幼女戦記フォースとともにあらんことを (丸亀導師)
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国家・用語(ネタバレ注意)

ここではこの世界の説明をします(ネタバレ注意)


 この世界はスターウォーズの世界と同じ世界という設定です。

 ちなみにスターウォーズから1000年以上たっているので本編での幼女戦記との絡みはほぼありません。

 

 国家

 

 大日本帝国

 

 本来秋津島皇国があるはずの場所に居座る異分子国家

 

 1000年程前にSWの宇宙船が不時着しある程度の技術者と文明を吸収して歪んだ進歩を遂げた国家

 

 元ジェダイが同乗していたためフォースが国民ほぼすべてに行き渡るという不思議現象が起こった。もはや暗黒面だとかライトサイドとか関係なくなっている。

 

 地面を走るスピーダー、空中を走る列車。宇宙港まさしくSFだけどなんか歪。

 

 内燃機関の発達がなかったために飛行機は飛ばない(ただし半重力装置はあるのでデルタ7・イーサスプライト・インターセプター)のようなスターファイターはある

 

 内燃機関の変わりに核融合炉等の技術が先行してしまっているために基本レーザーを、使った製鉄等も行われている。

 

 国土

 カムチャッカ半島・樺太・日本列島・台湾・朝鮮半島・パラオ・月・火星・木星衛星ガニメデ・イオ・エウロパまでテラフォーミング完了

 現在、金星のテラフォーミング。冥王星の軌道上基地建設を行っている。航海演習は太陽重力圏まで行う。最長航海距離オールトの雲外縁

 

 政治

 

 天皇を中心とした立憲君主制であるが1000年ほど前からこういう政治体制になってしまったので以外と成熟している。普通民主主義国家でもある。

 

 

 経済

 

 基本的に国内での消費と生産で国民を賄うことができるため外貨獲得を目指す欲がない。むしろ火星のテラフォーミングも完了している。回りの国はほとんど自分たちよりも技術が下なために、別にどうでも良くなっている。ただし農業技術は貪欲に取り込もうとしている。

 

 

 

 軍事

 

 ・統合宇宙軍

  名前の通り宇宙軍である300年程前に設立された。現在ハイパードライブジェネレーターが無いため亜光速までしか軍艦は速度を上げられない上に小型艦艇が多い(SWの感覚)。

 

 ・海軍

  宇宙軍創設に伴い吸収合併された。惑星表面上の海での活動が主任務。軍艦は巡洋艦クラスから駆逐艦クラスまでしかない。荷電粒子砲を搭載するため他国の海軍よりは強い。

 

 ・陸軍

  宇宙軍創設に伴い吸収合併された。惑星表面上の陸での活動が主任務。ジェダイが強すぎるため小銃の進化が一度停滞してしまったが小銃は、ブラスターライフル。戦車は防御シールドのお陰でブラスターライフルを防ぐ程度の装甲しかない。浮いてるため地雷は踏まない。

 

 

 

 ヴァシリエヴィチ帝国

 

 かの雷帝により建国された欧州で歴史の古い国。

 日舞戦争後、国力の大部分を消耗し革命により滅んだ。

 後にルーシー連邦という共産党による独裁政治が開始され重要な文化財などはことごとく破壊されることとなる。

 しかし、極東方面にあるウラジオストックに首都を移しウラジオ大公国として存在し続けることとなる。

 

 ルーシー連邦

 

 ヴァシリエヴィチ帝国内部での革命により建国された国。

 国力の大部分を消耗していたため建国後の大粛清を行い工業力が著しく低下した。しかしながら人口は1億五千万程おり人口による物量作戦・後に縦深攻撃を多用することとなる。

 

 ウラジオストク大公国

 亡命したヴァシリエ帝国の人間により形造られた国。

 工業力はが少なくとも眞よりはあるがルーシーとは雲泥の差である。後の帝国の同盟国。経済は大日本帝国に、依存する。軍隊は少数精鋭となり大日本帝国により1990年代並の装備となっている。ただし、海軍は存在しない。

 

 眞

 日本の隣国300年位の付き合い。作品時間で十数年ほど前に日本にたいし半島領土への武力侵攻を行った。後に日眞戦争と呼ばれる戦いとなる。日本軍に一割程の損害が出したが、それでも押し負け半島領土と賠償金を払うはめになる。また、財政赤字からの内部分裂により国家が空中分解しそうになっている。

 

 合衆国

 史実アメリカのような国。正しく超大国だが、所々技術は英国に負けているところも史実同様。政治の内部に

 《赤》ではなく《暗黒》が潜んでいる。民主主義国家出あるため戦争が苛烈になればなるほど国民は、及び腰になりやすいため、何かと共通の敵を作り上げて攻撃させるのが得意。ベトナムでは、ジャーナリストに負けた。

 

【イロコイ連邦】

史実のワシントン・オレゴン・アイダホを領有する。

一応現実世界でも存在していて、FBIも中には入れない。

国家としての技術力は近代国家としてはあまり高くはないが他の先住民と違い我々が力を貸した事もあり、最低でも史実1945年程度の道徳心と、基礎技術が有るが産業は、それほどでもない。主に内需で国が保たれており、外部からの輸入は大日本帝国がほぼ独占状態となっている。

 

 

 用語

 

 ジェダイ

 

 1000年以上前に宇宙から亡命してきたジェダイが再組織化した集団。ジェダイの失敗からシスの思想を取り入れたため原型を留めていない。

 衰退しなかったのは大日本帝国の宗教感に吸収され形を変えていったため。

 軍務・政治・経済・全ての面で優秀な人物が幼少期から判断されパダワンとして修行を行われる。途中、軍・学者の方へ行くものたちがいるため人数は1000人程度である。戦闘力換算は日本軍一個師団につきジェダイ一人の換算で互角の戦いが出来る。この世界では恋と結婚が出来るよう教義が変更されている。

 フォースを操り攻撃・防御・精神・未来予知等のことを行うことが出来る。

 

 旧ジェダイ

 

 かつて亡命したときの戒律を持った旧態依然のもの。

 結婚や恋愛、怒り、恐怖、等の感情を抑制しそれらを力に変換しないものたち。

 結婚等をしないため必ず外部の人間からパダワンを作らねばならず、この星で衰退の一途をたどった。

 

 シス

 

 現在のジェダイに近い存在。しかしながら欲望が遥かに強く嫉妬や妬み怒りに振り回される。感情のコントロールが疎かになりやすく、慢心により隙を生むことがある。

 

 フォース

 

 この世界の宇宙の法則そのものの大自然的存在。全てはフォースから形作られている。ジェダイはこれに直接・関節的に干渉する術を会得したものたち。その力は絶大であり、スターデストロイヤー並の宇宙船すら操作することも出来る。(才能の塊の人物に限る)

 魔導師は演算宝珠により関節的にこれに干渉し、それを銃弾に載せて発射している。そのため一部弾頭にフォースが干渉しておりライトセイバーで反射するものがある。しかし、ジェダイ程万能ではない。もしジェダイが銃を撃てば同じような現象を作り出すことが出来る。

 

 スピーダー

 

 空中浮遊する車のような乗り物非常に加速力があり、操作性も柔らかい乗り物である。通常、道路上空などに見えない道を、インプットしており渋滞が発生するのを防いでいる。基本自動操縦。バイクタイプもある。

 

 ガンシップ

 

 空中浮遊する大型の乗りmi-24のような外観であるが、基本30人程度輸送可能であり、スピーダーバイク2台を格納している。固定武装もある。

 

 強襲揚陸艦

 

 艦内に装甲車両を収容可能であり、敵地に人員を上陸させるのが主な任務。通常の揚陸艦と違い限定的ではあるが、ある程度の火力を保持し、上陸任務を直接支援することが出来る。また、艦載機も数機搭載可能。史実では帝国陸軍の神州丸が世界初の強襲揚陸完全である。

 

 スターファイター

 

 簡単に言えば戦闘機と爆撃機・攻撃機等の性質を持つマルチロール機である。また宇宙空間・惑星表面での活動を行うことが出来る。

 

 ブラスター

 

 要するにレーザー銃。ピストル型・ライフル型があり兵士は主にライフル型を携行している。最大射程10kmのものもある。主力ライフルは有効射程が500m前後のものが多い。

 

 



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統合軍兵器紹介

現時点で皇紀2564年


陸上部隊兵器

 

(皇紀)2543年式ブラスターライフル

 

全長990㎜

重さ3500g

 

連射速度毎分650~1000発

弾倉式(現在の5.56㎜20連弾倉似)弾倉につき150発ブラスターが撃てる

 

有効射程 最高出力時10km(単発)、通常戦闘時500m~1000m

 

従来のブラスターライフルは、用途に応じて近接時、遠距離戦闘時とで使い分けられていたが、双方の利点を合わせ一つの種類に統合することにより量産性を高めた。

低反動・高威力非の打ち所が今のところ無い銃。拡張性は余裕ある設計により大幅な改良が可能。

 

89式小銃が、モデル。

 

 

(皇紀)2521年式ブラスターピストル

 

南部14年式風の銃

弾倉式であり弾倉につき30発ブラスターが撃てる

ブラスターとしては現在では最も小型のもの。しかし、銀河共和国時代のものよりも大型であるため後継機の開発がなされている。

しかし、基本大日本帝国は、軍隊の装備を整えた後早期に改良の余地が少ないものは長いこと使用されるためブラスターピストルは重要性が低いと言える。

 

 

2540年式銃剣

 

小型の剣。多用途に使えるようにノコギリ部や高温に熱することが可能。充電式であるため余り人気は高くない。

 

 

1702年式銃剣

 

かなり古いタイプおよそ800年間姿が変わらない。非常に信頼性が高く変える必要がなかったらこそ。

 

 

2532年式スピーダーバイク

比較的新型の偵察用小型スピーダー。

 

全長2.5m

全幅0.4m

重量210kg

塔乗員1~2人

武装 20㎜ブラスター2門

最大速力200km

航続距離4000km

装甲無し

シールド無し

 

重量が210kgあるが浮いているため重さは感じずらい。しかし、質量はあるので素手で動かすのはバイク同様重く感じる。

 

2540年式装甲戦闘車

現代の89式装甲戦闘車のような外見

 

全長6.8m

全幅3.2m

全高2.5m

重量26.5t

装甲30㎜

乗員数3名+兵員7名

対弾用粒子シールド

対レーザー用偏光シールド

武装35㎜エネルギーパック型パルスレーザー砲

6.5㎜車載ブラスター

6.5㎜砲塔上部ブラスター

 

一見旧式の無限軌道であるが、対電磁兵器用に地表に接地する必要があったためである。また、シールド発生装置からの放電も地表に流すことによりより防御力のあるシールドを形成可能。

 

 

2535年式強襲輸送機・別名ガンシップ

スターウォーズエピソード2に出てくるトルーパーが大勢のったあれ。

 

全長17.4 m

全幅17 m

全高6.1 m

重量20t

航続距離5000km

最高速度620km

 

武装

対人用レーザー砲塔 3基

合成ビーム・レーザー砲塔 4基

空対空軽ロケット 8発

ミサイル・ランチャー 2基

乗員

パイロット1名

前方砲手1名

補助砲手2名

乗員30名

 

航空宇宙部隊兵器

 

2540年式マルチロール戦闘機

 

全長12.74メートル

横幅15.13メートル

 

武装

翼端レーザー砲

翼下

魚雷発射装置

ミサイルラック×4

シールド発生装置2種

最高速力5天文単位/h

航続距離80天文単位

艦搭載マルチロール戦闘機で重武装である。ドロイドによる補助はなく二人乗りである。各種ミサイル携行可能

 

 

2543年式戦闘機

全長12.74

横幅13.51

 

武装

翼端レーザー砲

機首高連射レーザー

翼下

対空用ミサイルラック×4

シールド発生装置2種

最高速力6天文単位/h

航続距離75天文単位

40年式の欠点である対空戦闘を主眼としておかれた機体かなりの速度と旋回性能を有する。

 

艦艇

 

薩摩型宇宙戦艦

 

全長 286.80m

全高 50.65m

全幅 72.39m

武装

2連装40糎衝撃砲(ショックカノン)8基、(内3基下部)

4連装レーザー砲4基、内(2が)

2連装パルスレーザー砲14基宇宙(6基下部)

小型レーザー16基(内8基下部)

艦首ミサイル発射管6基

艦載機6機

シールド発生装置2種

偽ハイパードライブ

最高速力 光速の99%

戦闘速度2天文単位/h

航続距離4.1光年

space battle ship Yamatoで出てきた沖田艦がモデル

スターウォーズでは無かった、ショックカノンが主兵装となっている。通常のレーザーよりもこちらの方が高火力。

設計担当は「こんなこともあろうかと」のあの人

 

 

古鷹型宇宙巡洋艦

 

全長209.72m

全高44.7m

全幅78.79

 

 

2連装20糎衝撃砲6基(内2基下部)

2連装粒子ガトリング砲8基(内4基下部)

小型レーザー14基(内6基下部)

長距離ミサイルポッド8門(内4基下部)

8連装宇宙機雷射出ポッド8門

側面ミサイル18門2基

宇宙魚雷ポッド24基(内12基下部)

艦載機4機

最高速力光速の99%

戦闘速度2.5天文単位/h

航続距離5光年

 

上記の作品のユキカゼ型の設定を元としている。

 

峯風型駆逐艦

 

全長162.3m

全高34.3m

全幅41.6m

 

武装

2連装15.5糎衝撃砲6基(内2基下部)

2連装パルスレーザー砲8基(内4基下部)

小型レーザー14基(内6基下部)

艦首ミサイル発射管6門

側面ミサイル発射管12門

艦載機2機

シールド発生装置2種

偽ハイパードライブ

最高速力光速の99%

戦闘速度2.7天文単位/h

航続距離4.3光年

上記の薩摩・古鷹・同様であるがより小型化されている。

 

神州丸型強襲揚陸艦

 

全長190.2m

全高44m

全幅50.6m

 

武装

12.7糎2連装衝撃砲16基 (内10基が船体下部ボールターレットになっている)

2連装パルスレーザー砲12基(内6基下部ボールターレット)

小型レーザー16基(内10基下部ボールターレット)

艦載機12機

ガンシップ15機

シールド発生装置2種

偽ハイパードライブ

最高速力光速の99%

戦闘速度2.1天文単位/h

航続距離4.8光年

 

武装が下部に集中配備している。これは惑星表面への火力を投射するためにこのような構造をしている。利点もあるが、防御力が若干弱い。




これからも思い付いたら増えるかも。


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人物紹介

黒帯 帯一

本作の主人公。過労性心臓麻痺で死んだ後何かの声に導かれこの世界に転生、憑依してしまった。肉体の身体能力、頭脳が優れていたためジェダイに見初められ大聖堂へ行くことになる。本作は、彼の記憶として出来ている最終的は、パダワンを持つまで成長する。剣術はソーレスを中心に攻防全て一流である。

名前の由来は、オビ=ワン・ケノービである。

 

開眼 人

帯一のマスター剣術頭脳とても優れた人物で周囲からの信頼も厚いが何か不思議な人であるため周囲からの奇異の目で見られることもあるが本人は気にしていない。アタロを納める。元妻子持ち

 

要蔵

ジェダイ評議会8人の議長の1人最年長者であり、体内のフォースの流れをコントロールすることにより200年生きている。最近身体的衰えと自らの限界を感じており後継者の確保を始めている。アタロを納める。

 

大山正嗣

統合参謀本部陸上部の総長。陸上部内部での発言力は絶大なものがあり私利私欲を行わない誠実な人物。少し頑固な部分もあるが非常に冷静な判断を行うことができ。周囲からの信頼も厚い。元ジェダイ養成員であり、フォースを、限定的ではあるが使用することができる。

 

東郷平八郎

統合参謀本部宇宙部総長兼海上部総長。海上部はほぼ原型がなくそれすらも一纏めにするのは大変なデスクワークである。少々難のある性格ではあるが、参謀の秋山真之に翻弄され性格に丸みをおびてきている。

 

徳川家鷹

日本国首相・先祖に謀将といわれた徳川家康がいる。

家康は謀略の天才であったが、家鷹自信は謀略の才能は皆無であるしかしながら正直者で憎めないやつでもある。そのお陰か政敵は、殆どおらず汚職を防ぐために日夜議員達を厳しく監視している。

そこから、政界の閻魔とも呼ばれている。

 

秋山好古

日本騎兵の父 この世界だとガンシップ(ヘリ見たいな空中浮遊する人が大勢乗れる乗り物)やスピーダーバイク(空中浮遊するバイク)を使用しての機動戦術を得意とする。ただし後に戦車部隊の創設に大きく関わることとなる。

 

児玉源次郎

前線指令部総参謀長兼最高司令官源さんと呼ばれる軍人 守勢に回った場合無類の強さを誇る。はっきり言って膠着状態を作るにはうってつけの人材ただし攻勢側には難あり。

 

乃木希太刀

最古参の軍人の一人第三軍を率いる歴戦の強者要塞線攻略は非常に優秀であるが、忠誠心が強すぎて扱いが難しい。ジェダイとの中は天皇直属の組織と言うこともあって肯定的に見ている。

 

クロパトキン

ヴァシリエヴィチ満州軍総参謀長兼最高司令官防御戦術とヴァシエ伝統の引き付け攻撃を中心に作戦を立てているしかし、それが後々響くこととなる。

 

リネウィッチ

ヴァシリエ軍次参謀クロパトキンを信頼しているが、引き付け攻撃にはあまり賛同しかねている。攻勢が得意。

 

グリッペン

ヴァシリエ軍騎兵部隊最高司令官、引き際の見極めと攻勢の見極めにたけた人物。しかし、この戦いではその判断は遅すぎた。

 

ビフテス

ヴァシリエ軍参謀の一人。勇敢や無謀とは遠い人物。負けない戦を好み引き際を見極めるのが旨い。しかし、この戦いでは感覚が麻痺を起こしている。

 

奥康隆

日本軍第二軍司令官 攻勢作戦においてかなりの自信を持っている更に言えば戦闘での見極めはかなり良い。ただし損害を多くだしやすい。

 

田神波紫

ジェダイの一人。開眼と同期であり、実戦経験は非常に多くその経験は後のものたちのために教義の一つとなった。文才がある。シエンを納める。

 

桂太郎

大日本帝国統合軍総司令官。天皇からの厚い信頼に加え政治・経済の方にも、知識がある。

ついた渾名は、「ニコポン宰相」ニコニコ笑って肩をポンと叩き、政治家や財界人を手懐けるのに巧みであるがゆえである。

 

渋沢英一

究極の大蔵大臣。もしもランクが10段階有れば10に更に上乗せしても良いくらいに財務が得意である。彼が上に立つだけで国の財政は上向きになり、より安定し、生活水準が上がるというすごい人。徳川家鷹とは、家鷹に《財政とは、経済とは》と、自ら教鞭を取った存在である。

 

ニコラウ2世

ヴァシリエヴィチ帝国の国家元首。その性格はあまり誉められたものではなく。自分よりも能力の高い人物を左遷し、自分の言いなりとなる人物を中心に内閣を決めている。五児の父

 

ラスプーチン

ヴァシリエ聖教の神父ニコラウの息子であるアレクセイを病から救ったということとなり、政治に口を出す程の権力を持っている。ニコラウの傲慢に拍車をかけさせた張本人。

 

坂田 隆興

ジェダイマスターの一人。先祖に黒人がいたらしく覚醒遺伝で黒人見たいな体格と姿である。モーフィアス見たいな背格好。シスに近い戦いを得意とし隠密行動が得意分野。サーベルは赤両刃。ジャーカイ・ジュヨウを納める

 

高野 幸

坂田のパダワン。ジェダイナイトであり主人公の一つ下の年齢。主人公のことを兄のように慕っている。マスターである坂田の影響で攻撃的なフォームで戦闘を行う。団体戦は苦手。マカシを納める

 

大村寿太郎

姿は小村寿太郎外務大臣。この世界でも外務大臣。今回の作戦は実はこいつからの提案から始まった。

 

波多野隆正

珍しくジェダイ崩れではない。法務大臣。男爵の爵位持ちで人の良さそうなおじいさん。

 

菊池大道

文部科学大臣。 自信も数学者で東帝大、京帝大での教授でもある。

 

ウラジミール・レニン

ヴァシリエ共産党の首領人身掌握と恐怖により内部を締め付け反抗する勢力をことごとく潰していった。ルーシー連邦最初の指導者。病気により死亡したため幼女戦記の本編突入には絡めない。

 

真田武郎

ジェダイで最も剣術が強い。ヴァーパッドを納める

 

御舟貞那賀

ジェダイ評議会の知恵者。技術研究や多くの博士号を持っている。専門は宇宙推進工学。シャイ=チョーを納め基本に忠実な戦闘を行う。

 

アナーキン・スカイウォーカー

主人公の初のパダワンとなる。非常に強いフォースを感じる。扱えれば最強であるが、全力を出せない。

 

但馬筑前

ジェダイマスター。評議会議員。ジェダイ聖堂での初等訓練を担当する。剣術は勿論話術など多彩な部分があるが、全てを完璧にはできない。

 

佐藤 市

ジェダイマスター。評議会議員。女性の数少ないジェダイマスター女性である。非常に器用にフォースを扱う。

 

羽柴 秀近

ジェダイマスター。評議会議員。政治。特に金融に最も明るいジェダイ。損得勘定でいつも動く。

 

高橋 佐之助

ジェダイマスター。評議会議員。薙刀型のサーベルを使用する。薙刀等のながものが得意である反面超近接戦闘を苦手とする。

 

アドルフ・ヒトラー

有名なあの人の生まれ変わり。

前世の記憶を持っており自らが独裁者であったことを今でも懐かしむ傍ら、前世で中退した学校を卒業後建築士としての道を歩んだ。

嘗ての行いについては反省はしておらず、国民の願いを叶えるために必要だったと今でも考えを変えることはない。

やはり演説が上手く社会の有方や上流階級の人間に対する不満などを回りに簡単に伝える能力を持つ。

現在の帝国に対しては強かったドイツの面影を見ているため好意的である。

しかし、社会福祉政策などを行うように帝国内での抗議活動をしており、帝国の秘密警察に眼をつけられている。本人も承知の上である。

エヴァ・ブラウンとはこの世界で結婚をした。

後に20世紀最高の風景画家といわれ非常に立体的で透き通る水の表現。現実を当時の写真以上に描くその絵が生涯売れることはなかった。

人物画に対してはエヴァを完璧に描きたいがために上達したと自著に記している。

また、203魔導大隊司令官ターニャ・デクレチャフと書かれた絵が一枚のみ鉛筆描きでスケッチされている。そのあどけない少女の姿が真実なのかそれとも幻を描いたのかは、今のところ分かっていない。全ては極東の国が知っている。

 

アナトミクマ・マグナ

シスマスター

名前の由来はラテン語で

【アナトミクマ・解剖学者】【マグナ・大いなる】

 

チャールズ・ドーバー

 

合衆国副大統領

転生者であり、フリーメイソンのリーダーの一人。シスの事を警戒しており、やによりも信用していない存在。

元々SFオタクからの転生であったため大日本帝国の事を聞いた瞬間に狂喜していた。

そのため存在Xを非常に危険視している。

経済学者であり、金融で一財産を築いているため、副大統領として閣僚入りした。

 

黒帯 雪

 

主人公の娘。ジェダイのパダワンとなっている。本来は甘えん坊の性格であるが、父親があまりにも家庭にいないためか変な方向に曲がっている。本音は父親に甘えたいだけである。

剣術やフォースは、両親譲りの才能がある。優しい子であるため、殺しに関して黒帯は、やらせたくない。

 

滝 奈緒

 

雪の最初の友人であり、良きライバル。

才能は雪を凌駕しているが如何せん努力が足りない。実家は元々マタギをしていたためか、動物の殺しに抵抗がない。



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プロローグ 第1話 歪な世界

そう昔でもない遥か彼方の銀河系で...

心臓麻痺だ社畜生活、慢性披露、全ての要因が重なり死んでしまった主人公

しかし、天から何か声が聞こえ気がついたら別の肉体に。

成人男性として苦痛と至福の2年間、子どもとしての面白ろかった7年間現代とあまり代わりのない生活

前世よりも頭の回転、身体機能すべてにおいて素晴らしい肉体
統一暦1897年
9歳に突如行われたジェダイ適性検査

連れ去られるというよりはどうぞどうぞと言わんばかりの村民たち

空中浮遊する車、田畑を耕す家畜たちいったいこの世界はどうなっているんだ。

彼は今、歪な世界に解き放たれる...


1925年12月

 

「そうだったのか」

 

《どうしたのですかマスター》

 

「いや、何でもない」

 

(やはりこの世界、幼女戦記か。これで確信した。歴史は変化はしていない。やるなら最後まで帝国に付き合うだけだ。)

 

 

 

 

 ()()()()()()2()5()()()

 

 私は、いったいどこの世界にいるのだろうか?

 

 この暖かな春のぬくもりの中で黄昏ている。

 

 今、私は10歳の男の子である。回りにも同じように施設に引き取られたものたちがいる。

 

 それは、別に良い。

 

 問題なのはこの施設の大人たちだ。なぜものを手に持たずに浮かせることができるのかが問題なんだ。

 

 そしてその光る棒はなんだ。まるでライトセイバーじゃないか。それに、なに?カタナだと!!どう見ても実態がない。刀じゃない。完全にライトセイバーです。

 

 そしてこの建物だ。聞くところによれば全国から集められた素養あるものたちが集められる所だとかなんとか。

 石でもコンクリートでも無く木造建築それも寝殿造の古い建物だ。

 

 何と、1300年程前に造られたという。寝殿造はそんなに古い建てかたじゃなかったと思うが、この世界はそういう世界なんだろう。

 

 なのに、ライトセイバーがある。何と不自然なことか。スターウォーズの世界か?それにしては宇宙船の発着場所がそんなに大きくないな。

 

 後で知ったことだが、この国がまだ幼かった頃宇宙人が亡命してきてその技術や技を教えたとかとか言う歴史が公然と公表されていて顎が外れるかと思った。

 

 自己紹介遅れて申し訳ない。

 私の名前は、黒帯 帯一【くろおび たいち】という。

 

 ちなみに私の師匠は開眼 人【かいがん じん】という。

 

《なにを、黄昏ている。パダワンよ。》

 

「いえ、何でもありませんマスター」

 

 《フォースの乱れを感じるぞ、何か悩みがあればしっかりと話すと良い。相談にのるぞ?特に女との拗れなどは。》

 

「はい、マスター。しかし、余計話が拗れるのでは?」

 

《ハッハッ…。では、学舎に行ってきなさい。もう良い時間だぞ。》

 

 

 7()()()

 

 ジェダイ評議会

 

評議会の席にはマスター要蔵が座っていた。なにやらきな臭いな。

 

「本格的に戦争が始まりそうなのですか」

 

『まだ決まった訳ではない。しかし戦争が始まるまで時間はないだろう。従ってお主達には軍に協力することとなった場合、ワシらジェダイと統合軍との協力態勢の再確認と戦略の概要など再確認を頼む。全ジェダイ周知のことだからな。無論問題ないと信じたいが、軍部が我々に隠しだてが無いかの調査も頼みたい。』

 

《なぜ我々二人なのでしょうかジェダイは我々以外にも大勢いますが?》

 

『お主らが優秀だからだそれ以外にはあり得ん。それとも何かね?君たちは自信がないと?』

 

《そういう意味ではないのです。他にも人がいるのに我々を指名とは。そうか、そうですか...。わかりました拝命いたしましょう。》

 

 評議会を、後にする二人。ジェダイ評議会は、戦争の準備に入ることとなる。

 

「なぜあのような任務を受けるのですか?」

 

《戦争というのは外交の最終手段だ。外交が、失敗に終わったのは明らかだ。最早戦争は避けられない。ならば、せめてこの国が勝てるように手助けしてやるのがこの国に住んでいるものの務めだと考えたからだ。

 それに、私たちがやらなくても他の誰かがやるだろう?だからこそあえて私がやるのさ。》

 

「そうですか」(相変わらず何を考えているのやら?外交とか、そういう調整は上手いからそこは見習いたいけど女癖は嫌だな。)

 

この世界で初めての近代戦が始まろうとしていた。

 




駄文ですが読んでいただきありがとうございました。

駄文なのになぜ書いたかといえばなんとなくこんな物語読みたいなと思ったからです。

黒帯 帯一
本作の主人公。過労性心臓麻痺で死んだ後何かの声に導かれこの世界に転生、憑依してしまった。肉体の身体能力、頭脳が優れていたためジェダイに見初められ大聖堂へ行くことになる。本作は、彼の記憶として出来ているため名前の無い「」は彼の言葉である。最終的は、パダワンを持つまで成長する。剣術はソーレスを中心に攻防全て一流である。
名前の由来は、オビ=ワン・ケノービである。

開眼 人
帯一のマスター剣術頭脳とても優れた人物で周囲からの信頼も厚いが何か不思議な人であるため周囲からの奇異の目で見られることもあるが本人は気にしていない。アタロを納める。元妻子持ち

要蔵
ジェダイ評議会8人の議長の1人最年長者であり、体内のフォースの流れをコントロールすることにより200年生きている。最近身体的衰えと自らの限界を感じており後継者の確保を始めている。アタロを納める。


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日葉戦争1904~1905年2月 第2話 軍部との協調

会話難しい
統一暦1904年


【軍部との協議】このように書くと難しいことのように感じるかもしれない。

しかし、この世界の軍部は他国の軍部と比較すると冷静で非常に物分かりが良いのだ。それに前々から事前の話をしていたためそれほど長話はしなかった。

 

しかし、彼らの頭を切り替えなければならない。軍部の上層部は常に作戦と周囲の均衡を保とうと自然に行うからだ。

【大本営】

 

臨時で設立された大本営では陸軍の大山、海軍の東郷の二人が出席していた。どうやら開眼と事前の話し合いは、うまくいっていたようだ。

 

《それでは、事前の取り決めと同様、開戦後敵首都に対する宇宙空間からの強襲揚陸を行う。

その場合まず前線、つまり防御線を維持しつつ我々ジェダイが要塞線の重要施設に攻撃を行う。

それと同時に兵による浸透戦術でかたをつけるといった陽動作戦を行い首都の防御を手薄にするこれを中心に行うこと。それでよいですか?大山大将・東郷大将》

 

『私は、というより陸軍はそれで良いが、一つ付け加えて頂けるのならば内陸部への侵攻も念頭に入れてことを行わなければなりません。

 

かのクロパトキンは、我々を釣り上げて叩くつもりでありましょうから、あえてそれに乗り敵の後退速度よりも迅速に行動することにより包囲殲滅を狙うつもりであります。

 

それによって再び我が国に侵攻出来ないようにするのが我々の務めではないでしょうか?』

 

《そうですか、しかし余り深追いし過ぎますと流石に我々にも損害が出始めるでしょう。

であるならば満州までならば侵攻をしても良いでしょう。

そこまでならば補給線は滞りなく潤沢に送ることができます。流石に星の裏側は、難しいからこその敵首都強襲ですから協議後速やかに撤退を行います。

その頃には敵の皇帝も我々の内にありますから。》

 

『あいわかった。陸軍は、それで良いでしょう。後日全部隊に通達しておきます。』

 

[我々宇宙艦隊は速やかな敵艦艇殲滅を行いますといいますがほとんど虐殺のような一方的な戦いとなりましょう。

しかし、窮鼠猫を噛むとも言いますし我々は宇宙船ですので十分な距離を取りアウトレンジ戦法に徹します。

問題は陸・宙共に観戦武官のことです。海戦はありますまい。上から撃ち下ろすだけですからな。強襲揚陸の準備も数年間行っていこうかと。

我々の戦術・技術を目の当たりすることによっていったいどのようなことになるか我々にはわかりません。

ただ、ジェダイはその事に対してどうとも思っていないところを見ると気にすることでは無いということか?未来が見えるというが?

