仮面ライダーロック (高町魁兎)
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第1章 ホールズ襲来
第1話 始まりの鍵act1


とある日の午前10時、ライブハウスraid地下一階、練習室2。

「違う、こうじゃない!。」

「相変わらず細かいね~」

「当たり前だ!」

彼は獅童優、見ての通り、神経質なドラマーである、そして、彼女は響ユキ。

二人はドラムボーカルとギターボーカルによる、異色のユニットとして、このライブハウスでは有名なy×2shと言うバンドで、説明の通り、未だインディーズバンドだ。

「全くいつも、いつも!」

「何が駄目って言うの?」

「左手の癖、後、ちょっと走ってるぞ。」

「細かいな~手の癖に関しては、それが好きって言う人居るらしいし。」

二人の練習はこのように口喧嘩が混じる、それから数時間後、午後5時

「今日はここで終わりにしていい?」

「今日土曜日だろ。」

「この後バイトだから。」

「土日までバイト?」

「そう言う君はいつもバイト行くの?」

「平日深夜。」

「マメだね。」

「いや、普通だろ、土日行くのめんどいし。」

「そう言うとこ、神経質な癖にめんどくさがりだから結果大雑把。」

「うるさい、遅れるぞ。」

「じゃあ、また明日。」

「ハイハイ。」

二人でライブハウスを後にする。

 

 

 

 

 

 

帰宅すると1つの荷物が届いていた。

「おかしいな、注文したのはスティックのはず、それにしては、短いし、分厚い、なんだこれ。」

そうして自室にて、箱を開ける、そこには一枚の手紙とアタッシュケースが入っている、そして手紙の内容は「君は選ばれた、そのデバイスを手に取れ。」とだけ書かれている。

「デバイス?なんだそれ、こいつのことか?」

優が手にした瞬間それは起動した。

「Start-up、systemUnder construction(起動完了、システム構築中)

「は?」

そのデバイスは光を放ちながら、何かを始める

「All settings are complete(全ての設定が完了しました)」

「いったい...何なんだこれ。」

デバイスの光が消えた、そして、優に語りかける。

「Hello my master i am Comprehensive terminal key driver(始めまして私はキードライバー)」

優は首をかしげる、それから少し思考し質問を投げる。

「俺が主?何かの間違いだろ。」

「There should not be such、your name is Yu sidou right? (そんな筈はありません、あなたの名は、獅童優、あってますよね?)」

確かにその名は優だった、だが心当たりがないことに違和感を感じる、そしてまた、質問を投げ掛けた。

「なら質問だ、お前は何のために俺の下にいる?」

「My mission is support to your Fight(あなたの戦いをサポートすること為です)」

「戦いねぇ、なにと戦えと...。」

「Your enemy is Extraterrestrial lifehoru-z(あなたの敵は地球外生命体ホールズです)」

「地球外生命体?SFかよ。」

「It's true(本当です)」

「信じねーよ。」

「master…」

半信半疑のまま優はそれを放置した。

 

 

 

 

 

 

 

翌朝、午前8時、結局これが何なのか分からず優はそれを持ち出して、いつもの集合場所にいた、ユキなら何か知ってると言う期待も少しあるが。

「遅いな~いつものなら俺より先に来るのに。」

「my master,are you angry?(怒ってるんですか?)」

「うるさい。」

優は気付いていなかった、奴らが近づいていることに...

「Emergency! coming to enemy」

「いや何処にも...」

そう言いかけた時、空から奴が来る、ちょうど頭上あたりだったが優はギリギリでかわす、そして、奴を睨み付ける。

「master、that is your enemy (あれがあなたの敵です)」

「あれと戦えと?冗談じゃねえよ。」

その場にいた人々は戸惑いながら逃げその場に優とその怪物だけが取り残されていた。だがそんな事を気にする間もない、怪物は優を見つめ唸りながら襲いかかる、優も応戦しようとするが、かわすだけで精一杯だ、しかし長くはもたず、息が上がったとたんに蹴り飛ばされる。

「駄目だ、どうしようもない。」

「master…」

「お前、俺の戦いをサポートするんだっけ?なら打開策を提案しろ。」

突然キードライバーは黙ってしまう。

「嘘だろ...打つ手は無いのか、この状況打開する手はなにも無いのか、答えてよ、」

「「答えてくれキードライバー!!!」」

この時誰か分からない声と優の声が重なる

「君、私の声が聞こえるのか...」

「お前誰だ?」

「説明している暇は無いようだ、だが、ここで死にたく無いなら私の頼みを聞いてくれ。」

「えっ?」

「Follow him here(ここは彼に従って下さい)」

優は戸惑う、だがそれしか選択肢は無いと悟った。

「分かった、どうすれば良い?」

「あの怪物の腰についている鍵を取ってくれ。」

「OK、めんどくさいけどやってやるよ。 」

優はその場の鉄パイプを手に取り走り出す、そして怪物に殴りかかる、しかしパイプはすぐさま折れた、だが怪物の注意をそっちに引きスライディングで滑り込む、その時に鍵を取る。

「お前が声の主なのか?」

「ああ、私はユーズ、あの怪物と同じホールズだ。」

「で?どうすれば良い?」

「私を纏え。」

「は?纏え?」

「良いから言うとおりにしろ!まずキードライバーを巻け。」

「こう?」

体に近づけると勝手に帯が巻き付きベルト形状になった。

「そして、私を君から見て右のスロットにさせ。」

「分かった。」

「Set up 」

キードライバーの声と共に待機音が始まる。

「なんだこの曲。」

「気にするな、良いからパスワードを良いながら鍵を捻るんだ。」

「いや、パスワード知らないんだけど‼」

「しょうがないな!いいか?パスワードはhensinだ!早くしろ!」

「ああ~もう分かったこうで良いんだな、変身!」

「OK changeup 」

「施錠!騎乗!向上!」

優の身体が変化しそこに鎧が着いていくその姿はまるで騎士だ。

「仮面ライダー...ロック!」

「なんだこれどうなってんの?」

「焦るな緊急戦闘形態に変わっただけだ。」

「いや、訳わかんないんだけど。」

To be continued

 




次回予告

言われるがままに変身した優、襲いかかる怪物、そして、優の使命とは何なのか?
次回始まりの鍵act2


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第2話 始まりの鍵act2

前回の仮面ライダーロック!
ライブハウスraidの人気?バンドy×2shの獅童優の下に謎のデバイス、キードライバーが届けられた、そして、彼の前に現れる怪物、その時表れた謎の戦士ユーズ、彼の助言により変身を決意する優、3人の運命は...
えっ少し説明が違う? 気にするな!



「施錠!騎乗!向上!...仮面ライダーロック!」

「なにこれどうなってんの?」

「緊急戦闘形態に変わっただけだ。」

「いや訳わかんないんだけど‼」

ユーズに取っては当たり前の事を言っているつもりらしいが優にはそうじゃないようだ、だが奴は、説明する間も与えず襲いかかる。

「どうやら詳しいことは戦いながら説明するしかないようだな。」

「冗談じゃねえ!」

そう言いながらその怪物を殴る。

「痛く...無い?」

いつもと違う感覚に戸惑う。

「この形態では攻撃力、防御力が向上している、これなら存分に戦えるだろ?」

「確かにな。」

そのまま怪物を蹴ろうとするが、あっさりかわされてしまう。追いかけて、攻撃するも当たらず、一撃しか、加えられていない。

「あの起動力、さながらバッタだ。」

「いや、あれはバッタを取り混んだんだろう。」

「つまりどう言うことだ?」

「Horu-z is Incorporate intellectual life And Get that ability(ホールズは知的生命体を取り込み、その能力を手にします。)」

「なるほど...なら簡単だ。」

優は近くの障害物を巧みに使い怪物を拘束追いかける、しかし当たらない、だが優はそれを繰り返しその怪物の膝間接あたりに蹴りを入れ、打ち落とす。

怪物は動揺を隠しきれず、後退りする。

「やっぱりな、バッタは間接を引き伸ばす力を強くしてあの跳躍力を手にする、つまり間接の内側を破壊すれば良かったんだ。」

「Please use your special move now(今です必殺技を)」

「えっそんなのあるの?」

「ああ、フィニッシュキーを使え。」

「フィニッシュキー?、これか!」

「finish up!」

足元から鎖が表れ、怪物を拘束し南京錠がかかる。

「よし、行け!優。」

「分かった。」

優は思い切り助走をつけて飛び上がる。

「ハアアアア、ガッチング!」

「strike」

怪物めがけ渾身の飛び蹴りを放つ。

見事に命中させ、爆発と共に、着地し、振り向く。

「よし!」

「いや、まだだ、早く封印しろ。」

「封印?」

「ホールズは不死身に等しいからな、あいつの鍵穴に空の鍵を刺せ。」

「こう?」

鍵を刺した途端怪物がバッタと空の鍵に分かれ、優が刺した鍵が変化した。

「これで封印完了だ。」

だが優は無視するように問いかける。

「ねえキードライバー、もしかしてこれが俺の使命?」

「yes my Master(はい)」

キードライバーは自身満々に答えた。

「所で聞きたいのだが、ガッチングとはなんだ?」

「必殺技の名前だよ、ガッチングストライク、かっこいいだろ?」

「分からん君のセンスが。」

「何だと、お前怪物の仲間だろ、怪物に分かるかよ俺のセンス。」

「はあ、確かにあの怪物の仲間だだが?それがどうした!人間だってセンス無いと言うぞ。」

「何だと。」

放置しておくと喧嘩が始まりそうだ、キードライバーが仲裁に入る

「Master Do you forget something?(何か忘れていませんか?)

「あっそうだ!、ユキ来てないじゃん。」

優は携帯を取りだしユキに電話をかける。

「あっ、ごめんね優。」

「そんなことより今どこ?」

「今?、ニュースでいつもの場所に怪物が出たって言うから、直接ライブハウスに。」

「よかった。」

「えっ。」

「無事で良かったって。」

「大丈夫?変だよ、今日の優君。」

「何でもない、すぐにそっち行くよ。」

「分かった、じゃあまた。」

「うん、また。」

お互いに電話を切る。

「さて、詳しいことは聞いてないし、ユキも待たせちゃ悪いからいこうか。」

「all right(了解)」

「ああ。」

こうして優の戦いが幕を開けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、それを見つめる影もあった。

「起動したか二人目の戦士が。」

「順調のようだな。」

「だがもうしばらく泳がせるも面白い。」

「泳がせる、そして、それを高見の見物といくのか。」

「ああ、さ迷う部下はいくらでもいる、戦士と部下どちらが勝つか見ものだな。」

 




次回予告
二人の練習は仲良く?また口喧嘩も交えながら、だが平和な時間も、ずっとは続かない、次に表れた刺客は...
次回 勇気の剣


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第3話 勇気の剣

前回までの仮面ライダーロック!
ライブハウスraidの人気?バンドy×2shの獅童優は、ある日謎のデバイスキードライバーを手にする、そして、いつも場所に表れた怪物を前に変身を決意し、見事怪物に勝利した。
「優、私の説明は?」
めんどくさい!気にするな!


鳴り響く、ドラム、かき鳴らすギター、混ざり会う歌声、それが、二人の午前12時。

「もう12時か~、そろそろお昼行かない?」

「そうだな、良いとこ紹介しようか?」

「優君のチョイスか~。」

「不満か?」

「全然。」

「なら、早速いくか。」

二人はオーナーに挨拶して練習室を後にする 

 

 

 

 

 

そして、しばらく歩いた所にある食堂に向かう。

看板には、「晴海食堂」と書かれている。

「ここ?」 

「やっぱり不満か?」

「いや全然。」

「そう、じゃあいこうか。」

優は戸を開けた。

「あら、優じゃない。」

「久し振り、こんな日曜に来るとは思わなかったでしょ?」

ユキは少し戸惑った

「えっと、知り合い?」

「いや、俺が常連客なだけ。」

「へぇーそうなんだ。」

「ところで優、その子、あんたの彼女かい?」

「そんなんじゃないよ、俺のバンド仲間。」

「ああーこの前言ってた、え~となんだっけ。」

「響ユキです。」

「ユキちゃんて言うのね、優といえばちょっと変わり者だから苦労するだろう。」

「いえいえそんな事ないです。」

そんな会話をしながら席につく。

「鯖味噌まだある?」

「あるよ、食べてくかい?」

「ああ、ユキはどうする?」

「あっ、え~と。」

「家のおすすめでいくかい?」

「じゃあ、それで。」

ユキは少し不安な顔をした。

「どうした?」

「何が?」

「不満なんだろほんとは?」

「そんな事ないよー」

「不満なんだな、大丈夫、ここの魚は旨い。」

「はい、お待ちどうさま。」

二人の会話を割くように料理が来る。

「ありがとうございます。」

「ありがと、じゃ、頂きます。」

馴れた手つきで鯖を食べる、ユキはそれをポカンと見つめる。

「どうかしたか?」

「いや何でも。」

ユキは恐る恐る食べる。

「美味しい!」

「だろ。」

「なにあんたが威張ってんだよ。」

それからしばらく、こんな調子で会話が続く。

「ごちそうさま、じゃあまた来るよ。」

「いつでも好きな時に来な。」

そして、店を後にした、その時、

「sorry、my master」

「どうした、」

「emergency(緊急事態です)」

「何?」

「ゴメン、用事ができた、先戻ってて。」

「えっ、ちょっと...」

 

 

 

 

「この辺りか。」

「えー、もう来ちゃう~?」

「今回はちゃんと対話できるんだな。」

「おい、優!、感心してないでさっさと変身しろ!」

「分かった。」

「Set up 」

左手を突き上げ、その後胸の前に構える。

「ちょ、ちょっと待った。」

「待たねーよ、変身!」

「施錠!騎乗!向上!...仮面ライダーロック!」

「相棒は鍵!纏うは鎧!仮面ライダー...ロック!」

その時、場が静まりかえった。

「なんだそれ。」

「名乗りだよ、戦う前に名乗る、これ武士の心得!」

「私たちは騎士だ武士じゃない、そして、センスがない。」

「何だと!」

「Sorry I sympathize with him(ユーズに同感です)」

「何だよ、もう。」

「一人でぶつぶつうるさい!」

「あっ忘れてた。」

まずは、優が左フックを入れる、負けじと、かわし、鎌を振る、体を反らしてかわそうとするが、的中しそのまま飛ばされそうになるが、耐える、反撃のチャンスを伺うが、鎌と素手では、不利だ。

「アイツ、カマキリか?」

「カマキリ?俺の名はスラッシュだ。」

3人はガン無視した

「優、この前の鍵を使え。」

「Ok」

「art up,hopper」

「行くぞ。」

思い切り踏み込んで飛び上がる、しかし、逆に跳びすぎだ、そのまま、不時着するがとっくに逃げられていた

「畜生、こいつ暴れ馬だ。」

「違う、お前の使い方が悪い。」

「master,horu-zran away(逃げられました)」

「「えっ。」」

そのまま、口喧嘩しながらライブハウスまで戻った

 

 

 

 

「はい30分遅刻、ペナルティー払ってね。」

「はい。」

「で、用事って何だったの?」

「え~とそれは」

「私には言えない事?」

「それはー」

珍しく激怒している

「怪しい。」

「ゴメン。」

「まあ、いいけど。」

そのまま午後の練習を始める、その日は、いつもの練習と同じような、でも少し違うような、そんな時間が流れた。

「ぼーっとしてるよ、優君。」

「そんな事ないって、平常運転。」

「そっかほら続きやるよ

やっぱりこの生活が一番かもしれない、ホールズと戦う運命さえなければ。

そして、

「今日はここまでにしようか、」

「うん。」

「やっぱりおかしい。」

「何が。」

「隠してるんでしょ。」

「なにも隠してないよ。」

「そっ、明日の本番頑張ろ。」

「ああ。」

そして、ライブハウスを後にした

 

 

 

 

 

「emergency(緊急事態です)」

「okすぐ行く。」

キードライバーの通達を聞き、現場に向かう。

「嘘だろ、」

そこでユキはスラッシュに捕まっていた

「正体がばれるのはまずい、変身してから行こう。」

「そうだな、変身!」

「施錠!騎乗!向上!」

ユーズの声と共にその場に表れる。

「また来た、邪魔するなよ。」

「悪いな正義の見方ってやつだからな、俺が勝ったら、捕まった人達全員解放してもらおうか?」

「良かろう、勝てればの話だけどな!」

先制はスラッシュ、鎌を振りかざし襲いかかる、巧みに交わし、片方の鎌を白羽取りし、腹部にけりを入れる

「ぐっ」

「あれあれ、俺に勝つんじゃなかったけ?」

「うるさーい。」

「優、剣を使え!」

右手に剣が現れる

「おおー、名付けてセジョウブレードだな。」

「やっぱりセンス無いな。」

「Me too 」

「何だよもー、まあいいよ、行くぞ。」

スラッシュの鎌を剣で叩き割る

「こんなのもあるぞ。」

「art up,hopper」

優はスラッシュめがけデコピンを放つ、だがとんでもない衝撃波だ。

「これで鎌は二つとも折れたな、これでフィニッシュだ。」

「set up」

セジョウブレードにフィニッシュプラネットキーを刺す。

「Charge complete Please remove (充電完了取り外してください)」

フィニッシュキーを取り外す。

「Ready go」

「何の脅しだ?」

「脅しじゃねえ、マジだよ、ガチッングスラッシュ!」

スラッシュの腹部を切る、そして、そのまま爆発する。

「封印。」

ユキが優に歩み寄り、質問する

「あの、あなたは...」

「俺か、俺は仮面ライダーロック、あの怪物を封印するものさ、また会おう」

そして、優はその場を去った。

 

 

 

 

 




次回予告
ロックはユキの王子様?、そして、ユーズの友人を名乗る戦士その招待は、
次回 深紅の炎
「相棒は鍵!纏う鎧!」

そして、仮面ライダーロックも登場する「~ライダー大戦2112~」もpixivで開始しましたhttps://www.pixiv.net/novel/show.php?id=11011630


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第4話 深紅の炎

ここまでの仮面ライダーロック!
ライブハウスraidの人気?バンドy×2shの獅童優に謎のデバイスキードライバースが届けられ、ホールズと戦う覚悟を決めた、そんなある日スラッシュが現れユキを拐った、そこに現れる優、そして、勝利を納める。
少し説明が違う?気にするな!
「優、今回も私の説明が...」


