秘封倶楽部に入部した少年が幻想入りする話 (博麗のナル)
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第一話『あなた!秘封倶楽部に入りなさい!』

どうも、ナルです
処女作なためいろいろ誤字、脱字言葉のおかしい点があるかもしれませんが
今後改変しつつやっていきますので温かい目で見ていてください!
豆腐メンタルが崩れます・・・
あと、投稿頻度はやや、遅めになると思います
これとは別でYoutube活動も行っていますのでお了承ください・・



?『ふぁ~あ、眠たい・・・』

 

俺は田舎から都会に上京した者

神崎歩(かんざき あゆむ)普通の大学生である。といいたいところなんだが

実は俺には少しだけ奇妙なものが見える・・・

そう、いわゆる霊感ってやつだな。

この霊感のせいで田舎では散々な目に合ってきた・・・

でも、田舎からはるか遠くのこの場所ならその心配はなく

自由に自分らしく生きることができる!

だが、そんな朝もつかのま俺はあることに気づいた。

 

歩『えっと、確か、入学式の時間が8:30だったよな?今何時だ?』

 

俺が壁に掛けてある時計に目をやると、短い針が8を差しており長い針が3の数字を差していた

 

歩『あっ、やべ寝坊した・・・って考えてる暇なんてないな今出ないと確実に間に合わないな!』

 

俺の家から学校までは約10分程度かかる、そのため今出ればギリギリで間に合うのであった

 

歩『あ、朝ご飯は・・・食べてる暇なんてないよな・・・』

 

そういうと、俺はすぐに家を出た

 

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歩『ふぅ、間に合った・・・』

俺はギリギリ間に合った、こんなに全力で走ったのはいつぶりだろうか・・・

登校初日からこんなんでいいのかということを考えながら教室に向かった

そして、教室の前につくと俺は勢いよくドアを開けた

 

歩『はぁ、ギリギリ間に合った、よかった~、』

?『おぉ、間に合ってよかったな!』

 

俺が声のするほうに顔を向けると一人の男が立っていた

恐らく俺と同じ教室の同級生だろう

身長はすらっと細長く約170㎝といったところであろうか顔はまぁそこそこイケメンであり

誰が見てもわかるくらいの体育会系の顔つきをしていた

 

?『あぁ、いきなり話しかけてすまんかったな・・・

俺は加藤拓海(かとう たくみ)、君と同じクラスで席が君の前の者だ』

歩『別に構わないよ気にするな、俺は神崎歩 よろしくな!』

拓海『おう!よろしくな!まぁ立ったまんま話すのもなんだ、席に座って話そうぜ』

歩『話したいのはやまやまなんだが、もう1分もないうちにチャイムなるぞ』

拓海『げ、ほんとだ、まぁいいか、これから話す機会なんてたくさんあるからな~』

歩『さっ、先生が来る前に席に座ってようぜ』

拓海『おう!』

 

俺たちが席に着いた時チャイムが鳴った。

そして、それと同時に教室のドアが開きこの教室の担任であろう先生が入ってきた

 

?『は~い、皆さん席についてますね~、よろしい!

今日からこのクラスの担任になりました!十六夜紅音(いざよい あかね)です!

よろしくお願いします!』

 

簡単な自己紹介を終えたところで拓海が声をかけてきた

 

拓海『なあなあ、十六夜先生めっちゃ美人じゃないか?』

歩『ああ、確かに、しかもあのワガママボディーどんな男でも、イチコロだろうな』

拓海『俺の見てきた中で一番かもしれん』

 

そんなたわいもない話をしていると

 

先生『さあ、時間になりましたので入学式を行うホールに移動します!

私を先頭についてきてくださいね!』

 

俺たちは先生にの指示に従い入学式の行われる会場へと足を運んだ・・・

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☆彡   歩『入学式シーンは別に必要ないだろう・・・』

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歩『ふう、入学式終わった~~』

拓海『校長の話長かったな~、まあ、どこの校長もそんなもんか・・・』

歩『ん?なんか、あそこだけ妙に騒がしくね?』

拓海『ああ、そうだな・・・・・・、なるほどそういうことか』

歩『どうした?何かわかったのか?』

拓海『あの騒がしいところの真ん中あたりを見てみ』

歩『え?なんか女の子が二人いるな、あの人だかりはあれが原因なのか?』

拓海『あ、歩もしかして、あの二人を知らないのか?』

歩『ああ、あの二人は誰なんだ?先輩?』

拓海『いや~、あの二人を知らないとは驚きだわ』

歩『で?誰なんだ?』

拓海『あの二人はなこの学校で一番の美人だって言われてる二人なんだ。

であの金髪の方がマエリベリー・ハーン先輩、そしてあの黒髪の方が宇佐見蓮子先輩だ。

二人とも俺たちよりも一つ学年が上の二年生だ。』

歩『へ~、全然知らなかったよ』

 

まあ、そんな話を聞いたところでどうなるわけでもないので若干聞き流しながら聞いていた

一応名前だけでも覚えておくか、宇佐見先輩にマエリベリー先輩、よし覚えた

 

歩『拓海はどうするんだ?今日はたぶんこれで学校終わりだと思うんだが』

拓海『そうだな、話したいことたくさんあるし、どっかの店にでも行って話さないか?』

歩『おお、それいいな!それじゃあ、そうしようぜ!』

 

俺の気分は右肩上がりに上がっていった

やべぇ、めっちゃ楽しみだ、いつぶりだろう友達とゆっくり話すなんて

俺はそんなことを考えながら教室に戻り帰りの支度をした

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☆彡  歩『カットの量多くないか?なんか不安だわ、てか☆彡乱用しすぎたかも・・・』

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拓海『いや~、久しぶりにこんなに話し込んだなもう真っ暗だよ』 

歩『ああ、楽しかった』

拓海『それじゃあ、俺はこっちだから、じゃあな!』

歩『それじゃあな』

 

俺と拓海は日が暮れるまでファミレスで話し込んだ

好きなこと、クラスの女子などのごく一般的な学生が話しそうなことを

いつぶりだろうかこんなにも人と長く話したのは

 

歩『ん?こんな夜の公園に子供がいる、どうしたんだろうか?』

 

俺は気になって声をかけた、普段ならスルーして帰っていたであろう

そもそも、こんな夜遅くにしかも一人でいること、その違和感に俺は気づかなっかったのである

初めて友達と呼べる存在が出来、久しぶりにたくさん話が出来て舞い上がってしまっていたのだろう

俺は気づかなかった、その少年が幽霊であることに・・・

 

 

歩『ねえ?君こんな夜遅くにどうして公園にいるの?』

 

少年がこちらに振り向いた、そこで俺はやっとこの少年が幽霊であることに気づいた

少年の目は少し曇っていたが害を与えたりするような嫌な感じはしなかった

まあ、話してしまったが吉、この少年と少しおしゃべりをすることにした

 

歩『君はブランコ好きなの?』

少年『ぶらんこ・・・きらい』

歩『え?嫌いなの?なんで?今もブランコに座っているのに?』

少年『ぶらんこにすわっているとひとりでさみしいから』

歩『ふ~ん、そうなのか、でも俺も一人、孤独でさみしい気持ちはわかるぞ』

歩『お兄ちゃんもな実はひとりだったんだ』

 

二ッと笑顔でそう言った

だが少年は暗いままである

 

歩『ねえ?君はどうしてここにいるの?』

少年『おかあさんのおむかえをまっているの』

歩『お母さんの迎えを?』

少年『うん、いつもあそんでかえるときはおかあさんがおむかえにくるの』

歩『へえ~、そうなのか』

 

この子もしかしたら自分がもうこの世のものではないことに気づいてないのか?

まあ、実によくある話ではあるが俺はその少年がカワイソウに思えてきた

 

歩『あっと、それじゃあ、お兄ちゃんそろそろ、帰らないとそれじゃあな』

少年『うん、ばいばい』

 

はあ、気分が上がっていると気づかないもんなのかなど自分のミスについての反省をした

だがそんなことより誰かに見られてないかそれが心配であった

が、そんな不安もつかの間不意に後ろから声をかけられた

 

?『ねえ?あなたいま誰と話していたの』

歩『え?な、なななななんのことですか?』

 

と言葉を残し俺は走り去った

びっくりして顔までは見れてない、だが服装はちらっとだけ見えた

どこかでみたことがある、そんな気はしたが気のせいだと思い俺は走って帰宅した

今宵は涼しい夜であった

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翌朝

歩『はあ、昨日は楽しかった半面どっと疲れたな・・・

  まさか、霊と話しているところを見られるなんて思ってなかったからな・・・

  まあ、見られたものは仕方ないか』

俺はそんなことを考えながら学校に向けて登校した

ちなみに今日は寝坊してないからな

学校に到着した、現在時刻は約8:00といったところであろうか

俺は教室のドアを開けた、俺が教室のドアを開けると拓海が俺の方を見て

 

拓海『おはよう!』

 

と朝の挨拶をしてきたので俺も

 

歩『おはよう』

 

と返した、

それと同時に拓海が俺の方に来た

 

拓海『よっす、今日は早いじゃないか、えらいな~』

歩『そりゃな、昨日はうっかり寝坊しちゃったからな、普段はこんなもんだ』

拓海『そっか、それじゃ席についてだべろうぜ』

歩『そうだな』

 

そうして俺は拓海と一緒に席に着いた

そこから、時は過ぎお昼休憩になった

 

拓海『一緒に飯食おうぜ~~』

歩『おう、食べようぜ』

 

がらがらがらと音を立てながらドアが開いた

 

?『えっと、次はこのクラスかな』

?『どう?いるかなメリー』

メリー『う~ん、どうだろう、てか、自分で探しなさいよ蓮子』

蓮子『失敬失敬、ついついさぼってしまった』

拓海『な、なんだ?どうしてあの二人が?このクラスに誰かを探しているようだけど・・・』

歩『あ、あああ・・・・』

 

この時俺は確信した、昨日の夜、見た人はあの二人であったことに

どこかで見たことのある格好だとは思っていたが、あの二人だとは気づかなかった

てか、あの時はかなり焦っていたから仕方ないのだけれども

 

歩『す、すまん、ちょっとトイレ行ってくるわ』

 

と、言い残して教室を出よう思った

もしかしたらあの二人は俺を探してここまで来たかもしれない、そう思ったからである

 

拓海『おう、行ってら~』

 

そして、トイレを装い教室を出ようとしたとき、あの二人がこちらに気づいた

その瞬間俺は顔を伏せ必死にばれないようにしたが

しかし

 

蓮子『あれ?あの子じゃない?メリー』

メリー『そうだ!あの子だよ蓮子!』

蓮子『ねえ、君ちょっといいかな?

