たまにはやる気を出す?ヴィット (仮面ライダーゲイツ)
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プロローグ グリッドマン?いえ、ヴィットです。

sideグリッドマン

 

「グアッ!?」

 

(強すぎる!?真のアクセスフラッシュを使っても叶わないのか!?)

新条アカネを取り込み怪獣化したアレクシス・ケリブの強烈な一撃を喰らい身体を吹き飛んでしまう私。

(新条アカネの心の闇の深さはこれほどのものなのか!?勝てる確証は無い、だが諦めるわけにはいかない!私は、この世界を、新条アカネの心を救うために諦める訳にはいかないんだぁ〜〜!)

 

すると、突然私の身体から桃色の光の粒子が溢れてくる。

その粒子が破損した世界に触れた瞬間、破損された世界が修復された。そして、粒子と同じ桃色の光の波がそこから小さくだが広がっていき、世界を修復し始めていく。その波の勢いはどんどん早くなり広まっていく。

 

「そうか。私の力は倒すためだけの力ではなく、私の本当の力は!」

 

「フムゥ」

 

(私は!まだ戦える!」

力が入らなかった身体に力が漲る。宙に浮いたまま、アレクシス・

ケリブの方を光の戻った目で見る。

 

「グリッドォ〜〜!フィクサァービーム!!」

 

胸から桃色の粒子を圧縮した光線フィクサービームをアレクシス・

ケリブの方へ放つ。

 

「グゥアァァア〜〜〜〜!?」

 

フィクサービームがアレクシス・ケリブを包み込み、苦しむ叫び声が聞こえてくる。

 

「フィクサァー?ビームだトォ〜〜!?なんだ!この力ハァ〜!?」

 

フィクサービームで放たれた桃色の粒子が世界中に広がり舞い落ちていく。そして、私とアレクシス・ケリブの周りの無残に破壊されていた街や地面がが急速に修復されていく。

 

「フィクサービームとは、いわばこの世界を修復する力。この世界を創った新条アカネの心を救う力だ!」

 

sideグリッドマンend

 

 

 

side新条アカネ

 

扉に力無く寄りかかりドアノブを両手で掴んでいる新条アカネ。

(私にはこのドアを開けて1歩歩み進むことすらできないのかな。)

そんなアカネに、裕太と内海交互に呼びかける。本当に心配していると分かる早口で強めに放たれる。

 

「新条さん!」「新条さん!」「新条さん!」「新条さん!」

 

そして、最後に慈しむような慈愛を持った穏やかな声で六花が呼びかける。

 

「アカネ」

 

「無理。私は、行けない。」

 

力ない口調で拒絶するアカネ。

 

「大丈夫。アカネは1人じゃないから。」

 

「みんな万能じゃないから他人を必要とするんだ。新条さんが誰かを必要とすればこの街だってきっと広がっていくって。」

 

「この街だけじゃない。きっと新条さんの世界も」

 

「私に!ひ、広い世界なんて無理だよ!」

 

六花、内海、響裕太の順に励ましの言葉をアカネにかけたが、響裕太の言葉を途中で遮り、弱気発言でまたも拒否をするアカネ。

 

「だから、私たちを頼って欲しい。信じて欲しい。そのための関係だから。」

 

「わ、私との関係?みんな私の、私の友達。ここは私が作った世界だから、この世界に私はいちゃいけないんだ。自分の意思で帰らなきゃいけないんだ。」

 

六花の言葉を聞いてから心と身体に力がみなぎってくるアカネ。

 

「私の!場所にぃ!」

 

ドアノブを動かしドアを開ける新条アカネ。開かれた扉からは白い光が眩しいほど溢れ出していた。 そのまま光に包まれる新条アカネ。

 

side新条アカネend

 

 

 

 

sideグリッドマン

 

「グゥ?アァァア〜〜アァ〜〜!?」

 

フィクサービームに包まれているアレクシス・ケリブの額に穴が空き、赤い線がひび割れのように広がっていく。

 

「まっ!?まさか!アカネ君の心を治したというのかぁ〜〜!?」

 

ビリ!ビリビリ!遂に赤い線のひび割れは全身にまわった。

 

「それだけでは無い!人間が持つ可能性の力を!私は!私たちは信じる‼︎」

 

「そんなぁ〜力なドォ〜〜‼︎」

 

左手の拳を握りしめ勢いよく殴り掛かってくるアレクシス・ケリブ。

私は、背中のブースターを最大出力で使用して、

 

「これがぁ!命在る者の力だぁ〜〜‼︎」

 

アレクシス・ケリブに近づき右手の拳を握りしめ応戦する。

 

「アァァァァ〜〜〜〜‼︎」

「イァァァァ〜〜〜〜‼︎」

 

2人の拳は、僅差でグリッドマンの拳のほうが早く、アレクシス・ケリブの顔に突き刺さった。

 

「グッェェェェ〜〜〜〜!?」

 

顔が砕けて、今度は物理的にひび割れができたアレクシス・ケリブ。

 

「これガァ!?限りある命のォ!チカラァ!カァ!?」

 

身体が保てなくなったアレクシス・ケリブは爆発し、光のドームを生み出した。

すると、アレクシス・ケリブの身体の中に蓄積されていたフィクサービームの粒子が溢れ出し、ツツジ町を世界中を包み込み修復していった。

そんな中、夜が明け出てきた朝日を私は見つめながら終わったのだと確信した。

 

 

グリッドマンや新世紀中学生のみんなとの別れの日。

 

「ハイパーエージェントを代表して君たちの協力に感謝する。アレクシス・ケリブは封印した。私たちはハイパーワールドに帰還しなければならない。私たちの使命は終わったのだ。」と私が、

 

「みんな本当によく戦ってくれた。」とマックスが、

 

