とある男子の高校生活〜音を添えて〜 (わたやん)
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学校の門って飛び越えてみたくない?

バンドリ2周年なので、書いていこうと思います
え?ISはどうしたのかって……

許せ


 

 

 

ピピピピ…ピピピピ…ピピ

 

 

カチッ

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぁ〜…朝か…」

 

 

 

俺は神崎大和(かんざきやまと)、今日から高校生になるただの一般人である

 

今日から通う高校は羽丘学園である

 

もともとは羽丘女子学園だったそうたが、少子高齢化とかなんとかで生徒数を確保するために共学になったそうだ

 

 

 

別に高校はどこでもよかったし、俺の家からも近いから俺にとってはうってつけの高校だった

 

 

 

「さて、いきますか」

 

 

 

 

 

準備もできたことだし、俺は家を出た

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

が、こういう時に限って不幸は訪れるものだ…

 

 

 

 

 

道を迷っているおばあさんに道を教えてあげたり、重い荷物を持っていたおばあさんを助けたり、犬を連れて散歩していたおばあさんと立ち話をさせられたり……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おばあさんとの遭遇率高すぎん?

 

 

 

 

 

 

と、そうこうしてるうちに門の前に行くと……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

閉まってました、ええそれは美しさを覚えるくらい綺麗に南京錠までかけられてね

 

 

 

 

 

 

こういう時はどうするか……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

飛ぶんだよ!!

 

 

 

「よっと…」

 

 

 

 

 

よし、第一関門はクリアしたな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラッキーなことにクラス表はまだ玄関前に貼ってあったから、自分のクラスがわかった。俺は1年A組だ

 

 

 

 

 

 

さて、第二関門だ…どうやって教室に行くか

 

 

 

 

 

地図を見る限り、1年の教室は3階

玄関は当然のごとく閉まっている

 

 

では、どうするか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

壁を登ります

 

 

まあ、当たり前だよな。開いてないし……

 

 

え?当たり前じゃない?……気にすんな

 

 

 

 

 

 

 

 

では、登りますかね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜蘭side〜

 

 

 

はぁー…最悪だ……

 

幼馴染の4人とクラスが別れてしまった…

 

他の4人はB組だったのに、私だけがこのA組になってしまった…

 

 

担任の先生の話も耳に入ってこず、憂鬱な気分になっていた

 

 

唯一ラッキーなことは、席が一番後ろで窓際だったことだけだろう。しかし、隣の生徒が来ていない。名前は……神崎大和、名前からして男ではあるだろう。

彼がこの学校の唯一の男子生徒なのだ

 

なぜ遅れたのだろうか…?まあ、私には関係ないか…

 

 

 

そう思って寝ようとした時

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コンコン

 

 

 

 

 

 

 

窓から何か音が聞こえた

何だ?と思って見てみると……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

窓の縁にぶら下がっている男子生徒がいた

 

 

 

 

 

 

 

「ちょっと、窓あけてくんない?」

 

 

 

 

 

 

 

 

〜蘭side end〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とりあえず、1年A組に着いた

が、今は先生のお話中だ。これでは入れないな…しばらく待つか

 

 

 

 

 

 

 

5分ぐらいして、先生は入学式の準備に行った。ん?何で内容が分かるって?……人の口見てれば何言ってるか分かるだろ?

 

 

 

 

 

さて、そろそろ入りますか…

 

 

ん?窓が開いてないな……どうしよう……

 

 

 

しょうがない、中にいる女子生徒に頼もう。寝てるけど気づいてくれるかな?

 

 

 

 

 

 

コンコン

 

 

 

 

 

お!気づいてくれたな、開けてもらうか

 

 

 

 

「ちょっと、窓開けてくんない?」

 

 

 

 

すると、その赤メッシュの入った女子生徒は、びっくりしながら急いで開けてくれた

 

 

 

 

「いや〜どうも、どうも。開けてくれなかったら大変だったよ」

 

 

「え…?いや、え…?何で…窓から……?」

 

 

「まあまあ、そこはお気になさらずに」

 

 

 

 

その会話が聞こえていたのか周りの生徒がこちらを見る

 

 

 

 

「ん?ああ、どうも。A組の神崎大和です、どうぞよろしく」

 

 

 

 

すると、周りの生徒は騒ぎ出した

 

 

 

 

 

 

「あれが噂の男子生徒?」

 

 

「多分…てか、かっこよくない?」

 

 

「うん…めちゃめちゃイケメンだね…」

 

 

「でも、何で窓から?」

 

 

「そんなことよりおうどん食べたい」

 

 

 

 

 

 

 

……なんか一人変なのいたけど

てか、このクラスの男子生徒って俺だけ?

 

うわぁ…きつ……

 

 

 

 

 

 

 

「騒がしいぞ、何かあったか?」

 

 

その時、担任の先生が入ってきた

 

 

 

「ん?神崎さっきまでいなかったが……遅刻か?」

 

 

「いえ、さっきまでお腹の調子が悪かったのでトイレにいて遅れました。すみません」

 

 

俺は流れるように嘘をつく

 

 

 

「おお、そうか。…そうだ、神崎お前に用があったんだ。ちょっとこい」

 

 

 

え?なんか悪いことしたか?まあ、いいか

 

 

 

 

そうして、俺は教室を後にした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜蘭side〜

 

 

 

 

今は、入学式の最中だ…とても暇である

 

先生の長い話を聞いたり、起立したり着席したりと非常にまで面倒である…

 

 

それより、さっきの出来事にはとても驚いた。

 

 

突然、窓から現れた神崎のことだ。神崎は普通のようにしていたが、窓に人がいたら誰でも驚くであろう

 

 

 

そして、彼はまだ帰ってきていない。どこに行ったのであろうか?

 

 

 

 

 

「新入生徒代表の挨拶」

 

 

 

まだまだ挨拶が続く…

別に、聞く必要もないし寝ようと思ったその時、その代表生徒の名前を聞いて驚いた

 

 

 

「新入生徒代表、神崎大和」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

え?それって、あの男子生徒の神崎?

壇上に上がってきたのは、同じクラスの神崎だった

 

 

 

 

てか、新入生徒代表って学校の首席がやるんじゃなかったったけ?そうなら、神崎って頭いいんだ

 

 

 

 

 

 

 

「若い草の芽ものび、桜の咲き始める、春らんまんの今日、私たちはこの羽丘学園に入学します……

 

 

 

お手本のような挨拶だった

 

 

 

そんな、彼の姿を少しかっこいいと思った

周りを見てみると、さっきまでウトウトしていた人でさえ神崎に釘付けだった

 

 

 

 

 

 

「以上で新入生徒代表の挨拶とします」

 

 

 

 

 

その後、とても大きな拍手が起こった

 

 

 

 

 

 

〜蘭side end〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

入学式が終わり教室に戻ると、一気に人が集まってきた

 

 

 

「あ!神崎くん、新入生徒代表なんてすごいね!」

 

 

「神崎くん、挨拶すごくよかったよ!」

 

 

「ねー、神崎の趣味って何?」

 

 

 

質問の雨あられだった

 

それでも、一つ一つ答えていってチャイムが鳴ってようやく座ることができた

 

 

 

 

 

 

 

「よし、全員いるかー?よし、いるな。じゃあ、まず最初に自己紹介でもするか。一人一人にしよう……と思ったがあまり時間もないので隣の席の人どうしでやれ。」

 

 

 

その申し出はとてもありがたかった。全員の前だと結構緊張するからな……

 

 

 

 

そして、俺は隣の赤メッシュの女の子に言った

 

 

 

「俺は、神崎大和。さっきはありがとな、これからよろしく」

 

 

「あ、うん。わ、私は美竹蘭。よろしく」

 

 

「ねぇ…何が音楽とかしてる?」

 

 

「ッ!な、なんで分かったの?」

 

 

「ん〜…なんとなく?なんか、ロックって感じがした」

 

 

「…ふふっ、なにそれ」

 

 

「俺の感って結構あたるんだぜ、いやまじで」

 

 

「うん、その通りでバンドりしてる」

 

 

「へ〜バンドか……すげぇな!…ん〜…多分ギターかボーカルって感じがする」

 

 

「おしいね。どっちもしてるよ」

 

 

「え⁉︎どっちもしてるのか、それはすごいな」

 

 

「べ、別にそんなすごいことではないよ」

 

 

「いやいや、同時にするのは難しいことだぜ。俺もちょっと音楽はしてたからわかるけど」

 

 

「へーそうなんだ…何をしていたの?」

 

 

「ピアノとヴァイオリンだな」

 

 

「…なんか、イメージ通りな感じがする」

 

 

「そうか?まあ、でもよく言われる」

 

 

 

 

 

 

キーンコーンカーンコーン

 

 

 

 

 

 

「はい、その辺にして、次授業だから準備しろよ」

 

 

 

おっと、あっという間だったな

あまり、話さない感じに見えたけど結構話してくれたな〜

 

 

 

よし、もうちょっと話もしてみたいから授業おわったら昼誘ってみるか

 

 

 

 

 




ISに関しましては少しづつやっていきたいと思います。このバンドリ!も
最近忙しすぎて全くさわれてなかったので、今後少しづつさわっていこうと思います


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夕焼けって大勢で見た方がきれいだよね

2話目です
やっと、やっとフェス限のモカちゃんが我がアカウントにきてくれました
出たときスクショをどれだけしたことか


キーンコーンカーンコーン

 

 

 

 

 

 

よし、授業が終わった

昼飯タイムだな

 

 

 

 

「なあ、美竹」

 

 

「なに?」

 

 

「一緒に飯食べないか?」

 

 

 

 

そう言ったとき、美竹が驚いた表情になった

 

 

 

 

 

 

 

 

「え……どうして私?」

 

 

「ん?いや、さっき話したとき楽しかったからもうちょっと話してみたいなと思って」

 

 

「え///そ、そうなんだ……でも幼馴染もいるけど…いい?」

 

 

「おう、もちろん」

 

 

「じゃ、じゃあ屋上行こうか」

 

 

 

そうして、俺は美竹と一緒に屋上へ行った

 

 

 

 

 

 

 

そのときの教室の反応

 

 

 

 

「ぐっ…さ、先を越された」

 

 

「大和くんとご飯食べようと思ったのに!」

 

 

「よし、私も屋上行って大和くんにアーンしてもらおう」

 

 

「お前には私がしてやるよ」

 

 

「ちくわ大明神」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ほい、屋上到着っと

 

 

お!あの4人いるのが美竹の幼馴染とやらかな?

 

 

 

 

「みんな、おまたせ」

 

 

「おう!やっと来たか、ら……ん」

 

 

「遅かったね〜ら……ん」

 

 

「蘭〜!おそい……よ」

 

 

「蘭ちゃん、何かあった……の」

 

 

 

 

「「「「ら、蘭が男を連れてきた!!!!」」」」

 

 

 

「ちょ、ちょっと」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いやーびっくりしたぜ!蘭が男を連れてくるなんてな」

 

 

「そうだね〜モカちゃんも驚いたちゃったよ〜」

 

 

「えっと…神崎くんだよね…?」

 

 

「おう、神崎大和だ。えっと…お前たちは?」

 

 

「私は宇田川巴!」

 

 

「青葉モカで〜す」

 

 

「上原ひまりです!」

 

 

「羽沢つぐみです!よろしくお願いします!」

 

 

「ん、よろしく。…ところでみんなってバンドしてるんだよな?」

 

 

「おう!…ってなんで知ってるんだ?」

 

 

「蘭が教えたんじゃない〜?」

 

 

「いや、私は教えてないよ。勘…だってさ」

 

 

「すごい勘だね…」

 

 

「まあ、それはさておき俺はお前たちの演奏を聴いてみたいんだ!」

 

 

「なんでなんだ?」

 

 

「俺が音楽が好きだからさ。それ以外になんかあるか?」

 

 

「へー…どうする?蘭?私は別にやってもいいぜ」

 

 

「モカちゃんも〜いいよ〜やっくんに聴かせてあげたいし〜」

 

 

「もちろん、私も!」

 

 

「蘭ちゃん?どうしたの?表情が暗いけど…」

 

 

「別に…何でもない……いいよ。聴かせてあげる」

 

 

「おお!ありがとな!…やっぱり美竹なんかあったか?」

 

 

「何でもないって……」

 

 

「そうか?……あ、じゃあ話の続きしようぜ!さっきは途中で終わっちまったから」

 

 

「…!……うん、いいよ…」

 

 

「およ〜?蘭、照れてる〜?」

 

 

「べ、別に照れてない!///」

 

 

「んー……私、蘭が何で照れてるのかわかったかも!」

 

 

「え!何?」

 

 

「蘭は神崎くんと話しをするのが楽しみだったけど、私たちとばかり話していたから、それでちょっと妬いちゃって「ち、違うから!!べ、別に楽しみとかじゃなかったから!!」

 

 

「え?そうなのか……俺は割と楽しみだったんだけど……」

 

 

「え⁉︎……わ、私も…その…ま、まあちょっと楽しみだった……///」

 

 

「おー…蘭の素直なところ久しぶりに見たな」

 

 

「ラブラブ〜?」

 

 

「これは…恋の予感!」

 

 

「ハハハ……」

 

 

「あ、ちゃんと音楽聞かしてくれよな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

というわけでその約束を果たすために、CIRCLEというライブハウスにやって来ましたー

 

 

めっちゃ楽しみです、はい

 

 

 

 

 

「えっと、じゃあ始めるよ」

 

 

「おう、よろしく頼む」

 

 

「いつも通りで……聴いてください、AftergrowでScarlet Sky」

 

 

 

 

 

こうして、演奏が始まった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ……どうだった?」

 

 

「……」

 

 

「…神崎?」

 

 

「あ…うん、すごいよかったぞ。めっちゃドキドキして、興奮した」

 

 

「まあ、当然だね」ドヤッ

 

 

「他になんかないのか?」

 

 

「他?……えっと、美竹の声はすごくパワフルで声量もある。けど、途中少し走ってしまった感がある。宇田川のドラムもリズムとかよかったけど、走ってしまうところもあったな。上原は音が綺麗でベースとして支えていたけど、途中から少し音が小さくなってしまうところもあった。青葉は……特にいうことはないな。完璧だったと思うぞ。羽沢は、リズムもうまく保てていい音だった」

 

 

「「「「「……」」」」」

 

 

「ん?どうした?」

 

 

「いや…よく聴いてるなって…」

 

 

「神崎」

 

 

「ん?」

 

 

「私たちのコーチになってほしい」

 

 

「コーチってバンドの?」

 

 

「うん、ここまで的確に教えてくれて分かりやすかったし」

 

 

「コーチか……うん、いいよ」

 

 

「ありがと…これからよろしく」

 

 

「おう…じゃあ俺もお礼をするよ」

 

 

「え?お礼?」

 

 

「羽沢、少しキーボード借りるぞ」

 

 

「え?…う、うんいいよ」

 

 

「神崎、弾けるのか?」

 

 

「うん……じゃあ、いくよ」

 

 

 

(愛の悲しみ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その瞬間

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

景色が変わった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……うん、こんなもんだね……みんな、どうしたの?」

 

 

「……なんで泣いてるの?」

 

 

「ん?ああ、この曲を弾くとこうなっちゃうんだ。いつものことだから気にしないで」

 

 

「…いろんな色が見えた…」

 

 

「すごい……」

 

 

「な、何で涙が出てくるの……」

 

 

 

 

 

「満足してもらえたかな?これが今の俺の音楽だよ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちょっとしたむかしばなし

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

「何をしているの、もう一度」

 

 

「…もう、嫌だよ……何も楽しくないよ……」

 

 

「何を言うの、あなたにそんなことを言う権利はないの……さあ、もう一度」

 

 

「……はい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今回のコンクールで優勝したよ!これ、賞状!」

 

 

「そんなものに価値はないわ、それより最初の入りのところミスをしたでしょ。他にも第五小節目のところで……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あなたは、私の言う通りにしていればいいの…そうすればあなたは将来、絶対私に感謝する」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕って何だろう?