ってなんで逃げるのよ――!メリー追いかけましょう!』

メリー『え、ちょっと待ってよ~、蓮子ー!』

拓海『あ、あいつ、なんで逃げたんだ?ってか先輩たちと何の接点が?』

 

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俺は逃げた、反射的に逃げてしまったのだ

ばれたくない、あのことは・・・

ばれてしまったら、また、友達が、拓海が俺から離れていってしまうそんな気がしたから

休み時間の終わりまで逃げ切るしかない!

そう決心した俺は必死に逃げた

だが、俺はこの学校に来てからまだ日が浅いがゆえにまだ学校内の通路を覚えていないそれは大きなハンデであった

でも、幸いなことに先輩たちより俺の方が足が速かった

俺はとにかく学校内をがむしゃらに走った

そして行きついた場所が屋上であった

 

歩『さすがに、あの速さで走れば、先輩たちもついてこれないし居場所もわからないだろ』

 

俺は壁にもたれかかりながら座った

息切れした呼吸を戻すために落ち着こうそう思った

そんな安心もつかの間、ガチャとドアが開いた

 

蓮子『へへ~ん、逃げ切れたと思った?

残念!私たちの方がこの学校については詳しいのよ!』

歩『く、くっそ』

メリー『はあ、はあ、蓮子速すぎよ・・・私はもうだめぇ~』

蓮子『だらしないわね~、仕方ないメリーもこんなんだし用件を完結的に話すわ!』

歩『な、なんですか?もしかして昨日のことですか?あ、あれは・・・』

蓮子『あなた、秘封倶楽部に入りなさい!』

歩『え?ええ、どうゆうことですか?ひ、秘封倶楽部?』

蓮子『そう!秘封倶楽部よ!昨日幽霊と話してるあなたを見て決めたことよ!』

歩『え?せ、先輩も見えるんですか?』

蓮子『いえ、見えないわ!』

歩『え、じゃ、じゃあなぜ幽霊と話していることを・・・』

蓮子『まあ、あれよ、勘と予想よ!』

歩『は、はあ先輩は怖くないんですか?こんな幽霊と話せるような奴』

蓮子『う~ん、怖くないかな、むしろ面白そう!』

 

なんだろ?この先輩、俺のこの力が面白い?俺にはよくわからなかった

だが、こんな人もいるのだと俺は少しうれしくなった、

 

蓮子『それで、秘封倶楽部に入るの?入らないの?』

歩『も、もし、その、倶楽部に入らなかったら?』

蓮子『君が幽霊が見えてそれと会話もできるってことをこの学校に言いふらすわ!』

歩『はあ、そういうと思ってました・・・

わかりました、その倶楽部に入ります』

蓮子『話が早くて助かるわ!』

歩『拒否権を無くされただけです、、、』

 

こしてう俺は秘封倶楽部に入った、いや入らされたのほうが正しいか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




うん、頑張りますので応援よろしくです
秘封倶楽部に入部!
ここから熱い展開がまってますよ~
或る程度内容は固まっていますので後は文字に起こすだけ・・・


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第二話『その少年幻想入り・・・・・』

投稿期間空いてすまぬ、、、
Youtebeの編集だったり生活面でのことだったりで忙しくて申し訳ないです!
失踪だけはしないから気長に待っててください!



俺が秘封倶楽部に入部してから約3か月の時が過ぎた・・・

 

蓮子『いや~、やっぱりいいわね~流石!秘封倶楽部の部室!』

歩『いや、ここ俺の家なんで・・・』

メリー『ごめんなさいね、毎日毎日お邪魔しちゃって・・・』

歩『そう思うなら蓮子先輩どうにかしてくださいよ~』

メリー『一応止めてはいるんだけど、蓮子ってば言い出したら聞かないのよ・・・』

歩『メリー先輩って、蓮子先輩にはあまいですよね~』

メリー『そ、そんなことないわよ!』

蓮子『うん、私もそう思うわ』

メリー『れ、蓮子まで・・・うぅ・・』

歩『それはさておき、今日はまたどのような用件で?

まぁ、なんとなく予想は尽きますけども・・・』

蓮子『そうね、この暑い中、外で秘封倶楽部の活動についての会議をするのは流石に厳しいと見た・・・

そこでクーラー完備、おまけに広いリビングをお持ちの我が秘封倶楽部の後輩にして部下の歩君のお家にお邪魔したのだよ』

歩『部下になったつもりはないです、あくまでも部員ですよ、それに・・・

俺の家に来始めてからもうどのくらい経つんですか!毎日毎日、俺の家に来ては荒らすだけ荒らしてこの部長はほんとに・・・』

蓮子『まあまあ、いいじゃないか歩くんよ、こんなに美人なお二人が毎日君のお家に訪ねてくるんだよ』

歩『まぁ、確かにメリー先輩は美人だけどこんなに毎日尋ねられてもね~』

蓮子『あ、アレ?私のことは?』

 

そんなたわいもない話が続いた

この際一切秘封倶楽部の活動についての話は行われなかった・・・

 

メリー『そういえば、もうすぐで夏休みよね?』

歩『ええ、そうですよ、確か明日が登校最終日でしたっけ』

蓮子『ああ、そうだ歩君、私夏休み始まってすぐにちょっと用事があるのよ

そこで!少しの間、秘封倶楽部の活動は休みにしようと思っているのよ』

歩『ええ、休みにしましょう!(即答)』

蓮子『ええ!?即答!?なんだか悲しいぞ蓮子先輩は・・・』

メリー・歩『普段のおこないよ(ですよ)』

蓮子『ガックシ・・・(´;ω;`)

まぁ、そういうことで秘封倶楽部の活動を休みにしましょうか

確か、メリーも用事があるんじゃなかったけ?』

メリー『ええ、あるわよ』

歩『なら、俺は久しぶりに我が家でゆっくりとくつろがせていただきますよ』

蓮子『それなら、ちょうどいいわね!』

 

というわけで、秘封倶楽部の突然の休みによって、俺は少しの間の休息を得た・・・

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歩『いや~~、今日から一人でゆっくりでっきるぅ~♪』

拓海『そんなに、うれしいもんなのか?俺だったら逆に悲しいけどな』

歩『うれしいよそりゃ、あの二人と知り合ってから、毎日家に来られて俺の有意義な自由時間がかなり減ったんだからな』

拓海『まぁ、気持ちはわからなくもないが、あの二人だぜ?マエリベリー先輩と宇佐見先輩なんだぜ?学校一の美人といわれるあの二人と毎日自宅で談笑って最高じゃないか?』

歩『確かに、拓海から見てみればそうなるかもな、でも俺は家ではゆっくりしたいし、一人の時間を大切にしたいんだよ』

拓海『ふ~~ん、そんなもんなのかね~』

 

まぁ拓海には本当のことは言えるわけもなくそう言いながら流した・・・

 

歩『あっと、それじゃあ、俺はこの近くだからそれじゃあな』

拓海『おう、それじゃあ、また夏休み明けにな~』

 

俺はしばしの別れの挨拶を交わして拓海に向って手を振った

そして拓海が見えなくなったところで俺は歩き出した

今日、帰ったら何をしようか?そんなことを考えながら自宅に向けて歩く、

 

歩『う~ん、とりあえず眠いし寝るかぁ~』

 

最近睡眠不足であったそのためすぐに帰宅した後の行動が決まった

睡魔に襲われながらも眠たい目をこすりながら歩いているとふと、気になるものに目が行った・・・

 

歩『うん?こんなところに神社なんてあったか?う~ん、まぁここに引っ越してきたばっかだし知らなくて当然か

ここで見つけたのも何かの縁だ、お賽銭でも入れに行くか』

 

この神社にはこれからいろいろとお世話になるかも知れしれないそんな気もあり俺はお賽銭を入れるために拝堂を目指した

 

歩『確か、鳥居をくぐるときは軽く一礼だったな』

 

そう口にしながら軽く一礼をする

 

歩『それで、っと参道の真ん中は神様が通る道だから端っこと』

 

鳥居から拝堂まで少し距離があるようなので参道の端を歩きながら拝堂を目指した

そして1分程度のところで拝堂が見えた

 

歩『よし、着いた、手水舎手水舎っと』

 

手水舎にて手を洗い清め終え俺は思った

この神社すごく古く無人の神社であることに

 

歩『今、手水舎でうがいしたけど、この水、大丈夫だよな?』

 

そんなことを思ったが流石にそれはないだろうし神様に失礼だと思い

心の中で謝罪した

 

歩『よし、あとは拝堂で参拝するだけだな』

 

俺は拝堂の前に向かい歩き始めた

そして拝堂の前につくとまず鈴を鳴らす前に一揖した

そのあとに鈴を鳴らし二礼二拍手一礼を行った

ここでは二礼二拍手一礼についての解説はしないでおこうと思う

 

歩『よし、参拝も終わったことだし帰るとしますか』

 

歩が拝堂を背に帰ろうと思い足を前に踏み出そうとしたときに目の前に何かが落ちていることに気づいた

 

歩『うん?なんだこれ、見た感じ扇子っぽいけど、ここに置いておいてもあれだし、家でひと眠りした後に交番にでも届けるとしますか』

 

そんな独り言をつぶやきこの神社を後にし家に帰った

 

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歩『ただいま~、眠い・・・』

 

睡魔と戦いながらも無事に家に帰ってこれた

すぐにでも布団に入って寝ようと思っていたが

一つ気になることがあった

 

歩『そういや、この扇子拾ったのはいいんだけどどんな柄してんだろ?』

 

そう、この扇子の柄である

何故扇子の柄などが気になったのか普段なら気にすら留めないんだけど、この時は何故気になったのか分からなかった

 

歩『まあ、扇子の柄を少し見るくらいだし大丈夫だろ』

 

そう思い俺は扇子を広げた

そして、広げた扇子の扇面に描かれていたのは黒い背景に大量の目であった

 

歩『うわっ、なんだこりゃ趣味悪いな・・・』

 

気味が悪くなったのですぐに扇子を閉じた

が、目の前に今見た扇子と同じ柄のものが現れた

 

歩『は、はあ?なんだこれ?』

 

俺は今までに見たこともない不思議なものに恐怖したが同時にこれは何だろうという好奇心もあった

その好奇心から俺は少しだけこの不思議なもの、なずけるならスキマ?みたいなものに手を触れた・・・

その瞬間そのスキマに手を吸い込まれた

 

歩『う、うわ、手が吸い込まれる、くっそ!』

 

俺は必死に手をスキマ?に吸い込まれないようにもがいた

だが、その必死の抵抗も意味なく俺はそのスキマに全身を引き込まれた・・・

 

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歩『う、うあ?痛って』

 

俺は少しの間眠っていたのだろうか?

