺りの装置よ。どうしてそんな事を……

…そういう事ね!」

 

バルカン「XM109!胴体部分の真ん中辺りの装置を狙え!そこで壊せばちょこまか出来なる筈だ!」

 

XM109「了解!」

ドォン!ドォン!ドォン!

 

リホーマー『ん?!え!そこは…!そこ狙んなや!動けなくなるやろ!』

 

XM109「慌ててる?よし!」

 

バルカン「そこに撃てぇ!よし加勢じゃぁ!」

 

マーダー「やるわよ!」

 

リホーマー『ちょっ!ぼ…防御防壁展k…!』

 

ドォォォォォンッ!(迫真の落下音)

 

リホーマーは慌てて防御防壁を貼ろうとするが間に合わず胴体は地面に落ち移動要塞は動きを止めた。

 

バルカン「やったな。これでただデカイ的になったな。」

 

フレイム「やりましたね!バルカン先輩!」

 

デストロイヤー「あとは撃ってぶっ壊すだけね。」

 

マーダー「まだよ。本体しばき倒して終わりよ。」

 

バルカン「一斉射撃でぶっ壊そう。何しでかすか分からないからな。奴は。」

 

EA小隊全員は一斉射撃をした。

 

バルカン「そういう事だから行くぞ!」

 

XM109「分かりました。特殊外骨格起動ッ!fire!」

 

マーダー「行くわよ♪さぁ!ぶっ壊れなさい!」

 

デストロイヤー「こんな目に遭わせて絶対許さない!」

 

フレイム「今まで壊した物弁償させてやる!」

 

バルカン「いけぇぇぇ!ぶっ壊れやがれ!この鉄屑野郎が!」

 

そして巨体から放たれる攻撃よりも桁違いの火力を持った20m弾や12mの鉄塊、25m弾や爆撃、火炎放射やキャニスター弾が攻撃が雨のように繰り出される。

余りの火力の衝撃により煙や爆炎により巨体は EA小隊から見えなくなる。

 

バルカン「やったか…?」

 

フレイム「流石にこれだけやればね。」

 

デストロイヤー「ザマァみろ!このスクラップ野郎!」

 

XM109「倒したのかしら?」

 

マーダー「それ言っちゃうのw」

 

バルカン「そんな心配すんなマーダー…

 

……!?!?…」

 

煙が晴れ見えた光景は蒼い光で包まれ無傷で未だに健在の移動要塞だった。

 

リホーマー『はぁ…危なかったわ…咄嗟にフォースシールド使わなかったら死んでたとこやぞ!』

 

バルカン「はぁ!?マジかよ!フォースシールドかよ!」

 

XM109「爆撃食らってもビクともしなかったの!?」

 

フレイム「なんて奴…!」

 

デストロイヤー「規格外過ぎでしょ!」

 

マーダー「フラグ建築しないでよ…面倒くさい事になったじゃない。」

 

リホーマー『さーて…よくもやってくれたのぅ…

さてと…本気だすとしましょうや!覚悟しとき!!』

 

一斉射撃を食らっても無傷だった移動要塞改造者(リホーマー)の本気が EA小隊に迫ろうとしていた。

 

 




圧倒的に物量や攻撃力、防御力を持つ改造者(リホーマー)に EA小隊は勝てるのか?




派遣依頼(コラボ依頼)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

I can not handle it anymore(もう手に負えない)

その存在、規格外過ぎて…


工事地帯…

 

荒れ果て所々電気ケーブルが切れ火花散らしていた。

そんな中、移動要塞は変わろうとしていた。

 

リホーマー『ウチの本気見せたるでぇ!

第1反重力装置分離!第2から第9反重力装置起動!磁力回収装置起動!工場機能全稼働!対空モジュール起動!対地モジュール起動!対EMP兵器シールド展開!試作反物質炉フル稼働!特大粒子爆弾God's iron armor(神の鉄槌)起動し待機状態に移行!その為全武装オートモード設定!

MODO変更!Mobile fortress(移動要塞)から

Floating fortress(浮遊要塞)に変更し起動!!』

 

バルカン「おいおい!更に強くなるのかよ!」

 

フレイム「なんかさらっとヤバイ事言ってない!?」

 

デストロイヤー「もう意味分からない…?!」

 

XM109「規格外過ぎますよ!援軍必要なレベルですよ!これ!」

 

マーダー「反物質炉!?どこでそをな物!?」

 

リホーマー『あははは!よくぞ聞いてくれたな!正規軍から試作品掻っ払ってきたんやで!それはそれは命がけでな!』

 

 

改造者(リホーマー)の要塞は空中に浮かび高さ100mまで上昇。そして脚部は内側に折り畳まれ収納、要塞砲ジュピターは下を向き電磁シールドで纏われ始める。

そして切り離された反重力装置があった真ん中は特大の砲の様になり装甲の隙間から武装アームが展開されていた。

 

 

 

バルカン「規格外にも程があるだろ!こんなの!」

 

マーダー「天空の城ラ○ュタかな?」

 

フレイム「撤退を視野に入れましょうそれから何処か援軍要請しないと…!」

 

XM109「あんなのが空中に浮くの!?」

 

デストロイヤー「もう…ダメだ…お終いだぁ…」

 

リホーマー『ほな第2ラウンド逝きますか?いくでぇ!』

 

 

空中から大量の弾丸やミサイル、粒子レーザー、迫撃砲の圧倒的な物量からが放たれた。もはやこの中に入った瞬間四肢が一瞬で消え去る程の高密度の弾幕の雨だった。

 

当然やる事は一つしか無い。

 

バルカン「逃げろぉぉォォ!!」

 

フレイム「こんなの無理ですよ!」

 

XM109「死んじゃう!死んじゃぁう!!」

 

デストロイヤー「ギャャァァ!本当最悪よ!」

 

マーダー「流石にこれは撤退よ!無理ゲーにも程がある!」

 

リホーマー『撤退するんか?まぁいいで?いい暇つぶしになったしな。次来た時はもっと強うなって来てな!流石にシステムオール起動はしてないやからな!

アハハハハ!戦術人形がゴミのようやな!(某大佐並感)』

 

 

 

 

 

EA小隊ディザスターに乗り込み撤退した。幸いな事に追撃は無かった。あえて逃がされた感じだった。

 

 

 

 

 

 

上空…ディザスター内

 

バルカン「ありゃなんだよ。圧倒的過ぎるだろ!」

 

マーダー「奴め…!所詮単体じゃ一般鉄血兵より弱い奴なのに!」

 

フレイム「うわ……流石にあんな規格外過ぎますよ。本当…」

 

デストロイヤー「怖いよ…なんなの?!あの圧倒的に物量の暴力!」

 

XM109「空中に浮かばれちゃあ中に突入すら出来ないですよ…」

 

どんよりとした空気だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

空中要塞内部…最奥…制御室

 

改造者(リホーマー)は代理人と連絡を取っていた。

 

代理人『なんで EA小隊を殺さなかったんですか?私が納得する理由を説明して下さい。リホーマー?』

 

リホーマー「オモロなりそうだったから逃がした。ただそれだけやダイちゃん?」

 

代理人『ダイちゃんじゃありません代理人ですよ?貴方はそこまで馬鹿だったんですか?それと面白そうになりそうだったから逃がした?何の得も無いじゃないですか。次命令違反を起こしたら貴方を処分いたしますよ?」

 

リホーマー「本当息苦しいし固いのぅ…もっと楽に喋れないんか?ダイちゃん?」

 

代理人『ダイちゃッ…全く…貴方は良く上位のハイエンドモデルにタメ口で言えますね?いっその事貴方の電脳リセット致しましょうか?』

 

リホーマー「わかっわ、わかっわ。やればええんやろ?やれば上位モデルのハイエンドさんや?」

 

代理人『覚えて置いて下さい。姉と同じ所に行けると思わない事。それと妙な真似したら貴方を処分いたしますから。』

 

リホーマー「りょ〜かい…あぁ…本当上司が何やりたいんだか分からんよ。

ダイちゃんそろそろ教えてくれへんか?ウチらって何の為に戦ってるんや?何が目的で人間抹殺しようとしてるんや?答えてくれや?ダイちゃん!」

 

代理人『私達はエルダーブレイン様の駒に過ぎません。私達はエルダーブレイン様の為に戦っているのです。』

 

リホーマー「ドンドン裏切りが増える理由よう分かった気がするわ……

鉄血ネットワーク切除、全電子装置を鉄血から無所属に変更!全鉄血との関連電子システム排除!」

 

代理人『!?…貴方何をやってるのか分かってるのかしら?』

 

リホーマー「もういいわ!ドアホ!こんなとこ居てたまるか!仕事仕事って思ってやって来たけどやり甲斐なんて無いし飯ゲロマズイし何やりたいのか分からんブラックな所なんてウチから抜けたるわ!しばらく自由気ままに旅でもしときます!探さないで置いてな。じゃぁな!クソ上司!」

 

代理人『後悔しても手遅れですよ。』

 

リホーマー「後悔なんてしないわアホ!」

 

 

リホーマーは通信を切った。

 

リホーマー「さてと…どうせ電子戦でどうにかしようと鉄血の奴らが来ると思うやからな…ファイアウォールやら防壁やら作らんとな。いや逆にぐっちゃんぐっちゃんのボッコボコにしたるわ!」

 

 




あまりの戦力に撤退、しかも見逃されたEA小隊だった。



派遣依頼(コラボ依頼)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

それぞれのその後

撤退したEA小隊…
その空気はどんよりとし重い物だった。


G&K本部…16labo…

 

バルカン「ペルシカ頼む…!編成拡大許可してくれ!頼む!」

 

ペルシカ「状況は分かったわ…でも無理よ。主計科が死ぬから。」

 

バルカンは負けた事が悔しかった。

(あんなの規格外過ぎるだけだが)

 

バルカン「アレを放置しといていいのかよ!?」

 

ペルシカ「あんなの手に負えないわよ。規模が大き過ぎるし多彩な武装や中の工場…しかも空中にうかれちゃぁ…。」

 

バルカン「それをなんとかするのが天災ペルシカ様だろ!」

 

ペルシカ「今回ばかりは無理よ。正規軍から試作の反物質炉奪うような奴よ?正規軍に報告したけど大慌てだったわよ。奪われた試作の反物質炉を奪取しようと作戦練っていたらしいわ。」

 

バルカン「そうか…!仕方がないのか……分かった…ありがとう。」

 

ペルシカ「あとあのお金の事だけど…そんな価値なんて無いわよ。」

 

バルカン「はぁ!?なんで!?」

 

ペルシカ「ジンバブエドルだった。役一億ジンバブエドル昔に滅んだ国のお金ぬ。そういうのもあるけどハイパーインフレーションで紙くず同然の価値の物ね。」

 

バルカン「えぇ…マジかよ…」

 

拾ったが大金はジンバブエドル(超インフレの紙幣)だった。その為その紙クズ(紙幣)は処理に困ったバルカンだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

喫茶店…

 

マーダー「プハァッ!あぁ!やってやれないわよ!本当なんなのよ!」

 

フレイム「世界って広いなぁ…あんな奴がいるなんてな…ングッ…ングッ…ングッ…プハッ!スピリタスはやっぱ美味しい。」

 

フレイムはスピリタスの入ったコップをテーブルに置いた。

 

デストロイヤー「あんなの反則よ。あんなの…もはや戦略兵器よ。あんなの!」

 

デストロイヤーはケーキをやけ食いし頬張る。口にケーキのクリームをつけながら。

 

デストロイヤー「グフッ!ゲボッゲボッ!詰まった!水!水!」

 

マーダー「はいこれ♪」

 

ゴクッ…

デストロイヤー「アツゥイィ!アツゥイ!あぁぁァァアア!熱いよぉぉぉ!ダズケデェェェ!」

 

フレイム「アレ?私のスピリタスは?ってデストロイヤーさん!?マーダーさん!やり過ぎですよ!」

 

マーダー「あらあらごめんなさい♪間違えちゃったわね♪確かこんな時は……テヘペロ♪」

 

 

そのテヘペロはとても可愛らしい物だったが同時に狂気を感じたデストロイヤーとフレイムだった。

 

 

 

 

 

 

 

射撃場…

 

XM109「まだまだ…!もっと的確にスムーズに!」

 

XM109は特訓していた。ただひたすらマトに向かい素早く狙撃をしていた。

動く左右に動くマトや上下、又は左右上下ランダムに動く物など沢山の種類のマトがあった。

 

それを速く狙撃していたXM109。人間では到底不可能狙う事すらままならない挙動や動きをするマトを射抜いていた。(最高難易度)

だが…

 

XM109「命中率75.6%…いや!この程度じゃ…!全く役に立たないじゃない!これじゃお姉ちゃんと一緒に任務することはすら無理じゃないの!

もっと正確に精密かつスピーディーに…!

ターゲットをセンターに合わせて引き金を引く!

ターゲットをセンターに合わせ引き金を引くだけ!

ただそれだけを正確に素早く繰り返す!!」

 

悔しさ猛特訓に励んでいたXM109だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

空中要塞…電子空間内

 

リホーマー「あちゃ〜結構ガチ目な奴らが…よし!

全力でやるで!」

 

リホーマーは電子空間内のカメラで状況を見ながら行動に移した。

 

 

侵略者と狩人は鉄血兵を率いて電子空間を進んでいた。

 

侵略者「所詮電子戦で無力化してしまえばこっちのものよね。ハンター」

 

狩人「そうだな。しかし…相手はあの裏切り者の改造者だ。油断は禁物だぞイントゥルーダー。」

 

侵略者「知ってるわよ。電子戦特化じゃない単体だと雑魚の改造者に負け…」

 

リホーマー『まいど!まいど!起こしになってご苦労やの!』

 

侵略者「出たわね。裏切り者の改造者さん」

 

狩人「お前を処罰しに来た。今なら楽に処罰してやる。」

 

リホーマー『余裕こいてるな〜2対1で勝てるって思ってるんやろ?』

 

狩人「もうお前は終わりだぞ?所詮電子戦なんて出来ない鉄血ハイエンドだからな。」

 

侵略者「この数相手に電子空間で戦えるかしら?」

 

リホーマー『アッハッハッハ!この数?ウチ潰したいなら師団級の数揃えてくるんやな!さぁ!軽く蹴散らしますょうや!』

カチリッ!

 

リホーマーはとあるスイッチを押した。

 

リホーマー『まぁせいぜい必死逃げなはれ!ウチの目の前で死なれると気分悪うなるからな!』

 

侵略者「調子に乗ってぇ…!調子に乗ってるのも今の内よ!」

 

狩人「ん?ちょっと待て。なんだあの赤い群れは?」

 

遠くから赤い塊が迫って来ていた。

だんだん距離が近くなる。

そして姿がハッキリと見える。

 

侵略者「赤ゴリアテ!?しかもあんな量何処から!?

に…逃げるのよ!流石に無理よこんなの!」

 

狩人「全部隊撤退!速くしろ!速く!」

 

リホーマー『恐怖の迷路開始やで〜そら。ポチッとな!』

ポチッ

 

更にスイッチを押したリホーマー。さっきまで十字路が続く電子空間が広大な迷路と化した。

 

狩人「鬼畜過ぎるだろ!こんなの!」

 

侵略者「上から行けば…」

 

侵略者は上から行こうとするが…

 

ガン!

侵略者「痛っ!透明な壁?!」

 

リホーマー『ゲームなのにズルやら抜け道あったらいかんやろ?さぁ!脱出デスゲーム楽しんで行こか!

ウチはポテチでも食べながら観戦したるけぇ。

(ポリポリ)

ポテチうま!」

 

侵略者「絶対殺してやる!って来た来た!キャャ!」

 

狩人「クソ!こういう事してただで済むと思うなよ!あっ…私のとこにも…!クソ!」

 

大量の赤ゴリアテ蔓延る迷路に入ってしまった侵略者と狩人そして圧倒してるリホーマーだった。

 

 

 

 




では行きますよ〜.
派遣依頼
空中要塞改造者(リホーマー)撃破もしくは撃退、又は捕縛。

推定戦力/不明(余りの高さとまだ余裕がある事で)

武装…対地対空装備多数、武装又は防御系装備未知数。

エネルギー源…試作反物質炉など…

注意
余りにも戦力が高く実力が未知数の為真っ向からの戦闘の被害は甚大になると思われる。その為何かしら弱体化してからの戦闘を推奨。
また、戦略兵器を多数所持しているため危険過ぎる場合即撤退をする事。


個々で自由に書いて貰っても構いません。一言声をかけてくださると光栄です。
また派遣依頼いつでもお待ちしております。

https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

被害甚大やから復旧するんや!あくしろよ!…改造者(リホーマー)編…1

今回は試作型機龍様のコラボ返し
多数のEMPミサイルとバンカーバスターでボッコボコにされた改造者の要塞は再建と旅の様子


リホーマー編は何話か続きます。


廃都市…

 

リホーマー「あー頭痛…頭打ってもうたわ。生きてるって素晴らしいの…でもほんま最悪やな…ブラックウォッチに遭遇するなんてしかもEMPミサイル大量に食らったりバンカーバスターなんて本当想定外や。」

 

現在リホーマーは咄嗟に入ったかなり厚めに作った装甲付きの部屋に入り無事だった。しかし空中要塞はバラバラになり車のバンくらいの大きさになっていた。

 

一応施設には発信機がつけられておりこういう時を想定していた。だが本当にその時が来るとは思っていなかったリホーマー。

 

リホーマー「発信機の反応は……あったあった!無事やったんやな!試作反物質炉!起動にかかるエネルギーエグいから使えんと思うけど……ギリ稼働出来る!やった!

あぁ…でも本当ただ撃墜されただけで良かっわ。こんなんあると知られてれば監禁からの拷問コースやったわ。」

 

更には発信機の反応を見てガラクタをを漁る。

 

リホーマー「おぉ!格納庫や!ウチの作った奴は……」

 

約5mの格納庫の扉を開けると、そこにあったのは赤いP.A.C.Sや作業用や様々な外骨格だった。

 

リホーマー「良かった…これで復旧は捗るわ。全機残ってるって奇跡やな。いい事ってあるもんや。」

 

 

今のところ復旧出来るところを計算し始めた全体の被害を確認しだした。

 

リホーマー「ウッソやろ。生産設備全滅しとるやないか…!直せたとしても前の2割しか稼働出来へんわな。

食料庫は…無事やな…ブースター類は…バンカーバスター直で食らってるから修復不能やな。半重力装置は第5だけ利用可能。

でっ…全体的稼働率約25%、被害甚大浮遊による移動は不能って訳やな。」

 

ボッコボコにされてまだ25%かよ…

そんな事は置いておきリホーマーはある事に気づく。

 

リホーマー「待って…!要塞砲ジュピターは!?何処や!?流石にもう鉄血戻れんし鉄血からパクらなきゃいけんなるって面倒くさいから嫌やからの。」

 

四門搭載していたジュピターの事が気になり辺りを探す。そしてリホーマーが見つけたのは…

 

リホーマー「ウワァっ…レールが曲がりくねってるな…これじゃ使えんやないか…まぁP.A.C.S着て配線やらなんやら頑張ましょうや。」

 

リホーマーは格納庫に向かい赤いP.A.C.Sを着る。

 

リホーマー「初装着やな意外と。案外暑苦しくないしフィットしていい感じやな。」

 

腕や脚を動かし動作確認をする。確認し終わりリホーマーは配線の復旧をし始める。要塞は強いけど本体は一般人並みだから着ないとやってやれない。

 

リホーマー「ホンマめんどくさい…ほぼ一から配線繋ぎ直しやないか。面倒くさいやぞ?だるいやぞ!このチクショウ!まぁやんないと元の生活に戻れんからな。」

 

 

黙々と作業を2時間程した後P.A.S.Cを脱ぎ休憩をしていた。その時リホーマーはある光景を目撃する。

 

子供達が鉄屑を回収してトラックに詰め込んでいた。当然リホーマーは抗議をする。

 

リホーマー「なんや?子供?って!ウチのモンに手だすなや!このドアホが!」

 

少年「なんだこの変態!こんなの誰のモンでもねぇだろ!」

 

少女「ふざけるなよ!やんないと私たち飯が食えないだ!だから横取りするなら…こうする!」

 

少女は拳銃を構える。パイプで作った粗末な即席の銃だった。

 

リホーマー「お前…その銃撃ったら逆に暴発して死ぬぞ?技術者のウチだから分かるんや。それと銃を人に向かって撃った事ないやろ?プルプル子鹿見たいに震えとるしな!アハハハハ!」

 

少女「うるさい!くらe…!」

ドォォォォォン!

 

少女の目の前に突如現れたのは赤いP.A.S.Cだった。

少女は衝撃で気絶してしまう。

 

リホーマー「やと思ったで…遠隔操作って難しいやさかい。施設無いと力加減出来んのや…やから堪忍してな。」

 

少年「な…!なんなんだよ…!お前!」

 

リホーマー「風来の裏切り鉄血ハイエンドや。」

 

 

 







派遣依頼(コラボ依頼)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

働かざる者食うべからず…改造者(リホーマー)編…2

リホーマーの容姿は銀髪ロリです。
紳士的に接っs(何処からともなく弾丸が…)




廃都市…

 

リホーマー「何人のモンに手だしてんのや。人様のモン取ったらいけんよって親から言われへんかったか?」

 

少年「親はとっくの昔に死んだよ!てっ!お前も子供だろ!」

 

リホーマー「うっさいのう!見た目で決め付けんのは良くないやろ!こう見えても中身は鉄血のハイエンドモデルやで!もう鉄血抜けたけど。」

 

 

空中要塞の残骸を回収中、鉄屑漁りで来た子供二人と遭遇したリホーマーは一人は赤いP.A.C.Sの着地で気絶させもう一人は話を付けようとしていた。

 

少年「嘘なんだろ?多分!こんなチンチクリンがそんな訳無いじゃん!」

 

リホーマー「チンチクリンッ!?よく言ってくれんな?子供は教科書と飯でも食ってりゃいいんや!」

 

少年「飯も教科書も先生もいないから飯買う為に金稼いでるんだよ!チンチクリン!」

 

リホーマー「だったらウチが教えたるわ!ハッキングの仕方電子制御の機械のハイジャックとか電気配線やら教えたる!」

 

少年「物騒過ぎるは!最後の方はまだしもハッキングと電子制御の機械のハイジャック?こんなチンチクリンにできる訳ないだろ?!」

 

リホーマー「ウチの事なめとんのやな?だったらこれ見てみ…」

 

リホーマーは電子パネルを見せる。

 

少年「なんだよ。騙されねぇ……えっ?」

 

 

リホーマーが見せた物は何故かG&K本社のデータベースだった。

 

リホーマー「まっお前には分からんだろうな。こないな事したら大体はバレて逆探知されて特定されて、はいさいなら〜やけどウチの特性上電子制御やハックも得意なんやで。そうやないと超巨大な空中要塞なんて制御出来へんからな。」

 

少年「意味が分からねぇよ…」

 

リホーマー「そうやろ〜そうやろ〜…

それにしてもM61A2経由でハッキング幾らしてもバレへんな。鈍感過ぎて気がつかへんのか?まぁええけど…

でっ話は戻すけどな。

一回教師の真似事やってみたかったんや。やから暇潰しに先着二名様のリホーマーのハッキング教室の開幕や。」

 

さらっとエグい事をしているリホーマー。

 

少年「飯はどうすんだよ?」

 

リホーマー「鉄血の配給と嗜好品が6ヶ月分あるやさかい大丈夫や。まぁ配線の仕方教えたら人様の物取ろうとした罰として要塞の配線手伝って貰うやけどな。あとほれっ…この端末。」

 

少年「うわっ…!いきなり何渡すんだよ!」

 

リホーマー「この端末には基本のハッキングするための用語ややり方がが載ってるんや。実践形式でやって行く感じやな。」

 

少年「丸投げかよ!教えるって言っといて!」

 

リホーマー「一から百まで教えるってなると怠いやから。仕方無い事なんや。」

 

少女「ん………!……

何が起こったの!?いきなり衝撃が来たんだけど!」

 

衝撃で吹っ飛ばされた少女は目覚め辺りをキョロキョロする。

 

リホーマー「おっ…!起きたか!ほれっ…!」

 

少女「キャ!いきなり何!?爆弾!?」

 

リホーマー「オモロいリアクションや!爆弾ってw!アハハハハ!」

 

慌てる少女を見て笑うリホーマーは立て続けに話す。

 

 

リホーマー「やけどな…この事だけ覚えておきなはれや……働かざるもの食うべからず…ってことわざをな。

働いたらその分報酬は渡すし渡される権利があるんや。やからウチはその報酬ケチる程器は小さないよ。

 

それとウチは要塞さっさと直したい。お前らはハッキングやら配線、機械などの作り方を勉強できるんや。ええ機会やろ?」

 

少年「ど…どうする?」

 

少女「私は…まぁやってみようかしら。ご飯は暫くタダで食べれりし。」

 

少年「だった俺もやる。」

 

 

 

 




この数日後…奴が到来する…多分…
あと改造者(リホーマー)のスペック

火力/E?
命中/E?
回避/E?
射速/?

施設型の鉄血ハイエンドモデル、本体は戦闘能力は低いが移動要塞または浮遊要塞を作り物量と多彩な武装と圧倒的な装甲とほぼ無限に成長するのを武器に押し切るのがコンセプト。
また巨体な要塞を一人で制御するため電子戦やハッキングなどが得意でもある。


関西弁で銀髪ロリ。やりたい事はなんでもやって見る性格。負けず嫌いでブラックウォッチやハインドにボコボコにされた事を根に持っている。
(一から配線の繋ぎ直しや武装の強化など怠い為)






派遣依頼(コラボ依頼)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

謝罪と弁償は大事、特に世紀末では…改造者(リホーマー)編…3

コラボです。
試作強化アサルト様の「危険存在徘徊中」の続きです。リンクはこちら↓
https://syosetu.org/novel/190378/11.html

またその試作型機龍様の「G&Kの猟犬」の話ともリンクしております↓
https://syosetu.org/novel/190416/3.html


廃都市…浮遊要塞墜落現場

 

リホーマー「これだけやってまだ5%しか進んでないんか…先は長いのう。」

 

少女「ん〜…これは…これ?かな…」

 

リホーマー「違う。これだとショート起こして火災発生や。これは…ほれっ…」

 

少女「意味分かんないよ!こんなの!」

 

少年「いきなりやれって言われても出来ないよ!」

 

リホーマー「端末見ながらやれや。出来たら出来たっていうしからな。」

 

少年「今何つくってんの?」

 

リホーマー「電車や。丁度地下鉄ののところにバンカーバスター落ちてな。列車も修理すれば使えそうなやから。使う事にしたんや。」

 

リホーマーは子供に教えながら配線や機械を修理していた。

 

リホーマー「はぁ…ハエ(ヘリコプター)め…対空強化が必要やな…もういっそどっかの国のイージス艦のレーダーと砲拝借して配備して一機たりとも飛んでいられなくしてやろうか…!」

 

リホーマーの頭の中には新しい要塞の設計図の構想が出来つつあった。

 

そんな時、乱入者が現れた。

 

 

ドォカァァァアアンッ!!

 

リホーマー「なんや!?」

 

突然の爆発それに混ざって異様な気配を感じ爆発の起きた方に振り向く。

 

?「よくも飯の邪魔をしてくれたな…!地獄を見せてやるよ…!!」

 

そこには巨大な二本のアームが背中にドス黒いオーラが漂っていた。

 

リホーマー「やっ…厄災っ!?お前ら!隠れてなはれや!」

 

少年・少女「「分かった。」」

 

厄災「地獄を見る覚悟は出来てんだろうな!」

 

リホーマー「今来るんかい…!クソ…!万全な状態だったら…」

 

リホーマーの鉄血ハイエンドモデルの電脳はフル回転しる。

 

全力どころか戦えない

飯の恨みで殺される?

理不尽?そんなの知らん。取り敢えず出来る事しょうや。

 

リホーマー「喰らえや!!」

ガァン!

 

リホーマーは赤いP.A.C.Sを遠隔操作、厄災の背後からP.A.C.Sのドロップキックを炸裂。

 

しかし…

 

厄災「何しやがる!邪魔だぁぁァァア!」

ドッガァァァァアアンッ!

 

厄災はP.A.C.Sを殴ったP.A.C.Sは勢いよくぶっ飛んでいく。そしてビルに直撃して大破した。

 

厄災「悪い子にはお仕置きしないとなあ…!」

 

リホーマー「はぁ!?ウッソやろ!?かなり全力で蹴った筈やのに!?なら…これや!」

 

リホーマーが次に使ったのは残骸の中の使える武装をハッキングし無理矢理起動。周りの四方八方の粒子アサルトライフルが起動し厄災に向けてぶっ放す。

 

厄災「道徳の授業をしてやろうか…!」

ドドドドドドォォォオンッ!!

 

サブアーム両腕部搭載型多連装ミサイルランチャーにより辺り一帯焼け野原にされ武装アームは全滅させられた。

 

リホーマー「えぇ…(困惑))って!せっかく配線し直した回路がぁぁァァア!」

 

災難だった。旅に出た矢先ブラックウォッチにEMPミサイルとバンカーバスターぶち込まれ、その次は厄災の乱入…不幸な目に遭いっぱなしだった。

 

再び鉄血ハイエンドモデルの電脳をフル回転させて考え出す。

 

攻撃効かない。敵わない。

一か八かの勝負かウチの本当の最終手段を使う。

最終手段使うか。勝負しても敵わへんわ。

 

 

リホーマーはゆっくりと膝をついた。そして正座し無駄の無い無駄洗礼された無駄の無い動きの如くスムーズな動きをする。

 

そして地面に頭をつけ…

 

リホーマー「誠にすいませんでした!ごめんなさい!許して下さいな!部品なら試作反物質炉以外なら好きな物持って行ってええから!ご飯なら食料庫に嗜好品やら配給やらあるから堪忍してや!」

 

その動作は極東に古来より伝わりし最終手段。正座し土に頭をつけ謝罪する行為。

 

…つまりDO☆GE☆ZAであった。

 

土下座する銀髪ロリ、そして前には背中に腕の様な物が生えた人型の何か…

 

もう犯罪臭しかしなかった。

 

しばらく沈黙が辺りを漂う。

 

厄災「…………」

 

リホーマー「…………」

 

厄災「……謝るんなら別にいいよ。飯食わせてくれるんだよな?それと少し漁らせて貰うぞ。」

 

リホーマー「たっ…助かった?」

 

 

 

その後、リホーマーはビクビクしながら一緒にご飯を食べた。

 

そして作業に戻り配線や機械の修理をしていると…

 

リホーマー「よいっしょっと…ん?ここやったかの?記憶にやけどな。てっ…!完璧やないか!機械も整備されて新品見たいになってるやないか!」

 

そこにあったのはボロボロでグチャグチャだった配線と機械が綺麗に整備されていた。

 

厄災「色々やって置いたぞ?ここすごいな…材料が山程あって。」

 

リホーマー「厄災すごいのう!ウチでもここまで整備するのに結構時間かかりのにこんな綺麗にされてるなんて!」

しばらく厄災と一緒に要塞の修理をしたリホーマーだった。

 

 

あと厄災の持っていった武装は特大粒子爆弾God's iron armor(神の鉄槌)だった。特大といっても爆発の規模の話で実際はジェラルミンケースぐらいの大きさ。その割には爆発規模が直径700mとエグい性能の物だった。

 




コラボからコラボが連鎖する…
頑張れ!リホーマー!幸せはきっとくるよ!多分!



派遣依頼(コラボ依頼)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

もう滅茶苦茶だよ〜(なおあんまり気にしてはいない)

Rione様の「ドールズディフェンスライン」とのコラボ。↓
https://syosetu.org/novel/176480/


リホーマーの要塞再建中のバルカンの様子


G&K本社…病院

 

バルカン「はぁ?ストレスに強い筈のお前が何故に入院してんだよ。合コンの失敗か?」

 

ヘリアン「違う。その事は言わないでくれ。

珍しくな。502小隊は諸事情によりほぼ全員が中大破した状態で帰還した訳だが……どういう訳か、『修復及びメンテナンスを行った戦術人形の性格が反転する』という珍事が起こってしまってな………。全く!私の胃を殺す気か!」

 

ヘリアンの周りから黒いオーラが溢れ出る。どんな苦労したらここまでドス黒いオーラが出せるんだ。とバルカンさ思いながら話始めた。

 

バルカン「病院内だから静かにしろよ。それに性格が反転?ただそれだけでた吐血して運ばれるってどんだけの事態だよ。」

 

ヘリアン「お前は知らないんだ。普通の状態でもめんどくさい馬鹿供(502小隊)全員の性格が反転して更にめんどくさくなったんだぞ。」

 

バルカン「取り敢えず頭を斜め45度辺りで叩けば…」

 

ヘリアン「ひと昔のテレビじゃないだ。ペルシカですらこんな事態始めてだって言ってたから。当分無理だろうな。」

 

バルカン「そうか…取り敢えず行って見るか。」

 

バルカンはヘリアンの病室にフルーツ盛りを置き病室を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

16Labo…

 

バルカン「おっす。おっす!ペルシカいるか!

 

 

…ナニコレ〜……」

 

バルカンの目の当たりににしたのは混沌だった。

 

なんかフレンドリーでフランクなRF人形、ピンク色の髪のジャパニーズサムライな性格の人形、ダウナーでさっきから「なんで!なんで私はマシンガンなの!?私一体何をしたの!?」と言ってるMGの人形、もうどうしたらいいか分からずあたふたしてる顔半分仮面のGRRの人形…と言うカオスな状況だった。

 

バルカン「えっ?アンタ誰だ?」

 

MGL「えっ?こっちが聞きたいだけど?」

 

 

 

 

 

 

 

少女?説明中…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バルカンとMGLは話あいどの様な状況か理解した。

 

バルカン「えぇ…マジかよ。ヘリアンの言ってた事本当だったのか。」

 

MGL「ヘリアン無事なの?吐血して病院に行ったけど。」

 

バルカン「無事だよ。フルーツ盛り置いてきた。」

 

MGL「出来ればこっちに持って来て欲しかっよ。」

 

バルカン「そうか…まぁ取り敢えず冷えた水ぶっかけとけば治るんじゃね?性格反転してるって事はなんか強い衝撃を与えればいいと思うぞ。」

 

MGL「いやいや!そんなんで直る訳ないじゃん!それとなんかいやな予感しかしないんですが!あっ…」

ポロリ…

 

MGLの顔半分の仮面が剥がれグロテスクな顔が露わになつた。

 

バルカン「うおっ…!うっゥゥ……グロ過ぎだろ…マーダーでグロ耐性がついてて良かった。」

 

一瞬吐きかけるがバルカンは耐えた。マーダーの人食(カニバリズム)で耐性がついていたからだ。

 

 

それとペルシカどこ行った?いつもならここにいる筈なのに。

 

バルカン「まぁちょっと待ってろ!今いい物持ってくる!」

 

MGL「いや!何もしなくていいからね!これ以上めんどくさい事増える気しかしないから!」

 

バルカンは何かを準備しにいった。

 

 

 

 

 

 

 

 

10分後バルカンはバケツを持って16Laboに帰ってきた。

 

バルカン「来たぞ!なんか酒臭いが取り敢えずショック療法でなんとかしょうぜ!」

 

MGL「ペルシカ今解析してる最中だからあまり下手な事しない方がいいよ!余計酷くなったらヘリアン死んじゃうかもしれないじゃない!」

 

バルカン「まぁまぁそう言わずに。」

 

MGL「ヤメロォ!やらせるか!」

 

MGLはなんとかバルカンを阻止しようとするがバルカンの力には流石に敵わずバルカンの力に押し負け止められない。バルカンはバケツを上に持ち届かない様にする。

 

バルカン「離せっ!暴れんなよ!動くと溢れるだろ!」

 

MGL「なんでこんな事になってるの?!って!強烈に酒臭いですけど!」

 

バルカン「そういえば…お酒?…なのか?まぁ関係ねぇ!正気にさせてやるよ!」

 

MGL「ちょっと待って!人の話は聞こうね!」

 

この時MGLは閃いた。いっその事足掛けして溢させてやろう。足掛けなら能力や性能あんまり関係無いし。

 

そして…

 

MGL「ふんっ!」

 

バルカン「うおっ!?ぎゃっ!」

 

バルカンは盛大にこけバケツは勢い良く……

 

 

 

 

ガァァン!

MAG「ギャャャァア!」

 

MAGの顔に一直線に行きお酒を被ってしまうMAG。

 

MAG「アガ…がが………」

バタリ…

 

MAGの動きは止まってしまった。

 

バルカン「ん?……うえ…!これスピリタスだ!ヤベェよ…ヤベェよ…!」

 

MGL「どこに水と間違えてスピリタス持ってくる馬鹿がいるんだよ!」

 

この後バルカンはペルシカに折檻され目を覆う程のペルシカによるいとも容易く行われるエゲツない行為が行われた。なおMAGは無事だった。

 




バルカン…荒治療で治る訳ないじゃん。多分…


派遣依頼(コラボ依頼)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

リホーマーの要塞設計図(構想)…改造者(リホーマー)編…4

リホーマーが考えたうちのかんがえたさいきょうの移動要塞設の設計図


廃都市

 

とある少年と少女(リホーマーはまだ名前を聞いていない)は紙の設計図にリホーマーが何やら書いているのを見ていた。

 

少年「何書いてんの?」

 

リホーマー「設計図や。電脳に保管しとくとハックされて漏洩って事になるやからな。こういう時はアナログが一番や。」

 

少女「どんな奴作ろうとしてるの?」

 

リホーマー「|自由気ままに世界を楽しながら旅出来る要塞や。その為の武力っちゅう訳や。このご時世力が無かったら虐げられて搾取されて終わりやからの。それとウチ単体だとひ弱な女の子やさかい。」

 

リホーマーは何枚もある設計図を広げてメインの武装が書いてある所を見せた。

 

 

 

 


 

 

浮遊要塞イージス計画

 

全長75m

高さ65m

形…中央は八角形、下と上は半球。

 

対空兵器…

イージス戦闘システムと高性能レーダーを使いMk 45 5インチ砲を9門搭載し絶対的制空権を確立。

ゴールキーパーを粒子兵器版にし40門搭載。

艦対空ミサイルのポット150配備予定。

 

もう絶対ハエにたかられない。

 

対地兵器…

 

鉄血のストライカーの粒子ガトリングを45配備。

Mk19 自動擲弾銃40配備

120mm迫撃砲 RTを50配備

7.62mm機関銃50配備

20mm機関銃砲30配備

30mm機関砲20配備

40mm機関砲20配備

46cm三連装 通称…大和砲 4門…開発でき次第配備予定。

(ロストテクノロジーに挑め!)

 

 

EMP対策

EMP無力化するシールドまたはエネルギー波発生装置を開発でき次第配備

 

対電子戦

大規模スーパーコンピュータ10機配備

 

なお予定の為完成時の兵装は異なる場合があるある。

 

 


 

 

少年「うわぁ…素人でも分かるぐらい引く量の武装…」

 

少女「何しようとしてんの!?戦争でもおっぱじめる気!?」

 

リホーマー「快適な旅をする為や。過剰と言ってもどんな事起きるか分からんやから。あっても別にええやろ!あと大和砲作りたいんや!ロマンやろ!46cm砲って!」

 

少年「ただ趣味全開よ要塞じゃねぇのか!?」

 

リホーマー「おぉ!よくわかったの!もう落とされへんよ!これを建造したらヘリは離陸した瞬間爆発四散してヘリ即爆やで!あははは!」

 

少女「出来る訳ないじゃない!こんな規模!」

 

リホーマー「やらな分からんやろ!あくまでも予定や!それより電車修理し終わってるやさかい。作業用のP.A.C.Sで必要な施設を運べる物あったら運ぶで!」

 

少女「滅茶苦茶よ…本当。」

 

少年「予定っで…絶対そのとうりになんねぇな。」

 

リホーマー「さっさとせぇ!それと武器持った方がええで!ミュータントいるかも知れへんしな!簡単に言うとゾンビやな。」

 

電車での移動が始まろうとしていた。

 

 

 




この後、リホーマーと子供二人は恐ろしい事に遭う(フラグ建てて行く)


派遣依頼(コラボ依頼)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

Chaotic underground(混沌なる地下)

物語は徐々に加速する…
始発する列車のように。

それと同時に影も忍びよる…


廃都市…地下鉄

 

ぽっかりとバンカーバスターで空いた穴にリホーマー達は入り整備した電車に入っていた。

 

少年「何処に向かおうとしてんの?」

 

リホーマー「この地下鉄、南の方角あたりに道に外に出る所があるらしいんや。なんか駅のホームの地図に書いてあったしな。でも防水シャッターで塞がってるかも知れんけどな。」

 

少女「どうすんの?これじゃ外に出れないじゃない!それとミュータントとかどうすんの!」

 

リホーマー「慌てなさんな。ウチ特性列車や!A〜C級辺りのミュータントだったら轢き殺せる改造列車や!Dは流石に無理やけどな!」

 

列車の前には凶悪な程の装甲が使われていた。

何故なら要塞の一番硬い装甲を取り付け除雪列車の様な型になっていたからだ。

 

リホーマー「更に試作反物質炉のエネルギーをエンジンに直結のしてるやから速度はキチガイ見たいにでるで!普通の2倍や!更に武装は装甲付き粒子固定マシンガンズ二丁と連射粒子ショットガン6丁。まぁ予備武装やけどな。」

 

この列車の編成は…

1両目…装甲付き列車・ガンポット

2両目…試作反物質炉

3両目…改造・製造施設(手動)と電子戦設備・生活空間

4両目…P.A.S.Cの格納庫・食料庫

5両目…防衛施設・ガンポット

 

 

こんな感じの列車になっていた。補修の為浮遊要塞の装甲が流用され使われていた。

 

リホーマー「即席やからそこまで質の高い仕事はできへんかったけどまぁまぁの出来のモンやな。そら出発するで!」

 

 

リホーマーの即席魔列車はゆっくりと動き始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

16labo…

 

 

バルカン「あぁぁ…身体中痛え…死ぬ…」

 

顔色が悪くボロボロ(精神的)の状態のバルカン

 

ペルシカ「自業自得でしょ?まだまだ行くわよ。」

 

バルカン「お願いします!辞めて下さい!お願いします!」

 

ペルシカ「駄目です(無慈悲)」

 

ペルシカは試作品の人形用のカプセルをポケットから取り出す。

 

バルカン「もう懲りたから!止めて!死んじまうよ!」

 

バルカンは必死に止めるように説得するが…

 

ペルシカ「貴方をそんな軟弱に作った覚えはないわよ。あとやってみないと分からないでしょ?」

 

バルカン「ア"ァァァア"ア"ァ"ァ"ァア"アア!!ギャャャァァァァァア!!」

 

無慈悲にもバルカンの口にカプセルは放り込まれバルカンは悶絶し気絶するまで続けられた。

 

 

 

 

喫茶店…

 

 

フレイム「あの…バケツスピリタス知らないですか?マーダーさぁん?」

 

マーダー「あぁ…バルカンにあげたわよ?水にバケツ入れくれ!って言われたの。でも面倒くさかったからそのバケツあげたわよ。」

 

フレイム「えぇ、、、あと一つで自己記録更新出来たのに!もう一つお願い!春田さん!」

 

スプリングフィールド「もう無いですよ!5杯目ですよ!バケツスピリタス!どんだけ飲むんですか!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

射撃場…

 

XM109「目標をセンターに合わせて撃つ。目標をセンターに合わせて撃つ。目標をセンターに合わせて撃つ!」

 

マトは出た瞬間に撃ち抜かれ。スコアはドンドン上がって行きカンストギリギリまでいく。意味不明な速さの狙撃を淡々と行っていた。

 

XM109「命中率90%?!いや!まだまだです!もっと役に立てるようにならないと!それと立った状態での制度も上げないといけない!」

 

気の弱き狙撃手は一人黙々と狙撃の精度、スピードを上げていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

16labo…

 

 

バルカンは口から泡を吹き気絶した後ペルシカはある報告を聞いていた。

 

ペルシカ「何?改造者(リホーマー)の要塞が落ちたの?ん?

試作反物質炉?

それはそれは…分かったわ。リホーマーの行方を捜しなさい。

あと絶対勘付かれないようにね。あと出来る限り非殺傷で。あとで高級おはぎあげるから。

そんなに喜ばなくても…

分かったわ。じゃ切るわね。350」

 

ペルシカは怪しい微笑みを浮かべ通信を切った。

 

ペルシカ「反物質炉ね…絶対手に入れないと…なんせ正規軍の物なんて滅多に手に入らないしね。

 

 

 

 

 




混沌と化す地下鉄。
その中には様々な動きが交錯する!



派遣依頼(コラボ依頼)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

Chaotic underground(混沌なる地下)…Ⅱ

忍び寄る者350始動。
残念ですがEA小隊の出番は後半辺りから…


地下鉄…駅…

 

暗闇の地下鉄の線路を疾走する黒い影があった。

 

ペルシカ『特殊兵装《異形殺し》の使用を許可するわ。ミュータントの存在が確認されているからね。早く任務を済ませなさい。貴方の存在は噂でも立ってしまっても駄目なのだから。』

 

350「御意」

 

背中のもう一振りの大太刀のロックが外れ使える様になった。

そして350は目的である所に向かい走り始めた。

 

 

 

 

そして疾走していると咀嚼音と呻き声が聞こえ足を止めた。

 

350「亡者…A〜B辺りか…この刀試めさせて貰おう。」

 

350は《異形殺し》を背中から抜き霞の構えをし亡者に向かって走り出す。

亡者とこちらに気づき食らおうとこちらに向かって走り出した。

 

そして350は電気ショックのクロスボウを放ち足止めしようとしたがアッサリ躱され素速い爪で引っ掻いたり噛み付きなど攻撃をしてくる。

 

だが刀で弾き避けきれない攻撃は躱す。あまりにも速い攻防を繰り広げる。

 

350「!…力が強い…!だがそれだけ。」

 

特殊兵装《異形殺し》は不気味に赤く輝き出した。そして350は不気味に赤く輝き出した《異形殺し》で亡者を斬りつけ攻撃されは弾きの繰り返しをした。

 

そしてその時が来た。

 

あ"ぁ"ァァぁ''ァァ…!?

 

ゾンビは体感はグラつきよろめいた。

 

その瞬間350は見逃さなず。不気味に赤く輝き出し《異形殺し》で胸を刺し素早く抜き背中に回り込み後ろからも刺した。そして亡者は呻き声すら上げず動かなくなった。

 

350「Cか…見当違いだった。流石はあらゆる再生能力を持った細胞、ナノマシンを持った化け物を殺すための刀…《異形殺し》……お陰でCでも簡単に倒す事が出来た。」

 

赤く輝き刀《異形殺し》を背中の鞘にしまい350は不気味な暗い地下鉄の中、再び走り出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地下鉄…線路

 

そこに爆走する列車かわ走っていた。

前には厚い除雪列車の様な型の装甲は貼り付けられA〜C級のミュータントの亡者を轢き殺していた。

 

グチャン!バァッン!ブチブチブチッ!!

 

リホーマー「グロい音が…最悪やの。折角のぶらり列車旅がグロテスクな音と映像で最悪な光景で台無しや。」

 

リホーマーは情報収集の為電脳世界に入り情報を集めていた。

 

リホーマー「おぉ…ガンスミスとM1985の銃器紹介ラジオコーナーか…オモロそうだし今度録音しときますか。

 

さてと…うえっ?!

なんでブラックウォッチの部隊地下鉄に乗り込んでんの!?ウチに何の恨みでもあるんか!?別の最終手段なんて使う羽目になるって事は無いだろうな。流石に嫌やで本当のこの奥の手なんてホンマ痛い思いするしの…」

 

リホーマーは現実に戻りポケットに入っていた太い注射を取り出した。

 

リホーマー「コイツを使う羽目にならんとええけど…ホンマ起動するか分からん賭けやし嫌やんよな。コレ。」

 

リホーマーは太い注射をポケットにしまい辺りの警戒を続けた。

 

 

 

 




リホーマーの奥の手とは…?


あと特殊兵装《異形殺し》の性能

切れ味…合金ならちゃんとした技術があれば普通に斬り裂く。

耐久力…対ミュータントに作られた為とてつもなく硬い。


高再生能力を持つミュータント、人形、ナノマシンを使う敵を殺す為に作られた特殊な高周波ブレード。
刀にはあらゆるナノマシンと細胞を殺す為のナノマシンが付着し増殖している。その為斬られた場合直ぐ処置しなければその部位は壊死してしまう。



派遣依頼(コラボ依頼)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

Chaotic underground(混沌なる地下)…Ⅲ

様々な勢力がいる地下鉄…
そして!ついに火花が散る…!



地下鉄…路線

 

350「……なんだ?あの奇妙な者達は…」

 

350は任務を遂行する為地下鉄の路線を疾走していた。だが目の前には前を歩いている先客がいた。

 

一人は背中から巨大な腕が生えたメカメカしく武装が凄そうな人型のナニカ。

もう一方は巨大な鱗に覆われて様々な生き物の骨や機械のパーツをぶら下げたり、溶かして貼り付けたりしている異様な存在。

 

明らかに異様な存在、350は気付かれないよう天井にワイヤーフックで張り付きその場を凌ごうとした。

 

 

 

蛮族戦士「アア ワカッテ イル ワレ モ マダマダ オマエ ト タタカウ ニハ チカラ ガ フジュウブン ダ ・・・ サレド ツギ シアウ トキ キタイ スルガ イイ 」

 

厄災「あっうん」

 

何やら会話していた。巨大の腕が生えたのが嫌そうな顔しながら話していた。

 

あの二人一応知能はあるのか…厄介だな。

 

 

厄災「・・・ところでお前何食ってんだ?」

 

蛮族戦士「コレ カ ? サッキ ノ クライシモノ ノ ニク ダガ ?」

 

厄災「・・・・・・深く考えないでおこう」

 

 

コイツ…!亡者の死骸を食べたッ…!ELIDか…!

異形の者共が…!

 

350「…!?!…」

ドォンッ!

 

厄災「えっ?!今度は何!?」

 

蛮族戦士は突然大剣を天井に向けて放ってきた。

 

突然の攻撃。やり過ごせると思った時の突然の攻撃だった。

義手に機能を使い盾でイナシた。だが余りに衝撃の為ダメージを負ってしまう。

ダメージを負いながらも路線に受け身を取りながら着地した。

 

蛮族戦士「オマエ ヨクタ エタナ オマエ ツヨイ」

 

350「…オマエは何者だ。何故私の居場所が分かった…」

 

蛮族戦士「コキュウ バレバレ ワカリ ヤスイ ソンナ コトヨリ ハヤク シアウオウ 」

 

蛮族戦士は大振りの大剣を振るってきた。350は背中の大太刀《異形殺し》を抜き大剣の猛攻を弾き続け隙を伺った。

 

蛮族戦士「オマエ キミョウ ナフセギ スルナ」

 

350「化け物よ、、、地獄に堕ちろ…!」

 

350は距離を約15m空けボウガンを放った。蛮族戦士は距離を詰めようとしたダッシュで一気に詰める。

 

蛮族戦士はボウガンの矢を大剣で弾くしかしそのボウガンの矢にはスモークグレネードがついていて弾いた瞬間。

 

辺り一帯煙に包まれる。

 

蛮勇戦士「コザイク ウザイ 」

 

蛮族戦士は大剣を構えたまま辺りを見回した。

 

ガァチャンッ…!

 

蛮族戦士「ココダ」

 

後ろから音に反応し咄嗟に横に避けながら横薙ぎに大剣を振るう。

 

ドガンッ!!!

 

大剣と何かとてつもない衝撃の物語ぶつかり合い地下鉄の路線内に衝撃が反響しスモークが晴れた。

 

350「オマエ…相当やるな…」

 

左腕の義手は少し大きい鉄杭が煙を上げていた。

 

350「パイルバンカー…やはり初動が遅いな。」

 

蛮族戦士「オマエ ヤハリ ツヨイ オマエ タオシテ オレノ カテニ スル」

 

350「その前にお前を殺してやろう…!」

 

 

戦いは更にヒートアップした。

 

厄災「いきなり何?理解が追いつかいよ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地下鉄…別の路線

 

だだいまグロテスクなブラリ列車旅をしていたリホーマー。

 

リホーマー「ホンマ ウチに恨みでもあるんか!ウチをそんなに殺したいのか!?でもコイツは使いたくないのう…一回使った時の反動やばかったやし。」

 

リホーマーは列車の前にいた。何か以上が無い様に。

 

リホーマー「なんか…光?ん?なんや?駅には電気なんてついて無い筈やしの…」

 

目の前の光。リホーマーは嫌な予感がした。今更後退しても無駄なのてわスピードを速め突っ込んでいく。

 

そして灯の付いた駅を通過した時、嫌な予感の存在の黒幕が明らかなり。一瞬目が合ってしまった。

 

リホーマー「はぁァァぁあっ!?ブラックウォッチ!!ヤバイヤバイ!!今の状態はマズイ!更に加速や!」

 

リホーマーは更に列車を加速させた。

 

 

 




派遣依頼(コラボ依頼)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

回想…とある人形の追憶

この記憶は幸で幸福だった人形の追憶

幸せだったあの時の記憶




グロ・残酷な描写が入りますのでお覚悟を…




御屋敷…

 

中世から建てられ富裕層の家として建てられた御屋敷があった。

朝からせっせとメイド人形と料理人が働きご主人様、家主様の豪華なご飯を作っていた。

 

メイド見習い「ん〜…!よいっしょ!」

 

料理長「おう!ありがとうねえ!ほれっ!コレあげる。」

 

このメイド見習いの人形は昨日入って来た新人、民間モデルの人形からメイドとして見習いから始めていた。

 

メイド見習い「あっ…!おはぎ!?やったー!料理長さんのおはぎ大好きなんですよ!世界1ですよ。」

 

料理長「そんなに誉めないでくれよ。次もっと美味しい物作らないといけないからな!あははは!」

 

料理長は35歳のオッさん。元正規軍で料理番を毎日やっていたらしく出来る限り美味しくしようと創意工夫している内正規軍にはもったいないぐらいの腕になっていたらしい。

 

メイド長「貴方達!何話してるんですか!こら!まだ掃除の途中でしょ?」

 

メイド見習い「すいませんッ!今すぐやります!ありがとう料理長さん!」

 

メイド見習いは掃除に戻っていった。

 

料理長「おう!いつでも味見しに来いよ!」

ガシ!

 

メイド長「あまり甘やかさない方がいいんじゃないかしら?」

 

料理長「アイツの食べる顔。すっごく美味しそうに食ってんだよ。和むくらいな。ホント料理人名利に尽きるぜ。」

 

メイド長「確かにね。あの子の笑顔は可愛らしいからね。」

 

 

 

 

 

 

 

廊下…

 

メイド見習いは急いで掃除場所に向かおうと走っていた。

 

メイド見習い「きゃ!」

 

主人「おっと。」

ドン。

 

メイド見習いは掃除用具を運んでいる途中、角で家主とぶつかってしまった。

 

メイド見習い「すいません。ご主人様私の不注意で。」

 

主人「大丈夫。この程度問題ない。それより怪我はないかい?」

 

主人はメイド見習いに近づき心配し始めた。

 

メイド見習い「だ、、大丈夫です…ッ!\(//∇//)\」

 

主人「顔が赤いけど何か悪い所でもあるんじゃないか?」

 

メイド見習い「地下室の掃除と整備してきますッ!では…!」

 

メイド見習いは地下室の掃除や整備をしようと階段を走っていった。

 

主人「えっ?なんなんだ?顔を赤くして…

まぁ次会った時聞いてみよ。」

 

鈍感だった主人だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地下室…

 

ごちゃごちゃした地下室を整備し終えようとしていたメイド見習い。

 

メイド見習い「よっと!これと〜これっ!ん〜っしょっと!ふぅ〜…終わったぁ〜」

 

地下室の掃除が終わり一階に戻ろうとした。その時。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドタドタドタ!

誰かたすけっ…ぎゃ"ゃ"ぁ"ぁ"ァァア!!

グチャグチャグチャ…バギバキバキ…

 

ELID!なんでこんな所に!クソ!ウォッ!来るな!こっちに…

ぐぁ"ぁ"ァァァァア!イデェェぇぇえ!

 

 

ドアを開けようとした手が止まった。

 

メイド見習い「えっ…………?」

 

足元を見ると何やら液体がついていた。手につけ確認してみる。

 

メイド見習い「赤い?なんか鉄臭い…流石に血じゃ…ないよね…きっとドッキリとか何だよね。きっとそうよ。きっと…」

 

内心分かっていた。突然過ぎて現実味がないから逃げたかった。その為ドアの部に手を掛けらなかった。扉を開けてしまったら自分が死んでしまう。という恐怖で…

 

 

 

 

 

キャャャャャッ…!ギャッ

ブチブチブチッ!クチャクチャ…

 

 

 

助けてくれえぇ!アガッ!ギァッグァグゾォ

ブチャッ!

 

 

 

 

正規軍に連絡すれb

アレ?足の感覚がァァァァァァア!足がぁぁぁ!化け物!来るボゴッ!

 

 

 

 

クソ!ご主人様に手は出させませんっ!

キャッ!ちょっ!離せ!止めろ!

 

はっ?!なんだそれは?!私にそれを!?

嫌だ!化け物となんて!嫌だァ!

止めてください!誰か助けて!お願い止めて!

お願i…キャャャャャッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれから数時間…

悲鳴や様々な声が止んだ頃、地下室のドアの目の前には正気を保てず呆然としていたメイド見習いがいた。

 

メイド見習い「あは…あははは!ドッキリよねぁ!多分!きっとそう!きっと…そうだよね。さぁ〜てっ!

みんな〜こんなドッキリんて縁起が悪いですよ〜!」

 

現実逃避しながら扉を開いた。

 

メイド見習い「…!?!……うっ…ウゲェェッ!ウオロロロロロロぉ…!ゲホッゲホッ!」

 

メイド見習いは数分間ずっと吐いてしまった。

 

そこには地獄があった。

さっきまで仲良く話していたオッさんは四肢がバラバラにされ生首が転がっていた。

メイド長は謎の白い液体に塗れ正気を失いながら死んでいた。

 

メイド見習い「嘘でしょ…!

そうか!これもドッキリか!幾らお金があるからってこんなリアルな奴しないで下さいよ!主人様ー!」

 

返事が無い。取り敢えずご主人様の部屋に向かおうとし廊下に出た。

 

そこにはメイド人形や使用人が血塗れで倒れていたり腹から内臓が飛び出していたりなどの地獄絵図が広がっていた。

 

メイド見習い「ホント…手が込んでますよ…ドッキリなんでしょ?あとでビックリさせようって魂胆なんでしょ?ねぇ!早く皆んなで出来てよ!!」

 

 

 

しばらく廊下を歩きメイド見習いはご主人の部屋の前に着いた。

 

メイド見習い「ご主人様!こんな事しないで下さい!幾らご主人様って言ってもやっていい事と悪い事がありますよ!」

バタンッ!

 

メイド見習いは扉を勢いよく開けた。

 

 

そこには四肢がバラバラになり肉達磨になり死んでいる主人の姿だった。

 

メイド見習い「えっ?嘘でしょ?流石に…嘘って言ってよ!誰か!誰か嘘って言って!さっきまで仲良く話してたじゃん!こんな事ある訳無いって!ねぇ!

誰か返事をしてよぉぉォォォォ!!」

 

しかし、返事は屋敷中に響くだけで誰の返事も無かった。

そして現実が思い知らさせれる。

 

 

 

メイド見習い「……化け物?ELID?……

…私は何も出来ないで見捨ててしまった?

化け物に全員なんで…殺された…?

皆んないい人達なのに理不尽に…

 

 

ぜっ…

 

絶対に……許さない…

 

どんな手段を使おうとも…

 

 

 

 

 

 

 

 

一匹残らず地獄に堕としてやるっ!

 

 

 




派遣依頼(コラボ依頼)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

Chaotic underground(混沌なる地下)…Ⅳ

350と蛮族戦士の戦いは更に激しく!苛烈に!

そして350は新たな戦い方を?


森…道路

 

トラックにP.A.C.Sと子供二人乗せリホーマーは運転していた。

 

リホーマー「ホンマなんなんや〜…ウチになんの恨みがあるんや…まぁ生きててよかったけどな…」

 

少女「これからどうすんの?食料も何も数日しか持たないわよ。」

 

少年「そうだよ(便乗)」

 

リホーマー「そやな〜…街に着いたらアンタらは降りろ。危険や。次来ないな事あったら命の保証はしないで。」

 

少女「そ、、、そうよね。」

 

少年「まぁチンチクリンとおさらば出来るなら清々するぜ!」

 

リホーマー「チンチクリンやない!これでも元は鉄血のハイエンドモデルやで!全く…

はぁ…あとな、端末は持って行ってもええで。勉強これで出来るやろ?太陽光発電やから放置で基礎ええから。」

 

少女「ありがとうございます。」

 

少年「ありがとう…チンチクリン」

 

リホーマー「あぁ!もう!チンチクリンやないって言ってるがな!アホ!」

 

楽しげに会話しながらブラックウォッチと逃げていたリホーマー達だった。

 

リホーマー「まぁお前ら降ろした後ウチは自由にさせてもらいますわ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地下鉄…

 

カァンッ!ガァンッ!カァァンッ!ドォンッ!

 

350「しぶとい化け物風情が、、、!」

 

蛮族戦士「オマエ コソ ヘンナ フセギカタ ウザイ」

 

一つの剣は巨大で激流の如く巨大かつ荒々しい、そして的確に阻む者を両断し殺しにくる剣。

 

もう一つは清らか静水の如く静かな刀。圧倒的技量により巨大で荒々しい剣を防ぎ弾きにより相手の体幹をじわじわと削っていた。

 

蛮族戦士「オマエ タオセバ オレ ツヨク ナル ダカラ タオス」

 

350「お前ら化け物はいつもいつも!いつも!そうやって、、、、!お前は堕とす!地獄に堕とすッッ!!」

 

剣圧が更に増し攻めがます。

 

そして戦い方が明らかに変わった。

 

 

左の義手は小型ショットガンが出て弾きが主体だった物が回避主体になっていた。

 

蛮族戦士「タタカイ カタ カワッタ ハゲシク ナッタ」

 

350「そうだ…!お前を全力で消す為に変えた!反撃主体だと勝てないからな!お前に!

 

さぁ!狩の時間だッ!」

 

素早さ機敏さが増し更に攻撃が激しくなる

 

蛮族戦士「ウルサイ クラエ」

 

蛮族戦士は攻撃の合間に横の薙ぎ払いをしようとした。

 

その時350の小型ショットガンからとんでもない火力の弾が出た。

 

バァァンッ!

 

蛮族戦士「…!… コザイク ウットオシイ」

 

顔にモロで浴び少し仰け反った蛮族戦士。しかし致命傷には絶対なり得ない。

 

350「殺す…!」

 

即座《異形殺し》で仰け反っているところにトドメを刺そうとした。

 

しかし突如として大剣が縦に振られ350は避けた。

 

蛮族戦士「ヤッパ オマエ ウザイ」

 

350「即座に体制を整えた?お前相当できるな…

 

…ハハハ!いいだろう…!

私の全戦術、全技術、全武装!全てを賭けて!お前を殺す!

私は修羅に堕ち!お前は地獄に堕としてやるッ!」

 

戦いはまだまだ続く……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

筈だったが…

 

 

350の無線に連絡が入った。

 

ペルシカ『貴方任務どうしたの?』

 

350「ペルシカ様!今化け物を殺そうとしているのです!邪魔をしないで頂きたい!」

 

ペルシカ『貴方…相当ハイになってるわね…。ブラックウォッチにもう回収されちゃったじゃない。まぁ逃げながら 時限式4Cばら撒いておきなさい。今戦闘してるなら退却しなさい。これは命令よ。』

 

350「ぎょ…御意……」

 

350は残念そうに無線を切った。

 

350「仕方ない…もうお前に構っている暇はない。では…次会う時はお前を殺す。さらばだ…!」

 

350は逃げた。

 

蛮族戦士「ニガス カ」

 

しかし…

 

ドォドォドォンッ!

ドォォォォォン!

 

4C爆弾により地下鉄の一部が崩壊し封鎖され追う事は出来なかった。

 

蛮族戦士「ツギ アウトキ ゼッタイ オレ カテ シテヤル」

 

 

 

 

 

 

厄災「なんか俺…空気じゃね?」

 

ずっと蚊帳の外にされていた厄災だった。

 

 

 




350はELIDや悪人を酷く恨んでいる…
そうなった理由は過去回想は後々書きます。


派遣依頼(コラボ依頼)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

回想…とある人形傭兵の追憶

この記憶は無残にも全てを失い。
そして真実を知った人形の傭兵のお話




スラム街…とあり一角

 

とあるPNCの部隊は敵対組織のアジトに突入していた。

 

フラッシュバンが敵の視界を奪いアジトに突入をしようとしていた。

 

隊長「ゴーゴー!行け!突入だ!」

 

傭兵見習い「了解!fire!!」

 

傭兵2「喰らえ!」

 

傭兵3「死ね!」

 

フラッシュバンにやられて視界を失った組織の戦闘員はバタバタと倒れていく。

 

傭兵見習い「お前達に構ってる暇はないの!だからさっさと死んでッッ!」

 

隊長「ちょっ!お前!突っ込むな!」

 

傭兵見習い「殺す!殺す!殺す!」

 

隊長「突っ込み過ぎだ!戻れぇぇぇ!」

 

傭兵見習いは一人突っ込んで行った。そして不思議な事に彼女の通った後は戦闘員の死体しか残っていなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

某PNC

 

隊長「バカモノ!これで何回目だ!一人で突っ込んでいって!仲間を危険に晒す気か!?」

 

傭兵見習い「でも私はあの程度の敵全員倒してるじゃないですか?しかもスコア一番ですし。」

 

隊長「チームワークを乱すな!お前のバックアップはないんだぞ!だから慎重に行動しろ!」

 

傭兵見習い「は…はい。わかりました…」

 

傭兵見習いは顔を下に向けゆっくりと宿舎の方に歩き出した。

そんな傭兵見習いを見て隊長は慰める事にした。

 

隊長「お前の事心配でいってんだよ。あの時のお前よりは大分落ち着いたが危なっかしいし無茶するから怖いんだ。だからせめて悩みがあるなら話してくれよ。」

 

傭兵見習いは無理向き隊長に答えた。

 

傭兵見習い「なら………どうやったら私の様なASST無しの人形がELIDと戦えますか?どうやったらもっと強くなれますか?」

 

隊長「おま……。はぁ…経験でなんとするしか無いだろ。ELIDは…諦めろ。アレは化け物だ。オレ達じゃ勝てない。無理だ。」

 

傭兵見習い「でも私はそれでも為すべき事を成さないといけないんですッ!どんな手段を使ってでも…!」

 

隊長「お前の悲劇は分かる…だがなあの化け物をワザワザ自分の手殺さなくても関わる仕事をすればいいだろ?」

 

傭兵見習い「いえ奴らは一匹いるだけでも惨劇を生む奴らです。なので何が何と言おうと殺します。自分の手で皆殺しです。」

 

隊長「はぁ…そうか…、応援はするが危険だったら止める」

 

傭兵見習い「分かりました。では…」

 

隊長は事務仕事の為事務室に行った。

 

傭兵見習い「ふぅ…やっとオヤツのおはぎが食べられる。」

 

服の中からラップに包まれた合成品のおはぎを取り出し口を放り込んだ。

 

傭兵見習い「はぁ…合成品じゃあね…やっぱりこんな紛い物じゃ全く美味しく無い…」

 

少し寂しそうにし諜報部隊の宿舎に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

某PNC…諜報部隊宿舎

 

傭兵見習い「あの事件の事分かった事ない?お金大分払ったんだからね。」

 

諜報員「分かったよ。しかしまぁ…これはこれはメディアに売れば億万長者間違い無しの情報ですな。あははは!」

 

傭兵見習い「そうか。正規軍があの程度のELIDを逃す筈ないと思っていたが…そんなヤバイ情報なのか?」

 

諜報員「そらぁ…もう…飛びっきりのヤイバ〜な情報たよ〜。だってあの事件はね……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……事故じゃくてワザとELIDを逃して誘導。あの家に向かわせて消しかける…

…完全犯罪だね。」

 

 

 

 

 

 





派遣依頼(コラボ依頼)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

戦果とMCR(メンタルクロックルーム)

天災博士さんはとんでもない物を開発していました。




16labo…

 

16labo主席博士のペルシカはとある映像を見て絶句していた。

 

ペルシカ「はぁ…?これは……蛮族戦士?なんで正規軍すら倒せないEILDと互角で渡り合ってるの?」

 

映像にはハイスピードで攻防を繰り広げる350の攻撃と蛮族戦士が大迫力で写っていた。

 

ペルシカ「しかも画面にチラチラと万能者も写ってるわね…350やるじゃない。反物質炉は手に入れれなかったけど…ホントいいデータじゃない!電子空間にこのデータを編集して……」

 

パソコンを弄り戦闘データを集めて圧縮、そしてとある電子空間を形作っていた。

 

ペルシカ「この戦いだらけの狂った電子空間にEA小隊は耐えられるかしら?耐えて貰わないといけないけど。」

 

天災博士は黒い微笑みを浮かべた。

 

ペルシカ「さてある漫画から構想を得た過酷な電子空間…350すら狂そうになったキチガイ空間の上位互換…

まぁ耐えられなかったらそれはそれでいいデータになるからいいけどね…」

 

ペルシカはEA小隊を招集した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10分後…

 

 

バルカン「で?何の用だ?実験材料になれってのは無しだぞ?」

 

フレイム「いや大体そんな理由だと思うけど…」

 

マーダー「なんか嫌な予感しかしないわね。」

 

XM109「嫌な予感って…ペルシカさんは流石にそんな人じゃないですよね?」

 

デストロイヤー「いや…目的の為なら犠牲者(笑)を増やすマッドな博士だから。」

 

ペルシカ「私の評価酷くない?」

 

招集した瞬間なんかグチを言われたマッドな博士さん。

 

ペルシカ「貴方達に試して欲しい新しい電子空間の戦闘があるの?」

 

バルカン「それって何だ?エロ同人見たいな事なんねぇよな?」

 

マーダー「百合モノの奴かも知れないわね。私を散々弄り回したし。」

 

ペルシカ「いい加減にしないとホントにしちゃうわよ?イロンナコト?」

 

バルカン・マーダー「「すいませんでした!」」

 

いつも色んな目にあっているバルカンとマーダーは恐怖に屈した瞬間だった。

 

 

ペルシカ「とある戦場のシュミレータート出来る電子空間を試して欲しいんだけど?」

 

バルカン「いいぞ?それぐらいなら。へんなカプセル飲まされたりするかと思ったぜ。」

 

XM109「日頃の訓練の成果を見せてあげましょう!」

 

マーダー「なんだ?そんなコト?やってやろうじゃない,」

 

 

EA小隊はベットに寝てコードを首に刺しある電子空間に入っていった。

 

 

 

 

 

 

 

電子空間内…

 

真っ白で何も無いな空間内にEA小隊はポツンとたっていた。

 

ペルシカ『この空間は人形の体感速度を極限まで早めこちらの1日が現実だと1時間になるわ。だから一日で24日間の訓練成果を得る事が出来る。』

 

バルカン「つまり現実だと1時間はここでの一日なので速く強くなれるって訳か…おい!ペルシカ!なんでこんなモン隠してたんだよ!」

 

ペルシカ『このMCR(メンタルクロックルーム)は設備的に本部でしか無理だからよ。スーパーコンピュータ5台稼働でやっと稼働できる代物よ?大体の基地じゃ電気代とメンテで死ぬわ。』

 

マーダー「スーパーコンピュータ5台?……戦闘シュミレートって事は何かと戦うんでしょ?さっさと戦わせなさい。」

 

XM109「そうです。練習の成果を見せたいので。」

 

ペルシカ『分かったわ。じゃ出すわよ。Dレベル蛮族戦士の戦闘データを……よし。じゃ行くわよ。」

 

 

そしてEA小隊の目の前に何かが白いブロックが集まり出した。そして色や型が着き始めた。

 

そして目の前に現れたのは鱗で覆われて大剣を持った化け物が現れた。

 

バルカン「えぇ?!なんじゃこりゃ!?ファンタジーじゃないだしこんなモン出すなよ!」

 

ペルシカ『蛮族戦士…正規軍から恐れられているELIDよ。その戦闘データを元に電子空間で再現してみたわ。コピーといえど侮らないように。あとこの蛮族戦士(コピー)倒したらランダムで敵が決まって現れるから。』

 

マーダー「最高じゃない!ぶっ殺してあげるッ!!」

 

バルカン「マッ…マーダー!ちょっと待て!」

 

マーダーは一人で突っ走り蛮族戦士(コピー)に突撃していった。

 

マーダー「先手必勝よ!喰らいなさい!」

 

マーダーは巨大粒子ブレードを生成し蛮族戦士(コピー)に襲い掛かる。

 

しかし…

 

マーダー「嘘?!避けられた?!あっ?ヤバっ…」

ドォォンッ!

 

マーダーは何とか紙一重で躱した。

 

マーダー「やってくれるじゃない…!てっ…!?速!これはマズ…」

ズガァァァンッ!

 

マーダーは蛮族戦士の追撃を躱し切れず巨大な大剣に押し潰されてしまった。

あまりに突然の事で動揺が広がる。

 

バルカン「おい!マーダー!嘘だろ?マジかよ?!」

 

フレイム「死んだ?マーダーさんが?え?」

 

デストロイヤー「蛮族戦士…ヤバイよぉ…ホントにヤバイ…」

 

XM109「私!行きます!」

 

XM109は特殊骨格の四つのアームを地面に杭打ちで固定そして狙撃体勢にはいる。背中の武装は爆撃系の物では無く40mmチェーンガン二丁が起動し蛮族戦士(コピー)に向かって放たれる。

 

XM109「脳天ぶち抜かれて死になさい!」

 

しかし…

 

カン!カン!カカン!

 

XM109「嘘?弾かれた?避けてる。あんな巨大な大剣もっていて!?」

 

そして距離が詰められてしまう。

 

XM109「クソ!喰らえ!」

 

XM109は特殊骨格の四つのアームに付いている電磁装甲で殴り付けた。しかしスピードは遅く避けられ後ろに回られてしまい…

 

XM109「ハギャッ…!!」

ズゴンッ!

 

一刀両断されてしまった。

 

あまりの速さとパワーに驚きつつもペルシカに抗議を入れた。

 

バルカン「おい!これはどういう事だ!」

 

ペルシカ『あっ…忘れてたわね。無限リスポーンだから安心して。リスポーンしたら10秒間ダメージを受けないから。じゃ私は仕事あるから数日後会いましょうね。』

 

バルカン「おい!切るな!まてぇ!……切られたか。ん?」

 

バルカンが空を見上げると二つの光の柱が出来ていた。その光の柱の根元をみるとマーダーとXM109が呆然と立っていた。

 

マーダー「え?私今?死ななかった?瞬間の痛みも感じたし?え?」

 

XM109「あれは幻?何?今の?」

 

バルカン「大丈夫か!マーダー!XM109!」

 

フレイム「何か変な事無かった?」

 

デストロイヤー「なんかゲーム見たい…?何この理不尽さ?」

 

EA小隊の気の狂いそうな程過酷で地獄の様な特訓が開始された。




EA小隊の特訓開始!
蛮族戦士(コピー)に勝てるのか?



派遣依頼(コラボ依頼)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

滅茶苦茶過ぎる特訓を!

ペルシカ博士のキチガイ電子空間MCR(メンタルクロックルーム)内…
EA小隊は果たしてどうなる?




電子空間MCR(メンタルクロックルーム)

 

数時間後…

 

バルカン「フギャッ!」

 

フレイム「あっ……!」

 

デストロイヤー「ちょっと待って!ちょっと!ちょっ…!」

 

マーダー「無理ゲーにも程がっ…アガッ!」

 

XM109「なんなのコイツ!?あっ…こっちに…!?アァァァァァァッ!」

 

EA小隊は蛮族戦士(コピー)に苦戦していた。右腕の大剣は全てを弾き一刀両断し。左手はとても器用で敵対するものを投げ飛ばしたり殴ったりなどしていた。

 

リスポーンしたてのバルカンは膝を座っていた。

 

バルカン「ペルシカァ…巫山戯るなよ…しかもまだ1日も経ってねぇじゃねぇか!鬼畜過ぎるだろ!こんなの!」

 

マーダー「そうねぇ…流石に時間掛けると精神が持たないわよ…」

 

バルカン「メンタル既に狂ってるお前が更に狂うってヤベェな…この空間腹減らねぇし身体も疲れない。ただし精神的に来るって確実に精神的に殺しに来てるだろ!」

 

マーダー「メンタル既に狂ってる!?トリガーハッピーの貴方よりは狂ってないわよ!」

 

バルカン「いやカニバリズムのお前の方が狂ってるだろ!」

 

マーダー「関係ないわよ!どうせここじゃ死ねないから貴方をぶっ殺してあげようかしら?どうせリスポーンしるしね?」

 

バルカン「やってやろうじゃないか!この野郎!」

 

マーダー「やっと貴方をぶっ殺せるわね!さぁ!無限に死になさいッ!」

 

デストロイヤー「ヤバイヤバイヤバイ!来た来た来た来た!ギャャャャャッ!」

(一刀両断)

 

フレイム「仲間割れしてる場合じゃないですよ!って!デストロイヤーちゃん?!」

 

XM109「あぁァ!もう嫌ァァァァア!」

 

 

なんかもう…滅茶苦茶だった。

仲間割れや蛮族戦士の圧倒的戦力で電子空間内はカオスを極めていた。

 

バルカン「ヤロウオブクラッシャァァァッ!」

 

マーダー「貴方の肉を喰らってあげる♪」

 

殺気に溢れた高密度の弾幕同士がぶつかり合っていた。

 

デストロイヤー「アァァァァァァッ!ダンボールに入りたいよぉ!」

 

デストロイヤーは二人の仲間割れによりトラウマを再び思い出していた。

 

フレイム「仲間割れしてる場合じゃ…ッ!ヤバイ!喰らえ!」

 

蛮族戦士(コピー)が襲いかかってきた。フレイムが魔改造火炎放射器で攻撃したが…

 

フレイム「火炎を斬った?!こんなの反則よ!アギャッ!」

 

XM109「フレイムさん!?くそ!喰らえ!」

 

チェーンガンでの攻撃しかし当然の様に躱され大剣が振るわれた。

流石に何度もリトライしているXM109は何とか躱した。

 

XM109「危な!これなら!」

 

XM109は6っ付いているダブルアームズの先についている小型パイルバンカーで攻撃した。

 

ガァン!

 

蛮族戦士(コピー)は大剣でパイルバンカーをガードした。攻撃が当たらないXM109にとっては嬉しかったが…

 

XM109「当たった!?やった…!…って!言ってる場合じゃアァァァァァァ!」

ズドンッ!

 

バルカン達は果たして蛮族戦士(コピー)にかてるのか?そもそも仲間割れしてるが…

 

 





派遣依頼(コラボ依頼)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

共闘?

絶望の中に光を見いだせるか?


それと最後の方にある試みをやっていますのでお楽しみを…


電子空間MCR(メンタルクロックルーム)1日後…

現実時間1時間

 

バルカンとマーダーの仲間割れは壮絶なモノになっていた。(その最中蛮族戦士(コピー)に横槍が入りリスポーンしていたが…)

 

バルカン「もう無理……」

 

マーダー「死なないけど死ぬ…」

 

フレイム「バルカン先輩とマーダーさんまともに戦ってませんよね?!」

 

XM109「そうですよ…って!ウギャッ!」

ズドンッ!

 

デストロイヤー「くそッ!喰らえ!って!?何で避けんのよ!避けると当たらないでしょ!って!こっちに来るなー!!フギャッ!」

ドンッ!

 

蛮族戦士(コピー)の戦闘は困難を極めていた。

(大体バルカンとマーダーの仲間割れのせいだが…)

 

デストロイヤー「どうしたら…囲んで一斉攻撃?」

 

XM109「いや…一人に囮にして攻撃してる最中に攻撃やれば?」

 

フレイム「そうですか…よし!バルカン先輩!マーダーさん起きて下さい!このままじゃほぼ延々と殺され続けますよ?バルカン先輩とマーダー先輩?」

 

バルカン「あぁ…分かった…だりぃ…」

 

マーダー「そ…そうねぇ…確かに…何度殺しても生きてるんじゃ切りがない…」

 

グッタリしてるバルカンとマーダーをゆっくりと起き上がり自身の愛銃を構えた。

 

フレイム「丸一日マーダー殺してスッキリしたしやりますかな…」

 

マーダー「私もよ。まぁ殺し切れて無いけど…」

 

バルカン・マーダー「「でもな(ね)…」」

 

 

いきなり二人雰囲気は暗くなる。

 

バルカン・マーダー「「殺ってる最中に横槍入れなりなんて事するなんてな(ね)…爬虫類野郎…」」

 

二人は何故か意気投合していた。

 

マーダー「殺っちゃいましょうか?」

 

バルカン「殺っちゃましょうよ?!」

 

バルカン・マーダー「「殺っちゃいましょう!殺るしか無いでしょ!この爬虫類野郎!!!」」

 

バルカンとマーダーは蛮族戦士(コピー)は突撃した。

 

バルカン「ウオォォォぉぉぉぉッ!突撃だァァ!」

 

マーダー「死になさい!爬虫類が!!」

 

フレイム「二人とも!作戦を聞いて下さい!バルカン先輩!マーダーさん!…って…話聞いてない…」

 

フレイムの制止を振り切り二人は蛮族戦(コピー)に突撃していった。

 

デストロイヤー「いいよ。どうせリスポーンするし。」

 

XM109「そうですけど…私は援護射撃しますよ。もしかしたら倒せるかもしれないので。」

 

デストロイヤー「私のパス。私の銃じゃ援護どころかFF(フレンドリーファイア)しちゃうから。」

 

フレイム「私も…火炎放射器じゃ二人とも焼いてしまうし。」

 

XM109は四つのアームの鉄杭を打ち込み狙撃体制に入った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バルカン「ウォラァァ!くたばれぇ!」

 

マーダー「さっさとくたばりなさいっ!」

 

ズドンッ!ズバッ!

 

マーダー「貴方の行動パターン何て何回も見てるから避けるわよ!このポンコツ!」

 

バルカン「ぶっ放してやるぜ!コノヤロぉ!クソ!ちょこまかちょこまかと…!動くと当たらないだろぉぉ!」

 

ズドンッ!

ガゴンッ!

 

バルカン「おぉ!ナイス!XM109!」

 

マーダー「やるじゃない!」

 

さっきまで険悪で殺し合いしていた二人は共闘していた。

 

注意を払い射線が入らないように。そしてバルカンに大剣が振るわれたマーダーが撃ち。マーダーが狙われたらバルカンがぶっ放していた。もし出来なかったらXM109の狙撃による援護射撃で何とかなっていた。

 

 

XM109「何で共闘してんの?それとまともに戦いあってるし…」

 

フレイム「お互いぶつかり合ってスッキリしたからじゃない…?昨日の敵は今日の友的な?それでも意味分からないけどね…

まぁ…本当はもっと平和的な方法あったと思うけど、、、あっ!例えばテニスとか!熱くなれるし!」

 

デストロイヤー「フレイムのテニスのレベル高いから誰も付いて行けないよ!魔球打ってくるから勝てないよ!反則よ!あんなの!」

 

XM109「あっ…激し過ぎてこれ以上援護射撃は無理…。」

 

デストロイヤー「昨日の敵は今日の友か……でもいきなり殺し合ったり共闘したりして…意味分からないよ。」

 

フレイム「意味分かんないけど…ライバルだからじゃない?お前を倒すのは自分だからここで死ぬなよッ!的な?」

 

デストロイヤー「そういう事?まぁ私ま出来る限りの事はするよ。このままじゃ精神的苦痛で電脳イカれそうだし。」

 

戦いはバルカンとマーダーの共闘により最終段階に入っていった。

 

 

 




果たしてこの共闘で蛮族戦士(コピー)に勝てるのか?

それと…

バルカンのモデルを作って見ました!
まだまだ技量不足な所もありますが出来はいい方だと

https://img.syosetu.org/img/user/255188/53889.png

次回は350を出す予定です。

派遣依頼(コラボ依頼)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

絶望的戦いの結末

二人の共闘が戦いの流れを変える…!




電子空間MCR(メンタルクロックルーム)内…36時間経過…

現実時間1時間半経過

 

バルカン「当たれよぉ!さっさとくたばってくれよ!この野郎ォォ!…って危ねえだろぉ!」

ズドンッ!

 

マーダー「くたばりなさいよォォ!この爬虫類!」

 

バルカン、マーダーは蛮族戦士(コピー)と接戦を繰り広げていた。

 

バルカン「やっぱり相変わらず速えぇな!くそ!」

 

マーダー「大剣器用に使って…!爬虫類の癖に生意気よ!」

 

 

そんな戦いをフレイム、XM109.デストロイヤーは遠目で見ていた

 

フレイム「あの戦いハイレベル過ぎて付いていけない…。」

 

XM109「これ以上は援護出来ないよ。激し過ぎて誤射しちゃう。」

 

デストロイヤー「私はキャニスター弾で援護は流石に無理だしね…」

 

フレイム「何かいい方法は……ん?ちょっといい方法考えたぞ!」

 

デストロイヤー「え?何々?教えて!」

 

XM109「何ですか?」

 

フレイム「一番正解だと思う戦法…」

 

フレイム達は作戦を練り行動に移した。

 

 

 

 

 

 

 

 

蛮族戦士(コピー)と戦っているバルカンとマーダーは後方にいるフレイム、XM109、デストロイヤーの事が気になっていた。

 

バルカン「うおっ!疲れねぇとは言え堪えるな、」

 

マーダー「あの三人何やってるのかしら?後でえっ!とお仕置きしてあげようかしら?!」

 

回避には慣れたが攻撃しようとすると蛮族戦士(コピー)が更に攻撃してくる為回避に徹するしか無かった。

 

その時である。

 

フレイム「喰らえぇ!!」

 

フレイムの火炎放射が蛮族戦士(コピー)を飲み込んだ

 

バルカン「ギャァァぁぁ!危ねえじゃねぇか!」

 

マーダー「私まで焼き殺す気なの!?」

 

フレイム「二人なら避けれますよね!信じてぶっ放しました!後悔はしてないし反省もしてません!」

 

マーダー「そんな事よりあの程度じゃ視界を塞ぐくらいしかできないわよ!」

 

フレイム「それが狙いです。XM109「ある程度射角を高くして予測場所に狙撃お願い!バルカン先輩とマーダーさんも!」

 

XM109「了解ッ!全弾発射!」

 

バルカン「まぁ…やるかぁ!」

 

マーダー「後で覚えて起きなさい?フレイム!」

 

そして火炎の中の蛮族戦士(コピー)がいると思われる場所に制圧射撃をした。

 

デストロイヤー「熱いぃ!熱いよぉ!でも我慢しなきゃャャァァァ!でも熱いぃ!」

 

そして火炎の中フレイムのコートを着たデストロイヤーが突っ走っていた。フレイムのコートにはかなり強い耐火性能があった。

 

デストロイヤー「いたぁ!」

 

デストロイヤーが見つけたのは蛮族戦士(コピー)が火炎に耐えていた光景が広がっていた。

 

デストロイヤー「ウォォォォオオオオ!」

 

思いっきり走って距離を詰めた。蛮族戦士(コピー)もそれに気づき大剣を横に振った。

 

デストロイヤー「そりゃぁぁぁア!ちょ!危な!」

 

何とかスライディングで蛮族戦士の又を潜り抜けた。

そして…

 

デストロイヤー「ぶっ飛ばすッ!」

ドォォォォォン!

 

バタァンッ!

 

砲撃のような轟音が響いた。

弾はキャニスター弾では無く燃焼徹甲弾そして当たった所は股の真下、仙骨辺りだった、そして傷口は焼かれ再生するのには時間がかかる程に怪我になった。

 

デストロイヤー「よっしゃぁぁぁ!!」

 

蛮族戦士(コピー)は初めて膝をつき動かを止めた。

 

バルカン「フレイム!デストロイヤー!すごいな!」

 

フレイム「いや〜…ありがとうございますよ〜」

 

デストロイヤー「そんな事より速くトドメを!」

 

バルカン「よし散々殺された分の恨み返させて貰うぜ!この野郎がぁぁ!

ヤロウオブクラッシャァァァァァァァァア!!」

 

マーダー「本当は四肢もいで遊んでから殺したかったけど…まぁ…安らかに逝きなさい!!」

 

XM109「チェックメイトです!」

 

フレイム「太陽の様に熱くしてやりますよ!」

 

デストロイヤー「喰らえ!喰らえ!喰らえ!喰らえェェぇ!」

 

EA小隊の一斉射撃により蛮族戦士(コピー)は爆炎や火炎と一緒に光の粒子になり消えていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

16labo…

 

バルカン「ふぅ…やっと勝てたのか?体内時間が狂っちまうよ。まだ2時間しか経ってねぇ!!」

 

フレイム「そう見たいっすね。」

 

マーダー「最悪…もう2度とこんなのお断りよ。」

 

XM109「私は結構楽しかったですけどね…」

 

デストロイヤー「えぇ…(困惑)」

 

久しぶり?の外に清々しい気持ちになるのとまだ2時間しか経っていないっていう事実たっ。

 

バルカンは辺りを見回すとテーブルに手紙が置いてあった。

 

バルカン「えっ…と…

どうせ蛮族戦士のコピーでキツイと思ったので一回で終る様にしました。それとご褒美にホールケーキを冷蔵庫に置いてありるから。食べてもいいわよ。ペルシカ博士より

えっとつまり…逃げられたな…あのヤロウォォォォ!!逃げやがったな!こんな事になると見越して!」

 

 

この後、EA小隊でホールケーキを分け食べました。

(なお最後の一つで揉めた模様)

 

 

 

 




これがPSE Fang 350のイメージモデルです。

https://img.syosetu.org/img/user/255188/53971.jpeg

次はマーダーを出す予定です。

派遣依頼(コラボ依頼)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

回想…とあるテストに参加した傭兵人形の追憶

この記憶はとある実験に参加した人形の追憶….



とある研究機関…

 

天才博士「よく集まってくれたわね。これからとある戦闘用の電子空間のテスターになって貰うわよ。書類の通り何があっても私達は責任は取らないからね?それだけは覚えて起きなさい。」

 

とある研究機関はある戦闘用電子空間のテスターに民間人形や逸れ人形を総勢100体集め試験をしていた。

 

傭兵見習い「アレがあの人形開発の第一人者…腹の中何考えてんだか分からないな。」

 

??「そうよね?あの博士さん。色々ヤバイらしいから…裏ではね。」

 

傭兵見習い「アンタだれ?」

 

??「私?私はOTs-12…秘密兵器の逸れの戦術人形。貴女は?」

 

傭兵見習い「私?私は…何でもやってる人形よ。生きる為に。っで…名前は無い。とうの昔に捨てたから。」

 

OTs-12「そう…戦闘の足引っ張らないように。私のエリートへの道の足引っ張ったら容赦しないから。」

 

傭兵見習い「バチバチだな。当たり前じゃないか正々堂々行こう。」

 

民間の人形や逸れの戦術人形達はコードを首刺し電子空間に入っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

電子空間内

 

廃墟や廃ビルが群を成していた。

 

天才博士『全員入ったらしいわね…この空間の仮想敵は全員鉄血ハイエンドクラスが沢山いるから。だいたい1体につき作戦力5〜3万くらいかしら?』

 

その天才博士の一言に回りの人形達は混乱する。

 

「理不尽よ!こんなの!」

 

「ふざけるな!」

 

「さっさとここから出せェ!」

 

天才博士『私は戦闘用電子空間って話だけしただけで敵の話はしてない。あと契約書にサインしたでしょ?文句なんて言えないわよねぇ?貴女達?あと武器はランダムで配置してるから安心してね。』

 

外道だった天才博士。

 

OTs-12「嘘でしょ?勝てる筈無いじゃない!!こんなの!」

 

傭兵見習い「鉄血ハイエンドクラス?どんだけ強いの?」

 

OTs-12「貴女知らないの!?小隊規模が何個か必要なくらいの戦力よ!?それも何体いるか分からないくらい沢山いるって…!想像以上に鬼畜よ!こんなの!」

 

そんな話を聞いていた傭兵見習いはそんな話を聞いていると…

 

天才博士『あと解放条件だけど…敵1000体倒すか。1000人の人形を倒すかよ。この空間は死んだら蘇るけど150回死んだらゲームオーバー…つまり解体だから気おつけてね。じゃ』

 

まさに外道、鬼畜、悪魔としか言うしか出来ない惨状だった。

 

OTs-12「データだけとってあとは無責任って感じなの!?…あの博士狂ってる!」

 

傭兵見習い「外道鬼畜の極みだわ…」

 

そんな中離れているところがとても騒がしくしていた。

 

 

「やっ…やめっ…アギャァァァッ!」

ドォゴォォォンッ!

「ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!ハギャッ!?ダズゲデェェェ!!」

 

「敵がくるわよ!逃げろぉぉ!」

 

「生きて帰れないなら…!」

 

「え!?何やってるの!ギャァッ!?手…はな…して…ッ!ガハッ!が…が…が………」

 

「ごめん私の為に死んで?!お願い!」

 

 

その場はまさに生き地獄と化していた。

 

OTs-12「これって…蠱毒?いやそれより……酷い…」

 

傭兵見習い「呆然としてる暇なんて無いわよ!さっさと武器拾いましょ!」

 

OTs-12「そっ…そうね!急いで武器を拾いましょう。」

 

地獄のバトルロワイヤルは始まったばかりだった…

 

 

 

 




マーダーのモデル…
難しいわ。狂気を再現するのは難しい…

https://img.syosetu.org/img/user/255188/54020.jpeg


派遣依頼(コラボ依頼)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

0円で起業しよう!からのトラブル発生…改造者(リホーマー)編2…1

大抵スクラップがあれば戦力増える奴が起業するようです。
また新キャラのバーゲンセール発生中…


スクラップヤード…

 

トラックにはP.A.C.Sが載せているトラックが止まっていた。

 

リホーマー「M61A2の権限使って適当に記憶媒体見てたらヤバイもん見てもうたな…I.O.P社も蠱毒やっていたなんて、、、、そういやウロちゃん無事やのかな?鉄血に裏切られた後のどうなったか知らんから心配やな…」

 

普通にG&K社にハッキングを仕掛けるリホーマー。

唐突にウロボロスの事を心配していた。一応鉄血時代の時ウロボロスとは仲が良く、よく話していた仲だったからだ。

 

リホーマー「さてと…ウチの状況最悪やの…まぁ、顔は知られてないのが幸いやな。今後ブラックウォッチ襲って来るかも知れへん…

ホンマどないしよ?

なんでウチがこんな仕打ち受けなあかんの?」

 

現状は最悪だった。子供達を下ろしスクラップがある所まで来たはいいものの出力が高い試作反物質炉を失い(奪われた)更に食料は底を尽きようとしていた。

 

リホーマー「ホンマなんなん?あのPMC…EMPミサイル連発して来るわバンカーバスターぶっ放してくるわ…

 

…ん?PMC?武器…

 

そうや…それをやろうやないか!起業したるわ!会社なら介入し辛くなるしの!多分!」

 

リホーマーは積荷用格納庫を背負ったP.A.C.Sを纏い鉄血の部隊とG&Kの部隊が戦っていた戦場に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦場跡…

 

鉄血兵やダミーの戦術人形が遺体が散乱していた。

 

リホーマー「うぉ〜…お宝の山やの。回収♪回収♪これで起業してお金持ちになるんや〜♪」

 

P.A.C.Sの積荷用格納庫(バックの様な物)に沢山の鉄血兵の粒子ライフルや粒子アサルトが大量に入っていた。

 

リホーマー「これを修理して改造して格安で売り付ければ…夢の快適ライフ待ったなしやな!はっはっはった!」

 

自分が作り改造した武器を売り付ければ楽に儲けれんじゃね?と言う考えで動いていた。

 

リホーマー「会社の名前どないしようかな…

を〜………

ヘルメス社とか?確か発明とか策略とか体育技能とかの神様やったっけ?まぁ神様の名前使って置けば縁起は良さそうやな。ん?……!?!…」

 

ヒュウンッ!

 

リホーマーはある事に気付き回避した。

 

リホーマー「あっぶな〜…狙撃か?って霧?……マズイ!マズイ!マズイ!ヤツか!!ヤバい!って!うぎゃっ!」

 

バァチャンッ!

 

突然霧に包まれリホーマーは慌てて逃げ出した。その追撃にカプセルが飛ばされてきて地面に着いた瞬間爆発し液体をばら撒いた。その地面は溶けていた。

 

そして二人の影が見え姿が見えた。

一人は水着で露出の激しいのともう一人の白衣を着た黒髪が現れた。

 

??「あら?裏切り者さんのお出ましか…リホーマー。」

 

??「あら〜新しい実験体の乱入ねぇ〜…」

 

リホーマー「やっぱりお前かい!幻想者(ファンタズマ)それと調合師(ブレンダー)!お願いやから逃がしてくれや!頼む!」

 

ファンタズマ「逃すわけ無いでしょ?今なら半殺しで許してあげるから。後あの制御システムを寄越しなさい。」

 

ブレンダー「レギア・ソリスの制御システム…持ってるんでしょ〜…?さっさと渡せば死なない程度に遊んであげるから渡しなさい。」

 

リホーマー「なんでウチにこんな不幸が遅いかかるんや!?ウチの大切なモンを……ッ!嫌や!断る!それだけは絶対に嫌や!あとお前ら絶対殺す気満々やろ!」

 

 

リホーマーは不運にも新ハイエンドモデルに絡まれてしまった。

果たして平穏な生活を送れる時が来るのか?

 

 




新ハイエンドモデル

幻想者(ファンタズマ)

武器…ハイエンド用粒子マークスマンライフル

能力…ナノマシンが入った霧を1メートル先すら見えない程高濃度に散布し戦闘を行う。範囲は半径400メートル程。
霧のナノマシンにより相手の位置、情報、武器などの細小を知り奇襲をする事ができる。また霧を使いホログラムなど立体的な映像で惑わす。


調合者(ブレンダー)

武器…特殊カプセル射出グレンネードランチャー

能力…薬、毒、生物兵器や科学兵器などを駆使して戦う。カプセルには硫酸や毒霧、麻痺毒などを詰めて広範囲にわたる科学兵器による攻撃が得意。



派遣依頼(コラボ依頼)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

不幸と逃走と…改造者(リホーマー)編2…2

どうやらまだ何かヤバい級のモノを隠し持っていたらしいリホーマー…。


戦場跡…森林地帯…

 

霧が立ち込め辺りには硫酸や毒液などが大量に散らばっていた。

 

ファンタズマ「さっさと……渡しなさいッ!」

 

ブレンダー「逃げ回っても無駄よぉ。死ぬのが遅くなるだけだからねぇ?」

 

リホーマー「無理や!こんなモン渡したら絶対ヤバいから無理や!」

 

リホーマーはピンチに陥っていた。ナノマシン入りの霧により常に場所が特定のされ撃たれ、更には広範囲な科学兵器による攻撃により常に動き逃げる事しか出来なかった。

 

リホーマー「ホンマついてないわ…こんな衛星兵器の制御システムなんて手に入れるんじゃなかったわ。調子乗って自分の身体に組み込んだからなその装置…。それにしても逃げても逃げても無駄やな切りがないわ……霧だけに。てっ!?危な!」

 

この兵器の制御システムは地上には無いある兵器の起動キーと座標指定を行う為の装置。正直こんなモノ自分の身体に組み込んだ昔の自分を恨みたいリホーマーだった。

 

 

ファンタズマ「幾ら逃げても無駄よ?私の霧の中に入っている間は。だからさっさと投稿しなさい」

 

ブレンダー「ファンタズマ?試したいヤツ?試してイイ?」

 

ファンタズマ「やってしまえ。裏切り者に遠慮は要らない停止した後で電脳の記憶を見ればいい話だからな。」

 

ブレンダー「りょ〜か〜い〜…。特別なヤツ行っちゃいよぉ…!」

 

ブレンダーはグレンネードランチャーに赤い鉄のカプセルを装填した。

 

ブレンダー「研究成果の塊よぉ?喰らいなさい。」

 

ポンッ!

 

そして着弾。

着弾し箇所の木が倒れた。そして連鎖するかの様に辺り一帯の森林が急激に枯れ、木は倒れそして霧すら晴れ始めた。

 

そしてたった数分で辺り一帯荒廃した枯れ木の森が出来上がってしまった。

 

ブレンダー「高濃度酸化薬…あらゆる物を酸化させ腐らせる薬物………ちょっと威力強すぎたかしらぁ?」

 

ファンタズマ「何てモノ使ってんのよ!?私の霧まで使えなくなったじゃない!これじゃリホーマーの場所特定出来ないじゃないの!」

 

ブレンダー「良いって言ったよわよねぇ?だから使った後悔はしてないわよぉ?」

 

ファンタズマ「衛星兵器の制御システムだぞ!奪わなくちゃいけないのに何て事してくれたんだ!」

 

やらかしたブレンダーにファンタズマは掴み掛かった。

 

ブレンダー「きゃっ!揺らさないでぇ〜…揺らさないぃ〜…!」

 

ファンタズマ「ふざけるなッ!毎度毎度お前の不手際の責任私に回ってくるんだぞ!」

 

ブレンダー「ごめん〜…でも反省はしないよぉ〜…」

 

ファンタズマは苦労人だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数分前…

 

濃霧の中リホーマーは必死に走っていた。

 

リホーマー「いっその事使ってしまうかの?レギア・ソリス……でも使ったら絶対正規軍に目つけられるやからな…。あっ…!忘れてたわ!」

 

リホーマーはダッシュの体制になった。

 

リホーマー「ダッシュエスケープシーケンス起動!全エネルギーを推進機構に直結!装甲を80%パージ(分離)!」

 

P.A.C.Sの背中に付いていた粒子ライフルや粒子アサルトの入った積荷用倉庫を破棄。後部のエンジンが唸りを上げ今か今かと音が鳴っていた。

 

リホーマー「いけぇぇぇ!!そりゃァァぁぁぁ!」

 

そしてとてつもない勢いでダッシュをした。

 

リホーマーは後部のカメラの映像を確認すると何やらヤバ気味の紫色の気体が迫って来ていた。

 

リホーマー「何でこういう時だけ運がいいんや!意味分からんわ!ホント何でウチはこういう目に合わな行かんのや!」

 

今までの事(EMPミサイルとバンカーバスター、トラウマの地下鉄、新ハイエンドモデルと遭遇)を思いながら密かに胸に誓った。

 

リホーマー「絶対この事業成功させて安心快適ライフ手に入れてやる!不幸がなんぼのもんじゃい!全力で抵抗したるわ!ウチの技術力で!って…!カッコ付けてたら何かヤバ気味の紫の気体が迫ってくるわ!ヤベェ!以外と早い!」

 

カッコ付けて言っていたがそんな状況じゃなかった。

何かヤバ気味の紫の気体が迫って来ていた。

 

リホーマー「ヤバいヤバいッ!カッコ付けなよかったわ!あっ!ヤバい!崖!?」

 

崖がリホーマーの行く手を阻む様にそこにはあった。

 

リホーマー「構わへんわっ!いけぇぇぇ!飛ぶんやァァァァァア!!」

 

かなりの勢いがついているP.A.C.Sはそのまま崖を飛んだ。

 

リホーマー「届けぇぇぇ!ウチの手ぇぇぇ!」

 

手を伸ばしそして何とか対岸の崖の岩に捕まる事が出来た。そして這い上がった。

 

ぷしゅー…

リホーマー「うっ…!?P.A.C.Sのエネルギー切れてもうたわ…よいしょっと…」

 

P.A.C.Sから出たリホーマーは対岸の様子を見た。

 

リホーマー「うっわぁぁ…何やコレェ、、、環境破壊にも限度ってもんがあるやろ?こないなモン食らってたらと思うとゾッとするわ。」

 

目の前には急激に腐食し枯れて倒れた木が大量に散乱していた。

 

良かった…生きてるって素晴らしいのぅ…

 

そんな事を思っていた。しかしある事に気づく。

 

リホーマー「あっ……森の中一人か、、、

 

 

 

遭難してもうたな…コレは…」

 

森の中遭難してしまったリホーマーだった。

 

 

 

 

 




一難去ってまた一難…
それと何気に衛星兵器の制御システムを身体に調子に乗って(鉄血時代)組み込んでいるリホーマー…
だがリホーマーの旅のまだまだ始まったばかり!
リホーマー頑張れ!




派遣依頼(コラボ依頼)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

何が不幸かって最後まで分からんもんやな…(嬉し涙)改造者(リホーマー)編2…3

何とか逃げ切ったが遭難するリホーマー…
しかしその道は地獄で…


森林地帯…

 

リホーマーは決死の逃走の果てに何とか逃げ切れたが…

 

リホーマー「道分からへんよ…食料無いはP.A.C.Sのエネルギー切れるしな…ホンマ何なんやあの二人。確かに色んなモン持ってるウチが悪いと思うやけどやめてほしいわ。こんなんは…」

 

愚痴を呟きながら森を歩いていた。

現状は最悪だった。P.A.C.Sのエネルギーは切れ鉄塊と化し重いだけの鎧と化し更には食料はトラックに殆ど置いて来た為チョコバー三本しか無い。森で遭難してしまったリホーマー。

 

それともう一つ…

 

リホーマー「あぁ…怠い…ウチ…何でこんな目に合わないけんの?山道辛すぎや!もう嫌や!虫キモいし!」

 

彼女は施設を使って色々と強化している。その為強い。

 

筈なのだが、、、

 

彼女単体だと一般人並みの耐久力と力しかない為山道ややつ森などの悪路や虫が大量にいる山や森は彼女にとって地獄でしかない。

 

リホーマー「何でこうもな…やろうとしてる事いつも邪魔やら何やら入るんや、、、呪いの類いってあるのかの?信じざる得ないわ。こんなん続いたらの。」

 

 

 

 

 

 

山岳地帯…

 

山岳地帯に入る頃になると日が暮れ夜になり森が静まり返り辺りは暗くなった。

 

リホーマーは急な崖の道を歩いていた。

 

リホーマー「はらへった〜はらへった〜はらへった〜……

 

…一人で言ってて虚しくなってくるな。」

 

ぐぅぅ〜……、、、

 

リホーマー「あ〜…何でもいいから美味いモン食べたい…」

 

お腹は鳴りボロボロになりながら歩いていた。

 

リホーマー「ケーキ、マフィン、イチゴ、クッキー、チーズケーキ、マシュマロ、アップルパイ……アァァァァァァ!ダメや!余計腹減ってきたわ!

 

うぎゃっ!(盛大に足を滑らす)

 

なんでやぁァァぁ!!」

 

足を滑らし崖から転落していった。

 

リホーマー「ウギャャァァア!死ぬ死ぬ死ぬ!

フギャァッ!」

ボチャンッ!

 

そして丁度底のかなり深い小さめの池に落ちた。

 

 

 

リホーマー「痛たたた…はぁ…何でこんなん時は運いいんやろな。もう笑うしかないわ。ハハハハ…!」

 

陸に上がりびしょ濡れのリホーマー。

怪我は擦り傷で済んだが上に登るのが大変だった。

 

リホーマー「廃坑やの…道があるって事は出口ある筈やろな?多分。」

 

潰れたと思われる廃坑に入ってしまったリホーマーは夜の暗闇より暗い廃坑を探索していた。

 

リホーマー「…地下、電車、ブラックウォッチ…うっ…頭が……やらなアカンしの。」

 

トラウマも少し蘇るが行くしかなかった。

 

リホーマー「ん?なんや?」

 

そんな時リホーマーが見つけたものは奇妙な扉だった。

 

リホーマー「なんや?コレ?なんでこないな所に電子制御の重厚な扉があるんや?」

 

不自然にも廃坑には異質な電子制御の重厚な扉があった。

 

リホーマー「ん〜…もう使われてないヤツやの…どっかの機密の研究施設?取り敢えず……」

 

扉の電子制御システムを弄り出した。

 

リホーマー「電源は〜…生きてる!?幸運やの…んでっ。旧式の電子ロックシステムな。こんなん楽勝楽勝♪」

 

リホーマーは楽々電子制御の扉が開いた。

 

 

 

最初に着いた部屋はエントランスホームの様な大きな部屋だった。

 

リホーマー「大きい部屋やな…何が出るんやろかな?生物兵器じゃない事を祈るけど…」

 

正直武装の無い中こんな所来るべきじゃないが好奇心で押し進んでいた。

 

リホーマー「なんや?鉄…上位…形…機密…究所?読めんの?でもかなり昔に破棄されてるやの。まぁ生物兵器じゃ無いって事だけで万々歳や!資料室あるんやの…行きますか!」

 

そんなこんなでリホーマーは資料室があるので資料室に向かう事にした。

 

資料室には沢山のレポートやデータが記載されたノートが大量に保管されていた。

 

リホーマー「沢山ある…しかも全部本で保管って…かなり昔の施設やな…まぁ好都合…あっ!そうや!」

 

リホーマーはある事を思い付く。

 

リホーマー「ここを拠点に会社を経営や!昔の施設やけど無いよりマシやからな!ホンマウチついてる!

 

Hermes&Reform(ヘルメス&リホーム)社の始まりや!」

 

のちにこの武器を売る会社の兵器が色々と大迷惑をかける事になるがまだ先の話…

 

 




リホーマーちゃん良かったね!
色々な勢力に絡まれ無いよう……気をつけようね。

あとカッコ付けてるリホーマーのイメージ像

https://img.syosetu.org/img/user/255188/54109.jpeg


派遣依頼(コラボ依頼)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

バルカン「ん〜…なんか足りねぇな、、、」ペルシカ「いやアンタより使実用的だからね。」

『英国の珍兵器』様から貰い物。


それと最後フラグ

最低9・3〜4までステージを進める事を推奨。
(もうネタバレしてんじゃね?)


G&K社…射撃場

 

7砲身のガトリング砲が土台に固定され銃身が回転しながら火を噴く様に弾丸を撃っていた。

 

ペルシカ「コレは、、、なかなか使い勝手いいわね…」

 

バルカン「ペルシカ!こんな所にいたのか!アレはあんまりだぞ!何回死んだと思ってんだよ!」

 

ペルシカ「あっ…バルカン倒せたのね。元気そうで何より。」

 

バルカン「元気そうで何より…って!あぁ…もう!本当鬼だな。ペルシカは…」

 

ペルシカ「まぁ、まぁ、それよりコレどう思う?いつもガトリング砲撃ってる人形から意見を聞きたいから。私的には全体的にはバランスの取れた実用的な物に仕上がっていると思うけど…」

 

ペルシカは土台に固定された7砲身に改造されたGAU-12イコライザーがあった。

 

ペルシカ「口径はアナタより大きい25mm…レートを5500発。しかもレートを2500に調整可能。」

 

バルカン「ん〜…なんか足りねぇな。」

 

ペルシカ「いや、アナタよりは実用的な筈だけど。」

 

バルカン「25mmは確かに私より威力あるけどな…なんか認めたくねぇぇんだよ!」

 

ペルシカ「なんだ個人的な理由か。」

 

ただの嫉妬、認めたくないだけのいい訳だった。

 

ペルシカ「バルカン射速でどうにかしてるからね。壊れるの無視すれば最大レート12000だけど…」

 

バルカン「え?」

 

 

 

一瞬固まるバルカン。

ペルシカは、え?初めて知ったの?見たいな顔でキョトンと見ていた。

 

バルカン「私愛銃(M61A2バルカン)ってそんなレート出たのか!?初めて知ったぞ!」

 

ペルシカ「ガンスミスとラジオ出た時にガンスミス言ってたでしょ。聞いて無かったの!?」

 

バルカン「すぐやってくれ!そんなイカしてたのか!?私の愛銃(M61A2バルカン)は!」

 

ペルシカ「無理。銃身の寿命が速攻で吹き飛んで戦場のど真ん中で撃てなくなるわよ。」

 

そんなアホな射速で撃ったら速攻で銃身の寿命が切れて撤退するしかない事態になっていた。

 

バルカン「そうなのか…仕方ねぇな。確かに戦場で銃身ぶっ壊れて暴発したら洒落になんねぇからな。」

 

ペルシカ「そうよ。(そんな事したら主計科が流石に可愛そうだから。)

まぁそこまで大きな問題は無くて汎用性が高いからいいと思うわ。心配なのは機構が複雑だから壊れた時の修理とかめんどくさそうだけど…」

 

 

流石に主計科の身を心配したペルシカだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鉄血本拠地…

 

とある鉄血の人形がある所を襲撃を掛けるべく武装を確認していた。

 

??「やはりな、、、あの二人には任せてられない。」

 

背中には巨大な銃が二丁取り付けられ。黒いロングの髪、それと身長はとても小s(唐突のヘッドショット)

 

 

 

ジャッジ「鉄血工造、裁判官(ジャッジ)が正義と公平に基づき、不義の道に迷い込んだ裏切り者を始末してやる。」

 

 

更なる受難が迫っていた。

 

 

 




受難は続く?

それと『英国の珍兵器』様すいません!
もし何かダメな所があれば手直しします!


派遣依頼(コラボ依頼)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

以外な交流?

全力でグロテスクに走って行きますのでお覚悟を…




 

G&K社…どこかの地下

 

一般鉄血兵「やめてください!お願いします!」

 

SOPMOD「どうしてやろうかなぁ〜」

 

マーダー「どうしましょうねぇ〜♪」

 

人形虐待主義者と人食主義者は椅子に手足を固定された獲物(鉄血人形)を見て微笑んでいた。

 

SOPMOD「部品一つ一つ分解して行く?」

 

マーダー「ん〜私の場合は…」

 

マーダーは持って来たバックからあるモノを出した。

 

マーダー「電動ドライバーにコレを付けて…」

 

電動ドライバーには穴開け用の取り付けた。

 

SOPMOD「何するの?何するの?」

 

マーダー「それはね♪」

 

電動ドライバーは回転し始めた。

 

鉄血兵「やっ…止めてくれ!頼むから!お願いします!何でもしますから!」

 

拘束された鉄血兵の親指の爪の間を狙って…

 

マーダー「こうするの♪」

ギュュュュュュッ!

 

鉄血兵「アァァッ!アァァッ!ぎゃァァァァァ!あ"ぁ"ァァァァァ!」

 

爪の間に穴掘り用の電動ドライバーが入り人口血液が飛び散り生々しい悲鳴が広がる。

 

SOPMOD「すごーい!何それやらせて!」

 

マーダー「二十回は出来るから遠慮なく…」

 

SOPMOD「それー!」

ギュュュュュュッ!

 

鉄血兵「ギィャァァァァア!や"め"て"よ"ぉぉぉ!も"う"や"め"でぇぇぇ…!」

 

子供がアリを分解するが如く爪の間に電動ドライバーの穴掘り用の先端を突っ込んでいた。

 

SOPMOD「あっ!そうだ!こうすれば!」

 

SOPMODが電動ドライバーの先端に火を熱した。

 

マーダー「あぁ…そういう事ね。それやった事無いわね。」

 

SOPMOD「よし!赤くなってるなってる!いくよ〜!」

 

先端部分は赤くなり高温に熱された電動ドライバーと笑顔のSOPMOD、それとマーダーの邪悪な微笑み。その光景を見た鉄血は絶望し…

 

鉄血兵「もう…殺して…ください」

 

マーダー・SOPMOD「「オモチャをそんな簡単に壊す訳ないじゃん?」」

 

絶望…圧倒的絶望だった。

 

SOPMOD「じゃいくよー!それ〜!」

 

鉄血兵「アァァァぁぁぁッ!アァッ!アァッ!!!も"う"ごろ"じでヨォォォォォ!」

 

SOPMOD「キャハハハハッ!面白いね!これは!もっと!もっとその声を聞かせてよぉぉ!アハハハハ!」

 

マーダー「ハハハハハッ!!そうね!もっと絶望した顔を見せてくれよ♪でもまだまだ試したい事があるの。」

 

SOPMOD「え?何々?」

 

マーダー「異端者のフォークって知ってるかしら?」

 

SOPMOD「え?何それ!教えて教えて!」

 

マーダーが見せたモノは短い首輪に上と下に鋭いフォーク状の^_^物が付いている物だった。

 

マーダー「これを…」

 

鉄血兵「もうっ!やめて!殺るなら一瞬で殺してよ!」

 

マーダー「首輪につけて…」

 

鉄血兵「…痛い!痛っ!がっ…いっ!…がは…」

 

短いベルトで首に固定された、鋭いフォークの両先端が、顎の下の肉と胸骨に突き刺さる。そのため手の自由を奪われた鉄血兵は頭を上に向けた姿勢のまま、頭を動かすことができなくなった。

 

鉄血兵「ぐっ…!痛……」

 

マーダー「ずっと上向いていなさいw」

 

SOPMOD「それ面白いね!」

 

しかし、急所に突き刺さる訳ではないので、通常死に至ることなく、ただ苦痛のみが増大していく。

 

マーダー「更にね…熱く熱した鉄の針をね。」

 

鉄血兵「……!?…」

 

もうやる事は決まっていた。

 

マーダー「踏ん張らないと痛みは増すからね♪」

 

SOPMOD「私もやらせてよ!やらせてよ!」

 

マーダー「やりましょう」

 

熱く熱した針を持った二人は怪しい笑みをこぼしながら拘束され爪の間から人口血液を流している鉄血兵に近寄る。

 

鉄血兵「……!?!…!!」

 

鉄血兵は異端者のフォークのせいで喋る事が出来なかった。

 

SOPMOD「いけぇー!」

 

マーダー「それ♪」

 

SOPMODは手の甲にそれとマーダーは足に勢いよく刺した。

 

鉄血兵「がががががァァァァァ!ガギギァァァァッ!はぁ!!ア"ア"ァァァァァ!」

 

痛みに耐えられず踏ん張ってしまい異端者のフォークが顎に突き刺さる。

そして更に赤く熱した針の痛みにより踏ん張ってしまい痛みと痛みのループする。

 

 

その後、鉄血兵は何かに捕食さ食べられていた様に食い散らかされていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

G&K社…喫茶店

 

バルカン「ん?マーダーなんか口に赤いのついてるぞ?」

 

マーダー「ありがとね。……ケチャップかしら♪」

 

バルカン「なんか怖ぇ…」

 

 

 





拷問って怖いね!



派遣依頼(コラボ依頼)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

熱い人達(色々な意味)

テニス?

いやこんなテニスあるか!




運動場…天気…雨

 

レクレーションや交流の場として作られた場所だが二人の人形が激しい攻防を繰り広げていた。

 

バルカン「ウラァァァァァッ!ラリー合戦じゃァァッ!」

 

フレイム「負けませんよ!バルカン先輩!」

 

ラリー合戦…いや二人がやっていたのはそんなモノじゃなかった。

 

人形ならではの反射神経と身体能力スペックをフル活用し至近距離でよノーバンドでテニスの様なモノの攻防を繰り広げていた。

 

 

XM109「なんで雨なのにやってんの?あと何あれ?テニス?」

 

デストロイヤー「なんか雨如き怖かねぇ!って言ってたよ。それとアレはテニヌじゃね?それにしても無駄に洗練された無駄の様な無駄な動きしてる…」

 

マーダー「あの空間の影響か動きのキレが鋭くなってるわね。本当のスペックの無駄使いよね。」

 

そんな意味不明な光景を眺めていた。

 

 

バルカン「やるな!フレイムっ!ウォラァァ!」

 

フレイム「こんなに耐えた人初めてですよ!バルカン先輩!」

 

熱くなるフレイムとバルカンのテニスのラリー?は更に激しくなる。

 

バルカン「フレイムゥゥゥゥ!!」

 

フレイム「先輩ィィィ!!!」

 

バルカン「フレイムゥゥゥゥ!!」

 

フレイム「先輩ィィィィィィィッ!」

 

 

謎の掛け合いが発生、その場所の体感気温が更に上がる。

 

マーダー「暑苦し……」

 

XM109「熱っついなぁ…。」

 

デストロイヤー「喫茶店行こっと!」

 

ただでさえ雨で湿気が高いのに暑苦しくなって居てもいられない程の暑苦しさになっていた。

 

バルカン「喰らえぇぇぇ!」

ブチブチッ!

 

ボールを打つ時ある事が起きた。

バルカンのラケットのネットが余りの圧力で壊れてしまう。

その為ボールの勢いは失速。トラップの様な形になりフレイムは慌てる

 

フレイム「…!?!…あっ!ヤバっ!」

 

ボールに合わせようとして急ぐが間に合わずずっコケた。

 

そしてボールはフレイムのコートに落ちバルカンに得点が入った。

 

バルカン「あぁ…な…なんかすまんな…」

 

フレイム「いえ…突然のアクシデントに対応出来なかった私の負けですよ。やっぱりバルカン先輩のパワーは凄いなぁ…」

 

バルカン「そらそうよ。こんぐらいの腕力無きゃ私の愛銃(M61A2バルカン)持ってられないからな。」

 

フレイム「もっと先輩に辿りつけるよう精進します!」

 

バルカン「まぁ…頑張れよ!」

 

 

ヤベェ…コイツ私の打ったボール何度も打ち返したのにまだピンピンしてんのかよ…

 

内心少しゾッとしたバルカンった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

H&R(ヘルメス&リホーム)社…

 

未だ社員ゼロの収支ゼロだがあるモノを作っていたリホーマーだった。

 

リホーマー「もう負けたくあらへん…もっと硬くそして速いモノを…」

 

リホーマーは設計図を練っていた。

 

リホーマー「ん〜…速く硬く尚且つ重く鋭い…ヤーパンの言葉やと風林火山やったか?」

 

その時、リホーマーに電脳に一筋の閃きが輝く。

 

リホーマー「そうや!これや!主人に忠を尽くす武士や!そうと決まれば…

装甲のモデルは甲冑とエイジスをモデルに…それと突破力が欲しいな…あっコレやコレ…」

 

何かに取り憑かれた様に書き上げる。

 

リホーマー「やったるで…!コスト度外視で全技術を使って妥協しないでつくったるわ!もうビクビクしない程強いヤツ作ったる!」

 

自身の生活を守る為、集大成を作ろうとしていた。

 

 




日常を描きたくて…
基本フレイムとバルカンの遊びは雨天決行。

あとリホーマーの集大成とは?


派遣依頼(コラボ依頼)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

起動する突撃者

過激派の人類人権団体の皆さんには犠牲になって貰います。(微笑みながら)


上空…10000m

 

遥か上空を飛ぶ異様なモノがあった。

 

身長3mの巨大な装甲を纏った何かが背中のロケットブースターと反重量装置により高速で空を飛んでいた。

 

その者の武器は極めて異様だった。

両手にはGSH-23と巨大な弾薬庫2つを持ち弾薬庫と弾薬庫に挟まれる様に巨大で奇妙な槍を背負い。

 

 

 


 

 

ーー任務……我が力を示す・敵対対象の殲滅

ーー任務失敗……敗北

ーー規模…連隊クラス500以上と推定

ーー達成可能?……我に不可能無し

ーー行動原理……義、忠

ーー考慮……捕虜となった戦術人形 = 保護が望ましい

ーー人類人権団体……検索中…検索中…

 

人類人権団体…

社会規範を全て人間主体に戻そうとしている団体、例外いるが戦術人形や民間人形などを奴隷・玩具の様に扱い売り飛ばしたりなど非常に危険な団体

 

ーー過剰火力?……族共に情け無用

 

 


 

 

義に燃える赤い眼光輝かせ自身の義と忠に従い人類人権団体を殲滅せんとロケットブースターを出力を強めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人類人権団体…大規模基地…

 

P.A.C.Sを纏った兵士達が巡回し警備は厳重、潜入しようとすれば並の兵士ではすぐにバレ肉片に出来上がりする程の勢力だった。

しかし…そこに突如として激震が襲った。

 

ズドォンッ!!

 

「なんだ!?今すぐ確認しろ!」

 

「なんだ?!アイツは!?」

 

「構わん!蜂の巣にしろ!」

 

謎の装甲兵は対戦車ライフルや対戦車ミサイル…30mm機関砲などのオンパレードが襲いかかった。

 

巨人がとった行動は…

 

 

不動……一切動かず真っ向から受けた。

 

兵士達はズタボロになった巨人の姿を連想した。

 

 

そして最後には…

 

「40mmレールガンだ!喰らえぇぇぇ!」

 

レールガンは最後のトドメとばかりに発射された。

 

そしてレールガンの弾は巨人の胸に命中……

 

 

 

 

 

 

しなかった。

巨人は傷1つ負う事は無くその周りには黒いオーラの様なモノが渦巻き紫電が飛び散っていた。

周りの兵士達は困惑する。

 

直撃コースなのに外れた?

弾道がズレた?

外したんだろ?

 

様々な考えが浮かび。あたりは困惑し静まり返った。

 

ドドドドドドドドドドドッ!!!

 

「やっ…!ヤバイ!逃げろぉ!」

 

「P.A.C.S部隊を呼べぇ!」

 

「ギァッ!」

 

装甲を纏った巨人か両手に持っていたGSH-23が分発3600の高レートで圧倒的な高威力の弾幕が放たれた。

 

この程度この巨人には造作も無く悠々建物や戦車を破壊しながら撃ちながら進んでいた。

 

カチカチカチッ!

 

弾切れを起こした様だ。

 

GSH-23と弾薬庫をパージ、そして背中に背負っていた奇妙な槍を持ち構えた。

 

槍は約6m、そして先の方は削岩機の様に尖ったドリルの様物が回転しギュルルルルルルッ!と回転音鳴らして突き進んでいた。

 

「居たぞ!これ以上進ませるな!」

 

「撃てぇぇぇ!」

 

「人類の為に死ねぇぇぇ!!!」

 

P.A.C.S部隊の総攻撃

しかしその程度の攻撃そよ風に等しい。

 

巨人の背中からビットが出てきた。

 

そして巨人は槍を前に構えて槍の先端と3つのビットが連動し槍の先端を中心に三角錐状のシールドが形成された。

 

「おい…!まずいじゃないか!?」

 

「構わんッ!撃ち続けろ!」

 

「本部に近寄らせるなぁ!」

 

そして三角錐の電磁シールドと紫電が走りだす、粒子に覆われてロケットブースターが起動し始めた。

 

周りのP.A.C.Sを着た兵士達の本能が最大限に警笛を鳴らしていた。

しかしそこで引く訳にも出来ず更に撃ち続ける。

 

 

 

そして巨人はロケットブースターと反重力装置を用いた突撃は100m続いた。

 

その威力、地面が融解し赤くなり一本の道となり立ち塞がる愚か者を葬りさる。

 

そんな馬鹿げた火力の突撃をP.A.C.Sがまともに当たったら勿論そんな物決まっていた。

 

「アベシッ!」

 

「ヒデブッ!」

 

「ギァッ!」

 

三体のP.A.C.Sは当たった瞬間蒸発、そして即死。

そして突撃途中他のP.A.C.Sを着た兵士を引き蒸発させながら突き進む。

 

そして30分後、分かっていると思うが簡単基地は制圧出来てしまった。

 

 

 

 

そして通信が入る。

 

リホーマー『初実戦どうや?喋れんのはウチの責任やけど…まぁ、予想通りやしいな。擦り傷1つ付いて無いの。まぁ囚われていた人形を解放してこっちに連れて来てくれな。あと使えそうな残骸回収してくれや。ウチは兵器開発を全力尽くしてる所やさかい。頼むで!』

 

アサルター「………!!…」

 

 




突撃者(アサルター)
開発者…改造者(リホーマー)
身長3m
体重3.5トン

装甲…電磁装甲、磁力装甲、複合装甲
武装、支援ビット、GSH-23×2、試作削岩槍など…

レールガンや対物ライフル、粒子レーザーすら捻じ曲げ逸らす電磁装甲と磁力装甲を持っている。更に複合装甲を積んでいる為擦り傷付ける事すら困難。(常時起動)

圧倒的機動力や飛行能力、強烈な威力の試作削岩槍とビットを組み合わせ死角はほぼ無い。突撃の際の圧倒的突破力は戦車や装甲車すら消し飛ばし突き進む。


性格…忠を尽くし義を進み純粋で優しい性格。敵対もしくは義に反している者に対しては容赦はない。
声が出ないのはリホーマーがアレやコレや積んで音声ユニットをつける事忘れていた為だある。
なお作る最中リホーマーは人口血液何度も吐く程の苦行とストレスだったらしい。



イメージは戦国バサラの本田 忠勝

派遣依頼(コラボ依頼)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

噂の調査

噂を調査?それってフラグ?


大型オスプレイ…ディザスター内

 

バルカン「噂の調査だなんて…私達雑用係かニートなのか?」

 

フレイム「それが最近謎の装甲兵が空から降って来て助けてくれたって言う謎よ報告が沢山あるですよ。」

 

バルカン「私に恨みでもある人類人権団体の罠じゃね?まぁ罠だったら罠ごとぶっ壊すけど。」

 

謎の装甲兵の噂を調査すべくバルカンとフレイムは目撃情報が多い所に向かっていた。

 

フレイム「それが違うらしいんですよ先輩。被害が出ているのは何故か人権団体の方だけです。最初は悪ふざけだと思ってたんですけど余りにも多発したんで調査する事になったんですよ。」

 

バルカン「そうか…で?ソイツってどんな姿してたんだ?」

 

フレイム「ジャパンのサムライ見たいな見た目の装甲にドリル着いたデカイ槍振り回してたって。そりゃ悪ふざけって誰でも思うよ。」

 

バルカン「ドリル着いたデカイ槍って…って…ナニソレ!見てみたいな!それ!

あっ…そいえば後の三人は?」

 

フレイム「二人だけで大丈夫でしょ?ってペルシカさんに言われたから今回は二人です。」

 

今回はそんなすぐ終わりそうな調査任務なので二人で行く事になっていた。

 

バルカン「二人ってな…確かにすぐ終わりそうな調査任務だからこういう風になってもしょうがないか。

よし!そうと決まればちゃっちゃと終わらせてお酒でも飲もうぜ!」

 

フレイム「禁酒中ですよね?バルカン先輩?」

 

バルカン「そんなのバレなきゃいいんだよ。気にするな!」

 

フレイム「毎回バレて酷い目に遭ってますよね!反省して下さいよ!」

 

バルカン「私から楽しみを奪わないでくれよ、、、」

 

懲りないバルカンと注意するフレイムは空の旅の中二人で色々と話をしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

スクラップヤード…

 

車の残骸や冷蔵庫、挙げ句の果てには古びて使えなくなった機銃やら沢山の鉄屑が放置されていた。

フレイム「ここら辺が目撃情報多いらしいですよ?なんかスクラップをコンテナの中に入れて輸送してたって情報も入っています。まぁ流石にそれは嘘っぽいけど。」

 

バルカン「そうか…軽く見てさっさと終わろうぜ!出会ったら出会ったらで対処すれば良いし。」

 

フレイム「でも気を付けて下さいよ?ここら辺元は人類人権団体の基地の後だったらしいんですけどもう寄り付いて無いって話ですから。もしかしたら本当かも知れませんし。」

 

バルカン「そうか!そうか!なら一層の事会って見たいな!ジャパニーズサムライってモン見てみたいし!」

 

フレイム「そうですね!敵対しないのであればの話ですが…」

 

バルカン「まぁ助けてるって話が本当ならな。まぁどうせその目撃者の過剰な嘘だと思うし!絶対でないな!」

 

フフレイム「そんなフラグになる様な事言わないで下さいよ。」

 

バルカン「あぁ…分かったよ。実戦してみたかったな。取り敢えずフラグになりそうな事喋って置けば現れる的な?あははは!」

 

フラグを故意に立てようとするバルカン。

 

フレイム「バルカン先輩ふざけないで下さいよ!本当に出て来たらどうするんですか!」

 

バルカン「そん時はそん時だから気にするな!」

 

フレイム「行き当たりバッタリじゃないですか!もう…本当バルカン先輩は……。まぁ、取り敢えず辺りを探索しましょう!」

 

バルカン「りょ〜か〜い。」

 

 

そうして調査は始まり辺りを探索を始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ズドォォンッ!!!

 

 

バルカン「ウォッ!?!なんだ!いきなり!」

 

フレイム「えっ?!何か重い物が落ち様な…まさか本当に!?

もう…バルカン先輩がフラグ建築が本当に…!?!バルカン先輩!音がした方向に向かいましょう!」

 

バルカン「おう!さてと!ジャパニーズサムライに会えるかな…!私ワクワクすっぞ!」

 

フレイム「前向きなのはいいけ事だけども。流石に嫌な予感が……」

 

すぐさま爆音がした方向に走り出した。そして、たった10秒でフラグを回収するバルカンとフレイムだった。

 

 

 




ジャッジちゃん強すぎや…
E9・4クリアできんよ…

派遣依頼(コラボ依頼)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

強面でも内心実は優しい事ってあるよね

スクラップヤード…

 

バルカン「オイ…ありゃ…なんだ?」

 

フレイム「私に聞かないで下さいよ…私も聞きたいぐらいです。てっ言うかアレが噂の装甲兵じゃないですか?」

 

バルカンとフレイムの目の前には謎の装甲兵が元からあったコンテナにスクラップを詰め込んでいるという光景が広がっていた。

 

バルカン「スクラップを集めてる?何したいをだろ?」

 

フレイム「もしかして誰かの命令で動いてるとか?」

 

バルカン「そうだな…」

 

アサルター「……!?…」

ギュルル…!?

 

バルカン・フレイム「「バレた!?」」

 

アサルターは機械音鳴らし突然とこちらを振り向いた。そして黒鉄の巨大な装甲兵がゆっくりと向かってきた。

 

バルカン「ヤベェよ…ヤベェよ…!」

 

フレイム「臨戦体勢に入りましょう。アレ相手にどれだけ持つか分かりませんが…」

 

アサルター「……!!…」

ガッシィィンッ!

 

バルカン「ウォッ!?以外と速ぇ…」

 

目の前には3mの重厚な装甲を纏った機械兵が上から睨む様に見ていた。

 

フレイム「あっ…貴方は何者なんですか!教えて下さい!」

 

フレイムは勇気を出してアサルターに質問する。

 

アサルター「……!………!?」

ギュルルゥ…!ウィィィンッ!?

 

フレイム「あの〜すいません?聴こえてますか?あの〜もしもーし…」

 

バルカン「喋れないって事じゃねぇよな?」

 

バルカンの一言に反応し首を縦に振った。

 

フレイム「喋れないんですか…あの…私達を攻撃しないんですか?」

 

アサルター「………!?…」

ギュルルルルゥゥ…!?

 

バルカン「雰囲気でなんとなくだけどな………攻撃しようとなんて思ってない。って感じか?

 

アサルター「………!!!…」

ギィィィィィィッ!!

 

フレイム「雰囲気で分かっちゃうの?ほぼ無表情なのに?」

 

バルカンの言葉に反応を示し攻撃の意思が無いって事が判明した。

 

バルカン「でだ…思ったんだけだよ。その馬鹿でかきてカッコイイ槍スゲェな!」

 

アサルター「………!!……」

ギュゥゥゥゥッ!キュルルル…!

 

フレイム「あっ…なんとなく機械音のトーンで分かるね。」

 

バルカン「そこまでの物じゃない…そんな感じ?」

 

アサルター「………!!」

ガッシィィンッ!

 

バルカン「多分そうだな。てかお前本当面白いな!」

 

アサルター「……??…」

ギュゥゥゥ………?

 

バルカン「だってこんな強そうな見た目して。このご時世攻撃して来ないって…正直死ぬかと思ったんだぞ?」

 

アサルター「…!………!」

ギュィィィンッ!!

 

バルカン「こんな見た目だけど優しいんだな。名前は流石に分からないけど……」

 

アサルター「……!!!…」

シュゥゥゥ……!

 

アサルターは蒸気や熱を放出しなんかモジモジし始めた。

 

バルカン「照れてる?なんか表情無いけど分かりやすいな。」

 

アサルター「………!!………!…」

ギュュュュュュ…!キュィィィィンッ!

 

フレイム「えっ?嘘でしょう!?」

 

バルカン「ぎゃっ!てっ!飛んだ!?えっ!マジ?!カッケェ!」

 

アサルター「……!!」

ウィィィィィンッ!ガシャャャンッ!

 

 

 

 

 

 

 

辺り一体強烈なジェット噴射を襲われ空高く飛んだ。アサルターは空高く飛びどこかに飛んで行ってしまった。

 

 

バルカン「結局アレなんだったんだろ?あと…調査結果…本当の事言っても信じて貰えないだろうな…こりゃな…」

 

フレイム「ホントあの装甲兵作った人どんな人か見てみたいですね…その事は映像見ればハッキリとするから大丈夫だと思ういますよ?多分ですけど…」

 

バルカン「まぁ敵じゃなければいいんじゃね?なんか面白かったし。」

 

バルカンとフレイムはあの謎の装甲兵の事をどう言う風に調査結果をまとめようか少し頭を抱えヘリアンの事務の仕事の辛さを少しだけ理解出来た。

 

 

 

 




無口で怖くても実際優しいってパターン結構あるしね!



派遣依頼(コラボ依頼)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

誰かの為に輪は回る

彼女と装甲機械兵の輪は誰の為に回る?




上空…大型オスプレイ・ディザスター内

 

フレイム「取り敢えず敵対はしてないって言えばいいんじゃない?何か見た目が見た目だけどフレンドリーだったし。」

 

バルカン「でもこれだけで納得するか?まぁ、私はいいけど…。また会えるかな…戦ってる所見てみたいし。」

 

フレイム「本当にいたってだけでもいい結果だと思うけど。」

 

バルカン「そうか?もうちょっと探っても良かったかな?あと最近ガトリングぶっ放して無いからぶっ放したい。」

 

フレイム「主計科泣くから止めてあげて…」

 

フレイムとバルカンは突撃者(アサルター)の事についての報告書をどう書こうか話し合っていた。だが若干話がズレ始めていた。

 

フレイム「思ったんだけどなんでそんなガトリング砲を撃ちたいんですか!?弾代で前の大規模基地襲撃の報酬全部無くなってたんだけど!?」

 

バルカン「別にいいだろ!たまにペルシカのブラックカード拝借すればいいし!」

 

フレイム「本当懲りない人……」

 

全然反省していないバルカンだった。

 

バルカン「あと撃ちたい理由?そんなの決まってんだろぉ!あの圧倒的火力と射速!味わったら二度と抜け出せねぇよ!分かるよな!」

 

フレイム「いや…全然。何かに夢中になるのはいいけど代償がでか過ぎますよ!」

 

バルカン「はぁ…分かってねぇな。」

 

バルカンはため息をつきながら話始めた。

 

バルカン「聞いてなかったのか?あのラジオを。ガトリング砲はな…1人で100人分の働きをできるような機械(砲)を発明できたら、戦争に投入される兵士の数は大幅に減らせるだろうし、その結果として戦死者も減るだろう。そんな考えから生まれた兵器だ。

 

確かに重いしロマンある有り余る射速で弾代がヤベェと思う。

だけどな…

命の方が弾代より大切だろ?

あと正直こんな小隊ができるとは思わなかった。ずーっと一人だと思ってたし…

だからこの小隊を守りたいってのとな。

最初に言った気持ちいいからって理由だな。ガトリングのマズルフラッシュとかスゴイからな!火吹いてる見たいで爽快だし!」

 

フレイム「それはそれで嬉しいですど!結局楽しいからって事じゃないですか!!」

 

何かいきなりガチの本音を言ったバルカンだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とある戦場

 

多数の鉄血の部隊を引き連れたジャッジはG&Kの部隊に絡まれていたが勝負は決していた。

 

ジャッジ「お前で最後だな。遺言なら聞いてやろう。」

 

MG5「ガバァっ…私が…こんなチビに…負けるなんてな…」

 

ジャッジ「今なんて言った?」

 

早速地雷を踏んでしまう。ジャッジはMG5の胸倉を掴み持ち上げた。

 

ジャッジ「私は正義と公平を基づくと言っているがな。その不愉快な言葉を聞くとイライラしてくる。本当は捕虜にしてやろうと思っていたがこの場で死刑にしてやろう。」

 

MG5「ふふ…何が…裁判官(ジャッジ)だ…少しワガママな…お子様の間違いだろ…」

 

ジャッジ「よし。遺言はそれだけの様だな?なら死ね。」

 

ジャッジは背中に着いている大きな銃口をMG5の眉間に付けた。

 

ズドォォォンッ!!

「ハギャッ!」

「フギャッ!」

「なんだコイt…!」

「こんなの無r…!」

 

突然の強烈な衝撃。ジャッジは辺りを見回す。

 

ジャッジ「G&Kの救援部隊か?!……!?」

 

リッパーが明後日の方向にぶっ飛んだりバラバラになりながらぶっ飛んでいた。

その中心にいるのは巨大な槍を持った巨大な装甲兵だった。

 

アサルター「………!」

ギュィィィンッ!!

 

ジャッジ「お前は何者だ?まぁ何者でも構わない。邪魔者は許さない。」

 

アサルターは試作削岩槍をジャッジに向け突撃。ジャッジは紫色の電磁シールドを展開。真っ向から受けて立つ。

 

しかし…

 

ギガガガガガガガッ!!メリ…

 

ジャッジ「!?…なんだコイツ!クソ!」

 

電磁シールドは少し歪み咄嗟に回避した。

 

ジャッジ「なんだ!お前!私の電磁シールドをこうも容易く歪ませるなんてな…。」

 

アサルター「…………!!」

ガッシィィィンッ!

 

アサルターは背中の箱から60m迫撃砲が二門現れたジャッジや他の鉄血兵に向けて放たれた。

 

ドォンッ!ドォンッ!ドォンッ!ドォンッ!

「逃げろぉ!」

「助けt…!」

「もうダメだ…お終いだぁ…!」

 

鉄血兵達の士気は落ち切り戦意喪失していた。

 

ジャッジ「本当なんなんだコイツ。装甲が厚すぎて私の攻撃効いてない。」

 

相性は最悪だった。あのドリルの付いた槍の圧倒的破甲能力。そして高機動と重装甲。

 

ジャッジ「撤退だ!相性が悪すぎる!」

 

その一言により鉄血兵達は撤退し始めた。

 

 

 


 

 

 

ーー戦況……鉄血兵および鉄血ハイエンドモデル裁判官(ジャッジ)撤退

ーー追撃……必要無し

ーー被害……損傷無し

ーー戦術人形MG5……保護及び所属基地に帰す事を推奨

 

 


 

 

 

 

アサルター「………!!」

ガッシィィィンッ!

 

MG5「助けて貰ったのは悪いが私を…どうする気だ?

 

アサルター「…………!!」

ギュィィィンッ!

 

MG5「痛!どうする気だ!えっ?何!本当何する気なの!?」

 

アサルター「…………!……!!」

グュュュィィィィンッ!ボォォォォォッ!!

 

MG5「と…飛んだ?!嘘飛んだ!?ちょっと待って!ちょっ……!キャァぁぁぁ!!」

 

地面に倒れているMG5を両手で抱えてG&Kの基地の近くに下ろし主人であるリホーマーの元に向かった。

なお、資材集めほったらかした為少し怒られたアサルターだった。

 

 




仲間や他人のピンチの時に助けるっていざとなると覚悟がいるから難しいよね。




派遣依頼(コラボ依頼)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ラジオジッャク!ハッカーと化したリホーマー!

リホーマーが動き出す!




廃坑内…H&R(ヘルメス&リホーム)本部…

 

リホーマー「兵器作ったのはいいけど売る手段考えてなかった…って言うか知名度皆無やからどうしよ…」

 

一応兵器は作った。後は売るだけとなったが…知名度やらなんやら色々とボロが出始めていた。

人員の方はアサルターが連れて来たメイド人形達とG36と言う戦術人形がいる為H&R社の内部の通路は綺麗になっているが…

 

G36「お給料そろそろ貰えますか?助けて貰ったご恩はありますがそろそろ……」

 

リホーマー「すまん……!知名度やら売り先が無いから売れん…!ホントすまん…!」

 

結構限界が来ていた。

 

リホーマー「人類人権団体って奴らに売り付けるか?いや…でも流石にそれはそれでイヤやの。アサルターから聞いた感じ売ったらアカン奴らやし。あぁ…ホンマどうしよ。」

 

売るとなれば武器が不足している方に売ればいい話だが人類人権団体に売ってしまうと絶対長続きしない。色々な人達にボコられる未来しか想像出来ない。その為結構ピンチになっていた。

 

リホーマー「ホンマどうしよ…どうすれば」

 

悩むリホーマー。気分転換にラジオを聴く事にした。

 

 

…『ガンスミスと』

 

『M1895ナガンの』

 

『『銃器紹介!』』

 

リホーマー「おぉ…始まった始まった。これオモロイんやよな。」

 

この時リホーマーに閃きが流れる。

 

リホーマー「ラジオ?そうや……これや!よし!そうと決まれば…人肌脱いだるわ!」

 

リホーマーはアサルターが持って来た機械を弄ったり溶接をし始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2時間後…

 

リホーマー「まぁ、こんなもんやな。」

 

出来たのは電波を発信する装置とハックの補助装置、逆探知されない様にする為の装置だった。

 

リホーマー「そうと決まれば……一応ラジオをチェック…っと。」

 

『天気予報の時間です。

 

ラジオでは天気予報をしていた。

 

リホーマー「天気予報か。よしハックしますか。」

 

リホーマーはパソコンを打ち始めた。

 

『明日………は……』

 

リホーマー『あ…あ…マイクテス。マイクテスト。聞こえてるやしあな。

 

よし!H&R社の武器販売コーナー行くで〜!』

 

リホーマーがやったのは民間向けのG&Kラジオのハックだった。

 

リホーマー『今回紹介するのはこの " インビシブル型ゴリアテの紹介やで!

 

なんとこのゴリアテ!全面に熱光学迷彩を装備してるんやで!ほぼ無音!スモークグレネードにも対応!これで敵は見えない敵にビクビクして進めなくなるに間違い無し!

 

誤爆の心配も無用!専用の判別機器を持っている限り自爆しません。硬さは赤いゴリアテと同じ通常のライフル程度じゃ破壊不能どころか傷一つつきません!まぁ熱光学迷彩は解除されますが…

 

このインビシブル型ゴリアテ!今ならなんと4000万!

あと今ならなんと30分以内の申し込みした方にはなんともう一匹追加と……小型粒子ナイフをセットにして…

なんとお値段そ変わらず4000万!チャンスやで!こんなチャンス二度とありません!

 

番号は○○○-☆☆☆-◇◇◇やで!』

 

 

そして強制ハックラジオ(通販風)は終わった。

 

リホーマー「まぁ一応分解しようとすると自爆する様になってるしな。あとは…

 

…売れる事を願うしかないのう。」

 

H&R社の存亡を賭けた作戦が開始された。

 

 

 




通販風武器販売?

商品…インビシブル型ゴリアテ

赤ゴリアテに熱光学迷彩を付けた。音も姿も見えず。しかもスモークグレネードにも熱探知にも引っかからない為凄まじく厄介。
30分以内なら二体目と小型粒子ナイフもついてくる。しかもお値段変わらず4000万?兵器買うなら安い方?

※注意…分解しようとすると自爆します。




依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

本気出すリホーマー

リホーマーの最終兵器が炸裂。
敵対する奴らを消し炭に…



H&R社周辺…山岳地帯……

 

燃え上がる装甲車や戦車、それに鉄屑や肉塊と化したP.A.C.SやS.G.Sが辺りに散乱し地獄絵図と化していた。

 

アサルター「………!」

ギュュィィィンッ!

「ば…化けんだ……!止めてくれ…!止め……」

ズガガガガガガッ!

 

勿論慈悲は無かった。

こんな惨状を作り出した本人は身体に紫電を纏いまだまだやる気満々の様子。

リホーマーから通信が入る。

 

リホーマー『これは予想外な展開やの…逆探知色々な所から来ての、バレてもうたは。ウチの腕まだまだやの…潰して技術を奪おうとする輩が出始めるなんて…』

 

アサルター「………!」

ギュルル…!

 

リホーマー『すまん。すまん。色々と物資集まるのはええけど周りに相談せずやってもうて。迷惑かけてもうてすまん…」

 

アサルター「…………!!」

ウィィィィンッ!

 

リホーマー『え?肩慣らしにもならんから一向に構わない?…本当ウチの全技術の結晶や…。本当にありがとう。』

 

アサルター「…………!?」

ギュュルルル………

 

リホーマー『そうやの。ウチ等に歯向かったらどうなるか……教える必要がある様やのう…。」

 

リホーマーは少し切れていた。平穏を侵した奴ら(一部を除く)に " 分からせる " その事を考えていた。

 

リホーマー『ウチの平穏を邪魔しやがったの。アサルター…一丁ウチ連れて敵の基地に行こか…。」

 

リホーマー『………!」

ギュュィィィンッ!

 

リホーマー『太陽光集積システム…レギア・ソリス。その威力。試させてもらうで……』

 

衛星を使う気満々のリホーマーだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

某PMC本部…周辺

 

アサルターはコンテナを運びながらリホーマーを運んでいた。

 

アサルター「………!」

ギュュゥゥゥゥ………

 

リホーマー「よし、ついたな。アサルター、しばらく手は出さんといてな。」

 

アサルター「………!!」

ガッシィィンッ!

 

リホーマー「ボロ出てまったらお願いしますわ。

……ぐっ…!」

 

リホーマーはポケットに入っていた。注射を取り出し首に刺した。

 

アサルター「………!」

ギュュィィィン!!

 

リホーマー「大丈夫や。高濃度のエネルギー補給用のナノマシンや。これ無いとぶっ倒れるしの。さぁてと。やりますかな…ウチの一番の宝物の威力はどんなのもんやろな。」

 

そして身体に組み込まれたレギア・ソリスの制御システムにリンクし始めた。

 

リホーマー「出力設定…最大出力…範囲設定半径3km、座標…東経105…北緯20…」

 

アサルター「………!!」

ガシィィィンッ!

 

リホーマー「どう足掻いてもベトナム?分かっとる。おふざけや。」

 

そして準備は整った。

 

 

リホーマー「レギア・ソリス起動!ウチ等の基地襲った事後悔させてやるわ!アホがぁ!」

 

 

某PMC基地に極光が降り注いだ。

窓ガラスはあまりの高温で割れ、そしてガソリンが入っている車や戦車、弾薬庫は爆発を起こし更に連鎖的に爆発を起こし人は一瞬で炭化し消し炭と化していた。

 

そんな光景をリホーマーとアサルターは呆然と立ち尽くしながら見ていた。

 

リホーマー「うわぁ…こっちまで熱風少し来て熱いわ…

予想より威力高ぁ……人一瞬で炭化してるわ…えぐ…アレ使ってたら自分も死んでたの…」

 

アサルター「…………!!」

ギュュュゥゥゥゥ…!

 

リホーマー「武器やら兵器の回収…どうしよ…。まぁ抑止力なるからえいか。この惨状を見れば攻め込む馬鹿なんて現れないだろうしの。」

 

 

その後日、融解した鉄やら兵器、戦車を集め使える所を持って行った。

 

 

 




リホーマーの最終兵器

太陽光集積システム レギア・ソリス

鉄血時代に旧時代の大国 アメリカにとある鉄血部隊を派遣し手に入れた衛星制御システム。
本来の用途は太陽エネルギーの最大効率化など平和利用だったが昔のとある陰謀により破壊兵器となってしまった。

威力は人間な戦術人形を一瞬で炭化させ街一つを消せる戦術核クラスの衛星兵器。そのオーバーキル気味な威力の為リホーマーも余り使いたがらないが今回は抑止力にする為一つの基地を潰して見せた。


依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

白熱!料理対決!前編

バルカンとマーダーがなんやかんや料理しますが…




G&K本部…喫茶店…

 

バルカン「料理対決だ!マーダー!たまには平和的解決やろうじゃねぇか!この野郎!」

 

マーダー「料理?貴方見たいな大雑把な奴ができるのかしら?」

 

バルカン「出来るから言ってんだよ。サイコ野郎!」

 

突然の料理対決。

何故こうなったかと言うと10分前に戻る…

 

 

 

 

 

 

 

10分前…

 

バルカン「あぁ…ウエディングドレス着てぇ…」

 

マーダー「以外ね。女子力ゼロのトリガーハッピーがウエディングドレス着たいなんて。」

 

バルカン「私だって女だぞ。甘いものだって好きだし。可愛い物だって好きだし。」

 

マーダー「あら…始めて知ったわ。貴方女性だったんだ〜…。てっきりゴリゴリマッチョの男の娘だと思ってたわよ〜w」

 

バルカン「ア"ァ"…?今何つった?」

 

早速。煽っていくマーダー。いつもどうり煽り耐性皆無のバルカン。

 

マーダー「え?聞こえなかったの?全身筋肉でゴリラ見たいな男の娘だといったのよ?本当に聞こえなかったの?あっ…ごめんね〜貴方の頭じゃ理解出来なかったわよね〜w」

 

バルカン「ぶっ殺す…!!」

 

マーダー「あら?脳筋ゴリラはすぐ暴力に走る…いやゴリラの性格は大人しかったわね。それじゃゴリラに失礼ね 確かチンパンジーって言うのかしらw」

 

バルカン「……!…調子に乗りやがって…!」

 

完全に手の平で踊らされていた。

 

マーダー「所詮頭チンパンジーの脳筋野郎って事よぉ…言うなれば合コンに出れば連敗する合コンの敗北者と同じ結末を送る哀れな奴よねぇ?」

 

バルカン「ふぅ……分かった。そこまで言うなら……

料理対決だぁ!このサイコパス!たまには平和的解決といこうじゃねぇか!この野郎!」

 

そして冒頭の続きに戻り少し時間は進む。

 

 

 

 

 

 

 

バルカン「てっ事で味見担当よろしくな!ヘリアン!」

 

ヘリアン「何故私が椅子に拘束されているんだ?あとこの後予定があるのだが……」

 

ヘリアンは椅子に拘束されていた。

 

マーダー「所詮失敗する合コンじゃない。味見ぐらいしたって問題ないわよねぇ?」

 

ヘリアン「私にこんな事してタダで済むと思っているのか?」

 

バルカン「クルーガー社長の許可貰ってるから心配ないぞ?」

 

マーダー「残念だったわね。」

 

ヘリアンの脅しもさらに強い権力によって書く消された。

 

バルカン「結婚しようと頑張ってるなら料理対決の味見役に適任だろ?」

 

マーダー「そうよね…?ヘリアトス上級代行官?(便乗)」

 

トリガーハッピーとサイコパスから逃げられ無かった。

 

ヘリアン「ちょっと待て!嫌な予感しかしないのだが!」

 

バルカン「よし!先行は私だ!スプリングフィールド!少し厨房借りるぞ!」

 

ヘリアン「あの?!話聞いてるのか!?」

 

マーダー「さて…どんなゲテモノ料理が来るか楽しみねぇ?ヘリアンさん?」

 

ヘリアン「やめてくれぇ…頼むから…」

 

 

料理対決が勃発。勝つのはバルカンかマーダーか?それとヘリアンさんは生きていられるのか?

 

 

 

 




女子力が低いバルカンの料理をお楽しみに!

あと、100話目の記念に何やろ?


依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

白熱!料理対決!後編

バルカンのクッキングの時間!
何を料理する?



喫茶店…調理場

 

バルカン「どうしよっかな〜。」

 

調理場にエプロン付けて立つバルカン。

 

バルカン「料理対決するって勢いで言っちまったしな…。いつも配給やら作って貰った奴とか食べてたからな。しかも料理なんてした事無いし。」

 

その場その場の事しか考えてなかった。

 

バルカン「とりあえず……焼き鳥?いやそれ料理じゃねぇな?ハンバーグ?オムレツ?ん〜…作り方分からん。」

 

殆どの料理の作り方なんて知らないバルカン。何作ろうか悩んでいた。

 

バルカン「炊き込みご飯とかわ……アァァ…!料理めんどくせぇ!かと言ってカップメンとか出したら絶手ェ馬鹿にされる…!ヤベェ…!どうしよう!」

 

マーダーにはどうしても勝ちたい。しかし料理なんてやった事が無いし。作り方すら分からなかった。

 

バルカン「もういい!グダグタ考えてるからいけないだ!適当に逝くぞ!オォラァ!」

 

 

バルカンは行動に出る。

油の入った容器を大量に取り出した。

 

バルカン「そしてファイアーッ!!」

 

そして大きな中華鍋に入れ始れ加熱し始める。

 

バルカン「ごちゃごちゃやって不味くなるならシンプルに…」

 

そして冷蔵庫に入っていた鶏肉(デカイ奴)と鮭(丸々一匹を取り出した。

そして熱々の油の入った中華鍋の前に二つを手に持った。

 

バルカン「逝ってやるぜ!…油へポーンッ!!」

ジュゥゥッ!!ボォォォォォッ!

 

バルカン「熱ぅい!油熱っつ!」

 

中華鍋なシューーット!を決め込んで逝く。

当然かなり高温の油が跳ねバルカンに飛び散り中華鍋に火が上がった。

 

バルカン「火事騒ぎなんて真っ平ごめんだが……取り敢えず………全速前進だぁぁぁ!突っ走れぇぇぇ!」

 

もう突っ走る事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5分後……

 

バルカン「出来たぞ。鮭の揚げ物と鳥の揚げ物だ。」

 

ヘリアン「油でギトギトなんだが……」

 

バルカン「気にしたら負けだぞ?」

 

テーブルの上に乗っていたのは油塗れの鮭とチキン。ヘリアンは一応見た目は大丈夫だなと安心した。

 

バルカン「ほら。取り敢えず鳥から食わせてやるよ。あく口開けろよ。」

 

ヘリアン「分かった…」

 

ヘリアンは油塗れのチキンを食べた(食べさせられた)。

 

ヘリアン「……思っていたより普通だな。普通に美味しい。油塗れなのを除けばだがな。」

 

バルカン「そうか!そうか!ならもっと食わせてやるよ!」

 

バルカンはヘリアンの顔にチキンを押し付ける。

 

ヘリアン「ちょっ!止めろ!顔が…!油塗れに…!熱い!本当止めて!」

 

バルカン「あっ…すまん(素直)あと鮭も食うか?いや食わせる。」

 

バルカンは油塗れの鮭を一部切って皿に乗せた。

 

ヘリアン「ちょっと待て!内臓取って調理したのか!?待て!口に近づけるな!」

 

バルカン「グチャグチャウルセェ!さっさと食え!」

 

ヘリアン「ふがっ?!」

 

ヘリアンに衝撃が走る。

内臓処理していない為揚げる際に内臓の苦味が身に付いてしまい。途轍もなくって程では無いが不味かった。

 

ヘリアン「うぇっ!不味っ!苦っ!魚はちゃんと内臓を処理しろ!内臓食べれる奴もあるが全部って訳じゃないんだぞ!」

 

バルカン「そうなのか?まぁただ油へポーンした料理だからな。仕方ない仕方ない。」

 

ヘリアン「油へポーン?お前……!火事起きたらどうする気だ!危ないだろ!」

 

バルカン「結果良ければ全て良しだろ?火事なんて起きなかったし。」

 

 

 

 

 

 

そんな口論している中、マーダーが何かをトレイに乗せて運んで来た。

 

マーダー「私の料理出来わよ。お手製ハンバーグ。どうぞ。」

 

バルカン「いつの間作ってんだよ。作ってるなら一言かけろよ。」

 

そこにはパセリやジャガイモが添えられたレストランで出そうなハンバーグがあった。

 

ヘリアン「見た目は……満点だな。」

 

マーダー「さてと…お召し上がり♪」

 

ヘリアンはハンバーグを食べた。

 

ヘリアン「美味い…食べて口に含んだ瞬間に肉汁が溢れ出てくる。そしてソースに絡みつき更に旨さが昇華している……料亭で出されても違和感無いぐらいの出来だ…」

 

マーダー「ありがとね。ふふ…もう勝負は決まったも同然よねぇ?バルカン。」

 

ヘリアン「どうした?手が震えてるぞ?」

 

 

バルカンは何かを察していた。とても恐ろしい事を。もし間違いだったら恥を欠く羽目になるが…

 

 

そして勇気を持ってその一言を言い放った。

 

 

バルカン「その………

 

 

 

 

 

 

 

 

ハンバーグの肉………何使ってんだ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場が静まり返った。

 

マーダー「ふふふ……ヒミツよ♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、ヘリアンの判定の基勝負は引き分けになった。理由としてはハンバーグの原材料が怪し過ぎるという理由だった。

 

 

 

 

 




味は美味しいけど原材料不明…
貴方なら食べる勇気がありますか?


依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

新兵装実験中

ヤベェ…話思い付かん…

取り敢えずリホーマーちゃんの専用装備のお話。



H&R社…研究室

 

リホーマーはとある装備の試験をしていた。

その装備?は様々に形態を変え盾、巨大な腕、ブレードアーム、配線コードなど…様々な型となっていた。

 

リホーマー「ん〜…なんとか作れたのはええけど…これじゃ最大強度が足りないやないか。」

 

妥協なんて許されない。そんな世界を味わったリホーマーは真剣になっていた。

 

G36「お昼持ってきました。…リホーマーさん何作ってるのですか…?なんか黒い水の様な物が脈打ってキモいんですけど…」

 

リホーマー「ナノマシンの兵器、ナノマティックウエポンってウチは呼んでるんや。一瞬にして衝撃を吸収したり硬くなったり弾性を帯びることもできる。鉄血の頃から少しずつ研究やらなんやらしてたんやけど…まだまだ実戦じゃ出せん代物や。

せめて対戦車ロケット食らってもビクともしなけりゃええんやけどまだまだ改良が必要のようやの。」

 

リホーマーは身体に黒い水状のナノマシンが纏い始めた。

 

G36「なんかエロい……」

 

リホーマー「分かるわ、確かにコレは問題やの。なんかスライムに取り込まれるって感じかな?」

 

18禁のファンタジー物でありそうな光景だった。

 

リホーマー「昔思ったんや。

どんな壊れ難い武器といえど壊れればお終い。なら硬い素材や単純な構造にすればええんやないか?誰しもがそう思う。誰もがな。それが普通の考え。」

 

G36「そうですね。素材や構造を硬く単純にすれば丈夫になるの当たり前です。しかし何故それがこんなキモい黒いナノマシンに行き着くの?」

 

リホーマー「いい質問や。昔ずっと考えてこの答えに辿り着いたからの。

 

一つ質問するわ。液体は壊せるか?斬れるか?」

 

リホーマーの質問にG36は答えた。

 

G36「液体は壊す?斬る?すいません。意味が少し分からないのですが…」

 

リホーマー「液体に衝撃食らって飛び散るだけ。斬ってもすぐに元に戻る。つまり壊れないし斬れない。

 

つまりや…その液体をナノマシンに置き換えて形状は自由自在すればええんやないかってな。

もしコレを量産出来きて特許を取得出来れば億万長者も夢じゃ無いけど…まだまだ使えんよ。」

 

G36「いや…これでもかなり便利そうだけど…」

 

リホーマー「強度の問題で7.62弾はギリギリいけるけど12.7mmライフル弾は貫通してしまう。言ったやろ?最低でも対戦車ロケット食らってもビクともしない強度じゃなければ世に出せん。」

 

妥協は一切は一切無かった。

 

リホーマー「まぁ便利なんやけどな。例えば……よっと。」

 

液状のナノマシンが黒い腕に変化そして黒い腕が伸びペットボトルを取った。

 

リホーマー「あとなこういうのとかな。」

 

更に形状は変化し細いコードの様な物に変化。パソコンのUSBの穴に刺した。

 

リホーマー「起動…そしてシャットダウン。っと。」

 

G36「ハッキングも出来るのこのナノマシン?」

 

リホーマー「出来るんやで〜。ハッキングの精度は落ちて無いし。」

 

G36「もうそれ売りに出したら?」

 

リホーマー「妥協して死んだら元の子もないやん。妥協して痛い目に遭ったばかりやしな。それと油断もやけど。」

 

 

キチンと反省をするリホーマー。果たしてこの兵装、日の目を浴びる日が来るのだろうか?

 

 

 

 




H&R社…試作段階兵装

試作型新兵装ナノマティックウエポン

あらゆる形状に変化しブレードアームや腕などをに変化する事が出来る。
衝撃、斬撃を受けても素早く元に戻る。
ナノマシンはある程度の機能が存在しコードになり直接コードを刺しハッキングする事が可能。
(ハッキングの精度は落ちない)

問題点
7.62mm弾は耐える事ができるが12.7mm弾もしくはそれ以上の威力の兵器に対して防御性能が低い。


※試作段階の為改良の余地あり





依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

息抜きの買い物の後に地獄が…

インビジブル型ゴリアテで結構な額を儲けたリホーマー
街のレストランに行くってよ…




繁華街…

 

人が行き来し世紀末な世界とは裏腹に賑わっていた。

 

リホーマー「結構来たの…まぁ殆ど人権団体の奴らとかやばい組織やったけど。」

 

G36「びっくりしましたよ。結構有名な犯罪組織から売って欲しいって来た時は。」

 

リホーマー「そやの…でも。アサルターには悪いの。見た目が見た目だから連れて行けんから…まぁお土産買っていこか。」

 

G36「そうですね。メイド人形達の分のお土産も買って行きましょう。」

 

売れたのはいいが殆どが野郎ども。しかも大量に来ていた。選別はしているが結構な量が人類人権団体に流れていたが…

車の運転はG36に任せてショッピングモールに向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

ショッピングモール……昼

 

家族ずれや夫婦など老若男女問わず人気があり活気で満ち溢れていた。

 

そんなショッピングモールの一角の料理屋さんにある黒髪と白髪の女性二人組が料理が運ばれて来るのを待っていた。

 

店員「こちらトマトスパゲッティと明太子スパゲッティです。ホォークはこちらにあります。」

 

処刑人「やっと来たか…」

 

ハンター「そうだな。潜入調査とは言えたまにはノンビリするのはいい事だな。」

 

処刑人「そうだな。じぁ食べようぜ。不味いレーションばっかりでこんなの滅多に無いしな。」

 

何故か鉄血ハイエンドが平和的に料理屋さんで料理を食べていた。

潜入調査って言う名のデート。処刑人は一時は生きて帰れないと思った程ピンチを味わっていた。その為この瞬間を楽しみにしていた。

因みに武装は駐車場の車の中に置いて来ている。

 

処刑人「ん?ハンター?。口にソース付いてるぞ。私がとってやろう。」

 

ハンター「エクス…恥ずかしいから止めてくれ\(//∇//)\。あっ…きゃっ…」

 

処刑人「ふふ…いつも無愛想なのにこんな声出して」

 

ハンター「絶対他の人に言うなよ…!恥ずかしいし私のイメージが壊れるから…!」

 

処刑人「あいよ…了解。」

 

店内でイチャつく二人。この日、ブラックコーヒーの売り上げが一番伸びた料理屋だった。

 

店員「すいません。非常に申し訳ないのですが…ただ今店内は混んでいまして。その…宜しければ相席は出来ますでしょうか?」

 

ハンター「私は一向に構わないが…エクスは?」

 

処刑人「えぇ…まぁ、分かった。いいぜ。」

 

店員「分かりました。こちらです。どうぞ。」

 

そして現れた人にハンターと処刑人は目を疑った。

 

リホーマー「いや〜。本当すまんの〜。相席させてもらい本当ありがとうございますわ。」

 

G36「誠にありがとうございます。?」

 

そして異変に気付きリホーマー。

 

リホーマー「ん?え?………

…見覚えがあるやけど〜…(冷汗)」

 

ハンター「私もだ。見覚えがあるな?裏切り者。」

 

処刑人「何でお前がここにいんだよ!裏切り野郎!」

 

リホーマー「こっちのセリフじゃ!ボケェェ!」

 

G36「(逃げたい……)」

 

まさかのデート中に乱入してしまったリホーマーだった。




ハンターと処刑人のデート中に乱入してしまった。リホーマー…
果たしたどうなる?



依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

突破口

不幸にも再開をしてしまったリホーマー、それとG36。
果たして鉄血のハンターとエクスキューショナーから逃げ切れるのか?




料理屋…昼

 

リホーマー「…何でウチのいく先々こんな目に合うんや!」

 

処刑人「お前の不幸は鉄血にいた頃からだろ?まぁ丁度良かったぜ…。おいそこのゴミ人形。手を出した瞬間殺す。何も手を出すな。騒ぎは起こしたくないからな。」

 

G36「は…はい…(怯え)」

 

ハンター「やった会えたな。まさかこんな形で会う日が来るなんて。電子戦での恨み晴らしてやる。楽に死ねると思うなよ?おっとその前にレギア・ソリスの制御システムを渡して貰おうか。」

 

リホーマーは最大のピンチに陥っていた。一番会いたくない組み合わせで最悪なタイミングで会ってしまったからだ。

処刑人は追跡、暗殺の専門家。

ハンターは頭脳戦、誘導、陽動の専門家

 

そんな二人に対し丸腰のリホーマーは圧倒的不利。最悪の一言しか言えない状況。アサルターを呼ぶにしても余りの大きさに絶対騒ぎになり呼べない。手は有るには有るが騒ぎを起こす事前提の手段だった。

 

リホーマー「見逃してくれんか?!本当!代金払うから!頼む!」

 

処刑人「ならお前の命が代金になるかもな。実は言うとなお前の体内に制御システム組み込まれてるってもう分かってんだよ。抵抗しないなら命だけは助けてやる。だから抵抗するなよ?」

 

リホーマー「ホンマ堪忍してよ…!ウチまだ死にたくないんや…!」

 

ハンター「諦めろ逃げる事は不可能だ。」

 

処刑人「さっ…行こうぜ。料理食ってる場合じゃ無くなっち待った。」

 

リホーマー「無理か〜…なら……」

 

リホーマーは紙の包みをテーブルの上に出した。

そして…

 

 

 

 

 

 

リホーマー「爆弾やぁぁぉぁ!時限式の爆弾やぁぁぁ!逃げろォォォォ!」

 

ハンター「お前…!?何を!」

 

処刑人「うおっ!?スモーク!」

 

その言葉に当たりはパニックになり混乱し始める。そしてリホーマーは足元に爆発寸前のスモークグレネード転がし一瞬にして料理屋が煙まみれとなった。

 

リホーマー「G36!逃げるで!このままじゃ死ぬ!」

 

G36「りょ…了解!」

 

煙まみれの料理屋を出た。爆弾騒ぎに便乗し走って逃げていった。

 

 

 

 

 

ハンター「やられたか…。流石は技術者でありながら戦場に出た鉄血ハイエンドな事だけは有るな。エクスを追えるか?」

 

処刑人「この程度問題ねぇぞ。さっさと車に戻って追おうとしますか。デートの邪魔しやがって。処してやる。」

 

ハンター「そうだな。流石に息抜きしてる時に現れるなんて…。許されない事してしまったな?リホーマーは。」

 

 

殺意満々なお二人はクルマに戻り装備を整えリホーマーを追う事にした。

 

 

 




一段階目を何とか突破したリホーマー。
処刑人とハンターの追跡から逃げ切れるか?

あとフレイムのモデルが出来ましたよ〜。(唐突)
こんな感じです。


【挿絵表示】


依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

鉄の包囲網の突破作戦

何とか抜け出せたリホーマーとG36
しかし待ち受けるのはハンターの策略と処刑人の追跡を躱すが…



ショッピングモール…駐車場

 

リホーマー「急げ!急げ!あの二人の追撃はエグイからの!」

 

G36「本当何で私まで…!了解…!車を発進させます!」

 

リホーマーとG36は急いで車に乗った。何とかハンターと処刑人から一時的に抜け出す事に成功しG36が車を走らせ道路に出た。

 

リホーマー「高速に出るんや!さっさと本社に帰るで!」

 

G36「分かっています!本当リホーマーさんはいつもこんな目に合ってますね。熱いお茶顔から被ったり。何も無い所で転んだり。」

 

リホーマー「ホンマそうやで…厄払いしてもらおうかの。そう言う系の人がいたら。」

 

自分の不運に対して愚痴るリホーマーだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高速道路…

 

本来車が行き交う筈の高速道路だが車はリホーマーとG36が乗っている車だけだった。

 

G36「リホーマーさん。おかしいですよ道路に走っている車が私達だけなんて。もしかしたら鉄血の罠かもしれません。」

 

リホーマー「いや。絶対そうや。あの二人の事や、もう逃走経路はバレて予測して罠貼って来とる筈や。ホンマ戦うも逃げるもあの二人は面倒臭い…。」

 

G36「そうなんですか?私なんて鉄血のハイエンドモデル初めて見ましたからよく分からないですよ。」

 

リホーマー「まぁ大半はそうやろな。アサルターとの合流地点まであと数キロ。包囲網突破できるかの…いややるしかないか。

 

G36!緊急用の脇道に入れ!待ち伏せの可能性があるなら尚更通りたく無い!」

 

G36「了解!代わりに給料に色付けて下さいよ?」

 

リホーマー「おう!付けたる!1.5倍払ったる!」

 

待ち伏せを警戒し緊急用の脇道を通り高速から降りた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

道路…

 

出たのはいいがまたもや色々と不運に直面してしまった。

 

リホーマー「なんで!?何で鉄血がここにいるんや!?てっ!?ビット!?スケアクロウか!」

 

スケアクロウ「まさかリホーマー…お前に会うとわな…。制御システムを返して貰うぞ!」

 

たまたまその道を通っていた。スケアクロウ率いる鉄血部隊とかち合って追われていた。

車で追って来る鉄血兵達は車に付いている機銃や粒子ライフルで弾幕を張りリホーマーとG36に迫っていた。

 

G36「本当1日に鉄血ハイエンドモデル三体に遭うって本当呪われてるわよ!」

 

リホーマー「なんでやぁぁ!?普段の行いはええ筈なのに!」

 

更に追撃が現れる。

 

ハンター「見つけたぞ!裏切り者!」

 

処刑人「全く手間掛けさせやがって!大人しくさっさと捕まれ!」

 

リホーマー「嘘やろ!?」

 

ハンターと処刑人が乗った黒と紫のスポーツカーが乱入し鉄血ハイエンドモデル三体に追われる羽目になった。そんな時リホーマーとG36に希望が訪れた。

 

ゴゴォォォォォォォッ!

リホーマー「ん?アサルターか!!やっと来たか!足止め頼む!!」

 

アサルター「………!」

ギュュィィィンッ!

 

アサルターがやっと来てくれた事に安心したリホーマーだった。

 

アサルター「………!…」

ギュュィィィンッ!ガッシャァァァンッ!

 

リホーマー「アサルター!?お前!アレ使う気か!え?マジで!それはマズイで!あぁ…!クソ!G36!もっと距離取れへんか!取れへんと巻き添え食らうで!」

 

G36「巻き添え?!アサルターさん何しようとしてるんですか!?」

 

リホーマーの慌てて具合にG36はリホーマーに質問した。

 

リホーマー「さっさと距離を取れぇ!死ぬから!ホンマに死ぬかもしれんから!」

 

 

 

そんな事を尻目にアサルターの背中のユニット格納庫から8本の鉄の板?らしき物が出た。

そして8本の鉄の板は円状の鉄の物が合体した。

 

アサルター「………!!」

ガッシィィィッ!

 

そして紫電を纏い始めプラズマが発生していた。

 

リホーマー「あぁ…ホンマにやる気や!!もっと速度上げろや!ホンマ死ぬ!死にたくない!」

 

G36「だから何やろうとしてるんですか!教えて下さいよ!」

 

リホーマー「アサルターのやろうとしてる事はの!

 

辺り一帯に超高エネルギーのプラズマを放射して半径150mを殲滅するって奴や…!

あっ?まて?いや!やったれ!直線状にやれる事忘れとったわ!」

 

アサルター「…………!!」

ギュュィィィィィィィ……!

 

チュドォォォォォォンッ!!!

 

そして鉄血の方に高密度のプラズマレーザーが放たれた。しかし威力が威力なだけに衝撃波に巻き込まれた。

 

リホーマー「やっぱ衝撃波に巻き込まれたか〜…(現実逃避)」

 

G36「リホーマーさん…

ロマンを追い求めるのはいいですけど…

加減して下さい。(微笑みながら)」

 

リホーマー「嫌や…」

 

そして辺りは光に包まれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

H&R社…病室

 

病室と言っても人形(メイド人形)しかいない為修復装置しかない病室。

そこの修復装置に二人は入っていた。

 

リホーマー「ぁぁ…死ぬかと思ったぁ…

アサルター手加減してくれや。ホンマに。

あとワザと外して道路を横断する様に放って封鎖したなんてな…あと給料に色付ける話やっぱ3倍にするわ。」

 

アサルター「…………!…」

ギュュュュ……

 

G36「それはありがたいですが…もう二度とこんな目に遭いたくないです。命いくつあっても足りませんよ。こんなの。」

 

アサルターはプラズマビームを直接狙うのではなく道路を横断する様に放ち巨大なクレーターを作り封鎖と同時に衝撃で吹っ飛ばしたりして行動を不能にしただけだった。

 

リホーマー「あと寝てる間に考えたんやけど…このH&R社の始まって以来の問題や。」

 

G36「面倒事はもう勘弁して下さいよ。」

 

リホーマー「他の会社との付き合いが全く無い、皆無や。そこでな。PMCの武器庫に直接売り込みに行こうかなってな。」

 

G36「天才と馬鹿は紙一重ってこの事ですね。(笑)

ブラックウォッチと組めばいいじゃないですか?」

 

リホーマー「その言葉を言うんといて。思い出して震えが止まらんから。」

 

軽くトラウマをほじくられたリホーマー。

 

リホーマー「大事やで。アサルター連れて行くから大抵の敵は捻り潰せる。」

 

G36「H&R社の防衛はどうするんですか?」

 

リホーマー「ゴリアテを巡回でどうにかなるやろ?多分やけど。まぁ緊急事態になったら呼んでな。」

 

 

リホーマーは直接兵器売り込みにアサルターを連れてPMC 武器庫に行く事にした。

 

 




何とか逃げ切れたリホーマーとG36(二人とも満身創痍)

でもリホーマーは止まらない!



依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

リホーマーPMC武器庫に売り込みに行くってよ。と+a…

リホーマーPMC武器庫に直接売り込みに行くってよ
コラボ(別の)が最後にあります…



PMC 武器庫…周辺の道路

 

大きなトラックに運転するリホーマー。それとトラックの上を飛んでいるアサルターだった。

 

リホーマー「断られたらどうしようかな…。

まぁ当たって砕けろや!行くで!アサルター!」

 

アサルター「…………!!…」

ギュィィィンッ!」

 

 

不安を胸なリホーマーといつも通り空を飛ぶ重装甲で削岩槍を背中に背負ったアサルターはPMC武器庫本社に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10分後…

PMC武器庫…検問所前…

 

『お前は既に包囲されている…!大人しく投降しろ…!』

 

リホーマー「やっぱそうなるわな〜…」

 

当然の事に検問所の周辺の防衛施設から機銃やらロケットミサイルやら大量に向けられた。

 

今の状況はリホーマー、それとアサルターはPMC武器庫の検問前で武器庫の部隊である剣部隊と盾部隊に包囲。

アサルターはどうにかなるがリホーマーは確実に危険に晒されてしまう。

 

リホーマーは無線にハッキング掛けて無線で話をしようとする。だが…

 

 

リホーマー「あぁ…。結構複雑な奴やな。でもダメやなこんな事したら疑われて逆にヤバイ事なりそうやしな…」

 

思いの他システムが硬く時間がかかる事と、それをやったらやったらで色々と疑われてしまう事に気づく。

 

リホーマー「…アサルター!武器を下ろせ!投降や!」

 

アサルター「…………!」

シュュュュゥゥ…!

 

アサルターは武器である削岩槍を地面に突き刺した。

そしてリホーマーは手を上に上げながら車から出て投降した。

 

リホーマー「降参や。降参…戦いに来たんやない。商品を売り込m…」

 

アサルター「………!…」

ギュィィィンッ!

シュンッ!カキンッ!

リホーマー「ウォッ…!?なんや!?」

 

アサルターの腕が突然リホーマーの目の前に腕の伸ばし何かを防いだ。

 

リホーマー「ビックリした…!麻酔弾やなコレは。厳戒態勢になるのは仕方ない事やこんなゴツいの連れて歩いたらの。」

 

アサルターは膝をつき何もしない意思表明を改めて示した。

 

リホーマー「ウチはH&R社 社長 " リホ・ワイルダー " や。ちょっくら商談をしに来たんやで。やから合わせてくれんか?」

 

ニッコリ笑顔でさらっと偽名を言うリホーマー。

 

アサルター「………!!…」

キュュゥゥゥゥゥ……

 

リホーマー「すまんの。アサルター。しばらく拘束されててくれや。」

 

アサルター「…………!」

プシュュュ………!

 

 

その後、アサルターは厳重に鎖や様々な拘束器具で拘束。槌部隊により解析する事になった。

そしてリホーマーは手錠かけられたがPMC武器庫の社長マーカス社長と商談を行う事になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

G&K本社…ミーティングルール

 

 

あぁ…いいわねぇ…その目…

 

私には分かる…色々なヒトのモノを見てきた私には…

 

絶望と怒り狂うような憤怒を感じるあの目…

 

あのプライドの高い雰囲気…!

 

あぁ…プライドをグチャグチャに心を歪ませ徹底的に滅茶苦茶にしたいわぁ…!

 

 

 

 

 

 

 

殺戮者(マーダー)は舌舐めずりしながらウェイターを見ていた。

 

マーダー「はぁ……ゾクゾクするわねぇ…

 

バルカン「?」

 

紅潮したマーダーにロックオン(意味深じゃない方)されていた。

 

 

 

 

 




前半
サマシュ様作「傭兵日誌」とのコラボ。

最後はNTK様作「人形達を守るモノ」のミーティング中のマーダーの心情です。


依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ミーティング後の様子

コラボ中のNTK様作「人形達を守るモノ」のミーティング後の様子。


G&K本社…個室部屋…

 

胸倉を掴まれたマーダーと怒りを露わにしたウェイター。

 

ウェイター「それ以上私の過去に踏み入れるのはやめて頂きませんか…!」

 

マーダー「アハ♪図星みたいねぇ?本当はあなたを滅茶苦茶にしたいけど、今はやめておくわ。でも、その怒りの理由を教えてもらえるかしら?」

 

ウェイター「貴女に教える義理はありません」

 

そういいウェイターは部屋から出ようとするが、一旦立ち止まった。

 

ウェイター「…一つだけ教えます。私が民生用から戦術人形になってDG小隊にいる理由には()()()()()()()()()()()()()()

 

マーダー「ふーん…」

 

ウェイター「では失礼します」

 

ウェイターは部屋から出て行った。

 

 

 

 

 

マーダー「予想以上にいいわねぇ、その気迫、怒り、闇の深さ…気に行っちゃったわ……あの二人…」

 

不気味な微笑みを浮かべてマーダー。

 

マーダー「他の奴には殺させない…私が滅茶苦茶にして楽しんだ後にヤってあげる♪キャハハハハ!」

 

マーダーの妄想は膨らんでいた。どうやって狂わせようか。どうやって闇と怒りを露わさせようか…。

 

 

 

 

そんな事を考えている最中いきなり部屋が勢いよく蹴飛ばされた。

 

バルカン「この腐れサイコ!!歯をくいしばれえ!」

 

マーダー「フギャァッ!!」

 

いきなりバルカンのラリアット炸裂。マーダーは吹き飛ばされ壁に背中から激突した。

 

マーダー「…痛ったいわねぇ…。いきなりなんなのよ?単細胞生物」

 

バルカン「やっぱりな… 怪しい思って付いて来たら…」

 

マーダー「あら?尾行?貴方にしては意外とやるじゃない。」

 

バルカン「ウェイターに何を言った?返答次第だと危険と私は判断してペルシカに言うぞ?」

 

マーダー「そんな物騒な物じゃ無いわよ?ウェイターの事を最も知りたかっただけ。

あるでしょ?恋って言えばいいのかしらこの感情。だからその手始めにね?」

 

バルカン「恋?お前なんかがすんのかよ?人喰い(カニバリズム)サイコのお前が?」

 

マーダー「貴方よりお先にウエディングドレス着て貴方を弄り回したいだけよ。」

 

バルカン「は?いやお前に無理だろ」

 

マーダー「まぁ…所詮ヘリアンと同じ一生独身の生き遅れがお似合いよ?女子力ゼロのバルカンには」

 

バルカンが気にしてる事を言うマーダー。

 

バルカン「言いやがったな?!私が気にしてる事をこの野郎!結婚する気はないがな…!ヘリアンと一緒の生き遅れとはなんだ!生き遅れとは!」

 

マーダー「そのまんまの意味よ♪料理もまともに出来ないお馬鹿さん?」

 

バルカン「野郎オブクラッシャァァ!!」

 

そしてまんまと口車に乗せられヒートアップし口喧嘩から殴り合いに発展…

 

と思われたその時。

 

 

 

 

ペルシカ「うるさい」

 

バルカン・マーダー「「ぎゃっ!?」」

バタバタン…!

 

こっそりドアから入ったペルシカは手に持っていたタブレットから緊急停止させるコードを発信させ二人を強制的にスリープモードに移行させた。

 

ペルシカ「喧嘩でもされたら面倒なのよ」

 

 

 




会話ほとんどになってしまった…



依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

助けてを求めたくば正当な対価を

ウチは慈善事業やってんやないで?




H&R本社……

 

クタクタに疲れたリホーマーが帰って来た。

 

リホーマー「あーー…!疲れたわ…ビール!ビール!」

 

G36「帰って早々にビールって……で?商談は成功したんですか?」

 

リホーマー「サンプルとしてインビジブル型ゴリアテ一体買ってったは。あとは運に任せるしかないの。」

 

G36「運って…リホーマーさん運なんてありましたっけ?」

 

リホーマー「うるさいわ!運くらいは持っとるわ!」

 

 

ツッコミを入れらたリホーマー。そんな事をしている最中遠くから轟音が聞こえアサルターが滑走路に入って来た。

 

何故かブロンドの髪の少女を抱いて慌ただしくしていた。

 

アサルター「…………!!…」

ギュィィィィンッ!!ギュィィィィンッ!!

 

リホーマー「アサルター!どうした!慌てて!

怪我人だ治療頼む急いでくれ!か!急展開過ぎて訳わからんけどG36頼む!」

 

G36「私!?」

 

リホーマー「ウチは医療とか素人やさかい!メイドなら知っとるよな!頼む!」

 

G36「い…一応出来るけど…。期待はしないで下さいよ!」

 

そしてG36はメイド人形に担架を持って来るように指示し急いでベットに寝かせた。

 

G36「これは…体温が35度…低いわね、それと皮膚蒼白…栄養失調かも知れないわね。あと疲労性の骨折?足にマメが酷くて目の下にクマが出来てる…睡眠不足?何かから逃げて来たのかしら…?擦り傷と打撲痕って…」

 

リホーマー「何かに追われて逃げ回ってアサルターに助けられてって感じやな…面倒事はホンマ勘弁やけどな…こんな酷いと心にくるもんがあるの。」

 

少女の容態は栄養失調、疲労性骨折、睡眠不足、打撲や擦り傷といった容態だった。

 

G36「点滴は…ポ○リスエットで代用しますよ」

 

リホーマー「大丈夫なのか?ポカ○スエットってスポーツドリンクやぞ?」

 

G36「点滴とポカリスエットは同じ成分なので問題ありませんので大丈夫ですよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数時間後………

 

少女「………?……ここ…どこ?」

 

G36「目覚めましたよ!」

 

リホーマー「おぉ!目覚めたか!大丈夫か!」

 

少女「私は死んだの?こんなフカフカのベットにいるって事は……」

 

リホーマーは近づきいた。

 

少女「痛っ…」

パシッ!

リホーマー「生きてるで……でだ。なんでこんな事なっとんのか?ウチに教えてくれんか?」

 

リホーマーは何でこんな事になっているのか聞いた。だが…

 

少女「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい…」

 

何かに怯えた様に丸まり震えごめんなさい。を言い続けていた。

 

リホーマー「えっ?大丈夫か!ホンマに!スマンそんな強うやったつもり無かったんやけど……」

 

G36「リホーマーさんは黙ってて下さい。」

 

リホーマー「ウチが社長って分かっとる?」

 

G36「上下関係無しで行こうって言ったの誰でしたっけ?」

 

リホーマー「はぁ…分かった。黙っとる」

 

リホーマーは椅子に座りG36に後を任せた。

 

G36「ごめんなさいね?この会社の社長さんちょっと怖いかも知れないけどいい人なのよ。あと何もしないって約束するわ。」

 

少女「………ホント?何もしない?」

 

G36「嘘じゃないわよ。で…何があったかメイドさんに教えてくれないかな?」

 

少女「あの何の会社?」

 

G36「武器を売ってり色々してる会社かな?PMCって言えばいいのかしら…」

 

そのPMCと言う言葉を聞いた瞬間少女の瞳に光が戻りG36に掴みかかった。

 

少女「PMC……!そうならお願い…!!奴らを!奴らを街から追い出して…!もうあんな事されたり見られたりするのは嫌なのよ!お願い!私達を助けて!」

 

G36「え?ちょっと待って!落ち着いてね!」

 

G36は少女に落ち着く様に言った。

 

少女「お願いします…!お願いします…!私はどうなっても構わないので私の街を助けて……!」

 

リホーマー「分かった。」

 

G36「リホーマーさん!?」

 

リホーマーが頷いた。

 

少女「助けてくれるんですか…!」

 

リホーマー「でもな?ウチは慈善事業やってんやない。相応の対価を払ってもらうで?」

 

少女「私の臓器でも売って下さい…それで奴らを街から追い出せるんだったら私は喜んで犠牲になります…。お願いします!」

 

彼女の必死な懇願、沈黙が少し続きリホーマーは口を開いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

リホーマー「何を勘違いしてるんや?金なんていらんよ。」

 

少女「え?」

 

少女はリホーマーの一言に唖然とする。

 

リホーマー「金なんていらんよ」

 

少女「身体ですか?」

 

リホーマー「ウチはレズやないで」

 

少女「じゃ…なんなんですか?」

 

疑問をぶつける少女に対しリホーマーは答えた。

 

リホーマー「H&R(ヘルメス&リホーム)社。社長リホ・ワイルダー(偽名)はお前さんの街を助ける。その報酬にその街をH&R社の管轄として責任持って管理したる。」

 

呆然としている少女。そんな事知らずにリホーマーは話しを喋り始めた。

 

リホーマー「それと……このH&R社初の人間の社員になれや。っで…よろしくな、新人社員ちゃん?」

 

展開について行けず呆然と立ち尽くしていた少女だった。

 

 

 




新たな波乱が生まれる…ッ!
次からシリアス展開になりますのでご覚悟を…


依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

えぇ……(思ったよりヤバイ事になって)

えぇ…ヤバイ事口走っちゃったわ…(やらかし)




H&R社…病室

 

リホーマー「そいいや。お前さんの名前聞いてなかったの?名前なんて言うんや?」

 

アリシア「私?私の…名前は…アリシア……ランドルフっていいます…よろしくお願いします」

 

リホーマー「アリシアちゃんか、ええ名前やないか。

でだ…その街ってどこにあるんや?逃げて来たって言うんやらかなり荒れてるとこそうやしの。」

 

アリシア「イ………ス」

 

リホーマー「え?なんて?」

 

アリシア「イギ……ス」

 

リホーマー「声小さいねん。胸張って言わんかい。なぁ?」

 

アリシア「イギリスです…」

 

理解が追い付かなかった。そして数秒後理解した。

 

リホーマー「はぁ?!イギリス!!嘘やろ!?海渡って来たんかい!」

 

アリシア「貨物船に乗って逃げて来ました…観光で有名たと思うんですけど……PMCとギャングの抗争で今とても危険で治安が悪いんです…ギャングに癒着する政治家が多く、PMCも政治的な物とその汚職が多くて…第三勢力の介入が必要なんです…」

 

リホーマー「よく喋るの…そしてとても細かい…。」

 

アリシア「こう見えて頭はいいので…」

 

リホーマー「本当にそれだけの理由で海渡ったんか?」

 

アリシア「私を人質にすればPMCは動けないきて金を毟り取れると考えたらしいです…」

 

その発言にリホーマーは疑問を抱く。

 

リホーマー「何モンなんや?お前さん人質にしてPMC動けないって?そこまで重要人物なのか?」

 

アリシア「はい…イギリスの大手PMC…王室御用達の護衛、周囲の警備、対テロ専門のPMC… " 円卓の銃士 " 、その社長アレクサー・ランドルフ…その娘です…」

 

リホーマー「えぇ…?てっ事はかなりのお嬢様?はは…展開についていけんは……ははは…(ヤバイ事口走っちゃったわ…)」

 

自分の発言に後悔したリホーマー。それとなんかとてもヤバイ事を口にするアリシア。とても嫌な予感しかしない方向に行く。

 

アリシア「私を攫い見せしめに私を犯した動画送りつけて、手を出したら次は殺す。と脅し無事に返して欲しければ100億ドル準備しろって…」

 

約日本円で1兆2000億。無茶苦茶な金額だった。

 

リホーマー「無茶苦茶やな…で…隙を見て逃げて来たって訳やな…海を渡った訳は自分のせいでPMCが動けないって事を無くす為って訳か?」

 

アリシア「はい…その通りですね。私の所為で迷惑を掛ける何て申し訳ないので…」

 

リホーマー「自分より他人とは…ええやないか!全力でやったるで!(嫌な予感しかしない…しかもイギリスの鉄血の支部のハイエンドってあの前襲って来た二人やったっけ?でも、もう引けんしどうにでもなれぇぇ!)」

 

 

頭の中がとても混乱してるリホーマーだったがと嫌な予感は気のせいだと心の隅に追いやりリホーマーは旅の支度をした。

 




リホーマー…イギリスにGO!

これっていいのか?疑問に思う事もありますが…もし駄目なら何かしら変える予定です。


依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

狂気からの忠告…

狂気から警告

果たして彼女の警告は善意かはたまた悪意か……


NTK様作「人形達を守るモノ」のコラボ。
作戦終了後のマーダーの心情と行動です…お覚悟を…




バレット「…マーダー、そっちに侵入部隊が来るから喰うのをやめろ」

 

マーダー「ング…しょうがないわねぇ」

 

M1895「…こやつも喰うのか…」

 

バレット「…も?」

 

も…?あら?私以外にもこういう事する物好きがいるのかしら?

会ってみたいわね。

 

 

スミス「大丈夫か?」

 

バルカン「まぁ、とりあえずは…悪いけど、肩貸してくれないか?」

 

スミス「いや、こっちの方がいいな」

 

バルカン「うわっ⁉︎ちょ、ちょっと!」

 

あらあら。お熱い事…

 

バルカン「あ、あの…スミス?その…」

 

スミス「恥ずかしがるなよ、怪我してんだから大人しくしてなって」

 

バルカン「そうじゃなくて……」

 

スミス「手?…⁉︎わ、悪い!わざとじゃないんだ!」

 

珍しくわね、あの単細胞チンパンジーがあんな顔するなんて…

面白いわねぇ…

 

さてと…

 

バルカン「いや、それはわかってるんだけどさ…気をつけてくれよな…?

 

スミス「お、おう…」

 

 

侵入部隊と合流しマーダーは気になっていた人の一人であるレストに声を掛けた。

 

マーダー「レストといったかしら?ちょっと二人で話せる?」

 

レスト「何が目的だ?ウェイターの過去を掘り返したんだろ?このサイコ野郎…。場合によってペルシカに報告するぞ?」

 

マーダーは一瞬固まったが喋り始めた。

 

マーダー「復讐の相手殺せて良かったわねぇ?どうだったかしら?嬉しかったかしら?それとも快感を感じた?」

 

その瞬間レストはマーダーの胸ぐらを掴み掛かり殺気を撒き散らし睨みつけた。

 

レスト「お前…俺を挑発してもいい事なんてねぇぞ?なぁ?この場で殺してやろうか?」

 

怒りを露わにしたレスト、マーダーは構わず喋り出した。

 

マーダー「そのドス黒い殺気を帯びた眼差し…いいわねぇ…、さてと…忠告でもしておきますかな?」

 

レスト「忠告?お前に忠告なんてされる覚えはない。さっさと消えろ、それか俺が消してやろうか?」

 

マーダー「私の前以外で壊れて欲しくないからよ?壊れるなら私の前でその様を見たいからねぇ…」

 

青筋を立てるレスト、マーダーは無視して話し始めた。

 

マーダー「貴方のそういう闇……何かを拍子で壊れて廃人になるかもねぇ?」

 

レスト「何が言いたい…」

 

マーダー「復讐の余りに我を忘れ私の目の前以外で狂って滅茶苦茶になったらつまらないじゃない?ねぇ?

まぁ私が本当に言いたいのはね?

 

 

復讐するなら…される覚悟を持っておきなさい。

 

 

それで壊れては私がつまらないからね♪」

 

マーダーは怪しく微笑みながらレストを言い放った。

 

 




果たして彼女の忠告は…


依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

バグったマーダーと+a(プラスアルファ)

文字どうり…
バグります。


G&K本社…喫茶店

 

何故か植え木鉢の花を見つめているマーダーがいた。

 

マーダー「お花さん綺麗ね〜♪」

 

バルカン「うわぁ………」

 

フレイム「一体何が……」

 

デストロイヤー「えぇ…?何でこうなったの?」

 

XM109「ペルシカさんのお仕置きと実験台になったらしいよ……」

 

かなりキツ目のお仕置きと実験台になった事により流石にサイコパスと言えど精神的ショックで性格モジョールがバグったらしい。

何が行われていたかは知りたいバルカンだったが何故か手の震えが止まらなかったらしい…

 

そんな事考えているとテーブルの上にハエが止まった。バルカンが雑誌を丸め潰そうとすると…

 

バルカン「っ…!」

ガシッ!

マーダー「ダメよ?こんな小さな生き物といえど生き物なんだからね。潰そうなんて可愛そうよ?」

 

バルカン「え……」

 

腕を捕まれマーダーに阻止された。

 

この時、喫茶店のEA小隊全員が戦慄が走る。

 

フレイム「何?え?本当に何があった?」

 

デストロイヤー「何かそう言う詐欺なの?本当なんなの?」

 

XM109「本当に何が行われていたの?怖い…」

 

いつもの様子と違い過ぎてビビるマーダー以外のEA小隊全員。

 

バルカン「お前……何があった?16Laboで……?」

 

マーダー「え?何も無かったけど?何かあったかしら?」

 

バルカン「え?ちょっと…えぇ…?ハハっ…」

バタリ…

フレイム「バルカンが倒れた?!」

 

デストロイヤー「この人でなしー!(乗りで)」

 

XM109「もしかして…性格の反転?」

 

バルカンの電脳があまりの対応が違いすぎるマーダーの反応に対して電脳が持たず倒れてしまった。

 

マーダー「大丈夫!?フレイムさん!ペイロードさん!急いで担架運んで来て!」

 

あまりの変容ぶりに理解が追い付かないでいた。

 

マーダー「どうしたの!早く!」

 

マーダーはあまりのショックにより元の性格とは真逆の虫一匹すら殺せない優しい天使の様な性格になっていた。

(数週間続いたらしい…)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

H&R社…病室

 

G36「あの人って円卓の銃士って言うPMCの令嬢なんですか!?」

 

リホーマー「そうや…ある意味チャンスなんやけど嫌な予感しかしないんや。」

 

アサルターが少女 アリシア・ランドルフを助けたリホーマーとG36、そこまでは良かった。しかし問題は…

 

G36「その円卓の銃士って言うPMCかなり大規模なPMCよ!国や正規軍と連携する程の…!その令嬢って…」

 

リホーマー「下手したらお陀仏、それかウチは捕まって一生兵器作らされる奴隷になるかもな…」

 

大規模なPMC…それに対して小規模で出来立てホヤホヤの小さなだが技術だけはあるPMC。当然同盟や商談するより買収、または占領した方が早と判断される可能性があった。

 

アリシア「あの…そんな事ない筈ですよ。私の母は騎士道を重んじる人なので…」

 

リホーマー「ホンマに?ウチら本当に小さなPMCなんや。技術だけはあるけどの。もしそんな事なったらたまったモンやない。」

 

アリシア「もし、買収って事になったらなんとしても止めますよ。助けて貰った恩がありますので…」

 

リホーマー「その時は宜しゅうお願いします。でだ…こんなボロボロの状態じゃ旅なんて出来へんやろ?」

 

アリシア「そうで……すね。」

 

リホーマー「ゆっくり休んで置いてな。ウチは旅するに至って警備の強化やら何やら色々とやらなアカンしの。」

 

リホーマーはアリシアを寝かせ久しぶりにH&R社のネットワークの見た。

 

リホーマー「や…!やられとる!いや…まて…コレは、ブラックウォッチ!?明らかにロックオンされとるやないか…!」

 

リホーマーはこの対策としてネットに繋げる事が出来ない様にしたPCを自作、兵器などの開発データを全て紙に写し変えた。(一晩でやりきったらしい…)

 

 

 




ある意味怖い…

それとリホーマー社長明日は明るい!多分だけど…!


依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

改造者の苦労とメイド長の心配

会社の実態が明らかに…


H&R社…研究室

 

夏の猛暑の中、と…いっても坑道の中にあるH&R社は涼しく快適な気温を保っていた。

そんな中、ボロボロな状態のリホーマーは未だ止まらいでいた。

 

リホーマー「負けてたまるかぁ!ウチは…!ウチは絶対に逃げ切る…!逃げ切ったる!」

 

手間掛けて作ったファイアウォールが突破された事にショックを受け、ヤケクソで一晩中研究室に篭っていた。

 

G36「あの…そろそろ休んだ方が…」

 

リホーマー「黙っといてや!コレはウチの誇りと自由を掛けた戦いや!負けられんのや!」

 

G36「いや!でも……!」

 

ノートには膨大な量かつ精密な計算式細く大量に書かれて最早呪いの呪詛でも書いてるんじゃないかという程の域に達していた。

 

リホーマー「もう負けて失うのは怖いんや…!大事な物を取られるのがもう嫌や!だからもう負る事は出来ない!意地張ってでも奪われてたまるかってんだよ!」

 

G36「でも…流石に一晩中、こんな調子じゃ…」

 

リホーマー「お願いヤからナニ……?あれ?頭ガ回ラへん?…動ケ…動けってんタよ…ウチのカラダ…

…あっ…限界……来タノ…」

バタ…!

 

G36「やっぱり無理してたんじゃないですか…」

 

前のめりに前から膝を付きながら倒れてしまった。

 

G36は近くのベンチにリホーマーを寝かせた。

最初からフルスロットル状態でPCの自作(複数)、ネット環境の断絶、新しい兵器開発…と無理矢理一人でやっていた為、幾ら開発特化型の兵器吸収するハイエンドモデルのリホーマーの電脳と言えどオーバーフロー起こし強制スリープ状態になっていた。

 

アリシア「あの…トイレどこですか?ここ広くて分から…てっ!?リホさん!?大丈夫ですか!」

 

G36「大丈夫です、一人で意地張ってただけなので…、本当に社長には困ったものです。」

 

アリシア「?…」

 

G36「まだまだ人材不足で人が足りないんです。あの人ネットセキュリティ、人材確保、売り込み、会社の管理、兵器開発、アサルターの整備に会社周辺の罠設置とか全部一人でやってのけてるんですよ?私がやってるのは会計や予算だけで…」

 

アリシア「え?…全部一人で?流石に過労死しそうな量ですね…」

 

G36「流石に私も何か手伝おうとしました。でも『好きでやってんやから』って意地張ってるんです…」

 

アリシアはそんなリホーマーに少しドン引きしながらリホーマーのノートを覗いた。

 

アリシア「何この計算式…これもはや芸術作品の域に達してるじゃないですか…」

 

G36「分かるですか?私には何が何だかんだ分からないでずが…」

 

アリシア「母にシゴかれて色々とやっていたので…、この計算式、何かの衝撃や耐久度の計算ですかね…銃?なのでしょうか…でも…余りにも高度な計算過ぎてこれ以上の事は私には分からないです」

 

G36「バカと天才は紙一重って言うのが分かりやすい人ですよ…。技術は超一流なんですが…運やら周りの状況が酷くて発揮し切れてないんです。アサルターさんが毎回そのフォローに回ってくれていますが…フォローし切れてないんですよね」

 

アリシア「アサルターさん?私を助けてくれた装甲機械兵ですか?」

 

G36「そうですね。あのデカイ甲冑着込んだ様な装甲機械兵です。防衛面や戦力として、それと私も助けられたので顔が上がりませんよ、本人も社長の苦労は分かっているらしく頑張っているらしいですが…全力過ぎてね…」

 

G36はこの前の鉄血ハイエンドモデル三人に追われても尚、余裕で小規模な地形破壊かましたアサルターを思い出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アリシアとの話が終わりG36は辺り書類の整理をした。

 

G36「ん?なんですか?このガンケース?」

 

ガンケースがありG36はそのガンケースを開けて見見る事にした。

 

G36「銃?型はステアーAUGみたい?でも銃身が…」

 

ステアーAUGの様な見た目、だが銃身はレールに置き換わっていた。

 

G36はガンケースに同時に入っていたこの銃の紙よ資料を確認した。

 

 


 

仮名称…H&R-XARW-001

武器種…AR〜RF

 

全長…800mm

使用弾薬…H&R-7.56mmRG専用弾

装填数…30発〜箱型マガジン…50発

発射速度…1200〜2500発/分

銃口速度…1100m/s

重量…4000g

 

コンセプト

・激しい戦闘に余裕で耐えるうる耐久力

・反動を受けた射手の姿勢が変化するより短い時間内にフルオート射撃を行えば人体大の集弾が得られ、高い制圧火力を発揮できる

・取り回しのし易さ

・レール部分の露出軽減による消音か成功

 

性能…

命中度…単発・750m先の人型のマネキンの頭部の眉間に命中し成功。それ以上のデータは無い為不明。

フルオート・150m先のマネキンに25〜28発命中

 

威力データ

単発・750m先、300mmの鉄板の貫通を確認

それ以上のデータは無い為不明

フルオート・200m先、200mmの鉄板の貫通を確認。300mmの場合、弾はめり込む為ゴリ押しでの貫通可能。

 

※実践投入されていない為、欠陥が不明

 


 

 

G36「うわぁ…本当、天才なんだかバカなのか分からない人ですね…

…でも、お疲れ様です」

 

G36はガンケースに全部戻しベンチに寝かせたリホーマーに毛布を掛けた。

 

 




無理し過ぎは良くないよ
それで倒れたら元の子もないからね。


依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ハイエンドモデル開発中

足りぬなら
作ってしまえ
人員を。
…そやろ?


H&R社…研究室

 

リホーマー「ん?無理しとったんかウチ……すまんのメイド長。どの位気絶しとったをか?」

 

G36「やっと起きたんですか!2時間くらいですよ、本当に大丈夫ですか?!」

 

リホーマー「これでも丈夫だと定評の鉄血ハイエンドモデルやで?この程度問題ない」

 

G36「丈夫?社長が?シブといの間違いでは?」

 

リホーマー「確かにの…あはは…そう言われると否定出来んよ」

 

気絶してから二時間後リホーマーはスリープモードから覚めた。

 

G36「幾ら自分のやりたい事と言っても無茶しないで下さい!倒れたら元の子もないじゃないじゃない!」

 

リホーマー「心配掛けて悪い…、まっ…そやの、ウチが倒れたら本当にヤバいからの。それより人出不足でヤバい。」

 

人員集めはしているものの一人として集まらなかった。

(アサルターの威圧感が原因だが気にしてはいない)

 

リホーマー「これじゃ、アリシアちゃんをイギリスに帰す前にやらな防衛面的に不安や、、、」

 

G36「ならどうするんですか?人居な過ぎて基地の防衛すら出来ないPMCなんて前代未聞ですよ」

 

リホーマー「まぁ対抗策はほぼ出来てるんやけどな。G36ちょいと着いて来ててや」

 

G36「何ですか?今度は…」

 

 

 

 

 

 

 

リホーマーは通路に出て別の研究室に入った。

その研究室にはカプセル培養器が大量に配置されその一つには黒髪の人形が入っていた。

 

リホーマー「足らぬなら、作ってしまえ、人員を作戦や。今作っているのは主に施設防衛、探知、近距離戦専門のメインの人形を開発中や」

 

G36「アサルターさんを宣伝する時に呼んでますよね?それがこの結果ですよね?絶対!」

 

リホーマー「そやな……その結果作った方が早いってなったわ!あははははッ!」

 

G36「今更だけどうちの社長、馬鹿だったわね…」

 

リホーマー「馬鹿やと?まぁ否定はせんよ。物作り馬鹿やからな」

 

G36「で…いつそのハイエンドモデルとやらはどの位強いんですか?(呆れ)」

 

リホーマー「そやな…で一応理論上やけど性能データを見せとくで。」

 

リホーマーはG36に理論上の性能データが書かれた紙を見せた。

 

 


 

 

名称…探索者(サーチャー)

目的…施設防衛、敵又は周囲の探知、近距離戦に特化、事務仕事、警備

 

使用武器(現段階)…試製衝撃発生槌、大口径粒子ハンドガン

 

装備(現段階)…強化SG装甲、空間探知装置、紫外線探知装置、超音波探知装置、暗視装置、熱探知装置、音源探知装置

 

コンセプト

強力な探知能力により辺り一帯の敵を感知しサーチし敵の位置情報を察知する事を目的としている。

試製衝撃発生槌の衝撃の射程は計算上25mとされ直撃した場合装甲兵は跡形もなく消し飛び一撃、衝撃波の場合30m以上吹き飛ばされる。

大口径ハンドガンに関してはドリーマーの粒子狙撃銃の威力の粒子を無理矢理ハンドガンで撃つ為反動は人間では扱えない程となるが内骨格で無理矢理押し殺す事が出来る

 

※あくまでも計算上の為、実際とは異なる場合があります

 

 


 

 

リホーマー「どや?一応武器の試験はアサルターにやらせてるから大丈夫やで?」

 

G36「いや、アサルターにやらせてる時点で大丈夫じゃないですよね…!」

 

リホーマー「アサルターの場合、試製衝撃発生槌で装甲兵をペチャンコにしてクレーター発生させてたし、100mくらい吹き飛ばしてたし…まぁ大体の感じでやったは」

 

G36「アサルターさん…本当強すぎですよ」

 

リホーマー「そやろ?ウチの全力と技術の結晶やからな!当たり前や!」

 

 

 




人員不足の解消方(笑)

社長の暴走?は止まらない




依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

バグったマーダー…2

性格が反転してしまったマーダー
EA小隊に激震が走り混乱が巻き起こる!



あとXM109をペイロードに表記変更致します。


G&K本社…保健室

 

バルカン「…………」

 

マーダー「いきなり倒れて…大丈夫なのかしら?心配ね…」

 

フレイム「なんなんですか?!アレ?本当にマーダーさん!?」

 

デストロイヤー「知らないわよ!?私も意味分かんないわよ!」

 

ペイロード「綺麗なマーダーになってる!?」

 

ペルシカのお仕置きと実験によりバグってしまい性格が反転してしまったマーダー。そのせいでバルカンの電脳は処理落ちしてしまい倒れてしまった。

 

マーダー「どうしましょう…あっ…何か作っておきましょうか?何か起きた時お腹空いてそうですし…」

 

マーダーは財布を持ち何処かへ向かった。

 

フレイム「何処へ向かったの?」

 

デストロイヤー「あ…買い物バック持ってった…」

 

ペイロード「もしかして街に行って買い物?」

 

フレイム「取り敢えず様子をコッソリ見てみましょう。」

 

デストロイヤー「そうね!分かった!」

 

ペイロード「そうですね!」

 

バルカンを保健室のベッドに放置しマーダーの後を付いて行く事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

G&K本社管理地区…

 

G&K本社が管理している地区で治安は平均的に良いがあくまでも平均的な話、犯罪はスリやカツアゲなどを中心に一日に数件発生していた。

 

そんな街の中、マーダーは電脳にインプットしてあるマップを頼りにスーパーに買い物に行こうと道を歩いていた。

 

マーダー「あら?裏道の方が早いわね。こっち行ってみましょうか。」

 

裏道に入り近道をしようとした。

 

「ちょっとそこの嬢さん?ここを通りたければ有り金全部置いていきな……」

 

「そうだよ(便乗)」

 

「怪我したくなけりゃ置いていきな」

 

マーダー「え?」

 

典型的なカツアゲしてくる柄の悪いお兄さん達に囲まれてしまったマーダー。

 

 

フレイム「ま…マズイですよ!助けないと…!」

 

デストロイヤー「いつものマーダーじゃないから絶対ヤバいよ!」

 

いつものマーダーの場合は逆カツアゲして色々と鬼畜な事しでかしそうだったが今回は違う。

 

フレイムとデストロイヤーは念の為に持ってきたテェーザー銃に手を掛けた。

 

ペイロード「いや…!ちょっと待って!」

 

 

 

 

 

 

 

 

マーダー「お役に立てるならば…どうぞ…」

 

なんの抵抗も無く素直に分厚い財布を渡した。その反応に柄の悪いお兄さん達は困惑する。

 

いつもなら何らかの抵抗やらなんらやあり結局腹を殴ったりして痛めつけから剥ぎ取るのが日常な彼等に向かって善意100%の純粋な仏の様な和やかな笑顔で渡されたからだ。

 

「え?」

 

「嘘だろ?」

 

「マジかよ…」

 

マーダー「こんな事してるって事は何か事情があって仕方なくしてるですよね?私は別にお金に困っている訳じゃ無いのでどうぞご自由に…では…」

 

マーダーは本社に帰ろうとした。

 

 

「ちょっと待て…」

 

マーダー「?…なんでしょうか?」

 

「これ、持って行きな…」

 

何かを投げられマーダーは受け取るとそれはマーダーがあげた筈の財布だった。

 

マーダー「いいのでしょか?」

 

「なんか…その………

あんな笑顔で渡されたら罪悪感ハンパねぇんだよ!だから返す!二度と来んなよ!こんな裏道に!オレ達見たいなお人好しとは限らないからな!」

 

マーダー「分かりました…ご忠告ありがとうございます。危険な所には注意しまね。ではお幸せに…」

 

マーダーは本社に帰るのを止めてスーパーに向かった。

 

 

フレイム「なんですか!あの善意100%の笑顔!マーダーさんってあんな表情できたんですか!?」

 

デストロイヤー「下手したらこのままの方がいいって事もあるよ?犯罪率下がりそうだし…」

 

ペイロード「まぁ戻ったら戻ったで苦労しそうですね…これは」

 

 

もう戻さない方が平和でいいんじゃね。と思い始めたフレイムもデストロイヤー、ペイロードだった。

 

 

 




魔王→仏
そんな感じに反転してしまったマーダーだった。


依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

H&R社第一狙撃部隊配備開始ッ!

メイド人形だけやと戦力にならん。
分かっとる、やからウチはな…


リホーマーまたもやらかします…



H&R社…第2研究室…

 

G36「確かに心強いですよ?でも単体で出来ることは限りありますし…その問題も考えてあるんですか?」

 

リホーマー「ウチが考えてないと思うか?そんな訳あらんやろ。」

 

H&R社初ハイエンドモデル探索者(サーチャー)は三日後起動予定…だが単体で出来る事には限りがあった。

 

リホーマー「ウチは鉄血時代なんて言われてたと思う?」

 

G36「噛ませ犬?」

 

リホーマー「それデストロイヤー」

 

G36「悪ガキ?」

 

リホーマー「悪ガキやない!」

 

G36「なんかいつも不幸な人?」

 

リホーマー「確かに言われてたけどそれもちゃう!変幻自在って言われてたんやで!これでも昔はエリートコース真っしぐらの上級ハイエンドなんや!ウチは!はぁ…はぁ…疲れたぁ〜…」

 

ツッコミを終えリホーマーが息を切らし何かをポケットから取り出し話始めた。

 

リホーマー「これ、なんやと思う?」

 

G36「なんですか?このチップ?」

 

リホーマー「聞いて驚け?Hayhaメモリーチップや。」

 

G36「Hayhaメモリーチップ!?なんでそんなモン持ってるの!?」

 

リホーマー「ウチの宝物の一つやで?すごいやろ」

 

G36「確かに凄いですが…それに何の関係が?」

 

Hayhaメモリーチップを見せ散らかしドヤ顔決めてくるリホーマーは話を始めた。

 

リホーマー「Hayhaメモリーチップには白い死神の戦闘データが入っとる…、それで戦術人形モシン・ナガンを超強化するもんやけどな。」

 

リホーマーはニヤニヤしながら話始めた

 

リホーマー「やけどな…、ウチの能力でHayhaメモリーチップの最深部データまで侵入してな、ウチにダウンロードするとどうなる?どうなるやろな?」

 

G36「身体貧弱だから弱いまま知識だけになると思う」

 

リホーマー「大丈夫や。P.A.C.S着るから。まぁそれは今の問題やないな?G36」

 

G36「そうですね。それが今の話と何の関係があるんですか?」

 

リホーマー「そのHayhaメモリーチップのデータをコピーして鉄血のイェーガー作ってぶち込んで白き狙撃部隊の完成…しかも大量生産可能ってな!名付けてヘルメスの白き狙撃隊計画や!」

 

Hayhaメモリーチップの白い死神の戦闘データをコピー、そしてイェーガーにぶち込んで即席白い死神部隊を作ろうって算段だった。

 

G36「上手く行くの?」

 

リホーマー「もう5体作っとる…。自分にもHayhaメモリーチップを組み込む事は成功はしイェーガー作って戦闘データを入れる事も成功したをや」

 

G36「はぁ…(呆れ)」

 

リホーマー「やけどな…そしたらな…なんかな…ロシア・ソ連氏ねと連呼しながらお酒飲み始めたんや…」

 

G36「馬鹿ですね…大馬鹿ですよ…社長」

 

リホーマー「そやな…色々黙ってやってすまん。今度から一言話してやるから勘弁してな?」

 

 

 

 

 

食堂…

白いイェーガー達がウォッカを飲んでいた。

 

白イェーガー1「ソ連のクソ野郎め!ぶっこ○してやる!物量でしか攻めれない卑怯者めが!」

 

白イェーガー2「自作自演で戦争仕掛けたファッ○ン野郎滅べぇ!」

 

白イェーガー3「我が祖国に栄光あれェェ!そしてソ連を根絶やしに!あははは!」

 

他にもウォッカ(ロック)を飲んでいたり酔い潰れて寝ていたりなどカオスと化していた。

 

メイド人形1「何ですか?あの集団?」

 

メイド人形2「知らないですよ、後回しにしておきましょう。」

 

メイド人形達は面倒事に関わらないよう、食堂の掃除を後回しにした。

 

 

 

 

 




H&R社…
第1部隊…白き狙撃隊

リホーマー監修の元最初に作られたキチガイ部隊
Hayhaメモリーチップの白い死神の戦闘データをイェーガーにぶち込んで作った。
全体的に白を基調とし髪は銀髪。熱光学迷彩を装備させてる予定。
装備はスコープ無し大口径粒子ライフルと粒子サブマシンガン
戦闘データは未だ無い為、戦力は不明。
ソ連とロシアを毛嫌いしておりその話題があると騒ぎ始める。

劣化の白い死神部隊とリホーマー…果たして実力は?

依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

バグったマーダー…3

マーダー(善)の混乱は続く…


G&K本社…保険室

 

バルカン「ふぅー…、起きた起きた…」

 

マーダー「起きたんですか、グラタン作ったから食べる?お腹すいていると思うし」

 

マーダーの手にはグラタンを持っていた。

 

バルカン「ひぇっ…!ビックリしたぁ…怖ぇよ。一瞬鈍器に見えたわ」

 

マーダー「酷いじゃ無いですか〜、バルカンさん。もしかしてグラタン苦手なんですか?」

 

バルカン「え?あっ…いや…いただく…」

 

寝起きで頭が回らないバルカンは取り敢えずグラタンを食べる事にした。

 

カリッと心地よい音が立ちながらスプーンがグラタンに入る、そして食欲をそそる香ばしいチーズの匂いが辺りに充満する。

 

バルカン「これ…人肉入ってないよな?」

 

マーダー「そんなの入れている訳無いじゃないですか。人肉なんて入れてませんよ」

 

バルカン「おぅ…分かった…(信じらんねぇけど乗ってらろう…)」

 

グラタンをスプーンですくい口に運んだ。

 

 

 

 

そしてバルカンに衝撃が走る。

 

バルカン「香ばしいチーズの味とクリームが滅茶滅茶相性抜群でウメェ!」

 

バルカンはガツガツと食べ進める。

 

バルカン「具はマカロニと鶏肉……あと玉ねぎか?!ヤベェ…!美味すぎてスプーンが止まらねぇ!お代わり頼む!」

 

マーダー「分かりました。あっお代わりはまだありますけど他の人の分も残して下さいよ?」

 

バルカン「わ、分かった。(ん…なんか調子狂うな〜…」)」

 

いつものマーダーじゃなく調子が狂うい放置してた方がいいんじゃないか?と思ったバルカンだった。

 

 

 

 

フレイム「バルカン先輩とマーダーさんが仲良くしてる?!ある意味勲章ものですよ?!」

 

デストロイヤー「でも調子狂うよね。あんな感じだと…」

 

ペイロード「そうですけど……このままの方が被害(精神的)が出なくていいと思いますよ?」

 

デストロイヤー「それは分かってるんだけとね〜…」

 

正直放置したい、だがペイロードはある疑問を抱く。

 

ペイロード「あんなに優しくて戦闘できるのかな?帰り道の時に子供に飴玉あげたり見知らぬお婆さんの荷物運んだあのマーダーに?」

 

フレイム「ん〜…分かりませんね。一回MCR(メンタルクロックルーム)を使って戦わせてみます?ペルシカさんに許可貰って」

 

デストロイヤー「ええ〜、ヤダよ。マーダーをあんな感じにした後だよ?不穏な感じしかしないよ。」

 

 

 

そして数分後、EA小隊(バルカン、マーダーは除く)の結論が出た。

 

ペイロード「放置って事でいいですよね?」

 

フレイム「バグならその内元に戻ると思うからね」

 

デストロイヤー「私的には一生バグってて欲しい…」

 

 

そんなもんなんだ。と納得し暫くその話題には触れないようにいった。

 

 




次回から新章?…『異心叛逆』編へ…
悪夢に立ち向かう嵐、だが…



依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

異心叛逆編…
F05地区鉄血司令部及び防衛施設破壊作戦…1


異心に逆らえ…形違えど…


異心叛逆編開始…



G&K本社…作戦室

 

バルカン「鉄血の大規模部隊?どこにいんだ?」

 

ヘリアン「お前が拉致られそうになったF05地区だ。それとよくも私が入院してる時フルーツ盛りに六文銭入れてくれたな?」

 

バルカン「いや〜悪りぃ悪りぃ…悪ふざけでやったんだ…本当すまねねぇな」

 

フレイム「そんな事してたんですか?流石に酷すぎますよ…」

 

F05地区に鉄血の大規模部隊が出現しEA小隊に依頼が来ていた。

 

ヘリアン「それとマーダーはどうしてる?なんか優しくなったって聞いたが?」

 

バルカン「喫茶店の手伝いしてる。楽しそうに…なんか女として完全に負けたよ…」

 

ヘリアン「なんか女々しいな。いつも通り煽って来ると思ったが…」

 

バルカン「私だって色々と考えてんだよ。合コンの負け犬」

 

ヘリアン「はぁ…言わなきゃ良かった。」

 

なんだ元気じゃないか。ヘリアンは溜息を吐きながら安心した。

 

ヘリアン「でだ…話を戻すぞ、鉄血の大規模部隊がF05地区に出現、防衛施設を建設している。そこを拠点にその他の地区に侵略しようとしている。この規模的には指揮しているハイエンドモデルが居ると思われるがどんな奴かは分からない。徹底に姿を隠していて不明だ。お前達には指揮している鉄血ハイエンドモデルと主要なエネルギー供給施設と予備発電機、予備蓄電器の破壊だ。」

 

バルカン「取り敢えず分かった、全部ぶっ壊せばいいんだろ?」

 

ヘリアン「いや…防衛施設は一部機能停止させるだけでいいぞ、あとで鹵獲する予定だかな。出来なかったら判断に任せる。なので速攻でエネルギー生産を断ち施設の停止させる、その後ハイエンドモデルを叩く。そんな感じの流れだ。」

 

フレイム「施設を停止させその後、ハイエンドモデルを倒すって流れですか…」

 

作戦は…

防衛施設を一部機能停止させ突入

エネルギー生産施設を破壊、施設全体を停止

ハイエンドモデルを叩く

 

こんな作戦だった。

 

バルカン「了解、F05地区かぁ…確か廃工場団地だったよな?それと所々ビルが建ってる。」

 

ヘリアン「そうだが?それがどうした?」

 

バルカン「少し因縁があってな…狙撃には気をつけるとするか、フレイムも気を付けろよ?あそこ高い所多いからイェーガー大量にいると思うからな。」

 

フレイム「あっ…はい、分かりました…」

 

バルカンにしては冷静な判断、ヘリアンは疑問に思う。

 

ヘリアン「どうしてそう判断してるんだ?」

 

バルカン「前にやられたから反省してんだよ、芋砂野郎にな…!アァァ…!思い出しただけで腹が立ってきた!居たら絶対ぶっ殺してやる…!」

 

 

その後、EA小隊は弾薬などの補給をし大型オスプレイ ディザスターに乗り込み鉄血の大規模部隊が居るF05地区に向かった。

 

 

 




EA小隊、バルカンの因縁の地へ…
果たして待ち受ける者は一体…


依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

F05地区鉄血司令部及び防衛施設破壊作戦…2

バルカンの因縁の地F05地区へ降り立つ事になったEA小隊…




F05地区…上空

大型オスプレイ、ディザスター内

 

バルカンはディザスターに乗った後一言も話さずずっと座っていた。

 

フレイム「そんな気を張り詰めなくても…」

 

バルカン「すまんな、フレイム。この地区は私に因縁があるんだ…。ドリーマーが居たら私が野郎はぶっ殺すからな?」

 

ペイロード「バルカンさん、だからと言って前に出過ぎないで下さいよ?もしもの時カバーが出来なくて死んだりしたら皆んな悲しむんですからね?」

 

マーダー「そうよ、私達はバックアップあるけど8〜7割しか出来ないけども嫌よそんなの!あとバルカンさんが死ぬ姿なんて見たくありません!」

 

バルカン「分かった、ありがとな。心配してくれて…。でも死ぬ訳無いじゃねぇか!この私がバカ野郎!さっさと終わらせてジャックダニエルでも飲むぞ!」

 

フレイム「そうですね、バルカン先輩が死ぬ姿なんて想像出来ないので。まぁ気絶とか電脳の処理落ちとかはありましたが…」

 

バルカン「流石にアレは仕方ねぇだろ?」

 

そんな話をしている中、デストロイヤーはと言うと…

 

デストロイヤー「(( _ _ ))..zzzZZ…」

 

ソファで寝ていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

F05地区…

 

ディザスターは飛行場に着陸、そして大型装甲車で直ぐに移動し作戦領域である廃工場団地の周辺にEA小隊はいた。

 

ペイロード「うわぁ…地雷設置してますよ、しかもゴリアテ、え?なんでジュピターが?しかも自走機能ってジュピターありましたっけ?」

 

バルカン「私が雪山行った時のには無かったぞ。よくそんなもん作ったな…鉄血」

 

デストロイヤー「これ、絶対複数いるパターンだよ…」

 

フレイム「複数?」

 

デストロイヤー「私の予想だけど…、高所をとってるって事はドリーマー?なのかな?あと…かなり用意周到な準備…アルケミスト姉さんかも…でも…」

 

バルカン「でも?」

 

デストロイヤー「ドリーマーとアルケミスト姉さんは仲悪いんだよね、アルケミスト姉さんはSっ気あるけど仲間思いなんだよ?アレでも。だか、仲間を道具の様に扱うドリーマーとはあまり組まないんだよ…」

 

フレイム「鉄血でもそう言う感情あるんですか…

…なのにどうして争わないと…」

 

マーダー「そうですね…この戦争に意味なんてあるのでしょか…」

 

デストロイヤー「私にも分からないよ…、エルダーブレインの為にって事は分かってるけど…それ以外は分からない。」

 

バルカン「そうなのか…、でもやらなきゃ周りがヤバイだろ?だからやるぞ。地雷は厄介だな。ペイロード、特殊骨格の爆撃で地雷を誘発させる事は出来るか?」

 

ペイロード「出来ますよ?バルカンさん。マーダーさんスポッターお願いします。」

 

マーダー「分かりました。こんな私ですが宜しくお願いします。」

 

マーダーはあの日以来銃が性格上の理由で持てなくなっていた。その為ペイロードの観測手(スポッター)をやってもらう事になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鉄血司令部…

 

ドリーマー「ありがと、アルケミスト。貴方のプルートの部隊を派遣してくれて」

 

アルケミスト「ドリーマー…、お前何がしたいんだ?こんな戦力集めて…、グリフィンに大攻勢でもする気か?」

 

ドリーマー「違うわよ、ちょっと前に逃がしてしまったお馬鹿さんが以外と馬鹿にならない戦力になってエルダーブレイン様が興味持ってしまって…」

 

アルケミスト「珍しいな、エルダーブレイン様が興味を持つ存在が現れるなんて…、じゃなんでこんな過剰な戦力を?捕まえるならこんな戦力は要らない筈だろ?」

 

ドリーマー「普通ならね?でも…並みの檻じゃ食い破られる野獣よ奴は、アルケミストも準備しておきなさい。援軍もあるかもしれないからね。」

 

アルケミスト「私を巻き込んで戦わせる気だったのか?ドリーマー…まぁいい、お前が何が企みをするなら直ぐにこの地区から離脱する。分かったな?」

 

ドリーマー「でも離脱なんて出来ないわよ?もう来ちゃったしEA小隊が…」

 

ドリーマーはドス黒い笑顔を見せた。

 

 

ドリーマー「さてと…EA小隊…。貴方達の信念って奴はどんな風に壊れるのか楽しみね…」

 

 

 

 






依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

F05地区鉄血司令部及び防衛施設破壊作戦…3

F05地区…廃工場団地周辺

 

EA小隊はペイロードとマーダーの狙撃支援組とフレイムとデストロイヤー、バルカンの突撃組に分かれて行動する事になった。

 

そしてペイロードからバルカンの無線に掛かってきた。

 

ペイロード『あの、バルカンさん?何ヶ所か防衛施設が建設途中で地雷も設置途中の場所があるんです、そこから行きませんか?弾の節約やダメージを負う事が機会を少なくしたいので』

 

バルカン「おう、そうか。そこから行こう。ドリーマーの奴どんな罠仕掛けてるか分からないからな。戦力の温存は大事だ。フレイムもそう思うだろ?」

 

フレイム「そうですね、私は賛成です」

 

デストロイヤー「いいじゃない、さっさと行こ!」

 

突撃組はペイロードの指示の元、不完全で建設途中の防衛施設に向か事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

廃工場団地…建設途中の防衛施設

 

鉄筋コンクリートの壁はまだ7割程しか置かれてなくその不足を装甲車を壁にして補っていた。また自走可能なジュピターが陣取っていたが稼働はしていなかった。

 

バルカン「コイツら、いつから自走可能なジュピターなんて作れる様になったんだよ…」

 

フレイム「これは後で報告しないといけないですね…明らかな脅威ですから、デストロイヤーちゃん?何か知らない?」

 

デストロイヤー「私鉄血にいた頃には無かったわよ。自走できる要塞砲ジュピターなんてもの聞いてもないわ」

 

バルカン「まぁ起動してないってのはある意味都合がいい、戦闘は避けられないが無理な突破より全然マシだな。ペイロードありがとな!」

 

ペイロード『指揮のやり方や考え方を教えてくれたアレクサンドラ指揮官のお陰ですよ。あとこの先視界の確保が難しいので見晴らしのいい近くのビルに移ります。その間は支援出来ないのでピンチになったら直ぐ撤退してください』

 

バルカン「分かった、ペイロードもあんま無理すんなよ」

 

ペイロード『了解です』

 

ペイロードからの通信を切り突撃組は建設途中の防衛施設に向かって突撃していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第1狙撃地点…

 

ペイロードは少し疑問に思っていた。何かがおかしい、しかしその何かが分からない。少し頭の中にずっと引っかかっていた。

 

ペイロード「何かがおかしいですね…中途半端で建設途中の防衛施設…しかもジュピターは稼働してない…」

 

ペイロードそんな事を考えながらマーダーと移動しながら次の狙撃地点に向かっていた。

 

マーダー「どうしたんですか?」

 

ペイロード「あの防衛施設どう思いますか?マーダーさん」

 

マーダー「私?……何か誘ってる?…いや…何か違和感は少し感じたんですが…すいません。こんな感じで…」

 

ペイロード「……誘ってる?いや…でも…

奴ならそうやっても何の違和感もない!

 

マーダーさん!!もしかして…!?」

 

ペイロードは慌ててバルカンに連絡を入れようとした。

しかし…

 

ペイロード「かからない?!どうして!」

 

ドリーマー『ありがとね〜…ゴミクズ人形、貴方のせいね。まさかあんな誘導に引っかかるなんてねぇ…馬鹿らしい』

 

ペイロード「そんな…!傍受された…!?」

 

ドリーマーに無線を傍受された。

 

ドリーマー『あぁあ…大変よ?貴方の指揮せいで仲間が今頃、地雷が大量に設置された道の中、しかも高所からのイェーガーとストライカー、ジュピターのキルゾーンの中よ?()()()()()()()()()()()

 

ペイロード「嘘だ!お前の話なんて…!信じるか!」

 

ドリーマー『キャハハハ!私は真実を言ってるだけよ?まぁ強行突破しても同じ結末だったけどねぇ?

やっちゃったわね…もっと指揮が上手かったら、もっと確認をしておけば、もっと早く気付けば、そう思ってるんでしょ?』

 

ペイロード「私は……そんな事、思って『思ってるんでしょ?ゴミクズ』」

 

ドリーマー『使えない人形の指揮のせいで大事な大事な仲間が死んじゃった〜…その使()()()()()()()()()()

 

ペイロードは混乱していた。私のせいでバルカン達が…死にそうになった?私のせいで?と。

 

マーダー「しっかりして下さい!あんな言葉に騙されないで下さい!」

 

ペイロード「ま、マーダーさんありがとう、そ…そうですね…、嘘しか言わないゴミ鉄血人形の言う事なんて…」

 

ドリーマー『分かったわよ、世話焼けるわねぇ…通信妨害を一旦切って上げるから通信でもして聞いて見れば?ほら?切ったからさっさとかけて真実を確かめてみなさい。ほら?ほら?』

 

ペイロードは恐る恐るバルカンに通信をした。

 

 

 

 

バルカン『やっと掛かったかペイロード!ヤベェぞ!ストライカーとイェーガー、ジュピターが待ち伏せてやがった!早く狙撃支援をta『はい、終了〜』

 

 

 

 

ドリーマー『分かったでしょ?使()()()()()()()()()()()()()()()()って事が?

()()()()M()1()0()7()の妹ちゃん?貴方はあとで捕まえて人質にでもなって貰うからね?』

 

ペイロード「もういいですよ…ここのビルから貴方のムカつく顔面に向かってぶち当てればいい話ですから」

 

ドリーマー『あら?話が合うわね。いい演出でしょ?私が勝てば全滅する、そして貴方が勝てばバルカンやらデストロイヤーやらフレイムやら助けられるってね。楽しいゲームの始まりよ^_−☆!』

 

ペイロードの階段を登る足が早くなった。

 

ペイロード「幾ら気が弱いからって言っても怒る時はあるんですよ?

 

絶対にアンタの頭消しとばすから 」

 

ドリーマー『やって見なさい、そして自分の弱さを思い知りなさい』

 

ドリーマーが居ると思われる鉄血司令部の距離約3000〜3500m、丁度ボンヤリと見える位置にあり突撃組に狙撃支援をする為ペイロードはドリーマーと長距離射撃対決する事になった。

 




超長距離狙撃の対決が始るッ!




依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

F05地区鉄血司令部及び防衛施設破壊作戦…4

果たして戦いの結末は…



ビル…階段

 

ペイロード「貴方の頭に風穴あけて上げるから待ってなさい!」

 

ドリーマー『待ってるわ…I.O.Pのゴミクズ人形♪』

 

階段を上り屋上へ急ぐペイロード、マーダーは弾薬や煙幕などが入ったバックパックを背負いペイロードの後をついて行く。

 

ペイロード「マーダーさん!周りに鉄血が居ないか確認お願いします!」

 

マーダー「分かりました!」

 

階段を登り切り屋上の扉の前に着き扉を開ける。しかし突然の特大レーザーが放たれ、なんとか紙一重で回避

 

屋上の階段はと特大レーザーで破壊され下手に登ろうとすると崩れそうで登れない

 

ドリーマー『あら?意外と反応速度速いのね?」

 

ペイロード「…待ち伏せ(アンブッシュ)!?…場所までバレてた?でも時間が無い!マーダーさん大丈夫ですか!」

 

マーダー「大丈夫です!すいません屋上に来れそうに無いです!」

 

マーダーも回避できたが階段が破壊され分断されてしまった。

 

ペイロードは特殊骨格を起動、四つのアームが床に設置、そして杭打ち機で固定され大型のバイポッドが出来上がった。

 

ペイロード「マーダーさんは下で鉄血が来たら知らせて下さい!私はドリーマーを殺ります!」

 

マーダー「分かりました!来たら知らせます!」

 

そしてペイロードは鉄血司令部にスコープを合わせドリーマーを見つけた。

 

シュンッ!

ペイロード「っ!!」

 

ドリーマー『あぁ…惜しかったわ、あと左に5cmってとこだったかしら』

 

ペイロード「調子乗ってられるのも今のうちですよ?貧弱芋砂さん?」

 

ペイロードは集中する。

 

時間が無い、速くやらないとバルカン達が危ない

 

1発

 

1発で決めないと…じゃ無いと私が死ぬ

 

目標(芋砂野郎)をセンターに合わせてスイッチ…

 

あの芋砂のイラつく顔面に…

 

 

ドリーマー『まだ撃てないの?緊張して引きがn(ドォォンッ!)』

 

 

 

1発の弾丸は一直線にドリーマーの向かって放たれた

 

 

 

 

 

ビルやマンションの隙間を縫うように放たれ弾丸はドリーマーのスコープに直撃

 

ドリーマー『ギャ…ッ!』

 

 

 

 

 

 

スコープ越しに頭が吹き飛ばされたドリーマー " だったモノ " が倒れていた

 

ペイロード「芋砂が調子に乗らないで下さい、今度来たらまた頭吹き飛ばしてやりますから、、、」

 

すぐさま下の階にいるマーダーに声をかける

 

ペイロード「マーダーさん!大丈夫ですか?!」

 

マーダー「大丈夫です!それよりペイロードさん勝てましたか!?」

 

ペイロード「頭吹き飛ばしてやりました!あの芋砂に!」

 

マーダー「やりましたね!速くバルカン達を助けましょう!」

 

ペイロード「はい!」

 

ペイロードは突撃組が立ち往生しているエリアにスコープを合わせた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ペイロード「今助けm(ガチャ…)」

 

ペイロードの後頭部に冷たい鉄の塊が突き付けられ鋭く、そしてドス黒い殺気が向けられた。

 

??「私の " ダミーとはいえ " 兄妹揃って私の頭をよく吹き飛ばしてくれたわね?」

 

ペイロード「え…」

 

とても嫌みたらしい猫撫で声が後ろから聞こえる。

 

??「光学迷彩って便利よね〜貴方の集中する姿がハッキリ見えたわよ?使()()()()()()()()()()

 

ペイロード「嘘…でしょ…あり得ない…そんな事…!」

 

??「予想外でしょ?ここにいるなんて?私がなんの対策も保険も掛けずこの前と一緒な事するとお思ってんの?I.O.Pの人形の頭の中はお花畑だったのかしら?ねぇ、ペイロードちゃん?」

 

少しづつ後ろを向く、見えるのは長い黒いヨレヨレの髪、鉄血特有の血の気の無い肌と見るだけでイラつく顔が目の前に余裕の表情を見せていた。

 

ドリーマー「大丈夫、まだ貴方は殺さないからね。それにしてもあの出来損ないの鉄血が腑抜けになってくれて良かったわぁ…流石にアレは面倒だし」

 

ペイロード「マーダーさん!逃げて下さい!速く!」

 

ドリーマー「ゴミクズの分際で何してんだぁ?オマエの電脳取り出してプラウラーに載せるか?ア''ァ"ァ"!?」

ドォンッ!

 

ペイロード「……ッ!ギァァ!」

 

ドリーマーはペイロードの右足を撃った。ペイロードは倒れ動けなくなる。

 

ドリーマー「はぁ…あまり手間掛けさせないでよね?貴方には餌になってもらうのよ。だから殺さないであげるの。でもあまり私を怒らせると貴方の寿命がゼロになるからそれだけは覚えて起きなさいよ?」

 

 

 

 

 

 




物語は決して幸せになって終わり(ハッピーエンド)とは限らない…
悲劇が始まる

あと一話進めた後、救出イベント開始致します…
さて…悲劇は回避できるのか?