 

 




なんか、意味のわからない感じになりました
みんなの口調がわからんし、蘭ちゃんの性格をちょっとデレさせすぎたか…?
ちょっと過去を入れてみたり…


ん?四月は君の嘘?……お、おう


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バイトってしてみたいよね

3話目です!
運営さんありがとうございます
期間限定モカちゃん確保しました


あれから、Aftergrowのバンドをみてたりして結構仲良くなった気がする

そのおかげで、みんな名前呼びになった

 

 

 

さて、俺はもう高校生だ…となればバイトがしたい

 

 

 

何を言ってるかわからないと思うがバイトがしてみたいんだ!

 

 

 

 

 

 

と、いうわけで面接に来ました

 

 

 

コンビニへ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

面接は簡単だった。簡単な受け答えだけですぐ採用になった

どうやら一人やめて枠が空いていたらしい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「じゃあ、今日からよろしく頼むよ」

 

 

「はい、お願いします」

 

 

「もう少しでもう二人来るから…(ウィーン

お!きようだね」

 

 

「こんにちはー☆」

 

 

「どうも〜」

 

 

「こんにちは。リサちゃん、モカちゃん」

 

 

「ん〜?どうしてやっくんがレジのいるの〜?」

 

 

「モカか…今日からここでバイトすることになったんだ」

 

 

「お〜やっくんと一緒に入れる時間が増えたね〜」

 

 

「おー、そうだな……それでそのギャルの人は…?」

 

 

「ギャ、ギャル?えっと、今井リサっていうんだ。よろしく☆」

 

 

「はい、よろしくお願いします。今井さん」

 

 

「さん付けじゃなくていいよー。同じ学校だしね!」

 

 

「リサ先輩は〜2年生だよ〜」

 

 

「おーそうなのか…じゃあ、モカに習ってリサ先輩で」

 

 

「うん!よろしくね☆」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いらっしゃいませー」

 

 

「…しゃせー」

 

 

「……モカ、挨拶は真面目にしたほうがいいだろ」

 

 

「ん〜?これはいらっしゃいませをどこまで崩して言えるかに挑戦しているから、いいんだよ〜」

 

 

「…いいんですか?リサ先輩?」

 

 

「あはは……モカらしいけどダメかなー」

 

 

「ほら、真面目にやれってよ」

 

 

「は〜い」

 

 

「……大和くん、モカちゃんあまり話し込まずに仕事してね?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「え!なんでここに大和がいるの⁉︎」

 

 

「ん?ああ、今日からバイトすることになってな」

 

 

「へー、そうなんだー…あ、モカレジお願い!」

 

 

「ひまりは……お!季節のスイーツってのを買ったんだな」

 

 

「うん!コンビニのスイーツは美味しいから!」

 

 

「じゃあ〜レジ通すよ〜?…324カロリーが1点」

 

 

ピッ

 

 

「425カロリーが1点」

 

 

ピッ

 

 

「361カロリーが1点」

 

 

ピッ

 

 

「合計で1110カロリーで〜す」

 

 

「…ぷっ」

 

 

「ちょ…モカ……ぷっ」

 

 

「も、モカ〜〜!!!」

 

 

「1110カロリーの値段は625円になりま〜す」

 

 

「もうカロリーのことは言わなくていいから〜!!」

 

 

「ひまり……今日で全部食べるのか?」

 

 

「え……そ、そうだよ!何かあるの⁉︎」

 

 

「いや…別に…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「3人ともお疲れ様。もうあがっていいよ」

 

 

「お疲れ様でした〜」

 

 

「お疲れ様です……あ!よかったら送って帰りましょうか?もう、暗いですし」

 

 

「大和くんそれってナンパ〜?」

 

 

「大和はプレイボーイ?」

 

 

「いや、そんなんじゃないですよ……こんな夜道に綺麗な女性2人を置き去りにしては帰れませんから」

 

 

「え!///」

 

 

「っ///……も〜大和はすぐそんなこと言うんだから〜、この女たらし〜」

 

 

「いや、なんでそれだけで女たらしなんだよ…」

 

 

「…大和くんってもしかして…鈍感?」

 

 

「そうですね〜割と重症かも〜?」

 

 

「?…早く帰りましょう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、リサ先輩も音楽かなんかしてたりします?」

 

 

「うん、そうだよ。でも、なんでわかったの?モカ聞いたの?」

 

 

「勘です」

 

 

「え…か、勘?」

 

 

「やっくんの勘は〜よく当たるんですよ〜」

 

 

「へ、へぇ〜そうなんだ」

 

 

「で、もしよかったら聴かせてほしいんです!」

グイッ

 

 

「え⁉︎う、うん…いいと思うよ…(顔が近い…」

 

 

「また、やっくんの天然が…」

 

 

「リサ先輩のバンドは〜すっごくレベルが高いんだよ〜」

 

 

「そうなのか!それは楽しみだな!」

 

 

「えっと…そ、その…そろそろ手を離してほしいなんて……///」

 

 

「あ!す、すみません…こんな男に手を握られても嫌なだけですよね…」

 

 

「え⁉︎い、いやそういうことじゃなくて…」

 

 

「やっくんはイケメンだと思うよ〜?」

 

 

「モカ……慰めてくれてありがとう…」

 

 

(本当にイケメンなのにな〜)

 

 

「えっと…じゃ、じゃあ!友希那に聞いてみるね!」

 

 

「友希那って?」

 

 

「友希那は私たちのバンドのリーダーでボーカルなんだ☆」

 

 

「へぇ〜…じゃあ聞けるようになったら言ってください!」

 

 

「おっけ〜☆」

 

 

「やっくんのアドバイスは〜すっごく的確なんですよ〜」

 

 

「へぇ〜…それなら友希那もオッケーしそうだよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ただいまー」

 

 

「おかえり!お兄ちゃん!」

 

 

「ただいま、莉子」

 

 

言い忘れていたが俺には妹がいる。

神崎莉子(りこ)という

とっても可愛いやつだ

ちなみに、今は中学1年生だな

 

 

両親は父がいる。今は海外で音楽活動をしているから全くといっていいほど帰ってこない。母は結構前に病気で死んだ

だから、実質この家には俺と莉子しかいない…

 

 

「おう!お帰り、大和!」

 

というわけでもない。

この人は母の昔の知り合いの恵子さんだ

姉御肌っぽいところもあって面倒見がいいし、とってもいい人だ

今は、ピアノの指導論として教室を開いている

 

 

「今日の晩ご飯はハンバーグだぞー」

 

 

「いぇーい!恵子さんのハンバーグ美味しいからうれしー!」

 

 

「度々すいません、恵子さん」

 

 

「いいってことさ…お前たちはまだ子どもなんだから、存分に頼ってくれよ!…まあ、私は大人であんたらのお母さんにお世話になってたからね…」

 

 

「ははは…」

 

 

「そんなこといいから、早く食べよ!」

 

 

「おう、そうだな!冷めないうちに食べるか」

 

 

 

 

これが今の俺の家の生活

ハチャメチャな時もあるけど楽しんでるよ、母さん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今でも後悔するよ……じぶんのことばに

 

 

 

 




今回はリサとを登場させました
みなさま、ローソンコラボでのクリアファイルとポスターを貰ったでしょうか?僕はひまりとリサを貰いました

薬が高けぇ…

最後のはちょっとした紹介ですね。ちょこちょこ出すつもりです
謎のシリアス感を醸し出していく感じ……よく分からん


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コーヒーの種類といえば……

そろそろ1人おとそうと思います
ハーレムってあるくせにヒロインがまだいない…

1人目のヒロインは…サブタイトルから予想してください


 

とある休日にて…

 

 

 

 

 

 

「いらっしゃいませー」

 

 

「…やっくんてさ〜……」

 

 

「ん?どうした?」

 

 

「制服とジャージ以外に服持ってないの〜?いっつも、制服かジャージ姿のやっくんしか見てないからどうなのかな〜って」

 

 

「あー……確かにそんなに持ってないなー…別に制服とジャージがあれば大丈夫だろ?」

 

 

「いやいや〜、今はオシャレをする時代なんだよ〜」

 

 

「でも、モカも制服かパーカーだろ?」

 

 

「…ってひーちゃんが言ってたの〜」

 

 

「そうかい…じゃあ、バイト終わったらちょっと服でもみてみるか?」

 

 

「お〜それってデートの誘いですか〜?」

 

 

「デートって……まあ、モカとデートするのは嬉しいけどな」

 

 

「…ふぇ?」

 

 

「こんな可愛い子とデートできるんならそりゃ幸せでしょ」

 

 

「っ///…も、も〜やっくんの女たらし〜」

 

 

「いや、だからなんで事実を言っただけで女たらしなんだよ」

 

 

「〜///」

 

 

 

(真面目に仕事しろ…って言いたいけど二人の放つ雰囲気が甘々で何も言えない……お客さんも全員こっち来るし…てか、みんなブラックコーヒー買いすぎ……俺も後で飲もう…)

by 店長のこころのこえ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜バイトが終わりショッピングモールへ〜

 

 

 

 

「やっぱりでけぇな」

 

 

「そうだね〜どこかのお城みたいだよ〜」

 

 

「城は言い過ぎな気もするけど…まあ、ポ○モンのタマム○シティのデパートぐらいはありそうだな」

 

 

「それを言うならトバ○シティのデパートじゃない?」

 

 

「モカ…お前ポ○モン知ってるのか?」

 

 

「うん〜。結構やってたよ〜」

 

 

「じゃあ今度一緒にやろうぜ」

 

 

「うん、いいよ〜」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お、ここが服屋だな…広いな…」

 

 

「そうですな〜…じゃあ、モカちゃんちょっと選んでくるね〜」

 

 

「おう…俺も選ぶか……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「全く分からん」

 

 

服なんてまったく気にしてなかったから、どれがいいとかまったく分からん……服なんて着れればいいと思ってたからな…

 

 

 

「やっくん〜」

 

 

「ん?どうした?もう決まったのか?」

 

 

「ん〜何個か取ってきたからやっくんに選んでほしくて」

 

 

「え、でも俺センスないぞ?」

 

 

「まあまあ〜みていってよ〜」

 

 

「はいはい」

 

 

 

 

 

 

 

「1個目ど〜ん……どう?」

 

1つ目はUVシャツにチノパンツというコーデ

 

だった

 

 

「似合ってる」

 

 

 

「2個目で〜す」

 

2つ目はスカラップ刺しゅうブラウスにサロペットでサイドリボンパンプスコーデだった

 

 

「いいんじゃないか?」

 

 

 

「ラストだよ〜」

 

最後のは異素材Vネックブラウスにクロップドセミワイドパンツコーデだった

 

 

「いいじゃん」

 

 

「も〜ちゃんと見てるの〜?」

 

 

「いや、見てるって…本当に全部似合ってるんだからそれしか言えないじゃないか」

 

 

「もぅ〜///…じゃあ、やっくんが選んでよ〜」

 

 

「え?そっちの方が難易度高い……まあ、選ぶだけ選んでくるよ」

 

 

 

 

 

 

「これなんてどうだ?」

 

 

「じゃあ、着てみるね〜」

 

 

 

 

 

 

「……どう〜?」

 

俺が選んだのは白いトップスにデニムワイドパンツにベージュのロングカーデだった

 

 

「俺としてはめちゃめちゃ似合ってると思うけど」

 

 

「…うん、モカちゃんこれにする〜」

 

 

「え!いいのか?俺が選んだやつで?」

 

 

「うん〜やっくんが似合うって言ってくれたし〜…モカちゃんも気に入っちゃった〜」

 

 

「ならいいんだけどな」

 

 

「やっくんはどんなのにしたの〜?」

 

 

「俺は……まったく決まってなくて……」

 

 

「じゃあ、今度はモカちゃんが選んであげる〜」

 

 

「本当か!じゃあ頼む」

 

 

 

 

 

 

そこから1時間ぐらい着せ替え人形にさせられた

 

 

俺が着替えるたびにモカは顔を赤くしていた…服を選ぶのに熱が入りすぎたのかな?なんか、ブツブツ言ってたし…風邪か?

 

 

 

「やっくん…かっこよすぎたよ…///」

 

 

 

 

ちなみにモカが選んだやつはほとんど買った。金を使うものなんてそんなになかったし、たまにはいいだろうと思って

 

 

 

 

「やっくん〜ゲーセン行かない〜?」

 

 

「まだまだ時間もあるしな…行こう!」

 

 

 

 

 

 

 

 

〜音ゲーにて〜

 

 

「このチュウニスムっておもしろいな!」

 

 

「すげぇ…あの客最高難易度の曲オールパーフェクトだぞ」

 

 

「隣の銀髪の子も難易度高いやつをフルチェインしてるぞ…」

 

 

「やっくんすごいね〜」

 

 

「よし!次は太鼓のやつやろうぜ、モカ!」

 

ギュッ

 

 

「(あっ…手……///)」

 

 

「モカ大丈夫か?なんか熱いけど…」

 

 

「あ!う、うん…大丈夫だよ〜」

 

 

「そうか…しんどくなったら言えよ」

 

 

「う、うん…」

 

 

 

 

 

 

 

 

〜クレーンゲームにて〜

 

 

「あ〜これ…」

 

 

「ん?…なにこれ?パン?…え、パンダ?」

 

 

「パンパンダだよ〜かわいいでしょ〜?」

 

 

「そ、そうか…?」

 

 

「しかも、このポーズは期間限定のやつ!…モカちゃん頑張っちゃうよ〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「う〜とれない〜…」

 

 

「もう1000円ぐらいしてとれないんだからもう諦めろよ…」

 

 

「いや、もう少しだけ〜…」

 

 

「…ちょっとやらせろ」

 

 

「え?う、うん…」

 

 

見てた感じアームの力はほぼないからな…ここはタグの輪っかに引っ掛けて落とすしかないな…

 

……ここだ!