それ以外は、我々も同様そちらの指示に従おう。]

 

一言が長居がまあこんなところだろう。

師匠ももう切り上げても良さそうだと考えているだろう。

「それでは、全会一致という事でよろしいですか?」

 

《そこの若者の言うとおり異議なし》

 

[宇宙軍もこちらも、異議はない]

 

『では、より良い戦果を期待しております。失礼致します。』

 

 

部屋を後にした私は開眼に声をかけた。疑問に思うことがあったから。

「マスター我々は、この後どうしますか?評議会へ通達した後に少々時間が空くと思いますので私は、剣術の指導をお願いしたいのですが?」

 

《パダワンよ剣術だけでは大切なものは守れんよ。大事なのは己の信念だ。そして、周囲を引き付ける手腕だ。そこだけは忘れるな。それと、報告は急がなくても良い既に通達済みだ。》

 

「はい、マスター」(いつ通達したんだ?まさか、さっきのはただの演技だったのか?ますますわからん。)

 

評議会の了承と議事堂の承認。帝の勅命により、戦争の資金から物資全ての準備を始めた。

 




長話はないが会話文が短いとは行ってない。

大山正嗣
統合参謀本部陸上部の総長。陸上部内部での発言力は絶大なものがあり私利私欲を行わない誠実な人物。少し頑固な部分もあるが非常に冷静な判断を行うことができ。周囲からの信頼も厚い。元ジェダイ養成員であり、フォースを、限定的ではあるが使用することができる。

東郷平八郎
統合参謀本部宇宙部総長兼海上部総長。海上部はほぼ原型がなくそれすらも一纏めにするのは大変なデスクワークである。少々難のある性格ではあるが、参謀の秋山真之に翻弄され性格に丸みをおびてきている。


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第3話 政治と経済の申し子

政治部です。


【開戦1月前、首相官邸】

 

開眼「それで、ヴァシリエとの外交での話し合いの状況は、どうなっているのですか?一方的な言い分ですかね?」

 

徳川家鷹首相「ヴァシリエは、あの土地は自分達の先祖からの土地であり我々日本が横取りしたといっている。こちらとしては、何を言っているのか解らないと返答したいところであったがグッと堪えました。

あの土地は、我々日本国が、600年前元寇の折りに侵攻してきた元軍に対して行った逆侵攻の際に我々の領土とした。

それを横から行きなり来た盗人が取ろうとするだからこそ戦わなければならない。

外交は失敗さ…だから開戦までの時間稼ぎとして外交は行っているよ。」

 

開眼「では、最後通牒を渡す準備は、既に出来ているのですか?我々の準備は万端であるが、足りないものの再確認の時間と考えよう。」

 

徳川「最後通牒は1月後に渡すつもりだ。それ以降は諸君らジェダイと軍部にお任せしたい。

我々の仕事は戦争の終結に向けた段取りと国内の混乱を少しでも緩和すること、そして国内の経済を戦争経済に依存しないよう行っていくよ。

戦争経済は、麻薬さ。一度味わってしまったら最後その快楽を受けたくて堪らなくなりどんどんと泥沼に突き進み戦争なしでは国が成り立たなくなるそれだけは回避するよ。」

 

開眼「流石はかの謀将、徳川家康の子孫でありますな。ただし、謀略は苦手といいますが…経済に関しては一流だそうですね。」

 

徳川「いえいえ、お世辞は良いですよ。何よりもこの国の国民。さらに言えば子供達が胸を張ってこの国の名前を言えるよう私はやっているだけですよ。

それよりもあなた方ジェダイは国の裏で色々と行って貰っていますから私としても有りがたいですよ。私もそのお陰で色々とやり易いですからね。」

 

正直私には経済や政治には余り興味は無かったがこれを季に少々勉強をしようと思ったものだ。

しかし、ジェダイとなるには、果たしてこれほどのことが必要だったのだろうか。

まあ、有るに越したことはないが、私のパダワンは果たして理解出来るだろうか。あの子はこういう小難しいことは嫌いだからなぁ。

 

『首相そろそろお時間です。』

 

徳川「もうそんな時間か、では失礼するよ。この国の未来を頼みます。」

 

【首相官邸を出る二人】

 

「マスターはそれほどの知識が有りながらなぜジェダイ評議会の議員成らないのですか?以前推薦されたとお聞きしましたが何故ことわったのでしょうか?」

 

開眼「何故か…私には議員になる資格無いよ自分の家庭さえ守れないやつが国を守る重要機関の首脳には慣れないさ。」

 

「そうですか…しかし、私はマスターは相応しいと思います。」

 

開眼「ありがとう。パダワンよ。

さて、評議会へ行くぞ全てがどうなるかは解らないが、戦争だけはしたくはないな。」




駄文を読んでいただきありがとうございました。

徳川家鷹
日本国首相・先祖に謀将といわれた徳川家康がいる。
家康は謀略の天才であったが、家鷹自信は謀略の才能は皆無であるしかしながら正直者で憎めないやつでもある。そのお陰か政敵は、殆どおらず汚職を防ぐために日夜議員達を厳しく監視している。
そこから、政界の閻魔とも呼ばれている。


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第4話 戦闘準備

戦争が始まる。それは闘いかはたまた殺戮か。


【日本側・前線指令部】

 

さて、戦争が始まる。

しかし、戦争が始まるというのにここ指令部は実に物静かなものだった。何故ここまでなのかと言えば、宇宙空間から簡単に覗き見出来てしまうために、相手がどう出てくるか既に解っているからだ。

 

一触即発、のはずなのだが相手の動きは宇宙からは筒抜けだ。これで負ければ恥ずかしい以外何者でもなかった。

 

『現在ヴァ軍は満州南部を南下中。補給をかねた略奪・収奪を行いながら戦線を前進させております。

なお、敵のこちらが話から右翼6万・中央14万・左翼8万ほどの戦力であると報告が上がっております。』

 

秋山「現在旅順にある敵方の要塞を目指し着々と戦力が要塞へと結集しつつある。合流を行うことによって巨大な要塞線を、構築する恐れがありますな。その場合旅順港内にある軍艦を叩くには、203高地の攻略が必要です。何せ我々は、あえて宇宙空間からの攻撃は縛ってあるからな。」

 

児玉「それは、まあ皆わかっていると思うが、これも我々の作戦の内だ。

この戦争を敢えて長引かせるためにまずは一年、戦線を要塞線に張り付けじわじわとなぶり殺しにしていこう。その内に敵方が戦線が延びきってしまい補給が儘ならなくなり先に悲鳴を上げてくる。

我々はどっしりと構えて敵を迎え撃とう。」

 

乃木 「要塞線にの攻略はこの乃木に任せて頂ければ3日で落とします。

ただし、あくまで軍全体で行動するのですから攻略命令が無い限り敵を兵糧攻めにしますそのため敵に要塞線は敢えて築かせません。

これも兵たちの経験のためです。戦争はピクニックや旅行ではありませんので敢えて残酷な方法をとるのも勉強です。」

 

児玉「確かに兵の勉強も必要だが実戦でやることであろうか?」

 

乃木「実戦でやるからこそ要塞線の攻略方法を学べるのです。戦争は日々進化するのですから。

更に言えばジェダイのかたがたがいつでも我々を守れる訳ではない。」

 

好古「要塞線の攻略の勉強ですか。ならば、我々は補給線の寸断の勉強をしたいものですな。」

 

鏑木「そこまでで良いでしょう。あまり、話をしすぎると空気が悪くなりますよ。ただ乃木大将の言うことも一理あります。

我々ジェダイも人間ですので限界はあります。

それと、勉強ではなく戦争であるという事をもっと意識していただきたい。でなければ負ける可能性も無いわけではない。」

 

この場は、この話で止まってしまった。まあ、確かに戦争をする雰囲気では無かった。この後、指令部はまるで生まれ変わったように真面目に戦争に向き合っていた。

 

 

【ヴァシリエヴィチ 半島攻略軍】

 

彼らは、非常に困惑していた。日本が今まで欧州の国とは一度たりとも本格的な戦争を行っていないせいもあり、資料が不足していたのだ。

 

クロパトキン「かの国はどのような戦闘を行うか解るものはこの中にいるか?」

 

リネウィッチ「例えどのような闘いかたをしようとも我々が勝つのは揺るぎない何せ数が我々の方が遥かに多いのだから。ただし祖国からの潤沢な補給が有ればだが。」

 

クロパトキン「それは、解っている問題は相手の国はどのような国なのかあまり深く知られていないのが問題だ。我々が知らない闘いかたをしてくるかもしれない。それに、向こうはこちらの情報が大量に入っていると聞く。こちらが一方的に出血を強いられるかもしれない。何せ、得体の知れない存在だからな。」

 

グリッペン「我々騎兵に後退の文字はない。後退するというならば我々には事前に話をいれていただきたい。我々は、敵地の奥深くに食い込み敵の確固撃破が本来の目的だからな。それが騎兵の強みだ。防御戦では、機動性が削がれてしまう。」

 

クロパトキン「解っている。それは、重々承知の上だ。皆気を引き閉めて事に当たって欲しい。戦に人種は関係ない。あるのは勝者と敗者だけだ。」

 

両軍衝突まで後10日




秋山好古
日本騎兵の父 この世界だとガンシップ(ヘリ見たいな空中浮遊する人が大勢乗れる乗り物)やスピーダーバイク(空中浮遊するバイク)を使用しての機動戦術を得意とする。ただし後に戦車部隊の創設に大きく関わることとなる。

児玉源次郎
前線指令部総参謀長兼最高司令官源さんと呼ばれる軍人 守勢に回った場合無類の強さを誇る。はっきり言って膠着状態を作るにはうってつけの人材ただし攻勢側には難あり。

乃木希太刀
最古参の軍人の一人第三軍を率いる歴戦の強者要塞線攻略は非常に優秀であるが、忠誠心が強すぎて扱いが難しい。ジェダイとの中は天皇直属の組織と言うこともあって肯定的に見ている。

クロパトキン
ヴァシリエヴィチ満州軍総参謀長兼最高司令官防御戦術とヴァシエ伝統の引き付け攻撃を中心に作戦を立てているしかし、それが後々響くこととなる。

リネウィッチ
ヴァシリエ軍次参謀クロパトキンを信頼しているが、引き付け攻撃にはあまり賛同しかねている。攻勢が得意。

グリッペン
ヴァシリエ軍騎兵部隊最高司令官、引き際の見極めと攻勢の見極めにたけた人物。しかし、この戦いではその判断は遅すぎた。


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第5話 戦線崩壊

前線に兵達が到着するまでは何の抵抗もなく進むことができたが、前線であった鴨緑江にて状況は一変した。

前に進めないのだ非常に理不尽な火力の前に我々は立ち往生を、余儀なくされた。

 

著者 アレクセイ=ザシチノフ

 

【朝鮮半島北部前線ヴァシリエ側】

参謀達は、この戦争がこれ程までに消耗するとは予想することはおろか、夢にも思わなかった。

 

『一体何ヵ月ここに釘付けにされるのだ!!』

『指令部はいい加減打開策を示せ!!兵は消耗品では無いのだぞ!!』

 

クロパトキン「非常に不味いことになった。戦闘の経過を聴くにこれは幻でも見ているのかね?」

 

ビステフ「閣下これは幻などではありません。現実に起きているのです。前線では敵の攻撃凄まじく、毎日多大な被害が出ており、一歩も前に進む処か、被害が増すばかりです。こちらが砲兵を展開する前に何者かの奇襲により砲兵も壊滅状態となっております。騎兵もその速度には舌を巻いております。ここは一時後退を具申いたします。」

 

クロパトキン「しかしだ、ここで兵を引いた場合兵の士気は激減するだろう。しかもだ、展開した塹壕を放棄すること即ち、防御力の欠如を意味する。そうなった場合確固撃破される可能性すらある。皆はどう思う。」

 

『私は、ビフテフ中佐の意見に賛成です。』

『私も』『私もです』『私は支持はしますが積極的に行おうとは思いません。あまりにも、損害が大きくなります。』

クロパトキン「ビフテフ中佐の判断に任せよう。各部隊への連絡をせよ。これより一時戦線を後退し体制を建て直す。全部隊の後退である。時刻は、二日後の夜間に行う。速やかに後退の準備に入るよう通達して欲しい。殿は第二軍に任せる。」

(ここで意固地になってはならない。まさかこれほどの損害が出るとは、数ヵ月で戦力の2割を消耗するとは。ここから巻き返すのは至難の技か…)

 

この損害はもともと敵を釣り上げ補給せんが延びきった所を叩くという、自分達がやりたいことを相手にやられているため起こった事態だった。防御力を見誤っていたのだ。

 

【日本側 第二軍】

 

『敵が動き始めました。後退しようとしています。』

 

奥康隆「我々の予想通りですね。敵はあまりの損害に慌てふためいている。だが少々動きが遅いのが予想に反しましたな。無線が全ての部隊に行き渡っていない場合これ程遅くなるものなのだな。川村君が前線に出ていないか心配だよ。あれの悪い癖だ。前線はジェダイに任せた方が安定するというのに、ジェダイ嫌いはそのためかな?」

 

『川村閣下のことは解りますがこのままではみすみす敵が後退してしまいますが?』

 

奥「何のための強襲部隊かな?後退する敵を寸断するのは秋山君の仕事さ。」

 

【秋山強襲部隊】

 

秋山「おぉ、敵が総崩れか。」

 

『今こそ我々の出番ですね。』

 

秋山「慌てるなこちらが向さんの補給線を寸断したからでもあるんだ必然的にこうなるさ。さて、袋の小豆にしてやろう。」

 

ヴァシリエ軍は気が付くことが出来なかった。秋山師団は、補給線を寸断すると同時に完全に敵を包囲することが目的だったことを。気が付いた頃には周囲一体に大規模なシールド発生装置の連動によりに内部から出ることは出来ないことを。

後はジワジワと正しく潰されて行く。

 

【前線総指令部】

 

開眼「我々が出るまでもないか…。しかしながら敵は壊滅状態になっているがそれでも我々より遥かに数は多い徐々にであるがこちらもきつくなって行くだろうな。」

 

田神「そうですね。我々に出番がないのは良いことです。先の眞との戦争により経験を蓄えたかいがありますね。」

 

私がまだ一桁の年齢の頃ヴァシリエとの戦争の十数年前に眞との戦争があった。

その時、圧倒的な火力を持っていながら一割の損害を出した。

歴史上侵攻作戦を行ったのは今より500年も昔であり、戦術の進化が無かったゆえに起きた悲劇であったそうだ。

私のマスターである開眼人はその時救援に向かったジェダイの一人であり、敵の師団を一人で壊滅させていた。

 

侵攻が始まり、敵の防御が増す。縦深防御 対 機動殲滅が始まる。速度の無い防御戦はいかほどの厚みがあろうとも一度突破されれば最早穴が空いたままとなってしまうだろう。

速度の無い機動戦は簡単に止められ、直ぐに絡め取られて身動きが出来ない間に潰されるだろう。




観戦武官が次出るかも。

ビフテス
ヴァシリエ軍参謀の一人。勇敢や無謀とは遠い人物。負けない戦を好み引き際を見極めるのが旨い。しかし、この戦いでは感覚が麻痺を起こしている。

奥康隆
日本軍第二軍司令官 攻勢作戦においてかなりの自信を持っている更に言えば戦闘での見極めはかなり良い。ただし損害を多くだしやすい。

田神波紫
ジェダイの一人。開眼と同期であり、実戦経験は非常に多くその経験は後のものたちのために教義の一つとなった。文才がある。シエンを納める。


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第6話 西方の友人

旅客船の中に不釣り合いな軍服の二人組がいた。

その緑がかった服は、統合軍のものではない。良く見ると回りにはさまざまな軍服のものたちがいる。

彼らは、今回のこの戦争でいったいどのような戦闘が行われるか。

行われているかを見物しに来た客人のようなものである。

自分達が血を流さずに新しい戦術を考えたいときいったいどうするだろうか?

答えは、他者の戦闘を見ることである。つまりは血を流さずに経験だけ取ろうとする各国の佐官クラスの軍人たちである。

 

ゼートゥーア「しかし、豪勢な客船だことだ。われわれは極東への遊覧船に乗っているのかな?」

 

ルーデルドルフ「ふん、我々は旅行に行くわけではない。戦場に視察に行くのだ。このような所でぬくぬくとはいられん。」

 

「まあ、今はいいじゃないかこういうときに息抜きをしなければいずれ潰れてしまうぞ?それに回りを見て見ろ。警戒したところでここは戦場ではないんだ。のんびりと行こうじゃないか。」

 

「やはり貴様は変わっているな。では、貴様の言葉に甘んじてゆったりと行こうか?では、始めに現在の極東での戦術の予想からしていこうじゃないか。」

 

「君は、いつも硬いなぁ。まあ、私も嫌いではないからやりは刷るよ。」

 

【三週間前】

 

「我々にお話とはなんでしょうか閣下。まさかとは思いますが極東への観戦武官の話ですか?」

 

「うん、君たちも耳にしていると思うがヴァシリと日本が戦争を行っていると言うことだが、現在膠着状態とないっていると言うことだが、これを脱する可能性は必ずあるだろう。

そうなった場合、現代の対塹壕戦での戦闘、要塞線の突破等多くのことが学べるだろう。」

 

 

「それに私が何の関係があるのでしょうか?突破で有るならばルーデルドルフだけでも良いでしょう。」

 

『既にわかっていると思うが観戦武官を、送ることになっている。そこで優秀で名コンビと有名である君たち二人に白羽の矢がたったわけだ。喜べ、戦争の空気を感じられるぞ。』

 

「それだけならば事例を出していただければ良いのではないでしょうか?何か別の理由があるはずですが?」

 

ゼートゥーア「それが聞けなければ我々二人は納得致しかねますが?」

 

『そこなんだ。日本という国は二千年以上の昔に建国された国だそうだが、兵器形態は全くの謎である。そこでその調査も君たちの任務である。それと、ジェダと言文面があるがそれも調査してほしい。もし、その技術が優秀なものならば我々が造れれば我が帝国も安泰であろう。』

 

ル・ゼ「わかりました謹んでお受け致します。」

 

【再び現在】

 

「ふと疑問に思ったのだが、この船はどうやって動いているか解るかい?」

 

「確かにそうだな、解らんな。煙がなければスクリュー音もしない、まるで船の形をした別の何かのようだ。」

 




彼は目にするだろうその戦場をまるで理解に苦しむその戦いをまるで参考にならない一方的な殺戮を…
そして知るだろうこの国と戦をしてはならないと。


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第7話 魔導師

やっと幼女戦記要素がはいった。


 中国大陸にある沙河(さか)という地で両軍は2度目の対陣をした。一度後退したヴァシリエ軍であったが体勢を直ぐに建て直し、日本軍に対し反撃を行ったのだ。

 

 この戦いは軍部にとって思わぬ事態が発生した。

 一部戦線で戦線が膠着状態になったのである。

 

 当時未確認の情報であった、〈魔導師〉という存在が戦争のなかで始めて眼前に現れたのだ。あまりにも未確認の存在であったために対応が後手に回ってしまったのが原因であった。

 

 彼ら魔導師は、演算宝珠と術式により従来の歩兵よりも遥かに強力な攻撃を行ってきたのである 。

 

 また、目標が小さくあまりにも広範囲に散らばっていたために一網打尽にすることができず。各個に少量ずつ潰すしかなくなっていた。

 

 また、一部部隊には突然の爆発により負傷者が出ていた。そのため常時シールドを展開しなかなか前に進むことが出来ないでいた。

 

【シールド型簡易塹壕線内部】

『畜生どうなってんだ?あいつらどういう原理で人があそこまでの爆発力のある銃弾作れんだよ。』

 

『小隊長どの報告します。敵、魔導師を発見今より砲撃を開始するとのことです。』

 

『そうか。よぉーし砲撃が止みしだい一人は塹壕内部から連射固定型ブラスターで援護を残りは敵の火点を潰しに行くぞ。これは、私からの命令であるが全員生き残れ。いいな』

 

『はっ』(*`・ω・)ゞ

 

 日本軍は、浸透強襲戦術と機動連隊を駆使しなんとか少しずつであるが前進を始めた。

 徐々にであるが損失が出始め、戦傷者が、二千人を越えた当たりでついに死者が出始めた。

 

 これは、武器に対して戦術の進化が遅れている日本軍の致命的な弱点であった。

 銀河共和国位の歴史があればこんな戦いかたをせずに、犠牲を最小限に留めることが出来るのに対し、技術に差があるのにそれを生かす戦術がない辺りここは、遥か彼方の銀河系ではない。

 地球である。

 

【大本営作戦司令室】

 

 桂太郎「それは、誠か桁が一つ多いのではないのか?」

 

『いえ、この数字で間違いありません。我々情報通信部に聞き間違いはありません。』

 

 桂「なんということか。あそこまで念入りに準備したというのに、これ程の犠牲が出るとは。

 いささか戦争の形態が変化を始めているというのか?」

 

 容蔵「やはり我々の予想道理になりましたな。」

 

 桂「君たちジェダイは、解っているのに助言しないのかね?」

 

 容蔵「我々が見えるのは可能性の一つ。忠告は既に出していました。

 しかし、その忠告を生かすも殺すも現場の判断しだいです。」

 

 渋沢英一「しかしだね、これ以上損害が増えてくるとなると経済的にも国民的にも何より、兵の帰りをまっている家族たちに申し訳が立たない。

 私は、経済担当ではあるがそこは非常に心配である。」

 

 徳川「であるならば仕方ないあなた方の力をお借りしたい。」

 

 要蔵「元からそのつもりで前線は近くまで派遣しております。一両日中に前線に入るでしょう。」

 

 こうして、私の初めての戦争での戦闘が幕を、開けることとなった。




次回 魔導師vsジェダイ

桂太郎
大日本帝国統合軍総司令官。天皇からの厚い信頼に加え政治・経済の方にも、知識がある。
ついた渾名は、「ニコポン宰相」ニコニコ笑って肩をポンと叩き、政治家や財界人を手懐けるのに巧みであるがゆえである。

渋沢英一
究極の大蔵大臣。もしもランクが10段階有れば10に更に上乗せしても良いくらいに財務が得意である。彼が上に立つだけで国の財政は上向きになり、より安定し、生活水準が上がるというすごい人。徳川家鷹とは、家鷹に《財政とは、経済とは》と、自ら教鞭を取った存在である。


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第8話 フォース

魔導師vsジェダイ


【沙河戦線ヴァシリエ軍魔導師混成師団】

 

 上等兵「本当に魔導師さまざまだな連中の攻撃が散発的になってるよ。上はなんで出し惜しみしてたんだ?なぁ、兄弟。」

 

 少尉「馴れ馴れしくするな。私は少尉一応の仕官だぞ上等兵が気安く話しかけるものではない。」

 

 上等兵「何をいってんだ少尉どの。我々は少尉殿が足りたい経験を教えているのであります。我々がいなければ指揮は難しいでありますよ。なぁみんな」

 

『そうだそうだみんなそう思ってるよ。wwwwww』

 

 

 塹壕内部での余裕が出始めていた。その時日本軍の透明な物の中から一人の人間が歩いてきた。

 

 軍曹「何だあれは。あまりにも奇妙だぞ。一人の人間が何故こちらに来る。器でも狂ったか?」

 

 少尉「こう言う場合はどうすればいい。軍曹」

 

 軍曹「撃ちましょう。おかしい。全員注意を怠るな罠かもしれん。」

 

 少尉「良し、では打ち方初 っつう ん」

 

 軍曹「どうしましたっ!!少尉!!」

 

 彼らの目の前には首を何か得体の知れない力に首を絞められている少尉の姿があった。

 そして、遠方から手を握る動作をする日本人がいた。

 少尉は力なくぶら下がるそして、魔導師が一人戦線から姿を消した。

 

 准尉「私が臨時に指揮を執る。打ち方初め!!」

 

 一斉に小銃を撃ち始める小隊。しかし、悲しいかな、銃弾は、その日本人に当たる前で止まり逆に打ち返されていく。

 

 一瞬にしてミンチになるものたち。

 

 前線の異変を察知し軍団全体が動き始めた各所で同じ現象が起きていたからだ。

 

 野砲・榴弾砲・新式の機関銃弾・小銃弾、有りとあらゆる火力をもってその存在たちに打ち込む、魔導師たちも有りったけの火力向ける。

 しかし、砲弾は爆発してもその爆風・破片はその存在に届く前に何かの力に阻まれ止まる。

 魔導師たちの術式はその存在たちが振り回す青・緑・赤、等さまざまな色の剣のようなもので切り伏せられていく。正しく、彼らにとっての第二の地獄の始まりであった。

 

 瞬く間に進んでいくその存在、更にそれを援護するかの如く日本軍からの火線は密度を増していく。

 

 砲撃により抉られる塹壕。見えない力により次々と殺されていく魔導師たち。戦線が崩壊するのは時間の問題であった。そしてこれが私の初陣でもあった。

 

【同時刻、日本軍側】

 

「これより、我々ジェダイが攻撃を開始する。攻撃開始後援護射撃を規定通り行ってほしい。くれぐれも誤射のないようにお願いしたい。」

 

 古参上等兵「ジェダイの旦那随分と若いが大丈夫かね?」

 

「何がですか?」

 

 古参上等兵「いやぁ、戦が怖くは無いのかと思ってね。

 もし、旦那方が危なくなったら助けますよ。」

 

「心配ありがとう。でも大丈夫だ殺しには慣れてるからね。それと、後ろを頼みますよ。では、行きます。」

 

 私は、何も手に持たずシールドから出た。初め何も銃撃は無かった。

 そこで、フォースが若干であるが乱れている人物に対しフォースグリップを行い首を絞め骨を折った。

 嫌な感覚であるが一番確実である。折った一拍置いた後に銃撃が始まった。

 鉛弾が跳んでくるがフォースを使い目の前で止める。そして、逆に押し返す。

 数十人が一気にミンチになった。

 少しして、砲撃が始まったがフォースにより爆風を周辺で止めることが出来るためそれほど脅威にはならない。

 しかし、時間をかければこちらも辛くなる。だから、走る。駆け抜ける。

 魔導師の情報は前からあった少量ではあるがフォースを感じる。

 銃弾がフォースを纏っているかのようだ。フォースシールドでは止められない。ゆえにライトセイバーで切る弾く。

 私は、瞬く間に戦場を蹂躙していった。後方から援護射撃が来る。ありがたい。

 そろそろ総攻撃の頃合いだろう。魔導師も粗方倒し数名を捕らえて戦線を離脱した。魔導師は脅威になるかも知れない。




沙河戦線崩壊
迫り来る日本軍それを陣頭指揮するジェダイたち。
虎の子の魔導師もやられヴァシリエ軍には地獄の戦い

次回・奉天開戦


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第9話 戦の折り返し

【奉天】

 

場所は奉天史実であればここで日本軍とロシア軍の決戦の舞台であるが、この世界では違う。

別に日本にとって総力戦でもなければ、片手間の戦いである。

そう万が一負けることがあれば、敵の全都市を十分程で灰に帰することも可能なのだ。

何故それをしないかは、ただ戦争が嫌いな国家であるゆえにである。

さて、ここ奉天にヴァシリエ軍は、満州侵攻部隊だけでなく欧州方面からも戦力を抽出し、ここ奉天で雌雄を決する構えである。

もしも負ければナポレオン戦争以来の大後退戦をしなければならなくなる。それほどに追い込まれていた。

 

この時点でおおよそ1年の時が流れていた。

 

【日本軍指令部】

 

ここの指令部には全司令官、並びにジェダイたちが終結していた。会議の結果、戦端を開く時刻は1月8日の出とともに全戦力を持って敵を包囲殲滅する。

ハンニバル以来の大包囲作戦を実行する。要は秋山好古率いる騎兵師団(ここで言う騎兵はswのガンシップを中心にスピーダーバイクを使用し広範囲の敵を包囲担当の特殊部隊。)

 

【ヴァシリエ軍】

 

奉天を決戦の舞台にするため前線の全線防御陣は、非常に強固なものとなり()()()()()()()()()()()()()地帯となっていた。

しかし、彼等は第一次包囲戦のとき自分達がどうやって包囲されたか未だに理解不能であった。

まるで空から人が現れたかの如く突然敵が現れ、後ろから攻撃される。

これを警戒し後方にも防御陣地を構築していた。

そのため非常に補給線が細い寸断されれば瞬く間に餓死者が出るだろう。

正しくそのようになった。

 

【ヴァシリアヴィチ首都モスコー】

 

ここの宮殿に住まうはイヴァン雷帝の血を引くニコラウ2世が、そとを眺めていた。

 

ニコラウ「この外の人々は戦争にもいかず何故私の宮殿の前で暴動を起こすのか。今この国は危機に瀕しているというのに、内輪揉めしてなんとなる。」

 

ラスプーチン「そうです。彼等反皇帝主義者たちがあのように振る舞うから国民はみな不安がっております。軍隊も極東の方へおよそ、五分の一ほど出払っていいますので治安も少々悪くなっているやもしれません。」

 

ニコラウ「君には聞いてはいない。しかし、確かにそうかもしれないな。不甲斐ない軍部が極東で勝利出来ないせいで、これ程の暴動が起こるとは。非常に不愉快だ。」

 

『失礼します!!陛下!!軍部からの電文です。』

 

ニコラウ「読みたまえ」

 

『我が軍善戦すれど完全に包囲さる。これより持久戦をするにともない物資の不足が多大となる。よって援軍の要請を行いたく願う。極東方面軍総司令クロパトキン』

 

ニコラウ「下がりたまえ。暫く一人にさせてほしい。」

 

大敗北にニコラウは呆然とせざる追えなかった。それほどにこの敗北は心身共に衝撃的であった。

 

【モスコー上空・宇宙空間】

 

強襲揚陸艦 敷島

『これより敵首都に対し降下作戦を開始する。敵、首領ニコラウの捕縛が主任務である。これにより敵との戦争の終結をはかる。以上を持って作戦説明を終わる。各員の健闘を祈る。』

 




ニコラウ2世
ヴァシリエヴィチ帝国の国家元首。その性格はあまり誉められたものではなく。自分よりも能力の高い人物を左遷し、自分の言いなりとなる人物を中心に内閣を決めている。五児の父

ラスプーチン
ヴァシリエ聖教の神父ニコラウの息子であるアレクセイを病から救ったということとなり、政治に口を出す程の権力を持っている。ニコラウの傲慢に拍車をかけさせた張本人。


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第10話 モスコー強襲

統一暦1905年


【モスコー上空・宇宙空間 朝2時】

 

地球の大気のある最上層、外気層よりも上空。宇宙空間に位置するそこには二隻程の宇宙船がいた。

この時代まず、宇宙に出ていけるものは紫外線や赤外線等の電磁波しかない。本来ならばそこにあるものは非常に不自然なものである。

この日本国以外では。

 

強襲揚陸艦 敷島

 

『これより敵首都に対し降下作戦を開始する。敵、首領ニコラウの捕縛が主任務である。これにより敵との戦争の終結をはかる。各員の健闘を祈る。』

 

坂田 隆興「ふん。やはり上空は何もないな。」

 

高野 幸「マスターそれは、当たり前です。敵は未だに空を飛ぶことを知らないのですから。」

 

坂田「慢心はいけないな。既に他国でも動力飛行を成功させている。さすがに我々の技術に追い付くのには早くとも300年はかかるだろう。」

 

高野「それも慢心では?」

 

坂田「いいや、技術とは一足飛びにいかないからな。我々の場合は既に正解があったからだ。艦長高度を下げる。敵地上空一万㍍で行こう。そこから空挺降下する。」

 

『了解しました。ご乗船有難う御座います。当艦は、これより敵首都上空一万㍍に降下します。減圧に伴う吐き気頭痛にご注意下さい。』

 

『よし、各員降下準備にかかれ。ジェダイさんのお世話にならないようしっかりとやっていこう。それと、本当にいいんですか?パラ無しで。』

 

坂田「問題ない。フォースを使えば減速なんてお手のものさ。」

 

ガコンと降下ハッチが開く

 

『ヨーイ。コース良し×3、用意×3、降下×3』

 

坂田「行くぞ。」

 

高野「はい。」

 

【同時刻モスコー】

 

ヴァシリエ首都モスコーは、静かな夜を迎えていた。人々は寝静まり昼間の騒動など無かったかのようである。

そこに上空で何か点滅しているのが見えた人々は極僅かである。

青天の霹靂。この言葉が似合うだろう。実際に私が、体験したわけではないのでそこまで詳しくはない。しかし、実際にそうだったのであろう。

 

【ニコラウ宮殿内】

 

ここ数ヶ月の間この宮殿の中で普段ではあり得ない数の人影が動いている。使用人たちも、寝静まり。

少数の近衛兵のみが巡回をするはずであるが、その近衛兵のアルキカタではないもっと足音が少なく俊敏である。

時折、近衛兵が何かを見つけるが見つけた瞬間意識を刈り取られている。

 

宮殿内の最奥、ニコラウの寝室だ。そこで足音が止まる。

『起きてください。』(ロシア語)

 

ニコラウ「何だねこんな夜更けに」

 

『あなたを拐かしに参りました。』

 

ニコラウ「なんだって?私をヴァシリエヴィチ皇帝ニコラウ2世と知っての無礼か!!」

 

『はい、我々はあなたの敵国、大日本帝国のものです。

 

ニコラウ「貴様ら、衛兵はどうした。」

 

『眠らせました。邪魔なので命はとっていません。後々承認になってもらいます。それではまた良い夢を』

 

ニコラウ「なんだと!!ウッ」

 

銃床で気絶させられる。そのまま、麻袋に入れられ連れ去られる。

 

坂田「全員終結したか。」

 

高野「はい、しました。近衛兵を殺さずに生かしておく意味は何ですか?」

 

坂田「ニコラウが拐かされたかことを証明する。承認として。それと我々はいつでもどこ国の首領を殺すことが出来るという脅しにもなるからね。ピクニックは帰るまでさ。」

 

高野「行きはよいよい帰りは怖いですか。」

 

 

 




さあ、戦争も終盤

坂田 隆興
ジェダイマスターの一人。先祖に黒人がいたらしく覚醒遺伝で黒人見たいな体格と姿である。モーフィアス見たいな背格好。シスに近い戦いを得意とし隠密行動が得意分野。サーベルは赤両刃。ジャーカイ・ジュヨウを納める