だがその眠気もさっきのことを思い出し一気に吹き飛んだ

 

歩『た、確かなんかよくわからんスキマ?みたいなものに吸い込まれて、s、それから・・・』

 

そこからの記憶がない

だが俺の目の前には先ほどうつっていた、俺の部屋とは違いたくさんの木々と恐らく森の中の道であろうものがうつっていた

今現実に起きたことが突然すぎて頭の中での処理が追い付かない

そんな俺に一つの影が近づいてきた

 

?『ア?コンナトコニニンゲンがウマソウダナ、キョウノヒルメシキマリ、、、』

歩『は、はぁ?うまそう?昼飯?なんか嫌な予感が・・・』

 

その嫌な予感が不幸にも的中してしまった

そう、化け物に襲われそうになったのだ

 

歩『こ、これは逃げるしかねえ!』

 

俺は生きたい!そのために走った!

 

 




いや~ついに幻想入りしましたね
歩君がどのようにキャラたちと接触していくのか見ものですね~
さあ、次回までアディオ~~っす!


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第三話『博麗の巫女』

おっすっすお久しぶりです
編集を完全に忘れてて最近になって思い出しました
申し訳ない!これからはペース上げれるように頑張っていきます!
それではどうぞ!


歩『くっそ、あいつ以外に速い!』

 

見知らぬところでいきなり意味の分からない生物に襲われている

何故俺がこんな目にあっているんだろうか

嫌、そんなこと考えてる暇はない今は逃げることだけ考えないと

 

歩『はあ、はあ、さすがに厳しいなこのままじゃあいつの飯になっちまう・・・』

 

そろそろ息切れを起こし走るのも限界を迎えようとしたところに

後ろの化け物めがけて陰陽玉?みたいなものが飛んでいき命中した

俺はその陰陽玉の飛んできた方向に目を向けると

そこには一人の少女が空に浮いていた・・・

 

歩『え、えええ!?お、女の子が浮いてるぅ!?』

 

陰陽玉のことも気になるが俺は今、目の前で女の子が空で浮いている衝撃的な光景に驚いた

だが、それもつかの間俺は目の前の視界がぐらッと揺れた

化け物の恐怖からの解放の安心感と急激な疲労によって睡魔に襲われた

その睡魔に耐えれるわけもなく俺はその場で倒れた・・・

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歩『う、う~ん、あれ?ここはどこだ?』

 

俺は目が覚めたら知らない天井を眺めていた

 

歩『あっ、そういえば俺変な化け物に襲われて、え~っとそこから先の記憶がない・・・』

 

化け物に襲われて逃げていたところまでは思い出せるだが、肝心のそこから先の記憶がないというか曖昧になっているというか今の混乱している頭ではとうていまとめることなどで来ない

 

歩『まあ、落ち着いてから思い出すからそれはいいとして、ここはどこなんだ?丁寧に布団までかけられて』

 

ここがどこかわからず混乱していると障子戸が開いた

 

?『あら、起きたの?』

 

黒くてさらさらな髪、透き通った綺麗な瞳、マシュマロのように白い肌、そしてきれいに整っている顔立ち

全てにおいて非の打ちどころのない美少女がそこに立っていた

俺が今まで生きてきた中で一番美人といっても過言ではなかった

 

歩『あ、ああ、うん』

?『どう?体とか痛みのあるとこはない?』

歩『う、うん、特にない、です・・・』

?『そう、それならよかった、ならちょっとこっちに来てくれる?』

歩『あ、はい』

 

俺は言われるがままにその美少女の後ろについていった

そして、俺はこの建物の居間に案内された

 

?『まあ、適当に座って』

歩『あ、はい、お言葉に甘えて』

?『さっきから思ってたんだけど、敬語なんて使わなくていいわよ』

歩『え、いや、でも』

?『いいから、私お堅いのは嫌いなのよね~、面倒だし

だから、敬語なんて使わなくていいの、わかった?』

歩『う、うん、わかった』

?『それで、あんた名前は?』

歩『神崎歩』

?『神崎歩ね、私は博麗霊夢、まあ霊夢って呼んで頂戴、私も歩って呼ぶから』

歩『ああ、わかったよろしくな霊夢』

霊夢『ええ、よろしくね歩、それじゃあ、ゆかり~見ているんでしょう?ほんっとにスキマから覗き見なんて陰湿なのよ、さっさと出てきなさい』

 

あいさつの直後、何故か霊夢は明後日の方向に向かって誰かの名前を呼び出した

すると、霊夢の向いている方向から金色の髪にナイトキャップを被った一人の女性が顔を覗かせた

 

?『な~んだ、ばれてたのか』

霊夢『あったり前でしょう?』

?『あら、その子は?もしかして、彼氏?』

霊夢『はぁ?何言ってんのよ違うわよ、ってか覗いてたんだから知ってるでしょ?』

 

霊夢が金髪の女性と話しているころ、俺はあることに気づきびっくりしていた

あの金髪の女性が今顔を覗かせているところは俺がこの世界に吸い込まれた要因になった

自称スキマと呼んでいるものだった・・・

 

?『こんにちは』

歩『・・・』

?『あら?無視かしら?』

霊夢『そりゃ、無視もされるでしょ、ちゃんとスキマから出てきなさいよ』

?『それもそうね、よいしょッと』

 

霊夢に言われてその女の人はスキマから出てきた

人間ではない、人間でないのは今目の前でばっちりと確認しただが、俺はその女の人に目を奪われた・・・

整った大人の女の顔立ち、金色になびく手入れのいきとどいた髪、スキマからでは確認できなかった豊満な胸、すらっと細い脚、くびれ、非の打ちどころのない完璧美人そんなとこであろうか・・・

 

?『お~い、もしも~し、聞こえてる?』

歩『えっ、あっ、はい大丈夫です聞こえてます、』

?『改めまして、こんにちは』

歩『こ、こんにちは・・・』

?『私の名前は八雲 紫、この幻想郷の管理者ですわ』

歩『神崎 歩ですよろしくお願いします』

紫『まあ、礼儀正しいのね、それともこの私を前に緊張してるのかしら?』

歩『緊張してないって言ったら嘘になる・・・』

紫『あら、意外に初心(うぶ)なのね』

歩『うるっせ・・・』

霊夢『はいはい、話はそこまで、で、歩はどうやってこっちに来たの?』

歩『ああ、それなら』

 

俺は指と腕を一直線に伸ばし紫さんの出てきたスキマを指さした

霊夢も紫さんも何を言っているんだ?て顔をしていたが、霊夢が質問してきた

 

霊夢『も、もしかしてだけど、あのスキマから伝ってこっちに来たの?』

歩『そうだけど、何かおかしいのか?』

霊夢『う、うんそりゃまあね、このスキマは紫にしか扱えないの、紫の能力だからね。だから、紫がその場にいないと基本的にはこのスキマを通ってこっち側には来れないのよ』

歩『なるほど』

霊夢『紫、あんたがここに連れてきたわけじゃないのよね?』

紫『ええ、当然よ』

歩『あの~、霊夢一つ思い出したことがあるんだけどいいか?』

霊夢『ええ、いいわよ情報は多いことに越したことはないからね』

歩『それじゃあ、遠慮なく。

確か俺そのスキマに飲み込まれる前に落ちてた扇子を拾って家に持ち帰ってからその扇子を開いたんだ、そしたらスキマが出来て興味本位で触れたら飲み込まれた』

紫『え?え?』

 

といいながら紫さんは小さいスキマを開き手を突っ込んで何かごそごそしている

と思ったら次の瞬間顔が青ざめていた。

 

歩『あ、あの?紫さん大丈夫で・・・・・・』

 

紫さんのことを心配し声をかけようと思ったが俺は霊夢の方を見て声をかけるのをやめた

霊夢が鬼の形相で紫さんのことをにらんでいたからである。紫さんには申し訳ないが俺はスルーした

 

霊夢『ゆ~~か~~り~~!』

紫『あ、あの霊夢?これは違うのね?だからそのお祓い棒をしまって?ね?』

霊夢『問答無用よ!妖怪退治!霊符「夢想封印 集」』

紫『ああ、霊夢なんて無慈悲な子』

 

霊夢から放たれた色とりどりの大量の玉は紫さんに直撃した。

 

 

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紫『それで、この子どうするの?』

歩『帰ることはできないんですか?』

紫『う~ん、帰れないこともないけど、少しだけ時間を頂戴』

歩『わかりました、どのくらいの時間必要ですか?』

紫『そうね~、1か月は必要か知らね~』

歩『ええ!?そんなにかかるんですか?』

紫『ええ、そうよ、幻想郷の結界を端から端まで確認して、そこから結界の緩んでいるところを探す、で博麗神社の境内かスキマをつなぐのよ』

歩『な、なんか聞いてるだけですけど大変そうですね』

紫『そう!そうなのよだから1か月の日時が必要なのよ!』

霊夢『ねえ、紫?幻想郷だけなら1か月もかからないんじゃないの?』

紫『え、ええ?そ、それは・・・その~~・・・』

歩『え?そうなのか霊夢?』

霊夢は微笑みながら紫に近づく

霊夢『ゆ~か~り~』

紫『ひt、ひい!今から行ってきまーす1』

そういい名がら紫はスキマあの中に消えていった

霊夢『くそ、逃したか』

歩『まあまあ、怒んなよ霊夢』

霊夢『そう、あんたがそういうならそれでいいんだけど、一つ質問いい?』

歩『おう?なんだ?』

霊夢『あんた紫がスキマを開くまでの間、どこを拠点に置くの?』

歩『あ、何も考えてなかった、どうしよう』

そうだ、こっちに来てから家のことなど何にも考えてなかった

このまま拠点が見つからなければ今度こそ妖怪の餌になるそう確信して言える

霊夢『ねえ、ねえってば!』

歩『え?は、はい?何霊夢?』

霊夢『あんたいく当てないんでしょ?ならこの博麗神社で紫が準備するまでの間ここで生活する?』

歩『え?いいのか霊夢?』

霊夢『ええ、神社の前で死なれたらこの神社の評判もおちるしね』

霊夢はそういいのこすと神社の掃き掃除に行った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




いかがでしたか?
それではまた次もよろしくです!