 

 

 

スポッ

 

ウィーン

 

 

パサッ

 

 

「よし!」

 

 

「おぉ〜」

 

 

「はい、モカ」

 

 

「え?…いいの〜?」

 

 

「おう!モカのためにとったんだから」

 

 

「っ///…ありがとう〜やっくん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いやー今日は楽しかったな!」

 

 

「ゲーセン行った時はやっくん目キラキラだったよ〜」

 

 

「え?そ、そうだったのか…あんまりゲーセンとか行ったことがなかったからな…でも、めっちゃ楽しかった」

 

 

「それは良かったよ〜」

 

 

「…あ!モカ、これ」

 

 

「?この袋がどうしたの〜」

 

 

「モカに今日付き合ってくれてありがとうっていうプレゼント」

 

 

「!!…あけていい〜?」

 

 

「おう」

 

 

ちなみに俺がプレゼントであげたのは雑貨店で見つけたシュシュとパンのキーホルダーだった。モカは髪が短いからシュシュはどうかと思ったがなんかピンときたから、モカがトイレに行っているうちに買っておいた

 

 

「…ありがと〜……すっごくうれし〜」

 

 

「別に気に入らなかったらつけなくてもいいからな」

 

 

「ううん、すごく気に入った…ありがと!やっくん」

 

 

その時のモカの笑顔は夕焼けに照らされて赤くとても綺麗だった。少し見惚れてしまった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜モカの家にて〜

 

 

 

 

「今日はとても楽しかったな〜」

 

 

「やっくんに服選んでもらって、遊んで、プレゼントまでもらって……」

 

 

「やっくんのオシャレした姿もかっこよかったな〜」

 

 

「シュシュは手首とかにもつけれるし、パンのキーホルダーもギターケースにつけちゃお〜」

 

 

「やっくんセンス悪いっていうけどいいと思うけどな〜」

 

 

「…さっきからやっくんのことばっかり考えてるな〜…」

 

 

なんかやっくんのことを考えると胸が痛い…

 

でも、全然嫌な痛みじゃなくてむしろ心地よい

 

 

これって…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「恋…なのかな〜…?」

 

 

確かに恋と言ってしまえばストンと心に落ちる

 

そっか…私

 

 

 

 

やっくんに恋してるのか…

 

 

 

「っ///」

 

そう考えると急に恥ずかしくなってベッドの上でゴロゴロしてしまう

 

 

「やっくん…」

 

 

 

 

 

 

 

 

恋をしてもいいですか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜後日〜

 

 

 

「え⁉︎モカめっちゃオシャレじゃん!」

 

 

「いつもパーカーなのに…珍しいね…でも、似合ってる」

 

 

「すごく似合ってるよ!モカちゃん!」

 

 

「あ、モカそのシュシュもかわいい!」

 

 

「ギターケースにもパンのキーホルダーついてる…なんかモカって感じのやつだな」

 

 

「えへへ〜ありがと〜」

 

 

 

 

 

 

 




正解は「モカ」でした!
簡単でしたかね?
ちなみに僕はコーヒー飲めません

ファッションについては何も言わないでください…


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今頃の自己紹介

主人公の大和くんの紹介をしておこうと思って…
今頃ですが許してください…


神崎大和(かんざきやまと)

 

性別 男

 

 

年齢 15歳

 

 

誕生日 6月2日

 

外見 短髪の茶髪のイケメン。10人に9人はイケメンっていうレベル

 

 

趣味 ゲーム ピアノ ルービックキューブ

 

 

好きな食べ物 チョコレート 飴 コーヒー

 

 

嫌いな食べ物 特になし

 

 

学力スポーツともに天才っていうぐらいすごい。いつも模試では全国1番。運動部の助っ人として数々の優勝をかっさらったことも…

最近はAftergrowの影響でギターをやってみようかなと思っている

 

ピアノに関しては言葉に表せないほどすごいレベルしかし、そのピアノには彼の辛い過去やたくさんの思い出が…

 

 

 

周りからの大和の評価

 

 

蘭 鈍感なやつ。でもいいやつ。

 

 

巴 鈍感だけど人のことを気づかえるいいやつ。

 

 

つぐみ ちょっと鈍感。でもすごく優しい人。コーヒーが好きみたいで、よくうちに来てくれる。

 

 

ひまり 鈍感でおかしを作るのが上手!

 

モカ 大好きな人〜

 

 

友希那 Roseliaの向上に繋がる素晴らしい人よ。

 

燐子 ピアノがすごく上手な人です…どこかで見たような気が…

 

 

あこ すっごくピアノが上手で、バーン!ってしててかっこいい

 

リサ 鈍感でいじりがいがあって面白い後輩だよー。

 

 

紗夜 大好きな後輩でとても暖かい人。

 

 

日菜 大好きな後輩でかっこいい人!

 

 

彩 大切な人で、とってもかっこいい!

 

 

千聖 気になる人……色が綺麗ね。

 

 

麻耶 すごく楽器が上手な人です

 

 

イヴ ブシドーな人です!

 

 

 

 

 

 

 

大和からの周りの評価

 

 

蘭 ツンデレ ロックな歌声かっこいい

 

 

巴 姉御 俺よりも年上な気が…

 

 

つぐみ 頑張り屋さん コーヒーがおいしい

 

 

ひまり お菓子仲間 すごいものを持っている

 

 

モカ 1番仲良い? 一緒にいると自然に笑顔になる

 

 

友希那 歌声がすごい

 

 

燐子 ピアノの音が綺麗

 

 

あこ ドラマが巴に似てる なんか闇の波動をだしそう

 

 

リサ 意外と乙女なギャル先輩 いい人

 

 

紗夜 真面目な先輩 努力のギターの音が好き

 

 

日菜 いろいろすごい先輩 一緒にいるのが楽しい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神崎莉子(かんざきりこ)

 

 

性別 女

 

 

年齢 12歳

 

 

誕生日 7月14日

 

 

外見 シャドバのヴァンピィちゃんのイメージ

 

 

趣味 ピアノ お菓子作り

 

 

好きなもの 甘いもの

 

 

嫌いなもの 辛いもの 苦いもの 酸っぱいもの

 

 

 

大和の妹

 

お兄ちゃんの大和のことが大好き。昔からずっとお兄ちゃんについていって育ってきた。大和の過去を助けた1人

ブラコンのきざしが…?

 

 

 

 

 

 

菅野恵子

 

 

性別 女

 

 

誕生日 8月22日

 

外見 四月は君の嘘のひろこさんのイメージで

 

 

年齢 …黒く塗りつぶされている

 

 

趣味 ピアノを教えること 大和の家に行くこと

 

 

好きなもの 特にない

 

 

嫌いなもの 特にない

 

 

 

大和のお母さんから昔からの知り合い。今でもよく大和の家に来てご飯を作ってくれたりする。自分の家でピアノ教室を開いている。ピアノの腕はピカイチ。大和を過去から救った1人。彼女は大和になにをもたらすのか

 

独身である

 

 

 

 

 

 

ここからは字数稼ぎです

 

 

 

 

(`・ω・´)ゞ

(‘ω’*)

( ‘ω` )

(=ω=.)

(oゝд・o)ノ

(*ノノ)

(゚ロ゚;)

ヽ(*゚∀゚*)ノ

( ‘ω’ )

(`・ω・´)

( ̄ω ̄;)

(;゙゚’ω゚’)

(° -°;

ヽ“(・ω・;)ノ

(ノДノ)

(ノ ‘ω’)ノ

((((;゚Д゚))))

ε – (;ーωーA

(*ノωノ)

( ‘ω’ )/

( TДT;)

ヽ“(*´ω`)ノ”

o(>ω<)o

Σ(゚д゚lll)

…… |_-)ジー

(p ‘∀’o)

……(。-_-。)

(◯’ω’◯)

(‘ω’*)

(ノ`ω´)ノ

 

 

 




出てきたキャラクターはどんどん追加していきます!
ストーリーが進むにつれて大和くんへの評価を変えていきます!


この後に続きを出しますのでぜひ見てください!
次に大和くんが絡むのは…

るんっ♪

…です


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るんっ♪な先輩

5話目です!
ISもこの5話目が終わって失踪してしまいました…
ここを越えて頑張ります


 

 

〜学校にて〜

 

 

 

「おはよー」

 

 

「あ!大和くんおはよー」

 

 

「おはよー」

 

 

そして、俺はいつもの席に着く

 

 

「おはよ、蘭」

 

 

「…おはよ」

 

 

「眠そうだな」

 

 

「うん…昨日夜中まで新曲を考えてて…」

 

 

「お疲れ様……夜中までってことは、数学の小テストの勉強はやったのか?」

 

 

「あ……」

 

蘭の顔が青ざめていく

 

 

 

「俺が勉強したノートでも見るか?重要なところはまとめてるから」

 

 

「ほんとに!…ありがと…」

 

 

「おう!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「数学の小テストどうだった?」

 

 

「うん、大丈夫だと思う。大和のノートのおかげでなんとかなった。ありがと」

 

 

「それならよかった」

 

 

「何かお礼したいんだけど…」

 

 

「別にいいよ…こうして蘭みたいな可愛い子と話せているだけで得しているから」

 

 

「っ///…ふんっ」

 

 

「痛っ!いきなり殴んなよ…」

 

 

「可愛いなんて言うから…」ボソッ

 

 

「え?なんだって?」

 

 

「なんでもない!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キーンコーンカーン

 

 

「よし!昼休みだな。飯食いにいこうぜ、蘭」

 

 

「うん、いこう「大和くーん!今井さんが呼んでるよ」…だって」

 

 

「ああ…先食っててくれ」

 

 

「リサ先輩どうしたんですか?」

 

 

「あのね、友希那が演奏見に来てほしいって言ったからその日にちを伝えにね〜」

 

 

「わざわざすいません、ありがとうございます」

 

 

「ううん、いいのいいのー」

 

 

「…で、気になってたんですけどその後ろの人は…?」

 

 

「あーこの子は…」

 

 

「…るんっ♪」

 

 

「え?」

 

 

「君るんっ♪ってきちゃった!」

 

 

「る、るんっ?」

 

 

「放課後あいてるー?」

 

 

「え?あ、は、はい…あいてますけど…」

 

 

「じゃあ放課後空けておいてねー!じゃあー!」

 

 

ピューン

 

 

は、速い!疾風ダッシュか…?

 

 

「あははーごめんね?日菜ってあんな感じなんだ」

 

 

「いや…でもなんか面白そうな人ですね」

 

 

「そんな感想をもつのは大和くんぐらいだよ」

 

 

「え?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「っていうことがあったんだ」

 

 

「なんかどんまいだな」

 

 

「日菜って……パスパレのアイドルの日菜さんじゃない⁉︎」

 

 

「なるほどアイドルか…だから綺麗だったんだな」

 

 

「またそういうことをすぐに言って…」

 

 

「まあ、大和くんらしいけどね…」

 

 

「…む〜」

 

 

「ん?どうしたモカ?」

 

 

「…別に〜」

 

 

「そんな顔しても可愛い顔が余計に可愛くなるだけだぞ」

 

 

「っ///…も〜やっくんたら〜///」

 

 

(ねぇ、モカってさ…)

 

 

(ああ、完全に惚れてるな)

 

 

(モカちゃん大和くんといる時笑顔が増えたし、結構あからさまだよね)

 

 

(それに気づかない大和もどうかと思うけど…)

 

 

「まあ、ここにいるAftergrowのみんなアイドル並みの美少女だと思うぞ?」

 

 

「な!///」

 

 

「え⁉︎///」

 

 

「うぇ⁉︎///」

 

 

「え!///」

 

 

「いつか刺されそうな気がするなー」ハハハ

 

 

((((この女たらし!))))

 

 

「えへへ〜///」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キーンコーンカーン

 

 

とうとつきてしまった…放課後が

 

放課後空けといてって言われただけでどこに行けばいいのかもわかんないし、とりあえず待つか…

 

 

 

「大和くーん!来たよー!」

 

 

その矢先に来ましたね

 

 

「どうも日菜先輩…で、今からどこに?」

 

 

「付いて来て!」

 

ガシッ

 

 

「え?」

 

 

「ゴー!」

 

 

「え?え?え?」

 

 

い、今起こっていることをありのまま話すぜ…俺は一瞬の隙に日菜先輩に手を握られ気づいた時には空中を泳いでいた。何を言ってるかわからないと思うが俺もわからん…てか、日菜先輩力強すぎぃ!

 

 

 

「はい!ついたよー」

 

 

「は!…こ、ここは?」

 

 

「天文部の部室だよー」

 

 

「へぇー、日菜先輩って天文部だったんですね」

 

 

「部員は私だけなんだけどね」

 

 

「え?そ、そうなんですか…でもなぜここに?」

 

 

「君を見たらるんっ♪ってしたから一緒に星を見たいなと思って!」

 

 

「え?ほ、星ですか?」

 

 

「うん!そうだよ!今からセットするからちょっと待っててね!」

 

 

「は、はい」

 

 

…なんかすごい勢いのある人だな…てか、ここって密室だよな?…そこに男女二人って……なんか…あれだな

 

おっと、こんな考えはやめなければ

 

 

「よし!セットできたからこっちきてー!」

 

 

「は、はい。今行きます」

 

 

「じゃあここ寝っ転がって」

 

 

「はい…え?日菜先輩?」

 

 

「よし!これで一緒にみれるね!」

 

 

「いやぁ…その…はい…」

 

 

もう諦めよう…

 

 

 

「じゃーいっくよー!」

 

 

ピッ

 

 

 

 

シュイーン

 

 

 

 

 

おお…これはすごいな…

 

 

「すげぇ…」

 

 

「ふふん。そうでしょ?」

 

 

「あれが夏の大三角で、あれが白鳥座、あれが北斗七星」

 

 

「へぇー…すごいですね…」

 

 

「そうでしょ!…あ!で、あれはね………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれからなんだかんだで2時間ぐらい見ていた

 

 

「今日は楽しかったです!ありがとうございました」

 

 

「……」

 

 

「…えっと…日菜先輩?」

 

 

「いや、その…ずっと私ばっかり喋ってて…その大和くんとはそんなにおしゃべりできなかったから……ご、ごめんね!今日も自分勝手っでつき合わせちゃって…」

 

 

「…いえ、本当に楽しかったですよ。誰かと星を一緒に見るのがこんなにも楽しいなんて知りませんでした。…また誘ってくれますか?また、日菜先輩と一緒に見たいんで」

 

 

「!!…うん!また一緒に見よ!!」

 

 

「もちろんです……綺麗な星も見れて綺麗な先輩も一緒で一石二鳥ですね」ハハハ

 

 

「え///き、綺麗って…わ、私が?」

 

 

「え?ここには日菜先輩しかいないでしょ?」

 

 

「っ///う、うん…///」

 

 

「?」

 

 




1日遅れたけど日菜ちゃん紗夜ちゃん、誕生日おめでとう!
日菜ちゃんがチョロインすぎたような気もするけど許してください…僕にはこれが限界です…日菜ちゃんの性格も軟化したような気が…

日菜ちゃんはまだおちてません。おとしかたはもう決まってますので…

国語力がない頭で必死に考えるので次回もお願いします!


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青薔薇ってみてみたいよね

6話目です!
UAが4000を超えました!みなさんありがとうございます!
これからもよろしくお願いします!


 

 

 

リサ先輩たちとの約束の日にになった

 

 

待ち合わせ場所はもちろんCIRCIE…ライブハウスだ

 

 

どんな音が聴けるのか楽しみだなー…っと着いたな

 

 

 

ウィーン

 

 

「あ、いらっしゃっい!大和くん!」

 

 

「こんにちは、まりなさん」

 

 

「今日はどうしたの?Aftergrowの予約は入ってないけど?」

 

 

「いえ、今日はRoseliaのほうに用事があって」

 

 

「おー今日は違うガールズバンドですか…モテモテだね大和くん」

 

 

「いや、別にそんなんじゃないですよ…」

 

 

「ハハハ!まあ、頑張って!部屋はこの番号のところだから」

 

 

「ありがとうございます」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さあ、ついにやって参りました

では、オープン…する前にノックを。

これ常識

 

 

コンコン

 

 

 

「はーい、どうぞー」

 

 

「失礼します」

 

 

「あ、大和くん。来てくれてありがとうー☆」

 

 

「いえいえ、こちらこそ呼んでもらって…それでえっと…」

 

 

「ああ!そうだね、みんな顔見知りじゃないから…じゃあまず、この銀髪でかわいくて、私たちのバンドのボーカル担当の湊友希那だよー」

 

 

「リサ…何?その紹介の仕方は?」

 

 

「続いてはこっちがクールビューティーなギター担当の氷川紗夜でーす」

 

 

「今井さん、いい加減にしてください」

 

 

「いやいや、ここからだよ…続いてはちょっと人見知りだけどそこがかわいくて、すごいものを持っているキーボード担当の白金燐子ー」

 

 

「すごいもの…?」

 

 

「そいて、小さな魔王で闇を……えっと…なんかすごいドラム担当宇田川あこー」

 

 

「ふっ…闇に呑まれるがいい…」

 

 

「そして、最後にベース担当の今井リサだよ」

 

 

「は、はい…よろしくお願いします」

 

すごい個性が強そうな人たちだな…

てか、氷川と宇田川って…

 

 

「えっと…氷川先輩は日菜先輩の親族かなにかですか?」

 

 

「っ!そうですが、どうしてそのことを?」

 

 

「いや、高校では結構仲良くさせてもらってるので」

 

 

「そうなんですか…(あの子が…)」

 

 

「あと、宇田川さんも巴の妹なのかな?」

 

 

「うん!あこはお姉ちゃんの妹だよ!大和くんのことはよくお姉ちゃんから聞いてるよ。面白い人だって」

 

 

「そうなのか」

 

 

「その辺で自己紹介はいいでしょう…さあ、早く演奏を「まだ大和くんの自己紹介が終わってないよー☆」……。」

 

 

「えっと…すみません…高校1年の神崎大和です。一応ピアノは弾いていたので音に関してはまあまあわかると思います…よろしくお願いします」

 

 

「おお!りんりんピアノ弾いてたんだって!りんりんと同じだね!」

 

 

「そうだね、あこちゃん…(神崎大和ってどこかで聞いた気が…)」

 

 

「終わったわね…じゃあ、早速聴いてもらいましょう」

 

 

「はい、お願いします」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さあ、いよいよだな…ワクワクすっぞ!

