白河心儀のエトワリア冒険記 (strawberrycake)
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番外編:本編とどこかで関係しているかもしれない物語
番外編0-1 きらファン風ボイス集:白河心儀編




きららファンタジア、とうとうサービスが終了してしまいましたね…

サ終に関する様々な憶測が飛び交ってはいますが、ミッション達成メインになってたとはいえ私自身の生活の一部になっていたソシャゲがこうして終わりを迎えるとかなりの喪失感がありました…

深夜アニメの難民ってこんな辛い経験をしていたんだな…と身に染みて感じました。


そして、今日はオリ主である白河心儀の誕生日です。

それに合わせて、今回は白河心儀のきらファン風ボイス集(設定集)を作ってみました!

最初はある程度物語が進んでから書き起こそうと考えていましたが、サービス終了後に初の誕生日を迎える事もあり、思い切って書いてみることにしました。


現在はボイス集のみですが、後ほどキャラシナリオ、クリエメイトコミュ、称号の要素なんかも追加しようと思っています。

なので、定期的に見に来てくれると嬉しいです。


また、この設定集フォーマットの使用を許可してくれた伝説の超三毛猫様、本当にありがとうございました!

この場をお借りしてお礼を申し上げます。

(※このボイス集は伝説の超三毛猫様が投稿作品で使用しているフォーマットを参考に作成しました)

また、挿絵についてものろとり様より許可を得て掲載しております。





 

 

プロフィール&登場作品&CV

きらファンをこよなく愛する社会人男性。

ある時に平行世界のエトワリアに召喚されてしまい、きらファンプレイヤーである事を隠しながらもエトワリアでクリエメイト達と過ごしている。

 

 

登場作品:白河心儀のエトワリア冒険記

CV:イメージとしては現中二病患者と一緒に過ごす元中二病患者や某ファミレスで働くミニコン店員の人(作者自身の声に近いから…但し読者それぞれで思い描く声で読み進めて欲しいのが本望ではある)

 

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

 

召喚時(☆5せんし)

「まさか私がこの場に召喚されるとは…これって夢じゃなくて現実だよね…?

ちょっと複雑だけど、呼ばれたからには☆5せんしとして頑張らせて頂きます…!」

 

 

 

タイトルコール

「きららファンタジア、始まるぞ…?」

 

ゲーム起動時挨拶

「久しぶりだな。よかったら一緒に、お出かけしない…?」

「おはよう。何気ない1日になりそうな人も、探究心があれば何かいい事があるかもね」

「夜遅くまで頑張るねぇ…とはいえ翌日に眠気で泣かない程度にしておかないとね」

 

 

ホーム画面会話

①「私の名前は白河心儀。見た目を問わなければエトワリア唯一の男性クリエメイトだ」

②「ここだけの話…実は私も聖典の世界では君と同じでプレイヤーなんだ」

③「何か困っている事はないかな…?私でよければ話を聞くよ…?」

④「今思えば、まさか私がゲームの世界に入るなんて夢にも思わなかったな…」

 

ルーム会話

「私がこんなハーレムな部屋に居てもいいのだろうか…?///」

「今日は暇だから、プログラミング魔法で何かアプリ作ろうかな…?」

 

 

里訪問

「クリエメイトと現実的に仲良くなれるのも、異世界旅の醍醐味…なのかな」

 

クエスト出発

「バトル…頑張ります…!!」

 

バトル開始or交代時

「みんなで力を合わせて勝とう…!」

 

サクッと攻撃

「えいっ!」

「それっ!」

 

ガッツリ攻撃

「これでも食らえ!」

 

攻撃スキル

「気合いを込めて…そりゃあ!!」

「やるからにはガンガン攻めるぞー!!」

 

補助スキル

「大丈夫? 怪我してない?」

「バフもバトルには大事だよね…!」

 

応援スキル

「無理のない程度に頑張ろう…!」

 

とっておき発動

「え…私も皆んなとジャンプするの…?///」

 

ダメージ

「あうっ!」

「いてっ!」

「いったぁー!!」

「いったぁー私の…なんでもない」

「いたた…攻撃力強いな…」

 

状態異常

「やりやがったなくそぉー!!」

 

戦闘不能

「あとはよろしくお願いします…(涙)」

 

バトル勝利

「な、なんとか勝てた…!!」

「みんな、本当にありがとう…!」

 

バトル敗北

「よしみんな、一旦作戦会議だ…!」

 

タッチボイス

「誤タップかな…? 気をつけてねー?」

「私に触れても何も起きないよ?」

 

レベルアップ時

「力が…みなぎってくる…!!」

「これで安心して戦えそうだ…!」

 

限界突破時

「限界なんてナイアガラー! …なんでもない(汗)」

「これでまた経験値が貯められる…!!」

 

進化時

「もっともっと強くなりたい…!!」

 

ミッション表示時

「もし手が空いてたら、この依頼を手伝ってくれないか…?」

 

ミッション達成時

「ありがとう。 1人じゃ消化しきれない量の依頼だったから助かったよ」

 

トレーニング出発

「トレーニング、頑張って行ってきます…!!」

 

トレーニング終了

「ふぅ…終わった……トレーニングしてたらこんなモノを見つけたよ!」

 

ルーム挨拶

「おはよう。今日もお互い一日、無理のない程度に頑張ろう…!」

 

 

【※後ほどキャラシナリオ、クリエメイトコミュ、称号を追加する予定です】







以上、白河心儀の設定集でした!

今後も「白河心儀のエトワリア冒険記」をよろしくお願いします。




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番外編1-1 ある朝、目覚めたら…

本編と直接は関係しないようでどこか関係している、そんな物語を取り扱っていく「番外編」をこの度作成しました!

記念すべき1つ目の番外編作品は、心儀がある平行世界のエトワリアに迷い込む物語です。


※最初の方には物語の性質上ちょっと怖そうなシーンもあるのでご注意下さい
(怖いのNGな方はエトワリアでの1日が始まるシーンまで飛ばす事をオススメします)




心儀「んんぅ……?」

 

 

いつものように目を覚ますと、私はなんか変な感覚を感じた。

 

二次元であるはずの空間が無理矢理立体感されたような違和感ではなく、ちょっとだけ安心するような感覚だ。

 

 

その感覚のまま天井や周りに目をやると、そこには見慣れた光景が広がっていた。

 

 

心儀「も…元の世界に帰ってきた……!!?」

 

 

一瞬だけ疑心暗鬼になったが、辺りは確かに元の世界の自分の部屋だった。

 

 

心儀「やっと…やっと帰って来れたんだ!!」

 

 

自分の部屋の布団で目が覚めたと知った途端、私は手を叩いて喜んだ。

 

 

 

 

しかし、一つだけ不可解な事がある…

 

 

心儀「あれっ、でもあの時に確かカンナさんや召喚の館の人たちが…」

 

 

元の世界に戻れたはずなのに漂う違和感の正体が分かった所でiPhoneの時計で時刻を確認すると、ロック画面のデジタル時計は午前11時を指していた。

 

それと同時に、今までそうだったかのような現実味っぽい記憶が急に私の脳内を支配し始めた。

 

 

心儀「じゅ、11時!? め、目覚ましが鳴らなかった!!? なんで!!!!?」

 

 

私は大慌てで布団から起き上がった。

 

そう、今日は午前10時に歯医者の予約をしていたのだ。

(という記憶に支配された時には、普通の朝が訪れたかのように直前の記憶を完全に忘れていた)

 

 

心儀「うーわ…歯医者の予約を忘れてたの既に2回やらかしているのにこれでもう3回目じゃん……流石に今日は受付で土下座謝罪コースやな……(--;)」

 

 

見に覚えのないはずの致命的なミスをあたかも事実と受け入れてしまいつつ、急いで階段を降りてリビングに入ると、違和感あるはずの光景に納得してしまっている自分が居た。

 

 

 

心儀「そっか………もう家族は帰ってこないんだ………」

 

 

 

歯医者に遅れた危機感に加え、家族がもう居ないという現実と、大量に溜まりまくった家事を今日中に一人でこなさないといけないという現実を突きつけられた私は、絶望感のあまり自暴自棄に陥った。

 

 

まあいいや……何もかも捨てて旅に出るか………

 

 

 

 

そう決意した私は、最低限の荷物をまとめて家を出ようとするが…

 

 

心儀「せめて最後の心の支えとして、出発前にきららファンタジアのスタミナだけ消化しておくか…」

 

 

 

 

○文社

 

アニ○○ッ○ス

 

○リ○ム

 

ご案内ですよ

 

きららファンタジア、私のできることを…!!

 

おはよう、今日も一日、頑張ろうね!

 

心儀「もう頑張れないよ……」

 

 

いつも見慣れた画面と声に絶望のツッコミを入れつつホーム画面に映ると、普通ではあり得ない事が起きた。

 

 

ランプ「心配事ですか? 私でよければお力になりますよ!」

 

心儀「えっ、ら、ランプちゃん…!!?(アセアセ)」

 

 

なんと、「お知らせ」が表示されずにいきなりホーム画面が表示されただけではなく、設定した覚えのないランプちゃんがホーム画面のトップにセットされていたのだ!

 

 

ランプ「はっ、そ、その声は心儀様…!!!??」

 

 

そして更に、画面越しにいるはずのランプちゃんがこちらを向いて反応してきただと…!!?

 

 

心儀「な、何故私の名前を…!!?(滝汗)」

 

ランプ「心儀様ぁー…♡ 心儀様ぁー…♡」

 

 

ランプちゃんは私の質問に答える事はなく、私の名前を繰り返し呼びながらこちら側向かって歩いていくモーションを開始した。

 

おまけに、歩くモーションに合わせてランプちゃんが徐々に拡大していく…

 

 

心儀「な、なんだぁ!!?(超滝汗)」

 

ランプ「心儀様ぁー…♡ 心儀様ぁー…♡」

 

 

恐怖のあまり慌ててiPhoneを床に置いて距離を取ると、突然iPhoneがiPadに変形し、ランプちゃんが縦向きに表示されてそのまま拡大化していく…

 

 

ランプ「心儀様ぁー…♡ 心儀様ぁー…♡」

 

 

あまりにもホラーすぎて体操座りのまま身動きが取れなくなった私をよそに、ランプちゃんは私の名を呼び続けながら拡大化し続けていった。

 

そしてある程度拡大化したと思ったら…

 

 

(ぶくぶくっ!)ランプ「一度お会いしてみたかったんです! お会いできて光栄です!!(きらきら)」

 

 

なんと、ぬるぬる動くランプちゃんが上半身だけ画面から飛び出してきたのだ…!!!

 

 

心儀「わ、わわわ、私に…!!!!???」

 

 

信じがたい光景を目の当たりにした私は、その場で気を失った………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

心儀「あれっ………???」

 

気がつくと、今度は昔住んでいた家のベッドで目を覚ました。

 

壁にかかった時計を見ると、午前6時58分を指していた。

 

 

 

 

ベッドから起き上がると、何か不思議な力に導かれるように、中庭へと歩き出した…

 

 

 

 

 

中庭の前に到着し、中庭へと続く扉を開けた途端、普段なら遠くに聞こえるはずの有線放送の午前7時の時報が大音量で聞こえてきた。

 

 

 

 

 

 

見上げると、庭の奥にはマンションが立ち並ぶはずなのに、屋上に有線スピーカーのある役場が何故か庭の奥に立っていた。

 

時報の音楽も本来なら「エーデルワイス」の旧音源が鳴るはずなのに、何故か新音源の「エーデルワイス」が鳴り響いていた。

 

 

 

 

 

 

 

朝の「エーデルワイス」と夕方の「家路」は新音源が存在するけど、昼の「イエスタデイ」は新音源が存在しない。

 

『一体昼にはどんな曲が流れるんだ?』と疑問に思ううちに「エーデルワイス」は旧音源と新音源の中間辺りのような不気味で不協和音の音楽へと変貌し、気分が悪くなった私はその場で気を失った…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

心儀「…ん……?」

 

 

目を覚まし、いつもとは違う、それでも今ではもう見慣れた天井が視界に入ると、私はベッドから起き上がった。

 

 

なんか不思議な夢を見てたなぁ…と思いながら部屋に備えつけられている時計に目をやると、7時半を指していた。

 

 

心儀「ちょっと早いけど、せっかくだから少し早めに出てみるかぁ…」

 

 

いつもなら8時45分、遅くとも9時に出れば始業時間に間に合うが、今日は少し早めに出発する事にした。

 

新たな環境でしばらく暮らす上で、通勤中に少しでも新たな発見があればいいな…♪

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

 

いつもはいきなり里へと抜けれるゲートを通って職場に向かっているものの、今日は時間もあるし、商店街を抜けて違うゲートを通って里に抜けてみようかな…

 

 

 

そう思い、広場を抜けて商店街の方向へ進もうとすると、召喚の館の近くで、忍ちゃん、アリスちゃん、カレンちゃんが会話している姿が見えた。

 

忍ちゃんが何やら大きな袋を持っていて、何してるんだろうと思って見ていると、カレンちゃんが私の姿に気がついた様子で…

 

 

カレン「シンギ! オハヨウゴジャイマース!」

 

忍「おはようございます、心儀さん。」

 

アリス「おはよう! ってカレン、社会人の前でその挨拶は流石に…」

 

 

カレンちゃんに続いて、忍ちゃんとアリスちゃんも朝の挨拶をする。

 

 

心儀「おはよう、カレンちゃん、忍ちゃん、アリスちゃん。 いやぁ…ゴジャイマスの方がカレンちゃんらしくていいんじゃないかな…?(笑)」

 

アリス「シンギまで…!?」

 

忍「やっぱり心儀さんもそう思いますよね! それにゴジャイマスの方が正しい日本語でもありますし♪」

 

カレン「その通りデース!!」

 

アリス「正しくないよ!!?(汗)」

 

 

やっぱりきんモザキャラたちと会話していると癒されるなぁ…と思いつつ、しばらく日常的な会話を続けた。

 

最初は色々考えたりしながらきんモザキャラたちと会話をしていたけれど、今ではこんな感じにすっかり親しく会話できるようになっている自分がいるのがなんだか不思議だな…

 

不覚にもクリエメイトたちと過ごす中で色々慣れて、ここまで話しても大丈夫だと分かってきたからかもしれないけど…

 

 

しかし、その慣れている感覚を一気に崩してくる存在がもうすぐ現れるとは、この時の私は思いもしなかった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして日常的な会話が途切れた所で、忍ちゃんに袋の中身の事について聞いてみる事に。

 

 

心儀「ところで、その袋の中に入っているキラキラした飾り?は何に使うの…?」

 

忍「いい質問ですね…!♪ 実は明日、月末の金髪曜日にちなんでプレミアム金髪デーというパーティーを召喚の館で開こうと思っているんです!(キラキラ)」

 

心儀「き、金髪曜日…??」

 

 

色々とツッコミどころが多すぎるが、それを言うならプレミアムフライデーじゃないのか…?(汗)

 

 

アリス「金髪曜日じゃなくて金曜日だよ! もう…シノは金髪の事になると本当に何考えだすか分からないよ…(汗)」

 

 

 

心儀「えっと…何をするパーティーなのかな…?(汗)」

 

 

一応パーティーの詳細を聞いてみるか…

 

 

忍「最近エトワリアでも金髪少女が増えてきたじゃないですか♪ そこでエトワリア中の金髪少女を召喚の館に集めて、召喚の館をきんいろに飾って、きららちゃんとクレアちゃんの力を集結させれば、きっと金髪少女のクリエメイトが次々と召喚されるはずです…!!♪♡♡」

 

カレン「パーティーというよりかは儀式のような感じデスネー…」

 

 

うん…なんというか忍ちゃんらしいけど、完全に忍得じゃねぇか…(汗)

 

 

心儀「な、なるほど…でも、どうやって金髪少女を召喚の館に集めるの…?」

 

心儀「みんなそれぞれ予定とか合わせたりとか大変なんじゃ…」

 

忍「大丈夫ですよ! ソラ様とランプちゃんの承認付きですので♪」

 

 

おい! 何やっているんだよ2人とも…(苦笑)

 

とはいえクリエメイト大好きなあの2人なら納得の承認といったところか…

 

 

 

クレア「皆さん、おはようございます。」

 

アリス「おはよう、クレア。」

 

カレン「クレア、おはようゴジャイマース!!」

 

アリス「もう、カレンたら…(汗)」

 

忍「おはようございます、クレアちゃん!♪」

 

心儀「おはよう、クレアちゃん。」

 

 

きんモザキャラの3人と会話しているうちに、クレアちゃんが召喚の館にやってきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

それからしばらくの間、クレアちゃんも加わって召喚の館の前で4人とプレミアム金髪デーの事について会話していたが…

 

 

心儀「あっ、いけない! 流石にそろそろ会社に行かないと遅刻しちゃうから、そろそろ行くね…!(汗)」

 

 

そろそろ会社に向かうと4人に伝えたその時…

 

 

????「おはようクレアちゃん。その男は誰かな?」

 

心儀「!!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

番外編1-2に続く・・・

 

 

 

 




最後でデジャヴと思った読者サン、その勘は当たっているかもしれませんよ…?


実はひっそりと、あるきらファンの二次創作作品とコラボしていますが、何の作品とコラボしているのかは番外編1-2で明かす事にしましょう…


次回をお楽しみに!


(もしかしたら後日、プレミアム金髪フライデーについての5人の会話を書いて挿入するかも…?)


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番外編1-2 八賢者の1人と名乗る男性…???

NEW GAME!!の原作最終巻の発売を記念して「きんいろNEW YEAR!」のIFストーリーを執筆していたものの、9/27中に公開が間に合わなかったので先にこちらを公開します。

ハーメルンで公開されているきらファン二次創作小説、「きららファンタジア 魔法工学教師は八賢者」とのコラボ作品です。

(あちらで公開されているストーリーを心儀視点で書いたものとなります。)


前回は秘密にしてましたが、今回の話の冒頭で謎の男性の正体が判明する為、今ここで明かしました!


それでは番外編第2話をご覧ください!


????「おはようクレアちゃん。その男は誰かな?」

 

心儀「!!?」

 

 

そこにはライトグリーンの髪に、オレンジと金色の瞳をした()()()()()()()()()が立っていた。

 

会話に夢中になっていた私は、その男性が私たちに近づいていた事に気がつかなかった。

 

 

クレア「あ、ローリエさん。彼は白河心儀さん。クリエメイトですよ。」

 

心儀「ど、どうも………」

 

 

クレアちゃんが親しく話すことから怪しい人ではないなと思い、その男性に向かってお辞儀をした。

 

とはいえ、やはりこれも恐れていたバタフライ効果によるものなのだろうか・・・?

 

 

ローリエ「………そうか。俺はローリエ。神殿で八賢者を務めている」

 

 

は、八賢者だと!?

賢者って、私の記憶では7人の記憶だったし、召喚の館で聞いたクリエメイト達に話す内容でも賢者は7人って聞いたぞ?!

 

私は異次元にでも迷い込んだのか??!

 

 

元々エトワリアは異次元だけど、やっぱりここは()()()()()()()()()()()()()()()()

 

そう勘付き始めたが、私が色々悩んでいる間にローリエと名乗った謎の八賢者の姿は既にそこにはなかった。

 

 

やっぱり、まだ寝ぼけた顔で「おはよう」の一言交わす状態の私が見た何かの幻覚なのだろうか…?

 

 

 

って、このままだと完全に遅刻確定ぢゃぁぁぁぁん!!!!!

 

思わぬ謎の邂逅に関わってたせいとはいえ、本当の事を言ったところで遅刻の言い訳にしかならないだろうしなぁ…

 

元々きんいろ大使館の3人と話に夢中になってて時間ギリギリになりかけたこともあるし…って、3人もクレアちゃんも既に居なくなってるし…(汗)

 

とりあえず、このピンチをどう切り抜けようか…

 

 

きらら「おはようございます、心儀さん。 今日は仕事に行かなくても大丈夫なんですか…?」

 

心儀「お、おはようきららさん…! えっとこれはその、えっと…(アセアセ)」

 

きらら「もしかして、遅刻とかですか!?(汗)」

 

心儀「簡単に言うとそういう事だけど、実はこれには深い訳があって…(アセアセ)」

 

心儀「それはともかく、遅刻しないようにするとか、そういった魔法ってきららちゃん持ってないよね??(汗)」

 

 

いかん、焦って何きららちゃんに聞いてる私!!(汗)

 

そんな魔法、きららちゃんが持っている訳ないj…

 

きらら「えっと・・・時の魔法で自分自身を素早くする方法ならありますよ…?」

 

心儀「えっ、あるの!!?」

 

 

あるんだ…(苦笑)

 

 

きらら「ただ、私以外の人に時の魔法をかけた事はないので、うまくいくかどうかは分かりませんが…」

 

心儀「えっと…私も結構無茶ぶり言っちゃったし、無理のない程度でお願いしようかな…?(汗)」

 

 

 

何故か他の人にも効果はあるっぽいようで、私ときららちゃんは時の魔法による素早い速さでイーグルジャンプ第2開発室へと向かい始めた。

 

これで遅刻せずに間に合いそうだが、バトルでもないのに普段の倍(?)の魔力を消費させたのはなんだか申し訳ない・・・

 

 

この時の私はメインを3章までしか見てなかったので知らなかったものの、「き○らフォ○ード」という立派な技でもあるらしい。

 

何かブレンド・Sのクリエメイトらしき人たちと一緒に戦っている時に偶然身についたとかよく分からないことを言ってたけど、気にしたら負けかぁ…この世界のバラフライ効果はめっちゃ羽ばたいているようで(汗)

 

 

それより、バラフライ効果といえばさっき会った謎の八賢者の事についてきららちゃんに説明しないと・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

きらら「なるほど…八賢者のローリエさんとお話しをされていたんですね。」

 

心儀「忍ちゃんたちとお話してたらいきなり話しかけられて、びっくりしちゃったよ…(苦笑)」

 

きらら「ところでさっき八賢者を七賢者と間違えかけたのが気になりましたけど…どういう事なんですか…?」

 

心儀「あ、それはその、えっと・・・(汗)」

 

心儀「きららさん、今から私の言う事を信じてくれるかな・・・?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

思わぬタイミングできららちゃんと会って色々と焦ったが、私が元居た世界の事を打ち明けた後、驚きながらも信じてくれたきららちゃんからローリエという八賢者の情報を少しだけ聞くことができた。

 

彼は魔法工学と呼ばれる分野においていろんな発明品を開発し、エトワリアの文明を大きく飛躍させた功績が認められ、八賢者の一人として選ばれたとのことだった。

 

当然だが八賢者の中では唯一の男性で、本当は彼についてもっと詳しく話を聞きたかったが、その前にイーグルジャンプ第2開発室に到着したのでそれ以上詳しい話は聞けなかった。

 

 

今日が平日じゃなければ今すぐにでも真相を知る為に神殿に行きたいんだけどなぁ…

 

 

とはいえ、少し躊躇はしたものの、き○らフォ○ードの力を借りたお陰で遅刻せずに済んだだけでもいい方か…(まさかそんな凄い魔法を持っているとは思わなかったケド←)

 

そう思いながらもトイレを済ませて仕事場に戻ろうとすると、廊下から見える窓にはドローンが飛んでいた。

 

あー、確かに最近になってドローンが流行り始めてきたから、里の人達やクリエメイトが飛ばしているんだろうなぁ…………

 

って、何でドローンがこの世界で飛んでいるんだ?!! 

 

 

ちょっと待って、せっかくトイレで気持ち落ち着かせてきたというのに、また再び頭の中ごちゃ混ぜで大変!!状態じゃん!!!

 

慌てて仕事場に戻って他のイーグルジャンプの社員にも聞いてみると、驚くべき答えが返ってきた。

 

 

ゆん「ん?、そんなにドローンが飛んでる事が珍しいんか?」

 

青葉「神殿が里周辺の調査の為に時々飛ばしていたりするみたいですよ・・・?」

 

心儀「確かに私が居た元の世界(聖典の世界)では当たり前の光景だけど、まさかエトワリアでもドローンが飛んでいるとは思わなかったからびっくりで…」

 

はじめ「あれ一度操縦してみたいんだけどなぁ…基本的には神殿の人しか操縦許可が下りてないって聞いてがっかりしたよ…」

 

ゆん「まあ、はじめが操縦したら壊しそうな気もしなくもないけどな←」

 

はじめ「ちょっ、そこまで言うのは酷いよゆんー!!」

 

青葉「でもあのドローン、明らかにこちらを観察していませんか…?」

 

ひふみ「言われて見れば…今日はイーグルジャンプの周りをよく飛んでる…気がする…」

 

ゆん「もしかして、明日にプレミアム金髪デーがあるから、それの下見とかちゃうん?」

 

心儀「プレミアム金髪デー…?」

 

ゆん「なんか、里中の金髪のクリエメイトを招待するパーティーらしいでー?」

 

 

そういえば、今朝忍ちゃんがプレミアム金髪デーというパーティーを召喚の館で開くとか言ってたな・・・

 

 

心儀「プレミアム金髪デーということは、イーグルジャンプからはコウさんとゆんさんが参加するって事…ですか?」

 

ゆん「せやでー? うちも詳しくはよう分からへんけど、うちと八神さんは金髪という事で公欠で招待されてるんや。」

 

心儀「公欠!!? いいなぁ…」

 

はじめ「あれっ、明日は社員全員有給のはずだよ…?」

 

心儀「えっ、そうだったっけ!?」

 

 

待って…なんか急に色々あって思考が追いつかねえええええ!!!

 

 

ひふみ「明日はコウちゃんが居ないから…流れでみんな有給取る…って決まったはず…」

 

青葉「そうですよ。 今日の心儀さん、ちょっとおかしくないですか…?」

 

心儀「そ、そうかなぁ…(汗)」

 

 

やばい、この状況どうしよう…!!!

 

 

ゆん「ひゃあああああああああ、ご、ごごご…!!!」

 

はじめ「うわああああ、ゴ〇〇リ!!?」

 

心儀「えっ、ど、どこ!?」

 

ゆん「あそこや…!!」

 

 

まさかのGか…めっちゃ怖いという訳じゃないけど、素手は流石にムリ…ティッシュはどこだ?(汗)

 

 

心儀「ティッシュボックスはどこにある…?」

 

青葉「そ、そこのテーブルです…!!!(汗)」

 

ひふみ「うぅ・・・(アセアセ)」

 

 

みんな怯えてる・・・これは私がうまく仕留めないと・・・!!!

 

 

心儀「そこかぁ!!!」(バシッ!!)

 

 

これでも元の世界ではティッシュボックスでデカイGを仕留めていたから自信があったが、何故かそのGは私の攻撃を予測するかのように避けて…

 

 

ブーーーーーン…

 

 

 

心儀「ぎゃああああああああああああああああああ×※$◎△&%#$◎◎&△□%!%&□%$&!!!」

 

ゆん「何ゆうてるか分からへんわ!!!(汗/涙)」

 

 

あろうことか、私の顔をめがけて飛んできた上で顔にGがへばりついてきたのだ!!

 

 

心儀「何がこのばがやどうがこのヤンデル浪人したかばちゃ&%#$◎&△□#%&!!!」

青葉「心儀さん…!?(滝汗)」

 

 

気持ち悪すぎて周りの目など気にせず無茶苦茶な言葉を吐きながらなんとかGを床に叩きつけるも何故だかGは怯まず、すぐに体勢を整えて窓から逃げていった。

 

Gの突然の奇襲に怯んだ私は素早いGに反応しきれず、逃がした上で恐怖でその場でうなだれるしかなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(帰り道)

 

心儀「はぁ・・・今日は色々と面目なかったなぁ・・・」

 

 

Gが怖いのは私達も同じや的なニュアンスでなんとか周りがうまくフォローしてくれたものの、イーグルジャンプの社員たちの前でめちゃくちゃ恥ずかしい失態を晒すことになってしまったのは結構こたえてる・・・

 

 

カレン「あっ、シンギデス!」

 

 

そんな風に落ち込んでいたら、カレンが私に声をかけてくれた。

 

 

アリス「こんばんは、シンギ!」

 

忍「こんばんはです、心儀さん…」

 

 

アリスちゃんと忍ちゃんも一緒のようだが、何故か忍ちゃんだけちょっと元気がない…?

 

 

心儀「こんばんは、カレンちゃん、アリスちゃん、忍ちゃん。」

 

心儀「あれっ…忍ちゃん、元気がないみたいだけどどうしたの…?」

 

 

とりあえず元気がない訳を聞いてみる。

 

 

忍「それが・・・」

 

 

 

話が長くなるので簡単にまとめると、3人で経験値上げに魔物の居そうなところを狙って里の外を冒険していたところ、休憩所となる村で何故か英語を話す大勢の外国人が困っている姿があって、アリスちゃんとカレンちゃんが話を聞く中で忍ちゃんだけ直接会話に入って助けることができず、英語が理解できない虚しさに落ち込んでしまったらしい。

 

私自身少しは英語の話題について話せることがあったので、英語の豆知識的な会話をして忍ちゃんを励ましつつ3人と楽しく会話を続けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3人が別の用事で違う方向へと向かうようだったので、そこで3人とわかれてルームに向かおうとしている時のことだった・・・

 

 

????「ハロォ〜〜〜、白河くーん?」

 

心儀「ひゃっ!? ろ、ローリエさん!? い、いきなり何ですか?!」

 

ローリエ「ちょいと俺とお話しようや」

 

 

背後からいきなり話しかけられたと思いきや、ろ、ろろろ、ローリエさん!!?!?

 

近々詳しく調査しようと思っていた人物が目の前にいるものだから、思わず変な声が出てしまったぞ…(汗)

 

というか、その手に持っているヤツって、まさかの本物の拳銃!!?(アセアセ)

 

やばい、このままだと故露される!??!?(滝汗)

 

 

ローリエ「単刀直入に聞こう。―――お前ホントにクリエメイトなのか?」

 

心儀「な…何を……!? 私は本当にクリエメイトですよ!!?」

 

 

しかもなんか変に疑われてる!!?!!?!(滝汗)

 

疑うのは分からなくもないが、どうやって言えば信じてもられるか・・・

 

 

ローリエ「じゃあ、女の子の知り合いを片っ端から言ってみてよ? 娘や嫁の名前でもいいぞ」

 

心儀「????」

 

心儀「え…えーっと…?」

 

 

意外な質問に一瞬クエスチョンマークが浮かび上がったが、正直に話せば疑いは少しでも晴れるのかもと信じ、丁寧に答えることにした。

 

こんなのでいいの?と思いつつも話していたが、なんだかローリエさんの表情が険しい・・・ど、どうすれば・・・

 

 

ローリエ「もういい…!」(発砲体勢に入り)

 

心儀「ま、待って…!!(大滝汗)」

 

 

ま、マズイ!!!!!

 

色んな物事を平和に進めたいと願う私でも、今回ばかりは流石に隙を見てローリエさんを蹴り飛ばして銃を奪ってでも逃げるしかないのか・・・と思った次の瞬間…

 

 

???「コラ〜〜〜〜ッ!!!」

 

 

な、何事!!?

 

 

ランプ「ローリエ先生っ!! 心儀様に何をしているんですか!! クリエメイトに手を上げようなんて許しませんよ!!」

 

ローリエ「いいや、コイツ絶対クリエメイトじゃねーよ。こんな一般人みたいなクリエメイトいる訳ねーだろ。せめて秋月君くらいキャラ立たないと」

 

きらら「ローリエさん。彼は……心儀さんはクリエメイトです。 パスで分かります……………信じてください。」

 

ソラ様「ローリエ、私……彼を観測したのよ。ほら…これが証拠」

 

 

なんと、救世主(?)としてランプちゃんにきららちゃん、そしてソラ様が駆けつけてくれたのだ!

 

突然の急展開に驚き過ぎて声が出せずただただ様子を眺めていたが、ローリエさんの、

 

 

ローリエ「そんなバカな……!?」

 

 

という驚愕の声を聞いたら、ようやく疑いが晴れたと確信して、私はホッと胸をなでおろした。

 

 

私にここまで一方的に迫ってくる七賢者・・・もとい八賢者の一人、ローリエさん・・・

 

本当に何者なんだ・・・???

 

 

 




(きんモザの次回予告風に)
カレン「ところでどうしてシンギは不思議な外見をしているのデス?」
心儀「なぜ今更?!」

——————————————————————

心儀.o(三次元な外見のまま物理だけ異次元変換されてるなんて絶対に言えないからなぁ…)

——————————————————————

心儀「えっとこれは、元々そういう作画な世界で…(汗)」
カレン「Wow!! そんな世界が存在するのデース?!(キラキラ)」
心儀「ええっ!?」
誤魔化したつもりだったのに!?

——————————————————————

次回:『番外編1-3 プレミアム金髪フライデー?(仮称)』
カレン「See you next time♪」
心儀「興味を持たれてしまった…?!(アセアセ)」



次回もお楽しみに!


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メリクリSP1 クリスマスはここにもやってくる…?・前編(エトワリアのブラッククリスマス)

今年もクリスマスがやってきましたね。

という事で、現在連載中の「白河心儀のエトワリア冒険」からクリスマス回(エトワリアのブラッククリスマス)を、特別に先にお送りしようと思います。

このストーリーで永○ゆ○のん先生が書き下ろした暗黒冬将軍がクリエメイトのみんなと仲良くする様子を見た事が、この小説の執筆きっかけという事もあり、れるとりの完結記念も兼ねての先行公開です。

それでは、本編をご覧ください!




そして、このエトワリアにも白い雪が降る・・・・・

 

 

 

 

 

と、思わせて降っているのは黒色の雪・・・

 

 

 

 

 

普通だったらめちゃくちゃ驚くはずだが、私は今更驚いたりはしない。

 

異世界だから元の世界(聖典の世界)では非日常な事が起こるのは当然というのもあるが、この現象は本家のイベントシナリオ通りの展開だからというのもある。

 

ここ1年でこの世界のエトワリアを、ここまで何とか本家通りのストーリーにうまく軌道修正できてきたのだから、今回もうまくいくだろうと言う自信はあるが、もし万が一予想外の展開になったと思うと今でもちょっと怖い。

 

5月に起きたあの出来事はやはりトラウマだからなぁ…一番なのはイベントシナリオに関わりそうな時間帯にイベントシナリオのキーとなるクリエメイトと出会わない事だけど、今回もまた何らかの形でイベントシナリオの本編に入り込んでしまいそう…(汗)

 

 

って、いかんいかん、とりあえず今はきんいろ大使館の6人のクリスマスコンサートとパーティーの準備をry

 

???「あっ、心儀さんだ。」

 

あっ…思ったそばから早速会っちゃいましたぁ…(汗)

 

 

心儀「こんばんは、トオルちゃん、ひふみさん。」

 

 

流石にポーカーフェイスは慣れたけど、やはりドキッとするのは今でも変わらない…(苦笑)

 

 

トオル「さっき里から出ていったゆのたちを知りませんか…?」

 

ひふみ「あれから結構時間が経つけど、なかなか帰って来なくて・・・」

 

 

普段だったら諦めてイベントシナリオの中に入りこんでもいいのだが、今日は別の用事があるからそうも言ってられない…

 

 

心儀「ごめん、私も今さっき外に出たばかりだから見てないよ…」

 

 

今回は少しだけ運命から逃れられるように足掻いてみたがどうだ…?

 

 

トオル「そっか…それなら仕方ないですね。」

 

ひふみ「もし見かけたら教えてね。 私たち、もう少し待ってみるから。」

 

心儀「分かった、見たら伝えるね…!」

 

 

よし…なんとかうまくいきそうだ。

 

 

心儀「じゃあ、私はクリスマスコンサートの準備があるからそろそろ広場n…」

 

雪だるま「ひふみ……見つけたの、ひふみ!」

 

ひふみ「ひゃうっ……!」

 

心儀「えっ!?(汗)」

 

トオル「雪だるま……ですね。」

 

 

やば…モタモタしているうちに雪だるま君が来てしまった!?(アセアセ)

 

 

雪だるま「ゆのたちから聞いてたけど、たしかに ひふみなら私たちを助けてくれる気がする!」

 

ひふみ「ゆのちゃんを知ってるの……?」

 

雪だるま「うん。ゆのが集合時間に間に合わなかったのは、 私たちのせいなの。ごめんなさい。」

 

雪だるま「それで、ひふみにも力を貸してほしくて。」

 

 

あーこれ、もう断れない雰囲気に~~~!(汗)

 

 

トオル「やっぱり緊急事態みたいだね。 私はトオル。一緒に話、聞かせてもらっていい?」

 

雪だるま「もちろん。今、ゆのたちは この黒い雪をどうにかしようとしてくれてるの。」

 

トオル「それ……今、降ってきてるこの雪のことだよね?」

 

雪だるま「うん。私たちの村もこの黒い雪に困らされていて ……しかも黒い雪だるままで襲ってきて大変なの。」

 

心儀「そ、それは大変だな…(汗/棒)」

 

 

ああん、こうなったらもうなるようになれっ!!(アセアセ)

 

 

ひふみ「も、もしかして……その黒い雪だるまって、 あの子たちみたいな感じ、なのかな?」

 

黒雪だるま「――! ――!」

 

雪だるま「ど、どうしてここに!? もしかして、後をつけられてたの……?」

 

トオル「っ……ひふみさんたちの力が借りたいってことは、 私たちに何かできるんだよね。」

 

雪だるま「うん! この筆と絵の具を使って! そうすれば、この黒い雪に対抗できるの!」

 

ひふみ「えっ、ええっ!?」

 

心儀「ええっ!?」(ガチトーン)

 

 

待って、私エゴコロないぞ!?(滝汗)

 

こんなことならキャラ班たちに絵についての知識を教わっておけばよかった・・・イベントシナリオでどう展開していくかの未来は分かっていたはずなのに・・・><

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

綾「遅いわね、心儀さん…」

 

忍「また何かあったのでしょうか…」

 

穂乃花「他のクリエメイトたちを助けようとして、また何かに巻き込まれているのかな…」

 

忍「そ、それなら尚更、心儀さんを助けに行かないt…」

 

綾「待って、シノ! こんな異常すぎる悪天候で動いたら危ないわ…!」

 

アリス「シンギを信じてみようよ。 今まで起きたエトワリアの騒動の数々を解決していることもあるし。」

 

忍「うぅ…アリスがそこまで言うのであれば…!」

 

カレン「ナラバ、ここは戦士カレンの出番デスネー!」

 

忍「か、カレン!?」

 

綾「まさか、このあり得ない雪が降り続ける中に里の外へ出るつもりなの!?」

 

カレン「シンギとはエトワリアに来て間もない頃に出会った大切なクリエメイトデース!」

 

カレン「シンギがピンチな時に放っておくことはできないデース!!」

 

穂乃花「で、でもカレンちゃんの身に万が一何かあったら…!(アセアセ)」

 

忍「そうですよ!(汗) カレンがどうしても行くなら私も行きます…!!(アセアセ)」

 

カレン「心配ご無用デス! 今の私には倒せない敵などアリマセン!」

 

アリス「流石に今回は無理しちゃダメだよ、カレン!(汗)」

 

カレン「ちょっと様子を見てくるだけデス! では行ってきマス!」(シュタタタ)

 

綾「あっ、ちょっと!!……もう…」

 

穂乃花「カレンちゃん…(涙)」

 

アリス「カレン…(超心配)」

 

忍「行ってしまいましたね…」

 

 

陽子「おーい、温かい飲み物買ってきたぞー?」

 

陽子「ってええっ!? (みんなの)その表情何があった!?(アセアセ)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

心儀「うぅ…なんでこんなにも黒雪だるま以外の障害物も多いんだ…(汗)」

 

トオル「これだけ黒雪を白い雪に変えても、なかなかキリがないですね…」

 

 

結局予定は破綻、雪だるま君からお願いされた後にトオルちゃんとひふみちゃんから『仲間のピンチを放っておけないよね?』という眼差し(と私が勝手に思っている)を受けてからは結局断れず、雪だるま君と一緒にゆのちゃんたちの元へと向かうことになった。

 

やっぱりエトワリアは現実世界以上に物事がうまくは進まないものなんだなぁ…今に始まったことではないけど、ごめんきんいろ大使館のみんなぁ…(汗)

 

 

そんで今はひふみちゃんが黒い雪を白く塗り替え、私は行く手を阻む障害物を動かしたり剣を使って居合切りで切り裂いたりして先を急いでいた。

 

今思えば、この障害物を取り除く作業を本家ではトオルちゃん一人でやってたと思うと、凄いな…(苦笑)

 

 

ひふみ「忙しかったと思うのに来てくれて……ありがとう。」

 

心儀「どういたしまして。 まあ、仲間のピンチと知ったらね…(汗)」

 

 

本当は私抜きでも解決する問題というのは本家のイベントシナリオを通じて知っているけど、状況を知ってから自分の用事を優先してクリエメイト達からの印象悪くなってしまうのもね…

 

まあ、展開知っててイベントシナリオに巻き込まれる運命から逃れようとひっそり心の中で足掻いた時点であれかもしれないけどな…(アセアセ)

 

 

トオル「あれっ、あそこにいるのはゆの達かな…?」

 

 

って、考え事しているうちにそれらしき人達の集まりが…!

