仮面ライダーゼディス (桜音造来)
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No.1 行動開始!俺はロボット。

どうも!本日から仮面ライダーゼディスを書くことにしました!桜音造来です!カクヨムというのでも活動しているのでそちらもよろしくお願いします!


 首都東京。日本の中で最も交通が発展していて、人が賑わっている場所と言えばやはりここだ。高層ビルはあちこちにあり、車や電車、飛行機に船もある。観光地も多い例えば浅草寺や最近だと東京スカイツリーと言った所か。若者の数も他の地方の都市に比べればやはり圧倒的だ。そんな首都東京も電車で少し行ったところに首都とは思えない田舎がある。まぁと言ってもそんなにひどいくらい田舎というわけでも無いんだが…新宿駅から西武線という電車に乗ってそこから数十分萩山という駅を知っているだろうか?知っている人なら分かるだろう。そう、ここは東村山市だ。東村山をご存知ない?まぁしょうがない。田舎だから。

 

 この物語は、ここ東村山でやっているお店にすんでいる。一人の少年?いやこの場合はなんというべきか?うーん…

 

「すいません。エネルギーが切れました。誰か液体を…液体を…く だ…さい…」

 

「あー!だから言ったじゃん!おじさん!」

 

「いや、えっとだって別にそんなにこまめにやらなくても別にいっかなって…」

 

「いいわけないでしょ!馬鹿!もぉ、こんなエネルギー切れ起こすまで働かせて!」

 

「すいませんでした!」

 

「いいから早くガソリン持ってきて!」

 

「はいっ!莉音ちゃん!」

 

「後ちゃんづけやめて!」

 

「はいっ!莉音さん!」

 

「あー!もぉ、壊も疲れたと思ったらすぐ休みなよ…」

 

「しょうがねぇよ。こいつ普通じゃねぇから。」

 

「そうだけど…でも、こうして一緒に暮らしているからにはそういう自己管理というかさ、ちゃんとしてほしいんだよね。」

 

「まぁな。あっはい、ガソリン持ってきたぞ!」

 

「うん…ねぇおじさん。」

 

「ん?なんだ莉音ちゃん。」

 

「このガソリンはさ、パパが作ったのを元におじさんが作ったんだよね。」

 

「あぁ、そうだぞ。これでも俺は店やる前は科学者やってたからな!」

 

「へぇ、パパどんな科学者だったの?」

 

「いい人だったぞ。人のためになるようなロボットをいっぱい作ろうって言ってお掃除ロボットとか料理ロボットとかいろんなのを作ってたぞ。」

 

「へぇ、ねぇ前から気になってたんだけどさ」

 

「ん?なんだ。」

 

「じゃあ壊は、なんのために作られてきたの?」

 

「そっそれは、んと…」

 

「それは俺も知りたい。」

 

「あっ壊おはよう。」

 

「おはよう。莉音。」

 

「それで俺は何のために作られてきたんだい?」

 

「…さぁな、俺もお前のことは知らねぇや。悪いな。」

 

「そうか。」

 

「さて、準備するぞお前ら!午後二時からまた店再開するからな!」

 

「わかった。」

 

「うん。」

 

ここが、この物語の主人公である壊が住む店、メタルだ。見た目はとても小さそうな喫茶店と言った感じだが中は思っていたより大きめという感じでコーヒー以外にもサンドウィッチや小さいサラダなども置いてある。さらに店主であり、主人公壊とヒロイン莉音の育ての親でもある黒崎良は、ギターが弾けるのでたまに弾き語りなんかもやっていたりする。そんなちょっとおしゃれなお店なのだ。

 

「壊!動けるならさ。ちょっと買い物お願いしていい?」

 

この人が黒崎良。背丈は一般男性よりほんの少し高くて、頭にサングラスをおいていていかにも元バンドマンみたいな雰囲気のけど何か、優しそうなおじさんだ。

 

「わかった。」

 

そしてこの返事をしたのが壊だ。彼はロボットだ。彼は才陽博士と呼ばれる天才ロボット学者に作られた。才陽博士はとても優秀なロボット開発者だった。残したロボットの数は00体にも及び色々な種類のロボットがいた。掃除用、移動用など中にはよくわからないのもいたらしいがそれでも彼は人のためになるロホットを作り続けた。その作ったロボットのうちの一つがこの壊なのだ。だが才陽博士は今現在行方不明なのである。理由はわからなかった。ただ、行方不明になってすぐこの黒崎良により壊と娘の莉音は引き取られたのだ。彼らは普通に生活をしていた。そう、今日までは…