平日の昼下がり、専門学生である優は、午前中で講義が終わる為、この時間は公園に居ることが多い、そして、昼食と一緒にネットニュースを見るのが日課である。

「この前のあれニュースになってる。」

それは、スラッシュとの一戦がニュースになっていた、見出しはこう「謎の怪物による集団誘拐、仮面の戦士、現れる」。

「仮面の戦士ね~、っては?」

驚きを隠せず思い切りむせた。

「What's up ?(どうしました?)」

「いや、被害者の響ユキさんによると、その戦士は仮面ライダーロックと名乗ったって、いつ新聞社に...」

「まあ、私の声で名乗ったから正体はバレてないはずだ、安心しろ。」

「問題点はそこじゃないんだよ、ユーズ」

「一応連絡してみるか?」

「出るかわかんねぇぞ、あいつ大学生だし。」

そういいながら電話する

「もしもし、優君?」

「聞きたいことがある。」

「べつに良いけど...」

「率直に言うと、お前、ニュースに載ってたけど。」

「あー、集団誘拐事件の、確か~」

「仮面の戦士の話。」

「それね、確か仮面ライダーロックって名乗ってたっけ、颯爽と現れて、怪物を倒してくれて、まさに王子様的な?」

「王子様って例えかた幼くないか?笠原郁かよ。」

「ちょっと、それいったら、あの人が、堂上教官になるじゃん。」

「でも実際、似たような感じじゃん。」

「全是違う!」

「いやいや、一度しか会ってない人に憧れて、その人に惚れて、でも近くに...」

「見つけたぞ獅童優。」

「何だ?」

優が振り向いた先には、炎のような装飾が施された鎧を纏った、仮面の騎士のような怪物がいた。

「ゴメン、やぼ用が入った、続きは後でな。」

「ちょっと優君ッ」

急ぎで電話を切る。

「お前何者だ?」

「答える訳ないだろ、これから死んで貰うからな。」

いきなり襲いかかる、だが優もやわじゃない、見事な身のこなしで、かわす。

「その攻撃、その鎧、そしてその声、お前、レイアか?」

「久し振りだなぁ、ユーズ、だがお前、逃げなきゃ道ずれだぜ。」

「知り合いか?」

「知り合いも何も、かつての仲間だ。」

「ユーズ、お前じゃない、そっちに用があるんだよ!」

レイアは優に殴りかかる、そして、その拳を、右手で受け止めた。

「本当に変わってしまったんだな、レイア。」

「ユーズ...」

「気にするな、変身だ。」

「分かった。」

「まだ悪あがきか?」

「どうかな?」

優はレイアを蹴り飛ばし、キードライバーを巻く。

「Set up 」

「変身!」 

「施錠!騎乗!向上!」

「はあああああ...フッ」

変身してすぐさま反撃する、すんなりかわされるが、回し蹴りを入れる、レイアもよろめきながらだがすかさず反撃、きれいに腹部に蹴りが入る、だが優も動じず、反撃しようとするが、レイアの手から火が放たれる、流石にこれは想定外だ、直撃を食らい、変身が解けてしまう

「終わりだな。」

レイアは優にとどめを刺そうとする、だがその手は止まった。

「何だ!」

「うっ、グゥァァ」

「どうした、レイア。」

「やはり人間を取り込んだホールズは不安定ですねぇ。」

そこに、蠍のような姿をした怪物が現れる。

「不安定、お前レイアに何をした!」

「おやおやこれは、裏切り者のユーズさんじゃないですか。」

「何故私の名を...」

「おっと、申し遅れました私はスティング、見てのとうり科学者だ、お互いに命拾いしましたねぇ、ではまた。」

「待て‼」

そのまま二人とも姿を消した。

 

 

 

 

「誤算ですねぇ、これではまともな戦力になりません。」

「俺をどうする気だ。」

「君は君が取り込んだ人間の望みを少々ねじ曲げて、叶えればいいのですよ、この星で最も慾深い生物を取り込んだのですから...」

「それで本当にいいと思っているのか...」

「お前は良心の塊だな。」

「お前は...」 

「発言権はない、兵器に感情は不要だ。」

 

 

 

 

 

「人間を取り込んだ、一体誰を...」

「優を狙った辺り、優に接点がある人物だろう。」

ライブハウスに向かう道で二人は話あっていた。

「俺を憎んでる奴とか?」

「可能性は高いな。」

優は思い当たる人物を思い浮かべる、しかし、そんな人物に心当たりがない、そして1つの疑問が浮かんだ

「なぁユーズ、ホールズは生物を取り込むのは何故だ?」

「やはり疑問に思っていたのか。」

「ああ。」

ユーズは少しためらった。

「なら全て話そう、我々ホールズは元々知的生命体を取り込みその欲望を餌にして、成長しその星を滅ぼしてきた、新たな住処を求めてな。」

「新たな、住処?」

「ああ、元々様々な所を転々としていた種族だったが、その目的は、全知的生命体を滅ぼすことに変わってしまったんだ、だから違う生命体を取り込む性質を持つようになったんだ、本来は、生命体なんか取り込まない、移住民だったのに...」

「だから反逆したのか?」

「ああ、そのために、エレメントナイツを結成したんだ、だが。」

「OK、全て理解した。」

そして、ライブハウスraidに到着し、オーナーに挨拶して、練習室のドアを開ける、これからリハーサルだ。

「ゴメンちょっと遅れた。」

「いいよ、そんなことより、電話の続き。」

「それは~、忘れて下さい。」

 

 

 

さてそれから、数時間後、リハーサルを終え、本番までまだ少しだけ時間がある、

「俺を憎んでる奴...」

「まだ考えてるのか?」

「ん、居たぞ思い当たる奴が。」

そして、ずっと下を向いていたのが悪いが、控え室のドアにぶつかった、頭を押さえながらドアを開ける、そこには目を疑う光景があった。

「なッ何なんだよ、その格好!」

「見てのとうり、ペアルックだよっ。」

そうそこにあった光景は、普段のパーカーではなく、いつも優が本番の時に着る、黒のタンクトップに、七分丈パンツ、それどころが、ワッペン、両手のリストバンドまで、同じものを身につけ完全再現だった。

「一体どうした?」

「なんか最近さ、優君、何か隠してるみたいな、前より距離感置かれてるみたいな、そんな気がして...」

ユキの発言に、少し心が痛んだ、だがユキを戦いに巻き込みたくはない、だからこそ隠すしかない。

その時誰かが直接脳内に語りかける。

「やあ獅童優君、君が今まで、響ユキと共にいたことを後悔させてあげよう、ライブハウスraidの駐車場にて待つ、来なければライブハウスもろとも燃やす、待ってるよ。」

優はすぐさま立ち上がり、駐車場に向かう。

だがそれをユキが引き留める。

「優君?」

ユキは少し悲しげな目で優を見つめる

「本番までには戻るから、安心しろ俺はちゃんと帰ってくる。」

優はそれだけを言い残して、その場を去る。

 

 

 

「見つけたぞ、獅童優。」

レイアは機械のような感じで話す。

「申し出どうり、決闘は受ける。」

「お前の目、覚ませて貰う。」

「Set up 」

「変身」

「施錠!騎乗!向上!...仮面ライダーロック」

変身し終えた所にユキが現れる、だが優は気にしていない

「ユーズ、あいつはお前の友なんだろ、だったらお前の手で、正してやれ。」

「優?つまりどう言うことだ?」

「簡単だ、キードライバー、オートバトルモード!」

「Are you ok ?(正気ですか?)」

「いいからやれ。」

「All right 」

優の体にユーズの意識がに乗り移る。

「ありがとう、恩に着る。」

そのまま、火を放つレイアに、突っ込む、そのまますかさず、左ストレート、見事に直撃、だがレイアのジャブが、動じることなく飛んでくる、だがの腕をつかみ、蹴りを一発、しかしかわされ、そのまま、追撃を食らい反撃のチャンスを失ってしまう。

「3,2 ,1time out 」

入れ替わっていた意識が元に戻る、限界時間だ。

「畜生、他に手はないのか。」

「終わりだ。」

レイアは、炎の剣を生成する、優もセジョウブレードで応戦する、そして、フィニッシュキーを刺そうとするが、弾かれる。

「しまった。」

そのまま呆気なく、飛ばされる、そこに迫るレイア、もうダメかここで終わるのか...、そう思った時だった。

「届けーーーーーーー!」

ユキが思い切りフィニッシュキーを投げる。

「それがあれば、倒せるんでしょ、だったら、あんなのすぐに倒してよ。」

その言葉、強く刺さった。

「まだ行けるか?」

「ああ問題ないいくぞ!」

「finish up」

「これで決める!」

助走を付け、飛び上がる。

「いくぞ!、ガッチング!」

「strike」

レイアに直撃し爆発音する。

「ユーズ、いい相棒を持ったな。」

レイアが口を開いた。

「見事な連携だった。」

「レイア...」

「ユーズ、そして、優、たのみがある、俺を封印してくれ。」

「いいのか?」

「ああどっちみち長くはもたない、だから封印し、お前たちの新たなる力に...」

「分かった。」

優は冷えきった、レイアの体に、鍵を挿し、封印した。

「安らかに眠れ、レイア。」

その時の風は、二人を慰めるように、優しくふいた...

 

 

 

 

 

 

 

だがその裏で新たなる資格が暗躍していた。

「おのれ、私の自信作を。」

「そう、焦るな、部下はまだいる、そうだな次はこれを使え。」

「これは、よろしいのですか?」

「構わん。」

「ありがたき幸せ。」

 

 




次回予告
三人を狙う、二つの陰、張られた罠、その時、怒りの力が、新たなる姿を作り出す
次回恵みの突風
「相棒は鍵!纏うは鎧!」


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第5話 恵みの突風

これまでの仮面ライダーロック!
ライブハウスraidの人気?バンドy×2shの獅童優の下に届けられた謎のデバイス、キードライバー、そして、ユーズの助言で戦いを決意する、そんなある日、レイアが現れる、優は彼と対峙し、勝利を納める、だがレイアは息を引きとってしまう...
今回も説明が違う?
気にするな!



あれから、1週週間が経っただろうか、レイアとの戦いの後は一回しかホールズは出現していない、まあ平和な日々が続くことは、何よりありがたい。

「さて今日の授業終了!、シフト入れてないし、今日は自由だ~ーー。」

さて駐車場で叫んでいるのは、優だ、ちなみにこの学校はビルの7と8階にある、そして、駐車場は地下1階だ。

「Do not forget that it is a public place(ここは公共の場所ですよ)」

「わかってるって。」

そう言いながら自分のバイクの場所へ向かう、するとそこに。

「君、獅童優だよね。」

いきなり話しかけられる。

「君は?」

「おっといけない、自己紹介を忘れていました、僕は大門陸、電子音楽コース1年。」

「俺と違う学課のやつが何のようだ?」

「実はある方があなたを呼んでいまして。」

「俺を?何かの間違いだろ。」

「いえいえなんの間違いもありませんって。」

(明らかに怪しい、どうするユーズ?)

(もしかしたら、あの蠍野郎の手先かもな。)

「ゴメン、その誘いはうけれな・・・」

(どうした?)

(こいつ一枚上手だ、二重鍵。)

優のバイクのチェーンが一つ増えていた。

「お前。」

「僕の誘いを受けないなら、はずしてあげないよ。」

「畜生。」

こうして反強制的に、連行させられた。

 

 

 

「ここか?」

「はい、そうですけど。」

そこは、とある公園にある展望台、そこからの景色は最高とは言いがたいが悪くない景色だ。

「で、俺を呼んでる奴って言うのが?」

「おかしいなー、メールだとここにもう来てるって・・・」

「やあ、二人とも。」

そこには、20代後半位だろうか?それくらいの男が立っていた。

「えーと何のご用で?」

「私はy×2shのファンでねー、君に、頼みたいことがある。」

「何でしょう?」

「サインくれないか?」

「はあ、それくらいなら別に。」

そうしてマジックペンを取る、彼らを疑ったことは、少しわるかったな、と思ったそのとき、優の手に毒針が飛ぼうとする、そして、それを見た瞬間に、手を引っ込めた。

「やっぱりな、怪しいと思った。」

「チッ、やはりばれていたか。」

「お前は、スティング、そうだろ。」

「えっじゃあ僕を騙したの?」

「変装を見破られては、どうしようもない、こうするだけです。」

スティングは陸に鍵を刺す、すると彼は、怪物と化した。

「スティングお前・・・」

「あの姿・・・まさか。」

「そのまさかです、これはあなたのかつての仲間シグルですから。」

ユーズは過去最高のショックを受ける、だが彼は優にいつものように提案した。

「優、変身だ。」

「わ、分かった。」

「Set up」

「変身!」

「施錠!騎乗!向上!仮面ライダーロック。」

「さあ存分に戦いなさい、シグルよ。」

「優、交代だ。」

「お前なに考えてんだよ!」

「all right Auto battle mode Start-up(了解、オートバトルモード起動します)」

「ちょっと待て!」

優の体にユーズが移り戦闘開始した、一手目は、ユーズの上段蹴り、しかし、当たらず足を捕まれそのまま投げられるが、空中で姿勢を整え、急降下右ストレートを放つ、交わされ、そのまま着地、だが、間髪いれず次の手へ、まるで、野性動物のような、攻め方だ、しかし怒り狂った攻撃は当たることなく、すべて交わされる。

「おい!ユーズ!落ち着け!」

「落ち着いてられるか!」

そのまま、シグルを馬乗りにし、ひたすら殴りだした。

「おい!落ち着け!感情的なったら上手く行くことも・・・」

そのとき、意識が戻る、時間切れだ。

「time out(時間切れです)」

優はシグルを解放し、構える。

「次は俺があい・・・」

そのとき、背後から、突風がふく、不意打ちだ。

「何だ!」

「嘘だろ、その姿・・・」

そこには、紫の鎧を纏った怪物がいた。

「ええ、見ての通りあなたのかつての仲間ウィド、精神寄生体に操られたかつての仲間に殺されてしまいまなさい。」

「貴様!許さんぞ!」

「落ち着け!」

しかし、2対1では圧倒的に不利だ、セジョウブレードで応戦するも、これでは勝ち目がない。

「畜生!打開策は・・・待てよ、あれが会った。」

「art up・・・bind」

鎖が4本現れ、二人を拘束する、そして、セジョウブレードにスラッシュキーを刺そうとした、そのとき。

「そうはさせませんよ。」

スティングはブラックホール状の時空の歪みを作り出し、優たちを取り込んだ。

 

 

 

「ここ、何処だ?」

次に優たちが目を覚ましたのは、闘技場のような空間だった。

「お目覚めの、ようですね。」

「「その声はスティング!」」

二人同時に言う。

「もうすぐで私の計画を台無しにされるところでした、ですので、私のもつ疑似空間の一つ百人組手の間に閉じ込めさせていただきました、せいぜい励みなさい、出れる訳がありませんから。」

「おい!待て!」

その声は届かず、そのまま閉じ込められたままだった、しかしその名のとうり、大量の歩兵が現れる。

「しゃーねぇ、行くぞ!」

「ああ。」

「all right」

「変身!」

 

 

 

その頃、スティングは、高層ビルの屋上にいた。

「さて邪魔物は、勝手に消えてくれるでしょう、シグル、ウィド、やりなさい。」

そうして、シグルが、手を空に掲げる、すると雨雲が生成される。

「さて、この星の自然現象、台風、それを強化すれば、とんでもない破壊力生むことでしょう、楽しみですねぇ。」

どうやら、スティング狙いは、巨大台風を用いて、地上を壊滅させることのようだ。

 

 

 

「はぁ・・・これで20位か。」

「まだ先は長そうだな。」

3人は百人組手の間にて、まだ、戦闘を続けてた、だが歩兵たちも弱くはない、無双ゲームの用には行かない。

「art up・・・hopper」

アーツキーとセジョウブレードを駆使し、応戦するが、数が多すぎる。

「これで、半分位か・・・まだいけるか?」

「ああ」

「no problem」

体力より先に、精神力がダウンしそうだ、それでも戦いを続けるが、効率が悪い。

「なにか手は無いのか、いや何かあるはずだ。」

そう思ったとき、赤い鍵が、光輝く。

「これは・・・」

「レイアの力・・・」

「Master please use(使って下さい)」

「やってやる、行くぞ!」

「おう!」

「Form up」

「「大変身!」」

「ok、changethe key・・・form flame!」

「これは・・・」

「深紅の鎧。」

元々の白銀の鎧が、深紅の鎧に喚装された、フレイムフォームだ。

「力が、これなら・・・行ける。」

優の両手から火が出る、そして、ホッパーキーの能力があるため、腕の勢いがいつもより強い、それが故、両手の炎は、火弾と成って飛んでいく、その日が次々に、命中していく、そして、あっという間に25体撃破する。

「これでフィニッシュだ!」

「finish up」

足元から無数の炎の鎖が現れ、次々に敵を拘束していく、そしてそこに南京錠がかけられ、そして、空に掲げた右手に、巨大な火の鍵が現れる。

「「ガッチング!」」

「fll flame」

巨大な火の鍵を刺し、両手で回す、それと同時に爆発し、疑似空間が消滅した。

「ばかな・・・まあいいでしょう、シグルとウィドを倒さない限り、消滅させれないのですから。」

「優・・・」

「行こう奴等の所へ。」

優はバイクにまたがる、すると全く別のバイクに変化した。

「バイクも変わるのか。」

「関心してる場合か、行くぞ。」

「分かった。」

そして、スティングが待つ高層ビルへバイクを走らせた。

 

To be Continued




次回予告
高層ビルで待つスティング一向、バイクで向かう優、果たして決着は...
次回 豪雨の決闘
「相棒は鍵! 纏うは鎧!」


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第6話 豪雨の決闘

これまでの仮面ライダーロック
と、行きたいとこだが今回はそれどころじゃない、スティングの計画を一刻もはやく止めないといけない。
がっかりだって?気にするな‼


「10 km to the destination(目的地まであと10キロメートルです)」

先を急ぐ優、だが、行く手にはまた歩兵。

「またコイツらか。」

「時間がない、無視して行くぞ。」

「分かった。」

セジョウブレードを取りだし、左手に構え、バイクを飛ばし、そのまま切りつけながら進む、だが、目的地は屋上、道もジャンプ台もない。

「どうするユーズ?」

「手ならある、メーターが振りきれるまでふかせ‼」

「Ok 」

そのまま全速力で、突っ込む、するとメーターが振りきれた瞬間、鎖が道を作った。

「これなら・・・行ける。」

そのまま途中で途切れた道を突っ走り、空へ飛ぶが距離が足りない、結局はバイクを踏み台にして飛び、屋上に着地する。

「ホントにここまで来るとは、往生際が悪い、やってしまいなさい。」

シグルとウィドが襲いかかる、それを受け止めるが両手のとも塞がり、反撃できる状況じゃない、そしてその状況で問いかける。

「スティング!!お前、コイツらを何だと思ってる‼?」

「簡単です、所詮彼らは手駒です。」

「貴様、よくも私の仲間を!」

「どこが仲間ですか?精神寄生体に操られた彼らをまだ仲間と呼びますか?」

「ああ呼ぶとも、そして、コイツらの目を覚まさす‼」

そのまま、二人の手を振り払い、宣言した。

「よく聞け!例え精神寄生体に操られていても、敵だとしても、その過ちは、私が正す‼その償いは私する‼それが仲間だ。」

行くぞ優!」

「ああ、そして勝ってやろうじゃん。」

「どこまでも愚かだ、勝手にするがいい。」

そういいながらスティングは姿を消した。

「さて、二人を止めてやりますか。」

そういいながら二人を掴んでビルを飛び降りる。

「よし、ここなら存分に戦える、行くぞ!」

そのまま先頭開始だ、まずは、優の先制、左ストレート、二人とも避けるが、そのまま、回し蹴り、ウィドの方に直撃する、そのまま飛ばされ壁にめり込む、だが、シグルは、ジャブを入れる、キレイにクリーンヒット。

