【SS集】???「反転感情増幅銃?」 (畑渚)
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FAL57

何を血迷ったかSS投稿。続く……とは思う、確証はない。
観測してないけどn番煎じだろうから、使いたかったらご自由にどうぞ。


コツコツ

 

57「はぁ、連日の任務は疲れるわ。報告書も書かないといけないし」

 

57「あら?何かおちてるわね。……銃かしら。側面に何か書いてるわね」

 

コトリ

 

57「反転感情増幅銃?」

 

57「どうしてこんなところに落ちてるのかしら?面白そうね、FALに使ってみようかしら」

 

コツコツ

 

FAL「ちょっと57、どこにいったのよ……」

 

57「なんて良いタイミング♪えい!」

 

ギョーン

 

FAL「ちょっと57、なによその銃。遊んでるつもり?」

 

57「あら、故障?おかしいわね」

 

ギョーンギョーンギョーン

 

FAL「……」

 

57「もしかして効いてる?」

 

コツコツ

(無言で57の横を通り過ぎていく)

 

57「ちょっとFAL?」

 

(無言で57をにらみつける)

 

57「FAL……?」

 

FAL「何でしょうか?私は急いでいるのですが」

 

57「!?」

 

FAL「そういえばFive-Seven、先日分の報告書が未提出ですよ」

 

57「わ、忘れていたわ」

 

FAL「……はぁ、では代わりに私がしておきますので。それでは」

 

57「それはルール違反じゃないの?」

 

FAL「かまいません。手間も省けますし」

 

コツコツ

(こっちを見ずに廊下を歩いていく)

 

57「ちょっとFAL!」

 

FAL「何でしょうか?」

 

57「あなたキャラがおかしいわよ?どうしたっていうのよ」

 

FAL「言いたいことはそれだけですか?」

 

57「えっ?」

 

FAL「あいにく嫌いな人と会話する趣味は持ち合わせていないので。では」

 

コツコツ

(振り返らずに廊下を歩いていく)

 

57「ど、どうなっているのよ……」

 

57「まさか……この銃が?いやでもまったく別人みたいじゃない。マインドマップを書き換えるなんて相当な……」

 

指揮官「あっ57!ここらへんで銃みたいな落とし物がなかった?」

 

57「こ、これかしら」

 

指揮官「それそれ!……ってこれ使っちゃった!?」

 

57「ええ、そしたらFALがおかしくなっちゃって」

 

指揮官「バッカモーン!」

 

57「ひゃあっ!」

 

指揮官「そいつは不良品で増幅幅がランダムなんだ!たぶん4回くらい撃つと最大幅を引いて、めっちゃ嫌われる。それこそあのGのつくヤツくらいに」

 

57「そ、そういうことだったのね」

 

指揮官「某マッドサイエンティストの報告書でこれを見つけて急いで回収しに来たんだけど、手遅れだったか……」

 

57「ごめんなさい。……FALは元に戻るの?」

 

指揮官「カリーナにバックアップを保護してもらってる。適用させればすぐに戻るよ」

 

コツコツ(廊下の曲がり角から猫耳のシルエットが現れる)

 

????「やあやあ、面白いものをみせてもらったよ」

 

57「そのダウナーみたいな声は!」

 

指揮官「ちっもうここまでたどり着いたか。そいつは私が処分しておく!サラバダ!」

 

57「あっ指揮官、いっちゃった……。でも面白いFALが見れてアタシも満足したわ」

 

(自室へと戻っていく)

 

57「こ、故障じゃないのよね?あれはFALの本音じゃないのよね……?」




指揮官「反転増幅した結果嫌われたならそれは元々は57のことすk」

FAL「おっとそこまでよ指揮官」(発砲音)


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カルカノ姉妹

カプのリクエスト、受け付けてます。どうかネタ提供にご協力を……


カルカノ姉「よし、新しい衣装もできたし妹にみせにいこうかな」

 

姉「ん?なにか落ちてる……反転感情増幅銃?」

 

コトリ

 

姉「ふむふむ、感情を反転させると……」

 

姉「これを使ったら妹が素直になったりするかしら」

 

カルカノ妹「あれ、お姉さん?こんなところでなにを」

 

