極悪中隊のヒーローアカデミア (名無し)
しおりを挟む

俺死んだみたいです。

こんにちは
Tomo Tomoと申します。
駄作ですがどうかお付き合いください。


さて、皆さま『転生』をご存知だろうか。

まぁ簡単に言うと死んでしまった人が生まれ変わることだ。

なんでこんなことを急に語り始めたかというと現在進行形で転生しそうになっているからだ。

 

ほんの数分前まで、俺は仲のいい友達と登校していた。

 

ちなみに俺は学校はまあまあ偏差値のいい私立の高校だ。まぁ、それはどうでもいい。

 

二人で昨日のアニメの感想を語っていると急に周りから

「きゃー!??」

と言う悲鳴が聞こえ、振り返ってみると

そこには暴走したトラックが!

とっさにとなりにいた友達を押し出し、

「お前ぇぇぇぇ⁉︎」

という叫びを聞いて俺は意識を失った。

『いい加減話進めていいですか?』

「あ、すいません」

 

この目の前にいるすごい光ってる少年は自称神らしい。神さまが俺に何の用だろう。

 

『えっとね、簡単に言うとあなたは死にました。よって、あなたが取れる道は二つあります。』

「二つ?」

 

『うん、一つ目は記憶を消してまた同じ世界で赤ちゃんからやり直し。二つ目は記憶をそのままで違う世界に転生です。しかも、二つ目ならなんと君たちのいう転生特典をあげちゃいます。』

「二つ目でお願いします。」

 

当たり前だよなぁ。 だって異世界転生でしょ。 アニメオタクの夢じゃないか‼︎しかもあんまり心残りないし、強いて言うなら好きなマンガの続きが気になるくらいか?

 

『転生特典は何がいい?』

「スタンドのバッドカンパニーで」

 

いつも思ってたけどバッドカンパニーって結構強いと思うんだよ。

数も多いし、それぞれも強いし。あと何よりカッコいい!

 

『オッケー、それぐらいなら大丈夫。うーん、あとなんか希望ある?

もう一つぐらいなら叶えられるよ。』

 

マジか、もう一つな〜。あっ、こんなのどうだろう。

 

「あの〜、周りから学習して成長し続ける能力とかいいですか?」

『了解、そのくらいなら大丈夫だよー。』

 

やったぜ。でもなんでこんなに至れりつくせりなんだ?

 

「なんでこんなに至れりつくせりなんですか?」

『あぁ、じつは君の転生する世界はこのままだと魂のバランスが崩れて崩壊しちゃうんだよね〜。まぁ君が転生すれば安定するから心配しないで楽しんでね〜』

 

なんかすごいことを聞いてしまった気がするけどきっと大丈夫なんだろう。

ついに全オタクの夢である転生をするんだ、向こうでは目一杯楽しんでやる‼︎

 

『よし、これで設定は終わり。あとは君の物語、あっちの世界でも頑張って〜。』

「ありがとうございました。」

 

よし、俺は絶対人生エンジョイしてやる。

 

そう思ったすぐあと、俺の意識はなくなった。

 

 

 

 

 

 

 




時間がなくてあんまり書けませんでした。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

6年後

早く更新できるように頑張ります。


あのびっくりドッキリの神様との出会いから6年が経った。

どうやら俺の名前は軍隊統制らしい。

なんだ〜‼︎この安直な名前はぁぁぁ‼︎ネーミングセンスゼロかよぉぉぉぉぉ!

まぁ、しょうがない、諦めよう。

どうやらこの世界は「個性」というものがあるらしく、通りを歩いていると体が石のやつがスマホをいじっているといったシュールな光景が広がっている。

 

まぁ「個性」があるせいで、犯罪も多く、なんと「ヒーロー」という職業がある。驚き疲れたよ、パトラ○シュ…

 

しかーし、おれは一人一つの「個性」を二つ持っている。一つ目は「軍隊」、バッドカンパニーそのまんまだ。この世界ではスタンドが見えてしまうのは誤算だったがまぁなんとかなるでしょ。

 

二つ目は「学習」だ。この個性は本質的には二つに分けられる。これは他人の「個性」を見て、仕組みをよく知ることで自分の体を組み替え、使うことができる。

 

まぁ、どれだけよく知っても8割ぐらいまでしか使えないし、使うと次の日は身体が筋肉痛になるけど。あと1日一個しか使えないという制限もあるしね。

 

二つ目は「個性」二つ持ちだからできる荒技で「学習」によって「軍隊」を成長させることができる。これはとても大きい。

だってただでさえ強いバッドカンパニーをもっと強化することができるんだよ!もうテンションがハイだよね‼︎

 

ということで、私は今、図書館に来ております。

 

まずは、バッドカンパニーを強化することに専念しなきゃね!

 

なになに、軍隊には、歩兵、砲兵、戦車、工兵、航空兵、偵察、整備、通信、補給、軍医があって……

 

 

3時間後

 

 

 

え、もうこんな時間!早く家に戻って実験しなきゃ!

 

15分後

 

 

は〜、やっと家に着いた。

 

「ただいま!」

「おかえり〜」

 

今答えたのが俺のお母さん、「個性」は「群体」、簡単に言うとハーヴェストだ。お母さんはこの個性でヒーローをやってるらしい。

 

「夜ご飯なに〜」

「今日はシチューよ〜」

 

夜ご飯を食べたら実験だ。

 

30分後

 

 

よし、実験開始だ。

 

「出てこい!バッドカンパニー!」

シュタッ

 

今のバッドカンパニーの内訳は原作と同じ

歩兵60体、戦車7台、戦闘ヘリ「アパッチ」4機、グリーンベレー1体だ。

おそらく「学習」のおかげで小学一年生でも原作と同じ規模なのだろう。

しかし俺は少し知識をつけた一般人に過ぎず、軍隊を指揮することなどできない。

 

しかし、ジョジョのメローネはベイビィ・フェイスを教育することで非常に強いスタンドにしていた。

 

ということは、俺の個性「学習」によって数を増やすとともにそれぞれの役割に分け、隊員たちに自我を確立することによって簡易的に自動操縦型にすれば俺のバッドカンパニーはもっと強くなれる‼︎

という魂胆である。




楽しんでいただけたでしょうか?
次回はバッドカンパニー教育回です。
感想お待ちしています。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

バッドカンパニーを強化しよう!

さて、まずはそれぞれを科に分けよう。

といってもまだ我がバッドカンパニーはそこまで数がいない。

今日読んだ本によると…

 

「よし、決めた!まずは歩兵、機甲科、航空兵、隠密偵察科、戦略科に分けよう。内訳は〜」

 

歩兵

普通科 5個小隊 25体

狙撃兵 3個小隊 15体

山岳兵 3個小隊 15体

 

機甲科

戦車 1個小隊 7両

 

航空兵

戦闘ヘリ「アパッチ」1個小隊4機

 

隠密偵察科

グリーンベレー 1体

 

戦略科

5体

 

っと、こんな感じかな。

あとは簡単、それぞれの小隊(または車両や機体)の小隊長を決めてその中から科を任せるリーダーを決めるだけ。ただし戦略科

だけは特別にリーダーはなし。指揮統制は

統制→戦略科→その他の科

といった感じ。

 

いや〜気づいていたけど隠密偵察科が少なすぎる。

あとは増えるのを待つか。

 

「分かったか、バッドカンパニー?」

「「「了解」」」

 

あとは教育だけどいかんせん時間がかかるんだよなぁ〜

 

まぁ気長にやっていくしかないか

 

よしバッドカンパニー用の本を買いに行こう。

あれ?バッドカンパニーに「個性」を使うためには

「俺が勉強しなきゃじゃん‼︎」

チクショー‼︎ しょうがねぇ!やってやる!

元高偏差値私立高校の生徒を舐めるなよ‼︎

…簡単なのから始めようか。

 

 

うわぁ〜分かってはいたけど、本はいっぱいあるしこれは気長に頑張ってやるしかないな〜

 

と思いながら会計を終え、山盛りの本を抱え本屋を出て、これからの苦労を考え、ため息をついた。

 

 

家について俺はこれからのことを考えていた。

 

これからやるべきことは

①バッドカンパニーと俺自身の勉強

②バッドカンパニーの数を増やす

③「学習」によっていい「個性」を得る

だよなぁ

①と②は時間をかけてやるとして③がなぁ…

 

そうだ、明日は小学校の入学式だったよな!学校で友達を作ってその友達の個性を教えてもらおう!

人生楽しむためには友達は必須だし!

 

なんだか不安だなぁ

幼稚園の頃だって元気いっぱいな周りの子供達についていけなかったし、その時間はずっと本を読んでたからなぁ。

 

大丈夫だよな‼︎小学校でもボッチとかないよなぁ!?

 

まあ考えても無駄だしきっと大丈夫だと信じて、買ってきた本でも読むかな

 

この本は…現代の陸、海、空軍についてかぁ…

 

バッドカンパニーの数が増えてきたら海軍や空軍を作るのもいいかもしれないなあ。

 

まぁ果たして増えても作れるのかわからないけど

 

っていうかこれ以上増えたら中隊じゃないよな

 

 

などとくだらないことを考えながら本を読んでいたら夜は更けていった。




バッドカンパニー(軍隊統制6歳)
破壊力:B  スピード:B  射程距離:C  持続力:B  精密動作性:C  成長性:A
感想お待ちしております。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

一年生になったら♪

さて諸君、私はいま二度目の小学校の入学式を体験しております。

 

正直に言おう。眠い

 

本当に眠い。

 

昨日の夜、遅くまで本を読んでいたせいだろう。

というかそれ以外ありえない。

 

耐えろ統制! 男だろ‼︎

 

30分後

 

俺 よく頑張った!

耐えたぞ!