「よし、次はこれだ。」

「おい、今は大雨だぞ。」

「form up」

「大変身」

「ok、changethe key...form flame」

「烈火撃滅、闇を絶つ‼」

「今回は中々のセンスだな。」

「まあな。」

そのままシグルが襲いかかる、だが、衝撃波が起きる。

「この鎧の力は火を起こす事だけじゃない、熱も生み出せる、この大雨ならとんでもない蒸気が生み出せる、つまり、お前を倒せる。」

そのまま、セジョウブレードを召喚し、シグルを攻撃し、そこにウィドが来るが、蒸気で吹き飛ばす。

「先にお前だ!」

セジョウブレードにスラッシュキーを刺す。

「Overflow」

「ガッチングファイアバーン!」

刀身が熱を纏い、表面の水が一気に蒸発し、シグルを撃破する。

「Set up 」

「施錠!...向上!...ロック!」

「「これでフィニッシュだ!」」

「finish up 」

「行くぞ!」

「「ガッチング!」」

「strike」

ウィド目掛け蹴りを放つ、見事に命中し、爆発する。

「ユ、ユーズ。」

「どうした?」

「ありがとう。」

「なーに、死ぬ前には封印すれば命は、救われるだからゆっくり休め。」

そういいながら鍵を刺し、封印した、それと同時に雨風が止む、そして、変身を解いたと同時にユキから電話がかかってきた。

「やっと繋がった、今どこ?」

「さあな、俺もわかんねぇ。」

「ちょっと、本気で心配してたんだよ!」

「えっ...」

「だってーすごい大雨だったし、いつまでも来ないし、電話にも出ないし‼」

「悪かった、悪かった、そんなことより、窓の外、見てみろよ」

「窓の外...」

そこにはいつもより大きな虹がかかっていた。




次回予告
大盛況のライブ、しかしその時に倒れる人々、その真相は...
次回、暗躍の狙撃主
「お前の才能見せてみな。」


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6.5話 獅童家の食卓

午後8:18 獅童家玄関

「お邪魔しまーす。」

買い物を下げて家に入る二人、だが優は無言だ。

「優君?」

「ただいまって言っても虚しくなるだけだし、一人暮らしだから。」

「冷たいな~」

「気にすんな。」

さて、この部屋について説明すると、ダイニングキッチン付きのリビング(確か1LDK )、と6畳間が二つ、そこに風呂トイレと行った具合、まあ一人暮らしにはちょっと広いような気もするが。

「あんまり使い混んで無いね、自炊しないの?」

「料理はあまり出来ないからな。」

「ならさ、一緒に作ろ?」

「えっ」

少々、戸惑ったが、自炊はほぼしないし、まあ丁度良いかもしれない。

と言うわけで、キッチンにて、二人並んで料理する、まあ今日の献立は鮭のムニエルと味噌汁と言った具合なので、そう難しい料理じゃない、ユキが下ごしらえし、優が野菜を切る、何だか野菜を切る音に実家のような安心感を感じる。

「あんまり料理しない癖に、手際良いじゃん。」

「野菜切る位、小学生でも出来るだろ?」

なんか今日のユキはかなりウキウキしてる、さて刻んだ野菜を鍋に入れ、煮詰める、流石に灰汁を取るのは上手くなかったが。

「やっぱり不器用だねー。」

「なれてないから仕方ないだろ。」

そんなこんなで完成し盛り付ける。

「頂きます。」

ユキが作った鮭のムニエルは丁度良い火加減で、かなり美味しい、逆に味噌汁は、少し不味い。

でも誰かとで食卓を囲むのはかなり久し振りで、懐かしい気もする。

「どうかした?」

「いや、なんか誰かと食事するの久々だなって...」

「そんなことかー、毎日作りに来ても良いけど?」

「たまにでいい、ありがたみ無くなる。」

「冷たいなー、良いじゃん普段家庭的な料理食べて無いじゃん。」

「それでもたまにでいいよ。」

なんか会話しながら食事出来るのは幸せだな、と思った瞬間だった。

 

 

午後9:00

ユキはAM 11:00を口ずさみながら食器を洗っている、実はかなり機嫌がいい時じゃないとこんな姿見れないけど、まあもともと歌うのが大好きだったから別に変では無いが。

「この世界が闇に~♪」

「染まる前に~♪この思いを~♪」

「優君?」

意地悪で、歌ってやったが、別に怒っては無い、むしろちょっと嬉しそうだ。

「まあ良いや、」

「「だからお願い~♪君の側に~♪居て~♪くれないか~♪君が好きだから~♪」」

結局二人で歌っていた。

「そう言えば優君、あれのDVD 持ってたよね?」

「よく覚えてんな、まあ実家から持ってきてるけど。」

「今から観ようよ~」

「今から観たら終電無くなるぞ。」

「いいよ、泊まってくから。」

「は?」

ユキは着替え等が詰まったスポーツバッグを物置から取り出す。

「いつから仕込んでたの?」

「そこは気にしない!良いから観よ?」

「分かったよ。」

結局二人で仲良くその日は日をまたいだ。




番外編如何だったでしょうか?
本作の作者、深海魁兔(ふかみかいと)です。
さて今回は優とユキの仲睦まじい光景を書かせて頂きました。
ユキが実は料理出来るんだぞと言うことを書きたかったと言うのもありますが、たまにはこんな平和な回も良いかな?と思って書いた感じです。
では感想等で、番外編のリクエストなど待ってます、また番外編のみこのように次回予告ではなく僕のコメントを添えていきます、ではまたTwitterで・・・


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第7話 暗躍の狙撃主

これまでの仮面ライダーロック
ライブハウスraidの人気?バンドy×2shの獅童優の下にある日謎のデバイスキードライバーが届けられ、ユーズの助言で戦いを決意した。
そんなある日ウィドとシグルに襲撃されピンチに陥る、しかしレイアの力で窮地を乗りきり勝利を納める。
説明が足りない? 気にするな


「「こぼれ落ちる砂のように~♪誰も時間止められない~♪その定め侵すもの~♪」

「僕が~♪」「俺が~♪」「消して見せる必ず~♪」

「曲が終わるけどまだ乗れるよな‼」

「「「「「「「「「「いーじゃん!」」」」」」」」」」」

「まだまだ足りないよ~」

「「「「「「「「「「いーじゃん!!!」」」」」」」」」

「「今日はみんなありがと~!!」」

「「「「「「「「「「いーじゃん!」」」」」」」」」」」」

「最ッ高~!」

「「「「「「「「「「Fooooooooooo 」」」」」」」」」」

「と言うわけでカバー曲コーナー、Double‑Actionで本日は~」

「おしまいだよっ」

さて今日は二人のライブの日、本日も300収用の小規模なホールを埋め尽くしている。

「「「「「「「「「「アンコール!アンコール!...」」」」」」」」」」」

「わかってるねーじゃあもう一曲行こうか、じゃオリジナル曲の...」

その時観客の一人が倒れる、その背中には、矢が刺さっている。

「ゆ、優...君?」

「多分熱中症じゃないかな。」

ユキはかなり怯えていた、優も必死で誤魔化そうとしたその時だった。

「「SIMAさん!?」」

全く同じ矢がDJの島田さんを撃ち抜く。

「一応貫通はしてないな、多分、麻酔薬だ。」

「一体誰がこんな事...」

その時客席に弓を構える、人物を見つける、しかしフードを被っているため顔は見えない。

「ユキ、シマさんをよろしく。」

「えっ、ちょっと待って。」

優はその人物が逃げたのを目撃し、追いかける、因みにシマさんに構っている間に、もう10人撃たれている。

「もう観念しな。」

優は駐車場で奴を追い詰める。

「全く、何邪魔すんだよ。」

「こっちの台詞だ、ライブの邪魔して、ユキを泣かして、どういう積もりだ!?」

「知るかよ、俺様は、上の命令で遣ったんだよ、後13人、だったってのに。」

「目的は知らんが、ここで倒す‼」

「優、私の台詞とったよな。」

「気にするな。」

「Set up 」

「変身!」

「施錠!騎乗!向上!」

「相棒は鍵!纏うは...」

あっさり妨害される。

「いちいちなげーんだよ!」

そんなこんなで戦闘開始、だが、弓矢と剣では、リーチ的に不利だ、攻撃を受け流しつつ、間合いを詰めていくが、リスクがでかい。

「畜生、相手が飛び道工じゃ、話にならねぇ。」

「仕方ないだろ。」

そのまま間合いを詰め、剣で一撃、非常に効率が悪い、そして直撃をくらう。

「あばよ。」

「「待て!」」

あっさり逃げられた、結局、変身を解いて、戻ってきたが、既に警察による取り調べ、現場検証等が行われていた。

(思った以上に大事になったな)

(ああ、警察来ちゃってるからね)

「ちょっと君、すまないけど、獅童優君かい?」

「はい、そうですけど。」

「ちょっと来てもらおうか?」

「え?」

結局、事情聴取を受ける事になった。

 

 

 

 

 

結局、犯人は見つかってないと言うより逃亡したのでは?という事で優たちは解放された。

「で結局、誰だったんだろう。」

「取り敢えず、オーナーから、チケット購入者の名簿コピー借りてきた。」

「原本じゃなくて?」

「仕方ないだろ、押収されちゃったんだから。」

そして、名簿の中に、気になる人物がいた。

「優君、優君。」

「どうした?」

「いやこれ、この人って。」

それを見たとき、動機が分かった。

「そういうことか。」

「えっ、どうかした?」

「いや、こっちの話だ。」

 

 

 

あれから数時間経っただろうか?、時刻は午後4時、全員が帰され、ユキも帰路に着こうとしていた、その時。

「やあ、君が響ユキだね。」

「なッ何ですかあなた。」

「ちょっと来て貰いたいだけなんだ、いいだろう。」

「い、嫌、来ないで。」

「動くな。」

そこに現れたのはベールを纏った優だ、それから一分も経たないうちに警察の方々も集まる。

「さあ観念しな、..湊ダイキ。」

奴はフードを外した。

「誰だが知らないがご名答。」

「あっ、中学の時私をストーカーしてた、あの!」

「ストーカーじゃねーんだよ!」

ダイキは怪物に変身した。

「起動隊を早く...」

「その必要は無いですよ、僕が止めますから。」

「何!」

「Set up 」

「変身!」

「施錠!騎乗!向上!...仮面ライダーロック!」

「また出たな!」

「相棒は鍵!纏うは鎧!仮面ライダー...ロック!

推!参!」

「ロック様!!!!」

(ついに様付けかよ。)

「英雄ズラしやがって‼」

「何とでも言え、行くぞ!」

「ああ!」

「 Roger that(了解)」

優はそのまま飛び込み、殴りかかるが、交わされ、そのまま受け流される、そして、ダイキが弓を構える、阻止するには間に合わない、そのまま、全員を庇う。

「君、大丈夫か?」

「こんなのどうってこと無いですから。」

「どういう事?」

「簡単さ、全ての民と、Queenを守るのが、Knightの役目ですから。」

「いちいちうるさいんだよ!」

ダイキはやけくそで矢を放つ。

「仕方ないこれで行こうか。」

「All right my master 」

「そういうことか。」

「Form up 」

「「大変身」」

「 ok、changethe key...form Aqua」

白銀の鎧は、水色の鎧に換装された、アクアフォームだ。

「なッなんなんだよその鎧は!」

「激流一戦、清めろ汚れ!」

「ごちゃごちゃ言ってんじゃねぇ!」

また、矢を乱射する、それに対し、水で壁を作り全て防ぐ。

「これで終わりだ!」

「finish up」

ダイキを水流で捕らえ、動きを封じる。

「「ガッチング!」」

「Splash」

水流が狭まり、そのまま破裂する、そして、ダイキに歩み寄り鍵を刺し封印する。

「じゃ、後は任せます。」

そういいながらその場を立ち去ろうとしたその時。

「こいつは、お前が持つべきじゃない。」

そういいながら、優に、飛び蹴りを入れる。

「お前は...。」

「俺か?、そうだな、俺はオープナー、仮面ライダーオープナー。」

彼はそう名乗り、落ち着きと強さ両方のオーラを放っていた...

 

ホールズ襲来編END

 

 

 

 




次回予告
新章突入、もう一人のライダー、そして、その正体、その素顔、そんな中、スティングの新たな、作戦とは?
次回「もう一人の騎士」
「あばよ平成!よろしく令和!」


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第2章 ナイトVSキメラ
第8話 もう一人の騎士


これまでの仮面ライダーロック
ライブハウスraidの人気?バンドy×2shの獅童優の元に謎のデバイス、キードライバーが届けられ、ユーズの助言で戦いを決意する。
そんなある日、湊ダイキと対峙し、勝利を納めるが、そこにもう一人のライダーが。
彼は、敵か、はたまた味方か...


「俺か、俺はオープナー、仮面ライダーオープナー。」

「オープナー?」

確かに彼はそう名乗った、だが何物かは分からない。

「こいつは、貰って行く、お前には使いこなせない、また会おう、努力家君。」

「待て!。」

「Art up ...bind」

鎖で彼を拘束し、そのまま胸ぐらを掴む。

「お前、俺を努力家君と呼んだ、ならお前は...」

「フン、答えるまでもない。」

そして、鎖を裁ち切った。

「嘘だろ。」

「こっちの番だ。」

「art up...  tiger」

彼の腕に爪が現れ、そのまま優を切り裂く。

「なんだ、こんな物か。」

「うるさい!」

「please calm down(落ち着いて下さい。)」

キードライバーが仲裁に入ろうとしたが聞いていない。

「全く、セカンドの適合者がこんなか、少々ガッカリだ。」

「セカンド?何の話だ!。」

「そんなことも知らずに使っていたのか?ますますガッカリだ、また会おう、努力家君。」

そして、彼はその場を去った。

 

 

 

翌朝、午前6:37、獅童家寝室

優は結局、昨夜まで、彼のある言葉が引っ掛かっていた。

「good morning my master (おはようございます)」

「ああ。」

「Are you short of sleep?(寝不足ですか?)」

「そんなんじゃない。」

因みに、ダイキの取り調べでも、蠍男(おそらくスティング)に鍵を渡されたらしい、結局、器物破損と、ストーカーの罪で逮捕された、結局彼の正体も分からず終いだ。

「ユーズ、セカンドの適合者って一体?」

「その事か、キードライバーには適合、不適合がある、不適合者は変身出来ても不可に耐えれず息絶える、だから適合者が使うしかない、だから、優、君なんだ。」

「選ばれたって、そういう事?」

「ああ、でも彼が言っていた、セカンドと言うワードは、分からない。」

結局はユーズも分からない、そのままライブハウスに向かう事にした。

 

 

 

午前8:00、ライブハウスraidエントランス

「嘘だろ。」

そこには、いるはずの無い人物がいた。

「おはよう優君、どうしたの?」

「いや、アイツ...」

そこには、3年ぶりだろうか、優のライバルだった、アイツがいた。

「久々だな優、3年くらいか?」

「信也、お前。」

そこにいたのは、海堂信也、優のライバルだ。

「全く、クラブDJになったんじゃなかったのか?」

「知るか、施設利用の手続きをしに来ただけだ。」

相変わらず上から目線。

「真也、久々に会ったんだからもう少し仲良くやっても...」

「こいつは俺とは違う、才能の無いただの努力家、いくらやっても無駄。」

「おい、今の取り消せよ。」

「実際事実だろ。」

「なんだと!」

「やるか?」

「二人ともやめて、せっかく会えたのに...」

「「でも、こいつは俺を!...」」

「はいはい解った、行くよ、優君。」

そのまま、信也を睨んでから、練習室に行った。

「そう言えば見た、あのニュース?」

「ダイキの件?」

「それもだけど、連続航空機攻撃騒動。」

「えっ。」

「原因は謎の非行物体、テロリストのドローンじゃないかって言われてるけど。」

(ユーズ、)

(ああ、調べる価値はありそうだ。)

「そのニュース、詳しく教えて。」

「別にいいけど。」

そのままニュースの事を聞いてから練習、そして、正午頃...

「キードライバー、分析結果。」

「It is as follows(こちらです)」

「なるほどな。」

キードライバーが写し出した地図によると、どうやら有名企業のCEO等の人物が乗る便等が対象のようだ。

「これから考えれるのは、ひとつ。」

「次の狙いは多分あそこだ、行くぞ。」

 

 

 

午後1:35

優はユキをバイト先に送った後、とある場所に向かった、そこは、自衛隊訓練演習場。

「多分今日の演習の際に落としてやる気だろうな。」

「なら貼り込む必要はないと思うぞ。」

「もしかしたら、既にここに来てる可能性だって...」

その時、頭上を何かが横切る。

「オイオイ、ホントに来やがった。」

「let's go」

「そうだな」

そのままバイクで追いかける、が、優のバイクと並走し妨害する、者がいた。

「何の用か知らんが、邪魔すんな!」

「悪いな、生憎こっちも、獲物は同じ様だからな。」

変声機を使っているのか、声が機械的だった、そして、彼はバイクを走らせる、そして、優もそれを追いかける。

「Set up 」

「変身!」

「施錠!騎乗!向上!仮面ライダーロック」

「お前がロック...なら丁度良い、堂々と変身出来るからな。」

「Set up 」

彼はキードライバーのようで少し違うベルトをしていた。

「変身...」

「解錠!改造!開花!...仮面ライダーオープナー」

「アイツがオープナー...」

そうこうしてるうちに奴は弓?を取りだし、ホールズに向ける。

「そういう事か、ならこっちは。」

「Form up 」

「大変身」

「ok、changethe key...form Wind」

紫の鎧に喚装された、ウィンドフォームだ、そのまま優は風を弾にして攻撃する、奴も弓矢で応戦している、だが奴は演習中の自衛隊機を問答無用で巻き込もうとしているが優は器用に軌道を操作して、ホールズだけに命中させ、打ち落とす。

「痛っ、てめぇ、よくも計画を!」

「悪いな、それが使命でね。」

「邪魔をするな、俺の獲物だ。」

「この際どうでもいい、疾風怒涛!荒れろ、突風!」

「お前など、このウォグル様が倒してやるワイ。」

そのまま奴の妨害を受けながら、風を操作して、ウォグルを攻撃する、だが、奴もそのまま、弓矢で二人とも攻撃する。

「たっく、邪魔すんな!」

「お前がそこにいるのが悪い。」

「なんだよその態度、まあいい、決めるぞ。」

「了解。」

「All right (了解しました)finish up」

キードライバーと声と共に、右手から竜巻が放たれ、ウォグルを確保する。

「なッなんなだよこれ!」

「お前の罪そこで償え‼」

だが奴も、弓に鍵を刺し構える。

「「ガッチング!」」

「tornado」

「ピッキングスナイプ...」

そのまま矢を取り込み、竜巻でウォグルを撃破し、即座に封印した。

「これでよし!」

「そうはさせんぞ。」

「finish up」

優は二本の棒によって拘束された。

「何の真似だ!」

「知るか。」

「キードライバー、もう一回行けるか?」

「OK finish up」

そこから優の鎖でそれを破壊する。

「仕方ない。」

「お前が誰だが知らんが、聞きたいこと、沢山あるんだよ!」

二人同時に構え、飛び上がる。

「「ガッチング!」」

「ピッキング」

「「strike」」

二人のキックが炸裂しつばぜり合いになる、だが押し負けそうになる優、だが気合いでのりきり、互角に終わり両方の変身が解けた。

「はぁ、なんとか押しきった。」

「こいつと互角、そんなはずは...」

この時砂ぼこりが晴れ互いに顔を合わせる、そこにいたのは、真也だ。

To be continued

 




次回予告
オープナーの正体は真也だった、しかし何故?、そんななか、姿の見えない強盗?
次回「擬態の忍」
「相棒は鍵!纏うは鎧!」


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第9話 擬態の忍

これまでの仮面ライダーロック
ライブハウスraidの人気?バンドy×2shの獅童優の下に届けられた謎のデバイス、キードライバーと鍵に宿る騎士ユーズと共に戦いを決意する。
そこに乱入した仮面ライダーオープナー、一体どうなる。
また説明が遣う? 気にするな!