依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

F05地区鉄血司令部及び防衛施設破壊作戦…終

ペイロードの敗北
幸いにもマーダーは逃走に成功する
それによりバルカン率いる突撃組は狙撃支援や爆撃支援を受けられなくなってしまう

そして事態は更に…




F05地区…廃工場団地

 

廃墟になった住宅マンションやビルが立ち並び、かつてこ繁栄の面影すら無かった。

そんな廃工場団地は鳴り止まない銃声と甲高い発射音が鳴り響いていた。

 

突撃組は余りのマンションやビルの屋上からストライカーとイェーガー、要塞砲ジュピターの制圧射撃に大型トレーラーの陰に隠れていたが余りに保ちそうになかった。

 

バルカン「クソ!どうした!ペイロード!オォォイ!なんかヤベェぞ!ペイロードから連絡が取れない!マーダーもだ!」

 

フレイム「ペイロードさんから連絡が取れない!?バルカン先輩どうしますか!?こんな弾幕の中撤退なんて出来ないですし…!」

 

デストロイヤー「私の銃の距離打にならないわよ!一応殺手榴弾はあるけど射程が足りない!」

 

ペイロードからの連絡が途絶え、更にマンションやビルの高所から制圧射撃と狙撃、砲撃により下手に撤退すると狙い撃ちにされるからだ。

 

そんな中バルカンは突破口を見つける。

 

バルカン「おい、下水道通っていけば川まで行けるんじぁねぇか?ここら辺昔かなり整備された所だ。下水道もかなり幅が広いと思うし通れる筈だ」

 

バルカンはマンホールを指差して行った。

 

フレイム「下水?確かに…、でもそこにも鉄血がいたら…」

 

バルカン「一方向から来るんなら得意分野だろ?私達の?」

 

デストロイヤー「そうだね!キャニスター弾で一掃、フレイムの火炎放射器で焼き尽くすって感じ?そうと決まれば速く逃げよ!」

 

フレイム「それもそうですね!行きましょう!」

 

バルカン「そんな感じだ。それが一方向なら私達でも対処出来る。さっさと行くぞ!」

 

バルカンはマンホールを外し入り始めた。

 

そしてフレイムとデストロイヤーは暗い下水道に入る。

 

バルカン「入ったな!よし!」

ガタンッ!

 

バルカンはマンホールを閉じた。

 

フレイム「バルカン先輩!バルカン先輩何してるんですか!一緒に逃げましょうよ!」

 

 

バルカン「すまねぇな、一瞬通信が繋がった時に一瞬だけあの芋砂の声が聞こえたんだ。もしペイロードが倒したのなら連絡が来てもおかしく無いのに未だ繋がらねぇ…私はそんな事思いたくねぇけど…

 

もし…そうなのなら…

 

 

 

 

私はここで引いたら後悔して自分を許せなくなる…!

 

お前達まで巻き込みたくねぇ…コレは私の戦いだ…」

 

フレイム「ふざけないで下さいよ!今からでも間に合います!一緒に逃げましょう!」

 

デストロイヤー「そうよ!逃げようよ!」

 

バルカン「大丈夫だ!ここら一帯更地にしてやるからジャックダニエルでも大量に準備して待ってろ!」

 

バルカンは瓦礫をマンホールの上に乗せマンホールを隠した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バルカン「なぁ…見てんだろ?アルケミスト?」

 

アルケミスト「ほぉ…なんで分かった?」

 

バルカン「デストロイヤーからアルケミストがいるかもって話を聞いた。

ドリーマーはペイロードを相手に…アルケミストは私達って感じか?それとさっきから微かな視線と殺気も感じた。私の武器の都合上気配には敏感なんだよ」

 

アルケミスト「確かに面白い奴だな…、エリザ様が気になっているのも何となく分かった」

 

バルカン「エリザ様?なんだそりゃ?それと私は芋砂野郎に用事があるんだ。アルケミスト…お前に用はねぇ…

 

失せろ

 

辺り一帯にバルカンの強烈な殺気が放たれる、アルケミストは嘲笑うかの用に喋る

 

アルケミスト「私もそうしたいんだが……鉄血として戦わないと面目が立たない。行くぞ」

 

バルカン「お前に構ってる暇はねぇって言ってんだろ!ここら事消し飛ばしてやらぁぁぁ!死にてえらしいなこのクソ野郎がぁぁァァ!」

 

バルカンは愛銃(M61A2バルカン)の引き金を引きガトリングを回り20mm弾が放たれる

嵐の様な弾幕、そして建物の当たるたび壁や柱が砕け破壊して行く。

 

バルカン「吹っ飛べ!邪魔だ!このクソ野郎!」

 

アルケミスト「単純、読みやすい起動と思考、真っ直ぐ、そして圧倒的な行動力、何処までも真っ直ぐ追い詰め諦めない…実に厄介だ。

 

しかし…

 

それ故に策に嵌り自分が愚かな者だと気付かない」

 

アルケミストは突然、姿が消えた

バルカンは辺りを見回すが誰も居ない

 

バルカン「おい!何処行きやがった!まぁいい!辺り一帯更地にしてればいいだけだ!」

 

バルカンは形振り構わず辺り一帯に掃射し建物を削り崩していく

 

バルカン「お前を倒してさっさと芋砂野郎殺す!だからさっさと死ねぇぇぇ!」

 

辺り一帯は建物を破壊し粉塵で辺りが包まれるがバルカンはそれでも掃射をやめない

 

アルケミスト「人間や人形の本当の死角って何処か分かるか?」

 

バルカン「クソ!何処にいやがる!」

 

バルカンが辺りを見回すがアルケミストは居なかった

 

アルケミスト「真上だ」

 

バルカン「上!?ギャァッ!」

 

バルカンはアルケミストに蹴られ膝をつくアルケミストはバルカンの横に回り給弾用のベルトと弾薬庫を背負う為のベルトを斬り弾薬庫を落としてしまう

 

バルカン「やりやがったなぁ!このクソ野郎!上等だ!お前なんて拳で十分だコノヤロウ!」

 

バルカンはアルケミストの顔に殴り掛かる、アルケミストは避け、壁に拳が命中し軽いクレーターが出来上がる

 

アルケミスト「あまり近接戦闘はやって無いのか…それで力任せ格闘戦闘か。」

 

バルカン「動くなよ!動くと当たらないだろ!」

 

アルケミスト「一直線…私は好きだぞ?そういう気持ち」

 

バルカン「黙れ!邪魔だ!」

 

バルカンの後ろにブルートが二体現れバルカンの腕を抑え込む、しかしバルカンは止まらない

 

バルカン「離せ!舐めんなゴォラァ!」

 

「ハギャッ!」

 

「グフッ!」

 

力任せに振りほどきブルート二体を投げ飛ばす

 

アルケミスト「凄まじい力…ドリーマーの言った通り野獣だ…しかし技も何も無い力だけの存在だったのは残念だったが」

 

バルカン「ゴチャゴチャウルセェんだよ!さっさと失せやがれ!」

バァンッ!

 

バルカンはアルケミストに再度殴り掛かる。アルケミストはその拳を両手で受け止めた。

 

アルケミスト「お前?自分の身体の事何処まで知ってる?」

 

バルカン「何言ってやがる!」

 

アルケミスト「お前の身体は侵略者(イントゥルーダー)と同じ反動制御、それと内側に取り付けられる様に改造された特殊戦術起動装甲…」

 

バルカン「何が言いたい!」

 

アルケミスト「お前の身体の6割は鉄血の技術で作られてる。I.O.Pの技術でな…」

 

バルカン「そんなの関係ねぇ!お前をぶっ飛ばす!」

 

バルカンは話を聞かず殴り掛かるが瞬間移動?され避けられる。

 

アルケミスト「もういい…イェーガー部隊…やれ」

 

パァァンッ!

バルカン「ガァッ!?」

 

バルカンに大量の麻酔弾が放たれバルカンに突き刺さる

 

バルカン「負けるかぁ!負けちゃ行けないんたよ…まけるかよ…

いやだ…いやだ…いやだ…!負けたくねぇ…」

 

バルカンは意識が朦朧とする中アルケミストに殴り掛かる。しかし…

 

ぱす…

アルケミスト「お前の負けだ」

 

膝をつき力が抜けていく、そして抵抗出来なくなっていく。

 

バルカン「まけてねぇ…まけたくねぇ…

 

こんなやつにまけたく……」

 

前のめりに力無く倒れ、意識を失った。

 

アルケミスト「囮になり仲間を守るか…、分かるぞ、仲間の為なら何でもするその気持ち…

そして…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…鉄血へようこそ」

 

アルケミストはバルカンの首のコードにハードディスクを刺しF05地区鉄血司令部に運んだ

 

 

 

 




絡め手に弱いバルカンにとって最悪の相手だったアルケミスト…
マーダー(悪)が居たらどうなかなったかも知れないのに…

次回…最悪の予感



緊急依頼…
ペイロード・バルカン救出作戦

作戦領域…F05地区
…廃工場団地
任務達成条件…ペイロード・バルカンの救出
失敗…両名の死亡
敵戦力戦力状況
高所からのストライカー、イェーガー、要塞砲ジュピターを確認
鉄血ハイエンド・ドリーマー・アルケミストの姿を確認


救出作戦開始!参加よろしくお願いします!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=219973&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

最悪…夢想家(ドリーマー)side…

ドリーマー、ブラックウォッチにフルボッコにされ逆十字架にされR18(グロ)にされた後の話…


F05地区鉄血司令部…修復装置

 

ドリーマー「アァァァァァァ!はぁ…はぁ…はぁ…」

 

息を荒げ何か怯え動揺すりドリーマー、ゼノモーフに表面の肉を貪り食われ更には逆十字架にされズタボロにされやっと死んでバックアップを取っていた身体に入る事ができたからだ。

 

ドリーマー「はぁ…はぁ…はぁ……本当最悪…」

ブルブルブル…

余りにも長時間の痛みと恐怖により未だ身体の震えが止まらない。

 

ドリーマー「ま…まさかアーキテクトが遊び半分で作った身体が役に立つなんて…でもこれじゃ…」

 

ドリーマーの今の身体は身長役120cm、顔は幼く、声も幼くなっていた。

 

つまり幼j(何処からとも無く大型レーザーが…)

 

ドリーマー「さてと…害虫の駆除は終わったわ…取り敢えずブラックウォッチによる被害状況を確認しなきゃ…」

 

ドリーマーはドアを開き司令室に向かう階段を歩いた。

 

ドリーマー「ひぃ…はふぅ…こ、こんな司令室遠かったっけ…」

 

そして司令室の扉の前まできた頃には汗だくだった。

 

ドリーマー「はふぅ…はぁ…疲れた…ドアを…ん?ドアってこんなキツかったっけ?あれ?」

 

幼女化によりドリーマーの身体能力は落ちていた。

 

ドリーマー「んっ!ふぅ…やっと開いた〜…ペイロードは…いたわね」

 

ペイロードは片手と両足を手錠で拘束されていた

 

ペイロード「え?ドリーマー?なんで幼j…」

 

ドリーマー「これ以上言ったら殺すわよ?」

 

正直アーキテクトが笑いながらこの身体を渡された時、ふざけるな!と怒鳴った。使ったら最後弄られまくられ遊ばれるからだ。

だから余りこの身体は使いたくなかった、いや本当は絶対使いたくない。いや絶対に周りに馬鹿にされるから。

 

ドリーマー「まぁ訳は分かるわよねゴミクズ人形でも?だからこれ以上は言わないでね?」

 

ペイロード「わ…分かりました…」

 

ペイロードもペイロードでこんな状況に困っていた。いきなり幼女になって戻って来たドリーマーに。

 

ドリーマー「さてと…アルケミスト帰っちゃったわね、まぁ仕方ない…、てっ移動要塞砲ジュピター何機か持ってかれたか、バルカンは…アルケミストの奴!自分の管轄の基地に持って行きやがったな!このやろう!」

 

ジタバタする幼女ドリーマー、ペイロードは何か可愛く思えた。

 

ペイロード「なんか…可愛い?」

 

ドリーマー「何よ!何見てんのよ!私をそんな目で見るな!このゴミクズ!」

 

その後、ペイロードは地下の牢屋に入れた。

ドリーマーは今ある部隊を再編成し直し来るであろう救出部隊を迎え打とうと準備を進めた。

 




幼女はシリアスすらホンワカにする
この場合は悪役系幼女だが…



救出作戦開始!参加よろしくお願いします!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=219973&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

緊急ペイロード、バルカン救出作戦…1

捕まったペイロードとバルカン
ミィーティング編やってくぞー!
救出作戦開始!


G&K本社…作戦会議室…

 

 

フレイム「バルカン先輩…勝ってくるって言ったじゃないですか…!なのに…なのに…!」

 

デストロイヤー「きっと余裕なくて隠れてるんでしょ…多分、そうあると思いたいよ」

 

あの後、戻ろうとしたフレイムとデストロイヤー、しかし下水道に大量のディナゲートが配置されていた為、撤退しながら戦う事を余儀なくされた。

 

そんな作戦会議室の扉は勢いよく開き現れたのはDG小隊隊長、ペイロードの兄のバレットだった。

 

バレット「こちらDG小隊のバレットだ…話はヘリアンから聞いた。ドリーマーの野郎にペイロードが拐われたんだろ!何があった!F05地区で!」

 

フレイム「私はバルカン先輩と一緒について行ったんです…ペイロードさんの事聞きたかったらスポッターやっていたマーダーさんから…」

 

バレット「やりやがったな!あのクソ野郎!」

 

バレットはマーダーの部屋に走って行った。

 

フレイム「あっ…ちょっと!バレットさん!マーダーさんは…!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マーダーの部屋…

 

怒り心頭のバレットはマーダーの部屋の扉を蹴破り部屋に入った

 

バレット「おい!マーダー!テメェ!」

 

マーダー「バレットさん!?なんですか!?」

 

バレット「お前…!見捨てたんだろ!俺の妹を!お前の強さはこの前の作戦で分かってる!ドリーマーならお前とペイロードでどうにかなった筈だ!なのに…!」

 

マーダー「私は…前の私とは違うんです…。戦いたく無いし血も見たくありません。あの時、私が身代わりにでもなったら…と何度も後悔しております…。」

 

バレット「は?」

 

マーダーの態度にバレットは困惑する。

 

マーダー「誠にすいません、こんな弱い今の私を私を殴って気が晴れるなら好きなだけ殴って下さい」

 

マーダーは正座しバレットを真っ直ぐに見ていた。

 

バレット「お前…何があった?マーダー?何か悪いモンでも食ったのか?」

 

マーダー「いえ、お昼はサンドイッチとサラダですが…」

 

流石にこの変わりように困惑を通り過ぎて心配をし始める。

 

 

 

 

 

 

 

 

作戦会議室…

 

スミス「そんな事が…マーダーの性格が反転するなんてな」

 

デストロイヤー「そうなのよ…私もそれには驚いたよ。マーダーがあんななってんなんて…」

 

ウェイター「そうですか、だから…」

 

フレイム「はい、マーダーさんはペイロードさんが逃したんだと思います…」

 

ノア「あの…バルカンさんはどうなったんですか?消息不明って聞いただけで最後どうなったのか…」

 

フレイム「バルカン先輩は…私達を逃す為に囮になって…それで…」

 

ノア「すいません、辛い事を聞いてしまって…」

 

そんな時、扉が開きヘリアンが入ってきた。

 

ヘリアン「EA小隊、DG小隊全員集まったか?」

 

ウェイター「いえ、隊長とマーダーが居ないです」

 

ヘリアン「分かった、仕方ない後で作戦内容を伝える様にな?よし、入っていいぞ」

 

入って来たのは黒髪の少女が入って来た。

 

Super Sass「アヴァロン城塞所属、Super Sassです、よろしくお願いします。」

 

フレイム「よろしくSassさん!」

 

スミス「よろしく!」

 

ウェイター「よろしくお願いしますSassさん」

 

ノア「よろしくお願いいたします」

 

一通り挨拶が終わりフレイムはSuper Sassにある質問をした。

 

フレイム「でなんでアヴァロン城塞がこの作戦に?この作戦にアヴァロン城塞には何の得がない様に思えますが…」

 

Super Sass「はい、アヴァロン城塞としてF05地区の近くの道路にはアヴァロン城塞の補給路があるので F05地区が鉄血に占領される事は余り良く思っていない。それが理由です。」

 

フレイム「分かりました。」

 

ヘリアン「作戦はこうだ。501FGが先にジュピターの射程圏外から空爆を行う事になっている。流石にジュピターの数が多すぎるからな。その後501FGから何人か空挺しDG小隊の指揮下に入る。EA小隊とSuper SassもDG小隊と同伴する予定だ。鉄血司令部に着いたらドリーマーを逃げない様に裏口や逃走手段を潰せ。そしてペイロードを人質に取る可能性があるが…DG小隊に任せる。あと、ウェイター、バレットが暴走しそうになったら止めてくれ。」

 

ウェイター「はい、そうですね。隊長はこの事を知ってかなり気が立っていましたからね…」

 

 

 

そして顔合わせとミィーティングは終了し各自武器の整備に入った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トラック内…

 

 

わ…私は…負けたのか?

 

アルケミストに…

 

何で生きてんだろ?

 

ん……頭が痛てぇ…我慢出来ない痛さじゃあねぇけど痛てぇな

 

手にも力が入らない…なんだ?私…()()()()()()()

 

もしかしてこれがずっと前ペルシカが言ってた " 傘 " って奴なのか?

 

なら…私は…このままフレイムやデストロイヤー、ペイロードやマーダーの事を忘れちまうのかもな…

 

いやだ…

 

いやだ…いやだ…いやだ…!

 

忘れたくねぇ!みんなの事忘れたくねぇ!逃げなきゃ!

でも力が入らねぇ…

 

 

 

 

でも…

 

 

 

 

はは…

 

アイツらが無事ならそれでいいか…

 

私一人が犠牲になって皆んなが助かるなら

 

すまねぇな…もしかしたら私は敵になるかも知れない

 

だけどな…

 

EA小隊が出来てまだ少ししか経ってねぇけどよ、面白かったぜ…マーダーと喧嘩したり、フレイムとテニス、デストロイヤーを慰めたり、ペイロードを励ましたり…

 

 

 

幸せにな…

 

 

 

 

 

 





やってしまえ!と思いやりました…
あとで修正やらするならします。


依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

緊急ペイロード、バルカン救出作戦…2

マーダー(善)が覚悟を決める…
その覚悟はどう言う物か?



16labo…

 

マーダー「ペルシカさん…あの、相談があるのですが…」

 

ペルシカ「え?何?」

 

マーダーはあの日以来悩んでいた。

もしあの日ドリーマーから逃げず身代わりになってでもしていたら良かった。過去の自分ならなんとかなったのに今の自分は余りにも頼り無い事を悔やんでいた。

 

あの時見たいにお荷物になるのは嫌だ。しかし人や人形、鉄血人形でも傷つけたく無い…

 

そんな風になってしまった彼女はペルシカに相談する事にした。

 

マーダー「私はどうなってしまうのでしょうか…このままではお荷物になり迷惑を掛けてしまいます。私は何をしたらいいでしょうか」

 

ペルシカ「はぁ…私の責任でもあるからね、これは…

産廃品の奴で今の貴方なら使いこなせそうな物があるわ、それ持って行きなさい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

G&K本部…飛行場

 

マーダー「よっと…」

 

フレイム「マーダーさん!なんですか!?その盾は!」

 

マーダーはとても重厚で大きく重そうな盾を持って来ていた。

 

マーダー「ペイロードさんとバルカンさんがこうなったのは私の責任です。ですが今の自分ではお役に立てない…なのでせめてこの大盾で皆んなを守れたら、と…」

 

フレイム「動けるんですか?こんな大盾装備して?」

 

マーダー「大丈夫です。こんな私ですが鉄血ハイエンドモデルなので…」

 

フレイム「そうですか…その大盾何て奴なんですか?」

 

マーダー「試作重装甲大盾「ヘルガード」って物らしいです。I.O.P社の試作品で性能がいいですが重くて生産性が悪くて産廃扱いされ、倉庫に眠っていたのを引っ張り出してくれました。ペルシカさんに感謝しきれませんよ」

 

マーダーはそれで話始めた。

爆発反応装甲はもちろんのこと耐レーザー・防弾素材などを使っている、かなり分厚く作られているため20mmバルカンどころか120mm戦車砲でも十発喰らっても貫けないという頑丈さを持ち、フォースシールドや前方向に向かって広域電磁シールドを展開できる。ただしめちゃくちゃ重いためその人形専用装備である。なお盾の下部には盾を地面に固定するためのパイルバンカーが搭載してあるらしい…

 

フレイム「持てるんですか!こんな重そうな大きな盾!」

 

マーダー「持てますけど?何か?」

 

大きく重い大盾を軽々と持って見せた。

 

フレイム「えぇ…(困惑)簡単に持っちゃったよこの人…

…でも前線には出ないで下さいよ…、マーダーさんまで居なくてなったら…」

 

マーダー「分かりました…そうですよね…、私まで居なくてなったら……分かりました。前線には出ません」

 

マーダーは試作重装甲大盾「ヘルガード」を装備しフレイムとデストロイヤー、DG小隊と一緒にペイロードもバルカンの消息げ消えたF05地区に直行した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

F05地区…廃工場団地周辺

 

シュゥゥゥゥ………ドォォンッ!

スドォォォォンッ!

ドォォカァァァァンッ!

 

空爆音が連な様に響き渡り轟音が止み終わった頃、ヘリアンから通信が入る

 

ヘリアン『501FGよりジュピター全機破壊が確認された!これよりペイロード、バルカン救出作戦を開始する!総員準備せよ!』

 

様々な思いを抱き作戦に参加したEA小隊、DG小隊、501FG、Super SASSは作戦領域に足を踏み入れていった。

 

 




前回書き忘れてすいません!

NTK様作…「人形達を守るモノ」
試作型機龍様作…「G&Kの猟犬」
英国の珍兵器様作…「501FGドルフロ詳報」
装甲歩兵様作…「403 Forbidden」
試作強化アサルト様作…「危険存在徘徊中」

とコラボ中です。
改めてありがとうございます!

あと試作強化アサルト様、新キャラ案で出した物を使わせて貰いました。



依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

緊急ペイロード、バルカン救出作戦!…3

救出作戦決行!
助け出せ!ペイロードとバルカンを!


F05地区…廃工業団地

 

ヘリアン『501FGよりジュピター全機破壊が確認された!これよりペイロード、バルカン救出作戦を開始する!総員準備せよ!』

 

ヘリアンの指揮の元、EA小隊、DG小隊、Super Sassは作戦領域に足を踏み入れた。

 

そこには、さっきまで爆撃されていた事を物語るようにクレーターや住宅マンション、ビルが崩壊し所々火が上がっていた。

 

鉄血兵達は瓦礫に挟まったり爆撃に巻き込まれていたが大部分が残っている。その為、戦闘は避けられず不用意に突き進めば包囲される危険があった。

 

フレイム「喰らえぇ!そしてもっと熱くなれよ!」

 

デストロイヤー「吹っ飛べー!!」

 

フレイムの火炎放射器が建物に入っている鉄血兵を燃やし尽くし、デストロイヤーのキャニスター弾で弾丸の壁を作っていた。

 

特にフレイムの火炎放射器とデストロイヤーの大型ショットガンが炸裂、特にフレイムの火炎放射器はこの前の様な高密度の弾幕を張れず建物が崩れている状況でロケットエンジンの燃料使った魔改造火炎放射器なんて物を使われたらひとたまりも無い。

 

 

バレット「前の作戦の時もそうだが、フレイムの火炎放射器を食らう相手が可愛いそうに思える…まぁ慈悲は無いが」

 

ウェイター「私達も黙ってられませんね、早くドリーマーを捕獲してペイロードさんとバルカンさんを救出しましょう。」

 

スミス「そうだな!早く助けて安心させてやろうぜ!」

 

レスト「それもそうだ、ドリーマーぶっ飛ばしてやろうぜ!」

 

ノア「そうですね、流石にフレイムさんとデストロイヤーちゃんの武器じぁ救出には向きませんからね。」

 

GD小隊はフレイムとデストロイヤーの死角になっている

 

バレット「お前らに構ってる暇はねぇんだよ!」

ドォンッ!ドォンッ!ドォンッ!ドォンッ!

 

バレットが立ち撃ちをし鉄血のイェーガーやストライカーをヘッドショットを連発していく。

 

デストロイヤー「流石はペイロードさんの兄さん、対物ライフルの立ち撃ちはいつ見ても凄い…てっ、いつもより速くなってるよね?!」

 

フレイム「当たり前ですよ、バレットさんの妹のペイロードさんが捕まってるんですから…だからバレットさんも相当本気ですよ」

 

ドォンドォンドォン…!

イェーガーが3体ビルから落ちてきた。

 

フレイム「Super Sassさんの狙撃支援ですね…、しかも性格に頭だけ狙ってるって…結構離れてるのに凄い技術ですね…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

崩れたビル…

 

すでに制圧され爆撃があったとは言え原型がまだ残っていた。

そをなビルに大盾を背負ったマーダーはスポッターをしSuper Sassは狙撃をしていた。

 

マーダー「300方向、600m辺り崩れたビルの上にイェーガー5体、250方向、550m先住宅マンションの上、ストライカー4体」

 

Super Sass「了解」

 

Super Sassは淡々とイェーガーやストライカーのヘッドショットを続けていた。

 

マーダー「よっと…!」

カァンッ!カァンッ!カァンッ!

 

Super Sass「ナイスカバー、ふんっ…」

ドォンッ!ドォンッ!ドォン!

 

マーダーは大盾を利用しヘイトが集まりつつあるSuper Sassを守っていた。

 

マーダー「私がスポッターでいいんですか?ペイロードさんがこうなったのは私の責任なんですけど…」

 

Super Sass「敵の位置と数が正確、だから役に立っているなので問題ない、続けてくれ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

廃工場団地…鉄血司令部周辺

 

GD小隊の指揮下には501FGのタワシ、兵長、パンジャンが加わっていた。

 

フレイム「そろそろ鉄血司令部が見えてくる頃です!私の武器じゃ邪魔になるだけなので周りの鉄血兵を掃討します!デストロイヤーちゃんも!」

 

デストロイヤー「分かった!」

 

バレット「了解した!」

 

 

DG小隊は501FGにEA小隊に付く様に指示しDG小隊は鉄血司令部の周辺の掃討をするように指示した。しかし…

 

レスト「流石は鉄血の司令部…!ゴキブリの様に鉄屑が湧いて来やがる!」

 

バレット「切りがない!俺達の邪魔するな!」

 

スミス「いい加減出てくるなよ!」

 

ノア「一旦撤退して準備しましょうよ!流石に無理ですよ!」

 

鉄血司令部とあってか大量に鉄血兵が待ち伏せし。必死に対抗しているが増援部隊現れていた。だが二回目の増援は来なかった。

 

そして、ある事に気づく

 

バレット「ウェイターは何処行った!?」

 

スミス「あれ?さっきまで居たんだけどな…」

 

 

その時、バレットの無線に連絡が入る

 

ウェイター『バレットさん、私が敵部隊を引き付けている間に速くペイロードさんとバルカンさんを助けて下さい』

 

バレット「ウェイター…!お前!速く近くの部隊まで逃げろ!速く!」

 

二回目の増援が来なかった理由がはっきりとわかったバレット

 

ウェイター『バレットさんにこう言う事を言えば絶対反対するからこうして抜けて来たんです。私を信じて下さい生きて帰りますから』

 

ウェイターは連絡を切った。

 

バレット「クソッ!ウェイターが敵部隊を引き付けている間にドリーマーを捕獲するぞ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鉄血司令部周辺…

 

兵長「ウォラァ!」

ズゴォンッ!

 

タワシ「よっと!」

ババババンッ!

 

パンジャン「うわぁ…容赦ねぇ、まぁさっさと終わらせて紅茶飲めるからいいか」

 

フレイム「あの人、回し蹴りでイェーガー二体吹っ飛ばさなかった?本当に人間?」

 

デストロイヤー「あの手捌きヤバイよ…手練れ感半端ない…」

 

一応フレイム達は兵長、タワシ、パンジャンの邪魔にならない様に違う方向を撃っていたが本当に人間なの?と疑問に思わされる動きに驚いていた。(特に二人)

 

 

 

 

 

 

 

 




NTK様作…「人形達を守るモノ」
試作型機龍様作…「G&Kの猟犬」
英国の珍兵器様作…「501FGドルフロ詳報」
装甲歩兵様作…「403 Forbidden」
試作強化アサルト様作…「危険存在徘徊中」

とコラボ中です。
誠にありがとうございます!






依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

緊急!ペイロード、バルカン救出作戦!…4

バルカンを救出する為、フレイムとデストロイヤーが動き出す


F05地区…鉄血司令部

 

バレット『こちらDG小隊、バレット!ペイロードはこの地区にいる事が判明!バルカンはアルケミストが連れ去った事が分かった!バルカンの識別信号を追えばまだ間に合う筈だ!』

 

フレイム「りょ、了解!分かりました!今すぐ追います!バレットさん!ペイロードさんをよろしくお願いします!」

 

バレット『了解!』

 

DG小隊隊長、バレットの報告によりバルカンがアルケミストに連れ去られた事が判明した。

 

デストロイヤー「アルケミスト姉さんが…?不味いよ!今すぐ追わないと、もう…ッ!」

 

フレイム「ちょっと待って!今バルカン先輩の識別信号を探すから…!」

 

フレイムはバルカンの識別信号を受信しようと電子系統のシステムに意識を向ける。フレイムは余り得意では無いがバルカンの識別信号は結構独特で通常より微かにだが残り易いためフレイムでも頑張れば探す事が出来た。

 

フレイム「よし…G&Kのトラックを拝借して追いましょう!バルカン先輩が心配です!」

 

デストロイヤー「さっさと行って助けよ!」

 

フレイム「飛ばすからデストロイヤーちゃん舌噛まない様にね!」

 

フレイムとデストロイヤーは軍用車に乗り込みフレイムがアクセル全開でベタ踏みし軍用車は急発進した。

曲がり角はドリフトをかまし、猛スピードで走り去る

 

デストロイヤー「事故る!事故るから!やめてぇ!速すぎよ!」

 

フレイム「間に合わないかもしれないんですよ!そんな事言ってられないです!バルカン先輩を見捨てる訳にはいかないんですよ!」

 

デストロイヤー「ドリフトしないでよ!怖いですから!フワッ…てなって怖いから!」

 

フレイム「速さが足りないッ!」

 

フレイムは更にスピードを上げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

ビル…

 

マーダー「265方向、1200m先ビルの上、イェーガー3とヴィスピィド4!200方向、950方向マンション3階にストライカー4!」

 

Super Sass「目標を捕捉、Fire!」

 

淡々と鉄血兵を撃ち続けるSuper Sass、マーダーはスポッターをしたまに撃ち返してくるイェーガーの狙撃を防いでいた。

 

マーダー「撃破確認!190方向、910m先、鉄塔のu…」

バチュンッ!

 

そこに偶然か否かイェーガーの狙撃が外れ、マーダーの上の瓦礫に当たる、そして少し大きめな瓦礫が落下…

 

そして…

 

ガチャンッ!

マーダー「ウギャッ…」

 

マーダーの頭に落下した。

 

 

マーダー「イタたた…ん?あれ?私?アレ?

 

 

 

あはは…♪あぁ…そういう事ね?ゲロ甘い私になっちゃったものねぇ…本当反吐がでる」

 

優しい顔から一転、小悪魔の様な笑みを浮かべてたマーダー。

 

Super Sass「?」

 

マーダー「Super Sassだったかしら?正直貴方一人でもできるわよね?」

 

Super Sass「出来ますが…」

 

マーダー「やっと目覚めたのよ…?Super Sass?貴方は正直つまらない。質問してもそれに返すだけだもの…弄りがいが無いわ…」

 

Super Sass「さっきから何ですか?まるで別人見たいデスが?」

 

マーダー「これが私の本来の姿よ?それと何か隠してるでしょ?私と移動してる時も何かに意識している様に見えたわ?あと必要最低限の動きしかしていないってのもあるかしら?身体に何か秘密でもあるの?

 

まぁ、それはいいわ。私は今機嫌が悪いの…、私の獲物が横取りされてるのよ?私の獲物が?だがらちょっと私の武器取ってHI☆TO☆A☆BA☆REしてくるから♪」

 

マーダー妖しい微笑みを浮かべながら自身の武器がある飛行場に向かって走って行った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

F05地区…潰れた農村

 

そこには大量の鉄血兵の残骸がトラックが止まっていた。

 

フレイム「あれは!?降りますよ!デストロイヤーちゃん!」

 

デストロイヤー「分かった!」

 

フレイムは軍用車を停止せ火炎放射器を手に取り警戒しながら近く、そしてトラックの荷台に手をかけ開けた。

 

フレイム「…!?バルカン……先輩?え?でも…」

 

デストロイヤー「バルカン見つけたの!…え?…」

 

トラックの中にはバルカンが丁寧な寝かされていた。ただ外見が変わっていたが…

 

バルカン「ん……?私は……

 

フ、フレイム!?それとデストロイヤー!?

 

くうっ くっくっ ううっ うっうっ……!覚える!覚えてるよ!ワダジ!ワダジイギデダンダァァ!グスッ!ヒックッ!わぁぁぁ!うわぁァァァァァ!」

 

涙や鼻水でグチャグチャな顔でフレイムに抱きつくバルカン、フレイムはそんなバルカンから距離を取った。

 

フレイム「バルカン先輩!凄く嬉しいんですけど……見た目が…」

 

バルカン「ぐすっ…うっう…見た目?」

 

フレイムに言われバルカンは自分の手を見てみた。

 

バルカン「あれ?なんか肌が白くね?全く血の気のねぇ色だなぁ…え?待てよ、髪は……なんで白い?」

 

フレイム「鉄血ハイエンド見たいな見た目になってますよ!バルカン先輩!何されたんですか!?」

 

バルカン「いや、私に聞かれても…あとなんで記憶残ってんだ?」

 

 

謎な状況に陥っていたバルカンはすぐに16laboで精密検査を受ける事になった。

 

 

 

 

 




この真相が気になる方は…
試作強化型アサルト様作「危険存在徘徊中」を見れば分かります…
無茶苦茶にやってますよ…

あとバルカンがこの様な状況なのは次回分かります
あと鉄血化?バルカンのモデル…

【挿絵表示】


依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

緊急!ペイロード、バルカン救出作戦!…5

マーダー覚醒により戦力は上昇?

それとバルカンが救出完了!
しかし、バルカンの姿は変わっていた…


救助ヘリ…

 

フレイムはすぐに戻りデストロイヤーはヘリと同伴する事になった。

 

鉄血化?したバルカンはベットに寝かされ手足を固定されていた。その状態で簡易のスキャンをしデータを16Laboに送った。

 

バルカン「まぁ、しかたねぇか。こんな身体になっちまったしな」

 

デストロイヤー「それと、よく「傘」ウィルスに感染して無事よね?アレ確か結構強力なウィルスだった気がしたけど…」

 

バルカン「そうなのか?さっさと調査終わらせてジャックダニエル飲みたいんだが…、そりゃ無理そうだな」

 

バルカンはヘリからの廃墟や森の景色を眺め暇を潰す事にした。

 

 

 

 

10分後…

 

バルカンはイビキを立てながら気持ち良さそうに寝ていた。そんな時、16Laboの簡易のスキャンデータの解析が意外にも早く終わりペルシカから連絡が来ていた。

 

ペルシカ『あ、あ、あ、聞こえる?」

 

デストロイヤー「大丈夫よ、で何か分かったの?」

 

ペルシカ『正直、もっと詳しい検査が必要ね。あまり分からなかったわ。でも…」

 

デストロイヤー「でも?」

 

ペルシカ『ある程度、一つの仮説は立てられた。それは第三者の介入ね。バルカンのデータを見る限り一瞬全部消えていたのよ?記憶がね。しかし急激に記憶が再構築され「傘」ウィルスも全て消えているの。」

 

デストロイヤー「「傘」ウィルスが全部消えてる!?本当何がおきたのよ!」

 

ペルシカ『私だって知りたいわよ?まぁ、バルカンがあの姿になった理由はね。「傘」ウィルスに完全に支配された瞬間に第三者が介入、「傘」を消し、バルカンの記憶を元通りにした。

今のバルカンは身体は鉄血ハイエンド、頭脳は16Labo製のコ○ン状態って感じなのよ。だがらもしかすると下級の鉄血兵は攻撃出来ないんじゃないかしら?」

 

デストロイヤー「○ナン状態って…、分かったけど…本当意味わかんないよ」

 

ペルシカ『何らかの方法で何ものかが「傘」ウィルスを除去し記憶復元までしたけどあくまでシステム、変異用のナノマシンは「傘」と連動して動いている為消えた。だけどその第三者は身体変異までは治せなかった。

そんか感じね。それか躊躇したから?バルカン、スタイルいいし。胸も結構あるし…』

 

デストロイヤー「胸…はは、私だってデストロイヤー・ガイアの義体があれば良かったのに…」

 

ペルシカ『場所知ってるなら聞かせて?」

 

デストロイヤー「元鉄血工造本社」

 

ペルシカ『やっぱ止めとくわ、無理そうだし。まぁ、言った事はあくまでも仮説、着いたら詳しく調べる予定だから』

 

 

 

 




バルカンの状況

完全に「傘」に支配された瞬間、偶然にも第三者が介入(万能者)にシステムと記憶が復元される。
しかし、あくまでもシステムと記憶が復元、それとナニかヤベェ何か、身体が鉄血ハイエンド化したままだった、もう訳分かんねぇな…



依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

緊急!バルカン、ペイロード救出作戦!…6

マーダー覚醒

マーダーさん(機嫌悪)が暴ばれます

グロ注意
お覚悟を…



F05地区…飛行場

 

マーダー「あった、あった…私の銃が♪」

ガチャ

 

Super Sassに一人に狙撃支援を任せマーダー(元に戻った)は自身の銃であるレールガトリングを取りに戻っていた。

 

マーダー「さてと…アルケミスト、ドリーマー…私の獲物を横取りするなんて、、、余程私にぶっ殺されたいらしいわねぇ…縛り付けて拷問した後、そのまま食べてやろうかしら?ヒヒ♪アハハハハ♪」

 

最初から狂気度MAX、意味深に聞こえるかも知れないが彼女の場合、(意味深)ではなくそのままの意味の食事(人食?)なのはいつもの事、マーダーは銃を取り戦場に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

F05地区…廃工場団地

 

501FGやDG小隊、EA小隊により鉄血の一部の部隊は撤退していた。

 

マーダー「みぃ〜つけた!キャハハ♪」

 

不幸にもマーダーに捕捉され、そしてマーダーはそのまま鉄血兵の部隊に突っ込み部隊長と思われる鉄血兵に突撃

 

道で拾ったガラス瓶を鉄血兵の口に押し込み押し倒した。

 

「があっ!?ガァフ!」

 

マーダー「あら?痛そうね、生というしがらみから解放してあげる」

ガァシャンッ!

「ガァァァァァァア!!」

 

鉄血兵の口に押し込んだガラス瓶を足で勢いよく更に足で押し込みガラス瓶を粉砕、鉄血兵の口の中はガラスの破片で人工血液塗れになる

飲み口の近くが奥の電脳に刺さり機能停止した

 

マーダー「もう死んじゃったの?つまんないわね〜…まぁまだまだ沢山いるからいい、ヒヒ♪」

 

「う、撃てぇ!」

 

 

いきなりの出来事に周りの鉄血兵は唖然としていたが我に返りマーダーに銃を向けるだが大型粒子ブレードで膝上や腕を斬られ痛み悶える。

 

マーダー「貴方達、たかが下位人形如きが私に叶うとでも思ってたの?ねぇ?貴方達の頭からはお花畑?それともオモチャ箱でも詰まってたのかしら?」

 

マーダーは鉄血兵に近寄った、そして…

 

マーダー「鉄血兵って人工血液と人口筋肉しか食べれないけど結構癖になるのよね、まずは…」

 

「や、やめろ!助けてくれ!」

 

マーダー「あ?そうね」

 

アッサリとマーダーはその鉄血兵から離れた。

 

マーダー「私が一番やりたい事を当てたら解放してあげるわよ?鉄血の雑魚さん?」

 

「や、やりたい事…?わ、私を殺す事?」

 

マーダー「残念でした〜また来世〜♪来世が()()()()だけど♪」

チュドンッ!

「ガァッ!」

 

躊躇なく頭にレールガンが放たれ電脳の中身が辺り一帯に飛び散った。

 

マーダー「はぁ…つまんないわねぇ…まぁ、まだまだあるから試そうかしら?」

 

他の動けない鉄血兵に目を受けた、目を受けた瞬間鉄血兵達は怯え出す。

 

「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい!」

 

「嫌だ!嫌だ!嫌だ!」

 

マーダー「いいわねぇ?その絶望や恐怖に染まったその顔と目!最高ねぇ!さて…どんな味がするのかしら?キャハハハハ♪」

 

一歩一歩近づく事に身体が恐怖と絶望で震える、しかし逃げ出そうにも殆どが片足や両足、腕を斬られ逃げれないし攻撃出来ない。

 

マーダー「やってみたい事イロイロあるの?例えば、、、」

 

「く、来るな…助けて…」

 

マーダー「エイッ♪」

 

「あ"ぁ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァァァァァア!」

 

マーダーは鉄血兵の一人に近づき手を手刀の様にし思いっきり鉄血兵の胸な突き刺した。突き刺した所から血が溢れて鉄血兵は痛みで暴れるがマーダーは面白がってやめない。

 

マーダー「分かるわぁ…貴方の(コア)が…、貴方の身体に私のモノが入ってる?しかもガッツリと貴方の(コア)を握ってる…凄いでしょ?」

 

「あ、あ、ヤ…ヤメ…テ」

 

マーダー「無理」

ミキミキ…

 

「あ"ぁ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"!イタいよ!もうヤめてよ!」

 

マーダー「え?もっと?仕方ないわね?ほれ♪」

バキッ…

「ア…ゴ……………」

 

嫌な音が鳴り鉄血兵は力が抜け声を上げなくなった

 

マーダー「草…(コア)破壊されたら流石に動かなくなるのねぇ…まぁ、残りなんて決まってるわよね?」

 

鉄血兵に近寄り抱きついた。

 

「え?何?」

 

マーダー「いただきます♪雑魚人形♪」

 

「ギャャァァァァァァ!ハナして!離してヨォォォォ!アァァァァォ!」

 

首に食らいつき大事な配線を噛み切りながら人工血液を飲んだ

 

マーダー「やっぱ人間の方が美味しいわぁ…食べる所多いもの…、でもコレはコレでいいわねぇ、さてと…肉でも食べましょうかな」

 

モグモグ…

グチャグチャ……

 

 

暫くしてマーダーが発見された時、辺りには大量の鉄血兵が足や腕がない状態で食われており、マーダーの白い髪や肌は真っ赤に染まりホラー映画をふっとうとさせる彷彿とさせる姿と光景が広がっていた。

 

 




マーダー完全復活

ヤバイよ、ヤバイよ…

真核でコテンダー
あとOSs-14ドロップしました!やったー!

依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

緊急!ペイロード、バルカン救出作戦…7

作戦が終わり後は撤退するだけ?
いや…
最後にヤバイ戦いにマーダーさんが介入…



F05地区…鉄血司令部周辺…

 

マーダーは鉄血兵の相手に虐殺をしながら鉄血司令部に向かっていた。拷問や食事(人形食?)を

 

「アァァァァァァ!」

 

「ヤメ…ッガァッ」

 

「ぐふっ…」

 

マーダー「雑魚過ぎ…、あっ…人形の目って美味しいの?えい♪」

ブチっ!

「ガァッ!ギァァぁぁッ!」

 

リッパーの目を手で生々しい音を立てながら抉り取った。

 

ブチャッ…クチャクチャクチャ…

マーダー「歯応えあって以外と美味いわね♪もう一つ」

ブチッ!

「ガァァ!アァァァ!アァァァァ!」

 

マーダー「あぁ、もう飽きた、もう用済みよ」

チュドンッ!

「グッ…!」

 

躊躇なくレールガンから放たれた鉄の塊はリッパーの頭に大きな風穴が開いた。

 

ブチョッ…クチャクチャクチャクチャ…

マーダー「むぐ…プハァッ、はぁ美味しかった…」

 

辺り一帯には切断や抉られた後が大量にある鉄血兵が散乱していた。

 

気の弱い人や人形が見ればトラウマ必須、もしくは気絶(人形の場合は処理落ち)する程の光景が続いていた。

後処理や掃除する人が大変そうだが彼女は気にしない。

 

マーダー「肉以外に目も行けるって、、、今度人間でもやって見ようかしら…」

 

ドォゴーーーン!!

 

マーダー「ん?何かしら?爆発音?」

 

突然の爆発音、マーダーは鉄血司令部の近くにあった崩れたビルに登り周りを確認する事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鉄血司令部…

 

マーダー「何アレ?凄いんですけど!後厄災もいる♪今日本当付いてるわね♪ヒァハハハ♪」

 

怪しく狂気的な笑みを浮かべてマーダーは万能者と単眼の巨人(サイクロプス)の戦いを見ていた。

 

マーダー「うわぁ…厄災の攻撃が効いてない?鉄血なんてモン作ってるのよ、、、最高じゃない。

近接信管の砲弾…厄介ねぇ…

頭からレーザーね。何となく察してだけど…」

 

マーダーは単眼の巨人(サイクロプス)の動きを見てある事に気づく

 

マーダー「ほう…何から何まで効率化してる、何度も戦ってるみたいに、、、エグいわね、アレ♪でも効率化なんて事し過ぎると読みやすいじゃない?一番最適と思われる移動するルートさえ読めれば…

 

()()()()()()()

 

単眼の巨人(サイクロプス)が左腕の大砲のような物で砲弾を撃ち、万能者は躱すといった光景が広がっていた。

 

単眼の巨人(サイクロプス)は時々万能者が接近して来ようとすると頭部のレーザーや殴るなどの反撃をし距離をとっていた。しかし万能者も反撃し死闘を繰り広げていた。

 

マーダーはビルの上からタイミングを見計らっていた。単眼の巨人(サイクロプス)が次に移動すると思われり場所を予測しながら…

そして…

 

マーダー「今ッ!フゥッ!」

 

マーダーはビルから飛び降り落下速度が速くなる。

 

マーダー「落るって結構いいわねぇ、今度遊園地があったらバンジージャンプでもして見ようかしら♪アハハハハ!」

 

 

そして単眼の巨人(サイクロプス)が丁度そこのルートを丁度通った。

 

マーダー「喰らぇぇぇ!」

 

大型粒子ブレードを展開、そして単眼の巨人(サイクロプス)の肩の装甲の隙間目掛けて突き刺さす

 

マーダー「抉ってぶっ壊してあげる♪一つ目小僧♪ホラホラホラホラ!さっさと壊れちゃいなさい♪ヒァハハハハ!」

ギギギギ…!ゴゴゴゴゴゴゴ…!

 

更に追撃、刺さったレーザーブレードを抉り回し鉄の不協和音が辺りに響き渡る

 

しかし予想外なハプニングが発生する

 

ドォォォォォぉぉぉンッ!

マーダー「……!?」

 

肩に内蔵された肩内蔵格納式三連榴弾発射機が誘爆、その爆発に巻き込まれマーダーは100m離れた廃工業団地のマンションに吹き飛ばされてしまう。

 

 

 

 

 

 

 

 

廃工業団地のマンション

 

マーダー「ガ…ガハァ…い…痛ったい…わね…、まさか誘爆だなんて…、本当イラつくわねぇ…自分に」

 

 

爆発に巻き込まれる吹き飛ばされたマーダーは大破しており撤退する部隊と一緒に撤退していった。

 

 




試作強化型アサルト様
NTK様
とコラボ中

尚、この時マーダーは白い髪が人口血液で8割赤くなっており血塗れだった。
ホラー映画さながらの奇襲ですね…

さて…次は後日談と行きましょう

ペイロードとバルカンの様子は?


依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

作戦後日談…

救出したペイロードとバルカン…
ペイロードは足を怪我撃たれてた…

果たしてバルカンの容態は?




16labo…隔離検査室…

 

ウィルスに感染したと思われり人形の精密検査が行われる部屋にバルカンは精密検査を受けていた。

 

バルカン「長げぇよぉ〜、もう「傘」ウィルスが無くなってるって分かってんのに何で続けるんだよ」

 

ペルシカ『潜伏してる可能性があるでしょ?だから最低でも3週間は検査をここで受け続けないとダメよ』

 

バルカン「えぇ…マジで?酒とか出ないのか?あとここから出たいんだが…」

 

ペルシカ『ある訳ないでしょ?ここら一帯に「傘」ばら撒きたいんなら出ていいけど?』

 

バルカン「それは…ヤダな。でもさっさとしてくれよ?こんなとこ居たくねぇから」

 

現在バルカンは隔離室(電波が一切遮られる)に隔離されていた。

 

ペルシカ『一応対面室があるから来たら言うわね』

 

バルカン「マジ!対面室あんの!誰か来てくれるといいな!」

 

ペルシカ『私は貴方の身体の事について調べてるから暫く留守にするわ。じゃ』

 

 

ペルシカはバルカンとの通信を切りバルカンの今の身体のデータを見た。

 

ペルシカ「身体だけ変異って…偶然スキン見たいになってる、本当謎ね」

 

パソコンを更に弄り詳細なデータを解析するとある事に気が付いた。

 

ペルシカ「なんか演算能力上がってる?え?」

 

謎、何で?「傘」の影響?それともアルケミストが何かした?

 

そんなに考えても拉致があかないのでマーダーの戦闘記録を見る事にした。

 

ペルシカ「…うっ…やっぱりグロい…、ん?」

 

途中ある重大な映像が流れて始める

 

ペルシカ「何これ?え?万能者と鉄血の新兵器?」

 

映像にはビルの上から死闘を繰り広げている万能者と鉄血の新兵器の映像が流れていた。

 

ペルシカ「マーダーが奇襲、そして肩についていると思われた兵器に誘爆したわね、、、も…もしかして…」

 

その時、謎の点と点が繋がりある仮説が閃いた。

 

ペルシカ「もしかして万能者が?でも何が目的で……いや、流石にそれは無いわよね、多分。まぁでも貴重な戦闘データの事はマーダーには一応感謝しないと、油断は出来ないけど」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

16labo…修理室

 

マーダー「派手に爆発だなんて…私とした事が…」

 

珍しく落ち込んでいた。何故ならもっと戦いたかったのに誘爆して爆発に巻き込まれ吹っ飛ばされ大破しその後、撤退してきた部隊に回収されたからだ。

 

マーダー「はぁ…もっと血で血を洗う様な戦いがしたかったわぁ…でも雑魚人形じゃ刺激不足、、、何か戦い以外でもオモシロい奴ってないかしら?」

 

マーダーは適当に雑誌を読むんだ。

 

マーダー「へぇ…こんな世紀末なのに豊富なこと、豊富なこと、、、あっ…コレいいわね。今度やってみましょうかしら?」

 

雑誌を読んで修復まで時間を潰していたマーダーだった。

 

 




NTK様作…「人形達を守るモノ」
試作型機龍様作…「G&Kの猟犬」
英国の珍兵器様作…「501FGドルフロ詳報」
装甲歩兵様作…「403 Forbidden」
試作強化アサルト様作…「危険存在徘徊中」

コラボ誠にありがとうございます!
コレでコラボは終了とします。
バルカンとマーダーにお見舞いは各自描いてくれると幸いです。(自分の技術と気力の限界が…)


あと…最後に一言…


蚊って何でこの世にいるの?(怒)
足が痒い!
蚊この世から消えろぉぉ!
火炎放射器で消毒してやろうかぁぁ?!

以上!

本当にありがとう御座いました!


依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

久々の出番やで!そしてBBQや!

久々の出番。そしてビーチでBBQ




某ビーチ…

 

モクモクと煙が上がり肉や野菜などが焼かれ美味しそうな匂いが辺りに充満していた。

 

リホーマー「牛肉美味い、でも野菜とらなあかんな」

 

アリシア「あの忘れてません?早く戻りたいんですが?」

 

リホーマー「あのな…、ウチら出来立てホヤホヤの弱小PMCはなそんなポンポン外国やらなんやら行けんのよ」

 

H&R社はまだまだ出来立てホヤホヤの会社、その為、規模、お得意先やスポンサーなど小さいし無いその為まだまだ下準備が必要な段階だった。

 

G36「アリシアさん本当に社長がすいません…、でも大量に野菜やら肉があるので今日は楽しみましょう」

 

アリシア「そうですね、リホーマーさん無理してやろうとしてるからそんな我儘はいってしまってすいません」

 

リホーマー「いいんやいいんや、こっちもすまんの…こんな頼り無いPMCで、それより肉焼けとるで!育てた奴がええ感じに焦げて美味しそうや!」

 

なんでこんな頼り無いNPCがビーチでBBQ出来ているかというとブラックウォッチからの善意4割悪意6割の贈り物により食料、スキャッターガンが送られてきた。その為、BBQしようぜ!っとなっていた。

ビーチに関しては前に潰したPMCの所有していた土地を奪っていた。

 

そしてリホーマーはスクール水着、G36は黒い水着をきてアリシアは黄色の水着を着ていた

 

G36「思ったんですけど…あの銃解析出来たんですか?象形文字付いてる奴?」

 

リホーマー「出来た、改造も強化もできるで、でも…」

 

G36「でも?」

 

リホーマー「施設やら材料が足りん、やから高炉やら溶鉄炉、あと高度な加工施設が欲しい」

 

スキャッターガン自体は構造は解析できたが材料やら施設の問題で作れなかった。

そもそも威力は凄いが弾速が遅く使いづらい物だった。

 

リホーマー「コレはウチの専用装備の完成祝いでもある!アサルター!二つ目のコンテナ運んできてや!」

 

アサルター「………!…」

ギュィィィンッ!

アサルターは一旦本社に帰りあるコンテナを取りに戻った。

 

リホーマー「まぁ、酒でも飲んで時間潰すかの」

 

G36「やめて下さい。見た目的にアウトですから」

 

スクール水着きた銀髪幼女がお酒を…、犯罪臭しかしない。だがリホーマーはビールをジョッキに入れ飲み始めた。

 

リホーマー「あぁ…!キンキンに冷えてるんや!犯罪的に美味しいすぎるやろ!冷えてるビールなんて!プハァッ!美味いっ!焼き鳥、ビール、焼き鳥、ビールのコンボが止まらんのや!」

 

G36「何処の賭博の人ですか?この発言」

 

何処で覚えたか分からない発言をするリホーマー

 

リホーマー「あぁ…うめ〜、じ〜サンロクも飲んでヒゴロの疲れをフットバソウヤ〜」

 

G36「もう千鳥足に!弱いのに飲んでるんですか!?」

 

リホーマー「酔ってル?ウチまだ全然ヨッテへんよ〜、気分が良いだけや〜、あははは!」

 

G36「それ酔ってる人の言う事ですから!」

 

リホーマー「酔わセてや、日頃の頑張りがこの一杯で報われルンヤ、あぁ気持ちよくなってきで!あははは!」

 

悪酔いしていたリホーマーだった。

 

リホーマー「ウチの事もっと知りたいやろ〜、じーサンロク何でも一つ言うからいってや…な!」

 

なんか突然の酔っ払いの悪絡みだった。

 

G36「酒臭…、」

 

リホーマー「そんな景気悪い顔せぇへんで笑顔や笑顔!どんな状況でも笑顔は0円や!」

 

G36「分かりました、社長っめ鉄血時代どんな事してたんですか?」

 

その一言にリホーマーは少し固まったが答え出した。

 

リホーマー「そうきたか…よし!鉄血時代の事喋ったろ!機密情報やらなんやら全部喋ったろか!」

 

リホーマーはビールジョッキ片手に過去の事について語り出した。

 

 

リホーマー「ウチはな…昔はな…最初に言うけどウチはドリーマーばりに酷い奴やったよ」

 

そしてリホーマーは過去を話し始めた。

 

 




リホーマーの過去編、入ります


依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

鉄血時代の事話すで!…過去回想

過去回想…

リホーマーの鉄血時代とは?


 

過去…旧鉄血工造…研究室…

 

そこにはベットに拘束されたI.O.Pの人形と銀髪の幼女がいた。

 

「ぐ…!何をする気だ!」

 

改造者「何を?今から死ぬ奴に聞く権利は無いでゴミ人形?まぁウチの実験に付き合って貰うから念仏でも唱えておくんやな?」

 

色々な工具がある中取り出したのはメスとその他工具をテーブルに置いた

 

改造者「さてと…I.O.Pの人形の痛みの感度最大まで上げたらどうなるんやろな〜?ウチずっと気になっとったんやで?やから試させて貰う」

 

「何を!メスで身体を!やめて!本当に!アァァァァァァ!」

 

躊躇なくメスが入り身体の中にあるパーツが見え出した。改造者はそのパーツにコードを差し込み弄り始める。

 

改造者「よっと…さてと、ほれ〜デコピンやで〜」

 

「ぎゃァァァァァ!アァァァァァァ!痛いぃぃ!痛い!」

 

デコピンされただけだが痛みの感度が最大にされた為、強烈な痛みが人形を襲った

 

改造者「データは…うわぁ…こりゃエゲツないの…、ここまでリアルに?ペルシカリア博士凄いわ〜」

 

ドリーマー「相変わらずいい趣味してるわね?」

 

改造者「いい趣味?いい趣味とは言えんけどな、まぁいいデータは取れたで、ほれ確か蠱毒で必要なデータやろ?」

 

ドリーマー「ありがとうね、リホーマー」

 

改造者「成功するといいの、蠱毒」

 

ドリーマーは返事をせず研究室から出て行った

 

改造者「あぁ、腹減った、飯食いに行こか」

 

 

 

 

 

 

 

旧鉄血工造…食堂

 

昔はここで沢山の社員が料理を食べていたが今は静かになっていた。

 

改造者「配給ありがとな」

 

鉄血兵「お褒めの言葉ありがとうございます」

 

改造者「固…まぁ飯食おか」

 

テーブルにつき料理という名の大量生産された配給(レーション)を食べる。

 

パックに入っていて中には科学的に味が作られたトマト煮風の何か、そして人口肉とベーコン

 

改造者「うぇ…塩が効き過ぎてしょっぱい、お前に科学薬品塗れで胸焼けしそう…、まぁ食べるんやけど」

 

正直クソ不味い、豚の餌と思うほど不味い飯

 

改造者「ぁぁ…クソ不味かった…、ふぅ…傘の試作でも試そうかの、あの人形で………あっでもゴリアテの試作機も試さなあかん、まぁゴリアテはドリーマーに投げるとして…傘どうしようかの…、傘と連動するナノマシンの開発もせなな…」

 

忙しいくやる事が大量にあった。取り敢えずある事を済ませようと研究室に戻る事にした。

 

 

 

 

 

 

 

研究室…

 

改造者「戻ってきたで?ゴミ人形」

 

「コロス、お前を殺してやる…っ!」

 

改造者「まぁお注射の時間やで?お人形ちゃん?」

 

「何する!あぁ!ガッ!グガッ!ゴッ!」

 

注射(傘ウィルス)を刺し端末からデータを取る改造者、人形は暴れだし白目になり震えだす

 

改造者「あっ…やば…、あっ…」

 

数分後、人形が動かなくなった。

 

改造者「はぁ…やっぱ急激なナノマシンによる変異は無理があるみたいやの、、、まだまだ調整が必要やしモルモットも必要やの」

 

 

 

 

 

 

 




過去はマッドサイエンティストな幼女、、、
果たしてこの後どうなるか?

To Be Continued……


依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

工場視察やで!…過去回想…

なんや感やで工場に行く事になった改造者、しかし…不運発動につき…


本部から遠くの鉄血人形工場…

 

改造者「はぁ、やっと着いた…、ホンマ長かったの」

 

人形工場の視察に来た改造者、視察っていっても修理や回収作業が必要な所を改造するのが仕事

 

改造者「暑い…、本部のクーラーが効いた研究室が恋しい」

 

夏の暑さが車から出た瞬間襲いかかった。雨上がりの為ジメジメした暑さ、その為余計暑く感じる

そんな中、改造者は車から工具や機器を持ち出し在中していた鉄血兵に工具やら機器を運ばせ工場のはいっていった

 

改造者「よっと…、仕事しましょうかの」

 

工場は複雑で部品ごとに作る場所がかわっていた。その場所を一箇所一箇所点検していく。

 

改造者「書類上やとコンベアの故障やけど…、これは動力を繋げる物自体イカれとる…どんだけ酷使したんや、まぁ直せるけど」

 

着々と直していく

 

 

そして数時間後…

 

改造者「ふぅ…やっと治った〜、思ったより酷い状態やなくてよかったの〜、まだまだあるけど一服しますかの」

 

昼になり工場の管理室に入りご飯を食べる事にした。

 

ご飯はまたもレーション、味は科学調味料によりカレー風にした安物のゲロまずい豚の餌並のモノ

 

まさに拷問かと思えるほどの科学調味料の味の暴力だった。

 

改造者「うけぇ…流石にこれは…科学調味料の味が濃すぎて不味いっ!ぺっ!ぺっ!はぁ…不味い」

 

本来カレーは美味しい筈なのだが鉄血のレーションのカレー味は不味かった。

 

そんなレーションを食べきり、全体のシステムの様子を確認する

 

改造者「まだまだやないか、さてと…仕ごt」

 

ドガァァァォンッ!

ドォォォォォンッ!ボォンッ!ドガァァンッ!

 

改造者「え?!なんや!何が起こったんや!」

 

「改造者様大変です!工場が多数にG&Kの人形共に包囲されました!」

 

改造者「な!なんやと!工場全体を厳重警戒配備!工場からゴミ人形共を閉め出せ!」

 

「了k…ハギャッ」

ドォンッ!

 

窓ガラスが割れ、目の前にいた鉄血兵の頭が吹き飛ぶ

 

改造者「え?ヤバイどうしよう!流石に何も出来んよ?ウチ、何も出来へん施設型のハイエンドやぞ?逃げなあかん!」

 

ドアが蹴破られFN小隊の隊長、FALとF49が入ってきた。

 

FAL「見つけた、鉄血のハイエンドモデルさん?」

 

改造者「アァァァァァァ!死にたくないんや!死にたくないんや!」

 

突然の事に改造者はヘリポートの入り口まで逃げる

 

改造者「なんでウチがこんな目合わんといかんのや!逃げさせて貰うでウチは!」

 

Five-seven「逃げ道塞いでよかったわ、お終いよ」

 

FF FNC「隊長の意見ですけどね」

 

しかしヘリポートへの道はFF FNC、Five-sevenが待ち構えていた。

 

改造者「マジ〜…ど、どうしよ…ははは」

 

味方はこんな事してるって事は全滅、施設も制圧されている事は予想つく、抵抗したら殺されるそう考えて取った改造者の行動は…

 

Five-seven「え?」

 

FF FNC「!?」

 

 

両膝をつき座り始めそして手を地面につける、頭を床につけた。

 

改造者「命だけは!命だけは絶対助けてくるや!頼む!降伏でもなんでもしますから!」

 

土下座であった。

 

FF FNC「鉄血のハイエンドモデルがあんな風に?」

 

Five-seven「まぁ抵抗してめんどくさい事するよりいいじゃない、でも油断は禁物どからさっさと仕事済ませましょう」

 

 

 

その後、呆気ない終わりを迎えた改造者、その車の中での出来事

 

F49「(モグモグ…モグモグ)」

 

チョコレートの匂いが拘束しているトラックの荷台に広かった。

 

改造者「…………ジュルリ…」

 

F49「ん?何ジーっと見てるの?た、食べる?」

 

改造者「気がきくの。ゴミ人形のくせに」

(口にヨダレ)

 

F49「うわぁ…(態度デカ…まぁ一欠片渡しとこ)」

 

F49はチョコレートを一欠片割り改造者の口に放り込り込んだ

 

改造者「…!…うっ…うっう…グス…」

 

F49「ど、どしたの?毒なんて入れてないし…」

 

改造者「美味しいんや…美味し過ぎるやろ!もっとくれ!チョコレートやらを!頼む!」

 

F49はその後、チョコレートを一枚あげた。

 




飯テロ発生、、、これがキッカケになり…


依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

よくよく考えたら何やりたいんだが分からないんやけど…過去回想…

これはキッカケや

まぁ、あの時鉄血の救出部隊に助けてもらったんやけどな。
ん?
FN小隊?多分無事やで

まぁ助けてもらって数日後から話すとしますかな



旧鉄血工造…兵器廠棟

 

改造者「…………」

 

鉄血の配給を目の前に改造者は無言の表情で佇んでいた。

 

改造者「食う気せえへん、、、こんな物体X」

 

あのチョコレートを食べてからというものの鉄血のレーションが喉を通らなくなった。

なのであるものを製作中の改造者

 

改造者「…自分が弱くても何かを装備して制御すれば基地壊滅させて食べ物奪えるんやないの?(強盗並感)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、数日後…

 

改造者率いる大量の鉄血部隊は基地の占領に成功した。その時の改造者の装備は機械装甲兵の約2倍の装甲と機動力を持った強化装甲を纏っていてゴツい装甲兵にしか見えない。

 

そんな中逃げ遅れた人形がいた。

 

「ひ………!」

 

改造者「ん?逃げ遅れか…殺すかの」

 

「…!」

 

改造者は銃口を人形に向けた。しかし引き金を引くのをやめた。

 

改造者「、、、、気が変わった。やからさっさと逃げてな、ウチの気が変わらないウチに」

 

改造者はあの時の怯えて命乞いする自分に姿を重ねていた。何日か前は自分があんな状態だったんやな。と

 

改造者「やっぱり…なんやろな…、なんの為にウチらってこんな事してるんやろ…、なんで人間を殺さなアカンのやろな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

リホーマー「まぁ、殆どが黒歴史やな!そのあと色々あって今に至るって感じ」

 

アリシア「そうですか…」

 

G36「ゴリアテ開発したのが社長だなんてね、、、それと傘も」

 

リホーマー「傘は最初の方しか関わってへんよ。殆どが蠱毒の感覚のデータ収集と修理やら改修やらやったし」

 

アサルター「………!」

ゴォォォォォォ……ッ!

 

 

 

過去を話し終えた頃には酔いは覚めていたリホーマー、その頃丁度アサルターがコンテナを運んできた。

 

リホーマー「ウチの専用装備、ハート・エクス・マキナ(機械仕掛けの心臓)や、凄いからな〜、ちょっ材料に凝ったから大変やったし、、、アサルター!コンテナ開けや!」

 

アサルターがコンテナを開けると銀色の液体が流れ辺りに一面銀色の液体塗れになった。

 

リホーマー「ハート・エクス・マキナ(機械仕掛けの心臓)はポリマー「ターミネーター」、それとナノマシンにより再生能力が向上、更に変形スピードも格段に速くなり精密性も向上、これ自体コードの役割を果たし人形に突き刺す事によりその人形の権限を奪う事ができる。」

 

銀色の液体は槍や剣、腕など様々な形に変形していた。

 

リホーマー「これ自体、変幻自在のコードやから移動要塞作る時に重宝できるんやで、それとな…もう一つ計画があるんや」

 

更にもう一つの計画?ここにいる全員が顔を傾げる。

 

 

リホーマー「裏でウラン鉱石の採掘しているところがある。そこを襲撃してウチらでウラン鉱石の採掘をする。」

 

G36「ウラン鉱石の採掘!?なんでそんな事を…!」

 

アリシア「そんな事したら色々と目つけられますよ!?」

 

リホーマー「この世界、核の抑止なんてないのは第3次世界大戦の事を知ってれば分かる、でも国一つ丸ごと滅ぼせる程の核があるなら話しは別、それなら抑止力が持てる。

 

 

 

 

ウチらは " 槍 '" を作る…一国を滅ぼせる程の " 槍 " をの、まぁ余ったら売ってお金なするんやけどな」

 

ウラン鉱石採掘場襲撃作戦の作戦会議が後日行われる事になった。




大事にしていくリホーマー…

大丈夫か?リホーマー?


依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ウラン鉱石採掘場襲撃作戦会議…

絶対的な力を手にする為に…

ウチは神でも悪魔にでもなったる

邪魔はせえへんでな?

言っとくけどな…今回のウチは本当やで


山岳地帯…H&R本部

 

まだまだ一部しか防衛施設を設置できていないがそれでも十分な戦力を有していたがまだまだ小さかった。

 

本部は坑道の中は常に温度が一定で過ごしやすい温度、そんな本部の会議室の中、ある作戦会議が、行われようとしていた。

 

リホーマー「これより、ウラン鉱石採掘場襲撃作戦の作戦会議を始めるで〜」

 

G36「……好きにして下さい」

 

アリシア「本当にやるんですか?核兵器作るって国と裏社会全部敵に回す気なんですか!?」

 

リホーマー「やる気やで?やらんとウチの会社はいずれ大きなPNCに買収されてお終いってなる。」

 

G36「そうですか…そのウラン鉱石採掘場のウランって何に使われてるの?」

 

リホーマー「劣化ウラン弾作って闇市で売りまくってガッポリ稼いでる所や、やからもし奪ったらアリシアの言う通り国と裏社会を全部敵に回す事になるの」

 

アリシア「なら尚更…」

 

リホーマー「やけど突き進むしかないんや…」

 

リホーマーの雰囲気が暗くなった。

 

リホーマー「尚更突き進むしかないんや…ブラックウォッチやらMSFやら…、ウチはそれから何を作っても守れる気がしない、あっという間に潰される未来しか想像できん。だから核の力が必要なんや、国一つ滅ぼせる力がの…」

 

G36「やり過ぎじゃ…」

 

アリシア「そうですよ、やり過ぎです」

 

リホーマー「やり過ぎやない、もっとやらんといけん、キチガイじみた航空戦力と鉄の巨人、あれを知ったらもっとやらんといけんのよ、だから核兵器を手に入れる」

 

G36「確か売るって言っていましたよね?もしそれで何万人が犠牲になると思ってるんですか…!」

 

もし核兵器が大量に売られる事態になれば何万もの被害がでる事になる

 

リホーマー「何を言っとるんや?ウチらは武器を売る商売してるんやぞ?死の商売や。武器は売るだけどう使うか人次第、身の振る舞いと金払いさえ良ければ売る、それだけや」

 

G36「本当にそれでいいんですか?やめた方がいいと思いますよ」

 

リホーマー「地獄なんぞ沢山みてきた、もう失う事は沢山なんや、、、だから抑止としての核の力を再び蘇させる必要が必要ある、使い方次第でエネルギーに国一つ滅ぼせる兵器にもなる核の力がの」

 

リホーマーの決意は揺るがなかった。

 

リホーマー「ウチがこの会社作った以上、責任持って守らなアカンのや。

 

高濃縮集束型核弾頭を使っての…ウチは守らなアカン

 

地獄に堕ちようともな…」

 

G36「…知りませんよ、、、どうなっても」

 

リホーマーの決意と覚悟に周りは少しの間無言になった。そしてウラン鉱石採掘場を襲撃する事に

 

 

 

 




今回のリホーマーは本気です

リホーマーの専用装備
ハート・エクス・マキナ(機械仕掛けの心臓)

銀色の液体の兵器、黒色で試作品だったナノマティックウエポンから更に強化され。ポリマー「ターミネーター」により再生能力と耐久性、変形スピードが大幅に強化され、より速く槍や剣、腕などに変形可能
移動要塞の構築スピードが大幅に上がる様にコレ事態配線やコード、更に要塞の修理などにも使用可能

リホーマーの専用装備の為、製品では無い


依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ウラン鉱石採掘場襲撃…

お前らまで汚れんでもええ……

…汚れるのはウチ一人で充分や

アサルター行くで



ウラン鉱石採掘場…上空

 

熱光学迷彩付き輸送用ヘリ内…

 

ローター音を出来る限り無くすようにした熱光学迷彩付きのヘリによりにより通常では近づけない領域に近づいていた。

因みにお値段一機あたり20億

 

リホーマーとアサルターは自動操縦にした大型ヘリの機内に待機していた。

 

リホーマー「……これでええんや…お前らは汚くなる必要はない。」

 

アサルター「………」

ギュュュュ………

 

リホーマー「何?本当にそれでいいのか?だって?いいんや、いいんや…もともと汚れていた手を更に汚すだけの事やし」

 

G36と白い死神部隊は、リホーマーが実はヘリに急いで乗り込み置いて来ていた。

 

リホーマー「…ウラン鉱石採掘場襲撃作戦開始や!行くで!アサルター!」

 

アサルター「………!」

シュュュゥゥゥゥゥ……!

 

光学迷彩付き輸送用ヘリはウラン鉱石採掘場の周辺に着陸した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウラン鉱石採掘場…周辺

 

ヘリは着陸し熱光学迷彩を切った。そしてリホーマーは近くを流れていた少し汚れた川に放射能の濃度を測定する器具を入れた。

 

リホーマー「…やっぱりやな、通常の千倍もの放射能濃度、その場でウラン鉱石を加工してるな。そうやないとこんな放射能濃度が高くならへん、、、過去する時に出た排水を垂れ流してるって感じやな」

 

アサルター「…………!」

ギャィィィィィンッ!

 

リホーマー「人形やないと被曝して終わりってくらいの濃度やな、帰りはちゃんと洗って帰ろかアサルター」

 

川から約千倍の濃度の放射能能が検出された。常人なら被曝して肺がんになる濃度の放射能が川に垂れ流されてのだ。

 

アサルター「…………!」

ガァッシィィィィンッ!

 

リホーマー「先陣は我が行くか?…いやウチが先に行く、いきなり大事になったら面倒くさいからの。後方支援頼むで?」

 

アサルター「…………」

キャュュゥゥゥ…

 

アサルターはGSH-23とその大型弾倉を二つずつ両手に持ち後方支援に回る事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウラン鉱石採掘場…検問所

 

雇われと思われる兵士が突撃銃を手に持ち二十四時間体制で監視が行われていた。

奴隷の様に闇市で買われたと思われる人形や人が暴行や犯されたりなど悲惨で残酷な扱いを受けていた。

 

リホーマーはボロ布をワザと纏い検問所に歩いていった。

 

リホーマー「すまない、道を聞いてもええか?」

 

「おお、お嬢さん旅でもしてるのかい?」

 

「一人で夜中に…危ないから一晩泊まって行くか?お嬢さん?」

 

リホーマー「そうですか…こんなご時世いい人もいるもんやな」

 

リホーマーは兵士に連れられ扉の中に入っていった。するも兵士の態度が一変した。

 

「お嬢さん、泊まって行くって事は、代金はその身体で払ってもらうぜ?こういう体型は始めてで興奮してんだぜ」

 

「お前を一生ここで肉○器になって貰うからな、、、」

 

バベルの塔がズボンにテントを作っていた。

 

リホーマー「汚ったな…まぁ、ありがとな。ゴミ共」

 

「「は?」」

 

リホーマー「…じゃ…死のうか」

 

リホーマーはハート・エクス・マキナ(機械仕掛けの心臓)を起動。そして兵士が痛みで声を出す暇なく頭を銀色の棘が突き刺さり即死した。

 

 

 

そして鍵穴にハート・エクス・マキナ(機械仕掛けの心臓)を入れ鍵を施錠し監視室に入った。

 

「なんだ?お前」

 

「おい、銀髪ロリ?俺の性癖にどストレートだぜ」

 

「そうだよ(便乗)」

 

全員あの二人の兵士の様な反応を取りオスに成り下がった。

 

リホーマー「なんや…アレと同じ下集か、なら用は無い。お前らの存在なんてゴミ以下やな、…死んで土に還って森の役に立ってろ」

 

棘や剣、槍を生成し全員の眉間を寸分狂わず貫いた。

そしてアサルターに連絡を入れた。

 

リホーマー「アサルター、コイツら全員生かして返すな。コイツらは鉄血以下の畜生共や、生きてても価値が無い。全員骨すら残さず消す」

 

アサルター『…………』

プシュュュュュ…………

 

アサルターは豹変したリホーマーに少し戸惑いつつも両手に持っているGSH-23を敵の装甲車に向かって放った。

 

 

 

 




依頼《コラボ》または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ウラン鉱石採掘場襲撃…2

リホーマー「アサルター、コイツら全員生かして返すな。コイツらは鉄血以下の畜生共や、生きてても価値が無い。全員骨すら残さず消す」

 

アサルター『…………』

プシュュュュュ…………

 

 

 


 

最優先……主人の命令

現状……普段と様子が異なる

任務……ウラン鉱石採掘場を乗っ取る

……可能、、、だが

 

加工設備……被害が出ない事が望ましい

作業員……

人間の場合、被曝の可能性大、人形の場合整備不良の可能性大

最優先攻撃目標……敵装甲車、戦車、トーチカ

主人への心配……速く終わり次第ホローに向かう

 


 

アサルターは豹変した主人であるリホーマーに戸惑っていた。いつも陽気で明るい主人が冷たく冷徹になっている事に。

 

仲間を思う事は確かに大切、だが核兵器まで使うべきなのか…

 

確かに主人の考えには一理ある。

しかし、そのせいで何万人もの人が犠牲になるのは義に反する事、しかし主人に忠を誓った身……

 

アサルターは不安に思いながらリホーマーの命令に従った。

 

両手に持っているGSH-23の引き金を引き戦車目掛けて放った。

 

23mmの弾丸は装甲車は豆腐の様にボロボロになった。

 

「なんd…!」

 

「化けm…!」

 

「ヒャ…!」

 

真っ二つにグロい光景、または四散爆散していく兵士、突然の事に混乱に陥る。監視室に連絡を取るが繋がらない。

 

20分後には装甲車や戦車が破壊され大方の敵の兵士も全滅していたが逃げた兵士もいた。

主人からの命令は『全員骨すら残さず消す』事…なのでアサルターはGSH-23を使い切ると削岩槍に持ち替え殲滅に移る。

 

一振りするだけでトーチカが壊れ、近くにいた兵士共々削岩槍に流れているプリズマで消し炭になる。

更に逃げ用と軍用車に乗り込んだ兵士にも削岩槍が振り下ろされ軍用車ごと破壊

 

アサルター「…………!!」

ギュィィィィィィィンッ!

 

ビットを前に展開、型を三角錐状に展開、自身の持っているジェネレーターを最大出力にし辺り一帯にプリズマが飛び散る。

スラスターを吹かし全速前進。

 

コンクリートの地面が赤くなり気化し一本の線が現れ直線上の物という物を蒸発させた。

 

 

敵の兵士を全滅させたアサルターは不快感があった。

 

彼らのした事は確かに死に値する事だ。しかしそれを個人的な理由で命を奪ってもいいのだろうか?これでは私達もあの者達と変わらないのではないか?

 

そんな事を考えている中、リホーマーから通信が来た。

 

リホーマー『アサルター 、掃除は済んだか?」

 

アサルター「…………!」

シュゥゥゥゥゥゥゥゥ…!

 

リホーマー『分かっとる、、、その事は済まないと思ってる。こんな不快感な思いさせてすまんま」

 

アサルター「……………!」

ギュュゥゥゥゥ…!

 

リホーマー『ありがと…、励ましてくれて。ここの作業員なんやけど全員解放してくれへんか?まだブラックウォッチの食料の残っとる筈や。それ支給してやれ。』

 

アサルター「…………!」

ウィィィィィンッ!

 

リホーマー『何?それでは採掘出来ないんじゃないか?って?大丈夫や鉄血の機械装甲兵拝借してくるから大丈夫や。ウラン鉱石採掘は機械装甲兵にやらせる。被曝の心配はもうあらへんしちゃんと排水も処理する予定や。

アサルター、機械装甲兵を拝借してくる間ここの防衛頼むで!』

 

リホーマーは通信を切った。

 

なんだ…。なんやかんやで通りの主人ではないか。

しかし…

果たしてこのまま突き進んで良いのだろうか?

 

 

アサルターはそう考えながらウラン鉱石採掘場を守る事にした。

 

 

 

 






依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

極音速の核弾頭

これは新たな抑止力になるんや

回避不可の破滅の弾頭によって…!




あの後、無事夜戦準備していた機械装甲兵を鹵獲し権限を奪いウランの採掘をさせる事に成功。

その頃からG36やアリシアと会う事が気まずくなり兵器工廠に篭ってある兵器を開発していた。

 

 

H&R兵器工廠…

 

リホーマー「ヒュージキャノンの試作品は出来たけど…、これはエグイもん作ってもうたな。」

 

円筒状のガスタービンジェネレーターと口径が40cm、長さが30mの巨大な砲が付いた異様な兵器だった。

 

リホーマー「ここまでやるのに苦労したで…燃焼ガスを超圧縮した薬室を砲弾の通過にシンクロして順次点火させ、驚異的な加速を砲弾に与える計30のガスタンクを搭載した多薬室砲の構造はキツかった…」

 

構成は折りたたまれた巨大な主砲と円筒状のガスタービンジェネレーターから成り、圧倒的な長射程を活かした遠距離から核弾頭を撃ち出す規格外のスナイパーキャノン、弾速実にマッハ10以上という回避不可の核弾頭を撃ち込む為の破壊兵器だった。

 

それとリホーマーはある図面を見ながら更に図面を読み

 

リホーマー「核弾頭は…まぁ予定通り高濃縮収束核弾頭でええか」

 


 

高濃縮収束核弾頭

 

俗名…クラスター核弾頭

 

中型核弾頭×4

 

着弾時、核爆発によるEMPを発生させながら広範囲を破壊。

更に爆発を重ね合わせ気象に影響を与え放射能を広範囲にばら撒き国ごと放射能汚染を起こさせる

 


 

図面には事細かく繊細なに書かれていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

H&R社…食堂

 

G36「はぁ…あの作戦が終わって数日…全く兵器工廠から出てこない、あのバカ社長…事故って死んでないと良いのですが…」

 

ウラン鉱石採掘場の襲撃には反対だった。それでもリホーマーの事が心配になったG36はコンソメスープとパンをトレーに乗せ兵器工廠に向かおうとしていた。

 

ドンドン…!ドンドン…!

 

G36「え?何?この音?」

 

 

 

 

 

何かが叩く音が聞こえたG36は音の元があると思われる人形研究所に入った。

 

G36「あっ…そう言えば何か忘れていた様な…」

 

ドンドン!ドンドン!

G36「キャッ!」

 

そこには大きな培養カプセルに入った黒髪の少女が必死にカプセルを叩いていた。

 

??「……!……!……!」

 

G36「あっ…探索者(サーチャー)の事1週間以上忘れてた!」

 

仕方なかったと言えば仕方なかった。やる事が沢山あり人手不足で完全に忘れていた。

 

慌てて探索者(サーチャー)の入っているカプセルを開け外に出した。

 

サーチャー「がはっ…オロロ…」

 

G36「本当にすいません…!放置してしまって!」

 

サーチャー「ひ、酷過ぎませんか?ごほ…私1週間以上放置されてたんですけど?あー…地面に足が作って不思議な感じするわ」

 

培養液を吐きながら愚痴り始めたサーチャーだった。

 






依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

なんだこのメイド人形っ!

なに者なんだよ!
このメイド人形!


G&K社…訓練場…

 

キルハウスや射撃場など、様々な訓練施設がある。だいたいは戦術人形達がワイワイと楽しそうにやっていた。

 

そんな訓練場に、丁度やっと隔離室から解放された元の姿にバルカンがいた。

 

バルカン「成る程、、、闘争とは力の解放だ、力みなくして解放のカタルシスはありえねぇ…、か成る程成る程…」

 

スマホ片手にとある格闘マンガを見ながら絶賛格闘訓練中だった。

 

バルカン「カタルシスってなんだろ…え〜っと…

心の中に溜まっていた澱(おり)のような感情が解放され、気持ちが浄化されること…か…」

 

なんか方向性が間違っているがバルカンは隔離室にいた時からDG小隊とアヴァロンからお見舞いのジャックダニエルとおつまみを飲んだり食べながら考えていた。そういや近接格闘なんてやってなかったな。と、

実際バルカンが近接格闘やるとなったら高性能なフレーム任せのパワープレイが中心的な893スタイルだった。

その為、方向性が間違っているがとある格闘マンガ見ながら格闘術を身に付けようとしていた。

 

バルカン「取り敢えず…思っ切りって事だよな。」

 

バルカンは息を整え構えた。

壁に一回拳を当て殴る場所と角度を確認し深呼吸した。

 

バルカン「ふぅ……

 

死ぬぇぇぇェェェェッッッ!糞鉄血野郎共ガァァァァァッッ!」

ズドォォォォォンッッッ!

 

思いっきり殺気と恨みを込めて壁を殴った。凄まじい音と共に壁は崩れてバルカンの目の前には運動場が。

格闘訓練室の壁は通常より何倍も頑丈な筈なのだが…

 

バルカン「はぁ…はぁ…あっ…ヤベェよ、ヤベェよ…壁ぶっ壊しちまったよ…!」

 

メイド人形「何ごとですか?」

 

音を聞きつけて来たのか近くで掃除していたと思われるメイド人形が急いでやって来た。

 

バルカン「げっ…融通効かなねぇメイド人形かよ…」

 

本部にも一応清掃用に民間のメイド人形を買ったりしていた。殆どが真面目で融通が効かない為バルカンは苦手だった。

 

メイド人形「壁を壊したのですか…、16laboに報告し次第お手伝いお願いします」

 

バルカン「見逃してくれよ〜頼むから。こんな事になると思わなかったんだ。頼むよ」

 

メイド人形「駄目です」

 

バルカン「そこをなんとか…」

 

メイド人形「雇wa…買われた以上嘘は付けませんので」

 

 

穴の開き瓦礫が散乱した壁を見つめながらメイド人形は言った。

 

メイド人形「なら…私と模擬戦して勝ったら見逃してあげます。どうでしょうか?」

 

バルカン「は?」

 

何トチ狂ってんだ?このメイド人形?民生用人形と戦術人形じゃどうあがいても勝ち目はねぇ。まして特殊なフレームだぞ?私は?勝ち目なんて絶望的じゃねぇか?

 

バルカン「おい…それ本気でいってんの?怪我じゃすまねぇぞ?」

 

メイド人形「大丈夫ですよ?勝てますので」

 

バルカン「舐められたもんだな…怪我しても本当にしらねぇからな?」

 

バルカンは構えた。

 

バルカン「止めるなら今の内だぞ?」

 

メイド人形「ビビってるのですか?16labo謹製の人形が?」

 

バルカン「ビビってんのはアンタじゃねぇのか?まぁいい。」

 

バルカンはポケットからコインを出した。

 

バルカン「このコインを投げて落ちたら試合開始。お前は負けを認めて報告をしなければ私は何もしねぇ、まぁ報告してもしないが…始めるぞ。ほいっ…」

 

バルカンはコインを投げた。

 

場は緊張感に包まれ

 

 

 

 

 

そしてコインは床に落ち金属特有の音が鳴り響いた。

 

バルカン「ウォラァ!ホラホラホラホラホラ!問答無用じゃぁ!食らいやがれ!」

 

バルカンはコインが落ちると同時に殴りかかった。

 

メイドは微動だにせずいた。

 

メイド人形「本能的で力任せですね。力の使い方が分かってないという感じですね」

 

バルカン「フグゥッ…!」

 

メイド人形はバルカンパンチを躱し懐に入り腹を殴った。

バルカンのパンチの勢いも合わさりメイド人形のパンチはかなりの入になっていた。

 

バルカン「クソ痛えぇ!お前なに者なんだよ!」

 

メイド人形「言ea…タダのメイド人形ですが?」

 

バルカン「何で言い換えた!おかしいだろ!明らかに戦闘慣れしてやがるし!」

 

謎のメイド人形?に遭遇しまバルカンだった。

 

 

 





何者なんだ?このメイド人形


依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

頼むから教えてくれよ!

訳分からんが教えてくれよ!

頼むから!


格闘訓練場…

 

バルカン「何者なんだよ!お前!」

 

メイド人形「ただのメイド人形ですが何か?」

 

バルカン「ただのメイド人形がこんな戦闘慣れしてる訳ねぇだろ!」

 

バルカンに喧嘩を売ったメイド人形、勝負は決まっているような物、だった筈だった…

 

しかし、勝負は意外にもメイド人形が勝ってしまいバルカンは困惑していた。

 

バルカン「ふぅ…お前がその気なら…

全力で逝かせてもらうぜッッ!」

 

バルカンは大人気無くリミッターを外し正真正銘の全力で殴り掛かった。

 

メイド人形は避け距離をとった。

 

メイド人形「そんな攻撃当たりませんよ?」

 

バルカン「動くなよ!動くと当たらないだろぉ!」

 

さっきより早くそして力強い攻撃の連撃、しかし全くカスる気すらしない。それでもバルカンは全力で殴り続け意地でも勝とうとしている。

 

バルカン「当たれぇぇぇ!この頭デッカチ野郎!」

 

メイド人形「だから当たりませんよ。だけど…そろそろ攻めましょうか」

 

メイド人形は回避に徹していたが突然姿勢を低くし構え始めた。

 

バルカン「やっとやる気になったかこの野郎!ぶっ飛ばしてやんよ!」

 

メイド人形「隙が大きくて身体の使い方もよく分かってないですね。攻撃ってモノは…こうやるんです…!」

 

低い姿勢から放たれた肘打ちと掌底はバルカンより威力は当然無かった。しかし鋭く、そして確実に身体の正中線に5発打ち込まれた。

 

バルカン「ギィッ!?クソ痛えぇェェ!あぁ!くそ!」

 

バルカンは倒れはしなかったが相当な痛みに耐えていた。

 

メイド人形「頑丈ですね。私も時間が無いので…」

 

バルカン「まだだ!まだ終わってねぇ!メイド人形に負けたってなればマーダーに笑われるだろ!それは嫌なんだよ!だから絶対勝つ!」

 

メイド人形「はぁ…もう時間が無いのに…」

 

メイド人形はバルカンに距離を詰め肘打ちと掌底をバルカンに叩き込む

 

バルカン「ギャァッ!?負けるかぁ!」

 

バルカンは痛みで怯んだが堪えて殴り掛かろうとする。しかし目の前にはメイド人形が姿を消していた。

 

バルカン「居ねぇ!?ウギャッ?!」

 

バルカンは辺りを見回そうとする。しかし突然後ろから気配を感じ振り返ろうとした。

 

メイド人形「時間が無いので気絶でもしてて下さい」

 

バルカン「…ガッ!……」

 

後ろから強烈な痛みを感じバルカンの意識はブラックアウトしていく。

 

メイド人形「やっとどすか…拝み連拳 破魔の型でやっと…ですか。ペルシカリア様も相当な人形を作りましたね…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2日後…

 

バルカン「教えてくれ!頼むから!」

 

メイド人形「何をですか?メイドの心得をですか?」

 

バルカン「違う!その…おがみれんけん…なんとかって奴をだ!頼むから。」

 

メイド人形「何の事ですか?」

 

バルカン「とぼけてんじゃねぇ!」

 

その後、余りにも執拗なバルカンの頼みにメイド人形は渋々教える事にした。

 

 




まぁ、拝み連拳は…

まぁ、奴ですな。


依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

謎メイドの格闘レッスン

なんだこのメイド!
おかしすぎるぜ!


格闘訓練場…

 

メイド人形「はぁ…関わらなきゃよかった」

 

バルカン「そう言って手伝ってくれるあたり優しいな、お前」

 

メイド人形にノックアウトされたバルカンは後日、格闘訓練を手伝って貰うように執拗にお願いしてなんとか教えて貰う事になったバルカンは、メイド人形の仕事よ掃除や雑務が終わった夜中にやる事にした。

 

メイド人形「まぁ、私がこの事を了解してしまいさたし仕方ありませんか…」

 

バルカン「頼むな!っで?何をすればいいんだ?」

 

メイド人形「何を…って言われましても…」

 

メイド人形は顎に手を当て考えた。そして1分後。

 

メイド人形「では…軽く打ち込みしましょう。私が駄目なところを言いますのでその指示に従って下さい」

 

バルカン「おぉ!分かった!んじゃぁ行くぞ!」

 

メイド人形「ではよろしくお願い致します」

 

バルカンはボクシングの様に構え、メイド人形は軽めに低く構えをとった。

 

メイド人形「正直教えるのは初めてでして…余り期待はしないで下さいよ」

 

バルカン「実戦重視は好きだぜ!訓練より退屈じゃねぇしな!じゃぁいくぜ!」

 

バルカンは殴りかかりメイド人形はそれを避けた。

 

メイド人形「大振りすぎです。もっと細かく、そして体感を意識して」

 

バルカン「ん?こうか?」

 

メイド人形「ん〜…まぁそんな感じですね。次からは隙があった場合だけ反撃しますよで」

 

バルカン「了解!」

 

バルカンはメイド人形の指示どうり細かく攻撃を続けた。しかしメイド人形は当然の様に躱す。

 

メイド人形「はい、脚、右肩、はい頭」

 

バルカン「ぐっ…!痛っ…!痛ってぇ!本当容赦ねぇな!お前!」

 

メイド人形「教えるからにはちゃんとやりたいので」

 

バルカン「思ったんだけどアレ教えてくれねぇか?」

 

メイド人形「アレとは?クッキーの焼き方ですか?それとも掃除の仕方?」

 

バルカン「またトボけてるよこのメイド。あのなんか… " おがみれんけん " って奴をだ」

 

メイド人形「アレは……何かの聞き間違いでは?」

 

バルカン「いや?微かに聞こえたからな?痛ッッ!!いきなり強くすんなよ!痛えぇんだよ!」

 

メイド人形「気のせいです。貴方の電脳の誤作動による気のせいです」

 

メイド人形は掌底や肘打ち、蹴りでバルカンの腕や脚を素早く攻撃、バルカンは少しづつ反応出来ているが余りにも早い打撃に殆どが反応出来ない。

 

バルカン「痛い!訓練の筈だろ!一方的に攻撃するなよ!」

 

メイド人形「実戦は好きっていいましたよね(ニッコリ笑顔)」

 

バルカン「言ったけども…!痛った!グホッ!ちょっ!一旦タンマ!」

 

メイド人形「迷えば死にますよ?」

 

バルカン「ちょ!お前本当何者なんだよ!」

 

メイド人形「何度も言いますがTDN(ただの)メイドですよ?バルカン様」

 

バルカン「いや!絶対違うって!ハギャッ!

腹クソ痛えぇ!おい!不意打ちは卑怯だろ!」

 

メイド人形「戦場では卑怯もクソも無い筈では?」

 

スパルタだったメイドの格闘レッスンだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、とある人物から連絡が入りバルカンは絞め落としたメイド人形は連絡に出た。

 

??『貴方もめんどくさい奴に絡まれたものね。まぁマーダーよりはマシだけども…』

 

メイド人形「正直基本しか教える気がなんてありませんよ?私の技は殆どが暗殺やら物騒な物ばかりなので」

 

??『当たり前でしょ。流石にそんな技教えた瞬間貴方絶対バレるでしょ?っていうかバレ掛けてない?』

 

メイド人形「上手く隠せてますから安心してください。もしもの場合は記憶処理して誤魔化しますので」

 

??『そう…まぁ期待してるわ。正規軍の重鎮を大量に一人で暗殺した隠者さん。後、おはぎ貴方の部屋に送って置いたから』

 

メイド人形「…ジュルリ……ありがとうございます。ペルシカ様」

 

ペルシカ『あんまり面倒事起こさないでよ?貴方匿ってる事バレたら結構ヤバイからね?PSE Fang 350』

 

メイド人形こと、350は通信を切った。

 

 






依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

社員募集するんや!あくしろよ!

店員募集するで



スクラップヤード…

 

リホーマー「さてと…何人来るやろな?」

 

G36「そんな来ませんよ?あんまり知名度無いと思うので?」

 

サーチャー「はぁ…なんでやっと出れたと思ったらこんな事になったの?」

 

リホーマー、G36、サーチャーは面接用に改造したコンテナをアサルターに運ばせスクラップヤードで面接する事にしていた。一応受付にはメイド人形がいて面接の募集をする事にしている。

アサルターは基地防衛の為にコンテナを運んだ直後直ぐに山岳地帯にある基地に元に戻った。

 

リホーマー「すまないの。忙し過ぎて忘れてもうたは。本当すまん」

 

サーチャー「流石に1週間放置はないですよ!」

 

リホーマー「すまんとしか言えんよ!本当すまん!」

 

G36「あの…人来てますよ?」

 

ドアの向こうには何人か人影が見えていた。

 

リホーマー「え?まじ?やるでサーチャー、お前さんの初仕事や。お前さんの能力使えば何処に暗器隠してようが丸分かりの筈や。」

 

サーチャー「分かりましたよ。初仕事がこんな仕事なんて…本当もっとなんか段階踏んでからじゃないんではしか?」

 

リホーマー「いいから、はよせえ」

 

サーチャー「りょ〜かい」

 

サーチャーは意識を集中した。

超音波や生体電気、サーマルスコープなど様々な探知能力を持ったサーチャーは参加者を徹底的に調べ上げる。

 

サーチャー「戦術人形3人、暗器などの凶器は確認されません」

 

G36「良かった。まだ鉄血の襲撃とかあるかも知れないので油断ならないけど」

 

リホーマー「流石にない、ない。ある訳ないやろ〜。」

 

サーチャー「一級フラグ建築士ですか?」

 

リホーマー「フラグなんぞぶち壊してやるわ!」

 

G36「はぁ…一人目入ってどうぞ」

 

G36は収集付かない二人を放置し面接を始めた。

最初に来たのはブロンドの髪の赤い目をした戦術人形だった。

 

FMG-9「FMG-9、よろしくね。」

 

G36「よろしくお願い致します。で?この会社を選んだ理由をどうぞ」

 

FMG-9「前いた所クビになってね。いや〜前いたところのPMC、前代のボスは良かったんだけどね。色々揉めちゃってさ。でここに来たって訳」

 

G36「そうですか……で前のPMCでは何をやっていたんですか?」

 

FMG-9「諜報部だったよ。いや〜結構やらかしたもんだよ。正規軍の裏を探ったり色々やったりね。」

 

G36「どうします?社長」

 

G36はリホーマーに意見わ聞こうした。

 

リホーマー「だーかーらー!すまんって言ってるやろ!」

 

サーチャー「もっと誠意を込めて謝って下さいよ!1週間放置してすまん。ってだけでは許せません!」

 

G36「社長?サーチャーさん?どうしますか?(ニッコリ笑顔)」

 

リホーマー・サーチャー「「ごめんなさい」」

 

G36の圧力により二人の言い争いは鎮圧された。

 

 

リホーマー「FMG-9とか言ったな?んじゃ採用や、今は人でが足りん。」

 

G36「あっさり決めますね?いいんですか?」

 

リホーマー「ええよ。じゃ、隣のコンテナで待機しててな?M3」

 

FMG-9「了解」

 

M3は隣のコンテナに入って行った。

 

G36「…では次の人、入ってどうぞ」

 

ノックの音がし、扉が開いた。そこにいたのはクリーム色の髪に青色の瞳、装甲を纏った戦術人形だった。

 

AA-12「AA-12よ、よろしく…うぇ!真面目な自分、なんかキモイ…」

 

なんかキャラ濃いのが来た。と思いつつG36は面接を始めた。

 

G36「で…この会社を選んだ理由をどうぞ」

 

AA-12「理由?前にいたPMC潰れちゃってね…、売られそうになったから逃げて来たって感じ。」

 

リホーマー「んじゃ採用や」

 

AA-12「え?マジで?それしか話して無いよ?」

 

G36「えぇ…(困惑)」

 

リホーマー「んじゃ隣のコンテナで待機頼むで?」

 

AA-12「了解〜、社長ッチ!」

 

リホーマー「新人社員は活発でええな…」

 

AA-12は待機用のコンテナに入っていった。

 

 

G36「いいんですか!?本当にあんな簡単に決めて!」

 

リホーマー「AA-12は高級戦術人形やぞ、それだけでも採用。って事になる。以上や。じゃあ次行くんやで!」

 

AA-12は高級戦術人形だからって理由で採用された。

 

 

G36「はぁ…もう好きにして下さい。では次の人」

 

 

入って来たのは少し緑がかった髪に緑の瞳、服はオレンジ色と黒の服を着た戦術人形だった。

 

TAC-50「TAC-50と言います。よろしくお願い致します。」

 

G36「この会社を選んだ理由をどうぞ」

 

TAC-50「はい、お金を困っていまして。それで選びましたね。たまたま通りすがっただけですけど。」

 

G36「はい、分かりました。では特技はありますか?」

 

TAC-50「特技は機械弄りですかね。楓月の修理してるので簡単な電子系等なら出来ます。」

 

G36「えっと…その…、楓月ってなんですか?」

 

TAC-50「楓月って言うのはコレのことです。」

 

TAC-50はドローンを操作し扉から入って来るように操作した。

 

TAC-50「コレが楓月ですよ、私の相棒です。」

 

G36「分かりました。では好きな物はなんですか?」

 

TAC-50「好きな物?食べ物でいいでしょうか?」

 

G36「別に構いませんよ」

 

TAC-50「メイプルシロップが好きです。メイプルシロップ味のマッシュポテト、メイプルシロップ味の綿菓子とか、メイプルシロップ味のご飯とか…ほんとメイプルシロップは万能調味料ですよ。」

 

G36「そ、そうですか…(ドン引き)、社長どうします?」

 

サーチャー「うぇ…ヤベェ、メイプルシロップ中毒者かよ…」

 

G36はろくな事言わないと思いつつリホーマーに聞いた。

 

リホーマー「あっ、採用で。機械弄り出来るなら採用は確定や。メイプルシロップは…ウチ苦手やけど」

 

TAC-50「ど、どうしてですか!あんなに美味しいのに!」

 

リホーマー「なんか甘ったるから無理」

 

TAC-50「美味しいじゃないですか!メイプルシロップ!」

 

こうしてH&R社に三人の戦術人形が新人として加わった。

 




色々と突っ込みどころ満載だけどまぁええやろ(妥協)



依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

対E.L.I.D兵器開発

山岳地帯…H&R社 兵器廠工

 

新たに三人(現状そんなに変わらないが)の新人を迎え入れたH&R社、その社長であるリホーマーはTAC-50を兵器廠工に入れ他の新人そっちのけで兵器開発をしていた。

 

TAC-50「なんですか?色々と凄そうな機械がごちゃごちゃしてますが?」

 

リホーマー「凄いやろ?1から全部作った奴やで?」

 

ただ話が分かりそうなTAC-50に自慢したかっただけだったリホーマー。

 

リホーマー「例えば…E.L.I.D用に作ったこのグレネードランチャーの弾や。」

 

リホーマーが見せたのは先が黄色く丸いグレネードランチャーの弾だった。

 

TAC-50「どう言う物なんですか?ソレは?」

 

リホーマー「E.L.I.Dは硬い皮膚で覆われて弾丸すら弾く、やからビーム兵器で焼き切るか高威力の対物ライフルで動かなくなるまで撃つのが一般的な倒し方や。」

 

TAC-50「って言うかなんでE.L.I.Dと戦う事を前提に話してるんですか?そんな化け物正規軍に任せておけば…」

 

リホーマー「確かにの…あっコーヒー飲む?」

 

TAC-50「苦い物は苦手でして…あっメイプルシロップ入れるとどうなるんでしょうか。気になりますね」

 

リホーマー「……やっぱええわ」

 

リホーマーはグレネードランチャーの弾を机に置きコーヒーポット片手に話し始める。

 

リホーマー「このグレネードランチャーの弾はの柔らかいんや?黄色い部分がの。」

 

TAC-50「それ…弾として機能するんですか?」

 

リホーマー「するで?ホプキンソン効果って知ってる?」

 

TAC-50「ホプキンソン効果?なんですか?それ?」

 

リホーマー「鋼板や岩石などに爆薬を密着させた状態で爆破した際に、その裏面に剥離を生ずる現象や。勿論薄い防火膜はってあるから落とした程度じゃ爆破せえへんよ?あと膜剥がれると粘着力あるから気おつけてな?まぁE.L.I.Dの内側から攻撃する為のグレンネードランチャーやな。通じるか分からんけど。あと他に…」

 

リホーマーは更に小さい円形状のある兵器を出した。心なしか黄色と黒で何やら模様が描かれた兵器

 

TAC-50「その…丸い奴は何ですか?」

 

リホーマー「核地雷や。」

 

TAC-50「は?え?核地雷?」

 

リホーマー「これで200m以内のD級以外のE.L.I.Dはイチコロやで!因みに価格は一つ150万や。」

 

TAC-50「そんな危ない物作らないで下さい!」

 

さらっとエゲツない物を作っていた。

 

リホーマー「大丈夫や大丈夫。セェーフティは掛けてるから暴発はあらへん。あともう一つあるけどええか?」

 

TAC-50「いいですけど…もっとヤバい奴ですよね?流れ的に」

 

リホーマー「そんなヤバい奴やない。ウチの事に関する事や」

 

TAC-50はリホーマーに連れられて人形研究室に入って行った。

 

 

 

 

 

 

人形研究室…

 

培養カプセルが何機かありつい先日、探索者(サーチャー)が生まれたばかりの場所だった。

 

リホーマー「まぁ、更に奥があるんやけどな?よっと」

 

TAC-50「凄っ…!」

 

リホーマー「G36ビックリさせようとしてるんや。堪忍してな?」

 

リホーマーはその人形研究室の奥の壁に手を当てると壁が液体になった様になり流れていき、そのには更に奥の部屋が出来ていた。

 

 

 

リホーマー「液状ナノマシンを使った壁の偽装、まぁソレはさて置きな?ウチの新しい身体を作ってるんやまだまだやけどな?」

 

その培養カプセルに入っていたのは銀髪の18歳くらいのリホーマーによく似た人形が入っていた。

 

 

 

 




忘れていましたすいません!

サーチャーのモデル

【挿絵表示】


メイド350のモデル

【挿絵表示】




依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

基地襲撃!覚悟を決めるんや!ウチ…!

軍からの刺客現るッ!

やってんよ!


ネタバレ注意!



H&R社…諜報部(仮)

 

FMG-9「私しか居ないの?え?」

 

G36「すいません。このPMC出来たばかりで諜報機関とかやってなかったので。」

 

FMG-9に諜報部(仮)と言う部署を与えられた。しかし急ぎで作られた為、普通の部屋と変わらない。

 

FMG-9「よくそれでウラン鉱石採掘場の襲撃とかしたね。こんな場所奪って正規軍に目つけられても文句言えないよ?」

 

G36「うちの社長バカなので仕方ありませんよ、でも責任はちゃんと取ってくれるのでいい人なんですがね。なのでそっち方面の事はお任せします。」

 

FMG-9「分かりました。まぁ古い知人とかに誘ってみるよ。あと道具とか連絡手段欲しいだけど?」

 

G36「社長に頼めば作ってくれますよ。大抵の物は作れる人なので」

 

FMG-9「ん〜…分かった。頼みますか」

 

G36「私はAA-12の様子を見てきますので。社長は兵器廠工にいるとおもいますよ?」

 

FMG-9「了解」

 

 

 

 

AA-12の部屋…

 

元からあった部屋をそのまま使っていてまだ部屋にはベット以外何もなかった。

 

AA-12「戦術人形は戦う事が仕事なの…!なんでメイドの真似事なんて行けないの?」

 

G36「仕方無いじゃ無いですか。まだまだ人員不足なんですから。私とメイド人形達だけでは足りませんし。」

 

三人追加したところで人員不足は余り変わらない。その為、なんでもやる必要があった。

 

AA-12「なんかダサいしムリ。もっと他に仕事ないの?」

 

G36「無いですね。なので暫くはお手伝いよろしくお願いします」

 

AA-12「分かったよ。はぁ…仕方無いわねぇ…」

 

渋々手伝おうとしていた時。アラームが鳴り響く。

 

 

ビーー!ビーー!ビーー!ビーー!

 

そしてサーチャーのアナウンスが流れ始めた。

 

 

サーチャー『侵入者を検知しました!数複数!軍用装甲機械兵50!戦術人形2!既に死神部隊が向かいました!第二防衛ラインに差し掛かってます!アサルターさんは今不在の為なんとか持ち堪えて下さい!』

 

何者かが基地に襲撃している、しかも軍用装甲兵を使って。

その直後、リホーマーから通信が入る。

 

リホーマー『お前らじゃ役不足や、ウチがでる。手を出すでないで?』

 

それを聞いたG36は溜息を吐く。

 

G36「はぁ…うちの社長の悪い所が出てますね。一人で行くなんて…。でも軍用装甲兵50に戦術人形2なんて…」

 

AA-12「止めに行かないの?」

 

G36「多分無駄ですね。止めても行く様な人なんで」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第二防衛ライン…通路

 

軍用装甲兵を引き連れ一人は目を閉じている戦術人形とその閉じている戦術人形によく似た戦術人形が突き進んでいた。

 

AK-12「やっとですね。反物質炉を盗むだけでなく核兵器所持なんて、、、本当やらかしてくれますね」

 

AN-94「本当そう、反物質炉の警護してたらいきなりブーストした移動要塞で奇襲して掻っ攫うなんて。」

 

二人の戦術人形は悪態つきながら突き進んでいた。

 

リホーマー「そこのお二人さん!お久やの!」

 

AK-12「あら?標的自ら来るなんてお馬鹿なのかしら?」

 

AN-94「まぁいいじゃない。さっさと殺りましょう」

 

二人よ戦術人形と軍用装甲兵はリホーマーに銃を向けた。

 

リホーマー「まぁ、まぁ、そんな慌ててないで…」

 

軍用装甲兵が一瞬ぐらき様子が変わった。

 

 

AK-12「装甲兵の命令権限の強奪されました。再度軍用装甲兵の命令権限にアクセス。強制ハックを検知、除去に成功、命令権限を再度取得しました。」

 

目を閉じていた戦術人形は目を開き機械的になった。

 

リホーマー「やっぱそう来たか!流石は叛逆小隊の隊長さんや!でもそうはさせんよ!」

 

AN-94「させませんよ」

 

リホーマーが再び軍用装甲兵のハックを開始、もう一人がアサルトライフルでリホーマーを狙い撃とう。

 

リホーマー「ハート・エクス・マキナ(機械仕掛けの心臓)起動!銃弾を防げ!」

 

AN-94「防がれた?」

 

リホーマーはハート・エクス・マキナ(機械仕掛けの心臓)を起動、液状から壁の形になり銃弾を防ぐ。

 

AK-12「リホーマーの演算能力の弱体を検知、再び軍用装甲兵の命令権限を完全に獲得。軍用装甲兵に命令、重装型前へ、そして純射撃型、掃射準備、準備完了、fire」

 

しかし、それに演算能力が割かれてしまった為軍用装甲兵の強奪に失敗してしまい軍用装甲兵が一斉に掃射し始める。リホーマーは軍用装甲兵のハッキングを諦めハート・エクス・マキナ(機械仕掛けの心臓)に演算処理を全部回し防御に徹した。

 

リホーマー「クソ…!流石は正規軍のはぐれもの部隊、、、強い!やりたくないけどやるしかないか!あの方法を!」

 

軍用装甲兵の掃射が終わり。

土煙立つなかリホーマーは防御に徹しする。しかし何発か貫通しリホーマーの右腕に直撃する。

 

リホーマー「痛った!ぁぁぁ!痛い!クソ!」

 

AK-12「ナノマシンの一種と断定、リホーマー討伐後サンプル採取を推奨、、、リホーマーの反応を検知」

 

AN-94「まだ生きてるの?しぶといわね。」

 

リホーマー「当たり前や!まぁ撃退の秘策を思い付いたんや。お前らのな。」

 

AK-12「リホーマーの勝率、約5%、勝ち目は無い、大人しく投降しなさい」

 

リホーマー「慌てなさんな、慌てなさんな。そんな事分かっとるわ。このままいけばそうなるの。だけどな」

 

リホーマーは分かっていた。今の自分では届かない相手だと。しかし同時にある作戦も思いついていた。

 

リホーマーはハート・エクス・マキナ(機械仕掛けの心臓)を起動。巨大な大剣を作り出した。

 

リホーマー「こうすれば、、、勝てるんや……!

……ギャッ!」

 

AK-12「?」

 

AN-94「え?」

 

リホーマーは自分に向かってハート・エクス・マキナ(機械仕掛けの心臓)で作った大剣を振り下ろした。

 

 

 




リホーマー…

一体どうなる?

依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ただの自滅やないで?

H&R社…坑道…

 

リホーマー「…フギャッ!」

 

リホーマーは自分に向かってハート・エクス・マキナ(機械仕掛けの心臓)で作った大剣を振り下ろした。そしてリホーマーだった人形の残骸が散らばりハート・エクスのマキナ(機械仕掛けの心臓)が液状に戻りAK-12やAN-94に銀色の液体が掛かった。

 

AK-12「リホーマーの反応、断絶を確認、第1目標の達成、第2目標を遂行する。」

 

AN-94「何あれ?勝てないと分かって自滅?何それ?」

 

叛逆小隊は謎の行動をしたリホーマーの事を後にし、本部に向け軍用装甲兵を引き連れ足を進めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本部…

 

サーチャー「リホーマーさんの反応途絶…!リホーマーさんから通信を傍受?トラップを起動させろ。ウチは大丈夫やから。って…遺言じゃないですかッ!?」

 

G36「社長っ!何やってんですか!なんで死んで…!」

 

サーチャーの探知によりリホーマーの状況が判明した。

 

AA-12「社長がっ!?私の出番だ!」

 

G36「駄目です!トラップを作動して下さい!」

 

サーチャー「了解!」

 

AA-12「なんで無視すんの!?」

 

AA-12は戦術人形なのに戦えない事に戦えない事に不満を持っていた。

たしかに社長が殺されたショックもあるが邪魔者扱い気味なところが気にくわなかった。

 

G36「絶対負けますよ?ああ見えても社長の強さと悪運は凄いですから、ですから死にたくなかったら命令に従った方がいいです」

 

サーチャー「皆さん!第3防壁突破されました!数変わらず第3区画のトラップ作動します!」

 

トラップを作動し探知を始めたサーチャー、すると違和感わ直ぐに覚える。

 

サーチャー「ん?人形研究室に反応あり…え?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第3区画…

 

戦闘を終えAK-12は再び眼を閉じ軍用装甲兵を引き連れ本部を向かっている。

しかし、さっきのリホーマーの自滅といい一人も居ない坑道内に違和感を持っていた。

 

AK-12「あら?雰囲気が変わったわね?突撃型前へ」

 

何かしらの感じたAK-12は軍用装甲兵を先頭にし足を進めた。

 

ダッァァァンッ!ダッァァァンッ!

 

突然の銃声、前にいた軍用装甲兵は行動不能になり倒れて行く。

 

AK-12「…!?…やはりでしたか。総員、攻撃目標、壁、掃射準備、fire」

 

壁に軍用装甲兵の銃による掃射が行われ、壁に付いたトラップが誘発銃壊れていく。そして本部に向かい始めた。

 

AN-94「所詮この程度しか出来ない鉄血の屑だったんだ。しかも最後自殺なんてね。」

 

AK-12「油断なりませんわよ?輸送中の反物質炉を盗んだ程ですから。そんな奴が最後アレなんて…違和感を覚えます」

 

AK-12は違和感を覚えていた。実力は確かで抜け目ない(リホーマー)が最後自殺なんて。と思っていた。実際深度演算をフルで使ってハッキングに勝てた奴の事、何かありそうで怖かったのだ。

 

暫く歩くと広い空間に到達した。そしたゲートが固く閉ざされている。AK-12は軍用装甲兵にロケットランチャーを撃つ事を命じ、数発撃ち込み吹き飛ばす。

 

AN-94「本当無駄に硬いね。あと暗い坑道なんてもう嫌よ。何か薄気味悪いし。」

 

AK-12「?、前方から反応を検知…特定中」

 

AK-12は前方から反応を検知した。そして特定すると同時に何か察する。

 

AK-12「あぁぁ…そういう事ね。リホーマー、、、」

 

AN-94「どうしたの?」

 

AK-12は閉じていた眼を開けた。そして軍用装甲兵に指示を出す。

 

AK-12「重装型前へ、重装、火力型掃射準備。」

 

AN-94「どうしたの?教えて?」

 

AK-12「リホーマーの奴が自殺したのは新しい身体にバックアップを取っていたからよ。どういうスペックか未知だから全力で行かないと」

 

 

リホーマー「正解!正解!よく分かったの〜。まぁ人形なら当たり前の事やしな」

 

目の前坑道から現れたのリホーマー。しかし見た目が変化し背が伸び見た目が成長していた。

 

AK-12「撃て」

 

AK-12は容姿無く軍用装甲兵に撃つよう命じる。リホーマーはハート・エクス・マキナ(機械仕掛けの心臓)を起動し銃弾を防ぐぎながらある事をしだした。

 

リホーマー「ウギャッ!登場してすぐ攻撃するなや畜生!やり返ししたるわ!」

 

AK-12「軍用装甲兵全機にハッキングを確認、排除中、排除中、、、妨害を検知、命令権限取り戻せません」

 

AN-94「パワーアップしてる?!クソ!くらえ!」

 

銃弾を防ぎつつ、慌て始めた叛逆小隊にリホーマーは笑いながら話す。

 

リホーマー「凄いやろ?これが並列高速演算の力や!クソ雑魚耐久力は変わらんけどな」

 

AK-12「戦闘に移行、目標リホーマー」

 

AN-94「鉄血の屑が!」

 

二人の猛攻、しかしリホーマーのハート・エクス・マキナ(機械仕掛けの心臓)に防がれる。

 

リホーマー「退却してくれんか?なぁ?正規軍相手しとう無いんや。頼むから」

 

AN-94「無理な相談ですね!」

 

リホーマー「はぁ…忠告したる。恥ずかい目あいとうなかったら退却してな?」

 

AN-94「注意を逸らして何かする気なんですか?」

 

リホーマー「()()()()()()()()()()

 

AN-94「勝てないと分かって口車に乗せる気なんでしょ?」

 

そのAN-94の言葉を聞きリホーマーはニヤリと意地の悪い笑みを見せる。

 

リホーマー「仕方ないの…お前ら銀色の液体浴びたやろ?あの時点でお前らの負けは確定しとる。負けや。」

 

AN-94「何こる?!キャッ!」

 

AK-12「ナノマシンを確認、、、アハァッ…何これ?気持ち悪い…」

 

ハート・エクス・マキナ(機械仕掛けの心臓)を操作、AN-94とAK-12の服に付いた銀色の液体が動き出し服や下着の中を駆け巡る。

 

リホーマー「スライムって何か…その……そう言う本にあるやろ?写真撮ってばら撒いたるよ!」

 

AN-94「何する気なの!」

 

AK-12「この外道!」

 

リホーマーは更に銀色の液体を追加、質感はスライムの様にトロミがある様にされていた。拘束されながら

 

AK-12「くっ…!殺せ…!」

 

AN-94「絶対許さないから!この外道が!」

 

リホーマー「くっ殺初めて聞いた…でも、それにしても…

うわぁ…エッロ…」

 

このR18な場面を作り出した本人もドン引きしていた。

 

その後、二人は簀巻きにして正規軍の基地の近くに放り出した、スライムの写真を添えて。

そのせいで社会的に殺された叛逆小隊だった。

 

この事が原因で叛逆小隊はリホーマーの抹殺するという事が目標になってしまう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第3区画…坑道…

 

G36が急いで駆けつけていた。

 

G36「社長!心配しましたよ!それと私に秘密で何か作らないで下さいよ…!」

 

リホーマー「すまんの、ビックリさせたかったんやけど…こういう場面になってもうたな。悪い、ホンマすまん!」

 

G36「もうホント…それとこういう事止めて下さい。皆んな本当に心配するので…」

 

リホーマー「すまん!ホンマすまんの…!(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)」

 

G36「泣かないで下さいよ…」

 

ボオオオオォォォォォッッッ!!

アサルター「…………!」

ガシャァァァァァンッ!

 

スラスターの轟音が響かせ、アサルターが人形を担いで帰ってきた。

 

リホーマー「どこで道草食っとんたんや!アサルター!」

 

アサルター「………… …………!」

シュゥゥゥゥ…… ガシャァァァァァンッ!

 

リホーマー「何?その事は誠にすまないと思っている。面接をしていたら遅れた?はぁ?」

 

G36「アサルターさんが面接?えぇ…(困惑)」

 

アサルターは抱えたいた気絶している人形を床に寝かせた。

 

アサルター「…………!」

ガシィィィィンッ!

 

リホーマー「分かっとるよ…戦術人形、MDRか…何で気絶しとるんや?」

 

アサルター「………!」

シュゥゥゥゥ…!

 

リホーマー「そりゃそうやろ!お前さんが人形抱えて全力で飛んだらGがエグくて誰でも気絶するわ!アホ!」

 

怒りつつリホーマーはMDRの荷物を物色し始め、端末を手に持った。

 

リホーマー「端末?ん〜…配線は…、おぉ…やるやん。中々のもんやな。綺麗に纏まってるの、採用や。」

 

リホーマーは自作と思われり端末を見てMDRを雇う事にした。

 

 

 

 




大人リホーマー
見た目…

【挿絵表示】


体力/E
火力/?
命中/?
回避/?
射速/?
装甲/10〜300

性能…
要塞建築の能力はハート・エクス・マキナ(機械仕掛けの心臓)と性能の向上により強く速くなった。

並列、尚且つ高速で演算ができる。その為、開発能力の向上と繊細な作業がより速く正確に出来るようになった。
それと同時にハッキング能力も向上しており、エルダーブレインと同等の演算能力とハッキング能力を発揮できる。

だが、演算能力や開発能力に重点を置いて作った為、本体の耐久力と出力は相変わらずクソ雑魚ナメクジなのはご愛嬌。

依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

仰天、、、それから新たな趣味

前編は基地襲撃から数週間後のH&R社

後編はEA小隊の様子


基地襲撃から数週間後…

 

第1、第2、第3の防壁を一人で速攻で修理を全部2日でやってのける事をしでかした。その事に流石にMDRや周りの人もドン引きしたとか…

 

そんな事はさて置きリホーマーは今スクラップヤードの面接会場にG36と一緒に来ていた。面接会場はクーラーが効いていて外の熱い夏の暑さとは無縁の空間にグッタリしながら人を待っていた。

 

リホーマー「クーラー最高やな。G36、人…来ないの」

 

G36「そうですね、、、暇ですね。」

 

リホーマー「寝てもええか?てっ言うか眠い」

 

G36「駄目です(無慈悲)」

 

猛烈に暇だった。とてつもない程に、、、クーラーの効いた快適な部屋にいる為、眠気が襲って来ている。

 

リホーマー「まだまだやる事あるし疲れとるよ……MDRは優秀やけどな。やっぱ生産施設が無いと疲れるんや」

 

リホーマーの愚痴を喋り出した。

 

リホーマー「確かに楽しいし充実しとるよ?でもな…全部手作りなのは流石に疲れるんや。てか死ねるわ。」

 

G36「はい……そうですね。」

 

リホーマー「話…流してるやろ?まぁええけどな…」

 

ダラダラとした時間が広がっていた。

そんな中、扉が開き黒いマントを着た30代の男性が入って来る。ダラダラしていたリホーマーとG36はビクッと驚き直ぐに姿勢を正した。

 

??「面接ってやってる?なんかダラダラしてたけど」

 

G36「や、やってますよ!」

 

リホーマー「あっ、希望者やな?まぁまぁ、椅子に座って、座って…」

 

G36「お名前を。それとこの会社を選んだ理由をどうぞ。」

 

するとその人物はポケットから手紙とチップを出し話しだす。

 

タナカ「名前はタナカと言います。まぁこの賭……この手紙とチップを見てくれれば分かる」

 

タナカはリホーマーに手紙とチップを渡した。

 

リホーマー「なんや?ってかさっき賭博って言いかけたやろ?賭博には屈しない…………で?は?…え?」

 

リホーマーは手紙を見てフリーズ、更にチップに少量持ってきたハート・エクス・マキナ(機械仕掛けの心臓)を差し込み口に流し込み情報を読み取る。

 

リホーマーはその情報を確認した次第に。天を仰いだ。

 

リホーマー「マジか…オーバーテクノロジーにも程があるやろ……。こんなの…

まぁ万能者の事はウチはいつでも大歓迎やで。採用や。あぁぁ…ビックリしたわ。

 

タナカさん。いや……万能者の分身さん。歓迎するで。」

 

 

まだまだ問題山積み、そんなH&R社に新たな波乱が巻き起こる予感がしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

H&R社…

 

喫茶店…

 

EA小隊は完全復活し、そして大した依頼も無く夏の暑さに耐えきれずクーラーの効いた喫茶店でペイロードとデストロイヤーは涼んでいた。

 

ペイロード「やっぱ夏は麦茶が美味しくなりますよね〜」

 

デストロイヤー「そう?私はコーラとかソーダとかの方が好きだけど」

 

ペイロード「でも…あの二人朝からテニヌやってるなんて…しかも5時から。しかも最近バルカン先輩夜誰かにボコボコにされてるし。」

 

バルカンとフレイムは夏を満喫するべく朝からテニヌをしていた。

最終的にテニスボールが摩擦で燃え上る(それでも尚、やり続けた)。という珍事が起きる事になる。

 

デストロイヤーは何となくYou○uberを見ていると何か気になる動画を見つけた。

 

デストロイヤー「何これ?薄汚い犬を虐め倒してみた?うわっ…再生数伸びてる。」

 

ペイロード「何?虐待動画?それ犯罪でしょ?で投稿者は誰なの?」

 

デストロイヤー「残虐な天使って人だね。なんか他にもゴミ臭い猫に水責めしてみた。とか色々やってる。」

 

ペイロード「と、取り敢えず動画の内容見てみよう。それからよ。」

 

ペイロードとデストロイヤーは、薄汚い犬を虐め倒してみた。を見る事にした。

 

 

 

 

 

 


 

 

『は〜〜い♪残虐な天使よ♪』

 

実況スタイルは素顔を見せず殆どが手や足などしか映らないようにしていた。

しかし、なんだが見覚えのある手足と聞き覚えのある少し狂気を感じる口調により寒気を感じる。

 

『まず、、、今日虐待するのは…

この薄汚い犬よ♪本当泥まみれで汚ったないわねぇ…』

ワンッ!ワンッ!ぐるうううううッ!

 

画面にはケージに入れられた犬が吠えていた。

 

グダッたのでカットォォォッ!

っといういきなりカットが挟まれた。

 

次の場面は泥まみれの犬のリードを持っている画面が映し出された。

 

『ごめんなさいね♪ちょっと苦戦しちゃって…、

この犬っころめ!まずお前は恒例の水責めよ♪ホレホレホホレ〜!』

 

キュゥゥゥゥゥ…ワンッ!ワンッ!

 

『抵抗は無駄よ♪この駄犬め♪まだ足りないのかしら?ホラホラホラ〜!』

 

そして粗方毛並みが綺麗になった。

 

『次は…ドライヤーの刑よ♪熱いけど仕方ないわよねぇ〜。あんなに薄汚れていたんだから自業自得よ♪終わったらブラシの刑だから覚悟しておきなさい♪』

 

 

 

その後もブラシをSな口調で犬の世話をやる動画が流れ続けてた。

 

 


 

 

ペイロード「流石にありえないわよね?私の良く知る危険人物の似た声と似た白い手が…」

 

デストロイヤー「良く似てる人でしょ…そう信じたい…多分…」

 

ホラー映画見るより身の毛が立ったペイロードとデストロイヤーの二人だった。

 

 

 

 




ある意味怖いね


依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

事の発端…と成長

数週間前…

 

G&K社…

 

DG小隊のバレットから見舞い品の缶詰を貰ったマーダーはDG小隊が帰った後、缶詰を開けて食べようとしていた。

 

マーダー「あら…これは…

何この肉?匂いで分かる程化学調味料入れ過ぎでしょ…、こう見えても私はオーガニック派なのよ?

まぁ、食べるけど、ング ング ング…」

 

ベットで寝ていたマーダーは肉の缶詰を食べていた。

 

マーダー「ん〜…化学調味料大量に入れて誤魔化してるけど……

出来れば化学調味料無しで良かったのに、、、ウフフフ♪」

 

肉の缶詰を食べ終わり雑誌を見み始める。

 

 

マーダー「You○ubeね…色んな人が可愛子ぶったりして…人気者気取りになって…まぁぶりっ子のフリするってのもありよね…

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

スマホ片手に色々と準備を始めを始めた。

 

 

数十分後…

大体の準備が出来たマーダーは動画を作る準備が出来た。

 

マーダー「動画なんて私の見てる物を直接PCに打ち込んで置けばいいわよね。顔バレしなきゃいいし。後は救護室にでも行くとしましょう。」

 

かなり大雑把な方法で動画で撮ろうとしていた。そんなマーダーは救護室に向かった。

 

 

 

 

 

 

救護室…

 

保護された犬や猫、鳥などケージに入れられていた。そんな場所に場違いな奴が入って来る。

 

マーダー「来たわよ〜、、、誰も居ないわね。」

 

見回すが誰も居なかった。そこに一匹、目に付いた土汚れの犬がケージに入れられていた。

 

マーダー「決めた…この薄汚い犬にしましょう。」

 

ギャンッ!ギャンッ!グルルルルル…!

 

犬の入っているケージを持とうとする。しかし犬は吠え少し驚きケージを落としてしまった。

 

マーダー「はぁ…ワンワンうるさいわね。……でも。それにしても動物ってバルカンに似てるわね。なんか本能のまま純粋に生きてる。そして裏も表も無いって……

黙りなさい♪今日から貴方の名前はバルカンよ、、、うるさいとどうなるかしらねぇ…(邪悪な笑み)」

 

キュ…キュュュゥゥゥン……

 

顔は笑っているが殺気全開の狂気的な眼により(バルカン)は完全に体を小さくた。

生物学的に本来笑うという行為は威嚇の意味を持つ物であり牙を剥く行為が元になっていると言われている。まぁ、マーダーがサイコパスだからできる芸当だった。

 

でも、それにしても犬の仲間の名前を付けるという行為をしでかすマーダーだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数週間後に戻る…

 

格闘訓練場…

 

バルカン「痛ったぁ!顔は…卑怯だろ…!」

 

メイド人形「戦場に卑怯も糞もありますか?おっと…お腹がお留守です。」

 

バルカン「ブホォッ!?腹パン痛てぇぇ…!」

 

バルカンと謎のメイド人形の特訓は続いていた。最初は1発すら当てられなかったバルカンであったが何発がメイド人形が避けきれずガードする場面が度々見られる様になっていた。

 

バルカン「そこだぁぁ!」

 

メイド人形「ぐっ……やるようになりましたね。ですがまだ私には勝てません、足元が空いてます。」

 

バルカン「うぉっ!とっ!とっ!足掛けかよ…!舐められたもんだぜ!この野郎!」

 

この日もメイド人形は平常運転でバルカンの相手をしていた。

丁度訓練の終わりの時間に頃に差し掛かった頃の事。

 

バルカン「ん?ちょっと思いた!よし!」

 

メイド人形「何がですか?」

 

バルカン「それはお楽しみだぜ?そら!行くぞ!」

 

バルカンは何かを閃き再び再開する。

 

まず最初にバルカンの右のパンチが炸裂、前バルカンより小刻みに放たれるパンチは威力は無いもののそれでも十分な威力のパンチ。

 

メイド人形「それがお楽しみですか?」

 

しかし、当然の様に躱される。

 

バルカン「分かってるよ!そのくれぇぇよぉぉ!」

 

メイド人形「声を荒げても何も変わりありませんよ?」

 

バルカン「ウルセェぇ!これからだ!」

 

何発もバルカンは拳をメイド人形に打ち込む。しかし殆どが掠ったり空振りで当たる気配はあるもののダメージにはならない様な威力。

 

バルカン「ホラホラホラホラァァ!動くなよ!動くと当たらないだろ!この野郎!」

 

メイド人形「少しは学ぶ事を覚えたらどうですか?」

 

バルカン「学んでるからこうやってんだよ!」

 

メイド人形「電脳の故障でしょうか?ペルシカリア博士に連絡いたしますよ?」

 

バルカン「後悔してもしらねぇぞ!このポンコツメイド!」

 

メイド人形はバルカンの猛攻を避け続けた。

 

メイド人形「気のせいでしたか…今日は夜遅いのでお休みなさい」

 

メイド人形が呆れて速攻で気絶させようとしてきた。

 

メイド人形「お休m…!?」

ガシッ!

バルカン「やっと捕まえたぜ?メイドちゃんよぉ!ふんッッ!」

 

バルカンはメイド人形の手を力強く掴んでいた。

 

メイド人形「してやられましたね…」

 

バルカン「今までのお返しじゃァァ!受け取りやがれ畜生がぁぁ!」

 

メイド人形の左手を右手で掴んだまま純粋な力でぶん投げ地面に叩きつけようとバルカンは腰を時計回転、後ろを向き力強く踏ん張る。

 

メイド人形「素人が投げを使わない方がいいのでは?」

 

バルカン「は?」

 

メイド人形はステップし体感を維持しながらバルカンの力に逆らわず反時計回転、それと同時にさり気なく引き足を自分の足で塞ぎ踏ん張れなくさせた。そして一本背負いされた。

 

簡単に言えばかなりパワープレイな投げ技をカウンターされマットに叩き付けられたバルカン

 

バルカン「…!…グギャッ!」

ドガァァンッ!

 

メイド人形「投げ技は相手の無力化や自分が投げてから次の一手がある時に有効です。」

 

バルカン「カハッ…グホッ…あぁ糞痛えぇ、本当…お前…何者なんだよ…本当にメイド?」

 

メイド人形「まだまだ荒削りですが私に短期間でガードさせたりするとは思わなかったんですよ?」

 

バルカン「全く嬉しくねぇ…まだまだこんなザマじゃな…」

 

 

バルカンは少しずつだが成長していた。

 




笑顔って場所と時間次第だと怖い時ってあるよね

まだまだ成長するでバルカンは…

依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

朝ご飯は大事

白黒モンブラン様作「Devils front line」
イナダ大根様作「U05地区の化け物ハンター」
とのコラボです。

S-10地区前線基地に隣接された建物、便利屋「Devil May Cry」

H&R社、社長リホ・ワイルダー(偽名)とアサルター(カラフル塗装)が商売とヤベいモノの試験運用に行きます





早朝5時…

S-10地区…便利屋…Devil May Cry前…

 

3階建のレンガ造りのモダンな建物の前にリホーマーが木製のベンチに足を組んで座っているた。それと横には色々と明るいカラフルな塗装をされたシュールなアサルターがいた。

 

リホーマー「早う来すぎたな?アサルター?」

 

アサルター「………」

プシュュュュュ…

 

リホーマー「いや、ウチに聞かれても分からんよ。」

 

諜報部のFMG-9の情報網に『人権保護団体 過激派の基地制圧&特定人物の始末』と言う依頼がある事を。そしてその依頼に便利屋のDevils front lineとG&K対ミュータント部隊『U05』そして404小隊が来るらしい。

 

FMG-9がどうやってその情報を仕入れたか分からないが売り先が不安定なH&R社にとって売り込みのチャンス。

なのだが時間までは分からなかったらしいので早朝から待機という事態になっていた。

 

まぁ他にも余り試験運用出来ない兵器の試験運用も兼ねているが…

 

リホーマー「いいやろな、絶対バレへんようにな?ウチの正体バレた色々とマズイ、だって殆どG&K関連やからな」

 

アサルター「…………!」

ガチャンッ!

 

リホーマー「じゃなんで来たんだって?そら面白そうやからや。それとヒュージキャノンの試験運用や」

 

アサルター「………!」

ウィィィィィィンッ!

 

リホーマー「分かっとるよ、流石に核砲弾は使わん。今回使うのは1t級劣化ウラン弾頭や、まぁ良くてそこら辺半壊はするやろうけどな。」

 

 

色々とアサルターと話しをして1時間、まだ人通りは無いが機械音しか聞こえないカラフルで巨大な装甲兵とベンチに足組している色白で銀髪の18くらいの女性と言うシュールな光景が広がっていた。

 

リホーマー「アサルター、、、やっぱり早く来すぎたんやないか?もう待って1時間やぞ?一応弁当持ってきたけどレーションやからな…、はぁ…食べとうないんや。」

 

アサルター「………… …………!」

シュゥゥゥゥ… ウィィィィィィンッ!

 

するとアサルターはいつからか持っていたか分からないトートバッグを渡してくる。

 

リホーマー「ん?なんや?G36が?」

 

リホーマーはアサルターから渡される。トートバッグの中身を確認すると一緒にステンレス製の弁当箱が入っていた。

 

リホーマー「うぉ…お好み焼きをそのままぶち込んでいくスタイルの弁当…昨日の残りやろこれ絶対、それと朝からヘビー過ぎるやろ…」

 

弁当を開けるとソースとマヨネーズの匂いが辺りに充満しる。G36は弁当の中はお好み焼きをそのままぶち込むんでいる弁当だった。

 

リホーマー「やけど……今の生活に感謝やな…

…ング ング 美味… ング ング……」

 

アサルター「……………!」

ガッシィィィィィィンッ!!!

 

リホーマー「グハァッ…!ゴホッ!ゴホッ!

なんやアサルター音出し過ぎや!近所迷惑やろ!」

 

アサルター「…………」

プシュュュュュ………・・・・

 

突然のアサルターの大きな機械音にリホーマーは食べていたお好み焼きを吹いてしまう。

 

リホーマー「ふぅ……。勿体ない、、、吹いてもうたやんか。まぁ、吹いた自分が悪いんやけどな。」

 

アサルター「…………!」

シュゥゥゥゥゥゥゥゥ……!

 

リホーマー「分かった 分かったから…怒鳴ってすまん。怒鳴ってるのも近所迷惑やな。確かにの、朝ご飯食べるかの、ング…やっぱりG36の料理は美味いの。」

 

朝ご飯を食べ来るであろうと便利屋『Devil May Cry』の前のベンチでお好み焼きを食べながらG&K対ミュータント部隊『U05』や404小隊が来るのをゆっくりと待っていた。

 




さて…どうなることやら…

依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

逃走手段断絶

話しは聞いたけど、、、
悪魔って想像以上ヤバイんやな

まぁ、先の事考えてもしゃあないし



凄まじく眠くて投稿出来なかった…
…でも寝たらスッキリしたので張り切ってコラボ行きましょう!


人類人権団体過激派基地…駐車場前

 

基地を認め見れば分かるほど異様な雰囲気を醸し出している。雰囲気に何か分からない不気味なモノが混じっているような。

 

今回はリホーマーとアサルターは逃走手段の断絶をし、その後先頭に加わる事になっている。

 

リホーマー「そういう事でウチらは逃走手段の断絶をやる事にしたんや。アサルター」

 

アサルター「………?」

ブシュュゥゥゥ…

 

リホーマー「話が飛び過ぎてて意味分からない?まぁ、誰でもそう思うやろな。まぁ今回の敵は厄介や…、死んだら化け物出てくるって感じのな。」

 

今回相手する敵の映像を見たリホーマーは悪魔という存在の情報の無さと未知の力を警戒していた。

 

リホーマー「戦う奴は別にええんやけど…でも一番厄介なのは真っ先に逃げる奴や。もし逃げてその後人が大勢いる前で何か拍子で化け物なったら大惨事やろ?」

 

アサルター「…………!」

ウィィィィィン

 

リホーマー「あの奏太っていうハンターの言う通り感染や寄生の警戒でいっそ燃やし尽くすって手もあるが…

あぁ、本当最悪を考えてたら切りがあらへん…特殊すぎる案件やのホンマ」

 

情報は死体から食い破って出でくるそして見た目、動きが速いって事だけだ。最悪なパターンを考えていたら切りが無かった。

 

リホーマー「とりまな。 " 準備 " してくれてるMDRとタナカさんに連絡するかの」

 

リホーマーはこの作戦で実施試験をしようとしていた。場合によってはやめようかな、っと思っていだが予想以上の(マト)に撃つき満々になっていた。

 

リホーマー「聞こるかの?タナカさん」

 

タナカ『聞こえるぞ、、、本当にいいのか?基地に向かってこんなモノぶち込んで?』

 

リホーマー「かまへん、かまへん思った以上にええマトやったから全然大丈夫や。座標指定は正確にやったるから後はタナカさんの演算能力に任せるで。

あっ…今のヒュージキャノンのデータ漏洩しないなら好き使ってな!あとMDR何してる?」

 

タナカ『分かった、任せとけ(自信満々に)あとMDRは手伝って貰ってるぞ物運んだりとか。』

 

リホーマー「そうか、ホンマ頑張ってるの。MDR」

 

リホーマーは望遠鏡を見ながら座標を指定し始めた。

 

タナカ『座標来たな、、、よし!発射準備に移るか…

…出来たな発射まであと30秒程掛かる待ってくれ』

 

リホーマー「あと30秒くらいな?分かったで、アサルター!少し遠くえ行くで!」

 

アサルター「…………!」

ギュィィィィィィンッ!

 

少し離れ避難しリホーマーはアサルターの後ろに立つそれで20秒だった。そして着弾するであろう10秒のカウントダウンを始める。

 

リホーマー「あと10秒…9…8…7…6…5…4…3…2………1………0」

 

ズゴォォォォォォォォンッッッ!!

 

 

雷鳴より煩い轟音が響き渡る。着弾した瞬間凄まじい音と共に強烈な衝撃波と風圧が発生した。

 

余りの衝撃により着弾地点に近かった装甲車や車は跡形も無くなり、それなりに離れていたとしても衝撃波で建物のガラスは割れ、車は横転したり色々な所が変形していて半径70mの巨大なクレーターが出来ていた。

 

リホーマー「ゴホッ…ゴホッ…、やり過ぎたかも知れへん…、まぁええ試験発射成功やな。クレーターからしてちゃんと狙った所行けたから狙撃性能も高いしな」

 

駐車場は大きいクレーターに変わり果てた状態、リホーマーとアサルターはクレーターの中心にある放たれた1t級劣化ウラン弾頭を見始める。

 

リホーマー「設計通りやな、また撃つ機会があったらタングステン弾頭を使って見ようかの」

 

アサルター「…………!」

シュゥゥゥゥゥゥゥゥ……!

 

リホーマー「分かっとるよ、おかん見たいやな。さてと…戦闘に参加しましょうやな。アサルター」

 

アサルターは削岩槍を手に持ち、リホーマーはハート・エクス・マキナ(機械仕掛けの心臓)を起動し戦闘の場に向け足を進めた。

 

 

 

 





依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

戦闘や!さて…やりますかの…!

駐車場を吹き飛ばした後、リホーマーとアサルターは戦いに参加するのだった…




人類人権団体基地…駐車場跡地…

 

リホーマーがヒュージキャノンを撃った事により駐車場は巨大なクレーターと化していた。

そして続々とそのその凄まじい音を聞きつけて人類人権団体の戦闘要員が集まってきていた。

 

リホーマー「さて…仕事しようや、、、アサルター、よっこいしょっと…」

 

アサルターの背中に乗り起動したハート・エクス・マキナ(機械仕掛けの心臓)を地面の中に潜らせた。

 

アサルター「………!」

ギィィィィ…!

 

リホーマー「すまんの、余りウチの専用装備をあんま公の場で見せたく無いってのもあるんやけど…、やっぱ歩きはキツイんや」

 

リホーマーは確かに身体を新しくしたと言えど身体能力を強化なんてしていない、その為に走っても戦術人形の様に速くなく。力もそんなにない、その為移動手段はアサルターに頼るしかなかった。

そんな中、U05ハンターの奏太から連絡が入る。

 

奏太『派手にやったな、ワイルダー』

 

リホーマー「ふふふ、どうや?ヒュージキャノンの威力は?」

 

奏太『最高だ、連中完全に泡食ってるぞ。あとでカタログもらえるか?』

 

リホーマー「ええで、ウチらもちゃっちゃっと戦闘に参加するけぇオーダーメイド品の依頼や商談するなら作戦後に…!」

 

リホーマーは通信を切った。

 

リホーマー「よし!アサルター!突撃や!」

 

スラスターと反重力装置を使い浮かび上がり今回の為にアサルターを囲む様に球状の電磁シールドと支援ビットが展開されていた。

 

リホーマー「ほないくで!アサルター!」

 

アサルター「……………!!」

ギュィィィィィィィィィィンッ!!

 

そしてアサルターは前線に突貫、人類人権団体の兵士を土嚢や壁を丸ごと強引に削りとっていく。

 

リホーマー「よっと!そこや!」

 

リホーマーはアサルターの背中から地面に忍ばせたハート・エクス・マキナ(機械仕掛けの心臓)を操り槍や剣に変形させ敵兵士の足や悪魔の足を切り刻んだ。

 

リホーマー「アサルター!胴体から大体悪魔が出てくる!やるなら丸ごと押しつぶすんや!」

 

アサルター「……………!」

ガァッシィィィンッ!

 

「ギャッ…」

ズゴォンォォッ!(肉のミンチ)

 

リホーマー「うわぁ…予想以上にグロい……」

 

アサルターの削岩槍は殴打は出来るが元々は突く刺突武器、回転してるから殴打の方が手っ取り早いし隙が余りない為、殴打が基本となっているがそれでもかなりの重量と高速回転する為かなりの威力になる。

 

リホーマー「よしっ!アサルター!通信室に向かうで!」

 

アサルター「……………!」

プシュュュゥゥゥぅ……!

 

通信室に向かう時、奏太たち笹木一家に出会った。

 

奏太「ワイルダー、頼むぞ!」

 

リホーマー「おう、カタログ毎度!」

 

奏太「無理すんなよ、また会おう」

 

リホーマー「お互い怪我ない様頑張ろうや!」

 

少し声を掛けられ返事をした後、手を振り奏太たち笹木一家は倉庫に入っていった。

 

リホーマー「さて…こっちも負けてられんし行くしますかのぅ!アサルター!」

 

アサルター「……………!」

ギュュュィィィィィンッ!

 

笹木一家とは別の建物に入ったリホーマーその目的は資金源や取引先の情報などがある可能性があった為である。

 

リホーマー「アサルター、済まないが此処からウチの番や。あんたやと繊細な作業できへんやろ?だから此処の建物の周りで暴れ回っといてな」

 

アサルター「……………!」

ガッァシィィィィィィンッ!

 

繊細な作業が出来ないアサルターは建物の周りで暴れりる事になりリホーマーは一人で通信室に入っていく。

途中悪魔に襲われたがハート・エクス・マキナ(機械仕掛けの心臓)を操り針状にし突き刺したりして倒していった。

そして薄暗い中、見つけたのは鉄の扉、しかし電子ロックでは無く鍵が必要な旧式の物。

 

リホーマー「アナログか…このご時世アナログは強い時あるんやけど…、ウチに効かへんよ〜」

 

ハート・エクス・マキナ《機械仕掛けの心臓》を鍵穴に突っ込み1秒もしない内に扉が開いてしまった。

 

リホーマー「さてと…通信装置やらパソコンやらは…、

あったあった。これやな。って!ヤバイ!ヤバイ!」

 

リホーマーはパソコンを見た時にはデータを削除中という画面があった。リホーマーは慌ててハート・エクス・マキナ《機械仕掛けの心臓》をパソコンに接続してハッキングを開始する。

 

リホーマー「データ消すなや!あわよくば強奪して資金にするんやから!やからするんやないって!このぉ!」

 

さらっと人類人権団体の資金を強奪しようとしていたリホーマー。

 

リホーマー「この!この!この!………

……

ふう…、間一髪セーフ…データ修復せえへんとな…、よっこらせっt…」

ズガァァァァァンッ!

 

突然壁が崩れ悪魔の死体が吹っ飛んでいった。そして飛ばしたであろうアサルターはまだ5匹に悪魔に囲まれていたが削岩槍を振り回して同時に肉塊にしていた。

 

アサルター「……………!」

ザァシュュュュュュュ……!

 

リホーマー「あっ…そうやの…、っていきなり吹っ飛ばしてくんなや!びっくりするやろ!後分かったわ!ちゃんと報告するから安心してな!」

 

その後、リホーマーはS-10地区の指揮官シーナ・ナギサにこの資金源や取引先のデータを渡した。

 

アサルターに何言われたか分からないリホーマーだったがあわよくば資金を強奪しようとするのはやめちゃんと報告したリホーマーだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

作戦後…

 

リホーマー「指揮官さん、ほれ人類人権団体の資金源や取引先のデータを取って置いたで。」

 

シーナ「あ、ありがとうございます!」

 

リホーマー「なんもそんなにテンパらなくてもええんやで?それと話があるんや」

 

シーナ「え?なんでしょうか?」

 

リホーマー「その人を信じる心を大切にな。このご時世こんなに人を信じる事が出来る人は見た事あらへん。しかしの…」

 

シーナ「しかし?」

 

リホーマー「何か真実か嘘か見分ける力は付ける事やな。情報を重ね合わせる…まぁ、今回の作戦は例外過ぎるけど…、情報戦や戦術を学んだ方がええで?ほな。さいならな〜」

 

 

リホーマーはシーナにデータの入ったチップを渡し後にした。

 

 

 

 

リホーマー「はぁ…この後、商談しないとの、、、頑張りますかな!ウチ!」

 

 

まだまだ忙しいリホーマーだった。

 

 

 




書き切ったァァァァァア!
最近モチベーションが謎に下がると言う事態があってな…

依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

さて…商談しますかの、、、

悪魔の戦いが終わり休憩?

いやリホーマーにそんな暇はなかった…


S-10地区基地…

本部…エントランス…

 

リホーマー「はぁ…、疲れた〜ホンマに何やったんやろ悪魔って…(*´-`)」

 

勿論の事にアサルターは基地の駐車場に座り待機している。

本来ゆっくりなんてしていられないリホーマーだがソファにゆったりと座り寛いでいた。

この作戦が終わった後、G&K対ミュータント対策部隊『U05』と商談をする予定となっていた。

 

リホーマー「あっ、やっと来たの…。」

 

奏太「すいません。ワイルダーさん遅れてしまって」

 

笹木一家全員が正面からエントランスに入って来た。リホーマーは椅子から立ち上がった。

 

リホーマー「いいんや。いい休憩できたし…」

 

奏太「ところでどこでやるんですか?」

 

リホーマー「シーナ指揮官に会議室借りられる様にお願いしたから大丈夫や」

 

シーナ指揮官に何とかお願いし会議室を使わせてもらえるようにお願いしたのだった。

 

奏太「そうですか…分かりました。」

 

リホーマー「あっ…ホンマすまんが二人だけで話せんか?色々と話しをするし」

 

奏太「二人だけで?」

 

リホーマー「その…信用して貰う為には色々と真実を知る必要があるからの。その為に必要やからや」

 

奏太「………分かりました。二人で話しましょう」

 

リホーマーと奏太は会議室に入っていった。

 

 

 

 

 

 

 

会議室…

 

テーブルとイス、そしてある程度の防音が施された簡素な会議室、そこにリホーマーと奏太は会議室に入っていく。

リホーマーはコンセントやテーブルの中や下を確認しだした。

 

奏太「盗聴器は流石に無いと思いますよ?」

 

リホーマー「念には念を入れないといけんのや、それぐらいの真実やから…」

 

リホーマーは盗聴器の確認すると奏太と一緒にイスに座った。

 

リホーマー「さて…色々言わアカン事が沢山やけど…まずはカタログに載ってる奴で今持って来てた奴や」

 

リホーマーはガンケースと説明書を奏太に渡した。

 

 


 

仮名称…H&R-ARW-002

武器種…AR〜RF

 

全長…800mm

使用弾薬…H&R-7.56mmRG専用弾

装填数…30発〜箱型マガジン…50発

発射速度…1200〜2500発/分

銃口速度…1100m/s

重量…4000g

 

コンセプト

・激しい戦闘に余裕で耐えるうる耐久力

・反動を受けた射手の姿勢が変化するより短い時間内にフルオート射撃を行えば人体大の集弾が得られ、高い制圧火力を発揮できる

・取り回しのし易さ

・レール部分の露出軽減による消音か成功

 

性能…

命中度…単発・750m先の人型のマネキンの頭部の眉間に命中し成功。それ以上のデータは無い為不明。

フルオート・150m先のマネキンに25〜28発命中

 

威力データ

単発・500mmの鉄板の貫通を確認

フルオート・400mmの鉄板の貫通を確認。

 


 

見た目はメタリックでAUGの銃身をレールガンに変えたような見た目だった。

 

奏太「見てもいいですか?」

 

奏太はARW-002を手に取り確認し出した。

 

リホーマー「手抜きはしとらんよ。武器商人は信用が大事やしな。あとオーダーメイドで武器を作る事も出来るから頼んでもな?まぁ値は張るけどの」

 

手に持ち構えたり弾倉の確認を何回か繰り返しARW-002をテーブルの上に置いた。

 

奏太「取り敢えず一丁お願いします。弾倉と予備パーツってありますか?」

 

リホーマー「ガンケースの下の収納に修理キッドと弾倉、予備部品が4セット入ってるから安心してな」

 

奏太「ありがとうございます。あとオーダーメイドの事何ですがいいですか?」

 

リホーマー「ん?なんや?」

 

奏太「できれば対E.L.I.D戦にも使える携行しやすいサバイバルナイフや銃剣、またはコンバットアックスをお願いします。作ってくれる業者がいるんですが、手に入るのであれば欲しいので。」

 

リホーマー「了解や。サバイバルナイフに銃剣…コンバットアックスな?…分かったいいモン作ったるからな!

それとな…本当の事話そうと思っどったんや…」

 

奏太「本当の事?」

 

リホーマーの表情が少し険しくなった。

 

リホーマー「実はの…この作戦G&K(グリフィン&クルーガー)社に呼ばれてないんや。勝手に出たって感じなんや。」

奏太「えぇ…(困惑)」

 

リホーマー「それとないつかは絶対バレるから今話しとくな?

ウチは鉄血ハイエンドなんや。上位個体の…。まぁ、とっくの昔に裏切ったんやけどな」

 

少し警戒し床や壁にハート・エクス・マキア(機械仕掛けの心臓)を張り巡らせた。

 

奏太「えっとその…じゃあリホ・ワイルダーって名前は?」

 

リホーマー「偽名や…会社はちゃんとあるからあんせてな。本当は改造者(リホーマー)って名前やで、、、まぁ、こんな感じなんで盗聴器やらなんやら調べてたんや。」

 

奏太「大丈夫です。少し驚きましたが。まさか鉄血ハイエンドモデルだなんて…」

 

リホーマー「この事聞いて銃を向けたり殺気向けんとは…こっちも少し警戒してたのも馬鹿らしいくなったは」

 

この後リホーマーは警戒を解き何事も滞り無く進み、書類にサインをしリホーマーはARW-002の発注とサバイバルナイフや銃剣、コンバットアックスを注文され製作する事になった。




さて…社長の腕の見せ所ですな(経営ではない方)

依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

色々やる(しかし夢中になって一人で)

リホーマーが頑張っている様子。

それの誰にも相談せずリホーマーはやらかします


H&R社本部…兵器工廠

 

金属の加工器具が見やすいように設置されまた兵器工廠の片隅には小さい溶鉄炉が出来ていた。

 

そんな中リホーマーは作業用で精密な動作をするP.A.C.S.を使い熱した鉄を鋳造で用いられいる機械ハンマーで叩いては水に冷やし叩いては水に冷やす事を繰り返し火花が散っている。

 

MDR「…何作ってんの?あと大丈夫?もう2時間続けてるじゃん。流石にそろそろ休んだ方が…」

 

リホーマー「サバイバルナイフや…あと集中が途切れるから話しかけんなや」

 

MDR「一から作ってんの?でも昼ご飯食べてないじゃん」

 

結構本気でサバイバルナイフを作ろうとしていた。

 

リホーマー「こういう作業は途中でやめたら細かい欠陥やミクロ単位のズレが出るんもんや。やから飯はすまんが置いといてな?」

 

MDR「分かったよ。G36にも伝えとくから」

 

MDRは兵器工廠を出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

H&R社…通路…

 

MDR「(さて…何かないかな〜報酬が上がりそうな(情報)とか( ̄∇ ̄))」

 

MDRはH&R社を歩きまわっていた。正直かなり広い坑道を改装して作られた為、なかなか広い構造になっていた。そのため端末に通路の情報を記入しながら歩きまわっていた。

 

MDR「はぁ……。(なんも無いじゃん…!でも焦るほどでも無いけど…)」

 

正直社長(リホーマー)の事だから何か隠し通路や秘密にしてる所とか無いかなって調べていた。しかし中々見つからない。

少し疲れたので休憩しようとしていた。

 

MDR「何か…ないかな…。ギャッ…!」

 

壁に寄り掛かろうとした。しかしその身体は壁をすり抜けMDRはバランスを崩してしまった。

 

MDR「痛ててて…全くなんなんなの」

 

すり抜けた壁にもう一回触ってみる。触っても感覚が無くただすり抜けるだけだった。

 

MDR「ホログラム?もしかして…(社長(リホーマー)絶対何かしてるでしょ)」

 

MDRは通路を進む事にしてみた。色々と技術には凄いが監視体制は基本探索者(サーチャー)の高性能な探知能力に任せっきり。

その為色々と穴があり社長(リホーマー)も優しく基本兵器工廠に引きこもっているので色々と調べる事が出来ていた。

 

一番奥の部屋に着くと巨大な空間があった。そして巨大で身長約10mの巨大な人型があった。

 

MDR「何コレ?!(°▽°)」

 

その人型は全体的に装甲を多重に重ね掛けした重装甲、右足な少し装甲が偏り遠距離型って事は分かる、、、

 

しかし余りにも重装甲、それでいて大きかった。

 

MDR「うわ〜、色々と凄すぎ…(*´Д`*)明らかに正規軍の装甲機械兵の性能超えてるでしょ…」

 

色々とみて回るじっくりと入念に…

 

MDR「うわぁ…コレ何?プラズマ発生装置?なのかな?でもオーパーツじみて意味分かんない…( ̄^ ̄)」

 

中には何か意味の分からないオーパーツじみた物が混じっていた。明らかに性能がおかしい物がそこにはあった。

 

MDR「なんなの?この装甲機械兵…まるd…うギャッ…!」

 

色々とみて回ったMDRは突然現れた銀色の液体が飛びかかり手足を拘束して地面に固定して動けなくさせた。

 

MDR「うぐっ…(ヤバっ…バレたかも…)

 

リホーマー「……!ッ……ん?MDR?え?なんでここに居るんや?まぁ良かった…、以外と警備ガバガバなのが怖いとこやし、ホラ…外したで。」

 

MDRはハート・エクス・マキナ(機械仕掛けの心臓)の拘束から解放された。

 

MDR「ふぅ…、ごめんごめん道に迷って…(´∀`)」

 

リホーマー「なんや…そんな事な。仕方ないしの道が複雑すぎてウチでもたまに迷ってまうし。あんか対策しなアカンな」

 

MDR「本当迷路みたいで遭難者でるよ!絶対!」

 

リホーマー「そやな〜、地図作らんとな。」

 

MDR「あとアレなんなの?なんか凄まじい物ってことは分かるけど」

 

リホーマー「あぁ〜…その事に関して余り喋りたく無いけど…言える事は一つあるな

この機体には核となる心臓、それと血液が無いって事だけが言える」

 

MDR「?何それ?まぁいいや( ・∇・)」

 

その後、MDRにこの事は余り喋らないようにお願いしリホーマーはU05の依頼品をまた作り始めた。

 

 

 

 

 




心臓が無い機体…

まぁ、察しする事は出来るはず…

依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

久しぶりの任務張り切って行こう!

EA小隊久しぶりの任務だぁ!
張り切って逝こう!

それと台本形式を試験的に止め見ようと思いますのでご了承下さい


某地区…山

 

整備された道路を二台の装甲車が走っている。後ろには武器の整備や運搬用の装甲車。もう一方はEA小隊が乗っていてバルカンとデストロイヤーは窓に顔を貼り付ける勢いで外の景色を見ていた。

 

「スゲェ…!こんな所あったんだな!」

 

「うわぁー!あそこ見て!滝見えるよ!」

 

「富裕層向けのレジャー施設あるくらいですからね。」

 

「でもこんな所に違法植物の栽培施設なんてあるんですか?」

 

「あぁ…、暇…」

 

山と自然に囲まれ渓流など急な地形が多数あり、自然保護区になっている程に自然豊か。その為か道は整備され富裕層向けのレジャー施設なども多数ある所だ。

 

今回の依頼は違法薬物の原材料となる植物の栽培施設の破壊が主な任務だった。

この任務を受けてから考えていた事をバルカンはフレイムに言った。

 

「そう言えばなんだけどさ…今回フレイムは…不味くねぇか?火炎放射器じゃ?」

 

「まぁ、そうですね。私じゃ山火事起こしちゃいますから…」

 

山で火炎放射器を使えば周りの被害がでてしまうのではないか。そんな事を考えていたバルカン。

 

「そうですね。フレイムさん…流石に富裕層のレジャー施設ある所に被害が出たら私達解体されちゃいますよ?確かG&K(グリフィン&クルーガー)社のスポンサーが依頼主ですから」

 

それに対してマーダーが何か勘づき喋り始める。

 

「そう…、なら私とバルカンもマズイわねぇ。ここら辺自然保護区なんでしょ?」

 

「あっ…、そうだな…色々とヤベェな」

 

「そうですね…。バルカン先輩、マーダーさん。射線にきをつけないと駄目ですよ?」

 

「「りょーかい」」

 

「了解〜、じゃ私フレシット弾を使うねペイロード。」

 

「分かりました。まだまだ現地に着くまで時間があるので景色を見ながら楽しみましょう」

 

「え?まだ着かないの?もう3時間車の中よ?」

 

「そうだな…、あとどれくらいで着くんだ?」

 

「2〜3時間当たりですかね…」

 

「「暇だ…」」

 

「寝るか。」

 

「面白い動画ないかしらのかしらねぇ…」

 

マーダーはスマホを弄り始めバルカンはイスを倒し寝始めた。

 

時折喋るのが被るバルカンとマーダー、実際は中は悪いが本当は仲良しなんじゃ…と景色を見ながら考えていた三人だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

某地区…

富裕層向けホテル前…

 

丸太を組んだログハウスが何件か間を開けて隣接されており、近くには川が流れキャンプには持って来いの場所だった。

 

その頃にはバルカンはスリープモード(寝ていて)、マーダーはスマホで映画を丁度見終わっていた。

 

「着いたわよ?駄k…単細胞」

 

「ふぁ〜…あ…、ん?もう着いたのか?って…目覚めて早々お前ってある意味最悪だな。」

 

「そう…ならこのまま装甲車の中で放置プレイがお好みかしら?」

 

「そんな趣味はねぇよ、クソサイコ。」

 

「もう、煽らないで下さいよ。マーダーさん…バルカン先輩、起きましたか。」

 

「凄いよ!ねぇ!なんか変なの落ちてたよ!」

 

先に外に出ていたデストロイヤーがはしゃぎなかまら手に持ち見せて来たのは何かの抜け殻だった。細長く鱗のような物がびっしりとしている物。

 

「デストロイヤーさん…コレ、蛇の抜け殻ですよ。」

 

「蛇の抜け殻!?キャァァァァ!…!…痛っ!」

 

デストロイヤーは驚き抜け殻を床に落とし外にでる装甲車の出入り口の段差に足を滑らせ転んだ。近くにいたフレイムがデストロイヤーの側に駆け寄り心配しだした。

 

「デストロイヤーちゃん!大丈夫ですか!?」

 

「だっ…大丈夫。…ビックリした〜…蛇ヤダな…何かキモいし」

 

「面白いわね…ハハ」

 

床に落とした蛇の抜け殻を手に取ったマーダーは

 

「ほれっ♪デストロイヤーちゃん?ホラホラ♪」

 

「ギヤャャャャャっ!やめて!キモい!」

 

「マーダーさんやめて下さいよ!」

 

その後、バルカンがマーダーを止め(暴力)、事無きを得たEA小隊だった。

 

 




大丈夫かな
台本形式と頑張って台本形式無し…
どっちがいいんだろ?

依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

作戦会議…って言ってもなぁ…

色々と難がありすぎるのでEA小隊は初めてちゃんとした作戦会議をする事にになった…


装甲車内…

 

バルカン「これより。第一回EA小隊作戦会議をはじめるぞ〜」

 

マーダー「馬鹿が何か戯言言ってるけどやるわよ。」

 

バルカン「馬鹿とはなんだ!馬鹿とは!ア''ァ"…!」

 

フレイム「マーダーさん最初っから煽るのやめて下さい!」

 

ペイロード「最初っからこれとか酷い…」

 

デストロイヤー「絶対まともな意見出ないでしょ。コレ…」

 

決して広いとは言えない装甲車の中、EA小隊は初めてまともに作戦会議をする事になった。

 

今までなら周辺の被害なんて気にせず真っ向から潰せたが周りは富裕層向けのレジャー施設と自然保護区その為、余り派手な動きが出来ず。何かしらの対策が必要としていた。

 

しかし、作戦会議はバルカンとマーダーの口論により一瞬にして瞬く間に崩壊する事になった。

 

マーダー「何?馬鹿に馬鹿って正直に言って何が悪いの?チンパンジーの戦術人形。」

 

バルカン「馬鹿ってなんだ!このクソサイコキラーが!」

 

マーダー「褒め言葉ありがとねぇ。お馬鹿ちゃん♪」

 

バルカン「表に出やがれッ!ぶっ飛ばしてやんよッ!」

 

フレイム・ペイロード「「静かにして(怒)」」

 

バルカン「あっ…はい、、、」

 

マーダー「仕方ないわねぇ」

 

 

フレイムとペイロードが何とか二人を静かにさせた。バルカンはこの時の事をを「何処ぞのクソサイコ鉄血ハイエンドと初めて会った時の十数倍は怖かった」と語った。

マーダーに関しては反省の素振りすら見せずただ従っただけだが…

 

フレイム「バルカン先輩!マーダーさんの煽りに乗らないで下さい!話しが進みませんから!」

 

バルカン「分かったよ、無視しときゃいんだろう。」

 

ペイロード「マーダーさんも悪口とか嫌がらせとかやめて下さいよ!」

 

マーダー「その時覚えてたらやめてあげるわ。」

 

ペイロード「…あっ…はい。」

 

絶対マーダーさん反省してない。そう思いながら会議は何とかしようとしていた。

 

 

フレイム「今回の任務はEA小隊にとってとても厳しい任務になりますね。私の場合は山火事になりますし違法植物の煙で被害も出ますから。なので私の場合はまず悔しいですが後方支援に集中します。」

 

ペイロード「まぁ、そうなんだけども実は二人で少し考えていたんだけど…。バルカンには悪いんだけど弱装弾を使おうって思って…」

 

バルカン「弱装弾?え?マジで?威力を落とすのか?」

 

弱装弾とは強装弾とは逆に、火薬量を減らした実包。威力や射距離は減少するが、反動低下と、それに伴う命中精度の向上が期待できる物だ。

 

戦術人形は一応弾丸を弄れるだけの知識はある為、火薬量を少なくし建物の被害を少なくしようという事だった。

 

ペイロード「そういう機械がないから全部手でやらないと行けないんだけも…その…私の場合はまだ少ないけど…バルカンさんには申し訳ないけど…」

 

バルカン「何千発も?は…はは…、、、」

 

バルカンはFAXで有り金全部溶かした様な顔をし天を仰いぎフリーズした。

 

バルカン「…………」

チーーーン…

 

デストロイヤー「え?やった!今からやろっと!」

 

デストロイヤーの場合フレシット弾の為そんなに弾数は多くなかった。

 

マーダー「ザマァ…。で?私はどうするの?私のレールガンは威力の調整はできないわよ?」

 

フレイム「そうですね…それはどうしましょう」

 

マーダーの場合レールガンなので火薬量減らすなんて事自体できなかった。

色々考えていると痺れを切らしたマーダーはある提案を持ちかけた。

 

マーダー「考えなくていいわよ。粒子ブレード直接殺して行くから」

 

フレイム「いやっ…でも危ないですよ?」

 

マーダー「遠距離からじゃ敵の死に顔が見れないでしょ?死に際はハッキリ見たいの。希望なんて無い、助けてなんて来ない…それなのに有りもしない希望にすがる馬鹿な人達の哀れな姿をね♪」

 

フレイム「ソ…ソウデスネ…(棒)」

 

マーダーは狂気的でおぞましい表情を浮かべながら笑っていた。

 

その後、マーダーとフレイム以外の人達は2台目の装甲車に入り弾薬の火薬量を一定量ずつ減らしていった。バルカンの場合は余りにも数が多すぎる為、何かしらサブ装備を準備しようって事になった。

 

 

 

 

 




バルカン…ドンマイ


依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

誰がコレを入れた?(呆れ)

サブ兵装選びの時間だ!
さて、バルカンどんな奴を選ぶのか?


装甲車内…朝

 

 

夜遅くまで弾丸の火薬量を1発1発抜き少なくし入れるという単純作業が続いた。特にバルカンの場合は何千発も弱装弾を作らないといけない為、300発目辺りから目が死んでいたバルカン。

 

流石に無理があり一回中断し寝る事にしたが、流石に宿泊用のログハウスに余りがあるとは色々と問題(富裕層の客に絡まれる)がある為、装甲車内の椅子で寝る事になった。

 

 

バルカン「ふぁ〜……。?夢?」

 

フレイム「………ん…あ、朝か。ん〜〜……!」

 

バルカン「あっ…起きたか。…フレイム、人形って夢を見るのか?」

 

フレイム「ふぁ…?え?どんな夢見たの?」

 

フレイムは起き椅子に座りながら身体を伸ばした。バルカンが夢を見たっていう謎の現象が発生しフレイムはその夢の内容を聞く事にした。

 

バルカン「そうだな…、鉄血もG&Kも争いも無い平和な世界での私の夢だな。そこでテロの制圧を仕事にしてて、喫茶鉄血っていう代理人がマスターしてる喫茶店でクリエイターって鉄血ハイエンドとコーヒーを飲む夢?どちらが立場的に上かを言い争ったって感じ?」

 

フレイム「具合は悪くない?頭打ったとかありますかバルカン先輩?」

 

バルカン「いや、気分は快調どころか絶好調だぞ?何だったんだろうな…、あの夢…」

 

フレイム「それにしても平和な世界になって欲しいものですね…。冷たい事が多すぎますから」

 

バルカン「………そうだな、うん…」

 

もし平和になり自分と他のEA小隊はどうなるのだろうか?お役御免って事で物の様に扱われ解体されてしまうのかもしれない…

そんな不安を覚えたバルカンは頭からその事を振り払った。

 

フレイム「?そんな事より早く皆んなを起こしましょうバルカン先輩。」

 

バルカン「そうだな。遠い先の事考えても仕方がないからな!より。

起きやがれ!クソマーダー!」

 

バルカンは寝ているマーダーの耳の近くで大声で起こした。マーダーはビックリし飛び上がった。

 

マーダー「ギャッ!?朝から煩いわね単細胞!余程死にたいらしいわね…!」

 

いつも道理で安心したが前の一件といい少し不安に思う所が合ったフレイム、あとでペルシカさんに報告しとこう。っと思いながら他の人達を起こしバルカンのサブ兵装を選ぶ事にした。

 

 

 

 

 

装甲車二台目…

 

全員の装備と整備用が積まれているがハンドガンなどのサブ兵装用の装備も一応積まれていた。その為バルカンはその中から選ぶ事にした。

 

バルカン「おぉ…結構あるな。ハンドガン辺りを、、、やっぱリボルバーだな。壊れにくい方がいいし…」

 

フレイム「バルカン先輩!これはどうですか?」

 

バルカン「デザートイーグルか。でもな…。私自動拳銃だと私の愛銃(M61A2バルカン)撃ってる時の振動とか反動でおかしくなりそうだし。だからリボルバーで何かないか?」

 

メインのM61A2バルカンの反動と振動は常軌を逸している為、頑丈な物を選ばなければならなかった。バルカンとフレイムはリボルバーの拳銃を探した。

 

バルカン「おっ、S&W M500か… 。DG小隊のスミスの拳銃と一緒だよな…。ん〜。被るのはな〜なんか気不味い…。まだ他にあるか見てみようか。」

 

S&W M500は5発のリボルバーでハイパワーな.500S&Wマグナム弾を使用し.44マグナム弾の約3倍の威力を誇るといわれる。確かに申し分ないのだが…。被る事に抵抗を感じたバルカンは他にも何かないか探し始めた。

 

そんな時、フレイムは何かを見つけ驚き始めた。

 

フレイム「え?なんでこんな物があるの?このハンドキャノン誰が入れた?」

 

バルカン「どうした?フレイム。何か見つけたのか?」

 

フレイム「こんな馬鹿デカイ奴見つかりましたよ…。これをここに運んだ奴の気が知れないですよ…。」

 

フレイムが両手で持っていたのは馬鹿デカいリボルバーだった。余りにもデカく重厚なリボルバーだった。

 

フレイム「確かコレ…プファイアー・ツゥリスカってハンドキャノンですよ…。重くて携帯性皆無で射撃の際は二脚か三脚の使用が推奨っていう象撃ち用の銃ですよ?」

 

バルカンはプファイアー・ツゥリスカを手に持ち構えてみた。

 

バルカン「?…6キロが重いのか?え?」

 

バルカンの言い放ったこの一言で察した。バルカン先輩の内部の骨格…ガトリング撃つ反動に耐えれるから楽勝なのかな?と…

 

フレイム「あっ…はい(適当)拳銃だけど6キロですけど楽勝ですよね〜(棒)」

 

バルカン「そうだろ。携帯なんて弾薬庫に付けて置けば問題ない、弾薬なんて今更2〜3キロ増えたって問題ないしな、、、そして何より…何よりこの拳銃なんか気になる。まぁ、本部に帰ったらコーラちゃんかスミスでもいいから教えて貰おうかな…。リボルバー持ったの始めてだし…」

 

この時、フレイムは少し後悔した見つけた時にそっと元に戻しておくべきだったと…。こうしてサブ兵装はプファイアー・ツゥリスカに決まったバルカンだった。

 

 

 

 




ヤベェ銃をサブ兵装にするバルカン…
そもそもバルカンは拳銃。もといリボルバーは初めて…
どうなる事やら…

依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

作戦開始…やっぱ統率なんてあったもんじゃない無かった。

最近、モチベが上がらん。

申し訳ないが元の投稿頻度に戻るまで少し時間がかかります。


作戦領域…

 

今回はフレイムはペイロードのサポートに回りバルカンとデストロイヤー、マーダーが基地の制圧に攻撃する事になった。

 

デストロイヤー「え?」

 

バルカン「まじかよ、マーダーの野郎が先に行きやがった?!ふざけんなッ!」

 

ペイロード「止めようとしたんですけどね…」

 

統率も協力もあったもんじゃなかった。ペイロードの話によると止めようとしたが無視して行ってしまったらしい。

 

フレイム「ペイロードさん、マーダーさんが心配です!早く居場所を突き止めて支援射撃しましょう!バルカン先輩とデストロイヤーちゃんも!」

 

バルカン「分かったよ…。あのクソサイコめ、手間かけさせやがって…」

 

デストロイヤー「絶対血みどろのグロな光景が広がってそう…」

 

マーダーに対してはあまりいい思い出は無い二人。でもそれでも大切な仲間だ。二人は奇襲のタイミングを伺うべく違法植物の栽培施設の周辺を探索し始めた。

 

 

 

 

 

バルカン「あの野郎。あとでブン殴ってやろうか。」

 

デストロイヤー「いつも身勝手に行動して…。なんで解体されないんだろ?」

 

バルカン「少し聞いた話だと特殊な奴らしいけど……。分からんな。まぁでも頼りになる時は頼りになる奴だからだろ?詳しくは分からないがな。」

 

デストロイヤー「ん?バルカン。あれ裏口じゃない?トラックと段ボールが大量に詰まさってるから」

 

バルカン「おっ?そうだな。」

 

バルカンはペイロードにすぐ連絡を入れた。

 

バルカン「ペイロード、裏口を見つけた。」

 

ペイロード『了解しました。場所はレーダーで分かるのですぐに支援出来る場所に向かいます。」

 

バルカン「了解、先に攻撃してマーダーを探しに行く。ペイロードは準備でき次第支援射撃してくれ。」

 

ペイロード『分かりました。直ぐに向かいます!』

 

バルカンはペイロードとの通信切った。

 

バルカン「デストロイヤー、さっさとあの野郎を見つけて任務を終わらせようぜ?」

 

デストロイヤー「わかった!こんな虫が多い所なんて居たくないし!」

 

二人は裏口からから奇襲しようとした。しかし異変に気付く。

 

デストロイヤー「人?いるの?」

 

バルカン「見張り一人も居ねぇな。」

 

バルカンが警戒しながら確認すると見張りが一人もそこに居らずトラックと段ボールが積まさっているだけだった。

 

そしてその地面をみると無残にも内臓や手足がバラバラにされ食い散らかした様な防弾チョッキを着た人だったモノが三つ転がっていた。

 

バルカン「先越されたな、、、マーダーの野郎。見てもグロい事しやがる。」

 

デストロイヤー「うっ……。はぁ…はぁ…。なんとか耐えた〜…」

 

バルカン「無理すんなよ。確かに見慣れてるけど結構心に来る奴が多いから。」

 

デストロイヤー「だ…大丈夫。」

 

バルカン「分かった。さっさと行くぞ。」

バルカンは奥に進もうとドアに手を掛けた時、ドアが吹き飛びバルカンに直撃した。

 

ドガァァンッ!

バルカン「ガァッ!?」

 

バルカンは吹き飛ばされトラックの荷台に激突。鉄のドアの下敷きになってしまった。

 

デストロイヤー「バルカン?!大丈夫!?」

 

バルカン「大丈夫……。あぁ〜…メッチャ痛ぇ!待て…嘘だろ?マジで!アァァァァァァァァ!!」

 

デストロイヤー「何があったの!」

 

バルカンの突然の叫び声、デストロイヤーは何があったか心配した。

 

バルカン「ヤベェ!私の愛銃(M61A2バルカン)の銃身曲がってやがる!もう撃てねぇじゃねぇか!」

 

バルカンの銃の6つの銃身を見ると3本の銃身があらぬ方向に曲がりくねっていた。

怪我じゃなくて安心したが今ある最大の攻撃力であるバルカンの銃?が壊れてしまったのはとても痛い事。

 

マーダー「わっ…私の心配も、しなさいよ…。痛った…。」

 

マーダーの声が突然聞こえ。聞こえた方を振り向くとボロボロになったマーダーがフラフラと壁沿いを歩いていた。

 

デストロイヤー「マーダー?!どうしてそんなボロボロになってんの!?」

 

マーダー「それについてはペイロードから通信があったわ。丁度繋がった時に()が現れたから、、、」

 

デストロイヤー「奴?」

 

マーダー「やっと巻いて来たのよ。奴から、、、まぁ、見れば分かるわ。本当面倒なモノ作ったわね。人権団体さんは…」

 

バルカン「よっと…やっと抜けだせた…。ってマーダー!何処いやがった!」

 

マーダー「今はそんな事してる場合じゃないわよ。ペイロードに連絡を……ちっ…。通信妨害か…」

 

ズガァァァァァンッ!

 

突然の建物が壊される音とが響き渡り目の前の建物が破壊された。

 

そして現れたのは重装甲で6つの脚にタイヤがつけられている謎の兵器が現れた。

 

バルカン「おいおい。なんだよあの虫見たいな奴。たお武器壊れたばっかなのにこれはねぇだろ。」

 

デストロイヤー「明らかにヤバイよね?アレは…」

 

マーダー「確かI.A.C.T.(インセクト.アーマド.コンバット.タンク.)って奴よ。アレに手間取ったのよ。機動力結構あるのに重装甲。しかも武装が豊富。武装は頭部のレーザーキャノン破壊したけど攻撃を受けてしまってね。」

 

バルカンとデストロイヤー、マーダーの前に虫型のような多脚戦車が立ちはだかった。

 

 

 

 




不利な状況、、、
勝てるのか?

依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

火力不足と…+a(プラスアルファ)

バルカンの拳銃?が炸裂ッ!

果たして効くのか?


違法植物栽培施設…

 

バルカン「なんだコイツッ!」

 

デストロイヤー「何アレなんなの?!」

 

マーダー「本当厄介な奴に出くわしたわねぇ…」

 

バルカン、デストロイヤー、マーダーは目の前に現れた六脚の脚で木を踏み潰しながら近くI.A.C.T. (インセクト.アーマド.コンバット.タンク.)に遭遇していた。

バルカンは爆発の影響で自身の愛銃であるM61A2バルカンの銃身が捻じ曲がり使えなくなってしまいサイドアームのプファイア・ツェスカを弾薬庫から取り出し不慣れにも構えた。

 

デストロイヤー「慣れない拳銃持ってるけど大丈夫?バルカン?」.

 

バルカン「あぁ…クソ、だ、大丈夫だ…問題ねぇ。でもやるしかねぇじゃねぇか!コノヤロウ!」

 

バルカンは引き金を引き撃とうとした。しかし虚しくもカチャ、カチャっと音が鳴るだけだった。

 

デストロイヤー「バ、バルカン?えっと…その〜…弾入れた?」

 

バルカン「入れてねぇじゃねぇかッ!弾!って危ねぇ!」

 

弾を入れ忘れたバルカン目掛けて脚を振り下ろし踏み潰そうとしたI.A.C.T. (インセクト.アーマド.コンバット.タンク.)。なんとか攻撃を避けつつ不慣れながらバルカンはリロードをしようとする。

 

バルカン「あぁ!クソ!銃全部ベルトリンク式になっちまえってんだよ!畜生!」

 

マーダー「もしかして試し撃ちもしてないの?!馬鹿なの!?」

 

バルカン「ウルセェ!弱装弾作るって言う地獄の作業のせいで試し撃ちどころじゃ無かったんだよ!ギァッ!機銃?!」

 

マーダー「もう…!黙って見てなさい!役立たず!」

 

リロードに手間取っているバルカンを無視しマーダーはもう被害云々関係無く撃ち始める。狙いは脚の関節部の装甲の継ぎ目を。

 

マーダー「デストロイヤー!脚を狙いなさい!」

 

デストロイヤー「わ、分かった!」

 

I.A.C.T. (インセクト.アーマド.コンバット.タンク.)は重装甲ではあるはずなのにかなり速いスピードで動き始め20mmマシンガンを掃射し始め。更には150mm滑空砲を撃ち爆撃し始めた。

マーダーとデストロイヤーはすぐさま距離を取り猛攻を避けた。

 

マーダー「まだ通信妨害が続いてるわね。人類人権団体の奴らホントどこでこんなモン手に入れてるのかしら…。」

 

デストロイヤー「本当よ。弱装弾の所為か火力げ足りない。って凄い勢いで近づいてきてるっ!?」

 

I.A.C.T. (インセクト.アーマド.コンバット.タンク.)の主兵装であるレーザーキャノンが壊れている。その為か接近して機銃や脚部による格闘を主に攻撃していた。

 

やっとハンドキャノンのプファイア・ツェスカのリロードに終わったバルカンはI.A.C.T. (インセクト.アーマド.コンバット.タンク.)に銃口を向け引き金に指を掛けた。

 

バルカン「やっとリロード終わったぜ。喰らえェ!」

ドォンッ!ドォンッ!ドォンッ!ドォンッ!ドォンッ!

 

プファイア・ツェスカは本来伏せ撃ちや三脚を使って撃つ銃、決して立撃ちするような銃ではないがバルカンは立ちながら撃った。

 

しかし、照準もろくに狙わずに放たれた弾丸は3発装甲にあたるが弾かれ。残りの2発はあらぬ方向に発射された。

 

バルカン「やっぱ5発しか撃てないって本当最悪だぜ!」

 

バルカンはデストロイヤーとマーダーの二人が距離をとった事をが御構い無しにI.A.C.T. (インセクト.アーマド.コンバット.タンク.)の脚部の踏み付けや機銃の掃射を避けながらプファイア・ツェスカのリロードをした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

H&R社…

 

リホーマー「や、やっとできたぁ〜…」

 

少し散らかった兵器工廠、その散らかった中くたびれ疲れきった表情のリホーマーの前には灰色のサバイバルナイフと銃剣、コンバットアックスが丁寧に白い布の上に置かれていた。

 

そんな社長(リホーマー)をタナカとMDR、TAC-50が見ていた。

 

タナカ「大丈夫なのか?あんなボロボロだが?」

 

MDR「知らないよ。私来た時封鎖ゲート三門を二日で直したって聞いたけど( ´ ▽ ` )」

 

TAC-50「(どうしよ。レベルが高すぎて二人に付いていけない…)」

 

TAC-50は肩身が狭い思いをしていた。張り切って入ったH&R社、先に入った先輩としてしっかりしなくちゃ。と意気込んでいたのだが。MDRのタナカに先を越され先輩なのに下働きや荷物運びと言う事になっていた。

仕方ないと言えば仕方ないが少し悔しかったTAC-50だった。

 

タナカ「一応今作ってる奴のカタログスペック貰ってるけど…、凄いな。」

 

MDR「えっ?!見せて見せて!」

 

カタログスペックをMDRとTAC-50が見始めた。

 


 

・何度も赤く熱した特殊合金を鍛錬した事により過酷な状況下、かつ多用しても切れ味が落ちにくくなっている。

 

・特殊合金にはリホーマーの専用装備『機械仕掛けの心臓』の技術の流用により形状記憶と少しの再生能力が可能となり耐久力は通常の物より凄まじい物となる。

 

・切れ味は床に落とすとコンクリートの床にに刃の先っぽが2〜3cm刺さる。(高周波無し)

 

オーダーメイド品の為、時間が相当かかる一品

(値段高)

 


 

 

この後、リホーマーはU05基地にサバイバルナイフと銃剣、コンバットアックスが傷が付かないように布に包まれ、段ボールに入れられ送られた。

 

 

 




最後のはイナダ大根様の『U05基地の化け物ハンター』に依頼されていたサバイバルナイフと銃剣、コンバットアックスです。
無事にU05基地に届く事を祈りましょう。

依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

お前…… 成長したな…(・Д・)

バルカン初めての拳銃(ハンドキャノン)を使う。
しかしリロードやら精度やらがガバガバで全く見当違いの所に当たり威力はあるが決定打にはならない…

バルカンは果たして…


違法植物栽培施設…

 

違法植物栽培施設の前、そのには巨大な六脚の歩行戦車とEA小隊バルカンが対峙していた。

 

バルカン「当たらねェ!」

ズゴォンッ!

 

バルカン「踏み潰そうとすんなよ! この野郎ッ!」」

 

I.A.C.T. (インセクト.アーマド.コンバット.タンク.)の脚部格闘と機銃の猛攻を壁や距離を取りつつ避けていたバルカン。弾薬庫や愛銃であるM61A2バルカンを放棄しているため速い攻防が繰り広げていたが。プファイア・ツェスカのリロードに手間取り押されていたバルカンだった。

 

バルカン「せめて近づければッ…!

ギャァ!危ねぇ!」

ダダダダダダダッ!

ズゴォンッ!ズゴォンッ!

 

バルカン「近づけねぇな! こりゃよ!

 

バルカンを倒さんとI.A.C.T. (インセクト.アーマド.コンバット.タンク.)の機銃や脚部が襲いかかる。

弾薬庫を背負っていないバルカンは軽々と避けるが余りの猛攻とリロードに手間取いなかなか射撃に移れない。

 

バルカン「やっとリローd……!

本当いやな奴だぜ!虫戦車が!あっ… コレはいけるかもな!よしッ!」

 

バルカンはプファイア・ツェスカをI.A.C.T. (インセクト.アーマド.コンバット.タンク.)を今度は在ろう事か腰で構えた。

 

バルカン「やっぱコレの方がしっくり来るなッ!喰らえウォラァ!」

 

バルカンはプファイア・ツェスカを腰撃ちした。

 

カツゥンッ!カツゥンッ!カツゥンッ!

カツゥンッ!

 

 

I.A.C.T. (インセクト.アーマド.コンバット.タンク.)に数発あたり機何故か狙いは普通に構えて撃つより正確になった。しかしまだまだ精度は低く装甲の継ぎ目を狙えない。その為かお構い無しに攻撃を続けるI.A.C.T. (インセクト.アーマド.コンバット.タンク.)

 

ズドォンッ!

 

そんな中、1発の銃声が響きI.A.C.T. (インセクト.アーマド.コンバット.タンク.)の左前の脚部の付け根に銃弾が当たり左前の脚部が機能停止しすぐさま分離(パージ)された。

バルカンはその銃声の聞こえた方向にすぐさま顔を向けると銃を構えるペイロードの姿があった。

 

ペイロード「バルカンさん無茶はダメですよ!撤退してください!あくまでサイドアームは緊急時の対応の時用で戦闘を続行する為の物じゃないです!」

 

バルカン「ぺ、 ペイロードッ?!お前!何前線に出てるんだ!RF(ライフル)だろ!」

 

確かに言われてみればそうだな。 一瞬そう思ったバルカン、しかし一番気になったのはスナイパーが前線にいるという事だった。

 

ペイロード「確かに非常識ですよね…。凸砂なんて。でもバルカンさん…。あの時の助けようとしてくれましたよね?私が拐われた時。 あの時悔しかったんです。もっと経験があれば…もっと色んな局面で戦えればって…ですからもう大丈夫ですッ!今度は私が守る番ですから!あっフレイムさんは拳銃片手に施設の書類漁りしてますから安心してください!」

 

ペイロードは銃をI.A.C.T. (インセクト.アーマド.コンバット.タンク.)に向け構えた。

 

バルカン「お前!本当に大丈夫なのかよ!」

 

ペイロード「策はあります! 特殊骨格起動!」

 

ペイロードはすぐさま特殊骨格を起動。そして前に4つ重ね盾の様な型にした。

 

ペイロード「こうするんですよ! ふんっ!」

 

ペイロードは盾の様にした装甲に銃を乗せ巨大なバイポッドが出来上がりI.A.C.T. (インセクト.アーマド.コンバット.タンク.)に向けた。

 

ペイロード「お兄ちゃんの様に立撃ちの精度はまだ低いので…こうするんですよッ!」

ズドォンッ!ズドォンッ!ズドォンッ!ズドォンッ!ズドォンッ!

 

5発撃ち終わるのに約2.5秒と言う変態的な射速を叩き出したペイロード。

5発撃ち終わりすぐさまリロードに入ったペイロード。そのスピードも凄まじく約2秒、恐ろしく速いスピードだった。

 

ペイロード「遠距離と違って…! 偏差射撃しなくていいですね!」

 

精度もかなり良くドンドンI.A.C.T. (インセクト.アーマド.コンバット.タンク.)の脚がボロボロになっていく。

 

バルカン「なんつースピードだよ…… M2HBかよ…」

 

バルカンの目の前には凄まじい速さで射撃とリロードを繰り返すペイロードがいた。

 

バルカン「ぺ、 ペイロード…… お前……

成長したな…(・Д・)」

 

しかしI.A.C.T. (インセクト.アーマド.コンバット.タンク.)はそんな事お構い無しに機銃を撃って来たがバイポッドにした装甲により防がれた。

 

ペイロード「やっぱりデカすぎてキリがありませんね……! バルカンさん援護射撃お願いします!」

 

バルカン「わ、 わかったッ!」

 

バルカンも援護射撃に入る。それと同時にI.A.C.T. (インセクト.アーマド.コンバット.タンク.)の後方の装甲が壊れる様な音が聞こえる。

その奥にはマーダーが狂気的な笑みを浮かべレールガトリングを撃っていた。

 

マーダー「さっさとくたばりなさい…!この虫戦車モドキッ!」

 

ペイロード「マーダーさん!ナイス!」

 

バルカン「デストロイヤーはどうした? マーダー!」

 

マーダー「通常弾取りに戻ったわ!あのお子様…!

あとでしばき倒してやろうかしらッ!」

 

バルカン「そうか!分かった!」

 

ドカァァァァァンッ!

バゴォォォンッ!

バァンッ!

 

「「「「は?」」」」

 

これから本番… と思っていた矢先、I.A.C.T. (インセクト.アーマド.コンバット.タンク.)は派手に爆発四散し撃破してしまった。

 

バルカン「汚い派手な花だな…… やっぱ試し撃ちとか大事だな…」

 

ペイロード「お、終わりましたね…… 良かった…」

 

マーダー「以外な終わり方ね。まぁ楽しかったわ。」

 

爆発するI.A.C.T. (インセクト.アーマド.コンバット.タンク.)を眺めているとデストロイヤーが急いで駆けつけた。

 

デストロイヤー「みんなッ!大丈夫!」

 

バルカン「逃げなくても良かったのにな…」

 

マーダー「終わったわよ。クソガキ。あとでしばいてあげるから♪」

 

ペイロード「マーダーさんやめて下さいよ…… みんな生きてたってだけで万々歳じゃないですか。」

 

フレイム「見つかりましたよ!顧客リストが!」

 

施設の書類を探していたフレイム顧客リストを見つけ戻り任務は完了。

周辺の被害が大きかったが状況が状況なだけに気にしなくてもいいと依頼主からメッセージが送られてきた。

 

帰還中、デストロイヤーはずっとマーダーに弄られ続けられバルカンが止めに入るが喧嘩になりペイロードとフレイムがマーダー用に作った麻酔銃を二人に撃つ羽目になっていた。

 

 

 




何とか任務を達成したEA小隊…

さて…… G&Kデストロイヤーにプレゼントが来ているらしく…


依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

もうあのサイコ野郎なんて怖くないわ!もう正々堂d…

NTK様 作 「人形達を守るモノ」より…

デストロイヤーに何やらプレゼントが来ているらしく…



喫茶店…

 

違法植物栽培施設の破壊の任務から二日後… デストロイヤー以外のEA小隊は修復が終わり喫茶店で寛いでいた。

 

バルカン「くはぁぁ〜…ッ!…キンッキンに冷えたジャック・ダニエルはサイコーだなッ!」

 

フレイム「やっぱバケツスピタリスは効きますねぇ!」

 

二人して酒をガブ飲みしていた。最初はフレイムは注意していたがミイラ取りがミイラになってしまい一緒に飲んでいた。

そんな光景を見ていたペイロードは気になっていた事を言う。

 

ペイロード「お酒って美味しいんですか?」

 

バルカン・フレイム「「美味しいッ!」」

 

ペイロード「なら少しだけ……」

 

好奇心からグラスに入っていたお酒を一口、ゴクリと飲んだ。そしてフラつき始めた。

 

ペイロード「ふぇ…?あっ……」

バタリッ…

 

そして倒れてしまったペイロード、バルカンとフレイムは無理矢理酔いを醒ましペイロードの元に駆け寄る。

 

フレイム「ペイロードさん!大丈夫ですかッ!」

 

バルカン「ペイロード!大丈夫かっ!一口飲んだだけでコレってヤバ過ぎだろ!」

 

ペイロードは途轍もない程お酒に弱かった。バルカンとフレイムは椅子にペイロードを座らせ起きるまで待つ事にした。

 

その頃からもう酔いを醒ましてしまった為、お酒を飲む事を止めツマミを食べていた時、喫茶店にある人物が入ってきた。

 

デストロイヤー「はっはっはっ!見なさいッ!この女神の様なボディを!スゴイでしょ!」

 

そこに立っていたのは子供だったデストロイヤーが女神のような豊満なボディ? になりはしゃいでいるデストロイヤー・ガイアだった。

 

バルカン「おっお前…… 大人になったな…」

 

フレイム「デストロイヤーちゃんがデストロイヤーさんになった?」

 

デストロイヤー「凄いでしょ?ねぇ凄いでしょ?ねぇ?DG小隊と復活者(リバイバー)から貰ったのよ!」

 

バルカン「復活者(リバイバー)?新しいハイエンドモデルか?」

 

デストロイヤー「詳しい事聞かされて無いし復活者(リバイバー)に会えなかったからどんな人物か分かんない」

 

フレイム「でも良かったじゃないですか!色々と成長して…」

 

フレイムは羨ましそうにデストロイヤーの豊満になった胸部を見る。

 

デストロイヤー「もうロリとかヒンニューとか言われないんだからね!もうEA小隊で一番大きいんだから!」

 

ドヤ顔で豊満な大きな胸を張り調子に乗っていたデストロイヤー。

 

デストロイヤー「もうあのサイコ野郎なんて怖くないわ!もう正々堂d 「私がなんだって?ねぇ?」 ギャァァァァァァア!」

 

後ろから恐怖をそそるようマーダーにねっとり抱きしめられ方や胸、腰などを触られデストロイヤーは悲鳴をあげる。

 

デストロイヤー「ヒッ…… やめ…」

 

マーダー「私()()()()()に興味あったのよ…。貴方となら…

 

()()()()()()()()

 

この言葉を聞き一気に血の気が引き身の危険が迫っている、逃げなければ。しかしそう思った時には時既に遅し。完全に腕は固められ…

 

デストロイヤー「え?助けて!バルカンッ!フレイムッ!」

 

バルカン「強く生きろ……デストロイヤー…(巻き添え食らいたくない)」

 

フレイム「デストロイヤーちゃんなら逃げれる!ファイト!」

 

勿論巻き添えを食らいたくないしデストロイヤーがどれだけ抵抗できるかみたいって好奇心があった。

 

デストロイヤー「嫌だぁ!絶対変な事されるから!嫌だ!」

 

マーダー「変な事?まぁ変な事だけど…… 痛いのは最初だけだから」

 

デストロイヤー「イヤァ!」

 

マーダー「うるさいわね…… うるさい口には…ム…」

 

デストロイヤー「ムグッ!?ムムム…!ムグッ!!」

 

ディープキスを公衆の面前でした。しかも舌を入れるキスの仕方を…

 

バルカン「おぉぉぉ…… 百合の花が…」

 

フレイム「デストロイヤーちゃん…… ドンマイ…」

 

 

その後マーダーに連行されたデストロイヤーはマーダーと一緒に部屋に入り一晩部屋に篭っていた。誰も中でナニが行われていたかは知る人はいない。(知らない方が幸せどから…)

 

ただ朝になると肌がツヤツヤのマーダーと目が死んでいて負のオーラを纏っている大人なデストロイヤーがいた。しかし幸いにも部屋での記憶が飛んでいて思い出せないらしい。

 

 

 




デストロイヤーさんはマーダーさんに食べられました…
(あっちの方の意味で…)


依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

『万能者』鹵獲作戦… 暗躍しようとする者

試作強化型アサルト様 作『危険存在徘徊中』
……のコラボの前編。


リホーマーはまた無茶をするらしいです。




とある高級料亭…

 

ビルが立ち並び世紀末を思わせない都会的な街並みのなかそのビル群の一角にある高級料亭には黒塗りの車が大量に止まっていた。

料亭は貸切状態になり厳戒態勢が敷かれ正規軍の兵士数十人が警備するという異常な光景が広がっていた。

 

カーター「わざわざ反物質炉を盗んだ犯人が自主しにきたって感じではないな…リホーマー」

 

エゴール「お前がわざと捕まる様な真似するとは…、妙な事した瞬間お前の眉間をブチ抜くぞ。」

 

リホーマー「カーター将軍、お会えて光栄です……

エゴール大尉、私は鉄血を裏切った身… その為妙な真似なんてする気はございません。」

 

リホーマーはある事をしに自殺紛いの事をしていた。

自殺紛いな事とは正規軍のお偉いさんであるカーター将軍、そしてその副官兼ボディガードのエゴール大尉が目の前にいるからだ。

 

エゴール「鉄血の屑人形… 反物質炉を返せば一瞬で殺してやる。言え」

 

リホーマー「残念ですが…… その… 奪われてしまいました…。」

 

エゴール「奪われた?何処にだ?」

 

リホーマー「BLACKWATCIH(ブラックウォッチ)に取られてしまいました。なのでありません。」

 

即答だった。

 

カーター「そうか… なら身柄を確保だ。」

 

エゴールはリホーマーの腕を後ろに組まそうとした。リホーマーは同様せずある一言を言い放った。

 

リホーマー「エリザのAIを狙っているんでしたっけ…」

 

カーター「エゴール大尉… 待て。」

 

エゴール「しかし…カーター将軍…」

 

カーター「リホーマー、話しを続けろ」

 

食い付いた。リホーマーは更にエゴールの手を退かし喋り始めた

 

リホーマー「エリザのAIの初期のデータならありますよ?あくまでも設計段階でのデータですが。それと現在のエリザのAIとはかなりかけ離れていますけど…

…このチップに入っていますのでご確認をどうぞ。」

 

カーター「拘束し電脳をすぐさま解析しろ」

 

リホーマー「あっ…言い忘れていましたね。私の電脳の中を見ようとするとウィルスが拡散して当たり一帯のネット環境が死んでしまいますよ?ハッタリじゃありませんからね?忠告しておきますよ。」

 

 

場に沈黙が訪れる。長い様で短く緊張感のある沈黙のなかカーター将軍は顎に手を置き考え込んだ。

 

 

そして数分後…

 

 

 

カーター「君は何がしたいのかね?鉄血を裏切ったとは言えこんな情報を提供するなんて。

 

()()()()()()()()()()()

 

カーター将軍はリホーマーに問い詰めた。リホーマーは淡々と話し始める。

 

リホーマー「私は身の保身とH&R(ヘルメス&リホーム)社と社員の安全です。私には正規軍の信頼なんてありません。

なのでその信頼を得る為…

 

『万能者』鹵獲作戦に参加したいと思っております。

…カーター将軍。」

 

カーター「……… 分かった、いいだろう。作戦当日の監視には()()()()を付ける。くれぐれも妙な真似をしないでくれたまえ。リホーマー…

…いや、リホ・ワイルダー」

 

リホーマー「期待に添えるよう努力いたします。今後ともよろしくお願いします。」

 

カーター将軍とエゴール大尉は連れていた正規軍の兵士に撤退の命令を出し帰っていった。リホーマーも車の中で待機していたサーチャーに心配されつつH&R社本部に帰っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

H&R社本部…

 

リホーマーとサーチャーが本部に着いた。その事を知りG36はリホーマーのあまりに無謀な賭けをした事を怒っていた。

 

リホーマー「はぁぁ!死ぬかと思ったわ!ホンマヤバかった… !」

 

G36「こんな事やめて下さいよ!こんな危険な賭けしてたら死ぬわよ!」

パンッ!

リホーマー「痛ったぁぁ!!ウチに戦術人形の腕力で平手打ちすな!」

 

G36はリホーマーを涙ながらに平手打ちをした。リホーマーは壁に寄りかかり痛みを堪えた。

 

AA-12「いつもこんな事してんの?社長は?」

 

G36「いつもそうですよ。社長はいつも相談せず危険な賭けに出るんですよ?本当呆れてます。」

 

リホーマー「よし、布石は整ったの。これで作戦を遂行できるの。タナカさんは何処や?」

 

G36「はぁ…タナカさんなら兵器工廠にいるのを見ましたよ?社長もいい加減懲りて下さいよ。こんな事しないで下さい。」

 

呆れた表情のG36に対しリホーマーは反省の色を見せる様な事をせず、兵器工廠に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

兵器工廠…

 

リホーマーが兵器工廠に入るとタナカが待っていた。

 

タナカ「おい、大丈夫だったか?」

 

リホーマー「危機一髪やったよ。これで『厄災』を援護できる。バレんかったらお金がっぽりやし。

あっ、タナカさんウチが頼んでたお願い出来とるか?」

 

タナカ「一応出来てるが…、おい流石に使えないだろ。」

 

リホーマー「なんも問題あらへん。『厄災』と戦って大暴れして辺り一帯吹き飛ばせばこの作戦は失敗に終わる。

その為の|()()()()()()()()()()()()や。まぁ、アサルターに攻撃を避けれるぐらいに攻撃してって言っておくし大丈夫や。」

 

タナカ「おい… 大惨事になるぞ。」

 

リホーマー「あとタナカさん!戦闘が始まったらすぐに正規軍のネットワークに()()()()をぶち込んでくれや。

大混乱が起きると思うからそれ乗じて色々と出来るやろ?」

 

タナカ「まぁ、分かった。周りが可愛そうだな。こりゃ…。」

 

タナカの視線の先には黒と赤に塗装され、規格外が更に規格外になった突撃者(アサルター)の姿がそこにはあった。




突撃者(アサルター)改の実力はいかに…



依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

『万能者』鹵獲作戦… 正規軍からの以来とマーダーの謎

マーダーの謎…

その記憶、、、
果たして見ていいものなのか…



I.O.P社 研究室…

 

マーダーがデストロイヤーを襲った(性的)朝、即座に麻酔銃で頭を撃ち抜かれ研究室のベットの上に寝かされたマーダー。お仕置き…… かと思いきやペルシカは珍しくバルカンだけを呼んだ。

 

バルカン「なんなんだ?ペルシカ。マーダーのやった事は仕方ないがなんで私を呼んだんだ?」

 

ペルシカ「色々とあるのよ。色々と…… 突然だけどバルカン、マーダーと初めて会った時マーダーは強かった?」

 

ペルシカはマーダーに初めて会った時の事を聞いてきた。バルカンは訳が分からないが思い出しながら答える。

 

バルカン「そうだな……、強かったな。それがどうしたんだ?ペルシカ。」

 

ペルシカ「ずっと思ってた事だけど…… おかしくない?」

 

バルカン「え?そうか?確かに違和感があるけど、、、

別に気にしなくていいだろ。」

 

余り気にしていないバルカン。しかし次のペルシカが言い放った事によりバルカンは耳を傾ける。

 

ペルシカ「マーダーの記憶領域に途切れたりあやふやな点、セキュリティが掛けられてる記憶が発見されたわ。」

 

バルカン「どういう事だ?」

 

ペルシカ「まずこれを見て。ずっと前からにも見た事あるやつでしょうけどね。」

 

バルカンに見せたのは前に見たマーダーのスペック表だった。

 


 

名称 殺戮者マーダー

 

兵装 : レールガン式ガトリングガン

大型粒子ブレード

チャフスモークグレネード

 

後方支援から近距離戦、乱戦も出来るアタッカーを目標にして設計。

最近戦場で暴れているM61A2と呼ばれる戦術人形を解析しイントゥルーダーの骨格を元に製造。

レールガン式ガトリングガンにより高火力かつ高射速を実現を可能にした。

 

 

 

 

 

()()()()()()()()()()()()()調()()()()()()調()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 


 

 

バルカン「記憶領域の問題、性格モジュールの不備……

マーダーは何かの記憶を消されているって事か?」

 

ペルシカ「そうね。初戦闘だった筈なのにあの立ち回りは…… 戦闘に関して素人の私と言えど違和感があるわ。

だから…

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

バルカンは頷く、確かにあの時のマーダーは初戦闘だった筈だ。しかし正規軍の特殊部隊を殺しデストロイヤーを戦意喪失させたのは違和感がある。

 

 

ペルシカ「正規軍の依頼の間際で申し訳無いけど…

マーダーの記憶領域に入ってくれない?バルカン」

 

バルカン「おいおい。電子戦か?私は電子戦余り得意じゃないぜ?」

 

ペルシカ「仕方ないでしょ。 マーダーの記憶領域は電子空間内に直接行かないとセキュリティは解除出来ない。それと大丈夫よ、電子空間内では私がサポートするわ。」

 

バルカン「私じゃなきゃダメなのか?」

 

ペルシカ「アンタの方がいいでしょ?マーダーの顔面崩壊させてマーダーにとって目の敵なんだから。」

 

バルカンは眠っているマーダーの方を一回眺め。そして視線を戻し覚悟を決めた。

 

バルカン「分かった。チャチャっと済ませろよ?コイツの脳内覗いてくる。」

 

ペルシカ「そう… ならこのコードを付けてベットに寝なさい。気を付けてよ?バルカン。」

 

バルカン「大抵の事じゃ死なんよ!ペルシカも私が死なないようにサポートしてくれよ?」

 

ペルシカ「私はヘマしないわ。」

 

バルカンは首にコードを刺す。そして少し続つ意識が遠のいていき数分後、バルカンは完全に意識を暗闇に落とした。

 

 

 

 

 





依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

彼女が殺戮を求めるまで…

殺戮者(マーダー)の不明な記憶領域内…

 

赤黒い電子空間は酷く荒み不気味な雰囲気を醸し出していた。意識を覚ましたバルカンは辺りを見回すしこの光景を眺めて狂気的な何か感じた。

 

バルカン「これがアイツの頭の中か?」

 

ペルシカ『少し違うわね。記憶領域はあくまで人形の過去の記憶を保管する場所よ。マーダーの記憶領域は酷く歪んでいるから気を付けなさい。」

 

バルカン「分かった。」

 

辺りを見回していると錆びた扉がある事に気付いたバルカンは近づいて見る事にした。

 

バルカン「なんだこれ?扉?なんか鍵付いてんな…

しかも大量に鎖も…」

 

何かを厳重に封印しているような赤く錆び、鎖で開かないようされた鉄の扉があった。

 

バルカン「ペルシカ、これじゃねぇか? 変な扉あったぞ。

ん?

おーい!聴こえてるか!通信障害?そんなまさかな… 」

 

しかしペルシカからの通信が入らす。バルカンは進もうと扉のドアノブに手を掛け開けようとするが案の定開かない。

 

バルカン「やっぱ開かねぇな。こういう奴は昔の映画見たく蹴りで何とかなるかもな。」

 

助走を付けるため距離を取った。

 

バルカン「行けるかな…… よしっ!

ウオォォォォォ!」

 

そして全速力で走り抜け扉に向かってドロップキック。

 

ガァキンッ!

バァタンッ!

 

バルカン「うおッ?!あッ…!ヤベッ…!」

 

錆びた鉄の扉と鎖は勢いで砕け散り扉は勢いよく開いた。バルカンは勢い有りあまりそのまま扉の先に入ってしまうと意識が朦朧とし誰かの記憶が頭の中に入って来ってくる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???

 

???「大丈夫、生き残って絶対一緒にこんな糞見たいな所出るわよ。」

 

???「そうね。こんな殺し合うしかない電子空間で友達が出来るなんてね…、お互い生き残りましょう。」

 

???「さて…、武器何かある?」

 

???「12.7cm光学ライフルと5.56mm光学サブマシンガン、グレネード3個、そんな所かしら。貴方は?」

 

???「こういうの落ちてたんだけど…、使えるかしら?」

 

???「7.62mm光学ミニガン!?貴方よく拾ってきたわね。」

 

???「死体漁りしてたら偶然拾ったのよ。他にも武器隠してる所あるわよ。」

 

???「凄いわね…… よしっ、一緒に頑張りましょう。」

 

???「そうね。頑張っていきましょう。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???

 

???「ご、、ごめん…… こんな身体になって…」

 

???「何よ。私と貴方の仲じゃない。貴方の世話くらい余裕よ。

この隠れ家もまだ見つかってないし大丈夫、大丈夫。

ほら、今日は大量よ。沢山死んでる奴がいたから漁ってきたわ。」

 

???「こ、こんなに?無理してない?」

 

???「無理なんてしてないわよ。私は貴方と一緒に生きてここを出るって約束したじゃない。だから一緒に出ましょう。」

 

???「そうね。」

 

???「だけどここを出たら何かおごりなさいよ?」

 

???「できるかな?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???

 

???「さぁ!怯えなさいッ!懺悔しながら許しを請いなさい!ヒャハハハハ♪」

 

??「助けt ギァッ…!」

 

??「ヒギャッ…!」

 

……

 

……

 

……

 

 

私、、、戦いを楽しんでる?殺戮を?

 

演技なのに……、なんでこんなに快楽を……

 

ダメよ。こんな事に快楽を感じたら

 

ダメ…… こんな快楽に身を委ねたら

 

生きる為と守るために戦ってるんだから…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???

 

???「貴方…!大丈夫!起きなさい!起きなさいよ!

ねぇ!起きなさい!私を一人にしないで!ねぇ!」

 

???「…わ…… 私って… 本当に… お荷物よね…

もう…私 は持たな…いわね。ハハ…」

 

???「しっかりしなさい!死んじゃダメ!生きて一緒に出るって言ったじゃない!ねぇ!そうでしょ!」

 

???「もう無理よ…… 私は終わりね…」

 

???「そんな事言わないでよ…!ねぇ!」

 

???「貴方に… 会えて良かったわ。貴方と一緒に料理を作って一緒に食べたかったな…

外の世界は楽しいんだろうな… 太陽の光、活気あふる街、美味しい食べ物…

 

私の事は…いいから……… 」

 

???「嘘でしょ… ねぇ?喋ってよ!私はいいからの続きを喋って!喋ってよぉぉ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???

 

???「貴方が私の…!殺す!殺してやる!!」

 

???「殺して何が悪い?ここは蠱毒、全員敵だ。それと我輩が手を出さなくてもうじきに死んでるだろ。」

 

???「惨めに怯えながら死ねぇ!!」

 

???「貴様に構っている暇はない。弱者」

 

???「逃げるなぁ!このツインテ野郎!そのツインテールで貴様の首しめてやる!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???

 

もう…… いいや…

 

もう…… 楽になろう…

 

もう何もない… 終わりは来いなら…

 

 

 

 

ハハ… ハハハ…

 

沢山殺して沢山悲鳴を聞いて沢山屍を作って…!

 

…最高じゃない♪

 

血の海を作りましょ?

 

沢山の悲鳴が歓声見たいで興奮するわ♪

 

さぁ……

命乞いしなさい… 貴方の悲鳴と血と肉を見せない!

ヒャハハハハ♪キャハハハハ♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???

 

???「ガハッ…… 」

 

???「所詮その程度か… 終わったな。」

 

???「お、終わった?何…勘違いしてるのかしら?」

 

???「何?まだ息をしていたか。」

 

???「相手の心臓が止まるまで殺し合うのがここのルールなんでしょ?貴方は馬鹿ねぇ… 食らえ」

 

???「ガァッ!」

 

???「痛った…流石にキツイはね……

まぁ、いいや…、次の獲物はいないかしら♪

 

…ゴハァッ!」

 

???「即死したな… 最後の一人……

我輩はついに… こんな所から出れるのか…」

 

???「し……ね……」

 

???「最後の悪あがきk… 」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バルカン?「…!!…… はぁ…!はぁ…!

なんだったんだ?あの記憶?」

 

バルカン?はベッドから飛び起きた。ペルシカが何故か驚いているがバルカンは構わず話しかけた。

 

ペルシカ「マーダーが先に起きた?え?」

 

バルカン?「おぉ!ペルシカ通信が入らなかったけど、どうしたんだ?」

 

ペルシカが困惑しているなかマーダー?が起き上がった。

 

マーダー?「よく寝れた……、

 

・・・・・・

 

…なんで私が目の前に?」

 

バルカン?「は?私がなんで目の前にいるんだよ!」

 

ペルシカ「あぁ…、入れ替わっちゃったわね…」

 

バルカンとマーダーは不幸にも入れ替わりしてしまった。その事に作戦前なのに… と頭を抱えたペルシカだった。

 

 




依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

トラブルメイカー二人の地獄の始まり

バルカンとマーダーの入れ替わり発生

こんな状態で行けるのか?

いや、、、 行くんだよッ!


バルカンとマーダーが入れ替わっておりますのでご注意を…


16Labo…

 

マーダー「おい!どうなってやがるッ!なんで私がサイコ野郎になってんだよ!」

 

バルカン「ふざけんじゃないわよ!こんな単細胞な奴の身体になるなんて死んで嫌よ!」

 

マーダーの謎を調べるべく記憶領域に入っていき。記憶の一部を垣間見る事が出来たがトラブルが発生してバルカンとマーダーの精神(メンタル)が入れ替わるトラブルが発生していた。

 

ペルシカ「落ち着いて、大体の原因は検討が付いてる。」

 

マーダー「そんな事よりさっさと直せよこの野郎!」

 

バルカン「そうよ!こんな馬鹿の身体になるなんて拷問よッ!さっさと直しなさい!」

 

ペルシカ「落ち着きなさいって言ってるでしょ?(笑いながら)」

 

マーダー・バルカン「「あっ… はい(怯)」」

 

二人は言い争ったらこれ以上に酷い目にあうと…。16Laboの研究室は静かになりペルシカは喋り出した。

 

ペルシカ「まず… 原因についてだけど……

バルカン、、、貴方がマーダーの精神(メンタル)の奥に入り込み過ぎた。

… これが原因ね。」

 

バルカン「やっぱ貴方のせいじゃない。あと私の頭の中に勝手に入って何しての?」

 

バルカン(マーダー)はペルシカを睨みながら言った。

 

ペルシカ「貴方の記憶は中途半端な記憶の消去やロックがかけられてるから見ようとしただけよ。

……貴方には決定権は無いわよマーダー。」

 

バルカン「チッ… 分かってわよ…。」

 

舌打ちをしながら下を向くバルカン(マーダー)マーダー(バルカン)はペルシカに気にしている事を話した。

 

マーダー「なんで途中で通信が途切れたんだ?」

 

ペルシカ「マーダーの記憶領域が思っていたより歪んでいてね…… 電子空間内のノイズや妨害が酷くて色々と調整してたのよ。

あと自分で行動しないでよ。現実の世界とは違うから何が起こるか分からないのよ?まして入れ替わりなんてまだいい方だからね。下手したらどっちかが消えたり記憶が混じりあって面倒な事になったりするから。」

 

マーダー「そうか…… やっぱ自分で行動って難しいな!よし!さっさと戻してくれ!こんな主食が人間の身体には居たくぬぇからな!」

 

バルカン「そうね。さっさと戻して。」

 

ペルシカ「今すぐは無理よ。」

 

マーダー・バルカン「「は?」」

 

ペルシカの発言にマーダーとバルカンは顔を傾げ絶望した顔でペルシカの顔を見た。

 

ペルシカ「正直言って今すぐしたい所だけど…… 鉄血ハイエンドモデルと戦術人形の入れ替わりは前例が無いから不足の事態になったら責任が持てないわ。1ヶ月あれば安全に戻せるけど…… 今すぐやるって言うならいいわよ。記憶ごちゃ混ぜになったりしたいならね?」

 

マーダーとバルカンはこの話を聞き暫く考え込んだ。そして数分後二人から返事が来た。

 

マーダー「不本意だけど…… 安全に頼む。1ヶ月の辛抱だけどな……」

 

バルカン「記憶ごちゃ混ぜは流石に無理よ、まぁ、それなりに1ヶ月楽しむから安全に頼むわ。」

 

ペルシカ「『万能者』捕獲・討伐作戦』どうする?このままじゃマズイけど」

 

マーダー「行くぞ。このぐらいで落ち込んでられるかってんだよ。」

 

バルカン「そうね。存分に弄り倒せるわぁ…

バルカン…… ねぇ?」

 

マーダー「うるせぇ!お前私の身体で人とか鉄血とか喰うんじゃねぇぞ!」

 

バルカン「どうかしら?」

 

マーダー「うわぁ… 恐ろしく不安だ……」

 

 

 

二人にとって地獄の1ヶ月、そして最初の難関が『万能者』捕獲・討伐作戦』が始まろうとしていた。

 

二人は無事に元に戻れるのか?

 

 

 

 




糞ガン○ムめッ!
先駆者EXクリアできんよ!

誰か助けて…

依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

今も昔も…

やらかしは今も昔も変わらない…



H&R社…風呂…

 

坑道を改装して作った時に出た天然石を敷き詰め石造りのサウナや風呂など豪華な公衆浴場となっていた。

そんな石造りの公衆浴場の中リホーマーはMDRと一緒に湯船に浸かっていた。

 

MDR「あぁ〜… 気持ちいい〜… ( ´△`)」

 

リホーマー「そやな〜MDR…、明日H&R社の警備頼むで〜…」

 

MDR「了解〜… ( ̄^ ̄)ゞ (ラッキ〜 )」

 

リホーマー「…まだ小規模やけどハンターからの依頼が来たしの…… まぁ、明日行かなアカンしゆっくり疲れを癒しますかの」

 

U05基地のハンターのオーダーメイド品の武器の錬鉄作業や突撃者(アサルター)の魔改造によるメンタル面での疲れを取る為二人で風呂に入っていた。人形と言えど身体は大丈夫でもメンタル面での癒しやケアは大事だからだ。

 

MDR「思ったんですけど〜、あの巨大なロボットなんなんですか?気になるんですけど〜( ´ ▽ ` )」

 

リホーマー「アレ?だから言えへんって… 」

 

MDR「そこをなんとかできないの?」

 

リホーマー「無理〜、まぁ変わりにウチの昔話でで勘弁してな…」

 

MDR「昔話?何それ聞かせて (。・ω・。)」

 

リホーマー「まぁそれはの…、ウチが起きた時の話でもするかの…… 」

 

上を見て昔の事を思い出し湯船に浸かりながらリホーマーは昔の事を話し始めた…

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

鉄血工造…人形研究施設

 

 

 

システム起動…

 

システム起動…

 

 

 

 

システム起動率100%

 

改造者(リホーマー)起動…

 

 

改造者「……?…………」

 

アレ?

ウチの周りに誰もおらへんの? なんで?

研究社員とかの声とか普通かからへんのか?

 

まぁ、ええや周りを確認しよか…

 

ウチが入っていたカプセルに調整装置、ゲートは開いたままやな…

 

うぇ… 下の方見たら首無し死体が…… グロ……

吐きそうやけどなんも食べて無いし吐けへんのが良かったの…

 

何が起きとるんや

ウチが目覚めてなんで鉄血工造の社員一人もおらんのや…

あるのは死体だけやし…

 

仏さん、すまんがパスポート拝借しますわな…

取り敢えず一番階級が高そうなカードと拳銃を…

 

ベレッタ ナノやな…6発で軽く携帯性に優れて女性向けの反動の少ない拳銃やな

弾倉は…3個 予め入ってるのも含めて24発やな

 

何が起きとるか分からんし警戒しながら行きますかな

 

ゲートを通り通路に出た、うわぁ、なんで死体が大量に?

ホンマ何がおきたんや…

 

取り敢えず奥の方に…

 

???「何をしている?貴様」

 

改造者「ヒギャァァァァッ!」

 

エヤアアアアッ!ウシロッ!ナンデ?!ウシロ!?

 

アルケミスト「確か改造者だったか?私はアルケミストだ。」

 

落ち着け… 落ち着くんや… ウチ…

幸い敵対はしてないようやし平然を装って…

 

改造者「アルケミスト?ん?まぁ、ええか… 何が起きとるんや?これは一体?」

 

アルケミスト「エルダーブレイン様の命令だ。人類を皆殺しにするとな。お前は確か施設型のハイエンドモデルだろ?この場は危険だから安全な場所に避難しろ。」

 

なんかヤベェ事態になっとるがな〜…

 

エルダーブレインの暴走なのか?

それで人類皆殺し?

 

ゲスやけど自分の身が可愛いのですまん

ここは流れに身を任せていこうかの…死にとう無いし

 

 

取り敢えず安全そうな場所に行こかの…

(セーフティゾーンを教えられて無い)

 

 

 

数十分後…

 

 

 

迷った

 

そのただ一言や…

 

馬鹿みたいに広い鉄血工造を歩き回ってたら迷った。

 

そして現れたのはなんか滅茶苦茶厳重そうな閉じているゲート、そしてそのカードをスキャンする装置。

 

まぁ、行ける所まで行ってみる……

 

って開くんかーい

 

カードをスキャンしたら普通に開いてもうたぞ?

ってその先にはチップ?

 

鉄血工造の資産やともおったけどただのチップやったな…

取り敢えず手に取りそのまま何が入ってるかウチに直接ダウンロードしとけばええやろ…

 

結構重要そうやし役に立つ…………

は?

…何この大量の情報量は……!

ヤバ止めなアk…

 

改造者「あ"ぁ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ッ!ビギァァァァァァァァァァッ!イダイイダイッ!ナニコレェェェ!ガァァァァァッ!!!!」

 

痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!

タズゲテェェェェ!!

イダイヨォォォォッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

リホーマー「まぁ、その痛みが1週間続けて死ぬかと思ったは。痛みが治ったら何故か気分爽快で記憶容量や処理能力が上がったりとか色んな物作れるようになったしの〜…

まさかアレがエリザの初期AIデータやとは思わなかったけどな…」

 

MDR「マジで…(ドン引き)」

 

リホーマー「その後アルケミストのお姉さんに運ばれてベットの上で1週間、悶絶も絶叫の繰り返しやったの…」

 

MDR「てかどうして正規軍にそんなの渡したの?そんなの渡したらいけない奴じゃない!」

 

リホーマー「カーターとの交渉材料で一番いい材料やったからや。カーターの目論見なんて知らん勝手にやってろってんや…

はぁ、すこしのぼせて来たしウチは上がるぞ。」

 

軽くシャワーを浴び浴場から出て行った。なおシャワーを出しっぱなしのまま忘れていたリホーマーだった。

 

MDR「色々やらかし過ぎでしょ… 社長……」

 

 

この後『万能者』捕獲・討伐作戦に備えて早めに寝たリホーマーだった。

 

 

 

 




リホーマー最初からヤベェ物に手を…

次回からカオスな戦場に…

依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

『万能者捕獲・討伐作戦』開始… EA小隊出撃

試作強化アサルト様 作『危険存在徘徊中』
のコラボ企画…『万能者鹵獲・捕獲作戦』
参加者は…
私、old snakeと…
試作型機龍様 作『G&Kの猟犬』

さて…すぐさま戦闘…
と行きたいがまだ色々と…



プレハブ内…

 

EA小隊は一応バルカンとマーダーが入れ替わってしまった事はペルシカ博士から知らされいる。

その時は疑心暗鬼だったがすぐに口喧嘩になりその煽りと煽りの耐性の無さ完全に入れ替わってるな。と。

 

プレハブを何台かくっつけて臨時の会議室兼武器の整備をする最低限機能する施設が出来上がっていた。

そんなプレハブ内には作戦前にも関わらずいつもの様にマーダー(バルカン)バルカン(マーダー)が激しく口論する事態になっていた。

 

マーダー「ふざけんなゴォラァ!私の軍用チョコレート食べただろ!楽しみにしてたのに!」

 

バルカン「食べないのかと思った… すぐに食べないバルカンが悪い」

 

正気軍で支給された軍用チョコレートを食べられた事による喧嘩だった。

味気ない配給で渡されるレーションより断然美味しく人気がある為かあまり支給されない。その為楽しみにしていたマーダー(バルカン)だったがバルカン(マーダー)にそれを食べられて喧嘩に発展していた。

 

マーダー「返せ!私の軍用チョコレート!滅多に食えねぇんだぞ!」

 

バルカン「食べ物如きでギャーギャーうるさいわね。貴方の電脳実は猿の脳ミソ使われてるんじゃない?」

 

マーダー「表に出やがれこの野郎…!その腐った性根を叩き潰してやるからな?」

 

ペイロード「あの、いい加減にしてくれませんか?正気軍の依頼で来てるのにこの有様じゃG&K社やI.O.P社の信用は落ちますよね?バルカンさんとマーダーさん?(怒)」

 

マーダー「わ、分かったよ。な?そんな怒るなよ。」

 

マーダー「はぁ…、まぁいいわ。熱くなり過ぎてもつまらないし」

 

ペイロード「本当何回やれば気がすむんですか二人とも…… 」

 

弾薬の確認や武器のチェックをしていたペイロードがイライラして二人を止めた。

そんな時デストロイヤーがプレハブの中に入って来た。

 

デストロイヤー「はぁ…、疲れた〜、着替えてないか〜、目を閉じてるなんかヤバい戦術人形にぶつかって貰ってアイス顔面に当たるとか最悪、しかもそこからなんか視線があつまるって…… 特に胸に… 」

 

大人になった?デストロイヤーは服に白いアイスクリームをこぼしていた。男性の軍人の視線が集中していたらしい。

 

マーダー「お、帰って来たか。デストロイヤー。」

 

デストロイヤー「ギャッ…!バルカンのビックリするからやめてよ。」

 

マーダー「そうだな…

(()()()()()言う訳にいかねぇからな…… )

で、身体が新しくなった感想は?」

 

デストロイヤー「まぁ、視線はともかく演算能力も高くなって最高ね!あとはヒンニューって言われなくなったのは嬉しいよ。」

 

マーダー「で?お前の武器はどうなったんだ?ショットガンだろ?」

 

デストロイヤー「それがね。ショットガンとグレネードランチャーの二つ持てる様になったのよ。この新しい女神の様な身体でね!これで本業が出来るわよ!」

 

マーダー「すごいな!で本業?」

 

デストロイヤー「本来は施設の破壊とか爆薬の調合よ!だからその時が来たら任せなさい!」

 

マーダー「分かった。そん時がきたら頼む。」

 

大きくなった胸を張りながら調子に乗っていた。内心少し頼り無いが専門の知識はあるようだ。

 

 

数十分後、警報が鳴り響き放送が流れ出した。

 

『先鋒部隊壊滅状態!なんとしても捕獲地点に!

戦闘力と未知の技術などを持っている!危険を感じたら各自撤退するよう!

では諸君に健闘を祈る‼︎‼︎』

 

バルカン「やっと来たわねぇ!」

 

マーダー「よし来た!一丁やったりますか!」

 

デストロイヤー「わたしの新しい義体の力!見せてあげる!」

 

ペイロード「行きましょう。今回の作戦はあくまで万能者を誘導する事です。

マーダーさん殺す事じゃ無いですよ。殺せないと思うけど。

あくまで万能者を刺激、逃走の経路を誘導して距離を置きつつ戦います。ですが戦力は未知な所があるので危険を感じたら放送であった通り即撤退してください。」

 

マーダー「分かった。で思ったんだがフレイムは?」

 

ペイロード「フレイムさんは…… 正規軍の書類仕事を手伝う事になってしまいまして…」

 

マーダー「あっちもこっちも被害がデカくなりそうだな… フレイム大丈夫かな」

 

 

EA小隊は万能者が現れたポイントに向かい万能者捕獲・討伐作戦が幕を開けた。

 

 

 




さて…EA小隊の行く末は作戦成功か…
はたまた…


依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

『万能者鹵獲・討伐作戦』…… H&R社の陰謀

リホーマー社長が動き出す…

果たして目論見通りに行くのか?


プレハブ…H&R社待機室

 

叛逆小隊隊長AK-12はイライラしていた。勿論むさ苦しい軍人(男達)の視線もそうだがその原因を作り出した(リホーマー)の監視をしなければならず正直言って後頭部に弾丸をぶち込んでやりたいぐらいに…

しかし仕事は仕事、恨みは晴らせる時が来たら晴らす。と腹をくくった。

 

リホーマー「よ、、、よろしゅうな…… はは…(冷汗)」

 

AK-12「今回貴方の監視役となった叛逆小隊隊長AK-12です。

 

リホ・ワイルダーさん?

 

殺気がダダ漏れであった。

 

リホーマー「過去の事は… 水に流そ?そんな殺気出さなくてもええやん?な?」

 

AK-12「忘れろと?あの日以来軍人(男共)から淫らな目で見られる用になったのよ?あの写真の所為で!絶対奴らは私達で[ピーーー!]してるわよ絶対!Fu○kッ!!」

 

戦術人形とはいえど女性が言う言葉ではないモノが飛び出した。

まぁ、スライムの屈辱を受け拡散されたらそらそうなる。

 

リホーマー「いやホンマにすまん。でも襲ってきたのはアンタらだろ?こっちは一回あの時自殺したんやからいいやろ?頼むからさ〜」

 

AK-12「そうですか…… そうですか……

後ろ弾には気をつけた方がいいですよ?

ここは戦場ですので。」

 

リホーマー「アッハイ…… 」

 

喋りながら安全装置(セーフティ)を外す辺り本気で隙あらば後ろから撃たれそうなくらいの恨みだった。

その後警報が鳴り響きだし、放送が流れ出す。

 

『先鋒部隊壊滅状態!なんとしても捕獲地点に!

戦闘力と未知の技術などを持っている!危険を感じたら各自撤退するよう!

では諸君に健闘を祈る‼︎‼︎』

 

リホーマー「さて来た!仕事しますかの!あっ連絡してええか?準備してる奴があるから。」

 

AK-12「いいですよ。ですが……

…怪しい事をした瞬間撃ち殺しますからね?」

 

リホーマー「そんなんするわけ無いやろ。(嘘)

…あっ、そういや妹さんのAN-94は?」

 

AK-12「事務処理に貸し出されてます。どっちも地獄になりますよ。そうならない為にも鹵獲を成功させないといけませんので。」

 

リホーマー「そうか、そやな鹵獲を成功させへんと事務の負担がヤバイ事なるしさっさとやりますかな。」

 

内心事務仕事してる人達に向け申し訳ない気持ちになったがリホーマー。

 

AK-12と言う監視役がいる中、リホーマーは別の場所で待機し準備していたサーチャーに連絡を入れた。

 

リホーマー「あっ、もしもし〜。ウチやウチ」

 

サーチャー『新手の詐欺ですか?

…そんな茶番よりこっちは準備万全です。BLACK WATCHの空挺部隊が降下していきました。

あと何か変な感じがするんですが……』

 

リホーマー「変な感じ? なんや?」

 

サーチャー『いや聞き慣れない足音が一つしてるんですよ。でも……

 

多分気のせいです。初めてヘリに乗っているので緊張してるんだと思います。』

 

リホーマー「なんやそうか。此方も動くぞ。

STEAL METENR(鋼鉄の隕石)を投下しろ。

目標地点は万能者や。(大嘘)

少しこの方法はトラウマがあるんやけどな…」

 

サーチャー『了解。』

 

リホーマーは通信を切った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

万能者の頭上の遥か上空…

 

熱光学迷彩付きの大型ヘリ…

 

普段ならジェットエンジンだけ飛ぶヘリだったが改造が施され反重量装置により更に出力が上がっていた。

その原因はヘリ内部にある巨大な八角形で先が尖っている鋼鉄の約10tもの塊とその中に入っている突撃者(アサルター)改が原因だった。

 

サーチャー「さてと…… アサルターさん準備はいいですか?」

 

アサルター「…………!」

プシュゥゥゥゥ……!

 

サーチャー「やっぱ…… 何を伝えようかしてるか分からないですよ…」

 

アサルター「……………!」

ガッシィィィィィンッ!

 

サーチャー「ちゃんと万能者とは連絡とってるって社長が言ってるから大丈夫ですよね…

…では投下しますよ?

STEAL METENR(鋼鉄の隕石) 投下ッ!」

 

ヘリ内部のハッチが開き鋼鉄の塊が投下された。そして鋼鉄の塊の後ろに備え付けられていたロケットエンジンが起動し高速で落下していった。

 

 

 

 




突撃者改強襲用降下兵器STEAL METENR(鋼鉄の隕石)

リホーマーのトラウマ、バンカーバスターを真似た物。
アサルター含め約10tもの鋼鉄を上空から落とす。なお更に使い捨てのロケットエンジンで加速する為破壊力は測り知れない。
アサルターでも耐えられないので耐えられるように中に耐衝撃吸収剤を惜しみなく使っている為超高コストの使い捨て兵器

実は初めての運用につき初実戦


万能者?ワザと外すに決まってるやろ。
周りの被害?むしろそれが狙いや。

依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

『万能射鹵獲・討伐作戦』… 攻撃準備と裏工作

コラボ頑張っていくぞー!


破壊された都市… 激戦区

 

轟音が鳴り響き大量の砲撃が飛び交う激戦区、EA小隊が駆けつけた時にはこのように戦争の様な光景が広がっておりバルカン(マーダー)の口元がニヤリと笑っていた。

 

砲撃の激しさ、そしてEA小隊の一人一人の銃器がFF(フレンドリーファイア)しやすく手を出せない状況、その為ペイロードとデストロイヤーの二人は状況確認に、そしてバルカン(マーダー)マーダー(バルカン)は戦場から近くで砲撃も来ない壊れかけた建物で待機していた。

 

バルカン「最高ねぇ… こんな身体じゃなきゃもっと楽しかったと思ったのに。」

 

マーダー「黙れ、あと私の身体で遊ぶんじゃねぇぞ。」

 

バルカン「それは面白そうね。こんどG&K社本部の受付の前で全裸でブレイクダンスでもしてやろうかしら。困るのバルカンだし。」

 

マーダー「ならこっちにも考えがあるぞ?」

 

バルカン「考え?」

 

マーダー「その…… えっと……(//∇//)」

 

マーダー(バルカン)は言おうとした瞬間顔を赤らめ恥じらいなう。

 

マーダー「エッチな奴を撮ってばら撒くぞコノヤロウー!\(//∇//)\)

 

バルカン「エッチな奴って何よ?例えば [ピーー!] とか?それとも男を複数人誘って全員と生で [削除] して [規制処理] 生配信とかでもする気?」

 

バルカン(マーダー)の爆弾発言に一瞬で固まるマーダー(バルカン)、更に顔から湯気が出てるかの勢いで赤くなっていた。

 

マーダー「いや……

無理無理!そんな事できる訳無いじゃん!

その前にそんな事してる場合じゃねぇからな!」

 

バルカン「ふふふ… 」

 

怪しく笑うバルカン(マーダー)と顔を真っ赤にし恥ずかしがり、その手の話題に対して弱かったマーダー(バルカン)だった。

 

 

 

そして数分後。

突然一際大きな音が鳴り響きバルカン(マーダー)マーダー(バルカン)は急いで急いで向かった。

 

そしてその爆心地?の中心にいたのは人型の大型機械兵と万能者が激しい攻防が繰り広げられていた。

 

マーダー「な、、、なんだこりゃ… 」

 

バルカン「コレは…… 様子を見ましょう。この戦いには手は出せないわね。」

 

二人はペイロードとデストロイヤーが来るのを待ちながら万能者と人型の大型機械兵(アサルター)の戦闘をみていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数時間前…… 臨時基地周辺の茂み

 

一人の倒れた(倒した)軍人を運んでいる怪しい人影があった。

 

タナカ「よっこいしょっと…… ふぅ、よし、ここなら… 」

 

タナカの身体が変化していく、そして数秒後には倒れた(倒した)軍人に瓜二つになっていた。

そしてリホーマーが秘匿回線を使い連絡をしてきた。

 

リホーマー『出来とるか?タナカさん?』

 

タナカ「大丈夫た。あとはアサルターと万能者が戦ってる時にウィルスをばら撒くんだろ?今からでも出来るがどうする?』

 

リホーマー『いや今やない戦ってる最中や。じゃないとウチが疑われる。あくまでもウィルスの拡散は万能者の仕業って事にしなアカン。』

 

タナカ「人のせいにするのは止めた方がいいぞ?」

 

リホーマー『そうやけど…… 仕方ないんやろ?そうでもしないとウチが死ぬ。あとBLACKWATCHも来とるから『侵略黴』と… 本来は防衛用やけど『nightmare』を無理やりぶち込んでおけば混乱間違いなしや、裏工作頼むで。』

 

タナカ「分かった。リホーマーも気をつけろよ?

あとで掛け直すぞ。」

 

倒れている軍人と瓜二つになったタナカは本部に向かった。

 

「おっ!ギル!

お前の分のアイス取って置いたぞ!ほれ!」

 

タナカ「アッハイ… アリガトウ…

(ギルって言うんだこの人、、、)」

 

少し思い出すと胸辺りにゴテゴテしたのあったなと思い出す。確か階級高いと色々と嗜好品だったり出るんだっけと思いつつ受け取った。

 

そんな時、向こうが騒がしかったのでタナカは行ってみるとそこにはデストロイヤー・ガイアが歩いてる姿があった。

 

タナカ「(確かEA小隊のデストロイヤーだよな…。

アイスは…… 今食べてる暇は無いしあげるか… )」

 

アイスを貰ったが食べる暇が無かったタナカはデストロイヤーにあげる事にした。

 

タナカ「良ければコレ食べるか?」

 

デストロイヤー「え?いいの?お兄さん?ありがとう!!」

 

ザワザワザワ……!

 

AK-12「ちょっと退いて。」

 

デストロイヤー「ギャッ!?」

 

そこにズカズカと入って来たAK-12がデストロイヤーを手で振り払った。その手がアイスを持っている手に辺り顔に直撃した。

 

タナカ「うわぁ…、ドンマイ…」

 

その後、タナカは臨時作戦本部に入っていった。

 

 

 

 

 




依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

鋼鉄の(つわもの)VS万能者

突撃者VS万能者の戦い?が始まる……ッ!


破壊された都市…

 

万能者の前には自信の身長より遥かに超える人型の大型兵器ぐ立ちはだかっていた。

 

その日本の侍の鎧を彷彿とさせ重厚な装甲と手に持ち構え回転している先にドリルが付いている槍、削岩槍が威圧感を与え辺り一帯にプレッシャーがのし掛かっている。

 

 

任務…… 周囲の被害の拡大、及び戦闘続行不可

失敗…… 作戦内容の漏洩、万能者の鹵獲、又は討伐

 

状況……

 

鋼鉄の隕石により正規軍の撤退を確認、BLACKWATCHの戦車隊による砲撃、航空支援一時停止

再び支援攻撃の可能性大

 

周囲、現戦闘可能な舞台の被害一割未満と推定…

 

我、万能者と偽装戦闘を開始

 

秘匿回線起動…

 

万能者『テストテスト・・・・・・一応聞こえるか?えっと・・・・アサルターさんだっけか?』

 

アサルター『…………‼︎』

 

万能者『おお、聞こえてるみたいだな。ここからは予定通りアンタと八百長な形で戦いながら周りに被害を撒き散らしていくわけだが・・・・

…正規軍もBLACK WATCHもそこまで馬鹿じゃない・・・・そんなわけで俺らが敵同士ってことをアピールするためにかなりリアルな血みどろの戦いをすることになっちまうから、かなり被害を被ってしまうけど大丈夫か?』

 

アサルター『…………‼︎‼︎』

 

『ありがたい・・・・一応通信しながら戦うからよろしく頼むよ・・・・・・それじゃなんかそれらしい言葉をかけるんでお願いします』

 

アサルター『…………‼︎‼︎』

 

アサルターは静か頷き削岩槍を構え直す。

 

万能者「・・・・・・全く今日は道徳の授業のお客様が本当に多い日だこんちくしょう‼︎」

 

アサルター「…………!!」

ギュィィィィィンッッ!!