高野 幸
坂田のパダワン。ジェダイナイトであり主人公の一つ下の年齢。主人公のことを兄のように慕っている。マスターである坂田の影響で攻撃的なフォームで戦闘を行う。団体戦は苦手。マカシを納める


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第11話 ラスプーチンという男

 

【モスコー北部針葉樹林帯】

 

『作戦は成功ですね。』

 

坂田「いやまだだ。そこにいるのは既に解っている姿を見せろ。」

 

全員が坂田の向く方へ銃口を向ける。木の影から現れたのは、濃い髭を生やしたやせ形で、細身の中年男性。異様な雰囲気を醸し出している。恐らくはその神父服のせいで胡散臭いのだ。しかし、坂田には違った気配を感じることができた。フォースの流れである。

 

???「来るのをお待ちしていました。まさかジェダイが本当にいるとは驚きです。」

 

高野「そういうあなたは何者ですか?何故あなたから常人よりも強いフォースを感じることが出来るの?そして、何故ジェダイのことを?」

 

???「あぁ、すいません私はグリゴリー・ラスプーチンというものです。どうぞ今後ともよろしくお願いします。」

 

ラスプーチン「残念ですがそれらは教えられません。私に勝ったのならば別ですがね?」

 

ラスプーチンの手からフォースが発せられ兵を吹き飛ばそうとする。それを坂田が同程度のフォースで抑える。

 

ラスプーチン「くっ!!なんだと。ジェダイとはそれほどか!!」

 

坂田「逆に貴様はその程度か?全員構え殺すなよ撃ち方初め。」

 

ラスプーチンはフォースを使ってブラスターを弾こうとするが数に圧され体に弾痕型の火傷が作られていく。

 

坂田「撃ち方やめ。その体ではもう立てまい。」

 

しかし、重症ながらラスプーチンは立とうとする。

 

ラスプーチン「何故殺さない。あなた方なら容易いことだろう。いたぶるつもりか?」

 

坂田「そんな時間はない。ゆっくり話をしよう。独房でな。」

 

ガンシップが空から降りてくる。強襲揚陸艦が上空で待機していた。

 

【敷島艦内独房】

 

坂田「やはり貴様から旧ジェダイのかおりがするな。」

 

ラスプーチン「あぁ、私はあなた方のいう旧ジェダイの最後の生き残りの一人だ。我々は、貴殿ら新ジェダイとの勢力争いに負け他国に逃げた。

しかし、旧ジェダイは結婚を認められないから徐々に数を減らした。更に魔女がりに合い更に数を減らした。

そして、組織はバラバラになり、もはや跡形もない。

私は、ヴァシリエの最後のジェダイだった。」

 

高野「自業自得じゃないですか。あなた方旧ジェダイは恋すらまともにできず、彼方の銀河共和国の腐敗すら止められなかった。あなた方が滅ぶのは必然よ。」

 

ラスプーチン「そうだな私で最後だ。さぁ、一思いに殺してくれ。」

 

坂田「わかった殺そう。ではな。」

 

そういうと一息にフォースで脳みそを潰した。

 

高野「皮肉よね。守ろうとしたものにいつも裏切られるんだから。」

 

坂田「さて、皇帝一家はどうするか?まさか全員いるとは俺も耄碌したか?」

 

【同時刻・満州包囲網】

 

大山「敵から脱走兵が出ているな。」

 

好古「あぁ、そうですね。大山閣下。しかし、よく持ちます。特にクロパトキン直属の部隊からは落伍者は出ていない。気長に待ちますか?包囲は破られませんが」

 

乃木「一思いに殺してやれないものか。」

 

児玉「だからこその敵首都強襲作戦《韋駄天作戦》であろう?」

 

奥「作戦は成功したそうだ。明日にでも終戦協定に書名をさせるそうだ。」

 

【同時刻・内閣府】

 

徳川「よかった成功して。それで、終戦協定の内容は賠償金31.2億円で良いだろう。相手の国家予算の約1.5倍位で良いだろう。あまりやり過ぎても相手の国がバラバラになったら色々と困るからね。」

 

大村寿太郎「これに追加してウラジオからネリュングリて置いておきましょう。いずれは独立国とします。」

 

渋沢「それは流石にやりすぎです。これでは兵が過労死してしまいます。」

 

大村「だから、その土地の人間に統治させる数年後にね。勿論ヴァシリエ軍の中から人員を抽出させる。」

 

波多野隆正「それは良いが法律も考えるのか?法務省としては大変なことになると思いますよ?何せ多民族国家にするのですから。象徴が必要です。」

 

菊池大道「教育制度も整えねばなこれは問題ですぞ。良いことに我が国の国家予算は余りまくっていますから?こういうときこそ使いましょう。病院に関してはドロイドで良いのでは?」

 

徳川「皆の意見わかった。ではこれらでまとめよう。その後に天皇陛下へ文書をお渡しします。くれぐれも後だしのないように。」

 

『はい。』

 

 

この時ジェダイにも誰にも解らなかった。この一週間後ヴァシリエ帝国内で革命が起こることなど。

 




大村寿太郎
姿は小村寿太郎外務大臣。この世界でも外務大臣。今回の作戦は実はこいつからの提案から始まった。

波多野隆正
珍しくジェダイ崩れではない。法務大臣。男爵の爵位持ちで人の良さそうなおじいさん。

菊池大道
文部科学大臣。 自信も数学者で東帝大、京帝大での教授でもある。


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第12話 戦訓

【帝国大使館内】

 

大使館の中には大使と二人の軍人が向かい合っていた。

 

大使「大変でしたね。戦争が終わってまだ幾日も立っていませんがこうして大使館までお越しいただけるとは有難うございます。」

 

ゼートゥーア「いえいえ、我々にとってはここが最も近い母なる国なのですから。当然のことです。しかし、本日ここ大使館に来たのは他でもありません。観戦記を元に戦争に関する我々が感じた戦訓を本国に届けて頂きたいのです。」

 

大使「えぇ、それは聞き及んでおります。戦争は大日本帝国の圧勝となりました。世界各国も非常に動揺しているようです。それほどの戦いなのですから、さぞ多くのことを学べたのでしょう?」

 

大使としてはきっと素晴らしいことを報告出来ると考えていた。

 

ルーデルドルフ「いや、ご期待に添えるものは送れませんよ。あれは、戦争という名の虐殺だ。」

 

ゼートゥーア「それ以上は…」

 

大使「何故です?」

 

ルーデルドルフ「大使は戦場を実際に観ていないからそう思うのも致し方無いかと思いますが、この報告書を送った場合本国では笑い者ですよ。圧倒的火力・圧倒的技術あれでは戦術等役に立たない。手加減しているのが見てとれる。」

 

大使「それほど」

 

ゼートゥーア「はい、それほどの戦いでした。むしろあれで負けたら笑い者となりましょう。一応てはありますが、歩兵でのみの塹壕の攻略。機関銃座の置き方・効果的な使い方。そして機動部隊による包囲等は勉強にはなりましたな。ですので戦争の真実はここにいる我々だけの秘密となります。」

 

大使「それは困るそれでは観戦武官の意味がないではないか。」

 

ルーデルドルフ「大使それほどこの国はおかしいのです。まるで時代が1000年ほど違う。それを本国へ送るだけで意味は無いのです。」

 

大使「そんなにか。」

 

無言で頷く二人。

 

大使「そうですか。わかりました。それほどならいう必要はありませんね。あなた方の出世と私の出世に響きますし。我々だけの秘密ですよ。たぶんですが他の国でも同じようになっているのかな。」

 

この大使の言うとおり他の国の大使館でも同じことになっていた。

一部の国では全部を記載した文書を送った国もあったが作者が戦争で錯乱しているのだろうと一蹴りされ重要な文書と見なされなかった。

後々この二人は戦争で一分の戦術をこの戦を元に現代に照らし合わせて扱うことになり、擬似的な強襲部隊である航空魔導師の設立に多くの重要な書類となる。

しかし、ジェダイのことは詳しく書かれていない。

彼らが見たのは最初の塹壕攻略でありジェダイがいなかったためである。

 

【前線参謀司令部】

大山「戦が終わったと思ったら今度は領土拡張か。兵が過労死してしまう。」

 

秋山「我々だけでは無理です。元はヴァシリエの領土なのです。ヴァシリエ軍内の現地人から抽出する他無いでしょう。実際郷土愛は計り知れない力を秘めていますから。」

 

奥「君が言うと本当に説得力があるね秋山君。問題は内閣がどうでるかだな。」

 

乃木「児玉さんが今内閣と話を通しているよ。しかし、今回の戦も損害が出てしまった。陛下に申し訳がたたん。」

 

秋山「しかし、良いこともあります。我々は生き残りその戦訓を後の世に残すことが出来るのです。存分に検証し、兵たちに周知させましょう。」

 

彼らが話している内に着々とヴァシリエ帝国内部での革命が始まろうとしていた。




終結から4ヶ月。遂に始まる革命ニコラウ一家は生き残ることが出来るのか。
次回極東の属国


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革命のヴァシリエ1905年6月~1912年 第13話 極東の属国

【モスコー赤の広場】

 

暗闇の中何かがざわめいている。それは人の形をし、ヴァシリエ語を、話している。その者たちは口々にいう。『皇帝に死を。資本主義に死を。我々労働者の為の国を。』

オカルト宗教のように口々に言う。回りの群衆たちもその熱に浮かされ便乗していく。

多くの店舗を破壊し、金持ち貴族からものを略奪していく。まるで盗賊のようだ。

恐ろしいことにこの出来事はヴァシリエ帝国内部の西方方面を中心に拡がりを見せ、今まさに一つの大国を飲み込もうとしていた。

 

ウラジミール・レニン「同士諸君我々は今ここに立ち上がる。労働者の労働者による労働者の為の国家を樹立するために、今我々共産党がここに立ち上がった。皆怯えることはない。この困窮した生活は全てあの悪逆非道たる皇帝一家、貴族、そして役立たずで大飯ぐらいな魔導師達のせいである。皆の力を我々に貸していただきたい。そして、富の分配のために共に戦おうではないか。ここにルーシー連邦の樹立を宣言する。」

 

一斉に観衆達が絶叫をあげる。そして津波の如くその轟きは波及していく。

ここに、ヴァシリエ内戦が勃発した。

しかし、彼らの革命には誤算があった。

今、首都モスコーには、皇帝一家はおらず極東ウラジオストクで療養中であること。

満州方面軍は皇帝派が中心であること。

そして、銀行員のユダの民達が迫害から逃れるかの如く東へ逃げていたこと。

これらの要因により内戦はヴァシリエの大地を東西に二つに割ることとなる。

 

【大日本帝国内閣】

 

さあ、困ったことになっているのは戦勝国である日本も同じ出した提案全てを、ヴァシリエに飲ませた。

そう、革命の要因を作ってしまったのはこの国である。

 

従ってこうなった場合当事者としてこの問題に首を突っ込まざる負えない状況になってしまったのだ。

 

徳川「どうしてこうなるんだろうね。」

 

大村「やはりあの内容はやりすぎでしたか…」

 

渋沢「やりすぎでしたか…ではない。

やりすぎなのだ。だいたい大使館や資産だって有るのだろ?要人だって向こうにいるのだ。それが死んでしまったら命ごと丸損だ。どう責任をとる。」

 

菊地「まあまて、いい気会だからヴァシリエを二つに割って片方を干渉地帯の国にしよう。ちょうどウラジオストクには、ニコラウ2世がいることだし、東側は皇帝への忠誠心が高いからな。それしかないだろ。」

 

波多野「それならば、我が国の国法を少々変化させ憲法にすればだいたい収まるだろう。」

 

徳川「まあ、半分は我々のせいだ。これくらいしないとな。」

 

【モスコー日本大使館】

 

『なんてことだ、革命が起こるなんてどうやって本国に帰れば良いんだ。』

 

「落ち着いてください大丈夫です私がお守りします。」

『そうか、頼んだよマスター黒帯』

 

まさかマスターになって初めての任務が大使館からの脱出なんて夢にも思うまい。

私のジェダイナイトとしての初めての任務が始まる。




主人公は出世してパダワンからナイトになりました。ナイトとしては比較的若い。自身の中身ががオッサンだから成熟しているからこその出来事。

ウラジミール・レニン
ヴァシリエ共産党の首領人身掌握と恐怖により内部を締め付け反抗する勢力をことごとく潰していった。ルーシー連邦最初の指導者。病気により死亡したため幼女戦記の本編突入には絡めない。


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第14話 昇格

【大日本帝国・ジェダイ聖堂】

 

 その日私は開眼にジェダイ聖堂に来るように言われていた。

 私が着くと既にそこには12人のジェダイ評議員が列席し、開眼が中央の壇上にいた。

 

 開眼「遅かったじゃないか黒帯」

 

 要蔵「別に我々は待っていない。開眼が言っているだけだ。まあ、そこの椅子に描けたまえ。」

 

 話が変わるが開眼に対する回りのジェダイは少々冷たい。何故かと言うとだいたい開眼自信の問題である。

 ・第1に評議会の命令無視。

 ・第2に、常人離れした行動。

 ・第3に、女癖が物凄く悪い。

 この3つに集約される。

 しかしながら、外交や政治家との会合・演説・戦闘等の才能があるため無下には出来ない。そういう存在である。

 正直弟子の私でも訳のわからない。大胆な人であるということしかわからない。

 

 さて、話を戻そう。

 私は壇上のすぐ近くにある木製の長椅子に腰を掛けた。

 

 要蔵「本人も来たことだ。して開眼何故に自らの弟子を一人立ちさせようとするのか?」

 

 開眼「それは単に私の教えるべきことは既に何も無いからです。彼の剣術。特にソーレスに至っては既に私の腕を越えています。恐らくはこの場にいる誰よりもソーレスは負けない。それほどの実力です。

 先の戦ではその防御力を生かし最前線で最も多くの相手を倒した。しかし、人としては未だ未熟な部分はあります。ですが、それは人生を歩むことで形成され研磨されて行きます。私のようにはならないでしょう。」

 

 真田武郎「そうか。確かに君のようにはならないだろう。

 しかし、ナイトにするかどうかは我々評議会が決めることだ。12人のマスターからの推薦はあるが果たしてその実力が真実か見極める必要がある。」

 

 要蔵「黒帯。お主はどう思っている?」

 

「心構えはできております。」

 

 御舟貞那賀「ふん。ではこうしよう。パダワン同士の一騎討ちを行いその実力を見る。相手は高野 幸だ。君の相手にはちょうど良いだろう。」

 

 まさか高野になるとは思わなかった。

 彼女の納めるマカシはソーレスと非常に相性が悪い。

 ソーレスは単体戦は苦手だ。

 だからシエンの練習も欠かさず行ったのだ。そのお陰で攻防隙がない守り中心のフォームになった。ほとんどオリジナルのようなものだ。だからと言ってソーレスを使うと負けるだろう。

 

 要蔵「明日、明朝より試験を訓練場で行う。彼女には既に通達済みである。異論はないな。」

 

「はい」

 

【ジェダイ聖堂内廊下】

 

 廊下を歩きながらマスターと話をした。

 明日のことそしてこれからのこと。

 もしも私が負けた場合マスターは私をパダワンとすることをやめなければならないらしい。

 まあ、日頃の行いが悪いから仕方ないだろう。

 それよりも明日の一騎討ちのためにしっかりと瞑想して、休もう。そう私は考えていた。実際休んだのは正解だったが。

 

【ジェダイ聖堂・訓練場】

 

 試験当日彼女と、ばったり出くわしてしまった。

 なんと運の無いことだったろうか。

 かなり真剣な表情だったのを覚えている。これから戦闘するのだから当たり前だったが。

 私は凄く気が楽になっていた。

 何故なら勝手も負けてもあのマスターから離れられるのだから。それほどうんざりしていたのだ。

 

「おはよう。調子はどう?これから試験があるけど、相手よろしく。お手柔らかにお願いするよ。」

 

 高野「こちらからもよろしくお願いします。先輩、1つ言いますけど、手心はかけませんから。私は、あなたが私に勝てると思っていませんので。それに今まで私に勝てたことあります?」

 

「確かに君に勝ったことはない。だけどね、負けたこともないんだ。いつも通りやらせてもらえよ。そして知るだろう。僕の本気を。」

 

 彼女には、私がソーレスを使っているところしか見せていない。

 元々私はアタロなんだよ。これは開眼しか知らない。開眼は絶対に話さないだって開眼が自分から教えたやつなど誰もいないのだから。

 

 そして戦闘が始まった。

 

『これより一騎討ちを行う。勝敗は戦闘の継続が困難になった場合。自ら敗けを宣言した場合となる。

 また、腕・足等身体の部位に攻撃が深く入った場合戦闘続行不可能と判断し即時終了とする。

 では、始める。双方、礼。…初め!!』

 

 まず、彼女が仕掛けてきた。上段からの強烈な一撃それを体を半歩下げてかわす。

 カウンターを狙い右下段から振り上げを行うがそれをサーベルを左に手首で振り弾く。フェンシングのような動き私の苦手な動き。

 そのような斬撃を数度繰り返す。私が、わざと隙を作る。

 そう、ソーレスからアタロに動きを急激に変化させる。動きが遥かに早くなり人間よりも獣のような激しい動きである。

 彼女は慢心していた。いつもそうだ慢心のしている。楽観的なのはいいが、それは自分を信用しすぎだ。

 彼女は私の攻撃に対応しきれていない。徐々に私が押し初める。

 彼女は剣術の腕は良いが一対一の正攻法が得意。

 しかし、人対獣では動きでは獣の方が有利なのだ。

 数分をせずに私がフォースプッシュで彼女を吹き飛ばすと同時に模擬セイバーで彼女の胴体を切り裂いた。

 

『勝負あり!!勝者黒帯』

 

 これにて私の昇格が決まったのである。




剣術のフォームの説明は後日書きます。

真田武郎
ジェダイで最も剣術が強い。ヴァーパッドを納める

御舟貞那賀
ジェダイ評議会の知恵者。技術研究や多くの博士号を持っている。専門は宇宙推進工学。シャイ=チョーを納め基本に忠実な戦闘を行う。


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第15話初任務

 

【ジェダイ聖堂】

 

 昇格祝いもほどほどに、そろそろ御開きとなるところに開眼からあることを聞いた。

 

 開眼「そう言えば黒帯、お前1週間後にヴァシリエヴィチ日本大使館への派遣が決まったから。よろしく。」

 

「え?何でですか急すぎませんか?」

 

 開眼「お前が昇格することは皆わかっていたから既に決まってたんだ。」

 

「もし私が負けていたらどうしたんですか?まさかあなたと一緒に行動せよと?」

 

「いや?君だけだよ。大使館での実務後に昇格させる手筈だったんだ。悪いねぇ闘わせちゃって。」

 

 ニタニタ笑ってやがるこのおっさん。

 なんてやつだこれが《暗躍の開眼》か。

 

「それに坂本君から高野君の精神を鍛え直して欲しいと頼まれていたんだ。だから君をパダワンから一度外さなければならなかったからね。それもあるよ。」

 

 開眼としてはまとな答えだった。

 

【ヴァシリエ日本大使館】

 

 日本大使館まではシベリア鉄道に乗り、そのままヴァシリエの首都モスコーまで直行である。

 

 2ヶ月前まで敵国だった国に一人で向かわせるとは、

 ジェダイじゃなかったら自殺行為だ。

 

 まあ、僕はジェダイだから何とも無かった。

 私闘はしないよう相手の心を操り誘導して何とか切り抜けた。

 

 いやぁ、結構な距離である。空を飛んでいかないのは、飛行機が、まだ一般的でないこの世界には刺激が強すぎるためだ。

 戦争に使っただろう?まさか戦争は非情さ。何でもやった方が勝つ。

 

 さて、大使館について1ヶ月ほどはなにも無かった。あまりにも無さすぎた。不気味なほどに。

 嵐の前の静けさとはこの事か。

 

 1ヶ月を少し過ぎた頃妙な気配を感じるようになった。

 途中極東への亡命をしようとユダ教徒の民が日本大使館に度々現れるようになった。

 

 身辺を調べるとどうも金融関係の仕事をしているもの達らしく裕福なはずだ。

 

 だが、裕福な人間がその生活を捨ててまで他国に亡命するのは、何かが起こる前触れである。

 

 

 終戦から4ヶ月目の2月中旬ことが起こった。

 

 

 大使『なんてことだ、革命が起こるなんてどうやって本国に帰れば良いんだ。』

 

「落ち着いてください大丈夫です私がお守りします。」

 

 大使『そうか、頼んだよマスター黒帯』

 

 まさかマスターになって初めての任務が大使館からの脱出なんて夢にも思うまい。

 

 私のジェダイナイトとしての初めての任務が始まる。

 

 まずは大使館にいる人員の確認と、動けるものたちへの必需品の確保の命令と脱出路の手配である。

 

 必需品はこの日のために溜め込んでおいたものがあり直ぐに準備ができた。そして脱出路も抜かりなく。

 亡命を、しようとしたものに協力させその対価として亡命を確約した。

 

 護衛の衛兵たちに道を教え大使たちを先導させる。先導先にはステルス迷彩で守られた宇宙輸送艇がある。亡命者たちはきっと驚くだろう。

 

 私にはもう1つ別の任務がある。それはこの革命によりバラバラになるであろうヴァシリエ軍の皇帝派のウラジオストク移動である。そのためには列車を確保しなければならない。

 既に皆集まっているだろう。後は列車を強奪するだけだ。

 あぁ、ヴァシリエ人の友達出来るかなぁ?

 




次回 昨日の敵は明日の友

悲報・高野は開眼の弟子になった。


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第16話 モスコー発・ウラジオストク行き

 

【モスコー・車両基地】

 

そこには人があまりいなかった。そのほとんどが今日の革命に駆り出された労働者達であるが故にである。

 

警備が一切成されていないこの車両基地で、数百人の人影が現れた。

 

その足取りは統率がとれていてあの暴徒たちとはまるで動きが違う。

 

そう、ヴァシリエ軍初の航空魔導実験部隊である。

彼らはヴァシリエヴィチ皇帝への忠誠を誓い、絶対に離反しない魔導師達から選び抜かれた精鋭である。

 

また、彼は多くのヴァシリエ魔導師達との太いパイプを持っており、今回の暴動の前に事前に一般の魔導師たちを極東へ退避させていた、中心的存在である。

 

その者達が、極東ウラジオストクへ亡命を完了するまで護衛を勤めるのが私の第2の任務である。

 

彼らの気が付く暇もなく、彼らの目の前に私は、現れた。

 

「どうも、私が今回大日本帝国から派遣されてきた特使兼あなた方の護衛のものです。どうかお見知りおきを。」

 

???「撃つな!!いきなり現れるとは特使は礼儀知らずか?まあいい。君の素性は知らないからまずは自己紹介と行こう。私はヴァシリエ軍極東方面軍作戦参謀

アレクサンドリア・ビフテフ中佐だ。」

 

「申し遅れました。私は大日本帝国外交特使ジェダイナイト黒帯 帯一だ。以後よろしく頼む。」

 

ビフテフ「私は極東方面軍のものだが、彼らに情報をもらい多くの魔導師達を逃がす手筈のために帝都まで来たが、まさかここで元敵国に助けられるとは。」

 

「その話はあとにしましょう。時間がない。奴ら共産党主義者が来る前に何としてもここを出る。」

 

ビフテフ「そうですな、積もる話もありますが、先に脱出しなければ。連中は魔導師を皆殺しにする勢いだからな。総員列車に乗り込め。装甲列車員操作を頼む」

 

『了解です。中佐』

 

「それはそうと、どうやら客人が来たようだ。」

 

ビフテフ「何?では戦闘体勢を」いや、私一人で十分だ先にウラジオへ行ってろ。後でウラジオで会おう。そしたら話でもしよう。」

 

ビフテフ「良いのか?」

 

「それが私の任務だ。」

 

汽笛が鳴る。機関車は、ゆっくりと進み初める。

帰ることの無い祖国への別れを口ずさみながら兵は、載っていく。

 

機関車の去った車両基地に、ちょうど10分ぐらい遅れて暴徒達を引き連れた何かが現れた。

 

そして、そこには線路の上を塞ぐ私が立っているのが見えたはずだ。暴徒たちは銃を構え私に撃つ。

しかし、目の前で止まる。暴徒達は口々に言う。

『魔法か?嘘だろ・術式すら使っていないのに?』と

 

何かは言った。

『ジェダイよここで死ぬが良い。』と回りは既に奴らに囲まれている。スピーダー・バイクまで突っ切るのは簡単だ。

だがあの物は危険だ。

故に私は戦うためにここに残った。

 

 




次回、シスという存在


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第17話 シスといもの

【モスコー・シベリア鉄道基地】

 

『ジェダイよ、死ぬが良い』

 

 奴は言ったはっきりとジェダイと。回りの連中は、労働者たちは、己の心の弱さにつけ込まれてシスに精神を操られている。

 しかし、かなりの手練れだ。

 聞くところによるラスプーチンという旧ジェダイもいたそうだが。それよりも遥かに強いだろう。

 

「お前はシスか?」

 

 奴は無言だったそして

 

 シス?「やれ!」

 

 暴徒に命令を出すと暴徒が私に、雪崩の如く向かってきた。

 フォースを使い暴徒を吹き飛ばしつつ奴を追う。

 しかし、壁となっている暴徒により奴を見失う。姿を眩ますのもうまい。鮮やかな引きかただった。

 

 そうこうしている内にヴァシリエ軍共産派が、以上を察知し私を捕らえに来たようだ。

 

『止まれェ!!止まらんと撃つぞォ!!』

 

 それで止まるとでも?止められるとでも?

 彼らの攻撃を無傷で切り抜け。後方に抜ける。

 残った貨物車両を、フォースで動かし奴らが進めぬようにしたあと、スピーダー・バイクに乗り汽車を追う。

 

 奴は…シスはいったい何をしたかったのだろうか?

 突然私の目の前に現れ姿と自己紹介じみた格好を見せるためだけに来たのだろうか?

 もしかすると我々を世界の渦に巻き込もうとしているやも知れない。

「これは、本国へ伝えねばな。」

 

 

【シベリア鉄道・車両内】

 

ビフテフ「奴は大丈夫だろうか?」

 

『心配は要らないでしょう。何せ我々を圧倒したジェダイと呼ばれる存在ですから。』

 

ビフテフ「それはわかってるが、それでも人だよ。」

 

『中佐!!後方から未確認物体接近中です。』

 

ビフテフ「どんなやつだ?空中に浮いてて猛スピードで、迫ってきてるのか?」

 

『はい』

 

ビフテフ「流石魔導師。目が良いな。だが安心しろ。奴が戻って来ただけだ。」

 

そう言うと最後尾の車両へ移動する。と直後猛スピードで列車を抜き去るスピーダー。

 

『やはり不安など無いではないですか。』

 

列車に横付けし直ぐさま車内へスピーダーを入れる。

 

「遅れてすまない。少し確認したいことがあっただけだ。それにスピーダーに乗るのも計画の内さ。」

 

ビフテフ「よく無事だったな。これで話も出来るだろう?」

 

「あぁ、前大戦の話をしようじゃないか。これから君たちは同盟国の軍人なのだから。」

 

そして話をした。何故あの戦争が起きたのか。裏で何が起きていたのか。そして国民たちはこれからどうなっていくのか。等々ウラジオストクに到着する。一週間の間話された。

 

そんななか航空魔導師というもの達を紹介された。これからは空の戦いだとそう息巻いて。

 

 

 




次回 大ウラジオ公国樹立


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第18話 ウラジオ大公国樹立

 

 ユーラシア大陸。この大陸はヨーロッパ・アジアにより構成される非常に巨大な大陸である。

 

 かつては東アジアからヨーロッパ東部までを統一したモンゴメリ帝国が存在した。

 

 それ以降この大陸の東端からヨーロッパまで統一したのは後にも先にもこのモンゴメリ帝国だけである。

 

 ヴァシリエヴィチ帝国は、このモンゴメリの東アジア部分を取り除いた非常に巨大な国であるが、大きさのわりに人口が少ない。そういう国であった。

 

 特に東部は極寒の地であり、人が定住し町を作るには多大な犠牲を伴った。

 

 そんな国であった訳であるが、今回の騒動により

 

 西部・ルーシー連邦 東部・ウラジオストク大公国

 

 この二つに別れた。

 

 人口はルーシー側1億2千万 ウラジオ側7千万

 とルーシー側に分がある。

 

 工業力もルーシー側有利である。

 

 そんな関係であるが、国境線での戦闘においては必ずウラジオ側が勝つのである。

 

 何故かといえば必ず後ろに日本がついているからだ。

大兵力も技術の前では意味を成していないのである。

 

 後のウラジオ大公国元首ニコラウ3世はこの時のことをこう語っている。

 

 ニコラウ3世「もし、あの時彼らが我々をウラジオストクに抑留しなければ我々はこうして良い景色を見る前にこの世からいなくなっていただろう。」と

 

 ウラジオ大公国はほぼ全ての国に正統な国家と認められ多くの国と国交を樹立した。

 

 対してルーシー連邦は後の10年後まで国として認められていなかった。

 

 これは、単に信頼がないからこそである。

 この事により後に帝国と呼ばれるヨーロッパの国とウラジオ大公国は、友好関係を深めウラジオ大公国の対ルーシー戦争を始めるきっかけとなった。

 

 それにより我が国も、帝国側に着くこととなる。

 

【大日本帝国・帝都東京】

 

『号外!号外!極東のウラジオに新しい国が出来るよ。しかも元首はあのニコラウ二世だ!!』

 

 今、世界は揺れている。世界初の共産国家の誕生とかつての強国の元首が得たいの知れない国家の属国の元首となっていることに。

 

 しかし、当の本人たち日本人はあまり興味を示していない。隣国が出来るのが楽しみ位である。

 

 彼らにとって自分たちとこの事は関係はあるが、経済や軍事上にプラスになるだけであるからだ。別にあの国の介護など屁でもないのだ。

 

 まあ、しかし祭りが好きな国民性であるためにこの後、祭りが企画実行されるまで一週間もかからなかった。

 

 私は、この時シスのことをジェダイ聖堂・内閣・天皇陛下に通達していた。

 

 シスは必ず二人で行動する。必ずもう一人いるはずだとも報告を行った。

 

 今回は一人だけであったからだ。どこにもう一人いるのか?それらの捜索・情報収集を始めるべきであると。

 

 内閣と天皇陛下に言うのはジェダイだけでは命令権が低いためである。

 

 ジェダイが基本有事以外に動かせるのは諜報部隊である。通称《忍》とジェダイの組織総称《ヤタガラス》

 だけである。

 

 ジェダイは、内閣・天皇どちらか一方から委任を受けない限り国内では、限定的な警察権しか持たない。そういう組織である。

 

 故に報告者であり、目撃者である私が行わなければ成らなかったからだ。

 

 そして、あの脱出劇から3ヶ月たった今日報告をし終え帰路についている頃。高野 幸と出会った。

 

【帰路・祭り行列】

 

 現代の東京のような無計画なビルの乱立ではなく、居住地と経済区の完全な分量が可能となっているために、スッキリとした和風のビルが建っている。

 

 一階と二階にはまるで日本家屋のようにまどがある。それに提灯がよく会うのだ。

 

 そんな中で、高野と出会った。元々家の方向は同じであるため、一緒に帰ることは多々あったが、今日は何か様子がおかしい。

 

「どうしたんだよ。お前らしくもない、何か心配事でもあったのか?」

 

 高野「い、いや、心配事などないのだが、ただな、お前がシスと、戦闘を行ったと聞いてだな」

 

「心配してくれたのか?ありがとうな」

 

 高野「バカ!!お前を心配などするものか!ただ、シスのことを知りたかっただけなんだからな!」

 

「そうか。まあ、シスはな妙な気配だったよ。完全に感情にコントロールされてるな。あれは復讐心だ。たぶんだが元々我々の国に何か怨みがあったのだろうな。ただまだ迷いが感じられた。あれは元々ラスプーチンの弟子か何かだろう。まだ、暗黒面を受け入れられない様子だった。」

 

 高野「ラスプーチンは、私たちが殺した。だからお前が怨まれるのはお門違いだろ?私が怨まれなければならないのに。」

 

「殺された方には関係ないだろ。ジェダイかそうでないだけでいい。」

 

 高野「と、とにかくお前が無事でよかった。」

 

「ほら、今は仕事は忘れて一緒に祭りでもいくか?」

 

高野「うん」

 

 やっぱり心配してくれたのか。ありがたいな。それにしても様子がおかしかった私に何か思うことがあったのかもな。頬が赤かったし。もしかしてあるのかな?

