バンドリ×ミドリ! ss (taki倫也)
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side:basic
1譜面


久々の執筆。
リハビリ用なので誤字多めかも。

この作品に含まれる要素は
・極度のキャラ崩壊
・独自解釈
・他作品のネタ
・独自予測


時は大ガールズバンド時代。

 

俺たちの世界は音楽なしでは語れない。

…そこまで言うお前は誰かって?

俺の名前は…雨音(あまね)という。

雨の音であまねだ。覚えておいてくれ。

 

そして俺が日々通っているのは、

ライブハウス「CiRCLE(サークル)」。

まだオープンしたてだが、評判は上々でお客が全く来ない時なんて見たことない。

 

そして先日のことだ。

スタッフとしてスカウトされた。

…まあ、正直ガールズバンドにかなり賭けてたしそろそろ俺の生活費も一緒に飛んでいきそうだからなぁ。

俺はこの申し出を快く受けることにした。

(そっちの方が俺の負担少なそうだからね)

 

そして今日がバイト初日。

学校終わったら早く行こう!って思ってたんだけど…

生徒会の仕事やら頼まれごとの消化で少し遅れてしまった。

向こうには連絡してあるから大丈夫ではあるけど…

初日に遅刻は悪印象かな。

 

俺はCiRCLE(ライブハウス)に向けて自転車を漕ぐ。

 

=============================

 

自転車を置いて店内に入る俺。

既に開店していたのでお客さんは…

何故かいない。

 

「こんにちは…」

 

「いらっしゃい…って雨音くんじゃない。学校お疲れ様~」

 

「お疲れ様です、えっと…月島さん」

 

「あ、名前覚えててくれたんだねぇ。でも…下の名前で呼んでくれると嬉しいかな」

 

何気ない会話をしているが、彼女はここライブハウス『CiRCLE』で働く月島まりなさんだ。

俺を誘ってくれた人でもあるこの人。

 

「ごめんなさい、遅れてしまって」

「良いよ別に。先に連絡してくれたから対応できたし…でも次からは気をつけてね?場合によってはクビもあり得るから」

「はい…ところでま、まりなさん、お客さんは?」

 

ロビーには俺とまりなさんの二人だけ。

 

「一応、練習してる子たちはいるけど…今日はライブがあるわけでもないからお客さんは来ないね」

「なるほど…」

「ほら、そんなことより急いで着替えてきて?簡単に仕事とか教えるからさ」

「は、はい」

 

こうして俺はまりなさんから仕事を教わることになった。

 

 

=============================

 

仕事も教わり、ある程度は理解したのでまりなさんは休憩に。

俺はロビーの清掃をしつつ、お客さんが来るのを待つ。

 

「鍵を返しに…あれ君は?」

「あ、はい。今日から入ったバイトの雨音です」

「新人さんかー、よろしくね。私はRoseliaのベースの今井リサだよ。はい、鍵」

「よろしくお願いします。はい、確かに。」

「あ、あとスタジオの予約しておくね、来週の水曜日なんだけど...」

 

今日練習に来ているのはRoseliaだったのか…

聴きにいきたかったな。

Roseliaは実力主義のバンドでメンバーそれぞれの技能も高い。

ボーカルの湊友希那の歌唱力はずば抜けている。

 

「来週の水曜日はっと…まだ入ってないですね」

「そっか、じゃあ17時から二時間でお願いするね。あと君って多分年近いよね…元々ライブとか来てくれてるし…」

 

す、鋭い…というか

「知ってたんですか?俺を」

「良く来てくれる観客はね…あと敬語はなしでいいからね?あとはい、今日のお代」

 

「わ、わかりました。ひぃふぅみぃ…はい丁度頂いたので、領収証だね」

「うん、ありがとう。雨音君、またね」

「またのご利用をお待ちしています」

 

今井さんは領収証を受けとると出口に向かう。

 

「…またね、か」

 

俺は改めて、このバイト入って良かったと思った。

…あと何回改めれば良いのかな?

 

===========================

 

『CiRCLE』から外に出た私を待っていたのは、友希那。どうやら待ってくれたみたい。

 

「なんだみんな、先に行ってても良かったのに」

「リサと話したいこともあったから」

 

「…そっか」

 

そして私は友希那と帰路へついた。

歩きはじめてから少したったくらいに友希那は話を切り出した。

 

「さっきリサが話していたあの子…」

「ああ、雨音君?今日から入った新人なんだって。友希那、もしかして気になる?」

「そうではないわ…彼、良くライブに来てくれていた人でしょ?」

 

おっと、友希那が覚えていたなんて…

まあ、ほとんどいたもんね雨音君。

雨の日とか雪の日も

 

「後で挨拶しておいた方がいいわね」

「そうだねー、でも友希那。なんで雨音君の話をしているの?」

「それは…言えないわ」

「ええー、肝心なところだよ?ちょっと友希那ー?」

 

この時私は友希那の変化に気づいていられれば、あんなことにはならなかったのに。

 

=========================

Roseliaのメンバーが帰った後、特に目立った動きもなかったので、スタジオの片付けと店じまいをして、俺は帰宅することにした。

 

まりなさんには改めて謝罪をした。

 

まりなさんは気にしていない様子だったが、俺的にこれはまずいと感じた。

 

帰る途中、表札に『市ヶ谷』と書かれた家から良いメロディが聴こえた気がした。

 

 

 

 

 




はい、お疲れ様でした。

誤字脱字と、作品への感想待ってます。

…勢いで書くのは少し控えようかな。
いやぁ、1から100作るも大変だなぁ


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2譜面

今回は、バイト初日のその後。
まんまるお山に彩を!
この素晴らしい彩に友達を!

基本的に家での会話になります。

あと、前回出てきたリサ&友希那達の設定もあげる予定です。

あこ書くの大変そう...
だれかあこ語録作って...


バイトが終わり、俺は家に帰ってきた。

現在の俺の家はアパートの一室。、一人暮らし中である。

帰ってきてすぐ、俺はシャワーを浴びる。

 

 

...そしてすぐに夕食にした。

今日の夕食はコンビニ弁当。

さすがに慣れない仕事は体がもたないな...

早く慣れないと...

 

「...あ」

 

俺は生徒会の仕事の後処理を忘れていることに気づいた。

バイトに早めに行こうとするあまり、生徒会の記録書くのを後回しにしていた。

 

「...明日の昼休みやるか」

 

今、考えても仕方ないことだし、明日…響希誘うか。

今は連絡できないか

 

俺は夕食を済ませ、明日のお昼ご飯をどうしようか考えてるところに…

 

ニャー!

 

俺のスマホから猫の鳴き声が。

最近猫に惚れてしまい、携帯の通知を鳴き声にしたりカバンにも猫のストラップをつけている。

何の通知...なんだ?

とりあえず見てみる...

 

「...わざわざ連絡しなくても良いのに」

 

俺が見たのは『ある人物』からのメッセージだった。

正直、俺は連絡するつもりはなかったので最近既読をしていないので毎日同じように送ってきている。

こわいわぁ…。

 

あ、パンあるしサンドイッチにするか!

野菜とパンは朝用意するとして。

他にすることは、連絡?

