牌に愛された変態教師 (早見 彼方)
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牌に愛された変態教師

 原村(はらむら)(のどか)。俺が体育教師を勤める清澄(きよすみ)高校の生徒だ。一年生にして非常に豊満な胸を持つ美少女で、愛らしく整った顔と、赤いリボンを使ってツインテールにした桃色の綺麗な髪を合わせると男の夢を形にしたかのような麗しい乙女だ。原村を物にしたいと考える生徒は多く、告白しては振られているらしい。

 原村は、誰かと付き合うつもりはないらしい。校内では特定の女子生徒と非常に仲良さげに話している姿を目撃されているようで、同性愛者の疑いがあるらしい。

 それはいけない。同性愛を否定するわけではないが、それでは少子化が進んでしまう。見目麗しく、またいやらしい体に生まれたのだから、男を誘惑して産めるだけ子どもを産むべきだろう。教師として、生徒が誤った道を進もうとするのを正すべく、俺は行動に出ようと考えた。

 今までならばそう思うだけに留めていた俺だが、今は違う。

 俺には、以前にはない不思議な力があった。

「原村」

 金曜日の放課後。部活動へと向かおうとする原村に声をかける。原村は麻雀部という部活動に所属している。確か、原村と同性愛疑惑のある女子生徒も同じ部活動だったか。今はいい。旧校舎の最上階にある部室へと向かう前に接触しておかないと、俺の計画が来週まで延期になりかねなかった。まぁ、最悪麻雀部の部室まで乗り込んで接触をすればいいが、それは最終手段だ。いろいろと不確定要素があるため、できれば慎重に行きたい。

「はい、なんでしょうか。先生」

 廊下を歩いていた原村はリュックを肩から下げたまま、俺の方を振り向いた。その動きだけでセーラー服に包まれた丸々とした二つの果実が長い髪とともに揺れた。見る度に目を惹かれる胸だ。男ならば、誰でもあの胸を揉みしだきたいと思うだろう。

 今この場で押し倒して、男と女の力関係をわからせた上で徹底的に種付けしたい気分になるがそうもいかない。俺は邪な考えをこの場では鎮めつつも、胸元と短いスカートから覗くむちむちとした白く眩しい太股から目線を逸らせずにいた。

 原村の視線が少し厳しくなっていた。俺の視線に気がついたのだろう。自分で男の視線を誘うような短いスカートを履いているのだというのに、手で裾を掴んで太股を少しでも広く隠そうとしている。男に見せたいからそんなスカートを履いているんだろ、と問い詰めてやりたい気分にさせられる。

「ちょっといいか、こっちに来てくれ」

 他に生徒たちのいる廊下ではやりにくい。俺は原村に告げて、校舎の隅の方へと移動した。原村は気が進まないものの、教師に頼まれて断ることもできず、渋々俺に従っているようだった。今はまだ反抗的だが、すぐに原村は俺の物になる。溢れる欲望で股間が完全に硬くなる前に、俺は原村をひと気のない校舎の隅の空き教室前まで連れてきた。

「……先生。いったい何の用事なのでしょうか」

 原村が不審げな眼差しを俺へと向け始めたところで、俺は着ていたジャージのポケットからとある代物を取り出して、原村に見せつけた。

「麻雀牌……?」

 それは、麻雀に使用する牌と呼ばれる物だ。大きさは指で摘まめる程度の物で、形は直方体。様々な文字が刻まれていて、その文字の組み合わせによって点数を稼ぎ、競い会う遊戯なのだが、生憎俺には麻雀の知識は殆どない。この麻雀牌も、この前行われた教師間の麻雀勝負の人数合わせに呼ばれて以来持ち歩くようになったものだ。

 なぜ、麻雀を嗜まない俺がこんなものを持っているのか。それは、俺が有している不思議な力に関係している。理由はわからないが、どうやら麻雀牌を持った俺の言葉には特殊な強制力が宿っているようだった。