 

 

トオル「やっと見つけた!」

 

ひふみ「よかった、みんな無事で……。」

 

雪だるま「みんなー、ひふみたちを連れてきたよー!」

 

ゆの「あっ、戻ってきた…って、えっ、心儀さん!?」

 

心儀「広場に向かう途中で偶然合流して、事情を聞いて駆けつけたよ…!!」

 

 

まあ、犠牲になった予定もあるけどね…(汗)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゆのちゃん達と合流した私達は、早速詳しい事情を聞いた。

 

 

トオル「じゃあ、この黒い雪を止ませるには その子をどうにかしないといけないんですね。」

 

ひふみ「……まだ降り続いちゃってるもんね。」

 

ゆの「でも、ちゃんと話を聞いてくれなくて……。」

 

琉姫「私の声のかけ方も良くなかったのかも しれないけど……。」

 

メリー「そんなことないわ。 あれはアイツがワガママなのよ。」

 

心儀「かなり厄介な相手だねぇ…(汗)」

 

メリー「ただ、今は悔やんでも仕方ないわ。 先のことを考えた方が 前向きよ。これから、どうするのか。」

 

琉姫「これから……。」

 

ゆの「えっと、私と琉姫ちゃんとひふみさんの力があれば 黒い雪は塗り替えていくことができるんだよね。」

 

トオル「そうですね。皆さんに合流するまでも、 ひふみさんが塗り替えてくれたので。」

 

心儀「はいっ…!」

 

メリー「雪だるまたちも心配ないわね。 村の黒い雪も元に戻せるわけだし。」

 

ひふみ「が、がんばるよ。」

 

琉姫「……でもやっぱり、あの子を どうにかしてあげないといけないんですよね。」

 

ゆの「この雪を、じゃなくて?」

 

琉姫「その、黒い雪が降り続けるのも困るんですけど ……あの子のこと、なんだか放っておけなくて。」

 

メリー「放っておけない……あの子ってさっきのワガママ娘のことよね。」

 

琉姫「ええ……その、なんだか、あの子の気持ち…… ちょっと、わかるような気がして。」

 

ゆの「そうなの?」

 

琉姫「私も……クリスマスってちょっと嫌いだったので。」

 

ゆの「えっ……えええええええええええええっ!?」

 

 

心儀(咄嗟にひっそりと耳を塞ぎ)

 

 

画面越しに聞いた声がリアルで聞くとなると声めちゃくちゃデケェ!!!(汗)

 

声優さんがすぐ隣で叫ぶとこんな感じになるのだろうか…(苦笑)

 

 

 

琉姫「そ、そんなに驚きますか!?」

 

ゆの「だ、だってクリスマスは琉姫ちゃんの、えーっ!?」

 

心儀「と、とりあえず落ち着いてゆのちゃん!(汗)」

 

ゆの「あっ…驚きすぎちゃったらつい…ごめんなさい(苦笑)」

 

トオル「どうして、嫌いだったの?」

 

琉姫「……………………いないから。」

 

琉姫「相手が……………………いないから。」

 

ひふみ「えっと、それは……。」

 

琉姫「しょ、しょうがないの! 仕事でクリスマスカップルの話はよく描くし……!」

 

琉姫「だからなおさら、羨ましいの!」

 

トオル「えーっと……まあ、うん?」

 

琉姫「ああっ! こんなに可愛いトオルちゃんに 呆れられてるっ……。」

 

トオル「か、かわっ!?」

 

メリー「つまり、さっきのアイツもクリスマスを一緒に 過ごす恋人がいないからスネてるってこと?」

 

琉姫「たぶん、そうなんだけど、そうじゃなくて……。」

 

琉姫「それでも……私にはみんながいるじゃない?」

 

琉姫「だから、 もうクリスマスもそんなに嫌じゃなくなったの。」

 

琉姫「ただ……あの子はたぶん、1人だから。」

 

ひふみ「……そっか。それは、寂しいね。」

 

ゆの「たしかに放っておけないかな。」

 

メリー「なら、そうね……。」

 

メリー「アタシたちは今日中にアイツを見つけ出して、 黒い雪を降り止ませて、パーティーをする。」

 

メリー「ゲストが1人くらい増えたって問題ないわよね?」

 

ゆの「あはは、そうだね。」

 

心儀「もちろん、問題ないよ。」

 

 

まあ1人加わる前提で心づもりしてたからな…(笑)

 

 

雪だるまA「私たちも手伝うよ。村を助けてもらったお礼も しないといけないから。」

 

琉姫「いいの?」

 

雪だるまB「もちろん! それにひふみを見てると すごく仲間だーって思えるの。」

 

ひふみ「……えっ?」

 

トオル「その格好のことじゃないですか。」

 

メリー「たしかに今日のひふみ、すっごく雪だるまだわ。」

 

雪だるまA「さあ、みんなで行こう! 爆乳♥姫子に続くんだ!」

 

トオル「ば、爆乳♥姫子……? ひふみさん、そんな名前を持ってたんですか……?」

 

ひふみ「し、知らないよ……?」

 

心儀「き、気にしたら負けだ!!(アセアセ)」

 

琉姫「もういやあああああっ!!」

 

 

琉姫ちゃんの悲しい叫びが辺りに響き渡る…

 

私はもちろん、かおす先生につい厳しくしちゃうランプ編集長と一緒に仕事をしていた故に既に知ってたけど、クリエメイトが嫌がる事は避けたいから人には話してこなかった。

 

でも今回ばかりは雪だるま君がペンネームを気に入っちゃってるからなぁ… 琉姫ちゃん、どうか強く生きて…(苦笑)

 

 

 

 

 

(後編へ続く)

 

 

 

 

 




心儀「♪クリスマスキャロルが~ 流れる頃には~♪」

心儀「♪君と僕の答えも~ きっと出ているだろう~♪」


心儀「こんな感じで私が挿入歌として稲〇潤〇さんの曲を歌うの、どうかな?」

夏帆「いいね! じゃあそれでいこうよ!」

カレン「シンギが立てる企画なら信頼できマース!」


「わいわいがやがや…」


マッチ「心儀のおかげで演目が早く決まったのはいいけど…」

マッチ「その分、細部までこだわり始めて…本当に大丈夫かなぁ…(汗)」


「わいわいがやがや。あーでもないこーでもない。」



to be continue after two years...?





という事でクリスマス・イブには前編をお送りしました。

後編はクリスマス当日のどこかで公開する予定なので、お楽しみに…!



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メリクリSP2 クリスマスはここにもやってくる…?・後編(エトワリアのブラッククリスマス)

2021年のクリスマス、みなさんはいかがお過ごしですか?

恋人と過ごしている方、ぼっちで過ごしている方、家族でパーティーして祝っている方、それぞれのクリスマスがありそうですね。


そしてチキンを食べたりクリスマスケーキを食べたりしているとは思いますが・・・

物理としてのケーキは食べても、人物としての私は食べないでくださいね?(汗)

(※誰が食うか)


とまあ茶番的な前置きはさておき…クリスマスの後編をご覧ください!


ちなみに、メリークリスマススペシャル回(計2回)は、本編がクリスマスまで追いついたら本編に組み込む予定です。





 

 

 

それからというものの、爆乳♥姫子のペンネームについての話があったり、ひふみちゃんの3Dモデリングの話があったりと、順調に本家通りの展開に物語が動いていた。

 

 

 

・・・・・と思っていたが・・・

 

 

 

ゆの「それにしても、本当に今度こそうまくいくのかなぁ…」

 

心儀「ゆのちゃん…?」

 

ゆの「さっきのあの黒い吹雪に嫌な黒歴史を見せられて怖かったから、それにみんなが巻き込まれたらどうしようっていう不安があって・・・」

 

 

あれっ、こんな会話な展開ってあったっけ・・・?

 

まさかの小イレギュラーパターンか…?

 

 

トオル「さっきの話にあった冬将軍の黒歴史攻撃だね…?」

 

琉姫「そうね…私もさっきは爆乳♥姫子のことを掘り起こされて恥ずかしかったわ…結果的に黒歴史攻撃を破れたけど。」

 

心儀「なるほど…つまり、今度奴と対面したら、琉姫ちゃん以外を狙って黒歴史攻撃をする可能性があるってことか…」

 

 

とりあえず、今自分が思っている事を素直に言って自然的な流れを作ってみているが…どうだ?

 

 

メリー「あり得るわね…それにあのワガママ娘を説得されるとなると…やはりかなり難しそうね。」

 

琉姫「なんとかあの子を改心させてあげたいけど…」

 

ゆの「何か別の方法を考えないと、厳しそうだね…」

 

ひふみ「別の方法と言えば、心儀さんならこういった騒動に直面した時、いつも前に立って解決してきていた気がする…」

 

 

えっ、ちょっ、ひふみちゃん!?/////

 

 

ひふみ「この1年で心儀さんと一緒に働くうちに…そう思えるようになってきたの…」

 

 

確かに事実ではあるけど、そういう事をこの場で言ったらぁ…///

 

 

ゆの「言われてみれば、私も心儀さんに助けられたことがあったよ…!」

 

琉姫「かおすちゃんがランプちゃんに厳しい事を言われてた時も、かおすちゃんを励ましてくれてたわ。」

 

トオル「私も、よくクリエメイトたちを助けていたのを見たことがあるよ。」

 

メリー「という事は、今回も心儀さんが考えている方法を聞いてみる価値はありそうね。 私も一度助けられたことがあったし…!」

 

 

ほら、こうなるじゃん!!/////

 

ど、どうすれば…(アセアセ)

 

 

心儀「そ、そんな…急に言われても…(滝汗)」

 

 

ゆの「そうだね…私や琉姫ちゃん以外のみんながあの黒歴史攻撃に巻き込まれたら大変だし…(汗)」

 

メリー「万が一うまくいかなくても責めたりはしないから、安心しなさい!」

 

トオル「私も心儀さんの考え、聞いてみたいです…!」

 

ひふみ「私も…聞いてみたい…」

 

琉姫「心儀さんさえ構わなければ、私も聞いてみたいわ。」

 

心儀「えっと………それなら……歌を歌ってみるとか…?(汗)」

 

 

咄嗟に思い付きで言ってしまったが、これ本当にうまくいくのかなぁ・・・

 

 

トオル「歌……ですか…」

 

心儀「何というか、一緒に歌を歌えば仲良くなれるかなって…(汗)」

 

 

本家通りの展開ならなんとか対応できるが、それ以外の展開には対応できないぞ…

 

 

ゆの「確かに、歌を歌えば楽しい気分にはなれるかも…!」

 

メリー「それなら、私達は何を歌えばいいのかしら…?」

 

心儀「へっ!?」

 

メリー「歌う曲も決めておかないと、みんなで歌えないでしょ?」

 

心儀「あっ、そ、そそそ、そうだよね! それなら、えっと…」

 

 

1つの作品ならキャラ全員が歌ってるオープニングやエンディング、キャラソンなんかを提案すればいいが・・・複数の作品のキャラがいるとなるとどうすれば…

 

 

心儀「例えば……」

 

メリー「例えば…?」

 

 

答えに詰まるのあれだ…ええい、こうなったら本来コンサートであの子たちが歌う予定だった曲をぉ…!!

 

 

心儀「例えば…ぎんいろスノウドロップとか…?」

 

 

今まで何とかなったように、今回もなんとかなってくれぇ…!!!

 

 

ゆの「うーん…聞いたことない曲かも…」

 

トオル・ひふみ「私も…」

 

琉姫「初めて聞く曲名ね…」

 

 

だよね・・・やっぱり無難なJ-PO…

 

 

メリー「どんなメロディー? 心儀さんが選ぶのなら、気になるわ…!」

 

 

心儀「め、メロディー!?」

 

 

意外と食いついてきた…!?

 

 

心儀「えっと………♪頬づえをつき~ きみと見つめた~ スノウドールのまんまる~…」

 

???「"たとえば今日 雪降ったら~ 一緒 でかけよう"~♪」

 

心儀「えっ!?」

 

カレン「私たちがこの後コンサートで歌う曲デスネー! みんなも飛び入り参加する為に練習しているのデース?」

 

心儀「違うから!! というかなんでカレンちゃんがこんなところにいるんだよ!!(アセアセ)」

 

カレン「なかなかシンギが広場に来なかったノデ、心配で探しに来マシタ!」

 

ひふみ「そういえば心儀さん…クリスマスコンサートの準備があるって言ってたね…」

 

心儀「ごめんカレンちゃん!(汗) これには深い訳があって…(アセアセ)」

 

雪だるま「あまり責めたりしないで…! 心儀に来てもらったのは、私たちのせいなの。ごめんなさい。」

 

カレン「ゆ、雪だるまが喋ったデェース!!?」

 

心儀「そ、そこぉ!?」

 

 

ファンタジー好きなカレンちゃんが驚くとは珍しい…(苦笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カレン「ナルホド…つまり心儀たちがこのブラックスノープロブレムを解決する為に協力してたのデスネ!」

 

心儀「つまりそういうこと……仲間のピンチと聞いたら駆けつけずにはいられなくてごめんね…」

 

カレン「ソレナラ、みんなで歌を歌ってすぐに解決しちゃいまショウ!」

 

心儀「えっと、歌はあくまでも一つの例であって、目的としては暗黒冬将軍を改心させることであって…」

 

カレン「この日の為に、魔法使いの魔法も研究してきた甲斐がありマシタ!」

 

カレン「いきマスヨー!!」(手をかざすとそぉい砲に似た球が出現して)

 

心儀「おいっ! 力尽くで暗黒冬将軍を説得しようとするな………よ???」

 

 

月夜の鬼コーチ侍をぶちかますと思いきや、「きんいろスノウドロップ」の歌詞イメージが胸に灯る…!?

 

 

琉姫「な、何この感じ…!?」

 

ゆの「さっき心儀さんが言ってた曲の歌詞とメロディーが頭に入ってくる…??///」

 

ひふみ「なんか不思議な感じ…///」

 

トオル「まるでずっと前から知っている曲のような感覚に…///」

 

メリー「カレン、なかなかやるわね…!」

 

カレン「『きんいろスノウドロップ』の歌詞とメロディーのイメージを魔法でみんなに共有してみたデース!」

 

心儀「いける………これならいけそうな気がする……………!!」

 

 

そして何故か行けるという謎の自信までついてきちゃったぞ…!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

暗黒冬将軍「……来ちゃったのね。」

 

暗黒冬将軍「私が黒い雪を止めることはないわ。諦めなさい。」

 

ひふみ「この子が、琉姫ちゃんの言ってた子なの?」

 

琉姫「はい。 この黒い雪もあの子が降らせているんです……。」

 

ひふみ「この子が……。」

 

 

うわぁ…〇山〇うの〇先生の描いた絵がめっちゃ滑らかに動いてる・・・!!(キラキラ)

 

シリアス展開なしで見れたら落ち着いて純粋に感動して見られるのになぁ・・・(汗)

 

 

暗黒冬将軍「その格好……なるほど、黒雪だるま大将が 気をつけろと言っていた爆乳♥姫子はあなたね。」

 

ひふみ「っ!?」

 

琉姫「違うから! 彼女はひふみさん! 私が爆乳♥姫子だから!」

 

暗黒冬将軍「……? 不思議なこともあるものね。まあ、いいわ。」

 

暗黒冬将軍「あなたの黒歴史を呼び起こしても 意味がないことはわかっている。」

 

暗黒冬将軍「だから……力づくで、帰ってもらうわ。 いきなさい、黒雪だるまたち。」

 

メリー「来るわ…気を付けて……!」

 

心儀「な、なんじゃこりゃあ!!?(滝汗)」

 

 

アプリ内で見た黒歴史攻撃の演出、実際に見てみるとめっちゃくちゃ怖いんだけど!!!

 

 

メリー「みんな、黒い雪に包まれないようにして! 黒歴史と向き合う羽目になるわよ!」

 

心儀「っ…!! 雪だるまたち、みんなを黒い吹雪から守って…!!」

 

 

私が魔法でひふみちゃんが描いた3Dの雪だるま君たちにプログラミングの魔法をかけると、雪だるま君たちがダメージカットのバリアを張ってみんなを助ける・・・まさかこんな形で趣味でひっそりと研究していたプログラミングの魔法が役に立つ日が来るとは・・・

 

 

メリー「っ……この数、ひふみの雪だるまたちが いなかったら危なかったわね!」

 

カレン「待ってクダサイ!!(汗) 私たちの歌を聞いて欲しいデス!(汗)」

 

心儀「ああカレンちゃん下がって、そこにいると黒歴史攻撃の餌食になるぞ!!?」

 

カレン「NOOOOOOO!!!! 痛いデース!(涙)」(橋から落ちた黒歴史トラウマでダメージを受け)

 

ゆの「カレンちゃん!?(アセアセ)」

 

 

忠告が遅かったか・・・(アセアセ)

 

 

心儀「マズイ、雪だるまたち、カレンちゃんを救ってぇ!!(アセアセ)」(必死に魔法でプログラミングして)

 

トオル「夜になって暗くなってきたから、黒い雪が今以上に見えなくなってきているね…(汗)」

 

メリー「予想以上に攻撃が厄介だわ…… どうするつもりよ、琉姫。」

 

琉姫「わ、私?」

 

メリー「当たり前じゃない。 アンタが言ったのよ、放っておけないって。」

 

琉姫「……そうね。」

 

琉姫「よし……っ!」

 

琉姫「ねぇ、私たちの話を聞いて!」

 

暗黒冬将軍「うるさい!」

 

琉姫「ううっ……。小さい子に、うるさいって……。」

 

メリー「それぐらいでへこんでどうするのよ。」

 

琉姫「どうしたらいいのかしら…… 敵になりたいわけじゃないのに。」

 

琉姫「あの子に……好きになってもらいたいだけなのに。」

 

ゆの「その気持ちが伝われば、大丈夫だと思うんだけど ……難しいよね。」

 

ひふみ「うん……それにあの子は琉姫ちゃんのことも まだ全然知らないし……。」

 

琉姫「知ってもらうにはどうすれば……り、履歴書?」

 

トオル「堅苦しすぎるし、今から用意するの?」

 

琉姫「でも、お話もできないのなら――」

 

琉姫「見てもらえばいいのよね。」

 

暗黒冬将軍「っ! 何度来ても一緒よ、話なんて聞かないから!」

 

琉姫「わかってるわ。だから―― まずは私を見てもらおうと思ったの。」

 

暗黒冬将軍「なっ……!」

 

暗黒冬将軍「自分から黒い雪に入ってくるなんて 馬鹿じゃないの!」

 

琉姫「でも、こうすれば私の記憶が…… あなたにも見えるんでしょ?」

 

暗黒冬将軍「っ……! あなた、なんで自分の描きたいものと 真逆のえっちなものを描いてるのよ!」

 

暗黒冬将軍「やめちゃえばいいじゃない! そんなの嫌だって言っちゃえばいいじゃない!」

 

琉姫「それも考えたわ……。でもね、私はそれでも 描いているからみんなと一緒にいられるの。」

 

暗黒冬将軍「っ……。」

 

琉姫「……私は色川琉姫。爆乳♥姫子ってペンネームで TL漫画を描いているわ。」

 

暗黒冬将軍「知ってるわよ……今、見せられたもの。」

 

琉姫「私は……それが嫌だった。描きたいものとは違うし 家族にもなかなか言えないし……。」

 

暗黒冬将軍「あ……。」

 

琉姫「でも、私の描いた漫画で喜んでくれる人がいるの。 自分が苦手だって思ってることでもね。」

 

暗黒冬将軍「……自慢?」

 

琉姫「ううん。ただね、あなたがもし自分が嫌だなって、 悲しいなって思ってることがあったとしても……。」

 

琉姫「それを受け入れて、支えてくれる人は必ずいるの。 ちゃんと向き合うことができればね。」

 

琉姫「自分だけじゃ乗り越えられないことも、 一緒なら越えられることがあるの。」

 

琉姫「だからね……私と……一緒に……。」

 

暗黒冬将軍「……無理よ。」

 

暗黒冬将軍「私は……受け入れられない。」

 

 

 

 

 

琉姫「っ! 待って!」

 

琉姫「これも……黒い雪なの?」

 

 

「……うるさい……だまって……うらやましい……。」

 

 

琉姫「この声……ねぇ、これはあなたの記憶なの!?」

 

 

「友だちなんていない……友だちなんて、作れない。」

 

「私にできるのは、 ただ黒い雪を降らせることだけだから……。」

 

 

 

 

 

 

ゆの「琉姫ちゃん! カレンちゃん! 大丈夫!?」

 

琉姫「いまのは……。」

 

カレン「なんとか助かったデース…」

 

心儀「なんとかなってよかった…もうカレンちゃん、無理に歌作戦を決行する必要なんてなかったのに…(汗)」

 

カレン「Sorryデス……」

 

 

プログラミングの魔法を覚えてなかったら完全にヤバかったな…

 

カレンちゃんが来ること自体が完全に本家とは異なる演出だからなぁ…

 

 

ひふみ「うん……大丈夫みたいだね。」

 

メリー「外側から見えてた今の雪、 とんでもなく黒かったんだからね。」

 

メリー「あれはヤバいってすぐにわかったわ。だから、 心儀とゆのとひふみが力をあわせて戻してくれたの。」

 

 

カレンちゃんを助ける段階もあって少し手間取ってしまったけど、なんとかなって本当によかった・・・(ホッ)

 

 

琉姫「ごめんなさい、私1人で突っ走っちゃって……。」

 

ひふみ「無事でよかった……。」

 

ひふみ「でも、さっき琉姫ちゃんの言ってたこと、 私は……わかるかな。」

 

トオル「それは……私もかな。 うん……ちょっと昔のこと思い出したよ。」

 

トオル「友だちがうらやましくて嫉妬しちゃったことが あったなって……もう今考えると恥ずかしいよね。」

 

ひふみ「トオルちゃんも、そういうこと、あるんだね。」

 

トオル「でも、ひふみさんもあるんですよね? さっきの口振りだと。」

 

ひふみ「う、うん……。私は本当に、 どう接していいかわからなかったから……。」

 

ひふみ「だから……あの子の気持ちも、 ちょっとわかるかな。」

 

心儀「私も、元の世界では一匹狼な事が多かったから…友達とうまくやっている人が時々羨ましくなることがあったなぁ…」

 

ゆの「琉姫ちゃんはすごいね……。」

 

ゆの「気持ちがわかれば……、きっとあの子のために 力になれるよね!」

 

メリー「この感じ……気をつけて! さっきのヤバい雪で出来た黒雪だるまがくるわ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やはりというか暗黒冬将軍の攻撃は容赦なかったが、みんなで力を合わせてなんとか勝つことができた。

 

 

メリー「チェックメイトね、黒の女王様。」

 

ゆの「よ、よかった……もう腕がパンパンだよ……。」

 

カレン「想像以上に強かったデース……」

 

心儀「頭使いすぎて、もうクタクタだよ…」

 

琉姫「はぁ……はぁ……えっと、大丈夫?」

 

暗黒冬将軍「……大丈夫じゃない。」

 

琉姫「うん、よかった。」

 

暗黒冬将軍「……何がよかったのよ。」

 

琉姫「ようやく、ちゃんとお話ができたから。 はぁ……はぁ……。」

 

暗黒冬将軍「……なんで興奮してるの。」

 

琉姫「し、してないよ! ちょっと疲れただけだから。」

 

暗黒冬将軍「……私も、もう黒い雪を降らすだけの力もないわ。」

 

暗黒冬将軍「あなたたちの邪魔にならないように遠くへ行く。 それでいいわよね。」

 

琉姫「っ……ぜんぜん良くないわよ!」

 

暗黒冬将軍「ひうっ!」

 

琉姫「あっ……ごめんね、怒鳴っちゃって……。」

 

琉姫「でも……言ったでしょ? 一緒に乗り越えていこうって。」

 

琉姫「私は、あなたと仲良くしたい。 ダメ……かしら?」

 

暗黒冬将軍「それは……でも、 私は黒い雪を降らせることしかできないから。」

 

琉姫「えっとね……ホワイトだけじゃ漫画は描けないの。」

 

暗黒冬将軍「……ホワイト?」

 

琉姫「え、えっとその修正液のことで……とにかく、 漫画を描くときにはね、インクが必要なの。」

 

琉姫「あ、それはアナログの場合で後はトーンとか、」

 

琉姫「かおすちゃんはデジタルだからパソコンでやって――」

 

暗黒冬将軍「……結局、何が言いたいの。」

 

琉姫「あなたの黒い雪も必要なの。そうすれば もっと色んなものを私たちは描けるのよ。」

 

暗黒冬将軍「私の……黒が……。」

 

ひふみ「あ、あのねっ!」

 

暗黒冬将軍・琉姫「ひゃうっ!?」

 

琉姫「ど、どうしたんですか? ひふみさん。」

 

ひふみ「その……今日のクリスマスパーティー、 もしよかったら一緒にどうかなって。」

 

暗黒冬将軍「……私が…?」

 

ひふみ「うん…ダメ……かな…?」

 

暗黒冬将軍「……どうして…?」

 

暗黒冬将軍「私はあなたたちに散々迷惑をかけたのよ…?」

 

暗黒冬将軍「私がパーティに参加する資格なんて…」

 

ひふみ「それでも……いいの…」

 

ひふみ「私達は……あなたにパーティに参加してほしいの…」

 

 

戦いでプログラミング的な知識を使いすぎて完全に頭がクラキューした私は物語を動かす気力が残ってなかったが、なんとか本家通りにひふみちゃんがパーティに誘ったようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゆの「な、なんとか準備も間に合ったね……。」

 

メリー「戻ってきた時にはもう完全に夜だったものね。 ただ……。」

 

 

(暗黒冬将軍と楽しく会話するクリエメイトたち・・・)

 

 

メリー「その甲斐はあったと思うわよ。」

 

ゆの「えっと、それじゃあクリスマスコンサート&クリスマスパーティーを始めたいと思います!」

 

 

そして、本家とは違ってきんいろ大使館のクリスマスコンサートも含まれたクリスマスパーティーが始まった。

 

私は戦闘の疲れでコンサートの準備をスムーズに行うことはできなかったものの、カレンちゃんが事情を話してくれたおかげできんいろ大使館の人たちに協力してもらい、なんとかコンサートを始めることができた。

 

今の私はというと、客席に観客と交じってきんいろ大使館のクリスマスコンサートを眺めている。

 

もうすぐ、私とカレンちゃんがあの場所で歌った曲が流れる…!

 

 

穂乃花「琉姫ちゃん、誕生日…」

 

忍・綾・陽子・アリス・カレン・穂乃花「おめでとうございまーす!!」

 

 

琉姫「えっ……あっ! そうだった……!」

 

 

カレン「皆サンもご一緒に!」

 

カレン・アリス「せーのっ!!」

 

琉姫以外のコンサート会場の人たち全員「おめでとうございまーす!!」

 

 

琉姫「ううっ……みんな、ありがと~~~!!!」

 

 

忍「そして、今日はお祝いの意味も込めて、この曲を歌います。」

 

忍「聞いてください!」

 

忍・綾・陽子・アリス・カレン・穂乃花「ぎんいろスノウドロップ」

 

 

 

(~♪)

 

「♪頬づえをつき きみを見つめた」

 

「♪スノウドームの まんまる♪」

 

「♪"たとえば今日 雪 振ったら...♪」

 

「♪一緒でかけよう"♪」

 

 

「♪"天気予報が ハズレますよう"♪」

 

「♪オカシナ 願いごとをしていたね♪」

 

「♪この街の 初雪は♪」

 

「♪視るひとを幸せに♪」

 

「♪すると きみが云った♪」

 

 

「♪雨 のち雪 おちて♪」

 

「♪花 ひらくよ♪」

 

「♪その つめたさでほら♪」

 

「♪つないだ温もり もっと伝わるよ♪」

 

 

 

あぁ・・・やっぱりクリエメイトの歌唱は客席からの眺めに限る…!!

 

歌姫の時みたいにステージ上で歌って踊るのはもうごめんだ…(苦笑)

 

 

 

 

 

 

 

ゆの「ひゃあああああああっ!!」

 

 

 

 

 

 

 

そして、暗黒冬将軍の魔法と空飛ぶゆのちゃんによって、プレゼントが上空から観客に向けて配られた後、クリスマスコンサート&クリスマスパーティーは無事終了した。

 

 

そして本家通り、琉姫ちゃんのところに多めにプレゼントが降ってきた様子を見た時は、流石に笑いを堪えるのに必死だったことはここだけの話…(苦笑)

 

 

 

トオル「無事コンサートもうまくいったみたいでよかったよ。」

 

メリー「そうね、無事アイツも参加してくれて良かったわ。」

 

メリー「メリークリスマス……なんてね。」

 

 

 

暗黒冬将軍「………洒落、うまいわね………♪」

 

 

 

 

こうして私(心儀)が加わった今回のイベントクエストも無事終了したが・・・

 

エトワリアのこんな楽しい瞬間・時間(幸せなひととき)とも間もなくお別れになると思うと・・・ちょっと寂しいな・・・

 

 

 

 






〜歌の雰囲気が途中で変わるシリーズ〜


カレン「心~を込めて送る~♪ 君へのメッセージ~♪」

カレン「みんなみんな♪ ハッピーな♪ クリスマス~♪」

心儀「そして年が明けたらお正月♪」

カレン・心儀「和尚が2人で和尚がツー♪」

陽子「なんだこれ…()」

綾「寒苦しい…(汗)」


心儀「手放した恋を今~♪ あなたも悔やんでるなら~♪」

心儀「♪やっと本当の…」

カレン「ワタシになれた気がしマース!!」

忍「この台詞はあの時の…!?」

アリス「これネタにしちゃっていいの!?(汗)」

穂乃花「金髪が輝いているから問題なしだよ…!←」





という事で、後編のクリスマス中の投稿が間に合わず投稿が遅れてしまいましたが、クリスマスのストーリーを先行してお送りしました!

それではみなさん、よいお年を…!


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2019年イベントシナリオ編(※2018年イベントシナリオの完結まで連載保留中)
第2-1話 奇跡の再会、そしていきなりイベントシナリオ展開!!?(チョコレートパニック)



お久しぶりです。

きららファンタジアのサービス終了が近づいている事もあって色々と焦燥感らしき変な感情に駆られているケーキことstrawberrycakeです。


そして、本来であればバレンタインデーの日に2019年の2月にあったイベントシナリオに心儀を介入させてみるエピソードを書く予定でしたが、色々あってバレンタインデーをギリ過ぎてもイベントの最後まで執筆が仕上がりそうもないので書けたところまでで一旦出す事にしました。

今回は2018年のイベントシナリオの出来事を終えて無事元の世界へ帰還した心儀が、4年の時を経て再びエトワリアに再召喚されてからイベントシナリオの簡単な状況を把握するところまでの展開となります。

という事で、早速第2-1話をご覧ください!

(※2018年のイベントシナリオ編の13話で語られる筈だった新展開要素が含まれています…そのため遅れている第13話が投稿されるまでは何のことか分からない部分もあるかとは思いますがご了承ください)

(※また今回より2019年のイベントシナリオ編は「第2-○話」、2018年のイベントシナリオ編は「第1-○話」として平行して連載していく予定です)


 

 

クリエメイト達がひっそりと現実世界に来てしまうあの事件から3年4ヶ月…

 

私は転職をして、紆余曲折あって今は念願のSEとして歩き始めている。

ここまで長い苦労だった…

 

事件が起きた2019年の1月には私自身がまさかのインフルエンザにかかってしまうという出来事もあったが、まさか翌年の2020年には今度は世の中が新型のウイルス蔓延状態に発展するとは夢にも思わなかったなぁ…

 

私も3年間は新型コロナにかからずにピンピンしてたけど、先月1月に4年ぶりの悪夢と言わんばかりに遂にコロナ陽性に…

 

今のSEの仕事が始まってから3日目の出来事だったから、モロにヤヤぼっちちゃんパターンで本当笑えなかったわ……って、こんな事言ったらぼっちちゃんに失礼か…(汗)

 

 

と、ここ最近の人生感想はさておき、最近かなり心が落ち着かない出来事がある。

 

私がソシャゲで唯一プレイしていてどハマりしていたきららファンタジアが、今月いよいよ終焉……つまりサ終を迎えるのである。

 

去年11月には1週間ほどフヌケになるほどショックを受け、今でもどこかまだ受け入れられない…まだ終わりそうもないように思えている自分がいる……

 

やっと仕事の面でうまくやっていけそうな感じに安定してきたというのに、2月末を迎えるのが非常に怖くて仕方ないというヤヤ悪循環になっている私も居る………

 

まあそうならない為にも、これでもかと言わんばかりに周回を進めているが、この当たり前の毎日がもうすぐで消えるんだな………

 

 

きらファンをキッカケに色々なアニメ作品に出会えて、しかも誰も経験した事が無いと思われる『本物のクリエメイト達との出会い』もあった…

 

もちろん、嘘のような本当にあった出会いはネットの書き込みはもちろん、誰にも話さずに私と彼女たちだけの秘密にしてきたから、現実世界で大騒動が起きる事はなかった。

 

そんな貴重な体験をさせてくれたきらファンに感謝の想いを込めて、オールスターチケット全回収とまではいかなくとも遊べるだけは遊ぼうと思う。

 

それが私たちプレイヤーが最後に出来る事だと思うから…

 

 

………………

 

 

それにしても、あの時にクリエメイト達が言ってた、『エトワリアに召喚された白河心儀(私自身)』の意味は、今でもよく分からないままだなぁ…

 

恐らく何かの手違いでエトワリアに召喚された私がいたのだと思うけど、こうみると平行世界はいくらでも存在するものだということだろうか…

 

できることなら、5年目にサービス終了を回避してイベクエ復刻で2〜3年は持たせるきらファンのある平行世界に行きたいものだなぁ……

 

まあ、そんなミラクルは起きないだろうから、今日も今日とて会社に向かうことにしますか……

 

 

療養期間の隔離の時をそのままに、2019年の上半期と同じように自分の部屋から出て1階へと向かう…

 

どうせ何も起きないだろうと思って自分の部屋の扉を開けた瞬間………

 

 

「えっ、あっ、、うわわわわ!!!!???」

 

 

突然、バケツをひっくり返したかのように脳内に未知なる記憶が次々とインストールされていく………

 

身に覚えのない記憶であるはずなのに、確かに私がエトワリアで1年間過ごした出来事たちが………………

 

そうか……そう言う事だったんだ………!!!

 

私がエトワリアに召喚された事でねねちゃんのゲームにバタフライエフェクトが発生して……そして私の元にきららちゃんとひふみちゃんが来ていたのか………!!!

 

 

それ以外にもエトワリアで起きたあんな出来事やこんな出来事、不覚にも私が介入した事で2018年のイベントシナリオがどう変わったかまで、ありとあらゆる出来事……完全に思い出したぞ………!!!!!

 

 

 

「ひr……まsよー…」

 

 

 

あれっ……なんか声が聞こえる………???

 

 

 

「…トが金色に…!!」

 

「これはひょっとするかもです……!!」

 

 

だんだんと近くなってきた声はもしや、クレアちゃんときららちゃん…?!

