東方黒光録~凍結~ (龍狐)
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プロローグ
プロローグ ~すべての始まり~


2009年

 

僕の名前は|夜見 氷夜(よみ ひょうや)

 

小学6年生だ

臆病で特に目立った事がしたことが無い

だからそのせいでクラスの女子からいじめを受けていた。

自分のクラスは男子より女子が強かった

 

「やめてよ・・・」

 

「どうしてこんなことするの?」

 

僕の言葉にクラスの女子たちはこう答えた

 

「は? そんなのあんたが弱いからにきまってんでしょ?」

 

「そんなことに気付かないなんて、あんたホントだめね!」

 

それに合わせて周りの女子たちも笑う

しゃべっている女子に反論することもできない

それは父親の勤めている会社の上司がこの子の父親なのだ。

そのせいで親に相談しても『我慢しろ』の一点張りだった。

妹からも

 

「お兄ちゃんがダメなせいで私の評価が下がっちゃうんだけど!」

 

「私の目の前から消えて」

 

妹は頭が良かった。だから態度もプライドも高く毎日のように罵倒を浴びせてくる

それで親も自分の方は全く見ず妹ばかり贔屓していた

 

そんな僕にも楽しいと思えることが2つある

1つ目は、毎週日曜日にやる 仮面ライダー だ。

これになぜ興味をひかれるかというとただたんに かっこいいから だ。

見ると、勇気が湧いてくる

ちなみに今やっているのは、『仮面ライダーディケイド』だ

いつ見ても面白い

 

そしてもう1つ

僕には親友が二人いる

名前は、赤石 健《あかいし けん》と銀 誠也(しろがね せいや)だ。

ぼくは仮面ライダーという心の癒しと、健と誠也という気軽に話せる二人の親友のおかげで、

この毎日を耐えることができた。

だが、この二人との関係もいじめの原因の一つでもあった。

二人は学校では自分から進んで物事に名乗り出るから結構人気が高かった

周りはそんな二人が仲良くしているのが気にくわないらしい

そんなことは最初からわかっていた。

だが、同時に、この関係をやめてもいじめがなくならないのもわかっていた。

そして二人との関係は、僕の心の支えと言ってもいいくらいだったので

関係をなくそうとは思わなかった。

そしてある日、3人で下校していると突然車が飛び出してきた

このままではみんな死んでしまうと思い

僕は、咄嗟の行動に出た。二人を安全なところまで押し飛ばした。

そしてすぐ鈍い音が周りに響いた

そして周りの人や、健、誠也の叫び声が聞こえた

最後僕は二人に小さな声でこういった

 

「二人とも・・・今まで・・・こん・・な僕の親友で・・・・・いてくれて、ありがとう

そして・・・・二人とも・・

 

 

 

 

 

 

 

ごめんね」

 

そして僕の意識はシャットアウトした。




はいどうもはじめまして
わたしは小説を出すのが初めてで、まだこのくらいしか書けませんが
これからもっとがんばっていこうと思います。


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~第一章~始まりの時
最悪の事実と現実


あれ・・・・・・・・

 

(ここは?)

目を開くとそこは森の中だった

 

(確か僕は、二人を守って死んだはず・・・。

じゃあこれは夢?・・・)

 

そう思っていたが、体のところどころが痛い

痛みがこの状況を物語っている

 

(これは、夢じゃない)

 

じゃあここは、どこだ?

 

目覚めたら森の中

状況が整理できない

時間が経ち、やっと状況が整理できた。

 

僕は死んだはずだがなぜか森の中で怪我をしていて目が覚めた

 

だいぶ時間が経って痛みが引いてきたころに行動を開始した。

 

何十分歩いただろうか。

人がいる気配すらまったくない

時間が経つにつれ不安と焦りが出てくる

それが限界に達しようとしたとき

 

足音が聞こえた。

これを聴いてかすかな希望が出た

 

足音が聞こえる方に近づいていく

どんどん音が大きくなっていく

 

足音の方に行くとそこにいたのは・・・・・・

 

 

化け物だった

 

僕はそいつをみた瞬間、咄嗟に逃げた

 

(あいつはやばい)

 

そうとしか思えなかった

 

ものすごい速さで化け物が追ってくる

 

もうそこまで来ている

 

(もうだめだ)

 

そう思った瞬間

 

化け物が止まった

 

「何・・・・?」

 

周りを見渡して見ると、化け物だけじゃなく、振っている落ち葉さえも止まっている。

 

「どういうこと・・・?」

 

しばらく唖然としていると、目の前に画面が出てきた

とりあえず画面に触れてみることにした

そしたら、ある文章が書かれていた

僕はその内容を見て激怒した

書かれていた内容とは、

 

こんにちは これを見ている君へ

めんどくさいから手短にいうけど

まず君は死んでこの世界に転生した

ある日、この世界に悪~い奴が来てこの世界の住民を皆を化け物に変えちゃたんだ。

この世界は外の世界で忘れ去られたものが来る世界なんだけどこんな風になってから

この世界は完全に隔離された世界になっちゃたんだ。

そこで! 君にはこの世界を壊してもらいたい。

ちなみに強制だから拒否権もないよ♪

これを見ている君は今頃怒って私を殺そうと思っているかもしれないけど

残念でした!

私はもう死んでるんだ~

この世界をこんな風にしたやつ『shadow』に殺されちゃた♪

正確には、私も化け物にされちゃったから、私をころしても意味ないよ♪

まあ♪簡単に言うとこの世界の私を含めた全員を殺してほしいんだ。

ちなみに君には『創造する程度の能力』がプレゼントされるよ。良かったね!これで食糧問題は解消されるよ!

ただ~しこの能力を手に入れるには、人間をやめなきゃいけないんだ。

種族は神、やったね♪

でも~弱かったら形だけの神になっちゃうからそこらへんは、自分でがんばって♪

やめるかやめないかの選択肢はこれが読み終わったら出てくるから♪

 

P.S.この世界の住民はほとんどが女性だから♪

 

「ふざけるなよ・・・」

 

時間が止まった中、怒りの混じった声がこぼれた。

 

 

 



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自分の力と能力

「ふざけんなよ・・・・」

 

勝手に連れてきてこの態度・・・・

いや、今そんなことはどうでもいい

こいつはもう死んでいる。

恨んでも、もう意味はない。

人間をやめるか・・・

やってやる

僕はもうあっちの世界ではもう死んだことになっているだろう

それに、あっちに未練はないし、僕が死んで悲しんでくれるのは、健と誠也の二人だけだろう。

そして、これが一番の問題だ。

P.S.のところだ。

ほとんどが女性?

僕にさんざん理不尽な暴力を振るってきた、あの女性?

その女性が 化け物になっていて 僕を殺しに襲い掛かってくる?

ふざけんなよ・・・

もういい

 

「僕は・・・いや、俺はこの世界で生きていく」

 

そうと決まれば時間が止まっている内に決めなければならない

良く見たら画面が選択画面に変わっていた

見てみるとそこには

人間やめて神になりますか?

(何の神になるかは、ランダムです。)

と書かれていた。

俺は迷わず はい を押した。

 

 

 

 

 

 

その瞬間、俺の意識はシャットアウトした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

起きると、止まっていた時間が動き出しており、俺を襲ってきた化け物はいつの間にか

死んでおり、自分の体がおかしいことに気づいた。

自分の身長が小学6年生とは、思えない程に伸びており、服も黒いフード付きの服、黒い長ズボン

黒いコートなどだった。

俺は黒が好きだったがまさか服まで黒くなるとは思わなかった。

俺は『創造する程度の能力』を使ってみることにした。

使ってみたら実際に出た。

俺が今回出したのは、鏡だ。今の自分を確認するためだ。

鏡を見た俺は思わずこう呟いた。

 

「なんじゃこりゃ」

 

鏡に映っていたのは顔が整っている男が映っていた。目も右目が赤、左目が黒のオッドアイになっていた。

しばらくの沈黙の後、それが、自分だと知った時

大声を上げてしまった

 

しばらく、した後ある事を、思い出した。

それは、選択画面にあった(何の神になるかは、ランダムです。)という文字だ。

俺は、それを確認するためにゲームによくある鑑定アイテムを創造して、

自分が今、どのくらい強いのか、他にどんな能力を持っているかを確認した。

それを見て、俺は驚愕した。

 

夜見 氷夜 最上位の神

 

命 時間 感情の神

 

『創造する程度の能力』 (なんでも作る事ができる)

『奪い与える程度の能力』 (殺した相手から能力、力、知識、経験などを奪え、他人に力を与えることが出来る)

『消す程度の能力』 (その場から指定した物を消したり存在そのものを消すことができる。)

『見たものと知りたいことをすべてを知る程度の能力』 (ゲームでいう鑑定眼で個人情報も見れる)

『他人の能力を無効化する程度の能力』(どんな能力も自分には効かない)

『入/切を切り替える程度の能力』 (オンとオフを切り替えることができる)

『命を司る程度の能力』 (傷や致命傷を回復したり、時間が経ってなかったり、体があれば蘇生できる

『時間を司る程度の能力』(空間操作可能)(過去や未来のことを知れる)(時間移動可)

『感情を司る程度の能力』 (他人の感情を操り出来る限り自分の思い通りに動かせる

 

神としてのステータス

 

体力:1005000(百万五千) (下位通常100000) (上位通常1000000)

パワー:1003000(百万三千) (下位通常100000) (上位通常1005000)

スピード:1010000(百一万) (下位通常70000) (上位通常 950000)

精神:5000000(五百万) (下位通常50000) (上位通常100000)

霊力:100000(十万) (下位通常0) (上位通常0)

妖力:5000(五千) (下位通常0) (上位通常0)

魔力:1000000(百万) (下位通常0) (上位通常0)

神力:∞(無限) (下位通常100000) (上位通常1000000)

 

「チートじゃねーか・・・・」



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拠点作りと改名

「いや、ちょ、え?」

 

鑑定アイテムで確認した自分のステータスを見て驚きを隠せなかった。

結果を見ても一言でいえば、チートだった。

能力が九つあり、身体的にも基準を超えている

つーか何だ精神五百万って

ありえなさすぎるだろ。

だが大体想像はつく。

今までの日常的な理不尽な言葉の暴力

これが、この異常なほどの数値の理由だろう。

逆にそうでないと説明がつかない。

 

次にだ、なぜ他の神が持っていない力を持っている?

そしてふと思った。

自分の能力の一つ『見たものと知りたいことをすべてを知る程度の能力』を使えばいいじゃないかと。

早速、使ってみた結果、霊力は人間が使える力のことで俺が霊力を使えるのは、俺が元・人間だったかららしい

妖力は俺を襲ってきた化け物から体力などを含めて『奪う程度の能力』で奪っていたらしい。

そしてこれについて分かったことが二つある。

まず、一つ襲ってきた化け物は妖怪だったらしい。

そして二つなぜ、この妖怪が死んでいたかというと、時間が動き出した瞬間に、俺の神化が始まったらしく

その勢いで妖怪が死んだらしい。 神化すげぇな。

ちなみに、妖力はただ奪っただけで使うと減ってしまう。

増やすには妖怪を殺して奪わなければいけないらしい。

そして魔力これは素質がある奴にした使えないらしい。

ということは、俺には、素質があったのだろう。もしなくとも、魔力を持っている奴を殺せばいいだけだったんだけどなw

次に、何だよ能力無効化ってこれこそ正にチートだな。

それにオンとオフを切り替えられるってめっちゃ便利じゃんw。

そして一番の問題がこれだ。

何だよ神力無限って

調べてみた結果、神力とは、生き物の持つ感謝の気持ちが力となったもので、神しかこの力を持っていないらしい。

逆にこれがないと神は、消滅してしまうらしい。

まあ、俺はそんな心配ないんだけどねw

 

さて、ひと通り自分のことがわかってきたから

拠点作ろう~

 

「さて、どこに作ろうかね~」

 

ぶっちゃけどこでもいいんだけどw。

そう思っていると

湖を見つけた。

調べてみると、この水は、飲んでも大丈夫だそうだ。

よし、ここに作ろう

 

こうして俺は早速作業に取り掛かった。

『創造する程度」の能力で秒でできた。

外観は2階建ての前の世界でどこにでもありそうな洋風の家

中は、簡単な作りのキッチン、リビング、トイレ、寝室の4部屋

ちなみに神になって人間やめたので、排便などは、出ず、全て体に吸収」される。

トイレは飾り的な感じだ。

2階は自室と保管庫

自室ではその日の日記を書いたり寝る場所

他に、治療場所や転移システムなどを作った

それぞれ、治療場所は、『命を司る程度の能力』、転移システムは、『時間を司る程度の能力』の空間操作と掛け合わせて作ってみた。転移システムは、遠い場所にいてもすぐに帰る為に作った。結構便利だった。

出来たからと言って浮かれている場合でもない。この世界は化け物どもがうじゃうじゃいる世界なので、もちろんのこと、結界を

家の周りに張った。これで自分が許可したもの以外絶対に入ることは出来ない。

そして無意識の内に許可していて入られても困るので意識した状態でしか他人は入ることが出来ないようにした。

 

「さて・・・今これで俺がやることは、最後だ。

夜見 氷夜はもう死んだ。

今から俺の名前は・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

神我見 冷(かがみ れい)

 



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能力の応用~ベルトの創造~

この世界で暮らしてから9年が過ぎた。

今まで雑魚しか殺していない。

一年の結果はこの通り

 

         今                 9年前

 

体力:4064000(四百六万四千)    1005000(百万五千)

パワー:3400000(三百四十万)    1003000(百万三千)

スピード:4700000(四百七十万)   1010000(百一万)

精神:15000000(一千五百万)    5000000(五百万)

霊力:500000(五十万)         100000(十万)

妖力:50000(五万)            5000(五千)

魔力:4040000(四百四万)       1000000(百万)

神力:∞(無限)                変わらず

 

前よりさらにチートになりましたw。

ある日、俺は、ある事を、思い出した。

それは、俺が仮面ライダーが好きだったことだ。

暇だったので能力を使い、平成仮面ライダーがどんな感じなのかを未来を見て、すべての知識を得た

どうやら俺がいなくなってから9年間いろんなライダーが出たらしい

ダブル オーズ フォーゼ ウィザード 鎧武 ドライブ ゴースト エグゼイド ビルド そして、今は、ジオウか

俺はこの20人のライダーやそのサブライダーのベルトやアイテムなどを能力で作ってみたら案の定できた

いろんな変身を試してみたが全部できた。ついでにそれぞれのバイクや車(トライドロン)も作った。

これを使って戦うのはいつかにしよう。

 

そしてそのいつかがきました。

結構速かったな。

相手はクモ妖怪3匹

相手は虫なので、このライダーになって戦ってみようと思う

 

俺は腰に手を当て異空間からベルトを出し、走りながらポーズをとり、

こう叫んだ

 

「変身!」

 

叫んだ瞬間、徐々に鎧が体を纏う

~赤き古代の超戦士~

仮面ライダークウガだ。

 

俺は拳でクモ妖怪に徐々にダメージを与え、

一匹の前でポーズを取り

必殺のマイティキックを放った

一匹は爆裂四散した。

それを見て怯えたのか残りの二匹は逃げ出した

俺は咄嗟に

 

「超変身!」

 

と言い、緑色の姿 ペガサスフォームになった

ペガサスフォームは、聴覚と視覚が通常の1000倍になる。

俺はペガサスボウガンを構え、撃ち、見事残りの逃げた二匹に命中させた。

 

自分の力と妖力が上がっていくのを感じる。

無事に仕留めることが出来たようだ。

 

俺は変身を解除して早速拠点に帰った。

拠点に帰ると眠気が襲ってきた。

どうやら疲れたらしい。

いくらチートレベルの体力があったとしても慣れない戦い方で体力を結構使ってしまったのだろう。

俺は体をふらふらと揺らしながら、寝室へ向かい、そのまま睡魔に身をゆだねて眠りについた。

 

俺はこの日、満足して眠ることができた。




ついに主人公仮面ライダーに変身!
いやーやっぱり仮面ライダーって
かっこいいですね!


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~第二章~元・住人との戦い 妖怪の山編
妖怪の山、河童編 -Standing byー


俺は今、『仮面ライダーカイザ』のバイクで山の中を走っている。

説明にあった化け物にされた、元・住人とやらを探すためだ。

俺は、この9年間徐々に捜索範囲を広げていっていき、

そして、最近やっと馬鹿でかい山を発見した。 つーかどんだけ広いんだよこの世界。

調べてみたらこの山は『妖怪の山』というらしい。

ところどころで仮面をかぶっているカラスの羽をもつ人型の妖怪を見つけた。

こいつらは、鴉天狗という種族らしい。

無駄にも、襲い掛かってきたので、バイクのスピードを上げて襲いかかってきた奴全員跳ね飛ばした。

そのたびに力が上がっていくのを感じているので、跳ね飛ばした奴全員死んでいるだろう。

 

「なんかこの9年間で生き物を殺すことに躊躇い(ためらい)がなくなっているな~。」

 

(ま・もうどうでもいいけど)

 

こんな感じのことを思いながら山を登っていくと滝の音が聞こえたので、そこに行ってみることにした。

着くとそこには、水色の服と水色の帽子をかぶった少女がいた。

その少女がこちらに振り向く。

その少女の体は機械でお腹にアサルトライフルが付いていた。

俺はすぐに距離を取り相手の情報を見た。

 

『にとりの影

 

河城 にとりが異形になった姿』

 

と書かれていた。

俺はこいつを倒すため、別のライダーの力を使うことにした。

俺は、ベルトを別空間(ゲームでいうアイテムボックス)から取り出した。

取り出したのは、ファイズのサブライダーのカイザギアだ。

俺は913と押して

 

-Standing by-

 

ベルトに入れ、こう叫んだ

 

「変身!」

 

-Complete-

 

徐々に俺の体は、黄色い線に包まれ 仮面ライダーカイザ に変身した。

カイザはパワー重視なのでごり押しで敵に攻撃した。

もちろんのこと、敵も弾を撃ってくるがすべて受け流し攻撃を当てる。

 

 

「これで最後だ」

 

そう言い俺は『カイザブレイガン』のショットで敵を捕捉し、ブレードを立てたまま相手の体を貫く技

『カイザスラッシュ』をくり出した。

くり出した後、にとりの影は、徐々に形を失っていった。

跡形もなく消え去った後

 

「終わったか・・・結構呆気なかったな」

 

龍狐(いや、君が強すぎるだけだよ。)

 

何か聞こえた気がしたがきっと気のせいだろう。

そしたら、頭の中から、無機質な声が聞こえた。

 

『水を操る程度の能力』を獲得しました。

 

何だこれは?

そう思っていると、すぐ答えはでた。

 

(おそらく、これはあいつが持っていた能力だろう。

そいつを殺したから俺の『奪い与える程度の能力』であいつの能力を奪ったのか!)

 

だがしかし、ずっとここにいても危険なため、俺は、ここに転移システムで転移できるマーカーを置いた

そして、この前能力で作った、カイザ専用マシン『サイドバッシャー』を呼び出し拠点に戻った。

 

 

 

 

 

戻った後、俺はすぐに寝室に行き、眠りについた。



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妖怪の山、秋と厄の神様編 -Turn up ◇ー

はい、こんにちは龍孤で~す
前回の用に時々出てくるので、
よろしくお願いしま~す


にとりの影と戦ってから一日が経った。

俺は、にとりの影のような異形になった者をShadow(シャドウ)

と呼ぶことにした。奴らを指すとき、あいつ、こいつじゃわかりにくいからだ。

まず、起きてからまず飯を食った。

やはり食うことは大事だ。

食い終わったら、家を出て、昨日手に入れた能力『水を操る程度の能力』を早速使ってみることにした。

試しに鉄を創造して、水を操り、水の刃を作り鉄を切ってみた。

すると鉄が見事に切れた。

 

「おお・・」

 

これにはさすがに驚きを隠せなかった。

しばらくこの能力を使って遊んだりもした

 

「よし、探索の続きするか!」

 

そう言い俺は、転移システムで転移ポイントまで転移した。

 

着くとそこは昨日見た場所だった。

 

(今回は歩きで移動しよう。)

 

そう思いしばらく歩いていると二つの影が見えた。

それは案の定二人のShadowだった。

一人は右側はしいたけ、ブドウ、キノコなどの秋の食べ物が生えていて、

もう片方は秋の紅葉生えていた。

 

もう一人は顔や手、服に雛人形を釘で刺している、

赤い服に、緑の髪のShadowだった。

 

能力で調べてみた結果、こう出た

 

秋姉妹の影

 

『秋 静葉』と『秋 穣子』合わさり、異形になったもの

 

雛の影

 

『鍵山 雛』が異形になったもの』

 

情報を見て俺はアイテムボックスからバックルを取り出し、

チェンジスタッグのカードを挿入し、腰につけ、横からカードが出てきて、ベルトに変わり

ターンアップハンドルを引き、『オリハルコンエレメント』が出てきて、そのまま一直線に進み、

オリハルコンエレメントに突っ込み、

『仮面ライダーギャレン』に変身した。

 

二体も急な襲撃に驚いたのか反応が遅れていたので、強烈な攻撃を喰らわすことができた。

 

『Upper』

 

俺は、その隙を逃さず、ギャレンラウザーにカテゴリー3のアッパーフロッグをスキャンし、

強烈なアッパーを雛の方に喰らわせた。

 

『Upper』 『Fire』

 

一方、秋姉妹には、カテゴリー3(アッパー)と6(ファイヤー)のコンボ、ファイヤーアッパーを喰らわした。

カードをスキャンするには、AP(アタックポイント)が必要なのだが、

それがいらないように改造させてもらいました~。

 

原作無視?  知らんがな。

 

「これで終わりだ」

 

『Drop』 『Fire』 『Gemini』

 

俺はそう言い、カテゴリー5(ドロップ)6(ファイヤー)9(ジェミニ)のコンボ、

『Burning Divide』(バーニングディバイト)

を繰り出した。

二体に分身し、大回転しながら、炎を纏った足で、ドロップキックを繰り出した。

二体のShadowは塵になった。

そして無機質な声が頭の中に響く

 

『紅葉を司る程度の能力』『豊穣を司る程度の能力』『厄をため込む程度の能力』

を獲得しました。

 

俺は、変身を解除して、手に入れた能力がどんな物なのかを調べてみたが、結果、

『厄をため込む程度の能力』はいらない。

 

「厄をため込むって・・・いらねー能力だな・・・」

 

そう思っているとあることを思い出した。

自分には『入/切を入れ替える程度の能力』があるということに

これを使ってこの能力の使用をオフにすればいいのでは?

そう思い、やってみた結果、成功した。

 

「よし! これで大丈夫だな。」

 

 

 

 

 

こうして俺は、転移システムで家に帰り熟睡した。

 

 

 




いずれ、冷君のステータスを公開しようと思っています。


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妖怪の山、天狗編 -シグナル バイク!ー

さて、俺は今、また再び二匹のShadowに出会った

というより出会ってしまった。

 

ー30分前ー

 

「ふー。疲れたー」

 

俺は、秋姉妹の影と雛の影を倒して、だいぶ体力を消耗した。

だが、最近、Shadowを倒していることによってだいぶステータスが上昇しているだろう

から疲れをあまり感じなくなってきた

帰ったら見てみるとするか。

とりあえず休憩してから帰ろう

 

ー28分後ー

 

よし、だいぶ体力も回復してきた。

帰ろうと転移システムを起動させようとしたら、

2つの気配を感じた。

そしたらすぐに姿を現した。

 

ーそして現在に至るー

 

「おいおいまじかよ・・・」

 

帰ろうとした矢先、また戦闘、もういい加減にしてくれよ

 

龍孤(やだねー だって面白そうだから♪)

 

なんかムカつく返答が聞こえた気がしたが、きっと気のせいだろう。

さて、とりあえず、こいつらの情報を調べてみることにする。

一体目は、鳥籠の上に顔、下にスカートその中に鳥の足、羽がある。

二体目は、ケンタウロスみたいな感じで、前は黒い皮膚に白い犬耳と毛が付いている人の顔で、後ろは、白い服を着ていて、右手に大剣、左手に椛の絵がある盾、細い顔に鬼のような顔をした天狗の面をつけている。

うん ぶっちゃけキモい。

今までのやつらも気持ち悪かったけど、こいつらはさらにキモい

俺は、さっそく調べてみることにした。

 

文の影

 

『射命丸 文』が異形になったもの

 

椛の影

 

『犬走 椛』が異形になったもの

 

ある程度調べて、こいつらとはスピードで勝負した方がいいと踏んで

俺はこのライダーを選んだ。

 

腰にベルトを巻き、ドライバーのレバーを上げ、シグナルマッハを指し、

レバーを倒し、ポーズをとり、こう叫んだ。

 

「レッツ 変身!」

 

『シグナルバイク! ライダー! マッハ!』

 

俺は、『仮面ライダーマッハ』に変身した。

その後、椛の影が襲いかかってきて、

俺は、椛の影をマッハの武器『ゼンリンシューター』で攻撃をし、

椛の影を地面に叩き付ける。

『ゼンリンシューター』のタイヤ部分を回して、シグナルバイクをセットし、

ベルトのボタンを押して必殺技を発動させる。

 

『必殺! フルスロットル!』

 

ビートマッハーを繰り出し

椛の影を消滅させる。

それを見た文の影は脅えたのか高速で逃げだした。

俺は、逃がすまいと、ベルトにシグナルマガールをセットし、

文の影を撃ち落とした。

続いて、シグナルトマーレをセットし、ゼンリンシューターで文の影の動きを止め、

シグナルマッハに戻して、ベルトのボタンを押す。

 

俺は、空中に飛び、何度も回転して、必殺技を繰り出す。

 

『必殺! フルスロットル!』

 

キックマッハーを繰り出し

文の影も消滅させる

そして、また無機質な声が頭の中に響いた。

 

『風を操る程度の能力』 『千里先まで見通す程度の能力』を獲得しました。

 

「はー・・・」

 

一言言おう、疲れた

 

俺は早速家に帰り、そのままベッドにダイブした。

 

 

 

 



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妖怪の山、神社編 -自分の力-

冷君のステータスついに公開しま~す。


俺は、家の帰った後、早速自分のステータスを見てみることにした。

 

「さて・・・どのくらいになっているのかな?」

 

俺は、ドキドキしながら、自分のステータスを見た

 

神我見 冷

 

体力:9000000(九百万)

パワー:5600000(五百六十万)

スピード:12000000(千二百万)

精神:18000000(千八百万)

霊力:600000(六十万)

妖力:1000000(百万)

魔力:4100000(四百十万)

神力:∞

 

うん。覚悟はしてたよ。奪って前より絶対強くなってるって

思ってましたよ。

だけど、強くなり過ぎた。

これ限界超えてんじゃねーか?

そう思い、調べてみました。

どうやら最上位の神に限界はないらしい。

正にチートだなホント。

妖力は、Shadowを倒したことによって得たのだろう五体中三体が妖怪だったらしいし。

そんな中、俺はふと考えた。

ライダーの力だけを使わずに、自分の力で戦ってみようと思った。

 

「さて・・・そうと決まればいくか。」

 

取りあえずなんかかっこ良さそうな技名考えとこう。

実は、前回、山の頂上に神社を見つけた。

調べてみたら『守矢神社』という所らしい。

そこでなんか四体ほどの気配を感じていたのだが、その時は疲れていたので

すぐに帰った。

なので今回はそこに行こうと思う。

 

早速行ってみたら道の途中に鎧や白い服、帽子を被り、顔が緑で皮膚が黒の男が複数いた。

剣や槍を持ってこちらに確実な殺意をもってこちらを見ていた。

調べてみたらこう出た。

 

『諏訪子のしもべ

狂信者』

 

諏訪子って誰だ、

と思っていると、能力がご丁寧に教えてくれましたよ。

 

『山の神社の二柱の内の一柱

もう一柱は〈神奈子〉という。

 

なるほど~こいつら狂信者か。

いや~いつの時代も狂信者は怖いね~

人の話なんて全く聞かない妄想集団だからな~

 

そう思っていると殺意が一気に高まった

あちゃ~もしかして声に出てたかな~?

 

龍孤(うん。ばっちり出てたよ。)

 

名も知らない誰かさん

教えてくれてありがとう。

 

取りあえず、襲いかかって来た奴は全員殺してやった。

 

「やっぱり力が上がるのは良いことだよね~」

 

そんな感じで登って行って血まみれ(返り血を浴びまっくった)状態で

無事神社に来れました。

 

そんなこと考えていると、あちらから出迎えてくれました。

一体は下に顔、上に体があり、後ろには黒い柱が四本、

手と顔から白いヘビが生えている。

 

二体目は、なんか目の付いた変な帽子を被っていて、体から鉄のヘビが生えていて、

周りには、あいつを囲むかのように、鉄の輪がある。

 

そして三、四体目はところどころ似ている。

違いは皮膚が黒か白、服を着ていて、もう片方は、体についているのが青い紐だけで、

黒く長い柱を持っている。

俺は、早速調べてみた。

 

『邪神神奈子』

 

八坂 神奈子が邪に侵され、異形になったもの』

 

『邪神諏訪子』

 

洩矢 諏訪子が邪に侵され、異形になったもの』

 

『早苗 black』

 

早苗の闇の部分が実体化し、異形になったもの』

 

『早苗 white』

 

早苗の善の部分が実体化し、異形になったもの』

 

こう出た。

つーかこいつらは、名前の最後の影ってつかないのかよ。

そんなことを思っていたら、

空気を読まず、blaekの方がいきなり襲いかかって来たので、早急に対応し

blackを吹き飛ばした。

それを見て残りの三体も一気にきたので、これもテキトーに受け流す。

そして、俺は、前々から作っていた刀を取り出した。

 

「とうとうこの刀の出番がきたな・・」

 

この刀は、俺が能力で創造した鉄に俺の神力をめちゃくちゃ入れまくって

俺自ら一から作った俺のお手製だ。

鉄に入れられる神力にも限度があったんで、俺の『入/切を入れ替える程度の能力』で、

『鉄に入れられる神力の限度』のスィッチを切り、無限に神力を入れられるようにした。

しかも、さらに神力を入れることによって強度や切れ味などを増すことができる。

またまたしかも、上昇した強度や切れ味はそのままで残る。

つまり、神力を入れれば入れるほど、この刀は強くなっていくいうことだ。

そして、刃に霊力、妖力、魔力、神力を注ぎこめば、斬撃やを放ったりすることができる。

そのまま切っても大ダメージを与えることができ、大抵の敵は即死する。

 

俺は、刃に神力を注いだ。

 

『ゴッドスラッシュ』

 

邪神神奈子と邪神諏訪子を一刀両断する。

次に、俺は、刀に神力を入れ、刀の能力を上げ、

 

『百連斬』

 

無数の斬撃を喰らわす技、『百連斬』を使い、blackとwhiteの早苗にダメージを

与え、刃に魔力を注いだ。

そしたら刃に雷が纏われた。

魔力を雷に変えたのだ。

俺は、空高く飛び、必殺技を放った。

 

『サンダースラッシュ』

 

雷の斬撃を放ち二体を感電死させた。

 

戦い終わると俺は、体の力を一気に抜いた。

 

「ふー 終わった」

 

これでライダーの力を使わずに戦えることが証明できた。

だとしても、この戦い方では、体力の消耗が激しすぎるので、

生身で戦うのは時々にしよう。

そう考えていると、

また聞き慣れた無機質な声が聞こえた。

 

(けん)を創造する程度の能力』 『(こん)を創造する程度の能力』 『奇跡を起こす程度の能力』

を獲得しました。

 

能力獲得の報告を聞いた後、俺はすぐ家に帰った。

 

「さて、次はどんな奴を殺そうかな♪」

 

俺は、今後の方針を決め、Shadowどもを殺していくことにした。

 

 

 

 

 

 

 




初の2000文字超えをしました。


次回から結構時間が進みますが、
これからもよろしくお願いします。


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~第三章~人との出会い・迷いの竹林編
11年後の結果


今回は手抜き文です

すみません


あれから、11年の時が経った。

この11年で俺のステータスがとんでもないことになってしまった。

それがこちら

 

体力:測定不能

パワー:測定不能

スピード:測定不能

精神:測定不能

霊力:測定不能

妖力500000(五十万)

魔力:測定不能

神力:∞

 

測定不能なんて文字がでてしまったよ。

これじゃあどれだけ強くなったかなんて実感がわかない

 

龍孤(いや、それでも十分というよりもう規格外だよ)

 

なんか聞こえる気がするが、無視しよう。

ちなみに妖力だけが測定不能じゃないのは、

いろいろと使っているからだ。

大抵、家の電気や水を補うために使っている。

実は、この家電気や水は4つの力のどれか1つを電気と水などの生活に必要なものに

変わるようにこの11年間で改造したのだ。

おかげで結構楽になった。

 

さて次に、能力についてだ。俺はこの11年間、この世界のいろんな場所に

行き、そこにいた奴らを倒し能力を次々に手に入れた。

その結果がこれだ。

 

『闇を操る程度の能力』

『冷気を操る程度の能力』

『氷を操る程度の能力』

『気を使う程度の能力』

『火水木金土日月を操る程度の能力』

『時間を操る程度の能力』

『運命を操る程度の能力』

『ありとあらゆるものを破壊する程度の能力』

『寒気を操る程度の能力』

『魔法を扱う程度の能力』

『人形を操る程度の能力』

『春が来たことを伝える程度の能力』

『鬱の音を演奏する程度の能力』

『躁の音を演奏する程度の能力』

『幻想の音を演奏する程度の能力』

『手を使わずに楽器を演奏する程度の能力』

『剣術を扱う程度の能力』

『死を操る程度の能力』

『密と疎(密度)を操る程度の能力』

『蟲を操る程度の能力』

『歌で人を惑わす程度の能力』

『歴史を食べる(隠す)程度の能力』

『歴史を創る程度の能力』

『あらゆる薬を作る程度の能力』

『永遠と須臾を操る程度の能力』

『毒を操る程度の能力』

『花を操る程度の能力』

『距離を操る程度の能力』

『白黒はっきりつけ程度の能力』

『空気を読む程度の能力』

『大地を操る程度の能力』

『気質を見極める程度の能力』緋想の剣から奪った

『鬼火を落とす程度の能力』

『病気を(主に感染症)を操る程度の能力』

『嫉妬心を操る程度の能力』

『怪力乱神を持つ程度の能力』

『心を読む程度の能力』

『死体を持ち去程度の能力』

『核融合を操る程度の能力』

『無意識を操る程度の能力』

『探し物を探し当てる程度の能力』

『人間を驚かす程度の能力』

『入道を使う程度の能力』

『形や大きさを自由に変えることが出来る程度の能力』

『水難事故を引き起こす』

『財宝が集まる程度の能力』

『魔法を使う程度の能力』

『正体を判らなくする程度の能力』

『念写をする程度の能力』

『音を反射させる程度の能力』

『何でも喰う程度の能力』

『壁をすり抜けられる程度の能力』

『雷を起こす程度の能力』

『風水を操る程度の能力』

『十人の話を同時に聞くことができる程度の能力』

『化けさせる程度の能力』

『感情を操る程度の能力』

『水中だと力が増す程度の能力』

『頭を飛ばせる程度の能力』

『満月の夜に狼に変身する程度の能力』

『自ら音を発して演奏出来る程度の能力』

『何でもひっくり返す程度の能力』

『打ち出の小槌を扱う程度の能力』

『何でもリズムに乗らせる程度の能力』

『超能力を操る程度の能力』

『異世界から弾丸を飛ばす程度の能力』 

『団子を食べるほどに強くなる程度の能力』

『夢を食い、夢を創る程度の能力』

『口に出すと事態を逆転させる程度の能力』

『人を狂わす程度の能力』

『純化する程度の能力』

『三つの体を持つ程度の能力』

『鱗粉をまき散らす程度の能力』

『聖域を作る程度の能力』

『神仏を見つけ出す』

『後ろで踊ることで生命力を引き出す程度の能力』

『後ろで踊ることで精神力を引き出す程度の能力』

『あらゆるものの背中に扉を作る程度の能力』

『財産を消費させる程度の能力』

『自分を含めて不幸にする程度の能力』

『山と海をつなぐ程度の能力』

『神霊を呼ぶ程度の能力』

『光を屈折させる程度の能力』

『(周りの)音を消す程度の能力』

『動く物(生き物)の気配を探る程度の能力』

『動物を導く程度の能力』

『普通には読めない本を手にかざすことで読むことがてきる程度の能力』

『一度見たものを忘れない程度の能力』

 

だ。

いやー結構手に入れたな~

これを手に入れるのにどれだけ苦労したか。

くそいらねー能力もあるから

そこらへんは、能力使ってオフにしておく。

 

よし、残りを探しにいくか!




冷君がどうやって能力を手にしたかは、
所々で、回想を入れて、
説明します。


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回想その一、『永遠亭』~Wake up burning!~

俺は、今、『迷いの竹林』

と言われる竹林にいる。

目的は、調べによって発覚したこの竹林にいる、殺し損ねた奴を探して殺すこと。

俺は、この竹林の奥にある『永遠亭』に行くことにした。

 

「しっかしあそこに行くのも久々だな~』

 

『永遠亭』とは、俺が

『あらゆる薬を作る程度の能力』と『永遠と須臾を操る程度の能力』

を手に入れた場所だ。

 

俺はそこまでのことを思い出しながら進んでいった。

 

 

 

『あ゛あ゛ーーー』

 

『いつになったら出られるんだぁぁぁーー』

 

そう俺は、今迷っている。

いくら進んでも全く出られる感じがなく、俺は今最高にムカついている。

そんな中、天から声が聞こえた気がした。

 

龍孤(能力使えばいいじゃん)

 

そうか、その手があった!

ありがとう! 初めて役に立ったな!

 

龍孤(いや、君がバカなだけじゃないかな)

 

あ゛ん? お前今何つった? お前いつか絶対殺してやるからな。

 

龍孤(そんなやり取りをしている暇があったらさっさと進め)

 

あ゛あ゛ぁ? やってやるよこん畜生!

 

龍孤(うんうんそのいきだよ)

 

俺は、このやり取りを終えると、能力を使い、この竹林に何かないかを探った。

そしたら見つけたよ

屋敷を。

 

俺は、その屋敷に早速行ってみた。

俺はその光景にとても驚いた。

その屋敷はとてもきれいで、最近手入れされたといってもおかしくない状態だった

 

「いったいどういうことだ?・・・」

 

「なぜこんなにきれいな状態なんだ?」

 

俺は、しばらく考えたのち、取りあえず屋敷に入ってみることにした。

しばらく歩くと、敵を見つけた

 

「こいつは?・・・」

 

こいつを早速調べた。

 

『輝夜と永琳の影』

 

蓬莱山 輝夜と八意 永琳が合わさり、異形になったもの

 

そのShadowは体は左は赤、右は青で、銀髪だ。

こいつは笑っている。

そしてそいつが持っている籠の中に入っているもう一人は、

顔と手、体が少ししか出ていない黒髪の女。

籠から飛び出している髪からは兎の骸骨がついている

こいつは少し悲しそうな顔をしているように感じた。

 

Shadowがこちらに気づき、戦闘の準備をし始めた。

俺もアイテムボックスから、『ビルドドライバー』を取り、『クローズドラゴン』を呼び出し

『ドラゴンフルボトル』を取り出した。

俺は、クローズドラゴンにドラゴンフルボトルをセットし、ガジェトモードに変形し、

ビルドドライバーにセットした。

『ウェイクアップ!』 『クローズドラゴン!』

この音がなると、俺はレバーを回した。

 

『Aye you ready?』

 

「変身!」

 

『Wake up burning! Get CROSSーZ DRAGON!』

 

『Yeah!』

 

俺は、『仮面ライダークローズ』に変身した。

ジャンプでShadowに飛び掛かった。

がいつの間にかよけられていた。

一体何があった?

そう思い、俺は瞬時に能力を使い理由を探った。

結果によると、黒髪の方が持っている『永遠と須臾を操る程度の能力』で

「一瞬」を集めて自分の時間を作ったらしい

では、どうやってこの能力を攻略するか?

 

「そんなの簡単だ」

 

俺は、ビルドドライバーから『ビートクローザー』を出し、

『ロックフルボトル』をセットし、それで攻撃し、

Shadowの体の動きを止めた。

 

俺は、この隙にビルドドライバーのレバーを回し、

必殺技の発動準備をする。

 

回した後、背後にクローズドラゴン・ブレイズを出現させる

 

『ドラゴニックフィニッシュ!』

 

ブレイズの吐く火炎に乗り、蒼炎を纏った右足で、ボレーキックを叩き込む。

 

次第にShadowは音を立てながら、爆裂四散する。

それと同時に無機質な声がする

 

『あらゆる薬を作る程度の能力』 『永遠と須臾を操る程度の能力』を獲得しました。

 

それを聞いた後、俺は変身を解除した。

もう片方は銀髪の方の能力だろう。

『あらゆる薬を作る程度の能力』使えるな。他に気配はしなかったので、俺はそのまま家に帰った。

 

 

 

「いや~あの後、実はもう二体ほどいたなんて、まったく気づかなかったな~」

 

そんで今、最初に言ったように残りの二体を探していま~す。

ぶらぶら歩いていると一匹、いや一体の気配がした。

俺は、早速戦闘準備に入る。

 

「どうやら、あちらから来てくれたようだな・・・」

 

そう言うと一体のShadowが現れた。

 

 

 

 

 



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迷いの竹林編~レベルアップ!~

竹林の中から出てきたのは、一体のShadowだった。

 

そいつは、頭に『BORN TO KILL』と書かれている兵士帽をかぶっている人骨で、

地面から頭と手だけを出している。

そしてその手に握っているのは、、黒い肌に、ウサ耳があり、目が赤い女だった。

「さてさて、こいつは・・・」

俺は、早速調べた。

 

『鈴仙の影』

 

鈴仙・優曇華院・イナバが異形になったもの

 

奴と俺の目が合った。

しばらくの沈黙の後、Shadowがなぜか慌てていた。

俺はその隙に攻撃をした。

 

「結局、あいつは何がしたかったんだ・・・?」

 

そう考えているとShadowが怒り狂っていた。

 

俺は、アイテムボックスから『ゲーマドライバー』と『タドルクエスト』のガシャットを取り出した。

 

ゲーマドライバーを装着し、ガシャットをセットする。

 

『ガッシャァットォ!』

 

『ガッチャーン!レベル・アァップ!』

 

『タドル・メグル・タドル・メグルタドルクエストォ~ッ』

 

俺は『仮面ライダーブレイブ クエストゲーマーレベル2』

に変身した。

 

その瞬間俺は、『ガシャコンソード』を出し、

鈴仙の影を切りつけた。

 

その刹那、Shadowは、絶叫をするが、俺はそれを無視してどんどん攻撃

を続けていく。

 

Shadowは、逃げようとするが、そうはさせない。

俺は、ガシャコンソードの『B』のボタンを押し、

炎の魔法剣から氷の魔法剣に変える。

地面にガシャコンソードを刺し、あたりを一面の銀世界に変え、

鈴仙の影を凍らせた。

 

「これで終わりだ!」

 

俺は、ガシャコンソードにガシャットをセットする。

 

『キメワザ!』

 

俺はガシャコンソードを持って構える。

 

TADDLE CRITICAL FINISH!』(タドル クリティカル フィニッシュ!)

 

炎と氷を纏った剣の斬撃でShadowを一刀両断する。

 

そして、俺は、変身を解除した。

そして無機質な声が聞こえてくる。

 

『波長を操る程度の能力』を獲得しました。

 

聖暖の紅玉(せいだんのこうぎょく)』を獲得しました。

 

俺は、この能力について調べて分かったことがある。

この能力は感覚や存在の波長を操り、狂わす事で、狂気に至らせることができるらしい。

どうやらあのShadowが慌てていたのは俺に、この能力が効かなかったからだと思う。

まあ、元々俺の精神は異常だし、そもそも能力効かないし。

 

次に、これは突っ込ませろ。

 

「なんだこれ?」

 

なんか聖暖の紅玉とやらを手に入れた。

もう一度いう、なんだこれ?

今までShadowを倒してきても能力以外、まったく手に入れられなかったのに。

 

よく知るために俺は、これに能力を使う。

そしたらこう出た

 

大切な人(女の人)に使って下さい

体に取り込む感じで

 

うん、使えねーな。

女性用かよ。

使わねーよこんなの。

女なんて糞ばっかりだ。

あいつもこいつも・・・・

 

『あいつホント汚ーい』

 

『どっかいってくんない?いるだけで不快になるんだけど』

 

『何で同じクラスになっちゃたのかな?ホント最悪~』

 

みんなみんなみんなみんなみんなみんなみんなみんな、女なんて消えてしまえばいい。

 

おっといけない、つい暴走しまいそうになってしまった。

 

(もう昔のこと、すぐに忘れてしまいたい。)

 

この玉は家に帰ったら飾ろう。

見た目はきれいだし、

インテリアくらいにはなるだろ

さて、気を取り直してもう一体を探すか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この時俺は、まったく思わなかった。

この『聖暖の紅玉』を使うことになるとは・・・・

 

 

 

 

 




さて、次回!
オリヒロインの登場です!


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迷いの竹林編~運命の再会~

僕→過去の主人公

俺→現在の主人公


俺は、今この竹林にいる残り一体のShadowを見つけるために

竹林を歩いている。

 

そしたら、

 

「キャアアアアアアァァァァ!」

 

女の悲鳴が聞こえた。

声からして、中学生くらいだ。

俺は、全速力で声のした方へ行く

 

着いたら、そこには一人の少女と一体の化け物、Shadowがいた。

そのShadowは、鳥のような姿をしていて、羽が一枚一枚板で出来ている。

体の上には、『藤原妹紅ノ墓』と書かれた墓があり、顔は黒く、白い髪

紅いリボンをつけている。

あのShadowはあの少女に夢中でこちらに気づいていない。

 

(チャンスだ!)

 

俺は、少女を囮にしてどんどんShadowに近づいて行く。

そして、剣の間合いに入った直後に俺は一撃で仕留めるように、ありったけの妖力すべてを水に変えて、

剣に纏わせた。

さらに、『命を司る程度の能力』を付与し、魂もろとも切れるようにした。

Shadowはまだこちらに気づいていない。

 

(今だ!)

 

『激流斬』

 

激流のように重く、鋭い一撃が妹紅の影に直撃した。

 

Shadowは今の一撃で絶命したようだ。

 

「当たり前か・・・そういう風に切ったから。」

 

また無機質な声が聞こえてくる。

 

『老いることも死ぬことも無い程度の能力』を獲得した

 

なるほど、魂も切れるようにしておいて良かった。

そうしてなければ今頃、復活していただろう。

 

くるりと回ると、少女はもう気絶していた。

俺は、その少女の方に近づいた。

その少女の顔を見たとき俺は、驚かずにはいられなかった

 

(こいつは・・・)

 

 

これはまだ俺が、小5の時の頃

このころからもう俺のいじめはあり、健や誠也とも、親友でなかった時だった。

俺に優しく話かけた女の子がいた。

 

『ねぇ』

 

『何・・・君も僕のこといじめにきたの?』

 

『ちがうよ~ いつも一人だから、何してるのかな~って』

 

『何もしてないよ・・・』

 

『じゃあ友達はいないの?』

 

『うん。一人もいない。』

 

『じゃあ私が友達になってあげるよ!』

 

『別にいいよ、本当は僕を笑いに来ただけなんじゃないの?』

 

『も~違うって言ってるでしょ~信用ないな~

じゃあどうしたら信じてくれる?』

 

『じゃあ今日僕と一緒に帰ってくれたら信じてあげるよ。』

 

『やった!ありがとう!じゃ、またね~』

 

(『と言って、どうせ先に帰っちゃうだろ』)

 

~放課後~

 

『やっほ~。も~遅いよ~』

 

『なんで・・いるの・・』

 

『何言ってるの?君から言い出したんじゃん。

一緒に帰ろうって。』

 

『さあ!一緒に帰ろう!』

 

『うん』

 

そして僕たちは、家に帰ったんだ。

 

『そうだ君名前は?』

 

『・・・夜見、夜見 氷夜』

 

『君は?』

 

『私の名前は音無 カレン(おとなし かれん)だよ。

よろしくね、氷夜くん♪』

 

これが僕たちの最初の出会いだった。

こうして、僕とカレンは友達になった。

 

俺が、初めて心を許せた女子だった。

 

だが、それも長くは続かなかった。

 

『ごめんね、氷夜くん。私、引っ越すことになったんだ。』

 

この時の俺にとって嘘であってほしかった言葉だった。

 

そして、引っ越し当日、俺と、カレンはある約束をした。

 

『氷夜君、いつかまた、絶対会おうね。』

 

そして、俺と彼女は別れた。俺はその後に健と誠也と出会い、毎日を過ごした。

俺はこのことをもうすっかり忘れていた。

 

とにかく彼女を救いたい。

そう思っていると、ある物があったのを思いだした。

『聖暖の紅玉』があったことを。

 

(まさか、これを使うことが来るなんて・・・)

 

考えている暇はない。

俺は、早速『聖暖の紅玉をカレンの体に入れた。

その瞬間カレンの体は、暖かい光に包まれた。

 

その光が収まった。

そして、カレンはどうしたかとその場を見たら、

なんとそこには、カレンではなく、

高校生くらいの身長で、

腰にまで届く長く黒い髪に、美しい肌、左目が赤、右目が黒のオッドアイで、

美しい顔に、出てる所は出て、引っ込んでいるところは

引っ込んでいる、スタイル抜群の美少女がカレンがいたところにいました。

 

 

 

 

 

俺はそれに驚きを隠せなかったが、一番驚いたのはその美少女が

 裸 だということだった。




えー、ついにヒロインの登場です。


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カレンの回想

ちょっと状況を整理しようか。

俺は、俺は、残り一体のShadowを探すために竹林を歩いていた。

そして少女とShadowを見つけた。

俺は、そのShadowを瞬殺し、その少女の顔を見たら、

その少女は、俺が、ゆういつ心を許せた女の子

『音無 カレン』だった。

 

カレンは知らなかったとはいえ、俺が、囮にしたため

死にかけている。

こいつは、俺が健や誠也と同じで大事な『友達』だった

そんな友達を俺は、死なせたくなかった。

だから俺は、一生使わないと思っていた、『聖暖の紅玉』

を使い、カレンを完全に回復した、つもりだった。

 

そこにいたのはなんと十人中十人が振り向くであろう

ほどの美少女。

 

俺は、能力でこれがカレンだということを知るまで信じられなかった。

 

「とにかく、カレンを家まで運ぶか・・・」

 

 

2011年 3月20日

 

「氷夜君・・・」

 

私は『音無 カレン』は、彼、『夜見 氷夜』の死をまだ受け入られなかった。

彼の死体は見つからなかったが、彼は死んだことになった。

周りの人たちは納得したような感じだったが、私はそれに納得できなかった。

私は、彼のことが好きだった。

何度も、遊んでいく内にどんどん彼を、友達としてではなく

異性として好きになっていった。

私は、親の都合で引っ越すことになったけど、

私と彼はある約束をした。

 

『いつかまた、絶対絶対会おうね!』

 

約束したのに・・・

なんで死んじゃったの?

あれから『2年』経った。

今私は、中学一年生だ。もう13歳でもうすぐ進級し、2年生になり、

14歳の誕生日も近づいている。そういえばもうすぐ彼の命日だ。

そのことを考えていると

 

友人が心配そうに話かけてきた

 

「どうしたの?気分悪そうだよ?」

 

そう今、私は帰り道を友人と帰っていた

彼女は『霧島 楓(きりしま かえで)』私の友人だ。

 

彼女の問いかけに私はこう答えた。

 

「実はね・・・

 

話そうとした瞬間、いきなり拳銃の音が聞こえた。

私たちが、後ろを振り向くと銃を持った

男の人が走ってきた。

その人は大量の札束を持っていて、警察に追いかけられてた。

 

「邪魔だーー! クソガキどもー!」

 

あの男がいきなりこう叫ぶと、私に向けて拳銃を構え、撃ってきた

私は、為すすべなく撃たれてしまった。

 

楓が駆け寄ってくる。

 

「ちょっと!しっかりして!カレン!」

 

楓が何かを言っているがまった聞こえない。

そのまま、私は意識を失った。

 

 

「う~ん」

 

目を覚ますと、そこは病院ではなく、

竹林だった。

 

「え・・・ここ何処?」

 

驚かずには、いられなかった

撃たれたと思って目を覚ますと

いきなり竹林にいたから。

 

「なんで・・私、こんな所に・・・」

 

考えていると、いきなり音がした。

私は、びっくりしたが、恐る恐るその場所にいくことにした。

 

そしたらそこにいた化け物に私は、驚きの声を上げれずにはいたれなかった。

 

「キャアアアアアァァァァ!」

 

そこにいた鳥の化け物は私を、炎で攻撃した。

熱い、痛い、誰か助けて。

そう思っても人の気配すらしない

 

「あ・・・私、ここで死ぬんだ・・・」

 

最後に、彼に気持ち・・・伝えたかったな・・・」

 

諦めたその時、鳥の化け物が水によって真っ二つになった

 

そこで、私の意識はフェイドアウトした。

 




次回!
冷(氷夜)君とカレンちゃんが再開!


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約束の再会

俺は、カレンを調べて分かったことがある

まずあの容姿、あれは、あの時

倒した、鈴仙の影の元の姿、

鈴仙・優曇華院・イナバという奴の姿らしい。

 

ちなみに今、俺はおかゆを作っている。

カレンは大分疲労してたからだ。

やはり食べることは一番だからな。

 

しかし最初はどう話すべきか?

俺は、カレンとの約束を守れず死んでしまった。

正確には、あちらの世界では、死んでしまったことになっているだろう。

だが、カレンの方は、俺が、氷夜だということがわかるだろうか?

否、その確率はゼロだろう。

 

「なんせ、もう身長も容姿も変わっちゃてるしな~」

 

そして俺のことは話さず、死んだことにしておこう。

まあ、何がどうなっているかと聞かれたら適当に話をしとこう。

ちなみにカレンは俺が、ベッドを創造して寝かせている。

カレンは裸だったので、最初は驚いたがすぐに気を取り直した。

ちなみにカレンに服や下着を男の俺が、着させるのは、気が引けるので

バスローブ姿だ。

これを着させるのは、簡単だった。

 

そんなこと考えていると、能力がカレンが起きたことを教えてくれた。

能力といえば、カレンにも何か能力がないか調べてみたところありましたよ。

 

『音無 カレン』

 

『ありとあらゆるものを使いこなす程度の能力』

『波長を操る程度の能力』

『狂気を操る程度の能力』

 

この『ありとあらゆるものを使いこなす程度の能力』はぶっちゃけチートだ。

簡単にいえばそこらへんの小枝から使い方を見つけ出し応用を使いこなすらしい

この能力をマスターしたら結構強くなるぞこれ。

残り二つは鈴仙の影が持っていたものだろう。

説明はこれで終わりにしよう。

さっさとおかゆ作ってカレンのところにいくか。

 

「よーし できた」

 

おかゆができたので早速カレンのところに持って行った

カレンのいる部屋の扉の前まで来た。

ノックして部屋に入る。

開けたらそこには、吃驚したような表情でカレンがいた。

 

「お!起きたか」

 

そう言った後、

カレンが一言つぶやいた。

 

「氷夜・・君・・・・?」

 

その言葉に俺は驚きを隠せなかった。

 

 

 

「あれ・・・ここはどこだろう?」

 

起きるとそこは、天国でも地獄でもなく洋式の部屋だった。

私は、ベットに寝かされていた。

 

「え・・・なんで?」

 

私は確か鳥の化け物に襲われて・・・

私はその後、自分の体にとんでもない変化があったことに気づいた。

まず、服がなぜかバスローブになっていた。

 

「え?え?」

 

私は顔を赤くしながら困惑していた。

だって化け物に襲われたと思ったら、服が制服からバスローブ姿だったから。

身長も長身になっていた

そして、一番の問題は鏡を見てみたら自分の顔が『美少女』と言われてもおかしくないほどに

変わっていたからだ。

目も左が赤、右が黒のオッドアイになっていた。

 

困惑していると誰かの足音が聞こえた。

待っていると扉が開いた。

 

その人は男性で顔が整っており、すべて黒で統一されている服、今の私と同じでまた逆の

左が黒、右が赤のオッドアイだった

 

「お!起きたか」

 

いや、まさかそんなはずはない。

でも、もしかしたら・・・

 

「氷夜・・君・・・・?」

 

そしたら彼が驚いた顔をした。

 

やっぱり間違いない!

 

「氷夜君!」

 

私は彼に、氷夜君に抱きついた。




優曇華ファンの人すみません!
自分も優曇華が好きなんです


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楽しいひと時~告白~

「何で・・・何で俺のことが分かった?」

 

「だって氷夜君は氷夜君だもん!」

 

「いってる意味が全くわかんねーぞ」

俺は困惑した。隠すつもりがソッコーでばれたからだ。

 

「はー・・久しぶりだな、カレン。」

 

「氷夜君も!『2年』ぶりだね!」

 

ん?『二年』

 

「おいカレン本当に俺が、死んでから二年しか経ってないのか?」

 

カレンは首を縦に振る

 

「カレン、俺は、この世界に来てから20年は経ってるぞ

 

「え、嘘!」

 

カレンも驚いているようだ。

もしかして、こっちの10年はあっちの世界では1年なのか?

それはいいことを聞けた。

 

「そんな事より、その容姿についてだ・・・」

 

「ああ!そうそうこれはいったいどういうこと氷夜君!」

 

~かくがくしかじか~

 

「なるほどそういうことね」

 

「うん、そういうこと」

 

「つまり、氷夜君は私の容姿を変えちゃたということだね」

 

「いや、それは本当に申し訳なかった。」

 

「いいよ、氷夜君だって私を助けるためにやってくれたんでしょ。」

 

「その変わり!、氷夜君に何があったか教えて!」

 

「ああ、分かった分かった

後、俺は名を変えた。

これからは神我見 冷,冷と呼んでくれ。」

 

「うん分かった!」

 

俺は、今までのことを話した。

そしてカレンもこの世界に来た経緯も話してくれた。

この時間は、久しぶりに楽しかった。

 

「そうだカレン、もうあっちの世界でもうお前は死んでいることになってるんじゃ

ないか?」

 

「うん・・たぶん」

 

「それなら名を変えた方がいい。」

 

「じゃあどんな名前にするの?」

 

「そうだな~音無 カレンだから~

最初と最後の文字を取って、(おん)なんてどうだ?」

 

「お前、性格が温厚だからさ。」

 

「なんだか適当に決めた感じがするけど~

冷くんが決めてくれるなんて嬉しいんだも~ん♪」

 

「ま、俺は、女はクソがつくほど嫌いだが、お前は特別だ」

 

「へへ、ありがとう♪」

 

「そうだ冷君、そんなことよりずっと言いたかったことがあるんだ!」

 

「何だ?言いたいことがあるのか?」

 

「う・・うん」

 

「どうした?早くいってみろよ?」

 

「言いたいことがあるなら、早く言った方がいいぞ。

その方が気持ちがすっきりするからな。」

 

「わ・・分かった」

 

俺は、お茶を飲む

お茶おいしい

カレン改め、温は何が言いたいのだろうか?

そうお茶を飲みながら思っていたら、

温が口を開いてこう言った

 

「結婚して下さい!」

 

この言葉を聞いて、俺はお茶を吹いた

 

「も・・・もう一度言ってくんない?」

 

「だから~私と結婚して下さい!」

 

「お・・お前それ本気でいってんの?」

 

「うん、本気。

私ね、冷君のこと、好きだったんだ。

だからね、今、この気持ちを伝えようと思ったの!」

 

「だからね・・冷君、私と結婚してください!」

 

はぁ・・これが温の気持ちか・・

温の答えに俺はこう答えた

 

「ああ、いいぞ」

 

その答えを聞いた瞬間、温はとてもうれしそうな顔をした。

 

~そして夜~

 

「お前なんで俺の部屋にいんの?」

 

「だって~夫婦ですから~夫と一緒に寝るのは、当たり前じゃないですか~」

 

「そうか・・・ならなぜ服を脱いでいる?」

 

「それは~」

 

そう言った瞬間温は俺を押し倒した。

 

「冷君をおいしく食べるため~」

 

「お、おま、お前本気か?」

 

「ええ冷君を本気で食べる気でいますよ♪」

 

「や、やめろ」

 

俺は逃げようとするがなぜか体が動かない

くそ、なぜだ!体が動かない!

少なくともこいつの能力ではない

そもそも俺に能力は効かないから。

じゃあ一体何が起きているんだ?

 

龍孤(それじゃ楽しみな♪冷君♪)

 

お前の仕業かアアァァァァ!

 

「それじゃあ~冷君を~おいしくいっただっきま~す♪」

 

「ヤメロォォォォォ」

 

その後、俺と温は・・・

 



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~第四章~外の世界へ、消える歴史と新たな仲間
衝撃の結果~外の世界へ~


どうも皆さんこんにちわ。

腰が痛い神我見 冷です。

なぜ腰が痛いかって?

察しろ。

 

さて、俺と温は今、裸で寝ている

なぜかって?

これも察しろ。

 

「おーい温、起きろー」

 

俺は温を起こすために温を

揺さぶった

 

「う~ん」

 

温も起きた。

 

「あ、おはよう~」

 

俺は、温の頭をチョプする温は

「痛!」というが俺は、気にしない。

 

「痛いじゃないですか~」

 

「お前な~『あ、おはよう』じゃないんだよ、

襲いかかってきやがって。」

 

「嫌だと思っていた割には、乗り気だったじゃないですか~

私初めてだったのに、

私を後ろから~」

 

「まて、それ以上言うな」

 

「まず服を着ろ、

俺も着るから」

 

「は~い」

 

そう言い、俺と温は、服を着る。

 

「じゃあ朝食作ってきますね~」

 

「ああ、頼む。」 

 

そう言い、温は部屋を出た。

 

「は~」

 

俺はため息をつかずにはいられなかった。

理由は温のある 変化 だ。

俺が起きてすぐのこと、温の下半身あたりから

新たな命が感じられた。

つまりだ、温は・・・・

 

 

妊娠している。

それで、俺は今このことを温にいつ言おうか考えている。

うん、もう今日の朝ごはんの時に言おう。

そうしよう

 

決まったところで温の

「ごはんですよ~」

という声が聞こえて来た。

俺は覚悟を決めた

 

 

昨日のこともあり、今日のごはんは

簡単な和風のごはんだった

ごはんに焼き鮭、味噌汁という感じだった。

 

温は、「どうですか~」と聞いてきたので、

俺は、思ったことをいった

 

「うん、うまいよ。」

 

「ありがとうございます♪」

 

そして食べ終わった後、俺はあのことを伝えた

 

「なあ・・温」

 

「はい。なに冷君?」

 

「とても言いにくいんだが・・・」

 

「お前・・・妊娠してるぞ」

 

俺の言葉に温は驚いていたが、次第嬉しそうな顔になった

 

「えへへ・・・♪」

 

「それで・・・・もう一つあるんだが・・・」

 

これは、俺が温と出会う前から考えていたことだ。

そのあることとは・・

 

「俺、あっちの世界に行ってみようと思うんだ。」

 

「え!何で?」

 

「いや・・・あっちの世界でちょっとやっておきたいことがあるんだ。」

 

「そう・・・それでいつ帰ってくるの?」

 

「まあ・・あっちの世界での二~三日くらいかな。」

 

根本的にあっちとこっちでの世界の時間軸が違う

 

あっちでの1年は、こっちでは10年なのだ。

一日だと、こっちでは10日くらいだろう。

それで二~三日、20日か1か月くらいだろう。

妻を1か月も待たせるのは、どうかと思うが、

こっちにもやらなければならないことがある。

 

俺は、早速準備をした。

 

「それじゃあいって来る。」

 

「いってらっしゃい」

 

そう、言葉を交わすと俺は、『時間を司る程度の能力』

で空間を操り、あっちの世界に繋げた。

そもそもなぜ空間を操れるかというと、

そもそも時間と空間は一緒にあり時間を操れれば、同時に

空間も操れるということだ。

 

さて、俺の目的は2つある。

1つは、面白そうな奴を仲間にすること

 

もう一つは・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

仮面ライダーの歴史を完全に消すことだ

 



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起きた騒動~アルタイルフォーム~

俺は、今路地裏にいる、20年ぶりだな。

こっちの世界では、もう2年経っているらしい。

調べてみたら、本当に2011年だった。

俺は、アイテムボックスに刀をしまった。

さすがに刀を持ち歩いたまま歩くのはダメなので、

さすがにしまった。

 

「でも・・服がこれだけなんだよな・・・」

 

そう俺の服は全体が黒だ。

周りの人たちからは、変な目で見られるだろう。

別に能力で創造して作ってもいいが、この服が着なれてしまって、

他の服を着ると違和感を感じてしまうから、他の服は着たくない。

まぁ堂々としてればいいか。

 

次に俺の目的のライダーの歴史を完全に消すということ、

これは、俺がこっちの世界でライダーに変身しても

『仮面ライダーが出現!?』

的なことにならないようにするためだ。

俺は、そのために来たのだ。

 

「さて・・・・早速ここを出るか。」

 

俺は、路地裏から出た直後に周りの人の視線が一気に集まった。

 

(うん、予想はしていたが、まさかここまでとは・・・)

 

周りの人たちがひそひそ声で話している。

 

『ねえねえ、あの人かっこよくない?』

 

『そうだね、話しかけてきなよ。』

 

『無理無理、恥ずかしいもん。』

 

『ち・・・イケメンが・・死ね』

 

『かっこつけてんじゃねーぞ』

 

なんか女から予想外の言葉が出てきたが、

男からは、予想してた言葉が出た。

 

俺は、そんな声を無視してどんどん進む。

 

そんな中、一人の女性が声をかけてきた。

俺はめんどいのでさっさと終わらすことにした。

 

「あのすみ「失せろ」え?」

 

女性は唖然としているが、俺はそれも無視していくことにした。

 

しばらくしたのちに

俺はバニラのアイスクリームを買っていた。

そしたら、急にたくさんの男どもが、俺の前に立ちふさがった。

 

「おい、貴様!」

 

「ん?何?お前ら俺になんか用?」

 

「貴様は我らのアイドル『ミホたん』にに暴言を吐いただろう!」

 

「貴様のせいで、ミホたんが傷ついてしまったではないか!どうしてくれる!」

 

どうやらさっき俺に話しかけてきた女、ニックネーム『ミホたん』は

ここらへんで人気のある女で、こういうファンクラブまであるらしい。

それでこいつらは自分たちのアイドルが傷付いたからその原因である俺を

叩きに来たらしい

 

この騒ぎを嗅ぎ付けて近くの人たちが集まってきた

あちゃ~警察まで来ちゃったよ。

どう収拾収めるこれ、

 

警察の人たちがこの騒ぎを抑えようとするが、部下が警察を邪魔しており、

リーダー的な男はまだ話を続けている。

警察の人、ご苦労様です。

 

「おい!貴様聞いているのか!」

 

「え、ああ、うん、で、何だっけ?」

 

「まったく聞いてないじゃないか!」

 

「とにかく、お前は如何なる理由があってミホたんに暴言を吐いた、言え!」

 

もうめんどいので素直に答える

 

「まず一つ、俺は女が大がつくほど嫌いだからだ。」

 

「それだけか?それだけの理由でミホたんを傷つけたのか!」

 

「話を最後まで聞けバカ野郎。最後は、

俺には・・・妻がいるからなw」

 

「「「「「「「「はあああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」」」」」」」」

 

ここにいる全員が驚いた。

そんなに驚くことか?

 

「お・お・お前結婚してるのか?」

 

「うん、事実上はね」

 

「女性嫌いな奴がなんで結婚してるんだ!おかしいだろ!」

 

「そこはいろいろあるんだよ」

 

「答えになってないぞ!」

 

「ええい!もういい!ミホたんを傷つけたことを後悔させてやる!