 

手の甲つねりすぎてむちゃくちゃ痛いけど

 

まぁ大丈夫だろう

というか校長の話長すぎだろ

同じこと何回言えば気がすむんだよ

 

さて、ここからが本番だ。

 

俺は 友達を作るぞ ジ○ジョ‼︎

 

 

怖がられてしまいました。

 

まぁちょっと話を聞いてください。

 

私のクラスに発目明という女の子がいるんですけど

なんか「個性」がしょぼいとかいう理由で男子にいじめられてたんですよ。

 

しかもそのあと男子が明さんを殴ろうとしたんで、

ちょっと怒っちゃってつい

 

「バッドカンパニー 歩兵普通科 第1小隊 ゴム弾を使用した威嚇射撃を開始せよ。」

 

っていっちゃいまして。

その、…いじめてた男子が泣き出しちゃいまして

なんかクラスメイトみんな怖がっちゃいました。

 

自業自得じゃねぇかぁぁ!

 

いいもん別に!

発目さんが友達になってくれたからいいもん!

少なくともボッチは回避したし‼︎

 

 

…友達もっと作りたかったなあ。

 

 

「ねぇ、発目さん」

「なに〜、とうせいくん。」

「発目さんの個性はなんなの?」

「わたしのこせいはズーム、とおくのものでもよくみえるの。」

「いいなぁ。俺なんか目が悪いせいでメガネをつけないとなにも見えないんだよ。」

 

あー、癒される。発目さん普通に美人なのにな〜。なんでいじめるんだろう?

 

あ、俺はロリコンじゃないからな

あれだから。あの〜、微笑ましいってやつだからな。

俺は 断じて ロリコンじゃない!

 

それよりも個性の件だ。

 

ちなみに、俺の二つ目の個性は秘匿されている。

理由は簡単、二つ個性を持った人の前例がないからだ。

もちろん戸籍にも載っていない。

 

閑話休題

 

ズームかぁ

遠くが見えるのは結構便利かも

状況把握に役立ちそう

 

「学習」させて貰おう。

許可は…取っておくか

 

「あのさ、発目さん」

「なに〜」

「実はね俺は個性をもう一つ持っていてね、それをつかえば、俺もズームを使えるようになるんだけど、個性を使ってもいいかい?」

「もちろん!さっきも助けてくれたしね。」

「ありがとう、じゃあ個性を使ってみてくれる?」

「 こんな感じ?」

「うん、ありがとう。あ、あとこのことは絶対に秘密だよ。」

「わかった!」

よし、あとは簡単

俺の目(・・・・)発目さんの目(・・・・・・)にすればいい。

......よし、これでオッケー。

わぁ、すごく遠くまでしっかり見える。

何回も使えば仕組みもわかってきて性能も上がるから定期的に練習しておこう。

 

この調子でどんどん使える個性を集めていこう。

目指せ!個性マスター‼︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




これからもよろしくお願いします。
感想お待ちしております。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

訓練だー!

さてと、今日の学校は入学式と説明だけだから午後は久しぶりに訓練でもするかなぁ〜

 

15分後

 

「ただいま〜。」

「おかえり。学校どうだった?」

「まあまあ。友達が一人できたよ!」

「そう、よかった!」

 

学校での一件は絶対に母親には言わない。

知られたりなんかしたら、3時間の説教コースだし。

まぁ威嚇射撃だし、人助けだからいいよね‼︎

 

「そうそう、ご飯食べたら裏山で個性の練習していい?」

「いいけど、絶対に怪我だけはしないでね。あなたの個性は簡単に人を殺せちゃうからね。気をつけるのよ。」

「わかった。今日昼ごはんなに〜?」

「今日はパスタよ〜。」

 

さっさとご飯を食べて訓練を始めよう‼︎

 

20分後

 

うちには裏山がある。

前聞いた話によると先祖から代々受け継いできたものらしい。

バッドカンパニーの訓練くらいなら余裕でできる。

 

少し歩いたところにひらけた場所がある。

まず準備をしよう。

 

「バッドカンパニー!」

シュタッ

 

「歩兵普通科は空き缶を横一列に10センチ間隔で並べろ。狙撃兵は弾を装填しろ。他の部隊は待機。」

「「「了解」」」

 

一見自我を持っているように見えているが、これはあくまでしっかり命令しているからだ。曖昧な命令だと動かない。よって、お金を拾ってこい、などといった命令はできない。

あともちろん一回した命令は取り消せない。

おっと、どうやら持ってきた空き缶20個を並べ終わったらしい。

 

「全隊、整列。俺についてこい。」

「「「了解」」」

 

10メートルは…これくらいかな?

 

「狙撃兵、一番左の空き缶を撃て!」

 

ドン!

 

カーン‼︎

 

うーん、穴は開いたけど、多分これだともっと分厚い鉄板とかは打ち抜けないなぁ。

 

やっぱりもっと高威力の狙撃銃を用意したいなぁ

 

といってもバッドカンパニー用の銃なんて作れないから、バッドカンパニーが自我を持ってから開発させるしかないよなぁ。

 

しょうがない。次だ、次。

歩兵たちの銃じゃダメだろうから

 

「アパッチ!ミサイルを一番右の空き缶に発射!」

 

ヒューン…

 

 

ドッカーン‼︎

 

 

パラパラパラ…

 

さすが、ミサイル。

初めて使ったけどすごい威力だ。

横二つもいっしょに吹き飛ばしやがった。

これは気をつけないといけないな。

 

次は戦車だな

この戦車、調べたらM60 パットンという戦車らしい。

 

「M60!一番左の空き缶を吹き飛ばせ!」

 

ドーン‼︎

 

ドッカーン‼︎

 

 

パラパラパラ…

 

 

威力はミサイルと同じくらいかな。

少し弾着がミサイルより早いけど、命中精度は劣るな。

これも初めて使ったけど使うところを考えなければな。

 

知ってはいたけどバッドカンパニーの射撃精度は相当なものだ。

止まっているものならほぼ確実、動いているものでも8割くらいの確率で当ててくる。

 

早くバッドカンパニーに自我が芽生えないかなぁ〜

 

 




感想お待ちしております。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ついにその時が来た!

また時間が飛びます。


やぁ、軍隊統制だ。

私は今中学校の入学式真っ最中だ。

小学生生活は何事もなく過ぎていった。

 

変わったことといえばバッドカンパニーの数が3倍近くまで増えたことと、

発目さんに俺の個性とバッドカンパニーに自我を持たせようとしていることを伝えたこと。

発目さんが4年生ぐらいの時に機械狂いになったことぐらいだろうか。

 

何度彼女の機械の暴走に巻き込まれたことか…

 

おかげで同級生からは暴走マシーンの制御装置扱いをされるようになった。

バッドカンパニーの射撃精度が上がったのは怪我の功名だろう。

 

さて、やっと長い入学式も終わったし、クラスに向かうとするか。

 

「あ、統制さん、また同じクラスですね!今年もよろしくお願いします‼︎」

「あぁ、発目さんか。また一年よろしく。」

「呼び捨てでいいって何度も言ってるのに〜」

「それはお互い様だ。」

 

発目さんはすげー美人なので周りの男子からの冷たい視線が送られてるが、この子むちゃくちゃおてんばだからな‼︎

 

今日は説明だけだったからはやくうちに帰ろう。

 

1時間後

 

やっと家に帰れた〜。

 

「ただいま〜。」

「おかえり。なんかあった?」

「いや、特になにも。」

「そう、今日のお昼はチャーハンだよ。」

「わかった。」

 

さて、ご飯食べたら日課になった訓練をするか。

 

20分後

 

よし、訓練始めるか。

 

「バッドカンパニー!」

シュタッ

「はっ、およびでしょうか、閣下。」

 

え…

 

えええぇぇぇーーー‼︎‼︎

 

「お前たち、もしかして… 自我を持ったのか!?」

「はい!閣下のおかげで自我を得ることに成功しました。

我らバッドカンパニーの忠誠は統制閣下の元に‼︎」

「「「統制閣下の元に‼︎」」」

 

…まず深呼吸だ

吸って…吐いて…

もう一回

吸って…吐いて…

 

よし、落ち着いた。

まず発目さんに電話しよう。

 

トゥルルル… トゥルルル…

 

「はい。どうしました〜」

「はやくうちの裏山の実験場に来てくれ‼︎」

「どうしたんで「バッドカンパニーが自我を持った‼︎」えぇぇ‼︎3分以内に行きます!」

 

3分後

 

「ハァ、ハァ、 電話の内容は本当ですか!?」

「あぁ、本当だ。現に、ほら。」

「おー、これはこれは、発目様ではございませんか。ご無沙汰しております。」

「!!!?!!!?!?!!」

「ちょっと!!落ち着け!!」

 

5分後

 

「大丈夫か?」

「すみません。ちょっとあなた! 質問なんですが今までの記憶はどうなってるんですか?」

「確かにそれは気になる。」

「今までの記憶は残っております。」

「ヘェ〜とっっっても興味深いですね〜!!」

「何か身体に異常はあるか?」

「特にございません。」

 

「そういえばどうして私を呼んだのですか?」

「そうそう、忘れてた。そろそろバッドカンパニーの数もふえてきたし工兵と兵器開発科を作ろうと思っているんだけど…」

「工学については詳しくないから私にバッドカンパニーを教育してほしい、と。」

「Exactly!!頼んでもいいかい?」

「もちろん‼︎喜んで!そのかわり…」

「わかってる。実験は手伝うよ。」

「ありがとうございます!」

「こちらこそ!バッドカンパニー、頭のいいやつを5人と、工兵に向いてるやつを20人選んでくれ。」

「了解しました!閣下。」

 

2分後

 

「終わりました。」

「じゃあ、お願いします。」

「任せてください!私が完璧に教えあげて見せましょう!」

 

よし、俺もバッドカンパニーの部隊を構成し直そう!

 

今は計175体いるから…

 

 

こうだ‼︎

 

 

歩兵

普通科 5個小隊 50体

狙撃兵 5個小隊 25体

山岳兵 5個小隊 25体

 

砲兵

5個小隊 25体

 

工兵

5個小隊 25体

 

機甲科

戦車「M60 パットン」 5個小隊 25両

 

航空兵

戦闘ヘリ「アパッチ」4個小隊 16機

 

隠密偵察科

グリーンベレー 5体

 

衛生兵

軍医 10体

 

戦略科

5体

 

兵器開発科

5体

 

 

歩兵だけ1個小隊につき10体、その他は1個小隊につき5体にしよう。

戦車とヘリは4両または4機で1個小隊だ。

 

いい、いいぞ!バッドカンパニー強化計画は非常に順調だ!!