「こいつと互角...そんなはずは。」

「その気なら、気合いでどうにかなる、この世は才能が全てじゃない。」

「黙れ‼、俺が何のために戦うかも知らず...」

「そんなの関係ない、話を聞いて欲しい。」

「お前にする話など無い、今の所はな...」

そのまま、去ってしまった...

 

 

午後8:11

「優君、元気無いね。」

「そんなこと無い。」

何故か最近、週一回くらい優の家に来ては、夕食を作るようになってる、まあ今日もそうだけど。

「ほら、早く食べよ。」

「生姜焼き...嫌がらせ?」

「そんなのじゃ無いよー、ただ単に、優君がお肉食べてるの見てないから。」

「魚の方が良いんだけど...」

「ホント変わってるね。」

「知らない。」

「そっ、じゃあ頂きます。」

「頂きます...」

なんやかんやで結局食べる、一人暮らしを初めてから食べる機会が減った手料理、でも実家に帰ったみたいな安心する味、これが一番だ。

『次のニュースです、見えない窃盗犯五度めの犯行です。』

「物騒だねー。」

「見えない窃盗犯ねぇ。」

(ユーズ?)

(いや、これは違うんじゃないか。)

「まあ、別にこの辺は安全だろ。」

『調べによると、盗まれた物は全て鍵で、また一部は被害者の家のポストで発見されたようです。また、犯人もまだ分かっていません。』

(ユーズ、やっぱり。)

(ああ、調査してみよう。)

「顔、険しいよ。」

「いやいや、ちょっとこう言うニュースでさ、結構見いっちゃって。」

「嘘臭いなー。」

それから少しして、無言でテレビを見るふりをして、ユーズと相談していた。

(おそらく、カメレオンのホールズだな、奴は厄介だ。)

(カメレオン、なるほど、でっ、どうやって捕ま...)

(優?)

その時、ユキが子猫のように甘えて来た。

「どうした?」

「ずーっと無言だったから。」

「それだけ?」

「それだけ。一緒に見よっ。」

そう言いながら、チャンネルを変えられた。

「おい、終電無くな...」

「今日も止まっちゃダメ?」

「分かったよ。」

 

 

 

深夜2:11分、

「ホントにこの方法で誘き出すのか?」

「恐らく、プラネットキーを探してるんだろう、ほら、早速かかった。」

携帯が、バイブレーションする、それを察知して、即座に蹴る。

「ナゼダ。」

「ホントにこんな方法でかかってくれるとはな!」

「Set up 」

「変身!」

「施錠!騎乗!向上!」

変身しながら攻撃するが、姿を消される。

「だったらこれで...」

「どうした?」

優の手から、そのまま盗まれた。

「チョロイナオマエ。」

「なんだと‼」

「Please calm down(落ち着いて下さい)」

「わかってる。」

「Form up 」

「大変身」

「Form winb」

ウィンドフォームに変身し風で捕まえようとするが、見えない敵の確保は難しい。

「ドコミテル、ココダ。」

「見えた。」

どうやら攻撃するタイミングで、姿が見えるようだ。

そのまま捕まえる。

「よし!そのまま決めろ‼」

「finish up!」

「「ガッチング!」」

だがその時、邪魔が入る。

「なんだ!」

「マズイ。」

「全く、戦い方がなってない、本当の殺り方を見せてやろう。」

「なんだコイツ。」

そこにはかなり厳ついマッチョ?な奴がいた。

「我こそは十二幹部アストロナイツ、牡牛座の戦士、タウラスだ!」

「十二幹部?」

「答える義理は無い‼覚悟!」

そのまま優に突進する、しかしホッパーキーを盗まれた為、横に避けるしか無い。

「なるほど、牛と言うより猪だ、どうする?」

「Suggest use of eagle key (イーグルキーを使って下さい)」

「おい!それは...」

「それで勝てるか?」

「Yes My master 」

「なら、決まりだ。」

「Art up ... eagle」

優の背中に翼が生え、そのまま空へ飛ぶ。

「なにぃ!!!!」

「飛行と視力強化か...ならこいつと相性良いかな?」

「Form up 」

「大変身。」

「Ok change key ...form flame 」

「烈火撃滅!闇を断つ‼」

そのまま強化された視力で二人を捉え、火を放つ、それから地上に降りてセジョウブレードを取りだし、そのままタウラスと対峙する。

「お前、だがメレオが散ろうと我が倒す!」

「どうかな?」

セジョウブレードにスラッシュキーを刺す。

「Overflow」

「まさか。」

「「ガッチングファイアバーン!」」

そのままタウラスを切り裂き、メレオを封印した所で、タウラスが起き上がる。

「そんな...」

「技量不足のようだな、そしてその鍵では我々は封印出来ない、また会おう、勇者よ。」

「待て‼」

そのままタウラスが消えた。

「逃げたか...」

「そう言えば、真也はこの場に...」

結局どちらも逃がした一日になった...




次回予告
オープナー再び、そこに現れるスティング、その手には...
次回「融合獣の襲来」
「相棒は鍵!纏うは鎧!」


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第10話 融合獣の襲来 act1

これまでの仮面ライダーロック
ライブハウスraidの人気?バンド2×yshの獅童優は地球外生命体ホールズと日夜戦いを繰り広げていた・・・
そんなある日、その戦いに海堂真也が乱入?し、ホールズの十二幹部アストロナイツも現れた、どうなる優?
また説明が違う?気にするな!


午後1時30分 市街地

「全く、しぶといな。」

「私も騎士のはしくれ、負けるわけに行かないのでね。」

今日もまた、交戦中、相手は槍使いのユニス、優の剣を交わして、巧みに攻撃する、今日は少し押されている。

「全く当たらない。」

「少し卑怯だがこれでいくぞ」

「art up・・・bind」

鎖でユニスを拘束し、セジョウブレードにスラッシュキーを刺す。

「overflow」

「ぬるい!!!!!」

「何!」

ユニスは鎖を破る

「どちらにせよ一撃で決めるぞ。」

「お前、さっきから誰と話してる?」

「答えるわけ無いだろ。」

「「ガッチングスラッシュ」」

少しだけ当たる、直撃じゃないため威力は不十分だが、ダメージは大きいようだ。

「なん・・・だと・・・」

ユニスはかなり動揺しているようだ。

「違う手を使うか?ユーズ」

「だが有効な手は・・・どれだ?」

そう悩んでるうちに奴が来た。

「見つけたぞ、俺の求める能力の保持者・・・」

「オープナー!」

「チッ、邪魔が入った、ロックよ、この勝負預けた。」

「待て‼」

「取り逃がしたか・・・」

その場から逃げられてしまった・・・。

「真也!お前がここに・・・」

「お前が知って何になる・・・」

「真也!」

 

 

 

 

?時?分 ????

「まさかここまでの実力が・・・」

「おや情けない、折角の新種がこの様ですか。」

「申し訳ありません、マスタースティング。」

「まあ良いでしょう、貴方のかわ・・・」

「これがお前の新戦力か?」

そう問いかけたのは、十二幹部の一人、タウラスだ。

「これはこれはタウラス、戻っていたのですね。」

「まあな、でコイツはなんの生物の怪物だ?」

「この星の空想生物ですよ・・・」

 

 

 

 

午後1時42分 常用階段7~8階間の踊り場

優はユキが作ってくれた弁当を食べながら、ユーズと会議していた。

「何か奇妙じゃなかったか?」

「あいつか?まあ強いて言うならユニコーンかな、まあ一角獣なんて現実にはいないけど。」

「そこなんだが、この星にいない筈の生命のホールズは理論上あり得ない。」

「そうなのか?」

「ああ、だからこそあいつは何かおかしい。」

「まあとりあえずまた現れたら止めるだけ。」

かなり余裕そうに答える。

「いや、それだと対策の練りようが・・・ってオイ!人の話聞いてるのか?」

「ちゃんと聞いてる、後なんかユキが作る料理、懐かしい味がするんだ、昔姉さんが作ってくれた料理みたいな・・・そんな味。」

「姉?そう言う話は普通母の事が多いだろ。」

「人の過去を探ろうとしないでくれ。」

「私のは散々聞いただろ!」

「それはそれ、これはこれ、俺にも色々あったんだよ。」

「何気取ってる?」

「気取ってない。」

「嫌十分に気取ってる。」

「だ!か!ら!気取って・・・」

「Master、I can not grow(大人げないですよ)」

「分かったよ。」

そのまま弁当を頬張った

 

 

 

同時刻、???

「この辺りか?オリジン。」

「yes my master,that is it」

「そうか、なら早速始めようか。」

そして、地面にデバイスを突きつける。

「all raght search mode stand-by」

「見つかれ、見つかってくれ・・・」

 

 

 

更に同時刻、電算大学

「何あれ・・・雨雲?」

上空に黒雲がかかっていた、だが本の一部分だけでしかも、大学だけを取り囲んでる。

「とりあえず・・・」

「見つけました。」

「何!?」

 

 

「Emergency(緊急事態です)」

「ok場所は?」

「Location is DensanUniversity(電算大学です)」

「嘘だろ、とりあえず行くか。」

現場へバイクを走らせる、その道中、優も異変に気付く、だがそこまでは、まだ遠い、当然それを阻む者がそこにいた。

「ここからは私のラインだ、決して通さん。」

「やっぱそう来ますか。」

腰にキードライバーをかざし装着する。

「set up」 

「変身!」

「施錠!騎乗!向上!・・・仮面ライダーロック」

「相棒は鍵!纏うは鎧!」

「お前だけだと思うなよ。」

「set up」

当然そこに現れたのは真也だ。

「変身」

「解錠、改造、開花・・・仮面ライダーオープナー」

「掛かってこい、二人まとめてな。」

そのまま三つ巴の状態で戦闘開始、まずはユニスの先制、それを二人とも交わし、優が剣を振るう、ユニスに当たり、真也はかわした。

「仕方無い、これをつかうか」

「form UP」

「起動。」

「OK change key・・・form police」

真也が紺色の鎧に身を包んだ。

「hand gan mode start up」

「これでどうだッ」

真也は拳銃のような形状に変形したカイジョウアローで二人を容赦無く射つ、優はそれを回避するが、数段着弾した、逆にユニスは前段直撃だ。

「おいおい、どんな警察だよ。」

「今考えることか?」

「いやでも・・・」

そのまま銃弾の乱射は止まらない。

「とりあえずチャンスだ、最短で決めるぞ。」

「おう!」

「finish up」

「フン、こっちも終わりにするか。」

「all light ,finish up」

二人の鎖がユニスを拘束する。

「「ガッチング!」」

「ピッキング」

「strike」

「shoot」

優が大空から蹴りを入れ、それと同時に真也がエネルギー弾を放つ。

そのまま優が封印した所で真也が攻撃する。

「よこせ。」

「悪いな、これは俺にも必・・・」

その瞬間、大学から西洋竜のような生物が現れた。

「なんだ!」

「今回は私の勝ちです!」

スティングが高笑いを上げる、その手には彼女が抱えられていた。

「ユキ!」

 

to be continued




次回予告
さらわれたユキ、二人のすれ違い、そして規格外の敵、絶体絶命のその時、現れたのは?
次回「融合獣の襲来act2」
相棒は鍵!纏うは鎧!


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第11話 融合獣の襲来act2

「ユキ!。」

「残念ですが手遅れです、この子は貰っていきますよ」

西洋竜のようなフォルムをした怪物の上からスティングが告げる。

流石に優もこれには激怒している。

「・・・行くぞ。」

「待て!」

「art up・・・eagle」

イーグルキーで作り出した翼で接近する。

「馬鹿な真似を・・・」

「i think you too(同感です)」

完全に真也は呆れていた、しかし優は完全に頭に血が昇っている。

そのまま、接近して、セジョウブレードで、攻撃する。

「しつこいですね。」

「うるさい!」

「落ち着け!」

「落ち着いてられるか!」

「おやおや、こんなところで喧嘩ですか?」

攻撃が当たらず、そのままスティングにまで笑われる始末だ。

「とりあえず返せ!」

「caution(危険です)」

その時優の意識が遠退いた、そしてそのまま墜落する。

「撤退だ、オリジン。」

「yes Sure」

墜落した優を抱え、撤退した。

 

 

 

「ここは・・・ライブハウス?」

「目覚めたか。」

「ユキ!助けに行かないと・・・」

「相変わらず一方的だな。」

飛び出していきそうな優を真也が止める。

「頭冷やせ、今行った所で敵うはずが無いだろ、なぜ倒れたかすら理解してない癖に。」

「倒れた理由?」

優は完全に理解してないようだ。

「良いか、イーグルキーは2能力を同時に付与する、よって通常より負担が大きい、そして感情的になりすぎたために、シンクロシステムを保てなかった。」

「シンクロシステム?」

「それも知らずに使ってたのか?ますますガッカリだな!

良いか、キードライバーは使用者の脳波がデバイスの音波に近いほど本領を発揮する、それがシンクロシステムだ、すなわち、感情的になればなるほどそれが乱れ、システムを維持できなくなり、そして、体に不可を掛けすぎた疲労でお前は自滅したわけだ、御愁傷様。」

真也は優の目の前で両手のひらを合わせた。

「よってお前は無理だ、一人で行く指くわえて待ってろ、努力家君。」

真也はそのまま出ていこうとしたが・・・

「待てよ。」

「どうした?」

「俺も行く。」

真也はまた呆れたような顔を浮かべる。

「だからお前は・・・」

「それでも行くよ、数は少ないより多い方が良いだろ?」

「安直だな。」

その時、空にスティングが映された。

「勇者よ、ゲームを始めましょう、ルールは簡単、今から30分以内に市街地中央噴水前まで来なさい、そしてあなた方が持っている鍵をすべて渡しなさい、個の娘と交換です。」

「駄目!私はいいから絶体に来ないで!ロック様!」

「応じなければ・・・知りませんよ?」

スティングが高笑いを上げながら消えていく。

「待ってろユキ!。」

真也が優の胸ぐらを掴む。

「待て、明らかに罠だ。」

「それでも行くよ、ユキが助かるなら・・・それで良い。」

真也は手を下ろした。

「甘いな。」

「何とでも言え、俺は止まらない。」

真剣な眼差しで信也を見つめる。

「仕方無い、手を貸そう。」

「良いのか!」

「勘違いするな、今回だけだ。」

そのままビルの外に出てバイクに股がる。

「行くぞ。」

「ああ。」

現場へバイクを走らせた。

 

 

 

午後5:00

「抵抗を止めてその子を解放しなさい!」

現場では、警察とスティング一行が攻防を繰り広げていた。

「やれやれ、だからあの二人を出さない限り解放しません!」

西洋竜のような怪物が火を放つ、機動隊が防ぐがライオットシールドでは、防げるはずがなく、一度凌いだだけで溶けてしまう。

「仕方無い、射殺許可!」

「その必要は無いですよ、お巡りさん。」

火の海になりかけたその場に、バイクに乗った二人が現れる。

「ではあなた達の鍵を・・・」

「駄目!」

「「渡すと思うか?」」

スティングはかなり動揺した。

「お前がすんなり返すと、思わないからな。」

「両方とって帰ろうとしてることぐらいバレバレだ。」

「仕方無い、行きなさい!」

スティングがアーミーキーをばらまく、そこから歩兵が生成された。

「しゃーねぇ、面倒くせぇけどやってやる!」

「「set up」」

そのままフードが外れないよう気を付けながら、ポーズをとる。

「「変身!」」

「施錠!騎乗!向上!「解錠、改造、開花「「仮面ライダー「ロック!「オープナー」

「相棒は鍵!纏うは鎧!」

「「仮面ライダー。」」

「ロック!」「オープナー」

「見せてみな、お前の才能・・・」

そのまま歩兵を一気に片付ける、だが火が次々に燃え広がる。

「おっと、大目玉の前に、」

「こっちを片さないとな」

「「form up」」

「大変身!」「解放。」

「ok change key・・・form「Aqua「Firefighter」

優は群青の鎧、真也は橙色の鎧に喚装した、アクアフォームとファイアファイターフォームだ、そのまま、当たりに水を撒き散らし、消火する。

「グヌヌ、これでは私の計・・・、何!」

優がユキをバブルに包み救出する。

「大丈夫ですか?姫。」

「私は全然・・・」

ユキは頬を赤くしながら地面に降ろされる。

そしてスティングと例の怪物をバブルに包み、フィニッシュキーを刺す。

「finish up」

「「ガッチング!」」

「splash」

「ピッキング」

「sprinkler」

大空から無数の槍が降り、バブルが蒸発する。

「やった。」

「これでどうだ?」

しかし、そこにはスティングと例の怪物がいた。

「そんな・・・」

「残念ですが終わりです。」

二人めがけて火炎放射が放たれるが、正座記号の乙女座がかかれた障壁が、二人を守った。

「あなたは?・・・」

 

to be continued

 




次回予告
二人を守った紋章その使い手、そしてその力とは・・・
次回「星屑の聖槍」
相棒は鍵!纏うは鎧!


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第12話 星屑の聖槍

前回のの仮面ライダーロック!
スティングにさらわれたユキの救出を試みた優と真也、しかし撃破に失敗そこに露る謎の人物?いったいどうなる!
説明がまた違う? 気にするな!



「あなたは一体・・・」

優はとっさに後ろを振り向く、しかしそこにいたのはユキだった、だがその瞳は蒼く、また髪は金でもなくまた茶髪でもない微妙な色をしていた。

「勇者よ、無事か・・・」

「えーとユキ?」

「ユキ?ああこの娘か、私は乙女座の戦機、クインズ。」

クインズ確かにそう名乗った。

「忌々しい裏切り者がもう一人・・・お前は余計なんですよ!」

西洋竜のようなあの怪物が火を放つ、だがそれを片手で決壊を張り、難なく防御する。

「なんだ、こんなものか、勇者よ協力を申し出る。」

(優、逆らうな、命は無いぞ)

(嫌々いや、まさか・・・)

(彼女はクインズ様、教会騎士団の総長だ!」

(めちゃめちゃ偉い人じゃん!)