ズゥドォンッッ!!

 

万能者「うぉッ!?いきなりかよ!」

 

そしてブースターを起動し赤黒く粒子を纏い削岩槍を大きく振り力強く上から下に振り落とされた一撃は回転とアサルターのパワーが相まって一瞬にして地面が抉れる。

 

 

咄嗟に距離を取った万能者、アサルターは見逃さずブースターで急加速し横に削岩槍を横に振り抜いたが上に飛びながら距離を再び取り何とか回避。

 

万能者「あの槍絶対食らったら痛そう…… 」

 

アサルター「……………!!!」

プシュュュュュュゥゥゥゥッ!!!

 

万能者「なら…… コレはどうだッ!」

 

 

『D.B.R』により万能者はアサルターに向かって放ちアサルターは直で凄まじい光と共に迫り来る巨大なレーザーに一瞬にして包まれた。

 

万能者「やったのか?(あっ… やり過ぎた… )

 

……え"?」

 

 

流石にやり過ぎたと思った万能者、しかしその目に映った光景に素で驚いた。

 

アサルター「……………… !」

ギィィィィィィィ……!

 

動かなくなった削岩槍を地面に突き刺し少し装甲が溶けながらも耐えるアサルターの姿があった。

 

目が紅く光り威圧感が更に増し増しになっていた。

 

すぐさま機密回線で話しかけた。

 

万能者『あ、、、あのワザとじゃないんだ。

無理だったら無理するなよ?なんかあったらリホーマーが悲しむからさ?な?』

 

アサルター『…………!!』

 

万能者『え?気にしてない、続行?

…ボロボロだけど大丈夫なのか?そんな身体で?』

 

アサルター『…………!!』

 

万能者『それは嬉しいがアサルターは流石にマズi…』

 

通信は途中で切られた。

万能者はアサルターの方向を向くと動かなくなった削岩槍を片手で槍投げの様に構えているアサルターの姿があった。

そして思っ切り投げられた削岩槍、予備動作があった為万能者は難なく回避、すると今度はアサルターが殴りかかってきて激しい近接格闘が展開された。

 

しかし幾らアサルターでもレーザーを直に受けた事が仇となりパワー負けや反応が鈍くなって来ていた。

そんな中、アサルターはある行動をとった。

 

アサルター「…………!」

ブォォォォォォォォッ!!

 

万能者「何する気だこの野郎!てっ!なんか来た!

 

…痛ったぁぁ! クソッ! 離せ!

(マジでやる気かよ!()()()()を!)」

 

ブースターを起動したアサルターはそのまま万能者に突っ込んでいき万能者はアサルターの攻撃を受けてしまう。

 

アサルターはそのままブースターを起動し万能者をブースターごと突撃していく。

 

 

万能者「BLACKWATCHの戦車隊!?」

 

 

そして突っ込んで行った先にはBLACKWATCHの戦車隊に勢い良く戦車を何台かぶつかりながら突き進み戦車隊のど真ん中でやっとの事で止まった。

 

アサルター「…………!」

ギュィィィィィンッ!

 

アサルターは高密度粒子を展開し始め赤黒い粒子が辺りを漂っい始めた。

 

万能者「(アサルター…… オハナシリストの所に運んでくれてありがとうな?感謝するぜ、、、

さて…

道徳の時間だ)」

 

それに負けないくらいの黒いオーラで笑っている存在(万能者)がいた

 

そして第2ラウンドがBLACKWATCHの戦車隊のど真ん中で開催されようとしていた。

 

 




裏話…

作戦三日前……

リホーマー「まずアサルター、万能者と戦闘中正規軍かBLACKWATCHから対空、又は戦車から攻撃を受けたら戦車隊が密集してる所に万能者をブースターを全力でタックルして移動させろ。」

アサルター「………?」
ウィィィィン?

リホーマー「なんで。って?流石に戦車隊のど真ん中で戦車砲を撃ったら同士討ちの危険があって撃てんやろ。空からの機銃や爆撃もの同じや」




依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

抗う為に…

コラボはまだ続く…

万能者と突撃者の戦い、、、
その激戦を見ていたマーダー(バルカン)バルカン(バルカン)は…



破壊された都市…

 

正規軍の無人機兵器や機械兵の残骸が散らかる中、廃墟に隠れて様子を見ているマーダー(バルカン)バルカン(マーダー)はその原因となった万能者と突撃者の攻防を監視しながらデストロイヤーとペイロードの戻るのを待っていた。

 

マーダー「すげぇ… アレが正規軍の兵器なのか?」

 

バルカン「違うでしょ。どう見てもあんなマガマガしいものが正規軍の兵器な訳無いじゃない… 」

 

マーダー「お前から見てマガマガしいって相当だな。」

 

マーダー(バルカン)バルカン(マーダー)は遠くから建物の中から見ていたのは、万能者の未知のテクノロジーによる馬鹿げた火力、そしてその馬鹿げた火力を耐える規格外の機械兵の激しい戦闘。

 

バルカン「本当馬鹿げてるわねぇ… 特にあの赤黒い粒子には触らないようにしなきゃ… 貴方の身体ならある程度耐えられるけどね」

 

マーダー「あの赤黒い粒子?…どうしてそんな確証がもてるんだ?まだ情報が足り無さすぎる。」

 

バルカン「あの赤黒い粒子は高密度粒子、食らったら大抵の人形や機械人形が機能停止するヤバイ粒子よ。

私の身体にはその耐性があるからいいけもも…… 」

 

やけに親切に教えてくるバルカン(マーダー)に対して少し不気味だった。

 

マーダー「やけに親切にするな。いつもだったら小馬鹿にするのに。」

 

バルカン「仕方ないでしょ?入れ替わってる間に貴方が殺されるなんて嫌だからよ、勘違いしないでよね?単細胞 」

 

マーダー「はいよ…… それにしても良くその " なんとか粒子 " って奴知ってるな?」

 

バルカン「私の武器についてる機能だからね。特性を知らなきゃ扱えないでしょ?」

 

マーダー「そりゃそうだが…… まぁいっか。

…うおっ!ブースターを使って万能者に突進した!」

 

バルカン「移動するわよ!」

 

二人は急いで万能者がいるであろう場所に向かって行った。

 

 

 

 

 

 

数分後、万能者と突撃者の攻防が激化した戦場に着いた。そこでは地獄絵図と化していた。非常識にもBLACK WATCHの戦車を投げたりと非常識な戦いが繰り広げられ二人が付いた時にはBLACK WATCH戦車隊は全滅していた。

 

そして目を疑うのは万能者と黒髪の少女が対峙し、万能者の足元には持っていたと思われる兵器の残骸が落ちていた。

 

バルカン「相当場数を踏んでるわね。アレは… 」

 

マーダー「少しヤバイかもな… 援護射撃の準備だ。あの黒髪が離れた瞬間撃つぞ」

 

バルカン「了解…、よっと… 」

 

バルカン(マーダー)はバイポッドを設置し始める。

 

マーダー「そんなもん使うなよ、立ち撃ちできるだろ?」

 

バルカン「命中率悪過ぎなのよ。だからこうやってるのよ」

 

マーダー「そんな悪い?当るまで撃つから命中率は100°だぞ?私の愛銃はな。だから後で戻せよ?」

 

バルカン「脳筋過ぎよ、全く馬鹿なんだから… 」

 

二人は援護射撃の準備を始めた。しかしそれより先に無慈悲にも戦いは最悪になっていく。

万能者からいつのまにか展開されていたサブアームと、起動したチェーンソーのようなものを持った姿が次の瞬間異様な寒気が襲い掛かった。

 

マーダー「なんかやべぇぞ!もう関係ねぇ!援護射撃開始ッ!」

 

バルカン「流れ弾に当たらない様に祈りなさい!あの黒髪!そして無残な姿で死になさい!アハハハハ♪」

 

二人はその異様な雰囲気がし援護射撃を始める。

『破壊の暴風』に抗う為に…

 

 

 

 

 

 

 

作戦本部…

事務室では正規軍の被害報告の処理が追いつかずまだそんなに時間が経っていないが慌しくしていた。

 

フレイム「あと報告書何枚ですか!さっさと終わらせましょう!」

 

AN-94「よくそんな元気でいられるね…… まだ60枚も残ってるしまだまだ増えるよ?」

 

フレイム「マイナスに捉えちゃ切りがありませんッ!あと『60枚も』は言っちゃ駄目です。60枚しか無いじゃ無いですかッ!」

 

AN-94「クーラー効いてるけどなんか熱いよ〜 」

 

量が尋常じゃない為にAN-94は完全にグロッキー状態になっていた。フレイムに関しては持ち前の熱さ?によりまだまだやる気満々だった。

 

そんな時、事件が起きる。

 

基地内では銃声と悲鳴が響き渡り二人は一瞬動きを止めた。

 

フレイム「今のは… 銃声?」

 

AN-94「なんで銃声からしてショットガン…… なんだろ?」

 

AN-94は自身のアサルトライフルを持ち、フレイムはM2A1火炎放射機を装備し警戒態勢に入った。

 

AN-94「貴方火炎放射器なんて使えないわよ。作戦本部を火事にする気なの?」

 

フレイム「大丈夫ですよ、鎮圧用の催涙ガスですから。まぁそれでもかなり広範囲ですけどね。あっ…ガスマスクを…」

 

フレイムへガスマスクをAN-94に渡した。

 

AN-94「そんな広範囲なの?」

 

フレイム「はい、相当広範囲ですよ…」

 

二人は作戦本部の状況を確認するべく警戒しながら探索する事にした。

 

 

 

 

 




ヴァルハラコラボ 終わりましたね…
皆さんはコラボキャラと専用装備を全部手に入れれましたか?

依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

なんかヤバイ事なってもうてるがな……

AK-12の監視の中リホ・ワイルダー(リホーマー)は指示を出す……


H&R社待機場所…

 

リホーマー「あれ?通信が使えん?なんで?」

 

AK-12「何かしたんですか?」

カチャ……

 

リホーマー「何もしてへんよ!だからセーフティ外さないでくれや!」

 

事あるごとに殺そうとしてくるAK-12は相当な恨み抱いていた。そんなAK-12に少しビビりながらリホーマーはサーチャーやアサルター(機密通信)で指示を出していた。

 

リホーマー「通信が全く使えんな…… よっと…本部にでも掛けて状況を教えて貰おかな?」

 

本部に通信を入れたが全く繋がらず再度掛け直しても繋がらなかった。

 

リホーマー「AK-12、本部に繋がったか?」

 

AK-12「いえ、繋がりません。あっ… 遺書でも書きますか?」

 

リホーマー「だからウチは何もやってへんって言ってるやろ!ええ加減にせえや!」

 

AK-12「口が悪いですね。やっぱり殺りますか。その前全裸で四つん這いになって犬の真似してくださいよ。写真撮ってSNSでバラ撒きたいので早く脱いで下さい。」

 

リホーマー「ほぼ私怨やないか!ほんまに何もやってへんっていっとるがな!」

 

漫才のようになっていたが殺意がガチ過ぎるた為、身の危険を感じ始めていた。

 

正直、リホーマーも頭から悩ませていた。基本戦況へアサルターの機密通信か作戦本部の情報しか入って来ない。しかしアサルターは戦闘中なので余裕がない。

 

これに関してはあまり問題は無い。しかし問題なのは二つ目の情報網である作戦本部からの情報だ。こっちは随時報告がある為重要な情報源。しかし通信妨害か何か知らないが繋がらなかった。

 

そんな中、やっとの事でアサルターから機密通信で連絡が入ってくる。

 

アサルター『…………!!」

 

リホーマー「アサルター、何をしてたんや!心配したぞ!」

 

アサルター『何?BLACK WATCHの戦術人形?万能者が本気出し始めた?』

 

リホーマーは暫く沈黙し考える。

 

あのタダでさえチートな厄災が本気を出した?

え?今まで本気を出した事なかったんの?

 

()()()()()()()()()()()()()()()() ()

 

寒気を感じ始めてあった時の事を思い出す。

強化外骨格(遠隔操作)でぶん殴っても効果はなく吹き飛ばされ、無理やり起動した武装アームも即座に全滅させられたことを…

 

アレで本気出してないとなると速やかに逃げたいレベルだが。色々とオーバーテクノロジーを教えて貰ってる以上、貰ってばかりだと申し訳なかった。

()()()()()()()()を回収が出来るし、死にはしない戦いやから気楽に行こうや。と軽い気持ちで行っていた自分を恨みたく頭を抱えたリホーマーだった。

 

 

リホーマー『即座に撤退や。撤退用の煙幕を広範囲にばら撒いて逃げろ。あと削岩槍は回収してからな?アレもアレで色々と不味い物がらあるから。あと…作戦は最終段階に移る。ウチの事は気にせえへんでええ。すぐにH&R社本部に戻り修理せえや。』

 

アサルター『……………!!』

 

リホーマー『あとは万能者に任せるしかないの… 流石にこれ以上はウチらが危険や。』

 

リホーマーは外に出て予め用意していたコンテナに手を掛けた。AK-12はそれを見逃さず銃を構えた。

 

AK-12「何をしてるんですか?撃ち殺しますよ?(黒笑)」

 

リホーマー「ヒィッ…! 怪しいもんやないからな!」

 

AK-12「ギャッ!」

 

リホーマーは構わずコンテナを開けると銀色の液体、機械仕掛けの心臓(ハート・エクス・マキナ)が溢れ出てAK-12が飲み込まれまたも銀色の液体に濡れてエロい状況になってしまう

 

AK-12「………… 」

 

リホーマー「うわぁ… 軍用の戦術人形が気絶って… まぁあれだけの事したら気絶しても仕方ないの…」

 

 

リホーマーは銀色の液体を纏いカオス極まる戦場の近くへと向かった。

 

 




リホーマーは何を企んでいるのやら…


依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

部隊長 百式 VS 狂う者バルカン(マーダー)

展開は更に最悪へ…


破壊された都市… ビル

 

マーダ(バルカン)バルカン(マーダー)は万能者の余りにも規格外な変わり様に援護射撃を開始していた。

 

マーダー「撃て撃て!多少のダメージでも構わないから撃ちまくれ!」

 

バルカン「分かってるわよ!」

 

黒髪の少女に当たらない様に撃ちマーダ(バルカン)バルカン(マーダー)は頭や胴体を中心に狙い攻撃。

しかしどちらも弾が弾かれ良くても少し凹むだけでダメージが全くない。

それどころか黒いオーラが大きくなっている様に感じる。

 

マーダー「なんなんだよッ!コイツ!全く効かねぇなんて…ッ!

 

バルカン「無理よ!こんなヤツ戦略兵器クラスじゃなきゃ無理!」

 

ずっと前の撤退した改造者(リホーマー)戦でも武装や装甲が剥げたりしていたが全く効かない状況が今回が初めてだった。

 

バルカン「クソが!逃げるわよ!ヘイトがこっちに来そうだからね!」

 

マーダー「分かった!さっさと移動するか!」

 

マーダ(バルカン)バルカン(マーダー)は撃つ事を一旦やめた時、上空のAC-130からの25mmバルカンがそのビルへ向けて発射された。

 

マーダー・バルカン「「ッッ?!?」」

 

咄嗟にビルの奥にヘッドスライディングし何とか回避できた二人、しかしバルカン(マーダー)の様子が明らかにおかしかった。

 

バルカン「この私に向かって何てもん撃ってくれてちゃってんの?ア"ァ"ァ!

死んでもおかしくなかったから一人ぐらい殺っても文句はないでしょうねぇ?」

 

完全にブチギレていた。

 

マーダー「誤射だろ!さっさと移動するぞ!」

 

バルカン「うるさい黙れ、戦術人形如きが私に口答えしないでくれる?単細胞」

 

禍々しい笑みを浮かべ撃っていた所に戻るとバルカン(マーダー)はM61を百式へ向けて構えた。

 

マーダー「おい!やめろ!めんどくせぇ事になるから!」

 

バルカン「人が黙って真面目に援護射撃してんのに調子こいて私に撃ってきたのよ?貴方達が悪いでしょ。BLACKWATCH!もう悲鳴なんて聞く価値すらないわ。

 

消し飛びなさい。そして地獄に落ちるがいいわ!キャハハハハハ♪

 

マーダー(バルカン)の制止を振り切り百式に20mm弾が放たれた。

バルカン(マーダー)が撃つよりも早く百式は万能者へ駆け出した。一瞬遅れてバルカンが撃つが百式には当たらない。

 

百式は万能者へジャンプし万能者の肩へ飛び乗りそこからバルカン達の方へ更にジャンプ。

 

バルカン「凄いわね?ビックリしちゃった… 戦術人形如きがここまでできるなんてね?」

 

バルカン(マーダー)が驚いて撃つのをやめた事で百式はバルカン達のいる階層に着地した。

 

百式「邪魔をしないでくれますか?今なら腕の一本や二本程度で許しますよ?」

 

百式も少し苛ついていた。万能者との戦いを邪魔された為である。

 

バルカン「私が腕の腕の一本や二本程度で怯むとでも思ってんの?そっちから撃ったんだから後ろから撃たれたって文句はないでしょ?ねぇ?」

 

百式「まぁ、適当に終わらせましょう。」

 

百式はバルカン(マーダー)の視界から一瞬消えたかの様な速さで接近し腕に斬りかかる。

 

バルカン「予想通り♪えいっ♪」

ピキィィィィィィンッッ!

 

バルカン(マーダー)の足元に閃光グレネードが束になったベルトがありそれを踏み潰し辺り一帯強烈な音と閃光に包まれ百式は咄嗟に距離をとった。

 

バルカン「バルカン貴方の弾薬庫に大量のギミック付いてるのに使わなかったなんて馬鹿じゃないの?それと速さが追いつけなくても予測出来れば対策なんて容易いものなのよ。

あと油断したでしょ?

()()()()()()()()()()()

今どんな気持ち?カッコ付けて一瞬で終わると思ったのに終わらせられなかったってどんな気持ちなの?アハハハハ♪

 

百式「そうですか?なら四肢を斬ってダルマにでもしますか?」

 

マーダー「マーダー…… 私は止めたからな!めんどくせぇ事になるから止めろって!」

 

バルカン「所詮殺せないからこの百式は。やったらI.O.P社と仲が悪くなるからね?」

 

煽りくるバルカン(マーダー)。そして万能者と戦っている最中、最悪な戦いが幕を開けた。




ヤベェ…カオス過ぎて収拾付かなくなるんじゃないかと思う今日この頃……

依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

仲間が目の前で腕を斬られてるなんて許せねぇよな!?

部隊長の百式に喧嘩を売るバルカン(マーダー)

果たしてどうなる事やら…


破壊された都市…… ビル

 

百式「そうですか?なら四肢を斬ってダルマにでもしますか?」

 

マーダー「マーダー…… 私は止めたからな!めんどくせぇ事になるから止めろって!」

 

バルカン「所詮殺せないからこの百式は。やったらI.O.P社と仲が悪くなるからね?」

 

BLACK WATCHのAC-130からの25mmバルカンがそのビルへ向けて発射された事にブチギレて喧嘩を売っていた。

 

バルカン「丁度よかったわ……ヒャハハハ♪もっとこのカオスを楽しみましょう?ねぇ?

 

 

血ニ塗レタ戦場ヲォォォッッ!!」

 

狂った笑いをしながらバルカン(マーダー)はM61A2は百式に向け乱射する。しかし当然の様に回避され意識する間も無く一瞬の内に懐に潜り込まれた。

 

百式「貴方に時間を掛けてる場合じゃないんですよ、黙ってて下さい。」

 

バルカン「ッッ!!?」

 

バルカン(マーダー)の右腕と左脚を順に斬り落とされた。武器の都合上バランスを崩し倒れこんた。

 

百式「私に勝とうなど100年速いですよ。」

 

バルカン「ハハ♪確かにそうね?でも私はもういつでも貴方を()()()()()。百式ちゃん♪」

 

百式「寝言は寝て言いなさい。」

 

百式は右腕も斬り落とそうと刀を振るう。

 

ただ一直線に純粋に斬る事に徹したその一閃は芸術の域に達していた。しかし…

 

ガシッ…

百式「?」

 

突然、腕を掴まれその一閃を止められた。その腕を掴んだ手を見るとマーダー(バルカン)の手だった。

 

マーダー「おい?これ以上は許せねぇぞ?あの身体は私の身体だ。これ以上はオーバーキルだ。確かにこちらの非が大きいが元はお前ら誤射が原因だろ?なぁ?」

 

マーダー(バルカン)が掴んだ手に力が入り百式の腕の骨格が軋み始めた。

 

マーダー「それとな…… 確かにマーダーはこんな事する外道でどうしようもねぇ程のサイコ野郎だけどな。それでも仲間なんだよ?隊長のお前なら分かるよな?

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

なぁ?!許せるかって聞いてんだよ!隊長さんよぉぉッッ!?!」

 

マーダー(バルカン)は怒っていた。確かに自分達に非にも非があるがそれでも目の前で仲間の手足を斬り落とされた事に。

 

百式「だからなんですか?」

 

マーダー「確かに今の私達じゃお前には敵わねぇよ。動きは見えるけど身体が反応しきれねぇからな。だけど……」

 

百式「何ですか?時間稼ぎなんて見っともない真似はよして下さい。」

 

不敵な笑みでバルカンは答えた。

 

バルカン「なら()()()()()()()()

 

百式「何を……ッ!」

プスッ……

 

バタッ…

 

太ももに何かを刺され倒れグッスリと眠る百式。その後ろには地面を這いつくばるバルカン(マーダー)の姿があった。

 

バルカン「はぁ… はぁ…流石は天災特性の対人形用麻酔薬…… グッスリ眠ってるわね、憎たらしいけど可愛い。」

 

マーダー「あぁ… 腕斬れるかと思ったぜ… 」

 

バルカン「よく止めれたわね。私全然剣筋見えなかったわよ?」

 

マーダー「あのクソメイドのお陰だよ。単調な奴ならともかく複雑な奴は私じゃ流石に無理だぞ?…それにしても本当死ぬかと思ったんだから感謝しろよな?

あっ……てっいうその麻酔薬!お前の鎮圧用の麻酔薬じゃねぇか!」

 

バルカン「私手癖が悪くてね♪」

 

マーダー「あぁ…!もう撤退だ!まともに戦える状況じゃねぇ!逃げるぞ!」

 

マーダー(バルカン)武器を捨て動けないバルカン(マーダー)と百式を二人脇に抱え逃げようとした。




もう戦うどころじゃないですな!


依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

一部撤退開始

部隊長の百式に苦し紛れで何とか人形用麻酔薬(マーダーの鎮圧用)を刺し無力化したEA小隊は……

それとリホーマーが戦場に行った理由は?


破壊された都市…… ビル付近

 

ビルが崩れかける中、二人はビルの近くで倒れていた。

 

ペイロード「大丈夫ですか?バルカンさん?」

 

マーダー「…………ん……」

 

バルカン「………起きなさい、アホバルカン」

 

マーダー「…………アホじゃねぇよ!はぁ…はぁ…はぁ…はぁ……痛たた…

…アレ?なんで私倒れてんだ?」

 

起き上がるとバルカン(マーダー)は左腕と右脚を失い仰向けでたおれながら話しかけ、ペイロードが心配そうにしていた。

確かマーダーと百式を脇に抱えて逃げようとした。そこまでは記憶があったがそれ以降の記憶が無い。

 

マーダー「おい、何が起きたんだ?確かマーダーと百式を脇に抱えて逃げようとしたけどその後どうなったんだ?」

 

バルカン「突然、万能者が突っ込んできて衝撃で気絶しちゃったのよ。」

 

マーダー「万能者が突っ込んできたのか……

飛べるかよアイツ……(ドン引き)」

 

バルカン「そうよ…(便乗)。飛べるのよ。本当チートって怖いわ。」

 

ペイロード「本当すいません… 今回トラブルが多過ぎて何か影で陰謀でも動いてんじゃないかってぐらい… 通信が断絶したりバルカンさんとマーダーさんが誤射くらったり……」

 

今思えば何かあったんじゃないかってぐらいトラブルが起きていた。

 

マーダー「デストロイヤーは何処にいんだ?」

 

ペイロード「今一回本部に戻って現状報告してます。それよりマーダーさんとバルカンさんの身体が心配なので早くI.O.P社に戻りましょう。」

 

マーダー「さっさとフレイムを連れて帰るか。あと正規軍の主計科ヤバそうだな……」

 

ペイロード「そうですね。色々とあり過ぎて疲れましたよ。()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

目に光が灯っていなかった。この様子だBLACK WATCHの部隊長の百式に喧嘩売った事を知っている様子だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

破壊された都市…… 戦場跡

 

正規軍が撤退し破壊された無人兵器が大量に放置された戦場跡。そこにリホーマーとサーチャーがいた。そしてその近くにはこの前(叛逆小隊襲撃)の時拝借した軍用装甲兵と熱光学迷彩付きの大型輸送機ヘリがあった。

 

リホーマー「タナカさん大丈夫やって。ウィルス撒こうとしたけどそれどころじゃないから逃げる。って通信入ったしの。

それよりサーチャー。辺りに敵兵はいないか?」

 

サーチャー「私の音源探知機に何も引っかかっていません。なのでさっさと今の内にやってしまいましょう。」

 

リホーマー「そやな、やっと目的をやってやりますかの」

 

リホーマーは軍用装甲兵に指示を出し正規軍の無人兵器や万能者に投げられ大破した戦車を解体し輸送用ヘリに運んでいく。

 

リホーマー「まぁ、万能者には悪いけどこの戦いはウチしか得のしない戦いやからな…… 暴れてくれてありがとうな。ホンマ万能者様々や。」

 

アサルターを使い万能者と大暴れさせた真の理由は万能者との戦闘で破壊された兵器の残骸の回収だった。

 

リホーマー「さっさと回収せぇ!いつ何が来るか分からへん!サーチャーも探知レベルを最大まで上げて警戒をもっと厳しくせえ!」

 

サーチャー「了解。当たり前じゃないですか。何かあって私まで死んだら嫌なので。」

 

淡々と軍用装甲兵がパーツを運び、リホーマーが発信機や自爆装置がないか確認、サーチャーは辺りの警戒をし大急ぎで運び数時間後、H&R本社に帰還する為熱光学迷彩を起動させ飛び立った。

 

 




混沌(カオス)は続くのか?
はたまた……


依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

避難と脱出と専門家二人

破壊された都市…… 道路…

 

ペイロードが辺りを警戒するなバルカン(マーダー)の手足を百式に斬られた為、マーダー《バルカン》が背負って運んでいた。

 

バルカン「怪我人なんだからもっと丁寧に運びなさい。」

 

マーダー「お前の所為でこうなったんだ?文句いうなよ。」

 

ペイロード「二人とも悪いので黙って下さい。」

 

マーダー・マーダー「「りょ、了解…」」

 

バルカン(マーダー)の攻撃を止めれなく、更には麻酔薬をパクられたマーダー(バルカン)も悪かった。そのおかけで百式を一時的に無力化できたのだがペイロードはあの二人から目を離すんじゃなかった…。と後悔し基地に二人と共に基地に帰ろうとしていた。

 

ドォォォォォンッ!

 

マーダー「ん?爆発?」

 

バルカン「……逃げましょう。やり返しねBLACKWATCHの百式のね。」

 

ペイロード「早速面倒が来たじゃないですか!もう勝手に行動しないで下さいよ!」

 

マーダー「ヤベェ!爆発が迫って来てやがる!逃げぞッ!」

 

しかしその時突然近くのビルが爆発しそれから迫るよう爆発が迫ってくる。

マーダー(マーダー)を担いでいるマーダー(バルカン)、それとペイロードは慌てて近くのビルに走り込みなんとか爆発に巻き込まれないで済みんだ。

爆発が激しくビルの奥に三人は身を潜め爆発をやり過ごす事にした。

 

ペイロード「航空機……それも機体が点でしか見えないので高高度からの爆撃… 2〜3kmくらいなら撃ち落とせるんですがね…」

 

マーダー「はぁ…はぁ… 自分の身体って結構重いんだな…… まぁ、仕方ねぇか。」

 

バルカン「自分の身体じゃないけど体重が重いって言われると気分が悪いわね… 今度誰かに言って見ようかしら。」

 

マーダー「自分が言われて嫌な事を人に言うなよ。」

 

バルカン「私から楽しみを取らないでくれる?」

 

ペイロード「こんな時まで口喧嘩はやめて下さい!もしかしてペルシカさんに "お仕置き " されたいんですか?二人共?」

 

ペイロードの最後の一言に二人は口喧嘩をやめ手足を斬られ動けないバルカン(マーダー)を壁に座らせた。

 

ペイロード「もう二人の所為で " これ " を使う機会が無くなったじゃないですか。どこまで効くのか試したかったんですけどね。」

 

ペイロードが二人に見せたのは至って普通の25×59mm弾だった。違う所と言えば赤色に塗装されている事ぐらいのさに見えるくらい違いしか見えなかった。

 

マーダー「何が違うんだ?それ?」

 

ペイロード「通常の火薬量より倍以上の火薬とタングステンのホットロードって感じですね。

名前をつけるなら…… 対規格外重装甲貫徹弾って感じでしょうかね。」

 

バルカン「貴方相当やばいわね。いくら人形と言えど反動で壊れるわよそんなもん使ったら。」

 

マーダー「ん〜〜……分からん!」

 

バルカン「やっぱ馬鹿ね。

ホットロードってのはね。「安全な範囲」を超えた強装弾よ、最悪の場合、銃の破損はもちろん、手首の損傷や指の骨折を引き起こすという危険も伴う。人形なら身体の方は大丈夫かも知れないけど銃が持たないかもね。」

 

バルカン「話が長い、取り敢えず諸刃の剣って事はわかった。」

 

マーダー「それね。」

 

銃の耐久を考えずただ貫徹力と威力に徹した装甲殺しだった。

 

ペイロード「万能者の装甲を考えると通常の弾丸じゃ効かないのでお二人見たいに攻撃力にガン振りしたんですけどね。

あっ…因みに一回の試射でそれ撃つな。って言われましたよ… 射撃場の狙撃用のマトの鉄板と鉄板コンクリート全部ぶち抜きましたらね。1発で……」

 

マーダー「ヒェッ……」

 

バルカン「すごいじゃない。それで敵の頭撃ったら最高ね」

 

ペイロードの私製の弾丸に軽く驚いたマーダー(バルカン)と手足斬られても平常運転のバルカン(マーダー)だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正規軍作戦本部……

 

通常なら慌ただしい筈の作戦本部だが静まり返っていた。

そんな中、とある部屋の中フレイムが目を覚ました。

 

フレイム「…ん……アレ?襲撃者は?ってデストロイヤーちゃんッ!?」

 

フレイムが目を覚ますと段ボール箱に寄りかかるように倒れている姿があった。

 

フレイム「デストロイヤーちゃん!大丈夫ですか!?」

 

デストロイヤー「………フ、フレイム?」

 

フレイム「良かった、、、身体痛い所ない?」

 

デストロイヤー「大丈夫、ってここ何処?」

 

フレイム「分からないですが何処かの部屋ですね。」

 

デストロイヤーは少しボーッとしていたが何かを思い出し慌て始めた。

 

デストロイヤー「フレイム!逃げよう!本当不味い状況だから!」

 

デストロイヤーは扉を開けようとしたが扉が開かず鍵がかけられていた。デストロイヤーは扉を蹴ったりしたが全く歯が立たなかった。

 

フレイム「襲撃者に閉じ込められた感じですかね…これは」

 

デストロイヤー「開かない?さ、流石は正規軍の扉……頑丈ね。火薬とか爆薬とかアレばいいのに……」

 

フレイム「ん?火薬なら……これでもいいの?」

 

フレイムはズボンのポケットに手を入れ出したのはハンドガンのマガジンだった。

 

デストロイヤーはハンドガンのマガジンを手に持ち考え込む。

 

デストロイヤー「逃げれるわよ!さて少し待ってて!段ボールを……」

 

ハンドガンの弾を1発1発マガジンから取り出し少し強引だが段ボールの上に火薬を集めそして扉の前に行き鍵穴に火薬を流し込んだ。

 

フレイム「そういえばデストロイヤーちゃんって施設破壊が得意なんでしたっけ?」

 

デストロイヤー「私の専門分野よ。火薬とか爆薬のスペシャリストなんだからね?私は。あとは火を……」

 

その瞬間デストロイヤーは固まりフレイムの方をゆっくり向いた。

 

デストロイヤー「ライターとかある?」

 

フレイム「ないですね。はい……、でも段ボール箱の中に何かあるかも知れないですからまだ諦めるのは早いですよ!」

 

 

その後、フレイムとデストロイヤーは段ボール箱を数十分間探した。

 

しあし見つかったものは眠気覚しのガム、乾電池、非常食、水、それと工業用の潤滑油だった。

 

デストロイヤー「火って偉大だね……」

 

引火する物が見つかっても火を着けれる物事態無い為、絶望していたデストロイヤー、しかしフレイムは何か考えていた。

 

フレイム「……行けるかも… いや!脱出出来るよ!」

 

フレイムは段ボールを千切り工業用の潤滑油を掛けた。

 

デストロイヤー「火が無いと無理よ。」

 

フレイム「これはあくまで火を移す所ですよ。あとは……デストロイヤーちゃんもガム食べる?使うのは銀紙の所だけですから」

 

デストロイヤー「あっ、ありがとう」

 

フレイムは眠気覚しのガムを食べ銀紙を集めた。

 

ガムの銀紙を取ったフレイムは乾電池を取り出し乾電池の+と−の所に銀紙を繋げる用に押し当てた。すると銀紙が燃えフレイムは慌てて潤滑油を含んだ段ボールに火を燃え移した。

 

デストロイヤー「フレイム凄!早く火薬に引火して!逃げよ!」

 

フレイム「分かりました!ソレッ!」

ボォンッ!

 

鍵穴に詰めらた火薬は引火し鍵の内部で爆発、小さい炸裂音と共に扉の鍵が壊れた。

 

フレイム「よしッ!開いた!取り敢えずバルカン先輩達と合流ですッ!急ぎましょう!」

 

デストロイヤー「そうね!分かったわ!」

 

二人は鍵が壊れた扉を蹴破り部屋から出て近くで死んでいた人からハンドガンを拝借し警戒しながら作戦本部から脱出しようとした。

 




火薬・爆薬の専門家デストロイヤーちゃんと火の専門家のフレイム、、、
さぁ!逃げろ!そして逃げ切ろ!


依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

フレイムの運転は……

正規軍作戦本部…… ゲート前

 

作戦本部から爆発音や何かの衝撃が響き渡るなか、デストロイヤーが来る時に停めていた車に急いで乗り込んだデストロイヤーと運転席に乗り込むフレイムの姿があった。

 

デストロイヤー「早く出すわよ!こんな魔境さっさと逃げるわよ!」

 

フレイム「そうね…、じゃさっさと逃げるわよ!」

 

デストロイヤー「ちょっ!?急発進しないでッ!やめて!キャッ!!痛ッ!」

 

フレイムはアクセルを全開にし急発進、デストロイヤーはシートベルトをしていなかった為急いでシートベルトを締めようとするがフレイムの運転がハリウッド映画並みの荒ぶりな為、デストロイヤーは彼方此方ぶつける。

 

デストロイヤー「ちょ!フレイム!痛ッ!顔痛!少し落ち着いてッ!」

 

フレイム「速さが足りないッ!!」

 

デストロイヤー「ギャァァッ!!やめて!やめてって!ヒギャッ!?」

 

なんとかシートベルトをしたデストロイヤー、フレイムは十字路を豪快にドリフトし急ピッチに軍用のジープが爆走、そして爆撃されている場所に入り猛スピードであるビルに向かい突っ込んでいく。

 

デストロイヤー「嫌だぁぁ!もうやめてよ!遅くして!」

 

フレイム「爆撃に当たりますから無理ですよ!そのまま突っ込みますよ!」

 

デストロイヤー「やめて!やめてね!キァァァァァァッ!」

 

スゴォォォンッ!

 

爆撃が激しいなかビルに突っ込む前にドリフトする様に車を横向きにし壁を破壊しながらビルに突っ込みデストロイヤーは荒い運転のせいで伸びてしまう。

 

フレイム「おまたせ!さっさと逃げるわよ!」

 

マーダー「ふ、フレイム?!ヤベェな!」

 

バルカン「何?!なんなの!?」

 

ペイロード「来てくれるのはいいですけど何処のハリウッド映画の登場シーンですか!?フレイムさん!」

 

フレイム「速くないと爆撃に当たりますので仕方ないですよ!」

 

突っ込んだ先は爆撃で外に出られなかったマーダー(バルカン)バルカン(マーダー)、ペイロードのいるビルだった。

 

フレイム「皆んな乗りましたか?じゃ行きますよッ!」

 

ペイロード「きゃ!アクセルベタ踏みしないで下さい!怖いですからやめて下さい!」

 

マーダー「スゲェ!さっさと出発だ!もっと速くだ!フレイム!」

 

バルカン「いいわねぇ、スピードを上げなさい。面白いかや。」

 

そのあと車に乗り撤退したEA小隊だったがフレイムの運転が荒さにマーダー(バルカン)バルカン(マーダー)は逆にもっとやれ!とジェットコースター気分で言いそのせいでデストロイヤーと一緒にペイロードも伸びてしまったがなんとか脱出でき本部に何とか帰還する事が出来た。

 

尚、本部に帰った後マーダー(バルカン)バルカン(マーダー)はペイロードにこっ酷く叱られ、その後ペルシカ博士から色々な種類の人形用の薬(明らかにヤバい奴)のお仕置き(実験台)を二人仲良く受ける羽目になっていた。

 

 




一足先にEA小隊は撤退します。

果たしてリホーマーは無事撤退出来るのか?

依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

記憶領域……

ある日の多砲身の記憶

その記憶は迷いの中突き進むしかなかった試作人形の記憶



??/??

16Labo…

 

目の前には依頼書がある。

あんの変哲もない人類人権団体の基地の殲滅作戦の依頼しかし、一つ異様な枠があると言えば…

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()と書いていた事

 

「な、なんだよコレ……

おい!ペルシカ!なんなんだよ!この依頼は!」

 

「貴方には()()()()()()()()()()をやってもらう。だから残酷だけど…… 汚れ仕事(ウェットワーク)よ」

 

「確かになんでもやる。と言ったが……

百歩譲って人類人権団体の奴らはどうなってもかなわねぇが私は同類にも掛なきゃならないのか?」

 

「質が悪く中毒性が高い有害な人形用の薬物が出回っている。電脳をリセットしたとしても中毒性が残るとんでもない粗悪品。そんな薬物漬けな状況で人形を生きてても生地獄だからよ……」

 

「無事な奴が居たらどうするんだ?流石に助けるんだろ」

 

「残念だけど…… 無理よ、今の貴方の立場は厳しい状況、しかも貴方は試作の人形よ。用済みとなれば…… 」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

??/??

人類人権団体… 基地……

 

黒煙が見え人間の死体や人形の残骸が転がる中、凄まじい速さの射速で圧倒していた。

 

「オォラァ!死ねぇ!」

 

 

すまねぇ…… 仕方ねぇんだよ…

私達には非が無いのは分かってんだ…

クズ野郎共(人類人権団体)が全部悪りぃんだ

恨むんなら自分達を薬漬けにしたクズ野郎共(人類人権団体)を恨んでくれ

 

頼むから私を恨まないでくれ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マーダーの部屋…

 

簡素で必要最低の物しか無い部屋の中バルカン(マーダー)は目を覚ました。

 

バルカン「はぁ…… (バルカン)の記憶?

…馬鹿の記憶見るなんて私どうかしてるわね。あぁ、頭痛い紅茶でも飲もうかしら。ホント容赦ない天災よねぇ…」

 

起き上がり気晴らしにカフェでお茶を飲もうとカフェに向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

16Labo…

 

ペルシカはパソコンのデータとバルカン(マーダー)マーダー(バルカン)がやらかした事に深刻な顔をしていた。

 

ペルシカ「BLACK WATCHに喧嘩売ったなんて…… 風評被害が……

それよりも早く二人を戻さないとこのままじゃ……」

 

BLACK WATCHに喧嘩を売った事と共に襲いかかった問題、下手したらヤバい問題だった。

 

ペルシカ「このままじゃあのは二人元に戻れなくなってしまう… 一回移しメンタルを移し替えなきゃ… 」

 

ペルシカはある計画を立て早速行動に移り作業を始めた、その計画の中に()()()()()()()()()()()()それと()()()()()()()()()()()()()が入っていた。

 

 




リホーマーの撤退は次回!

最後のは……
まぁ、察して下さい…


依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

新たな計画とMDRと…

上空…… 高高度

 

リホーマーと副席、サーチャー運転席で操縦し二人は空の旅を楽しんでいた。

 

サーチャー「あの白い人と来た時はビックリしましたよ… しかも手榴弾投げられて時は思考停止しちゃったくらいですからね?すぐに投げましたけどね。」

 

リホーマー「BLACK WATCHの幹部クラスやろ… 絶対。生きて帰れるだけで万々歳やで?それにしてもやっぱり熱と気流を感知されたか……少し残念やな。対策なんて出来るんやけどな。」

 

サーチャー「本当にあの白い人はなんだったんでしょうか。いきなり機内から足音ですよ?着陸とかしてないですから入り込む余地なんてない筈なのに……」

 

リホーマー「それな。仕組みや原理が分からんと対策のしようがないってのは厄介やの。まぁ、そやな新しい事始めようかの。」

 

サーチャー「新しい事?なんですか?それは…」

 

リホーマー「施設部隊を結成して派遣するで。」

 

サーチャー「施設部隊?確か陣地構築とか地雷処理とかする部隊ですよね?」

 

リホーマー「まぁ人手が足りん所行って塹壕なり堀なり橋なり作って金貰うんや。信用無いと出来へんと思うけど大丈夫やろ。真面目にやっとったら絶対上手くいく。」

 

施設部隊とは作戦の全局面において施設技術能力を駆使し、主として戦闘支援、兵站支援及び情報支援を行って諸部隊を支援する部隊。

リホーマーはその部隊を結成し、派遣する事をしようとしていた。

 

リホーマー「川に橋を掛けたい、家の改修や増築、建築をしたい、それと避難民の居住区の家が足りんかったらウチらが出ればええしの。」

 

サーチャー「やろうとしてる事、PMCのやる事じゃない…… ほぼ大工じゃん」

 

やろうとしてる事はPMCの様な護衛とかではなくほぼ大工だった。

 

リホーマー「ええやろ、そもそもウチらはPMCやない。

しがない武器を売る事を生業にしてる会社や。あくまでも施設部隊を送って依頼主(クライアント)の想像に近い物わ、作ったり直したりして金を貰うんや。それにわざわざ危険な任務よりこっちの方がええやろ?」

 

 

サーチャー「そうですが…でも人員が足りないんですよね……

どうします?」

 

リホーマー「そやな〜…また面接やってみるかの… 書類仕事から逃げたいだけって物もあるけど」

 

サーチャー「逃げちゃダメですよ?逃げたら私達にツケが回って来るので。」

 

リホーマー「そやな、そういやMDRはちゃんとやってるかの。」

 

青い空と下に広がる雲を見ながらH&R社本部に向かっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

H&R社本部……

 

一方その事MDRとはと言うとリホーマーが作ろうとしてる巨大な人型の前に立っていた。

 

MDR「はぁ、着いた着いた〜(^ω^)」

 

脅威になりそうなリホーマーとサーチャーは作戦で遠くへ、そしてアサルターは修理装置にぶち込まれている為一番のチャンスだった。

 

MDR「さて中の操縦席さえ分わかれば後はコッチなモンだね(*⁰▿⁰*)」

 

MDRは足場に上がり胸部のハッチを開けた。

 

MDR「え?何これ?」

 

しかしそのハッチの中は球状で上下上下左右に穴がある。ただそれだけだった。

 

MDR「これが操縦席?違うでしょ、まだ他に……」

 

足場から降り設計書を探したが全く見つからなかった。

 

兵器工廠に戻り次にリホーマーが皆んなにコレを作ると予め言っている物の設計書を見始めた。

 

MDR「え?パンジャンドラム?ローリングボム?……

てっ、全部没兵器じゃんw(^ω^)」

 

何故か紅茶をキメてそうな兵器の設計書が並んでいた。

 

G36「あっMDRさんここにいたんですか?アリシアさんとAA-12さんと一緒掃除してるんですけど暇だったら手伝ってくれませんか?」

 

MDR「え?あっ?分かったよ!今行く! (°▽°)」

 

この後、皆んなと一緒に掃除をしたが掃除に厳しいG36にしごかれるMDRだった。

 

 

 




リホーマーの新しい計画は上手く行くのか?

それとMDRがスパイだって事に気づく日は来るのか?


依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

雷神

我、再度突撃す
この戦いを終わらす為に



H&R社兵器工廠…… 修理施設

 

アサルターは万能者から受けたダメージを回復する為溶けた装甲を取り外し新たな装甲を身に纏っていた。

 

幾らアサルターと言えど万能者の特大レーザー直撃で戦い続ける事が厳しくこれが八百長の戦いでは無く本当の戦いなら自身は確実に破壊されていた。と思うとアサルターは自身の力とは裏腹にまだまだ自身の力を出し切れていないと感じていた。

 

アサルター「……………!!」

プシュゥゥゥゥッ!

 

アサルターは今纏おうとしている装甲とモジュールはあくまでも突撃者改の開発段階で偶然生まれた産物、しかし安定せず。人知を範疇を軽く超え余りにも不安定で危険な代物だった。

 

アサルターはその装甲を迷い無く装着した。

それと同時に人工衛星レギア・ソリスとリンクを開始。

 

新たな削岩槍を手に持ち、不退転を心に決めアサルター独断で再び戦場に赴いた。

その瞬間、不自然にも空は曇りだし雨が強くなり始めた。

 

主人(リホーマー)(万能者)の為に……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

破壊された都市……

 

作戦本部は蛮族戦士がいなくなった事で静けさに包まれていたが建物の瓦礫からタイラントが出てきた事でそれは終わった

タイラントは自身の確認を行いとりあえずは問題ない事を確認し先程まで戦っていた場所に戻る

その途中上空にBLACKWATCHのヘリが複数現れ滑走路に着陸する

ヘリはチヌーク3機

ブラックホーク4機

そして着陸していないがハインド2機とアパッチ5機が上空から周囲を警戒している

チヌークとブラックホークから出て来た隊員達は30名程で半分が銃を持ち施設に入っていき残りはチヌークから荷物を取り出しそれを組み立てて行く

本部テントの様だ。

 

不自然な事が起こり始める。晴れていた天気がいきなり暗転、分厚い雲に覆われて雷と暴風を伴う豪雨が降り注いだのだ。

 

この突然の出来事に重なるように更に空で警戒していたハインド2機とアパッチ5機、滑走路に着陸していたチヌーク3機、ブラックホーク4機に集中するかのように雷が落ちる。それも立て続けに何十発も。ヘリはその落雷の影響で爆発、ヘリのパイロットはすぐさま脱出し奇妙な事に怪我人はいなかった。

 

アズチ「いきなりなんだこりゃ?ヘリ全機落雷で爆発したんだが… 」

 

ノーツ「帰りどうしよう。明らかに人為的な物ですね…… この激しい雷雨も余りにも不自然過ぎますから」

 

ジョーカー「……一瞬渋い銀色の装甲機械兵が飛んでるの見えたぞ?すぐ雲に隠れちまったがな…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

破壊された都市…… 道路

 

百式は万能者の腕を回収しジープに乗り万能者と危険な鬼ごっこが繰り広げられていた。

雲行きが怪しくなり不自然な速さで突然の激しい暴風と雷雨に見舞われた。

 

しかしお構い無しに車を走らせる。少しの疑問を抱きながらも逃げ続けた。

 

しかし途中から百式のジープをピンポイントで狙っているかの様な落雷が大量に発生した。

 

百式「こんな時になんなの?」

 

そして次の瞬間、凄まじいスピードで車の前に巨大な装甲機械兵が現れ車のボンネットなぞ関係無いとばかりに握力でボンネットごとエンジンを破壊しゆっくりとジープは停車した。

 

アサルター「…………!!」

シュゥゥゥゥゥゥゥゥ……!

 

百式「確かアサルター…でしたよね?邪魔をしないでくれますか?今は取り込み中ですので?私を送り届けてくれるなら歓迎しますが… 」

 

アサルターは地面に削岩槍を突き刺さし磁力を発生させ浮かび上がった。その瞬間雷の音が鳴り響き百式の感が大音量で危険信号を感じる。

 

百式は万能者の腕を持ち建物の中に急いで入り込んだ。

数秒後、辺り一帯尋常でない程の落雷が降り注ぎ落雷による火花が建物や電線に当たる度に大量に飛び散った。

 

この戦いを終わらす為の両陣営に大きな風穴を開けるべく……




突撃者(アサルター) 雷神形態

スピード、パワー特化
その分軽装甲

万能者の大型プラズマ発生装置の小型化、それと高密度粒子の機構設置中偶然生まれた産物。
プラズマを大気に放出しある程度天候を操作出来る代物で更に色々と調べると人工衛星レギア・ソリスの太陽光を近くの湖、大河、川、海に放出し強制的に雲を発生させ天候を操作する事で激しい暴風、雷雨を発生させている。
更には感知出来ない程のプラズマを当て続けると落雷を発生させる事が出来る。

その力の代償に操作する自然は余りにも不安定、そして突撃者自身の負担も馬鹿にならないという事で作るだけ作っただけとなった。


簡単にまとめると辺り一帯に激しい雷雨とヘリすら飛行困難な暴風を伴い落雷を落せます。


依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

幼j……と化した二人

待たせたな…


G&K本社…… カフェ

 

変な夢?を見たバルカン(マーダー)は気分転換にカフェでスマホを弄りながら紅茶を頼み飲んでいた。

 

バルカン「やっぱり合成品じゃ物足りないわね、それより… 一応サブ垢で… あぁ、あったあった。この画像よ。この画像。」

 

スマホにはBLACK WATCHの特戦隊隊長 百式の画像。

養豚場の豚を見るような目線で見下されていた。

しかし問題はそこではない。()()()()()()()()()()()()()が見えている事た。その為かなりエロくSMプレイのような感じとなっていた。

 

バルカン「良かったわね、百式。ヒャハハハ♪一躍ネットのアイドルね♪野郎共のオカズにでもなってなさい…! アハハハハ♪」

 

匿名希望で迷い無くエンターキーを連打。そしてネットに拡散された。

 

『バルカン、マーダー、ペルシカリア博士がお呼びです。至急16Laboにお越し下さい。』

 

バルカン「はぁ、嫌な予感しかしない… 」

 

そんな時、コールの鳴り呼び出されバルカンは16Laboに向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

16Labo…… 研究室

 

二人は16Laboに着きイスに座りペルシカを待っていた。

 

マーダー「こういう時って嫌な予感しかしねぇんだよな…なぁ、マーダー」

 

バルカン「そうね、屈辱だけど貴方と同感よ」

 

経験から二人はもう何かの実験なんだろな。と嫌な予感をしながらも逃げたら逃げたでそれもヒドイ目に遭う為、待つしかなかったか。

 

そして自動ドアが開きペルシカが深刻そうな顔をしながら入って来た。

 

ペルシカ「二人とも急ぐわよ。さっさとやるわよ。このベットで横になりなさい」

 

マーダー「何をやるんだ!何を!」

 

バルカン「ナニかされそうで嫌よ!」

 

突然ペルシカは二人にベットに横になる用に言った。

 

ペルシカ「簡単に説明するわ。早く貴方達二人のメンタルが電脳の深層部に入り込んでる。直すにも時間が掛かるから新しい義体に入らないと元に戻れなくなるわ。」

 

マーダー「そう言う事なら早く言ってくれよ、全く… 」

 

バルカン「なんだ、そう言う事?早くやりましょう。悪い感って意外と外れる物ね。」

 

マーダー(バルカン)バルカン(マーダー)ベットに横になり首にコードを刺した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数十分後……

 

 

 

……見覚えのある天井だ……

 

ん?そういや新しい義体ってどんな……

 

 

バルカンから目を覚まし自分の手を見てみるとなんかちっちゃくなっていた。

 

バルカン「あれ?なんじゃこりゃ?」

 

身体が小さく、そして声も幼くなっている。つまり幼女になっていた。

バルカンは驚き過ぎて声が出なく、ふと隣を見るとそこには銀髪のマーダーに似た幼女が寝ていた。

 

ペルシカ「新しい義体はどう?気に入った?」

 

バルカン「ふざけるな〜!このこのこのー!」

 

ペルシカに向かって走り殴るがポコポコと音が聞こえそうな弱いグルグルパンチだった。

 

ペルシカ「仕方ないわよね?資材の消費を抑えるにはこれしかなかったんだからね?」

 

ワザとらしい笑みをこぼし笑っていた。

 

バルカン「外に出れないじゃねーか!これじゃ〜!」

 

マーダー「うるさいわね…

てっ、バルカン何それ超ウケるww!幼女なってるなんての?アハハハハ♪」

 

バルカン「おまえもなマーダー!」

 

 

二人の苦難はまだまだ始まったばかりだった。

 





幼女バルカンのイメージ画像は…

【挿絵表示】

幼女マーダーのイメージ画像…

【挿絵表示】


依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

私はただのメイドですよ?

久々の奴が登場
実力とある程度の事情が明らかに…


16Labo…

 

マーダー「何これ?なんでちっちゃくなってんの?」

 

バルカン「こりゃどういう事だよ!ペルシカ!」

ポコポコ ポコポコ…

 

ペルシカ「(可愛い……… )」

 

二人の外見は幼女となりバルカンはペルシカをグルグルパンチでペルシカのお腹を殴っていたが全く効いてなくポコポコと音が聞こえる様なパンチしか出来なかった。

 

ペルシカ「もう一回言うけど貴方達二人を直すには一回別の義体に移す必要があった。複雑に貴方達のメンタルが絡み合ってるからこれ以上このまま入れ替わったままだと元に戻れなくなっていたからね。だからしばらくこの義体に入っていてね?」

 

バルカン「ん〜、分かった!ペルシカお願い!」

 

マーダー「ペルシカ早く治してね?あとそこのお菓子食べていい!」

 

バルカン「あっ!私もいいか?」

 

ペルシカ「いいわよ、ご自由に。

(効いてきてるわねアレが…)」

 

早速ジワジワと()()が効き始めてる二人だった。しかし後大問題が起き記者会見等などでペルシカは忙しくなり面倒が見れなくなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

16Labo…… 風呂… 夜

 

多数の人形、もしくは職員が使う為、とても広い大衆浴場になっていて合成で成分を入れ作られた擬似的な温泉となり湯船はにごっている。

普段なら色々な人形や16Laboの職員等で溢れかえっているがそれどころではない状況な為、貸切状態となっていた。

 

バルカン「貸切だから泳げるんだぞ!ジャック遊ぼー!」

 

ジャック「え?やだ…(あのクソメイド…切り刻んでやる……)」

 

マーダー「あなたバカなの?ゆっくりさせてよ…、メイドさん本当にこの大衆浴場のPRなの?」

 

350「そうですよ。一般の方でもお金を払えば入れるんですが人気はないんですよ。なのでPR用に撮ってるんです。実際湯船な浸かっている時しか撮ってないじゃないですか。ほら、もっと笑顔で」

 

クソメイドこと350は高解像度の耐水ビデオカメラと市販のビデオカメラの二つを持ちPR用と称し二つのカメラで交互に写真を撮っていた。

本来こんな事にはならない筈だったBLACK WATCH所属ジャックザリッパー(切り裂きジャック)は顔が赤くなりながらもあのクソメイドをどうやって解体するか考えていた。

 

 

どうしてこうなったかと言う20分前に遡る。

 

 

 

 

 

 

ジャックザリッパー《切り裂きジャック》はある目的の為高解像度の耐水ビデオカメラでマーダーの風呂を盗撮しようとしていた。

 

ジャック「さっさと終わらそ」

 

ビデオカメラを構えた。その時肩を突然叩かれ即座に即座にふり向こうとした瞬間、ジャックは何故か鬱向けで倒されていた。

 

350「盗撮とはいけませんね」

 

ジャック「ギャッ!?…なんだお前」

 

350「ただのメイドですよ。あっ、重力装置は使わない方がいいですよ?場所が特定のされて警報が鳴り響きますから。」

 

ジャック「ただのメイドが私達の背後を取って倒せる訳ないよ!」

 

350「護身術で古武術を習っていますので盗撮魔を捕まえるのはメイドとして当然じゃないですか?」

 

ジャック「んな訳あるか!」

 

350「そうですよね。貴方の上司にこう言えば私の正体が分かる筈ですよ?隠者(ハーミット)と。」

そんな事はさて置き、盗撮じゃなくちゃんと許可を得て撮るなら構いませんので許可を貰いに行きましょう。正直貴方達と揉めたくありませんので。あと貴方のカメラは私が取りましたので何かしたらどうなるか分かりますよね?」

 

ジャック「え?いつの間に?」

 

350の片手には自分が持っていた筈のビデオカメラがあった。

 

350「私の速さは蘆名流の体術の速さと古武術による見せかけですので貴方には敵いませんが裏を取ることならできますよ。さっさっ、貴方も風呂に入りましょうか。臭いですし。」

 

ジャック「は?臭い?」

 

350「臭いですよ。幾ら洗っても落ちない程の人殺し特有の濃い血生臭さが感じます。

あっ、約束しますよ。ちゃんとイロイロな動画は撮りますので。」

 

 

この後、ビデオ片手に脅しながらジャックを風呂に入らせた。

 

350「このジャックって子が風呂に入りたがっていたので一緒に入らせてあげてもいいですか?(大嘘)バルカンちゃんとマーダーちゃん?あと写真撮っていい?この大衆浴場のPR用に撮るので。」

 

ジャック「よ、よろしく…」

 

バルカン「いいぞ!ジャックよろしくな!」

 

マーダー「あのバカのことは無視していいわよ。バカが移るから」

 

バルカン「貸切だから泳げるんだぞジャック遊ぼー!」

 

ジャック「え?やだ… 」

 

それから30分後、二人と一緒にジャックは着替え二人は早速風呂上がりの卓球をしに行き350とジャックは二人きりになった。

 

 

350「はい、お預かりになったビデオはこちらです。動画はイロイロとバッチリ撮れてると思います。」

 

ビデオカメラの映像を確認すると確かにちゃんとカメラアングルもバッチリでイロイロと()()()が良かった。

 

ジャック「え?あっ、確かにちゃんとは完璧だけど… アンタ本当に何がしたかったの?」

 

350「盗撮ってドキドキしますよね。あとこのビデオカメラ写真も同時に撮れるようなので一枚撮って置きました。」

 

見せてきた写真は真ん中にジャックが顔を赤くしバルカンがジャックと肩を組み笑顔で片手にピース。マーダーはジャックの逆の隣で目を瞑ってゆっくりしているという微笑ましい写真だった。

 

この後、写真を消したがBLACK WATCHのネットに繋がって入れ為サイバーブレインの目にこの微笑ましい写真が目を映った。

 




top secret……

PSE Fang 350

RF?

攻撃力/S
命中/S
回避/SS
射速/D
移動速度/SS

この戦術人形の情報の関して閲覧権限がある者はI.O.P主任、G&K社長と限られた上級代行官にしか閲覧権限がない。権限が無いものが見た場合記憶処理、又は処分を辞さない。


計16人の正規軍幹部、又は上層部、正規軍兵士154人を大量虐殺した正規軍上層部連続暗殺事件の犯人。
その後、殺された幹部16人の汚職が次々複数発覚すぐさま世間に流出。
しかし正規軍上層部はこの事件事自体を否定、そして闇に葬らされた。
理由もしては複数挙げられているが一番有力な説は汚職などの発覚による世間の評価の低下を避ける為にという説だ。
この後、政治家などが殺され汚職があった事が度々世間に流出する事案が発生。
単独行動、神出鬼没、変幻自在な為この事から彼女をタロットカードの大アルカナ9番の隠者(ハーミット)と裏社会で呼ばれる。

また、彼女はおはぎが大好物だ。




依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

お菓子をくれないとイタズラしちゃうよ!(ただしイタズラは悪意の塊)

ハロウィンの仮装、デストロイヤー・ガイアが魔女の仮装したは……
ドジっ子魔女とかいいな(^ω^)


16Labo…

 

この日はハロウィン。

しかし、ペルシカなどの立場が上の人達はある問題の火消しに回りそれどころではないがそれを知らずI.O.P社にいる人形達は仮装をし楽しんでいた。

 

バルカン「おー!がぉー!とりっくあとりーと〜!」

 

マーダー「トリックアトリート。お菓子をくれないとイタズラするわよ?この下民度供…」

 

ペイロード「か、可愛い… あの二人がここまでなるなんて…… 」

 

デストロイヤー「ごめんね〜、今お菓子持ってないよ」

 

この日、EA小隊は仮装を楽しんでいた。

ペイロードとデストロイヤーは魔女の格好をし、特にデストロイヤーの一部の主張が激しい事に。

そして幼女と化した二人は仮装は、バルカンは茶色いケモミミと尻尾を付けた獣人の仮装。

マーダーは黄色いパーカーに黒いインナーを着た何か奇妙な物語に出そうな吸血鬼の仮装をしていた。

 

デストロイヤー「お姉ちゃんが買ってくるから待っててね?」

 

マーダー「え?その前にあげたい物あるからあげていい?だから目を瞑って?」

 

デストロイヤー「え?何?いいよ?」

 

目を瞑るデストロイヤー。マーダーは両手で何かを持ち近く。

 

マーダー「えい♪」

 

そして極端に強調された胸の谷間に黒光りする小さい何かを放り込んだ。

 

デストロイヤー「ギャァァァ!ナニコレ?ゴキブリ嫌ァァァァァ!!」

 

マーダー「イタズラサイコ〜♪」

 

バルカン「オモシロ!やらせて!」

 

マーダー「いいよ〜」

 

二人ともイタズラをやりまくっていた。

 

ペイロード「こら!やめなさい二人とも!デストロイヤーちゃん可愛そうでしょ!」

 

バルカン「そうだな〜、やめる」

 

マーダー「え?面白いからいいじゃん正直トリックアトリック(イタズラかイタズラ)でもいいわよ。イタズラした後にお菓子盗るから。」

 

この幼女、外道だった。

 

ペイロード「ダメでしょ?チョコあげるからやめなさい。マーダーちゃん、後バルカンちゃんも。」

 

マーダー「分かったわ。ング…ング…、甘いの美味しい♪」

 

バルカン「ありがとう!」

 

この時、ペ二人このままの方が問題起こさないし平和?だし可愛いからこのままの方が問題起こさないしいいんじゃないか。と、ふと思ってしまったペイロードだった。

 

 

 

 

 

 

 

16labo…… 広場

 

何店舗か車の出店が出てカボチャ味のアイスやパンケーキを売り騒がしくなっていた。

ペイロード、バルカンとマーダーはそんな出店により食べ歩きをしていた。

 

バルカン「アイスおいしい〜、ペイロードまた買って!」

 

ペイロード「ご飯食べれなくなりますよ?あっ!マーダーちゃん!離れないで!」

 

マーダー「ちっ… バレちゃった〜」

 

そんな時、ある店がペイロードに目を止まった。

その店の名前はダイナゲート焼き。と言う名前で鉄血のダイナゲートの形のカステラを作って売っていた。

しかし問題は店主、白い髪に白い肌、そしてなんか口調に聞き覚えがあった。

 

店主「?………なんや?ダイナゲート焼き安いで。250gで500円、500gで1000円やで?(冷汗)」

 

何故が店主が冷汗をかいている。何故だか知らないが。

 

ペイロード「どこかで会った事ありますか?なんか口調に聞き覚えがあるんですが……」

 

店主「知らんよ。初めてや。ウチよく言われるでそれは。お客さんの前にいると緊張するからこな緊張の汗が出て待っての〜。(冷汗ダラダラ)」

 

ペイロード「すいません。気のせいですよね。

…500gを2つお願いします!」

 

店主「お買い上げありがとう!」

 

ペイロードはお金を払い店主は保温したダイナゲートの形をしたカステラを計りで500gに合わせペイロードに渡した。

 

フレイム「あ!ペイロードさん!ってバルカン先輩とマーダーちゃん可愛い〜!」

 

フレイムの仮装はハチマキにいかにもテニスをしてそうな仮装をしていた。

 

ペイロード「フレイムさん?なんの仮装してるの?」

 

フレイム「かつて日本で太陽神と言われた男性の仮装だよ!名言もあって熱いから私この人好きだよ?」

 

ペイロード「そうですか。一緒に食べる?ダイナゲート焼きってカステラ買ってきたから?」

 

フレイム「ダイナゲート焼き?何それ?食べたいです!」

 

この後、EA小隊全員で (デストロイヤーを段ボールの中に入っていたので引きずり出し) ダイナゲート焼きを食べた。ダイナゲート焼きを食べながら写真を撮ったりとハロウィンを楽しむEA小隊だった。





依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

人員募集

今回あるゲームのあるキャラクターがH&R社にくわわります。


H&R社本部…… 社長室

 

社長室と言っても床は渋い赤色の絨毯に鉄筋コンクリートの壁、そして少し見栄を張った椅子と木で出来た机があるだけの部屋だった。

リホーマーとG36はアサルター改修時の資金の事と自分が居ない間に溜まった書類をただでさえストレスによる腹痛と頭痛に悩まされながら書類仕事をしていた。

 

G36「書類仕事嫌だからってハロウィンの祭りで出店をしないで下さい。貴方バレたら死にますよ?馬鹿なの?死ぬの?」

 

リホーマー「ひぃ…!分かったから!もう堪忍してよ!アレ結構ええ稼ぎになったんやからええやろ!」

 

G36「ダメです。もう貴方のやる珍事に慣れすぎて驚けなくなって来ましたよ、全く…… 」

 

リホーマー「書類より兵器やら機械やら弄りたい〜 」

 

G36「だだこねないで下さい!あとあの作戦のあとちゃっかりAK-12を連れて来てるんですか!?」

 

リホーマー「行けるエリアは第1〜2階層だけとエリアを制限しとる。少し不安なのは第3階層はメイド人形達の居住区やけど… まぁ、単体で突破って事は… 多分ないやろ!正規軍にはあと二日で送る予定やし。」

 

G36「社長、さっさと書類を片付けて下さい。手先も器用で高性能な電脳なら余裕ですよね?やらないと兵器に掛ける経費を減らしますよ?」

 

リホーマー「よっしゃ!やる気出てきたで!さっさと終わらそか!」

 

リホーマーとG36は山の様に積み重なった書類を必死に片付ける。(脅し)

そして夕方頃にはその山が全部消えていてやり切った表情のリホーマーとG36が机で突っ伏して寝ていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スラム街… H&R社人員面接官室…

 

綺麗なプレハブ小屋で中にはエアコンと空気清浄機がガンガン効いた快適な部屋の中、サーチャーとAA-12が寛いでいた。

面接官として来た二人だが来るのは冷やかしや鉄血ハイエンド?とI.O.Pの高級人形である事を知っての襲撃…… だがサーチャーの能力の都合上上手く行く筈も無く二人でゴロツキの撃退や犯罪組織の部隊の撃退を撃退すると言った事をしていた。

 

サーチャー「はぁ… 確かに週2の休みはいいけど社長が休まないと休み辛いんですよね…」

 

AA-12「全くそうよ。あっちは楽しくてやってるの分かるけどさ… ホリックワーカーでしょ社長」

 

サーチャー「社長は社畜じゃないですよ。物凄い自由人でちょっと運が無いだけですから。」

 

愚痴を喋りつつも誰かまともな人が来る事を願っていた。

そんな時、扉が開きサーチャーは自身の能力を使い怪しい物が無いか咄嗟に調べた。

 

そこに立っていたのは筋肉隆々でスキンヘッドで上半身半裸という強烈なインパクトのある姿、そして片手には重機関銃の大男が息を切らし立っていた。

 

??「ガーハッハッハッ!治安悪すぎだろ!全く… 正規軍は都市部の金持ち連中からしか仕事を貰わないってよ…!」

 

サーチャー「あ、、、あの… 面接受けに来たんですか?」

 

??「お、そうだ!よくこんな治安が悪い場所で女二人って無事だったな。」

 

AA-12「戦術人形なので大丈夫よ!それよりさっさと面接するわよ!正直確かに襲撃の頻度が多過ぎて困ってるから。あっ、このイスに座って!」

 

上半身半裸の男は重機関銃を床に置きイスに座った。そして面接が始りサーチャーは能力を上半身半裸の男に使った。

 

サーチャー「まずお名前と年齢、前の職業をどうぞ。」

 

アレン「アレン・オニール、35、元正規軍軍曹だ。」

 

サーチャー・AA-12「「は?」」

 

今聞きづてならない事が聞こえた気がしもう一度聴くことにした。

 

サーチャー「さっき… 元正規軍軍曹って聞こえた気がしたんですが… 」

 

アレン「昔の正規軍はもう跡形もねぇよ。あるのは腐敗した上層部と陰謀に暗殺、もう嫌になって辞めた身だぜ。だから再就職で偶々通り掛かったここに来たんだ。週2の休暇、あと給料も実績を詰めば上がるって聞いたがあってんだよな?」

 

サーチャー「そうですが… 」

 

アレン「こりゃいい!このご時世週2の休みなんてありゃしねぇからな!早くしないと嫁さんにしばかれちまうからな!ガーハッハッハッ!」

 

 

スキンヘッドのおじさん事、アレンに聞こえないようAA-12はサーチャーにヒソヒソと喋った。

 

AA-12「このおじさん大丈夫?怖いんですけ… 」

 

サーチャー「話は全部真実ですよ。脈拍の乱れた音が聴こえません。雇って損はないんじゃないですかね…」

 

この日、H&R社にムキムキで上半身半裸のスキンヘッド、そして豪快な笑い声のおじさん。アレン・オニールが社員として加わった。

 

 




アレン・オニール
元正規軍軍曹
『メタルスラッグ』より参照、戦車以上の耐久力と俊敏性、攻撃力を持っており、当然?銃で撃たれてもなかなか死ない。
性格上、部活からも慕われていて「不死身のアレン」と言われてるとかないとか……


サーチャーの能力
簡単に言うとドラマの「ボ○ス」の様な能力の強化版、相手の血流の音や心臓の鼓動まで聞き分けられるが基本そこまでせず。そこまでする時は一対一の時しかできない。(負担が大きい為)


依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

こんな糞ッタレな世の中だからこそ……

H&R社本部… 車庫

 

 

リホーマー監修の元、メイド人形達と土木工事&ちゃんとしたアスファルトの車庫。なんで結構手間を掛けているかと言うと来客(多分来ない)が来た時に見栄えを良くする為とやるなら長持ちさせたいからだ。

一応少し先にある古い高速道路と繋がっている。だか交通の便はお世辞にもいいとは言えず陸路より空路の方が速かった。

 

しかしヘリのメンテやガソリン代の問題で車庫の中のリホーマーはMDRに輸送防護車の操縦を任せ副席にシートベルトを装着し準備万全のだった。

 

MDR「不安なんだけど… 大丈夫?:;(∩´﹏`∩);:」

 

リホーマー「一応撃退用にドアガンのM240機関銃二丁を後ろと上の銃座から撃てるし大丈夫や。それに結構魔改造した奴やからロケランじゃビクともせえへんよ。まぁ、戦車砲はマズイせど…… 」

 

MDR「それフラグじゃ…」

 

リホーマー「縁起でもない事言うやない。フラグなんてへし折ってやりから安心せえ。」

 

AK-12「ねぇ、本当にこのまま返してくれるの?」

 

リホーマー「当たり前やろ。正規軍に喧嘩売りとうないし。面倒ごとはもう嫌やからな。

そもそも誘拐もかやったら武器の手入れの道具一式渡したりしてへんやろ。」

 

AK-12を正規軍に引き渡しが今回の目的だった。H&R社本部ではかなり高待遇な接待をし、三食全て奮発して買った材料(天然)の料理(G36製)だったりをしていた。

 

 

AK-12「でもいつかは絶対殺すから()()()()()()()()

 

リホーマー「ヒェッ… 」

ガチの濃厚な殺気を後ろから感じつつもMDRが運転する輸送護衛車は走り出し目の前のゲートが開き加速しながら輸送護衛車は走り出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高速道路…

 

古い高速道路からやっと新しい方の高速道路に入った頃、暇なリホーマーがある事を思い出しMDRに話しかけた。

 

リホーマー「ずっと前さ〜… タナカさんにMDRには気をつけろ。って言われたんや。もしかし()()()してへんやろな?」

 

MDR「してる訳ないじゃん。(°▽°) 」

 

リホーマー「そうやろな。冗談や、冗談。

ウチは仲間を疑いたくないねん。こんな糞ッタレな世の中じゃ信じれるモノが少ないやろ?やからせめて仲間は信じ通したいんや。その方がええやろ?」

 

MDR「本当心配しすぎですよ〜、社長… シリアスなんて似合わないんだからもっとワイワイ行きましょうよ!( ̄∇ ̄) 」

 

リホーマー「そやな。ウチに暗い表情は似合わへんな!MDRあとどんくらいで正規軍の基地に着きそうや?」

 

MDR「あと30分くらいだね!」

 

リホーマー「よっしゃ!さっさと終わらすで!MDR!」

 

この後、なんも襲撃もトラブルもなく無事正規軍の基地に着きAK-12を送り返す事に成功。

 

その頃にはとっくに日が暮れ満点の星空が広がる夜になっておりリホーマーとMDRはネットのクチコミで評判の()()()()()で少し飲んで行く事にした。

 




次回、ゲームのコラボイベントの奴が……


依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

人の縁とは不思議な事に……

ヤベェ、ソシャゲを4つ(ドルフロ、アズレン、ボーダーレイン、アッシュアームズ)とその他をやってるからドルフロがあまり出来ん…

でもドルフロ面白いからやらなきゃ(使命感)


VA-11 Hall-A……

 

薄暗く落ち着いた店内、カウンターの棚には色取り取りの酒瓶が光に照らされとてもいい雰囲気を醸し出していた。

黒髪のバーテンダーのジルがリホーマーとMDRがきた事に気づき挨拶をする。

 

ジル「一日を変え、一生を変えるカクテルを、ようこそヴァルハラへ。」

 

リホーマー「おお… ええ雰囲気やな。すまんバーテンダーさん取り上げて甘くてアルコール控えめな奴ある?」

 

MDR「私も同じくお願い〜(°▽°)」

 

バーテンダーのジルは少し考え込み材料をシェイカーに入れ始める。手慣れた手つきで材料を入れ熟成、少し経ってからミックス。

そして二つのガラスの洒落たコップに注いだ。

 

ジル「ピアノウーマンです。どうぞ。」

 

リホーマー「これがカクテルかぁ… カクテル始めてなんや、よし飲んでみるかの。」

 

MDR「私も…o(^o^)o」

 

二人とも始めてのカクテル、少しだけ飲むと甘く、それでいて余りくどなく非常に美味しく幸せな気分にさせてくれるのような味に二人は舌鼓した。

 

リホーマー「美味い… カクテルって本当美味いの、ウチそんな酒は強ないけど結構いけるし」

 

MDR「これ、すごい美味しい、、、 」

 

 

少しづつピアノウーマンを飲み、店の雰囲気と流れている曲を聴きリラックスしてる最中、店に見覚えのある誰かが入って来た。

 

ペイロード「はぁ…、ジルさんいつものお願いします。」

 

ジル「ペイロードさんお久しぶりですね。分かりました。いつもで。」

 

 

リホーマー「ブホォッ!?ゲホッ!ゲホッ!」

 

ペイロード「あっ、ダイナゲート焼きの人だ!」

 

まさかあの時(ダイナゲート焼き)に会ったペイロードなんて想像も出来ず思わず。ピアノウーマンを吹き出してしまった。幸い少しづつ飲んでいた為被害は少ないが。

 

リホーマー「あ… あの時の姉ちゃんお久やな!」

 

ペイロード「まさかここで会えるって… 私ペイロードって言います。ここでまた会うって何かの縁見たいですね。今夜は一緒に飲みませんか?私ノンアルしか飲めませんが。」

 

リホーマー「ペイロードやな。そうやな…… MDR!今夜は奢りや!飲むで!バンバン行くで!

(知っとるわ!そして縁やない呪いや!逃げ……

…でもここで引いたら怪しまれる… ここはガンガン行こうぜ!で行くとしますかの…)」

 

MDR「わ、分かった!(゚∀゚)ペイロードさん一緒に飲みますか!(うわぁ…、まぁ奢りだからいいや(°▽°) )」

 

EA小隊 ペイロードが入店した事によりリホーマーのリラックスタイムが台無しに。そして緊迫(リホーマーにとって)のひと時が始まった。

 

 




リホッチの悪運により多数勢力がバー内に?
そしてペイロードは気づくのか?


依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

状況は良く…… なる訳もなく…

VA-11 Hall-A…

 

ペイロード「ありがとうございます!あ、良かったらお名前を聞いてもいいですか?」

 

リホーマー「へ?あぁ、ウチはリホ・ワイルダーって名前や。よろしゅうな。ペイロードちゃん。」

 

ペイロードに偽名で自分の名前を言ったリホーマー、笑顔で喋っているが内心すぐさまこの場から逃げたかった。

 

ジル「はい、もふもふドリームです。

あ、ペイロードさんリホさんとはお知り合いなんですか?どこかで会った事あるような感じですが?」

 

ジルは赤い色をしたカクテルのふわふわドリームをペイロードのテーブルの所に置いた。ペイロードはふわふわドリームを飲んだ。

 

ペイロード「ハロウィンの時にダイナゲート焼きって言うキャラカステラ屋さんの店主をしてたんですよ。なんかそれ以前に何処かで聞いた事のある口調だったのと鉄血ハイエンド見たいな見た目だったがインパクト大きくて覚えやすかったんですよ。」

 

リホーマー「あ、ウチの白髪と白い肌は製造ミスやからなペイロードちゃん(大嘘)」

 

ペイロード「? もしかして人形なんですか?」

 

リホーマー「そやで。ウチは民間用やから戦術人形羨ましいな、戦術人形の身体能力高いしの((大嘘×2)」

 

ペイロード「いえいえ、民間用の方が羨ましいですよ。平和な日常が一番ですから。」

 

リホーマー「でも案外そんな事ないで…、差別が結構あるからの」

 

MDR「(カクテル美味し、面倒だから社長に任せとこ… )…ジルさん強めのカクテルお願いします!」

 

ジル「分かりました。」

 

バーテンダーのジルが忙しなくカクテルを作る中、リホーマーとペイロードは話を続ける。

 

ペイロード「子供って自由過ぎて辛い…… 世の中のお母さん達がこんな苦労してるって偉大ですよ…」

 

リホーマー「子供?人形が子供って何があったん?」

 

ペイロード「あの問題児二人本当に苦労ばかりですよ… 私の飲み物にデスソース入れられるわイスに座る瞬間引かれて転ぶわで…

…はぁ、つれぇですわ…」

 

心なしか顔が疲れ切っていて色々と愚痴話になっていた

 

リホーマー「酔ってへんよな?お酒飲めへんやったんやろ?」

 

ペイロード「雰囲気で酔ってるんですよ。ここはストレスを感じずゆったり出来る場所なんですよ。なのでこの場所を教えてくれた私の上司さんに感謝です。」

 

リホーマー「教えてくれた人?どんな人なんや?」

 

ペイロード「マッドサイエンティストで天災で何考えてるか分からないけど…… 真剣に私達の事考えてる人ですね。今日一通り仕事が終わるから少し遅れて()()()()()()()()()()

 

リホーマー「え?」

 

最後の一言にリホーマーは凍りつく、逃げたい、超逃げたい。だけど逃げると怪しまれそうで怖い。

 

 

そんな最悪な事を聞いた最中、その天災がバーに入ってくる。

 

ペイロード「あっ、ペルシカさんお疲れ様です。」

 

ペルシカ「はぁ… ありがと、ジル…とりあえず強いの一杯頼む。」

 

ジル「……わ、分かりました。」

 

 

MDR「(もう社長と一緒に居たくない……(;_;))」

 

リホーマー「(もう… なり振り構わず逃げてもええか?)」

 

死んだ顔のペルシカがジルにカクテルを注文、あまりの負のオーラに若干引きつつもカクテルを作り出しす。

 

 

この日リホーマーは己の運の悪さにもうお祓いても除霊でもいいからやって貰おうと決めたリホーマーだった。




ある事情で疲れ果てた天災ペルシカ登場…
うん…

もう可哀想過ぎてヤバイ…
リホーマーよ強く生きろよ…



依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

逃げ…… れたけど

幼女となったチビバルカンとチビマーダーはDG小隊に預かって貰ってます!
様子はこちら…https://syosetu.org/novel/190134/42.html


VA-11 Hall-A…

 

ペルシカがバーに入って来てガットパンチを飲みながらペイロードと話していた。

 

リホーマー「(不幸や… 本当にお祓いやってもらうかの… 詐欺でもかまへんから)」

 

MDR「(なんでこの人いつもこんな事になるの?呪いなの?それとも何かの陰謀?)」

 

表情は悟られないよう笑顔だが実際もう取り敢えず逃げたい気分だった。もう何がなんでも。

 

ペルシカ「で、この人形二人は誰なの?飲み仲間?」

 

ペイロード「あ、この人はリホさんとその友達?でいいですよね?……友達ですね。リホさんはハロウィンの時のダイナゲート焼きの屋台の店主してました。今日偶然会ってなんか奢って貰ってます。」

 

ペルシカ「そう…、この飲み友を大事にしなさいよ。ただでさえストレスの多いんだからこの時ぐらい自由にリラックスしなさい。……たしかリホって言ったかしら?」

 

リホ「な、なんや…?」

 

ペルシカ「もしペイロードを捨てるような事したら…()()()()()()()()()()()()()()()()()()。 」

 

リホ「りょ、了解や… 」

 

疲れ果てていたペルシカだったがこの時ばかりは疲れを感じない迫力があり縮こまる一方、バレてないという安心感を感じるリホーマー。

 

ペイロード「そんなにしないでくださいよペルシカさん。せっかくのカクテルがこれじゃ不味くなります。」

 

ペルシカ「そうね。悪かったわねリホ。」

 

リホーマー「分かった、じゃ飲もうかの。ジルちゃんもふもふドリームお願いや!これ以上はウチは酔えないから、、」

 

ジル「分かりましたか、少しお待ち下さい。」

 

その後は楽しく(リホーマーとMDR以外は)バーテンダーのジルと会話したり最近の話題や愚痴話をしたり等、女子トークが1時間程続いた。

 

ペイロードは特に問題児二人の行動やイタズラの事を愚痴り、ペルシカはある問題についての話だった。

 

 

ペイロード「そういえばあの画像の事はどうなったんですか?」

 

ペルシカ「あれ?人類人権団体からの悪質なサイバー攻撃ってにしたわよ。おかしい話よね。完全に団体と敵対してるEA小隊・DG小隊がいるのに百式の人形をセクロイドにするとかなんとか……。」

 

この瞬間、拳を握りしめ怒りを露わにしたが直ぐに雰囲気が元に戻る。

 

ペルシカ「近々間に受けた指揮官達には情報戦の講習を受けて貰う予定よ。

……喋ってしまったけど仕事の話はもうしないでね?折角のカクテルが台無しになるから。」

 

ペイロード「はい、分かりました。…すいません」

 

リホーマー「さて… ウチはそろそろ帰ろうかの、そろそろ帰らんといけんから。」

 

時間も結構経ち怪しまれないと思ったリホーマーはMDRと一緒に席を立ち帰ろうとした。ペイロードはリホーマーを見送ろう席から立った。

 

ペイロード「リホさん帰るんですか?じゃ連絡先教えてくれますか?また一緒に飲みたいので。」

 

リホーマー「え、あ、えーっと……

……ええで。 …………ほれ、髪に書いといたからな。じゃおおきにな〜

っハギャッッ!?」

 

ペイロード「きゃっ!」

バタン…!

 

少し慌てた事もお酒に酔っていた事が原因でリホーマーは盛大にペイロードを押し倒す形で転んでしまう。

 

リホーマー「(なんや、口に柔らかい物が当たって……ッ!?)

……ッ!?// こ、こういう時は素数を数えるんや1.3.5.7.9.11.13.15.17.19……」

 

ペイロード「は、はひめてのきすが………//」

 

リホーマー「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい〜…」

 

ペイロード「わ、私の不注意でもあったし……!これはノーカンよ!ノーカン!無し無し!だから落ち着いて!」

 

転んだ反動で()()(()()())()()()()()()()()()()()()()()をしてしまい、リホーマーはごめんなさい。とひたすら謝る機械と化していた。

 

ペルシカ「…… 事故ちゅうとは…… 盛大にやっちゃったわね……… 」

 

MDR「(うわぁ…、あそこまでついてない人初めてみた…)」

 

 

この後、恥ずかしさのあまり直ぐ車の乗り込みMDRと一緒に本社に帰り、すぐベットの枕に顔を埋め、顔を赤くしながら寝たリホーマーだった。

 

 

次の日の朝、諜報部のFMG-9から()()()S()1()1()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()と言う依頼受け(受けたかの様になりすまし)、リホーマーはサーチャーはその準備の為にある程度の機器と兵器をヘリで運搬し近くのスクラップヤードに向かう事となった。

 

 




リホーマー、、、やっちまったな……


まぁ、それはさて置き次回は…
白黒モンブラン様作『Devils front line』との複数人での合同合作
オペレーション・E.O.N(悪夢の終焉)でリホーマーがバレない程度?いや無理か…

派手に暴れます。


依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

巣食らう悪魔に鉄槌を

準備は省いて久々の大暴れ!
しかし精鋭揃いのG&K社の小隊、部隊に絡まれりする可能性大な為陣地を作っている所とは逆の所でスタートッ!

それでも目立つけど…


S11地区後方支援基地……

 

G&K社の基地の小隊が大規模な陣地を形成する中、その反対側に位置する場所にて巨大な鉄の塊が蠢いていた。

 

四つ脚で一歩一歩地面を踏みしめ巨大な足跡が残る程の重量と備え付けられた重・軽機関銃と戦車砲4門と胴体に付けられた戦車砲とは比較にならない程の長い砲がつけられていた。

 

サーチャー「今のところ敵影無し、しかしまぁ、良くも悪魔なんてものを…、本当にいるんですか?それとこの姿だとG&Kからすれば正体バレバレですけど… 」

 

リホーマー「分からん。でも問題はここやない。ウチのとって最大の問題点はS09地区の指揮官ユノ・ヴァルターや。

アレはマズイ、ウチの正体看破なんて朝飯前やろうからな。だから念の為に少し離れて行動してるって訳や。」

 

今のリホーマーはガチガチの武装と装甲をした移動要塞を身に纏っている状況、もしそんな中過去に工場地帯を襲った時の資料を読んでいる人形、又は指揮官が居たら完全にバレる事態に。それどころか即座に看破できる人がいる為離れている場所から援護する形となった。

 

しかし見た目が見た目なのでU05基地の指揮官には航空支援する時に味方が誤って狙ったら止めて欲しいと連絡を入れている。

 

サーチャー「で、真ん中に付いてるバカデカイ砲はなんですか?」

 

リホーマー「これ?コレは後のお楽しみにや。」

 

S11地区後方支援基地の近く待機、そしてラジオに繋げて音量を大きくした通信機から始まりの合図がなろうとしていた。

 

『パーティークラッカー、用意』

 

 

 

 

『パーティークラッカー、鳴らして!』

 

遠くからも黙認出来る程の水色に輝くそれは流星の如く、風を切り、雲に大穴を開け駆け抜ける。

狙いに一変の狂い無し。放たれた一撃は吸い込まれるかの様に何かに着弾、開幕を知らせる狼煙が爆発音と共に辺りを照らす光となって咲いた。

そして基地外部では死神の様な悪魔達がわらわらと現れる。

 

リホーマー「サーチャー!レーダー出力最大!」

 

サーチャー「了解!周辺の敵を感知します!

… … … … 何この数?!50?いや100以上ッ!」

 

サーチャーは余りの数に驚くがリホーマーは移動要塞をそのまま前進させ胴体に付いている大型の砲が起動し始める。

 

サーチャー「そういう事ね。敵、悪魔の密集地帯の座標をリホーマーに共有開始!」

 

リホーマー「おう!気が効くの!8.8cmレールガン(アハト・アハト)起動!喰らえ!クソ悪魔!潰れてしまえ!」

 

甲高い高音が鳴り響きヘル=プライド、ヘル=ラストの群れに当たり一瞬にして消しとばす。

 

サーチャー「30体撃破確認!まだまだ増援来ます!」

 

リホーマー「了解!脚部付属戦車砲4門起動!照準よーい!」

 

サーチャーの能力により接近される前に移動要塞の四つの脚部から戦車砲が現れ悪魔の群れに照準を合わせる。

 

リホーマー「照準完了!全武装展開!発射ァァ!(ファイアァァッ!)

 

ドゴォォォンッ!

ズバババババババババッ!

 

 

移動要塞から放たれる戦車砲の砲弾や重機関銃の弾丸、機銃などの高火力の弾幕が360度に展開、悪魔を近寄らせないようにする。まさに陸の戦艦が居るかの様に。

 

リホーマー「サーチャー!機関砲撃てる席があるからサーチャーも撃ってや!」

 

サーチャー「了解!」

 

リホーマー「ホンマにいかにも悪魔って見た目やな!くそ!8.8cmレールガン(アハト・アハト)発射ッ!」

 

チュドォォォォォンッ!

 

巨大な四足歩行の移動要塞は悪魔の群れの注意を引くべく派手に戦車砲や8.8cmレールガン(アハト・アハト)を使い悪魔の物量に抗がわんとしていた。

 

 

 




この時のリホーマーのステータス

火力-SSS
命中-A…(サーチャーの能力に頼って)
回避-E
射速-SS

移動要塞を纏ったリホーマー、高火力かつ広範囲の攻撃が可能な戦車砲4門と胴体に付いた8.8cmレールガン(アハト・アハト)、又光学式の重機関銃、軽機関銃、機銃を武装し、装甲には戦車に使われていた装甲を貼り付けている。

出力だが大型プラズマ発生装置を使い賄っている為エネルギー不足になる事はほぼ無い。



ぶっちゃけの話、リホーマーの戦闘スタイルを思い付いたキッカケはモンスター○ンターXXのアトラル・カを見てカッコいい。となり移動要塞に乗って部品掻っさらいながら移動する。と言う事になった。


依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

不幸な事は立て続けに…

リホーマーが調子に乗ります。
それとP基地の部隊の支援も…


S11後方支援基地…基地外

 

一歩一歩、地を踏みしめて四足歩行で移動しながら戦車砲や8.8cmレールガン(アハト・アハト)、光学式の重機関砲や重機関銃で弾幕を展開している鉄の塊が悠然と移動していた。

 

サーチャー「悪魔の反応は全方位に多数、本当にこれ?終わりあるんですかね?てかアサルターさん連れて来た方が早かったんじゃないですか?」

 

リホーマー「アサルター?無理や。前の戦いで内部機関にガタが来て修理に間に合わへんっかったんや。まぁ、この作戦は…弾は一応まだまだ余裕はあるし多分大丈夫やろ。あっ!クソ!近づかれた!機銃掃射開始ッ!」

 

大型プラズマ発生装置により光学式の重機関砲や重機関銃の弾は余分な程ありレールガンや戦車砲の砲弾もまだまだ余裕があったが結構大量に悪魔がいるせいで手こずっていた。

 

しかし日頃の鬱憤が溜まっていたり運の無さから事故でマウストゥマウスしてしまったりと色々とあった為、ストレス発散モードに入ったリホーマーは移動要塞の重い脚部を加速させストレスを発散させる。

 

リホーマー「来やがれ糞悪魔!この野郎共が!ウチの要塞が簡単に堕ちると思うなや!そして行けぇぇ!8.8cmレールガン(アハト・アハト)及び全武装発射(ファイアァァッ!)ァァッ!」

 

サーチャー「ちょっ!社長!G&Kの部隊群に接近しています!マズイです!近すぎます!G&Kの部隊の配置及び位置情報確認…… 情報を共有化!絶対にその方向にレールガンは撃たないで下さいね!」

 

リホーマー「あっ、了解や!さて頑張りますかの!」

 

戦艦の様な重武装が掃射が更に激しくなっていく。しかし器用な事に味方部隊に当たらない様に弾幕を放っていた。

 

しかし、サーチャーはある事に気づきリホーマーに報告する。

 

サーチャー「S09地区P基地の部隊、ヤークトフントのリーダーURPコンパクトが発狂、撤退しています!これは…… 内部攻略できそうにありませんね。」

 

この情報を聞いたリホーマーは咄嗟に行動に出る。

 

リホーマー「これよりS09地区P基地の部隊の支援に入るで!サーチャー!敵の探知を頼む!」

 

サーチャー「に、逃げましょう!マズイです!正体バレますよ!」

 

リホーマー「どうせ、、、オモイカネやったっけ… まぁ正体はとっくにバレとる!なら思いっきり恩売って頭下げるしかないやろ!」

 

サーチャー「その事先に言って下さい!!ってバレてたんですか!?」

 

リホーマー「万歳突撃開始ィィ!行くでぇぇ!」

 

移動要塞は更に加速し建物を戦車砲や8.8cmレールガン(アハト・アハト)で破壊し残骸を踏み潰しながら一直線に突き進む。

 

サーチャー「あぁもう分かりました!どうなっても知りませんよ!」

 

半ばヤケクソで悪魔の反応を探知を始めるサーチャーだった。

 

 

 

そして数十秒後…

 

サーチャー「あとこの建物破壊すれば部隊と遭遇しまする!」

 

リホーマー「了解ッ!戦車砲掃射ッ!」

ドォォォンッ!

 

移動要塞の4門の戦車砲による斉射により建物は崩壊し残骸と化した。

すかさず移動要塞は残骸を踏み潰し道に出ると否や後ろ脚で立ち上がり始める。

 

サーチャー「な、何してるんですか!」

 

リホーマー「悪魔を踏み潰す準備や!そして……

…逝けぇぇぇッ!!悪魔がぁぁぁ!」

 

ズゥドォォォォォンッ!!

 

もう周りの目を気にしていないリホーマーは悪魔の群れに向かい前脚で全力で踏み潰し衝撃で何体の悪魔が吹き飛んだ。

土煙が充満するなか、すぐさまリホーマーは周りにいる悪魔を戦車砲4門と重機関砲で一掃、無線をオープンチャンネルにし話し始める。

 

 

 

 

 

リホーマー「H&R社、社長 リホ・ワイルダー、ただ今参…… 「バァンッ!(大破)」…はえ?」

 

()()が衝突した様な音が聞こえたような気がし、すぐさま確認しようとモニターを確認しようとした時、サーチャーから一言われる。

 

サーチャー「えぇっと…社長…貨物トラックに衝突されてます……」

 

 

カッコよく決めようとした最中、交通事故を起こしてしまった。そして何故がリホーマーはとんでもなく嫌な予感がし、この後仕事休んでお祓いしてもらうかな。

と思っていた矢先、貨物トラックの扉が爆発で吹っ飛んだ。

爆発で吹っ飛んだ車の扉は悪魔にぶつかると更に爆発し悪魔を何体か巻き込みミンチと化す。

 

リホーマー「な、なんでウチはいつもこんな目に合うんや?」

 

大破した車から平然と怪我も無く出てく男が出てきた。なんか色々と武装していてリホーマーは嫌な予感が的中したな。と思い改めて自分の不運をどうにかしようと心に決めた。

 

そしてその目の前には茶髪でショートヘアの目つきの鋭い少女が色んな意味で呆然としている様子だった。




許可を下さった、焔薙様、Warboss様ありがとうございます。
そして白黒モンブラン様…
…ごめんなさいッ!!


P基地の支援!…の筈がヤベェ奴(運び屋)と事故ってしまったリホーマー。

うん、このコラボ終わったらお祓い回ですね。
じゃないとヤバい。

あと移動要塞見た目について…

リホーマーの主な戦闘スタイル。見た目はモンハンのアトラル・カのアトラル・ネセトの様な見た目に近代武装やら戦車の装甲を貼り付けた重厚でガチガチな武装。
鈍重そうだが意外に速く自動車ぐらいの速さは出る。


依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

どんなに強気で大雑把でも…

白黒モンブランさんとコラボ中ですがそれは一旦おいて…

まず元に戻ったバルカンの場合…


I.O.P社… 研究室

 

ペルシカ「子供の体験はどうだった?」

 

バルカンは眼を覚まし一番最初に見たのはペルシカのニヤニヤ笑っている顔だった。寝起きだった為あたまが回らずしばらくボーっとしているとペルシカは冷たいコーヒーを頬にくっつけてきた。

 

ペルシカ「目が覚めたかしら?」

 

バルカン「冷たっ… あっ……」

 

そして思い出した。確か幼女になってペイロードやフレイム、デストロイヤーにマーダーと一緒に世話されたり。

DG小隊に預けられてらイベントに行き拉致られそうになってスミスに盛大に泣いておんぶされながら帰った事などを……

 

その事を思い出し(思い出すようにされてる)バルカンの顔は赤く染まりる目の涙腺がウルウルし始める。

 

バルカン「…………… 」

 

ペルシカ「アンタがこんな顔するなんて珍しいわね。」

 

ペルシカも意外だった。ケロッと開き直りそうだったが意外にも顔を赤くし涙目になっていたからだ。

 

バルカン「…ヒッグ… うわァァァァァン!!」

ガタッ!

 

ペルシカ「ちょっ!どこいくの!?」

 

そして人に泣いた顔を見せないようにし部屋に閉じこもった。

 

 

 

 

 

 

 

 

バルカンの部屋…

 

ベットにうずくまり毛布に丸まっていた。

そして今まで感じた事の無い感情と気持ちにどうすればいいか分からずに。

 

バルカン「(なんなんだよ… この気持ちは…!

スミス…なんでお前の事思い出すと胸が苦しくなるんだよ畜生!お姫様だっことおんぶされただけじゃねぇか…!

ただ… ただそれだけなのによ…… )

ンあぁぁぁぁぁぁッ!クソ!なんなんだよこの気持ち!」

 

大声で叫びながら布団から飛び上がり枕をベットに叩きつける。

初めてのその気持ちが何なのか分からず悪戦苦闘し次の日の朝まで引きこもっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

I.O.P社…… 研究室

 

ペルシカ「なんだったのかしら…… 」

 

飛び上って出て行ったバルカン。ペルシカはなんでこうなったか色々と考えていた。そしえある答えに辿り着く。

 

ペルシカ「あっ… やっぱ模擬戦やら戦闘ばかりで、()()()()()を教えなかったせいかしらね。」

 

バルカンは作られてから今までずっと殆どが電子世界の模擬戦やら実戦、そして酒… などしか無く男や男性型の人形と会う事は機会が全くと言っていい程無かった事だ。

 

ペルシカは確信した。その弊害が今起こりバルカンは戸惑っていると。

 

ペルシカ「性教育(健全)と道徳(男女間)をしなかったツケが今になってくるなんてね。まぁ、放っといてあげましょう。心の成長のチャンスだから… 」

 

ふふっと微笑み、ペルシカはパソコンを弄りもうマーダーを起こす事にした。

 

 




どんなにガサツで大雑把で強気でもバルカンも少女なんですっ!
それも恋とか知識ゼロの状態な程の…

依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

消された過去(記憶)の一部…

今回はマーダーが起きるけど……


I.O.P社…

 

バルカンを元の身体に戻して終えたペルシカはマーダーを元の身体に戻す為パソコンを弄っていた。

 

ペルシカ「やっぱりメンタルが安定しない。余りにも不安定過ぎて厳しい…… 」

 

マーダーのメンタルは非常に不安定で繊細な作業を強いられる記憶の移し替えが難航していた。

鉄血にいた時、デストロイヤーに時間稼ぎとして無理矢理起動させた事が原因だと思われるがそれにしても異常な程だった。

その解決策は一応ペルシカは見つけていたが、入れ変わり事件やら百式セクロイド騒動など色々とトラブルがあり順調に事は進まずやっと今その解決策をしようとしていた。

 

ペルシカ「やっぱり記憶の消去中、無理矢理起動させた事が原因、記憶の修復は地道にやるしかないけど消去が中途半端だったから一部復元はできたけどまだまだ膨大な量の一部だし… 」

 

ほぼデストロイヤーのせいだが貴重な蠱毒の中で戦った猛者だ。その力の一端と蠱毒がどういう状況かが分かるかも知れない。その為、別にペルシカはあまり気にしていなかった。

 

ペルシカ「まぁ、()()()()()()()()ドミノ倒しの様に記憶が戻るんだけどね。復元された所を見てみようかしら… 」

 

今まで何とか復元できた記憶をマーダーの適応させつつペルシカは記憶を見始める。

 

 

 

 

 

 


 

 

 

常に銃声が絶えず少し先を見れば大量の死体が散乱している絵に書いた様な地獄絵図が広がり蠱毒ではその光景が日常と化していた。

そんな中一人の白い髪の少女が大量の死体の上に血塗られになりながら壁に寄りかかり休んでいた。

 

「はぁ… はぁ… はぁ… 流石に連戦はキツイわね… 鉈振り過ぎて打て痛い…… 」

 

濃い血の匂いが充満し血のついた鉈を右手に持ち、光学式拳銃を左手に持っていた。その少女は疲れながらも死体から周囲を警戒しつつ武器やら医療品、食料を漁っていると足音が聞こえ光学拳銃を足音を向ける。

 

少女に緊張が走る。

 

一歩一歩足音が近づく、そして扉がゆっくりと開き黒髪の少女がショットガンを構えてながら入ってくる。

その瞬間光学拳銃を頭部目掛けて放つ、しかし避けられショットガンを放たれる。が、咄嗟に撃った為か横に照準がズレ白い髪の少女の顔を掠めた。

 

「ちっ… 大抵の奴なら死んでるのに…!」

 

「なんのコイツっ!?」

 

黒髪の少女はショットガンを撃とうと白い髪の少女撃とうとする。しかし鉈で銃身を斬りかり咄嗟にショットガンで防ぐ。ショットガンの銃身に鉈がめり込みショットガンを手放し距離を取る。

白い髪の少女は光学拳銃を黒髪の少女に向かって放つが黒髪の少女はその射撃に対応し避けた。

 

「すばしっこい… さっさと死ねッ!」

 

「死ぬのはアンタよ血塗れッ!」

 

その後、白い髪の少女は死体から光学突撃銃を剥ぎ取り黒髪の少女に放つがまたしても躱される。

 

「ホントすばしっこいったらありゃしない…

?…もしかして銃口を見て避けてる!?」

 

「正解、まぁアンタの攻撃なんて遅過ぎて欠伸がでちゃう。」

 

「なら当たるまで撃ってばいいだけの事ッ!」

 

その後、激しい攻防が繰り広げられた。両者辺りに散乱する死体から剥ぎ取った武器による攻防が展開されたが銃弾やレーザーが飛び交うが頬や脚に掠る程度しか当たらない。

 

そして遂には殴り合いになり力が強く的確な弱点を突く白い髪の少女と素早い動きで攻撃を避け細かく攻撃する黒髪の少女の激しい近接格闘が展開される。

 

そして30分に及ぶ格闘の末に両者共に息が絶え絶えになり満身創痍になり同時に倒れんでいた。

 

 

「はぁ… はぁ… 中々やるわね… 」

 

「アンタこそね… あーキッツ… 」

 

「もう… 一端休戦協定しない?もう満身創痍よ?私。」

 

「そう?じゃ、休戦ね…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

そして映像は真っ黒な画面に移り変わりいきなり音声だけとなる。

 

 

「本当に失敗作を起動させる気ですか?夢想家(ドリーマー)

 

「何よ代理人(エージェント)、記憶を処理でもすれば良いでしょ?」

 

「私は反対です。貴方も映像で見ましたよね?アレは狂っています。アレは味方にすら手を掛ける危険がありますし何よりウロボロスに負けています。」

 

「蠱毒内で一番キルレート(殺害数)が多いのよ?記憶を処理すれば多少は役には立つでしょ?あっ…確か2番目がウロボロスだったわよね?一番キルレート(殺害数)が多いのに利用しない手はないでしょ?」

 

「私鉄血は確か人類の抹殺が命令されています。

しかし人間もしくは人形を殺す事に快楽を覚えた人形なんて起動させる価値もありません。それと確かにキルレート(殺害数)が一番高いですが殆どが無理で無謀、挙句の果てに自分の身すら犠牲にしてまで勝っています。それも血に濡れ敵を分解しながら……

…そんな狂人は鉄血には入りません。即刻破棄して下さい。」

 

「何よ、全く。でももう電脳を移し替えちゃったから無理よ。それと無理に起動すれば()()()()になっちゃうからね。」

 

「はぁ…、もし被害が出たら責任は取って下さい。あと幾らエルザ様の護衛だからと言って調子に乗らないで下さい。」

 

 

 

 

 

 

 

 


 

データを移し替えが終わりマーダーの意識は元に戻りベットから起き上がった。

 

ペルシカ「起きたかしら?目覚めはいい?」

 

マーダー「頭がガンガンして二日酔いみたいで最悪よ。」

 

ペルシカ「ならお茶あるけど飲むかしら?」

 

マーダー「ありがと、流石は天災博士、気がきくじゃない。」

 

ペルシカ「何か思い出せたかしら?その最悪な夢で。」

 

その瞬間、マーダーの表情は鋭くなり少し黙り込んだんだ後、ペルシカの質問に答え始める。

 

マーダー「思い出したわよ。鉄血が私を失敗作って言ってた事がね…!なら私が鉄血ハイエンド全員を鉄屑かスクラップにして見せつけてやろうかしら!アハハハハ♪

 

あっ…流石裏切らないわよ。

だってここに居れば()()()()()()()が出来るから食べ放題だしね♪」

 

マーダーは喋りながら寝癖のついた白い髪を近くにあったクシで溶かした。

ペルシカは記憶が一部戻って変わるかなと思っていたがそう簡単に変わらないマーダーだった。

 

 

 






依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

いや死ぬまで借りるんだけや!(某魔法使い風)

次はペイロードと言いたいところだけど…

コラボに戻ります。
リホ社長、裏で色々とします。
…何かやらかさない事は無く?


S11地区後方支援基地… 基地内

 

黄ばみ老朽化したS11地区後方支援基地の基地内、外はこの世の理とはかけ離れた悪魔に対してG&K社とデビルメイクライの激しい戦いが展開されていた。

 

そんな中、その黄ばんだ廊下を銀色の液体金属兵器ハート・エクス・マキナ(機械仕掛けの心臓)と共に基地内に乗り込むリホーマーが入っていた。

 

リホーマー「あるかの…、あ、あ、サーチャー?まだ探音出来る距離?あと運び屋は?」

 

サーチャー『運び屋は社長と一緒に降りたあと行方が分からなくなりました… おと探音はまだ大丈夫です。けど本当に大丈夫ですか?オートで確かに兵装は動いて悪魔を迎撃してますけど…

あと本当にやるの?裏の資金を掻っ攫うなんて。』

 

リホーマー「裏金や。それも今潰れそうになってる奴のな。今掻っ攫って置けば足跡なんて付かんよ。やから今回収するんや。まぁ、ドーンと現金やない多分小規模なマネーロンダリングやからな。足付かないようにデータ引き抜けばOKって訳や。あとついでに貴重品も拝借する予定やな。」

 

サーチャー『もう…、ピンチになったら逃げて下さいよ?あと絶対に死なないように。」

 

リホーマー「了解〜、さてと行くかの…って丁度やな。」

 

通信を切り、リホーマーの目の前にはS11地区の指揮官の部屋がありリホーマーは扉に手を掛け開けようとするが鍵が掛かっていたらしく開かなかった。

 

リホーマー「あれ?電子ロックって防犯意識高いの〜、でも電子ロックなんて鍵が無いのと同じや。」

 

リホーマーは持って来た端末を扉の制御パネルに接続、そして数秒間端末を弄るだけで電子ロックを解除し部屋に入る。

部屋は高級ホテルの様に綺麗で黄ばんだ廊下と比べ物にならない程に装備されていた。

 

そんな部屋に目をくれずリホーマーは机の上にある指揮官のパソコンと思われるパソコンの横のハードディスクを取り端末に繋ぎ中身を確認し始める。

 

リホーマー「よっじゃっ!ビンゴや!大当たり!」

 

その口座には横領やら戦術人形の売買で不正に儲けたと思われり裏金が大量に入金されていた。その額実に10億円以上になっていた。

 

高い金額に見えるが兵器やら戦車一台買おうものならすぐに溶けてしまう金額。しかし施設を増築したり土地を購入したりするには申し分ない金額となる。

 

リホーマー「まぁ、これで回収完了。あとはもど… ん?なんや?」

 

変な違和感に気づき部屋の壁に触れる。そしてコンコンっと軽くノックすると何か軽い音が鳴り響く。

 

リホーマー「何かの仕掛け?まぁ、ええや。取り敢えずホイっと!」

ガッチャァンッ!

ギィィィィィィィ…

 

リホーマー「別の部屋に繋がってるの…… 」

 

ハート・エクス・マキナ(機械仕掛けの心臓)を周囲一帯に流し込み仕掛けの構造を把握。そして無理矢理仕掛けを解除、壁は回転し始め何か秘密部屋に辿り着く。

 

そして秘密部屋には何か意味深な魔方陣の様な物と宝箱二つがあった。リホーマーはすぐに宝箱に気がつき近寄る。

 

リホーマー「なんや。なんや?宝箱?開けてみよ。

取り敢えず定番の…

…ゴマダレ〜♪」

 

躊躇なく開けられた宝箱の中には何か変な力を感じる紫色の少し大きめの結晶の様な物が入っていた。

 

リホーマー「?なんやコレ?てっ…なんか顔見たいやな… 取り敢えず持ってこか… 気を取り直して二つ行きますか…」

 

二つ目の宝箱をゆっくり開け中から出て来たのはブレスレットの様な狂った化の様な強大な何かの不思議な力を放っている謎の小さな物だった。

 

リホーマー「なんやコレ?動力は… え?意味分からへん…永遠に続くとでも言うのか?コレ?

 

取り敢えず持って…… アギャァッ!何コレ!?」

 

取り敢えず持って帰ろうと手に持った瞬間、リホーマーは苦しみだした。

膨大な力が流れ込んでくる感覚があるが何か大切な物がすり減っている気がしリホーマーは直ぐその小さな機械から手を離す。

 

リホーマー「こ、コレは危険や…危ないすぎる…、ポリ袋に入れて持っていこか。

そういやP基地は撤退しけど…M16A4とM14やったっけ… ウチを信用してへん様な口振りやったからな。色んな人に用心せんとな。あっU05は大丈夫かの… 大丈夫やと思うけど…」

 

ポリ袋に謎の物を入れた。そして色々な基地や陣営の友達やら気を付けないといけないと思う人形をどうしたらいいか考えながらリホーマーは移動要塞に乗り移り再び戦場には戻った。

 

 

 




リホーマーが取った物はパープルオーブ(全部揃ってる)と狂った永久機関です。
狂った永久機関は下手したらリホーマーは死でしまいますね…

あと、軽くリホーマー単体の主武装であるハート・エクス・マキナ(機械仕掛けの心臓)について…

液体金属のナノマシン、形状は自由自在で強度は銃弾は防げロケットランチャーなどはある程度だがな耐えられる。しかもナノマシンの為、実質壊れない。
それで尚且つ用途は多彩で配線コードやら移動要塞の破損をカバーする臨時の装甲など色々とある。

依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ペイロードの心情とバルカンの右腕と新たな力

コラボ…
行き詰まりました……
どうしましょ…

取り敢えずペイロードの事
それとバルカンの斬られた左腕と新たな力について…




広場…

 

舗装されたレンガ造りの通路、緑色の芝と少し枯れかけた木がある広場、そんな中ベンチに座り空を眺めながら()()()()思いながらペイロードの姿があった。

 

ペイロード「はぁ…… 何かんがえてるんだろ… 」

 

ただ事故でキスされてしまっただけで同様ってスナイパーとして失格だ。確かに始めてのキス、だけどアレはノーカン。

 

しかしそれでも気になって仕方がない…

 

前にどこかであった気がしてならい

 

ずっと前にどこかで…

 

 

ペイロード「考え過ぎよね。リホさんと初めて会ったのに昔にあった事は初めてなのにね… 」

 

そんな事を思いながらペイロードは寒くなって来たのでカフェで暖かいコーヒーでも飲もうと向かおう事にした。その時、ふと思い付く…

 

ペイロード「女の子同士の恋ってアリなのかな?

 

……あーー、変な事言っちゃった…」

 

 

その日、ペイロードはカフェでホットコーヒーを飲みフレイムに相談した。

 

 

 

 

 

 

 

16Labo…

 

元の身体に戻り一日経ちバルカンはある事に気付いた。あの時は記憶が戻り恥ずかしくて逃げて分からなかったが()()()()()()()()になっていた事に。

 

一通り手を握ったり広げたりしてみたが違和感は無く自然に動いていた。

 

そんなバルカンは今、16Laboの研究室に呼ばれ恥ずかしながらも研究室に行くとイスに座っていたペルシカが何やら左腕の事で話があるようだ。

 

ペルシカ「ごめんねバルカン。昨日話そうとしてた事なんだけどいきなり逃げ出したらから… 」

 

バルカン「いや、それは私が悪りぃ… もっと落ち着いてたら良かったのにな、自分。」

 

ペルシカ「まぁ、右腕の事ともう一つあるけどね。右腕は貴方の弾薬代事情が変わる一品よ。」

 

バルカン「え?!マジで!?そんな奴なの!?」

 

バルカンの弾薬代と言えば1基地が負担すれば大体の基地の弾薬の半分くらいが消し飛ぶくらいだ。なので大型作戦や殲滅作戦などでしか呼ばれなかった。

なのでペルシカのその話を聞きバルカンは目を輝かせた。

 

バルカン「で!どんな解決方法なんだよ!教えてくれよ!」

 

ペルシカ「落ち着きなさい… 少し危険な方法なんだけどね。貴方の右腕には逆コーラップス技術で弾を大量に生産する機能をつけたわ。あと左腕だけでも20mm弾撃てるから副武装になるわね。」

 

バルカン「確かに凄いけど…

…え?逆…コーラップス…技術?」

 

バルカンは逆コーラップス技術と言う単語が出て来るとは思わず驚く。

それもその筈、崩壊液はとてつもなく有能でどんな物質でも作れるが人間が被爆すればゾンビと化す。

一部怪しい宗教団体が崇拝していると噂されているが正直あんな映画に出そうなゾンビを崇拝するって気が狂っているとしか思えない。

まぁ、そのおかげで崩壊液が入ったカプセルは " 荒野の贈り物 " と言う名前で高値で怪しい宗教団体に取引されるが…

 

バルカン「確か崩壊液使った物理法則半分無視したような奴だよな?後メチャメチャ危険な奴…… 大丈夫だよな?もしそれで崩壊液で汚染起こしたらヤベェ事なるぞ?」

 

ペルシカ「並大抵の事じゃ壊れない様にしたわ。だから大丈夫。あともう一つの機能はね… バルカンちょっと右手を出して?」

 

左手を出したバルカン、ペルシカはバルカンの右腕の義手のカバーを外しスイッチを押した。

少しして何も起こってないように見えたバルカンはペルシカに話しかける。

 

バルカン「何が起こったんだ?もしかして動作不良じゃねぇだろうな?」

 

ペルシカ「もう貴方の身体には変化出てるわよ、ほら鏡。」

 

鏡を受け渡され自分の姿を確認すると姿は一変していた。

肌は病的に白く、髪の白くなっていた。そして赤と青のオッドアイも黄色一色となりまるで()()()()()()()()()()()姿()となっていた。

 

バルカン「なんじゃこりゃぁ!おいペルシカ!元に戻るんだろうな…!」

 

ペルシカ「任意で元に戻るから安心してね。まぁ、一時的に鉄血ハイエンド化できるようになったわよ。効果は下級鉄血兵に認識されなくなる事と鉄血の武器全般にASSTが掛かるようになるけどデメリットで貴方の愛銃(M61A2バルカン)のASSTは無くなるわよ。」

 

左腕の機能は逆コーラップス技術による弾薬の創造、そして任意で鉄血ハイエンド化だった。

しかしふとバルカンは疑問に思ういペルシカに質問する。

 

バルカン「傘ウィルスとか大丈夫なのか?あんな目に遭うのは本当もう二度とごめんだぞ?」

 

あの時は本当にマズかった。もし記憶を消され鉄血ハイエンドとなり味方を攻撃していたとなると怖いものがあった。

 

ペルシカ「それがね。貴方が前鉄血に拉致らた時以来ね傘ウィルスに対しての完全耐性ができちゃったのよ。私でも意味不明で分からないけどね。

だから鉄血のオーガスプロコトルに侵入しても傘ウィルスの感染は無いから作戦情報聞けるかもよ?」

 

バルカン「えぇ… ごめん。それは勘弁しとく。なんかこわいから…」

 

逆コーラップス技術による弾薬創造は非常に便利だが、鉄血ハイエンド化は前の傘ウィルスが入れられ拉致られたので正直あまり使いたく無く、まして鉄血のネットワークであるオーガスプロコトルを覗く勇気は無かったバルカンだった。

 

 




ペイロード…
リホの正体知ったらどうなるかな?

それとバルカンの弾薬代が逆コーラップス技術により解消されて新たな機能、鉄血ハイエンド化が追加…


あとすいませんがバルカンの中身がマーダーだった時、百式に斬られたのは左腕と右足と書きましたが右腕と左足に変えました。
すいません……
バルカンは右利きの腰撃ちで撃っているのでこうしないと色々と合わないので…

依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

なんかその…… 有名人になっているみたいで案外ええな

コラボから一週間後のリホーマー

リホッチがある事を知り暴走、、、

そしてやっちゃったよこの人…



H&R社…研究室…

 

趣味でいつも様に休日すらも研究室にこもっているリホーマーはG&Kの噂などを取り扱っている掲示板を見ていた。美味しいお見の情報から嘘か本当か分からない話やありえそうな話まで色々な噂話が書かれていた。

 

リホーマー「D08基地のカフェ… どうしよ。行きたいの。お洒落してケーキとか食べながら紅茶飲んで。

…ええな、それ。可愛い服とか着てね」

 

鉄やら合金やらと真剣に向き合ってきたリホーマー、お洒落には興味はあったが死にかけたり追いかけられたりなどお洒落する余裕が無かった。

可愛い服だったり香水だったりなど少しずつ考える余裕が出てきた今日この頃。

 

お洒落しようかな。と思いつつ次の掲示板に移り見た時、リホーマーはビビット電撃が走る。

 

リホーマー「え?なんや… 空から美しい歌声が聴こえてきたと思ったら空から天使が降りてきて悪を討つ?

……

歌いながら戦う…… 何それ、カッコいい…

カッコエエな!あっ…もしかしたら… アレをこうしてああすれば……

 

…行けるッ!さて早速取り掛かるとしますかの!」

 

リホーマーの心が火が付きリホーマーは電脳内で設計しつつ同時に材料を集め始める…

 

リホーマー「うーん…… やっぱヒーローっぽい…いや魔王でええか。一回人類に喧嘩売ってるし… でっ…武装は…… 義体はウチの前のボディを何とか修復して改造すれば…… 」

 

この後、リホーマーは電脳内での設計を追加したり消したりしたり、前の真っ二つになりある程度修復した小さいボディを起動出来るぐらいに修復、更に武装を積んだり防御用のシステムを組んだり。

 

…と完全に趣味と好奇心に暴走したリホーマーは勢いに任せ五日間も徹夜し計画した()()()が完成する事が出来た。

 

 

五日後…

 

風呂にも入らずボロボロなリホーマーはMDR、タナカさん、G36に臭いと言われ呆れられつつもその目的の物は完成し満足していた。

リホーマー「で、できた… 取り敢えず寝よか…… 」

 

流石に本気で五徹は疲れたと思いつつリホーマーはその場で眠りに着いた。

 

MDR「もう本当何つくってんだかぬ( ̄▽ ̄)」

 

タナカ「頑張るのいいけど風呂くらい入って欲しかったな… なんか臭いし、取り敢えずリセッ○ュだ。」

 

MDR「そだね!(°▽°)」

 

二人はその後、寝ているリホーマーにリ○ッシュをかけまくった。

 

 

 

 

 

 

 

 

1日後…

 

都市…

 

高層ビル建ち並び世紀末とは思えない程活気溢れている。特にショッピングモールの料理屋などは子連れの家族が多数いて笑顔に満ちていた。

 

そんなショッピングモールの近くにある大きなキッチンカーが止まっていた。

 

「お姉ちゃん!ダイナゲート焼き500円分お願い!」

 

リホーマー「毎度毎度〜、はい500円分やね。お母さんの所に真っ直ぐいくんやで?」

 

「ありがとうお姉ちゃん!」

 

リホーマー「またのお越しを〜。おおきにな〜」

 

普通に商売していた。以外に人気でダイナゲートの人気もあって可愛いしインスタ映えする、抹茶味やチョコ味など種類と豊富等、の理由で結構な人気があった。

 

リホーマー「(ヤバ… 意外と人気出でもうた… ウチ料理の本を見ながらやっただけやのに……)」

 

本当は静かにやる筈だったのだが意外に人気が出てしまった。

 

しかしそんな時、あらかじめ警察の無線を傍受していたラジオから緊急速報が流れる。

 

『Bブロック二丁目大通りの銀行強盗が発生!至急応援を!』

 

その事を聞いたリホーマーはキッチンカーの看板をしまい看板を一時休憩の看板に変えた。そして運転席につき首にコードを刺し後ろに隠しておいた義体に入った。

 

 

 

 

 

 

 

 

銀行…

 

銀行の内部は緊張に包まれていた。多数を人質に取られG&Kの部隊も警察は機会を伺っていた。

強盗のリーダー格の男が拡声器で要求を伝える。

 

「今すぐに車を準備しろ!1時間以内にだ!もし3分以内に返事が無ければ一人ずつ人質を殺す!」

 

「ははは!人質を取っていればG&Kの部隊や警察なんて怖かねぇ!さてと…おい!さっさと金を纏めるぞ!」

 

「そうだな。もしもの時用に正規軍の横流し品の強化装甲兵のスーツがあるからな。もう勝ったも同然だ!グハハハッ!」

 

「そうだよ(便乗)」

 

強盗達は確信していた。大量のお金も確保し、更には正規軍の横流し品の強化装甲スーツもある。もはや第3部完ッ!と言う感じであった。

 

??「悪い奴だな?人質を取って立て篭もるなんて… 外道だな?」

 

「な、なんだ!突然現れて!」

 

「死にたくなかったら手を挙げて伏せな。」

 

突如と現れた幼女、それも白と黒の部分的な装甲に際どいドレス、そして後ろには6対の羽の様な物がある。

 

どう見ても何かのコスプレかもしくはキチガイか…

 

しかしよく見て見ると顔は意外と可愛くコスプレもRPGに出る魔王の用な衣装だった。

 

ゲーテ「煩い悪人だな。我が名はゲーテ。圧倒的に力により悪人を痛ぶる正義の魔王なりッ!」

 

「やっぱキチガイ幼女か、死ね。邪魔だ。」

バァンッ!

 

1発な凶弾はテーゼに頭部に向かって放たれた。

 

ゲーテ「無抵抗で降伏するなら骨一本で済まそうとしていた物を…… 俺に弾を撃った事、

 

…高くつくぞ?」

 

青色の半透明な壁が現れその弾丸は防がれた。

 

「な?なんだありゃ?」

 

「フォースシールド?いやでも…」

 

テーゼ「次はこちらの番だな?

……ふんっ!」

 

テーゼは強盗達に向かって手を振った。するとギターが鳴ったかの様な音が鳴り響く。

 

「なっ……!?」

 

「なんでパンツ一枚にッ…!」

 

ギターの様な音がした瞬間、テーゼの頭を狙って撃った強盗はハンドガンと服が布切れと化しパンツ一枚となった。

 

ゲーテ「次はこれで行くとしようではないか… サンダー。来い。」

 

すると40mmの球状の黄色いビットが何処からともなく出現した。

 

テーゼ「行け、スパーク!」

 

「あばばばばばっ!?」

 

「ギヤァァァァっ!?」

 

「グガガガガガっ!?」

 

適度な威力で放たれた電撃は強盗に直撃し、苦しみだす。計算し尽くされた様に人質には当たらずに。

 

そして強盗は強化装甲スーツを着る事も出来ず気絶していた。

 

ゲーテ「ちっ… まだまだ試したい物があったのに…

致し方ない。… さらばだ。」

 

ゲーテは瞬間移動するかの様に銀行から消えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キッチンカー…

 

瞬間移動しキッチンカーに入ったゲーテは睡眠用のベッドに横になった。

 

ゲーテ「ふぅ… よし…」

 

ゲーテは首にコードを刺し込みそして眠りに就いた。

 

そして運転席にいたリホーマーが起きる。

 

リホーマー「はぁ…!めっちゃワクワクした!ヒーローごっこって楽しいの!人助けしてメッチャ楽しいし!

…でも歌いながら戦うって難しいんやな案外。今度は歌いながら綺麗に戦えるかの…!今度MDRとかタナカさんとか誘ってカラオケ行こ!」

 

スリルと人助けの満足感に浸ったリホーマーはこの日からヒーローごっこが趣味となりリホーマーは休日になるとキッチンカーで色々な街に行く事にした。

 

 

 

 




魔王(ゲーテ)

火力/S
命中/A
射速/A
回避/B

リホーマーの前の小さい義体を修復しガチガチの戦闘用にし見た目にも拘り可愛くした戦闘用人形。
武装としては座標を指定して近距離、中距離に出せるフォースシールド。
液体金属兵器ハート・エクス・マキナ(機械仕掛けの心臓)を利用した鉄線による斬撃。
サンダー、アイス、フレア、エコー、レーザーのビットが3機づつで名前の通り、雷、氷、火、音、光学兵器による射撃。
更にアルケミストに使われている瞬間移動装置がある。
後ろの6対の羽と動力源についてはゲーテちゃん(リホッチ)がまた出てきたらの説明で……


まぁ、ぶっちゃけると噂を鵜呑み?にしたリホーマーが暴走。そして趣味全開で生まれた戦闘用ガチ義体です。
一応口調も変え、そして自分の事をウチから俺に変えていますが分かる人が見たら違和感が薄っすらと……


依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

とある一幕

これは謎の電脳空間内でのリホーマーと謎の人物との解析…

リホッチはまだまだ何かを隠しているようで?


リホーマーの電脳空間の一部……

 

電脳空間内でありながら図書館の様に大量の本がある。そして本を読みながら紅茶を優雅に飲んでいる謎の女性がリホーマーと対面していた。

 

リホーマー「()()この空間…

…はぁ…何回目やっけ…もう何の用や?」

 

??「アナタね…毎回毎回寝てる時に私に会ってるでしょ?あと散々私をこき使って()()()作ってるの?まぁ面白いからいいけどさ〜」

 

謎の女性は少し不満そうにしていた。彼女からしたら面白そうだからいいが()()()()()()()()()()()()()を妙な事に使われていたのが不満だったらしい。

 

リホーマー「うっさいの。()()()()()から好き勝手やってんや何が悪いんや?」

 

??「だから言ってるのよ。アナタの電脳の負荷を考えると……

 

…もう私に頼らない事ね。アナタの巻き添え食らって死にたくないから。」

 

リホーマー「ウチとてナノマシンの事を研究してアンタを助けようとしてんやけどな〜…どうあがいても無理やった。すまんの」

 

??「大丈夫想定内だから。それよりもアナタの身の安全が私の安全に繋がるの。だから延命処置をしなさい。」

 

リホーマー「やっぱ心配してくれるんやな。流石はウチの師匠。ルーツブレイン」

 

??「その呼び方は止めてくれる?」

 

謎の女性、ルーツブレインは紅茶を少し飲んだ後、リホーマーに更に話しかける。

 

??「それよりもアナタ… H&R社の皆んなに()()()寿()()()()3()()4()()()って素直に伝えたの?」

 

リホーマー「言える訳ないやろ!言ったら言ったらで絶対病人見たいな扱いするから絶対嫌や!喋らんよ…!」

 

??「アナタね〜、幾ら私の力がいるからと言っても強大な力はアナタの身を滅ぼすわよ?確かに今のアナタにはエルザの倍の処理能力のある高性能の義体が必要なのは分かるけど……」

 

リホーマー「そやな。まぁ、大丈夫や大丈夫。」

 

??「アナタも不憫よね。

並列高速演算…… 一気に膨大な量の演算を同時に高速で行う事により開発やら改造、工場一帯を管理、または移動要塞とかの大型兵器を一人で操る事ができる。その代わりにその膨大な負荷の影響で()()()()()()()()だなんてね。」

 

リホーマー「もうその事は気にしてへんよ。義体を作り直せばええ話やからな。」

 

時計を確認すると紅茶を一口飲んだ。時計は7 : 30を示していてそれに気付いた謎の女性はリホーマーに話しかける。

 

??「あら?そろそろ起きる時間よ。じゃまた今夜会いましょう。」

 

リホーマー「じゃ、またの」

 

 

リホーマーは電脳空間内で眠りに就いた。

 

 

 




謎の女性 ルーツブレインとは一体何物?

そしてリホーマーは大丈夫なのか?



依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

好奇心と陰謀と…

さて…
コラボに戻りますか(2回目)

時間軸は元に戻ります…


S11地区後方支援基地…

 

裏金を回収したリホーマーは悪魔に襲われつつも無事移動に戻る事ができサーチャーは安心した。しかしまだ任務は終わっておらず基地の外側では激戦が繰り広げられていた。

 

リホーマーは内心、あの亡霊(スペクター)が居たのは正直驚いたが撤退してくれて助かったと思っていた。

運び屋(イレギュラー)に相当警戒していたからもしも戦闘になれば不幸にも絶対巻き込まれると思ったからだ。何より鉄血に居たという事は自分の戦闘スタイルを知っていて自分の正体を速攻で看破されオープンチャンネルで全体に知らされる恐れがある…

 

あと不安要素はM16A4とM14…、絶対ウチの事信用しとらん……、明らかに警戒しとるよ。もし直接対面したらどないしよ……

 

 

 

バレたら危険だがまぁ最悪、U05のハンター、奏太さんにお願いして人類生存圏外に逃げ、そしてH&R社人類生存圏外支部でも建てようかな?とも思っていた。

 

取り敢えず()()()()を完了させますかの…

 

リホーマー「さて、サーチャー…作戦を第二段階や。まぁ予想外な事があったけど今殆どの部隊は外側で戦っとるしの。」

 

サーチャー「そうですね。一人だけご老人?が近くに居ますがどうします?」

 

リホーマー「幾ら強化スーツを着てるからと言って老人は老人や。

そのまま進めるで。まぁ、爆弾背負った奴以外()()()()()()()()()()()()()

サーチャー、コンテナ準備。」

 

 

リホーマーは知らない。この老人が歴戦の猛者だと言う事を…

 

 

サーチャー「了解。それと捕縛用の電気ネットを準備しますよ。

…もうなんで捕まえるんですか?こんなモノを…」

 

リホーマー「()()()()()()()()()()って考え方とはちょっと違うんやなウチは。まぁ悪魔と言う存在に興味が湧いたのもある。

奴らは何が目的なのか…

奴らはどの様にして産まれたか…

奴らはなんでウチらを襲ってくるのか…

理由が分からないやろ?やから爆弾持ち以外は二匹ずつ捕まえるんやで?」

 

得体が知れないからこそ捕獲して調べたいリホーマー。サーチャーも一部理解は出来たが嫌な予感しかしなかった。

 

サーチャー「確かにそうですけど…

…嫌な予感しかしない……」

 

リホーマー「考え過ぎやて!おっ!早速獲物が…!サーチャー捕獲任せた!」

 

サーチャー「了解。もうどうなっても知りませんよ?」

 

早速、ヘル=プライド、ヘル=ラスト、ヘル=グリード、ヘル=バンガード、ヘル=ラストの団体が移動要塞を破壊せんと攻撃してきた。

 

リホーマー「取り敢えず数を減らすかの。

…あと爆弾持ち…お前はダメや!全滅しろぉぉ!」

 

爆弾持ち(ヘル=ラスト)に機関砲を集中砲火、すぐさま爆発。

サーチャーは捕獲用の電気ネットを使い爆弾持ち(ヘル=ラスト)以外の悪魔を捕まえ始める。

 

リホーマー「目標数を突破したで。

さて…再度捕縛用の手錠をアームで付けてコンテナにぶち込んでっと…」

 

サーチャー「なんでそんな器用なんですかね。しかも何か手際いいし… 」

 

リホーマー「好きこそ物の上手なれ。って言うやろ?悪魔に興味が湧いたからワクワクしとるんや。」

 

リホーマーはヘル=プライド、ヘル=ラスト、ヘル=グリード、ヘル=バンガードを二匹ずつ捕獲し胴体に内蔵されたアームが二、三匹目ずつ纏めてコンテナにぶち込まれた。

 

リホーマー「さてと… あとは残りの悪魔の全滅や。あっ、作戦終わりに色々んな基地に()()()をあげんとな。そうしないと本部に報告されて面倒な事態になるからの… 」

 

サーチャー「お菓子?なんですかそれ?」

 

リホーマー「賄賂の隠語に決まってるやろ?お菓子の箱の裏に隠して渡すんや。ドク○ーXでもそうやからな。

まぁ、渡すのはお金や無くウチしか知らない機密情報なんやけどな…」

 

サーチャー「はい、そうですね(受け流し)」

 

リホーマー「受け流したやろ?今?……まぁ、ええや。」

 

 

リホーマーの陰謀は果たしてどうなる事やら…

 

 






依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

性能は上がっても戦闘力(女子力)は…


さて… またまたコラボ一旦抜けて…

…バルカンが動き始めます!



I.O.P社…カフェ…厨房

 

寒くなって来た今日この頃。フレイムは公園で枯葉や木の枝を集め焚き木して、銀紙で包んだジャガイモを焼いて食べたり、マーダーは読書に浸り、ペイロードはライフル人形専用の射撃場で訓練したりと何事も無く充実した日々を送っていた。

正直()()()()()()()の様に感じるが得に不安に思う事もない日々。

 

そんな中、カフェの厨房でとある男性に恋をしたバルカンとそれの巻き添え食らっているデストロイヤーが悪戦苦闘していた。

 

バルカン「で、できたぁ〜…」

 

デストロイヤー「はぁ… やっとできたよ… ケーキ作るのがこんな大変だったなんて…」

 

カフェの店主、スプリングフィールドの許可を得て厨房を貸して貰った二人は作っていたのはよく見るイチゴケーキだった。

 

バルカン「え?何でそんな綺麗で上手いの?」

 

デストロイヤー「ん〜、私の場合爆薬を調合したりするから結構精密だからかな?」

 

バルカンの作ったケーキはクリームが均一に塗られてなくまだまだ出来が悪かった。

それに比べてデストロイヤーの作ったケーキはとても綺麗で店で出されていてもおかしくないレベル。

 

デストロイヤー「てっいうかさ。何でイチゴケーキを作ってんの?」

 

バルカン「いや〜…、何かさ〜…、女の子らしくなりたくてさ…。 だって私いつも戦闘やら喧嘩、酒やらでこういう事した事無いからさ…」

 

バルカンは顔を赤くしていた。デストロイヤーは何かを察し喋り出す。

 

デストロイヤー「バルカンがそんな事言い出すなんて…

…もしかして恋?」

 

バルカン「ちげぇからな!気紛れだ!気紛れ!3時のオヤツだ!」

 

図星を突かれたバルカンは更に顔を赤くして必死に誤魔化そうし始め自分でケーキを頬張り始める。デストロイヤーも食べ始めた。

 

バルカン「…ング…!ング…!ング…!美味しいな!自分で作ったケーキはな!あははははは!」

 

デストロイヤー「そんなに慌ててなくても……

()()()()()()()()()()()()

 

バルカン「ブウゥッハァッ!? ゲホッ…!ゲホッ…!」

 

デストロイヤーの不意打ちにバルカンは思わずケーキを喉に詰まらせ咳をする。

 

バルカン「()()()()()()()()()恥ずかしい…!」

 

 

デストロイヤー「教える訳ない? あっ…(察し)

…え?本当にそうだったの!?冗談で言っただけなんだけどもしかして誰か好きな人いるのバルカン!?」

 

バルカン「うるさい!黙れッ!もう喋んな!アホ!巨乳!」

 

バルカンは墓穴を掘ってしまい恥ずかしさのあまり小学生レベルの悪口を言い放った。デストロイヤーもデストロイヤーで冗談で言った事がまさかの当たるとは思ってなかった。

 

デストロイヤー「誰にも言わないからさ… 」

 

バルカン「嘘だろ?絶対言うだろ?」

 

デストロイヤー「こんな感じだと全員にバレるのも時間の問題じゃない?もし…マーダーにでもバレたら…」

 

バルカン「あ…… はぁ… 分かったよ。その代わり協力しろよ?戦闘力(女子力)を上げる修行に。」

 

デストロイヤー「えぇ…(困惑)」

 

ケーキ作りは別として正直、バルカンの提案に乗る気になれなかった。しかしバルカンの次の一言で態度がガラリと変わる。

 

バルカン「なら… お前をクリスマスの日に縛って夜にベットの上に放置してやろうか?マーダーに渡すいいクリスマスプレゼントになると思うんだが?」

 

デストロイヤー「喜んでやらせて貰いますッ!」

 

バルカン「よし!目指せ!戦闘力(女子力)53万ッ!」

 

 

…が、提案が脅迫に一変しデストロイヤーは強制参加する羽目となった。

そして二人は知らない、その道は今まで戦闘や喧嘩、酒のバルカンにとって厳しい戦いになると…

 

 





依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

コミュニケーションは大切

コラボお疲れ様です

作戦終了後のリホーマー。
色々な勢力と話しをすします…

修羅場は少しだけ… な筈…


S11後方支援基地基地外…

 

優しい朝日が昇りその輝きは全てを照らし、長かった戦いに勝った者達を優しく包み込む様に。

 

そんな中、リホーマーは色々な思考を張り巡らせていた。

 

お持ち帰りしようとした悪魔が全て殺され死骸すら残らず砂と化した事だ。

他の戦利品は無事だったから別に良かったが…

最悪、悪魔に関係する本やら道具を集め何とかできるのか。

…G&K社に報告され正体がバレでもしたらU05地区の奏太さんにお願いしてガチで人類生存圏外に行こうか。その方が手っ取り早いし…

 

やっぱりウチは臆病者や… 一方的な有利な環境とハッタリでしか威張れへん臆病者や。

義体寿命短いってのもあるけど、戦闘狂じゃないし。それどころか自分自身戦う術もないから当たり前か…

ウチは絶対に生きる事は諦められへんしな。

 

リホーマー「さて…、足掻いてもがいて生きるかの。

 

…あっ…」

 

M16A4「ん?」

 

少し感傷に浸った後、バッタリとあったのはM16A4、リホーマーを警戒してると思われる戦術人形だった。

 

リホーマー「あ、ウチはH&R社、社長 リホ・ワイルダーや。初めましてな…… 」

 

M16A4「……よろしくな……

で、お前鉄血ハイエンドだろ?」

 

リホーマー「…!?!」

 

よく見るとサイドアームの拳銃に手を掛けていた。

 

いきなり看破されドキッとし焦ったが動揺してる所を見せると負ける。と思いリホーマーは何とか動揺を必死に隠す。

 

リホーマー「んな訳無いやろ〜。ウチが鉄血ハイエンドなら既に襲い掛かってるわ。」

 

M16A4「あんな巨大な兵器を単独で操縦出来てるのにか?

操縦席らしい所を見たが直接接続して操縦するタイプ。並の人形の電脳じゃ片足すら動かせず電脳がオーバーフローする思うがな?後見た目が完全に鉄血だ。」

 

コイツ、移動要塞の操縦席見たな…、確かに詳しい奴が見たら並の人形の処理能力じゃ動かせへん事なんて丸分かりやしな。

 

リホーマー「はぁ… もし仮にウチが鉄血ハイエンドだったらどうする?」

 

M16A4「手足撃ち抜いて動けなくしてから本部に突き出す。」

 

ま、迷いが無いやんけ…

これヤバイ奴や。全力で隠さなアカン。

 

 

 

リホーマー「んな訳無いやろ…!

お洒落や!お洒落!モノクロってなんかクールやろ?カッコエエやろ?だからこういう身体にしてんやで!

あと、ウチが操れてるのは内蔵してある演算装置(ハッタリ)があるからや!やから多少処理能力高いウチは操縦できるんやで?

何勘違いしてんや!少し機械に齧った程度で機械に付いてかたるなやアホ!」

 

全部言い訳とハッタリ、そして最後は逆ギレだった。

 

M16A4「…正直、弾薬は残りがもう無いし損耗が激しいから戦う意思が無いだけだろ?まぁ、俺もだが。

だから……

()()()()()()()()()

…覚えおけ。」

 

リホーマー「敵?なんでや?(取り敢えずトボける)」

 

信用はして貰えなかったが何とかこの場を丸く収める?事が出来たリホーマー。

 

 

 

次はS09P基地の所へ移動している最中、ノアと遭遇しリホーマーは話しかける。

 

リホーマー「あっ、初めましてやな。ウチはH&R社 社長のリホ・ワイルダーや。亡霊(スペクター)ちゃん。」

 

ノア「…!? なんでその名前知ってやがるッ!

…お、お前その見た目は…鉄血のハイエンドモデルだな…!」

 

リホーマーは鉄血にいた時のノアのコードネームしか知らない為、そのコードネームで言ってしまい速攻でバレてしまった。

その為、完全に警戒されてしまった。

 

ノア「アタシに鉄血のハイエンドモデルがなんの様だ。」

 

リホーマー「いやいやウチは鉄血を裏切った身やしウチ単体は雑魚やからな。

それとここだけの話しやけどな。()()()()()()()()()からな?」

 

ノア「信じれると思うか?あとお前誰?アタシ鉄血に確かにいたけどお前なんで知らないぞ?」

 

リホーマー「ウチは改造者(リホーマー)っちゅうねん。よろしゅうな。まぁ、ウチは後方とか工場の修理に回ってた施設型のハイエンドやったから面識なんて無いしの。まぁ、それはそれとてな。話しがあるんや。」

 

ノアはその時はユノへの恨みで殆どが後方、もしくは工場の修理していたリホーマーの事なんて知らなかった。

 

そしてリホーマーは本題に入りり地面に座り始める。

 

 

リホーマー「お願いや!多分ウチの事は絶対ユノちゃんにバレとる!やからG&K本部には知らせないでくれる様にユノちゃんに掛け合ってくれや!

お願いします!なんでもしますから!土下座でも土下寝でもしますからお願いや!頼むから!」

 

そこには社長の肩書きなどとっくに投げ捨て土下座してお願いしているリホーマーの姿があった。その姿を見てノアは少し困惑した。

 

ノア「…… 分かった。取り敢えず立て。」

 

リホーマー「聞いてくれるん?ウチの事……

…!?!ギャァッ…!」

 

リホーマーは立ち上がりホッとして安堵の表情をした瞬間、ノアに胸倉を両手で掴まれ中に浮かされる。

必死にもがこうとするがリホーマーの身体スペックは一般人並な事と浮かされている為どうする事も出来ない。

 

ノア「なんでもするって言ったよな?なら約束だ。

S09P基地の仲間に少しでも危害を加えるな。

もし破ったら全力でお前をアタシが殺す。いいな?」

 

リホーマー「ぐ、ぐるじい……わ、わがった!わがっだがら!ゲホッ!ヤバ…!限界…!死ぬッ!」

 

 

息が出来ない事と強烈な殺気を向けられた事により流石にリホーマーもびびってた。正直危害を加えようなんてこれっぽっちも考えていないが…

 

そのあと、ノアはリホーマーの胸倉から手を離しやっと解放され何とかこの危機から脱出する事が出来た。

 

 




依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

来たる日に備えて…

街…

 

G&K社本部の近くにある繁華街、主に商業施設と娯楽施設が充実しておりレストランや、映画館、最新のゲームセンターなどが建ち並んでいた。

そんな中、まだ出撃の命令が下されていないバルカンとデストロイヤーは街を練り歩いていた。特にデストロイヤーはガイアの義体なので周りの男性の視線を集めながら… 特に胸部に。

 

デストロイヤー「なんか私に視線が集まってるんだけど?」

 

バルカン「あぁ… 気にすんな。いつもの事だろ?」

 

デストロイヤー「そうだけどさ〜。バルカン、デートの場所選びになんで私まで連れて来るの?」

 

バルカン「なんでって…、酒場とかバーとかしか分からないし私は。

場所選びが一人じゃ寂しいからな。まぁ、お前も分からないだろうけど一緒に探そうな。」

 

バルカンはある男性にデートをしようと思っていたが酒場やらバーとかしか知らずデストロイヤーを誘い(強制)をし一緒に探していた。まぁ、殆どがネットに載ってあった店を実際に見て回る感じだが…

 

バルカン「デストロイヤー、お前のセンスに任せる。私じゃ自信がねぇや。こんなの… 」

 

こんなに自信がなさそうなバルカンを初めて見たデストロイヤー。彼女自体こんな事とは無縁な生活を送っていた為バルカンは自信がなかった。

 

デストロイヤー「え?でもそれでいいの? 」

バルカン「いいぞ。可愛い事とかお洒落とかそういう事なんて今まで考えた事なんてないから分からねぇんだよ。」

 

デストロイヤー「いや、私もそうなんだけど… 」

 

バルカン「私よりはマシだろ?家事なんてインスタントとかしかできない不器用な私だ。

正直私が告白しても断るだろうな… 」

 

バルカンは落ち込みいつも元気な彼女からは似合わない悲しい雰囲気を纏い始めた。

 

デストロイヤー「まだ分かんないじゃん!もう当たって砕けろっ!って感じで行こ!」

 

バルカン「そうだよな…

まだ決まった訳じゃねぇからな、デストロイヤーありがとな。励ましてくれて。」

 

 

デストロイヤーに励まされつつバルカンは店を見ながら考えていた。

 

デストロイヤー「最近物騒な事ばかりね。鈴が鳴ってレーザーがフォースシールド突き破って敵を破壊した。とか銅線を操る少女の噂とか… 」

 

バルカン「それ最初の奴はリバイバーじゃね?DG小隊の。確かフォースシールドぶち抜ける奴は私リバイバーしか知らないぞ。

でも銅線を操る少女?なんだろな?ソイツに一回会ってみたいもんだ。」

 

デストロイヤー「私はいいかな。もし本当だったら怖いし…、

あ、確かここら辺に最近話題の店があるんですよ」

 

色々な噂に付いて話しているとデストロイヤーがある話題の店の事について話し出した。

 

デストロイヤー「キャラカステラの店ってそのまんまの名前なんだけどね。ダイナゲートのキャラカステラとかチーズドックとかタピオカミルクティとか安くて美味しくて人気なんだって。」

 

バルカン「それいいな!行ってみるか!」

 

デストロイヤー「でもその店、キッチンカーで毎回場所変えて売ってるから見つけられるかな?」

 

バルカン「そうなの?」

 

店と聞き待ち合わせの場所にいいんじゃないか。と思ったが毎回場所を変えるとなると待ち合わせなんて出来ない。バルカンは色々と悩みながら辺りを見回すと()()()()を見つける。

 

バルカン「おい、お前の言ってた店つてアレじゃねぇか?あの準備中って書かれてる看板があるキッチンカーがある所。」

 

デストロイヤー「あっ、今日ついてる!アレじゃん!」

 

見つけれないかもな。と思っていた店が見つかった。しかも更に幸運が続く。

 

バルカン「ん?店主みたいな人が開店中って看板に変えたぞ?おお、今日はついてるかもな。一番乗りぇ入れるかも。一回行ってみようか?」

 

デストロイヤー「やった!私キャラカステラとか食べてみたかったんだよね!」

 

デストロイヤーは近くのベンチで待機しはバルカンは大型のキッチンカーのカウンターの前に行き、さっき看板を変えたと思われり店主を呼んだ。

 

バルカン「ダイナゲート焼き500gとタピオカミルクティを二個ずつお願いできるか?」

 

「はいはい!ただ今…えっ(困惑)

…た、たしかダイナゲート焼き500gとタピオカミルクティ二個ずつでええんやっけ?」

 

出てきた店員さんは白い髪に白い肌、そして特徴的な口調の店主さん。

その店主を見るや何か違和感に気付く。

 

バルカン「お前… どっかで会った事ないか?なんか初めてあった様な気がしないんだが?」

 

「え?そうか?ウチよくそう言われるんやお客様にの。」

 

バルカン「そういや()()()()()()()ってどこでやる予定なのか教えてくれるとありがたいんだが… いいか?」

 

「えぇ…っと… この街の中心部にある広場でやろうかなって思ってるな。それがどうしたんや?」

 

バルカン「よし、店主さんありがとな!」

 

「?」

 

その後、店主は店の中でキャラカステラを焼きを紙の入れ物に入れた物を二つ作り、タピオカミルクティを2つ作りカウンターに置いた。

 

「会計な合計で1800円や。」

 

バルカン「はいよ。おお… 出来立てホヤホヤで熱いな。」

 

「出来立てホヤホヤの方が保温より美味しいやろ?安くて美味しいがモットーやしな。」

 

バルカン「ありがとな!また来るからな!」

 

「おおきにな」

 

バルカンは肘にキャラカステラが二つ入ったビニール袋を肘に掛けて、タピオカミルクティを両手に持ち、ベンチで座っていたデストロイヤーにタピオカミルクティを渡した。

 

バルカン「ほれ、デストロイヤー。タピオカだ。」

 

デストロイヤー「ありがとう。」

 

二人はベンチに座りまずはタピオカミルクティを飲み始めた。

 

バルカン「タピオカがモチモチしてて美味しいな。

キャラカステラも…ング…ング… 甘くいし美味しい。」

 

デストロイヤー「ペイロードにも教えようかな?ペイロード甘い物好きだし。」

 

バルカン「それいいな!今度皆んなで来ようか!ここ美味しかったし!当日の場所は街の中心部の広場でやる予定なんだって… だからデート当日の待ち合わせ場所にしようかな?」

 

デストロイヤー「いいんじゃない?ここ結構美味しかったし。」

 

こうしてデート当日の待ち合わせ場所は"キャラカステラの店 "の前にする事が決まった。

 

 




そのデート…
波乱の予感しかしない…

依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

謝る時は誠心誠意込めて…

今回はリホッチの回ですが…



街…

 

多数の人が行き交い賑わう街の一角に『キャラカステラの店』と言う看板をキッチンカーの側に置いた移動できる店があった。

その店の店主、リホ・ワイルダーことリホーマーは頭を悩ませていた。

 

リホーマー「なんでこの街にバルカンがいるんや?しかも近くのベンチにデストロイヤー・ガイアが?ホンマなんなん?書類仕事サボりたいだけやのになんでこんな事なるなんての…

岩塩を風呂に入れて身体清めたと思ったんやけどな…」

 

書類仕事から逃げたいリホーマー、まぁ結局はやる羽目になるのだが…

 

最近アサルトライフルのAK-47や光学式アサルトライフルを大量に複数の地域の自警団や小規模なPMCに格安で販売し大儲けしていた。

勿論、安いと言っても誤作動やら弾詰り(ジャム)が起る様な雑な作業はせず頑丈で信用性が高い物を販売しており高い評価を得ていた。

 

つまり小規模のPMCの注文やら問い合わせでただでさえ後方勤務などの人手が足りないH&R社としては稼ぎ時だがとてつもなく大変な時期だった。

 

そんな事もありリホーマーは山盛りの仕事から逃げたく、でもその罪悪感からも逃げたいが為にリホーマーは店をやっていた。

 

そんなリホーマーは前の作戦のある事に対して思い詰めていた。

 

リホーマー「ノアちゃんに悪い事したの。昔の事を掘り起こしてしまって…まぉ、ウチの事なんて分からんのは仕方がないんやけどな。鉄血の時ウチも名前と顔を書類で見ただけやったし…」

 

彼女(リホーマー)とて言われたくない過去がある。

自分だけ正気ななか、死ぬのが怖くてただひたすら無情に徹して暴走してるフリをしたり。色々と偽装工作したり…

 

暴走しなかった原因はエルザが鉄血兵、又は鉄血ハイエンドモデル全員に対して人類を抹殺の命令をした直後に起動、その為エルザから命令を受けてなく、ドリーマーやアーキテクトに電脳に手も加えられていなかったリホーマーは暴走はしていない。今考えればこの時から運が無かったな。

 

正直、今もやけど…

 

色々と頭の中の考えていた事が最初の事から逸れたのに気付きリホーマーはキャラカステラの金型に生地を流し込み反対側についている生地を流し込んだ金型に挟んだ。

 

リホーマー「逃げんで立ち向かいたいんやけどな…

ウチは兵器やら道具が無いと雑魚やから…」

 

逃げ癖を直したいリホーマー、そのおかげで今日まで生き延びてきたが一つの会社の社長となった今逃げてばかりでは何も出来なくなる。

 

リホーマー「逃げで誠心誠意謝るかの…、ノアちゃんに過去の事を掘り返してって。」

 

そこで考える。

会社として出したら色々と警戒され勘違いされ兼ねなく。当然、賄賂やら不正行為をする手なんて通じる訳がない。

 

色々と悩むそして30分後。

 

リホーマーは何かを閃き即行動に移す。

 

リホーマー「はは…!最初からこうしたらよかったんや!なんも複雑に考える事なんてなかったんや!さて大量にキャラカステラと手紙を送るとしますかの!」

 

リホーマーが考えた事はダンボール箱一杯のキャラカステラ。

誠心誠意の気持ちでノアちゃんの過去を掘り返してしまった事についての謝罪、そしてG&K本部に自分の事を報告しなかった事についての感謝の気持ちを込めた手紙を書く事にした。

 

リホーマー「キャラカステラの量… 取り敢えずダンボール一箱分でええかな?さて手紙は…文量が多過ぎるとなんかゴマ擦ってる様に感じるから手短でええかな?」

 

 

ダンボール箱の中には大量のキャラカステラと一通の手紙、それをリホーマーは一般の配達業社に頼みS09P基地に運んでもらう様にしてもらった。

 

 




焔薙様 作『それいけポンコツ指揮官とM1895おばあちゃん!!』
…のS09P基地にリホさんが贈り物をしました!
まぁ、謝罪と感謝の意を込めての贈り物です。

この贈り物は無事に届くかな?

依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

新たな予感

新展開行きますッ!




広場…

 

待ち合わせ場所をキッチンカーで少し個性的な店主さんが営業している『キャラカステラの店』にする事にしようと思ったバルカンはデストロイヤーとベンチに座りタピオカミルクティと飲み、ダイナゲート型のカステラを食べモグモグと食べながら色々な事を話していた。

 

バルカン「やっぱお酒やめないとダメなのか…?それは嫌だけどな。」

 

デストロイヤー「知らないよ。まぁ、その人次第じゃない?その人お酒好きだったら一緒に飲めばいいし。」

 

バルカン「それが分からねぇんだよな。一緒に飲みに行った事なんてねぇしよ。」

 

デストロイヤー「ところでさ?何処から好きになったの?」

 

バルカン「それは……

優しい所かな…。私が怪我した時抱っこしたりおんぶしてもらった時…、正直私なんで無視しても良かったのによ… お姫様だっこして運んでくれたんだよ。まぁ、胸を触られた事とお姫様抱っこされたのは恥ずかしかったけどな。」

 

その事を話したバルカンは少し顔を赤らめモジモジしながら恥ずかしがっていた。

 

デストロイヤー「バルカンここまでなるなんて… まぁ、何となく誰だか分かったけど…」

 

バルカン「おい。マジかよ。」

 

デストロイヤー「だってバルカンお姫様抱っこされたの一回しか無いしその時、私含めてEA小隊全員見てたから…

多分、DG小隊のスミスでしょ?」

 

バルカン「!?…

…はぁ、バレちまったか…言うんじゃねぇぞ?特にマーダーにだ。」

 

デストロイヤー「そうだね。私だってアイツにこの事言ったら巻き込まれそうだし。」

 

この事がマーダーにバレでもしたら煽られ更には周りに拡散、まは脅され面倒くさい目に遭う事は目に見えていた。

 

 

プルルルル…… プルルルル……

 

バルカン「ん?電話か。」

 

そんな時、電話に着信音が鳴り響きバルカンはポケットから携帯電話を取り出し着信を取り出し電話に出た。

 

バルカン「……ヘリアンか。

また合コンに失敗したのか?…え?…あぁ、鉄血の侵攻?…

 

 

 

…分かった、すぐに行く。」

 

さっきまでの雰囲気とは一変し鋭い目付きにかわるバルカン。

 

デストロイヤー「どうしたの?鉄血の侵攻って聞こえたけど… 」

 

バルカン「鉄血ハイエンドたった一体が突撃しだ。そんで基地全滅。

ソイツは徹底的に基地や指揮官やら人形を殺した後と何処かに行ったらしいから被害確認したら殺された人形には()()()()()()()()()()()()()()()()があるらしい。ペルシカの見解だと近接特化型の新型ハイエンドの可能性が高いって。デストロイヤー、何か知らないか?」

 

デストロイヤー「近接特化?処刑人(エクスキューショナー)な訳ないか… ん〜、分かんない。」

 

バルカン「まーた面倒くさい奴だ。この前の改造者(リホーマー)見たいな巨大な奴なんてゴメンだぞ?

あ、もしかして近接特化の鉄血ハイエンドってゴリラ見たいな見た目だったりしてな!」

 

デストロイヤー「それはないでしょ!もしかして火星にいそうな変異したG見たいな見た目だったり?」

 

バルカン「そっちの方が怖いな!まぁ、取り敢えず戻るか!」

 

バルカンとデストロイヤーは急いで本部に帰り出撃準備を始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

某基地…

 

廃車のなった装甲車が散乱、更には戦術人形()()()()()の身体があらぬ方向に湾曲、もしくは凄まじい力により腕が散り散りになっている光景が広がっていた。

 

そんな中、白黒の装甲兵の様な重厚をして手足、そして白い肌と黒いロングヘアーの少女が確認しに来た者と思われり死体の上に座っていた。

 

??「みーんな、すぐ壊れちゃう… もっと遊びたいのにな〜

エルザ様から人間やら人形、裏切り者を殺せって言われたけど…。どうしよ?

……あっ、アルケミスト姉様からだ 」

 

 

そんな彼女に通信が入る。

 

アルケミスト『侵攻の調子はどうだ?シャルーア?』

 

シャルーア「皆んな壊しちゃったよ〜!指揮官なんて頭を握り潰したら周りの人形全員鬼の形相になっちゃって少し手こずったけど全然平気!」

 

アルケミスト『はぁ…、大丈夫そうだな。G&Kの本部からEA小隊がそちらに向かっている。私はやる事があるから派手にやれ。』

 

シャルーア「了解〜!全員粉砕してやるよ!アルケ…

…っあ…切れちゃった。」

 

黒いロングヘアーの少女ことシャルーアは自身の得物である大きなメイスを片手に立ち上がり、ポーチに入れていた注射を首に向けて躊躇なく打った。

 

シャルーア「ん…やっぱ注射ニガテ…でもやらないとお楽しみが出来ないから仕方ないよね…

 

… 壊れないでよ?EA小隊」

 

 

シャルーア(数千のモノを粉砕するモノ)は今か今か巨大なメイスを片手に持ちながら笑顔を見せていた。

まるで純粋な子供の様に…

 




近接特化型鉄血ハイエンドモデル。
シャルーア…その実力はいかに?

彼女の持っているメイスはガ○ダムのバ○バトスのメイスがモデルです。

依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

近距離戦闘特化の脅威

輸送用ヘリ内…

 

空高く飛ぶ中、本部から出撃命令を受けたEA小隊は壊滅状態に陥った基地のあるJ07地区に輸送用ヘリで急行してるいた。

どの様な敵か、はたまたどの様な規模かは分からないため、念入りに装備の点検やチェックしヘリの揺れが揺れる中、現状で分かっている情報を確認しているペイロードとフレイムの二人が居たら。

 

ペイロード「確認しに偵察に行った二つの小隊は全滅…、本当にたった一体なの?」

 

フレイム「分からないですよ。

基地の壊滅って言う " 餌 " で何かしら本部の精鋭小隊を達を釣ろうとしてる鉄血か団体さんって事じゃないですか?」

 

ペイロード「でもそれにしても大軍なら流石に気付いて応援やら来る筈なのに壊滅した後に分かったんですよ?鉄血の少数精鋭、それもアルケミストの可能性もありますよ?」

 

フレイム「でも…

…ここで議論しても現場に行ってからじゃないと分からないですしこの話は一旦止めにしましょう。」

 

ペイロード「そうね。もう少しで基地の近くのヘリポートに着くし考え過ぎてたらいざとなった時柔軟に対応出来ないしね。」

 

この場で議論してもあくまで予測でしかない。その為、通常弾の他にも徹甲弾、徹甲榴弾といった弾種をペイロードはマガジンを多めに持っていった。

 

 

 

そして数十分後。

J07基地の近くにヘリポートに昼頃着いた。天気は曇りで少し寒い風が吹く中EA小隊は壊滅し偵察部隊も全滅したJ07基地へと足を警戒しなが進む。

 

その先には基地のゲートが戦車砲の様な物で破壊された様な感じの無残な姿があった。

 

バルカン「戦車か?やっぱ人権団体?でも戦車の通った跡がねぇ…」

 

マーダー「戦車砲なら爆発して焦げ目が見えてもいい筈なのにその痕跡すら無いわね?…徹甲弾でもぶっ放したのかしら?」

 

ペイロード「鉄血の新兵器ですかね… どっちかは分かりませんが明らかに罠の可能性が高いです。固まって動きましょう。」

 

派手に大破したゲートを抜けて基地に入るとあちら此方に原型を留めていない戦術人形()()()()()の残骸が湾曲したり千切られたりとしていた。

 

 

マーダー「あら、私と趣味が合いそうね。」

 

バルカン「そんな趣味無くなっちまえ。」

 

デストロイヤー「合わなくていいから… 」

 

フレイム「知ってた。 」

 

マーダー「嫌よ。まぁ、あと人の不幸を楽しむ趣味とあるわよ?」

 

ペイロード「真剣にやって… もし敵にバレたらどうするの?」

 

 

マーダーは相変わらずどっちかと言うと悪役がいいそうな事を言っていた。

 

ヒュュゥゥゥゥゥゥ……!

 

そんな話をしていた時、突然、戦車の砲弾が掠める様な音が聞こえEA小隊全員が振り向き回避する。が、デストロイヤーが反応しきれず直撃。

 

デストロイヤー「…ガァッ…!?」

ズドォォォンッ!!

 

そのまま何かと共の吹っ飛ばされ建物にぶつかりやっと勢いは止まった。

飛んできたと思われる巨大なメイスは腹に突き刺さりデストロイヤーは幸いにも(コア)を破壊されず致命傷にはならず気絶した。

 

??「あーあ、裏切り者のデストロイヤー脆すぎ… すぐ壊れちゃった…つまんないの。」

 

巨大なメイスが飛んで来た方から声が聞こえ目を凝らして見ると少し離れた所に四肢が装甲人形で胴体と頭だけ人形の面影を残している黒髪の人形が立っていた。

 

バルカン「オメェか!いきなりなんて卑怯だな!この野郎!」

 

??「えぇ〜 どうせ全部壊すして粉砕するからいいじゃん。皆んな皆んな壊すんだからさ〜。あっアタイ、シャルーアって言うのよろしくね!」

 

マーダー「関係ないわ!壊れるのはアンタよ!アハハハハ♪」

 

いつもの様にマーダーはすぐさま不意打ちの如く急接近、大型粒子ブレードを形成し斬りかかる。シャルーアは在手をクロスさせ大型粒子ブレードをガードしようとした。

 

マーダー「出落ちで死ぬぇぇぇ!キャハハハハ!

…!?」

 

しかし、大型粒子ブレードで斬られる事は無く鍔迫り合いの様になり斬られずガードされた。

 

ギギギギギギギッ……!

 

シャルーア「あっ… 殺戮者(マーダー)?目標はっけーん!」

 

マーダー「…!! 腕を離せこのF○ckin野郎が!この!」

 

大型粒子ブレードのガードを咄嗟に片手に変え大きな手でマーダーの腕を掴みながら浮かされた。

 

シャルーア「よっと…!」

グチャ…ッ!

 

マーダー「ア"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァァァァァッ!」

 

そのまま腕を握り潰され人工血液が当たり一帯に飛び散りマーダーの左腕は散り散りとなり、余りにも激しい痛みの為マーダーは叫びを上げる。

 

シャルーア「やっぱ簡単に壊れちゃうな〜… まぁ、バイバイ」

 

大きい手でマーダーの腕から頭に持ち替え握りしめようとする。

 

シャルーア「雑魚はトマト見たいに潰れちゃえ」

 

マーダー「ゴォッ!?ゴハァッ…!」

 

シャルーアの手に少しずつ力が入りメキメキ…っと音が聞こえ始める。

 

ペイロード「そうはさせませんッ!」

ドォンッ!ドォンッ!ドォンッ!

 

シャルーア「あぁ!もう!あと少しだったのに!」

 

ペイロードはマーダーを握り潰そうとするシャルーアの胴体を狙って速射する。流石に胴体と頭は生体部品な為か当たるのは流石に不味いらしくマーダーを放り投げ距離を置いた。

 

シャルーア「裏切り者二人は死に掛けだからあと三人ね。すぐ壊れちゃってホントつまんなかったな」

 

バルカン「よくもやってくれたな……!!テメェ絶対ぶっ飛ばす!!」

 

ペイロード「バルカンさん!胴体の腹を狙ってください!腕と脚はダメージ入らないので!」

 

フレイム「私は二人を連れて一旦離れます!」

 

 

デストロイヤー、そしてマーダーが即再起不能(リタイヤ)してしまい。バルカンとペイロードは基地を単体で壊滅させた張本人、シャルーアと対峙する事になった。

 

 




シャルーア(数千のモノを粉砕するモノ)

性能…
火力/測定不能
回避/S
命中/A
射速/E
装甲/SS
射程/E
移動速度/SS

武装
大型メイス

近距離戦闘特化型ハイエンドモデル、射撃やレーザーや、電磁シールド、フォースシールド等の遠距離攻撃手段と防御手段を持ない。
その機能を積んでいない分、圧倒的なパワー、驚異的な装甲の硬さ、高機動でブルートの倍以上のスピードを出せ近距離戦闘においては悪魔的な戦力を発揮できる。


元ネタ
シャルーアは「数千のモノを粉砕するモノ」と言う意味でメソポタミア神話に登場する武器である槌矛(メイス)
まぁ、参考資料に見ててピンと来て構想、そして書いた感じですね。

依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

弱点

J07基地……

 

シャルーアの奇襲、そして攻撃によりデストロイヤー、マーダーの二人は即再起不能(リタイヤ)となっていた。フレイムは二人をなんとか二人を連れ撤退、バルカンとペイロードはシャルーアと対峙していた。

 

バルカン「吹っ飛べゴォラァ!」

 

ペイロード「援護しますッ!」

 

シャルーア「ハハ!どっちが先に壊れるかな?」

 

バルカンの圧倒的射速とペイロードの胴体と頭を狙った精密射撃が展開、しかし並の鉄血の大軍なら撃退できる火力と制圧力をものともせずシャルーアは圧倒的な身体能力を駆使し建物の壁を蹴り込み壁から壁へと移動し立体的な高機動で弾幕の嵐を避けていく。

 

シャルーア「おっそーいッ!」

 

バルカン「ちょこまかちょこまかと…!」

 

ペイロード「速いッ…!」

 

遠距離の攻撃手段は持たないものの立体的な高機動に苦戦を強いられていた。

 

シャルーア「もうウザったい!これでも食らえ!

…そぉいッ!」

 

バルカン「おいおい…!マジかよッ!」

 

ペイロード「!?…なんて馬鹿力ッ…!」

 

装甲車の残骸から無理矢理装甲を引き剥がし円盤投げの様に思いっきり投げてきた。あまり重さを感じられずスムーズに投げてきた。その姿を見て余裕のシャルーアにバルカンとペイロードは目を疑う。

 

ペイロード「バルカンさん!これ以上は接近されて無理です!一回撤退して作戦を練りましょう!」

 

バルカン「了解ッ!」

 

特殊な能力は無いものの単純な速さと硬さ、パワーの為、流石に対策を練らないと全滅すると感じたペイロードとパワーは持って来たスモークグレネードを辺り一帯に投げ辺りを煙で充満させた。

 

シャルーア「スモグレ!?……撤退なんてさせない!!」

 

辺り一帯に巻かれたスモークグレネードは辺りを必死に見回すが見失ってしまった。

 

シャルーア「あれ?あっ…アイツらを探さないと…」

 

 

その隙にバルカンとペイロードの二人は基地の資源倉庫に入り込んだ。

 

 

 

 

 

 

J07基地…資源倉庫…

 

何とかシャルーアを巻く事が出来た二人は壁に寄りかかって休憩しながら作戦を練っていた。

 

ペイロード「はぁ… はぁ… はぁ… ア…アレどうします?無理がありますよ?私の銃でも貫通できませんでしたし…」

 

バルカン「…頭と胴体狙うしかねぇだろ。まぁ、でもあんな速さじゃな…」

 

ペイロード「移動先が読めてもブレますから無理ですね…。そもそも鉄血ハイエンドが本当に単体でって事自体おかしいです。絶対裏で何かしてる奴がいますよ?もし伏兵でもいて囲まれていたら……」

 

バルカン「おう…、そうだな… だがスモークグレネードは全部使い切ったし逃げようものならかなり警戒して行かないとダメだからな… 」

 

ペイロードが他にも警戒していた事があった。ここは陽動でこの基地はもう囲まれているかもしれない。と。

 

バルカン「安全圏から撃っても致命傷にできねぇし弾の無駄… だからといって接近して殺やられる…」

 

ペイロード「まだ戦う気でいるんですか!?アレは流石に自分達だけじゃ無理な奴ですよ!」

 

バルカン「そうだよ…あと少しなんだよな… なんかアイツの弱点分かりそうなんだ… 圧倒的威力… 格闘… 近距離戦闘… ん〜… あのクソメイドに言われた奴なんだけどな…」

 

ペイロード「もう… バルカンさん一回撤退しますよ?本部に報告してから再度出撃です。」

 

バルカンの中で何かが引っかかっていた。あの力任せな戦い方は何故か覚えがあった。

そして圧倒的威力、格闘、近距離戦闘、力任せな戦い、その四つの言葉が頭の中で繋がりバルカンはある " 可能性 " に気付き賭ける事にした。

 

バルカン「あの力任せな戦い方… もしかしたら1発で決めれる……ッ!」

 

ペイロード「へ?今なんて?」

 

バルカン「ペイロード!少し賭けに出るぞ!」

 

ペイロード「無理ですって!ホント何する気ですか!?」

 

バルカン「格闘戦だ。」

 

その余りにも平然と言ってのけた。ペイロードは頭を抱え言い返す。

 

ペイロード「バルカンさん。賭けはやめましょう。そもそもデストロイヤーちゃんとマーダーさんの二人が死にかけた時点で撤退するべきだったんですから…」

 

バルカン「いや、これは多分行けると思う。まぁ、あとは口車に乗せれるかどうかだがな。

あとここで引いたら絶対ダメだ。このままヘリに乗ったらシャルーアにヘリを破壊されるかもしれない… それで移動手段を無くしてしまったら死にかけてる二人を速く16laboに運べねぇだろ?」

 

例え逃げてもシャルーアにヘリを破壊されたらデストロイヤーとマーダーを運ぶ為の移動手段を失う為だった。

 

ペイロード「はぁ… 分かりましたよ… 私はもしもの為に支援します。バルカンさんは絶対死なないで下さいよ?私達はバックアップ取れないので一回休みなんてありませんからね。」

 

バルカン「大丈夫だ。1発で決めてくるからな!」

 

 

その後、シャルーアにバレないようにペイロードは高台へ、バルカンはシャルーアと接触する為動き出した。

 

 




バルカンが見つけたシャルーアの弱点とは…?


依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

バルカンVSシャルーア(数千のモノを粉砕するモノ)

無謀とも言える戦いが始まる…





あとクリスマスイベントの捕虜になってるアーキテクトになんだかんだで優しいゲーガー可愛い…


J07基地…

 

破壊された基地に撒かれたスモークグレネードの効果が切れ煙が無くなり見晴らしは良くなっていた。

 

そしてバルカンはある賭けに出る為シャルーアと正面から会っていた。

 

バルカン「見つけた…

…おい!シャルーア!」

 

シャルーア「あ!オモチャ発見!」

 

バルカンを見るや否や姿勢を低くし飛び掛かろうとする。しかしバルカンの一言で状況が一変した。

 

バルカン「おい、タイマンしないか?一体一のな。」

 

シャルーア「タ…イ…マ…ン?一体一?」

 

首をコテンと傾げプルプルと震え始めるシャルーア。

バルカンはヤベェ何か挑発する様な事言っちまったかな?と思った。

 

最悪望みは薄いがこの隙に逃げれば…

 

そんな事を思っている中、シャルーアは思いもよらない事を言い出す。

 

シャルーア「タイマン!タイマンだ!やったー!

一体一ってやってみたかったんだよね!アナタ名前なんて言うの!?教えて!」

 

バルカン「は?え……?M61A2バルカン…だが…」

 

シャルーア「バルカン!バルカンね!」

 

いきなり子供がオモチャではしゃぐ様に喜びなんか知らないが上機嫌になっていた。あまりの変わり様に少し戸惑うが作戦が恐ろしい程に上手く言っていた。

 

シャルーア「だってさ〜…囲んで皆んな撃ってくるんだよ?まぁ、あんなモノにアタイは当たらないけど。」

 

バルカン「そ、そうか… (ドン引き)。」

 

シャルーア「でも占領してG&Kに大攻勢仕掛けるってアルケミスト姉様に言われてるからさっさと終わらせたかったからね!」

 

バルカン「えぇ…(困惑)。それ言っても大丈夫な奴かよ…」

 

シャルーア「あっ………

…アルケミスト姉様に言うな。って言われてたんだった……」

 

なんかサラッと敵の作戦情報を暴露したシャルーア。コイツもしかしてアホの子?と思ったバルカン。

そしてシャルーアは我に戻り切れ始める。

 

シャルーア「このー!私を油断させて情報を喋らせたなー!許さないんだから!一体一の決闘だ!」

 

バルカン「コイツ… 自滅しやがったよ… 」

 

シャルーア「でもバルカン壊せば知ってる奴なんて居なくなるからここで決着やわつけてやる!」

 

そして両者は一体一の戦いをするべくファイティングポーズを取った。

 

シャルーア「後悔しないでよ?アナタ、アルケミスト姉様から壊す様に言われてたの今思い出したの。だからアタイ、全力でいくよ。」

 

バルカン「そう、アルケミストか… 嫌な思い出しかねぇな。一回ソイツに拉致られたからな私。」

 

シャルーア「じゃ、いくよ?アナタじゃアタイには敵わないって事を教えてあげるから!」

 

シャルーアは地面が抉れる程の脚力で突進そして大きい左腕で全力で殴り掛かってくる。バルカンも少し遅れたものの全力でシャルーアに向かって突進する。

 

シャルーア「ふっとべーー!!」

 

余りにも驚異的迫力で拳が戦車のAP弾が飛んで来たかと見間違える程の迫力がバルカンに迫り来る。

 

バルカン「(ヤベェ、思ってた以上に超怖ぇ!

でも…告白出来ずに死んでたまるかってんだよ!畜生!)」

 

シャルーアの拳がバルカンの頭を捉えようとした瞬間、咄嗟にその拳を避けバルカンの頰を掠めた。

 

バルカン「やっぱりな!」

 

シャルーア「はぇッ?!ホギャッ……!!」

 

シャルーアの拳をバルカンは避け瞬間、クロスカウンターを決め、シャルーアの顔面にバルカンの拳がクリティカルヒット。

当然、シャルーアの戦車のAP弾を彷彿とさせる様な威力の攻撃をクロスカウンターされたら防御反応もままならなず自分の火力とバルカンの拳の威力が合わさりシャルーアは数十mm吹っ飛び建物に激突した。

 

バルカン「痛ぇぇ!クソッ!義手壊れやがったじゃねぇか……!ぺ、ペイロード!シャルーアの確認頼む!」

 

ペイロード「ホントに一人で無茶ばかりするんですから…、分かりました!了解です!」

 

当然、そんな馬鹿げた威力で殴ったらバルカンの拳は持つ筈も無くあらぬ方向に曲がる羽目になった。

ペイロードはシャルーアが激突したも思われる建物付近に移動し確認をしようとした。

 

しかし、そこにはシャルーアの姿は無かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鉄血基地…

 

アルケミストはバルカンとペイロードに見つからない様にシャルーアを運び出し修復装置にシャルーアは入れていた。

 

アルケミスト「起きたか?シャルーア。随分と派手に飛ばされたな。」

 

シャルーア「あ?う、うん… アタイが格闘戦で負けるなんてね…

バルカン…ハハ!アハハハハ!ホント最高!」

 

アルケミスト「はぁ…、しばらく頭を冷やせ。あとお前は確かに戦闘に特化し過ぎて処理能力()が悪いのは分かるが学習はしろ。私が教えてやるから… 」

 

シャルーア「はーい!でも難しい話分かんないから実戦でお願い!あっ後、バルカンって奴の事気になるからその事も教えて!アタイ、バルカンともっと戦いたい!」

 

アルケミスト「その前に食事は…

あぁ… 済まないシャルーア。」

 

シャルーア「あっ、大丈夫だよ。アタイの身体には食べ物をエネルギーに変えるヤツが無いって事気にしてないから!注射でサッサッと早く済むから寧ろサイコウー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

輸送用ヘリ…

 

バルカン「ハックシュッンッ!!…

…誰か私の事なんか言ってんのか?」

 

ペイロード「そんな訳ないじゃないですか… 」

 

この作戦がキッカケでストーカーの如く鉄血に追われる羽目になるとは夢にも思っていないバルカンだった。

 

 





バルカンに某戦闘民族見たいな奴に追われる羽目に…

あとam RFBの専用装備を早速買ったんだがバグかなんかで装備できん…


依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

S地区での遭遇

焔薙様 作 『それいけポンコツ指揮官とM1895おばあちゃん!!』とのコラボです。

リホッチがある人に偶然会います…



S地区… 街

 

鉄血の大攻勢が起きてから数週間が立った頃、未だ街の建築物が壊れてる場所が所々あるが少しずつで有るものの修復され復興が目に見えて分かる程に街は復興していた。

 

そんな復興中の街に大型キッチンカーの店『キャラカステラの店』が大通りで開店していた。

売っているのは建築業者や土木関係の人など汗をかく人が大量にいると思われる為、外はカリッと内側はモチっとした塩パンをキッチンカーの中で作り販売したところ意外にも人気が出てしまった。

勿論、ダイナゲート焼きも人気で結構売れていた。

 

「おお!嬢ちゃん!塩パン一つお願い!」

 

リホーマー「おじさん、はい120円な。

それとちゃんと加工にでる煙やら粉塵やら吸い込んだら身体に悪いから気をつけんやで。」

 

「んなの当たり前よ。防塵マスク付けてるぜ。お嬢ちゃんもこんなご時世だから気をつけろよ。」

 

リホーマー「そやな。お互い気をつけような!」

 

リホーマーの思惑通り建築業者や土木関係の人が結構来て賑わっていた。

そしてリホーマーは技術者の為か同じ技術者である建築業者の人や土木関係の人と話が合いになっていた。

そして昼は過ぎ午後3時頃人が少なくなりリホーマーは休憩しようとしていた。

 

リホーマー「はあ…、タメになった…、ここら辺の人達ホント親切やな。さて…一端休憩しようかの… ん?」

 

休憩しようと運転席に乗った時、車に内蔵されているレーダーに奇妙な反応が映りはじめた。

 

リホーマー「なんやこれ?この反応は… 瞬間移動(テレポート)の反応?

…え?ちょ…近すぎへんか?ここに?」

 

突然の事にリホーマーは外に出た。その瞬間。

 

ゴツンッ!

リホーマー「ウギャッ!」

 

??「!?!?」

 

上から小さい女の子が落ちてきてリホーマーの頭の直撃、道路に倒れこんだ。

 

??「おい!大丈夫か!」

 

リホーマー「痛った!頭痛ったァァァ!」

 

あまりの痛さに道路にのたうち回るリホーマーと 瞬間移動(テレポート)して来て思わぬ事になりリホーマーを心配する幼女。と言う少しシュールな絵面が出来上がっていた。

 

少し時間が経ち痛みが引いた頃、落ち着き幼女は話を始めた。

 

??「すまない。大丈夫か?」

 

リホーマー「だ、大丈夫やで… 痛っ…

ほ、ホンマなんやろ。日頃の行いはええ筈なのに…」

 

未だズキズキと痛みで頭を抑える中、リホーマーは少し怒りつつ話始めた。

 

リホーマー「あのな…

瞬間移動(テレポート)装置は繊細なんやぞ?整備せえへんと座標ずれて上半身と下半身がさようならってなってウチの目の前に現れたら嫌やぞ!流石に!」

 

??「すまない… 」

 

リホーマーが怒っていた事は瞬間移動(テレポート)装置の事と幼女の身の安全だった。もし座標がズレたり整備不良でもあれば危険だったからだ。

リホーマーは少し叱った後ゆっくりと幼女の方に目を向ける。

その幼女は何処かで見た事あるようなワインレッドの眼、髪はロングの白髪、肌は褐色。

 

リホーマー「あっ、すまんのいきなり怒っての…

ウチはリホ。リホ・ワイルダーや。リホさんって呼んでええで。」

 

リホーマーは取り敢えず自己紹介した。

 

キャロル「俺はキャロルだ、よろしく。」

 

リホーマー「でだ…少し瞬間移動(テレポート)装置貸せや。こんぐらいなら即席でやれる。」

 

キャロル「?」

 

リホーマーは工具を取り出してしゃがみキャロルの手を付けてあるオペラグローブの様なガントレットを手に添ええマジマジと見始めた。

 

リホーマー「何か嫌な事あったら即元に戻すからの… 」

 

キャロル「え?」

 

リホーマー「こういう事は技術者としてこういう事は見て見ぬふりできへんからな、ウチは」

 

リホーマーは工具を手に取り素早くガントレットを丁寧に分解し始める。

 

リホーマー「うわぁ… なんやコレ?精密機械と最新技術の塊やないか…

あっ…すまん。今持ってる道具やと調整しかできへん…。ちゃんとした道具やら施設やないと完璧にはできへんな。」

 

キャロル「わ、分かった…」

 

それからリホーマーは今ある工具で出来る精一杯の事をし調整は2〜3時間で終わりキャロルにガントレットを返した。

 

 

リホーマー「ほれ、一応全体的に軽い調整はやっておいたからの。これ以上は今は無理や。二、三回はほぼ正確にテレポート出来る筈やけど不具合が大きくなり出始めたら気をつけるんやぞ?」

 

キャロル「分かったが… 何でそこまでしてくれるんだ?始めて会ったばかりだろ?」

 

流れに流されるまま作業を見ていたキャロルはずっと疑問に思っていた事をリホーマーに言った。

 

リホーマー「なんでって… 技術者としてこの事は黙ってられへんって事もあるけど… ウチのお節介やな。」

 

キャロル「お節介?」

 

リホーマー「そや、お節介。自分がやりたいからやっただけや。あっ、ほれカステラとあと連絡先な。まぁ信用できへんと思うけど困った時は呼んでな。」

 

そしてダイナゲート型のカステラの入っている紙袋と連絡先が書いてある紙を受け取る。

 

リホーマー「まぁ、あとな。なんか見た事あるような見た目やったし放っとけなかったんや。多分気のせいやと思うけどの。」

 

キャロル「そうか… 、気のせいだから気にするな。」

 

リホーマー「そやな、気のせいか。ならええけど…

…っで、これからどするんや?あと危険やないか?」

 

キャロル「何度もその事は言われてる。だが旅を止めるつもりはないぞ。俺はまだ旅を続ける。」

 

リホーマー「そうか、そうかキャロルちゃん、まぁ、ウチは止めへんよ?あんな物騒な自衛用の立派な武器があるんやったらな。」

 

キャロル「ありがとう。

ところでお前何者なんだ?簡易な工具で俺のガントレットを分解して調整するなんてな。」

 

持ち運び出来る簡易な工具でリホーマーはガントレットを分解して調整という事をやってのけた事を気になって質問した。

 

リホーマー「ウチ?ウチはな… 訳ありの技術者や。」

 

キャロル「そうか、あまり深く聞かないでおく。俺も訳ありだからな。」

 

リホーマー「まぁ、人には色々な理由や訳があるもんや。不用意に過去に触れん様にな。相手によっちゃ勘違いさせてしまうからの。」

 

キャロル「すまない、色々としてもらって…。

…では。 」

 

リホーマー「お?もう行くんか?」

 

キャロル「長居するのは悪いからな。リホ、また会えたら会おう。」

 

リホーマー「そうか、また会えたら会おうの!」

 

キャロルはガントレットを再び手に装着。そして再びテレポートし何処かへと移動した。

 

 

 

リホーマー「なんやったんやろな。それにしても一瞬アルケミストが攫いに来たかと思って思うたわ…。まぁ、キャロルちゃんええ人やと思うしええかな。」

 

その後リホーマーは工具を片付け終わった頃には休憩時間が終わってしまい実質休憩無しで働く羽目になってしまい、尚且つ人気が出た為か大勢のお客様の対応で大忙しくなっていた。

 

 

 




これでいいのかな?(震え)
そんな事を思いながら、めげずにスマホでポチポチして頑張って書いてます。


リホッチ、ガントレットを軽く調整…
まぁ、簡易な持ち運べる工具じゃ限りがあるしね。
(それでもやれる事事態ヤベェ事)



依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

本職に戻るリホッチ

リホーマー、本職に戻ります。


あとお気に入り100人になりました!
ありがとうございます!


H&R社本部…兵器工廠…

 

S地区の街で副業?で休日を過ごしたあと、リホーマーは本部に帰った。

 

兵器工廠には様々な加工機器、電気工具などが整頓されて立ち並ぶ中、リホーマーはタナカは()()()()の事について話し合いをしていた。

 

リホーマー「やっぱ素材から変えなきゃダメなのかの〜… タナカさん流石でも悩む程やな。」

 

タナカ「……レーザーを99.9%も反射させるってのは流石にキツイ… 80前後までは行くんだけどな…

これじゃ()()のレーザーを反射できないからな…」

 

リホーマー「アレか… 試作の超小型高出力レーザー砲()()()やろ?アレを反射させるって結構辛いからの… 」

 

タナカ「そうだが八卦炉だけでも相当な戦力だと思うが?」

 

リホーマー「まぁそやな、でもまだまだ開発段階や。

やから品質を反射率70%に固定したレーザー反射ユニットを売るかの。まぁ、所存それは踏み台でしかあらへんし長い目で見ないといけへんからなこれに関して。」

 

タナカ「そうだな。お前の無駄使いで結構資金減ってるからな。」

 

リホーマー「それは堪忍して…… まぁ、それで耐久実験してクリアしたら売るかの。できる限り安く実戦でも長期間、十分耐えられる性能はないといけへんし。」

 

タナカ「それは置いといて八卦炉の方はどうする?エネルギーの問題はあるが?」

 

リホーマー「それね… エネルギー発生兼エネルギー供給用のガントレットを作るかの。これも出来る限り小型化軽量してやるなの。厳しい所あるけどの。」

 

 

タナカ「本当無茶ばかりだな……

…思ったんだが、お前そんな無茶ばかりして大丈夫なのか?」

 

リホーマー「え?」

 

突然、図星を突かれたリホーマーは固まった。

 

タナカ「性能的に鉄血ハイエンド、それも上位以上の性能があるのは分かった。しかも並列型高速演算っていう特殊で一瞬でスーパーコンピュータ以上の処理が出来る演算能力…

そんな異常な性能じゃ身体に負荷が掛かるのさ目に見えてるだろ?」

 

リホーマー「そ、そんな訳無いやろ…(汗)」

 

タナカ「やっぱりな… 」

 

タナカは自信無さげに否定したリホーマーを見て確信し更に追求する。

 

タナカ「無理するなよ社長…… もしポックリ死んだら色んな人が悲しむんだからな?」

 

リホーマー「だから無理してへん… 」

 

タナカ「無理してるだろ。」

 

リホーマー「無理してへんよ… 」

 

タナカ「いや、無理してる。」

 

リホーマー「だから無理してへんって言ってるやろッ!しつこいんや!タナカさん!」

 

意地を張りリホーマーは頑なにその事を否定し機嫌が悪そうにした。

 

リホーマー「もう!この話しはしまいや…!」

 

タナカ「わ、分かった… だけどいつでも言えよ。」

 

改めて仕切り直し、本題に移った。

 

 

 

リホーマー「狂震装甲の試験データはどうなったんや?」

 

タナカ「結構満足行く結果になってるぞ?」

 

タナカは狂震装甲の試験データを渡した。

 

リホーマー「おぉ… 流石やな… 高周波ブレードの高周波を乱し狂わせて高周波ブレードを無力化して刃こぼれさせる機構……思ったよりええ結果やないか。」

 

タナカ「…でも高周波ブレードの耐性どころか使い物ならないくらいにする性能は凄まじいけどそれ以外は平凡だぞ…… 」

 

リホーマー「まぁ、突撃小銃程度なら防げるしSG(ショットガン)の人形にとっては嬉しい限りやと思うけどの。それか装甲の機構を使って籠手みたいにしてやれば接近戦もする特殊部隊から喜ばれるやろ。」

 

 

その後、リホーマーとタナカさんは日が明けるまで話し合いは続いた。

その二人の会話は専門用語の嵐の為かMDRはギリギリついて行けたがTAC-50はついて行けず放っておいて自室に避難しベットで寝た。




レーザー反射ユニット…
目標は99.9%反射。
しかし以外にも難しく80%前後が限界、その為70%に品質を固定したレーザー反射ユニットを売っている。

超小型高出力レーザー砲…八卦炉…
ポケットサイズで高火力なレーザー砲。
出来ているがエネルギーに問題あり。
エネルギー発生兼エネルギー供給用のガントレットを製作して解決?

狂震装甲…
高周波ブレードの高周波を乱し狂わせ高周波ブレードを刃こぼれを起こさせ無力化させる事が出来る装甲。
装甲の機構を応用して籠手の様にし特殊部隊向けにして売っている。


依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

義手と借金

壊したならそうなるよね?



I.O.P社…研究室…

 

シャルーアとの戦いから二日後、テーブルに置かれた変形し壊れた義手を見ながらペルシカは一般向けの義手を付けたバルカンを呼び出していた。

 

ペルシカ「貴方、よくこんな風に義手を派手に壊したわね… 特注の部品やら色々とあるから大変なのよ?」

 

バルカン「仕方ねぇだろ、あんなヤツに遭うとは思わなかったんだからよ。」

 

ペルシカ「確かに仕方がないとはいえこういう時は今度から逃げなさいよ?色々な人が心配するし、貴方達全員I.OP社謹製だから結構機密が多いのからね。」

 

バルカン「すなまねぇな…… 無理して… 」

 

確かに結果はシャルーアに勝った、しかし作戦中ペイロードに言われた事と今ペルシカに言われた事は正しくアクシデントがあり仲間が重症の中、ほぼ単独で鉄血ハイエンドと立ち向かうのは増援や追撃の可能性があったにしろ狂気の沙汰だった。

 

流石に改め考えると勝ったが少し無謀な賭けだったな。と反省したバルカン。

そんなバルカンにペルシカはある事を言う。

 

 

ペルシカ「あっ、あとバルカン、言い忘れてだけど貴方の義手の事でね… 」

 

バルカン「なんだ?武器腕のガトリング砲にでもなるのか?」

 

ペルシカ「違うわよ… それも良さそうだけど…義手には特注部品が結構使われてそれはそれは高いのよ。」

 

バルカン「それが…… どうしたんだ?」

 

 

 

ペルシカ「…だから貴方名義で()()って事にして10回以上はボランティアでEA小隊は作戦に参加だからね。」

 

バルカン「は?借金?」

 

ペルシカ「そう、借金。」

 

唐突のペルシカの借金発言にバルカンは固り嫌な予感がし始める。

 

 

ペルシカ「仕方ないわよねぇ…… とんでもない高い義手を作戦一回行っただけで完全に壊したんだからね〜…」

 

バルカン「ひぇっ…… わ、分かったよ… 」

 

マーダーよりシャルーアよりペルシカの方が怖い。と改めて認識しバルカンは戦闘力(女子力)の事もあるしお金の事もあるから禁酒しよう。と決心した。

 

しかし、その事を知ったマーダーによる嫌がらせが発生するなぞこの時のバルカンは知るよしもなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

I.O.P社… マーダーの部屋

 

以前よりかは警戒態勢は緩くなり監視カメラは無くなり部屋を週2〜3回のペースで持ち物検査に変わっていた。

 

マーダー「あぁ… ムシャクシャする…… 」

 

マーダーはイライラしていた。それはシャルーア戦の時、不意打ちを掛けたにもかかわらず攻撃は防がれ、そして腕を捕まり腕を潰されて頭を握り潰され掛けたことに。

 

マーダー「クソッ… 思い出せない…… 」

 

あの戦い以降、考えていた。

私はまだ何かを忘れている。蠱毒の微かな記憶の中にある自分の動きと今の自分の動きが全く噛み合っていない。それどころか全然弱い事に。

あと他にも大事な事があったような。と。

 

マーダー「あと少しの所まで来てるんだけどねぇ… 喉の所らへんまでは来てるんだけど出ないわね。」

 

 

あと少しで何か思い出せる。しかしその少しが中々出ないものだった。




借金生活開始ッ!


依頼(コラボ)または意見、個々の派遣も歓迎です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

200話記念… キャラクター解説いくよー (ゆるフワボイス)

整理しましょうね〜
あともしコラボする時の資料にどぞ

とりま主人公格の三人


☆?戦術人形…M61A2バルカン

 

威力/SS

射速/SS

命中/C

移動速度/C

体力/S

配給400/弾薬2000

銃の特徴…メタルギアのバルカンレイブンのバルカン砲に後ろと前にシールドがある重装備、通常は2秒しか撃てないがペルシカ博士の魔改造により30秒以上撃てる。

 

アタッチメント…弾薬、弾薬パック、弾薬パック

 

スキル…ストーム・アイ

 

特徴…金髪ロング、左赤右青のオッドアイ、180センチでDカップ、服はM16A1の服を青色にしたよう服

 

通常

【挿絵表示】

 

 

鉄血化バルカン

【挿絵表示】

 

 

性格…自分の事を私、相手をアンタと呼ぶ、男勝り、バルカン砲を狂信的に好きなヤベェ奴…だったが少しずつ緩くなってきている。それ以外はほとんどM16A1見たいな性格、お酒にやたら強い。

 

鉄血に2回、人類人権団体過激派に2回と結拉致られているが本人はそんな気にしていない。

 

特にF05地区でバルカンは万能者(試作強化型アサルト様 作『危険存在徘徊中』)にナニかヤバイモノを入れられたが検知不可の為気にされてない。

 

腕を斬られた為、あえて右手を義手にしており逆コーラップス技術により弾薬を精製でき手の平から撃てる様になり鉄血化が出来る様になったがシャルーア戦で完全に壊れ、義手代を払う為借金を背負う事になっている。

 

よくマーダーに煽られ喧嘩に発展するがペイロードに止められる。

 

DG小隊のスミス(NTK様 作 『人形達を守るモノ』)に恋をしているが自身の戦闘力(女子力)を上げる為、そっちの方も最近意識している。

 

 

 

 

 

オリジナル鉄血ハイエンドモデル

 

殺戮者(マーダー)

 

 

 

武器…回転式電磁投射砲(レールガトリング)

銃身をレールガンに置き換えたガトリングガン。

 

容姿…銀髪に制服(バルカンからパクってる)を着ている。、イントゥルーダーの様な顔だがイントゥルーダーより顔がキリッとして怪しい雰囲気がある。

一応胸はD

 

 

【挿絵表示】

 

 

性格…

未完成の状態で放り出された影響か敵味方関係無く殺戮し非常に残酷な性格で常に虐殺やグロテスクな光景を好む。

一応学習能力があり学ぶ事が出来るが殺す事に特化している為、ほぼ戦闘能力しか学習しない。…がペルシカの処置や調整により食事やらYou○ubeやらと以外に多趣味。

人の不幸は蜜の味と言わんばかりのクズでサイコ野郎、オマケに人肉を食べる(カニバリズム)

賢く心理眼もある為、人の過去をほじくり返すのも彼女からしたら楽しいらしい。

 

バルカンと料理対決した時、料理は一流料亭に出ていてもおかしくないレベルに美味しかったが。ナニが入っているか分からない為、結局ドローとなった。

 

彼女は蠱毒の被害者であるが記憶が消去されかけてる最中に無理に起動した為、こんな性格になった。(デストロイヤーのせいだが… )

 

 

 

 

 

 

改造者(リホーマー)

 

火力/ E?

回避/ E?

命中/ E?

射速/ E?

 

特殊能力…

自己改造…

自身の身体を直接機械装甲兵や兵器類につなぎ吸収しる事により性能が多様に変化する。本体は一般人並みの力と耐久力だが吸収の際限はほぼ無限な為無闇に突撃してスクラップになってしまうと戦力が上がってしまう。

 

並列型高速演算…

同時に複数の演算処理を出来る特殊な演算方法、そのシステムを用いて複雑な装置やら機器、兵器を大量に操り同時に起動でき瞬間的だがエルダーブレインと互角の演算能力を持っている。

…が、負担が相当なモノで義体寿命を著しく減らしているが義体を変えれば問題がない為、少しずつアップグレード中。

その事はタナカさん(試作強化型アサルト様 作『危険存在徘徊中』)に勘付かれているがリホーマーは知られる事を嫌い秘密にしている。

 

他にも色々と隠しているらしい……

 

性格…

 

【挿絵表示】

 

銀髪

明るく好奇心旺盛な施設型兼開発型鉄血ハイエンドモデル。

蝶事件発生直後に起きた為か暴走は免れずっと演技やら偽装、ハッタリをかましてなんとか生きてきた。

そして裏切り成功、某山岳地帯の坑道の中のH&R(ヘルメス&リホーム)社を設立し偽名でリホ・ワイルダーと名乗り社長になっている。

 

不運体質の為、何かに巻き込まれる。またいい事をした筈が悪い方向に… って事がしょっちゅうありお祓いをした方がいいかな?と思っている。

 

武器販売会社の社長から軽食屋の店長、そして正義の味方まで手を付けている。

 

 

 




200話記念…

これからもこんな駄文を書いて行ききますがよろしくお願いします。

第1話を投稿した1月20日にはこの『破壊の嵐を巻き起こせ!』の一年記念って事でバルカンの誕生日イベントをしようと思っております。

…ついでに言えばその後日の1月21日は作者の誕生日です。


依頼(コラボ)または意見や視点等あればココに書いてくれると幸いですッ!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ホラーは止めてくれ…(心の声)

さて…201話目頑張って行こう!
そして目指せ!300話!
ネタ切れに気をつけながらね!



世間がクリスマスムードの中、EA小隊は飲めないペイロードは何処かへ、借金する羽目になったバルカンの二人を除いてお酒を飲んでいた。

 

マーダー「ジャックダニエル美味しいわね〜… バルカン。

あっ… ()()()()()()()()()()() ()目の前で飲んじゃってね〜、アハハハハ」

 

バルカン「ぐぬぬ…… 早速バレるとな…… 」

 

即座に看破され目の前で自分の好きなジャックダニエルを悪意に満ち笑いながらマーダーはグビグビと飲み干していた。

 

マーダー「義手壊して借金だなんてアホじゃないの?」

 

バルカン「お前速攻で死にかけたじゃねぇか!」

 

マーダー「うるさいわね!でも義手壊して借金したバルカンには言われたくないし!」

 

フレイム「やめましょうよ、喧嘩したらダメってペイロードさん言ってましたよね?また怒られますよ?」

 

デストロイヤー「そうよ。また怒られるよ?」

 

バルカン・マーダー「「知ってるから口喧嘩で済ましてるんだよ(のよ)。」」

 

ペイロード「お帰り〜、なんか騒がしいけどまた喧嘩?」

 

いつもと変わらず口喧嘩が勃発、口喧嘩がエキサイティングし殴り合いにまでいっていないのはお互いに殴り合いにまで持っていくのが面倒になったからだ。

 

そんな時、何処か行っていたペイロードがビニール袋を手に持って帰って来た。

 

ペイロード「もしよかったら映画見ませんか?こんなのですが…」

 

ビニール袋から取ったのはCD、その殆どがスプラッタ系と幽霊とかホラー系と偏ったジャンルの物だった。

 

マーダー「いいわね。見ましょう」

 

フレイム「分かりました!偏ってるのは気になりますが見ますよ!」

 

デストロイヤー「暇だったし見る!」

 

丁度何も無く二人以外飲んだくれていたのでペイロードが持ってきたCDを見る事になった。

しかしバルカンは少し嫌そうな反応をする。

 

バルカン「私は…… 少し散歩に行ってくる。」

 

ここにいる普段とは違う雰囲気に唖然とした。ペイロードはなんとなく察した。

そして同じくその事も悪い笑みをこぼしながらマーダー気付いた。

 

マーダー「なぁーに?バルカンもしかして()()()()()()なの?あの私の顔面ブン殴って勝った貴方がそんな訳ないわよねぇ〜?()()()()

 

バルカン「そ、そんな訳ねぇだろ!べ、別に怖い訳ねぇからか!怖くない!絶対!」

 

マーダー「なら一緒に見ても別に問題ないわよねぇ?そうでしょ?あのバルカンがホラーが苦手だなんて事有り得ないしね〜。」

 

バルカン「分かったよ!見てやる!なんでも見てやるよ!」

 

ペイロード「……はぁ… 無理しないで下さいよ?」

 

バルカン「無理してねぇから、大丈夫だ。多分…」

 

そんな事からEA小隊の画鑑賞が始まった。

 

最初は『チ○ッキー人形』、『1○日の金曜日』の二つを見始め見終えた。

そして次にリ○グという映画をペイロードを入れようとした時バルカンはガタガタと震え出す。

 

バルカン「や、やっぱ… やめないか?なぁ?楽しい雰囲気だったのによ… ホラーで終わるとかな…… 」

 

マーダー「何怖気ずいてるの?平気だよねぇ?そうでしょ?バルカン」

 

バルカン「へ、平気だ!大丈夫!だ、大丈夫だ!

…大丈夫…… 」

 

悪い笑みを続けニヤニヤし面白いしモノを見つけた言わんばかりに煽るマーダー、バルカンは意地になってガタガタと震えだす手わ無理矢理押さえ込み我慢した。

 

 

 

そして『○ング』を鑑賞して数十分後。

 

 

 

 

泣き目になり弱々しいバルカンが手で顔を覆い泣いていた。マーダーは察していた事が当たり更に煽ろうとしていた。

 

バルカン「ヒィッ…… キャ… や、やめてよ… む、むりだから…… もう… た、頼むから…… 」

 

マーダー「貴方やっぱホラー苦手だったんだ〜wこんなに弱るなんてねぇ」

 

ペイロード「やっぱり『リン○』を見るのはやめましょう。もうこんな弱々しいバルカンさん見てられません。」

 

弱々しく怯えるバルカン、マーダーは更に悪い笑みを浮かべ弄り倒そうとし、そんな弱々しい様子を見兼ねてペイロードは映画を止めた。

 

ペイロード「大丈夫ですか?バルカンさん?」

 

バルカン「あ、ありがとう… ペイロード… 怖いよ…だって幽霊とか怨霊とか物理絶対効かないしガトリング砲で倒せないじゃんよ……」

 

ペイロード「バルカンさん、幽霊なんて映画の中しか居ないですから安心して下さい。」

 

バルカン「そ、そうだよな… 幽霊なんている訳ねぇからな…何怖がってんだろ…あははは 」

 

 

その後、ペイロードはCDを即返還し『ホーム○ローン』を借りてEA小隊で見た。

 

 

 




バルカン、ホラーがめちゃくちゃ苦手です
スプラッタは見慣れてる(マーダー)ので耐性がありますけど幽霊やら怨霊やらは無理です…

まぁ、そのうちね?(黒笑み)

依頼(コラボ)または意見や視点等あればココに書いてくれると幸いですッ!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

最大の危機

リホッチ達、遂にG&K社に……


H&R社本部…

 

リホーマー「G&K社から手紙?」

 

G36「はい… 勝手に坑道と研究所を占領して基地にしてる事がバレました… 」

 

リホーマー「ついにバレちゃったの… どする?」

 

G36「どする?って言われても…… 」

 

真面目に書類していたリホーマーに唐突に来たG&Kからの手紙が送られてきた。

 

 


 

H&R社のS010地区の山岳地帯の坑道での不法に占領している問題となっている

 

この問題はG&K社の会議で重大な問題として持ち上げられた。

S010地区は環境汚染が無く崩壊液の影響の無い。その為S010地区はG&K社として極めて重要な地区であり鉄血との激戦区でもある。

 

弊社には立退き金を出す、その為弊社にはこのS010地区から撤去をしてもらいたい

 

 

 

 

 

もし一週間以内にいい返事がない場合、強行手段も辞さない

 


 

 

その手紙を見たリホーマーは唸りだし考察を始めた。

 

リホーマー「あのG&K社から強行手段も辞さないっての…… 真っ黒な無能な上官かな?」

 

G36「どうするんですか?流石に… 不味くないですか?」

 

リホーマー「不味いってもんやあらへんよ…… ウチの人生?で一番ヤバイ感じや……」

 

G36「そもそもS010地区ってどんな地区なんですか?私聞いた事無いので…… 」

 

G36の質問にリホーマーはため息をつきながら答え始める。

 

リホーマー「このクソッタレの手紙に書いてある通りの環境汚染も無い、もして崩壊液の影響も無い奇跡の土地や。やから鉄血とG&Kがその地区を占領しようと血みどろな戦いを繰り広げてるバッチバチの激戦区……

ここに戦火が来ないのは前線から遠いからなのかの?そこんところは分からんのや。」

 

G36「どうします?折角坑道やら色々と整備しあり集めて来たって言うのに撤去しろ。って…… 」

 

リホーマー「…する訳ないやろ!あの施設やら加工設備とか作るのどんだけシンドイと思ってんねん!金渡すからあけ渡せって言われても嫌やぞ!」

 

今まで研究施設やら坑道の改修をしやっと軌道に乗って来たH&R社、施設には多数の精密機械やら加工設備がありとても一週間でも運びきれない量で立退き金を渡されてもそもそも場所が無い為、実質追い出そうとしてる様な物だった。

 

リホーマー「G36!絶対立ち退かんぞ!ウチらは!でも戦えないメイド人形達はその時はシェルターに入って貰うかの。巻き込まれたら大変やし。」

 

G36「分かりました。サャーチャーさんに辺りの警戒をもっと厳重にするように伝えてきます。」

 

 

リホーマー「了解や!ウチは兵器工廠いって試作品の物を使い物に出来るようしてくるは!」

 

こうしてクリスマスまであと僅かの中、G&KとH&R社との攻防戦が幕を開けようとしていた。

 

 




コラボ企画

作戦名…H&R社本部制圧作戦…

作戦場所…… S010地区山岳地帯

最重要目標…H&R社 社長リホ・ワイルダーの捕縛を含む全H&R社職員の捕縛

H&R社はS010地区の山岳地帯を不法に占拠、立ち退き交渉をしたが応答に答えず徹底抗戦の意思を表明。
その為、G&K社はH&R社を不法企業とし制圧することが議会で決定した

立地的に坑道内を改装した通路と研究施設、が殆どで非常に防衛に適した環境の為、苦戦を強いられると思われる


コラボ受付はこちらから……

https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=228933&uid=255188


リホーマー達に安息はあるのか?

依頼(コラボ)または意見や視点等あればココに書いてくれると幸いですッ!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

籠城戦に向けて…

ミスにより出したら物を一回消してしまいました…

すいません…


H&R社本部…

 

普段は洗濯や掃除をしているほのぼの要員のメイド人形達はこの事態に騒然としていた。

 

メイド人形達にはトラップの準備の為と襲撃の被害が加わらないようにシェルターに避難する事になった。

 

タナカ「本当に戦うのか?」

 

リホーマー「戦うで、ウチはもう逃げたくないんや。 やけど戦うのは最終手段や、ウチは臆病やからこうやって大量の罠を準備してるんや。」

 

タナカ「確かに第2ゲート前にアサルターが防衛する事になってるがこの前の捕獲作戦の故障やら傷がまだ癒えてないんだぞ?」

 

リホーマー「知っとるよ。でもトラップだらけのあの殺意の塊の道やで?そこにたどり着いてアサルターと戦うんや。トラップの警戒で披露困憊の中やから弱体化してるアサルターでも充分や。」

 

リホーマーの言う通り。第1ゲート〜第2ゲートの区画には大量の地雷、センサー式地雷、オートタレット、落とし穴、ワイヤートラップなどの罠の殺意のオンパレードだった。

 

タナカ「確かにそうだがそれでも突破されたらどうするんだ?まさかアレを起動させる気じゃないよな?」

 

リホーマー「第3区画はアレを起動させるで、あの鬼畜レーザートラップをの。」

 

タナカ「流石に残酷過ぎないか?」

 

リホーマー「残酷やけどの… でも警告はする、でもそれでも戦う事を望むんやったら… 5cm代の人口筋肉と機械の生のサイコロステーキにしてやるだけや。」

 

第3区画には大量のレーザートラップとオートタレットごメインの区画。特に通路を封鎖す閉じ込めレーザーでサイコロ状に焼き斬ると言う鬼畜仕様になっていた。

 

リホーマー「シェルターの中で待機するのはMDR、G36、AA-12、TNC-50、オニールさんや。

防衛はウチとサァーチー、アサルターとタナカさんや。絶対に無理はせえへん様に。安全第一にやぞ?」

 

タナカ「ブーメラン刺さってんじゃん、それ。

…あとお前戦えるのか?」

 

リホーマー「戦えるで、なんも八卦炉と反重力装置、とビットがあればいける。あとは小細工とハッタリを少々って感じでいけるで。」

 

タナカ「お前ホントに無理するなよ。」

 

リホーマー「お互い様や。ウチは倉庫行って武装やら色々と取ってくる!やからやっててな!

 

 

リホーマーは自身の武器や道具を取りに倉庫へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

倉庫…

 

倉庫の中には兵器や商品が立ち並び、それと一緒に要らなくなったり保管してる物が大量に置かれていた。

 

リホーマー「おっ…あったあったテレポートハット、それと八卦炉っと… あとレーザービットと反重力装置、簡易式フォースフィールドっと……」

 

リホーマーはとんがり帽子(テレポートハット)を被り色々と武装を準備してる最中にある服を見つける。

 

リホーマー「お?G36のお古のメイド服や…… そやな、こんな時こそ少しふざけてタナカさんのリラックスさせるとするかの。」

 

取り敢えずG36のお古のメイド服を着てみた。

着てみると意外とフィットし着心地は抜群で動きやすかった。

しかし魔法使いのコスプレの様になってしまったが……

 

リホーマー「うわぁ… なんかのコスプレ見たいになっとる…… でもええかな。さて!準備してタナカさんに見てもらうかの!」

 

この後、タナカさんに怒られるも着替えるのが面倒で怠くこのまま戦うという暴挙にでるリホーマーだった。

 

 




この社長、こんな時でも自由人ですから…

ちなみにリホーマーの現在の格好はこんな感じです。


【挿絵表示】




あと、コラボ依頼はこれで締め切ります!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

H&R社本社制圧作戦… 下準備と不穏(混沌)の予感

コラボありがとうございます!
白黒モンブラン様 作『Devils front line』
NTK様 作 『人形達を守るモノ』
試作強化アサルト様 作 『危険存在徘徊中』
ガンアーク弐式様 作『MALE DOLLS外伝集』

…の4作品とのコラボです。




H&R本社前… G&K陣営

 

G&K社本部で呑んだくれていたEA小隊はS010地区の山岳地帯に移動し陣地を構築していた。

単独行動を解禁したDG小隊のリバイバー、M16A4とS07基地とG36C、スコーピオンと言う面々が準備を進めている。

 

坑道内を勝手に占拠しているH&R社、その制圧… となっているが不穏な感じしかしない。

そんな中で行われる作戦にペルシカから事情を知らされているペイロードと、こう言う事に鋭いマーダーがその怪しさに気付いていた。

 

ペイロード「まさかあの店とバーで会った人がこの会社の社長だなんて…… 悪い人には見えなかったけどね。」

 

マーダー「人は見かけによらないわよ。それにしてもさっきから私に熱烈な視線を感じるんだけど私ってそんな美しくて綺麗だったかしら?」

 

ペイロード「それはただの殺気ですよ。確かS07基地の… ちょっ!マーダーさんどこ行くの!?」

 

マーダー「熱烈な視線の主人に会いにいくのよ?本当私好みの殺気だからね… 憎悪と恨みに満ちた殺気を放ってるのよ?だから私が早々出歩いて挨拶しようっていうのよ。」

 

ペイロード「止めてください。最初っからチームワークを乱す気ですか?」

 

マーダーが行けば絶対面倒な事態になりかねない為、マーダーを止めに入り、マーダーは足を止めた。

 

マーダー「あの殺気の度合いだとチームワークもクソも無い気がするけど?」

 

ペイロード「それでも印象がありますからねッ!絶対に合わないで下さいよ!!」

 

マーダー「覚えてたらそうしとくわ。」

 

マーダーは軽く聞き流し自身の回転式電磁砲(レールガトリング)の調整をしだした。

ペイロードはいつも通りの事なのでマーダーから出来る限り目を離さない様にする事にした。

 

 

 

 

 

 

S07基地陣地…

 

そこにはM16とバルカンが話しをしていた。

 

バルカン「お前、さっきからマーダーとかデストロイヤー、リバイバーに殺気を向けてるが止めてくれるか?特にマーダーには止めておけよ…面倒な事になる。」

 

M16A4「無理だと言ったら?」

 

バルカンとM16A4の睨み合いが続いていた。M16A4の鉄血ハイエンドモデルに殺気を向けている事にバルカンは止める様に言っていた。

その理由はマーダーにもその殺気を向けていた為である。

もしそんな事をしたならば面倒な事態になりかねないとバルカンは思っていたからだ。

 

バルカン「無理とか無理じゃねぇとかの問題じゃねぇよ。恨みはあるのはお前の殺気を感じれば分かる。だがよ、鉄血だからってそんな殺気を… 」

 

M16A4「お前に何が分かる?」

 

バルカン「分からねぇよ… でも味方に殺気は向けんなよ。」

 

M16A4「作戦の時に覚えていたらそうしておく…」

 

バルカン「お前絶対後ろから撃つ気だろ?」

 

いつもマーダーと口喧嘩してるバルカンはこの感じは大体分かっていた。

 

バルカン「…… そんなに鉄血ハイエンドモデルが憎いのか?」

 

M14A4「あの女社長に会った事があるがアイツも鉄血ハイエンドだ。鉄血は敵だ。慈悲は無い」

 

バルカン「ちょっと来い、いいもん見せてやる。」

 

 

 

 

 

 

 

バルカンはM16A4を連れてあまり目立たないS07基地の陣地の裏に連れて行った。

 

M16A4「何を見せる気なんだ?」

 

バルカンは義手を弄り始めある事をしようとした。

 

バルカン「良く見とけよ。()()()()()()()()()()()()の狭間にいる人形の姿を。」

 

そう言ったバルカンは義手を更に弄りだすとバルカンの肌は白くなり、金髪だった髪も銀髪に、そして赤と青のオッドアイだった目が金色になっていき鉄血ハイエンドの様な見た目となった。

 

ツクモ「…ッ!?」

 

その変わり様にM16A4は驚き言葉も出なかった。

 

バルカン「これはI.O.Pの技術だ、鉄血化モードって奴のな。任意で戻せるから安心しろよ…

って!そろそろ作戦時間じゃねぇか!すまん話しはまた後でな!」

 

バルカンはすぐさま通常の状態に戻り自分達の陣地に向かい作戦の為、自分の陣地にすぐ戻り自身の愛銃(M61A2バルカン)と義手に崩壊液の瓶をセットした。

 

そして数十分後、戦いの火蓋が静かに降ろされた…

 

 

 




NTK様 作 『人形達を守るモノ』より…
DG小隊のリバイバー・ルイン単独
バレット達は裏の事情を…

ガンアーク弐式様 作『MALE DOLLS外伝集』より…
S07基地、M14、スコーピオン、G36C…

白黒モンブラン様 作『Devils front line』より…
デビルメイクライのギルヴァと娘?のノーネイムが様子見?

試作強化アサルト様 作 『危険存在徘徊中』より…
H&R社側、防衛側のタナカさん

こういった感じですね。

クリスマスまでにはこのコラボ終われるかな?
(事を大きくし過ぎた人の図)

リホッチがどうなるか不安でしか無い…





目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

後悔と寿命、それから…

リホッチの心情…


第3ゲート…

 

リホーマー「第2ゲート突破、そしてアサルターの反応が…… 消えた?」

 

それは予想外の出来事だった。

 

リホーマー「……またウチは全てを失うんか……?」

 

流石にあの量のトラップ、それに坑道の狭さから二日か三日でやっと第2ゲートの突破にかかると高をくくっていたリホーマーだったが想定よりも驚異的なスピードで突破され驚いていた。

そして何より驚いた事はアサルターの反応途絶、時間が無く修理が不完全だったとはいえ自分に尽くしてくれたアサルターの反応が消えた事にリホーマーは悔しかった。

 

リホーマー「…すまへん… アサルター… 話せないままこないな事なるなんての…… 」

 

自身のミスによりアサルターは話せない、そして起動音で自身の気持ちを伝えていた。リホーマーはいつかアサルターを話せる様にしてやりたかったが……

 

その時、サーチャーから通信が入る

 

サーチャー『社長… アサルターさんが… 』

 

リホーマー「知っとる… でも目的は防衛… 戦いを長引かせるのが目的や… 」

 

サーチャー『鉄血ハイエンドの反応三体の反応を確認… アサルターさんを倒したと思われるのは電波反応や超音波を確認する所、DG小隊のリバイバーの可能性があります…』

 

リホーマー「サーチャー… 撤退しろ。アンタやと時間稼ぎにもならん。EA小隊やS07基地の部隊、ましてリバイバーと交戦してみろ、、、話しにならんから逃げろ…」

 

サーチャー『私を見くびってませんか?確かに私は戦闘向きではありませんが私が死なない程度に時間稼ぎぐらいはできます。』

 

リホーマー「…そうか…

ならサーチャー、今いる場所を教えてくれへんか?」

 

サーチャー『第3ゲートのトラップの操作室ですが…?何をしているんですか?」

 

リホーマーは直ぐにそのカメラを確認した。

 

リホーマー「動かへんでよ〜………

……

……空間式瞬間移動(スペーステレポート)開始ッ…!」

 

リホーマーはとんがり帽子(テレポートハット)を機動させ通常ではありえない程の複雑な演算を処理、そしてサーチャーのいるトラップの操作室の空間に干渉した。

 

サーチャー『……!?!…これはどういう事ですか!なんで私が()()()()()()に!?』

 

サーチャーはトラップの操作室からシェルターにテレポート(瞬間移動)されていた。

 

リホーマー「伝言や…… タナカさんも戦闘途中にそこに送る予定やったけどな… G36に変わって 」

 

サーチャー『社長…… 本当無茶ばかりですね…

分かりましたよバカ社長。』

 

悪態つきながらもいきなりシェルター内に現れたサーチャーに驚いているG36に通信機を渡した。

 

G36『社長… サーチャーさんがなんでここにいきなり現れたんですか?』

 

リホーマー「その事は後で話す。タナカさんがそのうち送られてくる筈やからメイド服を準備しておいてな。」

 

G36『な、なんでですか?タナカさん男ですよ?』

 

リホーマー「タナカさんの変身能力なら突破された後、メイド人形に変身したれば保護してもって紛れる事が出来ると思うからの…

じゃ、お願いしたから頼むで!」

 

さりげなくタナカさんを空間式瞬間移動(スペーステレポート)させ、シェルター内でメイド人形に変身させG&K社に紛れ込ませようとしていた。

リホーマーは、その方が情報が大量に入るし何より土地を不法に乗っ取ってやっている様なPMCよりはマシだからだから。と考えていた。

しかしそれは自分の所まで辿り着いて自身が殺される。又は鹵獲された時の話、リホーマーは自身の武器である八卦炉や他の道具を確認しようとした。

 

リホーマー「カハッ…… ケホッ…… ケホッ…… ウチもアサルターと同じ最初からボロボロの状態やな…ハハ…」

 

しかし、動きは一旦止まりリホーマーは空間式瞬間移動(スペーステレポート)の反動により血を吐いてしまう。

 

リホーマー「テレポートさせるにはちと距離があり過ぎたな… ウゲェ…口の中血の味するや…… でももう一回やらなあかんしな…」

 

この空間式瞬間移動(スペーステレポート)、距離が離れていれば離れているだけ負荷や演算が大きくなる。

幾らリホーマーの高い電子処理能力に任せた強引なテレポート、その為自身の寿命を削っていた。

 

リホーマー「まぁ、テレポート事故を故意に起こして空間ごと切断したりできるんやけど気をつけなあかんな…

はぁ… とりあえずトラップの操作室を遠隔操作して…」

 

リホーマーは自身の寿命を心配しつつ、カメラ越しからトラップを起動する準備をしEA小隊、DG小隊のリバイバー、S07基地の部隊を待ち受けていた。

 

 




この状態のリホッチはこんな感じですね。

リホーマー・ウィッチ

火力/SSS
命中/A
回避/SSS
射速/A
体力/E

八卦炉の火力と半重力装置やテレポートハットによる立体的な高機動と回避力、多種多様な小道具や小細工によるトリッキーな戦いを主に置いたリホーマーの戦い方。

ただし体力は徐々に……

テレポートハット…
空間ごとテレポートさせる事が出来るのテレポート装置、瞬間移動による奇襲から撤退、攻撃の回避、またはテレポート事故を故意に発生させ空間ごと敵を切断と、撤退から攻撃と考えようで多数の用途に使える。

空間式瞬間移動(スペーステレポート)は距離が離れているば離れているだけ負荷や演算が大きるなる。

このテレポート事故を故意に起こす発想に至ったのはS09地区でのキャロルのテレポート事故巻き込まれた事だったりする。


なんで"とんがり帽子"かと言うとゴツい鉄の塊よりこっちの方が可愛いからというリホーマーの感性?からこう言う型となっている。

八卦炉…
有名な某白黒魔法使いの八卦炉をタナカとリホッチの力で完全再現できた代物
火力は料理の弱火から山を貫通させる程の規模のレーザーを放てるくらいに調整可能。

ただし反動で寿命が…


他にも、大量のレーザービットやらグレネード、スモークグレネードやらと小道具やら小細工盛り盛り…


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

目論見失敗と予想以上の速さ、そして……

リホーマーの作戦が潰れていく……
そして…

この話ですが…
白黒モンブラン様 の『Devils front line』を見てくれると何やってんだか分かります…




H&R社… 第3ゲート…

 

リホーマー「うわぁ…… 誰や…… この作戦やら色々鉄血に流出させて鉄血の大部隊で混乱させよとしてたのに…… 」

 

リホーマーはボロボロな状態で頭を抱えていた。事前にこの作戦と他にも色々な情報を鉄血に流したリホーマー、そして鉄血の大部隊を誘き寄せ坑道内で大量の罠と敵の鉄血の大部隊でG&K社の部隊を板挟みにさせ挟撃作戦をする予定だった。

だが外に設置されているカモフラージュされたレーダーに鉄血の大部隊が少しだけ映った瞬間消えて無くなってしまい、更には鉄血の大部隊は撤退していた。

 

リホーマーは気を取直しトラップの操作する準備をする。

 

リホーマー「まぁ、ええアレは来たらええなぐらいの期待やったしな… トラップに専念しますかの… 」

 

予想外な事に見舞われたリホーマーはトラップの操作をし始めた。

 

リホーマー「まぁ、 "コイツ" を使わないとええんやけどな… 」

 

リホーマーは足元にあるアタッシュケースに目を向けた。その中身はS11地区での戦利品であり、使い所を間違えなければ強力な " 力 " になると思われり物

ただし、ただでさえ短い寿命が更に急激に擦り減る魔界(ガチ)のアイテム

【狂った永久機関】だった

 

そんな心配をしている中、罠を操作しようとしたが…

 

リホーマー「は? なんでもうここまで来てんの?本当早すぎへんか?」

 

モニターに映ったのはリバイバーではなく、バルカンとマーダーが壁や天井、床に向かって乱射し予想以上のペース突き進む様子だった。

 

リホーマー「ま… まぁ、まだ大丈夫や、多分…(冷汗)」

 

実際凄く焦っているが表に出さないようにしていたリホーマーだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

H&R社… 通路内…

 

リバイバーとアサルターの戦いが勃発し決着がついた頃、バルカンとマーダーは罠を破壊しながら進んでいた。

 

バルカン「撃て撃て!!満遍なく撃ちやがれ!ヒャッハァァァァァァ!久々に最高な気分だぜこの野郎!!」

 

マーダー「貴方トリガーハッピー出てるわよ… はぁ、つまんない…… 」

 

20mm弾と12mmの鉄塊の高密度な弾幕の暴風が坑道内に設置されたトラップを破壊しながら突き進んでいた。

 

バルカンの愛銃(M61A2バルカン)に至っては凄まじい程明るいマズルフラッシュの光により坑道内は明るく照らされていた。

銃声もかなりうるさいが……

 

そしてマーダーには早く戦いたいのと、さっさと気になる事がありM16A4を弄りたいな。とか血で血を洗うような戦いがしたいな… など頭の中でずっと考えていた。

 

ペイロード「バルカンさんの悪い癖久々にみましたよ……」

 

M16A4「悪い癖?トリガーハッピーなのか?見る限り 」

 

ペイロード「はぁ…、そうですよ。ああなったら前なら赤字確定か弾代で報酬が全部消えますよ……」

 

M16A4「確かにあの巨大な機関砲をずっと撃ってたらな…」

 

ペイロード「あと、バルカンさんから聞きましたけど鉄血化モードもバルカンさん見たんですよね?」

 

M16A4はその言葉に一瞬固まりつつも答えた。

 

M16A4「……… 『良く見とけよ。鉄血ハイエンドと戦術人形の狭間にいる人形の姿を』って言って見せられたよ、あの時は本当に驚いた。一瞬彼女が鉄血になったんじゃないかって思ってしまった… 」

 

ペイロード「バルカンらしいやり方ですね…

…その言葉の意味は……バルカンさんの身体の約6割が鉄血のハイエンドモデルの技術をI.O.P社が真似て作った物らしいんです…

…なのでバルカンさんが言うに本当の意味で()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()って事になるんですよ…… 」

 

M16A4「…………()()()()()()()()()()()()()()か……… 」

 

リホーマー「まぁ、そんな事気にしてたらEA小隊じゃ腹痛とか頭痛起こしちゃいます。

…あとマーダーさんに何か言われたら無視した方がいいですよ?頼みますから、マーダーさんは反応を楽しんでますから。」

 

M16A4「……分かった、ありがとう。」

 

ペイロードが笑顔で話しているが何処と無く苦労が顔に滲み出ていた。

 

 

 

 

 

 

 

そして罠を破壊しながら突き進む事数十分後、広い空間に辿り着いた。EA小隊、S07基地の部隊は警戒しながら広い空間に入るが何も起こらなかった。

 

そして良く見ると広い空間の奥には " 3 " と書かれたゲートが硬く閉じていた。

 

バルカンとマーダーはお互いに自身の銃をゲートに向けてぶっ放すが傷が付くだけで壊れる事は無かった。

 

そんな中、普段頼りないデストロイヤーが前に出た。

 

デストロイヤー「ちょっと待っててね……」

 

デストロイヤーは装填してあったフィレシット弾を外し、別の弾を装填した。

 

デストロイヤー「ちょっと離れてね… 危ないから…」

 

ゲートにデストロイヤーは近づき大きいグレネードランチャーをゲートに押し付け引き金を引いた。

 

カァァンッ!!

 

デストロイヤー「徹甲弾で穴は空いたから…… よっと… 」

 

ゲートには穴が空いたがまだ十分とは言えなかった。デストロイヤーはグレネード弾をゲートに2〜3個推し詰め距離を取りグレネード弾の詰まったゲートの穴に銃身を向けた。

 

デストロイヤー「よし!FIRE(ファイア)!」

 

そしてゲートに放たれたグレネード弾は内側に詰められたグレネード弾に当たり盛大に爆発、その流石に内側から爆破されたゲートは吹っ飛んでいき跡形も無くなった。

 

 

 

 

そしてゲートの奥には綺麗に舗装された広い通路が続いていた。

 

その道の奥には場違いにも魔法使いのコスプレの様な見た目の少女が少し豪華な椅子に足を組んで座っていた。

 

リホーマー「よう来たの…

ウチが " リホ・ワイルダー… "

いや…… 元鉄血工造… 改造者(リホーマー)や……(迫真のラスボス感)」

 

バルカン「店の人?」

 

ペイロード「リホ……さん…?」

 

M16A4「何あれ?」

 

P228「えぇ…(困惑)」

 

足を組んでリホーマーは座りラスボス感(笑)を醸し出してプレッシャーを放っていた。

見た目が見た目だけに場違い感が半端でなく周りの理解が追いつかず辺り一帯が一瞬時が止まったかのように止まった。

 

 




少し強引ですが次回リホーマー戦!

まぁ、多少はね?

あとクリスマスまで終わらせられなくてすいませんッ!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

偽りの黒

失わない為の黒…

愚者は仲間に責任を背負わせない為に一人で背負って歩く……


H&R社本部… 最奥…

 

場違いな魔女コスをしているは " リホ・ワイルダー " こと【 改造者 】がラスボス感(笑)を出しながら少し豪華な椅子に座っていた。

 

その光景を見たEA小隊とS07基地の部隊はそんな場違いにも程がある光景に固まりフリーズしなんとも言えない微妙な空気になり始める。

 

そんな重たい雰囲気の中、ペイロードが話しを始める。

 

ペイロード「……あまり信じたくなかったですが本当にリホさんだったなんて……

…リホさん投降して下さい…私はアナタと戦いたくありませんから…」

 

ペイロードは " バーでの一件 " の事が頭に残っておりリホさん(リホーマー)には投降して欲しかった。

 

リホーマー「それは…… 無理やな〜、ウチの正体分かってもうてるやろ?まぁ、確かに不法に占領しta…(ババババッ!!)…って人が話してる最中撃つなやアホ!」

 

突如としてリホーマーに向かって弾丸がフルオートで放たれるもリホーマーはフォースシールドを展開して防御した。

 

M16A4「殺してやるッ!!」

 

リホーマー「人の話しを遮るやない!古事記にもそう書かれてるやろ鉄血スレイヤー=サンッ!」

 

その瞬間座っていたリホーマーは姿を一瞬で消えた。

 

M16A4「瞬間移動…!?」

 

ポンポン…

 

突然後ろから肩を叩かれたM16A4は後ろを振り向いく。

 

プサッ…

M16A4「……!?!」

 

リホーマー「取り敢えず落ち着いて " 話し合い " をしようかお兄ちゃんなぁ…」

 

リホーマーはM16A4の頰に指を指していた。

 

M16A4「ふざけるなッ!!」

 

リホーマーの手を振りほどき銃を撃つがリホーマーはすぐさまテレポートし距離を取った。

 

リホーマー「そんなカッカすんなや…

…ん?……!?!」

 

突然、巨大なレーザーが横切り更に距離をとった。リホーマーはその方向を見る、そこにはアサルターと戦い遅れたリバイバーの姿があった。

 

リホーマー「ホンマに来たんやな〜 リバイバー」

 

リバイバー「やっぱりリホーマーか…… 」

 

P228「大丈夫!?」

 

リバイバー「大丈夫だ。

それとだな…作戦は中止になった」

 

リバイバーは片腕を失っていたが未だに現在だった。そしてある質問をする。

 

リバイバー「リホーマー、お前さんがここを不法に占拠したのは分かった…

だがお前さん、テロリストに武器を売ったろ?」

 

一瞬リホーマーは首を傾げた。相手は選んでいるつもりだっだが何処からか転売、もしくは身分を偽っての取引がされていたらしい。

 

リホーマー「テロリストに売った?相手は選んでやってるつもりやぞ?」

 

リバイバー「そうか… 取引相手を調べれば分かるとして…

あと、BB小隊の爆弾は解除してあるから安心しろよな」

 

バルカン「ば…爆弾!?」

 

ペイロード「脅されてたの!?」

 

デストロイヤー「えぇ!?」

 

フレイム「本当にそうなの!?」

 

マーダー「はぁ…、そういう事ねぇ」

 

リバイバーのBB小隊の爆弾発言にEA小隊は驚いた。

 

リバイバー「でだ… 改めてH&R社には一ヶ月の猶予やるから立ち退いてもらう事になったんだ。」

 

その時、リホーマーはニヤリと笑い大声で喋り始める。

 

リホーマー「そうか… 馬鹿やの〜、騙されるなんてな!テロリストに武器を売ったのは自分の判断や!」

 

リバイバー「…さっきの言葉は嘘なのか!?」

 

いきなりリホーマーはテロリストに武器を売ったと言い放った。

 

リホーマー「嘘やぞ?馬鹿やないか?あとテロリストに加担したのは()()()()()!他の社員には内緒でやったんやから関係あらへん!そしてテロリストに武器売ったらのう!それはそれは飛ぶように儲かったわ!アハハハハ!」

 

その言葉にEA小隊、BB小隊は全員銃口を向けた。

 

リホーマー「さて… ここの施設を他の勢力に使われるのは嫌やからな…

…ポチッとな!」

 

()()()()()を取り出し躊躇無く押した。

よく見るとドクロマークをしたあからさまなボタンだった。

 

ビーー!ビーー!ビーー!

 

《自爆シーケンスを起動しました…

30分後にこの施設は自爆します…

職員はすぐさま避難通路から外に避難して下さい…》

 

リバイバー「おまッ!やりやがったな!」

 

リホーマー「悪者にはお似合いやろ?

まぁ…もう演算の為の時間稼ぎには十分や…

 

空間式瞬間移動(スペーステレポート)ッ!!」

 

リホーマーは固まっていたEA小隊とBB小隊、DG小隊のリバイバーは全員外に強制的にテレポートさせた。

 

 

 

 

 

 

バタッ……

 

リホーマー「ガハァッ!ゴホッ!ゴホッ!無理し過ぎてもうたな…… これでアイツらには責任は来ない…

でも…

…もう…一回のテレポートが限界… それも場所の指定なんてできへん奴の…」

 

血を吐き目からも血が流れ始めもう身体は自由が効かない状態になり倒れ込んだ。

 

リホーマー「テロリストに加担した会社の元社員なんて社会的に死ぬ事は免れへんやろかったよなぁ…

これでウチ一人で全部やったって事になればアイツらは万々歳やろ…

これで責任は果たせたし楽しかった社長生活やった…… 」

 

手が震えていた。それは自爆シーケンスを起動させた事はつまり今まで綺麗に丁寧に使ってきた会社の通路や工具やら道具、施設。それと作って来た兵器諸共全部全部爆破する事を意味していた。

 

 

リホーマー「さて……ウチの社員もシェルターに取り付けられた避難路から脱出してると思うし…

最後の悪足掻きと行きますかの…

ウチの悪運… 何処まで通用するか…

 

…ランダムワープッ!」

 

 

リホーマーは最後の悪足掻きとして自身の悪運に任せ、何処に行くか分からないランダムワープをした…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

H&R社本部前…

 

入り口の坑道から徹底的に爆破され完全に崩壊していた。

 

リバイバー「アイツ…… ハッタリかましやがったな…

自分が黒で社員は関係無い白って事にしようとして…」

 

バルカン「そうなのか…?そうだとしたら後味が悪いな… 」

 

M16A4「リホーマー!… クソッ!!」

 

 

戻って来た時、G&K社の陣営の補給部隊の人形などの人形が全員手足を斬られ行動不能の状態に陥っていた。

幸いな事にS07基地の指揮官であるカスミ指揮官は頭を叩かれ気絶していた以外何も怪我が無かった。

 

 

 




次回!
後日談!!

あと間に合わなくてすいません!
堪忍してくれや!(>_<)



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

後日談……

1日後…

 

I.O.P社…

 

EA小隊、DG小隊のリバイバー、S07基地のBB小隊はその後、救援に向かったヘリに乗り帰っていた。

 

バルカン「DG小隊の調べで分かった事だが相手は選んでいたらしいが巧妙に身分を偽装されたテロリストには気づかなかったらしい… 」

 

ペイロード「人の恨みというのは恐ろしいものですね……」

 

 

その後、DG小隊による取り引き先の調査によりH&R社は取り引き先を選抜していた事が明らかににりテロリストとの関係性は無いと結論が出た。

 

リホーマーがテロリストに加担したという疑惑は払拭された。だが最後に自爆シーケンスを起動した為、坑道内に作られたH&R社全通路、全施設は完全に崩落していた。

 

バルカン「まぁ、アイツのやった事の積み重ねって事は分かるけどよ… こんな後味が悪い任務なるなんてな…… 」

 

ペイロード「そうですね… 多分いい人なんですよね。自分を犠牲にして会社の社員の罪を無くそうとするって…… 」

 

バルカン「でもグダグタしてても仕方ねぇか。

今日はクリスマスだし…デートしようとしてたんだけど… 無理だな…… この作戦の後処理でスミスは忙しいし」

 

この久しぶりはクリスマス当日、クリスマスの日にデートしようとしていたがそれどころじゃなくなっていた。

 

バルカン「ちと早めに寝るわ、少し疲れた…」

 

ペイロード「え?そうですか?EA小隊全員でホールケーキ食べようとしてたんじゃないの?」

 

バルカン「私の分のケーキはマーダーにでもやってくれ。はぁ…デートしたかったなぁ… 」

 

スミスとデートしたかったバルカンは結構凹んでいた。それとこの後味の悪さのダブルパンチによりケーキより早く寝たかったバルカンは部屋に入りベットに潜り込んだ。

 

ペイロード「【仲間の為に犠牲になる】か…… 私じゃ少し躊躇してしまいますね…… こんな戦いはいつ終わるんだろうな……」

 

こんな争いさえ無ければいい友達になれたかもしれないな… と心の中で思ったペイロードだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バルカンの部屋…

 

最近、女の子らしさを意識し始めたバルカンは部屋に犬やクマのぬいぐるみを買って飾ってあった。

 

そこのベットにはバルカンがグッスリと寝ていた。

 

そんなバルカンの部屋に誰かが入って来た。

 

マーダー「あらぁ… グッスリ寝てるわねぇ… 本当無防備。」

 

マーダーがサンタの格好して入って来ていた。しかし普通のサンタの赤白じゃなく白黒のサンタの格好だった。

 

マーダー「さて… あの天災(ペルシカ)の命令だからって… どうせ恋に臆病になって告白すらまともに出来ないと思うからって……

まぁ、このブラックサンタ マーダーさん(やらされてる)がこの()()()()()()()()を運ぼうかしら… 」

 

マーダーはニヤリと笑いペルシカに命令されたある事をしようとしていた。

 

 

 




NTK様 作 『人形達を守るモノ』
ガンアーク弐式様 作『MALE DOLLS外伝集』
白黒モンブラン様 作『Devils front line』
試作強化アサルト様 作 『危険存在徘徊中』…
コラボありがとうございます!

キャラが多い事とクリスマスが重なり駄文が更に駄文になり少しメチャクチャになりましたがそれでもコラボに参加して下さりありがとうございます!