 

ということは……

 

 

クレア「召喚……成功です…!!」

 

ランプ「きたきたきたきたぁーー!!!!!心儀様が召喚されるなんて激激激レア以外の何者でもありませんよ!!!!!!!♡♡♡」

 

きらら「落ち着いて、ランプ。 今の心儀さんには不完全で召喚した時の記憶はないはずだから、一応初めましてだよ」

 

心儀「ランプちゃん、きららちゃん、そしてクレアちゃん、久しぶりだね」

 

心儀「また召喚してくれてありがとう。 珍しい男性クリエメイトとしてまたよろしくね」

 

きらランプ・クレア「えええええっ!!!??」

 

 

こうして私はまた、エトワリアに召喚されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(きらら商店街)

 

きらら「まさか、心儀さんがエトワリアで過ごした時の記憶を保っているなんて思わなかったので、驚きました…」

 

心儀「召喚される寸前までは何も思い出せなかったんだけどね…自分の部屋の扉を開けた瞬間にこれまでの記憶が一気に頭の中に蘇ってきた感じで、自分自身がまた召喚されたんだろうってすぐに分かったよ」

 

 

まあ、実は私がゲームの世界から飛び出し事件の平行現実世界に居た心儀だったというのは内緒だけどね…(苦笑)

 

 

きらら「なるほど……不完全な召喚でも、記憶が残る事ってあるんですね…(苦笑)」

 

心儀「またしても私が珍しいパターンを作ってしまったのかな…?(苦笑)」

 

きらら「召喚の扉が暴走したのは後にも先にもまだあの1回だけなので、珍しいパターンなのかもしれません(?)」

 

心儀「な、なるほど……」

 

 

そういや、召喚の扉がまた暴走するイベントシナリオは(このエトワリアにとっては)まだまだ先の出来事だったな…

 

今思えば、あの暴走状態はまるまるほぼ私の時と全く同じ現象だったよね…(汗)

 

 

きらら「本当は早速商店街のことについて歩きながら色々話そうと思ったのですが…恐らくもう色々とご存じですね…?」

 

心儀「ま、まあね…(笑)」

 

 

朝7時からやっている市場には大変お世話になりました…(苦笑)

クリエメイトと出会うリスクを減らしていた時期にはどれだけ重宝したことか…

 

 

きらら「それなら、久々に他のクリエメイトの皆さんと会ってみましょうか」

 

きらら「ってあれっ、そういえばいつもと比べて商店街にいるクリエメイトたちが少ないような……」

 

心儀「言われてみれば、いつの間にかランプちゃんも居なくなってるし……」

 

??「おっ、きららじゃん!」

 

??「って、心儀も居る!!?」

 

きらら「こんにちは、コウさん」

 

心儀「コウさんお久しぶりです。 つい先ほどきららちゃんたちに召喚されました…(苦笑)」

 

コウ「という事は、また()()()()()()()()暮らし始めるのかー」

 

心儀「まあ、そんな感じです」

 

コウ「それじゃあ、またイーグルジャンプの社員として雇っちゃおうかな」

 

心儀「えっ、いいんですか!?」

 

コウ「1年間共に働いたかつての社員だからね。 もちろんだよ!」

 

心儀「あ、ありがとうございます…!!」

 

きらら「よかったですね、心儀さん…!」

 

コウ「これからもよろしく頼むよ…!」

 

心儀「はい…!!」

 

心儀「っと…それはさておき、なんか今日は異様に商店街に居るクリエメイトの数が少ないような気がしますけど…何か心当たりとかありますか…?」

 

 

この商店街から何度バタフライエフェクトが羽ばたいた事やら…と思うだけあって、クリエメイトが少ないのも今では違和感があるな……

 

 

コウ「心当たり……そういえば、さっき物凄い歓声とドドドという足音が屋内に居ても分かるほど鳴り響いていたけど………あれは何だったろうな………」

 

心儀「歓声と……足音………」

 

コウ「それと同時にチョコ作りに軽く支障きたすほどのかなり甘い香りがしてたから、若干だけ不快感だったりもしたな…」

 

心儀「待って……今日って何日ですか…?」

 

コウ「何日って…2月13日だけど……」

 

心儀「もしかして………きららちゃん、澪ちゃんとりっちゃんのパスを追えたりする…?」

 

きらら「えっ……いきなりで意図がよく分からないですけど………調べてみますね…!」

 

心儀「お願い……!!」

 

きらら「澪さんと律さんのパスは…………あった…って、ええええええ!!!??」

 

心儀・コウ「!!?」

 

コウ「ど、どうしたんだいきなり大声出して……(汗)」

 

きらら「何人かのクリエメイトと一般人に追われています…!!! 何故かランプも……居る…!!?」

 

心儀「やっぱり……コウさん、情報ありがとうございました。 きららちゃん、一旦召喚の館に戻って状況を整理しよう…!」(召喚の館へと向かい始めて)

 

きらら「えっ、心儀さん!?」(心儀の後を追って)

 

コウ「………何だったんだ……?」

 

 

(次回に続く)

 

 

 






今回はここまで。

次回もお楽しみに!

(※今回は後書き茶番は用意しておりません…)


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第2-2話 コルクモキララモシラカワモ(チョコレートパニック)

バレンタイン終わっているのに、バレンタインのイベントシナリオがまだ完結してないってマジ…?


あっ、ハイ…マジです……更新遅くてすみません………(汗)

そして今回もチョコレートパニック回が完結しなかったので、書けたところまでで一旦また載せます。(今回は短めです)

因みに今回のサブタイトルはテ○リ○D○のタイトル画面BGMの曲名がモチーフです。

深夜テンションで付けたサブタイでごめんなさい……2/21に合わせて用意したネタも結局当日に披露できなくて申し訳なくなってきたので、完熟マンゴーに篭ります……(汗)


いつまでもぼっち節風な前書きを続けるのもあれなので、早速本編に参りましょうか…




 

 

商店街の異変、歓声、凄まじい足音、そしてバレンタインの時期というところから私はすぐ「チョコレートパニックのイベントシナリオが発生している!」と勘づいたものの、その勘を確かなものにする為に不覚にもイベント未登場のはずのきららちゃんに澪ちゃんとりっちゃんのパス探りを咄嗟にお願いしてしまった……

 

きらファンプレイヤーが聞いたなら納得のいく流れではあるが、2人のパス探しをいきなりお願いした流れが少し不自然だったせいか、きららちゃんの頭の上にはてなマークが大量に出ていた。(それでも対応してくれてありがとう)

 

流石に「イベントシナリオとメインシナリオの範疇なら未来の出来事も知っている」なんて言えないから、例の激ホレチョコの存在を知っている辺りを説明したら、なんとかうまく誤魔化す事ができた。

 

エトワリアにいる1年間のうちに興味本位でエトワリアの変わったアイテムたちを神殿の図書館で調べておいて本当によかったわ……じゃなかったら間違いなく詰んでた………

 

そんなこんなで、「コルクならチョコの在庫について知ってるかも!」という意見からトレードショップに立ち寄ることになったが……これもうイベシナ改変は不可避じゃないか……?

 

まあ改変騒動は今に始まった事じゃないし……とりあえず今は静を保って行動しますか………(汗)

 

 

 

(トレードショップ)

 

きらら「こんにちは」

 

コルク「いらっしゃい、きらら」

 

コルク「…!! そして心儀も…もしかして?」

 

きらら「うん。 今日再びエトワリアに召喚されたんだ」

 

コルク「なるほど…よく戻ってきてくれた」

 

心儀「これからまたよろしくね、コルクちゃん」

 

コルク「こちらこそ、これからもよろしく」

 

心儀「早速本題に入るけど、コルクちゃんは激ホレチョコ*1について、何か知っていたりする…かな…?」

 

コルク「!? もしや、心儀もあの2人を助けるために情報収集を…!?」

 

心儀「えっと……なんというか恐ろしいほど効果抜群だと噂で聞いていたので、少し気になってただけで……(汗/少し棒読み気味)」

 

コルク「あれは絶対に食べちゃ駄目。少し前にも激ホレチョコを不意に食してしまったという澪がここに逃げ込んできたが、澪のファンが大勢詰めかけてきて大変な事になってたばかり…」

 

コルク「その後、澪は間一髪で裏口から逃げていったからよかったけど、あのままファンに群がられていたらどうなってたか分からない……」

 

コルク「特に心儀は多くのクリエメイトから慕われていると思うから、一口でも食べたら恐らく取り返しのつかない事になる………」

 

 

確かにクリエメイトに群がられる事態になったら色々と厄介な事になるな……そして万が一この世界を観測したきらら民がそんな光景を見ようものなら、大嫉妬されて間違いなく色んな意味で心儀終了のお知らせになる………(滝汗)

 

 

心儀「ひぃ……興味本位で知ろうとしてごめんなさいでした!!(汗)」

 

コルク「激ホレチョコの危険性を分かってくれたのなら、それで構わない」

 

心儀「激ホレチョコ…恐るべし……!!」

 

きらら「あ、あはは…(汗)」

 

心儀「でも……さっきの話だと澪ちゃんは永遠にファンに追いかけ回されてしまうような………(滝汗/だけど若干棒読み)」

 

コルク「いや、チョコの効果を無効にする方法はある」

 

心儀「えっ、本当!!?(若干棒ry)」

 

コルク「天然でとっくすチョコを摂取すれば、激ホレチョコの効果は綺麗さっぱりなくなる」

 

コルク「ただ生憎そのチョコの在庫は切れてしまっている…申し訳ない……」

 

心儀「そっか………」

 

コルク「入手するには、里から少し離れた山に住む木の魔物と戦わないといけない…」

 

コルク「本当は澪たちにも教えようと思っていたけど、想像よりも早くファンが押し寄せてきてしまった為に教えるタイミングを逃してしまった……」

 

きらら「という事は、そのでとっくすチョコを入手する事ができれば…!」

 

心儀「さっき話にあった澪ちゃんを助けられるかも…!!(棒)」

 

 

私の演技力が隠し事をしようとしている時のきららちゃん並みに大根なのが否めないが、これでやっと不自然要素を解消できる…!

 

これ以上知っている事を口先走らないようにする為にもコルクちゃん頼りになってしまったのが内心申し訳ないが…不意打ち開始であまりいい手が打てなくてごめん(汗)

 

 

きらら「コルク、その山までの道のりの地図ってあるかな…?」

 

コルク「きらら、もしかして今からその山に向かう…?」

 

きらら「クリエメイトが危険な目に遭っているというのに、それを放っておくなんてできないよ…!」

 

きらら「一刻でも早く澪さんを助けるためにも…!!」

 

コルク「分かった、今から地図を用意する」

 

 

あ…こうなったらもうシナリオ改変は不可避だ……

 

とはいえ、恐らくこれまで通りにこの世界のバタフライエフェクトは本家には影響しないと思うから、澪ちゃん、りっちゃんに加えて、私ときららちゃんも加わって木の魔物と戦う展開も、これはこれでアリかもな。

 

 

心儀「私も、その山に向かうよ…!」

 

きらら「えっ、いいんですか!? 再び召喚されてからまだ間もないですけど……」

 

心儀「クリエメイトのピンチを放っておけないのは私も同じだし、もちろんだよ!」

 

きらら「心儀さん…! ありがとうございます…!!」

 

コルク「はい、これがでとっくすチョコを実らす木の魔物が住む山までの地図」

 

きらら「ありがとう、コルク」

 

コルク「本当は私も一緒に同行したいところだけど、残念ながらこの後別の用事があってそれは厳しい…」

 

コルク「心儀ときららなら大丈夫だとは思うが…どうか気をつけて」

 

心儀「うん、気をつけるよ。 お気遣いありがとう、コルクちゃん」

 

きらら「それでは、早速向かいましょうか」

 

心儀「うん…!!」

 

 

 

というわけで、私ときららちゃんはイベントシナリオの最後に登場する木の魔物のいる山へ直接向かう事になったが……タイミング的に2人よりも先に到着するか、それとも2人と合流する事になるか………

 

まあ、行ってみないと分からないよね。

 

 

それにしても、クリエメイトに群がられなくとも、こうしてきららちゃんと2人で冒険に出かけている時点でもう既にきらら民たちに嫉妬されるんじゃないか…??

 

あっ、2018年イベントでも何度かこんなことあったから今更か……(汗)

 

 

 

(次回に続く…)

*1
実際にはエトワリアで知られている商品の正式名称を述べているが、元世界では正式名称が観測できないので以降仮称としてこう書きます





今回はここまで

構築済みのアイデアに対して筆が追いついてなくてすみませんが、気長に待っていただければ幸いです。


という事で、次回もお楽しみに!


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導入編:イベントシナリオのIFシーン(本編開始)まで
第1話 召喚は突然に…


ハーメルンでは初めまして、ケーキことstrawberrycakeです。

普段はひっそりときらファンプレイをしている私ですが、ハーメルンで今きらファンの小説が密かな流行りである事を受け、私も思い切って小説を書いてみる事にしました!

投稿するタイミングとかも迷っていましたが、きらファン公式が4/1にアレをやってのけたので、もうここしかないと思いました(笑)

アレから推測ついた方もいるかどうか分からないですが、この物語はある男性の身にひっそりと起こった、不思議な物語です。

では、早速本編へ参りましょう…!





私の名は白河 心儀(しらかわ しんぎ)

 

一人称に「わたし」をよく使うが、こう見えてもごく普通の社会人男性だ。

 

正社員の派遣社員として働いているが、どの職場に就いてもなかなかいい成績が残せず、職場をコロコロと変わってばかりで…

 

まあ、世間一般的に見れば、冴えない社会人といったところだろうか。

 

名前の由来…?

親によると、天文時計の水運儀象台のような大きな心で、真偽を見極める人間になって欲しいとか聞いた事があるが、そんな人間に自分はなれているのだろうか…?(汗)

 

 

それで、去年(2018年)の10月から就いた仕事がようやく軌道に乗り始めたと思いきや、残業や休日出勤は当たり前、ついにはその無理が祟って今年(2019年)の1月から早速インフルエンザにかかってしまうお粗末…

 

そして今は自宅療養の2日目…しかし全然熱は下がらず、体のダルさも一向に治る気配はない…

 

こんなにも辛いと、一刻も早く夢という名の現実逃避でもしたくなってくるものだ…

 

 

でも、こんな時にでも欠かさずプレイしているゲームがある。

 

そのゲームの名は「きららファンタジア」

 

いつも仕事で辛い日々を送る中、私にとっては唯一の娯楽でもある。

 

そして、休みの日はこのきららファンタジアで知った作品のアニメをレンタルDVDで見るといった生活を送っている。

 

けれど、インフルの体のダルさから、昨日はログインするのだけで限界だった。

 

今日も恐らく、ログインだけして寝ることになるだろうな…

 

今は辛いけど、なんとか薬の力を信じて、今夜も寝ることにするか…

 

心儀「よしっ、ログインボーナスゲット。 さて、辛いけど寝ることにするか…(汗)」

 

誰が聞くでもないボヤキを頭の中で思いながら、今日も昨日と同じように眠りにつく…

 

 

…はずだったのだが…

 

 

 

iPhone「ピロリン♪」

 

心儀「うわっ、またおやすみモードにするの忘れてた…(汗)」

 

iPhoneをおやすみモードにし忘れるのは誰でもよくあることだろう。

 

昼勤のみの人ならおやすみモードの時間を固定すればいいものだろうが、夜勤もある私はそうも言ってられない。

 

しかし、問題はそこではなかった…

 

心儀「ん? 『逆召喚チケット配布 エトワリアに行けるチャンスをお見逃しなく!』…?」

 

通知センターに現れたきらファンアプリのメッセージには、こんな驚きの言葉が書かれていた。

 

熱烈なファンであれば、ここでインフルエンザの事も忘れるほど大はしゃぎすることだろう。

 

しかし私は違った。

 

心儀「でも、一定期間現実から存在が消えるとかだろ? そういうのは困るし、第一こんなことがあるわけがない。

 

熱のせいでとうとう幻覚が見えるようになったか…?

いや、何かの見間違いだろう。

 

とりあえず、おやすみモードにささっとして、いい夢でも見るとするか…」(おやすみモードとサイレントスイッチを入れて眠りにつき)

 

 

そう、熱による幻覚のせいだと思って、そのまま眠りについたのだった。

 

 

しかし、この不思議な出来事はこれだけで終わりではなかった…

 

 

私が眠りについた頃、私のiPhoneに不思議な事が起きるのであった…

 

魔法音「キラキラ…」

(iPhoneに魔法がかかると、ウイルスにかかったようにiPhoneのロックが解除され、きらファンが起動されてすぐに『逆召喚チケット』が使用される)

 

 

もし先ほどサイレントスイッチを入れてなければ、きらファンのタイトル画面等の音で異変に気がつけたかもしれないが、サイレントモードだった為に音が鳴るはずもなく…

 

更に眠りについていたので、当然この異変に気がつける術もなかった。

 

 

(iPhoneアプリ内の)クレア「開きますよ〜♪」

(召喚の鍵を開くと、即座に心儀の意識をiPhoneの中へと吸い込み始めていき…)

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

気がつくと私は、見覚えのある場所に居た。

 

 

心儀「ここはどこだ…? 夢にしてはかなりリアリティある感覚なのだが…」

 

 

その場所とは、イベントではかおす先生がシュガー・ソルト姉妹と出会った場所…

 

そのイベントをプレイできなかった人ならば…ランプちゃんときららちゃんが運命的な出会いをした場所といえば分かるだろうか…?

 

そこに私は立っていた…

 

 

心儀「しかも、どこか見覚えある気もするけど…思い出せない…(汗)

 

恐らく、夢だから覚えてる記憶をテキトーに繋ぎ合わせただけなのだろう。」

 

 

きらファンをよくプレイした人でも、いちいち背景まで覚えてる人は少ないと思う。

 

 

心儀「それにしても、夢だと認知?できる明晰夢を見ている筈なのに、一向に自分自身で少しでも夢をコントロールできないのはやっぱりおかしいな…

 

そういった夢もあるものなのか…?」

 

 

そう独り言を呟いている時だった…

 

 

魔物「フー!!(怒)」

 

心儀「な、なんだこれは?!(滝汗)」

 

魔物「フゥー!!(怒)」(心儀を追いかけ)

 

心儀「わわっ、こっちに来るなああああ!!!(滝汗)」(逃げ)

 

心儀「とりあえず、この状態をなんとかしないと…!!」

 

 

心儀「あっ、あそこに街?っぽいのがある!

 

あそこに逃げ込めば…!」

 

 

私が向かっていた場所は、きらファンのキャラやクリエメイト達が住む里であった。

 

当然ながら…

 

 

心儀「あの場所もなんだか見覚えはあるが、今はそうも言ってられない!!

 

あそこにとりあえず逃げ込もう…!!」

 

 

 




インフルエンザの辛さから現実逃避したいと願ったばかりに?、突然エトワリアに召喚されてしまった心儀。

そして召喚されて早々に魔物に追われる事となってしまったが、果たして心儀は魔物から逃げ切ることができるのだろうか…??


第2話へ続く。



書きかけの小説を4/1の深夜に一気に進めたので、誤字等ありましたらすみません(汗)

(もしかしたら後で見返して修正入れるかも…)


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第2話 心儀はクリエメイト

お久しぶりです。
ケーキことstrawberrycakeです。

別のきらファン小説が港町まで進んでいる中、こちらは1話から全然進んでいないと焦りつつ、なんとか2話を書き上げる事ができました!

ハーメルンの目安文字数に意外と達してない事を受け、思いつく展開を今回はどこまで書き上げようかという物語の肉付け作業に苦労してました(汗)

といった言い訳話は置いとくとして、それでは第2話をご覧ください!

【お詫び】
しばらく書かないうちに心儀の一人称を「俺」と勘違いするミスをしてしまい、申し訳ありません。

現在は「私」に修正しました。


<エトワリア 召喚の館>

 

 

きらら「今日の召喚、始めるよ!」

 

クレア「はい…!」

 

 

召喚士のきららが召喚に必要な鍵を召喚の扉の前で回すと、白い魔法陣が飛び出す。

 

その魔法陣の色は白色、青色、金色の3種類があり、それらは召喚されるクリエメイトの星の数を示している。

 

 

クリエメイトとは、簡単に言うならばきらら作品の登場人物の事を指す。

 

そして、数日かけて2つのきらら作品の主要キャラを呼び出し切り、今日は3つ目の作品のクリエメイトを召喚しようとしていた。

 

 

クレア「これは、ひょっとするかもです…!!」

 

 

と、文章での説明をしているうちに、魔法陣は金色に輝いていた。

 

 

きらら「一体誰が来るのでしょうか…?」

 

 

白色→青色→金色へと魔法陣が変わった時、きららファンタジアをプレイしている人なら誰もがワクワクする瞬間であろう。

 

そう、一番レアな☆5のクリエメイトが召喚される!!…はずなのだが。

 

 

きらら「ちょっと待って、魔法陣の様子がなんだかおかしいよ?!」

 

 

なんと、金色の魔法陣がさらに昇格演出を始め、それが終わると銀色と金色の2色を交互に点滅し始めたのである。

90年代の人なら、ポ○○ンショックのような点滅だと言えばその光景を想像しやすいだろう。

 

さらに、召喚の扉がゴゴゴゴと音を立てて揺れ始めた。

 

 

きらら「ま、眩しい…!!」(思わず目を瞑り)

 

クレア「か、かなり強い力を感じます…!!(汗)」

 

クレア「こ、このままでは大事な扉が壊れてしまいます…!!(滝汗)」

 

きらら「と、とりあえず鍵を閉めてみまs…」

 

(ズバーン!!→魔法陣の力が強すぎて辺り一面が真っ白になって)

 

クレア&きらら「きゃあ!!!」(思わず尻餅をついて)

 

クレア&きらら「いたたた…」

 

クレア「…召喚…失敗です…」

 

きらら「でも、何故あんな魔法陣が現れたのでしょうか…?」

 

クレア「普通なら、金色の魔法陣以上のものは現れないはずなのですが…」

 

クレア「そして、扉も壊れてしまいました…」

 

きらら「これでは他のクリエメイトの召喚ができませんね…」

 

クレア「扉の復旧にもかなり時間がかかりそうです…」

 

きらら「…仕方ないですね…」

 

 

(召喚の館の外扉を勢いよく開いて)

 

ランプ「きららさん、大変です!!!」

 

きらら「ランプ!?」

 

クレア「ランプ!? そんなに勢いよく扉を開けたら入り口の扉まで壊れちゃうよ…!!?(汗)」

 

きらら「一体、何があったの?」

 

ランプ「それが…召喚の館から飛び出した魔法陣が、里の外に飛び出していってしまったんですよ!!!(アセアセ)」

 

きらら「えええっ?!」

 

クレア「はわわわわ…た、大変な事になってしまいました…!!(滝汗) ご、ごめんなさい、私が召喚を失敗してしまったばかりに…!!(アセアセ)」

 

ランプ「召喚失敗?! い、一体何があったのですか?!」

 

きらら「それが、普通だとあり得ない魔法陣が現れたと思ったら辺りが真っ白になって…」

 

クレア「気がついたら召喚の扉が壊れてしまって…」

 

ランプ「そ、そんな…このままではお呼びするはずのクリエメイトが召喚できないままに…!!(青ざめ)」

 

きらら「落ち着いてランプ! とりあえず、今できることを整理しよう…!」

 

クレア「そうですね…まずは召喚の扉の修理しないとですが…ここまでひどく壊れてしまうと復旧にはかなり時間がかかりそうです…」

 

ランプ「そんなぁ…(しょんぼり)」

 

きらら「待って、パスを感じるよ…!!」

 

ランプ「ぱ、パスを…?!!」

 

クレア「ほ、本当ですか!?」

 

きらら「うん、忍さんや青葉さん達とは違うパスを感じるよ!」

 

ランプ「という事は、クリエメイトの誰かが里の外に…?!(滝汗)」

 

きらら「場所は…里の入り口の方だよ! 今すぐ行こう!!」

 

ランプ「はい…!!!」

 

 

(きららとランプが里の入り口へと近づき…)

 

ランプ「た、大変です!! クリエメイトが魔物に追われています…!!!」

 

きらら「早く退治しないと…!! 『コール』っ!!」

 

ランプ.o(あ、あのクリエメイトはもしや…!!?)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

おかしい・・・

 

目の前に街が見えるはずなのに、あともう少し走ればいいはずなのに、全力で走るわりにはちっとも前に進めてない気がする・・・

 

 

星が足りなくてあるエリアが無限階段になる某ゲームのような光景は、夢ではあるあるな光景かもしれないけど、ヤケにリアルな感覚でこれが続くとなると気が滅入ってしまう事は想像つくだろう。

 

それとも私の感覚がスローに思えてしまっているのだろうか・・・?

 

人間、死が間近に迫ると世界がスローに見えるとよく聞くが、その感覚なのだろうか・・・?

 

いずれにしても、いつまでたっても街にたどり着けない感覚を味わううちに、私はネガティブ思考へと陥っていた。

 

 

このまま私は魔物に襲われてしまうのだろうか…

 

 

 

いつの日だっただろう。

 

あれは確か1年ほど前…私はソフトウエア関連の案件を引き受けていた。

 

しかしながら、案件の仕事で企業に外勤中に、自分が所属していたチームの仲間の些細なミスにより私が1ヶ月間苦労して作り上げたものが一瞬にして無の産物へと変わった…

 

そのトラウマ以来ソフトウエアの仕事が怖くなって、得意だったプログラミング以外の仕事の案件を引き受けては、失敗して職場をコロコロ変えるようになってしまったんだっけ…?

 

そして、やっと軌道に乗り始めた矢先にインフルエンザにかかって、おまけにこんな世界に連れてこられて…

 

 

あっ、体力の限界…

 

魔物に追いつかれる…

 

 

結構最後の最期まで、冴えない社会人だったなぁ…大学生まではなんとかうまく軌道修正できてたと思ったのに…

 

もう少しだけ、楽しい人生を味わいたかったな…

 

 

でも、これも私に課せられた運命なんだ…きっと…

 

 

 

ロクな社会人になれなかったけど、ここまで育ててきてくれてありがとう…お父さん、お母さん、そして私を支えてくれた人たち…

 

 

 

 

 

 

 

 

さよなら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私の人生………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

心儀「…あれ…死んでない…?」

 

 

気がつくと、後ろから私を追い続けていた魔物は消え去っており、私は地面に横たわっていた。

 

 

 

 

よかった…助かったんだ…!!

 

 

 

 

とりあえず、誰だか知らないが、助けてくれたお礼を言わないといけないなって思い、顔を上げた途端に、私は冷静さを完全に失った…

 

 

きらら「よかった…(ホッ) あれっ、この方はあまり見かけないような…」

 

 

えっ、ちょっ、まって!!

 

色々待って…まって…冗談だろう?!

 

私がこんな世界に居て言い訳ないだろ!!??

 

なんでこんな事になってるの!!!

 

どうするのこれ…うかつにも私がこの世界をゲームとして知ってる事が口から出てしまったらやb…

 

 

ランプ「きららさん!!! この方はレア中のレアなクリエメイトですよ…!!!!!」

 

ランプ「12月から1月にかけて期間限定で観測される世界に居る心儀様ですよ!!!!!!!!!」

 

心儀「ええええええええ!!!!!」

 




そう、心儀が迷い込んだのは、きららファンタジアの世界だったのだ…!!

きららファンタジアのキャラと遭遇してしまい、そしてクリエメイトとして召喚されてしまった心儀は、この後里でどのように過ごすのだろうか…?

第3話に続く!





第2話も読んでくださり、ありがとうございます!

今回はキャラとの会話に質を置いてみました!
うまくきらファンのキャラを動かせていればいいのですが…(汗)


最悪の場合はキャラを増やしたり、もう少し物語を進めたりも考えましたが、こんな感じで意外と文字数の確保ができそうなので、しばらくはこのスタイルで進めていこうと思います!


第3話、次投稿はいつになるかは分かりませんがお楽しみに!


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第3話 クレアとランプときらら、そして心儀

お久しぶりです。

この小説を書こうと思うキッカケになった作品の作者からのコメントが来たり、きららちゃんとランプちゃんとクレアちゃんが揃って水着姿になったりと、小説の創作意欲をそそられるような出来事があって嬉しい限りでしたが…


第3話を半分ほど書き上げたところでアニメ界においてあの衝撃的な出来事があり、そこからしばらく筆を握る気力を失ったまま、投稿ペースが大幅に開いてしまってすみませんでした(汗)

その間にも、別のきらファン小説は既に砂漠へと進んでいるし…(苦笑)


でも、なんとか頑張って3話を書き上げたので、どうぞご覧ください!

(※今回からは1話辺りの文字数が大幅に増えていく予定です)


心儀「という事はつまり…私の事をある程度知っているということ…かな?(汗)」

 

ランプ「もちろんです!! 他のみなさまは期間限定ゆえに覚えてない事が多いですが、私はちゃんと覚えてますよ!!」

 

(※ランプが心儀しか知り得ないエピソードも交えて話すものの長くなるため中略)

 

ランプ「仕事で成果が出なくても全力で生きようとする姿が素晴らしいです…!!!(キラキラ)」

 

 

やっべぇ…ここまで詳しいとなると、この平行世界のエトワリアでは私の事が漫画として『聖典』に載っているという事か…

 

とりあえずは…『聖典』に私がきらファンをプレイしている描写があるかどうかが重要だ…!

 

 

きらら「えっと…(汗)」

 

心儀「あはは…ありがとう(照) それなら一つ聞くけど、私が仕事を終えて家に帰ってからいつもやっている事とかも…分かったりしたり…?」

 

ランプ「それは……イーグルジャンプのクリエメイトのみなさんが作り上げたフェアリーズストーリーやPECOなどとは違うゲームをやっていたり、ムーンレンジャーとは別のアニメを見ている事は知っているのですが…何のゲームをして、何のアニメを見ているのかまでは…(しょんぼり)」

 

 

なるほど…ゲームとして私がこの世界を見ているという事までは知らないようだな…よかったぁ…

 

もしもそこまで知っていたのならどうしようと思ったぞ…

 

というか、アニメ方面から他のクリエメイトを知ってる事がバレる可能性があったのか…

その辺りボヤかしてくれたソラ様に感謝ぁ…!!

 

 

きらら「えっと…ランプ? 憧れのクリエメイトに会えて嬉しいのは分かるけど、その…心儀さん?にこの世界の事を詳しく説明した後からじゃないと…(汗)」

 

ランプ「はわわ、そうでした…!!(汗)」

 

きらら「えっと、紹介が遅れました。私はきららです。 突然驚かせてしまったみたいで、すみません。」

 

ランプ「先ほどは失礼しました(汗) ランプです。 憧れの心儀様にお会いできた感激のあまりについ…(汗)」

 

 

私もエトワリアに来れた事からランプちゃんと同じぐらいに興奮する気持ち、そしてこれからどうしようという不安な気持ちが半々なのだが、とりあえず2人の事はまだ何も知らないフリをしないと…

 

 

心儀「きららさんにランプさんだね。 私は白河心儀と言います。 ランプさんは何故かもう知ってたみたいだけど、よ、よろしく///」

 

 

ダメだ照れるな! 初対面でこんなに照れたら怪しまれる恐れが…!

 

 

きらら「はい、よろしくお願いします。」

 

ランプ「そりゃもう、大ファンですから!!」

 

心儀「とりあえずランプさん、その気持ちは嬉しいけど落ち着いて(汗)」

 

きらら「ランプ…状況をまだ説明していない今の状況だと、何の事か分からずに困惑させてしまうだけだよ?(汗)」

 

ランプ「す、すみません…!(汗)」

 

きらら「詳しい事は後ほど説明しますね。」

 

 

…どうやら大丈夫だったみたい。

 

男子が女子に会うと照れたりするのが普通だから、それが自然に見えたのだろうか…?

 

 

心儀「えっと…とりあえず、何故か私の居る世界を覗く事ができる環境がこの世界には整っているという事はなんとなく分かったけど、どうして私がこんな場違い?なところに来てしまったんだろうね…?(汗)」

 

ランプ「それが…先ほど魔方陣が里の外に出て行くのを見たので、それが恐らく関係しているのかもしれません。」

 

きらら「はい…本来起こるはずのない事が起きてしまい、それで心儀さんが里の外に召喚されてしまったのかもしれないですね。」

 

ランプ「それに、本来召喚されるのは女の子ばかりで、男の方が召喚されることはあまりないはずなのですが…」

 

きらら「もしかして、誤って男の人を呼んでしまったから、召喚の扉が…」

 

 

な、なんか凄い事が起きてるようだけど…だ、大丈夫なのか…??

 

それに、なんだか召喚の館のことが心配になってきたが、本来なら私が知り得ない事を先に発言できないもどかしさが…

 

 

心儀「な、なるほど…?(汗)」

 

きらら「と、とりあえず、召喚の館に移動してから、続きの話をしますね。」

 

 

 

 

こうして私は、きららちゃん達と一緒に召喚の館まで移動する事になった。

 

 

移動中は私が何故召喚されたかを色々推測して話すきららちゃんとランプちゃんだったが、私はそれとは別な問題で悩んでいた…

 

 

 

 

 

『バタフライ効果』という言葉を聞いた事があるだろうか…?

 

ある地点での蝶の羽ばたきが、別の場所で竜巻を引き起こしてしまう可能性がある。

そこから転じて、ほんの些細な出来事が色々な出来事に影響を与えてしまうというものだ。

 

つまり私がエトワリアに存在するということで、物語が本来進むべき方向に行かなくなってしまうのではないかという心配が、私の中にはあるのだ。

 

「…様…」

 

こういう事から本来は物語のキャラとは極力関わりたくないというのが本心ではあるが…

 

「…心儀…様…?」

 

きららちゃんやランプちゃんと出会ってしまった以上、ある程度はもうどうしようもないのだろうか…?

 

ランプ「心儀様…? どうかされましたか…?」

 

心儀「はっ…!! い、いや…な…なんでも…………ないよ?(汗)」

 

きらら「凄く真剣な顔をしていましたけど…大丈夫ですか?」

 

 

まずい…なんか気まずい雰囲気を作ってしまった…な…なんとかしないと…!

 

 

心儀「うん、大丈夫…ちょっと考え事をしていただけだから…(苦笑)」

 

きらら「考え事…ですか?」

 

心儀「う、うん…なんか私がこっちに呼ばれてしまったせいで、みんなに迷惑をかけてしまっていたら…なんか申し訳ないなって…」

 

きらら「い、いえ、そんな…謝ることなんてないですよ?!(汗) 心儀さんも好きでこっちに召喚されたのではないでしょうし…」

 

 

わわ…ヤバイ…余計に気まずくさせちゃったか…?!

 

 

ランプ「そうですよ!! それに…」

 

 

 

ランプ「人見知りながらもこんなに周りの事を気遣える心儀様に会えた事が、何よりの喜びですから!!!!」(ぎゅう〜)

 

 

ちょ、ちょっとま、ランプちゃん?!

何私に抱きついちゃってるの?!!/////

 

めちゃくちゃ嬉しいけど、こんな光景ゲームの外の人に見られたら間違いなく大嫉妬されちゃうよ?!/////

 

もし万が一、この光景を見ている人が居たら、ここだけの内緒話に留めておいてくれよ? お願いね??(懇願)

 

 

心儀「お、女の子にかなり…懐かれてる?!/////」(抱きつかれたまま)

 

きらら「ら、ランプ?(汗) 心儀さんがかなり困…」

 

心儀「ま、待って! 確かにいきなりでびっくりしたけど、せっかく憧れの人?に会えたのだからまあ、もう少し好きにさせてもいいんじゃないか…? 私だって、憧れてる人に会ったら、普段とは違ってかなり饒舌になっちゃう方だし…(笑)///」

 

 

本当はこのちょっとラッキー(?)な状況をもう少し味わってたいだけなんだけどね…?

 

 

ランプ「心儀様…!! 寛容すぎますぅー!!!」(ぎゅぅう〜)

 

心儀「わわ、流石にちょっと強いよ…?!(汗)」(強く抱きしめられ)

 

 

あー、これ…全国のランプちゃんのファンを敵に回し兼ねない事案だなぁ……

 

って、バタフライ効果って何だったっけ…?

全国のランプちゃんファンの方々、ごめんなさい(汗)

 

 

ランプ「し、失礼しました…(汗)」(離れ)

 

きらら「あ、あはは…(汗)」

 

きらら「ところで、心儀さんは普段は人見知り…なんですか?」

 

心儀「うん…仕事はそれなりにこなすんだけど、仕事以外での人とのコミュニケーションが苦手な方で…(汗)」

 

心儀「だから、初対面なのにもかかわらず私の事を認めてくれて、さらに応援してくれている人が居る…それを知ったら斬新な気分で嬉しくて…!///」

 

 

ほら、また照れがでてる出てる…!!

あまり照れすぎると怪しまれるから…!!(汗)

 

 

きらら「そうだったんですね。」

 

ランプ「心儀様の事は、いつでも応援してますよ…!♪」

 

心儀「あ、ありがとう…///」

 

 

でも…照れても意外と自然な流れになってるっぽいから、ちょっとぐらいなら…いいか(笑)

 

 

きらら「そういえば心儀さんって、ひふみさんとどこか似ているような気もしますね…!(微笑み)」

 

心儀「そ、そう…の……えっと……ひふみさん…??」

 

 

危ねぇ…うっかり『そうかな?』と返してしまうとこだった…

他のクリエメイトの事はまだ知らなくて当たり前だから、知らないフリをしないと怪しまれる恐れが…

 

 

ランプ「確かに、心儀様とひふみ様、意外と気が合いそうなします…!!♪」

 

きらら「ひふみさんは他のクリエメイトでして…あっ、召喚の館にもうすぐ着きますので、そこで詳しくお話しますね。」

 

 

話しながら歩いているうちに、私たちは召喚の館へ到着した。

 

それにしても、実際に里に立って建物を見てみると、結構立派な建物に見えるなぁ…

 

 

きらら「扉、開けるね。」(召喚の館の扉開き)

 

(きららの後に続いて、心儀とランプも召喚の館に入り)

 

心儀「うわ…こ、これは酷い…(滝汗)」

 

 

壊れた召喚の扉の酷さに、私は思わず声を発してしまった。

 

文字化するのが難しいが、頑丈な鉄の扉が爆発によって変形してしまった感じ…といえば、イメージとして伝わるだろうか…?