総員、突撃!」

 

「「「「「おおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」」」」」

 

あいつら全員で襲いかかってきやがった。

しかたがない、ここで力を発揮する訳にはいかないので、

仮面ライダーの力を使うことにした

俺は、アイテムボックスから『ゼロノスベルト』を取り出した

周りの奴らは声を上げているがそんなの無視だ。

 

俺は、ゼロノスベルトを装着し『チケットホルダー』から

『ゼロノスカード』を取り出し、ベルトのレバーを引き

音声が流れる。

俺は、ゼロノスベルトにゼロノスカードを『Aの面』にしてベルトに

セットする

 

『アルタイルフォーム』

 

こう鳴ると俺のオーラがアーマーとなり、

俺は、『仮面ライダーゼロノス』になった。

 

「嘘、あれって仮面ライダーじゃない?」

 

「すげー!ゼロノスだ!」

 

「え?あれって本物?」

 

などと声が聞こえてくるがまたもや無視する

 

「最初に言っておく!俺は、かーなーり!強い!」

 

そう言うと周りの男どもが大興奮した。

 

「スゲー!いっけー!」

 

「敵をぶっ倒せー!」

 

俺は、『ゼロガッシャ-』を『サーベルモード』にする

襲いかかってくる奴をどんどんとなぎ倒す。

ちなみに今は、これで切られると怪我はせず、

ただ気絶するようにしておいた。

 

「くっっっそー!!!!!」

 

リーダーの男が声を上げる。

 

「これもミホたんのためだー!!」

 

今度はリーダー自らかかって来た。

俺は、その度胸を評して必殺技で決めることにしようと思った

 

俺は、ベルトのボタンを押した

 

『フルチャージ』

 

俺は、ベルトからカードを取り出しゼロガッシャーにスキャンし、

『スプレンデッドエンド』をくり出した。

あの男はもちろん気絶しました。

 

終わった瞬間周りから歓喜が沸き起こる

よく見るとテレビ局も来ていた

俺は、これ以上やばいと思い一目散にジャンプで逃げた。

 

やれやれさっさと目的を達成させるか

 



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消えた歴史と新たな仲間~2000年~

あれから、一日経った

ちなみに今俺は、とあるビルの屋上います。

なぜかって、それは昨日目立ちすぎた。

 

昨日、ゼロノスに多くの人前で変身したことによって、

新聞に全面的に出てしまったからだ。

 

新聞には、予想通り、『仮面ライダーゼロノスが出現!』的なこと

が書かれていた。

 

「いやーさっさと歴史消さないと騒ぎが大きくなってしまうな~」

 

龍孤(いや、もう充分騒ぎが大きくなってるよ)

 

あーうるさいなー

 

まあ、確かに奴の言うとおり、もうテレビにまで出ちゃてるよ。

さっさと歴史消さないとやばい

 

しかもテレビで取材に答えている人が、

『あのゼロノスの人、女性嫌いで妻がいるんだって、おかしくない?』

なんていってるし、

ほっとけ。

さて、飯も食い終わったし、そろそろ行くか。

ちなみにこの飯は温が作ってくれたものだ。

ちなみにご飯は塩おにぎりとお茶だ。

とてもうまい。うまいのだか・・・

 

「でかすぎるな・・・」

 

そう、このおにぎりとてもでかすぎるのだ。

通常のおにぎりの五倍はあるぞこれ。

これを温から渡されたときは、さすがに『こんなに食べれない』

といったら、温が涙目で俺を見てきた

いやーさすがに俺でも、妻の泣き顔を見たくはないので、

受け取ったら喜んでくれた。

あの顔はとてもかわいかった

 

「さて・・どの時代にいくか・・・?」

 

やはりすべての平成仮面ライダーの起点であるクウガの歴史を消しに行こう

そうすれば、手っ取り早い

 

俺は、早速『時間を司る程度の能力』で過去にいった

 

 

~2000年~

 

とある山岳部

 

謎の未確認生命体:グロンギ:がたくさんいる中、一人、

それに立ち向かう戦士がいた。

その戦士は、赤き鎧を身に纏っている

その戦士の名は、『仮面ライダークウガ』だ

クウガは一人でグロンギの大群の中に入って戦っていた

そして、その戦いを一人眺めているものがいた

 

「おーおー戦ってるねー」

 

そう、命、時間、そして感情の神である神我見 冷である

 

「さてしばらくの間は見物といくか・・・」

 

冷はしばらく様子見をするようである

 

そんな中クウガは、拳でグロンギを殴り続けている

クウガは近くにあった長い木の棒を拾い、

 

「超変身!」

 

と叫ぶと青い姿になった

クウガの『ドラゴンフォーム』だ

木の棒は『ドラゴンロッド』になった

ドラゴンフォームはスピードに特化しているが、その分防御面が弱い

クウガはスピードを上げ、どんどんとグロンギを倒していくが、

一体のグロンギに攻撃され、倒れてしまった。

そしてクウガは、分が悪いと考えたのか違うフォームに

なろうとしている。

 

「超変身!」

 

こう叫ぶと次は、紫の姿になった

クウガの『タイタンフォーム』である

そして、『ドラゴンロッド』は『タイタンソード』へと

形と変えた。

 

タイタンフォームは、攻撃と防御力が高いが、その分運動性がない。

だからクウガは相手の攻撃を受け止め反撃をした。

 

しばらくグロンギを倒していたら周りとは明らかに強いグロンギが出てきた

クウガはそのグロンギに攻撃するがまったく効いていない。

 

逆にクウガは攻撃されてしまった。

そしてクウガは突如雷を纏った。

 

そしてクウガは『ライジングマイティフォーム』になった

ライジングマイティフォームはマイティフォームより

基本的な能力が上がっている。

 

そしてグロンギとクウガの一対一の勝負が始まった。

しばらく拳をまじわせたのち、グロンギは拳に力を溜めた。

クウガはポーズをとり、クウガの足に雷が纏われた。

クウガは『ライジングマイティキック』を放った

グロンギの拳とクウガのキックが当たろうとしたとき、

時間が止まった

 

「もうそろそろいいか・・」

 

そう、時間を止めたのはまぎれもない神我見 冷だ

冷は、ポケットからブランクウォッチとブランクカードを取り出した。

その瞬間、クウガとグロンギは消え、

ブランクウォッチはクウガライドウォッチに

ブランクカードはKUUGAとクウガの絵が描かれているカードになった

 

「ふーこれでОK」

 

「これで、こっちの世界で仮面ライダーになった時

『謎の戦士が出現』的な感じで済むだろ」

 

「さて、帰るか」

 

冷が帰ろうとすると、さっきまでクウガとグロンギがいたところに

赤い髪と青い髪をした少年二人が倒れていた。

突然のことに冷は、

 

「なんじゃありゃ?」

 

そう言わざる終えなかった。




次回、どうなるか!


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違く、同じな兄弟

クウガとグロンギのいたところに

なぜか赤い髪と青い髪をした少年二人が倒れていた。

 

(なぜこんな所に?)

 

そうとしか思えなかった

なにせ、歴史が消えたとはいえ、

こんな山岳地に少年が二人倒れているとは全く想像なんてできなかったからだ。

一番可能性が高いのは・・・

 

「捨て子か?」

 

その考えしか、思い浮かばなかった

本来、ここではクウガとグロンギが戦っていたから、

ここに捨てられなかったのだろう。

だが、歴史が変わったことによってここに捨てられたのかもしれない。

 

そう思いすぐにその二人の元へ駆け寄った

二人の顔を見てみると顔がよく似ていた。

おそらく兄弟だろう。

 

だが、おかしなことに気づいた。

青い髪の少年の方からは、霊力を感じられるが、赤い髪の少年からは

妖力が感じられた。

 

一体なぜ?

 

兄弟なのなら、それぞれ別々の力が感じられるのはおかしい

じゃあそれぞれまったくの別人?

 

いや、そうだと一緒にいる説明がつかない。

謎が謎を呼ぶとは、まさにこのことだ。

 

謎に思っていると、

また天から声が聞こえた。

 

龍孤(能力使えばいいやろ)

 

グッチョブ!

 

俺は、早速能力を使った。

 

『この二人は父親が妖怪で母親が人間だが、

双子として産まれたことによって人間と妖怪としての力が完全に別れ、

こうなった

ちなみに青髪の方が兄で

赤髪の方が弟である』

 

なるほど、つまり双子として産まれたが、人間と妖怪としての血が完全に分離

してしまったと。

そういうことか。

 

取りあえず二人を調べてみた

まずは、青髪のほうだ。

 

『no name』

 

『森羅万象を操る程度の能力』

『直す程度の能力』

 

わーおクソやばい能力じゃないですかやだー

これもうチートだ

簡単に言えは見えるもの、見えないものすべてのものを

操ることができるってことだ。

いやー事物や現象を操るってホントチートだな。

そして、この『直す程度の能力』って、つまり

何でも直せると言うことだ。これも結構すごい能力だなおい。

もしかして、赤髪の方も結構やばい能力なんじゃ・・・

俺は、早速調べてみた。

 

『no name』

 

『森羅万象を破壊する程度の能力』

『直す程度の能力』

 

またまたわーお

さっきのよりやばいじゃん

要するに何でも破壊出来ちゃうって

ホントやばい兄弟だな、ホント。

兄と同じ能力を持っているな。

 

まぁとりあえずこいつらは連れて帰るとしよう。

こいつら育てれば、将来結構な実力者になるぞ絶対。

そうと決まれば早速連れて帰ろう。

 

俺は、二人を抱え『時間を司る程度の能力』を発動し

時空に穴を開け、その中へと入っていった。

 

 



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お帰りと兄弟

帰ってきました。

早速玄関のドアを開けたら温に抱きつかれた

よく見ると、お腹が少し大きくなっていた。

 

「お帰りー♪」

 

「ああ、ただいま」

 

「そういえば俺が行ってから何日くらい経ってる?」

 

「15日だよ。」

 

「そうか、もうそんなに経ってたのか。」

 

そう言葉を交わすと温は俺の背中にいる二人を指差した

 

「その子たち誰?」

 

「ああ、それはな」

 

~かくがくしかじか~

 

「なるほど~捨て子ね~」

 

「うん、それがなあいつらチート能力もってやがったんだ。」

 

ちなみにあの二人は兄弟ともども

俺が新しく作った部屋にベットを置いてそこで

寝ている。

かなり衰弱していたので近くに二人分の食事を置いてきている

 

「なんとな~『森羅万象を操る程度の能力』と

『森羅万象を破壊する程度の能力』なんだぜ?」

 

それを聞くと、温がびっくりした

まあ、無理もないだろう。

 

「ええ!そんなすごいの能力もってたの?」

 

「ああ、他に、兄弟二人とも『直す程度の能力』をもってたぜ」

 

「ええ、ホントすごい!

羨ましいな~」

 

「いや、お前も結構凄い能力持ってんだろ。」

 

「そうだ温、お前ちょっと手出してみろ」

 

「?うん。わかった」

 

温はそう言い手を出してくれる。

俺は、温に『奪い与える程度の能力』で、温に少しずつ力を与える

 

「んっ・・・何これ・・」

 

「これは俺の霊力とかだ。

俺の『奪い与える程度の能力』でお前に力を与えているんだ。」

 

「でも・・・なんで急に?」

 

「もしものためだ。

お前は能力がすごくても戦えるだけの力がないからな。

だからこうしてお前に力を与えているんだ。

それに、お前が怪我したら、俺が、いやだからな・・・」

 

「へへ・・・ありがとう冷君」

 

温は顔を赤くしている

温の返答に俺は、

 

「どういたしまして」

 

と返しておいた

 

「お前出産して、しばらくしたら、びしびし鍛えてやるからな。」

 

「へへ・・お手柔らかにお願い・・」

 

そんなほのぼのした会話をしていると

二人の寝ている部屋から音がした。

どうやら起きたらしい。

 

俺は、早速その部屋に行った。

言って見たら、二人とも起きていた。

ついでに飯もなくなっていた。

どうやら全部食べたらしい

俺は、取りあえず声を掛けた。

 

「よぉ調子はどうだ?」

 

 

青髪side

 

俺たち兄弟はいつも二人だけだった

親は俺たちの能力が危険すぎると言い、俺たちを捨てた

そんなある日、俺たちは山にいた。

何か食べるものを探すためだ。

だかまったく見つからない

そして俺たちはついに倒れてしまった

 

次に目が覚めるとそこは、家の中だった

 

「どこだここ・・」

 

確か俺たちは力尽きて倒れてしまったはず・・

だがなぜ今俺たちはベッドで寝ている?

 

そう思っていると弟も起きた

 

「うーん・・兄ちゃんどうしたの・・ってここ何処!?」

 

「わからない・・・ん?」

 

横を見てみるとそこには飯があった。

弟がそれを見て、すぐに食べようとするが俺はそれをすぐに止める

 

「待て・・・罠かもしれない。

俺が調べる。」

 

そう言い俺は、能力を使い、有害なものを取り除くが、

何も起きない

つまり食べても大丈夫だということだ。

 

「大丈夫だ、取りあえず食べようぜ」

 

そう言い、俺たちは飯を食べた

この飯はとてもおいしかった

 

食い終わると誰かの足音が聞こえた

この飯の提供者だろうか

 

そして扉が開いた

 

「よぉ調子はどうだ?」

 

入ってきたのは、黒一色で身を纏った男だった。

 

 



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新たな仲間~兄弟の名前~

「よぉ調子はどうだ?」

 

俺がそういうと、青髪の方か警戒してきた。

まぁ当たり前か、起きたらいきなり知らない場所にいたんだしな。

取りあえず話をしておこう

 

「やぁこんにちわ、俺の名前は神我見 冷だ。

お前たちは?」

 

これは、こいつらに名前が無いことは知っているがそれだと

怪しまれるので聞いておいた。

 

「名前はない・・・

それよりここはどこだ?

どうして俺達はここにいる?」

 

「それはな、山で倒れているお前達と見つけたら俺が

連れて来たんだ。」

 

「なんで俺達を助けたんだ?」

 

「それはね~お前達の能力に興味を持ったからだよ♪」

 

そう言うと二人が殺気を出してきた。

 

「どうしてそのことを知ってる?」

 

「それは俺の能力だよ♪」

 

「お前も能力を持ってるのか!?」

 

「あぁ持ってるよ。」

 

俺は、この二人にさっさと要件と状況を話すことにする。

 

「単刀直入にいうけど~ここはお前たちの知っている世界じゃないよ」

 

「何!」

 

青髪の方がそう言うと、窓を見た。

どうやら外を見てびっくりしているな。

おもしろい

 

「本当にここは俺たちの知っている世界じゃないのか・・・」

 

「うんそうそう」

 

「取りあえずお話しようか」

 

~かくがくしかじか~

 

「ふ~ん、そんなことがあったのか。」

 

「そうそう」

 

「それで、お前は結局俺達に何してほしいんだ?」

 

「別に?せいぜい言うなら仲間になって欲しいかな?」

 

「俺達で良ければいいが・・・」

 

「じゃあまずお前たちの名前を決めようか、

お前とかだと分かりにくいからな」

 

「じゃあなんて名前にするんだ?」

 

「そうだな~じゃあ

お前は『森羅 蒼真(しんら そうま)』なんてどうだ?

 

「結構いい名前だな」

 

「よし!決めた!俺の名前は今から森羅 蒼真だ!」

 

「なあなあ、冷さん、俺にも名前つけてくれよ」

 

「あぁ分かった。じゃあ~お前は『森羅 壊(しんら かい)なんてどうだ?」

 

「うん冷さん、ありがとう!」

 

「はいはい、後さん付けやめろ、調子狂う。」

 

「分かった!冷!」

 

「じゃあ俺はそろそろ「冷く~ん!」うわっ!びっくりするだろ温。」

 

温がいきなり抱きついてきた。

 

「なぁ冷、その女の人誰?」

 

蒼真が聞いてきた

俺はこの問いかけの正直に答えた

 

「こいつは神我見 温 俺の妻だ」

 

「「はああああぁぁぁぁ!!??」」

 

そしたら蒼真と壊が大声を上げた。

 

「冷って確か女性嫌いだったよな?」

 

「なんで女性嫌いの奴に妻がいるんだよおかしいだろ!」

 

「まぁいろいろとあったんだよw」

 

「「答えになってないぞ!!」」

 

あれ、このやり取り前にもやったなこれ

まぁそんなことはどうでもいい

 

「取りあえず蒼真!」

 

「ん?なんだ?」

 

「これ飲め」

 

「なんだこれなんか禍々しい色をしているんだが・・・」

 

「『不老長寿の薬』だ」

 

そう、俺が蒼真に渡したのは、飲むと長生きし歳を取らなくなる薬だ。

ぶっちゃけ言うと種族を人間に保ったまま寿命と生命力が

妖怪並になるということだ。

 

「なんでこれを俺に・・・」

 

「仲間になった以上ずっと付いてきてもらうからな、

ちなみに温も人間だか、温の場合種族を人間に保ったまま

不老不死になる薬を飲ませたぞ。」

 

「なるほど・・だが俺は、こんな禍々しいもの飲みたくないぞ・・」

 

「ええい!ごちゃごちゃ言ってないでさっさと飲め!」

 

そう言い俺は、『不老長寿の薬』の薬を蒼真の口の中に無理やり含ませ飲ませた

 

「ウンゴゴゴゴゴ・・・・・」

 

飲み終わった後、蒼真は気絶した

 

「兄キィィィィィィィ!!!!!」

 

「大丈夫、気絶しているだけだ」

 

「そんなことより、蒼真!壊!いくぞ!」

 

「行くってどこに「ここに」え?」

 

俺が言うと温以外俺の作った『謎の空間』へと落ちた

 

「ギャアアアアアァァァァァァ!!!!!!」

 

「じゃあ温また半日後に~」

 

「待ってますからね~」

 

俺と温はそう言葉を交わし落ちていった

 

 

 

~謎の空間~

 

「なんだここ!」

 

「ここは俺の作った通称『謎の空間』さ」

 

「なんだよ謎の空間って!」

 

「まぁ慌てるな壊、ここでの20年間はあっちでの半日なんだ。

つまり・・俺の言いたいことがわかるか?」

 

「まさか・・・」

 

「うん。ここで20年間修行だ♪」

 

「嫌だァァァァァァ!!!!」

 

壊の声が響く中、蒼真はまだ気絶していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~20年後(ホントは半日後)~

 

「あ、お帰り~」

 

「ただいま~」

 

俺達はこう言葉をまじわせた。

この20年間(ホントは半日)蒼真と壊にサバイバルの仕方

ある程度の知識、戦い方などを教えていた。

 

ちなみに蒼真と壊はと言うと・・・

二人ともしっかり成長しました。

もちろん頭や戦闘技術、身長などなどがね。

 

ちなみに二人ともイケメンといえるほどかっこよくなっていた。

 

「よし今日は寝て、明日またあっちの世界に行ってくるわ」

 

「え!明日ですか?」

 

「うん明日。」

 

「いいですけど、その変わり今日の夜は付き合って下さいよ。」

 

「え・・あ・・うん」

 

「「おーおー熱いねー」」

 

「うるせぇな」

 

とりあえず今日、蒼真と壊はそのまま寝た

 

俺と温は・・・

 

 



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緑の忌み子~2003年8月18日~

俺は今、あっちの世界にいる

理由?前回と同じだ。

ちなみに今の時代に行ってみた所、ライダーの歴史は

完全に消えていた。

 

これでこっちの世界で変身しても大丈夫だな。

いや、大丈夫じゃないかw

 

まぁそんなことはもういい

ちなみに今俺は2003年にいる

なぜこの時代にって?気まぐれだ気まぐれ。

 

ちなみに今の日付は8月18日だ

そして俺は今田舎町にある神社の入り口の前の隣にいます。

さすが過去、まだ空気がうまい

この時代だと今俺は6歳か~

そんなことを考えていると、

神社から大きな声が聞こえてきた

 

「祖父が死んだ今、忌み子のお前を置いておく

理由はない!出ていけ!」

 

なんか男の声が聞こえた。

しかもなんか怒ってるっぽい

「ようやくこの『東風谷』家の忌み子もいなくなるのね

よかったわ~」

 

 

「は~祖父さまが頑なにあの忌み子を追い出そうといなかったから

ホント今日まで我慢できた自分を褒めたいくらいだわ~」

 

ん?待て、『東風谷』?

確か俺が妖怪の山で倒した2体の早苗の元の名字だ。

もしかしてここは、東風谷 早苗が生まれた場所?

よく見てみると若い女のお腹が大きい

もしかしてあれが東風谷 早苗か?

調べてみた所あのお腹の中にいる赤ん坊は東風谷 早苗だった

これで確定したな。

 

そんなことより、忌み子とは誰のことだ?

俺は中を覗いてみる

すると緑髪の15歳くらいの少年が怪我をしていた

どうやらあの子が忌み子らしい

 

「お兄ちゃん!お兄ちゃん!」

 

一人の同じ緑髪の女の子泣きながらが忌み子の子を追いかけようとしているが、

周りの大人がその女の子を掴んで離さない。

 

「やめろ『美雪』!お前まで追い出されるぞ!」

 

掴んでいる男がそう言う。

 

その後忌み子と呼ばれた子は、そのまま走り去って出て行った

 

「ようやく出て行ったか」

 

「あー清々したわ~」

 

そう言いながら大人たちは家の中に入っていった

女の子も泣きながら家に入っていった

 

俺は忌み子と呼ばれた男の子の後を追いかけた

それと同時に雨が降った。

 

俺は傘を差しながらあの子を探した

そしたら見つけた。

 

あの子は雨に打たれながら空を見上げていた。

俺はその子に傘を差しだして声を掛けた

 

「おい、お前何してるんだ?」

 

緑髪の子が俺を見てくる

 

「あんたこそ、ここで何してるんだ?」

 

「いや・・・・さっきの話を全部聞いててな」

 

「そうか・・だかお前には関係ないだろ。失せろ」

 

「いや、関係あるんだなこれが」

 

「なんだと?」

 

「実はな・・・・俺も能力を持っているんだ」

 

俺の言葉に緑髪の子は驚いた顔をした

 

「お前、名前は?

ちなみに俺の名前は神我見 冷だ」

 

東風谷 祐介(こちや ゆうすけ)だ。

といっても、もう名字はないがな。

もうただの祐介だかな」

 

「じゃあ俺が新しく名字考えてやるよ」

 

「勝手にしろ・・・」

 

「じゃあ爆夜、爆夜 祐介(ばくや ゆうすけ)なんてどうだ?」

 

「じゃあそれでいいぞ」

 

「それでだ・・なんで忌み子なんて言われていたんだ?」

 

「俺の能力は危険すぎたんだ・・・

『爆発させる程度の能力』っていってな

なんでもかんでも爆発させちまうんだ」

 

「それを恐れた俺の親たちは俺を冷遇して

忌み子って呼んだんだ」

 

「ふーん」

 

「それで単刀直入に言うけどお前、俺らの仲間にならないか?」

 

それを聞くと祐介がびっくりしていた

 

「あんたは俺のことが怖くないのか?」

 

「ぜんぜん?俺の仲間に『森羅万象を破壊する程度の能力』を

持っている奴がいるからな」

 

「ははは・・・俺よりやべーじゃんか」

 

「だろ?そうだ、お前が仲間になるのならこれ飲んでくれ」

 

「ん?・・・なんだこの薬?」

 

「これは、『不老長寿の薬』といって飲んだら不老長寿になれるんだ

飲むか?飲んだらYesと考えるぞ。」

 

「いいぜやってやるよ。

クソ見たいな人生だったからな

今更後悔はない。」

 

「・・・そうかなら飲め」

 

「ああ。」

 

そう言い祐介は薬を飲んだ瞬間、二十歳くらいの見た目になり、

結構イケメンになった

ちなみに蒼真が飲んだ薬とは別のタイプの薬を飲ませた

実験を兼ねてな。

 

「じゃあ早速修行するか!」

 

「ああ・・は?

何言ってんのお前」

 

「いやだから強くなるための修行だよ」

 

「なんで強くなる必要があるんだよ!」

 

「そりゃー俺らが行くところは下手したら死ぬところだからな」

 

「はあぁ!?」

 

「じゃ行くぞー」

 

「ちょおま!」

 

「じゃ、『謎の空間』にご案なーい」

 

「いやだぁぁぁぁぁ!!!」

 

こうして祐介『謎の空間』で20年間(半日)修行し、

俺の修行(ほとんどいじめ)により俺が認められるほど強くなった。

 

その後『謎の空間』の犠牲者として蒼真や壊と仲良くなり

俺が、女性嫌いだと言った後に温を紹介して

祐介が

 

「なんで女性嫌いなのに妻がいるんだよ!」

 

とツッコミを入れたのはまた別の話・・・




サブタイトルを8月18日にしたのはただの気まぐれです。


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白の魔人~2012年~

皆さん朗報です

何と産まれました

元気な男の子でした

ちなみに男の子には守、神我見 守

と言う名前を付けました

そしてなんと種族は半人半神でした

ついでに生まれてから10年ほど経ってます

そしてですね、能力がなんと

俺の『創造する程度の能力』と

『見たものと知りたいことをすべて知る程度の能力』

温の『波長を操る程度の能力』

そして名前決めの理由になった能力

『守る程度の能力』

これつまり守りたいものを何から何まで守れるということだ。

もちろん知られたくないことだって守れる

さて・・・長話はこれくらいにするか

 

「で・・・またあっちの世界にいってくるわ」

 

「またですか?」

 

「どういうこと?母さん?」

 

「実はね、冷君は旅が好きだから時々こうしてあっちの世界に行くの」

 

「ふーん」

 

「あっちの世界ではもう2012年だと思うから本来はウィザードの時間帯だな」

 

「何?ウィザードって」

 

「そういえばまだ守には言ってなかったな」

 

~かくがくしかじか~

 

「ふーん、そんなことがあったんだ」

 

「後、もう一つあるんだ」

 

「なんですか?」

 

「俺達の戸籍を作りに行く」

 

「え!?なんでですか!?」

 

「守には、後20年したらあっちの世界で過ごしてもらう」

 

「え!なんで?」

 

「守には外の世界をいろいろと知ってもらいたいからな」

 

「そうか・・わかった」

 

「家とか生活に必要なものは作ってやる」

 

「ホントにそれはお願い・・・」

 

「じゃああっちの世界に行ってくるわ~」

 

「「いってらっしゃ~い」」

 

「「「いってら~」」」

 

「いってくるわ~」

 

そういい、俺はあっちの世界に行きました。

行った理由だって?

またまた前回と同じですよ

 

俺は今とある山の中にいます

なぜかって、気まぐれだ。

そんなこと考えているとなぜか

地下から膨大な魔力を感じられた

これでもまだ押させられている方だ。

 

「取りあえず行ってみるか・・・」

 

俺はこの魔力の源が気になり行ってみることにした。

 

 

~地下~

 

 

「なんだこいつは・・」

 

行ってみるとそこには13歳くらいの白髪の少女が両手を鎖でつながれていた

俺はその少女に近づこうとしたが・・

 

「止まれ!」

 

急に誰かに呼び止められた

俺が振り向くとそこには

一人の男が立っていた

 

「きさまは誰だ!要件を言え!」

 

取りあえず俺は話を進めるために素直に答えた

 

「ここから膨大な魔力が感じられたから見に来たんだ」

 

「貴様!魔力が感じられるということは只者ではないな!

何者だ!」

 

「落ち着け、こっちからも質問だ。

この少女はなんで鎖なんかにつながれている?」

 

「その女は魔人だ!、そいつの魔力は危険すぎるから我々の

先祖がそいつを封印したんだ」

 

「ふーん・・でこいつは何かしたのか?」

 

「何もしていない。

さっきもいっただろう

危険すぎるから封印したと!」

 

「じゃあこいつは何もせずにただ封印されたと」

 

「そうだ!何か問題でもあるのか!」

 

「大有りだ。ボケ

何もしてねー奴封印してなんの意味があるんだ」

 

「いっただろう!危険すぎると!」

 

「もういい」

 

俺はそう言い少女の元に近づく

 

「おい貴様!何をするつもりだ!」

 

「こいつの封印を解くんだよ。」

 

「な・・・そんなことはさせないぞ!覚悟し「おせーよ」なっ!」

 

俺は一撃で奴の首を掻っ切った

 

「さてと・・・早速やるか」

 

(まさかここでこの能力を使うことになるとはな・・・)

 

俺は、危険すぎて一回も使ったことのない能力

『消す程度の能力』

を使い少女の封印を解いた

 

「おーい聞こえるか~?」

 

返事がないただの屍のようだ

なんてボケている場合じゃないなこれ

俺は栄養ドリンクを飲み、得た栄養を

少女に『与えた』

そしたら少女は寝てしまった

どうやら長年封印された疲れが溜まってたのかもしれない

 

取りあえず俺は少女が起きるまで待った

 

~しばらくして~

 

少女が起きた

俺は話かけてみたがまったく話そうとしない

それで俺は普段オフにしている能力の一つ

『心を読む程度の能力』を使い、少女の心を読んだ。すると・・

 

(私・・・なんで封印解けてるの・・?)

 

うんばっちり意識あるな・・

俺は少女の顔をつねった

 

(痛い!何するの!)

 

「痛いじゃねーよ

お前喋れないのか?」

 

(ううん。喋れるよ

だけどしばらく喋ってなかったから喋れないだけ)

 

「そうか・・ところでお前俺の仲間にならないか?」

 

(唐突だね・・なんで急に?)

 

「お前、育て概ありそうだし

それに・・可哀そうだったから

お前どうせ行くところないだろ?」

 

(・・・うん)

 

「それにだ、結構楽しいぞ?

毎日愉快で危険な日々だからな。」

 

(面白そうだね

決めた。私もあなたの仲間になるよ)

 

「よし!決まりだな!

そういえばお前の能力は何だ?」

 

(私?私の能力は『すべてを操る程度の能力』だよ)

 

わーおまたまたチート能力だなおい

 

「ちなみに俺の仲間や妻も結構すごい能力持ってるぞ」

 

(へ~そうなんだ仲間と妻・・・え!妻!あなた妻がいるの!?)

 

「あぁいるぞ、この世で一人だけ愛せる妻がな」

 

(びっくりしたな~まさか妻がいたなんて)

 

「まぁその話はこれくらいにしてそろそろ行こう」

 

(分かった)

 

そう言い俺達は帰った

 

~帰宅中~

 

「あの~なんですかこの子?」

 

「あぁこの子は・・」

 

言い掛けたところで祐介がいきなり飛び出てきた

 

「おい冷!なんだこの可愛い子!」

 

「拾ってきた」

 

(か・・・可愛い・・)

 

「この子俺にくれ!」

 

なんかとんでもないこと言ったぞこいつ

つーかこいつこんなキャラだったか?

 

(え・・ええ・・)

 

この子顔真っ赤にしてるし。

 

「まさかお前が女拾ってくるなんて・・」

 

「あぁいろいろあってな・・っておい壊、誤解されるようなこと言うな」

 

そして蒼真と守が口を開いた

 

「そういえばこの子の名前は?」

 

そういえばまだ聞いてないね

なんて名前なの、父さん?」

 

(と・・父さん?)

 

この子がなんかびっくりしているが無視だ

 

「えーとじゃあ『エリス』なんてどうだ?

『爆夜 エリス』」

 

(いいと思うけど・・名字はどこから?)

 

「あそこにいるお前をくれっていった緑髪の奴の名字」

 

それを聞くとエリスが顔を真っ赤にした

まぁそりゃあそうか

名字が同じで歳もあまり変わらないから

それを意味するのは・・

 

「そ・・・それって・・・ふ・・・夫婦みた・・いじゃ・・」

 

「お、ようやく声が出せたな」

 

俺は『心を読む程度の能力』をオフにする

 

「まぁそうだな、まぁまんざらでもないだろ」

 

「かっ・・勝手に決めないで!」

 

「いや・・お前結構嬉しそうな顔してるぞ」

 

「え!?」

 

「つまり~うれしいってことだ!」

 

「やっほ~やったぜ!これからよろしくな~」

 

祐介がやたら上機嫌だ

うれしそうでよかった

 

「だから~勝手に決めないで~!!」

 

「「「ひゅーひゅー」」」

 

蒼真、壊、守がいじっている

実は俺もこの状況結構面白いと思っている

 

この日神我見家では大きな音が鳴り響いた

 

 




編集したのは
守の能力を一つ追加しました


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第五章~みんなの力と趣味と特技~
赤、青、緑の変身~2022、40、121~


最初は

蒼真、壊、祐介が始まりだった

 

「あ?仮面ライダーになりたい?」

 

俺の言葉に3人は頷いた

 

「だってよ~かっこいいじゃねーか」

 

「そうそうだから俺たちもその『仮面ライダー』って奴

になりたいだ。」

 

「なぁ、お願いだよ冷俺達にもなにかくれ。」

 

「まぁ別にいいが・・・祐介お前、エリスはどうした?」

 

「それがさ~エリスはツンデレでまったく話そうとしないんだ」

 

「ふーんまぁ作ってやる」

 

「「「よっしゃーーー!!!」」」

 

「取りあえず作るから待ってろ」

 

「「「うぃーす」」」

 

そう言い三人は部屋から出て行った

 

「さて・・作るとはいったものの・・・

何を作るか・・」

 

(三人か・・結構大変な作業だなこれ・・

どんな奴を作るか・・・

未来の鎧武以降の奴を作るか?

黒影トルーパーなんかもいいと思うが

全員同じだったら絶対文句言われるな・・・

未来・・三人・・未来・・三人・・あ!

ミライダーのシノビ、クイズ、キカイ

を作ろう!これなら文句言われないだろう)

 

そう思い俺は早速作業に取りかかった

 

「おーいできたぞー」

 

「「「お!まじで!」」」

 

「来るの早えーなおい」

 

俺は三人にミライドウォッチを渡した

ちなみに蒼真にはキカイ

壊にはクイズ

祐介にはシノビのウォッチを渡した

 

「「「なんだこれ???」」」

 

「それはミライドウォッチっていってな

それの使い方は~」

 

~かくかくしかじか~

 

「「「なるほど分かった」」」

 

「じゃあ早速外行くか」

 

「「「え???」」」

 

原作では三人とも何もない異次元空間からベルトを

出していたので

この3つのミライドウォッチに力を入れると

ベルトが腰に出現する様な仕組みにした

 

俺が外に行った理由、それはまだ倒してないShadowがいるからだ

前回言ったとき階段がクソ長かったので諦めたのだが

今回は行ってみようと思う

 

~移動中~

 

「着いたぞ」

 

「「「長!!!」」」

 

そうこの階段奥が見えないくらい長いんだよな~

 

「よし!ここを登っていくぞ!」

 

「「「え!!!???」」」

 

つーかさっきっからハモリまくってんな

ホント仲がいいな

 

「なんで空飛ばないんだよ!」

 

「そーだ!その方が疲れないだろ!」

 

「こんな階段歩くなんて嫌だぞ!」

 

「えーい!うるさい!

さっさといくぞ!」

 

俺は三人を縄でぐるぐる巻きにする

 

「さー行くぞ!」

 

「「「嫌だアアアアァァァァ!!!」」」

 

~移動中~

 

「「「ぜぇ・・・ぜぇ・・・」」」

 

「どうした?どうしてそんなに疲れるんだ?」

 

「「「お前のせいだよ!」」」

 

「まぁまぁそんなことはどうでもいい」

 

「「「よくねぇよ!」」」

 

「もう敵いるぞ」

 

「「「え!」」」

 

そこには三体のShadowがいた

一体は袖無し巫女服で半分は白で顔はあり

もう半分は黒で顔や服までもがチョウチョの羽、

周りには二つの白と赤のガイコツが浮かんでいる

 

もう一体は頭が地面から生えており所々から細い

手が生えていてその上には人型をして顔が星のマーク

周りにはキノコが生えている

 

そしてもう一体半分は光のない黒い目

こっちはまだマシな方

問題はもう半分

何と顔から服、足のつま先まで全部黒で赤い目玉がたくさん

今まで見てきたShadowの中で一番キモい

 

取りあえず見てみるとしよう

 

『霊夢の影』

 

博霊 霊夢が異形になったもの

 

『魔理沙の影』

 

霧雨 魔理沙が異形になったもの

 

『紫の影』

 

八雲 紫が異形になったもの

 

一通りのことは調べられた

さて・・三人の様子はどうだろうか?

 

「「「キモっ!!!」」」

 

うん俺も同じこと思ったよ

 

「おいさっさと行くぞ」

 

「「「いや待てや!」」」

 

「なんなんだよあのキモい奴ら!」

 

「そーいやお前らあれ見るの初めてだったなあれはShadowっていう化け物だ

元はこの世界の住人だったらしい」

 

「元!?キモすぎるだろ!」

 

「うるさいぞ。

ほら、さっさといくぞ」

 

「「「へーい」」」

 

そう言い三人はウォッチに力を入れ、ベルトを出現させた

対して俺はアイテムボックスから『ビヨンドライバー』

を取り出し『ウォズミライドウォッチ』を取り出した

 

「行くぞ!」

 

「「「おう!」」」

 

「「「「変身!!!!」」」」

 




今回は蒼真、壊、祐介の言葉をハモらせてみました


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霊夢の影VS祐介~2022年~

「「「「変身!!!!」」」」

 

そう言い俺はウォッチをレバーにセットし

ウォッチのボタンを押し、扉が開く

レバーを閉じた

 

『投影!!』

 

『ヒューチャータイム!』

 

『スゴイ!ジダイ!ミライ!

仮面ライダーウォズ!ウォズ!』

 

俺は『仮面ライダーウォズ』に変身した

 

祐介は『シノビドライバー』に『メンキョカイデンプレート』

をセットした。すると

巨大なカエル型のメカがアーマーを吐き出し

それが祐介に装着される

 

『誰じゃ?俺じゃ!忍者!』

 

『シノービ!ケンザァン!』

 

「忍びと書いて、刃の心!仮面ライダー!シノビ!」

 

祐介は『仮面ライダーシノビ』に変身した

 

(やべー超かっけぇ!)

 

龍孤(どうやら祐介、心の中ですごく興奮している!)

 

壊は『クイズドライバー』に『クイズトッパー』を合体させる

すると、背面に○と×、時計台のエフェクトが出現し

大量の「?」に包まれた

 

『ファッション♪パッション♪クエスチョン♪』

 

『クイズ♪』

 

壊は『仮面ライダークイズ』に変身した

 

「救えよ世界!答えよ正解!仮面ライダー!クイズ!」

 

(これすげーかっこいいな!)

 

龍孤(どうやら壊も興奮している!

もしかしたら?もしかすると?)

 

蒼真はスパナーダとスクリューダーをキカイドライバーにセットした

すると周りにアーマーが出現し、蒼真の体を包んだ

そして周りにスパナーが出てきて体に装着された

 

『デカイ!ハカイ!ゴーカイ!』

 

『仮面ライダー!キカイ!』

 

蒼真は『仮面ライダーキカイ』に変身した

 

「鋼のボディに熱いハート!仮面ライダー!キカイ!」

 

(ウオオォォォォ!!カッケーー)

 

龍孤(やはりやはりだ興奮していたーーー!!!)

 

なんかうるさいが無視だ

 

「祐介は赤い奴、壊は黄色い奴、蒼真は一番キモい奴と戦え!」

 

「「「了解!」」」

 

「俺は雑魚を片づけとく!」

 

そう言うと森から大量の化け物が出てきた

 

調べてみると

 

『異形妖精』

 

『妖精が異形になったもの』

 

「よし行くか!」

 

俺は一人異形妖精の中に突っ走っていった

 

祐介side

 

「よーし行くか!」

 

俺は今チョウチョの羽が付いているShadowと戦っている

にしてもこれが仮面ライダーか!

すげー強い力を感じるぜ

俺はクナイを出してこいつを攻撃している

待てよ?

シノビってことは忍法って使えるのか?

取りあえず忍者といえば!

 

「火遁の術!」

 

こう叫ぶと

 

『ストロングニンポゥ!』

 

紫色の炎が出てきて

炎で霊夢の影を燃やした

 

(おお!すげぇ!)

 

「次だ!」

 

俺がクナイを振ると

 

『メガトンニンポゥ!』

 

巨大な紫色の竜巻が出てきて霊夢の影を襲った

 

「これで最後だ!」

 

『フィニィシュニンポゥ!』

 

俺はクナイを投げ捨て素早い攻撃で何度も霊夢の影を攻撃した

これこそ仮面ライダーシノビの必殺技だ!

 

霊夢の影が吹っ飛んだが二人が戦ってた二体の影に直撃した

どうやらあちらも終わったようだな

 

最後にドデカイ一発喰らわしてやるぜ!

 

 




次回!魔理沙の影VS壊
お楽しみに!


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魔理沙の影VS壊~2040年~

よぉ 森羅 壊だ

今俺は『仮面ライダークイズ』となって魔理沙の影って奴と戦っているぞ。

ちなみにクイズの能力は相手にクイズを出して不正解か無回答だったら

『クイズドライバー』で発電した電気を増幅させて相手を

電撃で攻撃できるらしい

 

冷の話だと敵は喋れないらしいから

俺は相手にクイズを出して相手が

無回答で何度も電撃で攻撃しているぞ

 

「問題!お前は次、俺に攻撃を与えることはできない!○か?×か!」

 

「・・・・・・」

 

あの影は相変わらず何も喋らないままだ

 

「答えは・・・○だ。」

 

そう言い俺は奴の攻撃を躱す

その瞬間、魔理沙の影に雷が落ちる

 

「ギャアアアアアアァァァァァ!!!」

 

魔理沙の影は絶叫するが俺はその隙にどんどん拳

で攻撃をしていく

 

それを続けていたらなんと!

魔理沙の影が飛びやがった

 

「こらーー!卑怯だぞーー!

降りて来いやーー!」

 

俺はそう言うが相手は全く聞いていない

そしたら魔理沙の影が急に光る弾を撃って来た

 

俺は咄嗟のことで理解できず被弾してしまう

 

「くっそ!」

 

確か冷の言ったことでは、この世界の元・住人は

弾幕って言うものを使えてそれで遊んでたらしい

 

俺はそれの起動を読みなんとかよける

 

今度は星型の『弾幕』を撃ってきた

しかも今度は数も威力もさっきとは

桁違いだ

俺は咄嗟に問題を出した

 

「問題!俺はお前の攻撃をよける!

○か?×か!」

 

「答えは・・・・○だ!」

 

俺は『仮面ライダークイズ』の

脚部に搭載されている

『チーターズラン』を起動して

走力を強化し

奴の攻撃を必死でよける

 

「アブネェな・・」

 

よく見ると、周りの被弾した地面などが

深くえぐられていた

 

(これはそうそうに決めないとやばいな・・・)

 

龍孤(実際、壊はそうせざるおえなかった、

何せあの魔理沙の影が放った攻撃は

霧雨 魔理沙でいう、

魔符『スターダストレヴァリエ』である

魔理沙はパワータイプなので攻撃力重視である一方

クイズはトリッキータイプ

いくら不可解な攻撃をしようとも

パワーでごり押しされるため

問題を出して魔理沙の影に雷で攻撃しても

それはただの一時しのぎになるだけだ

壊は早く決めないとこちらが

いずれ体力勝負で負けてしまい

やられてしまうのが関の山と考えていた)

 

説明ご苦労さま!

確かに本当に決めないとまずい!

 

俺はベルトからクイズトッパーを外し、クエスチョンモードから

シンボリックモードにし、再びベルトにセットした

 

『ファイナルクイズフラッシュ!』

 

俺は空中に浮かんだ○×パネルの「○」を貫いてキックを放った

 

「クエスチョンキック!」

 

必殺技が魔理沙の影に直撃して吹っ飛んだが

二人が戦ってたShadowにぶつかる

 

(お・・・あいつらも終わったところか・・)

 

「よーし!俺が最後を決めてやるぜ!」

 

だか・・・この時3人は知らなかった・・・

この時を待っていたものがいたことに・・・

 

 



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紫の影VS蒼真~2121年~

よお森羅 蒼真だ

俺は今『仮面ライダーキカイ』となって紫の影とやらと

戦っているぜ

格闘型で一撃一撃がとても強いらしい

これが当たれば結構ダメージを喰らうだろう

そう・・・当たればの話だ・・

 

「まったく攻撃が当たらねぇ!」

 

そうあの気持ち悪いやろーなんか気持ち悪い

空間の裂け目を作って事如く攻撃を躱しまくってんだ

そのたびにあいつが笑うから今俺のストレスはマッハだ

 

「待てよ・・・確か冷が言ってたな」

 

(キカイは格闘だけじゃなく冷気を纏って氷塊を

作ることだってできるんだ

また、拳に冷気を纏って攻撃してもいいぞ)

 

こんなこと言ってたな

 

(よーし!早速使ってみるか!)

 

拳に力を入れてみると拳に冷気が纏われた

 

(よし!これなら!)

 

俺は地面に冷気を放ち周りを凍らせた

その瞬間、紫の影は動けなくなった

 

(今だ!)

 

俺は再び拳にヱネルギーを纏い必殺技のを放った

 

『アルティメタルフィニッシュ!』

 

動けない紫の影に重い一撃が繰り出された

だが、これでは弱らせただけで紫の影は倒せなかった

 

(クソ!ダメか!こうなったら次で・・)

 

俺がそう思った瞬間、あの気持ち悪い奴が空間の中に逃げた

 

「あ!待て!」

 

だが遅く、逃げられてしまった

 

「クソ!どこ言っ「痛!」」

 

急に後ろから攻撃された

そこにいたのは金髪の九尾の狐と茶髪の二本の

猫のしっぽ、猫耳がある子供の二匹だった

ただ二匹とも目に光がなかった

 

(クソ!増援かよ!)

 

戦闘態勢に入ろうとしたその時

 

「蒼真!大丈夫か!?」

 

『仮面ライダーウォズ』の姿の冷が来た

 

「冷!どうしてここに!」

 

「あの三人の中でお前が一番苦戦してるから

助けに来たんだよ!」

 

「助かる!こいつら頼んでいいか!?」

 

「任せろ!」

 

そう言い冷はあの二匹と戦った

 

(よし!これであいつ一体に集中できる!)

 

『次も絶対攻撃を仕掛けに来る』と踏んだ俺は

全感覚を研ぎ澄まし構えを取り、脚部にエネルギーをため込んだ

するとあいつが後ろに来たのでそれを知った俺は必殺技を叩き込んだ

 

『キカイデハカイダー!』

 

強力な回し蹴りを叩き込んだ

その刹那、紫の影が飛び出てきた

 

「これで最後だ!」

 

俺は上半身全体にエネルギーをチャージし足元に氷柱を生成する

 

『フルメタル・ジ・エンド』

 

紫の影に必殺のキックを叩き込む

吹っ飛んだ紫の影の先には残り二体の影がいた

どうやらあちらも終わったらしい

 

「よし・・・これで最後だ!」

 

 

 

・・・・フフフㇷㇷㇷ

ついに来た待っていたぞ、この時を!

 

『ビヨンドザタイム!』

 

「「「え!?」」」

 

『タイムエクスプロージョン!』

 

その刹那、三体の影の近くにキューブ状の時計型エネルギーが現れた

そして冷、『仮面ライダーウォズ』がキック文字型の

エネルギーを纏ったキックで三体の影に叩き込む

すると三体の影を包んだキューブが爆発し

三体の影は爆裂四散した

 

「「「はああああぁぁぁぁ!!!???」」」

 

煙が上がった後、そこにいたのは神我見 冷だった

 

 

 

 

 

よう!冷だ。

 

俺は蒼真に加勢し二体の敵を倒したところだ。

すると久しぶりに聞いた無機質な声が聞こえた

 

『式神を操る程度の能力』 『妖術を扱う程度の能力』

を獲得した

 

よし!これで能力ゲットだ。

残りはあの三体だ

よく見るともう三体のShadowがやられるすうぜんだった

やばい!あのまま奴らに倒させたら能力ゲットできねぇ!

俺は急いで走りドライバーのレバーを開きまた閉じた

 

『ビヨンドザタイム!』

 

『タイムエクスプロージョン!』

 

俺は奴らの周りにキューブ状の時計型エネルギーを出し、

エネルギーをキックし、奴らを爆裂四散させた

 

『空を飛ぶ程度の能力』 『境界を操る程度の能力』

を獲得しました。

 

あれ、三体倒したのに能力が二つしか手に入れられなかった、

なぜだろう?

もしかしてすでに手に入れている能力があったのか?

逆にそうとしか考えられない。

少し考えていると・・・

 

「「「冷いいいいぃぃぃぃぃぃ!!!!!」」」

 

三人が大声を上げた

 

「な・・何だよ?」

 

「なんだよじゃねーよ!」

 

「おいしいところ持って行きやがって!」

 

「決めるところだったのに!」

 

「しゃーねーだろ

俺が倒さないと能力ゲットできないんだから」

 

「だからって俺達の

『よっしゃ!最後決めるぜ!』

って気持ちを台無しにしやがって!」

 

「「そーだそーだ!!」」

 

「なんだと!こうなりゃ戦争じゃ!」

 

「「「望むところだあああぁぁぁぁ!!!」」」

 

こうして戦争が始まったが

この後、温とエリスにめちゃくちゃ怒られた







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エリスの戦い方

こんにちは、冷です

今、エリスの部屋に来ています

 

「よう、エリス」

 

「冷!、どうしたの?急に」

 

そう、なぜ今回エリスのところに来たかと言うと・・・

 

「実は、お前がどんな戦い方をするのか

話を聞きに来た

仲間の戦闘スタイルを把握して

おきたいからな」

 

「ふーんでも残念。

私、これといった戦い方はないんだ

長い間封印されてたし、

考えることもできなかったからね」

 

「そうか・・・なら仕方がないな。

なら俺が手伝おう。」

 

「え?」

 

「だから俺がお前にあった戦い方を探すのを

手伝ってやるよ。」

 

「いいの?」

 

「ああいいぞ

なら早速行くか」

 

「うん」

 

 

「ところで・・・

祐介とはうまくいってるか?」

 

「べ・・・別に」

 

「祐介から聞いたが・・・

お前、ツンデレ何だろ?ww」

 

「な・・・

つ・・ツンデレなんかじゃないもん、

ただ祐介と無口になっちゃうけど・・

なんか体が熱くて・・」

 

「それを『ツンデレ』って言うんだよ」

 

「ち・・違うもん!」

 

「いいやちがく「おーい、何やってんだ?」お!

ちょうどいい所に!

祐介じゃないか」

 

「!」

 

「エリス?冷と何やってんだ?」

 

「べ・・別に、冷が私に合った戦い方を探してくれるって・・」

 

「え!じゃあ俺も一緒に行くよ!」

 

「べ・・別に来なくていいもん!

フン!」

 

「なんだよエリスお前釣れないな~夫婦だろ~」

 

「だ・・だから勝手に決めないで!」

 

そう言いながらエリスは嬉しそうだ

 

「やっぱりエリスはツンデレだな・・・」

 

ちなみにその影で三人がこちらを覗いて

ニヤニヤしていたのは見なかったことにしよう

 

 

 

~移動中~

 

「さて・・・じゃあ始めるぞー」

 

「「はーい」」

 

あの後結局祐介も着いてきた

連れてくる際エリスが

『どうしてもって言うなら付いてきてもいいよ・・』

と言い祐介がその可愛さに惚れエリスを持ち上げて

一騒ぎ起きたがそれはどうでもいい

この時俺はやはりエリスはツンデレなんだなと

改めて思った。

 

「さて・・お前はどうな戦い方がいい?

魔法を使って戦うのがいいと思うが・・」

 

「私はどんな魔法使えばいいかわからない・・」

 

「ちなみに蒼真は氷と水、壊は炎、祐介は風という感じで

それぞれイメージカラーの魔法を使ってるぞ?」

 

「え!祐介たちって魔法使えたの!」

 

「あぁ、使えるぞ?

全員魔力持ってたからな

『謎の空間』で全員魔法はマスターしてるぞ」

 

「何・・『謎の空間』って」

 

「あぁ・・それは「言うなーーーー!!!」ビックリした!」

 

「言うな冷!あんなところ二度と思いだしたくないし

聞きたくもない!

エリスも!このことは絶対に聞くなよ!」

 

「う・・・うん」

 

祐介の気迫に黙ってしまうエリス

この時エリスはこう思った

 

(祐介・・その『謎の空間』ってところで

いったい何があったの?)

 

「ちなみに蒼真や壊も『謎の空間』の被害者だぞ」

 

「だーかーら-!言うなって言ってんだろがー!」

 

(祐介の反応見るからに、蒼真や壊の前でこの話するのやめとこう・・・)

 

「話を戻すが・・お前はどんな魔法を使いたいんだ?」

 

「何がいいかな・・?」

 

「お前のイメージカラーは白だから、

単純に光魔法でいいじゃね?」

 

「もうそれでいいや・・」

 

「よし!これは決まったな!」

 

「次は能力を使った戦いだ!」

 

「え!まだあるの!」

 

「当たり前だ!

せっかく能力があるんだから

能力使わなかったら

能力ある意味ねーだろ!」

 

「た・・確かに」

 

「ちなみにエリスの能力ってなんなんだ?」

 

「私の能力は『すべてを操る程度の能力』だよ」

 

「スゲー!さすがは俺の妻だぜ!」

 

「だーかーらー!勝手に決めないで~!」

 

祐介はエリスに抱きついて

エリスはあんなこと言ってるが

実際嬉しそうだ

本当にエリスはツンデレなんだな

 

「さてエリスの能力はなんでも操れる。

武器・・剣とか銃を操ってみたらどうだ?」

 

「それいいかも、

でもそれを使うものの欲しいかも」

 

「そうか・・なら人形なんてどうだ?」

 

「あ!それいい!

冷、アドバイスありがとう」

 

こうしていろんな案件が出された結果、

エリスの戦闘スタイルは人形に剣や銃を持たせ、

時には自分が武器を持って戦い、

時には武器事態を操り、

時には魔法を使ったりして戦うという形になった

 

 



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プレゼントと自分

よう、冷だ

俺は今守を覗いたみんなに集まってもらっている

ちなみに今回は悪巧みなどはいっさいなしだ

 

「で、なんで俺たちを呼んだんだ?」

 

「まさか、また変なこと考えてるんじゃ・・」

 

「いいや今回、お前たちに渡したいものがあってな」

 

「まさか!プレゼントか!」

 

「そう!プレゼントさ!」

 

それを聞いて全員わくわくし始めた

 

「まず、これだ!」

 

そう言い、俺は5つの色のライドウォッチを

5人に渡した

 

「「「「「何だ(何)これ?」」」」」

 

「それは俺特製のライドウォッチ

『幻獣ライドウォッチシリーズ』だ!」

 

ちなみに蒼真には暗い青と明るい青で龍の顔が描かれたウォッチ

壊には暗い赤と明るい赤で鳥の顔が描かれたウォッチ

祐介には暗い緑と明るい緑で鷲の顔が描かれたウォッチ

エリスには暗い白と明るい白で角の生えている馬の顔が描かれたウォッチ

温には濃い黒と薄い黒で狐の顔が描かれたウォッチが

渡された

ちなみに俺はいろんな色が施されていて20の顔が描かれていて

他のとは少し大きいウォッチを持っている

 

「なんだよ?幻獣?」

 

「あのミライドウォッチってやつとは違うのか?」

 

「あぁ!そのウォッチには俺の

『命を司る程度の能力』と俺の神力で造った

日本では幻とされている生き物を作り、

そのウォッチに力を入れたんだ」

 

「そして!何の力を入れたかというと!」

 

「まず蒼真!お前のは『ブリザードウォータードラゴンライドウォッチ』だ!」

 

「おぉ!なんかすごいな!」

 

「次に壊!お前のは『フェニックスライドウォッチ』だ!」

 

「おぉ!カッケェ!」

 

「次に祐介!お前のは『グリフォンライドウォッチ』だ!」

 

「なんかいまいちだな・・」

 

「文句言うな!」

 

「次にエリス!お前のはペガサスとユニコーンを合わせた

『ペガサスユニコーンライドウォッチ』だ!」

 

「なんか名前がそのまま…」

 

「うるさい!」

 

「そして最後に温!お前のは『空孤ライドウォッチ』だ!」

 

「なんか良さそうですね」

 

「だろ!」

 

「ちなみに俺のはお前らとは違うが名称がないんだよな…」

 

「それぞれウォッチをセットする

ベルトを渡しとくぞ」

 

そう言い、俺はそれぞれに

ライドウォッチが一つセットできるベルトを渡した

ちなみに自作だ

 

「デザインいまいちだな」

 

「うるせぇ!」

 

「よく見るとこれって私たちの相性が良いですよね」

 

「そう!お前たちに合うように作ったんだ!」

 

「これは切り札なんだから容易に使うなよ」

 

「「「「「分かった」」」」」

 

「そして第二のプレゼント!」

 

「え!まだあんの!?」

 

「あぁ!蒼真、壊、祐介、エリス、これ引け」

 

そう言い俺は4人の前にくじを出した

 

「何これ?」

 

「くじだ!この箱の中には

3,2,1,1と書かれた紙が入ってるからな」

 

「中途半端・・」

 

「いいから引け」

 

4人はくじを引く

 

「よっしゃ!三だ!」←蒼真

 

「二・・」←エリス

 

「「あ・・・一だった」」←壊、祐介

 

「よし!じゃあ蒼真!お前にはこれだ!」

 

そう言い俺は蒼真に3つのブランクウォッチと

『ビルド』『フォーゼ』『ブレイド』の

3つのカメンライドカードを渡す

 

「何だこれ?」

 

「これはカメンライドカードだ

力を込めるとカードに描かれているライダーが出てくるぞ」

 

「なんかすごそうだな!」

 

「そうだ!すごいんだぞ

これ作るのに何日かかったことか・・」

 

「次にエリス!お前にはこれだ!」

 

エリスには2つのブランクウォッチと

『ファイズ』『ウィザード』の

カメンライドカードを渡す

 

「もしかしてあのくじの番号って・・」

 

「そう!渡すウォッチとカードの数だ!」

 

「次に壊!お前にはこれだ!」

 

壊には1つのブランクウォッチと

『クウガ』のカメンライドカードを渡す

 

「そもそもなんで渡すの決まってんの?」

 

「最初の蒼真とエリスのは決まってたが、

壊と祐介は今この場で俺が決めてる」

 

「まじかよ!」

 

「最後に祐介!お前にはこれだ!」

 

祐介には1つのブランクウォッチと

『ダブル』のカメンライドカードを渡した

 

「俺にはなんでこれ?」

 

「ダブルは風も使うから

お前にはぴったりだと思ったからね」

 

「私には何かないんですか?」

 

温が聞いてくる

 

「大丈夫、お前には必要ねーよ

俺が守るからな」

 

「ありがとう・・」

 

「「「熱いねー」」」

 

「う~ん」

 

3人がうるさい

後なんかエリスが顔を赤くしている

まぁどうでもいいか

 

「あとこれ」

 

そう言い俺は全員に黒い玉を渡した

 

「「「「「何これ」」」」」

 

「それは俺の『見たものと知りたいことをすべてを知る程度の能力』

の塊だ

俺が複製したんだ

これを割ればお前たちもこの能力を手にすることができるぞ」

 

「じゃあ早速使え」

 

「「「「「はーい」」」」」

 

そう言い蒼真たちは黒い玉を割った

 

「なんか・・力が追加された感じがする」

 

「確かに」

 

「よし能力ゲッㇳできたな」

 

「じゃあ解散

あと、温は残ってくれ」

 

「?はい」

 

「こと後どうする?」

 

「なんか食う」

 

「俺はエリスと・・」

 

「何する気?」

 

などと言いながら出て行った

 

「さて・・温」

 

「なんですか?」

 

「温・・前から気づいてたんだが・・

その姿、嫌なのか?」

 

「!・・・はい」

 

「何故だ?俺は別にそのままでもいいと思うが・・」

 

「実は・・この姿は私が私じゃないみたいで嫌なんです」

 

それもそうか・・

温・・カレンの今の姿はこの世界の元住人の姿だ

自分が急に変わってしまって、嫌だったんだろうな

きっと自分を見失ってしまったんだろう

だが温がそう思うなら俺も別にいやとは思わない

 

「温・・いやカレン、元の姿に戻りたいなら

それでいいんだぞ・・」

 

「!・・ずいぶんと懐かしい名前ですね氷夜君」

 

「!・・お前もな

で・・どうするんだ?」

 

「お言葉に甘えさせていただきます!

でも・・どうしたら・・」

 

「そこらへんは大丈夫だ

もう『聖暖の紅玉』の効果を一部打ち消す薬は

蒼真と一緒に作ってある」

 

「蒼真さんと!?」

 

「あぁ蒼真の協力が必要不可欠だったからな」

 

「飲むか?」

 

「はい!」

 

そう言いカレンは薬を飲んだ

すると、温かい光に包まれ

温の姿は変わっていた・・・はずだった

いや・・・確かに変わってる

もうあの顔じゃない

だが『美少女』というのは変わりなかった

取りあえず俺は鏡を持ってカレンに見せた

 

「え!えええええぇぇぇぇ!!」

 

カレンも驚いている

実際俺も驚いた

あの顔じゃなくなっても

カレンが『美少女』だということに変わりなかったからだ

もしや、カレンが成長した顔なのではと思った

調べてみたら実際そうだった

 

「カレン・・その姿はお前の成長した姿らしい」

 

「そうなんですか!?」

 

「あぁ取りあえずあいつらに説明しよう」

 

「そうですね」

 

そう言い俺達はみんなのところにいった

その際全員が

 

「「「「「その女の人誰?」」」」」

 

と言ったが説明したら

 

「「「「「はあああああああぁぁぁぁぁぁ!」」」」」

 

全員驚いた




はい、これで温ちゃんは東方キャラの顔じゃなくて元の自分の顔に戻りました
でも美女ってことは変わりなかったですけどね

何でこうしたかというとただただ後から設定とかがめんどくさくなると思ったからです
だからオリヒロインが東方キャラの顔じゃなく元の顔に戻した方がいいと思って
今回の話を書きました

なお、設定ではもう冷は温が『東方キャラの顔だった』という歴史を消した設定です


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守との一時の別れ

どうも冷です

あれからきっかり20年経ちました

まず、祐介とエリスのことについてですが

エリスは嫌がってましが

祐介と一緒にいるうちにエリスもどんどん祐介のこと好きになったようです

いやーすごい心変わりだよね~

ツンデレなくなったんだ

 

そうそうもう守も一人暮らしの時が来ました

守には設定として都会の高校生になってもらった

 

「じゃあ言ってくるわ~」

 

「守?荷物とか、しっかり持った?」

 

「母さん、俺もう子供じゃないんだよ

まあ設定的に高校生だけど」

 

「じゃあ見送りにいってくるわ」

 

「じゃあな守!あっちの世界でも頑張れよ」

 

「なんか騒動起こすなよ~」

 

「何かあったときは私たちが教えたことを・・」

 

「いやダメだろエリス。

さっき壊が騒動起こすないったばっかだろ」

 

「よし!みんなで記念撮影しようぜ!」

 

「いいね!やろう!」

 

そう言い俺達は並んで写真を撮った

 

「みんな!じゃあね!」

 

こうして俺は見送りに、守は一人暮らしをしにあっちの世界に行った

 

 

 

~あっちの世界~

 

「何ここ・・・?」

 

ちなみに俺達がいる所は都会でも少ない森の中だ

俺はそこに守が住む家を作った

そしてここに家があるとばれないように

『境界を操る程度の能力』を使った

まぁ守が友達とか連れてくれば話は別だけど・・・

また、家が汚れないように『永遠と須臾を操る程度の能力』を使った

また、周りをよくするために

『花を操る程度の能力』

『紅葉を司る程度の能力』

を使った

花といえば壊の奴めちゃくちゃ花に詳しかったな

何でだろう?

 

また、景色をよくするために

『坤を創造する程度の能力』

『大地を操る程度の能力』

を使い滝などを作った

 

ついでに畑などを作り

『豊穣を司る程度の能力』

を使い豊作になるようにした

 

ついでに山を造って神社でも建てておくか

設定として

命、時間、感情の神が祭ってあることにしよう

後なんか願いがある程度のことなら叶うようにしておこう

その方が面白い

 

「父さん・・」

 

「なんだ?守?」

 

「張り切りすぎ・・・」

 

よく見るとそこには

なんとも美しい幻想的な光景があった

 

「やりすぎたな・・・」

 

「ホントだよ・・・」

 

このままばれると人が大量に来かねない

そんな時、俺はあることを思いだした

 

「ちょっと待ってろ」

 

そう言い俺はあるものを創造した。答えは動物。ライオンとか熊とか…いろいろ

 

こいつらにはここのガーディアンを

やってもらおうそうしよう

 

敵は殺さず、ただ持ってくるよう調教しておいた

その後の判断は守に任せよう

 

「これで大丈夫だろ」

 

「ア・・アリガトウ」

 

なんか喋り方が変だがこの際どうでもいい

 

(あ!そうだ!守に渡すものがあったんだ)

 

「守!」

 

「何、父さん?」

 

「これお前に渡しとくよ」

 

俺は守に『ネオディケイドライバー』

『ライドブッカー』『ケータッチ』

とライダーズクレストが描かれている2枚のカードを渡した

ライドブッカーにはクウガからジオウのカメンライドカード

そして原作にはなかったフォームライドカードが入っている

ちなみに2枚のカードはコンプリートフォームになるための

カードだ

一枚は一期、もう一枚は二期のコンプリートフォームになるためのものだ。

そしてなんとこのネオディケイドライバーは装着しているだけで

力が使えるよう改造しておいた

そもそも仮面とは正体を知られたくないからつけるもの

人前で変身してしまったらいけないし

かといって自分の息子が傷つくのも嫌だ

それでこうした

 

そしてもう一つこれも俺のオリジナルウォッチだ

その名も『ファイブレジェンドライドウォッチ』だ

このライドウォッチは俺が渡した5つのライドウォッチの

力すべてが入っている

ちなみに回さずそのまま押すと『ペガサスユニコーン』

一回すと『グリフォン』

二回回すと『フェニックス』

三回回すと『ブリザードウォータードラゴン』

一回転させると『空孤』

三回転させるとすべての力を使える

 

龍孤(このウォッチを使えるのはいつになるか・・)

 

最後に『ビヨンドライバー』を改造したものを渡した

ビヨンドライバーは右側にレバーが付いているが

このビヨンドライバーは左側にもレバーが付いている

ジクウドライバーに似たような感じで

2個ウォッチをつけられるようにした

ベルトの中のレリーフに一緒に投影される感じにした

簡単に言えばエグゼイドのレベルアップのベルトの

発光部分みたいな感じだ

 

主になるウォッチはどうするか・・・

これはいずれ考えよう

今はネオディケイドライバーで充分だろう

 

「そうだ!守これはプレゼントだ」

 

守に渡したのはカメラだ

このカメラは発光やシャッター音が鳴らないのだ

今の技術じゃ絶対に作れない

このカメラで撮ると腰部分に付ける機械に映像データが

来てその機械で写真を保存できる

逆を言えばカメラには映像データが保存されないけど

さらにフィルムをその機械に入れればいつでもどこでも

撮った写真を現像できる優れものだ

いろいろと盗難や故障対策もしてるからばっちりだ

ちなみにこのカメラにはGPS機能が付いている

 

「カメラ、前から欲しかったんだろ」

 

「ありがとう!父さん!」

 

「じゃあな守。

ちょくちょく顔見せにくっけどいいな?」

 

「うん。こっちでも頑張るよ!」

 

「そうそう、金とかは毎月銀行に振り込んどくけど、

たまには自分で稼げよー」

 

「わかってるって!」

 

こうして俺と守は別れた

 



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第六章~最後の決戦~
憎き者への場所へ


俺達はこの何十年の間でとても強くなった

そう俺が認めてもいいほどに

そして最近ようやく見つけた

俺はこの時まで俺がこの世界に来たときのことは

今も忘れてない

そして最近ようやくShadowとなったあのふざけた手紙の

送り主の居場所が分かったどうやら

『マヨイガ』という場所にいるらしい

どうやらこのマヨイガ、『境界を操る程度の能力』

がないといけない場所らしい

あのときあいつらからおいしいところ奪ってよかった

で俺は今そこの奴をぶっ殺しにいこうと誘っている

 

「・・・てな訳で一緒に着いてきてくれるか?」

 

すると蒼真が立ち上がった

 

「着いていくよ」

 

「俺も行くよ」

 

「俺も」

 

「私も」

 

「私のあなたにどこまでも着いていきます!」

 

「だがみんな何で・・?」

 

「決まってんだろ、

恩返しだよ恩返し」

 

「そうそう、あの時拾ってくれなかったら

俺達もう死んでたしね」

 

「俺が絶望してるとき、優しくお前に声が掛けて

くれたおかげで毎日が楽しかったしたな」

 

「私も・・あなたが助けてくれなかったらずっと

薄暗い地下の中だったし・・

好きになれる人にも出会えなかった」

 

「私もあなたといるだけで幸せでした!」

 

「・・・ありがとう」

 

そう言い俺は『スキマ』というものをだして

マヨイガへの道を繋いだ

 

「うわ!気持ち悪!」

 

そう、この空間の中は赤い目玉がたくさんあり実に

気持ち悪い

 

「うぷ・・この中進むぞ」

 

「「「「「え!!!」」」」」

 

「嫌だよ!なんでこんな気味悪いところ通らなくちゃならないんだよ!」

 

「「そうだ!そうだ!」」

 

「うっさいぞ!だったら目潰れ!

俺が引っ張ってくから!」

 

俺は『超能力を操る程度の能力』

を使い全員を浮かせた

 

「おぉ!」

 

「頼むわ~」

 

「任せとけこのグータラ野郎ども!」

 

~移動中~

 

「着いたぞ」

 

そこには禍々しい渦があった

ゲームで言う、

『ここにボスがいますよ』的な感じの

雰囲気を醸し出している

 

「え・・ここに入るの?

嫌なんだけど・・・」

 

エリス、それは俺も同意見だ

だがいかなくてはならない

 

「よし・・・行くぞ」

 

「「「「「え!」」」」」

 

「嫌だ!これ絶対やばいって!」

 

「だが・・ここまで来たんだ・・

行くしかないだろ・・」

 

「そうですね・・

もう後戻りはできないようですし」

 

周りを見ると空間がどんどん小さくなっている

 

「な・・何じゃこりゃ!?」

 

「おそらく・・ここまで来たら

もう後戻りできないように

あの野郎が仕掛けたんだろう・・・」

 

「はぁ!?じゃあもう入るしかねーじゃん!」

 

「そうだな・・・入るぞ!」

 

「しゃーねー行くか!」

 

「殺ってやる!」

 

そうして俺達6人は渦の中に入っていった

 

~渦の中~

 

「フフフフ・・・ついに会えたな、クソ野郎」

 

俺達の目の前にいたのは

五人の女が足、手、胴体になっているShadowだった

 

「やぁはじ・・め・・・まし・・て

だね・・・・・・

神我見 冷く・・ん」

 

そのShadowはなんと喋ったのだ



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最後のお話

「はは・・・まさ・・・かここま・・で

これ・・る・・なんて」

 

あのShadowなんと喋っているのだ

いやだがところどころ声が途切れている

 

おそらく今でも自我を保つので精いっぱいなのだろう

取りあえず話にくいので

能力を使い奴の自我を一時的に保つ

 

「あれ・・なんで?」

 

「俺が能力使ってお前の自我を一時的に保ってるんだよ

時間がない俺が質問したことちゃんと答えろ」

 

「いいよ・・」

 

「まず・・・なぜ自我を保っていられた?

他のShadowは自我すらなかったのに・・」

 

「私はこの世界そのものだから、

なんとか自我を保っていられたんだ。

それももう限界が近いけど・・」

 

「次・・お前やこの世界を化け物に変えた

『Shadow』ってやつはどこにいるんだ?」

 

「そいつはもういないよ・・」

 

「何?どういうことだ?」

 

「相打ちだよ・・

私が奴を倒した瞬間、

私は気が抜けて

その隙を狙われて・・奴にその姿に変えられた

その瞬間奴は死んだけどね」

 

「じゃあ奴はなぜここの世界を滅ぼした?」

 

「それは・・この世界の理不尽に奴は絶望したんだ

だから壊した」

 

「絶望?」

 

「そう・・奴はあいつはこの世界の者に

親友や仲間を殺されてしまった

暴力、差別などを奴は受け

絶望してしまったんだ・・」

 

「つまり・・・世界への復讐か」

 

「そう、たかが人間と甘く見ていた

時に人間とは・・怖くなるものなんだな」

 

復讐か・・俺もやるか?