「六花ちゃんの大胆な行動には何度も助けられたね。」とヴィットが、

 

「内海もくだらない予想とか発想にはかなり振り回されたけどな!」とボラーが言い、内海の脛を蹴るが内海はわかってましたよと言わんばかりに余裕でかわす。内海も成長しているようだ。

 

「でも楽しかったぜ。」とふふって内海とボラーは笑いあう。

 

「皆、1人ではない。新条アカネも。」とキャリバーが言う。

 

「君たちがいなかったら私は任務を成し遂げることはできなかった。ありがとう。私は本当に信頼できる友達を持つことの大切さを改めて知った。」とまた私が。

 

「お礼を言うのはこっちだ。ありがとう、グリッドマン。」と内海。

 

「ありがとう、グリッドマン。」と六花。

 

最後の別れを終えたグリッドマンと新世紀中学生は光となって天高く登り帰って行った。もう、この世界で怪獣は暴れない。この世界は平和だ。

 

sideグリッドマンend

 

「グリッドマンとその仲間達は、見事黒幕アレクシス・ケリブを打ち倒し、新条アカネの心とその世界を救いましたと、めでたしめでたし、SSSS .GRIDMANこれにて終わり。デンデン。」

 

「いや、いい感じで終わらそうとしてるけどまだプロローグだから!まだ話し始まってすらいねぇから!」

 

「ちぇっ」

 

 

 

 

sideヴィット

 

「いや、ハッピーエンドなんなんだからこのまま終わりでいいじゃん。」

 

「それじゃあ、なんでお前を転生させたのかわからなくなるだろうがぁ!」

 

「あっ、どうも。そのうるさい奴にSSSS .GRIDMANのヴィットに憑依転生させられた転生者です。そのままヴィットって呼んでね。」

 

「お前、誰に向けて話してんだよ。ここ、俺とお前しかいないだろうが。何、お前幽霊でも見えんのかよ。」

 

「えっ、誰にって、この小説を見ている視聴者の人たちにだけど?」

 

「なんかイケナイ発言してんじゃねぇ〜よ!?」

 

バッチ〜〜ン‼︎

 

「見たか!俺の華麗なハリセン捌きを!」

 

「いったぁ〜。本当地味にいてぇ〜。」

 

「それで、話を元に戻すが俺が転生前に言ったこと覚えてるよな?」

 

「はいはい。覚えてますよ覚えてますよ。だから、ハリセン構えるのやめろ。え〜と、確かリリカルなのはの世界に転生する奴がいて特典の1つとしてヴィットを連れていきたいと言って、お前がそれを了承したけど、本人を連れてくるわけにはいかないから適当に選んだ死人をヴィットに転生させて物語を体験させて、記憶、力、性格、考え方全てが同じな転生者を生み出して連れて行かせるだったけ?」

 

「おっ、ちゃんと覚えてんじゃん。」

 

「でも、めんどいから行きたくない。」

 

「いいから行ってこい!そんな性格だから性格クズだって思われるんだよ!」

 

「それ、酷くない?それに俺関係なくないよね?元々のヴィットがこの性格なんだからさぁ。でも、このままだと無理やりにでも行かされそうだから大人しく行くしかないかぁ。はぁ。」

 

「俺の性格よくわかってんじゃん。それと、ため息すると幸せ逃げるぞ。なんか適当に特典やるから元気出せや。」

 

「原因であるお前がいなくなれば解決するんだけど、まぁいいや。それで特典だっけ?なら、住む場所、金、デバイスか武器くんない?後、金は俺と例の転生者の2人分ね。」

 

「お前、本当俺嫌いなのな。住む場所、金に対しては了解だ。けど、武器は新世紀中学生は変身しなくても戦えるように全員固有の武器持ってたよな?どうしてだよ?」

 

「それ、君のせいだからね。マックスやキャリバーは使う機会あったけど俺は無かったからアニメしか知らないお前はヴィットの武器がどんなのか知らないだろ?俺の力はお前が知っているヴィットの知識を元に与えられたからお前が知らないヴィットの力は俺は使えないんだよ。てか、アニメのオープン二ングでなんか大きな棘が2つ並んでついた青いの持ってたけど、あれハリボテで動かなかったしよ。」

 

「そういえば、お前には俺が知っているアニメのヴィットの力しか付与してないからアニメに出てない力はわからないのか。悪い悪い。

了解だ、デバイスをくれてやるよ。奮発してインテリジェンスデバイスを。ほれ。」

 

神が俺の方に家の鍵2つ、通帳と印鑑2つずつ、青い宝石型のデバイスを放り投げてきた。

 

「おっ、太っ腹だな。」

 

「金は、月30万ずつ1人ずつ振り込まれるようにしておいたからな。

後は、何もないだろ?行ってこい。」

 

俺の視界が黒く染まり意識が遠くなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

ふと、意識が覚めると日が落ち始めて夕日のオレンジ色の光が差している公園のベンチに1人で座り寝ていた。

 

「あれ?なんで俺1人?転生者何処だ?」

 

ベンチから立って周りを見回そうとするとボキボキっと身体中から聞こえてきて鈍い痛みが身体を走る。身体がうまく身体が動かない。

まるで机に座って寝落ちして朝を迎えた日みたいな感じがする。

背伸びをして身体をほぐしてみるとまたボキボキっと音が鳴るが今度は気持ちがいい痛みが走る。

 

「普通、こういうのって用意した家の中に転生させるだろ?なんで

公園のベンチなんかに?」

 

着ている黒いスーツのポケットの中を確認して見る。

青い宝石型のデバイス、通帳と判子が2つずつ、家の鍵にスマホ、

折り畳まれた紙が2枚。

 

「なんだこの紙?」

 