 

ともかく、今は祭りを楽しもう。ちょうど非番になったし彼女も休みだろうし。はねを伸ばすとするか。

ウラジオ大公国建国おめでとう。そしてこの休日をありがとう。




次回 共産主義者狩り


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第19話 レッドパージ

統一暦1912年


 

【ウラジオストク大公国】

 

ウラジオストクでは今レッドパージ通称《赤狩り》が行われていた。

多くの共産主義者達が公職から追放され過激派は、その悉くが処刑された。

 

そんな中ある子供が一人路地を駆けていた。

彼は、父親が共産主義者であり、こと有るごとに集会に出席し遂には暴徒化一歩手前までいくほどにまで組織は発展していった。

 

そこで軍に鎮圧され、首謀者の一人として処刑された。

しかし、それだけでは終わらなかった。一族郎党皆殺しである。全ては見せしめのために。

 

彼と父親に血縁はない。何故か?それは単に母親が処女受胎したからである。

共産主義者である父親は、無神論者であったが、身内には非常に優しいものだった。自らの子供ではないものを家に迎え入れ大事にしていたのである。

 

そんな、中父親は捕まり今にも自分は処刑のために終われている。このままでは捕まってしまうだろう。

 

そんなとき、路地の曲がりである男とぶつかった。

 

「どうした?そんなに急いでどこへいくんだ?」

 

???「離してください!!逃げなければならないんです。」

 

「どうして?」

 

???「捕まったら殺されてしまうから。」

 

「安心しろ。私に任せておけ。」

 

二人組の憲兵が現れた。

『その少年をこちらにお渡しください。』

 

私は手をかざし彼らの前でてを振りながらこういった。

「この少年を捕まえる必要はない。」

 

『彼を捕まえる必要はない』

 

「君たちは何も見なかった」

 

『私たちは何も見なかった』

 

「さあ、ここから立ち去れ」

 

憲兵たちは立ち去る。

 

「もう良いだろう。自己紹介遅れた。私は黒一

帯一ジェダイだ。親しいものにはケノービと呼ばれている。どうぞよろしく。それと君の名前は?」

 

???「助けていただきありがとうございます。僕の名前はアナーキン・スカイウォーカーです。それとジェダイとは?」

 

すごい落ち着き様だ。まるでさっきのことが嘘のようだ。

 

「何故終われているか説明してくれるかな。」

 

アナーキン「実は…」

 

「そうかレッドパージにあったと。この国は出来たばかりだから福祉の方にはてが回らない。もう少し我慢すれば良くなっていくのだがな。」

 

アナーキン「それじゃあ僕の父さんが悪いと言うの?」

 

「そうではない。タイミングが悪かっただけだ。きっと君のお父さんは家族を守りたかったのだろう。やり方が間違ってしまったが。それはそうと、どうやって彼らから逃げていた?まるでいる方向が解っていたようだが?」

 

アナーキン「小さい頃から良く解るんだそういうこと。」

 

「ちょっと血を採らせてくれない?」

 

アナーキン「どうして?」

 

「体の検査さ。日本では血だけで検査が出来るんだ。」

 

疑っているようだが実はもう採血してあるのだ。

後でミディクロリアンスの数を見よう。だがきっと多いだろう。だからこそこう言葉をかける。

 

「一緒に日本に来ないか?多くのことを教えてあげるよ。このジェダイが。」

 

この子はジェダイになるだろう。

 




最初からマッチポンプである。

アナーキン・スカイウォーカー
主人公の初のパダワンとなる。非常に強いフォースを感じる。扱えれば最強であるが、全力を出せない。

因みにこの話では主人公24歳
アナーキン8歳
高野23歳である


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第20話 パダワン

【大日本帝国・ジェダイ聖堂】

 

私はアナーキンをパダワンとすべく12人の目の前にいた。苦しくも私がジェダイナイトに昇格したときの開眼と同じ場に立っている。

 

真田「それで?何故彼。アナーキンをパダワンにしようと?前例の無いことだ国外の人間をジェダイにしようとするとは…。」

 

「確かにそれは最もなことです。しかし、本来ジェダイとは多くの星系から選出された人により、多種多様な人種で構成されていたと聞き及んでいます。ならば、この星の上だけであるならば別に大したことではないと思いますが?」

 

御舟「君の言うことも最もだ。しかし、彼には少々問題がある。」

 

「というと?」

 

但馬筑前「簡単なことだよ。修行を始めるには遅すぎるということだ。」

 

「それならば大丈夫でしょう。何故ならばアナーキンは既に相手の動きを感知し知覚しながら逃走する術を身に付けております。直ぐにでも他のパダワンと並ぶでしょう。剣術などセンスです。どんなに前からやっていようとも努力しだいで覆すことは可能です。」

 

佐藤 市「ほぉ、そうまでしてあの子をパダワンにしたい理由はなにかな?」

 

「彼のミディクロリアンスを調べました。その総量はマスター要蔵すら上回ります。更に言えば彼はミディクロリアンスによって造られたと考えた方がよろしいかと。」

 

羽柴 秀近「なるほど。放置してその力をシスに取られるのを恐れたか?」

 

「はい、恐れました。可能性があるならば先に我々の色に染めてしまうのが一番です。そして、使途なるならば最も親しい人物が良いと考えたからです。勿論、最初の数年は聖堂内での基礎訓練となります。その時はよろしくお願いします。」

 

高橋 佐之助「ふん、要蔵さんも歳だ。今では評議会に在籍していない。替わりとなるものがマスターとなるならばそのアナーキンは相応しい存在と成るやも知れない。しかし、そんな存在がいるのか?」

 

「開眼 人を評議員に推薦します。今の時代こそ彼のような考えが必要です。ただし末席で結構ですが。」

 

真田「開眼は人当たりが良いのは良いところなのだが、女癖が悪いのが欠点だったからな。まあ、最近は落ち着いて来たようだが。良い頃合いかも知れないな。」

 

佐藤「では、パダワンにすることを承認します。確りとやりなさい。全ては君の責任になる。」

 

「分かっています。」

 

御舟「それと来週、パダワンの除隊試験がある。そこに君の仲のよかった高野 幸もいるようだ。せいぜい励ましてやりなさい。良いね?」

 

「はい。」

 

高野…お前は何故パダワンから上がれない。

お前なら直ぐに自分の欠点に気がつくだろ?

 

 




但馬筑前
ジェダイマスター。評議会議員。ジェダイ聖堂での初等訓練を担当する。剣術は勿論話術など多彩な部分があるが、全てを完璧にはできない。

佐藤 市
ジェダイマスター。評議会議員。女性の数少ないジェダイマスター女性である。非常に器用にフォースを扱う。

羽柴 秀近
ジェダイマスター。評議会議員。政治。特に金融に最も明るいジェダイ。損得勘定でいつも動く。

高橋 佐之助
ジェダイマスター。評議会議員。薙刀型のサーベルを使用する。薙刀等のながものが得意である反面超近接戦闘を苦手とする。


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神と悪魔 第21話 約束

【大日本帝国・ジェダイ聖堂】

 

アナーキンのパダワン入りの交渉を終えた後私はある場所へむかった。訓練場である。

 

今はもう懐かしき幼きころ。

あの皆でフォースの使い方やサーベルでの戦闘方法等、多くのことを学んだ思いでの場所。

今の時間では訓練生はいないであろう。

これからは私が教える側となってここでアナーキンを教えることとなる。

勿論、他のパダワン達にも少々であるが座学として教えてはいるが。パダワンを、とったものは、他のもの達の教育も行うようにならなければマスターとしての成長もしないからだ。

 

【ジェダイ聖堂・訓練場】

 

訓練場に着くと誰かが座禅をしていた。気配を察知することは出来たが、誰かは解らなかった。目を凝らしてみると、高野がそこいた。たった一人座禅をし瞑想している。

 

高野が首をこちらに向け言った

高野「誰?こんな時間までここにいるなんて」

 

「久しぶりだな。元気だったか?」

 

高野「え?これは、失礼しました。マスター黒帯。何故こんなお時間に?」

 

「その口調は止めてくれ。昔みたい《黒帯》と呼んでくれよ。」

 

高野「それは出来ません。私はまだパダワンなのです。同じ肩を並べて話す訳には行きません。」

 

「そこを曲げてさ…頼むよ。」

 

高野「…。わかった。それで?何でここに来たの?もしかして私を笑いに?そうよね。私はもう23歳。普通ならもう一人前のジェダイナイトとして多くの任務をこなしているはず。なのに、私は一人で任務に出ることを許可されなければ動けない。私がまだ《パダワン》だから。」

 

「別に笑いに来たわけではないんだ。ただ、ちょっとここに確認をしに来たんだ。」

 

高野「そう…。ごめんなさい今のは忘れて。」

 

「どうしたんだ何時もの君らしくもない。」

 

高野「私ね。ジェダイ辞めようと考えてるんだ。」

 

「どうして!!君の憧れだったんだろ?何故諦めようと!」

 

高野「私は、まだパダワンの身。どうしても最終試験に合格出来ない。剣術もフォースもパダワンの誰よりも強い。でもね、感情のコントロールが上手くいかないんだ。だから、いつまでもたってもパダワンのまま。

だから、次駄目ならキッパリと諦めようかなって…。」

 

「それほどか?僕が先にナイトに昇格したせいか?」

 

高野「ううん。違う。これは、私自身のせい。もう決めたことだから。」

 

「もし、ジェダイを辞めたとしてその年齢では必ず環視が付くぞ。それも、多くの任務に随行した君のような存在は、たとえパダワンであったとしてもだ。」

 

高野「それでも良い。シスにはなりたく無いもの。」

 

「じゃあ、もし駄目だったら…。ふぅ。俺と結婚してほしい。」

 

高野「え?何で?」

 

「監視が付くだろ?なら夫婦になれば監視は、僕の目となるわけだ。従って君は自由の身に成る」

 

高野「フフ。あなたのそういうとこ好きよ。分かった絶対に受かってあげる。」

 

「その息だ。全力でやれよ最後ならね。」

 

高野「ええ。」

 

そう言って彼女は訓練場を後にした

そして、

最後の試験で

彼女は

パダワン

から

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昇格出来なかった。

そして、私と結婚することとなった。



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第22話 天恵と天罰

【大日本帝国・ジェダイ聖堂周囲集落】

 

 結婚から1年が経過した。

 

 私と彼女、幸との間には子供が出来た。まあ、まだお腹のなかだが。そろそろ臨月だろう。

 

 ジェダイの仕事は非常に不安定で国際社会の裏での仕事だ。暗殺もたまにやらねばならない。

 そんな中、子供が出来るのだ。気持ちをしっかりしなければ何時死ぬかわからないからな。

 

 ただ、最近妙な感覚がある。そう、まるで私がこの世界に産まれ落ちたときのあの得たいの知れない存在の感覚が日増しに強くなっているのだ。

 

 あの悪魔のような存在。全知全能なら人間が何故貴様を敬わないのか理解できるはずだ。むしろ知っていなければおかしい。

 あれへの愚痴はもう良いか。

 

 この感覚があると言うことはこの世界に誰かが送られて来たのだろうか?であるならば私はそれを救わねばならないだろう。同じ時代の人間であるならば、適応するのは難しいこの世界。

 この世界は、争いがまだ世界規模で起きていない。次は欧州で起きるだろうが。

 せめて、手助けだけでもしたいものだ。私の娘でなければ良いが。まあ、違うだろう。しかし、同い年ではあるはずだ。

 

 おっともうこんな時間か、パダワン達が待っているな。今月はジェダイ聖堂での剣術指南だ。

「では行ってくるよ。」

 

 幸「いってらっしゃい。」

 

 幸の笑顔は良いなぁ。

 

【ジェダイ聖堂】

 

「お久しぶりです開眼。」

 

 開眼「うーん。久しぶり黒帯。して私に相談とはこの私に。」

 

「はい、夢を見ました。」

 

 開眼「どんな夢だ?夢の内容によっては将来の展望が見えてくる。」

 

「一人の少女が、見えました。彼女は戦場にて空を飛び航空魔導師となっています。」

 

 開眼「航空魔導師か。あの新しい兵科のことか。空を飛行できる装置。我々ジェダイもそれらを操縦することができるか試したが、宝珠だったか?あれが爆発寸前だったよ。少量で十分だな。まあ、飛べることは間違いないし、戦闘の幅が増えるから良いことだと思うよ。ただ装備が重くなるが。」

 

「航空魔導師の話はまた後にしてください。それでその少女なのですが10年程後かもしれませんが、捜索を願います。何かしらの縁があるからこそ夢に出たと考えますので、是非協力体制を築きたいのです。」

 

 開眼「何年後かわからないけどねぇ。まぁ、私の伝で忍の知り合いがいるから頼んでみるよ。その子の名は?」

 

「デクレチャフとしか」

 

 開眼「分かったよ。⤴️」

 

「ありがとうございます。」

 

 開眼は、なんか嬉しそうだった。終始笑顔だ。逆に不気味だが。

 さて、アナーキンの方へ行くとしよう。そろそろ実戦に近い戦いかたを覚える頃だろう。少し本気でいくかな。

 本当に才能があるな。

 

うん?私に事例?

アナーキン「はい、マスターには欧州に言ってもらうとマスター開眼がいっていました。」

 

全て読み通りとでも言うのか?あの人は。

 

あぁ、幸は、なんと言うだろうか?

 

これは天恵?天罰?どちら?



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第23話 欧州派遣

 欧州。それは国々が群雄割拠する一地方である。

 

そんな中に私は、派遣される。

 

いや、正確に言えば私たちである。

 

アナーキンを、連れていくこととなった。

 

 私は反対した。

 

 欧州に連れていくのは、教育に非常に悪い。人種差別を行う愚か者達が沢山いるからだ。

 

 結局文明を作った順番でしか無いと言うのに、収奪と略奪のせいで他の地域が衰退したのにそれを棚にあげようとしている。

 

 そして《文明国家たる我々は他の国が混乱しているから助けなければ》と考える。

 

 混乱を作ったのは自分たちと自覚がないのだろう。哀れでならない。

 

 町行く人々は私に奇異の目を向けているのがその証拠だろう。

 

 それはそうと、準備に手間取りもう10月だそろそろ寒さが厳しくなってくるというのに軽装備でここに送られてくるとは。

 

 確かに、船での移動だったから熱帯は暑かった。

 

だが、だからといってこんなに薄い着物だけでは凍えるぞ。

 

 アナーキン「マスター、急ぎましょう。欧州周辺の調査のため既に住みかは決められています。それに、今日中に《忍》の人とも合うのでしょう?」

 

「あぁ、そうだ彼と会わねば何も始まらないからね。」

 

 既に侵入している《忍》との連絡を取りにここ帝国首都ベルンに来ている。

 

「ただ、もう《忍》には、合っているよ。」

 

 アナーキン「え?何時あったのですか?」

 

「向こうも気付かれたことには驚いていたよ。お前も修行を積めばこの程度のこと、簡単に出来るようになるさ。」

 

 アナーキン「はい、マスター」

 

 本当にこの子は素直だ。しかし、素直すぎる。このままではいつか足元を掬われないか心配だ。

 

 それと《忍》が言っていたことだかシス予備軍の集団がその昔フランソワ共和国を中心に活動していたという情報であった。

 

しかし、現在の所足取りが忽然と消え今では、影も形もない。ということだ。

 

 それ以上にシスという存在は、足取りが掴めないある種未知の存在と言える。

 

 帝国を中心に約1年の間捜索を続けることとなるが、果たしてたった1年でどれ程情報を集められるかは、私の技量次第だろう。

 

 これとは別の話だが私に娘が産まれた。誕生日は、9月24日。

 

そうこの日からあの存在が定着した可能性がある。

 

 あの存在の存在感がこれ以降増大しないのだ。それ故に定着したと結論着けた。

 

 それと同時に小さな存在が産まれた感覚があった。同郷の懐かしい感覚だった。

 

きっとこれが同じ世界からの来訪者であろう。

 

 まだ感覚は小さいがはっきりとした意思を感じる。

 

何かに立ち向かうようなそんな意思を。



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第24話 画家と建築

 私もは今ここ、ベルンの酒場にやって来ていた。

 

 ここは、街から少し離れた寂れた場所であった。

 

 民衆、特に底辺の労働者が飲みに来るのが多い場所であろう。

 

 単に酒を飲みに来たわけではない。情報を集めるためだ。

 

 最も身近な情報は、こういう民衆の中から出てくるものであろう。

 

 特に酒場には裏の部分の話が多く出てくるものだ。

 

 アナーキンも連れてきているが、だいたい1習慣ほどでこの酒場の人気者となった。

 

 より情報収集が楽に成るだろう。

 

 そんな事でテーブルにかけているとある男が来た。

 

 ???「相席よろしいか?」

 

「どうぞ、満席ですからね。良い機会ですし、お名前をお聞きしたい。」

 

 ???「アドルフ、アドルフ・ヒトラーだ。」

 

「良いお名前ですね。私は、オビワン・ケノービです。気軽にケノービとでも呼んでください。」

 

 ヒトラー「東洋人に見えない風貌だな。それに何故ケノービなんだ?」

 

「それはですね、私の名前を言うとき必ず《ケノービ》

 と呼ばれてしまうからです。」

 

 ヒトラー「それだけか。」

 

「それだけです。それと、この顔は、私の先祖にこちらの人がいたらしく、それがこのように表に出ているのです。」

 

 ヒトラー「まあ、そうだろうな。」

 

「欧州の人では珍しいですね肉を注文しないんですか?」

 

 ヒトラー「私は、菜食主義者だからね。おかしいかな?」

 

「いえ、とんでもない。」

 

 ヒトラー「ところであの子は君の息子かね?」

 

「まあ、養子ですがね。」

 

 ヒトラー「君は何の仕事を?」

 

「私は、建築家と言ったところです。

 欧州の建物に興味があったので勉強がてら観光でもしようかと思いまして。」

 

 ヒトラー「観光しながら?建築を舐めていないか?いや、そちらには好きこそ物の上手なれ。

 という諺があったか。

 私も、建築士なんだよ。本当なら画家になりたかったがね。」

 

「何故画家に成らなかったのですか?」

 

 ヒトラー「ここ最近景気が悪くてね。

 特に風景画は、今の流行りじゃないから。

 売れないのさ挿し絵くらいしかね。

 幸い私は、学があったから建築士の方へ言ったが、今も絵は描いているよ。」

 

「一度見てみたいものですね。」

 

 ヒトラー「犬は大丈夫ですか?」

 

「えぇ、アニーも大丈夫ですよ。」

 

 ヒトラー「そうかなら是非来てくれ。来月なら仕事も一段落するからいつでも来て下さい。」

 

「ありがとうございます。是非いかせてもらいます。」

 

 この男、前世で見たアドルフ・ヒトラーの若い頃の写真にそっくりだ。

 

 おまけに名前まで。

 

 こっちでは建築士になったのか。

 

 元々学校を中退しなければ入れたみたいだから、そうなるだろうな。

 

 それにそこそこ有名人の様だ。良い人脈になりそうだな。

 

 こちらに来てから早4ヶ月シスの音沙汰はない。

 

 暇を見つけては孤児院を回っているが、未だにデクレチャフの消息は掴めず。

 

 まるで何者かに運命を操られているようだ。

 また、あの存在か?フォースと拮抗していてデクレチャフの気配が押し込められているのか、気配が感じられない。

 

 地道な作業になりそうだ。




アドルフ・ヒトラー
有名なあの人の生まれ変わり。
前世の記憶を持っており自らが独裁者であったことを今でも懐かしむ傍ら、前世で中退した学校を卒業後建築士としての道を歩んだ。
嘗ての行いについては反省はしておらず、国民の願いを叶えるために必要だったと今でも考えを変えることはない。
やはり演説が上手く社会の有方や上流階級の人間に対する不満などを回りに簡単に伝える能力を持つ。
現在の帝国に対しては強かったドイツの面影を見ているため好意的である。
しかし、社会福祉政策などを行うように帝国内での抗議活動をしており、帝国の秘密警察に眼をつけられている。本人も承知の上である。
エヴァ・ブラウンとはこの世界で結婚をした。
後に20世紀最高の風景画家といわれ非常に立体的で透き通る水の表現。現実を当時の写真以上に描くその絵が生涯売れることはなかった。
人物画に対してはエヴァを完璧に描きたいがために上達したと自著に記している。
また、203魔導大隊司令官ターニャ・デクレチャフと書かれた絵が一枚のみ鉛筆描きでスケッチされている。そのあどけない少女の姿が真実なのかそれとも幻を描いたのかは、今のところ分かっていない。全ては極東の国が知っている。


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第25話 ファーストコンタクト

【修道院・院長の日記】

 

 ○月▲日

 

 今日、教会に見物客が来訪した。彼らは一人はこちら側の人種である少年。

 

 もう一人は東洋と欧州の中間のような風貌の若い男性である。

 

 彼らが訪れたときふとターニャが鳴き始めた。まるで何か怯えるように。

 

 しかし、若い男性が近付き『怖がらせてしまったかな』と言うとターニャは泣き止み嬉しそうに笑顔を見せた。

 

 その時私に天の声が聞こえてきた。『その男を即刻立ち去らせるべきだ。』と言う。

 

 こんなに優しいものが悪魔の使いであるはずもない。

 

 ならば私に声をかけたのはきっと悪魔だったのだろう。

 

 それから、ある一文の紙をターニャが大きくなったら見せるようにとの言伝てを頼まれた。

 

 ターニャが一人立ちするときまで大切に持っていようと決意しこの日記に記す。

 

 内容はこうだ

『同郷のものよ。まだ生きているか?連絡が出来るようになったときで良いので連絡されたし。宛先は【大日本帝国領事館】だ。では、フォースと共にあらんことを。』

 私は読めないこの異国の文字が。

 

【side黒帯】

 

 孤児院ばかり私は回っていたが、教会もこの時代孤児院の役割を担っていたはずだ。

 

 という事で私は、私たちは、教会でなおかつここ数ヵ月のうちに赤子を拾った所を探り当てた。

 

 あの妨害のような存在の圧力それがヒントになるなんてなんて阿保なやつなんだか。

 

 教会のドアをノックする。

「すいません少々よろしいでしょうか?」

 

 中からシスターが現れた。

 シスター1「はい?何かご要望でもありますか?」

 

「はい、子供達にお菓子をと考えておりまして。クッキーを届けに参りました。」

 

 だいぶ怪しまれているな。まあ、初対面の人間がこんなことをするのは怪しまれて当然だろう。

 

 シスター1「お言葉は、ありがたいのですが初対面の方にそのような施しを受けるわけには。」

 

「いえいえ、このアナーキンがどうしてもと、いっていたので」

 

 子供を出したとたん態度が変わるか。

 

 シスター1「それでしたら、ありがたくいただきます。こんなところではなんでしょう。どうぞ、中へお入りください。」

 

「では、失礼します。」

 

 教会に入った後は、シスター達に神父と他愛ない話をした。

 

 いかに心の紐を説くかによってこの内部で動きを回れるかが鍵だ。

 

 そんな中、ふと視線を感じた。

 

 ベッドから赤子がこちらを見ているのだ。

 

 私と目があった瞬間何かを言いたげに泣き始めた。

 

 私は、赤子をあやすシスター達に混ざりその子をあやすそして心を読む。

 

 ターニャ(クッ何故だ!!何故泣き止まない!!このままだとこっちまで悲しく成ってくるじゃないか!!それもこれも全てあの忌々しい存在Xのせいだ!!)

 

(お困りのようだね。)

 

 ターニャ(誰だ!!まさか、目の前の得たいの知れない男か!)

 

(そうだ。しかし、君は幼すぎるな。とてつもない呪いの一端か。そして、あの存在のことを知っていると。)

 

 ターニャ(まさか、存在Xを知っているのか?)

 

(君の言っている存在が、あれならば恐らくそうだ。)

 

 ターニャ(なら、話は早い私を助けてくれはしないだろうか?ここの生活はもう嫌だ。)

 

(それは、出来ない相談だ。

 今、私はシスを追っている最中に君を見つけた。だから君を救えないんだ。

 ただ、食生活の改善くらいは手助けできるかもしれない。

 それは本国に伝えておこう。

 それと《シス》という存在に気をつけろ。《シス》は人間の弱味に漬け込んでくる。)

 

(ちょっと待てここは、スターウォーズの世界でもあるのか?)

 

(歴史的によればね。おっと、これ以上は怪しまれる。そろそろ離れるぞ)

 

(ちょっと待てまだ話が…)

 

(では、フォースと共にあらんことを。)

 

 そうして私は彼女はから離れた。

 

 ついでにフォースで眠りにつかせあやすのが上手いと錯覚させることに成功し、

 子供の扱いに長けている=好い人

 の印象を彼ら教会のもの達に植え付けることに成功した。

 

 これにより内部の調査を汲まなく行うことが出来るだろうが、これと言って目ぼしいものはないので。

 

 早々に立ち去った。

 

 最後に教会のシスター達の長へターニャへの手紙を渡しておいた。

 

 これである程度パイプができるであろう。

 



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第26話 シス

 そう、それはシス探索から11ヶ月が過ぎようとしている頃だった。

 

 もうすぐ一年というころ入れ替わりの人員が来ようとする時期だ。

 

 そんな折に《忍》から情報が入った。

 

シスと思われる存在を発見したというのだ。それから私とアナーキンは急ぎその場へ急行した。

 

どうやら《忍》の一人が危機的状況にあるという。

 

 身体能力は高いが彼らにフォースを自在に操るほどの力はない。

 

 どうやら本当に帝都に、いたようだ。

 

しかし、シスは二人で行動するものであるならばあれは、弟子か?師か?どちらかであろう。

 

【帝都西部トイトブルク】

 

 この森林の中に居ると言う。

 

現在も戦闘を行っているようだが、焦りが見える。

 

一刻も早く到着せねば。

 

 森林を、5分も走ると見えてきた。

 

紅いライトセイバーの光が。

 

どうやら向こうもこちらに気がついたようだ。

 

「だいぶん待ったかね?」

 

 忍女「遅いですよ。」

 

 シス「ほお、ジェダイか。」

 

「ああ、ジェダイだ。神妙にお縄に付けシスよ。」

 

 シス「それは困るな。だから抵抗させていただきますよ!!」

 

 言い終わる前に攻撃を仕掛けてきた。

 

 反射的に私は、サーベルを抜き放つとサーベル同士が干渉しあい激しい閃光を、発する。

 

「アナーキン行け!!彼女を連れて」

 

 アナーキン「でも、」

 

「足手まといにしたくない!!」

 

 アナーキンは忍女を連れて来た道を逆に走る。

 

 これで、心配はなくなった。

 

存分に殺りあえる。

 

 シス「足枷が無くなったか?ジェダイ」

 

「ああ、無くなったようだな。」

 

 シス「では、こちらも二人で相手をいたそう。」

 

「…!!そうかだから忍を殺さずに」

 

 シス「慢心したか?」

 

 確かに慢心だ。だが

「私が得意なのは一対多だ。」

 

 シス2「強がりを!!」

 

 後ろからの攻撃を半歩右後ろに下がり反らす。と同時に回転し相手への攻撃に転用する。

 

 適度に殴りや蹴りを入れつつ相手に隙をつくって行く。

 

 どうやら後に出てきた方がパダワンの様だ。

 

剣術が未熟である。

 これならアナーキンをここにいさせた方が良かったかも知れない。

 

 今の彼ならシスパダワンと互角であろうかむしろ上だからだ。

 

 さらに言えばシスたちは、ニマーンを使用しており、私に対する決定だを与えられないのだ。

 

私が防御に特化した剣術故の結果でもあるが。

 

 しかし、この二人は息が合ってる。

 

パダワンが、隙を見せ私がフォースプッシュで吹き飛ばそうとするとその瞬間を狙ってマスターが攻撃を繰り出してくる。

 

 ならばとこちらも樹木を折ったり、倒木を投げ飛ばしたりと奇策でもって隙を作ろうとしている。

 

 お互いに決定打を与えられず長期戦に突入する。

 

 徐々にではあるが体力的にこちらが押され始める。

 

押され始めてからがソーレスの本領発揮だ。

 

 後退しつつ相手の動きを更に大きく乱す。

 

既に相手はこちらの術中である。

 

向こうには焦りが見栄始めていた。

 

このままではジェダイの方に援軍が来るからだ。

 

 調度交代要員が今日13時に到着するそして今は、13時15分。

 

アナーキンが到着していれば援軍が後10分ほどで到着する頃だ。

 

そこで決断をしたのかマスターの方がパダワンに逃げの選択をさせた。

 

私は、マスターの方を片付けるのを選択せざる終えない。

 

「決死隊か?」

 

シス「あの子がいれば火はまた灯る。」

 

「名前を聞いても?」

 

シス「私の名はアナトミクマ・マグナ」

 

「私の名は、黒帯 帯一だ。」

 

瞬間をマグナは、上段から渾身の一撃を繰り出し私はそれを斜め下にそらしそのまま逆さ袈裟懸けに切り伏せた。

 

一気に肉体が焼け絶命する。

 

シスの一人を殺した。

しかし、パダワンは逃がした。

 

悲しみと怒りを糧に強力になっていくだろう。私の最大の失態となった出来事である。

 

これの影響で世界対戦が起こる原因を作ることとなった。




アナトミクマ・マグナ
シスマスター
名前の由来はラテン語で
【アナトミクマ・解剖学者】【マグナ・大いなる】


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第27話 干渉

【帝都西部トイトブルク】

 

「はぁ、はぁ、流石に二人同時は骨が折れるな。しかも一人は取り逃がしたか…。」

 

 戦闘が終わり一息付いていると周囲の異常に気が付いた。

 

 鳥のさえずりも、虫の声も、木々のざわめきも一切がまるで時が止まったかのように聞こえない。

 

 そして、声が聞こえた。

 

『久しぶりだな。』

 

 聞こえた方を振り向くと先ほど倒したはずのシスが体を起てている。

 

 しかし、力なくマリオネットの様に佇んでいるのだ。

 

「そうか、貴様か存在Xというやつは。そうか、貴様だったか。」

 

 X『君まで私の事を存在Xと言うのか。私は、神であると言っているのに。そんなに奇跡が見たいのか?』

 

「ふん、人の心の動きを見ることすら出来ない存在が全知全能を名乗るのか?まだ、八百万の神々の方が信憑性があるな。」

 

『君は、私を愚弄しているようだな。あれと同じように』

 

「ターニャのことか。あいつが生前どんな奴だったかは知らない。だが一つだけ分かることがある。貴様は神よりか悪魔に近い存在であるということが。」

 

『君にも絶望が必要なようだな。良いだろうそして、知るが良い私の偉大さを。』

 

「やってみろ、返り討ちにしてくれる。」

 

『その言葉ゆめゆめ忘れるな?』

 

 そう言うと奴の気配は霧散した。と同時に遺体は、元の位置に何事も無かったかのように横たわっている。

 

 暫くすると援軍が来た交代要因だった竹下を、連れてアナーキンも来た。

 

 竹下「大丈夫か?遅れてすまない。怪我はないようだな。」

 

「ふん、何が怪我はないようだなっだ。まさかシスがここにいるとは前代未聞だったよ。俺の読みが当たるなんてな。」

 

 竹下「しかし、大手がらだな。まさか一人で打ち倒すとは。」

 

「だめだ、一人取り逃した。」

 

 竹下「伝承通り二人で行動していたのか?」

 

「話は後だ。アナーキン遺体を運搬しつつ速やかにここを離脱する。前方の哨戒を行ってくれ。私は、これを運ぶ。」

 

 竹下「随分と安らかだな。」

 

「本懐を遂げたのだろう。弟子は、俺を狙ってくるだろうな。」

 

 竹下「護衛は任せろ。ジェダイマスター黒帯。」

 

「私は、まだジェダイナイトだ。」

 

 大使館に遺体を運搬後、ジェダイ聖堂への緊急メッセージを送った。

 

 シスがこの時代にも確かに存在していること。

 

 地下組織的にある程度の規模がある可能性があること。

 

 そして、我々と同じくライトセイバーを使えるほどの技術を保ち続けていることを。

 

 しかし、剣術に対しては伝承が上手く行っておらず、一部技術の劣化がみられることなどを。

 

 帰還の数日ほど前にヒトラーの家に寄ることにした。彼には、ターニャの事を記録していってもらいたい事を伝えておこうと思う。



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家庭と任務と学校と… 第28話 家庭と任務

またまた、一気に飛ぶ


あれから8年の時が流れた。

 

娘も大きくなり子供も男二人が次いで産まれた。

 

欧州では、軍事的な恫喝が多くなり頻繁に小競り合い程度の戦闘が行われていたりするが、未だに国境線の越境等の行動には出ていない。

 

しかし、あれ以来フォースのダークサイドは広がりを見せている。

 

科学技術の移転等が行われていない所を見ると技術的な部分はライトセイバー以外は知らないと見られる。

 

欧州の現状を知るには、非常に簡単な手法を用いた。ヒトラーが時折私に手紙を出してくれる。

 

それだけでも多くの情報を得られるのだ。

 

何故なら絵はがきであり、街の様子がこと細かく描かれている。

 

検閲に引っ掛からないのは我々が裏でてを引いているからであるが、それにしても彼の絵は非常に現実味のあるものだ。

 

彼の描く絵には我々にはわからないかの帝国の国民感情が非常に見てとれる。スパイではそういう部分がわからない。

 

私の方は、私の方で仕事に勤しんでいた。まず、国内の不穏分子完全な撲滅。

 

例えば麻薬等の非合法の薬物を取り扱う海外の業者等の検閲に等だ。

 

武装をしていた場合ジェダイ数人と警察で相手取り徹底的に潰すのだ。

 

 

そんな国内の仕事もほどほどに私は帰宅する。帰宅するのは実に2ヶ月ぶりである。

 

娘は私の事を嫌っている様だ。心を透かしてみるとよく分かる。

 

母親の事を助けもせず仕事ばかりしているから、周囲の他の家の子供に言われたりしたようだ。

 

私自身、5歳の時に親元を離れジェダイとなるための修行をしていたし、幸も同じだ。

 

そのせいで一般的な家庭と言うものを私たちは、理解できていない。

 

理解できていないおかげで、開眼の様に離婚という結果にならずにすんでいるのであるが。

 

雪「ただいま。」

 

「お帰り。学校はどうだった?」

 

雪「へぇ、帰ってたんだてっきり死んじゃったと思ったのに。」

 

「そんな事言わないでくれよ。お父さん悲しいじゃないか。」

 

雪「何がお父さんよ。母さんをおいていつも、いつも、いつも仕事ばかり。そんな仕事もう辞めてよ。」

 

「それは、出来ないよ僕にはこの仕事しか出来ないからね。」

 

雪「意気地無し!知らない!!」

 

幸「何でお父さんにそんな事言うの!?お父さんはね。みんなの幸せのために仕事をしているのわかって上げて。」

 

雪「解りたくない!!そんなこと知らない!!」

 

雪は廊下を走り一目散に二階の自室に走っていった。

 

幸「雪!!…あの子があんなになるなんて。私、間違えたのかな。」

 

「君のせいじゃないよ。僕らは普通を知らないから育った環境がここまで違うとこうもなるんだろうな。」

 

二人で子育てに悩む。ほとんど彼女に任せきりだが、流石にああも言われると心が痛む。

 

非常に調度良いことに、休みと授業参観が重なった。私がいつも行けないから今回こそいこうと決断した。

 



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第29話 日常との解離

 授業参観。懐かしい響きだ。

 

 私がこの世界に来てから授業参観等一度も行われたことがない。

 

 これは、一重にジェダイになるからである。

 

 俗世との関わりを断ち、裏で生きることに特化してしまっているのだ授業参観など、あるはずもない。

 

 そんなこの世界での授業参観は、何を来ていけば良いのか。

 

 この大日本帝国の正装は特殊な部類にある。

 

 家紋入りの和服とスーツが合体したようなそういう服装で、男は普通、黒色・藍色・灰色を着ている。

 

 女性もスーツと和服が合体したもので、普通

 明るい二色~四色の紅・桃・蜜柑の色だ。

 

 しかし、私は通常他国との会談の際は白色のスーツを着ていっている。

 

 地球上では白人国家の礼儀が尊重されるためだ。

 

 そして、議員との懇談の際はジェダイの服装で行くため正装は一切行わない、よって私は正装を持っていないのだ。

 

 近所との付き合いも幸ばかりに任せきりだから尚更である。

 

 さて、そんな話しもほどほどに小学校に付いた。

 

 今日は道徳の時間だという幸からの情報だ。

 

 仕方がないので仕事着で、授業参観をする。

 

 教室に付くといるわいるわ、近所の人から見知らぬ人まで大勢の父母達が。

 

「どうして、フォースの授業なのか。」

 

 フォースは、小学生からの義務教育が行われている。

 

 我々ジェダイの様に戦闘や、暗殺などに使うのではなく、我々の日常の中にありふれた技術としてのフォースで、それほど強い力では、無い。

 

 先生「それでは皆さん。机の上にある粘土を上に上げて見てください。」

 

 う~ん。先生もそうだが父母達もそれほど上手くない。当たり前だが。

 

 そもそも限定的な予知や、応急処置、限定的な身体強化、にしか使わないのだから仕方ない。

 

 しかも使える量は我々の100分の1以下だ。

 

 そんな中娘は、いとも容易く粘土を上にあげる。

 

 幸がきっと教えているのだろう。

 正直あまり私は、教えたくない。

 

 フォースを上手く使えたとしても、しかも強力なものであればあるほど軍事の方へと未来が傾いて来る。

 

 戦争には子供は送りたくないのが、親というものだろうか?