いいや・・もういいか

やっても意味がもうない

 

「俺は・・お前が大っ嫌いだ

だが、同時に感謝している」

 

「え?」

 

「俺がこの世界に来れたから・・

こんな楽しくいい仲間と出会えなかったからな」

 

「「「「「冷(君)・・・・」」」」」

 

「だから、感謝を称して・・・

お前を殺す」

 

「・・・ありがとう」

 

その瞬間あいつは苦しみだした

 

「ご・・め・・ん

私は・・何するか・・・

分から・・ない・・か・・ら

先・・に謝っ・・とくね・・

そして・・・ホンドウ二、アリガドウ!」

 

そして・・・

 

「ギョアアアアアアァァァァァァ!!!!」

 

奴が攻撃してきた

俺は早速調べる

 

『幻想の影』

 

幻想卿そのものが異形になったもの

足は『魂魄 妖夢』

『東風谷 早苗』

手は『十六夜 咲夜』

『霧雨 魔理沙』

本体は『博麗 霊夢』

である

それぞれの能力をフルに使ってくるので注意

 

(まじかよ!)

 

能力にはある程度リミッターがかけられている

普通生身の体ではリミッターが外れると暴走するが

冷たちはそんなことはない

なにせもうすでに生き物としての限界を超えているので

能力のリミッターが外れても全く問題がない

 

だがあちらはリミッターが外れている上

自我がないということは

常に暴れまわれるということだ

これは早く決めないとやばい

 

「お前ら・・・行くぞ!」

 

「「「「「おう(うん)!」」」」」

 

 




決戦は早く終わらせたいと思います
早く次に行きたいんで


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決戦その1~ライダータイム!~

奴はまず『空を飛ぶ程度の能力』を使い

空を飛んだ

だが俺達には関係ない

俺達は一斉に空を飛び

奴を追った

 

「待ちやがれ!『フェニックスアロー!』

 

壊の放った技『フェニックスアロー』は

炎で出来た弓と矢を使い放つ技だ

大体1000メートルは飛んで

大抵の物は貫ける

 

だが・・・高速で飛んだ矢は

当たる数全に避けられた

 

「くそ!」

 

「あいつ・・スピードが早い

接近戦の方がいい」

 

そう言いエリスは剣を持って

その剣に魔法を纏わせてShadowに

切りかかるが当たらなく

逆に攻撃を喰らってしまった

 

「きゃあ!」

 

「エリス!」

 

祐介は風を纏いエリスを助け出した

 

「大丈夫か?エリス」

 

「私は大丈夫・・・

あとで回復魔法で回復するから」

 

「よくもエリスを!

喰らえこの野郎!」

 

そう言い祐介は能力を使った

すると奴の左足が爆発した

 

「今だ!蒼真!」

 

「任せとけ!」

 

そう言い蒼真は奴を凍らせた

 

「次だ!冷!温!」

 

「「任せとけ(任せてください)!」」

 

俺達は剣と刀を使い

奴を切りつけた

 

「ギョオオオオァァァァァ!!!!」

 

奴は絶叫を上げるが

すぐに立ち上がり俺達を

広範囲攻撃を喰らわせた

 

「くっそ!」

 

「まだだ・・・」

 

「行くぞ!」

 

「待て祐介!」

 

「なんだよ冷!」

 

「お前はウォッチを使え!」

 

「は?俺はまだいけるぞ!」

 

「お前、さっき能力使ったろ!

能力の使用は体力使うから

お前ここの誰より疲れてるだろ!」

 

「分かってたのか?」

 

「当たり前だ!

ここままじゃお前、奴に勝てないぞ」

 

「分かった!時間を少しの間稼いでくれ」

 

「任せとけ!」

 

そう言い俺は奴に立ち向かっていった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

祐介side

 

「よっしゃやるぞ!」

 

そういい俺は『グリフォンライドウォッチ』

を取り出した

そしてウォッチを回してグリフォンの顔に

なるようにする

 

『グリフォン!』

 

ウォッチから音声がなる

そして俺はベルトにウォッチをセットした

 

『アーマータイム!』

 

突如、祐介の後ろから

『グリフォン』が現れ祐介の体

を纏った

 

グリフォンの体が開き

そこからアーマーが出て

祐介の体に装着された

 

羽は背中に顔は閉じそのまま胸のアーマーに

体は手や足にアーマーとして装着された

 

これぞ『グリフォンアーマー』である

 

(すげぇ、とてつもない力を感じるぞ・・)

 

「これならいけるぜ!」

 

 

冷side

 

どうやら無事に『グリフォンアーマー』に

なれたようだな

 

あの『グリフォンアーマー』は

素早さ、つまりスピードを追及しまくったものだ

あの姿になった祐介は

風魔法やグリフォンのスピードを合わせて

俺について来れるほどになっている

 

これでいける!

 

「冷!俺はどうすればいい?」

 

確か・・幻獣ライドウォッチにも

カメンライドカードと同じく

力を込めると出るようにしてたな・・

 

「よし!蒼真、ウォッチに力を込めろ!

そうすればウォッチの力が解放されて

カメンライドカードと同じように

出てくる!」

 

「分かった!」

 

そう言い蒼真はウォッチに力を込めた

するとウォッチが光る

やがて光が消えると上空には

 

巨大な水色と青色の一匹の龍がいた

 

「すげーでけー!」

 

「もしかして私たちもできるのかな・・」

 

「できるぞ。やってくれ、つーかやれ」

 

「分かった!」

 

そう言い壊やエリス、温もウォッチに力を込め

実体化させた

 

壊のウォッチからは

赤く常に燃えている鳥『フェニックス』

エリスのウォッチからは

美しい羽と額に角を持った白い馬

『ペガサスユニコーン』

温のウォッチからは

白と黒の毛をした狐『空孤』

を実体化させた

 

三体は一気にShadowに襲いかかった

光のビーム、炎の嵐、氷水の槍、神力の爪

などとさまざまな攻撃をした

 

「よし、あいつらも加勢してくれたし

どんどん行くぞ!」

 

「あぁ、そろそろ俺も変身するか」

 

俺は『ジクウドライバー』

を取り出した

 

そして『ジオウライドウォッチⅡ』を

取り出してボタンを押した

 

『ジオウⅡ』

 

俺はリューズを回してウォッチを二つに分裂した

 

『ジオウ!』

 

2つのジオウライドウォッチを

ジクウドライバーの両側にセットし

ベルトを回した

 

『ライダータイム!仮面ライダー!ライダー!ジオウ・ジオウ・ジオウⅡ!』

 

俺は『仮面ライダージオウⅡ』に変身した

 

(これならいける!)

 

俺達は第2ラウンドを始めた

 

 




都合上、後何話かで
最後の決戦は終わりにします


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決戦その2~キング、トゥワイズ~

俺は『仮面ライダージオウⅡ』になり

Shadowにどんどん攻撃を与えている

幻獣の攻撃も合わさり

奴のダメージが蓄積していったが・・

奴は即座に回復した

 

「なっ・・・回復しただと!」

 

「おそらく・・手の奴の能力だろう

俺が戦った奴とあの手の奴は似てるから

おそらく魔法かなんかで・・」

 

壊がそういうが俺はその一部を否定した

 

「いや・・それだけじゃない」

 

「おそらく・・・足の奴の能力も使ってる」

 

「何!?じゃあ能力を重複してるってことじゃねぇか!」

 

「そうだろうな」

 

能力の重複、それはとても高度な技術が必要だ

戦いなどで精神が不安定な中、精神を統一させなければいけない

俺はもう精神が異常だから問題なくできるが

奴は違う

もう奴は自我がないからそんなことはできない

だが奴の足、『東風谷 早苗』の

『奇跡を起こす程度の能力』と

手の『霧雨 魔理沙』の

『魔法を使う程度の能力』

を合わせ急速に回復したのだ

 

「めんどくさいことしやがって・・・」

 

その瞬間、ジオウⅡの頭の時計の針

『プレセデンスブレード』の

長針のセンサー『バリオンプレセデンス』

が回転し未来予知が起きた

 

その未来は奴が片足、

『魂魄 妖夢』を使い

大地が裂けるほどの斬撃を放った

未来だった

 

「お前ら!横に避けろ!」

 

俺がそういうとみんな

意味が分からずだが咄嗟に避けた

すると未来通り片足を使い

大地が裂けるほどの斬撃を放った

その光景にみんな唖然としていた

 

「冷・・なんでこの攻撃が来ることが分かったんだ?」

 

「これがジオウⅡの能力『未来予知』だ」

 

「なるほど・・未来を予知したってこと?」

 

「ああ・・そうだ

ほら!攻撃が来るぞ!」

 

Shadowの方を見てみると

次の攻撃準備をしていた

俺は咄嗟に奴を攻撃して

攻撃を中断させる

 

「こうなりゃ、このフォームじゃ方法はこれしかないな・・」

 

俺は『ジカンギレード:ケン』と

『サイキョーギレード』を出し

合体させて『サイキョージカンギレード』にした

そしてライダーフェイスを『ジオウサイキョウー』

にしてサイキョージカンギレードにセットした

 

そして俺はベルトについている

金のウォッチのボタンを押した

 

『ライダーフィニッシュタイム!』

 

そして俺はベルトのボタンを押して

ロックを解除し

一回転させた

 

『トゥワイズタイムブレーク!』

 

そしてサイキョージカンギレードから

『ジオウサイキョウ』と書かれた

長大な光の刃が出てきた

 

『キングギリギリスラッシュ!』

 

俺は『トゥワイズタイムブレーク』を

発動した状態で

『キングギリギリスラッシュ』を発動した

 

Shadowもまた片足を使い強力な斬撃を放つが

こちらの攻撃の方が威力がでかく

奴の斬撃を無力化した後も

俺の攻撃は終わらず攻撃が奴に

直撃した

 

「ギャアアアアアアァァァァァ!!!」

 

奴の悲鳴が聞こえた

さて・・どうだろうか?

やがて煙が晴れると

そこには怪我をしているが

どんどん治ってきている・・

Shadowの姿があった

 

「おいおい・・・まじかよ」

 

言い終わると

奴は傷が完全回復した

 




次回!短いですけど
最後の決戦、最終回!


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決戦~リバイブ~別れ

「まじかよ・・・」

 

「あの攻撃でも倒せないなんて・・」

 

奴はあの攻撃を喰らっても

すぐに回復してしまった

 

「もう・・こうなりゃあの方法しか奴を

倒す方法はねぇ!」

 

「祐介!手伝え!奴を倒す

ためにはお前のスピードが必要だ!」

 

「!・・・分かった」

 

「お前ら下がっててくれ。」

 

「わ・・分かった」

 

「え!?なんで!?」

 

「今俺達がここにいても邪魔になるだけだ

後はあの二人に任せよう」

 

「!・・分かったよ」

 

蒼真たちは下がってくれた

正直ありがたい

 

「ちょっと待て!」

 

「な・・何だよ?」

 

「蒼真、壊、祐介、ミライドウォッチを出してくれ」

 

「・・・?あぁ分かった」

 

そう言い三人はミライドウォッチを出してくれた

 

俺は三つのミライドウォッチをかざした

すると三つのミライドウォッチの中心に

あるウォッチが生まれた

 

俺はすぐにそのウォッチを取る

 

「これがあれば奴を倒せる

この『ゲイツリバイブウォッチ』があれば!」

 

俺はすぐに三つのウォッチを三人に返した

 

「ありがとう、後は任せてくれ」

 

「あぁ頑張れよ!」

 

「さて・・行くぞ、祐介」

 

「あぁだがどうするんだ?」

 

「やればわかる・・」

 

「?」

 

俺は変身を解除し

『ゲイツライドウォッチ』を回した

そしてリバイブウォッチのボタンを押した

 

『ゲイツリバイブ・剛烈!』

 

「変・・・身!」

 

ベルトを回した

 

『リ・バ・イ・ブ 剛烈ぅ~~!』

 

『剛烈!』

 

俺は『仮面ライダーゲイツリバイブ』・剛烈に変身した

そして『武器』を出した

 

『ジカンジャックロー!』 『パワードのこ!』

 

俺はジカンジャックローのボタンを押し

『スーパーのこ切斬』を発動し

その衝撃波で奴を吹き飛ばした

 

その一撃が重かったのか奴は大ダメージを負った

すぐに回復しようとするがそうはさせない

俺は『スーパーのこ切斬』を何度も発動し

奴何度も攻撃する

 

「祐介!今だ!」

 

「なるほど!そういうことか!」

 

そう言い、祐介は高速で奴を何度も攻撃した

俺の考えた奴を倒す方法とは

それは奴に攻撃してもすぐに回復されるから意味がない

だから回復する暇を与えないように攻撃すればいいと

考えたのだ

 

そろそろ俺も加勢しようと思う

俺はリバイブウォッチを180度回転させた

 

『スピードタァイム!』

 

『リバイリバイリバイ!リバイリバイリバイ!リバッイッブ疾風~』

 

『疾風!』

 

俺はゲイツリバイブ疾風に姿を変えた

俺は祐介に加勢するべく超スピードでShadowに攻撃した

 

俺と祐介が攻撃して奴はもう

回復すらできないような状態だ

 

「決めるぞ!祐介!」

 

「あぁ!」

 

『フィニッシュタイム! リバイブ!』

 

祐介は腕に風でできた爪をつくった

この爪に『爆発させる程度の能力』を付与し

爆発する風の爪をつくった

 

『百烈タイムバースト!』

 

『エクスプロージョンウインドクロー!』

 

俺が高速のキックを連続で叩きこみ

その次に祐介が奴に爆発する爪で攻撃した

 

その瞬間、奴は爆裂四散した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「「「よっしゃー(やったー)!!!!」」」」」」

 

「やっと倒せたー」

 

「くそーおいしいところもっていきやがってこん畜生!」

 

「まったくだ!」

 

「はは・・さて帰るか!」

 

「そうだな!」

 

「あぁ」

 

そんな話をしていると・・・

 

「な・・何だこれは!」

 

突如、それぞれの足元に魔法陣が出来た

よく見ると近くには、

奴の片腕、『十六夜 咲夜』の姿があった

 

「あいつか!」

 

俺はすぐに残りのあいつを殺すが魔法陣は消えない

それどころかどんどん光を増している

 

(ま・・まさか!)

 

「俺達を時間も!世界も!ばらばらに飛ばす気か!」

 

「「「「「なんだって!」」」」」

 

「クソ!もう時間がない」

 

(せめて温だけでも・・・)

 

俺は温の魔法陣を書き換え、今の時間の『ある場所』に飛ばされるようにし、

温を守るように『ある力』を与えた

 

そしてもう手遅れになった

 

「みんな・・いずれ・・・・生きてまた会おう!」

 

「「「「「あぁ(うん)!約束だ(よ)!」」」」」

 

そう言い俺達はばらばらのところに飛ばされた

 

この時俺は気づかなかった

もう二度と流すまいと思っていた

涙が流れていたことを・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

温side

 

「キャア!」

 

私が飛ばされたところは

洋式の家だった

 

「どこ・・・ここ・・?」

 

「みんなは・・・・?」

 

そして私はあのとき何があったかをすぐに思いだした

 

「みんなは・・・どこ行ったの?

冷君は・・・?」

 

私が混乱していると

久しぶりに聞く声が聞こえた

 

「母さん・・・・?」

 

そこにいたのは私と冷君の息子

『神我見 守』だった

守はすぐ私のところに来た

 

「母さん!

どうしたの?急に?」

 

「う・・・うえええええええぇぇぇぇぇぇん!」

 

「きゅ・・急にどうしたの!?

なんで泣いてるの!?」

 

守の姿を直後、私は守に泣きながら抱きついてしまった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そうか・・そんなことが・・・」

 

「うん・・」

 

「でも・・・なんで私だけ守の家に・・・」

 

「それはおそらく父さんがやったんだと思うよ

父さんならそんなことできてもおかしくない」

 

「!・・・そうだね」

 

守に訳などをいろいろ聞かれて

訳を話したら守が気まずそうな顔をしたが

すぐにその顔はもとに戻った

 

「父さんたちなら大丈夫だよ」

 

「え・・・?」

 

「だってみんなが、父さんが強いってこと

は知ってるでしょ

それにみんな、簡単には死なないしね

だから・・みんなが帰ってくるのを

待とうよ、母さん」

 

「・・・・うん!

わかった

私もみんなを信じてるから!

きっと大丈夫だよね!」

 

「そうだよ!

ん・・?母さん、懐が光ってるよ!」

 

「え・・?」

 

よく見ると私の懐が光っていた

何かと見てみると・・・

それは冷君が渡してくれた『空孤ライドウォッチ』だった

光終わるとウォッチが変わっていた

ボタンを押してみると・・・

 

『天孤』

 

なんとウォッチが変わっていた

もしかして、私のために・・・・?

 

「じゃあとりあえずごはん食べよう!

お腹すいてるでしょ?」

 

「う・・うん」

 

「はは・・・じゃあ作ってくるよ」

 

「お願い」

 

冷君・・・みんな

私、みんなが帰ってくるの・・・

待ってるからね!

 

こうして幕は閉じた

 

だが、これであの世界

『幻想郷』が影のいない、Shadowが来ない未来に

傾いていることはまだ、

誰も知らない・・・




次回!
分かれた先、蒼真編

書いてる途中にデリート押してしまって
また最初から書き直しました
めちゃくちゃ大変でした


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第七章~蒼真の物語~
蒼真のこれから


よう、こんにちわ蒼真だ

まず、前回のことを説明しよう

俺達というより

冷と祐介の活躍により

なんとかあのShadowとやらを倒せた

だがその際に奴は俺達をばらばらの時間、世界にとばされてしまった

はい、以上

 

とにかく俺が今いるところはどこかと言うと・・・

そう!森の中だ!

畜生!なんでよりにもよって森の中なんだよ!

しかも調べてみたらなんと何億年も前の世界!

最悪だろ!

 

「て、ゆーかこの世界も何億も前はこんなに明るかったんだな」

 

あの世界は常に暗く、太陽なんてなかった

太陽ってあんなに明るかったんだな・・

 

さて、そんなことはもういい!

 

「これからどう生きていくか・・」

 

「俺は人間だからな・・」

 

俺は不老長寿だが、不死ではないので何か食べないと死んでしまう

かといって、この時代に人間がいたとしても

言葉が通じるかさえ怪しい

そんなこと考えていて、俺が出した答えは・・

 

「取りあえず・・食糧探すか」

 

そう食糧探しだ

先ほどもいったように俺は不死ではないので

何か食べないと死んでしまう

だから食糧探しだ

 

「取りあえず・・探索するか・・」

 

俺はところどころで食べれるか食べれないかを調べる

ていうかこの能力便利すぎるだろ

でも使うのはほどほどにしておこう

考える力とか無くなったら嫌だし

 

~一時間後~

 

「よーし!ある程度集まったな」

 

俺がとったのは木の実や川魚などだ

冷に『謎の空間』で教えてもらったことがこんなところで

役に立つなんてな~

 

木の実は普通に木に登って取ったし

川魚は・・・すばしっこかったので能力使って取った

ていうか飢餓時代の時こうやって食糧取ればよかったな

 

しばらくすると・・

殺気を感じた

何かと思い周りを見渡してみると

そこには犬の化け物がいた

 

(そう言えば冷が教えてくれたな・・・)

 

『この世界には『妖怪』という存在がいて、

そいつらは人の恐怖や肉を糧にして生きている』

 

っていってたな・・

じゃあこいつは妖怪か・・・

 

考えていると襲いかかって来た

だから取りあえず真っ二つに切っておいた

その際、血が飛ぶが俺は気にしない

 

「やれやれ・・・疲れた~

もう来ないよな?」

 

そんなこと考えていると血の匂いを嗅ぎ付けて

いろんな種類の妖怪が100を超えるくらいきた

 

「おいおい・・・まじかよ・・・」

 

「もういいや・・こいつらに俺のストレス発散に付き合ってもらおう」

 

「来いや!雑魚ども!

全員殺して、今日の飯にしてやるわ!」

 

よく見るとこいつら全員食えるんじゃないかと思ったので

冷に教えてもらった『アイテムボックス』に

すべて保管しておこう

あ!後能力で人間にとって有害な物を取り除いておこう

そうしよう

 

そしたら、妖怪どもが全員で一気に襲いかかって来たので

俺はジャンプした。10メートルくらい

そして俺は技を放った

 

「ウォータープレシャー!」

 

ウォータープレシャーつまり水圧である

水圧を100匹ほどの妖怪にかけて

圧死させる

 

「呆気なかったな・・」

 

取りあえずこいつらの死体を解体して

肉だけ取り出して、

有害物質を取り除いた

イノシシの妖怪の肉はうまそうだな・・

よし!もうこのままここで食っちゃおう!

 

俺は『アイテムボックス』からBBQセットを取り出した

なんで持ってるかって?

それは冷にもらったんだ

後家具とかもそれぞれ何個かもらったな

家具といえば冷にトイレや台所の作り方、いろいろ

教えてもらったな

そうだ!

 

「もうこの際家も作ろうかな・・」

 

その方がいいな

拠点は必要だし野糞なんてかんべんだからな・・・

もうやめよう

これから飯作るのにこんな気持ち悪い考えはやめよう

 

俺はこの後ついハイテンションになって

狂気の如くイノシシの妖怪を解体して焼いて味付けして食った

 

そしてその時知らなかった

このことを知性のある妖怪に見られて、

妖怪から

『恐怖の妖怪料理人間』

と呼ばれるようになり

妖怪を捕まえ辛くなるなんて・・・・




次回!なんと!ななな、なんとついに!

原作キャラの登場です!


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出会い

よう!蒼真だ

あれから10年ほど経ったぞ

あれから何があったかというと

まず家を作った!

簡単な2階立てのログハウスだ

どうやって作ったかって?

そりゃー能力だ能力

 

いやー自分で言うのもなんだけど、

俺の能力ってすげぇこんな難しそうなことを簡単にできちゃうからな~

後、トイレや台所、これはホントどういう作りになっているのか

知らなかったら作れなかったわ~

ますます冷に感謝だな~

ベットとかタンス、これは元々何個か持ってたからな

作る必要がなかった

 

インテリアでいえばいろいろ、

代表的なものを挙げるとすれば・・

まずブランクウォッチとカメンライドカード

確か・・『仮面ライダー『ビルド』『フォーゼ』『ブレイド』

だったっけ

なんでこれなんだろう?・・

おそらく・・くじで決めたなこれ

 

龍孤(正解!)

 

なんか知らんがありがとう!

俺は誰に向かってお礼してるんだ?

まぁいいか

最後に・・みんなで撮った集合写真だ

守が一人立ちするときに撮ったものだ

 

考えるのはやめよう

悲しくなるからな・・・・

 

さて・・気を取り直して

このカメンライドカードいつ使う時が来るだろうか?

 

それもどうでもいいか・・

 

そうだ、他にもあったな

実は倒した妖怪の素材を使って色々

装備を作ったんだ。特にお気に入りなのは

大妖怪の素材と冷に貰った神力が限界以上入っている鉄を使って

二刀流の剣を作ったんだ!

ちなみに龍神の神力が1億だとしたらこの鉄に入っている神力は

1000兆らしいどんだけ入れたんだよ神力

 

あ!

 

「そろそろ冷蔵庫の中身がさびしくなってきたな・・

狩りにいかないと」

 

そう言い俺は家から出た

ちなみに家には認識阻害の魔法がかけてあるので

誰にも見つからないから安心しろ。

他にも人間には有害なものは寄せ付けないように・・あ、

俺は誰に向かって話かけてんだろ・・?

 

~二、三時間後~

 

よしこれくらいでいいか俺は木の実(大量)、川魚(大量)、

妖怪の肉(50塊くらい)をゲッㇳしたぜ!

 

帰ろうとしたら何か変な匂いがした

 

「何だこの匂い・・・

腐敗臭か!」

 

しかもまだ新しい

きっと人間と妖怪が戦って殺されてるかもしれない

行って見るか・・

 

 

 

 

行ってみるとそこには・・・

大量の死体と3人の女性、

一匹の大妖怪レベルで

体のでかさや妖力がとてもスゴイ妖怪がいた

 

取りあえず観戦しよう

危なくなったら助けてやろう

 

 

 

 

 

???side

 

私は今戦闘訓練のため兵や綿月姉妹と共に

都市の外にいる

 

事の始まりは上層部が

『後何百年もすれば我々は月に行く!

そのために強い兵に育てろ!』

と言ったのが事の始まりだ

このことに他の上層部の者たちもこのこと

に反対しなかった

しかもその役割を私にしたのである

 

だが私から言わせれば『ふざけるな』だ

 

反論したかったけど

あいつら『八意様しか兵を育てるのに最適な者はいない』といって

私の話なんて聞かなかった

 

そしてしぶしぶ受けることになったけど、

この外での戦闘訓練、なんと私の教え子の綿月姉妹まで

参加することになったのだ

もうこれは責任重大だ

 

はぁ・・鬱だわ

 

「八意先生、どうかしましたか?」

 

私を気にかけてくれている人物

綿月 依姫(わたつきのよりひめ)』である

 

「あ・・依姫、なんでもないわ」

 

「そうですか・・お体には気を付けてくださいね」

 

「えぇありがとう」

 

豊姫(とよひめ)は?」

 

「お姉さまならあちらで桃を食べてますよ」

 

「あの子は相変わらずね・・」

 

「そうですね・・・」

 

そんな話をしていると・・

 

「八意先生?どうしたんですか?」

 

噂をすればなんとやらである

この子はここにいる

綿月依姫の姉、『綿月 豊姫』である

 

「ちょっとね・・あなたの話をしてたのよ」

 

「お姉さま!これから戦闘訓練なんですよ!

気を引き締めないと!」

 

「大丈夫よ。私たちには八意先生がいるじゃない」

 

「豊姫・・・ちょっと私を過剰評価し過ぎじゃない?」

 

「そうですか?そんなことないと思いますけど?」

 

「はぁ・・もういいわ

取りあえず、みんな!集まって!」

 

そう言うと兵が集まった

 

「みんな、これから外に行くわけだけど

気を抜かないように!」

 

「「「「「はい!」」」」」

 

ここにいる全員が答えた

ちなみに30人ほどいて

全員男である

私や綿月姉妹だから襲われる心配はないと思うけど

なんか落ち着かない

 

はぁ・・・やっぱり鬱だわ

 

 

~1時間後~

 

(ま・・・まさかこんな大妖怪に会うなんて)

 

私たちは戦闘訓練中にとんでもない大妖怪に

会ってしまった

 

最近この妖怪は都市の中でも有名になっている

妖怪だ

 

この妖怪と目があったら最後、

絶対に生きて帰れないと有名だ

 

敵の妖怪が多すぎて依姫も神降ろしを使いすぎてしまい

豊姫も扇子の使いすぎで、

体力が限界に近いだろう

それに対してあの妖怪は味方にすべて任せてたから

体力は万全、圧倒的にこちらが不利になってしまった

 

やばい・・・

もう訓練兵は全員死んでしまっている

 

残りは私たち3人だ

ここはなんとかこの子たちだけでも・・・

 

「お・・お願い、私はどうなってもいいから

この子たちは・・助けて・・あげて・・」

 

「「八意先生!?」」

 

「ダメです!そんなことしたら八意先生が!」

 

「そうです!いけません!あなたは『都市の頭脳』なんですよ!」

 

「グハハハハハハハハハハ!!!!

イイココロヲモッテイルジャナイカ。」(いい心を持っているじゃないか)

 

「じゃあ!」

 

「ダガダメダ!

オマエタチサンニンヲノコシタリユウヲオシエテヤロウカ。

オレガタノシムタメダ!

オマエタチハイイカラダシテルカラナ

オマエタチヲスミカ二ツレテイッタアトデ

タップリタノシンデヤル!」

(だがダメだ!お前達三人を残した理由を教えてやろうか。

俺が楽しむためだ!

お前達はいい体しているからな

お前達を住処に連れて行った後で

たっぷり楽しんでやる!」

 

「そ・・そんな・・」

 

「グハハハ!

サア、アキラメテ

スナオにオレニオカサレロ」

(ぐははは!

さあ、諦めて素直に俺に犯されろ)

 

(くそ・・もうだめだ)

 

と思ったその時、

 

(え?何であんなところに人が・・)

 

妖怪の後ろにある木のてっぺんに

青目、青髪の男がいた

 

 

 

蒼真side

 

うん・・・こいつ、クソ野郎だな

つーか犯すとかそんなこと女の前で平然に

言うんじゃねーよ

 

ていうかそろそろやばそうだな

助けてやるか

 

そしたらなんか赤と青の変な服着てる女に

見つかった

 

「あ・・あなたそこで何やってるの!?」

 

「ン?ダレダオマエ!?」

(ん?誰だお前!?)

 

それにつられて金髪の女と

薄い紫色のポニーテールの女にも見つかった

まぁどうでもいいか

 

取りあえず俺は足を組んでこう聞いた

 

「なあお前ら・・・俺に助けて欲しい?」

 

そう言うと3人は首を縦に振り俺は

こういった

 

「分かった。助けてやるよ、ちょっと待ってろ」

 

3人side

 

突如現れた男は

私たちを助けて欲しいか?と

聞いて来た

 

私たちはこの状況を打破なんとかしたかったため

すぐに首を縦に振った

すると

 

「分かった。助けてやるよ、ちょっと待ってろ」

 

その時の男の姿はとても・・・

 

 

「「「かっこいい・・」」」

 

そう思えるほどだった




いや~
原作キャラ初登場は
永琳、依姫、豊姫の三人でした!


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再び登場!~仮面ライダーキカイ~

さて・・行くか

 

「ハハハハハ!

キサマヒトリデナニガデキル?」

 

「別に俺一人で戦うなんて一言も

言ってないよ」

 

「ナンダト?

ダガ、ココニハオレトオマエソシテ

オンナサンニンシカイナインダゾ?」

 

「ここにいるよ・・・」

 

そう言い俺はライドウォッチを取り出した

 

「ナンダソレハ?

マサカソレガオマエノナカマカ?」

 

「そうだ」

 

「ハハハハ!

ワラワセテクレル!」

 

「見ればわかる・・」

 

そう言い俺はウォッチに力を込めた

するとウォッチが光り、

やがて巨大な氷と水を操る龍

『ブリザードウォータードラゴン』を呼び出した

さすがに・・・こいつの言葉に俺も切れちまったしな。

少し本気で行かせてもらう

 

「ナ・・ナンダ!コイツハ!」

 

「こいつはブリザードウォータードラゴン

俺の相棒だ」

 

「ナンダト!コ・・コンナノ二カテルワケガ・・」

 

「行け」

 

「マッ」

 

俺は奴の言葉を無視して攻撃させる

そして俺は3人のところに駆け寄る

 

「お前ら、大丈夫か?」

 

「!え・・えぇありがとう」

 

俺何かないを調べるために顔を近づける

うん・・まったく問題ないな

 

「危険だからな・・

ちょっと待ってろ」

 

「ひぁ・・ひゃい」

 

「わ・・・分かりました」

 

なんか3人とも顔を赤くしている

この顔、何か見たことがあるが・・

今はどうでもいいか

 

(まさかこれを使うとはな・・)

 

俺はカメンライドカードを取り出し力を込めた

すると何重にも影が出てきて

それがやがて三つに重なった

そこに出て来たのは

仮面ライダー『ビルド』『フォーゼ』『ブレイド』が

現れた

 

「ビルド、フォーゼ、ブレイド、こいつらを守っていてくれ」

 

そう言うと三人のライダーは無言でうなずいた

というより操り人形状態だからな・・

 

(とにかく行くか・・・)

 

俺は『キカイミライドウォッチ』に力を込め、

腰に『キカイドライバー』を装着した

そして『スパナーダ』と『スクリューダ』を

ドライバーにセットした

 

『デカイ!ハカイ!ゴーカイ!』

 

『仮面ライダー!キカイ!』

俺は仮面ライダーキカイに変身した

 

「行くぞ!」

 

そして俺は奴のところまで走っていった

 

永琳side

 

この男の人は一体どうやってこの妖怪に勝つつもり

なのだろうか

 

妖怪が話していると彼が何かを取り出した

時計?

 

何に使うのだろうか?

 

そう思っているといきなり彼の時計が光出した

やがて光が収まると彼の手には時計はなく

何かに太陽が遮っていた

上を見るとそこには

巨大な氷と水を纏った龍がいた

 

「何あれ・・」

 

よく見ると依姫と豊姫もびっくりしていた

疑問が積み重なっていると彼が言った

 

「こいつはブリザードウォータードラゴン

俺の相棒だ」

 

なんとあれは彼の相棒だった

しかもあのドラゴンから感じられるのは神力だ

私の知っている神、『月夜見様』を遥かに超えるほどの神力を持っている

つまり彼は神を相棒にしているのか・・

それだけじゃない

彼の持っている双剣からもとてつもない神力を感じる

 

彼はドラゴンに妖怪を任せた後私たちの方に駆け寄ってきた

 

「お前ら、大丈夫か?」

 

すぐに聞かれてしまったのでびっくりしてしまった

 

「!・・えぇありがとう」

 

か・・顔が近いぃぃぃぃ!

どきどきしちゃうじゃいない・・

 

「危険だからな・・

待ってろ」

 

あなたの顔の顔がね!

かっこよすぎるのよ!

 

あ・・私、何でこんなこと考えちゃったんだろう?

は・・恥ずかしい

 

「ひぁ・・ひぁい」

 

「わ・・・分かりました」

 

二人も顔が赤い

おそらく二人も同じことを考えているのだろう

 

そんなこと考えていると彼は3枚のカードを取り出した

何だろうか?

すると突然彼のカードが光だした

何が起こったの!?

光が消えるとそこには三人の人物が立っていた

いや、人物といえるのだろうか?

むしろあれは操り人形に近いのでは?

 

「ビルド、フォーゼ、ブレイド、こいつらを守っていてくれ」

 

この者たちはビルド、フォーゼ、ブレイドというのね

分かったわ

すると彼がもう一つの首にかけてあった

さっきとは違う形の時計のようなものを持った

一体、何をするつもりなのだろうか。?

 

すると彼の腰にベルトのような物が捲かれた

そして彼が変な形の金のスパナーとマイナスドライバーを持った

一体、彼は何をするのだろうか

すると彼はベルトに2本をセットした

その瞬間、彼の周りに鎧が現れた

 

『デカイ!ハカイ!ゴーカイ!』

 

『仮面ライダー!キカイ!』

 

すると彼は黄色い鎧を纏った姿になった

なんとなく、今私たちを守ってくれている者たちに似ている

いや、同じなのか?

後で聞いてみたい

 

「行くぜ!」

 

そう言うと彼はあの妖怪のところまで走っていった

 

はぁ彼を見てあんなこと思ってしまって、恥ずかしかったわ・・

 

「あの・・・八意先生・・・」

 

「なに?依姫?」

 

「もしかして・・先生も同じこと考えてしまいましたか・・・?」

 

「も・・もしかして依姫も?」

 

「もしかしてお姉さまも!?」

 

私たちはお互いを見合った後

顔を赤くしてしまった

 

もしかして、私、彼のこと・・・

 



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出会い~名前~

「さて・・・奴・・じゃなくてあのクズ野郎はどこ行った?」

 

取りあえずでかい音がする方に行こう

 

ドオオオオオオオオオオオンンンン!

 

(よし!あっちだな!)

 

俺は音がした方に走っていった

 

するとそこには・・・・

もう氷漬けの妖怪と、寝ている

ドラゴンの姿があった

 

「もう終わってるし・・」

 

俺が終わろうとすると

冷の言葉をなぜか思いだした

 

『敵を爆裂四散させるまで、

絶対攻撃をやめるな

体が残ってると復活するかもしれないからな』

 

「・・・そうだったな

とどめを刺しとこう」

 

俺は上半身にエネルギーをチャージし氷柱を生成した

 

『フルメタル・ジ・エンド!』

 

俺は冷気を纏った足で奴を纏って

いる氷ごと爆裂四散させた

 

「ふー終わった・・・・

あ!肉回収のこと忘れてた!」

 

やってしまった

あの図体だけでも1か月は持つと思ったのに

 

「あ・・あの女たちは!?」

 

俺はドラゴンに乗って3人の元に向かった

 

 

 

 

「おーい大丈夫か?」

 

俺が三人の元に行くとそこにはちゃんと

三人とライダー達がいた

 

「あんたら、大丈夫か?」

 

「え・・えぇ助けてくれてありがとう。」

 

「た・・・助かりました」

 

「まさか・・・こんなに強い妖怪がいたなんて」

 

「そうか、よかった

そうだ、三人とも戻れ」

 

俺がそう言うとライダー達は

カードに戻り、俺の手元に来た

 

「な・・何なんですかそれ」

 

「これはカメンライドカードっていって

このカードに力を入れると書かれている奴を呼び出すこと

が出来るんだ」

 

「あ・・後他に・・なんですかあの龍は」

 

「さっきもいったようにあの龍は俺の相棒だ」

 

「あ・・あなたは神を相棒にしてるのですか!?」

 

「神?・・・あ」

 

『俺の『命を司る程度の能力』と『俺の神力』で造った』

 

(確か冷がそんなこと言ってたな・・)

 

「それに・・なんですか?

あの姿は」

 

「そうそうあの黄色の奴は」

 

「穢れを感じなかったから

妖怪ではないと思うけど・・・」

 

「あぁ、あれは『仮面ライダー』っていって

俺の仲間が作った奴だ」

 

「あなたの仲間が作ったの!?」

 

「あぁだがここで長話は危険だ

俺の家に来い」

 

「え!あなた、家があるの!?」

 

「おかしいか?」

 

「なんでこんな所に住んでいて穢れが全く無いの!?」

 

「穢れ?なんじゃそりゃ?

初めて聞いた言葉だな。それ」

 

「嘘・・」

 

「取りあえず俺の家に来て休め

そしたらお前らの住んでるところに贈ってやる」

 

「あ・・ありがとう」

 

「ついでだ、お前らの怪我も直そう」

 

俺は『直す程度の能力』を使い、こいつらの

怪我を直した

 

「「「え!」」」

 

「怪我が・・・」

 

「治ってる・・・」

 

「何で・・?」

 

「さてとそれについては俺の家で話す

行くぞ」

 

~移動中~

 

「な!?・・・」

 

「何で・・?」

 

「どうしたお前ら?」

 

「ここら一帯に穢れが・・ない」

 

「だからその『穢れ』ってのは何なんだ?」

 

「穢れとは妖怪が出すもののことよ

穢れの発生で寿命が生まれるの

地上ではもう何十年も前から続いている

妖怪の活発化していて

その穢れによって寿命が発生してるの

そして何年も前から穢れが濃くなってきたの」

 

「ふーん。でなんでお前らがあそこに

いたのと、何か繋がってるのか?」

 

「えぇ、実は上層部から兵を鍛えて来いと言われて・・」

 

「そいつらバカなの?

なんで女性に行かせるのかな~」

 

「えぇ実際私も『ふざけるな』と思って

反論したんだけどいろいろ言われてね・・」

 

「お前も大変なんだな・・」

 

「えぇ・・」

 

「お!着いたぞ!」

 

「結構広い・・」

 

「さぁ入れ」

 

「「「お邪魔します」」」

 

「そう言えば・・この双剣にとてつもない神力を感じるんだけど・・」

 

「おう?これか?

これは俺の仲間の神からもらった鉄を使ったんだ

あいつ調子乗って神力入れまくったからな~」

 

「調子乗って入れられる量の神力じゃないんだけど・・」

 

「ん~確かこの鉄に入っている神力

龍神が1億だとすると

この鉄に入ってる神力は1000兆らしいぞ」

 

「「「はぁ!?」」」

 

「そんなの月夜見様を軽く超えてるじゃない!」

 

「誰?月夜見って?」

 

「知らないの!?

はぁ月夜見様は私たちが住んでいる都市の神様よ」

 

「ふーんそんなことより」

 

「「「そんなこと!?」」」

 

「お前ら名前は?」

 

「私は『綿月 依姫』と言います」

 

「私はその姉の『綿月 豊姫』と言います」

 

「そして私はこの二人の先生

『八意 永琳』と言うわ

貴方は?」

 

「俺の名前?

俺の名前は森羅 蒼真だ

よろしくな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




冷の言葉は
蒼真が冷に『謎の空間』で教えて貰った設定です
ドラゴンの時の回想は
ウォッチをもらった時の言葉からそのまま持ってきてます


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いざ都市へ~出発~

「じゃあ・・もう一つ

お前達は能力があるだろ」

 

「な!・・何でわかったの!?」

 

「当たり前だ。大妖怪と戦えるなんて普通、能力がないとできないだろ」

 

「それもそうね・・」

 

「お前らはどんな能力があるんだ?」

 

「私は『あらゆる薬を作る程度の能力』よ」

 

「私は『海と山をつなぐ程度の能力』よ」

 

「私は『神霊の依代となる程度の能力です」

 

おースゲーチート能力持ってるなこれ

だが何で負けたんだろうか

 

「なぁ何でそんなすごい能力を持っていて負けたんだ?」

 

「実はあの妖怪、私たちの体力が限界になるまで

ずっと手下の妖怪に私たちの相手をさせてたの

それで体力が限界に近づいたときを狙われて

訓練兵全員が死んでしまったわ」

 

「まんまと奴の罠に引っかかったという訳か」

 

「はい・・」

 

「取りあえず私たちからも質問です

貴方は一体何者なんですか?」

 

「俺?」

 

「はい。あなたから感じられる霊力

私たちを遥かに超えています。

それにあのドラゴンだって・・」

 

「悪いが、俺が何者なのかは言えない」

 

「なぜですか!」

 

「どうせ言っても信じないだろ?」

 

「それほどのことなんですか?」

 

「あぁこれを聞いて、10人中10人が

『何言ってんのこいつ?

頭がイっちゃてんの?』

て言うレベルだよ?」

 

(だから未来から来たなんて言いたくない・・)

 

「それでも聞きたいんです!」

 

「えぇ正直私、あなたにこう・・興味を持ってるし」

 

「・・・分かったそれなら言うよ」

 

「実は俺・・・」

 

「「「(ごくり・・・」」」

 

「・・・未来から来たんだ」

 

「「「え・・・えええええぇぇぇぇ!!!」」」

 

「うん!普通信じないよね!

分かってた!」

 

「いや・・私は信じるわ」

 

「へ?」

 

「確かに未来から来たなんて普通誰も信じないけど

私たちですら見たことのない機械や物

そしてあのカードや時計から生き物を実体化させる

技術なんてここにはないもの。

疑問に思ってたけどこれが未来のというのなら

説明がつく」

 

「た・・確かに」

 

「じゃあ本当に未来から・・」

 

「あぁ・・といっても無理やりだがな・・」

 

「どういうことですか?」

 

「ここに来る前、俺は・・・俺達は

強大な敵と戦ってた

ようやく倒したと思ったら・・・

奴はまだ生きていて・・そして奴は

俺達を時間も世界もばらばらに飛ばしたんだ」

 

「そんなことが・・」

 

「もう良いだろ」

 

「今日は寝かせてもらう

明日の朝贈ってくから」

 

「はい・・」

 

こうして俺はベットに入り眠りについた

 

~朝~

 

「よし、じゃあ行くぞ」

 

「はい!」

 

「今回はありがとう」

 

「そうだ!よかったら私たちの都市に来ない?」

 

「え?」

 

「私たちあなたにお世話になったし・・・」

 

「あ!それいいですね!」

 

「どうせだし、来てもらいましょう」

 

「え?別にいいけど・・」

 

「「「(やった!)」」」

 

 

「さて・・じゃああいつの背中に乗れ」

 

そうして俺が指差したのは

『ブリザードウォータードラゴン』だ

 

「も・・もしかして神獣の背中に乗って・・」

 

「そうだけど・・『神獣』?」

 

「神獣とは神の部類に入っていて

霊力等を持っている神のことよ」

 

「なるほど・・で、なんであいつはそんなにテンパってるの?」

 

「依姫は神の力を使って戦うから

神の背中に乗るなんて恐れ多いと

思ってるのよ」

 

「なるほど・・」

 

「依姫!」

 

「は!はい!」

 

「大丈夫だ。乗れ」

 

「そんな!恐れ多い・・」

 

「あーもーいいから乗るぞ!」

 

そういい俺は依姫をお姫様抱っこだっけ?

それをしてドラゴンの背中に乗った

 

「ちょ・・降ろしてください!」

 

「駄目だ。この方が手っ取り早いからな」

 

依姫は顔を赤くしながら暴れるが俺ほど力がないので

まったく問題ない

 

「いや~あんな依姫の顔初めて見たわ」

 

「そりゃ、あんなことされたら誰だって・・」

 

「おーいお前らも早く乗れ~」

 

「は~い」

 

「神獣の背中に乗れる日が来るなんて・・」

 

「都市はあっちの方向にあるわよ」

 

「説明ありがとう!」

 

「よーし全員乗ったな!

じゃあ出発!」

 

そう言いドラゴンは都市とやらがある方向に

飛んだ

そんな中、

 

「降ろしてくださーい!

お願いしますー!」

 

依姫の声が空に響いた

 

 

 




神獣については独自設定です
本当の神獣とは
霊力等を持った特別な獣のことです


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いざ都市へ~到着~

知ってますか?
竜と龍の違いって
ただその漢字が昔に生まれたか
新しく生まれたかだけなんですって!
意味は同じらしいです

ちなみにブリザードウォータードラゴンは
異世界漫画で言うレッドドラゴンのような体で、デカくて
色は青と水色の龍です
ちなみに戦いになると
常に氷と水を纏う設定です。


よう、蒼真だ

前回、俺は永琳、豊姫、依姫に誘われて、

こいつらの住んでいる『都市』とやらに

ブリザードウォータードラゴンに乗って

行くところだ

ちなみに今どうしても依姫が暴れてしまうので

俺がお姫様抱っこをしているぞ

 

「だーかーらー降ろしてください~

お願いします~!」

 

「駄目」

 

「なんでですか!」

 

「だってこうしないとお前暴れるから」

 

「じゃあ暴れないから降ろしてくだいさい

恥ずかしいです~」

 

そう言いながら暴れる依姫

 

「暴れてるじゃん」

 

そして、このやり取りを見ている永琳と豊姫は・・

 

「なんか羨ましいな~依姫」

 

「えぇなんか羨ましいと思ってしまう

自分がいるわ」

 

二人を羨ましそうに見てた

 

そして・・・

しばらくすると何かが見えてきた

 

「なぁあそこに見えるのが『都市』ってところか?」

 

「えぇでもおそらく私たちが帰ってこないからきっと

都市は大混乱してるわ」

 

「何、そうなの?」

 

「えぇ私は『都市の頭脳』って呼ばれてるほどだし。

それに依姫と豊姫はあの都市の権力者の娘よ」

 

「え・・じゃあお前ら3人とも結構なお偉いさん?」

 

「そうよ」

 

「ふーん」

 

「なんか予想外の返答ね・・」

 

「確かに・・普通『え!そうだったの!』

とか言うのが普通なのに・・」

 

「いや・・・もうさ驚き疲れたんだ」

 

「?どういうこと」

 

「何それ?」

 

「いやさ・・例えばね、俺達兄弟を拾ってくれた人というより神がさ、

女性が大っ嫌いって言ってたのに妊娠している妻がいるし、

その子供もう生まれて17歳くらいだけど・・

他にも俺がまだ子供だったころ敵を無慈悲に蹴り殺してさ~

その時血が飛び散って俺の口に入るし・・

そして挙句の果てに変形合体ロボの必殺技の実験台にするしで・・

ホント驚き疲れたんだ・・

ハハハ・・・」

 

「「その人・・頭おかしいんじゃないの?」」

 

「女性嫌いで妻子持ちって・・

おかしいわね・・」

 

「その人・・というより神何でしょ?

そんな性格で神力がある訳が・・」

 

「それがね・・あいつの神力は無限なんだよ・・」

 

「「は!?」」

 

「うん!そう思うよね?

俺も神の在り方を教えてもらったとき、

『じゃあなんでお前生きてんの?』

って思ったほどだよ?」

 

「普通そうよね・・」

 

「ホントその神って何者?」

 

「それは後から説明するよ・・

もうついてるし・・」

 

「あ、本当だわ」

 

「じゃあ降りましょう」

 

「おーいドラゴン~

降りてくれ~」

 

俺がそう言うとドラゴンは都市の

目の前に降下した

 

「じゃあ私も降ろして・・」

 

「駄目」

 

「何でですか!?」

 

「どうせだし・・最後まで」

 

「駄目です!

こんな姿を他の人に見られたくありません~!」

 

「まあまあ」

 

「じゃあ私もお願~い」

 

そう言い豊姫も俺の背中に飛びついた

 

「うわ!

びっくりしたな~」

 

「まあいいか、じゃあ降りるぞ~」

 

「私も降ろしてくださ~い!」

 

俺は依姫の言葉を無視し都市とやらの

門の前で降りた

 

そこにはたくさんの人と

なんか偉そうな人数人、そして神力を

持っている美人さんがいた

おそらくこいつが月夜見だろう

 

よく見るとここにいるほとんどが唖然としている

まぁそりゃそうだろいきなり自分たちが住んでいるところに

都市よりでかいドラゴン。しかも神力を纏っているし

そしてそのドラゴンから人とこの都市の

重役が降りてきたんだからな~

あ・・依姫と豊姫担いでるの忘れてた

まぁいいか

 

すると・・

一人のお偉いさんの男が飛び出してきた

しかも剣を持ってるし

それに俺に明らかに殺意を持ってる

 

俺なんかした?

 

そう思ってると

相手が答えを教えてくれた

 

「貴様あああああぁぁぁぁ!

私の愛娘と八意様を

(たぶら)かしおったなああああああぁぁぁぁ!」

 

え!?

あの人依姫と豊姫の父親!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

綿月姉妹の父親side

 

やばい・・私の娘たちが帰ってこない

しかも八意様まで・・・

 

今、都市は私の娘たちと八意様が帰ってこないと大混乱だ

急速に捜索隊が組まれ捜索が始まっている

 

だが一番混乱しているのは私の頭だ

私の大事な娘が帰ってこない・・

大事に育ててきた大事な娘が・・

 

考えていると急にサイレンが鳴った

 

『緊急事態発生!緊急事態発生!

巨大な龍が現れました!

兵は急速に集まり、

立ち向かう準備を!』

 

本当にやばい!

都市がこんな混乱してるときに

巨大な龍が現れるなんて!

都市はこのままではさらに混乱する!

 

「ああ・・どうか無事でいてくれ・・」

 

私はこんな時でも娘のことを考えてしまう

ああ・・豊姫・・依姫・・

八意様もどうか・・

 

願っているとある人物が私の部屋来た

 

「月夜見様!?」

 

来たのは我らの都市の神

月夜見様だ

滅多に人前に出ないのになぜ・・?

 

「何をしている!

さっさと行くぞ!」

 

「行くって・・どこに・・・?」

 

「決まってるだろう!

あの龍のところだ!」

 

「なぜ!?

危険ですぞ!」

 

「今私の能力で見たが、あの龍に永琳や

豊姫と依姫も乗っているぞ」

 

「!それは真ですか!?」

 

「ああ、すぐに行くぞ!」

 

「はい!」

 

良かった!

娘は無事だったか!

本当にうれしい!

だがなぜ龍なんかに・・・?

それは後から聞こう

今は愛娘との再会を味わいたい!

 

いくとすぐに龍が降りてきた

そこから降りてきたのは

八意様と豊姫と依姫、そして・・

青目青髪の男だった

 

しかも私の愛娘の豊姫と依姫を抱っこしていた

しかも依姫はあの男にお姫様抱っこされている

あの姿はまるで娘が幼いときに読ませてあげた

おとぎ話の白馬の王子様のような感じだった

 

そして・・・3人とも顔を赤くしていた

つまり・・これは・・・

私はすぐに剣を持ち飛び出した

 

「貴様あああああぁぁぁぁ!

私の愛娘と八意様を

誑かしおったなああああああぁぁぁぁ!」

 

私はあの男に切りかかった

 

 

 



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いざ都市へ~沈着~

これから大人数のときは「」を7つけます


よう蒼真だ

前回、豊姫と依姫の父親がいきなり切りかかってきた

いや、この人の言葉から察するに娘を愛しているのだろう

そんな愛している娘が男に担がれていたら怒るのも

無理はないか。

だがこの人、怒り狂って俺がその娘を担いでるの忘れて

怒りに身を任せて突っ込んできた

このままじゃ娘に当たるぞ!

おっさん!

 

俺は仕方なく豊姫と依姫を上に投げた

 

「「きゃあ!」」

 

すまん!すぐにキャッチするから待ってろ!

俺は首に飾っているキカイミライドウォッチに

手を触れずに力を込めた

そしたらキカイドライバーが出てきた

俺は能力を使いスパナーダとスクリューダを

ドライバーにセットした

 

『デカイ!ハカイ!ゴーカイ!』

 

『仮面ライダー!キカイ!』

 

俺は仮面ライダーキカイに変身し、

拳にエネルギー(冷気)を纏った

 

『アルティメタルフィニッシュ!』

 

俺は拳で姉妹の父親の剣を叩き折った

この人剣折られて唖然としてるよ

おっと!それどころじゃない

俺は変身を解除して豊姫と依姫キャッチした

 

「すまん、大丈夫か?」

 

「ひゃ・・ひゃい」

 

「あ・・ありがとうございます」

 

二人は顔を赤くしている

なぜ?

 

「うおおおおおおおぉぉぉぉぉ!」

 

すると姉妹の父親が大号泣し今度は拳で攻撃してきた

これも大切というよりもう溺愛もんだぞ?

 

これはどうする?

そうだ!カメンライドカード使おう。

 

俺は『ビルド』のカメンライドカードに力を込めた

すると彼の前に『スナップライドビルダー』というものが

現れた

冷曰くあれが変身者の周りに形成された後、

ボトルの物質がパイプ内に移動し、それが前後に来るらしい

それを変身者と結合されて変身が完了するらしい

 

その『スナップライドビルダー』が結合すると

そこには・・

 

『鋼のムーンサルト!ラビットタンク!』

 

『イエーイ!』

 

『仮面ライダービルド』が現れ、彼の拳を止めていた

 

「おいあんた、落ち着け!

アンタの剣、下手したらこの二人にあたるところ

だったんだぞ!」

 

俺がそう言うと落ち着きを取り戻したのか

冷静になる

だがその後・・

 

「まず・・・・私の愛しい娘たちから離れろー!」

 

あ、そういえばまだ豊姫と依姫を掴んだ状態だった

取りあえず俺は二人を離した

 

そしたらすぐに彼は二人に近寄った

 

「大丈夫か!?

あの男に汚されたりしてないか?」

 

おい、それが心配してた娘に会ったとき最初に話す言葉かよ

俺がそんな奴に見えるか?

 

だが実際、豊姫と依姫を担いだときから

周りのほとんどの人には蒼真は

『女何人も誑かしたクソ男』のようにしか見えてなかった

 

「まぁいいや・・とりあえず戻れ、ドラゴン」

 

俺がそう言うとドラゴンはウォッチに戻った

それに対して周りはとても驚いている

おそらくこの驚きはこれだけじゃなく

俺の変身やビルドのことについてのことを

含めた驚きだろう

 

考えていると一人の女『月夜見』が

永琳に近寄った

 

「永琳・・あの男は誰なんだ?」

 

「彼は森羅 蒼真・・

未来人らしいです」

 

「「「「「「「は?」」」」」」」

 

永琳の言葉に全員驚いた

 

「八意様・・・さすがにそんなことは・・」

 

「そうです!きっとあの男は嘘を!」

 

「いや・・・永琳の言葉は正しい」

 

「「「「「「「え!?」」」」」」」

 

「私の能力で調べたから間違いはない・・」

 

「取りあえずお前、蒼真といったな

あとで私の部屋に来い」

 

「え?なんで?」

 

「いいから来い」

 

「しょうがねーな」

 

「こら貴様!月夜見様になんて無礼な態度を!」

 

なんか偉そうな男が俺に文句を言う

だが・・

 

「うるせー、お前は黙ってろ」

 

俺は霊力を1割ほど出した

すると・・周りの木や草が揺れた

それだけじゃなく、周りの奴らも

歯をがちがちを揺らしている

永琳や豊姫、依姫、月夜見はなんとか耐えている

俺は霊力を引っ込めた

 

「いや~悪かったな

俺さ、神になんてあいつしか知らなかったし

それ以外の神って一体何をしてるのか知らなくてさ・・」

 

「取りあえず、行かせてもらうよ、

案内してくれ」

 

「あ・・あぁ分かった」

 

こうして俺は月夜見の部屋に行った

聞きたいことは何だろうか・・

まぁ大体予想はついてるがな

 



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いざ都市へ~謎の空間その1~

よう、蒼真だ。

今俺は月夜見という神の部屋にいるぞ

俺は前回なんか偉そうな奴を1割ほど

霊力出して黙らせた

はい終わり

 

「さて・・お前は未来から来たらしいな」

 

「そうだよ」

 

「要するにお前は未来人・・

それは信じよう

だが・・お前その強さはどう手に入れた」

 

「いや・・それだけは言えない」

 

「別に言わなくてもいい・・・

私には『真実を知る程度の能力』が

あるからな」

 

それって・・つまり

 

「隠しごとはできないってことか・・」

 

「ほぉ、察しがいいな

その通りだ

さて・・見させてもらうぞ

お前の強さの秘密」

 

そうして月夜見は黙った

おそらく今、俺がどうやってこんなに強くなったのかを

見ているのだろう

 

ちなみに何で俺がこのことを言いたくないかというと・・

単純にトラウマと化してるからだ

 

あの『謎の空間』でのことは誰だってトラウマになるほどの

レベルだ

 

今回はその『謎の空間』での俺の生活の一部を紹介しよう

 

 

~謎の空間~

 

あーくそ!

俺達がこの『謎の空間』とやらに来てから早一か月

ちなみに後19年と11か月ここにいるらしい

簡単に言うと・・・ここは地獄だ

 

まず冷は『体力アップだ!』と言い

体力の向上から始まった

それが地獄だ

 

なにせあいつ、ピストルってやつを作って

それを俺達に向けて撃ってくるんだ

冷の奴、これから逃げろっていって

そしたら急に撃ってきた

 

当たるとその場で冷は弾を取り除き回復するけど

それでも当たるとめっちゃ痛い

それを今、一か月ほど続けているのだ

冷曰くこれは体力と反射神経を鍛えるためにやるらしい

それでもこれは危険すぎる・・

俺が冷に『他にないのかよ!』といったら

冷は『危険なほうが成長が早いだろ』といった

ホントこれいつまで続くんだ・・

 

「おーい集まれー」

 

冷が呼んできた

はぁ・・・地獄の時間が今日も始まるのか・・

 

「さて・・今日から訓練の方法を少し変えるぞ」

 

「「え!?」」

 

「ど・・どうするんだ?」

 

「それはな・・・

ピストルから『アサルトライフル』に変えるぞ」

 

「な・・何それ?」

 

「簡単に言えば・・ピストルの弾より威力が

高くて弾が連続で出る銃のことさ」

 

「「そ・・・それって・・・」」

 

「うん。

前より地獄になるね♪」

 

「「いっ嫌だあああああぁぁぁぁ!!」」

 

「はい、じゃあスタート♪」

 

「「ギャアアアアアァァァァ!!」」

 

~現在~

 

いや・・あの時は本当にトラウマだった

この後のことはまたいつか話すとしよう

 

よく見ると月夜見が顔を真っ青にしていた

うん、その気持ちとてもわかる

俺被害者だから

 

「お・・お前も大変だったんだな」

 

「うん・・・」

 

「お前がなぜこんなにいいたくないなかったのか

理由が分かったよ・・」

 

「同情されても困る・・」

 

「そ・・そうか・・さて

気を取り直して

話を戻そう

見てみたが・・お前の弟は妖怪なんだな」

 

「あぁそうだよ」

 

「能力でお前と映像の赤髪が兄弟と分かったが

なぜ種族が違う?」

 

「それはな・・・俺の父親が妖怪で母親が人間だったからだよ」

 

「なんだと!それだとお前は半妖のはずだ!

なのになぜお前からは霊力しか感じられない!」

 

なぜか月夜見は怒り敵意を見せて来た

 

「落ち着けよ、そんなときこそのお前の能力だろ

説明すんのめんどいんだよ」

 

「いいだろう。それも見させてもらう」

 

そしてまた能力を使い黙った

しばらくすると、目を開けた

 

「なるほど・・そういうことか・・」

 

「そういうこと」

 

分からない人は20話を見てくれ

 

「さて・・もう一つお前のさっきの姿とあの赤と青の奴は何だ」

 

「あれはお前も見ただろうがあの黒服の男

神我見 冷って言うんだが・・

冷が造った『仮面ライダーシステム』って言うんだ」

 

「仮面ライダーシステム?」

 

「あぁちなみに俺が変身したのは『仮面ライダーキカイ』っていって

あの赤と青のやつは『仮面ライダービルド』って言うんだ」

 

「あんなの我々の技術を超えているな・・」

 

「そうみたいだな・・ちなみに複製はできないからな」

 

「なぜ私の思ってることが分かった!?」

 

「冷が『誰だって高度な技術を欲してるもんだ

俺の作った奴は使い方によれば危険すぎるから複製できないように

したんだ。科学ってのは諸刃の剣だからな・・』てなこと言ってたしな」

 

「確かに・・あんな強力なものがあれば一人でも100人を相手できるな・・

確かに危険だ。そのものはよく科学のことが分かってるな

しかたがない、これは諦めるとするか」

 

「そうしてくれ」

 

「次だ、あのドラゴンとお前の双剣についてだ」

 

「うん!その質問は絶対くると思ったよ!」

 

「あのドラゴンとお前の双剣からは私の神力を遥かに上まわる

神力を感じられた。

一体どうしてらあんな量の神力があるんだ?」

 

「冷があのドラゴンを造ったんだ

冷は・・命と時間、感情を司る神だからな」

 

「何!?そんな神聞いたことはないぞ!」

 

「え!?そうなの?」

 

「あぁそんな神は本来存在しない

おそらく龍神様も知らないだろう」

 

「もしかしたら今知らないだけで後から生まれるかもしれないだろ?」

 

「命や時間、感情は生き物にとって絶対必要なものだ!

もしそんな神がいるとしたら生き物が誕生する前からいるはずだ!」

 

「俺にそんなこと言われてもわかる訳ないだろ?

俺も聞かされてないんだから」

 

「・・・どうやら本当のようだな

すまない」

 

「いや・・別にいいよ

それでドラゴンと双剣の神力についてだけど、

冷の神力は無限なんだ」

 

「なんだと!それこそありえない!

本来神力とは人の信仰、つまり感謝から生まれるものだ!

それが無限にある訳がない!」

 

「だが、そうじゃないと、この神力の説明がつかないだろ」

 

「それもそうだが、あの龍とお前の双剣からは龍神様よりも

でかい神力が感じられるぞ。」

 

「あぁこの双剣の神力は龍神が一億だとしたら

この双剣は1000兆だからな」

 

このことを説明すると月夜見はなぜか下を向いた

 

「もう・・・やめてくれ

自分の常識が・・・崩れ落ちた」

 

なんかすげー落ち込んでる

なんでだろう?

 

「もういい・・休ませてくれ」

 

「わ・・分かった」

 

そう言い月夜見は部屋を出て行った

なんだったのだろう

取りあえず依姫と豊姫のところに行こう

 

「えーっと二人の場所は・・・」

 

俺は二人の場所を調べる

お!いた何か二人以外にもたくさん人いるけど・・

取りあえず行くか!

 

 

 

 

 

 



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会議~虹~

どうもみなさん

私は綿月 依姫です

私やお姉さま、八意先生にお父様にお母様、

そして都市の重役の人たちが集まって会議をしています

蒼真さんとドラゴンのことそして蒼真さんの変身

最後に『ビルド』のことについてです

 

「結局あの男はどうする!」

 

「月夜見様にあの態度!早急に追い出すべきです!」

 

「しかし、あの男はお三方の命の恩人!

冷遇はできないのでは・・」

 

「確かに・・それにあの霊力、尋常ではありません!

ここの誰よりも大きい霊力を持っている!」

 

「しかも月夜見様や八意様までも何とか耐えられるほどの量でした」

 

「もしあの男がこの都市を征服しようとしたら誰も倒せませんぞ!」

 

「もしそんなことが起こらないようにするために

追い出すべきだ!」

 

と・・こんなことばかりが続いています

しかしお父様の次の言葉でこの会議室の緊迫した雰囲気が

凍りつきました

 

「そうだ!私はあの男に娘が穢されないかと心配してしまうぞ!」

 

お父様・・・大丈夫です、蒼真さんはそんなことしませんよ

泊めてもらったとき『襲わないでくださいね』といったら

『え?奇襲なら何回もしたことあるけど・・

さすがに客を襲うことはしないよ?』と言ったんです

私の言った『襲う』の意味を分かってませんでしたのでその心配は

まったくありませんでした

 

「と・・・取りあえず話を戻しましょう」

 

「『穢されないか』といえば・・なぜあの穢れた土地に一日以上いたのに

八意様と依姫様と豊姫様は全く穢れていないのですか?」

 

そう言えば・・彼の住んでいたところは全く穢れてませんでした

そして・・彼の能力を聞いてませんでしたね

もしかしたら彼の能力かもしれませんね

周りも『そう言えば・・』や『何故?』と疑問に思ってますね

これは憶測ですが言ったほうがいいでしょう

すると私の替わりに八意先生が言ってくれました

 

「これは私の憶測でしかないんだけど・・実は彼の住んでいたところは

全く穢れてなかったの。

もしかしたら彼の能力かもしれないわ」

 

「なんと・・」

 

「そんなことが・・・」

 

「全く穢れてなかっただと?」

 

などといろんな声が聞こえてくる

そこである一人の人が口を開いた

 

「実は・・兵から聞いた話なんだが・・

兵士の間である噂があるんだ・・

なんだか最近妖怪を狂気の如く調理して食べている人間を見たらしいんだ・・」

 

「なんだ?その噂なら私も聞いたことがあるが

それとこの会議と何の関係があるんだ!」

 

「実は兵の目撃情報だとその人間は青目青髪だったらしいんだ・・」

 

その言葉で再び会議室は凍りついた

 

「まさか・・あの男がその・・」

 

「おそらく・・」

 

「と・・とにかく!

次だ次!」

 

「そ・・そうですな!次の議題はあの姿だ!」

 

「なんですかあの姿は!あれはおそらく鎧か何かだと思うが

何もないところから鎧が出るなんてそんな技術ありません!」

 

確かに、あんなのは私たち都市の技術を集めても出来るものではありません

一体どうやってるのでしょう?

 

「待て!確か奴は未来から来たといったな

つまりあれは未来の技術と考えれば説明がつくんじゃないか?」

 

「た・・確かに」

 

「未来のものと考えれば・・・」

 

「いえ、それは当たってるけど、違う所もあるわ」

 

それを八意先生は一部を否定した

 

「実は・・彼にそのことは聞いているの

どうやらあれは彼の仲間の一人が単独で作ったものらしいわ」

 

「な・・・何ですと!」

 

「単独で・・あんな技術を!?」

 

「しかもあれ以外にもあれと似たようなものがまだいくつもあるらしいわ

ちなみに彼はあと二つ持っているわ」

 

「あんなのを後二つも!?」

 

「それはもう脅威でしかないですぞ!」

 

「綿月のお方の使った剣,いや刀は雷や雷神を切ったとされる『雷切(らいきり)

は世界に複数あるとはいえ、

それを容易く折るなど・・危険でしかありません!」

 

「ですが、敵にまわすのもまた危険です!」

 

「じゃあどうしたら・・」

 

そんなの蒼真さんを受け入れればいいだけなんじゃ・・

どうしてそれが分からないんですか?

 

そんなことが続いていると・・

『何か』が会議室の扉を開けた

 

「な・・・なんだ!?」

 

「誰が入ってきたんだ!?」

 

会議室は少しパニックになったが

その正体を知ると静まり返った

そこにいたのは・・

 

「ハンバーガー?」

 

そうそこにいたのはハンバーガーのようなものだった

するとそのハンバーガがいきなり変形し私とお姉さまの

ところによってきて

私の手のひらに乗っかった

 

「な・・なんですか?これ?」

 

「何これ、可愛いわね♪」

 

するとこのハンバーガーの目から映像が流れた

 

『よう!なにやってんの?』

 

「蒼真さん!?」

 

「あら、すごい!」

 

「な・・なんだあれは!?」

 

「あんな小さいものから映像が・・」

 

「しかも蒼真だと!?

これも奴の所有物なのか!?」

 

『何やってんの?

ちなみに今の全部聞こえてっからな』

 

「こ・・これで通信ができるんですか!?」

 

『そうだよ。まぁ移動型の通信機と考えてくれ

後それにはカメラ機能がついてるぞ』

 

「い・・移動型だと!?」

 

「すごいですね!移動型なんて!」

 

『まぁこれも冷の作ったやつなんだけど』

 

「冷って誰ですか?・・」

 

『ほら、ここに来る途中説明したあの女性嫌いなのに

妻子持ちの頭おかしい神力無限の神』

 

「名前、冷っていうんですね・・」

 

『まぁそんなことより、このハンバーガー型のメカ

これはフォーゼの使う『スイッチ』を入れて動く

『フードロイド』第1号『バガミール』だ

主に偵察や情報収集に使うぞ』

 

「フォーゼ・・?あ!あの白いやつですね!」

 

『そうそう!それ。いや~なんか月夜見?だったっけ?

そいつがなんか『常識が崩れ落ちた』っていってさ~

取りあえず何もやることないから今そっちに向かってるわ~』

 

「一体何話したんですか?」

 

「気になる気になる~♪」

 

『それは「おい!勝手に話進めるな!」なんだよ、』

 

話に割って入ってきたのは上層部の一人だった

 

「この際お前本人に聞く!お前の能力は何だ!」

 

『何、急に?』

 

「実は今会議をしているんです。あなたについて」

 

『え!?俺について?』

 

「はい、結局あなたの能力は何なんですか?」

 

『そう言えばまだ誰にも言ってなかったな~』

 

「あなたの能力はすごいものだとみんな思ってます

なにせ穢れすら寄せ付けなかったのですから」

 

『ん~俺はただ人間にとって有害なものを取り除いただけなんだがな』

 

「それでも充分すごいです!