「あ……」

 目の前で俺の牌を見た人間は、原村のように表情から感情を喪失させ、人形のようになる。この間にどれだけ相手に触っても反応を示さない。既にそれは実験済みだった。

 原村の胸を力いっぱい揉みしだきたくなる欲求を抑えて、俺は麻雀牌を原村に見せたまま言葉を紡ぐ。その言葉は原村の脳に浸透し、既存の知識や情報を洗い変えてくれる。要は、俺の力を簡単に表現すれば洗脳と呼べるものだろう。

「お前は、俺の恋人だ。今日も学校が終わったら、俺の家まで来い。明日と明後日は友達の家に泊まると親に連絡しておけよ? 俺たちの関係は内密だからな」

「はい……」

 心ここに有らずといった様子の原村に、俺は自分の住所を教える。しっかりと伝わっていることを確認するために復唱させ、これで準備は完了だ。俺はどうしても我慢ができず、周囲の視線を確認してから原村の胸に片手を伸ばした。

 そして、遠慮なく制服の上から乳房を掴み、力を込める。

「うはっ、すげぇなこの胸……!」

 むにゅんっ、と指が乳房に沈む。温もりとともに伝わる柔らかさと弾力は尋常ではなく、病みつきになる揉み心地だった。ジャージの内側で勃起してしまったが、それも仕方ないと思えるほどだ。こんな胸が持つ女と接触して、雄としての本能を自覚しない男はいないだろう。いるとすればそれは不能者か、同性愛者だ。

 俺は女が好きだ。たとえ相手が生徒でも関係ない。子を孕める年齢ならば孕ませてやりたいと考えている。今までその欲望を実現できなかった分、これからは自由に生きさせてもらうとしようか。

 名残惜しいが原村の胸から手を離し、俺は麻雀牌をポケットにしまった。

「ぁ……」

 すると、原村の表情に人間らしい感情が戻り、はっと我に返った直後に胸を押さえた。俺に握られたときの痛みを遅れて感じたのだろう。少し苦しげにした後、目の前にいる俺を見て、数秒停止。

 今回も上手く行くだろうか。

 俺が軽く不安を抱く中で、その不安を払拭するように原村が柔らかく微笑んだ。まるで、親しい人間に向ける笑顔だ。不信感などまるで感じさせない。

 我が事ながら、恐ろしい力を持ったものだ。

「先生? どうかされましたか?」

「あぁ、すまない」

「おかしな先生ですね」

 心の底から楽しそうに笑い、色白い頬を赤く染めながら熱を帯びた視線を俺に向ける。その目はきっと、学校内の男子生徒たちが自身へ向けさせようと躍起になるほどのものなのだろう。

 それが今では、俺に向けられている。優越感で胸がいっぱいになる。

「ところで、用事の件なのですが」

「それについてだが、もういい」

 もう、お前の脳は弄り終わったからな。下衆な笑みが浮かびそうになるのを抑えて、俺は咳払いをした後に原村に告げた。

「今日は、待っているからな」

「はいっ」

 俺の言葉に原村は花が咲くような笑顔で応えた。

 用事を終えたため、原村には部活動に向かわせた。俺たちの関係は誰にも疑われてはいけない。普段通りの生活を送らせ、合間に隙を見て出会う。この力は俺が解こうしない限り解けないのは把握できているが、影響範囲などがわからない。ゆくゆくは調査していくが、今のところは慎重に行動しなくてはならない。

 原村を見送った後、俺は職員室へと戻って今日やるべき仕事に取りかかった。こういうとき、部活動の顧問をしていなくて良かったと思える。学生時代は陸上部の長距離選手として活躍していて、体育教師となったために部活動の顧問を任されそうになったことは何度もあるが、断ってきて正解だった。ちょうどよく、運動部にはそれぞれやる気のある経験者の教師がいたため、もう顧問にならないかと言われることはなくなった。

 俺もこれからもやりたいようにやるさ。

「お疲れ」

「あれ、今日は早いですね」

「用事があってな」

 生徒とイチャイチャするなど口が裂けても言えない。言ったところで信じてはもらえないだろう。俺の外見はただの醜い中年男だ。教師という肩書きでは払拭できないほどで、学校の女子生徒から嫌われている自覚がある。視線がいやらしいのだろう。自分でわかってはいるが、直そうとは考えていない。他人の目を気にして己の欲望を否定するなどあってはいけないと思っているからだ。