 

あとは発目さんがちゃんと教育してくれれば完璧だ!

 




今日は筆が進みました。
はやく原作に行きたいので少し早足になるかもです。
ご了承ください。
感想お待ちしております。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

受験準備!

もうすぐに原作突入です。


「あれからもう3年か〜」

「時間の流れは非常に早いものですね、閣下。」

 

俺ももう中学3年生か〜

 

え、発目さんに預けた工兵達はどうなった だって?

工兵達はちゃんと学んできたよ。

 

工兵達は!

 

問題は兵器開発科だよ!!

 

任せた俺がバカだった。

確かに工学はマスターしたよ、

だけどさ〜

 

なんでロマン兵器ばっかり作ろうとするの‼︎

 

なぜか妙に高性能だし!

 

しかも命令には従うし、まともな兵器も作るからタチが悪い。

 

バッドカンパニーが作った兵器も「個性」扱いになって、出し入れ自由になる設定でよかった〜

 

家が兵器だらけになるところだった。

 

あ、ちなみに今話してるやつは参謀長、バッドカンパニーのNo.2、戦略科のリーダーだ。とっても優秀なやつで俺も頼りにしてる。

 

「閣下、ちなみに志望校はどこにする予定でしょうか?」

「悩んでるけど、雄英高校のヒーロー科にしようかなぁ。」

 

「個性」を自由に使うためにはヒーロー免許とやらが必要らしくて、それを学べる一番の学校は雄英高校ののヒーロー科らしい。

 

高学歴、大事!

 

といっても、前世の高校受験の時だいぶ勉強したから、模試も全部A判定だし、やるべきは実技対策ぐらいかなぁ。

 

「閣下、そろそろ登校しないとまずいかと。」

「うぉ、ほんとだ。よし、行こうか。」

「では、閣下。失礼します。」

シュタッ

 

この時間帯遅刻ギリギリだぞ

間に合うかなぁ

 

「お母さん、行ってきま〜す。」

「行ってらっしゃい。気をつけてね〜。」

 

よし、急ごう。

 

 

あれ、目の前のふらふらしてる人は…

 

「おい、大丈夫か?」

「あぁ、統制君ですか…。ちょっと徹夜明けで…」

 

あかんやつやこれ

 

「おんぶしてやるから早くしろ、このままだと遅刻だぞ!」

「お言葉に甘えますぅ〜」

 

これ何回目だよ…

 

 

 

 

 

ハァ〜、ギリギリ間に合った…

 

「これに懲りて徹夜はやめろよ。」

「ワカリマシタ〜」

「ほんとにわかってんだか。」

 

「そういえば統制君はどこ受けるんですか?」

「あぁ、今日の朝参謀長にも聞かれたけど、雄英高校のヒーロー科かなぁ。多分。」

「ほんとですか!?私、雄英高校のサポート科受けるんですよ!」

「マジか!まぁ受かるように頑張ろうな。」

「はい!」

「そうそう、実はプレゼントがあるんですよ!」

「プレゼント?」

 

ゴソゴソ…

 

「これです!その名もハイテクメガネ!サーモグラフィーや赤外線機能、拡大や、バッドカンパニーの通信網と繋げることで通信や味方がどこにいるかの状況把握にも役立つ私のドッ可愛いベイビーです!もちろんただのメガネとしても使えます!しかも一部はバッドカンパニーに作ってもらえるので、出し入れ可能です‼︎」

 

え、マジで!!超高性能じゃん!

 

「いいの?こんないいもの…」

「どうぞ!いつも実験に付き合ってもらってるので!」

「ありがとう。大切に使わしてもらうわ。」

 

プレゼントももらったし、落ちるわけには行かなくなったな。

 

「参謀長。」

シュタッ

「はっ、なんでしょうか。閣下。」

「雄英高校の実技試験の作戦計画を作ってくれ。

失敗は許されない。頼んだぞ。」

「了解しました。完璧な計画を立てて見せましょう!」

 

あとは万全の状態で試験にのぞむだけだ。

 

 

 

 

 




次回から原作突入です。
感想お待ちしております。

ハイテクメガネ
コ○ン君のメガネの高性能バージョン。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

戦闘開始

おはようございます。軍隊統制です。

ただいま、私は東京都内のビジネスホテルで受験の最終確認中です。

 

「準備は出来てるな?参謀長。」

「もちろんです!閣下。」

「ならばいい。ではそろそろ出発するか。」

「はっ、では失礼します。閣下。」

シュタッ

 

よし、ちゃんと準備したし、行くか。

 

 

15分後

 

もうそろそろくると思うんだけど…

 

「あ、統制〜!遅れました〜!」

「相変わらずの遅刻癖だな。おはよう、明。」

 

そういえば、3年かかって、やっとお互いに呼び捨てにするようになったのだ。

だいぶ前世の年齢に近づいてきて少し生活も楽になりました。

 

閑話休題

 

「ここから3つ目の駅だったよな?」

「そうですよ〜。ちゃんと受験票持ってきました?」

「もちろん。ほら。」

「うわぁ〜。あいかわらず目つき悪いですね〜。」

「しょうがないだろ。生まれつきなんだから。」

 

20分後

 

「やっと着いたか…」

「人多すぎですよ〜」

 

さすが雄英、立派な建物だなぁ

 

「じゃあまた後で、頑張れよ〜。」

「統制こそ頑張ってくださいね〜!」

 

さてと、まずは筆記試験か〜

 

3時間後

 

まぁ、余裕ですね。だって、元高校生だし。

逆にできてなかったら問題だよね。

 

さて、次は問題の実技試験だ。

 

 

 

「受験生のリスナー!今日は俺のライブにようこそ!Every bady say "Hey!"‼︎」

 

シーン!!

 

その後の説明をざっくりというと、どうやら実技試験はポイント制、制限時間は10分。それぞれ1点から3点のロボットを倒すと加点されるらしい。そして、それぞれのフィールドには0点のお邪魔ロボがいるらしい。

もちろん、個性の使用は可能。他の受験生への妨害行為は禁止だ。

 

「俺からは以上だ!最後にリスナーへ我が校『校訓』をプレゼントしよう。かの英雄ナポレオン=ボナパルトは言った!

 

「真の英雄とは人生の不幸を乗り越えていく者」と!

 

Plus Ultra!

それでは皆、良い受難を!!」

 

よし、移動するか。

俺は演習会場Fだったな。

 

5分後

 

ここか〜

いっぱい人いるな〜

 

なにあれ!?透明化!?

服と手袋が浮いてる!!

不思議な個性だなぁ

 

 

さてと、メガネの電源も入れたし、準備オッケー!

 

「はい!スタート!」

 

まずはビルを探さなきゃ!

 

「バッドカンパニー!プランアルファーを開始せよ!」

「「「了解!」」」

 

今回の試験のために準備した新兵器は

 

戦闘機 F-15 4機

無人偵察機 グローバルホーク 4機

自走砲 M109A6パラディン 5両

 

の3種だ。

また、狙撃兵の銃も新型の

 

対物ライフル バレット M82

 

になっている。

 

この上で参謀長と戦略科が考えたプランアルファーはこうだ。

 

まずは

歩兵普通科1個小隊

狙撃兵1個小隊

山岳兵1個小隊

砲兵自走砲1両

航空兵

戦闘ヘリ1個小隊

 

 

で1グループ

計第1〜5グループを構成する。

 

その後は戦略科から伝えられるグローバルホークからの偵察情報を元に敵の殲滅を開始。戦力が足りない場合はF-15が支援に入るという計画である。

 

そこ!サボりとかを言わない!!

 

だってしょうがないじゃん!

 

二つ目の個性は秘密だから戦闘に参加できないんだよ!

 

ということでただいま私はビルの屋上で戦略科からの戦果報告を聞いています。

 

「第1グループから入電。追加で1Pヴィランを三体撃破。」

「第3グループから入電。3Pヴィランを2体撃破。」

「ただいま残り時間3分、現在の点数は計126点。」

 

 

「順調だな、参謀長。」

「ええ、おそらく合格は確実でしょう。」

 

しかし、問題は訪れた。

 

 

「第4グループから入電。0Pヴィランに遭遇。歩兵2体が軽傷、その他の隊に被害はないが受験生が何人か負傷しているとのこと。」

 

あのクソロボットが…

俺の部下を傷つけやがってぇぇ

 

 

 

落ち着け、最善を考えろ

 

「全グループ現場に集合!やつを吹き飛ばせ!F-15も向かわせろ!衛生兵も現場に急行、傷ついた兵と受験生を治療しろ!」

 

「全グループから入電。了解。」

 

 

「第1グループから入電。攻撃が効かず、F-15のミサイル一斉射でも足止めが精一杯だそうです。」

 

どうする!どうすればいい!?

ミサイル以上の攻撃力は…

 

あった!

 

「おい。兵器開発科。」

「はっ、なんでしょうか?」

 

やつ(・・)は使えるか?」

 

そして俺はやつを出した…

 

「閣下…それはもしや…」

「ああ、38センチ列車砲「ジークフリート」…推定破壊力が高すぎてまだ実験をしていなかったな。実験許可をやる。あのクソロボットの頭にぶち込んでやれ。だが時間的に1発が精一杯だ。やれるな?」

「もちろんです!我らバッドカンパニーの科学力は世界一ィィィ!!

できないことはございません!!」

 

すぐさま弾頭と装薬が詰め込まれる。

 

「発射準備完了。」

「発射!!」

 

打ち出された弾頭は0Pヴィランの頭に突き刺さり

 

爆散した

 

 

ズバーン!!!

