インフィニット・ストラトス×『魔法?そんなことより筋肉だ!』のクロスオーバーネタ (蜜柑ブタ)
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お試し短編

なんか思い付いた、ネタ。

私の中で、『魔法?そんなことより筋肉だ!』がブームらしい……。


 

 

 織斑一夏は、自他共に認める筋肉バカだ。

 

 小中っと、同じ学校だった者達は、口を揃えて言うほどだ。

 

 小学校時代から、曲がったことは大嫌いで、虐めを見つけてはいじめっ子をこらしめ、反省させる。あるときは、不良グループを伸したとか、暴走族を壊滅させたとか……、ちょっと大げさに上乗せされたような、真実のようなことが噂されるほどの人物だった。

 

 そんな中、世界にインフィニット・ストラトスと呼ばれる、パワードスーツが開発されたことで、世界のパワーバランスは一気に崩れ、インフィニット・ストラトスを装着できるのが女性のみであったことから、女尊男卑の世界が到来した。

 

 一夏は、嘆いた。

 

 男達が、わずか500程度のISコアに触れもしない立場であるにもかかわらず偉ぶって、男より強いのだと言わんばかりに往来にいることを。

 

 例え、咎めたとて、世界に対して、たった一人で何ができる?

 

 ならば……っと、一夏は決意する。

 

 

 自分が、男達の力の象徴になればいいのだと!

 

 

 もちろん、女尊男卑思考の女子達はみな笑ったし、虐げられている男子達も諦めた目で冷めたように見ていた。

 

 ところが、一夏は、それを実現するため、鍛えに鍛えた。

 

 そして、誰も文句を言えなくなってきた。

 

 コイツ! マジだっと……。

 

 嘲笑しながらそれを間近で見ていた、女達は、一夏の努力の成果に、本当に世界が再びひっくり返るかもと己達がやってきた男達への酷い仕打ちを後悔し始め、己を改めはじめたとか?

 

 そして、一夏に感化された男達は、自分達が虐げられるばかりだからと、何も努力していなかったことを振り返り、あらゆる面で己を鍛え始めたとか。

 

 小さな波紋はやがて、巨大な波となるだろう。

 

 しかし、ある日、世界を変えた元凶たるインフィニット・ストラトスを、一夏が誤って動かしたことから、小さな波紋は、凄まじい台風となる。

 

 

 

 

 

 IS学園にて、クラス代表戦の代表決定戦にて。

 

「やっぱ、コレ邪魔だ!」

 

「なんですの!?」

 

 一夏が装備していた白式をいきなり解除して放り捨てたので、試合相手であるセシリアは、びっくりした。

 

「あ、あなた…、まさか丸腰で…?」

 

「そうだけど?」

 

「死にますわよ!?」

 

「邪魔だから仕方ねぇだろ!」

 

「っ……、もう知りませんわよ!」

 セシリアは、殺さないよう、一夏を気絶させるため、ミサイルの衝撃を利用しようとした。

 だが……。

 

「必殺……………………ピストル拳!」

 

「えっ?」

 

 目の前に放たれ、迫った巨大な拳の圧を受け、セシリアは、吹っ飛び、そして吹っ飛ぶ間にシールドエネルギーがゼロになり、ブルー・ティアーズが解除されるのを感じた。

 

 

 

 そして、後日、イギリスの動画サイトに、セシリアと一夏の戦いのもようが拡散された。

 

『驚愕! 筋肉は絶対を打ち砕く希望か!?』

 

 そう紹介され、その後イギリスで、前代未聞のマッスル流行がなったのは、別の話である……。

 

 

 

 

 

 




みんなを守るんだ!って思考より、軟弱さを嫌う一夏です。
ただし、筋肉が付きにくいなど、体質的に無理な人には、それに合った方向での鍛え方や強くなり方を認めます。もちろん知識も含め。



次で、登場人物設定などをアップします。


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登場人物設定(変更あり)

今考えている登場人物設定など。


◇登場人物設定

 

・織斑一夏(おりむらいちか)

 本編主人公。

 女尊男卑の世界の到来を嘆き、己が男の強さの象徴となり、男の権利回復のため筋肉を鍛えに鍛え始めた。

 結果、誤って動かしたISが拘束具になるほどの非常識な筋肉を手に入れIS学園に通いつつ、スポンサーを得て、世の男達に筋肉を広めるべく様々な筋肉関係のCMやグッズなどを出して世の男達に発破をかけようとする。

 体格は、『魔法?そんなことより筋肉だ!』のユーリの体格に、原作の一夏の頭が乗ったような感じ。

 箒と付き合っている。

 

 

 

 

・織斑千冬(おりむらちふゆ)

 一夏の姉。

 モンド・グロッソで、一夏が誘拐されて以来、一夏に過保護であるが、一夏が女尊男卑の世界を嘆き、そして己自身が男の強さの象徴にならんとしている信念に感動しその後押しのためスポンサーを紹介するなどしている。

 

 

 

 

・篠ノ之箒(しのののほうき)

 一夏のファースト幼なじみ。

 今の世界の風潮を作ってしまった姉の束を憎んでいたが、一夏がそれを打破しようと己を鍛えに鍛える姿に感銘を受け、それを応援する。

 一夏に酔狂していると同時に、彼に恥じない妻になろうと花嫁修業をしている。

 束の身内であることから、国家機関のせいで一時期から一夏と離ればなれとなり辛い日々を送っていたものの、IS学園で再会し、付き合いを再開した。

 

 

 

 

・凰鈴音(ファン・リンイン)

 一夏のセカンド幼なじみ。

 小学生時代に転校生で、なおかつ中国人の親に持っていたため虐められていたところを一夏に助けられ、以来一夏を慕っていた。

 毎日味噌汁を作るという感覚で、毎日酢豚を作ってあげると告白しており、その想いを残したまま両親の不仲が原因で一夏と離ればなれになるも、IS学園で再会。

 箒と一夏が仲が良いことは知っていたが、IS学園で二人の仲良しぐあいを見て、初恋だったことを一夏に告白し、初恋を清算する。

 

 

 

 

・セシリア・オルコット

 イギリスの代表候補生。

 父親が軟弱だったため、典型的な女尊男卑思考。

 最初こそ、一夏を筋肉ダルマと嘲っていたものの、クラス代表戦の代表を巡る戦いで、ISが邪魔だと外した一夏に敗北する。

 一夏が世の男達のため、男の強さの象徴となろうとしてるのがマジであることを理解すると、自分のスポンサーに連絡して、一夏との試合をタネにイギリスに前代未聞のマッスル流行をもたらす。

 

 

 

 

・シャルロット・デュノア

 フランスの代表候補生。

 シャルルという偽名で男と偽り、一夏に近づくため転校してくるも、貧弱な体格を嘆いた一夏に鍛えてやると言われ、早々に男装がバレてしまう。

 一夏の相談を受けた千冬の手回しや、また経歴などを最初から怪しまれていたため、早々にバレるのも問題であったらしく、そこまで重い罰はなく、デュノア社も一時期世間を騒がせるも、一応は沈静化して少しばかり業務収縮はした。

 その後、改めて本名でIS学園に戻り、友達として一夏を慕う。

 

 

 

 

 

 

 

 

※思い付いたり、気分などで変更したりするかも。




箒と付き合っているのは、完全に思いつきです。

鈴も考えましたけど、彼女は友人としての方が良いかな?って思ったので、そうしました。
このネタでの箒は、木刀を振り回すような暴力ヒロインではないと思います。


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