そのまま膝まつく。

「かしこまりました。」

「では行くぞ。」

「art up・・・eagle」

そのまま優が飛び立ち、真也が地上から狙撃して機を引き付ける。

「風運は雷の槍、我が命により来たれ・・・ライトニングシューター!」

優の攻撃と共に、彼女の呪文が炸裂する、効果は抜群のようだ。

「何故!」

「それはお前が如何に愚かかが物語っているは。」

余裕の笑みを浮かべる。

「オープナー!止めを刺すぞ!」

「言われずともな!」

そのとき、スティングの口角が僅に上がる。

「仕方ありません、ユナイトモンスα、オーバードライブ。」

怪物の全身に光が走り、苦しそうな咆哮を上げる。

「スティング、そこまで腐ったか、愚かにも程がある。」

「知りませんねぇ、最終的に勝った奴が正義なんですよ!」

そのまま空中の優を叩き落とし、地上に比べ物にならない、火を放つ。

「グッまさかこんな手まで・・・」

「アイツ・・・」

三人の思考は完全に「もう駄目だ」の一点張りだった。

「俺にもっと力が有れば!」

「私はまた失うのか!」

「オイ、そんなんで折れて良いのか?」

真也が優に一言放つ。

「力があるからとかじゃないだろ?、いつだってベストを尽くすのがヒーローじゃないのか?」

「・・・そうだな・・・なら、最後まで付き合え!」

「フン、好きにしろ!」

「ごちゃごちゃうるさいですね!」

咆哮と共に攻撃する。

「「set up」」

二人は交わしながら喚装する、銀の鎧、ベースフォームに。

「art up・・・hopper」

空高く飛び上がり、構える。

「ガッチングスラッシュ!」

「ピッキングスナイプ。」

狙撃と突きの同時攻撃、撃破は出来てないがスティングが振り落とされる。

「しまった、」

「もういっぱ・・」

また叩き落とされる。

「またか!」

それを見ていた彼女が、両手を組み、なにかを唱える。

「乙女座の戦機たる妾が命ずる、今一度伝承の通り、勇者に力を・・・ヴァルゴエンゲージ。」

優の鍵が輝る。

「使えってことか?」

「迷ってる間は無いようだな!」

セジョウブレードに刺す。

「Spear mode Start-up!」

セジョウブレードが槍のような形状に変わる。

「これは・・・」

その時、ユキの容姿がもとに戻り、倒れる、だが一瞬頷いた様にも見えた。

「恩に着ます。」

そのままバイクに股がる、すると鎖でできた道が現れる。

「よーしこれなら。」

「待て!私の最高傑作がー」

走って追いかけるがスティングの足では到底追い付かない。

「任せたぞロック・・・」

そしてバイクで接近して攻撃する、まるでペガサスの騎士だ、そのままバイクを乗り捨て、飛び乗ろうとする、その時槍が二つに割れる。

「separate mode Start-up」

「成る程、双剣ね。」

そのまま豪快に切り裂いて振り落とされる。

「一気に決めるぞ!」

双剣を一本に戻し、真下に構える。

「了解!」

「all light!」

槍に生成されたバーニアが点火する。

「「「ガッチング!ヘルブレイカァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!。」」」

怪物を一気に貫き、着地し、真也が封印した。

 

 

 

 

それから数分後

「・・・キ・・・ユキ!」

「ゆ、優君?」

「良かった、ずっと意識なかったから心配したんだよ!」

「・・・なんかごめん。」

「謝る必要ないだろ。」

ユキは少し泣きそうな顔をした。

「お似合いだな、お前ら二人。」

真也の言葉に二人同時に赤面する。

「「そっそんなんじゃない!」」

そのまま真也が去ってしまった・・・

 




次回予告
獅童家を訪問するユキその目的は?
そして、融合ホールズの謎
次回「新たな武器と謝った力と」
相棒は鍵!纏うは鎧!


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第13話 新たな武器と誤ったった力と

前回の仮面ライダーロック!
西洋竜のような、怪物と対峙する優と真也、それを助けたのはユキの体を借りたクインズ、そして授かった新たな力、その力で勝利を納める、しかし、また真也は去ってしまった・・・


6月8日午前11:10

獅童家ではある論争が繰り広げられていた。

「えーと、つまり・・・」

「仕方無いじゃん、あのアパート燃えちゃったし。」

前回の戦闘で半径1キロが焼け野原になったらしく、ユキが借りていたアパートもその範囲内だったため、優の家に住ましてくれないか?と言う申し出だった。

「家賃半分出すから!」

「いや、問題点もっとあるだろ!」

「だって良い物件探してる暇無いし。」

「嫌、それでも付き合ってもない男女が同居って・・・」

「セカオワの人たちだって同居してるじゃん!」

「それは別問題だろ!」

その場に沈黙が続き、時計が11:30を告げる。

「あっもうすぐ練習室予約した時間だ、続きはあっちでしようか?」

ユキは頬を膨らました。

 

 

 

同時刻???

「私の最高傑作を持ってしてもたったの1キロメートル・・・」

「落ち込んでんなスティング。」

「当然ですよ、更にあの裏切り者まで・・・」

「だったら、次は俺に・・・」

「次の作戦、私がやっても良いかしら?」

扉を蹴り飛ばし誰かが入っていく。

「いたんですね、カプリス・・・」

「ええ、ただいま、スティング。」

「全く、お前は‼こう言うタイミングで」

「スティング、あなたのあの技術少し貸して頂戴?」

 

 

 

午後4:00

(やっぱり突然過ぎて駄目だったのかな・・・)

ライブハウスの外の自販機の前のベンチで、悩んでいる、当然、反省点はわかってない。

(いっそのこと実家住まいも・・・あーそうしたら今のバイトできなくなるし・・・)

「あれ?こんな所でなに考えてんの?」

「美佳?何でここに・・・」

ユキの前に現れたのは青山美佳、大学の同級生だ。

「で、私でよければ相談乗ろうか?」

「良いよ、どうせくだらないし。」

「別にイーじゃん、今さら隠す仲じゃないでしょ。」

「じゃあ・・・」

ユキは全て美佳に話した。

「確かにユキが突然すぎたかもね。」

「やっぱそっか、まぁでも実家帰る気もないし・・・まあ電車で数駅の差だし・・・」

「でも彼と一緒に居たいんでしょ?だったら・・・その欲望利用させて?」

美佳はユキに鍵を突き付けた。

「emergency(緊急事態です)」

「okすぐ行く。」

緊急信号、今回もまた、急行する。

「この辺か?」

そこでは狼の様なホールズが居た。

「いッ命だけは・・・」

「set up」

「変身!」

「施錠!・・・向上!・・・ロック!」

変身し、怪物を引き剥がす。

「とりあえず、これでッ、」

剣を振るうが、高速で交わされる。

「なんだあの速度・・・」

「art up・・・Cheetah」

圧倒される優の前で信也が高速移動で怪物を圧倒する。

「全く、情けないな。」

「うるさい、こっちだって!」

「優、スピアモードだ!」

「言われなくても!」

「all right」

構えて二人で追撃する。

「これで終わりだ!」

「overflow」

「ガッチング・・・」

「良いのかしら?その子を倒しても。」

何者かが問い掛ける。

「貴様、何者だ?」

「私はカプリス、山羊座の幹部よ、それは置いておいて、その子は寄生型、封印したら取り込んだ生物ごと封印されるわよ。」

「冷やかしか?」

「そんなわけ無いじゃない、良いのロック、取り込んだ生物の中にあの子がいるのに・・・」

「まさか!」

キードライバーが怪物を鑑定する。

「sorry・・・」

「えっ。」

「どうやらビンゴの様だ、大量の人間が取り込まれている、しかもその中に・・・ユキがいる。」

流石にコレには動揺を隠せなかった。

「関係無いな、それでも倒す!」

「なら、選択肢をあげる。」

優に向かって鍵を投げる。

「1、構わず倒す、2、その鍵で分離の力を手にする、まあ副作用に苦しむことになるけどね。」

「決まってる、勿論1だ!そうだろ?」

「ここで倒したら、ユキに二度と・・・」

「まあ、好きにしなさい、決断を伸ばせば伸ばすほど、この子が取り込む生物が増えるだけだけど。」

そのまま、二人とも逃げられてしまった。

「呆れた、くよくよするな。」

「それでも昨日まで一緒に居れたユキが・・・」

真也が優の胸ぐらを掴み言い放つ。

「最愛の人と、大勢の他人、お前はどっちを選ぶ。」

「・・・だよ」

「聞こえないが。」

「両方、大切だよ!」

「甘いな、お前がそう言ってるなら、勝手にさせてもらう。」

真也は、そのまま立ち去った。

「サモンズの鍵・・・使うしかないのか・・・」

「サモンズ?」

「エレメントナイツの5人目だ。」

「じゃあ、その力で。」

「駄目だ、コード式デバイスは危険だ。」

「コード式デバイス?」

「旧式の禁断デバイスだ。」

 

 




次回予告
ユキを取り込んだ怪物は次々に人を取り込み、その照準はやがて優に、そのとき、3人の決断は?
次回「祝福の決断」
救いだして、祝って貰うんだ・・・


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第14話 祝福の決断

前回の仮面ライダーロック!
「家賃半分払うから!」獅童家に住ませて欲しいと申し出るユキ、断った後にプラネットキーを入れられ怪物化してしまう。
しかし、寄生型のため封印することを迷う優。
果たして結末は・・・
色々抜けてる? 気にするな!


「駄目だコード式デバイスは危険だ。」

「それでも救う方法があるなら、トライするしか無いだろ。」

「いや、このデバイスは最悪死を引き起こす。」

「死?」

「厳密には脳のキャパオーバーによる脳死、起動時に送り込まれるデータ量に耐えれるとは到底思えない」

「そんな・・・」

「それだけじゃない、戦闘時は意識内でリンクしている、搭載しているメモリーキーが・・・いや、それはないか。」

優は動揺を隠しきれず俯いてしまう。

「じゃっ・・・じゃあ、諦めるしかないのか。」

「戦士にとって断捨離は不可欠だ仕方ない。」

「master」

煮えきらない決意が更に優を惑わした。

「今度はここかッ」

真也は逆に怪物を追いつめようとしていたが、全くもって歯が立たない。

「スピードだけじゃ無理か・・・」

しかし、その思考している間に、呆気なく飛ばされ、変身が解ける。

「あらあら、こうも容易くやられちゃったわ、歯応えの無い男は嫌いよ。」

「知るか、まだ終わっちゃ・・・」

立とうとするがここまでの疲労が身体を蝕み思うように動けない。

「お前、目的はまさか。」

いつもより弱々しい声で問い掛ける

「だとしたら、どうするの?」

「・・・を、そいつを倒して俺の物に。」

「そ、次の獲物に掛かりましょうか。」

「待・・・て・・・」

少しずつ意識が遠退いてゆく、完全な敗北だった・・・

「あれ?次はこの子?」

その怪物は確かに優の方向を見つめていた。

「俺・・・?」

「そう言うことか、ふたご座の人間を集中的に取り込んでいたって訳か。」

「ご名答、よくわかったわね。」

ユーズが付け加えて告げた。

「響ユキの優と共に居たい、その願望をねじ曲げ、ふたご座を片っ端から探しては襲った、どーせそれで、世界人口の1/12を滅ぼす計画立ったんだろう?」

「そこまで、わかったとは流石ね、でも、ここで死になさい。」

カプリスが光弾を放つ、だがその煙の裏で変身する。

「ユーズ、交代だ。」

「ああ」

「auto battle MODE」

優とユーズの意識が入れ替わり、そのまま戦闘を開始する、まず一手目は相手の先制、スピードでそのまま圧倒されるが、そのまま11発目で捕まえ、そのまま、剣で切りつけ、ダメージを与えていく、そして最後の一手で止めを刺そうとするがそこで優がユーズを止めた。

「やっぱり、無理だ、ユキを・・・皆を諦めるなんて。」

「優・・・」

そこで怪物に追撃され飛ばされる。

「終わりよ、二人の戦士。」

怪物が光線を放つ、それを何者かが、受け止める。

「・・・助かった・・・のか?」

「無事か騎士ロック。」

「まさか、あなたは。」

「ああ、クインズ様の守護騎士、24代目アスタロト。」

彼、いや、彼女は確かにそう名乗った、だがユーズは知っているようだ。

「あなたがここにいると言うことは。」

「はい、あの方はクインズ様の憑代、故に何としても救わなければなりません。」

「じゃあ、これを・・・」

優が鍵を取り出した途端、両手を握って引き留め首を振った。

「えっ・・・」

「このまま使っては為りません、今から浄化します。」

そう言ってなにかを唱え始めた、その途端、鍵が光り出した。

「これで問題在りません、さあ早く。」

言われるがまま、キードライバーに鍵を刺した。

「Please come keypadraiza-」

優の腕になにかが装着された。

「そこに起動コード、1593を入力しなさい」

言われた通り入力する。

「ok password Consent change up!」

優の身体に新たな鎧が装着され、新たな姿になる。

「名付けて、ファイアウォールフォームだ。」

「そんな姿になったところで同じよ!」

そのまま怪物に攻撃させる、それを優は双剣で受け止め、コード「2864」を入力する。

「consent」

「「セパレートイリュージョン!!」」

剣で切りつけ、その隙間から取り込まれていた生物が解放されていく。

「まさか本当に使うなんて・・・」

「これで心おきなく戦える。」

そのままコード「69315」を入力する。

「charge up 」

そして腕に装着されたキーパットライザーからメモリーキーを抜き、キードライバーに刺した。

「finish up fever」

無数の鎖が押し寄せ拘束する、それも全方位いや、全方向から鎖がとらえる。

「great」

「「ガッチングストライク!」」

そのまま飛び蹴りを放ち、全ての鎖が蒸発する。

「次はお前だ、カプリス。」

「観念しろ。」

「今回はそっちの勝ち、でも次は無いわ。」

そのまま煙幕と共に姿を消された、それを確認して、怪物を封印し、ユキに歩み寄った。

「良かった、この手で助けたんだ・・・」

「騎士ロックよ、これからもその子を頼んだ。」

「えっ・・・」

「いずれ分かるときが来る。」

相違って彼女が去ったあと、意識が遠退いていくようなそんな感じがした。

「おい、優!しっかりしろ!」

「あの鍵もあいつが・・・」

真也はあのあと、自分のラボに戻っていた。

「必要な鍵は、アーチャー、ユニコーン、フェンリル、イーグル、そしてガルーダ、なのに俺が1本、あいつが3本、これじゃあの箱は・・・」

 

 

 

 

 

6月9日 午前7:00頃

あれから衰弱しきっていた筈の優は、気がついたら何故か家にいた、そして枕元に置き手紙があった。

「起きたか。」

「俺何時間倒れてたんだ?」

「ざっと9時間位だな、そんなことより優、それを早く読め。」

優は手紙を開く、その内容は「家まで送らせて頂いた、勿論あの子も一緒に、それと、君にはクインズ様の憑代である響ユキ殿を影で護衛して頂きたい、何故なら、君にキードライバーを送ったもうひとつの理由だからだ。」

「はあ、あの人が。」

「とりあえず、こうなった以上、同居した方がいいんじゃないか?」

「お前それは!」

「優君?」

そこにユキが入ってきた。

「ゆ、ユキ?」

「良かった、意識が戻って、ほら、朝ごはん出来てるよッ。」

そのままユキが優の手を引いて食卓へ連れていく、いつもより何故かたのしそうだ。

「おい、いつもより少しだけ豪華だな。」

「当たり前じゃん、今日は優君の誕生日だもん。」

完全に当人も忘れてる様だった。

「そういや、そうだな。」

「改めておめでとう優君。」

「なんだよ、実質お前がプレゼントじゃん。」

ユキは顔を赤くした。

「それって・・・」

「気にするな。」

そうして温かいご飯を口に運んだ。

 

 

 




次回予告
ホールズ以外の敵が出現、それと同時に現れた謎のライダー?
次回仮面ライダークロスコラボ編前編「英雄の時間」
「この剣で悪夢を切り裂く!」

@9610sinニチアサ好きな人さんコラボの申し出ありがとうございます!


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第15話 英雄の時間

前回の仮面ライダーロック、3つの出来事!
一つ、寄生型ホールズフェリルと戦い、ユキを救出するため新たな力、ファイアウォールフォームを手にし、ユキを解放した。
二つ、優にキードライバーを送った張本人が現れた。
三つ、必然的にユキが獅童家に住み着いた。
今回はオーズ風にやってみた、いや流石にまずいよな、誰だ!この台本書いた奴!



「まずい、見失った。」

彼は、仮面ライダークロス神崎哲也、今回の話は、ここから数時間後から始めようか・・・

6月16日、午前10:00 ショッピングモール1階広場

「あと買ってないのは・・・」

ユキと同居し出して、一週間が経った土曜日、2人は買い物に来ていた、まあ、端から見たら、若者のカップルにしか見えないだろうけど、悪魔で二人はバンド仲間である、それと同じ広場で一際警戒の眼を光らせている奴も居るが。

「よし、これで全部。」

「優君、寄り道しない?」

「寄り道って、どこ行くの?てか生鮮食品買ったからそんなに長居できないぞ。」

ユキが頬を膨らませる。

「相変わらず、細かいなー。」

「いや、食中毒なってからじゃ遅いだろ。」

その時、かなりグロテスクな見た目の怪物が突然出現する。

「見つけた。」

「なんだあれ。」

「とりあえず逃げよう?」

ユキがそのまま優をつれて逃げようとするがその手を振り払った。

「えっ。」

「ごめん、ちょっとやらなきゃいけないことがあるから。」

そのまま走り出す。

「なあ、ユーズ、あれもホールズか?」

「違う、あんな個体見たことがない。」

「とりあえず。」

「set up」

「変身!」

「施錠!騎乗!向上!」

剣を片手に走り出そうとした途端、誰かがそれを止めた。

「あれはexeウィルス、アンタの出る幕じゃないよ。」

そう言いながら、緑とピンクのベルトを巻き、幻夢コーポレーション製ゲームソフトのような物を付きだし、ボタンを押す。

「スーパーロボットウォーズV!」

「第一変身。」

そのままベルトに差し込む。

「ガッシャット!

let's ゲーム!メッチャゲーム!ムッチャゲーム!ワッチャネーム!・・・i'm a仮面ライダー」

二本角を生やした、ライダー?に変身し、そのまま怪物めがけて、飛び込む。

「ガシャコンブレード!」

そのまま剣で切り、宙返りして、もう一発攻撃する、あのボディーからは想像もつかない動きだ。

「何だよあれ。」

「関心してる場合か!加勢するぞ!」

「OK。」

そのまま優が乱入するような形で、全線に出る。

「おい!邪魔すんな。」

「いやこっちも、ほっとけないんで。」

「喧嘩してる場合か!」

「「あ。」」

そのまま二人揃って反撃を喰らう。

「ッたく、こいつ。」

「仕方ない、第二変身!」

優を無視しながら、レバーを開く。

「ガッチャーン!レベルアップ!