 

 だとすれば私の親はきっと異常だったのだろう。

 私を送りだ来たとき二人は喜んでいた。

 

 そんなことを考えていると声をかけられた。

 

 先生「すいません雪さんのお父さん。」

 

「はい?何ですか」

 

 回りから正装じゃないのか?とかそういう思考が漏れてくる。

 

 先生「いえ、あの、あなたも授業に参加してみてはいかがでしょうか。」

 

「私がフォースを使うと皆に迷惑がかかると思うのですが?」

 

 先生「そんなことありません。是非お願いしたいのです。ジェダイの扱うフォースを皆さん見たことが無いというので是非。」

 

 私は教室の前の段に立ち

 

「では、フォースを実演します。」

 

 といって教室の机全てを浮かべ動かして見せた。

 回りからは歓声が上がるが、娘からの目はやはり冷たいままだった。

 

 いつかわかってくれる事を信じて、私は今日も娘から嫌われている。

 



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第30話 雪とジェダイ

 私の名前は雪、黒帯 雪。

 

 私の父はジェダイです。

 そのためかいつも家に帰って来ません。

 

 私は、そんな父が嫌いです。

 いつもお母さんに心配ばかりを掛けさせて自分は知らんぷりで本当に身勝手で、私たちのことも考えているとは思えません。

 

 だけど、そんな父の仕事に最近興味が出てきました。

 学校で、小学2年生からフォースの授業をします。

 

 私は、お母さんに小さい頃からフォースの事を教えてもらいました。

 

 そのお陰か、学校での授業では常に一番で、他の教科もお母さんのお陰で一番です。

 

 お母さんはいつも私の事を気にかけているのに父は全く興味がないのか、帰って来ません。

 

 そんな日に、授業参観がありました。

 ちょうどお母さんは、地区の集まりに出席していてこれませんでした。その時に、初めて父が授業参観に来ました。

 

 どんな行事にも顔を出さなかったくせに今回ばかりはと、授業参観に来ました。

 

 授業内容はフォースでの物体の浮遊でした。

 

「ほら、いつもお母さんに習っているようにやってみるといいよ。そうすれば上手く行くはずだから。」

 

 父は、そう言うがあなたがアナーキンさんに、教えているときはもっと丁寧なのに何で私にはそうぶっきらぼうなの?

 

 やっぱり私たちの事なんか興味がなくて、弟子達にしか興味がないの?

 

 そうしていると先生が父に声をかけ、その言葉を聞いたあとにため息をつきながらフォースの実演をするようだった。

 

 先生「これから雪さんのお父さんによるフォースの実演をします。雪さんのお父さんは、ジェダイであるというので非常に上手にフォースを使えます。それでは実演お願いします。」

 

 先生のあとに父があいさつをして、フォースを使った瞬間、教室にある机の全てが空中に浮いていた。

 あらゆる複雑な動きをする机たち。ジェダイとはこれ程凄いのかとみんな驚いていた。

 

 私だって見たこと無いのに。父は、お父さんは、何で私たちには冷たいの?

 

 学校からの帰り道、父から私に話があった。

 

「いいかい?よく覚えておくんだ。無暗矢鱈にフォースを見せびらかさないようにしなさい。悪いことに使われたらたまらないからね。お父さんとの約束だ。」

 

 そんな事わかってる。お母さんにいつも言われているもの。

 

 雪「うんわかってるよ。お母さんに言われたから。」

 

「そうか、あいつらしいな。」

 

 だから、私は父に頼らない。

 

【後日】

 

 私は、お母さんに言った。

 

 幸「なあに?雪。話って。」

 

 雪「私、ジェダイになりたい。」

 

 幸「どうしてジェダイになりたいの?」

 

 雪「お父さんの仕事をもっと知りたいから。」

 

 幸「そうね、分かった反対はしませんでも後悔しないように。お父さんには私から言っておくから。わかった?」

 

 雪「うん、ありがとお母さん。」

 

 父には内緒だ。でもきっとこれで私に向いてくれるかな?



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第31話 ヤタガラス

 

「何故、雪をジェダイに推薦したんだ幸。」

 

幸「雪がそう望んだからよ。それに才能も充分ある。逆に何故貴方は雪がジェダイになることを拒んでいるの?」

「しかし、だな何故それに賛成するんだ?止めることは出来たんじゃないか?」

 

幸「良い?あなたは、知らないかもしれないけどあの子はあなたのことが心配で堪らないの。あの子の心が強すぎてあなたには心が見えない、だから避けられていると思ってるんでしょ?」

 

「そうだ、だからこそ私は、雪をジェダイにしたくない。あれほどの力それこそアナーキンに匹敵する潜在力を持つだろう。もし、それを悪用された場合私は、あの子を殺らねばならない。親が子を殺すことがどれほどのことか。君が一番よく知っているだろ?」

 

幸「確かに私は自分の親を私の手で殺した。でもあのときはそれが最善手だったから。それが私がやらなければならなかったらよ。あなたにもいざとなったときにはできるはずでしょ?それが、子を持ったジェダイの心構えじゃないの?最大のリスクは初めからわかっていたことでしょ?あの子が望んだのならもう聖堂側には、止めることはできないのだから。」

 

「もしもがあった場合君にもあの子を討つ覚悟をしてほしい。でなければ私は、あの子に何一つ教えることは出来ない。」

 

幸「私は、初めからわかっていたの。だからこそ今でも鍛練は怠っていない。だから、あの子の事、雪の事を許して上げて。」

 

「はー。わかった。念を押すが本当に良いんだな?なら、後は試験に受かるかだ。」

 

幸「必ず合格するわ。私たちの子供だもの。」

 

「ただし一度きりだ。」

 

この話から4ヶ月後の試験において雪は優秀な成績で合格し晴れてジェダイのパダワンとしての生活を送り始めることになる。

この時の私には解らなかった。雪がどのような人生を歩んでいくのかを。

 

話は変わるが、アナーキンも晴れてジェダイナイトとなった。そして、ジェダイの中でもよりいっそう暗い部署ヤタガラスの配属となった。

 

ヤタガラスは所属するジェダイは名前が秘匿され誰が配属されているかは、ジェダイマスターしかわからない。

私が知っているのは、既にマスタークラスであるからだ。

 

アナーキンはジェダイの中でも感情に流されやすいタイプである。それを抑えるために非常に多くの鍛練を行い並外れた忍耐力を得た。高い戦闘技術、剣術以外の格闘技特に足技が磨かれていた。そこが評価されての配属だ。

足癖が悪いのは私讓りだが

 

そんなアナーキンのパダワンは、皮肉なことに私の娘である雪だ。要するに実の子が孫弟子になった。皮肉なことだが、それによって雪との会話が増えたことは正直複雑な気分だ。

 

まあ、会話が出来るだけ私は恵まれている。雪は友人との別れが辛いだろうに。これから一生旧友とは会えないかもしれないのだから。



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カウントダウン 第32話 画家と幼女

 《sideヒトラー》

 

 私の名は()()()()()()()()()ドイツ第三帝国の総統であったものだ。

 

 私は、確かに死んだはずだった。

 だが、まるで神が私にもう一度人生をやり直せと言わんばかりに、もう一度アドルフ・ヒトラーとしての生を受けた。

 

 今回の人生で私は、まだ大ドイツ帝国が健在であった時代を探訪することとした。

 

 私は、ドイツ産まれではないが、偉大なるゲルマン人である。故にドイツに行くこととした。

 

 そして、若かりし日に中退した学校を卒業しきちんとした学歴をもってウィーン美術アカデミーに行き落選した。

 

 やはりかつての時同様、この時代に風景画は売れないのだろう。面接官に進められた建築家としての道を歩んだ。しかし、画家の夢は捨てられずいつしか完全な風景の模写を会得したといわれた。

 私には、まだまだ荒いと感じるがまあいい。

 

 エヴァ・ブラウンとの再開向こうは私の事を知らないようだが今の私は国家と婚姻している訳ではないから、彼女との正式な結婚をし、2児の父である。

 

 そんな折、ある教会の修繕を目的とした大改装を行うという契約が入った。私の運命の出会いがここにあった。

 

 その教会は、いかにも中世からそのまま改装されていない作り、非常に脆くも美しいその外見に少々見惚れた。

 

 そこでふと東洋からきたあの男が話していた教会を思い出した。そういえばこの教会はあの男が言っていたものに非常によく似た特徴をしていると、そしてある幼女を手助けしてほしいと言われた。

 

 私も生活は楽ではないからここから連れ帰るのは無理であろう。まあ、子供たちの遊び相手になってくれれば幸いである。

 

 果たしてその子供はそこにいた。既に話から8年の月日が経っていたがそれでも特徴と一致する。

 

 私はさりげなく怖がらせないようにその子に近付いた。

 

 その後長い付き合いになるとは夢にも思わなかった。

 

 《sideターニャ》

 

 その日は、私がこの世界に来てからいくつかの驚きと恐怖を味わった中でもかなりのインパクトがあった日だった。

 

 シスターたちの話によればその日教会の改装のために下見で建築家が来ると言っていた、その時に精神的に一番成長している私が接待をせよと言っていたのが印象深い。

 

 だが、私から接待と言うものが頭から飛び出すほどに驚きがそこにはあった。

 

 なんと目の前にはチョビヒゲを生やしいかにも鋭い眼光をしている。アドルフ・ヒトラーがいたのだ。しかも私が話を切り出す前に話しかけてきた。そして、私の事をある男から聞いたといっていた。

 

 まさか、と思いその男の事を聞いてみた。シスターたちも知らないその男はかつて私がこの世界に来て間もない頃私を訪ねてきた男だった。

 

 そして、あの男もこの男も転生者であったということだ。特に目の前のヒトラーは、本物出会ったことには驚きだ。そして、私の絵を描きたいといってきた。シスターたちに、了承をとっていたらしい。絵も私が知っているものよりも遥かにうまい。

 

 

 ここで私は、内心ホッとしていた。何故なら存在Xに抗うもの達が私以外にいるのだこんなに嬉しいことはない。

 

 最後にあの男の名前を聞いた。ケノービと名乗っていと。

 

 それ、完全にスターウォーズだよと内心突っ込みをいれていた。

 

 それからというもの私が軍に入ってからも年に数回私の絵を描いてくれた。もしも誰もが忘れてもこの絵だけはきっと残すと言って。

 

 《side黒帯》

 

 裏から手を回してヒトラーがあの子に接触するように仕組むのは至難の技であった。

 

 何せヒトラーは、最高の建築家と呼ばれるほどの男だ。ガウディ並みの建築家だと今では欧州では持ちきりだ。そんな人物を古びた教会の修繕のために送るのはまあ、難しかったが不可能ではなかった。

 

 これで、彼女に一人ではないというものを感じさせることが出来るだろう。それに、急がねばならない。

 

 徐々にではあるが合衆国の方でシスの反応が現れている。消えたり増えたりしていることから内輪揉めをしている可能性が高い。これは間違いなく脅威である。最悪の場合は合衆国自体を解体せねばならない。

 

 そうならないよう願いたいものだ。



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第33話 合衆国

 side黒帯

 

 合衆国ここは我々の情報網があまり育っていない地域だ。

 

 私自身がここに赴くのは私が最もシスとの戦闘経験が豊富であり、シスの専門家のような立ち位置が定着してしまったからであろう。

 

 私の人生の多くを他国で過ごさせるとは、シスも私に何か恨みがあるのか?それとも存在Xが裏で手を引いているのか?

 

 存在Xとの初遭遇から私の回りには異様な雰囲気が漂い始めていた。ただ、自国内では浸透していないことから、この世界で《神》と、称される存在であるのだろう。

 

 しかも一神教の独善的な神だ。我々の国や東アジア領域には浸透が進まなかったのだろう。我々の国のせいで。

 

 さて、ここ合衆国でもやはり存在X気配がする。それもかなり強烈にさらにいえば、シスの気配もするのだ。

 南米の古代文化からシスの力が浸透しているため、恐らくは南米の古代文明にシスが関与している可能性がある。

 

 他のジェダイは、崩落し、文明が崩壊した南米の調査を行っている。南米のシスの力は古代文明の遺跡から出ている程度となっており、文明の移転に伴って北米が中心となっているようだ。

 

 さらに言えば旧ジェダイの、新しい痕跡が見つかっておりシスとの戦闘の形跡があることから南米を中心に、旧ジェダイを吸収し、我々の協力者とするのが彼ら南米組の任務だ。

 

 私は、ここ北米のシスの捜索、あわよくば殲滅を目的としている。ただ、同じ人間なのだから話し合いで決着をつけたいものだ。もう、ジェダイもシスもほとんど我々には垣根は無いのに何故これ程長く争っているのだろうか、彼らはいったい我々の何に不満があるのだろうか。

 

 そんなことよりもここ合衆国は、恐らくは我々の文明以外の国で、最も強力な国のひとつであろうことは誰でも知っている。他の列強がこの国と戦争をした場合この国はほぼ無傷で勝利を治めることが出来る強さを誇っている。

 

 そして、この国は非常に歴史の浅い国で他のどの国とも違い欲求が非常に強い国でもある。正直、東南・東アジアには手を出さないで貰いたかったがここまで強欲とは、初接触までわからなかった。

 

 白人至上主義が蔓延しているのは、変わらないが。どうも、この強欲さと、至上主義が強烈になっていることからそこにシスの介在がみられる。特に修道院を中心とした部分があると予想される。ただ、ひとりで捜索するには骨が折れるだろう。広すぎる…一先ずは、隣への御挨拶だ。

 

 side???

 

 侵入者がここに降り立った。この違和感は恐らくは我々の仇敵ジェダイか、これは報告せねばなるまい我々には大きな力はない。たった一人のジェダイであるが恐ろしいものだ、急がなければならない。

 

 あの子にも伝えなければ、絶対に奴に近付くなと、でなければ猪突猛進で、戦いに行くだろう。我らの協力者《神》との契約に基づき力をためなければもっと深く深くこの国の内部に浸透しなければ。

 

 sideアパートの住人

 

 隣に引っ越してきたやつがいるどうも近所では見ない顔だ。しかも肌のいろは黄色だし白人じゃないじゃないか。何で管理人はやつをいれたんだ。『ドアをノックする音』

 

 全く誰だ、『ドアを開ける』隣の男「君は私を不信に思わない。」

「ワタシは、アナタを、フシンに、オモワナイ。」

 

 イヤー、イイヤツダッタ。ナンデオウショクジンシュッテ、キヒシテタンダロ。コレカラハ、ナカヨクスルゾ。

 




ナニカサレタヨウダ


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第34話 白愛の国の黒

 side黒帯

 

 合衆国とは、まさしくアメリカのような国だな。政治は基本民衆が決める。

 まあ、しかしどうしたものか、この国はかつての私の世界と同じように合衆国第一主義の真っ最中で他国の人間をかなり目の敵にしている。

 

 第一次世界大戦が無かったはずなのにこうまで似るものなのだろうか?もしかすると存在Xが仕組んだか?いずれにせよ戦争は遠からず起こるだろう。

 

 この合衆国も例外ではない。例外なのは我々の国だけだ。ひとつだけスターウォーズの世界の国だからな。

 

 それは、置いといてこの世界やはりおかしいな。文明の成り立ちから痕跡色々と調べたが私の世界を、なぞるように意図的に旁変えられている。特にこの合衆国は、異常なほどに似せて造られている。

 

 本来独立戦争で、この合衆国は、独立を勝ち取れないほどに貧弱だったようだ。だが、ある日を境に勢いを取り戻している。痕跡を見るにシスの存在が一部見られる。

 

 しかし、存在しなかったはずのシスが何故いきなり現れたのか。我々の先祖が最後にシスを確認したのが10世紀頃。

 

 その後我々に察知されずに潜伏出来るわけがない。突如として南大陸に現れ再び力を行使し始めたというならば、滅ぶ存在であった旧ジェダイの中にシスの思想を浸透させる存在が必ずいたはずだ。そして、それを出来るのが存在Xというわけか。

 

 たまったものではないな。まさしく神がかっているが、どう考えてもやり方は悪魔だ。盛大なマッチポンプで自分の信仰を厚くさせようとしてるとしか思えない。

 

 特に、歴史の浅いこの国はシスにとって乗っ取りやすい対象だろう。現に選挙候補の中には幾人か紛れ込んでいるようだ。私に対して刺客を送り混んできたからな。

 

 銃は効かないけれど、厄介なことではあるな。ただ、直接攻撃をしてこないとなるとこちらにも殺りようはある。

 

 side???

 

 クソが、何が暗殺のスペシャリストだ!!あんな簡単に負けおって。私が直々に手を下した方が良い結果だったかもしれん。

 

 だが、リスクを考えたとき足を止めてしまった。これが恐怖というのか?何故あんな一人の男にこんなにも私が恐怖しているのか?腹の中が煮えくり返りそうなほどに憤慨している。

 

「ジョホナよそこにいるか?」

 

 ジョ「お呼びですか?Myマスター」

 

「ジェダイが、動き出したようだ。奴を捕縛しろ、最悪の場合は殺しても構わん。共にルーナをつける。くれぐれも用心せよ。ルーナは、ジェダイと一度戦闘を経験している。分からないことがあれば聞くが良い。」

 

 ジョホナは、優秀なものだからな良くやってくれるであろう。ルーナは、拾い物だからな消耗しても構わん。何よりも私が生き残ればシスは、滅びぬ。

 

 しかし、あの神という存在には頭が上がらんな。形だけの礼拝を遣るだけでこれ程の力を我々シスが得ることが出来るとは、最後まで利用させて頂こう。



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第35話 黄褐色の巫女

sideルーナ

 

私は、この国のこの男に拾われた。あの欧州で、マスターと共に忌々しきジェダイと戦いそして、マスターは、私のために死んだ。

 

あのジェダイは、私たちシスが今まで戦ってきた他のどのジェダイとも違う。性質がまるで我々シスに近いものがあった。アメリゴ大陸でのジェダイは、あんなに感情を力に変換することはない。それでは、私たちシスと同じではないか?

 

いったいあのジェダイは、なんだったのか。そして、大陸以外のジェダイが存在するというその話の信憑性は遥かに大きくなった。私は、それをアメリゴ大陸にある私たちの拠点に逃げ帰ると同時にシス全体に伝えた。

 

しかし、鼻で笑われた。そんなものはいないと。

そして、私を殺すかという話となった。その時に現れたのが現在私が使えているあの男。あの男だけがそのジェダイの事を信じた。

 

それ以来、欧州での我々の動きは沈静化して行き何かから逃げるかのように欧州の西部に追い詰められていった。それが、かのジェダイと同様の存在を始めて公式に認めたとき、しかし、既に遅かった。

 

欧州で追い詰められていったとき、あのジェダイの話が多く出た。非常に強いジェダイで、特に多対一になったとき我々は、勝つことができないと。

 

だから私はあの男のパダワンを鍛え上げる。私では、勝てない。だからこそこのジョホナを私の道具として鍛え上げなければならないと。

 

 

sideジョホナ

 

私は、かつてのインディアンのシャーマンとして育てられた。しかし、白人に拐われ半ば奴隷のような召し使いとして生活を余儀なくされた。そんな私をマスターは、救ってくれた。

 

私のマスターは私に何も教えてくれない。本当に嫌になる。あの女が、マスターから紹介されたとき少し嫉妬した。あんなにもマスターに必要とされているなんて、あの女は、本当に恵まれている。自分のマスターすら守れないあんな奴に剣術を教えられなければならないなんて、本当に屈辱だ。

 

きっとあの女は私の事を利用していると思ってるんでしょ。だけど、逆に私があの女を利用しているとも知らずにだからあの女は、弱いの。

 

私は、マスターのためなら何でもする。私を拾ってくれた優しい優しいマスターのために。

 

side???

 

ジョホナは、強くなるだろうなぁ。あの忌々しいジェダイを…黒帯を殺すために強くならなければならない。

いやぁ、それでもあいつは役に立った。黒帯と戦闘をして死んでくれたお陰でやっとシスはシスらしくジェダイと向き合うことができる。

 

それに、こちらは向こうの事を知っているが向こうはこちらを探り始めたばかり。計画は着々と進んでいる。あの存在Xすら気が付く事ができない。フォースによって守られた我らの計画。

 

そろそろ欧州で、戦争が始まる。そうなればもはや止めることは出来ないだろう。不確定要素としては、あの大日本帝国だろうか?あまりにも規模を把握仕切れないほどに国を閉ざしている。

 

これさえどうにかすれば我らが、この地球を事実上支配することも可能だろう。我々フリーメイソンが支配して始めて世界は平和になるのだ。あの、宇宙人たちではない。

 



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第36話 世界の不和

1923年6月

 

欧州は、今転換期を迎えようとしていた。

数年間続いた緊張が貼りつめついに糸が切れた。

 

相法の恫喝の仕合に始めに決壊したのは協商連合。

対する帝国は、協商連合に対して待っていました。とばかりに協商連合に対して宣戦布告し、ここに欧州戦争の開幕となった。

 

協商連合に追随するかの如く、ついでフランソワ共和国が帝国に対して宣戦布告をする。帝国は、二正面・三正面の敵と戦わなければならない。

 

そんな中あの幼女は、前線に立っていた。そして、その横にはあのチョビヒゲ親父ことヒトラーがいた。

 

sideターニャ

 

この病院に面会者とは、いったいどんな物好きかと思いきやヒトラーだったか…。いや、ちょっと待ってほしい何故一介の民間人であるはずのこいつが野戦病院に勝手に入ってきているんだ?

 

これは、おかしい。医者でも何でも無いはずだろ?

 

『お久しぶりです。アドルフさん』

 

「そんなに畏まらなくても良い。私の事はヒトラーと、そう呼べといったではないか。どうやら驚いてくれたようだな?何故私がここにいるのか疑問に思ったのであろう?」

 

私は、たまらず頷いた。周囲の看護兵は、奇異の目でこの現状を見ている。

 

「君が前線でこうやって戦っている間に私は、議員になったのだ。こうして政治特権で会いにきたということだ。」

 

はあ?待て、何でサラッと議員になっているんだ?確かに演説は神がかっていたと聞くが、それは周りの人間がいてからこそでは無かったのか?

 

まさか、この男前世よりも周囲の掌握力が上がっているのか?最悪またこの男が政治を牛時かねないのでは?

 

『議員になっていたのですか?あの、ヒトラーさんが?それは、驚きを通り越して呆けてしまいます。』

 

「それは、失礼したな。」

 

そういうと、ヒトラーは私の絵を描き始めた。私の成長過程を記録するのだというこの絵は嫌いではない。むしろ写真よりも上手いのでは無いのかと思えるほどには上手いのだ。

 

描き終えると、周囲の看護兵たちは、ヒトラーに握手を求めたりし始めた。こんなにも有名人とは恐れ入る。

 

 

side看護兵

 

あの、ターニャ・デグレチャフに面会者がきた。孤児であるからそんなものは、いないという噂であったがまさか、あのアドルフ・ヒトラーさんとは思わなかった。

 

私たち平民の心の支えであり、代弁者である彼にあの子は無邪気にも笑いながら話をしている。それどころか、絵画のモデルにまでなっているのか。あぁ、なんて羨ましいのだろうか、後で握手をお願いしよう。

 

side黒帯

 

欧州で戦争が始まった。私には、欧州へ渡れと?せっかく馴染んできたと思えばこれか。後続は、優秀なマスター坂田と、そのパダワン。それと、数人のジェダイナイトだそうだ。私一人よりも効率的だな。

 

どうやら本腰をいれ始めたか。まあ、もともと私は、潜入向きではないし、相手に顔が割れているから逃げられて当たり前か。

 

それで、帝国行きと言うことか。ウラジオ大公国は、帝国側に付くという情報から我々も帝国側に荷担するということか。戦争は嫌だな。で、配属日は1923年11月か…

 

後5ヵ月無いか。なら蹴りは付けられるかな?無理か。

新しいパダワンも付けなければならないのか。試験前の実戦を経験させるのはこの子か。この娘なら順応するだろう。無難だな。

 

いざ、行きますか?帝国へ。



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第37話 膠着

 7月

 

 欧州戦争もこの頃は大人しくなっていた。膠着状態となっている。お互いに土竜叩きのように塹壕に出たり入ったり突撃したり。損耗は遥かに重く予想の上を行く。

 

 地理的に周囲を敵国に囲まれている帝国は、全ての戦力を分散配備し、方面軍にしなければならないために、明確な決定打になる勝利を得られずにズルズルと長引いている。

 

 そんな中、同盟国となったのがウラジオ大公国である。

 距離は非常に遠く、大陸の西と東の端同士である。何故同盟国となったかはこの2国間に存在するルーシー連邦に対する利害の一致によるものだ。

 

 帝国はこれ以上戦場を抱えた場合早々に戦線が崩壊しかねない。ウラジオは、かつての領土を取り戻し、正統なヴァシリエ国家を主張したいがためである。

 

 幸運なことに、ウラジオの後ろには日本がいる。チートを具現化したこの国が味方になった場合必ず勝てるであろう。奇跡的なことが起こらないかぎりは…

 

 

 side黒帯

 

 まさかな、西方の帝国と手を組むことになるとは思いもしなかった。これじゃあ前世の大日本帝国と同じじゃないか?まあ、負ける要素はほぼ無いが何が起こるかわからない。存在X。あの不確定要素の塊といっても良い存在がいる限り安心はできないのだからな。

 

 それと、帝国とはあまり仲が良いとは、言えない。前回の我々の戦争は、帝国がヴァシリエ帝国を後ろで炊きつけていたことがわかっているからだ。

 

 帝国としては、敵が減って更に極東の訳のわからない国が潰れるのが一番良いのは確かだから非難は出来ないが、だとしても信用に値するものではないな。

 ウラジオは、必死であるのはなんとなく想像が付く。

 

 それとまるで連動するようにシスの動きが活発化してきている。この合衆国の内部に深く根を下ろしているために私は手をこまねいている。人数はそう多く無いはずだが、私を暗殺しようとするもの達が後を絶たない。

 

 ここ二週間で3回襲撃されたが見事撃退している。シスも一部の人間をおいて質が悪い。これでは日本軍の正規兵の実力だろう。これでは一万人出してきたとしても私を殺すことはできない、これは戦場での話。ジェダイが暗殺されることは稀にある。

 

 一人では厳しすぎるな夜も眠れない眠っていても深く眠りには浸けないのだからこんな国一人でシスの捜索をする場所ではない。これ程弱気になったのはいつ以来か。

 

 交代要員が繰り上げになって8月には来るだろう最低でも8月下旬には、本国への帰還となる。

 

 そこからパダワンと、面識を持たねばならぬか。疲れるな。私が一番ジェダイの中で動いてるんだろうな。全く全部存在Xせいだな。やつさえいなければシスもいなかったろうに。

 

 

 side とあるパダワン

 

 私の新しいマスターは、かの有名な黒帯 帯一だそうだ。彼の娘さんとは交流があるから話には聞くけど、実際にあってみなければわからないもの。

 

 噂に違わない優秀なマスターのはず。何せ娘さんは、嫌ってる素振りを見せながらもちょっと誇らしげだったから。どんな人だろう。

 

 娘さんって言わずに、雪さんて呼んだほうが良いかしら?その方が友達としては当たり前よね。私よりも遅く入ったはずなのに実力はあるし、何より周りを良く見れる洞察力もある。でも、なんかちょっと助けてあげたくなるところもあるかな。

 

 お、もう就寝時間だ。楽しみも良いけどちゃんとしなくちゃ、マスター黒帯に失礼よね。明日も鍛錬頑張らなきゃ。

 

 side雪

 

 8月に、パ、父さんが帰ってくる私もジェダイになったのだから見返してやらなければ。本当に大変な任務だって聞くし回りからはかなり心配されてる。

 

 一人で敵地の真ん中にいるんだから恐ろしいことこの上ないはず。そんな中でも心が折れないのは凄い事なんだろうな。

 

 そうそう、同じパダワンの光希さんと友達になったことも報告しなきゃ。光希は、父さんの新しいパダワンになるって大喜びだったけど、大丈夫かな?