 

 「買うものはハム、チーズ、レタス、トマト、牛乳か。多いな。」

 

俺、壊は店長であり宿主である黒崎良の頼みでスーパーに行った。どうやら、食料品の買い物をするにはスーパーに行くのが良いと前に知ったからだ。

 

「確か、八百屋さんの方へ行けば野菜とかは売っているな。」

 

商品をどんどんかごへ入れていき俺はすぐにレジへ向かった。そしてお金を払いスーパーを出た。ここまでの知識は全て知り尽くしている。すでに俺のコンピュータが記憶済みだ。容易いことだ。俺は目的を終えてメタルに戻ろうとした。だがそこで俺は危険を察知した…

 

       ~メタル~

 

 「おい!莉音!テーブル拭いといてくれ!」

 

「わかったよ!」

 

「さて、少し休憩するかな。」

 

俺、黒崎良は仕事が一段落しお店の再開の時間までにまだ余裕があるので休憩をしようと思った。莉音がお店のテーブルを全て拭いたらお店の準備は終了だ。

 

「莉音!拭き終わったら休憩だ!」

 

この店は朝の七時から十時までやってから一回閉めて二時から夜の七時までやって閉店という店だ。人数が三人しかいないのでこのように店を一回閉めないと休憩ができないからな。少しして莉音がテーブル拭きから帰ってきた。

 

「よし、壊より先に少し休んでるか。」

 

「うん。」

 

俺と莉音は、二人でのんきにテレビを見ていた。すると、

 

「ここで臨時ニュースです。今日、東京都の小平市に突如ロボットの大群が人々を襲い始めました。」

 

「何だって?!」

 

「ロボット達は今、駅の近くに向かっております。」

 

「まずい!壊がいる所の近くだ!莉音!」

 

「どしたの?おじさん。」

 

「今日はもう店終わりだ!すまねぇ!急用を思い出した!今から行ってくる!」

 

「え?!ちょっ!おじさん?」

 

俺は自分の部屋からあるものを持って壊のところまで全速力で自転車をこいだ。

 

         ~駅前~

 

 「へへへ!コロセコロセ!!」

 

「ボスのためだ!任務を完遂するぞ!」

 

俺、壊は突如表れた。ものたちから隠れていた。やつらは人を殺している。そして、何かを探している…一体、やつらはなんなんだ?すると、

 

「オイ!貴様!隠れても無駄だぞ!」

 

俺はロボットに見つかってしまった。俺は危険を察知し逃げることにした。すると、

 

「壊!壊っ!」

 

黒崎良が俺のもとに表れた。俺は急いで彼と隠れられそうなところに行った。

 

「良、何故こんなところにきた?」

 

「説明は後だ。壊!」

 

「なんだ?」

 

「お前がやつらと戦え。」

 

彼はそう言って、持っているバッグを開けて中からベルトと、いつも使ってるパワーガソリン?を取り出した。

 

「これを腰に巻いてこのオイルをベルトのここに入れて押し込めば君はやつらと戦う力を得られる。」

 

「何故それを俺に?」

 

「それは、才陽が…お前のお父さんが…もしもの時にお前に使わせてくれと頼んだからだよ…」

 

「才陽が…」

 

「あぁ、なぁ壊お前ももっと父さんの事を知りたいと思わないか?何故父さんがお前を作ったのか。何故こんなことをさせようとするのか。気にならないか?」

 

「何故そんなことを聞く?」

 

「お前には心は無いが才陽の知識と性格の一部が入っている。もしお前に才陽の一部があるのなら必ず奴の知識欲があるはずだ。だから壊!これを使って戦ってくれ!そして解き明かそう。父の事を…お前の事を。」

 

「黒崎良。貴様の言う通りだ。」

 

俺はやつが持っているベルトとオイルを取った。そして、

 

「見つけたぞ!ん?お前、どっかで見たような?…」

 

「なっ何故あなた様がこんなところに?」

 

「あなたは基地にいるはずで…」

 

「何の事だか知らないが俺は壊。ロボットだ。」

 

俺は腰にベルトを巻いた。

 

マシンドライバー!

 

「それは?!」

 

ベルトから声がした。そして俺は、オイルをさっき言っていたところに差した。

 

ハンドレッド!オ~イル!