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第四話『白黒の魔法使い』

どうも、ナルです
変なこ言葉、誤字、脱字あるかも
ごめんね☆彡


ここは幻想郷・・・

忘れられた物たちの楽園

 

歩『幻想郷か~、忘れられたもの、存在を否定されたものたちの楽園・・・』

 

確か霊夢はそう言ってたよな

で俺はたまたまこの幻想郷の結界の綻びから入ってきてしまった外来人

いわゆるほかの国から来た人で、その人のことを外国人と呼ぶのと同じことだろう

 

歩『そういえば、俺の今の持ち物って何だろう?確認してみるか』

 

え~っと、スマホ、財布、イヤホン・・・

これだけか

 

歩「う~ん、どうすっかなー、スマホは電波ないし、イヤホンはスマホの充電がなくなるまでしか使えないし、財布はお金は入ってるものの使えるかわかんないし何も使えそうなのないな・・・」

?「なんだ、その四角い箱みたいなのと紐は?」

歩「この四角いのはスマホといって外の世界の道具で遠い人との連絡がとれる機械で、この紐みたいなのはイヤホンと言って・・・

って誰だ?お前」

 

そこには黒を基準とした魔女っぽい帽子をかぶり

風になびくとキラキラと輝く背中までのびた金髪の髪

少し幼さを残した可愛らしい顔のした少女が立っていた

魔理沙『おう?私か、私は霧雨魔理沙ってんだぜ!普通の魔法使いだぜ!』

 

歩『俺は神埼歩、え~っと幻想郷の外から来た外来人ってやつかな』

魔理沙『よろしくな歩!で、歩はどうやって幻想郷に来たんだ?』

歩『あー、話してもいいんだがちょっと長くなるぞ?それでもいいか?』

魔理沙『ああ、大丈夫だせ!』

 

というわけで俺が幻想郷に来るまでの話、来てから妖怪に襲われて霊夢に助けられた話、結界の緩んでいるところを探すのに時間がかかるため何日間か幻想郷に滞在する話等を話した

☆彡

☆彡

☆彡

魔理沙『ほ~ん、そりゃ災難だったな』

歩『本当にそう思ってるか?なんか心がこもってないような気がしてならないんだが』

魔理沙『そんなことないって、そうだ!今から人里に案内してやろうか?幻想郷に数日いるなら行くことになるかもしれないぜ!』

歩『人里なんてあるのか、確かに行っても損はないな』

魔理沙『だろ?美味しい甘蜜屋もあるんだぜ!』

 

確かに魔理沙の言う通り数日間も滞在すれば、いずれにしろ人里にはいかなければならなくなりそうだし

それにこんなにも可愛いガイド付きだ

外の世界だと半年先まで予約埋まりそうだな

 

歩『そうだな、よし、案内頼んだぜ!魔理沙!』

魔理沙『おう!任されたぜ!それじゃ早速行くか!』

歩『霊夢そういうことだ、人里に行ってくる!』

霊夢『気を付けてねー』

 

霊夢に報告したあと魔理沙と共に博麗神社の階段をおりていった

 

魔理沙『よいしょっと、さぁ歩も早く乗れよおいてくぞ?』

歩『乗るってこの箒に?』

魔理沙『そうだぜ!魔法使いっぽいだろ?』

歩『いや、もう魔法使いだよスゲーな!どうやって浮いてんだこれ?』

魔理沙『この箒にはなちょっと特殊な術式が練り込まれてんだ

、でその術式にちょっと魔力を送り込んでやると、ほいっ こんな風に浮くんだ』

歩『ふむふむ、よくわからんけどスゲーな』

魔理沙『だろ?この箒の凄さがわかるだけで十分だぜ、そんじゃそろそろ行くぞ』

歩『おう!よろしく』

☆彡

☆彡

☆彡 少女移動中 ☆彡

☆彡

☆彡

 

魔理沙『よっと、着いたぜここが人里だぜ!って大丈夫か?歩?』

歩『はぁはぁ、危なかった、女の子になるとこだった・・・

次乗るときは乗り方考えないと、』

魔理沙『おーい、おいてくぞ?』

歩『はいはーい、すぐいきますよーっと』

魔理沙『ほら見ろ、ここが人里だぜ!ここには普通の人間がくらしてるんだぜ!』

 

幻想郷の中にある人間達が平和な生活をおくっている村 人里

見た感じ江戸時代あたりの街並みが広がっている

なんだか時代劇でもみているみたいだ

 

魔理沙『ここなら妖怪に襲われることもないんだぜ』

歩『ほんとか?本当に妖怪に襲われることはないのか?』

魔理沙『まぁ、一部知能のない弱い妖怪を除いてな』

歩『もし、その知能のない弱い妖怪が村を襲ったらどうするんだ?』

魔理沙『そんときは、人里の妖怪退治屋や自警団、この人里に住んでる上白沢慧音っていう半妖が退治すんだぜ』

歩『へー、この里には半妖まで住んでんのか』

魔理沙『おっ!歩、あそこに白髪で青い帽子被ってる背の高い女いるだろ?あれが慧音だ』

歩『ああ、そうなのか?』

魔理沙『よし、お前を慧音に紹介する行くぞ!』

 

正直乗り気出はないのだが魔理沙に強引に連れられ俺たちは上白沢さんのところに向かった

 

魔理想『おっす!慧音!』

上白沢『おぉ、魔理沙じゃないかようこそ人里へ』

魔理沙『一人お前に紹介したいやつが居るんだが今時間あるか?』

上白沢『時間なら大丈夫だ、で紹介したい子ってその子か?』

魔理沙『あぁ!こいつのことだ、神埼 歩って言うんだ、少しの間、幻想郷に滞在することになった外来人さ』

歩『よろしくお願いします』

 

太陽光が反射するくらい青色のメッシュが入った白く腰まで届く長い髪

豊満な胸をより強調する胸元の大きく開いた上下一体の青い服

顔も整っており男なら心撃ち抜かれそうな容姿をしている

 

慧音『私は上白沢 慧音 気安く慧音と呼んでくれ、私は人里に住んでる半妖で寺子屋を営んでいる者だ、何かあったら寺子屋か私の家に訪ねてきてくれ力になるからな』

歩『はい、その時はお尋ねします』

魔理沙『そんじゃ、私たちはこれで失礼するぜ!』

慧音『あぁ、ゆっくりしていってくれ、何かあったら直ぐに駆け付けるから呼んでくれよ』

 

慧音さんと別れ魔理沙の人里ガイドが再び始まった

魔理沙行きつけの甘味屋、気前のいい肉屋、気さくな八百屋

etc・・・

幻想郷に居る人間は平和主義で優しい人達の集まりであると思った

だが、その思いは一瞬で崩された

 

里の人間A『この奴隷が!人になりぞこないが!人里になにしにきた!』

 

見たところ頭にはまだ幼い子供であった

6歳~7歳くらいであろう

 

奴隷『し、食料を買いに・・・』

里の人間B『へぇ~食料を買いに、ねぇ、おい!ちょっとその金見せてみろよ』

奴隷『こ、これです』

里の人間B『ふーん、こりゃだめだ使えねぇな、ちょこざいなことしやがって!おらっ!』

 

受け取った金をもちながら奴隷に蹴りを一発、二発と里の男はいれる

すると回りから里の人間が『もっとやれー!悪行を許すな!』などの声が聞こえた

 

魔理沙『う~ん?』

歩『どうしたんだ?魔理沙、こんな胸糞悪いときに』

魔理沙『いやな、あの金、どうみても普通にこの人里でつかわれてる通貨なんだよな、ほれこれさっきの甘味屋のおつりだ』

 

俺は魔理沙が手に持つお金を見た

確かに形、色、文字全てにおいて一致した

そして、俺は考えた

奴隷という制度だけでも吐き気がするのにこの子は理不尽にお金を奪われ蹴られているのではないかと、そんなことを考えるといてもたってもいられなくなり揉め事の中央にわってはいった

 

里の人間A『おい、誰だお前?その奴隷を庇おうってのか?』

歩『ああ、そうだ』

里の人間C『はぁ?俺たち人間より、その出来損ないの肩をもとうってのか?』

歩『ああ、そうだ』

里の人間B『そうか、ならお前にも一発お見舞いしてやるよ!』

 

そういいはなった男は飛び蹴りをしてきた

だが、その飛び蹴りをなんなくかわすことができた

 

里の人間B『くっ!おい避けるんじゃねぇよ!』

歩『いやいや、なにいってんだよ、寝言は寝て言え』

 

飛び蹴りをして体勢が崩れた男は直ぐに立ち上がり

次に右ストレートをかましてきた

だが、これも避けやすくあっさりとかわした

そして、かわした直後に腕を持ち背負い投げをしてやった

 

里の人間B『いって!』

歩『へぇ、見よう見まねだが以外と出来るもんだな』

里の人間A『て、てめぇ!よくもやってくれたな!』

歩『はぁ?先に手出したんお前らだろ』

里の人間A『ぐっ』

里の人間B『お前!俺にこんなことしてただですむと思うなよ!博麗の巫女が直ぐに俺の援護に来るからよ!そんときがお前の最後だ!』

歩『は?何言ってんのお前?博麗の巫女、霊夢は妖怪から人里を守るのであって人里内の人間同士の争い事じゃ動かないんだぞ?』

里の人間B『はっ!そんな嘘言って騙そうなんざ弱い人間だな!お前なんか誰も守りたいとすら思わねぇよ!ざまぁ!』

慧音『おい!お前達、歩を囲って何やっているんだ!』

里の人間B『ちっ、運のいいやつめ』

 

捨て台詞を吐きながら男たちは去っていった

流石にあいつらと言えど慧音さんには迷惑かけられないみたいだな

 

歩『ありがとう慧音さん』

慧音『気にするな、此方こそすまなかったな』

歩『慧音さんは謝る必要ないですよ、あいつらが悪いんだし』

慧音『すまないな、恩にきる』

魔理沙『でだ、この子どうするんだ?』

慧音『私が引き取ろう』

歩『慧音に任せれば安心だ、頼む』

 

そう言い残し俺と魔理沙は人里を後にした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




どうだった?
今回魔理沙、慧音初登場です
ぼちぼい書いてくんでよろしくです


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第五話『襲撃』

三連休の中祝日出勤中の電車内で小説書いてるものです
さぁ!今回も誤字、脱字が多々あると思いますが
暖かい目でみていってください!