1枚目を、開いてみると地図だった。建物はmy homeと翠屋という所以外は書いてなく道を示す線が書いてあった。

このmy homeという所が俺の家なのだろうが、この公園が何処なのかわからないため使えなかった。翠屋という所が隣だから書いてあるのだろうが、これは誰かに聞かないといけないらしい。

2枚目は、神様からの手紙だった。面倒いから内容は略すが、内容は間違えて送ってしまったけど地図あるから大丈夫だよねって感じだった。

 

「ハァ〜。面倒くさい。」

 

ビリビリと神様の手紙を破り捨ててその辺に捨てた。

辺りを見回し誰か居ないのか探してみるがやはり誰も居なかった。

いや、よ〜くみるとブランコに1人で座っている幼い女の子がいた。

(う〜ん。まぁ、翠屋が有名な可能性があるから彼女でもいいや。)

 

俺は、彼女に近づいて話しかけた。

 

「えーと、お嬢さん。怪しいものではないよ、ちょっと聞きたいことがあるんだけど、翠屋って所知らない?」

 

「ふぇ!?え、えーと、翠屋ですよね?し、知ってます。知ってるというか、翠屋は私のお父さんとお母さんがやってる喫茶店です。」

 

「おぉー。何という偶然。お嬢さんもうそろそろ暗くなるから帰るでしょ?よければ帰るついでに案内してくれない?」

 

俺が、こう聞くとお嬢さんは顔をうつむかせて喋らなくなった。

(うわぁ〜、これ絶対面倒くさい奴だぁ〜。なんか聞いて欲しそうな雰囲気醸し出してるし、う〜んどうしようかなぁ?翠屋について教えてくれそうな人は周りには彼女以外いないし、よし、彼女が帰るまで隣のブランコに座って待とう。話を聞くの面倒だし。)

 

「まぁ、お嬢さんにも帰りずらい理由もあるか。じゃあ、隣で待ってるから帰りたくなったら声かけて。」

 

隣のブランコに座りながらポケットからスマホを取り出して暇を潰すためにF●Oというゲームアプリを開いてイベントの周回を始める。

今、ヴァレンタインイベントやってるから頑張ってやらないと。

しかし、隣から視線を感じた。バレないように横目で見てみるとやはり彼女が見てきている。

 

「何、普通なんかあったの?って聞く所でしょ?とでも思ってる?

いや、今困ってるの君だけじゃないし、俺と君親しい仲じゃないから、相談を聞く義理もないし、相談のアドバイスを言われても困るんじゃない?」

 

すると、なんか益々暗い雰囲気を醸し出す彼女。

 

「もう、帰るの。ついて来て。」

 

優しい性格らしい彼女は、義理堅くちゃんと案内してくれるらしい。

言われた通りついていく俺。すると数分で閉店した喫茶店に着いた。

子供の足に合わせても十数分で着くことからかなり近所だったらしい。

しかし、かなり遅い時間だったらしく周りは暗くなってしまった。

 

「ここなの。」

 

「ありがとう。結局暗くなっちゃったね。ごめんね。」

 

無言で頷く彼女は喫茶店の裏に回って行った。

 

「さてと、地図を見て俺も家に帰るかな。」

 

翠屋に背を向け家に行こうとすると、

 

「こんな時間まで!何処にいたんだ!」

 

若い男の声が大きく響き渡った。

俺は、彼女が回ったようにして喫茶店の裏に走って向かった。

着くと家の出入り口のドアが開けっ放しで泣き顔の彼女と彼女を叩こうと手を振り上げている中学生くらいのガタイのいい男がいた。

俺は、新世紀中学生の人外じみた身体能力をフルで使用して、彼女と男の間に入り張り手を手首を掴み上げて受け止めた。

 

「いくら遅くまで外にいたからって暴力はダメでしょ。」

 

「だ、誰だあんた!?」

 

「そこで泣いている彼女に道案内してもらった人だけど何?」

 

急に現れた俺に驚いた表情をする男と彼女。

 

「というか、この子が遅くなってまで家に帰らなかった理由はあんた達家族にあるんじゃないの?」

 

「なんだと!?どういう意味だ!」

 

「そんな大きな声を出してどうしたの!?恭弥!」

 

「恭ちゃん!?」

 

「おっ、彼女の母親にお姉さんかな?ちょうどいい、貴方達も聞いてよ。貴方達、彼女が今まで何処で何をしていたかわかりますか。

公園で1人で寂しくブランコに座っていたんですよ。遊ぶ友達もいる様子でも無く、寂しそうにしていたんですよ。恭弥っていったけ?君、

彼女を遅くなったからって叩こうとしたよね?でもさ、遊ぶ相手側いないのに好き好んで外に行くと思う?いや行かないよね。

彼女が寂しそうに外にいたのは貴方達に原因があるんじゃないの?

それなのに、都合のいい時だけいい保護者面するんじゃねぇよ。」

 

俺の言葉を無言で聞く彼女の家族。俺は泣き止みつつある彼女に向け

 

「さて、俺が言いたいことは全部言ったけど君も言いたいことあるんじゃない。いうなら今だよ。」

 

少し悩むように考える彼女。少しして本性をぶっちゃけた。

プライバシー的なことを考えて略すが、大体寂しいから構ってよ!って感じだった。

彼女の本音を聞いた後、華族全員で抱き合って泣いていた。

 

「じゃあ、俺はここで。」

 

俺が立ち去ろうとすると、

 

「待ってなの!私の名前は、なのは!お兄さんの名前を教えて!」

 

と聞いてきた。一応、ヴィット以外にちゃんとした名前はあるがここは敢えて、

 

「俺は、ヴィット。本名は内緒ということで。」

 

俺はそのまま背を背けて家に向かっていった。

 

 

 

 

 

 

 

「まぁ、近所だからすぐ着いたんだけど転生者はいるのかな?」

 

ピンポーンと家の呼び鈴を鳴らしてみる。すると、ドタドタと走ってくる音が聞こえてきた。

 

「はい。」

 

ドアが開けられると、そこには黒髪の美少女、いや美幼女がいた。

その美幼女は、俺を見た途端動きを止めた。気にせず自己紹介をする俺。

 

「知ってると思うけど、俺はヴィット。新世紀中学生の1人だ。君が

望んだから来たんだけど、君が転生者だよね?」

 

反応をせず固まったままの彼女。顔を近づけて聞いてみた。

 

「お〜い。大丈夫?」

 

すると反応を示す彼女。

 

「ほ、本当にヴィットだぁー‼︎」

 

至近距離で叫ばれ、耳が痛くて思わず耳を手を塞ぐ俺。

(なんなんだよこれわぁ!?)