 

ハンドレッドオイル!♪ハンドレッドオイル!♪ハンドレッドオイル!♪

 

俺は音がなっている間才陽の知識からこのベルトとそれにまつわるものの記憶を呼び覚ました。そして、右手を顔の上に持ってきて手をグーにして、

 

「変身!」

 

グーにした手をベルトのオイルが刺さっているところの上におきそして押し込んだ。

 

ハンドレッドチェンジ!!マスク・ドライダー……ゼディィィィス!!

 

俺は変身したのだ。そう、仮面ライダーに。

 

「なっなんだ?貴様!貴様、己偽物か? 」

 

「よくも俺達を騙したな!」

 

「何の事だか知らないが…お前たちに問う!お前たちの心は何でできている?」

 

「そんなこと知るか!偽物が!」

 

「あぁぁぁぁぁぁ!」

 

三体のロボットたちが俺に攻撃しにきた。俺は三体を同時に相手した。一体に蹴りをお見舞いしその隙にもう一体にパンチをそしてその間にもう一体を集中攻撃した。他の二体が近づいてくる前にまずは一体倒しとこうと判断したため。だが他の二体とて遅くない。当然、やつらもすぐに俺の方に来るのだ。俺はすぐに反応して、右から来るやつを蹴り、左から来るやつを殴った。そして集中攻撃している一体を再び攻撃しまくった。そして、

 

「まずは一体からだ。」

 

俺はまず、一体倒そうと思ったが…

 

「何か、決定的な必殺技のようなものは…」

 

まだベルトの使い方になれていないのでそのようなものはよく知らないのだ。すると、

 

「ベルトの横についている。スイッチを押せ!そしたら押し込んだオイルが出てくる!んで出てきたオイルをもう一回押し込むと必殺技だぞ!」

 

「なるほど。理解したぞ黒崎良。そして必殺技はやはりライダーらしくキックがいいかな。」

 

俺はスイッチを押した。そして、

 

ハンドレッド!フィニッシュ!!

 

ベルトから音声がなり俺は記憶の中にいる仮面ライダーという存在がやっているようなキックをお見舞いした。そして、

 

「グアァァァァァァァァァァァァァア」

 

ドカァァァァァァァァァァァァァァァァン

 

敵を一体倒した。残りは二体だと判断したその時。

 

カランカランカラン

 

何かが落ちた。これは?ガソリン?

 

「それをベルトの隣に差し込め!」

 

なるほどだいたいもうやることはわかった。俺はガソリンを差し込んだ。

 

ナイナイ!ガソリン!

 

そして、押し込んだ。

 

ハンドレッドオイル!&ナイナイガソリン!

 

すると…何も起きない…何で?

 

「今のでエネルギーをチャージした。」

 

「それだけか?」

 

俺は黒崎に聞いた。

 

「いや他にもあるぞ。」

 

「この偽物がぁぁぁぁぁ!」

 

敵二体が俺に向かって来る。

 

「今お前はそのガソリンを使っていたものの能力を使うことができる。」

 

「なるほど。」

 

俺は腰にある剣を抜いた。

 

ドレッドソード!!

 

そして、剣で敵を一人攻撃した。すると、

 

「グァァァァ」

 

剣から炎が出ていた。どうやら炎を出す能力らしい。俺は一気に敵二体を炎の剣できりまくった。そして、とどめをさそうとしたとき、

 

「オイルをその武器の右に差し込め!そうすれば必殺技が打てるぞ!」 

 

「よし、やってみよう」

 

俺は剣にオイルを差した。

 

ハンドレッドオイル!ハンドレッドスラッシュ!

 

音声がなり俺は剣の構えを取った。

 

「はぁぁぁぁぁぁ」

 

ドゴォォォォォォオォオォォン!

 

敵は大爆発を起こした。どうやら倒したようだ。俺は変身を解除した。

 

「ふっ遂に動きはじめたんだな…」

 

黒崎良はそんなことを言って空を見上げた。

 

       ~トラン基地~

 

 「ふっ、なるほどな…」

 

黒い影のそいつは、椅子に腰掛けながら不適な笑みで画面に写る壊をみていた。そしてそこにもう一人、

 

「どうやら、表れたようだな。」

 

「あぁ、まぁ良いよ。なんとかなる。」

 

「ふっそうか。」

 

       ~久米川駅~

 

 「久米川~久米川~」

 

「次に臨時ニュースです。謎のロボット集団が人々を襲う事件が小平で起きたらしいのですが、そこに仮面ライダー?らしいものが表れてロボットたちを倒しました。」

 

「なるほどね。これは良いネタになりそうだ。さて、どこにいるかなそいつは…」

 