 

「…一応会長に連絡しとくか。あの人の分もサンドイッチ作っておこう」

 

あの人偏った食生活だからなぁ。

…そろそろ矯正しないと後戻りしないだろうな。

 

サンドイッチの具材どうしようか…

卵…ハム…マスタード

あ、マスタード切れてる。

 

買ってくるか…。

俺はパーカーを羽織り、近くのスーパーに行くことにした。

 

~~~~~~~~~~~~~~~

 

現在歩いて帰宅中です。

無事、マスタードを買えた。

あと今日飲む水分とサンドイッチの具に良さそうなツナ缶、あとはmicroSDも買っておいた。

俺のスマホはアンドロイドのXperiaなので、データ保存にmicroSDは必要なのである。

今のは、音楽や画像でいっぱいだからそろそろ変えよう思っていたのである。

何故自転車を使っていないかというと、単純に自転車の鍵を開け閉めするのが面倒なのと家からスーパーは距離があまり長くないので歩いていきたかったからである。

 

俺的に短距離に自転車使うべきではないかな…って。

ここから商店街の知り合いの普通少女の喫茶店行くときも歩いているね。

商店街を自転車で通るのは友達と遊ぶ時だけだな。

 

普通少女の喫茶店...羽沢珈琲店。

あそこのコーヒーとスイーツが美味しくてね...。

また食べたいな...。

初めて行ったのいつだっけ?

たしか...友達に勧められてだったな。

 

学校の早帰りのお昼に寄ったんだったな。

その時、俺の一応知り合いのエゴサピンクがいて...

そのあと俺達二人に着いてきてたっけ。

 

あいつ、意外に行動力あったんだな。

そりゃあ、アイドルだもんな、あのときは友達も喜んでたからであって...てか二人でLINE交換してたな。

俺の行動制限されそう...こわいわぁ。

 

そろそろ家だぁ。

俺の家は2階なので階段をのぼっていく。

 

家の前に誰かいる。

...確認してみたらエゴサの鬼ピンクじゃないですか、ヤダー...ヤダー...。

何で来てるんですかねぇ

 

「あ、待ってたよ凪君!」

「待たなくていいです」

「ひどい!いきなりそれって...」

 

「ここではあれだから、中で話そう」

「...うん、ありがとう」

 

~~~~~~~~~~~~~~~

 

愛しの従兄のお家に来てしまった。

一時的なものだけど、彼の家に間違いはない。

私、丸山彩が現在訪れているのは従兄の雨音凪の家です。

初めてって訳でもないんだけどなんていうか…

好きな人の家って緊張するんだよね。

彼は気づいているのだろうか?

 

「少し座って待っててくれないか?明日のお昼の準備するから」

 

彼は私のことはお構いなしに作業を始める。

これは気付いてなさそうですね。

でも私から告白したら敗けだと思ってるのでしません!

だってアイドルだから。

 

「凪君、明日のお昼ご飯何にするの?」

 

「えーと、サンドイッチかな…って何で彩が聞くんだよ」

「(私が)気になるからに決まってるでしょ」

(あれ、彩ってそんなに食いしん坊だったっけ?)

「少し食べるか?」

「え、良いの?」

 

「まあ、味見も必要だから」

「わかった、私がんばる!」

 

…あれ今私食いしん坊とか思われた?

いや、そんなはずはないよね。

それから私は凪君のサンドイッチの試作を小1時間堪能したのだった。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~

「それで今日はどうしたんだ?」

 

試食も終わり、凪君が片付けている。

いやー、サンドイッチ美味しかったな。

…結婚したらあれ以上の腕になってそうだな、私の家事スキルは不要かな?

いやでも、凪君と一緒に台所にたって料理してみたいなぁ。

 

「...彩、何を考えてるんだ?」

「...えっ?いや将来のこととか、私の願望なんて全く考えてないよ?」

「...どゆこと?」

 

よ、余計なこと言っちゃった。

「そ、それより今日はね」

「...今日は?」

 

うーん、言いづらい...けど言わないと。

 

「しばらく...してほしいの」

「...はぁ。何で?」

 

「実はお母さんとお父さんが...で」

「それで?」

 

念のために説明中。

「...の間の費用は用意してるって」

「...いつまでだ?」

 

「一応は一週間くらいだから」

「...わかった。」

 

「じゃ、明日よろしくね!」

 

そう言って私は彼の家を出て家に帰ることにした。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~

 

彩ことエゴサピンクが帰ってから五分くらいか。

俺はある人に電話をかけた。

二回目の呼び出しで繋がった。

 

『もしもし?』

「どういうことですか伯母さん」

 

『いきなりなぁに?凪君』

 

「彩を家にしばらく過ごさせるって」

 

『しかたないじゃない、親戚の法事が向こうなんだから』

 

「せめて一緒に連れてくとか…」

 

『それが出来たらそうしてる。でも…無理なのは貴方もわかっているでしょ?』

 

彩にはアイドルとしての仕事がある。

もう、親に着いていかなくても良いのだ。

 

『まあ、私達がいない間に何かあってもそれは貴方達の責任だから、よろしく!』

 

「え、ちょっ」

そして切られた。

 

さっきエゴサピンクと話していたのは、両親がどっちも法事にいくため、仕事が休めない彼女をしばらく家で過ごさせるというもの。

明日から一週間。

あの人達の場合はもう少しかかりそうだが。

 

…明日からさらにハードそうな日程になりそう。

とりあえずRoseliaの音楽でも聴いて逃避しよう。




納得いく内容を考えてる家に一週間超えてた。

彩ちゃんは準レギュラーです。

前回より完成度低めだけど楽しめたかな?
今回も誤字&感想報告よろしくね。

次回は短編が先かな


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3譜面

久しぶりです。
そろそろ入学式や…。

大学デビュー…多分一週間もたないからやらない。

ああ、ゲーセン行きたい。
いってくりゅぅぅぅぅ。


5時に目が覚めた俺。

冷蔵庫から昨日仕込んでおいたサンドイッチの具を取り出しておいて、先にシャワーを浴びに行く。

昨日は、生徒会とバイトとエゴサピンクが重なったおかげで疲れが凄い。

一番最後なんて、しばらく泊まるとあ...。

でも今日もバイトあるからな...鍵どうしよう。

彩のスケジュールわからないもんな。

 

サンドイッチを作る。

作業をしながら、今日は飲み物何を持っていこうか悩む。

コーヒーかな、やっぱり。

あーでも、生徒会室にコーヒーメーカーあったな。

ならお茶系がちょうどいいかな。

 

紅茶なら、リプ○トンか午後○紅茶かね。

ティーパックあったな。

うーん

途中のコンビニで買うか。

 

作業も終わったのでシャワーを浴びる。

いつもはもう少し早めに起きてたりする。

 

シャワーから戻り、制服に着替えた俺はスマホを開く。

ツイッターとLINEの確認だ。

 

ツイッターでの繋がりは人並みだと思う。

ガールズバンドファンのフォロワーが多いかな。

 

LINEは友達と彩くらいかな。

生徒会長の持ってるけど、あの人あんまり反応しないから話すことが少ない。

 

そういえば、帰りのあの音凄かったな...

まるで俺自身が楽しく弾いてるみたいに感じた。

まあ、楽器なんて弾いたことないんだけどね。

歌うことなら出来るのにな。

 

そうこうしてるうちにもうすぐ家を出る時間。

俺は朝食は基本的に食べない。

 

それを聞いた友達が嘘だろとか言ってたが…それは人の勝手だろう。

 

朝ごはんは重要ではないと俺は思う。

 

ピロリーン

LINEの通知だ。

友達の大地からだ。

 

「おーい、凪やーい」

大地は昔からの付き合いで良く遊んでいた。

俺が暗かった時支えてくれた一人でもある。

可愛い女の子に目がないけど、いいやつだ。

あいつがメッセージを送ってきたら、学校に行く時間だ。

集合場所に向かうために自転車で駆け出す。

 

時は経ち、夕方。

今日は生徒会に仕事も済ませて来たので、遅れることはなかった。

着替えて、レジに立つ。

 

今日のスタジオの予約は、「Afterglow」と「パスパレ」...彩いるのか。

互いに一時間ずつ。

アフグロってたしか…。

 

ドアが開かれる。

五人組だ。

赤メッシュの子とピンク頭の…彩と似た何かを感じさせる子。

あとは…見覚えある人達、彼女達がアフグロのみんなだね。

 

「アフターグローです!」

 

ピンクの子が受付に来た。

「いらっしゃいませ、アフターグローさんですね」

 

手続きを済ませて、鍵を渡す。

アフグロってあんまり聴いたことなかったな…。

響希が好きだったはずだ。

後で楽しみ方でも聞いておこうかな。

 

「よっし、みんな行こっか」

 