 




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戦闘?いえ、暗殺(殺さない)です。

sideヴィット

 

「それで、落ち着いてくれたかな?」

 

「は、はい。」

 

あれから家の中にとりあえず入れてもらい、パニクってる彼女が落ち着くのを待ってた訳だが、

 

「とりあえず自己紹介をしようか。初めまして知ってると思うけど、ヴィットです。ヴィット本人という訳ではなく、記憶を消されて神様にヴィットの記憶や性格などを植え付けられて君の転生特典のために用意されたヴィットということなんだけど聞いてるよね?」

 

「は、はい神様から説明は受けてます。え〜と、初めまして私は高橋 舞(たかはし まい)と言います。転生者です。転生する前からヴィットのファンだったので、神様にお願いして貴方を用意してもらいました。本当に!生でヴィットに会えて嬉しいです!」

 

「あ、うん。よかったね?まず、これから一緒に生活する訳だけど1つ言っておきたいことがあるんだけどいいかな舞ちゃん?結構真面目な話だからしっかり聞いてほしい。」

 

「わ、わかりました。なんでしょうか?」

 

俺が急に真面目な雰囲気で話し始めるとまた緊張した様子の舞ちゃん。

 

「俺は、君のために用意されたヴィットだけど君の言うことを全部叶える奴隷や配下になるつもりも義務もない。君をサポートしながら自由にやらせてもらうよ。そして、君が外道の道に外れたなら殺してでも止める。」

 

「当たり前ですよ!貴方を縛るつもりは最初からありませんよ!悪いこともするつもりもありません!」

 

激しく怒る彼女の様子を見て大丈夫だと判断した俺は真面目モードを解いていつも通りの口調に戻して、

 

「いや、俺も君が悪いことをするとは思ってないけど一応言っておきたかっただけだから安心してね。では、改めてまず俺は転生前に生活資金をもらってきた。額は1人月に30万ずつ、ただ子供が通帳や大金を持ち歩くのはおかしいから、俺が預かって管理する。あ、使い込みなんてしないから安心してよ。お小遣いもちゃんとあげるからね。食費やライフラインの費用は折半で支払うからよろしく。あと、本名をヴィットってするのはまずいから蒼井 空(あおい そら)って名乗るからよろしく。あ、普段はヴィットって呼んでいいからね。ここまでで何かある?」

 

「特にありません。そんな感じでいいですよ。」

 

「なら、これで決定ということで。ところで君は新たな人生で何をしたいの?」

 

「私がしたいことですか?私は普通に生活したいと思ってます。特典で貴方と今の容姿に魔力が努力すればSランクぐらいになるという感じで貰いましたが自分で何かする気はありません。」

 

「ならリリカルなのはの原作は知ってるの?俺は、記憶消されてるからわからないんだけど。」

 

「私は、深夜アニメの存在に気づいた頃にはリリカルなのはは終わっていたので全く知りません。ただ、タイトル通りならなのはという人物が主人公で、私が魔力を貰えたから魔法が存在する世界なのでは?」

 

「そっか〜舞ちゃんも知らないのか。俺、武器としてこのデバイスっていうの貰ったから、これがこの世界で使う武器だと思う。」

 

俺は、デバイスをポケットから出して舞ちゃんに見せる。

(ん?なのは?どこかで聞いたことがある気が?あっ!ブランコに座ってたボッチか!?)

 

「あー、舞ちゃん。多分俺なのはちゃんと会ったはさっき。」

 

「本当ですか!?」

 

「まぁ、原作がいつ始まるかわからないし、普通に過ごせばいいと思うよ当分は。なのはちゃんは舞ちゃんと歳が近そうだから友達にでもなればいいんじゃない?てか、もう遅いから寝ようよ。」

 

こんな感じで会話して今日は寝た。

 

次の日は、近所に挨拶回りをしに行った。翠屋にも行ったが当分休業すると張り紙があった。裏の玄関に回り挨拶をすると俺がいることに高町一家は驚きながら感謝をしてきた。家に招かれ、世間話を少しした。店の休業は入院していた父親が意識を取り戻し、もうすぐ退院するため仕事に復帰するまで休むらしい。店に来てくれたかサービスをするから是非来てねとも言われた。そろそろ失礼しようと舞ちゃんに声をかけると世間話をしている間になのはちゃんと仲良くなっていた。次の日に遊ぶ約束もしたらしい。

(喫茶店といえば立花ちゃんの店の奥も喫茶店だったなぁ〜。元気にしてるかなぁ?)