守るは世界!青い地球!スーパーロボットウォーズV!」

今度はリアル体型に変身した。

「この剣で悪夢を切り裂く!」

そのまま二人で走りだし。ほぼぴったりの呼吸で連続攻撃していく、その攻撃に相手も怯んでる様だ。

「アンタ、なかなかやるな!」

「そっちもな。」

「一気に決めるぞ!」

そのまま、彼はベルトのゲームソフトを抜き、横のスロットに刺した。

「ガッシャット!・・・キメワザ!」

「finish up」

「行くぞ。」

「ああ。」

二人で飛び上がり、そのまま蹴りの姿勢に入る。

「「ガッチング!」」

「スーパーロボット!クリティカルストライク!」

そのまま撃破し、お互いの顔を見合わせる。

「そういえば、自己紹介してなかったな。」

変身を解きながら、彼が言う。

「俺は、仮面ライダークロス、神崎哲也。」

「俺は,仮面ライダーロック、獅童優だ、よろしく。」

そうして二人が固く手を握った直後、哲也はこう言った。

「女子みたいな名前だな。」

「お前、初対面の人に向かってそれは・・・いや、あの怪物、exeウィルスだっけ?、こいつが何なのか、教えてくれないか?」

 

 

 

 

 

 

ほぼ同時刻

「これは中々面白そうな代物ですね。」

「exeウィルスとか言ったっけな、これで何すんだ?」

「こうするんですよ。」

そのまま、タウラスの採集したウィルスを・・・

 

 

 

 

 

 

午後1:00頃 ライブハウスraid

「なるほど、大体わかった。」

ユキがギターをチューニングする真横で、exeウィルスに関する話を一通り聞いていた。

「そっ、つまりそれを駆除していくのが俺の役目みたいな感じかな、って言うか今から何するんだよ?」

「練習。」

それを言った途端、チューニングが終わったらしく、いきなりフレーズを弾き始める、多分あの曲のラストだろう、それを見て、哲也はかなり、驚愕してるようだ。

「アンタら何者?」

「ただのインディーズバンドですけど?」

同やら通じてないようだ、それでも、弾きつつけてる彼女も彼女だが、どうやら興味深々の様だ。

「たった4本の弦でこんなに出るんだな。」

「驚く所そこか?」

「いやいや、普通4つだったら、4つしかでないだろ。」

「まさか、コードを知らないのか?」

「なにそれ?」

そこにユキが話に入ってくる。

「コードって言うのはー、上の弦の押さえる位置で、その組み合わせで音が変わるって感じかな?」

「全然知らなかった、そう言えば、アンタは何するんだ?」

「俺は、ドラムだよ。」

「ドラム?」

「ああ丁度今俺の後ろにあるこいつだ。」

それから、ドラムについて、説明し、数時間練習を見学した。

「emergency(緊急事態です)」

練習を終え、帰ろうとした時、キードライバーが告げる。

「なんだ?」

「こんな時にかユキ、先に帰ってて、急ぎの用事だ。」

「わかった、けど気をつけて。」

「俺も行って良いか?」

「勝手に来い。」

そのまま現場に直行した。

「なあ、さっきのなんだ?」

「ああ、キードライバーが敵を関知したってだけ。」

「・・・万能だな、お前のベルト。」

「そうだな。」

現場につくとそこには、ホールズの様で、少し違うようなそんな見た目の怪物がいた。

「何だコイツ。」

「これがお前の敵・・・いや違うみたいだな。」

「とりあえず行くぞ。」

「ああ。」

「set up」

「スーパーロボットウォーズV!」

「第二・・・「変身!」」

「ガッチャーン!レベルアップ!

スーパーロボットウォーズV!」

そしていつものように、剣を片手に走る。

「効かない・・・。」

「こっちもだ、いくらやってもmissしか出ない。」

そいつには、こちらの攻撃が一切効いていない。

「そりゃ効きませんよ、コイツはexeウィルスとビートルキーのハイブリットですから。」

to be continued

 




次回予告
「残念ですが、もう無理ですね。」スティングの送り出した、ハイブリットホールズ、打つ手はあるのか?
次回仮面ライダークロスコラボ編後編「鍵と正義のhit & away」
相棒は鍵!切り裂け悪夢!


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第16話 鍵と正義のhit & away

前回の仮面ライダーロック!
6月19日突然現れた、神崎哲也、その正体は仮面ライダークロスだった!
「おい、もっとちゃんと説明しろよ、まあいい俺がやる、その後現れた攻撃の聞かない敵と交戦、打つ手のない状況をどう打開するのか?」
色々飛んでるだろ!
「気にするな。」
それ俺の台詞・・・


「そりゃ効きませんよ、ビートルキーとexeウィルスのハイブリットですから。」

「どう言うことだ!?」「誰?」

どうやらこれもスティングの企みのようだ。

「私はスティング、そしてこれは、新たな実験体、ビートルの能力を、「何よりも強くなりたい」という馬鹿げた願望で最大限に引き出し、ウィルスのサンプルから造り出した、アンチバリアで強化した、言わば最強の盾、敵うはずがありません。」

「1から10まで説明どうも!」

「待て!哲也。」

そのまま別のガシャットを取り出す。

「レアメタル・パニック!」

起動音と共にSD体型のロボット?が現れる。

「ガシャット!」

「第三変身!」

「ガッチャーン!レベルアップ!

アガッチャ、吹き飛ばせ!let's outbreak war!レアメタルパニック!」

そのままデモリッション・ライフルを構え、様々な箇所を狙撃していくが、しかし出て来るのはMISSのエフェクトのみ。

「全く、コイツは・・・」

「form up」

「大変身。」

「form flame」

「お前もレベル3か?」

「違うな。」

そのままセジョウブレードを構え、火を纏った刀身で加熱する。

「虫なら熱で・・・ってマジ?」

どうやら熱もシャットアウトするようだ。

「全然ダメじゃん。」

「気にするな、でもこれがダメなら・・・」

優がサモンキーを取り出す。

「何だそれ?」「優、正気か?」

「方法はもうこれしか・・・」

その瞬間、相手のアッパーカットを喰らい、そのまま優が吹っ飛ぶ、そして後ろに迫っていたスティングにカメレオンキーとフェンリルキーを奪われる。

「まずは2本、これでまた、新たな実験体が作れますねぇ。」

「やっぱそれが狙いか?」

「おや、あちらを放置してていいのですか?」

振り向いた先では、哲也が首を締め上げられていた。

「グッ・・・」

「しゃーない。」

「keypabraiz- coming」

そのままパスワード「1593」を入力する。

「サイバーアップ!」

「password Consent!」

そして、追加でパスワード「0110」を入力し、セジョウブレードで攻撃する。

「インビジブルエンチャント!」

「Consent,60,59,58・・・・」

1分だけ全てをすり抜ける刃でダメージを与え、哲也を救出し、その後も追撃を入れる、そして後1押しの所で・・・

「・・・5,4,3,2,1,time up」

その瞬間、バリアを貫通しなくなり、そのまま反撃を喰らい、少しゆらめぎながら、剣を振る。

「こうなりゃヤケクソだ!ーー」

哲也の弾丸と同時に命中し、hitの文字が空中に浮かぶ、それと同時にまた吹き飛ばされ、変身が解けてしまう。

「わかった!同時攻撃だ!。」

「なるほどな、突破口が・・・」

そのまま、立ち上がろうとするが、副作用により、ひどい頭痛で動けなくなっていた。

「優!、どうした?」

「ファイアウォールフォームは脳に負荷を与える、その反動みたいだ。」

「The time required for recovery、at 5hours(回復には5時間必要です)」

ユーズとキードライバーが替わりに説明した。

「これじゃ、どうしようもないか・・・」

「今回こそ私の勝ちですね、ではさようなら。」

そのまま怪物がこちらに迫る、もうだめだと思った瞬間再びあの障壁が現れる。

「全く、無茶ばかりして、これだから若僧は。」

「お前、ユキか?」

「そなたもその間違いをするか、まあ良い、見ておれ。」

クインズは両手を広げ、詠唱を始める。

「流れ運ぶは、凍てつく氷柱・・・」

背中に氷が生成される。

「我が矛となれ、スピアアイシクル!」

その氷がつららになり怪物に飛んで行く、命中した途端に凍りつき動きを封じ、その間に優を回復させる、それと同時に奇妙なことが起きた。

「あれ?・・・優君?」

突然オットアイになりユキの人格が現れる。

「どうやら、この子も覚醒したか。」

「いったいどういう事ですか?」

「説明するのはまた次の時に、時間がない、すまないがそれを貸りて良いか?」

「これってライダーガシャット?」

彼女は頷き、それと同時に、哲也がそれを差し出す、そのまま握りしめ、なにかを小さな声で唱え出し、ガシャットが光り、2つに分離した。

「これは・・・」

「二つの力が混ざった?」

「行け、騎士よ。」

そのまま手にとって振り返ろうとしたときユキが見つめ返して、問い掛けた。

「優君、一体どういう事?」

「ここまで来たらもう言い訳出来ないか・・・ユキ、俺がロック、仮面ライダーロックだ!」

「嘘・・・」

「行くぜ、優。」

「「ああ。」」

哲也がガシャットを起動し、優は鍵を刺す。

「special form up」

「ビートナイツロック!」

「「第二変身!」」

「ガシャット! 

ガッチャーン!レベルアップ!

セットアップ!フォームアップ!アーツアーーップ! 

施錠!向上!

ビートナイツロッーーーク!」

「相棒は鍵!」「切り裂け悪夢!」

クロスフォームとロックゲーマーlv,2にそれぞれ変身し、それと同時にクインズの人格がまた一時的に消える、そして氷が溶け、怪物が動き出す、それをまず優が押さえ、哲也が切り、入れ替わるようにして優がもう一撃、そして呼吸の合った動きでダブルパンチを喰らわす。

「「これでフィニッシュだ!」」

「ガシャット!キメワザ!」

「finish up」

そのままジャンプし、蹴りの姿勢になる。

「「ガッチング!!」」

「critical strike」

「ビートナイツ!クリティカルストライク!」

二人同時に命中させ、それと同時にガシャットと鍵がもとに戻る、それを気にする事も無く封印し、それからその事に気づいた。

[game clear!]

「あれ?」

「一回だけの力だったってことか」

変身を解いた所で、ユキが歩み寄る

「どうしてもっと早く言ってくれなかったの?」

「・・・巻き込みたく無かったんだ、だからこう言う風に・・・」

「そんなことだろうと思った。」

「えっ?」

「優君、私たちもう4年の付き合いだよ、そりゃ分かるよ、そんなことより、かえって夕飯にしよッ。」

時計を見ると午後7:00を回っていた。

「折角だから哲也君も一緒にどう?」

「いただきます。」

こうして、二人が廻り合い、また各々の戦いに身を投じるののだろう、またいつか巡り会える、そんな微かな希望を胸にして

SEE YOU NEXT GAME ...?

 

 

 

 




次回予告
「私にだってできる・・・たぶん?」ユキが志願したのは優のサポート、そこに優の姉と新たなアストロナイツが襲来、そして迫り来る第三勢力?
次回「姉の訪問、秘めた力?」
相棒は鍵!纏うは鎧!
@9610sin サドネスピーポーさんコラボありがとうございました!
コラボ企画のクロス側楽しみにしてます!


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第17話 姉の訪問 秘めた力?

7月6日、午前10:00マンション前

「ここね。」

「アポなしで来たけど良いの?」

「良いんじゃない、あいつ今一人暮らしのハズだし。」

「よくもまあ、10:00まで寝てるな。」

この日は昨夜のライブで疲れたのか、ユキが休日モード、全く起きない、まあ一ヶ月程一緒に生活していれば慣れっこの様だが、気にすること無く掃除機をかける。

「ホントによく寝るな。」

「i was drowned(流石に呆れます)」

「まあ、これで平日超早起きなのが笑えるけどな。」

その時、インターホンが鳴る。

「誰か来たぞ。」

「今?おかしいな、nhkも新聞もこの前払ったし、宅配便も心当たり無いし・・・」

「ヤッホー、優?元気にやってる?」

「・・・ウァァァァァァァ!。」

インターホンの先の人物に驚き絶叫した。

(ちょっとちょっと、これはマズイ。)

(何がマズイか知らないが、上がられたく無いなら追い返せば良いだろ)

(そうも行かないって、しかも・・・)

「優?」

「はッはい!すぐ開けます。」

 

 

 

「全く、姉さんも先輩も、連絡してから来てくださいよ・・・」

「ほら言ったじゃん。」

「でも見られてマズイ物とかとかないでしょ?」

一応紹介しておくと、彼女は獅童愛、優の実の姉、そして、先輩と呼ばれているこちらの方が北下爽子、優がドラムを始めたきっかけになった人物だが、この話はとてつもなく長くなるのでまた別の機会に。

さて、二人を案内して居間にたどり着く。

「へぇー、案外綺麗じゃん。」

「こんなとこまでこだわるか、相変わらず、細かいね。」

(マズイぞ、あのドアの向こうは!・・・)

愛が扉に手をかけて開ける、そう、その先は・・・

「・・・ねぇ優。」

(終わった・・・)

「これはどう言う事?きっちり説明しなさい。」

「それは・・・」

「どうかした?・・・ウソでしょ。」

そうそのドアの先は寝室、つまり、みっともない姿で二度寝するユキを目撃され、とんでもない誤解をされたようだ。

「とりあえず、全員正座!」

爽子がその場を仕切り、全員を座らせ反省会の体型を作らせ、優と寝ぼけたままのユキに対し強制事情聴取が始まる。

「まず、これは、諸事情(第13話参照)あってのルームシェアで・・・」

全文書くと長いので割愛(面倒なだけ)

 

「なるほどね、じゃあ嫌らしい意味じゃないと、まっ私の手料理が恋しくなる事もないか、これなら。」

「は?」

「だってユキに料理教えたのは私だし。」

(どうりで、懐かしい味がすると思った。)

「なにその顔。」「嫌なんでも無いって、姉さん。」

「質問だけど優、今もちゃんと基礎練1から10まで全部やってる?」

昔と変わらない見幕で爽子が見つめる。

「はい!1日も欠かさずやってます!」

「それならよし。」

(相変わらずやっぱこの人苦手だ、まあ、今も感謝してるけど、ってそろそろ起きろよ!)

「ユキーおーいそろそろ起きろ!今何時だと・・・」

そう言いながらユキを揺さぶる

「ユキちゃんホントよく寝るね。」

「あれ?優君?それと・・・えっ、愛さん、爽子さん!」

どうやらやっと目が覚めた様だ。

「久しぶりーで優と一緒に暮らすと疲れるでしょ?」

「そんなことないです、むしろ一緒にいる方が楽しいですし、前よりもフィーリングが上手く行ってますし。」

「先輩、姉さん、顔見に来ただけなら、そろそろ帰ってよ。」

「そうにも行かないって、ほら、お昼まだでしょ?」

「いや、だから・・・」

その時あの警告音が鳴り響いた。

「emergency」

「何?」

「あっえーと・・・」

必死で誤魔化す方法を考えるが、ここにてユキがファインプレーを見せた。

「あーこれは、家スマートスピーカー置いてて、で、予定の時間が近いっててアラームで、ほら、すぐ行くよ優君。」

そのまま急いでユキが着替え(一緒に家を出ないと怪しまれる為)バイクに二人で乗り、現場に向かった。

「で、今回出た場所が・・・」

「良いのか?」

「逆に言っとかないと・・・」

「優君?」

そう言えばユーズの声は優にしか聞こえていない。

「ああ、で、その場所が、喫茶空鳥。」

「えっ、実家?」

「ああ、相手の狙いもさっぱりだ。」

「ねぇそれなら電車の方が・・・」

「いや、時間的に一般道の方が早い。」

 

 

 

 

 

動時刻真也のアジト

「Enemy appearance(敵が出現しました)」

「でも今回は違うんだろ。」

「yes」

「ならいか無くても・・・」

「bat(ですが)」

「何だ?」

「There is reaction of Fenrir key near(近くにフェンリルキーの反応があります)」

「なら、行くしかないか。」

そのまま現場へ移動した。

「反応があったのはこの辺りか。」

そこには、カプリスが怪物を引き連れ、そこにスティングも居たが、真也が到着したのと共に消えた。

「なるほど、お前が奪ったのか、丁度いい。」

「なんの話?、ああ、スティングがロックから取っていった鍵の事?」

(やはりアイツか・・・)

「ま、邪魔するんなら、容赦無く潰すよ。」

「set up」

「あんたやる気ね。」

そのままカプリスも消える。

「変身。」

「解錠、改造、・・・」

そのまま変身して、攻撃を開始するが、相手はかなり大柄で攻撃力もかなり高く、一撃受ければ、やられるそんなレベルだ、だがひたすらに矢を放つ、

その時、彼も現場に着いたようだ。

「憩いの場をこんな荒らして楽しんでんのか?俺も混ぜろ。」

「set up 」

「変身!」

顔を隠した優が現れ、攻撃を開始するが、真也がそれを妨害した。

「真也!?」

「There is no need for us to fight(戦う必要はないはずです)」

「いや、あるな、2年前からこの目的の為にやって来たんだ、邪魔される訳には・・・」

「何があったか知らないが、協力した方が良いだろ!」

「知るか。」

そのまま怪物相手に再び弓を構える。

「ユーズ、キードライバー、ファイアウォールでいくぞ。」

「いいのか?」

「are you ok?」

「ヤバかったら止めてくれ。」

そのままキーパットライザーを呼び出し、パスワード「1593」を入力した。

「サイバーアップ!」

「Password Consent change up!」

そして双剣を構え、パスワード「2468」を入力した。

「Consent」

「セパレートイリュージョン!」

剣を突き立てて取り込まれた人を一時的分離し、パスワード「1222」を入力する。

「Consent」

「ファントムメイク!」

ファントムメイクの効果で分身して、片方を真也の相手にした。

「何のつもりだ!」

「お前が俺を敵対するならこうするしか無いんだ。」

そして双剣を槍に戻し、ユニコーンキーを指し直す。

「overflow」

「「ガッチング!」ヘルブレイカー!!!!」

分身したままガッチングヘルブレイカーを放つがそこに援軍?が現れ、妨害され、変身が解けてしまった。

「Master!」

「大丈夫か?優。」

「優君!」

避難誘導を終えたユキもそこにやって来た。

「誰だ!」

優を襲ったそれは、サイを模した、機械のホールズだった。

「何だ、こいつ・・・」

「目標、獅童優を補足、排除します。」

そのまま、突進しこちらに迫る。

「嘘だろ・・・」

ファイアウォールフォームの反動で動けず、回避のしようが無い、その時、ユキの容姿が代わり、稲妻を放った。

「助かったのか・・・」

「優君は殺させない、優君は...私が守る!」

to be continued

 




新章予告
「どうやら覚醒したようだな。」
「仕方無い、箱を開けるためなら。」
「真也・・・何が目的なんだ?」
真也の目的、ボロボロの優、そして、新たなる敵、そして・・・
「私は弱くない、優君や、みんなを守れるだけの力ならここに・・・」
第3章、「星屑の箱編」

@sodoharuba9610 Ω津上幻夢♦️(固定ツイ見て下さい)さん人物名考案ありがとうございました!