お、始まるな

 

 

「最初の曲はBLACK SHOUT」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おお…すごいな。全体的にもすごくレベルが高くてミスもほとんどない。これは聴きにきて正解だったな

 

 

でも…

 

 

 

 

 

なんか違うんだよな…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どうだったかしら?」

 

 

 

「…あ、はい。すごく良かったです!演奏のレベルも高いし、湊先輩の歌声もよく響いていたし……でも…」

 

 

「でも?」

 

 

「良かった…で、終わるんですよね…」

 

 

「どういうこと?」

 

 

「えっと…なんというか…限界がみえるっていうか…」

 

 

「限界?」

 

 

「はい、えっと俺の友達のガールズバンドはまだまだ荒削りな部分もあってRoseliaの比べると技術もまだまだですけど…これを直したら次はこうなってその次は…ってどんどん発想が膨らんでいって先が見えないんですけどRoseliaはもっと上手くなれるはずなのに…先が見えているって感じですね」

 

 

「…それは私たちの演奏が先にはいけないから練習は無駄だっていうこと…?」

 

 

「ちょっと友希那!そんなことは言ってないでしょ!」

 

 

「えっと……あ、じゃあ今からピアノを弾いていいですか?」

 

 

「…なぜ?」

 

 

「言いたいことがうまく伝わらないときは音楽で伝えるのが1番だって…昔の教えです」

 

 

「白金先輩キーボード使わしてもらってもいいですか?」

 

 

「え…?あ、う、うん。いいよ」

 

 

「ありがとうございます……じゃあ、いきますよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのとき、Roseliaの誰もが目を疑った

 

 

周りの景色がどんどん変わっていく

 

 

色づいていく

 

 

感情が溢れてくる

 

 

そして、どこか心地よい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ…どうでしたか?」

 

 

「…ええ、とてもすごかったわ…本当に…」

 

 

「……」

 

 

「すごく…綺麗でした」

 

 

「すごかった!いっぱいいろんな色があって!」

 

 

「とってもすごかったよー」

 

 

「みなさんにはこう…楽しむとかそういう感情…想いが足りなかったんだと思います…もっとこうしたほうがいい。ならこうしよう…それで終わるんじゃなくてその先も観て、お客さんの気持ちとか周りの空気とかも考えてみればまた、みなさんの世界は変わってくると思います」

 

 

「…すいません、勝手なことばっかり言って…」

 

 

「いえ…ありがとう。とても参考になったわ……大和」

 

 

「はい?」

 

 

「これからもRoseliaの練習を見に来てもらっていいかしら?」

 

 

「え?いいんですか?」

 

 

「ええ、あなたには気づかされることが多いからね…これからのRoseliaの発展にも繋がると思うから…どう、かしら?」

 

 

「もちろんです!これからよろしくお願いします!」

 

 

「うんうん、友希那も大和くんと仲良くなったようで良かったよー☆」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紗夜side

 

 

 

あの演奏聴いて思った

 

 

あの人も天才なのだろう。私の妹と同じ

 

 

そう考えるとなぜか嫌気がさしてしまう…

 

 

…なぜ私はこんな風になってしまったのでしょう…

 

 

「ただいまー!」

 

 

噂をすれば帰ってきました

 

 

「ただいま、お姉ちゃん」

 

 

「…おかえりなさい」

 

 

「今日ね、学校で大和くんがね、めっちゃ面白いことを…」

 

 

「っ!…もうすぐご飯だからもう、降りるわよ」

 

 

「え?あ…う、うん…」

 

 

心の中では悪いと思っているけど…それが表に出せない…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ああ、本当に自分が嫌になる

 




紗夜が抱いたのは劣等感
この劣等感から救うことはできるのか⁉︎


次回!「さよひな堕つる!」


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家族の絆〜氷は溶けやがて水になる〜

UAが5000を超えてと思ったら6000を超えてました…
お気に入りも100を超えただと……

みなさん本当にありがとうございます!

あ、今回長いです


〜 Roseliaの練習中〜

 

 

「…どうしたの紗夜?今日はミスが多いわよ、あなたらしくない」

 

 

「すみません…少し集中できてなくて…」

 

 

「まあ、たまにはそんなこともあるよ…今日は終わりにしよっか」

 

 

「っ!…いえ、大丈夫です。少し休ませてもらえば」

 

 

「そう……なら少し休憩しましょう」

 

 

「りんりん…紗夜さんどうしたのかな…」

 

 

「そうだね……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何か急に友希那先輩に呼ばれてCIRCIEに向かってる

「急ぎよ、早く来て」…と書かれていたから何かしらはあるんだろう

 

「こんにちはー」

 

 

「大和…よく来たわね」

 

 

「え⁉︎友希那が大和を呼んだの⁉︎」

 

 

「そうよ…何か問題でも?」

 

 

「いやいやー…」

 

 

ちなみに友希那先輩とは結構仲良くなって湊先輩から友希那先輩と呼ぶことにした。リサ先輩からも呼び捨てで呼んでもらうことになった

 

 

「で?どうしたんですか?」

 

 

「いつものように練習を見てほしいの」

 

 

「…え?それだけですか?」

 

 

「ええ」

 

 

「…そんなに急ぎなんですか?」

 

 

「ええ」

 

 

「まあ、いいですけど…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「じゃあ、はじめるわよ」

 

 

そして、演奏が始まった

 

いつ聴いても思う。やっぱりすごい…

あの時からみんな少しづつ良い方向に変わってきている

とてもいい調子だと思う……

 

 

 

でも………

 

 

 

 

 

 

 

 

1人だけ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このRoseliaの進化の足枷になっている…

 

 

 

 

「…どうかしら?」

 

 

「どんどん良くなってますよ!友希那先輩の歌声にも伸びがでてきたし、リサ先輩のベースも正確性も上がって、あこちゃんのドラムや隣子先輩のピアノもだんだんと自分を主張できてて、すごいです!……ただ…」

 

 

「…氷川先輩はなぜギターを弾くんですか?」

 

 

「っ!…」

 

 

「Roseliaのみんなは今変わっています。しかし…あなたからは何の変化も感じられない。まるで何かに縛られてるかのようにギターを弾いている…」

 

 

「……」

 

 

「…もう一度聞きますよ。氷川先輩はなぜギターを弾くんですか?」

 

 

「そ、れは……」

 

 

「……」

 

 

「…あ、あなたには関係ないでしょ!赤の他人のあなたが私に関わらないで!」

 

 

「…赤の他人じゃなくてもあなたはそう言うんじゃないですか?」

 

 

「っ!」

 

 

「日菜先輩は言ってましたよ。お姉ちゃんともっと話したい、仲良くなりたい、一緒にいたい…って」

 

 

「また、あなたなの……なんで……なんで、なの…っ!」

 

ダッ!

 

 

「ちょっと紗夜!」

 

 

「俺が追いかけます」

 

 

「え⁉︎ちょ、大和!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜紗夜side〜

 

 

頭の中がごちゃごちゃになって、また言ってしまった

 

自分が嫌だ、こんな自分が嫌だ

 

助けて、助けて、助けて

 

私を助けて

 

 

 

 

そう思っているうちに家に着いた

 

 

今日はもう寝よう。そう思って家に入ったとき

 

 

「あ、お姉ちゃんお帰り」

 

 

日菜がいた

 

 

「今日は遅かったね?バンドの練習?お疲れ様」

 

 

やめて、今話しかけないで

 

 

「今日のご飯はポテトだって。お姉ちゃんと私の大好物だね」

 

 

だめ、だめなの…このままじゃ

 

 

「…お姉ちゃん?ちょっと大丈夫?」

 

 

こわれる

 

 

 

 

 

 

 

「……めて」

 

 

「え?どうしたの?」

 

 

「やめてって言ってるでしょ!!」

 

 

「え…お、お姉ちゃん?」

 

 

「なんで…?なんであなたは私からいつもいつも……私が努力してできてたことをあなたは簡単にこなしたり、私の真似をして私より上手くなったり…そして、唯一わたしだけがしていたギターも……なんでそんなに私から奪うの⁉︎私は何かしたの⁉︎私に恨みでもあるの⁉︎……もう、やめてよ…もう私の前に現れないでよ‼︎あなたのせいで私が私じゃなくなっていく…それが嫌なの‼︎だから出て行ってよ!!!!」

 

 

私の心が爆発した

 

もう取り消せなかった

 

 

そして日菜の顔を見た

 

 

日菜は

 

 

 

 

 

 

 

 

泣きながら笑っていた

 

 

「ご、こめんねお姉ちゃん…私のせいでそんな気持ちを抱え込んでいたなんて…」

 

 

ちがう、あなたのせいじゃない

 

 

「で、でも、もう大丈夫!私この家を、で、出て行くから…」

 

 

ちがう、ちがうのよ、日菜

 

 

「大丈夫だから、私なら大丈夫…だから…じゃ、じゃあ、ね…」

 

 

待って…そう言いたい

 

でも、言葉が出ない

 

 

そして、日菜は家を出て行った

 

 

そのとき、ふと冷静になった

 

 

そして思った

 

 

私は何?

 

 

心に氷の針が刺さるような気がした

 

 

心が凍っていくような気がした

 

 

私は

 

 

 

 

 

どうすればいいの?

 

 

〜紗夜side end〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜日菜side〜

 

 

私はお姉ちゃんが大好きだった

 

 

だからお姉ちゃんと一緒のことがしたかった

 

 

お姉ちゃんと一緒に遊びたかった

 

 

お姉ちゃんと一緒にいたかった

 

 

お姉ちゃんと一緒に……

 

 

そのお姉ちゃんに拒絶された私はどうすればいいんだろう

 

 

もう…どうでもいいな

 

 

そう考えながら、道を歩いていたとき車が突っ込んでくる

 

 

ふと、信号を見ると赤だった

 

 

向こうの運転手の表情がこころなしかはっきり見えた

 

 

笑っていた

 

 

私にはそう見えた

 

 

確かに自分の今までのことを考えると笑えてくる

 

 

お姉ちゃんと一緒に楽しむはずが私だけが楽しんでお姉ちゃんは何も楽しんでなかった。むしろ苦しかったはず

 

 

もういいや

 

 

ここで死んでも誰も悲しまない

 

 

そうして、私は目をつぶった

 

 

これからくるだろう衝突の衝撃をまった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

きたのは重い衝撃ではなかった

 

 

誰かに抱えられて私は前に転がった

 

 

誰だろう…そう思って顔を見ると

 

 

それは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[日菜先輩、一緒に星見ましょう]

[あ、日菜先輩、こんにちは]

[さすがですね、日菜先輩]

[日菜先輩、これからよろしくお願いします]

 

 

 

 

 

私の後輩の大和くんだった

 

 

 

〜日菜side end〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どこいったんだ…確かこっちの方に来たはずなのに…

俺は飛び出していった氷川先輩を探していた

あの人足速すぎだろ…

 

 

しばらく走って回った

 

 

本当にどこにいったのか…

 

 

そのとき少し遠くにだが

 

 

日菜先輩がいた

日菜先輩なら氷川先輩がどこにいったのか知っているかもしれない

そう思い尋ねようと思って声をかけるために走ろうとしたとき

 

横断歩道の信号は赤になった

 

よし、これで追いつけるな

 

そう思った

 

 

でも、日菜先輩は歩くのをやめなかった

 

 

そのときとても焦った

 

 

前を見ると横からは車が走ってくる

止まる気配はない

 

 

最近飲酒運転が多いとニュースで聞いている

 

 

もしかすると日菜先輩はあのまま車に…

 

 

そう思ったときすでに走り始めていた

ただ全力で

日菜先輩を助けるために

 

 

間に合え!間に合え!間に合え!!

 

そして、俺は日菜先輩に向かって飛びついた

 

 

 

 

 

本当にギリギリ車からの衝突を避けることができた

 

 

そして、自分の腕の中にいる日菜先輩の顔を見た

 

 

その顔は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何かに拒絶されたかのように絶望した顔だった

 

 

そして、その顔は

 

 

 

 

 

俺自身が1番知っているものだった

 

 

 

 

 

 

 

 

「日菜先輩…大丈夫ですか…?」

 

 

「うん……」

 

 

「…何かありましたか?」

 

 

「っ!……うん…」

 

 

「…ここで話すのもあれですし少し場所を変えましょう」

 

 

そして、俺たちは近くの公園に向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「日菜先輩…単刀直入に聞きますけど、お姉さんと何かありましたか?」

 

 

「っ!…すごいね大和くんはなんでもわかっちゃうんだね…」

 

 

「なんでもはわかりません。わかっていることだけですよ」

 

 

「ハハハ…そっか……聞いてくれる?」

 

 

「もちろんです」

 

 

「ありがとう………私、お姉ちゃんと一緒に何かしたかったの。なんでもよかったの…お姉ちゃんと一緒にいれれば……でも、それが結果的にお姉ちゃんを苦しめることになってた……そんなことも知らずに私は……それに気付いたときなんか、自分がどうでもよくなっちゃって…なんかわからなくなって…そのとき車がきてた。でも別にこれで死ぬならいいと思ったの…私が死んでも悲しむ人はいないし…私なんて、私なんてここで生きてても…」

 

 

そこまで聞いたとき俺は日菜先輩の頰を叩いた

 

 

「…え?や、大和…くん?」

 

 

「なんで、なんでそんな悲しいこと言うんですか!!」

 

 

「悲しい…こと?」

 

 

「自分が死んだら悲しむ人がいない?なんでそんなことが言えるんですか!!」

 

 

「だ、だって…それは本当のことだし…」

 

 

「…本気でそう思ってるんですか?」

 

 

「え…?」

 

 

「いつも一緒にバンドの練習をしているパスパレのみなさんはどうですか?パスパレのみなさんが日菜先輩が死んで何も思わないと思いますか⁉︎」

 

 

「そ、それは…」

 

 

「なにより……」

 

 

「……」

 

 

「俺は…日菜先輩が死んでしまうのは悲しいです…」

 

 

「え……で、でも私が言ってることは全然周りに伝わらないし…」

 

 

「なら、俺が理解します」

 

 

「私…思ってることすぐ言っちゃうし…」

 

 

「俺はそのまま思っていることを言ってくれる方が好きです」

 

 

「ぜ、全然…友達いないし…」

 

 

「俺がいます」

 

 

「そ、それに…」

 

 

「日菜先輩」

 

 

「…?」

 

 

「俺を頼ってください」

 

 

「っ!………や、まと、くん………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

たす、けて」

 

 

その言葉を聞いて俺は微笑んだ

 

 

「もちろんです」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日菜先輩との話も終わり氷川先輩と話すために家に案内してもらった

 

 

さあ、ここからが正念場だ

 

 

日菜先輩を連れて氷川先輩の部屋に行く

 

 

コンコン

 

 

「……」

 

 

返事はなかった

 

 

「…氷川先輩?神崎です。ちょっと話したいことが」

 

 

「今は…そっとしておいてください」

 

 

「無理です。入りますよ」

 

 

そんなことはおかいまなしのようにドアを開けた

 

 

「え⁉︎」

 

 

「どうも」

 

 

「…なぜ、ここに?」

 

 

「あなたを救うためです」

 

 

「救う?……私はもう無理よ…取り返しつかのないことを家族に言ってしまった……もう、どうしようもないの…」

 

 

「……ひとつ、昔話をしましょう」

 

 

「……?」

 