 

しばらく時間が経って、翠屋が営業再開すると聞いて試しに行ってみたが復帰した父親、士郎さんが入れるコーヒーと母親の桃子さんが作るシュウクリームは絶品だった。気づけば週3で通うようになっていたぐらいだ。あと、長男の恭弥君は俺に張り手を止められたことから俺が強いと思ったらしく戦ってくれと頼まれた。まぁ、面倒だから断ったけど時々、士郎さんを加えて戦ってと頼まれるようになってしまった。毎回、断るのがめんどくさい。

こんな感じで時が経ち、早いもんで舞ちゃんとなのはちゃんが小学校に入学した。聖祥大付属小学校という金持ちのお嬢様も通っているここら辺では有名な所だ。そんな所に通った2人だが早速友達ができたらしい。金髪でツンデレなアリサ・バニングス。バーニングと初対面です間違えたら鋭いツッコミをしてきた積極的な子だ。もう1人が月村 すずか。紫ぽい黒髪でおっとりしていて優しい子だ。どちらもお金持ちの娘でお嬢様らしい。

こんな感じで2人を詳しく紹介しているのは理由がある。それは、散歩をしていて角を曲がったら2人が黒い車で誘拐されていたからである。

 

「うわ〜、めんどくさいなぁ〜。これ、放っておいたらダメなやつだし、はぁ〜。仕方ない助けに行きますかぁ。」

 

(このまま走って追いかけても充分車に追いつけるけど目立ってしまうなぁ〜、どうしようか?)

そこで俺はポケットに入れっぱなしになっているデバイスの存在を思い出す。俺はポケットからデバイスを取り出して声をかける。

 

「お〜い、デバイスさんや、聞こえてるなら反応してくれ。」

 

『ハロー、マイマスター。御用はなんでしょうか?』

 

「おっ!?喋った。へぇ〜すごいな。ちょっと誰にも気づかれないように車を追いかけたいんだけどできる?あと、人を殺さないですむ武器も頼むよ。」

 

『はい、どちらも可能です。まず、私の名前の登録と武器と変身後の服装バリアジャケットの設定をお願いします。思い浮かべるだけでいいので。』

 

「なら、君の名前はスカイ、で武器と服装はこれかな。」

 

『命名スカイ、了承しました。これより私はスカイです。これよりバリアジャケットを展開します。』

 

スカイの言葉とともに俺の身体が青い俺の魔力で包まれた。

魔力がはれると俺は銃剣がついた二丁拳銃を持ち、新世紀中学生の俺のスーツ姿に変化していた。といってもスーツは同じやつなんだけどね。

 

『これよりマスターに適性がありこの場で使える魔法を使用します。サーチ、サイレント、インビジブル、ブースト。』

 

スカイが魔法の名前を言うと、頭の中に地図とそれを移動する赤い点、多分これが誘拐犯の車なのだろう。次は、足音や俺の声が聞こえなくなり、身体が透けた。さらに、身体中に力がみなぎり始めた。

魔法がかかったとわかった俺は全速力で追跡した。

 

 

誘拐犯は、2人を廃工場に連れ込んだらしい。

(今のままなら誰にも気づかれないだろうからこのまま助けますか。)

歩いて廃工場に入って行く俺。すると誘拐犯が6人ほど見張っているのが見えた。全員倒して行こうと銃を誘拐犯に向けた。引き金を引くと

黄色い魔力の弾丸がマシンガンのように連射された。

弾丸を喰らった誘拐犯達は「グァ!?」のような断末魔を言って倒れた。

 

「おいおい、スカイ。これ死んでないんだよな?」

 

『心配なさらずともちゃんと身体に傷がつかないように設定したのでご安心を。』

 

先に進む俺、すると誘拐犯の最期の1人らしい人が2人と会話しているのが聞こえてきた。

 

「こんな化け物の友達をしてるなんて君は正気かい?」

 

「やめて!アリサちゃんに言わないで‼︎」

 

「うるさい黙ってろ!」

 

誘拐犯はすずかちゃんの口に粘着テープを巻き喋れなくした。

(うわ〜、なんか出て行きづらいなぁ〜。もう少しこのまま聞いているか。)

 

「す、すずかが化け物ってどういうことよ!」

 

「おや、知らないのか君は、なら教えてやるよ。この月村すずかは人を襲い血を吸う吸血鬼の一族の1人なのさぁ〜!」

 

「ん!ん〜〜〜〜‼︎」

 

すずかちゃんが泣いてしまった。

(それにしてもすずかちゃんが吸血鬼だったとは、聞いちゃったけどどうしようかな?)

 

「それがどうしたというのよ!月村すずかは私の親友よ!吸血鬼だろうと関係はないわ!」

 

(おっ、かっこいいこと言うねアリサちゃんは、さてそろそろ助け出しますか。)

 

「ふっ、別にお前がどうしようと関係ない。必要なのは、月村すずかだけでお前はどうなってもいいからな。見た目も悪くないし久々に溜まってるの吐き出させてもらうか。」

 

「何をするつもりなの!?やめて触らないで!」

 

「ヴッ!ンン〜〜‼︎」

 

誘拐犯がアリサちゃんの身体を抑えて服を脱がそうとしている、俺は引き金を引き、弾丸が放たれ誘拐犯の後頭部に命中し誘拐犯を倒おれた。急に倒れた誘拐犯に驚く2人。そのまま、2人を解放しようと近付こうとした時、複数の人の足音がこちらに向かってくるのが聞こえた。

 

「大丈夫か!?アリサちゃん!すずかちゃん!」

 

士郎さんに恭弥君、更に知らないメイドさん2人が入って来た。

2人の無事を確認して安心している士郎さん達と泣いて喜んでいる2人。ただ、誘拐犯が全員倒れているのが不思議だと話しているようだ。俺は、ヤバイと思い逃げようと背を向けて歩き始めるがが「カン!」と落ちていた空き缶を蹴飛ばしてしまった。

 

「!?そこに隠れているのは誰だ!」

 

空き缶の音に反応して持っていた刀を俺に向かって投擲する士郎さん。ちょうど背中を向けていた俺は避けられず武器で弾いてしまった。すると、サイレントとインビジブルの魔法が解けてしまった。

後で聞いた話だが、この2つの魔法は衝撃を少しでも受けると解除されるらしい。

 

「「「「ヴィット「さん!?」「君!?」」」」

 

(はぁ〜、本当どうしようかなこれ?)