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第3章 星屑の箱
第18話 乙女座の覚醒


前回の仮面ライダーロック!
優の家を訪れた姉、愛と先輩、爽子、そして誤解により詰問を受ける。
その後現れた、破壊欲に支配された敵と、真也と対峙するが、妨害され、ついには命を狙われるそれを守ったのは・・・


「優君は殺させない、優君は、私が守る!」

ユキは、あの時と同じ、茶と蒼のオットアイに白でも、金でもない色の髪をしている。

「「我を任意召喚するとは、ここまで成長したか、それはさておき、居るのだろう、エリアス。」」

物陰から、ホールズが現れる。

「流石ね、クインズ、随分惨めな姿だけど。」

「私が?「気にするでないそれより何のつもりだ、エリアスよ。」」

「決まってるじゃない、メカノイドホールズの実験よ。」

クインズは呆れたようなため息をついた。

「どちらにせよ、倒すまでだ。」

「「一手で終わらせる、なるべく戦いたくないのでな。」」

そのまま気絶しかけている優からブランクキーを取り、詠唱を始めた。

「「この手に集まれ祈りの波動・・・我弾丸となり邪気を払え、希望の咆哮鳴り響き、標的を焼け・・・」

足元に精製された魔方陣より力が両手に集まる、真也はそのまま攻撃の体制に入る

「「吠えろ!ハウリングバスター!!!」」

重なった両手から音波砲を放つ、そして、真也以外に道路のアスファルトを溶かしながら猛威を振るい、そして、ホールズを封印した。

「まだそんな力あるの、このバケモノ。」

「「なんとでも言え、退散するぞアスタロト。」」

「御意。」

何処から現れたかは分からないが、アスタロトが優を担ぎ、バイクごと瞬間移動で退散した。

「クインズ、次は無いわよ。」

同日、午後1:00

「Master・・・」

優はあれからずっと昏睡状態のままだった、一応そこにはアスタロトとユキが居るが、愛と爽子はすでに帰っており、手料理と置き手紙があるだけだった。

「心配せずとも、しばらく寝かせておけば回復します。」

「でも、その間にまた現れたらどうするんですか?」

「その時は私がいきます、こう見えても私はあなたの守護騎士です、武術なら心得ています。」

ユキは少し、不安げなため息をつく、その間も尚、優は眠ったままだ。

そのタイミングを使い、自分の事を訪ねてみようと思った。

「あのー、アスタロトさん。」

「呼び捨てで構いません、で、用件は何でしょうか?」

「教えてくれませんか?私にクインズが宿っている理由とか、そう言うこと・・・」

「はい、言われてみればまだ説明していませんでしたね、まず、我々にとって必要不可欠な存在であり、我々が憑代と呼んでいる特別な存在です。」

「憑代?じゃあクインズは神様か何かなんですか?」

「いえ、正しく言えば発動器と呼ばれる、別の生命の魂と同化し双方の姿と、双方の力、双方の意識を自在に使い、操れる、ごく僅かな生命です、その中でクインズ様が宿った者を憑代と呼び、我々が代々守り完全覚醒するまでを見守っているのです。」

「完全覚醒?」

「はい、あなたが素より持っている雷の力、そして、クインズ様の技、その二つを・・・」

そのときキードライバーと、アスタロトが敵の気配を察知する。

「emergency」

「来たか・・・

私が出る。」

「待って、一人でいく気?」

「あなたを守るのが、私の使命です。」

「でも・・・」

「please wait(待ってください)」

「何だ?」

「yuki and i Fit rate at 62% change possible(ユキと私の適合率は62%変身可能です)」

「ホントに?」

「it`s True(本当です)

It is up to you whether you do it or not(やるかやらないかはあなた次第です。」

「やる!」

30秒も無いレベルの即答だった。

「正気ですか?」

「私はいつまでも守られるだけじゃ嫌なんです、かと言ってクインズがどうやったら呼べるかもまだ分からない、だから、これしかないんです!」

「分かりました、ですが無理はなさらないように。」

「はい!」

(優君、あの日のこれまでの恩、今返すよ・・・)

キードライバーを片手に、現場へ直行した。

 

 

 

 

 

 

 

少し前 ???

「やはり、嗅ぎ付けてましたか。」

「ま、どうにかなるだろ。」

「しかも、もう倒されたっぽいけど、何でゴリラキーなんか使ったのよ。」

スティングは全員から責められていた。

「キメラホールズを創るも掛け合わせる組で確実に敵うのは・・・」

「久しぶりね。」

また、ドアを蹴破り、誰かが入って来る

「おう、エリアスじゃねぇか。」

「あれ?ここにいるのはこれだけ?」

「今更何の用よ?この裏切り者5号!」

カプリスはどうも乗り気では無いようだ。

「今回だけ手を組まない?」

「何を今更言うんだ!一度裏切ったお前に・・・」

「エリアス、乗りましょうか?その話。」

「スティング、物わかりが良いわね、で今回はこの子を出す、で、次に出す子に使いたい鍵があるの。」

「で、その鍵は・・・」

それから数分、ユキとアスタロトが現場に到着していた。

「第二目標響ユキを補則、プログラムattack始動、排除します。」

「私が迎えます。」

アスタロトがユキの前に出て、かばう姿勢に入る、そこに真也も現れた。

「見つけた、機械野郎。」

「ちょっと待って。」

「yuki The way is as described(やり方は説明した通りです)

Can you? (できますね?)」

「わかってるよ!」

「来ます!」

そのまま2方向から攻撃が飛ぶ、それと同時にユーズが宿る、ロックライドキーを挿した。

「えーとこのあとは・・・」

「please password」

「へ、変身!」

「施錠!騎乗!向上!仮面ライダーロック!」

そのままユキがロックに変身した。

「えーとどうすれば良いの?」

「Imagine a weapon and Please fight back(武器をイメージして下さい、そして、反撃して下さい)」

「ok、えーと武器ね、えーと・・・これで良いや!」

「size mode start up」

ユキのイメージから、セジョウブレードが鎌の形状に変化して召喚された。

「これなら、行けそう!」

そのまま鎌を振り回して攻撃を続けるが3回に1回程度しか当たっていない、それどころか使い方もかなり雑だ。

「Please do it properly(ちゃんとやって下さい!)」

「これでもこっちは大真面目なの!」

「喧嘩してる場合ではありません!」

「丁度良い。」

「finish up」

信也がピッキングストライクを放つ、怪物に命中し封印しようとしたが・・・

「何!」

「あら、やっと気づいたようね。」

エリアスが現れる。

「その子はコード式、パスワードがなければ封印できない。」

「そんな、4桁でも一万通り有るのに・・・」

「あら、ただじゃやらせないわよ。」

エリアスが水を操り、真也を撃墜させる、そして、その直後に、標的を、ユキに変える。

「我が主よ!」

「もうダメ・・・」

諦めかけた、そのときエリアスの背後から誰かがエリアスを攻撃した。

「ッたく、こいつは殺させねぇよ・・・」

ゆっくり顔をあげながらユキに話しかける。

「待たせたな、4人とも、無茶しやがって、でも、もう大丈夫だ。」

「貴様・・・」

「獅童優、復活だ!」

そう現れたのは、優だ。

「master!」

「優君。」

「待ってたぞ、優!」

「まさか、間に合うとは、さすが、私の選んだ戦士だ。」

「みんな待たせたな、ここからは、俺のターンだ!」

「set up 」

「変身!」

「施錠!騎乗!向上!仮面ライダーロック!」

そして、パスワード「1593」を入力しファイアウォールフォームへ変身した。

「蒼炎の壁、護るは民、仮面ライダーロック。」

「最短で決めるぞ。」

「ごちゃごちゃうるさい!」

優は怪物と共に飛び、かかと落としで地面に叩きつけ、背中に手を当てた。

「解析・・・開始。」

「all right」

キードライバーが解析をしパスワードを導く。

「解析完了、封印!」

そのまま封印し、金属製の骨格だけが残った。

「次は、お前だ・・・」

「この勝負、決着はまた今度にしましょう、次は勝つから・・・」

そう言いながら,エリアスが去る、それと同時に優が変身を解き、少しよろけた所をユキがキャッチした。

「優君の方がもっと無茶してるじゃん。」

「気にするな、信也、今日こそ・・・」「黙れ、お前には関係ない。」

そのまま真也もその場を去った。

「優君・・・。」

「・・・ユキ。」

「何?」

「帰って飯にしようか。」

この一言で場の空気が和んだ。

「もー優君!わかった、今日は優君の好きな焼き鮭丼だよッ!」

「私もご一緒して良いか?」

「えっ材料二人分しか・・・」

「じゃ、買って帰るか。」

そうして3人並んで帰った。

 

 




次回予告
次に送り込まれたのは、ガルーダキーの怪物、しかし、彼は頑なに優に止めをさせない、その訳とは?
次回「鋼鉄の鳥人」
相棒は鍵!纏うは鎧!


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第19話 鋼鉄の鳥人

前回の仮面ライダーロック
戦いの最中に倒れた優、そして新たに現れた十二幹部エリアス、そして、クインズとアスタロトが現れ場を静めた、そしてユキが変身し応戦した後、優が復活、見事に勝利を納めた。
しかしその裏では・・・


7月19日20:00 

あれからずっとアスタロトが住み着いている、結果的に男2(実質1)、女2、性別不詳1と、いった感じで、獅童家の男女比はかなり偏った。

「最近暑いねー、海行きたいよ。」

「どうせ行くだろ、来週、砂浜ライブとか言うイベントで、しかも3日も。」

風呂上がりのユキはカミソリ片手にこんな話を優としていた。

「海に行くなら私を警護に・・・」

「ダメ、第一あの格好でうろうろされると目立つんです。」

説明すると、彼女は基本甲冑を纏っている為、コスプレイベント等意外では目立ってしまう、ユキはそれをいやがって自分の私服を着せ洋服店に連行したこともある、まあ甲冑自体は召喚装着が可能のようだが。

「って言うか、いつまでここにいるんですか?光熱費と食費が以前より多くかかるんですけど。」

「私は主のなるべく側にいた方が良いと判断しただけだ。」

「それが困るんですけど。」

「何が悪い?」

「だからそういう理由でも稼ぎの無い人をおいておける懐の広さは無ッ。」「ストーップ!」

ユキが仲裁に入り、両方に平手打ちを放つ。

「ごめん。」「主よ、彼の言うことが理解できん。」

「どう考えてもアスタロトが悪い。」

「私は何故異性の前で堂々とムダ毛処理してるような主が良くて、私が駄目なのかと聞いている!」

「ちょっとそれ悪口!?」

「あの・・・だから収入源無い人を置いとけないんです。」

「収入源とはなんだ?」

(((マジかこの人!!!)))「I was drowned(呆れました)」

当然全員の反応が一致した。

「何かまずい事でも言ったか?」

「どうする?自覚無いよこの人。」

「いっその事追い出す?私は支障きたさないけど。」

「何故か不快なのだが。」

よし追い出そうそう思った時、キードライバーが告げる。

「sory enemy appeared(すみません、敵襲です)」

「よし!出撃だ。」

「いやちょっと待て!」

駄目だこの人ついてけない。

 

 

 

 

 

 

 

 

20:00頃 ???

「ついに完成です、ですがホントに良いのですか?」

「かまわない、これがどの様な活躍をしてくれるか、それだけよ。」

「ガルーダキー、こんなもので・・・」

そして優たちが現場に到着したときにはそいつは待っていた。

「待っていたぞ、騎士たちよ。」

「今回はそっちからお出ましか。」

「随分と威勢がいい戦いがいがありそうだ。」

二人が口々に言った後、そいつは腕組みを外して構えた。

「わが名はガルム、決闘を申し込む!」

「その勝負、のッ。」

ユキが優を止めた。

「優君、明らかに挑発だよ。」

「わかってる、でも返り討ちにするだけだ。」

「all right、set up」

「変身!」

「施錠!騎乗!向上!仮面ライダーロック!。」

「いくぞ優!」

「挑発乗っといて負けないでよ、優君。」

「ああ、バトルスタートと行きますか。」

「私も加勢しよう。」

「下がってて、アスタロトさん。」

「準備は良い様だな、行くぞ!。」

アスタロトを下げ戦闘開始、そのまま一騎討ちになると思ったが、ガルムの拳は5㎝横に外れ、優の拳は正確に適中する、そのまま振り返りまた構えるが最初より構えかたが情けなかった。

(もしかしてコイツ)

「優、優!ボケッとするな!。」

「あ、ああ。」

「wat's up?(どうしました?)」

「いやなんでも・・・」

もう一度構え、距離を積めたうえで、バインドキーを挿す。

「art up bind」

鎖がガルムを拘束しそのままけり飛ばす。

「finish up 」

そのまま必殺技の体勢に入るが彼は逃亡した。

「やってられっか!」

「おい!待て。」

優は変身を解きその行く手を見つめていた。

「かなりのへっぴり腰だったな。」

「とりあえず帰ろうよ。」

「いや、先に帰ってて。」

「ちょっと優君!。」

ユキが止める声も聞かずに走り出した。

「ここまで来れば・・・

畜生、いくら命令でも無理だ。」

逃げ出したガルムはここから少し離れた所にいた。

「俺たちガルーダキーの一族は非戦闘種なのに・・・」

「見つけた、ちょっと話をさせてくれないか?」

木のうえから誰かが声をかけた、振り替えってみるとそこ居たのは優だった。

「貴様、何用だ。」

「落ち着けよ、戦う気は無い、一個聞かせてくれ。」

驚いた様な素振りを見せ、そのまま優に応じた。

「なんだ、よ、用件によっては、こっ殺すぞ。」

「お前臆病なんだろ?。」

それを聞いた途端に黙りこむ、どうやら図星だった様だ。

「それがどうした。」

「お前から戦う気は感じられなかった上に嫌々やらされてるような感じがした、後、傷つけたくないみたいな感じもしたからな、だからお前とは和解できるかもしれないって、そう思ったんだが。」

「お前中々の観察眼だな、だったら聞いてくれ。」

ガルムは優を信用したのか、事情を話し出した。

「俺たちガルーダ属は戦いを捨てた種族、故にいくら力があっても俺たちは戦わない、だが、今回はエリアス、あいつにこの体を与えられて命じたのはお前の抹殺、当然まっぴら御免だ、でも従わなきゃ俺は消される、だからお前にはあんな形で、接するしかなかったんだ。」

優は少しうつ向いて返答した。

「あいつらそこまでするのか、余計に殺意沸いてきた。」

「止めろ、争いは悲しみしか生まない、俺たちの掟だ。」

「それでも争いを沈めるのはそれしか・・・」

ガルムが優の口を塞ぐ。

「古いなその考え、戦わずとも争いを静めることはきっと出来る、俺たちはそうしてきたから」

「お前・・・」

「わかってくれる奴がいるなんてな、でもあいつらを裏切らない限り、俺に未来は無いがな。」

少しだけガルムは暗い顔をていた。

「エリアス、ガルムはやはり和解の道に進んだ様ですが。」

「想定内よ、むしろその方が都合が良いから。」

 

 

 

 

 

 

 

翌朝 午前8:00 獅童家

「おはよう、ってなんだよその顔は。」

その日の朝、ユキは少し不満そうな顔をしてる。

「昨夜の事、あの子は戦う気が無いって。」

「ああ、でもそれが・・・」

「罠かもしれないよ。」

優はそのまま黙りこむ、しかしその時に奴らが来たようだ。

「emergency」

「こんな時にかよ。」

「主、私も行きます。」

全員で現場に向かう、着いた先には、スティングとエリアス、真也、ガルム、全員が揃っている。

「お前、ガルーダの一族か・・・ちょうど良い。」

「set up」

真也が変身し問答無用で、ガルムを攻撃する、どうやらここにいる全員から欲しているものだけを手にするつもりのようだ。

「ガルム!」

「set up」

「変身!」

優が変身し真也を止めに入った。

「邪魔するな。」

「コイツと戦う必要は無い、むしろ無駄だ。」

優が真剣な眼差しで真也を見つめるが、その間に、エリアスがガルムに囁く。

「あなたはこれで用済み、体だけもらうわ。」

「まさか、それを使うんですか?」

エリアスが指を鳴らすのと同時にガルムの意識が消え、代わりにあの機械的な声が聞こえた。

「・・・astuします・・・抹殺します・・・目標2体補足、抹殺します。」

ガルムは意識を失ったまま、優に拳を振るう。

「嘘だろ、目を覚ませ!、お前は・・・」

「残念だけどその子はもう体を破壊本能に支配されてる、もう止めれないわ。」

「知るか。」

真也が攻撃する中、その猛威は優にも向いている、それを交わしながらも必死に呼び掛ける。

「無駄よ、変に信頼を築いたのが仇となって攻撃できなくなる、狙い道理ね。」

「貴様!」

「待って!アスタロト。」

アスタロトがエリアスの方へ走る、が遠隔攻撃においては彼女の大検は無意味だった

「ガルム!」

「おのれエリアス!」

その時ユキの容姿がまた変わった。

「許さない、絶対に・・・。」

「「その心受け止めた。」」

to be contiend

 

 

 




次回予告
三つ巴の戦いが更に加速する、その中で優の、ユキの、そして真也の決意は・・・
次回「改造の勇者」
「箱を開けるためなら・・・仕方無い」


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第20話 改造の勇者

前回の仮面ライダーロック
心優しきガルーダ属のガルム、彼はエリアスに利用され、優の抹殺を命じられるが当然拒否できず、優の前に立ちはだかる。
その後優と心を通わせるが、エリアスの策略により単なる兵器となってしまう、さあ優の決断は・・・


「許さない・・・絶対に。」

「「その心、受け止めた。」」

白でも金でもない髪、、蒼と茶の瞳、つまり、クインズの力を呼び覚ましたようだ。

そして、その状態で優に近づき、真也に一撃お見舞いした

「ユキ・・・」

「心配しないで、優君。」

「「この者は引き受けた。」」

(コイツ本当に生身か?)

そのままユキが真也と交戦を始める、まずユキが回し蹴り、バク転、ジャブ、のコンボを決め、それから正面蹴りを繰り出した所で足を捕まれ、投げられるも、空中で体制を整え着地するがそこに真也が右フック×2の後に上段蹴りを出すが、すべて障壁で受け止める。

「なんなんだお前。」

「「名乗る価値もない。」」

そのままユキが右手を腰の前で構えて、そこに左手を添えた、そしてそこにエネルギーが集まり、翼などが生え、半獣化した

「「新奥義、怒涛雷滅拳!」」

雷を纏った右拳で真也をアッパーカット、そのまま真後ろに落ちた。

その頃アスタロトはエリアスと交戦し、優はガルムとの対話を試みていた。

「止まれ、止まってくれ!