 

 どうも父さんの任務は、危険度がかなり高い気がするんだ。光希は、それに耐えきれるのかな?心配だな光希さん。

 



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第38話 黒人街

side黒帯

 

あまりにも刺客が多すぎるため、私は黒人街に逃げ延びていた。治安は非常に悪く衛生環境も良いとは言い難い場所であるが、命の危機から逃げるには最適な場所であった。

 

黒人街は、ここ合衆国の内部でまかり通っている人種差別によって生まれた街だ。彼ら白人と同じ場所に住むことを許されず、トイレすら白人と別けられる。それほどまでに人種差別は苛烈であった。

 

しかし、彼らは私のような東洋人に非常に優しく接してくれる。特にマフィアのボスのような人物は、我々の協力者でもある。そこに匿ってもらうとは、少々違うが安全のためならば致し方あるまい。

 

現在では合衆国の裏のほとんどの情報は彼らが担っている。彼らは合衆国に対する忠誠心は無い。有るのはただ、今よりもより良い生活を送りたいだけだ。

 

近所にはやはり教会が有るが神への信仰はそれほど深いものではない。特に牧師が、神の事を否定的に捉えているのが特徴的であった。謀らずも、存在Xの力は弱くなり精神汚染はあまり進んでいない様子だ。

 

そして、その牧師であるが私たちの国に興味があるようだ。様々な人種が互いを支えあっている自分達の理想として捉えているらしい。そんな彼の名前はルーサー・キングと言うそうだ。

 

彼らがシスに狙われないように後々私たちは苦労をするだろう。だが、この恩一生忘れる事は無いだろう。彼だけでなくこの街の人々への感謝を。

 

さて、そろそろシスを襲撃するとしよう。こちらからワザワザ出向くなど普通のジェダイなら考えないからな。

 

 

sideルーサー

 

私たちの街に見かけない存在が来たのはいつだっただろうか?今ではこの街にとても良く溶け込んでいる。彼は、ユーラシア大陸の東の外れに有る、日本という国からやって来たそうだ。

 

初めは嘘だと信じたかった。しかし、事実だと知ったとき私は、狂喜した。かの国の事は何処の本にも載っていない。唯一歴史書などに度々出てくる黄金の国が、それに該当するだろうか?

 

かの国は人種による差別をせず、そのための争いというものをしないそういう人種だと、風の噂で聞いた程度であった。それが現実として目の前に現れたとき非常に嬉しく思うだろう。

 

私は、合衆国を内部から変えたい。この人種差別が当たり前のように起こり、所得の格差・職業選択・日常の住居、等の抑圧から解放されたかったからだ。私は、教会の牧師等やっているが神など露ほど信じていない。たが、今日ばかりは感謝しよう。神ではなく、彼に。

 

もしも、私が結婚し、子供が出来たならば、この話をしてやろうと思う。その時には、差別など無くなっていれば良いがきっとそれはないだろう。だから責めて希望を見せてやりたいものだ。

 

 

side ???

 

しまったな。私としたことが、慢心していたか?奴があのような場所へいくとは、思いもしなかった。私のような白人が行けばたちまち撲殺・銃殺されるのが目に見えている。

 

白人しか、僕がいないのが仇となったか?至急黒人の調達をせねばな。出なければジョホナを向かわせるか?

いや、むりだな。ここは、静観に徹し奴の同行を監視するのが一番であろう。

 

通常ならば絶対にジェダイは、自分たちから積極的に殺しに来ないはずだ。あの存在からの良い情報提供だ。これで、一人目のジェダイを殺せる。特にあの黒帯だ。私の左目の借り返えさせてもらうぞ。

 



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第39話 襲撃

 

【合衆国大統領府】

 

side???

 

いったい何が起こっている!!

ここを大統領府と知っての襲撃か?

 

「何をやっている。状況を報告しろ!!」

 

『突如二階から、発火有り!何者かの襲撃と思われます。現在警備部が詳細状況確認中です!!大統領補佐官も急ぎ避難を!!』

 

「避難はするさ!だが、状況報告をきちんとしろ!!」

 

『報告します。襲撃者一名現在保安隊が、戦闘を行っています!!急ぎ避難を。』

 

「あぁ、いくぞ!!」

 

誰が襲撃してきた!まさか、あのジェダイか?だが、ジェダイはこんなあまりにも大胆な方法を使うやつはいないはずだ。連中は合理的に動くはずだからな。こんな闇雲な戦闘は絶対に行わないはずだ。

 

『補佐官止まってください。』

 

「何だ!!」

 

目の前にいたガードは突如として吹き飛ばされる。

 

まさか、奴がきたのか。

 

《やぁ、いつもありがとう。素晴らしいダンスの相手を贈ってきてくれて。お陰でここ5ヵ月全く退屈しなかったよ。お礼といっちゃ何だが、君にプレゼントを用意したよ。受け取ってくれ。》

 

生首が、転がってくる。

これは‼️マイルズ(シスのメンバー)の首か!!

 

視線を離している隙にやつは斬りかかってくる。

 

咄嗟の判断で、ライトセイバーを起動した。

 

援軍がくるまで待つか?我々シスが剣術でジェダイを、圧倒できないことは一番私が理解している。せめて5分は、もたねば。

 

 

side黒帯

 

あのお嬢ちゃんたちは、まんまと俺の偽装にはまってくれたようだ。これであいつの回りには凡人たちしかいなくなる。絶好の襲撃日和だ。

 

俺は、オビワンみたいに一人での作戦は結構得意だ。特に襲撃は、オビワンは外交が得意だけど。

 

まずは、一階で爆発を起こす。最低限の爆発で傷者だけを出すように。そして、二階で立て続けに爆発を起こすこれは保安部を二分するために。

 

後はあいつの執務室がある最上階まで一気にかけ上る。

途中保安隊が展開していたが、脇目を振る間もなくフォースで吹き飛ばす。執務室に向かう途中で奴と鉢合わせした私が道を阻む形で。

 

ガードを、吹き飛ばし奴に()()()()を渡し、奴の気がそちらに向いている隙に上段から奴にセイバーを振り下ろした。

 

だが、奴もシスの端くれのようで見事にそれを防いで見せた。まあ、そう簡単に行くわけもないので驚きもしない。むしろこれで死んだらがっかりする。こんな奴に命を狙われていたのか?と。

 

これくらい強いのならば好都合、シスの実力の物差しになる。何より、合衆国の内部は既にシスの巣が形成されているのが解る良い証拠にもなるからだ。

 

最早国家としてシスに乗っ取られているのが人目で解る。大統領補佐官がシスになっているのだ。いずれこちらに宣戦布告されてもたまらない。今ここで、争いを終わらせる。

 

幸いなことに、私の事を見たものは最小限だし何より顔は見られていない。こいつさえ殺せれば、後は取り巻きたちだけだ。

 

《貴様、ジェダイの風上にも置けない。》

 

「お褒めに預り光栄だよ。私は、他のジェダイとは、違うからね。そして、さよならだ。」

 

瞬間的にフォースを体の強化に使い懐に入る。後は小型のライトセイバーを展開するだけだった。

 

正しく瞬殺。ありがとう忍の方々教えてくれて。これは、非常に使いやすい一対一の奇襲だ。

 

さて、築かれる前にずらかるとしよう。お嬢ちゃん方も直ぐに到着するだろう。

 

しかし、巨大な組織だな。フリーメイソンとは。一枚岩でないのが救いか。シスと敵対する連中に協力者がいてよかった。

 

 

sideジョホナ

 

マスターが、死んだ…。

あの、マスターが。この殺されかたは、ライトセイバーで殺されたんだ。いったい誰がこんなことを。

アイツか。あのジェダイか。私たちが、追っていたあのジェダイか。憎い絶対に許さない、マスターを殺したアイツを許さない。

 

憎い憎い憎い憎い憎い。絶対に殺す。アイツをあのジェダイを。だから待っててくださいマスター仇は必ず取ります。

 

戦いの神よ私に力を貸してくださいそして、ルーナ私にもっと戦いを教えて下さい。



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第40話 逃走

side黒帯

 

あの襲撃から既に2日の時間が経過した。2日前の襲撃から合衆国政府機能は、少々の麻痺もなく活動している。どうやらこちら側のフリーメイソンが動きを活発にしているようだ。手酷くシスに乗っ取られていたようだが勢力が息を吹き替えしている。

 

そのお陰かあの襲撃を事実上隠蔽してしまっている。私の変わりに欧州出身の大物マフィアに罪を擦り付けようとする所をみると、こちらの勢力を良く分析しているようだ。

 

だが、シスがこんなにも簡単に滅びるわけはない。いずれ主導権を再び奪われるだろう。その時、私がこの国にいた場合今度こそ私の命は無いと、確信が持てる。

 

いずれにせよ私がこの国でやれることは、既に有りはしない。せめてシスの勢力を一時的に弱める程度しか出来ないが、それは日本から私の替わりにやってくるものたちに任せなければ。私一人では限界だ。

 

荒野の中を西へと進む。調度良く長距離汽車が通っておりミルウォーキ~ポートランド間を汽車に乗って移動する。その間にもあの襲撃事件は度々報道されており、こちらの事を探るような動きが始まり始めていた。

 

因みにポートランドは、別の国であるので国境線で検問がある。ワシントン・オレゴン・アイダホを国とする

【イロコイ連邦】

がある。

 

ここは、いわゆる大日本帝国の保護国であるため合衆国も内部からは手出しの使用がない。何せこんな国だか人口は、一千万人居住しており、常備軍も存在する。併合の使用がないのだ。

 

だからこそ私はここを目指している。例え道中追っ手が私を追いかけてきてもここにいる限り私は安全である。だからこそ、急いでいた。

 

 

side合衆国副大統領チャールズ・ドーバー

 

あの男は行ったか。あの訳のわからない連中をある程度片付けてくれたことは礼を言わねばなるまい。だからこそ隠蔽工作を行っているのだが…どうも上手くいってい無いようだ。

 

やはり連中をシスを中に深入りさせ過ぎたか?このままでは組織全体が崩壊しかねない、何よりも合衆国のためにも。欧州との戦争をシスは誘発させていたという情報までこちらには入ってきている。

 

このままでは我が合衆国もいずれ戦争に首を突っ込まねばならなくなる。そうなってしまえばいったいどれ程の犠牲者が出るのだろうか?

 

最低でもあの世界の世界大戦レベルには、なるはずだ。

何とか止める術はないものか?やはりSF世界の日本に託してみなければならないのか?あのSW日本に。

 

何にせよシスを殲滅しなければ。我々の国が我々の国ではなくなってしまう。

 

「おい、大統領への連絡を頼む。内部の腐敗を叩くには今がチャンスだと。そう伝えてくれ。」

 

私はけっして屈服しない。あの神を自称する存在になど。人間の世界に土足で踏み入るあの存在に対抗しなければならないはずだ。

 

sideジョホナ

 

ダン!

私は、怒りに任せ壁を殴り付けた。

あんな襲撃からどうしてやつの事が消えている!まるでアイツの存在が、どうして何で?私が、わたしが、こんなにも頑張っているのにどうして?

 

おかしいよ。この国も、世界も狂ってる。

 

『力が欲しいか?』

 

「何者だ!!どこにいる!」

 

周りの景色が固まり色が褪せている。

 

『私は、神である。汝が私を信じ、敬い、崇拝するならば、私は君に奇跡を与えよう。』

 

「私は、アイツを殺すためなら何だって敬ってやる。崇拝してやる!だから私にアイツを殺す力を!!」

 

『その言葉ゆめゆめ忘れるな?では、力を与えよう。

汝に、幸あらんことを。』

 

その瞬間私の体に力が漲ってきた。フォースもこれまで以上に強力に。もはや涙など出ていなかった。

 

「ルーナいますか?」

 

[ここにいるわ。どうしたの?まさか、敵討ちをやめると言うの?]

 

「いいえ。敵討ちはする。でも、もっと必要なことがあるの。」

 

[何をする気?]

 

「シスを集めて。この国を完全に我々の手に治める。そして、やつらと戦い全員殺す。そして、この星を我々シスが手にするのだ。」

 




チャールズ・ドーバー

合衆国副大統領
転生者であり、フリーメイソンのリーダーの一人。シスの事を警戒しており、やによりも信用していない存在。
元々SFオタクからの転生であったため大日本帝国の事を聞いた瞬間に狂喜していた。
そのため存在Xを非常に危険視している。
経済学者であり、金融で一財産を築いているため、副大統領として閣僚入りした。


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第41話 先住の民

side イロコイ連邦大統領

 

『閣下。合衆国の諜報部隊が先程入国したものの身柄を渡せといってきております。最悪の場合戦争も辞さずと、申しております。』

 

「放っておけ。どうせいつものマニフェストデステニーだろう。そうやって脅して行けばこちらが屈すると思っているのか?くだらん。それよりも、良くご無事でしたな。」

 

私は、目の前の大日本帝国の諜報員?の男に声をかけた。

 

[いやいや、助かったよありがとう。この国があったからこそこうやって今私は、生きていられるよ。]

 

「何の何の。我々の先祖はあなた方に助けられました。我々の名誉にかけて、恩人とも言える国のかたをお守りできることこそ光栄です。」

 

[そう言ってもらえると非常に助かるよ。後日こちらから正式に感謝状と報酬をお送りいたします。もちろん、国民全員のために使っていただきたい。]

 

「報酬とは、有りがたくいただきます。国民一人一人のために使わせていただきます。」

 

この男は、合衆国国内で少なくない被害をもたらしたとか、そういう情報が流れてくる。彼を利用するのは簡単だが、後の報復はいったいどれ程になるか想像もつかない。だからこそ米国捜査網を断固として国内に入れない!!そう固く決意するに十分であった。

 

 

side黒帯

 

目の前の男はこの国の大統領か。しかし、政治を行うものにいつもみられる欲があまりに見えない。どちらかと言えば強い方の見方につき共に歩んでいっていきたいという感じがする。ただ、この国を豊かにするためならばどんなこともやるだろうが。

 

合衆国は、イロコイ連邦に軍を送ることは出来ない、何故なら彼らの連邦制は、イロコイ連邦からの輸入品である。彼らを否定する時、自分達の存在そのものを否定することに繋がるからだ。

 

だからこそイロコイ連邦は、合衆国に強気に出ることができる。しかし、もしシスが主導権を完全に手にした場合彼らの国は簡単に踏み潰されるだろう。だからこそ我々に媚を売りいつでも戦える準備は、持っている。

 

まあとにかく、窮地は脱したといっても良いだろう。と言ってもだ、窮地を自分で作ったのだからお笑い草だろう。そんな事より、合衆国の出方を見ると大方の内部の事情がわかってきた。

 

まず今までわかっていたフリーメイソンという組織であるが、この組織はシスが存在する以前より存在するというものだ。

シスが作った組織であるならばあのように偽の情報を流布し私を庇う筈がない。泳がせるにしても、大統領補佐官が殺されているのに、これ程動かないのは損得勘定で動いている証であろう。

 

要するにシスよりも我々に可能性を見出だしたと言えよう。こうなればこちらのものだ。後は、彼らが如何様にシスと渡り合っていくのかだが、我々が彼らに少々協力することであの国を二分する事が出来る。

 

帝国にとっては願ったり叶ったりであろう。敵が増えずらくなるのだから、戦争の終結を早めることも出来るやも知れない。上層部が戦略的勝利を見誤らなければだが。

 

我々も非人道的な方法を使いたくはない。だからこそこのフリーメイソン達が大きな鍵を握っているのだ。合衆国が本気を出すとき即ち我々は欧州大戦に首を突っ込まねばならなくなる。保護国を守るために。

 

それにしても、シスがこの国にも侵入する可能性は有る、特にあの男のパダワンである少女。彼女の名前は知らないが、確か先住民の末永であったはずだ。だとするとまずい。確実に内部に侵入するだろう。シスの恨みは強さに直結するし、俺を殺したいだろう。

 

その前に逃げるとしよう。明後日早々に立ち去るとするか。



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第42話 新たなるパダワン

side黒帯

 

あの日から数日がたった。今、私は船に乗船している。この船は定期航路、日・色定期輸送便と呼ばれているものであるが、現在イロコイ連邦へ、武器弾薬を有償提供しているその帰りに荷物として乗船したものである。

 

船は大概は、技術的な偽装によって作られている。その時代にあった形状、を模して作られたこの船達はこの時代にあっていない機関、核融合で動いている。船内も非常に綺麗で、船員一人一人に部屋が用意されており、ハンモックでの居住は行っていない。

 

更にこの時代に無いコンテナでの輸送となっているため、世界中にこのコンテナが注目されるという副産物すらある。コンテナを作れるのは我々の国だけであるためこれらの輸出も行っている。

 

そんな船だがコンテナ輸送船であるために、やることが無い。訓練をしようものなら即座にワイヤーにサーベルが当たってしまう。どうしてもやりたいというわけでは無いが、瞑想だけでは体が鈍ってしまう。

 

 

数日後

船員達にフォースの使い方を効かれた。

彼らは「フォースは、船の修復に役立つからもっと強くしたい」

と聴いてきたので大いに肯定した。彼らのフォースは、それほど強くないから、

「出来ることと言えば船体の穴を塞ぐ際鉄板を押さえつける程度には、訓練でどうにかなる。」

と、いうと非常に喜んでいたのが印象的だ。良い暇潰しになるし、教育方法の練習にもなる。何せ彼らはフォースの本質を知らないからだ。

そうこうしている間に帰国した。

 

 

side奈緒

 

「雪ちゃんやっとお父さん帰ってきたね!」

 

教室で私は雪ちゃんに話しかけた。

私が話しかけるとうっすらと微笑んでいる雪ちゃんが見えた。

 

「そう?まあ別に良いよ。それよりも、なーちゃんは、アイツのパダワンになるんだよ?きっと大変だよ?家庭を顧みない親だもの、きっと教えるのが苦手だよ。」

 

でも、それでもお父さんの事が好きなんだね。だって顔が嬉しそうだもの。

 

「へぇーそんなこと言う割には、顔が嬉しそうだよ?」

 

「そんなこと無い!!あんな人大っ嫌い!!」

 

「あっ!もうこんな時間だ。そろそろ行くね!マスターに御挨拶しなきゃならないから。じゃあ、また明日ね雪ちゃん。」

 

「くれぐれも気を付けてね。」

 

さあ~て、いったいどんな人なんだろう。楽しみだなぁ~。

噂によれば、腕が立ち何かと依頼をこなすことが多い上に海外渡航が多いから、凄く信頼されている。そんな人。

という、くらいしか解らないけど、とにかく凄い人ってことはわかる。でも、変わり者とも聞くけどね。

 

っと部屋に着いた。深呼吸をして。

「失礼します。パダワン・ジェダイナイト候補生

滝 奈緒入ります。」

 

「入ってくれ。」

 

中に入ると、黒髪で鼻の下と顎に髭を蓄えた、異人風の人がいた。私が、戸口に立っていると、

 

「座って構わないよ?」

 

結構優しい声だ。

 

「有難うございます。」

 

長椅子に座ると自己紹介を始めた。

 

「始めまして。私が、君のジェダイマスターとなる

黒帯 帯一だよろしく。」

 

「は、始めまして。パダワンとなります、滝 奈緒です。よろしくお願いします。」

 

私の受難の始まりであった。



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第43話 飛行戦闘ユニット

side黒帯

何だこれは?支給された物品の文字を読んでみる。

「飛行ユニット?」

 

「はい、飛行ユニットです。マスターはご存知無いのですか?」

 

何だ?飛行ユニットとは?初めて聞いたな。まさか、ジェダイは、空を飛ぶようにもなったのか?

 

「私は、初めて聞くが。その飛行ユニットとは、どういうものなんだ?見せて欲しいな。」

 

パダワンにさりげなく聞いてみた。

 

「えっとですね、この腕につけたデバイスがそうです。これがですね体全体を覆う軽装の甲冑が出てくるんです。」

 

そういうと、腕時計位の大きさのデバイスを起動して私に姿を見せた。

 

何処と無く戦国後期の甲冑?いや、これはバットマンビギンズのバットマンのスーツに近い形状だ。まあ、軽装で動きやすい形だろう。ということは、剣術も鎧を着た時のものを使うべきか。

 

「ほお、ナノテクノロジーか。それで?これで空を飛べると?」

 

「はい!もちろん飛べます。と言ってもせいぜい

500km程しか速度は出ませんし、航続距離も700kmがせいぜいです。」

 

「そうかね。私も飛ぶ練習くらいしないとな。教えて下さいよ?パダワン奈緒。」

 

「マスターに教えるなんてそんな大それたこと。」

 

「知らないことを、人から教えられることを恥じてはならない。逆に教えることも恥じてはならない。それにだ。剣術、フォースその他世界のことは、私が君に教えるのだ。知識の共有とでも考えて気軽にすると良い。」

 

「は、はい!」

 

「それと、ひとつだけ聞きたい。統合軍の方でもこれを組織に組み込んだのか?」

 

「ええと、新しい戦術と使用方法に空挺部隊への配備が決まったとか。くらいです。」

 

「ふん。そうか、ありがとう。」

 

空挺降下に用いるか。確かに我々の国ならばこれで前線で戦っていた場合ただの的になるだろうな。

何せ、兵一人一人に対空戦闘用のガイド機能があるメットが至急されているからな。

 

空挺降下なら、空挺部隊の移動速度向上が見込めるし、単隊での作戦もより迅速に出来るであろう。

 

 

side奈緒

 

ん~マスターにあんなこと言われちゃった。すっごくすっごく嬉しい!!私はきっと頼りにされてるんだろうなぁ。だからもっと色々勉強して立派なジェダイにならないと。あ、雪ちゃんがいる自慢しちゃおうかなぁ⤴️

 

「ゆーきちゃん。」

 

「ん?奈緒どうしたの?そんなに嬉しそうに。」

 

「あのね、私ねマスターに飛行ユニットで空を飛ぶことを教えることになったの!」

 

「ふ~ん。それだけ?」

 

「え?それだけだけど。」

 

「じゃあ、後悔しないことね。あの人は万能の超人みたいなもの。きっと直ぐに抜かされるから絶望しないようにね。」

 

「え?そんなに凄いの?」

 

「えぇ。化物じみてる。」

 

マスターってそんなに凄い人なの?実戦経験が豊富と言ってもそんなに適応力高いのかな?

 

「わ、わかった。心しておく。それよりさ…」

 

この後は二人していつも通り家に帰った。明日から楽しみだなぁ。

 

 

side雪

 

聖堂に程近いところに私の家がある。どうやら今日は父さんが1年ぶりに帰ってきているようだ。家のなかがかなり騒がしくなっている。それにしても海外に行きすぎでは無いだろうか?他のジェダイマスターは、ほどほどに行くそうだが、父さんはその数倍は海外にいる。

 

マスタースカイウォーカーから、聞くところによると昔から多くの国にいっており、自分も度々連れていかれたといっていた。それは、過重労働ではないだろうか?どう考えても一人に重すぎる荷である。

 

父さんにも不満はある。何で飛行ユニットの事を私ではなく、奈緒に聞くのだろうか?私がいるのに私だって言われれば絶対に教えるのに。とても悔しい。

 

「ただいま」

 

「お帰り。今日は早かったね。どうしたの?そんな浮かない顔して。もしかしてまたお父さんのこと?」

 

「何でもない。お母さんに聞きたいんだけど、父さんって昔からあんな感じで海外にばかりいっていたの?」

 

「そうね、お父さんは昔おきた戦争のあとあんなに海外に行くようになったの。たぶんだけど守るものが出来たからこそ、海外に行くようになったんだと思うの。」

 

「どうして?」

 

「だって凄く優しい人だったからね。昔から女の子のパダワンには、モテてたの。本人は眼中に無いようだったけれど。私が、あの人と結婚した後は特に仕事に熱が入っていったから。それもあるの。」

 

「そうなのかな?」

 

「そうよ。ほら玄関からあがってご飯のしたくはできてるからはやく行かないとみんな待ってるわよ。」

 

そんなに優しいのなら何で家だとこんなにも無口なんだろ?




今の書き方って最初より読みやすいのだろうか?
少し聞きたいです。


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第44話 模擬空戦(前)

side黒帯

 

さて、あれから幾日か経って飛行もアクロバティックなことを出来るようになったので、模擬空戦をやりたくなってしまった。

 

ちょうどパダワンもいることだしここは一旦戦闘訓練としてやってみたいものだ。それに、彼女の方が私よりも先に飛行技術を会得しているのだし良い経験が出来るやも知れない。

 

「よし、今日はここまでとしよう。それと、来週の月曜日から予定通り実戦形式の模擬戦をやって行こうと思う。君の剣の腕、フォースのキレ、そして飛行全て把握した。模擬戦では、統合軍の空挺部隊員も参加することとなっている。充分に休暇を取り実力が出せるようにしておくこと。そのために明日から4日間の休暇を取るように以上。」

 

休暇は大切だ取らないと心も体もダメになるからな。特にパダワンほどの若者は心が不安定になりやすいからね、暗黒面に堕ちないようにしっかりとしなくては。

 

「はい、わかりました。ところでいったい何処の部隊との模擬戦になるのですか?」

 

ほぉ~、彼女にはそんな興味深いことだったのか?まあ、戦う相手は知っていた方がやり易そうだな。それに、向こうはこちらの情報を全て知っている事だし。

 

「我々の相手となるのは、我が国初の軌道空挺教導隊であり、これから永遠に紡がれることを願ってごろ良く、メビウス大隊と命名された部隊だ。彼らは今回のアグレッサーとして我々の前に立ちはだかる。」

 

「実力はかなりのものなんですよね?でも、私たちジェダイと戦うには分が悪いのでは?」

 

う~ん、若いっていうのは自信過剰になりやすいか?これでは、昇格試験にまわす訳には行かないし、だいたいジェダイだって隙を見せれば殺されることはある。

 

「彼らの隊長は私と同期で、ジェダイを目指していたものだ途中で空挺部隊の道を志してしまったが故に、ジェダイから去ってしまったが、並のパダワン以上に強いぞ?」

 

それに、相手は元は最高のパダワンだったんだ。フォースもその対策もしっかりと立てていることだろう。修羅場を切り抜けたなかだ。良くわかる。

 

「心しておきます!!侮らないように私もしっかりと対策を立てておきます!」

 

「いや、休んでくれ対策は既に私が立ててあるからな。」

 

 

side奈緒

 

ちょっと怒られちゃったかな?相手は元々は私たちと同じパダワンだった、て言うから調べたいんだけど、マスターには休めと言われちゃった。どんな人何だろう、気になるなぁ~。

 

でも、私と彼らは飛行時間にそんなに開きは無いはず。だから、絶対に互角以上に戦えるはず、心配しすぎない!!私なら出来る。それにしてもマスター上達早すぎでしょ。

何が「そうか、フォースを障壁のようにして行けば空気の流れを変え変則的な起動が出来るな。」よ。

それじゃあ飛行機じゃない!!あんな動きしてる人初めて見た。

 

そういえば、マスター開眼って確かマスター黒帯の師匠だったはずだよね。ならっ!!きっとメビウス隊の隊長のことも良く知ってるはず。あの人女の言葉なら何でもべらべら喋るって聞いたことがあるし、今から聞きに行こうかなぁ~

 

sideメビウス1

 

来週より、模擬空戦が始まる。相手は私がパダワンだった頃の同期の黒帯だ。やつは、かなり独創的な戦いかたを好んでいたが今回の装備にも独特な感性のもと間違いなく適応しただろう。

 

あいつなら間違いなく空力で無駄な力を逃がす方法を見つけたはずだ。私の飛びかたに限りなく近い動きをするはず。ただし、やつは非常に実戦経験が豊富だ。それゆえに殺気には人一倍敏感に反応するだろう。

 

隊の全員に周知させて置かねばなるまい。やつは、ジェダイのような戦いではなく。何でもやる戦い型を選ぶはず。それこそこちらから奪った銃を使うのも厭わない。

そういうジェダイの風上にも置けないやつだ。

 

だからこそ今まで外国に派遣されていたのだろう。誰よりも手強い相手になりそうだ。



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第45話 模擬空戦(中)

side奈緒

 

いったい何なの?あんな距離から普通狙撃してくる?マスターが察知しなかったら確実に撃墜されてた。それにしても凄い距離。しかも予知が出来ないとなると、やっぱり相当な手練れなんだな。こっちの事を良く理解してる。私ってやっぱり心に隙が有るのかも。

 

それにしてもマスターは凄い。肉眼で見ることも出来ない。更に地上よりも遥かに広い空中で、相手の居場所を完全に把握して防御している。私は、マスターの足を完全に引っ張っている。

 

「何をしている。急いで自分で索敵を行うんだ。今が良い機会だ、本物の殺気を感じるんだ。君が動くまで私は防御しかしない。」

 

そうだ、マスターが時間を稼いでる。集中しなきゃ集中、集中…。

 

 

side黒帯

 

打ち合わせ通り、最初の一撃を彼女にお見舞いして上げたのだが、やっと本気で周囲を気遣いし始めたようだ。

これで見つけられなければ、その程度の実力で止まってしまう。ジェダイにはなれない。

 

しかし、正確に撃ってくるじゃないの。これは、完全にこっちを殺しに来てるね、ブラスターもただ者じゃ無いな。対装甲目標用のやつで遠距離狙撃してやがる。これじゃ、並のパダワンだとセイバーを弾き飛ばされるだろう。

 

半包囲と言ったところで、大体前面180度位から狙撃が来るわ来るわ。だが、アイツの気配がない。上手く隠れていやがる。早くしろよ我がパダワンよ、期待しているんだから。特にその感覚は、人より優れているはずだ。

 

「見つけました。マスターの前方70度、90度、150度

の方向に複数の気配がします。人数は、合計で44名です。」

 

「正解だ。そして、ではどうやって遠距離のそれも高速で動いている相手を我々ジェダイは、攻撃すれば良い?」

 

私の声が合図となり、気配の動きが活発となり不規則なものとなる。急速に距離を積めてきている。

 

「本来ならフォースを使います。しかし、このようにブラスターでの邪魔が入り上手く集中できません。ですので、」

 

「そう、だからこそ我々もブラスターの練習をするんだ。」

 

腰に吊り下げてあるブラスターに手を伸ばす。戦いかたはどちらかと言えばガンダムみたいに戦えば良い。遠距離ではなく、できる限りの近距離でのブラスターの撃ち合い。ジェダイだからこそ出来る先読みを利用する。

 

さあ、お前が攻撃してくるのは、

「真下だ!!」

瞬間下から突き上げるように銃撃があった。

 

sideメビウス1

 

『こちらメビウス3撃墜判定だ。』

 

あの少女が、感覚を研ぎ澄ませた瞬間から戦闘が動き始めた。初め、我々は押していたがだんだんとこちらの動きに見切りをつけ始めたようで、少しずつ押され始めている。

 

「こちらメビウス1、各機3マンセルで行動せよ。互いをカバーしあって隙を無くせ!!我々はあの少女を落とせばそれで任務完了だ。」

 

『しかし、あのマスタークラスが厄介です。』

 

やつは、最小限の動きでこちらの攻撃をそらしつつ、セイバーでブラスターを弾き返してきている。そのせいもあり、こちらに少なくない損耗が出ている。だからこそ私が一騎討ちする必要がある。

 

「やつは、私に任せろ。アイツに対して多人数は、悪手だ。」

 

『了解しました。隊長の、パダワンの相手は、我々にお任せください。』

 

「健闘を祈る。」

 

やつは、空戦を初めてからまだ1ヶ月程度だ。だからこそ下がお留守となる。雲の下から全速力で突き上げるように昇るそして、撃つ。

 

「そう来ると思っていたよ!!」

 

やはり、単純にはいかないか。

 



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第46話模擬空戦(後)

side奈緒

 

あのときから、まるで目の前の霧が晴れたかのように、相手の位置が手に取るようにわかる。ほら、今目の前を通り過ぎた相手は囮で、私の真後ろに本命がいる。

あっ撃ってきた。でも、射線から右に10センチ良ければ良いだけ。

 

ああ、本当になんて簡単なんだろう。高速で動いているけれど、私がブラスターを撃てばそれを避けようとするのに合わせて、未来位置に射撃をすれば良いだけ。本当に簡単だ。

 

だからだろうか?だんだんとこちらに、近付いてくる相手は、少なくなって来てるね。そしてどんどん遠距離からの攻撃が激しくなってきてる。私が防御しているけれど、こっちも集中力が落ちてくるからちょっと危ないかも。

 

でも、マスターはもっと危険な相手と戦闘している。本当にあの二人は、人間何だろうか?マスタークラスになるとあんな動きができるのかな?

 

 

side黒帯

 

ふう、なんて機動だ、人間の限界を超えてやがる。最初の一撃をそらしたのは良いが、その後は巴戦だよ。流石は、元ジェダイ候補生のパダワンだったことはある。こいつを抑えていないと確実に奈緒は、撃墜されていたことだろう。

 

今回の模擬戦の、目標は私は奈緒が撃墜されないこと。彼らは、奈緒の撃墜。普通の相手ならばとにかくこいつメビウス1は、駄目だ。あいつは昔から空を飛ぶことを夢見ていた。しかも、飛行機に乗らずに飛ぶことを。

 

フォースが強ければ飛行すら出来る。しかし、相手は決してフォースが強い方ではなかった。だからこそ演算宝珠という物の研究が始まったとき、いの一番に名乗りを上げた。正しく夢のために研究に入った。

 

そして今、あいつはこうして空を飛んでいる。しかし、なぁ動きが早すぎる。雲の中を縦横無尽に駆け回る姿は正しくACESのメビウス1だ。部隊の名前を考えるときに外的要因が合ったかと思えるほどのネーミングだ。

 

やつは、あっという間に私の前から姿を消す。と思うといつの間にか後ろをとられている。こちらも気配を頼りに動きに機動に、付いていく。刹那ヤツが反転しライトセイバーで斬りかかってくる。

 

それを私は、同じくライトセイバーで防ぎ、速度のまま反対側へ移動する。その軌道は、∞の形となっている。だからこそこちらは更に、至近戦に持ち込む。

 

向こうも同じ考えのようだ、こちらに接近してきた。

激突今度は速度を回転運動に変換して鍔迫り合いをしながら回転する。

 

そこから、二太刀、三太刀、打ち合い間合いを取る。

 

「相変わらず、剣の腕も良いな。ジェダイに戻ってきて欲しいくらいだよ。」

 

本当に本心からそう思うほどに。

 

 

sideメビウス1

 

ヤツが話し始めたぞ?どんなところからそんな余裕がでてくるだ?