姉「なんてタイミングがいいのかしら、それ」

 

ギョーン

 

妹「?」

 

姉「あ、ごめんね。これはちがうの」

 

妹「お姉ちゃん?もうびっくりしちゃったよ。かまってくれるのはうれしいけどさ」

 

姉「!?」

 

妹「に?どうしたのお姉ちゃん、鳩が豆鉄砲をくらったみたいな顔をして」

 

姉「お、お、お姉ちゃん?」

 

妹「だ、だめでしたか?」

 

あざとく首をかしげる

 

姉「ぜんぜん良いよ!むしろそっちのほうが良いよ!」

 

妹「それは良かったです。それよりもその手に持ってる銃はなんでしょうか?」

 

姉「こ、これ?……そ、それよりもこの服つくったの良かったら着てみてくれない?」

 

妹「そ、それは……いわゆるメイド服というものでは?」

 

姉「あ、嫌ならいいんだよ、断ってくれて」

 

妹「ぜ、是非お願いします。お姉ちゃんが作ってくれた服はその……私も好きなので」

 

姉「……カハッ(吐血)」

 

妹「お姉ちゃん!?お姉ちゃ~ん!」

 

 

=*=*=*=*=

 

 

姉「はっ!ワタシったら妹の可愛さについ意識を失ってしまったみたい」

 

姉「いったいどれくらいの時間眠ってたんでしょうか」

 

妹「お姉ちゃん、起きましたか?」

 

姉「あれ?どうしてここに」

 

妹「ワタシ突然倒れてしまったお姉ちゃんが心配で心配で」

 

姉「……そう、ごめんね」

 

妹「いえ、存分に堪能しましたから」

 

姉「た、堪能?」

 

妹「ええ」

 

姉「それは何を?」

 

妹「……それは秘密です(顔真っ赤)」

 

姉(いったい何をされたんだワタシは……)

 

指揮官「おっと手が滑った!」

 

妹「強制スリープコマンドを確認。スリープモードに移行します……zzz」

 

指揮官「あぶないところだった」

 

姉「指揮官!?どうしてここに」

 

指揮官「それよりもカルカノ姉、変な銃を妹に使わなかった?」

 

姉「な、なんのことかわかりません」

 

指揮官「うーん、ダウト。妹に続いて姉までも嘘つきになっちゃったのかな~?」

 

姉「そんな!ワタシも妹も元から素直で――」

 

指揮官「認めなさい。あなたの妹は元々は本音を言えない性格のはず」

 

姉「……ん?そうです!これは感情を反転させるものであって性格を捻じ曲げるものでは」

 

指揮官「かかったな!その銃は没収!」

 

姉「うわーん!でもどうして妹は素直に?」

 

ガラガラガラ(救護室に入ってくる猫耳シルエット)

 

????「それはその銃が未完成品だからよ」

 

姉「その白衣を着ていそうな声は!?」

 

指揮官「まずい!これは貰っていく。妹はもう直してあるから気をつけて。あばよ~!」

 

姉「あっ指揮官!……行ってしまった」

 

????「まったく。あんな未完成品を持ち出されるこっちの気持ちにもなってくれよ」

 

姉「まさか指揮官があの銃を盗んで?」

 

????「いや、私が適当な被検体で試そうとするのを阻止されているだけさ。それじゃあ私は指揮官を追うよ」

 

姉「あっ……行ってしまった」

 

ガラガラガラ

 

妹「あれ、お姉さん起きてたんですか」

 

姉「お見舞い?それに花まで、ありがとう」

 

妹「!べ、別にお姉さんのことが心配で来たわけではありません」

 

姉「着ている服が私が作ってあげた物なのは?」

 

妹「た、たまたまです!ちょうど着る服を切らしていたから仕方なくです」

 

姉「……なんかやっぱりこっちのほうが落ち着くな~」

 

妹「何がですか!」

 




????「増幅幅はいい感じだった。でも感情の反転というよりも性格の反転な気がしなくも……でもこれを技術化できれば……」

指揮官「そんなものをうちの基地にばらまくな!」

????「指揮官にも効いてくれると助かるんだけどなぁ。ナノマシン一つ埋め込んでないなんて旧時代的だね」


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945

おまたせ、というよりも自分が一番待ってた
ワイといえばやっぱりこの二人でしょ


9「45姉どこいくの?」

 