  彼らの物語は始まったばかりだった…。




最後まで読んで頂きありがとうございます。


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No.2 使命は破壊。俺の兄弟。

 戦いは終わった。謎のロボット達との戦いは…俺=壊は変身解除をしようと思ったのだが…

「解除方法がわからない…どうすれば、解除できるんだ?」

「あ~ごめんごめん言い忘れてたよ。」

黒崎良は俺のところまで近づいてきてベルトに押し込まれたオイルを取った。すると、

リターンチェ~ンジ…

とベルトから音がなり俺はもとの姿に戻っていた。

「なるほど。このオイルを取れば解除できるのか…変身するときとは逆の事をするのか…おもしろい…!」

「…どこが面白いんだよ?それよりお前、現状の事を把握できてるのか?」

「いや、正直わけがわからない…何故あんなロボットが暴走しているんだい?他にもこのベルトはなんだ?」

「まぁ色々疑問はあるだろうな。とにかく、一度戻ろう。そこで落ち着いて話をしよう。」

「了解だ。」

俺達は喫茶店メタルに戻ることにした。

      ~喫茶店メタル~

 「おまたせいたしました。当店ご自慢のオリジナルコーヒーです。」

「何をやっているんだ。俺はここの店員だぞ。」

「まぁまぁまぁ、お客様とりあえず飲んで落ち着いてそれから色々話しましょうや。」

「そうか。だが俺は機械だからコーヒーは飲めん。」

「フフフ…実はそのコーヒーはね…機械ようなんだよ…!」

「どういうことだ?」

「それはだな…ミルクの代わりにパワーガソリンを、そして、シュガーの代わりに…機械油を使ったんだよ✨」

「意味がわからん。」

「あ~もぉわかったよ。茶番はこのくらいにしてやるから話を始めるか。」

「そうしてくれ。」

「しょうがねぇな。んじゃあまぁざっくり説明していくか。」

「頼む。」

「まず、あのロボットの事だが、あれはお前と同じ才陽が作ったロボットだ。」

「どういうことだ?」

「あぁ、そもそも才陽がロボットを沢山作っているということは前に一度話したことがあるな?」

「あぁ、聞いたよ。」

「そいつらが暴走した。」

「なに?」

「そいつらはな、才陽が作った。ハートシステムにより人工的に心を持っていたんだが…」

「どうしたんだ?」

「ハートシステムが暴走した。元々人間を助けるために作られたハートシステムだったが、何かの影響でそれが暴走した。」

「それでその後どうしたんだ?」

「あ~その後、やつらは組織を作った。」

「組織?」

「あぁ、トランって言う組織を作ったんだよ。」

「なるほど。」

「そしてお前が何で変身して戦わなきゃいけないのかと言うとな…」

「あぁ。」

「頼まれたからだ。才陽に。」

「何故?」

「詳しいことはわからない…が、あいつはこう言ってた。」

        ~回想~

 「いつか、俺のロボットが人間を襲うときがあるだろう。その時はこのドライバーとモメントオイルを使って、こいつに戦わせてくれ…」

「何で、こいつなんだよ?他のでもいいんじゃないのか?」

「他のロボットにはそれぞれ別の使命がある。けどこいつにはまだそれが明確にない。ロボットは一度道を踏み外したらそこから戻ることができない。だから最後にできたこいつには戦うっていう使命を持たせたいんだ。」

「才陽…」

「すまないな。最後までついてやれなくて…」

 「と言うことがあってな。まぁつまりあれだ!お前はこれから自分の兄弟と戦わなきゃならねぇんだな。」

「自分の兄弟?」

「あ~、だってそうだろ?お前は才陽が最後に作った100番目のロボット。つまりこれから99体の兄弟を倒していかなきゃならねぇ。」

「なるほど。了解した。つまり敵は俺と同じロボットで皆同じ才陽から作られたもので俺はそれを倒さなければならないと言うことか。」

「あぁそういうことだ…お前…?悲しくないのか?」

「何故?」

「いや、まぁお前は感情が欠落しているからそうなのだろうけど、こういうときは少し悲しくなるもんだぜ…」

「すまない。悲しいという感情事態がよくわからんのだ。俺には才陽の癖や欲望、少しの記憶しかないからな。」

「そうだよな…」

「…!」

「黒崎良、どうしたのだ?」

「いや!何でもない…」

「そうか。だが少し焦っている感じがするぞ。」

「焦ってなんかねぇよ。それにホントに大丈夫だって!」

「そうか。」

「あ~そうだ!このベルトについてだ!このベルトはな。左にこのモメントオイルをそして右にこのパワーガソリンをいれるんだ!」

「なるほど。」

「そして、モメントオイルは仮面ライダーに変身するために必要でパワーガソリンはパワーアップに使う。才陽のロボットにも色々あるからな。お前の今の手持ちのパワーガソリンは99と98と97だが、今後も敵を倒せば、どんどんパワーアップのバリエーションが増えていくぞ。」