 

「貴様が喋り始めるとはな。それほど余裕があるのか?マスター黒帯。」

 

円形に回りつつ話を切り返す。

 

「ああ、私はパダワンを信じているからね。」

 

「ふん、自分でパダワンを攻撃することを頼んだ口が言う台詞ではないな。」

 

「これが一番手っ取り早くパダワンを成長させる方法さ。谷に突き落としても、自力で這い上がる力が無いやつでは、ジェダイにはなれない。」

 

「…。お前は、そんなに冷たい奴ではなかった。」

 

「冷淡にならなきゃ、今まで生きてはこれなかった。続きを使用じゃないか。」

 

やつは、下段に私は上段にセイバーを構える。

 

『隊長作戦終了です。見事に撃墜しました。』

 

「そちらにも連絡が入ったか?」

 

「ああ、パダワンは負けたようだ。一時間良く粘ったと思うよ。」

 

落胆の色は見えないな。

 

「パダワンが負けたのに清々しい顔だな。」

 

「負ける経験というのは、しておいた方が後のためになるものだよ。何せ、彼女は失敗したことが無いからね。」

 

そういってやつは、笑っていた。どこまで真実何だかな。果たして本当にパダワンを信じているのか?

 

side黒帯

 

パダワンが負けたか。仕方ないことだ、だいたい初見の相手とはこうなるのが普通だ。特に、彼女のような若い人は経験が足らないからな、非常時の判断がどうしても遅くなる。何より不馴れな肉体での空戦だ。空戦のエキスパートには勝てないのは当然だ。

 

珍しく泣き顔だ。あの失敗しないなんて顔をしている彼女がこんなにもなくとは。

 

「負けてしまったようだなパダワンよ。そんなに気を落とすな。実戦じゃ無いだけましだ。この負けを次の勝利に生かすことが、君の課題だ。」

 

もっと強くなって、自分の身を守れるようになってほしいものだ。任務はそのあと、足手まといにしたくはない。



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第47話 マスター

side黒帯

 

あの模擬戦から数ヵ月の月日が流れた。

奈緒は、あの敗戦から見違えるように成長していった。彼女はジェダイに向いているだろう。だけれども未だに実戦を行っていない。既に本国に着任してから一年が経過していた。

 

来月から、私とパダワンは欧州の方へ、具体的に言えば欧州の帝国へと派遣になる。既に戦争が始まっている戦地への派遣は、私としても初めてとなる。戦争当事国だった時には戦地へと赴いたが、この大戦まで完全な戦争というものに出会うことはなかった。

 

そんな中、私はジェダイ評議会に出頭するように命令された。

 

評議の間で私は、12人のジェダイマスターたちに囲まれている。

「それで、要件はいったいなんでしょうか?これから私は欧州へ行く準備をしなければなりません。手短にお願いします。」

 

開眼が私の言葉を聞き喋りだした。

「では、単刀直入に言おう。君をナイトの称号からマスタークラスへと、昇格することとなった。まずは、おめでとう。」

 

昇格?私が何故ならば昇格するのだろうか。私よりも教え方が上手いやつなど五万といるだろう。まあ、深く考えないようにしよう。どうせ、外交権の強化だろう。

 

「そうですか、では拝命いたします。」

 

side開眼

 

彼を昇格させようと言い始めたのは私ではない。私としてはまだ彼の昇格は、早いのではないのだろうか。と思っている。彼自信実力は本物だ。しかし、最近特にここ数ヵ月かれは、人間味が薄くなって来ているように感じている。

 

まるで、何かを悟ったように警戒し、集中力が上がっている。現在欧州は、妙な雰囲気を漂わせる存在が確認され始めている。その存在は我々に接触するとき、必ずといって良いほど自分のことを『神』と自称するものだ。

 

彼は、その存在を我々が観測し始める遥か前に知り得ていた可能性が高い。彼の言動は何かから我々を含めた何かを守るために動いているといっても過言ではない。

 

その事から全体の意見として、彼を手助けしようと言う考えを元に、外交特権の強化と権力の強化を付与するために彼をマスタークラスへ昇格することとなった。

 

「この昇格の意味君はわかっているかな?今回の欧州への派遣は非公式のものではない。公式のものだ。従って君が多くのものに侮られてはならない。そう考えた上、君の活躍も踏まえて君にマスタークラスを与える。」

 

終始無言だな。彼らしいな、昔はもっと喋る奴だったんだがなぁ。

 

「欧州での仕事頑張って欲しい。早いところ戦争を終わらせるために、彼らに援軍の派兵すら行わねばならなくなってしまう。全ては君の腕にかかっている。」

 

 

side幸

 

「ただいま」

 

あの人が帰って来た。ここ数ヵ月海外に行っていないからか、新鮮味は微塵もないけれど安心する。

 

「お帰りなさい。今日はおめでとう」

 

「うん?何が?」

 

「何って昇格したんでしょ?マスタークラスに。」

 

「何で知ってるんだ?」

 

「雪が教えてくれたの。昔から昇格することに興味無さそうだったけど、今もないのね。本当に羨ましい。」

 

昔から昇格に興味無さそうにしてるけど、あなたは本当に凄いんだよ?まるで自分には会わないなんて顔してるけど。

 

「そんな良いものじゃないさ。欧州にいくから発言件の強化だろうさ。」

 

「それでも、マスターは、マスターよ。私は、ナイトにすら慣れなかったけど、あなたはマスター。」

 

「恨んでるのか?」

 

「ううん。恨んでなんかない。私は今幸せなの。だから、死なないでね。絶対に帰って来て、家は子供達は必ず私が守るから。」

 

「わかったよ。必ず帰ってくる。君のために。」

 

 



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介入 第48話 セカンドコンタクト

side ターニャ

 

「なに?我々の部隊を一時後方へ下げると?」

 

「はっ!!そのように伝えろと。本国からの直接的命令です。内容はおって指示すると。それと、休暇を楽しめと。」

 

この時期にいったい本国の政治家達は、何を考えているのやら。まあ、念願の後方への移動だ、休暇だと思ってせいぜい羽を伸ばそうではないか。では、さっそく皆に知らせねばな。

 

「セレブリャコーフ中尉は、いるか!!」

 

「はい、何でしょうか、少佐。」

 

「何だ、皆もいるではないか。喜べ諸君。我々の部隊は、今週を持って本国へ帰還となる。諸君は本国での休暇が約束されているであろう。皆ゆっくりと鋭気を養うように。以上だ。」

 

 

それから数日後。

 

まさか、参謀本部からの直接命令とは。まさか、自由裁量権の剥奪であろうか?それとも後方への栄転?

 

「ターニャ・デグレチャフ少佐入ります。」

うわ、煙たい。彼らはいつも葉巻を噴かしている。病気になっても知らんぞ。

 

「お話とは何でしょうか。」

 

ゼートゥーア閣下が口を開いた。

 

「よく来てくれた。我々からの話であるが、数日程前に、大日本帝国から公式で、武官が派遣された。」

 

「それと我々と何の関係が有るのでしょうか?まさかその武官の護衛をせよと?そう言う事ですか?」

 

「そうだ。君たちは非常に優秀な戦績を納めている。そのため我々司令部は、君たちに信頼を持っているのだ。」

 

ルーデルドルフ閣下が更に付け加えた。

 

「それと同時に、貴官らには、彼らの情報収集を行ってほしい。」

 

「我々が出なければならないほどの重要人物なのですか?」

 

「いいや、違う。彼らの存在が脅威となり得るからだ。貴官は、知っているだろうか?かつて極東で、大日本帝国と、ヴァシリエ帝国との間で戦争があった。その時に、ジェダイと言う存在が現れたのだ。彼らは一人で1個師団の価値があるものたちだ。見張りとしての役割も持っているのだ、充分に注意してくれ。」

 

要するに危険人物の偵察ということか?

 

「はっ。了解しました。」

 

いったいどのような存在がくるか楽しみでは、あるがジェダイ?懐かしいような響きだが、まさかあのジェダイか?いやいや、そんな事はないはずだ。あれは、ファンタジーというよりは、SFだろう?そんな存在がいたら、存在Xの策略とは真逆だぞ。

 

side黒帯

 

今回、我々は公式の武官として、この帝国へと着任することとなった。国際的な儀礼として、着任早々帝国の皇帝への着任の儀を行わなければならない。ここで初めてパダワンの奈緒は、ライトセイバーを外した。かなり怖いであろう。緊張で顔が強張っている。

 

彼女は物心ついたときからライトセイバーを所持していたのだ。生活の中心に、昔から合ったものを手放すのは恐怖を覚えるであろう。そこから如何に自分を落ち着かせるか、それも修行である。

 

一応、近接格闘術で獲物を所持していない場合の訓練は行っているから、心配はない。一番心配なのは初めて人の死を見ることになる、今回の任務であろう。

 

 

 

着任の儀が終わり、我々の身辺警護を任される物達を紹介される事となった。目の前に軍人達が整列している。その中で中央前方の隊長であろう人物は、一際目立っていた。どう考えてもその背格好で兵士になるのはおかしい。そう、彼女、ターニャ・デグレチャフがいた。あの小さい命であった存在が目の前にいる。向こうはこちらを覚えているであろうか?

 

「お初にお目にかかる。私は、黒帯 帯一というものだ。一月の間、諸君らと行動を共にするものだ。こっちは私の弟子である、滝 奈緒、だよろしく頼む。」

 

「滝 奈緒です。よろしくお願いします。」

 

こちらが挨拶を済ますと、向こうの隊長であるはずのターニャが前に進み出してきた。

 

「私は、第203航空魔導大隊の隊長をしている。ターニャ・デグレチャフ少佐であります。今後一月の間行動を共に出来る事を誇りに感じます。」

 

私は、笑ってしまった。大隊の隊員達からの視線が非常に鋭くなった。隊長をバカにしていると思っているのだろう。

 

「笑って申し訳ない。先程、私は、『初めてあなた方に合う』、といったが訂正しよう。久しぶりですね、ターニャ・デグレチャフ少佐。」

 

全員の目が見開いた。それは驚くだろう。なんせ私がこの国を訪問した記録など、公式には記録は無いのだから。

 

「小官とお会いしたことがあると?」

 

「あぁ、といっても君が、生後数ヵ月の頃だがね。

では、再度自己紹介しよう。私は、大日本帝国ジェダイマスター、黒帯 帯一だ。以後諸君らと共に戦闘を行うこととなっている。双方迷惑をかけぬように、頑張っていきましょう。」

 

 



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第49話 共同訓練(前)

sideターニャ

 

あれから丸1日が経過した。あのあと彼らは、帝国の参謀本部への挨拶をしに行くと言い直ぐに離れていった。元々、我々の彼らへの護衛は、建前の様なもので軍事的な支援が本来の目的であった。

 

そして、本日より一月の間共同訓練、という形での参加が始まった。ただし、訓練内容は初日は向こう側が作るといっていた。そのあとは参謀本部の指示に従い、実地訓練に入るということだ。明らかに大日本帝国を戦争に引きずり込もうとしているな。

 

「では、これより共同訓練を開始したいと思う。まず君たち魔導師の実力を私は、見たいと考えている。この言葉で、頭に血が昇るものもいるだろう。だがしかし、私は日ヴ戦争の折数百名の魔導師を数日の間に殺した。この経験により、魔導師のことをどうしても軽視してしまうことがある。従って私は、君たちが私にたいして如何に脅威であるかを示してもらいたい。勿論パダワンは、諸君らと協力するものとする。」

 

は?こいつは何をいっているんだ?そう言えば聞いたことがある。かつて極東の戦場でジェダイという存在が介入し、1日にしてヴァシリエ帝国軍は壊走したという。

もしも、このジェダイという存在がスターウォーズの連中のことであるならば、恐ろしいことになるのではないだろうか?

 

「ミスター黒帯。いささかそれは、冗談が過ぎます。それでは我々を、完全にバカにしているようにしか聞こえませんが?第一あなた方は空を飛べるのですか?」

 

「私は、冗談で言った訳ではない。真面目にそれほどの戦力がなければ君たちは私に勝てないと判断したのだ。それと、我々も空を飛ぶことは出来る。」

 

本当にやるつもりらしい。ならばこちらも容赦をしてはならないな。

 

「では、我々の力、特とご覧あれ。」

 

ここに黒帯vs第203航空魔導大隊+奈緒の戦いの火蓋が切られた。

 

 

side奈緒

 

「なぜこのように意味の無い戦闘訓練をさせようとしているのか、具体的に説明を願いたい奈緒殿」

 

うわー、凄く面倒くさそうな人だ。きっと論理とかそう言うのが凄く好きなんだろうなー。

 

「ええとですね。先程マスターが言ったことは事実です。そのせいで、マスターは魔導師のことをさほど脅威とは考えて無いようです。」

 

そこで、女性将校の方が手を上げた。

「どうかしたのか?セレブリャコーフ中尉」

 

「えっとですね。そのマスターっていう人はいったいどんな事をしていたんですか?」

 

「私たちの国にはジェダイという存在がいて、暗殺や潜入とかをやっているんです。そして、マスターの世代はちょうど戦争で、最前線に送り込まれた人たちなんです。そのせいで正面からの攻撃には非常に強い防御力を発揮します。魔導師を殺したときは、通称魔導師狩りと呼ばれていたそうです。」

 

質問した人、顔がひきつってますよ?

 

「魔導師狩りか。それがなぜ我々と戦おうとする?」

 

「私たちの国には魔導師はいません。その代わりジェダイがいるのです。皆フォースをある程度、生活レベルで使えるので、国民全員が魔導師のような感じです。だからこそ戦いたいのかと。」

 

「要するに航空魔導師との戦闘経験が無いから、私たちを使って自らに刻みつけようということだな?」

 

この人、かなり鋭いな。私よりも年下のはずなのに、凄く大人びてる。

 

「あとは、もしもあなた方が戦場でシスとあった場合どのように対処をとるのかを、覚えさせたいのかと。」

 

「なるほどな、わかった。奈緒殿、貴君の言いたいことはわかった。よって第一にやつの戦力分析から始めるぞ。やつは、どうやら我々の本気を見て見たいようだからな。」

 

さて、私たちはマスターに勝てるかな?最悪私が切り札になるかもしれないな~。



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第50話 共同訓練(後)

side黒帯

 

さて、どうやってくるかな?パダワンは、私がどういう性格をしているかきっと上手く伝えているだろうな。だが、今回私はシスの戦い方をモデルに戦闘を行っていく。彼女達はどれ程対応出来るだろうか。実に見ものだ。

 

お?どうやら動き出したか。さてでは、首を縛ってやろうかな?

 

 

sideターニャ

 

あのジェダイという男との模擬戦…。戦うとなると我々はやつの情報が必要となる。幸い?な事にやつの弟子と呼ばれる少女が我々の味方となる。全員が彼女の言葉に耳を傾けていた。

 

「やつの弱点はあるのか?ナオ?」

 

「マスターの弱点は基本ありません。ただやはり空戦が少々苦手のです。年齢的に覚えが悪いと言うことと、去年初飛行したばかりですので、まだ完璧に操れていないようです。」

 

ほお~。良いことを聞いた。要するにドッグファイトが苦手ということか。だが、やつはジェダイおそらくスターウォーズのジェダイだろう。だとすると、私が考えるよりも遥かに機動性は高いだろう。なんせあのジェダイだ。

 

「承知した。しかし、何のために彼はわたしたち全員を相手どろうとしているのか?」

 

「マスターは、あなた達の敵にシスが、紛れ込んでくるかも知れないと考えています。」

 

シス?あのフォースの暗黒面だとかいう?

 

「失礼だが、シスとはなにかね?」

 

彼女は、少々悩んだあとに、

 

「私も直接対峙したことは無いので、あまり詳しくは存じ上げませんが、フォースを私利私欲のために使い、力に溺れた物達というのが、マスターの見分け方だと。」

 

うん?要するに、ほとんどジェダイと変わりないのか。

 

「ほお。では、それらをふまえて戦闘を行うとしよう。ナオ殿貴殿が、最も警戒するとすればなにかね?」

 

「フォースグリップですね。要するに首を潰されます。遠距離から。それを一番警戒しなければなりません。対抗する方法は、集中力を分散させるしかありません。」

 

ならば

「ならば、こうしよう。」

 

 

side黒帯

 

ほう、近接戦闘部隊と、遠距離支援部隊に分けたか。だが、それでも固まっているには変わり無い。早々にフォースで押し潰してしまおう。

うん?そうか、これは囮で別動隊がいるな。気配が少な過ぎる。

 

それにしても魔導師の弾は、少々厄介か?ブラスターのように弾かなければならないのは難点だな。フォースを纏っているからか、空中で静止させることが非常に難しい。出来ないこともないが、集中が必要だろう、修行不足だな。

 

なんだ、メビウス達と同じ戦い方か、がっかりするよ。

…ちょっと待て、そうすると私の戦い方は、元々シスのようだと言うことか?昔からかなり変わったのか?暗殺とか、そう言う仕事のし過ぎだな。

 

あの男、ヴァイスと言ったか?は、どうやら副隊長のようだな。当の隊長が、いないが私を至近距離で仕留めるつもりだろうな。あの幼女が隊長とは、帝国も末期戦かな?冗談は置いといて、じゃあヴァイス君、キミには眠って貰おうか。

 

 

sideグランツ

 

おお、ヴァイスが全軍の指揮をとるとはな、しかし大隊長殿も大胆な手をとる。あの少女と、一緒にまるで遠足に行くみたいにニコニコしながらいったよ。あれで、年齢相応だったら可愛がったんだろうな。

 

「グランツ少尉、やつの動きは止まっている。後は、隊長達がなんとかしてくれるかな?」

 

「大丈夫だろあの隊長だからな」

 

あんな人間一人に大隊全員で、かかる必要があるのだろうか?そりゃ、大隊長のような存在ならともかく、普通の人間には過剰戦力だろ。

 

「全体動きを止めるな、彼女の説明道理ならば向こうには今は、こちらを攻撃する手段は、無いはずだそうっ!?カッカッ!?」

 

「どうした!!ヴァイス!!しっかりしろ!!」

 

何が起きた!!

 

「ヴァイス!!息をするんだ!!」

 

「そこまで!!ヴァイス中尉は撃墜判定だ。」

 

別の部隊からきた判定員から判断された。

 

「くそっ!!総員接近戦に切り替える。プランBに変更する。」

 

 

sideターニャ

 

ナニ?ヴァイスがやられたか。それにしてもフォースとはこれ程厄介か。術式が完全に封じ込められている。砲撃術式が発動する前に、力を抑え困れているようだな。

 

「奈緒殿、準備は良いか?」

 

「大丈夫です。私が隙を作りますから、とどめをお願いします。」

 

やつから逃れるために雲の上で待機することとなろうとはな。ここから一気に急降下を開始した。接敵まであと5秒、4、3、2、1

「待っていたよ!!」

うん!!嘘だろあのパダワン全然足止め出来てないじゃないか。それどころか、ほぼ無視されているぞ。

 

「では、狩りの始まりだ。」

 

結局のところ戦闘は一昼夜続いた。こちらの戦訓としては、ジェダイやシスを相手どるのは、魔導師を相手するよりも遥かに難しいというところだ。なお、撃墜されたものには、慰め程度の言葉を送っておいた。引き分けだな。

 

「君たちは強いな。我々も負けないようにもっと腕を磨かなければな。それと、パダワンよ。後で自らの反省点を文書にして提出するように。これではシスとまともに戦えないぞ?」

 

存在Xの敵は、以外にも頼もしいかもしれない。

 



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第51話 参戦要求

side黒帯

 

あの訓練から一月が過ぎていた。デグレチャフとは存在Xのこともあり、何とも言えない雰囲気の中共同の訓練は終わった。

「何だって?聞こえなかったもう一度お願いする。」

 

聞き間違いであってくれよ。そこまで強固な同盟じゃ無いぞ。

 

「ですから、帝国から我が国へ参戦要求がありました。そこで、ジェダイの知恵をお貸し願いたい。我々は、参戦すべきかいなか。我々には、未来を見ることができません。だからこそ聞いているのです。」

 

何でいつもこう、面倒な事に巻き込まれるかなぁ。本当に戦争って嫌だな。

 

「我々が参戦した場合、大体2ヶ月以内に戦争は終わるだろうな。そうなった場合我々の国は、世界の警察にならなければならない。我々に、すがり付く物達を守らなければならなくなる。そうなった場合、こちらの国も形を変えなければならないだろう。」

 

「そうですか…。困ったなぁ。」

 

うん?メリットとデメリットで考えて無いのか?

 

「何が困るんだ?」

 

「いえ、本国からは、参戦せよとの事なんです。」

 

はい?

 

「何故本国はそれほどやる気にみち溢れているんだ?簡単にわかることだろ。」

 

「いえ、どうやら空間の歪みが観測されたそうです。それも、人為的に発生した。ハイパードライブの痕跡の可能性があります。」

 

ここに来てスターウォーズを入れてくるか。原作だと、帝国は滅ぶけど、バタフライ効果も有るかもしれないし、仕方がないかもな。

 

「なるほどな、銀河帝国の存在が確認されていない以上早めるしか無いのかもな。」

 

「それでは」

 

「ああ、受諾してくれ。」

 

 

sideターニャ

 

「なに?あの日本国が、我々の側に達参戦しただと?」

 

「は、はい。前々から本国から日本へ、参戦要求をしていたそうなんですが、突然色好い返事をし始めたそうです。」

 

どういうことだ?何故このタイミングで、あの国は参戦した。奴等に利益はあるのか?まさか、またあの存在X

の仕業か?合衆国に宣戦布告させるつもりか?そして、帝国を敗北させ、私に絶望を合わせるつもりか!!

 

「それで、あの参戦理由なのですが、『時間が無い』だそうです。」

 

「は?どういう意味だ?」

 

「外交部からは何も。ただそれだけです。」

 

意味のわからん参戦理由だな。とりあえず合衆国への宣戦布告は無いのだな。あの、ジェダイの男、もしくはパダワンに聞いてみるのが一番か。

 

 

sideヒトラー

 

「それで、何かようかね?ターニャちゃん君から私に会いたいと言うのも初めてではないかね?」

 

うん、全く成長しないなこの子は。子供の頃からコーヒーばかり飲んでいたせいなのか。はたまた運動のし過ぎで身長が延びないのかね?心配になるよ。成長すれば、良いレディになるだろうに。

 

「今日来たのは他でもありません。そこにいる、ジェダイマスターと話をするために、あなたに立ち会いをお願いしたのであります。」

 

「ほお、小さいくせに頭は良いな。君は中身は成人した男だったかな?その体で大変だな。」

 

おや、この子はこの男の話を聞いて驚いているな。あーもしかすると、この男の私も前回の記憶があることをターニャ君に言うのを忘れているな?

 

「驚かなくて良い。私も前回の記憶が有るのだ。私は、前世もアドルフ・ヒトラーだ。」

 

「な、はっ?アドルフ・ヒトラー?アドルフ・ヒトラーってあのドイツ第三帝国の?」

 

「うむ、その通り。まさか、聞かされていないとはな。して、君は何を彼に聞きたいのかな?」

 

「そう、ジェダイ、あなたに質問があります。何故あなたの国は我々の国に協力を使用としている。」

 

それを聞きたいか。あの男の言うことには、宇宙からヤバイものが来るから急いでいるといっていたが。

 

「君は、スターウォーズ見たことがあるか?」

 

スターウォーズ、この男からこの話を初めて聞くな。確か映画だったかな?うーんあの、退廃したドイツの中で、少し興味が沸いて観てみたが我々のドイツを元にあんな映画を作るとは、やはりウォルト氏のいるアメリカは素晴らしい作品を作るな。

 

「はい、一応ですが全作見ました。しかし、それと何か関係が?」

 

「うん、この世界なスターウォーズの世界なんだ。私たちの国はオーダー66から逃げてきた凡そ千人の人間が、天皇の下、器用に形を取り込まれて出来た。そんな国だ。そして、今回もその事案になる。」

 

「わたしは、こう聞いたがね?宇宙から敵が来ると、だからこそ早くこの星を纏めなければと。そう君から聞いたがね?」

 

「いやぁ、まさかあなたがスターウォーズを知っているとは思わなかったからね。簡単な説明にしたんだ。あなたの心は読みづらい。」

 

「ちょっと待ってくれ。要するに銀河帝国がこちらに向かってきている。これでいいんですか?」

 

「その通りだよ。ただたぶん接触には千年はかかる。その間に、対抗できるようにしなければならないんだ。バタフライ効果で、銀河帝国が倒れていない可能性があるからね。」

 

恐ろしくはあるな。あのように、銀河系を支配できる存在がきた場合我々には対抗する術は、ないだろう。であるならば、我々は協力しなければならないな。これで反対すれば人類は、種族関係なくいなくなるだろう。

 

「そこでだ。二人には是非とも協力してもらいたい。未来のために、ターニャ君にはより良い生活を提供しよう。アドルフ氏は、首相なのだろ?なら更に協力しやすいはず。是非とも、我が軍をよろしく頼む。

それと、アドルフ氏、スターウォーズはもともとディズニーでは無いぞ。」

 

ターニャ君、頑張りたまえ。君の将来はレルゲン中佐に託してあるからな。これは、秘密にしておくのが楽だな。

 

「では、成功を祈るとするかな?神に出はなく。フォースへ。」

 

 

side合衆国副大統領

 

「スペンサー副大統領本当にいいのかね?帝国に好き勝手された挙げ句、今回の日本の参戦を許してしまっても。」

 

全く置物大統領は、いちいち人の意見を聞いてからしか動けないのか?

 

「大丈夫ですよ。大統領、日本という国に手出しをしてはなりません。彼らに手を出したら最後、この合衆国が地図から消えてなくなります。」

 

「しかし、だな大国の面子が有るのだが…」

 

「面子で国民が守れますか?そこを良く考えてください。」

 

全く、お前は人形でいれば良いんだ。シスのような得体の知れない存在に、一時的にでも心を許すなんて、馬鹿みたいなことをするから、信用が無くなるのだ。大体あの国に勝てる訳がない。スターウォーズの技術だぞ?

 

ズーンと外で何かが巨大な音を立てた。地面が揺れている。

 

「な、何がおきたんだぁ。」

 

「何が起きた。」

 

廊下から走る音がする。

 

「ほっ報告します。ホワイトハウス周辺で爆発が起きました。急ぎ避難を。」

 

「そっそうかわかった。」

 

相変わらず臆病なやつだ、そんなことよりも。

 

「今朝食べた、ベーコンエッグ美味しかったよ君は?」

 

「私も美味しかったです。」

 

「残念だよ。朝食はフランス料理だったんだかね?君は、何者だ?」

 

顔が豹変した。振り向き様にナイフをこちらに向けて刺す。軍隊の時にナイフ裁きを習っておいて正解だった。

 

「全く内乱かね。」

 

「大統領、シスの反乱です。」

 



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第52話 トルーパー

side レルゲン

 

「それは、誠ですか?」

 

「しっ静かにしてください。内密な話なのですから、誰かに聞かれでもした場合、私の首が物理的に飛びかねません。」

 

どういうことだ?あのデグレチャフ少佐が、帝国を売るような事をするはずがない。奴は帝国軍人を絵にかいたような勇猛果敢なやつだ。それでいて残酷で、残忍で何よりも味方の事を考えて行動する。そういう存在だ。

 

「何かの間違えではないのかね?彼女に限ってそれは無いだろう。」

 

「レルゲン中佐、人は変わるものだよ。かつて、仲間だったものが敵になる事なんて良くあることだよ。」

 

それは、何か違うのではないかね?何より説明になっていない。だが、本当にそうであろうか、あの狂人が裏切るのか?帝国に最も忠誠の厚いヤツが。

 

「君の言いたいことはわかった。だからこそ率直に彼女に聞きに行こうと思う。現在全ての戦線で、戦闘が停止している。今回の日本の参戦の影響が濃厚である。そんな中、味方の裏切りなどという、あり得てはならない情報を流されてはたまったものではない。そこで、彼女の潔白を証明して見せよう。」

 

 

 

前話から数日後

 

sideターニャ

 

「私に出頭命令!?」

 

「一緒に来ていただきましょう。ターニャ・デグレチャフ少佐。参謀本部からの出頭命令です。拒否した場合あなたは、軍属から囚人へとそのまま降格されます。ご同行願おう。」

 

「わかりました。しかし、私がいない間の部隊運用に関して、副官との話をしたい。それだけの時間はいただけるでしょうか?」

 

「わかりました。お急ぎ願おう。」

 

「ありがとうございます。」

 

なんだ!!私が何をしたというんだ?しかも、参謀本部で直々に、軍事裁判を開くだと?とんでもない大事ではないか。このままでは、今まで築き上げたキャリアが、水の泡と消えるぞ?ここは、真実を語り完全に潔白を証明する必要がある!

 

だとするならばだ、あの二人との会談も全て話さねばなるまい。しかし、そうした場合私はあのジェダイに殺されかねない。そうしたら本末転倒ではないか、私は、ただ死にたくないだけなのだぞ。だからせめてイージーモードの人生を送りたかった。

 

「準備できました。行きましょう。」

 

絶対に、この難問切り抜いて見せる!!レルゲン中佐殿は、私の味方をしてくれるであろう。それほど私は、中佐に心を開いているんだ。

 

 

同時刻・帝国上空・外気圏

 

side大日本帝国揚陸部隊

 

『帝国の上空に到達した。時刻合わせをしつつ上陸まで待機せよ。なお、上陸時刻は、本日正午、場所は欧州帝国軍港キール、なお儀礼用装備での上陸となる。繰り返す。…』

 

その船の中には多くの人の姿があった。その悉くが焦げ茶色で統一されいるアーマーを着ていた。船内は広く全体が見渡せるならば非常に息のあった行進が見ることが出来るであろう。

 

彼らはこれから戦地へ向かう。しかし、この部隊の前では現在の欧州の軍備では、歯が立たないものである。恐らくは虐殺が、繰り広げられること間違いないだろう。

 

彼らが降り立つとき欧州は、戦慄する。自分達の空いては、味方は、とんでもない国であるということを。



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第53話 告げるもの

sideレルゲン

 

「ですから、私は全てを話しました。それ以外に話すことなどありはしません。」

 

デグレチャフ少佐、彼女があの話をし始めて、既に3回まるで壊れた蓄音機のように、全く同じ内容の言葉を紡ぎ続ける彼女に、多くのものが哀れみの表情をしている。

 

それは、そうだろう。宇宙から、彼ら日本の艦隊がやって来るというあまりにも馬鹿げた話を信ずるものはいないだろう。きっと多くのものが戦争により、壊れたものとそう感じているはずだ。

 

私は…、彼女の言葉を信じようと思う。あの狂人のようなデグレチャフが、純粋な目をしているのだ。全てのこの場にいるもの達に警告をしている。奴等は他の国とは訳が違うと。審問官が先程と同様の受け答えをしている。

 

「同じ答えばかりではないかね?正直に言えば君はどうしてそのような嘘を吐くのかね?だいたい、我々人類には空中浮遊する戦艦なぞ、造れるわけがない。最低でも後数百年はかかるだろう。」

 

「ですから、彼らは既にその技術を保有しているのです!! なぜ、私の言葉を信じていただけないのですか!?論理的ではないと決めつけておいでで?それは、間違えです。私は、いつも帝国の事を思い行動しているのです。そのためにはどんな事でもやりましょう。しかし、この仕打ちはあんまりではないですか?」

 

 

密かに私は、ゼートゥーア閣下に尋ねた。かの国の事を

「デグレチャフ少佐の言うことは、真実なのでしょうか?」

 

「急にどうしたのかね?レルゲン中佐」

 

「私には、デグレチャフ少佐が嘘を言っているようには

見えないのです。以前仰っていたあの国は、少佐の言うような国で間違いないのではないですか?」

 

「確かに私とルーデルドルフは、あの国を見た。そして恐怖した。あの国は進みすぎていると、故に私たち二人はその事を隠した。他の国の士官達と口裏を合わせた。それほどにまで恐ろしい存在だったのだ。」

 

「では、なぜです。なぜ、デグレチャフ少佐を庇わないのですか?」

 

「貴君に聞くが、ゾウが体を登ってきた一匹よ蟻を、不快に感じるだろうか?」

 

「まさか、かの国は我々の事が眼中に無い故に、それほど警戒せずとも良いと、そう考えるのですか?」

 

「その通りだよ中佐。論理的に考えて其ほどにまで開きが「ふざけるな!!」」

 

「では、何故その事をこの場で話さない。それほどの自信がお有りなら、ここでそれを証明していただけますか!!」

 

デグレチャフ何故そのように目を見開いている。

「レルゲン中佐」

 

 

sideターニャ

 

何故だ、どうしてこうなった。今なら私がリストラを告げた、やつの心がわかるよ。嘘を行ったところで、この目の前にいる人たちには、絶対に見破られるだろう。更に魔導師が、感知をしているからなおのこと嘘など言えようものか。

 

そのせいで、私はいま『可哀想な人』を見る目で見られている。私だって、同じ立場ならきっとそういう目で見るだろう。何せ、いきなり宇宙から日本軍が来ますよ。なんて言葉、20世紀初頭の人間に信じてもらえる訳がない。

 

だから、半分諦めているのだ、私の出世街道もここまでだな。まあ、これは、これで安全な後方へ移動にはなるが、精神病院行きは嫌だ。

 

ふざけるな!!