 

 

ランプ「これほど壊れてしまっては、他のクリエメイトを召喚する事ができません…(しょんぼり)」

 

クレア「あっ、きららさん、ランプ…って、もしかしてそちらの方は、男の方ですか…?!」

 

きらら「はい。 こちらは白河心儀さんです。」

 

心儀「よ、よろしく…///」

 

心儀「えっと…この方は…誰…??」

 

 

いちいち初対面のフリをしないといけないのが、かなり面倒くさくなってきたな…(苦笑)

 

 

クレア「やはり、里の外に飛んでいった魔方陣から召喚されてしまったんですね…」

 

クレア「はじめまして、私はクレアです。 本来なら召喚されるべきでない心儀さんを誤って召喚してしまったようで、本当に申し訳ありません…」

 

心儀「わわっ、そんな急に謝らないで?!(汗)」

 

クレア「で、ですが…召喚失敗してしまった責任は私たちにありますし…本当にごめんなさい。」

 

きらら「私も慌てて鍵を閉めようとしたのですが、間に合わずにこんな事になってしまって、すみません。」

 

ランプ「私もここに駆けつけた時には、既に召喚の扉がこんな有様になっていました…」

 

心儀「本当に異例な事が起きちゃったのか…」

 

 

『次回も頑張ります』では済まされないような、とんでもない事が起きてしまったんだな…

って事が、みんなの表情からとてもよく伝わってきた…

 

とりあえず、3人をフォローしてあげないと…

 

 

心儀「クレアさん、きららさん、それにランプさん。 みんなの想いは伝わってきたよ。起こってしまった以上はどうしようもないよ。」

 

心儀「まあこれも何かの縁だと思って、寧ろこのハプニング?、それともトラブル?、を楽しんでみるのもありなのかな?って(笑) だから、もう気にしないで…?」

 

ランプ「し、心儀様…!!」(心の広さに感動中)

 

心儀「それより今は、私がここに来る事になってしまった経緯を…知りたいな。」

 

クレア「分かりました。 」

 

きらら「では、今から説明しますね。」

 

 

私は3人から、私がエトワリアに召喚されるまでの経緯、そして召喚されたクリエメイト達に伝えている事などを色々と聞いた。

 

初耳のフリをしないといけない点が色々と面倒くさかったが、これである程度は初見のフリをしないで済むのは有難い。

 

しかしこの召喚の扉の壊れっぷり、見るからに嫌な予感しかしなかったが、案の定その予感は的中する事になる。

 

 

心儀「色々教えてくれてありがとう。 ちなみに、この召喚の扉が復旧するまでには…どれぐらいの時間がかかりそう…なのかな?」

 

クレア「これほどにまで傷んでいますし…恐らくかなり時間がかかりそうです…」

 

クレア「この後、カンナさんに見てもらう予定ですが、もしかすると最悪の事態も免れないかもしれません…」

 

心儀「最悪の事態って、もしや…(滝汗)」

 

 

私は、きららちゃん達と邂逅してすぐのランプちゃんの言葉を思い出してゾッとした。

 

 

『12月から1月にかけて期間限定で観測される世界に居る心儀様ですよ!!!!!!!!!』

 

 

これがもし本当なら…

 

 

ランプ「はい…1月の中旬辺りまでに召喚の扉が治らなければ1年間、心儀様は元の世界に戻れなくなってしまいます…」

 

心儀「やっぱりか…何となくは勘付いてたけど…」

 

きらら「他のクリエメイトのみなさんは元の世界にいつでも帰れるのですが、心儀さんの場合は観測可能な期間でしか元の世界との行き来ができないみたいなんです…」

 

クレア「本来なら1年中観測可能な世界からしか召喚は行えないはずなのですが、偶然にも心儀さんの居る世界に扉が通じてしまって、その場に居た心儀さんが呼び出されてしまったのかもしれません…」

 

心儀「本当にとんだ災難に巻き込まれてしまったという訳か…」

 

ランプ「期間限定でかつ男の方の召喚で、普段では有り得ない組み合わせが重なって、召喚する為のエネルギーに召喚の扉が耐えきれなかったかもしれません…」

 

心儀「なるほどな………」

 

 

私はその場でうなだれた。

 

 

そして、これからどうしていけばいいものかと私が考え始めたり、周りがフォローしなきゃという雰囲気になろうとしたその時だった。

 

(ピカーン!!→召喚の扉が光り始めて)

 

 

心儀「うわっ?! なんだなんだ?!」

 

 

召喚の扉が最後の力を振り絞って(?)光り始めたと思いきや、私の体も光で包まれた。

 

 

心儀「一体何が起こるんだ?!」(光に包まれて)

 

ランプ「わわわっ、心儀様?!(汗)」

 

きらら「これは一体…??」

 

クレア「わ、私も初めての事なので、何が起きるのかよく分かりません!(滝汗)」

 

 

その場に居た全員が慌てふためく中、私を包み込んだ光はすぐさまカッコいい服装へと変化した。

 

その変化に伴って、召喚の扉も元の壊れた姿に戻った。

 

 

心儀「ちょっと待って、私の服装が…変わってる?!!」

 

 

カッコいい衣装に加えて、手には何故か木刀らしき物を持っていた。

 

この様子を見るからに、私は…戦士になったのか…???

 

 

クレア「こ、この姿は間違いなく…」

 

きらら「戦士ですね…!」

 

ランプ「はわわわわ、心儀様がたくましい戦士の姿に…!!」

 

ランプ「やはり心儀様には戦士の姿がお似合いですぅ…!!!」(ぎゅうう)

 

心儀「ら、ランプさん?!/////」(抱きつかれ)

 

 

何というか…色々と急展開すぎて、思考が追いつかねえええ…!!

 

 

しかし、急展開な事象はこれ以降もまだまだ沢山現れるのだった…

 

 




第3話、いかがだったでしょうか?

推奨での最低文字数をしっかり超えようと意識したら、今度は逆に前回までよりも話が長い回となりました(苦笑)

その空間にいるキャラをできるだけ無言状態にさせないようにと意識したという事もあってかも…?(笑)


第4話についてもある程度ストーリーが固まっているので、完成次第また投稿しようと思います。

次回もお楽しみに!


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第4話 ここは異世界だけれども…?

しばらく小説を書かないうちに、またまたいろんな事が進んでいきましたね。

八賢者側はもう4章へ、作者クエストは4つに増え、2年半続いた仕事はやめることになり、きららファンタジアは早いものでもう2周年…

ついにきららちゃんが参戦し命がけで当てようとするも、物欲センサーのせいか全然来てくれません(涙)
(※作者はきらファンキャラではきららちゃん推しです)


という事はおいといて…



せめてきらファンの2周年は小説でお祝いしたいなと思い、慌ただしい毎日の中、なんとか4話目を書き上げる事ができました!
(例の如く本文だけ記念日当日間に合って前書き・後書きは間に合ってませんが…)



ルームに着いた心儀を待っていたものとは一体…!?


今回は心儀の一人称描写多めです。



【追記】
第5話を投稿する中で、少しだけ修正を加えました。

久々に書いてみると執筆の感覚がよく分からなくなったり、書きたい想いにギャップが生まれたりするものですね・・・(苦笑)


ちなみにきららちゃんはネプ〇ーグの%バ〇ーンで初の個人的ピタリを当てた時に召喚したら無事迎えることができました!

いいことの奇跡が、これからも続くといいなぁ・・・


召喚の館での話は終わり、とりあえず今日のところはルームに泊まることとなった。

 

きららちゃんとランプちゃんは私が出現した事についての報告をしに、神殿へと向かった後にまた後で合流するとのこと。

 

 

そして私は一足早くルームまでの道のりを歩いていたのだが…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はぁ…

 

どうやら私は、クリエメイトの特徴をほぼ全て引き継いでしまったようだ…

 

元々男性のクリエメイトを呼び出すこと自体が無茶な事であって、その為に里の外に召喚されてしまったり、遅れて私にクラスや召喚時の服装が付与されたりしたのではないか…という。

 

そんな推測話に耳を傾けていたが、召喚の館の召喚鍵管理人のクレアちゃん、そして私の推しキャラであるきららちゃんからクリエメイトたちにしているという話を私自身が聞く側になると、やはり色々と気まずいような気分にもなった。

 

 

確かにきららファンタジアをプレイしていてエトワリアでの生活に憧れたことはあったが、現実問題でいうならそんな事があったらあったで困るなとも思っていた。

 

それがまさか、こんな形で実現してしまうとは…

 

 

そもそも自分自身がきらら系の作品の登場人物だったいうことがまだ信じられないのだが、クリエメイトとしてこの世界に召喚された時点でそれはもう確定しちゃってるということにもなるんだよな…(苦笑)

 

『クラスや服装を付与する力がまだ残っているのなら、意外と召喚の扉の復旧は早いかもしれません』という話もあったけど、私的にはあれが最後の力を振り絞ったようにしか見えなかったぞ…

 

 

そう思いながら、私はふと遠い空を見上げる。

 

 

この空は私の住んでいた元の世界に繋がっているのだろうか…?

 

私が元の世界から消滅して、それこそかつてオーダーとして呼び出されたクリエメイトが消えた各原作の世界のように、私の元の世界でも残された人たちに心配をかけてたり、何か変な影響を与えてしまったりしてないだろうか…?

 

 

そして私はこのまましばらく、エトワリアという名の小さな『箱庭』に生きていくしかないのだろうか…?

 

 

早く元の世界に帰りたい…

 

 

 

 

 

そんなことを考えてたら、いつの間にか私はルームの前に到着していた。

 

 

 

まるで木が突然変異して出来たようにも見えるルームは、家へと姿を変えた後にも活き活きしているようにも見えた。

 

 

アプリで見たときはなんとなくデカそうな建物っていう印象だったけれど、実際に入口前に立つとかなり大きな建物だなぁ・・・っていうことを感じた。

 

 

 

心儀「私の部屋は・・・」

 

ルームに入る前に、私は召喚の館で受け取った部屋番号のメモを見る。

 

 

召喚の館で聞いた話によると、私自身は1人しか召喚されないであろう運命にあるため、部屋の広さも1人暮らしに最適なアパート並みの広さ(2DK)になるという。

 

ルームの部屋は作品ごとに(里の人は一人一人の希望に合わせて)1部屋分割り当てられていて、何人か召喚された作品のクリエメイトたちはかなり広めな部屋になるっぽい。

 

 

 

クリエメイトを含めた里の住人みんなが住んでいるという点で既にゲームとは違うが、なんでも住民がいくら増えてもそのつど木が魔法で成長して部屋の割り当てや部屋の拡張を自然に行い、満室になることはないという不思議な建物らしい。

 

そりゃ、2部屋×5人の合わせて10人しか住めない設計じゃ、現実問題ではいろいろと突っ込まないといけない事態になるからなぁ・・・(苦笑)

 

 

 

他のクリエメイトたちが少し羨ましくも思いながらも、私はルームの入り口の扉を開いた。

 

 

 

(ルームの中に入る心儀)

 

 

 

極力この世界の流れを変えたくはないけど、やはり他のクリエメイトとも少しは関わりを持つしかないのかな・・・?

 

とはいえ・・・

 

 

心儀「このまま一人暮らしが始まるというのか・・・」

 

 

すっかりお得意の一匹狼オーラ(?)を出しつつ、不安ながらも自分の部屋までそのまま廊下を歩いていこうとしたら・・・

 

 

???「Wow!! もしかして新たなクリエメイトデース?(ワクワク)」

 

心儀「だ、誰!?(汗)」

 

 

少しカタコトな日本語に驚くと、そこには金髪の、いかにも外国人って感じの女性が立っていた。

 

 

カレン「イギリスから日本(ニッポン)へ、そして気がついたら知らない世界へやってきた九条カレンデース!」

 

 

間違いない、カレンちゃんだ・・・!!

 

廊下ですれ違うケースを想定し忘れていた私は、不意にも人見知りスキルが発動してしまう…!

 

 

心儀「え、えっと…白河心儀…です・・・今日ここに召喚されたクリエメイトです…/////」

 

 

憧れのキャラを目の前に、よくなんとか自己紹介できたもんだな私・・・(苦笑)

 

 

カレン「シンギ…デスね! もしかして緊張してるデス?」

 

心儀「だって、いきなり話しかけられたから!///」

 

 

バタフライ効果を考えて振る舞いに迷ったとはいえ、側から見るとまるでひふみちゃんみたいだな…!(汗)

 

 

カレン「心配ご無用、No problemデース! 私を出迎えてくれたキララ、クレア、この世界はミンナとてもやさしい人たちばかりデース!!」

 

カレン「それに、ファンタジーな世界に来てとても興奮シテマス! But,ツボを割ろうとしたらキララに注意されたデス・・・(涙)」

 

心儀「いや、流石にいきなりそれはダメだろ・・・(汗)」

 

 

なんだろう・・・かなり警戒していたつもりが、カレンちゃんと話すうちに少しずつ緊張が解けていくのを感じる・・・!

 

これがアニメキャラの癒しというものか・・・!!

 

受け入れオーラが素晴らしいから、バタフライ効果を忘れてついつい会話したくなる感覚になっている…!

 

 

カレン「お約束はお約束デース!! ファンタジーの世界にリアリティなんていりまセン!!!」

 

心儀「そういう世界だから仕方ないよ(苦笑)」

 

 

少しムッとするカレンちゃんに苦笑いしながらなんとなくで相槌を入れる。

 

まさに本物のカレンちゃんだなー(笑)と思っていると、カレンちゃんの後ろで呼ぶ声が・・・

 

 

?「…ーン? カレーン?」

 

カレン「Oh,Shino…! そうデシタ、少しトイレにいくつもりが話に夢中になってシマイマシタ!(汗)」

 

心儀「えっ、そうだったの!? な、なんかごめん!(汗)」

 

?「カレーン、もう夕食できあがってますよー? って、その方は・・・!?」

 

 

おかっぱな黒髪の少女、そしてよくこけしに例えられる外見・・・間違いない、忍ちゃんだ!!

 

 

カレン「NEW クリエメイト、シンギデース!!」

 

心儀「ど、どうも・・・本日クリエメイトとして召喚された白河心儀です・・・///」

 

 

なんで初日からこんなにも運命レベルでいきなりきらら作品のキャラと対面するんだよっ!!/////

 

 

忍「新たなクリエメイトさんだったんですね! 私は大宮忍です。 今日から新たな異世界からクリエメイトが来ると聞いてましたが・・・男の方…?」

 

 

異性なのにグイグイ来るなと思ったけど、やっぱりそこは疑問に思うものなのか・・・

 

いや、カレンちゃんが誰に対してもVery Friendlyなだけか(苦笑)

 

 

カレン「言われてミレバ、珍しいクリエメイトデスネー!」

 

忍「『クリエメイトはみんな女の子』ってクレアちゃんが言ってたはずなのですが・・・」

 

心儀「やっぱり珍しく思うよね・・・召喚の館で色々話を聞いたけど、男性クリエメイトは異例中の異例みたいだったよ・・・(苦笑)」

 

カレン「でも、キララがパス(?)を感じるならクリエメイトに間違いはないはずデース!」

 

心儀「そんなんで納得しちゃう?!(汗)」

 

忍「でも、クレアちゃんが召喚したんですから、きっと怪しい人はいないはずです! それにクリエメイトである以上仲間に違いはありません!!」

 

心儀「忍さんまで?!(汗)」

 

 

普通なら私が仮に彼女たちの世界に現れたとしても、よっぽどの運命的な誘導がなければ出会う事もないし、出会っても親しくなる事はないかもしれない。

 

でもこのエトワリアならクリエメイト同士というだけで、他のきらら作品のキャラ達は仲間意識を持ってくれるようだ。

 

やっぱりクリエメイトの力は凄いな…と思うけれど、同時に不可抗力ながらも私にこんなハーレム的な展開があっていいものだろうかという複雑な気分もまだ感じる…

 

忍「あっ、もし良ければ心儀さんも私たちと一緒に夕食を食べませんか? 今ちょうど夕食が出来上がったところです!」

 

心儀「えっ、いいの?! 私一人だけ男性なのも、変ではないかな?(汗)」

 

忍「クリエメイトなら問題ないです! 心儀さんを歓迎する意味も込めて是非是非!!」

 

カレン「そうと決まれば、シンギもCome with me! Let’s go to the dinner!!」

 

心儀「ああっ、ちょっと!///」(2人に手を引っ張られ)

 

 

2人に連れられて、私はきんモザの初期召喚メンバー6人と夕食を共にした。

 

最初こそ場違いな雰囲気を感じてはいたが、意外にも他の4人も私の事を快く受け入れてくれた事もあって、次第にきんモザのキャラたちみんなと打ち解けていった。

 

やっぱり『クリエメイト』という力は凄いな…!!

 

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 

 

そしてきんいろモザイクのキャラたちとの楽しい夕食会は終わり、私は新たに住む部屋に到着した。

 

きんいろモザイクのクリエメイト達の部屋がそれなりにデカかったからもしやとは思ったが、やっぱり現実世界のアパートと同じような作りだった…(汗)

 

 

やっぱり、召喚されたキャラ達が一番馴染み深くて落ち着くような造りになるのだろうか…?

 

ファンタジーな世界なのにヤケにリアリティを感じるような気持ちになる。

魔法の世界とはいえ、暮らしていく中でこの感覚がいつしか当たり前になるのだろうか…?

 

 

 

きんいろモザイクのキャラたちと打ち解けたものの、不安が全て消えたわけではなかった。

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 

 

「これからどんな事が起こるんだろう…?」

 

 

新たな自室でなんとかやるべき事を終え、そんな事を想像してみる私…

 

 

明日にはまた召喚の館へ行く事になったけれど、何が起こるのかはまだ分からない…

 

確かにクリエメイトはみんな優しいし、クリエメイトたちと話している瞬間はすごく楽しく感じる。

 

でも、その一方でどこか場違いな気まずい雰囲気も同時に感じているのも確か・・・

 

本当に私はこの世界に居てもいいのだろうか・・・?

 

朝になったら、「という夢を見たのさ!」というオチで目が覚めたりしないかなぁ・・・

 

 

 

不安になって眠れないなって思っていたけど、色々と考えているうちにいつの間にか私は眠ってしまった。

 

いろんな刺激に疲れたせいというのもあるかもしれないけど・・・

 

 

 

 

ちなみに「NEW GANE!!」から召喚されたクリエメイトとなるイーグルジャンプの社員と初日に会う事はなかった。

 

私がすぐに寝ちゃった事もあるが、この日は彼女たちが仕事で帰りが遅かったという事もある。

 

 




という事で、ついに心儀とクリエメイトが対面しました!

本当は他の4人との絡みも視野に入れてましたが、あまり長々とやるのもアレなので作者の推しキャラである忍ちゃんときらファンで初めて引いた☆5キャラであるカレンちゃんの2人に焦点を絞りました。
(それに伴い、「クリエメイトと過ごす夜」とする予定だったサブタイも変更しました)

夕食の様子についてはまた後の方で回想として出すかもしれません。



次の投稿はいつになるか分かりませんが、第5話もお楽しみに!


P.S. やっぱり小説は半日弱ほど時間とって一気に書き上げる方が私には向いてるなぁ…(苦笑)


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第5話 これがクリエメイトとしての在り方…?

またまたお久しぶりです。


まず初めに・・・

原悠衣先生、「きんいろモザイク」という素晴らしい作品を私たちに届けてくださってありがとうございました!

この場をお借りして、感謝いたします。


そして、その後も新作エピソード制作決定の発表もあり、とても嬉しい限りです。



その感謝の意味を込めて前回の夕食会シーンを掘り下げようと考えてみましたが、いざ書いてみるとうまく仕上がらず書き直し地獄にハマってしまいました・・・

構想としてはクリエメイト6人の原作エピソードを2つほど抜粋して会話させるつもりでしたが、これだ!と思うエピソードをうまく2つに絞り切れなかった他、その会話に対して心儀をどう絡ませるかで思うようにうまくいかず・・・



結果的に最終回発表から1週間以上過ぎても筆が進まなかったので、最終的になんとかうまく書けた冒頭部分だけを残して6話として投稿する予定だった話を一部だけ結合することに。

なので、夕食会の本格的な様子は様子は皆様の想像にお任せします!
自分なりに頭で色々妄想・・・もとい想像してみてください…!



金髪少女を泉に落としてしまった忍ちゃんの気持ちを改めて痛感しましたね・・・


きんいろに輝くエピソードたちは、どれも素晴らしすぎて私には選べません!!><

とても選べない・・・!!!><


陽子.o(いや…これ金髪少女関係ないんじゃないか…?/汗)





前置きが長くなりましたが、それでは5話をご覧ください!


今回も心儀の回想多めです。


【追記】
執筆中の第6話から話のキリのいいところまでを抜き出してこちらに加えました。

また、アレンジした歌詞が「禁止事項」に引っ掛かりそうな気がしたので、そこも少し修正しました。


心儀「・・・ん…?」

 

 

 

 

 

私が目を覚ますと、なんだかとてつもない違和感を感じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれっ、いつもと天井が違う…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「引っ越しでもしていたのかな・・・?」と一瞬思ったが、昨日の記憶が少しずつ脳内に蘇り始める。

 

 

 

 

そうか・・・私・・・エトワリアに召喚されたんだっけ…?

 

 

 

 

寝ぼけた状態のままベッドから起き上がり、電気をつけて部屋に備えつけられている時計に目をやると、5時半を指していた。

 

 

 

外はまだ暗かったが、それでも窓から見える景色が私の住む世界と違うことはすぐに見て分かる。

 

 

 

 

 

 

やっぱり、夢オチではなかったのか・・・

 

 

 

 

 

それでもなお、まだ現実を受け入れきれない私はまたベッドに横になって寝ようとしたが、比較的早い時間から爆睡してしまったこともあって再び眠ることはできなかった。

 

 

このまま眠れば朝になって、現実がやってきそうなのにな・・・

 

とはいえ、あのダル重なインフルの感覚に戻るのも、なんかなぁ・・・

 

 

 

それにしても、別世界(三次元)から来ている私なのに、こんなに他のクリエメイトやきらファンのメインキャラ達に好かれていていいのだろうか・・・?

 

 

 

眠れないながらも、横になりながら昨日のことを思い出していく・・・

 

 

ランプちゃんならクリエメイトに対して興奮するのも分からなくないが、本来なら他の作品に登場するはずのキャラたちが、クリエメイトという共通要素ゆえに親しくしてくるのはやっぱり戸惑ってしまう・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 

時は遡り、昨日の夕食会の出来事…

 

 

 

 

 

忍「着きました! ここが私たちのお部屋です!」

 

 

カレン「新たなるクリエメイトを連れてきたデース!!」

 

 

心儀「カレンさん、ちょっと声がデカイって!///」

 

 

2人に誘われるがままにきんいろモザイクのクリエメイトが住む部屋に着いた私。

 

思ったよりもデカイ部屋…やっぱり6人だとこんなに広い部屋が確保されるのか…

 

 

と関心したいところだったが、それどころではなかった…

 

 

何故なら、部屋の中には他にも4人のクリエメイトが居たからだ。

 

 

??「おっ、もう次のクリエメイトが来ていたのかー、って、男…?!」

 

?「こ、こんな展開って、あ、あああ、アリなの?!/////」

 

???「こ、これは一体どういうことなの?!」

 

???「金髪少女とは違う方向で衝撃的かも…!!」

 

 

なんというか、まさかこんな形で憧れのきんモザキャラとの出会いフルコースが勝手に注文されてしまうどころか、極力初対面のフリをしないといけないだなんて…わ、私にはハードルが高すぎる…!!(滝汗)

 

カレンちゃんを前にした穂乃花ちゃんはこういう気持ちなのか…って、ボケてる場合じゃない…!!/////

 

 

心儀「えっとその…あー…私は完全に場違いな所に来てしまいましたねぇ…その…私はこれにて失礼しまー…ry」

 

忍「ええっ、ちょっと、どこいくんですか?!(アセアセ)」

 

カレン「し、シンギ、落ち着くデース!!!(汗)」

 

 

キャパオーバーしすぎて完全に思考回路がショートした私は、体が勝手にその場から立ち去ろうとするというなんともお恥ずかしい展開で他の4人と初対面する羽目になったのでした…(涙)

 

忍ちゃんとカレンちゃんの協力もあってなんとか他の4人とも打ち解けたけど、私でもこんなにキャパオーバーしたぐらいだから、ガチなきんモザファンは間違いなく興奮しすぎて卒倒していただろうな…(苦笑)

 

 

 

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 

 

 

(夕食を初期参戦メンバー6人と食べながら)

 

陽子「へぇ・・・今日来たばかりのクリエメイトだったのかー…」

 

心儀「うん・・・気が付いたら見知らぬ場所に居て、その上変な魔物にまで追いかけられて・・・」

 

 

私は、今日あった出来事をきんモザ初期参戦メンバーの6人に話した。

 

 

心儀「あと私、極度な人見知りというのもあって・・・さっきは本当にごめんなさい!(汗)///」

 

 

バタフライ効果の心配に加えて、そもそも住む次元が違う私がきらら作品のキャラ達とうまく馴染めるかどうかを心配しているというのが本音だけれど・・・さすがにそんな事をここでは言えないからなぁ・・・

 

ましてや、本物のアニメキャラを目の前にしているから余計に緊張しているというのもある…(汗)

 

 

忍「そ、そんな・・・もう謝らなくて大丈夫ですよ?!(汗)」

 

カレン「シノの言う通りデス! ここにいるみんなはとても優しいからNo problemデース!!♪」

 

穂乃花「それに、逆に私たちの方が色々騒いじゃったこともあるし・・・(汗)」

 

アリス「私も、状況が分からないままエトワリアに召喚された時は相当パニックになったから、シンギの気持ちも分かるよ・・・?」

 

陽子「私も最初は不安だったけど、ここでもみんなと一緒に・・・」

 

綾「でも、男子が女の子に囲まれるハーレムな展開も、なんだか素敵じゃないかしら…!!(キラキラ)」

 

陽子「って、綾!?」

 

綾「で、でも、万が一陽子が心儀さんと親しくなったりでもしたら・・・私のことを忘れちゃったりでもしたら・・・!!(涙目)」

 

陽子「あーこれ、ちょっとめんどくさいスイッチ入っちゃったなぁー…(汗)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

男性のクリエメイトに衝撃を受けすぎた綾ちゃんがいつもよりもちょっと変な妄想モードに入っちゃって大変だった(特に陽子ちゃんが止めるのに苦労してた)ものの、それ以降はきんモザ初期参戦メンバーの6人のことを()()()()()()()()()()色々と楽しく会話を繰り広げた。

 

 

もちろん、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()をすることも忘れはしなかった。

 

(これが一番神経使って大変というのもあるけどね・・・)

 

 

 

けどこれ・・・もしも万が一エトワリアに現代人の知識をもった人が現れたら、間違いなく私自身に注目してきそうだなぁ・・・

 

その時はその時で、また何とかするしかないか・・・その可能性もゼロではないだろうから。

 

 

 

 

って、いかんいかん!

 

いつまでも被害妄想とかしとっちゃいかんな。

 

そろそろ現実を見ないと・・・・・

 

 

 

 

昨日の出来事の振り返りや整理をしているうちに、時計の針は7時半を指していた。

 

 

かれこれ2時間はベッドの上でボーっとしていたのか・・・(苦笑)

 

 

 

うーん、これからどうしようか・・・

 

私の覚えでは8時以前に外出しているクリエメイトを見た覚えがないから、今の時間帯なら他のクリエメイトと鉢合わせる可能性も少なく思える。

 

ゲーム画面では里でもルームでも0分になった途端に瞬間移動しているように見えるが、魔法あるエトワリアでもこの空間では流石にそこまで凄い現象が起きることはないと見ていいだろう。

 

 

召喚の館への集合は9時だからもう少し()()()ルームでゆっくりすることもできるのだが、クリエメイトたちはもちろん、里や神殿の主要メンバーたちとも接触するリスクはできるだけ少ない方がいい。

 

何せ本当なら私は、この世界に居ていいはずがない存在なのだから・・・

 

まあ、昨日みたいにルームの廊下で鉢合わせたらそれまでではあるけど・・・(汗)

 

 

 

それに召喚の扉が1月中旬までに復旧する見込みはなさそうでも、僅かな可能性に希望を込め、それまではできるだけこの世界(エトワリア)本来あるべき姿(私が居ない世界)であって欲しい。

 

 

そう思いつつ、私は身支度を整えルームの廊下に出た。

 

 

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 

 

 

ルームから外に出るまでと外に出てしばらくの間は、エトワリアのモブ的な人々(シナリオでは黒く描かれているアレだが、ここでは道行く人のように鮮明な姿として存在している)と何人かすれ違うことはあったが、物語のキーとなる里の人々やクリエメイトとは運良くすれ違わずに済んだ。

 

やっぱり朝早く出てよかったぁ・・・と安堵な気持ちになると同時に、まだ見慣れぬ里の景色が目に映り続けることからの不安な気持ちも出てきた。

 

 

 

見るからに本来なら夢にしかなり得ないはずの景色ばかりなのにこれが現実…なんだか変な気分だ…

 

夢独特の感覚もなければ、きららちゃん達、クリエメイト達が「ようこそ!きららファンタジア」よりもぬるぬる…もとい現実味を帯びて活き活きと動いている。

 

 

そして、それらの人々からも現実と同じように五感的な温もりを感じる・・・

 

 

昨日はエトワリアを()()に例えたが、昨日の出来事を改めて思い返すと、やはりこの世界はあまりにも大きいのかもしれない。

 

一見すると現実では絶対に体験できない貴重な経験ではあるけど、かなり複雑な気分にもなる。

 

 

子供の頃のようにファンタジーの世界の楽しさに浸る余裕もないような大人になってしまったが、逆に今の自分ならどうするのかを試すためにエトワリアに召喚されたのだろうか・・・?

 

これからこの世界を隅から隅まで冒険することになるのだろうか・・・?

 

 

 

 

朝早いということもあって話しかけられるような人物とすれ違うこともなく、こんなことを考えるうちに召喚の館が見えてきた。

 

ここまでくればなんとかなるだろうと思ってたら、ふと商店街の方向から聞き覚えのある声が・・・

 

 

??「今日……新…な新入…員が来ると聞…て……sので!」

 

???「…葉様にとっては紅葉様以来の新たな仲間ですね!」

 

??「はい!!♪」

 

 

声が次第にハッキリと…

特徴的な可愛い声で様づけで呼ぶキャラと、元気で明るい声のキャラ・・・恐らくランプちゃんと・・・・・青葉ちゃん!?(アセアセ)

 

 

青葉「あっ、でも、もしも今度こそ年上だったらどうしましょう!?(アセアセ)」

 

ランプ「それは会ってからのお楽しみです♪ でも、とても優しい方なので、きっと青葉様ともすぐに仲良くなれるはずですよ!」

 

青葉「それなら大丈夫そうですね!」

 

 

 

やっと姿が見えたと思ったら、そんなに離れてない位置までこっちに近づいて来てるじゃん!!???(滝汗)

 

とにかくすぐに隠れn…

 

ランプ「あっ、おはようございます心儀様!♪」

 

 

 

 

 

 

 

・・・秒でバレました(汗)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

心儀「お、おはようランプさん!(汗) えっと、一緒に居る方は・・・」

 

 

昨日もそうだったが、既に知っているのに知らないフリをしないといけないほど面倒くさいものはない(定期)

 

 

青葉「あっ、初めまして、涼風青葉と申します!」

 

心儀「えっと…白河心儀と言います。 よろしくお願いします///」

 

 

また1人新たなクリエメイトと出会ってしまったぁ/////

 

 

青葉「白河心儀…って、もしかしてあなたが新入社員ですか!?」

 

心儀「ふぇっ!?/////」

 

 

私がイーグルジャンプの新入社員!!?(驚き)

そんなの聞いてないぞ?!!(アセアセ)

 

 

心儀「ら、ランプさん…これは一体…???(汗)」

 

 

急に思考回路がぐちゃぐちゃになりつつも、なんとかランプちゃんに状況確認を求める

 

 

ランプ「えっ、きららさんから話を聞いてなかったんですか!? 心儀様は今日からイーグルジャンプで働くという事を…」

 

心儀「いや、今初めて聞いたよ!?(アセアセ)」

 

青葉「ええっ、本人も知らなかったんですか!?(汗)」

 

心儀「昨日の、『明日9時に召喚の館に集合すること』以降は何も連絡もらってないよ!?(アセアセ)」

 

ランプ「てっきり知っていると思って、心儀様の社会人姿をいち早く見たいがために早起きしてここに来たのですが!(汗)」

 

青葉「私も、新入社員が召喚の館に来ると言う事で挨拶していこうと早めに出たのですが、男の方だったのでびっくりしました…!!」

 

心儀「そもそも新入社員って、私何も面接とか受けてないのにそんなにトントン拍子に話が進んじゃうものなの?!」

 

ランプ「それが…実は昨日、神殿で偶然コウ様にお会いしまして・・・」

 

 

 

ランプちゃんがこうなった経緯を私に話してくれた。

 

ランプちゃんの説明が長くなるので簡単に要約すると、偶然八神コウさんが用事で神殿を訪れたということで、その時にコウさんに私のことを説明したらしい。

 

初期に召喚されたイーグルジャンプの社員6人にプログラマーが居なかったこともあり、1ヵ月でも実務経験があるのなら試しに雇ってみて実力を見てみることになったとのこと。

 

その後、コウさんが青葉ちゃんたちキャラ班と合流し、その時に青葉ちゃんもコウさんから新入社員が入社するという話を聞いたという話の流れだった。

 

 

ランプちゃん、もはや私の歩く経歴書じゃん…!!

伊達にクリエメイトを見てないなってかなり痛感したぞ…!(苦笑)

 

 

 

ランプ「・・・ということです。 」

 

心儀「なるほど・・・そして本当ならきららさんがそのことについて私に話すはずだったわけで・・・」

 

ランプ「そうです。 でも、昨日はきららさんが里に到着するのが夜遅くなってしまったので、もしかしたら・・・」

 

 

 

クレア・きらら「おはようございます。」

 

青葉「あっ、おはようございます。 きららさん! クレアさん!」

 

心儀「あっ、噂をすれば・・・」

 

きらら「おはよう。 ランプも、もう来てたんだね。 って、噂をすれば・・・?」

 

心儀「ああ、えっと・・・今ちょうどランプさんから昨日のことについて聞いていたから・・・」

 

ランプ「心儀様が今日のコウ様との面接について、まだ聞いていないようでしたので、私が心儀様に説明していました。」

 

きらら「そのことなんだけど・・・昨日里に帰ったらすぐに心儀さんに話そうと思っていたんですが・・・」

 

きらら「心儀さんがもう寝ているようだったので、昨日のうちに話せなかったんです・・・」

 

心儀「えっ、そーだったの!?」

 

 

なんという不覚・・・やっちまったなぁ・・・私(アセアセ)

 

 

きらら「わざわざ起こすのもあれかなと思いましたので・・・伝達が遅れてごめんなさい!(汗)」

 

心儀「いや、私こそ寝ちゃっててごめんね・・・(汗)」

 

クレア「よっぽど疲れていたんですね・・・(汗)」

 

青葉「初めてのことって、色々疲れますよね・・・(苦笑)」

 

クレア「そうですね・・・あっ、召喚の館の入り口、開けますね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クレア「どうぞお入りください。」

 

他の4人「失礼します。」

 

青葉「って、ええっ!? 扉が壊れてる!!?(汗)」

 

きらら「そういえば、青葉さんは召喚の扉が壊れてからはまだここに来てませんでしたね・・・」

 

青葉「一体何があったんですか・・・!?」

 

クレア「実は昨日、心儀さんが誤って召喚された時に、こうなってしまったんです。(シュン)」

 

ランプ「魔法陣が里の外に飛び出していってしまうほどでしたから、相当強い力が召喚の扉にも加わったに違いありません。」

 

きらら「あんなに強い衝撃は、コールでもオーダーでも感じたことがなかったですし・・・」

 

 

昨日の召喚事故を実際に目の当たりにした3人が当時の様子を振り返って青葉ちゃんに話し出す。

 

仕方がないこととはいえ、なんだか申し訳ない気持ちでいっぱいになってきそう・・・

 

 

心儀「ほ、本当に面目ない・・・(汗)」

 

クレア「はわわ、心儀さんは悪くないので大丈夫ですよ!?(アセアセ)」

 

きらら「今回のことは不可抗力で仕方がないことですし、そんなに落ち込む必要はないですよ・・・?」

 

ランプ「そうです! 心儀様は何も悪くありません! 寧ろ、心儀様をすぐに元の世界に戻してあげれないことの方が私にとっては辛いですよ・・・」

 

 

ランプちゃんも、私のことを思っててくれているのか・・・!

 

やっぱりここは、本当に優しい世界だ・・・!!(しみじみ)

 

 

青葉「えっと・・・色々大変なことがあったんですね(汗)」

 

心儀「ま、まあね・・・でも、なんとかしていくしかないよ…(苦笑)」

 

青葉.o(なんだか気まずい雰囲気に…ここは私がなんとかしないと…!)

 

青葉「えっと・・・話は変わりますけど、心儀さんの年齢を・・・伺ってもいいですか…?(ドキドキ)」

 

 

唐突に話が変わったな!?

 

もしかして、私のことを気遣ってくれたのか・・・?

 

 

心儀「年齢・・・? 一応、23歳だけど・・・」

 

青葉「と、年上だ・・・!!(緊張)」

 

 

あ、そうか・・・高卒就職だから青葉ちゃんはまだ10代になるのか!(汗)

 

ど、どうしよ・・・

 

 

ランプ「緊張する必要はないですよ、青葉様。 心儀様は年上ですが、とても優しい方なので…!」

 

青葉「ほ、本当ですか…!」

 

ランプ「はい! 青葉様とは違うお仕事をされていますが、同じ社会人であることに変わりはありません!」

 

 

なんだろう…ランプちゃんがちょっと心強く感じる・・・!

 

 

心儀「なんというかその・・・どちらかと言えば私の方が人見知りな方でもあるし・・・!///(アセアセ)」

 

 

なのに私は、緊張して咄嗟に人見知りだなんて言っちゃったよもう・・・!!(アセアセ)

 

 

きらら.o(どちらかといえば、心儀さんの方が緊張しているような・・・?/汗)

 

青葉「わかります…最初は緊張しますよね(苦笑)」

 

 

青葉ちゃんは優しかったからなんとかなったけど、今日もまたこの世界(エトワリア)で恥ずかしい黒歴史を作ってしまった・・・/////

 

そして、その後プログラマー関連の話をしたら、私がまだよく知らないクリエメイト(鳴海ツバメ)やねねちゃんの話がでてきた。

 

ねねちゃんは去年のきらファンイベントで「スーパープログラマーを舐めないでよね!」とか言ってたからなんとなくピンとはきたけど、ツバメちゃんはプログラマーのインターン生だったのか・・・

 

まだ2期は全然見てないからなぁ・・・これほどにまでNEW GAMEを途中まで(1期6話まで)しか見てなくて後悔したことはなかったぞ・・・

 

 

 

 




今回は別のクリエメイトと遭遇させてみました!

3/28中に本文を投稿したかったので、最終的に今回の回を前後編で分けることにしました。


会話が途中で止まってしまってすみませんが、6話はこの会話の続きから始める予定です。


(※後日にキリのいいところまで話を追加したので前後編の分かれはなくなりました)



投稿間隔があいてしまったものの、ここまで見てくれてありがとう!



最後におまけとして、今回の話のボツネタを3つほど載せます。



-ボツネタ①-
カレン「それなら、エトワリアにいる女の子をみんな男だと思えばOKデス!」

心儀「へ…?」

陽子「いや、そういうことじゃないと思うぞ…?(汗)」

カレン「でも、シンギの気持ちもなんだか分かる気がしマス。 私もかつてクラスの子と仲良くするのに苦労したデース…」

忍「そういえば、カレンも最初はクラスのみんなに馴染むのに苦労してましたね・・・」


分かる人は分かると思いますが、メインクエストのカレンちゃんのセリフを少し改変したセリフネタです。
(※この時点での心儀のメインクエストの記憶は3章までしかアリマセン)

夕食会のメインの会話を閲覧者の想像にお任せすることになってボツになったものの、個人的に気に入っていたネタなので該当部分を抜粋しました。


ちなみにこれは心儀が人見知りなことから、「人見知り」をテーマに原作のエピソード(綾の中学時代・カレンと1年2組のクラスメイトの関係)を拾って会話していく案でした。



-ボツネタ②-
それにしても、別世界から来ている私なのに、こんなに他のクリエメイトやきらファンのメインキャラたちに好かれていていいのだろうか・・・?