 俺は変態でいい。これでいいんだ。

 比較的仲のいい同僚に挨拶をし、俺は普段よりも早めに帰路に着いた。今までならば特に意味もなくだらだらと仕事をしていたが、目的があるとやはり違う。効率よく立ち回ることができた。下心というものは、四十過ぎの人間すらも成長させるらしい。

 まだ明るい時刻の住宅街を、俺は足早に歩き進めた。現役時代と比べてすっかり贅肉を蓄えて重くなった体だが、今日は足取りが軽く感じる。期待感がそうさせるのだろう。はやる気持ちを持て余し、心臓を高鳴らせて俺は着実に自宅へと距離を詰めていた。

 ようやく、といった感覚で家に着く。今は亡き親が遺した一軒屋。近くにある森のおかげで周囲の民家の目や物音が届きにくい立地。鍵を開けて家の中に入ると、一人で暮らすには広すぎる部屋を簡単に掃除する。今日出勤する前にも掃除はしていたため、それほど時間は掛からずに終わった。

 手持ち無沙汰だ。これから起こることを想定して準備も済ませてある。後は原村が来るのを待つしかなく、あまりにも興奮していたのもあって一発抜こうかと考え始めた頃だった。

 家のインターホンが鳴った。来た、と思ったときには足が玄関へと動いていて、インターホンが鳴ってそう間を置かずに俺は来訪者と対面した。

 当然のように、原村が玄関前に立っていた。リュックを体の前で両手で持ち、俺を見上げていた。

「こんばんは、先生」

 原村の澄んだ声音。男の劣情を駆り立てる容姿。俺の家に来訪するという状況に何の疑いも抱いていない姿を見て、俺は念願の玩具を手に入れた子どもを数倍邪悪にさせた笑顔を浮かべた。

「よく来たな、原村。中に入れ」

「お邪魔します」

 誰かが見ているとは思えないが、警戒して原村を家の中に入れると、扉を閉めて鍵を施錠した。

 直後、俺はもう我慢するのをやめた。原村の体を正面から抱き寄せて尻肉をスカートの上から掴み、小さく瑞々しい唇を奪う。

「んっ! んんっ……」

 俺の突然の行動と、分厚くがさがさとした俺の唇に驚いていた原村だったが、それは一瞬のことだった。すぐに俺を受け入れて、俺の体に胸を押し付け、自分から唇を触れ合わせてきた。

「ちゅっ、くちゅ、ちゅ、ぷっ……」

 初々しい口づけ。逆にそれが俺の欲望を増幅させ、俺はジャージの下着の内側に収納された肉棒を反応させ、むくむくと膨らませた。

 安産型のいい尻。原村が俺の子を産む姿を妄想し、その妄想に比例するように口づけは淫らに、大人のキスへと変えていく。原村の小さな唇の間に舌をねじ込ませ、口内へと押し入る。

「くちゅ、くちゅっ、ちゅぷ、ちゅるっ……」

 原村は優等生だ。学力の良さは男との交わりでも活きるらしく、舌を伸ばして俺の舌に絡み付こうとしてくる。求められる喜びを感じて原村の尻を撫で、揉む手に力が入る。

 この女は絶対に俺の物にする。親子ほど年が離れていようと関係はない。男は好みの女の前では本能を隠しきれない。隠す必要はない。どれだけ真面目な態度を取ろうと、男は総じて変態なのだと思っている。

「ぐぢゅ、ぐっちゅ、ぐっちゅ、ちゅく、ぷちゅ、ぢゅるる、ん、はあっ、ぢゅるるっ」

 原村の口内に舌の大半を収容し、好き勝手に弄くり回す。あぁ、とても気分がいい。学校一の美少女を教師の俺が好き勝手にする背徳感。原村という存在を産み、育ててくれた原村の両親に感謝しつつ、俺は若く魅力的な原村の唾液と粘膜の味に舌鼓を打った。