 

「とある場所に男の子は産まれました。男の子はどんどん成長し幸せな毎日を送っていました。お父さんはたまにしか帰ってこなかったけどお母さんと一緒に毎日楽しく過ごしていました。そんなとき男の子はピアノに出会いました。お母さんのピアノが好きでよく聞いていました。そこで自分も弾いてみたいと思ってピアノを弾くとなんと、弾けてしまったのです。そこから彼の人生は変わりました」

 

 

「……」

 

 

「毎日毎日ピアノの練習。休みもほとんどなしに…しかし、男の子は頑張りました。お母さんを喜ばせるために。そして、コンクールの日彼は優勝しました。そして、賞状をもらってお母さんに見せに行きました。やっと、お母さんが笑顔になってくれるって……でも、お母さんは笑顔になりませんでした。お母さんが言ってきたのはミスタッチをした。なぜそこで間違えた、と言ったいつもの内容とは変わらないものでした。そこで少年の心は壊れてお母さんに言ってしまったのです……お前なんて死んじゃえばいいのにって」

 

 

「!」

 

 

「実はお母さんは重い病気を持っていました。その男の子の発言を聞いてからどんどん容態が悪くなっていきました。そして、まだまだ生きられるはずだったのにお母さんは死んでしまいました。そして、次のコンクールでいつものように演奏していたとき男の子は音が聞こえなくなりました。そして、彼は音楽から離れてしまいました。しかし、その後友達や新しい出会いで彼は再び音を取り戻すことができました。そして、お母さんとの別れもすることができました。そして、男の子は今も幸せに暮らしています」

 

 

「……」

 

 

「この男の子は今も後悔しています。あのときに言った自分の言葉を」

 

 

「でも、まだ氷川先輩ならやり直せる」

 

 

「っ!」

 

 

「まだ、自分の思いを伝えることができる。自分に素直になれることができる」

 

 

「…で、でも…わ、私は…」

 

 

「逃げるな!氷川紗夜!」

 

 

「!!」

 

 

「自分から放棄したら想いは繋げない。音楽もそう。だから、今!今伝えるんだよ!自分の想いを!そして、受け止めるんだよ!相手の想いを!」

 

 

 

「……」

 

 

「…日菜先輩…道はつくりました。あとは…」

 

 

「…うん。私たちが進むよ」

 

 

そういう日菜先輩の目には覚悟の色が宿っていた

それを見て俺は部屋を出た

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜紗夜side〜

 

 

 

神崎くんの話を聞いて私は思った

 

 

まだやり直せるの?って

 

 

私にそんな資格があるのかしら…

 

 

「お姉ちゃん」

 

 

「…なに?」

 

 

「私はね…お姉ちゃんが大好きなの」

 

 

「…え?」

 

 

あんなにひどいことを言ったのにまだ私のことを…?

 

 

「昔から私の憧れで私はお姉ちゃんと一緒にいたくて…お姉ちゃんの真似ばかりして、お姉ちゃんが嫌な思いをしているのはわかった…でも、でも!そんな大好きなお姉ちゃんの背中を追わしてください…一緒にいさせてください」

 

 

その言葉を聞いたとき私の心の中の氷にひびが入った

 

 

これが日菜の気持ち…

 

 

私の気持ちは…

 

 

 

「私、は…あなたのことが嫌い。いつも、私よりなんでもできて……でも、私はあなたのことが大切…嫌いになんかならない…だって、だって…たった1人の大切な妹で大切な家族なんだから」

 

 

「お、おねえぢゃん…うっ…えっぐ…」

 

 

どんどん氷が溶けて私の心に何かが満ちていく

 

 

「ありがとう…ありがとう…ごめんね…日菜」

 

 

そして、私は日菜を抱きしめた

 

 

これが…

 

 

ああ、暖かい

 

 

〜紗夜side end〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

終わったかな?

まあ、あの日菜先輩の目を見たら大丈夫だと思うけど

 

 

「大和くん?」

 

 

中から日菜先輩の声が聞こえる

 

 

「終わりましたか?」

 

 

「うん、入ってきて」

 

 

「はい」

 

 

そこには目を赤くした日菜先輩と氷川先輩がいた

それを見てわかった

でも、聞きたくてしょうがなかった

 

 

「仲直りできましたか?」

 

 

「うん!ありがとう!大和くん!」

 

 

「私からもありがとうございます。神崎くんのおかげです」

 

 

「いやいや、俺のおかげじゃないですよ。これは日菜先輩と氷川先輩の頑張りのおかげですよ」

 

 

「そんなに謙遜しなくていいのに」

 

 

「そうですよ…あなたのおかげで私は救われました…本当にありがとうございます」

 

 

「そんな悲しそうな顔しないでください。可愛い顔が台無しですよ」

 

 

「なっ///」

 

 

「あはは、お姉ちゃん照れてる!」

 

 

「て、照れてません!///」

 

 

「でも、よかった。日菜先輩にも笑顔が戻って」

 

 

「うん…本当に、本当に大和くんのおかげだよ」

 

 

「また、日菜先輩の可愛い笑顔がみれて良かったです」

 

 

「ふぇ///か、可愛いなんて…またそんなこと言って…///」

 

 

「…日菜、顔が真っ赤よ」

 

 

「お、お姉ちゃんだって!」

 

 

「2人とも大丈夫ですか?顔が真っ赤ですけど…熱でもあるんですか?」

 

 

俺は確認するために2人のおでこを触った

 

 

「ひゃっ///」

 

 

「えっ///」

 

 

「んー…すこし体温が高いですけど大丈夫ですか?」

 

 

「え、ええ。大丈夫よ///」

 

 

「大丈夫だよ///」

 

 

「そうですか…」

 

 

でも2人とも心身疲れがあると思う

こういうときどうすればいいのかな…

 

 

あっ、莉子にやってあるやつがあったな

 

 

「日菜先輩、氷川先輩…お疲れ様でした」

 

 

そう言って俺は2人の頭を撫でた

昔、莉子が泣いたときとかによくやってたな

今でもたまにせがまれるけど

 

 

「ふあ…///」

 

 

「んっ///」

 

 

「2人はこれで新しい道を進めるようになったと思います。でも、ときにはくじけるときもあると思います。そのときは…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺に言ってください。2人が世界中のどこにいても見つけて助けに行きます」

 

 

「俺は2人ことが大好きですから!」ニッ

 

 

「「っ///」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

氷は溶けると水になる

 

 

水を渡るために人は橋を作って道をつくる

 

 

こうして、人は新しい道を歩いていく

 

 

それは簡単に聞こえるけどとても難しい

 

 

1人ではできない

 

 

だからこそ、それをするために

 

 

人は互いを理解し協力する

 

 

ときにはぶつかることもあるだろう

 

 

でも、そうして人はできていく

 

 

繋がっていく

 

 

 




な、長かった…

6000字を超えるとは…

ところどころ意味がわからないとこもあると思います(最後とかね☆)ちょっと紗夜さんの性格を捻じ曲げすぎた感もあります…

でも、自分が満足したいだけなんです…許してください

次は後日談です。もう少しさよひなを書きたいと思います

次回もよろしくお願いします!


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日は昇りそして夜になる

さあ、お前(大和)の罪を数えろ…
無自覚で女の心を射殺す罪をな…


あれから数日後…

 

俺は2人からお礼がしたいと言われ1日付き合うことになった

それにしても、2人が仲良くなって本当に良かった…

 

 

「あ!大和くんー!」フリフリ

 

待ち合わせ場所に行くと日菜先輩が大きく手を振ってくる

…てか、今思ったけど日菜先輩ってアイドルだから男とあってるのを見たらスキャンダルになって社会的に抹殺されるのでは…?

 

 

ま、まあそんなことは考えないでおこう、うん

 

 

「日菜、は、恥ずかしいからやめなさい」

 

 

氷川先輩が恥ずかしながら注意してる

それより、2人とも待ち合わせ場所に来るの早くない?

俺、15分前には着いたはずなんだけど…

 

 

「すみません、待たせてしまって」

 

 

「いえ、私たちも今来たところです」

 

 

「えー?お姉ちゃん嘘ついちゃダメだよー。お姉ちゃんはりきりすぎて、30分前にはついてたでしょー?」

 

 

「ちょ、日菜!///」

 

 

張り切りすぎた?あの氷川先輩が?

まあ、そうか。久しぶりの姉妹で遊ぶからな

 

 

「俺もすごい楽しみでしたよ、氷川先輩」

 

 

「……」

 

 

「えと…氷川先輩?」

 

 

「そ、その…」

 

 

「?」

 

 

「さ、紗夜と呼んでくれませんか…?氷川じゃ日菜と被ってしまうので…///」

 

 

ああ、確かに。それもそうだな

大和じゃなくて、神崎って呼ばれてたから俺も名字で呼んでたな…

 

 

「わかりました、紗夜先輩」

 

 

「は、はい///」

 

 

「むー!お姉ちゃん、大和くんとイチャイチャしちゃってー!」

 

 

「え⁉︎べ、別にイチャイチャなんてしてません!///」

 

 

「してたよー!」

 

 

こんな会話を見ると姉妹の中の良さが見える

こんななんでもない光景を嬉しく感じる

 

 

「まあいいや…大和くん、早く行こー!」

 

 

「そうですね」

 

 

「……」

 

 

「…日菜先輩?」

 

 

「…えいっ」

 

 

そう言って日菜先輩は俺の右手を握ってきた

 

 

「え?ひ、日菜先輩?」

 

 

「その…きょ、今日は人が多いからはぐれちゃいけないでしょ?///」

 

 

ああ、なるほど。そういうことだったのか

勘違いしそうだから急にはやめてほしい

 

 

ギュッ

 

もう一方の俺の手も握られた

横を見てみると少し顔を赤くした紗夜先輩がいた

 

 

「その…わ、私も…///」

 

 

「そうですね、紗夜先輩もはぐれたらいけませんし」

 

 

「は、はい…///」

 

 

紗夜先輩も相当の美人だからはぐれないためとはいっても、手を繋げるのは普通の男なら泣いて喜ぶだろう。実際俺も嬉しいし

 

てか、さっきから周りの男の視線が痛い

 

 

「むぅ…お姉ちゃんもやるね…」ボソッ

 

 

「出遅れるわけにわいかないもの…」ボソッ

 

 

「え?何か言いました?」

 

 

「「なんでもないよ(です)」」

 

 

「そうですか…」

 

 

息ぴったりだな…

 

 

「最初はどこに行きますか?」

 

 

「カラオケ行こうよー!お姉ちゃんと一緒に歌いたいし!」

 

 

「ハハッ、じゃあカラオケ行きますか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「じゃあ、トップバッターは私!歌っちゃうよー!」

 

 

日菜先輩はしゅわりんどり〜むを歌った

点数は99.5…これは強い(確信

 

 

「じゃあ、次はお姉ちゃん!」

 

 

「わ、私ですか?…わ、わかりました」

 

 

紗夜先輩は熱色スターマインを歌った

点数はこれまた99.5…日菜先輩と同じ点数だ…強い(確信

 

 

「わぁー!お姉ちゃんと同じだー!」

 

 

「そうですね…日菜と同じ…」

 

 

そういう紗夜先輩の顔は笑っていた

 

 

「じゃあ、次は大和くんー!」

 

 

「わかりました」

 

 

何を歌おう……最近結構ハマっているプロローグを歌うことにした

サビの部分が好きすぎてヤバイ

 

点数は……100点だった

 

 

「すごーい…私、100点って初めて見た…」

 

 

「私もです…」

 

 

こうして、俺たちはカラオケを楽しんだ

ちなみに俺が歌った曲は

・シャ○ル

・Lemen

・GO C○Y GO

・ロスタイム○モリー

だった

 

日菜先輩と紗夜先輩のデュエットも聴けてとても面白かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう、お昼過ぎなので昼ごはんを食べにファミレスに来ました

 

 

「あ!お姉ちゃん、フライドポテト大盛りが20%オフだって!」

 

 

「そ、そうですか…なら、頼めばいいんじゃないんですか?」

 

 

「ええー?お姉ちゃんは?好きでしょ?ポテト」

 

 

「別に好きというわけでは…」

 

紗夜先輩…絶対ポテト好きでしょ、顔見たらわかりますやん

…ちょっと助けてあげるか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

注文してしばらく待っていると料理がきた

 

 

「こちら、フライドポテト大盛りが2つです」

 

 

「え?2つですか?」

 

 

「はい、俺が頼みました。ちょっとポテトもほしくて…でも、少し多いので紗夜先輩にも食べてもらえるとありがたいんですけど…」

 

 

「っ!そ、そういうことなら仕方ないですね。大和さんの頼みですから」

 

 

そうは言いながら嬉しそうにポテトを食べだした

ふっ、作戦成功だな

 

 

ちなみに、俺が頼んだのはカルボナーラだった

日菜先輩はオムライス、紗夜先輩はハンバーグだった

うん、うまい。パスタの中ではカルボナーラが最強だと思う

 

 

「大和くん」

 

 

「はい?」

 

 

「あーん!」

 

日菜先輩が満面の笑みで一口サイズのオムライスを差し出してきた

 

 

「え?いや、その」

 

 

「あーん!」

 

 

「えっと…なん」

 

 

「あーん!」

 

 

「…あーん」

 

 

そう言ってオムライスをいただいた

うん、これもうまい

では、お返しに

 

 

「はい、日菜先輩あーん」

 

 

「えっ!」

 

 

「あーん」

 

 

「あ、あーん…」

 

 

「どうですか?」

 

 

「お、おいしいよ…///」

 

 

顔が赤いな…カルボナーラ熱かったか?

すると、もう1方向から手が伸びてきた

 

 

「そ、その大和さん…あ、あーん///」

 

え?紗夜先輩もですか?

2人の美人からあーんなんて…最高だな

 

 

「あーん…うん、美味しいですね。ではお返しにあーん」

 

 

「っ!///あ、あーん…」

 

 

「美味しいですか?」

 

 

「え、ええ///」

 

 

紗夜先輩も顔が赤い

そんなに、カルボナーラ熱いか?

 

ちょっとポテトを食べようと手を伸ばすとそこにはポリポリと必死に食べている紗夜先輩がいた

 

え?あんなに山盛りポテトだったのに、もう全然ないんですけど?

あ、もうなくなった…紗夜先輩ポテト好きすぎでしょ

 

日菜先輩のポテトも、もうなかった

 

 

2人ともすごいな

 

 

そのときの2人の心情は荒れていた

 

 

「(うう…ちょっと恋人っぽいことしたくてあーんしたけど、まさかされるなんて…///)」

 

 

「(日菜に対抗してしましたがこれは…は、恥ずかしい///)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昼ごはんを食べ終わりショッピングにきました

日菜先輩が服選ぼう!ということで

俺はこの前モカと選んだから今回は見るだけにした

 

 

「大和くん!選んだから見て!」

 

 

「いや、俺センスないですけど…」

 

 

「大丈夫だよ!大和くんはるんっ♪ってくるから」

 

 

「な、なるほど」

 

 

「じゃあ、ちょっとまっててね〜」

 

 

どうして、女の子は男に服を見せたがるのか…

別に日菜先輩ならどれを着ても似合うと思うんだけど…

 

 

日菜先輩のちょっとしたファッションショーがはじまった

 

本当にどれも似合っていた

え?日菜先輩はどんな服を着ていたのかって?

 

 

 

自分で考える方が面白いだろ?

 

 

 

「大和くん、どれがよかった?」

 

 

「どれも似合ってましたよ」

 

 

「本当に?…んーじゃあどれがいいかなー…?」

 

 

「…強いて言うなら最初にきたやつがいいと思います」

 

 

「!…じゃあ、それにする!」

 

 

「いいんですか?」

 

 

「うん!大和くんが選んでくれたから」ニコッ

 

 

っ!今の笑顔はヤバイ。まじで可愛すぎ。やっぱり日菜先輩は可愛いなー…

 

ん?日菜先輩の顔が赤い…どうかしたのか?

