斯くして俺はこの世界を攻略する (神威ツバサ)
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第一話

SAO×俺ガイルものです。



「スイッチ!」

 

その掛け声と共に俺は、トカゲ人間の剣を弾き俺は後ろに飛んだ。

そして流れる様に前に飛び込んだパーティーメンバーが敵に水平四連撃ソードスキル〈ホリゾンタルスクエア〉を放ち敵のHPバーが1ドット余さず消え去った。

トカゲ人間はガラス塊を割り砕くような大音響とともに、微細なポリゴンの欠片となって爆散した。

 

「お疲れ様」

 

俺は、敵を倒したメンバーと言っても1人しか居ないが、彼に近づきながら言った。

 

「そっちもな、それとナイスタイミング」

 

彼は剣を鞘に納めながらグッドポーズをした。

 

「後五分でβテストが終わりか」

 

「そうだなもう少しで階層主の所まで行けたのになぁ〜」

 

「2ヶ月もβテストやってたのにあっという間だったよな」

 

そう俺らはソードアートオンライン通称SAOのβテストに参加している。だが階層主の扉に到着する寸前で時間切れになってしまった。

 

「次は正式サービスの時にリベンジしようぜ!」

 

「そうだな、その時はよろしくなキリト!」

 

「おう!ハチ!」

 

そう言った後、目の前が真っ白になった。

 

ー1ヶ月後ー

 

2022年11月6日

 

俺の名前は比企谷 八幡、千葉県の総武中学校に通う二年生だ。

今日は待ちに待ったSAOの正式サービス開始日なのだが俺は、今ナーブギアを持って中学校に自転車で向かっている。

何故そんな事になっているのかと言うと、俺が所属している奉仕部に平塚先生経由で依頼が入り実際にゲームを体験して感想などを次のゲームに役立てる事が目的らしい。

そしてナーブギアを持ってない人は支給され、持っている人は持参してくる様に言われた。

 

「なんだよ、持ってない人は貰えるのかよ、でも俺もβテストで貰えたから文句は言えないか」

 

 

ー奉仕部ー

 

「うーす」

 

俺が部屋に入るとみんな集まっていた。

今回参加するのは雪ノ下、由比ヶ浜、一色、葉山、三浦、海老名、戸部たち七人だ。

 

「おはよう、ヒッキー」

 

「こんにちはー、せーんぱい♪」

 

「こんにちは、比企谷君」

 

「...うす」

 

何分か話をしていたら平塚先生と1人の男性が部屋に入ってきた。

 

「みんな集まってくれてありがとう。こちらはアーガスの山内さんだ。これから君達には、今話題になっているソードアートオンラインをプレーしてもらう、勿論ナーブギアなどはこちらで用意している」

 

「この後午後1時から正式サービスが開始とともにゲームの世界に入ってもらう、そのため今からナーブギアの初期設定をしてもらう」

 

「比企谷は自分のナーブギアを持って来てもらっているので他の人のサポートを頼む」

 

山内さんの話ではモニターを募集していたらしくそうな中俺たちが選ばれたらしい。そんなこんなで皆んなの初期設定が終わり1時まで自由行動となった。

 

「せーんぱい」

 

「うん?なんだ一色?」

 

「小町ちゃんは来ないんですか?」

 

「小町は用事があって来れないんだわ、明日は参加できるぞ」

 

「そうなんですか、残念です。そういえばせんぱいって、SAOのβテストやってたんですね」

 

「あぁ…やってたぞ」

 

「なら、私にSAOが開始したらレクシャーして下さい」

 

「おお、いいぞ」

 

「やった!ありがとうございます♪」

 

こうして皆と話しているうちに1時になりそうなのでナーブギアを被り用意されていた布団に寝転がった。

 

「皆準備はいいか?」

 

『はい!』

 

「よし楽しんでこい!」

 

『リンクスタート!』

 

俺たちの運命はこの瞬間から狂い始めていたのかもしれない。

 




誤字脱字や感想をお待ちしています。



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第二話

駄文ですが、楽しんでくれたら嬉しいです。


ではどうぞ


俺はキャラの作成はβテスト時代のキャラをそのまま使いSAOにログインした。

そして目の前が真っ白になり、目を開けたら俺は始まりの街の中心にいた。

 

「なんか戻って来たって感じがするな」

 

なんて一人で思ってると後ろで凄く騒がしくなった。

 

「わーすっごいよ」

 

あっ、由比ヶ浜だな

 

「マジベーーっしょー!」

 

このうるさいのは戸部だな

 

「はーい、総武中の人集まって下さーい」

 

あー、これは一色だなぁ

俺は声の方に近づき少し経つと全員集まった。

 

「はーい、これからSAOを始めるんですが、センパイがβテスターなのでネットゲームのマナーを教えてくださーい」

 