 

ゴォォォォーーー

 

パラパラパラ…

 

 

そして数秒後

 

 

「終了ー!」

 

 

終わりの合図が鳴り響いた。




やっと原作突入しました。
感想お待ちしております。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

入学前

〜雄英高校 職員 side〜

 

「いやー、今年の一年生は豊作だね〜!」

「えぇ、レスキューポイント0で2位の爆豪君、逆にヴィランポイント0で8位の緑谷君もですが…」

「やはり特筆すべきは1位の彼ですね〜。」

 

「うん。軍隊統制君、ヴィランポイント126点、レスキューポイント25点。計、151点…。過去最高得点だよ。」

「2位に2倍近くの得点差をつけて試験終了とは…」

 

「個性は『軍隊』。母親が群体ヒーロー「ハーヴェスト」ということから数が多いのは予想さていましたが。まさか現代兵器まで出せるとは…。」

 

「0点ヴィランの頭部を粉々にした時はびっくりしたよ。」

 

「いや、彼の特筆すべき点は攻撃力もだが、最たるものは個性の応用性だ」

 

「あぁ、彼の個性は戦闘、偵察、通信、治療なんでもできる。ヴィラン側にいたらとても面倒な相手だ。」

 

「筆記試験も上位の成績です。」

 

「確実に彼は合格だね!」

 

 

〜軍隊統制 side〜

 

こんにちは!軍隊統制です!

ただいま私は参謀長と反省会中です!

 

「では、まず今回見えてきた問題点をあげてくれ、参謀長。」

「はっ、今回の問題点は元からあった兵器や装備の攻撃力不足、そして山岳兵を効果的に運用できなかったことです。」

「二つ目は仕方がなかったところもあるけど、一つ目はなぁ〜。

よし、兵器開発科に新しい戦車と新型の歩兵装備を作らせよう。」

「了解しました。急ぎ伝えておきます。」

 

まぁすこしかかるだろうから気長に待つかぁ

 

「ところで閣下、新しく増えた10体はいかがしますか?」

 

そうなのだ。雄英高校の実技試験のあと兵士のあとを数えたら10体増えていたのだ!

 

どうやら実戦を経たことにより、個性が成長したらしい。

 

「それは考えてある。新しくサイバー科を作ろうと思う。この科には通信網の管理と敵へのサイバー攻撃を任せよう。教育は明に任せる。」

「了解しました。」

 

さて、明に電話するかねぇ。

 

トゥルルル… トゥルルル…

「はい!どうしました?」

「じつはサイバー科を作るんだけど、教育頼める?」

「了解です!やっときますよ〜!」

「サンキュー!」

「そのかわり、今週末買い物に付き合ってくれません?」

「今週は…空いてるからオッケーだよ!」

「やった〜!あ、そういえば今日中に雄英から結果がきますよね。来ました?」

「いや、まだ来てない。結果分かったら連絡するわ。バイバーイ。」

「はーい。」

 

そっか、今日だったか

 

ガタン

 

あ、もしかしてきたかな?

 

「統制〜、雄英から手紙よ。」

「オッケー、じゃあ見てくる。」

 

まぁ受かってるだろ

 

なんだこれ?なんかの機械か?

 

「私が投影された!」

 

うわ!置いたら起動した!

 

これ投影機だったのか。

ってかなんでオールマイト?

あの人教師だったっけ?

 

「今年度から私は雄英の教師になることになった!」

 

「君の実技試験の成績はトップ!筆記試験も上位でもちろん合格だ!」

 

「来いよ、軍隊少年!ここが君のヒーローアカデミアだ!!」

 

よかった〜

 

「お母さん、受かったよ!!」

「よかった〜!今日はパーティーね!」

 

明にも連絡しなきゃ!

 

トゥルルル… トゥルルル…

「もしもし!私、雄英受かってました!」

「お、明も今来たのか。俺も受かってたよ!よかったな!」

「えぇ!またよろしくお願いしますね!」

「ああ、よろしく!」

 

高校生活もたのしむぞー




すこし手こずりました。
感想お待ちしております。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

高校生活開始!

おはようございます。軍隊統制です!

今日は高校初日です!

 

そういえば雄英高校は東京なので一人暮らしになりました。

 

そんなことより問題なのは…

 

「おーい、明〜!遅刻するぞー!」

 

横の部屋が明だということだ!

 

皆さまご存知の通り、やつはほぼ毎日徹夜して、毎朝フラフラで登校するというなんとも厄介な性質を持っております。

 

しかし、だからといって放っておくのもかわいそうだし…

 

マジで早く起きてくれ!初日から遅刻は冗談がきつすぎる!!

 

30分後

 

「ハァ、ハァ、なんとか間に合いそうですね〜。」

「頼むから、初日ぐらいは起きてくれ。」

「すみません〜。」

 

「じゃあ、また後でな〜。」

「はーい!」

 

 

 

はあ、ここかな。1年A組は。

 

ガラガラガラ

 

「机に足をかけるな!雄英の先輩方や机の製作者方に申し訳ないと思わないか!?」

 

「思わねーよ!!てめーどこ中だよ、端役が!」

 

なんかすげーガタイのいい真面目メガネ君と頭ツンツンヤンキーが喧嘩してる。

 

ん、なんか背中に衝撃が

 

「あっ、ごめん。」

「大丈夫。君は?」

ヤベェきょどった。なんだよこの返答!?

 

「僕は緑谷出久!よろしく。あなたは?」

うわぁ〜、相手もきょどってるやつだ〜

「俺は軍隊統制、こちらこそよろしく。」

 

「え、もしかして実技1位の?」

「え、なんで知ってるの?」

「いや、順位表示されたから…」

 

俺のプライバシーはどこへ行っちゃったのかな〜

 

「あっ、軍隊の人!」

あれは実技の時の!

「あ、透明人間!」

 

「私は葉隠 透!よろしくね!」

「俺はさっきも言った通り、軍隊統制だ。よろしく。」

 

「お友達ごっこしたいなら他所へ行け。ここはヒーロー科だぞ」

何あれ?芋虫?

 

「担任の相澤消太だ。よろしくね」

「「「えぇー!担任!!」」」

 

まさかの芋虫ティーチャーかよ!

 

ん、なんか寝袋から出した?あれは…体操着か?

 

「早速だが全員これ着てグラウンドに出ろ。」

 

勢いに流されて体操着に着替えてグラウンドに出ると

 

「これから個性把握テストを実施する。」

「「「え、入学式は?ガイダンスは?」」」

 

まぁ聞いて眠くなる式よりましか

 

「ヒーローになるならそんな悠長な行事出る時間ないよ。雄英は自由な校風が売り文句、そしてそれは先生側もまたしかり。」

 

「おい、爆豪。中学のときソフトボール投げ何メートルだった?」

「67m」

 

「じゃあ個性を使ってやってみろ。思い切りな。」

 

そう言われると頭ツンツンヤンキーこと爆豪は思いっきり振りかぶり、

投げた。

 

「死ねえええぇぇぇ!」

(((えぇ!死ねぇ!?)))

ボールは爆風とともに飛んでいき…

 

ピッ、705.2メートル

 

「「「700メートル!?」」」

 

グラウンド広すぎね!?

 

「まず自分の最大限を知る。それがヒーローの素地を形成する合理的手段。」

 

なるほどな〜

 

「何これ面白そう!」

「個性思いっきり使えんだ。さすがヒーロー科!」

 

「面白そう…か。ヒーローになるための3年間そんな腹積もりで過ごす気でいるのかい?」

 

え、ダメなの?

 

「よし、8種目トータル成績最下位の者は見込みなしと判断し除籍処分としよう。」

 

ウゾダドンドコドーン!

 

「生徒の如何は俺たちの自由。ようこそ。これが雄英高校ヒーロー科だ。」

「これから3年間雄英は全力で君達に苦難を与え続ける。更に向こうへ…PlusUltraさ」

 

これは頑張らねば!

 

 

50メートル走

いっしょに走るのはツノの生えてる系女子の芦戸三奈さんだ。

まずは

「バッドカンパニー!あのクソほど早いローラースケートを出せ!」

 

これは兵器開発科が俺ように開発したやつだ。エンジン搭載で無茶苦茶速いが曲がれないとかいう欠点がある、が今回は問題ない。

 

『スタート』

 

合図とともに走り出す。

 

『3秒15』

 

やっぱはえーな〜

 

「あれなに!?」

「俺の個性が作った装備だ。」

「3秒台って早すぎない!?」

「まぁ曲がれないけどな。」

 

握力測定

まぁこれは物量で行きますか

 

「バッドカンパニー歩兵普通科!握力計をおしつぶせ!」

「了解。」

ボキッ!!

 

ピッ、測定不能

 

「何あのちっちゃいの?兵士?」

「今度は測定不能って…」

 

立ち幅跳び

 

まぁこれはふつうにやるしかないかぁ

 

ピッ、215センチ

 

「まぁこれはなぁ」

「正直個性が使いにくいよな。」

 

反復横飛び

 

「先生、兵士がやった分は回数に含めますか?」

「含める。」

よし、じゃあ

「バッドカンパニー山岳兵!反復横飛びをしろ。」

「了解。」

ピッ、800回

 

「反復横跳びしてる兵士かわいい!!」

「反復横跳びでおいらが負けた…だと…」

 

 

 

ボール投げ

 

「先生、このボールどれぐらい丈夫?」

「まぁ簡単には壊れないぞ。」

「ならオッケー。」

 

まぁこれやつの出番だな

「バッドカンパニー、砲兵科!80cm列車砲準備!このボールを装填しろ!」

「装填完了。」

「発射!」

 

ドーン!

 

「着弾…今。」

 

ピッ、5000メートル

 

「えぇ!5キロ!!」

「さすが実技1位…」

 

 

あれ、出久君まずくない?

全部ふつうだよ?

 

 

ピッ、46メートル

 

「なっ…今確かに使おうって…」

「個性を消した」

な、なんだってー!!

 

どうやら出久君の話によるとあの芋虫先生、見た人の個性を消せるらしい。

 

早く学習しなきゃ!

 

・・・よし、これで使える。

いやーいい見つけものだな〜

 

さて出久君は大丈夫かなー

 

「SMASH!!!」

 

うぉ!すごい力だな〜

 

ピッ、705.3メートル

 

やっとヒーローっぽい数字出たな。

 

「どういうことだ…」

うん?