45「指揮官に報告書を出してくるわ」

 

9「私もいってもいい?」

 

45「ええ、いいけど」

 

9「やったー」

 

カツカツカツ

 

9「あはは、自殺対策強化月間だって!人形ばっかなのにこんなの張り出して意味があるのかなぁ」

 

45「少なからずこの基地にも人間はいるでしょう?ん、なにか落ちてるわね」

 

コトリ

 

45「銃……試作品かしら。なになに、反転感情増幅銃?」

 

9「わっ!」

 

45「きゃっ!」

 

ギョーン

 

45「はっ!つい反射で撃っちゃった。大丈夫!?」

 

9「なにその銃。私はどうともないよ?」

 

9「というか後ろから脅かしただけで即座に反応して撃つって……指揮官にはそんなことしたらダメだよ?」

 

45(おかしいわね……この銃が壊れているようには思えないけど)

 

9「それより45姉、指揮官のところに行かなくていいの?」

 

45「ええ、そうね。いきましょう」

 

9「うん!」

 

カツカツカツ

 

45(この銃をハッキングできるかしら……)

 

45(保護プログラムは……このパターンはあの人のプログラムね。なら簡単に解除できるわね)

 

45(うーん、変なところは見当たらないわね。やっぱり壊れてないのかしら?)

 

9「なにか考え事?」

 

45「え、ええ。少しね」

 

9「あんまりぼーっとして歩いてると危ないよ?」

 

ギュッ

 

45「ちょっと9、歩きづらいからいきなり抱きつかないで」

 

9「照れなくても良いんだよ45姉~」

 

45(いつもと同じ9ね)

 

45(ちょ、チョット待って?感情が反転した結果がこの行動なら……)

 

45(実はいつものは大好きという演技だったという可能性も……)

 

9「45姉?」

 

45「9、あなた指揮官のことは好き?」

 

9「と、突然何!?す、好きだよ?」

 

45「416とG11は?」

 

9「好きだよ?どうしたの突然」

 

45「じゃ、じゃあ私はどうかしら?」

 

9「えっ……そ、その……好きだよ」

 

45(あれ?なんで私のときだけそんなに苦しそうな表情を浮かべるの?)

 

45(この反応は嘘っぽい気がするわね……)

 

45(銃が効いているなら9は私だけが好き、効いていないなら9は私だけが嫌い)

 

45「あーもう!どっちなの」

 

指揮官「突然部屋の前で騒ぐのはどういう了見で?」

 

45「し、指揮官!」

 

指揮官「まあ良い。それよりもその銃……まさか使ったとか」

 

45「そ、そんなわけないじゃないの~」

 

指揮官「使ったんだな……使っちゃったんだな!このバッカモーン

!」

 

45「きゃあっ!」

 

9「ま、まって指揮官!45姉は確かに私に向けて撃ったけど、何も起きなかったよ!」

 

指揮官「そ、そんなわけ……確かに壊れてる」

 

45「えっ!?」

 

指揮官「作動しなかったのか。それなら良かった」

 

ガチャリ

 

????「壊れたものは直す!技術者として当然のことだよね」

 

指揮官「や、やばい!サラバダ!」

 

パリーン(最後のガラスをぶち破れ)

 

????「今日こそは逃さないよ!」

 

 

45「はぁ、いったいどういうことなのよ」

 

9「まあ何事も無くて良かったね、45姉」

 

45「そういうことにしておきましょうか……帰りましょう、9」

 

9「あっごめん、私寄っていくところあるから」

 

45「わ、わかったわ。先に戻っているわね」

 

45(銃が作動しなかったということはやっぱり9は私のこと……)

 

カツカツカツ

 

 

9「は、はぁー」

 

9(やっと45姉が行ってくれた。もう我慢できなかったから本当に良かった)

 

9「確かここらへんの引き出しに……」

 

ガラッ

 

9「人形を一時間前の状態に強制的に戻す端末……」

 

9「これって悪用したらいろいろできる気がするけど……まあいいや」

 