「…うん」

 

「いこいこ~」

 

続々と部屋に入っていく。

しかし、残っている人物が一人。

 

「こんにちは、雨音さん」

 

「こんにちは、つぐみちゃん」

 

彼女は羽沢つぐみ、例の珈琲店の女の子だ。

すっかり常連になってしまった俺と良く話をしてくれる子だ。

真面目だから、些細なことで悩んでしまう所が可愛いかな。

 

「ここでバイトしてたんですね、知りませんでした」

 

「始めたのは昨日だけどね」

 

「でも、始めたばっかな割に手慣れてません?」

 

うーん、こういう作業は生徒会でやってるからな…。

俺向きなのかもしれない。

「つぐみちゃん、俺はまだまだ完璧に近づいてないよ」

 

そして俺は続けて、

 

「まあ、早く仕事慣らしてみんなの演奏聴いていたいだけなんだけどね」

考えていたことを話す。

本音を彼女に漏らすのは初めてではない。

珈琲店で店員とお客(つぐみちゃんと俺)の何気ない会話でいろいろ彼女にだけは本音で話していた。

彼女と話していると、不思議と落ち着くのだ。

「…雨音さんらしいです」

つぐみちゃんは笑顔を浮かべ、

「頑張ってください、私も応援してますから」

 

「お互い、ね」

 

ここでは彼女との関係が多少の変化がありそうだ。

 

「じゃあ、私いきますね」

 

「うん、頑張って」

 

つぐみちゃんは部屋に入っていく。

 

==========================

 

「いいな~、つぐみちゃん」

凪を外から見ているピンクのツインテが揺れていた。




お疲れ様です。
アフグロはつぐみちゃんとひまりんがヒロインです。

え、ピンクのツインテ?
…誰かわからないですか?


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side:schooldays(突っ込み待ち)
一時間目 お昼休み


待望(?)の新作。
リハビリ中。
そういやバンドリ編の最初のメインヒロイン決めてないや。
最初のヒロインをアンケートで決めようかな。
オリキャラの設定あげとくね。
とりあえず主人公とその周りかな


次の日、学校にて

今はお昼休み。

机を並べてお弁当を広げてたり、チャイムがなったら一目散に食堂や購買に向かって小走りするやつがいたりする...賑やかな時間帯である。

俺はどちらかというと、前者である。

高校生になってから言うもの、一人暮らしをしているので自炊なのである。

俺としては買い食いでも良いと思うんだけどね。

やっぱりお金は楽しみの為(ガールズバンド)にとっておきたいからね。

 

今日も友達と食べようと思っていたが、昨日バイト向かう際に生徒会の仕事を記録するのを忘れていたので今のうち済ませたいのと、今日はバイト遅刻したくない。

と、いうわけで...

今日は生徒会室で食べることにする。

友達には一言言っておかないと。

友達がいるのは隣のクラスなので手間はかからない。

 

「おーい、響希」

 

流石に他クラスに入るのもあれなので廊下から声をかける。

 

「ん...雨音、少し待っててな。これ仕舞ってから...」

 

今、教科書類を片付けているのは俺の友達の箱部響希(はこべひびき)。

高校入学したときに知り合ってからというもの、こいつとは仲良くしている。

響希が弁当を持って来た。

 

「お待たせ、今日はどこで食べる?」

「生徒会室で作業したいからそこでも良いか?」

「...またか。今月何回目だよ」

「今日、バイトだから放課後はダメなんだよ...」

「そうだったな、お前はただでライブ見れるんだよな...」

「響希、お前だってバンドの練習があるだろ?」

 

響希はバンドグループ「スカーレット」のリーダーでもある。

響希は俺とガールズバンドのライブに良く行っている友人。

さらには自分でバンドを作ってしまうのだから凄い。

響希にバイト(CiRCLEスタッフ)の事を伝えると、驚かれたのと、「裏切り者~!」と殴られたのがいまだに頭から離れない。

 

「あの時はいたかったな...」

「あれはごめんって、あの時は勢いでやってしまったから」

「わかってるってそれくらい」

 

まあ、俺も同じ立場なら響希より過激だったかもね...。

生徒会室に向けて歩いている俺たち。

 

「そういえば昨日、バイト初日だったよな...どうだったんだ?」

 

言いづらい質問来た...。

でも嘘つくのも嫌だし...

 

「実は...」

 

~移動しながら説明中~

 

「...なんというか律儀だなお前も」

 

話を理解してくれる親友って素晴らしいと思った瞬間である。

 

「…でも遅刻はまずいだろ」

「ダヨネ、ホントオレモヤバイトオモウ」

 

「片言やめろよ…ほら着いたぞ」

 

生徒会室に到着。

普段は鍵が閉まっているが、お昼休みは別。

なぜなら生徒会室でご飯を食べている人間が他にもいるからである。

扉を開けてみる。

そこにはカップラーメンをすするメガネの女子がいた。

 

「…またカップ麺ですか、会長」

「やあ、雨音くn...」

「よお、翼」

 

「な、なんで響希君もいるんだ」

 

「雨音に誘われたからな」

 

この人は夏川翼(なつかわつばさ)さん。

うちの学校で一番上の生徒。

つまり生徒会長なんだけど、文武両道なのに家事が一切できないダメ人間という±0な人である。

この事を知っているのはそんなにいない。

 

「翼、またそんなのばっか食ってるんじゃないよ」

 

「べ、別にいいだろ?好きなものを食べていれば人は生きていける。」

 

ちなみに響希は極度のお人好しなのでダメ人間を放っておけない人間です。

生徒会長は響希には弱いです。

響希のこと、今度オカンって呼んでみようかな。

 

「はい、これは没収。代わりにこれやるから」

「あ...私のカップ麺...!」

響希は持っていた包みを翼さんに渡す。

「これは君の弁当だろ?私が全部食べるわけには...」

 

「俺には、雨音の弁当があるんで平気です」

 

「え...」

 

「それは雨音君に迷惑が...」

 

「響希、だったら俺のご飯のほうが会長に丁度良いと思うよ」

 

まあ、俺も響希の事は言えない人間でして。

 

「今日は手軽に食べられるサンドイッチです。みんなで食べましょう?」

 

...こうして生徒会室で小さな食事会が行われたのだった。




お疲れ様
今回も誤字脱字報告&感想待ってるよ。

前書きで伝えた通り、ヒロインをアンケートするよ。
それで順番考える。


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side:option
キャラ設定1


設定更新の際は新たに書いてあげるよ


[主人公]:雨音(あまね)凪(なぎ)

高校2年生で生徒会副会長

共学校に通っている。

訳ありで現在アパートで一人暮らし。

両親は幼い頃に事故で亡くなった為、中学卒業までは親戚の家に引き取られていた。

高校に進学する際に親戚に頼み、就職するまで月1で仕送りをしてもらえる事と大切な用事以外で帰ってこない事を条件に一人暮らしが許可された。

ライブハウス『CiRCLE』でスタッフとしてバイトを始めたが初日に遅刻をしてしまったことを今でも悔やんでいる。

どんな相手にでも一人称は『俺』。

初対面の相手や明らかに目上の人には敬語を使う。

身内やなれてる相手には毒を吐く場合があります。

歌うことは好きで良くカラオケに行く。

 

ガールズバンド大好きだが、それと同じくらいにリズムゲームが好き。

 

【主なステータス】

身長168cm/体重59kg

誕生日3月9日

好きな食べ物:チャーハン、ラーメン、クッキー、ポテト、ハンバーガー

好きな飲み物:コーヒー、コーラ、○Maxコーヒー、炭酸水

嫌いな食べ物:チョコ※、あんこ、レバー

趣味:ライブ観戦、ゲーム、音楽鑑賞、歌唱、猫

性格:お人好し、人をいじるのが好き、無計画

コンプレックス:太りやすい体質なのでカロリーを気にしてしまうこと

備考:(寝癖が凄い)、恋愛に対して耐性なし。

 

※チョコは嫌いではなくアレルギーである。

 