 

「この!訳を言え!!デクテメェ!!」

爆豪が突っ込んでくぞ!

 

とりあえず個性は消しとこう

 

持久走

 

まぁこれはまたあれだな

「バッドカンパニー!ジェットパックを準備しろ。」

これは良作。ちょっと燃料の減りが早いけど。

ちなみにバッドカンパニーの消費する弾薬や燃料は代わりに俺の精神力が使われるらしい。

 

「持久走で飛ぶってありなの?」

…俺も気になってた。

 

上体起こし

 

反復横跳びと変わらないので省略。

 

長座体前屈

 

個性は使えないよな〜

 

ピッ、30センチ

 

「体硬いのな。」

「弱点あってホッとしたわ。」

うっさいわ

 

さて、結果発表だ。

 

まぁ知ってたよ。1位でした。

すっごい爆豪と半分野郎こと轟君が睨んでくる。

 

超こわいんですけと!!

 

残念ながら出久君は最下位でした。

ということは除籍…

 

「ちなみに除籍はウソな」

「君らの最大限を引き出す合理的虚偽」

「「「えぇぇ!!」」」

俺の焦りを返せ!!

 

「あんなの嘘に決まってるじゃない……ちょっと考えればわかりますわ……」

 

いやいやいや、あんな真面目に言われたら誰でも信じるからね!

 

まぁよかった〜!出久君除籍じゃなくて。

 

「あ、あと軍隊。放課後職員室に来い。」

 

残念、お呼び出しのようです。

 

 

 




また手こずりました。
感想お待ちしております。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

お呼び出しなう

「よ、俺は上鳴電気!よろしく!」

「俺は切島鋭児郎だ!」

「俺は常闇踏陰。」

体力テストが終わると男子たちがいっぱい寄ってきた。

「俺は軍隊統制だ。よろしく。」

 

「それよりなんだよあの個性!?すげーはえーローラースケート出したと思ったら、なんかいっぱい兵士出てくるしよ〜!」

「俺の個性は『軍隊』、いわゆる複合型だ。兵士や兵器を出せる。」

「「「なにそれ!チート!!」」」

 

…俺も思う。

 

「あのローラースケートは?」

「兵器開発科が作った失敗作だ。無茶苦茶速いが曲がれない。」

「だから持久走では使わなかったのか…」

 

「それより君たちの個性は?」

「俺は『帯電』、電気を放出させられる!」

「俺は『硬化』、全身がすげー硬くなる!」

「俺の個性は『黒影』、この身に黒い影を宿している。」

 

「みんな強い個性じゃないか!俺なんか身体はふつうだからダメージくらったら1発KOなんだよ!」

 

2つ目の個性は秘密だから言ってることはあってるはず。

 

そうだ!それより出久君の個性について聞かなきゃ。

 

「おーい。出久君…」

「軍隊か…数が多いというのは大きいな…しかもそれぞれが自我を持っていれば状況にあった判断ができるし、あれだけ小さければ瓦礫の下にも簡単にいけてしまう…ブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツ…」

 

えっ、怖

 

「飯田君、あれどれくらい続いてる?」

「かれこれ…10分くらいか?」

 

個性は後で聞こう

 

〜放課後〜

 

あーあ、なんかやらかしたかなぁー

 

トントン

 

「失礼します。1年A組の軍隊統制です。相澤先生はいらっしゃいますか?」

「よく来たな。まぁちょっと来い。」

 

え、こっち相談室しかないよ!!

マジでなんかやらかしたか!!

 

「まぁ座れ。」

「失礼します。」

 

スッゲー座りたくねぇ

 

「あの…なんか俺やらかしました?もしかして除籍とか…」

「いや、除籍はしない」

 

「じゃあなんで…」

「お前の個性の話だ」

 

え!もしや2つ目の個性のことバレた!いや、でも体力テストのときも注意して使ったし…

 

「体力テストの時、反応がちょっと遅れて、1秒ほど爆豪の個性を消し損ねたのに爆豪は個性を消されてた。そしてお前の青い目は赤く(・・)なってた。まるで個性使用中の俺(・・・・・・・)みたいにな…さて、お前は何者だ。」

 

うわぁ、目の色変わるの忘れてた。これからはカラコン用意しないと…

まずはこれを聞かなきゃな

 

「…もし正直に言ったとして外部に公表しますか?」

「別になにも企んでなければ公表はしない。」

 

まぁならいいか

毎回聞かれるのもなんだし、代表格には言っておくか

 

「校長先生とオールマイトも同席なら話しましょう。」

「理由は?」

「何回も聞かれるのはしんどいので。」

「わかった。呼んでこよう。」

 

正直いないといいな〜

 

15分後

 

「やあ、こんにちは。統制君!」

なにこの喋るネズミ!?

「彼がうちの校長、根津校長だ。唯一の動物の個性持ちだ。」

相澤先生ナイスアシスト!

「私が〜来た!!」

やっと揃ったか

 

「じゃあ俺の個性について話しましょう。相澤先生の予想通り、私は個性を二つ持っています。」

 

「なに!それは本当か!軍隊少年!」

すげー食いつきようだな、オールマイト

 

「えぇ、俺の二つ目の個性は『学習』、自分の身体を組み替えることで、他人の身体の関係する個性を使うことができます。まぁどんだけ頑張ってもオリジナルの8割までしか使えませんし、現状1日1種類しか使えませんけどね。」

 

「なるほど、それで相澤君の個性を使ったわけだね。」

「まぁ個性二つ持ちなんて初ですし、戸籍に載ってないのも理解できる。」

 

「軍隊少年、二つ目の個性を得た時に何か出来事はあったかい?」

 

「いや、特にないですね、しかもほとんど同時だったので。」

 

「二つ目の個性は授業中には使うなよ。」

「もちろんです。」

 

「まぁでも強個性であることは確かだから訓練はしておいた方がいいよね。」

 

「訓練したい時には申し出てくれ。グラウンドを確保する。」

「わかりました。」

 

「ここで言ったことはオフレコで。」

「わかったよ!」

 

「では、失礼します。」

 

ガチャ

 

「あーあ、緊張した〜」

「あ、統制!!」

「お、明じゃないか。友達はできたか?」

「えぇ、みんな機械が大好きで会話が弾みましたよ!」

「それは良かった。」

「今帰るところなんで、一緒に帰りませんか?」

「オッケー。荷物持ってくる。」

 

 

「さて、帰るか。」

「はい!」

 

平和だなぁー

 




軍隊統制
今作の主人公
身長177センチ
ガタイはあまり良くない。
メガネをかけていて結構整った顔立ちをしている。
本人は気づいていないが普通に頭がいい。
見た目は怖いがあまり怒らないし、結構いいやつ。
最近の悩みは発目さんが朝起きないこと。



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

戦闘訓練だ!

昨日投稿出来ずすいません。
データ消しちゃって心が折れました。


皆さまご存知の通り雄英の先生はみんなプロヒーローである。

しかし、必須科目の授業は

 

「じゃあこの英文で間違っているのは?」

(((普通だ。)))

 

至って普通である。

 

こんにちは!軍隊統制です!

ただいま私は午後のヒーロー基礎学が始まるのを待っています。

いや〜、どんなことをするんだろ〜

 

「私が~~普通にドアから来た~!」

 

うわ!びっくりした!

 

「おお~!」

「すげぇや!本当に先生やってるんだな!」

「あれシルバーエイジのコスチュームね」

「画風違い過ぎて鳥肌が…」

 

それな

 

「私の担当はヒーロー基礎学。ヒーローの素地を作るためさまざまな訓練を行う科目だ!」

「早速だが今日はこれ!戦闘訓練!」

 

やった!座学じゃない!

 

「そして入学前に送ってもらった個性届と要望に沿ってあつらえたコスチューム!着替えたらグラウンドβに集まるんだ!」

 

ついに来たか…コスチューム…

 

というわけで、更衣室で着替えてきました!

 

あ、ちなみにさっきから言っているコスチュームは雄英高入学前に個性届身体情報デザイン等の要望を提出すると学校専属のサポート会社が最新鋭のコスチュームを用意してくれるのです!

 

いや〜、その無尽蔵の金はいったいどこから…

 

「格好から入るってのも大切なことだぜ少年少女」

 

「自覚するのだ。今日から自分はヒーローなのだと!」

 

「さあ始めようか有精卵ども!」

 

…人を有精卵呼びするのはどうなんだろう?

 

「お、軍隊は軍服か!カッコイイぜ!」

「上鳴、軍服の良さがわかるか!お前とは気が合いそうだ!」

 

俺のコスチュームはSS将校の正装をシンプルにした感じだ。

もちろんマークは鉤十字じゃなくて『BC (バッドカンパニー)』だ。

 

「さあ!戦闘訓練のお時間だ!」

 

「先生!ここは入試の演習場ですがまた市街地演習を行うのでしょうか?」

 

この声は…真面目メガネ君こと飯田君か!

 

へー、そういうコスチュームもありなのかー

 

「いいや、もう二歩先に踏み込む!」

 

まぁ先生の話を簡単にいうと屋内戦闘に慣れるために、ヴィラン側とヒーロー側に分かれて、実戦をしようということらしい。

 

 

「コンビ及び対戦相手はくじだ!」

「適当なのですか!」

「プロは他事務所のヒーローと急造チームアップする事が多いしそういう事じゃないかな…」

「そうか、先を見据えた計らい・・・失礼致しました!」

「いいよ!早くやろ!!」

 

完全に出久君が飯田君のブレーキ役だな〜

 

さて、コンビはこうなりました。

 

Aチーム:麗日・緑谷

Bチーム:障子・轟

Cチーム:峰田・八百万

Dチーム:飯田・爆豪

Eチーム:芦戸・軍隊

Fチーム:口田・砂藤

Gチーム:上鳴・耳郎

Hチーム:蛙吹・常闇

Iチーム:尾白・葉隠

Jチーム:切島・瀬呂

 

ペアは50メートル走の時一緒に走った芦戸さんだ。

 

「なにかと縁があるな。よろしく。」

「よろしく!統制君!」

 

さて、準備をしよう。

 

 

あらあらあら、爆豪君と出久君が青春してるよ!