(不明なユニットが接続されました)

 

9「これも完成品じゃないのかな、上手くいきますように」

 

(システムに深刻な障害がggg……)

 

9「はぁ、本当に良かった。45姉に嫌いって言う前に終わってくれて……」

 

(システムに甚大な被害が出ています)

 

(強制再起動を実行します)

 




2〜3日に1話くらい投稿していきたい
ネタ随時募集中


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SASSNTW

????「君に新たな任務を言い渡す」

 

NTW-20「なんだ?それに指揮官は?」

 

????「これは極秘任務よ。これを任意の人形に撃って欲しい。大丈夫、害はないはずだから」

 

NTW「反転感情増幅銃?なんだこれは」

 

????「その名の通りよ。一応基地内の人形のバックアップは済ませてある。存分に楽しんでくれたまえ」

 

NTW「う、うむ。了解した」

 

 

=*=*=*=*=

 

 

NTW-20「とは言ったものの、私と交流のある人形なんて」

 

Super SASS「せんぱ~い!お昼一緒に食べましょ~!」

 

NTW「そういえばSASSがいたか」

 

NTW「すまない、これも任務なんだ」

 

ギョーン

 

SASS「せん……ぱい?」

 

NTW「SASS、気分は悪くないか?」

 

SASS「突然なんですか!味方に銃を向けるなんて」

 

NTW「!」

 

SASS「そもそも先輩は自分の意見は曲げないし、硬派だし、自分のことにも無頓着だし」

 

NTW「SASS?」

 

SASS「そんな先輩が私は……私は!」

 

NTW「私が悪かった!ほら、昼食をとろう!なっ?今日は私のおごりだ。好きなものを選んで良いぞ」

 

SASS「そうやって物で釣れると思ってるんですか!?はあ、先輩はこれだから」

 

NTW「……すまない。本当にすまない……」

 

SASS「これだから先輩なんてだいっき――」

 

指揮官「ちょっとまった!」

 

SASS「指揮官!?」

 

指揮官「も~SASSちゃんどうしたの、NTWちゃん泣いてるじゃない~ってその手に持っているのは!?」

 

NTW「な、泣いてなどいない!これは任務だと聞いたのだが指揮官は知らなかったのか?」

 

指揮官「バッカモーン」

 

NTW「ひっ、すまない……」

 

指揮官「と言いたいけど今回は騙されただけみたいだから許す!だけどそれは没収ね」

 

NTW「あ、ああ分かった」

 

????「ちっ、それを回収されるわけにはいかないよ!」

 

指揮官「見つかった!サラバダ!」

 

NTW「なんだったんだ……。SASS、大丈夫か?」

 

SASS「せ、先輩……」

 

NTW「ん?雰囲気がいつものに戻っている」

 

????「バックアップデータから復元しておいたよ。それじゃあ私は指揮官を追いかけるから」

 

NTW「あっ!か、風のように消えた!?」

 

SASS「先輩、私……」

 

SASS「先輩のこと大好きですよぉ~!」

 

NTW「ちょっ!いきなり抱きつかないでくれ!」

 

SASS「うわ~ん!だいっきらいなわけ無いじゃないですか!だから落ち込まないでください先輩~!」

 

NTW「お、落ち込んでなどいない!」

 

SASS「えっ?でもさっき泣きそうな顔してたじゃないですか」

 

NTW「き、気のせいだ!それより昼食にしよう!ほら、先輩としておごってやる」

 

SASS「もう、そんなことしなくても私は先輩のこと大好きですよ!」

 

NTW「いいんだ。これは迷惑をかけたお詫びだ」

 

SASS「う~ん、それじゃあありがたくごちそうになりますね!」

 

NTW「そ、そうか」

 

SASS「あ、今ホッとして顔が緩みましたよ!」

 

NTW「な!……き、気のせいだ!」

 

SASS「もう、照れてる先輩かわいいなぁ」




SASS「私の反転感情が大嫌いだったということで私が先輩のこと大好きなのが証明できましたね!先輩は私のこと好きですか?」
NTW「うっ……き、嫌いじゃないぞ?」
SASS(無言で反転感情増幅銃を構える)


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