「ん、ちゅ、ぷはぁっ……」

 随分長い時間夢中になってしまった。俺は原村の口内から自分の舌を取り出して、たっぷりと味わった原村から顔を離した。

 俺と原村の唇の間に、唾液の糸が伸びる。それは重力に従って中央が吊り橋のようにたわんでいたが、ついには重力に負けて地面へと落ちた。

 口許を唾液で濡らした原村。熱があるかのようなぼんやりとした顔で俺を見つめていたかと思うと、嬉しそうに笑った。

「とても、気持ち良かったです」

 その言葉を聞いた瞬間、俺の中に残っていた理性が打ち砕かれた。気がつくと原村をお姫様抱っこで持ち抱え、寝室のベッドの上に押し倒し、凌辱を始めた。今まで慎重に行動していたのが嘘のように乱暴に扱った。原村のセーラー服を乱暴に乱し、胸元からまろび出た大質量の巨乳にしゃぶりつく。母乳など出るわけでもないのに乳首に吸いつき、俺の手から原村を奪う者などいるわけもないのに一心不乱に胸を隅々まで味わった。頬擦りしてよし、力強く揉んでよし、舐めてよし、吸いついてよし。どう扱っても俺を楽しませてくれる魅惑の胸に甘えながら、原村に頭を撫でられる快適さは言葉にできない。これは男を駄目にする胸だ。他の男に渡らないよう、しっかりと俺が管理してやらないといけない。

 そのためにも、原村を俺の女に変えないとな。

 俺は原村の胸から顔を上げ、ベッドから身を起こす。着ていたジャージ一式を脱ぎ捨て、下着すらも脱ぎ散らかすと、ベッドへ再び上がり込み、原村の側まで近づいた。

「先生……」

 顔を紅潮させて、原村は俺と股間を交互に見ていた。俺の長年連れ添ってきた相棒は、怪物のような大きさにまで隆起している。血管が浮かび上がった分厚い肉の棒とずっしりとした金玉。昔から強い性欲に悩まされてきたが、これから原村を使って遠慮なく性欲処理ができると思うと、今までの人生が報われた気分になる

「これが、今からお前の中に入るからな」

「それが……。男性器が、私の中に」

「初めてか? 原村」

「はい。これまで男性とお付き合いしたことはありませんから。見るのも初めてで、えっと……」

 原村はもじもじとした後、恥ずかしそうに視線を逸らしながらチラチラと俺を何度も見つめた。いったいどうしたのだろうか。俺は興奮でどうにかなってしまうギリギリの付近で思考し、原村の股を開きながら訪ねた。

「どうした」

 穢れを知らない純白のショーツ。鋏を使って下着に穴を開ける。チンポ挿入口だ。まだ未侵略の陰部に向かって肉の槍を突きつけ、いつでも攻め込める状態にしておく。前戯など今は考えている余裕はなく、乱暴に扱うつもりでいた。

 俺が用意を終えると、原村も心の準備を整えたようだ。潤んだ瞳で俺を見つめた後、俺へと恐る恐る両手を伸ばしてきた。

 そして、ゆっくりと口を開いた。

「和と呼んでください、先生。大好きな人には、名前で呼んでほしいです」

 それは恋人同士ならば当たり前の要求だった。しかし、俺の理性の糸を欲望に支配された肉体から完全に断ち切るには十分すぎる破壊力を秘めていた。

 俺はその言葉の直後には原村と、いや和と一つになろうと行動を始めた。和の両親に再度感謝を捧げつつ、中年肥満男性教師としての気合いの一突き。肉の槍の一撃はこれまで男を受け入れたことのない小さく、綺麗な膣口を乱暴に押し広げ、たった一瞬で奥へと進行した。

「か、はっ……!?」

 そして、ブチブチッと処女膜を簡単に引き裂き、ズンッと膣の最奥に控えていた子宮口に先制攻撃。効果は抜群だった。和は一瞬白目を剥いて声を上げ、腰を浮かせて震えた。

 女のことなど道具としか思っていない乱暴な交わり。自分で理解しておきながら俺は改善せず、ただ自分が気持ちよくなりたい一心で腰を振った。贅肉ばかりとは言え、曲がりなりにも巨体である体から一撃一撃に力を込めた突きを繰り出し、和の子宮攻めを行った。

「ひっ、あっ、あっ、んっ……!」

 子を育む大切な場所を乱暴に。たった今処女を喪失し、膣口から破瓜の血を垂れ流す少女には酷だろう。まだ初挿入の痛みを感じているだろうし、何とかしてあげたいが、腰振りを控えるつもりはない。