「え?俺が教えるの?」

 

俺が渋っていると、一色がジト目で見つめて来てため息をついた

 

「何言ってるんですか、皆さん仮想世界は初心者なんですから」

 

確かに一理あるなっと思い皆んなに説明を開始した

 

「じゃーまず、この世界ではリアルの名前で呼んじゃダメだぞ、リアルってのは現実ってことだな」

 

「だから、取り敢えず皆んなの名前の確認するか、俺の名前はハチだから今後はハチでよろしく」

 

「私はイロハで現実と同じですね」

 

「私はユイだよー」

 

「私はユキノよ」

 

「俺はハヤトだよ」

 

「俺はショウだべ」

 

「あーしはユミ」

 

「私はヒナだよー」

 

まさか俺と戸部、あーしさん以外はリアルと同じ名前の人が居るとは思わなかったぞ、あーしさんはギリギリだけ、どそれになぜか皆んなリアルの姿に似てるしなんでだろ?

 

「ゲームをしてる時はこの名前で呼ぶようにな、リアルの名前を呼ぶのはマナー違反だから」

 

「でも、センパイ私とかリアルと同じ名前なんですけど?」

 

「まぁ〜それはしょうがないぞ諦めろ」

 

「後フレンド申請をしておけば遠くでもメールが出来るから連絡には簡単だぞ」

 

「じゃーセンパイまず私とフレンド申請しましょうよ!」

 

「まぁ〜別にいいが、ほれこれだ」

「はーい、ありがとうございます」

 

「次は私とやろヒッキー」

 

「おう、いいぞー」

 

どこに言っても俺はヒッキーなんだなと、言いそうになったが俺はぐっと飲み込んだ。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ーフレンド申請&説明終了ー

 

「とまぁ〜、こんな感じだな」

 

「ヒッキー結構説明分かりやすいね」

 

「そ、それはどうも」

 

「ヒッキー照れてる〜」

 

「て、照れてねーし」

 

由比ヶ浜がニヤニヤしてこっちに近づいて来て俺のほっぺをツンツンして来た。

「変ハチ君、警察を呼ぶわよ」

「変ハチはないだろ、それと警察はやめて下さい」

 

雪ノ下の罵倒はゲームの世界でも健在だった。

「はーい取り敢えず5時半までは自由行動ってことでお願いします。そのあと6時に此処に集合って事でいいですか?」

 

『異議なし』

 

「とゆう事で解散!」

 

俺は街の外に出ようと足を進めたら服を掴まれて前に進めなかった。

「どうした?」

 

「どうしたじゃないですよ!センパイ私にレクチャーしてくれるって言ったじゃないですか!」

 

「さっきのじゃないのか?」

 

「さっきのもですけど、他のもお願いしますよ!」

 

あぁ〜、さっきはマナーとか諸々のことしか言ってないしな、戦闘のことも教えるか。

 

「じゃー装備を整えて街の外に行くか」

 

「はい!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ー街の外ー

 

一色は槍を俺は片手直剣を購入して装備した。

 

「じゃーソードスキルの説明するからモンスターがスポーン所に行くか」

 

「ソードスキルって何ですか?」

 

「簡単に言うと必殺技みたいなものだな」

 

と話しながら歩いていると前で戦闘をしている二人がいた。

 

「あっちのパーティーも一人の人が教わってるんですかね?」

 

確かに黒髪のやつが赤髪バンダナのやつにソードスキルの説明をしていた。

 

「そうだと思うぞ」

 

「じゃ〜、一緒に教えてもらいましょう」

 

「おい待て!」

 

一色は俺の制止を無視して、彼らに向かって走って行ったので、俺は仕方なく一色を追いかけて行った。

 

「すいませーん、私にもソードスキル教えて下さい。」

 

一色の言葉に男二人は少し驚いたがすぐに落ち着きを取り戻した。

 

赤バンダナの男が

 

「お、いいぜ!可愛い子と一緒なんてやる気が出てくるぜ!なっ!キリト!」

 

「あ、ああー」

 

キリトと呼ばれた奴はいきなり赤バンダナの奴に話を振られてびっくりしてんじゃん。

って、キリトって言ったのか?