それで、あなたの能力は何なんですか!?」

 

すると急に会議室に蒼真さんが現れた

 

「俺の能力は『森羅万象を操る程度の能力』と

『直す程度の能力』

そしてもらった『見たものと知りたいことをすべて知る程度の能力』だ」

 

「な!いつの間に!」

 

「な・・なんだと!?」

 

「森羅万象を・・それにすべてを知るだと!月夜見様と似たような

能力ではないか!」

 

「貴様!どうやって入った!」

 

「え?普通に入ってきたよ?」

 

「まったく見えなかったぞ!」

 

「そりゃ~そんな速度で入ったからな」

 

「な・・何!」

 

「取りあえず・・戻ってこいバカミール」

 

そう言うと私の手からバガミールは離れていき

蒼真さんの元に戻った

そして蒼真さんはバガミールのおしり部分にあるものを

取った

それは『スイッチ』だった

取るとバガミールはハンバーガーの形になった

 

するとある人が騒ぎを落ち着かせた

 

「まあまあ皆さん、本人のおかげでこの会議の議題は

ほとんど解決したようなものじゃない

それにもう暗いし、今日はこのくらいで終わりにしましょう。

残りはまた明日♪」

 

そう落ち着かせたのは私たちのお母様だ

そう言えばもうこんなに暗くなっている

何時間経ったのだろうか

 

「そうだ蒼真さん、後で娘を助けてくれたお礼をしたいので

私の家に来てください」

 

「あ、はい」

 

「貴様!私の時の態度とは全く違うではないか!」

 

そう言ったのは都市についたとき、蒼真さんが月夜見様にタメ口を

いったとき怒った上層部の人だ

 

「え?だって冷に『丁寧に話してくれる人には丁寧に、

態度がでかいやつには荒口調で話せ』って言ってたからな」

 

「そいつ頭おかしいだろ!」

 

「うるせーな俺はとにかく休みたいんだ、

そーいうのは後からな」

 

そう言い蒼真さんは出て行った

 

「まったくあの男!無礼というのを知らんのか!」

 

「教えた方も問題なんじゃないですか?」

 

「まったくだ!」

 

「まあまあ皆さん落ち着いて・・お茶でも飲みましょう

給仕の人~全員にお茶を~」

 

「「「はい、かしこまりました」」」

 

そう言い給仕のもの達はお茶を取りに行った

 

「にしても・・・あの技術どうしても欲しいですな」

 

「確かに!奴は気に食わんがあの技術があれば

私達の都市はさらなる進化を遂げますな」

 

「あの技術、なんとしても欲しいところだ」

 

今度は蒼真さん・・というより冷という神の技術の

ことについての議題に入った

はぁ・・・いつ終わるのやら

 

「「「お待たせいたしました」」」

 

給仕のものがお茶を持ってきた

 

「いや~あなたの心使いはいいですな~」

 

「本当ですな。ありがとうございます」

 

そして全員お茶を飲む

私というか全員何時間も飲み食いをしていないので

飲みたくなっていた

私もお茶を飲む

ああ・・おいしい

 

「そうだ依姫、豊姫」

 

「なんですか?お母様?」

 

「実はね~私、そろそろ孫の顔が見たいわ~」

 

この言葉にここにいる

私を含めた全員がお茶を吹いた

 

その時、きれいな虹が出来たがそんなことはどうでもよかった



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お礼とは?~謎~

よう、蒼真だ

今俺は綿月家の家に向かってるぞ

前回、俺は依姫と豊姫の母親にお礼をしたいから

家に来てくれと言われたので、そこに向かっている

 

「さて・・確か地図によるとここらへんだったはず・・・」

 

ちなみに今俺の目の前にあるのは家というより屋敷だ

確か母親さんは家に来てくれと言ってたし

まさかここじゃないよな・・・

 

「あ!蒼真さん!」

 

屋敷からなんと依姫が出てきた

依姫が出てきたということは・・・

 

「依姫・・まさかここお前の家?」

 

「そうですけど・・

どうかしましたか?」

 

「でかすぎるだろ!」

 

そうこの屋敷、とても広いのだ

どんだけでかいんだよ。言葉じゃ表せないほど

でかいぞ、この屋敷!

 

「ど・・どうしたんですか!?」

 

「この屋敷でかすぎだよ!?

今まで見た中で一番でかいよこの屋敷!」

 

「それは・・権力者ですから・・」

 

「権力者すげぇ!」

 

「さあさあ、取りあえず中に入りましょう蒼真さん」

 

「あ・・あぁ・・」

 

こうして俺は綿月家の家に入った

 

しばらく廊下を歩いてると・・誰かが駆け寄ってきた

つーかどんだけ長いんだよこの廊下

 

「あ!蒼真さん!

こんにちわ♪」

 

「よう、豊姫。さっきぶりだな」

 

来たのは豊姫だった

そしてなんか顔を赤くしていた

そう言えば依姫も顔を赤くしていた

なんで?

 

「こっちに来て、お父様とお母様と八意先生が

待ってます。」

 

「ん?そちらの夫婦はわかるけどなんで永琳もいるの?」

 

「八意先生も助けてくれたお礼がしたいらしいです」

 

「なるほど・・でどこにいるの?」

 

「こっちの扉の奥よ♪」

 

そこにはでっかくて装飾が綺麗な扉があった

わお・・さすが権力者のやることは違うな

権力者思考など俺には分からんが

 

その扉を開けるとそこには・・

 

「離せー!私は、私はあいつを殴らなければならないんだー!」

 

「落ち着いてください!旦那様!」

 

「そうです旦那様!お客様を殴ってはいけません!」

 

「そうよ!あなた!落ち着きなさい!」

 

「そうですよお父さん、落ち着いてください!」

 

俺はすぐに扉を閉めた

あれ、今なんか修羅場に出くわしたような・・

念のためもう一度開けよう

 

「うおおおおおおぉぉぉぉ!あいつを殴らねば!

娘は!娘は!絶対に!わたグホォ!」

 

何か言い掛けたが奥さんの腹パンが彼のお腹にヒットし

彼は気絶した

 

何?あいつって俺のこと?

逆にそうとしか思えない

それに俺なんか殴られるようなことした?

もしかしてあの刀折ったこと怒ってんのかな?

もしそうだったら後で直してあげよう

そして彼が言い掛けたこと、娘は絶対わた何?

一体彼は何を言い掛けたのだろうか?

考えているとお母さんに見つかった

 

「あら、恥ずかしいところを見せてしまいましたね」

 

「あ・・いえ、大丈夫です

ところで彼、何か言い掛けてましたけど

結局何が言いたかったのか知ってます?」

 

「あぁそれね~あの人ったら

娘は絶対にあんな奴にわ「「それ以上は言わないでください!」」

あらあら、フフフフ♪」

 

?結局何が言いたかったのか?

後で本人に聞いてみよう

 

「いや・・お・・お招きいただき・・ありがとうございます・・・」

 

丁寧な言葉は言い慣れなかったのでこんな感じになってしまった

 

「あら!蒼真!」

 

話に入ってきたのは永琳だった

 

「あ、永琳。」

 

「さっきぶりね、ごめんね見苦しいこと見せちゃって」

 

「いや・・俺もなんかすまん」

 

「いいのよ、あなたが謝る必要なんてないんだから」

 

「はい、これジュースだけど・・飲む?」

 

「あぁありがとう」

 

俺は永琳にジュースをもらいそれを飲み干す

 

「そうだ蒼真さん、お礼についてなんだけど・・」

 

「あぁそうでしたね、

結局お礼ってなんなんですか?」

 

俺がそう言うと姉妹の父親が急に復活してきた

まるでゾンビの如く。正直キモい

無理に立ち上がろうとするがそれはメイドの人たちが

許さない。彼を3人ほどで押さえつける

だが彼はあの腹パンのダメージがすごいのかまったく喋れない状態だ

それでも彼は俺を殺気の籠った目で見てきた

 

「なぁ、なんでこの人殺気の混じってる目で・・・」

 

振り返るとそこには姉妹の母親しかいなかった

あれ?三人ともどこ行った?

 

「三人は用事があるからと先にどこかに行きましたわ

お礼は別の部屋でしますのでそこで待っていてください

これはここからその部屋への地図です。これどうぞ。」

 

そう言い俺は地図を渡された

 

「あ・・ありがとうございます・・」

 

俺は早速その場所に行くことにした

すると彼がさらに殺気の籠った目で見てきた

ホント俺何した? 龍孤(これから何かをします)

 

「あの・・あれ何なんですか?」

 

俺は彼に指を指す

 

「いえ・・気にしないでください

ほら、あなたは早く行ってください」

 

「は・・はい」

 

俺は部屋を出たがその後、

『駄目だ!早く手遅れになる前に奴を殺らねば!』

『私がそんなことさせませんけどね』

『早く、早くあいつを殺らなければ娘と八意様が!』

『あの子たちも八意様も自分で決めたことなんですから親として

ここは見届けるところですよ、あなた』

『駄目だ!お前が許しても私が許さんぞ!』

『いい加減にしなさい!あなた!』

『嫌だ!嫌だ!娘を娘を!あんな男に、』

『イイカゲン二シナサイッテイッテルデショ・・』

『グホォ!』

 

などと聞こえてくる。

あの三人は何を決めたんだろう?

とても気になるが触れないでおこう・・

さて地図に書かれているところに行くか・・




次回は綿月夫が殺気の目で見てくる理由の話をやります
まぁみんさんわかってると思いますが


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爆発と嫉妬

どうも綿月 依姫です

前、私達都市の重役、権力者、上層部の人たち全員が集まり

蒼真さんのことについて会議をしていました

一波乱ありましたがお母様が周りを落ち着かせて

みんなでお茶を飲んでいるとお母様が私達姉妹に爆弾発言をしました

その発言とは・・

 

「実はね~私、そろそろ孫の顔が見たいわ~」

 

この発言で私やお姉様、八意先生にお父様、そして

この会議室の人全員がお茶を吹きました

 

「わ・・・綿月殿、その意味を分かって言ってますか・・?」

 

一人の人が聞いてくれた

これはおそらく私を含めた全員が知りたいことだろう

孫の顔が見たい・・それにこの言葉は私やお姉様に言った言葉

つ・・つまり私達が・・蒼真さんと・・・

 

想像してしまうと私は顔が赤くなってしまった

お姉様も私と同じような顔をしている

おそらく私と同じ想像をしてしまったのだろう

 

「ちなみに・・・八意様だって例外ではありませんよ?」

 

「え!私!?」

 

急に八意先生も自分の名前を呼ばれびっくりしました

 

「八意様だって・・彼を見るあの時の目は完全に

恋する乙女の目でした

ちなみに私も彼を無理やり専用のところに連れて行って

それから・・」

 

「やめてくれ!あの時のことは今でも思いだすだけで恥ずかしいんだ!」

 

「そんなこと言っておきながら・・結構乗ってましたよね♪」

 

「やめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

 

「そ・・・そうだったんですか!?」

 

「そんなこと初めて聞きました・・・」

 

まさか無理やりだったなんて、

初めて知りました・・

できれば知りたくありませんでしたけど・・

やはり男の人というのは一皮剥けばみんな獣何ですね・・

蒼真さんは一皮剥くか剥かないか以前の問題ですけど

もしそんなことを覚えてしまったら・・・

ああ!恥ずかしい!なんてはしたない妄想を!

 

「ほら、依姫と豊姫だって彼のこととなると

顔が赤くなるじゃない。

つまり、三人は~彼のことが大好きってことよ♪」

 

「「「そ・・そんなことはありません!」」」

 

「ほらハモったじゃない図星ね」

 

「も・・もうやめてください!」

 

「そ・・そうです!検索するのはやめてください!」

 

「は・・恥ずかしいです~」

 

もうまさかこんな大勢の人がいるところでばらされるなんて・・・

本当に恥ずかしいです

周りも

『まさか・・そんなことが!』

『三人が同じ人物を好きになるなんて・・・』

『リア充、氏ね!』

などと周りの人たちもそんなことを・・

まさかばらされるなんて・・・

そんな混乱しきっている状態でお母様はさらに爆弾を投下しました

 

「そうだ!今日彼を家に呼んだし、

その時に三人同時に襲っちゃいなさい♪

幸い家には穢れが出ない部屋があるし♪」

 

この言葉に会議室は再び凍りつきました

ま・・まさか

 

「お・・お母様、最初からこうなることが分かってて・・」

 

「正解♪よくわかったわね依姫」

 

「最初から仕組んでたんですか!?」

 

お母様・・・最初からこうなることがわかってて・・・

 

「お母様まさか・・お礼って・・もしかして・・」

 

「依姫の思ってる通りよ

お礼っていうのは・・あなたたち三人での、夜這い♪」

 

この一言で私達三人の顔は真っ赤になりました

やっぱり・・予想通りだっだ・・

夜這い・・それってつまり、やっぱり蒼真さんと・・

 

会議室が大混乱していると一人が割って入ってきた

 

「私は認めん!私は認めんぞ!そんなこと絶対に認めん!」

 

そう、お父様だ

 

「あらあなた、別にいいじゃないの

三人だって満更じゃないんだから」

 

お母様・・もうやめてください・・

私達の心はもう限界です!

 

「私は今まで大事に育ててきた娘を、自ら汚されに行くところなんて・・

見たくない!それに、八意様だってもしデキっちゃたらどうするんですか!」

 

お父様・・なぜそんなことが平然と言えるのですか?

もう八意先生はもう爆発数全ですよ・・

 

「あら、別にいいんじゃないかしら?」

 

「なぬ!?」

 

「だって彼がここに来たときの三人の顔と状況、どう見たって

白馬の王子様の状態でしたし・・」

 

お母様!思いださせないでください!

今でも恥ずかしいんです!

お・・お姫様抱っこなんて・・

 

「とにかく私は絶対認めない!

こうなれば・・奴を殺らねば!」

 

そう言い、お父様は会議室を出て行こうとしましたが

お母様がそれを許しませんでした

 

「あら・・どこにいくのかしら・・」

 

「決まってる!奴を殺りに行く!

ここまま娘が汚されるのを見ておけというのか!」

 

「あなた・・・」

 

「なんだ!?取りあえずこの手を離せ!」

 

「ちょっと黙ってましょうね「グホッ!」

 

お母様はお父様のお腹をパンチしお父様を気絶させました

 

「さて・・みなさん、異論はありませんね?」

 

こんな中、反論する者はいませんでした

ですか・・この部屋には『嫉妬』という念が籠っていたことは確かでした

 

「それで・・結局どうするの?シちゃう?」

 

「「「う・・うぅ・・」」」

 

「その反応は・・『はい』ってことね♪」

 

「「「勝手に決めないで(ください)!」」」

 

「あらあらいいわね♪私もこんな時があったわ♪」

 

「「「もうやめて(ください)!」」」

 

こうして、この会議は終わった

そして、ここに残ったのは居心地のなさと嫉妬の念だけでした



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お礼とは?~正、襲~

よう蒼真だ

今俺は姉妹の母親にお礼がしたいと言われ、そこに行ってくれと

言われたところに行っているぞ

つーか本当にこの廊下は長い。歩いている途中になぜか

メイドさんやら使用人に『頑張ってください』とか言われた

なにを?

しかもメイドさんは顔を赤くしていたし。

頑張れってお礼のこと?お礼で頑張る要素なんてあるか?

まぁきっとそういうようなものなのだろう

考えているとやっと着いた

 

「長かった・・・・」

 

いやあの部屋からここまで来るのにどのくらい掛かった?

ざっと5分くらいだぞ?

地図は分かりやすく書いてくれているが実際はめちゃくちゃ長かった

 

「さて・・・この部屋だよな?」

 

なんか部屋からなんか特別な力を感じる

なんだろうか?

この力、俺の能力で有害なものを取り除いたときに

この部屋は少し似ている

さすがは科学といったところなのか?

俺の能力発動状態に少し近づかせるなんて

科学の力を改めて思い知ったよ

 

「そう言えばさっきの夫婦の話・・・

三人はいったい何を決めたのだろうか?」

 

それがどうしても気になってしまう、

それにあの父親の焦り、あれの意味がホントわからん

なぜあの人はあんなに怒ってたのだろうか?

もういいや、考えるだけ無駄だな

 

「さて・・入るか」

 

そして俺は部屋に入った、そしてなんとそこは・・・

真っ暗な部屋だった

 

あれ?なんでこんなに真っ暗なんだ?

ここお礼するために待っててくれって言われたのに

その部屋が真っ暗ってどゆこと?

まぁいいや取りあえずスイッチ探そう

 

「う~んこういうのって大抵こういう所にあるんだよな」

 

俺は扉のすぐ近くを触った。すると・・・

 

ムニッ

 

ん?なんか壁からは絶対に鳴らない音が聞こえたんだが・・

念のためもう一度・・

 

ムニッ『ひっ』

 

ん~?なんか声が聞こえたぞ?

しかも誰もを魅了してしまいそうな甘い声、

それに声の主は女性だ

つまり『卑猥な甘い声』『声の主は女性』『柔らかい感触』

この条件に当てはまることといえば・・

もしかして俺・・女性の胸を・・

 

「やべぇ!」

 

俺はすぐに手を放した

するとすぐに明かりがついた

俺の目の前にいたのは・・・

 

バスローブ姿の依姫と豊姫だった

なんでそんな姿でいんの?

そうだ!俺が胸触っちまった人は!?

俺が振り向くとそこには・・・

 

同じくバスローブ姿の永琳だった

だからなぜその姿でいんの?

まったく意味がわからない

考えていると急に永琳に押し倒された

 

「うわぁ!」

 

押し倒されるとその隣に二人が寝た

 

「な・・何のつもりだ・・」

 

「大丈夫よ・・・ただあなたをい喰うだけだから」

 

「はぁ!?食うって・・妖怪じゃないんだから・・・」

 

「そっちの食うじゃなくて、喰うの方ですよ」

 

「そうそう♪だから、後は私達に身を任せなさい♪」

 

「はぁ?ますます意味がわから・・」

 

ここで何か走馬灯のような感じで蒼真の頭を

ある映像が流れた

それは冷と話をしてた時の映像だった

 

『なあなあ冷、お前なんで温と結婚したんだ?』

 

『え、それ聞く?』

 

『うんぶっちゃけ気になる

お前なんで女嫌いなのに結婚したんだ?』

 

『いやね~温は俺がまったく友達いなくて、女子もといクソ野郎から

いじめ受けてた時初めてできた女の友達だったんだ~』

 

『ふ~んで、なんでそれが結婚に繋がんの?』

 

『実は俺と温はこの世界で再開して、助けてあげたんだよ

それで、温の方から『結婚してください!』って言われて

最初は迷ったけど、よく考えてみれば温は俺の心の支えのような

存在だったと気づいてさ、だからОKしたんだ』

 

『へ~お前の人生って複雑なんだな』

 

『そうそう、まぁもう人生じゃなくて神生だけど・・』

 

『で、その後どうなったの?』

 

『その後ね~その日の夜、すぐに温に喰われたんだ』

 

『喰われた?』

 

『ああそれは『冷く~ん』げっ!温!』

 

『ダメじゃないですかそれを言っちゃ~』

 

『い・・いやこれはな、蒼真が聞きたいって言ったから』

 

『そうですね、何せ最初から聞いてましたし』

 

『は!?じゃあ蒼真を『でも~そこまでのことは蒼真さん、

聞いてませんよね?』う・・』

 

『なぁこれっていったいどういう状きょ『蒼真さんは知らなくていいです』はい・・』

 

『じゃあ冷くん・・・お仕置きですね』

 

『お仕置きって・・まさか・・・』

 

『はい、今日は寝かせません、主導権は私にありますから』

 

『逃げ『逃がしません』蒼真助けろ!お前のせいだぞ!』

 

『いや・・ごめん冷、それ止めたらいやな予感しかしないわ』

 

『蒼真ぁぁぁぁぁぁ!お前絶対許さねぇからな!

お前に呪いかけてやる!逃げようとすると体が動かなくなる呪いを!

掛けたぞ!もう!』

 

『いや・・・どうでもいい呪いだなそれ

じゃ俺はこれで』

 

『蒼真ぁぁぁぁぁl!』

 

『さあ、寝室に行きましょう♪今夜は寝かせませんから』

 

『温!お前それシたいだけじゃ』

 

『あれ・・声が聞こえてこない?

もしかして温が防音結界張ったなこれ』

 

『それにしても冷の奴・・なにが逃げようとしたら体が動かなくなる呪いだよ

俺今逃げたけど普通に体動いたぞ?』

 

『まあ不発と考えるか、もう俺も寝よ』

 

なんだ今の、確かこれは冷と実際にした話だ

しかもなんか俺の頭の中の映像と今の状況が見事に

ベストマッチしてやがる

しかもだなぜか体が熱くて、体が動かない。なんで・・

まさか・・冷の言ってた『逃げようとすると体が動かなくなる呪いって・・このことか!?

畜生!冷の言ってた意味ってこれのことかよ!

だが・・体が熱いのは呪いのせいじゃない、それは分かった

 

(冷は『体が動かなくなる呪い』といっていた、つまり体が熱くなるのはおかしい

なんだこれは・・)

 

「ハァ・・ハァ・・」

 

やばいさらに体が熱くなってきた、一体何が・・

考えていると永琳が答えを教えてくれた

 

「実はね・・あなたには媚薬を飲ませてあるの」

 

「な・・な・・・んだ・・と・・・」

 

『媚薬』確か冷に教えてもらったことがある

なんでも性欲を高める薬らしい

これは男と女の『夜の行為』に使われることがあると・・

冷はこれを一回温に使われたことがあると言ったら

温に聞かれて連れていかれてたっけ

だがまだ疑問がある

 

「い・・・いつ・・飲・・ませ・・・た」

 

「ふふ・・簡単ですわ」

 

質問に答えたのは豊姫だった

 

「あなたは八意先生にあるものを飲まされたはずです」

 

「あ・・あるも・・・の?」

 

それで思いだした

確か・・あの部屋で・・

 

『はい、これジュースだけど・・飲む?』

 

『あぁありがとう』

 

確か永琳にジュースをもらったはず・・まさか・・・

 

「ええ、あのジュースはジュースじゃなくて私の作った

高濃度の遅行性の媚薬よ」

 

「な・・なぜ・・・飲ま・・せた」

 

本当にやばい、体に力が入らないそれに、呼吸も・・・

 

「それは・・もうこの状況を見ればわかるんじゃない?」

 

それは・・確かに今までのこと

『バスローブ姿の三人』『部屋にあるでかいベッド』そして・・『飲まされた媚薬』

つまりこれは・・・あのとき他人事のように見ていた・・

 

「お・・お前・・ら・・ほ・・本気・・か?」

 

「ええ本気じゃなかったらこんなことしませんよ」

 

「ま・・さ・・か・・あの人・・・の言って・・・た

お礼・・って・・」

 

「ええ、これのことです」

 

まじかよ・・やばい頭がくらくらしてきた・・それに呼吸も・・・

なぜか能力も使えない・・もしかして・・これも冷の呪いか・・

あの野郎・・ 龍孤(自業自得だろ)

それに・・俺なら耐えられる・・我慢しろ・・

 

「ちなみにそれ服用したらヤらないと興奮のし過ぎで血管が破裂して死ぬわよ」

 

「な・・・なに・・」

 

それを聞いたとき俺は絶望した

それは結局ヤらないと俺死ぬじゃん

こいつらどうしても俺とヤりたいらしい。それ女がやることじゃねえ・・

本当にやばい・・理性だっけもうそれが抑えられない・・

 

「ふふ・・もう我慢できないじゃない?」

 

「そうですよ・・・我慢は体によくありませんよ?」

 

「だから私達にま・か・せ・て♪」

 

この後俺は我慢できず三人に飛び掛かってしまったこと

を言っておこう・・

はあ・・まさか三人同時に求められるなんて・・

まぁとても楽しかったけど

 



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修羅場

よう蒼真だ

前回、俺は永琳、豊姫、依姫に襲われた

あの後ついハイテイションになってしまった

それで今、会議室とやらにいる

なんでも『昨日の会議の続きをするからあなたも来て』

と永琳に言われたので来ている

ちなみに今俺はとっても体力的にも精神的にも疲れている

なぜかって?ではそれを説明しよう

 

そう、それは俺がヤっちまった部屋から出たすぐのことだ

姉妹の父親が急に俺に切りかかってきた

 

「娘と八意様を汚しおったなー!」

 

そう言い切りかかってきたのだ

いや確かに俺の方からやったら大人しく切られてあげるけど

これは明らかにあっちが悪いので大人しく切られるつもりはない

 

それで俺がとった行動は・・・

 

「逃げる!」

 

「待たんかー!」

 

そう逃げることだ

なぜかって?

そりゃああんなところで暴れられたら周りが迷惑だ

だから広いところで決着をつける!

 

「ちょ!蒼真さん!」

 

依姫に呼ばれた

 

「ちょっとこの人止めてくるわ」

 

「ま、待ってください!」

 

俺は依姫の声を無視して能力を使い広い場所がないかを調べる

そしたらあった!訓練所という場所だ

なんか人がたくさんいるけど迷ってる暇はない!

よしそうと決まればそこにいこう!

 

「待たんかー!この汚物めー!」

 

あの人娘のことになるといつもあんな感じになるの?

もうあれ動く凶器だよね?

ほら、もう周りのものどんどん切ってるし

取りあえず走りながら直しておこう

 

考えているといつの間にかもう目的の部屋の前に来ていた

俺はその扉を蹴って中に入り部屋の中央に着地した

するとそこにはたくさんの兵がいた

しかもなんか気合が入っている

するとすぐに俺の存在に気が付いた

 

「おい・・あれって!」

 

「間違いない!ドラゴンに乗ってた男だ!」

 

「なぜこんなところに・・?」

 

「なあ知ってるか?八意様と綿月姉妹、あの男に一目ぼれして

もうヤったって噂だぜ?しかも昨日の夜!」

 

「なんだと!?くそ・・あのクソ男!あんな美人三人を誑かしやがって!」

 

「しかもちょーイケメンじゃねーか・・」

 

「あんなのに助けてもらった三人の気持ち、わからなくもないわ」

 

「くそ!イケメンのリア充め!死ねばいいのに・・」

 

「そうだ!この都市に来てまだ二日しか経ってないのにハーレム

作ってんじゃねーよ!」

 

「あの人、近くで見るとすごくかっこいいわね」

 

「確かに!イケメンよね~」

 

「でも、もう八意様と綿月姉妹の夫なのよね?」

 

「え!?それホント!?」

 

なんて声が聞こえてくる

ほとんどか嫉妬の声だ

しかもなんか知らないことを言ってるやつもいる

俺は三人の夫になった覚えはない

いや・・だがもうヤっちまったからもうそうなったようなもんか

 

考えてたら父親が来た

しかもさっきと違って鬼の顔だ

 

「キサマアアアァァァ!

ムスメとヤゴコロサマヲケガシオッテェェェェェ

ユルサン!ゼッタイ二ユルサンゾォォォォォォ!」

 

もう喋り方があの時あった妖怪のようになっちゃった

これもう怒り狂ってんなこれ

周りも

「なんでこんな所にあの方が・・・?」

 

「しかもなんか怖い・・」

 

「なんか娘と八意様を穢したっていってるけど

まさか・・噂は本当なのか!?」

 

「くそ!やっぱりリア充は俺達非リアの敵だ!」

 

「そんなこと言ってる場合じゃねぇ

綿月様、本気で怒ってるぞ!」

 

「逃げろ!」

 

そう言い周りの人たちは訓練所の周りに避難した

だが正直助かる、あっちが剣ならこっちも剣だ!

俺は『フォーゼ』と『ブレイド』のカードを取り出した

だが『フォーゼ』のカードには『雷』を纏わせ召喚した

すると俺の右隣には丸い形状のアーマー出現し

そこは『仮面ライダーフォーゼ エレキステイツ』が現れ

左隣には水色の『オリハルコンエレメンタル』が出現しそれが

消えるとそこには『仮面ライダーブレイド』が現れた

 

「な・・なんだあれは!」

 

「昨日の奴と同じなのか?」

 

こいつらの疑問には後から答えるとしよう

俺は双剣の神力を雷に変え双剣に纏わせた

フォーゼは『エレキスイッチ』を『ビリーザロッド』にセットし

ロッドに電気を溜めて構える

ブレイドは『ブレイラウザー』から二枚のカードを取り出し

スキャンした

 

『THUNDER(サンダー)』『SLASH(スラッシュ)』

 

『LIGHTNING SLASH(ライトニングスラッシュ)』

 

そう鳴るとブレイドも構えた

 

「うおおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!」

 

来た!今だ!

 

「トリプルエレキバースト!」

 

俺達は俺の技『エレキスラッシュ』

フォーゼの技『ライダー100億ボルトシュート』

ブレイドの技『ライトニングスラッシュ』

と合わせた技を父親のいる『手前』に放った

 

それが彼の前の地面に直撃すると、彼は吹き飛んだ

たぶん死んではいないだろう、なにせ地面に直撃した直後に

俺が能力使って威力弱めたから

 

すると騒ぎを駆けつけたのか月夜見がきた

うわ~一番来てほしくない奴がきたよ

 

「なんの騒ぎだ!これは!」

 

「月夜見様!実は綿月殿がまた暴走して・・・」

 

「またか・・ほんと彼の姉妹への溺愛には困ったものだ・・」

 

「それで彼、蒼真が綿月殿を吹き飛ばしまして・・」

 

「何!?あいつはどこにいる!?」

 

「この煙の中です」

 

やばい、もうすぐ煙が晴れる!

なんとかしないと・・遅かった

 

「おい、お前!これはどういうことだ!

なぜ彼が暴走した!」

 

「月夜見様、実は・・」

 

「何だ?」

 

「ごにょごにょ・・」

 

「何!?それは真か!?」

 

まずい、おそらくあのひそひそ話の内容には昨夜のことも

入ってるだろう

あんな恥ずかしいこと月夜見にも知られたらすごく厄介なことになる!

 

「ほう・・・蒼真・・・話を・・・詳しく・・・聞こうじゃないか」

 

そういいながら神力出しながら脅してきた

いや神力の方はまったく問題ないんだが・・

なにか別の威圧感がある

 

「いや・・それは・・その・・・「蒼真~♪」豊姫!?」

 

いきなり豊姫が抱きついてきた

おそらく能力を使ったのだろう

 

「う~ん♪昨日は楽しかったわね~♪」

 

豊姫!お前、爆弾発言しやがったな!見ろ周りの反応を、

月夜見や女達は顔を赤くしているし、男どもは嫉妬の念だしてるし

挙句の果てに父親の方は再び起きやがって来てやがる!

 

「ちなみに~依姫や八意先生も参加したわよ~」

 

わお・・終わった

もう男は嫉妬に怒りが混じってるよ

これどう収拾つける?

 

「さて・・蒼真、私の部屋に来い」

 

「逃走させt「ないわよ」ですよね!」

 

俺は豊姫に捕まった、というかもう捕まってたんだけど

 

俺は豊姫に連れてかれ月夜見の部屋でさんざん言われた

『穢れはどうするか』とか『三人に夫一人なんて卑猥な』

とか言われたよ

知らんがな

 

 

 

 

 

 

 



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会議~月移住計画~

よう蒼真だ、前回の回想から打って変わって今いるのは

会議室だ

しかも隣には依姫と豊姫がいる、顔を赤くした状態で

周りからも

 

「さぞかし昨日は楽しかったんでしょうな~」

 

「まったく羨ま・・けしからん!」

 

などと聞こえてくる、お前ら全員こっちにこい

こっちが昨日どのくらい大変だったことかも知らないで

考えているとなんか偉そうな人が周りを沈めた

 

「静粛に!これから昨日の会議の続きを始めます

昨日は途中で終わってしまいましたので、その続きです」

 

「今日は昨日の『仮面ライダー』というものについてです」

 

「そうですな!あの冷という神の作ったいう技術!

あれは何としても欲しいものです!」

 

「それだけど・・それは無理だよ」

 

「なぜだ!」

 

「冷がそうできないように作ったから

月夜見にもこのこと話したら諦めたよ」

 

「な・・なんと・・・」

 

「そう、まあその3人のことについてなら話してもいいよ」

 

「なら話せ!あれがどういうものかを知っておかなくては!」

 

「はいはい、まずビルドは~」

 

~説明中~

 

「なるほど・・そういうことか」

 

「そゆこと」

 

「ならもういっそのことそれが作れないのなら

奪ってしまいましょう!」

 

は?何言ってんのこいつ?

 

「何せこの技術が手に入れることができないのなら

もう我々が持ってたほうがいい!」

 

「確かに・・あの技術は危険すぎるからな・・」

 

「あれを使われて都市が征服されたらたまったものじゃ

ありませんからな!」

 

「そういうことだ、それを寄こせ!」

 

バカなのこいつ?

俺そんなことする気まったくないんだけど

 

「大丈夫ですよ、蒼真さんはそんなことしませんから」

 

話に入ったのは依姫だった

 

「まだ出会ったばっかりですけど

蒼真さんはそんなことはしないのは私は分かってますから」

 

「そうそう、蒼真はそんなことしないわよ~」

 

豊姫も入ってきた

 

「私達が蒼真の性格を一番知ってるから」

 

永琳も入ってきた

 

「お三方!夫を守りたい気持ちは分からなくはないが

実際この力は危険です!」

 

何、もう俺夫になったの決まってんの?

 

「そもそもこの技術、ただあなたが欲しいだけなんじゃないですか?」

 

「そ・・そんなことありません!」

 

「ならなぜ自分に渡せなどといったのですか?」

 

「う!・・そ・・それは・・・」

 

「はぁ・・・もういいわ、この話は終わりにしましょう

この際もうあの計画の話をしましょう」

 

「そ・・そうですな、今その計画の進行状況は

どうなっているのです?」

 

見事に話題変えたなこいつ

 

「ええ、ロケットの設計図はもうできてるわ」

 

「なあこれって何のこと話してるんだ?」

 

俺は豊姫に聞いてみた

 

「穢れのことは話したでしょう?」

 

「あぁ、それがどうしたんだ?」

 

「その穢れがここ最近増えてきてここまできかけてるのも」

 

「あぁそれがどうしたんだ?」

 

「私は穢れから逃れるために穢れがない場所がないかを調査したの、

調査の結果、月にはその穢れがないことが分かったの」

 

「ほうほう、確か穢れは寿命のこと・・まさか」

 

「そう、この場所を捨てて月に移住しようという計画が出来たの」

 

「なるほど、大掛かりな計画だな」

 

「でも、それは妖怪だって黙って見ていないわ」

 

「妖怪・・あ」

 

『妖怪は人間の『恐怖』がないと生きていけないからな』

 

「そうか・・妖怪は人間の恐怖がないと生きていけないから

それをだた見てる訳にはいかないってことか」

 

「そう、だからその時のために兵たちは鍛えられてたの」

 

なるほど、だから訓練所の兵たちはあんなに気合が入ってたのか

しかしどうやって月なんかに行くんだ?

 

「なあどうやって月なんかに行くんだ?」

 

「さっきの話に出てきたでしょ、ロケットよ」

 

「なるほど・・もしかしてこの都市の人たち全員乗るの?」

 

「ええ、そうよ」

 

「そうなると結構なでかさと数になるんじゃ・・?」

 

「そこらへんは大丈夫♪空間を操って見た目以上に中を

広くするから」

 

「え!?そんなこと出来るの?」

 

「出来るわよ、科学の力なら。といっても最近やっと出来たばっかりなんだけどね」

 

「わーお科学スゲー」

 

本当に科学ってすげーな空間を操るって冷に似てるな

確か俺達が貰ったアイテムボックスって確か冷が

『ノリで作ったら出来たわ』とか言ってたな

はは、本当、冷のすごさを改めて思い知ったよ

 

「この計画のために都市の防壁を強化しておかないといけませんな」

 

「確かに・・そう言えば兵の状況は?」

 

この質問には依姫が答えた

 

「はい、今のところ兵は鍛錬に育んでおります」

 

「そうか、だがまだ不安だな」

 

「そうだ!この者に訓練させてはどうでしょうか!」

 

そう言ったのは上層部の一人だ

 

「確かにいいかもしれませんな」

 

「この者なら兵を鍛えることには充分だ」

 

「では依姫様が率いる隊を訓練させてみては?」

 

「いいですな」

 

「これに意見がある人は?」

 

誰も手を上げなかった

おい!勝手に決めんじゃねぇ!

まあいいけど・・

 

「よし決まりだな、ということ頼んだぞ」

 

「はーい」

 

これにはOKしとこう

なんか教える側って面白そうだし

 

「よし、じゃあ解散!」

 

そう言い周りの奴らはそれぞれ帰っていく

あ、そうだ

 

「おーい永琳、豊姫、依姫」

 

「何?」

 

「どうしたの?」

 

「何かまだあるんですか?」

 

「いや・・実はこれ渡そうと思って」

 

そう言い俺が渡したのはあの時冷にくじで渡された

『ブランクウォッチ』だ

 

「なんですかこれ?」

 

「ああ、これは冷にもらったものでな

まぁお守りとでも考えてくれ」

 

「ありがとうございます」

 

「ありがとう」

 

「ありがたくいただくわ」

 

さて・・俺は明日のためにぐっすり寝るか

俺は寝室に入ってそのまま寝た

 

 



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訓練

さて、こんにちわ蒼真だ

前回、俺は兵の強化をすることになった

だから俺は今訓練所に向かっている

 

「さて、着いた・・」

 

だが正直言うとこの中に入りたくない

なぜかって?

それは前回の姉妹の父親の暴走の件だ

そのおかげでいろいろ即ばれてしまったから入りたくない

はぁ・・やるなんて言わなければよかった・・・

まあやるからにはやるか

 

取り合えず俺は訓練所の扉を少し開けた

するとそこには・・

 

「さて皆さん、今日から新しく皆さんを教える人が入ってきます」

 

「え!誰ですか?」

 

「とても気になります」

 

「イケメンですか!?」

 

「静粛に!さてもうあの扉の向こうにいますから、出てきてください」

 

やばいばれてた!依姫すげぇなおい!

まあこれはもう出るしかないな・・・・

 

「は~いこんにちわ~

これから皆さんを教える~森羅 蒼真で~す

よろしくお願いしま~す」

 

「げぇ!あのクソ男!」

 

「まじか!三人の夫さんじゃないですか!」

 

「なんであんな奴が・・」

 

「納得いきません!俺はあんな俺達非リアの

敵なんかに教わりたくありません!」

 

よし、こいつら処刑だな

 

「おい、今『まじか!三人の夫さんじゃないですか!』って言った

奴以外の喋った奴来い」

 

「な・・何する気だ!」

 

「な・・なんか嫌な予感がするぞ・・」

 

「に・・逃げろ!」

 

三人は逃げるがそうはさせない!

俺はカメンライドカードを出して

三人を『ビルド』『フォーゼ』『ブレイド』を召喚した

 

「行け・・・」

 

俺がそう言うとまずフォーゼが動いた

フォーゼは『四角く黒いスイッチ』から『黄緑のスイッチ』に変え

スイッチを押した

 

『ウインチ オン♪』

 

スイッチをオンすると左手にクレーンが現れ

3人を簀巻きにした

 

「うわー!」

 

「なんだ!」

 

「離せー!」

 

次にフォーゼは三人を簀巻きの状態で上に投げた

その瞬間ブレイドが『ブレイラウザー』に一枚のカードをスキャンした

 

『KICK(キック)』

 

ブレイドはキック力を強化し三人をまた上に吹っ飛ばした

 

「ぐぎゃ!」

 

「ぶへぇ!」

 

「ぎゃあ!」

 

最後にビルドがベルトのレバーを回した

 

『Ready Go!』

 

そう鳴るとグラフを模したエネルギーのX軸で三人を拘束した

 

「な・・なんだこりゃ!」

 

「は・・挟まれて動けねぇ!」

 

「くそ!一体何が・・」

 

ビルドは左足で跳躍しエネルギーの滑走路を滑り右足でキックした

 

『ボルテックフィニッシュ!』

 

「「「ぐぎゃあああああぁぁぁぁ!」」」

 

さて、愚か者どもの始末もといお仕置きは終わった

周りの反応は・・

 

ポカーーーーーーン・・・

 

うん予想通りこうなったな

取りあえずあいつらは直しておこう

 

「蒼真さん・・やりすぎです」

 

依姫に注意されたよ

さすがにちょっとやりすぎたか・・

俺が対象外にした奴も

 

「悪口言わないでよかった・・」

 

「お前・・命拾いしたな・・・」

 

「よかったわねホント・・」

 

さて、もういいや

 

「じゃあ訓練始めるぞ~」

 

返事がないな・・

ちょっと威圧かけよう

 

「へンジハ・・」

 

「「「「「はい!」」」」」

 

よしいいな

 

「訓練の内容は・・・

俺が強くなった理由の劣化版かな・・」

 

そう俺の『謎の空間』での特訓の劣化版をやってみようと思う

この時俺はすごい笑みをこぼしていた

 

この後、誰かが訓練の時のことを聞いたらしい

その時訓練兵はこういった

 

「あれは・・地獄だ・・あの人は・・いやあの方は・・

あんなものよりキツイことをしていたのか・・」

 

としか喋らなかった

 

俺はこの後月夜見にめちゃくちゃ怒られた

 

 



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月移住計画~当日~

さて・・ついにこの日が来た

ロケットは全部で5つ、まず最初が永琳や依姫、豊姫のような

権力者たちの乗るロケット、次に3つのロケットは民間人が乗るロケット

最後に俺達兵が乗るロケット、

このロケットは発射準備が出来たらすぐにロケットのドアが閉まり

発射する仕組みになっている

つまり妖怪どもを蹴散らしてロケットに乗らないと置いてかれてしまうということだ

 

「蒼真さん・・」

 

「ん?どうした、依姫、」

 

「私・・・不安で・・」

 

「はぁ~大丈夫だ俺はそう簡単にはやられないからな」

 

「・・分かりました、必ず戻ってきてください。約束ですよ」

 

「ああ・・分かったよ」

 

ブー!ブー!

 

「な・・何だ!」

 

「おそらく妖怪たちが侵入してきたんです!」

 

「クソ!依姫ロケットに乗れ!ここからは俺達の仕事だ!

念のためこいつらもつけておく!」

 

俺はカメンライドカードを出して3人を召喚した

 

「お前達、3人を守ってくれ」

 

ライダーたちは無言でうなずいた

 

「行くぜ!」

 

俺は妖怪たちのいるところに走っていった

 

~戦場~

 

さて・・ここにはどのくらい妖怪がいる?

見た感じでは1億くらいはいるんじゃないか?

まあ、そのくらい集まらないと人間が月に行くのを阻止できないか

兵たちも死ぬ気で戦っている

 

「おっしゃ!行くぜ!」

 

俺は双剣を使い妖怪どもを切り殺す

 

「きょ・・教官だ!教官が来たぞー!」

 

「ホントだ、助かった!」

 

「お前ら手を休めるな!、まだ妖怪はいるぞ!」

 

そう俺が殺ったとしてもまだ妖怪はまだいる

冷の『戦争は質じゃない、数だ』の言葉の意味がようやくわかったよ

この数はさすがに人の数が必要だ

俺は怪我をしている兵たちを直しながら妖怪を殺していく

 

「くそ!きりがねぇ!

仕方がない、来い、ドラゴン!」

 

俺はウォッチに力を込め『ブリザードウォータードラゴン』

を呼び出し加勢させる

 

ギャアアアアアアァァァァ!

 

ドラゴンは叫びながら妖怪を凍らしていく

俺はその凍った妖怪を壊していく

 

(はぁ・・一通り殺ったか?)

 

だが妖怪はまだたくさんいる

くそ・・もう100万くらい殺ったと思うんだがな・・

体力も少しずつ減ってきている・・

 

そろそろ決めないとやばい!

 

「おい、お前ら!

すぐにロケットに乗り込め!

こいつらの相手は俺一人でやる!」

 

「え!何言ってるんですか!?」

 

「さすがに教官一人じゃこの量は無理です!」

 

「そうだ!俺達はまだやれます!」

 

「うるせぇ!お前らがいると本気出せないんだ!

分かったらさっさと行け!」

 

「!・・・教官、生きてくださいね!」

 

「私達待ってますから!」

 

「信じてますからね!」

 

「ちゃんと生きて会いましょう!

みんなとの約束ですからね!」

 

はは・・本当にいい奴らだ。鍛え概もあったし

それに・・守り概もある奴らだ

 

ドオオオオオオオオオォォォォォン!

 

どうやら最初のロケットは無事に飛び立ったようだ

よかった・・

 

「さて・・雑魚ども・・準備はいいな・・」

 

「ドラゴン!戻れ!」

 

そう言うとドラゴンはウォッチに戻った

俺はすかさずウォッチのボタンを押した

 

『ブリザードウォータードラゴン!』

 

そして俺はウォッチをベルトにセットした

 

『アーマータイム!』

 

すると俺の後ろに氷と水を纏ったドラゴンが現れ

その体が鉄のように固くなり俺の体に装着された

翼は背中に、胴体は体にと次々に俺の体に装着されていく

 

それが終わると、そこには青と水色の龍の鎧を着た戦士がいた

 

これが・・『ブリザードウォータードラゴンアーマー』か・・

感じる・・何倍も強くなったことが!

 

「行くぜ!」

 

俺は妖怪の群れに突っ込んでいった。



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人妖大戦~核爆弾~

「来いよ・・妖怪ども!

ここから先には行かせねぇ!」

 

俺は掛かってくる妖怪を凍らし、水圧で圧死させたりと

次々に殺していく

 

殺っていく内にまた一つ、ロケットが飛んだ

よし、あと3つ!

それまでに妖怪を片っ端に殺る!

 

だが、ある変化に気づいた

なんだこれ・・・熱い?上か!

 

上を見るとそこには何かが燃えながら超高速で落ちてくる

なんだあれは!?

調べてみるとそこには・・

 

『核爆弾』

 

『研究員の独断で作られ落とされたもの』

 

なんだと・・研究員!?

なんでそいつらがそんなものを!?

そしたらまた能力が教えてくれた

 

『目的は増えすぎた人口を減らすためである』

 

あいつら・・!

ここにはまだ民間人もそして俺の帰り待っている

兵もいるんだぞ!?

くそ・・おそらくあいつらはロケットに乗っているから

外の、しかも空の状況なんてわかるはずがない!

もしかしたら・・

最初に発射したロケットに確かライダーたちが乗ってるはず・・

あいつらなら・・・

俺は大声で叫んだ

 

「おい!お前ら!あの爆弾を・・止めやがれぇぇぇぇ!」

 

俺の声はあいつらに届いただろうか?

頼んだぞ!

さあ、俺はこいつらを片づける!

 

~ロケット内~

 

「おい!なんだあれは!」

 

怒鳴ったのは月夜見だ

急にこのロケットから何かが落ちたのだから

怒るのも無理はないだろう

そしてそれに答えたのは・・研究員だった

 

「何って・・核爆弾ですよ」

 

「な!・・・なぜそんなものを!」

 

「何せ、月にあんなに人はいらないですからね

だからいっそのことここで殺してしまおうとね」

 

研究員の男はあざ笑う

 

「貴様・・・死ね!」

 

月夜見は神力を男にぶつけ威圧で男の心臓を止め殺した

 

「おい!他にもこの計画に協力した研究員がいるかもしれない、探せ!」

 

「「「は!かしこまりました!」」」

 

そう言いしもべたちは出て行った

すると今度は

 

「月夜見様!一体あれは!?」

 

そう永琳に依姫と豊姫だ。しかもなぜか『ライダー』たちもいる

きっと蒼真が置いていったのだろう

 

「あれはこの男が我々に秘密裏に作った核爆弾だ」

 

そう言い月夜見は倒れている男を指指した

 

「な・・なんてことを!

あそこにはまだ民や兵、それに蒼真さんだっているのに!・・」

 

「奴らは人口を減らすのが目的だったらしい・・」

 

「なんとかしてあれを止めないと!」

 

「だが・・あれを止める手段がない!」

 

「一体どうすれば・・」

 

考えているとライダーたちが動いた

 

「も・・もしかして何とかしてくれるのか・・」

 

ライダーたちは無言でうなづいた

 

「た・・頼む!」

 

すぐに3人は動いた

まずブレイドは『ブレイラウザー』から一枚のカードを取り出した

 

『MUGNET(マグネット)』

 

マグネットは特殊磁力で敵などをいろんなものを引き寄せられる

次にフォーゼは二つのスイッチを取り出し

丸い穴と四角い穴に差し込んだ

 

『NSマーグーネーット オン♪』

 

フォーゼは『マグネットステイツ』へと姿を変えた

最後にビルドは『青いボトル』から違う『青いボトル』に変えた

 

『マグネット』

 

ビルドはレバーを回し、目がマグネットの形になった

そして3人は一斉に窓に向かって強力な磁力を放った

他の3人は何をしているかがわからなかったが

月夜見には何をしているかが理解できた

 

「そうか!だから磁力を使っているのか!」

 

「!月夜見様、この3人が一体何をしているかが分かるのですか!?」

 

「あぁ、こいつらは今おそらく磁力を操れる姿になっている

核爆弾も元は鉄だ!だからこちら側に引っ張って落とすのを防いでいるのだ!

だが・・これがいつまで持つか・・頼む・・頑張ってくれ・・」

 

「蒼真・・」

 

「蒼真・・大丈夫かな・・?」

 

「大丈夫ですよ、蒼真さんならきっと

約束しましたし・・きっと大丈夫ですよ」

 

「そうね・・信じましょう

蒼真にまた、月で会えるのを・・」

 

「そうですね!信じましょう!」

 

(蒼真・・必ず帰ってこいよ・・・

お前は私の・・初めての『友達』だからな・・)

 



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人妖大戦~終着~

今回で蒼真編、終わりです


なんだ・・あの核爆弾、止まっている・・

もしかしてあいつらやってくれたか?

 

よかった・・それにもう一つのロケットも発射した

残るは後俺達が乗るロケットのみ

ようやく妖怪の数も減ってきた

だが体力も限界に近づいてきやがった・・

だが・・奴らをすべて倒したらそれで終わる!

あと少し・・ここでやらなくちゃどうする!

俺にはもう・・守りたいと思える人たちが出来たんだ・・・

そんな奴らみすみす死なせるかよ!

 

「はぁ・・はぁ・・」

 

「ひょ・・・『氷花撃』」

 

俺は周りに凍らせて妖怪たちを凍らせた

やった・・・

 

(早く・・行かないと・・)

 

俺はロケットのあるところに行くが・・

 

「がはぁ!」

 

何かに攻撃された

何だ!?

振り返って見るとそこには凍らせたはずの妖獣一匹がいた

こいつ・・氷割って出てきたのか!

くそ!ここままじゃ・・あいつらのロケットに・・!

 

そんなことは・・させない!

 

俺は残る力を振り絞り奴らを水で圧死させて

能力であるところの時間を早めた

そして『バガミール』を動かした

 

だがもう動く力すら残ってない・・

こりゃもう駄目だな・・

 

おそらくもう俺が力尽きたからあの3人も消えるだろう・・

だが・・せめてあいつらを・・守れるように・・

俺はカードの力があるところに移動するようにした

 

(はぁ・・永琳・・依姫・・豊姫・・兵のみんな・・

そして・・冷、ごめん・・生きて会おうって約束・・

守れなかったわ・・本当に・・ごめん)

 

そのまま俺は仰向けになった

 

~兵用ロケット内~

 

「おい!教官はまだなのか!?」

 

「くそ!今外はどうなっているんだ!?」

 

「教官・・早く戻ってきて・・」

 

「お願いだ・・」

 

兵たちは蒼真が戻ってくることを願うがそれは叶わなかった

急にドアが閉まったのだ

それはつまり・・

 

「な!?発射準備が出来ちまった!」

 

「なんだと!まだ教官が来てないのに!」

 

「そんな!このままじゃ教官が!」

 

兵たちが困惑している中、あるものがあった

それは蒼真の放った『バガミール』だった

 

「おい!これ・・教官のじゃ!・・」

 

「本当だ!なんでこんなところに!?・・」

 

すると『バガミール』が何かを映した

そこには一言・・『約束守れなかった、ごめんな』

と書かれていた

 

「きょ・・教官!」

 

「そんな・・嘘でしょ!?」

 

「そんな・・嘘だといってくれよ!」

 

「おい!コイツ・・消えかかってるぞ!」

 

見ると『バガミール』は消えかかっていた

 

「もしかしてこれって・・」

 

「う・・嘘だ!俺は信じないぞ!」

 

「でも・・消えかかってるってことは・・」

 

皆が蒼真が帰ってくることを少しでも信じたが

それも見事に打ち砕かれた

ロケットが上昇したのだ

 

「おい!ロケットが!」

 

「そ・・そんな・・」

 

一人一人が絶望していた

 

~権力者用ロケット内~

 

「う・・嘘・・でしょ・・」

 

「そ・・そんな・・」

 

「こ・・こんなの・・」

 

「ま・・まさか・・」

 

四人が信じられないという顔であることを見ていた

そうライダーたちが消滅しかけているのだ

つまり、これが意味しているのは・・

 

「蒼真が・・・」

 

もうこの三人が核爆弾を引っ張るのをやめたため

現在核爆弾は落下中だ

『消えかかっているライダー』『落下し始めた核爆弾』

そして・・

 

『大変だ!教官が・・教官が・・ロケットに・・

戻ってこなかった・・』

 

『戻らなかった蒼真』

この状況から考えられるのは最悪の結果だけだった

 

「そ・・ん・・な・・嘘・・蒼真が・・・」

 

「そんな・・約束・・したのに・・」

 

「蒼真ぁ・・」

 

皆、泣き崩れていた

すると・・3人の前にライダー達が近づいた

その後・・消えかけていたライダーが彼女たちの懐のあるものに入っていく

3人はその『あるもの』を取り出した

それは・・・『ブランクウォッチ』だった

蒼真にお守りとして渡されたものだ

やがてライダーたちが完全に消えると『ブランクウォッチ』が変わっていた

永琳のウォッチは『ビルドライドウォッチ』に

豊姫のウォッチは『フォーゼライドウォッチ』に

依姫のウォッチは『ブレイドライドウォッチ』になっていた

 

「蒼真・・」

 

「蒼真・・」

 

「蒼真さん・・」

 

皆泣かずにはいられなかった

そして・・核爆弾が落ち、地上は大爆発した

 

「「「「蒼真ぁぁぁぁぁ!」」」」

 

その後地上には・・だた一つものが残ってた

 

それは・・『ブリザードウォータードラゴンライドウォッチ』

と『キカイミライドウォッチ』だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらく経った後・・そこには

青目青髪の青年と黒と赤の目に黒髪の青年がいた

だが青目青髪の青年は少し透けている

 

「久しぶりだな・・『冷』」

 

「久しぶりだな・・じゃねぇんだよ!

なんだよ、なんで死んでんだよ!あの時約束したじゃねぇか!

またいつか、生きて会おうって・・約束したじゃねぇか・・・」

 

「ごめん、俺にも守りたいものが出来たんだ、だから俺は後悔はしていない」

 

「皆になんて言えばいいんだよ・・」

 

「ごめん・・だが頼む、復讐はしないでくれこれはお願いだ・・」

 

「・・・分かった。仲間のお願いは聞いておきたいからな・・」

 

「ありがとう・・」

 

「お前にも・・守りたいものができたんだな・・」

 

「そうだよ。俺は、後悔はしてない」

 

 

こうして森羅 蒼真と神我見 冷は再び出会った

 

 

 

 




次は祐介編です


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第八章~祐介の物語~
祐介のこれから


くそ・・まさか離れ離れになるなんて・・・

 

俺らは奴にそれぞればらばらに飛ばされた

くそ!なんでこんなことに!

 

(あいつらと過ごした時間、とても楽しかった・・

もしあいつに・・・冷に・・・出会ってなかったら

俺は今頃野たれ死んでた、あいつに拾われて、仲間になったから、

温に、蒼真に、壊に、守に、エリスに出会えたんだよな・・

はぁ・・最後にお礼が言いたかった、本気の本気で)

 

祐介が考えていると・・

祐介はあることに気が付いた

 

(なんだろう・・・暗い・・そして・・温かい?・・)

 

「う・・れ・・・る!」

 

「がんば・・く・・さい!」

 

「おま・・がん・・・れ!」

 

(なんだろう・・とても大きい声が聞こえる。

一体ここはどこだ?)

 

すると急に光が指した

そこから聞こえたのは・・

 

「はあ!産まれた~」

 

「よかったですね!奥さん!」

 

「お前・・よくやった!」

 

あれ・・なんで親父とお袋がいるんだ?

しかもなんか若い・・?

 

俺は自分の姿を見てみた

すると・・・

 

「おぎゃああああぁぁぁ!

(な・・なんじゃこりゃぁぁぁぁ!)

 

そうなんと自分が赤ん坊になっていたのだ

 

「お~お~ホント元気がいいな~」

 

「そうね~あなたにそっくり」

 

「おぎゃあぁぁぁぁ(こら撫でるな、恥ずかしい!)

 

「ふふ・・本当に可愛い」

 

「そうだな」

 

(この時の親父とお袋ってこんな人だったんだな)

 

俺が忌み子と呼ばれたのは小一からだったんだよな、つまり6歳からだ

俺の家は神社で神を信仰している。それで時々能力を持って産まれてくる子がいる

俺もその一人で『爆発させる程度の能力』を持っていたから

忌み子と呼ばれた

家は6歳のころに能力があるかどうかを調べるのだ

それで俺の能力が分かった、そしてその次の日

家族の態度が急変したのだ

俺はあの時子供だったから意味が分からなかった

『なぜ俺から遠ざかるのか?』『なぜ俺を嫌うのか』と

それがまったく判らなかった

だが、どんどん歳を重ねていく内に分かってきた

それはただ単純だった、そう

 

(ただ、俺の能力が危険だったから・・)

 

俺はそれを知ったとき心の中で激怒した

『そんなに危険な能力なら使わなければいいじゃないか』と

大人たはそんなこともわからないのかと

この両親たちにだって

 

『近寄るな!』

 

『あなたは忌み子なの、話てたら私いろいろ言われてしまうから、黙ってて』

 

こんなことを言われた。俺は自分に絶望しきってたが

祖父だけは俺のことを見てくれていた

そして妹が産まれた。

俺は妹の赤ん坊姿を見ることができなかったが

妹が3歳の時初めて見ることができた

祖父と妹の存在は俺の希望になった

だが2003年8月18日、祖父が死んだ

その後、周りの大人たちが俺に罵倒の言葉を言って追い出した

その後冷に出会った

その時は確か15歳の誕生日の時だったな

最悪で最高の誕生日だった

取りあえずこのもう一度の人生、6歳まで楽しむか

 



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神との対話

よう、祐介だ。あれから6年経ち俺はもう6歳になった

今日は俺の能力を調べる日だ。そしてこの日から

親や大人達の俺に対する態度が急変する日だ

だから俺は今何か仏像のある部屋にいる

ここで神の声を聴き能力があるか調べるらしい

 

さて・・そして今の俺の状態は正座だ

そして・・後ろになんか二人ほどいる

しかも女、そして一人は金髪幼女だ、変な目の付いている

帽子を被った

そしてもう一人、こいつはこの金髪幼女と違って長身で胸も結構でかい

この金髪幼女こいつに負けてるところ多すぎだろ

 

だが、おそらくこいつらがこの神社の神だろう

なにせ、周りがまったく気にしていないからだ

こんなとこにこんな奴らがいたら誰だって驚くからな

 

「さて、祐介・・準備はいいな?」

 

「はい・・」

 

「では・・調べましょう」

 

そういいなんか偉そうな奴、名前何だっけ?

覚える必要ないクソ野郎だったから覚えてねーや

が仏像に拝んでいる。あれで能力調べられんの?

いや、実際俺の能力が分かったんだからあれは本物だろう

だがどうやって調べているんだろう?

もしかしたらこれもあいつらの神としての力なのだろうか?

だとしたらスゴイな

 

「いや~実はあれ、天照大御神様にもらったやつなんだよね~」

 

「やめなよ神奈子、誰かに聞かれたらどうするのさ?」

 

「大丈夫だろ諏訪子、ここには私達の声を聴けるものは

見えるのも『十一郎』以外いないから

それに十一郎もこのことは知っているからな」

 

いや、いるんだけどここに

つーかそれもらったものなのかよ!

お前らに関心して損したわ!

俺の関心を返せ!

ていうかここにいる奴ら祖父ちゃん以外こいつらの声聞こえねーのかよ!

こいつらこそ無能だろ

初めて知ったわ、というより知りたくなかった・・

 

「な!なんと・・こ・・こんな!・・・」

 

「神主様!どうしたんですか!?」

 

「お・・お前等ちょっと来い!・・・」

 

そう言い全員が出て行った

俺はこの時まったく判らなかったが

今だからわかる。

あれは俺の今後の対応をどうするかを話し合うために出て行ったのだろう

この時3時間くらいしたらやっと来たんだよな。

は~ついにこの時が来たか~

まぁまだ時間もあるし、こいつらと話しておくか

 

「は~」

 

「なんだ?この子急に立ち上がったぞ?」

 

「トイレじゃないかな?」

 

「ちげーよ」

 

「「な!?」」

 

「こ・・こいつ今、私達の声が・・」

 

「も・・もしかして空耳って筋も・・」

 

「ちげーよ、聞こえてるっつの

金髪幼女、紫髪の長身の神」

 

「な・・なんだと!?

なぜ私達の姿が!?・・」

 

「ま・・まさか能力か!?」

 

「ちげーよ、昔仲間だった奴が神だったからな」

 

「こ・・こいつは何を言っているんだ!?」

 

「まだ6歳なのに・・」

 

「おい、それどういう意味だこら」

 

「まぁいい・・ちょっと話そうか・・」

 

「『洩矢 諏訪子』『八坂 神奈子』」

 

 



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忌み子の誕生

「お前・・何者だ?」

 

神奈子から質問が来た

まぁこれは当然の質問だろう

少しだけ答えとくか

 

「俺は・・・忌み子だよ」

 

「は?お前は何を言ってるんだ?」

 

「いずれわかるよ」

 

「それだけじゃわからないよ」

 

「だから、今知る必要あるか?」

 

「当たり前だ!なぜお前には私達が見えている!?」

 

「それはね、教えない

まぁ、とある神のおかげとでも言っとくよ」

 

「何?お前、神に会ったのか!?」

 

「うん、ちなみに~こんなのももらった」

 

そう言い俺は『シノビミランドウォッチ』『ダブルのカード』

そして、冷の『神力を込めた鉄』を見せた

ちなみにこの鉄は冷に何個も小さいのをもらっている

 

「な・・なんだ?その鉄は!?

明らかに許容量を超えているぞ!」

 

「なんて神力・・耐えられない!」

 

俺は鉄を1個割り二柱に取り込ませた

 

「な・・なぜ!?」

 

「神力が・・・増えている!?」

 

「まぁ、今は何も言えないからね。そのお詫びってことで

その量なら3年は持つんじゃないかな。

まあ使ったらその分減るけど」

 

「本当にお前は何者なんだ?」

 

「東風谷 祐介だよ」

 

「そうじゃない!なぜ「それは今は言えないっつの」く!」

 

俺は霊力を1割ほど出した。それだけでもこの神力を超えている

 

「な・・なんなんだ!?このありえないほどの霊力は!?」

 

「こんなの・・・子供が出せる量じゃない!」

 

俺は神力を引っ込め優しく話した

 

「まぁ俺はお前達に神力を

お前達は俺のこと話さない

これでいいだろ?」

 

「はぁ・・・はぁ・・・わ・・・分かった」

 

「分かればいいんだよ、さてそろそろ時間だな」

 

「どういうことだ?」

 

「何のこと?」

 

すると大人たちが戻ってきた

ここからは前と同じようにしておこう

 

「あの・・・僕に能力って・・あったんですか?」

 

「・・お前の能力は・・

『爆発させる程度の能力』だ」

 

「それってどうい「聞くな!この呪われた子め!」

 

「ど・・どういう意味なの?」

 

「だから、聞くなといっているだろう!」

 

あのクソ野郎は案の定俺をビンタした

 

「なんでこんなことするの・・

僕何か悪いことしたの?」

 

「お前は『忌み子』だ!それだけで殴られる理由には充分だ!」

 

このクソ野郎はどんどん俺を殴る

周りの大人たちもただ俺を見てるだけだ

だが祖父、『東風谷 十一郎』は俺を申し訳ないような目で見ていた

後は、妹『東風谷 美雪』が産まれるのが俺の希望だな

美雪が産まれるのは1995年それまで辛抱だな

 

「この!この!忌み子め!

本来ならお前をすぐに追い出したいところだが祖父様のお願いだ!

ここに残してやる、感謝しろ!」

 

(はぁ・・こいつ、本当にクズ野郎だな)

 

俺がもう話せないようにぼこぼこにされた後・・

 

「フン!」

 

そう言い残してクズ共は出て行った

 

「祐介!大丈夫か?」

 

「お・・じい・・ちゃ・・ん」

 

「す・・すまん・・儂が不甲斐無いばかりに・・・」

 

さて、後2年で美雪が産まれる

それまで我慢するか。

 

 



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美雪

さて・・あれから2年経った

俺は相変わらず殴られの生活をしている

はぁ・・ホント、あいつらはクズ野郎だな

今年というより、もうそろそろ美雪が産まれるころだ

ちなみに俺は8歳なので小2だ

体は小2だとしても中身や頭脳はもう大人なので小2の問題なんて

簡単すぎる。だとしても天才だとか言われたくないので

テストとかの点数は7、80点にキープしている

 

「さて・・どうかな?」

 

ちなみに今俺は冷からもらった鉄で秘密裡に武器を作っている

え?そんなものどこにしまうかだって?

そんなのアイテムボックスに決まってんだろ

どんな武器だってそれはエリスに似た短刀というより

『クナイ』だ

 

あの二柱にこれを見てもらった

返答は・・・

 

「近づけないでくれ・・」

 

「耐えるだけでも精いっぱいなんだから・・」

 

と言われた

 

さて・・そして俺は今あのクソ共の話を盗み聞きしている

 

「どうやら産まれたらしいです・・」

 

「そうですか。で、名前は何ですか?」

 

「『美雪』というらしいです」

 

「美雪ですか・・・いい名前ですね

その子は神のお声を聴けるでしょうか・・・?」

 

「さぁ・・だがあの忌み子のようにならないことを

我々は願うばかりですね」

 

「そうだな・・ホントあの忌み子には困ったものだよ」

 

「ええ・・早く追い出したいですね」

 

「まったくだな」

 

チィ・・・

あのクソ共め

調子乗りやがって

だがまだ我慢だ、後7年か・・

分かってると結構長く感じるな・・

 

さて、俺はあのクソ共に見つからないうちにさっさと『離れ』に戻るか

 

~移動中~

 

さて、俺はあの時から

この離れに住んでいる

あのクソ共が『同じ家に住んでいるだけでも汚らわしい』

と言ったからだ

飯は祖父ちゃん(じいちゃん)が持ってきてくれている

小遣いも毎月1000円ほどもらっている

ほんと、祖父ちゃんには感謝してもしきれないよ

 

さて、美雪に会えるのは美雪が3歳になってから

それまでホント、辛抱だな

確か美雪は3歳の時にあの仏像が全く反応しなかったから

能力がないと分かったから俺と会うことができたんだ

 

それで美雪は俺ほどではないが

冷遇された。周りに無視される程度で

俺と同じ冷遇でも大違いだった

それでも祖父ちゃんが俺達に優しくしてくれたおかげで

俺達は孤独じゃなかった。

だが2003年の8月18日に祖父ちゃんは死んで

俺は追い出された

その後美雪はどうなるのだろうか?

俺と祖父ちゃん心の支えを二つも失って、

どんなに悲しんだろうか?

 

俺が追い出された後なに出来ないだろうか?

後から考えてみよう

 

さて・・・後3年、辛抱するか・・



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変わる歴史~憶測~

三年経った

この三年間やっちまったと思ったことがある

それは歴史がたぶん変わった

なぜかというと

 

それは小4の時の話だ

俺の家の奴らは全員緑髪だ。祖父ちゃんは白髪だけど・・

対して他の人たちは黒だ

だからこういう自分達とは違うものを人とは

自分の周りから徹底的に排除しようとする

それで俺は緑髪だし、それにいくら7,80点に点数を留めたとしても

これは結構高いほうだ

だから周りの子供に嫉妬されていた

 

『おい!お前の髪気持ち悪いんだよ!』

 

『しかもさ~僕たちと違うのに点数高いって・・調子乗ってんの?』

 

『あなたさ~調子乗りすぎじゃない?』

 

といろいろ言われたがすべて無視した

これは前の時にも言われたから無視できたものだ

前は泣いていたなこれは

だが、一人の男子生徒が言った言葉に俺は激怒した

 

『お前さ、友達いないよね?

そうだ!コイツの妹もいじめてやろうぜ!

調子乗ってる罰だ!』

 

この言葉に俺はコイツの胸の服をつかんだ

 

『おい!離せよ!』

 

『ふざけんなよ・・』

 

『ヒィ!』

 

俺は霊力を出して脅した

 

『友達がいない?お前等が俺を遠ざけるからだろ!

それだけじゃねぇ!毎日毎日親に殴られて、友達作るなって

言われてるこっちの身にもなってみろ!

こっちはそのせいで何もできねぇんだよ!

それにだ、美雪に手を出す?あいつは関係ねぇだろ!