 

 

 

 

 

 

あれから月村すずかちゃんの豪邸に連れていかれてあそこにいた6人プラスすずかちゃんの姉、月村忍さんを加えて事情が説明された。

それで、最後に盟友となって死ぬまで共に生きるか、記憶を消されるかどちらかを選べとアリサちゃんに聞いていた。アリサちゃんは迷わず、すずかちゃんと共に生きること選択した。

それで、みんなの視線が俺に全部集まり、忍さんが喋ろうと口を開きかける。俺もアリサちゃんと同じことを聞かれると思ったら、

 

「ヴィット君だったかしら?それじゃあ選んでくれるかしら?記憶を消されるか、すずかと結婚するか、どちらかを。」

 

忍さんは、笑顔で顔面パンチ級の言葉を繰り出して来た。

てか、なんで誰も何も言わないの!?すずかちゃん、何故顔が赤いの!?君は忍さんから話を聞いてないの?

 

「あの、忍さん。何故俺の選択肢はアリサちゃんの時と違うんですか?」

 

「アリサちゃんの時は同性だったから親友という形になったけど、異性相手なら伴侶にして秘密をバラさないようにするのが掟なのよ。まぁ、結婚してたりする場合は、親しい関係を結ぶようにしてるんだけどね。で、どうするのヴィット君?言っておくけどすずかは私に似て可愛いから将来は美人になるわよ。」

 

「そういうのはどうでもよくて、俺とすずかちゃんが何歳歳が離れてると思ってるんですか?常識的にこれはないでしょう?それにすずかちゃん本人の気持ちも大切にしないと。」

 

「私達は吸血鬼だから常識なんてある訳ないじゃない。それと、彼はこう言ってるけどすずか。貴方は彼をどう思っているの?」

 

「えっ!お姉ちゃん!?」

 

忍さんがすずかちゃんに話を振り驚いてオロオロしている彼女に全員の視線が集中して、慌てるすずかちゃん。その姿を見ていると失礼だが可愛いと思ってしまった。

 

「え、え〜と、ヴィットさんは背が高くてかっこよくて、なんか大人の雰囲気を出していてかっこよくてぇ〜!?」

 

「落ち着きなさい!?すずか!自爆してるわよ!?」

 

誰も聞いていないが俺の好きな所を言えなんて言ってないのにみんなの視線に緊張して、顔を真っ赤に目を回している。

 

「でも!ヴィットさんのことよく知らないし好きかどうかわからないので!ごめんなさい‼︎」

 

「告白したわけでもないのに振られたんだけどどうしたらいいんだ?」

 

さっきから忍さんは妹の醜態を聞いて声を出して笑っている、他の人達は微笑ましく見ている。

(仕方がない。俺も秘密を1つ明かしてイーブンで収めるか。できればこちらは手札を使いたくなかったんだけどもう面倒早く帰りたい。)

 

「すずかちゃんに振られた?訳ですし、俺も秘密を1つ明かすんでこれでお終いにしませんか?」

 

「いいわよ。それでどんなことを教えてくれるのかしら?」

 

再び俺に視線が集中する中、スカイを起動し、武器を展開しながら、

 

「俺、魔法が使えるんです。」

 

それから、魔法をいくつか見せて解散になった。それと忍さんは最初から俺から情報を引き出すつもりだったらしく、すずかちゃんとは結婚させるつもりはなかったそうだ。腹芸はやりたくない。

あと、士郎さんと恭弥君、絶対模擬戦はしませんからね。

 

それから平和な日々が続いて2年経ち、舞ちゃんやなのはちゃん達が小学校3年生になって平和に過ごしていたある日の夜、予報になかった流星群が見られたそうだ。

 

今、魔法少女の物語が始まる。

 




ヴィットは絶対楽な方をとると思いこんな方法です助け出させました。

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無印編 遂に原作に介入

sideヴィット

 

「サッカーの試合の応援?」

 

「はい。士郎さんが監督をしている小学生のサッカーチームの試合が明日の土曜日にあって私やなのはちゃん、アリサちゃんにすずかちゃんも応援に行くのでよければヴィットさんもいかがかな?と思いまして。」

 

「いや、遠慮しておくよ。俺、サッカー興味ないから、いつも通り翠屋でコーヒーのんでるよ。何かあったら翠屋に来てね。」

 

「分かりました。私たちもサッカーの試合が終わったら軽く私たちで打ち上げを翠屋でするつもりなので後で合流します。」

 

「了解」

 

 

 

翌日

 

「うーん、美味しいけど士郎さんの淹れたコーヒーにはまだまだ及ばないね。恭弥君これからも精進してね。」

 

「毎日、仕事にも行かず此処にたむろってるニートに上から目線で言われても素直に受け取れん。」

 

「ニート!?今、俺の事ニートって言った!?えっ!?ずっとそう思ってたの!?」

 

最近は週2どころか毎日の如く翠屋に通い舞ちゃんが帰って来る時間までいる事が多くなっている。

 

スマホを取り出して株式市場のアプリを起動して株の値段の上下を確認する。

 

「言っておくけどニートじゃないから。ニートなら毎日翠屋に来れないでしょ?これでもお金は稼いでるよ。」

 

「へぇ、なら何をして稼いでるんだよ?」

 

「恭弥君、君俺に敬語とうとう使わなくなったね。まぁ、いいけど。株をやって稼いでるんだよ。これでも頭はいいからね?外国語も5ヶ国語ぐらいは話せるよ。」

 

スマホの株式市場アプリを見せながら言うと、

 

「なるほど、ニートと呼ぶのは勘弁しよう。それで、株って儲かるものなのか?」

 