「なるほど。99は火炎放射能力だが残りは何だ…?」

「それはこれからのお楽しみだ。」

「そうか…それと一つ聞いてみたいことがあってな。」

「なんだ?」

「このライダーを知っているか?」

「あん?…知らねぇな…」

「そうか。」

「どうしたんだ?それ。」

「いや、俺が変身するとき頭の中に出てきたライダーでな。俺はこいつのまねをしてさっき戦っていた。」

「そんなやついたっけな?確かにお前のやつ以外にもマシンドライバーは作られていたけど…」

「知らないのならそれでいい。」

「て言うか、お前…もしかして戦いがおわって今までの短時間の間に描いたのか?」

「あぁ。」

「お前、そんな長所があったのか?」

「今までも才陽の記憶から絵を描いたことはたまにあった。」

「おぉ…そ…そうなのか…何か、息子の秘密を知った気分だよ。」

「俺はあなたの子供じゃない。」

「いや、知ってるわ!」

「とにかくこれで俺の話は終わりだ。他に聞きたいことは?」

「いや今は特にないな。」

「そうか。じゃあとりあえずお店の支度をしようかな。」

俺達がお店の支度を始めようとしたその時。

「もぉ!二人とも遅すぎ!罰として、今日のお店の片付けは二人でやって!」

「はは、ごめんな。莉音。」

俺達はお店を開くための準備を始めた。

        ~敵の本部~

 「さてと、そろそろあいつらは動くとして今日は少し俺も出るかな。」

「へぇ~お前が?奇遇だな。俺も行こうと思ってたんだよ。」

「そうか…なら今回は俺が先に行く。」

「ふぅん、そっか。まぁいいわ。いつ戦っても一緒だし、行ってきな。兄貴。」

「あ~弟。」

        ~メタル~

 「いらっしゃいませ。こちらへどうぞ。」

「いらっしゃいませ。」

「おじさん。コーヒー2つ!」

「はいよ…莉音、わかってると思うがもしやつらがきたら懐だけ外にやるからな。そこのところわかってやってくれ。」

「うん。わかってるよ。」

「ありがとう。莉音。」

「えぇ続いてまたまた臨時ニュースです。現在西武線東村山駅付近にてロボットが暴れております。ロボットは2体いて前回と違い今回は突然人形から異形に変わり人々を遅い始めたという事です。」

「ありゃ~そろそろ本気できたか…懐!」

「了解した。」

「あっ莉音ちゃん。コーヒー御願い!俺ちょっと一旦出るね!」

「うん。わかったよ。後…ちゃん付けすなぁぁぁ!!」

「莉音さん!」

「さん付けもすんな!もぉわかったから早く行ってよ!」

       ~メタル裏口前~

 「懐!」

「どうしたのだ黒崎良?」

「ここから、東村山駅まで少しある。そこでだ。」

バサァ!

現れたのはバイクだった。

「こいつならすぐに行けるぜ。」

「黒崎良。俺は免許というのを持っていない。」

「それは無くても大丈夫だ!お前には才陽のバイク運転のための操作方法など全てが頭の中にある。それにいざってときはこれを持ってけ!才陽の免許だ。これを持って説明すればだいたいなんとかなる。」

「そういうものか?」

「あぁそう言うものだ。」

「わかった。行こう。」

「あ~それとそのナビを起動すれば何処にロボットがいて人を襲ってるかわかるから!」

「了解した。」

俺はバイクのエンジンを起動させ、発進させた。確かに使い方わかる。そして俺はバイクを走らせていると警察にであった。そしてやはり聞かれた。

「君。免許は、持っているかね?」

おれはさっき言われた通りの説明をして免許を見せた。すると、

「あ~才陽博士のなら大丈夫か。」

ホントに大丈夫だったのだ。才陽よ。君はどんな人だったのだ…俺は疑問が残ったまま。バイクで目的の場所まで向かった。

 「なぁ兄貴。ここにもないな~」

「ったくこの辺にあるはずなのによ~何処にあんだ~誰も持ってないし~」

「あ~あ!もうなんなんだよ!」

「ほんとにな。もう嫌になるぜ。」

ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥンンンンン!!