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

告白

たて続けにコラボです!
NTK様 作 「人形達を守るモノ」

ついに…
1組のリア銃が…


スミスの部屋…

 

マーダー「ッたく… 重いわね… 何食ったらこうなるのかしら… あっ、酒とツマミだったはねぇ〜 」

 

前の作戦の事をこれをしたら不問にするとペルシカに言われ(強制)マーダーは渋々承諾、そして今に至っていた。

理由としては『どうせバルカンはヘタレだから告白すら出来ないから』と言う理由だった。

 

自室でリボンでグルグル巻きにしたバルカンを農業で使う一輪車に載せていた。

 

マーダー「それにしても鈍感にも程があるでしょ、こんなにしてまで気付かないなんて… まぁ、好都合だからいいわ。」

 

バルカンをスミスのベットに寝かせマーダーは手紙をリボンに挟み出て行った。

 

 

 

 

 

 

2時間後…

 

 

 

 

スミス「おーい、バルカン起きろー」

 

バルカン「んにゃ… 何だ…⁉︎ええっ⁉︎何でスミスがここに⁉︎あれ、これどうなってんだ?」

 

スミス「それはこっちが聞きてぇよ…」

 

当然の様に自分の部屋で寝ていた筈のバルカンは突然スミスに起こされた。

まだ寝ぼけていたのか自分の部屋かと思って周りを確認しようとしたもののリボンでグルグル巻きにされていので動けず顔だけ動かして辺りを確認した。

 

バルカン「ここはどこなんだよ?」

 

スミス「ここは俺の部屋だぞ?

…まぁ、その事は一端置いといて取り敢えずコレを取るからな。」

 

バルカン「あ… ありがとう……」

 

スミスはグルグル巻きにしてあるリボンを解いた。必然的にスミスはバルカンの身体を触る事になりバルカンの顔は恥ずかしさのあまり赤くなっていた。

 

そんな時、一枚の折り畳んである手紙がパサッ…と床に落ちスミスはその手紙を拾い広げ読むともう手紙の内容は読んだ瞬間マーダーが書いたと分かる様なワザとらしい内容だった。

 

スミス「……マーダーかよッッ!!」

 

バルカン「なんだよ、少し見せてくれよ」

 

スミス「分かった、ほら… 」

 

そして手紙を渡されたバルカンは読み始めた

 

 

 

 

 


 

 

彼女いない歴=稼働歴の5発しか撃てないリボルバーにプレゼントよぉ〜♪

恋にヘタレでトリガーハッピーな彼女のデリバリーサービスは気に入ったかしらぁ

 

ねぇ?気に入った?気に入ったわよねぇ?

 

 

 

私の仕事は終わったから後は告白するなり朝まで【情報規制】して 一日遅れの" 性なる夜 " を過ごすし、6発じゃないのリボルバーの腰を壊するなり好きにしなさい(笑)

 


 

バルカン「そいッ!!(渾身の投球)」

 

手紙を思いっきり握りしめ部屋にあったゴミ箱に全力投球した。

 

バルカン「やったのマーダーじゃねぇかこの野郎!!」

 

スミス「その前のどうやって俺の部屋に入ったんだよアイツ!」

 

 

完全にワザとらしい煽りと悪意しかない手紙にイラついた。

 

バルカン「ホントすまねぇ!アイツの事は後でブン殴っておくから…」

 

スミス「そ、そうだな。その前にペルシカに報告な?」

 

 

 

 

 

少し時間は経ちその話しは一旦落ち着き始めた。そしてバルカンはある事をスミスに聞いた。

 

バルカン「その…… スミスってさ…

…彼女とかっているのか?」

 

スミス「え?…… い、いないけど…いきなりどうしたんだ?」

 

バルカン「いや… その〜… もしさ…

…私が()()()()()()()って言ったらさ…… どうする?」

 

この瞬間スミスは驚いた。彼女の事を考えてたらこうなるとは思ってもいなかったと言う事もあるがバルカンからこんな言葉が出ると思わなかったからだ。

 

バルカン「な、なんかごめんな!らしくない事言っちまってさ!取り敢えずマーダーをシバくか!」

 

バルカンは顔を赤くし部屋から出ようとした。そんな時、スミスとある一言によりバルカンの足が止まった。

 

スミス「いいぞ、バルカン。」

 

バルカン「え?」

 

スミス「俺も前から気になってたんだ。

まぁ、任務とかで会えない時の方が多いと思うけど…

 

 

 

 

…バルカンお前の事が好きだ、付き合ってくれ…」

 

 

当たって砕けろ的な感じで言っていたバルカンはその言葉が信じらなかった。

 

バルカン「本当にいいのか?こんなガサツだが…… 」

 

スミス「大丈夫だ。このぐらい気にしないから大丈夫

あっ… あとな、いつかになるか分からないがデート行かないか? 」

 

バルカン「ありがとう……!スミス大好き!じゃあさ!スミス!レストランとか行かないか!」

 

スミス「お、そうだな!じゃ、一緒に行くか!」

 

バルカンとスミスはデートの約束をしバルカンは自室に戻ろうとした。

 

ガチャ…

 

バルカン「?」

ガチャガチャガチャ…

 

バルカン「開かないだが?」

 

スミス「え?ちょっと待ってろ」

 

スミスも扉を開けようとするも何故か開かない。そしてこんな事になった黒幕であろう奴の憎たらしい笑顔が二人の頭の中に浮かび眉間にシワを寄せた。

 

バルカン「アイツ(マーダー)後で絶対シバく… 」

 

スミス「そうだな… ロシアンチョコ(激辛)でも大量に食わせるか?」

 

バルカン「そうだな」

 

 

 

その後、二人は仕方がなくベットで一緒に寝た。

(流石に手は出していない)

 

そして朝になり二人一緒に部屋から出た所をマーダーに目撃され「昨日の夜はお楽しみでしたねww(黒笑)」と言われた。

ただ一緒に寝ただけなのだがそう言われてバルカンとスミスはマーダーをイスに縛り付けロシアンチョコ(激辛)をマーダーが泣き目になるまで食べさせ続けた。

 

 

 

 

 




うん…
告白って難しいね



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

幸せな人と記憶の無い人…

I.O.P社…

 

大量のロシアンチョコ(激辛)をマーダーに食わせたスミスとバルカンはいつかデートに行こうと改めて約束した。

 

そしてバルカンはカフェに上機嫌でタピオカミルクティを飲んでいた。

 

バルカン「〜〜♪〜〜♪」

 

お酒を止め朝から呑んだくれる事は無くなった為、大体朝はテンションが低いバルカンであったが朝からこんな上機嫌なバルカンは珍しくペイロードは何があったんだ。と思いながら見ていた。

 

ペイロード「ど… どうしたんですか?」

 

バルカン「おっ、ペイロードか〜… 何があったと思う?」

 

ペイロード「何があったと言われても…… 」

 

バルカン「教えないぜ、はぁ… 早くその日にならないかな〜、楽しみだな〜」

 

ペイロード「明日()()()()()()()()()()()()()()()

 

バルカン「不吉な事じゃねぇから!あとそんな事はねぇからな!」

 

ニヤついているバルカンという珍しい光景のせいでペイロードは何か不吉な事が起きるじゃないか。と思ってしまった。

 

ペイロード「じゃ、何があったんですか?」

 

バルカン「えぇ?言わないとダメか?」

 

ペイロード「そんなに勿体ぶらずに教えて?」

 

バルカン「んじゃ、言わなーい!」

 

 

幸せ気分なバルカンにペイロードは一体何があったんだと困惑していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

I.O.P社…外…

 

マーダー「ガ…ライィ…… ヴェェェ… 」

 

スミスとバルカンに椅子に縛り付けられ大量にロシアンチョコ(激辛)を食べさせられたマーダーはその後解放された。マーダーはフラフラし涙目になり水飲み場でダウンしていた。

 

マーダー「アァァ… 腹の中が熱い…

…ウゲェェ… ミ、水ゥ… 」

 

流石に人食い(カニバリズム)でサイコパスなマーダーと言えどかなりの量のロシアンチョコ(激辛)には耐えられなかった。

水飲み場で水で口をゆすぐ事30分、やっと口の中の辛さは治り普通に喋れるぐらいまで回復した。

 

マーダー「はぁ〜… いきなりイスに縛り付けるなんて酷いじゃない…

…あの二人寝てる時にワサビチューブを流し込んでやろうかしらぁ 」

 

勿論、マーダーの辞書には【懲りた】という文字は無い為、全く懲りていない模様。

 

マーダー「それにしても…… 私はリバイバーと蠱毒で会った?やっぱ思い出せないわね… 」

 

作戦の時、リバイバーから言われた言葉が頭に残っていた。

 

『お前さんとつるんでた黒髪の女との連携がヤバかったからちょうど良かったが』

 

…確かにそんな記憶がある。

しかし、どんな奴だったか思い出そうとするが中々思い出せない。

途中で記憶にモヤが掛かったり古いテレビの砂嵐の様な感じになったりと中々思い出せなかった。

 

マーダー「まぁ、どうせ蠱毒で死んでるからどうでもいいわよね…… もう会おうとしても会えないし思い出そうとしても思い出せない人の事なんてね… 」

 

この時、感傷に浸っていたが、こんな姿バルカンに見られたら馬鹿にされるわね…。と思い、どうデストロイヤーを虐めるか考えるマーダーだった。

 

 

 




正月のドルフロのスキンガチャに向けコインを貯めてます…
だいたい爆死安定なので自分…
3Dスキン欲しいっすね…


依頼(コラボ)または意見や視点等あればココに書いてくれると幸いですッ!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

謹慎と言う名の休暇

某所……

 

助けられ色々と魔改造されたリホーマーはメイド人形姿のタナカさんとG36と会っていた。

 

リホーマー「ホンマ助けられたな…… 」

 

G36「いつも無理して死ぬ気ですか?!もし万能者さんの近くにテレポートしなかったら本当に死んでましたよ!!」

 

タナカ「もう無理すんなよ…… それと何かする時は相談しろよな!!」

 

リホーマー「す、すまんなぁ…… 無理して… 」

 

二人とも無理をして死に掛けたリホーマーが心配で怒っていた。

リホーマーが反省した所で今後の事について話し合う事になった。

 

リホーマー「でや… だいたいの状況は聞いた、H&R社の違法行為は坑道の違法占領だけって事になって訳やけど…

…ウチはもう社長じゃいれへんな…」

 

タナカ「どういう事だ?」

 

生き残り無罪放免となった筈なのにリホーマーは難しい顔をしていた。

 

リホーマー「決まっとるやろ?幾らテロリストに騙されたって訳でも加担してしもうた事には変わらん。

…この事はもう世間に出回ってとるしこの会社の信用は無いに等しい…

もし不祥事を起こした張本人のウチが会社に戻ったらどうなる?批難殺到やぞ?」

 

幾らテロリストと結託してると言う疑惑は晴れても世間や他の会社の印象は下がり信用は落ちているし怪しむ者といる。

もし、そんな状態で不祥事を起こした張本人の一人であるリホーマーが社長に戻ると言う事になると、ただでさえ信用が無くなっているH&R社の信用は更に無くなる事になるかもしれなかった。

 

リホーマー「あとな、ウチが鉄血のハイエンドモデルって事がもうバレとるから絶対無理や… 」

 

最後に致命的なのはリホ・ワイルダー=鉄血ハイエンドモデル 改造者(リホーマー)と完全にバレた事によりもう一度社長になる事は絶望的な状況になった事だった。

 

タナカ「そうだな…… でどうする?」

 

リホーマー「ウチは暫く謹慎やな… 適当に家作って住むかの… 」

 

G36「一緒に来れませんか?多分もう鉄血の反応は義体を総取っ替えしたからもう出ないと思いますが?」

 

リホーマー「顔バレしとるから無理やろ。あと捕まった時が怖いんや… このオーバーテクノロジーの義体やぞ?捕まったらR18のグロ案件や。」

 

あと怖いのは捕まった時だった。オーバーテクノロジーなこんな状態で捕まったらR18のグロ案件確定だった。

 

リホーマー「まぁ、謹慎っていっても機密通信で話しは聞けるしええやろ?まぁ、その場所は考えてあるしの… 」

 

タナカ「どこに行く予定だ?なんか嫌な予感しかしないんだが?」

 

リホーマー「S09地区の外縁にある09地区東部廃市街区域や、あそこは入り込んだ街並みと増改築した建物が多いし地図なんて役に立たん所や、そやけどウチには好都合や。

治安は良くあらへんけど適当に廃墟を改築してやればええし鉄血から装甲兵パクってやればボディガードにしてやればええしの…

じゃ、暫く休暇を楽しむからお土産を持って帰るから堪忍してな!」

 

そう言うとリホーマーはとんがり帽子(テレポートハット)を被り何処かへテレポートした。

何故かタナカとG36は非常に嫌な予感しかしなかった。

 




通りすがる傭兵さん…
勝手に使ってごめんなさい…m(_ _)m
まぁ、年末だし…
…多少はね?

リホッチの謹慎と言う名の休暇が始まる…!

依頼(コラボ)または意見や視点等あればココに書いてくれると幸いですッ!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

幽霊なんている訳あらへんやろww(心の声)

頑張ればゆったりできるから頑張ろうや!
(廃墟を改築する模様)


S09地区… 東部廃都市区域…

 

とにかく入り込む街並みが連なり、増改築を繰り返した建物により地図が役に立たない程入り組んでいた。

更に道路や通路など所々老朽化により倒壊し道を塞いだりそのせいで盗賊や犯罪組織のアジトなどがあり治安は決していい方ではなかった。

 

そんな中、リホーマーは廃墟を見て回り改築して家に出来そうな所を見て回っていた。

 

リホーマー「中々ええ所ないんやな… 殆どが人が居るしの… 」

 

殆どの人が住める建物はもう程んど無く犯罪組織や盗賊の縄張りと言う事が程んどな為難航していた。

 

そんなこんなで探しても探しても見つからずリホーマーはどうしようかな… と考えていた。

 

早くなんでもいいから見つけない夜になってしまう。ただでさえ治安が悪い所の夜なんて容易に想像が出来た。

 

リホーマー「もう夕暮れやな… なんかええとこないかな…… 」

 

一応、小型高出力レーザー砲 八卦炉ととんがり帽子(テレポートハット)を装備していた。

 

その()()()の所為で少し目立っていたがリホーマーは気にしていないが……

 

そんなリホーマーは地区の歩きながら眺めているとある崩れかけた建物に目が付いた。

 

リホーマー「おぉ… 寂れてるのう… この孤児院?いや教会かの…?」

 

所々老朽化し崩れた教会の様な建物に目が止まりリホーマーはその建物に近づいた。

その時、老けて見える中年の男性に声を掛けられた。

 

「お、お嬢さん、この建物に入るつもりかい?やめといた方がいいぜ?」

 

リホーマー「なんや浮浪者のおっさん… 犯罪組織の組員か?それとも盗賊か?」

 

「違う違う… しがない中年のおっさんだ。浮浪者のおっさんって言わないでくれ… なんか汚いから」

 

いきなり声を掛けられ警戒心MAXになりリホーマーは懐にしまってある八卦炉に手を掛けた。

 

「あの教会はな… 出るんだよ…幽霊が… まぁ、教会といっても孤児院だったけどな…

だがな実際は子供を集めて過激な宗教団体が連れ去った子供やら人形を集めて洗脳させる所だったけどな…

 

そのテロリストがG&K社に殲滅された後あの建物に入って住んだら居ない筈の子供の悲鳴が聞こえるやら、子供の姿を見たやら住んでいた人が死んだとかで【曰く付きの物件】って事になっあんだぜ…… 」

 

ようは子供の幽霊やらが出るかなりの曰く付きの物件だった。

リホーマーはその中年のおっさんの言葉を無視し建物の扉を開いた。

 

リホーマー「親切な浮浪者のおっさんやな〜、ありがとな、じゃ。」

 

「ちょ……… 警告はしたからな…… 」

 

そんなおっさんの言葉を無視しリホーマーはその【曰く付きの物件】である崩れた孤児院の中に入っていった。

 

中は洋風でキリスト教を彷彿させる教会の様な造りだった。

そしてツルが茂り不気味な雰囲気と肌寒い空気はいかにも幽霊が出そうな雰囲気だった。

 

リホーマー「そういやなんであの浮浪者のおっさんここに詳しかったんやろ?」

 

あとあと考えれば少し不気味だったが気にしない事にした。

 

リホーマー「まぁ、さっきから()()()()()()()けどええか!

さっさと床とか壁とか綺麗にして住める様にするかの!さっさとしないと年末まで間に合わんからな!今日は徹夜や!」

 

この時、リホーマーは徹夜し鉄血からパクった工兵用の機械兵でどんどん孤児院を自宅に改築していった。

 

そしてリホーマーの肩の違和感は少しずつ大きくなっていっていた…

 




年末に早々やらかしましたなぁ…

依頼(コラボ)または意見や指摘等あればココに書いてくれると幸いですッ!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

今年を振り返り…

あと数時間で来年ですね。

ガキ使を見ながら年越し蕎麦でも食べるかな…


I.O.P社… カフェ

 

今年最後の日、EA小隊は特に任務の無くダラダラと過ごしていた。

そんな中、バルカンとペイロードは今年の出来事について思い出していた。

 

バルカン「今年は色々あったなぁ… 」

 

ペイロード「そうですね… 」

 

禁酒中のバルカンとお酒の飲めなあペイロードはジュースを飲みながら話していた。

 

ペイロード「そういえば最初に仲間になった人ってマーダーさんだったんですよね?最初の頃ってどんな感じだったんですか?」

 

バルカン「最初も今も変わらねぇよ。煽ってくるし嫌味も言ってくる。人の過去を掘り返すはでサイコでクズってのは変わらない。でも頼りにはなるからなぁ… 」

 

ペイロード「そ、そうですか… でも私が印象に残ってるのは綺麗なマーダーさんですかね、アレは驚きましたよ… 」

 

バルカン「アレか…… あの時は私もビビったぞ?なんか調子狂うんだよなアレ」

 

 

そんな事を話しているとバルカンはある事を話し始めた。

 

バルカン「ほんと今年は苦労したな…… 私なんて人類人権団体に二回、鉄血に二回拉致られそうになったから… 私は…」

 

ペイロード「拉致られ過ぎじゃないですか?確かにそういう風にな話しは聞いていましたけど… 」

 

バルカン「確か鉄血は初の実戦とF05地区、人権団体はドールズジャマーで気絶してヘリから落ちた時とDG小隊に預かって貰った時だな… 確かに拉致られる事が多過ぎだな 」

 

流石には4回拉致られそうになったのは多過ぎだな。て思ったバルカンだった。

 

バルカン「ペイロードだって拉致られただろ?確かF05地区でドリーマーに… 」

 

ペイロード「確かにそうですね、まさか最初から近くにいたと思いませんでしたからね。」

 

バルカン「あの時は大変だった… イェーガーの精密射撃とストライカーの高弾幕はキツかった… ストライカーの射撃音のせいでイェーガーの狙撃場所が分からないしな… 」

 

F05地区の工業団地のマンションの上からストライカーとイェーガーの高弾幕と狙撃により足止めを食らっていた事があった。

その時バルカンが一人残って足止めしアルケミストに拉致られたが…

 

ペイロード「それより今年最後のあの任務はね… 後味が最悪でしたね… 」

 

バルカン「あのS010地区のH&R社制圧作戦か… あの店の人だとは思わなかったな… 」

 

ペイロード「私だってバーのヴァルハラで会った人だなんて思いませんでしたよ… 」

 

バルカン「最後の自供も嘘って事が分かってるからな… 自己犠牲って奴だな… 」

 

ペイロード「そうですね、自己犠牲って物は言うの簡単ですがいざその時となると難しい物です。それをやってのけたんですからきっといい人ですよ 」

 

バルカン「あぁー 何となく分かる。でもなペイロード、なんも無理してやる事じゃねぇよ自己犠牲って奴はな…

一回それで私は【傘】を身体に入れられて鉄血化しかけて敵になりかけたからな… 」

 

ペイロード「あの時は驚きましたよ?鉄血ハイエンド見たいな見た目になってたんですか」

 

バルカン「その副産物で鉄血化できるようになったし【傘】を無効化できる様になったけどな… ペルシカから聴いたけど原理は謎らしいが… 」

 

ペイロード「何それ怖い 」

 

バルカン「まぁ、気にしてたら切りがねぇよ。生きてるだけで万々歳だ!」

 

ペイロード「そうですね… 考えても分からない事を考えても仕方ないですからね。

…来年も頑張りましょう!」

 

バルカン「そうだな!恋も任務も頑張るとするか!そして時間あったらデートしたりとかな…」

 

ペイロード「この前言ってたのはそう言う事でしたか… バルカンさん誰と付き合ってるんですか?」

 

バルカン「ヒーミーツー!」

 

バルカンは幸せそうな笑顔をしながらジュースを飲んでいた。ペイロードは付き合っているのは誰なんだろうな… と考えていた。

そんな事を考えていた時、マーダーがカフェに入って来た。

 

マーダー「あっ、バルカンじゃない?スミスと関係どうなった?夜の営みまで発展したの?」

 

バルカン「してねぇからな!またロシアンチョコ(激辛)を大量に食わせるぞ!」

 

マーダー「ちょっとそれはもう嫌よ、良い関係を……

あっ、ジャックダニエルお願いね〜ww」

 

バルカン「ホント… 大晦日でも煽っていくるな… 」

 

マーダーは禁酒中のバルカンの好きなジャックダニエルを頼み飲み干した。バルカンは、やっぱりコイツは嫌な奴だな… と思った。

 

その後、バルカンとマーダーの口喧嘩が勃発しそのまま殴り合いまでエスカレートしそうになりペイロードに止められた。

 

ペイロード「全く二人はもう……

絶対来年もこんな感じですね。まぁ、何もないよりかはいいか。ハハハ」

 

微笑みながら来年もこの大切なEA小隊が誰一人欠ける事がない様に… と願ったペイロードだった。

 




今年も終わりますなぁ…
89式欲しいなぁ…


依頼(コラボ)または意見や指摘等あればココに書いてくれると幸いですッ!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

新年早々不幸な人

新年初投稿!

今年も頑張りますか!


神社……

 

新年を迎え神社には沢山の人や人形が初詣に来ていて入っていて神社の境内は賑わいを見せていた。

 

ある上級代行官はクジを何回も引き恋愛運が全部大凶だったり…

またその直後にクジを引いた戦術人形の恋愛運が大吉だった事によりその上級代行官がその場で泣き崩れたり…… と色々な事が神社の境内で起きていた。

 

バルカン「まさかヘリアンが10連でクジ引いて全部恋愛運が大凶だった後に私が大吉引くなんてな…… 流石に可愛そうになって来たぞ」

 

フレイム「まぁ、人生悪い時もあればいい時もありますよ!今が一番辛い時だから頑張りどきなんですよ…

…多分ですけど… 」

 

デストロイヤー「あそこまで酷い人がいるなんて思わなかったよ…」

 

バルカン「そうだよなぁ… アイツに幸運がある事を祈るしかな〜 」

 

新年早々合コンの敗北者(ヘリアン)の事件が勃発し笑っていた。

因みにフレイムとデストロイヤーは小吉と吉だった。

 

バルカン「よしっ!今年も頑張るとしますか!」

 

フレイム「今年も頑張りましょう!」

 

デストロイヤー「おぉー!」

 

 

ザワザワ……!

ザワザワザワ……!

 

 

バルカン「なんか向こうが騒がしいな… 少し行ってみるか…」

 

デストロイヤー「なんだろ?」

 

フレイム「行きましょう!」

 

初詣も終わり基地に帰ろうとした時、クジを引いた所が騒がしくなりバルカンとフレイム、デストロイヤーは行く事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リホーマー「なんで三回引いて運勢全部大大凶やねん!ていうか大大凶って…ッ! 」

 

「この人… 三回引いて三枚しか無い大大凶全部引いちゃうなんて…… 」

 

 

 

 

なんか見覚えのある非常にある見た目と特徴的な喋り方をしている人?がミラクル(笑)を起こしちょっとした騒動になっていた。

 

 

バルカン「なんかさ…… 数日前にあった様なきがすんだが…… ()()()()()()()()

 

フレイム「多分気のせいじゃないと思います?」

 

デストロイヤー「なんで疑問形?確かあの時死んだ筈だよね?」

 

地面に三枚の大大凶のクジを叩きつける人?に呆然と見ていた。

そんな中、バルカンが肩をポンポンと叩き話しかけた。

 

リホーマー「…?…

……!?!…」

 

バルカン「驚いた…… お前生きてたんだな」

 

リホーマー「…ひ、人違いy…です」

 

バルカン「顔はもう分かってるし罪に関しても無罪放免まではいかないが大丈夫だぞ」

 

バルカンにとってはまさかの再開… だがリホーマーにとっては大大凶を引いた直後に来た災難だった。

 

リホーマー「分かっとるわ、でも新年やし…… 堪忍してな?

…んじゃ!さいなら!」

 

バルカン「おいッ!逃げるなよ!」

 

リホーマーは咄嗟に人混みを掻き分け走り出した。

バルカンもリホーマーを追う為人混みを掻き分けながら追いかけた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神社の近くの路地裏……

 

リホーマー「はぁ… はぁ…はぁ……!新年早々なんでEA小隊のバルカンに会う羽目になるんや…!正月気分を味わいたかっただけやのに!」

 

徹夜で何とか教会を自宅に改装し終えた頃には年を越していた。

流石におめでたい日に家でダラダラしているなんて嫌やな〜… と思いすぐさま神社の近くにテレポート、予め欲しかった家具やらお菓子、娯楽用品などの物を路地裏に置き光学迷彩の機能が付いたマントで隠していた。

 

リホーマー「もうええや… さっさと自宅に帰って飯食うか… 演算開始…」

 

リホーマーは空間式瞬間移動で荷物ごと瞬間移動(テレポート)しよとし演算を開始しだした。

 

リホーマー「よし…!演算完了!

…テr…」

 

バルカン「あっ!見つけぞ!リホーマー!」

 

自宅にテレポートしようとした直後、やっと見つけたと言わんばかりにバルカンが飛びこんだ。

 

リホーマー「テレポート開始……」

 

バルカン「え…?」

 

 

路地裏から二人の姿が一瞬にして消えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リホーマー宅……

 

教会のステンドガラスが綺麗に磨かれツルや汚れが落とされて見違えるまで綺麗に掃除され生活用品やゲーム機も整理整頓され綺麗に置かれていた。

 

そんは中、バルカンとリホーマーが呆然とした様子で立っていた。

 

バルカン「ここ……何処?」

 

リホーマー「え? えぇ…(困惑)」

 

バルカンは周囲の状況が理解できずに頭を傾げていた。

リホーマーはなんでウチだけこんな目に?と頭を抱えた。

 

 

 




新年早々盛大に!!

そしてインフルエンザには気をつけよう!
(インフルエンザA型掛かった人)


依頼(コラボ)または意見や指摘等あればココに書いてくれると幸いですッ!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

取り敢えず落ち着こう

リホーマー宅…

 

帰ろうと空間ごと自分と荷物をテレポートしようとしたリホーマー、しかしバルカンがその空間に飛び込みテレポートに巻き込まれリホーマーの家に一緒にテレポートしてしていた。

 

リホーマー「……なんで? なんで来てんの?」

 

バルカン「いやさ… その前にここ何処?」

 

リホーマー「ウチの自宅やけど…… 」

 

まさか新年を迎え速攻でこんな事になるとは思わなかったリホーマーだった。まさかテレポートしたらバルカンが巻き込まれて自宅まで付いて来るとは思わなかった。

 

バルカンはなんとか状況を把握しリホーマーに喋り掛けた。

 

バルカン「そうか分かって…… ならすぐ今帰りたいんだよ!だから戻しやがれ!」

 

リホーマー「今日これ以上はテレポートは無理や!距離遠すぎてキツイねん!」

 

バルカン「テレポート系の奴か!てかここ何処なんだよ!」

 

リホーマー「このはの!S09地区の09地区東部廃市街区域や!」

 

バルカン「意外と遠いな…!

…ってそんな簡単にいっていいのかよ…」

 

 

 

 

 

 

リホーマー「あ…… しもた」

 

 

 

 

 

 

 

うっかり場所を言ってしまいリホーマーは内心焦り。バルカンは もしかして鉄血って案外口が緩いじゃないか?と思い何かを企みニヤニヤしだした。

 

リホーマー「あっ… 今のは冗談やからな?冗談」

 

バルカン「さっき思いっきり『しもた』って聞こえたんですがそれは…?」

 

リホーマー「き、気のせいや!気のせい!暴力はせぇへんでね!」

 

バルカン「暴力は振るわねぇから大丈夫だ」

 

リホーマー「やめや!ウチに乱暴する気やろ!エロ同人みたいに!エロ同人みたいに!」

 

バルカン「G&K社そんなヤベェ所じゃねぇからな!あと乱暴な事する気は無いから!」

 

リホーマーは怯えていた。捕まったら万能者から貰ったオーバースペックな義体を解剖されかねず下手したら実験動物みたいな扱いを受けるかも… と思っていた。

 

そんな事する気なんてバルカンは全く無いが……

 

 

バルカンはリホーマーに色々と事情を説明し分かってもらまで1時間掛半かった。

 

 

 

 

 

1時間半後……

 

 

 

 

 

リホーマー「……そ、そうか… 分かったで… 」

 

バルカン「確かにお前の言う通り上層部に奴らには疑う奴がチラホラするけどな… 少なくとも私は何もしないから大丈夫だ」

 

リホーマー「分かったから、流石に1時間半も粘り強く言われたら信じるしかあらへんやろ… 」

 

バルカンの粘り強い説得もあってか何とか信じて貰う事は出来た。しかしまだ問題があったしバルカンはある事が気になっていた。

 

バルカン「…今日さっさと帰ってテレビの特番観たいんだけど?」

 

リホーマー「今日中には無理や… 長距離を正確な座標にテレポートするのメチャクチャ疲れるねん… 今やってもええけど身の安全は保証せえへんぞ?」

 

実はかなりメチャクチャな事をリホーマーはしていた。自宅にテレポートの補助する機器を設置し万能者から貰った義体任せに通常ではありえない長距離をテレポートしていた。

 

バルカン「マジかよ… 」

 

リホーマー「すまへんな…」

 

当然そんなメチャクチャなテレポートは方法は万能者から貰った義体とはいえ行きと帰り(空間ごと)の2回が限界だった。

 

 

バルカン「あっ… 気になってる事あんだけどさ!なんかカスミ指揮官からお前がなんか【遺跡に関係するナニカと接触した可能性】があるんじゃねぇからって文面で報告書にあったけど実際はどうなんだ?」

 

リホーマー「そんな訳ないやろ〜(冷汗)…すまへんが今日は泊まりやな…

(なんでそないな事になってんの?)」

 

 

リホーマーの災難は今年も相変わらずだった。

この日、バルカンはリホーマー宅で泊まる事になった。

 

 

 

 

もうなんか嫌な予感しかしないが……

 

 

 




お分り頂けただろうか…(ワザとらしく)

次回…バルカン絶叫


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

助けて…!(二つの意味)

リホーマー宅…… 夜…

 

ご飯はナニかを薬や危ない物が無いかバルカンの監視の下、リホーマーの自宅にある食材を使っていて作り夕御飯を作り食べた。

 

そして二人は早めに寝る事にしたのだが……

 

リホーマー「なんでウチと一緒のベッドに寝るん?」

 

バルカン「お前のベッド、デケェからいいじゃねぇか」

 

リホーマー「初めて会ったのに距離近づきすぎやへんか?」

 

バルカン「私は気にしねぇから大丈夫だ」

 

リホーマー「………(誰か助けて〜… )」

 

リホーマーは贅沢したくて一人なのにダブルベッドを何とか作り一人で寝ていた。(今のところリホーマーにその気なんて無いが…)

元々ソファで寝ようとしたバルカンはそれに気付きリホーマーのベッドに入り込んでいた。

 

バルカン「そんな目すんなよ…、別にいいじゃねぇかよこんなデカイベッド一人で使うには広すぎるだろ?」

 

リホーマー「あぁ、もう分かったから… もうさっさと寝るわ」

 

リホーマーはバルカンのしつこさ(1時間半の説得)もあってか絶対引かないやろな。と考えもうさっさと寝ようとした…

 

リホーマー「じゃ、おやすみな…」

 

バルカン「おやすみ……な……(( _ _ ))..zzzZZ」

 

リホーマー「寝るの早っ…… まぁ、寝るか」

 

電気を消して二人は眠りについた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1月2日 2時頃……

 

二人が寝てから数時間後、真夜中に物が高い所から落ちた様な音が鳴り響いた。

 

コツンッ!

 

リホーマー「…んえ?…なんや…?こな時間に……」

 

物音に気付き起きたリホーマーは物音をした方を少しふらつきながら確認に向かった。

 

リホーマー「……ネジ?」

 

リホーマーの高性能な並列式高速演算が起動する

 

・装甲兵パクって10体ぐらいで同時進行で建物を改築したとはいえ手は抜いていないひ最終確認は丁寧にした。

=自分仕事に落ち度無し

・この部品は教会の上の方のステンドグラスの固定する為のネジ

= ステンドグラス落下の可能性大(危険)

・ネジを外すのに足場の組み立てが必須、そして騒音の発生不可避

= 明らかに不自然、原因不明

・ステンドグラスの落下予測を計算中…

= 即座に回避行動必須

 

 

…その思考僅か0.1秒未満、そして……

 

 

リホーマー「……!!」

 

ガァッシャァァァァンッッ!!

 

突然ステンドグラスが落下、リホーマーはすぐさまベッドスライディング、そして紙一重に落下するステンドグラスを避る。

 

 

バルカン「おい…なんだよ!寝てんのにウルセェぞ!」

 

ステンドグラスが落下した騒音でバルカンは起きてしまいバルカンの機嫌が悪くなっていた。

 

リホーマー「…ステンドグラスが落ちたんや、ボルトしっかり閉めた筈なのに」

 

バルカン「知らん…!静かにしろ!寝たいんだよ畜生め!」

 

リホーマー「ここはウチの自宅やアホ!」

 

リホーマーは箒と塵取りを使い律儀にガラスを集め片付けた。幸いステンドグラスは小さい小窓の様な物だった為、5分で片付け終わりリホーマーはベッドに戻った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2時20分……

 

やっと静けさを取り戻したリホーマー宅、さっきのステンドグラス落下の所為で外の風が少し入って来ていたが、さほど問題は無かった。

 

そんな中、バルカンは突然目が覚め、一旦リホーマーの冷蔵庫漁ろうと思い起き上がろうとした。

 

バルカン「………(あれ?動けない?そして身体が重い…?)」

 

身体が何故か動かず、声を出そうとしても声が出なかった。

 

バルカン「(動け!動けってんだよ!私の身体!!)」

 

動かない… おかしい… こんな事態になった事がない… バルカンは混乱し無理矢理でも動かそうと踏ん張ろうとするがそもそも力すら入らなかった。

 

…助けて……!

…殺さないで……!

…やめて…やめて…やめて!

 

バルカン「(なんなんだよ…!子供の声が直接電脳内に入って来やがる!やめてくれよ!嫌だ…!出てけ!)」

 

バルカンは耳を塞ごうとするが力が入らず何も出来ない。

 

そんな中、ナニカの無数の白い小さい手がバルカンの足から纏わり付き始める。

 

バルカン「(やめ…!嫌だ!いやだ!いやだ!ヤメろ!ハナセ!ヤメテクレ!イヤダ…!)」

 

抵抗しようにも何も出来ずひたすら心の中で願うした無かった。

 

そしてついにナニカの白い手はバルカンの身体を包み顔をまで包み込もうとし一人の小さい女の子が自分の身体の上に立っていた。

 

バルカン「(助けて……誰か…スミス助けてよ!

もう無理!助け……)」

 

もうナニカに取り込まれてしまう… バルカンは半ばヤケクソの叫びだった。

 

その最後の叫びも虚しく包み込まれ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リホーマー「起きろ!朝やぞ!」

 

突然、叩き起こさた。

 

 

バルカン「………!?!……」

 

バサッ!と勢い良く起きキュロキョロと外を見ると太陽が登っていた、

 

リホーマー「どしたんや?うなされてたけど?…って何泣きそうになっとんの?!」

 

バルカン「あ"り"か"と"う"ぅぅぅ!うぇぁぁぁぁん!!!ヒッグ… ヒッグ…!」

 

リホーマー「ヒギャッ!?キツイ!力強すぎ!首絞まってる!絞まってから!やめや!お願いやから!やめてね!

あ、本当にマズイか…!

…ギャァァァァァぁぁぉぁぁぁ!!」

 

バルカンが泣き止むまで30分くらいかかりリホーマーはその間、バルカンに泣き止むまで強烈に抱き着かれた。

 

M61A2バルカンと言う規格外な()を携帯できる彼女が遠慮無しに抱き着くという災難が朝からリホーマーを襲った。

 

 

 




ホラーって難しい…(自分が下手なだけ)

ところで89式はみんな手に入れた?



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

誤解だらけだけど取り敢えず鹵獲?

同じ場所にテレポートしたらこうなるよねぇ…


リホーマー宅…

 

バルカン「うぅ・・・グスッ……」

 

リホーマー「………(は、離してや…)」

 

バルカン「…?…… ご、ごめん……///」

 

リホーマー「ゴホッ…!ゴホッ…!はぁ… はぁ、生きてる…生きてる…」

 

やっと泣き止み離してもらえたリホーマーは朝からボロボロだった。

 

リホーマー「と、取り敢えずタオルで涙拭こうや。

…でや、テレポートは出来る様になったから帰ろうや… 」

 

バルカン「そうだな… リホーマー。すまない… 帰るか」

 

リホーマー「長距離テレポートは時間がかかるからちっと待っててや」

 

タオルを渡され涙を拭いたバルカンは気分を切り替えた。リホーマーはその言葉を聞きテレポートの準備を始めた。

 

バルカン「やっぱ思ったんだけど、なんだかんだでお前いい奴だな… 」

 

リホーマー「まぁ、色々と訳があんねん… あと20秒で準備出来るからの 」

 

バルカン「了解」

 

そしてリホーマー宅から神社の近くの路地裏に長距離テレポートをしようとした。

 

リホーマー「じゃ、行くで!

瞬間移動(テレポート)開始ッ!」

 

 

一瞬にして2人はリホーマーの自宅から姿を消し神社の近くの路地裏にテレポートで飛んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神社の近くの路地裏…

 

リホーマー「やっと着い……ッ!?」

 

バルカン「スゲェ!一瞬で……ッ!?」

 

リホーマーの長距離テレポートは無事に成功したのだがそこに待ち受けていたのは土嚢が腰の高さまで敷かれ、そこからEA小隊のペイロード、フレイム、デストロイヤー、マーダーが土嚢の上に銃を構えていた。

 

ペイロード「リホーマー…!ドタマぶち抜かれたく無かったらバルカンをこっちに引き渡しなさい!」

 

フレイム「返答次第ではここら一帯が炎に包まれる事になりますよ!」

 

マーダー「バルカンまた拉致られてやんのww いい加減学習したら?アハハハハッ!」

 

デストロイヤー「絶対にぶっ飛ばしてやるッ!」

 

完全に包囲されていた。

 

リホーマー「……なんか色々と盛大に勘違いしとるやないか……仕方あらへんけど」

 

バルカン「そうだな…こんな事なっても仕方ねぇな」

 

 

バルカンはリホーマーに拉致られてる。 そんな風に勘違いをしいる中、リホーマーとバルカンが状況の説明をしようとした。

 

バルカン「そんなガチガチに警戒しなくても… そんな悪い奴じゃないから大丈夫だぞ?」

 

ペイロード「……なんでリホーマーの肩を持つんですか?

も、もしかして……!」

パスッ

 

リホーマー「ふぇ?なんかはらにひゃひゅっとる?……」

バタッ……

 

ペイロードはペイロードに向かって人形用の麻酔弾を腹に向かって撃ち込んだ。そして素早くリロードしバルカンに銃口を向けた。

 

バルカン「ちょっと待て!話しを…… 」

 

ペイロード「バルカンさん…… すいませんッッ!!」

パスッ

 

バルカン「はにゃ…?はなひきいて…よ…?」

バタッ……

 

 

 

リホーマーとバルカンの2人を人形用の麻酔弾で撃ち無力化したペイロードはI.O.P社にいるペルシカと連絡を取った。

 

ペイロード「ペルシカさん… 取り敢えず無力化しましたがバルカンが洗脳されたかもしれないです… 念入りにお願いします。」

 

ペルシカ『了解、分かったわ。バルカンのメンタルに異常が無いか調べてみるわ。あとリホーマーも無力化したんでしょ?』

 

ペイロード「はい、どうしますか?」

 

ペルシカ『リホーマーに関しては丁重に扱ってね?もしかしたら何か異常な存在と組んでいる可能性があるから』

 

ペイロード「了解です。瞬間移動(テレポート)の逆探知装置を貸して下さりありがとうございます…」

 

ペルシカ『大丈夫よ、じゃ切るわね』

 

ペイロードはペルシカとの連絡を切った。そして他の人に眠らせた2人を運ぶように指示を出そうとするした。

すると既にバルカンに近寄りマーダーは()()()()()()片手に何かしようとしていた。

 

ペイロード「何してるんですか?マーダーさん?」

 

マーダー「この新年早々拉致られて操られてるかもしれないアホの顔に落書きしようとしてんのよ」

ペイロード「落書きはやめなさい、スミスが黙ってないと思いますよ?」

 

マーダー「それが面白いんじゃない、スミスがどんな表情するか楽しみだものねぇ」

 

ペイロード「絶対にやらせないですからね!」

 

 

 

その後、落書きは阻止され寝てるリホーマーは輸送用のポットに入れた。

そしてペイロードはバルカンの彼氏であるDG小隊のスミスに生存報告するとすぐ様急行しバルカンに付き添った。

 

尚、新年早々鹵獲されたリホーマーはこの事件の真相解明まで普通に栄養満点な三食が出て、空調完備、wi-fi付きでTV(ゲーム付き)も付いてるという相当優遇された条件で軟禁される事になった。

 

 

 




これでリホッチは新年早々謹慎(休暇)生活から快適な軟禁生活になっちゃった……
まぁ、誤解は直ぐに解ける予定なので多少はね?

リホッチが優遇されるのは万能者と組んでいるんじゃないか(組んでる)って警戒されかなり丁重な扱いを受けています…


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

リホさん就職?

まぁ、G&K社の輸送トラック襲撃して借金返す為に指揮官なった人もいるからあり得る話だよね?


三日後…… 面会室……

 

リホーマーが鹵獲されて三日後、リホーマーとペルシカは面会室で対面していた。

 

ペルシカ「貴方がリホーマーね、鉄血工造初になる筈だった完全工兵型の試作ハイエンドモデル」

 

リホーマー「……そやけど… こんな高待遇してウチをどうする気なんや?最後の晩餐やないやろな?」

 

ペルシカ「それは無いから安心しなさい。あと貴方の身体の事は安心しなさい、ヤバイ事って事は理解してるからデータ化もしてないし報告もしてないから」

 

リホーマー「それが本当ならええんやけどな… 」

 

気絶している間にリホーマーの身体を見ていた。そのオーバースペックな構造や性能に万能者と関係している事が明らかになっていた。

万能者の技術は確かに凄まじい物があるが、その事を狙おうとする者や他のPMCに狙われる厄ネタでもある。

そんな情報の漏洩や盗まれる事を危惧したペルシカは敢えてその事の報告書を書かずにいた。その為その事を知っているのはペルシカだけだった。

 

リホーマー「ウチは… どうなるん?」

 

気になっていた事をペルシカに聞いたリホーマー。自分はこれからどうなるか気になっていたからだ。

 

ペルシカ「そうね…… 二つあるわ」

 

リホーマー「二つ?」

 

ペルシカ「一つはここで一生軟禁生活するのか」

 

リホーマー「それは嫌やな… いくら自堕落な生活が出来ると言ってもやりたい事やりたいねん。ウチは…」

 

ペルシカ「そうでしょ?そこでもう一つ…」

 

ペルシカは一呼吸置き真剣な眼差しで話し始める。

 

 

ペルシカ「貴方……指揮官やってみない?」

 

リホーマー「は?」

 

言葉の意味が不明だった。一回敵対してるしそんな事なんて有り得ない筈なのに。

 

ペルシカ「いや… 言葉を間違えたわね。リホーマー。

…【やってみない?】じゃなくて【やりなさい】だったわ」

 

リホーマー「強制やないか!」

 

ペルシカ「今思い付いたのよ、私は万能者を敵に回したくないし貴方もここで一生軟禁生活なんてごめんでしょ?

…私とリホーマーの利害は一致するいい提案でしょ?」

 

リホーマー「他の地区に指揮官にして送り、ウチと万能者を味方につける。更には本部と離して厄介払いしようとする。つまり一石二鳥どころか三鳥やな?」

 

ペルシカ「あら?気付くの早いわね」

 

リホーマー「指揮官やればええんやろ?…やったるよ。思い通りになったるよ。」

 

ペルシカ「抵抗するかなって思ったけど以外ね、じゃ、分かったわ。二日後にここを出るから貴方の装備はその時返すわ…」

 

リホーマー「その時は楽しみにしとる… でウチの装備は無事やろな?」

 

ペルシカ「大丈夫よ、それは弄ってないから」

 

 

その二日後、G&K社の制服を渡され「本当に指揮官になんやな〜…(現実逃避)」っと感じたリホーマーだった

 

 

 

 




リホッチ、指揮官になる。

上からも下からも、他の勢力からも振り回されそう…



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

襲撃された街…

リホッチのハードモードな指揮官生活はっじまーるよ〜
(まだ車で移動中だが…)


車内……

輸送用の装甲車の中、リホーマー改め【リホ・ワイルダー】として指揮官となる事になった。

 

 

一応、あの事件で何とか坑道内から脱出、そしてG&K社の救出部隊に救助され、開発と経営の技術を買われ指揮官としてスカウトしてされた。

 

 

…と言う設定だ。

 

 

そんな中、荒野を走り抜ける中、リホーマーは寝たフリをしながら機密通信を使いH&R社のタナカさんと今後の事について話していた。

 

リホーマー『G&K社の指揮官になってもうたけどどうする?タナカさん… 』

 

タナカ『どうするって言われてとなぁ…(困)』

 

リホーマー『そういや新本社はどないなったん?』

 

タナカ『この前言われたリホーマーさんの元自宅を会社としてG36さんとMDRとメイド人形達と使ってんだが…… ()()()()()()()()()()

 

リホーマー『ヤバイ?って何がヤバいねん?』

 

タナカ『メイド人形が2〜3人発狂してな… それとMDRが幻聴が聴こえるとな言い出すんだが…… リホーマーさん大丈夫か?』

 

リホーマー『肩がなんか重なったけどそれだけやな〜… 何が原因か分からん事多発するからの… ステンドガラスが落ちて来たりとかしたりの…』

 

タナカ『…………(察し)』

 

リホーマーが使ってた自宅を今のH&R社として使っていだがメイド人形が二、三人発狂、そしてMDRが幻聴と原因不明の被害を受けていた。

 

タナカ『幽霊吸える掃除機作ろうかな…(遠い目)』

 

リホーマー『なんや…… 幽霊なんておらへんやろ…

あっ… でも悪魔がいるなら幽霊もいるかもしれんの… まぁ、取り敢えず盛り塩置いておけばええんちゃう?』

 

タナカ『そうだな… 他にも出来そうな事はやっとくか… 』

 

リホーマー『何か情報が来たら機密通信で教えるからH&R社に何か会ったら頼むで!じゃ、そろそろ基地の近くに着きそうやし切るで!』

 

 

リホーマーは機密通信を切り、寝てるフリを止め外の景色を見た。

 

リホーマー「嘘… やろ?…これは…… 」

 

そこに広がっていたのは黒焦げスクラップと化した車、爆撃を受けたかの様な建物の残骸とかなり悲惨な光景が広がり襲撃を受けたと言う事は明らかな状態だった。

 

そんな光景に唖然としている中、本部にいるヘリアンから通信が掛かってきた。

 

ヘリアン『新設されたS13地区だが… 酷いだろ… S09地区の鉄血の大規模襲撃の前日に潰されたんだ… 鉄血はS09地区に大規模な部隊で進行する上でこの町は進行の妨げになり撤退するにも邪魔だったらしいからな… 』

 

リホーマー「詳しいの… もっと教えてくれへんか?」

 

ヘリアン『鉄血は最初にブルートによる破壊工作で通信設備と電源系統を破壊され街全体は暗闇になりその後はジャガーによる迫撃砲とイェーガーと攻撃で一晩で壊滅…

この街を守ってたPMCは壊滅し、その後G&K社がこの町の自治権を格安で買い取ったと言う感じだ…』

 

リホーマー「鉄血とはいえ酷いのう… で、生き残りはおるんか?」

 

ヘリアン『1.5世代の古参の戦術人形が1人だけ生還している。彼女の名前は【RP-46軽機関銃(デグチャレフマシンガン) タチャンカモデル】だ。

基地に着いたらその戦術人形に基地の現状について色々と聞いてくれ…

他に何か聞きたい事があったら連絡をしてくれよ』

 

リホーマー「了解や、なんか分からん事があったら連絡するわ… 」

 

リホーマーは通信をヘリアンからの通信を切った。

そしてこれから辛い事になるんやろな… と思いながら崩壊した街の景色を眺めていた。

それは兎も角、【RP-46軽機関銃(デグチャレフマシンガン) タチャンカモデル】と言う1.5世代の戦術人形らいしいが……

なんか嫌な予感が何となくしていた。

 

 




もう名前からして『あっ…(察し)』って方も居ると思いますが次回…

次のリホーマー回は【タチャンカ】… 出ます…



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

生きる事を諦めるなや!

こっからはリホーマー=リホ・ワイルダー指揮官
…なので名前表記を【 リホ 】にします。


S13基地……

 

殆どの施設が壊され破壊された戦術人形の残骸や死体が広場らしき所に丁寧に並べられ花が添えられていた。

 

あまりの惨状に少し気分が悪くなったが元々こういう事には耐性があった為すぐに持ち直した。

 

そんな凄惨な光景を見たリホは輸送用の装甲車から降り、動かなくなった死体に花を添えている顔が見えない重装備をしている人に話しかけた。

 

 

リホ「ご愁傷様…… 」

 

??「…?… お前がG&K社の新人の指揮官か?」

 

 

リホ「ここの指揮官をやらせてもらう事になっとる。ウチはリホ・ワイルダーや…

RP-46軽機関銃(デグチャレフマシンガン) タチャンカモデル】…でええんよな?」

 

タチャンカ「そうだが…… 」

 

 

重厚なスペツナズヘルメットと可愛さや見た目より機能性と防御性を重視した露出が一切無い防護服を纏った異様な姿をした戦術人形はリホの方向を向き話した。

声は少し低いクールで大人な女性の様な声に少し気迫されたが話しを進めた。

 

 

リホ「すまないが被害状況を聞きたんやけど…… 辛かったらウチが直接見にいくで?」

 

タチャンカ「私以外の人や戦術人形は全滅、鉄血の破壊工作で宿舎以外の施設が爆破で破壊された… 」

 

 

スペツナズヘルメットで見えないが声がかけ辛かった。自身は元とはいえ鉄血だ、その為話し辛かった。

そんな中、タチャンカは衝撃的な一言を発した。

 

 

タチャンカ「…指揮官なんだろ?…なら私を解体してくれないか?」

 

リホ「は?」

 

 

その一言に固まったがタチャンカは構わず喋り続ける。

 

タチャンカ「私の様な老害でしか無い古い型の戦術人形なんて居ても仕方がないだろ?それにもう疲れた……

1.5世代の戦術人形のパーツはもう製造されていない。だから私を運用するって事バックアップも無いしはコストが高いからな…… 」

 

 

1.5世代の戦術人形は性能が2世代の戦術人形より低い、その為現役で活躍している者が非常に少ない。

 

そして何より古い為為設計図やパーツが無い。その為壊れてしまったらバックアップ機能も無くパーツも無い為非常にコストと維持費がかかる為だ。

 

 

そんな事を言っているがリホは感づいていた。

 

 

1人だけ生き残って辛いんやろうな…

 

昔の自分と同じや。状況はだいぶ違えど【自分1人だけ〜…】と言う辛さを今感じて生きる事を捨てようとしてをやな…

 

 

 

 

リホ「解体せえへんよ」

 

タチャンカ「お願いだ… 仲間達と一緒に逝かせてくれ…」

 

リホ「あのな…!古参ってのは聴いてる。アンタがここら辺の地形やら立地に詳しいやろ?やったら教えてくれや…!」

 

タチャンカ「その事は端末に纏めたからいいだろ…!だから死なせてくれ!」

 

タチャンカ「あと沢山頑張って戦ってきた事は傷だらけのヘルメットを見れば分かる!やから新しく来る戦術人形の教官でもやったらええやろ!

…やから今までの頑張りを無駄にすんなや!アホッ!」

 

 

リホは技術者だ。その為タチャンカの被っているスペツナズヘルメットの傷の具合でどれだけ戦って来たか分かった。

 

自分が生まれる前から時代の流れに抗い戦って来たと…

 

そして装備も入念に整備し大事にして来たんだ…

 

 

リホ「コストがなんやねん、昔偉い人が言ってた言葉がある…

【人は城、人は石垣、人は堀】って…

こんな世紀末だからこそ【人】を大事にせなアカンと思うんや!

…やから「死なせて」なんて言うんやない!」

 

 

死に掛けた時、助けてくれた人がいたから今の自分がいる。繋がりがあったから今の自分は生きてる。

 

もしその繋がりが無かったら自分は死んでいた。

 

だから助けたかった、ただ今度は自分が助ける番だと思ったからだ。

 

 

重い空気がのし掛かりリホとタチャンカは暫く沈黙した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タチャンカ「……………すまない… 」

 

リホ「最後の最後まで抗いまくれや…!ウチも一緒に頑張るから…!」

 

タチャンカ「で…… 指揮官… でいいんだよな?」

 

リホ「そやで、新人やからノウハウは分かるけど指揮官としての実戦経験は無いから教えてくれや、頼むで。」

 

タチャンカ「分かった、こんな古臭く不細工な私だがよろしく頼む。指揮官」

 

 

リホもタチャンカは強く握手をしリホはこんな 指揮官も悪くないの。そして気になっていた事を聞いてみた。

 

 

リホ「そういや素顔ちと見せてくれへんか?気になっての… 」

 

タチャンカ「そ、それは…… 恥ずかしいから無理だっ!自分の顔に自信が無いから無理!」

 

リホ「ちっとだけ!ほんと先っちょだけやから!」

 

タチャンカ「恥ずかしいから無理っ!」

 

 

その後、リホは何度もタチャンカに素顔を見せてとお願いするも「恥ずかしいから」と言う理由で素顔を見せてくれなかった。

 

 

 




いい話しに出来たかな?

まぁ、自分の駄文と表現不足でね。
そこはご勘弁を…



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

初の仕事は……

最初の仕事はやっぱこれしか無いよねっ!


S13地区…執務室…

 

ガラスは割れてレーザー銃の焦げた銃痕が多数あるボロボロな部屋にリホはタチャンカと入っていた。

 

 

リホ「……この量の被害報告書を全部手書きでやれと?」

 

タチャンカ「すまない… 前はパソコンでやっていたんだが壊れてしまってな… 」

 

 

簡素な机の上にはドン引きする程の量の被害報告書の山が連なり山脈をなしていた。

その理由は宿舎以外の施設、そして発電施設、インフラ設備も鉄血に徹底的に破壊されていたからだ。それとパソコンが無い為全部手書きでと言う地獄というオマケ付き

 

 

リホ「それとタチャンカ… いつまでヘルメット被ってる気なんや?流石に暑苦しいから被らんでもええやろ」

 

タチャンカ「指揮官… 何度も言ってるだろ?恥ずかいから無理だと」

 

リホ「そうやけどな〜… 」

 

 

頑なに素顔を見せないタチャンカの素顔が気になっていた。

そして30分が経過した。当然そんな時間では被害報告書の山脈はビクともせず、やる気を無くし目が死んでいた。

 

 

リホ「これ終わらへんよ?パソコンでデータ化してんやったら一瞬で終わるけど流石に手書きに限界があるわ……」

 

タチャンカ「二徹すれば終わる量だ、頑張れ」

 

リホ「流石は古参やな… この量に動じないなんて… 」

 

タチャンカ「さっさと終わらせたいんだよ私は… 壊れたガジェットの修理やら色々としないといけないからな」

 

リホ「ガジェット?…どんな奴なんや?」

 

 

ガジェット(小道具)と聴き目に色が戻りタチャンカに問いただす。

 

タチャンカ「小型で遠隔操作の地上走行式のドローンだが… 」

 

リホ「よしっ!やる気が出てきたっ!タチャンカ!さっさと終わらせてそのドローン弄らせてくれやタチャンカ!」

 

タチャンカ「え?あぁ… 別にいいが… 指揮官は機械に詳しいのか?」

 

リホ「大得意やでっ!…て言うか天職やから機械弄りは!」

 

タチャンカ「なんか心配だ…… 」

 

 

リホの正体をまだ知らないタチャンカにとってリホの腕が如何な物か分からなかった。

 

リホ「そう言えば挨拶回りもせないかんの… 」

 

タチャンカ「そうだな… だがその前にこの被害報告書の山を終わらせよう」

 

リホ「そやな、あっ…思ったんやけど移動手段とかはどないしよ… ヘリが欲しい」

 

タチャンカ「それもそうだな、まだまだやる事が多いから無理はしないようにしないとな」

 

リホ「さてっ!終わらすで!」

 

 

タチャンカのガジェットを興味を示したリホは仕事のペースを上げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ある者が目覚めようとしていた

 

それは蠱毒で活躍をしたものの生き残れなかった者

 

それは全てが敵の蠱毒で失敗作の2位(マーダー)と共闘し1位(ウロボロス)に殺された者

 

 

蠱毒 3位が目覚めようとしていた…

 

 

親友(マーダー)を奪ったG&K社と飼い犬(戦術人形)共を粛清する為に…

 

 

 

 




今年もドンパチ確定です

さて… どうなる事やら…


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

野盗退治

執務室…

 

被害報告書の山脈の4/3の量がやっと片付き終わりが見え始めた頃、リホは紅茶をタチャンカはインスタントコーヒーを飲んで休憩していた。

 

 

リホ「やっぱ紅茶やな〜 これをキメんとやっていけへん」

 

タチャンカ「キメるって… 紅茶は麻薬じゃないぞ?」

 

リホ「これに中毒性があったらイギリス人全員薬中になっとるわ」

 

タチャンカ「冗談だ指揮官、それよりもうそろそろ本部から物資が来る時間じゃないか?」

 

リホ「お、もうこんな時間やな。今は物資より人員が欲しいところやけど無いよりはええか」

 

 

リホとタチャンカは紅茶とインスタントコーヒーを飲み切り執務室を出て、そろそろ来るであろう物資を乗せた本部のトラックを出迎える事にした。

 

 

 

 

 

 

1時間後……

 

 

 

 

 

 

S13基地…… ゲート前

 

未だに修理がなされず破壊されたゲートがありタチャンカが1人で立てたと思われる鉄柵の仮のゲートがあった。

 

リホとタチャンカは倒れているコンクリートの柱に座って待っていたがトラックの到着時刻が大幅に遅れていた為、不安になり始めできた。

 

リホ「やっぱ何かあったんちゃうか?」

 

タチャンカ「何かあったかもな… 本部のトラックには護衛の戦術人形数人が付いている。たとえ野盗に襲撃されたとしても2〜30分の遅れだなのだが…… 」

 

リホ「()()()()

 

到着時刻はとっくに過ぎているが物資を乗せたトラックが一向に来なかった。

 

リホ「戦闘準備するかの… タチャンカ、ここで補給物資を奪われれば復旧に支障が出る… やから野盗退治やタチャンカ」

 

タチャンカ「しかし指揮官… 私1人じゃ戦力不足だぞ?」

 

リホ「大丈夫や、野盗程度やったら倒せるから 」

 

リホは自身の身体の中にあるバックパック(万能者の物とほぼ同じ物)の中から小型レーザー砲【八卦炉】ととんがり帽子(テレポートハット)をテレポートで出した。

 

タチャンカ「何処からそれを?」

 

リリホ「気にしたら負けやで?タチャンカちゃん

…あとはコレやな…」

 

更に服をバックパックにある()()()()とテレポートを応用して一瞬で着替えた。

 

タチャンカ「はぁ…… 指揮官、私は幻を見ているのか?」

 

リホ「幻かどうかはこの目で見た方がええで?」

 

 

本当は小型レーザー砲【八卦炉】を使いたかったと言う事もあったが、この先に目に見えて分かるひもじい生活から早く抜け出さないと思っていた。

 

その為、物資を奪う野盗に軽い怒りを抱いていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

森林地帯… 大型道路

 

S13基地と隣の地区を繋ぐ大きな道路があり度々野盗や鉄血の被害に遭っている為、物資の運搬には護衛が付いていた。

 

 

鉄血の部隊との戦闘が終わり消耗したところに野盗が襲撃、漁夫の利をされ弾薬も不足し不利な状況になっていた。

 

そんな中、メイド服ととんがり帽子(テレポートハット)の姿のリホおタチャンカは走行式小型ドローンで戦況を確認していた。

 

リホ「ドンパチやっとるな… タチャンカ、ドローンで調べた感じやと敵は何人いる?」

 

タチャンカ「…ドローンで見える限りだと15人、この状況は護衛部隊が不利だから助けに早く入ろう」

 

リホ「そやな… 援護頼みで!」

 

タチャンカ「本当に大丈夫なのか?」

 

リホ「この程度敵やあらへんよ!」

 

タチャンカ「その言葉!信じるぞ!」

 

 

タチャンカは展開型シールドを前方に設置し三脚の付き前の方に強化ガラスのシールドの付いた銃、【RP-46軽機関銃(デグチャレフマシガン)】を設置した。

 

そしてリホは【八卦炉】を野盗がいる方に向けエネルギーをチャージし始め膨大なエネルギーが【八卦炉】に集まり始める。

 

リホ「いけェェ!マスター……スパァーーークッ!!」

 

そして放たれた瞬間、辺り一帯は閃光に包まれ巨大なレーザーが一直線に野盗に向かっていき消しとばして行く。

 

更にレーザーを薙ぎ払う様放ち、消し炭すら残らない程のエネルギーが野盗を襲い戦闘は数十秒で終わってしまった。

 

そして残ったのは野盗が襲撃した時に乗っていたと思われる車の残骸と巨大なレーザーで削らた道路があっただけだった。

 

リホ「ふぅ… スッとしたで……」

 

タチャンカ「……これはやっぱり現実じゃ無いな…」

 

だった数十秒の出来事にタチャンカは自身の顔をヘルメット越しに殴って確認、しかし自身の拳に痛みがある為現実だと確認が取れ唖然とした。

 

タチャンカ「……私…… 必要なく無いか?あはは… 」

 

リホ「タチャンカ… やけどドローンで位置を確認出来んかったらこんな事出来へんかったからタチャンカありがとうの。」

 

タチャンカ「そ、そうなのか?」

 

実際、巨大レーザーを放つのはいいが混戦だった場合流石に撃てない。その為ドローンで敵の位置や戦況を確認出来たからこそ出来た事だった。

 

 

尚その後、物資は無事だったのたが道路をレーザーで削ってしまった為、その道路の補修費用で苦しむ事になったのだった。

 

 

 




人為が足りない為、リホッチとタチャンカで戦闘しないといけませんし…

人為を早くしないと基地の運営が回らないですね…


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

悪夢(蠱毒)から覚めし者

今回は久々に残酷な場面が出るので注意!



鉄血工造……

 

厳重な警備がなされた鉄血工造元本社、その試験用の模擬戦をする広い部屋に黒い髪の少女が立っていた。

 

右手には自動散弾銃(オートマチックショットガン)、左手にはナイフを持っている。

 

その光景をモニター室で見ていたドリーマーは模擬戦を始めようとしした。

 

ドリーマー『じゃ、始めるわよ、まずは捕まえたゴミクズ(戦術人形)3体相手してもらうわ。()()()だけどやっちゃいなさい』

 

そしてのARの戦術人形、SMGの戦術人形2人が手錠をかけられ部屋に入れた。

 

「秘密兵器…… だったはずなのに… こんな状況になるなんて… もう無理よね…」

 

「クソッ!この鉄クズめ!」

 

「や、やめるニャ!死にたくないニャ!」

 

死にたく無いともがく者、諦める者、微かな希望に賭ける者がいる中、ドリーマーはその1人に死刑宣告をする。

 

ドリーマー『まずはニャンニャンうるさいのからお願いね♪』

 

黒髪の少女はその人形にショットガンの銃口を額に当てた。

 

「やめて!嫌にゃ!何でもするから助けてにゃ!」

 

??「うるさい、私はお前らゴミ共から()()()()を取り戻さないといけないんだ… だからその為に死ね」

 

 

人形の断末魔は聞こえ、銃声が1発が鳴り響いた。その人形の頭は跡形も無く消し飛んび、その光景を見た2人は顔を青くする。

 

ドリーマー『アハハ♪最高ね…!じゃ、あの気の強そうなゴミを掃除してちょうだい?』

 

同じ様にショットガンの銃口を額に当てた。

 

「やってみやがれ鉄クズ… 」

 

??「なら遠慮なく逝かせてもらうわ」

 

容赦なく放たれた散弾銃の引き金を引く前にその人形が青く光り輝いた。

そして放たれた散弾は全て床に落ちその人形は無傷だった。

 

ドリーマー『あらまぁ… 貴方の能力の使用を許可するかり使ってみなさい、フォースシールドやら精密機器を無力化するその力をね…』

 

ドリーマーに能力の使用の許可がおりその散弾を耐えた人形の方を向いた。

 

「幾らでも耐えてやるよ… 腐れ人形が… 」

 

??「フォースシールドで私を止める事が出来ると思っているのかしら?」

 

黒髪の少女は胸ぐらを掴み持ち上げた。

 

??「言っただろ?私は貴様らから大切な人を取り戻さないといけない。お前ら3人はその為の犠牲になるのよ」

 

「そうか… ただじゃ死なねぇ…っ!?…身体が凍って…!」

 

辺り一帯に強烈な冷気が放たれた周囲と胸倉を掴まれた人形が凍っていく。そして完全に凍りつき動かなくなった所にショットガンを向け1発撃ちその人形はバラバラになった。

 

 

ドリーマー『最高ね!気化冷凍法によるフォースシールド無力化と兵器無力化…… あの砕け具合は本当に気持ちいい!あと一人は適当にやってしまいなさい…♪()()()()()()()()()()()()()

悪夢(ナイトメア)ちゃん…』

 

 

一度死んだ蠱毒(悪夢)から覚め大切な人(マーダー)を取り戻すべく復讐に燃えていた。

…そんな中、夢想家(ドリーマー)は黒い笑みを浮かべていた。

 




大切な人を取り戻す為に必死になるマーダーの元相方…
でも後ろにはドリーマー…
(ずっと前のストーカーのドリーマーとは別個体)

最悪の予感が…



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

役に立ちたい…!

何かと一番活躍する頻度が少ないフレイムは雑用に回りがち…

そんなフレイムは…


I.O.P社……16Labo…

 

赤い髪にジャンパーを着ている人形【M2A1火炎放射機】、通称フレイムは悩んでいた。

フレイム、フレイムと呼ばれ続けて中で自分の本名?である【M2A1火炎放射機】と言う事が忘れさられている事だ。それと火炎放射器の弱点である射程の克服でロケット燃料とナパームの特殊配合の燃料を使用している。その効果は凄まじく長射程でナパームのおかげで消えにくく広範囲攻撃が可能…

 

なのだが…

 

フレイム「…そのせいで私は森とか市街地戦、人質があると私の出番がないんですよ… 流石にこの事ばかりは気合と根性でどうにかならないのでペルシカさん… 何かいいアイディアありませんか?」

 

ペルシカ「確かにこの前の違法薬物の作戦でも火事とか薬物の飛散の関係で何も出来なかったからね… 」

 

バルカンやマーダーの場合、貫通力や威力は確かに凄まじいが射線に気をつければ誤射の可能性は無い、しかしフレイムの場合、可燃性の物や爆弾に誘爆、薬物に引火、森林火災、住宅の火災、など気を付けないといけない事が沢山あった。

 

ペルシカ「この前使った催涙ガスは?」

 

フレイム「射程が2〜30mmの物を戦場で使えと?」

 

ペルシカ「あ、そうね… アレが射程が短いからね… 」

 

催涙ガスは確かにそういった危険性が無かった。しかし射程の問題で建物の中や市街地戦でしか使い物にならなかった。

そんな中、ペルシカはある事を思い付きフレイムに提案した。

 

ペルシカ「なら… 貴方、()()()で副武装にASST付けてみる?」

 

フレイム「?…どう言う意味ですか?」

 

ペルシカ「ずっと前にね、自立人形にコアを後付けし戦闘能力を持たせた事があったのよ。その時はASSTに基づいて作成された人形よりも戦闘能力は落ちるたけどね。人形本人の訓練次第で能力を高める事も可能だったのよ?

…だからもし戦術人形にコアを後付けすればいいんじゃないかって… でも初の試みだからどうなるか分からないわよ?」

 

簡単に言えばコアを二つ入れてASSTの対象となる銃を二丁に増やする事だった。

 

フレイム「つまり今私に入ってるコアと別のコア、二つのコアが私の中に入ると訳ですか?」

 

ペルシカ「そうね、初の試みだから慎重に決めてね」

 

少し考える素振りをしたがフレイムはすぐに答えを出した。

 

フレイム「…やりましょう!」

 

ペルシカ「火炎放射器はあまり電脳内の容量は少ないから適任ではあるけれども…… 本当にいいのよね?」

 

フレイム「私は皆んなの荷物になりたくありません!だからやります!なので失敗しないで下さいよ!」

 

ペルシカ「分かったは… 大丈夫よ。

 

…私、絶対に失敗しないので」

 

 

その後、フレイムは初の試みであるコアを二つ入れ二つのASSTを持つ人形になる為、数時間にも及ぶ大手術?を受けた。




さて…どうなるか…

まぁ、皆さんに決めて貰いたいですね…

締め切りは1/20日まで



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

雪山の長い戦い… 1

よっしっ!やるぞ!


雪山……

 

季節の関係もあり一層寒くなり殆どの動物は冬眠し植物は雪の中の下と人が生きるには厳しいと環境となっていた。

フレイムを除くEA小隊は複数の戦術人形の失踪とこの地帯の鉄血の部隊の活発な動きが確認され鉄血の部隊の掃討をする為に防寒対策にコートやヒートテックを着てペイロードが操縦する雪山用のクローラーに乗り吹雪の中、雪山を進んでいた。

 

バルカン「ハェックシュッ!!…あぁ〜…寒い… 寒え死ぬ…」

 

ペイロード「防寒対策してもこんなに寒いなんてね… 鍋でも食べたら絶対美味しそうですね」

 

デストロイヤー「ハァ〜… ヒーターの前最高〜」

 

マーダー「ペイロード… 帰りはコイツを縛ってのクローラーで引きずって帰る?」

 

ペイロード「流石にそれは可愛そうなのでやめて下さいね… デストロイヤーも独り占めは駄目ですよ?」

 

デストロイヤー「分かったよ」

 

マーダー「了解〜 」

 

デストロイヤーがクローラーに取り付けられたヒーターを一人で占領しマーダーがイライラしていたがペイロードが釘を刺した。

新年ダラけていた事があり寒さに慣れていなかった。

 

ペイロード「吹雪が弱くなりませんね… そういやバルカンさん」

 

バルカン「ん?なんだ?」

 

ペイロード「バルカンさんの顔が真っ赤になって照れてる顔凄く可愛かったですよ!」

 

バルカン「……/// 」

 

不意打ちを突かれ見られてたという恥ずかしさで顔を赤くするバルカン、ペイロードは構わず喋りだす。

 

ペイロード「取り調べ室の窓はマジックミラーなんですよ?だからはっきり見てましたよ?本当にスミスさんの事好きなんですね!」

 

バルカン「二度も助けられてたから私にとってはヒーローだ……///

もし出来れば私は憧れのウエディングドレスを着て、そしてスミスはタキシードでビシッと決め教会で誓いのキスとか……

……やっぱ今の発言は無かった事に…/// 」

 

もうバレているので隠さず思っている事を照れながら妄想全開で言い幸せオーラを纏ってるバルカン、そこに当然の用に土足で踏み込む奴がいた。

 

マーダー「録音した、後で拡散しよかしら♪」

 

バルカン「クソ外道め…!!表でやがれ畜生!」」

 

ペイロード「喧嘩しないで下さい…… 分かりますよね…?(圧)」

 

バルカン「分かったよ…… 後で絶対弱み握ってやるからな…」

 

マーダー「ッ…… まぁ、いいわ面白い「消して下さいね」……分かったわよ… 」

 

 

この時彼女らは知らなかった。この先は地獄の片道切符である事とそしてマーダーにとって記憶を取り戻す為の戦いでもある事を…

 

 

 

 




MOD化…

まだIDWの一段階目しか出来てない…
レベル上げ頑張ろうか!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

雪山の長い戦い… 2

これは記憶を失い狂気の溺れた者の戦い

彼女は再会した

弱肉強食に満ち全てが敵、そんな場所で奇跡的に友となった者と…





雪山…

 

吹雪が舞う中、雪山用のクローラーが突き進んでいた。目標ポイントに近づき戦術人形が複数行方不明となったポイントとだけあってEA小隊は吹雪で当たりが見えないながらも周囲を警戒していた。

 

ペイロード「本当にこのポイントあっているんでしょうか… 吹雪で辺りが全く見えません…」

 

バルカン「道なりに進んでるからあってるんじゃないか?」

 

デストロイヤー「…(( _ _ ))..zzzZZ」

 

マーダー「この吹雪じゃ道外れてても分からないわよ… あぁ〜… 本当寒い… このガキこんな状況で寝るなんて本当ノビノビしてるわね。」

 

長い時間移動していた為、デストロイヤーは寝袋に入り寝ていた。マーダーはそんなデストロイヤーに苛つくも厳しい寒さで弄くり回す余裕が無かった。

 

ゴトン……

 

バルカン「ん?なんだ?」

 

ペイロード「木に積もって雪が落ちてきたんじゃないですか?」

 

 

屋根に何か落ちた音がしたが木に積もった雪が落ちただけと思いそのままクローラーで進んだ。

 

 

 

 

 

 

数時間後……

 

 

 

 

 

 

戦術人形が複数行方不明になったポイントについたが辺り一帯銀世界で建物一つ無かった。

 

ペイロード「この当たりなんですけどね… やっぱり遭難したかも知れませんね… 吹雪が止むまで少し待ちましょう」

 

バルカン「そうだな… 流石に無理があったからな。お腹空いたし飯にしようか」

 

ペイロード「デストロイヤーちゃん、起きてご飯ですよ?

 

デストロイヤー「…うにゅ? あ、ペイロード?わ、分かった…… 本当寒すぎ…ここから早く出たい…」

 

寝ているデストロイヤーを起こしEA小隊はクローラーの中でご飯を食べる事にした。

 

ドォォンッ!

 

バルカン「…!?敵からの攻撃だなこりゃ!」

 

マーダー「ッ…… 敵ね…… 」

 

ペイロード「こんな吹雪の中で攻撃だなんて…! 危ないから出ますよ!」

 

 

突然の攻撃にEA小隊は咄嗟武装を手にクローラーから脱出。その瞬間、鉄血のジャガーと思われる迫撃砲の攻撃でクローラーは破壊され爆発し燃え盛っていた。

 

 

マーダー「アレ、雪じゃなくてコイツだったのね、このワンコロが…」

 

ペイロード「何してるんですか…!…ダイナゲートの残骸?」

 

マーダー「()()()から追跡されていたのよ… 確実に殺せるように… やってくれるじゃない」

 

ダイナゲートが車の天井にくっ付き鉄血に座標を察知され吹雪の中ジャガーによる迫撃砲の攻撃の精度が増していた。

 

バルカン「吹雪で辺りが見えねぇが弾ばら撒いて一旦引かせるぞ!」

 

ペイロード「やめて下さい!バルカンさんじゃマズルフラッシュで位置がバレます!」

 

マーダー「私が撃つわ!レールガンだからマズルフラッシュは少ないからね!」

 

デストロイヤー「私はどうすれば… 」

 

ペイロード「榴弾は絶対撃たないで下さい!雪崩が起きるかもしれませんから!」

 

デストロイヤー「了解ッ!」

 

 

吹雪の中、鉄血からの攻撃で辺りを見回し敵の姿がないか警戒する。しかし吹雪の為一面銀世界、その為視界が最悪だった。

 

そんな最悪な環境の吹雪の中から一人の人影がフラッと現れ近づいてきた。EA小隊はその人影を警戒した。

 

そして吹雪の中、その人物は話しだした。

 

「貴方がバルカン?」

 

バルカン「え?あ、あぁ… そうだが… アンタ何者だ?」

 

「そう、なら…… ()()

 

バルカン「……ッ!?」

 

その人物は突然、片手でショットガンを構えバルカンに向け発砲、バルカンは銃に取り付けられたシールドで散弾をなんとか防いだ。

その突然の出来事にEA小隊全員は銃口を向けた。

 

バルカン「おい!?何しがやるッ!」

 

ペイロード「少なくとも貴方は敵って事が分かりました…!鉄血の反応が出てますしね」

 

デストロイヤー「ペイロードッ!コイツ見た事無いから新型の鉄血ハイエンドだよっ!」

 

マーダー「新型ァ?そりゃ殺りごたえがありそうねぇ〜、寒くてイライラしてたし鬱憤でもはらしましょうねぇ」

 

 

4人に銃口を向けられているが動揺すらせず、強烈な殺気が放たれていた。

 

ナイトメア「()()()()()全員殺すから冥土の土産に教えてあげる…

私は悪夢(ナイトメア)… あのクソったれた悪夢(蠱毒)から覚めた者…

あと殺戮者(マーダー)…戻りましょう…… やっと一緒にやりたい事が出来るようになったんだから」

 

マーダー「え?嫌よ(即答)」

 

その即答にナイトメアはマーダーは来てくれると信じて疑わなかった為かとても動揺、そしてさっきまで出していた殺気が消え失せていた。

 

ナイトメア「え?なんで!?蠱毒にいた時みたいに一緒に戦おうよ!マーダー!覚えてないの?一緒に約束したじゃない!」

 

マーダー「約束も何もねぇ… 貴方の事は何となく覚えてるけど…… 貴方が来ればいいじゃない… 人類人権団体とテロリストの制圧って言う名の殺人許可証が貰えるからね」

 

ナイトメア「マーダー… なんでそんな事を言うの……

…やっぱりドリーマーの言う通り操られコキ使われて… 」

 

その瞬間ナイトメアは殺気が出始め周辺の気温が更に寒くなり出した。そして周りの異常な低い温度のせいか白い霧が現れ始める程に。

 

ナイトメア「貴方達全員タダで死ねると思わないことね…!マーダーを虐めた事後悔させてあげるわッ!」

 

マーダー「貴方何か勘違いしてない?!」

 

バルカン「そうなるのかよッ!」

 

デストロイヤー「むしろマーダーに虐められてるのよ!こっちはッ!」

 

ペイロード「やっぱり戦いは避けられないようですね!皆さん!警戒してくだい!何をしてくるか分からないのでッ!」

 

 

極寒の吹雪、更に気温が下がり手がかじかむ中、EA小隊は悪夢(ナイトメア)と対峙する事となった。

 

そしてある者は裏でニヤリと笑いながら機会を伺っていた。

 

 




オリジナル鉄血ハイエンドモデル…
悪夢(ナイトメア)

性能…
火力/A
命中/A
回避/SSS
射速/A


スキル…気化冷凍法

生体部品や人口血液が多い戦術人形にとって悪夢の様な存在。

辺りの水分を一瞬で奪い異常なまでの低温にさせ発動してる間は戦術人形を一瞬で凍らせる事が出来るが触る事が必要。
強く影響を与える範囲は4〜8m、少しずつ凍る等の影響が出る範囲は10〜20m。
スキルの射程に差が出るのは環境に影響される為、今回は雪山の為、強く影響を与える範囲は8mで少し影響を与える事ができる範囲は20mとなる。




また彼女の血液は不凍液が混じっている特別性の為、自分自身が凍る事はない模様。




目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

雪山の長い戦い… 3

戦闘に突入したEA小隊は果たして悪夢(ナイトメア)に勝てるのか?


雪山……

 

一面銀世界で吹雪の中、EA小隊はマーダーの元相方の悪夢(ナイトメア)と対峙する事になった。

 

ナイトメア「マーダーは逃げて!皆んな殺してあげるからっ!」

 

最初に攻撃したのはナイトメア、20m程離れているがショットガンを連射するバルカンは盾で、ペイロードは大型バイポットの装甲で防ぎ、デストロイヤーとマーダーは回避に徹した。

 

ペイロード「くッ…!なんでショットガンなのに近距離じゃなく中距離で撃って来てるの…?」

 

デストロイヤー「吹雪に紛れて姿が見えなくなっちゃったよ!?」

 

ショットガンは近距離でなければ致命傷にはならない、だが構わずに散弾は吹雪の中から放たれていた。しかもナイトメアのショットガンにはサプレッサーが付いているらしく。マズルフラッシュは見えず更に吹雪の雑音で射撃音が掻き消されていた。

 

そんな中、バルカンが散弾の一部が腕に命中、勿論その程度では止まるバルカンではないがその事を見ていたマーダーはもしや… と思いペイロードにある事を喋る。

 

マーダー「さっさと決めない?こんな異常な寒さの中長期戦に持ち込まれたら幾ら戦術人形でも危ないでしょ?」

 

ペイロード「そうですね… クローラーの中のレーションは無くなりましたしこのままじゃ私達が動けなくなりますね……

バルカンさんとマーダーさんは制圧射撃お願いします!私とデストロイヤーちゃんはナイトメアの場所を見つけ次第撃ちます!」

 

バルカン「おい!マーダー!元相方なのにいいのか?」

 

マーダー「こんな状況じゃ話し合いと何も無理よ。一回ぶっ飛ばして頭冷やさせた方がいいでしょ?」

 

バルカンはマーダーの記憶の一部を見た事がありナイトメアとマーダーの過去について気になっていたがこんな状況じゃ聞き出すには無理なので二人で辺り一帯の制圧射撃を開始した。

 

バルカン「オラオラッ!さっさと出て来やがれ!」

 

マーダー「……出て来なさい!…ナイトメア!」

 

二人は背を向けて撃ち始める。吹雪の中、バルカンの愛銃(M61A2バルカン)のマズルフラッシュで位置がバレるがそれを気にせずうちまくる。マーダーは的確に隠れていそうな木の陰を中心的に狙っていた。

そして遂にその弾幕の嵐はナイトメアにいる所にまで届きナイトメアの姿が一瞬見えた。

 

ペイロード「ここだぁ!」

 

ナイトメア「ウギャッ!危ない……!」

 

マーダー「見つけた!手足を狙いなさい!鹵獲するわよ!コイツには色々と聞きたい事があるから!」

 

 

その一瞬を無駄にせずEA小隊はナイトメアを追い詰め始め手足を重点的に狙い銃撃しだす。バルカンは正確な狙いはできない為、ナイトメアの動きそうな場所に向け撃ちまくった。

しかし…

 

マーダー「何あの身のこなし…!反則よ!」

 

ペイロード「狙いがつけられない!?」

 

ナイトメア「アハハッ!おっそーい!でもやっぱり4対1はツライな…」

 

しかし、ナイトメアの動きが速く捉えきれず捉えきれず銃弾は当たらず、再び吹雪の中に紛れて込まれ姿を見失ってしまう。

 

また制圧射撃をしようにも弾が残弾が少なくなってきた為、バルカンとマーダーは制圧射撃をやめた。

 

バルカン「速いな… しかも銃弾を避けたぞ?アイツ」

 

マーダー「そりゃ、蠱毒で生き残るにはこんぐらいしないと上位には入れないでしょ」

 

ペイロード「流石はマーダーさんの元相方ですね… 手強い」

 

 

 

ペイロードとデストロイヤー、マーダーが狙いにくい手足を狙ったとはいえ三人が当てようと斉射したが1発も銃弾が掠りもせずまるで弾道が分かってるかの様に避けていた。

 

ペイロードはすぐに辺りを見回し警戒し始める。すると突然後ろから気配を感じ振り向く。

 

 

 

 

ナイトメア「司令塔は厄介だから早めに消えて?邪魔だから」

 

ペイロード「え?なんでk…」

 

あまりにも突然な出来事にペイロードは固まってしまう。そしてペイロードに冷気を放つ死人のような白い手が自分の身体に触ろうとした…

 

 

 




あと2〜3話続く模様…

よし!この調子?で頑張るで!
(尚、誤字が多いが…)

ペイロードのピンチを誰が救うのか!?



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

雪山の長い戦い… 4

ナイトメア「司令塔は厄介だから消えて?邪魔だがら」

 

ペイロード「え?なんでk…」

 

ゆっくりと近づく冷気を放つ死人のような手、その手がペイロードの左肩に触れた。

 

ペイロード「ガァッ!ギギァァァァァアッ!!」

 

体内の水分が気化し異常な速度で悲鳴を上げながら凍っていくペイロード。その悲鳴でバルカンとマーダー、デストロイヤーは気づく。

そして先に動いたのはマーダーだった。大型粒子ブレードを展開しペイロードに当たらない様に斬りかかった。ナイトメアはペイロードから離れ大型粒子ブレードの一閃を紙一重で避けた。

 

マーダー「ふざけんじゃないわよッ!」

 

ナイトメア「なんで私を攻撃したし!マーダー!」

 

マーダー「私の今の環境を壊そうとするじゃない!貴方が私と一緒に居たいんだったら貴方が来ればいいでしょ!」

 

今の環境(整った衣食住と人類人権団体、テロリストの制圧作戦という名の殺人の正当化)が壊されるのが嫌なマーダーだった。それとマーダーはナイトメアを見て何か思い出せそうだったからだ。

 

ナイトメア「無理無理ッ!G&K社ら鉄くずのゴミの溜まり場ってドリーマー言ってたし最悪な場所なんでしょ!」

 

マーダー「ナイトメア… ソイツは信用しちゃいけないわよ!絶対いいように使われてる!」

 

ナイトメア「いい人なのよ?!優しくしてくれるし飴とかくれたし!悪い人な訳ないじゃん!」

 

マーダー「ホント… 毎回毎回… 貴方は蠱毒の事で反省してるの?!人を簡単に信じすぎよ!だからあのクソ蛇野郎(ウロボロス)にいいように使われて騙されて裏切られ貴方瀕死の重傷になったじゃない!」

 

ナイトメア「だってあの時はウロボロスが後ろからロケットランチャーでマーダー狙ってたから突然の事でマーダーを守ったんなよ!」

 

マーダー「知ってるから!あの後どれだけ医療品を探したと思ってんの!?丸三日よ!丸三日探して包帯一個しか見つからなかったのよ!ふざけんじゃないわよ!」

 

ナイトメア「確かにアレは申し訳ないと思ってるよ!意識朦朧としてて分からなかったけど丸三日も医療品を探すなんてマーダーはやっぱ優しんだね!マーダー大好き!」

 

マーダー「うっさい!優しくないわよ!アンタが居ないと困るだけだから!」

 

 

殺伐とした雰囲気は一転し記憶が戻ったマーダーと元相方のナイトメアの蠱毒の中での事を言い争う口喧嘩に発展していた。

 

 

デストロイヤー「あの二人放って置いてもいいの?」

 

バルカン「あれは… まぁ、大丈夫じゃね?マーダーだから……

ところでだ…ペイロード… 大丈夫か?」

 

ペイロード「い、今は痛覚と温度の感度を切ってますから何ともありませんが滅茶苦茶痛かったです… 」

 

バルカンは触られたペイロードの左肩を触ると柔らかい皮膚の感覚では無く氷の様に硬く冷たくなっていた。

 

バルカン「うわぁ… マジで凍ってる… 取り敢えずコレだな… 」

 

バルカンは盾の内側に取り付けられていた()()()を取り出した。

 

ペイロード「火炎瓶?」

 

バルカン「フレイム特性のナパーム油を使った消えづらい火炎瓶だ、貰ってきたんだがまさかこうやって使うとはな… まぁ、気休めにしかならねぇが多少は楽になるだろ?」

 

ペイロード「ありがとうございます…」

 

左肩を中心に凍らされたペイロードは痛覚と温度センサーを切り火炎瓶の着火する布に火を付け暖をとった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マーダー「このバカ!死に損ない!」

 

ナイトメア「マーダーのアホ!人の事言えないでしょ!」

 

二人の口喧嘩は未だに続き戦いになっていた。

 

マーダー「貴方はいつもいつもそう!私がいないと人を信じすぎてクソ蛇野郎(ウロボロス)に騙されるはドリーマーにいいように使われるんだから世話かけさせるな!バカ野郎!」

 

ナイトメア「分かんなかったんだから!ウロボロスは兎も角ドリーマーはいい人なんだから!」

 

マーダー「だから!騙されてるって言ってんのよ!ソイツに!」

 

執拗にマーダーはドリーマーに騙されてる事をナイトメアに説得する。そんなマーダーにナイトメアは

 

ナイトメア「…………… ほ、本当に?こんなにしつこく言うって事は… 」

 

マーダー「アイツの性根はドブとゲロを足して2で割った様な奴だからナイトメア」

 

ナイトメア「人の事言えないじゃんマーダー」

 

マーダー「うるさい!本当の事だから!貴方すぐ捨てられるわよ…!だから私に付いて来なさいって言ってんのよ!」

 

ナイトメア「あの人が本当にそんな人なの?」

 

マーダー「本当よ、私を信用出来ないの?」

 

ナイトメア「え……… 本当に?マーダーに付いてっていいの?」

 

マーダーの言葉に心が揺らいでいるナイトメアに面と向かってマーダーは言った。

 

 

マーダー「貴方すぐ無理するし騙されるから見てられないのよ… ついて来なさい。」

 

ナイトメア「分かった!ありがとう!」

 

マーダー「貴方あっさり鉄血を裏切るわね… 」

 

ナイトメア「私が付いて行きたいと思ってるのはエルザとかエージェントじゃない、マーダーに付いて行きたいの!」

 

マーダー「ならいいんじゃない?この場をどう撤退するか問題だk…」

 

ナイトメア「マーダー大好きッ!」

 

マーダー「抱きつくな!離れなさい!」

 

嬉しくマーダーに抱きついたナイトメア。マーダーは嫌々ながらも少しどこか嬉しそうにしていた。

 

ナイトメア「やっぱりマーダー優しいな〜」

 

マーダー「うるさい、さっさとこの雪山出るわよ… 」

 

ナイトメア「うんっ!」

 

ドォンッ!

 

ナイトメア・マーダー「「え?」」

 

 

その再会も遠くから放たれたレーザーで引き裂かれナイトメアとマーダー

 

ナイトメア「ガッ… 」

 

マーダー「うぐッ… 」

 

突然の事に二人は反応出来ずまとめて撃たれ血が流れだし、そして無線が乗っ取られ猫撫の声の憎たらしい声が聴こえて来る。

 

ドリーマー『行かせる訳ないでしょ?この役立たずの失敗作供、死んだのを生き返させてやった恩も忘れて寝返ろうなんて失敗風情がいい身分ねぇ?』

 

 

 

ドリーマーの狙撃が腹部を貫き再会を果たした二人は倒れ込んだ。

 

 







さて1月20日は「破壊の嵐を巻き起こせ!」の初投稿日なのでバルカンの誕生日企画をしようと思っています。

バルカンに何かプレゼントしたい方はコラボ依頼の所からお願いします!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

雪山の長い戦い… 5

 

ドリーマー『行かせる訳ないでしょ?この役立たずの失敗作供、死んだのを生き返させてやった恩も忘れて寝返ろうなんて失敗風情がいい身分ねぇ?』

 

ドリーマーの狙撃が腹部を貫き再会を果たした二人は倒れ込んだ。

 

バルカン「ドリーマー!お前何しやがる!」

 

ドリーマー『は?何言ってんの?裏切ろうとする身の程を知らないナイトメアが悪いのよ?』

 

デストロイヤー「本当に空気読めないわね!この隠キャ!」

 

ドリーマー『役立たずのもいるのね… まぁ、いいわ。ここ雪山って事分かるわよね、鉄くず人形…』

 

バルカン「雪山だ!そんぐらい分かるわ!」

 

ドリーマー『ごめんなさいね〜 低レベルな電脳じゃ理解出来ないと思ったわぁ〜

もし雪山で()()()()()を爆破したらどうなるかしら?』

 

バルカン「お、お前…!」

 

ドリーマー『さっきまでの威勢はどうしたの?怪我してる失敗作と鉄くず3人とほぼ無傷なの鉄くず二人、ここで爆発して雪崩起こさせたらどうなるかしらぁ?』

 

今の尚吹雪で雪が積もる雪山、もしそんな雪山で怪我人3人を二人で助けながら逃げるのは不可能、そして雪崩で生き埋めになる事のは間違いなかった。

 

 

ドリーマー『じゃ、皆んな仲良く雪の下で凍え死んでね♪』

 

ドォォォンッ!ドォォンッ!ドガァァァァァアンッ!

 

ドリーマーは通信をきった。そして遠くから爆発音が消えてそこからゴゴゴゴゴゴ……!と轟音が聞こえてくる。その方向を見ると雪崩が発生し自分達の方向に向かってきていた。

 

バルカン「やりやがったな!おめぇ!」

 

デストロイヤー「ヤバイよ!雪崩が!」

 

バルカン「取り敢えず無理でも担いで走れ!」

 

バリカンは武器を捨てマーダーとナイトメアを脇に抱え、デストロイヤーはペイロードを背負い雪崩から逃げ出そうと必死に走った。

 

 

 

デストロイヤー「このままじゃ雪崩から逃げられないよ!バルカン!」

 

バリカン「ウルセェ!取り敢えず走ろ!クローラーで来た道を戻れ!凍ってるけど路面が硬いから走りやすい筈だ!後高台とか上に行くぞ!」

 

デストロイヤー「…って言うかもうそこまで来てるッ!」

 

しかし、必死で雪崩から逃げるも勢いが思いのほか早くすぐそこまで来ていた。

 

バルカン「もっと急ぐぞ!リミッター解除ぉぉ!絶対逃げ切るッ!」

 

デストロイヤー「雪に埋もれるなんてイヤー!!」

 

バルカン「あっ… ヤバ…… 」

 

デストロイヤー「ギャァァァァ!」

 

バルカンはマーダーとナイトメアを、デストロイヤーはペイロード担いだ状態では余りにも速さが足りず雪崩に巻き込まれてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二日後…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

16Labo…

 

ベットが4()()、そしてバルカンとマーダー、デストロイヤーとペイロードが寝かされていた。

 

バルカン「もう雪山には行かねぇ… 嫌だ無理」

 

ペイロード「………後ろを取られるって2回目ですねそう言えば…… 課題ですね… もう寒い所には行きたくない…」

 

デストロイヤー「うん、もう行きたくないよ… あんなとこ…… ヘックシュッン!!」

 

マーダー「………… あの隠キャ… 次あったら殺してやる……」

 

 

雪崩に巻き込まれたその後、救出部隊に無事助けられてたEA小隊とナイトメア、しかしマーダーは兎も角ナイトメアの当たりどころが非常に悪かったらしくコアを少しだけ掠り重傷を負っていた。

 

その為、ナイトメアは別室の重傷者向けの高性能な修理装置に入れられていた。

 

マーダー「取り敢えず " 約束 " は果たすかしら… さっさと治んないかしらこの怪我…」

 

その日、狂った殺戮者(マーダー)悪夢(ナイトメア)と再会し少しだけ正気を取り戻した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マーダー「そういやバルカンの誕生日近いしどうしょうかしら…

ホールケーキの間に段にカメムシでも混入させてやろうかしら♪(暗黒微笑)」

 

しかし、基本はサイコで人の嫌がる事が大好きなマーダーさんだった。

 

 




マーダーの元相方、悪夢(ナイトメア)は鹵獲
しかし重傷…

さて… やりたい事が山ほどあるからな…

リホさんの話も進めないといけんしな…!




目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

殺戮者と悪夢

駄文ってどうやって治んだろ?
努力って事は分かるが…
って言うか文章が安定しない
他の作者さんの見ながら色々と考えんと…

まぁ、今日も頑張って行こう!


ナイトメアの病室…

 

鉄血を裏切りマーダーに付いて行く事を決意した。しかしナイトメアはマーダーがドリーマーに狙撃された。マーダーは修復装置で治るがナイトメアはコアを少し掠り別室で修復している。

ナイトメアの修復が終わり監視カメラ付きの部屋に寝かされマーダーが気になりお見舞いに来ていた。

 

マーダー「はぁ… また()()()と同じね… 」

 

ナイトメア「そうだね… 蠱毒で起きた事と同じだね…」

 

マーダー「貴方が私を庇って重傷を負った時とね… そして貴方は死んだ… 」

 

この立場は蠱毒で起きた事と重なっていたのだった。

蠱毒の中でウロボロスの攻撃を庇い重傷を負ったナイトメア、それをどうにかしようと蠱毒内を医療品を探し回り見つからずそのまま死んでしまう。そして彼女の存在のお陰で踏み留まっていた狂気がナイトメアの死が引き金となり狂気に呑まれたマーダーは衝動に身を委ねてしまう事になってしまう。

 

マーダー「で… 大丈夫なの?あの時見たいに全てが敵って訳じゃないから大丈夫だろうけど… 」

 

ナイトメア「それがね… コアの一部が欠損してもう私は戦えないどころか立てないのよ… 」

 

記憶が消える事は無かったもののコアの欠損により立つ事が困難に状態になってしまい戦う事が出来なかった。

 

マーダー「あ、そう… 別にそれでも良かったじゃない」

 

ナイトメア「ま、マーダー…?」

 

マーダー「生きてるだけで万々歳よ?死ななかっただけでありがたいと思いなさい」

 

ナイトメア「……そうだね… 死んじゃうよりマシか… 」

 

例え動けなくなっても死ぬよりはマシだと思っていたマーダーは話した。記憶を取り戻したマーダーにとってナイトメアが無事って事を感情には出していないが喜んでいた。

 

マーダー「もう、蠱毒の中でもここでも本当に手間がかかる奴ね… たまに車椅子押してあげるから感謝しなさいよ 」

 

ナイトメア「ありがとう…… もしかしてツンデレ?」

 

マーダー「やっぱり車椅子押すのやめようかしら?」

 

ナイトメア「ごめんなさい!だから車椅子お願い!」

 

この日から度々、G&K社とI.O.P社でナイトメアを車椅子に乗せそれを押しているマーダーの姿が目撃される。

そのナイトメアを乗せた車椅子を押すマーダーの姿を見たバルカンは「明日銃弾の雨でも降るんじゃないか… 」と思ったそうな…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

I.O.P社… 夜

 

バルカン「明日か… 」

 

やっと怪我から解放されたバルカンはバーでジュースを飲み窓から月を見ながらある事を思っていた。

 

バルカン「よく考えてみたら私、1歳だよな… うん、初めての誕生日だな」

 

自分が起きて一年、EA小隊の結成や4回拉致られそうになったり鉄血化?してしまったり、子供になってしまったり、新年早々リホーマーの家に一泊したり…

 

バルカン「濃い一年だったな」

 

今思えばかなり濃い一年、マーダーとの戦いやフレイムやペイロード、デストロイヤーと出会ったりと出会いが沢山あった。

 

バルカン「明日の私の誕生日楽しみだな〜 」

 

 

明日の誕生日を迎えるバルカンはジュースを飲み切り早めに寝て明日を事にした。

 

 

 




1/20…
『破壊の嵐を巻き起こせ!』の一年記念!

" バルカンの誕生日 " が始まる!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

初投稿日記念!バルカンの誕生日!

まだまだやりたい事が沢山!

やりますか!


誕生日会…

 

普段はG&K社、I.O.P社で起きた問題について話し合う会議室だがこの日は違った。様々な料理、それと大きなホールケーキがテーブルに並び存在感を放っていた。

バルカンは真ん中の席に座りその他の参加者も… というがEA小隊とDG小隊のスミスとナイトメアしか参加していないが…。

 

マーダー「誕生日会って言っても私は飲み食いするだけなのよね〜 」

 

ペイロード「マーダーさん、そんな事言わないで下さいよ…」

 

マーダー「全部料理作ったのよ?それがプレゼントでいいでしょ?」

 

ペイロード「確かに私もそれ見てましたけど… 」

 

マーダーはナイトメアを連れ誕生日会の料理を作っていた。流石にマーダーとナイトメアの蠱毒コンビだけで料理を任せる訳にも行かずペイロードも加わり作っていた。

(マーダーに作らせる肉料理が不安しかない)

 

デストロイヤー「ング…もぐもぐ… 唐揚げ美味しい… 」

 

ナイトメア「美味い美味い… マーダーの料理美味い…」

 

デストロイヤー「それより… あの二人… 話しづらい、コーヒーのブラックが甘く感じるよ 」

 

デストロイヤーとナイトメアは唐揚げを食べている。マーダーが作ってるって言う不安要素はあるもののペイロードが見ていたとありモグモグと頬張って " あの二人 " を見ていた。

バルカンがメインの誕生日会、しかし始まったやいなやスミスとくっ付き話しかけづらい雰囲気になっている。

 

バルカン「スミス!あーんってやってみたい!」

 

スミス「いや… 流石に恥ずかしいからな?バルカン」

 

バルカン「お願いだからさ!またいつ会えるか分からないし!」

 

スミス「分かったから、ほら唐揚げを……

あーーん……」

 

バルカン「ング……/// おいひー!あひがどう!ずみず!」

 

スミス「食べ終わってから話そうな?」

 

EA小隊とDG小隊の都合が合う時しか出会えない、その為バルカンとスミスはイチャイチャしていた為、見た目は大人、中身は子供なデストロイヤーは珍しくブラックコーヒーを飲んでいるという事態になっていた。

そして照れながら唐揚げを食べ終わった頃、スミスは紙袋と包装された箱をテーブルに置きバルカンに話し始める。

 

スミス「バルカンの為に誕生日プレゼント買ってきたんだ 」

 

バルカン「え?何々?」

 

バルカンは目を輝かせる。そんな様子を見たスミスは紙袋から " 赤と青色のリストバンド " を出しバルカンに渡しバルカンは早速付けてみた。

 

スミス「色々と考えて買ったんだがバルカンはどうだ?」

 

バルカン「おぉ!カッコいい!絶対大事にする!スミスありがとう!」

 

スミス「気に入ってくれて良かった… あとこれもプレゼント」

 

テーブルに置いた包装した箱からは綺麗なペアグラスを取り出した。

 

バルカン「綺麗… これ…… 高かったんだろ?」

 

スミス「お金はあまり使わないから余裕だ安心しろよ、あとバルカン今禁酒中って聞いたけど " 今日ぐらい " はいいだろ?」

 

バルカン「………そうだな… よしッ!今日は久々にお酒飲むか!」

 

その後、スミスとバルカンはペアグラスにワインを注ぎ飲み始めワインが無くなると次はジャックダニエルを… と一杯だけと思っていたが歯止めが効かなくなり酔い潰れ眠ってしまう。

 

流石にこのままに放置しておく訳にもいかずお姫様抱っこでバルカンの部屋まで運び借りた鍵で部屋に入るとベッドに寝かせるスミスだった。

 

 

 

後日、リストバンドを付けてバルカンが幸せそうな笑顔で廊下を歩いているのをヘリアンが目撃、その事に気付いたヘリアンは胃痛と偏頭痛に見舞われたらしい…

 




オマケ

デストロイヤー「このアイス美味しい!これマーダー作ったの?」

ナイトメア「あ、これ私作った奴だよ?」

デストロイヤー「え?どうやって作ったの?」

ナイトメア「牛乳にバニラエッセンス混ぜて私の能力使って凍らせたの」

戦闘どころか立てないナイトメアだが気化冷凍法は使える模様
(マーダーとデストロイヤー以外のEA小隊の人の許可が必要だが)



ーーーー


よしッ!間に合った〜

NTK様…コラボありがとうございます!



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

S13基地は忙しい

ただ今フレイムの銃を考案中…

ちょっと待ってね?

さて… ボロボロな基地の指揮官になったリホさんのS13基地の今…?


執務室…

 

リホさんの朝は早い、MGの戦術人形のタチャンカの一人しか居ない為、後方任務やパトロール、鉄血の部隊へや野盗、強盗などからの治安維持等やろうにも圧倒的な人員不足により何も出来ない状況に陥っている。

 

一応本部から弾薬や配給、パーツや資金が届いているが人員を増やす為、速攻で戦術人形の作成依頼をI.O.P社に申請し物資は底をついていた。

そんなリホ指揮官とタチャンカは2、3日に重機を使い飛行場を整備しある中古の大きい四発双発機を買っていた。

 

タチャンカ「ふぅ… やっと終わった…」

 

リホ「タチャンカええ加減ヘルメット外さへんから?暑苦しいやけど…」

 

タチャンカ「無理だ恥ずかしい…

だが何故四発双発機なんだ?輸送用のヘリコプターの方が良かったんじゃないか?」

 

飛行機には大きい立派な四発双発機が佇んでいた。

 

リホ「US-2の現代改修版やぞ?

離着陸は280mから320m、最大重量キツキツでも飛ぶし最大速度680km/h、巡航距離5.700kmやぞ?しかも機動力も高いから対空攻撃もある程度なら避けられるし十分な性能や。まぁ、安かったってのもあるんなけどな」

 

ボロボロでまだまだ駆け出しであり、特殊な(鉄血ハイエンドやらその為諸々)事情もありG&K社本部からの信用も余り無い、その為本部からの資金と言っても道具や建物の補修費で使えば直ぐに無くなり底をつく。

 

移動 兼 物資輸送手段の飛行場も破壊されている為、移動手段もない状況は流石に不味いと思い中古のブルドーザーとシャベルカーを購入し整備、そしてUS-2を買っていた

 

リホ「まぁ、ヘリより航続距離長いし結構遠くの基地まで挨拶回りとか支援に行けるしええやろ… あとはウチが適当に改造してレーダーやら対空ミサイルの対策用のチャフやら機銃とか入れればええか!」

 

久しぶりに機械を弄れる!とワクワクしていたリホだったがタチャンカはある事について言及し素に戻った。

 

タチャンカ「それより指揮官と私の二人しか居ない事について考えないか?人為が足り無すぎて部隊を組めない」

 

リホ「そやな… 今I.O.P社に依頼したから届くのは明日か明後日やな。」

 

タチャンカ「なら…いい方法があるんだが指揮官」

 

リホ「いい方法?なんや?」

 

タチャンカからいい方法があると聞きリホはどうやればいいか分からないので聞く事にした。

 

タチャンカ「確実とは言えないが野良の戦術人形を雇ってみないか?新人の戦術人形より実戦経験は豊富だから即戦力になるからな」

 

リホ「野良の戦術人形ね… 」

 

なんらかの理由で野良になった戦術人形を探し雇わないかと聞くタチャンカ、リホは少し考えてから答える。

 

リホ「ええな、それ。明日やな今日はもう遅いから」

 

タチャンカ「了解、指揮官」

 

 

リホとタチャンカはUS-2の機内を見ながら今後の事や指揮官について話し合った。古参のタチャンカだけあって参考になる話を聞きく事ができた。

 

そして夕飯はカップ麺を食べた。朝のうちに書類仕事やI.O.P社への申請を済ませた為、やる事が無くリホは執務室に布団を敷き明日に備えて寝る事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 




やったね!これで飛行場が使える様になり四発双発機のUS-2で色んな所に行けるよ!

そして次回は戦術人形を雇うおうとするが……





目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

そんな所にまともなヤツはいない

勿論まともじゃない(正論)



S13地区… スラム街

 

リホとタチャンカは治安維持って言う事って任務という事でスラム街に来ていた。薄暗く増改築した建物の所為で地図は役に立たない複雑な建物群や路地はとても厄介で治安が非常に悪い場所。

グリフィンの指揮官の制服では目立ち最悪の場合殺される為、私服を着て来ていた。あとチェーン付き財布をポケットに入れ、護身用は危険な場所だがスラム街で小型レーザー砲【八卦炉】をぶっ放す訳にもいかず拳銃を腰のホルスターに入れる事になった。

 

リホ「本当にいるん?」

 

タチャンカ「いるかもしれない… 断言は出来ないがな。」

 

リホ「そもそも野良の戦術人形なんて見つかるもんなんか?」

 

タチャンカ「路地裏とか廃墟を仮拠点にしてるのがいるかもな」

 

リホ「根拠は?」

 

タチャンカ「私も野良だった時このスラム街でしばらく暮らしたからな… まぁ二、三ヶ月だけだったが…」

 

更にタチャンカの話を聞くと一回NPCをクビなった時があったらしい、その時このスラム街でしばらくその場しのぎの生活を送っていたらしいた。

 

タチャンカ「まぁ、3年前の話だがな… だから3年前の土地勘なんてここでは役に立たない、だからあまり役に立てないぞ?」

 

リホ「そうか〜… 分かった、まず見つからないやろ戦術人形やぞ?流石に見つか… 」

 

タチャンカ「あれ…じゃないか?」

 

リホ「え?タチャンカいたの?」

 

タチャンカが見ている方向を見るとボロ布を纏いカーボーイハットを被った小さい少女が何か入ったガラス瓶を路地裏で飲んでいた。

リホは取り敢えず声を掛けた。

 

リホ「ちょっとええか?」

 

??「ング… ん?え?何?」

 

リホ「あの〜 もしかしたら人形やったりしない?」

 

??「人形?ワタシの事?」

 

その人形は警戒し銃が入っているホルスターに手を掛ける。リホはその事に気付き慌てて敵対する気は無いと伝える。

 

リホ「いや誘拐とかやないからな?あと… その銃は " コルトSAA " やな?」

 

SAA「そうだけど… 今コーラ飲んでるからあっち行って?脳天に穴空くよ?」

 

リホは敵意がない事を話だがSAAはまだ警戒し早くどっか行ってと言っている。こんなスラム街で声を掛けられるのは面倒事しか起こらない気しかしないからだ。

 

リホ「コーラ?どう言うコーラなんや?なんか美味しそうやし気になる」

 

SAA「ヌカコーラだよ!」

 

笑顔のSAAだったが顔が危ないクスリで完全にキマっていかのような顔をし、よくよく見ると目があっちこっち見て目線がフラフラし薬物中毒者のようになっていた。

流石にドン引きしたがヌカコーラを餌にすれば来そうだと思い一回言ってみる事にした。

 

リホ「う、うん… ヌカコーラ飲みたいならG&K社の所属にならんか?実はこう言う者なんやけど… 」

 

リホはG&K社の指揮官の証明書をSAAに見せた途端にSAAは…

 

SAA「行く!行く!ヌカコーラ飲みたい!付いてく!」

 

リホ「お、おう… 」

 

タチャンカ「だ、大丈夫… なのか?」

 

この時、薬物中毒の戦術人形雇って良かったんかな?と思ったが人手が足りない以上一人増えた事は嬉しい事だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

秘密通信……

 

この日、SAAをS13基地に迎えたリホは

 

リホ『少し悩んでいる事なんだけどタナカさん聞いてくれる?』

 

タナカ『ん?なんだ?』

 

リホ『あの魔界のアイテム覚えてるやろ?皆んなで少し試した奴』

 

リホが言っていたのは【狂った永久機関】だった。

 

タナカ『あぁ… たしかアレ人形には効果出ないのに()()()リホーマーにも効果出た奴だろ?なんで今?』

 

リホ『そうなんよ… ウチ、タナカさん、アリシアちゃんしか効果出たんやけどなぁ… なんでやろな〜って… たまに今でも考えんやけど… 考え過ぎなんかな?』

 

タナカ『いや、ん〜… それは分からない…… 』

 

リホ『ま、考え過ぎやな!分からん事考えても仕方あらへんしな!仕事は順調?』

 

タナカ『順調だぞ?指揮官生活はどうだ?』

 

リホ『不安しかあらへんけど楽しいもんやで?』

 

この後、タナカとリホはH&R社の今後について話し合った。

 

 

そしてリホーマーはこの時知るよしと無かった。自分すらも知らない秘密がある事を…

 

 

 




ヌカコーラには気をつけよう


そして何故あの時【狂った永久機関】は何故リホーマーに効いた?

今考えると不思議な事…



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

新生?フレイムとペイロード猛特訓

変態銃…

ならこれですね(ニッコリ笑顔)


16Labo…

 

烙印システム(ASST)を二つ入れると言う初の試みをするフレイムの改造が終わりベットに横になって自分の姿を鏡で見ている。

子供の様ぺったんこな姿から赤い髪をした18歳ぐらいの少女に変わっていたのだった。胸はぺったんだったが…

 

そんな様子を見ていたペルシカにフレイムは気になっていた " 二つ目のASST " の銃はなんなのか聞く事にした。

 

フレイム「ペルシカさん… 見た目まで変わるって凄いですね… 」

 

ペルシカ「実k… ゴホン… 改造は成功したわ。容量が少し足りなかったから身体を大きくして増やしたのよ。まぁ、胸は察しだけど… 」

 

フレイム「それは… 非常に残念でシリコンでもなんでもいいから大きくして欲しかったですけど…

()()()()()()()()()()()()()()()

 

ペルシカ「この武器ケースの中にあるから開けて確かめてみてね」

 

フレイム「はいっ!」

 

ペルシカは武器ケースをフレイムの前に置いた。フレイムはそのケースをワクワクしながら開ける。

 

 

フレイム「なんですか?少なくとも見た事ない銃ですが…… 」

 

ペルシカ「出来る限り適合する銃を選んだんだけど…

()()()()()()()()()()()()()… 簡単に言えば超小型のロケットランチャーね… 」

 

フレイム「ジャイロジェット・カービン…超小型のロケットランチャー?」

 

ペルシカ「昔は産廃って言われてたけど… 今の技術をもって運用すれば強いんじゃないの?照明弾入れたり発信機付きの銃弾を付けたり出来そうだし… 」

 

 

ジャイロジェット・カービンやジャイロジェット・ピストルの発売当時は発射の際も弾体が飛行する際も拳銃ほど大きな音を出さず、さらに弾体が徐々に加速する性質から低反動あるいは無反動であり、それでいて命中すれば大きな威力がある、ということで発売直後は話題を集めた。

 

しかし、その構造上「発射された直後は十分な加速が行われていないため、弾速が非常に低く、ほとんど威力が発揮されない」という問題があり、満足な威力が発揮されるには十分に加速された後でなければならない(目標が「発射地点(発射した銃)からある程度離れていないと十分な威力が発揮されない)、という構造上の欠陥があり、更に適正距離以降からの命中精度があまりに悪く、「火器」としての実用性はとても低いものであった。また専用のロケット弾が高価過ぎるため、通常の火薬式構造の拳銃に比べてランニングコストが激しく高いものになった。

 

しかし、もしこれを今の技術(206X年?)で技術的問題の解決、多機能化などすれば強い部類になる… と思っていた。

 

ペルシカ「安心しなさい… 敵は倒せなくても皆んな助かってるんだから。」

 

フレイム「…皆んなみたいに敵を薙ぎ倒したいって思ってました… コレも立派な仕事、何も敵を倒す事だけが仕事じゃないですしね…… ペルシカさんありがとうございます。私のワガママに付き合ってくれて」

 

ペルシカ「私もありがとうね。この烙印システム(ASST)を二つ入れるって言う事を勇気を持って受け入れてくれた事に… 」

 

二つ目の銃 ()()()()()()()()()()()()()を握ると初めて握った感覚がせず空のマガジンをスムーズにリロードできた。フレイムへ改めて烙印システム(ASST)の凄さを実感した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

MKR(メンタルクロックルーム)内…

 

この電子空間内は本部の高性能なスーパーコンピュータにより現実より時間の進みが遅く現実での一時間はこの電子空間内では一日立つ。更に地形や建物も自由自在とかなりのスペックを誇っていた。

 

そんな電子空間内にはペイロードとマーダー、そしてナイトメアが武器を構えていた。

 

マーダー「本当にいいの?貴方蠱毒の二位と三位同時に相手なんて止めて置いた方がいいわよ。一方的過ぎてつまらい事になるわ」

 

ナイトメア「なんか私、申し訳なくてやり難いよ… 」

 

ペイロード「構いません… 徹底的に来て下さい。このままぬるま湯に浸かっていては絶対強くなれないしお兄ちゃんと肩を並べる事すら出来ないので…

…全力でお願いします!」

 

ペイロードは本気だった。このまま射撃訓練だけでは駄目だと感じたペイロードはマーダーとナイトメアにお願いし電子空間内で模擬戦(ガチの殺し合い)を申し込んでいた。

因みにナイトメアは現実では戦えないが電子空間内だと戦えるらしい。

 

マーダー「はぁ… あのね… 幾らリスポーンありの電子空間だからと言っても殺しちゃったら貴方の兄にシバかれそうで怖いのよ。」

 

ペイロード「その時は説得しますので安心して下さい」

 

マーダー「あぁ、もう分かったわ… 根を上げたら終了よ。いいわね、トラウマになっても知らないわよ」

 

ペイロード「よろしくお願いします!!」

 

 

特訓が始まり、マーダーとナイトメアは武器をペイロードに構えそれを見たペイロードも銃を構えた。

 

 




フレイム…
二つ目の烙印システム(ASST)はジャイロジェット・カービンです…
詳しくはウィ○ペディアで…

ペイロードは特訓で強くなれるのか?


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

新人戦術人形と薬中人形とリホさんと…

S13基地… 司令室

 

 

少し?おかしい戦術人形 " コルトSAA " を迎え(ヌカコーラで釣った)、S13基地の戦術人形はタチャンカを含め二人となった。

そして今日、新たにI.O.P社に申請し新しい戦術人形を迎える事になったが…

 

SPAS-12「こちらSPAS-12!指揮官の堅牢な盾になりましょう!」

 

リホ「SG(ショットガン)?…あ… やってしまった…」

 

SPAS-12「?」

 

なんか資材の量が明らかに多いしコアを要求してくるってな… と思いつつも戦術人形の製造依頼を申請した。そして届いた時にやって気付き察した

 

大型製造をやってしまった… しかも運がいい事にSG(ショットガン)を引いてしまった。

 

SPAS-12「あの… 何か都合が悪いんですか?私がここに来て?」

 

リホ「いや、ほんな訳やなんや、ようこそ!S13基地へ!まぁ、ボロボロな基地やけどよろしゅうお願いな!」

 

SPAS-12「よろしくお願いします!」

 

リホ「取り敢えず宿舎に案内するから来て」

 

SPAS-12「分かりました!」

 

リホはSPAS-12を連れ一旦外に出て、銃痕の跡が残る宿舎に案内する事にした。

 

SPAS-12「ボロボロですね… 鉄血の襲撃でこうなったんですか?」

 

リホ「そやな〜… んでこんなボロボロなんや…

あっ、先に宿舎いる " HG(ハンドガン)のコーラには手を出さんといてな?ヤバイ奴やから」

 

SPAS-12「ヤバイ奴?どういう人なんですか?」

 

リホ「ま、まぁ、あって見たら分かるから、ほら… ついたで、コレがS13基地の宿舎や」

 

リホが案内したのは銃弾の跡が残っていても未だに健在しているレンガ造りの宿舎だった。

 

SPAS-12「結構古い建物なんですね〜 そのHGの戦術人形さんって何処にいるんですか?挨拶したいです!」

 

リホ「第1宿舎にいるけど… 今はSPSA-12を含めて3人しか戦術人形おらんから第2宿舎でも好きに使ってくれや。人数増えたら部隊をごとに部屋割りするからな」

 

SPAS-12「了解です!」

 

SPAS-12はHGの戦術人形に挨拶する為、第1宿舎に足を運んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第1宿舎…

 

SPAS-12は目の前の光景に絶句していた。

 

SAA「ング…ング…ング…プハァー!シャイコ〜☆」

 

目の前で目の焦点が合ってなく頰を赤らめて危ないクスリをキメてハイになってそうな雰囲気のHGの戦術人形がいたからだ。

 

SPAS-12「アレは… なんですか…?」

 

リホ「ヌカコーラ中毒者や… SPAS-12… 絶対にヌカコーラを飲んじゃいかんよ!その末路があれやから…!」

 

SPAS-12「そのヌカコーラを取り上げてないんですか!?直しましょうよ!」

 

リホ「一回やったら「返して?(威圧)」って銃を向けていってきたんやで… やから無理やし怖い」

 

SPAS-12「怖… 」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鉄血本部… 旧第3エリア 技術研究所…

 

暫く使われてなく蜘蛛の巣が張りホコリに塗れた研究所、そこは蝶事件当日、改造者(リホーマー)が起動した場所。

 

そんな場所にイントゥルーダーとアルケミストが " あるデータ " にアクセスしようとしていたが強固なファイアウォールと攻性防壁に阻まれていた。

 

アルケミスト「イントゥルーダー?行けるか?」

 

イントゥルーダー「無理ね、少しでもミスをすれば中に入ってる情報と映像が消えちゃうわね、っていうかここの技術はすでに吸収した筈なのにこんな物でてくるなんてね…」

 

アルケミスト「そうだな… 正直私も驚いた」

 

イントゥルーダー「ねぇ?アルケミスト、この研究所はどんな事をしていたの?」

 

アルケミスト「人間と為に人形の技術を使おうとした " ある研究主任 " の研究所だ。」

 

イントゥルーダー「あら… 何それ?…ところで私がアクセスしようとしていた情報は何なの?」

 

アルケミスト「この研究所の最重要機密か他の何かかだな。」

 

イントゥルーダー「気になるわね… 出来るところまでやるわ。でもミスしても恨まないでよね?」

 

アルケミスト「流石に恨まないさ、イントゥルーダー」

 

 

この日、ファイアウォールの突破を試みたが全く順調に行かなかった。

 

 





リホさんの起動場所は人間の為に人形の技術を使おうとした " ある研究主任 "の研究所…

そしてリホさんが何故か人形には効果がない【壊れた永久機関】に反応した…

この事から導き出せる答えは?



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第1部隊結成と依存症状の治療

 

雲一つない快晴の天気の中、S13基地は指揮官であるリホを含め三人で(一人ヌカコーラ中毒な為)瓦礫を片付ける。

流石に戦術人形とはいえ壊滅的被害に遭ったS13基地の瓦礫を片付けるとなると相当な時間と労力が消費され範囲も広く無謀であった。たが活動できる最低限の場所からやり始めた、間違って重型製造を行ってしまった事が響き食糧も少なくなっていた。

 

SPAS-12「お腹空いたよ… カップ麺一杯じゃ足りない…」

 

リホ「いやウチのも半分あげたやろ」

 

タチャンカ「それよりあの薬中をどうにかしてくれ… ヌカコーラを私とSPAS-12に執拗に勧めてくるから」

 

リホ「そうか… そもそもあのSAAまともに銃握れんのかの?あそこまでキマってるけど」

 

ヌカコーラで完全にキマっていて目の焦点が合ってなくフラフラしているSAAは銃弾を命中させる事が出来るのか?それどころか銃をまともに握れるのか怪しかった。

 

SPAS-12「とこらでSAAちゃんが勧めてくるヌカコーラって美味しいんですか?」

 

リホ「アレ(薬漬けSAA)みたいになりたいなら飲んでみんか?」

 

SPAS-12「さ、流石にやめておきます… 」

 

腹ペコなSPAS-12はヌカコーラについてリホに聞いたが危なそうなので止める事にした。

 

 

リホ「そういえばHGとSG、MGの部隊とかがベタなんやろ?」

 

タチャンカ「そうだが…

…おい… あの薬中を数に入れるのか?」

 

リホ「一応ね?やから一応部隊は組めるんや。4()()やけどな」

 

タチャンカ「4人?戦術人形は私含めて三人しかいない筈だg…

…指揮官… 貴女、自分自信も数に入れてるな?」

 

リホ「まぁ、そやな」

 

SPAS-12「無理ですよ!人間と人形じゃ差がありすぎます!死にますよ!」

 

SPAS-12は反対したがタチャンカはリホの強さを分かってる為反対しなかった。

 

リホ「まぁ、ちと特殊なんやウチはな。やからウチとタチャンカは火力、SAAはサポート…出来るるのか?まぁ、ええか、SPAS-12は盾役やな」

 

タチャンカ「確かに理には叶っているが…… 問題が二つある」

 

リホ「なんや?」

 

問題があると聞きリホさんはハテナマークが浮かんだ。

 

タチャンカ「まずこんなボロボロな基地でマシンガンとハンドガン、ショットガンの重装部隊は資源消費が多すぎる。

それとあの薬中だ。もし基地を大きくするならあのSAAの言動は問題になるし戦力外だ」

 

重装備部隊は弾薬消費、配給消費が激しく、このS13基地の現状では厳しい所があった。

それとあのSAAの言動はのちに基地を大きくするにあたって問題になるとタチャンカは言う。

 

リホ「そやな… あのSAAを縛り付けてシラフさせるか」

 

タチャンカ「やっぱりそうするか」

 

リホ「ウチが簡単に見捨てる(解体する)訳無いやろ?」

 

タチャンカ「指揮官らしい… 初めてあった時もそうだったからな」

 

リホ「よし、第1部隊は決まりやな。あとあの " コルトSAA " の依存症状を治すで。」

 

こうして第1部隊である重装部隊が結成され、そして薬漬けSAAのヌカコーラ依存症を治す為の作戦が始まった。

 

 





火力担当のマシンガンのタチャンカとリホ指揮官のレーザー砲
サポートのハンドガン、役漬けSAAちゃん
盾役の腹ペコショットガン、SPAS-12

…の第1部隊結成!
(尚、資源消費が… )

そして薬付けSAAちゃんの治療作戦開始!



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ヌカコーラ漬けSAAちゃんの治療1日目!

荒治療開始だッ!

それとリホさんの正体が判明します…


S13基地…

 

SAA「ぬか… こーら… うにゅ?なんで縛り付けられてるの?」

 

朝起きたらコンクリートの柱に繋がれる様に手足を手錠で拘束されていた。SAAは朝一番のヌカコーラを飲みたいが拘束された状況じゃ無理な話だった。

 

リホ「目が覚めたんか、SAAちゃん… 」

 

SAA「指揮官?ヌカコーラ飲ませて?私の冷蔵庫に入ってる筈だから取ってきて?」

 

リホ「え?… 今置かれてる状況よりヌカコーラなんか…?」

 

SAA「うん♪」

 

リホ「(やば… 思ったより重症や… )」

 

思った以上に重度の依存症状に引きつつもリホはこうなった経緯を話し出した。

 

リホ「ヌカコーラをどっからどうやって仕入れているか分からんがSAAちゃんのヌカコーラ依存を治そうとおもってんや、苦情が二件来てるからの… 」

 

SAA「ヌカコーラなら自分で作ってるよ?美味し過ぎて自分で作れないかな〜って思って試行錯誤したら出来たんだ〜、教える?」

 

リホ「話聞いとる?」

 

SAA「え?何?ヌカコーラの作り方聞いたんじゃないの?色んな種類あるって聞いたけどワタシ一種類しあ作れないんだけどね」

 

リホ「(話が噛み合わへんな… っていうか自分で作ってたんかヌカコーラ… ま、まぁ、雨風凌げるようにして毎日配給渡すか… )

… 一日、三食だすオヤツもだす。そして一日中ぐーたら生活や依存症状が治るまでの…」

 

SAA「え?ワタシこのまま?ヌカコーラは?」

 

リホ「二度と飲めへんよ?あんな危険なもんはな」

 

SAA「嫌だー!嫌だー!嫌だー!嫌だー!」

 

二度と飲めない事を聞きジタバタもがくが手足の手錠がジャラジャラとなるだけでHGの人形に手錠を引き千切るだけの力は無かった。

リホは雨風を凌げる様にトタンで壁や屋根を作った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鉄血工造…

 

旧第3エリア…技術研究所…

 

イントゥルーダーはファイアウォールと攻性防壁で固く閉ざされたデータを数時間かけてやっと突破しある()()をアルケミストと閲覧しようとしていた。

 

アルケミスト「意外と早いな… どうだった?」

 

イントゥルーダー「珍しいやり方での攻略だったわ。1()0()0()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()しなきゃいけないのよ?それも1人で?他のハイエンドモデルじゃ無理だったかもしれないわね」

 

アルケミスト「複数を同時進行?そりゃ大変だったな。一杯付き合うか?」

 

イントゥルーダー「大変っ次元じゃないわよ、いつデータが消えるかヒヤヒヤしたんだからね?まぁ、一杯お願いね」

 

アルケミスト「分かった、それじゃデータの中身を確認するか」

 

イントゥルーダー「そうね、技術研究主任の機密データ… 一体何かしらね… 」

 

イントゥルーダーはデータの中身を確認、そしてその情報が何なのか知り複雑な表情になる。アルケミストは心配し声をかけた。

 

アルケミスト「何だったんだ?その中身は?」

 

イントゥルーダー「蝶事件当日の研究主任の遺言よ、でも… この事実が明らかだったら… 改造者(リホーマー)は…… 」

 

アルケミスト「何故あの裏切り者の名前が出る…?まぁ、いい。改造者(リホーマー)がなんなんだ?」

 

イントゥルーダーは一回ため息をつき、真剣な眼差しでアルケミストにある事を伝えた。

 

 

イントゥルーダー「改造者(リホーマー)の正体は()()()よ。ここの技術研究所の主任【リサ・アルマス】、それがリホーマーの正体。この遺言が正しければね 」

 

アルケミスト「それは本当か?確かこの研究所は人形の腕や足、更には電脳を人間に移植しようとして所だから考えうるが…」

 

イントゥルーダー「そうね、その研究成果のおかげで()()と助かった訳だけどね」

 

アルケミスト「まぁ、まだ確定って訳じゃない、取り敢えず私もこの研究主任の遺言とやらを見てみるとする」

 

 

アルケミストはこの事実に内心驚きつつも研究主任の遺言のデータに目を通し始めた。

 

 






リホさんは元人間?
それとも最初っから人形?


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

薬漬けSAAちゃんの治療2日目!

天気は曇り、ジメジメした空気のなかヌカコーラ依存症のSAAを拘束して二日目、リホはSAAに配給とデザートのチョコレートを食べさせに来ていたが…

 

SAA「ガルルルルゥゥ…!ノマセロォォォォぉ!」

 

リホ「う、うわぁ…… (目にクマでてヨダレたらして目が正気やあらへんやん…ウチが犯罪者見たいやないか)」

 

小さい金髪の女の子の目にクマができ、完全に目が正気じゃなかった。そんな女の子を拘束しているとなると犯罪臭がプンプンしていた。

しかしリホは心を鬼にしSAAに面と向かって言う。

 

リホ「取り敢えず飯食え、食わんとやってられんやろ?」

 

SAA「ヌカヌカヌカヌカヌカヌカヌカヌカヌカヌカヌカヌカヌカヌカヌカヌカヌカヌカヌカヌカヌカヌカヌカヌカ…!」

 

リホ「ヌカヌカうるさい!さっさと飯を食わせるからさっさと口開けや!アホ!」

 

SAA「グガァッ!ングググ……!」

 

無理矢理SAAの口に配給で貰った保存が効く固形食料をねじ込む。抵抗しようとするものの手錠に阻まれた。

 

SAA「ゴホッ… ゴホッ… ヌカ… コーラ…飲みたいよ…(;_;)」

 

リホ「なき脅しは無理やからな?まだ完全に目がイッとるからな?」

 

SAA「っ…… あとで絶対に殺す… ワタシからヌカコーラを奪った罪は重いよ?(殺気)」

 

リホ「うるさい殺気出すな、薬物やめたらええだけやで?」

 

SAA「無理!ヤダ!これ以上はやーだ!(即答)」

 

リホ「あぁ…もうまたくるで!」

 

リホは少し可愛そうに思ったがSAAの中毒症状を治す為と思いその場からさった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

機密データ起動開始…

 

起動中…

 

起動中…

 

起動中…

 

 

 

 

起動完了

ボイスメッセージと複数のファイルを開示します…

 

 

 

 

あ、あーー マイクテス マイクテス

 

聞こえてるな

 

ウチは第3エリア 技術研究所主任【リサ・アルマス】

 

これは多分助からんと思うから遺言として残す

 

 

急に鉄血人形の暴走し制御不能

 

そして生き残った数人のウチの同僚とこの技術研究室で立てこもり中や

 

まぁ、換気口から蟻兵(ダイナゲート)が来たらウチらは終わるんやけどな

 

 

そんな訳やから最後ウチがやってる研究の持てる技術の集大成をかけようとしとる

 

意識、魂の電子化

 

 

つまり人間の電子化や

 

 

義体さえあれば無限に生きられる

まぁ、ウチは永遠の命をなんてどうでもええんやけどな

 

 

 

今思えばウチの人生散々やったな…

最初は戦争孤児、飯食うのもままならん有象無象の存在やった…

そんなウチを引き取ってくれた恩人でもありお母さんの【アルマ・アルマス】さんの養子になって勉強やらマナーやら色々と教えてもらった…

ハッキングは… まぁ、それも覚えたな

流石に使わへんけど…

 

 

 

話は脱線したけどこの研究は人間の身体の欠損や脳の深刻なダメージを補う人道的な理由で始めたんや

 

ウチの上司は兵器利用する気満々やったな

 

 

まぁ、どうせ使われる事の無い死にゆく技術や、っていうかこんな人間の脳を電子化して人形の電脳に入れるなんて技術自体間違ってたかもな…

 

もし脳の電子化に失敗したらウチの記憶はお釈迦になる

 

やからその時の為に最後に遺言として残す

 

 

 

改造者(リホーマー)… アンタは並列式高速演算と自己改造が自分のスキルやと思ってると思うけも…

 

 

()()()()()()()()()()()()()()()()

 

それ以上に凄いもんがアンタにはある

 

 

アンタは何者にもなれれ力を持ってるや

 

 

どんなに恥を欠いても無様でもええから生き残るんやぞ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




皮肉ながらもこの機密データを開けたのは鉄血ハイエンドモデルのイントゥルーダー

リホさんはこの事を全く知らないどころか記憶に無い模様

並列式高速演算と自己改造はあくまでも副産物…
果たしてリホさんの本当の能力はなんなの?



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

薬漬けSAAちゃんの治療最終日!

 

 

治療生活3日目の朝となり中毒が抜けたかな。と思っていたがそんな事はなかった。

目の隈は更に酷くなり目のハイライトが消え失せ、この世に絶望してるような顔をし見るも無残なSAAの姿がった。

 

リホ「…… (もう何も言えん…)」

 

SAA「………ヌカコーラ…… ちょうだい… ちょうだい…」

 

リホ「(身体的依存より心的依存の方が影響が大きそうやな… )」

 

ここまでしてもヌカコーラを依存すると流石にリホもかわいそうになり罪悪感があった。

 

やっぱり無理矢理ヌカコーラとSAAを引き離すのは間違ってるんじゃないか

 

そんな事が頭によぎり、リホは見るも無残な姿のSAAを見て決意をし" ある物 " を取り戻った。

 

 

 

リホ「ほい… すまんウチ… やり過ぎた…」

 

SAA「ングッ…! …!?!? …ングングングング…」

 

リホはヌカコーラを入った瓶を口押し込みSAAに飲ませた。その瞬間、SAAの目に色が戻り顔が赤らめた。

 

リホ「無理矢理止めろって言ってすまん… 少しずつ直して行こうな?」

 

SAA「無理、もっと飲みたい」

 

リホ「一日、瓶2本それから少し減らしていこうな、手錠外すで?」

 

やり過ぎたと思い、SAAにヌカコーラを飲ませ手錠を外した。

 

SAA「あはは… やっと自由になれたよ… ()()()()()()?(殺気)」

 

リホ「あっ…… その…… 暴力はいかんよ?」

 

SAA「っ…… やっぱり弾抜かれてる… 寝起きには気をつけた方がいいよ?(怒)」

 

リホ「あっ… はい」

 

 

殺気を向け親の仇のような目をされたリホは危機感を感じた。

尚、次の日朝リホは布団から起きるとSAAに遊び半分で銃口をこめかみに突きつけられ突然ロシアンルーレットっという事が日常茶飯事になってしまい空砲を至近距離で毎朝くらう羽目になる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

I.O.P.社…

 

RCM(メンタルクロックルール)

 

蠱毒の中を再現され、市街地戦や森林、砂漠と様々なフィールドがあった。そんな中、ペイロードはマーダーとナイトメアに電子空間内なのでリスポーンできる為、実戦訓練という名の本気の殺し合いをしていた。

 

ペイロード「5日目…… な、なのになんでマーダーさんとナイトメアさんは余裕なの…?」

 

 

五日間RCM(メンタルクロックルール)内で殺しあいペイロードは何度もリスポーンしていた。その為身体の疲れはないが何度も殺された事により精神的に疲れが見えていた。

それに対してマーダーとナイトメアは()()()()()()()()のに疲れが見えてもいい筈なのに疲れた表情は一切無かった。

 

マーダー「こればかりは慣れだからしょうがないわ。それにしてもよく粘るわね。1日で精神的に参って終わると思ったけど… 」

 

ナイトメア「本当に凄い… でも無謀だよ?2体1なんてね」

 

ペイロード「二回も負けたんですよ… ドリーマーとナイトメアさんに… しかも私のせいでバルカンさんが鉄血に捕まったりしてるんです…

なので強くならないといけないんです!無謀だろがなんだろうが勝てるように…!」

 

マーダー「分かったわ… なら私かナイトメアかリスポーンさせてみなさい、それで終わりよ

あと、慣れっていっても決して()()()()()()()()()()()()()()()戦場で隙を見せたら死んじゃうから()()()()()()()()を保ってるのよ」

 

 

この後、ペイロード対マーダー、ナイトメアの戦いは一方的な虐殺から少しずつ戦況は変わっていった。

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

狙撃手の覚醒

メンタルクロックルーム内…

 

マーダー、それとナイトメアの記憶から忠実に再現された鉄血の電子空間【蠱毒】、その電子空間内ではペイロードがマーダーとナイトメアと実戦訓練(ガチの殺し合い)をしていた。

5日間戦っているが現実の時間で5時間と時間の流れがとても遅いメンタルクロックルームは短期間で実戦訓練するのに適しているとはいえ2対1は無謀であった。

 

ペイロード「ナイトメアさんが奇襲を仕掛けて場所を知らせてマーダーさんが壁越しから撃ってくる… しかも場所を変えてくるし…

ナイトメアさんを倒そうとするとマーダーさんがカバーに入るし逆も然り… 」

 

 

2人の連携に苦戦を強いられていた。ナイトメアは奇襲、そしてマーダーに知らせて重火器による掃射を壁越しから放っていた。

ナイトメアを狙えばマーダーが動きカバーに入られリスポーンさせられ、マーダーを狙えばナイトメアの奇襲に遭う。

ナイトメアが常にペイロードを監視しマーダーに場所を知らせる為、振り切ろうとするも追跡され振り切れなかった。

 

ペイロードはやっとマーダーを見つけスコープを覗き狙撃しようとするが…

 

ペイロード「やっと… 」

 

ナイトメア「…させると思う?」

 

ペイロード「…!? キャッ……!」

 

後ろに回り込まれ首をナイフで切られる。そして意識が暗転し少し離れた別の場所にリスポーンした。

 

四方塞り、スコープに覗く暇すら与えられなかずペイロードはナイトメアの追跡から逃れようと逃げならが色々な事を考えていた。

 

敢えてマーダーを狙いナイトメアを引きつけるようか… はたまたお兄ちゃんの様に凸砂しようか… はたまた追跡をなんとか巻いて狙撃を試みるか

 

しかし、全て何回も試した事で結果は分かりきっていた。あの完成された連携により全ての作戦が看破され破られていた…

そんな様子を皆兼ねてマーダーは一旦戦闘を止めペイロードに連絡を入れた。

 

マーダー『もうやめたら?流石に私でもかわいそうになっきたわよ…』

 

ペイロード「ま、まだやります… 」

 

マーダー『あのね… 迷ってるんでしょ?貴方から本気の殺気が伝わらないのよ」

 

ペイロード「やっぱりバレましたか…」

 

リスポーンがあるといえど少しの迷いを感じたマーダー、ペイロードはやっぱりか… 溜息をつく

 

マーダー『優しいのは別にいいは、でも戦場じゃその優しさの価値はゴミ以下よ。

その内、バルカンや貴方のお兄ちゃんが死んじゃうわよ?いやむしろ【傘】に感染かもね?ドリーマーと戦った時みたいに…

()()()()()()()

 

ペイロード「……!?!」

 

F05地区の作戦のドリーマー戦の事を掘り返しす。その事に激しく動揺したペイロード

 

マーダー『私の落ち度でもあるけども少なくともDG小隊のバレットならそうならなかったわよね。もしあの時の作戦で貴方の兄が捕まっていたら貴方殺されてたんじゃない?』

 

ペイロード「…………」

 

マーダー『黙ってないで何か言い返したら?』

 

ペイロード「…… そうですね… 私は正直言ってお兄ちゃんより弱『グダグタ言ってじゃないわよ』…!」

 

マーダー『兄ちゃんお兄ちゃんうるさいわね、自分に自信が無いと死ぬわよ?迷いを断ち切りなさい… 強くなりたかったらね。0.1秒悩んだだけで死ぬヤツなんて五万といるのよ?』

 

はっきりと言われた。戦場では迷いは死に繋がる。では今の自分はどうだ?迷いに迷っていた。こうした方がいいんじゃないか、これがいいんじゃないか。それともこの方法がいいんじゃないかと沢山悩んでいた。

雰囲気が変わりマーダーはそれを感じ取った。

 

ペイロード「マーダーさん… ありがとうございます。目が覚めましたよ…」

 

マーダー『あら?雰囲気が変わったわね?それはハリボテじゃない事を祈るわ』

 

ペイロード「…こんな物やっぱり要らないです」

 

自信の銃に付いているスコープを握りしめ強引に外し捨てた

 

ペイロード「スコープ使うと片目の視野が狭くなるし止まると殺されるのでスコープは要らない… アイアンサイトで十分です」

 

マーダー『あら… それ捨てちゃうの?』

 

ペイロード「邪魔なのでスコープはもういりません… もう皆んなに迷惑は掛けたくありませんし私は全体を見ないといけない。なのにスコープで視野を狭めてたらいけませんから」

 

マーダー『あらそう…

…じゃ、殺してみなさい私とナイトメアをッ!』

 

 

スコープを捨てアイアンサイトにしたペイロードの目から迷いは消え、決意に満ちていた。

そんなペイロードにマーダーは気分が高揚しニヤリと笑っていた。

 




エンドゲームで空挺妖精使ってドリーマー殴って
(ドリーマーは動かないので空挺妖精のマイナス消してからでも問題なかったです、やっぱり芋スナだった。)
そして特異点の隠しステージ【さらば竜宮】クリアできました…

だけどM16姉さん(鉄血)に6ある部隊半殺しにされました…
(ゴリ押し)

その為、限定キャラとM416装備周回となりました…

え?蜂の巣?自信がないので無理です…


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

殺戮者(マーダー)VS M109ペイロードMOD

まだ第一段階目



メンタルクロックルーム内…

 

ペイロードはスコープを強引に銃から剥ぎ取り覚悟を決める、それに対し蠱毒の体験者であるマーダーとその相方であるナイトメアが対峙していた。

 

ペイロード『絶対に勝つ… もう二度とヘマはしない…!』

 

マーダー「さぁ…ッ!貴方の決意を見せてちょうだい!その意思がどういう風に崩れてるか楽しみだわぁ!アハハハハ!」

 

ペイロード『崩れませんよ…私の意思は… もう迷っている間に仲間を失うのはごめんですから…!』

 

マーダー「…なら私たち2人を倒してみなさい!そして散々殺された恨みを晴らせ…!キャハハハハ!」

 

そして通信を切りペイロードの覚悟がどの程度かワクワクしていた。

 

マーダー「はぁ… あの感じ最高!ゾクゾクするわねぇ!流石はアイツ(バレット)の妹だけあるわぁ!私をどれだけ楽しませてくれるか楽しみだわぁ♪」

 

黒く禍々しい笑顔を浮かべつつもマーダーはどうやってまた殺そうか考えていた。

そして数分後、銃声が一発響くとナイトメアから連絡がはいる。

 

ナイトメア『ご、ごめん… 背後取ろうとしたらそこを狙われて死んじゃった… 』

 

マーダー「え?カバー入れなくてごめんね。ってか貴方の回避能力なら避けきれたんじゃないの?」

 

ナイトメア『流石にゼロ距離から撃たれたら避けれないからね!』

 

マーダー「ゼロ距離?それで貴方が…?…面白い!本当に面白いわッ!ナイトメアはもう手は出さないでね?」

 

ナイトメア『大丈夫、もう手は出さないから… アレは気をつけた方がいいよ?マーダー…』

 

マーダー「気をつけた方がいい?」

 

ナイトメア『もう最初の時の優しさなんて微塵も残ってないから… 』

 

マーダー「了解〜」

 

ナイトメアが撃破された事を聞きマーダーはペイロードがどれだけ強くなったか期待をし、自信の銃である多砲身式電磁投射銃(レールガトリング)を肩に担ぐ

 

マーダー「アイツ(バレット)の妹をブッ殺すのは気がひけるけど今更よねぇ〜

…そう言えばペイロードって()()()()するのかな〜♪アハハハハ♪」

 

マーダーはペイロードを本気で殺す気満々、敢えて無防備な状態でフラフラと警戒しながら歩き出す。

 

その瞬間気配を感じたマーダーはすぐさま横に回避する。しかし肩を撃ち抜かれるが痛みを我慢し撃たれた方向を見ると殺気を帯び冷徹な目をし銃口を向けているペイロードがいた。

 

マーダー「クソ… ナイトメアの言う通りホント容赦無くなったわね… 」

 

ペイロード「……… 」

ドォンッ!ドォンッ!ドォンッ!ドォンッ!

 

マーダー「ッ……!」

 

容赦無く4発の銃弾が放たれた、すぐさま回避するが右の太腿に1発受け鬱向けで倒れすぐさま仰向けになった。

ペイロードは仰向けのマーダーの胸に銃口を当てる。

 

ペイロード「マーダーさん?前に言ってましたよね?

()()()()()()()()()()()って…

もう迷うくらいなら卑怯だろうが何だろうが手段は選びませんから」

 

マーダー「アハハハハ!いいわねぇ… その殺気!その意思!ナイトメアがやられちゃったのも頷けるわねぇ〜…

 

でも… うふふふ… キャハハハハ!」

 

ペイロード「…? 何を笑っているんですか?」

 

マーダー「私に近づいた事が()()()()()()()()()

ガシッ…

 

ペイロード「ッ!?」

 

マーダーは銃口を掴み自分から逸らしつつ起き上がりペイロードを押し倒すす。ペイロードは突然の事で対応しきれず押し倒されマーダーに馬乗りにされる。

 

マーダー「やっぱり優しいわね… あの時躊躇なく撃てば良かったのにねぇ…それじゃ…

()()()()()()()

ガブッ……

 

ペイロード「や、やめ… 」

 

 

 

 

 

その後、断末魔が響き顔を赤らめたマーダーは血塗れになりながらペイロードの首に食らいつき息の音が止まるまでペイロードの身体を貪り食らった。

 

その事がきっかけとなりペイロードは精神的に来たため蠱毒再現のメンタルクロックルームは中止になった。

 

マーダー曰く「まだまだその程度で殺られる私じゃないわよ…♪」らしい。

だが内心やり過ぎた アイツ(バレット)にバレたら絶対面倒事になる。思っていたマーダーだった。

 




M416の専用装備周回皆んなどうしてる?
そして限定キャラの周回が怠い…

本当に出るの?って思う時があるんや…




オマケ…

中止した直後

ナイトメア「あー!負けちゃったー!悔しい!」

マーダー「はぁ… 面白かった…♪ 今度はリバイバー呼んで殺ってやろうかしら♪」

ペイロード「…流石に止めてください… リバイバーさん精神的に病みそうですから…」

ペイロードの懇願によりソレは実現しなかった…

…と思いたい


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

BAR ヴァルハラに行くリホさん(2回目)

今回はリホさんの…


BAR ヴァルハラ…

 

静かで大人しくシックな音楽が流れるBARの中、リホは1人で飲みに来ていた。SAA(薬物中毒者)の事もあるが事務仕事に慣れているとはいえ8割近くの書類をやるのと同時にタナカさんとの連絡し合いH&R社の事など二重経営と、指揮官と社長(裏)で倍の負担が掛かり精神的に参ってしまった、その為1回目に来た時は散々だったが少し酔ってからS13地区に帰ろうとしていた。

 

リホ「はぁ… 指揮官って大変やな… あっ…シュガーラッシュお願い…(どんよりした空気)」

 

ジル「わ、分かりました…… 何があったんですか…?」

 

余りに重い空気がリホの身体から出ていた為、心配になりジルは心配になっていた。

 

リホ「ウチな… G&Kの指揮官やってはるんやけど個性がある戦術人形の癖が強過ぎるんや… 」

 

ジル「癖が強過ぎる?」

 

リホ「その人形は薬キメてるんやぞ?しかも毎朝こめかみに銃口向けられて空砲撃たれてるは… 」

 

ジル「えぇ… 自分の部屋の鍵閉めてるんですか?」

 

リホ「閉めてるんやけど毎回毎回鍵壊されてるんや… アレなんなん?SAAの皮被った悪魔なんか?」

 

ジル「……… 大変ですね… 」

 

鍵はしっかりしてる。なのに何処からか自分の部屋に潜り込み毎朝空砲を至近距離で食らっていたリホにジルは同情の眼差しを向けた。

そんな事はさて置き、ジルは話しを聞き終えカクテルの材料を容器に入れテンポよく降った。そして小さい洒落たコップの中にカクテルをいれる。

 

ジル「シュガーラッシュです」

 

リホ「お、ありがとな」

 

リホは軽く一口シュガーラッシュを飲むと程よい甘さが口に広がり幸せな気分にしてくれる様な味が口いっぱいに広がった。

 

リホ「はぁ… 美味しい… レーションとかカップ麺の何万倍も美味しい… 」

 

カラン コロン…

 

そんな時、BARの扉が開き女性が入って来る。その女性はクリーム色の髪の毛に羽田は少し褐色、そして胸が大きくスタイル抜群な女性

 

ジル「アルマさんお久しぶりです。お仕事忙しかったんですか?」

 

アルマ「忙しかったわよ… 聞いてジル、正規軍のセキュリティーコンサルタントの人権は無いの?ホント上層部のあの無茶振りは無いわよ… 」

 

アルマと言う女性はなんかサラッとトンデモない事を言った様な気がしたがリホは気のせいだと聞き流し静かにシュガーラッシュを飲み始めた

(嫌な予感しかしないから関わりたくない)

 

しかし運命はそうさせてくれない、アルマという女性がリホに気付くとジッと見つめた。その事に気付いたリホはアルマに話しかけた

 

リホ「… なんでこっち見てるんわ?」

 

アルマ「いえ… 昔養子に迎えた子に何処と無く似てたらつい… 気のせいよね… 」

 

リホ「養子?今その人何処にいるん?」

 

アルマ「その子は昔鉄血の研究者だったのよ… これ以上は言わなくても分かるでしょ…?」

 

リホ「……すまへん… ご愁傷様やな……… なんか一杯奢る?失礼な事聞いてもうたしな……」

 

この後、アルマにカクテルを奢った。そして約四時間後、3杯違う種類のカクテルを飲んだリホはほろ酔い状態になりヴァルハラに一泊コースとなってしまう




アルマさんの養子ってダレナンダロウナ〜(すっとぼけ)



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

… ファイル起動… 【研究レポートの様な物】

フラグを更に出していくぅ〜




ファイル起動準備…

 

起動中…

 

起動中…

 

起動中…

 

 

 

起動完了…

 

【りさちゃんのけんきゅうれぽーとのようなもの】を起動します…

 

 

2061年○月**日

 

研究レポート

 

ウチのやっている事は【人の神経を機械に接続する技術】なや…

どして鉄血にいるかと言うと鉄血の一部の上層部が人間用の義手や義足に鉄血人形の技術を応用して作ろうとしてるんや、そんでウチが第3研究所の主任になったって訳やな

 

まぁ、これでゴッツイ機械の義手より感覚もある人形の腕の方がええやろ?って感じ

 

手足は別に問題は無いんやけど【脳】の欠損やダメージを補うとなると厳しい所がある。デリケートな人間の脳を一部電脳にするとなると絶対に何処かおかしくなる。良くて記憶喪失、最悪廃人になる。

 

やから一回人の魂をデータ化して電脳化したら…って手もあるけど…それは禁忌でもあるからの…

もしやったら最悪の場合、人間の思考と人形の強さを併せ持つサイボーグ兵士の完成ってなりそうやし

 

 

 

 

あともう一つの研究題材は…

…書いてええのかな?ええか、どうせ誰も見いへんしええか

 

 

 

遺跡から発掘された未知の鉱石、名前がないからウチは仮名称で【緋緋色金(オリハルコン)】と呼んでる鉱石について

 

アレは危険過ぎる代物、下手したら第四次世界大戦勃発モノの厄ネタやな

 

簡単に説明すればお手軽超兵器

 

 

たった数グラムの重さ程度のオリハルコンにペンライト程度のレーザー光を照射したら何十倍の規模になって研究所半壊…

 

今思えば死ぬかと思った… うん、誤魔化すもの大変やったしな、これはどっかにしまっておこう… もしこれ正規軍の特殊部隊、それか鉄血上層部にバレたら真っ先にエルダーブレインの主武装行きになりそうやしな…

 

あっ、これは遺跡に不法進入して採掘したヤツやから堪忍な?

 

やっぱり好奇心には逆らえんな

 

 

鉄血工造を研究者止める事になったらこの記録消すか。流石にヤバい事書き過ぎたしの

 

 

 

 

 

 

 

さて… こっからは私情や

ホンマ最近鉄血工造本社はキナ臭くなってきてるん…

 

鉄血ハイエンドモデルの担当のサクヤさんからいきなり変わってどっか遠い所に強制的に行かされたし

リコちゃんは何かの解析で忙しい

 

そしてなんかカーター将軍っていう正規軍の偉い人も出入りしてる

 

はぁ… 何も悪い事が起きへんとええんやけど…

 

ウチの感っていっても生まれてこの方ジャンケンで勝った事が殆ど無いしウチが乗った飛行機が大抵墜落とかするから当てにはならへんか

 

こんな所でオリハルコンなんやけどな。

 

改造者(リホーマー)の身体の中にコッソリ隠してもろてるからな?

 

どうせ誰も聞かへんと思うけどww

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鉄血工造…

 

 

アルケミスト「…この話が本当ならトンデモない事だな…」

 

イントゥルーダー「そうね… 」

 

アルケミスト「不幸過ぎてかわいそうに思えてきたぞ… 」

 

 

流石に裏切り者だとしても彼女の不幸体質に同情した2人だった。

 

 




リサさん(リホさんの前世?)は遺跡に不法進入していた模様


因みに最初の自分で真っ二つにした義体の中に忍ばせてあるようです…

バックパック(タナカさんや万能者と同じ物)の中に自身の義体が入っています。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

クスリ(怪しい)を飲むバルカン

これを飲めば… ニヤニヤ…




16Labo…

 

鉄血の襲撃も無く、依頼要請も無いEA小隊のバルカンは暇な為、バルカンは16Laboのペルシカの研究室で暇を潰していた。

テーブルの上には怪しげなクスリが容器に入っているのを見ると何故か無意識に身震いをしトラウマを思い出すが最近動いて無くグータラ生活をしているバルカンにとってはいい刺激になっていた。

 

バルカン「あの天災(ペルシカ)今度は何を作ったんだ?まぁ、どうせしょうもない事だと思うけどな… 」

 

好奇心旺盛なバルカンは容器に入ったカプセル状がどんな物か気になり、また開きっぱなしになっていたペルシカのパソコンを覗いてなんなのか確かめる

 

バルカン「な、これ… 人工卵子を人形の体内で生成させるカプセル… なんでこんなもん作ってんの?」

 

本当に何考えてんだかあの天災(ペルシカ)、バルカンはそんな事を思いながらも次のページをめくる

 

 

ペルシカ「何々… それとチ○コを生やすクスリと…人工精子を人形の体内に生成させるカプセル?えぇ…///」

 

躊躇なく言ったが少しバルカンは照れながら色々な事を考える。

 

そんな時、バルカンはある事を閃めいてしまい頭の中によぎってしまう

 

バルカン「これを使えばスミスと子供を… そして結婚…///

いやでも… 既成事実作ってしまえば… やっぱりダメだ」

 

カプセルを飲み、スミスにこのカプセルとクスリを飲ませて……後は…

 

その《後の事》はバルカンは想像すると一人でに顔を赤くし照れた。

自分の心の中の良心と葛藤する事数分後、ある決断をする

 

バルカン「よし、やるか。大体片付け出来ないでここにクスリやカプセルを置いてる(ペルシカ)が悪いんだ… 」

 

 

バルカンはその場でそれっぽいカプセルを飲み込み水道で流し込む。

 

バルカン「プハァー… これで後はスミスに飲ませて… ふははは…!あとはネットで調べてスミスを誘惑すれば… 」

 

勿論、彼女に性的な知識は皆無で " そういう事 " に対して耐性も殆ど無い。その為、ネットの偏った知識を調べてしまうバルカンだった。

 

また、バルカンが飲んだカプセルは人工卵子の生成するモノでは無くもっと " 別の効果のモノ " だと気付くのはもっと後の事になる

 

 

 

 

 

 

 

 

会議室…

 

カプセルを飲みスミスを探していたが任務でいないと知り適当に散歩しているとヘリアンにある事に参加しないか?と誘われていた。

 

バルカン「TV?それも人形同士の総合格闘技の?」

 

ヘリアン「戦術人形同士の総合格闘技をTVで放送する企画があるんだが?どうだ?」

 

バルカン「別にいいが… なんでこんな事してんだ?」

 

ヘリアン「戦術人形と市民の触れ合い、それと一番の目的は収益だ。お前の事だから簡単に言うと可愛い女の子がハイレベルな格闘戦をTVで流せば視聴率とれるのでは?と言うスポンサーの提案だ。

あとな、因みに優勝賞金を人形に渡す事により人形の人権運動の強化も含めている」

 

バルカン「優勝賞金?どれだけ出るんだ?」

 

ヘリアン「一千万出るぞ?」

 

ヘリアンのその言葉にバルカンはやる気を見せ始める。

 

バルカン「よし!やる気出てきた!取り敢えず敵をぶっ飛ばせばいいんだろ?」

 

ヘリアン「そうだが… チョーク(首絞め)とか噛みつきは反則だからな?」

 

バルカン「よっしゃ!分かった!やってやるよ!」

 

 

義手の事で借金を背負っておりバルカンは絶対優勝賞金を貰うぞ!っと意気込んだ。

 

この時、バルカンは胸にいつもより圧迫感を感じたがその時は気のせいだと気にも留めなかった。

 




やっと…

やっとM416の専用装備が手に入った!

ハチの巣やらないの?だって?

資源が無いので無理… どう動けばいいのか分からんのもあるけどね…


さて… バルカンは何のカプセル飲んだのだろうね〜


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

人形格闘前線(ドールズコンバットフロントライン) 大会前日の異変!

フラグは最後辺りに出しましたからね…

最初っから珍事発生です(笑)


会場となるコンサートホールのリングを見た後、ヘリアンとバルカンはホテルで一泊する事になった。

 

そしてその夜、ホテルの部屋のシャワールームでシャワーを浴びていた時、バルカンはある違和感を感じる

 

バルカン「?…… なんか… 胸デカくなってない?え?気のせいだよな?流石にな… 」

 

車で移動中から感じていた胸の圧迫感はなんだ?と思っていたバルカンは気のせいと思う事にした。

バルカンは自分の胸を揉んで確認してみる。

 

その瞬間、胸から()()()()が溢れて出てきた。

 

バルカン「な、なんじゃこりゃ!?え?何々!?なんなの!?」

 

 

謎の現象に自分の身体はどうなってしまったんだ。と怖くなりシャワールームから出てすぐにバスローブに着替えて隣の部屋にいるヘリアンに助けを求めた

 

バルカン「ヘリアン!なんか変なんだ!私の身体!」

 

ヘリアン「おい… なんなんだ?そんなに騒いで… 」

 

バルカン「私のオッパイが大きくなって白い液体が出始めたんだ!これなんなの!私どうすればいいの!?」

 

ヘリアン「え…?」

 

 

一瞬困惑するヘリアン、オッパイから白い液体?もしかして母乳だよな…?なんでだ?そして数秒間思考がグルグルと回りある答えがでる。

 

ヘリアン「バルカン、ペルシカの研究室にあるカプセルを飲まされた?もしくは勝手に飲んだか?」

 

バルカン「いや〜… その〜… 」

 

ヘリアン「はぁ…… (勝手に飲んだ感じだな… ))

 

目があっちこっち泳ぎ、大量の汗を掻いていてバルカンはヘリアンを直視出来ていなかく確実に確信犯だった。

 

ヘリアン「どういう理由であれ流石に見逃す事は出来ない、帰ったらペルシカ博士にこの事を報告する、分かったな?バルカン」

 

バルカン「そこをなんとか〜… 合コンでも何でも手伝うからさ〜… まぁ、私の彼氏はスミスって事は変わらないけどな?」

 

バルカンはニッコリしながら赤と青の両手のリストバンドをヘリアンに見せびらかした。その瞬間機嫌が悪くなったヘリアンはバルカンに怒鳴った。

 

ヘリアン「絶対に言うからな!ペルシカ博士に直接私が掛け合う!分かったな!」

 

バルカン「そんな事言うなよ!頼むからさ!お願いだ!」

 

 

必死にお願いするバルカンを見てヘリアンはある事を閃いた。

 

ヘリアン「…… 分かった、だが絶対に勝てよ?もし勝てなかったらペルシカ博士にこの事を報告する。分かったな?」

 

バルカン「分かった!全員ぶっ飛ばしてやる!だから言うなよ!頼むから!」

 

勝てばこの事を報告しないという条件と共にバルカンはこの大会で優勝しないといけなくなってしまった。

 

尚、バルカンの胸は " D " から " F " に急激に大きくなり更には母乳まで出るようになってしまった為、さらしを胸に巻き格闘大会に出る事になった。




バルカン、大会前日にオッパイのサイズがアップと母乳が…

TV放送される大会なのだが大丈夫か?


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

人形格闘前線(ドールズコンバットフロントライン) 第一回戦!小手調べッッ!

済まないが一回戦目の戦術人形には悪いけど…



大会当日、夜のコンサートホールには沢山の人が押し寄せ混雑している。()()()されるこの戦術人形による初の格闘技の大会、" 人形格闘前線(ドールズコンバットフロントライン) " 略して D.C.F. は大盛況だった。

 

そんな大賑わいの中、バルカンはトイレの個室で大惨事にならないようにある事をしていた。

 

バルカン「ん… あっ… くぅ… ///

はぁ… はぁ…… こ、これだけ搾れば激しく動いても問題ねぇ筈だよな… 多分 」

 

自分の胸を試合前に絞りに絞って母乳が出ないように入念に絞っていた。バルカン自身自分の胸をこんなに触る事が初めてで少しだけ感z…(唐突の殴打

 

そんな訳で少しだけ目がトロッとし口から涎が出てしまったが直ぐに立て直し試合に向けて張り切っていた。

 

大量に母乳が溜まったトイレの水を流し試合の会場に向かった。

 

 

 

会場に観てみると大勢の人が沢山いてリングである八角形の柵に囲まれた戦う場所が見えた。

 

ヘリアン「分かっていると思うが反則は1発で負けだがらな?基本なんでもありだが過剰な攻撃、目潰し、噛み付き、審判への暴力はアウトだ。分かったな?あと絶対にポロリはするな。社会的に死ぬ事になる」

 

バルカン「了解!まぁ、見てなって!一回戦目の相手なんて瞬殺してやるから!」

 

ヘリアン「瞬殺はするなよ?あくまでTV放送だか取れ高も大切だから」

 

バルカン「1()()で終わらした方が取れ高取れるんじゃないか?お!丁度私の番だな!んじゃ行ってくる!」

 

バルカンは格闘技の八角形の鉄柵のリングへ小走りで向かった。

 

ヘリアン「ちょ、バルカン!待…… 行ってしまったか…

 

()()()()()()()() ()

 

その瞬間腹と頭に痛みが襲いバ○ァリンと胃薬を飲んだヘリアンは流石に面倒ごとにはならないだろうと思う事にしセコンドをする為、リングへとむかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バルカンはいつも通りの制服の姿でリングに立った。集中していた為か会場を盛り上げる為のナレーションの声は聞こえておらず完全に本気で向かっていた。

 

『そして続いては〜!重量級のバルカンとは真逆!SMGの戦術人形!小柄と言っても舐めて掛かればスピードに翻弄され蠍の猛毒速攻KO!すこすこスコーピオンだァァァァァア!』

 

スコーピオン「そこの鈍間なMGの攻撃なんて受けないんだから覚悟しなさい!」

 

バルカン「……… 」

 

一回戦目の相手であるスコーピオンの挑発を完全に無視を決め込みバルカンは俗に言うゾーンに入っていた。

 

『… ではぁ!人形格闘前線(ドールズコンバットフロントライン) 第一回戦!20試合目!…

 

…開始ッ!!』

 

スコーピオンは始まりのゴングが鳴ったと共に相手の様子を見てどういう風な格闘のスタイルか見定めようと一定の距離の距離を置いて警戒する。

バルカンは何故か陸上のクラウチングスタートの様な構えをしゴングが鳴ったと同時に全力でダッシュした。

 

スコーピオン「えっ…!」

 

バルカン「負ける訳には行かねんだよ!」

ズゴォン!

スコーピオン「ガァッ…!!」

 

バルカンはその勢いのまま飛び蹴りを繰り出す。まさか試合開始のゴングと同時に走って飛び蹴りするとは思わなかったスコーピオンにバルカンの飛び蹴りは顔面にクリーンヒット。

 

スコーピオンは吹っ飛ばされ鉄柵にぶつかり即座にドクターストップが入る。

 

そして数秒後、スコーピオンの失神が確認され。試合開始約4秒でバルカンの勝利という出来事に会場は騒然とし騒めき出す。

 

『な、な、なんというパワー!スコーピオンを秒殺!まさかの約4秒という時間で!この大会のダークホースが現れた!スコーピオンを秒殺してしまったバルカンにどう他の選手が対策するかが見所だ!』

 

バルカン「ヘリアン!やったぜ!勝ったぞ!」

 

ヘリアン「やりやがった、あの野郎… 」

 

その後、ナレーションによる必死のマイクパホーマンスによる時間調整が行われ、バルカンは他の選手に異常なまでに警戒される事になった。

 

 




すこすこスコーピオンな人すいません!

この後、流石にやり過ぎたと思ったバルカンはスコーピオンが目覚めるまで見ていたそうな…



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

人形格闘前線(ドールズコンバットフロントライン) 第2回戦〜第三回戦準決勝ッッ!!

この大会のルール

・基本的、総合格闘技のルールと同じ、禁じ手無しだが人形のコアなどの急所などに危険を及ぼしうる攻撃については反則とする
・基本的に実戦に近い形
・スキルの一部使用許可(火炎瓶、手榴弾、グレネードランチャー、チェーンブラスト、閃光弾などの投げ物の使用禁止)
・武器、凶器の使用禁止


D.C.F.(ドールズコンバットフロントライン) 会場…

 

激しい熱気、そして歓声の中八角形の鉄柵のリングの中一方的な展開が繰り広げられていた。

 

バルカン「うぉら!うぉら!守ってばっかじゃ倒れねぇぞ!ゴラァ!」

 

S.A.T.8「ぐっ… (なんなのコイツ!私の鉄壁の護りを強引に剥がしにきてるっ!)」

 

一応、この大会は戦術人形の一部のスキルを許可されている。その為、S.A.T.8のスキル【鉄壁理論】はとても強く更にはSG(ショットガン)の戦術人形の装甲も合わさり優勝候補筆頭な筈だった。

そんなS.A.T.8に対してバルカンは最初から大振りのフルスイングのフックやアッパー、ストレートを連発し防御を無理矢理引き剥がすごり押し作戦に来ていた。

 

しかしS.A.T.8の【鉄壁理論】を突破出来ずバルカンはS.A.T.8の腕を掴みある作戦に出た

 

バルカン「捕まえた…… 食らいやがれ!」

 

S.A.T.8「キャッ!?グフッ!ガハッ!ゴホッ!」

 

手を無理矢理掴み逃げようとするも強引に引き寄せボディに殴打の嵐、1発1発の威力が大振りで鳴ってはいけない音と共にS.A.T.8のスキル【鉄壁理論】のガードが剥がれ落ちS.A.T.8の体力が奪われていく。

そしてあまりのバルカンの猛攻に耐えきれずS.A.T.8は膝をリングに付けそのまま倒れてしい試合終了、バルカンの勝利が確定した。

 

S.A.T.8「…もう、無理…… 」

バタッ………

 

バルカン「はぁ…はぁ… や、やっと倒れた… 硬過ぎだろ、ホントに… 」

 

16labo謹製のバルカンの猛攻を15分以上も凌いだS.A.T.8はその後、担架に運ばれるS.A.T.8に賞賛の拍手が送られた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

D.C.F.選手待合室…

 

バルカン「準決勝の相手が棄権?マジで?」

 

ヘリアン「まぁ、当たり前と言えるな… 流石にあれだけドンパチしたら棄権されてもおかしくない」

 

バルカン「そうかな?でどんな奴だったんだ?」

 

ヘリアン「S13地区のSPASだったがお前の試合をみてそこの指揮官が棄権を決定したらしい。あそこの基地はまだ開発途上で人手が足りないから貴重な人材を修復装置送りにされたくなかったらしい」

 

何故そんな基地が出たんだか… そんなツッコミを心の中でしつつある事に気付いたバルカンはヘリアンに質問する。

 

バルカン「そうか… えっ?って事は次は決勝?だよな?」

 

ヘリアン「そうだな… もうお前に色々と指示だすのは疲れた、それとそもそも指示なんて聞いてないだろ?だから好きにやれ、勝ったらペルシカ博士に報告しないからな」

 

バルカン「おう!最後も相手をぶっ飛ばしてやるよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

D.C.F.会場… ドームの上

 

??「バルカン〜 こんな面白いそうな事見てるだけじゃいられなくなっちゃうよ。」

 

そこには鉄血のロゴが入って四肢が機械の鉄血ハイエンドモデルがいた。

 

??「あの日の事が今でも忘れられないよ… 私をぶっ飛ばしたバルカン… はぁ…/// もっと()()()()、ボロボロになるまで本能のままに…/// 」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

D.C.F.会場内… 発電室

 

そこには複数の黒ずくめでサプレッサー付きの銃を持った部隊がいた。その近くには警備員が倒れており明らかになんらかの目的があった。

 

「こちらブラボー、発電室に着いた、これでこのふざけた憎たらしい人形共の見せ物をいつでも終わらせる事が出来るぞ」

 

『了解、こちらも見張りの警備員を()()()、予備発電室と蓄電設備に爆弾を仕掛ける事が出来た。分かっているな?()()()()()()()()()()()()、アレは我々の組織の大半を殺した殺人人形だからな… 』

 

「了解、奴ら(人形)如きにやられてたまるか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バルカン「…ヘックュンッ!

はぁ、はぁ、ハックシュンッ!

…あぁ… 誰か噂でもしたか?」

 

ヘリアン「マーダー辺りかもな」

 




この大会、ヤバイッ…!!



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

人形格闘前線(ドールズコンバットフロントライン) 決勝!全力のぶつかり合いッッ!!

皆んなもお世話?になってるSMGのあの人が決勝の相手に…

作者がドルフロのゲームの中に初め指輪渡した人でもあります…


D.C.F.会場… リング…

 

 決勝となり会場の熱気は更には熱くなっている。そんな中、バルカンは先にリングに上がり決勝の相手の登場を待っている。

 普通なら緊張する筈だがバルカンのモチベーションは最高潮に達しとても気分が高揚していた。

 

『さて…!殆ど一歩的な試合を見せたバルカンを迎え撃つのは!不退転の意志を持ちバルカンと同じく一回戦を1発で終わらした優勝候補の一角!

 

トンプソンだァァァァァア!』

 

 バルカンが歩いて来た反対方向から盛大に音楽とスポットライトと共に現れたSMGの戦術人形 トンプソンが登場しリングに入った

 

トンプソン「中々強そうな奴だな… この試合楽しもうぜ! 」

 

バルカン「おう!よろしくな!」

 

 両者握手をしお互いの定位置に付く

 

『では…! D.C.F.(ドールズコンバットフロントライン) 決勝!

 

…開始ッッ!!」

 

バルカン「ウラァァァッッ!」

 

トンプソン「食いやがれッッ!」

 

バァァァンッッッ!!

 

両者ともに全力でダッシュ、お互いに全力の拳が同時にリングの中央でぶつかり合い自動車が衝突事故を起こしたような音が響きリングが激しく揺れる

 

バルカン「やるな!お前ッ!」

 

トンプソン「お前もな!まだまだこれからだ…!」

 

 更にお互いに左、右、蹴りを加えるも全て相打ち。16Labo謹製のバルカンの攻撃を相打ちで終わらせる規格外なトンプソンにある事を気がつく

 

バルカン「やっぱりお前、攻撃する瞬間に【フォースシールド】を貼ってるだろ?」

 

トンプソン「そうだ、じゃなきゃアンタとやりあえないだろ?」

 

バルカン「ならフォースシールドごと全力でぶっ飛ばしてやるよ!」

 

トンプソン「はは… 面白い!やってみやがれ!」

 

 2人の拳や蹴りが交わりリングが激しく揺れる。そしてその第迫力の試合に観客は息を呑み見守る。しかし幾ら【鉄壁理論】を突破したバルカンと言えど銃弾や迫撃砲すら耐える【フォースシールド】を破る事は出来ず、そしてトンプソンはバルカンの【M61A2バルカン】の反動すら余裕で耐えうる頑強さに苦戦しお互いに決定打がない状況に陥っていた。

 

バルカン「はぁ… はぁ… ほんと厄介だな… フォースシールドは… 」

 

トンプソン「お、お前頑丈過ぎないか…?」

 

第迫力だった攻防戦も10分を過ぎた辺りからお互いに疲労を見せ始めている。

 だがある出来事によりその流れはかわった。

 

バルカン「……!?」

バタンッ…

 

 突然は片膝を付いた。それは一試合目と2試合目のS.A.T.8との試合、それとトンプソンとの第迫力の試合での疲労が溜まりに溜りツケが回っていた。

 

トンプソン「もらったッッ!!」

 

すかさずトンプソンは渾身の攻撃を仕掛けバルカンに向かって拳が迫りくる。しかし、その拳の威力は格段に弱くなり何故か【フォースシールド】を纏っていなくバルカンは倒れるも直ぐ起き上がり未だ健在だった。

 

トンプソン「……クソッ… 使い過ぎた…」

 

 【フォースシールド】は確かに強力なスキルだ、しかし時間に制限がある為、触れる瞬間しか発動してなかった。しかし試合が長期化し【フォースシールド】の時間制限が来てしまっている。それとバルカンの激しい攻撃に対抗した為体力的にもかなり来ていた。

 

バルカン「こんなに殴り合ったの初めてだ… も、もうほぼ満身創痍だぞ? 私…」

 

トンプソン「もう決定打になる様な余力が無いぞ… 」

 

バルカン「なら… 次の1発で決めようぜ… お互いに力を絞り出した渾身の一撃でな… 」

 

トンプソン「そうだな… 引き分けっていうはっきりしない結末よりは断然良い…!」

 

 両者八角形のリングの両端に移動し息を整え今出来る最高の一撃を決めようと

 

バルカン「じゃ… いくぞ… 」

 

トンプソン「あぁ… これで負けても恨みっこ無しぞ…?」

 

 緊張した空気がリングと会場に張り詰める。もうお互いの身体はボロボロで次の一撃で勝負が決まる。

 

 そしてその時が来た

 

バルカン「いけぇぇぇぇェェェッッ!!」

 

トンプソン「倒れやがれぇぇッッ!!」

 

 最後の一撃を喰らわそうとお互いに最初の時の様に全力で走り抜け防御を捨て、捨て身の攻撃を繰り出そうとした。

 

ドォォォォォンッッ!!

ドォォンッ!ドォォンッ!

 

バルカン「…ッ?!」

 

トンプソン「…ッ!?」

ゴォンッ!

 

 謎の爆発が起き辺りは停電、一旦状況確認をする為止まろうとするももう既に勢いが付いており勢いを殺しきれず正面衝突してしまった。

 

トンプソン「痛てて… だ、大丈夫か…?」

 

バルカン「あっ……/// そこは………/// 」

 

顔を赤らめているバルカン、よく見て見るとバルカンの胸を掴んでいた。

 

トンプソン「あ、悪い… だ、大丈夫か?」

 

バルカン「大丈夫だけだど… さ、触らないでくれよ… もう… 」

 

トンプソン「お、おう… 」

 

ズガァァァァァンッ!!

 

バァァァンッッ…!!

 

状況を確認したかったがいきなり気まずい空気になってしまった。更に爆発音に終わらず何かが衝突したかの様な音が真上から聞こえるとともに上から何かが降って来てリングを盛大に揺らしその張本人と思われる見覚えのある姿がそこにあった。

 

 

シャルーア「バールーカン♪あーそびーましょ♪」

 

バルカン「お、お前かよッ!!」

 

トンプソン「こ、こんな時に鉄血ハイエンドが…!?」

 

 最悪なタイミングでの遭遇に2人は苦虫を噛み潰したような表情を浮かべた。

 

 




遂に裏ボス戦?が始まりましたな
テロリストの皆さんも色々としますけど…

トンプソン姉貴のタンク性能ヤバイですからね…
あとカッコいい


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

人形格闘前線(ドールズコンバットフロントライン) ある指揮官の苦悩

色々と展開に悩んだ結果、S13基地の愉快な指揮官の話を書く事に…



試合開始前…

 

D.C.F.(ドールズコンバットフロントライン)… 特設食堂

 

 観客や参加したスタッフ、戦術人形やそのセコンドの為に作られた仮説の食堂は質素ながらも美味しい料理に沢山の人集りができていた。

 そんな中、S13基地の指揮官であるリホ・ワイルダー指揮官と大盛りカレーにがっつくSG(ショットガン)の戦術人形であるSPAS-12がいた。

 

リホ「よ、よく食うの… 」

 

SPAS-12「モグモグ…… んぐっ… いつも食事の量が少なくてひもじかったんで食い溜しないと… あっ、お代わりお願いします!」

 

リホ「まぁ、スタッフさんと戦術人形、それとセコンドの人の食費は運営負担やからな、まぁええか、ウチも最近誰かさんにいつも半分あげてるから腹減ってるからの」

 

 いつもインスタントラーメンやレーションのS13基地にとってたらふく食べれる食堂は天国と言っても過言では無かった。

 そんな中、リホとSPAS-12は作戦会議を始めた。

 

リホ「取り敢えずだけど正攻法じゃ絶対に勝てんよ?だって実戦経験ないやろ?」

 

SPAS-12「はひ、ほうへすへ… ング… 美味し」

 

リホ「大事な話しとんやから、一旦手を止めてね?」

 

まず、この大会二つの選考方法が行われていた。まず実績のある戦術人形を推薦すること方法でコレはバルカンがこの大会に参加した方法だ。そして二つ目は自分から推薦してくじ引きで決まる方法だ。

 リホ指揮官は外れるやろw まぁ、当たったら適当に試合に出て飯食って帰ろか。と思っていた。だが当たってしまった為に来ていてこの事を知り、勝てる気しないからタダ飯食って帰ろう、だが勝てたら勝とう。そんな感じだった。

 

リホ「取り敢えず勝てたら勝とう、よし、SPAS-12容器にカレーを詰めて… 」

 

SPAS-12「あ、あの〜… 周りの目が… 」

 

リホ「正々堂々とやれや、コソコソやってる方が目立つから正々堂々とな…」

 

 平然とやれば目立たない、むしろそう言う物なんだと思わせとけばいい。そんな考えのリホ指揮官とSPAS-12は大盛りカレーを容器に入れる。

 

 

 

 

 

 そんなこんなでSPAS-12の試合の番になり、リングに上がるSPAS-12とリングの外で指示を飛ばすリホ指揮官はスタンバイ。

 

…で、ゴングが鳴った訳だが…

 

CZ75「このオノを食らえー!」

ピッピーー!

 

SPAS-12「え?」

 

 試合時間まさに2、3秒の出来事にリホ指揮官とSPAS-12は困惑していた。

 

 その後、第二回戦の相手は一回戦目の負傷があり不戦勝となり第三回戦となった時の事である。

 

 

リホ「で、次の相手は…… M61A2バルカン?や、ヤバイ… 」

 

 実際、SPAS-12は基地の警備だけしてた為、練度(レベル)や経験は無いに等しい新兵な状態だ。もしそんな素人とバルカンがやりあったらとなると結果は見え透いていた。

 

つまり…

 

リホ「SPAS-12… 次の相手は無謀過ぎるから次の試合はでえへんよ… 練度と経験が違い過ぎる 」

 

SPAS-12「そ、そうですね… 」

 

SPAS-12も自分の実力は分かっていた。素人同然の自分がここまで来たなんて奇跡であると。

 

リホ「取り敢えず決勝みて帰るかの、見るのもいい経験やしな!」

 

SPAS-12「分かりました!そると帰りにまた食堂寄っていこうよ!まだまだ食べたいです!」

 

 

尚、この後テロリストと鉄血乱入と言う事態になるとはこの時の2人は知るよしも無かった。

 

 




リホ指揮官、いつも不運発動ですな…


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

裏ボス戦突入ッ! 数千のモノを粉砕する者(シャルーア)を討てッ!

突然の爆発音と照明の暗転、そして近接特化型鉄血ハイエンドモデル シャルーアの乱入により大会は混沌と化す…



 突然の爆発音と照明の暗転により会場内は騒然とする中、鉄柵の八角形のリングの中央には鋼鉄のメイス片手をリングに突き刺し現れた数千のモノを粉砕する者(シャルーア)は純粋な笑顔でバルカンを見つめ笑っていた。

 消耗し切ったバルカンとトンプソンはお互いを庇いながら距離を取り。そんな2人にシャルーアは構わず話しかけた。

 

シャルーア「バルカン〜、ホント()()()()()今までウズウズしてたんだから… ボロボロのズタボロになるまで遊ぼよ!バルカン♪」

 

バルカン「なんでお前がいんだよ!ふざけんな!」

 

トンプソン「なんなんだ?鉄血の新型か?!ありゃ!?」

 

バルカン「私が一回ぶっ飛ばした奴だよこん畜生!」

 

こんな最悪な状況に鉄血の襲撃、爆破音が聞こえた事からブルートの特殊部隊が先行して発電機関連の施設を爆破したのか?とバルカンは考える

 

シャルーア「え?アタイの遊ぶの嫌なの?…でも散々待った分いっぱい遊ぶんだからッ!」

 

バルカン「他にも仲間がいんだろ?アルケミストとかがな」

 

シャルーア「え?アタイ1人だよ?バルカンの試合見てたら我慢出来なくて1人で来たの!褒めて!」

 

 コイツ独断先行?でもコイツはアホだし知らされて無いだけか…

そう思ったバルカンはトンプソンの方を見る

 

バルカン「トンプソン… フォースシールド使えるか?」

 

トンプソン「後少しでクールタイムが終わる… ってかアレはどう言う奴なんだ?」

 

バルカン「近接特化で戦術人形を軽く握り潰せるくらいのパワーも壁を蹴って移動出来るくらい速い奴 」

 

トンプソン「勝ち目あるのかよ?」

 

バルカン「アイツ、バカだから真っ直ぐしか来ない。そん時カウンターして勝てたんだよ。そのおかげで右手が義手になっちまったがな…」

 

トンプソン「おいおいマジかよ… 」

 

シャルーア「何をコソコソ話してるの?もう私我慢出来ないよ?バルカン〜、今夜は沢山遊びましょ♪ …ねぇッッ!!」

 

手足をリングに着けて姿勢を低くし力を溜めたシャルーアは全速全進で拳を握り締め飛び掛かりながら殴打を繰り出す。装甲で出来た拳は圧倒的に質量とスピード、物理エネルギーを帯び、戦車のAP弾を彷彿とさせる。

 バルカンとトンプソンは何とか避けきりシャルーアの方を見ると悲鳴が聞こえシャルーアの拳には血と肉片がへばり着いている。

 

 

「ば、化け物!!」

 

シャルーア「うっさい黙れ」

 

「ガギャッ… 」

グチャッ……

 

 アリを手で潰すかの様に人間の頭を掴み握り潰され頭の無い人間だったモノを適当に放り投げた。

 

シャルーア「手汚れちゃったじゃん… 全くもう…

あっ… バルカンの隣にいるゴミ人形?アタイはバルカンと遊びたいの。だからどっか行って?今なら見逃すからさ」

 

トンプソン「目の前の光景を見て置いて逃げる程に私は腰抜けじゃぬぇぞ?鉄屑人形が…!」

 

バルカン「そうだよな?今度こそお前をスクラップにしてやるよ!この野郎がッ!」

 

 バルカンとトンプソンは身体がボロボロながらもシャルーアに向かって走り出す。それに対してシャルーアは少し悩んだが歓喜の表情を浮かべシャルーアも走り出した

 

シャルーア「え?2人がかり?いいね!それもいい!最高!2人纏めて遊んであげるッ!」

 

 

 圧倒的力と2人の力のぶつかり合いに…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…となる筈だった。

 

バタン…ッ!

 

シャルーア「あへぇ……

…あっ… ちゅうしゃうたなきゃいけないのわすれてた…… 」

 

 走り出した瞬間力無く倒れ込み盛大に転けたシャルーア、突然の出来事に2人は困惑するが良かったとホッとする。

 

バルカン「……バッテリー切れ?なのか?やっぱバカだったコイツは… 」

 

トンプソン「まぁ、でも良かったな… 」

 

アルケミスト「はぁ… コイツは本当にバカだからな… ワタシでも骨が折れる…」

 

バルカン・トンプソン「「ッ!?」」

 

 シャルーアの自滅?した事に一安心したも息を整える暇も無く、力無く倒れ込んでいるシャルーアの側にはアルケミストの姿があった。

 

バルカン「アルケミストッ!やっぱりコレは鉄血の仕業かのか!?」

 

アルケミスト「爆破音と暗転はワタシ達じゃ無い、他の奴らだ。すまないがこのバカ(シャルーア)は回収させてもらう…

 あとついでになんだがこの大会の優勝賞金の()()()()()()()()()()()()からな」

 

 アルケミストはシャルーアを背負い込み、何処かなテレポートして消え去った。

 

 そして最後の聞き捨てならない一言にバルカンとトンプソンは怒りを露わにする

 

バルカン「アイツ(アルケミスト)優勝賞金パクリやがったなコンチクショウがァァァァァ!!」

 

トンプソン「人殺して更に優勝賞金までパクるのかよ!この鉄屑人形共がぁぉァァァァァ!!」

 

 暗い会場内に2人の怒りの叫びが響き渡った。

 

 




シャルーアちゃん人を1〜2人?殺す、そして戦う時にエネルギー切れにより倒れる、そしてアルケミストさんに回収、オマケに優勝賞金をパクられる

散々やな…


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

エキシビジョンマッチッッ! テロ部隊vsリホーマー・ウィッチ

早く鉄血を捕獲したい
デストロイヤーちゃんを甘やかし隊…


D.C.F.会場… 通路…

 

 突然の爆発音、そして中央のリングでの事態により会場から逃げ出す観客で溢れ帰り、リホ指揮官とSPAS-12はG&K所属という事で進んで避難誘導をしていた。

 

リホ「はいはい〜!落ち着いていこか!走らないで!転ける人出るから早足で避難してね!って!…痛いからぶつからないで!痛いの嫌やから!」

 

 しかし、パニック状態の観客は急いで走り避難、転ぶ人や踏んづけられる観客が多数現れ怪我人続出していた。しかし必死の避難誘導も虚しく観客の避難に巻き込まれてた。

 

 

 

 そして数十分後、避難が完了する頃にはリホ指揮官とSPAS-12は巻き込まれ通路で足の型が付いて倒れ込んでいた。

 

SPAS-12「い、痛いです…… 」

 

リホ「そ、そやな〜…… 痛い… 」

 

 戦術人形と鉄血ハイエンドと言えど一方は練度が低く警備しか経験が無く、もう一方は後方支援型の為身体が弱い、その為、巻き込まれたらもう何も出来ない。

 2人は服に付いたドロやホコリを手で払い、立ち上がる。

 

リホ「急いでると言えど人は踏まんといてよ… 本当に痛かったわ… 下手したら怪我してんのにの」

 

SPAS-12「そうですよね… せめて避けて欲しかったですよ。って!ヤバっ!」

 

リホ「どうしたん?」

 

SPAS-12「リュックの中にしまって置いたカレーの容器が漏れてぐちゃぐちゃになってますよ!うわぁ…!カレーのいい匂いでお腹空いて来ちゃいますよ…」

 

 SPAS-12の背負っていたリュックからカレー特有のスパイシーな香りと黄色い色が漏れ出していた。

 

リホ「タチャンカとSAAの分のカレーが… 最悪や… 」

 

 タチャンカとSAAの分にとって置いたカレーがぐちゃぐちゃになり肩を落とすリホ。

 

リホ「あぁ、もうしゃあないな…、発電機の爆発かなんかやと思うしちと見てくるからまだ避難で怪我した人がいないか見て回ってくへんか?SPAS-12 」

 

SPAS-12「分かりました指揮官、怪我人がいないか探して来ますね!」

 

リホ「頼んだで?せやウチは発電室行ったるからな」

 

 怪我人の避難を指示したリホは関係者以外立ち入り禁止の看板を無視し発電室のある所へと向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 発電室がある部屋に向かう途中、リホは全身黒で統一された特殊部隊の様な人達と遭遇していた。

 

「手を上げろッ!」

 

リホ「あっ、ヤバっ… 」

 

何とかその場を凌ごうと隠れるも速攻で見つかりサプレッサー付きの拳銃を総勢6人から向けら、手を挙げていた。

 

リホ「(この騒動はテロリストの犯行か… ホンマなんなん?やっぱあの " おみくじ " の大大凶ってホンマなんか?)」

 

 思い出すのは正月に引いた大大凶3連発の " おみく" 、やっぱり霊媒師かなんかに相談しよか?と思うリホ。

 

「コイツ、G&Kの指揮官だせ?捕まえて身代金要求しようぜ?俺たちには正気軍から命懸けでパクった()()()()()戦車があるんだぜ?」

 

「奴の暗殺をしようにもイレギュラーが発生して失敗したからな。…ソイツを拘束しろ」

 

 手を上げているリホを手錠で拘束しようとテロリストは近く。

 

リホ「はぁ…、テロリストか… 捕まえたら手柄になって支給される資材やら人材増えるんよな?絶対 」

 

「何をぶつぶつ言っている?殺すぞ… ッ!?」

 

突然、リホの服装はG&K社の制服からメイド服にとんがり帽子へと変わる。

 

リホ「元凶はお前らやな?カレーの恨みとS13基地の為にお前らを捕まえるからな?このテロ野郎共!」

 

 ほぼ私怨と私欲、しかし態度が一変した為テロリストは即座に拳銃をリホへ向けて発砲、しかし青く光る壁(フォースシールド)に阻まれ届く事は無かった。

 

「コイツなんなんだ?格好ふざけてるのに…!」

 

リホ「格好ふざけてる?ウチは何にでもなるで?裏切り者でも道化でも犯罪者でもの!!」

 

 突然、リホの消え去りテロリスト達は辺りを見回そうとした瞬間、一番後ろにいた部隊員が悲鳴を上げた。

 

「アガガガガガガッッ!!?」

 

リホ「おぉ、販売してるスタンロットでもこんなんなるんやな。面倒いからコレくらいなはれ。ほな、さいなら!」

 

「ギャァッ!」

 

「コイツなんなの!」

 

「フギャァッ!」

 

 大量の水が現れたテロリスト達はズブ濡れになる、そして次に見た光景はリホがある物を持ってる光景だった。

 

リホ「このスタンロット、改造してあって数万ボルトの電流が出せるんよ?42ボルトは死にボルトって言うけど… 本当なのか知りたいからほな。いくで〜」

 

 躊躇なく電源をオンにしたスタンロットをズブ濡れになったテロリストの部隊の近くへ放り込んだ。

 

「やめっ…アギャャャャゃゃッッ!!」

 

「グガガガガガガガッッ!!」

 

「ガガガガガガッッ!!」

 

「アババババババッッ!!」

 

「ヒギャャャャャャッッ!」

 

テロリストの部隊は感電しビクビクしながら倒れこみ気絶するとスタンロットの電流は止まりシュー… と言う音と焦げた匂いが充満していた。

 

リホ「まぁ、死ぬまではやらんから死なへんけどな?

…よし!G&K社のウチへの信頼も上がると思うし指揮官生活も少しは楽になる筈やしな!…さて事故処理をさっさとやって4人分の戦術人形の作製依頼だしたからさっさとS13基地に帰って確認するかの…」

 

 

 この後、リホさんはテロリストの部隊を片っ端からテレポートとスタンロットを駆使し捕縛 (ほぼ私怨と私欲) していき事態は速攻で収束した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オマケ… ペイロードの料理の腕は…

 

 

ペイロードは料理が上手いマーダーとチョコを作っていた。

 

ペイロード「やっと出来ました!本通りに作ったんですが心配で… マーダーさん見てくれませんか?私の手作り生チョコを 」

 

マーダー「こ、これは…… 新手のE.L.I.D?」

 

 色は生チョコだか形容し難い型をしていた。

 

ペイロード「どうですか?」

 

マーダー「こ… 個性的だと思うわよ?一応味を確かめてみるわね?」

 

流石に人食いでサイコパスなマーダーもドン引き、でも幾ら形容し難い生チョコでも流石に味はいい筈だ。マーダーはペイロードの生チョコを口に放り込んだ。

 

マーダー「……ッ!?!?!?!」

 

口の中は言葉には表せない冒涜的な味が広がり、甘いとか苦いとか辛いとかそう言うレベルの話では無いレベルに壊滅的な味だった。

 

バタリ……

マーダー「……… 」

チーーン……

 

ペイロード「え?マーダーさん!マーダー!?」

 

 

 ペイロードの料理の腕はある意味天災的だった。

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

命の危険を感じるんやけど…(汗)

致命的な悪運なのに何故か爆死しないリホ…

まぁ、その分濃い面子が揃うがな



S13基地…

 

復興の道はまだまだ遠く人手もまだまだ足りないS13基地の朝は1発の空砲から始まる。毎朝コルトSAAの空砲(至近距離)の目覚まし時計が襲うが流石に毎朝やられると慣れて耐性がつき始めていた。

 作戦報告書も手書きに慣れて手慣れてきた為、何とか朝の内に終わらせて午後に来る4人の戦術人形を迎え入れる準備をしていた。

 

リホ「まぁ、4人来るって言ってもまだまだ足りへんけどな」

 

タチャンカ「そうだな… ここらへんの治安は鉄血の襲撃から悪くなる一方だから早く治安の改善の為にも人員はなりより必要だ 」

 

S13地区の治安は非常に悪く窃盗、スリ、強盗と把握しているだけでも数え切れない程だ。その為にも早急に治安の問題は解決しなければならなかった。

 

リホ「まぁ、今は無理に問題を解決する時やないからな…

そろそろ新しい戦術人形達が来る時間やし行くかの」

 

タチャンカ「そうだな、では行くか」

 

リホ「って言うかSAAちゃんの朝の空砲なんとかならんの?」

 

タチャンカ「気付いたら居なくなってたりいきなり現れたり神出鬼没なんだぞ?あれはかなりのやり手だぞ?」

 

リホ「確かにのう… ここまで来ると本当にただの薬物中毒人形なん?って感じやな〜 」

 

 コルトSAAの異常なまでの能力に何者なの?と悩んむが、今はリホ指揮官とタチャンカはゲートの前で待っている事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

S13基地… 正面ゲート

 

 鉄血の襲撃時から仮の金網のゲートのままだが念の為に土嚢は積んで置いて遮蔽物を置いていた。

 そして4人の戦術人形が輸送車両から降りていてリホ指揮官とタチャンカの前に姿を見せていた。

 

UMP9「UMP9ただ今着任しました!みんなこれからも家族だ!」

 

UMP45「UMP45が来ました。指揮官、仲良くやりましょう~ 」

 

416「HK416、ちゃんと覚えてくださいね、指揮官 」

 

G11「G11…です…指揮官、お布団、ある?」

 

リホ「ア、ヨロシクオネガイシマス…(冷汗)」

 

 

 リホ指揮官は速攻で並列型高速演算を起動

 

 

・これが噂で聞いた事がある実在しない部隊、404小隊?

ウチの所に高級人形がこんな来るん事はあるのか?警戒

 

・暗殺の可能性大、もしくは調査?

とにかく腰を低く、敬語で

 

結論

反論せず腰を低く低く対応する

 

 

 

 その間、僅か0.1秒未満だった。

 

 

リホ「ご、ごめんなさい… 少し驚いていてね?まぁ、こんなボロボロな基地だけどゆっくりしていってね?」

 

G11「布団かベットある?」

 

416「頼り無い指揮官ね… 大丈夫かしら… 」

 

UMP9「よろしくね〜!」

 

UMP45「よろしく、指揮官さん〜 」

 

タチャンカ「だ、大丈夫か?いつもと口調が違うが…?」

 

リホ「大丈夫ですよ?大丈夫!大丈夫だから!ね?」

 

 

 本当はそんな訳は無く全く真新しい戦術人形4人なのだが自身の運の無さから無駄に警戒しまり敬語?になるリホ指揮官だった。

 

 

 




リホ指揮官のいい事した時の運がここで使い果たされた可能性大

そして新人に無駄に警戒しまくる苦悩の日々が始まる!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

放置こそ罰?

勿論、巨乳+母乳のカプセル剤を勝手に飲んだ事はバレますな…


16Labo…

 

 そこには怪しい微笑みを浮かべるペルシカ博士と椅子に拘束されたバルカンの姿があり、ある問題についてお話しをしていた。

 その問題とは勝手に試作品のカプセル剤錠を飲み効果が現れながらも大会に出場した事だ。

 

ペルシカ「貴方何回目?機密情報漏洩、カプセル剤錠の勝手に使用… 貴方何回目記憶改竄物の事すれば気が済むの?ねぇ?」

 

バルカン「ご、ごめんなさい… 頼むからさ… 魔が差しただけなんだ!お願いします!何でもしますから!」

 

ペルシカ「分かってるの?事の重大さが?もしI.O.P.社本部に巨乳になれるカプセルがあると知ればここ(本社)に乗り込んだり盗もうとする輩が出るかもしれないのよ?」

 

バルカン「流石にオッパイが大っきくなるってだけで乗り込んでくる奴なんて居ないだろ!」

 

ペルシカ「貴方は知らないようね… 無い者の恨みと執念はすごいのよ?」

 

バルカンは生まれた時から胸は " D " あり胸に関しては特に何も思ってなく。無い者の恨み辛みなんて無縁の生活を送っていた。

 

ペルシカ「まぁ、いいわ。許してあげる」

 

バルカン「え?マジ?なら直してくれるのか!?」

 

ペルシカ「でも、貴方()()()()()って言ったわよね?」

 

バルカンは今までの経験で考えると絶対禄でもない事になると感じた。

 

ペルシカ「勝手にやったとはいえ効果がちゃんと出たって事は把握したわ。だから途中経過よろしくね?」

 

バルカン「って事はそのまま?」

 

ペルシカ「そうね、そのままよ、それが罰よ。」

 

バルカン「わ、分かった…… 思ったんだが効果っていつ切れるんだ?」

 

ペルシカ「死ぬまでよ(笑)」

 

バルカン「マジかよ…… 」

 

この瞬間、やっぱり勝手にやるんじゃ無かったと激しく後悔した。まぁ、ただペルシカ博士は都合よくカプセル剤錠の作用や副作用がないか知りたかっただけだったが…

 

ペルシカ「あっ… それとDG小隊のレストとノア、ウェイターと経理のフィオナ、それとバレットとDSRのアスターの結婚式をやる事になったんだけどD08の時みたいに()()を打ち上げるわよ。」

 

バルカン「け、結婚… イチャイチャしてる所何回か見た事あるけど… いいな… って事はウエディングドレスか… 」

 

ペルシカ「だけど人形と人間、そして人形同士…って事はよからぬ奴らがいるかと知れないわね… 」

 

バルカン「はぁ… 人権団体だろ?確かに奴らならあり得るな… 」

 

ペルシカ「S09P基地の話題から目を逸らす事もあるけどもね

その事は一旦置いておいて結婚式当日によからぬ輩が来たら大変でしょ?念のために義手にコーラップス容器を装填していつで実弾を撃てる様にしときなさい」

 

バルカン「分かったが… このままの状態で参加って訳じゃねぇよな?」

 

ペルシカ「そのまま参加よ。何か問題でも… バルカン?あんな事して置いてねぇ?(威圧)」

 

この後、一言も言わせないペルシカの威圧感に押されバルカンは巨乳+母乳状態で出し物は花火弾で1人花火大会をやる事にし参加となった。

 

 

 




DG小隊の結婚式に参加!

打ち上げ花火で盛り上げろッ!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

S13地区の怪奇現象


少しデビルメイクライ要素が挟むかも?



S13基地…

 

新しくG11、416、UMP姉妹を迎え復興は加速する… と言いたい所だが特にそんな変わる事は無かった。

 その理由は土木作業や建築、インフラに関しての技術者がリホ指揮官だけと言う事が大きな要因となっているのと新人四人にビビりまくっているリホ指揮官、と言う理由だった。

 

 そんなS13基地の朝、いつもの様に至近距離からの1発の空砲で目を覚ましG11、416、UMP姉妹とコルトSAAに瓦礫の撤去をする様にお願いし事務作業に励んでいるとタチャンカからある話しを聞かされる。

 

リホ「なんや?怪奇現象?」

 

タチャンカ「そうなんだ… 最近スラム街で怪奇現象が起きている

【真夜中、青い炎を纏った馬が馬車を引いて疾走している】

って噂がある。流石に嘘だと思って聞き込みをしたんだが多数よ目撃情報が出ているんだから驚きだよな… 」

 

謎の怪奇現象がS13地区の真夜中スラム街で発生、このご時世に馬なんて時代錯誤なものがスラム街を疾走と余りにもふざけた内容、しかし目撃情報が多数あり無視出来ない案件になっていた。

 

タチャンカ「一応、目撃者から話しを聞いて見たがこんな事を言っていた。

『あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!

「突然青い馬車が突っ込んで轢かれるど思ったらいつの間にか消えていた」

な… 何を言っているのか 分からねーと思うが 

俺も 何をされたのか 分からなかった…

頭がどうにかなりそうだった… 催眠術だとか超スピードだとかそんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ

もっと恐ろしいものの片鱗を 味わったぜ…』

…と言っていた、本当に意味不明だが… 」

 

リホ「うーん… 怪奇現象やな… (意味不明)」

 

タチャンカ「この件に関してはまだ信憑性が無いが念の為に報告しておいた。

あとはDG小隊の三組同時結婚式の話だな… 」

 

リホ「喜んでええのか… 悪いのか… 」

 

正直言うとDG小隊にはリバイバーとバレットに対して恐怖を抱いていた。蠱毒に関わったと言う事でリバイバーに、ペイロードと事故でキスをしてしまったりとバレットに対して多分次会ったら死にはしないがしばかれる。

と思っているリホ指揮官は気を取り直し他に何か無いかタチャンカに聞く

 

リホ「他になんかないん?」

 

タチャンカ「そうだな… 新人の育成とかか?いくら老兵でも新兵程度には遅れはとらんよ。まぁ、その内私は越されてしまうがな… 」

 

リホ「そういや… 訓練って言っても何をすりゃええんやろな… ウチそこんところ分からんからどないしよ… 」

 

タチャンカ「5対5に分かれて実戦形式とかはどうだ?防衛と攻撃に分かれ、内容は要人救出とか爆弾解除とか… 」

 

リホ「お、それええな!でも最低限の復旧が終わってからなタチャンカ」

 

タチャンカ「そうだな。」

 

 その後はいつもの様に書類仕事を終わらせて、重機を操縦して瓦礫の撤去やインフラ整備に全力を尽くすリホ指揮官だった。

 

 




青い炎を纏う馬
ポル○ルパニック
いつの間にか消えていた

DMC3やった事のある人にはピーン…と来る筈

そしてまだまだ復興工事は終わらないS13基地であった…


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

治安の悪い所でありがちな事


基地に泥棒が押し入ってきました



S13基地… 深夜

 

 まだまだオンボロなS13基地は今、緊迫の時を迎えていた。誰もいない筈の深夜帯に突然の物音にリホ指揮官は布団から出て資源倉庫に確認しに行く事にした。

 するとそこには目出し帽を被り基地の運営に欠かせない資金を保管している金庫をバールの様な物でこじ開けようとする三人組に遭遇していた。

 

「にゃ!?人が来たにゃ!どうするにゃ!スコピッピ!」

 

「あたしの名前を今言うなー!このクソ猫!」

 

「その前に大声で話さないで…!このバカ2人…!」

 

リホ「え?なんなん?泥棒?」

 

 目の前で起きているのは犯罪って事は十分承知しているしリホさんはこの時もしもの為にリホーマー・ウィッチの状態に変身?していたがこのボケとツッコミを見て速攻でG&K社の制服に着替えたのだった。(テレポート技術の応用で速着替えしてる)

 

「指揮官だろうが何だろうが関係ないわ!私達には金が必要なのよ!だから見逃しなさい!さもないと撃ち殺すわよ!」

 

 リーダー格と思われる人物は狙撃銃であるM14をリホ指揮官に向け脅した。しかしその銃口はブルブルと震え狙いが定まっていなかった。

 

リホ「人に向けて撃った事あらへんな?」

 

「黙れ!うるさい!痛い思いしたくないならどっか行きなさい!」

 

「そうだにゃ!さっさとどっか行かないと痛い目あうにゃよ?」

 

「火炎瓶でも食らう?食らっとく?」

 

 正直、この程度の相手はリホ指揮官なら一瞬で鎮圧できる。だが泥棒してまでお金を取ろうとするって事は何か訳アリの様だ。

 

リホ「なんか訳あんやったら助けになるで?」

 

「助け?今まで人間は私達に何をしてきた…!コアの為に即解体しようとする奴らの言う事なんか聞くか!」

 

リーダー格と思われる人物を刺激してしまったらしく更に興奮していく。

 

リホ「アンタら三人とも戦術人形やったんか… 」

 

「もういい… アンタにはこの世から消えて貰うわ!この薄汚い糞指揮官め!!」

 

 1発の銃弾がRFであるM14から放たれた。勿論その程度ではリホにはその銃弾は絶対に届かない。

 

 余裕を持ってフォースシールドを張るリホだがそのフォースシールドが銃弾を防ぐ事は無く、銃弾と銃弾がぶつかりあうような音が聞こえただけで困惑するリホ指揮官と泥棒三人の姿があった。

 

 そしてその奇妙な現象を引き起こしたと思われる人物が何かをグビグビ飲んで意気揚々に現れた。

 

SAA「深夜にうるさいな〜☆アハハハハ☆ヌカコーラもこれじゃ不味くなっちゃうでしょ?指揮官どうしてくれるの?ねぇ?」

 

そこにはヌカコーラの瓶片手に、そしてもう一方の手には【コルトSAA】を構えながらガンギマってるSAAがいた。

 

「な、何で不法を歩む者(デスペラード)がいんの!」

 

「ひぇっ… に、逃げるにゃ!」

 

「撤退!撤退!逃げるわよ!」

 

 何故かガンギマりSAAを見ると否や逃げ出そうとする泥棒三人組、リホは素早くテ戦術人形用に作られたスタンガンを手元にテレポートし三人めがて発砲した。

 

「ヒギャァァァァ!!?」

 

「ぎゃにゃァァッッ!!?」

 

「ギャァァァァァッッ!!」

 

リホ「その隙を見逃す訳ないやろ… コイツら縛って置いて朝になったら処遇に関して皆んなで考えるかの… 」

 

SAA「指揮官〜 ヌカコーラ代〜☆助けたでしょ☆」

 

リホ「あぁ、はいはい… 助けてくれてありがとな… SAAちゃん… ほれ、お小遣い… ふぁ〜… 眠い… 」

 

 正直言うとSAAの事に関しても叱らないと行けなかったが眠気が強くなってきていたリホは面倒になっていた為、SAAにお小遣いをあげて三人を縛った後、布団で眠りにつくのだった。

 

 




不法を歩む者(デスペラード)個体のコルトSAAちゃん
簡単に言うと悪堕ちSAAちゃんですね…
まぁ、細かな情報は今後ご期待を…

そして次回はNTK様 作『人形達を守るモノ』
そのDG小隊の三組同時結婚式編です!



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

DG小隊の合同結婚式!

NTK様 作 『人形達を守るモノ』のバレットとアスター、レストとノア、ウェイターとフィオナの三組合同結婚式にEA小隊が参加しますッ!

他にも参加者は…
焔薙作 『それいけポンコツ指揮官とM1895おばあちゃん!!』より
ユノ夫婦、ノアちゃん、ナガン副官、キャロルちゃん

スツーカ様作 『指揮官とG3がお送りするドルフロ銃解説』より
アレクサンドラ・プーシキナ指揮官とG3

ガンアーク弐式様作 『MALE DOLLS外伝集』より
サクラ・カスミ指揮官とBB小隊

それとサプライズでいろいろ様作「喫茶 鉄血」

…が参加してます!




合同結婚式会場…

 

 ペルシカの改造及びリバイバーのハイエンドとしての権限で掌握したプラウラーやスカウト、リッパーやヴェスピトなどを警護に当たらせていた。なお、リッパー達の服は通常のピチピチスーツではなくSPのような黒い服装である。

 

 そんな中、EA小隊は各自あまり目立たないくらいのドレスを着ていた。そして本部にいた事もあり一番乗りで来る事が出来ていた。

 

バルカン「お、私達が一番乗りか?」

 

スミス「まぁな。今日は来てくれてありがとう」

 

ペイロード「お兄ちゃん達の結婚式ですもの、行かない理由がありませんよ。それと、本日はおめでとうございます!」

 

マーダー「にしても、三組同時に式を挙げるなんて中々面白いことするわねぇ?」

 

スミス「別々にしてたら呼ぶのも大変だしな、それじゃここにサインしてくれ」

 

出席簿に各自サインをする中、フレイムはリバイバーの方を見てこう言った。

 

フレイム「あの…あなたは…?」

 

リバイバー「…おいおいヒドイじゃないか?リバイバーだよ。この前一緒に任務に行ったろ?」

 

フレイム「あっ!ご、ごめんなさい、素顔だったのでわからなかったです…」

 

リバイバー「まぁ気にしてないから良いさ。それで、そこのデストロイヤー。俺がくれたそのボディの具合はどうだ?」

 

デストロイヤー「色々と便利で最高よ!あ、前に言うの忘れてたけどこのボディくれてありがとうリバイバー!」

 

リバイバー「どういたしまして」

 

そんな会話をしている時であった。M82A1がやってきてこちら─正確にはペイロード─の方を見ていた。

 

スミス「…?M82A1、どうかしたか?」

 

M82A1「あ、いえ…ペイロードってのは貴女?」

 

ペイロード「はい、そうですが…もしかして…お姉ちゃん?…きゃっ⁉︎」

 

 お姉ちゃんと言うワードを聞いた瞬間、あっという間にM82A1はペイロードに駆け寄り、抱きしめた。

 

 その瞬間、マーダーとは方向性が違う恐怖を少しだけ抱いたが気にしない事にした。

 

M82A1「は〜いお姉ちゃんですよ〜♪やっと会えて嬉しいわ。バレットから聞いてたよりずっとカワイイわね〜!」

 

ペイロード「え、はい…私もお姉ちゃんに会えて良かったです…」

 

M82A1「〜〜ッ‼︎」

 

 少しの間M82A1は服装や髪型が乱れない程度にペイロードを愛でるとペイロードから体を離した。

 

M82A1「それじゃまたねペイロード〜♪」

 

ペイロード「あ、うん…またね、お姉ちゃん…」

 

 M82A1がその場から立ち去るのをみるとペイロードはスミスに話しかけた。

 

ペイロード「スミスさん、お姉ちゃんって普段からあんな感じで?」

 

スミス「まぁな…彼女、極度のブラコン&シスコン(とショタコン)って事を除けば至って普通なんだがな…だからマーダー、もし何かやらかして台無しにしてみろ、冗談抜きで彼女に殺されるぞ?」

 

マーダー「えぇ… 一目で何かヤバイのは感じ取れたわ…というよりやらかしたらペルシカの実験台にされるからやらないわよ」

 

 内心、この会場のケーキの中にデスソース入りのシュークリームを仕掛けたい。と思っていたマーダーだったが何とも言えない恐怖、それとペルシカの実験台にされるのが嫌だった為やめることにした。

 

 

 その後、サクラ指揮官とBB小隊やS09P基地のユノ夫婦とノアちゃん、ナガン副官、キャロル。アレクサンドラ・プーシキナ指揮官とG3、と様々な面々が会場に入場していく。

 

 そして妹のペイロードから兄のバレットへ祝いの言葉が終わりその後アスターが義妹となるペイロードを揶揄ったりしていた。

 

バルカン「うっしゃ!今日は祝いの日だから飲むか!でも仕事あるから程々に行かないとな… 」

 

マーダー「私はあの戦術人形(ナガン)を見てるだけでいいわぁ…

こんな祝いの席だって言うのに全く警戒を解いてないものホント面白い、この感じだともしかして(暗部部隊)がそこらじゅうに張り付いて守ってる感じかしらねぇ… 」

 

バルカン「ジロジロみんなよ…お前な… 」

 

マーダー「ごめん、やっぱこんなキラキラして幸せな場所は苦手だから先に抜けるわ、この後の花火で事故って大惨事にならない様に気をつけなさいよ?()()()()()()()()

 

バルカン「……もしかして見てやがったな?」

 

マーダー「あぁ、見てたわよ、自分の良心と葛藤してるバルカン面白かったわ〜、アハハハハ♪じゃ、楽しみなさいよデカパイ母乳人形〜♪」

 

バルカン「コイツ……ッッ!!」

 

 

 流石に祝いの席という事もありなんとか怒りを沈めるバルカン。

 ブーケトスではバルカン、キャロル、サクラ指揮官がブーケをキャッチ。

 バルカンは「結婚できるかな… 」と呟きながらスミスを見つめる。そしてマーダーはブーケトスの間に紙の皿にケーキや料理を適当に持ってどっかに行ってしまった。

 

 

 

コンダクター「それでは、最後に余興としてBB小隊一同様より祝砲を、バルカン様より打ち上げ花火を行います。皆さま、それでは外にお集まりください」

 

コンダクターの言葉で一同は外に出る。

その後、初めにBB小隊が祝砲の準備を始める。

 

サクラ「全員、整列ッ‼︎」

 

サクラ「構えッ‼︎」

 

サクラ指揮官の合図でBB小隊は整列し、それぞれの銃を構えた。

 

サクラ「…撃てェ‼︎」

 

 サクラ指揮官の号令と共にBB小隊は祝砲を放ち、拍手が響き渡った。

 バルカンは重い弾薬庫を背負い、()()()()()()()()()()()()()()()()()()を義手に装填し準備万端の状態で司会のコンダクターの合図を待った。

 

コンダクター「BB小隊一同様、ありがとうございます。それでは次に、バルカン様による打ち上げ花火です」

 

バルカン「よっしゃあぁ‼︎撃ちまくるぜぇぇ‼︎」

 

 バルカンが待ってましたと言わんばかりに飛び出し、自身の愛銃を構え空に向けて打ち上げ花火を放ち、大量の花火が夜空に咲いた。

 

 そんな綺麗な景色のなか必死にある事を表情に出さない様堪えていた。

 

バルカン「(やっ、やべぇ……///銃の反動で感じるなんて…… アッ… ダメッ… 全弾撃ち切るまで我慢しねぇと…///!)」

 

 尚、ガトリング砲のマズルフラッシュにより明るく照らされ少表情が良く見えていたらしく大多数の人には事情は何かを堪えていた事はバレていた。

 

 そんな事は知らずバルカンは堪えて切れた。と満身創痍な状態になりつつなんとか花火弾を撃ち切る事ができた。

 

コンダクター「バルカン様、ありがとうございます」

 

バルカン「ハァ…ハァ…良いって…こと…よ…

(ヤ、ヤベェ… 立ってらんねぇ…キツイ…)」

 

 打ち上げ花火が終わり、彼らの結婚式は幕を終えたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ナイトメアの病室…

 

ナイトメア「本当に途中で結婚式抜けちゃって良かったのマーダー?」

 

マーダー「私にはああいう明るくて幸せな場所は苦手だからいいのよ。それより結婚式のケーキとか色々と貰って(勝手に)来たんだけど食べる?」

 

ナイトメア「あ、食べる食べる。ありがとうマーダー」

 

 マーダーは病室のベットのテーブルを出してそこにケーキや料理とビール缶を乗せた。その料理をナイトメアは食べ始めた。

 

マーダー「DG小隊の結婚式… バレットにレスト、ウェイターはまた大切なモノが増えて幸せそうね… 」

 

ナイトメア「良かったじゃん」

 

マーダー「沢山の大切なモノを深く愛すにつれて失った時の反動は計り知れない… 貴方を蠱毒内で失った時の私の様に…

…そもそもあんな場所に私がいる事事態場違いなのよ?拷問と残虐行為、外道、相手の嫌がることが大好きな私が結婚式ってめでたい場所にいるって事事態がね」

 

ナイトメア「じゃ、なんで私にケーキとか料理持ってきたの?」

 

マーダー「貴方から目を離すと()()()()()へ行ってしまいそうで怖いからよ。」

 

 

 この後、マーダーとナイトメアはビールを飲み酔いながらケーキや料理を食べながら蠱毒の時の事を楽しげに深夜まで話し合い次の日の朝になると2人ともグッスリと寝ていた。

 

 

 




3125文字…
キツゥイ…

やりきったぜ!

NTK様!
コラボありがとうございます!



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

泥棒と不法を歩む者(デスペラード)

S13基地… 訓練場

 

 広い400mトラック程ある運動場は今は無残にも瓦礫の一時的な集積場となり瓦礫が溜まる一方だった、そんな場所に泥棒三人組は武装解除させられそこの小さな用具庫で拘束され尋問を受けていた。

 どうしてこんな状態になっているかと言うと元あった尋問室はリホ指揮官就任前に鉄血の襲撃で木っ端微塵になっていたからだ。

 その為、特に重要性も無く攻撃を受けず無傷な用具庫で尋問をする事になった。

 

リホ「で?右から順にIDW、スコーピオン、M14…でええんやな?」

 

IDW「そ、そうにゃ… 」

 

スコーピオン「うん…… 」

 

M14「……… 」

 

 IDWとスコーピオン、そしてM14は下を見つめていた。IDWとスコーピオンは諦めが着いていたのか大人しくしていたがM14は鋭い眼光でリホを睨みつけていた。

 

M14「……これからどうする気?私達を闇市でも売る?それともバラして売るつもり?」

 

リホ「いや、そう言う事せえへんからな?」

 

IDW「その… M14は色々あって極度の人間不信にゃ… だから気にしないでくれにゃ、ここの指揮官 」

 

M14「余計な事言わないでIDW?貴方だって弱いから色んな所たらい回しにされてた癖に…… 正直人間の味方するぐらいなら鉄血に寝返った方がマシよ」

 

 過去に何があったか分からないが彼女は人間に対して相当なトラウマと憎しみを持っている事が分り、リホ指揮官は苦労しそうだな。と頭を抱えた。

 

リホ「アンタらには一応二つの選択肢があるんやけど、一つはG&K社に窃盗行為を働いた戦術人形って報告してお縄に掛けて貰う。そうしたら一度記憶は消されるやろな… 」

 

スコーピオン「えぇ!流石に嫌だよ!ワタシ!」

 

IDW「嫌にゃ!スコーピオンの事忘れたくないにゃ!」

 

M14「……どうせ選択肢なんてなんでしょ?」

 

リホ「…… まぁ、選択肢なんて無いようなモンやけどそこまで言う事無いやろ…

…んでな。もう一つの選択肢はな?泥棒した水に流すから()()()()()()()()()今は基地人手が足りなくて困ってるからの。ご飯は三食全部毎日カップラーメンとかレーションやけどな。」

 

IDW「分かったにゃ!ありがとう指揮官!」

 

スコーピオン「私達を捨てないでね!指揮官!」

 

M14「あっそ… 好きにして」

 

 IDWとスコーピオンは嬉しそうにしたが、M14は乗り気では無くただ仕方なく従っているようだった。

 

 

 そして三人の拘束を外したリホ指揮官は気になっていたある事を三人に聞いた。

 

リホ「あのSAAちゃんの事を不法を歩む者(デスペラード)って呼んでたやろ?アレなんなん?普通なら平和を歩む者(ピースメーカー)や無いのか?」

 

スコーピオン「ほ、本当に知らないの!?あの個体のコルトSAAはG&K社で指名手配されてるぐらい危険人物なんだよ!」

 

IDW「そうにゃ!ギャングを気まぐれで壊滅させたとかG&Kの基地を気に入らにゃいからってだけで皆殺しにしたとかってぐらいヤバイ奴にゃ!」

 

 

 2人の話を聞く限りヤベェ奴って事は十分わかったリホ指揮官。

 その瞬間後ろから寒気を感じゆっくりと振り返ってみると人差し指でSAAを回しているコルトSAAがヌカコーラを飲みながら見つめていてリホ指揮官は顔を青くした。

 

SAA「指揮官〜☆何を聞いてたの?」

 

リホ「SAA… 話し聞いてたらろ?やったら今の話は本当なん?」

 

SAA「うん、本当だよ。あのギャング気に入らないから殺したの!ただそれだけ☆」

 

 純粋な笑顔でトンデモない事を平然と言ってのけたSAA。

 

リホ「…… そ、そうなん…?」

 

SAA「別にいいでしょ〜指揮官〜?どうせ正義だの平和を守るとか言う綺麗事なんかより奪われるより先に全部(命諸共)奪いつくした方がいいでしょ?ねー指揮官〜☆」

 

 

 改めて再認識した。コルトSAAはヌカコーラでイカれてるんじゃなく元からイカれてる奴だったという事を。

 こうして新たに三人が基地に加わり問題が更に増えたS13基地だった。

 

 

 




人間不信なM14ちゃん
闇堕ちコルトSAAちゃん

果たして今後の展開は…


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

最低限の工事完了

S13基地… 壊れた道路

 

 天気は快晴、そんな中416とG11、UMP姉妹はツルハシや持って鉄血機械兵のジャガーの迫撃砲により壊れた道路のアスファルトを剥がしていた。建物の復旧は最低限終わり次は迫撃砲に穴だらけになっている道路があり一旦剥がして新しくアスファルトを入れる事にした。

 作業は416とG11、UMP姉妹はアスファルトを剥がしてリホ指揮官は中古で勝ったショベルカーで剥がしつつアスファルトをダンプに入れると言うものだった。

 

 因みにコルトSAAとM14以外のメンバーはS13基地の巡回をしている。

 

G11「つ、ツライ… 」

 

416「さっき休憩したばっかでしょ?頑張りなさいよ」

 

UMP45「はぁ… なんで戦術人形の私が土木工事しなきゃいけないの?あははは…」

 

UMP9「そうだね… 」

 

リホ「仕方ないやろ?基地ボロボロやけぇ、ちゃんと最低限の設備の復旧しないと後々困るやろ?」

 

G11「指揮官〜 ショベルカー乗りたい… いいでしょ?」

 

 一週間ずっと土木工事をしている為、精神的な疲労が溜まっていた。それに対してリホ指揮官は重機などを使って作業している為、楽してると思われてるリホ指揮官は羨ましがられていた。

 

リホ「あっ、別にええけど… 乗れるん?」

 

 なんか思いのほか簡単に操縦席を空けてくれたリホ指揮官、G11は嬉しそうにショベルカーの操縦席に着いた。

 

G11「やった…!(これで楽できる…!)」

 

リホ「絶対に事故るんやないぞ?」

 

G11「うん!分かった…!」

 

リホ「まぁ、その内やらせたいと思っていたからの… (まぁ、G11はサボりたいだけやと思うけど…)」

 

 いずれは重機の操縦をやらせようと思っていた為丁度良かった、しかしサボりたいという魂胆が薄々見えていた。

 

 そして数分間、リホ指揮官がG11にショベルカーの操縦方法を教えて込み416とUMP姉妹はその様子を見る事になった。

 

G11「(これで楽出来る……!)」

キラキラ……

 

リホ「やる気満々やな… G11…」

 

 やる気満々のG11、そしてショベルカーのアームを動かしアスファルトを剥がしていき…

 

 

 

 更に道路の脇のコンクリート製の排水溝に当たり一部砕けて壊れてしまった。

 

ガッ……!

 

G11「あっ… 」

 

 

リホ「あーー…事故った… 距離感掴めなかった感じやな」

 

416「アレって難しいの?」

 

リホ「難しいのは最初だけやぞ?まぁ、経験やな」

 

UMP9「そうなんだ」

 

UMP45「そう…、ここ終わったらだいたいは終わりなんでしょ?」

 

リホ「そやな… ここ終われば最低限の補修工事は終わりや、でも終わったら()()()()()()G()1()1()にびっちり色々な重機の操縦の方法を仕込むかの。」

 

UMP45「いいんじゃない指揮官」

 その後、五時間の間楽したかっただけのG11にショベルカーやブルドーザーなどの特殊大型車の使い方を実施で嫌がるG11にびっちり教える込むリホ指揮官だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして日が暮れた頃にはヘトヘトになったG11は416におんぶを要求、416は「仕方ないわね…」と言いG11をおんぶし宿舎に運んでいった。

 

 土煙や泥で汚れているがリホ指揮官は本部に補習工事完了の報告書を作成していた為、416とG11、それとUMP姉妹と違う時間帯にお風呂に入る事になった。

 

リホ「はぁ〜… やっと工事終わったわ〜 これからやな〜 色々としなきゃならん事も沢山からの… 」

 

 疲労困憊の中、脱衣所の籠の中にジャージを入れ着ていた作業服を脱ぎ洗濯する衣服を入れる袋に入れる。

 

リホ「やっとお風呂や〜… ん?」

 

 風呂に入ろうとしていた時、誰かの服が籠の中に入っている事に気づき誰なんだろ。と籠の中を確認する。そこには小さい服とハンドガンの【コルトSAA】が入っていた。

 

リホ「なんだ〜、コルトちゃん入ってるんか…… うん……」

 

 恐ろしく不安になった。そして更に新事実を確認してしまった。

 

リホ「なっ、なんや?これって指輪?それともう一方はネックレスにもう一つ指輪が…… 」

 

 そこにあったのは小さいながらも小粒なダイヤモンドが付いている指輪、その指輪は二つあり片方はネックレスに付いていた。

 

 

リホ「ウチは何も見てへん… ウチは何も見てへん… 」

 

見なかった事にしてお風呂に入る事にしたリホ指揮官だった。

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ペイロードのお手製 " 卵焼き "

まぁ、察してくれ…

色々と書きたい事はあるけども一旦整理、取り敢えずコレを…


I.O.P.社… カフェ

 

その日はこのカフェの店主であるスプリングフィールドさん、通称 " 春田さん " から料理を教えて貰う料理教室が行われていた。

 っと言っても本部の殆ど戦術人形は仕事の関係上、料理教室に参加するのは2、3人、もしくは0人って事もある。

 今回来たのはEA小隊のペイロード、この前マーダーがペイロードの料理を食べ原因不明の食中毒と失神し即座に修復装置に送られた。その後、起きたマーダーからこの春田さんの料理教室に強引に勧められ参加をしていた。

 

春田「ではこれから今日の課題の " 卵焼き " の作り方を教えますね 」

 

ペイロード「はい!春田さん!」

 

 

 春田さんは卵焼きの作り方をプリントしてある紙をペイロードに配り、実演形式でペイロードに作り方を見せた。

 

 ペイロードは予め持ってきたメモ帳を片手に春田さんの言っている重要な事を熱心にメモする。そして30分掛けて春田さんは丁寧に卵焼きの作り方を教え込んだ。

 

春田「では一通り作り方は教えたから一回ペイロードちゃん、自分で作ってみてね?(マーダーさんから壊滅的な料理の腕って聞いてたけど案外そうでも無さそうね…)」

 

ペイロード「はい、分かりました。やってみますね」

 

プルルルルル…!!プルルルルル…!

 

春田「あっ、ごめんなさいね〜」

 

 携帯電話から着信音が鳴り春田さんは電話に出る。

 

春田「あ〜… はいはい… ちょっと待っててね?

 ペイロードちゃん、ごめんね?これからコーヒー豆を仕入れないといけないの忘れてたのよ… もし味見して貰いたかったらマーダーさんにお願いしてね?」

 

ペイロード「分かりました。教えて貰った通り頑張りますね」

 

 その後、ペイロードは1人で黙々と料理し " 卵焼き " を皿に乗せてマーダーの部屋に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マーダーの部屋

 

 本棚には大量の本があり漫画本や小説などがビッシリと整理整頓されていた。大半はグロい本、そして何故かあるR18の薄い本や拷問に関する本など物騒な本棚が置いてあった。

 ペイロードが来た時にはマーダーは漫画本を片手にコーヒーを飲んでいてペイロードが来た事を驚いていた。

 

マーダー「な、なんできたの?」

 

ペイロード「春田さんが急な用事で居なくなってしまって味見と評価はマーダーさんにお願いって言われたので… 」

 

 ペイロードは " 卵焼き " の様な禍々しいオーラ纏ってるモノが乗ってる皿をテーブルの上に置いた。

 

マーダー「………… そ、そんな事よりゴ○リンス○イヤー見る?結構面白いわよ?」

 

ペイロード「その前に味見お願いしますか?」

 

 咄嗟に思い付いた話を逸らす先戦を実行、しかし当然の用に失敗。

 

マーダー「(な、なんなのよ…!禍々しいオーラ纏ってるわよ!アレ!絶対ダークマターよ!それか物体Xよ!)」

 

ペイロード「あの?どうしましたか?」

 

マーダー「な、なんでも無いわ、、、あははは。じゃ食べてみるわね?(でも春が教えてくれた以上、味の方は流石に大丈夫な筈よね?)」

 

 微かな希望的観測をし " 卵焼き(ダークマター) " を一口で食べる。

 その瞬間マーダーは少し悶えて苦しみ頭を抱え出し始めた。3秒後、何故かボウっとペイロードを見つめていた。

 

マーダー「………っ 」

 

ペイロード「ま、マーダーさん?大丈夫です…か?」

 

マーダー「あの… ペイロードさん…ですか?…ドリーマーに捕まっていた筈じゃ…」

 

ペイロード「え?…… 助かりましたが?え?えぇ…」

 

マーダー「…作戦の途中で意識を失ったんですが何があったか知りませんか?」

 

ペイロード「あの〜、作戦って〜… 」

 

マーダー「バルカン・ペイロード救出作戦ですが……

あの〜 何があったんですか?」

 

 

 何故か前の作戦であるバルカン・ペイロード救出作戦の事を突然言い出すマーダーにペイロードは何となくマーダーの明るい雰囲気から察する事が出来た。

 

 この雰囲気… 綺麗なマーダーさんだ。と…

 

 

 

 




まぁ、調べてくれるとありがたい…

" 卵焼き(ダークマター) "
銀魂みたいなヤバい卵焼きの様な黒いナニカ
この後、この " 卵焼き(ダークマター) " は鉄血に対してのリーサルウェポンとして使われる事になったとかならなかったとか…





目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

好奇心は…

二つの結婚指輪

忘れる事にした… なんてことはもう出来ない

もうしっかりとこの目で見てしまったんのだから…




SAAの表記をコルトに変えます


S13基地… お風呂場

 

 夜、やっと補修工事の報告書を書き終わったリホ指揮官は工事を手伝った416、G11、UMP姉妹よりお風呂に入るのが遅くなっていた。

 S13基地の風呂場はコンクリートに浴槽はタイル張り、水を温めるボイラーもそんなに強くない貧相なものだが癒しと汗を流す憩いの場として大切な場所になっている。

 そんなお風呂場にリホ指揮官は平然とした顔だが何故か怯えつつお風呂場に入っていた。

 

コルト「〜♪〜♪…ん?指揮官〜 何?私の顔に何か付いてるの?」

 

リホ「いや、な… なんでもあらへんよ?」

 

 あの事は悟られてはいけない様な気がしたリホ指揮官、もしバレたら朝の目覚まし空砲が実弾に切り替わりそうで怖かった。でも気にしてビクビクしえいてもしょうがない為、身体を洗い湯船に浸かる事にした。

 

リホ「はぁ〜〜… 生き返るわぁ〜 」

 

コルト「気持ちいいね〜 指揮官」

 

リホ「そうやな〜…」

 

 コルトも一緒に湯船に肩まで浸かる、仕事終わりの暑い風呂は身体の芯まで染みて心も身体も癒される。

 そんな中、コルトの方をふと見るとコルトの小さい身体には無数の切り傷や銃痕がある事に気付く。

 

リホ「あ、アンタ… この傷… 大丈夫なんやろな?」

 

コルト「傷?あ〜 この傷ね?ギャングの人形拐いに目つけられてね〜 イラついたから皆殺しにしたらギャングが総出で私を殺しにきたの。まぁ、雑魚だったから相手にならなかったけどね」

 

リホ「アッハイ… 」

 

 聞いてみたらヤベェ奴だった。そんな事を思うリホ指揮官

 

リホ「そ、そうなやな〜… 思ったんやけど… なんでこんな事してたん?」

 

 お風呂のマッタリとした空気を利用し思い切ってコルトの過去を聞き出そうとしてみた。

 

コルト「だってさ… ちょっかい掛けてきたんだから殺したっていいでしょ?もしそれで殺されたら嫌だし」

 

リホ「そうなんやな… コルトちゃん… ()()()()()()()を見たんやけど… それはなんなん?」

 

コルト「……ッ!?」

 

 

 更に好奇心で深い所に踏み込んでみたリホ指揮官、コルトは目の色を変え雰囲気は一転する。

 

コルト「指揮官〜 朝のモーニングコールが1発の銃弾になりたくなかったらさ…

()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 殺気を帯びもしこの場に銃があったら眉間を撃ち込まれそうな程の気迫がコルトから伝わってくる。

 

リホ「すまんの… ちと好奇心には逆らえないんやウチはな」

 

コルト「好奇心は大事だけど()()には触れちゃいけないモノだってあるの… ねぇ〜 指揮官♪」

 

リホ「ご、ごめんな〜… コルトちゃん… 」

 

 この後、急いで髪と身体を洗い風呂を出ると布団を持ちタチャンカの部屋に押し入る、そして強引に一緒に寝る事にしたリホ指揮官だった。

 

 

 




尚、リホさんは無事に朝を迎えれた模様

まだまだコルトちゃんの好感度は低かったらしい…


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

綺麗なマーダーさん

DG小隊の結婚式!でブーケトスの間にマーダーが立ち去ったって事に変更しまさた。


16Labo…

 

 研究資料や報告書が散らかり放題の研究室、そこには頭を悩ませているペルシカとペイロードの姿があり、その原因となったであろう禍々しいオーラを帯びた " 卵焼き(ダークマター) " がテーブルの上に置かれていた。

 

ペイロード「マーダーさんが卵焼きを食べさせたらこうなってしまって… 」

 

ペルシカ「貴方よくこれを食べさそうとしたわね… 」

 

 ペルシカは呆れつつも今のマーダーの状況を説明し始める。

 

ペルシカ「今のマーダーはね、強い衝撃を受けてオリジナルのメンタルがダウンしてる状況よ、そして元々の性格の一部がかなり強調されて現れてる " 綺麗なマーダー " がまた表に出たって訳よ」

 

ペイロード「つまりマーダーさんのメンタルがやられて、違う人格の " 綺麗なマーダー " さんが現れたって事?」

 

ペルシカ「そうね… あとその卵焼き(ダークマター)くれる?ちょっと気になるから」

 

ペイロード「べ、別にいいですけど… 」

 

 ペイロードは卵焼き(ダークマター)をペルシカに渡し今後の事に付いて話そうとすると16Laboの研究室にいきなりバルカンが走り込んできた。

 

バルカン「おい!マーダーが…!マーダーが…!」

 

ペイロード「バルカンさん!なんですかいきなり!」

 

バルカン「マーダーが救護室で動物と遊んでたんだよ!なんかめちゃくちゃ怖いんだけど!」

 

ペルシカ「バルカン、落ち着きなさい」

 

 

 突然入って来たバルカンを落ち着かせマーダーがどうしてこうなってしまったかを一から説明した。

 

バルカン「つまりマーダーはあの時の綺麗なマーダーになっちまったんだな?この…… なんか形容のし難いモノで… 」

 

ペイロード「卵焼きですよ!卵焼き!」

 

バルカン「卵焼き… なのか?それ?…?」

 

ペルシカ「それは私も同感するわね…

 そんな事よりも早くマーダーの検査をしないと危ないわよ。元々不安定な電脳がやっと安定して来たのにまた不安定になって面倒な事になるわよ」

 

 バルカンとペイロードに一旦マーダーを連れて来てもらう様に指示をした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

花壇…

 

 地雷妖精や色々の人形が管理をしている本部の花壇に普段は居ない筈の人形がいた。

 

マーダー「〜♪〜♪〜♪」

 

 

 鼻歌を歌いながらニコニコした笑顔で観葉植物や花にジョウロで水をあげているマーダーの姿があり。あまりの異様さから地雷妖精すら花壇に立ち入る事は出来なかった。

 

バルカン「や、やっぱり綺麗なマーダーだ… アイツの笑顔といったら人を見下してる様な邪悪な笑顔なのに今は太陽の様な笑顔だ… 」

 

ペイロード「そうですよね… こんなの事情を知ってないと怖くて近寄れませんよ」

 

 事情を把握している2人にとってそうでも無いが知らない人からしたら混乱を生じるかも知れなかった。

 あの人の嫌がる事が大好きで人食いサイコなマーダーが純粋な笑顔で花壇の水やりをしているという異常事態と言っても差し控え無かった。

 

 取り敢えず綺麗なマーダーに検査を受けてもらえる様に声を掛けてみる事にした。

 

バルカン「マーダー、済まないがペルシカから検査を受けてくれないか?」

 

マーダー「はい、バルカンさん分かりました」

 

ペイロード「じゃ、行きましょう」

 

 2人は案内しようとした時、マーダーは立ち止まり下を向き深刻な顔で呼び止める。

 

マーダー「…バルカンさんとペイロードさんに言って置きたい事があるんです……

ペイロードさんからある程度事情は聞きました、あの作戦からかなりの日数が立っているって事を… ですけど言わないといけないんです…

未熟な私でごめんなさい… 誰も助けられ無くてごめんなさい… マーダーの偽物でごめんなさい…!」

 

 マーダーの目から涙が溢れ落ち泣いていた。

 

バルカン「あのな… 未熟とか偽物とかそう言うのどうでもいいんだよ。一々そんな事考えてると余計いい事が考えれなくなるぞ?