いや、マジで建物1つ破壊するくらいの攻撃を人にするってどうなの?

 

ちょっとは自重しようよ…

 

「じゃあ次はヒーロー側Gチーム!ヴィラン側Eチームだ!」

 

じゃあ出番のようだし、頑張るかな!

 

 

「まずはお互いの個性を説明しよう。俺の個性は「軍隊」、兵士や兵器を出せる。」

「私の個性は「酸」なんでも溶かす溶解液を出せるの!」

 

「一つ提案だ。核の前でスタンバッててくれないか?」

「統制君は?」

 

「1〜3階で戦う。まぁおそらくヒーロー側は4階には行けないだろう。」

「オッケー!任せたよ!」

 

3分後

 

 

ドドドドド!!

 

『こっちもダメ!逃げるよ、上鳴!』

『あぁ!!どこに核あるんだよ!?』

 

我がバッドカンパニーから逃げる上鳴と耳郎さんを俺と芦戸さんは優雅に4階で見ていた。

 

「敵ながら可哀想だね!!」

「まぁ俺の個性の真骨頂は室内戦だからな。」

 

まぁやったことは簡単

歩兵普通科1個小隊

狙撃兵1個小隊

戦闘ヘリ「アパッチ」1個小隊

で1〜4グループまでを作り、それぞれの階を担当させる。

 

指示は戦略科に任せて、情報はサイバー科にオールマイト達が見てるカメラをハッキングさせて得た。

 

ちゃんと上鳴の電波もジャミングしてるし、耳郎さんのイヤホンジャックはどうやら索敵に使えそうだったから、壁に一定の周波数の音を流すことによって対応した。

 

悪いけど僕らの勝ちのようだ。

 

「終ー了ー! !ヴィランチーム、win! ! 」

 

やったぜ!

 

まぁ後は八百万とオールマイトの解説があっただけなので

 

キングクリムゾン!!

 

あ、一応謝っておこう

「すまんな上鳴。」

「いいってことよ!それよりこれから反省会するんだけど一緒に行くか?」

「ああ、参加させてもらうよ!」

 

 

反省会はすごい楽しかった。

 

みんなと仲良くなれたとだけ伝えておこう。

 

やった!ぼっちルート回避に成功!




投稿ペースが落ちると思われます。
失踪はしないのでご安心ください。

感想お待ちしております。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

マスコミって対応めんどくさいよね!

遅れてすみません。


おはようございます!軍隊統制です!

私はただいま…

 

ドンドンドン!

「おい!マジで早く起きてくれ!遅刻ギリギリだぞ!」

 

全力でドアをドンドンしております。

 

30分後

 

「本当にさ〜、努力しよう?」

「ものづくりの方なら…」

「違う!そうじゃない!!朝だよ!朝!!雄英生になってから1回も起きれてないからね!」

 

そうなのだ!この妖怪遅刻ギリギリ、マジで朝が弱いらしく1回たりとも起きてこないのだ!

 

もう同じ階の人から「頑張ってください!」と言われる始末…

 

「すみません…」

「まぁ、遅刻じゃないからいいけどさ…」

 

急にしょぼんとするのはずるい!

 

周りからの視線が痛いんですけど!

怒ろうにも怒れないじゃないか!

 

 

「うん?統制、あれなんの騒ぎですかね?」

「あれは…マスコミか?」

 

なんでうちの学校の校門に集まってるんだ?

 

「オールマイトの授業はどんな感じですか!?」

「オールマイトの印象は!?」

 

あ〜なるほど。

オールマイト関係のネタ探しね。

 

ま、これは突っ込むしかないな

 

「明、突っ込むぞ、強行突破だ!」

「は、はい!」

 

「あの!!」

「オールマイトの授業は!?」

 

「はいはい。遅刻寸前なので通してくださいね〜」

「すみません〜」

 

よし、なんとかなった!

 

「じゃあまたお昼な」

「はーい」

 

あ、相澤先生!!

 

「おはようございます。マスコミの対応頑張ってください。」

「ああ、おはよう。本当合理的じゃないな…」

「ドンマイです。」

 

さて、早く教室に行かねば

 

「おい、軍隊!!」

 

これは…変態葡萄こと峰田か

 

「どうした。峰田」

「お前も裏切ったのか⁉︎」

「え、何が?」

「オイラは見たぞ!お前が女の子と登校してたのを!」

ああー、明のことか

「あいつは俺の幼馴染の発目 明だ。」

「幼馴染だって!くっそぉぉぉぉ‼︎羨ましい!」

うわぁーうずくまっちゃったよ

 

これは…放置!

 

 

 

 

あーあ疲れた

まだ朝なのになぁ…

 

お、先生が教室にログインした。

 

 

「早速だが、委員長を決めてもらう」

「「「「「クソ学校っぽっいの来たぁぁぁ! ! ! 」」」」」

 

え、急すぎん!!

まぁやらないんだけど

 

みんな委員長なりたいんだなぁ

そして峰田…お前は有罪だ

 

投票は…俺とメガネキャラだだ被りの飯田でいいか

 

 

結果は緑谷が委員長で八百万さんが副委員長か〜

飯田…ドンマイ!

 

 

 

 

 

やっと午前中の授業終わった!

ごっはんごっはん!!

 

今日は何にしようかな〜

 

よし、カツ丼!!君に決めた!

 

「統制ー!」

「お、明。来たか。」

 

「今日はカツ丼ですか〜、私も買ってくるので席取っておいてもらえます?」

「了解。早く買ってこい。」

 

 

「明は唐揚げ定食か。」

「ここの唐揚げ美味しいんですよ!!」

「ほぅ、今度食べてみよう。」

 

うん、やっぱり米最高!

 

 

『セキュリティ3が突破されました。生徒の皆さんはすみやかに屋外へ避難してください』

 

な、なんだって!!

 

「統制!どうしましょう!」

「とりあえず落ち着け。」

 

まずは情報収集と安全確保か

 

「バッドカンパニー!グローバルホークをスクランブル発進。侵入者を確かめろ。グリーンベレーは明を護衛しろ。」

「「「了解。」」」

出口は…

うわぁ、あれは無理だ

人が多すぎる。

 

「いいか、明。グリーンベレーを護衛につけるから今すぐ避難しろ。俺は侵入者を確認してくる。」

「ハァ、相変わらず無茶しますね。怪我しないでくださいね!」

「わかってる。」

 

「閣下、侵入者は朝のマスコミ達のようです。」

 

もしかしてあいつら馬鹿なのか!?

 

「とりあえずそこまで案内してくれ。アパッチは俺について来い。サイバー科は…」

「「「了解。」」」

 

 

さてさて、あいつらかな?

 

 

「オールマイトの授業はどんな感じなんですか?」

 

仕事とはいえこれは犯罪だ

 

ちょいとばかり痛い目見てもらいましょうか

 

「こんにちは、私は軍隊統制と申します。質問ですが、今やっている行為は犯罪だということはわかっていますよね。」

 

「うっ…。」

 

痛いとこ突かれたって顔してるね

だって普通に犯罪だもん

 

「そんなあなた達に朗報です。あなた達の行動はリアルタイムで主要な動画投稿サイトで配信されています。おめでとうございます!!今日からあなた達も有名人です!」

 

さっきサイバー科に頼んだばっかりなのに視聴者がうなぎ昇りなんだよね〜

 

あーあ

マスコミの皆さん泣きそうになってるよ。

 

 

お、先生が来た!

 

「警報がなったから駆けつけたら、なんでマスコミが顔青ざめてるんだ。おい、軍隊。この状況を説明しろ。」

 

「ちょっとネット社会の怖さを教えてあげただけですけど。」

「ハァ、早く教室に戻れ。授業始まるぞ。」

「了解です。」

これで一件落着!

 

授業に遅れないように

 

急ぐんだよ〜!ス○ーキー!!

 

 

 

 

 




感想お待ちしております。
ぜひアンケートにもご協力下さい。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ヴィラン襲来

すみません。遅くなりました。


こんにちは!軍隊統制です。

 

ただいま私は学校でスマホに話しかける痛い人になっております。

 

ちっがぁぁうぅ!!弁明をさせてください!

 

『どうしました?マスター。』

 

「いや、なんでもない。ミネルバ。」

 

この女性(?)はいわゆるAIだ。

正式名称はサポート用AI ミネルバ。

サイバー科によると、ア◯アンマンのフ◯イデーぐらい高性能だが、まだまだ改良の余地があるらしい。

 

いや、十分なんだけど…

 

『マスター、そろそろ授業が始まります。』

「わかった。」

 

相変わらず隈酷いな相澤先生

 

「今日のヒーロー基礎学だが俺とオールマイト、そしてもう一人の3人体制で見ることになった。」

 

1クラスの授業で3人の教師とか、随分贅沢だなー

まぁマスコミのせいだろうけど

「ハーイ!何するんですか!」

 

「災害水難なんでもござれ!人命救助訓練だ!!」

 

人命救助か…

やってみたことがないなぁ

 

入試の時も、襲ってたやつ倒しただけだし

 

「訓練場は少し離れた場所にあるからバスに乗っていく。以上、準備開始。」

 

さてと、準備しますかね

 

 

 

 

ピッピー!

「1-A集合!」

 

飯田は相変わらずだなー

そうそう、彼なんと昨日念願の委員長になったんです!

よかったな!譲ってもらえて!

 

「私思ったことをなんでも言っちゃうの、緑谷ちゃん」

 

あ、彼女はカエルレディこと蛙吸さん!

