風を操る者 (リメイク版) (海虎)
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1話

以前書いていたやつのリメイクです


学校の屋上に風音は急いでいた、そして屋上に着くとフェンスの向こう側に女の子がいる

 

「風音君、私もうダメだよ。バイバイ」

 

女の子はそういうと屋上から飛び降りた。その瞬間に目が覚める。

 

「嫌な夢をみたな」

 

風音は机の上に置いてある写真を見る、その写真には風音と夢に出てきた女の子がうつっていた写真の中の2人は笑っていた。風音はベットからでて身支度を整え学校へ行く。

 

風音は春休み中に事故にあっており新学期が始まってから3週間経っていた。教室と席はあらかじめ担任から連絡を受けていたので迷わずに向かう、教室に入るとクラスメイト達の視線が一気にこちらにむいた

 

「誰?あの人」

 

「転校生とか?」

 

「今の時期に転校生はないでしょ」

 

「そんなことより彼めっちゃイケメンじゃない」

 

「確かに」

 

「お前ら知らないのか?」

 

「え?君は知ってるの?」

 

「福路だよ、麻雀部の」

 

「へー」

 

「あの人が!」

 

「それで知り合いなの?それなら紹介してよ!」

 

「いや前のクラスが一緒だったけどあんま話したことはないな」

 

「なんだ」

 

 

クラスメイト達の声を無視して席に着きホームルームが始まるのを待った、担任が来るとホームルームの途中に風音の説明をしていた、そして風音に自己紹介するように言う

 

「福路風音です、よろしくお願いします」

 

風音は簡単に自己紹介を済ませて席に着きホームルームが終わった。そこからは通常通りの授業があったがあまり風音と話した人はいなかった、そしてその日の放課後

 

「ねぇ福路君だよね」

 

「ん?そうだけど」

 

「今から遊びに行かない?」

 

「ごめん、今から部活だから」

 

「そっそうなんだ」

 

風音は席を立って教室を出た。部室では既に部長達が部活を始めていた。今対局しているのは1年生の4人だった。

 

「そう言えば福路が今日から学校来てたぞ」

 

「そう、じゃあ今日から復帰かしら」

 

2人の会話が聞こえてきた1年生が会話をしながら打っていた。

 

「咲ちゃん今日から誰か増えるらしいじょ。何か知らないか?」

 

「私は知らないよ原村さんは?」

 

「いえ、私も知りません」

 

「京ちゃんは・・・知らないか」

 

「おい!まぁ知らないけど」

 

そういい京太郎が{二}をきる

 

「ロン、断么ドラ3で8000だじぇ」

 

「マジかよ・・・またとんじまった」

 

対局が終わったと同時に部室のドアがノックされる

 

「来たわね、どうぞ」

 

「久しぶりです部長。それと染谷も」

 

「久しぶりね福路君」

 

「久しぶりじゃの」

 

「怪我の具合はどう?」

 

「おかげですっかり治りましたよ、という訳で今日から復帰させてもらいます」

 

「あっあのこの人は?」

 

「あぁ1年生には言っとらんかったのこいつは」

 

「福路風音君よまこと同じ2年生よ」

 

「えっ!俺だけじゃなかったんすか男子の部員!」

 

「まぁこれからよろしく」

 

風音は1年生4人を見て面白いのがいることに気がつく

 

「へぇー、部長良かったですね。女子が3人も入ってくれてこれで団体戦出られるじゃないですか」

 

「えぇ、それで今日は打っていくのかしら」

 

「別に打たなくてもいいですよ、大体見れば実力がわかるんで」

 

その言葉に1年生4人がピクリと動く

 

「今日は挨拶だけで帰ります、明日から参加させてもらいます」

 

風音が部室のドアを開けようとした時

 

「待ってください」

 

「なに?」

 

「打ってもいないのになんで言えるんですか」

 

「そうだじぇ、先輩だからってそんなのないじょ」

 

「みっみんな」

 

「そうだな和の言う通りだ」

 

「君は何も言わないの?」

 

風音は咲の事を見つめ軽くオーラをだし威圧するが咲以外の周りは気づいていない

 

「なっ何もないです」

 

「みっ宮永さん!」

 

「いつもの咲ちゃんらしくないじょ」

 

(へぇー、宮永さんだったけこれくらいのオーラでも気がつくのか、それ以外は気づいていないのに)

 

「それで?どうして欲しいの」

 

「俺達と打ってください」

 

「京太郎!余計なことは」

 

「少し様子を見てみましょう、いいわよ福路君打ってあげて」

 

「・・・わかりました、どの程度でやればいいですか」

 

「どの程度って私達を馬鹿にしてるんですか!」

 

「そうね、あなたが思う彼女達より少し弱めでいいわ」

 

「部長まで」

 

「で?誰が入るんですか」

 

「そうね、和と優希それと」

 

「あの俺にやらせてください!」

 

「いいわよ、じゃあ須賀君ね」

 

こうして風音対1年生の対局が始まった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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