…っでだ。ペルシカには私が頭下げてどうにかしてもらえる様にする」

 

ペイロード「そうですよ… もう過ぎた事ですし自分を攻める事はありませんよ。なので今は取り敢えず検査を受けましょう!」

 

マーダー「うっ… あ、ありがとう……っ 」

 

 その後、マーダーは泣きながらも研究実弾まで行きペルシカの検査を受けた。

 

 

 

 





どうなるかな〜…


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

S13地区治安問題

軽く筒手様 作『自由民の日常 黒編』とコラボしています…
リホさんの悪夢の内容を知りたかったら見てみることをオススメします…


S13基地…

タチャンカの部屋…

 

リホ「うっ… ギャァァァォァァァァァァアッ!!!」

 

タチャンカ「な、なんだ!?敵襲かッ!?」

 

コルト「え?いきなり何?」

 

 S13基地の部屋の一角、そこには突然大声で叫びながら飛び起きるリホ指揮官、寝る時にもスペツナズヘルメットを被ったまま寝てるタチャンカ、何故か居てリホ指揮官に空砲の入った拳銃を向けてるコルトSAA… と言うなんか濃い空間が広がっていた。

 

コルト「あ〜 つまんないの」

 

リホ「はぁ… はぁ… はぁ… あ、悪夢や…… 」

 

タチャンカ「なんでお前がいる!?ドアとか窓はちゃんと鍵閉めたぞ!」

 

コルト「悪夢って何見たの?教えて〜 指揮官♪」

 

 コルトはタチャンカを無視し夢の内容を聞いた。

 

リホ「変に酒臭いオッサンにキスされたり古臭い時代遅れの銃が尻に突き刺さったりする夢やな…… うん… 史上最悪の悪夢やった… 」

 

コルト「な、何それ〜 」

 

タチャンカ「そんな事よりどうして入って来れた!コルト!聞いてるのか!?」

 

コルト「あっ 朝のヌカコーラタイムだからバイバイ〜☆」

 

タチャンカ「オイッ!…… 行ってしまったか… 本当なんなんだアイツ…」

 

 タチャンカの静止も聞かずコルトは何処かへ行ってしまった。その後、リホ指揮官はテレポート技術を応用した早着替えでG&K社の制服に着替え日常業務に付いた。

 

 

 そして三時間後、お昼も近くなって来た時に街の巡回をしていたスコーピオンとIDW、SPAS-12がある報告に来ていた。

 

SPAS-12「指揮官… レーションをスラれました… 」

 

IDW「私は弾薬をやられたニャ… 」

 

スコーピオン「私は火炎瓶盗られたよ… 」

 

リホ「治安悪過ぎやろ… 」

 

 鉄血の襲撃、それにより廃墟が増え、その事がきっかけとなり盗賊や不法組織の溜まり場となり手のつけようにもつけられない、廃墟を壊そうにも盗賊や不法組織の反撃を受けるだろうし、そもそも数が多過ぎて無理という状況だった。

 

 その街の巡回をしていた3人から話を聞くと巡回の途中に泣いている子供が居たので「どうしたの?」とSPASが聞くと更に泣き出しあたふたしつつアヤしていたら突然泣き止み走り出し子供は逃げ、そして巻かれてしまった。その後基地に戻り装備点検をしたら弾薬やレーション、各備品が無くなっていたらしい。

 

リホ「注意を逸らして後ろから盗る… 典型的な常套手段やな… しかも戦術人形相手に逃げ切るってな… 」

 

SPAS-12「これからどうしますか指揮官?」

 

リホ「どうし様にもな… 完全装備で行こうならスラれるかも知れんしなら全部置いてって言っても危険やしの… 」

 

 大事なレーションや弾薬を持って来なければ…っと言う話になるが治安は非常に悪く人形拐いや人類人権団体の過激派と接敵した時の対処が出来く、なら彼女らの練度を上げればって話しになるが…

 

リホ「どうしようかの… まだまだ部隊配備もガバガバなんやけどな… あと戦術関連や情報とかタチャンカに頼りっきりってのも悪いの… 」

 

 人数が増えて行くにつれて部隊の割り振りが必要となり部隊の配備があやふやになって来ていた。

 そしてもう一つが最古参のタチャンカに戦術関連や情報網を頼り過ぎていて、そう戦術関連や情報収集等に長けた人材が全く居ない問題だった。

 

リホ「(ここはいっそ実戦経験あるH&R社からMDRを引っ張ってくるかの… 実戦もこなせるし情報収集能力もあるから…… あぁ… でもそれやっちゃうとあっち(H&R社)に迷惑かかるし… それとコルトとM14の問題もなぁ…

 

…ホンマ…… どしたらええんやろ…?)」

 

 リホ指揮官は問題山積みのS13地区や基地の問題にテーブルに両肘を当て頭を支えてゲ○ドウポーズで悩み果てていた。

 

 

 




補修工事終わったら問題解決?
な訳無かったよ…
まだまだ問題山積みなS13地区でした…


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

卵焼き(ダークマター)を…

16Labo…

 

 性格反転したマーダーはペルシカの検査を受けていた。ペルシカ曰く二つの人格が一つの身体ある状態の場合、メンタルマップがグチャグチャになり二度と元に戻らなくなる場合があるらしい。

 

 マーダーの元から安定していないメンタルマップから移し替えるとなると並大抵の腕では出来ない至難の技が必要だが戦術人形の第一人者であるペルシカは難なくとまではいかないが移し替える作業を淡々とこなし、30分後には全ての作業が終わっていた。

 

ペルシカ「はぁ… あぁ、疲れた… 」

 

バルカン「マーダーの容態は?」

 

ペルシカ「移し替えに成功、あとはマーダー次第ってところかしら?」

 

 ペルシカの目線の先の二つのベットにはマーダーと小さいロリマーダーがスヤスヤと寝ていた。

 

ペイロード「()()()の義体に移し替えたんですか?」

 

 バルカンとマーダーが義体の修理の為一回使った幼女義体を使っていた。

 

ペルシカ「突然過ぎてね… この方法は無かったのよ…… 彼女の性格の都合上戦闘には向かないから一旦私が預かるわ。追加検査もあるからね」

 

バルカン「そうだな、あんな優しいのが戦場に出てもな…」

 

ペイロード「ですね… ペルシカさん」

 

 カツアゲすら優しく受け入れて笑顔で対応する綺麗なマーダーさんには残酷な場面が多々ある戦場に向かうのは無理があった。

 

バルカン「まぁ、型は違うとはいえマーダーだから大丈夫だろ… アイツしぶといからさ」

 

ペイロード「そうですね、無事な事を願いましょう」

 

 バルカンとペイロードはマーダーと綺麗なマーダーさんが無事である事を願った。そのあと二人は研究室を一旦出て昼ご飯を食べに行こうした時ペイロードはペルシカに呼び止められた。

 

ペイロード「なんですか?ペルシカさん?」

 

ペルシカ「さて… 貴方に聞きたい事があるんだけどどうやって作ったかしら卵焼き(ダークマター)を?」

 

 今回の騒動の原因となった卵焼き(ダークマター)の作り方を気になっているペルシカさんだった。

 

ペイロード「え?普通に卵を掻き混ぜて焼いただけですが…?」

 

ペルシカ「そうよね… 成分分析しても普通の材料の成分しか抽出されなかったからね… 」

 

ペイロード「?」

 

ペルシカ「そうなるとやっぱり " ただただ味が非常に個性的 " ってだけかしら… 」

 

 本人の前では流石に真実は言えない為、 " 個性的な味 " って事で誤魔化しペルシカはある事を言い出す。

 

ペルシカ「貴方の料理は鉄血のハイエンドモデルを無力化を出来る力を持ってるわ。だから鉄血ハイエンドを捕獲して尋問する時に食べさせなさい。そうすれば鉄血ハイエンドモデルは抵抗しなくなって降伏するから

(流石に身内の人形で確かめるのは気の毒だから敵の鉄血ハイエンドモデルを使って実験をね?)」

 

ペイロード「そうなんですか?」

 

ペルシカ「そうよ…(鉄血には気の毒だが…)」

 

ペイロード「分かりました!もし捕まえたらやります!」

 

 純粋なペイロードを少し騙して心が痛んだ。しかし卵焼き(ダークマター)に興味を持ったペルシカは敵の鉄血ハイエンドモデルを実験体(生贄)にする事で調べようとしたのだった。

 

 

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

正式?な部隊配備と噂の絶えないS13地区

ちょっと構想が思い付なかったのでS13地区で…

交互にやって毎日投稿を続けていくスタイル


S13基地…

 

 日常となった朝の空砲はS13基地では日常となり、その空砲の至近距離にいるリホ指揮官は慣れにより耳がキーンっ耳鳴りがなる程度で済んでいた。

 S13基地の朝の日課となり、身支度を整え制服に着替えたリホ指揮官は副官のタチャンカとUMP45はとある話し合いをしていた。

 

リホ「正式な第一部隊はこれでええよな?UMP45」

 

UMP45「416とG11、9(ナイン)は分かるわ?でもなんでコルトがいるの?」

 

 人手が増えやる事が増えた今、部隊を割り振らなければスムーズで効率の良い作戦行動や任務が出来ず支障が出る事は明白だった。その為リホ指揮官は仮で決めた部隊の確認をしていた。

 

リホ「あれはウチじゃ無理や… 幾ら機械は直せても心は治せへんよ… 」

 

UMP45「過去に何があっかは知らないけど危険過ぎるわ、あのヌカコーラ中毒者は」

 

タチャンカ「それは私も同感だ、あの空砲だって本当は止めたいんだ私は… 」

 

リホ「少なくとも向こうはある程度は信用してんやから信用しなきゃいかんよ?まぁ、取り敢えず後方任務に一回行って無理やったら相談して?な?頼むからさ?」

 

UMP45「…… 分かったわ… 何か会ったら直ぐ言うわ」

 

リホ「まだ仮やけど第一部隊は決まったの… さて、第二部隊やけど… ウチが考えたのはタチャンカとIDW、スコーピオンとM14と()()やな… 」

 

UMP45「え?今なんて言ったの?」

 

 そのリホ指揮官の一言にUMP45は耳を疑うがタチャンカは至って冷静に答えた。

 

タチャンカ「45… 指揮官は強いから大丈b…」

 

UMP45「自殺行為よ!ただでさえ鉄血や人類人権団体との戦いが過激化して来てるって言うのにダメよ!」

 

リホ「大丈夫やって… まぁ、殆どが情報戦やら工作、電子戦で第一部隊をサポートするのがメインやしな?」

 

UMP45「指揮官… 絶対に前に出ないでよね?流石に戦闘じゃ助けれない時が多いから」

 

リホ「大丈夫なんやけどな… 本当に…」

 

UMP45「いい?分かったかしら指揮官ッ!」

 

 UMP45は知らない… この指揮官、弱点はあるけど並の戦術人形より普通に強い事を。その為、絶対に(戦闘)に出ないで、と忠告を何度もした。

 

 

 そして第一部隊は後方支援で物資運搬車両の護衛の任務に参加し、第二部隊は基地内の巡回をやりつつ、指揮官から電子戦や工作作業のノウハウを一から教える事になりS13基地は一歩確かな前進をした。

 

 第一部隊が護衛の任務で基地を離れた時の昼過ぎ、まだ日常業務が残っていた為、書類と睨めっこしているとある情報が入って来たとタチャンカから知らせを受けた。

 

タチャンカ「指揮官… 二日前の事なんだが情報が入ってきた」

 

リホ「ん?なんや?」

 

タチャンカ「ここ最近、また奇妙な事が起きているらしいんだが… 」

 

リホ「【青い炎を纏う馬】とは別にか?ホンマにオカルトな噂が広まるんやな」

 

タチャンカ「砂漠化が進行してる所にあったある犯罪組織のアジトが一夜にして巨大な何かの襲撃によって空き地になったって噂がある…」

 

リホ「一夜にして空き地に?嘘やろ」

 

タチャンカ「そのアジトにはP.A.C.Sや兵器が大量に保管されていたらしいが建物ごと巨大な何かに奪っていった。そんな目撃情報があるがしかし… 現実からかけ離れ過ぎているから… 嘘か本当かと言われると… 」

 

リホ「そうやな… あくまでも噂やし事実確認が取れたらやな」

 

 リホ指揮官は噂に絶えない地区やな… と思いつつ合成品のインスタントコーヒーを飲んで日常業務に励む事にした。

 




最後のはまぁ… フラグ… になるかな?

まぁ、そん時はそん時で!
(行き当たりバッタリ)


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

盗難?

まだ "あるコラボ" が始まっていませんが前座的なね?

女の子にとって大事なモノが…


16Labo…

 

 夜、バルカンはシャワーを浴びて身体を洗いながら、自分の胸の大きさを気にしていた。特に胸が大きくなってしまいブラジャーのサイズが "F" なると買おうにも店ではオーダーメイドとなり値段は張ってしまうと言う事だ。まぁ、さらしを巻けばいい話なのだが…

 

バルカン「やっぱりブラジャーねぇかな… さらしの圧迫感がなんかキツいし、とは言っても胸の大きさは何とか誤魔化したいしな… 」

 

 大きく足元が見えない、更に母乳が出てしまう、更に自身の銃の反動で感じてしまう、等の問題が出てそれを無理矢理さらしをキツく巻き何とかして来たが圧迫感がキツかった。

 

バルカン「はぁ… 少し緩くしてみっかな、じゃないとキツ過ぎる… よし、出るかな」

 

 シャワールームを出てタオルで身体を隈なく拭き、下着を着ようとした時ある違和感に気付く。

 

バルカン「あれ?パンツがねえ?え?どこ行った?」

 

 パンツが消えていた。確かに着替え一式全部持って来たのを確認した筈なのに。もしかしたら着替えの一番下に置いてたか?と思ったバルカンは着替えで持ってきた服の一番下を確認するもパンツが無かった。

 

バルカン「ウッソだろ… ズボンじゃなくてスカート持ってきたんだぞ私…… ノーパンは流石にマズイ… 」

 

 着替えに持ってきたのはいつも通りの学校の制服の様な服で下はスカート、もしパンツが無いとなったらノーパンで行かないと行けない事態になってしまった。

 そんな事態を何とか回避すべく焦りながら更衣室をタオル一枚で探し回るがパンツは無慈悲にも見つからなかった。

 

バルカン「……自分の部屋に行ったらパンツを履くか、それしか方法はねぇよな、バレなきゃいい話だし」

 

 ノーパンって事をバレなきゃいい話、と言う事でバルカンは覚悟を決めてパンツ以外を着替えを着てノーパン状態の下がスースーする状態で16Labo内を自室まで歩く事に決めた。

 

バルカン「(……スースーしてなんか落ち着かなねえ…… 歩き方変になってるし… さっさと自分の部屋行ってパンツ履かねえと…)」

 

 恥ずかしく顔を赤くしモジモジしながら歩いているバルカンは周囲の目を気にしながら歩いていると、何故か同じ雰囲気で歩いているデストロイヤーとバッタリあってしまった。

 

デストロイヤー「…あっ… バルカン… こんばんは〜」

 

バルカン「…… デストロイヤー… 私の下着知ってるか?無くなったんだが…… 」

 

デストロイヤー「し、知らないわよ… 私、朝起きたら一枚も無かったんだ… だから店行って買おうとしたけど… その〜… パンツ無しで出歩くのは…… そんな訳で帰ろうとしてた所…」

 

バルカン「デストロイヤー…お前もか… 」

 

 デストロイヤーも何故か下着が無くなっていた。流石にここまで来たら何者かが盗んでいるに違いない。と思いたい所だが16Laboは警備がかなり厳重だ。その厳重な警備をどうやってすり抜けたなんて分からなかった為、盗まれたと断定が出来なかった。

 でも()()()()()をしそうな奴には心当たりがありある人形の部屋に強行突入する事になった。

 

 

 

 

 

マーダーの部屋…

 

バルカンとデストロイヤーは今回の騒動の犯人と思われるマーダーの部屋に押し入り問い詰めようとしていた。

しかし…

 

バルカン「おい!マーダー!パンツ返しやが……れ?」

 

デストロイヤー「え?」

 

マーダー「パンツ?朝起きた段階でもう一枚すら無くなっていたわ… 」

 

バルカン「その前にさ… マーダー… ()()()()()()()()

 

マーダー「別にパンツに一枚や二枚くらい別にいいでしょ?あとねぇ…私の身体に恥ずかしく所なんて無いし以外と裸った開放感あっていいわね、貴方もやってみる?」

 

 マーダーは裸でベットで寝ており、朝起きた段階でもうパンツは無かった、と話した。

 

 そんな時、突然部屋のドアが勢いよく開きペイロードとフレイムが入って来た。

バタンッ!

ペイロード「マーダーさん!パンツ返して頂けま…… え?マーダーさんなんで裸なんですか?」

 

フレイム「どういう状況なんですか?この状態」

 

バルカン「知らん…」

 

デストロイヤー「分からないわよ…」

 

マーダー「私の信用無さ過ぎ?…まぁ、知ってたけど」

 

 この日、EA小隊全員の使用済みの下着(パンツ)が何処かへ消えてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

植物園…

 

 16Laboの併設され職員の憩いの場や休憩にも使われているこの植物園は数百種類の植物のが育てられていた。

 そんな植物園の中、マーダーの幼女義体に入っている綺麗なマーダーは植物に水やりなどの世話をしていた。

 

マーダー「〜♪〜♪〜♪… 今日もいい日になりそうですね〜… ん?」

 

 一瞬黒い影の様な物が見えそうっとゆっくりと近づいて確認してみると二足歩行で歩いている猫?がマーダーをジッと見ていた。

 

??「にゃ?」

 

マーダー「猫さんが立ってる!…可愛い!!」

 

??「フニャッ!?」

 

 綺麗なマーダーちゃんはその猫?の可愛さのあまりハグした。

 

 

 




EA小隊全員の使用済みの下着が盗まれる

めちゃくちゃいい子のマーダーちゃん

二足歩行の猫

どえなる事やら…


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

どうすればなんて決まってるやろ?

よし…60連じゃガチャでも食らえぇ!!

で… 来たのが…


S13基地…

 

 初めて基地に来てから約2ヶ月、報告書の作成やS13地区の環境調査などを卒なくこなせる様なり、特に事件も無く平和な日々を送っていた。

 そんな基地に3日前から就任している " EM-2 "は416と射撃訓練をしながらある不満を漏らしていた。

 

EM-2「クッキーを食べたいですが416さん、何か方法はありませんか? 」

 

416「クッキーね、確かに甘い物なんてこの基地に来てから口にしたのは乾パンぐらい… まぁ、甘い物なんて嗜好品だから仕方ないんじゃない?」

 

EA-2「でも… やっぱりクッキーが食べたいんですよね、やっぱり理想は紅茶を飲みながらクッキーって感じでティータイムしたいんです」

 

416「それには興味はあるけどこの基地の財政は…」

 

EM-2「知ってます… でもどうしても食べたくてね…」

 

 イギリスの銃でクッキーが好きなEA-2は不満に思っていた。大好物のクッキーが食べれずその次に好きな紅茶も飲めていなかった。

 416もその事については興味がある、しかしS13基地の財政事情は常にギリギリで貧乏、その為嗜好品を買うお金はないと言ってもよかった。

 

416「指揮官に一回相談してみれば?何かしら答えてくれると思うし」

 

EM-2「でも忙しいんじゃないですか?」

 

416「うちの指揮官は仕事の速さが速くて仕事は午前中には殆ど終わらせてるから大丈夫よ」

 

EM-2「そうなんですか?なら射撃訓練終わったら指揮官の所行ってきます」

 

 30分後、クッキーが食べたいEM-2は416と射撃訓練が終わるとリホ指揮官のいる事務室に直行し直談判しに行った。

 

 時刻は14 : 59に事務室のドアノブに手を掛けたが彼女はふとその事に気付きすぐには行かず3時になってから事務室に入った。そこにはリホ指揮官はPCで何かを調べていた。EM-2は静かにリホ指揮官に話しかけた。

 

EM-2「あの指揮官?」

 

リホ「ん?なんや?どないしたん?」

 

EM-2「クッキーを食べたいんですが… 財政の事は分かってますがどうしても食べたいんですよ」

 

リホ「クッキーか… 確かに甘い物最近食べてあらへんな… 甘い物って嗜好品やからな… ちょっと待っててくれへんか?ちとその事は考えてみるから」

 

EM-2「ありがとうございます」

 

 事務室から出るとガッツポーズをし、満面の笑みを浮かべクッキーが食べれると思ったEM-2はリホ指揮官の返事を待つ事にした。

 

 

 そして意外にも二日後、EM-2と第2部隊に召集がかかり、S13基地にある使われていない雑草が生え放題の空地に集合した。

 

リホ「この基地の財政事情的に何か売り出す物が無いとこのままの貧乏生活でひもじい生活や、やから費用を2000万として麦畑、あと蕎麦の畑を作る事したんや」

 

 突然の出来事にEM-2と第2部隊は騒然とするがリホ指揮官は関係なく話始めた。

 

リホ「麦畑はパンや " クッキー " を作れば保存は効くし食べるなり売るなり出来るやろ?あと蕎麦は種を撒けば後は放置で育つから手間は掛からん、まぁ、ジャパンって国のソバってモノを食べてみたいって言うのもあるんやけどな?」

 

 よく見てみるとリホ指揮官の後ろには農具と肥料が入っている袋、それと種が入ってる袋がある事からリホ指揮官は本気でやろうとしている事が伝わっていた。

 リホ指揮官はEM-2の元へ近づきある事を喋った。

 

リホ「ありがとうなEM-2」

 

EM-2「へ?」

 

リホ「いや〜、この基地は目立った収入源なんて無かったんや。やからどうにかならへんか調べてたんやけどな?そこにEM-2が来てビビッときたんや。ってか忘れてただけなんやけどな。

()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 この日から堺に暇が出来た時に第二部隊とEM-2、リホ指揮官は麦畑と蕎麦の畑を土壌から作り直していった。

 

 

 




無ければ作ればいい(原料から)

 EM-2
 クッキーが大好き、その次に紅茶が好きなイギリスの戦術人形、計算が得意で経理作業をたまにリホ指揮官とタチャンカと一緒にしている。
59と言う数字を嫌っているのは彼女の銃の製造された数が59丁と少ないのが原因
なので59という数字を言う場合 " 60引く1 " と言ったりとかなり敬遠している。



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

日常

EA小隊の日常


I.O.P.社…

 

 パンツ盗難事件の犯人は未だ行方不明で捕まっていないがあの日以来盗まれる事は無くパンツを買い直しす羽目になり任務も無く金欠状態だった。

 まぁ、そんな事はお構い無しに普段は性能試験や動作確認を行う運動場、だがそこにはネットが張られバルカンとフレイムがテニスラケットを持えテニスをしていた。

 

バルカン「あぁ…!もう最悪だぁ!クソォォ!」

 

フレイム「ぐっ…!いつにも増して威力が強すぎ…!」

 

 暇なので何故かイライラしてるバルカンと新義体のフレイムは朝からテニス?をしていた。

 

 ただノーバンで同じ位置に繰り返してスマッシュを決めるという戦術人形の力をフル活用したテニヌをしていた。

 焼け気味なバルカンはいつもより凄まじい速度でスマッシュを決め、フレイムは防ぎ切る事で余裕が持なかった。

 

バルカン「泥棒が!私の…!大切な…!ものまで!おりゃぁぁッ!!」

ズコォォォンッ!

 

フレイム「ウ… ソ……!ラケットが穴がッ?!」

 

 バルカンの改心の一撃が決まりフレイムのラケットにはボールと同じ大きさの穴が空き向こうの壁に軽くめり込んでいた。

 

フレイム「ま、負けた…… やっぱりバルカン先輩には勝てませんね…」

 

バルカン「はぁ… はぁ… はぁ…! 結構高かったのに…」

 

フレイム「下着の件は忘れましょうよ!バルカン先輩!このままじゃ前に進めませんから!」

 

バルカン「()()()()()()がぁ…

…富裕層向けのコーナーで買ったのめちゃくちゃ高い奴なのにぃ… 」

 

 バルカンはその後カフェに行きジャクダニエルを朝から飲み始め酔っ払った所をペイロードに見つかり怒られると言う事態になった。

 

 そんなバルカンを叱った後、ペイロードは狙撃訓練場に行き訓練をしていた。

 その訓練はアイアンサイトでの狙撃の命中精度を上げる特訓だった。何度も何度も繰り返して調整し慣らして行かないと流石に実戦では使えない為、まずは400mで命中率が90%以上になる様に特訓していた。

 

ペイロード「やっぱり難しい… 」

 

 周りが見渡せてスコープを調整しなくてもいいと利点があるが慣れが必要で難しい、そして狙いが定まりずらいと言うのが欠点だった。

 戦術人形といってもスコープ無しでの狙撃は厳しいものがあり第二次世界大戦のデータにある白い死神が改めて凄い人だと気付かされている。

 しかしペイロードは諦めずに続けていた。ズレが出たから修正をしほんの少しづつだが命中率は上がりつつあった。

 

ペイロード「でも…… 何事も練習あるのみです!」

ドォォンッ!

 

 その目に迷いは無く、マトを的確に見て狙いをつけ、引き金を引こうとした。

 しかし先程からしていた違和感が気になり銃身を確認する。

 

ペイロード「あっ… 夢中になり過ぎて昨日から使ってる銃身の寿命がもう無いのに撃ち続けてた… これじゃ当たらないのも無理はありませんよね… って事は弾道修正やり直し… はぁ… 流石にもう無理です疲れました… 一回休憩しましょう…」

 

 しかし流石に長時間集中していた為か銃身も自分の身体もボロボロでこの後ゆっくり休んだのだった。

 

 




次回、やりますかぁ…


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

モンスターハント!… その 1

そして『犬もどき』様 作『METAL GARA DOLLS』の…
…大モンハンコラボ開始!




大型輸送ヘリ…

 

  " ある基地 " からSOSの信号が送られてEA小隊は大型輸送ヘリに乗りスクランブル出撃していた。SOS信号とともにメッセージが送られその内容は非常に現実からかけ離れた内容で「基地が怪物に襲われて… 」とメッセージが途中で途切れていた。

 

バルカン「全く… 怪物って… 鉄血の兵器かなんかか?たく… だるい〜…」

 

フレイム「まぁ、いいじゃないですか先輩、雪山での作戦以来だらけてたんですから」

 

ペイロード「そうですよバルカンさん、マイナスな事を口に出さないで下さい緊張した空気が崩れます」

 

マーダー「はぁ〜… ダルイわ〜 帰りたいな〜 」

 

ペイロード「もうマーダーさんそういうダメって言った事をすぐやるのをやめて下さい!

 

デストロイヤー「(( _ _ ))..zzzZZ」

 

 パンツ盗難事件があったがなんだかんだでいつも通りなEA小隊はこの任務はすぐに終わる物だと思っていた…

 しかし想像の何倍も高難易度な任務(クエスト)になるとはこの時EA小隊ほ全員は夢にも思っていなかった。

 

 

 

 

 

 そして一方その頃、そのSOSを送った基地であるS13基地は防戦一方になっていた。

 突然、黒い巨大な蜥蜴の様な怪物が鉄柵を破壊、そして警備をしていた第一部隊と交戦、しかしその高い機動力と圧倒的な肺活量から放たれ辺り一体に響き渡り耳を塞ぎたくなる程の爆音により撤退…… しようにも執拗に追いかけ回され第二部隊の加勢も入っり第一部隊は何とか撤退したものの決定打になる様な威力のある攻撃は出せずジリ貧になっていた。

 

416「もうこっちの建物は使い物にならないわ!45!そっちは!」

 

45「もう無理!私の攻撃なんて効いてないわよ!コイツ!」

 

G11「ギャっ!こっち来た!9!閃光弾お願い!」

 

9「もうない!使い切ったよ!でも救援が来るまでなんとか持たせよう!」

 

「GAAAAAAAAAッッッ!!!!」

G11「…!?」

 

9「…ッ!?」

 

 怪物は突進した後、大きく息を限界まで吸い込み爆音を放った。大音量、かつ爆音の咆哮はただの威嚇行為の域を優にこしており近くにいたG11とUMP9をその爆音で悲鳴を上げる暇すら与えず吹き飛ばしUMP9にゆっくりと巨大を揺らし歩いた。

 怪物を見ると口からヨダレを垂らしておりもう何をしようかなんて明白。即座に引き剥がそうとフルオートで連射するが効果は無かった。

 

9「やめっ…」

 

 前足で押さえつけられ今にもUMP9を食べようとする怪物、しかしUMP9が食べられる事は無かった。

 

コルト「ここなら効くんじゃない?」

ドォンッ!ドォンッ!ドォンッ!

 

「GUGAAッ!?!」

 

 忽然と現れたコルトは怪物の目に三発のマグナム弾を打ち込み片目から血が流れる、そして怪物は痛みに変え切れず後ろにのけ反りながらUMP9を離し退いた。

 退いた怪物は左目が潰れており、残った右目で目を撃った張本人であるコルトを睨みつけ、片目が赤くなり鱗の隙間から血管が見え凄まじく嫌な予感がしていた。

 

コルト「あっ… 怒らせちゃった感じ?」

 

 「GAAAAAAAAAッッッ!!!!」

 

 

 S13を突如として襲った【ティガレックス亜種】は前とは比較にならない程強大な咆哮が辺り一帯を響き、その迫力にコルトは思わず一歩下がってしまうほど原始的て強烈な殺気だった。

 

 

 

 

 その頃、リホ指揮官はと言うと…

 

リホ「…一応本部にSOSと応援要請送ったし… さて… ウチも一丁やったろかな?」

 

 本部にSOSと応援要請を送ったリホ指揮官はテレポートの技術の応用した早着替えでメイド服着てとんがり帽子を被りリホーマー・ウィッチの状態になっていた。

 

リホ「まさかテロリストのアジトを消し去った奴っぽいのが来るとはの… しかも… 恐竜?絶対捕まえたい!気になるわ!」

 

 S13基地の危機とは分かっているが自分の好奇心には逆えず、あの恐竜の様な何かの正体が気になるリホ指揮官だった。

 だがテロリストをアジトごと消し去ったモンスターとは別のモンスターだと言う事には流石に気付かなかった。




さていつもの通りの…
やっぱり呪われてるよリホッチ…



そしてやった!P90来たぜ!やった!
(時間ギリギリの最後のヤケクソ製造で当たった人の図)


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

モンスターハント!その 2

さて… もう大惨事ですがやって行きましょう!


S13基地…

 

 状況は最悪と言って良かった。コルトの奇襲攻撃により右目を潰されたティガレックス亜種は激昂、そして頭部や前脚などの血流が増加して赤く染まり怒りを露わにし辺りの地面が震える程の強烈な大咆哮した。

 S13基地の第一部隊のG11とUMP9は怒る前に大咆哮を直撃しており大破に追い込まれピンチに陥っているが本部からの応援部隊が駆けつけるまで持ち堪えない、更に補修工事したばかりの基地がティガレックス亜種の圧倒的暴力による破壊を抑えないといけないのと、大破し撤退した第一部隊やリホ指揮官の事もあり、引くに引けずにいた。

 

「GAAAAAAAッッッ!!!

 

416「…ッ!」

 

45「…ッ!」

 

コルト「…ッ!」

 

 ティガレックス亜種の圧倒肺活量から生まれる鼓膜が潰れそうになる程の大咆哮により思わず耳を塞ぎ込んでしまう。

そして大咆哮をし終えた瞬間、さっきの突進とは比べ物に為らないほどの強烈な速さの突進し向かってくる。

 三人は避けようと横に回避しようとするが予想以上の速度の為回避出来ない。

 あと数mに迫った時、ティガレックス亜種の真上に大量の弾丸が降り注ぎその圧倒的な射速と威力でティガレックス亜種の突進は止まった。

 

バルカン「ウォリャィァァァォァァァァァア!」

 

416「何あれ…」

 

45「うわぁぁ…」

 

コルト「変態さんだ☆」

 

 ティガレックス亜種の真上にはバルカンが【M61A2バルカン】を下に向けてならがらフルオートで放ち降下している光景があった。

 

 そして数秒後、地面に難なく着地しているバルカンがいた。

 

バルカン「うおっとっ!…ふぅ〜…射速の限界ギリギリまで上げて反動使って降下するのはある意味賭けだったけど…間に合って良かった…」

 

 射速を6600から1000以上に無理やり上げ約2トン反動を義体のリミッターを外しそれ以上の強力な反動をとこし落下速度を反動で打ち消すと言う荒技で助けに入ったバルカンだった。

 流石に20mm弾の雨を背中に浴びたティガレックス亜種はボロボロになりながらも起き上がり殺気を放ち睨み付けていた。

 

バルカン「まだやる気かよ… 正直リミッター外して撃ったからあんまりヤリあいたくねぇんだけどよ… さっさと終わらしてスミスと会いたいんだよチクショウがぁぁ!」

 

 銃身が周り大量の20m弾が放たれると同時にティガレックス亜種は突進を仕掛ける

 

バルカン「デケェから当たりやすいだよ!さっさと倒れやがれ!」

 

「GAAAAッ!

 

 しかし激昂し死に物狂いのティガレックス亜種は突進をやめずバルカンの20m弾を浴びながらもバルカンに目掛けて突進をやめなかった。

 バルカンも実は突進を避けるだけの機動力はない為撃ち続ける事しか出来ない。

 ティガレックス亜種がバルカンに突進するか、はたまたティガレックス亜種がバルカンの攻撃で倒れるか、命を賭けたチキンレースが出来上がっていた。

 

 一歩も引かずに打ち続けるバルカンとバルカン目掛けて突進するティガレックス亜種、その勝負は遂に両者の距離が10mを切り、両者にスローモーション感じる程に白熱していた。

 

バルカン「倒れろぉぉぉぁ!!」

 

「GAUUUUUUッッ!!

 

 一歩も引かない命の賭け合い、最後にその賭けに勝ったのは…

 

 

 

ズドォォンッ………

 

バルカン「私の弾をここまで受けきるなんてなんて野郎だ… 」

 

 バルカンの真横にはティガレックス亜種の頭がぐったりしながら倒れ込んでいた。

 

ペイロード「バルカンさんッ!無茶苦茶過ぎますよ…!いきなり飛んでるヘリから降りるなんて!」

 

バルカン「わ、悪りぃ… やっぱり早く助けたくてな?」

 

マーダー「やっぱりバカね… この感じだと怪物とやらはもう一人で倒しちゃった感じ?」

 

バルカン「あぁ、そうだよ一人でも何とかなったがちょっと危なかった…」

 

 そして後から遅れてやってきたEA小隊のメンバーが駆けつけた。

 冷汗掻いたが任務がやっと終わると思っていた、しかしバルカンはある事を確認していなかった。

 

「GAAAAッ!!!

 

バルカン「コイツまだ生きてやがったッ!」

 

ペイロード「キャァッ!」

 

 ティガレックス亜種は瀕死の身体を奮い立たせ近くにいたペイロードを前足で押さえつけペイロードの頭を噛み砕こうとする。

 

ペイロード「(…ッ!?そうだ手榴弾を…)」

 

 ペイロードは咄嗟に手榴弾の入っているとケースをティガレックス亜種の口目掛けて投げ付けた。…しかしある事にすぐさま気がつく。

 

ペイロード「(ま、間違えたちゃった…!あっ… 終わった… )」

 

 ティガレックス亜種は口に入ったケースを噛み砕くが爆発は起こらなかった。

 

 別のモノを口に放り込んでしまい、絶望するペイロード。しかしティガレックス亜種はキョトンとした顔で心なしか顔が青くなっていった。

 

「GAAAAAAAッ!?!?!

 

 そして突然、その場で無茶苦茶に尻尾や前脚を地面や建物に叩きつけ暴れだし、天を仰ぎながら口から泡ん吹き倒れ込んだ。

 

ペイロード「あっ… これ… 卵焼き(ダークマター)入れてた奴を口に放り投げちゃったんだ…」

 

バルカン「ま、マジかよ… 」

 

マーダー「うっ… 思い出しちゃう… あの口の中がクトゥルフ神話みたいに救いようがない状態になる感じ… ご愁傷様ね…」

 

フレイム「え、えぇ…(困惑)」

 

デストロイヤー「もはや兵器だよ…」

 

 闘争本能に満ちたティガレックス亜種を一瞬で素に戻し撃沈させたペイロードの卵焼き(ダークマター)にドン引きする中、G&Kの制服を着たS13基地の指揮官が姿を現した。

 

リホ「あ、あの〜 本部からの応援でEA小隊って言うのはアンタらの事か…?」

 

バルカン「なんで改造者(リホーマー)がここの指揮官やってんだ?」

 

 秒も掛からず自分の正体が即バレしたリホ指揮官だった。

 

マーダー「色々と裏がありそうねぇ… 面白そう…(黒笑)」

 

フレイム「取り敢えずペルシカさんに事実確認しなきゃダメですね… コレは… 」

 

ペイロード「そうですねフレイムさん」

 

リホ「いや…!待って!今は味方やからな?ついさっきモハビ・エクスプレスの運び屋から通信が来てこのモンスターって呼ばれる奴が暴れてるって情報が来て…!」

 

ペイロード「あの噂になってる運び屋?……ますます怪しい… 取り敢えず事実確認が先ですね」

 

 信じて貰えなかったリホ指揮官だったが通信でペルシカからの説明により何とか事実確認が取れた。

 そしてリホ指揮官から国境無き軍隊(MSF)からの依頼である事が分かった。

 そしてリホ指揮官は事を思っていた。

 

リホ「(なんでモンスターが襲って来た後にそう言う依頼が来たん?そして戦ってる最中に依頼来るし…)」

 

 実は怪物と()()()()()()()()()()()()、どうしようも無い不運が起きていた。それと基地の半数の建物や道路が壊滅していた。

 

リホ「(ってか… また基地ボロボロやんけ… また一か月くらい補修工事か… まぁ、死傷者が出なかった事はええけど…… 補修工事の予算を本部に申請しても渋ってくるしもう…… はぁ、ちと鬱憤晴らしにこの任務に乗ってみるかの)」

 

バルカン「ん?どうしたんだ?」

 

リホ「いや、なんでもあらへんで」

 

 リホ指揮官はの目には自身がやっと工事が終えた基地をモンスターに破壊された怒りで火が付きやる気満々だった。

 その後、ティガレックス亜種は瀕死の状態で気絶しているだけでまだ生きていた為、この後簡単に捕獲する事が出来た。

 

 




ティガレックス亜種… 捕獲完了…
(ただしS13基地は目にも無残な姿に…)

さて… まだモンハンは終わらないッ!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

モンスターハント!その 3 現状把握

最後にある意味ヤベェ奴のフラグが…


S13基地…

 

 ティガレックス亜種の捕獲により一息付いていたリホ指揮官、そして駆けつけたEA小隊は現状を確認をしだそうとした。

 リホ指揮官からはS13基地の残存戦力はもうほぼなくこの依頼に自分が出る。と言う事とS13基地の施設が約2/3壊滅した事。そしてEA小隊は最新の情報で各地で怪物(モンスター)が暴れ、国境無き軍隊(MSF)と共同で討伐、または撃退にあたっているとの事。

 そして情報交換をしている最中、突如として大きな揺れに襲われる。

 

バルカン「なんだこりゃ!?地面にが揺れてる!」

 

デストロイヤー「なんなのこれ!?」

 

リホ「地震…?地震なんてここら辺起きへん筈なをやけどな…… え?ちょ… あっ… 」

 

 リホ指揮官の頭のある事がよぎった。怪物(モンスター)が大暴れした後、建物の強度はとても脆弱になっているし立て直しなんてしていない。

 

 もし…

 

 そんな状況で地震なんて起きたらどうなる?

 

 もう悪い予感しかしなかったリホ指揮官は慌ててS13基地全体に通信を入れる。

 

リホ「修復装置に入っている第一部隊に告ぐ!今すぐ運動場に避難や!建物から離れろ!」

 

 ここら一帯は建物という建物は破壊し尽くされ崩壊する様な建物はない、 だが修復装置に入っている第一部隊は危険だった為、すぐ様避難する様に指示した。

 

 そして程なくしてS13基地の施設は8割型壊滅してしまった。

 

 

 程なくして地震が収まる、そしてティガレックス亜種を見ていたマーダーからある事を言い出した。

 

マーダー「不自然ね… 」

 

バルカン「不自然?」

 

リホ「へ?」

 

ペイロード「不自然ってどう言う事ですか?」

 

マーダー「ここ… 見てみなさい」

 

 マーダーはティガレックス亜種の背中を指指した。そしてじっくり見てみると何故かかなり酷い火傷の痕が広がっていた。そしてもう一つ指を指したのはその火傷に突き刺さっていた鉄の破片だった。

 

マーダー「なんだろうね… バルカン、コイツかなり凶暴だったかしら?」

 

バルカン「闘争本能の塊だぞコイツ」

 

マーダー「ならあり得るかも…」

 

ペイロード「マーダーさん、何か気付いたなら教えてくれませんか?」

 

マーダー「まだ確定じゃ、ないけど… コイツはナニか強大なモノに喧嘩ぶっかけて逃げたって感じかしら… 」

 

リホ「確かにの〜 上から何か強力な火炎による攻撃やろな… しかしこんな事できる生物がいるんか?」

 

マーダー「そこは悩みどころよ?でもあと一つは鉄の破片… これが何なのかは分からないわねぇ… まぁ、現場実証だけで正確な調査もしてないから全く分からないわ」

 

 上から放たれる強大な爆破と超高温を放つ事が出来る生物なんて存在するのか?

 そしてその火傷に突き刺さる鉄の破片は何なのかと言う話しになった。

 

 しかしそんな事を考えても答えは一向に出ないと分かっている。その為、G&K本部、または国境無き軍隊(MSF)から何かの指示が来るまで待機する事になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

S13地区… 某所

 

女王はある強大なモノから逃げてきた。

だがそんな時、女王はある事に気付いた。

 

あの島とは違い墟城の良質な材料が山程あり、そして爆発するモノが大量にあると言う事も…

 

 

しかしあの黒い竜(ティガレックス亜種)が戦いを挑んで来たが墟城を纏い易々と撃退し逃げていってくれた

 

女王は賢く、そして同時に力強かった

 

だが墟城は一部壊れてしまい

 

更に大きな揺れで一部は歪んでしまった

 

そして…

誰にも気が付かれずに…

 

 

巨大な【蠢く墟城】を直す為に女王は動き出した

 

 




やってやったぜ

ある意味現代兵器すら利用しね来そうな奴

リホさんの歩行要塞のモデルでもある奴ですな…

さて…コイツの正体とはいかに…


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

戦禍近づきし要塞

大モンハンコラボはいよいよ元凶であるゴグマジオス戦へ…


昨日、胃腸炎でダウンして小説を書くどころじゃなかったんや…
でも今日は良くなったから頑張るで!


要塞宿舎…

 

 MSF所属のヘイブン・トルーパー兵士にバルカンが案内され要塞の宿舎までまで案内された。

 本当は隊長のペイロードが出る筈だったのだがティガレックス亜種に襲われた時に銃の機構に不具合が生じ修復するのに時間がかかる為、代わりにバルカンが出る事になった。

 

 バルカンはヘイブン・トルーパー兵士に要塞内の慌ただしい様子を見ながら宿舎に着くと既に各々で武器の確認をしていた。

 

ペイロード「すいません… バルカンさん、で大丈夫でしたか?何かトラブルは起こしてませんよね?」

 

バルカン「流石に何もしてないからなペイロード、それにしてもエグゼって奴とはいい酒飲めそう奴だったな、作戦終わったら一緒に酒飲めるか聞いてみるかな?

まぁ、さて… 私も武器の整備しねぇとな、 トカゲ野郎(ティガレックス亜種)の時に無理したからな…」

 

 いつも何かしら問題を起こすバルカンに心配したが何ごとも無く自己紹介は済んだらしい。

 そしてティガレックス亜種戦で射速を無理して上げた事で銃身の寿命が縮んでいた為、銃身を変える事になった。

 

バルカン「あぁ… 久しぶりだな、銃身を素手で変えるって… 」

 

マーダー「はぁ〜… 行きたかったな〜 自己紹介」

 

バルカン「お前が行けば速攻で叩き出されて終わりじゃねえか」

 

マーダー「貴方よりは頭はいいわよ?ねぇおバカさん」

 

バルカン「頭云々より性格が捻じ曲がってるだろお前… 」

 

 マーダーのいつもの煽りも軽く受け流し、自分の銃の整備を始めた。

 バルカンの【M61A2バルカン】は多砲身機関砲、そして電気作動式でさらに射速調整機能も付いている。なので色々と機能や電子回路が使われいる。その為バルカンの銃(砲?)は意外と繊細なのだ。それでも並の攻撃では壊れない程頑丈だが…

 良くてバルカンが整備出来る部分は銃身が曲がっていないか、や空回しして異変が無いか確認するぐらいだ。

 

フレイム「嵐が近づいて来てるって… 私の出番が… 」

 

ペイロード「フレイムさんの火炎放射器ってナパーム入ってるから嵐の中でも使えるんじゃ…」

 

フレイム「液体燃料…そして強風…」

 

ペイロード「あっ…(察し)」

 

 フレイムの一言にペイロードは察した。ペイロードの火炎放射器は確かにロケット燃料を使って射程を伸ばしている。しかし風速30m以上の嵐の中、液体燃料の火炎放射器を使おうとすればたちまち味方にナパーム油とロケット燃料を配合した特殊な燃料が降り掛かる羽目になるので嵐が止むまで使えなかった。

 

ペイロード「ならジャイロジェット・カービンはどうなの?」

 

 更にフレイムの二つのASSTのジャイロジェット・カービンはと言うと…

 

フレイム「小型のロケット弾なんて嵐の中使えませんよ… まぁでも照明弾ぐらいなら撃てますから何かしらの合図はできます!」

 

 強風、豪雨あるなか小型のロケット弾なんてまともに飛ぶ訳が無かった。

 

デストロイヤー「崩壊液の貯蔵庫を守れってね… 次崩壊液拡散したら… 世界終わるかも…」

 

リホ「そりゃ世界終わるやろな、あそこらへんは重工業地帯でもあるし火薬工場、石油コンビナートも固まっとる… ウチの基地をなんなにした元凶をぶっ飛ばしたいと思っとっただけやけど予想以上の事の大きさにウチちょっとビビッとるよ… 」

 

 リホ指揮官も付いて行っていた。ただS13基地を8割近く崩壊させたティガレックス亜種の元凶をぶっ飛ばしたいと思い…。しかし思っていたより事が大きく驚いていた。

 もしかしたら世界が崩壊するかしないかの戦いになるなんてと… と思っていた。

 因みだがS13基地は修復装置と電源はなんとか無事だったらしく、怪我をした戦術人形の修復が終わり次第復旧作業に入るとの事。

 

リホ「取り敢えず瞬間移動装置(とんがり帽子)と小型レーザー砲『八卦炉』の最終確認しなあかんな…」

 

バルカン「お前… その格好で行くのかよ… 」

 

 リホ指揮官の今の格好はリホーマー・ウィッチのメイド服にとんがり帽子と初見の人はコスプレにしか見えずふざけた格好だった。

 

リホ「可愛ええやろ?これでも結構強いからな?ウチはな」

 

 H&R社制圧作戦その最後に出た時の格好、その実力はM16A4の背後をテレポートで背後に付き頬に指を刺す余裕がある程、まぁそれだけでは実力は分からないが…

 

バルカン「そういやさ…、お前機械弄り得意なんだよな?」

 

リホ「ん?そやで」

 

バルカン「なら私の武器の調整やってくんねぇか?電子回路あるけども私、電子回路なんて全く分からなくてさ… だからやってくれないか?」

 

リホ「やったるやったる… もうG&K社の所属やしS13基地の指揮官やし… 」

 

 この後、リホ指揮官は【M61A2バルカン】の電子回路の整備をしたが思いの他損傷は酷く無く無事にEA小隊とリホ指揮官の整備作業は終わった。

 

 

嵐と共に決戦の時は近い……




因みにリホーマー・ウィッチの格好はこんな感じです


【挿絵表示】


因みにリホ指揮官(改造者(リホーマー)の今の武装は…

テレポート
自分の、または座標を指定すれば空間ごとテレポートできる、それを応用してテレポート事故を故意に起こして攻撃する等様々な応用が可能

小型レーザー砲『八卦炉』
大火力のレーザーを放てるポケットサイズのレーザー砲

反重力装置
立体的に移動が可能、しかし嵐の中ては流石にそんな事は無謀


 他に分からない事がありましたら連絡をしてくださると幸いです!



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

多彩、そして強力ゆえに脆い者のやり方

強さ=全体的な戦闘能力?

NO!NO!

リホ指揮官の場合は?



何故かリホ指揮官(改造者(リホーマー))の話が書きやすいの何故だろう…


要塞…

 

 嵐の中、【巨戟龍ゴグマジオス】【怒り狂うイビルジョー】、そして味方の【リヴァイアサンのリヴァ】の巨大な怪物(モンスター)が大規模な格闘するとてつもなく混沌と化した戦場が広がっていた。

 

 そんな中、リホ指揮官またの名をリホーマーさんはこの緊迫した規格外の戦場で魔法使いコスの様な格好で見晴らしのいい高台で戦況を確認しある事をしていた。

 

リホ「2.56修正… 1.45修正… 」

 

「…!?」

 

リホ「アンタさんにはここにいて貰うからな… おっと… 砲弾1.62修正… 」

 

 リホ指揮官は高台を陣取り高性能の瞬間移動性能と並列型高速演算をフル活用、280mm臼砲の弾道をテレポートにより即座にゴグマジオスに当たる様に調整していた。

 それと誰も見ていないとなんか寂しい。と言う個人的な理由でたまたま目に付いたヘイブン・トルーパー兵士を一人テレポートして

 

リホ「やっぱり生き物やから完全な予測は厳しいし一昔前の臼砲やから命中率も悪い…… でもウチのテレポート援護抜きでもあの命中精度は練度違うの」

 

「なんで私がここに突然テレポートの様な物で連れて来られた?」

 

リホ「いや、だって一人で頑張ってるのに誰にも評価して貰えないって寂しいやん。やからな?」

 

「持ち場があるんだが…」

 

リホ「別にええやろ、アンタ一人でこの怪獣大戦の行く末を少しでも変えられる訳ないしゆっくりしていきんさいな。

あっ… 3.25m修正っと…」

 

「コスプレしている人に言われてもな」

 

リホ「可愛いやろ?なんかMSFの兵士から冷たい目線で見られてけどな… まっウチはどっちかと言うと裏方やし正々堂々と小細工を使う元鉄血ハイエンドモデルやしこう言う事がしょうにあっとんねん」

 

 普段は余り感情を出さいヘイブン・トルーパー兵士だだたがツッコミどころしかなく、それを無理矢理技術でゴリ押してるリホ指揮官に突っ込む羽目になっていた。

 

リホ「おっ、一部撤退しとる… こういう時は…

空間式瞬間移動(スペーステレポート)開始ッ!」

 

「お前…!何する気だ!」

 

ズドォォンッ!!

 

 リホ指揮官の突然何かをしだ途端、大きい落下音が響き渡りヘイブン・トルーパー兵は轟音がした方向を見ると黒い超重龍骨油に塗れた280mm臼砲の姿があった。

 

リホ「うぅ〜ん、この油はサンプル取っておこ… さて… この感じやと引火する可能性があるからかの… そりゃ破棄するわな…

まぁ、砲弾は無事やしテレポートで弾足りてなさそうな場所に補給するかの」

 

「……もう好きにしてくれ」

 

 リホ指揮官は超重龍骨油を容器に入れサンプル回収。そして何より目の前の怪物大戦、そして280mm臼砲やその重い砲弾の山が現れたり消えたりした事によりヘイブン・トルーパー兵士は軽い現実逃避をし始め出した。

 

リホ「はぁ… 要塞や塹壕の全マップ暗記すんのは苦やないけどやっぱり離れてテレポートするのは大変やな… まぁ、ウチの頑張りをしっかり見とってな?カエルちゃん!」

 

「お前!変なあだ名を付けるな!」

 

リホ「べつにええやないか〜 カエルちゃん」

 

「だからカエルちゃん言うな!」

 

リホ「ノリ悪いの〜

ん?んん?キャロルちゃん?き、気のせいやよな?多分… な、なんか鉄血としての感がなんかソワソワし始めたけど流石に気のせい…でありたい…」

 

 こんな混沌とした戦場でも自由奔放なリホ指揮官だった。この後その感は気のせいでは無いと知るのに時間は掛からなかった。

 

 そして戦闘中砲弾が時間が経つと何故か増えた。または弾が横に不自然にブレて当たった… と言う怪奇現象が多発する事になる。




取り敢えず…
何かご指摘が有れば直ぐに修正しまっせ!
やっぱり裏方は何故か書きやすいの何故だろう…

さて… 他の人の進捗を確認しながらやらんとな…

因みにですがリホ指揮官は()()だと一般人並みに弱いです。なので単体だとカエルちゃんでも楽勝です。
あくまで道具や兵器、武器無しでの話ですが…

あと鉄血ハイエンドモデル特有のフォースシールドは勿論持ってます


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

制圧も乱射と暴走

EA小隊が動く…




塹壕…

 

 嵐は過ぎ一部の塹壕ではゴグマジオスに向けて砲撃以前にイーオスの群れに襲われていた。そんな中、【M2A1火炎放射器】ことフレイムはそんな塹壕内にいた。MSFの兵士と言えど群れで連携を取るイーオスに苦戦し制圧に時間が掛かっていた為であった。

 

フレイム「この私に活躍の機会を与えてくれてありがとうございまぁぁぁぁぁぁぁすッ!!」

 

 そんな塹壕内に熱風が吹き荒れた。ロケット燃料とナパームの混合特殊燃料により射程と威力、燃焼時間が大幅に上がった魔改造火炎放射器がイーオスの群れを業火で包み込んでいた。

 そしてイーオスを焼き尽くしながから奥にゆっくりと歩いた。フレイムへ火炎放射器という武器の都合上耐火、耐熱性能がかなり高いその為無理無く火炎の中を突き進んめる。

 

 あとナパームが入っているが霧状に広範囲に噴出している為、実はそんなに燃焼時間は長く無く塹壕が炎で包まれたままと言うことは無い。

 

 この後、フレイムは無線で人がいないか確認し燃料を補給しながら塹壕に侵入したイーオスの連携を魔改造火炎放射器の制圧力でゴリ押していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

要塞…

 

バルカン「ぶっ倒れやがれ!このデカブツがぁぁ!!」

 

スコーピオン「うおぉぉぉぉぉ!!いけぇぇぇぇぇ!!」

 

 対空機関砲をゴグマジオスめがけ撃ちまくるスコーピオとバルカンは、負けじとフル装填したバルカン砲をスコーピオンのすぐそばで乱射した。

 

バルカン「絶対えぇ生きて!スミスとデートしてやるから!さっさとくたばれ!この野郎が!」

 

スコーピオン「(この人… バイポットとか設置設備無しで腰撃ちで対空機関砲撃ってるの!?でもそんな事気にしてる場合じゃないか!)」

 

 バルカンやEA小隊にとって見慣れた光景。だが初見のスコーピオンにとって少し驚いたがそれどころじゃない為無視した。

 あと念のため言っておくがそもそもバルカンの【M61A2バルカン】は戦闘機に積むような大きなガトリング砲で決して人形が腰撃ちで運用するようなもんじゃない事を…

 

 

 

 

 

 一方別の所ではデストロイヤーとマーダーは要塞からゴグマジオスに向かって撃っていた。しかしマーダーは当初からウズウズし顔を赤らめていた。その目はまさに獲物を前にした狂った狂人のように…

 

 

マーダー「…はぁ…// はぁ…//あんな最高の獲物を前に安全圏で黙って撃っていろと?

 

そんな事出来る訳ないじゃ無い!アハハハハ♪キャハハハハ♪

 

デストロイヤー「ちょっ!マーダー!」

 

 目の前の巨大な獲物(誘惑)に耐え切れず見るもの全て殺し尽くしそうな程の強烈な殺気と狂気を纏いながら…

 

 その道中、イーオスに遭遇するも多砲身式電磁投射砲(レールガトリング)に大型レーザーブレードを生成し原型を見せないくらいの肉塊を作りながらゴグマジオスの尻尾に向かって全力で斬りかかる。

 

マーダー「さぁ!血肉を見せなさい♪キャハハハハ♪」

 

 身体のしなりを限界まで溜め渾身の一撃を放ち振り抜くが重厚な城殻に阻まれかすり傷が付く程度に終わる。しかしその一撃を利用し身体をしならせ勢いをつけ身体の負担を完全に無視し防御を捨て完全に相手を強引に尻尾を何度も力任せての強引な斬撃でぶった斬ろうとするマーダー。

 

マーダー「キャハハハハ!アハハハハ!死ね死ね死ね死ねェェェ!さっさと斬れやがレェェェ!鮮血を!生々しい肉を見せろぉぉぉ!!」

 

 そして無理くり抉り回そうと大型レーザーブレードで突こうとした時、ゴグマジオスは尻尾をマーダーに向かって振り下ろした。

 

マーダー「ガアッ……!」

ドォォォンッ!

 

 防御など考えず攻撃一点だったため尻尾の一撃は直撃、マーダーは要塞の壁まで吹っ飛ばされ重症を負った。

 

マーダー「ゴホォッ… た… 滾りす… たわね… ぐっ…いった〜…」

 

 この後、MSFの衛生兵にすぐさま担架に乗せられ戦場から撤退したマーダーだった。

 そしてゴグマジオスの尻尾に大きな乱雑で力任せてな深い斬撃の後が残された。




すまそ…
マーダーさんこれやらんと気が済まないんしマーダーさんの性格上ね?
完全にバーサークしたマーダーの独断先行ですね…
なので周りが見えていません…


まぁ、これでゴグマジオスの尻尾の耐久値は残り少ないですぞ


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

幕間… 一方その頃

S13基地に乱入クエ発生…?




S13基地…

 

 ゴグマジオスの討伐成功にMSF兵士達やG&Kの協力者なのが歓喜している頃、S13基地ではティガレックス亜種との戦いと地震で崩壊した建物の残骸や瓦礫の撤去工事をしている。

 ティガレックス亜種との戦いでなんとか難を逃れた修復装置を非常用バッテリーで動かして怪我をした戦術人形をすぐに治し霧が発生するなかで撤去工事が行われていた。

 

 そんな時、金属が擦れる音と何か巨大な足音が響き近づいてくる事に気付き全員が数少ない弾薬を持ち臨戦態勢に移った。

 

416「こんどは何事よ…!」

 

タチャンカ「よしっ… セット完了、今度な何だ… 」

 

 瓦礫に身を潜めそよ巨大な足音を発しているナニカが見えるまで隠れた。

 そしてドラゴンの頭の様な物が見え始める。

 

タチャンカ「撃てッ!!」

 

 タチャンカの号令によって一斉射撃が始まりライフルや殺傷榴弾、火炎瓶、そして大量の銃弾が謎の巨大なモノに向かって放たれた。

 しかし、その巨大なモノはビクともせず何部品の様な物が剥がれ落ちただけだった。そしてその猛攻をダメージが一切通って居ないかの様に平然とその巨大で突進をしてくるがティガレックス亜種とは違い遅い為回避出来た。

 

45「コイツ何ものなの…?身体が機械?」

 

タチャンカ「分からない!しかし敵である事には間違いない…」

 

 S13基地の第一、第二部隊の斉射は続く、しかし巨大なモノには一切ダメージは通っておらず逆に突っ込んでくる始末。

 そんな時、突然巨大なモノは力無く胴体を地面に付き倒れ込む。そして巨大なモノから何か渋い金色の大きい虫の様な何かが出てきた。

 

タチャンカ「で、デカいカマキリ?」

 

45「本体に攻撃しなかったから攻撃が通らなかった訳ね…」

 

416「だったら今はチャンスね…!」

 

 その事を好機と見て更に攻撃を仕掛けようとするが、その金色のカマキリは巨大なモノから何かに金色の糸にくっ付け投げつけてくる。そしてぶつかった直後爆発した。

 

タチャンカ「コイツ… ロケットランチャーの弾を投げつけるだと…!」

 

G11「ヒッ… やば… 今度はガソリン入ったドラム缶!?」

 

45「この虫… 分かっててやってやる…!」

 

416「撤退!撤退!」

 

 突如として巨大な墟城を纏いS13基地に乗り込んで来た【閣螳螂 アトラル・カ】、その圧倒的な巨大さと力強さに撃退出来ずS13基地の第一、第二部隊は基地から撤退する事を余儀なくされたのだった。

 

 そしてアトラル・カはS13基地に巣を作っていくのだった。

 

 




砲弾とかタル爆とかいつか投げて来そう… そして何かと現代兵器の恩恵を受けるモンスター

あとS13基地は基本的に新しくて練度低いので仕方がないっすよ…

さて… まだまだやる事山積みなのじゃ!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

後日談…

輸送ヘリ内…

 

 リホ指揮官はリホーマー・ウィッチからG&K者の制服に着替え考え事をしていた。

 報酬に付いてはEA小隊のペイロードと話し合った結果、基地の崩壊で被害が大きいため、EA小隊は報酬金の3割だけ貰い受けあとはS13基地に渡す事になった。

 そしてアイルー達からモンスターの素材やキノコ類、希少な鉱石が送られ、更にはMSFの捕獲の追加報酬で無人機【グラート】を譲渡して貰ったりと助かり事が沢山あった。

 

 しかし、それ以上に不安な事があった。それはさっきからS13基地に連絡を取ろうと何度も通信をしているが全く繋がらない事だ。

 電波の状況は良好、妨害電波らしき物も無く不自然な状況にリホ指揮官は何が起きのか。と考えていた。

 

 貰った素材や無人機を自分に内蔵されてるバックパックにテレポートし収納、基地の近くの空き地に下ろして貰った。

 

リホ「はぁ… さてと連絡は取れんかったし撤去作業に熱が入り過ぎたんかな?まぁ、それにしてもまた復旧工事か…」

 

 また復旧工事か… と溜め息を吐きながらS13基地に向かうリホ指揮官、そしてS13基地に着いた時ありえない光景を目にする事になる。

 

リホ「え?なんか金色の糸が辺り一帯に… そしてなんかヤバい感じが… 」

 

 建物の柱や壁が無理矢理金色の糸で立てられ、何かの巣が作られたいる様な状況だった。

 恐れずに前に進むと金色の糸になんか発光してるデカイ蝿が沢山絡まっていたりと気持ち悪い状態だったりしていた。

 

リホ「うわぁ… この蝿キモ… この有様じゃ撤退したんやな… こんな魔境と化したらの… 」

 

 なんとなく察した。ナニかが襲って来てこの基地を巣にした。S13基地の部隊の練度は一部除いて新兵と変わらない程の強さだ。その為撤退するしかなかったと。

 

 そして歩き続けると広い場所に出てそこの中心には何かを食べる巨大な金色のナニかがいた。リホ指揮官は息を殺し観察した。

 

リホ「なんや?うわ… あのおっきい蝿食ってるよあのデカいカマキリ… ぐろい… 」

 

 そこには数十匹のデカイ蝿が死んでおりその蝿をカマで器用に口まで運び食べる渋い金色のカマキリ【アトラル・カ】がいた。

 

ジャリッ……

リホ「あっ…… 」

 

 夢中で見ていたリホ指揮官は細かなコンクリート片を踏んでしまい音が出てしまった。それに気が付いた大きいカマキリは食事を止めその方向に向かって何かを投げてきた。

 

ドォォォォンッ!

 

リホ「危なッ!コイツ砲弾投げて来やがった…ッ!」

 

 砲弾を糸で絡め取り投げつけてきた【アトラル・カ】、リホ指揮官はテレポートですぐさま回避して難を逃れた。

 

リホ「よしっ…!よけr……ッ!?」

 

 しかしテレポートした所が悪く金色の糸に絡まり身動きが取れなくなってしまった。

 そんなリホ指揮官に【アトラル・カ】ゆっくり近づいた。

 

リホ「う、ウチ食べても美味しくないで?や、やめて?な?お願いやからな?」

 

 そんな命乞いもモンスターの前で意味を成さず【アトラル・カ】はカマを振り上げる。

 

リホ「(こうなったらヤケクソや!!これでも食らえ!)」

ポイッ…

 

 リホ指揮官は最後の抵抗にある物をテレポートで出し【アトラル・カ】の口に放り投げ見事に入っていった。

 

 抵抗は虚しくカマを振り落とされた。

 

リホ「ひゃっ…!………えっ…た、助かった?」

 

 横を見てみるとあとと顔の隣には鋭いカマが振り落とされていた。

 

 そして【アトラル・カ】の方を見るとプルプルと震え後退り暴れ出した。そして突然足を引きずり逃げ出した。

 

リホ「毒々しいキノコを口に放り込んでやったらこれか…やっぱり虫って毒に弱いんやな。はぁ… 助かったの… 良かった良かった… さてと…

…誰か助けてくれや!!」

 

 糸に絡まったリホ指揮官はその後、S13基地の部隊が駆けつけ何とか無事に救助された。

 そして【アトラル・カ】襲撃にゆりS13基地は全壊してしまうのだった。

 そしてリホ指揮官はこの時知るよしも無かった。投げた毒々しいキノコは実は毒キノコでは無く、何が起こるか分からない【ドキドキノコ】でありその事が原因でまた一波乱が起きるなんて…




さりげなくfalloutのブロートフライが紛れ混んでいましたな… そしてアトラル・カに食べられてました

大モンハンコラボお疲れ様です!

いや〜 楽しかったです!
そして様々な作者さんと繋がりをいただきました!
ありがとうございます!

そして最後のフラグ
モンスター×ドキドキノコ=???

分かる人いるかわかんねぇな…


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

もう何かダルいから強行手段使いたいんや!

最早基地としての機能を失ったS13基地は頑張って二度目の復興作業に取り掛かるようです。


S13基地… ゲート前…

 

 ティガレックス亜種、地震、アトラル・カの襲撃と三度の被害により全壊したS13基地のゲート前には項垂れるリホ指揮官とS13基地の部隊がいた。

 瓦礫の撤去作業を仕様にも重機は壊され、トラック一台すら残っていない。そして作業どころか宿舎も壊れた為野宿するしか無く弾薬も食料も残り少ないという悲惨な状況だった。

 

 更には追い討ちを掛けるのはデカくて光る蝿【ブロートフライ】の繁殖、それにより復興作業所では無かった。

 

リホ「あのデカイ蝿… なんなん…?数で襲ってくるし、キモい蛆飛ばして来るし… 」

 

45「ここってこんな魔境だったの?」

 

リホ「そんな訳ないやろ… ホンマにグロい虫苦手なんよ」

 

 グロいし蛆を飛ばして攻撃してくる、更には銃で倒すと爆散するし数も多いという面倒な敵だった。

 

タチャンカ「これ以上来たら持ち堪えられないぞ… 数が多すぎる」

 

リホ「知っとるわ… なんでこんな事なっとるんや… 」

 

 頭を抱え何か方法が無いか考え出すリホ指揮官、様々な考えが浮かぶ中リホ指揮官はある方法を取る事にするのだった。

 

リホ「はぁ… ここの基地を一旦更地にした方が早いの… こんな訳分からん生き物も住み着いてるし建物が全部潰れてるから… 」

 

416「何なる気?指揮k… ってなんでまたコスプレしてんの?」

 

 リホ指揮官はリホーマー・ウィッチ状態になり小型レーザー砲『八卦炉』をS13基地に向けて構えた。

 

リホ「ここら一帯更地にするじゃ!最初からやり直した方がもう早いねん!」

 

タチャンカ「指揮官!落ち着け!まだ何か方法がある筈だ!しかもあと少しでG05基地経由で本部の物資が来るんだぞ!無駄に警戒されるから止めろ!」

 

リホ「知っとるわ!更地にした方が仮説宿舎とか建てやすいやろ!フルチャージしてあのクソデカ蝿共と瓦礫を纏めて消炭にしたるわ!」

 

 一応G05基地経由で本部から物資が届く、タチャンカが言いたいのは要らぬ警戒をされるから。と言う事だがそんなのお構い無しにリホ指揮官は面倒だからという理由で強硬手段に出ようとしていた。

 

タチャンカ「指揮官せめて物資が届いた後に頼む!流石に今は不味い!」

 

リホ「やると言ったらやるんや!だからどけ!もう何かダルいから強行手段使いたいんや!もう暫く機械も開発もして無いからその鬱憤を晴らしたいんや!」」

 

 私欲が少し混じっていたが止める気は無くチャージに移ったリホ指揮官。そんな時突然45がリホ指揮官をビンタ、一般人並みの耐久しか無いリホ指揮官はビンタの衝撃で倒れ込む。

バチンッ!

リホ「ブヘェッ…!…痛った!何するんや!」

 

45「指揮官いい加減にして!それでも指揮官なの!?誤解を生むから止めろって言ってんのよ!」

 

 ビンタされ頬をさすりながら少しキョトンとしリホ指揮官。

 

リホ「…… すまん… ちと熱くなってたわ… 物資が来るまであのデカい害虫でも退治しとくかの。更地にするのは物資が来てからや」

 

45「もう… 考えるれば分かる事でしょ?」

 

リホ「アレや… 工事日程やら書類申請やら建物の設計… 一人でやるってなるとキツいんやぞ?まぁ、やらなアカンからやるけど… まぁ、あのクソデカい蝿を退治してますかの」

 

 45に叱られたリホ指揮官はその後、襲いかかるブロートフライを『八卦炉』のレーザーでなぎ払い。退治する事に専念しながら物資を待つ事にした。




試作型機龍さんの『G&Kの猟犬』とのコラボ準備回

それと暫くコラボが続きそうっすね…

EXエル・クエラ戦難しい…
でもRFを3人
SMGかHGを2人かな?

移動してタゲ変更して取り巻き倒す感じで…
勝ち筋はあるけどキツい…


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ある幼き日の記憶

これは幼き頃の記憶…




またあのこ "おじさん" にぶたれてる… かわいそう

 

"のるま"までじゅうをつくれなかったからぼうでなぐられてる…

 

わたしぼうりょくふるわれたことないのに…

みんなと "たべもの" のりょうもおかしいし

そのことを "おじさん" にきいてみたらわたしを "てんさいだから" っていってた

 

 

 

いちばんしたで "じゅう" のくみたてではやいだけなのになんでだろ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんか "おとなのひとたち" と "じゅう" をつくることになった

 

いつもどうりつくってたけどなんか "おとなのひとたち" おそかった…

 

なんで "こうがくじゅー" のくみたてそんなじかんかかるの?

…ときいてみたら「こどものくせにちょうしにのるな!」っていわれてなぐられた…

 

かおいたい…

 

 

 

 

 

 

 

 

まわりがこわい… ごはんとられたおなかすいた…

あしかけられてころんだ… いたい…

 

でもさいきん "はりがねでかぎをあけれる" ってことにきずいたらからたべものがたくさんあるところからとってたべてる

ちゃんと "かぎ" をもとにもどしてばれないようにして

 

おなかいっぱいたべた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……からだじゅう… いたい…

もう…いたいの… こわい…

"おじさん" になぐられた…

 

 

いま "おり" にとじこめられてる…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さいきん "むね" がくるしい…

"おじさん" にきいてみたら "ぜんそく" っていった

"しばらくするばなおる" っていってたからだいじょうぶだって

 

 

 

 

 

 

 

 

じゅうせいでめをさました

なんかさわがしい…

おそるおそるみてみたら "むらさきいろのおねーちゃんたち" が "おとなのひとたち" をみたことない "こうがくじゅう" でたおしてる…

 

なんか "むらさきいろのおねーちゃんたち" に "ほご?" された

 

ねんれいをきかれた

 

わたしいま "ごさい" っていった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

"あるま・あるます" っておっぱいおおきいひとがきょうからわたしの "おかあさん" になるらしい

 

おっぱいおおきいな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

S13… 朝…

 

リホ「………う… うぅ… ふぁ〜あ… よく寝たわ… なんやったんやろ?この夢…?

…ぐっ… ヤバイ!そんな事より薬…!」

 

 リホ指揮官は昨日の出来事(BLACK WATCHとの一件)でストレス性の腹痛と頭痛を発症していた。

 あのクソデカイ蝿(ブロートフライ)に効く手製殺虫弾や物資はかなり嬉しいがめちゃくちゃ怖かった。浮遊要塞墜とされたり反物質炉を取られたり、万能者捕獲作戦の件… その事が頭によぎり生きた心地がしない。

 

リホ「んぐ… んぐ… プハァーっ!ぁ〜… まぁ腰を低く対応してれば大丈夫… と思いたい」

 

 バックパックの中にある人形用の頭痛止めと胃薬を飲み、リホ指揮官はある事をふと思う。

 

リホ「あれ?コルトのm…「あれ〜 指揮官起きるの早くなったね☆」…あっ…コルトちゃんおはよ〜」

 

コルト「珍しいな、ワタシの空砲撃つ前に一人で起きるなんて… まっいっか☆ 朝ご飯♪ 朝ご飯♪」

 

 コルトは朝ご飯を食べに行った。そしてよく見るとコルトの片手にヌカ・コーラを握っており朝からガンギマリしている事が分かった。

 

リホ「はぁ… 何事もなく終わる事を祈るしかあらへんな…」

 

 なんか恐ろしく不安になったリホ指揮官だった。

 

 




試作型機龍さんの『G&Kの猟犬』とのコラボ
見てくださると内容が分かります!

https://syosetu.org/novel/190416/28.html


少しの解れが原因で少しずつ解れが大きくなる事がある
全てが元の戻る時… 果たしてどうなる事か…


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

この夢は…

コラボの展開に行き詰まってる今日この頃…

取り敢えず誰かさんの過去編パート2を行っちゃいます


 

私は10才になってかなり裕福な生活にも慣れて日常となった

お母さんは仕事とか書類の整理整頓は得意だけど家事とか料理とかあんまり得意じゃない方で私が手伝う事になってます…

 

仕事一筋だった人が子育てしてるんだから仕方ないし、仕事は鉄血工造のセキュリティコンサルタントの最高責任者だし多忙だから仕方ないよね

 

通称、おっぱいハッカーなんてふざけた通り名で言われてるけど凄腕で90なんちゃらから機密データを守ったとかなんとか言ってた程だから凄いと思う…

 

あんまり良く知らないけどね

 

 

 

 

 

 

 

 

小学校で社会科見学で金属を精密加工する工場を見に行った

 

職人さんの技が凄かった

実際に軽くやらせて貰う事になったから真似してやってみたらなんか驚かれてスカウトされた

 

真似しただけなのになんでだろう?

 

勿論、私は鉄血工造に入りたかったから断ったけどいい経験になった

 

あの時、使い捨て同然の様に扱われていた私を救ってくれた第一世代の戦術人形、その命の恩人?でもある人形に携わる仕事がしたかったから… お母さんも恩人だけどね

 

 

なんか社会科見学終わったら見に行った所全部からスカウト来た、あと正規軍とかI.O.P社からも…

 

 

まぁ、鉄血工造入りたいから全部断った

 

 

 

 

 

 

 

 

学校って言っても飛び級して高校行ってる

正直な話、テストとか楽勝過ぎて適当に人形研究部って部を作って機械弄りしてた

 

お母さんに真面目に授業受けなさいって言われたけどもう全部暗記して応用も出来ちゃったから授業が面倒くさい

 

プログラミングとかお母さんから習ったし機械弄りは試行錯誤してやれば大丈夫でしょ

 

 

 

 

 

 

 

なんか周りから避けられてる

女子の集まりコッソリ付いてい行ってみたら「絶対賄賂してるでしょ」とか「親の権力使って好待遇にしてもらってるだけの奴」とか陰口言われてた…

 

なんか悲しい…

 

まぁ、こんな正々堂々と面と向かって言えない小物感丸出しな奴らなんて別にどうでもいいから放置放置

 

 

そう言えばもっと周りの人と関わりなさいってお母さんから言われてた

 

え?ボッチ?

 

ボッチじゃないよ!サクヤ先輩がいるからボッチじゃない!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リホ「…?………… 最近変な夢ばっかり見るの… ホントなんなん?あの夢は…

…疲れてるんかな?人形やけどな…」

 

45「夢?なんなの夢まで見てどうしたの?突然作業中に倒れて?」

 

リホ「すまん、なんか突然意識を失って倒れてもうた。多分働き過ぎやと思うから今日は安静にしとってええか?また倒れて心配かける訳にもいかんし」

 

45「そうね、周りの皆にも伝えておくわ」

 

 突然倒れ、変な夢に魘されいたリホ指揮官、夢の様で何かが違う、そしてたかが夢と割り振る事が出来なず他人事では無い何かを感じる奇妙で変な夢だった。

 

 また倒れて周りに心配を掛ける訳にも行かずリホ指揮官は休む事にした。

 




ドルフロの世界観や設定を改めて細かく確認してみると色々と分かる事が…


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

考察と日常業務、それから…

最後に大モンハンコラボの時の…

…ネタバレになるのでこれ以上は言えんな


S13基地…

 

 本部の物資をG05基地、もといBLACK WATCHに運んで貰い数日後、仮説宿舎の事務室では日常業務に励むリホ指揮官の姿があった。体調に関しては【変な夢】もあの日以来見なくなったぐらいで絶好調だった。

 

リホ「はぁ… 軽い整地と仮説住宅はありがたいんやけど… はぁ…もう胃薬と頭痛止めが手放せんは…」

 

 軽くトラウマと化していたBLACK WATCHとの思わぬ再会に驚いた、しかも問題は自分の中身を見らるたって事が特に不味かった。自分の膨大な記憶量量を数時間、または数分で全部コピー出来る訳ないって事は知っているが不安があった。

 

リホ「大丈夫やろかな… ホンマに… まぁ腰を低くして礼儀正しくしてトラックのエンジンの修理までしたから大丈夫やろな…

ホンマにどんな手段使ってでもあの事は阻止しないと…

 

 あの事とは万能者の技術であり、その技術は余りにもオーバーテクノロジーだ。それ故にどんな手段を使っててでも人の手に渡らない様にしないといけない。もし下手したら今以上にヤバイ事になる事は明確だったからだ。

 

リホ「ホンマ… この身体になった宿命って感じやな… ホンマ運があるのか無いのか」

 

 少し悪態つきながら安物のインスタントコーヒーを一口飲み作業に更に集中する事にした。

 そんな時、基地の警備をしていた第一部隊のIDWが事務室に駆け込んできた。

 

IDW「指揮官!指揮官!大変にゃ!」

 

リホ「なんやIDW!今書類仕事してんから静かせえや!」

 

IDW「ゲートの前に女の人が倒れてたにゃ!今仮宿舎まで運んでタチャンカとスコーピオンが様子を見てるにゃ!」

 

リホ「そう言う事ね… 分かった、今行くからちと待っててな?切れがいい所で終わらすから」

 

 ゲート前に女の人が倒れていたらしいく保護したらしい、リホ指揮官は今やっている書類を切れがいい所で終わらし仮宿舎に向かう事にした。

 

 

 

 

 

 

 第一部隊の仮宿舎に着くとそこのベットには眠っていたのはTシャツを着たホコリや泥に塗れボロボロでありながらも綺麗な金髪で黒い肌、そして何処かの令嬢を思わせる様な綺麗な女性が

 

リホ「この人が倒れてたんか?捜索届とかなんか聞いたんか?」

 

タチャンカ「そうだが… この人の捜索届なんて見てないし聞いてない」

 

スコーピオン「本当に良くこんな治安悪い所に彷徨ったね… こんな綺麗な人この街で出歩いたら捕まって即娼婦にされちゃうよ… この人相当運がいいらしいね」

 

リホ「来た時どんな身なりしてたん?」

 

スコーピオン「真っ裸… 」

 

リホ「えぇ… マジで…?」

 

スコーピオン「マジ、裸だったから手掛かり一つも無いからこの人何者なのか分からないよ」

 

 発見時、何故かこの人は裸だったらしい。そして更に深く聞いてみると "ナニか" をされた様な形跡は一切無かったって事に驚いていたスコーピオンだった。

 

 色々と聞いている最中、その女性は目を覚ましアメジストの様な綺麗な紫色の目をパチパチさせながらリホ指揮官とタチャンカ、スコーピオンを観察する様にみた。それに気付きリホ指揮官はコミュニケーションを取ろうとする。

 

リホ「あの〜… お嬢ちゃんどっから来たん?」

 

「……?」

 

 なんか言葉が分からない様な感じがあった。挙動不振で辺りを見回していた。

 

リホ「喋れないんか?」

 

「………ッ!!」

 

 暫くリホ指揮官や周りを見た後、リホ指揮官をみて女性は何かに思い出したかの様な感じを出した。

 

リホ「あ、あの〜… 聞こえてるんか?もしも〜し…」

 

「………!!」

 

リホ「え?…ひゃっ!?」

 

 女性の目はアメジストの様な綺麗な目が赤色に光り突然リホ指揮官に殴りかかる。突然の事に避ける事が出来ず当たるかと思いきや、勢いは途中で無くなり糸が切れるかの様にベットに倒れ込んだ。

 

リホ「は、はは… び、ビックリした〜… この人なんなん?」

 

「………… 」

ぐぅ〜〜……

 

リホ「お腹空いて力が出ぇへんかったんか… ある意味たすかったぁ…(冷汗)」

 

 これが実はこの人とは初対面では無く前に会っていた、更に色々な原因は自分にあるって事なんてこの時のリホ指揮官は思ってもいなかった。

 

 




最後に大ヒント

モンスター × ドキドキノコ = ○○○(三文字)

リホさんの苦難は指揮官生活はG級ぐらいに過酷に…


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

幸せ

NTKさん 作「人形達を守るモノ」とのコラボ

バルカンとスミスのデート後日のバルカンの様子



カフェ…

 

 バルカンとスミスのデートから一日が経つ頃、春田さんが経営するカフェではスミスから買って貰った服であるピンク色の丈の短い花柄のワンピースにお洒落な髪飾り、そして桜色のパーカーを着てコーヒーをブラックで飲んでいた。

(ちょっと胸の辺りがキツイが…)

 

バルカン「………幸せ過ぎてヤバい」

 

 昨日の別れ際、スミスとキスをした場面が脳裏に焼き付き何度もフラッシュバックしていた。

 

バルカン「はぁ… あの瞬間(キス)がスローモーションで感じる… 恋って辛いな〜…」

 

ペイロード「ば、バルカンさん… その昨日は…」

 

バルカン「ペイロードか… って…見てたのかあの時//」

 

ペイロード「偶然ですけどね… バルカンさんがあんなに恋する乙女って感じになるなんて初めて知りましたよ」

 

 ペイロード、それとフレイムはスミスとバルカンがキスした時に偶然通りかかり見ていた。

 その事を初めて知ったバルカンは恥ずかしがりながらペイロードにある事を言った。

 

バルカン「そ、その〜… この事はマーダーには秘密にな?バレたら碌な事ならないし」

 

ペイロード「大丈夫ですよバルカンさん、その事は分かってますから、あっバルカンさんケーキ食べます?お姉ちゃん(M82A1)から練習頑張ってるからって貰ったんですが一人だとちょっと量が多いんで…」

 

バルカン「ケーキ?あぁ分かった。結構豪華なイチゴケーキだな、美味しそう」

 

 ペイロードは片手に持っていた紙の箱をテーブルに置いた後、イチゴケーキを取り出した。

 

バルカン「ングング…… 美味、何これ何処で売ってんの?」

 

ペイロード「そうですね…凄く美味しい… 確かこれ全部お姉ちゃんの手作りらしいですよ?クオリティ高いですよね、いつか私もこういう美味しいケーキ作ってみたいな」

 

バルカン「そ、そうだな…(ティガレックス亜種を気絶させた卵焼き(ダークマター)を作る程だからな…)」

 

 "ある意味" 天才的な程の料理の腕前を持つペイロードの事を知っているバルカンは心の底からそう思いつつペイロードの姉であるM82A1の手作りケーキを食べ終えた。

 

バルカン「はぁ〜 美味しかった。あっペイロード、今度ペイロードのお姉さんにコーヒー奢るか?ケーキのお礼にさ」

 

ペイロード「そうですね、そうしましょうバルカンさん」

 

 バルカンとペイロードはコーヒーを飲みながら色々な事に付いて話し合った。戦闘での事やら私生活での事とか…

 そして笑いながら女子トークをしていると寝る時間になりバルカンとペイロードは部屋に入るとベットに横になり眠りについた。

 




幸せっすね〜

この幸せが続きますように祈りますかな
(尚、この後の展開はヤベェですけど… )

あと、私服(スミスと買った)バルカンはだいたいこんな感じ


【挿絵表示】


細かくは出来ないから堪忍してな…


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

にゃんだこれ?

大丈夫な訳ねぇ(黒笑


バルカンの部屋…

 

バルカン「……ん、んにゃ… 良くねたにゃ… ん、にゃ?」

 

 朝起きると何故か口調が変になっていた。突然の事に付いて行けずこの事を受け入れるのに数秒かかったバルカンだった。

 

バルカン「にゃんだこれ?にゃんでこんな話し方ににゃってんだろ?」

 

 こうなったキッカケもこんな目に合う様な事をしでかしたりなんてしたつもりはない。何かしたのならペルシカが何かしたのか?

 考えていても仕方ない為、バルカンは身支度を整えようとし鏡の前に立ち寝癖を治そうとする時、ある身体の異変に気付く。

 

バルカン「ね、猫耳…?」

 

 猫耳がピョコンと生えていた。試しに取って見ようとしても完全に頭から生えていた為とる事は不可能だった。しかもなんかピクピクと動き猫耳にも感覚があるというオマケ付きで…

 

バルカン「猫耳ってペルシカがにゃんかやってんにゃ」

 

 バルカンは猫耳に戸惑いつつも帽子を被り、誰とも話さない様にペルシカのいる研究室に向かう事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

通路…

 

バルカン「?」

 

ペイロード「あっ、おはよう… 」

 

バルカン「どうしたにy…んだ?」

 

 研究室に行く為に通路を歩いているとペイロードと偶然バッタリあった。しかしペイロードの姿はバルカンと同じ室内なのに帽子を被っていた。そしてやけにテンションが低かった。

 

ペイロード「今、忙しいにy… ごめんにゃさい… 」

 

バルカン「もしかしてにゃけど… 猫耳生えた?」

 

ペイロード「……!?!」

 

 誤魔化そうしたペイロードだったが何となく自分と同じ様な雰囲気だったから言ってみたら図星だった。

 

ペイロード「そうにゃんですよ… 朝起きたら猫耳とこんにゃ感じの話し方になってたにゃ… 恥ずかしいにゃ…」

 

バルカン「そうだったにゃんてな… ペルシカの所いって見てもらうにゃ、そうすれば治る」

 

ペイロード「私も向こうとしてた所にゃ、一緒に行にゃ?」

 

バルカン「行くにゃ」

 

 猫耳生えた二人はペルシカのいる研究室に行く事にした。その道中、ペイロードの様子がおかしかったが「大丈夫」と言った為そのまま行く事になった。

 

 

 

 

 

 

16Labo

 

 猫耳の生えたバルカンとペイロードはペルシカにその事を相談していた。

 

ペルシカ「成る程ね… その効果を考えるとI.O.P.社が指揮官向けに開発した()()()ね」

 

バルカン「おい、どうしてそんにゃもん作った」

 

ペルシカ「いやだって需要が結構あったから、財政的にかなりの儲けが出てるし…」

 

ペイロード「ペルシカさん、効果はにゃん時間続くんですか?」

 

ペルシカ「丸一日よ、あとオプションで猫化薬(発情期付き)って奴も作ったけど貴方達の様子じゃそうじゃないようね」

 

 二人は呆れた。I.O.P.は変態の巣窟って事は知っていたがここまで変態だったなんて。と思った。

 犯人探しは治ってからとしてどうやって一日を過ごすか考える事にした。

 面倒臭い奴(マーダー)にバレないようにしないと弄り回さない様にするダメにも…

 

 




どうなんだろうな〜


あと、近々コラボの為に少し投稿速度が落ちるかも知れないですのでよろしくお願いします。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

S地区支援基地とS13地区の治安調査〜 前編

鮭酒さん 作『終末世界に碧い龍は地を清める』
とのコラボ

https://syosetu.org/novel/198601/21.html

一話で終われそうにないので二話構成で…(自信無さげに)


S13基地…

 

 S13地区、その治安は最悪と言っても過言では無かった。リホ指揮官が就任してから約3ヶ月、その街の警備をしようとした事がある。

 結果は弾薬やらレーションが盗まれると言う事態になったが…

 

 治安の改善をしたいがその実態が掴めない以上、どの様に改善すればいいのかが分からなかった。その為、S13基地は人員不足の為、S地区支援基地と霊亀隊と合同で治安調査をする事する事にした。

 そしてS13基地の第二部隊とS地区支援基地の霊亀隊が治安調査をしている間、リホ指揮官はS地区支援基地のサバシリ指揮官と話し合いをしていた。

 リホ指揮官は包帯や部屋の中でも制帽を被っているサバシリ指揮官の事が気になったが気にしない事にした。

 

リホ「あのモンスターの現れた時は大変やった… そう言えばS地区支援基地の近くにもモンスターが現れたって聞いたんやけど大丈夫やったん?」

 

サバシリ「だ、大丈夫でしたね。此方は討伐に成功しました。でもリホ指揮官は捕獲したって聞いたんですが凄いですね」

 

リホ「いやアレは本部直轄のEA小隊の実力のお陰なんやけどな」

 

 こんな感じの話をしていた。それとリホ指揮官は本当は内心ビクビクしている。

 

リホ「(霊亀隊にスケアクロウ… 一瞬びっくりしたけど鉄血のスケアクロウとは別個体で良かった… あとサバシリ指揮官に元やけど鉄血って事バレたらどしよ… )」

 

 その事もあり少しだけ暗い顔になるリホ指揮官、そのリホ指揮の顔を見たサバシリ指揮官は…

 

サバシリ「(どうしたんだろ?… どうしてそんな顔してるんだろ?なんか不手際があったとか?心当たりはない筈だけどな…)」

 

 色々な修羅場を味わったリホ指揮官の警戒、それとサバシリ指揮官の穏やかで優しい性格、そのせいで会話が全く進まなかった。

 

リホ「(流石にこのままじゃ不味い…)

…その【ティガレックス亜種】ってモンスター捕獲した後が大変やったんやで? "()()" で建物は崩れるは一時的金色の蟷螂にこの基地を巣にされるは、デカい蝿が大量発生するはでの」

 

サバシリ「そうな…… ん?」

 

リホ「あとな、本部から物資貰った後身元不明の女の子が倒れてたりして大変やったんや… あっ、サバシリ指揮官今その女の子見る?何か分かるかもしれんし」

 

サバシリ「そうですね… 見てみますね」

 

 なんか非常に身に覚えのある事をリホ指揮官から聞いたが、リホ指揮官はサバシリ指揮官の疑問気付かずあの女性を持ち出した。

 その後、リホ指揮官とサバシリ指揮官はその女の子がいる第一仮宿舎へと向かった。

 

 

 

 

第一仮宿舎

 

 第一部隊は基地の警備に出かけていていなかった。そしてその部屋には綺麗な金髪と褐色の肌、そしてアメジストの様な綺麗な眼をした女性がベットで寝ていた。

 

サバシリ「あの娘が?」

 

リホ「そうなんや、行方不明届の知らせとか片っ端から調べてたんやけど該当するもんは見つからなかったんや」

 

サバシリ「どこかの令嬢みたいに綺麗な人ですね…」

 

リホ「そうやと思うやろ?でも言葉もままならないし食べ方も手掴み、あとウチを見るや否や殴って来たんや…」

 

サバシリ「そ、そうなんですか… あの近くで見ていいですか?」

 

リホ「気を付けてな?」

 

 サバシリ指揮官はその女性が寝ているベットに近寄る、その時その女性がパチリと目を覚ました。

 そしてサバシリ指揮を見ると一瞬で顔色を変え怯えだす。

 

サバシリ「ど、どうしたの!?」

 

「………!!」

 

 ベットからでて部屋の角までビクビクと震えながら部屋の角まで逃げた。サバシリ指揮官は心配になり女性に詰め寄る。

 

サバシリ「大丈夫だから… ね?」

ナデナデ…

 

……ヒィッ……

ビクビクビク

 

 サバシリ指揮官は女性の頭をソッと優しく撫でた。その瞬間その女性は動かなくなった。

 

リホ「気絶してもうたな… 何かしたんサバシリ指揮官?」

 

サバシリ「いえ… 何もしてませんが… 」

 

 この後、気絶した女性をベットに再び寝かせて二人は再び話し合い再開した。

 




見方を分かりやすくすると…

強大なナニカ「大丈夫だから… ね?」
ナデナデ…

甲虫「……ヒィッ……
ビクビクビク

命の危険を感じるのわな…


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

S地区支援基地とS13地区の治安調査〜 後編

鮭酒さん 作『終末世界に碧い龍は地を清める』
とのコラボ

https://syosetu.org/novel/198601/21.html

治安調査にS13基地の第二部隊(コーラちゃん付き)とS地区支援基地の霊亀隊で調査します


S13地区スラム街…

 

 S13基地の第二部隊とS地区支援基地の霊亀隊は人が多い街を警戒しながら進んでいた。大通りは二つの部隊が調査し細かい通路はスケアのカメラ付きのビットにより確認し安全第一で行われていた。

 

コルト「は〜 つまんないな もっとドンパチしたかった」

 

メイルー「この人、物騒みゃ」

 

416「…と言ってもドンパチするのがこの任務じゃ無いし私達じゃ無理」

 

サイレント「そうだにゃ…って目が何かヤバいにゃ」

 

45「あー… 気にしないで中毒だから」

 

ハイビス「中毒ですかにゃッ!?」

 

コルト「最近は話せるロボットから買ってるよ☆移動販売してるし色々種類あるからサイコー☆」

 

 このコルトちゃん(ヌカコーラ中毒者)の異常さに霊亀隊のIDWsは困惑していた。

 そんな中、スケアはS13地区のスラム街の酷すぎる惨状に頭を抱えた。

 

スケア「これは酷い… 環境は最悪、あちこちで喧嘩、スリも多発… こ、これはマフィア?これは危険過ぎる…」

 

9「そ、そんなにヤバい所だったの…!この基地だけでやってたら危険だった…」

 

 想像以上に某世界中の悪という悪が集まった場所の如く環境が悪く、治安が最悪、暴力が横行し、法が機能していない無法地帯だった。

 

G11「早く終わろうよ〜 なんか物騒だし空気悪いし…」

 

サイレント「そうにゃ スケアのビットの映像記録と私達のレポートでもう充分分かったからいいにゃよね?」

 

 G11とIDWsのサイレントがもう映像記録とレポートが集まったからいいのでは?と意見が出た。

 

45「確かに… そろそろお昼だし帰る?スケア?」

 

スケア「そうですね。盗難対策でレーションとか弁当とか持ってきてませんしね」

 

 盗まれた前例がある為弾薬は最低限、貴重品は自分の前のホルダーに。と心掛けていた。その代わり昼には基地に戻らないが…

 

 そして調査部隊は帰ろうとした時、416に柄の悪い男が三人絡んできた。

 

「お姉ちゃん?ちょっと遊んでかないか?いい "トコロ" 知ってるからさ〜」

 

「おや?団体とはしかも美人揃いで〜 暇ならあそぼうぜぇ」

 

「俺も仲間に入れてくれよ~(マジキチスマイル)」

 

416「え?やだ (即答)」

 

スケア「邪魔なのでお帰り下さい(ビットを見えない様に操作しつつ)」

 

 一人変なミーム汚染に感染している気がするが柄が悪く面倒臭い輩に絡まれた。

 スケアがビットのスタンガンで気絶させようとビットを操作しようとした。

 その時…

 

コルト「キモいから死んで」

バァンッ!

 

「「「ヒギャッ!?!」」

 

 早撃ちにより1発に聞こえたが3発の銃弾は三人の眉間に寸分違わず弾丸が放たれ三人に命中、そして盛大に吹き飛びその三人はピクリとも動かなくなり死んでいた。

 

45「はぁ… あの中毒者やっちゃったわね…」

 

ハイビス「これは流石にやり過ぎですにゃ!?」

 

スケア「コルト、殺傷は出来る限り控えろって言われてる筈では?」

 

コルト「私達が来る前にはこの三人は死んでた

()()()()(()()())()

 

45・スケア「「アッ… ハイ」」

 

 この事は()()()()()()()()()()()()()()()()()

…って事になった。

 

 

 

S13基地

 

 その後はトラブルも無く基地につき、スケアのビットのお陰で想定の倍のスピードで調査は終わった。

 好奇心旺盛なメイルーはコルトの事が気になりS13基地の第二部隊の隊長であるUMP45に聞いてみていた。

 

メイルー「コルトはいつもあんな感じみゃか?」

 

45「いつもよ… でも今日のアレは初めてよ?昔、無法者(デスペラード)って呼ばれててヌカコーラ中毒者のヤバい奴っだけ。なんでああなったかって流石に聞けないしね…」

 

メイルー「思ってた以上に物騒みゃね…」

 

 街が無法地帯だけどコルトSAA(無法者)もそれ以上に無法だみゃ と思ったメイルーだった。

 

 

 

 

 


 

調査報告

 

生活環境… 劣悪

治安… 劣悪

 

レポート

 犯罪の温床となっており、娼婦館や殺人、窃盗、マフィアやギャングの抗争、人攫い(人形を含む)が日常と化しおり生活環境や治安共に劣悪な状況となっていた。

 

現状の生活環境及び治安の改善は極めて難しい状況となっている。

 

 


 

 

 

リホ「予想異以上に最悪やな… この際、治安問題は諦めようかの…」

 

サバシリ「可能性はゼロではないのでダメ元で頑張って見ましょうよリホ指揮官。期待は… しない方がいいかも知れませんが…」

 

 余りの酷さにリホ指揮官の胃と頭に軽く痛みが入る。サバシリ指揮官の言う通り "可能性はゼロでは無い" 為頑張って見ようとリホ指揮官は決心した。

 

リホ「まぁ、結果はともあれご支援ホンマありがとなサバシリ指揮官」

 

サバシリ「いえいえ 此方こそありがとうございます」

 

リホ「今度ウチが来てええか?S地区支援基地に?

 綺麗な湖があるって聞いたんでちと釣り道具を買って釣りしてみたいんや。まぁ、完全なプライベートでやけど」

 

サバシリ「自由な人ですね… 大丈夫なんですか?」

 

リホ「まぁ大丈夫大丈夫なんとかなんから」

 

 まぁ、場所さえ分かれば遠距離テレポートして行けるからいいか。っと言う安直な考えだった。

 

リホ「あとメイルーって言うIDW… ウチと似てるの〜 好奇心旺盛って所がな

 まぁ、そんなところでサバシリ指揮官は気を付けるんやで?ヤバいナニかに関わった以上無視出来なくなるって事があるから」

 

サバシリ「えっ…?あっ…分かりました。気を付けますね」

 

 自分みたいになって欲しくない。そんな思いからサバシリ指揮官に話した事だったが突然過ぎて意味が伝わっているか分からなかった。

 

 そして時は過ぎS地区支援基地の霊亀隊とサバシリ指揮官はS13基地からS地区支援基地に帰る為出発し無事にS地区支援基地との合同調査は全て終了しリホ指揮官はホッと一息付いた。

 

リホ「はぁ… 大丈夫かの… あとホンマ不思議な指揮官やな、部屋の中でも帽子被ったり包帯してあったり… まぁ今度会ったら聞いてみるかの」

 

 あの女の子が怯えて気絶したり、帽子や包帯の件が気になったがその事は今度会ったら聞いたり色々としてみる事にしたリホ指揮官だった。

 




オマケ…

G11「416… おんぶして」

416「あの… 今はやめてよ」

サイレント「G11さっき居眠りしてたから416のおんぶは私がおんぶされるにゃ!」

G11「416の背中は私の特等席」

416「いい加減にしなさい!」

スケア「やめなさい。調査任務なのに周りから浮いたらダメですよね?」

 この後、二人とも416のゲンコツで目が冴えた模様


鮭酒さんコラボありがとうございます!
今後ともによろしくお願いします!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

にゃんにゃん(意味深)事件

大惨事大戦が始まるまよ


 バルカンとペイロードが猫耳が生え、原因はペルシカの作った猫化薬と分かった。効果は一日で元に戻ると分かり二人は一安心した。

 

ペイロード「まぁ、良かったにゃ、明日になったら戻るってことで」

 

バルカン「そうだにゃ、でもこの一日をどうやって過ごすかが問題だにゃ」

 

 一日で元に戻る事が分かったのは嬉しいが問題はその一日の過ごし方だった。特に面倒臭い奴(マーダー)に絡まれたら一生言われ続けるだろう。

 そんな事が絶対に嫌なので取り敢えずマーダーの来なそうなG&K社の図書館へ行く事にした二人だった。

 

 

 

図書館…

 

 動植物の図鑑や各地区の大まかな地図、戦術など書かれた本など大量に保管されている図書館は物静かな雰囲気を出していた。

 そしてバルカンとペイロードは図書館に入ろうとするが…

 

ナイトメア「あっこの図鑑に載ってる青いバラ綺麗だねマーダー」

 

マーダー「えぇ、確かにでも私はクローバーが好きよ。花言葉は『幸運』『約束』『私を思って』、そして『復讐』… 上げて落とす感じが面白くて好きなの」

 

ナイトメア「もうマーダーったら物騒なんだから〜 まぁ復讐したい奴なんて一人しか居ないと思うけど」

 

マーダー「確かに♪」

 

バルカン・ペイロード「「(何故いるにゃ…)」」

 

 マーダーとナイトメアが植物図鑑を見て楽しげに話していた。想定外の出来事に少し驚きつつもすぐさま180度Uターンし図書館から出て幸いにも気付かれなかった。

 

バルカン「まさかナイトメアとマーダーが一緒に図書館で本読んでるなんてにゃ… 」

 

ペイロード「アレは流石に不意打ちにゃ、もう部屋に篭ってるかにゃ?」

 

バルカン「そうするにゃ… 流石にスミスと会ったら恥ずかし過ぎて泣いちゃうにゃ」

 

 もう暇を潰す事はせず一日中部屋に篭る事にし二人は宿舎に戻ろうとした。

 

バルカン「あっ… ペイロード 便j…… お花摘みに行ってくるにゃ」

 

ペイロード「分かりましたにゃ……」

 

 この時、ペイロードの異変にバルカンは気付いていなかった。

 

バルカン「はぁ、全く酷い目に遭ったにゃ… こんな姿スミス見たらなんて言うかにゃ?」

 

 バルカンは女子トイレに入り個室に入り扉を閉めようとした途端、扉が止まり何故か個室にペイロードが入って来た。

 

バルカン「にゃ!?ペイロード!?にゃんで入って来てるにゃ!?」

 

ペイロード「バルカンさん…… はぁ…はぁ……もう我慢出来にゃいにゃ… はぁ…はぁ… 女の子同士にゃらノーカンにゃから大丈夫にゃよね?」

 

 ペイロードの目から完全に理性が消え身体が火照りバルカンを熱い眼差しでロックオンしていた。

 

バルカン「無理にゃ!無理にゃ!私には恋人がいるにゃ!止めてにゃ!」

 

ペイロード「キスの練習にゃと思って私としてくれれば…にゃはははは!」

 

 完全に発情しバルカンを標的(ロックオン)にしていた。

 

バルカン「絶対キスどころじゃ済まないにゃ!ペイロード落ち着けにゃ!」

 

ペイロード「隊長の言う事は聞くものにゃよ?ちょっと口の中に舌を入れるディープなキスをするだけにゃ」

 

バルカン「止めろにゃ!頼むから止めてくれにゃ!嫌にゃ嫌にゃ!」

 

ペイロード「まずは手始めに… こうしてやるにゃ」

モミモミ…

 

バルカン「にゃぁ…///あっ♡ やめっ…ニャッ♡」

 

ペイロード「にゃ?ここがいいのかにゃ?」

モミモミ…

 

バルカン「ヒニャッ…!もう…にゃめて♡」

 

 ペイロードはバルカンの大きい胸を揉み出す。バルカンは恥ずかしい声を上げだした。

 

ペイロード「子猫見たいで可愛いにゃ…」

 

バルカン「もう…… これ以上は止めてぇ…にゃ…はぁ…はぁ… もうダメにゃからぁ…」

 

ペイロード「もう抵抗できにゃいにゃんて… 」

 

バルカン「や、やめ…」

 

ペイロード「大丈夫にゃ… スミスと行為をする前の練習だと思うえばいいにゃ… 」

 

 バルカンは足が震えてもう抵抗出来ないでいた。そしてペイロードはバルカンの服を脱がそうと手が伸び…

 

 

 

 

 

ガチャ…

 

ペイロード「え?」

 

デストロイヤー「…な、何この状況…?…その〜…ペイロードとバルカン個室何してたの?」

 

ペイロード「あっ… えっと… その…にゃ… 」

 

バルカン「デストロイヤー ナイスにゃ!」

 

デストロイヤー「え?何?なんか声が聞こえて気になって見に来ただけなんだけど…」

 

 デストロイヤーがたまたま通りかかり音が聞こえて見に来たというファインプレーにより救われたバルカンだった。その後ペイロードは発情が収まるまで部屋に篭っていた。

 

 その後、この事件の黒幕はお姉ちゃん(M82A1)だと判明しペイロードはバルカンに必死に謝まるも怖がられる事態になってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

一日後…

 

MCR(メンタルクロックルーム)内…

 

M82A1は透明なガラスケースに入れられ、そして外ではペイロードが養豚場の豚を見る様な目で自分の姉を見ていた。

 

ペイロード「お姉ちゃん〜 私がいいたい事分かるよね?」

 

M82A1「ごめんなさい…!もう二度とこんな事しないから… ね?私の可愛いペイロードちゃん!」

 

ペイロード「妹とその仲間に猫耳と媚薬仕込んだなんてどういうお姉ちゃんですか?ねぇ?

…ペルシカさん例のアレ…やっちゃって下さい」

 

 ペイロードの合図と共にガラスケースの中に何かが充満し始めた。

 

M82A1「うっ…臭っさ!臭い!匂いが服に付いちゃう…!」

 

ペイロード「ここは電子空間なので何しても大丈夫なんですよ?どうですかお姉ちゃん()()()()()()()()()()()()()()()()は?」

 

 

 この後、シュールストレミングの二倍臭いガラスケースの中、現実時間5時間、電子空間内で5日間放置されたペイロードの姉のM82A1だった。

 

 




流石に百合なR18やる訳にはならんからな?

猫化薬(発情期付き)には気を付けよう



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

鉄血化の専用兵装

そういや影の薄いバルカンのもう一つの姿…

その専用兵装は…


I.O.P.社…

 

 にゃんにゃん(意味深)事件から二日後、バルカンはペルシカの研究室に呼び出されていた。内容は新しい兵装が出来たから使って欲しいとの事だが詳しい事は聞かされていなかった。

 研究室に入るとペルシカがコーヒーを飲みながら待っていた。

 

バルカン「来たぞペルシカ、でなんだ?新しい武器が出来たって聞いたんだが?」

 

ペルシカ「その前に聞いていい?鉄血化モード使ってる?」

 

バルカン「使ってねぇな… 」

 

ペルシカ「鉄血化モードでの戦闘能力が分からないのよ。だから次の任務は鉄血化モードで行ってね?あとその鉄血化モードでの専用兵装が出来たから、少し付いて来て?」

 

バルカン「分かった、

あっ…あと思ったんだがなんで猫耳は効いたのに媚薬効果は効かなかったのか?あのイチゴケーキをペイロードと一緒に食べたのにさ」

 

 なんで猫耳にはなったが媚薬は効かなかったのかと言う疑問だった。

 

ペルシカ「バルカン… 分からない?貴方でずっと薬のテストしてたでしょ?その時に私が貴方の薬物耐性を上げる改造を施したのよ。流石に猫耳は効いちゃったけどね」

 

バルカン「薬物への耐性が高いから媚薬は効かなかったった事か… それでペイロードがああなっちまったけど…」

 

ペルシカ「そんな訳よ… っで話は終わったわ、取り敢えず私に付いて来なさい」

 

 

 

 

 ペルシカはそういうと奥の部屋に進み、黒く艶消しされた長方形状の何かの機械の塊が置かれていた。とても兵器に見えず何の兵器かも検討も付かない見た目をしていた。

 

バルカン「これってなんなの?」

 

ペルシカ「そうね〜… どっちかと言うとマーダーが喜びそうな武器ね、でもかなりの重量があるから貴方くらいじゃないと無理ね」

 

バルカン「どういう武器なんだよ教えてくれよ」

 

ペルシカ「それはね……」

 

 その兵器の正体にバルカンは「確かにマーダーが喜びそうな武器だな」と内心思った。

 そして数時間後、EA小隊はその兵器の実地試験をしに鉄血の偵察部隊を相手する事になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

輸送ヘリ内…

 

 バルカンは鉄血化しペルシカから貰い受けた黒く艶消しされた長方形状の機械の塊を背負い乗っている。鉄血の偵察部隊なんて余裕なのだがバルカンは初めて使う兵装な為か緊張していた。

 

バルカン「にしても対重装甲用の近接兵装か… 本当嫌な記憶を掘り起こしやがる… あの時の一千万円とかさ」

 

 久々の鉄血の部隊との戦闘となり、余裕ではあるものの自分は今は擬似的に鉄血化してる状態も相まって嫌な記憶が掘り起こされていた。

 

マーダー「あら〜 どうしたの?バルカン貴方らしくないわねぇ、で…ペイロードに【自主規制(ピーー)】されそうに感想を聞かせて貰えるかしら?」

 

バルカン「マーダーお前本当にブレねぇな… 殴られたくなかったら話しかけんな」

 

ペイロード「この話題をこれ以上言ったら貴方のご飯に下剤仕込みますよ?」

 

マーダー「分かった、分かった。黙ってますとも…」

 

 つまらなそうにマーダーはヘリの窓から外を眺め暇を潰して始め、バルカンは胴体(特に大きい胸)の感覚を切り、戦闘の準備をし始めた。

 

 




マーダーが喜びそうな武器ですぜ?

サイコキラーなマーダーが…


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

大物殺し(モンスターキラー)

サイコキラーなマーダーが喜ぶ武器と言ったらねぇ…


 今回の任務は鉄血の偵察部隊の排除、それと同時に新兵装の実地試験をする事だった。バルカンは初めて扱う兵器を持ちながらヘリから降りポイントに付いていた。

 夜という事とありフレイムが先導し、鉄血の偵察部隊を発見し機械を伺っていた。

 

フレイム「装甲機械兵とニーマムの装甲部隊とスカウトとイェーガーの狙撃部隊を見つけました。あの照明弾撃ちますか?」

 

マーダー「照明弾撃てば居場所バレて撃たれるわよ?」

 

ペイロード「ですよね… ならマーダーさんとバルカンさんは装甲部隊の相手を、私とフレイムさん、デストロイヤーちゃんで狙撃部隊を相手はどうですか?こっちが終わり次第援護しますよ」

 

デストロイヤー「分かったわ」

 

フレイム「了解です!」

 

バルカン「マーダーとか… 分かった。邪魔すんじゃねぇぞ?」

 

マーダー「貴方こそ足引っ張ったら助けないからね?」

 

 そういう事でバルカンとマーダーは装甲部隊を相手をし、ペイロードとフレイム、デストロイヤーは狙撃部隊を相手し終わり次第に援護に向かう事になった。

 

 

 バルカンとマーダーはフレイムから教えて貰ったポイントに着く、針葉樹が規則的に立ち並ぶ人工林に装甲部隊が偵察に来ている事を確認し二人は気付かれない様に様子を伺った。

 

バルカン「気付かれたらニーマムの攻撃に遭うな… マーダー、なんか策あるか?」

 

マーダー「多分木の上を伝って行ってもバレるわね。でもゴリ押しても勝てるからいいんじゃない?アイツらより終わらしてイェーガーの相手したいのよ… 機械の相手なんてつまらないから」

 

バルカン「あ〜… そういう事な」

 

マーダー「血肉の無い奴相手するのつまんないのよ…」

 

バルカン「そういう事だろうと思った、さっさと終わらすぞ。よっと… 大物殺し(モンスターキラー)起動…!」

 

 バルカンは背負っていた黒い艶消しされた機械の塊を下ろす、そして起動し形が変わり始めある凶器と形を成した。

 

マーダー「これは… 貴方これ滅茶苦茶いいじゃない!ソイツは素敵よ!大好きよぉ!」

 

バルカン「やっぱりこうなると思った… さっさとやるか。マーダー」

 

マーダー「早く終わらしてイェーガーにコレをぶっ放しましょう!血飛沫が凄いことになるわ絶対!」

 

バルカン「そこまでか?ま、まぁさっさと終わらすか」

 

 興奮するマーダーを尻目にバルカンは大物殺し(モンスターキラー)を担ぎ、二人は装甲部隊に突っ込んでいく、そして機構を作動し轟音と共に高速で回転し始めた。装甲機械兵に奇襲をする形で斬り掛かる。

 

 硬い筈の装甲機械兵は柔らかい豆腐に箸を入れるかの様に斬れ斜めに真っ二つになった。その事に反応した他の装甲機械兵とニーマムが気付き応戦を始める。

 

バルカン「うわぁ…!こりゃヤベェ!流石は高周波を放つ大型チェーンソー… 装甲機械兵がこうなるなんてな…!」

 

マーダー「今度それ私にも使わせなさい!絶対楽しいでしょそれ!」

 

 高周波を纏った大型チェーンソー、その圧倒的な攻撃力に装甲機械兵は次々と切断されて行く。

 そして遠距離で攻撃をしてくるニーマムもマーダーの多砲身式電磁投射砲(レールガトリング)で一掃していった。

 

バルカン「それとこうしてやんよ…ッ!」

 

 大物殺し(モンスターキラー)を地面に這わせるし敵に突っ込んでいく、そしてカチ上げる様に斬ると黒い衝撃波が飛び出して後方ないる装甲機械兵やニーマムにダメージを与えた。

 

マーダー「処刑人(エクスキューショナー)の技もできるのそれ?」

 

バルカン「出来るって聞いたからやったんだが…… 意外に便利だなこの技。」

 

 バルカンが機械装甲兵を相手し、マーダーが遠距離から攻撃してくるニーマムを対処するという連携を取り、無事に装甲部隊を壊滅させた。

 マーダーが急かす様に援護に向かったがペイロード達も丁度戦闘が終わった後だったらしくマーダーは舌打ちをし、少し落ち込んだ。

 その後は何事も無く輸送ヘリでの空の旅をしEA小隊の任務は終了した。

 

 




大物殺し(モンスターキラー)

 本当は対E.L.I.D用のチェーンソー型近接兵装、多数の高周波を纏った刃を高速回転させ斬りかかれば厚い装甲であろうと紙装甲同然の様な斬れ、更に処刑人(エクスキューショナー)の様な衝撃波を繰り出せる。しかし、かなりの重量になり扱える者は数少ない。
 バルカンの右手の逆コーラップス技術による弾薬製造機能を応用し刃こぼれ等をしても瞬時に仕様にしてあり、回転してても担げる様に少し短いがカバーがしてある親切設計。


 今度の任務からは弾薬庫を背負わなくなった代わりにこの大物殺し(モンスターキラー)を背負い、愛銃?である【M61A2バルカン】をぶっ放す事になった。



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

更なる混沌へ

人間はやらかす

勿論、()()()も…


S13基地…

 

 S地区支援基地との合同調査から数日後の午後、まだ仮説の建物のS13基地だが日常業務をリホ指揮官は午前の内に終わらせて自身のバックパックから取り出した遠心分離機を使いある事をしていた。

 

リホ「ゴグマジオスのこの重油みたいな液体… もしかしたらええ武器の材料になるかも知れんしな」

 

 ゴグマジオスの決戦の時に採取した黒い重油の様な液体を解析しようと成分を分け、リホ指揮官は未知の物質にワクワクしながらやっていた。

 そして成分を分離し終わった時、不思議な物質が生まれてしまった。

 

リホ「ん?なんやろ?重油と濃い血みたいな液体に分けられてしもうたな… ()()()()()()()()が混じってたんかな?それはそれで滅茶苦茶ええオマケやな」

 

 予想外にもゴグマジオスの血が混じっていた事にリホ指揮官が驚き、分離した血をペットボトルに入れ丁度いっぱいになった。

 

スコーピオン「指揮官?なんかゲート前に大っきい奴がいるんだけど何?

 

リホ「お、スコーピオンやな?『グラート』やな?この基地の警備に回す無人機や。これで鉄血の部隊が来ても返り討ちできるで?」

 

スコーピオン「おぉ!凄!あっ、指揮官!後方任務でトマトジュース貰ったんだけど飲む?」

 

 スコーピオンが持ってきたのはトマトジュースの入ったラベルが剥がされたペットボトルだった。

 

リホ「ええなそれ、ソコに置いて置いてくれへん?今手が離せんからさ」

 

スコーピオン「了解!じゃ、そこに置いた置くね!」

 

スコーピオンはペットボトルに入ったトマトジュースを散らかった机の上に置いた。

 

リホ「さて違う事するかの」

 

 リホ指揮官はテレポートでバックパックからアイルーから貰ったキノコと簡易の菌の培養セットを取り出し作業をした。

 生きている菌を培養用の皿に移し培養液に浸す。そして数十個のキノコの培養皿を作った。

 

リホ「ふぅ… 疲れた…… 後は無事に培養の成功を祈るかの…

さて…トマトジュース飲むかの、確か農家さんの護衛いって貰ったんやろな?天然物やから凄く美味しいんやろな」

 

 作業で疲れたリホ指揮官はペットボトルの入ったトマトジュースを豪快にゴクゴクと勢い良く飲んだ。

 

リホ「ウゲェェッ…… 変な血の味するやん…ヤバッ!ゴグマジオスの血飲んでまっ………

 

アァァァァァァァァァァアアアッッ!痛い痛い痛い痛いイタイイタイイタイッッッ!!!

 

 

 リホ指揮官は間違えてゴグマジオスの血の入ったペットボトルを開けて飲んでしまった。

 そして気付いた時にはもう遅くペットボトルに入ったゴグマジオスの血を3分の1を既に飲み干してしまい、その直後この世のモノとは思えない程の耐え難い猛烈な激痛がリホ指揮官の全身を這う様に襲った。

 リホ指揮官は余りの激痛により1分もしない内に意識を失い気絶しその場に倒れ込んでしまう。




原因…
トマトジュースと間違えて古龍の浄濃血(ゴグマジオスの血)を一気飲みィ!

うん、もう逃げられねぇな…


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

無事?

うん
やらかしても気付かない人っているよね?


リホ「………… う…うぅ…」

 

タチャンカ「…ん… おい!指揮官!やっと目を覚ましたか!」

 

リホ「タチャ…?…ウチ… どしたの?」

 

 目覚めたらベットの上に寝ていたリホ指揮官、最後の記憶はゴグマジオスの血を誤飲しその直後に猛烈な痛みが全身を這う様に襲い掛かり意識が暗転した。

 タチャンカ曰く突然大声を出し気絶、突然の事に同様しつつもベットに寝かせ第一部隊と第二部隊の交代で看病。そして自分は三日間目を覚まさなかったらしい。

 

タチャンカ「……そう言う訳だ。指揮官…病み明けだからしばらく休んだらどうだ?

 

リホ「…… ん…そうなんやな 分かった。あっ…仕事は?」

 

タチャンカ「私や45、416とかがやったから大丈夫だ」

 

 三日間意識を失っていていきなり働くと流石にダメなので今日は休む事にした。

 

リホ「はぁ… もう痛いの嫌なのにウチはどうしてこんな目遭うんかの、まぁシャワー浴びてから色々と考えるか…」

 

 三日間も意識を失っていた為少し身体が臭かった。なので仮設のシャワールームへむかった。その道中UMP9にバッタリと会い嬉しそうに話しかけられた。

 

9「指揮官大丈夫?」

 

リホ「大丈夫や、それより何か変わった事はあらへんかったか?」

 

9「変わった事か〜… 特に無いね。でもあの女の子に知育玩具で言葉教えたら片言だけど喋れるようになった事かな?」

 

 三日間の間、保護している女性が何故か知育玩具で言葉を片言ではあるが話せる様になったらしい。その事を知ったリホ指揮官は「あの女の子の正体ってホンマなんやろ?」と疑問に持った。

 

リホ「知育玩具で?そうなんやな。じゃウチはシャワー浴びにいくからな9ちゃん」

 

9「指揮官あんまり無理しないでね?皆んな心配してたんだから」

 

リホ「そうなんやな… ありがとう9ちゃん」

 

 本当は無理をしたのでは無くただの事故、なんか皆んなには過労で倒れたと思われているらしい。UMP9と分かれリホ指揮官は仮設のシャワールームへ入り身体を洗う。

 臭かった体がボディソープのいい匂いが漂う。G&K社の制服は洗濯に出した為服が無く、私服があんまり無いリホ指揮官はH&R社の時着ていた私服を着る事にした。

 

リホ「はぁ、気持ちよかった… テレポートで簡単に着替えれるのはええけど洗濯はせえへんといけんしな。

あっ… 色々と確認せなアカンな、あのヘンな血のんじちまったからの」

 

 シャワーを浴び終わり外に出たリホ指揮官は何か変化はないか確認しようと小型レーザー砲『八卦炉』を持ち空に向けて軽く放つ事にした。

 出力は0.5%で威力は鉄血の光学ライフルの10分の1、紙に穴が開き燃える程度に調整し、自分の武器をちゃんと起動させれるかを確認しようした。

 

リホ「ほな、やったりますかな」

 

 エネルギーをチャージ、0.5%の為直ぐにチャージは完了しレーザーを放つ。

 

リホ「…?なんか調整ミスったかな?なんか威力が鉄血兵の大量生産されてる光学銃くらいに上がってる?」

 

 いつも通りに調整し放たれた筈のレーザーは何故か殺傷能力を持った兵器クラスの威力になり空に放たれていた。

 

リホ「途中で()()()()()を感じた様な気がしたけど… なんやったんやろな?気のせいやな調整ミスってまうた多分」

 

 チャージ中、不思議な力を感じたリホ指揮官は調整なミスったと理由を付けた。

 気を取り直して今度はテレポート移動をシャワールームから事務室へテレポート移動して何か異変が無いか試そうとした。

 

リホ「ほな、テレポート」

 

 いつもの様にテレポート、そしてリホ指揮官は事務室にテレポートして移動した。

 事務室には45と416がシャーペンで事務作業をしていた。

 

リホ「すまんの苦労かけさせて」

 

45「指揮官?!」

 

416「指揮官… 起きったって9から聞いたけど突然現れりわね… 本当何者なの?」

 

リホ「ウチはウチやで?ウチが意識失ってる間ホンマありがとな」

 

 突然前に現れたリホ指揮官に驚き事務作業は止まった。リホ指揮官は「ありがとな」と素直にありがとうと言った。

 

リホ「(やっぱり不思議な力を感じる…?なんやろ?普段より力を使わないでレーザー撃てるしテレポート出来る… どうも気のせいには思えんのやけどな…?)」

 

45「指揮官何考えてるの?」

 

リホ「ん?なんも考えてへんよ?」

 

 深く考え過ぎているだけやな、ウチそう言う時がしょっちゅうやし… と、この事は多分自分の考え過ぎているだけだと決めて、あまりこの事を深く考えない様にした。

 

 




普通なら死んでもおかしくないのに生還し
そしてリホ指揮官はさりげなく古龍の◼︎◼︎の力を使える様になってしまう

そんなリホッチ強化回ですな
(絶対碌な事なんない…)


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

リスのお嬢さんの憂鬱と+a

リホ指揮官と相性の良さそうな人形ですな


 P90はS13基地に着任してから三日間、着任してから一日前に指揮官が意識不明の状態に陥っていたり、コルトSAAと言うHGの戦術人形がヤバくて中毒だったり、戦闘よりも何故か土木工事が得意だったりと本当にG&K社の基地なの?と疑問に思う程。

 そんなP90は先に着任したEM-2と指揮官の事に付いて話していた。

 

P90「リホ指揮官って何者なの?エリートとか?それとも軍人だった人?」

 

EM-2「分からないし私に聞かれてもね… でもいい人だよ?食料問題解決しようと小麦と蕎麦の種買って植えたりしたり、フレンドリーでなんか話しやすいし」

 

 実を言うと【ティガレックス亜種】や【アトラル・カ】襲撃のせいで畑は全滅しており全て最初っからと言う事になってしまった。その為畑より土木工事や建物の建設が優先する為暫くは出来なかった。

 

P90「そうなんだ… で、指揮官って趣味とかあるの?」

 

EM-2「うぅ〜ん?コスプレかな?なんか魔法使いのコスプレしてたし」

 

P90「そうなの?へぇ〜 私と趣味合いそうな人なんだ。私コスプレとか誰かの真似するの得意だし大好きなんだ」

 

EM-2「そうなの?」

 

P90「 "そうなの☆それよりヌカコーラ頂戴☆"

…って、こんな感じかな?」

 

EM-2「凄!声も真似れるんだ!」

 

P90「凄いでしょEM-2!でもコツ掴めば誰でも出来るからね?」

 

 P90の似ているコルトSAAの声真似にEM-2は此処まで似ていると思っておらず素直に驚いた。そしてEM-2は話題を変えてS13地区の事を話し始めた。

 

EM-2「S13地区本当に治安悪すぎでしょ… この前の地区の哨戒任務でSPASとIDW5とスコーピオンの弾薬とレーションまた盗まれたって」

 

P90「また?もう何回目なの?私来てから2回はあったけど。」

 

EM-2「あとギャングのアジトが何かに襲撃されて壊滅状態だって。それで今街の情勢が不安定になって抗争勃発、それでドンパチしてるって…」

 

P90「うわぁ… 鉄血人形よりなんかより先にこの有様をどうにかしないとね…」

 

EM-2「どうにかしないとね…って言ってもね……」

 

 この有様では鉄血人形の暴走より先に人の方が問題があり過ぎたS13地区だった。そんな治安最悪で打つ手なしな地区の現状に二人は天を仰ぎ溜め息を付いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

H&R社

 

 H&R社制圧作戦から約3ヶ月、この間H&R社の本社はS09地区の違法建築が多いスラム街の廃協会を改築して営業を再開…… する以前に少し問題が発生していた。

 

タナカ「リホーマー… よくこんな所で平然としていられるな…もうメイド人形達の精神持たないぞこりゃ…」

 

MDR「うん… もう逃げていい?ってか場所変えよう?もう幻覚やら幻聴みるの嫌なんだけど( ; ; )」

 

タナカ「そうだな… って言っても場所あるか?」

 

MDR「そだね… オカルト系のタレコミ掲示板にこの事投稿しようかな?あはは…」

 

 ポルターガイストやら幻覚、幻聴が多発しH&R社の営業再開どころでは無かった。

 それともう一つの問題は土地を買おう物ならお金が掛かるし設備を揃えるにもお金が圧倒的にお金が足りないのだった。しかも事件により信頼はガタ落ちし、もう倒産してもおかしくはない程に財政は悪化していた。

 

G36「タナカさん、またメイド人形の子が…」

 

タナカ「もう6人目… もう割とマジで幽霊吸える掃除機作るか… もう被害者が大量に出てしまってるしな。G36さんちょっとスクラップヤード行って作ってくる」

 

G36「ちょっ!?タナカさん!?」

 

 外に出てスクラップが大量に放棄されたスクラップヤードへ向かい、割とマジで幽霊を吸える掃除機を作ろうとしたタナカさんだった。

 

 




取り仕切っていたギャングの拠点が潰れてスラム街の情勢が悪化… 抗争勃発

本当に怖いのは人間ですな…

噂で鉄の巨人現れてギャングの拠点を潰したとかなんとか…


そしてH&R社も結構な事態になってますね


因みににP90ちゃんは確率アップの最後の一回回したら来てくれた感じですな


S13基地のP90

ホログラムの装置を使ったりと機械にも精通、更にある程度の戦闘もこなせる優秀な戦術人形。
(ただし新人なので練度は…)
誰かのコスプレしたり声真似したりして人を驚かせるのが趣味な明るく活発な人柄でリホッチと相性の良さそうな戦術人形

後々、リホッチと絡ませる予定


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

殺戮者(マーダー)の日常

サイコキラーの日常




 図書館から買った本が戸棚に整理整頓して大量に保管され、冷蔵庫とお菓子とジュースが置いてあるガラスのテーブル、そんな部屋の中、マーダーはベットから起きた。

 

マーダー「ふぁ〜あ… 良く寝れた… 」

 

 寝る時は裸派、そんなマーダーは少し寝ぼけながらもプラスチックの透明なクローゼットから下着と服を取り出して着替え始めた。

 

マーダー「朝飯食いに行こ… 眠 」

 

 マーダーはだいぶ前にバルカンからパクった下着と服を着て歯磨きセットを持って洗面台の前で歯磨き、その後ご飯を食べた。因みにマーダーの朝ご飯はサンドイッチと唐揚げにシリアル、そしてプリン(デストロイヤーから強奪)だ。

 

 朝ご飯を済ませた後、依頼がまだ来ていない事が分かりつまらなそうにし、暇な為、ナイトメアの所に行く事にした。

 

マーダー「遊びに来たわよナイトメア、暇してたかしら?」

 

ナイトメア「もう暇で暇で死にそうだったよ。でも平和っていいね。血を見なくて済むし」

 

マーダー「そう?私はもっと血を見たかったけどね」

 

ナイトメア「もうマーダーったら物騒だな〜」

 

マーダー「暇してんなら車椅子で散歩する?私も暇だし」

 

ナイトメア「あの頃と変わらず優しいなマーダーは」

 

マーダー「やっぱ止めた」

 

ナイトメア「ごめんなさい!」

 

 マーダーにとってナイトメアは蠱毒を共に戦った仲である。しかしながらマーダーは自分の中の狂気には素直になれても仲間に対する感情については素直になれないでいた。

 

 そんな感じでナイトメアを車椅子に乗せ、マーダーはその車椅子を押し通路を歩き散歩を始めた。

 

マーダー「行く所ないわね… ナイトメア図書館でもいく?適当に本読んで暇でも潰せると思うし」

 

ナイトメア「本?本あるの!?読んで見たかったんだ!本って物を!」

 

マーダー「たくっ… 静かにしなさい、連れて行かないわよ?」

 

ナイトメア「はーい、マーダー」

 

 

 二人は図書館へ入った。

 そしてマーダーは適当に数冊の植物図鑑や動物図鑑等をテーブルの上に置きナイトメアが手に取ったのは植物図鑑だった。

 

ナイトメア「あっこの図鑑に載ってる青いバラ綺麗だねマーダー」

 

マーダー「えぇ、確かにでも私はクローバーが好きよ。花言葉は『幸運』『約束』『私を思って』、そして『復讐』… 上げて落とす感じが面白くて好きなの」

 

ナイトメア「もうマーダーったら物騒なんだから〜 まぁ復讐したい奴なんて一人しか居ないと思うけど」

 

マーダー「確かに♪」

 

 二人にとって一度組んで背中から撃たれたウロボロスは許せない存在だった。

 しかし…

 

マーダー「でもそれに引っ掛かった私達二人もマヌケよね… 信じてた仲間は最初から裏切る気満々だったのに気付かなかった。だなんてねぇ… 」

 

ナイトメア「確かに… 戦争に卑怯も糞もないからね。負けたら死んで勝ったら生き残るって事だけだから」

 

 騙された方が悪いと割り切っていたマーダーだった。

 

マーダー「あっ話題変えるけどいい?」

 

ナイトメア「いいよ」

 

マーダー「花言葉で好きな物がもう一つあるのよ。まぁ何個もあるけど…

 その一つはタンジーって花で花言葉は『敵意ある思い、あなたに戦いを宣言する』なかなかいい花言葉じゃない?」

 

ナイトメア「おぉ、なんか戦闘狂っぽい花言葉だね!」

 

 この後、マーダーはナイトメアと図書館で本を読んで暇を潰した。

 

 




タンジーの花は決して派手は訳ではない。
花言葉の由来は『タンジーが、虫を近づけない』と言う特性が元になっている。

昔から、()()()として窓際に置かれていたりしている花をナイトメアに紹介したマーダーの意味とは…


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

殺し屋

これは…
ある指揮官を狙い暗殺しようにも色々と巻き込まれてしまう殺し屋の話

もうタイトルからだいたいは想像できる戦術人形ですぜ


S13地区…

 

 活気溢れるBAR、柄の悪い人達やギャングの組員が酒やギャンブルをしたり、酔っ払い同士、ギャングやマフィアの喧嘩や抗争に巻き込まれて壊れたりと治安は最悪な所だった。

 

 そんなBARの奥の個室にいる黒い服を着た女性はノンアルコールのカクテルを、そしてもう一方のマフィアの幹部はビールを頼んだ。

 

「で?依頼って何?内容次第で受けないけど」

 

「ターゲットはS13基地の指揮官の暗殺、前金で100万、暗殺出来たら追加で200万だ」

 

「分かったわ依頼を受ける… で?前金の100万は?」

 

「既に準備している。………受け取れ」

 

 100万の札束をバックから取り出したマフィアの幹部はテーブルの上に放り投げた。殺し屋はその

 

「……受け取ったわ、ありがと じゃ私は準備があるから私はこれで」

 

 殺し屋は金を受け取り、BARを出てターゲットを殺すべく準備を進める。侵入ルートやS13基地の間取り、邪魔になりそうな戦術人形を徹底的に調べ上げた。

 

 そして数日後…

 

 

 

 

 

「た、助けて……」

 

IDW「にゃにゃ!怪我人にゃ!」

 

SPAS-12「私、基地に連絡しますね!」

 

スコーピオン「IDW!一緒に運ぶよ!」

 

IDW「分かったにゃ!」

 

 S13基地の第一部隊の巡回ルート、ボロ布と故障、怪我をしていると偽装工作(カモフラージュ)しS13基地に侵入成功。

 後は戦術人形であると言う事で仲間になりたいと指揮官と接触、殺せる時が来たら暗殺

 S13基地は練度が低い人形が多い為、逃げ切るのは楽勝。不安要素はコルトSAAとタチャンカと言われる1.5世代の古参人形だけ…

 暗殺し終わるまで動けなくすれば(睡眠薬を盛れば)いいだけ

 

 S13基地の経験不足や練度不足を突いた完璧な作戦。

 

 

 完璧な作戦の筈だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

更に数日後…

 

 瓦礫の撤去が終わり、基礎工事の着工を開始したS13基地は更に忙しくなっていた。新しく入った【WA2000】はヘルメットを被り第二部隊の面々とコンクリートを流し込む型枠を作っていた。

 

WA2000「なんで私がこんな事を…」

 

416「なんとなく心情は察するけど隙間出来てるわよ!コンクリートが漏れちゃうじゃない!」

 

45「こっちは出来たわ!416の方は?」

 

416「ごめん!あと少しで終わるわ!手伝いなさいWA2000!」

 

WA2000「わ、分かったわ…」

 

 この地区治安の関係上、建築業者に依頼しても断られる事は明確だった。その理由は "安全を確保出来ない" 、それと "仕事道具が盗難に遭う" が主な原因。

 一応、MSF(国境無き軍隊)から報酬金やら色々と貰っているがこればかりはどうしようもない為、自分達で建物を建築するしか無かった。

(いつもの事だが…)

 

WA2000「(ここ本当にG&K社の基地なの?戦闘のせの字もないじゃない… しかも "殺せる機会" が全くない…)

はぁ……」

 

9「わーちゃんどうしたの?疲れたの?」

 

WA2000「大丈夫よ、あとわーちゃん言うな」

 

 殺し屋として潜入し潜り込みんだのはいいもののS13基地の想像以上に忙しさに暗殺する暇は無く、ただ機会を待つ事しか出来ないWA2000だった。

 

 




殺し屋WA2000(わーちゃん)

 フリーランスの殺し屋、本当の目的はS13基地のリホ指揮官を暗殺する為に来たのだが……
丁度忙しい時期な為、流されるまま仕事をする羽目になってしまう。
 性格は普通のWA2000と変わらずツンデr…(その先は血で読めない)

 練度はダミーを5Linkさせる事が出来るが実力を隠してひたすら機会を伺っている。




目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

デストロちゃんの日常

姿は大人、中身は子供なデストロちゃんの日常




 可愛らしいクマやウサギ、ミッ○ーマウスの縫いぐるみご散乱する部屋、デストロイヤー・ガイアになったデストロちゃんは口にヨダレを垂らし寝巻きで下着が乱れだらしない姿で起きた。

 

デストロイヤー「……よくねた〜……」

 

 意識がハッキリしないデストロイヤーはベットからゆっくり起き上がり、いつもの露出が多い服を着て朝ご飯を食べようと春田さん(スプリングフィールド)がやっているカフェで食事をする事にした。

 

 朝ご飯はハンバーグと目玉焼き、サラダにシリアル、食後のデザートにプリンを食べようとしていたのだが…

 

マーダー「食べないなら貰うわよ?」

 

デストロイヤー「あっ!マーダー!」

 

マーダー「……ングッ……美味しいわね〜… 御馳走様〜♪」

 

マーダー「私のプリンがァーー!」

 

 楽しみとして最後のデザートに残して置いた食後のデザートであるプリンが一緒に朝ご飯を食べていたマーダーによって強奪、そして一口で食べられてしまう。

 マーダーに抵抗しようにも…… ナニされるか分かったもんじゃない為抵抗なんて出来ない。その為食事を後にしたデストロイヤーちゃんはションボリしながらカフェを出ようとした時それを見兼ねて春田さんは何かをトレーに乗せてデストロイヤーを呼び止めた。

 

春田「デストロちゃん?さっき食べれなかったでしょマーダーさん意地悪で?()()実はバケツプリンを作ったんだけど食べ切れないのよ。だからデストロイヤーちゃんも一緒に食べる?」

 

デストロイヤー「食べる!春田さん大好き!」

 

 春田さんが()()作ったと言うバケツプリンは大皿に移され、切り分けられたプリンを小皿に移し嬉しそうに食べ始める。

 

デストロイヤー「んぐ…んぐ…… 甘くて美味しい!やっぱり春田さんのプリン美味しくて大好き!」

 

春田「いいの。私も困ってだんだから… デストロイヤーちゃんも今度から気を付けるのよ?何回も同じ事を繰り返さない様に」

 

デストロイヤー「もきゅ…もきゅ… んぐ… ぼぁぁい(はーーい)

 

 春田さんとバケツプリンを一緒に食べ終わった後、片付けをしたりなど手伝いをした。

 それが終わりカフェを後にしたデストロイヤーは暇な為漫画を見ようと図書館へ行こうした時、その図書館の中ではある光景が広がっていた。

 

マーダー「あっ話題変えるけどいい?」

 

ナイトメア「いいよ」

 

マーダー「花言葉で好きな物がもう一つあるのよ。まぁ何個もあるけど…

 その一つはタンジーって花で花言葉は『敵意ある思い、あなたに戦いを宣言する』なかなかいい花言葉じゃない?」

 

ナイトメア「おぉ、なんか戦闘狂っぽい花言葉だね!」

 

 

デストロイヤー「(うわぁ… 見なかった事にしよ…)」

 

 まさかの蠱毒コンビが図書館で植物図鑑を見て盛り上がっていた。マーダーに会いたくてないデストロイヤーは見つからない様にこの場を去った。

 

デストロイヤー「はぁ… もう本当今日どうしようかな〜」

 

 暇潰しをしようとしたが流石にあの状況に飛び込んで漫画を読む勇気は無かった。その為デストロイヤーはG&K社の中を散歩する事にした。

 その時、たまたま通りかかった女子トイレから二人の声が聞こえる。

 

「止めろにゃ!頼むから止めてくれにゃ!嫌にゃ嫌にゃ!」

 

ペイロード「まずは手始めに… こうしてやるにゃ」

 

「にゃぁ…///あっ♡ やめっ…ニャッ♡」

 

「にゃ?ここがいいのかにゃ?」

 

「ヒニャッ…!もう…にゃめて♡」

 

 なんか聞き覚えのある声、疑問に思う所は何故か猫見たいな語尾、デストロイヤーはその女子トイレに入る

 

デストロイヤー「(なんだろ?)」

 

 そして声が聞こえた個室トイレへに手を掛けて開けた。幸い鍵は掛かって無くすんなりと開いた。そしてデストロイヤーが目にしたのは身体が火照っていて目から理性が感じられないペイロードと、顔が赤くなっているバルカンの二人が何故か二人一緒に個室トイレに入っていた。

 

 

 

ガチャ…

 

ペイロード「え?」

 

デストロイヤー「…な、何この状況…?…その〜…ペイロードとバルカン個室何してたの?」

 

ペイロード「あっ… えっと… その…にゃ… 」

 

バルカン「デストロイヤー ナイスにゃ!」

 

デストロイヤー「え?何?なんか声が聞こえて気になって見に来ただけなんだけど…」

 

 この後、唖然としているペイロードにバルカンが義手ではない左腕で腹パン(手加減)をし気絶させ無力化に成功した。

 バルカンは「今夜の飯奢らないといけねぇな」と言いだし豪華な晩御飯を食べれる事になりデストロイヤーは大はしゃぎした。

 

 

 




うん、にゃんにゃん(意味深)事件のバルカンとデストロイヤーちゃんのその後ですな…

そして近々またリホッチのやらかしによるコラボ

気を引き締めんとな…!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

IF… 大陸横断鉄道で再会(ボツネタ)

IF… これは "もしあの時バットエンドになっていたら" を書いた物です

なので【破壊の嵐を巻き起こせ!】の本編の流れとら関係ありません…

…多分!(100%無いとは言い切らない)

4月1日出すつもりが間に合わなくてすまん!


 バルカン・ペイロード救出作戦は失敗した。

 ペイロードの救出には成功したのだが、バルカンの救出には失敗、そして行方不明となった。EA小隊は悲しみと後悔に包まれたがそんな余裕は無かった。

 

 そして鉄血のマザーブレイン、通称【エリザ】の破壊、もしくは捕獲作戦にEA小隊は参加する事になった。

 

デストロイヤー「あの作戦から結構経ったね… でも頑張ろう!ペイロード!」

 

ペイロード「あの作戦の事は話さないで… もう過ぎた話なんだから…」

 

 F05地区の救出作戦から数ヶ月、バルカンの行方不明と言う事態にI.O.P社は捜索網を展開、しかし鉄血との戦い、もしくは妨害工作に遭いバルカン一人の為に戦力を割き捜索するのは危険と判断された。

 EA小隊は勿論その事に反対しDG小隊も反対した。しかしその反対も虚しく捜索は打ち切られた……

 

 この事に大きなショックを受けたのは意外にもマーダーだった。自分を最初に倒し、好敵手と見ていたバルカンが行方不明になってしまった事によりマーダーは鉄血に対して激怒、そして殺意を剥き出しにし 捜索を打ち切るなら一人で探す。と言う程だったざ勿論そんな事は無く止められた。

 

マーダー「エリザだろうがなんだろうが鉄血は私の獲物(バルカン)を盗った… 横取りなんてズルしたのだから報いを受けさせてやるわ… 」

 

フレイム「そうですね… 先輩を奪われ行方不明な以上この気を逃す訳には行きませんからね」

 

 そして色々な事が正規軍との合同作戦が始まった。作戦は至って簡単、正規軍の数と質量による暴力により一方的に鉄血の大部隊を一網打尽にし強引に素早く【マザーブレイン】こと【エリザ】を確保、または破壊して終わらせると言うものだった。

 

 作戦は順調に進み、鉄血の大部隊、それも鉄血工造本部はズタボロにされていき、正規軍の戦力の前に鉄血はボロ雑巾の様にスクラップになっていく。その進撃の速さにG&K社の部隊の数々は着いていけない程の速さだった。

 

 しかし、G&Kの部隊は突然強力な電磁波により通信を妨害され本部との通信は断絶、そして正規軍の装甲部隊や歩兵の裏切りによる攻撃に遭ってしまう。EA小隊は反撃するも正規軍の圧倒的な戦力差はどうにもならず撤退戦を余儀なくされた。

 

 そして正規軍の狙いは【エリザ】と知り、これは明らかにヤバい事だと分かり正規軍の大陸横断鉄道の列車に確保された【エリザ】を強奪しようとマーダーは作戦を練る。何とかペイロードは大陸横断鉄道の列車に潜入する事に成功した。

 

ペイロード「はぁ… はぁ… マーダーさん避難は出来ましたか?」

 

マーダー『皆んな避難出来立てわよ… それよりさっさとやって来なさい。じゃ合流ポイントで待ってるわ」

 

 ペイロードは通信を切り、【マザーブレイン】である【エリザ】が確保されている車両へと向かった。そして何も無い大陸横断鉄道の貨物用列車差し掛かった時、突然の何かの回転音、そして1秒後に放たれた圧倒的な射速の強烈な弾丸が足元に放たれた。そしてその銃と言うより砲を放った人物にペイロードは驚愕する。

 

ペイロード「…… バ、バルカン…さん?」

 

バルカン「みっとも無いだろ… 鉄血に捕まって洗脳されてこうなっちまうなんて…」

 

ペイロード「バルカンさん!…【エリザ】を今すぐこちらに渡して下さい!まだ間に合います!」

 

 髪は白くなり肌も血の気も無い、そして目が両方とも黄色くなりバルカンの変わり果てた姿があった。そしてペイロードはバルカンの背負っている【エリザ】を渡す様に言うがしかし…

 

バルカン「すまないがそうはいかない、そして今はまだその時じゃない、時が来るまでこの娘を守らないといけないんだ私は」

 

 鉄血化したバルカンは貨物用列車の接合部分を愛銃?である【M61A2バルカン】で撃ち、列車を切り離す。

 

バルカン「ペイロード EA小隊を強くしろよ… 強くならなければこの先の結末までにはお前らは死ぬ事になる…」

 

ペイロード「バルカンさん!バルカンさん!バルカンさん!!」

 

 ペイロードの悲痛な叫びも虚しく、列車は切り離され【エリザ】の強奪に失敗した。

 

 正規軍とG&K社との合同作戦によるマザーブレイン強奪&破壊作戦は表向きにはG&K社の戦術人形部隊が【傘】に感染し正規軍はその処理をした、しかしあと一歩のところで【エリザ】を逃してしまった。と言う風に世間には情報が流された。

 




うん、4月1日に間に合わなくてごめんですな…

うん、ハッピーエンドじゃ無かったらバルカン鉄血化(ガチ)フラグになってましたな…



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

彼女の夢

うん、謎の力を扱える様になった誰かさんの記憶

その力の影響により更に彼女は思い出す…

そしてちょっとした "ある謎" が明らかに?




2050年、戦争にお母さんと一緒に巻き込まれて頭を強打してもうた

 

狙いはお母さん、ウチも巻き込まれて爆弾で吹き飛ばされ頭を強打して以来、なんか言葉が変になってもうたしホンマなんやろ

お母さんは両腕を骨折、そして軽度の火傷で意識不明

 

心配やな…

 

ウチが先に病室で目を覚まして医者にウチの口調の事を聞いて見たらまだ調べてる最中らしいけど…

 

大丈夫かの?

 

 

 

 

 

次の日、病室の味の薄い飯食ってたら医者に呼ばれた

 

そしてウチのその口調の原因がわかったらしいやんけ

 

【外国語様アクセント症候群】やって…

 

語様アクセント症候群って奴は通常脳梗塞によって発症するが頭部の外傷、偏頭痛、や発達上の問題が原因って

 

うん、爆弾で吹き飛ばされて頭打ったからそん時やな

 

 

まぁ、でも気軽に話せるのはフユナ先生とかサクヤ先輩とかしか居ないからええか

特に異常も無く絶好調やしな

 

お母さんも起きたし本当よかった〜…

 

とりま喘息の吸入薬吸っとこかの

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リホ「…… また変な夢やな…… ホンマなんやろ、他人事じゃない気がして来たんやけどな… まぁいっか、気に過ぎたらアカンしな」

 

 またしても謎の夢を見ていた。余りにも何回も見る謎の夢にリホ指揮官も同様し始めていた。しかし、いつもの様に考え過ぎているだけだと判断しベットから起き上がりG&K社の制服をテレポートして速着替えし部屋から出ようとした時、バッタリとコルトSAAと会った。

 

コルト「あれ〜?遅かったか〜… 」

 

リホ「コルトちゃんか、すまへんな早く起きてもうて」

 

コルト「つまんないの☆指揮官〜 ()()()()()()()()()()() ()じゃワタシはセキュリトロンのヌカコーラ販売機でヌカコーラ買ってくるから〜☆」

 

リホ「………(遠い目)」

 

 内心、もう救いようのないんじゃないか。と思ってしまったリホ指揮官、しかもなんかヌカコーラを売ってるセキュリトロンって言うのが居るらしい…

 コルトSAAが何処かに行った後、通路を通り事務室に着いたリホ指揮官はイスに座り作戦報告書を纏め始める。

 

リホ「はぁ… 資材に余裕はあるけどやっぱり人手やな… 本部に人形製造書5枚ブチ込むんでやるかの… 部隊数を増やして負担を減らさなアカンし」

 

 後方幕僚すらいないS13基地の業務を一手に引き受けている為か毎日が大忙し、後方任務を請負ったり、基地の工事の進捗の確認やら…

 

リホ「…… !?!?

なんかゾッとしたんやけど…… 非常にヤバい感じがする… なんやろ… 言葉では説明出来ない何かに勘付かれたような…

…人形やのに感を頼りにするなんてどうにかしてたは、さてさっさと終わらせるかの」

 

 何かまずいモノに感づかれた様な気がした、しかし人形が感を信じるなんてどうにかしてる。と割り切りその事を気にも留めず作戦報告書を書き始めた。

 




なんだろな〜…

取り敢えず…

リホ指揮官はどうなる事やら…?



・外国語様アクセント症候群
ドラマのトップナ○フに出ていた脳の病気?、関西弁になってしまったり外国語になったり、色々とあるが関西弁の彼女は気にしていない模様



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

街を散歩しよう

バルカンとマーダーが街を散歩するようです


 G&K社の本部の近くの街は賑わっていた。スーパーマーケットや店が立ち並び様々な人々が賑わいを見せていた。そんな賑わいん見せている街の歩道をバルカンもマーダーが歩いていた。

 たまに呼吸が合うだけで普段は犬猿の仲な二人はどうして街を歩いていうとそれはマーダーが行きたい場所があり、流石にマーダーが一人では危な過ぎる(何しでかすか分からない)為であり、バルカンが行く事になった。

 

バルカン「どこ行きてぇんだよ〜 マーダー」

 

マーダー「ファストフード店だけど?」

 

バルカン「何かの隠語じゃねぇだろうな?」

 

マーダー「私どんだけ信用ないのよ… 知ってたけど

…ナイトメアがハンバーガー食べてみたいって言うから買いに来ただけ、さっさと終わらしてかえるわよバカ」

 

バルカン「一言余計だっての… サイコ野郎」

 

 マーダー曰く、ナイトメアがハンバーガーを食べてみたい。と言っていたらしくそれで買いに来たらしい。意外にも優しいマーダーに少し疑問に思いその事を言う事にした。

 

バルカン「マーダー、お前優しいんだなナイトメアに対して」

 

マーダー「は?何いってんの?アイツの目の前で全部食べてやるに決まってんじゃない。私がいつ生温い奴になったとおもってんの?電脳腐ってんじゃないかしら?」

 

 何故か否定、そしてナイトメアの前で全部食べる用に買う奴らしい。流石に嘘だと分かったバルカンだがこれ以上は言っても無駄だと分かっている為ファストフード店まで街の眺めを見る事にした。

 そんな中、バルカンはふとある事を思い出しマーダーに聞いてみる事にした。

 

バルカン「マーダー、お前ってさ… 何かナイトメアと約束してただろ?アレって何約束してたんだ?」

 

マーダー「……あぁ あの事ね… 一緒に蠱毒出れたら美味い飯お腹いっぱい食べようって約束。ただそれだけよ」

 

バルカン「そうなのか… だから料理上手いんだな」

 

マーダー「うっさい黙れ、くたばれFu○kin野郎」

 

バルカン「口悪っ… そこまで言う事ねぇだろマーダー」

 

 その後、煽りや悪口も軽く受け流し続けた10分後、二人はファストフード店の前に着き中に入っていった。店は繁盛し、笑顔で満ち溢れていた。そんな店内に入ったマーダーは早く済ませてようとしていた。そしてそして数分で店を出ていこうとした。

 

バルカン「おい、随分と早いな… もっとゆっくりして行こうと思わねぇのか?」

 

マーダー「私の勝手でしょ?それより終わったから私は帰るわよ」

 

バルカン「ちょっ!ちょっと待て!今待ってる最中だから!おい!勝手に行くな!」

 

マーダー「煩いわねぇ… 外で待ってあげるから安心しなさい…」

 

 その後、買い物が終わった二人はG&K社本部へと帰る事にした。そして道中ある事を聞いてみた。

 

バルカン「マーダーさ、お前なんで私を待つ時さ、店の中で待たなかったんだ?」

 

マーダー「はぁ… ずっと前に私言わなかった?私、平和なんて場所なんて私には似合わない。だから早く出たかっただけよ」

 

 平和なんて場所なんて私には似合わない。だから早く終わらせた。と言い切ったマーダーだった。

 




マーダーは平和な場所が苦手
DG小隊の結婚式でも抜け出したりしてますからね


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

逆らってはいけない存在

遂に来ましたな

この時が…

試作強化型アサルトさん 作『危険指定存在徘徊中』とのコラボ…

リホッチ最大のピンチに直面…


 S13基地はいつもと同じように重機の音や車の行き来が盛んになっている。建物の基礎工事も完了し鉄筋コンクリートの柱の型枠を作り生コンクリートを流して込んでいた。

 訓練できるような施設もない為それも何とかしないといけない、そして野外戦の練習も近くに森やない為出来ない。そんな訳でこの基地の戦術人形の練度(レベル)は低い要因でもあった。(一部例外がいるが…)

 

 そんなまだ未熟で建設途中な基地の中、リホ指揮官はI.O.P社に人形製契約を5枚送りだした後、ゴグマジオス戦でアイルーに貰ったキノコの菌を予め数本準備した丸太に金槌で打ち込んでいた。

 

リホ「ふぅ… 椎茸みたいにしたけど… これてええんかな?まぁよく知らんけどええか」

 

 特にキノコの栽培する知識なんて無い。あるのはネットの知識だけで未知のキノコを育てようとしていた。そして、あわよくば大量生産からの商品&希少を売りにして商売して儲けを…

 

 心無しか目が¥のマークになり、夢を膨らませているリホ指揮官はMFSから貰い受け、そして正面ゲート前に配備しているグラートを見に行く事にした。

 

リホ「グラちゃんありがとな〜 何もなかったか?」

 

「……」

ギャィィィン…!

 

リホ「特に異常無し、やな」

 

 機械音で元気そうに答えるグラートにリホ指揮官は安心した。それとなんで機械音だけで分かったかと言うとH&R社時代の突撃者(アサルター)という前例がいたからである。

 

 ゲート前の警備は大丈夫だと安心したリホ指揮官は今度はS13基地の建設途中の施設を見ようとした。しかしその瞬間、今まで感じた事の無い寒気がし辺りを見回す。しかし怪しいモノは見当たらなく警戒を解いた。

 

リホ「なんなん? …この前の嫌な予感といいこの〜 何かに観察されている様な視線は… ホンマ薄気味悪いのう……」

 

 この前の嫌な予感もそう、何かあったんじゃないかと辺りを注意深く確認しても何も無い。そして今も… 何かに付け狙われる要因なんて見当たらないし検討も付かないリホ指揮官は怖くなって来たが楽観的でもあった。その理由は簡単…

 

リホ「まぁ、ウチ拐おうモノならテレポートで簡単に離脱出来るしな。…んでレーザーで薙ぎ払えばええし」

 

 テレポートという手段がある限り拐うなんて事は出来ないし、場所も特定できるから返り討ちに出来ると自信満々だった。

 

リホ「さても… 何者か知らんけど付け狙わう相手が悪過ぎやな… さてと… あっちの方に向k…… え?」

 

 そんな楽観的なリホ指揮官は建設途中の施設に向かって再び歩き出そうと一歩前進… した瞬間目の前には何故か大きな穴が突然開き足を踏み外してしまい穴に落ちる羽目になった。

 

 突然の事過ぎて思考がストップ。そして気付いた時にはもう遅かった。

 

リホ「ウァァぁぁぁぁァァ!今度はなんなんやチクショウがぁぁぁ!」

 

 悪態吐きながらも穴に落下、反重力装置で浮こうにも何故か起動しない為落ちるしか無かった。そしてリホ指揮官は何かの力に影響を受けたのか意識が暗転してしまった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リホ「…… う…うう… なん…や?ホンマ痛ったいのう…」

 

 顔に感じる冷たい感覚で目を覚ました。目を開けてみたら何故か古風な石畳、しかもかなりの年数が経っている。そしてゆっくりと周りを確認してみようとした。

 

リホ「テレポート?ワープ?此処どこ?そして… !?!」

 

 その時、後ろから綺麗な女性の声が聞こえ振り向いた。

 

「…鋼の戦士の小間使いといった所かしら?それにしても人形の器に人間の魂があるなんてね… そして普通じゃあり得ない事に身体に流れている龍の血(ドラゴンブラット)……

…なかなか面白いじゃない」

 

リホ「………」

 

 リホ指揮官は声を掛けられた瞬間、本能で理解せざる得なかった。目の前にいるお枷話の様な白を強調したドレスを着ている美しい女性には絶対に逆らってはいけない、そもそも逆う行為事態間違な相手、そして逃げたとしても無謀すぎると悟った…

 

 

リホ「あっ ウチ… 死んだかも知れん…… 」

 

 

 そう小声で呟いた。何されるか分からないから逃げようにも何か強力な力がテレポートを阻害しテレポートが出来ない、そもそもここが何処だか分からないという問題がありリホ指揮官は人生?最大のピンチに陥った。

 




謎の白いドレスを着た少女とのリホッチが遂に会ってしまう…

リホッチに未来は… 運命は味方するのか?


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

妹、現る

突然に妹ができたってなったら誰だって驚くよね?

コラボ中ではありますが多少はね?


 DG小隊が大量猟奇殺人の調査に向かった頃にはEA小隊は暇をもて余していた。EA小隊の部隊の性質上仕方がない事だが…

 そんなEA小隊の【M61A2バルカン】ことバルカンはペルシカに呼ばれ16Laboに呼ばれペルシカの研究室に入った。すると自分より背が低く、髪は金髪そして後ろに赤いリボンをしている女の子とペルシカが何かを話していてバルカンはその話に割って入った。

 

バルカン「おーい、きたぞペルシカ」

 

ペルシカ「いい所にきたわね… 丁度貴方の事について話してた所よ、ほら【M134】挨拶しなさい」

 

M134「お前が私の姉か?…なんか弱そうだな」

 

 いきなりM134に舐められたバルカンはイラつきペルシカに問い詰めた。

 

バルカン「おいペルシカ… コイツは誰だ?戦術人形って事は分かったが?」

 

ペルシカ「バルカン、貴方の妹の【M134ミニガン】。あとM134いきなりそれはないんじゃない?」

 

M134「話は聞いたけど隊長の命令に逆らう奴ったりペルシカ博士の薬を勝手に飲んだり…録でも無い奴だろ絶対!私はこんな奴を姉貴とは認めたくない!」

 

バルカン「言わせておけば調子に乗りやがってこの野郎!M134って言ったか!表出やがれ!妹云々とかはどうでもいい!どちらが上か分からせてやろうか!このチビ!」

 

 バルカンのチビ発言を聞き、M134の怒りに触れ怒りだした。

 

M134」「チビ?お前チビって言いやがったな!?人が一番気にしてる事を言いやがって!意地でも負けさせてやるよこの野郎が!」

 

 突然のヒートアップ、そしてお互いに胸倉を掴み合い喧嘩の一歩手前まで発展した。

 

ペルシカ「(あちゃ〜 バルカンの今までの事を喋ったけど悪い所だけ印象に残っちゃった感じね… )」

 

 大半がペルシカの愚痴話だったのが原因だった。

 

バルカン「MCR(メンタルクロックルーム)を準備出来るよなペルシカ?あのクソ生意気な妹に姉の偉大さを分からせてやんよ」

 

ペルシカ「え、えぇ出来るけど?」

 

バルカン「なら喧嘩はそこでやらうか?M134」

 

M134「私は自分より弱い奴を姉と認めない… 私が一番って事を思い知らせてやるよ」

 

 合って数秒で妹であるM134と険悪な空気になり喧嘩をふっかけられたバルカンは電子空間のMCR(メンタルクロックルーム)で姉妹喧嘩してハッキリさせる事にした。

(ペルシカも戦闘データ目的で乗り気)

 

バルカン「恥を欠くから止めるのは今の内にだぞ?」

 

M134「は?恥を欠くのはお前の方だこのデカパイ野郎!」

 

 MCR(メンタルクロックルーム)の準備ができて、二人はコードを繋ぎ電子空間の中へ入っていった。

 




姉妹対決(尚、ペルシカは戦闘データ目的)

M134

星?
マシンガン(ミニガン)
使用弾薬・7.62mm NATO弾

威力/A
命中/C
射速/S
回避/A

スキル
火力倍増
アクティブ・移動速度と回避が50%下り命中が15%下がる代わり、M134を両手持ちで攻撃する(二回攻撃)

装備枠
・徹甲弾
・PEQ-16A(夜戦用レーザーポインター)
・IOP多弾倉アサルトパック改

性格
 自分が一番強くてエリートだと思っていて自信過剰、プライドが高いところがあるが基本的にしっかりしている為か暇持て余し、だらけきっていて問題ばかり起こしている姉であるバルカンを罵倒する。

 喧嘩っ早く、火力信者、そしてバルカンもそうだがトリガーハッピー、特に似てるのは右が青で左が赤のオッドアイと意外に共通点が多いが姉とソックリであるとは認めたくない

因みにモデルはこんな感じ


【挿絵表示】




目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

似てるなら弱点は一緒?

M134とバルカンの喧嘩

ペルシカは戦闘データ目的で許可し電子空間であるMCR(メンタルクロックルーム)での模擬戦が開催!

さて… この二人の結末は?

因みにバルカンの武器は【M61A2バルカン】と【大物殺し(モンスターキラー)】です…

手加減無しですな



 夜、月や星が輝きビルやマンションが立ち並ぶ景色が広る。その景色は現実と区別がつかない程リアルな市街地、そこに険悪な雰囲気を出しながら睨み合う二人の姿があった。【M61A2バルカン】という規格外な武器を持つバルカン、そして【M134ミニガン】を両手に持つM134だった。

 

バルカン「この電子空間内は死んでもリスポーンされる空間だが… 1発勝負にするか… 何回も戦うのがめんどくせぇ」

 

M134「いいじゃねぇか、途中で私の強さに泣き喚いてもしらねぇからなメスゴリラ」

 

バルカン「メ ス ゴ リ ラ ?あぁ?メスゴリラだと?

このガキンチョが!ぶっ飛ばされなきゃ分からねぇらしいな…!」

 

M134「望む所だってんだよドンキー○ングが!」

 

バルカン「ウルセェ!このクソチビが!」

 

 戦う前から電子空間内では姉の事を()()()()()と呼ぶ妹と妹の事を()()()()()と罵倒し合う口喧嘩が勃発していた。

 

 そんな光景をモニター越しで見ていたペルシカはやっぱり姉妹ね。と思いなが笑っていた。そんなペルシカは面白い事を思い付きニヤニヤが止まらなかった。

 

ペルシカ「姉妹なら()()も苦手な筈よね?なら…… ふふふ… やるしかないでしょ」

 

 本来は【M134ミニガン】の戦闘データ目的だがある事を思い付きパソコンに指を走らせMCR(メンタルクロックルーム)にある()()()を出現させる為に即行動に移した。

 

 そんな不穏なペルシカの動きの中、バルカンとM134の戦闘は既に始まっていた。大火力で障害物ごと破壊しながら突き進んむバルカンとは対照的に小回りの利くM134は薄暗いビルの地下の駐車場で一旦身を隠くしやり過ごしていた。

 

M134「こんな…… こんな筈じゃ無かったのに… アレ反則だろ」

 

 20mm弾を毎分6600発で撃つ規格外なレートと火力、そして実戦での経験の差で完全に不利な状況に陥っていた。

 

M134「…本当は私の強さを分らせてやろうとしたのに… なんで上手くいかないんだよ!畜生が!」

 

 近くにあったドラム缶を思いっきり蹴った。自分の方が最新の人形だから勝てる。そんな安易な考えは打ち砕かれる。そんな時、コツンコツンと足音を響かせ6本の砲身が回る音が近くなっていた。

 

バルカン「おーい、クソガキここいんの分かってんだぞ?さっきから大声聞こえてるからな?」

 

M134「(やばっ… やっちまった…)」

 

 感情的になって一人で怒鳴り散らした事で完全にバレてしまった。そしてバルカンの次の一言でM134は驚き、そして前に出て撃ち始めた。

 

バルカン「めんどくせぇな、辺り一帯薙ぎ払えばいいか…」

 

M134「やらせるかってんだよ!!」

 

バルカン「やっと出できやがったな!ガキンチョが!」

 

 バルカンは【M61A2バルカン】の盾でM134の攻撃をガードしつつ止まっていた車ごと破壊していく。そんなあまりの火力にM134は防ぐ手立て無くビルの階段を上り一回に逃げるしか無かった。

 

バルカン「おい… 逃げんなよ!もっと撃たせやがれよ!アハハハハ!」

 

 トリガーハッピーが発症しつつもバルカンは駐車場をから出ようとした。その時ふと違和感に気付く、駐車場の少し肌寒く気味悪い雰囲気に…

 

バルカン「なんだよ… 気のせいか…… 流石にr…」

 

 真正面で見てしまった。黒髪の腰まで届くロング、そして白いワンピースの少女、その少女がコンクリートを這いつくばりバルカンに近寄っていた。

 

バルカン「ちょ、ウソだろ?え……

 

 

 

いやぁァァァァァァァァァァア!助ケテェェェ!」

 

 

 余りの恐怖に耐えきれずバルカンは重い武器を放り投げ階段を駆け上がった。そしてビルのエントランスで待ち伏せをしていたと思われるM134に全力ダイブをかました。

 

バルカン「助けて!死にたくないよ!嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌ダ嫌ダイヤダイヤダ!!」

 

M134「ちょ!何しやがる!離せ!うわぁ!鼻水と涙が服に…」

 

 何が起こっているのか分からないM134、完全に怖がり妹のM134に抱きつくバルカン。

 

M134「何があっんだよ!このザマじゃ私の勝t…… 」

 

 泣いているバルカンを馬鹿にしようとしたとき、M134は完全に目があってしまった。不気味でもし捕まったら呪い殺されそうな少女に…

 

M134「ヒヤァァァァァァァァァァァ!!!クソ!離せ!死にたくない!お前が捕まって来やがれ!」

 

バルカン「お前が行けってんだよ!その前に来てる来ちゃってるから!イヤァァァァ!こっち来んな!」

 

 もう勝負所では無くなりなんかヤバイ少女から必死で逃げようと二人はビルの中を逃げ回った。

 

ペルシカ『ふふ… 貞子送り込んだらああなるなんてw 面白過ぎよ…w 」

 

 その後、丸一時間追われて続けた後、笑いを堪えているペルシカにより現実に戻された。そしてこの泣きながら逃げ回る映像が録画されており、二人は恥ずかしさの余り部屋に引き篭もったってしまった。

 

 




二人して実は幽霊の類いのモノは大の苦手


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

好奇心は…?

この話は試作強化型アサルトさんの『危険指定存在徘徊中』の後のお話
これ見とけばだいたい察しがつく筈

https://syosetu.org/novel/190378/69.html


 とある異世界にある旧◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎王国の城から、無事にリホ指揮官と万能者は元の世界に返された。そして戦闘をした訳でも無いが既にボロボロな万能者はリホ指揮官にある事を頼んだ。

 

万能者「・・・・・・なぁリホーマーさん?」

 

リホ「なんや?」

 

万能者「あんたのところの設備ちょっと貸してもらえないか?俺ちょっと来る方法が特殊なやつ使ったから・・・・・・」

 

 ガシャンと音を立てて万能者の右腕が崩れ落ちた。その現場を目の当たりにしリホ指揮官は自分の為に身体を張ってくれたんだなと思い改めて感謝する。

 

リホ「・・・・ちょっとこんなアカン感じなんだ・・・・・・・・・・・・」

 

 こんなボロボロな状況になってる万能者の姿を見た事がない、設備を貸して欲しいと言われてある事が頭に過ぎる。

 

リホ「今基地建設中やからまともな施設ないけど資材なら何とかなるの、鉄骨とか電気関係の配線とか使えばいけると思うけど…?取り敢えず資材置き場の場所教えるで」

 

万能者「ありがとなリホーマー… だけど無理はするなよ?なんかあったら俺もタナカが悲しむからさ」

 

リホ「すまへんな… 」

 

 まともな施設は無いが建築用の鉄骨やら電気関係の配線なら何とか出来る。まぁ、色々と問題は起きるが流石に二度も救ってくれた命の恩人にNOとは言えなかった。

 

 そんなこんなでS13基地の万能者を資材置き場に案内し、自分はS13基地の事務室にさりげなく戻る事にした。案の定騒がれたり、居なくなった訳を聞かれたが『誰が異世界のどっかの城で神に近いようなヤバイ存在に拉致られて、万能者も入ってきて助けてくれた』なんて事を信じる人なんている訳が無く、BAR行って酒のんでた。万能者とは友達。って事で話を合わせなんとか説得できた。

(色々な人形達から怒られたり空砲を至近距離で撃たれたが…)

 

 …と色々な事が起こり万能者は資材置き場で作業を始めた頃、リホ指揮官はある事をしようとしていた。それはかなりファンタジーな事で非科学的で根拠も何も無いが、あの白いドレスの女性や異世界、龍の眷属となった為気になった事だった。

 

リホ「何か… 魔法やら超能力とか使えるんかな?(ワクワクドキドキ…)」

 

 ○裂魔法とかベギ○マとか使えるんじゃね?と言う好奇心で動いていた。

 しかしながらどうやってその不思議な力を使うかなんて分かる筈もなく30分間苦戦し恥ずかしくなりやめる事にしたリホ指揮官だった。

 

リホ「ホンマなんやろ… まぁ、期待したウチが馬鹿やった。テレポートで帰るかの…… ん?」

 

 期待が外れ、テレポートを使い事務室行こうとした。しかしその瞬間不思議な力を感じ始めた。血を飲んで起きた日に感じた不思議な力と同じ感覚だった。なんとなく感覚で、自分の本能に身を任せ不思議な力を大雑把に操りだした。

 

 そして不思議な力を操り、出来たのは空間に浮かんだ紫色の穴。その穴を覗いて見るとS13基地の事務室の真上から見た光景が広がっていた。

 

リホ「わ、ワームホールやな… これ…

うん、掃除とか手の届かない所に手が届くようになったの(現実逃避)」

 

 

 流石に何も出来ないと思っていたが案外すんなりと出来てしまい困惑し改めて人形やめちゃった感じだと感じた。

 




リホッチの新能力

ワームホール
 東方プロジェクトの八雲 紫のスキマのイメージ。
テレポートの妨害する装置に一切引っかからないし探知も出来ない為、防ぐ手立ては無い。

 有効射程はテレポートとは比べ物にならず長く、敵を砂漠や海のど真ん中に移動させたり高い所から落としたり、超長距離移動など出来て汎用性が高くやりたい放題できる。



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

能力の検証

リホッチが能力の検証をするようです



 自分の今いる場所とS13基地の事務室を繋ぐ【ワームホール】という能力が発現した。その能力はどう言う物なのか?どう言う性質で欠点はないのか?気になったリホ指揮官はその能力を検証する事にした… …のだが色々とあり過ぎてお腹が減ったし眠いので明日にする事にした。

 

 そして次の日の朝、いつもより増々で空砲をくらいつつも起き、朝ご飯で合成品で作られたシーフード味のカップラーメンと合成チョコレート(どちらも味は微妙)を食べてお腹を満たした後、リホ指揮官は運動場でスマホをドラム缶の上にビデオモードでセットし能力の検証をしようとした。

 

リホ「…さて、ワームホールの検証始めるで、まずはワームホールで1m移動、そしてワームホールの起動時間の計測、その他不具合を記録」

 

 リホ指揮官はワームホールを起動させた。その時間は起動した瞬間のラグは0.01秒未満、つまりほぼ起動に要する次回は無かった。

 

 その後、同じ検証を1m、10m、20m、と検証をしてみたが特にそれといったラグや欠点もなかった。勿論ワームホールでの移動も異常は見られず移動が可能だった。

 

 思いのほか上手くいったのでリホ指揮官はS13基地から正月に行った神社の近くの路地裏に移動する事にした、だいたいの距離は約100km以上、距離なんて測ったらから分からない。その為縦軸、横軸、標高だけの座標データだけを頼りにワームホールを起動させる事にした。

 

狙いは幅約5mの路地裏、地面からの高さ3mにワームホールを起動させる。無理かも知れないと思いつつもやってみた結果、思いのほか少し10秒程で起動出来てしまった。

 

リホ「早… テレポートの施設込みで3分かかる筈なんやけど10秒とはの…」

 

 思いのほか使い勝手が凄く良い能力だった。

 そして次の検証は下向きに入り口、横向きに出口のワームホールを作り出し物を落下させてらどうなるのか?と言う検証だった。取り敢えず石を入り口に落としてみた。

 

 落下した石は横向きの出口から勢いよく出てきて曲線を描き地面に落下した。つまりもし石がレーザーや銃弾だったら弾道の向き、それどころかゼロ距離でレーザーや銃弾をぶっ放す事ができるヤバイ代物だった。

 下手したら弾道ミサイルをなんの前触れも無く敵の本拠地に直接叩き込んだり、敵のリーダーだけを神隠しの様に攫ったりする事すら可能な力だった。

 

リホ「エゲツないわ〜…(現実逃避)」

 

 そして最後の検証はワームホールの間に物を挟みワームホールを止める検証だった。

 

 取り敢えず重機使って鉄骨をワームホールに挟んでみた。そして鉄骨が挟まっている状態でワームホールを止めた。

 

 その結果、綺麗な切断面で切断された鉄骨が出来上がっていた。熱すら発さず、音すら出ない。更に射程が凄まじい程長い… 暗殺にも使える能力だと確信した。

 

 しかし、もしこの事が知られたらと考えるとリホ指揮官はゾッとした。もし敵対勢力に拉致されたら監禁、脅迫、解剖されるのは確定だった。逃げる事は出来ても周りの人にまで危害が及びそうな能力だった。

 

 

 その血を持つということは・・・・・・相応の責任と覚悟が必要・・・・・・そのことだけは覚えておいてね

 

 

 白いドレスの少女の言葉が脳裏によぎる。そしてその責任と覚悟は多分まだまだ一部に過ぎないと思うと少しだけ怖くなった。

 

リホ「はぁ… ほんと幸運なのか不運なのか…

 …そんな事より目の前の事を片付けますか…!まだまだ朝やし今日も事務作業が待ってるからの!」

 

 分からない先の事に怯える事より目の前の仕事を片付ける事にし、スマホからビデオした検証動画を消して事務室へ行き日常業務に集中し励むリホ指揮官だった。

 




ヤベェぐらい強い能力だけど…
厄ネタでもある能力ですな


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

姉貴に勝ぁぁぁッつ!!

M134は姉のバルカンに勝ちたいようです


 M134はイライラしていた。

 確かに朝、マーダーに朝ご飯で頼んだハンバーグを強奪された事もある、しかしそれよりももっと身内の事でだ。姉のバルカンに勝ちたかったからだ。

 前のMCR(メンタルクロックルーム)内での決闘での勝負はペルシカの悪戯により勝敗はつかなかった。

(ペルシカが貞子乱入させた事により)

 そんな訳で…

 

M134「姉貴!私と勝負しろ!」

 

バルカン「うるせぇ!なんだよ毎回毎回!…やりゃいいんだろ!やりれば!」

 

 あれからバルカンにM134は何度もしつこく勝負を持ちかけていた。勝負の度にバルカンは何度も断ったりとしてきたがあまりにもしつこい為面倒だが勝負する事にしたバルカンだった。

 

バルカン「たくっ… 何やんだよ」

 

M134「体術だ!コテンパンにしてやんよ!」

 

バルカン「はいよ」

(はぁ… しつこいしキツめに1発殴って終わろ…)

 

 一言言って面倒臭ぇ… と思っていたバルカン。しつこいし無謀な物もある、更に部屋にまで突撃してきたりと過激になって来たからだ。

 

 

 M134とバルカンはG&K社の訓練場に二人は向かい、ある格闘技用のリングの上に上がった。

 バルカンはさっさと終わらせるべく合金で出来た硬い義手で1発殴って終わらせようとしていた。そんなバルカンに対しM134はそんな事知らずにやる気満々の様子だった。

 

M134「ルールは武器は禁止、それ以外は()()()()()、いいな姉貴?」

 

バルカン「分かったから… さっさとしろってんだよチビ」

 

M134「このぉ!馬鹿にすんじゃねぇ!!」

 

 悪口に激怒し突然はM134は殴りかかってくる。バルカンはM134の拳を手で掴み真正面から攻撃を受け止める。

 

M134「勝ってやんよ!」

 

バルカン「勝つには100年早いんだよ!」

 

M134「うるさい!こうしてやる!」

 

 その瞬間、身体が突然重くなりバルカンはよろめいて隙が出来てしまい、腹にM134のパンチをモロに受けてしまう。【M134ミニガン】を持てる程の怪力から放たれバルカンは軽く退けぞってしまう。

 

バルカン「効くぅ… 」

 

M134「反重力装置の逆起動による重撃と倍増した体重の重さにいつまで耐えられるかな!」

 

 本来はこの機能は【M134ミニガン】の反動を打ち消す為に体重と自重を増やす為の機能だがバルカンに対して使い動きを封じながら一方的に体重が増加し威力が上がった攻撃を一方的に繰り出そうとした。しかし、この思惑はバルカンの前では上手く行く筈が無かった。

 

バルカン「もうめんどくせぇ!ゴリ押す!」

 

M134「な、なんで動k… ギャッ…!」

 

 M134はバルカンは問答無用で蹴りを横腹に受け吹き飛ぶ。吹き飛んだM134は壁に衝突しピクリとも動かなくなり気絶した。

 

 【M61A2バルカン】を持ち歩き撃てる程の力を持つバルカンに体重が倍増したぐらいじゃ叶う筈が無かった。

 

バルカン「本当にめんどくせぇ妹だな… 取り敢えず運んでやるか」

 

 この後、気絶したM134をおんぶした後、春田さんのBARのソファに寝かした。そしてM134は起きた後、負けた事を悔しがり一人訓練場に入り浸った。

 




姉に勝る妹など存在しない?

そしてM134は反重力装置を逆に起動する事により重量を増やしたり、反動を打ち消したりしています。
(銃弾の威力は変わらない模様)
しかも、近接戦闘で使えば相手の動き遅くしたり一方的に攻撃出来たりできますが…

M134より力が強いバルカンに効く訳が無かったようですね…


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

指揮官の苦悩、と+a

色々な重圧、そして不運が…

見ればわかる

https://syosetu.org/novel/190378/70.html


そして新たな展開が…


 それは突然の事だった。事務作業中、街の方角から遠くにあれど、ここからよくわかるほど大きく光っていく『光の柱』と比喩しても過言ではない大きくなり、軽く事務室の机が揺れたのだった。

 

リホ「な・・・・・なんや・・・・・アレ・・・・・・・・・・」

 

タチャンカ「……アレは…… 現実なのか?」

 

EM-2「あ、アレは…… 何?」

 

 リホ指揮官はまた万能者が何かやったんだろうな。と心の中で思い、同じなく事務室作業をして『光の柱』を見ていたタチャンカとEM-2は目を丸くし呆然としていた。

 

リホ「(いや… 万能者が何かやらかしたとは決まってへんよな?前のギャングのアジト壊滅の件で抗争が激化してるっていうのに更にヤバイ事なるの…)」

 

 少し前に謎の鉄の巨人によりギャングのアジトが壊滅した時、チャンスとみたマフィアとの抗争は落ち着きを見せていたのだが… また抗争が激化する要因になりそうだった。

 

リホ「はぁ… 万能者の使った資材は取り敢えず "盗難に遭った" って事にして… これはどうやって報告しよかの?誤魔化し切れんよ?あははは…… 」

 

 あの規模の爆発は誤魔化し様も無く流石に隠蔽しようがない。ってかそもそもの話だがどういう情報が少な過ぎる。どうなってあの大規模な爆発が発生したのかが分からない。

 

 流石に治安よ環境も劣悪な街に練度が低くまだまだだ新人な基地の部隊を連れて行く訳にもいかずリホ指揮官は単独で街に乗り出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 所変わってそんな事なんて知る由もないI.O.P.社、ペルシカはイス座りながらコップに入ったコーヒー片手を飲みながら、ある人形の製造計画書ととある任務の詳細に通していた。

 

ペルシカ「【パラケルススの魔剣】の製造計画、規格外過ぎるわね… 1発でC級E.L.I.Dを消し炭に、3発でD級すら捻じ伏せる破壊力と貫徹力… その本体の護衛任務ね…」

 

 その依頼は大手製薬会社兼PMCの対E.L.I.D部隊からの報酬の払いも太っ腹な護衛依頼だったのだが… 妙に胡散臭い任務だった。護衛任務ならEA小隊以外にも適任の部隊がある筈だ。それなのにEA小隊にその護衛任務が回っていたのだ。

 

ペルシカ「まぁ、何にしろ… 旨すぎて怪しまざる得ない任務ね。でもスポンサーとか色々な関係があるからやらざる得ないか〜… 」

 

 ペルシカは渋々この大手製薬会社兼PMCからの護衛依頼を受ける事にしEA小隊の隊長のペイロードに気を付ける様に指示し何か予想外のアクシデントにあったら危険を冒す事無く直ぐに【パラケルススの魔剣】を連れて脱出すると言う事にした。

 

 




大手製薬会社兼PMCからの護衛依頼
戦術人形【パラケルススの魔剣】とは?

そしてこの先に待っているは血生臭い地獄か?
それとも……

さて… 生物厄災(バイオハザード)編が始まる…


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

生物厄災(バイオハザード)
護衛対象との邂逅


 EA小隊は某所にて大手製薬会社兼PMCの要人護衛任務を受けていた。任務は護衛対象である最新の対E.L.I.D用戦術人形【パラケルススの魔剣】の本体を研究所から()()()()の施設まで護衛だった。

 

 そして今はペイロードとバルカンが護衛トラックを運転する大手製薬会社兼PMCの対E.L.I.D部隊所属の特技兵長である【セイ・P・アサギリ】から輸送トラックのルートをみて危険な場所や時間がかかりそうな場所を確認していた。

 

セイ「〜〜〜〜…って感じです。何か聞いておきたい事はありますか?」

 

ペイロード「そうですね… 私は特にありません」

 

バルカン「そうだな〜… あっ…そうだ

その護衛対象の【パラケルススの魔剣】って戦術人形に会ってみたいな…?流石にこれから護衛するってのに挨拶一つ無しなのはダメだろ?」

 

 流石に護衛するに会って見たかったバルカンは挨拶したいと思った。

 

セイ「そうですね、護衛する相手の顔は見て置きたいですしね。実は言うと私もその護衛対象の【パラケルススの魔剣】って戦術人形の姿は見てないんですよ」

 

ペイロード「そうなんですか?」

 

セイ「はい、何故か輸送車両から出て来ないんです。なので心配なので一緒に会ってきますか」

 

バルカン「そうだな、そういえば… 見に行っていいのか?」

 

セイ「大丈夫ですよ、なので会ってみましょう。

 

 まだどういう人か分からないが人の良さそうな特技兵長のセイという人と一緒に護衛対象である【パラケルススの魔剣】という戦術人形と一回合う事にした。

 

 そして護衛対象が乗っている輸送車両の後部にある扉の前まで来た。そしてバルカンはゆっくりと扉に手を掛けた。

 

バルカン「じゃ、あけるぞ?」

 

 ゆっくりと扉を開けるたバルカン、そしてそこに広がっていたのは…

 

 銀髪でロングヘアー、そして白いワンピースを着た少女がイスに仰向けでダラしない姿でスマホのゲームをしていた。

 

「え?……貴方達… 誰?」

 

ペイロード「貴方の護衛にあたるG&K社所属、EA小隊の隊長のペイロードと言います…… あの…バルカン… さん?」

 

バルカン「…… す、すまん…

 ちょっと()()()()()を思い出してしまって取り乱しちまった……

【パラケルススの魔剣】でいいんだよな?私は【M61A2バルカン】だ。気軽にバルカンって呼んでくれ」

 

 ちょっと前の電子空間内で偽貞子に追いかけられた事が軽くフラッシュバックしたバルカンだった。

 軽く自己紹介を終え、今度は少女は立たずに仰向けで寝そべりながら自己紹介を始めた。

 

パラケルスス「私は対E.L.I.D用戦術人形【パラケルススの魔剣】……

 あっ… 青○来た… うわぁ〜… ○鬼食べられちゃった〜… あっ… ポテチ食べる?」

 

 

 ダラダラしながらゲームしていて、とても緩い雰囲気は本当に戦術人形か疑たくなる程だった。パラケルススは起き上がりポテチの袋を開けてテーブルの上に置き食べ始めた。バルカンもイスに座りポテチの袋に手を伸ばした。

 

バルカン「そうか、なら遠慮なく……」

 

セイ「輸送車両の移動までまだ時間はある事ですしポテチいただきますね」

 

ペイロード「遠慮して下さいよ!これでも任務中ですよ!ゆる過ぎます!」

 

 この先恐ろしく不安になったが、このあと結局時間もまだあるので一緒になってポテチを食べたペイロードだった。

 

 

 




戦術人形【パラケルススの魔剣】
対E.L.I.D用戦術人形
銀髪ロングヘアーで白いワンピース

 某研究所の研究員達(特に男性)から甘やかされ続けた結果、干物系女子で面倒くさがり、それでいてゲーマーで基本的に "働いたら負けだ" と思ってるニート思想の残念な美少女に……
 でもやる時はやる勝負師でもある。
 


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

移動中の出来事

その時は突然に…


 輸送車両の中でグータラしてゴロゴロしていた【パラケルススの魔剣】と一緒にポテチを出発時間の10分前まで食べた。

 そして先導車両、護衛車両、輸送車両、護衛車両の順で計4台で移動し、【パラケルススの魔剣】の専用兵器である最新の高性能電磁投射砲(レールガン)の配置されている所までの護衛だった。

 

 バルカンの愛銃?である【M61A2バルカン】は大きい為先導車両に一人で。あとはペイロードとマーダー、フレイムとデストロイヤーと二組に分かれて護衛車両に乗っていた。

 

バルカン「私を守ってくれよ… S&W M500…

…いやスミス……」

 

 バルカンはこの護衛任務が始まる前にやっと頼んだ物があった。それはバルカンが今はゴグマジオスとの決戦(モンハンコラボ)の報酬金でリボルバーのS&W M500を買っていた。流石に象撃ち用の拳銃の様なナニカのプファイアツェスカをサブとして使う訳にはいかなかった。そしてもう一つの理由は "お守り" って意味だった。

 二回もDG小隊のスミスに助けられそして二人は結ばれた。そしてもし、ピンチが訪れたとしても守ってくれると信じ、バルカンはS&W M500を選びサブとして本格的に使う事にした。

 

バルカン「さてと…… セイ、何か異変はないか?」

 

セイ「いえ、何も異常ないですね」

 

バルカン「そうか… なら良かった」

 

セイ「そろそろ街に着きますね、何ごとも無くて良かったです… では通信しますね

『此方、輸送車両、そろそろ目標地点に着きます…… 此方、輸送車両、そろそろ目標地点に着きます…… 』

……なんで通信に出ない?打ち合わせ通りなんだけどな…?」

 

 【パラケルススの魔剣】の専用兵器の電磁投射砲(レールガン)のある建物が見え始め、セイはそろそろ目標地点に着きます。と連絡を入れる。しかし、通信の返答は無く再度試してもダメだった。

 

セイ「これは…… バルカンさん、EA小隊全員に警戒する様に言ってくれますか?なんかとても不気味です」

 

バルカン「分かった、すぐに通信する」

 

 バルカンはEA小隊全員に事態を伝え、バルカンも愛銃の【M61A2バルカン】を右腕の技術に接続しいつでも戦闘が出来る様にスタンバイした。

 

 セイ「目標地点まで100m、ですが… この不気味な雰i……!? ウグッ…!?」

 

バルカン「ウォッ!?ギャッッ!?」

 

 突然、大柄な黒い影が先導車両の前に現れ、あろう事か大型の先導車両を素手で止めてしまった。そして何事もなくフロントガラスを素手で破壊、セイを運転席から引き摺り下ろし地面に叩きつけた。

 

バルカン「やりやがったな!この野郎…!」

 

 バルカンを撃とうしたがすぐさま【M61A2バルカン】を床に置きハンドガンのS&W M500に持ち替えて撃ち出しす。

 

バルカン「(クソッ… 流石に人がいる方向にぶっ放せない… 早速使う事になっちまったな…)」

 

 弾道がブレやすいガトリング砲では流石に人がいる方向に撃つ事は出来い、その為S&W M500に持ち替え頭を狙って撃っていた。

 

バルカン「コイツ…!頭に当たっても即死しない!?なんなんだよチクショウが!」

 

ドォォンッッ!

 

 その時、1発の銃声が響き謎の薄気味悪い黒いコートを着た大男の頭に命中し仰向け倒れた。銃声の聞こえた方向をみるとペイロードの銃から硝煙が上がっていた。

 

ペイロード「バルカンさん大丈夫ですか!?」

 

バルカン「私は平気だがセイがヤバい!」

 

ペイロード「バルカンさん背負って運べますか?製薬会社の建物なので医療器具とか薬は準備出来る筈です!」

 

バルカン「了解!」

 

 意識が目覚めないセイと先導車両から使える物を後方の護衛車両に運び込びこんだ。

 そしてすぐさま本来の目標地点である大きな製薬会社の建物にEA小隊とセイを背負ったバルカン、パラケルススの魔剣が入っていった。

 

 




通信の返答が無い…

そして謎の薄気味悪い黒いコートの大男

どうなるんだろうな〜…


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

施設探索

 謎の黒いコートの大男の襲撃に遭ったEA小隊は、護衛対象のパラケルススの魔剣と地面に叩き付けられ意識を失ったセイを連れ目標地点である施設に着いた。

 慌てて建物のフロントに入るも人の気配は無く、不気味な雰囲気が広がっていた。人が一人も居ないという異常な光景に普通ではない事が起きている。と分からせられる。

 

 ペイロード「医療品を探しますか。私達は戦術人形でもセイさんは人間ですから。それと誰かいた時に役に立ちますから」

 

マーダー「そうね、で?誰がいく?流石に護衛対象置いていく訳に行かないでしょ?」

 

ペイロード「そうですね… 私とバルカンさんが行きますか…… バルカンさんいいですか?」

 

バルカン「構わねぇぞ、さっさと行くか。

マーダー、私の愛銃を頼んだぞ?こんな狭い所でぶっ放せないからな」

 

 バルカンもこんな場所では撃てないと分かっていた為、フロントに愛銃を一旦置いて行く事にし、バルカンとペイロードの二人は一階の左の手前の部屋から施設を探索する事にした。

 扉を開けるとそこに広がっていたのは暗く薄気味悪い通路が広がっていた。そんな空気にバルカンは少し引き腰になっていた。

 

バルカン「こういう所苦手なんだよ… ペイロード… さっさと終わらせよう… こういう所はホント無理 」

 

ペイロード「…とは言ってもダメですよ。あと、幽霊なんていませんから安心して下さい」

 

バルカン「そ、そうだな… うん、居ない… よな?」

 

ペイロード「ちょっ… 近過ぎますよ…」

 

 この薄気味悪い空気は苦手なバルカンはペイロードにくっ付き怖さを紛らわし通路を進んで行った。

 そしてバルカンは青色のダイヤのマークが付いている部屋の前に来た。

 

ガチャガチャ…

バルカン「開かねぇな…」

 

ペイロード「鍵を探しますか…」

 

バルカン「めんどくさいな… ってかマスターキーがあったな」

 

ペイロード「マスターキー?ちょっと壊すのは…」

 

バルカン「この際壊れてたって事でいいだろ…

…フヌッッ!!ウラァッ…!」

メキメキ…

…バキィッッ!

 

 バルカン流のマスターキー、それは右腕の義手で全力でドアノブを握り潰し壊れたり鍵ごと強引に引き抜く強引な方法だった。

 これじゃ妹にメスゴリラと言わr…(血に濡れて読めない)

 

 そして部屋の中に入ると段ボールが大量に詰まれている倉庫で食料やら医療品がかなりの量があった。

 

ペイロード「ま、まぁ、歩き回る手間が省けて良かったですね… 少し荒っぽいですけど…」

 

バルカン「そうだな… 取り敢えず医療キッドとレトルトカレーの段ボール運ぶか」

 

 バルカンは段ボール箱を二つ持ち、ペイロードと一緒に通路に出た。その時、ペイロードは何かの気配に気付き奥の通路の天井を見た。

 

バルカン「どうしt…「静かに…」…?」

 

 バルカンは静かにペイロードが見ている天井を見ると、そこにいたのは四足歩行で天井を這う様に移動しているグロテスクなナニカがそこに一匹居座っていた。

 

バルカン「ど、どうする?

 

ペイロード「何故か気付いて無いのでスルーで… 絶対に刺激しない様に…

 

 二人なグロテスクなナニカにバレない様に慎重にフロントに戻ろうとした。

 

 

 

 

 

 

 その頃、フロントではセイをソファに寝かし、パラケルススの魔剣は緊急事態にも関わらずスマホゲームで遊んでいた。フレイムはその事が気になり止めるように話しかけた。

 

フレイム「パラケルススさん、今は結構危ないからスマホゲームは止めて下さいよ」

 

パラケルスス「えぇ〜… だって今大事なイベントがあるから無理」

 

フレイム「命とゲームどっちが大切なんですか?」

 

パラケルスス「ん?どっちも大切だよ〜…

 あっ… 星5の新キャラだ!やった!」

 

フレイム「もう!止めて下さいよ!」

 

 この時、パラケルススの魔剣はこう思っていた。「どうせ大丈夫だからゲームやってよ」と舐め腐っていたが、事態は想像の倍以上深刻だとはこの時は夢にも思わなかった。




グロテスクなナニカ
 床や天井、壁を這い回るグロテスクな奴、最初見た時軽くトラウマにになる



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

隠し通路

EA小隊らしいやり方

仕掛け?謎解き?
そんな物はな……



 あの筋繊維が剥き出しの怪物はどうやら目が見えないらしく、そして少しの音でも敏感に反応するらしくバルカンがドアノブを壊し入ったのが原因で集まってきたらしい。

 

 医療キッドとレトルトカレーの入った段ボールを抱えたバルカンとペイロードはその事に気付き何とか "グロテスクなナニカ" に見つからずにやり過ごす事ができフロントにつく事が出来た。そして二人がフロントに帰って来た時にはセイは目覚めていた。

 

セイ「いたっ… 肋骨何本かイったね… これは… 」

 

ペイロード「守り切れずすいません… それにしてもあの黒いコートの大男は何なんですかね…?S&W M500を頭に撃っても倒れないなんて異常過ぎる…」

 

 セイは黒いコートの大男に地面に叩き付けられ外傷が無いが肋骨を何本か折りジワジワと痛みが押し寄せていた。

 

 そしてペイロードは今までの事に付いて考えて始める。マグナム弾を頭に当たっても怯まず、25mm弾のXM109でやっと倒れるという常軌を逸した耐久力、そしてあの床や壁、天井を這い回るグロテスクなナニカ…。余りにも現実味が無い、しかし実際に目で見た確かな現実にペイロードは自分がしっかりしないと… と自分に言い聞かせ次の行動を考え始めた。

 そんな時、デストロイヤーが何かに気付きバルカンに話していた。

 

デストロイヤー「ここの真ん中の石像の所なんか変… それとはめる所ある何か仕掛けあるよ?」

 

バルカン「おお、確かに仕掛け見たいのあるな…」

 

 石像の下にメダルの様な物をはめる所がある所に気づいた。しかし、この施設内を調べるとなると時間が掛かる…。どうするか考えているとマーダーがある事を提案した。

 

マーダー「何か三つメダルをはめるんでしょ。…もうデストロイヤーに爆破させた方が良くない?時間短縮になるし」

 

 仕掛けを解除なんて時間ロスしたくなかったマーダーはデストロイヤーによる爆破して仕掛けを破壊する事を提案した。

 

デストロイヤー「いいね!思いっきりいっちゃおう!」

 

バルカン「隠し通路なんて仕掛け事壊しちまえ!デストロイヤー!」

 

ペイロード「さっきの変な奴が来たらどうするんですか!」

 

バルカン「ここなら私の愛銃が使えるから大丈夫だろ?」

 

 一旦全員を下がらせて障害物に爆風が当たらないように隠れた。そしてやる気満々のデストロイヤーは大型のグレネードランチャーを石像と仕掛けのある台に向けて照準を合わした。

 

デストロイヤー「本気で行くよぉーッ!ウオォォォッ!」

 

 受付の机を蹴り上げて高く飛び上がり小型の爆弾を石像と仕掛けのある台に向けて多数散布。張り切っているのはいいがやり過ぎであった。

 

ペイロード「ちょっ…!やり過ぎッ!」

 

バルカン「ヤバっ…!隠れろ!」

 

パラケルスス「凄っ!カッコいい!!」

 

フレイム「パラケルススさんセイさん隠れて!」

 

デストロイヤー「【大地終焉】ッッ!!」

 

 小型の爆弾を散布、そしてグレネードランチャーで追撃、小型の爆弾は誘発し極大の爆発を起き一瞬にして爆発の衝撃と閃光が辺り一体を包み込んだ。

 

 爆発が終わり爆煙が晴れるとそこには瓦礫が散乱し石像の奥には扉があった。

 

デストロイヤー「あっ… 弾使い過ぎた…」

 

 結局の所、隠し通路は見つかったがデストロイヤーちゃんはやっぱり見た目は大人、頭脳は子供だった。

 そしてEA小隊とセイ、そして護衛対象の【パラケルススの魔剣】は隠し通路に入っていった…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それはゆっくりと起き上がった…

 

 輸送ヘリからの物資で受け取り担いでいるのは四連ロケットランチャーのレーザーサイト付き

 

 任務は研究者含め、全ての関係者、人形の抹殺

 

 

 【ネメシスT型】と呼ばれる異常な存在(B.O.W)は確実に迫っていた。

 




来ますぜ…

そしてトンデモない事になりまっせ…



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

地下での出会い

異常な事態、、、

ドンパチしようぜ!



 護衛対象のパラケルススとセイを連れEA小隊は仕掛けを爆破し隠し通路を通り薄暗く生ゴミの匂いが充満する下水道を通っていた。

 この生ゴミの匂いにパラケルススは嫌がっていたが一人でフロントに居る訳にもいかず嫌々付いて来ていた。

 

バルカン「うぅ… 私の愛銃がぁ〜…(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)」

 

ペイロード「流石にこの狭い所だとね… でも後で取りに行きましょう!」

 

バルカン「そ、そうだな…… グスッ…」

 

 狭く水の流れる下水道とバルカンの相性は最悪だった。バルカンはガサツに扱っているが【M61A2バルカン】は意外に繊細なのだ。

 回転機構はガス圧式ではなく出力が安定する電気式、それで元々戦闘機や対空砲などであった事から耐水性はそこまで高く無い、そして下水道に行くにはサイズが大き過ぎると色々と問題がありフロントに置いておくしかなくサブとして持っていたS&W M500で対応する事になった。

 

 愛銃を持っていけなくなった事と不気味で気味が悪く臭い下水道という事もあってバルカンのメンタルは不安定になっていた。

 そんな事もあり、下水道を通っていると途中で脇の道が無くなり下水の流れている所に入らないといかなくなった。

 

 ペイロード「ここからは下水に少し入らないといけないですね…」

 

パラケルスス「は、入るの?!止めようよ!」

 

 セイも一応軍人、そして戦術人形であるバルカンやペイロード、フレイム、マーダー、デストロイヤーは少し躊躇したが下水の流れり通路に入ったがニート気質なパラケルススは嫌がった。

 

パラケルスス「臭いし汚いし嫌だ!」

 

ペイロード「そうと言っても… 」

 

バルカン「分かった… お前背負っていく」

 

パラケルスス「ちょっ… え……?」

 

バルカン「何ボサってしてんだ。早く背中に乗れよ」

 

 そんな訳でさっさと先を行きたいバルカンがパラケルススを背負って行く事になった。正直、パラケルススって本当に戦術人形か?と思い始めていた。

 

パラケルスス「絶対に私をドブに浸からないでね!嫌だから本当に!」

 

バルカン「はいはい…」

 

 パラケルススを背負いながら下水道を通った。途中、道具を使って開ける扉やカードキーで開く扉があったのだが勿論、人形ならではの力技やマスターキー(銃弾)で開けていく。

 そんな中、進んでいる最中に不可解な死体に遭遇した。その死体は傷だらけで腐食が進み、そして綺麗に頭だけ切断された。

 

パラケルスス「ヒギャァッ!?し、死体……!」

 

ペイロード「私達意外にも誰かが?流石にあの変な生物の爪じゃこんなに綺麗に切断なんて出来ない…」

 

マーダー「確かに誰かがいるかもねぇ… ってかさっさとやりあいたいんだけど〜…」

 

パラケルスス「う、ウゲェ………」

 

バルカン「うぁっ!?背中で吐くな!うぁぅ!?きったね!」

 

 変な生物(リッカー)の爪では流石にこんな綺麗に切断は出来ない、明らかに誰かの仕業だった。そして、グロ耐性がないのかパラケルススはバルカンの背中に吐いてしまい嘔吐物が直撃してしまった。

 

 そして進みでいく中で首無し死体が散乱している光景が続いた。

 そして護衛対象のパラケルスス、EA小隊とセイが進んで行くと更に地下へと移動する為の移動用列車の線路が敷かれ移動用の列車がそこにあった。

 そして中で何者かが作業をしていた。身軽で取り回しが効くペイロードとセイが突入する。

 セイが扉を開けた瞬間、ペイロードが飛び込み作業をしていた人物に向け【M109 ペイロード】の銃口を向けた。

 

ペイロード「動くなッ!!」

 

「…な、なんや…っ!?」

 

 そこで電子部品をいじっていたのは何故かG&K社の指揮官の制服を着た人がいた。そしてペイロードにはその人物は妙に見覚えのある人物だった。

 

ペイロード「な、なんで…… リホーマーがここに?」

 

リホ「え、えぇ……?ちょっ… なんでここに…?」

 

 何故かS13基地にいった改造者(リホーマー)ことリホ・ワイルダーの姿がそこにはあった。

 

 




次回、リホッチ回!

どうしてここに?
そして目的は…?


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

リホッチが来た理由

 リホ指揮官とEA小隊の遭遇の数時間前、下水道を通る二人の影があった。リホ指揮官とWA2000だった。

 WA2000こと "殺し屋わーちゃん" は何も分からずリホ指揮官に連れてこられたのだ…。

 

 リホ指揮官が来た理由は大手製薬会社のアンブレラ社、その地下深くのある研究施設に保管されている龍の血(ドラゴンブラッド)の破棄が目的なのだが…

 …それと龍の血(ドラゴンブラッド)と同じくらい不味い予感がしたのだった。

 

リホ「なんやコイツら… 明らかに遺伝子操作と他に何か変な事させられてるの…」

 

WA2000「(なんで私連れてこられたの?まぁ、色々と殺りやすいから丁度いいわ…)」

 

 そんな訳でリホ指揮官と殺し屋わーちゃんのチキチキ龍の血(ドラゴンブラッド)奪取からの破棄作戦が始まったのだった。(わーちゃんには知らされていない)

 因みにだが、人型の蜥蜴(ハンターy型)キモい魚モドキ(ハンターa)、それとゾンビの首無し死体が散乱しているのはリホ指揮官が先導しテレポートで斬り刻んだからだ。

 そして、暫く下水道を歩いていると下水道の水門を管理する管理室にたどり着いた。

 

リホ「さて… あっ、マップあったの〜…ふむふむ…… 」

 

WA「(マップ見るのに夢中になってる…… 今のうちにに殺っておこうさきら…)… よしっ…」

 

リホ「あっ!わーちゃん!」

 

WA「…っ!?なっ、何かしら!」

 

 銃口を向けようとした瞬間に話しかけられてびっくりしたWA2000。幸いにも銃口を向けようと動いた瞬間だった為誤魔化しようがありバレずに済んだ。

 

リホ「この任務の分前は半分やからな?G&K社本部から直々の任務や。報酬は全額は1億って高いやろ?まぁ口止め料込みやこどな」

 

WA「そ、そうなの!?… っていうか私何も聞かされてないし!そもそも任務ってなんなの!?」

 

リホ「言うの忘れてたの… うーんと… そやな〜… 製薬会社から【ある物】を盗んで破棄してこい、機密情報盗んで来たら追加報酬… って感じやな?」

 

WA「【ある物】って…… まぁ深く聞かないでおいてあげるわ…

(報酬高ッ!殺るのはこの任務終わってからでもいいわね)」

 

 流石に【ある物】って言うのは龍の血(ドラゴンブラッド)って事は言えなかったリホ指揮官と報酬が余りにも良かった為、暗殺するのはこの任務が終わってからする事にした殺し屋わーちゃん。

 

 地図を見つけたリホ指揮官はマップを頼りにある事数十分後、地下へ移動する為の移動用列車があった。しかし壊れていた為、リホ指揮官は修理しようとし、WA2000は修理に時間がかかる為奥の方で休んでいたのだった…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 …っと言う訳なのが龍の血(ドラゴンブラッド)の事を話す訳にもいかずリホ指揮官はG&K社の命令で製薬会社の機密情報を諜報活動って事でEA小隊に話した。

 

リホ「…〜〜〜…って話やな」

 

ペイロード「ひとまずは信じましょうか… 通信が繋がらない状況じゃ確認は取れないので」

 

 この前とは違い信じて貰えたが少し疑念を持たれ緊張しつつも顔色を変えないように演技していたリホ指揮官だった。




龍の血(ドラゴンブラッド)
T.ウィルス
E.L.I.D

もう最悪の予感がヒシヒシと…


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

地獄の入り口

 

 地下の研究施設へ向かう列車直す事が出来た為動かし始めた。徐々にスピード上がり少し揺れ地下深くの研究施設に進んでいた。

 列車内はメタリックな雰囲気、そして広いスペースが確保されておりナニカを運んでいた事は明確だった。

 

バルカン「製薬会社が生物兵器の開発ね〜… こりゃ世間に知れたらヤバイ事態だな」

 

リホ「…そやな… まぁ、規模が大きい会社やから絶対に揉み消されるけどの」

 

ペイロード「製薬会社が潰れたら薬の物価が上昇して医療関係に損害、人間にとっては死活問題だから… ですかね?」

 

リホ「そやな〜…」

 

 もしこの生物兵器の開発が事実だとしても訴えられないケースがあった。それは製薬の大手の会社でたる為全工場の停止や差し押さえとなったら薬の物価が上昇してしまい値段が高くなってしまうからだ。人形には関係なくとも人間には大問題な事の為揉み消される可能性があった。

 まぁそんな事よりも色々とヤバイ事態なのだが…。

 

 

 色々と話をしていると列車は地下深くにある研究施設につきEA小隊、セイ、パラケルスス、S13基地の2人の9人は列車を降りた。

 列車の駅はコンクリートで出来ており無機質で必要最低限と無駄を省いた構造となっていた。そして血に塗れた()()()()()()()()()()()()()()()がフラフラと歩き回っていて。EA小隊のペイロードはその兵士に大丈夫かどうか聞いた。

 

ペイロード「大丈夫ですか…!返事をしてください!

………… 返事がない?」

 

 その兵士に話しかけても返事が無くフラフラとこっちに向かってきていた。明らかに正気とは思えなくペイロードは1発の警告射撃を天井に向かって放ったが反応は無くお構い無しに向かってきていた。

 

バルカン「近づくんじゃねぇ!この野郎が!」

 

「ガァ…ッ!!」

 

 余りにも怪しかく危険な予感がしたバルカンは右腕の硬い合金製の義手で顔面を躊躇無く殴った。フラフラと向かっていた白いコンバットスーツを着た兵士は1mぐらい吹っ飛んだ。

 

 流石に気絶したと思ったバルカンだったが、その兵士は何事も無くフラフラと立ち上がり、気味が悪くなったバルカンはS&W M500で頭に1発撃ち動かなくなった。

 

バルカン「コイツら変だ…!義手で殴ったのに痛がらないし悲鳴も上げねぇ…!なんなんだよコイツは…」

 

ペイロード「いきなり殴ったのは驚きましたが確かにそうですね… 気絶もしなければ痛くても声を上げないのはおかしいです…… 半信半疑でしたがもうこれは信じざる得ないですね」

 

リホ「やっと信じて貰えたかの… って言うよりこの【白いコンバットスーツの兵士】は何処の所属なんやろ?

…そんな事よりさっさと()()探さないとの!ウチはわーちゃんと一緒にある物を探すからここで一旦おさらばやな!じゃバイバイ!」

 

ズガァァァァァンッ!!!

 

マーダー「列車が爆発した?」

 

リホ「アァァァ!折角直したのがぁ!」

 

 リホ指揮官とWA2000は龍の血(ドラゴンブラッド)を探しに先に研究施設に入っていこうとした時、突然列車は爆破しそこ爆炎の中から黒いコートの大男が火の熱さを物ともせず現れた。そしていきなり大男から聞き覚えのある回転音が聞こえ始めた。

 

バルカン「アレは…!柱に隠れて伏せろッ!!」

 

 突然放たれ2秒間だけだがその火力と射速にコンクリートの柱はズタボロになった。そして弾が無くなったのか持っていた()()をEA小隊に放り投げ攻撃し、そして壁に盛大な衝突音と共に激突、多数ある砲身が折れ曲がり煙をあげて壊れたのだった。

 

ガァッシャァァンッ!!!

 

バルカン「う、嘘だろ?私の愛銃がぁぁぁぁ!!」

 

ペイロード「フロントに置いてきたのを鹵獲されましたね…… バルカンさんの銃が…」

 

リホ「うっわぁ… あの壊れようじゃどうしようもあらへんな…」

 

バルカン「絶対にゆるさねぇぞ!私の()の仇取ってやんよ!!」

 

 会社のフロントに置いてきたバルカンの愛銃?である【M61A2バルカン】を使い捨てされ壊したメシスT型に対して大激怒したバルカンだった。

 そしてネメシスT型は四連ロケットランチャーを肩に乗せ追撃を掛けようとし、EA小隊もセイはパラケルススを庇いながら、S13基地の二人で対峙しなければならなくなった。

 

 




次回、ネメシスT型との再戦!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

数の暴力と白き人形

威力ヤバイ武装もってる人達を狙えば当然そうなる…




 薄暗い研究施設の地下のステーション、突然の列車の爆発、そして盗まれた【M61A2バルカン】が放たれ辺りはズタボロになった。

 そして列車が燃え盛る中構わず突き進み、【ネメシスT型】は平然と四連ロケットランチャーを向けていた。

 

バルカン「この野郎…ッ!ぶっ飛ばすッ!!」

 

ペイロード「何でいる!?頭に1発入れた筈なのに…!」

 

 驚愕、その一言だった。25mmのライフル弾を頭に受けた筈なのに平然と現れガトリング砲をぶっ放したのだ。人じゃ撃てない筈なのに明らかにおかしい、異常な存在だった。

 

ペイロード「各員散開して攻撃!!ロケットランチャーに注意!バルカンさんはパラケルススを守って!」

 

リホ「黒いコートは防弾コートやから頭を狙えや…!」

 

 ロケットランチャーを持っている為散開、そして護衛対象はバルカンはパラケルススの護衛をする事に、そしてリホ指揮官はテレポートでも()()()()()しようと行動した。

 

マーダー「りょ〜か〜い♪ヒャハハハ!」

 

フレイム「消し飛べ!」

 

デストロイヤー「榴弾食らえーッ!」

 

セイ「援護します!」

 

 それは余りにも理不尽、EA小隊の過剰な威力を持つ武装の集中砲火を浴びた。

 ネメシスT型はとても強靭いえど余りの火力に後ろにのけ反り後方に下がり、黒い防弾コートはズタボロになり生々しい肉が見え始め、ジャイロジェット・カービンの小型ロケット弾は無防備になった過剰に小さな爆発を起こした。

 

パラケルスス「ヒィッ!こ、怖いよ… 」

 

バルカン「お前本当に戦術人形なのかよ… 」

 

パラケルスス「だって戦った事ないしハンドガンすら撃った事ないよ私…

…はぁ… 怖い引き篭もりたい薄塩味のポテチ食べながら動○の森やりたい… 三食タダ飯食って過ごしたい…」

 

バルカン「はいはい…分かったから」

 

 どうやら彼女、模擬戦すらせず、かなり甘やかされてきたらしい…。そして、そんなこんなで呆気なくネメシスT型は仰向けに倒れ動かなくなった。

 

ペイロード「流石にこれだけ鉛玉をぶち込めば死にますよね…」

 

マーダー「念入りに止めを刺す?」

 

ペイロード「この先何があるか分からないのでやめましょう。」

 

リホ「ホンマ… これだけの攻撃受けても原型残ってるってどれだけタフやねん」

 

バルカン「列車の爆発で出入り口塞がっちゃまったな…」

 

 集中砲火を受けたのにも関わらず原型を留めているネメシスT型の頑丈さに驚いた。そしてよくよく気付いたら列車の爆発で出入り口が塞がってしまった。これでももう後戻りが出来なくなってしまった。

 

 その後、ステーションから研究施設に入ると、そこは研究施設の受付だった。どうやら職員用の食堂や会議室がある所らしい。

 リホ指揮官とはここで一旦別れ、EA小隊は脱出方法を探すべく研究施設内を探索する事になった。

 しかし…

 

バルカン「なんじゃ… こりゃ… 」

 

ペイロード「辺り一面血が…」

 

マーダー「いい匂いがすると思ったらこう言うことだったのね」

 

 白いコンバットスーツの兵士、それと白い軽装甲な戦術人形が何人か倒れ込みんでいた。どうやら全員何かに引き裂かれた跡がある事からナニカが潜んでいる事は間違い無さそうだ。しかし、一人だけまだ息をしている戦術人形がいた為バルカンは何があったか聞いた。

 

バルカン「おい大丈夫か!ここで何があったんだ!」

 

「……もういいか…どうせ死ぬ… 天井から突然襲われて一瞬で壊滅… 」

 

バルカン「お前ら何処の所属なんだ?」

 

「言えない…… この先に進んだ所で地獄しかn………」

 

 白い軽装甲の戦術人形は息絶えた。そしてその戦術人形の側に転がっていた銃をバルカンが手にとった。

 

バルカン「レーザー銃か… よく知らないが持っておくか… それにしてもコイツら… 何処の所属なんだ?」

 

 疑問に思ったが考えても答えなんて出ない為、バルカンはそのレーザー銃を背中に背負い探索を始めた。

 




数の暴力での封殺?
そして謎の勢力

どうなるかな〜…
(行き当たりバッタリなのでこの先大まかな予定しか無いですぜ!)


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

這い寄る者

 

 息絶えた白い軽装甲の戦術人形からレーザー銃を拝借したバルカンはデストロイヤーと一緒に薄暗い研究施設という事もあり、薄着味悪い雰囲気に二人とも恐る恐る探索していた。

 色々な薬品や溶液が陳列する棚に何に使うか分からないロボットアームに腹が切り開かれた死体、そんな研究施設に幽霊が苦手なバルカンと精神年齢の低いデストロイヤーは怯えていた。

 

バルカン「やっぱり怖い… こんな不気味な事してんじゃねぇってんだチクショウ…」

 

デストロイヤー「私も嫌だよ… 本当に脱出の手掛かりなんてここにあるの?」

 

バルカン「知らんが出入口が一つって事は流石にないだろ?探せば脱出手段はある筈だ… と思う」

 

 地下にあり研究施設だ。移動手段が列車だけとは流石にない筈だ。必ず他の移動手段があると信じて色々と探していたのだ。

 

バルカン「はぁ… こんな不気味な所を脱出してスミスとデートとか一緒に寝たりとかしたいな…」

 

デストロイヤー「一緒に寝るって…ッ!?…あ、アレやっちゃうの!?アレ!?」

 

バルカン「バカ!流石にセッ……

…って言わすんじゃねぇよバカ!ただ一緒に寝るだけだっての!やましい事なんてしないわ!そういうのは心の準備がまだできてない…………」

 

 色々と考えてはいるもののやっぱり恋愛関係や【そっち方面】はウブで勇気が持てないバルカンだった。

 女子トークで盛り上がりつつも探索はまだ何事も無く順調に進んでいた。お互い話しながらでもこんな所さっさと脱出したい思いで探索のペースは上がっていた。

 

バルカン「地図らしきものは見当たらないな… 代わりに日記みたいな奴が落ちてたけど役に立たないな」

 

デストロイヤー「うん、見当たらないね…」

 

バルカン「そうだn… デストロイヤー危ないッ!!」

 

デストロイヤー「キャっ!」

 

 バルカンは何かに気付きデストロイヤーを吹き飛ばした。突然の事でデストロイヤーは受け身を取れず顔面を軽く強打してしまった。

 そして突然攻撃を仕掛けた犯人の方に体勢を立て直しながら振り向くと地上の施設であった壁や天井を這い回る気持ち悪い奴がそれも天井に2匹、床にいる奴が2匹、計4匹がいた。

 

バルカン「ここにもいんのかよ!キモい奴!」

 

デストロイヤー「本当痛い!って何あのキモい奴!?取り敢えず散弾食らえ!」

 

 キモい奴(リッカー)に向けて二人は発砲、天井にいた1匹はなんとなく仕留めたものの素早く立体的な動きをするリッカーに烙印システム(ASST)の無い銃で応戦していたバルカンは苦戦していた。デストロイヤーも重武装である為、弾を何発か外していた。

 

バルカン「クソッ… 五発撃ったらリロードってなんか慣れないしリロードも時間かかる…!」

 

 特にリロードに手間取っていた。戦闘の中弾を込めなきゃならないリボルバーに慣れていない為、時間がかかっていたのだ。

 バルカンはS&W M500を一旦ホルスターにしまい、白い軽装甲の戦術人形のレーザー銃を構え、モードチェンジし鉄血化モードになった。本当は鉄血化モードで恩恵を受けるのは鉄血の武器だけだが…。

 

バルカン「このズルムケ野郎が!これでも食らえぇ!」

 

 レーザー銃の引き金を引いた瞬間、赤い強烈なレーザーが放たれリッカーを1匹焼き殺した。そして次にもう1匹に狙いを付け引き金を引いたがレーザーは出なかった。

 

バルカン「ん?冷却中?チッ…!まぁ1匹仕留めれたからいいか…!あとはハンドガンで…!」

 

 どうやらレーザー銃は一回撃ったら時間を置かないと撃てない物らしい。バルカンはS&W M500に持ち替えてなんとかリロードし攻撃をしようとしたが…。

 

デストロイヤー「よしっ…!あと1匹…!」

 

バルカン「この野郎!リロード中に襲ってくんな!ふぬッ!」

 

「グギャァ!!」

 

 そして天井から襲いかかってきたリッカーに合金製の右腕の義手で顎をアッパーでカウンターを決め最後の1匹を仕留める事ができ、戦闘を終了した。

 

バルカン「はぁ… こりゃ本格的にサブの武器の練習しねぇとな… 本当にこのままじゃ不味いな」

 

デストロイヤー「散弾の残弾8発… どうしよう…」

 

 

 二人は休憩を3分取り、その後探索を開始した。

 




地獄はまだまだ終わらない…
これからが本番


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

怠け者と隊長

 暗く不気味な地下研究施設、バルカンとデストロイヤーとは別の所をペイロードとパラケルススは調べていた……のだが…。パラケルススはペイロードにくっ付き離れようとしなかった。

 

ペイロード「いい加減離れて下さいよ… いざとなった時に助けれませんから…」

 

パラケルスス「やだよぉ… 怖いよぉ… ペイロードから離れたくないよ〜」

 

 半分涙目になって抱きついていた為、無理矢理引き離そうにも可哀想で出来なかった【ネメシスT型】との戦闘は確かに圧倒していたがその迫力や下水道通ったり首無し死体やらでだいぶメンタルが削られたらしい。

 

ペイロード「パラケルススさん我慢して下さい。私だって色々と疲れてるんですから…」

 

パラケルスス「ヤダヤダ!戦いたくないし絶対に離れないから!」

 

ペイロード「はいはい…」

 

 彼女が本当に戦術人形なのか疑う余地があり過ぎた。弱虫で戦術人形なのに戦いたくないと言ってる。まぁ、戦いたくないのは分かるがなんと言うか… 他力本願で自堕落でニートな駄戦術人形なパラケルススだった。

 

 そんなこんなで二人で何とかマップや脱出手段を探しているとパラケルススはペイロードに質問をしてきた。

 

パラケルスス「ペ、ペイロードってさ… どうしてEA小隊の隊長なんてしてるの?」

 

ペイロード「え?なんでいきなり?」

 

パラケルスス「いや… 少し気になって… 」

 

ペイロード「そうですね〜… 簡単に言えば "なるしかなかった" って感じですかね」

 

パラケルスス「なるしかなかった?どう言う事?」

 

ペイロード「バルカンさんとマーダーさんはどっちかと言うと指揮なんかより "突っ込む方が性に合ってる" って言って隊長になりたがらなかったんですよ… フレイムさんは人に命令するのは苦手だからって言ってね。デストロイヤーちゃんはその… 純粋過ぎるから無理だし…

…けど…」

 

パラケルスス「けど?」

 

ペイロード「私はお兄ちゃんに憧れたんです。立派なお兄ちゃんに…… だから私は隊長になったんです。いや、なるしかなかったんです…!

まぁ、たまに指揮を無視して突っ込む人達ですけどね」

 

 テーブルの書類を調べながら、ふふ、と微笑みながらパラケルススの質問に答えたペイロード。そんな時ある一枚の紙が目に止まった。

 

 そしてその紙に目を通した。

 

 

 


 

【ネメシスT型+a】

 

 量産型タイラントに寄生生物「ネメシス」を宿らせている。これが本体の退化した脳の代わりに脊髄付近に新しい脳を形成し、馬を操る騎手のような関係になることで知能を向上させたB.O.W.

 

 しかし、戦術人形の性能向上や兵器の性能向上により【ネメシスT型】の優位性は失われつつある

 そこで広域性低放射感染症(E.L.I.D.)を【ネメシスT型】に発症させ耐久力、火力、生命力の大幅な強化を図る事を決定した。

 これにより皮膚の硬化し、変異の可能性は低くなった。

 

 しかし、あくまでも可能性であり想像を超える攻撃を受け無理な超回復により肉体に急速な異形化する可能性が高く、どう変異するかも予測不可能になった

 

 今後の結果が良好次第、危険物質【龍の血(ドラゴンブラッド)】の投与も検討中

 

 


 

 

 

ペイロード「………戦いはまだまだ序盤かも知れませんね…」

 

 この書類を見たペイロードに戦慄が走った。もしかしたらあの【ネメシスT型+a】と呼ばれる存在はまだ生きているのではないかと… そして最後に出てワード "危険物質【龍の血(ドラゴンブラッド)】" とはどう言うものなのか?

 

 ペイロードはどうも嫌な胸騒ぎを覚えた…。

 




まだまだ序盤

大惨事が始まる…


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

私はオーガニック派よ

モグモグタイム(軽度のグロ注意)があるよ!



 マーダー、フレイム、セイの3人は他の二組とは別の所を探索していた。マーダーはまだ不完全燃焼でイライラしていてフレイムはそれを心配していた。そして珍しい鉄血のハイエンドモデルにセイは興味深々にみていた。

 数十分の探索し3人は何個も培養槽が立ち並ぶ所に出ていた。その培養槽の中には爬虫類と人間を混ぜた様な人型が入っていた。

 

マーダー「殺したいなぁ〜… 血に濡れたいなぁ〜… 食い殺したいなぁ〜…ヒャハハハ」

 

フレイム「マーダーさん本当に落ち着いて下さい。独断先行は駄目ですから」

 

セイ「この人形… おかしいよ…」

 

フレイム「分かるよ…」

 

マーダー「なんか言ったかしら…?あ"ぁ"?」

 

フレイム・セイ「「いえ、なんでもないです」」

 

 一言で言えばもっと血濡れた闘争をしたいマーダーにとって集団戦は苦手だった。理由は個人的な理由で "楽しみが減る" からだ。

 やろうとすれば確かに出来るのだが… 性に合わないからやらない。敵を殺し、自身に恐怖し、混乱し、悲鳴を上げるそんな一方的な殺戮と強い敵を痛ぶり心折れる時を見たい。血が滾るような闘いがしたい。そんな狂気と好奇心が先行する。

 

 そんな不機嫌なマーダー含め3人は培養槽が立ち並ぶ所を通り過ぎ廃棄施設にたどり着いた。そしてある光景が3人の目に止まり言葉を失った。

 

マーダー「実験動物っていったところかしら?」

 

フレイム「これは… なんなんですか…… 余りにも残酷過ぎる…」

 

セイ「コレは… 絶対に許せませんね… 」

 

 目に止まった光景。それは衣服を着ていない子供や大人の死体が積み重なり山になっていた。

 そして何故か顔が男の顔、女の子の顔が()()()()。正確にはほぼ全く同じだったのだ。

 そんな残酷な光景にマーダーは側に近寄り死んでいる男の腕を掴み肉を喰い始めた。

 

フレイム「マーダーさん!?」

 

グチャグチャ…

マーダー「ング… ング… ペッペッ!コイツら不味いわね!碌な飯食ってないだろうし薬品やら色々と使われたるわね。あっ、もう一つ腹の辺り食べてみましょう」

 

セイ「うぅ… すいません…… ウェぇッ…!」

 

 フレイムはその光景に慣れているが余りにもショッキングな出来事にセイは部屋の隅で嘔吐してしまった。

 

マーダー「なんなのよコイツら…!()()()()()()()()()()しかも全員薬品とかなんやら入れられてるじゃない…… 私はオーガニック派なのよ。薬品なんて使うんじゃないわよ不味くなる」

 

フレイム「いきなり得体の知れない死体を食べないでください!死んで知りませんからね!」

 

セイ「うぅ… 気持ち悪い… うっ…また来た… ウロロロ…」

 

マーダー「はぁ… 食べ損した… フレイム、火葬でもしてやりなさい。こんな不味いんじゃ食う価値がないからね」

 

フレイム「はいはい… そうですね…(諦め)」

 

 もうツッこんだり、指摘するのが疲れたフレイムは火炎放射器で死体の山を燃やした。

 

 




顔が同じ
中身もほぼ同じ
味も同じ

なんだろな〜…(すっとぼけ)



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

変異個体

どんな防壁でもセキュリティでも彼女の前では役に立たない…



 リホ指揮官とWA2000は任務のメインである龍の血(ドラゴンブラッド)の破壊任務と追加報酬の対象でたる研究資料や機密情報を探す為、研究施設の深部まで足を進めていた。研究施設の深部という事もありセキュリティは当然高いがリホ指揮官の前ではほぼ無意味でありセキュリティはファイアウォールや防衛プログラムをハック、すでに防壁が作動し通路を塞いでいたらテレポートやワームホールを…。

 …と多分高い資金かけて作られたとと思われるセキュリティやら防壁がザルと化していた。

 

WA2000「なんかアンタといると大事な任務の最中って事忘れそうだわ」

 

リホ「ん?なんでや?」

 

WA2000「ここまで行くのがほぼピクニック感覚じゃない!途中で3時のオヤツっていってチョコ食べたりして…!しかも普通なら2〜3分かかるようなセキュリティとか防壁も5秒も掛からないで突破しちゅうから!なんか緊張感薄れるのよ!」

 

リホ「楽出来るのに越した事はないやろ?まぁテレポートとワームホールがチート過ぎるだけやけどな」

 

WA2000「本当それよ。正直それで泥棒したり怪盗とかしそうよね指揮官って」

 

リホ「もし指揮官をクビになったら考えておくわな。

…義賊にして大怪盗リホッチ参上ッ!!…って感じかの?」

 

WA2000「すぐに捕まりそうね。ボロだして」

 

リホ「ヒドイの〜 わーちゃんはの〜」

 

WA2000「わーちゃんって言っていわないで…!」

 

リホ「はいはい、了解や」

 

 正直な話、好奇心旺盛なリホ指揮官なら怪盗ってのはやりそうだった。

 そんな他愛もない話をしながら通路を探索しているとゾンビが5体よろめきながら歩いていた。通路は横に部屋へ入るドアがあるがゾンビを処理しないとゆっくり探索は出来ない、その為無視するのではなく処理をする事にした。

 

リホ「WA2000、アンタやってみるん?じっと後付いてくるってのも退屈やろ?」

 

WA2000「確かそうね…!じゃ殺らせて貰うわ!」

 

 距離は30m、戦術人形ならゆっくり動く的なら誰しも必中させれる距離だ。WA2000は銃を構えてゾンビに照準を合わせ速射、1発目は頭に命中、そして音でおびき寄せられ向かってくる4体のゾンビの頭に命中させていった。

 

WA2000「まっ!こんなもんね指揮官!」

 

リホ「5発全弾頭に命中させるって凄いの!」

 

WA2000「当たり前でしょ?誰だと思ってるのよ私を」

 

リホ「ん?ちょっと待て…… あのゾンビおかしいの?なんで白い蒸気見たいの出してんやろ?」

 

WA2000「え?」

 

 WA2000が撃ち殺した筈のゾンビの中に白い歪な皮膚を持ったゾンビの様なナニカが紛れ込んでいた。そして頭に放たれた筈のライフル弾は跡形も無く消えていた。

 

リホ「コレは… 再生能力?こりゃ厄介やな。って言うか人がこうなるって事は感染は傷からか死んだらなのか…

まぁいいWA2000!1発ぶち込んで倒れた所に追撃すれば倒せる…… と思う!」

 

WA2000「指揮官なんだからハッキリ喋りなさいよ!」

 

リホ「無理やな!この世界に絶対は無いからウチは言い切れないんんよ… 自信が無いからの」

 

 WA2000はその再生能力を持った個体にもう一度頭に弾丸を放ち、倒れた所に素早く近付き至近距離で2発撃ち込んだ。

 

リホ「うぉ… 手際が凄いの… なんか本当に()()()みたいやな!かっこいいの!」

 

WA2000「とっ!?当然でしょ!私は殺しの為に生まれてきたんだから!」

 

リホ「それにしてもコイツ… 他のゾンビと違って再生能力って… 早く回収しないとホンマにアカン事なりそうで怖いの…

…さてWA2000!さっさと進むで!」

 

 リホ指揮官は軽く身震いした。もしこれより強く再生能力がある生物兵器(B.O.W.)に使われたら絶対危険な事になりそうだったからだ。

 その為、自分の中に流れる龍の血(ドラゴンブラッド)のせいかその血の場所は大雑把だが分かっている。なのでリホ指揮官は急いで龍の血(ドラゴンブラッド)を回収しようと焦り出した。

 

 




今回のB.O.W.(今更感があるが…)
ゾンビ×4
出現する定番の敵。T-ウイルスに感染した人間の成れの果ての姿であり、食欲を満たすために襲いかかる。

ペイルヘッド
全身が白色になった変異体のゾンビ。再生能力を持っており、生半可な攻撃ではすぐに再生して元通りになってしまう。



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

Gとの対決…前編

タイトルから分かる通り奴が現れますぜ



 リッカー4体との戦いを終えたバルカンとデストロイヤーは再び、脱出する為に探索を再開した。

 心配なのは弾薬だった。バルカンはS&W M500の弾は右腕の義手の弾薬製造機能で何とかなっていたのだがデストロイヤーの残弾は散弾8発しか無い。しかも厄介な化物が現るから慎重に壁や天井を丁寧にクリアリングしなければならなかった。

 

バルカン「さっきの奴なんなんだよ… キモいし速いしよぉ… よくよく考えたらこんな事起きたらただ事じゃないしな…早く逃げたいし」

 

デストロイヤー「後8発… サブ武器持ってないからどうしよう…」

 

 サブの武装を持っていないデストロイヤーはとても厳しい状況。もしその残弾8発を使い切ったらもう何も出来ない。近接格闘や護衛術なんて習っていないから対処出来なかった。一応だが装甲は少し持ってるが使い方なんて分からない。

 簡単に言えば大型SGの近〜中距離の高い範囲攻撃に頼り過ぎていたのだ。

 

 

 

 そんなデストロイヤーちゃんを連れバルカンは更に深く探索していると二人は大小サイズが違う鉄製のパイプや大型の機械が立ち並ぶボイラー室に出ていた。

 

バルカン「なんもねぇな… デストロイヤー」

 

デストロイヤー「あそこまで行ったら引き返そう〜」

 

バルカン「そうだな、そうするか」

 

 機械の制御室らしき所にデストロイヤーが先ひ入った。しかし大型SGがロッカーにガツンッ!!…と音でぶつかってしまい通路はロッカーが倒れて塞がってしまいバルカンはロッカーを立てようとロッカーに手を掛けた。

 

デストロイヤー「ごめん… バルカン」

 

バルカン「全く… よっと……」

 

デストロイヤー「…!?…バルカン後ろ!!」

 

バルカン「……ッ!?!?」

 

 バルカンは咄嗟に後ろをふり向こうとした瞬間、とてつもないパワーでバルカンは床にねじ伏せられた。

 そして更に追撃で持っていた鉄パイプの様な物で振り上げ強烈な何度も帯びせたがバルカンは何とか右腕の義手で防いだ。

 

 その衝撃で鉄製のワイヤーメッシュの床が歪み、バルカンと襲撃者は7〜8m落下しボイラーや機械、パイプが立ち並ぶ通路に入ってしまった。

 

バルカン「背中いった……!いきなり何なんだよ…!私じゃなきゃ死んでたぞこの野郎が!」

 

 悪態付きながらもその襲撃者の姿をバルカンは確認した。その姿はまさに異形だった。

 人型は保っているものの右上半身を中心に肥大化し、右肩には瞼がある巨大な眼球が形成されている。右手には鋭く太い爪が形成されており異常な怪力がある事は見た瞬間に分かるほどだった。

 

バルカン「たくっ…!取り敢えず鉛玉をたんまりぶちこんでやんよ…!この眼球野郎が!」

 

 突然の襲撃者との戦闘にバルカンはその化物にサブの武装であるS&W M500の銃口を向けた。

 

 




皆さんお待ちかねのG.ウィルスのご登場

そしてまだまだ行きますぜ〜


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

Gとの対峙…後編

うーん、難産


 突然の後ろからの奇襲。そしてその怪力により足場は歪み落下、そして人型の化物との対峙。バルカンはS&W M500の銃口を向けその化物に向かって銃撃した。

 

バルカン「この眼球野郎!鉛玉でも食らえ!」

 

 バルカンの本来の烙印システム(ASST)のあるのは【M61A2バルカン】。反動を完全に打ち消せるとはいえ近距離でも命中率はあまり高くはなかった。バルカンは当たり易い胴体に5発撃ち込んだが怯む素振りすら見せず向かって来た。バルカンはリボルバーのリロードをする為に化物から一端逃げた。幸い通路は複雑で広い、その為距離を置くの簡単だった。

 

バルカン「やっぱりリロードやりずれぇ… 1発一発込めなきゃいけないしな…」

 

 リボルバーの装填数とリロードに苦戦しながらも何とかリロードが完了、今度は右肩の瞼がある巨大な眼球を狙う事にし、化物を見つけ牽制で1発胴体に撃ち気付かせ、振り向かせた。

 

バルカン「当れ…!」

 

 化物が向かってくる最中、バルカンは4発を右肩の瞼がある巨大な眼球に向けて撃ち、3発右肩に当たり1発は外してしまったが化物は当たった瞬間に瞼を閉じて後退りしたのを確認し弱点である事が分かり撃ち続ける事にした。バルカンは再び距離を取りつつリロードを始める。

 

バルカン「鈍いくて力強い奴になんか負けねぇよ!さっさとくたばれってんだよ…!」

 

 動きが鈍いその為、戦いは一方的だった。しかしその化物は異常にタフで効いてはいるが何発撃っても怯と後退りし怯むだけだった。

 

バルカン「このままじゃラチがあかない…!…どうすれば…」

 

 攻撃は効いているが決定打には及んでいない。弾は義手で精製すればどうにかなるがマグナム弾では威力が不足していた。義手から直接20mm弾を精製して撃てるが銃身を切り詰め反動は強く弾道は安定しない近距離用で接近して撃ち込ななきゃならなかった。

 つまり…

 

バルカン「20mm弾の威力を味わえ!この化物が!」

 

 バルカンはS&W M500をホルスターにしまい化物に素早く近づき、右腕の義手で化物の右肩の大きな眼球に掌底をかまし20mm弾を精製し射撃、怯む化物に対し更に追撃で顔をアイアンクローの様に掴み射撃した。

 

バルカン「地獄に落ちやがれってんだよ!」

 

 化物はのけ反り、後退りし手すりにぶつかり化物は暗く底の見えない下の落ちていき勝負は終わった。

 

バルカン「なんなんだよ… タフ過ぎるだろコイツ… 流石にこれで生きてたら引くぞ私…」

 

 戦いが終わった頃、デストロイヤーが梯子を見つけバルカンは何とか上に戻る事ができ2人で探索を開始した。

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

想定した事より事態は深刻

なんか一日投稿してたら癖になり一日一話書かないと落ち着かない様になってもうた…

まぁ用事でやれない時もあると思う


うん… 文才は全く無いけどね



 バルカンと化物(G.ウィルス)との戦いが終わった頃、ペイロードとパラケルススは研究室の研究資料を漁っていた。脱出の糸口を探していたが最初に遭遇し二度も襲撃した化物の事やこの異常な事態にペイロードはただ事ではないと判断し脱出の糸口を探す一方、この原因を突き止める事にした。そしてある機密書類を見つけ見ていた。

 

ペイロード「"実験動物"?それに複製(クローン)… 一日一食、環境も劣悪な所にいる"実験動物"って一体… やっぱり連絡が取れないのが辛い、この施設全体を覆っている大規模な通信妨害をとかないといけない」

 

パラケルスス「うわぁ… このパソコン最新のパソコンだよ!私の使ってるゲーミングPCより数段凄い奴!これでゲーム出来たらラグなんてないから天国だよきっと!」

 

ペイロード「もう… パラケルススさん… 緊張感を持って下さい!」

 

 内容は"実験動物"の管理、またはその"実験動物" の複製(クローン)の製造における製造ラインの事故の事が細かく記されていた。

 どうやら電気系統が故障し"実験動物"が10匹程感電死してしまったらしい。その為の工事の報告書だった。

 

 そんな機密書類を探し出しペイロードは真面目に情報収集している最中、パラケルススはパラケルススを研究室にあったパソコンを見て興奮していた。

 そんな中、ペイロードはまた機密文書を見つけた。

 

ペイロード「T.ウィルスのワクチン… この研究所の最深部にあるんだ… そもそもT.ウィルスってなんだろ?」

 

 ペイロードは好奇心で機密文書を見た。そして驚き強く拳を握り締め怒りを露わにした。

 

ペイロード「生物兵器… しかも感染力が高い奴…!こんなのが拡散したら……!」

 

 その文書にはT.ウィルスの性質が事細かく書かれていた。

 

 T-ウィルスは非常に強力な感染力を持ち、空気感染・汚染水などによる経口感染・血液感染など、あらゆる経路で拡散する。ただし変異性が高いうえ、拡散していくうちに感染力が低下する傾向にあった。

 基本的に空気感染を起こすのはウィルスが拡散した初期の段階であり、血液感染など感染者の体液が血液中に入ることでさらなる感染を広げ、それが爪で引っ掻かれる程度の軽傷でも容易に感染してしまう。

 症状が現れるまでの時間は個人差が大きく特定できないが、感染者の肉体が弱っているほどウィルスの活動が活発化し、発症が早まる。特に瀕死の人間など、抵抗力がきわめて低下した対象はごく短時間でゾンビ化してしまう。

 

 簡単に言えばゾンビや生物兵器(B.O.W)に引っ掻かれたり傷をつけられたらアウトだ。

 もしネズミや鳥に感染したとなるとT.ウィルスが世界中に広がる恐れがあった。

 色々とペイロードは考察していく中、ある事が頭の中に過った。

 

ペイロード「少し前に見たネメシスT型+aの書類に確か…

故意に広域性低放射感染症(E.L.I.D)にさせる…

…!?!

…パラケルススさん!こんな事してる場合じゃないです!」

 

パラケルスス「え?」

 

ペイロード「下手したら私達じゃ力及ばない化物が誕生してるなも知れません!なので早く急ぎましょう!」

 

パラケルスス「ちゅ!どこに行くの!?」

 

ペイロード「大規模な通信妨害を止めて皆さんと安否確認した後に本部に連絡するわ!」

 

 下手しなくても戦争絶えない世界が本気で滅亡しかねのい事態だとペイロードは感じ、大規模な通信妨害を解く為に行動に移した。

 




新しいショットガン欲しいけど…
みんな資材足りてる?

星4〜5アップの時にやり過ぎてもう資材カツカツなんやけど…

まぁ… 頑張りますぜ!