「本当にここにいるとは。」

「あん?なんだてめえ?」

「なぁ…兄貴…?あれってもしかして、」

「あん?なっ!あなた様は!」

「また誰かと見間違えているのか?けど別にいい。俺がやるのはお前たちを倒すことだけだ。」

シュウゥゥゥゥカチィン!

マシンドライバー!!

「こいつをここか。」

ハンドレッド!オ~イル!

ハンドレッドオイル!ハンドレッドオイル!ハンドレッドオイル!♪

同じように俺は右手を頭の上に持ってきて手をグーにして俺は、

「変身!」

掛け声と共にオイルを押し込んだ。

ハンドレッドチェンジ!!マスク・ドライダー……ゼディィィィス!!

二度目の変身をした。そして俺は頭の中から突然出てくるこの言葉を相手にいう。

「お前達の心は何でできてる?」

「偽者か~よ~!」

「こんなやつさっさとぶっ倒そうぜ!兄貴!」

「わかったよ!」

「お前たちを倒すのが俺の使命だ。」

俺は迫り来る敵に攻撃を始めた。前と同じで一体ずつ倒していく戦法だ。だが、

「俺たちをなめるなよ!」

片方の緑色の扇風機のような奴は物凄い風を起こしてきた。

「くっ…」

俺はその風に飲み込まれかけた。そしてその隙に、

「へっ偽者が、死ねい!」

もう片方の銀色の固そうな体のやつが風でバランスを崩している俺に向かってタックルをしてきたのだ。

「ぐぁぁぁぁぁあ」

2体のロボットの同時攻撃に苦戦する俺。そんな時ふと思った。

「こいつを試してみよう。」

俺は98のパワーガソリンをベルトにつけた。

ナイエイ!ガソリン!

そしてそれをオイルと同じように押し込んだ。

ハンドレッドオイル!&ナイエイガソリン!

そして俺は前と同じように能力を使った。すると、

「なっなんだこれ?」

なんと手からセメントが出てきたのだ!

「ほぉ~すごいなこれ!」

少し俺は驚いた。いや、なんだろうこの感じ前の戦いでも少しあったがなんなのだろう?この感じは?

「うわっくそ足が動かねぇ!」

俺はそんなことを考えながらも固いやつの足にセメントを大量にかけた。すると瞬く間にセメントは、固まって固いやつは動けなくなっていた。俺は今がチャンスと思い、ベルトのオイルとガソリンで必殺技を放つことにした。

ハンドレッドフィニッシュ!!!

俺は飛ばずに近づいてそのまま蹴りをそいつに食らわせたそして、

「ぐぁぁぁぁぁあ!!!」

倒すことができた。後1体だ。

「あっ兄貴!くっくそう!」

俺は思った。これはもう1つのこいつを試そう!

ナイセン!ガソリン!

これを押し込んでっと…

ハンドレッドオイル!&ナイセンガソリン!

これはどんな能力を持っているんだろう?俺は敵に向かって能力を使おうとしたすると、俺の手のひらから雷が出てきた。雷は緑色のやつに向かって放たれ、結構ダメージを受けているようだった。俺はこの間に、

ドレッドソード!!!

俺は剣でやつを攻撃することにした。剣にも雷が帯びられていて攻撃するたびに結構なダメージを与えているようだった。そして俺は、とどめをさそうとした。

「ここにこいつをいれて…」

ところが…!

ファーストオイル!ファーストスラッシュ!

「え?」

どこからか聞こえてきた。音と共に攻撃がそれも物凄い強さの攻撃が俺に向かって来たのだ。俺は突然の攻撃を交わすことができず、攻撃を受けてしまった。

「ぐぁぁぁぁぁあ!!!」

衝撃により俺は吹っ飛ばされてしまった。そして、少しして俺はもう一度起き上がり敵がいるところに戻ってきた。そこには、

「この程度の攻撃で機能停止となるのならば話にならんな。」

そこにはあの絵の通りのものが立っていた。

        ~小平~

 「ここか~さっき戦ってた場所は~ふ~ん。なるほどね~あ~やっぱりいいねぇこういうの~生で見てみたいなぁ~」

「…臨時ニュースです。ただいま、東村山駅付近にて仮面ライダーと思われる人物とロボットが戦っております……」

「ふっ…」

 

 




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