(「こんな風にひどく蒸し暑い日」の歌詞になぞらえて眠気がこない時は昨日のことを思い出してしまう的な歌詞アレンジをここに書いていましたが、「替え歌など改変して掲載」の「禁止行為」に触れると思ったので、唯一歌詞を変えなかった最後の一文を残して内容を削除しました)

(追記:「こんな風にひどく蒸し暑い日」が「配信×」でインタラクティブ配信許可の対象外で掲載NGであったことを後で知った為、歌詞の部分も完全に撤去しました)



実は本作では心儀が某アーティスト好きなことを隠喩するように歌詞の改変を散りばめていますが、これもその1つ。

落ち込みながら回想してる時に歌詞ネタを入れるのは流石に場違いだなと思ったのでボツにしました。



-ボツネタ③-
ランプちゃん、もはや私の歩く経歴書じゃん…!!
伊達にクリエメイトを見てないなってかなり痛感したぞ…!(苦笑)


ランプ「・・・ということです。 そして先ほどはとんだ勘違いをして申し訳ありませんでした…!!!(汗)」

心儀「ええっ、もう分かったから大丈夫だよランプさん、顔上げてぇ!?(アセアセ)」


ランプちゃんが申し訳なさそうに土下座をかます。

奇遇にも、その姿は遠山りんさんのADをアシスタントディレクターと勘違いして質問して土下座した時の青葉ちゃんと全く同じような感じであった…


クレア・きらら「おはようございまs…」

きらら「って、えええええっ!!? ランプ、なんで土下座してるの!?」

クレア「朝から一体何があったんですか!!?(汗)」

ランプ「きららさん!? クレアさん!? こ、これはですね…(アセアセ)」


そして悪いタイミングできららちゃんとクレアちゃんがやってきたから、話がさらにややこしいことに…何この漫画みたいなオチの展開は!(汗)


きららちゃんたちと合流してから少し会話を入れることになった故に無くなったオチではあるものの、ボツネタ②と同じくちょっとやりすぎ案件かなという理由もある。

あとは、単純にNEW GAME!!ネタを入れたかった+ランプちゃんによるクリエメイトへの愛ゆえの暴走を表現したかったというのもある・・・(汗)




今回はここまで!


次回もお楽しみに!


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第6話 なんだかトントン拍子に入社しちゃった…!

こんばんは、そしてお久しぶり。

誕生日に出して以降、七夕を過ぎても全然投稿できてないstawberrycakeです(汗)


活動報告でも書いたように最初に想定した1話分の内容はまだ書けていないもの、かくかくしかじかで途中まで書いたものを第6話として公開することにしました。

では、その続きをご覧ください。





 

 

青葉ちゃんといろいろ話すうちに八神コウさんが召喚の館にやってきて、その場で面接をすることになった。

 

面接といってもランプちゃんの熱意ある推薦のおかげもあってか、入社前提の軽い面接となってそれほど時間はかからず、ランプちゃんの情報が合っているかどうかの真偽的な確認の質問をいくつか受けた後、私はコウさんや青葉ちゃんと共にイーグルジャンプに向かうことになった。

 

 

おいおい、こんなにうまくいっちゃってもいいものなのか!?

 

現実ではこんなトントン拍子は滅多にあり得ないはずだぞ!?

 

 

 

 

・・・いや、ここは異世界だったか・・・(汗)

 

 

 

 

とりま、これから青葉ちゃん、八神コウさんと一緒に、エトワリアでのイーグルジャンプのオフィスとなる「イーグルグループ第2開発室」へ向かうことになったが、その前に私のために色々と尽くしてくれた3人にはお礼を述べておかないと…

 

 

心儀「色々手配してくれてありがとう! きららさん! クレアさん! そして特にランプさん!」

 

きらら「いえ、心儀さんの新たな働き場所が見つかってよかったです!」

 

クレア「いえいえ、無理のない程度に頑張ってくださいね、心儀さん!」

 

 

この世界では魔物を倒すことでもお金を稼ぐことはできるのだが、この平行世界のエトワリアでは普段はやはりみんなの為に何かをして働かないといけないようだ。

 

働かざるもの食うべからず。

一見すると学校や授業がないように思える高校生クリエメイトたちも、まだ詳細を聞いてないだけで何かの役割を持ってこの世界に住んでいると思われる。

 

そしてランプちゃんからもきららちゃんやクレアちゃんと同じような返事が返ってくるかと思いきや、その返事に加えて彼女が気になっているような事を私に質問してきた。

 

 

ランプ「お礼なんてとんでもないです!! 心儀様の為なら何だって致しますから!!!♪♪」

 

ランプ「ただ…一つ気になっていることがありまして…」

 

心儀「…? 気になっていること…?」

 

ランプ「その……さん付けではなく、呼び捨てにして頂くことは可能でしょうか…?」

 

心儀「えっ!? で、でも、こっちの世界に不意に召喚されてどうしたらいいか困っていた私にいろいろ教えてくれたり、新たな仕事の手配なども私の代わりに先手打ってくれたこともあるし…」

 

心儀「それに、やっぱりさん付けの方がしっくりk…」

 

ランプ「そんな、さん付けなんて恐れ多いです…!!(汗)」

 

 

あー…これはさん付けのままだとゲームではお約束の無限ループになるパターンのやつだな絶対…(アセアセ)

 

本当はさん付け以外だと無意識に元の世界のような感覚で気が緩んでうっかりこの世界の真相とか失言しそうで怖いけど・・・こればかりはやむを得ないか…

 

 

心儀「んー…それならせめて……『ランプちゃん』?」

 

ランプ「はっ…!!!」(ピカーン!!)

 

 

これでもし否定されたら呼び捨て確定か…?(汗)

 

 

心儀「ま、まずかったかな?(汗)」

 

ランプ「いえ、むしろ光栄です…!!///」

 

心儀「良かった…(ホッ) それなら改めてこれからもしばらくよろしくね、ランプちゃん///」

 

ランプ「こちらこそよろしくお願いします心儀様!♪♪」

 

 

本人の前でちゃん付けで呼ぶのはなんだか照れ臭いなぁ・・・と思っていたら…

 

 

コウ「おーい心儀! そろそろいくよー?」

 

 

コウさんからの呼びかけが・・・そろそろ行かなくちゃ!

 

 

心儀「あっ、はーい! じゃあ行ってくるねランプちゃん♪ そしてきららさんとクレアさんも!」

 

 

なんかちゃん付けで呼び始めてから一気に親近感湧いてきちゃったな…(苦笑)

 

 

きらら・クレア「行ってらっしゃい(ませ)!」

 

ランプ「いえ、エトワリアでの心儀様の新社会人デビューを見届けるべく、わたくしも心儀様のアシスタントとしてお供いたします!♪♪(キラキラ)」

 

心儀「えっ、ランプちゃん!?(汗)」

 

 

またランプちゃんのクリエメイト大好きスイッチが入ってしまったな、こりゃ・・・(アセアセ)

 

なんとかうまくツッコミを入れようかと思った矢先に、それにストッパーをかける者が現れた。

 

 

???「神殿に居ないと思ったら、やっぱりここにいたんだ・・・」

 

 

再び()()()()()()()()がすると思ってふと振り返ると、宙に浮く白い生き物が居た。

 

間違いない、自称「ランプの保護者」であるマッチだ…!

 

 

ランプ「うげっ!! ま、マッチ!?(アセアセ)」

 

マッチ「ランプのことだから新たなクリエメイトにまた会いに行っただろうと思ってたら、図星だったようだね。」

 

ランプ「こ、これはその…心儀様のことが心配でイーグルジャンプにそのままついていこうと思って…!!(滝汗)」

 

マッチ「心儀は大人のクリエメイトのようだし、ランプがそれほど心配する必要はないと僕は思うけど…」

 

マッチ「それより、授業をサボってクリエメイトに会いに来ているランプの方が大問題だよ。」

 

ランプ「う……し、心儀様! これは違うんでs…(滝汗)」

 

?????「何が違うんだ…?」

 

ランプ「ひぃ!!?(汗) あ、アルシーヴ先生どうしてこちらに!!?(滝汗)」

 

 

ツッコミ役のマッチが現れてランプちゃんが言い訳を始めたと思ったら、なんとアルシーヴ様まで現れるという事態に…!!

 

ランプちゃん、もう観念しなよ・・・?(苦笑)

 

 

アルシーヴ「先ほどまでたまたま里に用事があってな・・・それより何故ランプがここにいる?」

 

ランプ「そ…それは心儀様のことが心配になりまして、一緒にイーグルジャンプの方に向かおうと思いまして…(滝汗)」

 

 

目を泳がせながら話すランプちゃんが作画のいいアニメ並みにめちゃくちゃ動いてる…って関心している場合ではないか(汗)

 

 

アルシーヴ「その必要はない。 仕事についての教育などはコウに任せてある。」

 

マッチ「ほら、アルシーヴだってこう言ってるじゃないか。 今はクリエメイトの心配よりも授業にs…」

 

ランプ「嫌です!! 誰が何をおっしゃろうと私は心儀様についていくんです!!!」

 

アルシーヴ「はぁ・・・困ったものだな…(汗)」

 

アルシーヴ「ところでこの男性が、昨日召喚されたという男性クリエメイトか…」

 

心儀「あ、はい…! 白河心儀と申します…!(汗)」

 

 

ランプちゃんの心配をしてたら急にアルシーヴ様に話しかけられてビビったが、なんとかうまく名前を名乗ることができた……かな?

 

 

アルシーヴ「なるほど…やはりパッと見ではクリエメイトとは思えない外見だな。 男性だからというのもあるかもしれないが…」

 

 

ま、まあ本来なら私はこの世界に居てはならない存在だからなぁ・・・(汗)

 

 

アルシーヴ「っと、挨拶が遅れてすまない。 私は筆頭神官のアルシーヴだ。」

 

心儀「ど、どうも…///」

 

マッチ「僕はマッチ。 ランプが迷惑をかけてるようで申し訳ない…」

 

マッチ「ランプは聖典のことになると止まらなくなっちゃうんだよ…」

 

心儀「え、えっと…/////」

 

 

とはいえ、やはり憧れのキャラに一度に話しかけられると思考回路が追い付かねええええ…!!!(アセアセ)

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 

 

 

ランプちゃんの興奮が暴走したり、思わぬところでまたきらファンのオリジナルキャラクターに遭遇したりで大変だったけど、なんとか私はイーグルジャンプに到着した。

 

ちなみにランプちゃんは2名…もとい1人と1匹が現れても駄々をこね続けたこともあって、最後はアルシーヴ様に襟首つかまれて泣きながら引きずられて神殿に帰っていきましたとさ…(苦笑

 

 

そして私は早速仕事を始めるが、最初に依頼された仕事がシンプルだけど奥が深いもので・・・?

 

 

(次回に続く)






という事で、今回はきらファンのオリジナルキャラの2名が新たに登場する中、心儀がイーグルジャンプに到着するまでを書きました。

キャラ崩壊せずそれっぽくキャラを動かすのに苦労しましたが、ちゃんと動かせてるでしょうか・・・?(苦笑)


また、本来はイベントシナリオの本編に入るところまで走る予定でしたが、ここまででもほぼ丁度3000字あったので思い切って公開しました!

当初6話として予定していた残りの部分は後日書こうと思います。


ちなみにリアルでも6月に社会人になり、入社からもうすぐ1ヵ月半が経ちます。

まさかリアルでも希望の職種にトントン拍子に転職できちゃうとは・・・ソラ様とか神殿の人々がこっちの世界に何か影響及ぼした?(違)


というジョークな茶番はおいといて・・・

次の投稿はまたしばらく先になってしまうかもしれませんが、次回もお楽しみに!
(気長に待っていただけると幸いです。)




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第7話 初めてのバトル、そして心儀のこれから

実に約1年1ヶ月振りの投稿ですね…お久しぶりです。

きんいろモザイクが劇場版のThank you!!をもって完全完結することや、NEW GAME!!が遂に完結する事を受けて久々にまた書いていく事にしました。


私自身、きんいろモザイクとNEW GAME!!のキャラが参戦するゲームという事がキッカケできららファンタジアを始めた事もあるので、その作品たちが遂に完結を迎えるとは…色々と感慨深いです。

楽しい作品を届けてくれた作者の方々や関係者の方々、本当にありがとうございました。
この場をお借りしてお礼申し上げます。


さて、前置きが長くなりましたが、今回は本編前の導入編の最後のストーリーをお送りします。
最後という事もあって今回は少し長めかつ場面の切り替わりが多めではありますが、じっくりとお楽しみください!

また、今回より後書きにておまけ的なストーリーもしくは次回予告パロディ演出を挿入していく事にします。
こちらも是非、お楽しみに!


それでは第7話をご覧ください!



(イーグルグループ第2開発室)

 

コウ「さて、早速だけど心儀の実力を見せてもらおうかなー?」

 

心儀「は、はい…!!///」

 

 

そんな感じで早速私に与えられた課題は…

 

『現在のプログラミングの知識を活かして、簡単なプログラムを1つ作ること』

しかも期限は3日間…

 

確かに私は大学でプログラミングを興味深く学んで、自主的にプログラムを作ったこともあるものの、条件などの制約なしで自由にプログラムを作るとなるとプログラム完成の着地点を決めるのが非常に難しい…

 

 

やっぱり他のイーグルジャンプの社員たちにどうしたらいいか相談すべきだろうか…?

 

「…心…さん…?」

 

いや、私一人で行うべき課題でもあるし、私は本来この世界に居ていいわけないから極力自分d…

 

青葉「心儀さん? 一緒にお昼行きませんか…?」

 

心儀「はっ! え、えっと…今、なんと…!?///」

 

 

また考え事をしてしまってた…(アセアセ)

というか、今青葉ちゃん、私の事、誘わなかったか…!?

 

 

青葉「わわっ、えっと、もしよければ一緒にお昼を食べにいきませんか…?」

 

心儀「さ、誘ってくれてありがとう…!///」

 

心儀「でも、私一人だけ男子というのも、なんか雰囲気的に浮いたりしないか…?(汗)」

 

 

特に私自身は得〇先生によって()()()()()()()()()()()から余計にな…(アセアセ)

 

 

青葉「いえ、そんなことはないですよ? 今日からは私たちと同じ社員の一員ですから!♪」

 

 

なんて優しい世界なんだ…!

元々私は現実世界(三次元)からやってきた者だから、この世界の人と関わらないようにしなきゃと思いつつも…

 

 

…やっぱりある程度は頼ってみることにしようかな…?

 

 

とはいえ、万が一この光景を見ている人が居たらかなり嫉妬させそうな気がするけど、まあいっか…(苦笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

途中まで(1期6話まで)とはいえ、NEW GAMEを見て彼女たちのことをある程度知っているということもあったからだろうか・・・?

 

優しい青葉ちゃんの協力もあって、不思議なことに普通にうまく会話できている自分がそこにはいた。

 

 

例えばプログラミング課題について…

 

 

ひふみ「自動化なプログラムを作るなら…普段の作業の一部を自動化したら効率いいかも…」

 

心儀「なるほど、参考になります。」

 

はじめ「自動化かぁ…ムーンレンジャーのチケットも販売スタートした時に自動でアクセスして取れたら楽だっただろうなぁ…」

 

ゆん「はじめ…流石にそれは不正アクセスでアウトやで?」

 

はじめ「デスヨネー…」

 

ゆん「というか別にそんな本格的とかにこだわらんくても、今自分が作りたいと思うものでええんちゃう?」

 

青葉「確かに3日となるとあまり大掛かりなものは作れないし…私もそれがいいと思います!」

 

心儀「なるほど…」

 

 

趣味の話になった時も・・・

 

 

心儀「趣味は…鉄道に乗っておでかけする感じでしょうか…駅で流れる音楽なんかも好きで…」(緊張)

 

ゆん「それって確か、電車が駅に着くと流れるあの音楽か…?」

 

青葉「言われてみれば、会社の最寄りの阿佐ヶ谷でも七夕っぽい音楽が鳴ってましたね。」

 

はじめ「確か駅ごとに音楽が違ったような…?」

 

 

あれっ、意外とみんな意識して聞いてる…?

 

 

 

といった感じに、驚くほどに会話が上手く弾んでいった。

 

特に発車メロディーの豆知識で昔は首都圏のほとんどで流れていた曲の原曲はあのオカリナ奏者の曲って私が言った時に、

 

 

ひふみ「宗次郎!?」

 

 

って一瞬ひふみちゃんがペットのハリネズミのことと勘違いしたのはちょっと面白かったな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

食堂での楽しい(ただ、1人だけ男性というのはちょっと気まずく恥ずかしい面もあったが…)昼食トークが終わり、イーグルグループ第2開発室に戻ろうとしている私達

 

イーグルジャンプの社員4人からの話を元に午後から本格的にプログラムを組み始めていこうと思って里を歩いていた時のことだった…

 

 

『緊急事態、緊急事態! 里に魔物が侵略しようとしてきてます。気を付けてください! 場所は正面入り口です!』

 

心儀「な、ナンダッテ!!?」

 

 

緊急事態発生を告げる声が里中に響き渡った。

 

 

ひふみ「ついにこの時が…!?」

 

青葉「これって、召喚された時にクレアさんときららさんが稀に起こるといってた緊急事態ですよね…!?」

 

心儀「もしかして、みんな初めての経験…!?」

 

ゆん「せやな…一応トレーニング所で練習はしてきたけど、本番は初めてやな…」

 

はじめ「とにかく現場へ進むぞー!!」

 

ゆん「なんかはじめ張り切ってへん!?」

 

はじめ「モーションの参考になりそうだったから楽しみだったんだよー!!」

 

 

昨日私が召喚の館で聞いた話によると、ごく稀に魔物が里内に入ってきてしまう事があるから、その緊急事態が発生した時には現場にかけつけれるクリエメイトは急行して魔物退治をして欲しいとのことだったが、まさか昨日の今日でそんな緊急事態がおきるとは…

 

しかもゲームでコマンドを打つのと実際に戦うのでは絶対に戦闘方法が違うはずだよね!?

 

これは一体どうすればいいものか・・・不安だらけだよ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

里の正面入り口は商店街から比較的近かったこともあり、すぐに現場へ辿り着いたものの…

 

 

 

心儀「うわぁ・・・めっちゃ居るよ魔物・・・」

 

 

数えただけでも少なくとも9体…あれっ、9体…?

 

まさかとは思うけど3体×3ウェーブで戦えるためのご都合主義的なものとかではないよな…?

 

 

はじめ「よぉーし、みんな隊列を組めえええええええ!!!!」

 

 

そして戦闘態勢に入ったが、このシチュエーションはもしやゲーム内での戦闘方法と同じやないか!?

 

 

ゆん「…何なん今の…」(汗)

 

はじめ「えへへっ、ある戦闘もののドラマを見てから一度言ってみたかったんだよね☆ なんかかっこいいし!」

 

ゆん「はぁ…ほんと、影響されやすいタイプやな、はじめは…」

 

ひふみ「うぅ…トレーニング通りに戦えるかな…」

 

青葉「スキルを使う練習もしてきましたし、あとは練習通りに戦えば…!」(汗)

 

 

それに、なんかはじめちゃん以外は結構緊張していないか…?(汗)

 

それに・・・

 

 

心儀「す、スキルってどう使うの…??」

 

青葉「ええっ、心儀さんトレーニングで戦ったことはないんですか!?」

 

心儀「いや、まだないよ…!?」

 

ゆん「自分の使えるスキルを知らないでどないするんや!」(汗)

 

ひふみ「慣れるまでは大変だよね…」

 

ゆん「しゃあないな…今から手本見せるから、見ておいてや…?」

 

ゆん「ちょっと痛いけど堪忍な~?」

 

 

ゆんちゃんがフラスコを振り回しながら相手に投げつけると、小さな炎が相手にダメージを与えた。

 

もしやここでもRPG的なノリで戦闘していくのか!?

そして最も気になった事が…

 

 

心儀「なんかダメージみたいな数字が出た!?」

 

はじめ「えっ、そんな事も知らないの!?」

 

青葉「この世界ではこういう感じみたいですよ…?」

 

心儀「この世界ではこういう感じって・・・」

 

ひふみ「もしかして心儀君、トレーニング所に行ってない…?」

 

 

見た感じ本来ならトレーニングで戦闘の練習をするパターンじゃないかこれ・・・

 

というよりかは、戦闘方法が元の世界できらファンをプレイしてた時とほぼ同じな事の方が驚きなのだが…()

 

 

ゆん「はぁ、しゃーないな…スキルの面ではうちらがなんとかするので、心儀さんは通常攻撃で戦ってください…!」(汗)

 

 

な、なんか呆れられてる!!?

 

 

はじめ「これでどうかな…?」

 

 

はじめちゃんが念じながら矛を上に向けると、土属性のマークとヘイトアップを知らせる矢印が一瞬出現した。

 

やっぱりクリエメイトに与えられたスキルの力はスゴイ…!?

できれば戦いには参加せずに迫力ある戦闘を間近で見る傍観勢でいたかっt…

 

心儀「たああああああああ!!?」(ダメージ受け)

 

 

待って、敵からの攻撃の痛みを感じるだと!!?(滝汗)

しかもそれなりに痛かったぞ…!!(アセアセ)

 

 

はじめ「ごめん、流石に守りきれなかったよ…」(汗)

 

心儀「い、いえ…守ってくれてありがとう。」

 

 

見た感じ、はじめちゃんが敵2回分の攻撃を受けたけど、稀に発生するヘイト無視で1発だけ私の方に敵の攻撃がきたっぽい。

 

ひええええ、ナイトの能力に救われた…ヘイトアップがなければ私やられてたかも…(アセアセ)

 

 

ゆん「というか、心儀さんのターンが回ってきているで…?」

 

 

Oh...ついに私のターンが回ってきたのか…(ドキドキ)

 

というかオールスターRPGなシステムがそのまま具現化されてるせいか、こっちが動くまで待っている敵も律儀だな…(苦笑)

 

 

はじめ「スキルを使わないんだったら、攻撃したい魔物を想像して剣を振りかざせば大丈夫だよ…?」

 

心儀「や、やってみます…! んと……えいっ!」(魔物に攻撃)

 

 

はじめちゃんの言うとおりに行動したら、目の前で剣を振っただけなのに攻撃がしっかり命中しただと…!?

 

目の前で剣を振ると勝手に命中するシステム…一体どうなってるんだコレ!?

 

ただ、コマンドではなく実際に剣を振らないといけない上に、与えるダメージがかなり小さかった…?

まあここは大種か新芽辺りを摂取して強くなるしかないシステムなのか…?

 

 

はじめ「おお、そんな感じ! いいね!!」

 

心儀「あ、ありがとう…!」(ドキドキ)

 

ゆん「ただ、このままだと敵の強さ的に心儀さんが危ないなぁ…」

 

ゆん「申し訳ないけど、心儀さんと青葉ちゃんを交代や。」

 

 

って、早速戦力外追放(という名の交代)が発生した!?(涙)

 

まあ、こんなちょっぴり斜めなところではまだまともに戦えそうにないしな・・・仕方ない。

 

 

心儀「あとはよろしくお願いするね、青葉さん。」

 

青葉「はい、お任せください…!」

 

青葉「心儀さんも頑張っていましたし、ここは私がなんとかしないと…!」

 

 

青葉ちゃんに褒められて嬉しいけど、新たな方式のバトルには慣れてなくて弱々しい私でごめんね…(涙)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後も戦闘はなんとか順調に進んだものの、イーグルジャンプの社員たちもまだそれなりにレベルが上がってなかったこともあってか魔法使いのひふみちゃんと青葉ちゃんをもってしても一撃で魔物を蹴散らしきれず、その間にもナイトのはじめちゃんへのダメージが蓄積されてそれなりにヤバイ状態に…

 

なんでこのメンバーに運悪くそうりょが居ないんだよ・・・!!!(涙)

 

 

はじめ「あいたぁ…まだやれるのにぃ…」(戦闘不能)

 

 

そうこうしているうちに最悪の事態が発生したが、何故か煙となって消えたりはせずその場でしゃがんで苦しむ状態に・・・きららちゃんが召喚している訳ではないから消えたりはしないシステムなのか…?

 

 

はじめ「いたたた…こんな事ならもう少しトレーニングで鍛えてよかったよ…」

 

心儀「はじめさん、だ、大丈夫!?」

 

 

ちからつきて歩いて退場するのにも一苦労になっているはじめちゃんを助けようと手を貸した。

 

 

はじめ「ありがとう、心儀さん。助かるよ。」

 

心儀「どういたしまして。 それにしてもこの盾、それなりに重いんだね…」(苦笑)

 

 

そして何も思わずに盾を持って歩行を助けたものの、この何気ない咄嗟の行動がのちにクリエメイト史上凄い快挙になるとは、この時は夢にも思わなかった私であった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

青葉「スノーマン・ブリザード!!!!!」

 

 

最後は青葉ちゃんのとっておきの一撃でなんとか魔物を退治し、緊急事態は無事解決した。

 

戦闘が終わった瞬間、コウさんとりんさんが到着したが、欲を言えばもう少し早くりんさんのそうりょの力が欲しかったなぁ…(苦笑)

 

まあ、青葉ちゃんの「スノーマン・ブリザード」が間近で見れて嬉しかったから良しとしようか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後日、トレーニング所で(私のエトワリア生活2日目に行われる予定だった)戦闘の練習を受けている時のこと・・・

 

きららちゃんが噂の真偽を確かめようと私にこう話しかけてきた。

 

 

きらら「そういえば心儀さんって、戦士なのに盾も持てると聞いたのですが…それは本当ですか?」

 

心儀「な、何故それを…!?」(アセアセ)

 

 

うわぁ…めっちゃ噂になってるやん!(汗)

 

まあ確かにド○○エの〇ル〇コの大冒険みたいに剣と盾の両方を持てなくはないが…これ完全にクラスの概念ぶっこわすよね!?(アセアセ)

 

 

きらら「青葉さんたちがそう会話していて、それをたまたま聞いてて知ったんです。」

 

心儀「う…」

 

 

きららちゃんに本当のことを打ち明けたら、何故かかなり興味を持たれて実際にその実力(?)を披露することになりマシタ。(ちょっと複雑な気分ではあったケド)

 

 

(披露後)

 

心儀「ど、どうかな…?」(汗)

 

きらら「す、凄い…本当に剣も盾も扱えるんですね…!!」

 

 

きららちゃんに関心された後、なりゆきで私は盾も装備できるという謎仕様の戦士となって戦いを挑んでいくのがスタンダードなクリエメイトとなっていった。

 

 

クラスの概念が完全に揺らぎ始めているのだが・・・

 

本当にこれでいいのかきらファン!(汗)

これでいいのかエトワリア!!(汗)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして数日の歳月が流れ、エトワリアでの生活に少しずつ慣れ、新たな事に対して学習意欲のあるプログラマーとしてなんとかコウさんに認められた私は、エトワリアでキャラ班たちが作ったデータなどを統括するプログラムを作る傍ら、思い付きで作った作業効率化プログラムなんかで彼女たちの仕事を支えていき、そして召喚の扉が仮修復される時が来た。

 

 

(召喚の館)

 

カンナ「私の修理に、不備の2文字はない…!!」

 

カンナ「…と言いたいところだが、今回ばかりは確実に治ったという保証はできないな。」

 

心儀「え゛!?」

 

カンナ「あまりにも変形具合が激しかったからな…応急処置に近い状態となっている。」

 

クレア「やはりダメージがかなり大きかったんですね…」

 

きらら「一刻も早く心儀さんを元の世界に戻してあげたいのですが…残念です…」

 

心儀「面目ない…」

 

カンナ「ただ、完全に望みが絶たれた訳でもない。 まだ元の世界に戻れる可能性は残っている。」

 

心儀「ほ、本当ですか…!?」(ぱあぁ/キラキラ)

 

カンナ「一つだけある条件をクリアした時の話にはなるけどな。」

 

クレア・きらら・心儀「条件…?」

 

カンナ「私が見積もった限りでは、この応急処置で2回程度は通常の召喚を行えるだろうという見込みがある。」

 

カンナ「つまり、試しに2回だけ召喚の鍵を開き、その召喚後に扉が壊れなければ……………」

 

カンナ「心儀を元の世界に戻しても、問題はないといえる。」

 

心儀「しかし、万が一壊れてしまった場合は・・・」

 

カンナ「…」(申し訳なさそうにうつむいて無言になり)

 

きらら「と、とにかくやってみよう…!!」

 

クレア「あとは運次第ですね…うまくいくことを願います…!!」

 

 

そうだな…あとは2人の力と召喚の鍵の力、そして召喚の扉を信じるまでだ…!!

 

これ以上エトワリアにバタフライ効果を羽ばたかせたくはない…どうかうまくいってくれ…!!!

 

 

クレア「開きますよ~!」

 

 

ゲームで見慣れた魔法陣が出現すると、魔法陣が青く光って☆4のクリエメイトを呼び出す…

 

 

 

クレア「1人目、うまくいきました…!!」

 

きらら「ありがとう、クレア。」

 

??「あれっ……部屋………間違えた?」(汗)

 

きらら「突然驚かせてしまってすみません…まずは状況の説明をしますね…?」

 

 

召喚されたのは赤紫色の髪のショートカット姿のクリエメイトだった。

 

召喚されたクリエメイトに話す内容の様子から、どうやら青葉ちゃんと同じキャラ班のメンバーで、後からインターン生としてやってきて配属された紅葉ちゃんというキャラのようだ。

 

「きんいろNewYear」でも登場していたあのキャラなのだが、ここにきてまたNEW GAME!!を途中まで(1期6話まで)しか見ていないことによる知識の弊害が生じたな…元の世界に戻ったら絶対にNEW GAME!!の続き絶対に見よ…!!

 

まあ、元の世界に戻ったら、今この瞬間の記憶は当然消えるとは思うけどな…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クレア「新たな出会いを…!!」

 

 

さっき召喚されたクリエメイトにきららちゃんとクレアちゃんが一通りの説明を終えた後、すぐさま2回目の召喚が始まった。

 

頼む…なんとか耐えてくれ…!!(懇願)

 

 

クレア「これはひょっとするかもです…!!!」

 

 

なんと、2人目は☆5のクリエメイトのようだ。

 

魔法陣が金色に輝く…こんな強運が元の世界のゲームでの召喚でも出てくれたらいいのにな・・・

 

 

 

?「忍、そろそろ出かける準備を……………」

 

 

あらまぁ・・・まさかのお正月・勇さんですかい…(汗)

 

当時あれだけ回しても全然来てくれなかったのに、なんでこんなにもあっさりと……って悔しい思い出に浸っている場合じゃないっ!!(アセアセ)

 

 

きらら「突然すみません、まずは状況の説明を…」

 

勇「……一体これはどういうことかしら…?」

 

 

長い無言の後に出てきた台詞は、困惑が半分で、もう半分がゴゴゴゴゴの効果音が聞こえてきそうな口調であった。

 

 

きらら「ひいいいいいいいっ!?」

 

 

きららちゃんが軽く怯えてる…恐らく妹の忍ちゃんを迎えにいったつもりが、突然見知らぬ部屋に辿りついてしまった感じだろうな…(苦笑)

 

だからこんな怖い表情になるのも、まあ無理もないのだろう…(汗)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2回分の召喚は無事成功したものの、肝心の召喚の扉の方は…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

残念ながら、謎の小爆発を連発させた挙句、また壊れてしまいましたぁ☆(ヤケクソ)

 

 

 

 

 

きらら「扉、壊れてしまいましたね…」

 

クレア「こればかりはどうしようもありません…」

 

心儀「うわぁ……………」

 

 

試合終了…33-4………

 

 

カンナ「やはり耐えられなかったみたいだな…こうなると完全復旧までは来年の2月までかかる事になる。」

 

心儀「という事は、私は1年間この世界で過ごす事に………?」(汗)

 

きらら「………そうなってしまいますね…」

 

クレア「お役に立てず、すみません…」

 

 

私の1年間エトワリア生活が確定した瞬間だった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夜、自分の部屋のベッドに横たわって色々考える…

 

 

確かに憧れであるきらら作品のキャラと出会えるのは、まさに夢の夢が叶ったという感じでかなり嬉しい。

 

とはいえ、やはり私の存在が場違いな気がするのは確かである。

嬉しさよりもこの気まずさな感情が勝ってしまっているのも事実だ。

 

そういう事もあってエトワリアから脱出できる僅かな可能性に希望をもってここ数日を過ごしてきたのだが、やっぱりそれが絶たれたとなると色々と不安が襲ってくる。

 

 

この1年間、私という存在を召喚してしまったエトワリア(この世界)はどうなっていくんだろう…

 

今はまだ誰が知るでもない展開を、バタフライ効果が現れる前に起こるはずだったイベントシナリオの展開の知識を参考にして、大きく出来事が変化しないように考慮しながら過ごしていくしかないか…

 

 

 

なんだか今夜は寝たとしても長い夜になるような気がする…

 

 

そう思いながら、私は眠りについた………




青葉「心儀さんがイーグルジャンプでのお仕事に慣れてきたようで、よかったです…!」

心儀「これも青葉ちゃんをはじめとした社員のみんなが支えてくれたおかげだよ。」

心儀「本当にありがとう!」

青葉「いえいえ、どういたしまして!」

青葉「私も心儀さんと出会ってから、プログラマーって凄いんだなって改めて感じました。」

心儀「そ、それは…ありがと」(照)

青葉「ねねっちって、こんな凄い仕事を普段からしているんだな…って思いました!」

心儀「大変な時もあるけど、自分で思った通りのプログラムを作れるから楽しいよ。」

青葉「思い通りに作れるのは面白そう…! 私も少しずつそのプログラミングを教わってもいいですか…?」

心儀「いや、それはちょっとやめておいた方がいいかなぁ…」

青葉「えっ、何でですか!?」

心儀「だって…」




心儀「青葉ちゃんがこのままプログラミングを始めたら、青葉ちゃんがドラゴンみたいなポジションになっちゃうもん。」

青葉「…………………ドラゴン?」(汗)



次回もお楽しみに!

(次回からいよいよ2018年に開催されたきらファンのイベントクエストに、心儀がIFストーリーとして登場していきます…!


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本編①:もしもきらファンのイベントシナリオに心儀が居たら…
第8話 エトワリアで過ごすお正月・前編(きんいろNEW YEAR!)


今回より、2018年のイベントシナリオに心儀を追加して物語の行方を見守るIF物語がスタートします!

本当は1話完結にする予定でしたが、イベントシナリオを見たことがない人向けに物語が変化してない部分の台詞も丁寧に書いた結果、相当な文字数になってしまうので前編と後編に分ける事にしました。


8節分でこんな感じだから、のちの13~14節分のイベシナになったら(書き方次第では)3~5つに分けないといけなくなるなぁ…(汗)


それについてはまた考えるとして、それでは第8話をご覧ください!



(今回から基本文字数多めになりますが、シナリオを知っている方にとってはいつも通りか少し少なめのストーリー分量に感じられるかと思います。)



私の1年間エトワリア生活が確定してからというものの、私の心は軽く放心状態になっていた。

 

そのせいか、エトワリアに()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()を見た上に、何故かそれが鮮明に頭に残っていた…

 

やっぱり元の世界が急に強く恋しくなっているから、こんな変な夢を見たり覚えていたりしているんだろうな・・・まあ考えたり願ったりしたところで所詮叶わぬ夢だから、いつまでも現代帰還欲を引きずっていても仕方ないけどね。

 

 

ただ、元々私自身がプライベートでもプログラミングでお遊び系や作業効率化系なプログラムを作っていたこともあり、思いつきなプログラミングで作っていった作業効率化プログラムで社員の仕事を支えていけたことが、私にとってやり甲斐のある事でもあったのが救いだったかな。

 

自分の思いついた動作がプログラミングでうまく動いた時の快感がかなり気持ちいいし、それで社員に喜ばれるともっと嬉しかった。

 

 

そんな事もあって仕事中には表向きでは平然を装い、夢中になれて心のモヤモヤを忘れることができた。

 

まあ、今がまだそれほど仕事が忙しくないというのもあるかもだけど・・・他のプログラマー社員が召喚されるまでにはある程度実力を付けなくては…(汗)

 

 

コウ「ん、どうした、心儀…?」

 

心儀「はっ…!! な、何でも…」

 

 

いけねぇ…また思わず考え事にふけってしまってた…!!

 

 

りん「最近悩んでばかりいるようにも見えるけど・・・大丈夫…?」

 

 

まあそうなるよね…また何とかしてうまく誤魔化さないt…

 

 

コウ「なんか、例の召喚の扉が完全に壊れた事件?からずっと元気ないよね…?」

 

りん「もしかして、元の世界が恋しかったり、とかかしら…?」

 

 

ギグッ!!

 

思わず体が反応してしまう…!!!

 

 

コウ「図星みたいだな…(苦笑)」

 

心儀「うぅ…」

 

はじめ「でもほら、一時的に元の世界に戻れなくてもこっちはこっちで戦闘の時とか、ゲームのモーションで役に立ちそうな刺激的な体験ができることもありますし、それを楽し・・・んでいるのは私だけ…?(汗)」

 

心儀「はじめちゃん達は2月頃からはまた元の世界とを行き来できるかもしれないけど、私の方は…」

 

 

思わず辛い本音が出てしまった…(アセアセ)

 

 

はじめ「う、うわあああ! そ、そうでした!!(アセアセ)」(←忘れかけてた)

 

コウ「確か来年の12月頃にならないと元の世界には戻れないんだったっけ…?」

 

心儀「そうですね…」

 

 

ヤバイヤバイ、また気まずい雰囲気に…

 

 

りん「でも、そうなってしまった以上は、もうどうしようもないんじゃないかしら…?」

 

心儀「確かにそうですけど…」

 

りん「今の現状を受け入れた上で、これからどうしていくのかを考えるのも大事だと思うわ。」

 

心儀「は、はい…」

 

 

りんさんの言う通り、やっぱり気持ちを切り替えて1年を過ごしていかないといけないよな…

 

 

はじめ「それに、心儀さんの作ってくれた作業効率化プログラムでモーションの作業が若干ラクになりましたし、そこは自信もっていいと思いますよ…!」

 

りん「そうね…真面目な努力家なところは素晴らしいと私も思うわ。」

 

心儀「あ、ありがとうございます…!!」

 

 

クリエメイトに優しい世界…本当にありがたや…!!(キラキラ)

 

 

コウ「やっぱりランプの言った通り、心儀をイーグルジャンプに入れて正解だったな…!」

 

コウ「これからも、よろしく頼むよ…!」

 

心儀「こ、こちらこそよろしくお願いします…!」

 

 

世界的に場違いでも、頼りにされるってやっぱり嬉しい…♪

 

 

コウ「あれっ、あの2人ってもしや…?」

 

 

あの2人って・・・きららちゃんと勇さん…?