 

「あ!ハイ!!」

 

「あなたの「個性」オールマイトに似てる」

 

「えっ!?そうかな?いやでもあの…僕はえっとその…」

 

言われてみれば確かに…

 

「待てよ梅雨ちゃん。オールマイトはケガしねぇぞ。似て非なるあれだぜ。」

 

「しっかし増強型のシンプルな個性はいいな。派手でできることが多い」

 

「俺の硬化は対人じゃあ強ぇけどいかんせん地味なんだよな」

 

硬化なー

学習して使って見たけど、一部にしか使えなかったんだよなあ。

 

「僕はすごいかっこいいと思うよ。プロにも十分通用する個性だよ」

 

「まあ派手で強ぇっつったらやっぱ轟と爆豪と軍隊だな」

「ケッ」

 

「俺の「個性」も弱点はあるぞ。」

「え、あのチート軍隊が!?」

 

「非殺傷武器が少ない。」

「「「強すぎるだけじゃねえか!?」」」

 

いやこれ結構やばいから

対人戦闘訓練とかで死人出ちゃうから!

 

「爆豪ちゃんはキレてばっかだから人気出なさそう」

「んだとコラ!出すわ!」

「ほら」

 

「この付き合いの浅さですでにクソを下水で煮込んだような性格と認識されてるってすげぇよ」

「てめぇのボキャブラリーはなんだこら!殺すぞ!」

 

「すまん。その表現すごい合ってる。」

「黙れや!軍隊野郎!」

「うん、それ俺の名字だから馬鹿にされてる気がしない。」

「うぜぇぇぇ!!!」

 

精神年齢30歳ごえを舐めるな!!

 

「そろそろ着くから静かにしろ。」

 

あ、すんません。

 

 

 

 

 

 

「皆さん待ってましたよ」

 

何あの宇宙服の人?

 

「わあ~!私好きなの13号!」

「すっげぇ~!USJかよ!」

 

へ〜13号って人なのか。

 

 

目的地ここ!?

 

すっげー!!

なにここすっごい広い!

 

「水難事故、土砂災害、火災、暴風etc」

「あらゆる事故や災害を想定し僕がつくった演習場です。その名も…」

「ウソの災害や事故ルーム!略してUSJ!」

 

ちょっと待ったぁぁぁ!!

 

商標権大丈夫なの!?

 

「オールマイトは?ここで待ち合わせるはずだが」

「先輩それが…」

 

「通勤時に制限ギリギリまで活動してしまったみたいで仮眠室で休んでます」ボソッ

「しかたない始めるか」

 

おーい聞こえてますよ〜

まあ最前列の俺にしか聞こえてないだろうけど

 

それより制限ってなんだ?

 

「始める前にお小言を1つ2つ3つ4つ5つ6つ…」

(((増える…)))

 

 

「皆さんご存じとは思いますが僕の個性はブラックホール。どんなものでも吸い込んでチリにしてしまいます。」

 

残念だったな!俺は知らなかった!

 

「その個性でどんな災害からも人を救い上げるんですよね。」

「ええ。しかし簡単に人を殺せる力です。」

「みんなの中にもそういう個性がいるでしょう。」

 

はーい!俺!

だって軍隊だもの

 

「超人社会は個性の使用を資格制にし厳しく規制することで一見成り立っているようには見えます。」

 

「しかし一歩間違えば容易に人を殺せる行き過ぎた個性を個々が持っていることを忘れないでください。」

 

「相澤さんの体力テストで自身の力が秘めている可能性を知り、オールマイトの対人戦闘訓練でそれを人に向ける危うさを体験したかと思います。」

 

「この授業では心機一転!人命のために個性をどう活用するかを学んでいきましょう!!」

 

 

「以上、ご清聴ありがとうございました」

「素敵~!!」

「ブラボー!ブラボー!」

 

結構大事な話だった。

 

非殺傷武器の開発はしてあるけどもっと開発したほうがいいな。

 

「よーしそんじゃまずは…」

 

あれ?なんだあの黒い渦?

 

「一塊になって動くな!13号、生徒を守れ!」

 

勘だ。勘だが…

 

「バッドカンパニー!」

「閣下!外部との通信が遮断されています!」

 

畜生!!

 

勘が当たりやがった!

 

「なんだ?また入試んときみたいなもう始まってんぞパターン?」

 

すると急に黒い渦から男たちが出てきた…

 

 

「13号に……イレイザーヘッドですか。先日頂いた教師側のカリキュラムによるとオールマイトがここにいるはずなのですが…。」

 

 

「どこだよ…せっかくこんなに大衆引き連れてきたのに…オールマイト、平和の象徴がいないなんて…

 

子供を殺せば来るのかな?」

 

「違うぞ、切島。」

 

「「あれはヴィランだ。」」




時間が足りん!
次回は戦闘シーン盛りだくさんです。
感想お待ちしております。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

VSヴィラン①

少し遅れました、すみません。


畜生!高校生活2週間も経たずに面倒ごとに巻き込まれるとは!!

 

「先生!外部との通信が遮断されています!おそらく敵の個性かと。」

「わかった。13号、避難開始。」

 

「一人で戦うんですか!?あの数じゃいくら個性を消すといってもイレイザー・ヘッドの戦闘スタイルは敵の個性を消してからの捕縛だ。正面戦闘は…」

「一芸だけじゃヒーローは務まらん。任せた13号」

 

相澤先生は次々に敵敵の個性を消して連携を崩し、倒していく。

 

 

先生が時間を稼いでいるうちに避難せねば!

 

するとまたさっきの黒い渦が現れた。

 

「はじめまして。我々はヴィラン連合」

 

これがこいつの個性か!?

 

 

「僭越ながらこの度ヒーローの巣窟、雄英高校に入らせていただいたのは平和の象徴オールマイトに息絶えていただきたいと思ってのことでして」

 

は?マジで?オールマイトを殺す!?

 

「本来ならばここにオールマイトがいらっしゃるはず。ですが何か変更があったのでしょうか?」

 

「まあそれとは関係なく私の役目はこれ―――」

 

すぐさま、爆轟と切島が仕掛けるが…ほとんどダメージがないようだ

 

それどころか2人が邪魔で13号が攻撃できない!

 

これはまずい!

 

 

「…危ない危ない。生徒といえど優秀な金の卵」

 

「ダメだ!どきなさい二人とも!」

「私の役目はあなたたちを散らしてなぶり殺す!」

 

そう言うと黒い霧のようなものが急に広がり俺達を覆った…

 

 

 

ここは…火災ゾーンか!

 

「誰かいるか?」

「軍隊か!?」

「尾白か。大丈夫か?」

 

「ああ、俺は大丈夫。」

まずは状況を把握しなければ。

「バッドカンパニー!グローバルホークを緊急発進。USJ全域を偵察せよ!」

「了解。」

 

 

「閣下。報告します。73人のヴィランを確認。大半は山岳ゾーンにいます。火災ゾーンには20人弱。どうやら閣下たちを探しているようです。」

「さて、どうする?尾白。」

「ここにいてもどうせ見つかる。ここは打って出るべきだと思う。」

「ああ、賛成だ。作戦はこちらで立ててもいいか?」

「任せるよ。」

 

 

 

「じゃあ…ヴィラン達に奇襲を仕掛け、この場を制圧。その後は他のクラスメートの支援に向かう。これでどうだ。」

「いいぞ。」

「バッドカンパニー!準備を開始せよ。」

 

 

 

「準備はいいか?尾白。」

「俺はいいが軍隊はこんな前に出てきて大丈夫なのか?お前は直接戦闘は…」

 

確かに我がバッドカンパニーの弱点は俺自身だ。

 

だがそんなわかりやすい弱点を残すわけがない。

 

「安心しろ。」

 

すると俺の背中から4本の金属のアーム(・・・・・・・・・)が出てきた。

 

「我がバッドカンパニーは最強だ。」

 

ーーーーーー

 

「へへへ、来たな!」

「全く!割のいい仕事だぜ!」

「ガキを殺すだけでこんだけもらえるとは!」

 

 

「いくぞ。バッドカンパニー!制圧開始!」

「「「了解」」」

 

「おら!食らいやがれ!」

「遅い。」

腕がデカイヴィランが殴りかかってくるが1本のアームで受け止め、違うアームで腹に1発食らわせる。

 

「オラァァ!」

「うるさい。」

また違うヴィランが襲ってくるがさっきのヴィランを投げてぶつけることで対処する。

 

 

「なんだ。人数が集まっただけで雑魚じゃないか。」

 

他のヴィランは大体バッドカンパニーに制圧されている。

どうやらただのチンピラだったらしい。

 

「アームも好調だな。」

 

俺の自衛用兼移動用に作ったのは4本のロボットアームを1つにまとめたものだ。

正式名称は多目的着脱式ロボットアーム アトラス

ギリシャ神話に出てくる天空を支える神から取った名前だ。

俺の首のつけられたチョーカーからの信号とミネルバのサポートを受けて動くように設計されている。

モデルはドクターオクトパスのロボットアームだ。

 

 

「大丈夫か、尾白。」

「ああ、大丈夫だ。」

 

いや、すごい息荒いですけど…

 

「俺は先に山岳ゾーンに応援に行ってくる。おそらくまだ戦闘中だろう。尾白は少し休んでからくるといい。」

「ああ、わかったよ。」

 

じゃあアトラスの試運転も兼ねていきますか!

 




感想、アドバイスお待ちしております。

新しい小説書き始めました。
よかったら読んでやってください

転生したら仮面の悪魔だった件
https://syosetu.org/novel/186331/


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

VSヴィラン②

描写が難しい…


「ミネルバ!今の山岳ゾーンの状況は?」

 

『ヴィランの数は約30体、上鳴、耳郎、八百万の3人が応戦中です。』

 

3人もいる代わりに数が多いと…

本当はすぐにでもプレゼント(銃弾と砲弾)をデリバリーしたいけど相手の個性がわからないし、あのワープの個性がいたら面倒だ。

どうしたもんかな〜

 

そうだ!せっかくだし彼らにやらせてみるか!

 

「グリーンベレー!」

シュタッ

「はっ。」

 

すぐに黒い装備の兵隊が5体出てくる。

 

「任務だ。内容は山岳ゾーンのヴィランの鎮圧。殺しはなし。制限時間は15分だ。できるな?」

「了解しました。閣下。」

 

さてと、ひどいスプラッタ映画みたいにならんといいけど…

 

 

ーside上鳴ーー

 

マジで数多すぎだろ!