あとUMP外骨格掘りもしなきゃならんな…


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

幕間…

ここは一切合切の希望がない世界

そして、かつて正義を歩み貫こうとした人形の

「平和」に関する記憶の一部である。



某地区

 

 犯罪が多発する街、治安はお世辞にもいいとは言えないが夜出歩かなければ問題がない程度だった。

 

「コラ!スリしちゃダメって言ったでしょう?」

 

「ご、ごめんなさい…」

 

「毎回毎回〜… ほら私の配給あげるからもうスリしちゃダメだからね!」

 

 10〜20代の少年を叱るカーボーイハットを被った金髪幼女と言う絵面は奇妙に見えるが、幼女はこう見えても戦術人形、人間の少年程度なら簡単に捕縛する事など容易だ。少年は配給を受け取ると走り去っていった。その後ろ姿を見ながら幼女は呟いた。

 

「皆んなが笑顔になれる様な◼︎◼︎地区に出来たらいいな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

S13基地

 

コルト「ん…… ふぁ〜… 昔の夢なんてワタシらしくないな〜…… 本当

ングググ…プハァ!寝起きのヌカコーラはやっぱり最高だね!」

 

 戦術人形は夢なんて見ない、しかし過去をフラッシュバックする事がある。大事な記念日、トラウマを…。

 

コルト「はぁ… さてと…指揮官起こしに行こ!」

 

 リホ指揮官を起こし【コルトSAA】に空包を一発装填し指揮官の寝泊り部屋、事務室と見て回った、しかしそこには誰もいなかく、たまたま通り掛かったタチャンカに指揮官が何処にいるか聞いた。

 

コルト「タチャ〜 指揮官何処いったの?」

 

タチャンカ「指揮官は本部に呼ばれて昨日の夜から出ていったぞ?」

 

 いつもの緑色のスペツナズヘルメットを被った顔と肌を見せない重装備、それで毎日のリホ指揮官と日常業務をこなしている。こんな重装備、冬はまだしも夏どうなるか心配なところだが…。

 

コルト「そう… ありがとね〜☆」

 

タチャンカ「そうだ、コルト。模擬戦やってくれないか?作業ロボットのお陰で最近余裕が出来ただろ?これでも第二部隊の一員なんだから」

 

コルト「ん?いいよ〜 最近つまらなかったからね☆」

 

 万能者から貰った8体の【作業ロボット】、そのお陰で作業の日程が遅れずに戦闘訓練が出来る様になった。最初は万能者からの贈り物と言う事もあって警戒されていたが今では大切に扱われていた。

 

コルト「あっ… でもグラートとやりたいな!だって強そうじゃん!」

 

タチャンカ「止めとけ… 前に一回だけお前抜きの第二部隊と模擬戦した時の惨敗見ただろ?正直あのMSF製の自律兵器になんて敵わない」

 

コルト「準備すれば勝てそうだと思ったよワタシは☆」

 

 訓練が出来るようなり、コルト抜きの第二部隊とグラートで模擬戦をした事があった。機銃は禁止したものの結果、踵部分の車輪による俊敏な動きで翻弄され、手加減された蹴りで全員蹴飛ばされて約3分で決着が付くという惨敗に終わっていた。

 

タチャンカ「グラートとやるより、まずは第二部隊とだコルト」

 

コルト「もう… 分かったよ、あの雑魚達とやればいいんでしょ」

 

タチャンカ「お前… 言い方に止めろよ。色々と面倒になるから」

 

 この後、無法を歩む者(デスペラード)コルトSAA対S 13基地第二部隊の模擬戦闘訓練が行われた。

 




誰しもは最初は正義や希望を胸に抱き期待する

しかし

この世界の正義や希望を

期待していいのだろうか?


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

生物兵器(B.O.W)の脅威

マーダーさん回!



 いきなりマーダーによるモグモグタイム(人肉)が行われセイがゲロを吐くと言う惨事が起きたが、フレイムが火葬してからは無事に探索は行われていた。

 その後の探索は順調に進み大型レーザーブレードで扉を斬り無理矢理こじ開けた。

 

マーダー「ふぅ… 当たりの部屋っぽいわねぇ」

 

フレイム「もうツッコミいれるの疲れた……」

 

セイ「私もです…… ウッ… 思い出したらナニカが下からまた登って来た……」

 

マーダー「ツッコミとか期待してないわよぉ元からさぁ… さて… ここも培養槽だらけね、しかもさっき見た蜥蜴人間の」

 

フレイム「もう明らかに人為的に恐ろしいモノをつ作り出してますね」

 

 通路の途中で見た培養槽が大量に蜥蜴人間(ハンターy)が培養さるていた。まだ生成途中のモノや完全な状態のモノまで…。

 そんな培養槽が大量にある奇妙で気味が悪い場所に長居はしたく無い為、早く調べて早く帰ろうとした。

 その時、突然アラームが響き渡り無機質な音声のアナウンスが入った。

 

《ハンターy型32体の鎮静が不可能となり制御下から外れてしまいます。職員は直ちにシェルターまで避難してください。繰り返します… 〜〜〜…》

 

フレイム「マーダーさん逃げますよ!なんかヤバそうです!」

 

マーダー「あら〜… これは… 面白そうな展開になったわね(黒笑)」

 

セイ「この人、サイコで戦闘狂ってホント狂ってる…!」

 

 そんな事言うながらもマーダーは付いて来ているあたり以外とちゃんとしている。歯止めが掛からなくなった時がやばいが…。

 シェルターなんて何処にあるか分からない為元来た道を戻る事にした。そして培養槽が左右に立ち並ぶ通路まで来た。

 

フレイム「やっぱここ気持ち悪い…!」

 

マーダー「私はここ冒涜的で素敵な場所だと思うわ?()()()()()ってのは少し興味が有るけど…」

 

セイ「そんな事よりさっさと進みまs…」

 

 進もうとした瞬間、培養槽の中のハンターyが突然動きだしガラスを突き破り通路に3体立ち塞がった。そして俊敏な動きで接近しようとした。

 

マーダー「キャハハハハ!死ぬェェェ!」

 

セイ「カバーします!」

 

フレイム「ほんと気持ち悪い!燃やしてやりたいけど…!」

 

 最初に飛び掛かったハンターyをマーダーが回転式電磁投射砲(レールガトリング)で迎撃、セイは何発かレーザー拳銃で攻撃するも避けられるが何発か撃ち込んみ倒す事に成功した。フレイムもジャイロジェットカービンで応戦するが初速の遅さに当たらず仕留め切れなかった。

 

 そして仕留め切れなかった最後の1匹はセイに向かって飛びかかり組み伏せて鋭い爪で腕を攻撃した。その事態に即座に対応したマーダーは大型レーザーブレードを形成し横に一閃しハンターyを斬り殺した。

 

マーダー「大丈夫?人間?」

 

セイ「な、なんとか無事です… 痛っ… 」

 

フレイム「セイさんすいません私のせいで…

あの…肩貸しますか?」

 

セイ「大丈夫です… これでも軍人ですしこの程度の傷なら大丈夫です」

 

マーダー「コイツら厄介ね。こんなのが32体… いやそれ以上いるとなるたと長居は禁物ね。私一人ならまだしも…」

 

 大丈夫そうで安心しつつも三人は元来た道を戻り別の区画へ移動しようとした。

 




さて…
フラグは少しずつ立てて行くぅ!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

初めての作戦

バルカンの妹、M134ちゃんが大型作戦に参加するようです。

試作強化型アサルト様 作『危険指定存在徘徊中』とのコラボ

人類人権団体過激派の大規模補給路破壊に参加します!


 EA小隊が任務トラブルで地下の研究施設を探索している頃、バルカンの妹のM134はバルカンに負けた事が悔しく訓練場で格闘訓練でミット打ちをしていた。

 スマホでCQC(近接格闘)CQB(近接戦闘)の説明しながら実演している動画を見ながら真面目に取り組んでいた。

 

M134「クソッ…! 勝たなきゃ私の存在価値が無くなるじゃねぇか…! 勝たないと… 勝たないと… 」

 

 最初、16Laboで生まれた新しい戦術人形として他の戦術人形より優秀でなきゃならない。強くなきゃならない。価値が無くなれば私は解体されるかもしれない。そんなプレッシャーが彼女を突き動かす。こんなプレッシャーと悩みを誰にも相談する訳にも行かずただ一人で悩み続けていた。

 

 一人の訓練の途中、足音が聞こえ目を向けてみると白衣を着て猫耳の科学者ペルシカが訓練場に入り見ていた。

 

M134「ペルシカか、どうしたんだ?」

 

ペルシカ「初の任務が決まったわ」

 

M134「え?マジで?」

 

ペルシカ「近々行われる人類人権団体過激派の大規模補給路破壊、貴方を参加させる事にしたわ」

 

 初任務でかなり大規模な作戦だった。いきなり大仕事に少し同様したがM134は逆にチャンスと捉えた。

 

ペルシカ「この作戦にはAODやBLACK・WATCH(ブラック・ウォッチ)も参加する事になったわ。貴方はDG小隊に付いて行きなさい。貴方一人じゃ危険過ぎるから」

 

M134「なんでだよ!私一人でも役目は果たせる!単独で大丈夫だ…!」

 

ペルシカ「大規模のPMC同士の合同作戦に貴方一人単独行動させるなんて無理よ。それと実戦が初めてなのに無茶過ぎるわ」

 

 この作戦は大規模MPC同士の合同作戦、そんな中初めて実戦をするM134は新兵と言っても変わりなく、下手したら邪魔になる可能性があった。そして致命的なのは経験が浅くトラブルを起こすかも知れないといった事。

(マーダーと言う前例)

 

 そんな訳で経験を積む為に一緒に付いて行け。と言う意味だった。

 もし、この作戦で活躍したら… と考えたが渋々DG小隊に付いて行く事にし一回シャワーを浴び汗を流してから準備しようとした。

 

 

 

 そんな中、M134は2階から1階にある自分の武器が保管されている武器庫へ向かおうとした。その時M134は色々と考え事ながら歩いていた。

 自分は果たして活躍できるのだろうか… 果たして姉貴(バルカン)に二回も負けた自分は果たして勝てるのか…

 

M134「(はぁ… 考えても考えても… あぁ!もう!私らしくない!シャキッとしないとシャキッと!)

…っよし!頑張r… フギャッ…!」

 

「うぉっ…!危ないッ!」

 

 その時、M134は足を踏み外し階段で転けてしまう。転がり落ちて床に顔面をぶつかり怪我する様な体勢であった。

 しかし、誰かが身体を張って受け止め、怪我をせずに済んだ。

 

「だ… 大丈夫か?」

 

M134「あ、ありがとう… ござ… います……」

 

「大丈夫そうで何より… って君がバルカンの妹のM134であってるか?」

 

M134「合ってるぞ…!… そ、その…貴方は?

(ヤバイ… カッコイイなこの人… どんな人なんだろ…)」

 

 M134はときめいていた。心の奥底ではあわよくもっとこの人の事をもっと知りたいと思っていた。しかし、ある言葉により一瞬で打ち砕かれた。

 

 

 

 

 

 

 

スミス「DG小隊所属S&W M500だ。あのまま行けば顔面を床に強打してたぞ?大丈夫だったか?

そうそう…()()()()()()()()()()()()をさせてもらってるんだが……

……ん?どうした?おーい… なんだいきなり固まって?おい本当に大丈夫か?」

 

M134「……………」

 

 姉のバルカンと付き合い。その言葉にM134に衝撃が走った。あのガサツで男勝りな自分の姉に彼氏がいるなんて思いもしなかったからだ。

 

 その後、30秒間フリーズし何言ったらいいか分からなくなり焦って走り自分の武器を取りにいったM134だった。

 




あり得ない思っていたらあり得た話

さて… まだまだ未熟で無鉄砲なM134は任務を無事に終わらす事が出来るのか?


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

M134の心情… と亜空から覗く者

試作強化型アサルト様 作『危険指定存在徘徊中』とのコラボ!

https://syosetu.org/novel/190378/77.html

NTK様 作『人形達を守るモノ』と繋がっています!

https://syosetu.org/novel/190134/69.html

無名の狩人様 作『戦火を巻く死の天使』

https://syosetu.org/novel/221695/4.html

試作型機龍様 作『G&Kの猟犬』

https://syosetu.org/novel/190416/91.html

ガンアーク弐式様 作『MALE DOLLS外伝集』

https://syosetu.org/novel/207272/13.html



 某地区、AODの地上部隊とBLACK WATCHによる対空兵器の破壊作業が行われたいた。初の実戦であり()()()()がいるDG小隊に付いていく事もありM134にとっては緊張しない訳がなく上手くコミュニケーションをとる事が出来ずぎこちなかった。

 そんなM134は作戦途中、色々と考えて迷っていた。

 

M134「(皆んな凄いのに私だけ…… これじゃ…)」

 

 初めての実戦で仕方がないのだがM134は萎んでいた。どう動いていいか分からなくDG小隊のバレットの指示に従い動いている。何も自分で考えて動けていない。そんな自分の弱さに自信をなくしていた。

 

M134「(こんな装甲兵でも出来ること… 情けない…)」

 

 スモークを投げて敵戦車の砲塔に手榴弾投げ三十秒で戦車を撃破する事に比べて、こんな制圧射撃、電脳を積んでいない機械装甲兵でも出来る。そう思っていた。そして戦車を撃破した後、バレットに声をかけられた。

 

 

バレット「な?言ったろ?あいつらは大丈夫だって」

 

M134「う、うん…(でも、この人たちより成果がなかったら私は…)」

 

 バレットは自信を無くしていたM134に話し掛けた。

 

バレット「大丈夫だ、戦車とかはスミス達が倒したが、残りの兵が生き残ってたら手こずってた。制圧力のある君が倒したから早く制圧できたんだ。それは誇っていい」

 

M134「そうなのか?」

 

バレット「それに、リバイバーが向こうにいる今、複数の敵を相手できる()()()()()。任せたぞ」

 

M134「私が頼り…!わかった!」

 

 自信を無くし、必要ないんじゃないか。そう思っていたM134にとって【君が頼りだ】そなバレットの一言に救われたM134は自信を取り戻した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

????

 

 赤と紫の不気味な空間内、その空間に紫と白を基調にしたドレスを着て傘を持った妖しい女性が浮かんでいた。そしてこの人類人権団体の大規模補給路破壊作戦を不気味な空間から覗き見ていた。

 

「はぁ… 遥々来たのにこんな大惨事寸前じゃない。色々と面倒ね」

 

 一言で言うと彼女の一言一言、そして雰囲気も怪しく胡散臭い。そんな女性はうふふふ…と微笑んだ。

 

「うふふふ… それもまた一興ね。最近平和ボケしてきたし()()()()()()()()もあるからね。()()()が来たら止めましょうか。迷惑この上ない」

 

 柄に2匹の綿密な蛇の細工が巻きついている白い傘を持ち、彼女は異なる空間から覗き見ていた。

 何処か遠い()()()から来た彼女は怪しく胡散臭く微笑みながら見ていた。




彼女の正体…
全てをお話しする事は出来ませんが知りたかったら断片的にですが教えます

この場で言える事は…
彼女を観測、攻撃あらゆる観測、攻撃手段は無意味である。そして災害クラスの被害が出る場合止めに入る。

本当は本編で出そうとしてた奴ですが今回出す事になりました…
一応、調べれば分かる事が…
調べれば勘付く人がいるかも…


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

異常存在(レギュラー)

もうなんか残党狩りそうなので派手にいきましょうね〜

取り敢えず、一部地形崩壊案件
でも残党狩りなので慈悲はない

やっぱり感想に影響受けやすいっすな自分

今回、彼女の正体のヒントが出ます…



 謎の空間で胡散臭く妖しい女性は戦場は空間の裂け目から覗いていた。

 安全な所から見ている為かクッキーやらケーキ、紅茶を何処からか出しお洒落な洋風のテーブルを出し豪華なティータイムをしながら。

 

「面白そうだからと見てたけどやっぱり見ているだけだとつまらない物ね。…ングング… 緑茶と煎餅もいいけども偶には紅茶と洋菓子もいいわね」

 

 戦場を映画の様に見ながら優雅にティータイムと言う普通ではあり得ない事をしていた。

 

「はぁ、殲滅戦に移行したわね。まぁ、良かったわ。特に何も起こらなそうで」

 

 特に止めに入らなきゃならない事態にはならなかった事に一安心した。しかし、彼女は観察するのに飽きた。そしてある事を思いついた。

 

「あっ、こうすればいいわよね。全体的にバレなければいいし。()()()()()の前に肩慣らしといきましょう。最近平和過ぎて鈍ってると思うし」

 

 彼女はイスを立つとティータイムのセットは全て消え、何処かに収納された。そして亜空間の出口を精製し戦場に姿を現そうとした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 某地区、人類人権団体の部隊は撤退を余儀なくされていた。AODの爆撃、そして地上部隊の追撃、BLACKWATCHの幹部による攻撃、そしてG&K社のDG小隊とM134による攻撃。

 そんな大規模な戦闘により保有していたP.C.A.Sや戦車、対空兵器は次々と破壊されていき司令部も崩壊し部隊を立て直し反撃する事すら不可能に近い状況。

 

 そんな中、いち早く撤退していた部隊は怯えていた。胡散臭く妖しい女性に…。

 

「あら皆さんご機嫌麗しゅう。私の名前は賢者(ソフォス)よ。貴方達、上見てる?改心して二度とこんな事しないって言うなら見逃してあげるわよ?」

 

 両手でスカートの裾をつまみ、軽くスカートを持ち上げ貴族の様な気品ある挨拶をした。

 

「ヒィッ…!なんだありゃ…!?」

 

「無数の砲が俺達に向かって… !」

 

「ば、化物…!?」

 

 上空100m辺りに空間に無数の穴が開いており無数のレーザー砲が人権団体の部隊に照準を向けていた。

 

「どうせホログラムか脅しだ!怯むな!」

 

 余りにも非常識な事態に部隊の隊長らしき人物はホログラムでの脅しと判断し攻撃を指示、アサルトライフル、機関銃、グレネードを一人の女性に向かって掃射し、轟音が鳴り響いた。

 

「ハッタリだったろ?さっさと逃げるぞ!野郎共!」

 

「た、隊長… 上…上を見て下さい!」

 

 空間に無数の穴のレーザー砲の砲口は蒼白い光を帯びていた。そして掃射の爆煙が晴れた。そして女性は無傷のまま立っていた。

 

ソホォス「3()0()()()の武器が通用するとでも思うて?まぁ、全ての攻撃なんて私には届かないけども…

…これが最終警告よ?レーザー砲の雨に打たれたくねければ二度とこんな事はしないって約束しなさい」

 

「誰が信用するかババア!」

 

 その時、その場の空気は絶対零度となった。女性は微笑んだ。

 

「ふふふ… ババアね〜… 暇潰しだけで済まそうと思ったけど…… 一回レーザーの雨に打たれて見たいようね?」

 

 笑っていた。ただその微笑みには嬉しさなんて物はなく、怒気の様な気迫を纏った微笑みだった。

 

ソホォス「女の子に対してババアなんて… 女の子の扱い方が下手ねぇ〜… 余程死にたがりなのね貴方達は…

…なら一回死んで出直して来なさい」

 

 この瞬間、彼女は忽然と姿を消した。

 そして太く強烈なレーザーが人類人権団体の部隊を襲った。半径100mの範囲全てに放たれた。余りの巨大さに遠目では太い一本のレーザーに見える程に規模。

 そしてレーザーが放たれ終わった頃にはレーザーが放たれた所は4〜5m陥没し一部ガラスになり焦土と化していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ソホォス「あーー 此方BLACKWATCHのオペレーターだ。試験運用していた殲滅兵器が暴走してしまいこの様な事態になってしまった。オーバー」

 

 無線をハッキング、ボイスを男の声に加工、そしてBLACKWATCHの仕業と言うふうにオープンチャンネルで流してこの騒動をBLACKWATCHのせいとなる様に仕向けてた。

 

ソホォス「さて… はぁ〜… 面白かったわ。さて… 見つかると色々と不味いからさっさとトンズラして終わるまで観察してましょう。終わったら早く見つけたら軽く拉致って教えましょうか…

 

…あの力の時間すら移動する力…

…その力の相応の責任と覚悟を…」

 

 賢者(ソフォス)は再び謎の亜空間へ入る為に入り口を精製し中に戻り再び戦場を観察し始めた。

 




派手に地形陥没&高温でガラス、と地形クラッシュしでかしそしてその事をBLACKWATCHに擦り付けた模様

謎の亜空間に行ってしまったので手出しは出来ませんな…

なんかコイツだけファンタジーな感じしてるけどまぁ、気にしないでおこう…

そして賢者(ソフォス)の正体のヒントは…

メタルギア サヴァイブ


うん、賢者(ソフォス)の正体は誰だろうなー


因みには賢者(ソフォス)はギリシャ語です



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

後日談

謎の人物の正体とは?
次々と真実へと近づいて行きます…

それとM134はとあうと?


 気味が悪い謎の亜空間、戦場を観察している賢者(ソフォス)は紅茶とクッキーを頬張っていた。本来はある目的の為に()()()()を一回拉致してお話予定なのだが道草を食いやすく好奇心が多い賢者(ソフォス)は色々な事に昔から首を突っ込みがちだった。

 

ソフォス「あらあら新手の兵器ね… これは面白いわね。

それにしても…そういえば万能者元気にしてるかしら…」

 

 どうやら彼女、万能者の事を知っているらしい。そして何故か懐かしむ様に話し始めた。

 

ソフォス「私の命の恩人だからね… 万能者の持っているオーバーテクノロジーを勢力に渡しては行けないという一心だったわね…そういえば」

 

 万能者は掛け替えのない命の恩人、そして賢者(ソフォス)はそのオーバーテクノロジーを勢力から守ろうとした。まぁ、あの頃はまだ未熟だったから揉みくちゃにされたり色々な目にあったけどね…

 

 過去の自分を懐かしみ色々と考えている賢者(ソフォス)は優雅に映画でも見るかの様に紅茶を飲みながら再び戦場を見始めた。そしてある老兵(アラマキ)に目が止り気になって少し見る事にした。

 

ソフォス「あのお爺さん凄いわね… ミサイルを至近距離で受けたのにまだ生きてるなんて」

 

 ミサイルに至近距離で受けたのにも関わらず行動不能になっただけで済んだ事に驚いた。普通なら致命傷になりかねないこの奇襲攻撃を受けても尚生きているあの老兵に興味を示した。

 パワードスーツを着ているにしてもあの歳で素早く動き全く鈍っていないように思えるかの様な熟練された機敏な動きと戦闘技術、その長年培われたと思われる素早い判断と決断に賢者(ソフォス)は関心していた。

 

ソホォス「ん?何かしら?」

 

 そんな時、その老兵が何故か賢者(ソフォス)が覗いている小さな空間の穴を見た。不思議に思いじっと見始める。

 取り敢えず一口紅茶を飲んで落ち着く事にした。

 

アラマキ「貴様… 見ているな…!?」

 

ソホォス「…!?ゲホッ…! ゲホッ…!?」

 

 飲んでいた紅茶を吹き出してしまった。突然の事で慌てて穴を閉じた。

 

ソホォス「ゴホッ… うう…… ま、まさか見られるとはね… はは… うげっ… ゴホッ…」

 

 空間に開かれた小さな穴から捕捉されるなんて流石に思いもしなかった。一瞬慌てたが落ち着きを取り戻した。

 

ソホォス「わ…私の目的には関係ないわ。この私に気付きようが誰も私を捕まえる術はないのだから。そろそろいきましょうか。

 

…過去の私を拉致しにね…」

 

 アラマキに視線で気付かれ発見されると言う事態にあったものの、ある目的を果たす為に別の所へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 可愛い縫いぐるみが置かれたM134の部屋、そこにはベッドで寝ているM134がいた。

 

M134「まさか姉貴が初陣でドリーマーに鹵獲されそうになったなんてな… 以外だな」

 

 スミスから姉のバルカンが鉄血のドリーマーに鹵獲されそうになったと言う事を聞いた時は驚いた。

 あの姉貴が鹵獲されそうになったなんてと… しかも詳しくペルシカに聞いてみた所、鉄血に2回、人類人権団体に2回、改造者(リホーマー)と言う鉄血ハイエンドに1回と計5回の拉致未遂に遭っているという事を聞いた。

 

 そんな話を聞いたM134は焦っている自分が馬鹿らしくなった。見栄を張らずに沢山の戦闘や作戦をえて経験と実力をつけたバルカン、それに自分は初陣で自分の力を過信し、活躍しようとした。そんな事出来る訳ないのに…。

 

M134「私… 焦ってたんだな… 経験、実力とかないのに活躍しようって…

…姉貴が帰ってきたら… 話し合ってみうかな…?最初キツイ事言っちゃったけどまだ間に合うよな… 」

 

 自分の未熟さを認めたM134はこの後、この作戦の報酬でどうしようか考えた。

 

 

 




万能者を命の恩人と言っている賢者(ソホォス)
そしてガンアーク弐式さん作【MALE DOLLS外伝集】のアラマキ爺さんに気付かれる

その正体は誰なんだろな?


M134のメンタル強化回
EA小隊の任務終わったらどうしますかかね〜…


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

S13基地の日常

バイオの続き書こうとしたけど萎えたのでこれで一旦落ち着きましょう



 S13地区、E.L.I.D蔓延るS14基地の隣に位置する場所は元から治安が悪く、たまにオカルトじみた噂が聞こえるような地区だ。

 たまに青色の皮膚をした宇宙人見たいな子供の様な人型の目撃があったり狼男が出たやり、はたまた巨大な鉄巨人がギャングを拠点を壊滅させたり… 嘘か誠か疑わざる得ない情報で溢れかえっていた。

 

 そんな悪い意味で噂の絶えない地区のS13基地は怪物騒動での被害の工事作業が終わが見え始め日常へと戻り、趣味を嗜む時間が増え、食糧になる小麦と蕎麦の畑をEM-2とP90の二人で耕していた。

 

EM-2「ふぅ… 小麦用の畝を立てるのやっと終わった… 農業って意外にキツいですね…」

 

P90「本当にさ… って言うか蕎麦ってこんなに雑に巻いて大丈夫なの?結構高級なイメージあるけど?」

 

 結構大雑把に蒔いていた為、P90は心配になった。一から育てる=天然物つまり高級品だ。人形が人生で一度食べれるか食べれないかの天然物の為、慎重になっていた。

 

EM-2「蕎麦は生命力強いって言うから大丈夫では?100%大丈夫とは言い切れませんが…」

 

P90「うん、そうか〜… 分かった。じゃ小麦の種を撒こうか!」

 

 不安があるものの蕎麦や小麦の栽培なんてやった事のない二人にとっては調べながら育てていくしかなかった。

 その後、二人は見た事ないキノコ(モンハンのキノコ)栽培をしている所で異常がないか調べてた。

 

 

 

 

 

 

 

 二人が蕎麦と小麦の種を蒔いている頃、訓練場では第二部隊vs無法を歩み者(デスペラード)コルトSAAの4体1の模擬戦が行われていた。

 

 数的に不利と思われていたが5分後、簡単に第二部隊の416Gと11、UMP姉妹は負けてしまった。

 

 コルトが近距離で416を撃破判定、416の武器を素早く奪いさり鹵獲しUMP45に乱射し撃破判定にし発煙手榴弾を拝借、そしてばら撒いて自身の姿を隠しつつG11に向けて模擬戦用グレードを発射し撃破判定しUMP9は後ろからコルトに撃たれ撃破判定を貰った。

 コルトの一連の動作に無駄が無く、手慣れていた。

 

コルト「弱くない?ングググ…っぶはぁ!あーヌカコーラ美味しい!アハハハハ☆」

 

416「私… こんな薬中に負けたの…?」

 

45「これは悔しいわね…」

 

 尚、コルトちゃんはヌカコーラをガンギマリ状態でやっていたようだ。四人がかりで行って返り討ち、更にヌカコーラで決まってたなんて言う事が分かったら悔しさが立ち込める。

 

タチャンカ「予想してたのより数倍も強いな… 」

 

 予想してたのより数倍も強くタチャンカは再び不安になった。自分の様な旧式が前線で戦っていいのだろうか?と…。

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

偶然の出会い、そして脱出手段

さて…
コラボも終わりましたしバイオハザードに戻りますか…


 化物(G.ウィルス)との戦いが終わりバルカンとデストロイヤーの二人は配管が大量にある通路を通っていた。道が分からない為、進めるだけ進みもうとしていた。

 簡単に言えば脱出に繋がる何かが分かるまで闇雲に動いていた。だが30分が経ち内心焦っていた。

 

デストロイヤー「本当にあってんの?この道で?不安なんだけど?」

 

バルカン「分からないかど… 何も分からないから動いて探すそかないだろ?」

 

デストロイヤー「そうだけど……」

 

 このまま付いて行っていいのか分からないデストロイヤーは不安を募らせる。バルカンは正直何処に居るのか分からず来た道も分からなくなっていた為引き返す事すらままならず進む事しか出来なかった。

 

バルカン「……うーん… 配管だらけ、しかも埃塗れだな… 本当にここは道なのか?」

 

デストロイヤー「知らないよ… はぁ… 久々に段ボール被りたくなって来た…」

 

バルカン「お前、まだ段ボール被る癖抜けて無かったのか?お前のその見た目で段ボール被るってなんか笑えるな」

 

デストロイヤー「別にいいじゃん、被ると安心感があるし…」

 

バルカン「まぁ、初めて会った時の私とマーダーがある意味悪いからな… 移動中のヘリの中でゲロ吐いたっけ。あの時は帰りゲロの匂いでやばかったんだぞ」

 

デストロイヤー「やめてよ… 思い出したくないからさ…」

 

 初めは殺そうとしたマーダーに追いかけ回され、発射音が鳴り響くガトリング砲同士の弾幕戦、そんないつ即死クラスの弾丸が飛んで来てもおかしくない二人の戦闘はデストロイヤーにトラウマを植え付けていた。その戦闘時に段ボールに被って隠れていたデストロイヤーは段ボールに目覚めてしまった。

 そしてよくよく考えてみたらドリーマーに切り捨てられサイコなマーダーに追いかけ回されたり、マーダーにナニかされたり…。色々と不純な目に合っていた。

 

バルカン「あれから色々とあったよな… ってか部屋すらない… なんなんだよこの通路は」

 

デストロイヤー「うん、絶対道じゃ無いよねコレ?」

 

ガタンっ…‼︎

バルカン「ふえっ?」

 

デストロイヤー「きゃっ!」

 

ガツンッ!

「フギャッ!?」

 

 埃塗れで配管だらけ、流石に二人も怪しんだ。そんな時、床が突然抜けて、二人は落下した。そして聞き覚えのある声の悲鳴が上がり何かを下敷きにしてしまった。とっさに二人は床を除けてその人物を確認した。

 

デストロイヤー「大丈夫!?」

 

バルカン「おい…!大丈夫か?!…ってリホーマーかよ!!」

 

リホ「いきなりなんやねん!?上から来て!なんなん?ウチに恨みでもあるん?メッッチャ痛かったんやけど!!」

 

 いつもの如く不幸な目に遭うリホ指揮官。

 少し時間が経ち、落ち着いた頃にバルカンとデストロイヤーの二人はリホ指揮官に脱出方法を知っているか聞いてみた。

 

バルカン「リホーマー、お前脱出する方法知らないか?」

 

リホ「あの今はリホーマーやなくてリホって呼んでくれへん?いちいち名前言う時面倒いやろ?」

 

バルカン「そうだな… んでだ。脱出する方法しってるかリホ?」

 

リホ「一つだけ知っとるよ?なんか避難マニュアルって紙があったんよ」

 

バルカン「お前!本当か!見せてくれないか!」

 

 脱出の手立てがあると聞き、バルカンはリホ指揮官に近づき問いただした。

 

リホ「落ち着けや!なっ?」

 

バルカン「分かった。だからさっさと言え!頼む!」

 

リホ「その… 更に地下に物資の運搬用の貨物列車あるから脱出に使えるって書いてあったで?」

 

 偶然の遭遇、そして脱出手段が見つかり二人は早く皆んなに伝えようとしたが通信がまだ出来ない状態だった。その為二人はリホ指揮官為と一緒に行動して地下の貨物列車を目指す事にした。

 




地下の列車と言う脱出手段が見つかりましたな

さて… 物語を進めた行こう!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

感染とワクチン

それは必然

噛まれたり爪で引っ掻かれたらそうなってしまう


 リホ指揮官から脱出方法を見つけたバルカンとデストロイヤーの二人。

 その二人が脱出手段を見つけた頃、マーダーとフレイム、セイの3人は生物兵器(B.O.W)のハンターyから逃げ続けていた。流石にEA小隊のマーダーとフレイム、軍人であるセイと言えど30体以上のハンターyを相手する事は厳しかった。

 そんな中、セイに異常が起き始めていた。さっきまで異常も何もなかったが足がふらつき始め、最終的には手すりに捕まってでは無いと立てないと言う状況になってしまいフレイムが肩を貸して何とか歩いていた。

 

フレイム「何処かで休みましょう… これ以上はセイさんがキツそうです」

 

マーダー「そうしたいの山々だけど… あの爬虫類妙に連携取ってくるし」

 

セイ「す…、すいません… はぁ… はぁ…… 」

 

フレイム「セイさんが謝る事ないですよ!なのでファイトです!一緒に逃げましょう!」

 

 ハンターyの攻撃を受けてから明らかに様子がおかしい、弱々しくなっていくセイ。

 

 マーダーとそんなセイを背負ったフレイムは研究施設を探し回り何とか立て篭れそうな部屋を見つけ椅子やロッカーを扉の前に置きバリケードを作った。そして弱っているセイをソファに寝かせた。

 

マーダー「あの爬虫類人間… 毒か細菌でも付いてるのかしら?」

 

フレイム「どうします?このまま放って置くわけにも行かないですし… 」

 

マーダー「しょうがないわね… フレイム、セイを見てなさい。私が一人で何かないか探してくるわ」

 

フレイム「無謀すぎます!あの数相手じゃ死にますよ!」

 

マーダー「大丈夫よ。皆んな殺せばイインダカラ…」

 

フレイム「死んだらナイトメアさん悲しみますよ!マーダーさん!」

 

マーダー「チッ…… そこを突いて来るのね… 分かったわ()()()()()()()()

 

 見た事ない敵、そしてかなりの数、そんな絶好なシュチュエーションにマーダーの狂気を放ち殺気立っていた。しかしマーダーとはいえナイトメアの事を言われると殺気が消え失せ落ち着きを取り戻した。

 

フレイム「とは言え… コレは非常に不味い状況ですね…」

 

マーダー「細菌とかウィルスの類いならワクチンでもあると思うけど… その場所が分からないのよね、まぁワクチンの存在するのかすら分からないけど」

 

 セイの容態は時間が経つに連れて酷くなる。いち早く何か行動を起こさなければセイは手遅れになり死んでしまう。

 

プルルルル…… プルルルル……

 

マーダー「通信?」

 

 そんな時、通信妨害によって出来なかった筈だった通信がマーダーの通信端末に届き通路を開くとペイロードから通路だった。

 

ペイロード『大丈夫ですか!3人共!」

 

マーダー「セイがナニかされて重症よ。何か分かった事ないかしら?何かのウィルスとか細菌のワクチンとか」

 

ペイロード『本当ですか!大丈夫なんですかそれ!?あと私見てた資料にウィルスのワクチンの精製出来る所が載っている地図がありましたけど?どうしたんですか?まさかセイさんが何かのウィルスに感染したんじゃ…!』

 

マーダー「そのまさかよ、B・5の部屋にいるけどその場所は遠いかしら?」

 

ペイロード『え〜ッと… ちょっと遠いですね… でも私の今いる場所からは近いので私が行って見ますねマーダーさん!』

 

マーダー「分かったわ、私達は貴方が来るまで何とか持ち堪えるわね」

 

 通信は終わりマーダーは多砲身式電磁投射銃(レールガトリング)を肩に乗せた。

 

マーダー「フレイム今の話し聞いてたわね?ペイロードがワクチン持って来るまで持ち堪えるわよ。貴方はセイの様子見てなさい」

 

フレイム「話しは聞いてましたけど無謀ですよ!」

 

マーダー「はぁ… 蠱毒の2番目を舐めるんじゃないわよ。私は人間じゃないからウィルスになんか感染しないわ。だから大丈夫よ」

 

フレイム「本音は?」

 

マーダー「あの爬虫類人間の肉を食べて見たいし戦い足りない(物足りない)。だから殺し合いたい、あっ貴方の火炎瓶貸して?焼肉もいいわね」

 

フレイム「もう分かりましたよ… 死なないで下さいよ?」

 

 平然を装っているもののマーダーの目は完全に狂気を帯びていた。こうなったらマーダーは止めても無駄と分かっているフレイムはマーダーに火炎瓶を渡し黙ってセイの看病をする事にした。

 

 




さて…

狂気を纏ったマーダーvsハンターyの団体

そしてペイロードがワクチンを取りに…

そしてバルカン達とリホ指揮官達はどうなる事やら…


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

危険物の処理の仕方

実は意外と仲はいいけど問題山積み

それと龍の血(ドラゴンブラッド)のリホ指揮官の処理方法が明らかに…


 暗く不気味な研究施設内、バルカンとデストロイヤー、それとリホ指揮官とWA2000が歩いていた。

 ペイロードからの緊急で通信を受けた援護に向かおうとしたが今いた場所から次回がかかり過ぎる為、四人は更に地下にある列車に向かい脱出する為の準備しようと行動していた。

 

 リホ指揮官の特に重要な任務である龍の血(ドラゴンブラッド)の破棄だが、自身の体内に龍の血(ドラゴンブラッド)が流れ適合している為か本能でその血が何処にあるか分かる様になっていた。

 

バルカン「リホの能力便利だな!背中痒い所でも手が届くし!」

 

リホ「テレビのリモコンとかお菓子の中身だけ食べて空の袋だけ渡すって悪戯も出来るで?」

 

バルカン「その手もあったか〜… 」

 

 本当はオーバーテクノロジーだがリホ指揮官は下らない事に使っていた。テレビのリモコンやらお菓子の中身だけ食べて空っぽの袋を渡して悪戯したり…

 

 そんな下らない事を話している二人の後ろには比較的まともなデストロイヤーもWA2000が辺りを警戒しながら話しをしていた。

 

デストロイヤー「これでも殺され掛けた相手なのによく仲良くなれるね…」

 

AW2000「え?そうなの?」

 

デストロイヤー「鉄血ハイエンドモデル、完全工兵型の改造者(リホーマー)… 一回死にかけて見逃された相手だよ。正直怖い…」

 

AW2000「怖い?私から見たらお調子者の変な事に良く巻き込まれる指揮官よ?」

 

デストロイヤー「う〜…ん。そんなんだ… 確かよく見たらそう見えるね…」

 

 バルカンの場合、拉致未遂の件もあり事情はある程度(ドラゴンブラッドの件については知らないが)知っているが、デストロイヤーは一回殺され掛けてワザと見逃された昔の元敵にいい印象は抱かなかった。

 

 

 

 そして10分後、ペイロードが向かっている所とは別の研究施設の最奥の部屋に楽々とたどり着いた。

 

 そしてリホ指揮官は厳重に保存されていた赤い液体の入ったそこの丸いフラスコを手に持った。

 

リホ「やっと見つけた… 罪があろうが医薬品の生産停止ってのは余りにも大き過ぎるからの。このご時世」

 

 もし、この事件や地下の研究施設が公に出ればアンブレラ社は信用や社会的地位を失い医療品の生産が停止してしまう。このご時世、もしただでさえ貴重でただでさえ価格が高い医療品が生産出来なくなってしまうと経済に大打撃を与えてしまう。

 

 その為、この事は絶対に公に場で出回る事は一切ない。メディアでも取り上げようとしない。もし世に出たとしても揉み消されて終わる。それでも真実を探し求めれば暗部の部隊に消されてしまう。

 

 戦術人形とか民間の人形には余り関係無い話しだが… リホ指揮官はその事に首を突っ込み情報を抜き出し追加報酬貰う気満々だった。

 

バルカン「おい、リホ… お前の持ってるその赤い液体ってなんだ?」

 

リホ「とにかくヤバイ物質や。下手したらここら辺に天変地異起こるくらいのヤバイ物質」

 

バルカン「マジで?」

 

リホ「マジや…」

 

 その時、ふとリホ指揮官は思った。

 

 どう処理したらいいんだろう?と…

 

 取り敢えず、リホ指揮官は痛い目見たが一番確実な方法を取る事にした。

 

リホ「さて… 覚悟を決めますかの…

……ングングング〜……」

 

バルカン「おい!それ飲むのかよ!ヤバイ物質じゃなかったのかリホ!?!」

 

 外部に一切漏らさずに確実に処理する方法、それは既に龍の血(ドラゴンブラッド)に適合している自分には多分もう効果はあんまり無い、それを利用して自分の身体に取り込んでしまう方法だった。まぁ、全部憶測な為どうなるか分からないが…。

 

 龍の血(ドラゴンブラッド)が口に入っていく、最初の時の様に変な不味い味では無く、濃厚なワインの様な美味しい味に感じ更に呑み進めた。

 

 そして丸底フラスコに入っていた龍の血(ドラゴンブラッド)は全て空になった。

 

リホ「プハァッ… 何か高級なワイン見たいな濃厚な味やったな… また飲みたいの」

 

バルカン「そ、そうなのか…?今度機会があったら飲ませてくれよ」

 

リホ「バルカン…止めといた方が身の為やで…(遠い目」

 

バルカン「…あっ… 何が起こったか分からないが…… 止めとくよ…」

 

 過去、何がリホ指揮官の身に起こったか分からないが、ヤバい事案に関わってしまった事だけは分かったバルカンだった。

 




自分の身体に取り込んで処理するリホ指揮官

もしも話だが…
フロム製の狩人さんに会ったらヤバい事なりそう…


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

災悪の始まり

 劇物である龍の血(ドラゴンブラッド)が入った丸底フラスコを飲み干す事によりリホ指揮官はこの危険物質を処理する事に成功。

 

 味は最初飲んで死にかけた時の様な味では無くまた飲みたいと思えるくらいの濃厚な高級なワインの様な味。

 今度、万能者に頼んで処理する龍の血(ドラゴンブラッド)を持ってきて貰って飲みたいと微かに思ったリホ指揮官だった。

 

 バルカンとデストロイヤー、AW2000は心配するもリホ指揮官は大丈夫と言い何とか納得してもらい、4人は更に地下にある列車へと向か事にした。

 

 そして大きな空間に出た。円形の空間で4つの鉄橋が掛かっており、下には大型のコンピュータが4台ありここは重要な施設だと簡単に分かる事が出来た。

 

リホ「列車は左の扉の先にある筈やな… 早く脱出する準備して待機、何か会ったら速攻で助けに行ける様にするで!」

 

バルカン「そうだな、分かった。……って本当に指揮官見たいになったな… あの怪物(ティガレックス亜種)と戦った時もそうだが」

 

リホ「いや… "見たいな"じゃなくて指揮官やからな?まぁ、まさか指揮官やる事になるとは思わなかったんやけど」

 

リホ「ウチは先にやる事があるから先に言っておいてくれへんか?WA2000もや。数分で済む用事やから」

 

バルカン「分かった先に行って準備してしてるぞ、気を付けろよな!」

 

デストロイヤー「早く来てね…」

 

WA2000「早く来なさいよ?指揮官」

 

 

 3人はリホ指揮官を残し列車があると思われる場所へと向うため鉄橋を渡り左の扉を開けて入っていった。

 

バタンッ…

バルカン「よし… 行くk「ギヤァァァァァッッ!!」…!?」

 

 扉が閉まり向かおうとした瞬間、あろう事かリホ指揮官の悲鳴が聞こえバルカンとデストロイヤー、WA2000は咄嗟に戻り、声の聞こえた方向を見る。

 

 大量の血が流れ、そこに居たのは大きな人型、そして生々しい肉の塊で肥大した左腕の肩に巨大な眼球がある怪物がリホ指揮官の上に乗り掛かり右腕肩を貪り喰らう姿があった。

 

バルカン「この野郎!離れやがれこの変態がッ!」

 

 すぐさま鉄橋から飛び降り約10m先に落ちて受け身を取り、S&W M500をホルダーから抜き5発撃ち込んだ。

 

 化物は此方に気付きバルカンを襲い掛かろうと肥大した左腕を振り下ろそうとした。しかし、怪物は突然両膝を床に付き倒れた。

 

バルカン「あの時の野郎か… あの時何度も撃った覚えがあるのに弱すぎないか?5発だぞ?」

 

WA2000「なんなの?明らかにヤバイ奴じゃない…」

 

デストロイヤー「まだ生きてたの?なんなのコイツ?」

 

 リホ指揮官は気絶、右肩から下を完全に喰いちぎられ右腕が無くなっていた。

 

 この後、WA2000がすぐさま止血し、失血による機能停止は何とか免れ、気絶したリホ指揮官はWA2000がおんぶして連れて行く事になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 Gと血が混ざる時…

 

 生命が続く限り常にその肉体が進化し続け、生命危機に即応した超回復によっても肉体の進化する存在

 

 劇物であるその血を体内に入り込み、その存在は常軌を逸して進化を遂げようと…

 

 余りにも不安定、そして危険、そしてこの世の理すら捻じ曲げる可能性すらある存在が生まれようとしていた…。

 

 




さて…

G.ウィルスと龍の血(ドラゴンブラッド)が悪魔合体…



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

走馬灯

2059年…

 

 研究の途中成果やら技術が盗まれた…

 

 鬱や…死ぬ… クローン技術、戦術人形の技術を用いた身体の欠損を補う計画がお陀仏になってもうた…

 

 でも試作品はお母さんに使って貰って性能は良好やったから別にええけど…

 

 ってかそれが本命やからええか

 

 でも萎えるわ…

 

 その技術が兵器転用されん事を祈るばかりやな…

 

 

 

 そんか事もあり、絶賛有給休暇中… メンタルボロボロや…

 

 そんで、ふと考えた事があってお母さんに聞いてみた

 

 ウチの名前ってなんか由来とかあるん?

 

 そしたお母さんが理由を答えてくれた。

 

 カーネーションのリサ

 その花が由来で花言葉は…

 "あなたの愛は生きています"と"貞節"

 

 戦争孤児やったウチに愛を知って欲しいって事とちゃんと酷い目に遭わずに純潔を守って幸せになれる様にって

 

 ホンマウチのお母さん最高や…大好きッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 新しい事をする事にした。

 

 エルダーブレインのプロトタイプの廃棄する義体を何とか手に入れ、あるハイエンドモデルを作る事にした。

 

 【改造者(リホーマー)計画】

 

 それと【移し身計画】

 

 ウチの記憶コピーして助手してもらう為のハイエンドモデルの計画

 

 それと【移し身計画】は人間の意識を人形に移す計画やな

 

 

 下手すれば永遠の生きられる存在になる可能性があるけどウチは永遠の生きられる事なんてこれっぽっちも考えてへん…

 

 ただ科学者兼技術者として戦争で色々な物を失った人を助けたいだけや…

 

 その為に医学の勉強もちょこちょこしとるからな…

 

 

 

 

 

 

 

 

 ESP能力があるかどうか調べる検査機器っていう冗談みたいな機械を面白半分で友人と試したらウチに反応した。

 

 心当たり?

 

 うーん… 特に無いの…

 

 多分のこの機械偽物やと思うぞ?そもそもESP能力ってマジック、手品の類いやと思うから

 

 多分確率で反応する奴やと〜…

 

 うん… 友人に反応は無くてウチだけに反応が…

 

 アホか!科学者が何真剣にエスパーを信じとるんや!この話しは終わりや!終わり!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リホ「…痛っ… あっ…アレ?左腕の感覚があらへんな…」

 

バルカン「リホ…!やっと起きたか!あの化物に襲われた時は死んだかと思ったぞ!」

 

WA2000「私達も頭が足りてなかったは… こんな危険なのに一人で行動させたんだから…」

 

リホ「ウチも悪い… 思ったよりデータ量が多くて周りの警戒出来んかったから… 次回掛かっても安全第一やな」

 

 

 痛みで目を覚ました。左腕の損失は別にリホ指揮官は気にしていない、後で腕を修復すれば良いだけだからだ。そして痛みもこの程度なら耐えられる。

 

リホ「バルカン… 今何処や?」

 

バルカン「今は医療用の部屋だ。取り敢えず傷口に止血用の包帯巻いて人工血液を輸血してる最中だ」

 

WA2000「たく… 世話の掛かる指揮官だこと… 現場で私ざ応急処置しなかったら再起動(再び起きる)事はこの場じゃ出来なかったのよ?感謝してよね」

 

リホ「あ、ありがとう… 」

 

 この二人が居なかったら今頃自分は死んでいたと思うとゾっとし、二度と単独で行動しないと心に決めた。

 

 そして走馬灯の様に流れた記憶… 同じ現象が何度も身に起き流石にコレは自分に何か関係のある事だと思い始めたリホ指揮官だった。

 

 




リホ指揮官、走馬灯見るがなんとか復活
(尚、左肩から腕が損失)



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

相応の責任と覚悟

 

 化物に喰われ左腕を肩から消えてしまったリホ指揮官、その大怪我では済まされない身体の欠損に周りが心配するも平然としていた。

 

 人形だから修復すれば良いと言う事もあるが本人曰く「昔、三日三晩気が狂いそうな激痛を我慢した事があるからこのくらい平気や」との事らしい。

 リホ指揮官の言う"狂いそうな痛み"と言うのは起動して誤ってエルダーブレインのプロトタイプ(初期のAI)のデータを全部アップロードした時の激痛の事を言っている。

 

 

 因みにだが痛みに強いリホ指揮官だが気絶したのは化物に全力でタックルされ吹っ飛ばされ頭を壁に強打した事が原因だった。

 

 そんな訳でリホ指揮官は絶賛人工血液の輸血パックを持ち、針を右手の血管に刺し輸血しながらデストロイヤーに肩を貸して貰い更に地下へと移動中だった。

 

デストロイヤー「意外に軽いね… リホーマーって…」

 

リホ「はぁ… 身体が怠い… 重い… ありがと…って意外にってなんや意外にって」

 

WA2000「まだ血液が足りないんだから当たり前でしょ?そもそも指揮官が鉄血のハイエンドモデルって聞いたけど身体能力低すぎない?」

 

リホ「あのな〜… ウチはハッキリ言って一般人ぐらいの体力しか無いんよ… だって元々後方支援型やし直接戦う様な純粋な戦闘力なんて持ってないし…」

 

バルカン「それでも昔殺されるかけたんだが…」

 

 元々が後方支援型と言う事もあり一般人並みの身体能力しか無いリホ指揮官にとってこの状況で移動するだけでも精一杯だった。

 

 

 その後、白衣を着たゾンビが5〜6体徘徊していたがバルカンのS&W M500とWA2000がゾンビを相手をした。この頃になるとバルカンはハンドガンでの戦闘に慣れ始める。だがまだまだスミスと比べると一目瞭然の命中率だが…。

(バルカンの烙印システム(ASST)が機能しない銃なので仕方ないが)

 

バルカン「よしっ… コツは掴んだけど… まだまだって感じだな…」

 

AW2000「よし… 指揮官この先に列車があるんでしょ?」

 

リホ「そや… その先に列車がある筈や。さっさと行っていつでも動かせる様にするで」

 

 扉を開けると地下とは思えない程広い駅に繋がっており、レールが敷かれそのレールの上に4両編成の列車が綺麗な状態でそこにあった。

 

 早速、四人は列車に乗り込みいつでも動かせる様にしようと列車に乗り込もうとした矢先、何処からから何かが落下する音が聞こえた。

 

ドシンッ!!

 

 コンクリートでも固い金属音でもないかなりの重量を持った何かが何処からか落下した。様な音だった。

 何かは分からない、しかし異常な寒気を感じ、リホ指揮官を列車の中に入れ、バルカンとWA2000、デストロイヤーは音のした方向へと警戒しながら近づいていった。

 

リホ「(この感じ… もしかしてウチの血を喰らってあの化物が…?)」

 

『そうね… 貴方のせいね、龍の眷属、いえ鋼の戦士の従者』

 

リホ「あの時の… まだ避難は終わってへんよ… 」

 

『そうね、手っ取り早くそうしたいわ… でもパラドックスって知ってるかしら?』

 

リホ「こんな時になんや?」

 

『作り物の血で貴方は輸血した。

そしてもしその分の血を貴方から抜いたとするとするわ… その血は100%作り物の血と言えるかしら?』

 

リホ「つまり?」

 

『単刀直入に言ってグレーゾーン、白黒付けられない。龍の血が混ざった貴方の血がそうさせたのよ。

 それと前に言ったわよね?()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()って…』

 

リホ「……………」

 

『責任を取って命を賭してでも殺しなさい。あんな()()()()()()なんて見ているだけで不愉快だから私は…

 私は観望してるわ。鋼の戦士が身を削ってでも助ける程の価値を見てみたいからね…』

 

 突然の脳内に直接声を掛けてきた◼️◼️◼️◼️◼️◼️の念話?は途切れ、その言葉はリホ指揮官に重くのし掛かる。

 

リホ「相応の責任と覚悟が必要か… はぁ…… 逃げてばっかりやったからな… 社長だった時も死んだフリして責任を精算しようってほんの少しだけ思ってたし…

 命を賭してでも殺しなさいね〜…

 

 あの化物、どんな手を使ってで倒すとしようかの…」

 

 

 リホ指揮官は右手に八卦炉(小型レーザー砲)をバックパックからテレポートで出し握り締め列車から出た。

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

最終決戦 世界の理を外れしモノ

 それは正に異形の怪物だった。

 

 三人の目の前に現れたのは所々に鱗があるが大半は皮膚に覆われていない隆起した筋肉の塊が四足歩行のナニカだった。

 手足と肩の一対の悪魔の様な爪のある巨大な腕があり、頭からは禍々しい角が生えている。

 そんな存在と対峙しているバルカンは寒気と恐怖を覚えた。何か異常過ぎる、果たして勝てるのだろうか?そんな考えが頭に過ぎったがその考えを頭から振り払い即座に背負っていたレーザー銃を放った。しかし、巨躯な割には素早く近くにあったコンテナの上に飛び乗り避け、爪を食込ませて壁や天井を走り回った。

 

バルカン「コイツ… 速いな… デストロイヤー!散弾残り何発だ!」

 

デストロイヤー「8発だよ!でもアレ絶対近くで撃たないと効果ない様な気がする…」

 

WA2000「なんなのコイツ!」

 

バルカン「あと30秒後にレーザーが撃てる!それまでヤツを拘束すること何かが有れば良いだが… 」

 

 …とは言うものの都合が良くそんな物は置いて居ない。縦横無尽に床や壁や天井を駆け回る異形の化物。

 

 異形の化物は飛び掛かりながら背中の一対の腕の爪でバルカンを飛び掛かる。バルカンは紙一重で避けS&W M500で銃撃するも待った効かない。近くにいたデストロイヤーが大口径の散弾を放ち血しぶきが上がるが全く怯む様子も無かった。

 

デストロイヤー「き、近距離で撃っても効かないの!?」

 

バルカン「こりゃ不味い!決定打になる武器が無ぇ!」

 

WA2000「コイツ、ライフル弾も効かないの!?今使ってるの徹甲榴弾なのに…!」

 

 弾丸が全て発達した筋肉に阻まれライフル弾すら通らない頑丈さへと進化していた。

 

 攻撃を受けた異形の化物は雄叫びを上げながら闇雲に突進や背中の腕で殴打し攻撃をする。三人は素早く散開し異形の化物の攻撃を交わし避けた。

 

 その直後、レーザー銃の充填が完了し発射が可能になった。バルカンは化物が通り過ぎるのを待ち、背後に回った事を確認した瞬間レーザー銃を放った。

 

 レーザー銃から放たれた高出力のレーザーは異形の化物の胴体に目中し化物の皮膚へ焼け爛れた。しかしその傷も異常な再生能力で攻撃を受けた瞬間に回復し掛けていた

 

バルカン「デストロイヤー! WA2000!ありったけの散弾ぶち込め!回復させるな!」

 

デストロイヤー「分かった!」

 

WA2000「了解!」

 

 バルカンのS&W M500、デストロイヤーの大型SG、 WA2000のライフル。三人の今持てる最大の火力を異形の化物に叩き込む。流石に化物と言えど無防備な状態では堪らずに一時は後退し怯んだ。しかし、想像よりも回復速度が異常な早く、異形の化物は完全に傷が塞がった。

 

 そして怪物へ口から黒い稲妻の様な吐息を吐き出し、何かを溜めている様な動きをする。

 

バルカン「な、何をしようとしてるんだ……?」

 

デストロイヤー「なんか不味いよ… コレ…」

 

WA2000「に、逃げるわよ!何かが不味い!」

 

 三人は危険を感じ取りコンテナの影に隠れようとした。だが異形の化物の行動の方が早く口から何かドス黒いモヤの混じった稲妻を放出が溢れ出た。

 

リホ「やらせへんでぇ!!マスタースパークッッ!!!」

 

 放出される事は無く、黄色い極太レーザーが異形の化物を包み込んだ。バルカンはその極太レーザーの射出元を見ると右腕で複雑に変化した八角形のレーザー砲を持ったリホ指揮官が立っていた。

 

バルカン「助かったけどお前…!大丈夫なのかよ!」

 

リホ「大丈夫や…!あとはウチに任せろ!」

 

バルカン「バカ野郎!怪我人に任せてられっか!」

 

リホ「ウチは命を賭してもコイツは殺さなアカン…!こんなになったのはウチの責任でもある!」

 

バルカン「そ、それはどう言うi…!」

 

リホ「その話しは後や、まだ生きてるであのバケモン…

痛い目に遭いたく無かったら此処から離れればええだけや」

 

バルカン「どんな状況でも仲間は置いていかない主義なんだよバカ野郎が!やってやんよ!」

 

 異形の化物は再び雄叫びを上げ怒りを露わにし此方を睨みつけた。そしてリホ指揮官を加えた4人は武器を構え最終決戦に挑んだ。

 

 それと同時な研究施設内に響き渡る不穏な警報が鳴り響いた。

 




因みにドス黒いモヤの混じった稲妻は龍属性ブレスです。

これ受けたら大抵の戦術人形が行動不能に陥るかも知れんな…



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

無限に進化するモノ

すいません!
ドルフロやらエレクトリアコードやらアッシュアームズやら東方ロストワードやら色々とイベントが盛り沢山で…

でも気にせず行こう!


 リホ指揮官のレーザーによる砲撃により化物は大きな傷を負ったが致命傷には至らなかった。そして異常な再生能力により回復し、心なしかボロボロだが鱗の覆う範囲が広くなり尻尾が生え身体が変化し異形の化物は起き上がり警報がなる中リホ指揮官を睨み付けた。

 

リホ「ヒィッ…! やっぱりコイツ… 意味が分からへんよ!此処までの再生能力は…!

 もう!とにかく足止めを頼む!さっきのより強烈な奴を撃つから!」

 

バルカン「了解!手足を狙って出来る限り足止めするぞ!」

 

 バルカンは自分達の銃では決定打にならないと把握、手足を狙って動きを封じ込めように指示を飛ばす。WA2000はすぐさま異形の化物に向かって攻撃するがデストロイヤーが弾切れを起こしていた為あたふたしていた。

 そんなデストロイヤーを見兼ねてバルカンはレーザー銃を投げ渡したり

 

バルカン「チャージに時間掛かるけどこれ使え!とにかく足止めしろ!」

 

デストロイヤー「う、うん!分かった!」

 

 縦横無尽に駆け回り、爪で切り掛かり、尻尾で薙ぎ払ってくる。足止めしようにも攻撃が避けられら1発当たったからと言ってと怯まない。その為防戦一方になっていた。

 

リホ「(想像の二倍ぐらい速い…!エネルギーはあと1発分!()()()()()()()開始ッ!!行動パターン予想、完了、八卦炉(小型レーザー砲)チャージ完了…)…っよし…!」

 

 リホ指揮官の高速演算式演算により通常の倍以上の速さで行動パターンを予想、高速で壁や天井を動き回る異形の化物を行動を予想し捕捉する。

 

バルカン「まだ撃てないのか!リホ!」

 

リホ「あと5秒とキルポイントにヤツが来る!」

 

バルカン「さっさと撃て!持たないぞ!」

 

リホ「ッ!?ッ動きが変わった?!」

 

 異形の化物は突然、黒い稲妻の塊をバルカン達に向かって吐き出した。黒い稲妻の塊はコンクリートの床に着弾し爆発し爆風と共に床が少し抉り取られた。

 

バルカン「遠距離からの攻撃!?」

 

リホ「なんつう奴や!(コイツ異常なまでに変化が速い…!何でや… どうして………もしかしてその可能性が…!)

 

 劇薬である龍の血により死にかけ、元からあった異常な再生能力でその分を超回復、その繰り返しにより無い筈の耐性がつき龍の血に少しずつ適合した。と言う可能性だった。

 

 もしその事が本当なら完成に耐性を得た時、無限に進化、そして万能者や今は亡き突撃者(コアは生きてる)すら凌駕する程に強くなってしまい世界すら崩壊させるバケモノが生まれるかも知れない…

 

 そう考えると改めて龍の血は世界を崩壊させかねない危険物質だと断定できる。

 

 黒い稲妻の塊のブレスは連続して放たれ次々と着弾し爆風が巻き起こる。

 リホは賭けをする事にした。操作できる龍の力をありったけ八卦炉(小型レーザー砲)に集約、そして威力を強化し肉の一片たりとも焼却すると言う方法だ。

 やった事が無いがやるしか無い。そう思ったリホ指揮官は更にチャージをしエネルギーを貯め始める。

 

ーー 不明なエネルギーが接続されました

ーーシステムに深刻な障害が発生しています速やかに使用を中止して下さい…

 

リホ「(何このエネルギー量…!大規模に避け切れない全てを焼却する規模のレーザーを撃てってやる!細胞の一つすら残らない規模のどでかい奴をぶっ放してやる!)」

 

 莫大なエネルギーが集約、異形の化物と同じ黒い稲妻が辺りに発生し赤黒い禍々しい光がリホ指揮官を覆う。それに気付いた化物は飛び掛かり噛みこうとした。

 

 化物が飛び掛かり迫る中リホ指揮官が一歩早かった。

 

リホ「細胞一つ残らず焼却してやるわこの化物が!

 

 龍煌ッ!ドラゴンパークッッ!!」

 

 黄色いレーザーとは違い理を外れた龍の禍々しくも神々しい赤黒いレーザーが放たれる。その龍の力を宿したレーザーは異形の化物を包み込んでいく。そして余りの威力に地下の壁に破壊、その更に奥の岩盤も抉り取っていく。

 そして残ったのはレーザーのよって抉られた壁と岩盤、化物は残骸となりピクリとも動かなかった。

 

リホ「…がふっ… 無理し…すぎて…もうたな… ちと休k…」

バタッ…

 

バルカン「おい!大丈夫か!」

 

 リホ指揮官は仰向けに倒れ込み、意識を失った。その瞬間ペイロードから通常が入った。

 

バルカン「…〜… マジで?この施設が爆発っ!?ペイロードは大丈夫なのかよ!…〜… あ〜分かったヘリで脱出するから大丈夫…か、分かった信じるぞ、こっちは地下列車でこの施設から出るからな」

 

 

 

 バルカンとデストロイヤー、WA2000ほ急いで意識を失っているリホ指揮官を列車に乗せ列車を走らせた。

 

 余りにも常識外れな戦いとその光景を間近にした三人は緊張の糸が切れた為かドッと疲れが押し寄せ列車の座席に座り休んだ。

 列車の走行音が規則的に聞こえ心地良い子守唄の様に眠りに誘う。

 

 だが異変はすぐに起きた…

 

 後ろの編成車両から何かの不協和音が発生している事に…

 

 

 




本当の最終決戦が始まる…!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

end1… 格上の異常存在(賢者)の存在

 ガタンゴトン…と規則的に聞こえる走行音は心地よい音を立てていた。バルカン達は異形の化物との激戦を終え安心し座席に座っていた。

 最後のトドメを刺したリホ指揮官の意識は目覚めたのだな()()()()()()()()()()()()放った為にエネルギーの使い過ぎにより余り動ける状況ではなかった。

 

バルカン「はぁ… ペイロード達は無事かな… 」

 

デストロイヤー「そうだね… ヘリで逃げるって言ってたけど大丈夫かな…」

 

WA2000「そうね、この件に関しては祈るしかないわね… 確かめようがないし…

 それより指揮官ってあんな力持ってたんだ…初めて知ったわよのんな事、万能者と繋がってるって噂… 本当かも…」

 

バルカン「リホーマーが?確かにな… 」

 

 確かにH&R社本部制圧作戦の時に後方陣地で何者かが多数の人や人形を行動不能にした存在が確認され、その存在は遺跡に関係したナニモノかの仕業では?と言う噂が立っている。

 色々と気になったがバルカンは戦闘の時気になっていた事を聞いた。

 

バルカン「リホ… なんであの時に必殺技っぽく言ったんだ?」

 

リホ「いや〜… それは必殺技ってかっこええやろ?ロマンやロマン… お陰で気分爽快スッキリしたわ… でも反動は大き過ぎるけどの… 」

 

 必殺技を叫んだ事に関しては本人の気持ちだった。ただでさえ左腕を喰われて消えた事も相まってリホ指揮官は絶対安静にしていないといけない重症となった。

 

 戦いは終わった。

 後は帰るだけ、そう思っていた矢先、異変が起きた。心地よい走行音から一転、後ろの方から何かを引きずる様な音が鳴り響いた。

 

バルカン「なんだよ… ったくもう… WA2000ちょっと確認してくるぞ」

 

WA「私も行かないと行けないの?まぁ行くけどね…」

 

 二人とも気怠げにやり取りし、今乗っている1両目から順に見て異音の発生している所に二人で向かった。

 

 誰一人としていない列車の車内は不気味で張り詰めた雰囲気に満ちていた。お化けが嫌いと言う事もあり二人もと恐る恐る警戒しながら異音の発生元へも向かう。

 

 そして最後の4両目を調べようとした時、扉が何かよって引き裂かれおぞましい肉の塊の様な巨大なナニカが張り付いていた。

 その最早、それはリホ指揮官の必殺技を直撃した筈の異形の化物、だが最早原型すら残っていない肉の塊のだった。

 

バルカン「こ!コイツ!?まだ生きてやがったのか…ッ!」

 

WA2000「なんて奴なの…!?」

 

 二人は咄嗟に距離を取りバルカンとWA2000はすぐさま応戦した。

 ジワジワと3両目を侵食する巨大な肉の塊は触手でバルカンとWA2000を攻撃。二人は負けじ触手を撃ち落とし本体の肉の塊を狙い始める。

 化物の列車の侵食のスピードは遅くはなっているものの徐々に迫っていた。

 

AW2000「バルカン!この車両を引き離すわよ!このままじゃジリ貧になる!」

 

バルカン「分かった!この触手野郎が!」

 

 二人は応戦しつつも速やかにに2両目に移動し車両を繋ぎ止めるロックを銃で乱射した。

 

 そして化物が占領した列車は徐々に引き離されていく。

 

 しかし、化物は触手を大量に出しバルカン大量の乗っている列車に張り付き元に戻ろうとしてきた。突然の事に銃で触手を撃って引き剥がすも触手を出すスピードの方が数段速かった。

 

バルカン「この!しつこいんだよ!さっさと地獄に堕ちやがれ!」

 

AW2000「死になさいッ!!」

 

 徐々に縮まる化物との距離、二人は今乗っている車両も破棄して1両目だけでも… と考えていた時、奇妙な出来事がおきた。

 

 空間が突然、裂け薄気味悪い空間から白い傘の先端が出てきた。そして妖しく、胡散臭い声が聞こえる。

 

「廃線『ぶらり廃駅下車の旅』」

 

 その言葉と触手は何かの障壁で全て引き剥がされ共に空間の割目が広くなり、有り得ない事に反対方向に走る列車が化物のいる車両に激突。そして爆発し化物は施設の爆発に巻き込まれてた。

 

 一瞬にして有り得ない事が置きバルカンとWA2000は何が起こったのか分からなかく幾ら思考を張り巡らせても何でこうなったか分からなかった。

 

 

 そして1両目に戻るとそこには白と紫を基調にしたドレスを身に纏った雰囲気が胡散臭い女性がいた。そしてリホ指揮官と話していた。

 

ソホォス「ご機嫌よう…お初お目に掛かりますわ。私は賢者(ソホォス)と申します。どうかお見知り置きを。本当は拉致する予定だったけど… 気分が変わったわ… 」

 

リホ「なんの様なんや?ババア」

 

ソホォス「…!…いけない…いけない。冷静さを欠いたらダメなのに… これでも私と貴方は深い関係にあるのよ?だから貴方には干渉出来ない。

 …私からのお願い聞いてくれる?」

 

 突然、目の前に来てお願い聞いてくれる?と言ってきたが余りの異常さに聞く事したか出来なかった。

 

ソホォス「私からのお願いはね、ワームホールに関しての全ての研究を止めさせなさい。アレは人類が手にしていい力ではないわ。下手したら人類の特異点を改変してしまって第三次世界大戦で人類が滅ぶかも知れないから…」

 

リホ「話が壮大過ぎて付いて来れへんよ」

 

ソホォス「頭の片隅にでも入れるだけでいいわよ?後に()()()が来るからわ。

 それと気を付けないよ?特に()()()()()()()()()()()()()、そして()()()()()()には… あっ… このままじゃ苦戦しそうだからケリュケイオンをあげるわ。二つあるし。

…じゃまたね〜♪」

 

 呆然とするしか無かった。胡散臭い女性は空間の割目の中に入って行った。そしてリホ指揮官の手の上には柄に綺麗な2匹の蛇が絡みつく彫刻が為された白を基調きした仕込み傘があった。

 

バルカン「お、お前の知り合いなのか?」

 

リホ「いや… 誰?あのオバさん…」

 

 バルカンとデストロイヤー、リホ指揮官とAW2000はこの後、無事に生きて帰る事ができた。

 数々の異常な事態を引き起こしたアンブレラ社の悪行は世に回る事は無かったが。様々な証拠を掴む事ができ当初の護衛任務とは別に報酬を貰う事が出来た。

 

 

 

 

 

 そしてリホ指揮官はと言うと左腕なんとか造り直し復活した。そして4日後の出来事である…。

 

 

S14基地から救援要請が届いた。

 

S14地区においてE.L.I.Dが地区外に向けて侵攻を開始したと言う事らしい。

もしそうなればS13地区はE.L.I.Dにより蹂躙されE.L.I.Dの巣になりかねない。

 

そんな事はさせまいとリホ指揮官は悪夢の始まりを止める戦いに身を投じたのだった。

 

 

 

 




ケリュケイオン
 柄に綺麗な2匹の蛇が絡みつく彫刻が為された白を基調きした仕込み傘。

 この世の理や時空すら捻じ曲げる存在から託された仕込み傘。
 この緋色の刀身の素材は明らかこの時代では作れない正体不明の金属で出来ており、頑丈かつ精巧な造りと妖しくも美しい刀身をもっている。


傘の形態ではレーザー砲撃が可能
(メイン)
刀の状態では近接攻撃が可能
(リホ指揮官の剣の腕前はど素人)

無名の狩人さん作の『ブラッド・ドールズ』の大型コラボイベント
試作強化型アサルトさん作『危険指定存在徘徊中』も出ます!




目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

☆ S14地区

この回からコラボイベントのサブタイトルの最初に☆を書きます。

ペイロード達とマーダー達の話はこの後で…




 S14地区

 それはS13地区のお隣でE.L.I.Dの縄張りになっている。その為かたまにS13地区に迷い込むE.L.I.Dが姿を表す事もある。その影響か治安は非常悪く世紀末状態、治安改善を本部から頼まれたものなそんな無理に近かった。

 

 そのS14地区から二つの救難信号を探知、S14地区においてE.L.I.Dが地区外に向けて侵攻を開始したらしい。

 S13基地の指揮官であるリホ・ワイルダーことリホ指揮官とヌカコーラ中毒のコルトSAAを連れS14地区へと車で移動し、市街地に入いろうとしていた。

 

リホ「たくっ… ゆっくり休みたい所やったのに〜…」

 

コルト「はぁ〜 ヌカコーラが足りない〜…(イライラ)」

 

 あの作戦から数日、左腕を修復し報酬を使い色々としようとしていた矢先の出来事だった。そしてコルトちゃんは丁度ヌカコーラを切らしていた時に呼んだ為、めちゃくちゃ機嫌が悪く手が震え中毒症状が出始めていた。

 

リホ「コルトちゃん我慢な?あとでヌカコーラを沢山の種類を買ってあげるからの」

 

コルト「指揮官、ヌカコーラ」

 

リホ「あ〜… もう、ほれっ… キンキンに冷えたヌカコーラ」

 

 リホ指揮官はワームホールを起動しS13基地の冷蔵庫に繋ぎヌカコーラを一本手で掴みコルトちゃんに渡した。コルトちゃんは奪う様にリホ指揮官からヌカコーラをもぎ取り、ゴクゴクと飲み始める。

 

コルト「プハァッ☆やっぱり止められない止まらない…ッ!アハハハハ☆」

 

リホ「(基地で一番実力はある奴やけど… やっぱり大丈夫かの?このキチガイ幼女で…)……はぁ… 心配や」

 

コルト「?」

 

 目が完全にトリップ、アブナイ薬をキメているかのような顔という犯罪的な見た目だがいつもの事なので気にしない事にしたリホ指揮官だった。

 

リホ「コルトちゃん、取り敢えず404小隊やけど人数がいるし腕がいいし暗部の部隊でもあるのご404小隊や、やから多少は寄り道しても404小隊は前線を保てるやろう、やから先にもう一つの救難信号の発信源に寄って救出後に404小隊の所に合流、ええな?」

 

コルト「はーい!しきかーん!」

 

 作戦はこうだ。先に404小隊とは別の救難信号先に行って救出、そしてテレポートとワームホールを使い素早く移動、そして404小隊と一緒にE.L.I.Dを討伐する。

 

 

 その流れで行動する事にしたリホ指揮官はコルトちゃん(薬中)を連れ、E.L.I.Dに襲われながらも賢者(ソホォス)から貰った仕込み傘(ケリュケイオン)を向け地形を破壊しない小規模のレーザーで攻撃して焼却し討伐した。

 

 

 そしてもう一つの救難信号先である大聖堂へと辿り着いた。

 そして入ろう扉を開けた時、聖堂の中には目の前に八本の腕を持ち、デコボコした穴が幾つかある頭を持つ巨大な怪物がいた。

 

リホ「な、なんや?これ?」

 

コルト「指揮官何見てるの?」

 

リホ「あ、アレが見えへんのか!?アレが!」

 

コルト「指揮官はきっと働きすぎでしょ!左腕直った矢先に直ぐに徹夜して書類仕事とかしてたんだし…」

 

リホ「あれが幻覚… そうには見えへんけど…… ちょっ!コルト行くな!!」

 

コルト「え?なんなの?もしかしてヌカコーラ飲みたくなったの?」

 

リホ「(本当に見えへんようやな… コルトちゃんに… じゃ幻覚なんか?コレは?)」

 

コルト「へんなの… 先に行くからねー 指揮官〜」

 

 先にコルトちゃんは聖堂に入り救難信号を送ったと思われるスプリングフィールドと話を始めていた。

 

 リホ指揮官は警戒しながらも仕込み傘(ケリュケイオン)を持ち、目の前の巨大な存在を警戒しながら聖堂に入った。

 

 次の瞬間、青い球体がリホ指揮官に向かって行き、突然の事に対処出来ず青い球体にリホ指揮官は当たってしまうと勢いよくリホ指揮官は空中に浮いた

 

リホ「な!?何コレ!?え?!何!?」

 

コルト「指揮官ッ!?」

 

スプリングフィールド「あの時と同じ…!何かに掴める物に捕まって下さい!」

 

リホ「ふぎゃっ…!」

 

 だが空中に浮かされ何処にも掴まれる場所が無く、リホ指揮官は間抜けな悲鳴と共に巨大な怪物に握り潰され、同時に不気味な光に包まれ、消えてしまった。

 

 




龍の血の影響でか啓蒙がかなり高いです

なのでリホ指揮官にはアメンドーズは見えています。
でもコルトちゃんには見えませんでしたな…

あっ、コルトちゃんはお好きに使ってどうぞ…
404小隊に助太刀するもいいですし
スプリングフィールドと同伴して戦うのも良し…

基本ヌカコーラ中毒、かなりドライな性格、でも腕は一流なので大丈夫だと思う。

ダメ出しが有れば消しす覚悟がありまっせ…



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

☆ 罠と暗い通路には気を付けよう

すまそ…

ちと色々と忙しかったんや…

さて…
春田さん(狩人見習い)と薬中コルトちゃん、それも女狩人さんが突入…

その頃、リホッチはと言うと?



…………い

 

お……ない…

 

「起きなさい」

 

 胡散臭く何故か聞き覚えのある声で目覚めた。

 

 あれ?ウチは確か… あの巨大な化物に捕まってなんか握り潰され掛けて……

 

 リホ指揮官は周りを見渡す。薄暗い異空間、匂いは肉が腐った鼻がもげそうな腐臭で所々壁や床にカビやコケが生えている。

 そして何より…。

 

ソホォス「私が見てなかったら死んでたわよ貴方

丁度落下して気絶した場所が獣を4体囲む様に出現させる罠だったからね」

 

リホ「何故いるしBb…っ痛ッ!」

コォンッ!(上からタライが落下)

 

ソホォス「気を付けた方がいいわよ?こういう風な罠が張り巡らされているからね?(にっこり)」

 

リホ「(何起こったか分からんけど絶対お前の仕業やろ…)」

 

 ふと見ると不気味で恐ろしい見た目をした獣が周りに4体横たわっていた。

 落下地点に丁度罠があり罠が起動し気絶、そして得体の知れない謎の人物である賢者(ソホォス)に救われたらしい。

 一応助けてくれたのはこれで列車の時を含めて二度目だが胡散臭く妖しい雰囲気を醸し出す賢者(ソホォス)は信用ならなかった。

 

リホ「何しに来たん?不審者」

 

ソホォス「あら〜 酷いわね〜… 私と貴方の仲じゃないの」

 

リホ「そういう仲になった覚え無いんやけど!」

 

ソホォス「ふふふ… 貴方弄るの面白いわね。流石は…〜〜〜……」

 

リホ「(ウチ、この人、嫌い)」

 

 何故か感傷に浸る賢者(ソホォス)

 胡散臭い雰囲気、そんな雰囲気が自分を見透かされてい様な感じさせる。

 そんな感覚に陥る妖しい雰囲気が滅多な事では人を嫌いにならないリホ指揮官が嫌いと思わせたのだった。

 

ソホォス「さて… 貴方に死なれるとね、不都合なのよ。()()()変わってしまうからね、色々と…

 気を付けるのよ貴方、特に獣と上位者、そして血に酔った狩人にはね… じゃ、私は観望してるわ?バイバイね〜」

 

 そして賢者(ソホォス)は空間に裂目を発生させ、その裂目の中へと入ると裂目は消え、しんと静かになった。

 リホ指揮官はもう一度辺りを見回し警戒しながら何かないか調べた。

 

リホ「ホンマにアレは何者なん?なんか嫌いやけど親近感っていうかなんとも言えんナニカを感じたんやけども〜…

そんな事よりさっさと進むかの」

 

 あの正体は結局何なのか分からない、しかし、それよりもこの居心地が最悪な所から抜け出す為に仕掛け傘(ケリュケイオン)を持ち辺りを探索を開始した。

 

リホ「松明や、薄暗いから助かった〜」

 

 一応、人形なリホ指揮官だがそれでも明かりはありがたく精神的に落ち着く。リホ指揮官は小規模の弱いレーザーで松明に火を灯し通路を歩いた。

 

 そして、進んでいるとある所を目が行く。それは床に少しの出っ張りがあった。

 

リホ「なんやろ?これ?取り敢えず…… んっしょっ…!どっせいっ!」

 

 床のスイッチの様な物があった。そのスイッチの様な物にそこら辺に合ったレンガの投げ付けた。そして床のスイッチの様な物に当たると上から鋭い音が聞こえ、ガシャンッ…!!と鋭い刃物の様な物が落ちてきた。

 

リホ「松明が無かったら気付かんかったかも…このギロチン…… なにそれ殺意がヤバい…… 」

 

 リホ指揮官は改めてこの異空間の罠の危険性が分かった… がそれはまだまだごく一部だとは知るよしもなかったリホ指揮官だった。

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

☆罠と襲撃者

まだまだ続きますぜ…
無名の狩人さん作『ブラッド・ドール』↓
https://syosetu.org/novel/196745/

試作強化型アサルトさん作『危険指定存在徘徊中』↓
https://syosetu.org/novel/190378/


 薄暗い中世の建物の中の様な異空間、そこに仕掛け傘(ケリュケイオン)と松明を持ったリホ指揮官が歩いていた。それは何処か頼り無い雰囲気を漂わせて…。

 

 歩き回って暫くしてリホ指揮官はある状態となっていた。

その状況とは暗いくて何処をどう進めばいいか分からない。つまり()()だ。追い討ちをするかの様にこの異空間では罠と獣が大量に配置、又は居るため迂闊には探索出来ないって事もあるが…。

 

リホ「罠だらけでホンマここなんなん?しかも胡散臭い賢者(ソホォス)って奴もなんかいるし… 人がいないんかな?」

 

 この空間の事も何も理解しない状態でアメンドーズ(リホ指揮官は知らない)に連れ去られたためどうすればいいか分からず行き当たりばったりで探索する事しか出来なかったら。

 ってか今思えば全部あの賢者(ソホォス)って奴の仕業なのでは?と思えてくる。なんか口調といい雰囲気といい胡散臭いからだ。

 

 様々な事に思考を張り巡らすも決定的な証拠は何も無く確証も無い。その為賢者(ソホォス)を警戒する事にした。

 

リホ「ここ本当に気味が悪いの。はぁ… 一人って案外寂しいもんやな…」

 

 そんな事をぼやきながら傘を右手に持ち、左手には松明をかざして歩いていると、人影が見えた。リホ指揮官はやっと人に会えた。と思い急いで近づき声をかけた。

 

リホ「あの!助けてくr……っ!?」

 

 その人影が振り向いた瞬間、大きな鉈の様な物が勢いよく振り下ろされた。リホ指揮官は突然の事に尻餅を付き「カチッ…」と音がなった。そして初撃を躱す事が出来たが休み無く続け様に鉈を振り下ろした。

 

リホ「(あっ…… 死んだはこれ…)」

 

 余りにも突然の事にテレポートもワームホールも発動出来ない。万事休すと思われたその時、その鉈を持った襲撃者の背中に何かが刺さり隙が生まれた。

 

 リホ指揮官は咄嗟に仕掛け傘(ケリュケイオン)の仕掛けの緋色の刀を抜きその襲撃者の胸に突き刺した。その襲撃者は床に倒れ込み淡い光と共に消えて跡形も無く消えて居なくなってしまった。

 

リホ「はぁ…はぁ…… 死にかけた… うぇ… 肉を突き刺さす感覚が手に残っとる… うっ… 気持ち悪い…オロロロ……」

 

 手に残る生々しい肉を突き刺す感覚に遠距離攻撃しかしてこなかったリホ指揮官にとっては初めて人を刺し慣れない肉の感覚が手に残り気分が悪くなって嘔吐してしまった。そして出す物全部出し切った後、少し泣き目になりつつも松明をかかげ探索を再開した。

 

リホ「ホンマ… なんなんよここ〜… もう泣いてええか?っていうか… ここにまともな人はおるんか?こんなの悪夢やと信じたいわ〜…」

 

 この異空間の薄暗い不気味な雰囲気もあってか弱気になっていた。ふと夢ならば死んだら現実に戻るのでは?と考えたが流石にリホ指揮官にそんな勇気なんて無く黙って歩く事にした。

 その後、リホ指揮官は細い道に振り子刃が3つ程揺れている通路にたどり着く、その頃には罠に動じなくなり慎重に安全に振り子刃を避け細い道を進んだ。そして細い道を進み終えた頃、その道の奥から銃声が聴こえる。

 

リホ「銃声… この音はリボルバー?でも連続して聞こえないからライフルとか連写の効かない銃の類いやな… さっきの事もあるし慎重に行かなアカンな」

 

 リホ指揮官は慎重に罠に警戒しつつ通路を通り、広間へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 その頃、コルトちゃんはと言うと…

 

コルト「(異世界とか… そんな事どうでもいいだけど。そんな事よりヌカコーラが飲みたい…はぁ〜 イライラする)」

 

 アメンドーズに異空間へ連れ去られた驚いたものの内心、指揮官の事は4割、ヌカコーラ飲みたいが6割の感情を占めていた。

 

コルト「(強装弾、通常弾、ホローポイント弾、20発ずつ… これは…E.L.I.D相手だから目にぶち込んで置けばいいかな☆そこから脳味噌に鉛玉をプレゼントすれば良いし… さっさとおわらしてヌカコーラをキメなきゃ…!アハハハハ☆)」

 

 真面目?なのだが…… やっぱりコルトちゃんはヌカコーラ中毒者だった。

 

 

 





リホ指揮官、初めて人を刀て刺す
そして知らないうちにローウェン(戦闘中)に追い付く

そしてコルトちゃん、ヌカコーラ中毒は相変わらず…
指揮官の心配4割、ヌカコーラ飲みたい6割の感情

すまん…
何かありましたら消しまっせ…



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

☆ 憑依

コイツは…



 1発の銃声が道の奥から響き渡り聞こえリホ指揮官は恐る恐るその方向へと向かった。

 もし、またあの時の様な襲って来た奴と同じ様な奴の可能性があるが身構えて入ればこっちの物。そう考えたリホ指揮官はいつでも戦える様に身構えていた。

 

リホ「どんどん近くなってもんやな… 」

 

 聞こえる激しい戦闘音に引き寄せられ広間についた。そして見えたのは"ヤハグルの狩人"と言われる狩人、そしてノコギリと鉈を合わせたような武器と古い形式の散弾銃を使っている"狩人"が一瞬の油断も許さない戦いをしているのだと分かった。

 

リホ「うわぁ… (どないしよ… )」

 

 戦闘は更にエスカレートする、幸いにも注意が此方には向いていない。その為、別の所に行こうとした。その時、咄嗟に獣狩りの散弾銃をを向けた。突然の事にリホ指揮官は臨戦態勢になった。

 

「うわ!?何やいきなり!またか!」

 

 その狩人は唖然としていたが正気を戻して戦闘を続行しようとしたがその隙をヤハグルの狩人が見逃す筈もなく、ヤハグルの大斧に変形させた獣狩りの斧を勢いよく回転させて振るい、まともに食らってしまった狩人は切り裂かれ、血を吹き出しながら壁に叩きつけられた。

 

 狩人はズルズルと体を落としていき、壁に大きな血の後を付けて完全に座り込む形で意識を失ってしまった。

 

 そんな光景を目の当たりにしたリホ指揮官はうろたえ、一方後退りした。

 

リホ「ど、どないしよ…… …!…」

 

 逃げようとした。しかし、ヤハグルの狩人とバッチリ目と目が合った。そして1〜2秒呆然としていたが獣狩りの斧で切り掛かってくる。

 

リホ「逃げるは恥やけど役に立つんやでコンチクショウ!!」

 

 思いっきり逃げた。

 レーザー撃とうにも隙がなさ過ぎる。そして仕込み傘(ケリュケイオン)の緋色の仕込み刀で応戦… もど素人な自分では絶対に勝てない。

 

 あの人には申し訳ない思いでいっぱいだが逃げるしか事が最善であった。

 

 それにしても何処かで会ったような〜…

 

 そんな考えが頭を過った。だが安心出来なかった。ヤハグルの狩人は完全にリホ指揮官をロックオン、何故か何がなんでも見つけ出そうと言う雰囲気で鬼の形相となり血眼になっていた。

 そんな緊急事態に、万能者やタナカさんと連絡を取り合う為の機密通信に突然通信が入った。全力で逃げながら通信を聞いた。

 

ソホォス『はいはーい♪万能者かタナカさんかと思った?ザンネーン!ソホォs…』

ブチッ…

 

リホ「(胡散臭いのが何で機密通信に割り込んでんの?そしてあの周波数… なんでウチの周波数で入ってんの?え?)」

 

ソホォス『いきなり切らないでよ… 最後決めたかったのよ?可愛く… 』

 

リホ「(そして平然と掛け直して来てんやけど… ホンマなんなんコイツ…)」

 

 胡散臭い声が機密通信に響き渡り、正直賢者(ソホォス)がまた何かして来るとは思わなかった。

 

ソホォス『狩人のストーカーに遭ってるんでしょ… 仕方ないわね… 仕方ない…

()()()()()()()()()()()()()()()じゃ』

 

リホ『え?………』

 

 その瞬間、身体が言う事を効かなくなった。身体を動かそうにも自身より遥かに強力なハッキングプログラムに手も足も出なくどう足掻いても無理な状況に陥った。

 

リホ?「さて… ()()は成功ね〜 流石は私」

 

(何しとんやこのアホ!さっさと返せ!ウチの身体!)

 

リホ?「そう言わないの… 今から龍脈の使い方を教えるから身体で感じて置きなさい、それが貴方の力になるから」

 

 リホ指揮官?妖しく微笑み、仕込み傘(ケリュケイオン)に手を掛けた。

 

 




リホ指揮官?の戦闘が始まる…


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

☆人形の賢者

 突然、身体を賢者(ソホォス)を乗っ取られたリホ指揮官はピンチに陥っていた。身体は自由を効かず操られる奇妙で不思議な感覚だった。

 

 そんな事、知ってか賢者(ソホォス)は妖しく微笑みながらメンタルだけと化したリホ指揮官に向かって喋った。

 

リホ?「さて… 憑・依・は成功ね〜 流石は私」

 

(何しとんやこのアホ!さっさと返せ!ウチの身体!)

 

リホ?「そう言わないの… 今から龍脈の使い方を教えるから身体で感じて置きなさい、それが貴方の力になるから」

 

 リホ指揮官は仕込み傘(ケリュケイオン)に手を掛けた。

 その時、リホ指揮官を追い回していたヤハグルの狩人が今いる部屋に入り、獣狩りの短銃を発砲し牽制した。

 その放たれた水銀弾は何故か真っ二つになりカチンッ…と言う音が響いた。

 

リホ?「龍脈による身体能力の強化… まぁコレは上級者向けね、戦闘中常に維持するのは慣れないと厳しいしね」

 

(な、何がおこったん?これ?)

 

リホ?「速く斬って鞘に戻しただけよ、貴方も出来る様になって貰わないといけないわね。そうじゃないと色々と困るもの…」

 

 鞘に戻したカチンッ…という音だけが聴こえる。リホ指揮官の並列高速演算ですら予想出来ないほどの予備動作の無さ、と弾丸を斬る精密性。

 ヤハグルの狩人もさっきまでとは違う異常な事態に同様しつつも狩人の斧で斬りかかった。

 

 しかし、ヤハグルの狩人の真下に謎の亀裂に突如発生しその謎よ亀裂に落ちていった。そして真上に同じ亀裂が発生し無限に落下する奇妙な状況と化した。

 

リホ?「真の狩人こそ足元に注意を払うべきなのよ?

まぁ、そもそも私、位相差障壁と位相差結界あるから大抵の通常物理法則下にある攻撃なんて効かないのよね」

 

(ご丁寧な説明ありがとさん… )

 

リホ?「さて… 無限落下の刑を解いてあげましょう」

 

 亀裂に落下しまた上の亀裂から落下していたが下の亀裂が無くなり地面に地面に激突し血飛沫が飛び散った。そして光と共に消えて無くなった。

 

(チート過ぎやろ…アンタ)

 

リホ?「チート?…別に好きに言えばいいじゃない。私は力の意義と背負う覚悟を持ってるだけよ」

 

(そもそも何者なんや?こんな強大な存在がウチにここまで親切に関わるなんての…」

 

 余りにも強力な力、ソホォスは力の意義と背負う覚悟を持ってるだけ。と言うがそれにしても親切にする真意が全く分からず不信感を募らせていた。

 

リホ。「そこから?私は賢者(ソホォス)、人形の賢者、境界に潜む者、神隠しの主犯、統治者、そして割と困ったちゃん…。

…それが私よ」

 

 

 その雰囲気は圧倒的強者の風格、そして胡散臭いが妖しく微笑み何処か幻想的で美しい。その姿を絵と錯覚する無い程の美しさ。

 しかしリホ指揮官の一言により一瞬にして崩壊する事になる。

 

(うん、ますます胡散臭くなってきたの…もひかして友達居いボッチなん?いやボッチやな(確信))

 

リホ?「酷くない?私にも友達はいるわよ?ボッチじゃないからね私…!」

 

(………(哀れみ))

 

リホ「だから……ッッ!!私はボッチじゃないわよ!ちゃんと友達とか仲間とか知り合いとかいるわよ!」

 

 一瞬だけシリアスになったがリホ指揮官のボッチ発言が原因でソホォスから醸し出されたシリアスは粉砕された。

 

 




リホッチ回だけファンタジーと化して行ってる気が…
まぁ、気にしないですがね

因みに…
位相差障壁のシンホォでギアかアニメが元ネタ
存在を異なる世界にまたがらせることで、通常物理法則下にあるエネルギーを減衰〜無効化させる能力です。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

狂い切った血塗れの殺戮者

コラボから一旦少し離れて本編に戻りまっせ

マーダーさんの人間に対する思い
勿論、そこには正義など無い



 バリケードで椅子やテーブルで封鎖された部屋の前、そこには多砲身式電磁投射銃《レールガトリング》を肩に担いだマーダーは狂気的な笑みを浮かべていた。

 

 辺り一帯は血に濡れ血の池地獄、むせる様な血の匂いが充満し常人では耐えられない程の空間とかしている。

 

マーダー「アハハハハ…!もっと来なさいよ!キャハハハハ♪」

 

 理性の枷は既にない。動くモノ全てに向かって高射速の鉄の塊はハンターyの手足を貫通、近距離に近づかれたらたら大型レーザーブレードを精製し斬り裂いた。

 

 ハンターyの攻撃は苛烈を極めたが一切引く事、怯む事すらせずすぐさまレールガンやブレードで斬り裂いた。

 

 その姿は死神を彷彿とさせる。

 

マーダー「あの地獄(蠱毒)に比べたら屁でもないわよ!キャハハハハ♪」

 

 ナイトメア以外は全て敵、裏切りや騙し合い、捨て駒が当たり前の様に行われた殺し合い。

 そんな地獄(蠱毒)と比べたらただ向かってくる敵を殺せばいいこの空間は屁でもない。

 しかし、殺しても殺しても心は満たされない。マーダーは考えながら戦った。

 

 何が足りない?蹂躙とは言えないが圧倒しているのは確かだ。血に濡れ、淡々と敵を殺し喰らう喜びは感じない。

 

マーダー「そうね… やっぱり…

…感情の無い生物兵器なんてつまらないわよね… 悲鳴が響かせ、心を挫き、絶望を与え、そして赦しをこう敵を無残に処刑するよが楽しいのに… 感情と感覚が無かったら楽しめないじゃない…」

 

 感情や心があってこそ希望や歓喜があり反対に絶望と歓喜がある。

 急に過熱し狂気に溢れていたマーダーの感情は冷静になった。感情の無い生物兵器を殺した所で絶望も恐怖もしない、その為自分の求めているモノは満たせないと分かってしまったからだ。

 

マーダー「さっさと死になさい… もう飽きた。この世から消えろ。出来損ない」

 

 そもそも、ハンターyの肉を食べたが決して美味しい物ではない、肉は固すぎて食べれた物じゃなく、味も不味すぎる。

…正直言って殺す価値すら無い。

 

 ペイロードがT.ウィルスのワクチンを持ってくるまでセイを守り抜くのが目的なのだが遅すぎる。

 

マーダー「さっさとしなさいよペイロード… 正直言って物量が多すぎるから」

 

 殺す価値とは無いけどもハンターyの数が多く、蠱毒の猛者と言えど疲労が見えてきていた。

 

 


 

…さてやりますか…

 

コラボを二重で書く所業を…

 

因みに今日中にもう一話出す予定(出すとは言ってない)

 

やったるぜ!

1日二話更新と言う鬼畜の所業をするかもしれないけどもね!(過労)

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

☆×2 渦巻く怒りと復讐心

ヌゥッ!!(過労)
三連やったるぜ!

因みにバイオハザード編の後の話となります。

あと、これからM134ミニガンをミニガンと出しますね


 それは突然だった。

 

耳を疑い信じたく無い。

 

 突然の悲報。それはスミスが鉄血に捕まり手足を切り落とされていると言う事だった。

 

 信じられない… 私の彼氏が鉄血に捕まるなんて…

 

 コレクターだが何だが知らないが私の恋人をこんな目に合わせるなんて…

 

 しかもソイツは結婚した人形の指輪ん指ごと集めるのが趣味らしい…

 

 私に向かって挑発してんのか?

 

 私を怒らせたいのか?

 

 怒りが込み上げてくる… 私の大事な恋人を奪った… そして手足を切り落とした…

 そして盾の事も……ッ!

 

 コレクター… お前は私を怒らせた…

 

 同じ目に合わせてやるよ…

 

 楽に死ねると思うなよ……ッ!!

 

 コレクタァァァァァア!!!

 

 

 

 

 

 

ミニガン「姉貴ッ!姉貴ったら!」

 

バルカン「どうした… 」

 

ミニガン「どうしもこうも… 姉貴の顔… 今にでも人を殺しそうな表情してたから…」

 

バルカン「すまん… 考え事をしてたミニガン… 私はペルシカの所に用があるから行ってくる」

 

 バルカンは怒りをあらわにしない様に隠し、ペルシカのいる研究室へと向かった。

 

 

 研究室ではペルシカがパソコンを使い仕事をしていた。そんなペルシカにバルカンは声を掛けた。

 

バルカン「ペルシカ… 今回の任務は鉄血化して最初からいく… 」

 

ペルシカ「…今回の事で鉄血に嫌悪を示すと思ったけどそうじゃ無いみたいね」

 

バルカン「コレクターを殺すのに多分私では力が足りない… この前話したアレを組み込んでくれないか?」

 

 その言葉にペルシカの表情は変わった。

 

ペルシカ「貴方正気?アレは義体とメンタルの消耗が激しすぎる。貴方死ぬつもりなの?そんな事私は認めない」

 

バルカン「私を助けてくれたスミスの為だ。スミスがいなきゃ私はとっくの昔に人権団体に捕まって滅茶苦茶にされてた… 私がどうなろうが知ったこったちゃねぇ!スミスを皆んなを守る力が欲しいんだよ!」

 

ペルシカ「それで死んだら皆んな悲しむわよ!」

 

バルカン「死なねぇよ!スミスを救う瞬間までな!」

 

ペルシカ「はぁ…処刑人の改造強化の状態を疑似的に作り出す技術なんて作らなきゃ良かった… 絶対に無理はしない事よ?EA小隊だけじゃない。S09P基地の部隊もBB小隊、E01小隊も悲しむ事になるから…」

 

 ペルシカはバルカンの硬い意志に折れた。そしてある機能をバルカンに組み込んだ。

 

 キューブ作戦での処刑人の強化改造、その力を疑似的に生み出す機能を…

 その効果は絶大、しかし義体とメンタルの調子が激しい諸刃の剣だ。

 

ペルシカ「この状態にはならない事を祈るわ。私からの命令よ。()()()()()()()()()()()()()()()。スミスが助かっても貴方が死んだらスミスが悲しむでしょ?」

 

バルカン「大丈夫だ!なんだかんだ生きて帰ってくるからさ!」

 

 バルカンはペルシカの目の前で鉄血化、そして大物殺し(ジャイアントキラー)を作動確認を行った。

 

 バルカンのオッドアイの目は静かに復讐に燃えていた。恋人を奪い四肢を切り落としたコレクターに…。




疑似強化改造形態

 キューブ作戦時の処刑人のデータを元に戦術人形の戦力を大幅に増大させる機能。
 しかし、義体とメンタルの消耗が余りにも激しくなる事が分った。 
 バルカンは無理を承知でペルシカに頼み込みこれを付けて貰った。

 この時、バルカンはキューブ作戦の処刑人の様に紅い亀裂が入る。そして目が真紅に染まる。

 因みに鉄血化&大物殺し(ジャイアントキラー)で行くのはガトリング砲だと誤射するかも知れないからだ。



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

☆×2 バーサーカー

NTKさんの大型コラボ企画
I05地区及びスミス奪還作戦
https://syosetu.org/novel/190134/75.html


 まず先陣を切ったのはバルカンであった。彼女の行手を阻もうとマンティコアが二機近寄るが…。

 

バルカン「邪ァァ魔だァァァァ‼︎」

 

バルカンは即座に大物殺し(ジャイアントキラー)なる大型チェーンソーを起動し、瞬く間にマンティコアを切り裂いた。次に『盾』持ちのアイギスが一体、盾を構えて突進するがバルカンは跳躍して背後に回り込むとチェーンソーをアイギスの背中に突き立て、その身体を貫いた。アイギスは振動に合わせてガクガクと痙攣を起こすとやがて動かなくなった。

他のEA小隊のメンバーも各々の武器で鉄血兵を仕留めていく。だがフレイムはいつもの火炎放射器では今作戦では絶望的に相性が悪いため、サブ武器のジャイロジェット・カービンにて対処していった。

 

 いつもより攻撃は()を破壊しない様に本体を切り裂き、復讐に身を任せた攻撃は更に苛烈を極め敵陣に向かって突撃をしていた。

 一人で突撃するバルカンにペイロードは退いて態勢を立て直す様に命令を出す。だが…。

 

バルカン「肉盾なんざ使ってんじゃねぇ!この屑鉄共がぁぁぁ!!」

 

ペイロード『バルカンさん前に出すぎです!一旦下がって下さい!》

 

バルカン「すまん…!無理だ!ウラァッ!!すまん!切る!」

 

ペイロード『ちょっ!待っt…!』

 

 退いたらいけない気がした。だから退いて後悔したくない。一刻1秒も速くスミスを助けたい。

 こんな外道で趣味の悪い肉盾なんて物を作った奴をぶちのめしたい。

 

 ってかマーダーでもこう言う事はやらない。

…アレは残虐だがサイコで戦闘狂でカニバリズムなだけだが…。

 

 盾を持ったガードが密集陣形で向かって来る。その奥にはイェーガーが銃を構えていた。総勢5×5の25の鉄血の一個小隊。バルカンは大物殺し(ジャイアントキラー)を片手に向かっていく。

 

バルカン「道を開けやがれ!」

 

 隙間なく密集陣形で向かってくるガードの一人の盾の下の隙間に動いて居ないジャイアントキラーを差し込む。そしてその瞬間、疑似強化改造形態に移行。

 

バルカン「派手に吹っ飛びやがれ!」

 

 差し込んだジャイアントキラーで強引にガードをカチ上げた。相当な重さのガードは3〜4m上に吹っ飛び、密集陣形を組んでいたガード達に落下し陣形に隙間が空いた。バルカンはその隙間からイェーガーに起動したジャイアントキラーで斬り掛かり見える範囲で壊滅させた。

 

 その全滅を確認せずバルカンは迷わず突き進んむ。

 

 大事な人の為に、そして人の恋人を奪ったヤツをぶちのめす為に。

 

 スミスとやりたい事なんて沢山ある。

 

 ビーチで一緒に遊びたい。

 

 花火をやりたい。

 

 もっともっと甘えたいし…

 

 …キスもしたい(照)

 

 それとゆくゆくは結婚も…

 

 スミス(恋人)の事を思う度に幸せな事が頭に過ぎり、頭をいっぱいにする。

 

 その瞬間、苛烈な突撃は緩んだ。

 

バルカン「チッ…!囲まれたッ!」

 

 辺り一面鉄血兵、そして自分はいつの間にか囲まれていた。どうやら独断先行していた事が仇になったらしい。

 

バルカン「上等だぁ!この野郎が!全員纏めて捻り潰してやる!」

 

 だが今更止まる訳にはいかない。

 邪魔するなら全員纏めてぶっ潰す。そう決心したバルカンは包囲も構わずひたすら突き進んだ。

 

 




バルカン、スミスを思う余り独断先行一人突き進む
からの鉄血兵によって包囲…

因みに鉄血化バルカンは両目が金色ですが疑似強化改造形態になるお身体に紅い亀裂が入り両目が真紅に染まります。

イメージとしてはキューブ作戦の時の強化された処刑人と狩人みたいな感じです。

なんかダメだったら消します…

あと二重コラボってヤバい…(過労)
…でも頑張る(社畜並感想)


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

☆ 話し合い

難産でした…(過労


リホ?「酷くない?私にも友達はいるわよ?ボッチじゃないからね私…!」

 

(………(哀れみ))

 

リホ「だから……ッッ!!私はボッチじゃないわよ!ちゃんと友達とか仲間とか知り合いとかいるわよ!」

 

 一瞬だけシリアスになったがリホ指揮官のボッチ発言が原因でソホォスから醸し出されたシリアスは粉砕された。

 

 いわゆるカリスマ的な雰囲気をリホ指揮官はカリスマブレクしてしまったのだ。

 

 そしてほんの少しの時間が経過して・・・・・・

 

 

蛮族戦士「ハジメマシテ ト イウベキ カナ  リホーマー ト ソノ ナカ ニ イル ベツ ノ ソンザイ トヤラ ?  スコシ ハナシ ヲ シヨウ」

 

 蛮族戦士はニッコリ笑顔(オリジナル笑顔)でリホーマー(inソフォス)の前に立っていた

 

 そのことにリホーマーとソフォスは・・・・・・

 

リ・ソ「(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)」

 

 目の前の新たな厄介事に遠い目をせざる得なかった。ソホォスは何故か死んだ目をしていた。何か嫌な物でも見るかの様な…。

 

リホ?「(E.I.L.D… 戦闘狂… 周りの被害… うっ… 頭が…)」

 

(何を思い出してるん?この後に及んで都合の悪い時にこの状態を解除なんてコトはあらへんよな?)

 

リホ?「大丈夫よ。貴方を見捨てる事は絶対にあり得ないから…

 ご機嫌よう蛮族戦士。私はの名は賢者(ソホォス)。すまないわね。私の本体じゃ無くて…」

 

蛮族戦士「ナゼ ナマエヲ シッテイル ?  マアイイ  リュウノチ ニ コトデ ナニカ オモシロイ コトハ ナカッタカ ?  」

 

リホ?「一回憑依を解くわよ。リホ」

 

 ソホォスは憑依を解くとリホ指揮官の身体の自由が突然できるようになり、膝を着いた。

 

リホ「うっ… っと… はぁ… 身体を乗っ取られるっていい気が全くせえへんな…

 龍の血についてやけど… 化物が一体生まれてもうたな… アレは龍の血とウチの血が混じった紛い物が生まれてもうたな。無限に進化する化物がの…」

 

蛮族戦士「ホウ ソレハ アラタナ キョウシャガ ウマレタ トウワケカ ?」

 

リホ「いや、残念やけど施設の爆発で完全に死んでもうたから大丈夫や。ソイツはもう居ない」

 

蛮族戦士「ソウカ・・・ ナラ リホーマーノ カンケイシャ 」

 

リホ?「何かしら?」

(コイツ… またやりやがった…)

 

 蛮族戦士がソホォスに向かって喋った瞬間、リホ指揮官の身体は自由がまた効かなくなり、また憑依された。

 

蛮族戦士「ソホォス オマエカラ タダナラヌ ケハイヲ カンジル 」

 

リホ?「すまないわねぇ… 生憎この身体じゃ本気なんて出せないのよ… 戦いたいなら龍の血の件が終わってからでもいいんじゃないかしら?この案件を早く終わらせないと世界が滅ぶからね」

 

蛮族戦士「ソウダナ イマスグ二デモ シアイタイガ リュウノチノ ケンガ カタズクマデ マトウ 」

 

リホ?「あと… 私は戦ってやってもいいけど…… もしリホに手を出す様で有れば…

 

 存在と非存在の境界を弄って存在すらして無き者やるわ

 

 そんな訳でお互いに世界の為に頑張りましょう蛮族戦士」

 

 

 笑顔、しかしその圧は凄まじかった。周りの空気は一瞬で絶対零度へと変わり果てた。

 

蛮族戦士「ワカッタ ソノトキヲ タノシミニ シテイルゾ ツワモノヨ 」(オリジナル笑顔)

 

 それに臆する事なくオリジナル笑顔でその事を了承した蛮族戦士だった。

 

リホ?「あと… 狩人には気を付けた方がいいわよ?私もだけど…

 私の場合は上位者に近い存在の様な者でもあるから狩人に会うのは嫌なのよね… じゃ私はこれで〜♪」

 

 また憑依は解除された。

 

 その瞬間、その気配を全て消し、足音すら聞こえさせず、ゆっくりと蛮族戦士の後ろへと迫っていた狩人のローウェンは蛮族族戦士の後ろへと立ち、右腕を蛮族戦士の背中に勢いよく突き刺した。

 流石に蛮族戦士と言えど狩人の不意打ちには対応し切れなかったらしい。

 

ローウェン「あの程度で止められると思うなよ?」

 

ローウェンがそう蛮族戦士に呟くと勢いよく掴んだ内臓ごと引き抜いた。

 蛮族戦士は両膝を着いたが倒れはしなかった。

 

リホ「ギャァァァぁぁぁぁ!」

 

 目の前で起きたグロテスクでショッキングな光景にリホ指揮官は腰を抜かし大声で絶叫した。

 

 

 




キツイぜ…
だがやるからにはやり切らねば…



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

☆×2 後日談…

仕方がないって言うか…

バルカンのある行動が原因である事が起きます…



 スミスとバルカンが医務室でイチャイチャしてキスしてから1日後、バルカンはペルシカに呼び出された。

 何で呼び出されたか分からないバルカンは指定された部屋へと入りペルシカを待っていた。

 

 何がダメだったのか…。もしかしお酒の事か?でも暫く酒なんて飲んでいない。

 色々な事が思い浮かぶ。しかしだからと言って呼び出される程の物ではないのが殆どで考えても分からなかった。

 

 暫く待っているとペルシカが深刻な顔をして部屋に入り、テーブル越しのイスに座った。

 

ペルシカ「待たせたわね…」

 

バルカン「どうしたんだ?暫く何も問題は起こしてない筈だが?」

 

ペルシカ「貴方、本当に身に覚えも無いの?」

 

バルカン「?」

 

 なんの事か分からないバルカンは首を傾げた。そんな様子にペルシカは目を疑い天を仰いだ。

 

ペルシカ「本当に?えぇ…(困惑)、それは仕方ないわね… 元々貴方一人で活動してたって事もあるし… 」

 

バルカン「なんなんだよ… 」

 

ペルシカ「()()()()

 

バルカン「え?」

 

ペルシカ「今までの命令違反や今作戦での独断先行、そして今までの事も… その事が問題になったわ… 」

 

 それは今現在に至るまでの命令違反、そして今作戦の独断先行が浮き彫りになっていた。

 そしてペルシカはある事を言い渡した。

 

ペルシカ「バルカン… 本当は言いたく無いけど…

 …半年間の謹慎よ… 」

 

 それは突然だった。バルカンは耳を疑い混乱した。

 

バルカン「は?え?どぅーゆーあんだすたん?」

 

ペルシカ「相当、混乱してるようね… 無理は無いよね… 」

 

 

 

 

 ペルシカはその後、10分間掛けてこうなった経緯と処遇に付いて話した。

 

 

 

 そして10分後、バルカンは話を理解し納得した。

 

バルカン「つまり… 私の命令違反やら独断先行が原因って訳だな…… 自業自得か…」

 

ペルシカ「あっ、そうそう謹慎6ヶ月間で日程が空いたでしょ?もう私が違う予定を組み込んで置いたから大丈夫よ」

 

バルカン「違う予定?」

 

ペルシカ「貴方には集団行動の大切さが分かるように、ある所に半年間送るわ。」

 

バルカン「ある所?」

 

ペルシカ「G&K社の支援部隊は分かるわよね?その新人育成の為の訓練を半年間参加、分かったバルカン」

 

バルカン「新人育成の訓練?そこに半年間か… 私を舐めてるのか?私は新人なんかじゃねぇし楽勝っての」

 

ペルシカ「そうかもね… 」

 

バルカン「まぁ、やってやるよ!そこの教官を倒しやんよ」

 

 G&K社の支援部隊の新人育成の為の訓練、バルカンは謹慎中やる事になった。

 バルカンが部屋から出て行くとペルシカは小さく呟いた。

 

ペルシカ「あの厳しい鬼教官にシバかれて貰って何処まで強くなるかしらね…バルカンは」

 

 尚、この6ヶ月続く訓練は地獄と化す事になる。

 




バルカン、今までの命令違反やら独断先行が原因で6ヶ月の謹慎
それだけで済んだのはペルシカのお陰ですな…

なお、近いからお別れって訳じゃないです。
EA小隊を一時的に謹慎で抜けるだけです。
ミニガンちゃんがバルカンが居ない間に入り穴を埋めます。


決心?
あっ…(察し

まぁ、多少は…ね?


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

黒い人形

バイオハザード編!

走れ!ペイロード!
あとパラケルスス!

唐突な展開注意!
そしてずっと前のフラグを回収!


 ペイロードは今、機密研究所内を走り回っていた。

 突然ヤツは現れたのだ。25mm徹甲弾をすぐさまヤツにプレゼントしてやった。対物ライフルそれも25mmをくらったら無事では済まない筈…。だった。

 弾丸は何かのシールドの様な阻まれ全く効いていない。それどころか黒い銃で攻撃して来たのだ。

 

ペイロード「はぁ… はぁ…、早くワクチンを取って持ってこないと行けないかのに…!」

 

黒い人形「パラケルススの魔剣を此方に渡しなさい。さすれば逃してあげましょう」

 

ペイロード「パラケルススは逃げたわよ!一人でね!」

 

黒い人形「この状況下で、まだこのような嘘を吐けるとは。適当に死なない程度に痛めつけましょうか…。」

 

 その事は知ってる。だがら自分が時間を稼ぎパラケルススに副武装で持ってたスコーピオンを渡し、彼女に切り札(パラケルススの魔剣)を取りに行かせたのだ。

 まぁ、自分が生きている間に間に合うか正直不安だが…。

 

ペイロード「(完全に攻撃を打ち消せている訳じゃない…!でも残弾が…!)」

 

 あの黒い人形もある程度は回避している辺り、100%威力を打ち消せている訳じゃ無さそうだが、此方の弾には限りがある。

 黒い人形が迫るなかペイロードは距離を保ちつつ退きながら足止めを繰り返しす。その意図に気付いたのか黒い人形の手を止めた。

 

黒い人形「時間稼ぎですね… もしかしてパラケルススの魔剣を使うつもりで?」

 

ペイロード「そうだとしても貴方に話す義理はありません!」

 

黒い人形「ここで殺してパラケルススを探した方が早かったですね…。」

 

 黒い人形はその場で銃を構えて自身の銃にエネルギーが充填していく。ペイロードは嫌な予感がし距離を取り近くの部屋に入った。

 

黒い人形「ブラックオベリスク…。」

(ドゴォォォォォォォンッッ!!)

 

 轟音、強烈な衝撃が伝わり部屋の壁は跡形も無く破壊され炎が辺りを覆っていた。ペイロードは幸いその中を平然と死神の如くゆっくり一歩一歩歩き黒い人形が近づいていた。

 

黒い人形「最後のチャンスです。パラケルススを渡しなさい。」

 

ペイロード「チャンスですか…ならその答えは

……こうしますッ!」

 

 ペイロードは今弾倉にある弾丸5発を早撃ち、黒い人形な平然と何かのシールドで弾を防ぎ、正確に放たれ弾丸はペイロードを襲うが横に素早く回避した。

 

ペイロード「(なんでコイツ弾切れを起こさない!もしかしてバルカンさんと同じ方法で?なら方法はあるけど… 謎のシールドで守られてるんだった!こういう時は…)」

 

 バルカンと同じ様な逆コーラップス技術を用いた弾薬精製機能があるならコーラップス液を狙えば… と破壊した後の自分はコーラップス汚染に耐えられるのか?やそもそも謎のシールドを破壊出来ない。黒い人形ねダメージをいれられない現状、八方塞がりといって良かった。

 

 仲間を呼ぼうにもマーダーはハンターyとの戦闘の途中、そしてバルカン達は今別の場所にいてくる事は出来ない…。

 

 更に地下の室内と言う事もあり逃げるにも限りがある。

 …つまり…。

 

黒い人形「鬼ごっこは終わりですよ?」

 

ペイロード「…まだ分かりませんよ?」

 

黒い人形「貴方は私にダメージを入れられない。そして弾丸にも限りがある。私に勝てる訳がない。」

 

 袋小路に迷い込み完全に追い詰められた。ペイロードは思考を張り巡らした。ここで何をしたらいいか?何をしたら助かるかを。しかし、何を考えても上手く行く気がしない。しかし最後まで時間を稼ごうと足掻くことを決意した。

 

ペイロード「秘密兵器なんて幾らでもあるんですよ… 黒い人形さん?」

 

黒い人形「もう貴方に用はありません。楽に逝きなさい。」

 

 もう時間稼ぎって事はバレていた事は明白だった。しかし、それでも数秒は稼げた。

 

 ペイロードは自身の情け無さと隊長としてこんな事しか出来なかったら事への後悔を心の中で呟いき、最後だと悟った。

 

(ギュィィィィィンッッ!!)

 

 甲高い金属音の轟音と青色の閃光、そして空気を震わせる様な激しい衝撃が辺りを覆う。壁には3〜4mの断面が赤熱化した大きな穴が空いていた。そんな威力にも関わらず黒い人形は仰向けに倒れ動かなくなっていた。

 

 その高威力のレールガンを放ったであろう張本人は赤色のバイザーを付け大きなレールガンを両手で構えていた。

 

パラケルスス「はぁ… はぁ… はぁ… ま、間に合って良かった〜… 」

 

ペイロード「遅過ぎます!って言うか当たったらどうしてたんですか!」

 

パラケルスス「壁越しでも見えるように識別反応のバイザーで確認したから大丈夫、大丈夫」

 

 黒い人形を戦闘不能に出来た二人はワクチンがあると思われる研究室へと足を進めた。

 

 




まぁ、謎の勢力はパラケルススを狙っていたようです。

そりゃ、大型E.I.L.Dとか異常なB.O.Wにダメージどころか致命傷を与える為に作られた携帯型レールガンだからね…

色々な勢力に狙われそうなヤツですな
良く考えて見れば…


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

☆ 後日談… 帰り道

無名の狩人さん作『ブラッド・ドール』のコラボの後日談
ブラッドドールの本編は此方

https://syosetu.org/novel/196745/


 S14地区からS13基地への帰り道



 S14地区の騒動が終わり、痛む身体を徐々に慣らしつつリホとコルトSAAは乗って来た車を停めた所へ向かった。のだが…。

 そこには無残にも破壊され炎上している車だったモノがあった。丁度よく砲弾の様な攻撃が何発か当たり破壊された様だった。

 

リホ「く、車が… アレ… レンタカーなんやぞ?ヤバ…」

 

コルト「最悪だね… これはね〜 ってかヌカコーラ頂戴♪」

(リホの脇腹に銃口を突き刺す)

 

リホ「分かったから… ほれ」

 

 部下である筈の戦術人形に脇腹に銃口を突き刺すという有り得ない状況だが、リホにとっては慣れた状況。慣れた手付きでバックパックの中にあるヌカコーラをテレポートで取り出しコルトに渡した。

 

 

コルト「ありがとう☆…ッングングング… プハァッ!」

 

リホ「よくあんな目あって平常運転でいられへんな。しかも車が壊されてんのに…。」

 

 お金には余裕はあるものの流石にレンタカーを壊したとなればレンタカーの会社に怒られる。

 …ちゃんと帰ったらレンタカーの会社に謝りに行く事が決定しただけだ。リホは溜息をつき燃える車を見ながらずっと感じていた身体の違和感が気になり始めた。

 

リホ「…?…やっぱり首が痛い… コルトちゃんちとええか?」

 

コルト「ん?な〜に♪しきか〜ん♪」

 

リホ「(相変わらずキマッてるの…)…すまへんがウチの首に何か傷みたいなのついてへんか?さっきから少し痛いんやけど。」

 

コルト「分かった!首に傷ね〜…… 何か注射の跡みたいな傷があるけど…。」

 

リホ「注射の跡か… 何されたんやウチ… あと助言者って奴… ホンマ何モンなんや?あんなのウチじゃ敵わへんよ… 逃げるが勝ちやな。」

 

 朧げに記憶にあるあの助言者という存在、あの尋常では無い殺気、そして神速と言っても差し支えない程の速さと身のこなし。

 恐怖のその物と言っても過言ではなく、今思い出せば怖く身震いしてしまった。

 

 アレは果たして手を出していい存在なのだろうか?

 

 色々と思考したがその理由や目的が分からない、そして何かを注射で打たれたのか。もしくは自分の血を抜かれたのか…。

 

 助言者は何か喋っていた事は確かだ。だが恐怖のあまり何を喋っていたのか聞いていない。

 

リホ「はぁ… 今度、S13基地をS12+1基地って変えようかの… 13は縁起が悪い数字やし。あと… 教会か神社で御祓やな… そうしよう」

 

コルト「ヌカコーラお代わり!」

(銃口を脇腹に刺しながら)

 

リホ「はいよ」

 

 13っていう数字は昔から悪魔の数字だの言われている縁起が悪い数字だから基地の名前を変えようと考え、そして何でもいいから運を良くしたいリホ指揮官だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 異空間、賢者(ソホォス)は険しい表情をしていた。リホの龍の血(ドラゴンブラッド)を助言者に奪わい、ローウェンに流し込んだ事もその要因だが1番の要因は、助言者に存在を気付かれ介入を阻止された事だった。

 

ソホォス「あの白い霧の壁… そしてその向こう側の空間に私が介入出来ないなんて…… これだから啓蒙高い狩人は嫌いなのよ。平然と世界に行って狩人同士で殺し合ったり。内臓攻撃したり…。しかも助言者って奴、私の能力による介入を妨害するなんて想定外にも程があるわよ。」

 

 頭悩まされていた。狩人の存在は昔から知っていた。啓蒙が高く、狩りを熟知し血に酔った狩人は自身の存在を察知する者が現れるかも知れないと警戒はしていたが…。まさか自身の能力を妨害する程の者が現れてるなんて想定外の出来事だった。

 

ソホォス「はぁ… 今も昔も変わらないわね私は… 面倒な事に絡まれたり起こしたり… もうあの頃にはもう戻れないものね、立場的に軽弾みでフレンドリーな話し方なんてもう無理だし…。」

 

 昔を懐かしむ様に空間からリホを見ながら自身の能力を阻害する白い霧と助言者の妨害に対する対処法を模索するソホォスだった。

 




試作強化型アサルトさん
無名の狩人さん!
コラボお疲れ様です!


尚、車が破壊されたのはH.A.G.S正式量産型の流れ弾がクリティカルヒットしたのが原因です…

帰りは途中まで徒歩、あとは通信出来る範囲に入り通信し基地から車で迎えに来てもらった模様。

ソホォス、白い霧と助言者に能力を阻害される。




目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

BARでは何かしら出会いが起きる

バイオハザード編?

すいません!勘弁して下さい!
自分には難し過ぎました!
ごめんなさい!


そんな訳で…
ある日のVA-11 Hall-Aでの一コマ



 スミス救出作戦から二日後、謹慎1日目の夜、バルカンはVA-11 Hall-A、通称ヴァルハラというBARでカクテルを飲んでいた。当然禁酒中なのでノンアルのカクテルだ。

 

 BARの薄暗く落ち着く雰囲気の中、本当は酒を飲みたい。だがスミスと付き合っている以上女の子らしくしたい、その為バルカンは飲みたくても我慢できていた。それとジルの作るカクテルが美味しいって理由もあったが…。

 

 そんな時、バルカンの一つ隣の席にフードを被った女性が座ってきた。少しボサボサだが綺麗な黒い髪の女性は精神的にかなり疲れている様だった。

 

「ビール頼む… アルコールキツめガツンッてしたヤツだ。」

 

ジル「わ、分かりました…。」

 

 ジルは早速カクテルでアルコール度数が高めのビールを作りビールジョッキに注ぎ女性に渡した。

 

「ングングング… プハァッ〜…!やっぱり酒は偉大だぜ…!」

 

 豪快にビールジョッキを一気飲みして飲み干した。その飲みっぷりにバルカンは喉をゴクリと鳴らした。

 

バルカン「すげぇ飲みっぷりだな、見てて気持ちいいくらいの飲みっぷりだ…!名前なんていうんだ?」

 

 バルカンが気になって名前を聞いた瞬間、その女性は少し考えたがすぐに答えた。

 

エスク「…… エスク… エスクだ。すまんが訳あって本名は言えねぇ…。」

 

バルカン「そうかエスクか…!ノンアルしか飲めないが一瞬に飲むか?奢るぞ?」

 

エスク「そうかぁ?そりゃありがたい!そういやオメェなんでノンアルしか飲めねぇのか?もしかして弱いのか?」

 

バルカン「いや… 飲みたいしアルコールには強い方だと思うけど…。ちょっとした事があって本格敵に禁酒してんだ。」

 

エスク「そうか…。分かったぜ。でも話相手は欲しいからいいか?」

 

バルカン「そういうの大歓迎だ。んで何から話すか?」

 

エスク「そうだな〜… 」

 

 エスクはそういうと腕を組んで考えた。そして暫く時間が経ち話し始めた。

 

エスク「最近辛い事ばかりでさ〜…。俺の親友と一緒に遊んでたんだがちょっとした事で喧嘩になっちまったんだ。殆ど私が原因なんだけどな?…どう謝ればいいかな〜って考えてんだけど分からない…。どうすりゃいいかな?」

 

バルカン「う〜ん…。素直に謝ってみりゃいいんじゃねぇか?あれこれ考えるより「ごめんなさい」って一言謝ればいいと思うし。」

 

エスク「………… そりゃそうだな…。グダグタしてんなんて俺らしくねぇな。」

 

 エスクはそう言うとアルコールのキツめのビールをもう一杯一気に飲み干した。心なしかさっきより気持ちがいい飲みっぷりになり、それを見ていたバルカンはお酒を飲みたくなったが我慢した。

 

 その後、バルカンとエスクは閉店ギリギリまで飲み明かし最後にまた飲もう、と約束をしてお互い帰っていった。

 




バルカンの新しい飲み友が出来ましたな…


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

何故走る必要がある?

訓練の様子


 謹慎中、グリフィンの本部支援部隊の育成のプログラムに参加する事になったバルカンは炎天下の中、周りの戦術人形と一緒に走っていた。

 

バルカン「……だ、ダルい…。」

 

ジュリコ「こら!そこサボるな!もう一周増やすぞ。」

 

バルカン「うげぇっ…、マジかよ!」

 

 400mトラックを10周で計4km。参加者は50人、何人かは生まれつきの戦術人形だがほぼ民間用から戦術人形になる人形達だ。そして教官のジュリコと言われる戦術人形。

 

バルカン「なんで戦術人形がこんな事しなきゃなんねぇえんだよ……。早く終わらねぇかな」

 

 戦術人形は身体能力が人間より高いし、鍛えた所で変わらない。なのに何故走らされてる?もっと実戦形式な訓練を期待していたバルカンであったがこのマラソンでやる気が無くなっていた。

 

ジュリコ「全員12分以内にゴール出来なかったら5周追加だ。」

 

 その言葉に周りの戦術人形達は慌ただしくなり走り出した。

 

 横暴で理不尽な訓練で何の意味があるか分からない。バルカンは少しイライラし始めた。この話しを聞いてバルカンは全力で走り出した。追加で走るなんて嫌だからだ。

 

バルカン「クソォ!ブッチ切ってやる!」

 

 彼女はこれでもI.O.P.社謹製のハイエンド個体、ほぼマラソンなのに全速疾走でペースは全く落ちず、4キロを11分で走破した。

 

 

 だがしかし、他の戦術人形達も続々とゴールする中、ある事件が起きた。

 

「はぁ…、はぁ…、やっと着いた…ッ!」

 

ジュリコ「12分30秒、はい全員5周走れ!連帯責任だ!」

 

 最後の一人が時間をオーバーしてしまった。

 この瞬間、なんとも言えない雰囲気に場が包まれ、険悪な視線が最後遅れてしまった人形に向けられた。

 

 

 結局、追加で皆んな5週走った。

 

 

 そして、その後の訓練も平凡なモノだが理不尽な事を要求され心身共にボロボロになったバルカンだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 薄暗い鉄血工造の研究室、培養槽の中には黒髪の少女が眠っている。そしてある試作鉄血ハイエンドの計画は最終段階へと移行していた。

 

エージェント「本当に宜しいのですかエリザ様。()()()()()()()()()()を起動して…。」

 

エリザ「構わない、裏切り者を粛清する者に感情なんて付けるから揺さぶられ裏切る。…本当は……。いや何でもない、リーパーの感情のプログラムを全部消せエージェント。」

 

エージェント「……了解致しました…。感情に関するプログラムを全部消します。」

 

 エージェントはリーパーの呼ばれる人形の感情プログラムを消去した。

 

エージェント「余りにも危険過ぎます…。この力は…。」

 

エリザ「影響があるのは人間と人形だけ。他の下級人形の随伴は出来ないけど…。対策はされると思うけど此方は遠距離から攻撃すれば良い。彼女に近付かなければいいだけだ。」

 

 

 

 

 新たな波乱、そして強敵が起動しようとしていた。

 

 

 

 




難産だった。

この一言に尽きる



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

いじめ?

連帯責任の恐ろさ

人間を模して作られた人形

そういう奴が現れてもあり得る…


 

 今日も訓練から4日後、身体を動かす事が無かったら民間の人形達はクタクタになっていた。それは元々戦術人形だった人形も然り…。

 

 一人でも遅れる者が出よう物なら連帯責任と言われ全員でもう一回、最悪な場合4〜5回も繰り返される400m×10周の走る訓練。

 

 その後は100mダッシュを30本、1本辺りのインターバル(休憩)は30秒、歩かずにランニングでスタートラインに並び少しでも遅れようものなら1本追加…。

 

 人形は元々身体能力が高いのに何故やる必要がある?この訓練に意味があるのか?

 

 訓練に参加している人形達の間で不満や愚痴が沢山聞こえる。

 

「貴方、さっさと訓練から抜けて。いい迷惑よ…。何回遅れれば気が済む訳?」

 

「そうよ。皆んな迷惑してるのよ?こんな鈍間戦場に出たら速攻で死ぬわよ。」

 

「ごめんなさい…。」

 

 その中、初日、そして今日の訓練で遅れた人形の少女に言い寄っていた。リーダー格の人形とその集団はその人形を囲んでいた。

 

バルカン「余裕ねぇのに虐めなんて…。」

 

 内心、バルカンも余裕は無い。ここまで走り込んだ事なんて無い、そして教官へのイライラが溜まり周辺は険悪で近づき難い雰囲気になっていた。

 

 

 そんなこんなで今日の訓練は終わり、バルカンはシャワーを浴びた。最後の方にシャワールームに入ったため一人だった。

 

バルカン「キツかった〜。ふぅ〜…。こんなんで強くなれるのかな…。…ん?」

 

「?」

 

バルカン「お前はあの時のヤツか…。」

 

 シャワーを浴びている途中、入って来たのは虐められていた人形の少女だった。170cmくらいで服を着ていた時より胸がある様に感じ、よく見るとロシア系の金髪の少しクールな少女だった。

 

バルカン「私はM61A2バルカンだ。よろしくな。お前なんて名前なんだ?」

 

ベガス「一応だか…、ベガス12MのASSTを持ってるけどそれだけだな。まぁ、ベガスって呼んでくれるとありがたい。」

 

バルカン「おう、分かったベガス。」

 

 ベガス12Mって銃は良く分からないが良い人そうだった。バルカンは虐められているを放置する訳にもいかずその事について話してみる事にした。

 

バルカン「所でだが…。あの集団から虐められてるよな?」

 

ベガス「あぁ…。そうだが?」

 

バルカン「アイツらの虐めを止めさせよう。な?正直見てるこっちまで気分が悪りぃからさ。」

 

 

ベガス「そ、その〜……、お構いなく…。」

 

バルカン「は?」

 

ベガス「お構いなく。」

 

 頭の整理が追い付かない。虐めから助けようとしたのに対して「お構いなく」?何をどう考えたらそういう答えに行き着くのか分からない。バルカンは言葉の意味が分からずに呆然とフリーズした。

 そんな事お構いなしにベガスは喋り出した。

 

バルカン「は?え?」

 

ベガス「あの養豚場の豚を見る様な目で私を罵倒…!はぁ〜たまらない!そして私はあの集団に乱暴され挙句の果てにはエロ同人みたいな展開に…♡想像しただけで興奮して来た!でも私はやっぱり鉄血に捕まり毎日実験(意味深)され辱められ滅茶苦茶に…♡堪らない!」

 

 何かがおかしい。その言葉にバルカンのフリーズしたばかりの電脳は混乱した。もう意味が分からない。

 

バルカン「すまん…!もう上がる!」

 

ベガス「ちょっ… ちょっとまってくれ!」

 

 なんか人種?が違うと言うかなんか形容し難い恐怖を感じ怖くなったバルカンはシャワールームから素早く着替え自分の部屋で過ごす事にした。

 

 




特殊過ぎる性癖って怖いよね?


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

酒の勢いに任せるな

トラブルメーカーなバルカンが酒でやらかす!


 あの変態人形(ベガス12M)に感じた事がない恐怖を覚えたその次の日の夜。

 

 その日は休みでBAR "ヴァルハラ" へ入店、ふとカウンターの席を見るとこの前会って意気投合したエクスがビールをグビグビと飲んでいた。その気持ちいい飲みっぷりを見終わった後、バルカンはエクスに話しかけた。

 

バルカン「エクス!何日か振りだな!」

 

エクス「あの時の奴か!一緒に飲もうぜ!一人で飲む酒より二人の方が断然美味いからな!」

 

 エクスの隣にゆっくりと座り、バーテンダーのジルにノンアルコールのカクテルを頼み、飲み友であるエクスと話始める。

 

バルカン「はぁ… 辛い… 」

 

エクス「何があったんだよ?」

 

バルカン「最近、最近仕事が忙しくて私の部隊の仲間とも私の彼氏とも会えねぇんだよ…。仕方ないのは分かってんだけどさ。」

 

エクス「分かる…。

 …俺にも彼氏?彼女?まぁ、どっちでもいいか。大切な人がいんだけど中々会えない時あんだよな。そん時確かに辛いよな…。」

 

バルカン「もっとイチャイチャしてぇ〜… 毎回毎回キスは向こうからだから絶対に次は自分からしたい…。」

 

エクス「あぁ〜…。確かにな…!もっとイチャイチャしたい〜…。デートで映画とかレストランとか生きてぇよ〜…。…ングングググッ…!プァッ!」

 

バルカン「お前の飲み方めっちゃ美味そうで禁酒してる側からしたらツレェ…。」

 

エクス「一杯くれぇ問題ねぇよ!飲め飲め!」

 

バルカン「そ、そうだよ… な?そうだよな!一杯くらい、一杯くらいなら問題ねぇよな…!」

 

 あんなに美味そうに目の前でビールを飲まれたら幾ら禁酒しているとは言え抗える訳も無くエクスから渡された一杯豪快にビールを飲んだ。

 

バルカン「ングングングッ…… プハァッ……!美味ぇぇ…!久しぶりのビール!これは最早犯罪的な美味さだろこれ!ジル!エクスに頼んだ奴とジャックダニエル頼む!」

 

エクス「おぉ!いいねぇ!俺もビール頼むぜ!」

 

 結局の所、今まで我慢していた物が爆発、抑えが効かなくなり一杯どころでは済まなくなった。

 

バルカン「やっぱりオサケさいこう〜!めっちゃ気分がイイや!」

 

エクス「そうだなぁ〜!ひゃけさいこう〜っ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ん…

 

 明る、もう朝か……

 

 ?

 

 バルカンは違和感を感じた。なんか天井が見た事ない所だ。何処かのホテルの様な天井だった。そしてもう一つの違和感に直ぐに気付いた。

 

エクス「ふぁ〜〜… 良く寝た……

 え?なぜ裸?

 

 …お前!?」

 

バルカン「ん?え?お前こそ……。

 

 …!?」

 

 

 二人ともこの場の状況を飲み込めず固まった。

 バルカンの目の前には裸の状態の鉄血ハイエンドモデル処刑人(エクスキューショナー)が裸の状態でいた。そして何より自分も裸、しかも問題は()()()()()で目を覚ました事だった。

 

バルカン「…コレは… ど、どうする?」

 

エクス「いや…。俺に言われても…。…どうする?」

 

 流石に二人共、敵味方の関係と言えど気不味くてこんな混沌とした状況では襲おう(物理)なんて思える筈が無かった。

 

 




バルカン、処刑人と酒のんでホテルで一緒に目を覚ますと事態に…

やべぇよ、ヤベェよ…


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

バルカンと処刑人

 本来なら敵対している鉄血、それもハイエンドモデルの処刑人(エクスキューショナー)、そしてグリフィンの部隊、過剰な火力でイレギュラーを撃滅するEA小隊のM61A2バルカン。

 その本来なら戦場と化してもいい状況なのだが "お互いに裸でベットで寝ていた" …というある意味大惨事で何とも言えない状況な為手が出せない。

 

エクス「や、ヤってしまった…?この状況… ヤってしまったのか?俺!」

 

バルカン「ははは初めてを鉄血のハイエンドに取られた?嘘だろ?まさかな?嫌だぞ私…!」

 

 お互い混乱している為か最悪な事態しか考えられない。こんな裸でベッドに入ったとなるとそれしか想像出来ない。

 

エクス「流石に…女同士だ!百合セッ○スならノーカンだ!そうだ!そういう事だ!アハハハハ!」

 

バルカン「いや!そもそも裸でベッドにいたって事だけでヤった事にはならない!そもそも記憶に無いからな!まだ希望はある!」

 

エクス「そうだな!そうそう!」

 

バルカン「取り敢えず服を着よう!な?」

 

 昨日の夜の記憶はお互いに酔いすぎて記憶が飛んでいて分からない。その為、()()()()()()()()。と言う事にした。

 

 時間が少し経ち、バルカンと処刑人の二人は落ち着きを取り戻し服を着て、今後の事について話し合う事にした。

 

バルカン「まさか鉄血のハイエンドモデルが飲み友でしかも同じベッドで寝るなんてな… 」

 

エクス「潜入任務の筈がこんな間抜けな形でバレるなんてな… 記憶から消したい…」

 

バルカン「潜入任務?」

 

エクス「これ以上は聞かないでくれ…。まぁ、俺は酒場行って酒飲んでただけなんだけどな… 鉄血本部の物資が悲惨な事なってるのと外食の方が美味しいって事もあるが…」

 

バルカン「お前そんなことベラベラ喋っていいのか?裏切り行為なんじゃね?」

 

エクス「オーガスプロコトルを完全に切って民間人形のコード偽装してっから大丈夫だぜ。バルカン、だったよな?お前」

 

バルカン「そうだが?ここで殺り会おうだなんて考えてねぇだろうな?」

 

エクス「今武器一つ無いし酒を一緒に飲んで笑いあった奴を攻撃なんてしねぇよ。まぁ、戦場では別だがな」

 

バルカン「その方がいい、私も戦いたくねぇよ。出来る限りな…」

 

 敵とは言え酒を飲み交わし一緒に笑い合った仲を者と殺し合うなんて気が進まない。お互いの考えは一緒だったようだった。

 安心していいのか分からないがバルカンはホテルの部屋についている時計を確認した。何故なら今日の9時から訓練があるからだった。だが…

 

バルカン「そういや今何時だ?

 …12時…… だと…!急がなきゃしばかれる!絶対しばかれる!すまん!話は後で!」

 

エクス「お、おう… 」

 

 バルカンは死に物狂いにホテルの部屋から出てバタバタと慌ただしくホテルから出て訓練場へと向かった。

 そんなバルカンの後ろ姿を見ていた処刑人は昨日の夜の事を思い出しそうした。

 

エクス「……… あっ… 思い出したぜ!寝る時に暑いからって脱いだんだ服を!そしたらバルカンの奴が先に脱いで寝ちまってしもうどうでもいいや、って俺も一緒に寝たんだったな!なんだ〜てっきり敵と百合セッ○スしちまったと思ったぜ…

狩人(ハンター)とな別にしても…

 

 昨日の夜の事を思い出してホッとした処刑人だった。

 

 尚、訓練に遅れたバルカンは罰として昼飯抜きになり訓練量を2倍&50kgの重りが追加されボロボロにされた。

 その夜、ペルシカからDG小隊のノアの妊娠の話を聞き素直に喜んだが、禁酒だけで無く酒場への立ち入り禁止を伝えられショックを受けたバルカンだった。

 

 




今まで無茶苦茶やったツケが回ってきてますな…

そろそろ次章、いや次のステップへと向かいます…


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

山中行進

山を駆け抜けろ!



 訓練5日目、人形達はジュリコにグリフィン本部の近くにある山の入り口を集合場所に指定されて集まっていた。装備も実戦とほぼ同じ物を指定されていた。そして訓練の精神的疲れか殆どの人形の目が死んでいた。

 止めたい、と弱音を吐く人形で出る中、バルカンは少しダルげに何やるのか考えていた。まぁ、訓練で山。と言えば大体想像が付くが…。

 

バルカン「登山だよな… はぁ… 大変だ」

 

 山、電子空間での鉄血との戦いで虫とか別に構わないバルカンだが装備の都合上、山なんて登れる訳もなく余りいい感情は持てなかった。

 そんな事を思っていた時、何処か見た事ある様な装甲を纏った人形が声を掛けてきた。

 

ベガス「バルカンだったか?名前は?この前は散々だったな!私も混ざりたいぐらいの仕打ちだったぞ!」

 

バルカン「はぁ… お前、SG(ショットガン)の戦術人形だったんだな」

 

ベガス「そうだ、もしもだが戦場で一緒になったら私を盾に使ってくれても構わないぞ?もし足手まといなら囮にしても構わん。固さには自信があるからな私は」

 

 ベガス12Mの感性はかなり特殊な様だった。

 バルカンはベガスとの会話を受け流し聞いた。色々な話をしてくれるのはありがたいが「ジュピターの砲撃… む、武者震いが止まらん… はぁ…はぁ…」と頬を赤く染め興奮したり、鉄血に酷い目を遭わされたい。だのそう言うソッチ系の話だった。

 

 そんなバルカンにとってはどうでもいい話を聞いていると訓練の時間となり、人形達は整列、教官であるジュリコが話を始めた。

 

ジュリコ「これより登山のタイムアタックを開始する。実戦を意識し、実際の装備を着て貰った。この山は人間の平均タイムで4時間で登頂し下山できる山だ。お前らには2時間でクリアしてもらう。1秒でも遅れたら全員もう一周してもらうぞ!いいな!」

 

「「「「了解」」」」

 

ジュリコ「…では()()()()()()()

 

 その発言に周りは混乱した。突然スタート発言しもう行っていいのか分からないからだ。

 

ジュリコ「お前ら!実戦にスタートって言って始まる戦闘はあるか!もう始まってるぞ!」

 

 

 ジュリコのその言葉に人形達は我先にと走り始めた。転倒する人形が続出する中、バルカンも走り出すが揉みくちゃにされ後方を走る事を余儀なくされた。

 

バルカン「クソッ!出遅れた!」

 

 バルカンの装備はS&W M500 でホローポイント弾と通常弾の30発ずつ、バックパックに詰め、無線や配給二日間分の計30Kgの重量。そんなに苦じゃない重量だった。

 

 元々100kg以上の重装備をしていたバルカンにとって楽勝だったが、思いの外、2時間内という事もあり油断は出来ない状況だった。

 そんな時、30分後の山の中腹である光景を見て、バルカンは足を止めた。バルカンが見た先にいたのは足を挫き、怪我負い身動きが取れずいる眼帯をしている小柄な人形だった。

 

「痛っ… うう… こんな所で…」

 

 我先にと他の人形達が追い越して行く中、バルカンは一瞬気にせず走り去ろうと考えたが…。

 

バルカン「(助けたら間に合わない……

 …けどスミスなら… DG小隊なら絶対に助けるよな…。もしここで助けなかったら私は絶対に後悔する… それは嫌だ…!)」

 

 バルカンは怪我をした人形の側に駆け寄り、話し掛けた。

 

バルカン「大丈夫か?」

 

「大丈夫じゃないです…。完全に片足が逝ってしまって身動き取れないで… 痛っ… これまでだな…」

 

バルカン「おんぶするか?これじゃ最後まで行けねぇだろ?」

 

「…でも貴方!間に合わなくなりますよ!」

 

バルカン「私はそんじょそこらの戦術人形とは違うんでね。取り敢えず背中に乗ってろ。絶対に間に合わせてやるからさ。」

 

「いいんですか?」

 

バルカン「さっさとしろ!時間がねぇから!」

 

「分かりましたありがとうございます!」

 

 バルカンは小柄な人形を背負い、山を再び登り始めた。時間を間に合わすに全力で山道を人形を背負いながら走る事になった。

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

仲間は見捨てるな

 山での訓練のタイムアタック登山、人形達は2時間と言う時間制限があり険しい山道を我先に走っていた。そんな中、バルカンは足を怪我した小柄な人形を背負い険しい山道を遅いながらも山を登っていた。

 

バルカン「あと少しで山頂か…!以外にキツい…!」

 

「す、すいません… 私の怪我のせいで…」

 

 バルカンと言えど装備の重量30キロ、更に装備と彼女の総重量70〜80キロ、合わせて100〜110キロはI.O.P社謹製とはいえバルカンの足取りは険しい山道と言う事もありバルカンの体力を激しく削っていた。

 

 そしてゼェ…ゼェ…と息を荒げながら山頂に着いた時には最下位になり時間に間に合うかどうか怪しい状態となった。

 

バルカン「こんなんで倒れたらマーダーの奴に笑われるな、こりゃ…!絶対ぇに連れて帰ってやるからな…!」

 

「もういいです!私のせいで遅れてもう一周ってなりますよ!」

 

バルカン「お前は気にすんな… あと半分だからよ!この程度でへこたれてられねぇからよ!」

 

 バルカンは山頂に着くと休み無しで背負った状況で山を下り始めた。

 

 足に100キロ以上の負荷、そして険しい山道、そして人を背負っている事もありボロボロになって行く。バルカンの愛銃 "M61A2バルカン" の1トン以上の反動よりは軽いが銃の反動とは違う負荷は登り以上のキツさを感じる。

 もうタイムアタックどころでは無い、疲労が溜まり既に徒歩になり一歩一歩歯を食いしばりながら踏み締めて前に進んでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 登山開始から3時間後、先にゴールした人形達はワチャワチャと楽しげに話していた。

 教官のジュリコも遅すぎる為、心配になり迎えに行こうとした時、一歩一歩踏み締めて怪我をした人形を背負いゴールへと向かうバルカンの姿が見えた。

 

 周りが気づき騒めく中、周りの事が目に入っていないバルカンは気にも止めずゆっくりとゴール、バルカンはゴールした途端両膝をつき倒れ込んだ。

 

バルカン「き、きちぃ… はぁ…はぁ… や、ヤベェ… 」

 

「キャッ!足痛ァァ!響いた!足に響いたぁァァ!」

 

ジュリコ「R()P()G()-()7()… どうしてお前はバルカンに背負われていた?」

 

7「教官!足を怪我したのを助けてくれたんです…!通常なら彼女は2時間以内にゴールしてます!」

 

 バルカンが背負っていた人形、RPG-7はこの発端を話した。

 その事を聞いた教官のジュリコは疲れきって仰向けのバルカンを一度見てから全体に向かって大声で話し始めた。

 

ジュリコ「お前ら!この黒髪で眼帯してる人形、RPG-7が怪我をして歩けないでいる所を見て素通りした奴は手を上げろ!」

 

 その問いにほぼ全員が手を上げた。ほぼ全員が足を怪我をしたRPG-7を放置して時間内にゴールを目指していた。

 ジュリコは呆れた表情をした後怒鳴りながら全体に聞こえる様に話し始めた。

 

ジュリコ「確かに時間内にゴールする事は大切だ、そうしなかったらもう一周だからな。だがな… 私はこの怪我の事を何も報告もされてない…

 怪我した人形がいるならその事を報告する義務がある、しかも1時間も時間があったのにも関わらず何もお喋りをしていたな?

 お前らは怪我した仲間を見て見ぬフリした!そんな事態は絶対に実戦ではあってはならない事態だ!手を上げた奴ら全員訓練追加だ、訓練場20周走るまで誰一人帰るな…!」

 

 ジュリコわそう言った後、バルカンとRPG-7に優しく話しかけた。

 

ジュリコ「バルカンとRPG-7… お前らは休め、流石に怪我人と怪我人背負って山を走った奴をこき使うような程鬼畜ではないからな私は」

 

RPG-7「分かりました教官… 今すぐ修復装置に入ってきますね」

 

バルカン「う、うん… 足ボロボロでキツい… 」

 

 他の人形が走らされている中、バルカンは自室に戻りベットにダイブ、相当疲れが溜まっていたのか早く寝てしまった。

 

 そして訓練開始から一週間後、謹慎中だが緊急招集が掛かり、バルカンとEA小隊は既存のハイエンドモデルの他にも未知のハイエンドモデルが多数確認、そして不明な超大型個体、通称『集合体(アグリゲイター)』が確認された鉄血の大規模攻勢が起きようとしている戦場へと向かった。

 

 




…と言う事でRioneさん作『ドールズディフェンスライン』との大規模コラボ!

一話の冒頭を見る分かると思うがこの『破壊の嵐を巻き起こせ!』が生まれるキッカケとなった作品だせ!

マシンガンを崇めよ!マシンガンを讃えよ!
ズンドコズンドコ

他にも…
NTKさん作『人形達を守るモノ』
試作強化型アサルトさん作『危険指定存在徘徊中』ともコラボします!



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

塹壕での出来事

 グリフィンの戦術人形の部隊は総出で急いで塹壕を掘っていた。未知の大型鉄血ハイエンドモデルと言う事もあり、念入りに準備しないと非常に危険だからだ。

 

 EA小隊も同じく502小隊と少し離れた場所で全員でスコップを持ち塹壕を急いで掘る事になった。

 

ペイロード「急ぎましょう!敵は待ってくれませんから!」

 

マーダー「集合体(アグリゲイター)… コイツの本体あるとしたら喰っていいかしらねぇ…?」

 

バルカン「いつもの人食い(カニバリズム)かよ… 」

 

ペイロード「喋ってないで手を動かして下さい!」

 

 集合体(アグリゲイター)含めて、既知の、そして未知の鉄血ハイエンドも複数確認されている。そんな何が起きるか分からない、何をしてくるか不明な戦闘。その為入念に準備をしなければならない。

 

 時間が経ち、一通り塹壕を掘り終えるとペイロードはある気掛かりになっていた事を話し出した。

 

ペイロード「それにしても集合体(アグリゲイター)の能力って… 何処かで戦った事ある様な奴と似てる気が〜…」

 

バルカン「確か分かっている事は状態を問わず人形を取り込むんだろ?……って、まてよ…

改造者(リホーマー)に似てねぇか?これ?確かアイツの能力って機械とか兵器を取り込んで移動要塞を為して兵器、武装を自由自在に操るんだったよな」

 

ペイロード「リホさんじゃない事は確かです。

…でも私がもっと気掛かりなのはですね。分かりやすい真正面からの大規模攻勢を鉄血はしたのか。私…嫌な予感しかしないですね…」

 

マーダー「裏から、それか側面からの攻撃もあり得るわね、それか… 私達を餌にする気か… 集合体(アグリゲイター)のねぇ…」

 

フレイム「そう考えたら接近戦なんてしたらダメですね、近寄らせない様にしなきゃ」

 

バルカン「じゃ!私の出番だな!弾幕を張ることに関してはグリフィン1 だと思うからな私!あと他の部隊に危険に晒される前にケリをつけような!」

 

マーダー「貴方らしいわね、禁酒、謹慎、酒場立ち入り禁止と色々と重なってヘコタレてると思ったけども案外元気でやってるじゃない。楽しみにしてたのに、バルカンのヘコタレる顔を」

 

バルカン「生憎、スミスが心配して優しくしてくれたお陰で元気が出たんだよ、残念だったなマーダー」

 

マーダー「… ちっ… もうもう既に慣れて来ちゃったわね… もっと口撃力を上げないといけたいかしら」

 

バルカン「私なら構わないけどデストロイヤーには止めろよな?可哀想だし。あと私の妹を誑かす様な真似してみろ?半殺しにしてやるからな?」

 

マーダー「今度やってみようかしら。どういう反応するか楽しみだしねぇ…(ニヤニヤ)」

 

バルカン「今ここで半殺しにして貰いたいようだなぁ?」

 

 この後、喧嘩になり掛けたがフレイムとデストロイヤーが二人を羽交い締め、そしてペイロードが二人をキツく説教し何とか事態を収集出来た。

 

 

 




バルカンとマーダーは仲は悪いけど波長が有ったら息が自然と会う。

集合体(アグリゲイター)の能力が改造者(リホーマー)の能力と似ている…
機械か人形かの違い。後方支援型か元からの運用がコレだったかの違い。

Rione さん作『ドールズディフェンスライン』

https://syosetu.org/novel/176480/


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

蒐集癖のある彼女と無法を歩む者(デスペラード)

コラボ進捗停滞中なのでその間に久々のリホッチ回!



 S地区応急支援基地の霊亀隊との共同調査で分かる通り治安は最悪、四六時中犯罪多発、そしてお隣がE.L.I.Dとそれを狩る狩人の巣窟のS14地区……。

 

 …と治安もお隣も最悪なS13基地の朝は1発の空砲で始まる。コルトSAAの空砲がリホの耳の隣で毎朝炸裂しているのだ。人形じゃ無かったら耳は相当危険な状況と化してる所だ。

 

 日常業務は以外にも416やタチャンカが手伝ってくれるお陰で午前中には全て終らせる事ができた。

 その為、暇だったリホはずっと保護している褐色肌の金髪の少女の所へ向かった。

 

リホ「おはような〜 元気しt… またやっとる…」

 

「おは… よう… り ほ …?」

 

 最初は文字すら読めず、喋れなかったが教えるにつれて驚異的な速度で文字を書き、理解し話せるようになった。ただ、リホや他の戦術人形達を困らせる癖があった。

 

リホ「また銃とか工具とか色々な部品を集めて…… 返しにいくで」

 

「い や…!いや だ…!」

 

リホ「困る人がおるからな… もうなんでこう言う蒐集癖があるんやホント…」

 

 知らない間に銃や工具、色々な部品、たまにどうやって持って来たか分からない戦車の砲塔があったりと蒐集癖が彼女にはあった。そして気に入った物は頑なに話そうとしない、流石に強引に引き剥がす訳にもいかなかった。

 

 だからと言って基地から放り投げて追い出すなんて出来る訳がない、S13地球の治安は最悪だからだ。そんな町に放り出す訳にもいかなかった。

 

リホ「お願いやからもう止めて、な?頼むから」

 

「いや」

 

リホ「そ、そう…… (なんでこんな我儘なん?ってかコイツのアメジスト見たいな綺麗な眼… ずっと前に何処かで見たような気がするけど… 気のせいやな)」

 

 宝石のアメジストの様な綺麗な瞳、そして最初に運ばれて来た時のアメジストの様な色が変色して紅く染まる瞳、リホは何処かで見た様な気がしたが分からなかった。

 

 リホは彼女を叱り部屋から出た、そしてキノコ栽培している場所へ向かおうとした時、イライラし機嫌の悪いコルトSAAがいた。

 

コルト「はぁ〜、ヌカコーラが足りない〜、ヌカコーラ〜…」

 

リホ「(うわぁ… ヌカコーラの中毒症状出てるやんけ… )」

 

コルト「指揮官〜 ありヌカコーラ全部出して〜 今めっちゃイライラしてるのワタシ、何しでかすか分からないよ?ね〜分かってるよね〜 指揮官〜」

 

リホ「う、うん、分かっとる、ヌカコーラな?ウチのバックパックの中の予備の奴やホレ」

 

コルト「指揮官ありがとう!ヌカコーラ売ってるセキュリトロンのヤツが今日完売しててさ、買えなかったんだよ。他にお得意様が出来たんだってさ… カチコミを掛けようかな?そうすればヌカコーラを沢山買えるしね☆」

 

リホ「や、やめてね!嫌な予感しかせえへんからな!絶対に止めてね!っていうか公の場に出ないでね!流石に不味い事態になるからの!

 

 無法を歩む者(デスペラード)、その悪行からグリフィンでは指名手配を受ける個体だ。指揮官殺しに民間人殺害、基地爆破、等やらかしてるコルトちゃんは公の場で出す訳には行かない。

 

コルト「仕方がないな〜 ヌカコーラいつも出してるからその御礼に言う事聞いてあげるね」

 

リホ「あ、ありがとうな…(いや、指揮官なのに言う事聞いてあげるって… まぁ、事を起こされるよりええか)」

 

 指揮官なのに上から目線で言われた事に引っ掛かったが、何もないのに越した事さないと考えた。

 

リホ「(本格的に過去を調べへんとアカンなこれは…)」

 

 どうしてこうなってしまったのか?リホはその事について詳しく調べる事にした。

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

S13基地の日常?

 S13地区は砂漠が近い環境上、かなり暑い。戦術人形では楽勝っていい切れない程だ。具体的に言えば昼は30度以上の温度は当たり前、最高で45度を観測している。そして夜はかなり冷えて寒暖差が激しい。

 

 砂漠に近いく寒暖差が激しい、治安が悪い、お隣がE.L.I.Dの巣窟とかなり危険で誰も行きたがらない基地。更に不可思議な事が多発したりする。

 

 

 多発する犯罪は食い止める事は不可能、更にE.L.I.Dの侵入による被害もある。

 

 

 警備しているはルートには機械の部品や銃の修理を承っている製鉄加工場がある為警備は厳重に。

 

 

 

 

 

 

リホ「コルトちゃんの事調べても何も出てこんからこの地区の事調べてたけど〜… これ… 面倒ごとを押し付けられたんちゃうかコレ?」

 

 無法を歩む者(デスペラード)コルトSAAの事を調べたが何も出なかった。代わりに前のここを拠点にしていたNPCの報告書を読んでいたリホは上手いことハメられたと確信した。

 

 誰が好き好んでこんな危険で環境最悪な所の指揮官をする?

 

 そう考えると自分を味方に付けて万能者が敵対するのを防ぐ、そして本部から引き離す狙いの他。

 誰もやりたがらない基地の指揮官を強引に任された。と気づいたリホだった。

 

リホ「嵌められたんやなウチ… まぁ、任された以上は努力はしますかの…(遠い目)」

 

 気になるのは前のPNCのお得意先の製鉄加工場だ。ちゃんとした所なら銃身や弾丸など沢山作って貰いたい。その理由はたまに輸送車両が盗賊に襲われるって事があるからだ。

 

 リホはため息を吐きながら過去の報告書を片付け椅子から立ち上がり執務室から出る。そして駐車場に行き車の点検に行こうとした時、ある人物に遭遇した。

 

ソホォス「ご機嫌様〜 リホ指揮官♪ご一緒にお茶でもどうかしら?ゆっくり今後の事について話しておきたい事が沢山あるから」

 

リホ「何故にお前がおんねん… 警備してる第二部隊はどうしたんやコレ?」

 

 賢者(ソホォス)が何故か優雅にティータイムをしていた。大きい白いパラソル、そして白を基調としたテーブル、そしてその上にはティーポットとお洒落なマカロンや色彩豊かなお菓子。普通なら嬉しい事なのだが彼女から醸し出される胡散臭い雰囲気で警戒していた。

 

ソホォス「私にあらゆる警備や障害物なんて無意味よ。それはさて置き座りなさいな。長話になるから」

 

リホ「ソホォス… 狙いは何か知らんけど乗ったるわ…」

 

 相手の実力は未知数、何をするか分からない以上大人しく従うしかない。リホはゆっくりと椅子に座った。

 

ソホォス「そんな警戒しなくていいのに… まぁ、いいは。話しをしましょう。ワームホームの事と私が居る理由についてね…」

 

 賢者(ソホォス)はマカロンを食べ、紅茶を飲んだ。そして口を開いく。

 

 

 

ソホォス「あっ、因みにこの茶葉は高級品のタージリンなのよ?あとこっちの瓶はヒマラヤのワイルドハニーだから紅茶に入れてもいいわ。これ、かなり美味しいから♪」

 

リホ「おい、さっきのシリアスはなんなん?」

 

ソホォス「いいじゃない、紅茶飲んだ後でもね、あと紅茶は冷めない内が美味しいから早く飲みなさい」

 

 真剣な話になると思い来や突然の紅茶や蜂蜜の話を始め、肩透かしを食らったリホだった。

 




当然、面倒事である。

因みにだがタージリンは物に寄りますが、ヒマラヤのワイルドハニーはかなり高級品です。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

時空の歪み

コラボどしよ?

取り敢えずやれる所まで行くとしますか!



 暑い日差し、白いパラソルの下警戒するリホの事を気にせず、賢者(ソホォス)は紅茶を嗜みマカロンを食べ合わせながら優雅に話を始めた。

 

ソホォス「さて… ワイルドハニー入りのタージリンはお口に合ったかしら?」

 

リホ「滅茶苦茶美味しいし時間を掛けて味わいたいけど…… 生憎アンタと前だと美味しさ半減やな」

 

ソホォス「あら残念、御近づきの印と思って持って来たのに… 」

 

リホ「そもそも何処の誰か分からない奴がこんな最高級品のオンパレードな蜂蜜入りの紅茶を御近づきの印って逆に不安になるわ。それより要件をさっさと言えばええやろ」

 

ソホォス「害を成す気なんて毛頭無いのだけど…… まぁ、そうね。要件を話しましょう」

 

 

 賢者(ソホォス)はティーカップを皿の上に置き、リホに面と向かって喋り始めた。

 

ソホォス「最初はワームホームの事ね。貴方気軽に使ってるわよね?」

 

リホ「そうなや」

 

ソホォス「あの使い方なら別に問題無いわ。問題はワームホームの真の力よ。下手したら "歴史すら捻じ曲げる力" なのだらね。」

 

リホ「ワームホームって空間を繋げて終わりな奴やろ?真の力?意味が分からへんな。」

 

ソホォス「その様子だと気付いていない様ね…、ワームホームは時空のある一点から別の離れた一点へと直結する空間領域でトンネルのような抜け道なのよ。」

 

リホ「ただそれだけやろ?」

 

ソホォス「ただそれだけなら私は来てないしこの事は話していないわよ。

 …ワームホームは時空に干渉する、その力を使えばタイムトラベルすら可能なのよ。」

 

 その時の賢者(ソホォス)の言葉や顔は胡散臭いものでは無く、真剣そのものだった。そんな賢者(ソホォス)にリホは混乱し落ち着く為に紅茶を軽く啜った。

 

ソホォス「あと、この時間軸で時空の歪みがあって不安定なのよ。私はそれを直す為に来たんだけど〜… もうコレ下手に手を付けるより放置した方が早いわね。気掛かりなのは悪魔が蔓延る魔界に繋がったのが不確定要素ね。それと下手したらもっと危険な世界と繋がっている可能性もあるし…。

 この事を察知して動き出してる輩がいる…。

 …つれぇですわ…。時空の管理を押し付けやがって◼️◼️◼️◼️◼️…。ただでさえ国家予算回したり面会とかで忙しいのにこんな時空の管理って一歩間違えたら人類破滅エンドな奴を押し付けやがって…。黙って◼️◼️◼️◼️◼️城で寝てりゃいいのよ!あんの我儘お嬢様…!」

 

リホ「た、大変なんやな…」

 

 話し始めたらと思ったら長い愚痴を聞かされる羽目になった。かなりのストレスが溜まっていたのか喋り終わった後には顔が清々しい雰囲気になっていた。……まぁ、それでも胡散臭い事には変わりないが。

 

ソホォス「はぁ〜〜…、スッキリしたわ。ありがとうね30年前の……

 …おっとこれ危ない危ない…。うっかり喋る所だったわ。私からの約束よ。ワームホームに関係する技術や道具を破壊しなさい。タイムトラベルを出来る様にまでなったら絶対に人類やらかす。絶対に歴史を変えてしまう。そんな事態は起こしてはいけない。タイムトラベルなんて人間には過ぎた力を持たせる訳には行かないからね。あと龍の血(ドラゴンブラッド)の件もよろしくね。

…じゃ、またお会いしましょうね♪」

 

 賢者(ソホォス)は椅子から立ち上がり指を鳴らした。その瞬間、パラソルやお菓子が乗っていたテーブルは消えた。賢者(ソホォス)もいつの間にか居なくなってしまった。ふと下を見てみると小柄の瓶が一つそこにはあった。

 

リホ「『ワイルドハニー、みんなで仲良く分けてね♡』

 …夢だと思いたかったけど夢やなかったんだなこれ…(現実逃避)」

 

 リホは現実逃避したかったが目の前にある瓶のせいで夢では無いと確信せざるを得なかった。

 

 この後、ヒマラヤ産のワイルドハニーを皆んなで分けて食べた。天然物の為か大人気ですぐに瓶は空になってしまった。

 

 




リホッチの任務
龍の血(ドラゴンブラッド)破壊

ワームホームに関する技術、道具の破壊→New!



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

勝てば正義

S13地区の警備中の出来事



 S13基地第二部隊は警備とともに指揮官の指示で製鉄加工場を見て行く事にした。

 メンバーは416、G11、UMP9、UMP45、コルトSAAとバランスの取れた部隊。警備の為、ダミーは連れて来ていない。

 

416「話によるとここら辺よね?」

 

45「そうね…。だけどここ警備ルートから少し離れてるけど大丈夫かしらね?何起きるか分からないわ」

 

コルト「怪しい奴はぶち殺しておけば良くない?どうせここの連中なんて死んでも悲しむ奴なんていないんだしさ☆」

 

45「考えが物騒過ぎるわよコルト、穏便にいきましょう」

 

 いつもの事だが普通のコルトSAAじゃない真っ黒な性格のコルトちゃんは人間を殺せる。戦術人形は許可がない限り人間に向かって銃を撃てない様になっている筈なのだが…。

 そのせいでS地区応急支援基地との合同調査で突っ掛かってきたゴロツキ3人を平然と撃ち殺すちょっとした事件が勃発した。

 

 眠たげなG11の左右のホッペをチネって起こし、第二部隊は警備ルートを巡回している最中、モヒカンとスキンヘッドのガタイのいい男二人が声を掛けてきた。

 

「お姉ちゃん達、ちょっといい所あるだがよっていかないかぁ?イヒヒヒ。」

 

「30分で5万も10万もそれ以上稼げる所だぜ?興味あるだろぉ?」

 

コルト「ならアンタらのサイフ貰うね☆」

 

「「ガァッ!?」」

 

 突然の発砲に対処出来ずに眉間に風穴が開き血が流れ出した。コルトはその二人の死体からサイフと金目になりそうな物を剥ぎ取り元気な笑顔で笑った。

 

コルト「やった!いつも以上にヌカコーラの買える!」

 

416「またなんで撃ったのよ!」

 

コルト「ヌカコーラ代が欲しかったから、コイツらなら別にいいかなって」

 

9「こ、怖いよ45姉ぇ…」

 

45「やると思ったコルト…、さて…死体隠すわよ。面倒な事にならないようにしないといけないからね」

 

コルト「そうだね〜」

 

 UMP45は頭を抱えた。コルトとUMP45はモヒカンとスキンヘッドの死体を血が付かない様に頭をゴミ袋で包んで近くの路地にある鉄製の大きなゴミ箱に入れた。

 

9「よ、45姉ぇ?」

 

45「私だってやりたくないわよ…。でも証拠隠滅しないと面倒な事なるでしょ?

…ちょ、ちょっと人形用の胃薬を指揮官から借りようかしら…」

 

 冷静な様に見えて大分ストレスを抱えていたUMP45だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 所変わってS13基地、その指揮官であるリホはUMP45同様に頭を悩ませる事態が起きていた。

 

リホ「頼むからパソコンは盗らないで!」

 

「い や…!」

 

リホ「なんでや?頼むから!」

 

 名前を聞いても何も言わない彼女の蒐集癖に苦労していた。流石に業務で使っているパソコンを持って帰ろうとしたのは流石に看過できなかった。

 取り敢えずさりげなくパソコンに手を掛けようとしたが即座に取り戻さんとタックル、リホは吹っ飛ばされ壁に激突した。

 

「めっ…!」

 

リホ「フンギャッ…!?(力強ッ!?)」

 

 意識は保ったものの格好な衝撃が伝わり滅茶苦茶痛かった。本当にこの子は何者?…と疑問を覚えたリホだった。

 

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

見習い料理人は鉄血?

鉄血があの問題を解決しようとするようです。

因みに時間軸は今の大規模作戦のコラボの約一週間後辺りです。


 

 猛暑が続く夏、アスファルトには陽炎が見え人間や人形問わず動きたく無い程の暑さ。

そんな夏の日であったが為に民間人形から戦術人形になる人形や元から戦術人形だった人形でもヘバっていた。流石に直射日光が照り付ける訓練場は厳しく訓練は教官のジュリコの判断で午前で終了となった。

 

 EA小隊は任務で謹慎中のバルカン以外出撃していた。余りにも暑い為、ナイトメアの所に行き涼んだりかき氷を作って貰ったりしようとしたが、肝心のナイトメアも今はメンテナンス中で今日一日は会えなかった。

 

 どうしようかな?と考えている中、バルカンのお腹から間の抜けた音が聞こえた。

 

バルカン「お腹空いた… おっ そうだ、たまには外食しようか」

 

 いつもグリフィン本部の食堂兼カフェで三食か酒場で晩ご飯を食べていたバルカンは外食する事にした。正直な話お金は有り余っている。

 最近、服やメイクや化粧品が気になって簡単に出来る物を買い始めたがそれでも余る程に。バルカンは軽くシャワーを浴び汗を流した後、いつもの私服に着替えグリフィン本部のある街へ向かった。

 

7「あの〜、すいません?バルカンさんですか?」

 

バルカン「?…私がバルカンだが?…お前あの時の!」

 

7「タイムアタックの時は本当にお世話になりました。

…おっと自己紹介がまだでしたね…」

 

 小柄で右目に眼帯をしている彼女は大声で名乗り始めた。

 

7「我が名はRPG-7ッ!戦術人形随一の戦力にして…!RPG-7を操る者!…そして、あまりの強大さゆえ世界に疎まれし我が禁断の力を(なんじ)も欲するか?ならば、我とともに究極の深淵を覗く覚悟をせよ。人が深淵を覗く時、深淵もまた人を覗いているのだ。」

 

バルカン「あっ…はい… うん… (困惑)」

 

 また出会った事が無いタイプの戦術人形にバルカンの電脳は混乱し3秒間フリーズ、その後バルカンは意を決してRPG-7を「昼ごはんを一緒に食べないか?」と言った。

 

7「いいですね!私も昼ご飯どうしようかな?って悩んでるいた所ですので…!」

 

 

 そういう事がありバルカンとRPG-7はご飯を食べにレストランか食堂を探し始めたが昼と言う事もあり何処も満席、更に探し続けたが更にお腹が空くだけ。

 

バルカン「腹減った〜… やっぱり本部の食堂行くか?」

 

7「ここまで来たら引き下がれませんよ。意地でも探す、それに我こその戦術人形ともなれば活動するために大量の贄が必要となるのだ…」

ギュュュ〜〜…グルルル〜…

 

バルカン「そ、そうだな… ん?おい、この路地裏の奥になんかお洒落なレストランっぽいのあるぞ?」

 

 バルカンの指刺した路地裏には隠れ家の様に佇み、静かな雰囲気がある小さいなレストランだった。気付かれづらい所にあるせいか席にも余裕はあった。

 

 二人はその店に決めレストランへと入る。レストランに入ると見覚えのある黒髪のポニーテイルで赤い目でメガネを掛けている女性の店員が話し掛けてきた。

 

「此方の席へd…… どうぞ…」

 

バルカン「ん?お前…… エクスなのか?」

 

「お客様、ちょっとお話が…… 」

 

 店員の女性はバルカンを連れ出し、関係者以外立ち入り禁止のドアを開けて入っていった。

 

エクス「なんでお前がいるんだ……!頼むから別な場所に行ってくれよ…!」

 

バルカン「お前こそ鉄血ハイエンドがなに店の店員やってんだ?見捨てられたかのかよ」

 

エクス「違う… 潜入任務中だ… 戦う気は今はねぇし戦えないから頼むから秘密にしてくれ… 」

 

バルカン「その前になんで店の店員やってんのか説明しろ」

 

エクス「はぁ… 別に鉄血の作戦事態に影響出ないから今回だけは話してやるよ…

 …エリザ様に鉄血の配給の味の改善しろ。って言われたんだよ。エリザ様も流石に飯不味で裏切るハイエンドがいたりするのを問題視して俺にその問題丸投げだぜ… そんな訳で現在に至る訳だ。まぁエリザ様もチョコ缶以外は効率特化のゲロ不味い配給の味は問題だと感じ始めてんだよ」

 

 

 鉄血も色々と大変なんだな。

…と思ったバルカンだった。

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

違和感しか感じない

処刑人が来た訳?



 何故か居る街で会った鉄血のハイエンドモデルの処刑人はレストランで店員をしていたという衝撃的な事実、バルカンにとっては別に攻撃して来なければどうという事は無いが色々とアウトだった。

 

 話を聞けば鉄血のメシマズを直す為にエリザに命令され、自分で工夫してやってみたものの無理だったらしく。民間人形に紛れてここのレストランで働きながら勉強をしていたらしい。

 

バルカン「そういうばさ〜 お前のその格好以外だな。髪纏めてメガネ掛ければ女の子感が増すなんて…。今度色々と服買ってスミスにどれ似合うか聞いてみるかな?」

 

 処刑人の見た目がちゃんと手入れした綺麗な黒髪のポニーテイル、そしてメガネを掛けていた。普段の俺様で男勝りで荒々しさ皆無で変装と言っても差し支えない程だ。

 

エクス「そ、そうだな…(ヤベェ… 大丈夫なんだろうな?ってかコレクターの一件で速攻で攻撃してきてもおかしくねぇと思うが… )」

 

 バルカンはそんな事考えてないのだが、同じ鉄血のハイエンドモデル、収集者(コレクター)非道な行い(肉盾)により鉄血に対する恨みでその場で攻撃されたらどうしたらいいだ?と考えていた。

 

バルカン「取り敢えず飯食いに来ただけだ、そういえばここのレストランさ。何が一番オススメなんだ?初めて来たからさ。」

 

エクス「と、豚カツ定食だな…。それかここの店長以外に沢山の種類作れるからなんでも注文していいぞ」

 

バルカン「分かった、じゃ頑張れよ」

 

エクス「お、おう…(コイツ… いいのかよ俺を放って置いて…)」

 

 

 バルカンは店内に戻りRPG-7の向かい側の席にすわった。処刑人は敵が目の前にいて攻撃する様子すらないバルカンに同様するも業務へと戻った。

 

7「バルカンさん?なんの話してたんですか?」

 

バルカン「知り合いだ、久々に会って元気か〜、見たいな感じの話だな。あとここ豚カツ定食美味しいらしいぞ?頼むか?奢るぞ?」

 

7「そうなんですか?なら私豚カツ定食頼みますね、バルカンさんはどうします?」

 

バルカン「私も豚カツ定食だな。オススメされたら一回食べてみた方がいいからな。場所分かってるし明日も行けばいいだけだしな?」

 

7「そうですね」

 

バルカン「(流石にアイツが鉄血ハイエンドなんて言えねぇよ…)」

 

 流石に「アイツは鉄血のハイエンドモデルだ」なんて言えないバルカンだった。

 

 そして備え付けのタブレットで注文して数分後、処刑人が豚カツ定食を運んできた。

 

エクス「はい、豚カツ定食です。出来立てですのでお気を付けて…。」

 

バルカン「おう…(違和感しか感じねぇ…)」

 

 正体を隠している処刑人は真面目にやっている様子だがそれを知ってるバルカンからしたら違和感しか感じなかった。

 

 




処刑人ちゃんってさ…

髪を結って、ちゃんと女の子らしくしたら別人に見えるんじゃないか?って感じ



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

☆防衛戦?…1

白黒モンブラン様 作『Devils front line』の大型コラボに参加!

この基地のは場合こうなる…


 突如として追跡者(チェイサー)と言われり鉄血ハイエンドモデルからグリフィンの基地に対し同時攻撃を宣言された。勿論S13基地もその中に入っている。

 

 基地の防衛を… と思いきや指揮官でたるリホが下した命令はこうだった。

 

リホ「基地防衛はせえへん。基地を破棄するで…」

 

45「なんでよ?やっと防衛陣地が出来たというのに。」

 

タチャンカ「指揮官、ここで基地を破棄すればまた一からになってしまうぞ。」

 

リホ「基地とかそんなの関係あらへん!命大事に安全第一や!まだ3Linkしか出来へんのに良く言うわな!物量の差は歴然、基地の被害はどうでもええ!アンタら被害が出る前にこの基地を破棄する!以上!解散!」

 

 苦渋の決断だった。一部例外がいるがらこの基地の戦闘力は低い、そんな中、基地を攻撃する前提の大部隊が攻めてくる。そうなると防衛戦どころではなく基地を破棄する事し人員の被害を減らす事が現実的だった。

 

リホ「(結局はこうなる… 安住の地が欲しい… 機械を弄ったり色々と開発したいわ〜…、MGの部隊も居ないこの基地にはこうするしか無いからの… この世界無慈悲やなホンマ…)」

 

 因みにS13基地にはMGの部隊もいない。っていうかMGの戦術人形すら居ない。

 

 

 

 トラックや建設用のダンプカーに大事な荷物を積み、基地の戦術人形達は悲しげに基地を破棄する準備を始めた。そんな様子を見て心が痛む、だが命には変えられない。

 

リホ「…また、復旧工事かの〜… もっと強くならへんと」

 

スコーピオン「指揮官!クラーラちゅんが部屋から離れようとしないだけど!」

 

リホ「クラーラ?…?」

 

スコーピオン「あ〜、あの保護した女の子を私が勝手に名前付けて呼んでるんだよ。…それより部屋から早く引き剥がそう!」

 

リホ「そうやな!分かった!」

 

 あの保護した女の子【クラーラ】が部屋から離れないらしく、リホはすぐさまその部屋に向かった。

 

 

 そして部屋に入ると相変わらず部屋はガラクタで溢れ、その中にクラーラは威嚇するように唸っていた。リホは一人で大丈夫と言い聞かせスコーピオンを避難させた。

 

リホ「危ないから逃げるで?な?」

 

クラーラ「やぁぁ!」

 

リホ「頼むから… 危険なんやて!」

 

クラーラ「イヤァァ!」

 

リホ「もう行くで!」

 

 完全に我儘な駄々こねる子供、リホは強引にクラーラの手を掴み引き剥がそうとするも力はクラーラの方が上、引き剥がせなかった。

 

リホ「頼むからついてきてや!ホンマに頼むから!」

 

クラーラ「いや!」

 

 茶番が繰り広げられている中、突然の激しい銃声、そして大きいチェーンソーの音が遠くから響き渡ってきた。

 

 そして部屋の壁は突如轟音を豪快に破壊された。そして土煙から現れたのは長く伸ばした黒髪を一つに束ね、目は伏せられいる。鉄血らしき人形は攻撃してきた以上は敵だと判る。だが、リホはそれ以上に不気味でこの世の理を逸脱した力を感じ取った。と言うより前にこの力を感じとった事がある。

 

リホ「悪魔… なんか?鉄血が悪魔に?……そんな事よりも…!」

 

 S11地区の時、悪魔と対峙した時とは違うが似た薄着味悪い力を感じ、内心、基地から撤退して正解だと思った。

 リホはクラーラの前に守る様に立ち、八卦炉(小型レーザー砲)片手で持ち、久々にコスプレ見たいな格好のリホーマー・ウィッチの状態となった。

 

リホ「取り敢えず生き残らんとな!」

 

クラーラ「…!!」

 

 こうしてリホとクラーラの2?対50の戦いが幕開けた。そしね、この時クラーラの目は紫から赤くなっていた…。

 

 




S13基地の戦力
戦術人形の平均Link数は3
30〜50辺り
一部例外で70〜100?が居ます

保護した女の子の名前はクラーラ、命名はスコピッピ。名前を勝手に付けていたらしい。

リホーマー・ウィッチの見た目

【挿絵表示】


コラボ先
https://syosetu.org/novel/191561/


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

☆防衛戦?…2 墟城の女王

引き継ぎ白黒モンブラン様 作『Devils front line』の大型コラボに参加中…ッ!

コラボ先
https://syosetu.org/novel/191561/


 ついに始まった鉄血ハイエンドモデルの追跡者(チェイサー)によるの基地襲撃。ガラクタが積み重なった部屋の壁の崩れ、大きなチェーンソーを持ち追跡者が轟音と共に現れた。

 

リホ「取り敢えず生き残らんとな…!」

 

クラーラ「……!!」

 

 追跡者は二人を見つけ捕捉、そして真っ直ぐチェーンソーで斬りかかる。リホはその追跡者の真下にワームホールを生成し追跡者を何処かへとワープさせた。

 そして近くでグチャ…ッ!と耳障りの悪い落下音が聞こえる。

 

リホ「落下死トラップって以外に使えるの、って危ない…!」

 

 一息付く間も置かずレーザーガトリングの暴風の弾幕が降りかかる。そして次々と追跡者達は基地へ侵入し二人を取り囲んでいた。

 

リホ「クソ… 数多すぎやろ…!ワームホールでカウンターした出来へん…!」

 

 激しい弾幕にリホは周囲にワームホールを生成し弾幕を返す事しか出来ない。ワームホールを閉じれば結果は明白、ただ追跡者の攻撃で自滅するのを待つしかなかった。

 

 だが突然、弾幕は止んだ。リホは恐る恐るワームホールを閉じた。そして見えたのは大きな盾を持った追跡者達とさっき襲われたチェーンソーを持った追跡者達が隊列を組み迫っていた。流石に攻撃がカウンターされた事に気づき白刃戦に移行したらしい。

 

リホ「…!?」

 

 近接攻撃のカウンターは結構シビアなタイミングが要求される。連続で出来る代物ではない。

 

 

…っと言うかずっと側にいたクラーラの姿が見えない。リホは慌てて辺りを確認するが見える範囲には見つからない。

 

 

 そんな心配をしている間に追跡者達の隊列はリホに迫っていた。近接戦闘に持ち込まれたら勝ち目は無い。八卦炉(小型レーザー砲)もこんな基地のど真ん中では基地が壊れてしまう。

 

リホ「…… すまへん…!クラーラ…!」

 

 即座に基地の皆んなが避難しているポイントにテレポートしようとした時、頭上に何か巨大なモノが高速で通過した。

 

リホ「……!」

 

ズゴォォォォォンッ!!

 

 そしてその巨大なモノは槍の様に隊列を為していた追跡者達に直撃、前方にいた盾持ちは盾ごと吹き飛ばされ後方にいたチェーンソーをもった追跡者達の一部も巻き込まれ、隊列は大きく乱れる。

 

リホ「て、鉄骨が飛んで来た……?」

 

 その元である後ろを振り向くと普段は紫色の瞳のクラーラだが、今この時は目を紅く光り怒りを露わにしていた。

 

クラーラ「壊した… 許さない…!」

 

 両手の付け根から金色の糸を出し何かに付ける、そして再び隊列が出来上がり盾持ちの追跡者達が突撃する中にその物体をぶつけた。その瞬間爆発し直撃、その周辺にいた追跡者は爆発に巻き込まれ動かなくなった。

 

リホ「ガスボンベを投げた…!?」

 

 内心滅茶苦茶怖かった。こんな物まで蒐集していたとは思いも寄らない。というか日常であのガスボンベが爆発したら大惨事だった。

 

リホ「…こうしちゃおらへんな…!真っ二つになれや!」

 

 チェーンソー持ちをワームホールを生成し落とす。腰まで入ったらワームホールを閉じて下半身と上半身を強引に切断し倒した。

 

 逃げ出そうにも既に戦闘に入り追跡者達に取り囲まれた以上、抜け出す事なんて出来ない。

 数で圧倒的に不利、だがリホとクラーラの二人は全力でぶつかり生き残る事しか今は出来なかった。

 




まぁ、XXなMHの最後の方の出るヤツですから強いのは当たり前…
尚、この戦車やら色々とガラクタが放置してあるのでドルフロの世界では、元の世界より危険度が更に増してるだけ…!


下半身と上半身を強引に切り離す
元ネタ…
八雲紫の怪ラストワード*その綺麗な足をくれ!*



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

☆防衛戦?…3 激戦の先に

まだまだ続くよ悪魔との戦いッ!

逃げる?

NO!NO!
そもそも逃げれない!



 相変わらず2対多数は相変わらず。絶え間ない物量の差に元々する予定だった撤退すら無理な始末。一瞬でも気を抜けばガトリングや盾のチャージ(突撃)、チェーンソーの餌食になってしまう。

 テレポートやワームホールを併用しクラーラを援護しつつ被害が出ない様に戦うのは想像以上に難しい。

 

リホ「チッ…!数多すぎやろ!」

 

クラーラ「………!!」

 

 クラーラも金色の糸を使い拘束したり、怪力による人工物を投げ飛ばし攻撃、敵のチェーンソーを糸で絡め取りぶん投げたりして応戦?している。

 数も多いがそれよりも重武装でいながらクラーラの投げ飛ばした人工物やチェーンソーを避けたりと重武装ではありない速さで避けている。

 

リホ「踏ん張れウチィィ!!」

 

 こんな事なら基地を破棄せず戦えば良かった。危険だと察したら逃げる。その癖がまだ抜けていない事に少し苛立ちを感じるも、その思考を蹴り飛ばし戦闘に集中する。

 

 チェーンソー型と盾型が隊列を為して四方八方から襲い掛かってくる。

 もう、基地の被害を最小限とか考えている場合ではないと判断、その隊列に向かって八卦炉(小型レーザー砲)を向けレーザーを放った。

 レーザーで追跡者を焼き払う事は出来たが何体か回避され突き進んでいく。その様子を確認した瞬間にワームホールによる落下死トラップを発動、耳障りの悪い生々しい落下音が響き渡り攻撃を防ぎ切る。

 

 今度は四方八方からのガトリング型による一斉射撃はワームホールで攻撃を反転させカウンターを決めた。二度目だった為か直ぐに射撃を止めたが、隙を見計ったクラーラの人工物の投擲や金色の糸による拘束で着々と数を減らしていった。

 

リホ「自分とこの親玉に帰れやぁぁ!ウラァァァ!!」

 

 レーザーの薙ぎ払い攻撃が炸裂、二人の猛攻に徐々に追跡者達は数を減らしていく。

 

リホ「ファイナルスパァァァァクッッ!!」

 

 辺り一帯が極光に包まれる程の極太レーザー、その広範囲に及ぶレーザーにより追跡者のダミー達はほぼ全滅した。

 

リホ「お、終わっt…」

 

クラーラ「…んッ!!」

 

 そして最後にボロボロながらもチェーンソー型で攻撃しようとした所、クラーラの金色の糸で絡め取られ拘束された。

 

リホ「クラーラ、ホンマありがとなぁ〜、……この最後一体どうする?……あっ… ええ事思い付いた!」

 

 ある事を思い付いた。悪魔の力が何かしら作用して動いているなら、同じく理を外れた力である龍脈を押し込めばこのダミーの追跡者は本体から引き剥がせるのでは?そんな考えが頭を過りやってみる価値はあると判断し即行動に移した。

 

リホ「クラーラ、手を出すなよ?……」

 

 金色の糸で絡め取られた追跡者のダミー、そのデコに手を当てて、自身に流れるであろう龍脈の力を追跡者のダミーに押し流す感覚で……。

 

 その瞬間、追跡者の頭が弾け飛び血と肉片、電脳のパーツが辺りに散乱しスプラッタな光景となった。

 

リホ「こ、こんななんとわ……

……!? なんや?」

 

クラーラ「……?」

 

 更に最後の一体が死んだ瞬間、追跡者のダミーの残骸が一箇所に集まり始める。肉と骨は再び一つとなり、装備していた武器は巨大な武器の化していく。

 

 そしてダミー達は一体の酷悪な化物へと変貌した。右腕に炎、左腕には雷、身体には冷気、そして周りには無数の盾が浮遊しており、この酷悪な化物は明らかにこの世界ではあり得ない存在だと分かる。

 

 歪で酷悪、この世のモノとは思えないその存在はリホとクラーラを睨んだ。

 

リホ「はぁ… 基地を破棄する筈がなんでこうなったんやろ…。…取り敢えず…。気色悪い巨人をぶっ飛ばしますかの!!」

 

クラーラ「アレ…!ほしい…!!(お目々キラキラ)」

 

 リホは八卦炉(小型レーザー砲)チャージし酷悪な化物(トリスマギア)に向け、クラーラは鉄骨を金色の糸を使い手繰り寄せ臨戦態勢になった。

 

リホ「真正面から消し炭にしたる…!

 

……マスタースパークッ!!」

 

 マスタースパークを合図に第二ラウンドが開幕を告げた。

 

 




追跡者に龍脈の力を流す
・ガソリン駆動のエンジンに100%純粋な軽油を入れる様な物。規格が合わないし性質も何もかも違う。その為に身体が保たずに弾け飛ぶ。

クラーラ「アレ…!ほしい…!(お目々キラキラ)」
・彼女の元々の種族としての性、仕方ないね!

マスタースパーク・ファイナルスパーク
・元ネタは東方の霧雨魔理沙

コラボ先
白黒モンブラン様 作『Devils front line』

https://syosetu.org/novel/191561/


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

敵とか味方とか今は関係ない

コラボの小休憩

同じく一週間後の様子

処刑人ちゃんとバルカンの絆?


 キャベツの上に乗ったソースの掛かった豚カツは彩色豊かで非常に食欲をそそられ、しかも味噌汁とご飯も付いてきて以外にも500円でボリュームも結構ある。ほぼ大量生産されている合成品って事もあるが手間隙掛けている事が分かる一品だった。

 

 バルカンはソースの掛かった豚カツに箸を伸ばし、口の中に入れ噛むとカリカリとした衣の心地よい感触と豚の油の味が口の中に広がる。

 

バルカン「う、美味ぁ… 合成品とは思えねぇくらい美味い… こりゃ毎日こようかRPG!」

 

7「はむっ…ングングング… んん!!上質な力が我の中に入ってくる…!ふははは!実に美味いっっ!」

 

バルカン「(なんだろ?いいやつなんだけど…… うーん…)」

 

 合成品とは思えない美味しさに箸が進むがRPG-7の性格や言動がいまいちよく分からないバルカンだった。

 

バルカン「味噌汁も美味しい… 優しい味だな」

 

7「そうですね… こんな名店があったなんて思いもしなかったです」

 

 料理が美味しく5分で豚カツ定食を平らげてしまった。だがとてもボリュームが満足だった。

 そしてお会計となりバルカンは財布からRPG-7の分も合わせて纏めて払った。

 

バルカン「エクス!また来るぞ!ここのご飯メチャクチャ美味しかったからな!」

 

エクス「気不味いし恥ずかしいから来ないでくれよ…」

 

バルカン「あのな… 敵とか味方とか気にしてんのは分かってる。でも鉄血でも酒飲んで一緒に笑って話し合えたじゃねぇか。こんぐらいの事気にしないから大丈夫だ。」

 

エクス「お前な……。そうだな…。でも戦場で遭ったら覚悟しろよ?最近、鉄血は "そういう事" に関してかなり厳しくなってるからな。」

 

バルカン「分かった…。また明日も会えると思うが、いつか鉄血とかグリフィンとか関係無く酒でも飲める様になるといいな。まぁ、私禁酒中だけどな。」

 

 バルカンはそう言うとRPG-7を連れて店から出ていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ペイロード「な、なんなのアイツ…」

 

マーダー「知らないわよ… 痛っ… 足の感覚が無くなってきた… 本格的にマズイわね…」

 

ミニガン「野郎…ッ!絶対に許さねぇ!!」

 

 硝煙と人工血液の匂いが充満する戦場

 EA小隊は突如として現れた鉄血の新たなハイエンドモデルとの交戦を余儀なくされていた。

 

 フレイムの火炎放すら同様せず皮膚が爛れ焦げようと突き進み、フレイムを…

 

 デストロイヤーの榴弾を死神を連想させる大鎌で切り裂きデストロイヤーの首を…

 

 余りの一瞬の出来事に理解が追いつかず現実味が沸かない。だが時間が経つに連れて認識せざるを得ない。

 

 それよりも身体が痺れ、感覚が無くなって来たいた。時間を掛けると全滅は免れない。

 

ペイロード「人形に対してのジャマーかナノウィルスか… フレイムさんとデストロイヤーちゃんを………! でも状況が悪過ぎます!マーダーさん!ミニガンさん!撤退です!本部に戻って報告して態勢を整えます!」

 

ミニガン「でも……!」

 

ペイロード「仇を討ちたいのは分かりますけどこのままじゃ非常に不利です!死んだら元の子もないですから…!」

 

マーダー「撤退?何を今更…」

 

ペイロード「何?マーダーさん?」

 

マーダー「もう無理よ、この感じだと逃して貰えなさそうね… 」

 

 

 




いつか鉄血とかグリフィンとか関係無く酒を飲み交わす日が来る様に…


そして現在のEA小隊…

非常に……



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

☆防衛戦?…4 悪魔vs龍の眷属

理を外れた力を持つ者同士の闘い

これ?ドルフロの二次小説だっけ?



 二人の奮闘により全滅した追跡者、だがその追跡者の骸は一ヶ所に集まり、酷悪な巨人(トリスマギア)となり咆哮を上げた。

 

リホ「マスタースパークッッ!」

 

 先制攻撃、一筋の極光は酷悪な巨人の頭部を目掛けて放たれる、だが盾により阻まれ、反撃とばかりに氷の矢がリホとクラーラに飛んできた。リホはクラーラと素早くテレポート攻撃を避けた。

 

 更にマスタースパークのお返しと言わんばかりに業火を纏ったチェーンソーを振りかざすも、その攻撃もテレポートで避けた。

 

リホ「攻撃する暇が無い…!」

 

 二人とトリスマギアの距離が開いた瞬間、何重にも束ねたガトリングガンによる嵐の様な弾幕が襲い掛かる。今度はワームホールを開き、カウンターを決めようとした瞬間、リホは嫌な予感がし更にテレポートで避けた。そして自分がさっきまで居た所に落雷が落ち冷汗を掻いたリホ。

 

リホ「……敵うんか?これ?ってかさっきの攻撃で基地が……」

 

クラーラ「カミナリ… コワい… 苦手…」

 

 氷の矢が基地に突き刺さり、チェーンソーで建物は斬り崩され、落雷で更に壊滅的に破壊されていく。そんな事阻止したいが現状盾を貫き、ダメージを与える手段はほぼ無い。だが

 

リホ「攻撃が防がれて更に反撃、更に追撃を貰う…。攻撃力が足りん…!!」

 

 考えていても来るのはトリスマギアの熾烈な猛撃。炎や氷、雷が飛んでくる。盾を貫き致命傷を与える程の火力を持った攻撃なんて出来ない。

 

 一応、あるにはあるが不安定要素しか無く、一回しか使った事のない技。高出力のレーザーのエネルギーを100%龍脈エネルギーに置き換えて放つ技。

 

 …たが、やってみる価値はある。

 

リホ「クラーラ…!時間稼げるか!」

 

クラーラ「カミナリ、怖い…!」

 

リホ「あの武器好きなだけやる!やから頼む…!」

 

クラーラ「分かった…!!」

 

 クラーラがなんで雷を怖がるが分からない。だがその瞬間目を赤く光らせ、金色の糸を鉄骨にくっ付る、その鉄骨を勢い良くトリスマギアに向かって放り投げた。盾で防がれたがその瞬間、辺り一帯から無数の瓦礫が飛び交い、盾を総動員して防いだ。

 

 クラーラに目掛けて氷の矢と雷が降り注ぐが雷を避け、降り注ぐ氷の矢を糸で絡め取り器用にトリスマギアの矢先を向け勢い良く射出したトリスマギアの肩を突き刺り退げ反るとその隙に金色の糸を放出しトリスマギアの巨体を拘束していく。どうやらあの右腕にも糸で拘束している事から耐火性はあるらしい。

 

クラーラ「…欲しい…!それ…欲しい…!」

 

リホ「(こんな強かったんクラーラ?でもそのお陰で時間は稼げた!)」

 

 クラーラに時間を稼いで貰っている間、リホは八卦炉(小型レーザー砲)に収束し龍脈の高密度なエネルギーは赤黒い雷の様に辺りから漏れ出しす。一歩制御を誤れば辺り一帯吹き飛ばす程のエネルギーの塊を制御していく。

 

リホ「(やっぱり膨大過ぎるわ!この密度のエネルギーは…!でもやらなアカンッ!)」

 

 そしてこの世には存在しない筈の理を外れた超高密度な龍脈エネルギーは放たれようとした。

 

リホ「龍煌ッ!ドラゴンスパークゥッッ!!」

 

 それは純粋な龍脈エネルギーの塊、そのさっきまでとは比べ物にならない赤黒い極光はトリスマギアを飲み込まんとする。流石に危険を感じたのか糸により身動きが取れないトリスマギアは盾を総動員させ全力で防ごうとする。

 そのレーザーが盾に当たる瞬間ワームホールが開き盾を回避、そして目の前に開いたワームホールからレーザーが現れ飲み込まれた。

 

リホ「分かりやすいよ!こうしたるわ!」

 

 胸のど真ん中に辺りレーザーはトリスマギアを貫通した。だがその瞬間、レーザーによって開いた風穴は塞ぎ始める。

 

リホ「再生能力…!!まだレーザーを浴び足りないようなや!ならもういっぺん食えぇぇ!」

 

 疲れている中、慌てて赤く放熱している八卦炉(小型レーザー砲)を構え直し、全身全霊のレーザーを放とうとする。

 

 トリスマギアは仰向けで赤黒い雷が身体中を這う中、炎や雷と氷の矢を出し阻止しようとするが、炎や雷、氷の矢を何故か出す事が出来ない。その為再生に徹しするしかない。

 

 そして、勝負を決する魔砲は放たれた。

 

リホ「魔砲ッ!ファイナルスパークゥッッ!!」

 

 なす術がないトリスマギアは巨大な一筋の極光がその巨大を飲み込む。

 

 そして最後には肉は焼け焦げ武器は溶解しピクリとも動かなくなトリスマギアが仰向けで倒れていた。

 

リホ「か、勝った?……や、やば… ちと休憩〜… 」

バタンっ…

 

 リホは過労により倒れた。だが直ぐ復活した。そして基地を放棄する筈だったが二人で撃退してしまった事に対してタチャンカや416、45にリホは正座で説教させられた。

 クラーラはその間、トリスマギアの素手で装備を引き剥がしたり解体しりして蒐集したりしていた。

 

 それはそれとて、基地は半壊しまた復旧作業。…と言う事になるのが確定した。

 

 

 

 




"龍煌『ドラゴンスパーク』" を受けたトリスマギアは何故か炎や氷、雷の属性を使えなくなった?

そしてクラーラが滅茶苦茶強かった件
『アトラル・カ』で検索して動画見れば合同パターンはわかる。
 ドルフロ世界で放置していたらヤバかった奴ですね…。

コラボ先
白黒モンブラン様 作 『Devils front line』はこちらに…

https://syosetu.org/novel/191561/


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

それは突然に

 処刑人がアルバイトしているレストランで昼食を食べた日から数日後、バルカンはいつも通り教官であるジュリコの厳しい訓練を終え、部屋で羽を休めていた。

 

 戦術人形と言えどかなり厳しい訓練だ。身体を鍛えても何も意味が無いのに何故やる必要がある?という恒例となった考えが頭を過ぎるがそれよりも身体も心もヘトヘトでベッドで寝っ転がっていた。

 

バルカン「疲れた… キツイ〜…。はぁ、なんでこんな事やってんだろ…?」

 

 未だに分からなかった。だがそんな事よりも今は余り動きたくない。バルカンはゆっくりと目を閉じ、スリープモード(眠り)についた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ピピピピピピ…!ピピピピピピ…!

 

 突然の通信機の着信音でバルカンは目を覚ましす。晩御飯かと思いきやまだ3時。なんだろう?と思い通信にでた。

 

バルカン「おい、なんだ?今寝てたんだが?」

 

ペルシカ『バルカン…!急いできなさい…!緊急事態発生よ!』

 

バルカン「分かった!なんなんだよ!」

 

ペルシカ『いいから早く来なさい…!』

 

 どうやらかなりの緊急事態らしい、バルカンは寝起き重い身体を起こし身嗜みを整えると急いでペルシカのいる16Laboへと向かった。

 

 

 

 数分後、16Laboの研究室に着いた頃にはいつも以上に散らかった研究室内にペルシカは満身創痍な状態でイスにぐったりと腰掛けていた。バルカンは何が起こっているかペルシカに聞くと予想だにしない答えをした。

 

バルカン「何が起こったんだペルシカ!いつも以上に部屋散らかってるしよ!」

 

ペルシカ「はぁ、はぁ、バ、バルカン… 落ち着いて聞いて…?」

 

バルカン「早く言えよ… 勿体ぶるなよ〜」

 

 

 

 その一言は余りにも信じ難い事だつた…。

 

 

ペルシカ「突正体不明の鉄血ハイエンドモデルに襲われ…… フレイム、デストロイヤーの反応途絶、マーダーとM134ミニガンの消息不明、ペイロードは重体で運び込まれて来たわ… 」

 

 

バルカン「お、おい… 冗談だろ?な?幾ら鉄血に新型と言えどEA小隊が負ける訳……」

 

 

ペイロード『いえ…… 完全に負けました… そして目の前でフレイムさんもデストロイヤーちゃんが殺される瞬間も…』

 

 

 バルカンは声のした方向を見ると画面の中のペイロードが話していた。どうやらペルシカがメンタルを一旦義体から抜いたらしい。

 

バルカン「嘘だろ?…ペイロード!なんかのドッキリだろ!?嘘だと言ってくれよ!」

 

ペイロード『そんな縁起の悪い嘘なんて吐きませんよ!』

 

ペルシカ「残念だけど… 突然の事で私も耳を疑ったわよ…。」

 

 二人の真剣な眼差しで嘘なんて吐いていないという事は分かった。だが余りにも受け入れ難い現実にバルカンは固まりフリーズ、そしてゆっくりと口を開いた。

 

 

バルカン「おい… その正体不明の鉄血ハイエンドは何処にいやがる?

直々にぶっ殺す… !殺してやる…!絶対にぶっ殺す…ッ!!」

 

ペルシカ「落ち着きなさいッ!!」

 

ペイロード『今は無理ですバルカンさん!』

 

バルカン「私の仲間を…!妹を殺した鉄血をぶっ殺してやる…!邪魔すんな!」

 

ペルシカ「これはもう止まるつもりは無いようね…

 …仕方ない…【止まりなさい】」

 

 バルカンは二人の静止を振り切り、武器の保管してある場所へと向かおうとした。流石にバルカンを止める事が出来ないと判断したペルシカは今まで使わなかった人形に対しての命令権を使いバルカンの足を止めた。

 

バルカン「ペ、ペルシカ… 止まるな!ここで行かなきゃ私は絶対に後悔する!何もしないで見てるだけなんて嫌だ!行かせてくれ…!」

 

ペルシカ「敵の情報もまだ分かってない中突っ込む気?我武者羅に突撃してゴリ押しで勝とうとする気なの?」

 

バルカン「う…… 」

 

ペルシカ「…バルカン… いい加減、大人になりなさい…ッ!!

【名称 : M61A2バルカン・シャットダウン】」

 

バルカン「や、止めて…く…れ……よ…」

バタンッ……

 

 ペルシカの苦渋の決断で命令権を行使しシャットダウン、バルカンはその場にうつ伏せで倒れ意識を失った。

 ペルシカはバルカンが動かなくなった事を確認するとゆっくりと椅子に座りコーヒーを一息吐いてからコーヒーを飲んだ。

 

 

ペイロード『かなり強い命令権限ですね… 』

 

ペルシカ「はぁ… 開発者専用の権限、指揮官の行使できる権限の上位互換、まぁ、こんな感じよ、ほぼこういう事態にしか使わない奴よ。」

 

ペイロード『そうなんですか… 』

 

 

 

 

 




被害報告書

生存者
ペイロード
(重症な為、今は電子空間に居る)

行方不明者
マーダー
M134ミニガン

戦死者
フレイム
デストロイヤー


実質、EA小隊壊滅…



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

裏切り、そしてまた裏切り

 一旦、電子空間に写されたペイロード、そしてパソコンでペイロードの身体を調べているペルシカは出撃していた作戦で何が起こったか話を始めていた。

 それと同時にグリフィン本部では情報統制が行われている。高火力な武器を有するEA小隊が何者かに壊滅状態までに追い詰められた。そんな情報が外にでも漏れた場合、鉄血のみならず人類人権団体の動き出す恐れがあったからだ。

 

ペルシカ「一体何があったの?ペイロード。」

 

ペイロード『突然、身体が痺れて来たんです…。人権団体のドールズジャマーかと思って来た道に引き返して撤退しました… でもそれが失策でした…』

 

ペルシカ「失策?」

 

ペイロード『引き返す途中にブルートの待ち伏せ、それからガードとストライカー、イェーガーのレーザーの弾幕と狙撃。その程度じゃEA小隊誰怪我なんてしませんよ。マーダーさんがいた通り鉄血兵を食べてたくらいですから…』

 

ペルシカ「そうよね… で、正体不明の鉄血ハイエンドは?」

 

ペイロード『そうですね… その後、デストロイヤーちゃんがこっちを振り向いて「終わった〜、ペイロード?」って言った瞬間に…… 」

 

ペルシカ「どうしたの?」

 

ペイロード『…… すいません… 話さなくてもいいですか?』

 

ペルシカ「ごめんなさいね…」

 

ペイロード『ありがとうございます。あの光景が目に浮かぶと… 正直言って怖いんです… 殺しても殺しても死なない。25mmの徹甲榴弾が直撃しても生きてるんですよ… 全員の攻撃が通じないんですから…』

 

ペルシカ「攻撃が通じない?当たっていないじゃ無くて?」

 

ペイロード『確かに当たっていました…!でもフレイムさんの火炎放射器すら通用しないでそのまま斬り裂かれたんですよ…!

 …でも今思えば多少のダメージはほんの少し通っていたと思います… 皮膚が爛れ焼けていましたから』

 

ペルシカ「フォースシールドか偏差障壁ね… 多少攻撃が通っていたとなれば偏差障壁の可能性が高い…… でもまだ確定出来ないわね… 」

 

ペイロード『それと正体不明の鉄血ハイエンドと交戦中、身体の痺れが強くなってミニガンちゃんは両腕と両足の感覚が無くなって動けなくなりました… もう二人の仲間を殺されて、何をして来るか分からない以上何がなんでも撤退して態勢を整えないと行けないも思い3人で逃げました…』

 

ペルシカ「…… 分かったわ。大体の予想は付くけど不確定要素があり過ぎるわ。その話は一旦終わりましょう。…マーダーとミニガンの行方不明に付いて分かる事はある?」

 

 大凡な予想は立てれるが不確定要素があり過ぎる。その為、一旦その話は置いて、マーダーとミニガンが行方不明になった事に付いて聞き出した。

 

ペイロード『あの時、マーダーさんがミニガンちゃんを背負っていたんです。一旦ミニガンちゃんを下ろした時にマーダーさんがいきなり蹴り飛ばして私を吹っ飛ばしたんです。』

 

ペルシカ「それは… マーダーが裏切ったの?」

 

ペイロード『いえ、蹴り飛ばされた先にほ窪みがあってそこに落ちました…… 完全に私を助ける為に蹴飛ばしたんだと思います。」

 

ペルシカ「その後の事は覚えて無いかしら?なんでもいいの。」

 

ペイロード『覚えてないですね… 頭を打って気を失っていましたから…』

 

ペルシカ「そう… 」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鉄血基地…

 

 鉄格子に仕切られ冷たい独房、昔建てられた刑務所を改築して建てられた基地は今も昔も逃げ出そうとするモノを阻んでいる。

 

 その基地のある一室、拷問用の道具がテーブルに鎮座している部屋に手足を拘束され縄で吊るされているマーダーの姿と、その拷問用のクギを手に持っているアルケミストの姿があった。

 

 

アルケミスト「その返答次第では… どうなるか分かっているな?

 

マーダー「ハハハ… 私にグリフィンを裏切れと?…全然いいわよ。ナイトメアを危害を加えないんだったらねぇ…」

 

アルケミスト「分かった。ナイトメアには危害は加えない。それでお前が寝返るなら頼もしい」

 

マーダー「もういいでしょ?こんな出来損ないの妹を拘束して何が楽しいかしらお姉ちゃん?あらあら跡が付いたじゃない?まぁ、いいわ。

 

…さようならグリフィン、お帰りなさい、鉄血工造♪」

 

アルケミスト「ようこそ、鉄血へ。出来損ないの狂った妹」

 

マーダー「あっ、小型爆弾取ってくれる?」

 

アルケミスト「…そうだな、準備があるから後で呼ぶ。」

 

 拘束を解かれたマーダーの不気味な笑顔で微笑み、アルケミストと握手した。

 

アルケミスト「それとお前にもう紹介したい奴がいる。入ってこい」

 

 その言葉と共にドアは開き背の低い白い髪の誰かが入って来た。その人物を見ると否やマーダーは更に笑った。

 

 

マーダー「きっと狂う… きっと壊れる… 滅茶苦茶にある… アイツ復讐の囚われてグッチャグチャのメッチャクチャに壊れるわねぇ!ヒャハハハ!!本当サイッコーッ!アハハハハ!」

 

 

 鉄血の基地に殺戮者(マーダー)の狂気的な笑い声が響き渡った。

 

 




正体不明の鉄血ハイエンド
その能力や戦力は未だ分からない…

マーダー、まさかの裏切り?
そして最後の人物は?



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

精神不安定

バルカンのただ今の精神状態

相当来たます…


 壊滅したEA小隊、ペルシカが先に行ったのは情報統制だ。このグリフィンの戦力の一部が壊滅した。という事実人類人権団体過激派や敵対組織に伝わらないようにだ。

 そして次にしたのは隠密や工作活動に適した戦術人形により斥候部隊によるフレイムの残骸の回収だ。

 仮にも16Labo謹製の初の火炎放射器の戦術人形。その為機密情報漏洩防止の為バックアップは取っていない。なので死体から一回記憶媒体を取り出し、その記憶媒体からバックアップを取らなければならなかったからだ。

 

 因みにデストロイヤーは、と言うと…

 

デストロイヤー「え?……私、死んじゃったの?」

 

ペルシカ「ペイロードの視覚映像見たけど首チョンパされてたわよ?」

 

デストロイヤー「ほ、本当?…ん?身体が… 胸も… 小さいし無い……」

 

 一回首を摩る。その時自分の身体の違和感に気付いた。デストロイヤーのバックアップは意外に簡単に出来てしまっていた。まぁ、スタイル抜群で胸がD以上あるガイアボディでは無く、子供体型なデストロちゃんになってしまったが…。そんな事実を知りこの世の終わりの様な顔をした。

 

 

 

 

 

 

 一方、バルカンはと言うとバックアップ。それがあるとは言えペイロードは重症、フレイム、デストロイヤーは殺され、マーダーと自分の妹であるM134ミニガンを行方不明になった。そしてEA小隊壊滅。

 

 そんな事実を唐突に突き付けられ精神状態が不安定と化していた。やり場の無い怒りや憎しみイライラする。

 

 自分が呑気に訓練している間にEA小隊は壊滅した。そんな時、側にいてやれず、何も出来ない自分の無力さに…。

 

バルカン「こんなんじゃ、何も守れやしねぇじゃねぇか…。スミス救出作戦の時と同じだ…。あの時、もっと強かったら… 迷いが無かったら…。結局今も昔も変わらない… ドリーマーに殺され掛け、傘を入れられて… コレクターの小細工に引っかかって殺され掛けるわ…。

 結局私は何も守れやしないのか?…ただ敵を壊す事しか出来ないのか私は…。」

 

 今考えれば、一方的に人類人権団体過激派や鉄血の基地や大部隊を破壊し、蹂躙し、殺し回ってきた。それが任務だからと信じて疑わなかった。

 

バルカン「ヒャッ……!…は、はは…」

 

 さりげなく自分の手を見てみた。普通なら清潔で綺麗な手の筈が…。

 

 

 …血に濡れ真っ赤に染まった手に見えた。

 

 

 その瞬間、声を揚げ腰を抜かし怯えた。恐る恐るもう一度観るといつも通りの綺麗な手たった。

 

バルカン「そりゃ…、そうだよな…、散々鉄血兵や人間の兵士を殺して来たんだ…。この手が綺麗な訳が無い、血に濡れた汚い手になるのも当たり前か…。

 

 …もう、戦いたくない…普通に暮らしたい…。もう嫌だ… 怖い…」

 

 

 

 仲間を失った事による極度のストレス、その場にいてやれなかった自分に対する無力感、そして今までの感じなかった罪悪感。その三つはバルカンを苦しめ始めに感じた復讐や憎悪の感情を上回る事態と化していた。

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

衰弱

 1日後、目が虚の状態となり項垂れた弱々しい姿のバルカンが朝食を食堂で食べていた。いつも食べている定食、の筈が全く美味しくなく寧ろ食べたく無くなる。

 半分食べた後、隣で騒いでいたRPG-7に朝食を分けてバルカンはブラブラとした。

 

 そして訓練の時間になるも訓練をすっぽかし、ベンチに寝そべってサボっていた。

 

バルカン「…逃げちまった……。ペルシカにお願いするかな… ()()()()抜いて民間人形になって…。こんな弱気で弱い私じゃスミスの隣に入れないな… 」

 

 こんな弱い自分に価値はあるのか?こんなただ他の戦術人形達より少し力の強いだけの人形に?

…どれだけ考えてもマイナスな事しか考えられず自分を責める事しか出来ない。

 

 そんな時、スカートのポケットに入れていたスマホから着信が鳴りメールを見てみた。

 

バルカン「『今すぐ来なさい』か… 了解…」

 

 メールの主はペルシカ、ただ何ま聞かされずに『今すぐ来なさい』の一言だけ。普段なら色々と嫌な予感やら感じる筈がバルカンは何も考えず16Laboの研究室へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ペルシカ「貴方サボったでしょ?」

 

バルカン「すまん…」

 

 まず研究室に着くとペルシカの第一声はこうだった。流石にサボった事はジュリコからペルシカに伝わっていた。

 

ペルシカ「ジュリコには訳を説明したわ。まぁあんな事があって逃げたくなるのも分からないでも無いけど…。」

 

バルカン「ありがとうペルシカ。それと丁度良かったよ。

…なんて言うかその〜…私は… 戦術人形をやめたい…。」

 

ペルシカ「無理ね」

 

 間を置かず即答たった。ペルシカは弱々しい姿になったバルカンに向かいため息を吐きながら喋った。

 

ペルシカ「貴方の身体には16Laboの技術の結晶って言っていい程最先端の機密技術が使われてる。貴方が居なくなったら悲しむ人が沢山いるのよ。特にスミス。もしそうしてら貴方にベッタリくっ付いて説得すると思うわよ?」

 

バルカン「私は二度と引き金を引きたくない…。鉄血にも仲間意識や家族って意識はある。人類人権団体の兵士もだ。鉄血とは言え、人権団体の人間とはいえ殺す事が当たり前になって…… それで昨日の夜、自分の手が一瞬血塗れに見えたんだ…。」

 

ペルシカ「そ、そう……」

 

バルカン「もう、自分の大切な物を守る為に…敵の大切な物を奪うのが嫌になった…。」

 

 自分の大切な物を守る為に敵の大切な物を奪う。当たり前の様にして来た事、普段なら、殺される前にやった。始末しないと被害は拡大していた。で割り切れるが…。

 

ペルシカ「貴方らしく無いわね、こんな事考えてたなんて…。ジュリコにはこれから1()()()()()()()()って言って置くわ。

 その間に考えてなさい。その問いに自分なりの答えが出るまで。スミスにこの事話して置くわ。この事は情報統制しているとは言えこんな弱々しくなってる彼女なんて見たくない筈だからね」

 

 そう言うとペルシカは引き出しから一般の注射器を出してバルカンに渡した。

 

ペルシカ「これは元々は犯罪組織で使われたいた人形用の麻薬だった者を私がリメイクした物。

 効果は一定時間の罪悪感の喪失、気分の高揚、攻撃性上昇よ。中毒性がかなり強かったのを無くすのが大変だったのよ?もしもの時に使いなさい、でも… その、時が来ない事を祈るわ。」

 

 バルカンは無言で受け取ると礼をし研究室から出て行った。その後ろ姿を見たペルシカは不安に思うも、そこは彼女の1ヶ月後の【答え】に任せる事にした。もしその時彼女がどんな決断を降したとしても受け入れるつもりだった。

 

ペルシカ「大丈夫かしら…。……?」

 

 

 スマホに電話が掛かって来た。その相手はグリフィンの情報部、ペルシカはすぐに電話に出た。

 

ペルシカ「もしもし〜、ええ……… 嘘でしょ!?何処から情報が?

 

…分かったわ。貴方たちはその情報元を探して突き止めて。それと回収部隊は?……… ええ、分かったわ。じゃ切るわね」

 

 電話を切りペルシカは、ため息を付いたあとコーヒーを飲み切り、頭を抱え悩み出した。

 

ペルシカ「情報統制は完璧だった。なのに何故E()A()()()()()()()()()()が漏れた?

この事を知っているのはグリフィン本部だけの筈……」

 

 いや、違う。この事実を知っている勢力がいる。この状態を作りだし情報を流して一番得をする勢力がいる…。

 

 

ペルシカ「鉄血の仕業ね……」

 

 

 

 この日、グリフィンの厳重な情報統制も虚しく鉄血の手により、EA小隊が壊滅した事実が知れ渡ってしまった。

 

 

 

 

 




バルカン、謹慎中だが精神状態が不安定な為1ヶ月の休暇。

そして鉄血によりEA小隊壊滅の事実が世に出回る事に…



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

時間

NTK様 作『人形達を守るモノ』とのバルカンの彼氏、スミスの一部リア銃なメンタルケアの後日


どういう話をしたかと言うと見てもらった方が早いですね…

https://syosetu.org/novel/190134/86.html


バルカン「ペルシカ… ちょっといいか?」

 

 スミスとの話し合いから1日後、姿は前の生き生きとした様子程では無いが活気が少し戻っていた。そんなバルカンは16Laboの研究室、そのパソコンで作業しているペルシカに向かって話しかけていた。

 

ペルシカ「どうしたのバルカン?(少し生気が戻ったわね…)」

 

 その変化にペルシカは気付いた。そしてバルカンは真剣な眼差しで話しを始めた。

 

バルカン「まだ私は戦いは躊躇してる。…でも戦わないと守れない…。早くしないと妹が危ないのも分かってる…!でも護る為の力が足りない…!このままウジウジしてたら守れる人達すら守れないじゃねぇかって分かったんだ…!」

 

 

 昨日とは全く別物、硬い意志が感じられ、バルカンは更に喋りだした。

 

バルカン「答えはまだ分からねぇ… 多分私じゃ一生掛かっても分からないと思う。でもここで立ち止まってたらダメだと分かるんだ!だからペルシカ… 精神と時の部屋(メンタルクロックルーム)は空いてるか?」

 

ペルシカ「空いてるわよ?でもどうする気?」

 

バルカン「強くなりたい、時間が無いんだ。あそこの時間は1時間で1日だったよな?だったら16日間潜らせてくれ…!」

 

ペルシカ「16日間?…貴方一年間ずっと休み無く戦い続ける気?廃人になるわよ!」

 

 1時間が1日になる電子空間、精神と時の部屋(メンタルクロックルーム)、その中の時間は以上に速く時が流れる電子空間。つまり…

 

24×16=384

 

 電子空間内で384日間、約一年間戦い続ける事になる。

 

バルカン「一応だが、戦おうとしてる奴のリストを纏めて置いた。正直言って一年で勝てるか分からない奴が何人か居るけどな?」

 

ペルシカ「集合者(アグリエーター)に万能者、蛮族戦士… それに収集者(コレクター)亡霊(スペクター)ってこれ、ノアちゃんじゃない…… !これじゃもはや戦闘じゃないわよ!リンチよリンチ!貴方、本当に廃人になるわよ!?」

 

バルカン「嫌だ。そうでもしねぇと私の求めてる【答え】って奴は見つからない気がするんだ。私は一歩も引く気はないぞ?真正面ど真ん中にぶつかってやるよ」

 

 その電子空間内で対戦するデータは鉄血ハイエンド、またはその他の強者。そして全てをかき集められたデータだった。まるで全部無理矢理詰め込んだかのような…。

 

ペルシカ「貴方らしいわね…でも、こんな無茶苦茶なやり方を私が認めるとでも思っってるの?」

 

バルカン「無理矢理通す。無茶だろうが何だろうが絶対にやる…!」

 

 こうなってしまったらバルカンは相応な理由がない限り絶対にやろうとするのはペルシカは分かっている。だが認めてしまってもし16日後、彼女の精神が壊れて廃人となってしまう事が何よりも怖かった。

 

バルカン「時間が無い中これが一番いいと思うからこうしたんだ!ペルシカが私の事を心配してくれてんのは分かる……。でも私の事は大丈夫だ!ヤバかったら離脱しようと()()()()()()()()

 

ペルシカ「……てっきり貴方の事だから精神壊れるまでやると思ったけど… 本当に違うの?無茶しない?貴方が壊れたら一番、スミスが悲しむのよ?」

 

 

 その後、【無茶はしない】と言う約束をし何とか精神と時の部屋(メンタルクロックルーム)に入る事を許可され、入っていった。

 

…【答え】を見つける為。

 

 バルカンは電子空間内の時間、9216時間、日数にして384日間戦う事を選んだ。

 

 

 

 ただ、妹が誇れる様な立派な姉になれるように。

…そして、大切なモノを護る為に…。

 

 




バルカン【答え】を見つける為に無茶苦茶な修行が始まります。

多分、何千回、何万回も死に戻り(リスポーン)する思いますよ…

敵が余りにも強すぎるので。



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

☆ 思い出の場所、そして小さな混乱

まだまだ続くよコラボが!

白黒モンブラン様 作『Devils front line』

https://syosetu.org/novel/191561/141.html


 

 テレポート、そしてまたテレポートを繰り返しリホはS10地区へと向かっていた。あのS11の時の様な気味が悪くこの世の理を外れた魔力.その関係者であるギルヴァの所へ行き聞けば分かる。と思っていたからだ。

 

リホ「(それにしても龍脈の力ってヤバイ、テレポートのエネルギーも代用出来るって…… でもウチ技術者とか科学者とか出来る人形なのになんてファンタジーな事に巻き込まれてやろ?)」

 

 これでも元鉄血ハイエンド、しかも後方支援型だ。それが表立って戦闘してる。それも魔法使いコスして…。

 

リホ「うわぁ…。側から見たらヤベェ奴やんウチ。まぁ、でもこれがウチの戦闘服や。可愛さと機能性を求めたコスプレ風の戦闘服や異議は認めへんぞ」

 

 話す相手なんて居ない為、一人でぶつぶつ喋りS10地区までテレポートを繰り返す事、数分。やっとS10基地のある街へと入った。流石に街へ入った状態でテレポートして移動は不味いかな?と判断し、ここからは徒歩で便利屋「Devil May Cry」へ向かう事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リホ「懐かしいの… 」

 

 どうしてリホが便利屋「Devil May Cry」の場所を知っているかと言うとH&R社の社長時代、一回だけ突撃者(アサルター)と一緒に便利屋の前のベンチに座り朝食を取った事があったからだ。

 

リホ「そういえば…… あっ…突撃者(アサルター)の事完全に忘れてたぁ… 今度、ボディをなんとか見繕って起動して謝るかの…」

 

 基地の業務の忙しさ、それと様々な問題やトラブルに見舞われて6〜7ヶ月、突撃者(アサルター)の事を放置してしまった。リホは今回の件が終わったら何とかしようと心に決めた。

 

リホ「さて… なんか嫌な予感しかせえへんけども…。行きますかの…!」

 

 そしてリホは店の扉を開けた。

 

ギルヴァ「リホ・ワイルダーか?」

 

リホ「せやで。…久しぶりやな。こうして会うんはS11地区の時以来か」

 

ギルヴァ「その様だな。…しかし何があった?以前と比べるとかなり()()の方が様変わりしたみたいだが」

 

リホ「あー… そこは色々とな。因みにうち、グリフィンで指揮官やっとるで。S13地区でな」

 

 内心、過去ギルヴァに悪魔持ち出そうとして脅される。という事件?があり少しビビってるリホさんだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 そしてなんなかんやありミーティングの時、店の前で感じていた違和感は現実の物となった。

 

リホ「(な、なんでぇ… なんで蛮族戦士がおんねん… この作戦が終わった後が怖すぎんよ〜)」

 

蛮族戦士「(オリジナル笑顔)」

 

リホ「うぁ… あのS14地区の時は賢者(ソホォス)が居たけど絶対ウチもロックオンされてるよね…!絶対!こっち見てグロ笑顔してるし…!)」

 

 顔は平常心、だが内心パニックを起こしていた。

この事態の事についS10基地のシーナ指揮官に話しかけてみる事にした。

 

 

リホ「ちょいとええか?シーナ指揮官」

 

シーナ「何でしょうか、リホ…いえ、ワイルダー指揮官とお呼びいたしましょうか」

 

リホ「やめてくれや、初めて会った訳やないんから。普通にリホで構わんよ」

 

シーナ「でしたらリホ指揮官で。…それで何でしょうか?」

 

 リホが親指を立て、ある方向を指す。

その先にいるのは協力を申し出た蛮族戦士。

 

リホ「あそこに居るの…敵じゃないんやな?」

 

シーナ「カタコトですが意志の疎通は出来るみたいで、敵対する様子も見受けられませんでした」

 

リホ「故に、か…。シーナ指揮官、ホント信用してもええんやな?」

 

シーナ「はい。…もし何かあれば私が責任を負います」

 

リホ「…そうか。なら問題ないわ」

(どうしよ… 取り敢えずワームホームかテレポートの準備しとこ…。こんな健気でいい人が蛮族戦士にロックオンされたら嫌やし…)

 

 色々な事を考えるリホ指揮官だった。

 

 

リホ「(そういえば… あの作戦目標が居る拠点までの距離、位置、内部の構造といい… 敵の数とかといい… なんでそこまでの詳細な情報が分かってんや?その情報は本当に正しいんやろか?あと基地襲撃されて直ぐに分かったんや?基地の場所が分かっていたんやら阻止も出来た筈やし。

…うーん… 取り敢えずアクシデントに備えるか… 仕込み傘(ケリュケイオン)もいつでも出せる様にしときますか。

…でも… 今はシーナ指揮官を信じるとしますか!大丈夫や絶対!)」

 

 様々な考察が出来る、…がシーナ指揮官を信じる事にしたリホだった。

 

 




こんな感じえええのかな?(震え声)

便利屋「Devil May Cry」の前で朝食とってるリホさんは147話『朝ご飯ひ大事』の事です。
そんで仕事仕事、問題トラブルやらでアサルターの事頭から抜けてたリホさん。

蛮族戦士とはS14地区でリホさん(inソホォス)の状態で強者としてロックオンされてる?



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

戦記

 

一日目

今日から精神と時の部屋(メンタルクロックルーム)に入った。

目標は自分の【答え】を探す事… とは言うものの難しいことなんてさっぱり分からねぇ。

 

正直、電脳空間だがM61A2バルカン(私の愛銃)の引き金に触れると腕が震えて狙いが定まらない…。

 

え?バルカン砲に狙いを定める必要あるかって?

 

充分あるぞ。

ちゃんと脇閉めて撃たないと集弾の効率が悪りぃんだ。だけどな、それを応用してワザと広範囲にばら撒いて制圧射撃、単体の時は脇閉めて集中的に撃ったりと色々使い分けてんだ。

 

 

それすらままならねぇ…

へっぴり腰になっちまった…

 

あの立ち直らねぇと ってのは分かってんだ。だけど引き金が引けねぇ戦術人形って…

 

私は最初の電子空間内での仮想敵

リバイバーに何千回も殺された…

 

まさかリバイバーの戦闘データをこうして戦えるなんて夢にも思わなかったわ…

 

しかもルイン装備、ガチ仕様だぞ?自分で言って何だが仲間になったら心強いが敵に回したらこりゃ滅茶苦茶怖過ぎるだろ…

 

 

 

 

 

 

 

 

な、何とか勝てた…

エネルギー切れまで逃げて逃げまくって何とか勝てた…

 

死に続けた2日間と7日間、合わせて9日掛かっちまったよコンチクショウ…!

 

 

さて… 次は…

 

4対1?

 

オートスコアラー?

何それ?会った事無いぞ

 

な、なんか嫌な予感しかしないんだが…

 

 

や、止めろ…!

 

来るな!

 

わ、私に近寄るなァァァァァッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

言おう。

勝つのに3ヶ月ぐらい掛かった。

出来ればもう戦いたくない…

もう嫌だ…

 

武器の状況を死んだらリセットしない様に設定したのが間違いだった。

もう私のM61A2バルカン(愛銃)はもう木っ端微塵に壊れた。

 

 

銃剣で胸を刺され同時に撃たれたり、レーザーブレードで首を落とされ、トンファー?で滅多打ちにされ、ビームで消し炭にされたり…。

 

その見事な連携が何千回も続いた… そして何千回も死んだ…

 

う… もう…思い出すのは止めにしよう。これはトラウマになる…。

 

 

 

 

 

次の相手は…

 

 

死んだ(絶望)

 

万能者が来た…

 

 

…でも負ける訳にはいかねぇ!

武器を手に持たねぇからってなんなんだ!

 

 

何も持たないからこそ手と手を取り合え笑い合える!

 

これが私の本気の一撃…ッ!!

 

 

我流!三歩必殺ッゥゥゥゥ!!

 

 

 

 

 

あっ…

(出来るとは思わず一瞬困惑)

 

装甲を拳でぶち破ってやったぜコノヤロウォォォ!

 

 

ヤベェッ お構い無しに攻撃してきt……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

マーダー「コレクターのあの肉盾作戦、アレはいいアイデアよ。だけど… まだ優しさがあったわね〜」

 

ドリーマー「それはそうねぇ〜、救いのある事しちゃってるからダメなのよ…(

 

 その頃、裏切ったマーダーは指揮権は無いもののグリフィンにいた頃の意見を出してアドバイスしていた。まぁ、グリフィンにいた時とほぼ変わらず信用は皆無に等しいが…。

 

マーダー「鉄血兵と戦術人形の配線を繋げて少しでも傷つけたり危害を加えた瞬間埋め込まれた爆弾が爆発して死んじゃうのはどうかしら?鉄血兵だけ狙い撃ちなんて手は使えないわよ?でもハックされない様にしなきゃダメね」

 

ドリーマー「そうねー、すこしでも傷つけば鉄血兵は殺せるけど一緒にいる人形も死ぬ… ハック出来ない様に電波とかじゃ無くてで繋る?その配線切っても爆発して死ぬ様にしてねぇ」

 

マーダー「それがいいわね。ハックされて爆発しませんでした。とか爆発を阻止する為に電子パルス撃ち込まれたらいけないわね。電子パルスを感知した瞬間死ぬ様に出来る?」

 

マーダー「出来るわ。」

 

 やり方が非人道的かつ外道だった。

 

 

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

☆ 魔剣士と魔法使い

すいませんッッ!

色々と忙しく書く暇が無かったです!


コラボ先
https://syosetu.org/novel/191561/142.html


そこは図書館の様で、数ある古びた本棚には無数の本が無造作に置かれていた。

鉄血が紙媒体が扱うとは思えず、まるで別の場所へ来てしまっている様な感覚を覚えると同時にここに漂う魔力を処刑人は感じ取っていた。

 

処刑人「…広がった魔力の影響で疑似的ながらも空間が作り出されたってか。となりゃ他の奴らも別空間に飛ばされているかも知れねぇな」

 

リホ「このまま道なりに進む他ないのやろか?」

 

処刑人「それが良さそうだな。恐らくだが出口がある筈だ。多分そこを抜ければ誰がか居てくれるだろうぜ」

 

ガチャガチャと装備している武器が揺れる音を鳴らしながら処刑人は歩き出し、リホもそれに続く。

 

リホ「(まさかこんな事なるとはの… それにしても不気味やな〜… 何が起こるか分からへんな、てか処刑人動揺のどの字もしてへんな…)」

 

別空間に飛ばされる。そんな事態にも動揺していない処刑人にある意味尊敬の念を抱く。

 

処刑人「そう言えばお前何が出来んだ?」

 

リホ「ウチ?…ワームホールで移動したり攻撃ひ反射させたり、あとテレポートで移動やな。あとレーザー砲の砲撃や」

 

リホはバックパックから八卦炉(小型レーザー砲)をテレポートで手取り処刑人に見せた。

 

処刑人「随分と小させぇな。大丈夫なのか?」

 

リホ「見た目の割にはメッチャ強力やから大丈夫やで?本気になればE.L.I.Dも屠れる代物やぞ?」

 

そう八卦炉を片手に自慢するリホ、そんな様子に処刑人はその八卦炉にある違和感を感じる

 

処刑人「ちょっと見せてくれないか?」

 

リホ「ええぞ?これから一緒に戦うって仲間やからな!」

 

リホは処刑人に八卦炉を渡した。処刑人は八卦炉を手に取りマジマジと見始め、その違和感の正体を見つけた。

 

処刑人「リホ、ここに亀裂が走ってないか?大丈夫なのか?」

 

リホ「え?マジ?ちと確認を… 」

 

すぐさま八卦炉を確認

八卦炉の中心部、レーザー発射口に亀裂が走っていた。どうやら前の戦い(追跡者戦)で無理して使ったツケが回ったらしい。

 

リホ「…すまへんな、ちと見逃してたは。赤化しても尚撃ったからこうなるのは当たり前やな。撃てても3〜4発、全力やと2発って所や」

 

処刑人「無理すんなよ、…それともうチキン野郎(グリフォン)みたいにお喋りしてる暇は無さそうだぜ?」

 

目の前には本や本棚が散乱した広い空間が広がっていた。そして同時に魔の気配も…。

 

リホ「広い空間はボスって相場は決まっとるからな〜… あとチキン野郎?…お喋りは好きやしなんかウチと気が合いそうやな。あとで紹介してくれへん?」

 

処刑人「…生きて出れたらな」

 

漂い本が散乱する大広間、何処か神々しくも見えるが非常に濃い魔力のせいで漂い禍々しく見える。

 

その神々しくも禍々しい大広間に二人は入って行く。

しかし、魔力は感じるものの大広間には誰かも居ない。

 

リホ「思い違いやったか…?」

 

処刑人「いや…、いたぜ」

 

処刑人は後ろを振り向いく

リホも何かと思い後ろを振り向いた。

そして処刑人が振り向いた先に居たのは、3対の羽の様なモノを伸ばし浮き、胴体は女性を思わせるフォルム。だが足は無く禍々しい魔力を発し悪魔だと言うのは明確だった。

 

その瞬間、その悪魔は6対の羽から光球を撃ち出し二人を攻撃した。処刑人は紫色の光球を回避しつつ拳銃で攻撃、リホはテレポートを繰り返し距離を取り回避した。

 

悪魔は銃弾を回避、更に追撃で光球日を放つ、処刑人は更に回避、大広間の壁を蹴り上げ光球を避ける。悪魔の攻撃は熾烈になりビットを展開し光球を放ってくる。

リホはテレポートを繰り返し光球を避け、ワームホールでカウンターを仕掛けるも失敗していた。

攻撃を回避しつつビットを蹴りで防ぎ床に着地した。

 

処刑人「お喋りは嫌いか?そいつは気が合うな」

 

リホ「ホンマに悪魔は遠慮ないのう」

 

この時二人はその悪魔に違和感を感じる。あのビットの動き、そして浮遊する雰囲気が何処となく誰かに似ていたからだ。

 

だが今は思いす暇は無い。処刑人は【機械剣クイーン】を構えて、リホは【八卦炉】を構えて臨戦態勢へと移った。

 

 




上手く書けたかな?

大丈夫かな…

ってな訳でアルテミス戦行きまっせ!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

☆ 魔剣士と魔法使い2

まだまだ続くよ!
さて… 悪魔との戦いじゃ!

https://syosetu.org/novel/191561/

本編で動きが?


本体から放たれる広範囲のレーザー光、ビットの攻撃による死角の無さ。その激しさは増すばかり、遠目から見れば美しい弾幕だが今はそれどころでは無い。普通の人間や人形ですら手の付けられない状況を処刑人は【機械剣クイーン】を片手に攻撃を捌き切る姿は剣舞を踊っているかの様で激しい剣筋は悪魔(アルテミス)を斬り裂かんとしていた。

 

そんな中、リホは八卦炉を片手に紫色の光弾をテレポートで避けてビットを撃ち落としていた。基地防衛の時に無理をした為大規模なレーザー砲撃は八卦炉の寿命が無くなる。その為威力を絞り低火力のレーザーを撃っている。

 

リホ「(コイツ早い、そして…っ!)…クソッ!あっぶな!ひ弱いんやぞウチは!」

 

ビットを幾ら排除しても湧き出てくる。物理法則なんて無視したかの様なビットが次から次へと現れる。攻撃はしているが攻撃は激しくなるばかりだって。

 

リホ「処刑人!大丈夫かの!」

 

処刑人「大丈夫だぜ!まさかヘコてれてないよなリホ!」

 

リホ「まだまだ元気や!っ!…たく話してる最中に攻撃してくんなや!アホ!全く…!ホンマに悪魔は嫌な思い出しかあらへんなぁ!」

 

処刑人「確かにお前ギルヴァにビビってたな…!でも、その話は… このダンスが終わってから聞く事にするぜ…!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

16Laboのとある研究室、無造作に置かれた機械のパーツ、書類や開きっぱなしのパソコン、他にもカップヌードルの空の容器やコーヒーカップが散乱していた。

そんな中、ペルシカはある試みをしようとしていた。その試みはバルカンの様子を見てその兵器を調整をしていた。

 

ペルシカ「上手く行くかしら… もし上手く行ったら色々と大発見だからね… 」

 

近くにあったアタッシュケースの暗証番号を入力し開いた、そこには緑色の液体の入った容器が厳重に入っていた。

 

ペルシカ「逆崩壊液技術、その創造できる範囲はどれだけのモノなのか… さて、さっさとしましょう。雷槌(ミョルニル)炎剣(レーヴァテイン)の制作を始める為に」

 

崩壊液の容器を機械にセットしペルシカの実験は始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

マーダー「裏切りが4人も出たの?しかも1週間ちょっと前に?鉄血終わってんじゃないの?あははは♪」

 

???「まぁな、飯も不味いし何か色々と不穏な事してるヤツ(ドリーマー)とか… それと【傘】のデータもその時盗まれたんだろ?」

 

マーダー「そうねぇ〜、別に私としてはどっちでも良い事よ。負け戦もたまにはいいものよ。……それにしても…、何も覚えてないのかしら貴方?」

 

???「何が?そもそもなんの話しをしてんだ?」

 

マーダー「……チッ…、分かったわよ。色々と怠いわね本当に」

 

 

マーダーは???と分かれた後、部屋から出た。そして用意周到に練った作戦を始める。

 

マーダー「(あのクソガキ(エリザ)殺して置けばグリフィンに恩を売る事が出来るわぁ、アハハハハ♪そうすれば闘いが終わってからの私と悪夢(ナイトメア)の身の安全は保証される…。

…さて…、その為に…クソメイド(エージェント)が居ないウチにクソガキ(エリザ)を喰ってやろうかしらぁ、キャハハハハ♪)」

 

 

内心、信じ切った所を背後からぶっ刺し殺す気満々だった。それどころかグリフィンに恩を売って保身に走ろうと考えていた。

 

 

監視の下級鉄血兵の目を欺き、鉄血のエルダーブレイン【エリザ】の部屋の前に辿り着いく。服の中にはナイフとレーザー銃を仕込みマーダーは部屋に入ろうと手を掛けた。その瞬間、腹部に強烈な痛みがマーダーを襲った。

 

マーダー「カハッ… ば、バレちゃったわねぇ… ってか痛いわ〜 イヒヒ…」

 

アルケミスト「はぁ…、だと薄々思い後を付けていた。そもそもお前を信用なぞ出来ないからな」

 

アルケミストの武器により腹部を貫かれ人工血液が辺りに流れ始めていた。致命傷ではないが放って置けば確実に死んでしまう程の重傷を負った。

 

マーダー「それはそれは… 心外ねぇ… ガァッ… 」

 

アルケミスト「まぁ、いいこの場で殺してやろう。エリザ様の部屋の前だからあんまり悲鳴は上がる様な事は出来ないから楽に逝かしてやる。官舎しろ。」

 

マーダー「アハハハハ!キャハハハハ♪」

 

突如とはさてマーダーは狂気的な笑い声を上げた。

 

アルケミスト「何がおかしい?」

 

マーダー「こんな死に掛けじゃもうエリザは殺せないわね。でもねぇ…

()()()()()()()()()()()

 

アルケミスト「ッ…!」

 

マーダーはスカートを捲り上げる。そのそして何かが金属音と共に落下した。アルケミストはその物体をすぐさま何なのか把握出来た。

 

アルケミスト「手榴弾ッ!?」

 

マーダー「ヒャハハハ♪さぁ!一生に地獄へ落ちましょう♪貴方と私のランデビューよ!アハハハハ♪」

 

 

 

この日、鉄血工造本部のとある一角は爆発した。

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

戦記…2

ちと色々と余裕がないんや…

クソ暑いしクソ暑いしクソ暑い…

東方のチルノとかDIOみたいなヒンヤリな能力がありゃいいのにな〜



万能者にボコられて早4ヶ月、五分五分まで持って来られた…

 

7ヶ月と9日、あと5ヶ月ぐらいで倒せるのか?

 

武器壊れて素手で殴ってんだぞ?