 

って、なんかこの展開デジャヴな感じがしないか!?(汗)

 

 

コウ「知ってる顔がいると思ったら、やっぱりきららと勇じゃん。」

 

 

とはいえとりあえず平常心、平常心…!!(ポーカーフェイスで…!)

 

 

りん「2人ともこんにちは。」

 

きらら「こんにちは。4()()()買い出しですか?」

 

はじめ「私は荷物持ちだけどね。」

 

心儀「私も同じく。」

 

勇「ちょうど良かった。ちょっと4()()()聞きたいことがあるんですけど、いいですか?」

 

コウ・りん・はじめ・心儀「……?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

勇さんの話を聞いているうちに確信したが、私の記憶が確かならこれ確実にイベントシナリオの中に私が新たに入り込んでしまってるよね!?(アセアセ)

 

イベントシナリオの本編に関わる箇所は敢えて身を隠すつもりだったのだが、本編開始時点の日付が分からなかった故に不意打ち開始に対応できなかったぞ…トホホ…(涙)

 

でも起きてしまった以上は仕方ない…とりあえず話の行方を平常心を保ちつつ見守ろうか…(汗)

 

 

りん「お年玉ねえ。たしかに、ただあげるだけなのは勿体ない気もするけれど…」

 

コウ「そんなの、普通にあげればいいじゃん。」

 

はじめ「八神さん、私にもお年玉くださいよ~」

 

コウ「なんで私がはじめにあげなきゃいけないんだよ(汗)」

 

はじめ「それはまあ…上司として?」

 

コウ「班が違うだろ! そもそも、お年玉をもらうような年でもないじゃん。」

 

はじめ「えー…心儀さんもお年玉欲しいですよねー…?」

 

心儀「えっ、私!?(汗) 私は給料さえいただければ…」

 

 

私達は常に給料という名のお年玉を1ヵ月ごとにもらっていることになるしな…(苦笑)

 

 

はじめ「う…せ、せめてボーナスの方をお年玉代わりに多めに…!(汗)」

 

コウ「あ、あのなぁ…(汗)」

 

りん「まあまあコウちゃん。お年玉はともかく、みんなでパーティーくらいはしてもいいんじゃないかしら。」

 

コウ「えー。めんどくさいなあ…」

 

りん「異世界でのお正月なんて、いい思い出になるじゃない。」

 

勇「思い出……?」

 

りん「それにコウちゃん。どうせおせちも食べないでお正月を過ごすでしょ。私が作ってあげるから。」

 

コウ「まあ、りんがそういうなら……。」

 

はじめ「やったー!」

 

りん「ごめんなさいね、話が脱線しちゃって。それで、忍ちゃんたちのお年玉の話だったわよね?」

 

勇「ちょっと思いついたことがあって、皆さんにお願いしたいんですけど……。きららちゃんにもね。」

 

コウ・りん・はじめ・心儀「……?」

 

きらら「私もですか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで、年が明けてきらファンの最初期プレイヤーならご存知の勇さんのサプライズお年玉大作戦が始まったのはいいのだが・・・

 

 

忍「みなさん。あけましておめでとうございます。」

 

アリス「あけましておめでとうだよー!」

 

青葉「忍ちゃん、アリスちゃん、きららちゃん、心儀さん。あけましておめでとうございます。」

 

紅葉「……おめでとうございます。」

 

心儀「……おめでとう。」

 

 

ぬわぁんでよりにもよって私が本編に関わるきららちゃんと同じポジションに置かれるんだよぉぉぉぉ!!!(アセアセ)

 

まあ、これもきららちゃんの為だから仕方ないか…とりま、物語の行方を見守ろう…(苦笑)

 

 

きらら「わー! 忍さんと紅葉さん、綺麗な服ですね。」

 

忍「お姉ちゃんが着付けしてくれたんですよー。」(ぴかぴか)

 

アリス「シノ…素敵だよ!」

 

紅葉「着慣れていないので……、ちょっと恥ずかしいです(汗)」

 

きらら「お2人とも似合ってますよ!」

 

青葉「それにしても勇さん、私たちに用事ってなんだろう? きららちゃんは知ってる? それか心儀さん?」

 

きらら「えっ!? わ、私は何も知りませんよ!何も知りません!!(汗)」

 

 

おい、そんな演技したら怪しまれるぞ!?(アセアセ)

 

 

青葉「ど、どうしたの?」

 

きらら「い、いえ……なんでもないです……(汗)」

 

心儀「えっと…私たちも、さっき勇さんに呼ばれたばかりで、まだ何も聞いてはいないけど…」

 

 

何とか誤魔化せたか…?(汗)

 

 

青葉「それもそうだよね。じゃあ、行こうか。」

 

 

あっぶねぇ…(苦笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

忍「お姉ちゃーん。青葉さんたち呼んできましたよー。」

 

 

しかしながら部屋に勇さんの姿はなく…

 

 

忍「あれ? お姉ちゃんがいませんよ。」

 

青葉「…誰もいないね。」

 

アリス「イサミー。どこー?」

 

きらら「あ、あー! こんなところに怪シい箱ガー!」

 

心儀「ちょっ、きららちゃん!?(汗)」

 

 

きららちゃんの演技下手さに思わず声が出てしまったぞ…大丈夫か?(汗)

 

 

忍「鍵がかかってるみたいですけど…。」

 

きらら「あ! こんなところに鍵ガ落ちてまス! さっそく開けてみまショウ!」

 

心儀「うん、開けてみよう…(苦笑)」

 

 

ダメだ…笑いをこらえるのが辛い…カレンちゃんじゃあるまいしカタコト芝居やめてくれぇ!(アセアセ)

 

 

アリス「何か入ってるよ。これは……手紙?」

 

 

 

手紙には以下の内容が書かれていたようだ。

 

 

勇とお年玉は預かった。

返して欲しければ里に隠された箱を探し、

ヒントを読み解け。

 

まずはじめに『里の入口』へ行け。

 

箱を開ける鍵がなくなった場合は、

コルクに素材と交換してもらえ。

 

『はコいりひしゆきA』より

 

 

 

青葉「なんだろう、これ?」

 

紅葉「さあ…? 誰かのイタズラかも…?」

 

青葉「『はコいりひしゆきA』……漢字とかに直すのかな。」

 

紅葉「箱入り……菱幸?」

 

紅葉「これだと意味がわからないし……Aが余る……」

 

きらら「大変です! 勇さんがさらわれてしまいました! しかもお年玉まで盗まれています!」

 

青葉「えっ、きららちゃん?」

 

きらら「これは大事件です! 早く探しに行かないと!」

 

忍・アリス「ええええええ!!!?」

 

 

そろそろフォローした方がいいかなと思い始めてきたけど、少し演技がマシになってきた…?

 

 

きらら「でも、私だけじゃヒントがわかるかどうか…(汗)」

 

心儀「これでは手掛かりが少なすぎる…(汗)」

 

きらら「ああ……このままでは勇さんが……」

 

心儀「どうしましょう…」

 

きらら「誰か勇さんのために立ち上がる勇者はいないのでしょうか……」

 

アリス「キララ! シンギ!」

 

忍「私たちに任せてください!」

 

きらら「そうでした! ここには忍さんとアリスさん、それに青葉さんと紅葉さんもいるんでした!」

 

紅葉「えーっと…?(汗)」

 

心儀「そ、それは心強い…! よ、よろしくお願いします!」

 

 

きららちゃんの発言に合わせて台詞を言うのは難しぃ…私もなんか下手な演技になったりしてないだろうか…?(汗)

 

 

アリス「シノ!」

 

忍「アリス!」

 

忍「お姉ちゃんとお年玉のために!」

 

アリス「いくよ!」

 

忍・アリス・きらら「おー!」

 

心儀「お、おー!!」

 

 

やばっ、掛け声のタイミングがワンテンポずれた…(アセアセ)

 

 

青葉「よくわからないんだけど……(汗)」

 

紅葉「これは……何なんですか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とりあえず里の入り口に移動したものの、やっぱりイベントシナリオに私という存在が混入しているというのはなんだかいい居心地がしないな…

 

と思っていたら、きららちゃんが次の箱を見つけた。(※という演技をした)

 

 

きらら「ありました! ほら、ここに!」

 

心儀「早速あけてみるか。」(箱開けて)

 

忍「またメモが入ってますよ。『里の全員が集まれる場所へ行け』ですって。」

 

きらら「それだと、広場ですかね。行ってみましょう!」

 

アリス「順調だね!」

 

忍「それにしても、どうしてお姉ちゃんが狙われたんでしょう?」

 

アリス「きっとお年玉を狙った犯行だよ! イサミがお年玉を準備するのを目撃したんだ!」

 

忍「私のお姉ちゃんとお年玉を…許せません!」

 

きらら.o(この調子なら大丈夫そう…かな?)

 

 

とりあえず、ここまでは見慣れないような予想外の展開などは起きてないから多分大丈夫だろう…

 

きららちゃんが変に照れていることを除いては…← (※ちなみに本家通りの展開)

 

 

青葉「…きららちゃん、どうしたの? 最初もそうだったけど、ちょっと変というか……」

 

きらら「な、なんでもないですよ! やだなー青葉さんったら。ハハハ……(汗)」

 

 

あかん、私も笑いをこらえるのガガガ…(汗)

 

 

青葉「それに心儀さんも、さっきからきららちゃんの様子を伺いつつ喋っているようにも思えますけど…」

 

 

ギグッ!?

 

 

紅葉「なんというか……二人とも、わざとらしい?」

 

きらら・心儀「!?(汗)」

 

きらら「そ、そんなわけ…(アセアセ)」

 

 

ま、マズイ・・・(滝汗)

 

 

???「はっはっはっ。苦戦しているようだね。」

 

忍「だれですか!?」

 

???「私はD・H(ダンディー・エイチ)!」

 

???「う、うちはムーレンY(ワイ)!」

 

 

た、たすか…ってない!? 2人ともバレバレ過ぎる!!(アセアセ)

 

 

青葉「何やってるんですか、はじめさん……それにゆんさんまで……」

 

ムーレンY「えっ? あ、青葉ちゃん!?(汗) ちょっと、はじめ! バレとるで!(汗)」

 

D・H「ちょっとゆん! 名前で呼ばないでよ! ますますバレるじゃん!(汗)」

 

ムーレンY「そもそも、うちはこういうの恥ずかしくてやりたないって言うたやん!」

 

D・H「今そういうこと言わなくてもいいじゃんかー!(汗)」

 

紅葉「2人とも何をされてるんですか…?」

 

D・H「えーっと…(汗)」

 

忍「あなたたちが手紙にあった『箱入り娘達』ですね! お姉ちゃんを返してください!」

 

ムーレンY「菱幸Aや! 『箱入り菱幸A』! たしかにちょっとわかりづらいけど!」

 

D・H「誰もうまい名前浮かばなかったからね…(汗)」

 

きらら「すみません、これが私の限界でした…(汗)」

 

心儀「きららちゃん!?(アセアセ)」

 

 

確かに組織名は仕掛け人の名前の頭文字を取って並び変えただけではあるが…きららちゃん、頼むで自重して?(汗)

 

 

アリス「どうしたの? キララ、シンギ。」

 

きらら・心儀「いえ、なんでも…!(汗)」

 

 

とはいえ、思わず反応してしまう私も私だな…(汗)

 

 

ムーレンY「とにかく、はよせな大事な勇お姉ちゃんが大変なことになるで。」

 

アリス「イサミをどうするつもりなの!」

 

ムーレンY「正月にすることといえばただひとつ…お正月太りや!」

 

ムーレンY「あんたらが助けに来るのが遅れれば遅れた分、勇には3食おやつに昼寝付きですごしてもらって……」

 

D・H「気づけばダイエットが必要な体に……」

 

ムーレンY「ひいいいい! そんなん、うち耐えられんわ!」

 

D・H「なんでゆんが怖がるんだよ!」

 

アリス「そんな…!(汗)」

 

忍「なんてひどいことを…!(汗)」

 

ムーレンY「ほら、忍ちゃんたちにも効いてるで!」

 

D・H「とにかく、私たちを止めたかったら、早くゴールに辿り着くんだね!」

 

青葉「はじめさんたち、何がしたかったんでしょうか?」

 

紅葉「さあ…?」

 

青葉「まあでも、はじめさんたちを追いかければ何かわかるかな? ねえ忍ちゃん…」

 

忍「このままじゃお姉ちゃんが…!」

 

アリス「イサミがモデルの仕事をできなくなっちゃう!」

 

忍「早く次の箱を探さないと!(汗)」

 

青葉「ええっ!?」

 

紅葉.o(気づいてないんだ…)

 

 

何か少しずつ思い出してきたぞ…確か移動中に青葉ちゃんと紅葉ちゃんにバレる展開だったんだっけ…?

 

 

紅葉「きららさん、心儀さん。」

 

きらら「は、はい!?(汗)」

 

心儀「はい!?(棒)」

 

紅葉「これってもしかして…」

 

青葉「私たちの会社の人が関わってる…?」

 

きらら「えーっと……。」

 

心儀「実は……。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

きらら『ええっ!? 青葉さんと紅葉さんにも教えないんですか?』

 

コウ『どうせなら青葉と紅葉にもドッキリを仕掛けようと思ってさ。』

 

きらら『そんな……。私、ウソつけないですよ!』

 

コウ『大丈夫大丈夫! バレやしないって!』

 

心儀『これ、本当に大丈夫なのかな…?(汗)』

 

コウ『それなら、心儀もきららと一緒にドッキリを仕掛ける側に回ればいいんじゃない?』

 

心儀『えっ、わ、私が…!?(アセアセ)』

 

はじめ『いいですね! 心儀さん、演技力ありそう…!』

 

きらら『それなら心儀さんにお願いし…』

 

コウ『でもまあせっかくだし、2人で仕掛け人をやってみたら…?(笑)』

 

心儀・きらら『えっ!?(汗)』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

きらら「というわけでして…(汗)」

 

青葉「さすがに気づくよー。」

 

紅葉「バレバレでしたね。」

 

きらら「うぅ……すみません。(汗)」

 

心儀「すみません…(汗/棒)」

 

 

まあ、あの時に私一人でやります!って私が言えればよかったかもだけど…モロにイベントシナリオに映る役柄を配置された衝撃に驚いてしまったせいで何も言えなかったんだよな…

 

 

青葉「それじゃあこれは、勇さんが忍ちゃんたちにあげるお年玉に関係してるんだね。」

 

きらら「どうなんでしょう…? 私も詳しいことまでは聞いていないので。」

 

紅葉「きららさんと心儀さんはゴールの場所も知っているのでは?」

 

きらら「いえ。私は八神さんから『箱の中にメモがあるから後はよろしく』と言われただけなんです…(汗)」

 

心儀「情報不足でごめんなさい…(汗)」

 

青葉「テキトーだなあ、八神さんは(汗)」

 

紅葉「青葉さん、どうしましょうか? 私たちは犯人を知ってしまいましたし。」

 

青葉「うーん。元はと言えば勇さんが忍ちゃんたちに仕掛けてることだし、きっと意味があることだよね。」

 

青葉「なら、最後まで付き合ってあげようか。」

 

紅葉「ネタバレしない程度にですね……わかりました。」

 

忍「次の手がかりが入った箱、見つけました!」

 

アリス「『元気が出るものがたくさんある場所へ行け』だって。どこだろう?」

 

青葉「そんなに難しい場所じゃないんだろうけど…」

 

紅葉「…! わかりましたよ。」

 

忍「本当ですか? 紅葉さん!」

 

紅葉「はい。こっちです。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紅葉「ここです。」

 

アリス「冷蔵庫?」

 

青葉「あっ『元気が出るもの』ってもしかして…。」

 

紅葉「そう…これですよ。」

 

忍「わー。たくさんの栄養剤が…」

 

アリス「そういえばシノが飲み干してたこともあったね…(汗)」

 

きらら「たしかに栄養剤なら元気は出そうですけど…」

 

心儀「私達みたいな社会人の『元気が出るもの』って感じだね(汗)」

 

アリス「でも、飲みすぎは体に毒だよー!」

 

紅葉「…ほら、ありました。この中に次の手がかりが……。」

 

 

 

しかし、手紙にはこう書いてあった…

 

 

ハズレ。

 

こんなの飲んで元気が出るのは

一部の仕事人間だけだろ!

 

 

 

 

紅葉「…………。」

 

青葉「紅葉ちゃん、どうしたの? って……。これ、八神さんの字だね……。」

 

心儀「やっぱりな…(苦笑)」

 

忍「紅葉さん、青葉さん、心儀さん。何か書いてありましたか?」

 

紅葉「…はずれみたいです。」

 

忍「そうですかー。残念です。」

 

紅葉「…………。」

 

アリス「モミジ、どうしたの?」

 

紅葉「いえ、なんでもありません。次の箱を探しましょう。」

 

紅葉「…元気が出るもの、元気が出るもの…。」

 

アリス「アオバ、なんかモミジの後ろに炎が見えそうだよ…。」

 

青葉「あはは。紅葉ちゃんの負けず嫌いに火が付いちゃったかな…。(汗)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

忍「こんにちはー。」

 

コルク「…いらっしゃい。」

 

アリス「また鍵もらいに来たよ。これ、集めてきた素材!」

 

コルク「ん……たしかに受け取った。はい、これ……。」

 

忍「ありがとうございます。」

 

きらら「ねえコルク。この鍵、どうして1回使ったら壊れちゃうの?」

 

コルク「素材のせい……かな。崩れやすい素材でできてる。」

 

コルク「鍵を作るのは簡単だし、予備もたくさんある。」

 

コルク「でも、たくさん持って行かれると品薄になるから、作るために必要な素材と交換している。」

 

 

これがのちの素材クエストでイベント素材を集めて宝箱を開ける形式のあれかぁ…こうみると実物の方が開けたぞー!感があるな…当たり前だけど(笑)

 

 

アリス「そうだったんだ…。じゃあ大事に使うね!」

 

コルク「……またなくなったら来て。」

 

忍「よし、行きますよアリス!」

 

アリス「うん!」

 

忍「お姉ちゃん。待っててくださいね~!」

 

コルク「……。」

 

綾「こんにちは。」

 

コルク「いらっしゃい。」

 

りん「きららちゃんたち、頑張ってるみたいね。」

 

コルク「うん……。素材もこれだけ集まった。」

 

ひふみ「すごい量……だね。」

 

綾「しのたちのためとはいえ、ちょっと申し訳ないわね…。」

 

りん「でも、私たちだけだとみんなの分を集めるのは厳しいから、しかたないわ。」

 

ひふみ「青葉ちゃんたちのために、頑張って……作ろう。」

 

綾「そうですね。」

 

 

 

 

(後編へ続く・・・)




♪今日は後書きのネタが、にゃい~(マ〇ロンCF風)

こともにゃい←



『3年H組 遠山先生!』


遠山「芭蕉の句には…」

コウ「りん!」

りん「今更何よ!!」

コウ「私が悪かった!」

りん「馬鹿ッ! 寂しかった!!」


――ガラガラガラガラ!!!


うみこ「この泥棒猫…」

りん「阿波根さん!?」

一同「授業しろよ…」


『夏だSINGI! 李Deta!!』


心儀「なんだこれ()」

青葉「これって、作家クエストの例のアレを本家の台詞にしただけですよね…?(汗)」

心儀「・・・作家クエスト…?」

(※心儀の記憶はまだ2018年1月のままです)



青葉ちゃん…急な前後編分け発生で間を埋めるネタがなかったの許してぇ!(※知るか)



最後がgdgd気味でしたが、次回「エトワリアで過ごすお正月」の後編をお楽しみに!


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第9話 エトワリアで過ごすお正月・後編(きんいろNEW YEAR!)

本日より本家きんモザTYが愛媛のある映画館で上映開始される事を受け、お祝いも兼ねて久々に連載更新しました!
(本日がちょうど金髪曜日(金曜日)というのもあるけどね←)

それにしても、公開劇場の場所が愛媛県なのにきんモザ公式が「愛知県のみなさん!」って呟いた時はマジでビビったわ(笑)

某百合アニメのOP曲では空耳になぞらえてカラオケで愛☆知☆県♪って歌ってた事があったけど、まさに大事件起きましたわ…w(※笑えるいい意味で)


そこが忍ちゃんらしいというか何というか・・・



と、前置きが長くなったところで(汗)、早速第9話をご覧ください!



引き続き、お年玉と勇さん探しは続いていた。

 

 

アリス「イサミー! どこにいるのー?」

 

青葉「うーん。最初は簡単だったけど、 段々見つけるのが難しくなってきたね。」

 

 

ドッキリとは気がついていない忍ちゃんとアリスちゃん、そして2人や勇さんの為にも騙されているフリをしながら探す青葉ちゃん、紅葉ちゃんと一緒に検討がつきそうな場所を手当たり次第探してみるものの、そう簡単には見つからなかった…

 

 

忍「このままではお姉ちゃんが太ってしまって、 モデルのお仕事ができなくなってしまいます……。」

 

紅葉「3食おやつ付きなら、 私がさらわれる役になりたかった……。」

 

青葉.o(紅葉ちゃん……。さすがにその役は勇さんじゃないと……)

 

紅葉「それに、お正月だからきっとご飯はおせちのはず……。」

 

心儀「とはいえ、正月太りしたら痩せるの大変そう…(汗)」

 

 

経験者は語る・・・そうならない為にも元の世界ではおよそ月一で公共交通機関や車でアウトドアに出かけていたんだけどな…

 

 

紅葉「なっ!? そ、それでもお腹いっぱい食べられるのなら…!!」

 

青葉「食欲の方が勝っちゃった…!(苦笑)」

 

きらら「ところで、さっき言った『おせち』ってなんですか?」

 

忍「お正月に食べる料理のことですよ。重箱にいろんな料理を詰めて、みんなで食べるんです。」

 

アリス「入ってる料理にも意味があって、 鯛は『めでたい』とか、黒豆なら『マメに働けるように』とか、 縁起物になってるんだよ。」

 

きらら「へー。そんな料理があるんですか。」

 

青葉「アリスちゃん、よく知ってるね。」

 

アリス「それに、日本のお正月は、 シノと過ごすのがルールだから!」

 

きらら「ええっ、そんなルールがあるんですか!?」

 

忍「アリスといっしょにいるのも、 お正月のルールですよ!」

 

きらら「お正月って、いろいろ決まりごとがあるんですね。」

 

紅葉「それはたぶん……忍さんの家だけ……。」

 

 

仕掛け人は大変とはいえ、幸せそうなシノアリスを見られるのなら勇さん探しの苦労は報われそうだな…(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まだ誰も知ることのないであろうイベントクエストの物語の裏側が見られたのはかなりデカイ収穫ではあったが、その分だけ物語の行方が本家通りに流れるように支えていくのはめちゃくちゃ神経使うものだなぁ…下手に物語が脇に逸れるリスクを考えると若干怖い…

 

そう内心思いながら勇さん探しを一緒にしているうちに、ようやくゴールらしき場所に辿りついたっぽい…?

 

 

 

忍「次はここですね。」

 

心儀「あっ! あそこに居るのはもしや…?」

 

??? 「ふっふっふ、よくここまで辿り着いたわね。」

 

紅葉「だれ?」

 

??? 「私こそ『箱入り菱幸A』のリーダーにして、 大宮勇を連れ去った真犯人。その正体は……。」

 

 

 

 

勇「じゃーん。お姉ちゃんでし……。」

 

アリス「イサミを返せー!」

 

勇「えっ?」

 

忍「アリス! 加勢しますよ!」

 

勇「ちょっと、2人とも……!」

 

アリス「イサミのかたきー!」

 

勇「生きてるわよ!」

 

忍「早くお姉ちゃんを返してください!」

 

勇「だから私が……あっ……!」

 

忍「犯人確保です!」

 

アリス「やったね! シノ!」

 

忍「はい! やりました!」

 

アリス「早くイサミの居場所を話してもらわないと!」

 

青葉「忍ちゃん、アリスちゃん……。」

 

紅葉「2人が捕まえた人……。」

 

忍・アリス「え?」

 

勇「もー、忍もアリスも何するのよ。」

 

アリス「イサミ!?」

 

忍「お姉ちゃん! どうしてお姉ちゃんが 私たちに捕まってるんですか!?」

 

勇「あんたたちがやったんでしょ!」

 

 

ゴールがまさかのきんいろ大使館だったとはねぇ…

 

ゲーム画面とリアリティある空間とでは同じ物語でも見え方が全然違うことを痛感したが、何より忍ちゃんとアリスちゃんがここまでもドッキリだと気がつかずマジな反応をしている光景には笑いを堪えるのに必死だったわ…(苦笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

りん「さっ、みんなでおせちいただきましょ。」

 

青葉「いただきまーす!」

 

紅葉「いただき……ます。」

 

心儀「いただきます…!」

 

 

後日、ドッキリの打ち上げ的なものも兼ねてみんなでおせち料理を食べることになった。

 

 

ひふみ「たくさん……作ったから。 いっぱい食べて……。」

 

青葉「うわー、美味しい!」

 

紅葉「うん……いくらでも食べられる……。」

 

コウ「じゃんじゃん食べなー。 これ、青葉たちが取って来た食材だし。」

 

青葉「言われてみれば、 見覚えのあるものがちらほらと……。」

 

心儀「この食材なんかは、ゲットするのにめっちゃ苦労したやつや…(苦笑)」

 

心儀「でも、やっぱり美味しい…♪」

 

 

自ら苦労して入手したこともあってか、いつもより美味しく感じるなぁ…♪

 

ちょっとは農家さんの生きがいが分かったような気もしなくはない…(笑)

 

 

紅葉「八神さん。」

 

コウ「ん? 紅葉、どうかした?」

 

紅葉「どうして教えてくれなかったんですか?」

 

コウ「いやー、勇とお年玉の話をしていたら、 りんがパーティーをしようって言ってさ。」

 

コウ「だったら、私もお年玉代わりに青葉と紅葉にドッキリを……って思ってね。」

 

コウ「いやー、里のあちこちに箱を隠すのは疲れたよ。」

 

紅葉「そんな子供騙しなことしなくても……。 私も青葉さんももう大人ですし……。」

 

コウ「まあまあ、たまにはいいじゃん。」

 

コウ「それに、紅葉たちの頑張ってる姿、 良かったよ?」

 

紅葉「八神さん……。」

 

りん「……ちょっと! コウちゃん!」

 

コウ「えっ!? 何怒ってるのさ、りん。」

 

青葉「そうだったんだ……って、 これが私たちへのお年玉だったんですか!?」

 

心儀「えっ、そうだったの!?」

 

 

これは決して演技とかじゃないぞ…?

 

細かいシナリオ演出まで覚えてなかったこともあるが、何より勇さん探しと物語の行方を気にしすぎていたせいで集めた素材がそのままお年玉とは素で気がつかなかったんだ…(苦笑)

 

 

紅葉「おせちも美味しい……。でも、 お年玉があったらお肉たくさん買えるのに……。」

 

コウ「お前ら給料もらってるだろ!」

 

心儀「あ、あははは…(苦笑)」

 

 

もらっている給料を慎重に使っているのは私ぐらいだけなのか…???

 

物語の歪み的にいざという時の為にできるだけ貯めて節約しているのだが・・・

 

 

 

 

そして一方、きんいろ大使館のクリエメイトたちは・・・

 

 

忍「つまり、いままでのことは全部お姉ちゃんの仕業だったんですか!? どうしてこんなことを……。」

 

アリス「そうだよイサミ! 心配してたんだから!」

 

きらら「忍さん、アリスさん。 これにはわけがあって……。」

 

勇「忍、アリス。……はい、これ。」

 

忍「これは……アルバム?」

 

勇「見てみなさい。」

 

アリス「あっ、これ箱を探してたときのシノの写真だよ!」

 

忍「こっちにはアリスもいます! は~……アリスの金髪は写真でも綺麗ですね~。」

 

アリス「照れるよシノー。 でも、どうしてこの写真があるの?」

 

勇「そりゃあ、隠れてあなたたちを撮ってたからね。」

 

忍・アリス「えええっ!?」

 

勇「嘘をついてごめんなさいね。でも、 2人にはただおこづかいをあげるんじゃなくて、思い出をお年玉としてプレゼントしたかったの。 それにあんたたち、お互いの写真好きじゃない。」

 

忍「お姉ちゃん……さすがです。 私たちのことわかってますね!」

 

勇「そりゃお姉ちゃんだもの。」

 

勇「それにしても、結構近くにいたのに 全然気づかないんだもの。寂しかったわー。」

 

忍「お姉ちゃーん! 私はお姉ちゃんも好きですよー!」

 

アリス「イサミー! 私もだよー!」

 

カレン「シノ、アリス! あけましてオメデトゴジャイマス!」

 

陽子「やっほー、来たよー。」

 

忍「カレン! 陽子ちゃん!」

 

綾「ちょっと陽子! おせち運ぶの手伝ってよ!」

 

陽子「あはは、ごめんごめん。」

 

アリス「アヤまで、みんなどうしたの?」

 

カレン「イサミからパーティーするって呼ばれまシタ!」

 

陽子「そーそー。だからこうしておせちも用意してさ。」

 

綾「作ったのはほとんど私と遠山さんたちじゃない。 陽子は危なっかしいし……。」

 

忍「そうだったんですね。 すみません、お手伝いできなくて。」

 

カレン「ワタシもアジミ、頑張りまシタ!」

 

陽子「だから味は保証するよ!」

 

綾「いいから並べるの手伝ってよ!」

 

きらら「一件落着、ですかね。」

 

きらら「……あれ? でもたしかお年玉って、 おこづかいをあげるんですよね……?」

 

きらら「でも勇さんが用意したのはアルバムで……。 もしかして……。」

 

勇「きららちゃん。」

 

きらら「は、はい!」

 

勇「2人が喜んでるからいいじゃない。」

 

きらら「そ、そうですね!」

 

勇「皆いい子でかわいいわ。」

 

 

 

私がイーグルジャンプの社員達sideに居たこともあってか、本家通りにお年玉の正体を明かしていたようでした。

 

 

 

こうして私にとってエトワリア初の、長ーい長ーいリアリティ版イベントクエストの「きんいろNEW YEAR!」の物語が無事終わりました。

 

 

これからも暫く、こういった私ありきのIF物語は続いていくのだろうか・・・

 

 

 




(ル○ン 1stの次回予告風に語る心儀)
ふう…やっぱりゲームは普通にプレイするもんだなぁ…
その中に入り込むのはもう懲り懲りだ(汗)

さて、次回はクリエメイトが全員指名手配

クリエメイトのピンチにきらライネさんが駆けつけるものの、クリエメイトを狙う相手も○○(ピー音)のとっつぁん並にシツコイったらありゃしない

果たして私たちクリエメイトは無事このピンチを乗り越えられるのだろうか…

来週の『クリエメイトが指名手配!?』
チャンネルは決まったぜ☆


空太「お楽しみに」

美月「お楽しみに」

心儀「って、なんでこの2人が居るんだよ!?(アセアセ)」

忍「そ、そんなの怖すぎますぅ!!(汗)」

陽子「絶対嘘だ嘘!!(アセアセ)」

——————————————————————

次回:『占いは裏が無い…? いやあるかも…?』

アリス「という事は嘘なんだね…?(汗)」

心儀「チクショー!!(汗)」(ウソがばれて悔しがり)


次回もお楽しみに…!(苦笑)



(※この後書きの演出はメタフィクションです)


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EX1 正月明けたらさっさと修理…は流石にムリか…

今回は「占いは裏が無い…? いやあるかも…?」をお送りするともーじゃん?


と思わせて実は…













☆ ☆ ☆













今回はお正月イベントの後日談とその後をお送りします←


棗屋のクリエメイト(ガタッ…ガタガタ…ドンガラガッシャーン!!)

?「ぐわい、ぐわい、ぐわい、ぐわい…」


(※破損した備品は魔法少女が責任を持って賠償したかもしれない)「え゛っ!?(汗)」



という事で、今回はお正月イベントの後日談とその後の物語(ストーリー)をご覧ください!

(正月明け頃に投稿するつもりでしたが、何度かストーリー変更等で書き直すうちに投稿が遅くなりました…(苦笑))





 

イベントシナリオで本家通りのシナリオ通りに進むようにと意識し、かなりの神経を使った私はすっかり疲れ切っていたので、残りの年始休みは最低限の食材を買い込んで寝正月をしようと思っていた。

 

 

思っていたのだが・・・・・

 

 

 

コルク「こんにちは……。」

 

きらら「こんにちは、コルク。」

 

勇「コルクちゃん。箱、貸してくれてありがとうね。 外に残ってる分、回収してこないとだわ。」

 

コルク「……問題ない。残りは私が回収してくる。 どこにあるかわかる?」

 

勇「えーっと、ここに場所を書いたメモが…………あれ?…………どこだったからしら?」

 

コルク「……。」

 

アリス「……イサミ?」

 

心儀「おい……っ!!(汗)」

 

忍「お姉ちゃん。もしかして……。」

 

勇「さあ忍、アリスも。 残りの箱もあなたたちへのお年玉よ。」

 

忍「仕方ないですねえ、お姉ちゃんは。」

 

忍「アリス、一緒に探しに行きましょう!」

 

アリス「わかったよシノ! それじゃイサミ、行ってくるね。」

 

青葉「私たちも手伝ったほうが良さそうですね。」

 

コウ「そうだね。行こうか。」

 

心儀「……仕方ないなぁ……(汗)」

 

りん「鍵はコルクちゃんが用意してくれるから、 素材と交換してもらいに行ってね。」

 

青葉「あ、ちゃんと開けなきゃいけないんですね……。」

 

ひふみ「その分、またおせち作っておくね……。」

 

紅葉「おせちのおかわり……。 がんばります……!」

 

 

 

何故か、勇さんのうっかりミスで隠し場所が分からなくなった宝箱を回収しに行く流れにいつの間にかなってました・・・

 

どぉしてこうなったし……(汗)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さかのぼること数時間前・・・・・

 

 

 

心儀「さてさてサテライト、2~3日分の食材を買い込みますかぁ…!!」

 

 

私は早朝に残りの年始休み分の食材を買いにきらら商店街にきていた。

 

 

心儀「あの市場なら7時からやっているし、8時までにルームの自室に戻れば里で他のクリエメイトに会わずに済む…」

 

心儀「まさに完ッ璧ッ…!!(キラキラ)」

 

 

私の狙い通り、ササっと買い物を済ませて8時までにルームに戻った結果、里で他のクリエメイトに会わずに済んだ。

 

そして、朝から落ち着いた一日を保ったままルームでしっかりと朝食を取り・・・

 

 

心儀「あとの家事は夕方か夜頃に起きてからまたやればいいか……イベントの疲れがまだ取りきれてないし、朝の一仕事(買い物)を済ませたら急に眠くなってきたなぁ……」

 

心儀「それでは、おやすみなさぁい……(キラキラ)」(ベッドで横になり)

 

 

しかし、現実……もとい異世界はうまく事を進ませてはくれなかった。

 

 

玄関の扉(トントントン)

 

 

心儀「はーい……?」

 

 

扉を叩く音に反応し、反射的に玄関に向かって大声で叫ぶと、()()()()()()()()が返ってきた。

 

 

カレン「シンギー? イマスカー??」

 

 

あの声は間違いなくカレンちゃんだな……声を発してしまった以上、居留守はもう使えないしなぁ……(汗)

 

 

心儀「ごめん、今手が離せない作業をしてて大変なんだ。だから申し訳ないが急ぎの用事じゃなければまた時間を改めて来てくれないか・・・?」

 

 

玄関前まで聞こえるように大声で返答して誤魔化したが………………どうだ?(汗)

 

 

カレン「それならワタシ達がお手伝いするデース!」

 

アリス「カレン、やっぱり無理にお邪魔するのはやめようよ…?」

 

忍「もしかしたら心儀さんなりの事情があるかもしれませんし…」

 

 

カレンちゃん達には申し訳ないが、不測のシナリオがきた時に備えてハイパフォーマンスを維持する為には、今は寝てもう少し疲れを取りたい…だから今はごめん…(汗)

 

 

アリス「それに鍵がかかっていると思うs…」

 

カレン「あれっ、鍵かかってないデス?」

 

アリス・忍「えっ!?」

 

忍「ですが、開けちゃってもi…」

 

(ガチャ)カレン「お邪魔シマース!!」

 

心儀「ふえぇ!?(アセアセ)」(慌てて飛び起き)

 

 

な、なんでぇ!?(驚愕)

 

って、しまった、今日に限ってウッカリ鍵かけるの忘れてた!!(アセアセ)

 

 

(心儀のルームに入り)カレン「あれっ、シンギ、どこに居るデース?」

 

アリス「カレン!? 勝手に入ったら………あれっ、この不思議な感じは何だろう……?」

 

忍「青葉さん達のルームとは違った雰囲気を感じます……!」

 

(シュタタタとリビングへ移動)心儀「ちょっと待ってカレンちゃん!! って、3人とも既に部屋に入って来ちゃってる!?(アセアセ)」

 

 

不覚にも他のクリエメイトを部屋に上げてしまったが、外見は変化せず原作絵のままなのか……(汗)

 

異世界で入手した持ち物を部屋に持ち込んだらちゃんと3次元チックに変化するのに謎仕様………この世界で今のところ唯一の3次元チックな空間に2次元キャラがいるのもなんか違和感…………まあ、無理に実写化っぽく変換されて夢が壊れるよりかはマシか……(苦笑)

 

 

カレン「あ、シンギ! この部屋、初めて感じる不思議な感覚でなんだかワクワクしマス!(キラキラ)」

 

アリス「初めてシンギに会った時から若干浮いてる(?)外見が気になってたけど、普段はこんな空間に住んでいるんだね…///」

 

忍「でも、こんな空間も悪くないような気がします…!///」

 

心儀「そ、そうかな…??(汗)///」

 

 

めっちゃ反応に困る展開になっているけど、意外とまんざらでもない感想が!?/////

 

この世界に召喚されて絵のような空間や物に戸惑いながらも見て触れてた約1ヵ月前の自分が懐かしい………その時の私の感覚を、彼女たちは今、味わっているのか………///

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カレンちゃんが興奮する一方で忍ちゃんとアリスちゃんは若干戸惑っていたが、ようやく3人が私の部屋の空間に慣れてきた頃、カレンちゃんが私をお正月遊びの人数として誘ってきた。

 

カレン「ということデ、シンギも一緒に遊びマセンか?♪」

 

 

寝正月計画の1日目は早速予定外の事が起きたけど、正月遊びぐらいなら本家のイベントシナリオやキャラシナリオには関わらなさそうだから…ちょっとぐらいはいっか…♪

 

 

心儀「わ、私なんかでよかったらもちろんだよ…!」

 

 

こうして私はカレンちゃんたちと正月遊びをする事になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

忍「まずは何して遊びますか…? 羽つきに双六、こまなど色々ありますけど…」

 

アリス「福笑い、めんこ、カルタ…ニッポンのお正月はいろんな遊びがあってどれも楽しいよ♪」

 

心儀「うーん、どうしようかなぁ…楽しく遊べるのなら、何から始めてもいいけど…」

 

カレン「ソレナラ私、羽つきやってみたいデース!!」

 

心儀「いいね…! 私はそれで大丈夫だよ!」

 

アリス「羽つきなら4人で2人と2人のペアを作れると思うし、いいかも!」

 

忍「私はアリスとカレンと一緒に遊べるなら、なんだっていいですよ〜(キラキラ)」

 

 

そして忍ちゃんは正月でも今日も通常営業だなぁ…(笑)

 

 

カレン「あっ…シマッタデス…! 今日はトレーニングをするって事、忘れてマシタ…!!(アセアセ)」

 

忍・アリス・心儀「えっ!?(汗)」

 

心儀「私を誘っておいて!?(アセアセ)」

 

アリス「カレン、そういうのは早く言わないと!(汗)」

 

カレン「Sorry…ということデ、行ってきマース!!(アセアセ)」(早速その場所へと向かい)

 

 

心儀「行っちゃった…(苦笑)」

 

忍「仕方ないので、他の遊びをしましょうか…(ズーン)」

 

心儀「そうだね…って、忍ちゃん!?(アセアセ)」

 

忍「金髪の輝きが半分になっていきますぅ…(汗)」

 

アリス「シノ、私が側に居るからしっかりしてぇ!!(アセアセ)」

 

 

ツッコミどころが多すぎるけど、これもあのとっておきの影響とかあるのだろうか…(汗)

 

 

勇「あら、忍にアリスじゃない。 あっ、心儀さんも一緒なんですね。」

 

アリス「イサミ…! うん! 今からお正月の遊びをみんなでしようと思ってたんだけど、急遽カレンが抜ける事になってしまって…」

 

心儀「金髪が半減したって泣いている忍ちゃんを慰めていたところで…(苦笑)」

 

忍「うぅ…お姉ちゃんでもいいので羽つきやりませんか…?(汗)」

 

勇「それはダメよ。」

 

忍「えっ!?(汗)」

 

勇「今からコルクちゃんのお店に行かないといけないわ。」

 

心儀「もしかして、この前私たちがやった宝探しの…?」

 

 

咄嗟に言葉が出てしまったが、これもしかしてまたやっちゃったパターンか…?(アセアセ)

 

 

勇「ええ、そうよ。 そうだ、あなたたちに手伝って欲しい事があるの。」

 

忍・アリス・心儀「???」

 

 

 

 

そして一緒にトレードショップへ向かう時にきららちゃんやイーグルジャンプの社員達と偶然遭遇し、冒頭の通りお正月の後日談にまで私が参加する羽目になったという感じ。

 

 

まあ色々と気まずかったから今はその様子を書く気にはならないけど、気が向いたらまた書くかもしれない。

 

 

その後、予定通り1月は召喚の扉はさっさとは修復することができず、完全復活したのは2月だった。

 

元の世界にしばらく帰れなくなった以上、今後また新たなクリエメイトと交流を深めていくことになるのだろうか…?(汗)

 

 

 

次回は、クリエメイトとの交流エピソードを、占いと属性喫茶、SNS部を話題に、少しその様子をお送りしていこうと思う…(苦笑)

 

 

 

 





心儀「えー、現在2021年の大晦日。2022年まで残り半日を切りましたー!!」

心儀「そして、元の聖典(三次元)の世界から持ってきた十二支の置物を12個用意して準備も万端です!」

心儀「これらの置物があればお正月中止を阻止する儀式も楽々にできるぞぉ!!」

心儀「三次元の置物だから流石にお正月中止の魔法の影響は無いだろうし、これで今回も私が英雄に…ぐへへ♪///」

心儀「それでは早速、十二支の置物をお社に奉納しにいきたいと思いm…」


(干支の置物) ⇒ 川川川川川川 シュッ(と消えて)


心儀「え………………えっ!?………………き………………消えた!?(アセアセ)」

心儀「待って…………3次元の置物だったはずだよね!?(動揺)」

心儀「どうして………………どうして消えちゃうKnow!!!(涙)」

心儀「………………」

心儀「………………」

心儀「………………あのさぁ………………3次元にも魔法の影響が及ぶって何度か既に証明されているでしょ…?(汗)」

心儀「なのに今更三次元の十二支の置物でズルしようなんて…………………無茶だったんだよ。(ため息)」

心儀「というかこのノリ、結構なパロディネタを含んでいるけど、私が演じちゃってよかったのかねぇ…」(メメタァ)

(こいいろ〇ーヤマのCM風に)心儀「そろそろ色んな意味で怒られても知ぃりぃまぁせぇんぅy…」(ブツッ………………)




最近、後書き茶番はやりたい放題で色々とはちゃけたりしてますが、問題があれば内容変更等も考えます(汗)←


という事で、初めて導入した「EX(エキストラ)形式」の物語はいかがだったでしょうか?