あいつに手ぇ出したら・・”殺すぞ?”』

 

『ヒィ!ご・・ごめんなさい!』

 

『お前等もだ!妹に手出したらただじゃおかねぇからな・・』

 

俺はさっきより霊力を出した

 

『ご・・ごめんなさい!』

 

『もう、いじめないから許して!』

 

『う・・うわわわぁぁぁぁぁ!』

 

『おい!これは何の騒ぎだ!』

 

そしたら先生が来た

 

『おい、祐介!これは一体どういう状況だ!』

 

聞かれたが俺は無視する

 

『おい!聞いているのか!?』

 

『はぁ~生徒がいじめられてるのに無視する先生の

言葉に貸す耳はありません』

 

『な!?お前その言葉どういう意味だ!?』

 

『そのままの意味ですよ』

 

『お前~!ふざけてるのか!』

 

『ふざけて?はは・・面白いこといいますね・・・』

 

『お・・お前は何を言ってるんだ!?』

 

『こっちはね・・怒ってるんですよ

こいつら、俺をいじめて脅したら手のひら返しで

謝って、それに妹もいじめるって言ったクソ野郎達ですから・・』

 

『これは何の騒ぎですか!?』

 

校長先生も来た

 

『はぁ~帰ります』

 

俺はもう帰る準備と始めた

 

『待ちなさい君!この騒ぎは君が原因か!

ちょっと生徒指導室に来なさい!』

 

『お断りします、行ったらまたクソ親共に殴られるんで』

 

『ちょ!待ちなさい!君!』

 

そしてそのまま俺は家に帰った

その後クソ共に案の定殴られて

祖父ちゃんには怒られた

まぁこのことが問題で、俺は一か月謹慎をもらった

 

謹慎が終わり学校に行った後俺をいじめてた奴が全員土下座で謝ってきた

どうやらこのいじめが世間に発覚し

生徒たちは全員親に激怒され、教師はいじめを無視したことで辞職した

これを見て俺は『まじか』と思った

 

俺の住んでいる離れにはテレビとかなかったのでそういう最新情報

がまったく入って来なかったからわからなかった

それでどういうことが俺の忌み子という理由での虐待、

これは発覚しなかった。たぶんあのクソ共がもみ消したんだろう

しかもこの騒ぎの原因になった俺はテレビ局に質問された

俺は『妹を守りたかったから』とだけ答えた

 

その後新聞で

『妹を守るために世間を騒がせた小学生!?』

と新聞で大きくあったのを大分後から知った

 

これで大分歴史が変わったかもしれない

何せ、学校の生徒たちの態度が急変したからな

これから先は俺の知らない未来になるかもしれない

気をつけなくちゃな・・

 

 



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変わった歴史~確定~

よう祐介だ、あの回想から2年経ち俺はもう中学一年だ

それでもう美雪は3歳だ

 

 

俺は今夢でも見ているのだろうか?

こんなことはありえない

こんなのは俺の知っている歴史にはなかった

確か・・あの子は俺が追い出されてから産まれるはず・・

なのに・・俺が今隠れて見ているのは・・

 

「おぎゃあー!おぎゃあー!」

 

「よく頑張ったな!お前!」

 

「ええ、最後まで見届けてくれてありがとう」

 

だから歴史ではありえないはずだったんだ

2001年に・・『東風谷 早苗』が産まれるなんて・・

 

なぜだ?やはり俺の歴史とは違う行動がこの結果を生んだのか?

逆にそうとしか考えられない

 

くそ!やっちまった!

だが、これ以上は変わることはないだろう

なんせあいつらの性格だ、どうせ俺の早苗を会わせることは

ないだろう

 

あのクソ共の性格がここで役に立つなんてな・・

後2年、何とか歴史が変わらないようにしないと・・

 

~一か月後~

 

さて・・俺は今、諏訪子と神奈子と一緒に飯を食っている

うん・・うまい・・・

ちなみにこの家の奴ら、美雪や早苗とクソ共はショッピングモールに

行っている

 

「はぁ・・なんでこんなことに・・」

 

「どうした?祐介?」

 

「元気ないねぇ~どうしたの?」

 

「いや、最悪だ。歴史がこれ以上変わらないかなって・・」

 

「今何気にとんでもないことを言わなかったか?」

 

「今の祐介の言い方だと歴史が変わったように聞こえるけど・・」

 

「実際その通りだ・・」

 

「「え!?」」

 

ちなみにこの二人には俺がもう一度自分の人生を送っていることを

伝えている。最初は『ありえない!』と言っていたが

俺が未来のことを教えてそれが実際に起こると信じ始めたのだ

まぁこれはさすがに仕方ないよね

さて、話を戻そう

 

「実は早苗は2003年以降に産まれるはずだっだんだがな・・」

 

「それが2年も早く産まれたと?」

 

「そう、ちなみに言うと祖父ちゃんは2003年の8月18日に

心臓発作で死ぬんだ・・」

 

「何!」

 

「それは本当なのか!?」

 

「ああ、だが歴史が変わって違う日に死ぬ可能性だってあるし

もしかしたら寿命で死ぬかもしれない

それに、俺は祖父ちゃんが死んだら家から追い出されるからな・・

実際俺はその日に追い出された」

 

でも、冷のことは言わないでおこう

 

「そうか・・」

 

「もういい、それで早苗の能力は何なんだ?」

 

「早苗の能力は『奇跡を起こす程度の能力』だ」

 

「は!?もう現人神レベルの能力じゃねぇか!?」

 

「そうだな。そうあいつらは早苗を次の巫女として決めている」

 

「だろうな・・」

 

「とにかく、俺はこれ以上歴史が変わらないように

するだけだ」

 

そう言い俺はテレビをつける

そこには

 

『ニュースです!逃亡犯の男3人が○○ショピングモールに立てこもりました!』

 

そこには立てこもり事件が映っていた

だがそこは・・

 

「おい!ここ、みんなが行った場所じゃねぇか!」

 

「何だと!」

 

「そんな!・・」

 

「こんなの・・・歴史にはない!」

 

「じゃあ・・」

 

「くそ!助けに行く!」

 

「待て!もしまた歴史が変わったらどうする!」

 

「・・くそ!じゃあどうしたら!」

 

『犯人の男一人が屋上に出て来ました!しかも緑髪の3歳ほどの小さな女の子

を担いでいます!人質でしょうか!?』

 

「何・・?」

 

俺がテレビを見るとそこには

犯人であろう男と・・美雪が映っていた

 

『おい!3時間以内にヘリを持ってこい!

じゃねぇとこのガキ撃ち殺すぞ!』

 

『助けて!誰か!』

 

美雪が叫んでる、早く助けないと美雪が!

 

「おい!助けてもこの後はどうする!?」

 

「そうだよ!?もしそのまま助けに行ったら・・」

 

確かに・・俺の姿事態目立つのにこのまま助けにいったら

すぐに俺だとばれる!

どうしたら・・

 

『なぁ、祐介。』

 

『あ?何だよ冷?』

 

『実はな、変装用のアイテム作ったんだ

まずお前が第一号だ』

 

『は?何で変装なんて・・?』

 

『世の中、ばれたらいろいろ困ることがあるからな

そのための変装キットだ』

 

『まぁ・・受け取っとこう』

 

『センキュー』

 

そうだ・・確か冷にそんなのをもらって

アイテムボックスに入れっぱなしだっだ

冷、使わせてもらうぜ!

 

俺はすぐにアイテムボックスから変装キットを取り出した

するとその箱には・・

忍者のお面と薬が10本ほど入っていた

 

「なんだ?これは・・?」

 

俺が迷ってると箱の中に一枚の紙を見つけた

そこには

『それを飲むと3時間、自分の姿を変えることが出来る』

と書かれていた

 

「なんだ?その箱は?・・」

 

「なんなの?」

 

二人が聞いてくるがそんなの後だ

俺は早速一本薬を飲むと俺の体は急激に変化した

終わったら俺は

黒髪で20歳くらいの長身、

服は緑と黒のコートだ

 

「うわ!何だその姿は!?」

 

「しかもなんかかっこいい・・」

 

「これは変装キットの効果だ」

 

「それはもう変装じゃなくて変身だぞ・・」

 

「そんなことはどうでもいい!取りあえず俺はすぐに行く!」

 

俺は忍者の仮面を被り、

屋根をジャンプで登って行った

 

 



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守りたいもののために

急げ!

早くしないと美雪が・・

俺は素早く目的地まで行った

 

着いた・・俺は今ショピングモールの

近くのビルにいる。

もともと俺の五感ならぬ六感は他の人間と

ずば抜けているのですぐにわかる

 

あの野郎・・すぐに殺s・・じゃなく倒す!

俺は『ある事』をした後すぐにあの野郎のいるところまで行った

 

「おい・・」

 

野郎はとてもびっくりしてるな

まぁそうか、さっきまで誰もいなかったのに、

急に表れたからな

 

「だ・・誰だ!てめぇ!」

 

「俺か・・俺の名前は・・『シノビ』だ」

 

「忍びだぁ~?忍者気取ってんのかお前!

忍者のお面なんて被りやがって!」

 

そして警察や野次馬達もこちらを見る

 

「な・・なんでしょうか?

犯人の男が誰かと話しています。

一体誰なんでしょう?」

 

「おい!カメラこっちに回せ!」

 

「おい・・なんだ、あれ?」

 

「さぁ・・?正義のヒーロー?」

 

さて、あんなのは無視だ

 

「さて・・その子を返してもらおうか・・」

 

「へ!誰が返すかよ!」

 

「そうか・・やはり、その返答は予想していたよ

だけど・・もうそろそろだよ?」

 

「は?お前、何言ってんだ?」

 

すると急にショピングモールの入り口あたり

に巨大な緑の竜巻が吹いた       

 

「何だありゃ!」

 

「俺の仲間が起こしたんだ」

 

「はあぁ!こんな風が起こせる訳ないだろ!」

 

「現実見なよ、それに見てみな」                             

 

「な!?何!?」

 

そこには二人ほどのこの男の仲間らしき男二人が『緑と黒の赤い目の者』

が二人を気絶させて、他にも人質の奴らが移動してきた

その中にはあのクソ共に祖父ちゃんや早苗もいた

 

「おい!『ダブル』!そっちは任せた!

後は、俺一人でやる!」

 

そう、俺がここに来る前にやったのはカメンライドカードで

ダブルを召喚しておいたのだ

 

それでモール内の客を助けておくように言っといた

それはできたらしい

残るはこっちだけだ

俺は『シノビミライドウォッチ』を出した

 

「な・・何だそれは?」

 

俺は奴の言葉を無視し、ウォッチに力を込め

ベルトを出現させ『メンキョカイデンプレート』を回した

 

『誰じゃ?俺じゃ!忍者!』

 

『シノービ!ケンザァン!』

 

「な・・なんだその姿は!?」

 

「忍びと書いて、刃の心!仮面ライダー!シノビ!」

 

「さあ、その子を返してもらう・・」

 

「く・・来るな!このガキがどうなってもいいのか!?」

 

「助けて!」

 

「大丈夫・・すぐに返してもらう・・」

 

「な・・何を言ってやが・・てぇガキがいねぇ!

どこ行った!?」

 

「ここにいるよ・・」

 

俺はシノビのスピードを使い奴から

美雪を取り返した

 

「大丈夫か?」

 

「あ・・ありがとう!」

 

「さて・・」

 

「ひぃ!お・・俺をどうするつもりだ!

け・・警察だけは勘弁してくれ!」

 

「駄目に決まっているだろ・・

取りあえずお前、落ちろ」

 

「へ?」

 

『ストロングニンポゥ!』

 

俺は巨大な紫の竜巻を起こして

奴を屋上から落とした

 

「ギャアアアアアァァァァァァ!」

 

周りの奴らも・・

 

「犯人が落ちてくるぞ!」

 

「この距離じゃ死ぬぞ!」

 

「いややややややぁぁぁ!」

 

だが、あいつには死んでもらうつもりはない

 

『ルナ!ジョーカー!』

 

ダブルは緑のところが黄色になり

手が伸びて奴を受け止めた

 

「お・・おいあの半分こ野郎が受け止めたぞ!」

 

「よ・・よかった・・」

 

外を下を見ていると

今度はドアから警察とクソ野郎ども、祖父ちゃんが入ってきた

 

「美雪!」

 

「お母さん!」

 

俺はすぐに離してあげた

 

「怖かったよ~うえええぇぇぇん」

 

「本当に、ありがとうございます!」

 

今はこんなこと言ってるけど、こいつの子供だからわかる

この涙は嘘であり本当なんだろう

なんたって自分の子供だからな

 

「あんたも・・自分の子供は大事にしろよ」

 

「さて・・君は誰なんだ?」

 

警察が聞いてきた

まぁテキトーに返しとこう

 

「俺の名は仮面ライダーシノビ・・

あっちが仮面ライダーダブルだ」

 

「だが、それが本名じゃないだろう!

署まできてもらうぞ!」

 

「・・仮面をつけているものが、

自分の正体をばらすと思うかい?」

 

「なに?うわぁ!」

 

急に風が吹きそのまま俺とダブルは姿を消した

 

「くそ!逃がしたか!」

 

「取りあえず今はこちらを優先しろ!」

 

「は・・はい!」

 

こうして、この事件は幕を閉じた

 

 

 

 

 

 



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さよならと再会

あれから二年経った

あの時のことは新聞で大きく取り上げられた

『謎の戦士、仮面ライダーシノビ、仮面ライダーダブル!?』

と出ていた

人質になった美雪やクソ共に祖父ちゃんが結構マスコミに

いろいろ質問された

『あの仮面ライダーという人たちと何を話したのか?』だ

まぁあいつらはホントのことしか話さなかったけどな

 

まぁそんなことはもうどうでもいい

ちなみに今ま2003年の8月10日

俺が追い出されるまであと8日

そして・・7月の終わりのころに祖父ちゃんが倒れた

どうやらやはり原因は心臓発作だ

そして俺は今家の方で祖父ちゃんの看病をしている

なぜ俺がしているのかって?

それは祖父ちゃんが俺に看病させろといったからだ

 

「ゆ・・祐介・・」

 

「何?祖父ちゃん?」

 

「一つ聞かせろ・・二年前の・・・シノビとやらは・・お前だろ?」

 

「!・・・よくわかったね・・」

 

「そりゃあ・・教えてもらったからな・・」

 

「諏訪子達か・・」

 

「お前のことは・・お二人に聞いている・・

辛かっただろう・・同じ人生を・・2回も繰り返してるのは・・」

 

「やっぱり祖父ちゃんは優しいよ・・

そのおかげで俺は・・心を保っていられた・・ありがとう・・」

 

「いいや、お前がこんな家に産まれてなければ、

こんなことにはならなかっただろう・・」

 

「ううん、違うよ

ホントにね・・俺は祖父ちゃんが死ぬのが悲しいんだよ・・

死なないでくれよ・・祖父ちゃん・・」

 

俺はそのまま涙を流した

 

「泣くな祐介、男だろ?」

 

「だけど・・」

 

「もうお二人に私の寿命を聞かせてもらった

後8日・・お前と美雪といるのが、儂のせめてもの、願いだよ・・」

 

「祖父ちゃん・・祖父ちゃん・・」

 

俺は祖父ちゃんが死ぬ、という事実に耐えられなかった

 

「祖父ちゃんが死んだら・・美雪だって・・」

 

「大丈夫だ、美雪なら、きっと耐えられる

何せ、お前の妹だからな・・」

 

「でも・・」

 

「祐介、儂のお願いを聞いてくれるか?」

 

「何?祖父ちゃん?

俺、何でも聞くよ!何?」

 

「美雪は・・必ず私と祐介が死んで、いなくなり、悲しむだろう

だから・・・美雪を見守ってやってくれ」

 

「うん!わ゛がっだ!絶対美雪を、みまもっで、いくがら!」

 

「ありがとう・・祐介」

 

~そして運命の8日後~

 

「祖父ちゃん・・」

 

「お祖父ちゃん・・・うええええぇぇぇぇん!」

 

祖父ちゃんは死んだ

その時の祖父ちゃんの顔はとても笑顔だった

まるで、自分の人生はとても楽しかったと言いたいような顔だった

 

「さて・・」

 

俺達が泣いてる中一人のクソ野郎が動いた

 

「忌み子!お前をもうここに置いておく理由はない!出て行け!」

 

やっぱりクソ野郎だ

だがこんな中・・反論するのが一人

 

「神主様!こんな時に、それをやる必要はありません!

なぜ祖父様の葬式の時に・・こんなことしたら祖父様が・・」

 

そう、反論したのは母さんだ、なぜこの人が・・?

 

「なんだ?どうして止める?せっかくこの忌み子を追い出す時なんだぞ!」

 

「あの時、シノビさんに言われました『自分の子供は大事にしろ』って

だからこの子にも、最後に祖父様の葬式を最後までやらせるべきです!

だってこの子は忌み子だとしても東風谷家の者なのですから!」

 

母さん・・・俺の言ったことちゃんと受け止めてくれていたのか・・

ありがとう、見直したよ

 

「認めん!こいつは東風谷の者ではない!

忌み子だ!こんな奴に葬式をさせる資格などない!

さっさと出て行け!」

 

そう言われ俺は殴られた

やっぱり・・こいつは最初から最後までクズだったな・・

だがもうここにいてもまた殴られるだけ。さっさと出て行こう

だがその前に・・

 

「美雪、来てくれ」

 

「何・・?お兄ちゃん?」

 

「これを・・持っていてくれないか?

これはお守りだ。大事に取っといてくれ」

 

そう言い俺が渡したのはあの時冷にもらった『ブランクウォッチ』だ

 

「じゃあな。美雪、元気でな」

 

「お兄ちゃん・・?待ってよ、お兄ちゃん!」

 

「よせ美雪、追うな!」

 

「お兄ちゃん!お兄ちゃん!」

 

ごめんな、美雪・・・

お前を俺は・・ずっと見守っていくからな・・・

 

俺はすぐに家の門を通り抜けた

そのには・・黒いコートを着た男がいた

 

「遅ぇよ、『冷』」

 

「すまん、『祐介』遅くなったな」

 

その後冷は能力を使い、神力を纏った黒い竜巻を起こして

俺を連れ去った

 

「な・・なんだあの風は!?」

 

「じ・・神力があるぞ!?」

 

奴らが驚いているがもうどうでもいい・・・

美雪・・元気でな・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~その後~

 

「来るのが遅いんだよ、冷」

 

「すまんな、来るのが遅れた」

 

「まあいいや・・冷、不老長寿の薬くれ」

 

「あいよ」

 

そう言い冷は俺に薬を渡した

俺はすぐにそれを飲んだ

 

「は~やっぱりこの姿の方がいいな」

 

「だな。そっちの方が見慣れてるからな」

 

「そうだ冷、五年後に行けないか?ちょっとやりたいことがあるんだ」

 

「2008年に?何で?」

 

「その時はもう美雪は小6だからな」

 

「なるほど。妹に何かあげるのか?」

 

「ああ、お守りだけどな」

 

「そうか、なら早速行こう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~2008年~

 

あれからもう5年か・・

私、東風谷 美雪はもう小学6年生だ

今日は早苗とは別々に帰っている

早苗はお父さんと一緒で、私は今お母さんと一緒に帰っている

家のみんなはお兄ちゃんは最初からいなかったことにした

私にも『祐介は最初からいなかった。いいな?』と何度も言われた

だから早苗はお兄ちゃんの存在を知らない

それが私は悲しい、いるはずの人がいなくなるなんて・・

でも、あの黒い風は何だったのだろう?お兄ちゃんをどこに連れってたの?

 

「美雪、どうしたの?」

 

お母さんが聞いてきた

 

「お兄ちゃん・・」

 

「美雪、悲しいけどもうお兄ちゃんはいないの、

早苗もそれを知ったら悲しむわ」

 

「お母さんだって、お兄ちゃんのこと嫌ってたじゃん」

 

「確かにそうよ・・でもあの時あなたを助けてくれたシノビさんに

自分の子供は大切にしろって言われて考え直してみたの

それで密かに祐介と喋ってみたけど・・祐介はまったく口を聞いてくれなかったわ

これも・・私の罪なのね」

 

「お兄ちゃん・・」

 

私がそう言い取り出したのはお兄ちゃんからお守りとしてもらった時計のようなものだ

私はこれをいつも大事にいている

 

そして話していると人通りに出た

ここを通り抜けていけな私の家だ

 

その時・・突如風が吹いた

 

「な・・何、風?」

 

「何かしらこの風?・・」

 

すると突如私達の目の前に緑色の竜巻が現れた

周りの人たちも・・

 

「なんだ!?この風?」

 

「超常現象!?」

 

などと言っている。

だが私というかお母さんもこの竜巻には見覚えがあった

それは7年前私達を助けてくれた人が起こした竜巻に似ていたからだ

 

「もしかして・・」

 

竜巻が晴れるとそこには、

あのとき助けてくれた『仮面ライダーダブル』がそこにいた

 

「あの人って!・・・」

 

「何で!?・・」

 

周りの人たちもこの人の登場に驚いている

 

「おい!あれって7年前の!・・」

 

「ホントだ!すげー!」

 

「カメラ!カメラ!」

 

するとあの人は突如私達のいる方向に左の人差し指を向けて、こう言った

 

『『さぁ・・お前の罪を・・数えろ!』』

 

そう言うと『ダブル』は突然粒子状になって私の持っている時計に入っていった

すると時計は緑と黒になっていて『ダブル』の顔が描かれていた

 

『これはお守りだ』

 

突然お兄ちゃんの声を思いだした

じゃあ・・・もしかして・・お兄ちゃんが、私のために・・

その後すぐに私は泣いた

それをお母さんも周りの人たちも驚いていた

お兄ちゃん・・この時計・・絶対大事にするからね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

祐介side

 

「美雪・・・頑張れよ」

 

「終わったか?祐介?」

 

「あぁありがとう、冷」

 

「大したことねーよ」

 

「じゃあ帰ろう、俺達の場所に残りは壊とエリスだけだ」

 

「!じゃあ蒼真は見つけたのか!?」

 

「ああ・・だが・・・」

 

「何だよ?何躊躇ってんだよ?」

 

「蒼真は・・・死んだ」

 

「はぁ!?何何言ってんだよ!?蒼真が死ぬ訳ねぇだろ!」

 

俺は冷の言葉が信じられなかった

 

「いや・・蒼真は・・大事な奴を守るために・・」

 

「そんな・・嘘だろ・・」

 

「でもな・・蒼真は後悔してなかった『守れてよかった』そう思えたらしい

だから・・復讐はしないでくれって言われた。だから俺はそうはしない

何せ・・仲間の頼みだからな」

 

「・・・分かった。俺もやらない。蒼真がそう言うならやっても意味がないからな」

 

「ホント・・俺はいい仲間をもって本当に幸せだよ」

 

「そうか・・蒼真はどうしてるんだ?」

 

「今は、冥界にいるよ・・後から俺達のところに行くってさ・・」

 

「そうか・・なら墓・・作ってやろうぜ」

 

「そうだな・・俺もそのつもりだ」

 

「じゃあ・・帰ろうか」

 

「あぁ、行くか」

 

こうして・・祐介の物語は終わった




次は壊の物語でもエリスの物語でもありません
では・・誰の、どんな物語になるでしょうか?


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第九章~神への復讐者たち~
墓参り


これは皆が冷が蒼真と祐介と再会し

冷の物語は終わっており現代に戻ったときのお話

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・ただいま」

 

「お帰り!冷君!会いたかった!」

 

そう言い温は大粒の涙を流した

 

「はは・・泣くなよ。可愛い顔が台無しだぞ?」

 

「だって・・・だって・・」

 

「お帰り、父さん」

 

温と話してるとき俺に話しかけてきたのは俺と温の息子

神我見 守だ

 

「守もな・・」

 

「あれ?そういえば蒼真さんに壊さん、エリスさんは・・?」

 

「実はな・・」

 

「な・・何?」

 

「まだ壊とエリスは見つかってない」

 

「蒼真さんは・・?」

 

「蒼真は・・死んだ・・・」

 

「「え!」」

 

「う・・嘘・・・」

 

「嘘じゃない!本当だ・・

どうやら蒼真は月の都ってところの研究員の独断行動で

核爆弾落とされて・・・それで・・」

 

「そんなので・・・蒼真さんが死ぬはずが・・・?」

 

「ああ、蒼真は普通そん何じゃ死なない、だが女を守るために

1億ほどの妖怪の群れに一人で突っ込んだらしい」

 

「それでも!蒼真さんにならまったく問題ないはずだ!」

 

「ああ、だがその時能力とウォッチを使ってな

体力が限界にまで来たところを・・」

 

「そんな・・」

 

「だが・・・蒼真はそれを知って

復讐だけはしないでくれって・・」

 

「蒼真さんとは冥界に行けば会える?」

 

「あぁ、だが何しに行くんだ?」

 

「話を聞きに行く」

 

そう言い守は出て行ってしまった

 

「取りあえず・・蒼真の墓を作りたい

どこら辺がいいか?」

 

「あそこにしましょう

貴方が祭られてる神社・・・」

 

「設定だけどな・・・」

 

こうして俺と温は神社に行った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~神社~

 

「蒼真・・・」

 

今俺は蒼真の墓を作って埋葬している

核爆弾によって、蒼真の体は跡形もなく消え去った

これじゃあ俺の能力でも蘇生できなかった

そして俺の目の前には『森羅 蒼真ノ墓』と書かれた墓がある

 

「聞いた話だと蒼真さんは大好きな人を守るために死んでしまったんですよね・・・」

 

「あぁ、そうらしい」

 

「蒼真さんは・・どう思ったんでしょうね

裏切られたとは思わなかったのでしょうか?」

 

「いや・・どうやら俺の能力で

そうじゃないことが分かって『守れてよかった』って思ったらしい」

 

「そうですか・・」

 

「ただ・・俺がやれることは復讐はしないってことだけだ」

 

「そうですね。

蒼真さんのお願い聞いてあげないと行けないですからね」

 

「あぁ・・・」

 

俺は蒼真の墓に形見の

『ブリザードウォータードラゴンライドウォッチ』

を置いた

 

「なぁ温・・この神社の名前、決めていいか?」

 

「なぜ急に・・でもいいですよ」

 

「じゃあ・・この神社の名前は・・・

『氷龍神社』でいいか?」

 

「いい名前ですね。蒼真さんのことを思ってですか?」

 

「当たり前だ・・」

 

「ですよね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~冥界~

 

「蒼真さん!」

 

「守・・どうしてここに?・・」

 

「聞きたいことがあってきたんだ。

復讐・・・しなくていいの?」

 

「あぁ・・しなくていい

あそこで俺は妻ができた3人な・・・・」

 

「!そうか・・」

 

「ああ、それにあそこには俺の大事な人たちがいる

俺はあの3人を見守っていきたい・・」

 

「そうか・・分かった

本人が望んでないことしても・・意味ないよね・・」

 

「分かってくれて・ホント助かるよ

お前はホント、冷の息子だな・・」

 

「それってどういう意味だよ・・」

 

「とにかく俺は守の家というより、あの神社を主な活動拠点にするよ」

 

「え?、どういうこと?」

 

「実は、閻魔に俺は特例だから自由にしていいって言われてな・・

だからこの冥界は第二の拠点って感じだな」

 

「じゃあ・・またみんなと暮らせるの?」

 

「ああ!だから・・またよろしくな!」

 

「うん!」

 



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冷の仲間

よう、冷だ

俺は今、祐介、温、守、そして魂の蒼真を呼び出した

 

「何だよ、冷?

みんなを呼んで?」

 

「なんかあるのか?」

 

「だとしたら楽しみです!」

 

「で?結局何なの?父さん」

 

「実はな・・俺はみんなと別れてしまった後、

式という名の仲間を手に入れた!」

 

「え!式!?」

 

「そうだ!しかも三人、というより三匹だ!

全員妖怪だ」

 

「へ~で、そいつらどこにいるの?」

 

「ふふ・・焦るな。では呼ぼう

おい!三人とも出て来い!」

 

「そう言い突如空間から3人の男女が出てきた

一人は白髪の長身の男性

だが頭に狐の耳が生えており、後ろに白い毛のしっぽが9本生えている

そして一言いえばかっこいい

 

また一人は黒髪の長身の男性

その男性は背中に漆黒の翼が生えている

そして一言いえばかっこいい(同じこと2度も言うな)

 

そして最後は甘栗色の髪の女性

その女性は頭に猫耳、猫のしっぽがある

そしてスタイルがいい。妖怪特有のスタイルの良さなのか

胸がとてもでかい

それで美人だ

 

「こいつらが俺の式だ。で、名前が」

 

「『神我見 (はく)と申します。

主の式をやらせてもらっています」

 

「『神我見 (そら)です。同じく

主の式をしています」

 

「『神我見 寝子(ねこ)で~す!ご主人の式をしています!

よろしくお願いしま~す!」

 

なぜか寝子だけはハイテンションだ

 

「こら!寝子。礼儀がなってないじゃないか!

ほら、ちゃんとしろ」

 

そう言い寝子を注意したのは空だ

 

「すみません。寝子はいつもこんな感じで・・」

 

「まあ気にするな。で、

ちなみに白の種族は『白孤(びゃっこ)』だ。

そして空は『鴉天狗』だ

そして寝子は『猫』の妖獣だ」

 

「初めまして、私は彼、冷君の妻の神我見 温って言います

よろしくね、白君、空君、寝子ちゃん」

 

「初めまして、主の奥様ですね」

 

「そして、そこにいるのは私と冷君の息子の

神我見 守って言うんです」

 

「初めまして、守様ですね」

 

「そうで良いけど・・人前では呼び捨てにして」

 

「無礼ですけど・・わかりました。」

 

「あれ?そういえば寝子って人は・・?」

 

「あ」

 

見てみるとハンモックで猫が眠るように寝子は寝ていた

だがハンモックもぎしぎいっている

どうやらいろんな意味で寝子が重すぎてハンモックが耐えられないようだ

 

「起きろ!寝子!」

 

「ひゃい!な・・なんでひぅか!」

 

どうやら寝ぼけているようだ

 

「自己紹介しろや!そしてちゃんとあいさつしろ!」

 

「う~、もうちょっと寝かせてよ~ご主人~」

 

「ここに来るまで何時間寝たんだよ!」

 

「15時間くらい~」

 

「それだけ寝れば充分だ!」

 

このやり取りを見ている他の人たちは・・

 

「なぁもしかして・・あの女性嫌いの冷があの女を式にした理由って・・」

 

「うん・・『騒がしくていいんじゃね?』とでも思ったんじゃない?

父さんのことだから・・」

 

「そうだよな・・」

 

「じゃ、じゃあとりあえずご飯食べましょう!」

 

「お!それいいな!」

 

「じゃあ早速食べよう!」

 

「ではいただきます」

 

「楽しみですね」

 

そしてみんなごはんを食べにいった

そしてそこに残ったのは・・

 

「おい!起きろ!じゃねぇと飯食えないぞ!」

 

「後から~」

 

冷と寝子そして・・

 

「おい・・俺のこと忘れてるだろ・・」

 

そこにいること自体忘れられてた蒼真だった




この三人が式になった理由はいずれ回想でやります


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ダークとアナザー~手紙~

「守」

 

「何?父さん?」

 

「実は・・お前にこの前渡した『ネオディケイドドライバー』あれ

貸してくれ」

 

「何で?」

 

「実は、ちょっと改造したいところがあってな・・」

 

「そうなんだ。で、どんな改造するの?」

 

「ちょっとディケイドの所々を変えるんだ」

 

「ふーん分かった。待ってて」

 

そう言い守はドライバーを取りに行った

 

「ついでに・・これも守に渡しとこう」

 

そう言い俺が出したのは・・ダークライダーのセット

と黒く禍々しいウォッチだ

 

(守にはダークライダーの力を使ってもらおう)

 

そう俺がドライバーにする改造それは、ディケイドのカード、

ダークディケイドのカードも追加するためだ

なぜかって?使い分けるためだ

 

「持ってきたよ」

 

「お!ありがと。じゃあ早速やってくるわ~」

 

~改造中~

 

「できたぞ、守」

 

「もう出来たんだ、早いね」

 

「あぁ、後これもやる。ダークライダーのベルトだ

ちなみに原作とは少し違くしているぞ」

 

「何、原作って・・?」

 

「気にするな」

 

「ア、ウン」

 

まずダークカブト

これには『ハイパーゼクター』を使えるようにした

 

次に黒いウィザード

これは普通に他のフォームにもなれるが

それぞれのドラゴンフォームにもなれるようにした

 

次に武神鎧武

これは普通のロックシールドを全部使えるようにした

 

次にダークゴースト

これはすべての英雄の力を使えるようにした

 

まぁ原作から変えたのはこんな感じかな

他にもたくさんダークライダーはたくさんいる

まぁ後は守が使いこなせるかだ

 

「それと・・このウォッチも渡すぞ」

 

「何?この禍々しいウォッチは・・・?」

 

この黒く禍々しいウォッチは

『アナザーウォッチ』だ

こいつらの力も案外役に立つかもしれない

危険な時に使ってもらおう

でもこれは誰にでも変身できてしまうから守には気を付けてもらう

 

「それは『アナザーウォッチ』だ。それを体に

取り込むと『アナザーライダー』になる」

 

「何か凄そうな名前・・」

 

「だけど、それの欠点は誰にでも変身できるってことだ

気をつけろよ」

 

「うん・・分かった」

 

「それはもうライダーというよりライダーの名を名乗ってる

『化け物』だからな。人前では使うなよ」

 

「肝に銘じるよ」

 

「よし!じゃあ今日はすき焼きにでもするか」

 

「え!すき焼き!やった!」

 

「あぁだが、ちゃんと学校のこと聞かせろよ」

 

「うん。わかった」

 

その時だった冷の前に突如、紙が降ってきた

 

「何だ?これ?」

 

「これは・・手紙だね

なんて書いてあるの?」

 

「ちょっと待ってろ。

どれどれ・・・」

 

手紙にはこう書かれていた

 

               すべての神へ

      このたび、龍神様により緊急収集がかけられました

    最近、下級の神がどんどん殺されているのをご存じでしょうか?

     それの対策と対抗策を練るために出来るだけ来てください

   なるべく多くの神が来て、この事件を解決するためにご協力お願いします

 

           場所 月の都 会場提供者 月夜見   

 

とあった。

 

「なんて書かれてたの?」

 

「最近、下級の神が殺されているらしい。それで、対策と対抗策と練るんだと」

 

「ふ~ん。まったく知らなかった」

 

それだけじゃない

開催場所は月の都、蒼真が死んだ原因となった場所

これを見て怒りがわいてくるが・・

それでも蒼真には『復讐するな』と言われてるし、

月の奴らに手ぇ出すのはよしてあげよう

 

「じゃあとりあえず・・言ってくる温には言っといてくれ」

 

「分かった。言っとくね」

 

「準備してくる」

 

俺は自分の部屋に行き

腕に『ライドウォッチホルダー』をそれぞれつけて

『ビルド』『フォーゼ』『ブレイド』『ダブル』のウォッチを

セットした

なぜ持っているかって?

それは元々俺が歴史消して持っていたからだ

それぞれは後からできたもう一つのウォッチだ

 

そして腰にぶら下げる形で左腰に『ミライドウォッチホルダー』を

縦に2つ取り付けた。ホルダーは繋げた。ベルトは外した。

そこに『ウォズ』『シノビ』『キカイ』のウォッチをつける

『クイズ』のウォッチはまだ壊が持ったままだからな

 

そして右腰に『ライトヘイセイバー』をつける

 

そして『アイテムボックス』に平成ライダーの主人公のベルトとアイテムを入れた

 

これでいい

後は・・

 

「白!一緒に来い!」

 

「はい、で・・どこに?」

 

「月の都だ」

 

「分かりました」

 

俺は『ウィザード』の『コネクト』で

ここと月の都を繋いだ

 

さて・・行くか、月の都に

 



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騒動

さて・・着いた、ここが月の都か。

すごいところだな。科学が発展していると聞いたが

まさかここまでとは

 

俺の目の前にある光景はすごいとしか言いようがない

整備された道、高層ビル、にぎやかな商店街

そして・・この都の周りに張られている結界。

おそらくこれは『穢れ』を寄せ付けないためのものだろう

妖怪からというかここの者たちは地上のことを『穢土』と呼んでるから

ここに地上の者が来たとき穢れを寄せ付けないためにあるのだろう

準備のいいことだ

ちなみに白は妖怪だが俺の能力で穢れが出ないようにしている

 

「すごいところですね・・」

 

「そうだな。俺も同じこと思ってたよ」

 

どうやら白も同じことを思っていたらしい

 

「取りあえず、行くぞ。白。」

 

「はい」

 

俺達は神達が集まるところにいった

 

~移動中~

 

さて着いたよ集会所(仮)に

都の中も凄かった

だが最初案の定門番に止められたが

白から穢れが出てないとしても妖怪を都に入れることはできない

と一点張りだったので神力出して脅したらすぐ入れた

最初からこうすればよかった

そしておそらく白がいる以上周りから侮蔑の目で見られるので

ジャンプしてここまで来た

さて・・早速入ろう

 

そして入った瞬間に・・

 

ここにいる神達が侮蔑の目で俺達を見てきた

いや、正確には白をか。

 

「おい、そこの神、なぜ妖怪を都に入れた」

 

早速誰かに声かけられた

 

「はぁ~こいつは俺の式だ

それに穢れは出ないようにしている

だからいいだろ」

 

「そういう訳にはいかない。何の神かは知らんが

ちょっとお仕置きが必要なようだな」

 

そう言うと周りの神たちは俺達を笑った

それを無視して俺はさっきから気になってたことを

こいつに聞いた

 

「なぁさっきから気になってたことがあるんだけど・・」

 

「何だ?何でも聞いてみるとよい。低能のお前の質問、聞いてやる」

 

よし、こいつ後でプライドずたずたにしてやる

 

「お前・・誰?」

 

「は?」

 

「お・・お前!私の名前を知らないのか!」

 

「うん。ぶっちゃけ知らない

俺月夜見とか天照とか須佐之男とかしか知らないから

というか覚えるつもりがない」

 

「き・・貴様!我をバカにしているのか!」

 

「うん!してる、ちょーしてる!

つーか最近の人間は神を信じなくなってるから

しかたないけどお前の神力弱いんじゃね?」

 

「き、貴様!許さん!許さんぞ!

勝負しろ!お前のその性根、叩き直してやる!」

 

「え~めんどくさい」

 

「お前に拒否権などない!

この天手力男命を怒らせたこと、後悔させてやる!」

 

「あ~うん、君の名前、あまのたぢからお君って言うんだね

分かったよ」

 

「貴様!今すぐ殺してやるぞ!」

 

「やってみな。いいよじゃあ戦おうか」

 

「後悔させてやる!」

 

「白、はいこれメロンパンとお茶、食べな」

 

「ありがとうございます。主」

 

「人の話を聞けえええぇぇぇぇ!」

 

~同時刻~

 

「大変です!月夜見様!」

 

「どうした?依姫?」

 

「集会所で二人の神が喧嘩を!」

 

「何!すぐにいく!」

 

「まったく何でこんな大事なときに・・」

 

「まったくだ。せっかく思い出に浸ってる最中だったのに・・」

 

「月夜見様も、何してたんですか!」

 

「まぁ早くいこう!」

 

「大変です!月夜見様!」

 

「今度は何だ!豊姫!」

 

「実は二人の神が勝負することになって・・」

 

「何!早くいかなければ!」

 

「早くしましょう!」

 

「まったく・・蒼真だったらどうしてたか・・」

 

 

 



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勝負

よう、冷だ

 俺は天手力男命という神と戦うことになった

はい、以上

 

そして今、闘技場にいる

広くて何もない・・ちょうどいい!

 

「ここなら、おかまいなく暴れられるな・・」

 

そう言ったのはあのクソ神だ

俺のセリフ取るんじゃねぇよ

まぁもういいさっさと終わらせる

でも、彼には感謝してもらいたい。自分が男だということに・・

 

「さぁ!始めようか!」

 

「上等だ!貴様のその態度!叩き直して頭を下げさせてやる」

 

俺達が勝負を始めようとすると・・

 

「待て!」

 

急に誰かに呼び止められた

 

「何だ?」

 

「お前ら!今回集まってもらったのはこんなことをするためじゃない!

すぐにやめろ!」

 

止めたのは女だった

誰だあの女?

能力で調べる

 

『月夜見』

 

『月の神で今回の会場の提供者』

 

なるほど・・こいつが月夜見か・・・

ちょうどいい。

見せてやる

といってもこいつとの戦いは進歩というものがないから

この剣で終わらす

 

「月夜見だっけ?

黙って見てろ、すぐに終わらすからよ・・」

 

そう言い俺は『ライドウォッチホルダー』を見せた

すると月夜見が驚いた顔をした

 

「まさか!お前が・・・」

 

「黙って見てろよ・・」

 

そう言い俺は腰から『ライドヘイセイバー』と出した

 

「ほう?そんな剣で戦うのか?」

 

「そうだよ?ほらかかってきなよ」

 

「!その舐めた口黙らせてやる!」

 

そう言いあいつは直進で俺に向かってきた

俺はそれを後ろによける

すると奴の拳が地面にめり込んでいた

 

「ふ・・やるな。私は腕力と筋力を象徴する神だ

力だけではなくスピードもすごいぞ?」

 

「どうやらその通りのようだな・・」

 

「で?お前はどうする気だ?

このまま降参するか?」

 

「何言ってんだ?これからもっと面白くなるのに」

 

「何?」

 

俺はライドヘイセイバーの『ハンドセレクター』を4回回した

 

『ヘイ!ドライブ!』

 

~月夜見side~

 

まさか・・あいつは・・・

 

蒼真の話に出てきた・・『神我見 冷』!

なんでここに・・

いや、収集を掛けたのだ。来てもおかしくない

だがなぜ仲間の仇ともいえるこの場所に?

まさか・・復讐?

いや、そうだとしたらもうこの月の都は終わっててもおかしくない

なら一体なぜ彼はここに・・?

 

「「月夜見様!」」

 

入ってきたのは依姫と豊姫だ

 

「これは一体どういうことですか!?」

 

「何故戦いが!?・・」

 

「すまん、私では止めることができなかった・・」

 

「いや、月夜見様は悪くありません」

 

「そうです!悪いのはあのばか神二人です!」

 

「お姉様!さすがに神々をばかなどと!」

 

「二人とも・・黙って見ていろ・・」

 

「月夜見様?」

 

「あれを見ろ・・」

 

そう言い私が指指したのは黒服の神、冷だ

 

「あの神がどうかしたんですか?」

 

「いいから見ていろ・・」

 

「はい・・?」

 

私が見るともう戦いは始まっていた

すると彼は剣についている時計のようなものを回した

 

『ヘイ!ドライブ!』

 

~冷side~

 

さて・・まず小手調べだ

ドライブの力を使おう

 

俺はヘイセイバーの持つところにあるボタンを押した

 

『ドライブ!デュアルタイムブレーク!』

 

そして俺はそのままヘイセイバーを振った

するとヘイセイバーからタイヤ型のエネルギー

『マックスフレア』『ファンキースパイク』『ミッドナイトシャドー』

を飛ばして攻撃した

 

「な・・なんだこれは!?」

 

さすがのあいつも驚いてるか

 

「それは・・神器か!?」

 

「違うな・・これはすべての『平成仮面ライダー』の力を

使える『ライドヘイセイバー』だ」

 

「くそ!ふざけやがって!」

 

そう言い奴は三つのタイヤをはじき飛ばす

 

「さすが、弱っても神だな・・」

 

「ばかにするな!貴様、妙な小細工を使いおって!」

 

「うるさいな~別に武器使ってダメって言ってたっけ?」

 

「くそ!」

 

奴はまたそのまま直進してきた

こいつはバカなのだろうか?

もういいや、さっさあと終わらそう

俺はハンドセレクターを2回回した

 

『ヘイ!ウィザード!』

 

するとヘイセイバーは火、水、風、土を纏った

俺はそのまま奴に向かっていった

 

「ばかか!そのまま私の攻撃の餌食になるがいい!」

 

それはこっちのセリフだ

俺はヘイセイバーを地面に叩きつけた

すると奴のいたところの土が動き、奴を拘束した

 

「なんだ、これは!クソ!離せ!」

 

俺はその隙を見逃さず4つの力を纏ったヘイセイバーで奴を切った

 

「ぐわぁ!」

 

さて・・・これで決めよう

俺はライドウォッチホルダーから『ブレイドライドウォッチ』を

取り出し、ウォッチをライダーフェイスにし、

ヘイセイバーにセットし、

ハンドセレクターを1回回した

 

『ヘイ!フォーゼ!』

 

するとヘイセイバーは青い雷を纏い刀身が巨大化した

それに宇宙に存在する未知のエネルギー『コズミックエナジー』を

纏った

 

「何だ!何なんだ!それは!」

 

「お前の質問には答えない・・さぁこれでフィニッシュだ」

 

~月夜見side~

 

何だ!?あれは!

急にあの剣からタイヤのようなものが出てきただと!?

一体どうなっているんだ!?

 

「な・・なんですか?今の・・・剣から燃えてたり、とがってたりの

タイヤが・・出てきましたよね!?

一体どうなっているんですか!?」

 

「まったく意味が分からない・・

あれは何なんですか!?」

 

「あれは・・技術の力だ」

 

「え!あんな技術私達月の技術でもあんなことできません!

彼は何者なんですか!?」

 

「それは、自分で考えろ。お前達ならわかる」

 

「まったく言っている意味が分かりません!」

 

「ならあれを見ろ。それでわかる」

 

そうして私が見たのは彼が依姫の持っている時計を取り出したところだ

 

「!なんで彼があれを持っているの!?」

 

「あれは今も私が持っているはずなのに!?・・」

 

そう言い依姫はあれと同じものを取り出した

 

「一体彼は誰なんですか!?」

 

「その時計は、蒼真からもらったものだ

だがしかし、その時計がそうなる前のものを作ったのは誰だ?」

 

「!まさか、彼は・・」

 

「やっとわかったか

そう、あいつは蒼真の仲間、そして命の恩人・・

神我見 冷だ」

 

「!だからあの人は私達の知らない技術を!・・」

 

「まさかこんな所でそんな人と会うなんて・・」

 

「見ろ!」

 

そう言い私が見たのは彼が剣に時計をつけて

その後青い雷を纏った巨大な刃になり

謎のエネルギーを纏ったところだった

 

「あ・・あんなエネルギーは今まで見たことがない・・」

 

「あ・・当たってるだけでも・・熱い!」

 

くそ!あんなのを放つつもりか!

闘技場がもたない!

 

~冷side~

 

さて・・決めるぜ!

 

「ま・・待て!」

 

「あ?何だよ?」

 

「こ・・降参する!だから・・やめてくれ!」

 

「何だ?お前がこの戦いをやろうって言ったんだろう?

それに、内の式を侮蔑したし・・それ相応のことはしてもらわないとね・・・」

 

「す、すまん!あ・・謝るから!謝るから、許してくれ!」

 

何だこいつさっきの威勢はどこいった

しかしどこにでもいるもんだな。

最初調子乗っといて勝てないとわかると命ごいする奴

こういう奴は・・ホント嫌いだ

 

「・・・いいよ」

 

「本当か!?」

 

「ただし・・・この攻撃を受けたらね!」

 

それを言った瞬間奴の恐怖は最高潮に達した

 

「嫌だァァァァァァァ!嫌だ!頼む!やめてくれぇぇぇぇぇぇ!」

 

「だ、め♪」

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

『ブレイド!フォーゼ!スクランブルタイムブレーク!』

 

俺はヘイセイバーを縦に振り

巨大な青い雷の斬撃を放った

それはまっすぐ進んでいった

 

「嫌だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

その斬撃が真ん中あたりで突如青いブラックホールに吸い込まれた

 

「へ?」

 

「ふ・・・ふふ・・ふははははははははは!

どうやらご自慢の攻撃は不発だったようだな!

神である私に尻を付かせおって!

貴様を絶対に後悔させてやる・・」

 

そう言い奴は立ち上がった

この命ごいしときながら自分が有利になると調子乗る

ホントクズのやることだ

そして・・ホント・・こいつは・・・

 

 

 

バカだ

 

するといきなり奴の目の前にあの斬撃を吸い込んだブラックホールが

出てきた

 

「へ?」

 

そしてその中から吸い込まれたはずの斬撃が

奴に向かって飛んでくる

 

そして・・直撃した

 

「ぎゃあああああぁぁぁぁぁ!」

 

奴はどうなっただろうか?

まぁそんなことはどうでもいい

たとえ死んでも文句は言えないようなクソ野郎だったからな

 

「しょ・・勝者、黒服の神!」

 

審判がそう言うがこの場所は静まり返ってしまった

 

俺はさっさと白のところにいこうとする

だが・・

 

「待ちなさい」

 

誰かに止められた

 

「たく・・・何だよ」

 

そこにいたのは銀髪のショートカット

変な服来て背中の片方だけに白い翼がある

 

ホント誰?

 

「あなたに聞きたいことがあるわ」

 

「は?ごめ~ん俺は女の質問には、極力答えない主義でね」

 

「ふざけないで、さっさと私の質問に答えないで」

 

「え?答えなくていいの?じゃあ最初から質問するなよ」

 

「え!・・・なんで私の能力が効かないの?」

 

(能力?もしかしてこいつ、能力使ったな。

取りあえず調べてみよう)

 

『稀神 サグメ』

 

『口に出すと事態を逆転させる程度の能力』をもっている

 

なるほど・・この能力を使ったのか

だが俺には能力は効かないんだよな~

 

「ふ、悪いね、俺には能力が効かないんだ~」

 

「ど、どういうこと!?」

 

「言っただろう?俺は女の質問には極力答えない主義だと」

 

「!・・・だったら私と勝負しなさい!私が勝ったら私の質問に答えて頂戴!」

 

「は?やだよ。式を待たせてるしね」

 

「大丈夫よ。あなたの式の無事は保障してあげるわ。それなら文句ないでしょう?」

 

「は?何言ってんのお前?」

 

「あなたの式なら私の部下が預かってるわよ?」

 

「ふ~ん」

 

「あら、案外驚かないのね」

 

「大丈夫さ、俺の式は強いからね」

 

「何言ってるの?妖怪が私達月の都の者たちに勝てるはずが

 

-チュドオオオオオオオォォォォォン!-

 

「な・・何!」

 

「おいお前」

 

「な・・何よ!?」

 

「俺の式に手ぇ出すから悪いんだぞ?」

 

「何を言って「主、こっちは終わりました」な!?」

 

そこにはたくさんの人間を抱えた白がいた

 

「こいつら、無謀にも襲いかかってきたので全員返り討ちにしましたよ」

 

「ナイス、白。よくやった」

 

「ありがとうございます」

 

「な・・何で妖怪なんかに負けるのよ!」

 

「こいつは他の妖怪とはちげーんだよ。で、

誰が誰を預かってるって?稀神 サグメ」

 




初めて四千字書けました
そしてブラックホールはフォーゼのコズミックステイツの
必殺技の時のです


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クズと侵入者

「くぅ!」

 

「さてさて・・戦うのはめんどかったんだけど・・お前は俺の式に

手を出した。ツケは払ってもらうぞ」

 

「!・・ええいいわ、やってやるわ!始めからこっちはその

つもりだったしね!私が勝ったら私の質問に答えてもらうわよ!」

 

「いいよ、でもあれはまだ本気のほのhも出してないしね」

 

「!~バカにしないで!」

 

「おい!サグメ!何をしている!」

 

「月夜見様!?」

 

「お前!喋ってるぞ!」

 

「あ!?も・・もうしわけモゴモゴ・・・」

 

(何これ?どういう状況?)

 

能力よ、教えてくれ

 

『サグメは『口に出すと事態を逆転させる程度の能力』を持っているので

普段は無口。だが今回喋っているので月夜見に怒られている』

 

なるほど、ありがとう能力。

つまり、こいつは普段能力があるから無口だけど喋っちゃったから怒られてる訳か

コイツの能力確かに使い方次第で危険だからな・・

 

「さて・・すまない・・こんなことになってしまって」

 

「いや・・・もういいや、さっさとここでも問題解決して帰りたんだよ

妻がすき焼き作って待ってるから」

 

「「「「「は!?妻ああぁぁぁぁぁぁ!?」」」」」

 

月夜見と薄い紫髪女と金髪女以外が全員驚いた

 

『あ、あなた!女嫌いとか言ってなかった!?』

 

なんかサグメがノートに文字書いて話掛けてきた

つーかいつもそうやって喋ってんだな

 

「そうだよ、俺は女が大っ嫌いだ!」

 

『じゃあなんで妻がいるの!おかしいでしょ!?』

 

「うるさいな、こっちにもいろいろあんのDo You understand?」

 

『理解できないわよ!』

 

「ていうかお前書くの早いな・・」

 

『ふふん!すごいでしょ!長年の苦労よ!』

 

「それは自分が歳増し、つまりババアだと認めてる発言だよ?」

 

『あ゛?今あんたなんて言った?』

 

「あれ?聞こえなかったかな?つまり君は、ババアだってことさ」

 

『殺す!』

 

そう書きサグメが攻撃してくるが俺は華麗に避ける

 

『当たりなさいよ!』

 

「嫌~だ♪じゃあもう戦おうか、これが一番手っ取り早い」

 

『いいわ!ぼこぼこにしてあげる!』

 

「さぁ!殺りあおう!」

 

そう言い俺達は再び闘技場に戻った

 

「おい!こんなことしてる場合じゃない!」

 

「いいだろ?別に」

 

「もう勝手にしろ・・・」

 

どうやら諦めてくれたようだな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さあ!今度の戦いは女神の稀神 サグメ様が戦います!」

 

俺は実況の言葉にちょっと不信感を持った

 

(様付け?こいつ、もしかして・・)

 

「お前って結構有名なんだな・・」

 

『あら、今頃分かった?私は『舌禍をもたらす女神』と言われていて結構上の神よ』

 

「そうなんだ、お前って災いをもたらす女神なんだ・・・」

可哀そうに。お前、友達いないだろ・・」

 

『あんた・・絶対許さない・・』

 

「さぁ、始まりだ----!」

 

ーこおおおおおぉぉぉぉぉぉん!-

 

コングとともに俺は『ビヨンドライバー』を取り出した

俺はそれを腰に取り付け

『ウォズミライドウォッチ』のボタンを押した

 

『ウォズ!』

 

「あれって・・蒼真の持ってたのと似てる?・・・」

 

「何をするの?」

 

こいつらのことは無視しよう

ウォッチをレバーに取り付けボタンを押した

 

『アクション!』

 

そしてレバーを閉じた

 

『投影!』

 

『フューチャータイム!』

 

『スゴイ!ジダイ!ミライ!』

 

『仮面ライダーウォズ!ウォズ!』

 

俺は『仮面ライダーウォズ』に変身した

 

『な!?・・何なの!?その姿は!?』

 

「我が名は仮面ライダーウォズ…未来の創造者である!」

 

『未来の・・・創造者?ふざけないで!』

 

「ならば・・創造者の力見せてやろう・・・」

 

『見せてみなさい!喰らえ!『片翼の白鷺(かたよくのしらさぎ)!』

 

するとサグメの周りにレーダーが翼のように展開され、すべてがこちらに

向かってきた

 

(なるほど・・・これは結構厄介だな・・だが)

 

『ジカンデスピア!ヤリスギ!』

 

俺は『ジカンデスピア』を槍モードにしてレーザーをすべて落とす

 

『く!まだまだ!玉符「神々の光り輝く弾冠」!』

 

次は陰陽玉のような弾を撃ってきた

これも一撃一撃が強そうだが・・

 

『カマシスギ!』

 

俺はジカンデスピアを鎌モードにして陰陽玉を切り裂く

 

『そんな・・これでも効かないなんて!・・』

 

こいつは俺に比べたらすごく弱い。だが俺と比べてはだめか

さて・・さっさと終わらそう

 

「さて・・もうそろそろ終わりにしよう」

 

『負けてたまるか!私はあなたにどうしても聞かなければならないことがある!』

 

「うるさいな~なんなのその聞きたいことって?」

 

この際聞いておこう。

こういうのは後からうざくなるタイプだ

 

「お前は八意様がどこにいるか知っているでしょ!」

 

「は?八意・・?」

 

「とぼけないで!その赤と青の時計、それは八意様が大切に持っていたものよ!

それをお前が持っているということは、あなたは八意様がどこにいるのかを知っている!」

 

『だから私はあなたに勝って八意様と会いたいのよ!だからこの勝負・・・勝たせてもらう!』

 

そういいサグメが指指したのは『ビルドライドウォッチ』だ

なるほど・・蒼真がウォッチを渡した一人は八意というのか

だが、これは俺がもとから持っているもの。だからその八意とかいう

奴の居場所は知らない

 

「いいだろう・・その質問・・答えてやる!」

 

俺は『キカイミライドウォッチ』を取り出しボタンを押した

 

『キカイ!』

 

「あれは、蒼真の!」

 

「何故彼が・・・!」

 

俺はレバーにウォッチをセットしボタンを押した

 

『アクション!』

 

『投影!』

 

『フューチャータイム!』

 

『デカイ!ハカイ!ゴーカイ!フューチャーリング キカイ!キカイ!』

 

俺は『仮面ライダーウォズ フューチャーリングキカイ』になった

 

「答えは・・・『知らない』だ」

 

『嘘をついても無駄!すぐに本当のことを言わせる!』

 

「まぁいい・・見せてやろう。仮面ライダーキカイの力をな!」

 

「やっぱり、キカイ!・・・」

 

「何であいつが蒼真のを持ってるの!?」

 

「当たり前だ・・製作者は奴だ同じのをいくつ作れてもおかしくない・・・」

 

残念ながら・・これは蒼真の死んだ場所で拾ったんだ

まぁ知らなくていいだろう

 

「決めさせてもらう・・・」

 

『ヤリスギ!』

 

ジカンデスピアを槍モードに戻した後俺はレバーを開きまた閉じた

 

『ビヨンドザタイム!』

 

すると両肩のキカイショルダーからフックのついた鎖が出現し

それが伸びてサグメを拘束した

 

「な、何これ!?鎖!?」

 

サグメも驚いている

まぁあいつちょくちょく声出してるけど

能力が使われる言葉と使われない言葉に使い分けて発言している

この状況でそれが使い分けられるのはすごいな

 

そしてジカンデスピアをスワイプした

 

『スワイプ!』

 

その後拘束したサグメをこちら側に寄せた

 

「くそ!」

 

「これで終わりだ・・」

 

『爆裂DEランス!』

 

俺はそのままサグメを引き寄せた後、そのまま突いた

その瞬間黄色い歯車型のエネルギーがサグメをジグザグに飛ばす

 

「キャアアアアァァァァァ!」

 

この技はこの黄色い歯車型のエネルギーに飛ばされた後、爆発する

これで終わりだ

 

そう思っていたが・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サグメは爆発する瞬間、誰かに助けられた

 

何だ!?誰が助けた!?

誰かが助けた瞬間、神力を感じたからおそらく助けたのは神だ

だが同時に霊力も感じられた

神力と霊力、この二つの力を感じられるのは俺が知っているのは

一人しかいない

 

そのには気絶したサグメをお姫様抱っこした紳士服を着てピエロのお面を被った男がいた

 

「サグメ様!。く、サグメ様を離しなさい!」

 

薄い紫髪と金髪の女が駆け寄ってきた

 

俺はそれを止める

たく・・こいつは何の用があってきたんだろうか?

 

「大丈夫だ。で、何の用があって来た?『守』」

 

俺がそう言うとピエロ仮面の男『守』が仮面を外した

 

「は~さすがは父さんだね」

 

「何の用があってきたんだ?決まるところだったのに」

 

「どうしたもこうしたも、母さんが父さんの帰りが遅いって」

 

「なるほど・・・大体理解した」

 

「そうそう、『早く帰らないとただじゃおきません』っても言われたよ」

 

「あ~確かにはよ帰らないと今日俺がいろいろ大変な目にあうな」

 

「だから、早く帰ろうって迎えに来たのに、何で戦ってたのかな?」

 

「いやバカ神が喧嘩売ってきたから相手してやっただけ」

 

「そうか・・じゃあかえ「ちょっと待ってください!」・・何?」

 

「蒼真さんは・・どうしてますか?」

 

そう聞いてきたのは薄い紫髪の女だ

 

「・・・・・蒼真は

 

そう言おうとしたとき

 

『静まれ』

 

という声が聞こえた

すると周りの者たちは黙ってしまった

俺を覗いて

 

「ほう?貴様私の能力が効かないとは、なかなかやるな」

 

突如聞こえたこの声は中年の男の声だ

その声の主は俺の目の前にいる男だ

 

「そういうあんたも只者じゃねぇだろ・・」

 

「うむ、そうだな、お前は一部の神の名前しか覚えておらんかったようだが・・

私の名前くらいは分かるよな?」

 

「当たり前だ・・こんなやばそうな能力・・おそらく『言霊を司る程度の能力』

と言ったところか?」

 

「ほう?まさか今見ただけで私の能力が分かるとは・・ホントにやるな」

 

「で、何の用だい?『龍神』?」

 

「ふふふ・・・単刀直入に言おうお前の妻を私に寄こせ。」

 

「は?」

 

「聞こえなかったか?もう一度言おう。お前の妻を私に寄こせ」

 

「バカなのお前?やる訳ねぇじゃん」

 

「そう言うと思ったわ。だがお前に拒否権はない私はな、人間の妻を集めるのが何よりたまらん。

この前は壊しかけてしまったからな、ちょうど新しいのが欲しいところだったんだ」

 

(なるほど・・こいつもクズだな。こいつ、常に自分が有利だと思ってやがる

こういうのは、根から折った方がいいな)

 

俺は指を鳴らした

すると周りの神や人やらは喋れるようになった

 

「なんだと!?なぜ私の能力が!?」

 

「俺には、他人の能力を無効化する程度の能力があるからな

で、誰の妻を寄こせって?」

 

「ぐ!ぐぬぬぬぬぬぬぬぬ~~~!」

 

悔しがってるなこいつ。クズだから仕方ないか

 

「さて、俺の妻を寄こせって言ったんだ。それ相応の覚悟はできてるだろうな?」

 

俺は戦闘態勢に入ろうとすると・・・

 

ブー!ブー!

 

と音が鳴った

 

「な・・何だ!?この音は!?」

 

龍神・・・いやクズ野郎も驚いてるな

 

「侵入者が来たときの音です。!」

 

答えたのは月夜見だ

それが正しければこの月の都に侵入者が現れたということか

 

「ふん!侵入者も不運だな!

こんなに神がいるときに侵入してくるとは!」

 

このクズ野郎、ますます調子乗ってるな。こんなのが龍神で大丈夫なのか?

こんなのが龍神で今までよく世界が壊れなかったな。こいつの発言わかるが毎日女遊びでもしてるんだろう

こんなのに温を奪われたとしたら・・・俺は自分の仕事を放棄して人類滅ぼすわ

 

龍孤(冷は命、時間、感情と人間に必要なものを司ってるので冷が仕事放棄したら人類まじで滅びます)

 

さて・・このことはもういい侵入者ってのは誰なんだ?

まるでこの時が来るのを待ってたかのように現れたぞ?

 

「おい、」

 

「なんですか!こんな時に!?」

 

「俺が行く。」

 

「え!?」

 

「俺が侵入者を捕まえる」

 

「お・・お願いします!

 

「後・・その場面を生中継で繋げとけ」

 

「え!?何でそんなことを!?」

 

「いいから」

 

「は・・はい」

 

俺はクズ野郎や守の入る方を向いた

 

「てな訳だ。見てろよ」

 

「ふん!目立ちたがり屋か!」

 

「父さん・・」

 

どうやら守は俺の意図をある程度読み取ってくれたようだ

俺は他人に戦いを見せるのは極力控えたいからな

守は俺のその性格を知っている

 

「守、これを渡しておく」

 

俺は守に『ブランクミライドウォッチ』を渡した

 

「これ・・『あの会話』わかってるなら、ちょうどいい時に使え」

 

「・・・・分かった」

 

「じゃあ、行ってくる」

 

そう言い俺はこの場所から離れ、侵入者のいる場所に向かった

 

さて・・・おそらく侵入者どもの目的は・・あいつかもしれない

それは侵入者たちに聞いてみるか

 

 



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復讐者たち

さて・・侵入者はどこだ?どこにもいないんだがな・・

いや・・・隠れてるだけか?

ちょうどいい、これを使ってみるか

 

俺は『青いボトル』を取り出し振ってキャップを回した

すると案の定聞こえた

何もないところから音が!

 

俺はそこに『ジカンギレード ジュウ』を取り出して撃った

 

「ぐはぁ!」

 

すると出てきた

どうやら透明になっていたようだ

しかも銃やビームサーベル?を持っている

 

「よくも仲間を撃ったな・・・」

 

すると他にも同じ格好をした奴が8人出てきた

合計9人かよ。結構いるな

だが・・こいつらにいくつか質問したいが

まずはあいつらの質問に答えてやるとするか。

 

「なぜ俺達の居場所が分かった・・?」

 

何かこいつらより威厳がありそうな男が聞いてきた

おそらくこいつはリーダーか

 

「実はね、俺が振ったこのボトル。これには『サメ』の成分が入っていてね

サメには『ロレンチーノ器官』ってのがあって100万分の一の電位差を

感知できるんだ。だからそれを使って、お前等の持つ機械の電位差を

感知して、お前等の居場所を知った」

 

「まさか、そんなことができる神がいたとはな・・」

 

「さてさて・・お前等はどんな目的があってきたのかな?

しかも、龍神という最高神がいるというのに。まぁそれ分かっててきたんだろうけど・・・」

 

「ほう?まさかそれもわかってるなんて・・・貴様、ただの神じゃないな?」

 

「早くお前等を片づけて帰らないと妻が怒るからね・・・

さて、お前等はどんな目的があってここに来た?」

 

「・・・・俺達の目的は・・・・『復讐』だ!。」

 

「そうなると・・この集まりにきている神の内、誰かがお前等の復讐相手ってことか・・」

 

「そうだ!あいつは俺らから恋人も・・居場所も・・幸せも・・そして存在すら奪った!

だから俺らはあいつを許さない!」

 

「ほう・・・で、そのために今回の事件を起こしたのか?

この下級の神が殺された事件を」

 

「そうだ、よくわかったな。だがそんなことはもうどうでもいい!

もう俺達の存在が戻らないのもわかっている!

俺らはな、あいつを殺せればいいんだ!そうできれば後は何の未練もなく死ねる!」

 

「お前等は自分達のやっていることが罪だと分かってたんだな」

 

「そうだ!俺達はもう後戻りできない、だからせめて・・奴を殺して死んでやる!

ここにいる奴らは、全員同じ気持ちだ!」

 

俺は改めてこいつらを見た・・目に迷いはない。どうやら本気のようだ

 

「いいだろう・・だが、俺を倒してから行け」

 

「最初からそのつもりだ!行くぞ!みんな!」

 

「「「「「おう!」」」」」

 

そう言い奴らは構えた

だが、こいつらの復讐相手・・大体予想はできた

それを確認するためにまずはこいつらを半殺しにする!

 

~守side~

 

守だ。俺というより

ここにいる神と人全員がモニターを見ている

まさか、今回の事件の犯人が人間だったなんて・・・

全員驚いている。

しかもその理由が復讐とは・・

 

『あいつは俺らから恋人も・・居場所も・・幸せも・・そして存在すら奪った!』

 

まさかそんなことをする神がいたなんて・・周りもさらにこのことを聞いて驚いた

罪のない人間から神が人間からすべてを奪うなんて、罪だ

そんなことを何度も、いや、9回もしたとなると大罪犯した神の烙印を押され

その神の神力をすべて奪われ、存在を消されてしまう

そんなことばれずに出来るのは『奴』しかいない

 

俺は『奴』の方を見てみると『そいつ』の表情は怒りと焦りだった

十中八九あいつだな

『あいつ』の能力ならこのことをもみ消せてもおかしくない

それに『あいつ』の会話を俺も聞いていた

 

だから、もう犯人はあいつだ

『あいつ』はいつか絶対動く。あの人たちを消しに・・

その時はおそらく父さんがあの人たちを倒したときだ奴はその時を狙って行動し、

あの人たちと父さんを殺して、ここにいる人たち全員の記憶を消そうとするだろう

そのときがチャンスだ。見失わないようにしないと・・

 

『ちょ・・・・と!は・・・し・・』

 

ん?なんか聞こえる?

 

『ちょ・・っ・・!は・・なし・・・』

 

そう言えばさっきから考え事してたから、意識を放棄してた

結局この声はなんだ?

 

「ちょっと!離してよ!」

 

その声の主は俺が担いでた女性(女神)だ

確か名前は・・稀神 サグメだったっけ?

 

「何?こっちは今考え事してるんだけど?」

 

「何?じゃないわよ!何平然に私をお姫様抱っこして席に座っているのよ!」

 

「あ、忘れてた」

 

「忘れてた!?て、そんなことはどうでもいいから!

さっさと降ろして!」

 

「はいはい。ってあれ?」

 

「どうしたのよ!早く降ろして!」

 

「いや・・降ろせない」

 

「は!?何言ってるの!あなた!?」

 

「いや・・・だから降ろせないんだって」

 

「そ!そんなことはないでしょ!私は早く降りたいの!」

 

「いや・・なぜか降ろせない・・まぁ・・・このままでいいか」

 

「よくない!早く降ろしなさーい!」

 

この時、ほとんどの神がこう思った

 

(うるせぇ!こんな緊迫したときにイチャイチャしてんじゃねぇよ!)

 

 

(あとサグメ様、あんた自分の能力忘れてるだろ・・)

 

サグメの能力は『口に出すと事態を逆転させる程度の能力』である

 

~冷side~

 

さて、さっさと片付けるか・・

俺は『ジクウドライバー』を取り出した

 

「何だ?それは?」

 

「見ればわかるよ」

 

俺はドライバーを腰に取り付け『ジオウライドウォッチ』を取り出した

ウォッチを回してボタンを押した

 

『ジオウ!』

 

ウォッチをベルトにセットし、ベルトのロックを解除した

そして、ベルトを回した

 

『ライダータイム!!』

 

『仮面ライダージオウ!!』

 

俺は『仮面ライダージオウ』に変身した

 

「!なんだ!?その姿は!?」

 

俺はあの『祝いの言葉』を言う

 

「祝え!全ライダーの力を受け継ぎ、時空を超え、過去と未来をしろしめす時の王者!

その名も仮面ライダージオウ!」

 

「ふざけやがって!何が時の王者だ!」

 

一人が攻撃してくるが

 

ーガキィィィィィィィン!-

 

「何!?」

 

俺は『ジカンギレード ケン』で受け止めカウンターを喰らわした

 

「ぐはぁ!」

 

「大丈夫か!?」

 

「あぁ大丈夫だ。だがあいつ強くなってるぞ!」

 

「くそ!お前等行くぞ!