 そうなれば、和自身をどうにかする他ない。

 俺はベッド横の机に置いておいた麻雀牌を一つ握ると、和にそれを見せつけ、脳を弄ってやった。

「和っ! お前は、子宮を突かれる度に快感を覚える変態女だ。いやらしく、自分から俺を求めてみせろ!」

 激しく吠えるような声で告げると、痛みを耐えていた様子の和が一瞬だけ人形のように無感情になったが、すぐに感情を取り戻した。俺が子宮にぐりぐりと亀頭を押しつけた瞬間、和の表情はだらしのない笑みに変わり、痛みではなく今度は快楽で全身を震わせていた。

「あっ、やっ、せ、先生っ……! んんっ!?」

 俺の子宮突きに合わせて和が体を揺らし、甘い声を漏らした。澄んだ声。今ではそこに色気が混ざり、高校生の若い肉体を落ち着きなく暴れさせて、快感に翻弄されていた。

「せ、先生っ! ひっ、あっ、そ、そこは……!」

 特に感度がいい腹の内側に向かって何度も攻撃を重ねた。和の胸を鷲掴みにして形を指の形で歪ませ、和の端正な顔を見下ろしながら腰を動かす。反応一つ一つを観察して和の可愛らしさに欲望を募らせ、肉棒をさらに膨らませて和の膣内を蹂躙する。

 もう、何度擦れあっただろうか。和の膣に醜い肉棒の形や臭いを覚え込ませたことに達成感を抱き、最後の仕上げとばかりに湧き上がってきた射精欲求に身を委ねる。

 ニヤァ、と自分でもわかるほどに不気味な笑顔を浮かべながら、俺は渾身の力を込めて子宮に重い一撃を放った。

「ん、ああぁぁっ!?」

 和が目を見開き、明らかに絶頂した様子で全身を痙攣させるのを見ながら、俺は射精を開始した。

 どびゅびゅびゅびゅ、びちゃびちゃ、びゅるるるっ、びゅぶーっ、びゅーっ、どぷっ、ごぼぼっ、どくっ、どぴゅっ。

 男に生まれてきて良かった。自分の性別を肯定させられるほどの快楽と幸福に全身を襲われ、俺は物にしたい女の子宮に遺伝子を送り込み続けた。原村家と俺の血筋に接点を持たせるために、和の子宮を使って子作りを始めさせる。

 本当は膣内射精まではするつもりはなく、力の扱い方を習熟するまでは慎重に暮らすつもりだったが仕方がない。この快楽には勝てない。同姓愛に進もうとしている女に女としての本来の生き方と喜びを教え込ませ、自分の都合のいい性欲処理道具兼愛妻に変えてしまう欲求には抗えない。

 俺は麻雀牌を再び和に見せて、言い放った。

「お前は将来俺と結婚するんだ。俺が飽きるまで、俺の側で俺に奉仕をし続けろ。俺が求めれば股を開き、俺の要求には何でも応えろ。俺以外の人間のことを、誰も信用するな」

 どす黒い欲望を言葉に乗せて叩きつける。俺の力はその欲望を寸分違わずに和に伝えてくれることだろう。この力の万能性に俺は気がつき始めていた。おそらくだが、効果範囲も広いように感じられる。複数人を操ることも可能だろう。

 ハーレムを作るのも夢ではないかもしれない。

「あっ、先生の、愛しい旦那様の精液が、あんっ……」

 和に膣内射精をしながら俺は、俺にとっての明るい未来を想像し、興奮を覚えてどびゅーっ、と和の膣内に精液のお代わりを与えた。子宮に俺の子種を蓄えてなお精液を浴びる和は、心の底から幸せそうだった。その幸福が偽りであっても、本人がそのことに気づかなければ幸福には違いない。

 俺はもっと和を幸福にしてあげようと考え、射精直後にも関わらず肉棒を完全復帰させ、精液がべったりと付着する狭い膣内を肉棒で擦り始めた。しばらくの間、寝室には和の喘ぎ声と、俺が行う種付けプレスによる肌が触れ合う音が響き続けた。



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