[雨音の親友]:箱部(はこべ)響希(ひびき)

高校2年生で帰宅部。

雨音とは高校からの付き合い。

雨音と同じ学校、隣のクラス。

響希は「スカーレット」というバンドのベースでリーダーである。

彼には2歳離れた妹がいる。(後のイロドリミドリ)

機械いじりが大好きなメカオタク。

シスコンでもある。

イロドリミドリ編主人公。

 

雨音とは、ガールズバンドファンの同士である。

リズムゲームは雨音に劣らない腕前である。

雨音とはカラオケにも良くいく。

 

【主なステータス】

身長170cm/体重60kg

誕生日6月15日

好きな食べ物:ジャンクフード

好きな飲み物:コーラ

嫌いな食べ物:特にない

趣味:ゲーム、音楽鑑賞、機械いじり

性格:お人好し、妹に甘い

容姿:コンタクト

備考:機械にたいして愛着を持ってしまう

自分より他人優先。

 

[雨音の上司]:夏川(なつかわ) 翼(つばさ)

高校3年生で生徒会長。

雨音の先輩で響希とはバンド仲間。

翼はキーボード担当で作曲もしている

響希からは『翼』と呼ばれている。

 

[響希の幼馴染み]:霧雨(きりさめ) 林檎(りんご)

高校2年生で帰宅部。

雨音と同じクラスで「スカーレット」のメンバー。

林檎はギター担当で事務的な事をしている。

雨音とは響希を介して知り合った。

 

[林檎と雨音の友人]:紅林(くればやし) 雀(すずめ)

高校2年生で生徒会書記。

雨音と林檎と同じクラスで翼の後輩。

雨音の事を高校1年生の時から想っている。

林檎とは中学の頃から友達である。

たまに雨音と響希、林檎と共にご飯を食べに行ったり、お昼を食べたり、遊びに行っている。

 

[期待の新人]:加藤(かとう) 正義(まさよし)

高校1年生で文芸部。

「スカーレット」のメンバーで二代目ドラム担当。

メンバーに良くいじられる。

同い年の友達が少ない。

 

[加藤の世話係]:安立(あだち) 梨菜(りな)

高校2年生で生徒会会計

響希と同じクラスで雨音と紅林の同期。

「スカーレット」のメンバーで初代ドラム担当。

1年前に怪我をして以来、ドラムを弾いていない。

今は作詞と加藤の世話が彼女の仕事。

 

[スカーレットの主柱]:愛川(あいかわ) 恵(めぐみ)

高校3年生で文芸部。

翼と同じクラスで「スカーレット」のメインボーカル。

彼女の歌唱力はメンバー全員が認めている。

私服のセンスは微妙である。

響希からは『恵ちゃん』と呼ばれてる。

響希の事を可愛い後輩として可愛がっている為、林檎から睨まれることもしばしば。



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現在進行している章についてと最近の報告

戦隊的なことしたいな
ブシドーホワイト、若宮イヴ
スマイルイエロー、弦巻こころ
メッシュレッド、美竹蘭
モカシルバー、青葉モカ
コロネダークブラウン、牛込りみ
エゴサピンク、丸山彩
るんるんスカイブルー、氷川日菜
ジェリーフィッシュブルー、松原花音
ベーカリーブラウン、山吹沙綾
とんこつレッド、宇田川巴
バイオレッドローズ、宇田川あこ

全員揃ってガルパ戦隊、バンドリイレブン

...夢か


まずはバンドリ編。

side:basicは主人公と香澄達との出会いです。

 

次に

side:schooldays。

バンドリ編とイロドリミドリ編で活躍するオリキャラ達の短編みたいなもの。

ストーリー性はない

ただし、本編と繋がっている場合があるね。

 

side:optionは設定集。

オリキャラ達の情報や

本編ないでの既存キャラの動きとか乗っけていこうかな。

 

バンドリ編の第2章はside:ADVANCED

です。

ちなみに章名のもとネタはCHUNITHMの難易度です。

バンドリ早くコラボ来ないかなぁ。

オンゲキにきてウニに来ないなんて...

絶対におかしい。

イロドリミドリとコラボしても違和感ないんだし。

 

EXPART→master→wolrdendかな。

 

イロドリミドリ編は

キャラごとにストーリー組もうかな。

あと季節とかでわけて

 

バンドリ百合部門はside:special

バンドリ短編部門はside:EX

 

少しギャルゲー感あるかも。

まあ、主が恋愛脳なだけなんだけどね。

イロドリミドリの最初のヒロインは箱部なる。

妹だからブラコン×シスコンで話はまとまるやろ。

 

side:schooldays

は時間軸はバラバラだねー。

ただ季節ネタはやるかな。

 

オリジナルバンド「スカーレット」編は

いつかきはじめよう...。

 

アンケート結果見ながら書いてるんだけど、最初は友希那ちゃんかなー。

一番、落としたら凄そうな感じするからね。

そうそう昨日カラオケいったんだよ。

その時、選んだのがDAMで。

久々にDAMで歌ってて、東方Projectの一覧見てたらいきなり増えててビックリした。

もちろん、バンドリとイロドリミドリやってたけど。

カプリチオとB.O.Fは辛かったな。

猫祭りはネタとして最高だったね。

 

話は戻して、友希那ちゃん以外にも入れてくれてたから嬉しいなぁって

もう少し続くけど、主のわがままに付き合ってくれると嬉しいなぁ。

みんなありがとう。

 

短編ネタとしては、ランダムスターが幻想入りします。

 

東方Projectぶち混もうかお悩み中。

 

雨音凪君。

今回の主人公だね。

彼は真面目でお人好しな部分を持っていたり、以外に負けず嫌いだから、いろいろおもしろくできる気がするね。

 

バンドリ×イロドリミドリで王様ゲームしたり、人狼も楽しそう。

 

それぞれ個別でやってもいいし。

とりあえず今までのことをまとめると、

 

・バンドリ編は5章目安

・イロドリミドリはメンバー一人一人ルート作る。

・side:schooldaysは時間軸は不定期

・最初のヒロインは湊友希那かな

・俺のわがままに付き合ってくれよな!

 

ここらへんで筆を置こうかな



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設定2 友希那とリサ、そしてエゴサピンクと普通少女

はい、メインでヒロイン関係なく凪に関わるキャラの独自設定あげてくよ。

とりあえず、彩とつぐみ!


[エゴサピンク]

丸山彩:アイドル、パスパレのボーカル、帰宅部、ファストフードの店でバイト。

丸山彩のMはマゾのM、凪の従妹。

凪にいじられても怒ることなく喜んでる。

高校二年生。

 

中学3年間、凪と共に過ごしていた。

凪には助けられてばかりで自分が申し訳ないと思ってる。

凪を愛してることは誰にも負けてないと思っている。

 

志島大地とは、中学からの仲で良く凪のことで相談をしている。

実はパスパレのメンバーも知っている。

ヴァンガードは凪に教えてもらった。

 

[偉大なる普通]

羽沢つぐみ:Afterglowのキーボード、喫茶店の店主の娘、人の良いところ見つけてくれる。

高校一年生。

中学三年生の頃から、羽沢珈琲店を手伝っており、凪とは一年ほどの付き合いだ。

凪が来る日は大抵、仕事が手につかなくなる。

お父さんに注意されてはいるがその癖はまだ治ってない。

 

毎回、凪が悩んでいるときは横に座り話を聞いてあげている。

彼は泣かないが代わりにつぐみが泣いてくれる。

実は凪がそれを見て元気を出しているなんて、絶対に言えない。

 

つぐみはまだ凪に惚れた訳ではないが、惹かれつつある。

 

[海月喫茶]

松原花音:ハロー、ハッピーワールド!のドラム。

高校二年生。

彩と同じ学校で千聖と仲がいい。

凪とは羽沢珈琲店で知り合った。

助けてくれた凪に恩義を感じている。

バンドを組んでしまい時間が取れない今も、見かけると声をかけることを忘れずに続けている。

それが恋心とも知らずに。

 

彩にヴァンガードを教えてもらいやっている。

最近では、同じバンドのメンバーのミッシェルの中の人の奥沢美咲ともファイトしている。

 

【赤メッシュは誓い】

美竹蘭:Afterglowのギター&ボーカル。

高校一年生。つぐみと同級生でバンドメンバー。

口癖は「いつも通り」。

ひとりで抱え込むことが多く、メンバーに心配されやすい。

華道の名家:美竹家の一人娘だ。

 

Roseliaのボーカルの湊友希那と会うたびに煽る発言をしてそのたびにメンバーに阻まれる。

実は凪と従兄妹同士。

凪は知っているが蘭本人は知らなかった。

 

初めて出会った後に、家に彼がいることで気づく。

その後は彼を凪兄と呼んでいる。

 

父親と仲がいい、凪を慕っている。

 

~ポピパどうしよっか?~

うーん…。

誰がいい?