魔理沙と俺は箒に乗って人里を後にした

 

魔理沙『歩ちょっといいか?』

歩『なんだ?』

魔理沙『さっき、なんでいきなりあの子を助けにいったんだ?』

歩『ああ、あのことか、まぁ昔いろいろあってな、あんな糞みたいな集団いじめは見てると虫酸がはしるんだよ』

魔理沙『へぇー、そうなのか』

 

魔理沙はそれ以上聞いてこなかった

多分だが魔理沙は魔理沙なりに気を使ってくれたのだろう

だが、その気遣いが嬉しい、俺もあのことは話したくないし思い出したくもない

そんなことを考えていると俺たちの横100mくらい離れたところから

 

?『お~い!魔理沙さーん!』

 

と声が聞こえた

魔理沙『おっ!文じゃねぇか、あいつに絡まれるとちと面倒なんだよな、歩!速度あげるから振り落とされないようにしっかりと捕まっておくんだぜ!』

歩『え?あっ!おい!』

 

俺の返答も無しに魔理沙はスピードをあげた

このスピードを例えるなら一般道を走る車から新幹線のスピードくらいだろう

俺は振り落とされないようしっかりと捕まる

捕まるのだが恐怖からの手汗やら掴む手に力が入らず手が滑りそうになるので魔理沙の体に飛び付いた

 

魔理沙『ひゃっ!』

 

うん?なんだ今の可愛い声は?まぁいいかと思いながら

後ろの状況が気になるので振り返ってみるとまだついてきている魔理沙のこのスピードについてくるとは少し驚きだったが今はそんのこと気にしてられない少しでも気を抜いたら落ちる

 

☆彡

☆彡

☆彡

☆彡

☆彡

 

今俺は博麗神社にいる

 

歩『はぁはぁ、し、しぬかと思った』

魔理沙『あはははは、すまんすまん』

霊夢『何やってんのよ』

?『そうですよ!魔理沙さん!逃げるなんて酷いですよ!』

 

声のする方に目をやるとそこには

髪は肩にかかるかかからないかセミロングで艶やかな黒髪

頭にはおもわず天狗を思わす頭襟を被っており

服は白いフォーマルなシャツ、黒にフリルのついたミニスカート

そして、シャツを着ていても強く強調している豊満な胸、ミニスカートということもあり豊満な胸と同じくらい強調しているふともも・・・

ひとことで片付けるならエロいその言葉しか出てこない

 

歩『そういや、誰?』

文『あやや、そうでした、自己紹介がまだでしたね

私は射命丸 文といいます!気軽にあやとお呼びください!因みに新聞記者をやってる鴉天狗です!』

歩『俺は 神埼 歩 よろしく、紫さんが出口を探してくれている間、幻想卿に滞在するこになった者だ』

文『あや!?もしやと思って魔理沙さんを追いかけて正解でした!』

魔理沙『どういうことだ?』

文『何か特ダネがないか飛び回ってたときに魔理沙さんを見つけたんですよ、すると見慣れない姿をした方がいたんで取材をとね』

歩『俺に、取材?なんでまた俺なんだ?』

文『おいしそうな臭いがぷんぷんするからです、記者としての感がそういってます!』

魔理沙『なぁ、話に割って入って悪いんだがなんか下が騒がしくないか?』

 

確かに魔理沙の言う通り騒がしい

正確に言うなら博麗神社の石段の下である

 

歩『どこかで聞いたことあるような?』

霊夢『このままじゃ、らちがあかないから見に行くわよ』

一同『りょうかーい』

 

霊夢を先導に鳥居をくぐり石段の上から下を覗くとそこにはびっくりするような光景があった

なんと、槍や斧、弓などの武器を持った里の人間がいた

数は30人程度であろうか

 

歩『な、なんだありゃ・・・』

里の人間B『出たな、奴隷を庇う奴隷が』

霊夢『なんなのよあれ』

里の人間A『博麗の巫女さま!その奴隷からお離れください!そして、共にその奴隷に成敗したしましょう!』

霊夢『は?歩が奴隷?歩は奴隷なんかじゃないでしょ』

里の人間C『くそ!あの奴隷め!我々の味方の巫女さまを洗脳しやがって!待っていてください、その奴隷から解放してあげます!』

歩『なんか、言ってること滅茶苦茶だな』

霊夢『言っとくけど私は里の内揉め事に関しては関与しないからね、でも、友達が絡まれてるとなると話は別だけどね』

里の人間A『お前ら!行くぞ!』

 

その掛け声と共に里の人間がこちらに攻撃を仕掛けてきた

 

歩『仕掛けてきたな、魔理沙、霊夢、文、お前ら手を出すんじゃないぞ』

魔理沙『お、おいお前正気か?あんだけの数私たちならまだしもただの人間のお前が一人で相手するのか?』

歩『あぁ、そうだ

へたにお前らが攻撃して奴隷扱い受けるのは俺がいやなんでね・・・

だからよろしく頼むよ』

 

その言葉を最後に歩は交戦に行った

 

~霊夢、魔理沙、文~side

 

文『あやや~行っちゃいましたね』

魔理沙『私たちに気を使ってくれたのは嬉しいが少々・・・

いやかっこつけすぎたぜ、な霊夢』

霊夢『・・・』

魔理沙『おい霊夢、大丈夫か?』

霊夢『魔理沙!文!行くわよ!空から見るわよ!』

魔理沙『あっ、おい!いきなりどうしたんだよ!』

文『しかたないですねー、いきますよ魔理沙さん!』

魔理沙『まったく、仕方ないやつだぜ霊夢のやろう』

 

そうして、霊夢、魔理沙、文は飛んで空から歩のことを見守ることになった

 

~歩~side

 

歩『この兵力差どうやって埋めようか・・・

考えるだけ無駄か流石に明白すぎる、とりあえず平地じゃ分が悪い、森の中に逃げ込むか』

 

歩はやることを口にしながら敵を引き付けながら森に逃げ込んだ

 

里の人間B『おいおい、この兵力差を前に怖じけ付いたのか?

だが、森に逃げたぐらいで逃げ切れると思うなよ?お前ら!追いかけるぞ!』

里の人間達『おー!』

 

掛け声を合図に里の人達も森の中にかけていった

歩や里の人間達はこの先に起こる不幸をまだ知るよしもなかった・・・

 

☆彡

☆彡

☆彡

 

里の人間『くそっ!あの野郎何処に逃げやがった!』

 

現在里の人間達は歩のことを見失っている

歩の行動は正解だったみたいだ

 

里の人間『うっ、』

歩『ふぅ、これで3人目、全体の1/10といったところかな』

 

歩は草の茂みに隠れて一人になる隙を伺い一人一人落ちていた木で気絶させていた

 

里の人間『うぁぁぁぁぁぁ!』

歩『なんだ?なんかあったのか?気になるし少し見に行ってみるか』

 

歩は好奇心にかられて悲鳴のあった方向へ歩き向かった

すると、悲鳴のあった場所から里の人間数人と妖怪が出くわし危機的状況にあった

その妖怪は見た感じ狼のような感じなのだが狼よりも大きく鋭い牙を持っていた

 

里の人間W『くそったれ、どうする・・・』

里の人間がY『おい、俺らの後ろに奴隷がいるぞ、あいつを囮にしよう』

里の人間H『何か策があるのか?』

里の人間Y『任せろ、だから3秒数えたらあいつのいる方向に走れ』

里の人間『わかった、頼んだぞ』

歩『あいつら何ヒソヒソ話してんだ?』

 

里の人間が逃げる覚悟を決めている中

歩は聞こえない会話を眺め続けるしかなかった

 

里の人間Y『いくぞ!3、2、1、走れ!』

 

掛け声にあわせて三人同時に歩のいる方向に走り出した

 

歩『え?は?おい!なんでこっちにくるんだよ!』

里の人間Y『そんなのお前を囮にするためだよ!』

 

そう言い里の人間は歩の足に足をかけ転ばせた

走っていること、妖怪に気をとられていたこともあり足を掛けられることに気づけなかった

 

歩『うわっ!』

里の人間Y『まぁせいぜい頑張ってくれや奴隷さんよ!はっはっはっ!』

歩『あの野郎!糞がぁぁぁ!』

妖怪『グルルルルルル』

 

妖怪は目の前にいる、見た感じ低級の妖怪だろうが、それでも人間の俺からしたらかなりの脅威だ

あの、大きな牙、爪で攻撃されたら即死だろう・・・

だが逃げようとして逃げられるような相手ではない

俺は覚悟を決めるしかないと悟った

 

歩『はぁ俺も男だ、ここで何もせずに殺られる訳にはいかない、足掻くだけ足掻いてやる!』

 

歩は生きるために妖怪と戦う覚悟を決めた・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ここからの歩さんの展開が気になりますよね
そうだと嬉しいです
変な言葉を使いとかあったら申し訳ないです


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第六話『能力』

おひさしぶりすぎますね



歩『よし!いくぞ!』

 

歩は自分の掛け声と共に妖怪の元へ走った

すると、妖怪は前足の爪を使い攻撃を仕掛けてきた

それを左に回避し木の棒で叩く

だが、歩の攻撃は全く効かなかった

 

歩『おいおい、まじかよ、かすり傷一つついてないぞ』

妖怪『グルルルルルル、ガウ!』

 