 

え、レルゲン中佐の言葉だと?まさか、私を庇うためにこのような上官侮辱を行っているのか?何だろうとても胸がドキドキと高鳴るのを感じる。落ち着けターニャ私は、元は男だそれが、男を好きになってどうする。やはり体に精神が引かれているか。これも全て存在Xのせいだ。

 

「レルゲン中佐、落ち着きたまえ!!」

 

今にも取っ組み合いが始まりそうたな。

 

 

「審議中失礼します。」

 

伝令が大将等の軍幹部に、耳打ちしている。みるみる顔色が変わっているぞ?

 

「わかった。デグレチャフ少佐貴殿の言い分は誠であったようだ。すまなかった。皆心した聞くように。現在帝都上空に巨大な人工物が、制止している。総員限界体制を維持しつつ最悪の場合を想定してほしい。」

 

ついに、きたか日本軍とてつもない存在だ。戦争の終わりかたが、一方的なものになりそうだ。



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第54話 脅迫・戦争

sideターニャ

 

私たちは、法廷から急ぎ外へ出て空を見上げた。何と言うことだろうか、巨大な建造物が空を飛行している。全長は一キロは有るであろうその巨体を、航空機よりも速い速度で飛行している様は、正しく異様な光景であった。私の隣ではレルゲン中佐が、立ち尽くしていた。

 

「デグレチャフ少佐、貴女が言っていたのはこの事なのか?まさか、これほどまでに大きいものが空を飛ぶなど誰が考えようものか。貴女が、聞いた話ではこれが宇宙を飛んでくると言っていたが、あの国は其れほどまでに強いくにか。」

 

顔が熱い。きっと今の私の顔は真っ赤に染まっているであろう。愛しのレルゲン中佐に声をかけられて喜んでいる、少女。不味いな完全に体が中佐に恋をしている。このままでは、私は可笑しくなるのでは?

 

「はい、恐れながら、あの国はこれほどの船を数十から、百数十保有していると本人たちが申しておりました。しかし、これでは我々帝国に対する脅迫、砲艦外交になってしまっているのではないでしょうか。」

 

「彼らに我々と対等に作戦をするつもりはないということか。皆さん、厚かましいようですが、私の話を聞いてほしい。」

 

レルゲン中佐が、将軍たちに話を始めた。この外交を成功に終わらせるための、彼なりの知恵を…。

 

 

side黒帯

 

アクラメイター級か、共和国のデータ解析が完了して、ハイパードライブの試作型が出来たからっていきなりデカイ船にのせるとはな。司令官は誰かな?

 

「奈緒、艦からの報告は来ているか?」

 

「はい、マスター順調に進んでいると、第一に合衆国の内戦への介入、第二に欧州大戦への介入、第三にルーシー連邦の崩壊を目標に今大戦へ介入していくということが、作戦の概要です。」

 

私たちには、欧州大戦へ介入しさっさと終わらせろ。ということか、だがだからと言ってこれは、過剰戦力じゃないか?1隻につき16000名で、4隻だから82000の戦力か。この大戦終わらせるには5万いれば充分だろ。

 

「兵員が多すぎるそう考えているんじゃ無いですか?マスター黒帯。」

 

「その声はアナキン、久しぶりだな。君がジェダイナイトに成って以来かな?だとしてもまさか、君が派遣されてくるとは、余程本気で世界を統治するつもりなのだな。本国は」

 

「ええ、何せ宇宙での出来事で大部分の人たちは意見が纏まっていますから。そのお陰でシスの退治を楽に殺ることが出来ます。」

 

アナキン、そうは言っているが君の恋人は、元はシスのパダワンだったそうだな。愛とは、恐ろしいものだな本当に…。そういえば

 

「アナキン。私の娘、君のパダワンはいったい何処にいるのかな?」

 

「それなら、直ぐに会えますよそろそろ船から降りてくると思います。」

 

少し待つと、出てきた。回りの兵隊よりも身長が低いあの子が。あんまり大きくなっていないから成長したのだろうか。

 

「久しぶりだな。雪、元気だったか?母さんに迷惑はかけてない?」

 

「お久しぶりです。マスター黒帯。それよりも早く帝国の人たちと会談を開かなければなりません。」

 

「そうだね、マスター黒帯。事態は一刻を争うことですから、急ぎましょう。」

 

似ている、マスターにパダワンは、似てくるというがここまで似なくてもいいじゃないか。お父さん悲しいぞ。

 

余計な話はさておき、帝国との外交が始まった。というよりも一方的な悪く言えば、半分植民地のような条約を彼らに飲んでもらった。これにより帝国は立憲君主制となっていく。

 

 

ベルン条約

 

一つ、これ以上の拡張体制を行わないこと。

 

一つ、国軍の国防軍化、戦力を可能な限り少なくする。変わりに有事の際、我々が敵国を殲滅する。

 

一つ、戦後の賠償要求のこれ一円も要求してはならない。

 

一つ、終戦まで我々の指揮下に入ること。

 

一つ、航空魔導師の解体再編を行うこと。

 

これらの条約を帝国に喜んで読んでいただいた。



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第55話 水晶

side大日本帝国統合軍第一艦隊

 

軌道上に300メートル程の宇宙船から、50メートル程の宇宙船までが、第三警戒航行序列で宇宙空間を航行していた。その数、60隻。全てが地球の他の国の技術を凌駕していた。しかし、この艦隊は旧式化が始まっていた。

 

「本国から入電、現時点を持って作戦行動を開始せよ。目標、連合王国首都、及び連合王国主要都市部にある工場地帯を軌道上より艦砲射撃せよ、また港湾施設の完全破壊を行え、以上です。」

 

「先に継戦能力を奪うか。残酷なやり方だな、手足をもぎ取って心臓を止めずに敢えて殺さない。食料も何もかも与えないか。この艦隊に、最後の花を持たせようとしているのだろうが、こんな作戦が最後とは可哀想なものだ。」

 

司令長官の男がそう一人ごちる。

 

「長官仕方ありません。ハイパードライブが出来た今、我々の光速航行の不可能な艦隊など戦力になりませんから。それよりも、本当にこれだけで戦争は終わるのでしょうか?」

 

「終わらないだろ、兵が上陸して始めて占領することが出来る。それがわからない本国では、あるまいに。」

 

「その為の新型艦ですか?艦隊の後ろに7隻いますし、先見隊の方は既に帝国の陸軍と合流して、前線で戦闘を開始しているでしょうね。」

 

「無駄話はここまでか。艦を地球に対して横腹を向けるように停戦せよ。各艦に攻撃目標を指示後、20分後に艦砲射撃を開始する。それまでに、敵国が降伏してくれることを願う。」

 

…20分が虚しくも経過してしまう。彼らの願いは届かない。なんとも盛り上がらない戦争だ。彼らは来るか、わからない異星人との戦闘を訓練してきた。それを、同じ星の住人へ攻撃を行うなど、非常にショックがあった。

 

「全艦に通達、撃ち方始め!」

 

緑の光が大地へ降り注ぐ。

 

 

sideチャーブル

 

全く、わからず屋どもが、我々が帝国に屈することは出来んのだよ、だいたいあの帝国に我々の通商ルートが封鎖されようとも、米国から輸入してさえすればやつらは攻撃すら出来ない。上手く攻撃を反らすには良い手だな。

 

そう言うと彼は、葉巻に手を伸ばし咥えて火をつけない。そんな中ある情報が入ってきた。

 

「首相!!大変です!!工場地帯で大規模な爆発が確認されています!!現在、状況を確認中ですが外部からの攻撃の線が濃厚です!急ぎ避難をお願いします。」

 

「首相が逃げてどうする!!こういう時はな、我々がきちんと指揮を取ることで国民もパニックにならずに済むのだ。」

 

全く慌てたところで、もはや手遅れだろうに。敵が紛れているならば必ずこの、ビッグ・ベンまで破壊されているだろう。うん?また爆発か。空から緑の光が降っている?まさか!

 

「噂は本当であったか。やつらが敵になった瞬間に我々に勝ち目は無いか。」

 

 

side大日本帝国 大本営

 

「報告が続々上がっております。」

 

周囲がざわめき始めた。所詮でいったいどれ程の戦果をあげたのか、皆その事に興味津々となっている。私の元へとやって来た、では読み上げねば。

 

「えー、艦隊による工場地帯への攻撃はかねがね良好な物となる。また、敵港湾施設の徹底した破壊は現在進行中である。」

 

以上だ。

 

「失礼します!!緊急事態です。」

 

うん?国内では何もないそうだが、いったいどこで何があったのか?

 

「報告します。現在、北米大陸の合衆国軍へ協力している第6艦隊からです。」

 

私にわたってきた。なになに?、北米大陸で、艦隊に中規模の損害発生せり!?

 

「何があった?」

 

「地上から巨大な剣のような光の刃が出現したとのことです。」

 

何だそれは、聞いたことないぞ?

 

「それは恐らくライトセイバーの大型版だろう。」

 

ジェダイか、だがなぜそれを知っている。

 

「北米大陸には、カイバー・クリスタルの産地だ当然の考えさ。きっと後ろにはシスが控えているはずだ。」

 

全くまたかね、何度も何度も本当に腹が立つ相手だなシスとは。

 

「私から、マスター黒帯へ要請をしておきます。彼は、エキスパートなので。」



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第56話 首吊り道化

side黒帯

連合王国が見せしめとして、大規模な攻撃を受けた事が世界中に広がっている。我々の技術を、国力を今始めて世界は知った。これで戦争が終われば万々歳だが、そうは行かないらしい。

 

ここ帝国との協議を行ったが彼らからは大きな反発を受けた。あのような攻撃を行われ、連合王国は引くに引けない状況になると、誰もが言っている。確かに国民はそうだろう。しかし、王は必ず我々の提案を飲むだろう、あの王はスピーチは非常に下手だが、国民の事を第一に考えている。

 

帝国と言う国は、合理主義の国だ。そこには良い点が有るが、悪い点もある。人は二足歩行の動物だ、皆感情で動く、自分は感情で動いていない等と言うのは言い訳にすぎない。彼らは、それがわからないのだ。

 

そして、その感情で動くのはフランソワ共和国も同じ事、彼らは恐ろしいものを見たことによりそれらを排除しようと全力で向かってくる。それを我々は、真っ正面から受け全てを終わらせる。そういう計画だった。

 

だが、帝国はそれを拒んだ、いや理解できないのだろう。圧倒的な力で強引に活路を見出だすこの方法、決して正攻法ではない。いや、私はこの方法を戦後のアメリカに例えて米帝戦法と愛称をつけた。

 

どうやら、あのデグレチャフは知っているが故に我々の方法を指示するようだ。それに、彼女に残された時間は少ない、彼女の纏うフォースが徐々に変質し始めている。このままでは、存在Xに忠誠を誓う傀儡となる可能性がある。故に彼女にあれを使わせてはならない。

 

 

sideターニャ

 

なんたることか!!彼らの技術はそこまで行っていたとは、流石に計算外だぞ。第一宣戦同時攻撃で、敵の首都を完全に破壊するなんてとんでもない連中じゃないか。私が、緩衝材にならなければこの攻撃の意図すら、参謀本部は気がつかないぞ?

 

戦略的爆撃はこの時代一般的なものではない。まるでアメリカのような戦いかたが出来る。それほどまでに彼らは潤沢な資源と、力があるものか。そう考えていると、目でレルゲン中佐を自然と追っている自分がいる。

 

これは、まずい本格的に精神まで変わりに始めている。

 

ふと、時間が止まっていることに気がついた。しかも、ジェダイのあの男も意識があるようで、口を動かさずとも解る。

 

「やあ、久しぶりだな。」

 

「存在X、貴様私の精神まで貴様の統制下に置くつもりか!!」

 

「そんなつもりはない。君が心から私を信ずるのなら私は、君の心を変えて上げようじゃないか。つまり君は私の事を信じ始めていると言うことだよ。」

 

「ふざけるな!!私は、男だぞ!!あんな恋する乙女のようなこと、したくはない。」

 

「おっと二人とも話はそこまでだ。貴様が出てきたということは、つまり自分に良いこと出はないことが起きているのではないか?」

 

「さすがだな、そう私は『シス』と名乗る少女に力を与えた。しかし、その力と引き換えに私に対する信仰心を得ることに、成功していた。だがそれがどんどん私に対する憎悪に道溢れ、今では世界中の国々が、

そこの『元男』がいた世界と同じことになっていったのだ。」

 

「だから、私にそれを倒せと?」

 

「時間はないぞ?放置すればするほど、フォースが闇に飲み込まれるぞ?」

 

まて、そう言えば戦争はこの男の国が肩代わりするのだったな。だとすれば私が前線に付く必要は無いのでは無いか?おぉ、これは不幸中の幸いだ。なら、後はこの男に丸投げを…。

 

「やつを止めるには必要な力がある。この世界の魔導師が必要なのだ。」

 

「どうして?まさか!フォースがやつを避けていくのか?だとすると相性は最悪だな。魔術師が必要だな。」

 

「それと、悪い知らせがあるぞ?カイバークリスタルを使用した、大規模な建物を米国アリゾナ州に建設したようだ。これにより強力なプラズマレーザーを出せる無尽蔵に。」

 

「先程から話が逸れているが要するに私を連れていくと?」

 

「ご名答」

 

「では、私は役目を終えた。後は諸君らの気持ち次第だ。」

 

存在X、ヤツの尻拭いをしなければならないとはふざけているな。



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第57話 シス大戦

 

集まった面々を見る。帝国から借り受けた第203航空魔導大隊及び他数大隊。こちらからは、特殊戦略空挺大隊∞。そして、揚陸要員である、トルーパーおよそ1万4000人。ジェダイが私こと、黒帯 帯一、アナーキン、奈緒、雪。

本国からは更にトルーパー50万、ジェダイ1000名が投入される。

 

ことは、急を要する。巨大なカイバークリスタルを使用したシスの対宇宙兵器、あれの完全なる沈黙を行わなければならない。カイバークリスタルは、フォースを過剰に供給された場合爆発の危険性がある。

 

SWでは、その力によって星系ごと完全に破壊することすら可能である。今回のこの兵器は暴走した場合惑星そのものを死の星へと変化することが可能な代物だ。

 

よってここに、日本国始まって以来の総力戦を行おうとしていた。

 

 

side黒帯

 

この星始まって以来の危機だ。存在Xを謀りその力を利用し最後には存在Xの干渉すら絶つという暴挙をやっていることから、非常に強力なフォースを纏っていることだろう。

 

「私たちはこれから北米大陸南部、テキサスに揚陸作戦を行う。本隊は既に攻勢を始めているが戦況はこちらのやや有利といったところであろう。それほどまでに、シスの力が強化されている。ここに、いる帝国魔導師の方々と共に、奴等の本拠地を急襲し、寺院を内部から破壊する。

それにともない暴走するエネルギーを上空に飛ばし、宇宙空間に逃がす。」

 

デグレチャフが横に並び立つ。

 

「諸君、聞いての通りだが、現在戦争をするという状況では無いようだ。そこで我々は、シスという人類の敵に対して攻撃を行おうとしている。

この戦いは今までの戦いとは全くの別次元の戦いとなるだろう。だから、私はここにいるものたちに一言言いたい。生き延びろ!!それが私から諸君らに言えるすべてだ。」

 

やはり脳の幼体化、が始まっているのかデグレチャフは、言葉が少しずつだが不安定になってきている。かのじょを戦場に連れていって本当に良いのだろうか。

 

そんなことを私が考えているとアナーキンが、前に出ていく。

 

「皆さん覚悟は出来ているでしょう。これから行くのは、この星から戦争を終わらせるための戦いだ。それだけは覚えておいてほしい。」

 

何を言っているのだろうか。戦争がそんなに簡単に終わる筈が無いのだがな。

 

 

sideジョホナ

 

「マスタージョホナ、戦況報告です。現在ジェダイたちが率いる部隊が我々の拠点を破壊しようと躍起になっておりますが、膠着状態となっております。今の我々の力ならばジェダイを倒すのは容易い。」

 

「そうか。では、前線を押し上げようか?貴様のいうその言葉が真実ならばな?なにを企んでいる?私が貴様の考えていることを解らないとでも?」

 

ヤツの背中には冷や汗が流れているだろうな。私を殺そうとするならば、もっと狡猾にやらねばなるまいに。

 

「まあ良い。今は少しでも戦力が必要だ。ただし、次は無いと思え。ルーナ、兵器の機動準備に入ってくれ。」

 

私の後ろからルーナが現れた。

 

「わかりました。しかし、時間がかかりますよ?2時間は、確実にかかります。それまで時間を稼がなければ、我々には戦力がありませんから、これが頼みなのです。」

 

「わかっている。必ず奴は此を止めに来るだろう。その時は共に奴を倒し復讐を果たそうではないか。」

 



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第58話 師と弟子と

シスの本拠地への総攻撃が行われ現在混戦中である。シスの力は、ジェダイ達の予想を遥かに上回る力を身に付けており、並みのパダワンに至って歯がたたず、足手まといになる始末。

 

そんな中黒帯達はシスの寺院へと部隊をあげての総攻撃を行っていた。

 

side黒帯

 

「トルーパー!無理はするな、数で押していけ!!いかなシスと言えど数で押されれば成す術はない。デグレチャフ少佐!部隊を率いてメビウスたちと共に敵の前線部隊へ後方から攻撃をお願いする。アナキン!俺たちは敵の寺院に入るぞ!!」

 

トルーパー達が寺院の外で戦闘を行うなか、私たちは寺院に入った。パダワンである、二人はトルーパー達の戦闘に加勢するかたちでシスたちと戦闘を行っている。

 

寺院の中は無機質な巨大な柱が一本道を整然と並んでいるそこをひたすらに走る。

そして、遂にシスの暗黒卿が姿を表した。

 

「そこで止まりなさい。」

 

何処からともなく声が聞こえた。

 

「その声聞いたことがありますね。確か、かつて欧州で僕がまだパダワンだったころに聞いたことがあります。」

 

「お久し振りね、黒帯。私を覚えてる?貴方が殺した、シスの元パダワンよ。あのときは貴方が勝った。でも、今は地の利はこちらにある。」

 

あのときのパダワンか。大分キツイ訓練を来てきたのだろう。体の露出が多い服から見える、あちらこちらに傷の後が痛々しく見える。そして、雷が通ったような痕も。

 

「久し振りだね。覚えていてくれたんだ、それに私の名前も知っているんだね。光栄だよ。君の相手は僕がやれば良いのかな?」

 

「いいえ、あなたの相手は私ですよ?」

 

突如後ろから瓦礫が投げつけられた。それをフォースを使用して押し止め、左へ受け流す。

 

「結構かわいい子ですね。でも、僕のタイプじゃないな。こんな子、子供にしか見えませんね。」

 

本当にこんな時に何を言っているんだ?

 

「アナーキン気を付けろ。見た目に騙されてはいけない。彼女は、あの女よりも強力な力を持っているぞ。」

 

「わかっていますよ。それよりも急いだ方が良いかもしれません。ここでこうして待ち構えると言うことは、時間稼ぎです。」

 

「ああ、急ごう!!」

 

背中合わせで2方向の相手と相対した後に、双方共に私は少女の方へ、アナーキンはあの女の方へ向かう。

少女は、こちらが動き出すと同時にフォースライトニングを、放ってくる。ライトセイバーで防ぐが、凄まじい力だ。今までの相手とは訳が違うな。

 

sideアナーキン

 

この女。マカシを使っているな。どうやら、帯一の動きを考えてのフォームを中心に鍛えたようだな。

 

「どうも!あの人じゃなくて残念でしたね。ダンスのお相手よろしく。」

 

「別に黒帯でなくても良い。貴様はあのときのパダワンか。ならば奴を倒したも同義。」

 

スナップを効かせた変則的な動きだ。これじゃソレスだとだいぶ苦戦しただろうな。だが、今の僕の敵では無いかな?おっと慢心はいけない。

 

「その慢心が、貴方を負けに引きずり込むと思うけどね!」

 

 

 

sideターニャ

 

「っ!?総員回避!!」

 

なんて、戦いだ衝撃波がそこかしこで巻き上がりまるで災害の中にいるみたいだ。トルーパーたちじゃ足手まといになるんじゃないか?

 

「総員砲撃術式を中心に広範囲攻撃を行え!貫通術式は最後の一撃に込めろ。」

 

どうしようもないな。レーザーを弾くような相手だ。普通この攻撃だって本来は効かない。だが、トルーパー達が犠牲を厭わずに戦っているからなんとかなっているのだ。

 

しかし、シスはこんな生物すら造り出すのか。まるで神話だな、もはやフォースは何でもありなんじゃ無いか?

こんな巨大な蛇、ジェダイは、シス達の相手で忙しいようでこちらには手を貸せない。艦砲は、乱戦の影響で攻撃してこない。我々だけで何とかしなければならないのか。

 

「神には頼りたくないが、このままだと地球がダメージをおってどうしようもなくなるか…。存在X力を貸して欲しい。」

 

時がとまる。

 

「何かな?」

 

「私の侵食率を増やしても良い。この状況を打破する力を私にください。」

 

「そこまで言うのなら良いだろう。次合うとき貴様は、少女になっていることだろう。きっと、身も心も完全に貴様ではなくなり、より良い妻となるだろう。」

 

ん?妻

 

「それはどういう…」さて、頑張ることだな。」

 

全身全霊をこの一撃に賭ける!



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第59話 バランスをもたらすもの

寺院の中は非常に静かだ。その静寂はまるで世界が死んだかのように、空気が凍りつき生きとし生けるものは皆声を出さない。そんな中、2つの音が響き渡る。

 

一つは、少し歳をとった男とその子供にしか見えない年齢の少女、もう一つは青年と女性。その二つから、音が響いている。

 

男と少女の戦いは互角となり、青年と女性はやや青年が押している。少女の周囲には復讐心を持った思念が集まり、少女を更に高みへ上らせていく。男はその攻撃をいなし続けているが、防御する他無い。

 

押され気味の彼は、後退を始める。反撃の隙を与えようと場を変えるのだ。徐々にだが、寺院の中心へ向かっている。少しずつ狭くなる寺院の少女のトリッキーな動きは、次第に成りを潜めていき剣捌きのみで戦い始めていた。

 

 

side黒帯

 

凄まじい剣劇だ。一撃一撃に殺意がこもっている。しかし、殺意が多ければ多いほど、こちらとしては防御はしやすい。だが、本来隙が多いはずのアタロに隙が生まれない。こちらとしてはカウンターを狙いたいのだが。

 

狭い場所へ行けば今度は、フォースで無理矢理に攻撃を通そうとする始末。確かにこちらの方が剣術は上だが、このままだと力に押し潰される!!

 

「フフッ♪どおしたの?さっきまで余裕だったのに、なに?私の力に恐れを抱いてるの?だったらがむしゃらに立ち向かえば良いじゃない。それともこちらが隙を作ってあげないと倒せないのかなぁ?」

 

いってくれるな。確かに力は強いさ。

 

「だが、力だけが戦いでは無いだろう?」

 

だからこそ今まで全ての剣術を習ってきたのだ。

 

「へぇ。さすがだね。どんな形にもすることが出来るなんて、でもねそんな時間稼ぎ私に通用するとでも?」

 

「やってみなければわからないじゃないか。それとも怖いのかい?お嬢ちゃん。」

 

怒りか、これは感情を完全にコントロールしている。力に飲まれず、制御下におくか。アナーキン、これは俺の最後かもしれないな。

 

 

 

sideダース・リソレイ

 

へぇ、なかなかやるね。今の私の力を前にしてこんなに長く戦えるなんて想像以上ね。あの神とかよく分からないことをほざいていた奴のちから、なんか今の私には必要ないわ。

 

本当にいい気分、私に敵うやつなんてこの世には誰もいない。本当にうるさいなこの人、うるさいから死んじゃえ!!

 

あっ振っとんで行っちゃった。でも、ちゃんと着地する辺りやっぱり強い人なんだなぁ。私のマスターを一方的に殺せる位には強いと思ってたけど、まさかここまでなんてね。

 

デモ

「これで最後かも」

 

私の放った突きがこの人の心臓へ向かっていく。

 

え?なんで?

「なんで、貴方がここにいるの?スカイウォーカー!!」

 

「ハァハァ遅いぞアナーキン。こっちは疲労困憊だ。」

 

「ここは僕に任せてください。貴方は、早くシステムを。」

 

「わかってるさ。」

 

「何で…。何でいつも邪魔するの!!」

 

「邪魔しなきゃ、世界が終わるからだよ。お嬢さん。」

 

 

 

side黒帯

 

これが中枢か。光の中にある三角錘のものが、ホロクロンか。シスの技術はかなり高いのか?我々ですら再現できなかったものをこうも簡単に作り出すとは。

 

「システム、発射を中止せよ。」

 

『中止は出来ません。アクセスには二人の人間が必要です。』

 

「二人か。」なら、私がいるよ?」

 

「お前は。」

 

「そう言えば、自己紹介まだだったのね。私は、ルーナ・カサノヴァよろしくマスター黒帯。いいえ、マスターケノービ。」

 

なんだと?

 

「違和感無いでしょ。そう、私も記憶をとりもどした。スカイウォーカーのお陰で、だからあの子のやろうとしていることを止めなきゃならないの。」

 

こいつ、先ほど記憶が戻ったのか。前世の記憶が

 

「なら、これを止めて欲しい。」

 

記憶をとりもどした。のなら話ははやいはずだ。なんせ、世界が終わろうとしているのだ。それを止めない奴はいない。

 

「一つだけ条件がある。あの子を救ってあげて。」

 

「そこまでしてなぜ彼女を助けたい。」

 

「あの子は悲しい運命を背負ってる。だから、あなたの手で終わらせて。それが、転生者であるあなたの使命よ。」

 

「わかった。だから、手伝って欲しい。」

 

「わかったわ。」

 

そして、システムは停止し寺院はその役目を終え崩壊が始まっていた。

 

 



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第60話 一つ

青年と少女の戦いはまだ続いている。戦いは徐々に青年の方へ傾いていく。実力の差か、はたまた地力の差か。

しかし、解っているの事は少女には存在Xの恩恵があるが、青年には恩恵が無いということである。

 

 

sideダース・リソレイ

 

クソッ!どうして、私のこの力がこんなへらへらしたやつに負けなければならない!こいつはなんなんだ、動きを読もうにも何かが邪魔をして複数の未来が見える。そのせいでこいつの動きが読めない!

 

なぜだ!私はフォースの暗黒面を手にいれたのだぞ!そんな私が、力でもフォースでも押されている!!

 

「貴様!!いったい何をした!!私がフォースで貴様に負けるはずがない!」

 

「簡単な事さ君にはわからないだろうけどね。」

 

「なんだとっ!」

 

奴の動きは防御にも攻撃にも特化していない。どちらかと言うと双方のバランスが、力をもたらしている。

なんて奴だ…。これは、哀れみの感情?こいつ、私を哀れんでいるのか…。ふざけるなナメた真似しやがってくそがっ!

 

「怒りに任せて戦うだけじゃ僕には勝てないよ?もっとフォースのバランスを考えて戦わなきゃ。」

 

「なんだと?貴様こそジェダイの癖に、感情を大量に使っているじゃないか!!」

 

クソッ!クソッ!こんなことって、なぜ私の力がこいつには効かない。このままじゃ。

 

 

sideアナーキン

 

彼女の動きが乱れてきた。どうやら絶望の感情に飲み困れて来ているようだ。力は弱くなってるし、何よりも彼女からは僕に対しての恐怖の感情を感じる。

切り合いも終わりかな!!

 

勢い良く剣を横凪ぎに叩きつける。彼女のセイバーが宙を舞地面に落ちカラカラと乾いた音を立てた。

 

「さあ、君の武器はもうない。大人しく投降するんだ。」

 

「…だ。」

 

うん?

 

「まだだ。私にはまだ寺院が残っている。」

 

「それは、私が止めたよ。」

 

「マスター黒帯、遅いですよ。」

 

「悪い少し戸惑った。それにあれは二人いなければ取れないし、設置も出来ないものだったようだ。」

 

「あ、どうやら彼女間に合ったんですね。良かったです。」

 

「本当にあの時提案されてなければこの男を後ろから殺そうと思ってたよ。」

 

「ルーナ…。どうして?どうして奴等の傍らにいるの?」

 

「私は元から貴方の計画に乗り気じゃ無かったの。それに、わたしのマスターはジェダイとの和平派だったし、何よりジェダイとシスの戦いに、他の人々を巻き込むわけにはいかないからね。」

 

「アナーキン。話は後だ、寺院が崩れるぞ。」

 

少女はうつむき歩こうとしない。ルーナと言われた女性が彼女を抱えるように抱き上げ、寺院を脱した。

 

 

sideターニャ

 

これが、私の放つ◯◯◯◯としての最後の一撃だ。これを撃てば二度と戻れない。

きっと、ターニャ・デグレチャフとして完全に人格が形成され全てが変わってしまうだろう。だが、ここで彼女たちを見捨てれば後の世に、ぶかを見捨て一人だけ生きた将校として、蔑まれるだろう。それだけはごめんだ。私たちの世界のあいつらのようにはなりたくない。

 

『準備はで来たか?こちらで始めてしまうぞ?』

 

「無論だ。存在X始めてくれ。」

 

どんどん力が溢れてくる。この一撃に全てを賭ける!!

 

「主よ心身なき輩から、反逆の獣から我らの星を救いたまへ。我が一撃を持って反逆の獣への反逆の光とならん!」

 

この一撃が、私の銃口から離れていく。それと、同時に私の意識に霞がかかり始め意識を手放した。

 

 

2日後

 

 

うっ…うん?この天井は知らない天井だ。

ここは、いったい。

「気が付いたかね?デグレチャフ少佐。」

 

へっ?れれれ、レルゲン中佐殿?えっとえっと。

 

「しっ失礼しました。レルゲン中佐。あの、わ私はいったい。」

 

「覚えていないのかね?君は戦場で意識を失い、ここ日本軍の船で療養していたのだ。」

 

ああ、心臓が高鳴る。レルゲン中佐を見ると、冷静でいられなくなるかも知れない。ああ、レルゲン中佐。私の愛しい人。

 

「まさか、君が落とされるとは夢にも思わなかった。だが、君が目覚めてくれて良かったよ。君の大隊の、

ものも心配していたぞ?」

 

「神が主が守ってくれたからです。あのお方が守ってくださらなかったら私は、ここにはいないでしょう。」

 

「そうか、君は神に愛されているのかな?それにしても今までそのような顔を見たことが無かったが、君も人並みに笑うのだな。」

 

「(///∇///)そっそんな事ありません。」

 

そのあとも楽しい会話が続いた。

 

 

 

side×××

 

さて、この後世界大戦は完全に終結することとなる。

世界は大日本帝国率いる太陽系連邦へと変化していく。

ジェダイ達はその中心に立ち、未来をしばしば予知しながら太陽系連邦を導いていくこととなる。

 

シスは、形を完全に変えジェダイの一部となった。

ジェダイは、更に感情のコントロールを行う事が可能となった。中心に立ったのは、アナーキン。彼は、シス、ジェダイ共に完全なフォースの調和をもたらした。

 

ターニャデグレチャフは、後年妊娠により軍から籍を外すこととなる。軍の中での公式的には始めての寿退社とでも言うものかもしれない。夫はエーリッヒ・フォン・レルゲンである。

 

レルゲンは、後年太陽系連邦で、軍内政官としての実力を発揮し大将まで上り詰め、帝国改めてワイマール王国首相まで上り詰めることとなる。

 

私は、この事を記録しなければならない。そして、いつか私の記録を見て、多くの事を考える時が来るだろう。

私は、戦いを勝利で締め括っていたが、最後は敗戦となるだろう。フォースと一体化しその敗戦を無かった事にして全てを見守りながら生きるとしよう。

 

ただ一つこの世界は本当にスターウォーズなのだろうか。もしかすると別世界の全く同じ物理法則が働くだけではないだろうか。私の思考は終わらない。




ご愛読ありがとうございました。

本話で完結となります。

いつか忘れた頃にリメイクを書いてみたいです。

そして、わたしの二作目。

『スターウォーズ In one galaxy』もよろしくお願いします。


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