「ん?まぁ、俺もガチでやってるわけじゃないけど普通に暮らせるぐらいは儲かるよ。」

 

その時、翠屋に置いてある壁時計がゴーン!ゴーン!となった。見てみるともう5時になっていた。

 

「もうそろそろサッカーの試合が終わる頃か、それじゃ仕事に戻るな。」

 

「バイバイ。」

 

窓から外を見ると夕日が沈み始めオレンジ色の光が差し込んでいた。

 

視線を戻しコーヒーを口に運ぶと魔力の波動が溢れ出したのが感じられた。魔力の波動がした方向を見るとサッカーの試合が行われていた場所の方角から感じられた。まぁ、偶然だろうと思ったら魔力の波動が一瞬で収まった。

 

少し考えて舞ちゃんに何かあったらスマホ持たせてあるし連絡来るでしょ。放置しておこう、面倒だし。と考えに至った。

 

放置を決め込んだ時、スマホが振動を始めた。舞ちゃんからの着信だ。

 

「もしもし、舞ちゃん?どうかした?」

 

『ヴィットさん!助けてぇ〜!』

 

ドスン!地響きが聞こえたと思ったら着信が途切れた。

 

残りのコーヒーを一気飲みをしてテーブルに代金を置いて、恭弥君に声をかける。

 

「恭弥君、少し急ぐから代金此処に置いておくよ。ご馳走さま。」

 

翠屋から出るとスカイを起動して、インビシブルとサイレン、ブーストを発動させる。

 

「さてと。行きますか。」

 

全速力で走り出した。

 

 

sideヴィットend

 

 

side舞

 

私は今、なのはちゃん達とサッカーの試合の応援に来ています。なのはちゃんのお父さん、士郎さんが監督をしているチームでライバル的なチームとの戦いらしいです。ヴィットさんも誘ったのに興味ないからと断られてしまい少し寂しく感じてしまったのは誰にも秘密です。

 

それで、試合が始まってから盛り上がったかといったらそういう訳ではありません。今まで、サッカーはプロの試合をテレビで見るだけで詳しくは知りませんでしたから、それを基準にして見ていたのですが動きは遅く拙い。無駄に声を出したりして煩い。はっきりと言って上手いとは言えないと感じました。やはり、プロはお金を貰えるぐらい上手いんだと初めて感じました。ただ、私やなのはちゃん達、女の子4人が応援しに来てくれたのが嬉しいのか、士郎さんのチームの士気はとても高かったです。そのおかげで2対1で勝利を手に入れていました。

 

試合が終わり打ち上げに行こうと翠屋に向かう途中なのはちゃんが忘れ物をしたと言って走って行ってしまいました。心配になった私は皆んなに先に行ってと言ってなのはちゃんを追いかけました。

 

しばらく走るとなのはちゃんが小学校ぐらいの男の子と女の子のカップルがいる方に何かを言いながら走って向かっているのが見えました。しかし、次の瞬間、魔力の強い波動がカップルの男の子方から発せられ視界が一瞬ホワイトアウトしました。辺りを見るとカップルの姿がなく代わりに巨大な樹木が大きな根を振り回しながら周辺を壊し成長を続けているのが見えた。危険だと思いなのはちゃんに逃げようと話しかけようと近づこうとしたら、なのはちゃんが赤い宝石を取り出して何か呪文を唱えて、小学校の制服に似た白い服に魔法の杖のような物を持った姿に変身していました。それと同時になのはちゃんのペットのユーノ君が喋り、周りが別の空間に置き換えられたように感じられた。

 

「なのはちゃん!?その姿は!?それにあの木は!?どういう事なの!?」

 

「舞ちゃん!?なんで此処に!?すぐどうにかするからそこを動かないでなの!」

 

なのはちゃんは私がいることに驚いた様子で急いで樹木をどうにかしようと杖を樹木に向け桃色のビームを放ち攻撃を行い始めました。しかし、根は消すことに成功してはいるものの樹木自体は無傷に近い状態が続いていた。なのはちゃんは上手く根による攻撃は躱したりバリア?で防いだして傷は受けていないけど攻撃が効いていないことは私にも分かりました。このままではなのはちゃんも私も危ないと思いヴィットさんにスマホで電話を掛けた。すぐにヴィットさんに繋がった。

 

『もしもし、舞ちゃん?どうかした?』

 

「ヴィットさん!助けてぇ〜!」

 

続きを言おうとしたら樹木の根の1本が私の方に振り下ろされて来た。慌てて横に飛び転がるようにして躱したが根が振り下ろされた場所からドン!という音と共にバキィ!と何かがヒビ割れる音が響いた。手に持っていたスマホが見当たらないことからスマホが潰されたのだと理解できた。これで助けが呼べないと分かり放心状態に陥った私に再び根が振り下ろされた。気付いた時にはもう躱す余裕は無いところまで迫っていた。なのはちゃんが何か叫んでいる声が聞こえてくる。なのはちゃんの助けは間に合わないようだ。もうダメだと目を閉じてこれから死ぬことから少しでも逃避する私。最後にヴィットさんにゴメンね。ありがとうと心の中で呟きこれから来る痛みに備える私。

 

次の瞬間、バリン!ガラスが割れるような音が響きズゴン!と何かが抉られる音と地響きが感じられた。そして、トス!と誰かが私の前に降り立った音が聞こえた。痛みが来ないことや誰が前にいるのか気になり目を開ける私。そこには、私より圧倒的に高い背で黒いスーツを着て背中を私に向けて顔を半分こちらに向けて気だるそうな雰囲気で見つめるヴィットさんがいた。

 

「ギリギリセーフかな?大丈夫?舞ちゃん。」

 

その声を聞いたら涙が目から溢れ出してきた。

 

「ヴィ、ヴィットさぁ〜ん!」

 