妖怪は歩の方に走り飛びかかってきた

歩は飛びかかってくる妖怪をよけた

が、すぐに妖怪は尻尾で歩に攻撃した

歩は尻尾の攻撃を避けることが出来ずにあたってしまい数十メートル先の大きな岩に叩きつけられた

 

歩『がはっ!』

 

歩は岩に叩きつけられた衝撃で吐血し、重力にそってその場で倒れた

倒れた歩を妖怪は前足で抑え大きく口を開いた

妖怪は大きな牙を輝かせながら歩を食べようとした

歩は意識が遠い力を振り絞り押さえつけられながら妖怪に右ストレートを当てた

すると、妖怪は歩に殴られた衝撃により飛ばされ妖怪の背後にある木に激突した

 

歩『な、なにがおこったんだ・・・』

 

歩は今目の前で起こっていることが理解できなかった

力量に大きな差がある妖怪と人間で人間の普通の右ストレートで妖怪が吹っ飛ぶことなどどう考えてもありえない

だが、そのような考えをゆっくりしている暇はない

吹っ飛ばした妖怪が起きてゆっくりと立ち始めた

歩は目の前の状況をみて自分の死を覚悟した

妖怪は完全に起き上がり牙をむき出しにし爪を鋭くたて先程よりも速い速度で飛びかかってきた

 

歩『あはは、しょーもない人生だったな・・・』

 

その言葉を最後に歩は意識を手放した

 

☆彡

☆彡

☆彡

☆彡

☆彡

☆彡

☆彡

☆彡

☆彡

☆彡

 

~霊夢、魔理沙、文side~

 

魔理沙『おいおい、歩のやつ森に入ったきりでてこないぞ』

文『ここらへんは低級妖怪もいて危険ですし心配ですね』

里の人間『はぁはぁはぁはぁはぁ』

魔理沙『人里の人が出てきたぞ、おん?なんか不審だな』

文『ええ、あんなに息もあらげて、まるで何かから逃げてきたような』

里の人間『逃げきった』

魔理沙、文『!?』

霊夢『逃げきったってどう言うことよ!森の中で何があったの!』

里の人間『あっ、どうも巫女さま、森の中で妖怪に出くわしてここまで逃げてきました』

文『どうやって逃げてきたんですか?普通なら逃げきるのは不可能なはずですよ』

里の人間『奴隷を餌に(魔『はぁ!?お前ら正気か!?』

 

その瞬間霊夢は里の人間が走って逃げてきたであろう方向にものすごいスピードで飛んでいった

その後に続いて、魔理沙、文も飛んで追い掛けた

 

魔理沙『ちょっ霊夢のやつ速すぎないか?』

文『あやや、森の中であのスピードは流石の私でも面食らいましたね』

霊夢(嫌な予感がする)

 

霊夢たちが森の中を進んでいると今にも獲物に飛びかかりそうな妖怪を見つけた

そしてその妖怪の目線の先には岩の壁を背にもたれかかって座っている歩がいた

 

霊夢『あ、歩!』

 

妖怪はこちらの存在に気づいた

だが、妖怪はお構い無しに歩に飛びかかった

三人ともとっさに構えスペルカードを発動した

 

霊夢『霊符『夢想封印』

魔理沙『恋符『マスタースパーク』

文『疾風『風神少女』

 

三人のスペルは見事に妖怪に当たりギリギリ歩は妖怪に飛びかかられずにすんだ

 

魔理沙『おい、歩!おい!駄目だ

霊夢、文、永遠亭に連れてくぞ!』

霊夢『ええ!わかったわ!』

文『任せてください!超特急で運びますよ!』

 

文が歩を抱きかかえ、霊夢と魔理沙はそれに続き孟スピードで永遠亭に向かった

☆彡

☆彡

☆彡

☆彡

☆彡

~歩side~

 

歩『う、うーん、うん?何処だここは?』

 

歩が目を覚ました場所は

博麗神社と同じで和風の天井、壁、襖

博麗神社にはなかったふかふかの感触のベッド

そして、そのベッドの横にある正方形の机

どこか病室の一角を思わせる

 

歩『てか、俺って妖怪に襲われて死んだんじゃなかったのか?それともあれか、既にここが天国であるとかそういうオチか?』

?『ここは天国じゃありません、貴方は生きてますよ』

 

この部屋と恐らく廊下を繋ぐ襖の入り口に一人の見知らぬ女性が立っていた

身長は少し低めで

学生時代を思い出させる制服を着ており

ポロシャツにネクタイミニスカートを履いている

足元までのびる薄紫色の髪

その薄紫色の髪の頭にうさぎの耳がはえている

うさみみつけてなかったら普通に高校生やってそう

 

 

歩『だ、だれ?』

うどんげ『私は鈴仙・優曇華院・イナバ(れいせんうどんげいんいなば)と言います

ここ永遠亭の診療所の医師の八意永琳の弟子です』

歩『神埼歩です、宜しくお願いします

質問なんだけど今どういう状況なの?俺は妖怪に襲われて死んだはずじゃ・・・』 

うどんげ『あぁその事ですか、それは今から来る人にでも質問してください』

歩『え?』

魔理沙『お~い、大丈夫かぁ?』

 

魔理沙の心配する声が聞こえた

霊夢もいるのだが何故か黙ったまま魔理沙の斜め後ろに立っていた

鈴仙の言う人というのは恐らく魔理沙と霊夢であろう

 

歩『おお、魔理沙に霊夢』

魔理沙『なんだ元気そうじゃねぇか良かったぜ』

歩『すまんな心配かけて』

うどんげ『それじゃ私は師匠に報告してきますね』

 

鈴仙は襖を開けて部屋からでていった

そこからしばらくの間無言が続いた

 

魔理沙『なぁ、霊夢からも何か言ってやったらどうだ?さっきから黙りっぱなしだぞ』

 

霊夢は歩の方に歩きだし歩のベッドの横で止まった

 

歩『どうしたんだ?大丈夫か霊夢?』

 

すると霊夢は右手を大きく振りかぶり

パシッ!

その右手で歩の頬を平手打ちした

歩と魔理沙は唖然とした

 

霊夢『ふぅ、スッキリした』

魔理沙『おいおい、霊夢いきなり叩くとかどうした?』

霊夢『あ?イライラしたから』

魔理沙『今のじゃただの危ないやつだぜ?』

歩『いいんだよ魔理沙、心配かけたしこのくらい』

魔理沙『まぁ、お前がいいならそれでいいんだけどよ』

歩『ごめんな霊夢心配かけて、そして助けてくれてありがとう』

霊夢『まぁ、知り合いが妖怪に殺られるのはもう見たくないしね』

魔理沙『霊夢のやつスゴかったんだぜ、孟スピードで森の中飛んでいくから追いかけるのに苦労したもんだぜ、歩のこと滅茶苦茶心配だったみたいだぜ』

霊夢『魔理沙、それ以上いらないこと話したらどうなるかわかるわよね?』

魔理沙『お、おう』

 

魔理沙は少しためらいながら答えた

 

?『あらあら、仲がいいのね』

霊夢『ああ?なによ永琳』

月明かりに輝く長い銀髪を三つ編みにしており

上下で赤と青の配色が逆のツートーンカラーの特殊な服を着ており

頭には服と同じようにツートーンの真ん中に赤十字の入っているナース帽を被っている

 

永琳『診察しに来たのよ、目が覚めたと聞いてね』

歩『よろしく頼みます先生』

永琳『永琳でいいわよ、それにそんなにかしこまらなくてもいいのよ?』

歩『わかった、ありがとう永琳』

永琳『聞き分けがよくて助かるわ、はい診察も終わりよ』

歩『ありがとう』

霊夢『それでどうなの?』

永琳『ええ、怪我ももう完治してるしもう退院しても大丈夫よ』

歩『そうか、ありがとう永琳助かった』

永琳『ええ、なにか以上があったらまたおいでじっくりと看病してあげるわよ、そこにいるうどんげがね』

うどんげ『わ、私がですか!?まぁ看病なら任せてください』歩『また体に何か以上があったら頼む』

そういい残すと歩、霊夢、魔理沙は永々亭を後にした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回作は早めに投稿できるように最善を尽くしまする


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第七話「能力の問題点」

眠い目を擦りながら編集してました
寝ます


永遠亭を後にした俺たちは博麗神社に戻った

 

魔理沙「それにしても歩の怪我が大したことなくてよかったぜ」

歩「ああ、ほんとによかったよ入院とかにならなくて」

霊夢「それよりもなんで人里の人たちに襲われるような状況になったのよ」

歩「それに関してはいろいろと訳ありでな」

 

歩は霊夢に人里であったことをいじめられていた妖怪を助けた話をした

 

霊夢「なるほどそういうことだったのね」

歩「ああ、見てられないんだよな

そうだ、霊夢一つ聞きたいことがあるんだけどいいか?」

霊夢「まぁ答えられる範囲でなら」

歩「あの妖怪に襲われたときなんだけど、霊夢達が助けに来る前にあいつに食べられそうになってさ、そんときに意識が遠い中あいつを右手で殴ったらどんだけ木の棒で殴ってもびくともしなかったあいつが後ろに吹っ飛んでったんだが何何故だかわかるか?」

霊夢「そうね、あんたみたいな、ただの人間が普通に殴ったところで対して痛みはないはず、まして吹っ飛ばされるなんてことはあり得ない

もしかしたら・・・・・」

紫「そう、能力かしらね」

 

紫が隙間を通じて現れた

隙間からひょこっと体を出すところを見るのはもうなれたんだがいきなり現れるのは慣れない

仕方ないじゃないか反射的に驚いてしまうのだから

 

霊夢「いきなり現れて私のセリフ奪ってくんじゃないわよ」

 

霊夢が少々苛立ちながら紫に言う

だが紫は動じずニコニコと笑っている

そんな空気の中俺は気になったことを一つ質問した

 

歩「なぁ、能力ってなんだ?特殊能力とかそんなのか?」

紫「まぁ考えかた的には間違ってないわよ」

霊夢「私だったら空を飛ぶ程度の能力

魔理沙だったら魔法を使う程度の能力みたいな感じね」

歩「その能力ってのは調べれば分かるもんなのか?」

紫「ええ、まっててね今みてあげるから」

 