 

近くに寄ったら、向こうも俺に気づいたらしくキリトは少し驚いていた。

 

「久しぶりだなーキリト」

 

「おっ!ハチか!βテストぶりだな」

 

それから俺とキリトが話し込んでいると後ろから一色が服を摘んで

 

「センパイお知り合いですか?」

 

「あぁ〜、俺がβテストしてる時のパーティーメンバーだったんだよ」

 

「へーそうなんですか。私はリアルでセンパイと同じ学校に通ってるイロハって言いますよろしくです。」

 

「俺はβテストの時にハチとパーティーを組んでいたキリトだ。よろしくでこっちは」

「俺はクライン、キリトにソードスキルのレクチャーもしてもらってたんだ」

 

「俺はハチ、キリトとはβテストからの付き合いだよろしくな」

 

一通り自己紹介も終了して、俺とキリトのソードスキルのレクチャーを開始した




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第三話

リアルが落ち着いてきたので書けました。




「ぬおっ...とりゃ...うひゃ...」

 

 クラインの奇妙なかけ声と共に剣先が、スカスカと空気のみを切った。

直後、攻撃者にめがけて青イノシシが突進を見舞い、クラインが吹っ飛ばされ俺たちは思わず笑ってしまった。

 

「クスクス...クラインさん下手すぎです」

 

「あはは、いろはそれは言うな」

 

「ははは...いろはもハチも笑うなよ、クライン重要なのは初動のモーションだよ」

 

「ってて...おまえら笑いすぎだ...にゃろう」

 

 クラインは俺らをチラ見して一言言った後に青イノシシを見たが、俺たちをチラ見して情けない事を

言ってきた。

 

「んなこと言ってもよ。あいつ動くしよ」

 

 すると俺の隣にいたいろはが「見てて下さい」と言いながら手に持っていた槍を構えて

単発刺突技ソードスキル<スラスト>をクラインの前で発動させた。

 

「こんな感じでタメをしてやるんですよ、クラインさん」

 

 いろはは飲み込みが早く俺が教えたらすぐにソードスキルを使えるようになった。

 

「モーションとタメ」

 

 クラインは呪文のように(つぶや)きながら、曲刀を振り回しながら考えていたが、何かを閃いたらしく

腰を下ろして、肩に担ぐように構えた。するとクラインの持つ曲刀がオレンジに輝いた。

 

「おりゃ!」

 

 クラインのかけ声と共に片手用曲刀基本技<リーバー>が突進に入りかけていた青イノシシの首に見事命中し、HPを吹き飛ばした。

 

「うっしゃああああ」

 

派手にガッツポーズを決め、クラインはこちらに寄ってきてハイタッチをかわした。

 

「初勝利おめでとう、でも今倒したやつは某有名RPGで言うスライム相当だかんな」

 

「嘘だろ...てっきり中ボスあたりだと思ってた」

 

「そんな事あるわけないですよ。少しお馬鹿ですね」

 

 いろはの辛辣(しんらつ)な言葉にクラインは見るからに落ち込んだが、すくに立ち直りぐるりと周りを見渡した。

 

「しっかしよ...何度見ても信じられねえな」

 

「私もこれがゲームの中なんて信じられません」

 

「キリトは知らんがβテストで初めてログインしたときは驚いたよ」

 

「俺だって興奮したよ」

 

 なんて会話をしていたらクラインが俺とキリトを羨ましそうに見つめクラインは話を続けた。

 

「つーか、お前らはすげーよなあ、SAOのβテストに当選してんだからな」

 

「そんなに凄いんですか?」

 

「たりめえよ!なんせ十万人が応募して千人しか当選しないんだからな」

 

「うえ!せんぱいすご!」

 

「凄くないぞ、そんなことよりまだ狩りを続けるか?」

 

 現時刻は5時を少し超えたくらいだ。

 

 クラインは視界の端に表示されている現時刻を確認して、ピザの配達を頼んでいるらしく一度落ちるらしい。

そして、その後に[始まりの街で]他のゲームで知り合った奴らとフレンド登録しないかと持ちかけられたが、俺とキリトが歯切れの悪い返事で察したのか首を振った。

 

「いや、無理にとは言わねえよ。いつか紹介するだろうから」

 

「...ああ。悪いな、ありがとう」

 

「すまんな、助かる」

 

 俺らが謝ると、クラインは派手にかぶりを振った。

 

「おいおい、例言うのはこっちの方だ!お前らのおかげで助かったからよ、この礼はいつか精神的にな!」

 

 クラインはにかっと笑い、時間を確認した。

 

「....そんじゃ、ここで一度落ちるわ。キリト、ハチ、いろはちゃん。マジ、サンキューな これからもよろしく頼むぜ」

 

 握手をかわした後、クラインが一歩下がり右手の人差し指と中指を揃えて下に降った。ゲームの[メインメニュー・ウインド]を開き操作を始めた、キリトも近くにあった岩に腰掛けウインドを操作したため俺はいろはと始まりの街に戻るか相談をしようとした。

 直後。

 

「あれ?ログアウトボタンがねえよ(、、、、、、、、、、、、)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




感想や評価をよろしくお願いします。

いろはが、平仮名になっている理由は、単純にカタカナだと見にくいかなと思ったからです。逆にハチは、カタカナの方が見やすいからです。


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