こんな所で俺達は終われない!」

 

「「「「「あぁ!」」」」」

 

すごい絆だな

いいだろう・・その力見せてみろ!

 

 



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復讐の動機~ベストマッチ~

さて、俺は今『仮面ライダージオウ』に変身して復讐者たちと戦っている

この姿で何人倒せるか・・出来るだけ力は見せたくない

 

「待て!」

 

急に声が静止の声が聞こえた。なんだ?

声の方を見てみると、そこには声の主であろう、こいつらの仲間の一人だった

 

「何だ!『龍斗(りゅうと)』!」

 

「まずは俺がこいつの相手をする!」

 

「な!?何を言ってるんだ!?みんなでやった方がいいじゃないか!」

 

「まずお前等は見ていろ、それでこいつの攻撃パターンを見て、戦いを

有利にしてくれ」

 

「そんなのダメだ!みんなでやろう!」

 

「いいや、ここは俺にやらせてくれ!」

 

「・・・分かった」

 

「何言ってるんだ!『士郎(しろう)』!一人じゃ危険だ!」

 

「いや、あいつを信じよう」

 

「・・・お前がそういうなら」

 

「おや、行かないのかい?」

 

「仲間を置いて自分達だけ行くなんてやる訳ないだろ。この復讐はみんなでやらないと意味がないんだ」

 

「なるほど・・じゃあ龍斗だっけ?やろうか!」

 

「やってやる!ジオウ、来い!」

 

そう言い俺はクラッシャーを

龍斗はビームサーベル的なものを剣に形を変えて攻撃した

おそらくあのビームサーベル的なもの、あれが武器に変わるのか

全員同じの持ってるし

 

「中々やるな!」

 

「そっちこそな!」

 

(確かにこれじゃあやばいな・・)

 

俺は一旦攻撃をやめた

 

「どうした?なぜ攻撃をやめた?」

 

「見ればわかるよ・・」

 

俺は『ビルドライドウォッチ』を出して

ビルドの顔になるように回し、ボタンを押した

 

『ビルド』

 

そしてドライバーにセットして回した

 

『アーマータイム!』

 

『ベストマーッチ! ビ・ル・ドー!!』

 

俺は『仮面ライダージオウ ビルドアーマー』になった

 

「な!?・・・姿が変わった!?

しかもなんか顔に『ビルド』って書いてあるし・・」

 

「いや、鎧を装着しただけだ。」

 

「そう!俺の今の姿は『仮面ライダージオウ ビルドアーマー』だ!」

 

「そのまんまじゃねぇか!まぁいい、鎧が変わっただけだ!問題はないだろ!」

 

そう言い龍斗は俺に突っ込んでくる

それを俺は『ドリルクラッシャークラッシャー』で龍斗を攻撃した

 

「ぐあぁ!」

 

「龍斗!やっぱり全員で行った方が!」

 

「駄目だ!言っただろ!最初は俺だって!」

 

「だが見てられない!全員で行くぞ!」

 

「「「「「おう!」」」」」

 

そう言い8人が攻撃してきた

だが・・こいつらの相手は今じゃない

 

俺はクラッシャーで奴らを攻撃する

 

「ぐあぁ!」

 

「見てろ。最初はこいつだ」

 

「くそ!行くぞ!」

 

龍斗と俺は攻撃を交差させる

だが・・俺の方が押している

 

「ぐはぁ!」

 

「どうした?俺に攻撃を当てられないのか?そんなんでよくここに来れたな!」

 

「お前の、復讐すると言う気持ちは!そんなものかぁぁぁぁ!」

 

「があぁ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~龍斗の過去~

 

それは唐突だった

 

突如神を名乗る男が現れ、俺の恋人を捕まえたのだ

 

「龍斗!龍斗!」

 

「待ってろ!すぐに助けてやるからな!」

 

「無駄だ。神の私に勝てるはずがない」

 

「うるせぇ!なんでそいつを捕まえた!」

 

「なぜかって?それは私の物にするためだよ

こんな美しい女。お前のような者にはもったいないからな。

私がもらってやる」

 

「ふざけんな!」

 

俺はあのクソ野郎に攻撃したが・・・

 

『カウンター』

 

奴がそう言うと俺の攻撃が俺に帰ってきた

 

「がはぁ!」

 

「龍斗!しっかりして!」

 

「安心しろ、殺さないでおこう。

その替わり、お前は私の物になるがな!はははは!」

 

「嫌!龍斗!助けて!」

 

「待ってろ!すぐに『動くな』ぐあぁ!」

 

な・・何だ!?か・・・体が・・動かない・・

 

「さて・後は」

 

「私を龍斗をどうする気!?」

 

「お前は、洗脳して私の物にする。奴は生かしといてやる」

 

「や・・・やめろぉぉぉぉぉぉぉ!」

 

『お前は私の物になり、龍斗という者は知らない

そして人々の記憶から龍斗は存在から消える』

 

「いやあああああぁぁぁぁ!」

 

「××!やめろぉぉぉぉぉぉぉ!」

 

「ごめん・・・龍斗」

 

「うわあああああああぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

 

しばらくして・・

 

「大丈夫ですか!?」

 

あれ・・ここは?

 

「あ・・あんたは!」

 

「あれ?僕、あなたと会ったことありましたっけ?」

 

「!?な・・何言ってんだよ!あの時あっただろ!?」

 

「いや・・僕はあなたと一度もあったことありませんけど・・?」

 

「そ!そんな!?」

 

「きっとあなたが知ってるのは僕のそっくりさんですよ。きっと」

 

「取りあえず、僕の家に行きましょう。僕の家で休んでください」

 

「はい・・・ありがとう」

 

そして俺はこいつの家に行った

 

「なぁ・・本当に俺のこと覚えてないのか?」

 

「さっきもいったでしょう?僕とあなたは一度も会ったことないって

きっと、そっくりさんなんですって」

 

「ははは・・・・そうか・・・・」

 

あの時、奴の言った『人々から俺の存在は消える』と

言うのが本当なら・・もう、俺の家族も・・

 

そんな・・なんで・・・俺が何かしたのか!?

いいや・・俺は何もしてない!

あいつの身勝手のと我儘で俺は・・

すべてを・・・失ったって言うのかよ!

 

ふざけんな・・・・・!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~現在~

 

「お前に何が分かる!恋人を奪われた俺の気持ち!

知り合いから『あなたは誰ですか』って言われた時の辛さ!

そしてすべてを失った俺の悲しみ!

そして奴の理不尽と我儘で自分の人生がめちゃくちゃにされた気持ちが!

分かる訳ないだろ!

こいつらだって俺と同じで理不尽と我儘ですべてを奪われた!

俺の気持ちが分かるのはこいつらだけだ!」

 

「お前達の・・復讐に人生を掛ける理由は分かった・・・

だがな、これだけは言える」

 

「そんなこと・・・・俺が知る訳ないだろが!バカかお前は!」

 

俺は奴を攻撃し吹き飛ばした

 

「はぁ・・・はぁ・・・分からないんなら・・言うんじゃねぇ!」

 

「うるせーてめぇの都合なんざ知るかボケ!」

 

「ふざけんなぁー!」

 

そう言い奴は剣に力を溜めたのだろうか?

剣が紫の炎で纏われる。あれは・・憎悪の炎だな

すごいな・・奴の復讐の心・・まさかあれほどとは

一体どんなことされたんだ?

 

「うああああぁぁぁぁぁ!」

 

「そのお前の気持ち・・答えてやる!」

 

俺はベルトについているウォッチのボタンを押した

 

『フィニッシュタイム! ビルド!』

 

俺はベルトのロックを解除し、一回転させた

 

『ボルテック タイムブレーク!』

 

一次関数のグラフを出現させ、龍斗を拘束する

 

「な!何だこれは!?くそ!離せ!」

 

俺はそれを滑走しながらドリルクラッシャークラッシャーで龍斗を貫いた

 

「ぐわあああああぁぁぁぁぁぁ!」

 

その瞬間、龍斗が爆発する

 

「「「「「龍斗ぉぉぉぉぉ!」」」」」

 

「くそ!よくも龍斗を!」

 

「許さねぇ・・・・・!」

 

「お前等!よく見てみろ!」

 

そこには貫かれ、爆発した龍斗の姿があった

 

「「「「「龍斗!」」」」」

 

「よかった!でもなんで・・?」

 

「お前等にはいろいろと聞きたいことがあるからな、爆発した瞬間に回復させた」

 

「お前等・・・龍斗を見ていてくれ、今度は俺達二人で行く!行くぞ!『栄太(えいた)』!」

 

「あぁ、行くぞ!『拓斗(たくと)』!」

 

「今度は二人がかりか・・・ならこいつだ」

 

俺は黒とオレンジ色のウォッチを取りだした

 

「複数には・・・複数だよな?」

 

俺はウォッチのボタンを押した

 

『ゴースト』

 



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~レベルアップ、カイガン!~

『ゴースト』

 

「何だそれは・・・?今のとは違うものなのか?」

 

「そんなことはどうでもいい・・行くぞ栄太」

 

「あぁ分かってるって」

 

そう言い栄太はハンマー、拓斗は薙刀に形を変えて俺に攻撃してきた

俺はそれを避け、『ビルドライドウォッチ』を抜いて

『ゴーストライドウォッチ』をセットした

そして、ベルトのロックを解除し、ベルトを一回転させた

 

『アーマータイム!』

 

『カイガン!ゴースト!』

 

俺の周りにアーマーが現れ、それが装着されると

俺は『仮面ライダージオウ ゴーストアーマー』になった

 

「また鎧が変わったぞ!しかも『ゴースト』って書いてある・・・」

 

「何だ?透けたりでもすんのか?」

 

「違う。こうするんだよ・・」

 

俺は両肩の『眼魂ショルダー』から4体の『パーカーゴースト』

(オレ、ムサシ、エジソン、ニュートン)を出した

 

「うわ!何だこいつら!?」

 

「幽霊か!?」

 

「こいつらは『パーカーゴースト』だ。一人はこいつらと戦ってもらおう」

 

そう言うとパーカーゴーストたちは栄太の方を攻撃した

 

「くそ!俺の方かよ!」

 

「さぁ確か拓斗だっけ?お前の相手は俺だ。」

 

「上等だ!やってやるよ!」

 

奴は薙刀で攻撃して来るが俺はゴーストの浮遊能力を使い華麗に避ける

 

「くそ!攻撃が当たらねぇ!」

 

「どうした?まだまだこれからだろ!」

 

俺は拓斗を足蹴りした

 

「ぐはぁ!」

 

「どうした?そろそろ決めてもいいか?」

 

「バカにするな!」

 

拓斗はそう言い薙刀に憎悪の炎を纏わせ、その炎を

斬撃にして攻撃した

 

(う~んあの炎、厄介だな。もしかしたらこの炎全員使えるかもしれないな)

 

俺はその斬撃を飛んで避けた

 

「くそ!当たらねぇ!ちょこまかと避けやがって!」

 

「もう終わりにしよう・・」

 

俺はウォッチのボタンを押し、ロックを解除した

 

『フィニッシュタイム! ゴースト!』

 

そしてベルトを回した

 

『オメガ タイムブレーク!』

 

俺は栄太と戦っているパーカーゴーストを集めた

 

「?何だ?」

 

俺はその瞬間飛んで右足にパーカーゴーストを収束させて

そのエネルギーを纏った右足で跳び蹴りを拓斗に叩き込んだ

 

「ぐあああぁぁぁぁぁ!」

 

そして拓斗は爆発した

 

「拓斗!」

 

だがもちろんのこと拓斗はそのまま気絶していた

 

「くそ!許さない・・・」

 

その瞬間栄太はハンマーに憎悪の炎を纏わせ俺を攻撃した

 

「ぐあぁ!」

 

これには俺も当たってしまった

どうやらあの炎、憎悪の量に対して威力も上がるのか・・

この攻撃力だと、こいつらの憎悪は俺の想像以上だな・・

俺の防御を超えるなんて、とてつもない威力だ

これはスピードとトリッキーな攻撃の方がいいな

 

俺は黄緑とピンクのウォッチを取り出した

 

「何?また違うの?いくら鎧を変えたところで俺の攻撃は耐えられないよ・・」

 

「どうかな?それに当たるつもりもない!」

 

ウォッチのボタンを押した

 

『エグゼイド』

 

そしてベルトから『ゴーストライドウォッチ』を取り外し

『エグゼイドライドウォッチ』をセットし、ベルトのロックを解除し

ベルトを回した

 

すると俺の前にアーマーが現れて、俺はそれを蹴り

ジャンプした。そして次々にアーマーが俺の体に装着されていき

最後に『ガシャコンブレイカーブレイカー』を両腕に装備した

 

『アーマータイム!レベルアップ!エグゼイド!』

 

「くそ!また変わったか!」

 

「ノーコンテニューで、なんかクリアできる気がする!」

 

「じゃあコンテニューさせてやる!」

 

栄太はそのまま突っ込んでくるが俺は『ガシャコンブレイカーブレイカー』で

打撃で攻撃した

 

「ぐはぁ!」

 

その時なんか『ヒット』って文字が出た

俺はそれを気にせずどんどん攻撃を続ける

 

『ヒット!』『ヒット!』『ヒット!』

 

なんかうざいなこれ・・・

まぁいい

 

「これでフィニッシュだ!」

 

『フィニッシュタイム! エグゼイド!』

 

俺はウォッチのボタンを押した後ベルトのロックを外して一回転させた

 

『クリティカル タイムブレーク!』

 

俺は『クリティカルタイムブレイク』のロゴ?を実体化して直接攻撃した

 

「があぁ!何だそれ!?」

 

最後にロゴの文字をガシャコンブレイカーブレイカーに収束させて

連続で叩いた

 

『ヒット!』『ヒット!』『ヒット!』『ヒット!』『ヒット!』『ヒット!』

 

さて・・もうこの際この文字は無視しよう

 

さて・・残るは6人

お次は誰かな?

 

 

「士郎・・栄太と拓斗の看病してくれここは俺と『翔太(しょうた)』がやる

 

「あぁ!やるぜ!『誠太郎(せいたろう)』!あのふざけた奴を倒す!」

 

「今度も二人か・・いいぜ!なら今度はこいつだ!」

 

俺は白とオレンジ色のウォッチを取り出し

ボタンを押した

 

『フォーゼ』

 

 

 

 

 

 



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守side~その一~

今章ではちょくちょく守sideいれます


皆さんこんにちわ

神我見 守です

俺は稀神 サグメを抱っこして、なぜかその手が離れない

というか話したくたい感じになってしまっている以上

 

「さて・・・父さんはどう動くかな?」

 

「そんなことより私を離して!」

 

「うるさいな~なんか離せないんだって」

 

「どういう意味よそれ!」

 

さて・・こんな話をしていると・・

 

『お前に何が分かる!恋人を奪われた俺の気持ち!

知り合いから『あなたは誰ですか』って言われた時の辛さ!

そしてすべてを失った俺の悲しみ!

そして奴の理不尽と我儘で自分の人生がめちゃくちゃにされた気持ちが!』

 

と言っている

本当に『あいつ』・・・龍神はクズだな

俺は龍神の方を見てみると

もう怒りと焦りしかなかった顔にさらに怒りと焦りが表情から読み取れる

なんであれに周りは気づかないのだろうか?

もしかして龍神の奴、能力使って気づかれないようにしてるのかな?

 

まあいい、俺がモニターに目を戻すと・・

 

『俺が知る訳ないだろ!バカかお前は!』

 

父さん・・ホントのこと言っちゃったよ

周りの人たちなんてもうモニターを白い目で見てるよ・・

それに俺あんたの息子だし・・そのせいでこっちまで白い目で見られてる

やめてよ・・そういうのは本当のこと言っちゃ駄目だよ・・・

 

『てめぇの都合なんざ知るかボケ!』

 

もう周りがゴミを見るような目で見てる・・

ホント・・ごめんなさい

 

「ねぇねぇ・・・」

 

「何?」

 

そう言えばまだ抱っこしたまんまだった

 

「あれ・・あんたの父親よね・・・」

 

「・・・・・そうだよ・・・・」

 

「ホント・・彼、性格腐ってんじゃないの?」

 

「それ父さんの前で言ったら終わるよ?一番良くて・・・一刀両断されるよ?」

 

「それで一番良いの!?」

 

「うん・・・この前だって・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~守の回想~

 

それは家族で高天原に行ったときの話・・

 

~冷side~

 

『おい!』

 

『あ?何だよ』

 

そこに居たのは3人ほどの男神だった

 

『お前、人間の妻がいるらしいな!』

 

『そうだけど・・?』

 

『しかも一人息子もいるそうじゃないか!』

 

『うん。いるよ?』

 

『しかも人間の学校に通わせているらしいじゃないか!』

 

『え?通わせてるけど・・・?あんたらは結局何が言いたいの?』

 

『我らはな!彼女どころか女友達すらいない友達同時だ!』

 

『『そうだ!』』

 

『うん、で何の用?』

 

『お前、妻がいるなんて羨ましい!』

 

『しかもとても美人と聞く!』

 

『羨ましすぎるぞ!』

 

よく見ると周りの神も俺を可哀そうな目で見ていた

もしかしたら・・

 

『で、結局何?』

 

『お前を罰する!』

 

『は?何で?』

 

『お前の罪は・・妻がいることだぁー!』

 

そう言い3人の男神は襲いかかって来た

なるほど・・こいつら、逆恨みか!

じゃあ・・もう『あれ』はいらないよね

こいつらクソだもん

 

俺は超スピードを出して奴らの『ある場所』をブースターを付けた足で蹴った

 

『プチ』 『ぐほぉ!』

 

『プチ』 『ぎぎゃあ!』

 

『プチ』 『あべし!』

 

俺が『ある場所』を蹴って潰した後

三人は仲良く倒れた

 

周りの神もなんかあいつらに同情している

ちなみに俺が思いっきり蹴ったある場所とは・・・

 

股間だ。これでもうあいつらは男神じゃなくオカマ神になった

 

『さて・・・帰『何してるんですか~?』お、温・・!』

 

『冷く~ん。これは何ですか?』

 

温・・・!しかも守もいるし・・

それに温は俺を笑顔で見ている

いや、あの笑顔の中になにかとてつもない闇が隠されてる気がする

 

周りの神共も温を見て・・・

 

『なんで人間がここに・・?』

 

『もしかして、あれが話に出てきた人間の妻・・?』

 

『すげー美人・・・』

 

『くそー!俺も彼女いないのに・・・』

 

と言っていた。つーか誰か助けてくれ!

 

『あの~』

 

『はい。なんですか?』

 

この話をしているのは守だ

 

『あなたって彼女いるんですか!?』

 

『え?いないけど・・・?それがどうかした?』

 

『じゃ、じゃ私と『ちょっと待った!』何!?』

 

『あんた!抜け駆けはずるいわよ!そんなイケメンと仲良くなろうなんて!』

 

『『『『そうだ!そうだ!』』』』

 

『な!・・何よ、こういうのは早いもの勝ちでしょ!』

 

『そんなことはさせないわ!』

 

『行くぞ!』

 

『『『おー!』』』

 

そう言い6人の女神は喧嘩を始めた

今さっきまで中良かった感じがしたんだが・・

 

『え!?何これ!?どゆこと!?』

 

あっちはあっちで大変そうだ・・・

だが今は・・・・

 

『さて、説明願います。冷君?』

 

温の方だ・・・

これはもう・・・

 

『逃げさせて『そんなことさせませんけどね』やっぱりかよ、こんちくしょう!』

 

くそ!案の定捕まった!

周りの神からなんか聞こえる

 

『は!早い!神のスピードを超えるなんて・・!』

 

『しかも人間に捕まるなんて・・』

 

『美人に捕まるなんて・・俺もやってもらいたい!』

 

それは今疑問に思った!

 

『温!お前何で俺よりスピード早いんだよ!』

 

『違いますよ。冷君の行動パターンは分かってますので先にその場所に行かせてもらいました』

 

『何でわかってんだよ!?』

 

『それは私はあなたの妻ですので』

 

『答えになってないぞ!』

 

『取りあえず、騒ぎを起こしたのと逃げようとしたので、今日は付き合って下さいね。』

 

『付き合うって・・何を・・・!まさか・・!』

 

『はい、夜は寝かせません』

 

『おい!それこんなところで言うことじゃないだろ!』

 

『まぁまぁ・・・取りあえずあなたは寝ててください』

 

『寝てってどういう『こういうことです』ぐはぁ!』

 

温は冷を腹パンして気絶させた

 

『さて・・・守、そろそろ行こう?』

 

『そ・・そうだね・・』

 

こうして冷を担いだ温と守は帰った

だがその後非リアの男神共は・・・

 

(羨ましい・・・死ね!このリア充が!)

 

と女神たちは・・・

 

『あー!あの人がいない!』

 

『え!嘘!』

 

『もー!あんたたちのせいでいなくなっちゃったじゃない!

名前すら聞いてないのに!』

 

『なんですって!?元はと言えばあなたが!』

 

『なんですって!じゃあ戦争よ!』

 

『『『『『望むところよ!』』』』』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~回想終了~

 

「なんてことがあってね・・・」

 

「あんたの両親・・・問題ありすぎじゃない?ヤろうなんて普通人前で言わないわよ・・・」

 

「だよね・・・」

 

よく周りを見ると俺の話を聞いてなのか男神は股間を隠した

女神は何度も俺の方を見ている

 

「それに・・あんたは確かに顔はイケメンよね~」

 

「それってどういう意味かな?」

 

「いや・・・なんかさっきっから私に向けて殺気が・・・」

 

「そうなんだ・・何で?」

 

「私が分かる訳ないでしょ!」

 

ちなみにその殺気は女神たちから守にお姫様抱っこされているサグメへの

嫉妬という名の殺気である

 

俺は話をやめてモニターを見たすると

父さんは『エグゼイドアーマー』になったばっかりだ

 

『ノーコンテニューで、なんかクリアできる気がする!』

 

「気がするの?」

 

「さぁ・・でも圧倒してるから問題ないんじゃない?」

 

「まぁね・・・・ていうか何あれ?『ヒット!』って出てくるんだけど・・?」

 

「さぁ・・・俺に言われても・・?」

 

そして勝負がそろそろ終わる

 

『クリティカル タイムブレーク!』

 

「あ!終わった。残り何人だっけ?」

 

「後6人よ。見てなかったの?」

 

「いや・・君が話しかけてきたからじゃん」

 

「な・・何よ!私のせいだっていうの!?」

 

「え・・?そんなこと一言も言ってないけど・・?」

 

「それは言ってるのと同じよ!ていうか早く離しなさい!」

 

「いや、だから無理なんだって・・」

 

これを見てた神共は・・・

 

(こんな時にいちゃいちゃしやがって!イケメン死ね!)

 

だった

 



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友情と記憶

『フォーゼ』

 

「何だ、また違うやつか?」

 

「どうでもいい。さっさとやるぞ!」

 

「そうだな!行くぜ、誠太郎!」

 

そう言い翔太と誠太郎は攻撃してきた

翔太はロッド、誠太郎は銃を使い攻撃する。いずれも憎悪の炎を纏って攻撃してくる

ロッドでの攻撃はそのまま痛そうだし、銃での攻撃は体を貫通しそうだ

早くアーマーを変えよう

 

『エグゼイドライドウォッチ』から『フォーゼライドウォッチ』に変え

ベルトのロックを外して一回転した

 

『アーマータイム!』

 

すると白いロケットが姿を現しそのロケットが分解し

俺の体に装着された

 

『3・2・1! フォーゼ!』

 

俺は『仮面ライダージオウ フォーゼアーマー』に姿を変えた

 

「くそ!また変わった!しかも今度はロケットだと!?」

 

「飛ばれたら誠太郎の銃でしか攻撃出来ない!早くやるぞ!」

 

「あ、あぁ!」

 

俺は両腕の『ブースターモジュール』空中を移動しながら二人を攻撃する

 

「ぐあぁ!すばしっこい!」

 

「くそ!弾が当たらない!」

 

これで終わりだ、誠太郎まずはお前だ

俺はウォッチのボタンを押した

 

『フィニッシュタイム! フォーゼ!』

 

その後俺はアーマーの各部を変形・移動させて『ロケットモード』になった

 

「何だ!?ロケット!?」

 

「あいつ、ロケットに変わりやがった!」

 

その後すぐに誠太郎に体当たりして宇宙空間に上がった

 

「宇宙に行く~」

 

「ぐ!ぐごがごげば!(く!空気が!)」

 

「これで、終わりだー!」

 

『リミット タイムブレーク!』

 

「誠太郎ぉー!」

 

俺は出ている足を誠太郎に向けて自身の体を回転させて必殺技を放った

 

「『宇宙ロケットキリモミキック!』」

 

回転した体で放ったキックが誠太郎の体を突き抜けた

 

「ぐあああぁぁぁぁぁぁ!」

 

「誠太郎ぉー!くそ!誠太郎の分は俺がやる!」

 

ちなみに誠太郎は無傷の気絶した状態で転がっていて士郎が駆けつけている

 

俺はまた違うウォッチを取り出した。そのウォッチは黒と緑のウォッチだ

 

『ダブル』

 

「また違うのか!それは使わせない!」

 

翔太が攻撃してくるが俺はそれをどんどん避ける

そしてその間に『フォーゼライドウォッチ』から『ダブルライドウォッチ』に

変える

セットした後ベルトのロックを解除してベルトを一回転させた

 

『アーマータイム!』

 

すると何もない場所から『メモリドロイド』が出現し翔太を攻撃する

 

「何だ!?こいつら!」

 

「さっきのパーカーゴーストに似たようなものさ」

 

「くそ!ぐあぁ!」

 

『メモリドロイドサイクロン』と『メモリドロイドジョーカー』が翔太

を吹き飛ばした後、俺のところに来た

 

すると2体の『メモリドロイド』は『ガイアメモリショルダー』に形を変え

俺の肩に装着された

 

『サイクロン!ジョーカー! ダブル!』

 

俺は『仮面ライダージオウ ダブルアーマー』に姿を変えた

 

「さぁ!お前の罪を、教えて?」

 

「教えるか!ふざけやがって!」

 

翔太はロッドで攻撃するが俺は左手に緑の風を纏わせ拳で攻撃した

 

「があぁ!」

 

すると翔太は吹き飛んだ

 

「これで決める」

 

俺はウォッチのボタンを押した

 

『フィニッシュタイム! ダブル!』

 

そしてベルトを回した

 

『マキシマム タイムブレーク!』

 

すると、ガイアメモリショルダーがメモリドロイドになった

俺は空高く飛び、足を開いてVの字になった

そしてメモリドロイドが両足に再合体しWの文字を形成してキックを放った

 

「ぐあああああぁぁぁぁ!」

 

よし、残るは4人!次はどいつだ?

 

「くそ!5人もやられた!」

 

「次は3人でだ!行くぞ!『颯太(そうた)』!『浩二(こうじ)』!」

 

「あぁ、これ以上負傷者を出す訳には行かないからな」

 

「行くぜ!『宗助(そうすけ)!』

 

「今度は三人係か・・・いいぜ、やってやる!」

 

俺はオレンジと青のウォッチを取り出しボタンを押した

 

鎧武(がいむ)

 

 



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守side~その二~

『プレゼントと自分』に話にあとがきを書きました
その話ではそのことの設定を書いておきましたので
見てください


「さて・・・今はどういう状況かな」

 

俺が見てみるとフォーゼアーマーとなり

二人を圧倒していた

 

「ていうか・・・」

 

「ん?何、サグメ?」

 

「気易く名前呼ばないで!ゴホン!話を戻すけど・・・

さっきの赤と青の時計もそうだけど今あいつが使ってるのは

豊姫が持っている時計よ。何であいつが持っているの?」

 

「あれは元々父さんが作ったやつだからね」

 

「じゃあ何であいつが3人の持っているやつを持っているのよ!」

 

「あれは後から出来たものだ。強いて言うならその3人が持っているのは

2号目ってところかな」

 

「そう・・・」

 

「あ、決まるよ」

 

『宇宙に行く~』

 

「もう行ってるけどね」

 

「あいつ何で毎回毎回あんなこというの?」

 

「さぁ?」

 

[リミット タイムブレーク!]

 

『宇宙ロケットキリモミキック!』

 

「何かネーミングセンスが・・・」

 

「それ言ったら一刀両断されるよ?」

 

「やめとくわ」

 

さて・・お次は何で行くのかな

 

『ダブル』

 

お、今度はダブルか

どんな戦い方するのかな?

 

「ば、ばかな!なんであれを奴が持っている!?」

 

「あれは美雪が持っているはず!」

 

なんか二人の女神(女の神)が声を上げた

 

ちょっと行って見よう

俺はあの二人がいるところまで跳んだ

 

「きゃあ!」

 

あ、抱っこしてるの忘れてた

まぁいいか「よくないわよ!」なんでわかったの?

 

俺は2人のところまで跳んだ

 

「うわぁ!びっくりした!」

 

「何だお前!?それと、何でお姫様抱っこなんてしている?」

 

「聞かないで!」

 

「それはそうと・・「よくない!」黙ってて「うん・・」

 

この時二人というより周りにいる神は

 

(こいつら恋人同士?)

 

と思った

 

この二人、一人は金髪幼女、一人は紫髪の大人の女性だな

まぁそんなことはどうでもいいか・・

 

「さて・・なんでダブルライドウォッチのことを知っているのかな?」

 

「お前、あれを知っているのか!?」

 

「当たり前。本人から聞いた話だけど、あれは祐介さんが自分の妹に渡したはず」

 

「祐介を知っているのか!?」

 

「当たり前だよ。俺達の仲間だからね」

 

そう言い俺は笑った

 

「なんだと!?じゃあ祐介がどこにいるか知っているのか!?」

 

「うん、知ってるよ、まぁ教える気はないけど・・・」

 

「なんだと!」

 

そう言い紫髪の神は立ちあがる

こういうのはめんどくさい

 

「答えろ!祐介はどこにいる!?」

 

こいつ・・やかましいな・・

 

うるせぇなぁ・・てめぇの質問には答えねェよ・・何度言わせれば分かんだ?

 

「ひぃ!」

 

俺は神力を出した

こっちだって神力はある、こいつら以上になぁ・・・

 

「ご・・・ごめんなさい・・・」

 

「うん、謝れいいんだよ。次からは気を付けようね」

 

「は・・はい・・・」

 

さて・・ちょっと周りから浮いてるな・・

こういうときは・・・

 

「すみません、ちょっと切れちゃって・・見てていいですよ」

 

これでいいだろ

 

さて、今はどんな感じかな?

お、ちょうど戦ってる戦ってる

 

「あ・・・あなた何者?」

 

「え?何者って?」

 

サグメは何を言ってるんだろう?

 

「あんな神力普通出せる訳がないでしょ!」

 

「確かにそうだね・・でも・・お姫様抱っこされてる状態で言っても何の

意味もないと思うけど?むしろ可愛らしく見えるけど・・」

 

「か・・!可愛らしい!?」

 

「うん。だってその状態じゃあ・・」

 

「ふ・・・ふん!」

 

そう言ってサグメはモニターの方を見た。

俺何した?

しかも男神が怒りの目で俺を見てくるし・・・

まぁいいや

 

さて・・どんな感じかな?

 

『マキシマム タイムブレーク!』

 

そう言いジオウの足が開きVの形になって『メモリドロイド』が再合体して

Wの文字になってキックをした

 

「あんなのしかないの・・?」

 

「うん・・・」

 

さて・・今度は3人係か・・・どんな戦いになるかな?

 

 

 

 

 

 

 



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鎧とメダルと憎悪の拳

『鎧武』

 

「また違うものか!」

 

「そうさ」

 

俺は『ダブルライドウォッチ』を取り外し『鎧武ライドウォッチ』を

セットした

 

そして、ベルトのロックを解除し、一回転した

 

『アーマータイム!』

 

すると頭上にアーマーが現れる

 

「何だありゃ!?」

 

「鎧!?」

 

「しかも・・・オレンジ?」

 

そして、俺の頭に入り、アーマーが装着された

 

『ソイヤッ!鎧武ー!』

 

俺は『仮面ライダージオウ 鎧武アーマー』に姿を変えた

 

「さぁさぁ!花道で、オンパレ~ドだぁ~ッ!」

 

「ふざけやがって!行くぞ浩二、宗助!」

 

「あぁ!」

 

「やってやる!」

 

俺はアーマーから『大橙丸Z』を2本取り出した

颯太は双剣、浩二は両手に爪、宗助は拳に憎悪の炎を纏わせて攻撃した

だが俺はそれをカウンターしどんどん攻撃する

それで俺が最初に目を付けたのは

 

「さぁ!お前、双剣どうし、戦おうじゃねぇか!」

 

「上等だ!やってやる!」

 

俺と颯太の剣が何度も何度も混じり合う

だがこれも俺の方が押している

 

「ぐあぁ!」

 

「さぁ!これで終わりだ!」

 

「やってみろ!」

 

俺はウォッチのボタンを押した

 

『フィニッシュタイム! 鎧武!』

 

「細切れにしれやるぜー!」

 

「やってみやがれー!」

 

そう言い颯太は双剣を持って俺の方に向かってきた

それでも俺は構えて動かない

 

そして颯太が間合いに入ったとき・・

 

『スカッシュ タイムブレーク!』

 

「喰らいやがれー!」

 

「はぁ!」

 

近づいてくる颯太を輪切りにした

 

「ぐあああああぁぁぁぁ!」

 

「「「それ輪切りじゃねぇか!」」」

 

三人・・浩二と宗助、そして士郎もつっこんだ

後、もちのろんで颯太は輪切りになっておらず無傷で気絶している

 

「さて・・・次だ!」

 

俺は緑と黄色のウォッチを出してボタンを押した

 

『オーズ』

 

俺は『鎧武ライドウォッチ』から『オーズライドウォッチ』に変え

ベルトのロックを外して一回転した

 

『アーマータイム!』

 

すると赤いタカ、黄色いトラ、緑のバッタが現れ

二人を攻撃した

 

「うぁ!くそ!またか!めんどくせぇ!」

 

その後すぐ俺の元に来て、アーマーの形になり俺に装着された

 

『タカ!トラ!バッタ! オーズ!』

 

俺は『仮面ライダージオウ オーズアーマー』になった

 

「くそ!行くぞ宗助!」

 

「あぁ!」

 

俺がこの姿で用があるのは浩二だ

 

俺は宗助をバッタの脚力で吹き飛ばした

 

「があぁ!」

 

「宗助!」

 

「用があるのはお前だ。さあ、これで一対一だ」

 

「くそ!」

 

俺は右手の『トラクローZ』で浩二は両手の爪でそれぞれ攻撃する

時には攻撃が当たり、時にはガードしとそれが繰り返される

だがそれももう終わった

 

「はぁ・・・はぁ・・・」

 

そう浩二の体力切れだ

強いと行っても所詮は人間、神の体力に追いつけるはずがない

まぁ例外もいるにはいるけど・・

 

「どしうた?もう体力切れか?」

 

「うるせぇ!」

 

「どうやらその様子だと、図星のようだな・・これで終わらす」

 

俺はウォッチのボタンを押した

 

『フィニッシュタイム! オーズ!』

 

そして空高く飛び3つのオーメダル型のエネルギーを浩二の前に浮かび上がらせた

 

「何だ!?・・・だが!どんな攻撃だろうと、耐えてやる!」

 

『スキャニング タイムブレーク!』

 

そしてそのエネルギーを通過し、『スキャニングブレスター』を

完成させた

 

「ぐあああああああぁぁぁぁぁぁ!」

 

それとともに浩二は爆散した

 

だが何度もいうが浩二は無傷で気絶しているぞ

 

「浩二ー!」

 

その後、宗助が駆け寄ってきた

 

「くそ!よくも颯太と浩二を!」

 

そう言い宗助は憎悪の炎を纏った拳で攻撃してきた

あれは絶対痛いな・・・

 

まぁ肉弾戦なら肉弾戦で戦ってやろう

 

俺は赤と黄色のウォッチを取り出してボタンを押した

 

『クウガ』

 

「またか!」

 

宗助は俺をどんどん攻撃するが攻撃は俺にはまったく当たらない

俺はその間に『オーズライドウォッチ』から『クウガライドウォッチ』に変えて

ベルトのロックを解除して一回転した

 

『アーマータイム!』

 

『(アマダムの変身音)クウガ!』

 

俺は『仮面ライダージオウ クウガアーマー』になった

 

「また変わったか!一体どのくらい変われば気が済むんだ!」

 

「うるせぇ!戦いってのはな、自分が有利になればいいんだよ!

常に相手を警戒して隙を見て攻撃する!それが俺の戦い方だ!」

 

「ぐはぁ!」

 

「だから・・お前等の気持ちは分からん。だが・・俺はそれに応えてやる!」

 

「やってみろ!」

 

俺は拳で宗助の腹を攻撃する

 

「がはぁ!」

 

そして祐介は転がった

 

「これで終わりだ!」

 

『フィニッシュタイム! クウガ!』

 

「俺は・・こんなところで終われないんだぁー!」

 

宗助は拳に憎悪の炎を最大限にまで纏わせて俺との攻撃の打ち合いのために待機している

じゃあ・・その気持ち!俺に見せてみろ・・!

 

そして俺はベルトを回した

 

『マイティ タイムブレーク!』

 

俺の右足にエネルギーを集め、その足で宗助に向かってキックした

対して宗助は憎悪の炎で対抗した

 

「はあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

「だああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

お互いの攻撃が炸裂するが、徐々に俺が押している

 

「ぐ・・・ぐあぁ!」

 

「これで終わりだ」

 

そして、俺の攻撃が当たり宗助は爆散した

 

だがもちろんのこと宗助も無傷で気絶している

 

「さて・・残るはお前だけだぞ?『士郎』君?」

 

「龍斗、栄太、拓斗、翔太、誠太郎、颯太、浩二、宗助・・お前等のバトン、しっかり受け取ったからな!」

 

「やる気は万全ってか・・・・いいだろう。俺もちょっと本気を出そう」

 

俺は他のウォッチとは違う、長いウォッチを取り出しボタンを押した

 

『ディ・ディ・ディ・ディケイド!』

 



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453145~奴~

『ディ・ディ・ディ・ディケイド!』

 

「ほう?本気か・・今まで本気じゃなかったとはな」

 

「当たり前だ。このウォッチはお前と戦うために残しておいたからな」

 

「なるほど・・・じゃあ見せてみろ!お前の本気を!」

 

「本気をいってもちょっとだけどな・・」

 

俺は『クウガライドウォッチ』から『ディケイドライドウォッチ』に変え

ベルトのロックを解除し、ベルトを回した

 

『アーマータイム!』

 

すると、俺の周りにいくつのも影が現れ

その影が部分的にアーマーになり俺に装着された

 

『カメンライド!ワーオ!ディケイド!ディケイド!ディーケーイードー!』

 

そのアーマーが装着されると

右肩にはバーコード状に『ディケイド』の文字があり

胸部から左肩からはバーコードが刻まれていてバーコードの下には

「2009」と「453145」と刻まれている

そして顔面はモニター状になっており、複眼が『ディケイド』の文字になった

ディケイドの顔が表示されている

 

俺は『仮面ライダージオウ ディケイドアーマー』へと姿を変えた

 

「さぁ!これが俺とお前達との、最後の戦いだ!」

 

「いいだろう・・・俺はお前を倒して、奴を殺す!」

 

そして俺と士郎の戦いが始まった

 

『ライドヘイセイバー!』

 

俺は『ライドヘイセイバー』を出した

そして士郎は剣と銃を結合したような武器に変えた

 

そして士郎が走りながらボタンをおして銃口から弾を発射しながら

俺に向かってきた

俺はそれをヘイセイバーではじきながら士郎と剣をまじ合わせた

 

「お前のその武器・・・剣と銃、両方の役割を持っているのか・・」

 

「正解だ!どこまで耐えられるかな!」

 

そう言い士郎は剣の部分に憎悪の炎を纏い攻撃した

あの状態は一撃一撃がとても重くて強いから出来るだけ当たるのはよしたい

 

「仕方がないか・・」

 

俺はヘイセイバーの『ハンドセレクター』を回した

 

『ヘイ!ダブル!』

 

そしてトリガーを引いた

すると剣先に緑の風が纏われた

 

「な!何だ!?」

 

『ダブル!デュアルタイムブレーク!』

 

俺は緑の風が纏われた状態のヘイセイバーで士郎を切った

 

「ぐあぁ!」

 

「どうだ?今の攻撃は?」

 

「その攻撃・・翔太の時の・・」

 

「そう!このフォーム、ディケイドアーマーで使うこの武器

『ライドヘイセイバー』はすべてのライダーの力を使える」

 

「何だと・・!」

 

「さあ、お次は・・・」

 

俺は『ビルドライドウォッチ』を取り出した

 

「それは・・龍斗の時に使った・・・!」

 

俺はウォッチのボタンを押した

 

『ビルド』

 

その後ディケイドライドウォッチの「F.F.T.スロット」に『ビルドライドウォッチ』を装填した

 

『ファイナルフォームタイム!ビ・ビ・ビ・ビルド!』

 

すると頭部『ディメイションフェイス』が『ラビットタンクスパークリング』になり

右肩には『ビルド』左肩を胸には『スパークリング』の文字」が浮かび

俺は『ディケイドアーマービルドフォーム』に姿を変えた

 

「な!何だ、それは!?また姿が変わった・・・!?」

 

「さぁ続きだ!」

 

俺は両手に『ライドヘイセイバー』と『ドリルクラッシャークラッシャー』を装備した

 

その後士郎は剣で攻撃していくがクラッシャーではじかれヘイセイバーで切られた

 

「ぐあああぁ!」

 

「どうした?さっきっからその調子だぞ?」

 

「うるさい!」

 

「ならこれならどうだ?」

 

俺はディケイドウォッチのボタンを押した

 

『ビ・ビ・ビ・ビルド!ファイナルアタックタイムブレーク!』

 

突如士郎の前にワームホールと泡が発生した

 

「な!何だこれは!?」

 

俺はその二つを発生させながらとび蹴りを放った

 

「ぐああああぁぁぁぁ!」

 

士郎は吹っ飛んだ

俺はすぐに士郎の飛んで行ったところに跳んで行った

 

俺がそこに行くと・・そこには

ぼろぼろになりながら立ち上がる士郎の姿があった

 

「おい、もう限界なんだろ?そんなになってまで立ち上がるなんて一体お前はどんなことをされたんだ?」

 

「お前には・・・関係ない!」

 

「そうか・・ならお前をそこまでして動かしているものは何だ?」

 

「気持ちだ!俺はあいつらと!龍斗と!栄太と!拓斗と!翔太と!誠太郎と!颯太と!浩二と!

宗助と!皆とあいつを殺して、みんなで死のうって!約束した!

この約束が!俺を動かすものだ!」

 

「・・・・なるほど、分かった、じゃあ・・その気持ちで・・俺に勝ってみろ!」

 

「最初から・・・そのつもりだぁー!」

 

そう言い士郎は剣に憎悪の炎を最大限纏わせ、刀身を巨大化させた

いや、最大限ってレベルじゃない。すでに限界を超えている

いいぜ、そのくらいじゃないとな・・・

 

俺はディケイドライドウォッチを取り外してライドヘイセイバーにセットした

そしてハンドセレクターを三回回した

 

『フィニッシュタイム!ヘイ!、カメーンライダーズ!

ヘイ!セイ!ヘイ!セイ!ヘイ!セイ!ヘイ!セイ!ヘヘヘイ!セイ!』

 

そして俺はトリガーを引いた

 

『ディ・ディ・ディ・ディケイド!平成ライダーズ!アルティメットタイムブレーク!』

 

士郎の前に縦にカード型エネルギーが出現し俺はそこを潜り抜ける

 

「はあああああああぁぁぁぁぁぁ!」

 

「くらええええぇぇぇぇぇぇぇ!」

 

士郎は憎悪の炎が纏った刀身が巨大化した剣で俺を切ろうとするが

俺はそれをはじいた

 

「何!?」

 

俺はそのままカード型エネルギーを潜り抜けながら突進して

刀身にエネルギーを収束して士郎を両断した

 

「ぐあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

さて・・これで終わった

取りあえずこいつには聞くことがあるから気絶させないでおく

 

「ぐ・・・あ・・・」

 

「さて・・・お前等の復讐相手は誰だ?まぁある程度予想はできてるがな」

 

「予想できてるなら・・その通りだ・・・俺らの復讐相手は・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すると・・何かいや予感がした

 

「くそ!」

 

俺はすぐにこいつらを能力を使ってバリアを作りだして守る

 

「な!何だ!?何をしている?」

 

「いいから黙ってろ!」

 

「あ・・あぁ」

 

するとすぐに周りの地面がつぶれた

 

「な!?何だ!?何が起きたんだ・・!?」

 

「さて・・そろそろ出てきたらどうだ?

こいつらの復讐の動機を聞いてからお前だとは分かっていた」

 

「理不尽と我儘・・そんなクソみたいな理由で罪のないこいつらから

すべてを奪ったのは・・・お前だろ『龍神』」

 

「おやおや・・まさかあの攻撃で無傷とは・・」

 

「お!お前は・・・!」

 

「そう。いかにも、お前達のすべてを奪い、すべて私の物にしたのは・・この私だ」

 

そう言い出てきたのは龍神だ。やっぱりこいつだったか・・

 

「まさか、本人が来るとはな・・何の用だ?」

 

「何、私のやったことを知るお前達を殺しに来たのだよ。そして神我見 冷お前の妻ももらいにな」

 

(はぁ~やっぱこいつクズだわ。さて・・殺るか・・後は守に掛けるか・・)

 

「そんなことさせる訳ないだろ?」

 

「そう言うと思ってたよ。だから無理やりもらう。お前の能力は厄介だ・・

だからまずお前を殺してからだ」

 

「いいのか?これは生中継されてるんだぞ?」

 

「ふん、それなら問題ない、ここに来る途中で私の能力でストップさせてきたわ」

 

「ふ~ん、そうか(あのことは知ってないな)」

 

「さぁ・・・始めようか」

 

「ま・・・待て!」

 

「ん?何だ?」

 

声の主は士郎含めた9人だった

気絶から目が覚めたのか

 

「お前・・俺達の恋人はどうした!?」

 

「お前達の恋人か・・それなら、とっくの前に壊れてるよ」

 

「な・・・・・何だと!」

 

「特にお前、士郎と言ったか?お前の女はなかなかに楽しめたぞ。

だがもう壊れてしまったがな!がはははははは!」

 

「お前!絶対に許さねぇ!ぶっ殺してやる!」

 

「はははは!・・やってみろ!」

 

「絶対に殺が・・・・あ、」

 

「大丈夫か、士郎!」

 

「当たり前だ。俺の攻撃を喰らって5分も経ってないんだ」

 

「く・・・・そ!」

 

「協力してやる」

 

「お前・・・今なんて・・・・?」

 

「協力してやるって。俺の妻を取るとか言ったあいつを後悔させてやる・・」

 

「駄目だ!それでもあいつは俺らが殺さなくちゃいけないんだ!」

 

「誰が奴を殺すって言った?」

 

「え・・?」

 

「俺は奴を極限まで弱らせる。止めは・・お前等だ」

 

「・・・・・ありがとう」

 

「さて、話は終わったか?」

 

「ああ、お前をブッ飛ばす」

 

「ふふ・・やれるものならな」

 

やってやる。後は任せたぞ、守

チャンスは1回だ

 

「行くぜ!」

 

今ここで俺と龍神の戦いが始まった

 

 

 

 

 

 




士郎達の復讐相手は龍神でした
だけどみんなわかってたと思いますが


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守side~その三~

さて次は鎧武アーマーか・・・

どんな風に戦うのかな・・?

 

「あの・・・」

 

「ん?」

 

話しかけてきたのは3人

あの時の薄い紫髪と金髪の女の人・・

そして月夜見・・

あのとき蒼真さんのことを聞いてきたから、

おそらくこの人たちが蒼真さんの奥さん二人か・・・

 

「何だい?今見てる最中だよ?」

 

「さっき聞けなかった蒼真さんのことについて・・」

 

「蒼真さんか・・・」

 

「蒼真のこと、何か知ってるの!?」

 

「あぁ、蒼真さんは満足してたよ」

 

「え?どういうことですか・・?」

 

「蒼真さんはあんたたちを守れてよかったって満足してたよ」

 

「!そうですか・・・・」

 

「ありがとう・・蒼真のこと言ってくれて・・」

 

「それはそうと・・サグメ、お前その状態は楽しいか?」

 

「楽しんでません!それに

こいつが離してくれないんです!離してっていってるのに!」

 

「サグメ・・・・お前の能力は?」

 

「え?『口に出すと事態を逆転させる程度の能力』・・あ!」

 

「やっと気づいたか・・だからこいつが離そうとする気になれなかったんだぞ?」

 

「サグメ様・・顔がとても赤かったですよ?」

 

「そうそう、それはまるで恋する乙女のように・・」

 

「そ!そんなわけないでしょ!とにかく・・・『離さないで』」

 

「あ、離れた」

 

「ふーやっと出れた」

 

ニヤニヤ、ニヤニヤ、

 

「な!・・何よ三人とも、月夜見様まで・・」

 

「満更じゃない癖に」

 

「そ・・そんなことありません!」

 

「何やってんの?あれ見ないの?」

 

そう言い俺が指したのはモニターだ

もうすぐで必殺技が決まるところだ

 

『細切れにしてやるぜー!』

 

『やってみやがれー!』

 

「そろそろ決まるよ?」

 

「ホントだ」

 

「しかも細切れですか・・・できますかね?」

 

「さぁ、でも出来るんじゃない?彼は蒼真の師匠的存在なんだから」

 

「見ものね~」

 

そして・・ジオウは颯太を・・

 

『はぁ!』

 

 

―――――輪切りにした―――――

 

 

「え」

 

「え」

 

「え」

 

「え?」

 

「はあぁ?」

 

この間抜けな声はこの場所にいる神全員が言った

 

―――――そしてしばらくの沈黙の後―――――

 

全員こう突っ込んだ

 

「「「「「それ輪切りじゃねぇか!」」」」」

 

  『『『それ輪切りじゃねぇか!』』』

 

「何だ!?期待させといて違う切り方じゃないか!」

 

「何で細切れにするって言っておきながら輪切りなんですか・・?」

 

「何で輪切りなの・・?」

 

「ホント意味が分からない・・」

 

「は・・はは・・・」

 

すると今度も違うアーマーになるらしい

 

『オーズ』

 

「今度はオーズか・・・」

 

「ちょっと!何事もなかったかのように話進めないでよ!」

 

「そうです!何で細切れにすると言っておきながら輪切りなんですか!?」

 

「いやぁ・・・それを俺に言われても・・・」

 

「それは私がお答えしましょう」

 

「うわ!白じゃないか」

 

久しぶりにあった感じがする

 

「はい、実はあの技『スカッシュタイムブレーク』は最初に細切れにする

を言ってから輪切りにするという技です」

 

「何で!?その意味は!?」

 

「それは私にも分かりません。これは主から聞いたことなので・・」

 

「ホント意味が分からないわ・・・」

 

「あ、終わったよ」

 

どうやらクウガアーマーで残り一人まで来たようだ

 

「さて、あいつらの復讐相手とは誰なのだろうか?」

 

「でも聞いてるとおりだとしたらその神は最低最悪のクズ野郎よね」

 

「それは私も同感できます。そんなものを私は神だとは思えません」

 

「え?まじで言ってんの?」

 

「それどういうこと?」

 

「まさかそんな奴が最低最悪のクズ野郎とはあなたは思えないの?」

 

「いや・・そうじゃなくて何でわからないの?」

 

「いや・・何がだ?」

 

「何ってその最低最悪なクソ野郎の正体」

 

「何!お前は分かったのか!?」

 

「分かったって・・最初からわかってたよ・・・」

 

「何!?誰なんだ!?」

 

「それはその内分かる。それにもういない見たいだしね」

 

「何!?逃げたのか!?」

 

「違うよおそらくは消しに行ったんだ」

 

「消すって・・・何をだ?」

 

「分からない?あのモニターに映ってる生き物すべてだよ」

 

「証拠を消すつもりか!?」

 

「おそらくそうだろうね。でも大丈夫、もう対策は打ってるから」

 

「何?」

 

「おそらくそいつは父さんと士郎って人との勝負が終われば全員を消しに現れるはずだよ」

 

「何だと!?早くいかないと!」

 

そう言い月夜見は出て行こうとするが俺はそれを止める

 

「何をする」

 

「まあ黙って見ていなよ。そいつがボロを出す瞬間を・・」

 

「あ・・ああ」

 

「それにそろそろ終わるころだしね」

 

見るともう勝負が終わろうとしていた

 

『ヘイ!セイ!ヘイ!セイ!ヘイ!セイ!ヘイ!セイ!ヘヘヘイ!セイ!』

 

「何ですかこの音は・・?」

 

「ライドヘイセイバーの待機音。別名『煽りセイバー』とも呼ばれてるよ」

 

「納得できる名前ね・・・」

 

『ディ・ディ・ディ・ディケイド!平成ライダーズアルティメットタイムブレーク!』

 

「終わったね・・そろそろ来るよ」

 

「本当に来るのか?奴らの復讐相手が・・・・?」

 

「来るよ、ほら」

 

「何?」

 

すると画面に映っている地面が冷が守った場所以外がなくなっていた

 

「何だ!?なぜ地面が!?」

 

これには周りの神も驚いている

すると・・・

 

「ねぇ、これはどういうこと?」

 

「何で地面がなくなってるの」

 

「あなた知ってるんでしょ、教えて」

 

3人の女性の神が話しかけてきた

 

「君たちは?」

 

「私は『秋 静葉』紅葉を司る神よ」

 

「私は『秋 穣子』豊穣を司る神で静葉お姉ちゃんの妹よ」

 

「私は『鍵山 雛』厄神よ」

 

「で、話を戻すけどあれは何なの?」

 

「あれはあの人たちの話に出て来た最低最悪のクズ野郎の仕業だよ」

 

「これが!?どう見ても上位の神の仕業じゃない!」

 

「結局誰なの!?そいつは!」

 

「それはね・・ほら、もう映ってるじゃないか」

 

「「「「「え!?」」」」」

 

モニターを見るとそこにいたのは・・・

 

 

―――――龍神だった―――――

 

 

「「「「「龍神様!?」」」」」

 

「そう、あの人たちからすべて奪った張本人は・・龍神だ」

 

さて・・・頼むよ父さん。その後は、こっちでできるから・・



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クズとの戦い

「さぁ・・殺ろうか・・クズ野郎!」

 

「ふふ・・その口黙らせてやる」

 

『後ろに行く』

 

するとクズ野郎は俺の後ろに来た

 

「後ろががら空きだぞ?」

 

クズ野郎の攻撃が当たるところで・・俺が止める

 

「何!?」

 

「残念だったな」

 

俺は拳に炎を纏わせ、クズ野郎の腹を殴って遠くまで吹き飛ばした

 

「が・・・!何だと・・・!?」

 

「お前・・龍神の癖に弱いな」

 

「調子に乗るなぁ!小僧!」

 

クズ野郎は神力で剣を生成し俺を攻撃した・・・が

俺はそれを愛用の刀で止めた

 

「なぬ!?」

 

「どうした?そんなものか?」

 

「ふざけるな!私は龍神だ!最高神だ!お前なんぞに負けない!」

 

そう言いクズ野郎はどんどん剣を振るう

だが、その程度じゃあ全然駄目だ

 

「お前・・素人だな。『剣術を扱う程度の能力』」

 

俺はこの能力を使うと剣の速度が急激に上がった

実際俺は剣術に乏しいのでこの能力を使い知識をカバーする

後から剣術習っとくか・・

 

「な・・・なんだと!なぜ私が押されているんだ!?」

 

「お前の精神が子供だからだよ」

 

「ふざけるなぁ!」

 

すると龍神は急激にスピードを上げた

 

「ははは!どうだ!このスピードにはついてこれまい!」

 

「ダメダメだな・・『風を操る程度の能力』『距離を操る程度の能力』」

 

俺は風に乗ってスピードを上げそれを距離を操って瞬間移動レベルの

早さで攻撃する

 

「ぐあぁ!なぜだ、なぜ!私のスピードについて来れる!?」

 

「お前さ、本気出してないだろ。」

 

「・・・・・もう許さん!串刺しにしてやる!」

 

『武器の雨』

 

奴がそう言うと

すると俺の上に剣や斧などが大量に降ってくる

 

「はははは!さすがにこれだけの数、すべて避けることはできまい!」

 

「いいよ、避ける必要ないし」

 

「何だと?ハッタリをかましおって!そのまま串刺しになるがいい!」

 

「はぁ・・・『ありとあらゆるものを破壊する程度の能力』

 

すると俺の上にある武器の山々は跡形もなく破壊された

 

「な!バカな・・」

 

「ていうか、お前のさっきっからいってること負ける奴が言うような言葉だぞ?」

 

「うるさい!」

 

『弾丸の風』

 

また奴がそういうと

奴の後ろに弾丸が現れた

 

「これならお前を倒せる!行け!」

 

そう言うと弾丸が俺の方に向かってきた

はぁ・・・こいつ学習能力ねぇな

 

「『なんでもひっくり返す程度の能力』」

 

すると『弾丸の威力』の向きがひっくり返り弾はすべて龍神に向かって行った

 

「なぬ!?くそ!」

 

『バリア』

 

クズ野郎はバリアを張って弾をすべて防いだ

 

「くそ!どこまで私をコケにすれば気が済むのだ!」

 

「うるさいなぁ~クズは大人しく死んでくれよ」

 

「バカにしおってぇー!」

 

『地獄の業火』

 

また奴がそう言うと今度はめちゃくちゃ熱そうな

炎が俺に襲いかかって来た

 

「それで骨の髄まで溶けるがいい!」

 

あれはおそらく地獄の炎・・・

俺でも無傷じゃ済まなそうだ。だが・・・俺には関係ない

 

「『冷気を操る程度の能力』」

 

俺は冷気を出せる半分くらい出して奴の出した

『炎を凍らした』

 

「な・・・何!?炎が・・・凍っただと!?」

 

「さて・・・今度はこっちからだ『永遠と須臾を操る程度の能力』」

 

俺は『一瞬』を集めてその一瞬で奴を切る

時には炎を纏わせて傷口を焼き焦がす

時にはただただ切りまくる

時には風で切る

時には水圧で切る

そんなことを『一瞬』で何度も繰り返した

 

さて・・・解除

ちなみに奴に与えた傷は『一瞬』の内に与えたもの

大分ダメージが蓄積さてれいるはずだ。だからその一瞬が過ぎたとき・・・

 

「ぎゃあああああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

とてつもない激痛が体を走る

そりゃそうだ『一瞬』で切られた傷が痛くないはずがない

 

「な・・何を・・・した!」

 

「教えてやると思うかい?自分で考えなよ低脳」

 

「ぐああああああぁぁぁ!許さん!絶対に許さぁーん!」

 

まったく、こいつは本当に低脳だ

よくこんなバカで龍神が務まったな本当

 

「もういい・・・お前の馬鹿にはもううんざりだ」

 

俺はある『武器』を取り出した

 

『ガンガンセイバー ガンモード』

 

俺はガンガンセイバーをガンモードにして奴に向けた

 

「な・・何だ!?」

 

「これで終わりだ・・・クズ野郎!

『空気を読む程度の能力』『雷を起こす程度の能力』」

 

俺はこの2つの能力を使い雷を起こした

 

『アイコンタクト』

 

俺はガンガンセイバーのアイコンタクトを発動した

本来アイコンタクトはゴーストドライバーの『エナジーアイクレスト』

にかざさないと発動できないが

今回は特別ですぐにできるようにした

 

『ガンガンミナー!ガンガンミナー!ガンガンミナー!』

 

そして俺は起こした雷をガンガンセイバーに溜め、トリガーを引いた

 

『オメガシュート!』

 

ため込まれた雷で出来た強力な電気の弾丸を撃った

 

「こんなもの、跳ね返してやるわぁー!」

 

『カウンター』

 

と言うがまったく跳ね返らない

 

「何故だ!?なぜ能力が発動しない!?」

 

「発動しないんじゃねぇ、効かなかったんだよ。」

 

俺は他人の能力が一切効かない

それは俺の攻撃も同じなんだよ

 

「ぐぐぐぐ・・・があああああぁぁぁぁぁぁ!」

 

そのまま電気の弾にクズ野郎は直撃した

 

「さあ・・・お前の罪を・・・数えろ」

 

ここはクールに決めとこう

 

「や・・・やった!奴が倒れた!」

 

そう言えば・・この9人いるの忘れてた

 

「ありがとう!あんた!」

 

「喜ぶのはまだ早いだろ」

 

「そうか・・・奴を完全に殺らないと!」

 

「だが・・それには至ってないがな」

 

「ど・・どういうことだ!?」

 

俺はクズ野郎の方をもう一度見る。すると・・・

 

『完全回復』

 

という声が聞こえた。するとそこには・・

 

 

―――――『無傷』のクズ野郎がいた―――――

 

「ははははははは!残念だったな!私は完全回復したぞ!」

 

「『言霊を司る程度の能力』・・・厄介だな」

 

「ははは!さっきはよくもやってくれたな!

お返しとして、お前が私にやったことを倍にして返してやる!」

 

こいつは・・・今完全に俺にしか注意が向いていない

 

「どうかな?やってみたら?」

 

「ははははは!最初からそのつもりだ!さぁ私を怒らせたこと

後悔させてや・・・あ・・ああ・・・あああ」

 

「ぎゃあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

―――――突然、龍神が苦しみ出した―――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「な・・何だ!?奴、急に苦しみ出したぞ!?」

 

「ふふふ・・・どうやらうまくいったようだな」

 

「あんた!あいつに何したんだ!?」

 

「やったのは俺じゃない。あのクズ野郎の後ろを見てみろ」

 

「後ろ・・!何だあれは!?」

 

龍神の後ろにあったのは・・・

灰色の『オーロラ』だった

 

「何だあれ・・オーロラ?」

 

「あれは『オーロラカーテン』・・・世界を移動できるものだ

もっとも俺が場所も移動できるようにしたけどな・・・」

 

「世界を・・・移動だと!?そんなことができるのか!?」

 

「あぁ、だから場所も移動できるようにするのは大変だった」

 

「いや・・世界を移動できるだけでも充分だろ・・」

 

「ちなみに俺も使えるぞ」

 

「『俺も』ってことは・・・これは誰が使ってるんだ!?」

 

「見てみろ」

 

そこには・・龍神に手をかざしている守の姿があった

 

「誰だあいつ!?」

 

「あれは俺の息子の守だ」

 

「お前の息子!?」

 

「そうだ」

 

「じゃあお前の息子は何をしてるんだ!?」

 

「見てろ」

 

「があ・・・・ああああ・・・・・・あああ・・・あ」

 

クズ野郎は力が抜けたように倒れた

 

「父さん、終わったよ」

 

守の手には龍の顔が描かれたミライドウォッチがあった

 

「あんた・・何したんだ!?」

 

「何って・・簡単さ」

 

そう言い守はウォッチを見せた

 

「あのクズ野郎の力を奪ったのさ」

 

「力を・・!?」

 

「そう、龍神としての全般の役割も能力もね、神力以外すべて奪った」

 

「そんなことが・・・」

 

「く・・・そ・・・・が・・」

 

どうやらクズ野郎、起きたようだ

 

「返せ!私の力を・・・返せ!」

 

「おや、俺はお前がこの人たちからすべて奪ったように俺もお前のすべてを奪ったまだそれだけのこと」

 

「貴様ら!こんなことしてただで済むと思うな!」

 

「それはこっちのセリフだよ・・」

 

「何だと・・・?どういう意味だ!?」

 

「実はね・・・この放送まだ続いているんだ・・・」

 

「何だと!?嘘をつくな!その放送は私の能力で止めたはずだ!」

 

「それが違うんだよね・・・

俺の能力の一つは『守る程度の能力』っていってね何からでも守ることができるんだ」

 

「それがどうしたと言うんだ!・・・・まさか・・・」

 

「やっと気づいた?そう、俺の能力を使ってモニターをお前の能力から守っていたんだよ」

 

「ということは・・!」

 

「そう、お前の言葉は最初っからぜ~んぶ聞かれてたんだよね~」

 

「そんな・・」

 

すると放送が聞こえ来た

 

『龍神、いや『元』龍神よ。お前の悪事は全部、ここにいる神々はすべて聞いた

もうお前の死刑は確定だ。諦めろ。ホント冷の言った通りお前の精神は子供だったな』

 

この声は月夜見だ

どうやらちゃんとこいつの悪事は分かってくれたようだな

 

「認めん・・認めんぞ!こんなことは!くそ!お前からまた力を奪い返してやる!」

 

「そんなことはできないよ・・・父さんここからは俺に任せて」

 

「おう、頼んだぜ。ほらお前等行くぞ」

 

俺は結界を造りそこにみんな避難させた

 

「おい!大丈夫なのか!?お前の息子は!」

 

「大丈夫だ。なんせあいつはもう・・・・・『龍神』だからな」

 

「認めん!認めんぞ!龍神は私だ!」

 

「残念ながらもうお前は龍神じゃない・・・龍神はもう・・・俺だ」

 

守は俺がこの前渡した『ビヨンドライバー』を改造したもの

その名も『ゴッドドライバー』をセットした

 

このゴッドドライバーの色は金や銀そして緑色を中心に色付けされている

前も言ったが改造したところは左側にもレバーを付けたというところだ

これで2つの力を合わせることができる

 

そしてミライドウォッチのボタンを押した

 

『リュウジン!』

 

 

 




はい、守の専用ベルトオリジナルのベルトの名前は『ゴッドドライバー』です
名前の理由は勘が良い人は分かると思います

そしてそのドライバーで主になるのは龍神の力が宿るミライドウォッチ
『リュウジンミライドウォッチ』でした!


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守side~その四~

こんにちわ、守だ

俺以外は今このモニターに映っていることに驚いている

 

「まさか、龍神様が・・・」

 

「そんな・・・」

 

「これで分かった?龍神が最低最悪のクズ野郎だってこと」

 

「いや、もしかしたらただ侵入者を排除しにいっただけかもしれないだろ?」

 

「どうかな・・?」

 

『お前達のすべてを奪い、私の物にしたのは・・この私だ』

 

「そんな・・・まさか龍神で在ろう者がそんなことをするなんて・・!」

 

「なんてひどい・・・」

 

『いいのか?これは生中継されてるんだぞ?』

 

『ふん、それなら問題ない、ここに来る途中で私の能力でストップさせてきたわ』

 

「こいつは何を言ってるんだ?ばっちり映ってるじゃないか?」

 

「ふふふ・・・あいつのやりそうなことなんてわかってたからね・・

ちょっと細工させてもらったよ・・」

 

「お前なにかしたのか!?」

 

「うん。俺の能力の一つは『守る程度の能力』って言ってね

何からでも守ることが出来るんだ」

 

「なるほど!そうか!」

 

「どういうことですか?」

 

「まったく意味が分からないわ。」

 

「月夜見様、わかったんですか!教えてください!」

 

「あぁ・・お前が行っているのはつまり、

自分の能力で龍神の能力からモニターを守ったということだな?」

 

「正解!さすが月夜見だね、よくわかってるじゃないか!」

 

「しかも・・一つを言ったのだから他にも能力があるのか!?」

 

「あぁ、後二つ持ってるよ」

 

「何!?後二つも!?」

 

「まぁ俺より父さんの方がすごいけどね~

俺も実際父さんがどれだけ能力を持っているかわからないんだ」

 

「何!?分からないだと!?奴はどれだけ能力を持っているんだ!?」

 

「だからわからないって・・」

 

「ほらもう戦いが始まってるよ」

 

モニターを見ると冷を龍神が剣をまじ合わせ戦っていた

この戦いを見て、依姫が答えた

 

「龍神様は剣の腕の力量も素人ですね・・・

ですが冷さんも腕は素人ですが力がすごいですね・・・」

 

「なるほど・・ごり押しなタイプか」

 

モニターで戦いを見ていると・・・

 

「お前・・本当に素人だな『剣術を扱う程度の能力』」

 

すると冷の剣の腕が格段に上がった

 

「何ですか!?急に冷さんの剣の腕が上がりましたよ!?」

 

「一体何で・・?」

 

「さっき『剣術を扱う程度の能力』って言ってたでしょ」

 

「なるほど・・能力を使ったのか・・」

 

だがこの回答に三人が入ってきた

静葉、穣子、雛だ

 

「待って、それだけじゃ彼の強さは理解できないわ」

 

「そうよ、そんな基本的な能力じゃあんな強さは出せない」

 

「他にも能力があるはずよ」

 

すると・・龍神が急にスピードを上げた

 

『ははは!どうだ!このスピードにはついてこれまい!』

 

「み・・見えない・・」

 

「これが龍神・・・」

 

「こんなスピード出す奴にどう勝てっていうのよ・・・」

 

誰もが龍神のスピードに目が奪われていたとき・・

 

『ダメダメだな・・『風を操る程度の能力』『距離を操る程度の能力』』

 

すると冷はまるで瞬間移動の如くスピードを出して龍神を

圧倒する

 

「な!・・あれは文の能力!?なんであいつが・・・?」

 

「文って誰?」

 

「知り合いの鴉天狗よ。その子も『風を操る程度の能力』を持っているの」

 

「ふ~ん」

 

「後からいろいろと聞かないといけないわね・・・」

 

モニターを見ると龍神が冷の頭上に武器を浮かばせていた

 

「あれ!やばいんじゃない!?」

 

「さすがにあれは・・全部は躱せない・・」

 

誰もが絶望するような顔になったとき・・

 

『はぁ・・・『ありとあらゆるものを破壊する程度の能力』』

 

冷がそう言うと冷の頭上にあった武器がすべて破壊された

 

「う・・嘘!あれだけの武器を・・・」

 

「一瞬で破壊するなんて・・」

 

「嘘でしょ・・・!」

 

次に龍神は自身の後ろに弾丸を造り冷に向けて発射した

 

『『なんでもひっくり返す程度の能力』』

 

すると弾丸が龍神に向けて移動し、それを龍神はバリアで守った

 

「何あれ!?」

 

「弾が跳ね返った・・?」

 

「いや、弾丸の威力の向きを逆にしたんだ」

 

「なんだって!?」

 

もう質問を答えるのは面倒だ

俺は父さんに渡された『ブランクミライドウォッチ』を取り出した

 

「何それ?」

 

サグメが聞いてきた。

まぁこれくらいのことは答えとこう

 

「これは『ブランクミライドウォッチ』これが対象に触れると・・・

 

 

―――――「そいつの力を奪うことが出来る」―――――

 

 

「力を・・・!?」

 

「そう、力を奪って自分がその力を使うことができる」

 

「なぜそんな危険なものを・・!?」

 

月夜見が聞いてきた

 

「決まってる。あいつの力を奪うんだよ」

 

「そんなことが出来る訳がない!それにそうできるとしてもどうやってあの中に入るのだ!?」

 

モニターを見ると龍神が地獄の炎を出して冷を攻撃していた

 

「地獄の業火だと・・・!?