紫は俺の頭に手を置き妖力を注ぎ何かぶつぶつと言っている

いったいどんな能力なのかウキウキしながら待っていると調べ終わったらしく紫が手を頭から離した

 

紫「あなたの能力わかったわよ」

歩「お疲れ様、それでどんな能力だったんだ?」

紫「そうねぇ、この能力なら『筋力を向上させる程度の能力』ってとこかしらね」

歩「筋力を上げる程度の能力?なんだ?その脳筋な能力は」

魔理沙「まぁわかりやすくていいじゃないか」

歩「ついちまった能力に今さら文句言ってもしかたないか」

 

そう自分を言いくるめて自分に与えられた能力について考えた

そこである一つの疑問が浮かんだ

 

歩「なぁ紫」

紫「なにかしら?デートにでもお誘いしてくれるのかしら?」

歩「能力ってどうやって使うんだ?」

紫「それについては私にも分からないわ、能力は人それぞれ違うから

でも、一つだけアドバイスするとしたら想像力は大事よ」

歩「なるほどなありがとう」

 

想像、自分の筋力を上げるイメージが大切と

 

歩「うーん、こんな感じかな自分の筋力が上がるイメージ・・・ 」

 

そう口にした歩は近くにある木をおもいっきり殴った

すると歩が殴った木が割れて倒れた

 

歩「うぉっ、成功した感じか」

紫「やったわね、でも、油断は禁物よ

もっとスムーズに出きるようにならないとね」

歩「それも一つの課題なんだけどもう一つ問題点が」

紫「なにかしら?」

歩「ほら、木を殴った方の拳見てみ」

 

そう言いながら歩は拳を紫に見せた

歩の手は酷く腫れ上がっており血だらけであった

 

紫「なるほどね、所詮は人間だものね、どんだけ筋力をあげられたとしても体の方が持たないんだわ」

歩「そうなんだよ、筋力を上げれても体がついてこなかったら意味ないんだよな、だから自然とセーブが掛かっちゃうんだよな」

霊夢「そらなら霊力をまとって見たらどう?」

歩「霊力をまとう?どう言うことだ?」

霊夢「簡単に言えば霊力で身体強化してあげて限界を引き上げるって感じかしらね」

歩「まぁ、理屈はわかったけどそんなこと俺に出来るのか?」

魔理沙「霊力の大小はあっても人間なら誰しもが絶対に持ってるものだから出来るぜ」

霊夢「普段なら感じない霊力でも練習すれば必ず出来るようになるわ」

歩「なるほど、だがそもそもの練習のしかたも霊力の感じかたもわからないだが」

霊夢「まぁ、乗りかかった船だし私に任せない、でも条件付きよ、毎日の食事洗濯とかの家事をやってくれるならね」

歩「そのくらいだったら任せろ、独り暮らししてたときの力見せてやる」

紫「あらまぁ、霊夢のペースにのせられて面倒事押し付けられたわね」

霊夢「命を守るための力と引き換えなんだからこのくらい当然よ」

紫「まぁ、私には関係ないことだしいいんだけどね」

 

紫はそういいのこしスキマに消えていった

 

歩「それじゃ、やるとしますか!」

 

歩はその言葉と同時に動き出し家事をするために台所に向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回投稿いつになるかわからないです
でも、ストーリー的には頭のなかでは完結するとこまで出来てるので文字にするだけ


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第八話「身体強化」

お久しぶりです
超スローペースですがお許しを


歩の朝は早い

朝日がのぼり目覚めたらまずは朝食の準備である

 

歩「うーん、今日の朝飯は何にしようかな、こっち側に来て初めて作るご飯だからな簡単なもので良いか」

 

朝御飯にピッタリでなおかつ簡単な料理、パンの無い幻想郷にはうってつけの料理

【お茶漬け】である

お米、お茶、お漬け物の存在は確認済みである

取り敢えずお茶漬けを作る上での最低限の食材があってよかった

 

歩「よし、お茶漬け作りますか」

 

お茶漬けのレシピは非常に簡単である

まず、ご飯を炊く、その間にお茶をゆっくりと暖めておく

ご飯が炊けたらご飯をおにぎりの形にしていく

そして最後にそのおにぎりをお茶碗に入れてお茶をかけるだけで完成

 

歩「よし、完成、お茶漬けとの付け合わせも米炊いてる間に作れたしこれで十分かな」

 

朝御飯も作れた事だし直ぐにでも食べたいところなんだが霊夢がまだ起きてこない

 

歩「なんだ霊夢のやつまだ寝てるのか、仕方ない待ってて冷ますのも勿体ないしお越しに行きますか」

 

霊夢を起こすために寝室に入った

そこには寝間着が少しはだけてポロリしそうでしていない姿で寝ている霊夢の姿があった

 

歩「ふー、平常心、平常心

霊夢起きてくれ朝ごはん出来たぞ」

 

霊夢「う、うーん、わかったすぐ行くわ」

 

霊夢を起こしてから数分

髪の毛が寝癖によりボサボサの姿で巫服を着た霊夢が居間にやってきた

 

霊夢「ふぁ~、おはよう」

歩「おはよう、さっ飯にしようぜ」

霊夢、歩「いただきます」

霊夢「あら、意外とおいしいじゃない」

歩「そりゃどうも」

 

それ以降会話は無くひたすら朝ごはんを食べた

 

霊夢「ごちそうさん」

歩「お粗末様です」

霊夢「それじゃさっさと洗い物終わらせて修行よ、外で待ってるから」

歩「わかった」

 

歩は自分と霊夢が使った食器を持って台所まで洗いに行った

 

歩「れいむー全部洗い終わったぞ」

霊夢「それじゃ早速始めるわよ」

歩「よし、やるぞ」

霊夢「えーっとまず、力には4つの種類があるわ

まずは霊力、人間なら多かれ少なかれ必ず持っている力ね

次に妖力、人間の妖怪バージョンみたいなものよ

その次に魔力、魔法とかを使うために必要な力よ

神力、文字通り神様が持っている力のことよ

以上4つが力種類ね」

歩「力にも種類があるのね、能力とはまた別なのか?」

霊夢「別ね、次のステップ行くわよ

あなたの霊力の大きさを調べるわ」

歩「わかった、その方法は?」

霊夢「まず、目を閉じて

次に自分の真ん中辺りに意識を集中して丸を作るわ

その次に体の隅々から力を丸に集めるような意識をする

で、その丸の中にあるもやもやがあなたの今持っている霊力ね」

歩「ならほどな、目を閉じて、意識を真ん中に集中して丸を作る、で体隅々から力を丸に集める

おっ、出来たぞ」

霊夢「どのくらい集まったかしら」

歩「そうだな、丸の半分ってとこかな」

霊夢「ふーん、普通の人間よりも多いくらいかしらね」

歩「霊力って増やせたり出来ないのか?」

霊夢「修行さえすれば、霊力は増やせるわよ」

歩「おお!本当か!なら早速その方法を教えてくれ!」

霊夢「まぁ、そう慌てないで

霊力を増やす修行と言ってもただただ霊力を頻繁に仕様すればいいだけのことよ

だから、その第一ステップとして霊力による身体強化を教えるわね」

歩「お願いします!」

霊夢「意識的にはさっきやった霊力を測るやり方とほぼ変わらないわ、てかそれが霊力を操る基盤となるものだから絶対に覚えることね

で身体強化のやり方だけどさっき集めた霊力を強化したい部分に移動させる感じかしらね

イメージは霊力の服を着る感じね」

歩「なるほどな、霊力の服を着るイメージ」

 

霊力を手に集める手袋をするイメージで霊力を手にどんどん集めていく

すると次第に集めた手の方が暖かくなってきた

 

歩「なぁ霊夢、霊力の集めた部分が暖かくなってきたんだけど」

霊夢「大丈夫よ、成功してる証拠よ

試しにそこにある木をおもいっきり殴ってみなさいな」

歩「わかった」

 

霊夢の言われた通り木をおもいっきり殴ってみた

すると、殴った部分に拳のあとがついているどうやら本当に成功したようだ

 

歩「おお、すげぇ痛みが全然ないむしろ調子がいいくらいだ」

霊夢「おめでとう、身体強化に成功したようね

まぁなれてからの話だけど多少の妖怪ならあなたの力と身体強化でどうにかなるわね」

歩「ありがとう霊夢、もっと練習して意識しなくても出来るように頑張るよ」

霊夢「ええ、そこまでくれば合格点ね、それじゃあ次の練習は意識しなくても身体強化出来るようになってから教えることにするわ」

 

そういって霊夢は縁側の所に腰をおろした

 

このあと歩は早くなれるために早速練習しようと思い昼御飯を作り忘れて霊夢に怒られるのであった

 

 

 

 

 




いかがてしたか?
次回作もすぐ投稿できるように最善を尽くします


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第九話「スペルカード」

最近投稿頻度上がってきたね
まぁそのお陰で寝不足まっしぐらなんだけどね


身体強化の練習をし始めてから約1週間

歩は自然に身体強化出来るようにまで成長していた

 

霊夢「なかなか筋がいいじゃない」

歩「そうか?朝起きたときから寝るまで色んな方法で色んなところで練習したかいがあったな」

霊夢「よし、それじゃ次のステップね、まぁこれが最後なんだけどね

歩は弾幕ごっこはしてってるかしら?」

歩「あー、聞いたことはあるぞ、魔理沙がよく言ってるやつだろう?実際に見たことはないがな」

霊夢「それならちょうどいいわね、弾幕ごっこのルールと一緒に霊力を一点に集めて打つ方法と同時に教えるわね」

歩「おう、頼む」

霊夢「まず弾幕ごっこのルールからね、弾幕ごっことはお互いに弾幕(力)を打ち合って美しさを競い会うものよ

勝ち負けはスペルを全て使いきるか、戦闘不能になるかの二択ね」

歩「スペル?なんだそれ?」

霊夢「スペルっていうのはスペルカードの略で簡単に言えばば必殺技みたいなものよ」

歩「ふーんなるほどな」

霊夢「次、霊力を放つ方法ね、霊力操作の基礎が出来ていれば簡単にできるから難しく考えないようにね」

歩「わかった」

霊夢「まず、霊力を手のひらに集めます、そして一気に集めたところから押し出す、これだけ」

歩「え?これだけ?簡単すぎないか?」

霊夢「だから言ったでしょ?簡単だって、ほれやってみなさい」

 