 

 

そのときの日菜の心情は…

 

「(ふぇ///き、聞こえてるよー…無自覚なんだろうけどな…可愛いって簡単に言っちゃうんだから…もう…///」

 

 

日菜先輩の服選びが終わった

その間紗夜先輩は何をしていたのか…

 

 

チョンチョン

 

 

「はい?」

 

 

「や、大和さん…」

 

 

「どうしました?」

 

 

「わ、私も服を見てほしくて…」

 

 

「あー…俺センスないですけど…」

 

 

「いいんです。大和さんに選んでほしいから…」

 

 

「あ、え、は、はい…」

 

 

いつもクールな紗夜先輩がデレてるのを見るのは結構新鮮だな…

ちょっと焦った

 

 

 

紗夜先輩は日菜先輩ほどは服を着てなかったのでどれがいいかはすぐに選ぶことができた。選んだといってもピンときたやつを選んだのだけど…

 

 

こうして、氷川姉妹の服選びは終わった

 

 

後は雑貨店やらをぶらぶらしていた

そのとき、ふとネックレスを見つけた

小さな青色と緑の宝石が埋め込まれているやつだ

 

 

「お客さんどうですか?」

 

少し考えた結果買ってしまった

ちなみに、宝石はサファイアとエメラルドらしい

サファイアは誠実という意味がある。これは紗夜先輩にぴったりだろう。エメラルドは幸福という意味がある。これはアイドルの日菜先輩が世界を幸福にするという意味でいいのではないか

 

 

ラッピングしてもらって値段を見ると…

 

 

 

 

すごい、うん。言葉に出ない

 

 

そこで少し値切ろうとした。すると、女性の店員が一緒に写真を撮ってくれたら安くするということでそれぐらいならといってしたら、半額になった。俺との写真とか何の価値もないと思うのに……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に俺たちが行ったのはCIRCLEだった

提案者は俺だ

 

 

「ねえ、大和くんどうしてここにきたの?」

 

 

「それは、みんなでギターが弾きたくて」

 

 

2人が驚いた顔をした

 

 

「それで、2人で一緒に弾くギターも聴いてみたいしさ。それに、俺も一緒に弾いてみたいし」

 

 

「でも、大和さんはピアノが専門のはずでは?」

 

 

「あー実は友達のバンドに触発されましてギターを今練習してるんです」

 

 

「…うん、私、お姉ちゃんと一緒にギターを弾きたい!」

 

 

「……そうね。たまにはいいかしらね」

 

 

「…やったー!お姉ちゃん、大好き!」ダキッ

 

 

「ちょっ、日菜!」

 

 

正直、ここにくるのは迷った。また嫌な雰囲気になるかもしれないと思って…でも、よかった。きてよかった

 

 

 

それから3人でギターを音楽を楽しんだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

外はすっかり夜になっていた

 

 

「今日は楽しかったね!お姉ちゃん」

 

 

「ええ、そうね」

 

 

「日菜先輩、紗夜先輩」

 

 

「「なに?」」

 

 

「これ、どうぞ」

 

 

そして、俺は昼に買ったネックレスを渡した

 

 

「え?これは…?」

 

 

「俺から2人にプレゼントです。仲直りの記念とこれからもお願いしますということで」

 

 

「ねー!開けていい?」

 

 

「もちろんです」

 

 

そして、2人は箱を開けた

 

 

「わあ…綺麗…」

 

 

「本当に……でも、これほどのものをもらっては…」

 

 

「いいんです。これは俺からの気持ちです。2人がこれからも幸せになりますようにっていう意味で」

 

 

「「っ!///」」

 

 

「じゃあ、帰りましょうか。送っていきます」ニコッ

 

 

そう言う大和の笑顔は月の光でとても輝いていた

 

 

「うん!///」

 

 

「はい///」

 

 

 

そうして、3人は仲良く手を繋いで夜道を歩いた

 

 

そんな3人の背中を優しく夜風が撫でた

 

 

 




これにてさよひな編は一応完結ということで
次回は誰と絡ませていこうか…

今も悩んでいます…
意見があったら言ってください

次回もよろしくお願いします!


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ちょっとしたお話

UAが…10000を超えた…だと…
みなさん、本当にありがとうございます!
これからも少しづつですが頑張ろうと思いますのでよろしくお願いします!

今後はパスパレと絡んでいこうと思います
でも、その前にちょっとした短編をいくつか…


〜ちょっとしたモカちゃんとのゲーム〜

 

 

「やっくん〜」

 

 

「ん?どうした?」

 

 

「ちょっとゲームしよ〜」

 

 

「いいけど、どんなゲームだ?」

 

 

「今から質問をするから〜どんな質問にも好きっていうゲーム」

 

 

「…それ楽しいのか?」

 

 

「うん〜モカちゃんは楽しから〜」

 

 

「まあ、いいけど」

 

 

「じゃあいくよ〜。パンは好きですか〜?」

 

 

「好き」

 

 

「音楽は好きですか〜?」

 

 

「好き」

 

 

「ギターを弾くのは〜?」

 

 

「好き」

 

 

「モカちゃんのことは〜?」

 

 

「好き」

 

 

「!えへへ///」

 

 

「いや、なにがしたいんだ?」←友達としての意味だと思ってる

 

 

「こんなところでいちゃつかないでよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜大和のギター選び〜

 

 

いやいや、人の影響とは怖いものだ

いつも蘭たちの演奏を聴いていたら自分もギターをしたくなってしまった

そこで買いに来たというわけだが…

 

いかんせん種類が多い

どれにしようか…迷う…

 

 

「あれ〜?やっくん〜?」

 

 

「モカか」

 

 

「こんなところでなにしてるの〜?あ、もしかして〜モカちゃんの演奏に影響されてギターを買いにきたの〜?」

 

 

「おお、よくわかったな。その通りだぞ」

 

 

「え!///そ、そうなんだ〜///」

 

 

「おう。で、今どれにしようか迷っていたな。モカはどうやってギター決めたんだ?」

 

 

「モカちゃんは〜ビビッときたのにしたよ〜」

 

 

「つまりは直感か……あ」

 

そうして、俺は1つのギターを手に取った

 

 

「こいつだな」

 

 

SCHECTER エレキギター Spot Model SD-DX-24-AS-VTR (BKTN/R)というやつだった

 

 

「あ〜モカちゃんもそのメーカーのやつだよ〜そのメーカー結構いいんだよ〜?」

 

 

「そうなのか…確かに似てるな」

 

 

「じゃあこれってお揃い〜?」

 

 

「お揃い…?お揃いなのか?まあお揃いだな」

 

 

「えへへ〜やっくんとお揃い〜」

 

 

「そんなに俺とのお揃いが嬉しいのか?」

 

 

「うん!嬉しいよ〜」

 

 

「そうか…モカのお墨付きもあるしこれにするか」

 

 

「でも、大丈夫〜?それ結構高いよ〜?」

 

 

「大丈夫だ。どれどれ…20万円か…全然買えるな。100万円はもってきてたし」

 

 

「そ、そうなんだ〜…じゃあほかにも揃えておく〜?ピックとかそのへんを?」

 

 

「ああ、じゃあモカ選ぶのに付き合ってもらえるか?」

 

 

「もちろんだよ〜」

 

 

「そのお礼として昼飯おごってやるよ」

 

 

「わ〜い。やっくん大好き〜」

 

 

「俺も好きだぞ」←友達として

 

 

「え!///もうやっくんたら〜///」←わかってない

 

 

「いや、当たり前のことだろ?」

 

 

「もう〜///」

 

 

「(早くギターを買って帰ってくれ…店内がピンク色に…)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜登校中〜

 

 

ああ、また今日も学校か…やっぱり朝は眠い

俺は羽丘に行くときはいつも花咲を通って行く

 

 

あ、花咲の門の前にいるのは…紗夜先輩だな

声かけてみよ

 

 

「おはようございます。紗夜先輩」

 

 

「おはようございます……え?な、なぜ大和さんが?」

 

 

「いや、通学路なんで」

 

 

「そ、そうだったんですか…(私としたことが見逃してました…)」

 

 

「紗夜先輩はなにしてるんですか?」

 

 

「はい、風紀委員として生徒の校則の確認などをしているところです」

 

 

「それはご苦労様です」

 

 

「いえ、風紀委員として当然のことですから」

 

 

「それでも、紗夜先輩はすごいですね。どんなことにでも真面目で頑張っているから」

 

 

 

「っ!い、いえ別に当たり前のことですから…」

 

 

「その当たり前が普通にできるのは紗夜先輩のいいところだと思いますよ」

 

 

「あ、ありがとうございます…///」

 

 

「あ、そろそろ行かないと遅刻しちゃうんで…紗夜先輩も頑張ってください」

 

 

「あ、あの大和さん…」

 

 

「はい?」

 

 

「い、いってらっしゃい///」

 

 

「!…はい、いってきます!」

 

 

クールな紗夜先輩とはちがってデレな紗夜先輩も魅力があるなー…

なんか、夫婦みたいな会話だったな

 

 

 

そのころ紗夜サイド

 

 

「とうとう、風紀委員長にも春が…」

 

 

「あんなにかっこいい男の子を勝ち取っているんだなんて…」

 

 

「風紀委員長もすみにはおけませんね」

 

 

「べ、別に彼とはそういった関係では…///」

 

 

「そうはいいながら実際はどう思っているんですかー?」

 

 

「これは根掘り葉掘り聞かなくては」

 

 

「え?いや、ちょ」

 

 

紗夜は大和のことを根掘り葉掘り聞かれていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜またまたゲームの時間です〜

 

 

 

「大和くん!」

 

 

「どうしたんですか?日菜先輩?」

 

 

「私とゲームしよ!」

 

 

「ゲーム?まあ、いいですけど…どんなやつですか?」

 

 

「ふふん、それはね…愛してるゲームだよ!」

 

 

「愛してるゲーム?」

 

 

「互いに見つめあって片方が愛してるって言ってもう片方の人が照れたら負け。逆に言ってる方が照れたら言った方の負けなんだよ」

 

 

「それおもしろいですか…?(モカと同じような感じだな…)」

 

 

「じゃあ、私が言うよ!」

 

 

「はい」

 

 

「いくよー!愛してる」

 

 

「はい」

 

 

「愛してる」

 

 

「はい」

 

 

「あ、愛してる」

 

 

「はい」

 

 

「あ、あい、あいしてぇ…も、もう無理///」

 

 

「…えっと俺の勝ちですか?」

 

 

「う、うん…じゃ、じゃあ次は大和くんが言って!」

 

 

「分かりました。いきますよ…愛してる」キリッ

 

 

「〜!///わ、私も」ボソッ

 

 

「…日菜先輩顔赤いですけど…?」

 

 

「あ///えっと…大和くんの勝ちだよ…///」

 

 

「いや、やっぱりなにがしたいんですか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「と、まあ、こんなことがあったんだが…最近はこういうのがハマっているのか?蘭」

 

 

「知らない。女たらし」

 

「解せぬ」

 




本当に短いですが許してください…
え?なんでモカちゃん2話もあるのかって…
モカちゃんが好きだからだよ!



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まんまるお山って実際どんなの?

本編9話目です!
今回からはパスパレと絡めて行こうと思います
少しずつ進めて行こうと思いますので気軽に見てください!


 

〜教室で〜

 

 

キーンコーンカーン

 

 

「お昼だー!」

 

 

「いつもお昼がくると嬉しそうだね、大和」

 

 

「当然だろ?授業受けなくていいし、美味しいご飯たべれるし、何より……」

 

 

「?」

 

 

「蘭たちと一緒にご飯が食べれるからな」

 

 

「!…そう」

 

 

「お?照れてる?」

 

 

「照れてない!」

 

 

「ハハハ冗談だよ。じゃあモカたちのところに…」

 

 

「大和くーん!」

 

 

「あ、日菜先輩。どうかしました「一緒にお昼食べよー!」か…」

 

 

「ほら、いくよー!」

 

 

ギュッ

 

 

「え?いや、ちょっと」

 

 

「ごー!」

 

 

「なんかこの光景見たことがってやっぱり速い!?」

 

 

そうして大和は日菜に連れていかれた

 

 

「……モカたちのとこ行こ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「きゅ、急にどうしたんですか?」

 

 

「えっとね、私たちの練習を見てほしいの」

 

 

「れ、練習?俺ダンスなんてできませんよ?」

 

 

「違うよ!バンドのだよ!」

 

 

「バンド…ああ、パスパレのですか?」

 

 

「うん!そうだよ」

 

 

「え?でもアイドルの練習なんて見れるもんなんですか?」

 

 

「そこは私がなんとかしておくよ!」

 

 

「な、なんとかって…大丈夫なんですか?一歩間違えたら犯罪のような気がするんですが…」

 

 

「大丈夫だよ!…多分」

 

 

「多分って…とういか、なんでいきなりなんですか?」

 

 

「え?あー…えっと…」

 

 

「?」

 

 

「お…ちゃんが…も……話し……うら…」

 

 

「すみません、聞こえないです」

 

 

「お姉ちゃんがいつも大和くんがバンドの練習にきてアドバイスしてくれるっていうのを話してたから、うやましいなって…///」

 

 

「っ!…な、なるほど」

 

 

ちょっと日菜先輩可愛すぎませんか?

そんなふうに顔赤くしてもじもじしながら言うなんて…

 

かわいい(確信

 

 

「わ、わかりました。事務所…とかが良いというならお受けします」

 

 

「ほ、ほんとに…?ありがとう!大和くん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜放課後〜

 

 

キーンコーンカーン

 

よし、学校終わりっと

さて日菜先輩のほうはどうなったんだろう

まあ、連絡もないし…さすがに今日は無理だろうしな

さて、帰ってポ○モンのレートでもあげますか

 

 

そして、俺が門を出ようとしたとき…車があった

高級そうな車だ。いったいだれを待っているんだろう…

 

 

「神崎大和様でしょうか?」

 

 

「え?は、はい。そうですけど…」

 

 

「氷川日菜様から連絡をもらい、迎えに参りました」

 

 

「え?その事務所に行くんですか?」

 

 

「はい」

 

 

「今ですか?」

 

 

「はい」

 

 

「…わかりました」

 

 

そうして、俺は車に乗り込んだ

みごとにフラグを回収したな…

さすが日菜先輩…もう確認をとっているとは…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「着きました。どうぞ」

 

 

「あ、ありがとうございます」

 

 

「案内のものが入り口を入ったらいると思うのでそのものに説明を聞いてください」

 

 

「はい…わざわざありがとうございました」

 

 

「いえ。それでは、私は仕事がありますので」

 

 

さて、行きますか

 

 

ウィーン

 

 

「えっと…神崎大和さんですか?」

 

 

「はい、神崎大和です」

 

 

「そうですか。学生証は持っていますか?」

 

 

「はい…どうぞ」

 

 

「…はい、ありがとうございます。では案内しますね」

 

 

「お願いします」

 

 

広いなー…てか、部屋多い…

なんかアイドルになった気分だなーとか思ってみたり…

でも迷いそうだな。1人で行動するのはやめとこう

 

 

「ここがパスパレのスタジオになっています。今練習していると思うので」

 

 

「はい、ここまで案内してくれてありがとうございます」

 

 

「いえいえ。では私はここで…」

 

 

「はい、ありがとうございました」

 

 

さて、ノックして入りますか

 

 

コンコン

 

 

「どなたですかー?」

 

 

「えっと…日菜先輩から言われてきた神崎で「大和くん?入っていいよー!」……失礼します」

 

 

ガチャ

 

中にはパスパレのメンバーと思われる4人がいた

 

 

「大和くん遅いよー」

 

 

「無茶言わないでくださいよ…俺もさっき言われたんですから……あ、神崎大和と言います。よろしくお願いします」

 

 

「あなたが噂の…」

 

 

「え?う、噂?」

 

 