アンケート取るかぁ!!

凪と接点があるキャラで!!

今回書いたキャラはIF書くからよろしくね。

 

彩、つぐみ、花音、蘭。

 

ヴァンガードをあげるのがさきになるかな?

またね!



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デビルサバイバー2 についての補足

デビルドリーマー2を執筆するに辺り、説明。


はい、どうも作者です。

今回話すのは、コラボ作品としてあげるモノノ原作について。

 

『デビルサバイバー2』

ATLUSさんがDS用ソフトでリリースした作品。

3DS移植作として、『デビルサバイバー2BR』というものがある。

 

主人公と仲間達が、悪魔やスキルを使い侵略者から日本を守るというもの。

 

主なキャラ

 

まずは主人公。

ウサミミパーカーが特徴的な少年。

ノベルパートでは選択肢を選ぶことで会話が進む。

選択肢によってはイケメンに変わったり変態になったりする。

CVは神谷さん。

声が入っているのはタイトルコールとサブタイトルのみ。

BRではオープニングを担当している。

 

丁寧に説明しているとウィキになってしまうので終わり。

簡潔に行くと、

 

志島大地 : バカ、まっすぐ、ツッコミ、いいこ

新田依緒 : 優等生、おっぱい、コミュ障

迫真琴  : 真面目、泣き虫、甘い、ジプス

峰津院大和: 天才、強者、ツンデレ、ジプス局長

秋絵ジョー: 不真面目、彼女持ち、おじさん

ケイタ  : 元ヤン、チビ、髪白い

ヒナコ  : お人好し、踊り子、メガネ

アイリ  : 元ピアニスト、ツンデレ、アスミス

ジュンゴ : 優しい、マイペース、茶碗蒸し

フミ   : 科学者、チャイナ、ジプス

オトメ  : 医者、苦労人、ジプス

ロナウド : 元刑事、暴徒

憂う者、アルコル、アル・サダク

     : セプテントリオン、神出鬼没

 

他にもいるけどここまで。

選択によって結末が限界まで広がる。

 

侵略者はセプテントリオン、トリアングルムの二種類。

どちらも1日に一体。

そして世界を浸食していく『無』の存在。

 

彼らは悪魔やジプスが用意した施設を使って、セプテントリオンやトリアングルムと戦う。

時には人間同士で、味方同士で争うことも。

 

彼らは世界を救うために、選ぶ。

生き方を、戦い方を、人付き合いも。

 

そして自分の命の在り方さえも。

 

BRでは大和、憂う者と似て比なる存在、峰津院都という人間が出現、彼女は敵か味方か?

 

そしてウサミミパーカーが選ぶ未来。

平等主義か実力主義。

世界の管理者を倒し、世界を一からやり直す。

 

今回の作品ではバンドリキャラが死ぬシーンもあるので、気分が害する方もいると思うので閲覧には注意してください。

 

それとループ作品になっておりますので、所々解説を加えつつ、進めていきたいと思います。

 

一応、全員生存ルートほありますが、これは最後までとっておきます。

 

必ずしも生き残る人間は存在しません。

しかし、生き残る為には選ばねばならない。

自分か他人の笑顔かを。

 

人とは選びつづけること。




ナビゲーターのティコは、
男の執事型と女のバニーガール型がある。

執事は敬語、バニーガールはあだ名&タメ口である。


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設定EX デビルドリーマー2

【ウサ耳パーカー】雨音 凪

主人公。日曜日、幼なじみの志島大地と模試を受けに行く。

模試終了後、大地が半ば強引に死に顔アプリ【ニカイア】を登録させられる。

大地と遊びに行く時に、私服ことウサ耳パーカーに着替える。

数時間後、大地と地下鉄で帰る際に、ハロハピの花音と合流し、ホームで待つことに。

途中、同じ学校の新田依緒に模試について聞かれる。

 

その後、4人同時に死に顔動画が添付されパニックに陥る中、彼は他のみんなに連絡していた。

そんな中、動画と同じことが目の前で起こる。

彼は死にかけるが、死ぬ寸前にティコから生きるか死ぬかを問われ、生きると答えた。

気がつくと、ホームに立っており、他の三人も無事だった。

 

【迷いの深海少女】松原花音

ハロハピのドラム。雨音と同じ所で模試を受けていた。

朝も雨音達と一緒に来たので、帰りも一緒に帰りたいので待って欲しいと雨音にメッセージを送る。

志島大地のことを「雨音の友達」と認識している。

ニカイアは弦巻こころに入れられた為、仕方なく放置していた。

地下鉄で合流した後、4人で死に顔動画を見てしまい、しばらく地面にへたりこんでいた。

ティコから生死を問われた時、生きることを選択した。

 

【脳内ミジンコレペルな雨音の親友】

志島大地

雨音の幼なじみ。雨音と共に模試を受けに来ていた。

模試終了した後、雨音が女子とLINEしていたことに過激に反応するほど愛に飢えている。

花音のことは「雨音の子供」みたいな感覚で見ていた。

なので彼女のことは「松原さん」と呼んでいた。

新田さんに憧れていて、地下鉄で見かけたときは鼻の下を伸ばしていた。

 

【臆病な少女】新田依緒

雨音や大地と同じ学校。一人で模試を受けに来ていた。

地下鉄で雨音達を見かけて、話しかける。

雨音に名前を覚えられていないようで少し寂しそうな感情を見せる。

彼女も死に顔動画を見てショックになる。

生きる選択をする。

 

【ナビゲーター】ティコ

死に顔アプリ『ニカイア』のナビ役。

主に死に顔動画の通知と1日の終わりを知らせてくれる。

任意であるが、1日を振り返ることも可能。

ティコは主に二種類で、執事の男とバニーガールの女。

 

雨音と大地、花音はバニーガール。

新田は執事を選んでいる。

 

執事の男は、すべての人間に様をつけて敬語で話してくれる。

一方、バニーガールの女はすべての人間をあだ名で呼んでいて、敬語は一切ない。☆や♪をよく使う。

 

そして、ティコを作った主のことを「あの方」と呼んでいる。



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side : 閉鎖空間
閉じ込められた世界で : I


※この作品の彩ちゃんは添えてるだけです、ヒロインではないので注意してください。
※ミッシェルの描写がヤバいとは思いますが暖かい目でお願いします。
※あこちゃんの語録誰か作って。
※ひまり可愛いです。
※普通少女はどうあがいても普通です。
※ホラー系ではないです。

『お前になれるのはお前だけだ。だからお前を変えられるのもお前だけなんだ。他の誰でもないお前だ!』



最近、自分の生活が良いものになっているような気がする。

好きなことを間近で見られる、憧れの人と繋がれる。

学校や家族とのかかわり合い。

まあ、家族といっても血が繋がっていない従妹だけどね。

たまに思うんだ。

あのままだったら

何も変わらず独りのままの俺は一体どうなっていたんだろう?と

 

これは、俺や彼女たちが夢みたいな出来事に巻き込まれた時の話だ。

覚えているのは俺だけかな?