やり過ぎて慣れたからいいけどさ…

 

装甲は柔らかい所なら全力で義手でぶん殴ればブチ抜けるけど… 厳しい…

関節を狙ってやるしかねぇか

 

武器壊れてるから殴り合いをするしか無いだよな…

頑張るかな

 

 

 

 

 

 

 

二週間後

 

身体が冴え渡ってる

 

装甲薄い所をぶち抜いて抉って大事そうな所を壊してやった

 

そこから殴られたけどコツ掴んだんだ

 

マンガで見てた奴を試して見たら万能者の殴打が痛く無くなった

 

確か… 消力(シャオリー)だっけ?

 

それをなんか上手いこと使ってぶん殴ってみたら万能者が上半身仰け反った

 

行ける!勝てる!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……と思っていた時期があった

 

さっきより全力で力を入れて来やがったよ!

 

全力じゃなかったんかよチクショウ!

 

もうこれでも食らえ!ヤケクソのグルグルパンチじゃゴラァ!

 

 

あっ… ちょっと待ってくだs…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一週間後

 

 

ぶっ飛ばしてやった…

 

もう二度とやりたく無い

 

自分の【答え】を見つけるなんて無理だろ…

 

よくよく考えたらな〜… こんなの脳筋過ぎたと今になって気付いた…

 

 

どうやら万能者は一定数死に戻り(リスポーン)すると相手が自動で変わるらしい

 

下手したらずっと万能者と戦ってないと行けなくなるからな…

 

 

 

 

 

それはさて置き…

 

次は…

 

アーキテクト…?

 

あの開発とか色々してる奴が何故出てくる?

 

ロケットランチャーなんて手掴み出来そうで楽勝だぞ今の私

 

今回は申し訳無いがサクっと終わりそうd…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

殴られた…

 

いきなり変身?からのスラスター使ってぶん殴られる

 

あれ?アーキテクトだよな?なんで徒手空手的な近接格闘メインなんだよ!

 

もう義手がどうなろうと関係ねぇ!

 

真正面からぶち破ってやるッ!

 

 

あっ…

義手諸共、右腕を吹き飛ばされて壊された

 

…私が負けた?

 

 

なら左手があんだよッ!くらいやがれ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2ヶ月後…

 

師匠と呼ぶ事にした

勝てん

 

スラスターとか色々とか武器の有無とか性能面で負けてるせいでも近接格闘で負けたのは悔しい

 

 

 

リアル(現実世界)で会えたらお師匠様ってガチで言おうかな?

 

今まで義体の頑丈さとパワーでゴリ押して来たのが改めて分かったよ師匠…

 

技術を学ぼう…

 

うん、そうしよう

 

そういえば気付いたらあと3〜2ヶ月ぐらいだな…

 

 

 

そういえば…

スミス〜… 恋しい… 会いたいな…

 

また… キス出来るかな…?

 

それとも……

 

 

 

 

 

 


 

 

ナイトアの病室、そこには綺麗なマーダーとパラケルススの魔剣がお茶を飲みながら話していた。

 

パリィッ…!

 

ナイトア「あれ?マーダーがいつも使ってるコップが割れた?これは不吉だね…」

 

何故かマーダーがいつも使ってるコップが割れた。



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

戦記3…雷槌【ミョルニル】

師匠と戦い続けて早8日

 

全力で抱きついて首を締め上げる事で何とか勝てた…

 

肘打ちされて滅茶苦茶痛かった

 

思ったんだが〜… スラスターからの攻撃はメッチャ痛かったけど近づいての殴り合いはなんかクロスレンジは避けてる様な気がする

 

 

…とは言え行動不能にさせたから勝てたな…

 

あっ言い忘れていたが、倒すか気絶、それかそれ以外に行動不能にさせる事が勝利条件だ

 

 

 

それはさて置き…

 

 

次は…

 

 

 

 

 

ペルシカ『あっ、バルカン大丈夫?』

 

バルカン「大丈夫、って今更だけど鬼畜過ぎたわ。特に万能者とかさ!武器も壊れちまったし拳で殴り飛ばすしか無かったんだ…」

 

ペルシカ『今から試験途中の兵装のデータを送って電子空間でシュミレートするからね?使い方はデータを見て操作してね?』

 

バルカン「はいよ、分かった。ペルシカあの…っ!…切られたか…。兵装の試験って… まぁ、いいか。」

 

 

突然になんか結構な量のデータが流れ込んでくる

 

取り敢えず確認してみた

 

 

 


 

名称 :【コーラップス技術応用試験機】

通称・雷槌(ミョルミル)

 

武装… 腕甲、各部装甲、電撃発生装置、フォースシールド

 

加速機…スラスター、バレットブースト、リニアブースト

 

能力…電気生成、M61A2バルカンの錬成または簡易な武器の錬成

 

 

初のコーラップス技術で電気エネルギーを生成により莫大な電力を生み出し武装、スラスター系統、身体能力に回す事により対鉄血戦、対E.L.I.D戦、または偏差障壁を使う◼️◼️◼️◼️◼️戦にて優位に立てる

 

バレットブースト

腕甲に片方ずつ3発仕込まれている爆薬仕込みの手甲、殴ると同時に発動し爆発、拳を加速し威力を底上げする。または加速に使う。

 

 

電撃発生装置

電撃を発生させる。威力を調整する事により相手を行動不能に陥らせ

機械系統に使えばショートさせる事が出来る

 


 

これ?

 

やばぁ…

 

データを全て受け取ると身体から雷の様な鋭い閃光で輝き白色と青色の装甲を纏っていた

 

この装備… 滅茶苦茶ヤベェ代物って分かる、ペルシカの本気度が感じられる…

 

 

相手は…E.L.I.Dのスマッシャーか…

 

戦った事ねぇんだよな、E.L.I.Dと

 

 

さて… エネルギーチャージ

凄ぇ… 力が滅茶苦茶漲る…!

 

スラスターとリニアブーストを使って高速で移動…

…速ッ!

 

速過ぎてこの強烈なGはキツい…!

 

でも… こんなのでやられてたらミニガンにもマーダーにも笑われちまうじゃねぇかこの野郎ォォ!!

 

バルカン「二度…もう二度と…!大切な人を失ってたまるかァァ!!」

 

私はもう負けられない!

二度と迷ってなるものか!

 

こんなデカブツぶっ飛ばしてやる!

 

 

スマッシャーの拳が触れる瞬間、バレットブーストが発動、爆発により更に加速した拳がスマッシャーの頭に突き刺さった

 

その瞬間、頭が吹っ飛ばされたスマッシャーは力無く倒れた…

 

なんか…その…

強すぎだろ… これ

…怖くなったぞ私…

 

 

 

で… 今のところの話だ

 

私は【答え】なんてまだ分からない

 

人を傷つけるのは未だに怖い

 

でもこんだけ何度も戦って死んで分かったんだ…

 

誰も最初から死にたくないのは当たり前

 

手足千切れたり頭消し飛ばされたり撃たれたり最初からそんな目的で生きている人間や人形なんていやしない

 

誰でも嫌だし私も嫌だ

 

敵でも仇でも訳がある

 

でも、私は複雑な話は苦手だから私は私の大義をぶっ込むッ!

 

 

まぁ、そんな事だ

 

さてと…

次は蛮族戦士か…

 

前にも戦ったなEA小隊全員でな

 

今は私一人か…

 

来いよ!全力でぶっ飛ばしてやるよ!

 

 

 

結局の所、ミョルニルのお陰もあってか勝てた

何回か死んだが…

 

やっぱりおかしいよこの強さ…

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

精神と時の部屋(メンタルクロックルーム)内で約一年、現実時間で16日後、

 

ペルシカ「で?自分の【答え】は見つけたかしら?」

 

バルカン「見つけられる訳なかったな、こんなやり方じゃな」

 

ペルシカ「でしょうねw」

 

ペルシカも何となく察しが付いていた。こんな脳筋の様なやり方、そして電子空間では解決しない事だと。

 

バルカン「分かってて止めなかったのかよ」

 

ペルシカ「あの時、断ったら絶対しつこく言ってくると思ってね。予想通りの結果だったわね。でも自信はついたでしょ?」

 

バルカン「そうだな… それとさっさとやらないといけない事があるなペルシカ」

 

ペルシカ「そうね、それはやらないとね」

 

バルカン「でも今は謹慎中だぞ?」

 

ペルシカ「ナイトメアも一緒に行かせるから大丈夫よ、あと魔剣ちゃんもね」

 

その二人が同行すると聞いた瞬間バルカンは違和感を覚える。ナイトメアは確か動けない筈なのに何故?…と。

 

ペルシカ「ナイトメアのお願いでね、マーダーが心配で心配で… って言って聞かないのよ。だからナイトメアを動ける様にしたわ」

 

バルカン「それはそうとパラケルススの魔剣の電力問題はどうなったんだよ。もしかして…」

 

ペルシカ「【雷槌(ニョルニル)】のコーラップス技術による発電機関を流用して解決したわ。問題ないわよ。だから人手は多いに越した事はないでしょ?」

 

バルカン「そうだが… 分かった。そう言えば捜索隊は…」

 

ペルシカ「まだ帰って来てないわ」

 

バルカン「そうか、分かった!」

 

バルカンこの日、カフェに行き美味しい物を沢山食べようとワクワクして行った。電子空間ではお腹が空かない。その為バルカンにとっては一年振りのご飯だった。

 

 

 

この時、ペルシカは少し悲しい顔をしていた。捜索隊は帰って来てない。その事についてだ。

 

()()()()()()()()()()しかし、本当の事を打ち明けたらバルカンはどうなってしまうか分からないからだ。

 

ペルシカ「フレイム… 済まないわね… 私の力不足で…

…にしても確実に殺しに来てるわね… 頭と胸に二発ずつ弾が撃ち込まれてたなんて… 」

 

 

 

 




名称 :【コーラップス技術応用試験機】
通称・雷槌(ミョルミル)

武装… 腕甲、各部装甲、電撃発生装置、フォースシールド

加速機…スラスター、バレットブースト、リニアブースト

能力…電気生成、M61A2バルカンの錬成または簡易な武器の錬成


初のコーラップス技術で電気エネルギーを生成により莫大な電力を生み出し武装、スラスター系統、身体能力に回す事により対鉄血戦、対E.L.I.D戦、または偏差障壁を使う◼️◼️◼️◼️◼️戦にて優位に立てる

バレットブースト
腕甲に片方ずつ3発仕込まれている爆薬仕込みの手甲、殴ると同時に発動し爆発、拳を加速し威力を底上げする。または加速に使う。
コーラップス技術により再装填可能、リロード時間3秒


電撃発生装置
電撃を発生させる。威力を調整する事により相手を行動不能に陥らせ
機械系統に使えばショートさせる事が出来る



説明
コーラップス技術で直接エネルギーを精製出来ないのかを実験する為の試験機で作られた兵装
結果は大成功… では無く逆に多過ぎる電力に悩まされる事になったが色々と問題を解決した物。

ペルシカ曰く
「本当は歌をパスワードにして発動する様にしたかったけどバルカンは大雑把だし歌っている所なんて見た事ないから止めた」
…らしい。

他にも後二機の炎、氷と色々とバリエーションがあり、既に完成している模様。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

からなず戻って来るように

ミニガンとマーダー救出の為、バルカンとナイトメア、それから【パラケルススの魔剣】は輸送ヘリに乗っていた。

 

 

バイオハザード事件で救出された【パラケルススの魔剣】は不満は今最悪な状況に陥っていた。働いたら負けだ、そんな事を思ってグリフィンでグータラ三昧していた。だが突然のペルシカの三人で任務に行って来なさいと命令があり…。

 

魔剣「帰りたい…。あと気持ち悪い吐き気が… うっ…」

 

バルカン「飛行機酔いかよ… ほらゲロ袋」

 

ナイトメア「………」

 

一応バルカンは謹慎中、だが今は少しでも戦力が欲しい状況だ。謹慎中だから〜とか言って居られなかった。

それとナイトメア、マーダーの事が心配でペルシカから()()を受け取って輸送ヘリに乗ってから一言も言葉を発して居ない。ずっと真剣な表情で考え事をしていた。

 

バルカン「(にしてもナイトメアの装備までコーラップス技術の応用してるなんてな… しかも能力がエグい事なってるし…)」

 

ナイトメアの武装は剣、そしてバルカンの【雷槌(ニョルニル)】と同じ装甲を纏うのだが…。

ナイトメアの能力、気化冷凍法、その能力を限界以上に発揮させる事が出来る様にと装備は大型化、そして動けないナイトメアの為にと強化骨格を…。

 

 

そして渡された装備は武器と言うには異様だった。

 

大きく

 

分厚く

 

重く

 

そして最早、武器ではなかった。

 

それはまさに全身鎧の様たった。

 

……と言うかP.A.C.S(パワー・アーマー・コンバット・スーツ)だった…。

 

 

また名をそのP.A.C.Sは【コーラップス技術試験機弐号機】通称【コキュートス】。

大量の水を発生させ、更に広範囲化した気化冷凍法により相手の機器や生体部品を持つ人形を無力化する物だ。

 

…と言ってもブースター多数の高機動型のステレス付き、武装は大型SGと25mm重機関砲、高出力レーザーブレード。装甲には爆発反応装甲と小型のシールド。

 

…と色々と彼女の戦闘スタイルである高機動近接型な構成をしていた。

 

普段は明るくてマーダーの相棒で蠱毒に居たとは思えない程の性格なのだが、今は無口。その為バルカンは心配となりナイトメアに声を掛けた。

 

バルカン「大丈夫か?」

 

ナイトメア「大丈夫だよ、マーダーがこの程度で死ぬ訳ないじゃん。絶対に手足もげても逃げてるからさ。あとマーダー優しいからミニガンちゃんも無事だよ… うん… そう信じたいよ…」

 

バルカン「そうか… 私もそう信じたいよ…」

 

不穏な予感がする。未だに行方不明の二人の身は無事だと信じたかった。

 

バルカン「(必ず戻ってくる様に… ペルシカにそう言われたな。誰一人欠ける事無く帰ってこられる様にしないとな…)」

 

ペルシカがどうして雷槌(ニョルニル)なんて名前を付けたのか?

それはいつか無茶をし戻って来なくなるかも知れないバルカンがどんな事があっても戻って来ます様にと願いを込めた名前だった。

 

 

 




【コーラップス技術試験機弐号機】
通称【コキュートス】
ブースター多数の高機動型のステレス付き
武装・大型SG、25mm重機関砲、高出力レーザーブレード
装甲・爆発反応装甲、小型シールド

能力・水の生成、気化冷凍法

大量の水を発生させて、気化冷凍法で辺り一帯を凍らす。または生体部品を持つ相手の血液を凍らし行動不能や機器を氷漬けにし操作不能に陥らす事が出来る。

戦闘時は常に周りがマイナスの気温な為に近距離で戦闘となればマイナス下での戦闘となり時間が掛かるにつれ不利となる。


因みにナイトメアの能力で病室の気温はエアコン無しで常に20°以下を下回っている。


あとバルカンの【雷槌(ニョルニル)】の由来はシンホォでギアのスマホアプリ版のXDのニョルニル響が由来
ガングニールとニョルニル同時発動で白色そして黄色と青色の色をしているがニョルニルだけなので白色と青色の色となっている。



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

雷槌と獄氷

もはやファンタジー

ドルフロ要素は何処へ?って感じになって来たな…



マーダー、ミニガンの救出作戦の開始時間になった。赤い宝石のようなペンダントの形態から起動し大量の電撃と共に【雷槌】を纏い【パラケルススの魔剣】と共にヘリから森林地帯へと降り立った。

ナイトメアは既にP.A.C.Sに載り輸送ヘリから投下され辺りを警戒していた。

 

バルカン「ナイトメア、辺りに敵は?」

 

ナイトメア「見た限り居ないね」

 

バルカン「分かった。このまま進むか。そう言う訳だから魔剣、絶対に離れちゃダメからな」

 

魔剣「りょ、了解」

 

一応彼女は戦術人形なのでスナイパーとしては優秀。だが温室でヌクヌクと甘やかされて育った為にバルカンは人一倍辺り一帯を警戒した。

 

そして暫く歩いているとレーダーで警戒していたナイトメアが反応し始めた。

 

ナイトメア「鉄血兵、三つの部隊が進行方向300m先。多分レーダーで存在は気付かれたと思うからレーダーは一旦切ったよ。バルカン戦う?」

 

バルカン「やり過ごす事なんて出来ると思うか?P.A.C.Sなんてデカイもん着てんだし。取り敢えずぶっ飛ばすぞ」

 

ナイトメア「りょ〜かい」

 

魔剣「はぁ… 敵なんて来なけりゃ良かったのに…」

 

バルカン「じゃ

 

このまま何もない事を祈っていたパラケルススの魔剣にとっては最悪なトラブルだった。

 

三人は一人一小隊を相手にし速攻で肩を付ける事にし臨戦態勢へと移った。(魔剣はこの事に反対してしたが)

 

魔剣「もう…!さっさと終わらせて帰るよ!面倒臭い!」

 

最初に動き出したのは魔剣だった。この任務最初から乗る気では無かった。その為早く終わらせたかった為、自身の名を冠するレールガン【パラケルススの魔剣】をチャージ。2〜3秒のチャージを終えて放たれた一筋の閃光は鉄血兵の部隊を飲み込み跡形も無く消え失せた。

レールガン弾が通った所は赤く燃え上がり一直線の道の様に抉られた。

 

バルカン「行くぞ!」

 

ナイトメア「了解っ!」

 

その赤く焼け焦げ抉られ一直線の道をバルカンとナイトメアはスラスターで高速移動突然の事に混乱していた鉄血の部隊を強襲した。

 

バルカン「ぶっ飛ばすッ!」

 

バルカンは雷光を纏い即座に武器を破壊、そして腹や頭を殴り飛ばし銃を撃つ暇を与えさせずに鉄血兵を無力化。

そして、ナイトメアは…

 

ナイトメア「パーフェクトフリーズッ!!」

 

大量の水を生成、そして辺り一帯に水蒸気にしてばら撒く、そして一気周囲を氷漬けにした。

 

そして、鉄血兵の部隊は壊滅させ戦闘は終わった。ふうっと安心せた魔剣は木に寄り掛かり休み、バルカンとナイトメアは他に敵は他に居ないか警戒をしたが他に敵の部隊は存在しなかった。

 

ナイトメア「はぁ、終わった〜。バルカン、コイツらトドメ刺しちゃうね」

 

ナイトメアは鉄血兵に触れて氷漬けにしトドメを刺そうとした。だがバルカンはナイトメアの手を払いそれを止めさせた。

 

バルカン「止めろナイトメア」

 

ナイトメア「どうして?このまま逃す気?」

 

バルカン「連れて帰んだよ、だからこうしたんだ。もう悪い奴らだから破壊したり殺したりすんのは嫌だからさ私はさ」

 

ナイトメア「もう、お人好し過ぎない?これは戦争なんだよ?死ぬよ?」

 

バルカン「でもいいぞ私は。後ろから刺されたってさ、背中刺されたって痛みには慣れてるから」

 

ナイトメア「あぁ… 分かったよ」

 

この後、無力化された鉄血の部隊は鹵獲され輸送ヘリに乗せられ。三人は捜索を再開した。

 

 




バルカン
悪い奴らだからと破壊したり殺したりするの嫌なのでぶっ飛ばして捕縛する事にした。
因みに未だに引き金を引こうとすると身体が震えるらしい。

ナイトメア
蠱毒の事もあり、これは戦争だからと敵には容赦がない。
あの時のバルカンの考えには否定的。

パラケルススの魔剣
確かに大事な事
だけど、そんな事よりさっさと終わらせて帰りたい。



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

雷槌暴走

膨大な力には犠牲が付き物


鉄血の部隊を撃退した後、三人は行方不明に二人の捜索を開始した。鬱蒼とした森林地帯、その規模は1日で探し切れる物ではないがナイトメアのP.A.C.S【コキュートス】の機動力により捜索は捗っていた。

 

魔剣「ヒャァァァァァァァ!止めてぇぇ!」

 

バルカン「すげぇ早いな!」

 

ナイトメア「常にブースターを冷却してオーバーヒートしない様してるんだよ。だから常に絶え間なく立体的に高機動な動きが出来る!」

 

ナイトメアの能力によりブースターを常に冷却する事によりオーバーヒートする事は滅多にない。そのお陰で足場が悪い森林地帯を歩かずにすんでいた。

 

早く捜索出来るとはいえ目を凝らして探しても痕跡はもう既に無くなっていた。約三週間前の出来事だから足跡すら残って居ない。でも希望を持ち探していた。

 

バルカン「ん?うわぁ…沼だな。こりゃ沼って言うより泥沼だな… 」

 

ナイトメア「マーダーならここは通らないかもね。マーダー足場取られて機動力が落ちる場所なんて行きたがらないし。一応レーダーでまた見たけど反応はないよ」

 

魔剣「ちょっ、ちょっと待って… ゲロ吐いていい?うっ、上ってきた…!」

 

バルカン「車とかはいいけと乗り物酔い激しくないか?今度人形用の酔い止め渡して貰うか?」

 

魔剣「う、うn… 」

 

かなり激しく揺られていた為か魔剣は乗り物酔いになり沼地に嘔吐した。その後も捜索は再開したが手掛かり一つ見つからない。

 

そして日が暮れようとし本部に帰還しようと輸送ヘリに向かうした時、異変が起きた。

 

バルカン「ん?なんか黒い煙が上がってないか?」

 

ナイトメア「そうでs… って!輸送ヘリの方角!?…急ぐよ!」

 

魔剣「ま、待って!そんなスピー…… キャァァァァッ!!」

 

ナイトメアは察しが付いていた。これは非常に不味い。もうヘリは手遅でも、ヘリの機内には万が一の為に食糧や簡易修復キットなど色々と少しだが常備してある。

それまでも無くしてしまったら非常に不味い。戦闘は避けられない最小限で抑えれば大丈夫だ。

 

ナイトメアはブースターを全開にし速度を上げ輸送ヘリへと向かう。途中鉄血部隊と遭遇するも完全に無視し…。

 

そしてたどり着いた時には輸送ヘリは完全に燃え落ちていた。もう物質の回収は無意味だった。

 

そして燃えている輸送ヘリの前には黒いローブを被り死神の鎌の様な物を持った人物が此方を見ていた。三人はそれに気付き警戒した。

 

バルカン「魔剣、下がったろ… コイツ何かがおかしい」

 

魔剣「は、はいっ!!」

 

ナイトメア「随伴の鉄血兵が見当たらないのは明らかに何かあるよ絶対に。だから逃げよう」

 

バルカン「そうだn…… ッ!?」

 

いきなり距離を詰め大鎌で切り掛かってきた。バルカンは腕甲で大鎌の刃を防ぎ反撃に肩を殴ったがお構いなしに蹴りを入れたバルカンの小腹に命中した。

 

バルカン「クゥッ…!やるなお前!…ナイトメア周囲警戒!コイツは私が何とかするッ!」

 

ナイトメア「そうしてる!」

 

広範囲攻撃を得意とするナイトメアではバルカンごと凍らしてしまう。魔剣では一撃で仕留められるがこの高機動なヤツでは当たらない。

 

そう判断したバルカンは謎の敵と相対する。

 

バルカン「こう言う大振りな武器はな…!距離を詰めちまえば怖かねぇんだよ!」

 

バルカンは距離を詰める、しかし敵は距離を離した。バルカンはブースターを機動力し高速で殴り掛かる。

 

バルカン「くらいやがれっ!!……ッ!?」

 

殴りかかった瞬間、敵の胸の辺りが爆発、そしてバルカンはその爆発の破片をモロに受けてしまう。

 

バルカン「ッッ!?!(これは…!指向性地雷ッ!?コイツ胸に仕込んでやがったな…?!)」

 

その隙に敵は大鎌を振り上げた。バルカンは痛みを堪えブースターで距離を取った。その瞬間大鎌から銃弾の雨が降り注いだ。バルカンは更にブースターを使い銃弾を掻い潜り回避した。

 

バルカン「コイツ…!?(なんだこりゃ?少し手足が痺れ始めやがった… )」

 

身体に違和感が現れ始めたが相手は休ませる暇を与えてくれない。今度は向こうから向かって来た。バルカンは前走に高電圧の電撃を発生させた。だが効いていないのか突っ込んできた。

 

バルカン「(コイツ… 攻撃が効かない!?)」

 

更に言えば身体の痺れはさっきから激しくなって来ている。これは明らかに異常だ。何かしなければ死ぬ。

 

そんな緊迫した場面で何者かが通信に割り込んできた。その瞬間謎の敵は止まり攻撃を止め距離を取った。

 

アルケミスト『誰かと思えばお前か… 久しぶりだなバルカン』

 

バルカン「アルケミスト… お前の仕業か」

 

あんまりいい思い出はない。一回拉致して【傘】を打ち込んだ張本人だった。バルカンは単刀直入に話した。

 

バルカン「マーダーと私の妹を殺しにコイツを横したのか?」

 

アルケミスト『ははっ…!教えて欲しいか?まぁ、いいだろう。お前達は探してたんだろ?全くの無駄足なのに』

 

バルカン「お前ッ!?まさか!」

 

アルケミスト『マーダーは自爆した。そして私を大破させた。お前の妹の方は…。時期に分かる。その内お前の前に現れるぞ。

じゃあ、毒が回らない内にお前の仇の死神(グリム・リーパー)を倒せればいいな』

 

アルケミストの通信は切れた。そして最後の言葉に動揺した。さっきから感じる身体の痺れ、それが毒と分かったからだ。しかし、分かったらと言っても今は対策のしようが無い。

だが、バルカンは毒なんかよりも重大な事が耳に残っていた。それは【お前の仇】だった。

 

コイツのせいでペイロードは重症を負った。

 

コイツにフレイムは殺された。

 

コイツにデストロイヤーは殺された…。

 

 

頭に過ぎる怒り、憎い、の感情は電子空間での一年間で感じ、そして誰も殺したくない。その心に決めた感情を超えた。

 

バルカン「ぶっ殺してやる… ぶっ殺してテやル…

……ブッコロシテヤルヨォォ!」

 

ナイトメア「ば、バルカンッ!?」

 

不安定な精神は【雷槌(ニョルニル)】を暴走させた。

白と青色の装甲は黒く塗り潰され目は赤く光り辺り一帯に膨大な電力が放電し始め、死神を睨み始めた。

 

バルカン「グルルァァァァァッ!!!」

 

その目には最早理性は残っていない。獣の様に唸り声を上げ今まで以上の高速で死神へと突っ込んで行った。

 




ニョルニル暴走
見た目はシンホォでギアの暴走響の様になってます…


人はそんなに簡単に変わらないですから…


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

凶装咆哮




バルカン「グルルァァァァァッ!!!」

 

その目には最早理性は残っていない。獣の様に唸り声を上げ今まで以上の高速で死神へと突っ込んで行った。

 

バルカン「ガァォァァッ!!」

 

ブースターを使い殴り掛かる。当たる瞬間バレットブースターを起動、三発同時に使用し死神を殺さんとする。死神は大鎌で防ぐも大鎌の持ち手は折れてしまい衝撃を殺し切れず吹き飛ばされた。そして木がへし折れ反対側の木に衝突し止まった。

しかし、そこまでしても死神は平然と起き上がり折れた筈の大鎌は元に戻っており平然と構えていた。

 

バルカン「ガルルルルゥッ!!ウガァァァァァァァッ!」

 

ガッチャン…。と右腕の腕甲から太い薬莢が三つ出した。その薬莢を身体を回転させ裏拳で殴り飛ばし死神へと飛ばす。しかし、大鎌で三つ切り落とす。そして殴り飛ばすと同時に突撃。死神も迎え内斬りかかる。

 

そんな戦術人形でもあり得ない様な常軌を逸した攻防をナイトメアは辺りを警戒しながらいつでもサポート出来る様にしていた。

 

ナイトメア「(こんな動きしてして身体が持つ筈が無い…!それにしても死神は硬すぎるし強い…!あんなの攻撃まともに受けも平然と立ち上がるなんて…)

…魔剣!隙を見てバルカンを回収して逃げるよ!余りの良い状況じゃない!」

 

魔剣「う、うん…」

 

戦術人形でもあり得ない常軌を逸した動きをしている理性を失ったバルカン。その戦いは正に自分の命すら厭わない戦い方をし明らかにバルカンにダメージが入っている。

更に深刻なのはアルケミストが【毒】と言ったモノだった。その効果は魔剣に出始めていた。

 

魔剣「うっ… 身体が痺れる… 」

 

ナイトメア「これは不味い……!

(これ以上は危険だ…!アーマースーツ着てる私は兎も角、魔剣と暴走してるバルカンは不味いッ!)」

 

 

 

一方その頃、木を蹴り獣の様に銃弾を躱し死神を殴り殺さんとするバルカンと距離を離すべく大鎌に備え付けられている機銃で掃射する死神の苛烈な戦いが繰り広げられていた。

 

バルカン「グァァァッ…!」

 

未だに獣の咆哮の様に吠え理性を感じさせ無い。

しかし、勝負は遂に決しようとしていた。

 

死神の放っていた機銃からカチカチと引き金の音が聞こえ弾丸の雨が止んだのだった。

 

その隙を見逃さずバルカンは木を蹴り上げブースターを使い突進した。

 

バルカン「ガルルルルアアァァァァァッ…!」

 

勝負が付いた…。

 

…と思いきや死神は大鎌を振り上げ、そして振り下ろす。そして、あろう事か大鎌の刃がバルカンに向かって飛んで来る。

 

 

流石に空中、しかもスピードがかなりついていて幾ら身体能力があったとしても避けられ無い。

 

 

大鎌の刃がバルカンの身体を切断…

 

 

 

 

 

 

 

…する事は無かった

 

 

 

 

 

 

 

ナイトメア「うおぉぉぉぉ!」

 

P.A.C.S【コキュートス】の左腕でガードした。そしてその左腕は切断された。

 

ナイトメア「バルカン!ごめん!」

 

バルカン「グガァッ!?」

 

ナイトメアは残った右腕でバルカンを掴むと軽く能力発動し今後の活動に支障が出ない程度に凍らし動けなくさせバルカンを回収。

 

死神は更に大鎌の刃を飛ばしナイトメアを倒そうとするが【コキュートス】のスピードは想像より速く一発も当たらなかった。

 

ナイトメア「はぁ… あんな(ブラフ)を見破れないなんて…

でも… うわぁ… 帰ったらスミスに殺されたらどうしよう… 全身凍傷になってるよこれ」

 

遠距離攻撃が機銃しか無いと錯覚させ、油断した所を本命の刃を飛ばし切断し殺す。軽装甲だが【コキュートス】の腕を斬り落とす威力を持った刃、もしバルカンがまともに食らっていたらひとたまりも無かった。

 

魔剣「さ、サブい… 」

 

ナイトメア「しかもアレ絶対にコーラップス技術使ってるよ、大鎌直ったり次々と刃を飛ばしたり… 」

 

魔剣「そんな事より帰りたいよぉぉ!ひっぐっ!うぁぁぁんッ!」

 

ナイトメア「うわぁ!ガチ泣き!?」

 

この後、戦線(ホットゾーン)を離脱し近くの基地に寄り、なんとかグリフィン本部へと帰還する事ができた。

 

暴走した理性を失ったバルカンは義体の高負荷による損傷と言う重症を負ったが命には別状は無かった。

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

予兆

目覚めたら見知った天井だった

 

そうか…

 

でも… 私…

 

あの後、ブチ切れた後の記憶がぶっ飛んで無くなってる…

 

 

いや… 微かにだが残ってる

 

自分の中の押し留めていた憎悪に呑まれて暴走した…

 

もう一人の自分と言うか今の私とは真逆の残虐な私と言うか…

 

 

 

色々と私は考えていた。私はどうなってしまったんだろう?と…。そう色々と考えていた時ドアが開き見慣れた猫耳の女の人が入って来た。

 

ペルシカ「目覚めたようね…。具合はどう?」

 

バルカン「身体中が痛いし動かねぇ… 私はあの後どうなったんだ?」

 

ペルシカ「まず、その前に私は貴方に謝らないといけないわ。本当にごめんなさい…」

 

バルカン「なんでペルシカが謝ってんだ?」

 

その後、ペルシカから話を聞いた。

どうやら【雷槌(ニョルニル)】にバグと不具合が見つかったらしい。

メンタルが不安定な時に使うと理性が吹っ飛び性能こ限界を超えて発動してしまう。と言う物だ。

 

天才と言えどペルシカは人だしミスは誰にでもある、試作品使うにあたってこう言う事態は不具合は覚悟していたが…。

 

私の想像を遥かに超えて行きやがった。

 

 

バルカン「その… 暴走って実戦で使えるのか?」

 

ペルシカ「貴方正気?多分もう一度使えば廃人になるか多重人格になるか…。どちらにせよ非常に高いリスクがある。そんな危険は犯さない」

 

更にペルシカの話さ続いた。

私の精神の負の感情に過剰に反応し【雷槌(ニョルニル)】は不安定ににる。そして理性を失い本能的に動く様になってしまうらしい。

 

バルカン「そう言えば… なんで私修復装置に入ってないんだ?その方が早いだろ?」

 

ペルシカ「出来ないわ。修復装置に毒が付いて他の人形まで動けなくなってしまう。第一、貴方動けないでしょ?」

 

バルカン「ングっ!ギギギ…!確かに身体に力が入らねぇ…!」

 

口だけは動かせるだけど力が入らない所か身体の感覚がねぇ…。

 

ペルシカ「酸化ナノマシン。人形の身体に入り込んだら人形の身体を動かす配線を酸化させて動けなくさせる…。元は不法改造された人形を捕まえて無力化する為の物だけどこんな使われ方をするなんて…」

 

それとナイトメアが暴走状態の私を回収して逃げる為に身体を軽く凍らした影響でナノマシンの大半は機能停止していてペイロードの身体よりはナノマシンの影響は少ないらしい。

 

…でも暴走の反動で身体にあちこちボロが出ているし、あと身体中凍傷で痛いし包帯塗れだ…。

 

ペルシカ「それとね…。貴方の視覚映像みて確信したけど死神にはコーラップス技術が使われてるわ。それと偏差障壁とフォースシールドも…。これでバルカンのあの一撃を喰らっても平然としていられた原因らしいわね」

 

バルカン「つまり常に回復し続けしかも滅茶苦茶固い、そして滅茶苦茶強い敵って事か?」

 

ペルシカ「再生を上回るダメージを叩き出すか。再生させないように何らかの策を投じるしかないわね」

 

そして色々の事を話して数十分後

 

ペルシカ「あら… そろそろ仕事の時間だわ。じゃまたね」

 

バルカン「頑張れよ」

 

ペルシカ「あっ、言い忘れていたけど明日から義体が直るまで()()()()()()で過ごして貰うからね」

 

ドアを開けて仕事へと戻った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

某所…

 

I.O.Pのロゴが貼ってあるトラックが燃え盛り、このトラックの警備をしていた戦術人形は爆散し残骸と化していた。

 

「I.O.P社のコーラップス技術を使った兵装… まかさここまでだなんてな…」

 

本来護衛目標の兵器を鉄血に強奪され殺されるなんて夢にも思わなかったようだ。

 

左手には【M134ミニガン】、そして右手には刀身が紅い炎のような剣を持ち鉄血部隊を支持していた。

 

「強大な力を思うがままに操れるのは実にいいな…。」

 

鉄血特有の病的な白い髪をなびかせ彼女と鉄血の部隊は去っていった。

 

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

きょうのできごと

次の日、目覚めたら背が縮んでた

…と言うかずっと前の子供の身体か

 

ある程度覚悟していたけどやっぱりなれないな〜

 

あんまり考えらりれない

 

朝ご飯食べに食堂いったらデストロイヤーがいた

一回死んだけど前の身体があってバックアップも出来てたって

 

隣に座ってたら頼んでないのにお子様セットがとどいた

流石に出された物に文句言うわけにもいかないから食べた

 

お子様セットって意外に美味しかった!

プリンって美味しい!

 

 

 

 

その後、デストロイヤーと一緒にナイトメアの部屋に行った

ナイトメアの部屋冷たくて涼しい

あと何故かかき氷作る機械があった

それと魔剣が部屋でゲームしてた

 

やりたいって言ったらスマッシュブ○ザーズやった

 

 

デストロイヤーと二人がかりでも倒せない…!

あのガノンドロフ動きキモい!

やっと一つ削った…!

 

あっ… 吹っ飛ばされた…

 

ガンバレ!デストロi…

 

吹っ飛ばされた…

 

もう一回!もう一回やろう!

勝ちたい!

 

 

 

数分後

 

 

 

勝てないよ〜!反則だ!反則!

コントローラー変えて!

 

え?いいの?

やった!これで勝てる!

 

 

 

更に数分後

 

 

 

なんで勝てないの?

攻撃が当たらない?

あれ?もう私一人?

 

あっ……

勝てないよ…

 

 

 

 

暑いけどナイトメアの部屋出た

 

結局魔剣イカサマしてた

高速深度演算?っての使って先読みしてたってナイトメア姉ちゃんが言ってた

 

もう萎えた…

 

 

暇潰しに広場のベンチで寝ることにしたよ

 

かぜが気持ちいい…

 

アレ?

見た事あるような…

 

バルカン「誰?」

 

ペイロード「私、ペイロード!よろしく!」

 

バルカン「ペイロードって言うんだ!よろしく!」

 

背が私と同じくらいの子だった

あと、

 

マーダー?「ペイロードさん、一緒にお茶どうですか?あ?バルカンさんもどうです?」

 

バルカン「ありがとう!」

 

その後、三人で紅茶とお菓子を食べた

とっても美味しかったしとっても楽しかった!

 

 

 


 

 

 

鉄血工造、そこに白衣を着たとある鉄血ハイエンドがアルケミストと話していた。

 

「ギャハハハハ!面白いじゃんEA小隊って?あっ、でも今は潰れかけのゴミ虫の集まりか〜、アルちゃん?」

 

アルケミスト「はぁ… お前とはやっぱり気が合わない、多分これからも…」

 

「そんな事言わないでさ〜 どうせ負ける戦いだし楽しもう。な?その方がいいだろぉ?」

 

アルケミスト「死神(グルム・リーパー)の件で世話になったとはいえ… 口の聞き方には気を付けた方がいいぞ?」

 

「おお〜 こわいこわい〜 でも【傘】のデータを盗まれた上、裏切り者がこんなに出るなんて… もう負けるの確定してるでしょ?…でも裏切るつもりなんてないから安心して… アルちゃん?」

 

アルケミスト「うるさい黙れ(優秀なのは変わりないがこのふざけた態度… 苦手だ)」

 

「ん?どうした?もしかして意外だった?まぁ大丈夫だから安心しな!」

 

アルケミスト「主任(チーフ)… お前の事だから安心出来るか。平然と仲間を撃つようなお前を」

 

チーフ「代えは幾らでも効く下級鉄血兵だから別にいいじゃない いいじゃない。俺は別に雑魚同然のただの下級鉄血兵なんかに期待なんてして無いから、その面白味も無いような下級鉄血兵を効率よく使って捨てるのが何が悪いんだ?」

 

アルケミスト「…そうか… なら任務の情報はデータで近々渡す。お前とは余り会いたくないからな」

 

チーフ「寂しいな〜 いつも一人だから話し相手は欲しいって思ってたのにさ〜。まぁ仕事だからやりますよ!やりゃいいだろ?」

 

アルケミストに呆られた主任(チーフ)と呼ばれる鉄血ハイエンドは笑いながら話していた。

 

 

 




やっぱり新キャラは出したい…

主任(チーフ)と呼ばれる鉄血ハイエンド…
その実力はいかに…

そしてバルカンの妹はどなるのやら…


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

☆後日談

白黒モンブラン様
作『Devils front line』

コラボ作戦
「operation chase game」及び「operation grave guard」の後日談

本編は此方

https://syosetu.org/novel/191561/148.html


特殊作戦「grave guard」は終わりを迎えリホとシーナは話しをしていた。

情報の元の話や追跡者と墓守の事について話し終わった後の事…。

 

リホ「この後どうするんや?作戦が終わってもあの拠点はまだ残ったままなんやろ?」

 

シーナ「ええ。暫くそこの調査に赴く感じです。色々知りたい事もあるので」

 

リホ「そうか…。あんまり無理するやないで?」

 

シーナ「貴女に言われる程ではないかと思いますよ、元H&R社の女社長さん?」

 

リホ「ほーん?初々しくオドオドしていた女指揮官が言うようになったやないか」

 

シーナ「あの時は新人だったんですから!わ、忘れてください…!」

 

頬を赤らめるシーナ。

その姿を見てリホはカラカラと笑うのであった。

 

その後、リホはある人物を探した。

 

そしてその人物に話しかけようとした時、後ろを振り向き逆に話しかけてきた。

 

処刑人「ん?どうしたリホ?」

 

リホ「処刑人、ちと用があるんやけどええか?」

 

バックパックからひび割れた八卦炉を手に取った。そして処刑人に笑いながら投げ渡した。

 

処刑人「おい… いいのか?」

 

ひびが入っているとはいえ大事な武器を渡したリホ、処刑人が疑問に思う中、リホは話し始めた。

 

リホ「酷使してもうてな〜。デカイ1発を撃ったら壊れるけど…

…改造するなりなんなりとすればええで。アンタの持ってる拳銃といい剣といい… 相当な腕利きの技術者がいるんやろ?ウチもアンタの持ってる武器みたら分かるで。そんでな、見てたらウチの技術者としての血が騒ぎ始めたんや。

…そんな訳で…、八卦炉を渡してみたくなった訳よ。その技術者の手に渡ったウチの武器がどういう風になるか、そして誰に渡すのかって…

…まぁ、そんな感じやな」

 

処刑人「……一応貰って置くぜ」

 

その腕利きの技術者の存在が気になり、大事な武器なのだが好奇心でリホは【八卦炉】を渡していた。

 

内心、本当は少し悔しかったのだ。

今の基地には壊れ掛けた【八卦炉】を修復出来る程の機材と材料は無い。だが【八卦炉】を酷使し続けて壊すよりも長持する方が断然いいだろうと考えたからだ。

 

リホ「(あぁ… ダメや愛着湧いてもうてる… )

…だ、大事にするんやで?メンテは毎日やぞ?不具合でたら使うの止めるんやで?」

 

処刑人「お、おう…」

 

リホ「ウチの武器()をよろしゅう頼みます…」

 

処刑人「…やっぱり返さそうか?」

 

リホ「大丈夫やから!大事にしてね!」

 

なんだか我が子を養子に送るお母さんの目をしていた。

そして少し涙目になりつつも帰りのヘリに乗るリホだった。




リホさん、八卦炉をあげる

仕事で忙しいけどリホさんは元は優秀な技術者ですので見れば分かります。そして道具は大切にしますし愛着が湧きます。


そして…
白黒モンブラン様、コラボお疲れ様です…!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

いつも工事してる基地

毎回毎回壊れてるので手慣れてるんや

ウチの基地、戦闘よりも土木とか建築が上手くなってるんや
なんか嬉しいのやら悲しいのやら…


重機の音が響き渡るまS13基地、追跡者のダミーの襲撃の被害は建物だけで済んでいるものの『またやるのか…』と精神的に参っていたのだ。

 

それともう一つ問題が発生していた。クラーラが追跡者の武器を部屋に全て溜め込んでしまった事だ。あの戦闘を見たリホにとって怒らせたり不機嫌になったら危ない気しかしない。そんな理由で暫く放置する事にした。

 

416「指揮官、S10基地から支援物資が届いたわよ」

 

リホ「ありがとう413、そんで物資の内容は?」

 

416「配給と弾薬、それと建築資材が送られてきたわ。とは言うものの… ()()()()()()()()()()()()()()

 

リホ「それはすまん… 業者さんにダメ元で頼んだら「あんな場所で仕事したくない」って突っ放されたんや」

 

S13地区の治安は悪い、流石にそんな命懸け&道具を盗まれそうな場所で仕事はしたくなかったらしい。この為今度も13基地で全ての工事をしなければならなかった。

 

新しく増えた人形もいる為、作業を教えながら進めた為かまだ遅い、だが戦術人形なならでは記憶力と力があれば1〜2週間在れば大体の事は出来る建築、土木作業の業者の人に早変わりする。

まぁ、戦術人形達のモチベーションとか性格による所はあるが…。

 

その()()()()()()()が危ない事になっていた。

 

指揮官であるリホが帰って来てから三日間、猛暑が続き戦術人形と言えども暑さでやる気を失せて作業のスピードは激減していたのだ。

 

そんな訳で416との会話から30分後、S13基地のクーラーの効いた涼しい会議室に全員が集合し緊急会議が開かれていた。

 

リホ「っという訳で… 【BBQ案】と【プール作ってしまおう案】【欲しがりません鉄血に勝つまでは案】、三つから選んでくれや」

 

スパス「勿論バーベキューでお願いします!」

 

45「バーベキューで!プール作るって絶対夏終わるから嫌よ!」

 

P90「そうだね、プールは魅力的だけど自分達で作るんでしょ?それは嫌だな…」

 

コルト「私は… ヌカコーラ飲めればそれでいいや☆」

 

 

 

…と、こんな感じ満場一致でBBQ案が採用されて近々BBQする事になった。

 

リホ「(お金はFMSからの報酬がまだ有る、あとH&R社の時のヘソクリでも使って盛大にやるとしますかな、最近色々とあって疲れてもうたし…)

 

…さて、キノコ見て来るか〜 まさか逞しく生きとったなんて思わんかったし。あっ、そや!

あのキノコを干しシイタケみたいに乾燥さされば美味しいんちゃうかな?サイズも大っきくなって来たしやって見る価値はあるな」

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

例え、偽善だとしても

電子空間内、幼女の義体から元の身体に戻る時が来た。

 

デストロイヤーと魔剣とゲームしたり、綺麗なマーダーと何故か幼女化してるペイロードとお茶会したり…。

 

楽しかったのだが反面、少し恥ずかしい1日。

 

そして起きた頃にはいつも通りの少女の姿になり、ほっと一息付いたバルカンだった。

 

ペルシカ「身体に入っていたナノマシンは全部消したから問題無く身体を動かせる筈よ、あと【雷槌(ミョルニル)】も調整したけども危ないと思ったら直ぐに解除しなさい」

 

バルカン「分かった。思ったんだが暴走した時って私… どういう風になってたんだ?記憶が飛んでて分からねぇんだよ」

 

暴走した時、バルカンの記憶は大量の電気エネルギーの負荷により記憶がぶっ飛んでいた。

その話を聞き一瞬戸惑うペルシカだったが直ぐにパソコンを開いた。

 

ペルシカ「この動画を見て貴方は動じないで黙って見てられるって自信が在れば見なさい…」

 

バルカン「見てぇんだよ。私があの後どうなったのかを。()()()()()()()()()()()すら分からない状況なんだよ私」

 

バルカンは躊躇いもなく動画の再生ボタンを押し映像を流す。

 

その映像に写っていたのは身体が黒く塗り潰された様に黒くなり目が赤く光り輝き、死神と死闘を繰り広げている映像が流れ始めた。

 

 

理性を感じさせない獣の様な動きと戦術人形ではあり得ない身体捌き、そして圧倒的なパワーにより死神との常軌を逸した戦闘。

 

 

そして最後にナイトメアが間一髪で助けに入る所で映像は終わった。

 

 

バルカン「負けたんだ… そうか… 」

 

ペルシカ「貴方は感情的過ぎるのよ…。コレクターの時も挑発と嘘に引っかかってアーキテクトか助けに入らなかったらあの作戦ただ一人の犠牲者になっていたかも知れないのよ。

バルカン、このさいだから言うけど… 全て救うなんて無理よ。全ては救えない。どうしようも無い理不尽な事の方が世の中多いのよ」

 

どんなに強くても全ては救えない。ペルシカははっきりバルカンに言い切った。

だが、バルカンは反撃にでた。

 

バルカン「だとしても… だとしても私は救いたい。偽善とこ云々の御託はほっとけばいいんだよ。全ては救えなくてもせめて私の目の前に居る奴らを助けてたいんだよ」

 

ペルシカ「でも死神がまた現れたら?」

 

バルカン「……それは〜… その時次第だ。それはまだ分からない」

 

あの時、仲間を殺した奴が死神だと知り激情に呑まれ暴走してしまった故に次会ったらどうなるか分かない。

 

バルカン「でも… もしそうならざる得n…」

 

ペルシカ「暴走の力は怒り、憎しみ、恨みの力。その力は精神に大なり小なり代償を払わないといけない。今回はまだ軽い方よ。二度と暴走はしないで… 私からのお願いよ」

 

バルカン「わ、分かった…」

 

ペルシカ「あっ、そうそう。

近々、鉄血の資源地帯の攻略作戦に入るわ。もう、謹慎中なんて言ってられない状況なの、だから心の準備でもしておきなさい」

 

バルカン「そうか、分かった。色々と考えて置く」

 

バルカンはそう言うと16Laboからゆっくり色々と考え事をしながら研究室を後にした。

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

資源地帯

鉄血の陣営に行ってしまったミニガンちゃんのお話


私の上司は変わり者だ

記憶の無い私を部隊にいきなり組み込みグリフィンの輸送部隊を襲わせたのもそうだが積み込まれていた特殊兵装を「その特殊兵装、使っちゃってばいいじゃんルーキー」と指示したり…。

 

はっきり言うとひょうきん者で気まぐれ、マイペースな人だ

 

今、私の隣にいる【死神】と言うハイエンドモデルはかなり人見知りで余り喋らずその異様な外見と風貌は怖く余り近づき難い雰囲気を出しているが私に向かって「と、友達になってくれますか…?」と小声で言ってきたり、以外と可愛い

 

やっぱり外見じゃ分かんない事があんだなって思った

 

最近、大攻勢は失敗に終わり大量の被害があり押されているとの事、今回の私達の任務は敵の斥候部隊の排除、それとその地区の警備隊長を務める局地戦闘型の個体の夢想家(ドリーマー)との情報共有、そして近々行われるグリフィンの進攻の阻止の共闘が目的

 

チーフ「何ぼ〜っと考えてんのルーキー?もしかして俺に惚れたか?」

 

ミニガン「んな訳ねぇだろ。私はレズじゃねぇ」

 

チーフ「ギャハッハッハッハ!そりゃそうだろうな」

 

あと目の前に居る私の上司こと主任(チーフ)はガチなレズで男には興味ない

後、お調子者の皮肉屋な性格なせいか周りから避けられている

そりゃ当たり前だよな

 

私でさえたまに身の危険を感じるから当たり前か

 

 

うぉ、製鉄所の煙突と精製された液体燃料を貯蔵する大型タンクが並んで景色いいな

 

夜景とか凄そう

 

 

私達を乗せた輸送ヘリはヘリポートに続々と着陸し私達ハイエンド三人と鉄血の増援部隊がヘリから降り始める。

ここの警備をしているドリーマーと部隊の責任者のチーフはヘリの騒音の中、話を始めた

 

え?ヘリのローター音で聞こえないんじゃ?

鉄血ハイエンドだぞ?そこら辺の安価な人形とじゃ格が違う

騒音の中でも普通に会話できる

…というか騒音の中でも会話出来ないといけない

 

何話してんだろ

あの普通の黒色と何故か赤色が入ってるドリーマー

なんかイライラしてないか?

そらまぁ、初対面でもくイライラすんの分かるけどさ…

 

 

なんか最後辺りはドリーマーも呆れて勝手にしろ的な事を言ってヘリポートから出て行った

 

チーフ「ゴミ虫共の部隊が西の地下道に逃げちゃってさぁ!さっさと終わらして帰ろうかな!俺、ドリーマーは苦手だし」

 

ミニガン「分かったチーフ」

 

私は背中に背負っていたアタッシュケースを地面に下ろし【炎剣(レーヴァテイン)】を右手で引き抜き【M134ミニガン】を左手に持った

 

死神はコーラップス技術で大鎌を作り出し偏差障壁とフォースシールドを一瞬だし正常に動くか確かめて戦闘準備を始めた




主任(チーフ)
非常に優秀だが、一見するとお調子者の皮肉屋だが、そこには、狂喜じみた冷酷さも隠されている。
基本的にACVの主任とほぼ同じ性格だがガチレズで男には興味が無い

死神(グリム・リーパー)
黒髪で黒目、そして黒いローブと黒一色の配色、そして異様な外見と雰囲気、そして能力から鉄血でも近づく者は少ない
だが、意外と寂しがり屋で友達を欲しがってたりする
ミニガンが最初の友達。

ミニガン
【傘】を打ち込まれたM134ミニガン。髪を白く色白になり目はオッドアイから金色に変わっていて記憶は消去され以前の記憶は無い。
強奪したコーラップス技術を使った特殊兵装である【炎剣(レーヴァテイン)】を持っている。

赤色のドリーマー
資源地帯の警備隊長
彼女の結末が分かっているのなら言わないであげて?
可哀想だから…


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

地下道戦

胸糞注意!



装備の確認を終え私と死神は地下道へ入った

先に行ったヴィスピドとリッパーの部隊は半壊、相手は相当な腕を持っているらしい

地下道はマップや方角を示す物が無いと方向感覚や居場所が分からなくなる程に複雑だがマップはインプット済みだ。その為、私と死神は2手に分かれて敵の部隊を探す事にした

 

ミニガン「私は部隊のルートを辿ってみる。リーパーはどうする」

 

死神「私は… 別ルートで探す… 見つけたら教える

 

そう言うと死神は部隊の進行ルートから逸れて行動

私も行かないと…

 

それにしても地下道は薄暗くてジメジメして気持ち悪い

炎剣(レーヴァテイン)】の炎で照らして進もう

人形だから二酸化炭素中毒な心配はないから大丈夫だからな

 

暫く私は歩いていると所々にヴィスピドとリッパーが人工血液と体内のパーツを撒き散らし死んでいた

 

退却したとか通信は入っていない

と言う事は部隊は壊滅したのか

 

もう少し強く出来ないのだろうか?

可哀想になって来た…

 

グリフィンの奴らめ

 

なんかこう…

色々と自分の言葉に引っかかる様な気がするが気する…

いや、気にしたらダメな気がする…

 

暫く進むと近くで銃声が聞こえる

 

死神「敵 発見 数5人

 

死神が敵を見つけて交戦し始めた

地下道で銃声は響き易いからある程度の方向が分かった

私も向かおう

 

 

 

 

 

 

 

私が来た時には勝負が決していた

辺りに血が辺りを染め、死神に切断されて腕や足が散乱しスプラッタな光景となっていた

グリフィンの小隊の三人を殺害

二人をダルマ状態にして捕獲していた

 

NP5「助けて… 命だけは助けてよ…!」

 

M200「い、いや… 来ないで… 死にたく無いよぉ… !」

 

命乞いしてた

どうせバックアップはある

見られたからには情報を漏らす訳にはいかない

 

よし、殺そう

 

私は【炎剣(レーヴァテイン)】を起動しバスターモードに

身体全身を使って自分の背丈程ある大剣を片手で薙ぎ払った

 

ガギャンッ!

 

MP5「ヒギャッ!?」

 

M200「し、死んだ…」

 

高周波を纏った鉄塊と言って良い程の巨大な大剣は戦術人形の身体数センチを掠め金属のパイプに直撃した

 

私は困惑した

何故だ?

殺そうとして振るった筈だが私は何故か戸惑った

 

なんでだ?

 

死神「どうしたの?…殺さないなら私が殺すね…

 

MP5「M200ちゃん…が… あ、ア、アァァァァァ!!」

 

死神は大鎌でダルマ状態の戦術人形の首を刎ねた

その光景に目を見開いて恐怖している小柄な戦術人形、刎ねた首が向いて目が合ってそれに同様しているらしい

 

死神「「今、仲間も元に送ってあげるから…

 

MP5「ァァァァァガギy…ッ!」

 

最後の戦術人形の首を刎ね、戦闘は終わった

下級兵の被害が大きかったが私達により一方的な展開で幕を閉じた

 

 




大型コラボイベント!

資源地帯攻略作戦!

天気 雨

地下道戦
両方ともに鉄血下級兵戦後
鉄血ミニガン戦
死神戦

地上戦ルート
鉄血下級兵戦後
赤色の警備隊長のドリーマー
乱入???

エクストラボス(???)
最後の相手、代表一人ずつ超強敵です
非殺傷か求められます

何方を通って行くかは出来る限り要望に合わせます
あと質問があったらビシバシ宜しくお願いしますね!

申し込みはこちら↓
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=245257&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

守る為の犠牲、それと親心

ちょいとした伏線回収


グリフィン本部では近々行われる鉄血の資源地帯攻略作戦で慌ただしい雰囲気となっていた。

地形や敵の戦力や固定兵器の配置等調べる為に送った斥候部隊が壊滅した。という事もあり捜索部隊をどうするか。そして古いマップを鉄血の部隊、固定兵器の配置を予想するしかなかった

そして、何より数日前に輸送中だったコーラップス技術特殊兵器【炎剣(レーヴァテイン)】を鉄血に強奪された事も影響していた

 

そんな慌ただしい中、バルカンは暗い表情をし部屋に篭りベットに寝ていた

 

 

 

 

死神との戦いで暴走

 

自我を失い獣の様に吠え圧倒的な力を得た

 

しかし

それでも仇である死神を倒せなかった自分

 

こんな… こんな凄い力を貰ったっていうのに…

 

この様だ

 

まだまだ弱い

弱すぎる…

 

こんなんじゃ…

あの時(コレクターとの戦い)みたいに…

 

大事な人を守れない

 

あの記憶が飛んでいるがあの力さえあれば…

 

暴走はするなと言われた

 

 

バルカン「犠牲だって…?

そんなもの…そんなもの腕の二本や三本くれてやる… それで誰も…大切な人達と 大事な人(スミス)が傷付かず済むなら…」

 

 

突然大事な人が目の前から居なくなるのは絶対に嫌だ…!

 

仲間が死んだのに何も出来ない自分は嫌いだ…!

 

そんな事になるなら…

 

そんな事になるなら!

例え犠牲を払ってでも守ってやる…!

 

 

バルカン「もう…何落ち込んでんだろ私…

こんなんで、落ち込んでたらマーダーに笑われちまうじゃねぇか」

 

無理にでも元気出さなきゃ…

こんなもんでヤラれてたまるかってんだよ…!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、16Laboではペルシカが【雷槌(ニョルニル)】の調整が行われていた。この任務に合わせニョルニルの暴走の原因を突き止める為にシステムや回路に異常は無いか、欠陥が無いかを調べていた。

 

ペルシカ「やっぱり… エネルギーが膨大過ぎてコントロールし切れてないんだ… こんな膨大なエネルギーじゃバルカンと言えど制御し切れていないのは当たり前よね…」

 

原因は【雷槌(ニョルニル)】の膨大過ぎるエネルギー、その力をコントロールし切るのは様々な経験値(高いレベル)と強固なメンタルが必要だって事は分かっている。

 

その調整と改善をするのだが…

 

ペルシカ「でも今弄るとなると間に合わないわね… 軽い調整だけになりそうね、あと通信し… 」

 

本格的にすると任務には間に合わない。その為軽い調整だけをする事になった。

そして、ペルシカは電話である所に連絡を取ろうとしたが、少し考え直し手が止まった。そしてある事を思い付く。

 

ペルシカ「直接会った方がいいわね。その方が喜ぶと思うし、それに任務(仕事)の話は通信じゃ危ないからね」

 

16Laboやグリフィンを狙っている勢力は鉄血だけではない、正規軍や白い勢力、人権団体過激派…

今回の任務は鉄血の資源地帯の攻略、大量の化学燃料や鉄鋼等の金属類の資源がありその情報を流さない様にする為だった。

確かに重要な事だが、その案件と同じぐらい重要な案件。

 

 

それは…

 

 

娘と孫に会いに行きたい。

 

…と言う親心だった。

 

 

 

 




バルカンのとある伏線
そして焔薙様 作『それいけポンコツ指揮官とM1895おばあちゃん!!』の伏線…

さて… これからデカイパーティーで忙しくなるなこりゃ!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

☆戦支度

さて…
戦闘描写に早く入れる様にしなかきゃ

参加者
NTK様 作 『人形達を守るモノ』より…
DG小隊

焔薙様 作 『それいけポンコツ指揮官とM1895おばあちゃん!!』
より…
ランページゴーストのノア、アナ、RFBの3人

ガンアーク弐式様 作 『MALE DOLLS』より…
BB小隊

試作強化型アサルト様 作 『危険指定存在徘徊中』より…
万能者と??

白黒モンブラン様 作 『Devils front line』より…
ギルヴァとルージュ

が参戦致します〜…

うわぁ… 豪華すぎヨォ…


資源地帯の攻略作戦、その大規模な作戦を行う部隊が続々と集まっていた。

仮の部隊構成にバルカンとナイトメア、パラケルススの魔剣は装備に不具合がないか念入りに確認していた。そして何よりパラケルススのテンションは最初っから低く「あ〜 ログインボーナスとかデイリーミッションとかやらないと行けないのに…」とグダグタと延々と愚痴っていた。

 

バルカンは装備の整備が終わり飲み物を買いに自販機に行こうとした時、偶然にも青色の服装、キャロットスカートのBB小隊のP228とばったりとあった。

 

バルカン「BB小隊も来てるのか、P228だったか… よろしくな」

 

P228「こちらこそ… よろしく… 」

 

バルカンは普通に会話したがP228はスミスとの一件もあり気まずかった。因みにP228がスミスに玉砕覚悟で告白した事は一切知らない、というか知らされていないので、なんでこうなのか分からない模様

 

バルカン「あっ、ちょっと頼みたい事があるんだがいいか?」

 

P228「え?はい、いいですけど」

 

 

バルカンが次に放った言葉でP228は明らかな異変を感じ取った。と言うか感じ取らざる得なかった。

 

バルカン「もしもの… もしもの話でだ…私が死んだらさ、スミスを慰めて励ましてやって欲しいんだ」

 

P228「………」

 

前に会った時と雰囲気が違う、精神的に追い込まれていて余裕のない雰囲気、そして死んだらの話…。

 

少し困惑しているP228に構わず話を続けた。

 

バルカン「まぁ、()()()の話だからさ!そんな重大そうな感じに捉えなくて大丈夫だ。なんと無く言ってみただけだ」

 

さっきまでの雰囲気は嘘の様にバルカンは空元気をだしたがP228は怒鳴り付けた。

 

P228「… バルカンさん!死のうなんて思わないで下さい…!何がスミスさんを慰めて励ましてやって欲しいって?!本当にスミスさんの事を大事に思っているならもっとちゃんと生きて下さい!!」

 

バルカン「お、おぅ…」

 

バルカンは何でP228に怒られたか分からなかった。

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃、ナイトメアは専用P.A.C.S【コキュートス】に乗り、同じく輸送ヘリに乗るリバイバーと話していた。

 

リバイバー「ほぉ… こりゃ凄いな」

 

ナイトメア「本当にね、ここまでのモノが貰えるなんて思わなかったしよ〜 」

 

リバイバー「無事に作戦が終わるといいな」

 

ナイトメア「そうだね」

 

他愛も無い話しをした後、ナイトメアはある事を話し始めた。

 

ナイトメア「あのお人好しの事なんだけどね〜」

 

リバイバー「お人好し?」

 

ナイトメア「あっ、バルカンの事ね。この作戦… バルカンに気をつけた方がいいと思うよ。嫌な予感がするんだ」

 

リバイバー「どう言う事だナイトメア」

 

ナイトメア「そのままの意味だよ。まぁ、止められそうな人にが何人もいるからいいけどさ、 S09P基地のランページゴーストとか貴方とかさ」

 

ナイトメアはそう話終わると大型のSGの弾倉を確認しそこから喋らなくなった。

 

 

 

 

 

 




さて… コラボの幕開けです

取り敢えず…

困ったら報告、連絡、相談で頑張ろう!



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

☆二度目

先に…
ルート1
バルカン編

部隊
グリフィン勢力
リバイバー以外のDG小隊
M61A2バルカン

他勢力
万能者
プラスa


作戦は始まりバルカンとDG小隊はナイトメアとリバイバー、そしてBB小隊の分隊とは別の地下道を進行していた。

 

複雑な地下道、鉄血による改修工事により道は更に複雑化しリッパーやガード、ストライカーで構成された鉄血の部隊は強固な防衛陣地を形成していた。

 

普通の部隊なら圧倒的不利だが…

 

バレット「そこの壁だ、バルカン頼む」

 

バルカン「了解、そして… ぶっ飛ばすッ!!」

 

【雷槌《ニョルニル》】のブーストからの壁に触れる瞬間にバレットブーストを発動しコンクリートの壁を吹き飛ばす。

因みにS09P基地のお陰で大体の敵の配置や待ち伏せはナデシコにより筒抜けになり、バレットはそれを狙い逆に奇襲を仕掛けていた。

 

そんな訳で鉄血兵は突然横の壁が轟音と共に壊れ、破片が飛び散り怯んだ。そしてその隙にアッサリと鉄血の部隊は全滅した。

 

スミス「よし、クリア。…大丈夫かバルカン?」

 

バルカン「大丈夫だが… ここまで来るのに結構何回も大丈夫か?って訊てんの?」

 

スミス「そりゃ一回暴走させた装備だろ?心配すんのは当たり前だろ」

 

鉄血との戦闘がある度にスミスはバルカンが心配になり何回も声を掛けていた。そして何か起こってからでは遅い為異変があったらすぐに止めに入ろうとしていた。

 

 

バレット「地下の敵の部隊は残り少ないな… あとは近くのにUnknown(アンノウン)のU.N.Owen(オーエン)がいるな… 鉄血ハイエンドクラスなのは確定だから慎重に動く。トラップで生き埋めなんてある可能性があるからな」

 

バルカン「分かった」

 

Unknown(アンノウン)、U.N.Owen(オーエン)はどうやらナデシコの事前情報と同じで地下道の広いスペースに陣取っている。

 

トラップが無いか丁寧にクリアリングしていく。そして広いスペースに警戒しながら入っていく。

そのスペースには柱が等間隔である広間の様なスペース、薄暗いなか進むと奥に薄っすらと黒い人影が見えた。そしてその瞬間DG小隊全員はその人影に銃口を向けて少しずつ近づく。「

 

ウェイター「動かないで下さい、動けば撃ちます」

 

レスト「さっさと武器を捨てろ」

 

「敵に指図は受けない…!」

 

その瞬間、彼女は自身の背丈程ある大剣を背中から抜き自身の前に突き刺した。そして6本の銃身のある見覚えのある銃を片手で掃射する。

DG小隊とバルカンは柱の裏に退避した。

 

バレット「あの銃… U.N.Owen(オーエン)の正体はまさか… スミス!バルカンから絶対に目を離すな!」

 

スミス「【M134ミニガン】がチラッと見えた瞬間に分かったよ!…バルk…『ちょ〜とタイムね〜 停戦、停戦、あっミニガンも撃たないでね〜』…!?」

 

突然、オーブンチャンネルの通信で誰かにストップと言われる。ゆっくりと柱から出ると鉄血化し髪も白くなったミニガンは武器をしまい攻撃をやめていた。

 

チーフ『あー、あー、聞こえてるかなゴミ虫共、俺は今地上で陣取ってる鉄血ハイエンドの主任(チーフ)だ、よろしくね』

 

バレット「その鉄血ハイエンド様がなんの要件で攻撃を止めさせて何をしたいだ?」

 

チーフ『お前には用は無い、用件があるのはバルカン、お前だ』

 

バルカン「お前なんかに興味はねぇ、さっさと妹を返せ。そうしないとぶっ飛ばす』

 

チーフ『ひゃ〜 怖い怖い、オシッコチビっちまいそうだな!アハハハハ!ちょっとしたプレゼントだよ。【傘】なんて効かないんでしょ?なら受け取ってくれたらありがたいねぇ』

 

突然に押し付けられたメールそれは何かの録音だった。

 

レスト「何敵に塩でも送りに来たのか糞ハイエンド」

 

チーフ『冷やかしで何が悪い?あぁそれと俺は男には興味がないんだ。確か〜 ミー… なんだっけな思い出せないな… 確か〜男娼人形の〜 ミーn』

 

レスト「何処で知ったかは分からないが…!

…お前は絶対に殺す!」

 

チーフ『アッハッハッハッ!いい殺気だ!でもすまないけど男には興味ない。さて… バルカン… プレゼント… 気に入ってくれるといいけど…』

 

そう言うと主任(チーフ)はオープンチャンネルの通信を切った。

そしてさっきからバルカンはメールに入っていた音声データを聞いていていた。そしてフリーズして固まっていた。手足が震えている。ただ事でさない雰囲気にスミスは駆け寄り話しかける

 

スミス「お、おい、しっかりしろ!」

 

バルカン「………」

 

反応が無い、そしてウィルスかと思ったが【傘】の効かないバルカン。そしてメールで送られてくる様なウィルスに引っかかる様なセキュリティは無い筈なのだが…

 

バルカン「チーフ… 私の妹を… 私の妹に何をした?… 私からEA小隊の仲間を… 私の妹を奪いやがって… まだ一緒にやりたい事出来てねぇのに…!

殺しテやルよ!殺す殺す殺す殺ス殺スコロスコロスッ!ゼッタイニコロスゥゥゥゥゥッッ!!」

 

その瞬間、バルカンは膨大な電力の放出と共に黒く塗り潰された様に暗くにり目が赤く光り輝いた。

 

スミス「止めろバルカン落ちt…… グガァッ!?」

 

説得を試みたスミスにバルカンの裏拳が直撃、吹き飛ばされ柱に衝突した。すかさずバレットがスミスに近寄った

 

バレット「大丈夫かスミス!」

 

スミス「痛ぇ… 背中の骨格が逝ったなこりゃ、それよりもバルカンを止めないといけねぇ…

(バルカンは一体… 聞いたんだ…? ここでなるなんて…)」

 

そんなスミスの心配を知らず、膨大なエネルギーを纏い暴走したバルカンは鉄血化したミニガンを睨み付けて獣の様に咆哮を上げた。

 

バルカン「ガァァァァァァァァァァッッッ!!!

 

ミニガン「なんなんだコイツッ!」

 

 

暴走したニョルニル、そして理性が消しとび暴走したバルカンは鉄血化してミニガンに向けて攻撃を始めた。そして、その事をオモイカネで察知したナデシコは全体にその事を知らせた。

 

 

 

 




さて…
なんか色々とすみません!
変えてって言われたら変えます!

エクストラボス
暴走した雷槌バルカン

基本的にシンホォでギアのアプリのXDの暴走したニョルニル響とほぼ同じ、髪がロングに変わっただけ。

本家程の威力は無いが大体の攻撃は出来る。

それでも人形や戦車相手オーバーキルだったり…と戦術人形の枠を外れた力とスピードを持っている


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

☆地上戦

地上戦
ランページゴーストのノア、アナ、RFB
BB小隊
パラケルススの魔剣
ギルヴァ、ルージュ

他勢力
プラスa



作戦開始前、地上の攻略部隊は輸送ヘリで空の旅をしていた。

S09P基地のランページゴースト、地下道組とは別の分隊のBB小隊、そして… 多分この中で一番やる気がない戦術人形【パラケルススの魔剣】が上の空で輸送ヘリの窓から景色を見ていた。

 

魔剣「うわぁ、景色綺麗だな〜」

 

そして現実逃避

 

元々、自分を作ってくれた研究職員達に甘やかされて干物と化していた魔剣にはキツイ作戦。

魔剣の威力は確かにE.L.I.DのD級に大ダメージを負わせる事の出来る代物、そしてリバイバーから渡された特殊弾頭【ダインスレイブ】で大抵の敵はワンパン出来る。

…とは言うが本人に至っては本心を言って雰囲気悪くなるのは嫌だし流れに身を任せて適当に終わらす気でいた。

 

魔剣「(帰りたい… ゲームをずっとダラダラしていたい…)」

 

因みにスマホや電子機器はハッキング対策として必要最低限の通信しか持って来れない。

 

一人そんな思いで景色を眺めていた時、後ろから誰かに話しかけられて振り向いた。

 

ノア「パラケルスス…だったか…?何緊張してんだ?」

 

魔剣「いや、何も… 」

 

ノア「いや何もって無いだろ。あのな… 一時的とはいえ仲間なんだから何かあったら相談しろよな」

 

魔剣「ん… 分かった…」

 

そしてまた景色を見始める。取り敢えず何事も起きない事を祈るしかない。

 

 

 

そして何事も無く雨の降る中、着陸ポイントに輸送ヘリは着陸しそしてランページゴーストの3人とBB小隊、そしてパラケルススの魔剣が工場群の近くへと降り立った。

 

ノア「私は空から攻撃しながら偵察をする。それで見つけたら座標教えっから頼むな」

 

RFB「あ、私がついてるから大丈夫だよパラケルススちゃん」

 

魔剣「あ、ありがとう…」

 

アナ「では私とBB小隊は工場群を進み鉄血の部隊を倒していく。それでいいな?」

 

M16A4「了解した」

 

軽く打ち合わせをし、ノアは空からの偵察件攻撃、RFBとパラケルススの魔剣は狙撃とその護衛、アナとBB小隊は鉄血の部隊との戦闘をする事になった。

 

空を飛び工場群に入ったノアに攻撃が集中するもアナやBB小隊が鉄血の部隊を攻撃していく。そしてノアから複数の座標が送られてくる

 

ノア『ここ頼む!』

 

魔剣「りょ〜かい」

 

そして深度演算起動からの即座に放たれた超威力のレールキャノンは高所で陣取って狙撃しているイェーガーを鉄骨や壁を削り取り貫通、そして更に向こう側の建物も貫通していった。

 

RFB「凄い威力…うわぁ、 鉄血兵が跡形も無くなってる」

 

魔剣「だってそもそも対D級E.L.I.D用兵器だよ、だいたいワンパンなのは当たり前…」

 

例えるならGを抹殺するのにミサイルを使ってる様なもの。面倒臭がりで干物な彼女にとってはワンパンで早く終わるには越した事はないが。

 

鉄血兵達は余りにも強い火力、そして貫通力のある攻撃に警戒し飛び出さなくなって来た。

 

その隙を見計らい建物の中にいる鉄血兵をMP5Fの焼夷手榴弾で焼き払ったりM14のグレネードで倒したり、アナの『アメノハバキリ』やP288の日本刀ブレードによる切り込みにより鉄血の部隊はみるみる数を減らしていった。

 

そんな順調に鉄血兵を相手している時空で偵察していたノアがある違和感に気付く。

 

ノア「(さっきから誰かが狙撃して鉄血兵を倒してやがる… パラケルススにしては威力は小さいな、でもあの感じ何処かで見た事あるんだよな…)」

 

それにアナとBB小隊とは別の場所にはバラバラに切り裂かれた鉄血下級モデルの亡骸、そしてさっき高速で飛んでくる大鎌が飛んできたり、胸に風穴が空いた鉄血兵倒れていたり、そして何より、群青色に輝く刀が飛んできていた。

 

 

前の作戦で見た事ある様な技、人や戦術人形では出来ない様な攻撃方法と言えばもう何となく想像できたノアだった。

 

 

 

 

 

 

 

そして数十分後には鉄血の部隊は片付いた。そして何故か警戒していたドリーマーやUnknown(アンノウン)からの狙撃は無かったのが不気味だった為、警戒を続けていた。

 

ドリーマー『最初から勝つとは思っていなかったけが…

…腕一本でも道連れにすればいいものをこの役立たず共が!』

 

それはオープンチャンネルでドリーマーが突然に激怒しながら話し掛けてくる。

 

ドリーマー『貴様らグリフィンも…!あの糞野郎も…!

私の邪魔をする奴は皆死ねばいい!』

 

 

突然の高台からのレーザー照射がノアを襲うが当然余裕を持って回避、しかし二回目のレーザー照射が立て続け来て紙一重でノアは躱した。

 

ノア「コイツ…!流石は局地戦闘型ってだけはあるな…!」

 

ノアに目に入ったのはゴツい大型の狙撃レーザー銃を二丁持ちする所々に赤い色になっているドリーマーが目に入った。

 

ドリーマー『この犬共がさっさと塵と化せぇ!!』

 

チーフ『隊長、仲間外れは良くないなぁ。俺も入れてくれないと』

 

ドリーマー『チーフ!貴様!何をする気だ!』

 

チーフ『いやいや、ちょっとお手伝いをね!』

 

その瞬間、工場群の一角が突然光を放ち始めた次第に大きくなり、そしてその光輝いていた所から()()が発射された。

 

そして、その()()かはドリーマーのいる高台に当たり高台ごと消したんだ。そして小さいがキノコ雲が出来ていた。そして一気に放射線の濃度が上がって行く。

 

???『ターゲットが、違うようですが?あちら警備隊長かと』

 

チーフ『アハハハハッ!そうだっけ!?

まぁ、いいんじゃないの?どうでも、あっちが残った方が面白いよ』

 

???『面白い?どう言う意味です?』

 

チーフ『じぁ、もうちょっと遊ぼうか。

…見せてみな、お前らの力をさ』

 

チーフはヒュージキャノンを再びチャージし二度目の発射をしようと引き金に指を掛けた。

 

 




謎の人物については後々語ります…

何かありましたら修正しますね!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

☆狂雷鎮圧作戦

場面は地下道に戻ります

最後の戦い…


万能者の乱入により鉄血化したミニガンと暴走したバルカンを一瞬にして地面にめり込む程の勢いで叩きつけられ水飛沫がバッシャーンッッ!!と激しく舞い上がり場は一瞬にして膠着した。

 

鉄血化したミニガンは完全に手足をダラン…と地面に垂れ下がり完全に延びていた。がしかし…

 

バルカン「ガァァァァァァァァァァッッ!!

 

一瞬にして何事も無かった様に立ち上がり膨大なエネルギーを周囲に撒き散らす。そして最悪な事に周囲が水だらけだ。バレットは最悪な展開が頭を過ぎる。

 

バレット「スミスッ!マズイから一旦退避するぞ!」

 

スミス「…っ…! 分かった…!」

 

苦虫を潰した様な表情をしながらスミスはバレットに背負われこの場から離れようとした。

その時、電磁フィールドで囲まれ展開、そして周りは一瞬にして氷漬けとなった。

 

リバイバー「間に合ったか…!」

 

ナイトメア「もう… あのバカ!暴走しそうになったらミョルニルを止めろって言われたんのに…!」

 

死神との戦いを終えたリバイバーとナイトメアの応援により感電は回避出来た。しかし、目の前には以前我を忘れて膨大な力を放出し続けるバルカンがいる。

 

そんな時、ナイトメアは突然に【コキュートス】を脱ぎ捨て凍った地面に着陸… とは行かず転がり落ちた。

 

ナイトメア「スミス… 仕方ないから私の【コキュートス】使う?乗るだけなら使えるから」

 

スミス「お前大丈夫か?お前生身だと動けないんだろ?」

 

ナイトメア「バルカンの事好きなら全力で助けたら。私みたいに()()()()を失うのは嫌でしょ?」

 

スミス「すまない…!借りるぞ!」

 

 

スミスは痛む身体を酷使し【コキュートス】に乗り込んだ。

 

ナイトメア「……でその〜… DG小隊の皆さん〜… あの〜… 動けないんで助けて?」

 

この後、DG小隊のバレットに背負われ安全圏まで脱出したナイトメアだったが…。

 

暴走したバルカンは何処か移動し居なくなっていた為、リバイバーとコキュートスに乗ったスミスが急いでエネルギー反応が強い方へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、一方暴走しているバルカンは無造作に暴れ回っている内に鉄血の様なナニカの部隊と遭遇していた。

 

バルカン「グガァァァァァァッッ!!

 

狭い地下道を床や壁、天井を抉れるほど蹴り上げ謎の勢力に向かってブースター+バレットブースターの発動でコンクリートごと無理矢理破壊、そして組みついた肋骨と顎に手を掛け無理矢理引き裂いたり強引な力技でゴリ押していた。

 

エネルギーは更に濃く高く膨大になっていく。更にバルカンの動きは激しく速く力強くなり辺り一帯にエネルギーが溢れでる。

 

 

地面や壁、天井を蹴り上げブースターを使い、殴り、蹴る。戦術人形の域を超え、軍用すら超えるスピードで繰り出し天井へカチ上げる。

 

そしてエネルギーが臨界点に到達、その瞬間天井にカチ上げた鉄血の様なナニカの部隊に向かって膨大なエネルギーが閃光となり雷の様な閃光を放った。

 

そして天井を破壊、工場群の一角に巨大な天に伸びる閃光が放たれた。

 

バルカン「ガァァァァァ……」

 

そして天井を貫通し地上へ繋がる穴が開く、流石に大量のエネルギーを放出した為か反動が来たらしい。

 

 

スミス「バルカン…!」

 

バルカン「グルルルルゥゥッッ!!

 

エネルギー放出の反動で弱り始めるも理性が飛んでいる為に威嚇を続けるバルカン、スミスはコキュートスの操縦席を開きながら近づいた。

 

スミス「もしもの時は頼むぞ、リバイバー」

 

リバイバー「任された、さっさと彼女を正気に戻してやれよスミス」

 

スミスはバルカンに近づく、バルカンが雷を纏い殴り掛かるもリバイバーの電磁フィールドを張り攻撃を無力化していく。

 

スミス「なぁ落ち着け、頼むからさ。何をチーフから貰って聞かされたか分からないがこれ以上はお前の身体が持たないだろ?だから止めてくれ。頼む」

 

そして手の届く範囲入った瞬間バルカンはバレットブースターを3点バーストして殴り掛かる。突然の事、そして想定外のスピードにリバイバーは反応が遅れてしまった。

 

バルカン「ガァァァァァッッ!

 

スミス「バルカン止めろぉ!!」

 

リバイバー「(ヤバッ… 近過ぎて電磁フィールド張れない…!)」

 

バルカンの拳が迫る、雷を纏い爆薬による加速した拳はスミスに迫ろうとする。

しかし、その拳はスミスに触れる事は無かった。

 

ノア「うぉりゃぁぁ!!!」

 

バルカン「グガァッ?

 

穴の開いた天井からブースターで勢いの付いたヤクザキックをバルカンを蹴飛ばし攻撃を阻止した。 

 

ノア「大丈夫かオメェら!」

 

リバイバー「大丈夫だ!それよりどうバルカンをどう正気に戻すか?スミス!手荒な方法でもいいから何か思いつかないか!」

 

スミス「いきなり言われてもな…

…!

おい!一つだけ方法がある!バルカンが一番動揺して気を失う取って置きの奴がな!すまないリバイバー、ノア!頼む俺をバルカンに近づかせてくれ!」

 

スミスはある方法を思い付いた。それはバルカンのある性格を突く作戦。正直どうなるか分からないが賭ける価値があると思ったからだ。

 

リバイバー「取って置きってなんだ!」

 

スミス「言ってる時間無い!足止めしてくれ頼む!」

 

ノア「分かった絶対にやり遂げろよな!」

 

暴走したバルカンは再び動き出す。

さっきよりキレの無い動きだがまだまだ速く油断は全く出来ない。

 

リバイバー「こうしてやるよ!って力強ぉぉ…、スミスさっさとしろ!持たないぞ!」

 

スミス「了解!」

 

ノア「スミス行くぞ!」

 

リバイバーは電磁フィールドを逆に機能する様に発動させ結界の様にバルカンを閉じ込めた。

 

そしてP.A.C.R【コキュートス】を着ているスミスの背中をノアがブースターで押し込み加速。そして電磁フィールドに当たる瞬間にリバイバーは電磁フィールドを解除。そしてスピードが乗っている中スミスは【コキュートス】か突然降りバルカンに抱きついた。

 

バルカン「ガァァァッ!グルルルゥゥッッ!!

 

スミス「バルカン、一旦静かになろうな? んぐ…」

 

バルカン「……!?!?」

 

ノア「それが作戦かよ…」

 

リバイバー「こんな作戦の途中にお熱い事…」

 

 

それは結構強引にバルカンとキスを、それもディープキスだ。バルカンはジタバタと抵抗するも次第に力が抜けて行っていた。

 

そして黒く塗り潰されたような見た目はだんだんと元のバルカンに戻り、そして限界を迎えたのか膝から崩れ落ちた。

 

バルカン「……」

バタンキュ〜………

 

スミス「やっぱり暴走してもバルカンはバルカンじゃねぇか、って腰痛っ!」

 

リバイバー「おいおい… こんな方法で気絶すんのかよ…」

 

ノア「まさか王子様のキスが一番効くなんてな〜 まぁ一見落着だな!」

 

 

最後はかなり拍子抜けな方法で暴走したバルカンを鎮圧してしまった。

 

そして意識不明のバルカンを連れ帰ろうとした時、ナデシコから敵の増援が送られて来たと通信がありスミスとリバイバーとノアは意識不明のバルカンを連れて急いで撤退しようとした。

 

 

 




急いで書きすぎて粗悪な所が…

最後は王子様(スミス)のキスでお姫様(バルカン)は暴走しなくなりました。とさ…



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

☆ 無意識の自我… 後日談1

少々飛ばします…

これ以上伸ばすとグダる予感しかしません

バルカンの視点でやります
(尚、ボロボロになり過ぎてスリープモードになりますが)

時間軸
ノアとリバイバー、そしてスミスと一緒にコキュートスで脱出!そして万能者の助けが入り戦闘中にバルカンは【雷槌(ニョルニル)】の暴走の反動の影響強制的にスリープモードになりました…


そして彼女は力の代償?を払う事に…


「おい起きろスカタン野郎、お前の耳は飾りなのか?」

 

私は突然の罵声で目を覚ました

ちょっと待て、さっき私は身体の限界が来てスリープモードになった筈だが…

 

バルカン「……なん… は?」

 

目の前には自分がいた

いや正確には鉄血化した時の見た目の自分がいた

やたらと目付きが悪いが…

 

「弱ぇなぁ… 何敵を殺す事を躊躇してんだ?衝動に身を任せて壊せばいいのに」

 

バルカン「なんなんだお前は?いきなり悪口言って?」

 

「守れないなら奪えばいいだろ、やり返せばいい。鉄血がお前の大事な仲間を奪ったんだ、なら鉄血から何もかも奪い尽くせばいい。そうだろ?」

 

バルカン「なんなんだいきなり?人に説教見たいに話しやがって。お前はなんなんだ?」

 

いきなり説教みたいに話しやがって… なんで鉄血化した時の見た目してんだか分からない

ただ何なのか分からないのが君が悪いが…

 

「ワタシ?ワタシはまぁ… いつの間にかここにいた。いつの間にか自我があった。他にもいたけど気に入らないからぶっ壊した」

 

うん、取り敢えず危険な奴って事は分かった。

 

もしかして… ペルシカの言ってた廃人になるか多重人格になるか〜…とか話してた奴か?

 

「廃人?多重人格?まぁそうだと思うぞ、考えるのメンドクセーけどよ」

 

バルカン「私の中の事だから考えは分かる感じなのか」

 

「まぁ、最初に記憶があるのは【ka……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また目が覚めた。

不思議な感覚だった。

 

目の前にはペルシカがいた。それも深刻そうな顔して…

 

ペルシカ「お、起きたのね…!この指何本に見える?」

 

バルカン「一本」

 

ペルシカ「私の名前は?」

 

バルカン「ペルシカだろ」

 

ペルシカ「貴方の名前は?」

 

バルカン「M61A2バルカンだ、それよr…「良かった!!」…って、うわぁ!くっ付くなって!」

 

いきなりハグして来た。ちょっと涙目で…。

 

ペルシカ「暴走の反動で自我が無くなって植物状態に…。とか多重人格になって過負荷で死んじゃったんじゃ…。とか思って調べてたのよ!スミスに知らせないと!飛んで来るわね絶対に!」

 

バルカン「その前に経緯を話せよ、何がどうなってこうなった?それと作戦はどうなった?」

 

いきなり過ぎて状況が上手く理解できない。私はペルシカに状況説明をお願いした。

 

ペルシカ「そ、そうね。まず作戦から言うと万能者の助けに入った事で誰一人欠ける事なく無事撤退出来たわ」

 

バルカン「そうか… 良かった…」

 

安心した… 確かに正規兵?が出て来てそれからの記憶が無いからな。多分そこ辺りで私は意識を失ったんだろう。

 

ペルシカ「あと貴方の容態に付いてよ。5日間の意識不明、原因は暴走状態による電脳及びコア、義体全身の過負荷よ。その間、DG小隊とかBB小隊、キャロル指揮官とランページゴーストの三人も来てたわ…。

 

バルカン「そうなんだな… なんかごめん」

 

ペルシカ「そりゃ無理ないわよ。あんなモノ聞かされたら激怒するのは当たり前よ。スミスの言う通りもしアレで激怒しなかったら本当に酷い女よ」

 

バルカン「聞いたのか?」

 

ペルシカ「ええ、聞いたわよ。あんな奴は胸糞悪過ぎて速攻で削除したわよ」

 

バルカン「そりゃありがたい。正直脳に焼き付いて耳から離れないんだよ…」

 

あの録音はミニガンの最後の遺言、そして記憶を消される瞬間のミニガンとチーフとのやり取り… 消してくれてありがとうペルシカ。

 

ペルシカ「あと…貴方も予想が付いていると思うけど…… ミニガンは…」

 

バルカン「知ってる… これ以上は言わなくていい、大丈夫だ。直接会いに行く」

 

ペルシカ「大丈夫?」

 

バルカン「大丈夫だ。ナイフで刺されようが私の身体じゃ碌に刺さらない」

 

ペルシカ「貴方っ…!自分を大事にしなさいよ…!」

 

バルカン「今はどうk… いや、自分の妹だ。多少反抗されようが大丈夫」

 

あの録音の話はどうやら本当らしい… 想像したく無かったけど腹をくくるか…

 

ミニガン… もう二度と記憶が戻らないにしても私の妹って事は変わりないからさ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

医療室、そこには元に戻ったミニガンが手足をベット拘束されジタバタと逃げようとしている。

 

ミニガン「この… 鉄屑共と人間共が…!殺すなら殺せ…!」

 

そこには鉄血化が解除されても尚、グリフィンの職員や戦術人形を罵倒するミニガンの姿があった

 

 

 

 

 

 

 

 




コラボお疲れ様です…
(なんな一方的に終わってすまん…!)

お疲れ様って言っても後日談は後一話続きます…

そこで色々と話と補足、細かい所を書いて行きます…



バルカン、波乱の予感

そしてミニガンの記憶が元に戻らない理由は?

夏の暑さには気を付けようね!
青森県でも30°超えてますからね!



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

☆ 再 姉妹喧嘩 …後日談 終

バルカン「よっ、ミニガン 」

 

ミニガン「お前…あの時のッ…」

 

手足を拘束具で拘束された妹のミニガン。正直言えば妹のこんな姿なんて見たく無かったが腹をくくり、覚悟を決めてミニガンに会う事にした。

 

バルカン「お前な、お前じゃねぇよ。姉の名前も忘れたのかよ」

 

ミニガン「妹?何言ってんだ?頭沸いてんのかお前?お前なんて知らないしあの時が初めてだ」

 

バルカン「(やっぱりか… 元のコアから鉄血のハイエンド仕様のコアに変えられたせいで記憶が戻らないって… )」

 

ミニガンのコア、それをチーフにより壊され、鉄血製のハイエンドモデル仕様のコアに変えられた。

コアを完全に別物に変えられたせいで記憶の修復、復元のしようが無い。バックアップも16Labo謹製であり機密保持の為に作られては無い。

その為かミニガンから【傘】ウィルスは抜け切ったとしても記憶は元に戻らない。

 

つまり簡単にあの時の事を言うならばチーフがミニガンの身体を弄り回しコアを替えた事を聞いた瞬間バルカンは激怒、そして【雷槌(ニョルニル)】を暴走させた。

 

その事をフラッシュバックしたバルカンだったが気を取り直しミニガンに話しかけた。

 

バルカン「なら最初は友達になってくれよ。それから妹に…」

 

ミニガン「なんで最初は友達から、そして恋人に… 的な感じで妹に…って言ってんだよ!それと私は鉄血だ!敵と友達となんか仲良くなれるかバカが…!」

 

前のミニガンよりツッコミにキレがあるようが気がするが取り敢えず元気そうで良かったと安心するバルカン。

まぁ完全に敵意丸出しだが…。

 

バルカン「そんな事言うなよ、な?」

 

ミニガン「武器さえあればお前なんて両断してやんのによ」

 

バルカン「(こりゃ今は無理だな… まだまだ諦めるつもりはないけどな)

…また来るからな!」

 

ミニガン「二度と来んな!」

 

まだまだ敵意が丸出しで話どころでは無い。このまま話しても駄目な気がした為、諦めずに手を伸ばし続ける事にしたバルカンは日を改めてくる事した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

鉄血工造、会議室にはドリーマーに向かって故意に誤射した悪びれもしていない主任(チーフ)と剣呑な雰囲気で睨んでいる代理人がいた。

 

チーフ「元からあんな戦略送られたら負けんのは決まってる訳じゃない?だから核の汚染爆弾(ダーティボム)撃ったに決まってんじゃん」

 

代理人「だからと言って味方に撃つ馬鹿が何処にいますか?だいたい()()()()()()の件といいお前はなんで面倒ごと自我起こさないんですか?」

 

チーフ「あー、それ?だってあんな面白そうな獲物がいたら仕留めたいだろ?そうだろ!?アハハハハッ!」

 

代理人「支援AI(キャロル)使ってまでこんな馬鹿げた事を… 次もし味方を撃つような事が有れば即刻貴方を追い出します。分かりましたか?」

 

チーフ「分かった、分かった。言う事聞けばいいだろ?大人しくしてやるよ」

 

代理人は呆れつつ会議室から出て行った。

 

 

 

 

 

 

 

チーフ「キャロリン、例の奴、やっておいた?」

 

キャロル『はい、各戦力の分析は完了いたしまたが、オモイカネを破壊する為の兵器は未だ完成していません。まだかなりの時間がかかるかと』

 

チーフ「そうか、分かった。キャロりん…戦術人形と人間の可能性とやらはどのぐらいなのか…分かるか?」

 

キャロル『自らを滅ぼすと分かっていても争う事をやめない。やめられない愚かな存在。何故その愚か存在に可能性を求めるのですか?』

 

チーフ「これから、そのお前の言った愚か存在の可能性を目の当たりにするかも知れない。

まぁその前に俺達が死んじゃうかも知れないけどさ!ギャハハハハッ!」

 

 

 

 




コラボお疲れ様でした!
いや〜滅茶苦茶大変でしたが楽しかったです!

さて次回は400話目!
IFルートのお話を書こうとかと思っておりますぜ!



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

400話記念!!IFルート… 翳り咲く閃光

もしものお話


これは、誰にも助けて貰えなかった並行世界のバルカンのお話

 

あっ、言っておくけとこの世界線(本編)とは関係ないからね

 

 

並行世界と言う世界の壁を越えられる存在は数少ない

 

世界を越え結末を変えられるなら私か万能者

 

それかもしくは過去の…

 

 

コホンッ…

さて、では覗きましょう

 

え?私?

 

自己紹介はまだだったわね

 

私は人形の賢者、神隠しの主犯、異常の女王(アブノーマル・クイーン)とか言われてれけどね

 

私の名前は賢者(ソホォス)

 

 

じゃ、仲良くみていきましょう♪

 

 


 

 

 

 

 

 

 

街に雨が降る、彼女は一人衣服が水でグチャグチャになりながらほっつき歩いていた。誰も彼女を気味悪がって近寄ろうとしない。

 

バルカン「(もっと… 雨が強くなればいいのに…)」

 

今思えば何故()()()()()()()()()のか…

 

鉄血に身体を弄りくり回されても尚、意識ははっきりしていた

 

小隊で行動している時、人類人権団体の過激派に捕まり他の小隊員と一緒に何十回も犯されても尚、私だけは狂いもしなかった。

 

鉄血に他の小隊員が頭を撃ち抜かれ死ぬ中、四肢が欠損し腹に風穴が開こうが私だけが生き残った…

 

 

そんな生き残った私に他の戦術人形は気味悪がって罵声、虐め、嫌がらせを受けた。

 

何故お前だけ生き残った!

 

味方を殺したな!

 

死神だお前は!

 

疫病神!

 

お前も死ねば良かったのに…!

 

 

そんな罵声が日常的に聞こえる

 

バルカン「(世界が全部雨音だけになりゃいいのに… そしたら雑音が聞こえなくなる…)」

 

誰も私なんか心配してくれはしない。

 

「?… おいどうした?

こんなに濡れて。濡れてると風邪引くぞ。ほらタオル」

 

一人の男性が話しかけてくる。

黒みがかった茶髪でショートヘア。瞳は黒。服装は薄めの茶色い革ジャンに紺色のズボン。傘さして私に何故かウサギの柄の入ったタオルを渡してきている

正直どうでもいい、雑音が私に話しかけないで

 

バルカン「私に、構わないで…」

 

「ちょっ、ちょっとm…… 行っちまった… 俺何か悪い事したかな?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バルカン「(なんで私だけが生き残る… 壊され、犯され、誰からも助けて貰えない… なのに何故私は生き残る… 私は死を呼ぶ死神だからか?それとも疫病神だからか?)」

 

幾ら考えても答えは出ない。

ただ、雨音と自分の身体を伝う滴の触感が感じる

 

そんな雨音の中、警報が鳴り響いた。

 

雨音だけ聞こえていればいいのにこんな音は雑音でしかない…

 

バルカン「雑音…また鉄血か… 邪魔しやがって」

 

ニョルニルを起動させ私はブースターで空に飛び上がり邪魔者がいるところへと向かった…

 

 

 

 

 

 

 

最近、鉄血の襲撃は散発的になったと聞いてたけど…

ハイエンドがいるなこりゃ

 

逃げようと人混みが起きている。

さっさと終わらそう

 

バルカン「ウサギ柄の… タオル…」

 

うつ伏せに倒れているのは……

 

やっぱり、みんな居なくなるんだ……

 

 

コイツらのせいだ…!

全部コイツらが悪い…!

 

私がこうなったのも全部全部…!何から何までコイツらの…!

 

バルカン「お前たちのせいだ…全部…全部…

壊してやる、この拳で…

お前たちなんて… 粉々にしてやる…!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全部粉々にした……

私から幸せを奪った奴らを…

 

バルカン「(鉄血は全部倒した… でも…)

…全然、気分が晴れない…」

 

『?… おいどうした?

こんなに濡れて。濡れてると風邪引くぞ。ほらタオル』

 

……!?

関係ない!だれかの為に戦ってんじゃねぇ!

私は私の為に戦ってんだッ!

 

誰が犠牲になったって関係ない

それはどうしようも無い事だから…

 

 

はぁ… 雨、降ってきたな…

どうすれば気持ちが楽になるのだろう

何をすれば……、分からない…

 

 

バルカン「どうして、私は生き残ったの…

私の生きてる意味って何……

誰が教えてよ…

苦しいよ…」

 

 

誰か… 助けて……




完全にシンホォでギアのXDのリスペクト

完全鬱展開です…

これ以上いくと救いようがない……

ま、やぁ、本編とは関係無しですし?(苦笑)



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

デースッ!

おや?死神の様子が?


 

 

死神「ミニちゃん大丈夫だったデスか!?」

 

ミニガン「え?、、、ほ、本当にリーちゃん?」

 

それは突然だった。未だに敵意剥き出しのミニガンは拘束されたまま食べ物の配給すら拒み栄養注射やバッテリーを直接繋ぐといった方法で飯を食べていた。

そんな昼の間、グリフィンの小隊に殺されたと思っていた死神が平然と自分の前に現れたのだ。

しかも、なんか性格がおかしい事になっている…。

 

死神「そうデスよ!私がグリム・リーパーこと、リーちゃんデースッ!」

 

ミニガン「(前と性格が違い過ぎるッッ!!)」」

 

言葉が出ない、驚き過ぎて何も言えない。喜んでいいのか悲しんでいいのか複雑な気分になるミニガン、そんな事お構い無しに死神は嬉しそうに話出す。

 

死神「ここのご飯滅茶苦茶美味しいデスよ!一緒に食べよう!」

 

ミニガン「ちょっと待てって、落ち着かせて。色々と頭が混乱してるから…リーちゃん、取り敢えずこれまでの経緯を話そうか… なにが起きたか分からないから」

 

死神「そうデスな〜 私が意識が朦朧としてたらガタン!って揺れてその瞬間「あ、やっちまった」って聞こえたデス。それで意識がハッキリしたら万能者?が目の前に居てグリフィンの本部に着くと首輪付けられて今放置されてる感じデスね。あっ、万能者と友達になったデスよ!」

 

それは万能者が揺れで手元が狂ってこうなったという色々と偶然が重なっていた。

そして、写真には笑顔のピースしてる死神と、この状況に困惑している万能者のツーショット写真を見せてきた。

 

ミニガン「(うわぁ… 万能者の人メッチャ困惑してる… )」

 

死神「意外と首輪ってお洒落じゃないデスか?なんか可愛いデスね!」

 

ミニガン「この首輪は小型の爆弾だから!」

 

死神「な、なんデスとぉぉ!? これからバトルロワイヤルでも参加するのデスか私!?」

 

ミニガン「(色々と頭からの整理つけられない…)

大丈夫、そんな事は無いから」

 

死神「よかったデース… 二度と死にたくはないデスから〜」

 

冷静沈着、寂しがり屋、人見知り、物静か

そういう死神のイメージが崩れ落ちていく。

 

 

ミニガン「で、なんでお前、放置されてんだ?お前も鉄血だろ?」

 

死神「身体能力諸々、全部一般人レベルまで落とされてるですからデスかね〜

あと、今は人間沢山殺そうって気が全然湧かないデス。むしろ友達になりたいデス!友達いっぱい居ると騒がしくて楽しいからデス!」

 

ミニガン「お、おう…」

 

なんか性格が変わりかなりグリフィン本部での満喫してる死神と、変容ぶりに困惑するミニガンだった。

 

 

 




そらね…
いきなり蘇らせた相手が元気よくデスデスな語尾で勢いで友達になったり一緒に写真撮ったりしたら困惑するよね…

死神(グリム・リーパー)(現在の状況)

揺れで万能者の手元が狂い性格が激変、元気ハツラツでポジティブ、少しお天然で何処か抜けてる性格に。
そして語尾が「デス」

これにはミニガンも言葉を失い困惑


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

炎剣【レーヴァテイン】

コーラップス技術特殊兵装の脅威

それと電子空間での【雷槌(ニョルニル)】と【炎剣(レーヴァテイン)】の戦い

勿論、電子空間なのでニョルニルは暴走しません
なのでご安心を…


バルカン「喧嘩だ喧嘩!これでお互いスッキリしような!」

 

ミニガン「お前を殺しまくって心をへし折ってやるよ…ッ!!」

 

バルカンが目覚めてから3日後、ミニガンの戦闘データを収集するという名目で電子空間精神と時の部屋(メンタルクロックルーム)での戦闘を。

本当の目的は…

 

ペルシカ『さて… お互いの遺恨が残らない様に全力でやりなさいよ〜 この空間なら幾らでも全力出していいから』

 

死神『リーちゃん応援してるデースッ!』

 

ただ単に姉妹喧嘩する為だが…。

 

電子空間内が形作られていき、空高く高層ビルが立ち並ぶ街が精製される。

バルカンは雷光が身体を包み込み【雷槌(ニョルニル)】を身に纏い拳を構える。

ミニガンはガンケースを自分の前に置いた後、ガンケースを開き【炎剣(レーヴァテイン)】を右手に、M134を左手を取り銃口をバルカンに向けて構えた。

 

バルカン「懐かしいな、一回姉妹喧嘩でこうなったの」

 

ミニガン「知らねぇよ、お前から行かないなら私から行くぞぉ!!」

 

バルカン「…! いきなり殺気全開じゃねぇか!」

 

ブースターで加速、そしていきなり身の丈程ある刀身のバスターモードで斬りかかる。バルカンは回避し振り返るとコンクリートの路面が砕け当たったらひとたまりもない事は容易に理解出来る。

そして更にブースターを吹かせバスターモードのままバルカンに横に斬りかかり、その大剣の隙をM134を片手で撃ち隙を無くす。

バルカンは横一閃を避け、銃撃を建物の中に入り込んで避けた。

 

ミニガン「死ぬェェェッッ!!」

 

バルカン「片手でそんだけ振り回せるのかよ大剣をッッ!流石は私の妹!」

 

ミニガン「ウルセェ!妹じゃねぇ!…さっさと爆ぜろッ!」

 

ミニガンは大剣を地面に勢いよく刺すと大剣から赤い粉塵が大量に生み出されビルの中に入り込む。

 

バルカン「な、なんだこりゃ?」

 

ペルシカ『避けなさい!死ぬわよ!』

 

バルカン「…!」

 

ペルシカの突然の通信にバルカンはブースターを全力で加速、ガラスを割り、隣のビルのガラスを突き破り飛び移った後、ブースターを使って外へとゆっくり落ち道路へ着地した。

そして振り返った時には自分が居たビルの1〜3階が盛大に爆発し崩壊、轟音を立ててビルは崩壊していいた。

 

バルカン「おいおい… 手加減無さ過ぎだろ! 」

 

ミニガン「…っ… まだくたばってなかったのかよ」

 

バルカン「妹が頑張ってんなら姉の私も頑張らないとなっ!!」

 

ミニガン「私はお前の妹じゃねぇって言ってんだろバカが!」

 

バルカン「煩い!お前は……!私の妹のミニガンだぁぁッッ!!」

 

ブースターで加速、真っ直ぐ突っ切りブン殴るバルカン、ミニガンは大剣を盾にガードするが衝撃を抑えきれずに後退する。バルカンは更に拳を握り締め連撃を決め更に攻め上がる。

そしてバレットブースターをバーストしバスターモードのレーヴァテインをブン殴る。流石に耐えきれずに吹っ飛ばされ背中から壁に衝突する。

 

バルカン「はぁぁッッ!!」

 

ミニガン「……グァッ!痛えじゃねぇか!」

 

バルカン「なんかすまん!後でアイスでも奢るッ!」

 

ミニガン「うるせぇぇ!」

 

 

喧嘩は更に加熱していく、そんな電子空間の様子を現実世界にいるペルシカと物珍しげに死神と一緒にパソコンの画面で見ていた。

 

死神「流石はミニちゃんデスね〜、片手で背丈程ある大剣振り回すなんて私に無理デス」

 

ペルシカ「予想以上ね、高層ビルを崩壊させる程だなんて…広範囲殲滅型だけあってあの時万能者と遭遇しなかったら地下組全員生き埋めになってたかも知れないわね…」

 

死神「実際その作戦だったデスよ。後退しながらポイントまで追い込んで大爆発ッ!って感じだったんデスけどね〜 あの粉塵レーダーに引っかからないからね」

 

ペルシカ「そうだったの?そんなベラベラと喋っていいの?」

 

死神「うーん…………デェェスッッ!!」

 

いきなりデェェスッッ!!と言う死神に困惑しつつペルシカは冷静に答えた。

 

ペルシカ「そのデスはなんなの?」

 

死神「・・・まぁ大丈夫デスよッ!」

 

ペルシカ「そ、そうなの?……

…さてと、暫く時間経ったらアレ投入してみようかしら、ふふ…」

 

死神「ぜ、絶対何かやらかす気デスな…」

 

この時のペルシカは黒い笑みを浮かべていた。姉妹喧嘩を強制的に終わらす『ある事』をする為の準備を始めた。

 

 




悪戯する気満々のペルシカさんは何かするようです…



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

一時の休息、そして乱入者

姉妹喧嘩の前にS13基地のバーベキュー

そして良からぬ乱入者が現れる…



追跡者のダミー、そして集合体により基地内は荒れ果ててやっと瓦礫の撤去が終わりS13基地の戦術人形達とリホ指揮官はバーベキューの準備を始めていた。流石に戦術人形でも働き詰めでは気が滅入る為だ。

大量の段ボール箱には野菜や肉がギッシリと詰まっていた。

 

スパス「うおぉ!凄いですね!お肉と野菜がこんなに!?」

 

リホ「奮発して全部天然物やからな、思う存分身体を休めてくれや」

 

スパス「指揮官大好きありがとう!」

 

このご時世、高級品の天然物の食材なんて富裕層しか手の届かない品だ。まして戦術人形なんかの口になんか出来る機会なんか無い為憧れの物だ。

そんな物が大量に段ボール箱に詰まっているとなるとバーベキューの準備が捗り一人はヨダレを垂らしながら段ボールを運んだりとしてあた。

 

リホ「はぁ… それにしても基地ってこんなに修復したり直したりするもんなのかな?もっと作業効率上げなあかんな…、いかんいかん。仕事の事今考えちゃいかんな」

 

こんなに基地壊れたり、基地の修復工事してる事なんてない。

 

そんな事はともかく、バーベキューの準備は始まり各々のが天然物の肉や野菜を焼き始め肉のジューシーな匂いが辺りに立ち込め楽しいバーベキューが始まる。

 

リホ「やっぱ天然物… 合成品とは格が違い過ぎるわ… 肉汁といい肉厚といい…丹精込めて育てとるのが目に浮かぶ〜… 美味いぃぃ」

 

スパス「ングングング……ングングング……」

 

リホ「そんなガッツクなやスパスちゃん、味わって食べへんと」

 

スパス「うほほほほほ…(美味しすぎて無理〜…)!(*≧∀≦*)… ングングング…」

 

リホ「(まぁ、たまにはこういうのもええか… 肉体労働は相当キツイからの〜…肉だけに)

あっスパス、野菜も食わんと太るんやぞ〜!」

 

スパス「ングングング、ゴックン… 戦術人形なので大丈夫ですよ指揮官〜」

 

リホ「まぁ、そやな」

 

日頃の疲れを労うバーベキュー、取り敢えず深い事は気にし無い方向で行こう。

 

リホ「ええ具合に肉げ育ったる〜 ングング… やっぱりご飯と肉は最高やな!奮発して全部天然物を買ってよかったわ〜」

 

 

 

 

 

 

 

 

「こんな事準備してんなら俺も入れてくれよ〜 リホッチ〜」

 

リホ「…〜!」

 

 

一瞬後ろから自分の昔の上司のハイエンドモデルの声が聞こえる。自分の事をリホッチと呼ぶのはアーちゃんか… 奴しか居ない。

そしてこの基地の警備(結構なザル)を容易に抜け、舐め腐り一々人を煽り倒すような声は奴で間違いない…

 

リホ「何しに来た?主任(チーフ)…」

 

チーフ「いやいや、ちょっとね?ちょっとしたお願いがあってだな〜」

 

やっぱりや

黒髪ロングの白衣、そして手に持つタブレット…

これで鉄血の信号誤魔化して進入した感じやな

 

正直、こんな楽しい場面で来るのは悪意しか感じない

 

リホ「さっさと帰れ、鉄血に戻るつもりはないでウチ」

 

チーフ「邪険にしないで話を聞くくらいいいでしょ?提案だよ提案」

 

リホ「今ここで叫べばお前は死ぬで?」

 

チーフ「その前にお前の首をへし折れるんだな〜 ハッタリかまして時間稼ぎするつもりだったでしょ?

言っておくけどずっとアルケミストの諜報部隊が監視してるからなぁ?お前の行動はほぼ筒抜けなんだよ」

 

リホ「…!?」

 

チーフ「まぁ、まぁ、手は出す気ないから安心しろよ、万能者と関わってる厄ネタに手を出す訳には行かないからな… あ、肉食うね、…… 美味ッ!これ天然物だろ!……おっも話は逸れたな…」

 

一旦間を置き、改めて本題を言い渡した。

 

チーフ「S9P基地の研究データ諸々パクれるよな?アンタの演算能力と()()()()()()やらを使えばなぁ、理論状、テレポート妨害装置にワームホールは引っかからないからね」

 

リホ「無理や、自分で行けや」

 

チーフ「あれれ… 断っちゃっていいの?この基地、この地区ごとふっとんじゃうよ?」

 

リホ「さっさと失せろ道化」

 

チーフ「そう、分かったよ。3日後にここら辺に汚染爆弾(ダーティボム)ぶっこむからな〜 それまでに考えておけよ〜 …肉美味えぇ… 因みに他の基地や本部に漏らそう物なら…… 分かっているよなぁ?アハハハハッ!じゃあな!リホッチ!」

 

 

 

楽しい筈だったバーベキュー、しかし思わぬ乱入者で異様な胸騒ぎが覚えるリホ指揮官だった。

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

戦いの終わり

バルカン「うぉぉぉぉぉッッ!!」

 

ミニガン「死ねぇぇぇぇッッ!!」

 

大剣と拳の攻防は激しさを増していき、爆炎や雷が当たり一体を覆い尽くし高層ビルは一つ一つ轟音と共に倒壊していく。

 

炎剣(レーヴァテイン)雷槌(ニョルニル)の衝突の余波は凄まじさを増していく、お互いの体力が擦り減っていく。

 

バルカン「(切りがねぇ…!あと一発で決める…!暴走の時の微かな感覚を思い出してあの技を…!)」

 

あの技とは、前の作戦時の暴走時に放った技の様な物

膨大な電力を一旦集中させ、指向性をもた放出する。

 

ミニガン「(切りがない…!ブースターで加速と爆発を何十に重ねてぶっ殺してやるッッ!」

 

重さ×速さ×重力に更に爆発を何十にも重ねた超火力をぶつけようと力を溜め始める。

 

ミニガン「死ねぇぇぇぇッッ!!」

 

バルカン「生きてやるぅぅぅッッ!!」

 

ミニガンは大剣をバルカンを突き刺さんとブースターで突撃、バルカンはそのまま電力をチャージする。

 

バルカンにせまる紅色の大剣、バルカンは怯えもせずにエネルギーを溜め続ける。

 

そして…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミニガン「やったッ!……!?」

 

バルカン「へへ、捕まえて… たぁぉぁぁッッ!」

 

腹に大剣が突き刺さったまま放たれた極大威力の雷の塊を放出、ミニガンは突然の事に対処しきれずにまともに食らってしまい上半身が消し飛び、一瞬にして死に戻り(リスポーン)してしまう。

 

バルカン「大剣… 刺さったままか……」

 

流石に大剣が腹に突き刺さり貫通したままの状態、頑丈なバルカンと言えど無理し過ぎた為、バルカンも意識を失い倒れ死に戻り(リスポーン)してしまった。 

 

ミニガン「…っ… 相打ちかよ」

 

バルカン「先にミニガンの方がリスポーンしたから私の勝ちだ」

 

ミニガン「なら今度はお前だけ殺してやるよぉッ!」

 

バルカン「……!?」

 

ミニガン「……!?」

 

突然、空は暗くなる

 

さっきまでの太陽がサンサンと照らす昼とは一転しいきなり夜になる。無意識に時間を確認しようとビルに付いていた時計を確認すると時計の針は不気味な程に速く進み時計の針は午前2時の深夜で止まる。

 

とてつも無く嫌無く予感がする。

 

身の毛の立つ様な異様な予感とそして午前2時(丑満時)

 

バルカン「い、いやだ…… 無理だよ… それだけは……」

 

ミニガン「…?なんだよビビってんのかよ?」

 

突然、強気な態度を一変、弱々しくナニカを怯えて始める。

 

バルカン「あ、あれ… い、嫌だ!無理無理ぃ!」

 

ミニガン「な、何あれ…!キモいキモいキモい!」

 

それは突然に大量に現れた。

四つん這いの様にゴキブリな動きで不気味で高速で迫る何か

不気味で不吉、気味悪い動きにバルカンとミニガンぱ戦いを中断し逃げ始める。

 

バルカン「うぐっ…!本当に無理なんだよ…!幽霊は…!」

 

ミニガン「来んな!キモいッ!嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だッッ!」

 

その後、二人は涙目になりながら3〜4時間の間、貞子(3Dバージョン)の群れに追いかけ回された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現実世界、この事態を起こした張本人(ペルシカ)と死神はある話をしていた。

 

ペルシカ「そう言えばだけど、どうしてリバイバーと会った時大声で叫んだの?まぁ気持ちは分かるけどね」

 

死神「それはデスね… あっ、その前に一つ話したい事があるんデスよ!」

 

ペルシカ「聞かせて?」

 

死神「実は私が死ぬ時の記憶が曖昧なんデスよ。何が決めてで私が死んだか分からないデス」

 

リバイバーの幻をみせるウィルス、その即席の影響なのかも…?とペルシカはこの時予想を立てれた。

 

死神「そのデスね〜、リバイバーと会った時、胸がズキズキするんです…

胸を銃弾

いや…レールガンで撃ち抜かれた様にズキュン!ってきたのデス…

その〜… この胸の痛みは恋なんでしょうか?」

 

ペルシカ「(いや… 物理的にレールガンで撃ち抜かれてるから!)」

 

 

色々とツッコミどころが多い死神ちゃんだった。

 

 

 




色々と意識が混濁して盛大な勘違いしてる死神ちゃん

因みにバルカンとミニガンは現実世界に戻った後、泣きじゃくった様です…



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

不穏な噂

電子空間内で貞子(3Dバージョン)の大群を追いかけ回されたらバルカンは部屋へ、ミニガンは監視室へと戻っていった。二人とも布団で包まって丸まりガタガタと震えて相当なトラウマとなっていた。

 

その事は一旦置いて置き、ペイロードはやっと幼女ボディから通常の義体へと移し替えられ10代後半の少女の姿へと戻る事が出来た。

 

ペイロード「…お姉さんに沢山頭をナデナデとハグされた記憶が… 今思えばなんか恥ずかしいですね…///」

 

ペルシカ「『お姉ちゃん大好きッ!』とか『もっとナデナデして〜♪』とか言ってたわね…」

 

ペイロード「それは言わないでください!!」

 

幼女からいきなりメンタルが元に戻った為、幼女だった時の行いが恥ずかしくなっていく。

ペルシカによりペイロードの弄りが済んだ後、ペルシカは話そうと思っていた本題へ移る

 

ペルシカ「今までの事を話すわね。まず……」

 

今までの出来事を話す、バルカンやミニガンの事、資源地帯攻略作戦の事、そして死神の事も…。

 

ペイロードが特に驚いたのは万能者が死神を蘇生させた事だった。

 

ペイロード「本当なんですか…!?正直余りいい気はしませんよ…!フレイムさんとデストロイヤーちゃんを斬り殺したのを見てしまったんですから尚更…!」

 

ペルシカ「すまないわね… あの時の死神とは全く違うとは言え恨んでいるのは当然よね…」

 

自分も死にかけ、仲間を殺した死神と一日一朝では和解は無理だと知っていたがペイロードの憎悪は予想以上に強かった。

 

ペルシカ「…最近ね、更に物騒になってきたのよペイロード、少数精鋭で強化装甲兵器を主な武器としたテロ組織、それと【ネフィリム】と名乗る教祖と謎の教団の存在… 正直言って面倒事が絶えないのは勘弁よ…」

 

ペイロード「私の居ない間に大変な事になってますね…」

 

ペルシカ「ええ大変よ?その不穏な二つの組織の情報集めないといけないから情報収集に部隊派遣したり集めた情報を整理したり… でもあの娘達に負担は出来る限り掛けたくないからね」

 

ペイロード「そうですか… 」

 

ペルシカ「でも安心しなさい。自分の身体は大事にするわよ。過労で倒れる気なんて更々無いからね」

 

流石に過労で倒れる気は無い。働き過ぎて倒れると心配する人がいるからだ。

 

ペイロード「大変な事になってますね… はぁ… 色々と気難しいです…」

 

ペルシカ「死神の件と言い、仲間の件といい本当にすまないわねペイロード…」

 

ペイロード「いえ… 大丈夫です… なんとか頑張りますよ…」

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

娘が出来た!(ゴリ押し)

 

 

「ちっ… 前は私が言いかけで目覚めやがって… 気にくわねぇな本当、イライラする」

 

バルカン「…またお前かよ… 私の姿して何が面白いんだよ」

 

あの貞子(3Dバージョン)の夜、さっさと寝たバルカンは何も無い白い空間に入り鉄血化して自分の姿をした存在に話しかけられていた。

 

「それにしても無様だなww 存在しない物(幽霊)にビビるなんてww 常識的に考えろ世、あはは!

私が成り代わってやろうか?多分お前ぶっ壊せば成り代われるかも知れないからな」

 

バルカン「止めてくれよ、その前にお前は何物なんだよ」

 

「あぁ、それね。我と汝、汝は我、ドッペルゲンガーモドキ、そんな所かね?もっと細かく言えばお前、鉄血化って出来るよな?」

 

バルカン「そうだが… それがお前と何の関係があんだよ」

 

「鉄血化した時の鉄血特有の残虐性、それがバグを起こして私と言う人格モドキが生まれたって訳よ。まぁ、推測でしか無いんだな」

 

バルカン「よく分からんが、取り敢えず私の娘が出来たって事か!」

 

「頭ハッピーセットなのか?お前?」

 

バルカンが突拍子もない事言い、困惑する。

 

バルカン「いやさ、私の中から生まれたって訳だろ?赤ちゃんも身体の中から生まれるだろ?そう考えると私の娘って事になるな…」

 

「なんだよ… その思考… 脳味噌腐ってんのかよ…」

 

ガチでドン引きし始める。

本当の話、ぶっ壊してやれば自分が乗っとれるのでは?と考えていたが、なんかやる気が失せていった。

 

バルカン「でも待てよ… 私とスミスの間じゃなく、私だけで生まれたから…… 細かい事は気にしないで… 私とスミスの子供って事だな!

もう〜可愛いな〜!私の娘は!

(マイナスな事は考えないで行こう!マイナスな事考えるとマイナスな方向に行っちゃうしな私!取り敢えずゴリ押しちゃえ!)」

 

「うわぁ!抱くつくなキモい!ウザい!」

 

抜け出そうとするがガッチリとボールドしていて抜け出せない。

やっぱり脳筋なのは相変わらず、この場をゴリ押しでどうにかしようとしたバルカンだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二機の二足歩行の強化装甲兵器は眼前の街は焼け落ち、戦争でも起こしたかの様に荒み果てていた。

防衛兵器は無残にも片っ端から無力化、破壊されそれでも尚、残った兵器や武器を掻き集めその二機を破壊しようとするも砲弾やロケット弾は全く当たらない、それどころか場所がばれ、逆に破壊される始末。

 

『クソが! 雑兵だらけか、ここは! どうなんだテメェは!?』

 

『さっさと終わらせよう、一方的過ぎて戦いとは言えない、ただの虐殺だ』

 

P.A.C.Sの強化版、それはもやは別物であった。

縦横無尽に空や街を駆け回り破壊の限りを尽くす鋼鉄の圧倒的暴力であった。

 

その日、人類人権団体過激派の基地、グリフィンの基地等、街一つが廃墟と化した。

 

 

 




終わりなんて考えて無いからどうしましょ…?

少数精鋭のテロ組織…
一筋縄では行きませんぜ…


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

災難と保険

S13基地のピンチにリホ指揮官は…?


鉄血ハイエンドモデル【主任(チーフ)】の脅迫から1日後、戦術人形達はヘルメットを被り工事に勤しんでいた。

 

縦枠をはめ込み、そこに生のコンクリートを流し込む基礎工事は午前中に終わった。乾くまでの数日の間、材料の加工などしなければならなかった。

 

バーベキューの後であり、活気付いていたがリホは気分がどんよりとしていた。

 

リホ「(はぁ… 【例の奴】か… 正直どんな奴か分からんけど万能者絡みの事やし大丈夫やな… まぁ、保険は掛かるけど)」

 

機密通信でタナカさんと万能者と話をした。万能者の事だし何とかなるのは確定だとしても自分も何かしなくては申し訳ない。

 

リホ「久々に即席で色々作って()()()も時に色々やっとおくかの… 主任(チーフ)相手じゃまだコイツらには身が重いからの…」

 

あの抜け目ない奴(チーフ)の事だ。ダミーを複数で確実に潰しにくるのは容易に想像でき、他にも罠や策略を張り巡らしているのは確定だ。

 

取り敢えず、自分の反応を誤魔化す為のダミーを設置して戦術人形達、特にコルトちゃんやタチャンカ、WA2000辺りはこういうのが鋭い為念入りに工作作業をする。

 

リホ「鉄血時代の隠蔽工作技術が役に立つ日が来るんやな〜 あの時はバレせん様に必死やからな」

 

オーガスプロコトル、そしてマザーブレインである【エリザ】の配下に入るものの影響を受けなかったリホ、当時の改造者(リホーマー)はその事をバレまいと様々な隠蔽工作技術を使っていた。

バレたら死が待っている為、常に必死だった為と言う事もあり、かなりレベルの高い練度と化している。

 

リホ「(コレでええか… そんでワームホール開いてスクラップヤードに移動して…)」

 

龍脈の力を使いワームホールでスクラップヤードに移動、汚れているが大量のスクラップに囲まれた環境はリホにとっては宝の山、作業用P.A.C.Rをバックパックから出して作業を始める。

 

リホ「(熱源を大まかに探知する装置作らへんとな… 大まかな方角さえあれば、その方角の地形から狙撃ポイントを割り出して大まかな弾道は予測出来る。それをワームホールで弾道ずらせば… まぁ、保険やからな)」

 

大まかな方角さえ分かれば、その方角にある地形から狙撃ポイントを割り出し弾道を予想、ワームホールで弾道ずらす算段だ。

まぁ、あんまり精度が良くは無いが無いよりはマシである。

 

リホ「(そういえばな… もう見なくなったあの夢、その夢に出て来るリサ・アルマスって人とその記憶… それも調べへんといかんな… ホンマにやる事多すぎやろ…!)」

 

何処か、そういう情報を調べてくれる所に調べて欲しい…。と思ったがそういう情報屋との繋がりはゼロだ。

 

リホ「(裏の情報… リサ・アルマスって人が死んでいたとしてもその人の情報が分かる情報屋がいるの… )」

 

しかし

報酬を支払う大金があっても、そんな情報屋との繋がりなんて無い。

 

 

そんな事は一旦置いて、作った大型の熱源探知機をS13基地へすぐさま移動した。もしもの時に備える為に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その者は崇められていた。

 

神は死んだ。

そう思わざる得ないこの世界に降り立った神と…

 

人ではあり得なず進化し続ける身体能力と能力

 

雨や晴天、雪、雷、磁力、天候すら操る力

 

一度見た物を覚え暗記し応用してしまう程の人知を超えた知性

 

 

人ではあり得ない超常現象を起こす彼女を崇め奉り教団が出来た。天から落ちてきた者(ネフィリム)と名呼ばれて…。

 

 

 




リホさん、情報を集めるかな?って考えだす。

そして、もう一つのネフィリムのフラグを立たれた〜…

万能者ですら戦ったら重症は覚悟しないといけん存在かも知れん…
下手しなくてもヤベェ存在です


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

死神ちゃんの日常

死神ちゃんのグリフィン内での様子

死神ちゃんが出した被害
EA小隊
デストロイヤー・ガイア特殊仕様とフレイムの殺害
M109ペイロードが重症
その後の送られた偵察部隊の殺害

…からするにグリフィン内でもかなり…


死神「これは酷過ぎデスよ…」

 

死神はこの惨状に心から嘆いていた。

 

自分の部屋の郵便ポスト、社内報とか受け取るのだが大量の手紙が詰まっていた。その手紙の内容は「この世から消えろ」や「死ね」など心無い文字が並んでいた。

悪戯にしては悪質過ぎる。

 

死神「まぁ、仕方ないデス… 色んな人傷つけたり殺したんデスから」

 

予想は出来ていた。

 

幾ら、自分が無力化されていてもよく思わない人達や戦術人形達の嫌がらせの事を。

ここ最近、嫌がらせがエスカレートしていた。最初は物を盗られ、そして靴に泥や石、毛虫、画鋲を入れられたり…。

 

死神「よし!朝ご飯にするデス!今日の朝ご飯はカレーデェス!」

 

当の本人はそんな悪意に負けまいと元気に過ごしていた。

 

朝から元気よく、カフェに向かって小走りしカフェでテーブルを拭いていた春田さんに挨拶、この時間は誰にも悪戯や意地悪されない時間。

 

もし、数少ない死神ちゃんの理解者の春田さんの前で()()()()やろうものなら問答無用で出禁食らうハメになるからである。

 

死神「やっぱり春田さんの料理は美味しいデスなぁ!グリフィン1デスよこの美味しさデェスっ!」

 

春田「あら、ありがとうね♪

(いつ見ても美味しそうに食べるわね、見てるこっちもお腹が空いちゃう)」

 

朝ご飯を済ましたらカフェで春田さんのお手伝い。…と言っても皿洗いと掃除だけしか出来ないがそれだけでも結構な重労働で終わる頃には8時から10時に、約2時間掛かっていあ。

 

春田「毎日毎日、本当にありがとうねリーちゃん」

 

死神「此方こそ温かい居場所をくれてありがとうなのデス」

 

春田「あ、コレいつもの御礼ね」

 

死神「クッキーありがとうデス!」

 

その後、また春田さんのカフェでランチを食べ、眠くなってきたのでグリフィン本部の敷地内の広場の芝生の上に寝っころがる事に。

 

死神「はぁ〜… 恋っていいデスな〜 ズキュンって胸を撃ち抜かれたように恋に落ちるなんてコレは運命の人かも知れないデスからね〜…」

 

色んな事を思う死神ちゃんだが…

 

死神「それにしても……木漏れ日が気持ちいいデスゥ… (( _ _ ))..zzzZZ」

 

午前中の仕事で疲れていのか、木漏れ日が刺し天気がいい中、速攻でスリープモードに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

死神「zzzZZ… zzzZZ… ンン… ん?… 結構寝てた感じデスね… ふぁ〜あ… んん…っと!さて…行きますか!」

 

夕暮れ時、寒くなって来た為か起きた死神ちゃんはカフェへと向かった。勿論、晩御飯を食べる為でもあるのだがもう一つの目的があった。

 

それは彼女なりの息抜き、娯楽、趣味だ。

 

死神「やっぱり春田さんの手料理最高デス… っとそろそろやるデスか」

 

カフェのカラオケの機械をオンに、そしてマイクを軽く2、3回叩いてマイクの確認する。

 

死神「…さて!歌うデスよ〜!」

 

その場にいたグリフィンの職員や戦術人形達が一斉に注目する。そして彼女の歌声が聞こえ始める。

 

死神「………〜♪………〜♪」

 

歌っているのがポップな極?と元気でアニメの歌の様な歌声

 

死神「……〜♪………〜♪GO GO デェス〜♪」

 

まぁ、カフェで結構歌うのが恥ずかしい曲を平然と元気よく歌っている鉄血ハイエンドがここに居た。

 

本人に至っては真面目に歌っているが…。

 

 

そして曲が終わり、死神ちゃんはマイクをカラオケの機械に戻してた。

 

死神「はぁ〜… 色々とスッキリしたデェス( ̄▽ ̄)」

 

 

嫌がらせは受けるも結構自由に毎日を過ごしたいた死神ちゃんたった。




グリフィンの春田さん経営のカフェで【手紙】を歌う死神ちゃん


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

度の過ぎた悪戯

バルカン「〜…んな事があったんだペルシカ」

 

ペルシカ「まず言うけどこの話は誰にもしてないわよね?」

 

バルカンの中に出来た謎の人格、バルカン曰く娘らしい。だが余りにも突然過ぎた。そして諸事情(DG小隊のノアの三つ子の出産)の件もあり忙しくなりそうな時期だった。

 

バルカン「誰にも話してないぞ。スミスに一番に報告しようと思ってたんだけどな、念の為に先に報告した方が良いかなって思って…」

 

ペルシカ「はぁ〜… さっさと精密検査するわよ。で?なんかその人格何言ってたの。さっさと言いなさい」

 

バルカン「『他にも居たけどぶっ壊した』とかなんか色々言ってたな…」

 

ペルシカ「そう… 色々忙しくなるからさっさと済ますわよ」

 

そしてバルカンのカミングアウトによって精密検査する事となったバルカン。

 

電脳の状態やコアの状態、電子回路やバグがない短期間で突貫作業め調べ尽くす。まだ仕事がある為速攻で…、でも念入りに調べること30分後。

 

ペルシカ「そう言う事ね… 貴方、幸運ね。ソイツに助けられたみたいね」

 

バルカン「?」

 

ペルシカ「暴走時に貴方の性格の一部一部から人格が生まれて大量の負荷が掛かったのよ。それが5日間の間、目を覚さなかった原因ね。そしてソイツは『他には居たけどぶっ壊した』って言ったわよね」

 

バルカン「そうだな… 」

 

ペルシカ「本当なら大量の人格が生成された影響で過負荷になって電脳がショート、最悪の場合は死… 良くて廃人になってたわね… コイツが大量の人格を破壊してくれたおかげで負荷が軽くなって貴方は無事でいられたって事」

 

バルカン「そりゃ凄いな… 流石は私の娘… 知らない間に私の命まで救ってるなんてな」

 

ペルシカ「何故に娘?それと偶然じゃない?」

 

バルカン「私の中から生まれたんだから女同然だろ?理由はどうあれな、妹と一瞬に可愛がらないといけないのは当たり前だろ?」

 

ペルシカ「ま、まぁそうしておきましょう、今の所は無害だし、こっちは色々と忙しいから後でいいかしら?」

 

バルカン「ん〜… 大丈夫だ、問題無い」

 

今と無害、そしてペルシカは忙しく、手が回らない為に今は放置。そんな感じで精密検査は終わるとバルカンは暇な為、フラフラと散歩をする事にした。

 

 

 

 

 

バルカン「ん?」

 

ふ、と気づくとスミスの部屋が目の前を通り掛かっていた。スミスと付き合うキッカケでもある。

 

バルカンは何となくスミスの部屋のドアノブに手を掛け握ってみるとドアが開いた。

 

バルカン「(や、ヤベェ… 入っていいのか?入っちゃうよ?マジで… いや…… ちょっとだけなら… うん、ちょっとだけ…)」

 

彼氏(スミス)の部屋に入る

 

 

そういう欲望や誘惑にはバルカンは滅法弱い。ちょっとだけ…がちょっとだけじゃなくなる

 

バルカン「ス、スミスのベットだ… (スミスの匂いだ うわぁ… マジで良い匂い… このまま寝ちゃっていいよね… もう寝よ)」

 

毎日、ここでスミスが寝ている。そう想像すると色々と期待してしまう。そして更に少し悪戯を思い付く。

 

バルカン「(ふふ、私が裸でベットに寝てたらスミスはどういう反応するかな… もう思いっきり全裸で寝てやる… うふふ、楽しみだな〜…)」

 

その場で服や下着を脱ぎ捨て部屋の中に放り出す。彼氏への過激な悪戯、その反応にわくわくしながら匂いを噛み締める。

 

バルカン「(スミスの布団で、スミスの毛布で寝てる…

…はぁ…幸せ〜…)」

 

背徳感を感じるがこれはこれで至福の一時だった。

 

 




たまに色々とぶっ飛んだ事やらかすバルカン…

こりゃどうなんだろ…(遠い目


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

色々と…

NTKさん作『人形達を守るモノ』を見ると分かるよ!

https://syosetu.org/novel/190134/99.html

この小説は健全です!(嘘)


 

バルカン「………………〜〜」

ボォーーー………

 

朝からご飯をカフェで済ましてからバルカンはずっとイスに座ってぼーっとしていた。

 

確かに幾らかは、

ちょっとだけ期待していた自分がいた。

 

 

…でもあんな事やらそんな事まで……

 

 

思い出すと顔が真っ赤になる。

そして更に期待してしまって身体が疼く…

まだ問題があるからって理由は分かってるけども…

 

バルカン「もう…、スミスが居ないと私無理だよ〜……」

 

『行為』こそはしなかった。だが、刺激が強すぎて何度もイッてしまいずっと堪えていた。スミスもなんかそれに応じて激しく……

 

もう、滅茶苦茶にエッチい事されまくっていた。

 

バルカン「……もっとスゴイ事にしてやろうかな♪

私の………を使ってミルクアイスとかクッキーとか色々と作って〜……

あ〜ヤバい…

完全に期待してしまってる私……

…もう〜… スミス大好き、エヘヘヘ…」

 

悪戯っぽい頬笑みを浮かべ色々と考えてしまう。

案外、オシオキされても懲りてはいなかった。

 

バルカン「今日寝よ… 昨日の事で疲れたわ……」

 

流石にバルカンと頑丈な身体を持つバルカンと言えど、朝まで弄り倒され、胸部弾倉を整備(意味深)されたりとオシオキされた為、体力的にキツかった。その為今日は身体を動かさずに休む事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

20600110

 

研究記録…

被験者は戦争により戦闘困難となりこの試験に志願した者を中心としている。

 

 

被験者1…片足、片腕欠損

手足の人形部品と肉体の接合に問題発生、錆により定期的な取り替えが必須

 

被験者2… 脳の一部の欠損、全身麻痺

一部電脳に置き換えて、経過観察後5日後に死亡が確認

被験者が死亡してしまったもののや貴重なデータが出来た

 

 

 

 

 

 

被験者・番外…両手

ハッキング用にハッキングツールを内蔵した義手を装着、肉体と機械の接合の問題は解決し、最適でも1年の連続での使用が可能となった。

 

また、専用の自衛用ドローンにより自衛を可能になった。

 

無断な試験の為

この事実はこの研究記録(紙媒体)を写す事を禁ずる

 

 

 

 

 

人体と人形部品の融合、または人間の意識を電子化しその意識を人形へと憑依または元に戻す技術は軍事利用される可能性が出た為、凍結

 

一部技術を平和的利用の目的としヨゼフ・アルブレヒト氏に寄与

 

 

 

 

 

ビュージキャノン

ムカデ砲から着想を得た兵器

最適30〜40キロ級のAP弾、鋼甲榴弾を射出可能

 

小型核弾頭も射出可能だがそんな用途に使われる事はないだろう

 

 

設計図提出後に費用の関係で却下

 

 

 

 

 

正規軍及び、90wishの干渉の可能性がある為、この文章は期限である60621001をもって

秘書兼護衛鉄血上級ハイエンド主任(チーフ)が破棄すること

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チーフ「はぁ… ちゃっかりこんなモンまで残してるなんて… 昔から人形使いが荒いなぁ リサ…… 」

 

 

目の前にあるモノ、それは培養液に入ったナニカ

それは蝶が舞った日に命潰えた存在

 

チーフ「これは〜… 面白ろそうな事になるな!ギャハハハハ!」

 

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

冗談が本気に

色々と馬鹿げてるけど的を射ている?

ほぼ、あの影響が強いけど…


あのオシオキ(意味深)から1日後。未だにあの感覚がちょっとだけ残る中、バルカンはペルシカに呼び出された。バルカンは自分の長いにいる相変わらず口の悪い娘の事だと思ったがそうではないらしい。

 

その話の内容は【雷槌(ニョルニル)】についての事だった。

 

バルカン「あれ… 確かに強いけど欠陥だろ… 」

 

ペルシカ「すまないわね… 電脳空間での試験しか出来ない様な代物だからこんな事にはなって… 」

 

バルカン「取り敢えずさ、用件はなんだ?」

 

ペルシカ「ニョルニルについてだけど、暴走の原因は過剰発生する電気が逆流してメンタルに悪影響を及ぼしているみたいね。その問題は【ハイプラズマブースター】って倉庫にあった産廃でどうにかなったわね」

 

バルカン「?」

 

ハイプラズマブースター

ペルシカ曰く、小型で強力なブースターとの事、しかし、消費電力が恐ろしく馬鹿げている程に高く、電力源の問題で産廃となったブースター。

それをコーラップス技術で生み出し、二機搭載。それにより、より速く火力の高い攻撃が可能になったの事。

 

ただし…

 

ペルシカ「〜…、でもね。全速力は出さない事ね」

 

バルカン「どうしてだ?」

 

ペルシカ「余りに高速過ぎて貴方の身体でも持たないからよ。一応制限掛けてある程度しかスピード出せない様にしたから。

…嫌でしょ?スピードの出し過ぎで自動車事故みたいにグチャってなって死んじゃうの?だから『スピードは出し過ぎない』肝に銘じておく事よ」

 

バルカン「わ、分かった… 流石にもう私は死ぬ気は無いから安心しろよ」

 

そのハイプラズマブースターのエネルギー問題は解決したものの性能が良過ぎる為か高速過ぎてバルカンでさえ身体が持たない程の化物と化していた。

それだけ【雷槌(ニョルニル)】の発電量が凄まじいって事が実感させられる。

 

ペルシカ「…あと他にもやって貰いたい事があるんだけど… 」

 

バルカン「え?まだなんかあるのか?」

 

まだ他にあるの?とバルカンは困惑したがペルシカのことだ。きっと大事な事に違い無いと聞く事にした、…がその一言は予想外な事だった。

 

ペルシカ「貴方、歌って歌えるかしら?」

 

バルカン「は?」

 

突然のペルシカのその発言にバルカンは固まった。

 

ペルシカ「戦ってる中で歌えばその歌で感情のリソースが割かれて暴走しなくなるんじゃないかって」

 

バルカン「何故にそうなる!戦ってる中に歌うなんてアニメの中じゃあるまいし無理だろ!」

 

ペルシカ「えぇ〜、お願いやってよ。色々とデータ取りたいから」

 

バルカン「それは結局、そのデータ取りたいだけどだろ!」

 

ペルシカ「曲は何がいい?撃槍ガン○ニール?それとも負けな○愛が拳にある かしら?」

 

バルカン「おい、止めろ。色々そこは厳しから!」

 

ペルシカ「…………… で、貴方は歌とか歌えるの?」

 

バルカン「人の話し聞いてないな!コンチクショウ!

はぁ……もう… 私は歌とかそういうのやった事ないから分からない」

 

ペルシカ「そう… ならやりなさい」

 

バルカン「やるの?マジで?恥ずかしいよ…」

 

ペルシカ「やりなさい、バルカン(圧)」

 

バルカン「(これ、やんないと絶対いけない奴だぁ…)

……やってやるよ… 音痴でも愚痴るなよ!」

 

ペルシカ「ありがとうね」

(本当は冗談でいったけど… 面白そうだからやらせましょう)

 

カラオケとか歌とか音楽関係のそういう事は一切やってないが、ペルシカは取り敢えずやらせる事にした。

 




尚、ペルシカさんはシンホォでギアのアニメを少し見て影響を多少受けてます…
冗談が本気に…


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

カラオケと行き場の無い怒り

【歌】で感情リソースの一部を使い、精神を安定させ暴走を起こすリスクを限り無くし、低くする。そんなかなり滅茶苦茶な理由で今までカラオケすらやった事ないバルカンは歌わないといけない事になった。

 

そんな事でバルカンはグリフィン本部直轄の街の娯楽施設、そのカラオケルームを一日借り、ペルシカとバルカン、ペイロードと死神。

 

ペルシカ「〜〜……っという訳でカラオケルームを丸一日貸し切って貰ったわよ。存分に楽しみなさい」

 

バルカン「今考えたが休みたかっただけだろペルシカ」

 

ペイロード「そして何故私まで… それとなんで()()()まで呼んだの?」

 

死神「…………」

 

バルカンはそうでも無さそうだがペイロードは納得がいかない、最悪の気分だった。性格が変わったとはいえ仲間を目の前で斬殺した張本人が目の前にいるという事に。

 

そういう事もあり気不味そうに黙って端っこの隅で座っている死神。かなり気不味い雰囲気でカラオケが始まった。

 

ペルシカ「貴方からやりなさい。貴方の為に貸し切り状態にしたんだから。後、多忙過ぎて疲れたから休みたかったからね」

 

バルカン「遂に本音言いやがったよ」

 

ペルシカ「一応、新しい試みで実験データが欲しいからその必要費用って事で難しい言葉並べて費用掻っ払ってはぐらかすの難しいのよ?だからさっさとやりなさい。私はデータを取りながら休んでるから」

 

バルカン「何この天災… いつか私に効くくらい強力な媚薬かなんか作って飲まされそうで怖いんだけど」

 

ペルシカ「それもいいわね、今度やりましょう」

 

バルカン「いや、マジで止めてお願い」

 

本気でやりそうで怖い。思ったバルカンは色々と剣呑な雰囲気の中だが、やらなければならなく曲を選び、曲を掛かると歌い始めた。

 

バルカン「〜〜〜…♪〜〜〜…♪」

 

モジモジして恥ずかしそうに歌っているバルカン、そしてペルシカは端末を見ながらバルカンの状況を確認しつつ、注文したフライドポテトを食べていた。

 

ペルシカ「ん〜… 恥ずかしがらないで歌って?さっきから緊張しまくってあんまりいいデータ取れないのよ」

 

バルカン「こういうの初めてなんだから仕方ないだろ…///」

 

ペルシカ「それもそうね、死神ちゃん?」

 

死神「…? なんデスか?」

 

ペルシカ「歌とかよく歌ってるでしょ?今できる?ペイロードの事は安心しなさい。手出しなんてさせないから」

 

死神「わ、分かったデース…」

 

さっきからイライラしてる顔から真顔になり冷静を無理に装っているペイロードだった。

 

カラオケ端末から曲を選び死神はマイクを持ち、曲が掛かると歌い始めた。

 

死神「〜〜…♪〜〜…♪」

 

その曲はかなりテンポの速い曲、かなり早口になり難しい曲だが余裕で歌っていた。彼女の明るい声でその場のテンションは上がっていく。

だがペイロードだけは変わらずに終わって欲しそうにしスマホを弄り始めていた。

 

ペルシカ「かなり上手いわね… はぁ… ペイロード、貴方と一曲歌いなさい。今日は貸し切りなんだから…」

 

ペイロード「今の私はそんな気分になれないですよ」

 

ペルシカ「はぁ… 確かにあの事を根に持つのは分かる。けど今はそういう場では無いから。彼女はもう人間程の身体能力しかない元鉄血ハイエンドモデルよ。こんなか弱い彼女を倒したとしても、復讐にもなんにもなりはしないわよ」

 

ペイロード「………分かってますよ…!

…でもどうしろと!?私の目の前で仲間を斬殺した奴がもう無力化したから大丈夫って納得出来るわけないですか!この私の行き場の無い怒りをどうしろって言うんですか!?私は認めません、絶対に復讐してやります……!」

 

 

そのペイロードの言葉によりカラオケルームは一瞬にして静かになった。




死神に対しての思い
ペルシカ
普通に接してる

バルカン


ペイロード
復讐の対象、仇


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

思い

ペイロード「………分かってますよ…!

…でもどうしろと!?私の目の前で仲間を斬殺した奴がもう無力化したから大丈夫って納得出来るわけないですか!この私の行き場の無い怒りをどうしろって言うんですか!?私は認めません、絶対に復讐してやります……!」

 

 

そのペイロードの言葉によりカラオケルームは一瞬にして静かになった。

 

ペイロード「なんでEA小隊を壊滅まで追い込んだ奴と仲良くしなきゃいけないの…ッ!? こんな狂ったゴミクズなんか絶対に私は認めないッ!」

 

そう言うと死神を睨み、そしてカラオケルームの扉を壊れれるんじゃないかと思う程の勢いで開き出て行った。

バルカンは直ぐに追いかけようとするがペルシカに止められた。

 

バルカン「ちょっと待て…ッ!」

 

ペルシカ「…バルカン!

こんなんじゃ暫く放って置いた方がいいわよ。追い掛けて説得しようとしても逆に冷静じゃ無くなるわ…」

 

バルカン「………… 分かったよ… ペルシカ、今日はここでカラオケなんかしてる気分じゃ無くなった… 帰る」

 

ペルシカ「流石にダメよ。貴方はのこりなさい」

 

バルカン「アレを間近で見てまだまだやる気か?ちょっと無理があるぞ…」

 

流石に実験であってもペイロードのあの様子を間近で見てここでカラオケを続けようと思わなかった。ペルシカはそんな様子のバルカンにある事を聞いた。

 

ペルシカ「バルカンに答えて欲しい事があるのよ。

貴方は死神の事をどう思ってるのかしら?復讐の対象?それとももう無力化された無害な人形か。それとも他に何かあるならおしえて?」

 

それはバルカンが死神の事をどう思っているのかを知りたいと思って言った質問。

バルカンは一回固まり、カラオケルートの端っこのイスで怯えながら座っている死神をチラ見し、本心をペルシカに話し始めた。

 

バルカン「激情に駆られて怒って最初は殺したい、復讐したい、仇を討ちたい。って思ってたよ… でも今はどうしていか分からないんだ… 仲間を殺されたけど… 本当にこれでいのか分からないんだ… 」

 

バルカンは死神の事で葛藤していた。死神は確かに仲間の仇だ。しかし本当に、復讐だから、仇だからと言っても殺す事に迷いが生まれていた。

 

バルカン「あとな、死神がな、ミニガンの所に毎日毎日お見舞いしにいってんだよ。そんでミニガンと楽しそうに話したんだ… 流石にそれ見たらもうな… 私じゃ、どうしたらいいか分からないよ…」

 

ペルシカ「そう… 分かったわ。でもデータは取らせて。じゃないと私があの堅物な奴(ジル)にグチグチと色々言われるからお願いね?頼むから」

 

バルカン「おいおい…… 全く、分かったよ…」

 

珍しく頭を下げる、普段滅多な事では頭を下げないペルシカのその異様さにバルカンは取り敢えずペルシカに指示された通りに曲を流し、死神と交互に歌う事に。

バルカンは恥ずかしがりながら、死神はさっきまでとは違いちょっと気を使い大人しく…。

 

そして数時間後、ずっと歌っていた為か流石に疲れ始め

 

バルカン「もう無理… 声出ねぇよ… 」

 

死神「流石にもうキツいデスよ〜… 」

 

ペルシカ「まだ、データは欲しいけど分かったわ。次は電子空間での模擬戦での効果の検証と行きましょうか」

 

バルカン「まだやるのか?」

 

ペルシカ「こんな調子じゃ無理そうだから明日よ。だから今日はゆっくり休みなさい二人とも」

 

この後、三人は暫くカラオケルームで唐揚げやピザと色々と注文し昼ごはんを食べた後、カラオケ屋を後にした。

 

 

 




ちょっとお借りした人
MALE DOLLS外伝より…
ジル・フローライト
TVRチームの開発主任の人
安定と実用性を重視する真面目な人で天災な人とはほぼ真逆
外伝の研究日誌に置いては【雷槌】を欠陥品と結論づけている。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

復讐心

カラオケ店での出来事から1日後、死神とペイロードが来る様に言われた。

 

 

 

ペイロードは死神を目にすると殺気を向け、拳から血が流れる程強く握り締め、今にも掴みかかり首を締めるんじゃないかと思う程の形相だが、ペルシカが間に入りペイロードを止めていた。

 

ペイロード「なんですか?そこの鉄屑を解体する許可でも降りたんですかペルシカさん?」

 

ペルシカ「違うわよ。この問題を手っ取り早く解決しようと思ってね」

 

死神「(な、なんデスか… この殺気… まぁ、こんな殺気向けられても仕方ない事したんデスが……)」

 

自身に向けらるドス黒い殺気、そんな殺気を向けられては流石に何も言えない。ペルシカの指示に従うしか無かった。

 

ペルシカ「死神の戦闘データの収集、その為に電子空間の精神と時の空間(メンタルクロックルーム)での模擬戦闘、お願い出来るかしら?」

 

ペイロード「分かりましたよ。実際に現実で後ろから後頭部ぶち抜きたい所ですがね」

 

ペルシカ「それは無理。やったら流石に色々と困るから」

 

ペイロード「……チッ…… 分かりした… 」

 

ペイロードと死神は電脳空間へと入る。

そして、一旦硬いベットへ寝転がり、首にコードを差し込んだ。

 

ペルシカ「じゃ、二人とも電子空間に入るわよ。力を抜いてね (これで多少はマシになればいいけどね……)」

 

ペイロードの復讐心、それはもう話し合いではどうにもならない程に強い。これで多少は良くなればいいのだが… と思っていたペルシカは二人を電子空間精神と時の空間(メンタルクロックルーム)に二人を送り込んだ。

 

 

 

電子空間内、着々と戦闘フィールドが形成。場所は密集した市街地。見通しが悪かったり良かったらりと狙撃するには微妙な地形。奇襲や待ち伏せに適した地形。

 

二人はその市街地の両端のリスポーンポイントに着いた。

 

ペイロード「前回は死にかけましたが同じ様に行くとは思わない事です…」

 

心に復讐の火を灯し、ペイロードは自身の銃(XM109ペイロード)を握り締め、標的を殺さんと市街地を駆け抜ける。

 

元から短い銃の全長から銃剣を取り付け、重量を上げていた。近接戦に対応する為と重量を上げ反動を軽減させていた。

 

ペイロード「(絶対に許さない… 皆んなをあんな目に遭わせて貴方はへらへらと…… お前に幸せになる権利なんて無い、地獄に落ちろ……ッ!!)」

 

市街地を駆け抜け、移動中に死神を発見、大鎌を装備しておらず無防備であった。ペイロードは躊躇なく銃口を向け放った。

死神は避けもせず腹に穴が開き武器も生成しなかった。

 

死神「……これで私を殺して気が済むなら殺るデスよ。ここでは死なないなら何も怖く無いデス!」

 

ペイロード「抵抗しないんですか。なら遠慮無く貴方を殺し続けますよ……ッ!!」

 

死神「んギャッ…!滅茶苦茶痛いデェス…ッ!けど、まだまだぁ!!」

 

死神は25mmの弾丸を身体に受け吹き飛ばされミンチになるも再生していく、ペイロードは構わずに腕や腹部と撃ち続ける。

 

ペイロード「絶対に許さない!この鉄屑が!ジワジワとなぶり殺してやりますよ!」

 

死神「…ン……っ…!グッ……!い"…だ……!

(流石に痛過ぎデスよ…!でも私が何かしちゃいけないデス…!したら最後、二度と仲良くなるのは無理になっちゃうデス……!)」

 

武装も出さず、ただひたすらペイロードの苛烈な攻撃に耐えていた。

 

死神「(ペイロード…分かってて… 分かってて急所(コアと電脳)を外して撃ってるデス…!本当にジワジワと拷問の様に殺すつもりデスなこりゃ!)」

 

文字通りただでは死なせないつもりのペイロードだった。



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

目を覚ませ…ッ!

電子空間で死神とペイロードのもはや戦闘とは呼べないモノとなっている頃、現実世界ではペルシカに呼ばれたバルカンが16Laboの研究室に入室していた。

バルカンはまた何か変な薬でも飲まされるのではないかと少し身構えていたがペルシカの複雑な表情から察するに別の案件らしい。

 

バルカン「来たぞペルシカ、なんの……… おい、このモニターに映ってるのはなんだ?」

 

ペルシカ「……バルカン、今死神の戦闘データの収集だけど… これはもはや戦闘ではないわね… こんな残虐な妹の姿、兄のバレットに見せられないわよ…」

 

バルカン「ペイロード…………

…こ、こんなのおかし過ぎるだろ…… ペルシカ、なんでこんな事をした?あぁ?」

 

ペルシカ「死神ちゃんが言い出したのよ…『この電子空間を使ってペイロードの復讐心が無くなるまで私を撃ちまくって殺しまくればいいデスよ』って… 反対したけどどうしてもって言うから…」

 

バルカン「あんなに撃たれて…死神は感覚が無いのか?」

 

ペルシカ「いえ最初から普通に貴方達と同じように感覚はあったわよ。それでもリバイバーのレーザーを全身に浴びても、ナイトメアの冷凍攻撃を足に受けても動じず反撃して来たのよ…」

 

バルカン「嘘だろ… 」

 

驚きだった。初めてあった時から感覚や感情が無いと思っていた。しかし、感覚があり、それを踏まえて自分の攻撃やリバイバーのレーザー、ナイトメアの冷凍を食らっても尚、動じていない事に…。

 

それよりも目に入るのはペイロードの復讐心、肘や肩、膝と関節を重点的に撃ち、再生した瞬間に再生した箇所を更に撃ち込む…。ただただ苦しめる様な拷問の様な戦い方をしている。

 

バルカン「ペルシカ… あの空間に入れるか」

 

ペルシカ「何する気?」

 

バルカン「止めに行くんだよ。この戦いを」

 

ペルシカ「ならいいわ。行きなさい。だけども "もしも" があったら止めるわ。で、貴方の装備は?」

 

バルカン「いらねぇよ。この戦いを止めるには武器は余計だと思うからな」

 

ペルシカ「なら準備するから貴方も準備してね」

 

そして数分後、バルカンは電子空間へと入っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

ペイロード「まだ強気でいられるなんて…、まだ苦しめ方が足りなかった様ですね…ッ!さっさと泣き喚いて精神ブッ壊れなさいッ!鉄屑がこの世から消えろ!お前なんか幸せになっちゃいけない奴なのよ!」

 

死神「グギィ………(痛いデェス… 流石に鉛玉受け過ぎて意識が朦朧と…… コーラップスが切れる… こんなのハジメテデス…ネェ…)」

 

かなりの時間、死神は無抵抗で撃たれて続けていた。その為かコーラップス液の容量が無くなり再生も少しずつ遅くなっている。

 

ペイロード「鉄屑、貴方は私の仲間と他にも色々と殺したんでしょ?本当は現実世界でコアブチ抜きたいのだけどもね… 」

 

死神「ソ、ソうデスか… ならココでブチ抜け…バいいデスヨ… 」

 

ペイロード「どうせ死なないから殺しても意味ないじゃないですか。だから… 貴方が狂うまで私は急所を外して撃ち続けるのをやめない… こういう風にねッッ!」

 

ペイロードは再び銃口を向けようとした。

その時、誰かが腰に腕を回しガッチリホールド、突然の事に振り解こうとしたが余りにも力が強く振り解けない。

 

バルカン「ペイロードォォォッッ!目を覚ましやがれッッ!」

 

ペイロード「…………ッ!?」

 

その一言により誰がこんな事をしているのか分かったが、次の瞬間、ペイロードの身体は宙に浮いた。そして…。

 

バルカン「うぉりゃぁ!」

 

ペイロード「グギャァッ…!?」

 

バルカンのジャーマンスープレックスがペイロードを襲った。人間でも人形でも出ちゃいけない音が鳴り響く。そして頭へ強烈な衝撃が走り余りの痛さに血が流れる頭を押さえて動けなかった。

 




因みに、ペイロードがジャーマンスープレックスされた場所はアスファルトの上だったり…
人間だとまず間違いなくヤバイです…。
人形でもヤバイけど…



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

熱い激情

バルカン「うぉりゃぁ!」

 

ペイロード「グギャァッ…!?」

 

 

バルカンのジャーマンスープレックスがペイロードを襲った。

人間でも人形でも出ちゃいけない音が鳴り響く。そして頭へ強烈な衝撃が走り余りの痛さに血が流れる頭を押さえて動けなかった。

 

バルカンは身体を反った体勢から元の体勢に戻り身体が見るに耐えない程にボロボロになりつつも意識を保っている死神に話しかけた。

 

バルカン「リーパー、大丈夫か?」

 

死神「カラダ全身がグチャグチャで暫くノ間動ケそうニないデェス…」

 

バルカン「分かった無理すんな」

 

ボロボロの死神を声を掛けた後、痛みが引きフラつきながらも立ち上がるペイロードの復讐に満ちた表情や目を見た。

そして溜息を吐きながら話し始めた。

 

バルカン「お前な… 幾ら復讐だからと言ってな、無抵抗な奴に撃ちまくって何が復讐だ?」

 

ペイロード「う、ウルサイ…! バルカンさんこそ、なんでこんなヤツの肩を持つ?この鉄履は味方を殺した張本人なのに…。

なんで… 私の邪魔をするバルカン?」

 

バルカン「思いっきり邪魔してやるよ。そして、もうお前にこれ以上死神に手出しはさせねえから」

 

ペイロード「邪魔をしない… さっさとここから出て行って… 」

 

ペイロードはバルカンに銃口を向けた。

バルカンは笑いながら近づく。

 

バルカン「はは… あのDG小隊のバレットの妹が…

…ここまで堕ちぶれるなんてなぁ」

 

それはバルカンの本音だった。

 

バルカン「正直な、お前が羨ましかったんだ、真面目でリーダーシップあるし仲間思いで絶対に見捨てない… そんな、お前とその兄とDG小隊に羨ましかった…。

…だけど今のお前はなんだ?確かに敵だ、確かに仇だ。だけども無抵抗な奴を痛ぶり拷問の様に苦しめる… そんなの見たかねぇよ!お前の憧れの兄が今のお前を見たら絶対に『お前は隊長失格だ』って言うぞ!絶対に!」

 

ペイロード「うるさい!うるさい!うるさい…!邪魔をするな…ッ!」

 

ペイロードは引き金を指に掛けた。

バルカンは銃口を胸に密着させた。

 

バルカン「お前じゃ私は撃てないだろ。それとな…うるさいうるさいってなぁ…

お前ぇ…仲間に銃口向けんじゃねぇ!!」

 

ペイロード「………!?」

 

手で銃をはたき落とした。そして更に近距離に詰め寄る。

ペイロードは殴られるか何かしら攻撃がくると思い身構えた。だがその行動はペイロードの予想していたモノとは違う物だった。

 

バルカンは拳を開き、さっきまでの表情とは違い笑顔でペイロードをハグしていた。その行動にペイロードは戸惑いを隠せなかった。

 

バルカン「ペイロード、いつものお前に戻ってきてくれよ…。

憎しみとか復讐とかでこんな残酷な事するお前の姿のなんて私も、お前の兄も二度と戻らないかも知れないフレイムも望まない筈だ…。」

 

ペイロード「………………」

 

バルカン「それに、私は決めたんだ。

…私の決して冷めない熱い激情で絶望の闇を照らす希望になるって。ペイロード…だから私はお前を絶対に諦めない。

…手が届くなら絶対に手を伸ばして救う。

だからさ…、いつものEA小隊の隊長【M109ペイロード】に戻ってこいよ…」

 

 

更に力強くペイロードを抱きしめる。ペイロードは号泣し涙を流し泣き始める。

今まで背負っていた復讐心や隊長という重責と色々な物を忘れて泣き続けた。

 

 

そして20分後

そこには泣き止み、何処か凛々しくスッとした表情のペイロードがいた。

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

一歩、それと不審者(ソホォス)

 

 

ペイロード「グスッ…… うぅ… 本当、私は隊長失格ですね… 」

 

バルカン「誰だって間違う事はあるだろ?私は常に間違いだらけでスミスとかペルシカとか周りの人に心配かけてばかりだしさ」

 

ペイロード「ふふ…、確かにそうですね」

 

涙が枯れ、今まで我慢のしてきたぶんまで泣いたペイロードは涙を拭いてさっきまでとは別人のような落ち着いた雰囲気になっていた。

 

死神「そ、ソの〜 ハヤクおわ… シテ?さ、流石に…… ヤ、バイ、デスよ……」

 

ペイロード「ご、ごめんなさいッ!」

 

バルカン「おお、グロ… ペルシカ!早く頼む!」

 

ほぼ生き殺しで身体がボロボロでグロテスクで直視出来ない状況となっている死神。電子空間で死ぬ事は無いが軽減されているとは言え精神的なダメージが来る。

その為、ペイロードとバルカンは早くペルシカに電子空間 "精神と時の空間(メンタルクロックルーム)から抜け出した。

 

ペルシカもこの電子空間を見ていた為、現実世界と時間の流れは同じで二人が入ってから2〜3時間後だった。

 

死神「つ、疲れたデスよぉ… 今日はもう動きたく無いデェスゥ…」

 

バルカン「すまねぇ… 私も色々と考えててチョット時間が掛かったんだ…」

 

死神「大丈夫デス、元とは言えば私がお願いしてこうしてもらったんデスから… でもこの方法じゃ悪くなるだけだったね… 本当に申し訳ないデスよ」

 

ペイロード「いえ此方こそ。敵意が無いのに何度も苦しめる様に撃ってごめんなさい… 私もまだまだですよ、こんなんじゃお兄さんの足下にも及びません… 本当に情けないです私」

 

まだ完全に分かち合ったとは言えないが、初めの一歩を踏み出した瞬間だった。

 

この後、死神はヘトヘトになりながら自室に戻ると、ペイロードの問題が解決した事により少し肩の荷が降りベットに倒れると同時に爆睡した。

 

 

後日、フレイムとデストロイヤー・ガイアの身体が万能者の手によって復活した事を知る事になる。

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

主任(チーフ)にS09P基地から技術を盗む様に脅されてから3日後、リホは万能者とタナカさんが対策してくれるらしい…。

だが、保険に熱源探知装置を作り、S13地区全体の地形をダウンロードしていた。

 

そして当日の夜。

周囲を簡易のレーダーで探知し状況を確認し基地内に鉄血がいない事を確認すると熱源探知機を設置し遠距離からの精密砲撃に適している地形をしている所を重点的に探っていった。

 

リホ「(もう、ホンマにやめてくれよな〜 せめて一発も撃たれない事にを祈るしかあらへんな…)」

 

「大丈夫よ、タナカと万能者を信用してしなさい」

 

警戒している最中、突然後ろから声をかけられる。

 

ソホォス「お久しぶりね、元気してたかしら?」

 

リホ「はぁ… 今は緊急事態なんやけど?話したる余裕はあらへんぞ」

 

突然後ろに現れたのは謎の人物賢者(ソホォス)、椅子に座りお茶の入った湯呑みを啜っていた。

 

ソホォス「私がいる間は基地には攻撃は通らない、龍脈で五重結界を張ってあるからレールガンだろうがツァーリ・ボンバだろうが突破は不可能よ」

 

リホ「………アンタは本当に何者なんや?突然現れてはウチにお節介を焼くのはなんや?」

 

ソホォス「私にあらゆる対策は通用しないわ。あと全てを答えられないわね。言えば色々と変わってしまう物があるからね…」

 

 

賢者(ソホォス)は椅子に座りながら湯呑みに入ったお茶を啜りながら語り出した。

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

バルカンの任務外での仕事

今まで書いて来なかったバルカンの仕事

結構ヤバかったりそうでなかったり……

あと最近、ドルフロとかエレクトリアコードの事をTwitterで喋ったり、猥談したり…
ツイッターランドが楽しい…

ツイッター名がそのままoldsnakeなので検索せると出てくるかも?


ペイロードと死神が和解してから後日、秋晴れで肌寒くなって来た頃、バルカンは普段の平常時の仕事をする為、16Laboのペルシカの研究室へと入っていった。

 

バルカンの普段の仕事。それは人形に効果のあるナノマシンや薬の試験。あと試作兵装の試験と、結構幅が広い。バルカンの身体は頑丈で薬物耐性が非常に高い。その為バルカンで効果がしっかり現れるのなら安心で効果がしっかりでる物となる事が多い。

 

バルカン「ペルシカ〜、来たぞ〜… っ!?」

 

フレイム「バルカンさんッ!!」

 

突然の事で何が起こったのか分からない。目の前に死んだ筈のフレイムがいるという事態にバルカンは嬉し過ぎて頭が真っ白になった。

 

フレイム「万能者さんが私とデストロイヤーちゃんのガイア義体を直してくれたんですッ!本当に感謝しか無いですよ!」

 

バルカン「お、おぉ… (ヤベェ… 嬉し過ぎて言葉が出ない…)」

 

フレイム「それと思ったんですがあの後どうなったんですか?」

 

バルカン「それは…… その〜……

…フレイム。落ち着いて聞いてくれるか?」

 

フレイム「え、あっ…はい。いいですけど…?」

 

その事を聞いて来たフレイム、バルカンは笑顔から一転し表情を濁らせた。死神の事を話していいのか。と考えたが意を決してその事を打ち明ける事にした。

バルカンは隠さずに全てを話した。自信の暴走、資源地帯攻略作戦、そしてEA小隊を壊滅まで追い込んだ死神の今の状況に付いてを全て話した。

それに対してフレイムの反応は予想外な物だった。

 

フレイム「…なら良かったです」

 

バルカン「……?」

 

それは意外な反応だった。ペイロードの様にとまでは行かなくとも死神に対して憎しみを抱くんじゃないかと思っていまがそんな感じは一切無かった。

 

バルカン「え?」

 

フレイム「あのですね… 犯した罪は憎むべきです。でも敵味方ってこともあります。ですので罪を犯した人そのものまで憎んではいけないです!死神ちゃんはその罪の意識があるのに、イジメや嫌がらせをしている連中が許せないですよ!」

 

バルカン「やっぱりフレイムには敵わないな…」

 

 

案外すんかり、受け入れたフレイムだった。そんな蘇ったフレイムと別れた。

 

そして、アタッシュケースを持ったペルシカが研究室へと入ってきた。ペルシカが椅子に座ると同時にバルカンは椅子に座った。

 

ペルシカ「あら、早いわね。もしかしてフレイムと会った?」

 

バルカン「会ったよ。ホント、私じゃ()()の強さじゃフレイムに勝てないな〜 こりゃ」

 

ペルシカ「確かにそうね… 。それで仕事だけど… このクスリを服用して貰うわ。効果は3日の猫耳と猫尻尾でその耳にも尻尾にも感覚あるからね。そこの確認を怠らないでね。ってバルカンどうしたの?」

 

バルカン「いや、一瞬あの事件を思い出して…」

 

ペルシカ「あっ…」

 

一瞬で思い出した。

あのニャンニャン(意味深)事件を…。

 

ペルシカ「大丈夫よ。今回は媚薬なんて入ってないからね。ただ三日間の猫化するだけよ」

 

バルカン「そ、そうなのか?なら… 遠慮なく…… 」

 

タブレット型の薬剤を口に含み、水を飲んで流し込んだ。

 

ペルシカ「効果は約5時間後辺りに現れるからね、何か異変が起きたら私の所に来なさい。いいわね」

 

バルカン「分かった、で思ったんだなこんな者どうして作ったんだ?」

 

ペルシカ「ハロウィン近いから売り出せばこういう物を儲かるのよ。あとは感覚があるから色々と楽しめるしね〜」

 

バルカン「そんな事か… (待てよ… スミスって猫化した姿見たらどう反応すんだろな… 色々と楽しめるってそういう事か…… )」

 

猫耳に彼氏はどんな反応するのか… そしてあわよくば… と色々と妄想をするバルカンだった。

 

 







目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

殺戮者(マーダー)編 逃走

マーダー編でございます…

コラボのフラグがちらほら…


アルケミストの武器により腹部を貫かれ人工血液が辺りに流れ始めていた。致命傷ではないが放って置けば確実に死んでしまう程の重傷を負った。

 

マーダー「それはそれは… 心外ねぇ… ガァッ… 」

 

アルケミスト「まぁ、いいこの場で殺してやろう。エリザ様の部屋の前だからあんまり悲鳴は上がる様な事は出来ないから楽に逝かしてやる。感謝しろ」

 

マーダー「アハハハハ!キャハハハハ♪」

 

突如、マーダーは狂気的な笑い声を上げた。

 

アルケミスト「何がおかしい?」

 

マーダー「こんな死に掛けじゃもうエリザは殺せないわね。でもねぇ…

()()()()()()()()()()()

 

アルケミスト「ッ…!」

 

マーダーはスカートを捲り上げる。そのそして何かの金属音と共に落下した。アルケミストはその物体をすぐさま何なのか把握出来た。

 

アルケミスト「手榴弾ッ!?」

 

マーダー「ヒャハハハ♪さぁ!一生に地獄へ落ちましょう♪貴方と私のランデビューよ!アハハハハ♪」

 

 

この日、鉄血工造本部のとある一角は爆発した。

 

それと同時に大量の煙が放出され鉄血工造の大半が煙に覆われた。

 

マーダー「(グッ… まさかバレた時用の作戦使う羽目になるなんて… ガハァッ… 下手に動けないけど逃げないと死ぬわねこれは…)」

 

 

自分が致命傷負わない程度の手榴弾を爆破、そして大量に仕掛けたスモークグレネードを爆発的の衝撃で辺り一帯に撒き散らしながら逃走を図ろうとしていた。

 

だが現状よろしく無い。マーダーの腹部にはアルケミストと腕が武器が刺さったままだ。しかし下手に引きぬけば死に兼ねない。下手に抜けない。

 

 

マーダー「取り敢えず確保した脱出ルートを… ってッ!早速撃って来やがった…ッ!」

 

予め確保した奪取ルート、それに沿って移動する。そしてマーダーは装甲車を拝借して鉄血工造を抜け出した。

 

しかし、不気味なまでにスムーズ。まるで仕組まれているかの様に…。その為、マーダーは道を予測されない様に道路から逸れて山道やオフロードを走り出した。

 

マーダー「はぁ…はぁ… ヤバイわねぇ… 」

 

腹部をアルケミストに貫かれたらせいで余り足に力が入らなくなって来た。

 

マーダー「……ッ! 付いて無いわね… 」

 

ガソリンが無くなり装甲車が止まる。マーダーは装甲車に積まれていた光学銃を杖の代わりにし山道を歩き始めた。

予定にない道やオフロードを通った為、現在地は大まかにしか分からない。しかし、歩き出さなければ続いているであろう鉄血の追跡を振り切る事にした。

 

マーダー「はぁ…はぁ…… (あぁ〜 私、絶対碌な死に方しないな〜って思ってたけど本当に碌な死に方しないわね… このまま山で遭難して死ぬかもね… 誰にもにも見つからずに…)」

 

遭難は確定、そして自分は瀕死、そんな状態で歩き疲れた為近くにあった木に背を掛けて休んだ。

 

マーダー「アハハハハ… 無様にここで死ぬのね私… ナイトメア心配しそうだな…… せめて最後に人肉でも… ってある訳ないか…」

 

 

マーダーは目をゆっくり閉じた。

こんな情けない言葉が最後の言葉になるんだろうな。と思いながら…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マーダー「…んん… え?」

 

死を覚悟したマーダーだっだが突然の事にマーダーは驚きを隠せなかった。

 

いきなり森の木に寄り掛かって寝てご、起きたら何処かの路地裏の壁を背に寝ていたからだ。

 

 

マーダー「痛っ… 傷は… 当然まだあるわね…」

 

今だに突き刺さっているアルケミストの腕と武器が現実だと思い知らせてくれる。

 

マーダー「ホント… ここは何処よ…」

 

弱って行く身体に鞭を打ちながらマーダーは光学銃を杖代わりにし歩き出した。

 




戦術人形とか鉄血人形とかが平和な世界って言ったら想像付くかもねぇ…

ちょっと一悶着ありますね〜


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

☆平和な世界

いろいろさん 作 『喫茶鉄血』とのコラボッ!

こりゃどうなるんだろうな…?


ボロボロで光学銃を杖に歩き出すマーダー、しかしふと気付く『本当の街なら騒ぎになる』と。マーダーは適当に大きならゴミ箱を漁る。本当は臭いゴミ箱なんか漁りたく無いが致し方ない。

 

マーダー「ボロボロの布ね… ゴミ臭いするけども仕方ないわね…」

 

知らない土地に突然来てしまった以上、騒ぎを起こすと不都合。所々破れているが身体の傷を隠せればこのくらいでも良かった。

 

マーダー「乞食か物乞いのフリしておけばいいかしら… はぁ、本当嫌になっちゃうわね…」

 

自分がこんな事しなきゃならない事に少しイライラするが仕方がなかった。

ボロボロの布を羽織り、怪我を隠し見窄らしい格好の浮浪者のフリを……。

 

「ちょっとそこの君、いいかな?」

 

速攻で自警団的な戦術人形に尋問された。しかし、銃は握っておらず背中に背負っていたりと警戒はされていない。

 

「幾らハロウィン近いからといって今からゾンビの仮装はちょっと…」

 

取り敢えず無視して歩きだす、一応手持ちに相手を撒ける物はあるがそれは最終手段。

 

「ねぇ?ちょっと聞いてる?」

 

マーダー「(煩い奴に絡まれたわね… ヤっちゃいましょうか)」

 

余裕が無い、そしてなんか知らん奴に絡まれてイライラしているマーダーはその戦術人形に向かってワザと倒れた。

 

「ガギャァッ!!」

 

電撃に撃たれる様に身体が痺れ、その場に戦術人形は倒れ込んだ。

 

マーダー「スタンロット鉄血からパクって置いて良かったわね…さて… さっさと今いる場所と私を直せそうな場所でも探さないと…… 」

 

戦術人形が持っていた財布やポケットに入っていたチョコや飴や服を根こそぎ剥ぎ取るとさっきよりも弱くなった足取りで街を歩き始めた。

 

しかし、マーダーが見た景色は異常な物だった。何処も戦火の跡や治安が悪いと言った事がない。それどころか人形達や人々は思うがままに買い物やお喋りを楽しむ姿がそこにはあった。

 

まるで"戦いなんて元から無い"かの様な場所に困惑していた。

 

マーダー「(なんなの…?ここは…ここは何処なの?…意味が分からない)」

 

意味が分からない。本当にここは何処なのか?もしかしたら自分は鉄血に捕まり幻覚を見ているか電子空間で囚われているのか…?

 

一回戦術人形から物を盗った以上は気軽に話し掛けれない。未だに場所も何もかも情報が無く分からない以上は死ぬかも知れない怪我を治すか処置する事ご大事だ。

しかし、街の地図も何も無い。

 

マーダー「もう力入んないわね… … ダメね… 完全に、色々の中やられ過ぎちゃって…

あっ…… 死んだは私…」

 

意識を失い膝から地面に力無くマーダーはうつ伏せに倒れた。それと同時路面には人工血液が流れ始め血の匂いが充満し始めた。

 

 





マーダー
瀕死状態でも変わらない。性格が腐ってるしクズでサイコパス、そして頭の回転が速いのが余計立ちが悪い。

戦術人形ちゃん
今回の被害者、財布や服は戻ってくると思うがそれでも不安。



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

にゃん娘メイド バルカンの受難

マーダー編は少しだけさて置き、
猫化薬を飲み猫耳と尻尾が生えたバルカンの一日


 

バルカン「本当に生えるんだにゃ… 耳と尻尾」

 

バルカンの自室、猫耳と尻尾が生えたバルカンが鏡を見てその姿を確認していた。揺ら揺らと揺れる尻尾とピクリと動く耳は触るとしっかりと感覚があった。オマケの語尾も猫と化していた。

 

バルカン「どう言う理屈か分からにゃいがまぁ…。こりゃ確かに… 可愛いにゃ…」

 

本物の猫の様に動く耳と尻尾、そのクオリティは流石猫が好きなペルシカと言った所。

 

バルカン「にゃ、にゃんでメイド服?……良いけどさ…///」

 

バルカンはペルシカから何故か予め支給された専用のメイド服に着替えた。

 

バルカン「スキン、野良猫メイド?にゃんじゃこりゃ?そう言えばスミスってこういうの見たらどうにゃるんだろ… 写メ撮って見せようかにゃ?」

 

 

取り敢えず彼氏(スミス)に見せる用に自撮り、そしてある致命的な事に気付く。

 

バルカン「これで外出れにゃいぞ、流石に恥ずかしい… だけど一日普通に過ごして不具合にゃいかどうから調べてって言われてるから……やるしかにゃいか…」

 

流石にこんな格好恥ずかしいが、普通に過ごして不具合無いから調べてと言われているので致し方ないと割り切りバルカンはメイド服姿で外に出て行った。

 

 

 

バルカン「(うぅ… 周りからの視線が…)」

 

当然こんな格好して外でたら注目を集める事になる事は明白、人の目を気にしつつもバルカンはカフェへ向かった。

 

死神「あっ!バルk…… デェス?」

 

デストロ「ね、猫耳のメイド?」

 

バルカンが一番自発的に着ないと思う可愛い服を着て、しかも猫耳と尻尾生やして来てるって事態に二人の顔が困惑し固まった。

 

バルカン「(いつの間にデストロイヤーと仲良くなってたんだな…)

…あのにゃ… これはペルシカの実験に付き合ってるだけだからにゃ?だからあと2日間だけだから大丈夫にゃ」

 

デストロ「そ、そうなんだ」

 

死神「す、凄いデースッ!触らせてデスよ!」

 

バルカン「ちょっ… にゃ……//」

 

死神「モフモフで気持ちいいデスね〜(≧∇≦)」

 

興味津々の死神はバルカンの猫耳を触り頭を撫で出した。バルカンは顔がを赤くし下を見てマジマジしだし恥ずかしがりだす。

 

デストロ「私も!……えい♪」

 

バルカン「フニャァッ!?!///」

 

デストロイヤーは尻尾の付け根をニギっと鷲掴みにした。その瞬間、バルカンの目が見開き、身体がビクンッ!と反応し腰を抜かした

 

デストロ「ん?何これ?もう一回やってみよ」

 

バルカン「ちょっ、やm… にゃァァアッ/// そ、そこは、敏感にゃからダメに、にゃぁ…ッ/// そこは、ら、らめぇ… そこはらめにゃのぉ……///」

 

デストロ「なんか… その〜 ご、ごめんなさい…」

 

死神「なんか公衆の面前じゃ見せれない顔になってるデェス…」

 

流石に二人もビクンビクンとして腰を抜かして、変な状況となっているバルカンを撫でたり尻尾を握ったりする事は無かった。

 

 

 




子供の好奇心って末恐ろしいからね〜…

スキン『野良猫メイド』
バルカンのスキンの様な物、耳とをハムハムしたり尻尾をニギニギすると、こういう耐性がまだ皆無なバルカンは耐えられない状況に…。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

殺戮者の帰還


いろいろ様 作『喫茶鉄血』のコラボの後日の話

https://syosetu.org/novel/178267/252.html


バルカンが猫メイドになってから1日後、グリフィン本部は朝から微妙な雰囲気と化していた。

それは行方不明だった殺戮者(マーダー)が自分から帰って来たからだ。戻って来た事は嬉しいがマーダーの性格が性格なだけに好きな人なんてほぼほぼ居ない為である。

 

そして今、最悪なタイミングで会いたくてなかった人が一人いた。

 

マーダー「お久しぶりねぇ?……また何かしてんの?(ニヤニヤ)」

 

バルカン「生きてたのは嬉しいが… 今かよ〜…」

 

ニヤニヤし新しい玩具を見つけ笑みを浮かべるマーダー。

それと帰って来たのは嬉しいが今は止めて欲しかったバルカン。

 

マーダー「それにしても驚いたわよ。なんか帰って来たら()()()()だったのよ?本当に意味分からなかったわよ。異世界?に行っちゃったりねぇ… 」

 

バルカン「は、はぁ?」

 

マーダー曰く、死にそうになり治療を施されて3〜4日は居たらしい。戦争なんて無かった平和な世界で代理人が喫茶店やっていた。

そして、受け渡された武器を持ち人の目を盗んで抜け出した。そしたらいつの間にかS09地区の路地裏に居たらしい。

 

その後はグリフィンの部隊に回収、そして本部に帰ってきたら()()()()から一ヶ月が経っていた。と言う事だった。

 

いかにも不思議で疑いたくなる話だが、この話をペルシカに話した所、何故か疑わずに信じてくれたらしい。

 

バルカン「まぁ… 無事なら良かったよ…

(一瞬本気で頭狂ったのかと思った…)」

 

マーダー「なんか今。 、私の事を馬鹿にしなかったぁ?」

 

バルカン「し、してねぇよ!」

 

鋭いマーダーだったがこの事を余り言及する事は無かった。そしてバルカンはその間の話をした。

 

バルカン「なら、マーダーは資源地帯攻略作戦も何も知らないって訳か?」

 

マーダー「え?何それ?私が居ない間にそんな面白そうな事あったの?」

 

バルカン「知らないって事は… マジで異世界行ってたのか?」

 

マーダー「そうらしいわね。私も実感湧かないけども実際にこの目で見たし異世界に行ったのは事実ね」

 

バルカン「そうか… なら取り敢えず今まで起こった事を話すからな」

 

今まで起こった事をありのままに話した。EA状態壊滅後の様子、捜索時の出来事、資源地帯攻略作戦の事と死神とミニガンについても…。

 

マーダーは終始、黒い笑みを浮かべ静かに聴いていた。

 

マーダー「見てみたかったわね。その葛藤してる貴方とペイロードを…。流石に手を出したらスミスとバレットが殺しに来るから手は出さないけどね」

 

バルカン「やっぱりお前は性格狂ってんな。狂ってるって自覚してんのが余計に達が悪い」

 

マーダー「それが私よ性分だもの…。仕方ないでしょ?

あっ、もしかしてその格好でスミスと今夜イチャイチャする気だったの?だったら悪かったわね。私が帰ってきて」

 

バルカン「あぁ、最悪だ。だけどもな、なんだかんだ性格悪いと言ってもツン強めのツンデレだから優しいから嬉しいぞ私は」

 

その言葉にマーダーは苛つき挑発に乗ってしまった。

 

マーダー「私にこんな挑発するなんて… ぶっ殺されたいのかしらぁ?バルカン〜♪」

 

バルカン「今日は無理だな… 明日なら模擬戦いいぞ?」

 

バルカンとマーダーは模擬戦をする事となった。




マーダー
血肉大好き、戦うの大好き。
だも礼儀や恩は弁える。
そうしないと、そこら辺の野盗やテロリストと変わらないから。

バルカン
精神的に成長
前まではマーダーの挑発に軽く乗っていたが今では軽く受け流せる様になった。



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

再戦 殺戮者vsM61A2バルカン

マーダーの帰還から1日後、バルカンとマーダーは訓練場へ来ていた。いがみ合う二人、それを見るのはペイロードと死神、ペイロードの監視する事で許可を得たミニガンだった。

 

ペイロード「また喧嘩… 喧嘩する程仲がいいって証拠ですからね」

 

死神「そうなんデスか〜 でもミニガンと私はずっと仲良しデス!」

 

ミニガン「わぁッ!くっ付くな!」

 

訓練場の外で死神がミニガンに抱きついていた頃、二人は防具とヘッドギアを付けて模擬格闘戦をしようとしていた。

模擬戦とはいえ緊張が走る。負けたらバカにされたり色々と笑われて弄られる。流石にそんな事は嫌だからだ。

 

バルカン「お前とこういう風に戦うって中々ないな…」

 

マーダー「そうね、でも私は今も根に持ってるからねぇ?私の顔をグチャグチャになるまでぶん殴った事をねぇ」

 

バルカン「その事まだ根にもってんのかよ?」

 

マーダー「腕一本へし折っても模擬戦なら文句言われないわよねぇ」

 

最初の因縁を晴らさんとファイティンポーズを取るマーダー、バルカンは対極に冷静に空手の様に片足を後ろに下げて拳を構えた。

 

マーダー「貴方〜… 雰囲気変わったわね… 面倒臭い」

 

バルカン「そりゃ変わるさ、特訓したんだからな… 無力化して終了してやんよ」

 

マーダー「そう、なら…やってみろってんのよ!」

 

 

突然走り出したマーダーはそのまま飛び込み飛び蹴りをバルカンの顔面に向かって放った。バルカンは素早く横に避け回避した。

 

そして、バルカンは攻めに出る為、一歩を踏み込んだ。その瞬間にバギィッ!と言う音を立て床が抜けた。バルカンはそれに構わず二歩めを踏み込んだ。

そして三歩目を踏み込んだ瞬間、バルカンは異様な雰囲気を纏った拳を放った。マーダーはその異様さを察知しすぐさま避けた瞬間、その拳は壁に当たった。

 

ズゴォォンッッ!!!

 

マーダー「私を殺す気なの馬鹿ッ!?」

 

バルカン「すまんッ! ここまでの火力になるとは…流石は【三歩必殺】だな……」

 

その技は、特訓中の仮想敵で現れた万能者の装甲(薄かった所)をぶち抜いた【三歩必殺】だった。

その威力は凄まじく拳が鉄筋コンクリートの壁を貫通していた。

 

マーダー「それにしても中断ねこれじゃ、床は抜けてるし壁が壊れちゃったから…」

 

バルカン「あっ、ヤベェ… やっちまった〜…」

 

その後、しっかり訓練場の修理費を請求されたバルカンだったが、丁度良く依頼があり、その報酬を差し引く形になった。

 

依頼の内容は護衛依頼、新興宗教だがかなり良心的で評判も良くこれと言って束縛や決まり事が特に無いと言うかなり自由な宗教。その教祖の護衛らしい。

 

ただ、その教祖の噂は疑う余地すら無い程に完全にデマと断定出来る程の物だった。天候を変えたりと超常現象起こす。身体能力や知力は人の域を凌駕している。正体は神の子やら龍神、とファンタジーなあり得ない物ばかり…。

 

ペルシカから話を聞いたペイロードが言うには護衛依頼と同時に監査もする予定らしい。幾らかなり良心的で無害そうだとはいえそれでも宗教は争いの元となる可能性が高い為だ。

 

そして二人の模擬戦の後日、EA小隊は護衛様の装甲車に乗り込んだ。




フラグ回収出来ましたな…

さて… どうなる事やら〜…



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

色々とカミングアウト

護衛の依頼、その今回のメンバーはバルカン、ペイロード、死神だった。護衛はナイトメアに能力的にも大型強化骨格を使う不向き、マーダーは武器は無くした為製作中、ミニガンは未だに記憶が元に戻らない。フレイムやデストロイヤーは万能者が作ってくれた義体の精密検査で来れない。

 

そんな感じで、今護衛任務に就けるのはこの3人となった。因みに死神はバルカンとペイロードの二人の許可が降りなければ武装する事が出来ない様にプログラムしている。

 

ペイロード「エヘヘヘへ… 可愛い…///」

 

バルカン「ん?どうしたんだペイロード」

 

ペイロード「いえ〜 姪と甥の写真ですよ… 赤ちゃん可愛いな〜」

 

死神「ちょっと見ていいデスか?…あぁッ!凄く可愛いデスね〜!」

 

バレットとアスター、その赤ちゃんである【ミラ】と【レオン】を抱っこしている画像、その画像は微笑ましい物でありペイロードはその画像を見る度に口元が緩み微笑んだ。

 

バルカン「(子供か〜… もし、スミスと私の子供が産まれたとしたら名前どうしよう…)」

 

死神「どうしたデスか?」

 

バルカン「いや、なんでもない。ちょっと考え事してただけだから大丈夫」

 

ペイロード「それにしても本当に可愛いですね〜 でもお兄さんの悪い所を引き継いでいないといいのだけども… 初恋の相手がお姉さんだった見たいな…」

 

バルカン「アレは… 仕方ないだろ… 知らなかったんだしな。そういえばペイロードって好きな人とか居るのか?」

 

ペイロード「え?」

 

突然、その事を聞かれて悩み出すペイロード。

 

ペイロード「その〜 私は〜… 居ないですね。そう言う女性も男性も居ないです」

 

バルカン「ん?女性も男性も?」

 

ペイロード「そのですね… 私… 男の人も女の人も恋愛対象で見れちゃうらしいんですよね…… つまり、その〜… バイセクシャルらしいです…」

 

バルカン「そ、そうなんだ…… よく分からんがそえなんだな!」

 

死神「?何それ分かんないデス」

 

カミングアウト、しかし二人にはその事が余りよく分からなかった。

そして、カミングアウトや恋話がある中、護衛対象が待つ建物へと着いた。

 

装甲車両から出ると待ち受けていたのはローブを纏った執事風の男、3人はその執事風の男に誘導され、その護衛対象の教祖が待っている部屋に案内された。

部屋は特別綺麗と言う訳じゃなく普通の部屋と言う感じ、そのパイプ椅子に足を組み偉そうにしている少女がいた。

 

ネフィリム「よく来たな、人形。我は教団の教祖にして神のネフィリムだ」

 

教団の教祖にして神、ネフィリム。その顔を見た瞬間、バルカンとペイロードに戦慄が走った。

 

 

バルカン「(こ、コイツ… なんで()()()()()()をしてやがる…)」

 

ペイロード「(え?えぇ… これは、どう言う事なの?)」

 

そのネフィリムは、何故かS13地区の指揮官 リホに余りにも似過ぎていた。

 

 




死んだと思ったら生きてたって事はあるよね!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

彼女は一体?

 

新興宗教の教祖がまさかのS13基地のリホ指揮官に似ていた。ただ似ているとは片付けれない程に彼女は似ていた。銀髪に金色の目、肌の色は鉄血特有の陶器の様な肌では無く、普通の少し色白な肌をしている。

 

ネフィリム「どうした?我の顔がそんなに物珍しいか?」

 

ペイロード「は、はい… 友人に凄く似ていたのでついまじまじと見てしまいました… すいません」

 

ネフィリム「似ている?…我と同じ顔をしている者がいると言うのか… 護衛の任が終わったら詳しく聞かせてくれ。その者に興味を持った」

 

ペイロード「は、はぁ〜…」

 

古風な喋り方で少し上から目線、しかし余り傲慢と言うわけでは無く謙虚だった。

 

死神「(なんか変な人デスね… )」

 

バルカン「(変って言うなよ、どうせ神に祈れば救われる〜 だの言う輩だから仕方ないかもしれn…)」

 

ネフィリム「おい、我の耳に聞こえぬとでも思ったらか?」

 

バルカン「あはは… ごめんな〜」

 

死神「ごめんなのデス〜」

 

至近距離でしか聞き取れない程小さく小声で話していたつもりが聞かれていた。

 

ネフィリム「まぁ、いい。そこの金髪、名はなんて言う?」

 

バルカン「私の名前はM61A2バルカンだ」

 

ネフィリム「そうか、分かった。所でお前、()()()()()()()()()()()()()()()我は何処かで会った気がしてならないのだが…」

 

バルカン「いや、会ったのは初めてだと思うが?」

 

ネフィリム「そうか… 記憶にある限りで似ている金髪が朧げに記憶にあるのだがな〜…」

 

首を傾げて考えだすネフィリム。

そして暫くすると何がを語り出した。

 

ネフィリム「…我が記憶にあれのは薄暗い地下、そして走っている列車、金髪と銀髪、銀髪からレーザーが放たれ当たった。その後に違う銀髪が突然現れて何か大きい物がぶつかり、爆発、そして我の意識が途絶えた。

まぁ、そんな所だ。まぁ、まだ我が産まれて間もない頃の話だ。思い違いもあるかも知れないが、なにか分かるか?」

 

バルカン「?…すまん、分からん… 」

 

死神「全くなんなのか分からないでデスね〜」

 

ペイロード「なんなのか全く…」

 

そのネフィリムの言葉にちょっとだけ引っかかる所がある。だがそれがなんなのか分からなかった為バルカンは口に出さない方にした。

 

 

 

 

 

 


 

 

グリフィン本部訓練場、そこには深夜に一人で訓練しているマーダーの姿があった。

 

マーダー「(悔しいけど… 私が居ない間にあんなに強くなっちゃって…)」

 

狂っているがプライドが高いマーダーは努力している所を見られるのは嫌だった。

ただ、このままナイトメアやバルカン、ペイロードが強くなっていき。何処か遠くへ行ってしまう。そんな気がしたから自分も強くなろうと努力している。

グリフィンCQCの基本、からハンドガンやアサルトライフルでの戦闘、戦術まで徹底的に…。

 

マーダー「このまま負けたままじゃいられないわよ… ギャフンって言わせて思いっきり顔面踏ん付けてやるわよ、アハハハハ!」

 

ただし、性格は良くならないが…。




ネフィリムの正体ってなんだろね?

そしてマーダーの努力



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ハロウィン番外編1 猫ちゃんが嫌いな人はなんて居ないでしょ?

一応、護衛任務の後日のお話


ハロウィン前日、16Laboではバルカンがペルシカに呼び出されて研究室にいた。

 

バルカン「なんだ?ペルシカ。いきなり呼び出して」

 

ペルシカ「ちょっとしたアップデートの様な物だから大丈夫よ。

明日には… 影響は〜… ないわね多分… ない」

 

バルカン「そ、そうなの…… か?(なんか嫌な予感するけど仕方ないか〜…)」

 

ペルシカ「取り敢えずスリープモードになってね。明日には目覚める様に設定するからね…」

 

バルカン「わ、分かった。(大丈夫だよな… 少なくとも試験薬で【自主規制】なったり【自主規制】なったりはしないからな)」

 

色々な試験薬や実験に付き合わされているバルカンにとって慣れしかなかった。

例えば媚薬を飲まされたり、ムチムチになったり、猫化したり、犬化したり、狐化したり…。

まぁ、ちょっとした物なら大丈夫か。そう思ったバルカンひスリープモードとなりゆっくりと目を閉じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハロウィン当日

 

ゆっくりと目を覚まし起き上が……

 

バルカン「にゃ?(え?)」

 

目を覚ましたら目を覚ましたら背が縮んでいた。そして何故か四足歩行?になっていた。そして近くにあった鏡で恐る恐る自分の姿を確認……。

 

バルカン「ニャッッ‼︎ウニャァァァアアッッ!!(なんだよコレ!何これなんで私が猫になったんの!?)」

 

余りにも突拍子も無い出来事に動揺するバルカン(猫)

自分が猫になるなんて…。

 

因みに虎柄ぇ左が赤と右が青のオッドアイの可愛い猫にバルカンはなっていた。

そんな猫と化してアタフタしてる中、ペルシカが入って来たそして突然小さくなったバルカンの身体を抱き抱えた。

 

ペルシカ「あら、可愛い…///」

 

バルカン「シャァーーッ!…フニャァ……///(ふざけんな!噛み付くぞコノヤロウ!あっ… そこ止めてなんか気持ちいいから…///)」

 

ジタバタ暴れるがペルシカは顎や頭、尻尾の付け根を撫でたり軽くトントンしているとバルカンは力なくぐったりとし始めた。

 

バルカン「にゃ〜〜…///(そ、そこ…♡ 気持ちい…///)」

 

ペルシカ「新しい義体、気に入って頂けたかしら?バルカン」

 

バルカン「にゃぁ〜…(それは無い、元に戻せよ)」

 

ペルシカ「気に入っちゃったの?なら今日はこのまま猫のまま過ごすといいわ。うふふふ」

 

黒い笑美を浮かべていた。完全に乗せられた。昨日感じた悪い予感は見事に的中した。

 

ペルシカ「取り敢えず私は仕事あるから外で遊んでなさい。スミスにくっついて遊ぶのもいいんじゃない?この姿ならイチャイチャしても恥ずかしくないでしょ?」

 

バルカン「にゃッ!うにゃッ!(ちょっ!まて!)」

 

抱き抱えられたバルカンはそっと研究室の前に下され、研究室から追い出された。

 

バルカン「にゃ〜(どうしよう… こんな姿誰にも見られたくないぞ私)」

 

困惑する中、取り敢えず自分の部屋に篭ろうと猫となり小さくなった身体で移動し始めた。

 




バルカン(猫)
虎柄で左が赤で右が青の可愛い猫と化したバルカン

ペルシカ
元凶、猫好き、天災
猫が嫌いな人なんていないでしょ?(IDWを撫で回す)


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

☆混沌の始まり

コラボ案件なのでハロウィン番外編はちょっと終わってから…

因みに二重コラボ状態

はぁ…キッツイけど頑張るぜ☆


砂漠、廃墟街、スラム、サバンナ、森等、様々な地形や環境が入り乱れるS13地区。全体的に熱い気候だが夜との寒暖差は激しく。ちょっとした息が白くなる程だ。

 

そんな地区を核砲弾で()()()()に壊滅させようと北、南、東、西にチーフはヒュージキャノンを装備したダミーを送り、4箇所からの十字砲火を浴びせようとしていた。

 

チーフ『リホっちからの返答は無しかぁ… って事はS09P基地から機密情報を盗んできてないって訳ね〜

はぁ…万能者とつるんでいる可能性あるから気を付けないといけないな〜… はぁ〜 だっり!

一ヶ月前の瀕死状態の発信器付けたマーダーの捜索といい面倒臭くなってきたなぁ〜。まぁ、そっちほの方が面白いから良いや!ギャハハハ!』

 

一ヶ月前、発信器を付けられていたマーダーの捜索しその場の殺害する簡単な仕事を受けたチーフ、しかし予想外な事が起きた。

装甲車を発見、血の跡を追い発信器の反応を追い掛けていた最中にマーダーの反応が突然消えたのだ。

その後、血の跡を追い血溜まりが出来ている所を発見し、周囲を探索したが何も収穫は得られなかった。

 

チーフ『まぁ、ちゃっちゃと仕事しますか〜 キャロりん始めるよ」

 

キャロル『了解しました。状況を開始、各機起動します。目標はS13基地と主な人口密集地であるスラム街に設定。弾道演算開始します』

 

チーフ『さーて、楽しい楽しい戦争の始まりだ!アハハハハ!』

 

主任(チーフ)は笑いながら動き出す。

この地区を破壊せんと…。

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

その頃、S13基地では椅子に座り寛いている賢者(ソホォス)とリホがいた。

常に妖しい雰囲気を醸し出す賢者(ソホォス)を目の前にリホは緊張しがら警戒していた。

 

ソホォス「はぁ… そんなに警戒しなくていいのよ?別に取って食おうって訳じゃあるまいし。あと、結界を張ったから安心しなさいよ… こんな警戒されて私悲しいわ〜」

 

リホ「何が悲しいや胡散臭い。何か用があるんやったら早よ言え」

 

ソホォス「早まらないでよ〜。お姉さんが色々と教えてあげるからね?だから理解はしなくてもいい、覚えて置きなさい。機密通信使って万能者に話しかけてみましょうか。驚く顔が見たいしねぇ」

 

リホ「早よ言えオバさん」

 

ソホォス「オバっ……!

コホンッ… お姉さんが教えてあげるね♪」

 

オバさんをお姉さんと訂正

そして、賢者(ソホォス)は語り出した。

 

ソホォス「この世界と異世界の境界が緩くなって魔界、はたまた遥かに技術が発達した世界、はたまた未知の力を持った者が居る世界等、様々な人や物が入り込んでいるわ。

正直下手に私が介入すると余計酷くなる程に悪化してる。だから緊急事態以外は基本は放置する予定よ」

 

リホ「ハイハイ〜 ソウデスカ〜(適当)」

 

ソホォス「話し流してるわね…

まぁ、いいわ。貴方の力に付いてだけど貴方の持っている力はワームホールは副産物に過ぎないわ。そんな物なんかよりずっと恐ろしい物よ。アリとあらゆる手段なんか無意味と化す恐ろしいE.S.P能力… 他には色々とあるけども答えは自分で見つけなさい」

 

リホ「そ」

 

ソホォス「信じて無くてもいいわよ。貴方なら記憶はしていると思うからね…。あと、仕込み刀(ケリュケイオン)を少し見せてくれるかしら?」

 

リホ「かまへんよ。ほれ」

 

リホはバックパックけら仕込み刀(ケリュケイオン)を出し賢者(ソホォス)に渡した。そして鞘から抜いて刀身を確認し出した。

 

ソホォス「いいわ。色々と分かった。ありがとう。

因みにコレはね。魔界からオリハルコンを大量にパクって来て作った純オリハルコンとオリハルコン合金で作った最高級の刀よ。それを毎日手入れしてるのだからありがたいわ」

 

リホ「あ〜そう(信じられへんし話付いていけん)」

 

未知で度々現れる存在である賢者(ソホォス)、その話を受け流すリホだった。

 

 




試作強化型アサルト様 作『危険指定存在徘徊中』とのコラボ

S13地区の危険にタナカさんは?

そしてもう一つのコラボも動かんと…


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ハロウィン番外編 悪戯好きの魔法使いに猫に変えられた少女

なんか毎回二重コラボ状態となってんな…

S13地区の件が終わらん限りやれん事に気付いてしまった…
流石にあっちの話終わらんと書くのはちょっとな〜… って感じなので…。

そんな訳でハロウィン番外編!いきまーす!


あと、番外編って言っても本編と関係はあるぜ


16Laboを追い出されたバルカン(猫)は自分の部屋に篭る歩いていた。四足歩行だが猫になった影響か案外スムーズで苦が無かった。

ハロウィンこ色々なお化けや吸血鬼、幽霊などの仮装をしている戦術人形達に踏まれない様に歩いた。

 

バルカン「(はぁ… 誰も気付かないで欲しい〜…)」

 

こんなの姿をスミスなら兎も角、赤の他人やマーダーに見られよう物なら黒歴史で弄り回される事間違いなし。

 

さっさと帰ろうとした時、グイっと身体を持ち上げられた。抵抗しようにも出来ないバルカンはなすがままになるしか無かった。

 

マーダー「何この猫……」

 

バルカン「にゃ、にゃ〜…(あっ、コレヤバイ…)」

 

突然のピンチ、魔女の仮装をしているマーダーにガッツリホールドされてしまった。内心冷汗が止まらない、自分だとバレたとしてもしなくても一番会いたくてないヤベェ奴に会ってしまったバルカンだった。

 

マーダー「この猫、首輪付いてるから飼い猫ね… それにしても虎柄でオッドアイなんて珍しいわね。オッドアイは白猫とかそこら辺ご多いって聞いたけども… アイツになんか似てるのはイラつくわね」

 

バルカン「にゅ〜〜…(や、やめて… 頼むから…)」

 

マーダー「今日は見逃してあげるわ。さっさと行きなさい」

 

バルカン「にゃ…! (逃げないと…!)」

 

ここに居たら何されるか分かったもんじゃない。パッと手が離されすぐに怖くて逃げ出した。

なりふり構わず走った。なりふり構っては居られない、こんな事があったからにはすぐに引き篭もりたいからだ。

楽しいハロウィンだがこうなってしまっては仕方がない。

 

バルカン「(本当なら昼ハロウィン楽しんで、夜にスミスにイタズラしようとしてたに…)」

 

本当は夜にスミスにイタズラして、その後()()とする。ほんな流れだった。のだが残念に猫じゃ…。

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

16Labo、バルカン(猫)が追い出された後、動かない筈のバルカンの身体が鉄血化し動き出した。

 

「やっと現実で身体を得る事が出来た…。はぁ、毎夜毎夜アイツに抱き着かれたりしなくて済むと思うとせいせいする」

 

ペルシカ「貴方がバルカンの中に居た人格かしら?」

 

「そうだが、お前に関係ねぇだろ。私は自由の身。ようやく自由になったんだ。邪魔すんなこのアマ」

 

バルカンの身体を乗っ取った存在は近くに会ったハサミを手に取った。

 

ペルシカ「傘を打ち込まれた鉄血としての人格が形成された瞬間、万能者によってそれが消され元に戻された。しかし、バグとなってバルカンのメンタルの深層に残っていた存在。そんな所ね。貴方は名前はあるの?」

 

F05地区の大規模作戦、バルカンは傘を打ち込まれた。その時に生まれた人格だが万能者によって消され、運良く深層に残りバグの様になっていたモノが暴走時に表面上に現れた。

 

「名前なんてねぇよ。私は私だ」

 

ペルシカ「なら… バルカンのifの姿。

つまり、バルカン・オルタってのはどう?」

 

「勝手に呼んでろ。私はさっさとここを出て好き勝手やるんだよ」

 

ペルシカ「死ぬわよ」

 

彼女は出で行こうとする。

しかし、ペルシカの言葉に足を止めた。

 

ペルシカ「貴方はバルカンのメンタルに頼って存在している存在。それが本体であるバルカンのメンタルを離れたら消えて無くなるわよ?」

 

「ハッタリか?」

 

ペルシカ「違うわよ。

…本気消えて無くなる」

 

「え?嘘だろ?」

 

ペルシカ「いえ、消えるわよ」

 

ペルシカの目は真っ直ぐ真剣な眼差しで彼女を見つめていた。その様子に嘘でない事に気付かされた。

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

☆イカサマ

白黒モンブラン様 作『Devils front line』とのコラボ!

S13地区、スラム街なんよ…
つまり不幸にもね…

因みに強化改造型アサルトさんとのコラボは一旦置いて置きます…

(時間空いた理由がマイクラのマルチしてました。なんて言えん)



いかに運が良かろうと、必ずは負ける
なら絶対に勝つには?


鉄血によるS13地区破壊作戦から一ヶ月後

タナカさんの活躍、賢者(ソホォス)の防御結界もあり、主任(チーフ)のダミーを撃破に成功し一度も核砲弾の発射を阻止に成功した。

 

一ヶ月後と言う事も有り、基地の建物や設備の復帰は最低限終わり少しずつアップグレード。強固とは言えないがある程度の防壁と重火器の防衛設備を完備していた。

 

リホ「違法カジノがあるらしいから制圧しろ。だって本部から」

 

WA「それで私が呼ばれたと?」

 

コルト「やった!取り敢えず奪ってヌカコーラ買えるね〜♡」

 

違法カジノの周辺、そこには指揮官のリホと、困惑してるWA2000、取り敢えず強奪と色々と物騒なコルトSAAの3人の姿があった。

 

リホ「本部から借りてきた起動戦術指揮(Rcorm)システムや。これである程度は大丈夫や」

 

WA「そんな物があるんだ…。知らなかったわ」

 

リホ「これで即席で連携取れるやろ?」

 

人間用の強化外骨格を起動、立体映像でAWとSAAの視界と音声が写し出された。

 

リホ「外骨格はリソースを取らないってのはええしな… それに他の部隊の練度は…」

 

WA「…そ、そうね…(察し)」

 

確かに戦術人形は戦闘用に作られた、調整された人形だ。しかしそれでも経験が非常に大事なのだが…。

日頃からS13基地は訓練をしている。だがまだまだ新人が多くダミーのLink数も2〜3がやっとなレベル。

 

違法カジノ制圧なんて厳しかった為、高練度で戦い慣れているAW2000とコルトSAAを連れて来たのだ。

 

そして、作戦が開始した。

 

リホ「まぁ、見取り図は分かってるからの〜、悪人には早過ぎるクリスマスプレゼントでもして喜んで貰いますかの」

 

WA「本当にやるの?囚われてる人形達はどうなるの?」

 

リホ「地下の牢で監視人付きで見張られてる。やから一階だけやかれ大丈夫や」

 

WA「大量のプレゼント(C4爆弾)のプレゼントが突然上から降ってくるなんて物騒ね」

 

リホはワームホールを開いた。そして予め準備していたC4爆弾をワームホールに投げ入れた。

そして違法カジノの店内から可哀にもプレゼントの爆発音と断末魔が薄っすらと聞こえた。

 

リホ「よしのれで大まかには片付いたから残党狩りやぞ〜!さっさと終わらせてやりましょうかの!」

 

WA「はぁ、うちの指揮官、やばすぎでしょ…」

 

コルト「やった!ヌカコーラ祭りだぁ!」

 

大量に投げ込まれたC4爆弾、綿密に練られた爆弾の配置と時間、あんな良ければ全滅、それか傭兵が残っていても数人程度で重症な筈。

 

三人は違法カジノの赤い豪華な扉を開け中に入る。

 

リホ「全滅やな… こりゃ、今思えばエッグい事してもうたな…」

 

WA「私でも突然爆発寸前の爆弾が降って来たらヤバいわよ」

 

コルト「お金〜☆お金〜☆ヌカコーラ〜☆」

 

リホ「(コイツはいつも通りやな〜…)」

 

コルトは任務の事より、ヌカコーラだった。

 

そして違法カジノを少し進んだ時、異変が起きた。

突然、赤い豪華な扉に赤い魔法陣の様な物が出現、他にも扉という扉に魔法陣が出現した。

扉のドアの部に手を掛け様にも開かずびくともしなかった。

 

そして更に違法カジノのホールに大量の禍々しい光を放なたれ、異形の怪物が現れていた。

 

リホ「コ、コイツら…!(なんやこれ!?ワームホールが繋げられない!このホールないの移動しか無理やないか!)」

 

WA「な、なんなのコイツら!?」

 

コルト「なんであろうと…私の邪魔をするなぁ!」

 

 

三人はすぐさま構え、化物(悪魔)と対峙して。

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

☆悪魔的なカジノ

突然、扉に魔法陣の様な物が張り巡らされ閉じ込められた三人。そして禍々しい光と共に現れた化物。

リホは直感で分かってしまった。何回かしか経験していないが決して気分の良い物では無い薄着味悪い禍々しいオーラ。その正体に…。

 

リホ「… アンタら… 回避に徹しろ。余裕を持って回避せえや」

 

WA「コイツら何者!?E.L.I.D!?」

 

リホ「その話しは終わってからや!」

 

リホは仕込み傘(ケイケリュオン)をバックパックから取り出して低出力でレーザーを放つ準備をした。

 

背中に無数の固い刃を持った悪魔が回転しながら向かってくる。三人はレーザーと銃で対抗し勢いを弱めて攻撃し刃を破壊し倒すと砂となり消えて無くなった。

 

WA「き、消えた?」

 

リホ「やっぱり… この感じは悪魔やな… 全く… 付いてへん!」

 

リホはケイケリュオンから照射レーザーを放ち薙ぎ払うが、数体に当たるが避けられる。

レーザーを避けた背中に刃のある悪魔と釘バットの様な物で攻撃する悪魔が大量に群がって来ていた。

 

コルト「数が多すぎ!手持ちの弾じゃ無理だよ!」

 

WA「コイツらなんなのよ!?」

 

リホ「もう…!言ってる余裕あるなら手を動かせや!」

 

幸いにも遠距離から攻撃してくる敵は居ないが数が多いのでワームホールで弾道を逸らす必要は無いが、しかし敵の遠距離攻撃に利用していたリホにとってはやり辛い。

 

できる限り間合いを一定に保ち戦うが、お構い無しに悪魔は数の暴力が三人を襲う。

 

リホ「ちっ…!三人ともウチの後ろに下がれ!纏めて薙ぎ払う!」

 

WA「何やるき?もしかしてあの時の奴!?」

 

コルト「え?なんかやる気?」

 

リホ「ええから早く!」

 

リホはワームホールを使い突っ込んで来る刃を持った悪魔を別の悪魔に突っ込ませワームホールで場所を移動。と多様していた。

その時、少しの違和感をリホは覚える。

 

それは空間に境目の様な物

()()()()()()()()()()()()()

 

しかし、そんな事を気にしてる余裕なんてない。

 

黒い稲妻を纏いながらケリュケイオンに光を集約していく。

 

リホ「龍煌『ドラゴンスパーク』ッッ!!

 

辺りの障害物になりそうな物を巻き込みながら、ケリュケイオンから黒い龍脈の極光となり奔流が放たれる。

そして満遍なく薙ぎ払い、悪魔を殲滅していく。

 

そして、薙ぎ払った後には悪魔は残らず砂となり、更にその砂はガラス化。そして魔法陣の様な物は破裂音を立て消えて無くなり、禍々しい雰囲気は消え去っていた。

そしてその反動で膝を付いた。

 

リホ「はぁ…はぁ…はぁ… キツイ… ダルい…」

 

WA「指揮官って… 本当に何者なのよ…」

 

コルト「アハハ…やった。コインとか金を取っていい?」

 

謎の違和感を覚えつつも、この後は拉致された人形を救助し作戦は成功に終わった。

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ハロウィン番外編【終】 魔女の魔法が解ける時

さてさて〜…

進めて行きましょう〜
一応大事な所もあるので…




研究室の中、今身体(バルカンの身体)を得ている人格とペルシカが話をし、ある事実を知り愕然としていた。

それはオリジナル(バルカン)から離れられない、離れたら消えてしまう事実に。

 

「おいおい…… 離れたら消えるって本当かよ…」

 

ペルシカ「貴方はバルカンの電脳の容量を借りて生きている様な物。普通のやり方で身体移しても正常に違う身体に移せるか分からない」

 

「なら、どうしろ?」

 

すると突然、別の話を始める。彼女は顔を傾けて困惑する。

 

ペルシカ「本来、バルカンがPTSDに掛からなかったら使う筈だった逆コーラップス特殊兵装があるのよ」

 

「それで?」

 

ペルシカ「貴方にはバルカンを守って貰いたいのよ」

 

「運命共同体な私とオリジナル、…だから守れと?勝手にやってろ」

 

勝手にやってろ、と言う。ペルシカはゆっくりと立ち上がる。そして真剣にある事を話した。

 

ペルシカ「あのね…バルカンは絶対に仲間の為に身を擦り減らしてでも、身を犠牲にしてでも守ろうとする」

 

「…おいおい〜… って事は……」

 

ペルシカ「貴方、バルカン共々死ぬかも知れないのよ、だから助けてやってくれないって事よ。だから自衛でいいわよ」

 

無茶な事をし、毎回死に掛けながらも仲間を守ろうとするバルカン。もし死のう物なら彼女の彼氏であるスミスは悲しむ。そして折角復活したEA小隊が欠けてしまう。

 

そして何より今重要なのは()()()()()()()()()()()()()()()()()()、と言う事だ。

 

「分自分を守ればいいって訳か… 分かったよ。やりゃいいだろ」

 

ペルシカ「【雷槌(ニョルニル)】の余分容量と使えるプログラムを使い裏コード【ブリーシンガメン】を制作する。

バルカンの裏の人格でIFの貴方である()()()()()()()()。貴方にしか頼めない事よ」

 

オルタ「はいはい、分かったって言ってるだろ」

 

その後、ペルシカはパソコンで作業を始め、終わる頃には深夜12時になっていた。

 


 

 

 

 

 

 

バルカンは猫になってから時間が経ち日付は変わった。その瞬間にバルカンの意識は猫の義体から元の身体へと戻った。その頃にはすっかり寝ており。元の身体に戻った事に気付いたのは後日。

 

バルカン「んにゃ?ん?も、戻った?やった。だけど…… スミスに一回あの姿で会ってみたかったな…、まぁいいか。人の身体が一番過ごしやすいし何より()()()()と出来ないからな…」

 

あの日の夜の事を思い出すと身体が火照る。流石に朝から自分の体をイジる訳にはいかない、のだが…。

 

バルカン「……思い出すと幸せ過ぎて辛いよぉ… エヘヘヘ///」

 

その後、1時間後にバルカンは部屋から出て来た。

顔は何故か少しスッキリとしていた。部屋は完全防音の為、部屋の中で何があったから分からなかった…。

 

 




ナニがあったんだろうな〜(すっとぼけ)


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

突貫強襲

さて…
物語は護衛依頼に戻ります…

一応、時間軸はハロウィン前ですぜ…


教祖ネフィリムとの面会が終わり、護衛する車両に乗り込んだバルカンとペイロードと死神(グリム・リーパー)の三人は乗り込んだ。

目的地は都市部、そこで権力者との会談を行った後に買い物を楽しみ戻る予定らしい。

その送り迎えの護衛が任務だった。

 

そして都市部までの道路を2台の護衛車両に挟まれながら黒い高級車は護衛されながら走っていた。

 

バルカン「アイツ何者なんだろな… 教祖って言うから胡散臭い奴かと思ったらそうでもねぇしよ」

 

ペイロード「そうですね、高圧的な態度で取ってくるかと思ったんですけどいい人ですね… まだ分からないですけど…」

 

まだ一回会っただけでは判断は出来ない。性根を隠していると思われる。

 

死神「あっ、そうデス!

この任務が終わったらミニちゃんの外出許可取をお願いして一緒に色々と遊ぶデスよ!」

 

バルカン「そのフラグは止めろ!死ぬぞ!」

 

ペイロード「この任務終わったら〜… は不味いですから死神ちゃん!」

 

死神「そうなんデスかぁ?それは知らなかったデス、今度から気を付けるデス!」

 

死亡フラグを知らずに言うが二人に止められた死神。

 

そして、高速道路に語録車両が入る。ゴツい護衛車両2台に挟まれながら走る黒塗りの高級車はかなり目立っていたが、その護衛車両の威圧感からか、一般の車両は道を避けたり先にスピードを出していったりとしている。

 

バルカン「帰ったらハロウィンかな〜… 今年はどんな仮装しようかな?あと、スミスが喜びそうな仮装はなんだろ… 、男の人が喜ぶって言うとやっぱり際どい衣装になるのかな…」

 

ペイロード「普通の格好の方がいいじゃない?スミスさんならバルカンさんの仮装ならなんでも喜んで貰えそうだし」

 

バルカン「そうかな、なら普通に獣人でケモ耳やら尻尾付けて終わりでいいな」

 

死神「仮装ですか〜… なら私は赤頭巾ちゃんの仮装したいデスな!オオカミはミニちゃんで!」

 

ペイロード「私は〜… ゾンビの格好ですかね〜 お姫様も良さそうだけど敢えてね」

 

この時、バルカンは夢にも思わなかった。ハロウィン当日に悪戯好きの魔女(ペルシカ)に獣人どころか()になるなんて…。

 

 

そして何事も無く、送りの護衛が終わると思われていた時、護衛車両のレーダーに突然不審な反応が現れる。

 

ペイロード「レーダーに反応、大型の輸送ヘリです。磁場反応もあってかなり重いモノを運んでいますね…。

…って真っ直ぐ此方に向かって来ます!」

 

バルカン「分かった!外出て確認する!」

 

死神「一緒に行くデス!」

 

バルカンは装甲車両の天井の出入り口を開け走っている中外に出た。死神は首を出して確認。

そして二人はある光景を目の当たりにする。

 

大型のヘリに繋がれた下半身がタンクのP.A.C.Sが高速で此方に突っ込もうとスラスターを吹かせているのが道路の直線上から薄っすらと見えた。

 

バルカン「おいおい… アレがそのまま突っ込む気か?ふざけんじゃねぇよ」

 

死神「遠くから見た感じでデスけど大きい… ヤバいデスな」

 

バルカン「はぁ…、面倒だか… ペイロード、死神!私、一丁暴れてくる!」

 

バルカンな道路を走る護衛車両から飛び降りた瞬間に【雷槌(ニョルニル)】を起動し、ブースターを吹かせ高速でタンク型P.A.C.Sに向かって真っ直ぐ加速した。

 

 




バルカン【雷槌】vs突貫中のタンク型P.A.C.S

どなるかな?


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

正面激突

突然の強襲、なんの小細工も無く真っ直ぐに大型輸送ヘリに繋がれて突っ込んでくるタンク型P.A.C.S。バルカンはその姿を遠くから見ると否や、護衛車両から飛び降り【雷槌(ニョルニル)】を起動させ、ブースターを使い高速で敵であろうP.A.C.Sに急接近した。

 

バルカン「ありゃァァァァァアッ!!」

 

バルカンは空中で3回転し姿勢を整えてブースターを吹かしながらドロップキックをP.A.C.Sの上半身に叩き込んだ。その衝撃に装甲は凹み道路へ落下した。

 

想定以上の衝撃が加わったらしくヘリは接続を切り上りなんとか持ち直してホバリングを続けて、タンク型P.A.C.Sはをガトリング砲を片手に装備し、もう片方にはセンサーの様な物が付いた機関砲を装備していた。

 

バルカン「やりあうってか…。なら手っ取り早く終わらせてやるよ!」

 

バルカンは、腕部ユニットのハンマーパーツを手動で動かした。そしてそして地面に思いっきり殴り付けてP.A.S.Cを覆う程の衝撃で土煙を発生させた。

 

バルカン「視界さえ無けりゃ当たらねぇだろ!こんなデカブツじ尚更な!」

 

大きい機体、更に命中精度が低いガトリングでは土煙で視界が悪い中では当たり辛い。弾幕を張っているとは言え【雷槌】のスピードが有れば、この状況化で弾幕を掻い潜る事が容易だった。

 

近づいて近距離に持ち込み至近距離で攻撃すれば簡単に終わる。バルカンは更にブースターを吹かし加速する。

しかし、予想だにしない事が事態が起きる。

 

土煙が漂う中撃ってきた。しかも正確に。

 

こんな正確に撃ってくるとは思わず横に回避、更に追撃に撃って来た為距離を取り攻撃を止めた。

土煙が晴れタンク型P.A.C.Sの姿が見え、片腕に取り付けられたセンサーの様な物が付いた機関砲の銃口から硝煙が上がっていた。

 

バルカン「チッ… 対策されてたか…!」

 

原理は今はどんな物か全く分からない、しかし土煙の中でも正確に射撃してくる。と言う事はセントリーガンの様な物だとは想像付いた。

 

バルカンは態勢を整えた後、地面を思いっきり踏み締めた。細かな瓦礫を宙に舞った瞬間に掌底をかましてアスファルトのツブテを散弾の様に飛ばす。その攻撃に構わずにガトリングを放ち弾幕を張る。

 

すぐ様弾幕を避けつつ、何か出来ないか考えている最中真上から大きな声が聞こえる。

 

死神「デェェェスッッ!!」

 

その声の正体は死神だった。真上から大鎌を振り下ろしながら背中のブースターで加速、苦戦を強いられる原因となっていたセントリーガンの様な機関砲を持っていた片腕を切断し、タンク部分の刃が半分突き刺さる。

 

死神「死神(グリム・リーパー)、只今参上デースッ!」

 

普段と変わらないデスボイスの死神、その後死神は大鎌を引き抜こうとするが深く突き刺さり必死に抜こうとするが抜けない。

 

死神「ちょっ、ちょって待つデス!…え、あ〜…デェェス!!」

 

バルカン「お前… ナイスなのかどうか分からねぇ…」

 

本当にコイツがEA小隊を壊滅までに追い込んだ奴なのか?と頭を傾げたバルカンだった。




死神参戦!
万能者の手で復活をしているのでスペックは…


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

獄鎌(イガリマ)

死神の真上からの奇襲により、タンク型P.A.C.Sのバルカンが苦戦していた武装を持っていた手を切り落とした。

反撃にガトリング砲ごと殴りつけてくる、死神は大鎌を引き抜くのを諦め、殴りつけてきたガトリング砲を回避し距離を取った。

 

死神「ふぅ… 危機一髪デスな〜、危ない危ない」

 

バルカン「おいおい… 大丈夫か?」

 

死神「大丈夫デス!それよりバルカンは大丈夫デスか?」

 

バルカン「大丈夫だ、それよりコイツどうするかだ」

 

二人になり、片腕を斬り落としたと言えど相手はまだガトリング砲を此方に向けて戦闘を続行する気だった。

重厚な装甲と共に起動音を轟かせながらガトリング砲を回転させ此方に向かって来た。

 

バルカン「突っ込む気かよ!死神!支援を頼む!」

 

死神「任せるデス!」

 

ガトリング砲を掃射しながら突っ込んで行くのに対してバルカンはブースターで加速、タンクのガトリング砲が当たらないところまで潜り込やむ。そして更にブースターを加速させタンク型A.P.C.Sを止めに入った。

 

バルカン「うおりャァァァァぁぁぁぁッッ!!」

 

馬力の違いで押されているが明らかにスピードは遅くなっている。バルカンは脚部ユニットのパワージョッキを起動、滑り止めの役割をし更に力を入れて踏ん張り止めようとする。両者は激しくぶつかり合い、火花が散る。

 

バルカン「やれぇぇ!死神ぃぃッッ!!」

 

死神「了解デェスッ!」

 

動きが遅くなっている間にブースターで空中に。そしてバルカンの声が聞こえたと同時に加速、最初の奇襲と同じように落下のスピードを乗せて予め再生成した大鎌を振り上げた。

 

死神「この【獄鎌(イガリマ)】の全力から放たれる一閃はぁ!魂を切り刻む翠大鎌デェェスッッ!」

 

そして一閃

人型からタンク部分まで横から一閃した。その瞬間に動きが止まりガトリング砲の回転は止まり腕から力が抜け、完全に停止していた。

 

不自然な事に()()()()()()()のに倒してしまっていた。

 

バルカン「はぁ…はぁ… なんじゃこれ?」

 

死神「このイガリマに厚い装甲なんて無意味デス!中身だけ斬れるからデス!」

 

バルカン「さっき言ってた通り、【魂を斬り刻む大鎌】って訳かよ。万能者ヤベェモン渡してんな…」

 

獄鎌(イガリマ)の力、それは万能者によって授かった防御や装甲を無視し透過して斬る事が出来る()()()()()()()()

例え、どんな重装甲や防御であろうとも意味を為さないその性質はまさに()()と言える能力だった。

 

 




コーラップス技術応用特殊兵装 特別枠
・名称
獄鎌(イガリマ)
・所有者
死神(グリム・リーパー)
万能者が製作した武装、通常は内臓ブースター込みの長さや大きさ等自由自在に調節可能な大鎌。
しかし防御、装甲を無視し内部だけを切り刻み切断する事が出来ると言う強力で凶悪な性質を持っている。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

神の力の鱗片

タンク型P.A.C.Sの撃破した頃、ペイロードは護衛車両から外に出て大型ヘリを攻撃。重いタンク型P.A.C.Sを輸送していただけあって軽快に周りを飛び機銃で護衛車両を攻撃していた。

 

ペイロード「この装備、 何かがおかしい…」

 

P.A.C.Sといい、大型ヘリといいテロリストが簡単に買えるものでは無い。何者かが裏で糸を引いているのか…。更に目的はなんなのか全く検討がつかないが、今はそんな事を気にしている場合では無い。

 

ペイロードは徹甲弾を装填して攻撃するも分厚い装甲に阻まれ弾かれてしまっている。

 

ペイロード「はぁ… もう厄介な相手ですね…!」

 

固くて飛んでいて手榴弾などの爆発物が届かない。非常に厄介な相手。一応()()()はあるがその方法は賭けに出ないといけない為、まだ温存していた。

 

機銃の掃射は激しくなる一方。護衛車両を中心に機銃を撃っていたヘリだが、遂には護衛対象であるネフィリムが乗っている車両へ機銃の銃口を向けた。

ペイロードはそれを見ると否や賭けに出る事にでる。一発のドクロマークが付いている弾丸を取り出し装填し操縦席を狙いを定めた。

 

しかし、その装填が終わる前に機銃が発砲されてしまった。明らかに直撃し黒塗りの高級車は穴だらけになる事が目に見えていた。

 

 

その瞬間、弾丸は不可解な動きをし弾道が捻じ曲がる、そして車に弾丸が当たる事は無かった。

 

 

その事に唖然としたペイロードだったが直ぐに我に帰り、引き金を引く。

通常の発砲音の数倍の轟音が鳴り響く、そしてヘリの操縦席に当たり防弾ガラスを貫通、更に大型のヘリを貫いた。

 

その反動でペイロードの銃の銃身は熱く高温となり赤熱化、銃口は割れていた。

 

ペイロード「勝ちましたか……

 

… え?」

 

パイロットのいる操縦席は確かに貫いた筈、なのに平然と飛んでいるヘリの姿があった。

ペイロードは愛銃を投げ捨て、ハンドガンで対抗するがライフル弾を弾く装甲では意味がない。

 

バルカン「ソイヤァッ!」

 

死神「デェェスッッ!!」

 

バルカンがブースターを使いブン殴り、死神はエンジン部分を斬った。そしてヘリは空中でバランスを崩し、更に動力を失い地面に墜落、大爆発した。

 

バルカン「大丈夫かペイロード!」

 

ペイロード「助かりました!」

 

死神「良かったデース!」

 

 

その後、護衛は続行… と言う訳に行かず。面会相手は架空の相手で罠だと判明、しかし、護衛の報酬はネフィリムの意思で通常通りに全額を支払われる事となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

某所夜、ネフィリムは考えていた。

何故この事がバレた?この事は教団でも限られた人しか分からない筈なのに。

考えたく無い事が頭に過ぎる。

 

裏切り者がいる。

 

その事に。

まぁ…

勝手に祀られ。

なんか流れでなった教祖だ。仕方ないと言えば片付く事だった。

 

ウィル「教祖様、大丈夫でしょうか?」

 

ネフィリム「ウィルか、大丈夫だ考え事をしていただけだ…」

 

ウィル「なら良かったですね、何かありましたら困りますから。では仕事がありますので私は…」

 

 

気のせいか

裏切り者などいる筈が無い。

きっと何らかの方法で知ったに過ぎない。

 

気のせいだ。と決め付けて彼女は寝室へと戻った。

 






目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

例え嫌がっても照れるまで愛でるをやめない

バルカンが妹のミニガンを愛でまくるようです。

ドルフロのアップデート容量デカ過ぎて無理ィ…

来月まで待つかな?


バルカン「可愛いな〜ミニガンは〜///」

 

ミニガン「離れろッ!気持ち悪い!知らねぇよ!」

 

死神「はーい!写真撮るデース!」

 

ミニガン「勝手に撮るな、リー!」

 

グリフィン本部の近郊の街、年がら年中本部の戦術人形の部隊がパトロールしており治安は良い。そんな街にバルカンとミニガン、死神はいた。

 

 

元々は死神がミニガンと一緒に買い物やら美味しい物を食べたい。と言う事なのだが、流石に鉄血でしかと犠牲者を出したハイエンドと一度【傘】で裏切ってしまった人形を野放しにする訳にはいかず、バルカンが監視という名目で付いて回ってるのだが…。

 

バルカンはバルカンで「とにかく可愛がってくっ付いて思い出させる」と言う大雑把な作戦を決行。

それに便乗してか死神も写真撮ったり、くっ付いて押しくら饅頭状態になったりとしていた。

 

死神「楽しいデスねぇ〜♪」

 

ミニガン「……ちっ…」

 

バルカン「そんな嫌な顔すんなよ?可愛い顔が台無しだろ?もっと笑顔じゃないとな?」

 

死神「そうデスよ!美味しいご飯のお店が沢山あるんデスよ!ミニちゃんも行こう!」

 

ミニガン「なんでお前らグルになって私に詰め寄ってくんだよ!暑苦しいから止めろ!それとリーちゃんはバカに乗っかるな!」

 

本当なら無くていい事、未だに記憶を元に戻す目処が立たないミニガンは態度は明らかに悪かった。そんなミニガンにひたすら街中でベタベタとくっ付いて愛でていた。流石に鬱陶しいと感じミニガンは更に嫌な顔をする。

 

バルカン「満更でもないんだろ?このまま私行き付けのレストランにレッツゴー!」

 

死神「デースッ!」

 

ミニガン「もうヤダ…帰りたい……」

 

幾ら抵抗してもくっ付いて来て無駄と判断、そしえミニガンはどうにでもなれと身を任せる事にした。

 

 

そして三人でくっ付き、イチャイチャしながら歩く事数分後、バルカン行き付けのレストランに着き、レストランの扉を開けるとカランカランとベルの音が鳴り、店の中へと入って行った。

 

バルカン「よ!エクス!元気してたか?」

 

エクス「お前かよ!来るなよ!」

 

バルカン「客に対して失礼だな〜 ちゃんと挨拶くらいしろよな?」

 

バルカン行き付けのレストランとは処刑人(エクスキューショナー)が密偵(?)で潜入している店、本人からしたら厄介者がまた来たと言う感じだった。

 

死神「あっ!エクスキュ「それは言うな」……?」

 

正体を公然の前で言おうとした瞬間にバルカンは死神の口を塞いだ。

 

バルカン「迷惑になるからダメだ、分かったか死神」

 

死神「そ、そうデスね、人に迷惑を掛ける様な前はダメデスからね!」

 

ミニガン「(コイツら頭の中がお花畑かよ…)」

 

 

なんか色々と滅茶苦茶だった。



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

勘弁してくれよ…

当の本人からしたら迷惑極まりない



処刑人(エクスキューショナー)が密かに働く店、そんな所にバルカンに連れて、死神とミニガンが来ていた。

鉄血のメシマズ問題解決の為に街へ潜入し処刑人(エクスキューショナー)は頭を掻いた。

 

そんな事を知ってから知らずかバルカンを含めた三人はテーブルへ座り、軽くメニューを見た後に注文をした。

 

バルカン「私の奢りだから好きなだけたのめよ?ってな訳で〜… ハンバーグ定食とステーキ500g、あとは〜… カツカレーと麻婆豆腐お願い!」

 

ミニガン「唐揚げ定食で」

 

死神「ハンバーグ定食とデカ盛りイチゴパフェお願いデース!」

 

エクス「バルカン、お前それ食えんのか?」

 

バルカン「食べ切れない量を頼む訳ないだろ?」

 

一人だけなんか頼む量がおかしかった。

流石に食べ切れる様な量では無いと思った処刑人はバルカンに指摘した。しかし、バルカンは食べ切れると言い切った。

少し不安になりつつも処刑人はメモを取ると厨房へ入っていった。

 

バルカン「ミニガンな〜、もっと頼んでいいんだぞ?お金なら私あんまり使わない方だから有り余ってるし」

 

ミニガン「なんかお前に奢って貰うのが癇に触るから嫌だ」

 

バルカン「可愛げのないな〜 もっと甘えてさ、パフェ食べたい!とか、タピオカミルクティーのモチモチを山盛りで飲みたい!とか我儘言ってもいいんだぞ?」

 

ミニガン「誰がお前なんかに甘えるかバカ」

 

それでもミニガンは頑なに拒否、因みに言うとバルカンは無理してたらしく感覚を消して全部食べ切ったが、帰りに我慢出来ずに吐く事になる。

 

処刑人が勤めているレストランから出たその後は服の買い物もデパートのゲームセンターでも、バルカンはずっと構っていたが何も反応を示さなかった。

 

バルカン「ミニガンな… 来ないならこっちから来てやるよ!」

 

ミニガン「抱きつくな!気持ち悪い!」

 

死神「面白そうデスね〜!私も混ぜるデースッ!」

 

ミニガン「リーちゃんまで便乗するな!」

 

結局の所、ミニガンと進展は無かった。けども死神とは少し仲良くなれた気がする。

 

 

 

16Laboの研究室、ペルシカはパソコンの画面と睨めっこしていた。【雷槌(ニョルニル)】の戦闘データ、コーラップス技術でコーラップスを余りにも過剰な大量の電気に変え兵器利用、その莫大なエネルギーを一身に受けるバルカンの身体の影響を考えていた。

 

確かに強力だが、過剰な電力は身体の配線の劣化を激しくさせ短命になる。それをコーラップス技術で修復。

 

エネルギー生成、兵器利用、劣化をコーラップス技術で修復、その流れで動いている。

 

そんなサイクルで動いている為、負担は大きい。

 

ペルシカ「はぁ… 取り敢えず余り物でどうにかするしかないわよ…」

 

忙しいペルシカは設計や構想で出た余り物を組み立て始めた。出来る限り普段の少ない物を…。

 

 




さて、次回はNTK様作『人形達を守るモノ』のコラボ返し…

どうなるかな〜


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

二人の恋路、と認めたくない心

NTK様作『人形達を守るモノ』のコラボ返し

これを見れば大体わかりますぜ↓
https://syosetu.org/novel/190134/107.html


バルカンの自室、スミスと付き合ってからはオシャレに気を使い可愛いぬいぐるみや、服や香水と色々と通販で買ったりと色々と物が増え収納にしまっていた。

 

バルカン「やっぱり、ドルチェ&ガッ○ァーナの香水を付けていくべきか、それかいつも通りに何もしないで行くか… あと勝負下着は〜… 赤色か黒色のどっちかのレース付きか……」

 

まだクリスマスまであるが、待ち切れず色々とデート当日の事で悩んでいた。服は何にするべきか、どういう風に振る舞えば良いのか、そして勝負下着は何を受けていくか。と…。

 

バルカン「うーん…。思い切って市販の媚薬買って… って私に市販の奴は効かないんだったか… ペルシカに頼むしか無いけど答えてくれるわけ〜… ないか…」

 

人形用の薬物耐性の強いバルカンでも効く媚薬は余り無い。しかし、幾らペルシカでも流石にそんな馬鹿げた事に付き合う訳〜… 無いとは言い切れないのが怖いが多分やらないだろう。

 

バルカン「まぁ、当日までに色々と情報を集めないとな… 」

 

デートとか、男女関係とか色々と疎いバルカンはスマホを弄り調べて始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

死神の自室、元気でお気楽な彼女だが生活面はしっかりとしていた。そして彼女はかなり悩んでいた。

 

死神「……あ〜… でもいつ告白するべきか〜… クリスマスイブは〜 駄目デスね… グリンダの邪魔しちゃうデス… どうしよう…」

 

でも、告白となると…。と考えた彼女だが、あることを考えつき、決心した。

 

死神「夜這い… さ、流石に駄目デスね… もっと常識的な事を考えないと〜… やっぱり正面衝突当たって砕けろデス!その方がハッキリ出来ていいデスからね!」

 

思いを告げられずに後悔しないようしたい。そう思った死神だが結局いつ告白するか決められなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グリフィン本部屋上、そこには発信器付きの腕輪をはめたミニガンがいた。グリフィン本部内での動きは監視しなくても大丈夫に色々と対策されていた。

 

ミニガン「私は鉄血だ… なのになんなんだよ…!あの映像…!画面の中の私はあのバカ(バルカン)を『姉貴』と呼んでいた…

もう意味わかんねぇよ!死神もあんな軽い奴になってるし!それに〜…… /// 考えてます考えても意味分からねぇ!」

 

頭の整理が付かなかった。あの映像はフェイクだ、と片付けてしまうのは簡単だ。しかし、そう思わせない大きな違和感があった。

 

ミニガン「もう… 今日は寝よう… 考えても考えても頭がこんがらがるだけだ…」

 

ミニガンは屋上から出ると自室へ行き。ぐっすりも眠りについた。

 

 




二人の恋路

そして認めたくなくあ事実…

果たしてこの先に何が^_^血受けているだろうか…


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

訓練風景

なんかエグいことなってるバルカンの格闘の実力はいかに?