あんなものどうやって防ぐというんだ!?」

 

「見てれば分かるよ・・・」

 

『『冷気を操る程度の能力』』

 

そう冷が言うと地獄の炎は・・・・『凍った』

 

「何!?炎が・・・凍った!?」

 

「嘘・・・そんなことが・・・」

 

「あれは氷精の能力!?」

 

「氷精?」

 

「氷精というのは氷の妖精のことよ。

氷の妖精だから冷気を操る能力を持っているけど・・・あいつも持っているなんて・・」

 

「というか彼はホントいくつ能力を持っているの!?もう6つも使ってるわよ!?」

 

「さあね・・・俺でも父さんの過去は聞いたことないから・・・あ、今度は父さんの番だよ」

 

『さて・・・今度はこっちからだ『永遠と須臾を操る程度の能力』』

 

冷がそう言うと

龍神に大量の傷が出来、龍神が苦しんだ

 

「何で・・・!?あれは輝夜の能力!?」

 

「なんで彼が・・・?」

 

「輝夜?誰それ?」

 

「輝夜とは月の大罪人よ」

 

「大罪人?そいつ何したの?」

 

「輝夜は不老不死の薬、月の禁忌である薬『蓬莱の薬』を飲んだの」

 

「は?何で不老不死の薬飲んだだけで大罪人なの?意味が分からない」

 

「蓬莱の薬は不老不死の薬。だから死を寄せ付けない、そしてその同時に穢れが大量に生まれるの」

 

「なるほど・・寿命がない月人にとって不老不死なんて意味のないものだからね・・

それに穢れが大量に出ちゃあ月に居るだけで危険だね」

 

「そうだ、だから我々は輝夜を地上に追放したんだか・・」

 

「そして追放期間が終わって輝夜を迎えに行ったとき・・」

 

「八意先生も一緒に逃げたの」

 

「なるほど・・・複雑なんだね・・・終わるよそろそろ」

 

モニターを見ると

冷が『ガンガンセイバー ガンモードを龍神に構えているところだった

 

『これで終わりだ・・・クズ野郎!

『空気を読む程度の能力』『雷を起こす程度の能力』』

 

「何!あれは竜宮の使いの能力!?」

 

「竜宮の使い?」

 

「竜宮の使いとは龍神の言葉を伝えたり、地震が起きそうなとき知らせて回る役目を持っているものだ」

 

「あのクズ野郎の使い?そいつもクズ野郎なの?」

 

「いいや、竜宮の使いは妖怪だがそいつは至って真面目だ」

 

「そうか・・俺もさぁ他人は利用して切り捨てるのが当たり前のクズ野郎は嫌いなんだ」

 

「確かに・・それは言える」

 

「さて・・・そろそろ行くか」

 

「行くってまさか・・・!」

 

「そう、あのクズ野郎のところにね・・・」

 

「どう行くつもりだ!?ここからあそこまで結構距離があるぞ!?」

 

「こう行くんだよ・・・」

 

俺はそう言い自分の後ろに灰色のオーロラ『オーロラカーテン』を出した

 

「何だそれは!?」

 

「これは『オーロラカーテン』・・・世界を移動できるものさ・・・」

 

「世界を移動だと!そんなことが・・・!」

 

「うん出来るよ。だけど父さんが場所も移動できるようにしたけど・・」

 

「それ私の能力と同じじゃない・・・」

 

「まぁ君の能力は知らないけどね・・・」

 

「じゃあ行ってくる」

 

~移動中~

 

行くとそこには父さんとその他9人そして・・

完全回復している龍神の姿があった

 

龍神はあっちに夢中でこっちに気が付いてない・・

今だな

 

そして俺は龍神に近づき・・『ブランクミライドウォッチ』を龍神に押し付けた

すると・・・

 

「ぎゃあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

よし着々と力を奪ってるな

その証拠にウォッチに色と力が入ってるし・・・

 

よし、終わったな

 

「父さん、終わったよ」

 

「あんた・・何したんだ?」

 

確か士郎だっけ・・・が聞いてきた

 

「あのクズ野郎の力を奪ったのさ」

 

俺がそのことを説明したら

クズ野郎が起き上がってきた

 

「く・・・そ・・・・が・・」

 

~罵倒の言葉中~

(これは決して前の言葉から抜出すのがめんどくさかったからではない)

 

龍神との話は終わった

後は・・・あいつを倒すだけだ

 

俺はウォッチのボタンを押した

 

『リュウジン!』

 



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『龍神』対『元龍神』

6000文字超えました


『リュウジン!』

 

「返せ!私の力ぉー!」

 

「駄目に決まってるだろ」

 

父さんがクズ野郎をつかんで捕まえた

 

「行かせないぞ」

 

「離せ!」

 

「今だ龍神の力を使え!使えばその力は完全にお前のものになる!」

 

「分かった!」

 

俺は『ゴッドドライバー』の右側のレバーにウォッチをセットした

そして扉を開いた

 

『アクション!』

 

すると俺の周りに緑の龍が出現して俺の周りを旋回する

 

「やめろぉー!それは!それは!私の力だぁー!」

 

「残念だが、もうお前は龍神じゃない」

 

「認めんぞぉー!」

 

俺はクズ野郎の言葉を無視しレバーを閉じた

 

『投影!』

 

『フューチャータイム!』

 

すると俺の周りを旋回していた龍が俺に纏われた

そして俺は緑の炎に纏われた

 

『セカイ!ジダイ!セイメイ!』

 

『フューチャーリングリュウジン!リュウジン!』

 

緑の炎が消えると

そこには緑の龍の体で出来た執事服を着ている男がいた

だがその男は顔を帽子を深く被って見えないようになっている

 

これが俺か・・・・

確かにとてつもない力を感じる

神力だってすごい量だ。父さんとまではいかないがすごい量だ

 

すると急に父さんがクズ野郎の体を離して

俺に近づきこう言った

 

「祝え!世界を創り、時代を創り、生命を創った神の誕生を!

その名も龍神、『神我見 守』!新たなる龍神の降臨である!」

 

「父さん・・何それ?」

 

「ノリで言った祝いの言葉さ。さぁ行きな。」

 

「あぁ・・・うんじゃあ行ってくるよ」

 

「認めん!龍神は私だぁー!」

 

『移動』

 

そして俺とクズ野郎は誰もいないところに移動した

 

「お・・おい!大丈夫なのか!?お前の息子は!?」

 

「大丈夫だ・・なんせ、守はもう・・・龍神だからな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さぁ・・・ここなら誰にも邪魔されないね」

 

「くそ!またお前から力を奪い返してやる!」

 

「はぁ・・・取り返してもどうせ碌なことしない癖に」

 

「何だと!」

 

「ちなみにいつも何やってんの?」

 

「ふ!そんなの人間の女で楽しんでるさ。お前からさっさと

力を取り返して女をもて遊ぶ!まだ壊れかけの女がいるからな!」

 

「はぁ・・・なんでこいつはこんなにクズなんだろうか・・・・?」

 

「さぁ!覚悟はできてるんだろうな!私から力を奪ったこと後悔させてやる!」

 

「お前ってホントクズでバカだな・・・これも見られてるってこと分からない?」

 

「何?」

 

「本当にバカだ・・・この放送が生で見られてるのもう忘れたのか?」

 

「ははは!そんなのもうどうでもいい!お前から力を取り返して

記憶から消せばいい!」

 

「は?お前他人との力量もわからないの?」

 

「第一、お前なんかに龍神が務まる訳ないからな!」

 

(いや、お前の方が務まんねぇだろ)

 

「はぁ・・・・もういいや。バカと話してても疲れるだけだからな・・

さっさと終わらそう」

 

『身体強化』

 

そう言うと俺の体の身体能力は上がり一瞬でクズ野郎の後ろに行って攻撃した

 

「がはぁ!」

 

クズ野郎はそのまま倒れる

 

「何故だ!何故私が圧倒されている!?」

 

「バカなお前に教えてやる。お前からは龍神としての力を奪った

つまり『言霊を司る程度の能力』も俺のものってことだよ」

 

「何だと・・!」

 

「さぁ次だ」

 

『竜巻』

 

するとクズ野郎の周りに巨大な竜巻が現れた

 

「な・・・何だ!ぐあああああぁぁぁぁぁ!」

 

クズ野郎はそのまま竜巻の餌食になった

 

「さてさて・・・まだだな」

 

俺はクズ野郎が吹っ飛んでったところに走って行った

 

―――――そこに行くと―――――

 

神力を使い回復しているクズ野郎の姿があった

 

「はははは!どうだ!また戻ったぞ!」

 

「なるほど・・・これはこれはずいぶんとしぶといな・・・・

まるでゴキブリのような生命力だ・・・」

 

「貴様!この私を汚らわしい蟲と一緒にしおって!」

 

「いや・・・実際その通りだし・・・まぁいいや・・」

 

(どうする?あいつ自分の神力が減ってることに気づいてないから

このまま消滅するまでこのままやり続けるか・・

いやそれだと面倒だしな・・・

どうせそうするなら大ダメージを与えまくって多く神力を使わせた方が良いしな・・・)

 

俺は考えているとあるものの存在を思いだした

 

(そういえば・・左側のレバーをまだ使ってなかったな・・・)

 

この左側のレバー、これはもう一つウォッチをつけられるように父さんが改造したものだ

ここには普通のライドウォッチをつけられるが・・・・こっちの方がいいな

 

俺は父さんに渡された『ファイブレジェンドライドウォッチ』を取り出した

 

「何だそれは?」

 

「これは伝説の獣の力を使えるウォッチだよ」

 

俺はウォッチを『二』回回してボタンを押した

 

『グリフォン』

 

俺はウォッチを左側のレバーにセットしてレバーを閉じた

 

『投影!』

 

『フューチャタイム!』

 

すると俺の後ろに鷲の翼と上半身、ライオンの下半身を持った生き物が現れた

 

『フューチャーリンググリフォン!グリフォン!』

 

俺は龍神の姿のまま『グリフォンアーマー』を装着した

 

「何だその力は!?」

 

「これはグリフォンの力・・祐介さんの使う力だ!」

 

『加速』

 

俺は加速し、グリフォンのスピードを合わせて神の目でも見えないほどスピードを

出して龍神を攻撃した。

 

「ぐおぁ!」

 

「どうした?この程度のスピードにも追いつけないのか?」

 

「この程度だと!?お前はバカなのか!こんなスピード目に見える訳がぐはぁ!」

 

「何言ってんのさ!この程度のスピードじゃあ父さんにも母さんにも勝てないけどね!」

 

「な・・何だと!?クソ!」

 

そうしてクズ野郎は神力を使って回復した。だが・・・

 

「ぐ・・あ・・何だ?苦しいだと・・?」

 

「どうした?ギブアップか?

(こいつまだ神力の使いすぎで自分が消滅しかかってること気づいてないのかよ)」

 

「何でもない!」

 

「そうか・・ならもっと強い攻撃でもいいよね!」

 

『ウイングカッター』

 

俺は羽の形の刃でクズ野郎を何度も傷つける

ウインドカッターはグリフォンの翼の部分が刃になったものだ

 

「ぐあぁ!」

 

「さて・・そろそろ終わりにするか・・・」

 

俺はレバーからウォッチを取り出して今度は『三』回回した

 

『ブリザードウォータドラゴン』

 

そして再びレバーにセットしてレバーを閉じた

 

『投影!』

 

『フューチャータイム!』

 

すると今度は俺の後ろに氷と水を纏ったドラゴンが現れた。

 

『フューチャーリングブリザードウォータードラゴン!ドラゴン!』

 

今度は龍神の力の上にブリザードウォータードラゴンの力を上乗せした

 

「何だ、その姿はさっきとは違うぞ!?」

 

「これはブリザードウォータードラゴンの力・・蒼真さんの使う力だ!」

 

そして俺は空を飛んだ。そして・・・

 

『氷山の雨』

 

と言いクズ野郎の上にデカイ氷山がいくつも現れた

ちなみにこれはドラゴンの力も上乗せしている

 

「な・・・何だ!?」

 

『落ちろ』

 

俺がそう言うと氷山はクズ野郎に落ちた

 

「ぐあああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

さて、どうかな、俺は下に降りた。

すると、また神力で回復しているクズ野郎の姿があった

 

「はははははは!残念だったな!私はまた回復し・・・が・・・ああ・・」

 

「やっとか~」

 

見るとクズ野郎は消滅し始めていた

 

「きざま!だにをじだぁ!」

 

「別に、俺は何もしてないよ」

 

「俺はだど・・・誰だ・・・ごのわ゛だじにごうげぎしだのば!」

 

「お前だよ」

 

「なんだど!?」

 

「お前さ、自分の神力使いまくっただろ。神力がないと神は消滅してしまうからね・・」

 

「だが、わ゛だじの神り゛ょぐはづねにだもだれでいるばず!」

 

「は~ホントバカだねお前。お前はもう龍神じゃない。神力は減る一方なんだよ」

 

「ぞんな・・・」

 

こいつホント最後の最後までバカだったな

 

「終わりだ、クズ野郎」

 

「ま゛、、ま゛っでぐれ!だのむ゛!やめでぐれ゛!だずげでぐれ!」

 

「安心しなよ・・最後を決めるのは俺じゃあない」

 

「な゛に゛!」

 

『移動』

 

俺がそう言うと移動した場所は・・・

 

そう元の場所だ

父さんと九人がいる場所だ

 

「お!終わったのか?」

 

父さんが話しかけてきた

 

「いいや、まだ終わってないよ。ほら」

 

そう言い俺はクズ野郎を指指した

 

「あ・・・あのクズ野郎消滅しかかってんじゃん。どうせ神力使いすぎたんだろ」

 

「正解。こいつの止めは彼らが決めるべきだと思ってね」

 

そういい俺は九人の方を見た

 

「お・・・俺らか!?」

 

「ああ、そのために来た。今なら奴を殺せるよ?」

 

「・・・・いいのか?」

 

「うん、そのためにここに連れてきたんだから」

 

「・・・・・ありがとう、お前等、殺ろう!今までの恨み、全部ここで返す!」

 

「「「「「ああ!絶対に後悔させてやる!」」」」」

 

「ひぃ・・!」

 

クズ野郎が脅えているな。まぁ自業自得ってやつだな

 

「さぁ・・覚悟しろ・・俺達の恨み・・全部返してやる!」

 

「ごめ゛ん゛!ゆ゛る゛じでぐれ゛!だの゛む゛!」

 

「ふざけんな!許す訳ないだろ!お前はクソ見たいな理由で俺達の幸せを奪った!

そんなことが許されるはずがない!」

 

「ごめ゛んな゛ざい゛!ごめ゛ん゛な゛ざい゛!」

 

「行くぞ・・・憎悪の炎!」

 

するとみんな憎悪の炎を武器や体に纏った

 

「さて・・・みんなにプレゼントだ」

 

『身体能力10倍』『防御力10倍』『武器強度10倍』『攻撃力10倍』『即死能力付与』

 

「これは・・・力が漲る?」

 

「さぁさっさと殺りな」

 

「あぁ!喰らえクズ野郎!これが俺達の怒りの一撃だぁー!!!!」

 

そう言い9人は憎悪の炎をクズ野郎にぶつけた

 

「いや゛だ!い゛や゛だ!だずげでぇ!」

 

そう言いながらクズ野郎は消滅した

 

「・・・・・やったな」

 

「・・・・そうだな」

 

俺は変身を解除した

 

「さて・・・君たちはこれからどうするの?」

 

「決まってる。みんなで死ぬんだ。もう俺達は下級といえど神をいくつも殺した

この罪は変えられない」

 

「そうか・・・」

 

「あんたら、ありがとう俺達に復讐させてくれて」

 

「もう俺達は死ぬつもりだけど・・」

 

「これだけは言わせてくれ!」

 

「「「「「「「「「ありがとう!」」」」」」」」」

 

「・・・・どういたしまして」

 

そしてみんなナイフを手に取り自害しようとする

だが・・そのナイフは壊れてしまった

 

「何!?」

 

「何が・・?」

 

何で壊れたんだ?いや壊したんだ?

 

「ねぇ・・・なんで壊したの?父さん」

 

そうこんなことできるのは父さんしかいない

 

「死ぬことは許さない。お前達はまだ罪を償ってない」

 

「!だから!死んでその罪を償おうとしたんだ!

もう俺達には何も失うものはない!こんな世界に生きてても意味はない!」

 

「・・・・だったら、生きる意味を生めばいい」

 

「お前は何を言ってるんだ!?」

 

すると父さんは突然手をかざした

するとそのかざした先に『オーロラカーテン』が現れた

 

「何だ!確かあれは・・・」

 

するとそのカーテンの奥に人影が見えたその人影は9人いて、しかも全員女性だ。

一体何なんだ?

 

「もしかして・・・!」

 

「そのまさかだ」

 

するとカーテンから女性が完全に姿を現した

そして9人全員動いた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「士郎!」

 

「み・・美穂!」

 

すると士郎さんと美穂という女性は抱きあった

もしかして・・

 

「父さん、もしかしてこの人たちって・・!」

 

「そうだクズ野郎に奪われたこいつらの恋人だ」

 

「でも何で・・確か壊れたって奴は言ってたのに・・・」

 

「そんなの簡単だ。俺が能力であいつらの体も心も直したんだ」

 

「いつの間に・・・」

 

まさか俺が奴と戦ってた時か?そんなことやってたなんて・・・

他の人たちも・・

 

「龍斗!」「栄太!」「拓斗!」「翔太!」「誠太郎!」「颯太!」「浩二!」「宗助!」

 

全員恋人のところに向かっていき抱き合っていた

 

「与えたぜ・・・お前らに生きる理由・・・」

 

「ありがとう・・・!お前・・名前は?」

 

「冷、神我見 冷だ」

 

「冷・・・本当にありがとう!」

 

「あぁどういたしまして。ちゃんと生きて罪を償えよ」

 

「あぁ、わかった!」

 

「あ、そうそうちなみにお前等ちょっと来い」

 

「?何だよ?」

 

九人が父さんの元に集まって何かを話している

何を話してるんだろう?

すると9人の顔が赤くなった。どうしたんだ?

 

「お・・・お前、それまじで言っているのか?」

 

「うん、ホントだよ」

 

何を話してたんだ?

俺にはこうとしか聞こえなかった

 

『お前等の恋人の○○○も復活させといたから』

 

一番重要そうなところが聞こえなかった

父さんは士郎さんたちの恋人の何を復活させたんだろう?

考えるだけ無駄か

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――こうして―――

 

まず、龍神についてだが

あいつは消滅したので刑がなくなった

それで守が正式な龍神となり、世界を見守っていくことになった

というか性格的にも問題ないらしい。あいつは性格に問題ありすぎたからな

それに守なら龍神というややこしそうな役割でもできるだろう

 

次に士郎たち9人

あいつらはあのクズ野郎の完全な被害者だが神を殺したことは変わりないので

罪を償うことになった。その時あいつらの彼女たちは全員あいつらについていくことにしたらしい

いい友情と愛だな

 

最後にまた最初の話に戻るが

あの後戻ったら女の神達に守が囲まれた

さすがイケメン!だが父親の俺がいうのはなんか変な感じがするな・・・

そして男神が嫉妬の目で見てきていたが俺が眼力だけで黙らせた

 

そしてその時の一部始終を見せよう・・

 

『あの!彼女といるんですか!?』

 

『え!?急に何!?』

 

俺達が元の場所に戻ると女神どもが守に寄り添った

そう言えばあのとき高天原に行ったとき女神どもが守のことイケメンとか言ってたな・・

そのせいか。

 

『あの!今度よかったら私とお茶を!』

 

『ちょっと抜けがけはずるいわよ!』

 

『あの私と!』

 

などと守に言ってるし・・・これだと帰るのが遅くなるな・・

ここは早く終わらそう

 

「おい、守!もう帰るぞ!」

 

俺が大声でそう言うと守も『待ってました』と言わんばかりに女神ども

の群集を通り抜けこっちに来た

 

「はぁ~疲れた~」

 

「お疲れ。ほら、さっさと帰るぞみんなが心配してるかもしれないからな」

 

「うん。その前にちょっと待って」

 

「別にいいが・・何するんだ?」

 

「いいから」

 

そう言うと守はサグメだっけ?・・のところにいった

 

「!何よ・・」

 

「いや、さっきは悪かったよ。お詫びといっても何だけどさ今度家に遊びに来なよ」

 

「え?」

 

「ほら、これ家の場所が書いてあるメモ。渡しとくから」

 

「え、ちょ」

 

「じゃあね~」

 

そう言い守はまた戻ってきた

 

「待っててくれてありがとう。じゃあ行こうか」

 

「・・・・あぁそうだな」

 

「どうしたの?」

 

「いや・・・なんでもない」

 

(守・・・お前は女を誑かすスキルでも持っているのか?

その証拠にあの女神顔赤くしてるしよ・・)

 

「じゃあ行くぞ・・」

 

「はーい」

 

俺はオーロラカーテンを出現させて月からおさらばした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~守宅~

 

「ふ~やっと帰ってきたね」

 

「・・・・そうだな」

 

「いや・・・(ちょっと守のあのことについて温と話し合ってみるか・・)さっさと家に入ろう」

 

「そうだね・・・」

 

俺達が家に入ると・・・出迎えてくれたのは・・・

 

「お!帰ってきたか!」

 

――――壊だった――――

 

「「え?」」

 

「どうしたお前等、何か変なものでも食ったのか?」

 

「違う!お前、いつ帰ってきた!?」

 

「あぁそれか、それならお前等が行った後すぐに戻ってきたぞ」

 

「「はぁ!?」」

 

「ちなみにエリスも戻ってきてるぞ」

 

「「えぇ!?」」

 

俺達は駆け込んで家に入った。するとそこには・・

 

「あ!久しぶり!冷。」

 

エリスがいた

 

「「はぁ!?」」

 

「どうしたの?」

 

「どうしたの?じゃないくて・・・いつ帰ってきた?」

 

「壊と同じだよ」

 

「まじか・・・」

 

「そんな・・・」

 

まさか後から探しにいこうと思ってたのに・・・そう言えば・・

 

「なぁお前等、蒼真のことは聞いたか?」

 

「・・・うん聞いたよ」

 

「まさか家に帰ったら、兄貴が亡霊になってたときはビックリしたよ」

 

「そうか・・蒼真のお願いは守らなくちゃな・・・」

 

「そうだね・・・」

 

「そうだな・・・」

 

「そうだ!俺達が離れ離れになった後のこと聞かせろ!」

 

「いいぞ。じゃあまず俺からだな」

 

「すぐ聞かせろ!」

 

「みんな~今日は特別でデカイお鍋ですよ~」

 

「お!ナイス温!」

 

こうして、俺達は再び再会した

 

 

 

 

 

 

 




こうして皆再会を果たした
さて、エリスと壊の回想はまた次章!


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見物人side

まさかあの男が龍神になるなんて・・・

私はここ最近で一番驚いた。

 

『アクション!』

 

『投影!』

 

『フューチャータイム!』

 

『セカイ!ジダイ!セイメイ!』

 

『フューチャリングリュウジン!リュウジン!』

 

そこにいたのは緑の龍で出来た執事服の男だった

しかも顔見えないように帽子を被っている

あれがあの紳士服着てた男?なんかさらにかっこよく・・・

て、何考えてるんだろう私

 

「ていうか、さっきよりかっこよくなってない?」

 

まさか私が思ってたことを紅葉の神に言われるなんて・・・

 

「確かに・・・見なよ周り」

 

周りを見るとほとんどの女神が彼の姿に心奪われていた

例外の女神もいるけどその神達だって見惚れていた

 

「まぁ・・・確かにかっこよくなってるな・・・」

 

月夜見様まで・・・

するとなんかあの頭おかしいあいつの父親がなんか叫んだ

 

『祝え!世界を造り、時代を造り、生命を造った神の誕生を!

その名も龍神、『神我見 守』!新たなる龍神の降臨である!』

 

「なんか祝ってる・・・」

 

「まぁ息子が龍神になったんだから祝うのは当然じゃない?」

 

『ノリで言った祝いの言葉さ』

 

「ノリかよ!」

 

「あ、画面が移動した」

 

次に映ったのはまた何もない平野だ

 

『くそ!またお前から力を奪い返してやる!』

 

『はぁ・・・取り返してもどうせ碌なことしない癖に』

 

「確かに・・もうあいつクズだってわかったし・・」

 

「でも龍神としてはちゃんと仕事してるんじゃ・・・?」

 

私はなんとか行って見た。だが・・・

 

『ちなみにいつも何やってるの?』

 

『ふ!そんなの人間の女で楽しんでるさ。お前からさっさと

力を取り返して女をもて遊ぶ!まだ壊れかけの女がいるからな!』

 

「訂正する、やっぱりあいつは最低最悪のクズ野郎だわ」

 

「なんであんなのが龍神で今まで世界が壊れなかったか不思議でしょうがない」

 

「それは同感します・・・」

 

『本当にバカだ・・・この放送が生で見られてるのもう忘れたのか?』

 

『ははは!そんなのはもうどうでもいい!お前から力を取り返して記憶から消せばいい!』

 

「ホントあいつバカすぎて頭痛いわ・・・・」

 

「何であんなのが龍神だったんだろうか・・?」

 

『第一、お前なんかに龍神が務まる訳ないからな!』

 

「いや・・・彼の方が龍神として絶対務まると思うんだけど・・」

 

「確かに・・」

 

「あんな奴によく今まで龍神が務まったわね~」

 

さすがの私もぼろくそ言いたい気分だわ

 

「むしろ彼に変わった方が断然いいわね」

 

「確かに彼なら龍神が務まってもおかしくないかもな」

 

そんな話をしていてモニターを見ると大分戦いが進んでいた

 

『はははは!どうだ!また戻ったぞ!』

 

『まるでゴキブリのような生命力だ・・・』

 

「う~ん、確かに言えてるわね」

 

「というよりあいつの神力がどんどん減っていってるぞ」

 

「あら、ホントだわ。あいつもしかして自分の神力が減ってること気づいてないんじゃない?」

 

「あり得るな・・あいつはバカだからな・・」

 

『何だそれは?』

 

『これは伝説の獣の力を使えるウォッチだよ』

 

「あいつも時計を持っていたのか!?」

 

「まさか持ってるとは・・」

 

するとあいつは時計を二回回した

 

『グリフォン』

 

『投影!』

 

『フューチャータイム!』

 

『フューチャーリンググリフォン!グリフォン!』

 

あいつは鷲の上半身とライオンの下半身を持っている獣を

纏わせた。

 

『これはグリフォンの力・・祐介さんの使う力だ!』

 

祐介って誰?そう言えば二人の神がその名前を言って様な・・・?

私がその二人の神を見てみると二人は驚きながらモニターを見ていた

ちょっと声かけてみよう

 

「ねぇ、祐介って誰なの?」

 

二人は驚いたがその後口を開いた

 

「祐介はね・・私達の神社の長男だったの」

 

「だけど・・今の当主が追い出してね・・」

 

「は?何でそんなことしたのよ?」

 

「祐介は『爆発させる程度の能力』を持っていて忌み子と呼ばれたからだ」

 

「だけど彼が15になるまで祐介は追い出されなかった」

 

「何で?」

 

「その時の祖父、十一郎がそれを許さなかったからだよ。

でも・・何年も前に死んじゃって・・・」

 

「それでその祐介って人は追い出された・・」

 

「だけどね、追い出された後すぐ祐介は謎の神力を纏った黒い風に連れ去られたんだ」

 

「黒い風?」

 

「そう、それから祐介は不慮の事故で死亡したことになったんだ」

 

「その祐介の使う力が今あいつが使ってるってことね」

 

「そうだ。って見ろあれ!」

 

「ん?」

 

私はまたモニターの方を見ていると・・

あいつが私達の目でも見えないほどスピードを出して

クズに攻撃しているところだった

 

「嘘・・・!なにあのスピード・・・!」

 

「私の目でも追うことができないぞ・・・!」

 

「月夜見様まで!?」

 

月夜見様まで見ることができないなんて一体どれだけのスピードを・・

 

『何言ってんのさ!この程度のスピードじゃあ父さんにも母さんにも勝てないけどね!』

 

「私の耳がおかしいですかね・・・あれじゃああいつの父親と母親は

あれ以上のスピードが出せるように聞こえたですけど・・・」

 

「ああ、私にもそう聞こえた。しかし彼の母親は人間と聞いたのだが・・」

 

「人間がそんなスピード出せるはずが・・・」

 

「もうこれ以上追及するのはやめよう。これ以上言ったら

後戻りできない気がする・・」

 

「・・・・分かりました」

 

これ以上追及しないという月夜見様の考えは正しいと思う

 

『ブリザードウォータードラゴン』

 

「何で!?あいつが蒼真の力を!?」

 

「確かあれは蒼真さんの力のはず・・!」

 

何か豊姫と依姫が驚いている。なんだろう?

 

「二人ともどうしたの?そんなに驚いて」

 

「だってブリザードウォータードラゴンは元々蒼真の力なのに・・・!」

 

蒼真・・確か二人と八意様の夫・・・

死んだと聞いたけど、私も一度会ってみたかったわ

 

「もしかして・・あの時計でいくつもの力を使えるんじゃない?」

 

「え!?どういうことですか!?」

 

「だってさっきも同じもので違うやつの力を使ってたじゃない

だからあの時計にいくつもの力が入っているを思った方が妥当じゃない」

 

「た・・・確かに・・・」

 

『はははははは!残念だったな!私はまた回復し・・・が・・・ああ・・』

 

「ん?なんか苦しみだしましたね?」

 

「もうそろそろだったんだろ」

 

月夜見様が話に入ってきた

 

「どういうことですか?」

 

「依姫にはわからないか・・・

あいつは神力を使いすぎたんだ」

 

「もしかして・・・!もうあいつは消滅まじかってことですか!」

 

「そうだ、もうあいつは存在を保つので精いっぱいだろう」

 

「そうですか・・じゃあそろそろあいつも終わりですね。」

 

「そうだな、そしてサグメ、」

 

「何ですか?」

 

「お前・・・このままじゃ他の女神にあの男取られるぞ?」

 

「え?」

 

私は月夜見様の言葉に声が裏返ってしまった

 

「どういうことですか・・・?」

 

「だから、お前そのままじゃあいつを他の女神に取られるぞ?」

 

「な!・・・なんでそんなこと言うんですか!?」

 

「だってな・・・お前あいつに抱っこされてた時はとてもうれしそうな顔してたじゃないか」

 

「そ・・そんなことありません!」

 

「それにだ、あいつと一緒なら常に誰とでも話せるぞ?」

 

「へ?どういうことですか?」

 

「だってお前・・・さっきっから喋ってるだろ」

 

「あ!しま・・・あれ?でも逆転が起きてない・・・?何で?」

 

「これは私の憶測だが、おそらく彼が能力を使ったんだろう」

 

「!どういうことですか!?」

 

「あいつの能力『守る程度の能力』で世界をお前の能力から守ったんだ

お前が喋っても世界の流れが変わらないように」

 

「なんでそんなこと・・?」

 

「お前のためじゃないか?」

 

「え?」

 

「だってお前は能力のせいで喋れなかったしな。そのためだろう、きっと」

 

嘘・・世界を私の能力から『守った』?まさかそんなことができるなんて・・・

 

「そうだ、お前今度あいつをお茶にでも誘ったらどうだ?」

 

「な!なんで私が・・!?」

 

「じゃなと他に取られるぞ?」

 

「うう・・・」

 

「この戦いが終わったら話掛けてみろ、彼の性格なら案外ОKもらえるかもしれないだろ?」

 

「じゃあ・・・やるだけやってみます」

 

「そのいきだ!いや~私も恋というのをしてみたいものだな~」

 

「ちょっとそれってどういう意味ですか!?」

 

「何の意味もないぞ?逆にどういう意味があるのだ?」

 

そう言い月夜見様はにやにやしてきた。は・・・はめられた!

 

「い・・いえ・・・その・・・」

 

「何だ?どうした行って見ろ」

 

「その・・・・なんでもありません!」

 

そして私達がこの話をしているといつの間にか戦いは終わっていた

しかも後から聞いた話だとめちゃくちゃいい感じな

まるで本物の恋愛ドラマを見たような感じでよく終わったらしい

それは私も見てみたかった・・・

 

そしてなんか最後彼の父親があいつらの恋人の何かを復活させたらしいけど

それが何だったのかみんな教えてくれなかった。しかも聞いた人全員が顔を赤くしていた

彼は何を言ったんだろう?

 

そして彼とその父親が謎のオーロラで帰ってきた。

話をしてみようと思ったら

案の定他の女神たちが彼に群がった

これじゃあ『いっしょにお茶しない』なんて言えないし・・・どうしよう

すると・・・

 

「おい、守!帰るぞ!」

 

彼の父親が叫んだ

もう帰るのか・・・残念だ。まだ言えてないのに・・・

そう思ってたら彼がこっちに近づいてきた

え!?何で!?

 

「!何よ・・」

 

あ・・つい反抗的な態度取っちゃった・・

 

「いや、さっきは悪かったよ。お詫びと言っても何だけどさ、今度家に遊びに来なよ」

 

「え?」

 

なんか・・私が誘ってみるはずが向こうから誘われた・・・

 

「ほら、これ家の場所が書いてあるメモ。渡しとくから」

 

そう言われ私は彼からメモを受け取った

 

「え、ちょ」

 

「じゃあね~」

 

(どうしよう・・・彼の方から呼ばれた。)

 

後から言われて気がづいたが私はその時顔を赤くしていたらしい

 

そうして彼とその父親は帰っていった

 

そして私は・・・周りから嫉妬の目で見られた

いや・・・私悪くないと思うんだけど・・

 

「いや~彼も大胆だ。まさか自分の方から誘うとはな~」

 

「月夜見様!?」

 

「どれ、メモ見せてみろ。ほう~ここが彼等の住んでいる場所か中々に良さそうなところだな」

 

「か・・勝手に見ないでください!」

 

「どうした?まぁそんなことはもういい。来て行く服はどうするんだ?」

 

「え?」

 

「当たり前だ。男の家に呼ばれた以上、ちゃんとした服装をして着て行くのは当然のことだろう」

 

「でも私服これしか持ってませよ!?」

 

「何だと!?仕方がない。私が服を選んでやる!来い!」

 

「て、どこにですか!?」

 

「どこって決まってる。服屋に決まってるだろう。私が選んでやる」

 

「べ、別にいいですから!自分で選びます!」

 

「駄目だ、お前の服のセンスは不安しかないからな」

 

「どういうことですかそれ!私のセンスが駄目だって言いたいんですか!?」

 

「お前その恰好でじゃ地上でとても目立つぞ!」

 

「分かりました!ちゃんとした服選ぶので自分でやらせてください!」

 

「駄目だ、私も付いていく」

 

「そんなぁ~!」

 

こうして私は月夜見様に服屋連れていかれ何時間も服選びにかかった・・

服は決まったが正直着慣れない服は着たくないなぁ~

 

はぁ・・いつ彼の家に行こう?

 

 




次回は遅いと思いますけど人物紹介を投稿します(といってもう出来てるけど)

この人物紹介を見てもらえばこれからの話が少しわかりやすくなります

人物紹介は何話かに分けて投稿します


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人物紹介その1

身長とかを追加しました
守の設定を直しました


神我見 冷(かがみ れい) (夜見 氷夜(よみ ひょうや)

種族 神

容姿 顔は整っておりイケメンの部類に入る 左目が黒、右目が赤のオッドアイ

身長 183㎝

能力  『創造する程度の能力』

    『奪い与える程度の能力』

    『消す程度の能力』

    『見たものと知りたいことをすべてを知る程度の能力』

    『他人の能力を無効化する程度の能力』

    『入/切を入れ替える程度の能力』

    『命を司る程度の能力』

    『時間を司る程度の能力』

    『感情を司る程度の能力』

 

精神が壊れてしまい、情け、容赦、を忘れてしまった。

自分で名前を夜見 氷夜から神我見 冷と名を変えて生きていくと決意した。

 

性格は冷静、冷徹、冷酷の3つがそろっている

 

冷は仮面ライダーになることができ主に主人公ライダーになるがサブライダーやダークライダーに

なることもできるが、この2つはほとんど使わない

 

他に東方キャラの能力をShadowの時にほとんど奪ったため大量に持っている

 

妻は神我見 温である。女性嫌いの彼も温には優しく接していて

他にも自分の仲間のエリスや式の寝子にも優しくしている

他に優しくしている女性がいるとすれば自分の仲間の関係者の女性である

(他の女性には冷徹で冷酷な態度を取る)

 

服装は常に黒いコートを身に纏っていて黒一式の服である

釣りをするときは釣り師の服である

 

仲間の全員にアイテムボックスや自分の能力を複製して渡したりしている

 

趣味は発明と釣り、戦闘である

 

神我見 温(かがみ おん) (音無 カレン(おとなし かれん)

種族 人間

容姿 長く黒い髪のスタイルのいい美人 左目が赤、右目が黒のオッドアイ

身長 172㎝

能力 『ありとあらゆるものを使いこなす程度の能力』

   『波長を操る程度の能力』

   『狂気を操る程度の能力』

   『見たものと知りたいことをすべて知る程度の能力』(冷からもらった能力)

 

神我見 冷の妻、『ありとあらゆるものを使いこなす程度の能力』を持っており

何でも使いこなすことができる

例えば何年もかかって取得できる技を瞬時に使いこなすことも可能だ

 

昔は『聖暖の紅玉』の効果で『鈴仙 優曇華院 イナバ』の顔をしていたがこの顔を温は拒否した

自分が自分じゃな見たいで嫌だったらしい

だから冷は蒼真とともに一部だけ『聖暖の紅玉』の効果をなくす薬をつくりそれを解決した

そして温は自分の成長した姿になった。それでも美女であることは違いなかった

ちなみに冷は温の顔が『鈴仙 優曇華院 イナバ』だったことを歴史からも自分の記憶からも消した

なので冷には『聖暖の紅玉』を使ったことで最初からあの顔だったと思っている

そして他の者(蒼真、壊、エリス、祐介、守)も温があの顔だったことを忘れている

もちろんのこと自分も忘れている

 

ちなみに温は冷の暴走を止めることのできる雄一の生き物である

そして雑談になるが温のバストサイズはEである

 

そして性格は一言で言えば天使で誰にでも優しく接する

冷の冷静、冷徹、冷酷の性格とは真反対である

だが切れるとめっちゃくちゃ怖いことだけが分かっている

 

服装は黒い女性の服でミニスカである

 

趣味は料理と冷を喰うことである

 

神我見 守(かがみ まもる)

 

種族 龍神(半人半神)

容姿 黒髪のイケメン

身長 180㎝

能力 『創造する程度の能力』

   『波長を操る程度の能力』

   『守る程度の能力』

   『言霊を司る程度の能力』(龍神としての能力)

   『見たものと知りたいことをすべて知る程度の能力』(冷からもらった能力)

 

冷と温の息子

守は後から龍神となり『言霊と司る程度の能力』を手にいれた

まあ世界の破壊者(ディケイド)が世界の守護者(龍神)になるのもおかしいが・・・

 

守は主にダークライダーとネオディケイドになれる。守はこの両方を使い分けて戦う

冷がいろいろとダークライダーの設定をいじって強化版を造ったりした

他にもこの話ののちに冷にジオウシリーズのベルトやアイテムを渡され

ジオウシリーズのライダー(ジオウ ゲイツ ウォズ)に変身できる

もちろんのこと他のアーマーにもなれる

 

そして今作のオリジナルの一つ『ビヨンドライバー』を改造して、左側にもレバーを付けたもの

色は金、銀、緑を中心としたドライバー、『ゴッドドライバー』である

右側のレバーには龍神になる『リュウジンミライドウォッチ』をセットして変身する

そして左側のレバーには『ファイブレジェンドライドウォッチ』をセットしてフューチャーリングする

ちなみに左側のレバーにライドウォッチをセットするとアーマータイムできる

 

外装は常に冷からもらったカメラと『ファイブレジェンドライドウォッチ』を首に下げている。

服は黒を中心としていて飾りがあったりする。めちゃくちゃ似合う

正体を隠すときは黒一式の紳士服でピエロの仮面をかぶっている

他に目立つ格好をするときもある

赤いブラウスの上に黒いブレザーを着ている(ジオウ版の士の服装)

そしてもう一つは薄い茶色の服一式(電王の桜井さんの服装)

釣りをするときは釣り師の服である

 

趣味は各地(世界等)を周って写真を撮ること

そして釣りである

 

ちなみに学校ではテストでは毎回100点を取っている

なぜそんなに点数が取れるのかと聞かれたところ守は

『自由のために頑張っている、仕事してるのに点数が悪かったら駄目だからね』

らしい。やはり守は自由のためになら永遠に頑張れることが分かる



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~第十章~壊とエリスの物語(回想)
壊の回想その1


今章は後書きに文章を書きます

それも飛ばさず見て行ってください


みなさんこんにちわ、神我見 冷だ

前回は守が龍神になった

そして一番良かったのは・・・そう!

壊とエリスが帰ってきたのだ!これはさすがの俺でも驚いた

さてそして今はみんなで机を囲んで鍋を食べている

 

「で、お前は結局どこに行ったんだ?」

 

「そうだぞ壊。さっさと言え」

 

「そうじゃなくてね!何?兄貴も別れた間に何があったんだよ!?

普通子供作りましたって言われたら誰でも驚くわ!」

 

「いろいろあったんだよ。そういろいろ」

 

「だからって死んでたことも驚きだよ!」

 

「まあまあ、今もこうして元気にしてるんだから。」

 

「あーもう、わかったよ!言えばいいんだろ言えば!」

 

「さっさと言え」

 

「私も気になります。」

 

「あなたは一体どんなことをしてたのですか?」

 

「私も気になる~」

 

「ところで冷、こいつら誰?」

 

「こいつらは上から神我見 白、空、寝子。俺の式だ」

 

「はぁ!?お前式が出来たのか!?」

 

「そうだよ・・そんなことより早く言え」

 

「分かったよ。俺はな・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~壊の回想~

 

「ここはどこだ?」

 

よう壊だ

俺はあの時、ばらばらにされた。そして今俺が居るのは草原だ

だが由いつよかったと思うことは・・

 

そう近くに生き物の気配がすることだ

よかった、取りあえずそこに行って見よう

 

だがなぜこんな所に生き物の気配が・・

 

そもそもここはいつの時代でどんな場所だ?

確か冷は世界も時代もばらばらに飛ばされると言っていた

つまりここは過去の可能性があるな

もしここがあのクソキモい奴らの蔓延る世界だったら空気がクソ汚かったからな。

それにここには太陽がある。あの世界には絶対になかったものだ

太陽ってあんなに暑くて暖かかったんだな・・

さて、考えても無駄だな

 

~移動中~

 

「すげぇ・・・」

 

今、俺の目の前に広がっているのは・・・・『花畑』だ

しかもひまわり全般の・・・

 

ここまでの花を見たのは初めてだな・・・

ここまでのひまわりを育てるのにとても大変だったんじゃないかな

ひまわりの状態を見ただけで分かる。とてもいい状態だ

俺も花が好きだからな、ぜひともここまでのいい状態になる方法を教えてもらいたいな

さて、さっそく行って見るか

 

そして俺はひまわり畑の中に入って行った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何度見てもすごいな~

このひまわり畑、

心がというより目が奪われつるなこれ

 

さて・・・さっきっから気になっていたが・・・

 

―――――誰かに見られている―――――

 

いつから見られていた?

まったくわからないが、ここは呼ぶ方が良いだろう

 

 

「おい!誰か見てるんだろ!分かってんだぞ!」

 

俺がそう言うと・・・

 

「あら、わかってたのね」

 

出てきた、しかも声からして女性か・・・

 

俺が振り向くと緑の髪と赤い目をした女性がいた

 

「あんたは?」

 

「あら?名乗るのは聞いた方が名乗るんじゃない?妖怪さん?」

 

そうなのか?俺には全くその意味が分からないが取りあえず名乗っとこう

まぁこいつからも妖力を感じられるからこいつも妖怪なんだろう

 

「そうか・・・分かった。俺の名前は森羅 壊だ。で、あんたは?」

 

「私の名前は『風見 幽香』花妖怪よ」

 

「花妖怪ね・・・どうりでこんなきれいな花を咲かせられると思ったわけだ」

 

「あら、褒め言葉を言ってくれてありがとう」

 

「で、あんたは俺に何の用だ?」

 

「そうね、私の花畑に誰かが入ってきたから見に来たのよ」

 

「なるほど・・・で、見に来ただけなのに何でそんなに殺気を出してるんだい?」

 

「あら、わかった?それはね・・」

 

すると急に幽香は妖力弾で攻撃してきた。それを俺は咄嗟に能力で破壊する

 

「ふ~危ないじゃなか。何するんだ?」

 

「ふふふ、決まってるわよ。私の花畑に入った愚か者を殺すためよ」

 

「それだけじゃねぇだろ」

 

「よくわかったわね。そう、あなたからはとてつもない量の妖力を感じられる・・

つまりあなたすごく強いんじゃない?だから戦ってみたくなっちゃって♪」

 

「なるほど戦闘狂か・・・ならこっちも戦うまでだ」

 

俺は首に飾ってある『クイズミライドウォッチ』に手を掛けた

 

「何それ?」

 

「な~にお前だって最初は小手調べで手を抜くだろ?だから俺も手を抜かせてもらう」

 

「それで私に勝てるかしら?」

 

「できるさ・・・」

 

俺はウォッチに力を込めた

すると『クイズドライバー』が俺の腰に装着される

 

そして『クイズトッパー』をドライバーに合体させる

 

「変身!」

 

「?」

 

そして俺の体は大量の「?」に包まれた

 

『ファッション♪パッション♪クエスチョン♪』

 

『クイズ♪』

 

俺は『仮面ライダークイズ』に変身した

 

「な!何なのその姿は!?」

 

幽香も驚いているようだ。ここは答えてあげよう

 

「救えよ世界!答えよ正解!仮面ライダー!クイズ!」

 

「さあ、バトルの始まりだ!」

 

「望むところよ!」

 

こうして俺と幽香の戦いが始まった




「なるほど・・・それでその幽香って女と戦ったのか・・」

「そうそう、それでな・・・」

「あ、そうだ壊、クイズミライドウォッチ返して」

「何で!?」

「いいから」

「はぁ!?それじゃ意味が分からないって何だそれ?」

「これは謎の空間への入り口だよ・・・・」

「はぁ!?何でそんなもの出したんだよ!?」

「脅迫だよ。早く返さないとこれに放り込むぞ。」

「分かった分かった!だからそれしまえ!ほら!」

そう言い壊はウォッチを返した

「最初からこうすればよかったんだよ」

「お前ホント鬼だな・・」

「そこは死神とでも言ってくれ」

「何で!?」

でわ、また次回


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壊の回想その2

ほ「さあ!かかってこい!」

 

「じゃあこちらから行かせてもらうわよ!」

 

そう言い幽香は妖力弾を何個も作りだして俺を攻撃した

だが・・遅いな

 

「問題!『お前の攻撃は俺には当たらない!』○か×か!」

 

「は!?そんなの簡単よ、答えは・・・×よ!」

 

そう言い幽香はさらに妖力弾の威力を増して攻撃した。たぶん怒ってるな。

おそらく自分の攻撃が当たるか当たらないかと問題を出されたからだろう

だが・・・

 

「答えは・・・○だ」

 

そう言い俺は幽香の攻撃をすべて避ける

 

「嘘!?」

 

「さて・・お前は俺の出した問題を外した」

 

「そ・・それがどうしたのよ!?」

 

「上を見てみな」

 

「上・・・・?何あれ!?」

 

そう、今幽香の上には雨雲がある

クイズの能力、それは問題に外れると雷を落とされるということだ

そして、雷が発生して幽香に直撃した

 

「きゃあああああああぁぁぁぁぁぁ!」

 

そして幽香は少し揺らめいた

 

「な・・・何、今の・・・・?」

 

「これはクイズの能力だ。問題を出してその問題が外れたり

無回答だった場合回答者に雷が落ちるんだ」

 

「な・・・何ですって・・・」

 

「さあこれで終わりか?」

 

「まだまだよ!こんな楽しい戦い、こんなところで終わらせちゃもったいないでしょ!」

 

「そうか・・・じゃあもっと来い!」

 

「ええ!やってやるわ!」

 

そう言い幽香は今度は拳で攻撃してきた。肉弾戦に変えたか!

俺はすぐに攻撃を避けて『チーターズラン』で遠くまで行く

 

「なるほど・・・肉弾戦に変えたか。面白いじゃねぇか!」

 

「でしょう!さぁもっと行くわよ!」

 

そして幽香と俺はしばらくの間拳を交わらせ続けた

 

「問題!『お前に俺の拳は当たる!』○か×か!」

 

「○にしとくわ!」

 

そうすると俺の拳は幽香に当たった

 

「ちぃ!当たったか・・」

 

「○にしといて正解だったわ。正直あの雷は当たりたくないからね」

 

「そうか・・・(あ、今思いついた)」

 

「おい」

 

「何よ?急にもしかしてこれで終わりとか言うんじゃないでしょうね」

 

「違う違う、問題『お前・・・友達いる?』○か×か?」

 

これ気になってたんだよね

 

「は!?い・・・いるに決まってるでしょ!」

 

「答えは・・・×か・・・」

 

「う!て・・・きゃあ!」

 

再び幽香は雷に当たった

もうこれで終わりにするか・・

 

「これ以上やってても拉致がないからな・・次で決める!」

 

「ええ!やってみなさい!」

 

俺はベルトからクイズトッパーを外してクエスチョンモードからシンボリックモードに変えた

そしてベルトにもう一度セットした

 

『ファイナルクイズフラッシュ!』

 

俺は空中に○×パネルを出現させる

 

「いいわね!こっちもやってやるわ!」

 

幽香は持っている傘を閉じて先端に妖力を集中させた

 

「さぁ!掛かってきなさい!」

 

「行くぜ!」

 

そしてお互いの必殺技を炸裂させた

 

「クエスチョンキック!」

 

「マスタースパーク!」

 

そしてしばらく自分たちの攻撃が相打ちになり

それぞれ転がった。そしてその時俺は変身が解除された

 

「ぐあぁ!」

 

「きゃあ!」

 

そして最初に起き上がったのは・・・俺だ

 

「はぁ・・・はぁ・・・勝った・・・」

 

「はぁ・・・油断しちゃったわ」

 

「はぁ・・俺だってあの姿での本気を出したんだぜ」

 

「つまりいつものだったらそれ以上ってことでしょ・・・」

 

「そうなるな・・・ほら、た・・・」

 

「え?」

 

そして俺はそのまま気絶した

いや、眠ったという方が正しい。俺はあの化け物とそして幽香とも戦ったから

疲れて寝てしまったのだ

 

「ちょっと!大丈夫・・・って眠ってる・・・」

 

「これ・・・どうしよう?」

 

幽香は寝ている壊を見ていた

 

「取りあえず・・・家に連れて帰ろうかしら」

 

「この人のこと・・・気に入っちゃたし♪」

 

こうして幽香は壊を自分の家に連れて帰った

 

 

 

 

 

 




「ほ~う、その後眠ってしまったのか」

「ああ、いろいろと疲れてたからな」

「ちなみに俺は森に移動させられたけどなんとか眠気耐えたぞ」

「我慢は体に毒なんだけどな・・・・」

「だってあそこは寝たら死ぬところだったし・・・」

「そうか・・・ならしかたないな」

「さて・・温、ご飯おかわり」

「はい、わかりました」

「にしてもこの鍋うまいな」

「だろ、なにせカキとかアワビとか貝類を入れたからな」

「あ、この貝はなんて言うんだ?」

「え?アワビだけど?」

「へ~アワビってどうするとうまい?」

「う~ん、醤油とかバターでもいけんじゃね?」

「なるほど・・・それよりさっきっから温とエリスは何顔赤くしてるんだ?」

「な・・・何でもない!」

「な・・・何でもありません!」

「「「「「?」」」」」


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壊の回想その3

「あれ・・・ここ何処だ?」

 

俺が目を覚ますとそこは知らない天井だった

いや、ボケてる場合じゃない。確か俺は幽香と戦ってたはず

そして・・あ、俺眠ったんだだった。そうか、俺疲れてたんだな

 

さて・・・ここはどこだ?そう言えば幽香はどこ行ったんだ?

もしかして・・ここは幽香の家か?

そうだとしたらお礼言わないとな・・・

 

「取りあえず・・・何だろう?この感覚は?」

 

この感覚、確かまだ冷と出会う前に兄貴と一緒に抱きながら寝てた

感覚と一緒だ。こういうのを人の温もりというんだったっけ?

 

俺はベットの後ろを見てみた。するとそこには・・・

幽香の姿があった。

 

「のああああああぁぁぁぁ!」

 

俺はすぐにベットから飛び起きた。何でいんの?

そしたら幽香が起きてきた

 

「う~ん何よ、うるさいわね~」

 

「何よじゃねぇよ!なんで一緒に寝てるんだよ!?」

 

「何でって・・ここには私一人しか住んでないし、ベットも一つしかないからよ」

 

「だからって一緒に寝る奴があるか!?」

 

「だって客を床に寝かす訳にもいかないしね・・・」

 

「へ?客?どういうことだ?」

 

「何ってもうあなたは私の家のお客よ」

 

「はぁ?どうした急に?」

 

「単純にあなたのことが気に入ったからね。

それにあなたがここに居ると退屈しなさそうだし」

 

「はぁそれってどういう意味・・・?」

 

「あなた、ここに住みなさい」

 

「はあぁ!?何で?」

 

「あなたどうせ行くところないでしょ?」

 

「う!そ・・・それを言われると・・・」

 

「ね?だから私の家に住みなさい?」

 

「・・・分かったよ。だけどいつかは俺もここを出て行くけどな」

 

「別に迷惑にならないのに・・・」

 

「いや、そうじゃなくて俺には離れ離れになった仲間がいるんだ

だからいつかそいつらを探さなくちゃいけないからな」

 

「・・・・そう、取りあえずもう朝だしご飯作ってくるわ」

 

「ありがとう・・・」

 

そう言い幽香はご飯を作りにいった

そして俺はベットに倒れた

 

「まさか別れてからすぐに住処が決まるなんてな・・・・」

 

実際こんなことになるなんて思わなかった

俺はただ幽香と戦っただけなんだけどな・・・?

まぁ考えるだけ無駄か・・幽香には幽香なりの考えがあるのだろう

 

「ご飯できたわよ」

 

幽香が来た。もうそんなに時間が経ってたのか。時の流れってのは早いもんだな

 

「今行く」

 

そうして俺は台所に向かった

 

「「いただきます」」

 

そして俺達は飯を食べた

うん・・・うまいな・・・

 

「そういえば、あなたの仲間ってどんな人たちなの?」

 

「俺の?そうだな・・・まず冷のことかな?」

 

「冷?」

 

「そう、俺達兄弟を拾ってくれた奴だ」

 

「兄弟?あなた兄弟いるの?」

 

「いるさ、人間の兄がな」

 

「なんだ、義兄弟か・・・」

 

「違う違う、ちゃんとした血の繋がった兄弟だよ」

 

「は?あなたの言っている意味がまったくわからないわ」

 

「それはだな・・・」

 

 

~説明中~

 

 

「ふ~んまさかそんなことがあるなんてね・・・」

 

「そうそう、ちなみに話を戻すけど冷はとにかく女性が嫌いでね。顔面を殴ることだって躊躇しないんだ」

 

「そいつ・・・やばいんじゃない?」

 

「そうそう、顔はいいのに・・・」

 

「あなたの顔もいいけどね・・・(ぼそっ)」

 

「ん?なんか言った?」

 

「な!・・・何でもないわ!」

 

「まぁいいや、で次に神我見 温だ」

 

「ん?さっきの冷ってやつと名字同じじゃない。兄妹?」

 

「いいや。温は冷の妻だ」

 

そう言うと幽香が紅茶を吹き出した。大丈夫か?

 

「ごほ!ごほ!な・・何で女性嫌いに妻がいるのよ!おかしいでしょ!?」

 

「いや・・それを俺に聞かれても・・・ちなみに一人息子もいるぞ」

 

「はあぁ!?」

 

「まぁこの話はいいとして・・・次に・・・」

 

この後俺は仲間の話をたくさんして気づいたらもう昼になってた

 

「あ・・・もう昼だ」

 

「ずっと話したしね・・・」

 

「さて・・・何か俺に出来ることはないか?」

 

「え?」

 

「いや・・何もせずに居候させてもらうのもちょっとあれだしな・・」

 

「そう・・なら花に水を上げてきて」

 

「分かった、ジョウロどこだ?」

 

「あそこにあるわ」

 

「ありがと」

 

こうして、俺は幽香の家にお世話になることになった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして夜・・・・

 

「なぁ幽香。」

 

「何?壊?」

 

「この状況を説明してくれない?」

 

「ふふふ、自分で考えてみたら?」

 

「いや・・・この状況をどう考えろと?」

 

今、俺は幽香にベットに押し倒された状態でいる

 

「何で俺を押し倒したの?ちょっと怖いんだけど・・・」

 

「ふふふ、それを分からせてあげる」

 

すると・・・

幽香は自分の服を脱いだ

 

「はぁ!?おい!なんで服脱いでんだよ!?」

 

「何ってあなたを喰べるためよ」

 

「えぇ!ちょ!なんで!?」

 

「私の家にお世話になるんだからこれくらいはしてもらわないと・・・」

 

「ますます意味が分からん!」

 

「まぁそんなことはもうどうでもいいわ。じゃあ・・・・いただきます♪」

 

「ちょ!まじで!やめtぎゃああああああぁぁぁぁぁぁ!」

 

 

 




「こんなことがあってな・・・」

「なるほど・・・兄弟そろって女の方に喰われるとはな・・・」

「どういう意味!?ていうか兄貴も!?」

「お前もだったのか・・・」

「ははは・・・だらしない」

「「うるせぇ!いつも温に喰われてる冷には言われたくない!」」

「くっ・・・!まさか言い返されるとは・・・」

「なあなあエリス」

「何?祐介?」

「後で喰べていい?」

「・・・・ダメ」


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壊の回想その4 謎の空間その2

こんにちわ、壊だ

まさかあの後幽香に喰われるなんて思いもしなかった

なんで喰ったし

 

ちなみに幽香は俺の隣で裸で寝ている

は~ホント昨日のことが思いだされる

昨日は俺もヤりすぎたな。おかげで腰が痛い

すると

 

「おはよう、壊」

 

幽香が起きた

 

「おはようじゃない!何で昨日襲ったんだよ!?」

 

「何でって・・そりゃあ好きになったからよ」

 

「はぁ!?」

 

「あなたといると楽しいし・・・」

 

「それだけの理由で!?」

 

「別にいいじゃない。主導権は全部私にあったけど・・」

 

「そうだ!あれめっちゃ疲れたぞ!」

 

「別にいいじゃない。あなたも同じ妖怪なんだから」

 

「は・・・もういいや・・・・取りあえず飯食べたい」

 

「分かったわ。作ってくる」

 

そう言い幽香は服を着て部屋を出て行った

 

「はぁ・・・まさか好かれるなんて・・俺なんか好かれることしたか?」

 

(いや・・・ないな。俺ただ戦っただけだし・・・)

 

まあわからないことを考えてもしかたがない

もうヤっちゃたことは変わりないからな・・・

 

さて・・・俺もさっさと服着るか。

 

そして俺は服を着て、着終わった後すぐに幽香が俺を呼んだ

もうそんなに時間経ってたのか・・・

 

「今行くー」

 

なんかこれもう冷と温の光景を自分がやっているかのようだ

今頃兄貴はどうしてるだろうか?(時間的に死んでます)

 

さて・・・行くか

 

俺が行くともうそこには席に座ってる幽香の姿があった

 

「お待たせー」

 

「待ったわよ」

 

「まだ1分も経ってないけどね」

 

「そうね・・じゃあ」

 

「「いただきます」」

 

うん。今日のは何か昨日と違って何か違う。なんだろう・・?

隠し味でも入れたか?

 

「なぁ幽香。」

 

「何?壊。」

 

「今日の飯なんか隠し味でも入れたか?」

 

「!・・別に・・・?」

 

「そうか・・・何か今日のは昨日のとは違う味がしたんだけどな・・・・」

 

「そ・・そう・・(よかった、ばれてないみたい。効果は今夜の夜くらいかしら?)」

 

「ところであなたの能力は?」

 

「え?今それ聞く?」

 

「当たり前でしょ。あんなに強いのだから、能力も強いんでしょ?

ちなみに私の能力は『花を操る程度の能力』よ」

 

「なるほど・・それは結構な能力だな・・・お前の強さと合わせたら結構強くなるだろ?」

 

「ええ、よくわかったわね。この能力の応用が」

 

「まあな・・・冷に『謎の空間』でいろいろ教えてもらったからな・・」

 

「何?『謎の空間』って?」

 

「!それ聞く!?聞いちゃう!?ねぇお願い嘘だと言ってくんないかな。

そうじゃないと俺の心が壊れる!」

 

「え・・・そこで一体何があったの?」

 

「聞くのか!やっぱり聞くのかよこん畜生!まぁ教えてやるけど!」

 

「話してくれるんだ・・・・」

 

「あれはだな・・・地獄だった」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~壊の回想~

 

はぁ~地獄だ!

何だよ冷の奴!ピストルからアサルトライフルってただただ危険になっただけじゃないか!

しかも2丁もって追いかけてくるしよ・・・それに弾は神力で出来てるから

一発一発がとてつもなくやばいし!

 

「おーい!集まれ!」

 

また地獄の時間が始まるのか・・・

 

「よしよく集まったな!今回はある場所で戦ってもらう!」

 

「ある場所?何だよそこ」

 

「そこは化け物共がうじゃうじゃいる場所だ!」

 

「危険じゃねぇか!」

 

「そしてその場所はそこは分かりやすく言えば鏡の世界!『ミラーワールド』だ!」

 

「鏡の世界・・?」

 

「そう!2002年に生まれてもう失われた世界だ!」

 

「何でその失われた世界があるんだよ?」

 

「俺が龍騎の力を使って復活させた!」

 

「何だよ龍騎って!?」

 

「ええい、うるさい!お前達にはその世界で9分50秒生き残ってもらう!」

 

「なんだよその中途半端な数字。」

 

「実はミラーワールドは普通の人間が入ると1分以内に消滅してしまうんだ」

 

「はぁ!?そんなところに9分もいたら完全に消滅するだろ!」

 

「安心しろ!そこは俺が9分55秒生きれるようにした!」

 

「また微妙な数字だな・・」

 

「やかましいわ!さぁ、9分50秒・・生き残れ!」

 

そう言うと冷は手鏡を俺達に向けると俺達は鏡の中に吸い込まれた

 

「「え?」」

 

「いってらっしゃ~い」

 

「「ぎゃああああああああぁぁぁぁぁ!」」

 

 

 

 

 

 

―――――ミラーワールド―――――

 

「は!ここどこだ!?」

 

「て、おい兄貴起きろ!」

 

「は!ここはどこだ!?」

 

「それは俺が最初に言った!たぶんここが鏡の中の世界なんだろう。その証拠に・・」

 

そうその証拠に周りの文字やものが全部『逆』なのだ。

 

「うわ!全部逆じゃねぇか!?」

 

「気持ち悪いな・・・」

 

すると急に化け物が出てきた

 

「うわ!何だあれ!?」

 

化け物は刃状の角を持っている金色の化け物や羊のような角を持つ銅色と緑の体色の化け物

などとたくさん出て来た

 

『そいつらがこのミラーワールドの化け物、『ミラーモンスター』だ』

 

「うわ!この声は冷!?」

 

『そいつらはお前等がこの世界にいる9分50秒の間際限なくわいてくるぞ』

 

「最悪じゃねぇか!」

 

『じゃあ・・9分50秒間生き残れ♪』

 

「おいこら!こんなところでそんなに生き残れってバカじゃねぇのか!」

 

蒼真がそう言うとミラーモンスターが倍の数になった

 

「おい兄貴!冷に悪口言ったから数が倍になったぞ!」

 

「そんな!冷この野郎!恨むぞー!」

 

「キシャアアアアアアアアァァァァァァ!」

 

「キエエエエエエエェェェェェェェェ!」

 

「「ぎゃあああああああああぁぁぁぁぁ!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~回想終了~

 

「なんてことがあってな・・・・」

 

「・・・・ご苦労様・・としか言えないわね・・・」

 

「そうなんだよ・・・あれはおすすめしない。絶対!」

 

「そうするわ・・・しかも鏡の世界なんて行きたくないし・・・」

 

「あ・・・もう昼だ。」

 

何時間喋ってたのだろうか?

 

「あらホントだわ・・・いくら起きる時間が遅かったとしても、もうそろそろ花のお世話しないと・・・」

 

「そうだな・・・じゃあ花に水やってくるわ」

 

「お願い」

 

「そうだ、幽香」

 

「何?」

 

「もう夜は襲うなよ?」

 

「襲わないわよ(私はね)」

 

「そうか?ならいいんだが・・・」

 

「じゃあお願いね~」

 

「はいよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~そして夜~

 

何だ!?なんか・・体が熱い!?

くそ・・・能力を使おうとしても呼吸が安定しなくて使えねぇ・・!

あ・・・もう駄目だ・・・

 

俺が倒れそうになると・・・

 

「大丈夫?」

 

誰かが俺を支えてくれた。おそらく幽香だろう

 

「ああ・・・・ありがとう・・・何か体が熱くて・・」

 

「そう、じゃあ今日は本能に従ってみない?」

 

幽香が甘い声でそう言ってくる

 

「は・・・お前・・・何を言って・・・な!」

 

見ると幽香は寝着姿だった。しかも豊満な2つの果実を押しつけてくる・・

 

「ど・・・どういう・・・ことだ?」

 

「実はね、今日のご飯に媚薬を仕込んでたのよ」

 

「な・・・何・・・・?」

 

「この時間帯に効果が出るように作ったわ」

 

「おい・・・襲うなって・・・言っただろ・・・」

 

「確かにあなたはそう言った。だけどそれは私が襲わなければいいだけの話でしょ?」

 

「何・・・?まさか・・・・」

 

「そう、あなたの方から襲ってもらうから」

 

「そ・・・そんなこと・・」

 

俺は逃げようとするが、すでに幽香に捕まってるから逃げられない

それに媚薬の効果で力が出ねぇ・・・

 

「ふふふ・・・あなたはもう力が出ないから、いくら私より強くても私からは逃げられないわよ・・」

 

くそ・・万事休すか・・・

 

「さあ・・寝室に行きましょう♪」

 

こうして俺は幽香に無理やりヤらされた

くそ・・・次からなんか変なもの入れられてるの気づいたらソッコーで破壊する・・

 

 

 




「いや~まさかまたまた兄弟揃って媚薬盛られるなんてな・・・」

「揃ってってことは・・兄貴もか!?」

「お前もかよ!」

「いや~ホントいろんな意味で仲のいい兄弟ですね!」

「ホントだね・・(今度祐介に盛ってみようかな・・?)」

「ははは・・・大変だったんだな」

「そのようですね」

「寝子、醤油取ってくれ」

「はい、空君」

「ありがとう」

「で、この後どうしたんだ?」

「その後はな・・・」

また次回!


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壊の回想その5

こんにちは、壊だ

まさかあの飯に媚薬が仕込まれてたなんて思いもしなかった・・・

あの後いろいろ大変だったな・・・

 

「どうしたの?食べないの?」

 

「食べないの?じゃねぇよ!昨日あんなことされたら警戒するだろ、普通!」

 

「大丈夫よ、今回は入れてないから。」

 

「本当だろうな?嘘ついてないよな?」

 

「本当よ」

 

「・・・・分かった信じさせてもらおう」

 

そう言い俺は飯を食べた

うん、昨日のように変な味はしない。至って普通だ

 

「うん・・・今回は何も入ってないようだな」

 

「当たり前よ」

 

「それを毎回やって欲しいな」

 

「さぁ?どうしようかしら?」

 

そう話をしながら飯を食べた

 

「そうだ壊、」

 

「何だ?」

 

「今日は戦ってね」

 

「・・・分かった」

 

「そう来なくっちゃ♪」

 

そして俺は飯を食い終わった後、幽香と戦うために外に出た

場所は何もない草原だ

 

「さて・・・ここなら誰にも邪魔されないだろ」

 

「そうね・・・じゃあ始めましょうか!」

 

そう言い俺は神力の籠った刃がギザギザの刀を取り出す

この刀は昔冷からもらった鉄を加工して作ってもらったものだ

冷は俺の要望通りの品を作ってくれたので大はしゃぎしたら怒られたっけ

 

「へぇ・・・すごいわねその刀・・・とてつもない神力を感じるわ・・・」

 

「だろ?冷が作ってくれたんだ」

 

「じゃあ・・・殺り合いましょう!」

 

「おう!」

 

そうして俺と幽香との戦いが始まった

 

俺はまず刀に炎を纏わせ幽香に接近して攻撃した

だがその攻撃は幽香の持っている傘によって防がれた

 

「どんな傘だよそれ!炎を纏ってる剣、しかも神力のある剣を防ぐなんて普通ねぇぞ?」

 

「まぁでも私の傘もダメージ入ってるからね・・・壊したら弁償よ?」

 

「大丈夫だ。もし壊れたら俺が能力で直してやる」

 

「そう・・・それなら思いっきりやっても大丈夫そうね!」

 

そう言うと幽香は思いっきり傘を振って俺を攻撃してきた

重!なんて攻撃だ!