まあ、そっちの方があいつらにとっては重要かもしれないな。

 

~序章~

 

  1

 

ここは何処だ?

俺が目を覚ました時、見たものはただただ白い『壁』だった。

正確には天井だが。

 

起き上がってみると天井だけでなく、四方八方全てが白かった。

夢なのだろうと思い、頬をつねる。

「…痛い」

これは夢ではない?

ではなんだろう…まさか誘拐、と思ったが俺に誘拐される理由が見つからない。

まあ、彩を呼び出すのには結構使えそう。

あのエゴサピンクの鬼アイドル、ドMだしなぁ。

 

【何処かの控え室】

 

「っくしゅ!」

 

「あれ、彩さん風邪っすか?」

 

「大丈夫だと思うけど…」

 

「じゃあ噂かもっすね」

 

「噂…噂は自分の目で見てみるのが一番だよね!」

 

「あ、エゴサ始まったってしまったっす。あと10分で始まるんで急いでくださいっすね」

 

【???】

 

俺はとりあえず何処かに出口があるのだと思った。

歩いているのだが、どれだけ前に進んでも風景が変わることがない。

もしかして反対かなぁ?

でもここまで歩いてきちゃったし。

今から戻るのも、違うよな。

 

そのときだった。

 

天井から音がした。

見上げてみると、ダクトみたいな大きい穴が現れた。

そのまま見ているとそこからなにかが落ちてくる音がする。

 

「わ、わぁぁぁぁぁ!!」

 

どうやら人の声、しかも女の子みたいだ。

 

どうせなら受け止めるか。

俺はダクトのしたで受け止める体勢になった。

しかし俺の予想とは程遠い物が落ちてきた。

声から女の子かと思っていたのだが、キグルミが凄い速度で落ちてきた。

逃げれるはずもなく、俺はキグルミの下敷きになるように倒れた。

 