「うん。日菜ちゃんがいつも嬉しそうに喋って「あ、彩ちゃん!じ、自己紹介しようよ!」え?そ、そうだね」

 

 

「じゃあ、私からまんまるお山に彩りを丸山彩です!」

 

 

「私は若宮イヴです!」

 

 

「自分は大和麻弥っす」

 

 

「よろしくお願いします…えっと、パスパレって5人だった気がするんですけど…」

 

 

「あ、うん、千聖ちゃんは今日は別のお仕事が入ってるから。今日はいないの(自己紹介に何も突っ込んでくれなかった…)」

 

 

「なるほど…じゃあさっそく聴かせてもらいますか?」

 

 

「う、うん!よし、みんな頑張ろう!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうして、一通りの演奏が終わった

 

 

「どうだった?」

 

 

「…えっとまんまるお山先輩は歌声は綺麗でいいと思いますが、ところどころ音を外してるのでそこは直したほうがいいと思いますよ。特にサビのところとか」

 

 

「う、うん…そうだよね…ってまんまるお山先輩?」

 

 

「若宮さんは少し音が走ったりするとこがあったのでそこを直すのと同時にミスすると少し音が聴こえにくくなるので、もっと自分を主張していけばいいと思います。音色は優しくて綺麗ですから」

 

 

「はい!もっとブシドーをもって頑張ります!」

 

 

「ブシドー…?えっと、大和先輩は俺とかぶるから麻弥先輩はすごく良かったと思います。みんなのリズムを上手につかんでて」

 

 

「ふへへ。ありがとうございます!」

 

 

「日菜先輩は…特に言うことないですね」

 

 

「えー!私には何もないのー?」

 

 

「はい…でも、日菜先輩が努力してきているのは分かりました。あのときからすごく上手くなってるんで…日菜先輩はすごいですね」

 

 

「!…うん!ありがとう!」

 

 

「千聖さんの実力はわからないですけど、この調子で練習していったならどんどん上手くなると思いますよ…すみません、このぐらいしか言えなくて」

 

 

「いやいや、十分だよ!ありがとね神崎くん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜帰り道〜

 

 

俺は日菜先輩と帰っていた

 

 

「今日はありがとね!大和くん」

 

 

「いえ、俺もいい体験ができてよかったですよ。可愛い人たちとたくさん会えましたし」

 

 

「むー…」

 

 

「どうしました?日菜先輩?」

 

 

「べっつに、なんでもないよ」

 

 

「?まあ、こうして日菜先輩と帰っているだけでご褒美ですけどね」

 

 

「え///」

 

 

「こんなに可愛い先輩と帰ることができるなんて俺はラッキーですね…いつか本当に刺されるかもしれないですね…」ハハ

 

 

「……///」

 

 

「日菜先輩?どうかしました?」

 

 

「え!?な、なんでもないよ…そういうところがずるいよ…」ボソッ

 

 

「そうですか…じゃあ早く帰りましょう。もう暗いですし」

 

 

「うん、そうだね…早く帰ろ!」ギュッ

 

 

そう言って日菜先輩は俺の手を握ってきた

 

 

「え?日菜先輩?」

 

 

「…暗いし、このほうが安心するし…」

 

 

「…そうですね。日菜先輩はアイドルだしちゃんと守らないとダメですからね」

 

 

そう言って俺は日菜先輩の手を握り返した

 

 

「っ!///…うん。ありがと///」

 

こうして、俺たちは夜道を帰っていった

そのとき日菜先輩はずっと俺の手をにぎにぎしていた

 

 

 




とりあえず、最初はこんな感じで
パスパレに入ってまだ千聖ちゃんを出せていない…
もう少し待ってください…
そして、彩ちゃんと絡めようと思ったけどあれ?

選ばれたのは日菜ちゃんでした

次回もよろしくお願いします!


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あなたのアイドル像は?

とうとう10話目にきました!
これからも皆さまに楽しんでいただけるように精一杯頑張りますのでよろしくお願いします!


 

 

俺は今アイドル事務所に向かっている

いつものようにパスパレの練習を見に行くためだ

 

 

えっと、この札をさげて…っと

 

 

ウィーン

 

 

「あ、神崎さんちょっといいですか?」

 

 

「マネージャーさん?どうしたんですか?」

 

 

「少しお話が…」

 

 

ん?なんなんだろう…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんか綺麗な部屋に連れてこられた

何か悪いことでもしたのか…?

 

ガチャ

 

多分プロデューサー?の人が入ってきた

 

 

「神崎大和さんですか?」

 

 

「はい、神崎といいます。私に何か?」

 

 

「はい。実は…モデルをやってみませんか?」

 

 

「モデル…ですか?」

 

 

「神崎さんの容姿はとても優れており、音楽の活躍などはパスパレのメンバーから聞いています。あなたにピッタリだと思います」

 

 

「……お断りします」

 

 

「…どうしてでしょう?」

 

 

「俺は今の生活に満足してるんです。高校行って友達と話して、音楽して、遊んで……そんな生活が好きなんです。だからその時間を減らしたくなくて……だからこの話はなかったことに…」

 

 

「……そうですか。あなたの意見はわかりました。しかし、その才能を捨てるのはもったいない。私は諦めませんよ」

 

 

「…失礼します」

 

 

 

そうして、俺は部屋を出た

一体なんだったんだろう?なんでそこまでして俺を…?

まあいいや、早くパスパレのところ行こ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「失礼します」

 

 

「あ!大和くんきた!」

 

 

「この人が…」

 

 

ん?なんか知らない人がいる…

あ!この人が千聖さんなのかな…?

 

 

「えっと、神崎大和です。白鷲千聖さん…ですか?」

 

 

「ええ、白鷲千聖です。よろしくお願いします」

 

 

これでパスパレがそろったな

てか、白鷲さんめっちゃ綺麗だな。さすが女優だな

 

 

『…… 』

 

 

ん?なんかみんな黙っちゃったけど…どうかしたのか?

 

 

「…大和くんまた出てたよ」

 

 

「///」

 

 

「え?あ…いやそんな意味じゃなくて…いや、白鷲さんの美しさの否定じゃなくて、いやえっとその…」

 

 

「も、もうやめて!神崎くん!」

 

 

「神崎さんは大胆ですね!」

 

 

「こ、これが神崎さん」

 

 

「むー…」

 

 

「さ、さあ!練習を始めましょう!///」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

聴いていると前回とは全く違っていた

白鷲先輩のベースがはいることによって曲に安定感が出てきた。若宮さんは積極的に自分の音が出始めた。麻弥先輩もより曲のペースを安定されてくれた。日菜先輩は本当にすごい。自分の演奏だったのがパスパレの演奏になってきている

 

 

でも、丸山先輩はどうしたのか…前回よりも音はよくあっているが何かが違う

 

 

「どうだった?」

 

 

「前回よりもすごく良くなってました。白鷲先輩が入ることで曲にも安定感が出てきましたしね。どんどん進化してますよ」

 

 

「やったね!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今日はここまでですね」

 

 

「そうね…じゃあ私はこれから別の仕事があるから」

 

 

「あ、お疲れ!千聖ちゃん」

 

 

「ええ、お疲れさま」

 

 

「忙しいんですね、白鷲先輩」

 

 

「そうだね…本当に忙しいんだね…」

 

 

「じゃあ解散にしますか」

 

 

『 お疲れさまでした!』

 

 

 

日菜先輩と帰ろうと思ったけど日菜先輩も別の仕事があるらしい。若宮先輩も麻弥先輩も。丸山先輩はお仕事がなかったみたいだから一緒に帰ることにした

 

 

 

「はー…今日も頑張った!」

 

 

「そうですね、丸山先輩はすごく頑張ってます」

 

 

「うん、そうだね…私は頑張ってるよね…でも…」ボソッ

 

 

「…どうかしたんですか?」

 

 

「え?い、いやなんでもないよ!」

 

 

「何か悩みがあるんですか?俺でよければ聞きますよ」

 

 

「…ほ、本当に大丈夫だから!」

 

 

「大丈夫じゃないです。顔を見たらわかりますよ。丸山先輩の顔はいつも輝いているのに今は少し曇ってます…そんな顔は丸山先輩には似合わないから。少しでも吐き出して楽になってください」

 

 

「…神崎くんは優しいね。…聞いてくれる?」

 

 

「もちろんです」

 

 

「私はアイドルになりたくてこの世界に入って今のパスパレに入ったの。パスパレはいろんなことがあったけど楽しかった。それからどんどんパスパレは注目されていってみんなどんどん仕事が増えていって先に進んでる」

 

 

「……」

 

 

「でも、私だけ…私だけなんにもない。なんの進歩もないの。それがなんか心の中でモヤモヤしてたまに、努力してきたのが間違いだったのかって考えることもあったの…私どうすればいいのかなって…アイドルってなんなのかなって…」

 

 

「…丸山先輩はなんでアイドルになろうと思ったんですか?」

 

 

「え…?…みんなに笑顔や元気を与えたくて…」

 

 

「なら、丸山先輩はアイドルですよ」

 

 

「…え?」

 

 

「俺は丸山先輩の歌で笑顔や元気をもらっています」

 

 

「で、でも…それは私がドジしたりするから」

 

 

「丸山先輩の歌声に力をもらっています。丸山先輩の笑顔で俺も笑顔になります。丸山先輩の努力はなにも間違いじゃないです。丸山先輩にはたくさんいいところがあります」

 

 

「……」

 

 

「丸山先輩は今までの頑張りは本当に意味がなかったと思っていますか?」

 

 

「っ!」

 

 

「パスパレが認められていっているということはそのパスパレのメンバーが認められていっているってことじゃないですか?」

 

 

「う、うん」

 

 

「ボーカルの丸山先輩の歌があるからパスパレがある。白鷲先輩のベースがあるから。若宮先輩のキーボードがあるから。麻弥先輩のドラムがあるから。日菜先輩のギターがあるからパスパレなんです。1人でもかけたらパスパレの音楽はできません」

 

 

「っ!」

 

 

「本当にパスパレは丸山先輩がいなくても成功していましたか?俺はそう思いません。丸山先輩は絶対にパスパレに必要な大切な人です……丸山先輩の周りにはたくさんの人がいます。あなたを支えてくれてます。俺もその1人です……これでも丸山先輩の努力は無駄でしたか?」

 

 

「む、無駄じゃない…無駄じゃないよ…」

 

 

「努力し続けていたら必ず未来を掴めます。自分だけの未来を…だから少しづつ頑張っていきましょう!俺も助けますから」

 

 

「うん…うん…ありがとう…」

 

 

丸山先輩が泣いてしまった…どうすれば…

あ、思い出した。こういう時の対処はモカに教わった

 

 

(やっくん、女の子が泣いてたら抱きしめてあげるんだよ〜)

 

 

(なんでだ?)

 

 

(う〜ん…笑顔になれるから〜)

 

 

(そうなのか?)

 

 

(そうなの〜。だからモカちゃんで練習しよ〜)

 

 

 

 

ってなことがあった。だからやるしかない

俺は丸山先輩を前からゆっくりと抱きしめた

 

 

「えっ///か、神崎くん///」

 

 

「……」ギュ

 

 

「あっ…(暖かい…かん、ざきくん…)」

 

 

丸山先輩が落ち着くまで俺は抱きしめていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いろいろありがとね!神崎くん///」

 

 

「いえ、こんなに可愛い子が泣き顔じゃなくて笑っててほしいですから」

 

 

「///……ねえ、大和くんって呼んでいい?」

 

 

「え?は、はい。いいですけど」

 

 

「私のことも彩って呼んで///」

 

 

「…わかりました。彩先輩」

 

 

「っ!…うん!大和くん///」

 

 

彩先輩の笑顔はとても輝いていた

 

 

「大和くん!」

 

 

「何ですか?」

 

 

「ううん、呼んでみただけ///」

 

 

「ハハッ、なんですかそれ?」

 

 

「なんでもないよ…ありがとう、私の王子様」ボソッ

 

 

「何か言いましたか?」

 

 

「(こういうときは聞こえないんだから…)ううん、なんでもない!」

 

 

「遅くなったからご飯食べていかない?」

 

 

「あ、いいですね。じゃあ近くのファミレスでいいですか?」

 

 

「うん…私お腹空いちゃったから早く行こ!」ギュッ

 

そう言って彩先輩は俺の手を握って走り出した




展開が早いかもしれないけど彩ちゃん回です
彩ちゃんはどこかで自分が劣っていると感じているんだと思います。でも、そんなことはないってことを下手ながらにも書いてみました
とりあえず書き終わりましたが次はどういう展開にしようか悩んでいます
意見もらえると嬉しいです
次回も頑張りますのでよろしくお願いします!


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白は何色にでもなれる

お久しぶりです。
え?誰お前って?
……私は帰ってきt(

リハビリみたいな感じで、めっちゃ短いし、主人公一切出ません。

出るのは女優さんです。


私は小さい頃から役者だった。

 

 

たくさんの役を演じてきた。

 

 

私が役を演じればみんな褒めてくれた。

 

 

嬉しかった。

 

 

だから、私は演じ続ける。仮面を被って。

 

 

あ、そろそろ仕事の時間だわ。

 

 

忘れ物はしないように。そして、私は鏡を見る。

 

 

いつものように、鏡には

 

 

 

 

 

 

 

"わたし"が映っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最近、アイドル活動を始めたの。

 

 

Pastel*Palletsっていうガールズバンド?っていうもの。

 

 

正直、私にとってはこれも仕事であくまで通過点だと思っていた。

 

 

この活動では別に私に悪い影響はおこさないだろうって。

 

 

でも、起きてしまった。

 

 

ガールズバンドというのに、演奏していないのがバレてしまった。

 

 

どうしよう…早く立て直さなきゃ!早く……自分のことを。

 

 

私は自分のことばかり考えていた。

 

 

そんなとき、またもう一度ライブを開催するということだ。

 

 

私はそれをみんなに伝えた。すると、ピンク色の子は喜んだ。

 

 

私たちが頑張ってきた努力が救われたんだって。

 

 

私はその子を悲しい目で見てしまった。

 

 

努力のおかげじゃない、私のおかげなんだと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのライブのチケットを配った。

 

 

でも、あの失敗が響いているのか全然受け取ってもらえない。

 

 

まあ、当然よね。…これからどうしようかしら?

 

 

そんなとき、ピンク色の子が雨の中必死に声を出してチケットを配っていた。

 

 

その姿を見たら私も協力していた。

 

 

なんで協力したのか私には分からなかった。

 

 

でも、その頑張りが伝わり本番ではたくさんの人が集まった。

 

 

これにて、前の騒動もだんだん収まっていった。

 

 

これは、あのピンク色の子の言う努力のおかげかしら?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だんだんメンバーとも仲良くなっていったわ。

 

 

水色、純白、ピンク、茶色

 

 

たくさんの色と仲良くなったの。

 

 

ベースも少しずつうまくなってきたし、バンドもいい感じよ。

 

 

これで私はまた、大女優としての一歩を踏み出せる。

 

 

そして、自分に色が増える。その度にまた仮面を作る。

 

 

大丈夫、仮面には被り慣れたわ。

 

 

私は白鷲千聖。白は何色にでもなれるわ。

 

何色にでも染まれるんだから。

 

 

 

 

 

つらい、しんどい、眠い、だるい、帰りたい、つまらない………

 

 

あ…早く仮面をつけなきゃ。

 

 

 

 

 

 

 

 

私って…何?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最近、水色の子が嬉しそうに男の子の話をしてくる。

 

 

どうやら、水色の子はその男の子に恋をしてるらしい。

 

 

好きなのか聞いてみると、違うといっているが話しているときにあんなに笑顔になられては、説得力がない。

 

 

水色の子が夢中になるなんて珍しい人。

 

 

…ちょっと、会ってみたいかな?