今後、本編の雰囲気から大きく逸脱しそうな(それこそ蛇足的な内容の)時や、ストーリー連番後に振り返って追加投稿する時には「EX」で連番していく予定なので、よろしくお願いします。





???『………えますか? 里の………………』

心儀「…………さて、今日も私らしくエトワリアの物語を動かしに行ってきますか………(苦笑)」




次回こそは、「占いは裏が無い…? いやあるかも…?」をお楽しみに…!


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第10話 占いは裏が無い…? いやあるかも…?

こんばんは、ケーキことstrawberrycakeです。

今宵こそ、第10話となる「占いは裏が無い…? いやあるかも…?」をお送りします。


えっ、朝や昼にこの物語を読んでいくって…?

そ、それは失礼しました…(汗)


という事で、お正月イベントとバレンタインイベントの繋ぎとなるお話をご覧ください!


【追記】
ステラのまほうのクリエメイトとなる椎奈ちゃんの名前表記が間違っており、大変失礼いたしました・・・

現在は修正済みです。





 

 

 

お正月のイベントから約1ヶ月が経過し、きんモザのクリエメイト達やイーグルジャンプのクリエメイト達とはある程度仲良く暮らせるようになってきていた私、白河心儀…

 

しかしどこの世界にも変化はつきもので、2月上旬に召喚の扉が復活したことで里に新たなクリエメイトが増え始めた。

 

つまり、また新たなクリエメイトたちと仲良くなっていかないといけない訳だが、うまくやっていけるだろうか…できることなら一歩後ろに下がって画面越しのように見守るといった最低限の関わりに留めておきたいところではあるが…

 

 

きんモザとニューゲームは知っている作品だったから各クリエメイトの特徴とかを知っててうまく接していけたけど、うららとステラはアニメ本編を見ていなくてきらファンのイベントでチラッとなんとなく出てきていたな…程度の知識だから、結構不安である…

 

 

12月か1月に召喚の扉が治ったら嬉しかったけどな…今頃治っても私にとっては複雑な気持ちしかない…エトワリア的には止まっていた時間が動き出してようやく平常を取り戻せて一安心といったところで、そういう意味では私も嬉しいけど…

 

 

 

 

って、いかんいかん!

 

せっかくの休日なのにナーバスになってても仕方ないから、気持ち切り替えていこ…!(汗)

 

 

 

それにしても、きらら商店街もかなり賑わってきたなぁ…!!

 

リアリティ溢れる商店街の雰囲気を堪能できるのは嬉しいけど、できればきらファンのアプリ内で画面越しに見たり、3Dメガネなどで見るVRみたいな仮想空間として見てみたかったなぁ…やっぱり3次元チックな人間はこの空間には場違いだ…(苦笑)

 

でもまあせっかくだから、どんな新しいお店ができたかをじっくり見てみますか(笑)

 

 

??「占い、今なら初回無料でーす! 試してみませんかー?」

 

??「うぅ…誰も反応してくれないよ…(シュン)」

 

 

占いか…テレビの星座占いを見てひっそりとそれを信じてた程度で、本場の占いとかは行ったことないからなぁ……

 

って……あれは確か千矢ちゃん…!?(汗)

 

召喚の扉の復活に立ち会った(というかあれ、もう意味ないのに私も立ち会う必要あったのか…?/汗)時に先に召喚されたクリエメイトの一人で、実際に私も聖典の世界(元の世界)では☆5の火属性ナイトとして入手はしているけど……原作もアニメも見てない作品なのに何故か妙に懐かれてなんか気まずくなったばかりなんだよな…(汗)

 

とりあえず、どうしても必要の用事ではない今回は敢えてスルーし…ry

 

 

千矢「あっ、心儀さんだ!」

 

 

ようとしたら目が逢ってしまってちょっと昔にニ〇動で流行ったある動画シリーズの歌詞が頭に流れかけたが、その前に千矢ちゃんに呼び掛けられてしまった…(汗)

 

 

心儀「えっと千矢ちゃん…? 今日は何してるの…?」

 

 

とりあえず、他愛もない話を少しだけした後に用事があるフリをしてみるか…(汗)

 

 

千矢「お客さんの呼び込みをしているよ。」

 

千矢「あとからエトワリアに来た紺たちと一緒に迷路ハウスで占いを始めたのはいいんだけど…占いのお客さんがなかなか来てくれなくて…」

 

心儀「な、なるほど…」

 

 

やはり最初のうちはエトワリアの人たちには「占い」という文化をすぐには受け入れられないのだろうか…?

 

どう言葉を返そうか迷っていたら、千矢ちゃんの方から提案を持ち掛けられた。

 

 

千矢「あっ、そうだ! 紺たちに心儀さんの事を占ってもらおうよ!」

 

心儀「えっ、私!?(汗)」

 

千矢「私がエトワリアに召喚(?)されて初めて心儀さんに会った時、なんだかとても浮かない顔をしてたから気になって…」

 

 

う…『今更召喚の扉が治っても…』って内心モヤっとしてた時に最初に召喚されたのが千矢ちゃんだったからなぁ…あの時はうまく誤魔化したけどそういう風に見られてたのか…(汗)

 

 

心儀「き、気持ちは嬉しいけど今はなんとか大丈夫だし、それにこのあとちょっとした用事g…ry」

 

千矢「えっ、占ってもらわないの!!?(ガーン)」

 

心儀「ひえっ!!? あ、え、えっと…(アセアセ)」

 

千矢「それに心儀さんは苦労人だって風の噂で聞いたりしてたから、とても心配なんだけど……(うるうる)」

 

 

あわわ……どうしよ!(汗)

 

まさかそこまで心配してくれていたとは……流石にこれは断れない…!!(アセアセ)

 

 

心儀「わわ、泣かないで!!(汗) なんとか予定調整できる用事だから、無料なら試しに占ってもらおうかな…?←」

 

千矢「ほ、本当!?(ぱああっ!) それじゃあ早速、迷路ハウスまで案内するね!(キラキラ)」

 

 

成り行きで占いの場所まで千矢ちゃんに案内してもらうことになったが、これがうらら迷路帖のファンだったら登場キャラに占ってもらえるということで超絶なご褒美になるのかなぁ…

 

作品をよく知らない私なんかじゃどうしようもないから、うらら迷路帖のファンさん誰か私と代わって?♪(※無理)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(迷路ハウス)

 

千矢「みんなー! お客さんがやってきたよー!!」

 

紺「本当か…!?」

 

千矢「さっそく占いの準備だよー!」

 

 

な、なるほど…この4人がうららなのか……見覚えはあるけど、一人一人で別々でイベントシナリオに出てた記憶で、この4人がセットっていうイメージが全然なかったわ…(戸惑い)

 

 

小梅「な、なんかちょっと違和感漂う雰囲気を感じるのは気のせいかしら…?(汗)」

(※外見的な次元違いを無意識に感知)

 

ノノ「それに心なしかちょっと戸惑ってるようにも…」

 

千矢「細かいことは気にしたら負けだよー! 占ってもらった方がいいと私が思ったから、私が案内してきたんだよー!」

 

紺「千矢…本当に無理やり連れて来たりはしてないよね…?(汗)」

 

千矢「そ、そんなことはないよー!!(プンプン) ちゃんと占って欲しいって聞いたから連れてきたんだよ!!(汗)」

 

 

まあ、泣きつかれて慌てたからというのはあるけどね…(苦笑)

 

でもまあ悩みを抱えているのは事実だし、それを察知して心配してくれたのは嬉しかったから良しとしようか…w←

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紺「それなら、こっくり占いで占ってみましょうか。」

 

 

どの占いが適切かということを決める為に私の悩みなどの話を聞いてもらった結果、こっくり占いで占ってもらうことになった。

 

 

紺「それじゃあ早速、この金属板の上に私と一緒に指を置いて。くれぐれも占い中は指を離さないように気を付けて。」

 

千矢「やっぱり直接お狐様は呼ばないの~?」(じーっ)

 

紺「あれは恥ずかしいし、それにお試しの占いでやるものじゃないからー!!(汗)」

 

ノノ「人格破綻者みたいになっちゃうもんね…」

 

小夢「まあ、九番占の試験の時はちょっと頼もしい存在だったけどね(苦笑)」

 

 

さっきから4人の話の話題に全然ついていけない…(汗)

 

その辺りは不安だけど、とりあえず今日は占ってもらうだけ占ってもらおうか…(コインに指置き)

 

 

紺「取り乱しちゃってごめんなさいね。準備ができたところで始めるわ。」

 

心儀「は、はい…!」

 

紺「奇々も怪々お尋ねします こっくりこっくりおいでませ もしもおいでになられたら どうか答えてくださいな ここにおります客の男性 かの者を…」

 

 

なんだろう、この感覚は………

 

この空間は全てが二次元チックな絵の光景ばかり…その中で唯一の三次元チックな私に魔法など効かないような気がするのに、何故か古い扉が開くような、暗くて深い何かと邂逅するような幻覚が見えたような気がした…………

 

 

 

『こ』・『の』・『せ』・『か』・『い』・『を』・『し』・『る』・『も』・『の』………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

占いは無事終わったが、奇妙な感覚がかなり長く続いたような気がした・・・

 

というこれ、お試しっていうレベルじゃないでしょ・・・というか千矢ちゃんたちのクリエメイトが住む聖典ではこれが当たり前なのか・・・?(汗)

 

いろんな感情が口から出てきそうだったけど、なんとか口には出さずに堪えた。

 

 

紺「『この世界を知る者』…? 一体どういうことかしら?」

 

心儀「わ、私もなんのことだかさっぱりぃ……!!(汗/すっとぼけ)」

 

 

ただ私の悩みの根源については的確に当ててきているのが怖い・・・エトワリアのことをある程度知っている事によって、バタフライ効果など色んなことを恐れて素直になれないのは確かだ・・・

 

 

千矢「心儀さんがエトワリアについて何か知っているってこと…かな?」

 

心儀「うーむ…?(汗)」

 

小夢「最初に感じた違和感にも何か意味がありそうね…?」

 

ノノ「でも2回以上はお試しの範疇を越えちゃうような…」

 

 

お試し占いということでこっくり占い1回で占いは終了になったが、もしこれ以上占いを続けていたら私の真の正体が完全にバレてたかもしれないな・・・あっぶねぇ(滝汗)

 

それに私が後の人格サボテンのイベントの時に☆5として入手したミス・プラムこと小夢ちゃんにもなんか勘づかれていたし・・・無事このままエトワリアで生活できるのか私……!!(汗)

 

占いの力は裏がありそうなほどかなり強力・・・そういう意味では怖いぃ・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

占いで私の正体を丸裸にされるかもという恐怖と戦っていたら、急にお腹が空いてきたな…(汗)

 

さて、ライネさんのところで少し遅めの昼食を取るか・・・

 

 

 

そう思って来てみたら、なんか食堂横にスティーレ2号店が建ってる!?

 

今頃なんで気がついたんだろうと思ったけど、召喚の扉が故障していた影響でブームなタイミングもズレてしまっている可能性があるってことか・・・

 

 

何か本当に面目ない、この世界のエトワリアさん…(汗)

 

とりま、お客さんとして入ればワンチャンクリエメイトだって気づかれずにひっそりと食事・・・

 

いやいや、私の噂は間違いなく里に広がっているはずだから絶対にバレる・・・

 

でも気になる・・・まあ、少しだけならいっか・・・(苦笑)

 

 

 

(スティーレ2号店)

 

心儀「…///」(緊張して入店)

 

『いらっしゃいませー!!』

 

??「いらっしゃいませ。よくのこのこやって来られましたね。」(ゴゴゴゴゴ)

 

心儀「え、あ、えっと…(汗)」

 

 

うおぉ…苺香ちゃんからの接客となるとは……これでキラキラ状態になるランプちゃんの気が分からない(汗)

 

 

苺香「あっ、心儀さん…! すみません、お仕事モードだったのでつい……。」

 

 

言っておくとブレンド・Sについては6~8話辺りまで見ていたから、作品の世界観は分かる。

(そもそも知らなかったら気になって入店なんかしていない)

 

とはいえ召喚の扉修理後の立ち合いにおいて2人目に召喚されたクリエメイトの苺香ちゃんが接客担当になるとは…運命って分からなくなってきたな(苦笑)

 

 

苺香「えっと…もし怖ければ、ドSはやめて普通に接客しますか?」

 

心儀「そうしてもらえるとありがたいな…(汗)」

 

 

それでもなお怖い目つきや天然ドSな点で少々怖い所もあったが、普通を意識した接客によってある程度は怖さ軽減した状態でおいしいオムレツを昼食としてごちそうになることができた。

 

ケチャップで文字を書く時にいつもの癖が出たようで凄い言葉を書いてくれたが…うん、まあそれについては細かく触れないようにしよう・・・(苦笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1・2人目に召喚されたクリエメイトと運命レベルで遭遇するという不思議な休日を過ごし、3人目のクリエメイトとは運良く遭遇しなかったなと思っていたが…

 

 

その週の平日に…

 

 

 

コウ「心儀、ちょっとこっちに来てくれるー?」

 

心儀「えっ、あ、はい…!!(汗)」

 

コウ「なんか納期が間に合わないから、プログラミングができる心儀に手伝って欲しいって依頼がうちに入っているみたいだけど…」

 

心儀「どれどれ…って、あっ!」

 

コウ「ん…? どうかした…?」

 

心儀「いや、なんでもない…(苦笑)」

 

 

依頼主を見たら、村上椎奈とあった。

 

そう…まさに立ち会いの時に最後の3人目として召喚されたクリエメイトだ。

 

きららちゃんがいつもの説明をする中で彼女もSNS部というところでプログラマーとして活動をしている事を知ったが……たまたま居合わせて私の事を偶然知った以上、まあ頼れる人は私しか居ないよね…(汗)

 

とはいえステラのまほうは詳しく知らないから、無理だとは思うがうまく今は忙しい時期アピールをしてみる。

 

 

心儀「ただ…今私たちが作っているプログラム納期直前で忙しい時期だし…私が抜けたら大幅なリスケが必要になるんじゃないか…?(汗)」

 

はじめ「私、明日と明後日の有給取りやめます…!」

 

心儀「えっ、は、はじめちゃん!?(汗)」

 

青葉「私も明後日なら…心儀さんの為に…!!」

 

ゆん「みんな同意見やな、私も明日なら有給返上できるでー?」

 

はじめ「心儀さんのこと頼りになるって思っているクリエメイトも多いと思うし、せっかくの機会だから行ってきなよ…!」

 

心儀「み、みんな…!!」

 

 

半分ほどそうきたか…と思って言ったものの、みんなには絶対に感動しているようにしか聞こえないだろうな…!(汗)

 

 

コウ「まあ、みんながそういうなら…この依頼、引き受ける事にするな。」

 

コウ「それに最近召喚されたツバメも戦力になってくれるだろうし、こっちは心配しなくていいから安心して行ってきな!」

 

心儀「は、はい…行ってきます…!!」

 

 

そういや、前に恐れていたイーグルジャンプのプログラマー社員の一人が召喚されて今週から働き始めたばかりだったな…ツバメちゃんに負けないように私もプログラマーとしての腕を磨かないと…!!

 

それはさておき、成り行きでイベントの時にチラッと見かけた程度の知識しか私にはなかった椎奈ちゃんたちSNS部に加わってプログラミング作業をしていく事になったが…

 

 

 

心儀「そこ、このキーボードショートカットで出せる画面を使った方が早くできるような気もするけど…」

 

椎奈「こんな機能があったなんて…!(衝撃) 知りませんでした。教えてくれてありがとうございます。」

 

 

とまあ、こんな感じに…

 

 

椎奈「それでは効率がかなり悪いように思えます。 ここのところで確認すれば一目瞭然です。」

 

心儀「うわぁ…長々とした作業、ブレークポイント後にここで一気に確認できてたのか…これは目から鱗だ(汗) 教えてくれてありがとう!」

 

 

お互いに知識の共有を行う事で作業の効率化が格段にアップして意外とタメになった上に、椎奈ちゃんと仲良くなる事ができた。

 

 

ただ…

 

 

 

心儀「うわ…ここめっちゃバグがあるじゃん…これ潰すの結構大変そう…(汗)」

 

椎奈「わあああああ!!!ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい…!!!!!」

 

 

 

結構情緒的にダメージを受けやすいところも、意外と私と似ているところがあったのには少し驚きだったな…(苦笑)

 

 

 

 

でも何はともあれ、なんとか新たなクリエメイトたちとも仲良くやっていけそうかなっていう自信は少しずつわいてきたぞ…!!

 

 

しかし私は忘れかけていた……

 

2月中旬には女の子にとっては少し張り切りたくなるあのイベントが待ち構えていたということを……………

 

 

 




(サブタイと心儀が物語の裏で言ったシャレに凍る棗屋のクリエメイト)

心儀「またやってしまった…うっかり洒落を言ってしまう癖をなんとかしたいなもぅ…(滝汗)」

心儀「というかなんで千矢ちゃんだけ無事なんだ…?(汗)」

千矢「だって私、火属性のナイトだもん!(キラキラ)」

心儀.o(それを言ったら紺ちゃんも☆4の火属性せんし持ちじゃなかったか…!? まあいいか…)












☆ ☆ ☆
















(未来のエトワリアで戦闘中に…)

ポルカ「あらよっと!」(攻撃)

心儀「♪出前○丁〜…?」(←戦闘待機中)

「へっ…???」

「ブフッwww」

ポルカ「ん? なんだそりゃ…?」








本当はバレンタインの前日に前夜祭的な意味で投稿する予定だったけど、間に合わずにバレンタイン当日の投稿になってしまった…(汗)

ということで次回もお楽しみに!(苦笑)


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第11話 貰った数はチョコっとではなかったバレンタイン/// (チョコレートクエスト)

諸事情によりバレンタインから1週間ほど過ぎてしまいましたが、今回はバレンタインもののお話をお送りします。

今回のイベントシナリオについては本家「チョコレートクエスト」の物語の終盤辺りにのみ心儀が登場し、それ以外は心儀視点の物語の裏側話となります。

それでは、第11話をご覧ください!

【追記】
ランプちゃんがチョコを渡すシーンを書き忘れてたので追加しました。





バレンタインは乙女の聖戦とは言うが、男性である私にはそんなの関係ない。

 

派遣の仕事をしている上に、いく先の職場は男性社員ばかりだった事もあって女性社員とかからチョコをもらうなんて経験をしたことはない。

ましてや女友達なんていないからプライベートでも貰う機会はゼロ…親からのチョコはカウントのうちには入らない(多分)。

 

毎年そんな感じだから、今年もきっといつもと変わらないごく普通の生活を送る事になるだろう…

 

 

 

 

…と言いたいところだが、関わる人の大半が女性であるエトワリアではいつもと違ったバレンタインになるかもしれないと思うと、ドキドキが止まらない…(汗)

 

既に何人かのクリエメイトに信頼されている事もあるから、一体どうなる事やら…(苦笑)

 

 

でもとりあえず今は、完成したプログラムを神殿に届けるという仕事に専念する事にしようか。

 

お陰で今回はイベントシナリオに思いっきり介入してしまう恐れはなくなりそうで良かったなぁ…なんて考え事をしていたら、すれ違う人に話しかけられて一人妄想が止まった。

 

 

???「おはようございます、心儀様…♪」

 

心儀「ん…? あっ、おはようランプちゃん…! そしてマッチさんも…!」

 

 

あれ以降何度かランプちゃん達に会う機会が増えて少しずつ慣れてはきたものの、やっぱり妄想している時に話しかけるとまだ少しドキッとしちゃうな…(苦笑)

 

 

マッチ「おはよう、心儀。 こんな所で会うとは奇遇だね…? もしかしてこれから神殿に用事なのかい?」

 

心儀「うん。 神殿からイーグルジャンプに制作依頼があったプログラムが完成したから、それを届けにいく感じだよ。」

 

マッチ「心儀がイーグルジャンプに馴染めたみたいで本当によかったよ。」

 

心儀「まあ、色々苦労はあったけどね…(苦笑)」

 

ランプ「これから神殿に向かうという事は、心儀様はチョコの豆は採りに行かないのですか…?」

 

心儀「チョコの豆…?(すっとぼけ)」

 

マッチ「今は里でチョコが不足しているっていう噂を耳にしてね。」

 

ランプ「それでチョコの豆が欲しいというクリエメイトの皆さんと里で合流してから、豆の採れる場所まで案内しようとしているんです。」

 

心儀「チョコ……豆……あぁ、もうすぐバレンタインだからか!(棒)」

 

マッチ「そういう事。 僕も最近になって知ったんだけどね。」

 

心儀「バレンタインか…まあ男にとっては期待してチョコがもらえなかったら悲しいだけだから、実質毎年普通の日と変わらない一日を過ごすだけなんだよね…(汗)」

 

 

いかん、演技のつもりが本音がポロッと出てしまった…(汗)

 

 

ランプ「確かに聖典で見かけた心儀様も、一人でどこか寂しく感じる時がありましたね…私が心儀様の側に居られたらと何度も思った事があるほどです。」

 

心儀「気にしなくても大丈夫だよ。一人で行動する事にも慣れていたし、そう思ったほど寂しくないから…(苦笑)」

 

 

まあ本当はランプちゃんと同じように エトワリアでいう聖典(きらら系などのアニメたち)の存在があったからこそ心の支えとなっているんだけど、そんな事は言えないからなぁ…つい最近危うく占いでそれがバレそうになって怖かったけど…(汗)

 

 

ランプ「でも今年は大丈夫です!♪ この私ランプが心儀様の為に心を込めてチョコを作りますので、どうか受け取ってください!!(キラキラ)」

 

心儀「えっ、わ、私に…?!/////」

 

マッチ「まーた始まったよ…(汗) ほらランプ、クリエメイトのみんなが里で待ってるんだからそろそろ向かうよ…?」

 

ランプ「はい!♪ 心儀様〜!♪ 楽しみに待っててくださいね〜♪(キラキラ)」

 

(マッチとランプが里に向けて歩き去っていく)

 

 

何というか、いつも通りのランプちゃんだな〜とは思ったものの、これマジでランプちゃんからだけではなく他のクリエメイトからも何人かチョコを貰えるフラグな気がするな…(苦笑)

 

 

まあいいや、とりあえず神殿に届け物をして、神殿の人たちにプログラムの説明をし終えたら里に戻るとしますか…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(神殿を出て間もなく里に到着しそうな心儀)

 

ふぅ…プログラムどころかそれを起動するための基礎中のキから教えないといけないのはやっぱり疲れたなぁ…まさかこんなに時間がかかるとは…(汗)

 

まあ、そもそもプログラムとかそういった事がまだ非常識な世界故に仕方がないことではあるのかな…(苦笑)

 

 

そして、チョコの豆を回収した組は、今頃チョコを作っている頃かな…?

 

昔よく聞いたアニソンの中で『あなた本気でカカオ豆からチョコを作るっていうの!?』みたいなニュアンスの歌詞がある曲をバレンタインの時に今でも聞いてたりするけど、まさにその工程から作っていくんだから凄いよな…

 

私だったら、ホワイトデーのお返しをするとしたら市販のお菓子を買って済ませちゃいそうだもん…それかデパートにあるようなちょこっと高級感あるチョコを買って渡すかのどっちかだな…チョコだけに。(ヒュゥ〜…)

 

 

ん…ここから遠目に見える今まさに里に入ろうとしているあの魔物って、千矢ちゃん達のチョコを狙いに食堂まで迫っていく存在じゃないか…?

 

運悪く周囲には誰も居なさそう…今から猛ダッシュすればなんとか追い払って阻止できそうな距離でもあるから、みんなのチョコを安全に守るために一発戦いに行ってみるか…?

 

いや、最後に魔物と千矢ちゃんが仲良くなる描写が確かあったから変に追っ払うとシナリオの改変にも成りかねないか……うーん、どうしよ….(汗)

 

 

??「あっ、心儀じゃん! もしかして神殿から戻ってきたところ…?」

 

 

と思ってたら声をかけられて、振り返ってみると上司のコウさんが居た。

 

 

心儀「あっ、コウさんお疲れ様です! コンピュータ操作魔法の基本操作から教えるのが少々面倒だったものの、なんとか無事納品できました…!」

 

コウ「ご苦労様。 いやぁ…なんかごめんね? 本当は私も心儀と一緒に神殿に行こうかと思ってたんだけど、それなら一緒にチョコを作ろうってりんに誘われたのが断れなくて、結局心儀一人にお願いする事になっちまってね…(汗)」

 

心儀「まあ確かに、私以外のイーグルジャンプの社員はみんなチョコ作りで有給取るぐらいですもんね…(苦笑)」

 

コウ「まあちょうどプログラムが完成した後で、しばらく依頼がなかったというのもあるとは思うけどね。 まさかほぼ全員が同日有給っていうのは流石に私も驚いちゃったな(笑)」

 

 

本来ならコウさん一人が神殿にプログラムを届けにいくという裏シナリオだったのかな…?

 

それとも、ツバメちゃんが召喚される時期を考えると私の存在がいたからできた案件だったのか…

 

 

コウ「ところで、神殿に行った時に何か変わった点とかはなかった…?」

 

心儀「特には大丈夫でしたよ。 強いて言えば、バレンタインという慣れないイベントに戸惑う人とソワソワしている人が半々って感じでしたね(苦笑)」

 

コウ「やっぱり今はどこもそうか…(笑) 私もさっきりんとチョコ作ってたら私のミスで色々失敗しちゃって…こうして気晴らしに外に出たらちょうど心儀とバッタリ会ったって感じだよ。」

 

心儀「チョコ作り…お疲れ様です…(苦笑)」

 

コウ「本当に疲れるよ…(苦笑) あっ、そうだ! 心儀は昼食はまだー? もしよかったら、今日は私が奢るよ…?」

 

心儀「えっ、いいんですか!? ありがとうございます…!」

 

 

 

と、コウさんとこんな会話を交わしたのちにライネさんの食堂へと歩き始めたが、さっきまで里に入ろうとしていた魔物はもう見当たらなかった。

 

恐らく本家通りにストーリーが進んだと思われるけど、果たしてどこまで進んだ状態で食堂に到着するかな…?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

食堂が近づいてくると、千矢ちゃんが魔物にチョコをあげている光景が見えた。

 

ちゃんと本家通りに物語が進んでいるようで何よりだ…♪

 

まあ、物語の流れを知ってた上で魔物が止められなかったのはあれだった気もするが、コウさんに話しかけられて不可抗力だったから仕方ないか…(汗)

 

 

 

千矢「バレンタインってなんだかいいね。」

 

心儀・コウ「こんにちは。」

 

綾「あっ、心儀さんにコウさん…! こんにちは。」

 

ツバメ「こんにちは、コウさん、心儀さん!」

 

きらら「こんにちは、コウさん、心儀さん。」

 

千矢「心儀さんとコウさんだー! こんにちはー!」

 

椎奈「こんにちはです、心儀さん。先日はSNS部のゲーム作りを手伝って頂き、本当にありがとうございました。」

 

心儀「どういたしまして。寧ろ私の方がいろいろとタメになってよかったよ。」

 

椎奈「そしてコウさんも依頼を引き受けてくれてありがとうございました。」

 

コウ「いえいえ! うちの心儀が役に立ったみたいでよかったよ。」

 

椎奈「無事に納期も間に合って助かりました…!」

 

ツバメ「あっ、そうだ! ついでに2人の分のチョコも今ここで渡しちゃいません?」

 

きらら「そうですね。 コウさん、心儀さん、ちょっといいですか?」

 

心儀「は、はい…!」

 

 

思った通りの展開になってもうた…私がこんなに多くの女性からチョコをもらってもいいのだろうか…?///

 

そう思いながらも、その場に居合わせた5人からチョコレートを受け取った。

 

 

心儀「みんな…本当にありがとう…!!/////」

 

綾「なんだかんだでいつもお世話になっていますし。 こちらこそありがとうございます。」

 

椎奈「どういたしまして。 同じプログラマーとしてこれからも困った時はよろしくお願いしたいです。」

 

ツバメ「それは私も…! まだ会って間もないですが、プログラマー同士これからもよろしくお願いします!」

 

千矢「この前は迷路ハウスに来てくれてこちらこそありがとう! また占いに来てくれると嬉しいな♪」

 

きらら「どういたしまして。 心儀さんが元の世界に帰れる日まで、これからもサポートしていきますね…!」

 

 

照れながらもめちゃくちゃ嬉しい反面、ホワイトデーはたくさんチョコを作るか買わないとだな…(笑)

 

 

心儀「あっ、そういえば一つだけ…ランプちゃんに渡す予定のチョコは、マッチに渡さずに直接ランプちゃんに渡すことをオススメするよ。」

 

千矢「えっ、なんでー?」

 

心儀「それはね…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(バレンタイン当日)

 

カレン「シンギー! Happy Valentine's Day!」(チョコ渡し)

 

心儀「えっ、わ、私に!?///」(受け取り)

 

カレン「もちろんデース! 一生懸命作ったノデ、 食べてクダサイ!」

 

心儀「あ、ありがとう…!///」

 

 

クリエメイトからチョコを貰うこんな感じのやりとりが何名か続いたが、この出来事を覗いているかもしれない者に嫉妬されそうな気がするので敢えてこれ以上詳しくは語らないでおく・・・

 

というか、私と立場代わってもらってもいいんだよ?/////

 

できたらの話だけど・・・当然無理だよね…(汗)///

 

 

 

ということで、あとはランプちゃんがどうなったのかという事だけ最後に語っておこうと思う。

 

 

マッチ「いやー、美味しい美味しい。 チョコレートって本当に美味だね。」

 

心儀「確かに美味しいけど、たくさん食べるとなると飽きちゃうな…こっちの世界には長期保存魔法があって本当によかったよ(苦笑)」

 

ランプ「クリエメイトのみなさまからこんなにチョコをいただけるなんて…♪♪///」

 

ランプ「はあぁ/// はあぁ/// もうこのまま〇んでしまっても悔いはありません!!!/////」(キラキラ)

 

マッチ「そしてランプは今日も相変わらずか…(汗)」

 

きらら「あはは…(苦笑)」

 

ランプ「はっ…! うっかり忘れるところでした!!」

 

きらら「ん? ランプ、どうしたの…?」

 

ランプ「心儀様、私がお作りしたチョコです…! どうか受け取ってください…!!(キラキラ)」

 

心儀「えっ、わ、私にも!?/// 本当に!!?/////」

 

ランプ「はい!♪ お約束通り、愛情を込めて作りました…!!♪♪(キラキラ)」

 

 

そういえば、この前すれ違った時にそう言われてたな…///

 

 

心儀「あ、ありがとう…!/// しっかり味わって食べるね…!/////」

 

ランプ「はい!/////(ハート)」

 

マッチ「ランプはもらってもあげても興奮が止まらないんだね…(汗)」

 

 

贅沢すぎて私も照れでフラフラしそうぅ…///

 

また全国のランプちゃんのファンから嫉妬されないといいがぁ…/////

 

 

千矢「あ、いたいた! ランプ!」

 

ランプ「千矢様、どうかされましたか?」

 

千矢「まだチョコが余ってたから配っていたんだ。 ランプにもあげるよ。」

 

ランプ「ええええっ!? ち、千矢様のチョコ!? これは永久保存版ですよ! 末代までの宝です!」

 

ランプ「空気に触れて劣化しないよう ケースに入れないと!」

 

マッチ「やれやれ。食べないと意味がないだろうに。」

 

心儀「まさかだけど、クリエメイトからもらった一つ一つのチョコに対して永久保存しようと思ってる…?」(少し引いて)

 

ランプ「もちろんです!!!!!(ハート大量)」

 

心儀「フィギュアじゃないんだから…(苦笑)」

 

きらら「なんだかだんだん渡しにくくなってきた気も…(汗)」

 

ランプ「はっ! すみません!!(汗) えっと、きららさん、どうかしましたか…?」

 

きらら「実は私もランプの為にチョコを作ったんだけど…受け取ってくれるかな?」

 

ランプ「えっ、いいんですか…?」

 

きらら「もちろんだよ! 一緒に旅をしてきた者同士でもあるし…」

 

ランプ「……ありがとうございます! きららさんからも貰えてうれしい……♪」

 

ランプ「大事に食べますね…!」

 

きらら「あれ……? クリエメイトたちと比べてあっさり…?(汗)」

 

心儀「いや、永久保存する方がおかしいから!(汗) 私みたいに食べ切れなくて一時的に保存するならまだ分かるけど…(苦笑)」

 

 

チョコを受け取る際に予めクリエメイトたちに忠告したことでランプちゃんの分のチョコがマッチに食べられてしまう出来事を阻止することができたものの、それはそれでツッコミどころのある別ベクトルなオチが出来てしまったな…(汗)

 

バタフライ効果を敏感に気にする私だけど、これぐらいだったらまあいいよね…?(苦笑)

というかそもそも私自身がランプちゃんからチョコを貰っちゃう展開があってびっくりしたしぃ…/////

 

 

 

こうして「チョコレートクエスト」は私が終盤で少し関わる以外は本家通りに物語が進むといった感じで無事終了した。

 

もしかしたら僅かに途中の会話が変化していたのかもしれないけど、私自身は直接様子を見れた訳じゃないのでそこまでは分かりません…←

 

 

 




(※後書きネタ不足により今回は載せようかどうか迷っていたネタをお送りします)

(※面白くないと説教されたら、後日ひっそりとネタを置き換えるかもしれません)





心儀「えっ、マジでこれやるんですか?(アセアセ)」

コウ「青葉と心儀にこのパロディをやって欲しいとケーキから依頼が来てさー…(汗)」

青葉「私なんて、怒られる役ですよ…?(汗)」

心儀「うーむ…これでもし受けなかったら、作者を説教しなきゃだな…(汗)←」

青葉「と、とりあえずやりましょうか…(苦笑)」



『3年J組 白河先生!』

心儀「漢字テストだゴルァ!!」

『風薫海渡空翔』

心儀「青葉ァ! 社会人だったら読めるだろこんぐらい!!」

青葉「よ、読めません…(汗)」

心儀「『かぜかおるうみわたるそらかける』だぁ!!」

青葉「そんな無茶なああぁ…(アセアセ)」

『SINGI 春なのに 黒光り憂鬱〜!』


コウ「…というかこのネタ古くない…?(汗)」





(※この後書きはメタフィクションです)

(※よって普段の心儀はこんなに激怒する事はありません。ご安心ください)

(※まんがタイムオールスターRPG きららファンタジアがお伝えしました)

(※なお、この作品は二次創作であり、きらファン本家とは何の関わりもありませんのでご了承ください)


(※誰も最後の断り書きが長いというツッコミを入れない件について…)

(※まあいいや、次回もお楽しみに!)