 

「すごいな!その傘!」

 

「でしょう?普段はずっと本気で振り回すとヒビが入って直すのが大変だけど、

あなたが直してくれるのならお構いなくこの傘で攻撃できるわ」

 

「なるほど・・・じゃあこれでどうだ!」

 

俺は『フェニックスライドウォッチ』を取り出し刀にセットした

すると刀の炎がさらに増してきた

 

「何・・・!?その炎は!?」

 

「鳳凰って知ってるか?これはそいつの炎だ!」

 

確かこの時代ではフェニックスは鳳凰と呼ばれてたはずだ

だからこっちの方が分かりやすいだろう

 

「嘘でしょ!鳳凰ってあの伝説の!?」

 

「そうだ!じゃあ行くぜ!」

 

俺が刀を振るとその炎が燃える鳥になって幽香に向かって行った

俺はそれをどんどん続けていく

 

「ちょ・・拉致が開かないわね!」

 

「どうする?」

 

「こうするのよ!」

 

すると幽香は自分の周りに妖力弾をいくつも作りその弾で

鳥たちをすべて撃ち落とした

 

「すごいな・・・あれだけの攻撃をすべて撃ち落とすなんて・・・」

 

「ふふふ・・・これでも結構やばかったけどね」

 

「どうかな?俺にはまだ余裕そうに見えたけど」

 

「半分当たって半分外れよ。確かにあれだけの数私なら簡単にできるけど

あの鳥の攻撃力一発一発がすごかったからね。妖力弾一発一発に込める妖力の量が

多くなっちゃったけどね」

 

「なるほどな。なら・・・お前に敬意を表して本気を出してやろう」

 

俺は刀から『フェニックスライドウォッチ』を取り外して

自分のベルトにセットした

 

『アーマータイム!』

 

すると俺の後ろに赤く燃える鳥、『フェニックス』が現れ俺の体に装着された

 

そして俺は燃えている鎧を身に纏った姿、『フェニックスアーマー』になった

 

「な・・・何?その姿・・?」

 

「これは鳳凰の力を身に纏ったんだ。さあ!こっからが本番だ!」

 

そう言い俺は瞬時に幽香のところまで行き攻撃した

 

「がはぁ!」

 

「どうだ?かなり効いただろ?」

 

どうやら大ダメージを喰らってしまったようだな。後で直しとこう

 

「い・・いつの間に・・?」

 

「これが俺の本気だ」

 

「く・・・どうやら私の負けみたいね・・・」

 

俺はその後すぐアーマーを解除して、幽香のところに駆け寄った

 

「大丈夫か?ちょっとやりすぎたかな?肩貸そうか?」

 

「ありがとう・・・正直助かるわ・・・」

 

「さて、家に帰るか」

 

「そうね。」

 

こうして俺達は家に帰った

その後、お詫びと称され襲われたのは今回ばかりは見逃した

 

 

 




「へ~お前、フェニックスライドウォッチ使ったんだな」

「そうそう、ちょっと本気出しちゃった」

「そいつが可哀そうだぞ?」

「兄貴、幽香の方から本気出せっていったんだからな」

「そんなことホントに言ってたのか?」

「・・・・言った」

「おい、何だその間は?」

「うるせぇ!とにかく次はだな・・・」



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壊の回想その6

「え?特訓に付き合って欲しい?」

 

ようこんにちわ、壊だ俺は今幽香の家にお世話になっている以上

 

「そう、私ももっと強くなりたいからね」

 

「ふ~ん。でも俺だと相手にならないしな。」

 

「何それ嫌味?」

 

「違うって。結局のところどんな特訓がしたいんだ?」

 

「いろんな戦い方をする奴と戦いたい」

 

「そんな奴俺はあいつくらいしか・・・

(いや、待てよ・・確かあれがあったはず・・・)」

 

「いたわ。お前の要望通りの奴が」

 

「ホント!?」

 

「いるいる、じゃあ外に行こうか」

 

「その前にちゃんとご飯食べてからよ」

 

「あ・・飯食ってたの忘れてた」

 

「まったく・・・」

 

俺達は飯を食った後またあの草原に行った

 

 

~移動中~

 

「さて・・・じゃあ呼ぶぞ」

 

「で・・・そいつはどんな奴なの?」

 

「ちょっと待ってろ、呼ぶから」

 

「は?どこからよ?」

 

俺は『カメンライドカード クウガ』を取り出す

 

「ここから」

 

「は?そんなところから生き物が呼び出せる訳

 

俺は幽香の言葉を無視してカードに力を籠めて

クウガを召喚した

 

え?」

 

「呼び出したぞ」

 

「え・・・え!?か・・紙からひ・・人が・・・?」

 

「こいつは『仮面ライダークウガ』。超古代の戦士だ」

 

「戦士・・・」

 

「こいつはさまざまな戦い方をするから、お前の特訓にはもってこいだ」

 

「うん・・・ありがとう・・・」

 

「さて・・俺は近くで見てるから」

 

「分かったわ」

 

こうして幽香とクウガは戦闘態勢に入った

 

「初め!」

 

そう言うと幽香とクウガはお互いの拳をまじ合わせた

今のところ互角に見えるが幽香が押しているな・・・

そして、幽香がクウガを吹っ飛ばした

 

「何?この程度?」

 

「いいや、クウガ!これを使え!」

 

そう言い俺がクウガに投げたものは『鍬』だ

畑耕すのに必要そうなものだ。冷からいらないと言われてもらったものだ

 

そしてクウガは俺から鍬を受け取ると、こう叫んだ

 

「超変身!」

 

するとクウガは青い姿へと姿を変えた

あれは『ドラゴンフォーム』あのフォームはスピード面を強化した分

防御力が弱いからな。クウガはスピードで決めるつもりか

 

そしてクウガは鍬を『ドラゴンロッド』へと形を変え

スピードで幽香を攻撃する

 

「急にスピードが上がった!?くっ!すばしっこいわね!」

 

幽香はクウガのスピードに追い付けるかな?

するとクウガは急に止まり、空中へとジャンプして跳んだ

 

「な・・何?」

 

そしてクウガはドラゴンロッドの先端に『封印エネルギー』を集中させて

ドラゴンロッドを伸ばして幽香へと攻撃した。あの必殺技は『スプラッシュドラゴン』だ

ドラゴンロッドは伸縮可能だからな。ドラゴンロッドが幽香に当たろうとすると

 

「ここね!」

 

幽香は伸びた先端を鷲掴みにしてドラゴンロッドごとクウガを吹き飛ばした

 

幽香はクウガの動きを見切ったのか先読みして攻撃した

すごいな、あのスピードから先読みするなんて

一撃が重かったのかクウガも大ダメージを受けている

ダメージを受けているから次はおそらくあのフォームになるはずだな

 

「超変身!」

 

クウガがそう叫ぶと今度は紫色の姿になった

『タイタンフォーム』だ

タイタンフォームは攻撃力と耐久性が上がるフォームだ

すぐに決めたいときはあのフォームがおすすめだな

そして『ドラゴンロッド』も『タイタンソード』に変わっている

 

「それがどうしたっていうの?これを喰らいなさい!」

 

幽香は妖力弾をクウガに何度も当てる。そして煙が発生した

そして煙が晴れると・・・無傷のクウガがいた

 

「嘘!?あれだけの攻撃を喰らっても無傷なんて!」

 

幽香が戸惑ってるし、説明してやるか。

 

「その姿は『タイタンフォーム』ってな。その姿は攻撃力や防御面は高いが運動性が低いのが難点だ」

 

「なるほどね・・・だったらダメージが通るまで攻撃するだけよ!」

 

そう言い幽香は妖力弾をいくつも作りクウガに当てる

さすがにあのフォームでもダメージが通るか。

その証拠にクウガも揺らめいてる

 

するとクウガは急にタイタンソードを水平に構えた

するとタイタンソードに封印エネルギーが収束している

そして攻撃を受けながらも幽香に突っ込んでいった

 

「嘘!?」

 

「はああああああぁぁぁぁぁぁ!」

 

そして必殺技、『カラミティタイタン』が幽香に当たろうとするが・・・

 

「く・・・」

 

その攻撃を幽香は素手で受け止めていた。だが幽香の手も怪我をしている

確かにそうだ。封印エネルギーは当たると爆散するからな。

そのエネルギーに触れてるだけでも、ダメージを喰らうはず

 

「なかなかやるわね・・・」

 

「だけど!こんなんじゃ私は倒せないわよ!」

 

そう言い幽香はクウガを吹き飛ばした

すごいな、手にダメージを負いながらも攻撃を忘れないなんて・・

クウガはついにマイティフォームに戻り倒れてしまったが、あれで終わりじゃない

 

「次は・・・あれかな?」

 

次はおそらくあのフォームだな。

クウガは倒れてしまっても復活することができるフォームがある

それは・・・

 

「ふ~やっと終わった・・・て・・・何あれ?」

 

突如クウガに雷が纏われた

 

「な・・!何!?」

 

そして雷がなくなるとクウガは金色の鎧を身に纏っていた

そう、『ライジングマイティフォーム』だ

 

「ふっ・・・復活した!?」

 

「今のクウガはさっきの数倍は強いぞ~」

 

「な!・・・てっ!きゃあ!」

 

クウガは拳で幽香に攻撃を当てた

あの攻撃は前より強くなってるからとても痛いはず・・・

 

「く!・・・こうなっうたら次で決めるわ!」

 

そう言うと幽香は傘に妖力を溜めた。最初に俺と戦ったとき以上の妖力が

溜まってるな・・・

 

「さあ!これで終わりよ!」

 

幽香はもう準備ができたらしい

俺はクウガの方を見てみる。クウガは構えを取り足にエネルギーを溜めた

マイティキックの強化版、『ライジングマイティキック』だ

 

そしてクウガは空高く跳び、キックを放った。それと同時に幽香も傘に

溜めた妖力を放った

 

「マスタースパーク!」

 

クウガと幽香の攻撃は当たってる中、クウガが徐々に押してきている

 

「く・・・う・・・」

 

さすがの幽香も限界のようだ

やがて、クウガのキックが幽香に当たった

 

「きゃああああああぁぁぁぁ!」

 

さて・・・助けるか

俺は幽香のところに駆け寄った

 

「大丈夫か?」

 

「ええ・・・・何とかね」

 

「さて・・・帰るか」

 

「そうね」

 

そうして俺達は家に帰った




「クウガか、懐かしいな」

「懐かしいって・・・クウガになんか思い出でもあんのか?」

「実はな・・俺が最初に変身したのがクウガだったんだ」

「へ~あのマイティタイムなんちゃらかんちゃらの奴だね」

「マイティタイムブレークだ。覚えろよ、守」

「いや~全部独特な技だったから・・」

「どういう意味だこら」

「まあまあ、落ち着いてください」

「温がそう言うなら・・・」

「冷も少し丸くなったな~」

「そう?私達にしか優しくしてくれないと思うけど?」

「ご主人は優しいよ~」

「寝子、飲み過ぎだ」

「ちょっと水汲んで来ます。」

「お、ありがとう空」

「いえ、どうということないです」

「さて・・・最後はだな・・・」


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壊の回想 最終回

あれからもう数百年と経った

俺は幽香の家でお世話になってたくさんのことがあった

まずは花に水をあげたりと幽香と特訓をしたり・・・

喰べられたり・・・した

 

そして俺は居候の身、それに仲間もいるだからそろそろ出て行こうと思う

 

「なあ、幽香・・・」

 

「何?壊?」

 

「実はな・・・もう少ししたら出て行こうと思うんだ」

 

「!? え!何で!?」

 

「だって・・・俺は居候の身だし・・・」

 

「それなら大丈夫よ!私はまったく迷惑してないから!」

 

「いや・・・それに俺には仲間がいる。そいつらを探さなくちゃいけないし・・」

 

「そう・・・さびしくなるわ・・・」

 

「でも、まだここにいるから、大丈夫だよ」

 

「違くて、私はあなたがいなくなるのが悲しいのよ!」

 

「!」

 

「だって、私今までずっと一人で、友達が植物しかいなかった!

そんな中あなたと出会えた!私の初めての友達であなたといるのがとても楽しかった!

だから私はあなたと離れたくない!」

 

そう言い幽香は涙を流した

まさかこんなところで幽香の本心を聞くなんて・・・

仕方がない

 

スゥ・・・

 

「え?」

 

俺は幽香を抱きしめた。

 

「まったく・・・それが本心だったのなら素直にそう言えばいいのに・・・」

 

「だって言える訳ないじゃない!」

 

「ははは・・お前にもそういう可愛いところがあったんだな・・・」

 

「か!・・・可愛い・・・」

 

幽香は顔を赤くした。恥ずかしがってんなこりゃ

 

「まあまあ、出るのは変わらないけど、またいつか会いに来るから」

 

「ホント・・・?」

 

「本当だ」

 

「ホントのホントに!?」

 

「本当だって」

 

「・・・・分かった。信じるわ。」

 

「よし!じゃあ今日はもう寝よう」

 

「寝かせる訳ないでしょ」

 

「・・・・分かったよ。今回は諦めてやる」

 

「ありがとう♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~そして旅立ちの日~

 

「ホントに・・・行っちゃうのね・・・」

 

「ああ・・・またいつか会おう」

 

それでもまだ幽香は悲しそうな顔をしている

どうするか・・・

そうだ。

 

「幽香」

 

「何?」

 

「手ぇ出してくれ」

 

「何するの?」

 

俺は『ブランクウォッチ』とクウガのカードを取り出し

幽香の手に乗っけた

 

「これって・・・」

 

「これを俺だと思ってもっといてくれ。あげるから」

 

「・・・・ありがとう」

 

「・・・ん?何だ?」

 

急にウォッチとカードが光出した

 

「何!?何が起こってるの!?」

 

光が収まると幽香の手には・・・

カードはなく逆にウォッチに色が付いていた

ウォッチには2000とクウガのマークがあった

まさか・・・クウガの力がウォッチに取り込まれたのか?

 

「まさか・・こんなことが起こるなんてな・・・」

 

「私もビックリしたわよ・・・」

 

「まあ、とにかくこれを持っておいてくれ。これは、約束の印だ」

 

「・・・わかったわ。絶対に持ってるから。肌身離さず!」

 

「ああ、そうしてくれ・・・じゃあな」

 

「・・・ありがとう!」

 

こうして俺と幽香は別れた

その後俺は何百年も旅をして、守の家に行くことにしたら

そこでエリスと出会い、今に至る訳だ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~回想終了~

 

「なるほど・・・そんなことがあったんだな・・・」

 

「なかなかな物語でしたね」

 

「つまり壊は嫁さんを置いていって旅をしてここに帰ってきたのか・・・」

 

「おい!俺と幽香はいつから夫婦になった!?」

 

「いや、もう夫婦しかやらないことヤっちゃってんじゃん」

 

「う・・・それを言われると・・・」

 

「もう壊さんは立派な旦那さんですね!」

 

「まさか兄弟そろって別れた場所で嫁が出来るなんてな・・・」

 

「それは私も驚いた。まさか壊にお嫁さんが出来るなんて・・・」

 

「おいエリス!それは一体どういう意味だこら!」

 

「おいやめろ。飯がまずくなるだろ」

 

「飯と言えばもうなくなってきてるな」

 

「ていうか、もう午後の9時だよ?」

 

「まだ食い足りないでしょ?ちょっと買い足しに言ってくるよ」

 

「お!サンキュー守!女に逆ナンパされないように注意しろよ~」

 

「分かった~て、何それ!?」

 

「何でもいいだろ、お前が早く帰ってこないとエリスの物語が聞けないから」

 

「それが理由か・・・分かった。気を付けて帰るよ」

 

「お~早くな~」

 

「さて・・・守も行ったし・・続きするか」

 

「「「「「そうだな(ですね)」」」」」

 

~守買い物中~

 

~帰宅~

 

「ただいま~」

 

「お、お帰り~ナンパに会わなかったか?」

 

「あったよ・・・ホント大変だった・・・」

 

「お疲れ様。ほら買い物袋貸して。料理するから」

 

「はい。お願い、母さん」

 

「さて・・・次はエリスだ。お前はどんなだったんだ?」

 

「私はね~」

 

 

 

 




次回に続く


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エリスの回想その1

~エリスの回想~

 

「あれ・・・ここ何処だろう?」

 

私の飛ばされたところは洋風、というより前に冷が絵で描いてくれた、

ドイツのお城のような場所だった

 

「お城・・・・?」

 

しかもそのお城のようなところの中にいる

確かこういうところには召使いとかメイドとかがいるって冷が言ってた

しかも兵隊さんまでいるとか・・・

もし見つかったらいろいろとややこしいことになっちゃう

取り合えずここから出ないと・・・

 

「出口・・・どこ?」

 

そう、確かお城は広すぎるといわれてたから出口がどこにあるかすらわからない

そう言えば・・・冷からもらった能力があった!

それを使って出口への道のりを教えてもらえばいいんだ。

 

さて、能力さん。出口までの道のりは?・・・・・・わかった

でもこの道のりでこのお城の人に出会わないように気をつけなきゃ

 

「さて・・・行こう」

 

私は出口に向かっていった

 

 

~移動中~

 

 

「もうすぐだ・・・」

 

やっとここから出れる。途中メイドのような人に出会ったけど

気配を極限まで消して何とかここまで来た

あの金髪メイドさん、明らかに只者じゃない気配しかしなかったからな~

それにあの目は『侵入者は即殺す』的な目をしていた

しかも体に長剣をいくつも隠し持ってたし・・・

 

『こういう危ないやつに出会ったら気配を極限まで消して逃げろ』って言う冷の

教えがあってよかった

その時私は『冷も充分やばいやつだよ』って言ったら鉄拳が飛んできたけど

祐介が変わりに当たってくれたっけ?祐介、ありがとう

 

考えながら歩いていると出口のような扉を見つけた

 

「さっさと出よ・・・」

 

私が出口に向かおうとすると急に殺気を感じた

私はすぐに殺気の出てきた方向に短剣を振りかざす。すると

 

 

―――――ガキイイイイイイィィィィィィィィン!―――――

 

 

金属の交じり合う音が聞こえた

私の短剣に、手ごたえがあったから、相手はおそらく剣を使ってる

剣を使う相手なんて、ここにきてから一人しか知らない。

まぁ実際一人にしか会ってないんだけど・・・

 

「ちぃ!早くその首元を掻っ切ってやろうと思ったのに」

 

やっぱり、金髪メイドだ

しかもこちらに明らかな殺意を向けている

こういうのはまず話をしてからと冷が言っていた

 

「金髪メイドさん、何の用?」

 

「あら?それはこちらのセリフよ?」

 

あ、そうだった。こちらが完璧な侵入者だった。

 

「ごめんね。私ね、ここに飛ばされて来ちゃたんだ」

 

「そんなこと信じるやつ居ると思う?」

 

「う~ん、思わない」

 

「でしょうね、という訳で、さっさと死んで!」

 

そう言い金髪メイドは私に高速で近づいて剣を振り下ろした

私は咄嗟に障壁を展開するが、金髪メイドはその障壁を

『すり抜けるように』通過して剣で私を切った

 

一体どういうこと?私は確かに障壁を展開して自分の身を守った

だけどあのメイドはその障壁がないかのように普通に攻撃してきた

もしかして・・・能力?

 

私はすぐに回復魔法を使って傷を回復する

 

「回復しないでよ、殺すのが面倒になるじゃない」

 

「そんなこと言われてやめない人はいないよ?」

 

「そうね、でもすぐに”殺して”って言わせるようにするわ!」

 

確か冷は、『話聞かねぇ奴は懲らしめろ。その後で可能なら話をしろ』って

言ってた。このメイドはちゃんと話を聞いてくれるだろうか?

たぶん無理だろう。

 

するとメイドは私の心に変化が起きたことを察してなのか一度攻撃をやめた

 

「どうしたの?私に怖気着いた?」

 

どうやら私の思っていることをメイドには伝わらなかったようだ

 

「違う、一つ聞きたいんだけど・・」

 

「何?良いわよ。もうすぐ死ぬ奴の聞きたいこと、聞いてあげてもいいわよ?」

 

はぁ・・・まぁいいや、さっさと言おう。

 

「あなたさ・・・彼氏いないでしょ?」

 

「は?」

 

「いや・・・あなたの性格状男が出来るのは絶対無理だと思って・・・」

 

私が聞くと、メイドは顔を赤くして突進してきた

 

「余計なお世話よ!」

 

「せっかく先輩からのアドバイスをしてあげたのに・・・」

 

「うるさい!」

 

こんなにむちゃくちゃに攻撃して来てるが私は避けるのが精いっぱいだ

一体メイドの能力は何なんだろうか?

 

取りあえずこっちも応戦あるのみ!

私はまずアイテムボックスに大量にしまってあるナイフを出した

 

「な!?こんな大量のナイフ一体どこから・・!?」

 

メイドが驚いてるが無理はないだろう

さて、こんなこと考えてる場合じゃない

私は能力で落ちたナイフを操って全てをメイドに向けて飛ばした

 

「!?」

 

さて・・どうかな

だがナイフはメイドには当たらず落ちた

メイドが当たる瞬間に透けるのが見えた

もしかしてメイドの能力は透けることができるってこと・・・?

 

「どうしたのかしら?ご自慢の攻撃が当たらなかったことに驚いてるのかしら?」

 

「ううん。もしかしてあなたの能力って自由に透過できるってこと・・・」

 

「ふふふ・・・正解よ」

 

「やっぱり・・・」

 

「だけど、私の力が分かったところであなたにはどうしようもないわ。さっさと諦めて死になさい」

 

「・・・・どうかな?」

 

「何ですって?」

 

「私にはね、あなたのその能力を無力化する力を持っていたとしたら?」

 

「ふん!ハッタリをかまして!」

 

「ハッタリじゃないこと・・今教えてあげるよ・・・」

 

私は『あるもの』を取り出した

 




「エリス、そいつ今どこにいるんだ?」

「え、聞いてどうするの、祐介?」

「そいつを殺りに行く」

「ちょっと待て!まだ飯の途中だ!飯食ってからいけ!」

「そういうこと!?違うって!やめて」

「離してくれ、俺は今すぐにでも殺りに行かなきゃならん!」

「おい!祐介を止めろ!」

「祐介さん、妻のことも考えなきゃ駄目ですよ?」

「あ、そうか・・・ありがとう温」

「すげぇ・・・一瞬で止めた」

「これは妻として大事なことですから」

「何が・・・?」


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エリスの回想その2

「何かしら?私の能力を無力化するなんて、そんなこと出来る訳ないじゃない」

 

「まぁ・・・普通ならね。だけどこれには少し時間がかかるからね・・」

 

「じゃあそれをやる前に殺してあげる!」

 

そう言いメイドは私に向かってくるが私は最初に持った『カード』に

力を込める

これは冷からもらったカメンライドカードだ

ちなみにこのカードは『ファイズ』だ

 

するとカードからファイズが召喚され、メイドに攻撃する

 

「!何こいつ!?」

 

「ファイズ、時間稼ぎよろしく」

 

そう言い私は短剣に『ペガサスユニコーンライドウォッチ』を取り付けた

すると短剣は白く光り輝いた

 

私がなぜこれを使うのかというと

冷の言葉を思い出したからだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『幻獣ライドウォッチシリーズ。これにはある大きなメリットがある!』

 

『何?それ』

 

『俺の能力の一つ、『時間を司る程度の能力』これはあることできるんだ』

 

『あること?何だそりゃ?』

 

『それはな、空間を操ることが出来るんだ』

 

『えぇ!それスゴ!でも何でそんなこと出来るんだ?』

 

『実はな、時間と空間は同じなんだ』

 

『ハァ?』

 

『つまり、時間を操れるってことは空間も操れるってことだ』

 

『それすげぇじゃん!』

 

『で?その話とさっきの話、何の関係があるの?』

 

『そうだったな。実はな、そのウォッチの力を使うとその場所だけじゃなく

なんと空間を攻撃できるってことだ』

 

『は?』

 

『分からないか?例えを出そう

お前達は敵と戦っているが、その敵はなぜか攻撃が全く当たらない。それはなぜか?』

 

『え?まったく意味がわからん』

 

『俺も同じく意味わからん』

 

『バカだな。それはだな、敵は別次元にいるからだ』

 

『別次元?』

 

『そう!簡単に言うと敵はその場所にいると見えてもまったく違う場所にいるんだ』

 

『もうちょっとわかりやすくお願い』

 

『次元ってのは空間と一緒だ。別世界にいるといっても過言でもない』

 

『なるほど!つまり俺達の世界に姿はあるけど形は別の世界にあるってことか!』

 

『そうだ!よくわかったな』

 

『このウォッチはそのばらばらになっている姿形を同時に切ることが出来る!』

 

『まじかよ!』

 

『ちなみにお前等の武器、ウォッチを装填できるようにしたからな』

 

『よっしゃ!戦いの幅が広がるぜ!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんなことがあった

相手のメイドは透明になっている。

つまりこの力、ばらばらになっている姿形を一緒に切ることが出来る!

 

「もういいよ!」

 

私がそう言うとファイズはカードに戻り私のところに戻ってきた

 

「くっ!やっとあなたを殺せるわ!」

 

「どうかな?こっちもあなたを切れる準備はできたから」

 

「やってみなさい!」

 

そしてメイドは私に突進してきた

それに対して私は短剣を構える

 

「そんなただ光ってる剣じゃ私は切れないわ!」

 

「それはどうかな?」

 

私は向かってくるメイドを切り刻んだ

 

「な!?・・・」

 

服も同時に切ったから肌がところどころ見えてる

これ私が男だったらちょっと絵図ら的にまずかったかも・・・

 

「な・・・なんで攻撃が・・・?」

 

「私にはね。別のところにいる、姿がそこにあっても形がないやつを同時に切ることが出来るの」

 

「そんな・・・」

 

「さて、覚悟は良いよね?」

 

「くっ!」

 

私はメイドに近づいていく。すると・・・

 

「は~い。ストップ♪」

 

突如声が聞こえた

何?いつの間にここに!?

 

私は声のした方に見る。するとそこには・・・

 

「はいはい、そこでおしまい。」

 

銀髪のロングヘアーの女の人が立っていた

 

「?・・・・・あなたは?」

 

「私の名前は神綺(しんき)。あなたは?」

 

「エリス・・・爆夜 エリス」

 

「あら、珍しい名前ね」

 

「それは「神綺様!そのものは侵入者です!近づいてはいけません!」・・・うるさい」

 

「大丈夫よ、夢子(ゆめこ)。この人は悪気があってここに来たわけじゃないから」

 

「ですが!「私の言ってることがわからない?」いえ・・・」

 

「ごめんなさいね、この子ちょっと真面目すぎてこんなところがあるの」

 

「いや・・大丈夫」

 

「じゃああなたにはいろいろと聞きたいがあるから、私の部屋に来て」

 

「・・・・分かった」

 

 

~移動中~

 

 

私が案内された部屋は周りとは違かった

おそらくこの人はこのお城の主人だろう

 

「さて・・・私が聞きたいのは「私がどうやってここに入ってきたかでしょ?」そうよ」

 

「おい!神綺様が話をしているのに口を挟むんじゃない!」

 

「夢子、今は私と彼女とで話してるのよ」

 

「すみません・・・」

 

ていうか何で居るの?この金髪メイド・・・

 

「話を戻すけど・・・あなたはどうやって入ってきたの?」

 

「実はね・・・・」

 

私はこれまでの経緯を話した

主にどうやってこのお城に入ったかとかさっきの私の名前のこととか

でもあの化け物の世界の化け物のことは話してない

 

「なるほどね~あなたの人生は結構過激ね」

 

「そう。で、ここはどこなの?」

 

「ここはね、『魔界』よ」

 

「魔界?」

 

「そう、私が創った世界」

 

「世界を・・・創った?」

 

「そう、場所も住人もね」

 

「じゃあ・・この彼氏いなさそうな金髪メイドも?」

 

「な!・・よ・・余計なお世話よ!」

 

「ふふふ、あなた結構な毒舌なのね」

 

「冷の口調が少し移っただけ」

 

「その冷って人というより神、どんな人なの?」

 

「う~ん。私が分かるのは冷は冷静、冷徹、冷酷の三条市がそろってることくらい

後、女性嫌いなのに奥さんにいつも喰われていること、後めちゃくちゃ強いってこと」

 

「へ~会ってみたいわ~」

 

「おすすめしない、会った瞬間に切られそう」

 

「どんな人なの・・・・?」

 

「あ、後これを造った人。」

 

そう言い私はカードを見せた

すると、神綺の目の色が変わった。なんか険しい顔になってる・・・・

 

「私ね、あなたたちの戦いを最初から見てたけど、それだけが意味が分からなかった。一体それは何なの?」

 

「・・・これはね」

 

 




「おい・・・エリス」

「何?冷?」

「俺は確かに女は嫌いだが会った瞬間に切ろうとは思わねぇぞ」

「え・・?だってそう言うイメージが強かったから・・・」

「おい」

「それは仕方ないと思いますけど・・」

「ていうか俺はいつものレベルで温に喰われてねぇよ!」

「喰われてることは認めるんだ」

「別にいいだろ・・せいぜい一週間に5回くらいだ」

「それでも大概だろ!」

「(ぽうっ・・・・)」



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エリスの回想その3

「これはね・・・冷が作った内の2つ。『カメンライドカード』」

 

「カメンライドカード?」

 

「そう、このカードに力を込めるとこの絵に描いてあるライダーが出てくる」

 

「ライダー?」

 

「見たんでしょ?私が短剣に力を溜めてるときにこの金髪メイドの相手をしていた奴」

 

「あれが・・それで、私が聞きたいのはあれがどうやって動いているかよ」

 

確かに・・私も今思った。あれは何の供給源もなしに無限に動けるもの

あんなものは魔法を使えばできるっちゃできるけど、それだといずれ

魔力が切れて動かなくなるはず・・・

一体あれはどう動かしてるのかな?

 

「私にも・・わからない」

 

「え?」

 

「私もこれをどうやって作ったのか、何の供給源もなしにどうやって動くのか冷に聞いたこともなかった」

 

「そう・・残念ね。」

 

「まぁ取りあえず、私ここから早く出て仲間を探しに行きたいんだけど・・」

 

「ああ、そのこと何だけど、しばらくの間は無理よ?」

 

「え?」

 

「実はね・・・」

 

神綺の話によるとこうだ

ここ魔界は人間界と完全に分離されていてあっちの世界にいけないらしい

それにその理由が魔界人が勝手に人間界につなげてツアーを実施しまくったのが原因らしい

何そのくだらない理由

 

「くだらない・・・何でつながりを閉じたのにまた勝手につなぐのかな?」

 

「しかたないわ・・魔界人はそういう人ばっかだから」

 

「何で自分を造った人の言うこと聞かないの?」

 

「彼らだって生きてるからね・・・」

 

「納得・・てかそんなことより私これからどうすればいいんだろう・・」

 

「そのこと何だけど・・・あなたここに住みなさい」

 

「「え?」」

 

これには私だけじゃなくて金髪メイドも驚いた

私ここに住んでいいの?

 

「いけません神綺様!こんなどこの誰かもわからない馬の骨を・・」

 

「これは決定事項よ。」

 

決定事項なんだ・・私拒否権ないんだね・・・

 

「それに、アリスの面倒とかも見てもらいたいし」

 

「アリス?」

 

「アリスっていうのは私の娘よ」

 

「え!?あなた娘いたの!?」

 

「そう、私の可愛い可愛いアリスちゃん。ああ~早く会ってその体を抱きしめてあげたい!」

 

あ・・こういう人って確か親ばかっていうんだっけ・・・

この人ちゃんとしてると思ってたけどもう駄目だ。

 

そんな話をしていると・・・

 

「お母さん~」

 

誰かが入ってきた。お母さんって言ってたからたぶんこの人の娘さんだろう

私が振り返ってみると、そこには金髪で水色と白の服を着ている女の子がいた

 

「お母さん、あのねって・・お姉さん誰?」

 

「え、私?私の名前は爆夜 エリスだけど・・・」

 

「分かった!エリスお姉ちゃんだね!」

 

か・・可愛い・・なんかこの人が親ばかになった理由がわからなくもない

 

「あら!アリスちゃん!どうしたの?」

 

「実はね、夢子を探してっていた!」

 

「私ですか!?どうしたんですかアリス様?」

 

あの金髪メイド・・夢子に用があってきたのか・・

神綺も目を大きくして夢子を見ている。たぶん自分に用があってきたと思ったらメイドの

方に用があったからがっかりしているんだろう。後,憎悪も感じる。

 

「あのね夢子!あなたがさっき戦ってたあの黄色い目をしてて赤い線が入っている人、知らない?」

 

「「「え」」」

 

黄色い目をしていて、赤い線が入っている人・・それ絶対ファイズのことだ

あの戦い見てたの?じゃあ何でその近くにいた私のことは知らなかったの?

 

「そいつならあの白髪女の物ですよ」

 

ちょっと、ちゃんと人のことは名前で呼んで。

すると今度は私の方に駆け寄ってきた

 

「お姉ちゃん!あの人はどこにいるの?」

 

「え、え~と・・」

 

私は神綺と夢子を見る

すると二人は私をジト目で見ていた。そんな目で見ないで

分かったよ。見せればいいんでしょ見せれば

 

「分かったから・・・ちょっと待って」

 

私はファイズのカードを出して力を込めた

すると私の近くに赤い『フォントストリーム』が現れやがてそれが人に纏われるような形になったら

突如光ってそこには赤い線が入っていて、黄色い複眼の戦士、『仮面ライダーファイズ』

が現れてた

 

「わー!すごい!これどうやったの!?」

 

アリスがファイズに飛びついた。だがファイズは全く反応しない。

私の命令に従うようになってるからな・・

 

「あれ、何で動かないの?動いてるところ見たいのに・・・」

 

仕方ない、やってあげよう

 

「ファイズ、動いて」

 

するとファイズは動き、私のところまで来た

 

「すごいすごい!動いた!これどうやって動いてるの!?」

 

どうやら興味深々のようだ

 

「ごめんね、それは私にもわからないんだ。製作者に聞かないと・・」

 

「そっか~残念だな~。そうだ夢子!」

 

「な・・なんでしょうか?」

 

「この人と戦ってみて!」

 

「「え」」

 

何言ってんだろうこの子。ファイズと夢子じゃ相性が悪すぎるから

絶対勝てるはずがない

まだ、『ウィザード』ならまだしも・・・そうだ!

 

「アリスちゃん。実はね、これの他にもう一人いるんだ。そのもう一人となら戦わせてもいいよ?」

 

「ホント!?やった!じゃあ早速広場に行こう!」

 

「え、あの」

 

「夢子、拒否権はないわよ」

 

「・・・・はい」

 

こうしてライダーと夢子は戦うことになった

私を白髪女と言った罰だろう、おそらく

 



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エリスの回想その4

さて、前回アリスの要望でライダーと夢子を戦わせることになった

そして今は戦うために広場にいる

 

「両方とも~頑張って~」

 

「夢子も頑張って~」

 

「はい!任せてください!」

 

何だろう、夢子がめちゃくちゃ機嫌がいい。今までまったく元気がなかったのに

たぶん二人に応援されたからかな?

 

「じゃあ・・・出すよ?」

 

「いつでも来なさい」

 

私は『ウィザード』のカードに力を込める。

すると私のとなりに赤い魔法陣が現れた

 

「何!?」

 

「あれ・・魔力を感じるから魔法ね・・」

 

「すごい!あんなことも出来るんだ!」

 

そして魔法陣が横に動き、やがて消えるとそこには赤い鎧に黒いマント

指輪をしていて、○の赤い形をしている顔のライダー

『仮面ライダーウィザード』が現れた

 

『さあ、Show timeだ!』

 

あれ?召喚されたライダーって喋れたっけ?

もしかしてこう言うように設定されてたのかな?

まあいいや

 

「ちなみにルールは『ウィザード対夢子』ね。介入はなしだから」

 

「分かったから早くしなさい」

 

「じゃあ・・・行くよ?」

 

私がそう言うと夢子は剣と指と指にいくつも挟んだ

対してウィザードは『ウィザーソードガン』構えた

 

「じゃあ・・バトル、スタート!」

 

そう言うと両者とも動いた

まずウィザードはソードモードにして夢子を攻撃するが夢子はそれを剣でガードした

次にその隙を狙い夢子が攻撃する

ウィザードは空中回転してその攻撃を避ける

そして着地した後すぐに攻撃するがそれも防がれる

 

「う~ん、両者とも攻防が続いているな~」

 

「そうね~だけど、スピードとかパワーとかも全部夢子が勝ってるからね~」

 

「このままじゃあの魔法使いさん負けちゃうよ?」

 

アリスがウィザードのことを心配してくれているがその心配はいらない

何せウィザードにはさまざまな戦い方があるからね

それに夢子の能力『透過』を打破する切り札もある

 

「くそ!奇妙な動きばっかして当てにくい!」

 

するとウィザードはいったん夢子から離れて『赤い指輪』から『緑の指輪』に変えた

 

「何?指輪を変えただけじゃ何もできないわよ!」

 

夢子は次の攻撃体制に入る

ウィザードはベルトのレバーを2回倒した

 

《シャバドゥビタッチヘンシーン!シャバドゥビタッチヘンシーン!》

 

この音が鳴るとウィザードは『緑の指輪』をベルトの黒い手の部分『ハンドオーサー』

にかざした。

 

《フーフー、フーフーフーフー!フーフー、フーフーフーフー!》

 

するとウィザードの上に緑の魔法陣が展開されその魔法陣がウィザードを通過する

そしてウィザードは緑色の姿になった

 

「姿が変わった!?しかも魔力が違くなった!?」

 

「すご~い!」

 

「姿が変わっただけ?そんなんじゃ私は倒せないわ!」

 

夢子はウィザードに突進してくるがウィザードは風を纏って飛んだ

 

「な!?飛んだ・・・くっ!」

 

夢子は驚いたがすぐに状況を確認して自分も飛んだ

何、魔界の住人って全員飛べるの?

 

私が空を見ると戦いが結構激しくなっていた

ウィザードは空を飛びながら超スピードで攻防を続けている

対する夢子はウィザードのスピードが速くなっているせいかイライラしている

 

「くそ!さっきよりすばしっこくなってる!」

 

そう言いながらもちゃんと攻撃している

途中何度もウィザードの攻撃が当たってるがそれも夢子の能力で躱されている

ホントゴキブリ並に厄介な能力・・・

 

「ちょっと!私をゴキブリ扱いして!後で覚えときなさい!」

 

あれ?もうしかして声に出てた?

ていうかこの世界にもゴキブリはいるんだ・・

 

するとウィザードは夢子からいったん離れて『ウィザーソードガン ガンモード』の

『ハンドオーサー』を開いた

 

《キャモナ・シューティング・シェイクハンズ!》

《キャモナ・シューティング・シェイクハンズ!》

 

左手を握手させると銃口に風が収束した

 

《ハリケーン!シューティングストライク!フーフーフー!フーフーフー!》

 

そしてレバーを押した

すると銃口に収束した風が針のように鋭くなり夢子にいくつも発射された。だが・・・

 

「ふん!」

 

夢子はそれを剣ではじき飛ばしたり当たりそうなのは透過して避けた

結局全部当たらなかった。

するとウィザードは地面に降りた

 

「どうしたの?やっと諦めた?」

 

ウィザードは夢子の声を無視し次に『赤い指輪』を取り出した

だがさっきのフレイムスタイルのとは少し違った

ウィザードはベルトのレバーを再び2回倒した

 

《シャバドゥビタッチヘンシーン!シャバドゥビタッチヘンシーン!》

 

そして指輪をかざした

 

《フレイム ドラゴン》

 

するとウィザードの周りに燃えるドラゴンが現れ、ウィザードの周りを旋回する

 

「な・・・ドラゴン!?」

 

「あら・・・まさかドラゴンが出るなんて・・」

 

「すごーい!ドラゴンだー!」

 

そしてウィザードの足に魔法陣が展開されてウィザードを通過する

 

《ボー、ボー、ボーボーボー!》

 

ウィザードは『フレイムドラゴン』へと姿を変えた

そしてその後、『時計のような物』を取り出した

 

《ドラゴタイム!》

 

 

 

 

 




「あれ?なんか機械音の時のカッコが変わってない?」

「なんか作者の気まぐれらしいよ」

「は?」

「後、これからはこれで通してくってさ」

「テキトーだな・・」

「あれ・・?そう言えばライダーたちに喋る機能なんて付けたっけ・・?」

「え!?冷がやったんじゃないの!?」

「たぶん・・心が宿ってきてるとか?」

「え!じゃあ俺達の奴もいずれ心が宿ったのかな?」

「さぁ?それにお前達はもうカード大切な奴に渡してるだろ?」

「もうウォッチになってるけどな・・・」

「あ、そうか・・」

「でももしかしたら、機能が変わってたのかもな」

「謎だな・・・」

「まぁこういうこは後から考えよう」

「そ・・そうだな。で次どうなったんだ?」

「それはね・・」


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エリスの回想その5

「何・・?その時計は・・?」

 

「あれは『ドラゴタイマー』。用途は・・見てからのお楽しみ♪」

 

「あれからとてつもない魔力を感じるわ・・・・」

 

「すごいすごい!」

 

さて・・・夢子の能力、『透過』を打破する方法。

それはこのドラゴタイマーにある。

分かる人には分かると思うが、ドラゴタイマーには『増やす』ことができる

何を増やすのかは分かる人には分かるよ

 

見てみるともうウィザードはもう準備を始めている

ウィザードは時計を回した

 

《セットアップ!》

 

そしてレバーを押した

 

《スタート!》

 

この音が鳴ると時計の針が回り始めた

その針が時計の青い部分に来るとウィザードはレバーを押した

 

《ウォータドラゴン!》

 

すると夢子の後ろに青色の魔法陣が現れて、その魔法陣からフレイムドラゴンとはまた違う青色の姿の

ウィザードが現れ、夢子を攻撃した

夢子もこの突然のことに対処しきれず攻撃を受けてしまった

 

「くっ!な・・何!?」

 

「数が増えた!?」

 

「すごい!こんな魔法があるなんて!」

 

夢子は一度空を飛んで体制を立て直そうとしている

そんなことはさせないんだけどね

まだまだこれからなんだから♪

 

『驚くのは、まだ早い』

 

あれ、本当にウィザードが喋ってるし・・ホント冷がそうしたのかな?

まぁいいや。次にウィザードは緑の部分に針が来るとまたレバーを押した

 

《ハリケーンドラゴン!》

 

するとまた夢子の後ろの上に緑の魔法陣が出現した

そしてそこから緑のドラゴンフォームのウィザード、『ハリケーンドラゴン』が現れ、

再び夢子を攻撃した

 

「きゃあ!」

 

夢子は再びの後ろからの攻撃に地面に体を叩き付けてしまった

ていうか夢子ってあんな女の子らしい声出せたんだ・・・

 

「あら、まさか夢子があんな声出すなんて・・・」

 

「また増えた!すご~い!」

 

「う・・うう・・まだよ!」

 

いいや夢子もう終わりだよ。

 

「夢子」

 

「何よ白髪!」

 

よ~しこいつ絶対後悔させてやる

 

「『2度あることは3度ある』ってことわざ、知ってる?」

 

「え?それってどういうい

 

《ライドドラゴン!》

 

ウィザードは夢子の質問を無視するかのようにタイマーのレバーを押した

すると夢子の後ろに黄色い魔法陣が地面に現れ、そこから黄色いドラゴンのウィザード『ランドドラゴン』が

姿を現し夢子を攻撃する

 

「きゃあ!」

 

そしてそのまま夢子は地面に転がった

 

「くっ・・・4人になった・・・!?」

 

そう。今夢子の目の前には4人の4つのドラゴンの力を持った戦士

『フレイムドラゴン』『ウォータードラゴン』『ハリケーンドラゴン』『ライドドラゴン』がいる

 

「すごいわ・・まさか4人に増やすなんて・・・」

 

「どんな魔法なのかな!?」

 

そして『フレイムドラゴン』が再びタイマーのレバーを押した

 

《ドラゴンフォーメーション》

 

すると各ウィザードたちに魔法陣が展開され、それがウィザードたちを通過すると

フレイムドラゴンは『ドラゴスカル』

ウォータードラゴンは『ドラゴテイル』

ハリケーンドラゴンは『ドラゴウィング』

ランドドラゴンは『ドラゴクロー』を装備した

 

「何あれ!?4人って反則でしょ!」

 

「違うよ~あれはルールに反してないよ」

 

「はぁ!?あれはどう見たって反則でしょ!4対1って反則でしょ!?

 

「ルールでは『ウィザード対夢子』でしょ?彼らは姿は違えど同じウィザード何だから」

 

「くっ・・!」

 

なんかいい気味

 

『『『『さぁ、Show timeだ!』』』』

 

なんか同じ人が4人一斉に喋ってるから気持ち悪い

 

「ちなみに・・4人それぞれ独自の意思を持っているから」

 

「はぁ!?」

 

「まるで自分が増えているようね・・・」

 

「ホントにすごい!」

 

アリスちゃん・・・あなたさっきから同じことしか言ってないよ

 

するとまずはハリケーンドラゴンがウィザーソードガンのソードモードを2つ持って攻撃した

何で2つ持っているかって?そりゃあコピーしたからだよ

 

「くっ!さらに素早くなっている!」

 

ハリケーンは(もうドラゴンまで言うのめんどくさい)2つの剣で夢子を攻撃するが

それを夢子は透過して躱す

そして次にハリケーンは空を飛んで夢子を攻撃する

 

すると・・・急に地面から何かが飛び出して夢子を攻撃した

 

「きゃあ!」

 

その攻撃者の正体はランドだった

夢子はハリケーンの方に集中しすぎて地面から攻撃しようとするライドに気づくことができなかったのだ

 

「くぅ!厄介ね!」

 

すると今度はウォーターが魔法陣で夢子を凍らせた

 

「くぅ!こんなもの!」

 

夢子は自身を透過して氷から脱出しようとするがその隙をついてフレイムが夢子に炎を放った

氷と炎、2つが混じったことによって蒸気が発生して周りが見えなくなった

 

(くそ!目くらましか!だけど地面から気配を感じる!同じ手には二度は喰わないわよ!)

 

夢子は地面に意識を集中させた。もちろん周りの注意も怠っていない

だが・・・突如夢子の立っている地面から『黄色い魔法陣』が出現して夢子は動きづらくなってしまった

 

「!?な・・・何!?動きづらい・・・?」

 

すると蒸気から長いしっぽ、『ドラゴテイル』が姿を現し夢子を攻撃する

これには夢子も対処できずに攻撃されてしまった

 

「くぅ!何で動けなかったの・・!?」

 

その理由はランドにある

ランドの使う魔法『グラビティ』によって起きたものだ

グラビティは魔法陣の中の重力を操作することができるのだ。それで夢子の行動を制限したのだ

 

「くそ!」

 

次にウォーターが2丁銃で夢子を攻撃する。弾は氷で出来ているよ。

 

「氷の弾!?厄介な!」

 

夢子は持っている剣で氷に弾をはじき飛ばす

次にウォーターは右手の指輪を変えてベルトにかざす

 

《バインド》

 

すると夢子の周りに小さい魔法陣がいくつも現れそこから氷の鎖が出現して夢子を拘束する

 

「拘束?無意味な!」

 

いや、無意味じゃない確かに透過されて鎖は外れてしまうがウィザードのしたいことはそうじゃない

 

《ドラゴンソニック》《サンダー》

 

すると、ハリケーンが夢子の周りを何度も旋回した。

すると電撃を纏った竜巻が現れ夢子を身動きできないようにする

 

「くそ!出られない」

 

すると夢子の上空に雷雲が発生してそこから強力な落雷が落ちる

これも透過で避けられるが、この後赤と黄色の斬撃が夢子を攻撃する

 

「きゃあ!い・・一体何が・・・?」

 

竜巻がなくなるとその斬撃が来た場所にはフレイムとランドが剣を持って立っていた

フレイムとランドはウィザーソードガンで『スラッシュストライク』で攻撃していたのだ

 

夢子は悟った。この状況では自分は負けてしまうと

だが主、神綺が見ている以上無様なところは見せられない。だから最後まで戦うと

 

「まだよ・・まだいけるわ!」

 

その言葉を聞き、4人はまた攻撃しようとするが・・・

 

「駄目よ、夢子。もうあなたの負けよ」

 

この戦いを止めたのは、神綺だった

 

「神綺様!私はまだ戦えます!」

 

「いいえ、もう駄目よ。あなたはもう限界のはずでしょ?」

 

「う・・・」

 

それは夢子自身分かっていた。もう限界だったと

 

「でも・・・」

 

「夢子・・・悔しいのは分かるけど、諦めなさい。」

 

「・・・私の・・・・負けです」

 

それを聞くとウィザードは一人に戻った

 

「楽しかった!またやってね!」

 

こんな緊迫した状況の中アリスが叫ぶ

だがその声を聞くと夢子の表情は緩やかになった

 

「分かりました。またいつか戦います」

 

「あなた、ウィザードだったかしら?今度は油断しない。次は絶対に勝つからね」

 

そうウィザードに言うと夢子は神綺のところに戻って行った

 

「ふふ、あたな達ライバル関係になりそうね」

 

どうかな・・・

するとアリスがウィザードに駆け寄った

 

「ねえねえ、あなたはどんな魔法使いなの?」

 

『俺は、絶望を希望に変える魔法使いさ』

 

「かっこいい!」

 

アリスは喜んでるが、本当に召喚されたライダーって喋れたっけ?

私が前出して話掛けたけどまったく反応しなかったのに・・・

するとウィザードはカードに戻り私の元に戻ってきた

 

「さて、じゃあ家に戻りましょうか。」

 

「そうですね、そろそろお昼の時間ですし」

 

「お腹空いた~!」

 

「そうだね、じゃあ行こうか」

 

こうして私達はお昼ご飯を食べた。それに私のここに住むということも決まってた

 




「へ~ドラゴタイマーか~」

「何だ?どうしたんだ壊?」

「そのドラゴタイマーって数を4人に増やせるんだよな?」

「そうだけど…それがどうした?」

「それ…冷が使ったらやばくないか?」

「「「「「確かに…」」」」」

「おいそれどういう意味だこら」

「まぁこの話は置いておくとして作者から大事な話があるらしいぜ」

「あいつから?一体何「ハロ~」ビックリした!」

「どうもこんにちは~この小説の作者の龍孤で~す」

「どうでもいい、さっさと要件を言え」

「はいはい、実は私って基本的毎日投稿してるじゃん?」

「そうだな。それによくここまで毎日書いたなって褒めてやりたいよ」

「ありがとね。で、本題だけど実は俺もう一つの小説『東方悪正記』を
投稿したんだ。こっちはたくさん書いてるから今度はアッチに力を入れようと
思ってね」

「おい、ちゃんとこっちもやるんだろうな?」

「もちろん!こっちはちょくちょく書きますよ!」

「そうか…」

「そう言うわけで今回から毎日投稿は無くなります。ご了承ください」

「これからも、東方黒光録を見て行ってくれよな」

「じゃあみなさん、また次回!」


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エリスの回想 最終回

私がこの魔界に来てから、もう30年ほど経った

この30年いろいろあったな~

 

まず神綺についてだけど、一回戦ったことがある

戦ったとき思ったこと、それは

 

(さすがは魔界の創生神なんだね)

 

っ思った。

だって攻撃の弾の量だってエグイしそれに一発一発に入っている神力が尋常じゃない

まぁ冷の方がすごかったからあまり驚かなかったけど・・・

その時仕方なかったので『ペガサスユニコーンライドウォッチ』を使った

その時の私はとても神々しかったと言っておこう。

まぁあの状態だと神の力を使ってるわけだし・・・

そして神綺と相打ちになった。やっぱり神ってすごい・・・

 

次に夢子について

彼女は時々私とウィザードに戦いを挑むようになった

やっぱり負けず嫌いなのかな?

でも毎回負けているがどんどん強くなってきていて、集団との戦いにも慣れてきていた

そのせいでよりゴキブリ並に面倒臭くなったと言ったら鉄拳ならぬ鉄剣が飛んできた

まぁ避けたけど・・・

 

そしてアリスについて

あの子は30年経ってもまったく身長が伸びてない

もしかして神綺が身長が伸びない魔法でもかけてるのかな?

それとも魔界人ってのは寿命が長いのかもしれない。だから身長が伸びにくいのかな?

わからないな~

そしてライダーのこと、ファイズとウィザードのことについていろいろ聞かれた

私自身まったくそのことについて分かってないので本人に聞いた

ウィザードは前も言った通り『絶望を希望に変える魔法使い』

ファイズは『夢を守るもの』と言っていた

だがファイズの言った言葉『俺には夢はない。だが、守ることはできる』と言ってたが

意味が分からなかった。いや、なんとなくはわかった

そして私はアリスのお姉さん的な存在になっていった

だけどいずれここを出なければならない

 

そしてこの30年後、ついにこの魔界を出ることになった

正直寂しい。だけど私にも大事な仲間がいる。だから探さなくてはならない

そして今私は魔界から人間界に戻ろうとしている

見送りに神綺、夢子、そしてアリスがいる

 

「本当に行ってしまうのね・・・」

 

「うん・・私にも仲間がいるから・・・」

 

私だって悲しい。それは3人とも同じだろう

アリスだって今にも泣きそうだ

私はアリスにお姉ちゃんと呼ばれていたから、

そんな人がいなくなるのは悲しいのだろう

アリスには悲しんで欲しくないけど私は行かなきゃいけないし・・・どうしよう?

・・・そうだ、

 

「アリス、ちょっと来て」

 

「何?エリスお姉ちゃん?」

 

「これ、あげる」

 

そう言い私が渡したのはファイズとウィザードのカード、

そして『ブランクウォッチ』だ。冷にもらったけどアリスにあげよう

 

「これって・・・」

 

「これは私のカードとウォッチ。アリスちゃんにあげる」

 

「いいの・・?」

 

「うん、いいよ」

 

「・・・ありがとう!」

 

すると、カードとウォッチが急に光だした

 

「!何!?」

 

「何何!?何が起こってるの!?」

 

「一体何が・・?」

 

「な・・何なんですか!?」

 

やがて光が収まり、そこにはファイズとウィザードの絵があるウォッチ

『ファイズライドウォッチ』『ウィザードライドウォッチ』があった

 

「もしかして・・・カードの力がウォッチに吸収された・・・・?」

 

「そんなことがあるの?」

 

「さぁ・・・分からない。だけど、これをちゃんと持っててね」

 

「うん!分かった!絶対大事にするね!」

 

「ありがとう。じゃあ・・・さよなら」

 

「またね!」

 

「またいつか会おう!」

 

「お姉ちゃん!またいつか絶対会おうね!」

 

そう言い私は魔界と人間界を繋ぐゲートを通って

人間界、守の居る世界に戻った

 

守の家に行く途中男に絡まれたりもしたがぼこぼこにして対処した

そしてもうすぐのところで壊と再会してここに帰ってきたということだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いや~エリスの物語も結構すごいんだな~」

 

「ていうかさりげなくウォッチとカード渡すなよ。まぁそいつらには

大事な首飾り程度にしか使えないけどな」

 

「え?どゆこと?」

 

「あれ?知らなかった?実はあれお前等にしか力が使えないんだぞ?」

 

「まじで!?」

 

「まじで」

 

「知らなかった・・」

 

「でもまぁ、そのウォッチを持っている奴がそれを大事にしてくれたらいいよな」

 

「確かに・・美雪の奴、今何してるかな・・?」

 

「祐介。何でそこで他の女が出てくるの?」

 

「いや、美雪ってのは俺の妹だぞ・・?」

 

「何だ・・・妹か。びっくりした、もしそういうのじゃなかったら

ちょっといろいろとOHANASHIしないといけなかったから」

 

「なんか怖いぞ、エリス・・・」

 

「まぁ良いよ。今日は一緒に寝よう、祐介。」

 

「おう、良いぞ」

 

「「おーおー熱いね~」」

 

「うるさいぞ」

 

「そう言えば冷、お前の式たちは?」

 

「もうあいつらの部屋に行って寝てるぞ」

 

「え?お前自分の式同じ部屋に寝させてるの?」

 

「そうだけど・・・それがどうかしたか?」

 

「いや、一人女だよな!?大丈夫なのか!?」

 

「大丈夫だ、実を言うと寝子と空は恋人関係だからな」

 

「「「「「はぁ!?」」」」」

 

「初耳だぞそれ!?」

 

「いや~俺もそれ知ったときはビックリしたよ。」

 

「確かに・・「あの~壊さん」あれ、お前確か冷の・・」

 

「主の式の白と言います」

 

「ああ、そうか。で、お前何の用だ?」

 

「実は、今日はあなたの部屋に一緒に寝させてくれませんか?」

 

「え?何で?」

 

「実は部屋がいろいろと熱くて部屋にいられないんです・・・」

 

「「「「「ああ~(察し)」」」」」

 

「そういうことならいいぞ・・」

 

「ありがとうございます・・」

 

「おい、何で俺の部屋じゃないの?」

 

「いや、主の部屋も熱くなりそうなので・・・・」

 

「は?お前何いっ(ガシィ!)え?」

 

「ふふふ・・・もう深夜ですし、もうあの時間ですね♪」

 

「お・・・おい、冗談だよな?俺もう寝たいんだけど・・」

 

「冗談じゃありませんよ。今日も寝かせません」

 

「おい、冗談じゃない!俺は今日は野宿「させません」やっぱりか!」

 

「じゃあみなさん、お休みなさ~い。私は冷君といろいろと楽しむので♪」

 

「やめろぉぉぉぉぉぉ!」

 

冷は温に連れて行かれた

 

「さて、俺達はさっさと寝るか」

 

「そうだな。守はどうする?」

 

「俺は龍神としての仕事がいろいろあるから早く寝るよ」

 

「そう言えばお前龍神になったんだったな」

 

「そうそう、前の奴がクズだったからね」

 

「それなら仕方ないか・・・」

 

「そうだ、これは最高機密のことだから絶対誰にも言わないように

特に記憶を読む能力者とかもいるらしいから気を付けてね」

 

「ああ、わかった。ていうか何でそんなこと俺らに教えたんだよ?」

 

「一応仲間だからね」

 

「そうか~」

 

「それに友達が来るし・・」

 

「え!?友達呼ぶのか!?」

 

「そう、女神だけどね」

 

「そうだ、その女神ってどんな奴?」

 

「月の女神」

 

「!じゃあ3人には会ったのか!?」

 

「残念だけど会ったのは二人だけ。

一人・・確か永琳だっけ?その人が行方不明らしいよ」

 

「行方不明!?何で!?」

 

「なんか大罪人と一緒に逃げたらしいよ」

 

「そうか・・・分かった」

 

「ずいぶんとあっさりだね」

 

「いや・・・深く入りこんでも今出来ることは俺にはないしな」

 

「そうか・・じゃあ俺も寝るよ」

 

「分かった。じゃあ俺達は寝るよ。白だっけ?俺の部屋来い」

 

「お邪魔します」

 

「じゃあ俺も行くよ」

 

「亡霊って寝るの・・・?」

 

「普通に寝るわ!」

 

「まぁ兄貴のことはいいだろ。じゃあお休み~」

 

そう言い守、白、壊、蒼真は自分の部屋に戻った

そして部屋に残ったエリスと祐介は・・・

 

「じゃあ俺の部屋来い」

 

「うん・・」

 

祐介とエリスは部屋の電気を消してから出て行った

その後、エリスは祐介の部屋で寝ることになったが祐介が我慢できずに襲ってしまい

次の朝、つやつやのエリスの顔を見て全員察したが、誰もそのことについては言わなかった



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第十一章~守の日常
それは突然のこと


久しぶりの投稿です。
後、小説一話消してタグの『玩具の実体化』をなくしてそれに合った内容に変えました
内容を変えた話は『守との一時の別れ』です。


それは突然のことだった・・

冷の場合

 

「ふあ~おはよう・・って誰もいねえし」

 

どうやら誰もいないようだ

 

「まあいいや、取りあえず新聞読も」

 

何故こんな完全に人間の世界から隔離されたような場所に新聞が来るのかというと

それは冷が能力を使って新聞を創造しているからだ

ちなみにテレビもあってニュース等も見れる

 

「さて・・今日はどんなことが書いてあるのかな?」

 

冷は新聞を広げる

するとそこにはとんでもないことが書かれていた

 

「ふ~ん。ふんふん・・・・は?」

 

冷はこの新聞に書いてあったことに驚きを隠せない

 

「ま・・・まじかよ!」

 

冷は新聞をテーブルに置いて走って行った

 

 

温の場合

 

「う~ん。おはようございまってあれ?誰もいない・・?」

 

冷が走って行った後、温が起きてきた

 

「あれ?新聞がある・・?もしかして冷君はもう起きているんでしょうか?」

 

「まったく・・・こんな大雑把に新聞を置いて・・・」

 

温は新聞を見た。するととんでもないことが書かれてあることに気づく

 

「え!?た・・たいへん!」

 

そう言い温も部屋を出て行く

 

 

皆の場合

 

「ふあ~よく寝た」

 

「だな」

 

「フ~♪フ~♪フ~♪」

 

「ご機嫌ですね、エリスさん」

 

「ああ・・・腰が・・・・」

 

「お腹空いた~」

 

「はいはい、作るからちょっと待ってろ、寝子」

 

皆がそれぞれの行動をしていて、その中の一人、壊がテレビをつける

 

「なんか面白そうなことねぇかな~?」

 

壊がニュースのチャンネルにすると

ニュースでとんでもないことがやっていた

 

「い!?」

 

「どうした壊・・ってえ!?」

 

「何どうしたって嘘!?」

 

「はあぁ!?」

 

「こんなことが実現するなんて・・・」

 

「ん?何か困ることでもあるの?」

 

「いや、世界と守様が混乱する!」

 

「取りあえず、守はどこだ!?」

 

「探さねぇと・・・たぶんあいつはこのことを知らない!」

 

「早く守を何とかしないと女狐どもが・・」

 

「そう言えば主と奥様がいませんがもしかしてこのことを先に知って・・・」

 

「たぶんそうだ!取り合えず守を探すぞ!」

 

「「「「「あぁ(うん)」」」」」

 

 

 

皆が守を探しに言った後、守はリビングに来ていた

 

「う~ん、やっぱり風に当たるのはいいな~」

 

守は家を出て風に当たっていたのだ。そして守はテレビの電源を付けた

 

「さて・・・なんか面白いことやってないかな?」

 

守はテレビ番組をニュースに変えた。

するとそこには衝撃的なことがあった

 

「へ?」

 

その内容とは・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ニュースです!なんと政府が新たなる制度を発表しました!」

 

『その制度というのは何と『一夫多妻』というものです!』

 

『政府が話し合った結果、一人の男性が何人のも妻を持つことが許されました!』

 

『いや~何でこんなマンガのようなことが許されたのでしょうかね?』

 

『それについては今現場にいる○○さんに中継を繋ぎます。○○さ~ん』

 

 

『はい、こちら○○です。現在、政府のところに来ています。』

 

『こちらでは非リ・・未婚の男性たちがデモを起こしております。こちらを見て下さい』

 

『ふざけんなよ政府!』

 

『そうだ!俺達非リアのことも考えろ!』

 

『そうなったら俺達が未婚のままで一生を過ごすことになっちまうだろが!』

 

『そうだ!そうじゃないと俺達はどうてべブシッ!』

 

『おい、それはテレビの前では言っちゃダメだろが!』

 

『え~・・・・とまあこんな風に政府にこの制度について訴える人たちが続出しています』

 

『○○さん、どうして政府はこんな制度を作ったのですか?』

 

『え~それにつきましては政府の方が直接言うそうです』

 

『そうなんですか。一体いつになるんでしょうかね?』

 

『さぁ?私もこのデモが始まってからから2時間ほどここにいますが政府の方はまだ出て来おりません』

 

『そうですか、では説明が始まったらまた中継をお願いします』

 

『わかりまし・・出て来ました!政府の方が出て来ましたよ!

それになにやら紙のような物をもっています。

あの紙に今回の制度のことについて書いてあるのでしょうか?』

 

『え~今回の重婚制度、一夫多妻を作った理由は、ここ最近少子高齢化が進んでおり子供の数が減っているのは

知っていますよね?その対策として、一人の男性に何人のも妻を持っていいことが決定しました。

ちなみにこの制度を実行した人には毎年政府の方から保健金が降りて来ます』

 

『それじゃあイケメンにしか得がねぇだろ!』

 

『そうだそうだ!考え直せ!』

 

『俺らは認めねぇぞ!』

 

『聞いたでしょうか!?あれが一夫多妻を作った理由だそうです!』

 

 

『いや~少子高齢化ですか~確かに最近問題になってますね~』

 

『ですがこうなると、恋人もいない人にとっては辛いんじゃないですかね?』

 

『そうですね~』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まじで・・・・?」

 

一夫多妻?こんなのただ世界を混乱させるだけだろ・・・

それにそんなこと実行する奴いるのか?

俺がしばらくテレビを見ていると・・・

 

「「「「「見つけた!」」」」」

 

みんなが駆けつけて来た

 

「うわ!父さん、母さん、みんな・・・」

 

「あ、それ見たか・・・」

 

「よかった~守のことだから女に絡まれてると思って探しにいったよ・・・」

 

「よかった~ホントに~」

 

「ねえ・・・なんでこんなことに?」

 

「テレビ見ただろ?その通りだよ」

 

「まじかよ・・・」

 

俺は改めてテレビを見る

 

『え~!一夫多妻!?それすごくないですか!?』

 

『どうせならイケメンの妻になりたいよね~』

 

『イケメンといえば最近各地で写真を撮っているイケメンを見たんです!』

 

『そうそう、あの人めちゃくちゃかっこよかったよね~』

 

『しかも話掛けたときすごく優しくしてくれたよね~』

 

これ絶対俺のことだよね・・・どうしようか・・

 

「取りあえず今後のことについて考えますか・・・」

 

「そうだな・・」

 

こうして俺達は昼飯を食べた。これから俺と日本はどうなるのだろうか・・・?



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守とサグメのお出かけ①

こんにちは、守です。あの重婚がОKになったあのニュースから

もう三日経ちました

相変わらず政府のところではデモが続いています

そして俺は明日、趣味の写真を撮りに行くところだ

3日間ホテルの住み込みで

 

「さて、フィルムとか大丈夫かな?」

 

ちなみに今日から5日は誰もいない。だから俺一人だ

俺が準備をしていると急にブザーが鳴った

 

「何だ?これは…熊の方か…」

 

ちなみに動物たちには侵入者を見つけたらブザーで知らせるようにしてある。

だから何か捕まえたり見つけたりするとブザーが鳴る仕組みだ

 

 

 

 

~移動中~

 

 

 

 

俺がそこに行って見ると家の監視の一匹の『熊』の手に持っているものというか人はすごく見覚えがあった。

ちなみに父さんが動物たちに力をあげてるから神くらいには簡単に勝てる。

服は白いTシャツに白いスカート白い帽子と服装は違うが見覚えがある

銀髪のショートカットで赤い目、そして右にある白い翼。こんなのは一人しか

居ない。

 

「何してんの?サグメ……」

 

『何してんのじゃない!こいつに急に捕まったのよ!』

 

ちなみにサグメは能力的に俺が能力使わないと喋れないためスケッチブックに文字を書いて

話している。これだとコミュニケーションがな…

 

俺は能力を使ってサグメの能力から”世界”を守った

 

「サグメ、もう喋って大丈夫だよ」

 

「じゃあ話させてもらうけどコイツ何!?ただの熊よね!?何でこんなに強いの!?」

 

「父さんが力を分け与えたからね…当然だよ」

 

「あいつどんだけ強いの!?」

 

「いいでしょそこらへんは別に・・それに何の用?」

 

「何って・・あなたが呼んだんじゃない。」

 

あ、忘れてた。確かサグメに来なって言ってたな・・・

 

「分かったよ。じゃあ行こうか」

 

「それよりまず私を離して・・・」

 

「あ」

 

そう言えばまだ捕まったままだった…

 

 

~移動中~

 

 

「さて、ここが俺の家だよ」

 

「なかなか広いじゃない・・」

 

「ちなみに今日は俺一人だよ」

 

「そうなんだ・・・あれ、何か荷物があるけどどこか行くの?」

 

「ああ、明日ね。実は趣味の写真撮影をするために三日ほどホテルに泊まるんだ」

 

「趣味!?趣味で泊まりに行くの!?」

 

「そうだよ」

 

「あなたいろいろと変わってるわね・・・」

 

「まぁ龍神としての仕事もあるから、たまには息抜きしないとね」

 

「まぁ・・・そうね」

 

「そうだ、実はね俺の行きつけのカフェがあるからそこに行かない?」

 

「う・・うん。わかった」

 

「じゃあ準備するから待ってて。」

 

俺は自分の部屋に行って着替えをする

 

~着替え中~

 

「お待たせ。」

 

俺は赤いブラウスに黒いブレザーを着た(ジオウ版士の服)

 

「かっこいいじゃない」

 

「お世辞ありがと」

 

「お世辞じゃないのに・・(ボソッ)」

 

「ん?何か言った?」

 

「べ・・別に・・」

 

「?じゃあ行こうか。ガレージにバイクがあるからそれに乗って行こう」

 

「え?あなた免許あるの?」

 

「え?あるよ。俺もう設定的には18歳で免許とれる歳だから」

 

「ていうかあなた何歳?」

 

「さあ~?50歳くらいじゃない?」

 

「まあまあなのね・・・」

 

「まあ歳とらないしね…」

 

そう言えばサグメの歳っていくつくらいなんだろう?

女性に歳と聞いてはいけないって母さんが言ってたな…

でも父さんが母さんの歳をばらしかけて母さんに連れていかれたっけ…

 

「……じゃあ行こうか…」

 

「そこで歳と聞かなかったのは褒めてあげる」

 

「うるさいな。ほらヘルメット被って」

 

「はいはい」

 

俺とサグメはバイクに乗って俺が都会の中心地にある

俺の行きつけの店へと出発した



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