 

 

 

 

 

 

水色とか子が急にその男の子を練習に連れてきた。

 

 

その男の子はあってすぐに、私のことを可愛いといってきた。

 

 

可愛いなんて言われ慣れてるから別になんとも思わなかったわ。

 

 

……ちょっとだけ、照れてしまったわ///

 

 

神崎くんは素晴らしいと思うわ。

 

悪いところをすぐに見つけて直してくれるし、優しいし。

 

 

それに、イケメンだし。

 

 

……何よ。別にいいじゃない、評価したって。

 

 

彼をみてると思う。私も直してくれるのではないかと。

 

 

私の仮面を壊して、私の本当の色を見つけてくれると。

 

 

…高望みかしらね。まだ会ってほんの少しだし、そんなことは起こらないわね。

 

 

そして、私は今日も仮面を被り自分の色を___




なんで、こんなに更新が遅くなったか…
忙しすぎてそれどころではなかったのです。はい
まだまだ忙しいので更新は不定期ですが、見てもらえたら嬉しいと思います。

次回予告「白鷲、とても紅くなる⁉︎デュ●ルスタンバイ!」


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白色の美しさ

お待たせしました。千聖さん回です。
楽しんでいただけたら何よりです。


今日も屋上でいつもの5人組と昼飯を食べていた。

 

 

「なあ、俺ってモデルになれると思うか?」

 

 

「…どしたの急に?」

 

 

「いや、実はパスパレのバンドを教えにいったらスカウトされてな」

 

 

「ええっ⁉︎す、すごいじゃん!オーディションとかあるのかな?ね、ね、受けるの?」

 

 

「…ひまり、興奮しすぎだぞ」

 

 

「あはは…でも、すごいねモデルって」

 

 

「…やっくんはどうするの〜?」

 

 

「いや、受けないって言った」

 

 

「ええっ⁉︎絶対に受けた方がいいのに…な、なんで?」

 

 

「俺は今こうしてみんなでご飯食べて、話して、音楽をする時間が好きだからだよ。…それに、もしもモデルになったら、みんなと会う時間がすくなるかもしれないからな」

 

 

「「「「「………」」」」」

 

 

「ん?どうした?」

 

 

「別に。大和らしいなって」

 

 

「そうだな」

 

 

「うん!大和くんらしい」

 

 

「さすがやっくんだよ〜」

 

 

「…ごめんね、大和。なるべきって押し付けちゃって…」

 

 

「いやいや、確かに普通はなるべきだからな。ひまりの優しい気持ちは伝わったからいいよ。ありがとな」

 

 

「…うん!」

 

 

「それに、あの事務所にいるアイドルよりもここにいるみんなの方が可愛いから、ここにいるのは楽しいし、美少女もいるし一石二鳥だな」

 

 

(((((また、この鈍感は…///)))))

 

 

「あ、でもパスパレは美少女の集まりだなー。それに、最近彩先輩とも仲良くなってたまに一緒に帰ってるんだぜ」

 

 

「…女たらし」

 

 

「女たらしだな」

 

 

「これは…うん…」

 

 

「むむむ〜…」

 

 

「たらしだね」

 

 

「え?なんでだよ、一緒に帰ってるだけで女たらしになるわけないだろ」

 

 

「無自覚なのが余計にタチ悪いな」

 

 

「…やっくん〜」

 

 

「ん?どした、モカ?」

 

 

「今度の休み遊びに行こ〜」

 

 

「ど、どしたんだ?急に」

 

 

「別に〜なんとなくだよ〜」

 

 

「…あ、もしかして、俺と彩先輩が仲良くしてるのにヤキモチでも焼いたのか?」

 

 

「えっ……べ、別に〜…やっくんと遊びたいと思っただけだよ〜」

(彩先輩も多分やっくんのことが好きなんだろうな〜…負けてられない)

 

 

「まあ、別にいいけど…あ、すまん。次の休みはパスパレのバンド見に行かなきゃダメだったわ。また今度でもいいか?」

 

 

「なっ…(彩先輩…先に手を打っていたのか…)…うん、わかったよ…」

 

 

「ありがとな…まあ、代わりといってだが帰りに山吹ベーカリーでパン奢ってやるから」

 

 

「…いっぱい買うよ?」

 

 

「いいよ、モカのためだからな」

 

 

「…ありがと〜やっくん///」

 

 

((((モカ[ちゃん]ちょろい!))))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜休日〜

 

 

今日はパスパレのバンドを見に行きます!

毎度毎度、成長してるのでとても楽しみです!

さあ、この扉を越えて彼女らの元へ!

 

…誰にいってんだろ、俺

 

 

 

ガチャ

 

「こんにちはー」

 

 

部屋に入ると白鷲さんを除いたパスパレのメンバーがいた。

 

 

「あ、大和くん!」ギュッ

 

 

「ちょ、日菜ちゃん⁉︎」

 

 

部屋に入った瞬間日菜先輩が抱きついてきた

……これまたいい感触で

 

 

「うぅ〜…え、えいっ!」ギュッ

 

 

彩先輩も抱きついてきた

これもまた……はっ!じゃ、邪念は捨てねば…

 

 

「え、えっと…これは一体?」

 

 

「ふぇー神崎さん、モテモテですね」

 

 

「さすが神崎さんです!」

 

 

若宮さん?なにがさすがなのか、わからないんだけど?

 

 

「…2人ともなにがしたいの?」

 

 

「んー?大和くんが来たからだよ!」

(彩ちゃんもとうとう大和くんに惚れちゃったんだー)

 

 

「そ、そうそう!大和くんが来たからだよ!」

(日菜ちゃんには負けないんだから!)

 

 

「…2人とも可愛いんだからそんな簡単に抱きついちゃダメだよ?男ってのは狼なんだから、襲っちゃうかもしれないんだぞ?」

 

 

「べ、別に私は襲われても…///」ボソボソ

 

 

「大和くんなら…///」ボソボソ

 

 

「…本当にわかってる?まあ、いいや。それより白鷲さんは?」

 

 

「千聖さんならもうすぐ来るって(ガチャ)あ、噂をすればってやつですね」

 

 

「こめんなさい、遅れてしまって。…彩ちゃんと日菜ちゃんはなにしてるの?」

 

 

「こ、これは別に///」パッ

 

 

「何にもないよ!///」パッ

 

 

と言ってすぐに2人は離れた。

…もう少しあの感触を…はっ!

 

 

「さっそく始めましょう。時間も少ししかないからね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やっぱりどんどん成長していってるなー。…でも何だろ?この違和感は…。これは…白鷲さんかな?最初聴いた時は全然気づかなかったけど、何回も聴いたら分かりだした。白鷲さんは…ベースを弾くときにどう思ってるんだろ?

 

 

「どうだった、大和くん!」

 

 

「え?あ、すごかったよ。やればやるほど伸びていくね」

 

 

「へへーん!さっすが私!」

 

 

「よかったー…」

 

 

「自分もどんどん上手くなってる感じがします!」

 

 

「私も音が響き始めました!」

 

 

「そうね、よくなっていると思うわ」

 

 

…やっぱり、白鷲さん…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「じゃあ、今日はここまでにしますか?」

 

 

「うん、そうだね。みんなお疲れ様!」

 

 

「「「「「お疲れ様」」」」」

 

 

「あれ?千聖ちゃんは帰らないの?」

 

 

「…ええ、私はまだ別の仕事があるから」

 

 

「そっかー…頑張ってね!大和くん一緒に帰らない?」

(日菜ちゃんは別の仕事がある。なら今がチャンス!)

 

 

「あーすまん。俺も少し用事があってな…一緒には帰れない」

 

 

「えっ……う、うん。じゃあ、帰るね…」ショボーン

(なんて運が悪い…神さま…どうしてこんなときに限って…

 

バタン

 

 

「…白鷲さん」

 

 

「何かしら?」

 

 

「何か心配事でも抱えてるんですか?」

 

 

「え?どうしたの急に」

 

 

「最初出会った時は何も感じませんでしたけど、白鷲さんの音を聴くにつれて、おかしいなって思って…」

 

 

「…別に何もないわよ。勝手に首を突っ込まないで」

 

 

「そういうわけにも行きません。目の前に困っている人がいたら助けるのは当然ですから」

 

 

「……実は[白鷲さん、いますかー?次の仕事の時間ですー]…ごめんなさい…また今度…」

 

 

ガチャ

 

 

…さて、どうしようかな…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜コンビニのバイトにて〜

 

「うーん…どうしようかな…」

 

 

「どうしたの?大和くん」

 

 

「あ、リサ先輩…いや、ちょっと…」

 

 

「んー?なになにー?お姉さんに話してごらん☆」

 

 

「んー…じゃあ、リサ先輩は助けを求めてるけどそれを言い出せないツンデレ系な女の子がいたらどうしますか?」

 

 

「…え?えっと…(なんか、無性に友希那を思い出してしまった…)自分で聞きにいっちゃうなー。うん、おせっかいかもしれないけど、放って置けないしさ」

 

 

「まあ、そうですよね。…はぁー…どうしよう…」

 

 

「…どうするか考える前に行動してみたら?」

 

 

「え?」

 

 

「私も何だかんだ考えちゃうけど、結局考えてもそんな簡単に答えは出ないから、行動しながら考えるの」

 

 

「…なるほど」

 

 

「…って、あんま参考ならないよね?」

 

 

「いえ、相談してよかったです。さすがリサ先輩です」

 

 

「いやいやー」

 

 

「ちょっと頑張ってみます」

 

 

「うん、頑張って☆」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜千聖side〜

 

 

今日は珍しく仕事が早く終わった。ラッキーな日もあるものだ。

 

 

たまにはゆっくり休もうかしら…

 

ピロリロリロリン

 

ん?電話?マネージャーさんかしら?

 

 

この番号は…誰かしら?…とりあえずでましょう

 

 

「もしもし」

 

 

[白鷲さんですか?神崎です]

 

 

「えっ…な、なんで番号を?」

 

 

[日菜先輩から聞きました。それで今から時間ありますか?]

 

 

「え、ええ。あるけど。」

 

 

[このあいだの話の続き…しませんか?]

 

 

「っ!…そうね……いつもの事務所でいいかしら?」

 

 

[わかりました。では後ほど]

 

 

…彼ならもしかして…

 

 

…ダメよ、他の人に頼っちゃ。自分でなんとかしないと。

 

 

この前バレそうになったからもっとちゃんと色に染まらないと。

 

 

"いつも"の白鷲千聖に

 

 

 

 

〜千聖side end〜

 

 

 

 

 

 

さあ、事務者に着きました。ここからが勝負だな。

 

 

コンコン

 

「白鷲さんいますか?」

 

 

「ええ、入っていいわよ」

 

ガチャ

 

「…どうも」

 

 

「ええ」

 

 

「…白鷲さんって、なんで女優になろうと思ったんですか?」

 

 

「え?…突然な質問ね…」

 

 

「はい、こういうのは単刀直入に言ったほうがいいですから」

 

 

「……最初は両親に言われて、ちょっとした番組に出たの。その頃は何も知らなくてとりあえず、精一杯のことをやったの。そうしたら、みんなが褒めてくれた。両親も関係者の人たちも友達も…。私は嬉しかったのよ。それが」

 

 

「……」

 

 

「…でも、成長していくにつれてもっと高度なことを求められる。自分で言うのもなんだけど、私は結構期待されてたと思う。両親の影響もあってね。あの子は素晴らしいとか、さすが白鷲さんの娘だって……。だからその期待を裏切りたくなくて必死に頑張ったの。自分を殺して、完璧になるために」

 

 

「表情を作る練習も何回もした。台本も時間があるときはずっと読んでた。…多分これが女優にとっては当たり前。でも、その当たり前を完璧にこなすために。そして、これからも女優として前に進んでいくために。世界に白鷲千聖を知ってもらうために…」

 

 

「こんなところかしら?」

 

 

「話してくれてありがとうございます。……それで、白鷲さんは何を得られたんですか?」

 

 

「え?何って…」

 

 

「俺はそう言う仕事は一回もやったことないし、白鷲さんのつらさはわかるって言っても説得力はないと思いますが、それって…楽しいですか?」

 

 

「たの…しい…」

 

 

「俺は今が1番楽しいです。学校行ったり、友達と遊んだり、ピアノ弾いたり……もちろん、白鷲さんたちとバンドの練習をしてるときも」

 

 

「っ!…私は今の生活は十分に満足してる。そして、それはこれからも続くはずよ」

 

 

「…なら、何で悲しそうな顔をしてるんですか?」

 

 

「えっ!わ、私は悲しそうな顔なんてしてないわ!」

 

 

「真顔に見えましたけど、よく見たら悲しさが出てましたよ」

 

 

「そ、そんな…なんで?ちゃんと仮面をつけたのに…」

 

 

「確かにこの前、テレビで見たときの白鷲さんの演技力はすごいと思います。まるで、何色にでも染まれるような。でも、自分の気持ちは絶対に隠さない。上辺だけ隠してても何の意味もありません!もっと自分を出してもいいんじゃないんですか?」

 

 

「自分に……自信…」

 

 

「そうです!それで例え白鷲さんが否定されても、俺は認めます!そして、白鷲さんはこんなにもすごいって言って周りに認めさせます!」

 

 

「だから…少し肩の力抜いて、ばかになって楽しんでみたらいいんじゃないんですか?」

 

 

「…な、なんでそこまで?まだ会って少ししか経ってないのに…」

 

 

「会ってる時間が短かったら人を助けちゃダメなんですか?」ニコッ

 

 

「っ!……少しだけ胸を借りてもいいかしら」

 

 

「え?いや、あの(ダキッ)あ、はい」

 

 

「……あったかい……」

 

 

「…(これはやばい状況なのでは?あ、でも…

 

 

(大和くん!)

 

 

(何ですか?)

 

 

(女の子って抱きしめ返されたら嬉しいんだって!)

 

 

(え?いや、何の話ですか?)

 

 

(私もるんっ♪ってなりたいから、今から大和くんをギュッってするから!)

 

 

(え?いや、え?)

 

 

(どーん!)

 

 

 

みたいなことが日菜先輩とあったな…

白鷲さんに笑顔になってほしいし……ここでやらずにいつやるのか

 

 

ギュッ

 

 

「っ!…………///」ギュー

 

抱きしめが強くなったってことは…嬉しい…のか?

てか、有名な女優さんとこんなことして大丈夫なのか…?(手遅れ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜千聖 side〜

 

 

 

やっぱり、彼は本当の私を認めてくれる…

そうね…彼の言う通り、少し肩の力を抜くのもいいのかもね…

仮面をつけない生活なんて…どうだったかしら?

まあ、それを探すのもまたいいのかしらね

 

 

…そんなこと考えてるとなんか泣きそう…

 

…ちょっとぐらい、いいわよね?

 

ギュッ

あったかい…演技でハグするシーンをやったりもすることあるけど…なんか、とても安心する…

 

ギュッ

 

え!だ、抱きしめてきたの///⁉︎…だめ、顔が赤くなってるのがわかる。バレないようにしなくては…

そ、そうよ。これは顔が赤いのはバレないようにするためなんだから…だから、もう少し抱きついてもいいわよね///?

 

 

 

 

 

 

そう考えている千聖の表情は、年相応な女の子らしく

 

 

 

真っ白で誰もが見惚れるような綺麗な笑顔をしていた

 

 

 

そして、千聖の下には

 

 

 

たくさんの割れた仮面が落ちていた

 

〜千聖 side end〜




久しぶりに長めのやつ書くとなんかダメダメですね。
駄文でしたがここまで読んでくれてありがとうございます!
次はもっと頑張らねば…
千聖ファンの皆様すみません…
あ、あと原作とか話の進み方とかは結構無視してますのでご了承ください

千聖さんも堕ちましたね。
さて、次はどの子を堕とそうかな…?

まあ、次堕とすのは赤メッシュちゃんです。
ネタバレしちゃうと。ちなみに、蘭ちゃんも僕は好きです。


…最近、R18を書きたいと思う自分がいる。
モカちゃんとイチャイチャしたい!


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