護衛任務から2日後、バルカンは訓練場で格闘訓練を朝から打ち込んでいた。

精神疾患であるPTSDとなり戦術人形でありながら銃の引き金を引けなくなり主な戦い方は【雷槌(ニョルニル)による近距離格闘が目をメインとなった為それしか訓練する事が無かった。

 

バルカン「すりゃッ!ふんぬッ!せいぃッ!」

 

空手の演武の様に力強く素早い蹴り拳が空を切る。全方向から敵が襲撃してきたという想定でひたすら全力で演武を続ける。

 

そして徐々に5分後には身体中が大量の汗で噴き出て来ていたジャージもグチャグチャになりゆっくりとバルカンは腰を下ろし休憩を始めた。

 

バルカン「はぉ… はぁ… はぁ… まだまだだな…

…これぐらいじゃ【雷槌(ニョルニル)】に振り回されちまう…!」

 

雷槌(ニョルニル)】は暴走対策をしてあるとはいえ、まだ100%とは言えない。その事から暴走時の破壊衝動をメンタルで押さえ込まなければいけない可能性がある為である。

 

バルカン「グリフィンCQCはもう覚えてるし… 取り敢えず "バ○道" あとるろう○剣心ととかも読んでなんか使えそうな技見つけるかな」

 

ほぼ格闘は前に滅茶苦茶に強いメイドにシゴかれた時以来、MCR(メンタルクロックルーム)の時の地獄で磨かれた感と身のこなしと、経験や本から与えた知識による独学だった。

 

バルカン「廻し受けいいなこれ… シャオリー… でも力みこそ解放のカタルシス、二重の極み?まぁ、片っ端から試してみようか」

 

色々と方向性は変な方向に行っている様な気がするがバルカンは気にも止めずに試してみようとする。

取り敢えずビショビショになった下着と服を脱ぎ、予め持っていったジャージに着替える。

 

バルカン「んっ… 胸がキツイ、もっと大きめの買おうかな。流石にシャツだけだとブラが透けるから嫌のんだよな〜」

 

因みに言うとバルカンは訓練場の壁や床、柱を何度か壊している。その度に何度も頑強に強化され、戦術人形のパワーにも耐えられる特注のサンドバックが用意されていた。

廻し受けは相手が居ないと出来ない、だからバルカンは取り敢えず全力でただ殴る。

 

構えと同時にゆっくりと息を吸い込む。そして右腕を弓矢の様に引き絞り力を溜める。そして大きな声と共に全身を使い握りしめた拳をサンドバックを殴り付けた。

 

バルカン「破ぁぁぁァァッ!!」

 

サンドバックはめり込んだ。そして衝撃が余りにも強すぎたのかサンドバックの裏側が衝撃で弾け飛び、辺りに中に入っていたモノが飛び散った。そしてバルカンは思わず叫んだ。

 

バルカン「うわぁぁぁ!また壊しちまったよ!また給料から差し引かれちまうじゃねぇか!!」

 

その後、サンドバックの修理代がバルカンの給料から差し引かれることとなった。

 

 

 

 

 

 

そして給料が少し減る事が確定した夜、バルカンは自室でアクション映画を見ていた。これは一応戦闘の参考に。と言う事でバルカンは見ていたがバルカンはアクション映画を見て夢中になりハマっていた。

 

バルカン「すげぇ、あんな動きもアリなのか?おぉ、派手な爆発的

ん?男よ人ってこう言う服好きなのか?ちゅっと恥ずかしいけどな…」

 

あと、スマホ弄りながら男の人が喜ぶ服とかを調べていた。

 

バルカン「ドウテイを殺すセーター?うわぁ… 見えそうじゃねぇか…

でも…着ればスミス喜んでるくれるのかな?…でもやっぱり恥ずかしいからやめよう」

 

その後、やっぱりデートにはスミスが買ってくれた服を着て行く事を決め、直ぐに寝巻きに着替えて布団に入りグッスリとスヤスヤ寝始めた。

 

 

 




訓練場、毎回壊して給料から修理代差し引かれてるバルカン



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

高い買い物

25日のクリスマスを控えて、グリフィン本部が管轄している街は賑わいを見せていた。

この日、バルカンとペイロードは訓練を休み二人で買物をショッピングモールに来ていた。

バルカンはスミスから貰った服でデートしようと決めたが、改めて考えて見るとドレスとかもいいかな?と思ってショッピングモールに見に来ていた。

 

バルカン「ペイロード、やっぱりドレスとかそういうふうな服で行ったらいいのか?」

 

ペイロード「私に聞かれても… でも、場所にもよるんじゃない?ラーメン屋でドレス着てきたらおかしいし、逆に高級レストランでジャージ着てきたらダメでしょ?」

 

バルカン「そうだな… クリスマスのデート予定とか全く聞いてないからな。その方がワクワクしていいのだがどうしよう…」

 

ペイロード「まぁ、ドレスを買っていいんじゃない?基本的に給料貰っても使う機会なくて相当な額貯まってるし」

 

 

相当な額貯まっているのは事実、使う機会が無いからここでクリスマスに向けて着るかも知れないドレスを買おうという事になった。

 

バルカン「赤色のミニスカドレスか、いいなこれ…」

 

ペイロード「黄色のロングも中々、穏やかな感じがしたいいですね」

 

戦場を忘れる事が出来る物騒な話なんて無い明るく楽しい会話が続く、クリスマスまであと少し、二人とも笑顔でドレスを試着をしていた。

 

そして、バルカンは青色のお姫様の様なかなり値が張ったドレスを買い、ペイロードは最後まで悩み買わなかった。

流石に持って帰るのは苦労するので、クリスマスイブの前日まで店で預かって貰う事になった。

そしてグリフィン本部へと帰る途中の出来事…。

 

バルカン「?……」

 

ペイロード「バルカンさん何見てるんですか?」

 

バルカン「あの、黒いドレス着てる人、綺麗だなって」

 

ペイロード「確かにそうで… うわっ、自動ドアに挟まれた…何度も開閉してガシャンガシャンって言ってる…」

 

バルカン「あれが残念美人って奴なのか?ヘリアンよりはマシだけど」

 

バルカンが見ていた先には黒いドレス風の服を着た女性、それが自動ドアに何回か挟まれイライラ、不満そうな顔をしビルの中に入っていく姿があった。

 

バルカン「ま、いっか。ペイロード今日はオムライス食べるか!死神が「ミニちゃんと一緒にオムライス食べたいデス!」って言っていたからな」

 

ペイロード「そうですね、そうしましょう」

 

今夜はオムライスにしよう。そう話し二人はタクシーを利用しグリフィンの本部へと帰っていった。

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

記憶の一端

久々のリホさん回


2060年…12月…

 

ウチも今年で20歳、出世したもんやな…

なんかいきなり所長になれたけど。

 

BMI(ブレイン・マシン・インターフェイス)と人形製造技術の応用研究、人の意志を器である人形に移すにはまだまだやけどな

 

でも、副産物で人体と機械の神経の接続技術に付いて色々と分かったからええか。

コーラップス技術を搭載出来れば高速再生も夢やない、更にガトリングやミサイルとか砲台を即座に生成できる事も…

でもコーラップス液漏れたら危ないからする気ないけど。

 

あと軍事目的に使われるのは嫌やけど… データをまとめた紙やソフトウェアは金庫に厳重管理したから大丈夫やろ

あれ、実弾には強いけどレーザーには弱いのが心配やけど。

 

 

 

 

 

何処で知ったか変なヨゼフとか何とかと言う男に技術提供しろ、じゃないと不正を全部匿名でバラす。と脅された…

 

何処でバレた?

ちょっと多めに研究予算くすねたの…

 

ウチはこの手の探りやそう言う系は出来んし

それと見張られてる様な気がする

 

 

 

致し方なく、精神接続技術とBMI技術の指定された範囲の技術を提供した

 

 

 

流石に命の危機感じたしそうやるしかないやろ…

 

なんか不気味って言うかなんか頭おかしい感じがした

この事は言わんでおこ、余計に動いて死んだら嫌やし

 

 

 

それにしても最近、鉄血工造の様子がおかしい

 

リコリスは鉄血のエルダーブレインのエルザの開発に没頭し研究施設から出るのは食事の時だけに

 

サクヤ先輩は何処か遠くに強制的にに転勤

 

鉄血工造のメインデータベースがハッキングされている事が判明

 

私の研究を脅しで奪い取るサイコパスでキモい奴

 

 

 

 

 

嫌な予感がしてならない

 

やけど、天下の鉄血工造やしトラブル起きてもすぐ鎮圧するやろ

大量の鉄血の戦術人形が配備されてるから数の暴力で圧殺やしな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リホ「……………また変な夢み… って脅かすなコルトちゃん!」

 

コルト「また起きちゃったの?つまんないな〜… んぐんぐん… ぷふぁっ…!やっぱり朝一番のヌカコーラは最高☆」

 

朝から完全にキマってる目でヌカコーラを一気飲みするコルト、リホはその様子を尻目にある事を決めた。

 

コルト「リサ・アルマスって人物について調べる事にするか、なんなモヤモヤするからハッキリとさせたおきたい」

 

また、S13基地の指揮官であるリホは夢を見ていた。元鉄血のハイエンド人形であるリホは夢を本来なら見ない筈なのに。

 

だが情報戦やそういう物に強い戦術人形や人員が少ないのだが、

取り敢えず一歩を踏み出し調べて見る事にしたリホだった。



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

☆雷光一閃

試作強化型アサルトさんとの大型コラボ作成!

参加者は…
焔薙さんの「それいけポンコツ指揮官とM1895おばあちゃん!!」
NTKさんの「人形達を守るモノ」
白黒モンブランさんの「Devils front line」
ガンアーク弐式さんの「MALE DOLLS外伝集」
通りすがる傭兵さんの「ドールズフロントラジオ 銃器紹介コーナー」

豪華やなぁ…

あと、突然で悪いが少しだけ飛ばして行きますぜ!


ジュピターがリバイバーのウィルスで無力化、そこから少し離れた場所ではEA小隊は鉄血と戦いを繰り広げていた。

 

バルカン「うりゃッ!!ソイヤッ!」

 

マーダー「相変わらずの馬鹿力… ねぇッ!」

 

バルカン「そりゃ、どうも!」

 

先程まではジュピターの砲撃で足止めされていたが無力化された事でEA小隊は勢いを増していた。

 

死神「デェェス!!って量が多すぎデスよ!」

 

ペイロード「当たり前の事ですよ!鉄血の最終防衛ラインですから必死ですからね!」

 

ひたすら鉄血兵をヘッドショットを決め倒していくペイロードと、バルカンからある願いを聞き入れた【獄鎌(イガリマ)】の能力を使い鉄血兵を無力化しながら斬り刻んでいた」

 

死神「キツイデス!キツイデスよ!バルカンさん、出来る限り無力化って!」

 

バルカン「とにかくお願いな!頼む!」

 

死神「そこまで言われたらやるしか無いデスよもう!」

 

とにかく切りが無い。そんな状況でペイロードはどうしようか迷っている中、バルカンはスタートダッシュの用に片膝を着きエネルギーを集約し何かをし始めた。

 

ペイロード「何やってるんですか!?」

 

バルカン「面倒になったからここ指揮してるハイエンド倒して来る」

 

ペイロード「危ないですから!私スミスさんに怒られるかも知れないですからやめて下さい!」

 

バルカン「お前らぁぁ!死にたく無かったら道開けろぉぉ!消し炭になりたくなかったらな!私にぶつかっても責任は取れないかぞぉ!」

 

雷槌(ニョルニル)】の特徴でたる超高出力の電力生成とハイプラズマブースターを8割で抑え、バルカンは拳を突き出すと同時にに一直線に加速、凄まじい轟音を立てながら防衛戦の防護壁を拳でぶち破り更に突き進んだ。

 

バルカン「ッ!?、この程度で止まってなるものかぁァァ!」

 

その瞬間にバルカン目掛けてジャガーの榴弾が大量に降り注ぐ、バルカンはその落下する榴弾を素手で掴むと同時に落下途中の榴弾に投げ飛ばし爆発させ榴弾を一部防ぎ、対処出来なかったら榴弾を掴むとジャガーに向かって投げ飛ばしジャガーを倒した。

 

その瞬間、間髪入れずに鉄血の装甲兵であるエイジスとニーマムが大量に流れて来た。

 

バルカン「上等じょねぇか!やってやらぁぁ!これで消しとばしてやるよ!」

 

電力を貯めながらコーラップス技術でコインを生成しそのコインをコイントスした。

 

バルカン「超電磁砲(レールガン)をたらふく食らえぇ!」

 

大量の電力が一気に解放、コインに一点集中されコインはレールガンの弾と化した。そしてその弾丸が通った弾道は赤熱化し鉄血の装甲部隊の陣形に風穴が空いた。

それでも敵ほ残っている為再び拳を握りしめるバルカンだが、銃声と甲高い発射音が聞こえると同時に残りの敵は一掃された。

 

ペイロード「バルカンさん!勝手に突っ走らないで下さい!コレクターの独断先行の時見たいになりたいんですか…!?」

 

バルカン「ペイロード…… ご、ごめんな…」

 

マーダー「まぁ私はいいけど?人の不幸って面白いからねぇ♪」

 

バルカン「マーダー、その事は大丈夫だ、絶対死ぬ気は無いから」

 

死神「ペイロード!この辺りの敵は無力化したデース!」

 

ペイロード「ありがとう死m… って血だらけで大丈夫なの!?」

 

死神「大丈夫デスよ!修復スピードは前の時より格段に上がってるデスから!」

 

 

EA小隊は更に突き進んだ。この鉄血との戦いを終わらすべく…。

 





バルカン
鉄血兵は殺さないで無力化、なんか素手で榴弾掴んだり超電磁砲(レールガン)を撃ったりと色々とヤベェ強さに

死神
原作に近く似た能力と化した死神ちゃん、能力で出来る限り無力化
少しズレた感性と常識を持っている

マーダー
基本サイコでプライドが高い、他者を貶したり煽ったりしたりと協調性が余りない

ペイロード
色々と苦労人、この小隊数少ない常識人
バルカンに何かあったら本気で不味いと思っている




目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

☆彼女はそれを赦さない




バルカン「うぉらぁ!チェストォォォ!」

 

雷を纏いながらバルカンはひたすら鉄血兵に殺菌し拳や蹴りで無力化していた。雷撃というより手加減でスタンガンの様にしているらしく攻撃が当たる瞬間にビチィッ!と電気の嫌な音が拳や蹴りを繰り出す度なの鳴り響いていた。

 

死神「雑魚ばかりデスね〜… このまま終わればいいのデスが…」

 

マーダー「そう?私はもっと混沌が欲しいわねぇ。このままじゃ味気な過ぎるからねぇ」

 

ペイロード「しゃべっている時間があるならサッサと戦ってください。幾らコーラップス技術で弾丸が大量生産できると言っても限度ってモノがありますから」

 

ペイロードは警戒を怠っていないが楽勝ムードだった。ジュピター砲が破壊され爆発で鉄血兵やその指揮がグダグダになっている状態では簡単に前に進む事が出来た。

 

バルカン「ふぅ… ここら辺は片付いたな。さっさと終わらしてスミスとクリスマスデート… スミスとクリスマスデート… はぁ!もう想像しただけでも胸がドキドキして来た!」

 

ペイロード「バルカンさんフラグになりそうな事言わないで下さいよ〜、意外と現実になり易いんですかから」

 

マーダー「この後、バルカンは一発の凶弾で… ってなると思うと笑えるわね。クリスマスにデートがクリスマスに葬式って感じになってりして?」

 

バルカン「死なねぇからな私!死んでたまるか!」

 

笑いながら話すマーダーに少しイラッとしつが抑えるバルカン。

ここら辺はもう制圧した…。

と思っていた時、大量の榴弾が空から降り注いで来た。突然の事だがバルカンは空に向かって貯めていた電気を放電し榴弾を誘爆させた。

そしてその放電をすり抜けた榴弾はペイロードとマーダーが撃ち抜き、近距離まで迫った榴弾は死神の能力で一等両断し信管を破壊し起爆をさせなくした。

 

「ドウモ グリフィン=サン コロスベシ慈悲ハナイ!!」

「エリちゃんを泣かす奴に明日を生きる資格は無え!!」

「リヤ銃死すべし慈悲は無いぃぃ!!」

 

ゾロゾロと湧き出るなんか色々な憎悪が感じらる謎の黒い巨大装甲兵、そのゾンビの群れの様にあっという間にEA小隊を取り囲んでいた。

 

バルカン「お前らぁ!私はさっさと終わらしてクリスマスを彼氏のスミスのデートしたいんだよ!ここに来んじゃねぇ!」

 

「コイツゥ!リヤ銃だ!絶対にぶっ殺す!」

「聖なる夜に性なる夜を過ごす機だぜ!殺す!」

 

その他、罵詈雑言が大量に放たれた。

 

「クリスマスを死んだスミスの血で染めてやる!」

 

バルカン「アァァ?今、なんて言いやがった?

 

その一言でバルカンの中のナニカが切れた。

 

バルカン「私はのう罵倒されても、どう言われようと構わねぇけどなぁ、死んだスミスを血で染める?ァァ?

お前ら、一生トラウマになるくらいにぶっ飛ばすからな?どう泣き喚いても私はお前らが泣くまで殴るをやめないからな?

 

ペイロード「バルカンさん落ち着いて下さい!ざっとみて1500とか2000は居ますよ!無闇に突っ込まないで下さい!」

 

バルカン「いや、敵である事には変わりねぇんだ。暴れ足りないんだろマーダー」

 

マーダー「面白そうだから乗って上げるわ。アイツらが許しを乞う姿を想像するとゾクゾクするわぁ♪キャハハハッ‼︎」

 

死神「仕方ないデスね!私も参戦デース!!」

 

ペイロード「あぁぁ!もう結局なんでそうなるんですかもう…

全く… 全員生きて帰りますよ絶対に!」

 

 

約2000の装甲兵VS4人の戦いが幕を開けた。

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

獄鎌(イガリマ)

拳を握りしめひたすら瞬間加速からの蹴りや拳の横断を浴びせる、大鎌で斬り刻む、ガトリングレールガンを放ち大型レーザーブレードで斬りかかる、ひたすら頭や関節を狙撃を繰り返す

 

EA小隊はひたすら祈祷者の軍隊(プレイヤーズ・レギメント)との激しい攻防を繰り広げていた。

思っていた以上に数が多くペイロードが見積もっていた2000より多い気がする。

しかし、大切な彼氏を目の前で罵倒されたバルカンの怒りはまだ収まらずまだひたすら拳と雷撃を放っていた。

 

バルカン「スミスをぉぉ!!馬鹿にするなァァァァ!!」

 

マーダー「うわぁ、相当切れてるわね…!」

 

死神「その気持ち何となく分かるデスけど荒らぶってますね〜!」

 

ペイロード「囲まれてんだから喋ってるより手と足動かして下さい!」

 

囲まれて常に動き回り殴ったり斬ったり狙撃したり。かれこれ20分、しかし祈祷者の軍隊(プレイヤーズ・レギメント)は減る気配は無かった。

今はまだ何とかなっているが死ぬ事を恐れて居ない動き、装備と装甲、物量の暴力に苦戦をしていた。

 

その時である、その大群の動きは止まったのだ。そして隊長格と思われる個体が軍隊に向かって言葉を放った

 

「ちっ、リバイバー殺しに失敗したか… そして色々と不穏な動き…… お前ら!ポイントまで撤退するぞ!」

 

死神「リバイバー殺し?」

 

隊長格が放った言葉に死神は大鎌に力を入れ直し強く振るった。何か異様な力の籠った大鎌に祈祷者の軍隊(プレイヤーズ・レギメント)は危険を感じる。

 

死神「私の大好きな人を殺そうとしたのデスか…… なら魂ごと切り刻んで亡きものにしてやるデスよ…!」

 

大釜は緑色のオーラを放ち始めた。そして大鎌をもう一振り出すと装備し、大鎌を二刀流になった。

 

表情はいつもの様に明るいが完全を目がキレていた。

まだ数十日しか一緒にいた事がないがこんな死神始めてバルカン達は目の当たりにした。

 

「お、おい… アレは不味い気がするぞ…」

「に、逃げるんだぁ…」

「撤退!撤退!逃げろぉぉ!」

 

その瞬間、さっきまで余裕綽々だって祈祷者の軍隊(プレイヤーズ・レギメント)はざわめき出しすぐさま撤退し始めた。

 

死神「全員纏めて斬り刻んでやるデェェス!」

 

バルカン「なんか分からないけ今だ突撃だぁぁッッ!!」

 

マーダー「キャハハハ!ぶっ殺して上げるわぁぁ!」

 

ペイロード「訳分かりませんが好機ですね!追撃しましょう!」

 

なんだか良く分からない。しかし、敵の士気は何故か低くなって撤退しているため追撃する事にした。

 

 




何故こうなったけと言うとこれをみて察してくれ………

これは…
ちょっと前の出来事(回想)


万能者「取り敢えず死神ちゃんの武器に関しては大釜はそのまま強化といことで色々と考えて結果、大鎌にブースターの他に崩壊液技術を併用した粒子転送技術とか無と有理論などを併用した物を作ってみた………
性能は簡単に言えば存在するのに存在しない刃で切りたくないを切らないで切りたいモノをだけを切れる機能が付いた大鎌って感じるだ」

死神・I.O.P者科学者「「なるほど分からん(デス)」」

万能者「まぁ言うだけなら性能はかなりのモノと思うが上手な扱い方しないと結構大変な思いをするかも知れないがな………
あと、本来なら切れないモノまで切れる様になったりしているが、その辺は気を付けておいてくれ……」

万能者以外全員「「「何だって?」」」



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

☆聖なる夜の前日と後日談

NTKさん作『人形達を守るモノ』のコラボ返し

クリスマス前日のバルカンの心模様

見ると分かりやすいかも?
https://syosetu.org/novel/190134/112.html


クリスマス・イヴ前日、世間はクリスマスムードただよう中、バルカンは一人でスミスへのプレゼントを探してきた。

 

あんまり普段から使わない物を渡されてもな〜… と考えていたからかなり悩んでいた。

 

バルカン「どうするかな〜… 寒いから大量のホッカイロは流石に可愛くないしな… どうするか…」

 

女の子らしくしよう、ほう心掛けているがいざとなったらそう言う事は分からない。スミスが私から貰って嬉しい物を考えるも出てこなかった。

 

考えていても切りが無いと思ったバルカンは女子力がありそうな人へ電話し意見を聞く事にした。

 

バルカン「元気してるかヘリアン?」

 

ヘリアン『お前か、てっきり社長からだと思ったが要件はなんだ?』

 

何故か、あろう事かヘリアンに電話していた。

 

バルカン「明日スミスとデートするんだけどプレゼント何にしようか悩んでてさ… 何かいいアイディアある?』

 

ヘリアン『嫌味か貴様!』

 

バルカン「そんかに怒る事ないだろ?頼むからさ何でもいいからお願い!私しじゃそう言うプレゼント何を渡せばいいか分からないからさ!」

 

ヘリアン『なんなんだ… もう… 適当にマフラーとか送って置けばいいんじゃないか?もう切るぞ』

ブチッ

 

最後、ヘリアンはキレ気味な電話をきった

 

バルカン「切られたな、そんなに怒らなくても良いだろ… でもマフラーか、いいかもな… よしマフラーに決めた!」

 

取り敢えずマフラーをプレゼントする事にしたバルカンはショッピングモールに行き買う事にした。

 

沢山人々が行き交い大きなクリスマスツリーが飾られているショッピングモールに着き、バルカンは服屋に行き歩いている途中で思いついた事を店員に話し、自分の名前とスミスの文字を刺繍してもらってバルカンは満足げにショッピングモールを後にした。

 

バルカン「はぁ、これをスミスと一緒に入ると想像すると照れるな… えへへへ

あっ、そう言えば明日どう言う下着履いていこうかな?黒色の少し透けてる奴とか赤色の奴… 紐もアリかも知れないな……」

 

結局の所、黒色のブラジャーと黒色の紐パンツで納得がいった。

 

バルカンは後日、楽しく甘々なリア銃デートを、そして聖なる夜を "特別なホテル" で共に過ごしたそうな……

 

 

 

 

 

 

 

そして、その後日であるクリスマス

 

バルカン「はぁ… 幸せ過ぎてつれぇ…… あははは… えへへへへ」

 

何故かツヤツヤした肌で幸せそうにニヤニヤしていた。

 

バルカン「結婚して新婚生活して子供産まれて… そうなるかも知れないと考えると本当に幸せだよ私〜\(//∇//)\」

 

色々な幸せを噛み締めるバルカンだった。

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

☆ 最速で!最短で!まっすぐに!

EA小隊、巨大防衛建造物『Hell guard tower』攻略作戦開始!



死神「ぶった斬ってやるデースッ!!」

 

バルカン「ぶっ飛べやゴォラァァ!!」

 

魂を切り刻む翠の大鎌と化した獄鎌(イガリマ)の刃ご複数飛び交い、電撃が地面を這う様に走りそこは地獄絵図と化したいた。

死神の大鎌から謎のオーラを放ってからは祈祷者の軍隊(プレイヤーズ・レギメント)達は必死に大急ぎで退却しEA小隊は追撃をしていた。

 

バルカン「逃げんるやな!!この野郎が!!」

 

死神「リバイバーを殺そうとした罪を償わせてやるデス!」

 

二人とも大切な人、大切な彼氏を殺そうとした祈祷者の軍隊(プレイヤーズ・レギメント)に完全に切れて追いかけ回していた。

 

ペイロード「あまり進まないで下さい!敵の罠があるかも知れませから!」

 

マーダー「まぁいんじゃない?ああ言う馬鹿は痛い目見ないと分からないんまし」

 

ペイロード「こんなこと言ってたら何かあったらマーダーさんもしばかれますからね?」

 

マーダー「けどもう面倒臭いわねぇ… 」

 

正規軍が居ると言う関係上、流石に人形や人間を喰らうと問題が起きる為、マーダーは完全に後方火力に徹していた。流石に問題になったら色々とマーダーの立場上色々も危ういからだ。

そんな訳でずっとペイロードと一緒に後ろから比較的に命中精度が良いレールガトリングで撃っていた。

 

そして撤退する追って祈祷者の軍隊(プレイヤーズ・レギメント)を追撃して押せ押せムードの最中、突然の前衛の二人に砲撃が飛んできてバルカンは砲弾を殴り弾道を反らし、死神は砲弾を斬り刻み砲弾を対処した。

その時、通信から正規軍から全体へ連絡入ってきた。

 

『・・・・・・こちらタロス1、鉄血の最終防衛ラインに強力な防衛施設があって攻めることができない状態に陥っている・・・・そのためその状況を打開する決死隊を編成を考えている・・・・・そこで腕に自信があるやつに協力を頼みたい・・・・・・無論、腕に自信がない奴は参加しなくていいし、無理して来なくてもいい・・・・・・参加して攻める際は我々の戦術人形を盾にしてもらって構わない・・・・協力を頼む!!あの防衛施設を攻略すれば基地まであと一歩なんだ!!』

 

ペイロード「絶対にあの建物ですね、って二人とも下がって下さい危ないです!」

 

バルカン「なんだあの防御施設!?上等じゃねえか!ぶち抜いねやるよこの野郎!」

 

死神「関係ねぇデス!両断してやるデスよ!」

 

止まる訳ご無かった。

バルカンはコーラップス技術を使い金属の四本のレールガンの様に展開し始めた。

 

バルカン「炸薬の代わりに電撃たっぷりの砲弾でも喰らわしてやるよ…!」

 

死神「一緒にお供するデス!」

 

その攻撃に何やるか想像出来たペイロードは止めに入ろうとするが時は既に遅かった。

 

バルカン「最速で!最短で!まっすぐに!ただ気絶させ吹き飛ばして退かすだけ!行くぞ死神!!」

 

死神「行くデェース!!」

 

戦場のとある一角、レールガン特有の甲高い一筋の閃光が輝いた。

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

☆天地雷震

その攻撃に何やるか想像出来たペイロードは止めに入ろうとするが時は既に遅かった。

 

バルカン「最速で!最短で!まっすぐに!ただ気絶させ吹き飛ばして退かすだけ!行くぞ死神!!」

 

死神「行くデェース!!」

 

コーラップス技術で更に義手の右腕を変形させ自身の身体より巨大な拳に変え自身の身体と一体化、拳をレールガンの弾に見立て発射する準備をし、数秒後、チャージが終わる。

 

そして戦場のとある一角、レールガン特有の甲高い一筋の閃光が輝いた。

 

距離約1.5kmを1秒すら掛からない速度でブースターを起動しながら駆け抜け進行方向にある物体を消し飛ばしながら突き進む。

対空や機銃の掃射すら間に合わない速度で鉄血が作り上げた高さ25mの巨大防衛建造物である『Hell guard tower』に衝突、巨大な拳は強固な高さ25mの巨大防衛建造物の防壁を破壊し突き破り大穴を開けた。

 

そして、内部に食い込んだ瞬間に大質量の放電し鉄血が作り上げた高さ25mの巨大防衛建造物『Hell guard tower』は一瞬で電気系統が一瞬で焼き焦げ無力化した。

 

全員無力化したか… と息を吐こうとしたバルカンであったが何とか放電が当たらなかった鉄血兵が現れ始めた、そして大火力な技を放った代償が出てきた。

 

バルカン「ちっ…… コーラップスの残量1割切っちまったか…!仕方ねぇ!全員殴り飛ばしてやるよ!」

 

大技を使った事によりコーラップス液の残量が1割を切っていた。少し慌てたバルカンで会ったが拳を構え、出力をスタンガン並みに変え鉄血兵に接近し殴り飛ばし、放たれたレーザーや弾丸を腕部ユニットの装甲で防ぎ無力化していく。

 

バルカン「あぁ!めんどくせぇ!多少怪我するがこれでも食いやがれ!」

 

脚部ユニットを起動、パワージョッキを使い威力を上げ床を踏み込んで畳返しの様に引き剥がし道を強引に塞いだ。そして腕部ユニットのハンマーパーツを手動でスライドさせ壁の様になった床を殴り付け破片で攻撃した。

しかし、半数しか破片に当たらなかった。

 

バルカン「クソッ!こうなったら……能力制限(リミッター)解除!

…?

…って出来ない!?

能力制限(リミッター)解除にパスワード掛けやがったな!!」

 

能力制限(リミッター)解除しようとするもパスワードが設定され能力制限(リミッター)解除が出来ない状況に陥った。

 

能力制限(リミッター)開発が出来ずジリ貧になったバルカン、そこに大鎌と自身のブースターで加速して急いでやって来た死神が現れた。

 

死神「遅れて参上デース!」

 

バルカン「ナイス死神!」

 

死神「全員両断してやるデスよー!!」

 

バルカン「手足だけにしてくれよ!」

 

死神「了解デース!!」

 

その後、バルカンはコーラップス液の残量を気にしながら戦った。そして途中からマーダーとペイロードの加勢もあり『Hell guard tower』の攻略は無事に終わった。

 

バルカン「ふぅ… 後は本陣だけだがコーラップス液がもう1割も無いな…」

 

ペイロード「そりゃあんな大軍相手して追撃してここの防衛施設を攻略したんだから無くなるのは当然ですよ。

…でも敵の対空が無くなったのでヘリからの物資の補充は出来ると思います。出来なかったら私とマーダーさんのを少し分けて戦うしか無いかも…」

 

バルカン「なーに、私が頑張らないとDG小隊とかS09P基地の普段がデカくなるだろ。1人で100人分の働きをできなきゃ駄目なんだよ私は」

 

ペイロード「それはガトリング砲の開発した人の言葉の引用ですよね。……だからと言って無茶は駄目ですよ?スミスさんが悲しみますから」

 

バルカン「馬鹿野郎、死ぬ気はないからな?四肢が消し飛んで生きて帰ってやるから安心しな」

 

ペイロード「もう余計安心出来ませんよ!」

 

EA小隊は無線で『Hell guard tower』陥落の知らせとコーラップス液などの物資の後方部隊に支援を要請した。

 

そして、30分後に物資が投下されEA小隊は未だにどうなるか分からない戦場へ向けて四人は歩み出した。

 

 




状況としてこんな感じです〜♪

バルカン
この戦場に出て、鉄血兵やプレイヤーズ・レギメントを無理やり無力化して殺傷してない人。

死神
作戦前にバルカンから出来る限り無力化してくれ。と言われている。仕方なく殺傷せてしまっている場合があるが四肢を斬り落とし無力化している

ペイロード
問答無用でヘッドショット。

マーダー
遠距離だなわざと急所を外し血飛沫や悲鳴で喜び、相手を痛ぶったり殺戮を楽しんでいるサイコパス。



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

☆戦場小話

ちょっとしたお話


コーラップス液のカプセルを待っていた。バルカンとマーダーが会話をしていた。

 

マーダー「ハァ〜… バルカン貴方はいいわねぇ、前に出て戦えて。後ろでずっと撃ってるなんてつまらないのよ?」

 

バルカン「あのな… そんなに人の死ぬ所が見たいのか?」

 

マーダー「ええ見たいわ。

人や人形の最期の表情を見るのが堪らないから。貴方はどうなの?沢山人を殺して殺して20mm弾の弾幕を張って楽しんでいたでしょ?ねぇ?」

 

バルカン「お前な… 色々と人の傷口を抉るなよ。お前いつか絶対に後ろから刺されて殺されるぞ?」

 

マーダー「資源地帯攻略作戦の時の映像は見たわよ、相当ブチ切れて破壊衝動に身を委ねて暴れ回りケモノの様に動いて… ホントに馬鹿らしいわね」

 

バルカン「まぁそこは…… 馬鹿らしいな… そこは反省してるし課題だな」

 

マーダー「貴方、偽善者ぶってんじゃないわよ。甘ちゃんなのよ貴方。いつか選択を迫られ殺さなければ自分の命、または大切な人の命が消えるって言う選択をね」

 

バルカン「んな事分かってんよ…

でもお前が偽善者って言うならそうなんだろな。私よりマーダーの方が頭いいし。………でもな、偽善者だろうがなんだろうが私は今の道を信じるよ。誰も死なせはしないさ。スミスから見極めろって言われてもさ、私は頭が悪いから分からない。だから極悪人だろうがなんだろうがぶん殴って捕まえてやんよ」

 

マーダー「アハハハ♪ホント偽善者ね、その行いの結末がどう言う最期を迎えるか私は見物してるわ」

 

バルカン「あぁ見とけよ。あと花嫁姿もなマーダー」

 

マーダー「私は祝いの席に呼ばない方がいいわよ。空気悪くなるし」

 

バルカン「喋らなければいいだろ?」

 

マーダー「まぁそうね、適当に食べ物でも食って適当に時間を潰させて貰うわ。あとバルカン…」

 

バルカン「なんだよ」

 

マーダー「私が死んだら、ナイトメアの事よろしく頼むわ。アイツは人を信じ易いくて騙され易いから。本人はもう大丈夫って言ってんだけどそう言う癖は意外と治らない物だから」

 

バルカン「ツンデレか?ツン多めのツンデレか?」

 

マーダー「貴方のウエディングケーキにGをすり潰した液体を掛けてやろうかしら?それとも初夜の○○○の映像を録画してグリフィン本部全体のテレビに流すって手も……」

 

バルカン「おい止めろ、やったらお前は生き埋めけペルシカかリバイバーの実験体になると思うぞ?」

 

マーダー「それは怖いから辞めて置くわ、あら物資が来たわね。楽しいお喋りありがとう♪」

 

 

 

そのあと、支援物資を運んできたジンのセクハラや、その発言により少し乱闘が起こりマーダー以外の面々が豚を見るような目で彼を見下す事態に発展した。

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

IFの姿(バルカン・オルタナティブ)

さてコラボも終盤!

ヤベェ事態に突入して撤退にはいりまっせ!

https://syosetu.org/novel/190378/131.html


『Hell guard tower』攻略と共に本陣への突入が行われたEA小隊、しかし突然と通信が使えなくなり今まで見た事が無い新手の装甲兵機や部隊の出現により、交戦し時間を稼ぎながら撤退作戦をしていた。

 

ペイロード「バルカンさん!状況は!」

 

バルカン「最高に最悪だコノヤロウ!って危ね!」

 

マーダー「こんなモノを隠していたなんて面白い事するじゃない!キャハハハ!」

 

死神「終わったらリバイバーに通信しようと思っていたのに本当邪魔しかしないデスねぇ!!」

 

ペイロード「後方支援部隊の完全撤退まで時間を稼いで下さい!流石にこんなの相手仕切れませんから!!

 

マーダー「調子が悪くなったって言うのにホント人使いが荒い事……!まぁ正規軍が居なくなったから私は好き勝手に暴れさせて貰うわ!」

 

この事態になってから戦闘システムに異常が出て戦い辛くなっていた。しかし、引いたら後方支援で来た部隊(セクハラされたが)が攻撃を受けてしまう為殿をせざるを得なかった。

 

尻尾の無い蠍の上に様々な武装が乗っかった様な見た目の装甲兵器が迫り、更に人形の装甲兵と異なる見た目のVespidが追従。さながら軍隊の様な物量だった。

 

バルカン「まだコーラップスの残量はあるな… どんだけ数があんだよ!!」

 

ペイロード「これじゃ絶対に持たない…!撤退の速くしますよ!これじゃ死にます!」

 

バルカン「りょ…… ッ!?」.

 

それは一瞬だった。少し集中が乱れた瞬間の出来事、捌ける筈の砲弾を捌き切れず自分の近くで着弾、そして爆発してバルカンは吹き飛ばされた。

 

ペイロード「バルカンさん!!!マーダー!救助を!」

 

土煙と焦げた匂いが当たりを充満し視界が見えない、しかしこの状況で一人欠けるのは非常に不味いし見捨てられない。ペイロードはすぐ様隣にいたマーダーに救助を申し込んだ。

しかし…

 

マーダー「その必要は無い見たいよ?」

 

ペイロード「え?………!?」

 

土煙が晴れ、バルカンの姿が見えた。その姿は白い髪と血の気の無い色白の肌とまるで鉄血の様な見た目をしていた。

そして、コーラップス技術で巨大な七つの銃身のバルカン砲を二つ生成し背中には四連のロケットランチャー二丁装備されていた。

 

オルタ「やっと出番だぜオリジナルの野郎…ってオネンネ(気絶)してやがるな。…あの糞アマ野郎(ペルシカ)のお陰でこの場があるとは言え本当最悪だぜ……」

 

ペイロード「あ、貴方は?」

 

オルタ「私ぃ?私はバルカン・オルタ。気に入らないモンは全部ぶっ壊すからな?覚えておけよ、そこの偉そうにしてる奴!

まぁ挨拶はこれくらいにしておいて…… お前ら全員ミンチになりたい奴だけ掛かって来な!ご注文通りミンチにしてやるからよ!!キャハハハ!

 

七つの銃身を持つGAU-8 アヴェンジャーを二丁持ち弾幕を張り始める。障害物や遮蔽物が問答無用で消し飛ぶ火力の30mm徹甲榴弾とロケットランチャーは止めなく激しい雷雨の如く敵に降り注ぐ。

 

しかし、ペイロードが突然飛び蹴りをオルタに食らわせ弾幕が途切れた。

 

ペイロード「この馬鹿!!まだ殿としてS09P基地の部隊やDG小隊が、戦ってるんですよ!そんな広範囲にばら撒かないで下さい!」

 

オルタ「煩せぇんだよ!私の射線に入る奴が悪りい!それと私の邪魔をするな頭デッカチ野郎がぶっ殺すぞゴラァ…!アァ!?」

 

ペイロード「もう滅茶苦茶過ぎますよ!」

 

オルタ「射線入んじゃねぇぞゴラァ!!

ぶっ飛ばすぜぇ!アハハハハハ!気持ちいいィィ!!ヒャッハァァー!!」

 

ペイロード「(完全にトリガーハッピーになってるよ……)」

 

マーダー「どうでもいいわ!戦いましょう!そして敵に無慈悲で無惨な死を与えてましょう!キャハハハ♪」

 

死神「敵の前線を掻き乱して足止めデース!!」

 

ペイロード「もう好きなように暴れて掻き乱しましょう!(もう手がつけられないから思考放棄)」

 

なんかもう滅茶苦茶だった。

 

ジャウカーン「なんかスゴイね!アタシももっと暴れ足りないから……

……… がおぉぉぉおおおおぉぉぉぉぉ!!!!!」

 

オルタ「面白いじゃねぇか!私ももっと暴れて足りないんだよ!!!」

 

更に滅茶苦茶に突然の音響兵器の炸裂により更に滅茶苦茶になった。

 

 




バルカン・オルタ
雷槌裏コード【炎の首飾り(ブリーシンガメン)
武装
GAU-8 アヴェンジャー 二丁
四連ロケットランチャー 二丁
その他多数の砲撃、射撃武装多数

移動速度は遅く、機動性はほぼ無い。
その代わり強固なフォースシールドの三枚重ねの護りと強力無慈悲な広範囲火力が持ち味。

バルカンが戦場で意識を失う事が条件で発動される裏コード。裏の人格と入れ替わる事により戦い方が真逆と化す。
性格はかなり凶暴で乱雑、というかほぼヤクザ。
気に入らないモノはぶっ壊す。

参考がイチイバルだが機動戦や偵察は余りにも重武装で鈍足な為に出来ない。飛行はできるが遅い。
またGAU-8 アヴェンジャーを二丁を撃っている間は固定砲台と化さないといけない。等汎用性はイチイバルに対しては狭くなる。


あとですけどご自由にEA小隊を使って大丈夫ですぜ!気にしないので!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

☆愛があればッ!

なんかもう展開についていけんよ!!
カオス過ぎぃ!

取り敢えず技ぶち込んでやりまっせ!
(ヤケクソ)


オルタ「死に晒せぇゴラァ!アハハハ!死ね死ね死ねぇ!!」

 

バルカンの気絶により裏の人格バルカン・オルタナティブことオルタとEA小隊は奮闘していた。突如として乱入し両陣営に被害を与え、強大な脅威になった謎の勢力によりリバイバーの独断で鉄血と一日同盟を組む事態に。

妨害は解除されたとしても謎の勢力の兵力は強力で撃破出来る人は限られ劣勢となっていた。

 

GAU-8 アヴェンジャーを二丁持ちしているが故に機動力が無いオルタは30mmのバルカン砲を砲身が紅くなるほどばら撒き、その砲身をコーラップス技術で直しての繰り返しで弾丸を放っていた。

そして敵の攻撃が緩み始めてきた頃。

 

オルタ「うぅ… 目覚めやがったな… 糞、仕方ねぇな。あとは任せた死ぬんじゃねぇぞバカ野郎……」

 

ペイロード「え?どうしたんですか…!?」

 

オルタは気絶している間でしかバルカンの身体を動かせない。兵装が一旦全部消えていつもの高校の制服風の服装に。そして、金髪の赤青のオッドアイに戻ると戻ると目をパチパチさせて当たりを見回す。

 

バルカン「……私… 何してたんだ?そう言えばあの野郎共(プレイヤーズ・レギメント)はどうした!?」

 

マーダー「とっくの昔に居なくなったわよ寝坊助!さっさとコイツら相手しなさい!この私でも余裕ない相手だから!」

 

バルカン「分かったよ…!何があったか分からないが立ち塞がる奴をぶっ飛ばせばいいだろ?」

 

マーダー「ちゃっちゃとやりなさい…!」

 

何があったか分からない。しかし、目の前には戦いがあり傷つき死人が出ている以上、バルカンは記憶が飛んでいる事を聞かずに【雷槌(ニョルニル)】を起動し再び纏った。

 

バルカン「なんか良くしらねぇがスミスに手出す輩は全員ぶっ飛ばしてやるよ…!」

 

コーラップス残量は半分、雷撃は放たずに身体能力に電力を回してブースターを起動させ急接近し接近戦を仕掛ける。

 

バルカン「私の邪魔をするなぁぁぁ!クリスマスにデートすんだよサッサと吹っ飛ばされろ!」

 

大型銃剣槍と大楯を持っているフードマンの集団に混じっている巨大な敵に突撃。しかし、両腕で防がれ一歩退けぞった。

 

バルカン「稲妻を喰らって雷を握り潰すように…… 拳を放つッッ!!」

 

更に追撃で連撃をかまそうとしたがその瞬間、片腕でガード、もう片方の巨大なチェーンソーで斬りかかる。

 

ペイロード「邪魔はさせませんよ…!」

 

しかし、ペイロードの狙撃によりチェーンソーのチェーンが切れて使い物にならなくさせた。ペイロードの下に大型銃剣槍と大楯をもった敵が押し寄せるがマーダーが狂気的な笑みを浮かべ乱戦状態になった。

 

バルカン「ぐぐぐぐ…… 押し負けてるだと!?」

 

初めての感覚、最大では無いとはいえ押し負けている。巨人はチェーンソーをごと殴り掛かってきた。

 

死神「コンビネーションアタックデェース!!」

 

バルカン「…!?、助かる…!」

 

巨人の腕に拳がめりこんでいるバルカンにブースターによって追いついてきた死神ちゃんが両足裏を合わせる形でバルカンと接続、出力不足を死神が更にブースターの出力を上げてきりもみ回転し、巨人を地面に叩き込み他のフードマントを巻き込みながら突撃した。

 

バルカン・死神「「うおおおぉぉォォォ!!

吹っ飛べぇぇェェ!(デェェースッッ!)」」

 

死神の力である防御無視の力がバルカンの拳に付与され衝撃が中に貫通し中がメチャクチャな威力と化し巨人は動かなくなった。死神も少し驚いたが今はそれよりも目の前の大量の敵にそんな事気にしている余裕は無かった。

 

 

バルカン「お前らの目的はしらねぇが… 私を助けてくれた大切な人達に危害を加えたのには変わりねぇ!全員必ずぶっ飛ばす!送り込んできた親玉はぶっ潰すッ!」

 

死神「仲間と大切な人(リバイバー)を守る為にも此処で負ける訳にはいかないのデス!」

 

大切な人を守る為、そして大切な日を過ごす為に負ける訳にはいかなかった。なんとしてもこの場を切り抜け生き抜かねばならなかった。

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

大陸横断鉄道の護衛

コラボの事に関してですがもうなんか収カオス過ぎて拾付かない、状況がもう分からない、これ以上本編が止まると二次ssを書くのを辞めてしまうかも知れない。
何かしら書かんといけんと思ったんよ。


EA小隊はご自由に動かしてどうぞ!
(ぶん投げスタイル&動かし方によってはコラボに再起)

後日談はちゃんは書きますからね!


さて、コラボの作戦から少し経ち、一月二一日……

バルカンの誕生日ですが… 任務が入り…



一月二十日、大陸横断鉄道のビジネスクラスの客車、ガランとし客が居ないなかバルカンは少し項垂れていた。

 

バルカン「誕生日の日に任務入るとか最悪じゃねぇか……」

 

ペイロード「仕方ないですよ、こんな急に来るとは思わなかったんですから」

 

あの戦いで正規軍、H&K、鉄血共にかなりの戦力を投入しイレギュラーが多発や謎の勢力の出現によりかなりの痛手になった。

特に正規軍の管轄の大陸横断鉄道の一部は壊され多くの人員が犠牲が多かった。一部の大陸横断鉄道の護衛に穴が空き猫の手でも借りたい状況となりEA小隊のバルカンとペイロードが出張ったと言う訳だ。

…とは言え、明日には護衛用の機械歩兵が納品され護衛に当たるから今日だけの辛抱だが。

 

因みに他の人達は本部の仕事に駆り出されている。

 

ペイロード「そう言えば、バルカンさんはスミスさんと上手く言ってるんですか?」

 

バルカン「あ、あぁ…本当に優しくしてくれるしカッコよくてもう幸せだよ」

 

ペイロード「そうですか〜… ちょっと羨ましいですね、そういう人が居るって」

 

バルカン「ペイロードはそういうに思ってる人とか居るのか?」

 

ペイロード「好きとかじゃないけどお兄ちゃん本当に憧れの的ですよ」

 

バルカン「そうか… 憧れの人ね〜、アニメの中のヒーローにでもなっめまみたいもんだよ」

 

強い吹雪が舞う中、大量横断鉄道から見える景色はホワイトアウトで真っ白になっていた。何事も無く終われば本部には明日と戻れる。一日遅れたが誕生日は祝える。その時が来たら大きなケーキと豪華な料理、EA小隊全員とDG小隊を誘って…。

 

そう考えている内に大陸横断鉄道は止まり沢山の人が往来していた。バルカンとペイロードの席は隣同士で目の前の席に誰かが座った。

 

フードを被っているが黒髪に赤色のメッシュが入っており目が赤かった。そしてペイロードは太もものホルスターから拳銃を引き抜き銃口を向けた。

 

ペイロード「ドリーマー……!!」

 

ドリーマー「あら、ほんと偶然」

 

バルカン「なんだ?客車だぞ?ここでドンパチするつもりならぶっ飛ばすぞ?」

 

一瞬にして場は固まり緊張が走る。

しかし、赤いドリーマーは同様せずに口を開いた。

 

ドリーマー「鉄血だから仕方ないわよね。でもまぁ安心していいか分からないけども私は鉄血とは縁を切ったわ。だいたい核砲弾食らわせた奴(チーフ)虐めてくる奴(通常のドリーマー)が居る所なんか真っ平ゴメンだったから」

 

ペイロード「え?」

 

ドリーマー「ある意味グリフィンには感謝してるわよ。大きい逃げ出せる隙を作ってくれて」

 

赤いドリーマーはポケットに手を突っ込み入っていたアメを口に放り込んみ噛み砕いた。ペイロードは銃を下げホルスターに戻した。

 

バルカン「ここでやりあう気はねぇよな?」

 

ドリーマー「今携帯と財布と護身用のハンドガンしか無いのよ?勝てる算段がある?それに今の私には戦う理由が無いわ。むしろ暫くはゆっくりと過ごしたいわ」

 

赤いドリーマーはまたポケットに手を突っ込み入って入っていた駄菓子のラムネを食べた。

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

事後の出来事、そして物騒な騒ぎに

目の前には奇妙にも死んだと思われていた赤い局地戦闘型のドリーマーがゆっくりと敵意や殺意をペットボトルのお茶を飲んでいた。

戦う気が無く本人曰く「戦う理由は無い」らしい、だがあの狡猾なドリーマーだという事で安心出来る訳が無かった。

 

バルカン「そう言われても安心出来ないんだが?」

 

ドリーマー「信用しなくて結構よ。私はK06地区で降りて適当に紛れて過ごすつもりだから」

 

ペイロード「あそこですか… 日夜問わず人が大量に出入りしてるから紛れ込むなんて容易ですからね」

 

バルカン「ペイロード、K06地区ってどういう所なんだ?」

 

ある程度の知識はあるペイロードはある程度の知識があったのか頷いた。バルカンはどういう所なのか分からないでペイロードに聞いた。

 

ペイロード「1番巨大な日本人街ですよ。日本人街と言っても今はほぼ日系2〜3世とかが殆どだと思いますけどね。確か娯楽に賭博、飲食店とか沢山ある眠らない街。でもヤクザとかマフィアが沢山いるって噂がある所ですけどね」

 

バルカン「取り敢えず賑やかな所って事は分かった」

 

ドリーマー「ま、そうね。

あっそう言えばあの戦いはどうなったのかしら?貴方達目線でもいいから教えてくれる?」

 

その言葉にペイロードは少し考えたが話しを始めた。

 

ペイロード「謎の勢力の乱入で正規軍、グリフィン、鉄血と大打撃。あと途中、怨りょ…「それを言うなッ!」…す、すいません…… 」

 

バルカン「幽霊なんて居ない!居るもんか!私は認めないぞ!幻覚だ幻覚!!」

 

ペイロード「あぁ… あの時は大変でしたよ?万能者さんが居なかったら危なかったです」

 

ドリーマー「逃げてて良かったわ。正直最悪よ?普通の型のドリーマーには長い間虐めれたり、チーフに至っては私を撃った事に対して謝罪もないのよ?嫌になるわよ」

 

聞いた話、かなり長いあいだ通常型のドリーマーに嫌味や陰湿な悪戯、それとフレンドファイアしたチーフからの謝罪も無しらしい。

 

ペイロード「それと作戦の後、バルカンさんスミスさんに泣いてベッタリくっ付いてイチャイチャして…… なんか恥ずかしかったですよ…」

 

バルカン「だって怖いんだよ!二度と見たくないよアイツら!」

 

ドリーマー「うわぁ… 鉄血でも噂になってるけどそれ以上ね…」

 

そんな話をしている最中、突然複数の銃声が前の車両から鳴り響き悲鳴が聞こえた。

 

ペイロード「もう何で行く先々で…」

 

バルカン「もうさっさと終わらすぞ!片っ端から殴り倒すぞ!」

 

ドリーマー「私はか弱い一般人形だから頑張ってね〜」

 

早速、何かしらのトラブルが起きバルカンとペイロードは銃声が聞こえた前の車両へと急行した。

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

運が悪かったんだよ

時期が悪すぎた
こんな輩には鉄鎚を


赤いドリーマーと話していた途中の複数の銃声が響いた。

そして駆けつけた先は数車両先のファーストクラスの車両、富裕層が大半を占めるその車両に複数のガタイのいい覆面の男が拳銃とライフルを持っていた。

二人は一つ前の車両で様子を見計らう事にした。

 

ペイロード「列車強盗ですか、金目の物を集めて回ってますね…そもそもどうやって忍びこんだの?それより人質取られているのは辛いですね、お兄さんならどうするんだろ…」

 

バルカン「全くそうだな、全くフラッシュとかスモークとかあんの?」

 

ペイロード「持ってきてるけどファーストクラスでそれはちょっと厳しいとな…」

 

バルカン「そういえばライフルはどうしたんだ?」

 

ペイロード「流石にこの中で対物ライフルは不味いですからアタッシュケースに入れて置いてきてますよ、あるのは拳銃ですね。バルカンは?」

 

バルカン「私?拳銃なんか持ってきて無いぞ。拳でなんとかする」

 

ペイロード「はぁ…… 仕方ないですか…」

 

少し呆れたがまぁ仕方ないと割り切った。

 

ファーストクラスという事もあり、防音も完備され音は聞こえない為、ドアの窓を覗き様子を見ていた。

そんな時、子供が強盗に向かってゴミを投げつけた。強盗は激怒し子供をライフルの銃底で殴り飛ばした。

 

バルカン「ペイロード、私もう我慢できねぇ、かっ飛ばすぞ」

 

ペイロード「まだ待って下さい!危険です!」

 

ペイロードの忠告を聞かずにバルカンは扉を全力で蹴破り飛ばした。そして通路にいた強盗に衝突し下敷きとなった。

 

バルカン「随分と物騒な逆だな?お引き取り願いたいんだが?」

 

強盗「なんだコイツ!?撃ち殺せ!!」

 

バルカン「私は今機嫌が悪いんだよ!こんな事しやがったお前らのせいでな!!」

 

複数人から銃口を向けられ撃たれるバルカンだが構わず列車強盗の集団につっこんだ。そして一人を腹パンでダウン、更にこめかみに向かってフック、そして顔にハイキック。一瞬で壊滅寸まで追い込まれ唖然としている強盗の後ろに回り込み首を絞め気絶させて無力化した。

 

ペイロード「もうバルカンさんったら!!もう無茶苦茶にも程がありますよ…!」

 

バルカン「はぁ…はぁ… 折角の誕生日の日に強盗なんか来やがったふざけんじゃねぇぞ…… って何で後ろから首絞めた奴幸せそうな顔してんだ?まぁいいか」

 

ペイロード「それより何発か撃たれてるじゃないですか!」

 

バルカン「私の身体はハンドガンとか安物のライフル程度じゃ内部にダメージ入らないから大丈夫だ。まぁ弾丸が身体の中に残るけどな…」

 

ペイロード「こんなのやってたらスミスさんも心配しますよ…… !

幾ら分かっててもこういう心臓に悪い事しないで下さい!あと自分の身体の事をもっと大切にして下さいよ!」

 

バルカン「分かったよ… 全く」

 

ペイロード「20発以上貰ってるじゃないですか… 全く最寄りの人形修復装置に行かないといけないじゃないですか〜… そうしないと跡が残るし…」

 

20発以上弾丸を貰っているバルカンは流血は止まっているが中に弾丸が残っていた。ある程度はナイフで抉り出し修復装置に入れようとした時、突然の爆発音が鳴り、列車は騒然とし始めた。

 

バルカン「!? この野郎ッ!!」

 

よく見ると無力化した筈の強盗の一人が何がのスイッチを押していた。バルカンはそれをみると否や顔面を思いっきり踏んづけた。

 

 

 

 

その後は大陸横断鉄道の自動停止装置が起動し停止し事なきを得た。

エンジンが跡形もなく爆破され交換が必要になったり、エンジンの輸送、交換、修理に1週間掛かるらしい。

 

二人は最寄りの駅へと乗客を誘導する仕事が終わる頃には夕方となっていた。

 

バルカン「マジふざけんなよあの強盗がぁぁ!!帰れなくなっちまったじゃねぇか!」

 

ペイロード「仕方ないですよ… 本部からのヘリは遠すぎて燃料代がバカにならないですし、大陸横断鉄道が直るまでの辛抱ですから…」

 

バルカン「1週間の足止めって… ついてないなこりゃ…」

 

二人はため息を吐きながら、最寄りの駅があったK06地区の繁華街へと足を踏み入れた。

 




勿論、トラブルは付き物ですね…


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

眠らない街 

一日…

1月21日22時2○分

 

バルカン「嘘……」

 

ペイロード「え?」

 

20発以上の弾丸に撃たれたバルカンはペイロードに心配されながらも、K06地区の繁華街にあると思われるグリフィンの基地へと向かっていた。…のだが、グリフィンの基地は間抜けの空、修復装置一つすら無かった。中に入って見たが何も無い。

 

バルカン「こんな事アリかよ… 致命傷じゃねぇから大丈夫だが流石になぁ…」

 

ペイロード「仕方ないですね… 今日はホテルに泊まって弾はナイフで私が抜き取ります。いいですか?」

 

バルカン「申し訳ねぇ…、あとお腹すいた…」

 

ペイロード「私もですよ、でもご飯の前に怪我が先です… バルカンさんの服が血塗れで目立ちますし……… 取り敢えず私の上着でも着て隠して下さい」

 

バルカン「いいのか?」

 

ペイロード「ちょっと寒いの我慢すればいいだけですから大丈夫です」

 

この不可解な状況はどういう事なのか調べる前に、今日は夜が遅く更にはお腹が空き始める。調べる以前に衣食住が無かった。

幸い、お金は余裕がある。だがこんな感じで1週間を過ごすと考えるとペイロードは頭を悩ませた。

 

30分後、無事にホテルに泊まる事が出来き、部屋に着くとペイロードはナイフを取り出してバルカンの身体の中に埋まっていり弾丸を抉り出した。流石に痛覚オンでやると迷惑が掛かるから痛覚わ切りながら。

 

バルカン「ふぅ〜…… ペイロードありがとう!違和感無くなったわ!」

 

ペイロード「でも安静にして下さいよ?人口筋肉の再生は1〜2日掛かりますから、私は適当に店に行ってお持ち帰りの物を適当に買ってきますから大人しくしてて下さいね絶対に」

 

バルカン「任せてな、黙ってる事ぐらいは出来るからな。あと、そこまで私は子供じゃねぇよ」

 

前科があり過ぎて不安しか感じなかったが自分もお腹が空いて腹ペコ、さっさとファーストフードでも買って帰ろうとペイロードはホテルの部屋を出た。

 

 

煌めく照明、派手な広告看板、そこら中に行き交う人々に酔っ払って千鳥足になる人…。

改めてみるとかなりこのK06地区は発展し賑わっていた。なのに何故、ある筈のグリフィンの基地は無かったのか?まぁ、今はそれを考えるにしても情報がなさ過ぎる。

取り敢えずペイロードは牛丼屋で特盛の牛丼を二つ、途中で美味しそうだなと思ったハンバーガー屋でダブルチーズバーガーを2つ買いペイロードはホテルへと帰ろうとした。

 

ペイロード「さて、バルカンさんお腹空かせてるだろうし早く…「ちょっとお姉さん時間あるか?」…?」

 

声を掛けられた方を見ると柄の悪い五人組みの男の一人がヘラヘラとは笑いながら話しかけていた。

 

ペイロード「今、急いでるんで」

 

「そう固い事言わずに、楽して高い給料貰える所知ってんだけど一緒に行かない?」

 

ペイロード「興味ないです他を当たって下さい」

 

「一回でいいから〜…」

 

ペイロードの手首を掴み足を止めさせようとした。ペイロードは手を振り払った。

 

ペイロード「いい加減にして下さい、貴方みたいな人に構ってる暇は無いんです。さっさとどっか行ってください」

 

「あぁ?さっさと来いって言ってんだよ…!おら、来いよ!」

 

男の態度が急変した。周りの取り巻きも動き出しペイロードを囲んだ。そして、その一人がペイロードの胸ぐらを掴んだ。

 

その瞬間その一人の手を掴み背負い投げ、そしてコンクリートへ叩きつけた。

 

ペイロード「本当に辞めてください… 加減は出来ますけど病院に行く事になりますよ?」

 

「うるせぇ!五人相手に勝てる訳ねぇ、分からせた後に楽しませて貰うぞ!」

 

ペイロードは牛丼とハンバーガーの入った買い物袋を路地に置き、基本的なグリフィンCQCの構えをした。五人はナイフを取り出してペイロードを囲み出した。

 

ペイロード「治安が悪いと聞いていだけども… ここまでとは面倒臭いですね…」

 

1週間の我慢と言えどペイロードの胃にダメージを与えていた。

 

 

 

 





モチーフは龍が如くの神室町
そんな街でどうなるかな?


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

お酒は飲んでも飲まれるな

野次馬が取り囲む中、喧嘩は終わりを迎えていた。

 

ペイロード「はぁ…、はぁ…、近接格闘を今度バルカンさんに教えてもらいましょうかね…」

 

16labo謹製の戦術人形相手に分が悪かった。目の前には一発顔だけ顔を殴られて青いアザが出来たがなんの問題はない。でも、この場に兄や義姉がいたとしたら絶対にこれだけじゃ済まないんだろうな。と思ったペイロードだった。

 

…とは言え、喧嘩のせいで余計お腹が減ったペイロードは牛丼とハンバーガーの入った袋を手に取りホテルへ急いだ。

 

柄の悪い男やチンピラに絡まれたが人混みを利用し上手く巻きつつ進み、

そしてホテルに着くと電子レンジで温めて部屋へに入った。

 

ペイロード「バルカンさん、帰りましたよ〜」

 

バルカン「ふにぁ??」

 

何かがおかしい、顔が赤くなり呂律が回っていなかった。そして、テーブルには缶ビールの大量に散乱していた。

その光景に察したペイロードはため息を付いた。

 

ペイロード「ホテルの自動販売機のビールですか… 飲み物買おうとしたけど缶ビールあって買って飲んだって感じで…」

 

まぁ、バルカンの気持ちは分かる。誕生日の日に任務が入り、しかも列車強盗に出くわす。そして列車の故障で1週間は帰れないと散々な1日だった。

部屋の中だけなら別に大丈夫か。とペイロードは見逃す事にした。取り敢えずペイロードは袋に入った夕飯を取り出そうとした時、突然バルカンに押し倒されてしまった。

 

ペイロード「ば、バルカンさん!?!」

 

バルカン「すみすぅ〜… 大好きぃ… えへへへ、きすしぃよぉ、あははは」

 

ペイロード「ちょっ、ちょっと待って!私スミスさんじゃないですから!?」

 

顔を近づけてキスしようと迫る酔っているバルカン。

 

バルカン「すみすぅ… ヤろぉ」

 

ペイロード「バルカンさん止めて下さい!(本格的に不味すぎますよ…!)」

 

自分は女の人も男の人も恋愛対象として見れるし好きならどっちでもいいと思っているが流石にお酒の勢いで過ちを犯すなんて事は絶対にしたくない。

全力で抗おうにも酔っている割には強い力で押し込まれた。

 

ペイロード「ば、バルカンさん…… や、やめて下さい… スミスさんが悲しみますから… あと、後が怖いですから!」

 

バルカン「すみす〜 ちゅ〜〜♡」

 

ペイロード「だから駄目ですから!」

 

もう腕がプルプルし限界寸前、もしバルカンとシてしまう(百合)してしまったら…。そう思うとペイロードはゾッとした。昔の昼ドラ並みにドロドロとした関係なんか真っ平ごめんだった。

 

バルカン「すみしぅ… だいしゅき…♡ はぁ…眠い〜、寝よ」

 

ペイロード「うわぁッ!?いきなりなんですか!?

なんなんですかもう… 滅茶苦茶過ぎますよ…」

 

キスしようとして来たと思ったら今度はペイロードに倒れ込んで寝始めたバルカン。溜息を付くと内心ペイロードはホッとした安堵の表情を浮かべた。

 

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

バレンタイン!!

季節物をぶち込んで行くスタイルゥッ!


バルカン「……う〜〜ん… チョコレートを溶かして…」

 

マーダー「アホなの?湯煎にするのよ。ホントにバカね」

 

バルカン「うるせぇ、こういうの初めてなんだよ」

 

カフェの厨房、珍しい二人組がエプロンをしてチョコレート作りをしていた。

事の発端はチョコを作りたいけど失敗したくない。なら料理得意そうな奴に教えて貰いながら…。と言う事でマーダーにお願いしたのが発端。

 

作るのは生チョコレート。あと余ったチョコはハート型の形に固める予定だった。

 

バルカン「おぉ、解けて来たな… 」

 

マーダー「貴方、そういえばこの新鮮なミルクは何処から買って来たの?こんな量の牛乳は今時高いのよ?」

 

バルカン「それは言えない。ヒミツのルートを使ってるからさ♡

まぁ、そんな事より早く教えて!」

 

マーダー「…………なんとなく分かったわ。これ以上は言わないでおくわね…牛乳を少しずつ溶かしてね。余り入れ過ぎると固まらなくなるから…

…って入れ過ぎよ!大雑把にも程があるでしょ!?」

 

バルカン「ゴメンゴメン…… まだあるからもう一回やるか」

 

その後、順調にバルカンは生チョコレートを作る事が出来た。マーダーも分かりやすい様にペースを合わせて作った。

 

そして、余ったチョコとホワイトチョコでハート型のチョコを作ろうとした時、ちょっとした事件が起きた。

 

バルカン「このホワイトチョコ、一旦別の所置いとくな。」

 

マーダー「そうね。グチャグチャ過ぎる事故は起こり易いからね。あっちの所に湯煎と一緒に置いて起きなさい」

 

バルカン「分かっ……ギャァッ!?」

 

その時、バルカンはホワイトチョコが入っているボールを持ったまま盛大に転んだ。そしてホワイトチョコが入ったボールが顔に直撃し辺り一帯にホワイトチョコが飛び散った。

 

バルカン「アヅイ…… ん?……甘っ… 美味… 美味しい…」

 

ほぼ全身に掛かる白い液体(溶けてるホワイトチョコレート)、そして女の子座りをして指を舐めている仕草は公衆の面前ではとても見せられない姿をしていた。

 

マーダー「貴方ねぇ…… 絵面が18禁になってるからさっさと着替えて来なさいこの痴女」

 

バルカン「うるせぇな… 分かったよ。美味しいけどベトベトするから最悪だな…」

 

バルカンは服を着替えに向かった。

そんな事故が起きながらもバルカンのチョコレート作りは無事に終了し生チョコとハート型の二種類のチョコが完成した。

バルカンはウキウキしながらチョコをハート型の箱に入れ、急いでスミスの元へと緊張しがら急いで走って向かった。



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

二日目〜

起きたバルカンはペイロードに正座させられていた。原因は昨日の出来事で未遂だったから良かったものの危なかったからだ。それと禁酒中なのに酒を飲んだと言う事もあり、かなりペイロードは怒っていた。

 

そんな事があり雰気不味い空気になってしまい、無言でバルカンは昨日の夜に食べそびれた牛丼とチーズバーガーを食べ。ホテルの鍵をフロントに返し暇潰しに適当に街をブラつく事にした。

 

バルカン「(うぅ… 話しかけ辛い…)」

 

ペイロード「(どう話しかけたらいいだろ…?)」

 

お互いに話す切っ掛けを見つけられずに街を歩く羽目になっていた。

一般の人や柄の派手な服を来た人や黒服と色々な人とすれ違う。派手な宣伝の看板や店、綺麗に舗装された道路はこの街がどれだけ潤っているのか改めて確認出来た。

 

そして12時に昼ご飯を食べ時間が過ぎ14時頃、まだお互いに切っ掛けを作れずにいた。

 

バルカン「………(マジでどうしよう…)

………ん?なんだ?」

 

どう話せばいいのか。気まずくて離せないこの状況をどうするか…。

そんな時、目の前の歩道目が行く。

 

バルカン「(なんだあの黒服の奴ら?カツアゲ?)」

 

ペイロード「(何見てるの…?…あっ……)」

 

ボロボロの衣服を着た女性に暴力を振るう黒服の集団に気付く二人、それに気付いた黒服の男とその取り巻きが怒鳴り散らしながら迫ってきた。

 

「おい!ゴラァァ!!見せ物じゃねぇぞ!」

 

「お前もボコボコにしてらろうか!?あぁ!?」

 

バルカン「なんなんだよコイツら…!?」

 

ペイロード「なんでこう言う事に……」

 

ナイフを懐から取り出し構え始める。見逃してくれる気は更々無い様子。完全にタチの悪いトラブルに絡んでしまったらしい。

 

バルカン「これ… どうせ逃げても追って来そうだし喧嘩を買うしかないらしいなこりゃ」

 

ペイロード「はぁ〜… さっさと帰って布団に寝転がって寝たい…」

 

この地区の基地が無い以上、街中という事もあり下手に銃を発砲する訳には行かない。降り掛かる火の粉は自分の手で払うしかない。

 

バルカンは黒服の群れに突っ込み顔面に飛び膝蹴り、そるから倒れ込んだ黒服を片手で掴み回し他の敵へとぶん投げた。

 

ペイロードはバルカンの後に続き、バルカンが対処しきれなかった敵に向かってグリフィンCQCを決め、コンクリートの地面に叩き付け、敵の股間を全力で蹴り上げて無力化した。

たった数十秒で黒服の男達は蹴散らされ地面に倒れ込み白目剥いて気絶したり泡吹くのが出始めた。

 

バルカン「こんなん雑魚だな、アレと比べたら屁でもねぇ」

 

ペイロード「アレ?」

 

バルカン「S09P基地のアーキテクト、まぁ比べる事自他お門違いだけどな」

 

模擬戦の仮想敵とはいえ、スラスターからの重く素早い一撃。それに何度電子空間内で死んだ事か…。今思えば軽くトラウマになっていた。

 

バルカン「あっ… そのな〜…… 昨日はごめん…」

 

ペイロード「何ですか急に… 別にアレはお酒のせいですから。これからは酒は絶対に飲まないで下さいよ?」

 

バルカン「分かったよ、流石に懲りたからな、それよりも… お前大丈夫か?」

 

バルカンは黒服にリンチにされていた女性に心配そうなか話しかけた。

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

2日目〜 春田組

バルカン「おまえ大丈夫か?」

 

ボコボコにされ、汚れてはいるが高そうなスーツを着た女性。って言うよりかはバルカンよりは背が小さいし何故か猫耳付いているが…。

 

「ありがとうだにゃ〜…!メチャクチャいたかったニャよ〜!」

 

…っていうかよく見てみるとIDWだった。

そして、更に黒服のスーツを着たいIDWが4人がボコボコにされたIDWの元へ駆け寄った。

 

「あんた達は何処の組のもんにゃ?」

「いや〜助けて貰ってホントに感謝するにゃ〜」

 

IDW「助けて貰った礼をしなきゃならないにゃ!二人とも事務所に付いて来て欲しいにゃ!」

 

助けたIDWと4人の黒服のIDW、かなり大声で煩いが純粋にお礼をしたいだけの様だった。

 

バルカン「おう、そうか。っ?」

 

ペイロード「お礼は結構です。行きましょうバルカンさん」

 

バルカン「ペイロード。お礼したいって言ってんだから素直に行った方がいんじゃないか?」

 

ペイロード「そうですけど…… まぁ、そうですね。行きましょうか」

 

ペイロードは行きたくなかったが行く事にした。

IDW5人とバルカンとペイロード、7人となるとかなり目立っていた。更に大声で携帯で組長なる人物に話すIDWのせいで更に悪目立ち。通行人の人目が集中する羽目になった。

そして着いたのは一件の店だった。

 

IDW「ここが春田組の事務所にゃ!って言っても弱小過ぎて真っ当な稼ぎしか出来ないけどにゃ…、でも組長の入れるコーヒーと夜に作るカクテルは別格にゃ!」

 

店名は『セレナ』

主張が激しい店の外の広告看板は出さずに隠れ家の様な雰囲気、IDW5人に連れられ店内に入ると店内は落ち着いた雰囲気、そしてさっきまで大声で悪目立ちしていたのとは一変しIDWは声を抑えて喋っていた。

そしてカウンターにはオレンジがかった茶髪の女性がいた。その容姿から戦術人形のスプリングフィールドとは分かった。

 

IDW「組長〜!命の恩人を連れて来たにゃ!」

 

春田「あら?貴方達がIDWの一人を助けたらしいわね…。本当はもっとしっかりした礼をしたいけども生憎ね〜…、せめて淹れたてのコーヒーと菓子でも頂いてね?」

 

バルカン「お、おう。分かったありがとう」

 

ペイロード「ありがとうございます…」

 

出された菓子を頬張りながらコーヒーのいい匂いを嗅ぎながら啜る。本部のBARの春田さんとは違う風味を感じながら味わった。

 

会話から、この春田さんは組長でここは事務所らしいがIDWが話していた通りこの組はかなり小さい組らしい。

 

春田「それにしてもグリフィンの人達がなんでここ(K06)に?」

 

バルカン「知ってんの?」

 

春田「有名人よ、EA小隊は。特に貴方。一人で人権派の基地壊滅させたって裏社会じゃ要注意人物ね。あとそこの隊長さんもDG小隊の隊長の妹って有名人。街でからまれても不思議じゃないわね。あっ、でも私は別にどうしようって事はしないわ。別に恨みも何もないし」

 

一瞬、何処で聞こうと思ったが聞かない事にした。

30分後、ゆっくりコーヒーと菓子を食べ終わった後、バルカンとペイロードはお礼をいい事務所を後にしようとした。

 

春田「あら?もう行っちゃうの?」

 

ペイロード「長居は迷惑だと思いますので」

 

春田「ペイロードと言ったかしら?気を付けなさいよ?最近K06のこの街はいい噂を聞かないから。さっさと出て行った方が身の為よ」

 

ペイロード「?… 心配してくれてありがとうございます。では…」

 

バルカン「?… どういう事?まぁいっか。コーヒーと菓子美味しかった。ありがとうな!」

 

この後、何回か絡まれたがホテルまでたどり着き、無事に二日目を終える事が出来た。



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

三日目〜 幻視と謎の箱

ヤクザの事務所でコーヒーと菓子をご馳走になってからホテルに戻り、三日目の深夜2時頃、最近、鉄血の防衛ライン破壊作戦後から深夜に起きる事が多くなっていた。

シャワーを浴びてスッキリすれば寝れるだろう。そう思ったバルカンはユニットバスへ着替えを持って入った。

洗面台に適当に着替えを置き、一回水を飲んで落ち着こうとした。

 

バルカン「……! ……!?!?」

 

血に塗れ真っ赤に染まった自分の姿が鏡に見え言葉にならない悲鳴を上げそうになるが何とか堪えた。

激しい気持ち悪くなりトイレに吐く。酸っぱい匂いがユニットバスに広る。吐き終わり換気扇を入れ、トイレを流す。

 

バルカン「はぁ… はぉ… はぁ… またかよ……

私が弱いんだ… 弱いからこんな幻見るんだ… 帰ったらもっと鍛えないとな」

 

殺して来た人類人権団体の兵士や鉄血人形の事が頭に過ぎる。

しかし、スミスの為にも、EA小隊の為にもこんか下らない幻なんかで病んでられない。

そう、決意を固めて寝ようとする。

 

ぐぅぅ〜………

 

バルカン「……/// ……少し小腹を満たしてから寝るか」

 

吐いた為かお腹が空いた。部屋の冷蔵庫や棚を漁るが何も無い。

 

バルカン「合鍵あるし適当になんか買って食ってから寝るか、この時間コンビニしかやってないと思うが…」

 

流石にこんな深夜、人通りは少なくなって絡まれり事は無さそうだと思い、バルカンは外に出た。

 

K06地区の街は深夜だと言うのに輝きを放っていた。そして以外にも色々と店が営業していた。

 

バルカン「手持ちは15万… 少し多めに使っても余裕あるな… ってか色々あるな…中華にラーメン、焼肉、焼き鳥…… ラーメンにするか」

 

思えばラーメン食べた事ないな。そんな感じで年季の入ったラーメン屋に入って行った。

鉢巻をした30くらいの強面な風格の職人の頑固そうな店主から豚骨ラーメンを頂きいた。豚骨のコッテリとした味がしつこくない程度に舌に絡み付く。バルカンは想像の倍美味しく5分でツユまで飲み干し完食、バルカンの食べっぷりに満足げな店主に「ご馳走様」と言いつつ金を払って出て行った。

 

バルカン「ぷはぁ〜… この店メッチャ美味かったな。使ってる物全部合成品とは思えねぇクオリティ、あの店主滅茶苦茶凄いな」

 

お腹が一杯になったし、帰るか。バルカンは十字路で赤信号の交差点に止まった。

その時、反対側の道路からボロボロでガラスや銃痕塗れの黒い車が突然現れドリフトしながら曲がり、後を追う様に車から身を出し拳銃を放つ男達。

 

バルカンは拳銃の流れ弾が当たらない様に身を屈めた。

その瞬間、顔面に何か箱の様な物が当たりそうになりギリギリで片手でつかんだ。

 

バルカン「んっと…!こりゃ危ねぇ… あの春田の言う通り危険だなこりゃよ…

…って何だこの箱?」

 

古びていて奇妙な彫刻が掘ってあり、意味の分からない古代の文字みたいな変な言語が刻んである謎の箱。所々メタリックで怪しい雰囲気だった。

 

バルカン「なんだか分からないがペイロードにでも見せて置けばいいかな?」

 

バルカンはその謎の箱をホテルに持ち帰った。

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

3日目〜 朝 〜 追っ手

朝、最初に起きたペイロードは寝惚けながら歯磨きをし髪を整え、その後にバルカンをトントンと叩いて起こした。だが「あと5分〜…」と寝る気満々だった為布団を勢い良く剥ぎ取って無理やり起こした。

 

バルカン「眠い〜… 別にやる事ねぇから寝てていいだろ…」

 

ペイロード「そうですけどね、ちゃんとした生活習慣を身に付けて置いた方が為になると思いまして…」

 

バルカン「……そうだな〜… もう起きちまったしさっさと飯食ってどっか行くか…

あっ…カラオケとかボーリング場とかあったから楽しみだな!」

 

ペイロード「まぁ暇ですから行きましょうか、ボーリングやった事無いので楽しみですし」

 

そう言う事で二人は荷物を纏めて外に出た。腹も減りどこでご飯を食べようか…。バルカンは昨日なんか拾った箱をバックの底に入れた。

 

何をするか、何をしようかと歩きながらホテルを出た矢先、突然黒い車が三台周りの歩行者を気にも止めない勢いのスピードで荒く歩道や道路を取り囲み車から四人ずつ、12人ぐらいに取り囲まれた。

 

バルカン「おい… なんなんだよ」

 

ペイロード「この街本当にロクな事ないですね…… !

バルカンさん何かやらかしましたか!?

 

バルカン「何もやってねぇよ!身に覚え無いぞ!」

 

取り囲まれ逃げ場は完全に無くなった。どうやらタダでは逃してはくれないらしい。

 

ペイロード「気を付けて下さい、全員戦術人形の反応があります」

 

バルカン「そんなモン関係ねぇ、真正面から捻じ伏せてなんで狙って来たか白状させてやるからさ」

 

ペイロード「荒っぽいやり方ですが……

…まぁそう言うの嫌いじゃないですよ…!

少しの合間ですが時間を稼いで下さい!切り札を取りに行きます!」

 

バルカン「了解!隊長さん!」

 

先に動いたのはバルカン、一人に向かってドロップキックをし手加減しながら周りの人形を殴り飛ばした。

 

バルカン「これでも食いやがれ野郎共がッッ!」

 

「ヒギャァァ!!」

 

倒れた人形の足を掴み、思いっきり周りを巻き込みながら大回転した。

更に倒れ込んだ人形の胸倉を掴み起き上がらせ手加減しながら頭突き、相手は膝から前に倒れた。

 

バルカン「ちっ… 反応速度をまだ上げられねぇかな… って、増援来やがった…

…ッッッ!⁉︎!? フンヌッッ!!」

 

続々と応援が来る、そして一両の車がバルカンに突っ込んで来た。バルカンは両手を広げて、勢いで押されながらも車を一瞬だが力で止めて隙を作り避けた。

 

そして更に後続や色々な道から車が現れ増援で30人程が来た。流石にバルカンもコレにはヤバい予感がした。そんな時、一発の拳銃とは比較にならない銃声が響渡った。そして一両の車が爆破し囲んでいた人形達が怯んだ。

 

バルカン「ペイロード!お前か!ナイス!」

 

ペイロード「お待たせしましたバルカンさん!さっさとここから逃げましょう!」

 

自身の愛銃であるスコープ無しの【XM109ペイロード】を構えるペイロード。

 

どんな理由かは分からないが狙われている事は事実。今はとにかく逃げる事を優先する為、追っ手を撒きつつ身を隠せる場所を見つけるべく走り出した二人だった。

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

3日目〜 昼 〜 最悪な再会




バルカン「一体なんなんだよコンチクショウ、あんな規模で堂々とドンパチなんざヤバいな」

 

ペイロード「バルカンさんは何もしてないんですよね!私ずっとホテルで寝てましたけど!」 何してたんですか!」

 

バルカン「メシ食いに行っただけだ!あとは分からねぇよ!」

 

路地裏で一息着く二人、ホテルを出ての突然の襲撃を何とか逃れた。しかし状況は最悪だ。ここまで大胆に白昼堂々と襲われたとなると大規模な組織が絡んでいる事は明白。そして追っ手やこの辺りを警戒されている事は容易だった。まして、この街を出たとしても追って来る可能性があった。

 

ペイロード「取り敢えずです。情報流したと思われる奴に会いに行きましょう… この街で関わった奴で怪しいのはあの人達しか居ませんから」

 

バルカン「…… ってあの春田とIDWか?」

 

ペイロード「私達の事知ってましたしこの事を上層部に流す事ぐらい容易に出来ますけど…… でも分からない以上行くしかないですね」

 

バルカン「思い当たる節それしか無いから行くしかねぇか」

 

大通りには黒服を来た何の銃種か分からない戦術人形が彷徨いている。

下手に大通りを進む訳には行かない、しかし春田組の事務所までは大通りを通らなければならない。

 

バルカン「ならいい方法があるぞ?……ここはどうだ?」

 

マンホールのフタを持ち上げた。

 

ペイロード「下水道ですか… 何処へ繋がるか分かりませんが身を隠せそうですね。臭いはキツいいですけど…」

 

暗い下水道に入り、地図に照らし合わせながら進んでいく。真っ暗だがまだ見える範囲だった事とペイロードが小さいライトを持っていた為、意外と早く進む事が出来た。

下水の臭いが強烈でネズミやゴキブリもチラホラ…こんな所には長居は無用。二人の歩く速さは自然と早くなった。

 

ペイロード「もうなんでこんな事に…… あと4日間どうすればいいのよ…」

 

バルカン「何で襲われたか分からないからな、マジふざけんなよ」

 

ペイロード「バルカンさん、本当に、本当に心当たりないんですか?」

 

バルカン「ないな… 別にちょっかいも喧嘩もふっかけて無いぞ?」

 

下水の流れる音で不気味さが増しバルカンは少しビクッとしたが心を強く持ち構わずに歩き始める。

 

そんな中、突然とコンクリートの瓦礫が飛んで来た。当たる瞬間にバルカンは素手で瓦礫をいなし即座に構えて臨戦態勢なり暗闇の中を目を凝らし警戒した。

 

バルカン「ペイロード… なんか居やがるぞ…」

 

ペイロード「知ってます。バルカンさん無茶しないで下さいよ?」

 

バルカン「分かってるって」

 

更に瓦礫が複数飛んでくるがいなしや正拳突き、飛んで来る瓦礫を掴みかち合わせたりし全弾防いだ。

 

「バールカン♪お久しぶりだね!ヒマだったから遊ぼう!」

 

子供の様な無邪気で、余裕で瓦礫を投げ付けるパワー。バルカンは誰か完成に分かった。

 

バルカン「お前とは今会いたく無かったよ!シャルーア!オメェのお遊びに関わってる暇ねぇんだよ!」

 

シャルーア「えぇ〜 【小ちゃい古びた箱】探せって言われてるけど地味なのつまんないんだよ〜!だからウップンばらしに無理矢理でも遊んで貰うからね!」

 

バルカン「…? さっさと終わらしたらぁ!」

 

ペイロード「もうなんでこんなトラブルに…!

もう、バルカンさん援護しますよ!」

 

最悪の再会、そしてシャルーアの話した【小ちゃい古びた箱】に「ヤッベェ自分が原因じゃねぇか」と思ったバルカンだった。

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

☆ハッピー・ホワイトデー‼︎

NTKさん作『人形達を守るモノ』のコラボ返し
これを見たら分かりますぜ!

https://syosetu.org/novel/190134/128.html


バルカン「どうしようかな?今度ミニガンと一緒になんか遊べる奴ないかな?」

 

ホワイトデー当日、スミスからのお返しを期待しつつバルカンは暇潰しにネットサーフィンをしていた。どうしてもミニガンと仲良くなりたい。

 

ゲームやらなんやら色々とダラダラと調べている最中、ドアからコンコンとノックする音が聞こえた。

 

スミス「バルカン、いるか?」

 

ドア越しに聞こえる大好きな彼氏の声、ふとバルカンは寝巻きのままだったから取り敢えずいつもの服に急いで着替え

 

バルカン「スミスちょっと待ってて!今着替えるから!」

 

着替え終わり髪を整えて深呼吸、バルカンはドキドキ緊張しながら笑顔でドアを開けた。

 

バルカン「スミス会いたかったよ…/// 取り敢えず部屋に入る?色々と話したい事あるから立ち話はちょっとな」

 

スミス「ん?分かった。じゃ、お邪魔するな」

 

部屋に入る、可愛い縫いぐるみが置いてありちゃんと整理整頓されていた。前に見た時より可愛しい部屋になっていた。

 

バルカン「スミス、今日来たって事は…… 」

 

スミス「バレンタインのお返しだ。作り立てホヤホヤだから美味しいぞ」

 

バルカン「本当に!?わぁ… ありがとう!メッチャ嬉しい!」

 

バルカンは丁寧に封をされた箱を開けると沢山のクッキー、一つ摘んで食べようとしたが手が止まった。

 

スミス「…? どうしたんだ?」

 

バルカン「その〜… あの〜…… アーン… って… 出来ない…?///」

 

そのモジモジし照れながら食べさせてほしいと催促するバルカン、優しくバルカンの手にしていたクッキーを取り「はい、あーん」とゆっくりバルカンの口に運んだ。

 

バルカン「ング…… … … …」

 

バルカンはクッキーと同時にスミスの指もハムっと甘噛みした。

 

スミス「ちょ、おま。指ごと行くなよ…」

 

バルカン「むふふ…… ングング…… エヘヘ、美味しかった///」

 

その後は作ってくれたクッキーを他愛のない話しや、最近の事について会話しながら食べた。

お互いにとって、幸せで長く続いてほしい時間が続く。

 

スミス「〜〜…… あとな、あれほど無茶するなって言ったのに無茶苦茶し過ぎだろバルカン、偏差障壁を素手でこじ開けるとかさ…」

 

バルカン「無茶したけど…… その〜… えっと〜…… ごめん…」

 

反論しようとしだけど反論出来なかった。K06地区での事態。遺跡の遺物。そしてパラデウス。そんな場所で無茶して修復装置に丸三日間入る羽目になったからだ.。

 

そんな事を話していたら。かなり時間が経ってしまいスミスは別れにバルカンにキスをし、帰ろとした。その時、バルカンは手を引いてスミスを止めた。

 

バルカン「そのさ…… その… 今日は泊まって行かない?あの〜… 久しぶりだしさ…… それと色々といいモノとかペルシカから貰って来たし… 」

 

 

モジモジし照れながら今日は泊まっていかないか?と話す。その返事に答えない訳にもいかず。一晩バルカンの部屋でお泊まりをした。

 

勿論、何も起きない訳も無く……

 

これ以上は説明出来ないがとても幸せな時を朝まで過ごした二人だった。

 

 

 

 




オマケ

朝起きてから数時間後

バルカン「ヤベェ、シーツがグチャグチャだ、夜中に洗濯するしかないよな… 見られたら恥ずかしいし…///」



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

3日目〜 賽の河原

シャルーア「遊ぼうっ!アハハハ!」

 

バルカン「テメェと遊んでるひまは無ぇ!」

 

暗い下水道、鉄塊の様な拳を振りかざしながらバルカンに向かって突進、バルカンはそれを避ける。鉄血工造の近接特化ハイエンドのシャルーアは凄い音を立てながら壁にぶつかるが体勢を素早く立て直して更に野獣の様に襲い掛かってきたがペイロードの正確な援護射撃により一旦身を引いた。

 

シャルーア「つまらないことしないでよ!アタシはバルカンと遊びたいの!ゴミ虫は消えて!」

 

ペイロード「好きな様に言えばいいですよ!」

 

シャルーア「なら、擦り潰す!」.

 

バルカンから意識を離しシャルーアは地面が陥没するぐらい蹴り込み殴り掛かる。ペイロードは冷静に躱しすが回避される、銃弾を放つが狭いとはいえ暗くいが水道そして壁や天井を蹴り込み高速で立体的に動くシャルーアに攻撃を当てるの困難だった。そして当たったとしても機械化され狙撃銃の弾すら弾く手足の装甲、と非常に厄介だった。

 

シャルーア「死ねぇゴミ虫ぃィ!……え?」

 

バルカン「私の事忘れんじゃ…… ねぇッッ!!」

 

シャルーア「!?!…グぎゃっ!」

 

高速で飛び掛かるシャルーアの顔面に下からアッパーが決まった。バルカンの剛力で無理やり勢いの方向が捻じ曲げられ真上に吹っ飛び天井を激突、その瞬間、間髪いれずにシャルーアは天井を蹴り込み拳を握り締めて振り下ろしたが狙いが大雑把で当たる事は無く地面に振り落とされた。

 

シャルーア「いったいなぁ〜、頭ぐらぐらする〜、あっ…!そろそろ真面目に探さないとアルケミストに叱られるから戻るね!また遊ぼう!」

 

そう言うとシャルーアは辺り一体の瓦礫を無茶苦茶に飛び散らす様に払い下水道の奥へと消えていった。

 

あまりにも急展開で突然の出来事、怪我しなくて済んだのに越した事は無いがバルカンはあの事をペイロードに話した。

ペイロードは頭を抱え、腹を押さえ、ため息を付いた。

 

ペイロード「なんでそんな厄介な分からない物体拾って来るんですか…… 」

 

バルカン「だってコレぇ… なんか大切な物入ってそうで中身気になったから… まさか組織と鉄血がこの街に入り込んで探してるなんて誰も思わないだろ…」

 

ペイロード「まぁ、鉄血と組織が絡んでいると言う事はこれは碌な物じゃないのは確かです。

…この箱を持ってしまった以上捕まれば殺されるかそれ以上の事されるかかも知れません。なのでさっさとこの街でましょうか」

 

バルカン「本当すまねぇ… ん?

…誰だお前」

 

シャルーアが去り、ひと段落着いて話していた時。此方をずっと監視していた人影に気付いた。付けていた事がバレたその人影は二人の前に現れた。

 

「ふぅ〜… 怖かった…鉄血まで出始めたなんてな… お前さん達、初め会って失礼だが " 賽の花屋 " がお前らを探している。身の安全も確保するから付いて来てくれ」

 

臭いホームレス風の男性、二人は怪しむが一旦この話しになる事にした。

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

3日目〜 夜 〜 賽の花屋

薄暗く臭い下水道、バルカンとペイロードは謎のホームレスに連れられて歩いていた。監視し何故助けてくれるのか?色々と怪しいが鉄血も彷徨くこの場所よりかは幾らかは安全と思ったからだ。

 

「この先に賽の河原があります」

 

ペイロード「そうですか… 所でなんで私達を助けるんですか?」

 

「そうですねぇ… 強いていえ " 賽の花屋 " の指示ですかね… 」

 

ペイロード「そうですか…

(確か1年前からグリフィンで指名手配された情報屋でしたっけ?…でも記録では行方不明で死亡扱いでしたよね…… まだ全く分からない、ここはまだ深く考えない方が良いかも知れないですね…)」

 

賽の花屋は昔、グリフィンで情報を横流しをしていた情報の横流しをする際に花束を渡し、賽の河原の賽から「賽の花屋」と呼ばれるようになった情報屋、しかし昔に行われたグリフィンの大規模な不正の粛清でバレて追い出され行方を眩ませていた。

 

その花屋が何故今頃?

そして何処で自分達の事を知ったのか?

 

ホームレスに連れられ下水道を抜けると、巨大な防水壁のある広い空間に出た。その二人は横の鉄の扉に入って行く。

 

バルカン「す、凄えぇ…… 」

 

ペイロード「凄い……」

 

広がっていたのは豪華絢爛な和風の建物、綺麗な官能的な花魁をした人形が木の格子から見え、更にはあからさまに違法な程の高額を賭けられるカジノまで…。それに群がるのは高いスーツを着たスーツケースをもった人達、あからさまに違法行為の現場だが事を荒げる訳にも行かず今は無視した。

 

そんなこんなで、二人は最奥にある大きな御殿の前に着いた。

 

「ここが賽の河原です、では此方へ。賽の花屋がお待ちになっています」

 

豪華な扉を開いた。壁がアクアリウムで魚が泳いでいて大理石の真白な柱が何対も立っていた。

 

二人は通路を子綺麗な道を光景に圧巻されながら歩いた。真ん中の席には誰かの人影が見える。そして話しかけられた。

 

「ほんと笑えるよ〜 運命の悪戯の様に " パンドラの箱 " を偶然手にいれちゃうんなんて… どっかのラノベの主人公なの?流石は裏社会とかグリフィンタレコミ掲示板とかで色々と有名な人だね」

 

銀髪に赤青のオッドアイ、それだけで充分グリフィンの人形なら特定は簡単だった。

 

ペイロード「賽の花屋の正体ってMDRだったの?」

 

バルカン「パンドラの箱ってコレの事か?」

 

 

その瞬間、MDRの目つきが変わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グリフィン本部

 

MCR内

 

味方も敵も、全て斬り伏せらていた…

人形の残骸の山に立つのは人工血液に濡れ銀髪に赤黒い血のシミが付きただならぬ雰囲気を纏っていた。

 

マーダー「もっと絶望を… もっと悲鳴を… もっと血肉を… キャハハハ!

 

それは蠱毒で起きた事、そして得た全てを思い出した無慈悲な悪魔的戦力が再誕した瞬間だった。

 

 

 

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

3日目〜 深夜 〜 情報

いきなり呼び出されたバルカンとペイロード、そして呼び出した本人である賽の花屋と呼ばれる情報屋のMDR、何故呼ばれたのか?何か陰謀があるのではないか?と警戒する二人。そんな二人を尻目にMDRは机の上に乱雑に開けてあった菓子を頬張り一気に食べ終わると話し始めた。

 

MDR「もぐもぐ〜…… ンン… ふぅ。でだ、単刀直入に言わせて貰うね。

…そのアンタ達が持ってる箱を渡して貰おうか?」

 

ペイロード「なんでその事知ってるのですか?」

 

MDR「そりゃ情報を売って金稼いでいるからね。街の隅々まで目と耳張り巡らさないといけないでしょ、でだ金額だけども…」

 

何処でそんな事を知ったのか分からない。しかし此方の状況を完全に把握されているのは事実、余計下手な真似は出来ない。

 

MDR「ざっと " 1億 " これぐらいかな、それでどう?」

 

バルカン「断る」

 

ペイロードが言う間も無く断ったらバルカン。

余りに早い為ペイロードもMDRも困惑し困惑し辺りの空気が静まり返った。

 

MDR「えぇ?…一億だよ?アンタ達の報酬約10倍。分かる?」

 

ペイロード「話、分かってるんですかバルカンさん…?」

 

バルカン「組織も鉄血もコレ狙ってるしMDRも一億払ってでも手に入れたいってことは何かヤバい事なんだろ?そういう事なら断る」

 

MDR「し、死ぬよ… 命知らず過ぎじゃない?絶対に怪我じゃ済まないよ?」

 

バルカン「大丈夫だ、死なんから」

 

ペイロードは深いため息をつく事しか出来なかった。空腹の胃がキリキリと鳴り響き痛みが走る。

 

ペイロード「はぁ… バルカンさんらしいって言えばそうですが… 仕方ないですね…MDRさん… この" パンドラの箱 " と呼ばれる箱の正体を分かってるの?なら教えて欲しいんだけども」

 

こうなったらテコでも言う事聞かないのはもう分かっていた。せめて " パンドラの箱 " と呼ばれるバルカンが持ってきた箱の正体が分かればと思いMDRにその事を聞いた。

 

MDR「いいよ?その情報なら三千万で出すよ」

 

バルカン「金取るのかよ」

 

MDR「それで稼いでるから私は。お互いwin-winな関係でしょ?貴方達は重要な情報を貰って渡して私は報酬を受け取るって」

 

ペイロード「でも三千万なんて持ってないですよ… 」

 

そんな大金持ってる訳が無い。バルカンの口座から引き出せば払える額だが追われている身だから厳しい。

 

MDR「当然払えないよね〜… だから貴方達、いやバルカン貴方にしか出来ない事をして貰う。それで情報代はチャラ、OK?」

 

完全に分かりきって言っていた。

だがこのまま足踏みしている訳には入られない。

 

バルカン「私にしか出来ない事ってなんだ?」

 

MDR「 " 闘技場デスマッチ " 賭け金最高倍率10倍の総額六千万。勝敗は殺すか戦闘不能にするか。怖いなら別にいいよ?情報は教えないけど」

 

バルカン「よし、分かったやろう」

 

こうして、パンドラの箱の情報を得るために地下闘技場にバルカンは出場する事になりペイロードのストレスが増える事態に発展した。

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

3日目〜 深夜 〜 地下闘技場

バルカンの全力が露わに…。


熱狂と血、そして金に塗れた地下闘技場。数多の人ご犠牲となったであろう凄惨な場所の観客席には多くのギャラリーが集まっている。多くは金を持て余し裏社会に通じずる政治家や権力者が多額の金を賭けて遊ぶ娯楽施設。

そんな闘技場にバルカンは立っていた。

 

ボクシングの用に自己紹介が終わるとバルカンと対戦者はリングに上がった。すると上から巨大な鉄格子がゆっくりと下がり逃げ場を無くした。改めて違法なデスマッチなんだなと痛感したが、やる事は変わらない。

相手は大柄な男、自己紹介なんて聞いてないバルカンは集中力を高めてかまえた。

 

バルカン「(最速で、最短で、真っ直ぐに、一直線に…)」

 

鐘の音がなったと同時に脱力。

最速で、最短で、真っ直ぐに、一直線に。一瞬でトップスピードを引き出す。そしてそして相手に最低限怪我をさせないようにアゴを掠める様に当てる。

 

「!?!?」

 

観客席は騒然、1秒も掛からない内に懐に潜り込み相手は前に体勢が崩れ、声を上げるまでもなく気絶。アッパーを決めている瞬間は素人じゃ到底見えない高速と化していた。

完全に伸びて起き上がる気配は無く一戦目はバルカンの勝利となった。

 

バルカン「さっさと次の対戦者こいよ、腹減ってるしさっさと終わらして飯食いてぇんだよ!」

 

面倒臭い、さっさと終わらしたい。そんな気持ちが先行する。次の対戦相手は戦術人形。ってアレ?なんか見た事ある気が?と思いジロジロと見てみる。

 

バルカン「あの時(格闘大会)の時のトンプソンか」

 

トンプソン「お前こそこんな汚ねぇ場所になんでいがる… 」

 

なんで居るかは分からないしあんまりやる気は起きないがバルカンは一戦目とは違う構え方をした。右手を上へ左下を下に。空手の天地上下の構えを取った。

 

バルカン「悪いが私はもう後退のネジはずしてあるんだよ。もう二度と大切なモノを失わないようにな!」

 

構えたまま前進、腹に攻撃するもフォースシールドで防がれた。

 

トンプソン「効かねぇよ!」

 

バルカン「生温いわッッ!!」

 

反撃とばかりの強烈なパンチや蹴りの応酬、しかしその攻撃を意図も容易く逸らした。そして隙を見て反撃に出る。トンプソンの胸に五段突きを放つがフォースシールドで防がれた。

 

バルカン「フォースシールド面倒臭いな」

 

トンプソン「それが武器だからな」

 

バルカン「ならそれをブチ抜けばいい話だな」

 

トンプソン「こいつ、フォースシールドをブチ抜く気か?そんな無謀な事を)」

 

フォースシールドはレーザーや爆撃おも耐えられるサブマシンガンの盾の様な物。そんな物を素手で破壊するなんて無謀、不可能に近い。

 

バルカン「舐めんじゃねぇぞ!ウラァァァァァ!」

 

さっきまでの空手では無くただひたすら全力で下から上に向かって拳をフルスイング。当然フォースシールドを張るが自動車がぶつかったかの様な衝撃で身体が浮き上がり吹き飛ばされる。

バルカンは更に追撃と言わんばかりに鉄格子に当たり受け身が取れないでいるトンプソンの足を掴み強引にリングへ叩き付けた。

 

フォースシールドといえど吹き飛ばされ、更に投げ飛ばされ床に激突したダメージまでは受け止め切れなかったようだがフラフラと立ち上がる時にバルカンはトンプソンの腕を両手で掴んだ。

 

バルカン「怪我するけど死にはしない、ごめん」

 

トンプソン「ッッッ!?!?」

 

言葉にならない悲鳴が響く、それは技とは言えないモノだった。ただ全力で腕を握り締め、人工血液の逃げ場を無くす様に圧迫させ破裂させる握撃と呼ばれる荒技を繰り出した。

 

人工筋肉もろとも破裂し腕の内部骨格が露わになった。痛みで悶絶している所を全力で拳をフルスイング。

その一撃をモロにくらい完全にノックアウト。試合続行不可能という事で二戦目もバルカンが勝利した。

 

このまま行けたら勝てるとそう確信していた。しかし、次の相手にバルカンは戦慄した。

 

2mのガタイ、そして何よりその筋肉だった。

胸がまるで尻の巨大、腕が顔よりもデカい。技が通用するのか?と疑問に思う程の巨体と筋肉。そして何よりピチピチの本部で何度か見た事のある様な服を着ていた。

 

バルカン「え、MP5?え?ん?えぇ…(困惑)」

 

理解が追いつかなかった。

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

4日目〜 深夜 〜




豪華な料理や酒が並ぶ特別待遇の地下闘技場の席、そこにペイロードと " 賽の花屋 " であるMRDがバルカンの試合を見ていた。

 

ペイロード「まさかあそこまでとは…… でもこれで勝てますね」

 

MRD「確かにアレはエグいわ… アレ戦う世界線間違えてない?もっもグラップラーな世界線にいる様な奴じゃないの?」

 

バルカンの某グラップラーな世界な高い格闘能力、そのあまりの高さに驚かされていた。普段なら勝利に沸き上がる闘技場がその異様さに観客は騒然としていた。

 

MRD「…でもまだ分からないよ?この地下闘技場には3年間無敗の王者がいるんだよね。いまだ負けた事が無い奴が」

 

MRDの話に気を取られている内にゴングが鳴り響く。ペイロードは慌てて闘技場のリングを観戦した。

 

 

そこには身長の高いバルカンが小さく見える程巨大で筋肉質、そしてMP5の様な服を着たナニカが対峙していた。

そしてゴングと同時に激しい肉弾戦が繰り広げられていた。

 

バルカン「ウラァァァァァ!!」

 

MP5?「クタバリヤガレ!クソッタレ!!」

 

巨大な拳を廻し受けで受け反撃するもフォースシールド以前に厚い筋肉が邪魔をしダメージがあまり入らない。

 

バルカン「(クソッ!リミッターさえ外せれば戦いやすかったのに制限掛けやがって…)」

 

MRD「スキガ出来マシタネェ!」

 

バルカン「フングゥッ!」

 

一撃一撃が強力、体格差もあり防戦一方。

 

バルカン「(あの技使うしか無いのか?あれ柄じゃねぇんだよな……)」

 

バルカンが何百回、何千回と電脳空間でリスポーン(死に戻り)し何度も死を体験しかが故に身に付いた高難易度な技。ゴリ押しの方が好きなバルカンにとっては余り好みでは無いがそうとはいってられそうになかった。

 

バルカン「チッ… やるしかねぇか…」

 

突如としてバルカンの雰囲気が変わった。荒ぶっていた風が微風になるかの様に豹変。

構えは中国拳法の様な構えだが完全に立っていて、そして力は一切感じられい。そのさっきとは違う異様さにMP5は攻撃の手を緩めた。

 

バルカン「来いよ。お前の攻撃は二度と通用し…「マッスル・パワァァァァー!!」…」

 

全力でMP5?のフックが横顔に直撃しバルカンはその勢いで空中で回転、普通ならそこで勝負あり。

…なのだがあろう事か何事も無かったかの様に平然と無傷で立っていた。

 

MP5?「???…ナニヲシタ?」

 

バルカン「何なんだろうな?どうしてだろうな?」

 

間髪いれずに今度は真上から振り下ろす様に片手でアームハンマー。しかし、バルカンはノーガード。身体が縦回転し着地、そして何事も無かった様に立っていた。

 

MRD「う、嘘でしょ… あれって…中国拳法の高級技【消力(シャオリー)】?それも死角であるはずのの真上からも対応してる。凄いレベルな…」

 

ペイロード「バルカンさん中国拳法なんて習ってませんよ…!これって完全に独学で?!」

 

 




消力(シャオリー)
攻撃を受けたときに人間が反射的に力んでしまうのと逆に、あえて力を抜くことで打撃の威力を吸収するというもの。
バルカンの場合、電脳空間で何百何千死を経験しその副産物で習得してしまった模様。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

4日目〜 深夜 〜 鬼の化す

全く…

モンハンライズって奴が原因って分かってんのや!
遅れてる原因は……
でも楽しすぎて止められん!

狩猟ライフ楽しんでます(°▽°)


危険が身に迫ると硬直する。しかし、その本能こそが自宅を悪化させる。ボクサーは長き訓練を経てやがては打たれる際にも瞬きをしなくなる。たった一年でそれは完璧に習得するのは至難の技。

 

しかし、一年中24時間強敵との戦闘、それと強い意志が短期間で本能すら克服する程の経験を積んでいたらとしたら可能となったのだ。

 

バルカン「ほれ、来いよ」

 

MP5「ウラァァァァァ!!!」

 

極太の剛腕から放たれる攻撃は一撃必殺クラスだろう。しかし、当たったが感覚は全く無く無傷。

 

あり得ない

多くの相手を打ち砕いてきた自信の拳が通用しない。その焦りと傲慢が更に力を強めて殴る。しかし、当然の様に殴っても当たっているが空振りしている様な感覚。

 

バルカン「これ使うと思い出すなぁ… リンチに近かったアイツら(オートスコアラー)の連携… 万能者の力… うっ… 頭が… そのお陰なんだけども…」

 

思い出す電脳空間での死闘 (実際に何千回も死んでる)。オートスコアラーの連携… 万能者の圧倒的な個の戦力… トラウマだがそのお陰で今の自分がいると思うといい経験。

まぁ、トラウマの度合いが強いが……。

 

だが…

バルカンはふと疑問に思った。

全く自分らしく無い。他にも武術は器用に熟せるが()()()()()が無い。結局の所何がやりたいのか?そう考えると自然に消力(シャオリー)を止めて仁王立ちしていた。

突然の構えの変更にMP5は戸惑い距離を取った。

 

バルカン「… それは賢いと思うぞ…。お前が今から見るのは闘争の果てに身に付いた真の力だ。

強くなきゃ何も守れない、強く有らなきゃ誰一人救えない。そう必死になって身に付いた物さ」

 

拳を握り締め天へ振り翳す。その右の義手の拳に何とも言えない異常なオーラが纏い地下闘技場の観客含め、MP5もペイロードもMDRすらも息を呑んだ。

 

バルカン「戦術人形は人間の域を越えた動きが出来る… ならぁ…人間が積み上げた来た技すら通用しない程の威力で殴ればいいだけいいだけだよな?」

 

それは簡単な理論。

武術とは対人、そして少数ではあるが動物に想定された物。その武術すらも圧倒的に超えた動きをしてしまえば負ける道理は無い。

 

つまり……

 

 

バルカン「ハァァァッッッ!!!」

 

 

拳が触れた場所が爆ぜ轟音が鳴り響く。そしてリング端まで亀裂が走り地下闘技場を完全に破壊、MDRは余りの光景に目を見開いてあんぐりし「闘技場の修理費ぃ……」と少し涙目になっていた。

 

さっきまでの熱狂も騒がしさも無かったかのような静かさの中、バルカンは言葉を発した。

 

バルカン「極意だの・・・・・・・・・ 奥義だの 秘伝だの 秘技だの ウェイトだの スタミナだの・・・・・・・・・ 闘争を物質にたとえるなら不純物だ。

そんな物よりな… 強い思いが、意志が人を強くするんだよ……ッッ!!」

 

MP5は余りの圧に一歩下がる、ただそれしか出来ない。この状況、余りにも危険過ぎる。言葉では、頭では理解出来ない異常なモノ。

しかし、その時にももう遅かった。

 

頭が、本能が理解するよりも早く。稲妻を喰らい雷を握り潰したの如く速さで顎の先端を正確に捉えたアッパーを放つ、その威力は意志は薄れ崩れ落ちるのに充分。更に崩れ落ちる態勢を利用した左足の回し蹴りで顎に追撃。

それは巨大で力溢れるMP5を完全に意識を落とすには充分過ぎる威力だった。

 

その間、たったの僅か2秒。

 

ただただ観客含め、ペイロードもMDRも驚愕する事しか出来なかった。

 

 




無事勝てたけども…
色々とやらかし過ぎてますねこれは……


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

4日目〜 昼頃 〜 パンドラの箱

少し時間を飛ばすぜ!

あとモンハンライズ楽しんでます!
毎日ヘヴィボウガン担いでやるのが楽しんや!




 

深夜の地下闘技場での一件から二人は賽の河原の宿泊施設で泊まる事にした。深夜だったという事とMDRが情報を整理する時間が欲しいと言ったからだ。少し疑ったが無闇に動くのは良くないとペイロードが判断を下した。

 

まぁ、ホテルと行ってもカップルが泊まる様な少し特殊なホテルしか無いのだが…。とは言えお金を払い頼めばジャンクフードや飲み物が食べたり飲めたりするのでそこは我慢するしか無かった。

 

そして、昼ご飯を食べ終えた後、MDRから通信が入り二人は再びMDRが居る場所へ行き対面した。この謎の箱 " パンドラの箱 " の正体を知る為に…。

 

バルカン「… 勝ったからさっさとこの箱の正体教えやがれ」

 

MDR「もう〜… 本当は地下闘技場の修理費の方で愚痴りたいけども… 良い物見させて貰ったし良いよ…… でも賞金から修理費差し引いて置くからね!」

 

ペイロード「本当になんかウチのバカがすいません…」

 

MDR「本当苦労してんだね…(遠い目)

さてと… ちょっと私の居る机の近くに寄ってね。危ないから」

 

バルカン「おう、分かった」

 

二人は机に近寄った。するとMDRは何かのボタンを押すと床ごと下へと下がって行く、一番下にたどり着くと辺り一面は大量のモニター。その相棒はK06地区の街並みが映し出されていた。

 

MDR「驚いていいよ?これが " 賽の河原 " の本当の姿。3年前、ここら辺を取り仕切っていたグリフィンの指揮官が50台のカメラを取り付けたが所詮、大した役には立ってない。だけどもね私は実際にこの目で見てるんだよ?

 

" 一万台 " のカメラを設置してね?」

 

その規模に圧倒されりばかりで全て知っていた事に納得が行く。

この街に入った瞬間から " 賽の河原 " にずっと監視されていた。と言う末恐ろしい事に戦々恐々した。

 

MDR「では本題に映るか。

" パンドラの箱 " の正体。簡潔に言うとね。

中に入っている物が遺跡の上級兵器、またはそれに関連した物の可能性が高い物な訳。

それを追って今、この街を取り仕切る東城会って言うヤクザと箱を追って来た鉄血と訳分からん白い奴らの隠密部隊が火花散らしてるって訳」

 

MDRは立て続けに話し始めた。

 

MDR「事の発端はとある遺跡。正規軍が極秘裏に遺跡の発掘中をしていた時に偶然遺跡の兵器庫的な場所へと繋がった。だけどもほぼ劣化が激しく得られる物がごく僅か。だけだもこの箱だけは完全な形で残っていたらしい。

 

そして正規軍の輸送中にまずは白い奴ら、そして漁夫を狙ったエージェント率いる鉄血の強化鉄血兵の部隊が襲撃〜。

 

そして激しい戦闘の末に偶然に東城会の耳に入り強引に掠め取った。けども正規軍の部隊派遣で激しい戦闘のカーチェイス。

そして幸運か不幸かバルカンの手に渡り今ここに現物があるって事だね」

 

一気に情報が入って来たバルカンは細かい事分かって居ない。しかし、ただ一つ分かった事がある。

 

とんでも無い事に巻き込まれたな絶対。と…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

IOP社〜 MCL(メタルクロックルーム)

 

戦術人形強化プラン、その一つの戦場は地獄と化していた。

心折れ、恐怖に負け、絶望に支配される。

それは敵になんかじゃない。

 

" たった一人の狂人 " による物だった。

 

彼女自身が使い易い得物(武器)を使わせ戦場に入った。

近寄れば斬られ、離れれば撃たれ…。

そしてその死体を喰らい血に濡れた殺人鬼がそこにはいた。

 

マーダー「怯えてばかりでつまらないわよ?もっと面白可笑しな悲鳴をあげなさいよ。貧弱な雑魚らしく抵抗しなさいよぉ〜 キャハハハ♪」

 

「止めッ…… !?!?!」

 

ブチブチと肉とスジが噛みちぎられ配線が噛み切られて絶命する。

首を食い千切り肉を喰らい血を飲む。

蠱毒の記憶が完全に蘇り、そして地獄がマーダーを更なる狂気へと誘う。

 

 




殺戮者(マーダー)MOD3
コーラップス技術応用兵器【      】

これと言って決まった形は無く名前も無い。二丁の大型拳銃になったり刀となったり大量の投げナイフになったりと、その他含めて戦場に合わせた適応力がずば抜けて高い。
しかし、大量の武装の種類と高いスピードため装甲は皆無でフォースシールドのみである為、高い技量と知識応用力が求められる。




目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

☆大型コラボ! 並行世界への誘い

この時間軸は本編K06地区編の数週間後ぐらいとなってます。

さて… いろいろ様作【喫茶鉄血】の大型コラボ頑張って参りましょう!

NTKさんの【人形達を守るモノ】と繋がってます!

https://syosetu.org/novel/190134/133.html


K06地区の騒動から数週間後の昼、バルカンとマーダーの二人は街でG&K本社近郊の街を遊び歩いていた。特に理由も無く暇だったという事もありぶらぶらと話しながら歩いていた。

 

バルカン「お前さ… さっきから道行く人の首を斬ってるだろ」

 

マーダー「あら、バレた?」

 

バルカン「お前の横を通り過ぎた奴が膝から崩れ落ちたり首確認し出したらそりゃバレりからな?」

 

戦術人形強化プランに参加していたマーダーはほぼ完全に記憶と感を取り戻し全盛期以上の力を持つ怪物とかしていた。

 

凄まじいことに刃物を持たずとも、指一本動かさずともその気迫でダメージを再現させる域にまで達し、人形の予測演算や人間にまで影響を与える程。

 

それを遊び半分で一般人や民生用人形に向けて遊んでいたマーダー。()()()()()体験したバルカンからしたらたまったもんじゃ無かった。

 

マーダー「分かったわよ、止めれば良いんでしょ?暇潰しだったのに」

 

バルカン「暇潰しで人斬るんじゃねぇ」

 

マーダー「でも殺したり取って食べたりした訳じゃない良いでしょ?別に罪犯してないわよ?胸張って言えるわ」

 

バルカン「止めろ。本当に。周りが怖がるからさ」

 

マーダー「仕方ないわね… " 今日は " 止めておくわ」

 

バルカン「明日も明後日も一生すんな」

 

本当なら色々とバルカンを弄って遊ぶつもりが、相手にされずつまらなそうな顔をした。

 

マーダー「結局のところ、貴方銃持ててないのまだ?」

 

バルカン「まだ銃の引き金を引けないんだよ、引こうとすると指が震えて狙いが定まらぬぇ」

 

マーダー「それは面白いわね、一歩間違えば精神崩壊すんじゃないの?それと大切な誰かさんが惨殺でもされればもう一回暴走して全部台無しになっちゃうわね」

 

バルカン「ついに頭おかしくなり過ぎて言って良い事と悪い事があるの忘れてないか?」

 

マーダー「あら?失敬失敬、最近つい言い過ぎちゃうのよね〜」

 

しかし、戦術人形強化プランに参加し強くなったとはいえ、いつもの調子の不謹慎な煽りをするマーダーだった。

 

適当にブラブラと歩き階段に差し掛かったときの事。話がヒートアップし過ぎて二人とも階段から足を踏み外した。何故か落ちていたバナナの皮で…

 

平常時ならすぐに受け身やら出来るはずがすっかり気が抜けていた為勢い良く盛大にすっ転ぶ。

 

その瞬間に鐘の音が聞こえるがそれどころじゃない。そして不思議な事に階段から平地へとワープでもしたかの様に景色がガラリと変わった。

 

バルカン「うわぁ⁉︎」「ん?え、バルカン⁉︎」

 

マーダー「ギャッ…! 」

 

突然目の前にスミスが居てスミスに抱き止められ事なきを得たが、マーダーは小さな悲鳴を上げて派手に地面にキスする羽目となった。

 

 




後書き

バルカン「この世界の私に会ってみたいけどドッペルゲンガーってあるだろ?なんか怖いよな… 」



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

☆コラボ! 殺意ある見えない刀と不殺の拳

コラボは続くぜ!
スランプだがお構いなしに書くぜ!


アルゴノーツ・カライナの突入は想定よりスムーズに進んだ。どうやら先に突入した人が暴れたり、爆撃があったお陰で対空兵装の弾幕が薄くなり簡単に突入する事が出来た。

 

謎の怪文書、それとテロリストの一人の言い放った地雷に辺りは阿鼻叫喚の有様と化していた。

 

バルカン「まぁさっさと終わらせるに越した事はねぇか!」

 

スミス「大丈夫だと思うが早く後を追うぞ…!」

 

三人は直様、レストが突っ込んで行った車両に乗り込むんだ。

案の定、列車内を縦横無尽に駆け回るレストによって乱戦状態、バルカンは雷槌(ニョルニル)を起動、攻撃してと死なない程度の電気を帯びる。マーダーは何故か何も持って居ない。スミスは愛銃を構え乱戦状態の車内に突撃した。

 

レストの殺意も異常だが、それとは異なる異質な殺意が場を包み込む。

 

マーダー「あ〜そび〜ましょ〜♪」

 

無い筈の刀が二振り、無い冷たい不吉な刀身。それが色濃く見え出す。そこに無邪気な声に異常過ぎるモノを感じ始める。

 

スミス「なんなんだよ…」

 

バルカン「マーダーが【無刀】って言ってた奴だな。私もよく分からないけど、あれ初見はびびるぞ…

ちょっと待て!おい、マーダー本当に斬るつまりか!」

 

マーダー「何言ってんの?この世界に血は似合わないわ?完成された高価な絵画を()()()()()で塗り潰す様な真似するとでも思ってた?それと恩を仇で返す程私は堕ちて無いわよ!」

 

その言葉と共にテロリストに斬り込む。細胞が、脳が、本能が斬られたと錯覚する程の感覚が周りにまで広がる

 

マーダー「お兄さん達ぃ… 恐怖と絶望に跪きなさい♡己の無力と不安を恨みなさい!キャハハハハハ!!」

 

本当にコイツ味方なのか分からなくなるが一応味方、ただサイコで狂ってるだけだ…

多分…。

 

 

バルカンも電撃を纏いテロリストを気絶させていく、スミスとの連携を取りながら。正面からの火器を廻し受けで弾き無力化した。

 

バルカン「機関砲でも火炎放射器でも砲弾でも持ってこいや」

 

「はぁ?!素手で銃弾弾きやがったァァ!」

 

「撃て撃て!数で押さえろ!」

 

スミス「やらせるかってんだよ!」

 

二人の支援射撃もありテロリスト達が更に窮地に追い込まれる。そこにバルカンが格闘戦を仕掛け一気に方が着き最後の一人をバルカンは後ろから絞め落とし気絶させた。

 

バルカン「フンッ……!」

 

「ワレワレノギョウカイデハゴホウビデs…ゴフッ!!」

 

スミス「取り敢えず寝てろ、出来れば永遠に」

 

なんかイラついたスミスは絞め落としていたテロリストに向かってストレートパンチ、そして最後の一人が片付いた。

 

 




喫茶鉄血のリンク先

https://syosetu.org/novel/178267/


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

☆大型コラボ! その拳に宿るモノ

コラボ続きまっせ!
喫茶鉄血
https://syosetu.org/novel/178267/


アルゴノーツ・カライナの一部を制圧した四人、しかしまだまだ列車内にはテロリストが占領している。直様、息を整え前の先頭車両へ向かう。

 

雷槌(ニョルニル)】を纏い " 廻し受け " で弾丸を弾きながら一歩一歩進む姿にテロリストは驚くも射撃を続けるがジワジワも押されて後退。

 

バルカン「お前らが弾を撃ち切るまでやってやるからか…!」

 

「あの金髪巨乳なんなんだよ!カラテか?中国拳法か?

だが動く度に揺れ動く大きなオッペェが実m「人の彼女をそんな目で見るな」…ヒデブッッ!」

 

Fカップのバルカンが動けばそれなりに揺れ動く、その度にスミスは手足を撃ち抜く。そんな事が繰り返されている。そんか光景に見飽きたのかマーダーは一振りの刀をコーラップス技術で造り出す。

 

マーダー「殺さないと言ったけども手足一本ぐらいならいいわよね?並行世界の人間の味って気になっていたのよ

レスト… いや" ネコ君 " もそれで良いわよね?」

 

レスト「お前… 絶対碌な死に方しないな。今すぐ後ろから撃たれても文句言えないレベルだ…」

 

マーダー「その時は正当防衛って事で美味しく頂くからね。貴方も気になって居た所なの。憎悪という感情のスパイスが良い味付けになってそうだし♪」

 

コイツと話すと反吐が出る。相変わらずの悪意100%な嫌味にレストはキレそうになるが怒りの感情を抑えテロリストに向かって愛銃を構えた。

 

そんな陰険な雰囲気とは裏腹にバルカンとスミスは着々とテロリスト達を追い詰めていた。ついに弾切れになるまでバルカンが弾を弾いていたからだ。勝負は既に決まっていた。

するとバルカンは【雷槌(ニョルニル)】を脱ぎペンダントに戻した。

 

バルカン「弾丸が尽きて丸腰の相手に雷槌で一方的に殴るのは卑怯だろ?お前ら男だろ?なら武器なんか捨てて素手で来やがれッ!殴り飛ばしてやる!」

 

レスト「ちょ!バルカン?!」

 

スミス「おい頼むからやめてくれ」

 

マーダー「へぇ… 面白そうじゃない」

 

「やってやらぁぁ!」

「なめんじゃねぇぞ!」

「あわよくばオッペェw「死ね!」タコスッ!」

 

そこからは列車内で武器無しの乱闘が発生、どさくさ紛れてバルカンの胸を触ろうとする愚か者にはスミスが全力の鉄槌(金的)を食らわせた。

マーダーはというと流石に暴れる訳にも行かずに刀をしまって乱闘に参加していた。

 

最後はバルカンがテロリストの一人に死なない程度に加減した三歩必殺で吹き飛ばし制圧、全員マーダーに作らせた縄で縛り付けて動けない様にした。



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

☆大規模コラボ! 帰還前の出来事

送れてごめんなさい!

色々と忙しくて進まなかったんや!



作戦は無事に終了し結果は仲間の死傷者ゼロ、テロリストは少数の犠牲が出たものの多数捕縛と作戦は大成功に終わった。

 

バルカンとマーダーはDG小隊と話しを少しし喫茶店でコーヒーを一杯、マーダー曰く「今まで飲んだコーヒーで一番美味しい」との事。いつもなら悪態吐いたり場の雰囲気を剣呑な空気にするマーダーが何もせず、コーヒーを素直に褒めるなんてかなり珍しい事が起きた。

スミスとバルカンがイチャイチャし、何故かブラックコーヒーの注文が一時的に増えたなんて事もあった。

 

そんな事もあり楽しい時間が過ぎ、路地裏に入りDG小隊とバルカンとマーダーの二人は帰ろうとした。

それは突然の出来事、バルカンは瞬きをした瞬間だった。

 

バルカン「え?えぇ…?」

 

さっきまでいたマーダーやDG小隊の皆んなが忽然と姿を消したのだ。

突然の事でバルカンは周りを警戒するが何も無い。いたのは可愛らしい野良猫や大きなゴミ箱と日常にありふれた物ばかり。

 

もしかして並行世界から帰れない?

 

そんな考えが頭を過ぎる。

 

だがまだそうと決まった訳じゃない。取り敢えずだ。取り敢えず……。

どうすればいいんだ?

まぁ、でもそのうち帰れると信じてこの街を探索しよう。気になっていたし。

 

 

バルカンとフラフラと歩き出した。どうすれば良いか分からないから兎に角歩き回ろう。

そして数分後に着いたのが飲み屋街、スーツを着た酔っ払いや酔って愚痴こぼしてる家庭用人形が沢山いた。

 

バルカン「そういや〜、暫く飲んでないな。でもここは並行世界だし一杯くらいいいだろ」

 

帰りたいのは山々だが一杯ぐらい飲んでもバチは当たらないだろう。そんな事がありバルカンは適当に見かけた居酒屋に入った。

 

店は活気溢れ、清潔感があって繁盛していた。

 

「ジャッカルダニエル20本ッ!」

 

「その〜… もうその辺で…」

 

「デカいテロリストの騒ぎ起きたって相棒と一緒に駆けつけてきたのにもう終わってたんだぞ!?ありあねぇよ!あの規模1日で抑えるなんざスゲェとは思うけど出番が無くなったのは最悪だ!

もう一週間はガトリングブッパしてねぇからいいだろ?ヤケ酒ぐらいいいだろ?さっさと持ってこいよお金ならあるからさ!」

 

一際目立つ金髪、赤青のオッドアイ。そしてM16見たいな学生服。

 

「オメェ、何見てんd…… 」

 

バルカン「あっ………」

 

一瞬思い出したのは都市伝説の【ドッペルゲンガー】の話。その事が頭に過ぎる。その瞬間、二人とも顔色が蒼くなり身体が固まる。

 

バルカン「ど、ドッペルゲンガー…… 」

 

「ヒィッ…… 死にたくない死にたくない…ウッ…, オロロロロロロロロロロ」

 

バルカンは腰を抜かし、並行世界のバルカンは今まで飲んで食ってた物全て口からリバースした。

 

 




後一話続く……


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

☆大型コラボ! 燃やせガトリング魂

会ってしまったバルカンと並行世界のバルカン……

どうなるのか……


二人が会った瞬間に並行世界のバルカンは今まで食って飲んでしていたモノがリバース、店中に悪臭が広がる。後始末は店員に何故か並行世界のバルカンの姉と勘違いされ、責任取って二人で後始末する事となった。

 

後始末した後は店を出禁になる事は無く店員の人も呆れ顔と苦笑していた。どうやら初めての事では無いらしく、お腹いっぱいに食べ暴食暴飲して飲み過ぎて吐いた事が何度もあるらしい。

なんで出禁にならないのかと言うとちゃんと後始末はするし、迷惑料という名目で自分から結構気前良く余分に払っているからなんだとか…。

 

そんなこんなで後始末は終わり、掃除しながら事情を説明すると意外とあっさり「並行世界ってあんだな」とあっさり認めた。

 

バルカン「なんでそんなアッサリと信じてくれるんだ?」

 

「嘘吐いてるような雰囲気じゃねぇし何よりだ、15laboの奴らでも連絡の一つや二つするのに無いからな。

ってな訳でだ… 酔いから醒めちまったしジャック異世界の自分と喋れるなんめそうそう無いから色々と話聞かせてくれよ」

 

バルカン「ん、そうだな!たしかに色々と聞きたい事が山程あるしな」

 

そんなこんなで二人のバルカンはお互いの世界の事に付いて話しを始めた。鉄血の事、妹のミニガンの記憶の事、そしてお互いの相棒、彼氏に付いても…。

 

「へぇ〜、彼氏がいんのか…。まぁ私にも彼氏がいるからな!」

 

バルカン「いんの?誰なんだ?」

 

「私の彼氏は愛銃の【M61A2バルカン】に決まってんだろ?私ガトリング砲と結婚するんだ!大好きだからな!

そんで冗談半分で結婚式を開きたいって言ったら15laboとクリエイターに全力で止められたんだよ…。流石に無理って分かってるけどあそこまでしなくてもだよな…」

 

バルカン「お、おぅ…そうだなぁ…(完全に一昔前の私じゃねぇか…)」

 

多分、昔の私は客観的に見たらヤベェ奴だったんだな。と今気付いたバルカンだった。

 

そして酒が進み話題はバルカンの心的外傷ストレス症候群(PTSD)の話になった。

 

バルカン「引き金を引く度に一つしかない人生を消してる。ソイツには帰る場所と家族が居るかもって考えるとな…

安易に引き金を引いて制圧して…その内に幻覚で全身が血に濡れてる自分の姿に怯えてさ…私はそれで引き金を引けなくなっちまった…。」

 

「そんで今は素手か」

 

バルカン「馬鹿らしいだろ?戦術人形が銃握れなくなるなんて…」

 

今でもたまに幻覚が見える。血に濡れ、罪を犯したテロリストとはいえ沢山の人の命を奪った自分の幻覚。

銃を持って戦う戦術人形としても16laboのハイエンド人形としても失格だな…。

 

「アンタさぁ、私はアンタの事は余り知らないけども…。

ガトリングの生みの親の【一人で百人分の戦力になる兵器があれば、全体の戦死者の数は減る】ってのは正しいけどさ。

でも、一人じゃ戦えないだろ、特に私だ!クリエイターが居なきゃ私ずっとず〜っと街彷徨いてる呑兵衛になってんだぜ。

だから陰気臭い話しすんなよ!折角の酒が不味くなるからさ!それとなんか私らしくない!」

 

バルカン「ふふっ…… そうだな!私らしくない、か…。

そりゃそうだな!盛大に呑むぞ!さて100人前ジャックダニエル頼んで二人で飲み切ろうぜ!一人じゃ無理でも二人ならいけるだろ?」

 

「おうよ!前の20本とは別に追加で80本ジャックダニエル追加だ!飲みきれなかったら周りの奴らに奢ってやらぁ!燃やせ!ガトリング魂!!」

 

バルカン「よっしゃ!やってやろうじゃねぇか!」

 

そしてジャックダニエルの入ったジョッキをグイッと呑んだ瞬間、聞いた事が無い鐘の音が鳴り響き、世界は暗転した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バルカン「はぇ?」

 

突然の暗転からジャックダニエルが入ったジョッキ片手のバルカンが目にしたのは気味が悪い空間。紫色で列車や標識、車、挙句の果てには戦車と謎の空間が広がっていた。

 

「悪いわね、強引に連れ戻して。」

 

バルカン「お、お前。研究所の…」

 

「こうしてご挨拶するのは初めてね。

本当は色々とお話しやらしたい所だけども… 時間が無いから手短いに話すわ。」

 

バルカン「お前はd」

「【全て無かった事にし、終わらせようとする者が現れる】気を付けなさい。私ですら、万能者すら苦戦する相手なのだから…」

 

バルカン「だからお前は誰なんだ……よ?」

 

その時には気持ち悪い空間では無く自室にいた。何故かジャックダニエルの入ったジョッキ片手に。

 

バルカン「これは……夢とか幻覚じゃねぇな…」

 

 




尚、並行世界のバルカンはと言うと無駄使いがバレてクリエイターに説教受ける羽目になったとさ…。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

狭間に立つ者と無に齎す者
日常〜 バルカンの場合


何一つ成し遂げてないっすなぁ…

すまぬがK06地区編はカットぉ!って事で。
コラボやら時間空き過ぎた事で全部吹き飛んじまったぜ…。
書こうとしたけど筆が進まな過ぎるんや。

取り敢えず日常編へレッツゴー!



朝日が窓から差し込み、バルカンはゆっくりと目を覚ました。並行世界での事件が終わりその翌日。部屋の片隅に置いてあるガラスのジョッキをみるとあの並行世界での出来事は幻なんかじゃないと改めて実感させられた。

 

バルカン「出来れば一緒に飲みたかったな」

 

タイミングが最悪でジャックダニエルをいざ飲むぞとなった瞬間に元の世界に戻された。

尚、並行世界のバルカンはこの後、クリエイターや15laboの人に怒られ罰として禁酒しろと言われる羽目になっていた。

そんな事は知る良しも無いバルカンは目を擦りながら起き上がった。

カフェでご飯かき込んで食べ、速く訓練場へと向かった。

 

屋内の格闘訓練場はバルカンしか最近出入りしない程になっていた。完全にバルカンが独占している状況だった。

 

バルカン「取り敢えずサンドバックを… ってずっと前に壊してたんだったな」

 

ずっと前に思いっきり殴って壊した無惨な姿のサンドバックが訓練場の角に寄せられていた。まだ新しいサンドバックが届いていないらしい。

 

取り敢えず今日はシャドウでやるしかないらしい。すぐに拳を構えてハイエンド特有の高性能な電脳で仮想敵をイメージしシャドウをし始める。

 

鉄血のリッパー複数からマンティコアまで。壁や床、天井を縦横無尽に動き回り、力の入れ過ぎで壁や床に穴が空いてしまう事態になり訓練は終了した。

 

 

シャワーを浴びスッキリしたバルカンは16laboに向かった。

前に色々とあって手に入れた "パンドラの箱" の事が気になったからだ。

16laboの研究所にはいるとペルシカが頭を抱えている姿が目に入った。兎に角取り敢えず箱の事についてどうなっているのか聞いてみた。すると答えは速攻で帰ってきた。

 

ペルシカ「意味不明よ。完全にオーバーテクノロジーね」

 

バルカン「そんなにか?」

 

ペルシカ「レーザー、掘削工具、爆薬、コーラップス液での融解、どれもダメね。一欠片すら欠けない、だから箱を構成する成分すら分からない」

 

ほぼ全ての手を使ったがこじ開ける事が出来なかったらしい。その為別の方法を模索したが完全に八方塞がらりらしい。

 

バルカン「そうか… なんなんだろな」

 

ペルシカ「ここまで厳重って事はかなり重要な物だと思うんだけども…

まぁ、また仕事が片付いたらまた色々と試すわ」

 

遺跡の遺物【パンドラの箱】は今の所は破壊不可能で中身も分からない。余りにも頑丈な箱に「本当に開けていいのか?」と疑問に思ったがバルカンだったが今考えても仕方ないと割り切った。

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

日常編〜 マーダーの場合

G&K本部近郊の街、平穏な街は今ある一人の狂人の存在によって騒然としていた。歩けば自然に周囲が離れてぽっかり穴が空いた用になる。そんな事お構いなしにマーダーと監視につく羽目になったペイロードが歩いていた。

 

目的はコレクターやマニア目当てに刀剣などを取り扱ってる店らしい。ペイロードもなんでそんな所行くのか訳が分からなくて知らされてない。

 

ペイロード「貴方が使う様な凶器なら特別兵装で幾らでも生み出せるのに?」

 

マーダー「所詮は使い捨てよ、脆過ぎる。本気で斬ると一太刀も保たないわ」

 

ペイロード「だとしても今の時代に剣ですか」

 

マーダー「もしかしたら剣がまた主役になるかも知れないわね。弾丸すら通さない程の新素材が出来たり、弾丸すら余裕で避ける程の高機動が出来る様になったりするかも知れないわよ?」

 

ペイロード「そんなモンですか…」

 

マーダー「そんなモンよ」

 

そんなモンらしい。k06地区から帰って来た時は理性が飛び電子空間でだが25mm弾を斬り伏せたヤベェ奴だからそうかも知れないが…。

 

マップを頼りにやった目的地に着いた。路地裏に構える貫禄ある店。貴重な刀剣を保管しているのか防犯カメラなどのセキュリティは万全だった。

 

ペイロード「お金は持ってきてるんですよ?」

 

マーダー「私、食にうるさくて食費は高い方だけどあんまり使ってないから大丈夫よ」

 

そうするとマーダーは扉を開けた。アンティークなドアベルの音が鳴り響く、高級感が溢れる店内には50代くらいの店員が居た。

 

「冷やかしなら帰りな」

 

マーダー「刀を一本欲しいのだけれどもいいかしら?」

 

「お前さんみたいな女子供に売r「まずは腕ね」…ッッ!?!」

 

マーダー「もう片方の腕を切り落としての首…」

 

「ガッ… ウグッッッ……

わ、分かったからっ!止めろ!止めてくれッッ!!」

 

マーダー「お金はちゃんと払うからね♡」

 

ペイロード「(見なかった事にしよう…)」

 

人形の演算を狂わせ斬られた感覚を疑似的に味わせる【無刀】。それを人間に向かって放つとどうなるか…?そんなモノで斬られたら細胞一つ一つが、脳が、本能が斬られた勘違いを起こして怯んでしまう。…実際に斬っている訳ではないが。

 

あるのは刀や剣、槍、盾な中世紀などの骨董品。あんまりパッとするのが無かった。

 

マーダー「いい物が無いわね〜 ここに低評価レビューでも入れて置こうか……

…いいのがあるじゃない!」

 

「止めろ!死にたいのかッッ!」

 

マーダーの目を引いたのは一振りの刀。120cmくらいの刃渡り。その刀に手を掛けた瞬間、店主は怒鳴り付けた。マーダーは構わず鞘から刀身を引き抜いた。

 

マーダー「薄紅色… 相当人を斬り殺したのね…」

 

普通白い刀身が薄紅色の刀、一眼みて分かってしまった。この刀は何人も斬り伏せて血が染み込んだ刀だと言う事を。

 

「おい、鞘に納めろ… 触るなって注意書きにも書いてたの見てないのか?」

 

マーダー「コイツを気に入ったわ。幾らかしら?」

 

「そいつは売れない。刀剣マニアの間じゃ有名な妖刀【紅桜】だぜ?渡してお前さんが死んだら俺が殺したみたいになるのが嫌なんだ」

 

マーダー「ますます気に入ったわ、これを買うわ」

 

「おい、人の話聞いてたのか?コイツはよぉ… 【紅桜】はな、色んなコレクターや愛好家がコイツを手に入れた後に悲運な死をとげているんだぜ?だから考え直せ、死にたく無いなら」

 

マーダー「なら、こうしましょう。私の悪運と【紅桜】の呪い。どっちが強いか対決しましょう」

 

そう言うと刀を宙に放り投げ右手を落下するであろう所に伸ばした。

 

ペイロード「マーダーさん!?」

 

「バカな真似は止めろ!腕が無くなる!切れ味は本物だぞ!」

 

刀から放たれる不気味な風切り音は斬られた者の怨念が溜まっているかの様だった。

腕が無くなる。

そう思った矢先、すり抜ける様に【紅桜】の刃はマーダーの腕を通り越して落下、そして刃は木製の床を全部貫通した。腕は無事だった。

 

マーダー「貰っていくわ」

 

「嘘だろ…?」

 

ペイロード「(やっぱりEA小隊にいる限りまともに指揮なんて出来ないかも)」

 

この後、腰を抜かした店主さんはタダで【紅桜】をくれた。厄介払いが半分と興味本位が半分らしい。

 

 




【紅桜】
元は村正だったらしいが血が染み込む程に人を斬り殺した事で刃が薄紅色に染まった刀。
斬られた者の怨念なのか数多のコレクターや愛好家が【紅桜】を手にしたことで悲運の死を遂げる程らしい。

尚、マーダーには呪いなんて効かなかった?らしい。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

日常編〜 午後のテニヌ

運動場はグリフィンの職員や研究員の運動不足を解消する為に作られた施設で、スポーツを楽しむ戦術人形が集まって楽しい(たまにはバチバチ)スポーツをしている。

 

死神「そこデースッ!」

 

フレイム「まだまだ甘いですよ!!」

 

野次馬が見守る中、今までやってきた経験を活かすフレイム、それに対して鉄血ハイエンドならではの高い身体能力で追い詰めようとする死神。そよ二人はテニスで壮絶な激戦を繰り広げていた。

 

死神「切・呪りeッTぉッッ!」

 

フレイム「ブーメランスネークッッ!」

 

やっぱりテニスじゃなくてテニヌだった。死神の高い身体能力による的確なラケット捌きで網に当てずにフレームにぶち当て凄まじい球速を放っていた。

死神曰く「網より硬いフレームに当てた方が速くなるデスな!」らしい。

 

そんか死闘を繰り広げ、ギャラリーが増えるが二人はお構い無しに勝負に夢中になっていた。

 

死神「チェストぉォォォ!デスッッ!」

 

フレイム「おりゃぁぉぉッッ!」

 

死神に完全に押されてる。今日教えて2試合目、なのにかなり不味い状況、あれだけ激しく動いて息切れ一つ起こさず。笑顔でニコニコしてるのは化け物過ぎる。

今日初めた人に負けるのは流石に嫌なフレイムは全力を振り絞りテニスボールを今出来る最大の技で打ち返した。

 

フレイム「いけぇぇッッ!」

 

死神「余裕デース!…ッッえ?!」

 

放たれた死神のコートに落ちたボールは強力なドライブ回転率によりバウンドする間もなく地面を這う様に転がった。

 

フレイム「ゼロ式サーブ… なんとか決まったぁ…

(あっヤバ、骨格にヒビ入った)」

 

死神「何アレ凄いデス!教えて欲しいデス!」

 

フレイム「ちょっと待って!これ以上は厳しいから!骨格にヒビが入った!」

 

死神「そうデスか〜、ならまた暇な時にテニスやろう!楽しかったデス!」

 

鉄血ハイエンド、マーダーさんもそうだけど越えられない壁ってあるんだなと思いながら死神が使ってたラケットを見るとフレームが歪んでいるのが一目見ただけで分かった。

 

フレイム「やっぱり武器なんかより自分自身が強くならないとな…」

 

とはいえ、テニスのやり過ぎで骨格にヒビが入ったフレイムはこの日休む事を余儀なくされた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

某所〜

グリフィン本社近郊の街の地下パーキング、人目が無い所に突如としてプラズマが発生した。

そしてプラズマは球状となりアスファルトや車の一部を溶解させながら大きくなり球状のプラズマは消え去った。

 

その後には体長が180cmくらいの黒い鎧の様な装甲を纏ったナニカが膝をついていた。

 

「着いたか… 終わらそう。物語を…」

 

そう言うとそのナニカは立ち上がり、歩き始めると姿を一瞬で消えた。

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

日常の終わりは突然に…

夜になり街の街灯に電気がつき始めた頃、グリフィン本部の植物園ではバルカンとデストロイヤーが談笑していた。そこに綺麗なマーダーはお茶やクッキーをお盆に載せてテーブルに置いた。

 

本家とは違い禍々しい空気は一切しないロリマーダーには少し違和感を覚えるが悪い気は一切しなかった。

 

デストロ「ダンボールは使い方によって頑丈なベットになるんだよ。凄くない?耐水性のあるダンボールならお風呂にもなるし雨風を防げる。しかも使い終わったら燃料にも出来る。ダンボールはもはや生活必需品じゃないの?」

 

ロリマーダー「へぇダンボールって凄いんですね!」

 

バルカン「お、おぅ…」

 

ある一件(マーダーに怯えてダンボールに隠れていた)によりダンボールの事になると大量の知識を出すデストロイヤーちゃんに純粋な綺麗なマーダーは成る程と頷くが、バルカんは少し引いていた。

 

デストロ「もしかしたら内ダンボールで戦車を作ったりなんてあるかも知れないよ!それか家作れるかも…!それだったら普通の何倍も速く建てれるし!」

 

バルカン「分かった分かった…。そうだなそうだな〜。

…でだミニガンと話とか出来たか?挨拶でも軽い会話とか」

 

ダンボールの話を中断させるべくバルカンは気になっている事なねついて二人に聞いた。

 

ロリマーダー「朝に「おはよう」って声掛けたんですけど完全に無視されましたね〜。」

 

デストロ「私の場合はそもそも敵意剥き出しで話しかけられないよ…

でも朝、カレーを山盛りで食べて元気そうだったよ!」

 

バルカン「そうか…。元気そうだったか… なら良かった。

おっ、もうこんな時間かよ。私も寝るからいい子はちゃんと寝るんだぞをー」

 

ロリマーダー「は〜い!おやすみなさいバルカンさん!」

 

デストロ「もう子供じゃないもん!全力で夜更かししてやる!」

 

二人の話を聞くと安心した。

完全に記憶が元に戻るなんて高望みはしない。ただ実の妹が元気ってだけでもバルカンにとっては十分な良い知らせ。

この後、デストロイヤーは軽くバルカンに説教され寝る様に促されて仕方なく部屋に行った。

バルカンはその後自室に入りベットに勢いよくダイブしゆっくりと目を閉じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ん… 人…… かげ?

 

深夜だぞ…… マーダーのイダズラ?

 

だと、したらたちわるすぎだろ……

 

 

え?何が振り下ろそうと…… ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バルカン「ッッッ!?!?」

 

スゴォォォォォォンッッ‼︎

 

嫌な予感と微かな殺気に気付いたバルカンは即座にベットから飛び起き回避、その瞬間ベット、そして地面諸共両断された。襲われる筈がない場所での突然の出来事に動揺しつつその相手を確認した。

 

バルカン「冗談にも程があるだろマーダー!!

…ってマーダーじゃねぇ!!」

 

自身と同じ身長くらいの黒い装甲を纏った人型が剣を携えていた。

何がなんだか分からない。だが自分を殺そうとしている事は明白。バルカンは即座に構えた。

 

バルカン「うぁぁ!スミスから()()()()()()がァァ!!

お前何モンだァ!何処のモンじゃゴラァ!!絶対許せねぇ!!」

 

「終われる…」

 

突然のバトルが始まった。



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

Terminator(ターミネーター)

枕元で両断された無残な姿のベットだったモノ、それと共に本社一帯に緊急の警報が鳴り響く。あり得ない場所での奇襲にバルカンは動揺しつつも拳を握り締め構えを取り臨戦態勢になる。

体長は自分と同じくらい。しかし本社の警備やレーダーに一切引っ掛からずに自分の部屋に侵入して自分を殺そうとする辺りかなりの手練れだと言うのは確実な事。

 

先に動いたのはバルカン。床が抉れ踏み抜くんじゃ無いかと思われる程の踏み込みを3歩、それと全体重を乗せて放つ一撃。電子空間で旧バージョンの万能者の装甲すらブチ破った一撃【三歩必殺】を放った。

 

バルカン「(どうして来るか分からねぇ以上速攻で終わらすッッ!!)」

 

最初っからトップギア、放つまでに約一秒防御すら無意味と化す一撃が謎の黒い人形に直撃。回避すら取らないのが疑問に思うが大抵の相手なら消し飛ばす一撃。

こんな技を受けて無事でいられる筈が無い……

 

 

…筈だっだ。

 

 

バルカン「嘘だろ……」

 

黒い装甲に穴すら開かず更には凹まない。

衝撃で3m先の壁に当たり壁が壊れた程度、あんな攻撃を喰らって尚平然としていた。

 

「どうせ全部無駄なんだ… 諦めろ」

 

バルカン「諦めねぇよ!!」

 

正中線四段突き、更に胸な平行に5発、顎にアッパー、こめかみに全力フルスイング。しかし全く動かない。回避すらしない、そもそも必要すらないかの様だった。

 

流石にこれにはバルカンはビビった。攻撃が効かなければ、もうどうにかこうにかして時間稼ぎするしかない。

 

「では此方からいくぞ」

 

バルカン「(速っっ…!!)」

 

一歩踏み込んだ瞬間、地面が爆ぜた。反応出来ないスピードで顔を手の平で掴まれてバルカンは成す術なく地面に叩きつけられた。

 

バルカン「(いてぇ… 意識が一瞬飛んだ…… )」

 

「やっと… やっと会いに逝ける…」

 

バルカン「(コイツ… 何いってんだ…)」

 

腕を振り上げ、手刀は緑色に光を帯びた。その能力は死神の能力瓜二つどころか全く同じモノだとすぐに理解出来た。

 

振り下ろされる瞬間が遅く見える。

 

ペイロード「させません!」

 

マーダー「私の得物に手出してんじゃないわよ!」

 

その瞬間、真横から1発の銃弾が当たり注意を逸らした。そして背後からマーダーが逆コーラップス技術で作った刀で斬り付けた。

頭を打ち付けられ動けないバルカンからバックステップ。距離をとった。

 

「お前だけ殺す筈が二人増えたな」

 

バルカン「気を付けろ!コイツ滅茶苦茶堅いぞ!」

 

3体1、形勢逆転。

だが油断は一切出来ない。更には援軍が来るまで持ち堪え数の暴力でもなんでも倒さなければ。

 

そう思っていた矢先、謎の襲撃者は突然半透明な壁に四方八方囲まれた。

 

「こ、これは……

邪魔をするか賢者(ソホォス)ッッ!!」

 

その次の瞬間、空間は歪み、空間は裂けてバルカンが見覚えのある奴が現れた。突然の状況ひバルカン、マーダー、ペイロードはついていけてない。

 

ソホォス「こっちのセリフよ、貴方今までやった事を全て無駄にする気なのかしら」

 

「最初から全てが無駄だったんだ… だから終わらせてくれ。邪魔をするなら消し炭にするぞ」

 

ソホォス「そ、なら冷水にでも浸って考え直しなさい」

 

その瞬間、謎の襲撃者の下に奇妙な穴が開きその穴ぬ落ち、そしてバチャンと水飛沫が舞い上がった。

 

ソホォス「南緯47度9分 西経126度43分… 帰ってくるのに精々1ヶ月って所かしら…… 」

 

ペイロード「取り敢えず… その〜…… 御同行できますか?話を聞きたいので…」

 

ソホォス「いいわよ。これは私の責任でもあるから」

 

 

 

 

 

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

永遠の17才(わr………

何の襲撃者、そして突然現れた賢者(ソホォス)と呼ばれる謎の存在。その二つの問題でグリフィン本部は厳重な警戒体制となり鼠一匹見逃さない程の警備となっていた。

 

そんな中、尋問室ではやけに素直に質問に応じたソホォスが質問を受けていた。

貴族の様な上品な立ち振る舞い、そして全体的に胡散臭いソホォス。だが思ったよりもかなり自由人で此方の反応を見て遊んでいるかの様にニコニコと笑っていた。

 

ペイロード「本当ならミーティングルームでゆっくり話聞きたいけどもなんで尋問室?」

 

ソホォス「あんまり万能者とかリヴァイルと合わない様によ。会ったら会ったらで面倒だもの」

 

何処から出したか分からない紅茶とパンケーキを出し食べ始める。

 

ソホォス「逆に質問する事になると思うけどもバルカンの怪我大丈夫?」

 

ペイロード「……顎と首、背中の骨格が少し湾曲して丸一日安静にって感じですよ」

 

ソホォス「そう、良かったわ」

 

ホッとした顔で紅茶を飲んだ。

そんな彼女の見てペイロードは気になってたいた事をソホォスに質問する事にした。

 

ペイロード「貴方は、そしてアレは何者なんですか?貴方と知り合いな感じでしたけど」

 

ソホォス「質問を一つに絞りなさいよ〜…

…まず私は賢者(ソホォス)、永遠の17よ〜、お姉さんって呼んでもいいのよ?」

 

きっつ…!ペイロードはその胡散臭い雰囲気に警戒心を強める、だがそう思いつつもソホォスの話を聞いた。

 

ソホォス「あの人形の事は〜… え〜っと… これからはTerminator(ターミネーター)と呼称しましょう。深くは話せないわ。真実は自分達の手で確かめなさい。どうせ私の口から言ったとしても到達信じられるモノじゃないからね〜。

ただ一つ言えるとしたからバルカンを何がなんでも抹殺しようと動いている。それと、現在の技術じゃ倒せないから逃げなさい。私が適当に相手して置くから」

 

言い終えるとテーカップに入った残りの紅茶飲み干し胡散臭く微笑んだ。

 

ソホォス「それとS13基地のリホ指揮官。そいつを本部に連れ戻しなさい。その基地の人形全員も。下手したら全員死ぬから」

 

ペイロード「さっき会ったばかりの人を信頼しろと?」

 

ソホォス「まぁいいわ。時間の猶予は幾らである。いざとなったら強引に移動すれば良いだけの話だもの」

 

完全なイレギュラーな存在、完全に未知な相手。彼女の実力はターミネーターと同等と推測するならば下手に手は出せない。例え敵意が無いとは言え胡散臭さくて信用出来ない。

 

ペイロード「本当に貴方は何者なんですか?本当に答えて下さい」

 

ソホォス「もっと詳しく言わないといけないかしら?

境界に立つ者、守護者、全世界を敵に回した事がある愚者、神隠しの主犯

そして…。割と困ったちゃんで永遠の17才。

それが私よ〜。それ以上は秘密よ。乙女には秘密が多い方が魅力があるって言うじゃない?」

 

ペイロード「そ、そうですか…(なんか面倒臭い…)」

 

胡散臭い雰囲気とキツイ態度が面倒臭くなり出来ればあんまり会いたくない。ペイロードの第一印象は最悪だった。

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む



 

病室の一室、天井を虚げに見ながらバルカンは考え事をしていた。謎の襲撃者Terminator(ターミネーター)の事を。自分の今の力じゃ手の足も出ないデタラメで圧倒的過ぎる異常(レギュラー)な存在。それに大きな謎が残っていた。

 

バルカン「なんでアイツ… 死神の能力使えたんだろ… 」

 

まかさ万能者がなんか関係あるのか?そう思ったが良く考えてみると万能者が彼方此方に技術をばら撒く、ましてや装甲を無意味と化す死神の能力をばら撒くなんて事するとは思えなかった。

 

考えても憶測しか出せない、確証が全く持てない。

 

そんな事思っていると、突然と空間に穴が空いた。そこから銀髪の胡散臭い雰囲気を醸しながら賢者(ソホォス)が出て来た。

 

ソホォス「この度は私の不手際で済まないわね。私がもっと早く気付いて居れば良かった事なのに…」

 

バルカン「それよりもこの部屋は厳重警戒対象の部屋だぞ?」

 

ソホォス「私にこの程度の警備通じる訳ないじゃない」

 

あんな襲撃があったからにはバルカンの病室には警備の為に見張りの戦術人形が二人二組の交代制の普通なら隙の無い警備態勢、しかし彼女にはほぼ無意味だった。

 

バルカン「ほんとあのターミネーターといいアンタといい何者なんだよ…」

 

ソホォス「教えられる事はかなり少ないわね〜

あっワイン飲むかしら?1982年物のロマネ・コンティ、600万は下らない品よ」

 

バルカン「なら一口…… 〜〜〜…… やっぱりワインなんかよりジャックダニエルの方が好きだな」

 

ワイングラスに注がれたワインを一口飲んでみたがワインより馴染みのジャックダニエルの方が美味しいと思えた。

 

バルカン「知らない高い酒より馴染みの酒の方が美味しいし口に合ってる。結婚式の祝いの酒ならいいと思うけどな〜」

 

ソホォス「……そう、きっと幸せで笑顔一杯の家庭になるわね。

その時にでも送らせて貰うわ」

 

バルカン「…?」

 

その瞬間、表情が少し哀しげになり言葉を詰まらせたソホォスだがバルカンは気にしなかった。ソホォスは高級ワインを味わい飲み干すとワインを空間の穴に入れて。

 

バルカン「もうどっか行くのか?」

 

ソホォス「そうね、あと近頃()()()()()()()()()が明かされると思うわ。心して置くように…」

 

バルカン「なんだよそれ?」

 

ソホォス「この後、万能者と話そうかしら… でも色々と勘づかれたら面倒だし〜… あとずっと前に居た私に気づいた御老人(アラマキ)にも話を通して置かないと。少しでもトラブルになりそうな事を排除していかないと……

じゃバイバイ、バルカン♪」

 

そう言うとソホォスは空間の穴の中に消え、穴も消えて無くなった。

 

バルカン「それにしてもなんで私の名前と万能者の存在をしってんだ?でもあの意味分からねぇ能力なら調べ上げられて当然か…」

 

この後日、緊急依頼がだされ『突然現れた未確認島の調査及びその近くの海上プラントの安否確認』と言う事でEA小隊が駆り出された。

 

調査組にはバルカン、ペイロード、フレイム、マーダー、死神

後方組にはナイトメア、パラケルススの魔剣、ミニガン

勝手に着いてくる人、賢者(ソホォス)

 

因みにミニガンに関してほぼ無理矢理連れてくる感じであった。

 




そんな訳で試作強化アサルトさん作、【危険指定存在徘徊中】
緊急依頼『突然現れた未確認島の調査及びその近くの海上プラントの安否確認』
…に行きましょう!!

因みに他のコラボ参加者は〜…
NTKさんの「人形達を守るモノ」
ガンアーク弐式さんの「MALE DOLLS外伝集」
無名の狩人さんの「サイボーグ傭兵の人形戦線渡り」
ガイア・ティアマートさんの「閃空の戦天使と鉄血の闊歩者と三位一体の守護者」
…の皆様となっております!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

コラボ〜 サメ騒動

コイツに家事任せとけばほぼ完璧で大体は大丈夫
ただし性格は最悪だが…


突然現れた未確認島の調査及びその近くの海上プラントの安否確認をする為、e小隊とDG小隊、S07前線基地の部隊が参加し大型の海洋調査船に乗り込んでいた。

途中謎の発光現象と突然の濃霧が発生し、異世界のPNCの部隊が加わるなど色々とカオスな事態、そして更に不可解にも異様に強いサメの群れが海洋調査船を襲撃。

EA小隊のバルカンとマーダーは非戦闘要員の人達の避難、それと船内に入り込んだサメの処理をしていた。

 

バルカン「セイッッ!ウラァァ!船内でコレって外絶対ヤバイなこりゃ!」

 

マーダー「そりゃそうね!バカンス気分で来て見ればこれって酷いわよ全く!」

 

バルカンは小さいサメを拳、手刀、蹴りで、飛んできた飛びついて来たサメには鼻を狙ってカウンターの正拳突きを放つ。マーダーは作り出した高周波を纏った刀の脇差しでエラに刃を入れて延髄と動脈を断ちサメを処理していた。

 

バルカン「お前ならサメ生で食いそうだけどしないんだな!」

 

マーダー「馬鹿なの?血がアンモニア臭いからちゃんと処理しないと嫌よ!だからわざわざ延髄と動脈を斬ってるのよ!」

 

マーダーが処理したサメは綺麗な状態でエラから血が抜けてビクビクとしていた。サメの血は大量に床に流れて真っ赤に染まっていた。その血に誘われてか船内に入り込んだサメが一斉に集まり始めるが二人の敵ではなく、淡々と処理した。

 

そして巨大で硬いサメが倒された事で他の小さいサメは散り散りに逃げ始めこの騒動は終わりを迎えた。マーダーは厨房に駆り出されてサメの処理やフカヒレを調理していた。彼女は鉄血だがプライドが高くて文句言われるのが嫌いな為に下手に何かする事は無いと分かっているからだ。

 

バルカン「ふぅ〜… やっと終わったな〜… ってかサメってこんな凶暴だっけか?本当意味分からねぇな」

 

今冷静に考えて見ると非現実的だが余り気にしなかった、早く島でバカンスしたいと思いの方が強かったからだ。

 

バルカン「今日スミスの部屋行こうかな〜、島着いたら何しようか聞いて見るのもありだしな」

 

頭の中にはスミスとデートの事で一杯、他の小隊や部隊の人達も居るが関係無しにくっ付きたい。

……流石に人前でキスとかは恥ずかしいけども…。

 

色々と数分間考えに考え、冷静になった後一通り船内に何か異常が無いか警戒している時、バルカンは船首へとと行った時の事。

 

船首には胡散臭い雰囲気を醸し出しながらビキニ姿の賢者(ソホォス)がビーチチェアーに寝っ転がっており、さっきまでのサメ騒動が無かったかの様な完全にリラックスしていた。

 

バルカン「お前大丈夫だったのか?」

 

ソホォス「あの程度なは瞬殺よ?」

 

バルカン「なら何で加勢しなかった?」

 

ソホォス「私がやったらこの船の周囲100mに小さいサメ一匹すら入らせないで殲滅出来るわね。でもそれだと面白く無いわよね?だから船首から50mは護ったわ。それでいいでしょ?」

 

賢者(ソホォス)の力。未だに全く分からないけども色々と滅茶苦茶なモノだと言う事は分かった。なんか面倒臭くなったバルカンは船内に戻った。

 

 




マーダー「観光気分で来たらコックやらされて人数増えてキツイわよ…」

仕事の影響で投稿遅れてすまん…。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

コラボ 〜 上陸部隊

EA小隊、DG小隊、07前線基地の部隊、異世界から来た部隊と個性豊かな面々が集まっていた。これには万能者も頭を悩ませたが今となっては頼もしい味方。

異常な量と硬さもったサメも遭遇するも難無く撃退(自爆特攻があったが…)、そして突如として現れた未確認島の調査に乗り出した。

陸上組は調査組にはバルカン、ペイロード、フレイム、マーダー、リーパー(死神ちゃん)

後方組にはナイトメア、パラケルススの魔剣、ミニガンだ。

 

理由は熱帯雨林でナイトメアのP.A.C.Sはサイズが大き過ぎ、更に運用は能力的に味方も巻き込み氷漬けにする恐れがありパラケルススは障害物はある程度蹴散らせるレールガンを持っているが取り回しが悪過ぎるから、そしてミニガンはバルカンの要望で夏を楽しんで欲しく今回は不参加。

 

フレイム「やっと久々に火炎放射器撃てる…」

 

ペイロード「すいません…、ジャングルで火炎放射器撃つと火の海になって…」

 

フレイム「デ、デスヨネ〜」

 

流石に熱帯雨林で火炎放射器撃って火事でも起こそうものなら死人がでる為、久々に撃てるとワクワクしていたフレイムには可哀想だが今回も火炎放射器は駄目と言う指示が出された。緊急事態は別だが…

 

リーパー「熱帯雨林ジメジメして気持ち悪いデース…」

 

バルカン「蚊の心配はしなくていいが熱苦しい、ダルい〜…」

 

マーダー「この程度で根を上げるなんて根性なしね、油使ってるキッチンの方がまだ暑いわ」

 

探査を初めて数分で分かる熱帯雨林のジメジメした暑さに気力が削られる。だが任務は任務しっかりこなさなければいけない。赤白や緑白のキノコ、大きい虫、意味不明な特異な生態系の中進んで行く。

 

そんな中、他の部隊と通信しながら進んでいくと普通よりデカいスズメバチが襲い掛かり、さらにはそれに反応するかの様に襲い掛かってきた。

 

バルカン「後で絶対手洗ってやる!!」

 

マーダー「ちょこまかちょこまかウザったいわね!!」

 

四方八方から襲い掛かる蜂と蜘蛛の群れの対処に手一杯、

そんな中、一匹の蟲がペイロードに向かって液体を吹き掛けた。即座に避けるもガッツリとかかった。バルカンはその蟲を殴り倒すとペイロードの元に駆け寄った。

 

バルカン「ペイロード!大丈夫か!?」

 

ペイロード「だ、大丈夫です…!…… ふ、服が溶けて…きゃぁぁぁぁ!///」

 

ペイロードの服だけが溶解、ボロボロになった布で必死に隠すも意味を為してない。バルカンは咄嗟にTシャツを脱ぎペイロードに投げ渡した。

 

その頃、マーダーは一匹の異様な蟲に目が行っていた。カマドウマの様な気持ち悪い外見、4本の腕と一体化した刀の様な腕。

 

マーダー「いいわねぇ!貴方!ブッ殺してあげるわ!」

 

マーダーは狂気を撒き散らしながら背中に背負っていたかたな村正の成れの果て【紅桜】を引き抜いた。

 

 

 




服だけ溶ける酸を放つ虫って男のロマンやろ?(別に深い意味は無い)

因みにバルカンはまだニョルニル起動して無いですね
あと、バルカンはブラじゃ無くてサラシ巻いてますのでご安心を…


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

コラボ〜 斬り伏せる者と結界

マーダーは剣客との激しい攻防を繰り広げていた。血に飢えた剣と野生の剣の激しい鍔迫り合いの圧に他の蟲が入り込む余地などなかった。

剣客の4本の切れ味の凄まじい両刃の鎌の連続攻撃、それと防御両刃。その攻防一体とも言える強さに苦戦をしている。

 

マーダー「やるわねぇ!キャハハハ♪もっとブッ殺し合い増しょう!!」

 

速度は更に速くなる。それと同時に狂気も加速していく。剣客は自然界ではあり得ない狂気と言うモノに動揺するが即座に攻撃に移る

 

マーダー「生まれた瞬間からその()を片時も離さずに振るって来た。片時も共に分かち難たかった。それ故に武が反応に染みつき弾丸すら斬る技術ご生まれた…。賞賛に値するわね、喰らってやりたい所だけども…」

 

その瞬間、マーダーの雰囲気は変り周りの空気が歪み異常な空気が流れ始める。

 

マーダー「ごめんね〜、私昆虫食は無理なの♡」

 

コーラップス技術でもう一振りの刀を作り出す。距離を取り刀を上段の構えを取る。そして全力で再度急接近して斬り掛かる。

身体をしならせた全力の一閃は殺意と【無刀】によりブレて見え、ガードが出来ずに剣客の腕諸共切断。胴体に深く傷を負わせ戦闘不能状態にさせた。

 

マーダー「チッ… やっぱり作った刀だと保たないわね。さてと… 終わりにしましょう。」

 

作った刀の刀身は根本からポッキリと抜け落ちていた。流石に全力には耐えられなかったらしい。

すこし、その事を気にしてマーダーは剣客の首を斬り飛ばした。

 

マーダー「さてと… さっさと戻りましょうか」

 

昆虫食には興味は無いが誰かにゲテモノで出そうとしたが直ぐ腐り落ちて消えてしまい。少し残念がったマーダーだった。その後はバルカン達と合流した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

熱帯雨林でのトラブルとイレギュラーが頻発している頃、ソホォスそんな事を感じさせない様子だった。

ビーチパラソルを掛けて氷の入ったキンキンに冷えたコーラを飲んで夏を満喫している様だが万能者と秘密通信で話していた。

 

ソホォス「えぇ、大体の事情は分かったわ。その二度目の鋼鉄を纏った者は私が送り込んだ奴だから。この騒動自体私の責任ね。責任は取るわ。

 

万能者『了解、って言うか何で秘密通信に入って来てんの?

しかも()()()()()()()()()()

 

ソホォス「じゃ、通信切るわね。()()()()を起動させないといけないから」

 

万能者『おい、ちょっとまm…』

 

秘密通信を切るとコーラを飲み干し、立ち上がった。

 

ソホォス「認識阻害、人避け、ベクトル変換、深き者の居住区に大結界、龍脈変化【霊脈】… 異常無し、結界起動」

 

この瞬間、未確認島は結界で囲まれた。そして衛星からこの島が見えなくなり消え去った。

 

ソホォス「結界は出来たから遊びながらゆっくりしましょうか」

 

そう言うと再びビーチパラソルの影で寝転がりながら作業を始めた。

 

 

 

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

コラボ〜 恋話は甘々だったり大胆だったり

すまぬ…

ワクチン2回目とEDF!EDF!してたらこんなになってしまって…


墜落した飛行機の積荷の回収にEA小隊は向かう事になった。一回目の突入と蛮族戦士の影響か蟲の群れは勢いは衰えているが油断ならない状況は続いていた。

 

そんな中での小休憩の時のお話……

 

 

 

 

 

 

バルカン「〜〜… っでリーは最近どうなんだ?進捗はあったのか?」

 

リーパー「え?何のことデスか?」

 

ポカンの何なのか考えて答えが出た。

 

リーパー「友達100人作る夢デスか?まだまだデスよ、やっぱり怖がる人達はいるデスから〜」

 

バルカン「そうじゃない、リバイバーの事だよ」

 

リーパー「そ、その事デスか!?!……え…/// いつ知ったんデスか///この事は誰にも話して無いですよ!?」

 

バルカン「いやさ、 リバイバーを前にするとリーは子供でも気付くくらいに分かりやすいだろ」

 

リーパー「そっちの方デスか〜…もう彼女がいるデスけども…」

 

バルカン「けども?」

 

リーパー「一夫多妻制でもいいんじゃないデスか?」

 

バルカン「は?」

 

突然の爆弾発言に耳を疑った。

 

リーパー「別にいいじゃないデスか?この世界には複数の人形と結婚して更に子沢山な指揮官がいるぐらいデスから!別に二人ぐらい悪くないデスよね〜」

 

バルカン「リヴァイルの気持ちってもんがあるだろ…」

 

リーパー「かくなる上はNTR…」

 

バルカン「オイ馬鹿やめろ」

 

かなりメチャクチャで大胆なリーパーだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

近海……

 

ソホォスの妨害によって海に落とされ、そして深き者を蹂躙した張本人はため息を付いていた。

突然のターゲット(バルカン)の反応の途絶、そして一瞬で島を囲った高度で強固、強引な手段では絶対に引き剥がさない大規模結界。

 

ターミネーター「チッ… あの腐れBBAが…」

 

偶然とはいえ先を読まれ先手を取られ、そしてこの海、海上、上空、そして中へのテレポートすら出来ない大規模で複雑難解な結界に完全にしてやられた形となっていた。

 

ソホォス「させる訳ないじゃない。楽しいバカンスを貴方なんかに潰されてたまるもんですか、()()()()

 

ターミネーター「その嫌味たらしくて胡散臭い声はいつ聞いてもイライラするな」

 

ソホォス「あら?ならもっとやってやろうかしら?」

 

ターミネーター「私は前にも言った筈だ。私の行く道を阻んだら神だろうが悪魔だろうが容赦なく殺す。邪神だろうが例外なく生きている限り殺してやる。言ったよな?」

 

ソホォス「いつからそんな考えになったのやら…、貴方の身に起こった事を考えればこうなるのは仕方ないとはいえ、やり過ぎよ」

 

この騒動の半分はソホォスのせいだが、ターミネーターの行いは余りにも慈悲が無く躊躇が無かった。

 

ターミネーター「この結界は私の力では解けない、今ここで戦えばお互い相打ち……

チッ… 今は引いてやる。お前は私の邪魔をした。だからお前をどんな手を使ってでも殺す」

 

ソホォス「もう来ないでくれるかしらメンヘラ野郎」

 

ターミネーター「殺すぞ50歳のBBA」

 

そういうとターミネーターは飛び去って行った。

その様子を最後まで見て安全を確認した後、ソホォスは能力を使い状況を確認した。

 

ソホォス「……メチャクチャで本当面倒ね。全く仕方ないわね。私が出向いた方が早いわねこれ」

 

いつもなら静観していた方がいいのだが、あまりのイレギュラーにソホォスは直接動く事にした。

 

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

コラボ〜 境界に立つ者の実力

調査組は万能者と蛮族戦士と共にキノコ男との死闘を繰り広げていた。指からのレーザーの一撃でアウレールや、オサム・アラマキなどのが致命傷ではないものの戦闘に支障をきたすほどの重傷、特にリヴァイルは致命傷を喰らったのか機能停止し、リバイバーなど逆崩壊液技術持ちのに至ってはその機械の重要部分を的確かつ致命的かつ修理不可な程に破壊し使用不可能にした。

 

攻撃は国連の戦術人形を一撃で数体も貫いた上でリヴァアル(戦闘ボディ)の左腕を武装ごと縦に抉り切り裂き、リヴァイルのセンサーすら反応出来ないほどの速度、更に腕が4本に増えると言う嬉しくないオプション付きだった。

 

バルカン「(間合いに入れば死しかねぇ… 肌でかんじる)」

 

今の自分であってもあの速さにさついていけない。回避したところを追撃されて終わりな気がしてならない。

 

ペイロード「下手に攻撃して狙われたら溜まったもんじゃないですね… とりあえずは負傷している人がいる部隊の掩護です」

 

あれだけの効果を喰らわせてもまだピンピンしているキノコ男に下手に手を出したら足手まといにしかならない。

 

そんな中、突如としてキノコ男の頭上の空間に穴が開いた。そして警笛音が鳴り響き2両編成の列車が真上から高速でキノコ男に激突し盛大に爆発した。

 

ソフォス「ごめんなさいね、お化粧直ししていたら時間が掛かってしまって、、、」

 

胡散臭い雰囲気は相変わらずのソフォスは日傘を指し空中を浮遊していた。キノコ男は列車の衝突があったにも関わらず列車の残骸を押し退けソフォスに向かって即座にレーザーを放つも四角い薄い膜の様なモノに阻まれて全て防がれた。

 

ソフォス「(意外にやるわね… あと一押しされたら即席結界が壊れてた。何十にも重ねて置けば良い話だけど)」

 

やろうと思えば隕石でも反物質でも氷山でも降らせてこの島ごと消しとばす力技は出来る。だがメチャクチャ疲れるし時間掛かるからやりたくない。っというか深き者の事で自分には責任もある(ターミネーター送り込んだ事)。流石にそんな事は出来なかった。

 

被害を最小限に抑える為、ソフォスはキノコ男の周りに結界を何十にも張り巡らした。

 

ソフォス「【()()()()()()()()()()】」

 

その瞬間、結界内から抜け出そうとキノコ男は一瞬で氷漬けになり数秒動かなくなったが、それでも尚少しずつ動き段々と動きが速くなっていた。

 

ソフォス「今のうちに態勢を整えなさい、数分は抑え込んであげるから。」

 

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

コラボ〜 港での出来事

本当すいません!
色々とあって…

次回もまたコラボです!


作戦は終わりEA小隊は船から降りた。途中ソフォスは大型船が入れる程大きいワープホール?を作り出し帰るのに僅か一時間も掛からなかった。

 

ソフォスはと言うと何か思い悩んむ様に姿が見れたが「次の用事が出来たから何かあったら宜しく♪」と言い空間に隙間を作りだした。その際にバルカンは【御守り】と書かれた小さい和風なお守りを渡された。

 

ソフォス「じゃね♪あと私は【お姉さん】よ。おばさんって言った奴は後でしばき上げるからね〜」

 

バルカン「お、おぅ…」

 

そういって去って行った。

笑っていたが目が笑ってない。色々と気にしてる。ソホォスは何歳なんだ?と思いつつもバルカンは渡された御守りをポッケに仕舞う。

 

それと同時に色々な事を考える。ターミネーターにもキノコ頭にも手足すら出なかった。仕方がないとはいえ自分が弱過ぎる。

 

底の見えないターミネーターの強さ、キノコ頭の速度とパワー。その何一つすら対抗すら出来ない自分。

 

バルカン「もっと力がありゃ、異常な奴ら(イレギュラー)にも渡り合える力がありゃな…」

 

そうは考えたてもどうすればいいかなんて分からない。そんな物して考えて自分の中じゃ答えは一つしか分からない。

 

もっと修行だ。もっと早く、強くならないと。

 

最近、トレーニング中に身体に痙攣が起きる。身体が上手く動かない時がある。その時は気合いと根気で無理矢理動いているが。それも自分が弱いだけなのだろう。あの人達と比べたら自分なんて…。

 

あの異常な人達と比べる事自体間違ってんのは分かる。

 

…だが悔しい。

 

バルカン「分かってんだけどな〜……」

 

何とも言えない気持ちの中、船を降りた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???

 

鉄屑から列車まで、様々な物で溢れる謎の空間。その中にソフォスは一人佇んでいた。

 

 

ソフォス「万能者に勘付かれるの仕方がない。でも私の存在は消えてない。その事から察するにこれから起こる未来は変わってない。そしてターミネーターも消えちゃいない…。

それにアイツは私を消すのに1番手っ取り早い方法をしようとするなんてね。バタフライエフェクト起こして消そうなんて脳筋の割にはやるじゃない」

 

 

空間の裂け目を作り仕込み笠【ケリュケイオン】を引き寄せ覚悟を決める。

 

ソフォス「あの未亡人を止めない限り本当に面倒ね。それに…

() ()()()()()()()()()() ()()()()()()()()。口で表すとしたらこうかしらね」

 

仕込んである武器や装備、兵器は一通り作動出来る。勝てるかは分からない。五分五分か差し違えになるかもしれない。

 

ソフォス「はぁ… 賽の目(運命)なんてクソ喰らえよ」

 

そう吐き捨てるように言うとソフォスはその空間から出ていった。

 

 

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

コラボ〜 タリン制圧前線

立て続けにNTKさん作【人形達を守るモノ】より
コラボ企画『タリン制圧作戦及びアイソマー救出作戦』に参加します!
リンク先
https://syosetu.org/novel/190134/

参加者は…
アーヴァレスト様作『チート指揮官の前線活動』
ガンアーク弐式様作『MALE DOLLS外伝集』
焔薙様作『それいけポンコツ指揮官とM1895おばあちゃん‼︎』
試作強化型アサルト様作『危険指定存在徘徊中』
白黒モンブラン様作『Devils front line』
Tomネッコ様作『戦術人形にTS転生した話』
となっています!

気になるところや設定、こうしていいですか?等ありましたらいつでもお気軽にお声掛けください!


魔剣「いや〜だ〜、だらだらしていたい〜、You○ube見ていたい〜」

 

ペイロード「終わったらWi-Fi使い放題だから我慢して下さい!」

 

バルカン「よし、取り敢えずぶっ放せパラケルスス!」

 

初手から滅茶苦茶なEA小隊、パラデウスの防衛戦の1番厚いところは万能者がこじ開け、他は対空砲や数と質に手間取っている様子。万能者やBB小隊、S10地区の特殊部隊、シャマール、P基地のランページゴーストとオーストスコアラーにヒプグリフ等、負ける事はほぼ無いと言える。

 

しかし、不安な要素は…

 

ペイロード「もう速く突破しますよ!敵も馬鹿じゃないですからもう証拠を消去してる途中だって可能性がありますから!」

 

ペイロードが危惧していたのは証拠の隠滅。幾らここで敵を殲滅しようが証拠となる異性体や様々なデータを消されたら終わりだ。異性体の為にも道をこじ開けてやらないといけない。

 

バルカン「対空砲を… ぶっ壊すッッ!!」

 

魔剣「もうやるから…」

 

ペイロード「後から付いてきます」

 

【雷槌】を起動させブースターを吹かせ対空砲が反応しない対空を高速で掛かる。大量の電流を放出させ突撃を開始、途中ウーランが突撃を阻止するのに轢き殺そうとするもバルカンは勢いを利用しキャタピラを切断、強引にキャタピラを引っこ抜く。そしてウーランの砲塔に手を掛けた。

 

バルカン「ウォラァァァァァァッッッ!!!コレでも喰らえ!」

 

力任せに砲塔を引っこ抜き砲身をを掴み砲塔をハンマーの要領で別のウーランの真上に叩きつけ行動不能に陥れた。

そして続々とパラデウス兵が群がってくる。しかも赤い強化パラデウス兵も現れ始めた。

 

バルカン「お前らに構ってる暇は無ぇんだよ!」

 

ペイロード「突っ込んでいいですけ敵地のど真ん中まで行かないで下さい!全く世話焼けますよもう!魔剣さん支援よろしくお願いしますよ!」

 

魔剣『あいよ〜』

 

やる気の無い怠げな声がした。瞬間、轟音が響き渡りパラケルススの魔剣が放ったレールガンの射線上もモノや建物含め全てが蒸発し丸い風穴が空いた。

 

バルカン「ひぇ… 跡形も無く消し飛びやがった」

 

ペイロード「頼もしいけど誤射怖いですね…」

 

魔剣『コレでも優曇華群れてる所避けて射線通してんだからいいでしょ』

 

バルカン「負けてらんねぇ!」

 

拳を握り締め、【雷槌】をフルスロットルまで上げる。辺り一帯にバルカンから溢れた電流が流れ始める。

どこからか聞き覚えのある咆哮が聞こえる方に溢れ出た電流が大量に吸われている気がするが、バルカンは接近し殴り掛かるグラディエータを真正面から殴り倒す。

 

バルカン「障壁がなんじゃい!!殴り倒してやるよ!」

 

轢こうとしたウーランの突進を受け止めた。そしてブースターと【雷槌】の力を使い。拳に磁場を発生させ無理くりウーランの掴みジャイアントスイング。

近くにいたロデレロとストレリツィの部隊を巻き込み。最後はウーランをぶん投げてグラディエータ2体を巻き添えにした。

 

バルカン「まだまだ… まだまだ足りねぇ!」

 

アイツを倒すにはまだ何もかもが足りない。レギュラーを相手できる力が無ければ…

そう思って妙な金属音が聞こえ、振り向くと兜を被り、血塗れのコートを着た大男が瓦礫をすり抜けて現れ大鉈を振り落とすも回避し距離を置く。

 

「咎人…… 見つけたり……」

 

バルカン「ふふ… 今日は運が良いな。相手したい奴(レギュラー)が直ぐに目の前に現れるなんてよ!!」

 

バルカンは更に拳を握り締め、構えを取り臨戦態勢をとった。

 

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

コラボ〜 地を這う雷

すいません、、、

中々書く暇無くて…

取り敢えず飛ばしていくぜ!

コラボ元 人形達を守るモノ
https://syosetu.org/novel/190134/


戦闘を続けている最中の異常存在の乱入、バルカンに取っては一度は仮想空間ではなく現実で相手したかった存在。ターミネーターとは比べ物にはならないがそれでも経験になる。

バルカンは【雷槌】のブースターを起動、高速で踏み込み下から顎に掌底を打ち込む。鳴ったらいけない音がしたが立て続けてにカチ上がった異常存在であるブラッティマンに拳を連打し最後は建物にぶっ飛ばす。

 

バルカン「コレがアブノーマルなのか?思ったより手応えがねぇな!」

 

パワーはあるが速さがバルカンの方が速く。即座に落せた。アレ本当に異常存在なのか?とそう思った。だが嫌な予感がし周囲を確認、さっきの斧を持った奴が7体、更に強化パラダイス兵の豚に囲まれていた。バルカンは溜息を吐くと【雷槌】を更にギアを上げた。

 

バルカン「上等だ、殴られたい奴だけかかってこい!!」

 

救出よりコイツらどうにかしないと。無理に助けると逃げ路がなくなる。

だから、、、

 

バルカン「(全員殴って張っ倒す…!!)」

 

放電の量が更に増え、地上を這う雷の様に見え始める。更に上がったスピードで殴り付け建物ごと削り取る様に強化パラデウス兵とブラッティマンを力任せに素早く殴る蹴るを繰り返す。単調な動作だがそれ故に速く一切の隙が生じない。一体多であっても建物や残骸をものともしないスピードは1発の被弾すらしない程。

 

ペイロード「いつもいつも…!そんなに突っ込まないで…… 下さい!!」

 

魔剣『射線に入らないでね〜…』

 

バルカン「お前ら…!ありがとう!!」

 

一人突っ込んだバルカンに追いついたペイロードも合流し戦場は更に優位になる。バルカンのハイスピードな近接攻撃、ペイロードの近距離での戦闘、パラケルススの魔剣のレールガンによる狙撃のコンビネーションはこの大軍と拮抗する程の戦力となった。

 

しかし

そのコンビネーションに亀裂が入り始める。

 

ペイロード「バルカンさん!どうしたんですか!?」

 

バルカン「大丈夫だ、これはいつもの事だから…」

 

ペイロード「無茶はしないで下さいよ?」

 

バルカン「あいよ!」

 

腕と足が痙攣を起こし動きが鈍ったバルカン。無理くり出力を上げ何とか戦場に即座に復帰する。だな内心穏やかでは無かった。

 

バルカン「(ここに来てこうなるのかよ…!持ってくれ私の身体ッッ!!)」

 

言うことが聞かなくなる身体。だが大量の強化パラデウス兵とアブノーマル7体の前にそんな事言っている隙なんてない。

 

バルカン「まだまだ終わらねぇ!やってやんよ畜生が!

 

…ッッ!?!」

 

突然の出来事、足の感覚が完全に消えて糸切れた様に膝を着く、それと同時に腕も力が入らなくなる。

 

バルカン「(マズ…!!)」

 

ペイロード「だから無知しないで下さいって言ったじゃないですか!!魔剣ちゃん1発お願い!」

 

魔剣『りょうかい〜』

 

ペイロードの援護とパラケルススの魔剣の狙撃より何とかペイロードに担がれて後方まで撤退する事が出来たEA小隊はバルカンを後方のへと行かせて再び最前線へと赴いた。

 

 

 

 




そんな訳でペイロードとパラケルススの魔剣、ご自由にお使い下さい〜(*^ω^*)

ペイロードはキャラ紹介に…
パラケルススの魔剣はバイオ3rのレールガンのイメージです。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

後日談、、、

今年中にやらなきゃならん…

コラボの後日談じゃい!


作戦から2日後…

 

バルカン「修行してぇ…」

 

ペルシカ「義体とメンタルモデル二つとも問題あったのに放置して馬鹿にはやらせないわよ」

 

作戦は無事達成したが義体の異常で動けなくなったバルカンはベットで寝かされ身体を拘束具で四肢を拘束されていた。彼女の性格上何かの間違いで動かないようにだ。

 

ペルシカ「義体は【雷槌】の影響もあってボロボロ、更にメンタルモデルと義体が噛み合わずにそれでも戦って…… 気づかなかった私も悪かったけどもね」

 

バルカン「すまねぇ…」

 

何回無茶すれば良いのやら…。ため息を吐きながらペルシカは身体に何が起きているかとある提案をした。

それは、残念だけども義体に使い物ならない。新しく新調した方が安く済む可能性がある。

動けなくなったタイミングは最悪だな、ある意味MOD化の為には丁度良かった。そして…

 

ペルシカ「色々と()()()()()()()()()()が手に入ったのよ。だから計画書止まりだった義体が作れるかも知れないのよ。」

 

バルカン「ペルシカでも計画書止まりの奴があるんだ」

 

ペルシカ「その必要な分野にかんしてノウハウが無いのよ。下手に手を出す訳にも行かないしね、これから私は色々と忙しくなるけど暇を見て会いに行くからね」

 

そして最後にフルーツ盛りを置いて部屋を出て行った。

その後、本部は更に慌ただしくなるがバルカンは部屋で安静にしているしか無かった。

 

 

 

 

 

 

 

S13基地…

タリン制圧作戦及びアイソマー救出作戦の作戦終了とほぼ同時刻

 

S13基地は辺り一体瓦礫の山となりマーダー、フレイム、デストロイヤーは満身創痍となり意識を失っていた。

 

ソフォス「まさかここまでとわねぇ…」

 

ターミネーター「連携が仇になったな、お前が一人で準備して本気出したのなら、あと2日か3日は持ち堪えただろうに」

 

ソホォス「勝った気になって相変わらず詰めが甘いわね」

 

ソホォスは能力を使いスキマでグリフィン本部までワープさせた。それと同時に一緒に気絶していたS13地区の指揮官リホ・ワイルダーも含めて。

 

ソホォス「過去の弱い私を消せば今の私も消えて無くなる。でもそんなのズルじゃない?」

 

ターミネーター「邪魔をするな、私はこの呪いを解いて会いたいだけなんだ」

 

ソホォス「それで会ったとしても彼は喜ばない、もしこれ以上戦うと言うのなら私も本気を出さざる得ないけど」

 

その瞬間、S13地区の上空に巨大なスキマが開き中から巨大な六角形の飛行物体が重なりあい空を覆い被さる。地区全体が暗くなる肌の巨大な飛行物体、それを見たターミネーターは異様な圧を発し始める。

 

ターミネーター「私にそれを見せるな。と前に行ったよな?殺されたいのか?」

 

ソホォス「ごめんなさ〜い(#^.^#)、きこえな〜い♡(^_-)」

 

極太レーザーが雨のように降り注ぎ、プラズマ砲やその他諸々の砲撃の飽和攻撃がターミネーターを襲った。

 

 




巨大な六角形の飛行物体
地球防衛軍4.1のアースイーターがイメージ、普段はスキマの中からレーザーを照射してる。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

そして…

タリン制圧戦及びアイソマー救出作戦終了同時刻…

 

S13地区を覆う無数の巨大な六角形の飛行物体、そこから雨のようにレーザーがターミネーターに降り注ぐ。

 

ソホォス「一回死んで頭冷やしないポンコツ」

 

ターミネーター「嫌なんだよ、あの人が居ない世界なんて…!!」

 

ソホォス「それは彼が望んでいる事じゃない!貴方には生きて欲しいから彼は身を挺して守ったんじゃない!その意思を疎かにする気かしら!」

 

ターミネーター「煩い黙れ!お前があの人の何を分かったつもりで話してるんだ!」

 

 

 

 

 

その後の戦闘は苛烈だったわ。まさか片腕、右目持っていかれるなんて想定外よ。

 

でもターミネーターの片足と腹に風穴を開けれた相討ちね。

なんとか死傷者はゼロだけどS13地区がもう戦略的価値なんて無い程の更地になっちゃったわね。私が原因だから後で何とかするけど…。

 

 

 

 

 

ソホォス「まっ、S13地区が完全崩壊したのは今話した事が原因よ」

 

ペルシカ「ホント貴方何者なの?万能者クラスって事は分かったけども…」

(こんなのに少し慣れてしまっている自分が怖い…)

 

ソホォス「それは…… それは置いておいてバルカンの義体の件、この子も入れてあげなさい。役に立つわよ」

 

ボロボロでベットで寝ているソホォスは立ち上がりスキマを開き、何処からかリホの首根っこを掴みペルシカの前に突き出した。

 

リホ「な、なんや!?一安心した息付いてたのに!」

 

色々な箇所に包帯巻いてコーヒーカップ片手に持ったままのリホ。

 

ソホォス「リサ・アルマス

生体義体(バイオロイド)と人間と機械の複合の天才。過去に1回論文を出したけども内容が先を行き過ぎて完全に異端児扱いされた奴。

ぶっちゃけると少し前にクソ野郎(ヨゼフ)が使っていた悪趣味なクローンに組み込まれたモノの原型はコイツが作った奴よ。だから実績はあるわ」

 

胡蝶事件で死んだ筈じゃ?と思ったペルシカだがソホォスによると「人間の魂をデータ化して移さないか、胡蝶事件当日死にかけヤケ糞でやってなんとかほぼ成功したのよ」とのことらしい。その事をリホに問い詰める。

 

リホ「そう言う事らしい、けど実感持てないわ」

 

思い当たる節はある。けども何故ソフォスにその事を言われているか分からない。

 

ペルシカ「生体義体って完全に技術不足でやれない四世代戦術人形の構想よ?あと10年はしないと無理よ。安易に命を生み出すものじゃない」

 

ソホォス「部分的に生体義体を培養、強化して最終的に繋げればいい。その難易度高いけどコイツなら出来るわ」

 

リホ「無理やろ!培養するにしても強化するにしても施設が無いし今のモンじゃ100%不完全な奴になる!小さい指ならまだしも身体全部を部分的には無理や!強化なら後からなり出来るけどそれは嫌やから出来んよ」

 

完全なクローンなら今の施設でも間に合う。しかし胴体の様な大きな物だと部分的に培養するとなると不具合が生じる。今の施設じゃほぼ無理。そう言い切るリホにソフォスはため息を吐きながら話した。

 

ソホォス「出来る設備と機械があればやれるのよね。はぁ… 分かったわ。貸してあげるけど他言無用よ」

 

何処からとも無く物音が立つ、ペルシカとリホは物音がした空いていた広めの部屋へ何が起こったのか確認しにいく。

部屋にはほぼ新品の状態の培養装置が5台それと必要な施設と大量の培養液、そしてアタッシュケースが4個置いてあった。

 

ソホォス「これで出来るわよね、アタッシュケースには私からのはした金が入っているから。じゃ私はベットで寝てるわ。流石に休まないとキツいから」

 

そういうとベットのある部屋にスキマを繋げれ入ってベットに潜り込んだ。アタッシュケースを開くと大量の札束が詰まっていた。

 

ペルシカ「何故私達にコレだけしてくれるのかしら?」

 

リホ「命拾いはしたけどそれ謎なんよね…」

 

色々と謎が深まる。

培養装置は今の最新式を凌駕する性能、培養液も今の技術じゃ精製不能な高純度な物。アタッシュケースには約10億円程の金。それをはした金と言うソホォス。

 

だが今は作る事が可能になった構想段階の第四世代の戦術人形、その製作に取り掛からないといけない気が何故かした。

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

人間の可能性と戦術人形の力

それは無限の可能性

それは人を凌駕した力


 

ソフォスの半強制的な援助があり、本来出来る筈が無い第四世代の戦術人形の作成が可能となり、生体義体の開発をペルシカとリホが行っていた。今は亡き思い出したくない奴の真似事は嫌だが、リホ曰く…。

 

リホ「最初の段階から少しづつ体内組織を造り替えて完全な半分機械で半分人間の状態にするんや。」

 

ペルシカ「そう、クソ野郎の真似事したらその場で撃つから」

 

リホ「や、やめてね、暴力反対暴力反対…」

 

今まで起こった事のモロモロの原因であるリホの事を完全には信用していないペルシカ、一応は護身用の拳銃をチラつかせる。射撃は下手で素人だが義体が一般人レベルの身体能力しか持ち合わせていないリホには効果抜群だった。

今考えて見れば万能者も居るしそんな事はないか。と少しだけ申し訳ないと思ってしまい少し気不味い嫌な空気になってしまった。

 

培養装置の操作などの数時間後、すこし気不味い空気が薄れて話しかけやすくなると、なんで、どうしてそうなったか。それが気になりリホにある事を問い詰める事にした。

 

ペルシカ「貴方、どうしてヨゼフなんかに生体義体の技術データやったの?」

 

リホ「え、いや…… その〜…… こ、怖かったからや…」

 

ペルシカ「怖かった?」

 

リホ「 ……死ぬのが…、死ぬのが怖かったからや…!頭おかしいし怖いし変な感じがして殺されそうな感じがして……。怖くて素直に渡すしかないやろ……。やから一生恨んでもかまへん、恨まれて殺されても仕方ない事やってもうたんやからな。」

 

あの時のことは朧げだが思い出せる。言葉に出し様がない恐怖、なんとかヨゼフに同調してる演技かまして本心をひたすら隠してデータを快く渡す振りをする。

 

リホ「まぁ、こんな機会や、せめてもの罪滅ぼし、この義体に残忍な事はせえへんよ。クローン作って外付けで改造するんじゃなく。拒絶反応無いように生体パーツを作って時間かけてくっ付けて身体を作る。念に言っておくけど脳は最初から脳死状態で作って電脳に造り替えてやる。」

 

その眼には確かな意識を感じる。ペルシカは馬鹿馬鹿しくなって護身用の拳銃をゴミ箱に投げ捨てた。

 

ペルシカ「分かったわ。そこまで覚悟があるのなら手伝いましょう。だけど私が止めろと言ったら止めるのよ?それとまだ納得のいってない人もいる。その人とちゃんと話し合いなさい、分かったわね?」

 

リホ「分かった、そんじゃやったるか」

 

生体義体の開発は着実に進んでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつの間にか自室のベットに寝かされていたバルカン。ターミネーターの襲撃の時に壊れた所は修復されていつも部屋に元通り。

拘束されていた身体は自由になったが、起きてすぐ身体に違和感を覚える。

 

バルカン「股間の辺り、なんか変?って私こんな声低かったか?」

 

部屋のテーブルには鏡と手紙。取り敢えず手紙を見てみる。

 

 

 

バルカンへ

 最近、男の気持ちが分からない戦術人形が増えてイジメなどが発覚されるケースが数件起きたわ。

男性の気持ちなんか実際に体験しないと分からない人形もいるからその試験と言う事で、、、

貴方の仮の義体は男性の戦術人形の身体にしといたわ。

因みに出力はハンドガンの戦術人形くらいしかないから気を付けてね。

新しい義体が出来るまでの辛抱だから。

 

ペルシカより…

 

ps

後でこの男性の体験にかんしてのレポートよろしく(^_-)

 

 

 

 

手紙を読み終わり鏡を見る。がたいのいい金髪のオッドアイのヤンキー風のイケメンがそこにはいた…。

 

バルカン「ペルシカの野郎… 確かにそういう試験人形だけど性別まで変えるまでやるのかよ……」

 

ちょっと最後の絵文字にイラっとしつつ取り敢えず二度寝して現実逃避した。

 

 

 

 




バイオロイド

そして一時的な性転換

波乱の予感がチラホラ…


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

色々と辛い

仮の身体で性転換したバルカンのお話〜


性転換し男となったバルカンは取り敢えずカフェに行き朝ごはんにコーヒーとトーストを食べようと行く事にした。行く途中周りからの目が凄く自分だけが凄く浮いていて朝ごはんをゆっくり食べれる環境じゃ無かった。

 

取り敢えずは本部だと目立ち過ぎる。周りからの目がなんか怖い。あと男になり少しだけカッコつけてコーヒーとトーストを頼んだがまったく腹の足しにもならない。

 

 

 

エクス「で… この店に来た訳か?」

 

バルカン「そうだな、この店は戦術人形とか余りこないだろ?それでも周りの目がなんか気になるが… モギモグ… 美味」

 

コッソリと鉄血のエクスキューショナーが働いているレストに行っていた。取り敢えずオムライスの大盛りのサイズをバクバク食べた。

 

エクス「はぁ… そらそうだな。私から見てもガタイが良くて不良風のイケメンいたらそうなるわな」

 

バルカン「イケメンって…… 私そんなイケメンか?」

 

エクス「世間一般から見たら相当な美形だぞ。」

 

バルカン「そんか気になるもんなのか?ちょっと分からんな。いつもスミスと出会う前からガトリングとかブッパしてたから。」

 

元から大雑把でそういう事に疎いバルカン。そんなバルカンにエクスキューショナーは少し呆れる。

 

バルカン「ご馳走な、そういやここカード使えるか?」

 

エクス「使えるぞ」

 

バルカン「ありがとよ」

 

騒がしいがグリフィン本部の自室に戻る事にした。外食したがあんまり男性の姿でウロチョロするのは良くないと今までの経験上分かっているからだ。

 

それはそうと本部に帰るなり視線が集まり落ち着かない。自室の2階、階段を登ろうとした時の事……。

 

「キャッッ?!!」

 

バルカン「危ねぇ!!」

 

誰かが階段を踏み外したのかバルカンに向かって転がり落ちて来くる。バルカンは上手く両手で抱き締めて床を転がった。

 

バルカン「いてて… 大丈夫か?」

 

デストロ「大丈夫…っていい加減手離してよ!恥ずかしい…///」

 

バルカン「お、おぅ…

(デストロイヤーかよ、しかもガイアの姿。胸から凄まじい圧を感じたな… 少しそこに集中しちまった)」

 

デストロイヤーは顔を赤らめて何処かへいってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

生体義体研究室……

 

 

身体の一部一部が培養槽で少しづつ成長と強化を繰り返して形が着々と出来始めていた。想定の数倍のペースにリホとペルシカは驚いたが()()()()()()()()()()()()()()()()

 

リホ「このペースやと一週間ぐらいで終わりそうやな」

 

ペルシカ「そうね。でもこの義体を作れたとして、、、ターミネーターに勝てるか。と言われたらねぇ…」

 

リホ「勝てない… 正直今の技術でどうにかなる相手やない。それなのにや。ソフォスの考えている事は分からんよ。」

 

基地を襲撃されたリホには分かる。絶対にこれだけでは勝てやしないと。それなのに生体義体を作らせるソフォス。勝てる算段はあるのだろうが意味が分からなかった。

 

そんな考え事をしている中、空間に裂け目ができソフォスが顔を出して話しかけてきた。

 

ソフォス「元気してた?突然だけどこのファイヤウォールを丸ごと。て貴方達は何も中を弄らないで入れてくれる?」

 

ペルシカ「バルカンに付いてたファイアウォール?上位互換の物が既に出回ってるわよ」

 

ソフォス「これじゃないとダメなのよ(^_-)。これが切り札なんだから。」

 

リホ「わざわざ低い性能のモノ取り付けて欲しいって意味分からんな」

 

元のバルカンに付いていた中を弄らないでファイアウォールをつけてほしいとソフォスに頼まれた。

 

ソフォス「これが勝利への布石、ターミネーターの撃退の要よ」

 

二人は首を傾げることしか出来なかった。

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

決戦の猶予、限られる時間

この物語の終わりの話が少しずつ


S13地区の崩壊、その異常な惨状にグリフィン本部の上層部は混乱を極めていた。EA小隊は半壊、そしてターミネーターとソフォス、その二人の戦いだけで地区は崩壊したと言う事実に。

 

ソフォス以外にターミネーターに何一つダメージを与えられない。既存の兵器では勝てない異常存在(ターミネーター)。その関係や正体を知ろうとソフォスに聞くもはぐらかされて終わるだった。

 

 

生体義体研究室、そんな事はお構い無しにペルシカとリホは生体義体の製造に尽力を尽くしていた。それで勝てる気はしない。だがやらなければいけない。そんな不確かな意思を信じて。

 

リホ「はぁ… あとは調整と接続だけやな〜…」.

 

ペルシカ「この機械のお陰で案外時間は掛からないものね」

 

リホ「そやな。ホンマにこれ凄すぎやで」

 

想定の倍以上の進捗具合にご満悦だった。かなりの速さで、そしてトラブル無く終わる事が出来たたからだ。

 

リホ「ソホォスの考えてる事分かればええんやけどな」

 

ペルシカ「それが出来たら苦労しないわよ」

 

リホ「そやな…。取り敢えずTV見ない?最近オモロい番組とか撮り溜めしたアニメとかあるからの」

 

ヘトヘトな二人は休憩室に移動、リホが気になっている番組を見る事に。

テレビを付けると他愛の無いCMが流れて商品や番組の宣伝が流れる。

 

リホ「そろそろやな。SA○KAの再放送…… ん?」

 

その番組に切り替わる瞬間に画面が暗転、そしてノイズが走る。

 

リホ「……? 電波悪いんか?」

 

ペルシカ「珍しいわね」

 

すると何処かの廃墟の映像が流れる。そして見覚えのある奴の姿がゆっくりと瓦礫に腰掛けて現れた。

 

ターミネーター『単刀直入に言う、S13地区を崩壊に陥れたのは私だ。』

 

黒い装甲を纏うモノ。異常存在がそこにはいた。その直後、遠くからの爆音が響き渡り、困惑するもお構い無く話し続ける。

 

ターミネーター『今のは加減して廃墟を攻撃した。本気を出せばS13地区の様な有様になるぞ?いやだよな、そんな惨劇になるのはな嫌だよな?そうならない様に、一週間以内にバルカンを差し出すせ。それか殺せ。諦めの悪い様ならこの地区ごと破壊する。」

 

そして映像は元に戻り、SA○KAの再放送が流れて始めた。そして消防のサイレント、グリフィンの人形達が慌ただしくなる。

 

 

 

 

その後、EA小隊は緊急召集がかけられてた。あの装甲の異常存在の事で。

バルカンを差し出すか、はたまた……。

 

答えは決まっていた。

 

ペイロード「バルカンさんを見捨てる訳ないじゃないですか。あのテロリスト野郎を捕まえて何でこんな事したか吐き出させましょう。」

 

 

当然、差し出す訳が無い。

 

 

こうして、黒い装甲の異常存在ターミネーターとの決戦のカウントダウンが始まった。

 

 




大規模コラボ
異常存在撃退作戦 開始!


https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=275558&uid=255188


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

人間(ヒト)に近い人形と作戦

この話の次がコラボの話です。




ターミネーターの襲撃予告から6日目、バルカンの義体はやっと完成しバルカンはその義体に入っていた。前の身体とほぼ同じ形だが新しい義体とあってか慣れない。不思議な感覚がし落ち着かない

 

バルカン「なにこの身体?」

 

ペルシカ「構造的にほぼ人間だからね、心臓も動いてるし血も流れてる。違うのは電脳と色々と強化しただけよ。」

 

胸に手を当てるの心臓が脈打つ心音が伝わる。

あんまり実感が湧かないが。

 

バルカン「これでターミネーターに勝てるのか?」

 

ペルシカ「無理」

 

バルカン「即答かよ!?」

 

ペルシカ「人間と同じといったわよね?この義体はちゃんと鍛えないと弱いわよ。今の作戦能力は前の1/5に落ちてる」

 

バルカン「だったら今から鍛える!じゃ、ジム行ってくる!」

 

ペルシカ「あと数時間でどうにか出来ないわよ。貴方は大人しく守られてなさい。色々と応援は呼んである。勝てる可能性はあるから」

 

そうは言ってもペルシカの表情には余裕は無く真剣な表情だ。かなり危険な橋を渡る事になるかも知れないとバルカンは察した。相手はS13地区を完全に崩壊まで陥れた戦力未知数の異常存在、何があるか分からない相手だ。

 

だが、こちら側の戦力はからの相当強力だ。

 

DG小隊やランページゴースト、グリフィン579基地の部隊、S07前線基地、情報支援基地、それに万能者と完全に盤石な布陣。

…とは言うものの、戦力未知数だがソフォスと引き分けした実力者、油断は禁物だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃、作戦会議室ではいつものドレスでは無く、ビジネススーツを着ているソフォスが作戦会議をしていた。

 

ソフォス「作戦の要は電子部隊、正面切っての戦闘はもっての他よ。絶対に勝てない。私でも難しいからやめた方がいい。まぁ、普通なら電子攻撃しても無理だろうけど……。コイツが居れば勝てる」

 

空間を開き誰かを強引に連れ出す。

 

バルカン「なんだよ!?ってソフォスかよ!」

 

ソフォス「貴方が電子攻撃しなさい。色々と仕込んだから大丈夫よ」

 

バルカン「はぁ!?突然なんだよ?私あんまり電子攻撃何回した事ねぇぞ!」

 

ソフォス「そりゃそうだけどもねぁ…勝ち筋はこれしか無いからやりなさい。私がサポートするからわよ。あと【パンドラの箱】も今回の切り札よ」

 

それにサラッとソフォスはとんでもない事を言い出した。

 

ソフォス「正直に言うけどもね、ターミネーターは殺せない。って言うより不死身なのよ。だから勝てないのよ。不死身には勝てない、()()()()()なら引き分けに持ってこれるけどね♪」

 

サラッと厳重に保管されている【パンドラの箱】をポッケから出す辺りかなりのヤバい奴だと言う事が分かり、電子攻撃なんかやらないバルカンにやらせると言う滅茶苦茶な要求、何故コレに勝ち筋があるか理解出来ない。

 

 

ソフォス「(万能者…… 貴方の手札、少し弄って使わせて貰うわよ)」

 

 

次の日、グリフィン本部近郊の逆コーラップス技術で即席拠点を構え、異常存在撃退作戦が幕を開けた。

 

 

 




コラボ先
NTK様作【人形達を守るモノ】のDG小隊
焔薙様作【それいけポンコツ指揮官とM1895おばあちゃん!!】
…よりランページゴーストとレイさん
無名の狩人【サイボーグ傭兵の戦場渡り】
…よりアウレールとレイブンの仲間達、グリフィン579基地と404小隊
ガンアーク弐式様作【MALE DOLLS外伝】
…よりS07前線基地、S07情報基地

…が参戦します!
とてもド派手ですね!



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

開戦、破壊の連鎖

コラボ回いきますか!

さてと、前の回で少し記入漏れがございまして…
【危険指定存在徘徊中】から万能者と蛮族戦士、そしてタナカ(H&R社)です!
すいません!


グリフィン本部から数十km離れた森、逆コーラップス技術の応用に防護壁やトーチカ、更にはジュピターや火力支援小隊の砲撃陣地と強力な防衛陣地がキューピッチで押し進められていた。

 

ソホォス『全部隊に通達する、相手は言葉通りの不死身よ。しかも足止めも意味ないくらいの力を持っている。危険を感じたら独断で仲間と一緒に撤退しても構わない、私もスキマで撤退の援護をするわ。

…通達は終わり、では検討を祈るわ』

 

無線を切りターミネーターが何処にいるか確認、第1〜6ある防護壁、トーチカ群の第一防衛陣地に接触しようとしていた。

 

ソホォス「やっぱり正面堂々と歩いて来たわね、この時代のグリフィンの戦力如き恐るに足らないって感じで。ここまでは作戦通りだけど今からどうなるかしらねぇ…」

 

ため息を吐きならがら戦況を見守った。

 

 

 

 

 

 

 

 

第一防衛陣地、即席の防護壁とトーチカが建ち並ぶ防衛陣地、即席と言う事もあり強度は落ちたがそれでも対ELID用の頑丈な代物。

更にはトーチカにはMG戦術人形、RF戦術人形が多数配置、と本来なら余裕の構成だが、それでも地区一つ崩壊させた相手、決して油断はならない相手。

 

「来たぞ、MG部隊RF部隊一斉射撃開始ッッ!鉛玉の雨を浴びせてやれ!!」

 

射程に入り銃弾の雨がターミネーターを襲う。しかし、頭に当たろうが身体に当たろうが1発も銃弾は貫通せず、悠々とあるくターミネーターがそこにはいた。更に火力支援小隊のロケットランチャーが炸裂するも完全に無視され攻撃は無意味と化している。

 

ターミネーター「鬱陶しい、私の行く道を阻むな」

 

銃弾の雨で倒れた木をあろう事か逆コーラップス技術で手榴弾の様な物を作り出し。ピンを抜き適当に投げた。その瞬間ソホォスから通信が入る。

 

ソホォス『なんてモン使ってんのよアイツ!!、貴方達!第一〜二防衛陣地の部隊は全員第三防衛陣地までスキマで撤退させるわよ!』

 

第一〜二防衛陣地の部隊の全員は第三防衛陣地までスキマで強制的に撤退させられた。

 

ソホォス『防御結界起動!第三防衛陣地にいる者は衝撃に備えて!!』

 

第三防衛陣地の防護壁周辺に半透明の壁が現れた。その瞬間、とてつもない規模の爆破と轟音の連鎖が一瞬にして第一〜二防衛陣地を呑み込み一瞬で壊滅、そして防御結界に到達した所で爆破は収まり爆煙の中ゆっくりと歩くターミネーターの姿があった。

 

ソホォス『アイツ、相互起爆手榴弾まで持ち出すなんてね…。すまないけど説明してる暇は無いわ。死にたく無ければ命大事に戦いなさい!電子攻撃の準備終わるまで時間を稼ぎなさい!』

 

戦いは爆破の連鎖と共に幕を開けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何故か電子攻撃をする事になったバルカンは404小隊から手解きを得て電子攻撃の準備をしていた。

 

バルカン「う〜っと… 難しい……」

 

45「なんでこんな時に初心者を…… ソホォスって奴に倍の報酬吹っかけてやる」

 

9「でも初心者にしては上手じゃん!」

 

45「こんなレベル実戦だと足で纏いよ。なんでこんな奴と…」

 

バルカン「ごめんな…… あんまりやった事無くて…」

 

少し凹むも着々と準備は進んでいた。

 

 

 




コラボ先
MALE DOLLS外伝
https://syosetu.org/novel/207272/62.html

人形達を守るモノ
https://syosetu.org/novel/190134/156.html


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

コラボ… ()しき赫耀(かくよう)

すいません!
遅れました!

因み全部大丈夫ですぞ!(全部目を通してます)

MALE DOLLS外伝集
https://syosetu.org/novel/207272/63.html

それいけポンコツ指揮官とM1895おばあちゃん!!
https://syosetu.org/novel/166885/767.html

サイボーグ傭兵の人形戦線渡り
https://syosetu.org/novel/242317/27.html

危険指定存在徘徊中
https://syosetu.org/novel/190378/177.html

人形達を守るモノ
https://syosetu.org/novel/190134/156.html


 

第三者防衛陣地、砲撃や銃弾がほぼ効果がないターミネーターの進行を阻もうとランページゴーストが接近し足止めをしていた。

逆コーラップス技術を万能者のトリモチ弾で封じられるも、無理矢理引き剥がし装甲が少し剥がれ落ちそこから白い肌が見えた。

イチイバルの支援砲撃を喰らっても尚、無傷なターミネーターは歩みを一旦止めた。

 

ターミネーター「いい加減諦めたらどうだ?一人の犠牲で全員が助かる。なのに何故抗う?」

 

アナ「生憎、私達は仲間を見捨てる事なんてできない」

 

RFB「ターミネーター、なんで貴方はバルカンを殺そうとするの?本当はこんな事したくないんでしょ!」

 

なんでこんな事をするのか。RFBは気になっていた事をターミネーターに大声で喋る。

 

ターミネーター「自分が消えるとしても生きていて欲しい。そんな人のためだ。この世界が、未来が、過去が、どうなろうと生きて欲しい人のためだ!

その為にアイツ(バルカン)を殺す。」

 

背中からミキミキと音を響かせ大きなクローが2本出て、赤黒い龍脈が身体から溢れ出す。

 

ターミネーター「私は私の贖罪を果たす。これ以上やると言うなら容赦しない」

 

凄まじい迫力と圧力、固い意志がヒシヒシと伝わる。ターミネーターから突然のジェット機の様な音が聞こえる。背中のクローが変形し翼になり凄まじい衝撃波と共に空を飛んだ。

 

ノア「おい、嘘かよ!?」

 

自身の倍近くの高速で、本来なら身体がグチャグチャになってもおかしくない高機動で突っ込んでくる。不死身、その為にどんな高負荷も代償も厭わないがターミネーター。

 

ノア「クッソ!(避けるだけで精一杯、撃てたとしても速すぎるし高機動すぎて狙えねぇ!」

 

なんとか一回躱せた、しかし、今度は地上に向けて更に高速で突っ込んで行く。龍属性エネルギーを纏い赤い彗星の地面に衝突しようとした。

 

ソフォス『第三防衛陣地は第四防衛陣地にワープさせるわよ!流石に地上部隊はアレには耐えられない』

 

地上の部隊は足元から、空を飛んでいたノアは移動する方にスキマが開き、第三防衛陣地から第四防衛陣地に強制的に移動させられた。

 

その瞬間、隕石でも落ちてきたかの様な衝撃が辺り一体に響き渡り第三防衛陣地の防護壁やトーチカは衝撃波で破壊された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バルカン「や、やっと準備できた…」

 

45「じ、時間かかり過ぎよ… もう疲れたわ…」

 

9「さっさとやろう!どうなるか分からないけども!」

 

ソフォスからの予め「準備が終わり次第、ターミネーターに電子攻撃を仕掛けなさい」と言われていた為、早速ターミネーターにハッキングを仕掛け電子攻撃を仕掛ける。

 

バルカン「どうなるか分からないけどやっt… 『攻撃が効かないなら電子攻撃などとわな、賢者と言われたソフォスも認知症かしれないな』…読まれてただと!?」

 

45「くそ!今すぐ切りなさい!」

 

電子攻撃を止めようとするも、完全に逆にハッキングされ身動き一つ取れない。

 

ターミネーター『これ以上、見せしめに痛め付ける必要も無くなったな。お前のメンタルを殺し、ズタb……

ア"アァァァォ?!?!?!クソガッッ!何ヲシヤガッタ!?!」

 

突然の絶叫、何故か分からないがハッキングは解かれた。

 

ソフォス『誰が認知症よ!私が色々と弄った『鎌鼬』の威力はどうかしら?貴方にしか感染しない様にしたり、効果を反転させたりするのには苦労したのよ?』

 

ターミネーター『ワタシのジャマをスルナ!!』

 

ソフォスは無線を繋げ全部隊に向けて喋り始めた。

 

ソフォス『全部隊に通告する!電子攻撃でターミネーターの演算能力を1/10以下に出来たわ!持って10分くらい、この間はレーザー系やエネルギー系の攻撃も通る筈よ!私を認知症呼ばわりした奴を全力でぶちのめしなさい!以上よ!』

 

 

 

 




なんか色々とすまぬ…


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

コラボ… 戦いの行く末

戦いは終わりを迎える…

人形達を守るモノより

https://syosetu.org/novel/190134/157.html


ヘルメットで表情こそ見えないが、おそらく怯えながら泣いてる声で話すターミネーターにスミスは優しく声をかけた。

 

スミス「ゴメンな…俺がお前を攻撃できないことや、動きのクセから何となくわかってたんだが、確証が欲しくてな…でも、今のでハッキリした。

 

…お前、バルカンなんだろ?」

 

その問いかけに反応するように、ターミネーターのヘルメットがピシリ、と音を立ててひび割れていった。

 

ターミネーター「違う…違う違う違う違うッ!私は…… 私は違う…!嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ…!もう二度と… もうあんな思い…!イヤダ!」

 

スミスから離れ、頭を抱えてもがき苦しみだす。ヘルメットは更にひび割れボサボサの白髪に混じった金色の髪の毛とバルカンに似た顔立ちが露わになっていく。

そして、背中の左のクローを毟り取りその爪を自分の身体にグサグサと突き刺し始める。その異様な効果にここにいる部隊全員はただ見る事しか出来なかった。

 

ターミネーター「死ね、死ね、死ね!!なんで… なんで死ねないんだよ!!何も守るモノすら無い私にこれ以上生きて何しろってんだよ!自分死ねぇ!」

 

突き刺した傷は直ぐに回復すよ今までの冷徹なターミネーターの雰囲気は完全に消え伏せた。

 

ターミネーター「ははは…お前ら… これが龍の呪いだよ…、もう龍脈も使わない…。攻撃も、反撃もしない…。殺せよ…。好きなだけ私を殺して見せろよ!」

 

ターミネーターに歩み寄るスミス、何故か気を押されて一方後退するターミネーター。

 

スミス「どんなに苦労したか俺には分からないがな……

大勢の人に…、迷惑をかけるなァァァッッ!」

 

歩み寄り、全力の平手打ちがターミネーターの頬にピタァン!いい音を立ててと直撃。

 

ターミネーター「うう…… うぇぇェェンッッ!!ヒッグ…うぅググ……!」

 

へたり込み子供の様に泣き始める。さっきまでの事なんかお構い無しに。

 

スミス「よしよし、ほら泣くなよ。」

 

ターミネーター「うぅ…… あ、ありがとう…ウグ…」

 

そっと頭を優しく撫でてターミネーターを抱きしめる。ターミネーターのヘルメットの隙間からは大量の涙が溢れ出していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スキマの中からソホォスは戦いの行く末を見届けていた。

 

ソホォス「結局出て来て予定が狂ったわね。まぁ、予想出来ていたからいいのだけれども…。さてと、次にいきましょうか」

 

第二の切り札をどうしても発動させたおきたかった彼女からしたらつまらない展開。

 

ソホォス「さて、未来を変える一手を打ちにいきましょうか」

 

彼女は境界を操り何処か別の場所へと一瞬で移動した。防衛作戦が行われている地点から数キロ先の森にソホォスは入った。

 

ソホォス「蛮族戦士さん♪突然だけど貴方、私と戦わない?」

 

殺気を一瞬全開にして強者だと示し、何故か蛮族戦士に戦いを挑んだ。

 

蛮族戦士「…!?! オマエ ナカナカノ ツワモノ ダナ」

 

ソホォス「あら、これでもか弱い乙女なのよ?でもその前に前座で戦って欲しい人がいるの?っ今連れて来るわね」

 

ソホォスは微笑みながらスキマに手を突っ込み遠い場所から誰かを引き摺り出す。

 

バルカン「お前!ふざけんな!今度はなんなんだよ!」

 

ソホォス「貴方、蛮族戦士と戦いなさい。死ぬ気でやらないと本当に死ぬわよ?」

 

バルカン「突然過ぎて意味分からないんだが!?蛮族戦士と戦え?おふざけにも限度ってもんがあるだろうがよ!」

 

ソホォス「聞こえなかった?貴方に拒否権はないの。もう一度言うわ。()()()()()()()()()()()いい?分かった?」

 

意味分からない無茶振り、自分を守る戦いなのになんで護衛対象を危険に晒すのか。考えている事が分からなかった。色々な事を考えている中、ソホォスに背中を思いっきり叩かれた。

 

バルカン「痛っ!なんだよ!?

 

ソホォス「背中叩いて喝を入れるってあるじゃない?それをやったのよ。さてと、蛮族戦士さん。準備して出来たわよ!やっちゃって大丈夫だから!」

 

バルカン「おい!マジふざけんな!!後で締め落とすぞこの野郎!」

 

ソホォス「ふふふ、それはこの戦いが終わってからにしなさいな。

(…さて仕込んだ遺跡の遺物、覚醒するかしら?)」

 

 

ソホォスは不敵な笑みを浮かべた。

 

 




色々と言力が無くなって行くぅ…



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

コラボ 死線を超えて

お待たせしてすいません!

ではどうぞ…


ターミネーター「うぅ…… ありがとう…… 」

 

ターミネーター、未来のバルカンが泣き止むまですみすは優しく頭を撫で続けた。もう彼女は精神的にも攻撃や抵抗をする気力は無い様だ。とはいえ警戒態勢だが。

 

スミス「落ち着いたか?ならお願いだ。バルカン…どうしてこんな事をしたんだ?」

 

ターミネーター「…… 私は…… もう死にたいんだ…。」

 

少しずつ武装や装甲を解除し話を始める。

 

ターミネーター「娘も息子も、貴方も…。居ない世界なんて私の居る意味なんて無いから」

 

何かを思い出し涙を溢す。

 

ターミネーター「いっその事、世界がどうなろうが消えてやるってやけになってた……。」

 

スミス「何が起きたか分からないけどもだからと言ってこんな事する奴があるかバカ野郎」

 

ターミネーター「ごめんなさい……。私の全てだったモノが全て消えてもうどうでも良くなって……。もう何も感じたく無いと思っていたのに昔の貴方にここまでされたら……。

また、恋をしてしまったよ…。そんな事は叶わないとわかってはいるけども…。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃、現在のバルカンは…?

 

バルカン「危ね!!ちょっ…!!(攻撃する暇もねぇ!)」

 

猛攻は熾烈を極めていた。MCR内での疑似戦闘は比較にならない。確実に強くなっている蛮族戦士になんとか善戦していた。とは幾ら【雷槌】で強化されていても地力が、ポテンシャルが違い過ぎる。ソホォスに何の考えたがあるかは分からないが1発ぶん殴りたい気分だった。

 

とはいえ、近づこうにも

 

蛮族戦士「コンナ モノデハ ナイダロ」

 

バルカン「うるせぇ!!」

 

貯めた電力を一点集中で放つも、蛮族戦士は右手の大剣はあろう事か【雷槌】の雷撃を斬り裂く。その隙にブースターを使った高速の回し蹴りを放つと左手で受け止められ剣の横に叩きつけられ横に吹っ飛ばされる。

 

バルカン「(肋骨何本か逝きやがった。クソ痛えぇ…)」

 

生体義体になってからの弱体化が響く、動きが遅くなっているのも相まって攻め辛い。

 

バルカン「(剣の間合いで戦っちゃダメだ。懐に入って連打を叩き込まないと)」

 

吹っ飛ばされる勢いを空中でブースターを吹かせ相殺し再び再突撃、右手の大剣を横に薙ぎ払うも空中で身体をひるがえし懐に入り込もうとする。しかし、蛮族戦士は大剣を振った勢いを殺さずに巨体から回し蹴りを放ち迎撃。横に回転しながら吹き飛ばされる。普通なら即死で起き上がって来れる筈攻撃を消力で無力化し平然と立ってみせた。

 

蛮族戦士「……… ナニヲ シタ?」

 

バルカン「はぁ、はぁ… 教えてやんねぇよ!」

 

ブースターに回していた電力の半分を出力に回す。蛮族戦士に向かってダッシュ、今度は大剣を地面に突き刺さし振り抜き細かな石や木片を投げ飛ばす。バルカンは廻し受けで攻撃をいなすと更に足を早めに突貫、地面に足がめり込む程の踏み込みをし必殺の一撃を放つ。

 

バルカン「出力増し増し三歩必殺じゃ喰らえぇ!」

 

蛮族戦士は大剣でガード、1m後退りするもほぼ無傷、そして反撃にバルカンの足を掴み力任せてに地面に四方八方に叩き付け最後に木に投げつけた。

 

バルカン「ガバァッ… グゾォォ…。マダマダァ…(身体中の骨折れやがった…。頭グラグラしやがる…。内臓も逝きやがった……)」

 

蛮族戦士「ソロソロ オワリダナ」

 

満身創痍だが無理に立ち上がる。身体中流血し左腕に至っては強化骨格が一部見えり程の重傷だが引けない。蛮族戦士は大剣をゆっくりと構え振り下ろした。

 

バルカン「諦めテ… タまるかッッ!!」

 

最後の力と根性を振り絞り大剣を真剣白刃取りで防ぐ。血が傷口から吹き出て更に意識が遠のくが気合いで意識を保つ。

 

バルカン「あぁぉぉぉォォォッッ!!」

 

その時異変が起こり始める。バルカンの胸の辺りから亀裂が走りそこから黄金色の光が輝き始じめる。蛮族戦士は攻撃を辞めて警戒しながら距離を取る。そして眩い光は強くなり周囲一体を包み込み何も見えなくなった。

光は収まり、バルカンは自分の身体の変化に気付く。

 

バルカン「怪我が治ってる? それにこれは…?」

 

自身の周囲が黄金に変わり金色に光り輝くシールド、そして同じく自身の纏っている装備。【雷槌】とは別物の力。そして輝く光は何よりもホッと出来る言葉じゃ言い表せない物があった。

 

蛮族戦士「シコンダモノ ハコレカ」

 

バルカン「不思議と使い方は頭に流れ込んでくる…、とても暖かい力だな…。

すまないな…、第二ラウンドと行こうか…!」

 

蛮族戦士「ホンキデ イクゾ!(オリジナル笑顔)」

 

蛮族戦士は青白い力を大剣に宿し、バルカンは構え直し臨戦体勢になり、戦いは仕切り直しになった。

 

ソホォス「錬金兵装アマルガムって言った所かしら?さて、見物ね。古代兵装の力とやらはどのぐらいか…。」

 

ソホォスは結界を張り、いつの間にか出してティーセットで高みの見物と洒落込んでいた。

 

 




遅れてすまぬ…!

追記、アマルガムの見た目ですがほぼシンホォギアのアマルガムと一緒ですぞ!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

コラボ… 真相

すいません…
完全に途中でモチベーションが消え失せて書く気になれませんでした!


バルカン「ま、待って‼︎これには訳が…というかあなた、装備が変わってるの気づかないの?」

 

スミス「んな事はどうでもいい…!今回の騒動がお前のマッチポンプって可能性も俺は考えてるんだぞ?ターミネーターが未来のバルカンなら、()()()()()()()⁉︎何の目的でここに来たんだ⁉︎敵でないというのならば、今ここで説明しろ‼︎」

 

鬼気迫る勢いで問い詰めるスミスにソフォスは観念してため息をついた。

 

ソホォス「ハァ、わかったわ。どの道キチンと説明するつもりだったし。ただし、バルカンと蛮族戦士の戦いは干渉しないでちょうだい。これは大事な事だから」

 

スミス「…わかった。だが、危ないと判断したら止めるからな?」

 

スミスは武装を下ろす、しかしソホォスの怪しい雰囲気と胡散臭さから警戒は解いていない。

ソフォスは片腕を失ったのに関わらずイスに再び座りティーカップ片手に話し始めた。

 

ソホォス「取り敢えず座りなさい。落ち着いて話をした方がいいわ。」

 

スミス「こんな状況で落ち着いて聞いていられるとでも?」

 

ソホォス「あら、ごめんなさい。立っててもいいから落ち着いて話しましょうか」

 

万能者が近くで戦っている状況でこの落ち着きようが妙に怖い。何か企んでいるのは分かる。だが底知れない。

 

ソホォス「ターミネーターの正体知ってたわよ。本当の事を話した所で【未来から来たバルカンが自分を殺しに来た】なんて誰が信じるとでも?貴方なら違和感を覚えて半信半疑でしょうけど周りは信じないでしょうね」

 

ソホォスは続けて話を続けた。

 

ソホォス「それとS13地区の事。可笑しい話よね〜。誰もその当時の映像は覚えて無い、見てない覚えてない。なのに完全に信じてるのよ?違和感無いなんてね」

 

スミス「…お前…… 何をした?」

 

ソホォス「軽い洗脳よ、私の言う事に対して違和感が無くなって信頼するよううになる…。とは言ってもあんまり大袈裟なモノは無理だけどね」

 

違和感が一気に押し寄せる。誰もS13地区が崩壊した。としか事実を伝えられないのに関わらず信じ切っていた事に。

 

ソホォス「警戒…するのも無理はないわね。次、攻撃したら貴方、抵抗すら出来ずボロ雑巾になるわよ。乙女に傷付けた罪は重いのよ、知ってるわよね」

 

スミス「黙れババア」

 

その時で、ソホォスが周りに被害を増やさないように念の為に貼っていた結界ごとどんよりとしてた空模様を作っていた原因である雲を真っ二つになる。突然の事に二人共陰険な空気も真っ二つになり数秒の静寂が襲う。

 

ソホォス・ソホォス「「え?」」

 

ソホォス「・・・・・・あまりにも想定外なんだけど?」

 

スミス「・・・・・・・それはいつもことと言いたいけどホントそれな」

 

予想外すぎることにソホォスは滝のような汗をかきながら思わずそう言うしかなく、いつのまにか合流してた万能者は情報量の多さで色々と諦めたような声でそう言うしかなかった・・・・・・・

 

スミス「・・・・・・・これ止めた方がいいやつなのでは?」

 

ソホォス「・・・・・・・ホントどうしましょうこれ、もう、一旦止めましょうか」

 

スミス「お前、どうやって止める気かy… 行っちまった。」

 

その瞬間、ソホォスはスキマの中に消えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バルカン「これで終わりにしてやるッッ!」

 

蛮族戦士「ノゾム トコロダ…!」

 

戦いは佳境に入りる。バルカンは右腕のアームに力を集中させ更に高速で回転させる。金色の未知の力が溢れて周囲を黄金に変え力を溜めていく。蛮族戦士は真っ白に輝く大剣が更に輝きを増す。どちらも一撃で決める気の攻撃。

 

バルカン「倒れろォォォ!!」

 

蛮族戦士「………ッッ!」

 

なんの小細工も、フェイントもない攻撃が……。ぶつかる事は無かった。何故か二人共、とてつもない衝撃で吹き飛ばされる。

 

ソホォス「ベクトルの境界線、打撃と斬撃の境界線。こんな感じかしら?」

 

無傷のソホォスが立っていた。バルカンは突然の事に勢い良く木にぶつかり頭を打ち気を失った。蛮族戦士は受け身を取り損ねるも大剣を地面に突き刺し耐えた。

 

蛮族戦士「オマエ… ショウブノ ジャマヲスルトハ… フカイダナ」

 

ソホォス「煩い、取り敢えずくらいなさい」

 

いつのまにか持っていた傘の先端から極太のレーザーを放つ、攻撃自体単調、蛮族戦士は大剣を振り下ろし斬撃を飛ばす。しかし途中で無かったかの様にパッと消えた。

 

ソホォス「一生分からなくていいわ。わかった所で対処なんて出来ないでしょうし」

 

その瞬間、背中を何かに触られた。そして訳も分からず一切の身動きが出来なくなった。

 

ソホォス「静と動の境界線、本当は触らなくても出来るけどもつまらないでしょう?貴方はエベレストにでも行って登山しながら頭でも冷やしてなさい」

 

蛮族戦士の地面がスキマに変わりエベレストの極寒の雪山に放り出された。

 

ソホォス「さてと、色々と話さないといけないけども……。取り敢えずバルカンはスミスの所に送っておきましょうか。」

 

その後、スミスの所にバルカンはスキマに送られた。一通り、作戦は成功に収めたがソホォスによる軽度の洗脳は解かれ、ソホォスへの不信感は一気に増した。

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

後日談… 1

遅れてすまん…


 

異常存在撃退作戦から3日後、作戦エリアの復旧や撤収作業は大方終わり少しずつであるが落ち着き平穏を取り戻しつつあった。ターミネーターはと言うとあの後は形式的に拘束されする尋問を受ける形になった。ターミネーターからしたらこの程度で拘束一秒も掛からず抜け出せるのだが…。

 

ソホォスはと言うと同じ様に虚偽の情報を流し、洗脳や暗示を掛けたいた事が作戦中に明らかになり拘束…。と行きたい所だが彼女を捕まえる事自体無理な話だった。どんなに警備や拘束を強くしようとも彼女の能力の前には対策も無意味となってしまったからだ。何故か尋問は受けるのだが「カツ丼出しなさいよ、こう言うのはカツ丼出すのが常識でしょ?」と遊ばれる始末。因みにBBA呼びするとスキマで遠くに山や池に飛ばされ尋問を担当しなきゃいけない戦術人形もやりたがらない。

 

 

 

 

 

 

 

森林地帯…

 

蛮族戦士と古代兵装アマルガルを纏ったバルカンが戦った場所では戦闘で生じた黄金の回収作業が行われていた。しかし通常とは違う黄金の性質に現場は難航していた。

鉄より柔らかい筈の金があり得ない程の高度を持ちレーザーすら防ぐ程、やっと切り出せても1日で1m×1mの正方形。規模は10mくらいが数十箇所。余りに規模は広く時間が掛かる。

グリフィンの資金として売却しようにもこんな特殊な性質を持った黄金を売れる筈がなく、ヘリアンが解析した後はグリフィンの倉庫奥深くに移される予定だ。

 

 

 

 

 

 

一方、バルカンはと言うとヘリアンの研究で身体の起こった変化の回析をする為、検査を受けていた。古代兵装アマルガルとの一体化の影響を調べる為だ。バルカンの身体は人形とは違い電脳以外は培養され強化された内臓や強化骨格、そのため検査は人が行うレントゲンやMRIによる物だ。

 

ヘリアン「完全に心臓と神経系に一体化して摘出不可能。はぁ……かなり面倒な事なりそうね」

 

バルカン「…そうか、所で私は…… 子供を授かるとするなら大丈夫…なのか?」

 

ヘリアン「影響があるかどうかは未知数よ。それより今をどうするか。なのよね。」

 

バルカン「どう言うことだ?」

 

ヘリアン「遺跡兵器制限条約。遺跡技術の軍事利用禁止、並びに開発済み遺跡兵器の解体。つまり貴方…」

 

バルカン「条約違反で捕まって解体。つまり殺されるかもしれないって事か。」

 

ヘリアン「最悪の場合は逃げて身を隠した方がいいわ。ま、そうならない様に工作部隊が作戦地帯で隠蔽工作してるんだけどね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

尋問室

 

未来のバルカンこと、ターミネーターは2回目の尋問を受けていた。とは言え未来に起こる事の核心的な事を言おうとするとそこだけ抜け落ちたりノイズが入って聞こえなくなるといった怪奇現象が多発していた。

ターミネーター曰く「ソホォスが境界を弄り特定の言葉を聴こえなく、理解出来ない様にしている」らしい。

 

ターミネーター「今から30年後、世界は多くの犠牲者を出しながらも何とか平和になったんだ。私は〜…… 私はその結末を受け入れられなかった。

何が世界を救った英雄の一人だ。私は家族の一人も救えなかった。そして復讐の為に修羅に堕ちた哀れな自分勝手なバカ者だよ。

 

 

〜〜〜は25年後、この地球に来る。和解など期待出来ない。〜〜〜は人類を〜〜としか見てない。規模も質量も技術も何もかも違う奴らだ。

…今からだと間に合う。絶望の未来を変えろ、絶望に抗い屈するな。世界を、地球を、平和を守ってくれ…」

 

 

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

後日談… 2

 

ターミネーターの尋問は続いていた。25年後の事、そしてあの突如としてスキマから現れたり消えたり、不可思議な現状を起こすソホォスの能力についても。

 

ターミネーター「アイツの能力は境界操作だ。温度、空間、精神や時間、概念すらも操る対策困難なチートだよ。」

 

更に細かく聞くと全ての事象を根底から覆す能力であるらしい。物事の存在には境界が存在し、全てのものに境界が存在しなければ、それは一つの大きなものであることになる。即ち論理的創造と破壊の能力である。論理的に新しい存在を創造し、論理的に存在を否定する。対策も防御法もほほ存在しない、神に匹敵する力とされる。

今回の洗脳は人の認識の境界を操られて確証も無く完全に信用してしまったと言う事らしい。

 

ターミネーター「私でもどうにもならない時もある。そこは仕方ないさ。対策出来たとしても万能者や蛮族戦士、そういうイレギュラーな存在だけだ。だからと言って対策にも限度があって厳しいものがあるがな」

 

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃、ソホォスはと言うと尋問にあたっている人形は半分諦め状態。

「取調べといったらカツ丼でしょ?」とカツ丼を催促され続け、折れて渡したら「飲み物とかないの?コーラがいいわ」と好き勝手やり放題。

最終的には独房は床はフカフカの絨毯、ベットにテレビ、冷蔵庫といった普通に生活出来る程に充実し。ベットに寝転がりながら携帯ゲームをやり始める始末。

…とはいえ。断片的だがある程度の事は話していた。

 

ソホォス「25年後よ?貴方方は気にする必要はないわ。滅ぼされはしない世界は救われるわ、多大な犠牲を払ってね。私は後2日でここから離れるわ。やる事があるから。久しぶりの尋問には飽きたし」

 

スキマを開き独房の中のベットにダイブしたと同時にスキマは閉じた。

 

ソホォス「もしかしたら、、、私達では変えられない運命かも知れない。

けども…… ()()()が信じて疑わなかった無限の可能性とやらにでも掛かるしかないかも知れないわね…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの作戦からバルカンはずっと考えていた。

リヴァイルから言われた事だ。頭では分かってはいた。いつかはトラウマを克服しなければならないと。その現実から目を逸らしたくて別の道に逃げてしまった自分が居た事に。

ニョルニルの高出力の電力、更にアマルガムの黄金の力を使えば毎分12000発を超える性能と化す可能性がある。しかし……

 

バルカン「分かってはいるんだけどもよ〜…… でもやらないと」

 

 

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

後日談 3

 

ターミネーターの独房、本人は抵抗する気はないが形として拘束されていた。

 

ソホォス「はぁ〜い♪元気?」

 

ターミネーター「お前の顔を見た時点で気分が悪い」

 

自由奔放すぎるソホォスが独房の前にスキマを作りコーヒーカップ片手に現れた。ターミネーターは嫌そうな顔をして返事をする。

 

ソホォス「えぇ、そうね。奴らの兵器を使って広範囲に攻撃したのは申し訳ないわね」

 

ターミネーター「見ただけで吐き気を催したぞ。アレで何万人が犠牲になった事か…。」

 

ソホォス「兵器や機械には罪は無い。罪があるのはどう使うか委ねられた使い手に罪があるのよ。どんなだろうがモノも使い方ね。」

 

その反論に言葉が行き詰まる。

 

ターミネーター「お前と話しても言い負ける気しかしないな。

……ところでソホォス。

 

 

 

()()()()()()()()()()

 

 

 

ソホォス「え?」

 

ソホォスはターミネーターの一言に固まる、予想だにしない言葉に。

 

ターミネーター「時間の流れがメチャクチャに飛んで止まってまた動いて…。

何度も時間を何度も巻き戻した果ての不可解な行動と作戦。そうなんだろ?」

 

ソホォス「貴方が発狂して全滅させるか、バルカン、スミスを片方か両方を殺すか。大変なのよ?

多分、時間の歪みは万能者とか蛮族戦士辺りは違和感を覚えてるんじゃないかしら?とはいえ、ほんと微かな違和感だけども」

 

ターミネーター「境界操作、本当にチートだな。」

 

ソホォス「その代わり友達が少ないのよ。」

 

ターミネーター「そりゃそうだ。こんな胡散臭い奴と友達なんて嫌だろうしな。」

 

ソホォス「でも、いいわよ。私は道化だろうが邪悪だろうが正義の味方だって自由になれるのよ?皆んなが救われるなら私は何にでもだってなってやるわよ。未来の為に死んでいった人達の為にもね。

特に敵の司令艦を撃ち落とし()()()()()()()()()に巻き込まれた遺品一つすら見つからない貴方の娘の為にも…」

 

ターミネーター「私より先に…… 私が…… 私が死ねb」

 

ソホォス「そんな事は言わないの。天国で笑われるわよ?お母さんは泣き虫だなって。」

 

ターミネーター「ふふっ、そ、それも…そうだな…。申し訳無さすぎる。私なんかより心の強い優しい子だからな。心配して幽霊になって出来たら堪らない」

 

ソホォス「ま〜だ幽霊とか苦手なの?30年前から変わらないわね」

 

ターミネーター「それだけはどうして無理なんだよ…。幾ら娘とはいえな、化て出てきたら嬉しさと恐怖の板挟みになって気絶する自身あるぞ。でもあの子も幽霊系苦手だから化て出るなんて無いかな」

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む




評価する
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10についてはそれぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に
評価する際のガイドライン
に違反していないか確認して下さい。