~休憩1~

…あのときはやばかったな。

本当に気絶するほど痛かった。

互いに悪かったのでなんとも言えないんだけど

~~~~~

 

  2

 

「う...」

「だ、大丈夫ですか?」

 

俺は確か、キグルミに上から潰されて...。

ん?よくみたら、ミッシェルさんだ。

 

「はっぴぃすまいるぅいえーいぃ...」

 

「えっ、雨音さん?なんで今それを…じゃなくてしっかりしてください」

 

う、気持ち悪い。

そんなに揺かぶられているのか…

 

「ミッシェルさん…気持ち悪くなるので…」

 

「だから私は美咲です!」

 

ん?美咲って…

目元がはっきりしてきた。

俺の目の前にはミッシェルのキグルミを着ている奥沢美咲がいた。

 

「やあ、美咲…ちゃん久しぶり?」

「…昨日会ったじゃないですか、さっきのあれなんですか?」

「ただ寝ぼけてただけだよ」

「ごめんなさい」

「気にしないでくれ、今は誰が悪いとかじゃないでしょ」

 

「でも、明らかに意識刈り取ってましたし」

「…そうだったね」

 

まあ、とりあえずは生きてることに感謝。

生きてればヴァンガードできるし。

 

「それよりもここは?」

「それが解るのなら俺はここにいないかな」

「…なんか腹立つ言い方だなぁ」

 

「…そうか?」

「でも雨音さんも解らないってことはどうにもならないですね」

「そうだね...」

 

ここにいる俺達、一体何が起こっているのか知ってる訳もなく、俺達はただ二人で話すのだった。




※ヤンデレキャラってリサ姉だけかな?
※やっぱフライドポテトうまい。
※紗夜さんとヴァンガGのルーナの共通点が真面目なとこだけど、くどはるのキャラ憑依が濃すぎる紗夜さんw
※次回から脱出の為に動き出します。


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閉じ込められた世界で : ll

中編スタート!

勢いで書いてるから中身足りないよ


 ~二章~

俺とミッシェルの中の人、奥沢美咲が謎の白い空間に閉じ込められた。

この空間はどこまであるんだろう。

試しに走ってみたが壁はなかった。

美咲ちゃん...奥沢さんが来てからあの穴も消えてしまっている。

 

「どうしましょうか...このままでは埒が空かないですし」

「そうだね...」

 

俺と奥沢さんがこの空間に出くわしてからどれくらいたったのだろうか。

時間がすぎる感覚もなく、ただ一定の明るさを保っているだけだ。

ただただ白い空間に俺と彼女の二人。

どこぞの恋愛探偵書記なら、ここで告白せずにどこでするんですか?とか言いそう。

まあ、俺にも彼女にもそんな感情はないから気にする理由もないんだけどね。

 

「そうだ美...奥沢さん、何でキグルミだったの?」

 

「そういえばなんでだろ。気づいたときにはこのかっこうで」

 

ミッシェルさんの格好は自分の意思ではない?

誰かに着せられたってことかな?

ってことは...?

 

「キグルミの中って...」

 

「あ、そこら辺は大丈夫です。服の上から着てたので」

 

流石にそれだと自主規制しなきゃだもんね

おっとメタイな。

 

「このままだとあれだしキグルミは外してもいいんじゃないかな?」

「まあこのままでも支障はありませんけどね。ちょっと向こう向いててください」

 

「了解」

 

俺は後ろを向く。

確かにあくまで相手は女の子。

着替えは恥ずかしいよね。

 

 

~数分後~

 

 

着替え(キグルミを外す)が終わった奥沢さん。

俺と彼女はこれからどうするかを考えることにした。

どうやって外に出るか。

 

正直思い付かないが、他にすることもあまりない。

そもそもハロハピとは関わりがなかったから何を話していいのかもわからない。

他にいるだろって?

誰か関わりがある人…花音くらいかな?

 

「雨音さん、あれ」

 

奥沢さんが何かを見つけたみたい…って、また天井に穴が開いた。

さっきのパターンからすると、

 

「ミッシェルさん来るかな」

 

「なんでミッシェルに期待しているんですか…」

 

なんでって?

「(ミッシェルさんが)好きだからに決まってるだろう」

 

「…!?」

 

何故か彼女は赤面してしまった。

どうしたのだろうか?

 

「...一応受け止めないとな」

 

俺は穴の下でスタンバイする。

さあ、何がやって来る...。

 

『ふぇぇぇぇ!?』

 

ふぇ?

まさか…

 

『花音楽しそうね!手を繋ぎましょう?』

 

この感じは…

 

「…」

 

『ふぇ!?』

 

もしかしなくても、あの子達かな。

...おかしいなGet ○ildのイントロ流れてきた。

 

まさかな。

 

...来る!

天井から落ちてきたのは、金髪と水色髪だった。

 

「ふぇ、避けて~!!」

 

「無、無理に決まって…」

 

そして俺は本日二度目の気絶になった。

 

 

 




ハロハピの三人来たね。

儚いとはぐみはって?
もちろん次回出るよ。

次回は少し長めに
後編。

絶対観てくれよな!


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始業の月曜日 I 途中

【バンドリ×デビサバ2】 
例によって1はないです、はい。
これはデビルサバイバー2のストーリーをもとにしたものです。
このストーリーはまず、女の子が死にます。
恋愛は中途半端で止まります。

本日もご友人の死に顔動画がアッブされるので見てくださいね。

それでは今日モ良キ一日ヲ。


【模試会場】

今日俺は、家が近い幼馴染みの志島大地(シジマダイチ)と一緒に模試を受けに来た。

「凪、テストどうだった?」

「大地、お疲れ様。んー大丈夫だったよ、大地は?」

 

「ふっふっふ...英語以外出来たと思うんだけどな」

「あ、ちょっと待ってて」

 

俺は、スマホの電源を付けLINEを開く。

そこには何通かメッセージが。

 

相手はエゴサピンクとポテト風紀、リサとルン、普通少女とまりなさんからだった。

 

そういえばアイコンの時、通知が99以上だったな。

何でだ?

というか一体誰がそんなことを。

 

トーク画面の一番上はリサである。

彼女からのメッセージは1通。

あとは…。

 

いや、これ以上はやめておこう。

 

「お待たせ、大地」

 

「おう、かなり待ってたけどもしかして彼女からの連絡なのかー?そうだとしたら羨ましいぞバカヤロー!!」

 

「俺だって、モテたいやい!」

 

大地が荒れ狂ってる…。

 

「お前は良いよなぁ!生徒会やっててバイトもこなしてるし、さぞモテモテなんでしょうよ!」

 

「だ、大地?落ち着きなよ」

 

ここで否定してない俺、戦犯。

 

「落ち着いてなんていられるかコンチキショー、今日は俺に付き合ってもらうからな?」

 

「い、いや俺バイトあるから家に...」

 

「んなもん知るか!とことん連れ回してやる」

 

「わ、わかった」

 

大地は相変わらず強引だな。

大地は俺が小学生の時からの付き合いで、俺の家庭の事情も知っている。

俺の両親がいないことも従妹が丸山彩だということも。

あのエゴサピンク...大地に要らないこと言ってないよね?

 

「…あ、そうだ凪は『ニカイア』って知ってるか?」

 

「ニカイア?新しく買ったゲーム?」

 

「ちげーよ、何でも“友達が死ぬ未来を動画で見ることができる”アプリらしいんだよ」

 

友達が死ぬ未来…。

興味はあるけど、なんか気味が悪い。

 

「大地はもう登録したんだ?」

 

「当たり前だろ?たまにはお前の無様な姿見たいしな。」

 

俺の無様な姿って…

大地が毎回無様だからか。

すると大地が、

 

「そうだ響希やってくれるかな...送信っと」

 

「響希は真面目だからいれないかもね」

 

「案外面白がって入れてくれるかもよ?」

 

「それは...うーん」

 

「お、返ってきた...。響希もう入れてたって」

 

え、嘘!?

あいつが?

そういうカルト系は信じないと思ってた。

俺も信じないんだけどね。

 

「じゃああとは、お前が登録するだけだな。ほら貸してみ?」

 

大地にスマホを取られる。

どうやらさっき言っていた物をインストールしているみたい。

終わったらしいので大地が返してくれた。

 

「後は雨音が基本的な設定してくれれば大丈夫だから」

 

「わかった」

 

名前と性別、生年月日を入れて、次に進む。

ナビゲーターを選ぶそうだ。

基本的に二種類、執事型かバニーガール型だ。

男の子より、女の子がいい俺はバニーガール型を選んだ。

 

話し方がヤバい感じだったけど、気にしない。

 

『あなたのティコティコ、ティコりんだよ☆』

 

「大地もこんな感じ?」

 

「そんなもんだな~、よっしゃ行くぞ凪!」

 

【QーT前】

 

俺と大地は買い物が終わり、帰る為に歩いてた。

地下鉄に乗っていくのだ。

大地曰く、CiRCLEに行きたいらしい。

まあ、俺もこのあとバイトいれてるので行くのだが。

 

「あー、いっぱい買っちゃったねぇ」

 

「それ、大地だけでしょ」

 

大地がいろいろ買っていた横で俺は、アフグロのみんなやエゴサピンク用にお土産を買っていた。

 

「凪だって、それなりに買ってるじゃないか」

 

「俺は全部宅配業者頼みだ」

 

「んぐぐぐ…俺もそれにすれば良かった」

 

大地が持ってる荷物が重そうだ。

まあ、自業自得なので手伝わない。

 

「そーいえば、あの子どうした?確か松原さん」

 

「ここら辺にいるとは言っていたけど…」

 

松原花音は高校三年生。

俺らと同級生でドラマーである。

ハロー、ハッピーワールド!という。

ボーカル、ギター、ベース、ドラム、DJの異色ガールズバンドだ。

 

とりあえず立ち止まり、メッセージが来てないか確認する。

横にいる今にも荒れ狂いそうな大地を無視する。

 

見ているくらいで、彼女から連絡が...。

と思ったら何処かのエゴサピンクだった。

拒否を選択した。

さすがの大地も、「彩ちゃんドンマイ」とか言っている。

わかっていないな大地は、俺が拒否するのわかっているこいつが連絡をかけるということは、

 

「凪く~ん」

 

近くにいるってことだよ。

 

「あれ?彩ちゃんじゃん。どうしてここに?」

 

「いや~、近くで仕事があってその帰りなんだよ~。って大地君だ久しぶり~」

 

「今一瞬わすれられてた!?」

 

嘘をつくな、エゴサピンク。

俺が心配でずっと喫茶店にいたろう。

さっきまで一緒だったっす!って大和から連絡来てるからな!

まあ、大地みたいなバカには通用するだけどもな。

 

「俺らも模試が終わって今から帰るんだよ、なあ凪?」

 

「…ああ」

 

なぜ話すんだ志島。

 

「凪君頑張ってたもんね~」

 