 

「八百万!武器くれ!」

 

「すみません!今はヴィランの対処で手一杯ですわ!」

「上鳴あんた男でしょ!なんとかしな!」

「マジで!対応雑すぎね!」

 

この3人はなんやかんやで対処していた。

だがどうにも多勢に無勢、現状維持が精一杯だった。

 

くそ!俺の個性は味方がいる状況じゃあどうにも使いにくい!

 

「喰らいやがれ!」

帯電したまま鳩尾に1発きついのを入れ1人戦闘不能にする。

 

「マジで終わりが見えねぇ!」

「同意しますわ。あと20人強ぐらいでしょうか。」

「なんで授業中にこんなことなるかな!」

 

「ま、ぼやいても仕方ないし、どんどん行くか!」

 

おそいかかってきたヴィランを殴ろうとすると

 

ヴィランの四肢から血が噴き出した

 

すぐにヴィランは崩れ落ちる。

 

「…は?」

 

 

何が起きたんだ?

 

「グワッッ!!腕がぁぁぁ!」

 

「なんなんだよ!これは!」

 

 

 

周りを見渡すと全員這いつくばって呻いていた…

 

 

ーーside軍隊ーー

 

やっと着いたけどやっぱり仕事は全部終わってるよな〜

 

バッドカンパニー隠密偵察科のグリーンベレーはもはや偵察が主な仕事ではなくなっていた。

 

彼らの主な仕事は護衛やスパイ、暗殺など。

 

彼らの装備の中で一番特徴的なのは腰につけた小型立体機動装置だ。

これは安心安全(?)の兵器開発科製の特注品で、耐久性も高く、消音も完璧。

これに加え、兵器開発科の技術を詰め込みまくって作った斬鉄剣(?)と彼らの超人的な集中力によってほぼ最強になっている。

 

ただ欠点として普通の歩兵よりだいぶ使う精神力が多い。

入試で彼らを使わなかった理由はこれだ。

 

「おーい。大丈夫か?」

 

「お、軍隊!!」

「軍隊さん!」

「軍隊!

 

「お前か?この惨状生み出したの!?」

 

「すまんな、ちょっと焦ってたんだ。安心しろ。急所は外してあるはずだ。」

「まぁ、ありがとよ!」

「ていうかなんだよそのアーム!」

「俺用の多目的ロボットアームだ。」

「くそかっこいいじゃねえか!」

「だろ!!」

 

これは1番のお気に入りだからな!

 

「八百万さん、ロープでヴィランを拘束しといてくれる?」

「わかりましたわ。」

 

大量のヴィランがロープでぐるぐる巻きにされていく。

とりあえず無事でよかった

 




投稿ペースが遅れます。

最低でも月1はキープしたい…

感想、アドバイスお待ちしております。

新しい小説書き始めました。
よかったら読んでやってください

転生したら仮面の悪魔だった件
https://syosetu.org/novel/186331/


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

VSヴィラン③

超遅れました
そしてつなぎの回です

本当に申し訳ございません


まずは現状を確認しよう

 

「参謀長、現状を報告。」

「了解です。今のところ損害はゼロ。ただ今全兵器を整備中、あと5分もあれば完了します。いい知らせとしてはさっきグリーンベレー諸君が処理したヴィランの中に電波妨害をしていた個性持ちがいたようで今は電波が復活しています。」

 

「本校への緊急連絡は?」

「すでに完了しました。しかし救援には少し時間が掛かるようです。」

「ここから本校までは少し距離がある。それも仕方ないだろう。急ぎ戦闘許可と実弾の使用許可を申請しろ。」

 

こう見えて今まで使っていたのはゴム弾、殺傷能力はゼロだ。流石に実弾は許可なしでは使えない

 

「よろしいのですか?この程度のヴィランならゴム弾で十分制圧可能ですが…もしや」

「ああそのもしやだ。考えたくもないが恐らくオールマイトに匹敵する奴がいる。」

 

当たり前だ。この程度のヴィランで殺せるのなら平和の象徴などできる訳が無い。

何たって我がバットカンパニーでも相手がオールマイトの場合勝率は3割に満たないのだ

それも勝利条件を満たしての勝利であって殺すなど程遠い

そもそも普通の個性で殺せない存在をどうやって銃で殺せというのだ!

 

「…しかしそうすると我が軍でも…」

「それぐらい分かっている。あくまで時間稼ぎだ。そもそも何でヴィランがオールマイトが来ると思ってここにきているんだ?」

 

校舎に来るなら分かるが

 

「恐らく昨日の騒動のときにあの霧の様な個性で職員室に侵入したか…職員が情報を流したかのどちらかではないでしょうか…」

「前者であってほしいが…身内に内通者がいるなど頭が痛すぎる。」

 

それと一番大事なこととしては

 

「それより君たちはどうする?」

 

「戦うに決まっている!」

「ここで逃げるなんてできない!」

上鳴と響香さんはやる気だが

「…私たちはここで待機すべきでしょう」

八百万さんは冷静だった

 

「何でだよ!早く他のやつを助けねぇと!」

「私たちはすでに限界です。恐らくいったところで何の役にもたたないでしょう、それどころか統制さんの負担が増える可能性も…」

 

「…分かった」

 

どうやら上鳴も納得したらしい

 

「一つ頼みがある。俺が来た方向に火災エリアがある。そこにいる尾白と合流してくれないか。」

「わかりました。統制さんはどこへ?」

「俺はセントラル広場前にいく。そこに先生方がいるだろう。もしかしたら全て終わった後かも知れんがな。」

 

 

「閣下!大変です!」

「どうした?参謀長?」

 

「ただいま無人偵察機がセントラル広場前を偵察、撮影しました。すると…」

 

メガネのモニターに映し出された写真には先生方がボロボロになって倒れている姿が映っていた…

 

まじかよ!

 

「早く準備を終わらせろ!セントラル広場前に急行する!」

「了解しました!」

 

こうして戦闘は続いていく…




前回を少し編集しました
といってあまり変化はありませんが…
次回は今年中に出したい…


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

VSヴィラン④

遅れました


フルスロットルでアトラスを動かし、セントラル広場前まで向かう。

 

「到着まで後何分かかる!?」

「約13分です。」

「作戦は?」

「最初は物量で叩き潰そうと考えていたのですが…予想外の事実が発覚しました」

 

「何だね」

「グローバルホークおよび軍事衛星からの観測によると…個性因子の観測数値が異常値に達していることが発覚しました、相手は近接特化、S級の化け物です。」

 

個性因子の機械による計測は長年の我々の課題だったが相澤先生の存在が発覚、個性をコピーできたことによって格段に研究は進んだ

 

欠点としてはあまり多用できない点と観測機器としてはあまりにも曖昧な結果しか出ないことなのだが

 

「ジーザス…計測の手違いの可能性は?」

「誤差が最大だったとしても平均的な数値の2倍いや3倍は余裕です、閣下…」

 

「実弾の使用許可は?」

「出ていません」

 

「…勝率は?」

「5割5分です」

「それは実弾ありだろう…本当の勝率は?」

「…1割5分です」

 

最悪の状況だ

明らかに格上の相手に本気で挑めないとかいうクソゲー

これがゲームだったらカセット抜いてゴミ箱にぶち込んでたね

 

「逃げに徹するか?」

「No、あのワープ個性が逃がしてくれるとは思いません」

 

「閣下の二つ目の個性を使えば」

「No、あれは有能だが万能ではない。そもそも近接特化は一番不得意だ。」

 

「いっそのこと法律を破るのは?」

「No、閣下にはブタ箱には入って欲しくないものですな」

 

「つまり我々は格上の相手に手加減して挑めと、クソが。」

「気持ちはわかりますが我々はそれをしなければならないのです。」

 

仕方がない

 

「とりあえず法律に関しては案がある。相沢先生に戦闘許可を出してもらえばいい。」

 

確かプロヒーロは自分の名の下に戦闘許可を出せたはずだ

 

「そうですな。しかしそれまではどうやって敵を食い止めましょうか」

 

「それに関しても案がある。開発科のやつを使おう」

「開発課のやつというのは…あれですか。あれは確かに一定数ありますが構造に欠陥が…」

 

なんで構造に欠陥があるのに量産するのかは謎である

まあ今回はそれで助かったのだが

 

「仕方がないだろう。使っている動力源のおかげで射撃不能になっても自爆はしない」

「それもそうですな。しかし打撃力は否めませんな」

 

あくまであれは歩兵用しか作っていない

おかしい、大きい方が作るのは簡単なはずなのに

 

だがそれを除いても考えがある

 

「打撃力不足は航空科のあいつでなんとかしよう」

「航空科で火薬を使わないというと…杖ですか」

 

「ああ杖だ。あれは一応火薬は使っていない。だろ?」

「まあ、一応使ってはいませんが」

「そもそもS級近接に友好度を与えられる理不尽などあれしかあるまい」

これで全ての問題は解決した

 

「さてと、これで計画は固まったな。」

「しかし閣下、我々は閣下の身に危険が及びそうになったら通常火器をつかわせていただきますよ」

 

「おいおい、今までの会話はなんだったんだ?全くの無駄か?」

 

俺がおどけたようにいうと参謀長は急に真面目な顔になっていった

 

「確かに閣下、規則を守るのは大切です、規則のために我々が死んでも仕方がない。

 

死ぬというワードに反応する俺を見ながら深呼吸して参謀長は続ける

 

「しかしあなたには生きてもらわねばならないのです。あなたがいればすぐに軍は再興ができる。」

 

「…仕方がない。」

「感謝します。」

 

こうやって喋りながら準備してるとやっと見えてきた

 

セントラル広場だ

 




次はバニルの方を書くので遅れます


目次 感想へのリンク しおりを挟む




評価する
一言
0文字 ~500文字
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10は一言の入力が必須です。また、それぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に
評価する際のガイドライン
に違反していないか確認して下さい。