歩は霊夢に言われた通り霊力を集めて放った

威力はさほど高くはなさそうだ

 

霊夢「これも、練習しだいでは一気に三つ四つ放てたり威力の調節もできるようになるわ」

歩「なるほど、これまた練習あるのみって感じだな」

霊夢「つい最近までただの一般人だったんだから当然よ、才能でもない限りそんなすぐに出来ないわ」

歩「そうだよな、頑張ります」

霊夢「素直でよろしい」

歩「そういえばさっき弾幕ごっこでスペルカードについて教えて貰ったけどあれってどうやるんだ?」

霊夢「そういやまだスペルカード渡してなかったわね、あなたにも数枚スペルカード渡しておくわね」

歩「ああ、ありがとう」

 

霊夢からスペルカードを貰ったのはいいのだが俺のスペルカードは霊夢のとは違い白紙の紙だった

 

歩「なぁ、霊夢ただの白紙の紙なんだが」

霊夢「その白紙の紙に霊力を流してみなさい」

 

俺は霊夢の言われるがままに白紙の紙に霊力を流し込んだ

するとだんだんと文字と絵が浮かび上がってきた

脚符【インビジブルショット】

 

歩「うぉ、なんだ白紙の紙が一気にそれっぽくなった」

霊夢「理解できたかしら?その紙は特別なもので霊力を流すとその人の個性や性格に合わせてスペルカードが組み上げられるのよ、でもだからって何枚も作れる訳じゃないの、その人の霊力による経験値によって出来たり出来なかったりするから注意することね」

歩「なるほどな理解した」

霊夢「まぁこれ以上私から教えることは何もないわ」

歩「ありがとう霊夢助かったよ」

霊夢「お礼はいいわ、その分しっかりと家事して貰うからね」

 

そう言い霊夢は縁側に座り湯飲みに入れたお茶をすすり始めた

 

歩「なぁ霊夢、試しに今作ったスペル使ってみていいか?」

霊夢「ええご自由にどうぞ」

歩「よし、それなら遠慮無く!脚符【インビジブルショット】」

 

歩は素早く乱雑に両足を交互に使いながら蹴り始めた

すると、乱雑に蹴っていた場所から弾幕が出現し的を中心に飛んでいき見事的に命中した

始めてのスペルカードに感動している歩であったがスペルが終わると同時にその場で倒れた

 

霊夢「あー、伝え忘れてたわね、霊力が少いうちはスペルによっては霊力不足で倒れる可能性があるってことを」

 

倒れている歩を横目に霊夢は少しだけため息を吐き縁側まで連れていった

 




今回は結構短めです
何故ならここら辺でしか区切る場所がなかったからね
次回、歩が武器探しします


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第十話「武器」

こんこん
今回は武器探しでごさいやす
まさか十話まで、小説書くと思ってなかったからちょっと驚きです


魔理沙「あー、旨かったぜごちそうさん」

歩「お粗末様」

 

今日も魔理沙が昼御飯をたかりにやってきていた

つい先日たまたま昼前にやってきた魔理沙に霊夢の合意の上昼御飯をご馳走してからというもの毎日昼頃に博麗神社にやってくるようになってしまった

 

霊夢「だから言ったでしょあいつを甘やかしたらつけあがるって」

歩「いや、一言もそんなこと言ってなかったぞ」

魔理沙「どうしたんだ、こそこそと話しやがって相変わらず夫婦してんな」

歩、霊夢「いや、お前のせい(だ)よ」

魔理沙「ほら、そういうところだぜ?」

霊夢「魔理沙、そろそろ昼御飯代よこしなさいよ」

魔理沙「えー、やだ」

霊夢「やだじゃないのよ、こっちだって大事な食費削って生活してるのよ」

魔理沙「えー、やだ」

霊夢「ぶっとばしていいかしらぁ?」

歩「そうだ霊夢!こうしないか?魔理沙には家事のお手伝いして貰う、その変わりに昼御飯をご馳走するのは?」

霊夢「うーん、まぁそれなら···」

歩「よし!じゃあ決定だな」

魔理沙「おいおい、お前ら私をおいて勝手に決めるんじゃねぇよ」

歩、霊夢「拒否権はない」

魔理沙「お、おう」

 

こうして魔理沙のお手伝いが決まった

まぁ本人は不満を隠しきれていないようだったが昼御飯代を払うよりも全然ましだろう

 

歩「よし!それじゃ魔理沙お皿洗いを手伝ってくれ」

魔理沙「了解」

 

魔理沙が食器を洗剤と水で洗う係、歩は魔理沙が洗った食器を布で拭く係になった

魔理沙は意外にも食器を洗う手付きがよく次々に食器をテンポよく洗っていく

 

歩「魔理沙って意外と家事できる人だったんだな」

魔理沙「そりゃまぁ一人暮らしだしな、嫌でも身に付くよ」

歩「そうか、こりゃいいお嫁さんになるな」

魔理沙「···」

歩「魔理沙?」

 

魔理沙の返答がないので魔理沙の方を見ると顔を真っ赤にしてる魔理沙がいた

 

歩「お、おい大丈夫か?熱でもあるのか?」

魔理沙「お、お前がいい嫁になるとか変なこというからだろ!」

歩「俺は思ったことを言っただけなんだけどな」

魔理沙「う、うるせぇ!はい!この話しはここで終わりいいな!」

 

そういい顔を真っ赤にし目元に涙を貯めて睨んでくる魔理沙に可愛いと思いながら歩は頷いた

 

魔理沙「そうか、わかればいい

そういや、大きく話が変わるけど歩って武器とか使わないのか?」

歩「武器かー、考えてはいたけどいく宛がなくてな」

魔理沙「それなら私いい店を一軒知ってるから、家事が終わったら見に行ってみるか?」

歩「ああ、頼む」

 

そのあとも色々と話しながら家事を片付けていった

そして、家事を終わらせて霊夢にさっきの話をし、歩は魔理沙のいういい店へ向かった

 

歩「うぁー、たけぇ」

魔理沙「落ちないように気を付けろよ」

歩「ああ、わかった、魔理沙ひとつ聞いてもいいか?」

魔理沙「構わないぜ」

歩「魔理沙が持っている武器ってどんなのだ?」

魔理沙「ああん?私の武器か?そりゃこの無意識に湧き出てくる色気だろ」

歩「ぺたんこのくせになにいってやがんだ?」

魔理沙「このまま振り落としてやろうか?」

歩「うぁ、それだけはご勘弁をすみませんでした」

魔理沙「まぁ冗談はおいといて、私の武器はほれこれだ」

 

魔理沙は懐からひとつの箱を取り出して歩に渡した

見た目は六角形の箱であり大きさは手のひらサイズといったところだろうか

 

魔理沙「それはなミニ八卦炉っていってな、魔力をそれに注ぎ込んでやると注ぎ込んだ魔力を増幅してくれる代物なんだぜ」

歩「へぇー、なるほどな」

魔理沙「おい歩、見えたぞあれが私のオススメする店だぜ」

 

魔理沙が指差す方向を見てみると確かに森の真ん中にぽつんと一軒のお店が見えた、見た感じ雑貨屋のようだが大丈夫であろうか?

 

魔理沙「よいっと、着いたぜ」

歩「ここが魔理沙オススメのお店」

 

改めて近くで見るとものが入りきらないのか外まで放り出されている、そしてドアの上の方にお店の名前らしき看板があった

 

歩「香霖堂」

魔理沙「おーい、なにボケッとしてんだ?早くはいるぞ」

歩「ああ、すまない」

 

歩は魔理沙に引かれて店のなかに入った

 

魔理沙「おーい、こーりん客だぞ~」

 

すると、店の奥から白髪ショートボブのクセ毛で眼鏡をかけたイケメン男がひょっこりと顔を出した

 

?「魔理沙か、いらっしゃい、で後ろの方は?」

歩「ど、どうも神埼歩といいます」

香霖「私はここ香霖堂の店主の森近霖之助、こーりんと呼んでくれてかまわないよ」

歩「わかった、よろしくこーりん」

こーりん「それで、今回はまたどうしたんだい?」

魔理沙「こいつに合う武器を探しにきたんだ」

こーりん「なるほどね、まぁ好きに見ていってくれ」

歩「ありがとう、それじゃあ見て回ってみるよ」

 

見た感じの内装を簡潔的に表すと汚いが一番適している

店内に棚はあるものの入りきらないのか壁やら棚やらに立て掛けてあったりしてごちゃごちゃしている

だが、品揃えはよく外の世界のものとかが結構あった

ゲームボーイを見つけたときには少し興奮した

 

歩「うーん、なかなか良さそうなものが見当たらないな」

魔理沙「どうだ?見つかったか?」

歩「いやー、なかなか見つかんないな」

 

魔理沙と少し会話を交えてもう一度

移動しながらまんべんなく見ていくと良いものを見つけた

【リボルバー】である

あいにく弾は入っていないものの霊力を弾にしてやれば撃てないことも無さそうである

 

歩「おーい、こーりん?」

こーりん「どうした?」

歩「良いの見つけた、ほれこれこれ」

こーりん「ふむ、回転式銃か、だが弾がないぞ」

歩「まぁ弾の方は試してみないとわからないけどいい方法があるんだよね」

こーりん「そうかい、ならそれにするかい?」

歩「そうだなこれにするよ、それでお代の方はなんだけど」

こーりん「今回はお代はなしでいいよ、幻想入り記念として受け取ってくれ」

歩「おお!本当か!恩にきるよこーりん!」

魔理沙「へへ、私が話しておいてやったんだから感謝しろよな」

歩「ありがとう魔理沙!今度ご馳走するよ」

魔理沙「楽しみにしてるぜ、そんじゃこーりん今日はこの辺で」

こーりん「わかった、毎度あり、またたいつでもおいで」

歩「また必ず来るよそれじゃ!」

 

歩と魔理沙はこーりんに別れを告げて香霖堂を後にした

 

 




いかがでしたか?
いつも、寝る前の30分をつかってこつこつと書いていってるんで投稿ペースは遅いですが見ていただければ幸いです


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