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第12話 夢と消えたヒナ(さい)回避(暗雲!ヒナ祭り)

「白河心儀のエトワリア冒険記」の読者の皆様、大変お待たせしました。

ようやく久々に更新する機会に恵まれました…

そして、ヒナ祭イベントシナリオ回となる第12話をお送りする前に、作者から一言…


きららファンタジアの運営の皆様。

約5年間の間、きらファンを通じて多くの「まんがタイムきらら作品」に出会わせてくれてありがとうございました。

この場をお借りして感謝致します。

よく遊んだプレイヤーとしてサービス終了になってしまうのがとても辛いですが、あと約2ヶ月間、最後の最後まで悔いのないように遊び尽くしていこうと思います。

そして、これからもきららファンタジアを応援する意味で公式が終わりを迎えても本作は連載を続けていきたいと思います。


そんな感じで、これから少しずつまた更新していこうと思います。

(そして今回は後半辺りは少し投げやりな感じになってる上に左大臣の口調がそれっぽくなっているかどうか心配だけど・・・後で振り返って色々と治すかも…)


それでは第12話をご覧ください!





前回のバレンタインのイベントシナリオが最後の部分を除いて見事に回避成功したから、今回のイベントシナリオ回避も恐らく勝ッた…!だろう。

 

何故ならそれは、神殿の図書館で勉強してるからだ。

 

前回と同様に今回もイベントシナリオとしての本編がやってくるであろうタイミングが推測することができたこともあり、なんとかうまく回避できそうだ。

 

それに、もうすぐスーパープログラマーのねねちゃんがやってくるはずだから、仕事上で取り残されないようにプログラミング関連の魔法なんかも更に覚えていかないといけないしな。

 

まさに完ッ璧ッ!なヒナ祭り当日を迎えていたように思えていた…

 

 

思えていたの………だが……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(ヒナマウンテン まもなく頂上)

 

勇魚「最初にヒナ祭りに参加しなきゃいけない と言われたときはどうなるかと思ったけど。」

 

苺香「どうにか無事に終えられそうですね。」

 

唯「ここまで長い道のりだったな……。」

 

ゆん「いい運動になったし、今日は帰ったら、 少し多めに食べてええんかな……。」

 

勇魚「ん? なにか言いましたか?」

 

ゆん「いやいや、独り言やから気にせんといて!」

 

ツバメ「そういえば、私だけまだ誰かと戦うような展開がないのがすっごく気になるけど…」

 

きらら「最後まで何が起きるか分からないのがヒナ祭りの試練ですし、もしかすると最後に勝負する時が来るかもしれませんよ…!」(かなり楽しそうに)

 

唯.o(この癒しもそろそろ頂上に達しそうな気がするな……)

 

唯「さて、そろそろ頂上かな……。ん? そういえば、また右大臣の姿が見えないけど?」

 

左大臣「お、お気になさるな。 ちょ、ちょっとした所用で遅れておるだけだ。」

 

唯「また所用?もう頂上なのに、まだなんかやることでもあるの?」

 

左大臣「まあ、そんなところだ。」

 

唯「まあそんなところって……。」

 

左大臣「それはさておき、あそこにある石碑が頂上の証となっておる。」

 

苺香「あ、たしかに石碑がありますね。」

 

ゆん「でも、鍵付き柵に囲まれててて近寄れへんようになっとるけど…」

 

勇魚「でもあの石碑、なにかをはめこむような穴が…!」

 

きらら「あの形は……ヒナエムブレムと同じ形です!」

 

左大臣「いかにも! あそこにエムブレムをはめることで、 トップオブヒナの玉座が現れることになっておる!」

 

ツバメ「ということは、まだ一勝負あるってこと…!?」

 

左大臣「その通り、最後となる頂上では更に超強敵な者との勝負に挑んでいただく!」

 

左大臣「そしてその者との勝負に勝ったならば、石碑前の柵を開けてやろう。」

 

きらら.o(また人選ミスが発生するパターンかな…?/汗)

 

左大臣「それでは、右大臣が到着するまでの間に戦って頂く者を今からここに召喚いたす!」

 

 

(ボンッ!!/決闘相手を召喚する音)

 

心儀「えっ、何何何いきなり何!!?(汗) 一体何でぇ!!!??(アセアセ)」

 

ゆん「えっ、心儀さん!!?(汗)」

 

心儀「はいぃ!? 私神殿の図書館でプログラミングの勉強中で、ヒナ祭りのサポートをするなんて聞いて聞いてないよぉ!?(アセアセ)」

 

左大臣「勝負の直前まで勉強をなされている者とは…これはかなりの強敵になりそうであるぞ。」

 

心儀「だから強敵って一体なんなんですか…!!(アセアセ)」

 

 

今起こったことをありのまま話そう…

 

私は神殿の図書館で本を読んでいた思ったら、いつの間にかヒナマウンテンの頂上にいた…

 

何を言ってるのかさっぱりわからないと思うが、私も一瞬何が起きたのか分からなかった。

 

(突然のテレポートとイベント介入で)頭がどうにかなりそうだ…状況の整理が追いつかないとか、そんなことを言ってる場合じゃ、ヤバいくらいない…

 

これからもっと恐ろしいことを、味わおうとしている…

 

 

左大臣「この勝負ではこの者とプログラミングの腕前を競っていただく。」

 

左大臣「これから貴方達に出す依頼に沿って作業を行い、先に我に納品完了と認められた者が勝ちだ。」

 

ツバメ「ということは、最後に戦うのはもしかして私…???」

 

左大臣「察しがよいな。最後はプログラマーと呼ばれる者同士の対決となる。」

 

 

という事で、私のヒナ祭り回避計画はバタフライ効果による謎の展開改変によって夢と消えて(悪い意味で)完!となったが、ヒナ祭りの第三部はこれから始まるようだ…(汗)

 

状況がなんとか飲み込めたところではあるが、イベントの回避に失敗したどころか一歩間違えれば何もかも全てが終了になると言っても過言ではない…

 

つまり、冗談抜きで私の実力次第でクリエメイトたちがヒナ人形になってしまうという恐怖で超最悪なバッドエンドも充分あり得るわけだ…

 

エトワリアの物語を改悪した超最低な男という不名誉を受ける事になるだろうか…そうならない為にも手加減しようか……いや、やるからには本気にならざるを得ない……でも複雑な気分……仕事でヘマした時よりツラいこの状況、なんとかみんなが笑顔で乗り越えられますように……!! >_<

 

 

心儀「仕方ない…でもやるからには手加減しないからね…?」

 

ツバメ「私も、全力で挑みますから覚悟しておいてくださいね…!!」

 

 

という事で、本家にはない超理不尽なオリジナル展開により、ツバメちゃんとプログラミングの勝負を繰り広げることとなった。

(できればしたくなかった…)

 

とりあえず、勝負の時間が短時間ということもあって依頼の内容は私にとってはさほど難しくなさそうだ。

悩むことはあまりなく、順調にプログラミングも進んでいて自分としてもかなり気持ちよく作業ができている気がする。

 

だけど…これ……このままいくと私の方が勝っちゃうんじゃないか…???(汗)

 

ツバメ.o(ええっ、心儀さんが悩むことなくプログラミングを続けてる・・・!!?/アセアセ)

 

ツバメ.o(まずい……このままだとヒナ人形にされちゃう…!! どどど、どうしよう…!!!/滝汗)

 

ツバメ「えっと、すみません…!」(依頼人に質問)

 

 

作業しながら横目にツバメちゃんを見ると、何やら何か悩んでいる感じ…???

 

何度も依頼人の左大臣に質問しているが…

 

そう思っている間にも、私自身のプログラミング作業は順調に進んでいく……

 

このままプライドをもって先に依頼を完了させて結果的にきらファン史上超最低なキャラになるべきか、それとも八百長してワザと勝負に負けるべきか……

 

 

いや、ここで手加減したら今後あと数ヶ月の間、イーグルジャンプの社員達の視線が間違いなく怖くなる……というかねねちゃんとうみこさんが来てからは下手したらお払い箱にされる可能性だってある……

 

やはり、本気モードで正々堂々と戦うのが一番かぁ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

心儀「で……できました………!!」

 

ツバメ「えええええええ!!!!!」

 

 

そして、遂に依頼されていたプログラムを完成させてしまった…!

 

勝負には勝ったが……これでクリエメイト史上最悪の不名誉なバッテンがついちゃうのは確定だな……

 

きららちゃん……ヒナ祭に参加する羽目になったクリエメイトのみんな………この世界をもしかしたら見ているかもしれないプレイヤーの皆さん……………本当に面目なくて申し訳ない…………………

 

これが………私の……………プライドが出した答えだ…………………

 

 

ツバメ.o(今度こそ終わった……)

 

ツバメ.o(さよなら…私の人生……)

 

 

さよなら……優しい私………

 

 

左大臣「……………ダメじゃ!」

 

ツバメ.o(えっ!?)

 

心儀「えっ、なんでですか!?」

 

左大臣「ここはそもそも依頼した内容とは違うではないか」

 

心儀「で、でもここの作業はかくかくしかじかな意味だと解釈したのですが……」

 

 

きらら「??? 心儀さんに一体何があったんでしょうか…?」

 

ゆん「見た感じ、早とちり、誤認識をまた起こしてしまったようやな…」

 

きらら「誤認識…?」

 

ゆん「確かに心儀さんは真面目に仕事をしてくれてはるけど、うちらの依頼を超解釈して結果的に間違った方向に仕事を進めてしまう傾向にあるんや…」

 

きらら「そうだったんですか…」

 

ゆん「何度かやんわりと注意したつもりやったけど、天然なのかその時は返事しても時間が経つと元の木阿弥になる事が多くてな…」

 

ゆん「それほど仕事が沢山ある訳やないし、2〜3度依頼を言い直してからは最終的にちゃんとしたモノを作ってくれはってたから、あまり気には留めてなかったんやけど…」

 

ゆん「今回の挑戦は納期が短かかった故に、超解釈が裏目に出てしもうた訳やね…」

 

きらら「な、なるほど…」

 

ツバメ「できました…!!」

 

心儀「えっ…!?」

 

苺香「そうこうしている間にツバメさんが依頼を終えたみたいですよ…!」

 

心儀.o(私が…ツバメちゃんに……負けた!?)

 

左大臣「………うむ、合格じゃ」

 

ツバメ「や、やったー!!!」

 

心儀「ま、負けた……」

 

 

な、何がいけなかったんだ…???

 

ちゃんと依頼通りにやったつもりだったのに……?????

 

 

ゆん「んで、心儀さんあの様子だと何故負けたかまだ理解できてない様子やな…」

 

きらら「そ、そうですね…(汗)」

 

 

きらら.o(後から詳しく聞いたのですが、ツバメさんは依頼を完成させる為の作業の方向性を作業前に左大臣としっかり確認していたようでした)

 

 

 

こうして、ヒナマウンテンの試練の第三部が幕を閉じた…

 

 

負けた………第三部完……………

 

 

 

なお、第一部と第二部で立ちはだかった対戦相手と同士に、私も対戦後は何事もなかったかのように神殿の図書館へと舞い戻された……

 

その後のヒナマウンテンの試練の挑戦者となるクリエメイトたちはというと、本家通りに右左大臣の裏切りに遭うも、問題なくトップオブヒナになったようで、無事最終章も完となったとの噂を聞いた…

 

 

 





ある日突然エトワリアに召喚され、成り行きできららファンタジアの主人公であるきららちゃんやクリアメイトたちと出会う。

この時点でバタフライ効果を回避できなくなった私…

『回避無理』『回避無理』『回避無理』

仕方なく本家のイベントシナリオとは違う出来事が起きないように警戒し、1月の正月と2月のバレンタインはなんとか乗り切る事ができた…



ところが3月、不覚にも右左大臣にヒナ祭試練の対戦相手として呼ばれた私…

私が負ければ試練の挑戦者はトップオブヒナになれるが、私が勝てば挑戦者がヒナ人形にされてしまう恐怖…

『正々堂々勝つ』『八百長負けする』

どうしよう私…ねぇ、どうしよう私ぃ!!!(アセアセ)

『カードの選び方が運命だ』

『つづきは本編へ』 『Singi CARD』 続くぅ!!(滝汗)

—————————————————————————-

今回の心儀の勝負のエピソードとして、前の職場で苦しんだ私自身の失敗をテーマに本家にはないオリジナルの第三部を描いてみました。

この反省を胸に、2023年1月から始まる新たな現場の仕事では人の話の意味をちゃんと理解できるようにコミュニケーションを徹底して仕事をしていこうと思います。


とプライベートの話はさておき、これ2月までに確実に最初の1年(2018年編)が終わらないな…

次から本編②として大きく物語が動きますが、本編②の連載と平行して無理矢理2019年編も2月から開始していこうかと思います。

1月で出来るだけ多く本編②の続きを執筆できるように頑張ろ…!(苦笑)


そして、今回はここまでです。

次回もお楽しみに!


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第13話 しらかわクエスト発動…!?(ねねっちクエスト)


(2023/9/17 移転先の心儀のモノローグを少しだけ追加)

皆様、大変お久しぶりです。

シナリオ構成は出来ていたものの、まちカドまぞくやぼっち・ざ・ろっく!の関係するコンテンツにのめり込んでいたら更新遅くなりました…(汗)


今回は1年目(2018年イベントシナリオ)のヒナ祭り後、ねねっちクエスト回の始まりとなる第13話をお送りします。

そして今回は最後のあとがきに今後の連載方式についてのお知らせがありますので、そちらもご確認ください。


では、第13話をご覧ください!





 

 

私が誤ってエトワリアに召喚されてしまってから早3ヶ月…

 

不可抗力ながらも私はクリエメイトや里の人たちと交流を深め、もはやこの世界のエトワリアには欠かせない存在になりつつある私ではあるが…

 

元の世界で画面越しに見てきたエトワリアと大きく変化が生まれぬよう、これでもゲームの世界の人々との関わりは最低限に留めてきたつもりだ。

 

 

「きんいろ NEW YEAR!」ではきららちゃんと共にガッツリとイベントシナリオの中核に携わる羽目にはなったものの、元々の物語の流れを壊さないようにうまく演技して乗り切ることができた。

 

まあ嘘をつくのが下手なきららちゃんと一緒だったからある程度大根な演技をしてもうまく物語を進められたというのもあるかもしれないが、『明らかに物語の先を知っている』なんていう疑惑が出てくる機会がなかったというのもある。

 

 

「チョコレートクエスト」では物語の直前でうらら達の占いによって私の秘密を暴かれそうになるといった危ない場面もあって、念のためにイベントシナリオには最後の方を除いて関わらないようにした。

 

クリエメイト達からチョコを大量に受け取る事態が発生するも、こちらも恐らくは本家通りに物語は進んだだろう。

 

 

そして「風雲!ヒナ祭り」ではイベントシナリオそのものに完全に関わらない事を決意するも、まさかの右左大臣から壁となる挑戦者として召喚される事になるとは夢にも思わず驚いた…

 

この時ばかりは物語の改変が起きるかもしれないと本気で心配になったが、私の不甲斐ないミスが幸いしてなんとか最悪の事態を回避する事ができた。

 

 

と、これまでのイベントシナリオを振り返ってみてもなんとかなってきていたから、今後のイベントシナリオについても大きな荒波さえ立てなければ1年間を無事乗り越えられると私は思った。

 

 

しかしながら……まさかこのエトワリアの世界観が大きく変わってしまうような………ヒナ祭は物語改変のヒヤリハットだったんだと思わせるような…………個人的には許しがたい物語と世界の改変が起きてしまうとは……………

 

私には想像できる余地はなかった………

 

物語が大きく動き出す瞬間は伏線なしに突然やってくる故に、私の存在が特大なバタフライ効果をもたらす出来事は、気がつかないところで始まってしまっていたのだった…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日も今日とて私はバーチャル式デバック機能が搭載されたパソコンを用いてプログラマーとしてのゲーム開発を行っていく。

 

実際に特殊空間に入り込んで五感を使ってテストプレイを行うこのひとときは、社内メッセを除いてパッと見では一人作業に感じるから、ついつい考え事をしてしまう事も多い。

 

 

『from ねね 作業の方は順調?』

 

 

って、メッセ届いてるじゃん!(汗)

 

いつもはすぐ気がつくのに、今日はちょっと考え事に没頭しすぎてたな……

 

 

『from 白河心儀 返信遅れてごめん! もう少しで作業終わる…!』

 

 

最近になってプログラマーのキャラ2人がエトワリアに召喚された事もあり、うみこさんをリーダーに、ツバメちゃんが設計、私がプログラミング、ねねちゃんがデバッグを担当する役割をする事になっていた。

 

そして完成したプログラムソースをメッセでねねちゃんに送り、私は別のプログラムのプログラミングに入っていた。

 

そして数分後…

 

 

『from ねね さっき送ってきたプログラム、ストーリーの進行を崩壊させちゃうバグがいくつかあるねー』

 

『from 白河心儀 えっ、マジ!? 思い当たるバグは全部潰したつもりだったけどな…』

 

『from ねね イベントフラグを立て損ねている箇所がいくつかあるんだけど』

 

『from ねね 言葉で説明した方が早いから、今からそっち行くね』

 

『from 白河心儀 分かった』

 

 

これは後から知った事なんだけど、フェアリーズストーリー3のデバッグにおいて、死ぬはずのキャラを守り続けて耐久できるという誰も気がつかなかったハメ技バグをねねちゃんが唯一見つけたというエピソードがあったようだ。

 

「デバッグ戦士ねねっち」でもなんとなく感じてはいたものの、やはり彼女のデバッガーとしての実力は相当なものだと実感させられた瞬間だった。

 

今回はなんとかねねちゃんがバグを拾ってくれたからよかったものの、今後は自分のところでバグを発生させないようにしなきゃだな…(汗)

 

さて、そろそろねねちゃんが来る頃だから、Escキーで一旦デバッグ機能を中d………あれっ、エスケープが効かない!!?

 

ねね『心儀さん、来たよー!! あれっ、心儀さん…?』

 

しかもなんかさっきから空間のリアリティ感が徐々にアップしていってないか!? 怖い!! 怖い!!!(滝汗)

 

ねね『ああっ!! 心儀さん、危なーい!!!』(咄嗟に剣で装置を攻撃して)

 

!!? 完全にリアルになった瞬間に景色が崩れていく!!!??

 

 

 

 

 

(プツン……………)

 

 

 

 

 

視界が現実に戻ったと思ったら、息を切らしているねねちゃんが視界に飛び込んできた。

 

 

ねね「はぁ…はぁ……なんとか間に合ったぁー……」

 

心儀「ねねちゃん!? 一体何があったの?」

 

 

状況がまだ飲み込めてないが、とりあえずねねちゃんが見た光景を確認しよう。

 

 

ねね「装置越しに心儀さんが変な黒い霧に取り込まれかけていたから、もう必死だったよー!!(汗)」

 

心儀「変な黒い霧が!? 実はこっちも突然エスケープキーが効かなくなって焦っていたところだったよ!(汗)」

 

ねね「でもなんとかなってよかったよー…」

 

 

聞いた話によると、装置の外から見て装置内部に謎の黒い霧が発生していて、私はその霧に取り込まれかけて姿が消えかかっていたとのことだった。

 

この時は装置の一時的な故障により数分程度の作業がパーになった程度で済んだと思ったものの、この黒い霧の発生を原因不明のトラブルとして一旦様子見(なお再発はしなかった)した事が、エトワリアにとって大きな変化をもたらしてしまう羽目になるとは、この時は思いもしなかった………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、召喚の館では………

 

 

(ガチャッ)

 

忍「クレアちゃ〜ん、来ましたよ〜♪」

 

忍「あれっ、誰もいない…?」

 

忍「ん…?」

 

 

置き手紙『只今昼休憩中です。 御用の方はしばらくお待ちください。 クレア・きらら』

 

 

忍「休憩中なら仕方ないですね」

 

忍「では、暫くここで待ちましょう」

 

忍「………」

 

忍「……………」

 

忍(キラーン!)

 

忍「いいこと思いつきました!」

 

忍「今のうちに何か召喚の条件を変えておけば、もしかしたら金髪少女のクリエメイトを召喚できるかもしれません!!(キラキラ)」

 

忍「そうと決まれば早そk…」

 

召喚の鍵(ピカーン!!)

 

忍「えっ!!? まだ何も触ってないはずですよ!!?」

 

忍「はわわわ…私が何かいけないことを…!? キャーッ!!!」(広がる光に巻き込まれ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同じ頃、また違う別の場所では………

 

 

綾「勇さん、今日はアルケミストとしてのお買い物に付き合ってくれてありがとうございました」

 

綾「おかげさまで、いい材料を手に入れる事ができました!」

 

勇「あら、私の方こそ綾ちゃんが高度な調合用材料に興味を持ってくれたから、教え甲斐があって嬉しかったわ」

 

綾「これからもアルケミストの職を持つ者同士、色々と教えてください」

 

勇「もちろんいいわよ」

 

勇「私としても綾ちゃんがアルケミストとして強くなってくれたら……っ!!?」

 

(急に勇の目の前に謎の光が現れて)

 

綾「勇さん、あぶn…」

 

(ドーン!!)綾「キャーッ!!」(光の衝撃波で軽く吹き飛ばされ)

 

(衝撃波を発した光は勇を飲み込んで消えた)

 

綾「勇さん!!?」(1人里の散歩道に取り残され)

 

綾「勇さあああああんんん!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2019年10月…白河心儀はとうとう失業を経験する事となった。

 

ただ、職を失ったとはいえ、気が合わない仕事とオサラバできた解放感の方がまだ大きく、寧ろもう一度仕事を慎重に選び直せるという喜びにさえ支配されていた。

 

いずれはなかなか再就職できない恐怖に苛まれることになるかもしれないとも感じてはいたが、今は退職前の有給消化によるこの解放感を楽しんでいた。

 

 

そして、今日は伊豆方面からの2泊3日のドライブ1人旅行から戻った翌日。

ここ2〜3日を凌げる食料の買い溜めを終えて、たった今帰宅したところだ。

 

アパートに到着する前にちょうどロー○○セのアルバムを聞き終えた。

最後の曲となる「にじいろアンダンテ」は毎回涙なしでは聞けないほど感動するのは何故だろうか…?(確かに感動的な曲ではあるケド…)

 

 

それはさておき、有給が切れる前に散らかりまくった部屋を退去の為に片付ける仕事が残ってはいる。

けれど、有給はもう少しだけ続くから、ここ2日ほどは家でボーッと過ごして何もしなくていい解放感を充実してから片付けに取り掛かろうか。

 

それからでも片付けは遅くはない。

とりあえず買い込んだ食料を冷蔵庫に仕舞おうかと思った次の瞬間………

 

 

(キューンと謎の光がリビングに現れ)

 

 

心儀「えっ!!? 何何何何ぃ!!!??」

 

 

突然の不可解な現象に驚きすぎて、その声を最後に声を出せず動けなくなり、ただただ謎の光を見守るしかなかったが…

 

光が辺り一面を照らして消えた瞬間、とてつもなく信じがたい光景が目の前に現れた。

 

 

勇「こ、ここは……心儀さんの部屋?」

 

 

なんと、きらファンの衣装の勇ちゃんが立体的に出現した!!?

 

しかも、開口一番で私の名を呼ばなかったか!?

 

 

勇「一瞬で瞬間移動したのかしら…? あっ、心儀さん。 気がついたら何故か瞬間移動したみたいで…勝手にお邪魔してごめんなさいね(汗)」

 

心儀「あ、えっと…どうして私の名前を知っているんですか?(滝汗)」

 

勇「? どうしてそんなに慌てているんですか? いつも会っているはずだと思いますけど…」

 

心儀「全然状況が飲み込めなくて怖すぎるのですが…今現在で世界を飛び越えて無理矢理存在しているのは間違いないと思います!!(アセアセ)」

 

 

あまりにも有り得ない光景に、驚きを通り越して変に冷静になっている自分が怖い。

 

これ絶対夢だよな? 夢を見ているんだよな私???

 

 

勇「世界を飛び越えてって……まさかここはエトワリアではない別平行世界の心儀さんの部屋ってこと!!?」(察して慌てて)

 

心儀「す、少なくともエトワリアではないですし、まるで全く同じ部屋空間がエトワリアにあるような言い方ですね!!?」

 

勇「エトワリアでもクリエメイトの心儀さんとして全くおんなじ部屋がルームにあるからてっきりそこに瞬間移動したと思っていたのに、あの日以来の異世界トリップをしていたなんて…」

 

心儀「私がクリエメイト!? 私はそのエトワリアが舞台のゲームをプレイする1人のプレイヤーに過ぎないですが…と、とりあえずお互いの状況を話し合って整理しまs…」

 

(キューンと謎の光が再びリビングに現れ)

 

心儀「ま、また謎の光が!!?」

 

勇「こんなところにも!? 私、この光に吸い込まれて、気がついたらここにいたのよ(汗)」

 

心儀「そんなイベントシナリオ知らないんだけど!? まさかまだ見ていないきんいろパニックでこんなエピソードが!!?」

 

 

再び光が辺り一面を照らすと、そこに現れたのは…

 

 

忍「………ここはどこなんでしょう?」

 

忍「確か、クレアちゃんのところに行ったら急にピカーって光って………って、えええ、心儀さんの部屋!!?」

 

心儀「今度は忍ち゛ゃ゛ん゛!?」

 

 

立体二次元勇さんに続いて今度は同じく立体二次元の忍ちゃん…全くもって状況が理解できない!!

 

 

勇「忍…?」

 

忍「お姉ちゃん! そして心儀さんまで!?」

 

勇「忍もあの光に巻き込まれたのね……さて、これからどうしたらいいものか…」

 

心儀「なんで大宮姉妹揃って私の名前を知っているんだよおおおおお!!!!!」

 

 

 

突然、エトワリアのルームと全く同じな間取りの現実世界の心儀住まいアパートの部屋にワープしてしまった大宮姉妹。

 

果たして、無事に元の世界に戻ることができるのだろうか!?

 

 

 

次回に続く

 

 

 






という事で、まさかの大宮姉妹が現実世界の心儀の元に逆召喚されてしまう事態が発生!?

何故こうなってしまったのか、次話以降で少しずつ明かされていくのでお楽しみに!


久々の連載という事で、各キャラの口調がうまく書けているか不安ですが、どうか温かく見守ってくれたら幸いです。


また、今回より2019年以降のイベントシナリオは休載し、今後しばらくは2018年のイベントシナリオを順に書き進めていくことにしました。

2019年以降のイベントシナリオについては2018年のイベントシナリオを全て書き終えた後で再び続きを書き始めることにしますので、それまで暫くは2018年のイベントシナリオをお楽しみにください。

今後とも、白河心儀のエトワリア冒険記をよろしくお願いします。







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第14話 白河心儀は予言(?)する(ねねっちクエスト2)

読者の皆様、お久しぶりです。
ケーキことstrawberrycakeです。

あのエトワリアのサ終から1年…時の流れは早いものです。
お別れの時に感謝と寂しさで胸がいっぱいになったあの感覚は今でも覚えています。

絶対慣れないと思ってたきらファンロスが最近では収まりつつあるものの、このままきらファンの日々を完全に忘れてしまわないように、仕事多忙期により少し遅刻とはなりましたが、終焉から1年の節目となるこの時に久々に本作品を更新しました。

本当ならばプレミアム金髪デーの方を更新したかったものの、なんとか展開を思いついている本編の続きを更新しました。

それでは、ねねっちならぬしらかわクエストの続きをご覧ください。





 

 

(前回のあらすじ:食料の買い出しから帰ったら、原作絵タッチで立体化されたきんモザの大宮姉妹が突然部屋に現れました)

 

 

心儀「つまり、2人に共通していえることは、突然光に包まれてこちらにワープしてしまったと言うことか…」

 

勇「何の前触れもなく突然で、どうする事もできませんでした」

 

忍「もしかして私が召喚の館で金髪少女のクリエメイトを召喚しようと召喚条件を変更しようとしたから、こんな事になってしまったのでしょうか…(青ざめ)」

 

心儀「触ってなかったのなら、別に原因がありそうな気もするけど…何か他に手掛かりはない? 時系列、例えば光に巻き込まれる前後にあったイベントとかが分かれば…」

 

勇「そういえば、少し前にヒナ祭りがあったような…」

 

心儀「ヒナ祭り!?」

 

忍「ひな祭りはひな祭りでも、私たちの世界とは違って色んな事で競い合って頂上を目指すお祭りだったみたいですよ。私は参加してなかったのでよく分かりませんが…」

 

心儀「な、なるほど…?」

 

 

少し前にヒナ祭り………もしかして、あのねねクエが何か関係しているか??

 

 

忍「どうか…しましたか?」

 

勇「何か思い出したんですか?」

 

心儀「えっと、思い当たることがあるにはあるんだけど…」

 

忍「えっ、あるんですか!?」

 

心儀「ただ、確信が持てないから説明してもいいかどうか…」

 

忍「確信が持てなくても大丈夫です! 少しでも何か手掛かりになることがあれば助かりますし」

 

忍「ね、お姉ちゃん!」

 

勇「ええ、少しでも有力な情報があれば教えて欲しいです!」

 

心儀「…!!」

 

 

2人にかなり期待されている!?

 

 

忍「それに、違う平行世界でもクリエメイト同士の仲間である事には変わりありません!」

 

忍「私たちを信じて、話してみてください!」

 

勇「ええ!」

 

心儀「おお…!」

 

 

なんだかモロにバタフライ効果になりそうな気がするが、仮説が正しければ大宮姉妹がここにいるのならもう既に蝶は羽ばたいているんだッ…!!

 

こうなったらうまく説明してみるか…!

 

 

心儀「それなら、順番に説明していくけど…」

 

忍「はい…!」

 

勇(静かに熱心に聞いている)

 

心儀「私の仮説が正しければ…この後にきららちゃんとひふみさんが来るはずッ!!」

 

忍「きららちゃんが!?」

 

勇「待ってください! こちらの心儀さんはエトワリアに召喚された事がないって事でしたけど…きららちゃんを知ってるんですか!?」

 

心儀「あ…そっか…えっと……」

 

 

やば…辻褄合わせが崩壊しまくってるやん!!

 

とりあえずなんとか濁すか…(汗)

 

 

忍「エトワリアでの記憶は引き継がれてるんですよ、きっと!」

 

心儀「こ、これについては話すと長くなるし、みんな集まってからの方がいいと思うから、数時間待って2人が来てから話すね!(ごまかし汗)」

 

忍「濁されました!?」

 

勇「た、確かにそれもそうですね…忍、今は心儀さんを信じて待ってみよう…?」

 

忍「分かりました…(汗)」

 

 

なんとかこの場は凌いだか…?(汗)

 

とりあえず、ここまでの事の思考整理をすべく一度トイレに篭ってみるか…?

 

 

忍「それならこちらの部屋で少し休む事にしましょう……って、部屋がぐちゃぐちゃじゃないですか!!」

 

心儀「あ゛っ!! やばっ!!!」

 

 

しまった!! まさかこんな事態になるとは思わなかったから部屋は散らかったままだ!!

 

突然のことで気を取られていてすっかり忘れてたわ……(滝汗)

 

 

勇「う……さっにまでは焦って目に入らなかったけど、流石にこれは酷すぎますよ!」

 

心儀「あああ、見ないで!見ないで!(滝汗)」

 

心儀「ま、まさか2人が急に召喚されるなんて思わなかったし、もうすぐ引越しの準備があるからその時に掃除と片付けするつもりだったんだよ…(項垂れ)」

 

勇「片付けできない人の常套句ですね……」

 

 

あかん…憧れのキャラにこんな光景を見られるなんて……恥ずかしすぎて消えたくなってきた………(汗)

 

穴があったら入りたい………耐えきれない…………(涙)

 

 

 

忍「心儀さんにはエトワリアで色々とお世話になる事もありますし、私の力でなんとかできれば………」

 

忍「あっ! いい事を思いつきました!」

 

心儀「えっ!?」

 

忍「魔法を使って掃除をしましょう! そうすれば手っ取り早いです!」

 

心儀「そ、そんな事が…こっちの世界でもできるのかな……??」

 

忍「モノは試しです! やってみましょう!!」

 

心儀「も、もしできそうなら……お、お願いしようかな…?」

 

 

推しキャラに酷い光景を見られたショックは計り知れないが、2〜3日後にイヤイヤ無理やり掃除するよりかはマシのような気はする…

 

いきなりにして推しキャラにデカいカリを作ってしまったな……後でとびっきりの恩返しをせねば…!!

 

 

勇「いい考えね! 私もアルケミストとして、出来るだけのお手伝いをするわ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうして、忍ちゃんによる物体を浮遊させる魔法使いの魔法と、床や壁などを新品みたいにきれいにするアルケミストの魔法を駆使して、部屋はあっという間に綺麗になった。

 

話が長くなりすぎてしまうため掃除の描写は省略するが、世話焼きナントカの仙○さんを見たことがある人は高○寺さんの部屋を主人公が掃除している時の物体が勝手に浮遊して仕分けられていく光景をイメージしてもらえるとしっくりくることだろう。

 

ちょっとメタ的なモノローグになってしまったのは忘れて欲しいとして、2人のおかげでいつでも退去出来るように荷物がまとまって部屋が綺麗になった。

 

 

忍「これが魔法使いの力です♪」

 

勇「なんとか片付きましたね」

 

心儀「二人とも本当にありがとう…!! なんとお礼をしたらいいだろうか…!」

 

忍「いえいえ、いつもお世話になってますし、そのお礼と思ってくれれば幸いですよ!」

 

 

やばい、推しの笑顔が眩しい…!!

 

いつもとはいえそれはエトワリア世界での私自身ではあるから、今回の事が解決するまでには何かお礼をさせてください…!(嬉し涙)

 

 

忍「泣くほど嬉しかったんですか!?」

 

心儀「2日後ぐらいに自分で片付ける覚悟だったから嬉しくて嬉しくて…!!(涙)」

 

 

本当は推しの優しさが尊すぎて涙が止まらないのだが、なんとかうまく誤魔化せたか…?(汗)

 

 

勇「あらあら…片付いたからには、もう散らかしてはダメですよ…?」

 

心儀「は、はい気をつけます…!(汗)」

 

 

憧れのアニメキャラに言われたなら、絶対に守らなくてはな…!

 

ここ1〜2時間で○悠○先生の絵タッチでかなりぬるぬる動く光景には流石に慣れてはきたものの、推しキャラ達であるのには変わりはない!

 

 

忍「それにしても、あれから少したったのに、きららちゃん達は現れる気配はないですね…?」

 

勇「現れるとしても、もっと先とかになるんでしょうか…?」

 

心儀「私的にはあくまで2〜3時間差的な体感だったけど、実際にはもう少し時間が経っていたのかもしれないn…」

 

(キューーーン!!!)

 

 

心儀「って、噂をすれば時はキタ!!!??」

 

 

話していた矢先、先ほどの光がダブルで出現し、眩しさ倍増で思わず目の前を手で覆ってしまう…!!

 

 

忍「ま、眩しい…!!」(目の前を手で覆って)

 

勇「これがさっき心儀さんが言ってた出来事なのかしら…!?」(目の前を手で覆って)

 

 

(ダブルの光が消え、目の前に現れたのは………)

 

 

きらら「いたたた…もぉ…クレアどうしたの?」

 

きらら「ひふみさんすみません。クレアの鍵の調子が悪いみたいで…」

 

ひふみ「あの…きららちゃん…ここ…どこ……?」

 

きらら「えっ? どこって里の………って、忍さんに勇さん!!?」

 

きらら「そして心儀さんまで…!!!」

 

勇「心儀さんの予言(?)が…」

 

忍「当たってました!?」

 

 

やばいやばいやばい…!!!

 

最推しファンにとっての唐突のう○てんてーの絵タッチ立体化きららちゃんぬるぬる動くコースは予言(?)的中でも流石に尊さがマックス振り切りすぎてやばいって!!!!!

 

あ…ダメだ……興奮しすぎて意識が遠のいていく…………

 

 

 

ひふみ「え…えっと………」

 

きらら「予言ってなんの事ですか!? とりあえず現状を整理させてくだs…」

 

(バタン!!!!!)

 

忍「あっ!! 心儀さんが気絶しましたよ!!?」

 

勇「そんなに驚くことだったのかしら!?」

 

きらら「えええっ!!? と、とりあえず、す、すぐに回復魔法を…!!!」

 

 

こうして仮説が確信に変わった瞬間終わったわ(気絶状態)になった私は、汚くて凄まじい部屋を大宮姉妹に片付けてもらう事になる事に続いて、きらファン最推しのきららちゃんに僧侶の回復魔法で助けてもらうというなんとも言い難い経験をするのであった………

 

 

 

 

 

 

(次回に続く)

 

忍「まだ続くんですか!!?」

 

勇「時が経って、いつの間にかお正月の時とは違った執筆方法に変わっているわね……(汗)」

 

 

 

 






という事で、書いているうちに思った以上にきららちゃん&ひふみちゃん召喚までの描写で文字数が思ったよりも増えてしまった他、これ以上書いてたら2/28から大幅に時が経ってしまいそうなので、キリのいいオチができたところで区切る事にしました。

ヒナ祭り回までは本編が長くなっても極力少ない回数でイベントシナリオ本編を書き切るようにしてきましたが、こことまぞくの二大連載、更に裏でも2〜3作品ほどの連載を並行して執筆活動していくことから、今後はある程度キリのいいところまで書いたら載せる戦法で連載していこうと思います。


まあ、節がだんだんと長くなっていくイベントシナリオで2〜3話で書き切る事が困難になる事もあるので、いずれはどのみちこの戦法に切り替わっていってたでしょうね…それが少し早まった感じでしょうか(汗)

あとは不覚にも一人暮らしが始まって、時間の使い方がまだなかなかうまく定まらないというのもあります。
まさか2019年10月に一人暮らしを終えてからまた一人暮らしをする羽目になるとは思いもしなかったな…(2019年10月の今回エピソードは地味に作者の実体験のIF的な構造になってたりもします)



とまあ、またまた不定期更新になるのが否めないですが、ゆっくりなスピードでも気長に更新を待っててくれたら作者は嬉しいです。

さて、後書きも長くなりましたが、今回はここまでとします。

次、いつ更新になるか分かりませんが、次回もお楽しみに!




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