「お前は横で邪魔してただけだがな」

 

「違うよ~、応援してたの☆」

 

あの星どっかで見たな。

何処だっけ忘れた。

 

「私も一緒に帰ってもいいかな?」

 

「もちろん!なぁ凪?」

 

なんか彩に優しいなこいつ。

後でしばいたろ。

断る理由もないので首を縦に振る。

今日のライブ、パスパレも参加だったな。

「あ、あの~」

 

唐突に後ろから声をかけられる。

俺は平気だったが、

 

「へ?」

 

大地は、

 

「うわぁぁぁぁぁ!?」

 

「ふぇぇぇぇ」

 

絶叫系が苦手だ。

そこにいたのは件の少女、松原花音。

今日俺達と共に模試を受けに来ていた子である。

彼女は電車に乗るのが苦手で、同じとこで受ける俺に一緒に来てほしいと頼まれたのだ。

まぁ、一応人助けは好きなのでこういうときは承諾している。

...エゴサピンクとか大地の願いは強引に巻き込まれるので自分からは参加しないです。

そこまでお人好しではないです。

正義のヒーローは他の人に頼みなさい。

 

「あれ、花音ちゃんだ」

 

「あ、彩ちゃん」

 

この花音の安心した顔可愛いな。

エゴサピンクのおかげってのはいただけないけど。

彩花音があるくらいだから良いのか。

良いんだろうな。

あ、ハロハピも出る予定だっけ。

 

「そ、それじゃあ行こっか?」

 

「そ、そうだな」

 

花音の一言により、地下に向かう俺たち。

 

 

【駅のホーム】

電車が来るのを待っている。

待ってる間、俺たちの会話は死に顔動画のことだった。

 

「あ、凪さっきの続きでさ、このアプリを入れたうちの2個上の先輩が彼女の死に顔動画見たらしくてさ。最初は信じてなかったんだけど先輩の眼の前で同じ死に方をしたんだって」

 

死に顔動画は実際に起こる()()()()()()()()()()()()()()()()ということである。

ある意味、少し先の未来を見ているようで気持ち悪い。

アプリをいれた意味があるのだろうか。

 

「あ、ニカイアって最近流行ってるやつでしょ?私もやってるよー」

 

空気読んでエゴサピンク…。

 

「わ、わたしも…入れてるよ」

 

二人とも入れてるのか。

ってことは…

 

「みんなで凪の死に顔動画が見れるってことだな!」

 

ダイチ、ユルサナイ。

 

「あ、そっか。ちょっと興味あるかもしれない!」

 

アヤマデ!?

 

「…なんか怖いね」

 

カノンハイイコダナー!?




【生きることは選び続けること。】
やっほーティコりんだよ☆

今日の出来事聞いちゃう?


聞く?わかった☆
はーい、それじゃー☆

えーと、まずは~。
大学模試を受けに来てて~、シジマとの会話中に女の子達から連絡来てたよね?
もしかして、その中に本命いるのかな~?
まあ、ティコりんを選んでくれると嬉しいなぁ。

それを見てたシジマが荒れ狂ってたよね~!
あれはかなりうけちゃった♪
あとあと凪っちは『ニカイア』に登録して、ナビゲーターを私にしてくれたよね、ティコりん嬉しい。

あとシジマと一緒に買い物に出掛けてたよね。
後で何買ったか教えてよね☆

地下鉄乗った辺りで、カノンから連絡あったね。
それで合流して、一緒に帰ることになって~、シジマが暴走してたね☆
なんか気持ち悪かった~♪

ホームにいたあの子、イオちゃんだったかな?
シジマが鼻の下のばしてたよね☆
こっちに気づいた時、シジマ慌てててうけた♪

それで凪っち達はそこでそれぞれの死に顔動画をみたね♪
みんな慌ててる中、凪っち何考えてたの~♪
もしかしてティコりんのことかな♪
死に顔動画の通りの光景になって死にかけたよね、本当に危なかった☆
私、凪っちに生きるか死ぬか聞いたよね?
そこで凪っちは生きる選択をした。
つまり凪っちは生き返った。
ここからどうなるかは、凪っちの選択しだい。

それではっ!
ハブ・ア・ナイスた~☆


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ガールズアンドファイター!!

ここは大ガールズバンド時代。
新たな世界に進出していた…。

彼女達はヴァンガードで争い、新たな時代を築こうとしていた…。


※この物語は本編とは全く関係無いです。…という訳ではないので、興味があるかただけ見てください。

 

ある日、雨音宅。

今日はバイトもなくまっすぐ、家まで帰ってきた俺、雨音凪。

俺が家に帰ってきて、やってる事は『ヴァンガード』のカードをいじること。

『カードファイト!ヴァンガード!』。

俺が小さい頃からあるカードゲームだ。

まだ父さんと母さんが生きてる頃は良く一緒に遊んでいた。

二人が亡くなった後も、続けている。

近くに二人がいる感じがするからだ。

それを考えると、『ヴァンガード』は俺にとって残った唯一の『繋がり』なのかもな。

 

今日はディメポのこれをいじって…。

 

ピンポーン。

 

…誰だ、この時間に?

まさかお隣さんじゃなかろう?

モニターで確認すると…

 

『ふぇぇ…押さないでこころちゃん』

 

『こら、こころもう少し下がって』

 

『早く出てこないかしら!』

 

なんか来てます。

誰かいます。

気のせいかな?知り合いに見えたよ?

クラゲ喫茶と異常人とミッシェルさんと中の人がいた気がする。

 

…開けてみるか。

ドアを開ける。

 

そこには、確認した通りの人達が現れた。

 

「いらっしゃい、花音ちゃんと奥沢さん。弦巻さんもどうしたの?」

 

「そうだったわ!今日は凪にヴァンガードを教えてもらいに来たわ!!」

 

「…は?」

 

何彼女が何を言っているのかさっぱりわからなかった。

 

~10分後~

 

「話は理解したよ、けれどせめて先に言っておいてくれ…」

 

「ふぇぇ、ごめんね雨音君…」

 

「花音さん、多分怒ってないですから…」

 

彼女達から聞いた話をまとめるとこうだ。

まず、奥沢さんと花音ちゃんがヴァンガードをしてるところに弦巻さんが現れて…。

 

「こころでいいわよ」

 

「こころ、誰と話てるの?」

 

「もちろん、凪に決まってるじゃない!!」

 

「あ~なるほど」

 

え!?

脳内に語りかけるとか、なんだこいつ!?

てか、奥沢さんは理解できるのね…。

 

「あ、雨音君ごめんね…」

 

「良いって花音ちゃん」

 

まとめに戻ろう。

弦…こころがヴァンガードに興味を持ったようで、二人に聞いたのだが、

「私たちより彩ちゃんのが物知りだよ」

と花音ちゃんが、言ったらしく、花音が彩に電話をして教えてもらえるか聞いたところ。

 

「あ、だったら凪君に教えてもらえばいいよ!」

 

「え、雨音君!?」

 

「だって私が始めたのも凪君だし」

 

「そ、そうだったんだ…」

 

話の内容をこころに伝えたところ、

 

「それじゃあ、行くわよ!」

 

「はいはい、いきますかー」

 

「え、何処に?」

こころは笑顔で言うのだ。

「決まってるじゃない花音?凪の家によ!!」

 

…と。

 

「ふぇぇ、やっぱりこうなるの」

 

「花音さん、行こう」

 

「美咲ちゃん…」

 

「これ以上は悪化するだけだから…」

 

美咲も呆れていたとな。

そして現在に至る。

 

「それで何を教えればいいんだ?」

 

「とりあえず全部かしら?」

 

「全部か…とりあえず、奥沢さんか花音ちゃんが相手になってくれ」

 

「じゃあ、私が」

奥沢さんが相手か。

自分のケースを見て奥沢さんが青ざめる

 

「やばい、Gゾーン2枚しかない...忘れてきた」

おっと、それは大変だな。

 

「じゃあ、俺もGゾーン2枚でやろう。」

 

公平なのが良いだろう。

別に使わなくてもいいんだがな。




次回、美咲バトルシスターvs凪ディメポ!!

今、彼女達の伝説が幕を開ける、


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新作置場
4譜面


CIRCLE スタジオ

 

つぐみが部屋に入ってきた時、私はギターの調整をしていた。

それより少し前、荷物とかをいじってるとき他のみんなは別の話をしていた。

 

「巴見た?あの人。めっちゃイケメンだった」

 

「ああ、雨音のことか?」

 

どうやらさっきの店員のことで話しているようだ。

切り出したのはひまり。

 

「え、巴知ってるの?というかなんで教えてくれないの!?」

 

相変わらずひまりは面食いだ。

ひとつ上の瀬田先輩にもベタ惚れだし。

 

「まあ、知ってると言うか商店街に良くいるからな」

 

「そ、そーなの!?」

私も彼を知らない訳ではない。

以前、商店街のゲームセンターで見たことがある。

リズムゲームを一生懸命、汗をかきながらプレイしてて、なんか熱中できる人だ格好いいって思ってた。

そんな人がまさか近くにいるとは誰も思わない。

 

「あ、あまあまのこと?」

 

「え、モカまで?」

 

「あまあまはね~、コンビニに来たり、私がつまづいたときに支えてくれたりしたんだよ~」

 

「え、何それ紳士的。あまあまって呼んでいるの?てか良いな~私も支えられたい!!」

 

ひまりがどんどん惹かれている…気がする。

当人は扉の向こうにいるけど。

多分、つぐみと話しているんだろう。

 

「あ、あと~リサ姉も知ってるぽかったな~」

 

「ええー!!ライバルたくさんいるのー!?」

 

嘘ではないだろうがひまりにとっては大ダメージ。

それをみて笑うモカ、本気で悔しがるひまり。

「それって私も入ってるのか?ひ~ま~り!」

 

「いった!?ちょっと巴、やめてよ~」

 

楽しそうな三人を見てると、こっちも明るくなる。

でもなんだろう、この気持ちは?

初めてあったはずなのに…?

 

「お待たせ、みんな」

 

「おかえりぃ、つぐ」

 

「ねぇ、つぐみ!あの人ってどういうひと?」

ひまりがつぐみに聞く。

 

「え?それって雨音さんのこと?」

 

「そう、あまあまとどういうかんけい?」

つぐみは苦笑いしながら

「あまあまって…。雨音さんはうちの常連さんだよ?良くお話をする仲だったからここでも少し話をしていただけだよ」

 

 

「へえー、そうなんだ…てことは私もまだ脈あり?」

 

「やったじゃないかひまり!やっと恋人が出来るな」

 

「頑張れ~」

 

「その応援は全然嬉しくない!!」

 

二人にからかわれるひまり。

彼女はそういう役回りでしかない。

私も会話に参加しようかな…。

 

でも、やることはひとつ…いつも通りに

 

「さ、みんな練習しよ!」

 

「おう!」と巴。

 

「「うん!」」とつぐみとひまり。

 

そして、「やりますか~」とモカがそれぞれ返事をした。

このあと、パン屋さんに間に合う時間まで練習をしていた。



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