 

side舞end

 

 

sideヴィット

 

さてとなんとか舞ちゃんは守ることができたけどなのはちゃんが持っている杖、あれはデバイスだね。なら、あの服はビリアジャケットで放っているビームは魔法という訳だけどなのはちゃんが魔導師なのはわかった。しかし、いつから魔導師に?士郎さん達からは魔力は感じなかったから産まれてからすぐということはないよね。

 

考え事をしていると樹木から今度は3本同時に根が上と左右から迫ってくる。冷静に両手に持ったスカイを向けてマシンガンのような連射される弾丸をイメージして引き金を引く。

 

ドドドドドドドドッ!と黄色い魔力弾が放たれて根に命中すると根を抉り削り根を消滅させる。

 

「まぁ、なのはちゃんに終わったら聞けばいいか。それよりも今はこれをどうにかしなきゃね。じゃあ、舞ちゃん行ってくるね。」

 

「は、はい!」

 

さてと、根をいくら倒しても効果がないのは見てわかった。なら、あのデカイ木が本体であれをどうにかしないと倒せないんだろうなぁと予想できるけど、今の俺の武装で倒せるか不明だね。なら、スカイ・ヴィッターになれば解決なんだけどジャンクが無く、グリッドマンが居ない状態で慣れるのかというのが問題だけど、

 

「考えても仕方がないよね。何事も挑戦だ。」

 

目を閉じてリラックスして集中する。魔力を最大出力で使用するために全身に魔力を巡らす。限界まで溜まったら目を開けて穏やかな口調で、

 

「アクセスコード。スカイ・ヴィッター。」

 

と呟いた瞬間、目の前に雪の結晶のような淡い水色の魔法陣が現れて俺は小さい光になり魔法陣の中に入って行った。魔法陣の中で身体が切り替わる感覚に包まれる。いつもの感じだ。このまま成功するのかと期待が高まる。魔法陣と同じ色の光のトンネルの中を突き進み出口から白い光が溢れ出しているのが見えた。無事、トンネル内でスカイ・ヴィッターに変化しいける!と思いトンネルを機体の半分が通過した瞬間、急に止まった。更に機体にノイズが走りババババッ!と音が鳴り元の小さな光に戻ってしまいトンネルの中に戻って、元の位置に魔法陣から出されてしまった。

 

トス!と綺麗に着地し、尻餅をつくなどカッコ悪いところを見せずに済んだところを少し安心して、原因として考えられることを考える。感覚的には何かエネルギーが足りなくてトンネルの外の世界で機体を維持できないと感じた。多分、足りないのは魔力だろうと仮説を立て変化できないならなのはちゃんと協力しようと思い走り出す。

 

「まずは、なのはちゃんの近くの根どう何かしようかな!ブラスト!」

 

二丁拳銃の銃身の先に桃色の魔法陣が展開され魔力が蓄積され十分に溜まったことを確認して引き金を引く。太い桃色の光線が放たれてなのはちゃんを襲う根を貫通して吹き飛ばすだけにとどまらず本体の樹木にまで命中した。しかし、樹木は樹皮が割れ、禿げるだけにとどまった。

 

「なんなの!?」

 

なのはちゃんが驚いているようだ。俺がいることに気づいていないのかな?そんななのはちゃんのそばに降り立ち声をかけた。

 

「こんばんは、なのはちゃん。しかし、さっきの攻撃は今出せる最大火力だったんだけどなのはちゃんはどうにかする方法何かある?」

 

「ヴィットさん!?どうして此処に!?それに手に持ってるのはデバイスですか!?」

 

「あ、うん。デバイスで当ってるし、同じ魔導師だよ。細かい説明は後でね。それよりこれをどうにかできる?」

 

「あ、はい。時間をかけてチャージすればなんとか。」

 

「なら、チャージの間、君に危害を与えられないように時間稼ぐからよろしく。じゃっ」

 

樹木に向けて全速力で走り出す俺。俺をどうにかしようと複数の根が振り下ろされるがブーストで強化された身体能力で躱しながらマシンガンの様に黄色い魔力弾を放ちながら進む。

 

前から5本の根が迫るが真ん中と右のね、3本を魔力弾で消し飛ばしてスペースの空いた右に進みすれ違いながら残りの2本を対処する。次は、3本右から来た。3本までなら対処できるため躱さず消し飛ばして進む。これを5分ほど繰り返すとなのはちゃんから声がかけられた。

 

「ヴィットさん!終わりました!退避してください!」

 

なのはちゃんの言葉に従い退避する俺。俺が退避したのを確認したなのはちゃんは技の名前?を叫びながら魔法を発動した。杖の先から俺の光線とは比べものにならないほどの太さの桃色の光線が放たれた。なんとか止めようと根を複数重ねて盾のようにして身を守る樹木。しかし、なのはちゃんの光線はそれすらを吹き飛ばし樹木を光線で包み込んだ。光線が止んだ後には青黒い宝石が残っていた。それをなのはちゃんは杖の中に収納してこの事件は終結した。

 

なのはちゃんが魔導師になった理由を簡単にまとめた。

 

ペットのユーノ君は魔法がある異世界から来た。さっきの宝石はユーノ君が遺跡から発掘した危険なもので異世界の警察?に運ぶ途中で何者かに襲われて地球に落ちてしまう。そして、その宝石が回収する前に暴走してしまいどうにかしようとしたがユーノ君の魔力が足りず負けてしまいなのはちゃんに協力を頼み今に至るらしい。俺にも協力を求めて来たが積極的に回収するつもりはないが近くで暴走したら回収を手伝うと約束した。

 

そして、今日の打ち上げは参加せずなのはちゃんに士郎さん達へ今日は帰るという伝言を頼んだ。疲れた、今日はよく寝れそうだね舞ちゃん?



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