争いは悲しみしか生まないんだろ、だったら止まれよ!」

「私に課せられた任務は騎士ロックとオープナーの抹殺、任務を果たすことが私の使命、それ以上でも以下でも有りません。」

「違うお前はガルム、心優しきガルーダの一族じゃないのか!」

そのまま、優が殴られ飛ばされる、それと同時にユキが空に舞い上がり、詠唱を始めた。

「「ここに集いし数多の黒雲、その光放ち我が矛となれ・・・」」

ユキの頭上に雨雲が現れ、それぞれが帯電していく、その中、エリアスとアスタロトが剣を交えていた。

「お前、洗脳までして何が目的だ。」

「洗脳?違うわ、もとからあの子は私の兵器よ。」

アスタロトの中で憎しみが蓄積していった

「貴様・・・ふざけるな!」

アスタロトが大剣をを振るう、それをエリアスが水流で受け止める。

「使えるものは使えるように使うだけ、何が悪いのよ。」

「グッ・・・」

その時に空から、ユキの声がした。

「行ッくよ~」

「待った!」

「主!それは!」

「「貫け!クラウド・・・スティンガー!」」

その声と共に、落雷が発生した、当然誰一人避けることは出来ず全員に命中し、

その真ん中に何事もなかったかのように、ユキが降りてきた。

「「少々派手にやり過ぎたか・・・」」

「master・・・are you ok?」

「ああなんとかな、って言うか少々どころじゃねぇよ、大分派手にやってるよ。」

「主、なかなかに痺れます。」」

「グッ・・・俺は何を・・・」

3人の後ろからガルムの声がした、どうやら雷に撃たれ、意識を取り戻したようだ。

「ガルム!」

「優、どうやら意識が戻ったみたいだ。」

「よかったこれで・・・」

安心した優に、かなり暗い声のトーンで優に話し掛けた。

「でも、すまない、頼みがある。」

「ああなんだって聞くよ、お前の為なら。」

「ありがとう、なら聞いて欲しい、俺を封印してくれ。」

仮面の下で見えないが優は驚いた顔をした。

「お前を・・・」

「ああ、このままだとまた、あの状態になってしまう、でも俺の力で誰かが傷つくのは嫌だ、もちろんであって間もないお前と別れたくは無い、でもこうするしか無いんだ。」

しばらく間を開けてから返答した。

「俺には、無理だ。」

「・・・でもお前にしか頼めない、だから。」

「master・・・」

「わかった、パスコードをッ・・・」

その時背後から攻撃された、そしてその相手は

「悪いな優、箱を開けるためだ仕方ない。」

そこに立っていたのは、優たちがまだ知らない無い姿、ピッキングフォームに変身した真也だった。

「いくぞ。」

その姿で容赦なくガルムを殴る。

「このままやらせる訳には行かないわ。」

対抗するかの様にエリアスがガルムの意識を奪い二人が本気の戦闘を開始する。

「ガルム・・・」

「優、別れを告げにいくぞ。

おい優!聞いてるのか?」

「・・・」

「優!」

「ああ、聞いてるよ、いくぞ、アイツを止めにな!」

「password Consent!」

ファイアウォールフォームに変身して真也に回し蹴りを繰り出してから、セジョウブレードを取りだし、スピアモードに変形させ応戦する。

だが、真也も負けじとピッキングライザーを用い優とガルムに対し乱れうちした後、優に銃口を突きつける。

「パワーダウン、ポイント20、タイム180。」

「ok」

「なんだ・・・力が抜けてくような・・・」

「悪いな、3分だけ大人しくしてろ。」

弱体化のコマンドを適用された優は、そのままガルムが無惨に打ち倒され、封印される様を呆然と見るしかなかった。

「ハック完了、パスワード取得開始・・・」

「止めろ、止めてくれ!」

優の叫びは届かず、真也はそのまま解析を続ける、だがそれをエリアス妨害したが、アスタロトにより阻止され、更にアスタロトがエリアスからフェンリルキーを巻き上げる。

「いつの間に!」

「教えてどうなる、お前はここで終わるのだからな。」

「フン!覚えてなさい。」

エリアスがその場から逃るそれと同時に真也の手により、パスワードの解析と洗脳の解除が完了した。

「無事か、ロック。」

「優君、動ける?」

二人が優に寄り添う、そして、真也がついにブランクキーを刺した。

「真也!」

「良いんだこれで。」

「ガルム・・・」

「俺を封印したのがお前じゃなかったのは心残りだが、お前に会えて良かった、ありがとう、優。」

「そんな!」

「さよならだ、優ならこの争いを終わらせられる、そう信じてるから・・・」

「封印。」

「ガルム!」

叫び声と共に彼は消えた、そして悲しみの中、優は真也に問いかける

「真也、何が目的なんだよ、何のために邪魔したんだよ!」

「簡単だ、十二幹部の封印のためだ、後それに必要なのはお前らが持つ残り3本、まあ奪うのはまた今度だ、また会おう優。」

少々上機嫌な足取りで真也はその場を去っていった・・・

 

 

 




次回予告
夏と言えば海!砂浜、小波、そして・・・そんな気分じゃない優と元気に遊び回りたいユキ、そしてその日・・・
次回「海の罠、激情の炎」
相棒は鍵! 纏うは鎧!


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20,5話 ユキの誕生日

8月2日木曜日 17:00

獅童家ではユキを抜いて全員でキッチンに集合していた。

「さて、材料はこれで全部。」

「しかし、料理は苦手なのだろう?」

「大丈夫だって、な、キードライバー。」

「yes my master」

この日は午前中練習した後、ユキは大学の友達と遊びに行っている、その時間を利用して、夕飯とケーキを作る、まあケーキといってもそんな大層物ではなく、買ってきたスポンジに飾り付けするだけのケーキだが。

さて説明はこれくらいにして、優が桃を不馴れな手つきで切り始めた。

「フルーツって以外と切りづらいな。」

「まあ球体だからな。」

「って言うか、早くない?アスタロトさん。」

優が皮を剥き終えた頃にはすでにりんごを切り終えている。

「まあ剣士だからな。」

「I don't feel that way(そう言う事では無い気がします)」

「だが実際色々なものを切ってきたからな。」

「よし!こんな感じかな」

「以外と不器用だな。」

「うるさいなユーズ。」

それから、スポンジケーキの上に不格好に切られた果物を並べその上にチョコクリームを塗っていく。

「何故生クリームでは無い?」

「あいつ、チョコレート大好きだから。」

「そうか。」

「自分の主の好みくらい覚えたらどうですか?」

「私もつくづく勉強せねばならないな。」

そして、2段目を乗せチョコクリームをを側面に塗っていき、そして、天面にクリームを塗っている最中にアスタロトが優に聞いた。

「この札の字を書いて良いか?」

「それは俺にやらせてください、日頃の感謝は自分で伝えたいので。」

「そうか、なら今君が描け、無論その作業は私が代わろう。」

「お願いします。」

そして、優が砂糖でできた札に字を刻んでいく、その字は「HAPPYbirthday yuki 19th」と少し崩れた字で描いた。

それを苺と一緒におき完成させ、冷蔵庫にいれる、独り暮らし用のため、かなりギリギリだったが。

「これでケーキは完成っと、次は・・・」

「何を作るんだ?」

「グラタンですよ。」

どうやらアスタロトにとっては未知の料理の用だ。

「まあ、言う通りに手伝ってください。」

「たっだいま~♪」

「おかえり、晩御飯出来てるぞ。」

「えっ、優君が作ったの?」

「ああ。」

そのまま二人でならんで居間にはいる、少し冷めてしまった料理がまだ良い臭いを漂わせている。

「グラタンだ~」

「頑張って作った、どう?俺からのプレゼント。」

「もう最高だよ!ありがと、優君。」

頑張って作ったかいがあった、そう思えた。

「後、ケーキもあるぞ。」

「あっそうだ、優君、これ。」

ユキが横長な箱を優に差し出した。

「これ何?」

「開けてみてよ。」

蓋を開けると、鳥を象ったペンダントが入っていた。

「昨日まで元気なかったから、これで寂しくないかな、って思って。」

「・・・ありがとう。」

「いいよ、そんなことより早く食べよっ。」

ウィンクしながら優に言った

「主、私には無いのですか?」

「今日は貰う側だもん。」

そうしてユキもまたひとつ歳を重ねた。

 

 




あとがき
お久しぶりです、深海魁兎改め高町魁兎です。
今回はユキの誕生日回を書いてみました、さてその日ですが8月2日、パンツの日とか、響ミソラ(伝わるかな?)の誕生日とか言われてるなんとも火野映司や、和泉沙霧を彷彿とする日ですね。
さて、優&ユキの同居生活もだんだん賑やかになってますが、これから新たな敵や、まさかのあの人(みんな予想ついてる)が変身しますのでお楽しみに。
それではまた番外編のあとがきでお会いしましょう。

by8月3日の30度の熱帯夜のなか執筆している高町魁兎


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第21話 海の罠、激情の炎

前回の仮面ライダーロック
ガルーダ属のガルムと心を通わせ、そして洗脳され優の手で倒さざるを得なくなった、そしてその場に現れた真也のてによって封印された。
だがその寂しさは優を・・・


8月3日

ユキの誕生日も過ぎた今日、砂浜ライブが開催され、優達も登壇していた、と言っても今回もベース担当は居ないため、コラボという形で参加だったが、まあ自分達の公演が終わり、今日することが終わった二人は会場である砂浜に居る、優はペンダントを眺め、ユキは子供のようにはしゃいでいた。

(ガルム・・・)「つッ冷たッて何だよユキ。」

水着姿のユキは優の頬に缶ジュースを近づけて無邪気に笑う。

「何って、折角海に来たんだからさ、遊ぼうよ、優君。」

「遊ぶって、割りと良い歳してるだろ。」

「歳なんか関係ないよ。」

「子供か、この貧ッ、痛って、まだ何も。」

「それ以上言ったら・・・」

「分かったよ、でもそう言う気分じゃ・・・」

「行こーよ優君。」

ユキが優の手をひいて。波打ち際に走る、19の筈なのになぜかこの時は子供の様だった。

「全く、しょうがないな。」

そう言った時海から怪物が現れる。

「何だ?」「あれ化け物じゃね。」「マジウケる、インスタ上げよ。」「とりあえず陸に上がれぇ!」

その場にいた人達が様々な反応をしながらざわつき出す、それを見た優が陸に戻り、鞄からパーカーを出し、そのフードを目深にかぶってからキードライバーを取り出してから、皆の前に現れ、そしてアスタロトもやって来る。

「敵か?」

「Is it a turn?(出番ですか?)」

「すまない、遅くなった。」

「別に問題はない、とりあえず行くぞ。

「set up」

「変身!」

「施錠!騎乗!向上!」

優が変身する姿をその場にいた人の数人が撮影しSNSにupしていた(特に陽キャの○○○グラマー)、それを気にすることなく優は槍を構え、バイクに股がる。

「chain lood」

鎖で出来た道の上を走り、迎え撃つが、中々に速く、潜水と浮上を繰り返している。

「全く、しつこいな。」

「art up・・・bind」

鎖で拘束し、槍で突きながら砂浜まで移動させ、そこから必殺技を放とうとするが。

「overflow。」

「「ガッチング・・・」」

「待った、優!」

「え?」

そいつは水を吐き、海への道を作って再び潜水し、水上から攻撃する。

「オイ!さっさと潜れ!」

「いや・・・俺、泳げないんだって。」

「はぁ?」

そのまま着弾し、変身が解ける

「優君、私に行かせて。」

「いや、いくらなんでも!」

「良いから、貸して!」

ユキがキードライバーを巻き、変身して海に飛び込んだ、逆に怪物も何故か、ユキが変身した途端に海に潜った。

「待て!戻ってこい!」

その声は届かず、ユキが行ってしまう。

「嫌な予感がする。」

「ああ、恐らく主を・・・」

「いえ、その逆よ。」

「「お前は・・・エリアス!」」

そう、そこにはエリアスが立っている、そのまま優に語り始める。

「久しぶりね、優、もちろんあなたが泳げないことは知っての上での作戦よ。」

「待った、何故俺の名を・・・」

「気にしないで、まあ厄介な物が海の中にいるうちに、倒させてもらうわ。」

そのまま堤防を飛び降り、優の芳へ攻撃する、アスタロトも加勢しようとするが、その手を阻まれる。

「何奴。」

「太刀筋が良い、だが、ここで終われ。」

「戦う相手に名も伝えないのか。」

「俺は獅子座の幹部レオンズ、これで満足か?」

「ああ、守護騎士アスタロト、参る!」

そのまま、二人が剣を交え、戦う中、海の下では・・・

「行くよ。」

「all right finish up」

「ガッチングデスサイズ!」

鎌で怪物を斬り、封印し、そのまま海上に浮上した。

「やったよ!優・・・君?」

ユキが戻ってきたときには、アスタロトが疲れはて、優がエリアスに屈してしまいそうな状況だった。

「早く、戻らないと。」

「全くまんまと罠にはまる馬鹿め。」

優の元に信也がが現る、それと同時にユキも戻ってきた。

「優君、これ。」

「ああ、こんな罠に・・・」

「グッ・・・」

「「アスタロトさん!」」

その瞬間、アスタロトがレオンズに刺され、倒れた。

「なかなかに良い剣士であった、だが我には及ばない用だな・・・」

そこにユキが寄り添う。

「そんな、アスタロトさん!。」

「私は、あなたを守って、この命を終えるなら、なんの悔いもありません。」

「そんなこと言わないでよ。」

「騎士たる者、何かの為に命を張るのなら本望であり、いつか、こういう形で別れを告げる日が来るのです、そして私は、主、あなたに看取られて、旅立てるのです。」

アスタロトが少しずつ粒子化して、大気中を舞った。

「私はこれで良いんです、頼みましたよ、私の選んだ騎士を、そして、あなたに宿る、乙女座の戦騎を・・・」

アスタロトが消え、ユキの手に、剣の形をした、ペンダントが残った。

「アスタロトさん・・・」

「悲しみに浸る時間は終わりよ。」

ユキの背後に、エリアスが迫っていた。

「さよなら。」

エリアスの指示でレオンズが剣を振りかざそうとする、その時、二人の感情が、シンクロした。

「「・・・さない・・・」」

「あら?」

「「お前らを・・・許さない!」」

二人の声に呼応するように、フレイムキーが蒼く光る。

「この力なら・・・仇は打ちます、絶対に!」

「form up」

「「大変身!」」

真っ青な鎧に身を包み、さらにその体を蒼い炎が全身を被った。

「form blueflame」

「はぁぁぁ・・・ハッ!」

体の炎を飛ばし、その後自らが突進し、攻撃していく、そこに真也も加わり、二人の幹部を追い詰めた。

「2人の恨み、受けてみろ!」

「finish up」

「その罪、身を持って償え・・・」

「finish up」

「「ガッチング!」」

「ハッキング・・・」

「「strike」」

二人のキックが炸裂しエリアスが人間態になった、しかしその姿を見た途端に優が驚愕した。

「何で・・・何でこんなことしたんですか、先輩!・・・」

「そんな、嘘でしょ・・・」

「ごめんね、選ばれた以上仕方ないんだ、優。」

エリアスの招待は、北下爽子だった。

「先輩!嘘ですよね。」

「悪いね、世の中って言うのは残酷なの、知られた以上、しばらく敵ね・・・」

そう言って、爽子は海岸を後にし、優は膝を落として絶望した。

「嘘だ・・・先輩がエリアス、あのエリアス・・・」

「優君・・・」

「なぁ、お前に話がある。」

二人の間を真也が割って入ってきた。

「十二幹部を封印するためにお前が持ってる、イーグル、ユニコーン、フェンリルの3本が必要だ、だから、お前に決闘を申し込む、勝った方が負けた方をすきに出来る権利を掛けてな、一週間後、展望広間で待つ、必ず来い。」

真也はそれだけ告げてその場を去った。

 




次回予告
それは遡ること7年、爽子と優の思い出、2022年の二人、優の原点とは・・・
次回「先輩との思い出」
相棒は鍵、纏うは鎧・・・


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第22話 先輩との思い出

前回の仮面ライダーロック
砂浜ライブに参加していた優は、その日マーメイドキーの怪物と戦い、罠にはめられる、そして、獅子座の幹部レオンズと魚座の幹部の手によってアスタロトを亡くしてしまう、その恨みに呼応し生まれたブルーフレイムフォームで難を逃れ、エリアスを撃破するが、その正体は、北下爽子だった・・・

では、今回は、優と爽子について語ろう、そうだなあれは確か今から6年前・・・


2022年 4月4日

この時は優がこれから小学6年生になる前くらい、前年に事故で両親を亡くし、この時は、姉弟4人叔母に引き取られていた、この当時の優は、友達を作るのが苦手だった、両親が目の前で亡くなったから人と関わるのが怖くなっていた。

でもその当時の優には一つだけ楽しみがあった、それは、アマチュアアーティストがプロの審査を受ける番組を観ること、その中で優の中には「自分もあれがやりたい。」と言う気持ちが芽生えていた、だがこの当時の家庭環境は叔母と、愛と、優より2個上で双子の姉、鈴と舞、そして優と言う男子少数の環境だったため、とても「習い事がしたい。」とは言えない環境だった。

「それ見るの好きだねー。」

「なに観たって俺の勝手だろ、てか今日バイトいかないんだ。」

「毎日行かないよ、過労死するから。」

「ふーん。」

そう言いながら再び画面に視線を向けると、愛が隣に座って優に聞いた。

「ホントはやりたいんでしょ、こう言うの。」

「別に・・・。」

「そうかなー、私にはそう見えるけど。」

「違うって。」

「正直になりなよ。」

愛は優の頬をつつきながら言った。

「やめてよ、姉さん。」

「でもやりたいんでしょ?」

結局優も正直に言った。

「やりたいよ、でも・・・」

「もーやりたい事くらい言いなよ、可愛くないな~。」

「男に可愛げなんか要らないだろ!。」

「あれ~優と愛ねぇで秘密の話?」

「それとも隠し事かな?」

鈴と舞もやって来て余計に話がややこしくなった。

「とりあえず私の友達から楽器の出来る子、紹介するよ。」

「はぁー。」

「優が楽器か。」

「似合わないんじゃない?」

「ちょっと、それはかわいそう、止めて。」

「「は~い」」

 

 

 

 

 

 

同年4月8日

そこは、少し古めかしい楽器店の2階練習室だった。

「君が愛の弟か~、愛とは真逆でおとなしそうな子ね、やんちゃ坊主が来るかと思った。」

「爽子、それは私が騒がしいって言いたいの?」

「まあまあそんなつもりは無いから、あっ、自己紹介がまだだったね、私は北下爽子、打楽器やってます。」

「打楽器?」

「そう、ここにあるドラムとかね。」

その部屋には黒塗りのドラムセットが組んであった、その当時の優はその威圧感に興奮していた、今から、これを習えるんだと。

「どうだい?ちょっとはやる気になったかな?」

「うん、凄くかっこいい。」

「気に入ってくれて良かった、でもあれをやるのはまだ先かな~。」

そう言いながら爽子はスネアドラムを持ってきた。

「えっ。」

「いきなりやらせないよ、ちゃんと基礎を覚えてから。」

このとき、優は少しガッカリしていた、その状態の優に爽子はスティックを差し出した。

「まずこれがないと始まらないから、君にプレゼントするよ。」

「いいの?」

「素直に受け取りな。」

これは後から知った話だが、このとき貰ったのは1100円のトレーニングスティック、初心者向けのモデルだ、まあ打楽器の知識がある人や、楽器店に足を運んだことがあるなら安いと思えるが、まあ一般的に考えたらこれでも高いだろう。

「いいかい、まず持ち方だ、人差し指と親指で握って・・・」

この頃の優は堅苦しいルールとかも苦手だった、それ故に不機嫌そうな顔で従った。

「こう?」

「もうちょっと力入れて良いよ、そう簡単に折れないから。」

「こう?」

「そうそう、じゃあ後の指を・・・そう、持ち方はOKじゃあ次は・・・」

そして、やっと打面を叩く、ここで指の使い方、4分や8分等の単純なリズム、そんな感じな事をやった、正直言って楽しく無かった。

「じゃあこれを次までに出来るようにしようか、まあ最悪スティックさえあれば雑誌でも練習出来るから。」

「雑誌?」

「騙されたと思ってやってごらん、じゃあまた来週。」

そうして優の頭を撫でてから、去っていった。

「どうだった?」

「あんまりかなー。」

「そう、まあ最初はそんなもんさ。」

「僕は最初からあれが出来ると思ってたのに。」

優は頬を膨らました。

 

 

 

 

それから、来週も再来週も教えてくれるのも、やらせるのも基礎練習だった、だが優はそれに不満を感じていた。

「はーいまたズレた、じゃ、また最初から。」

「あのー、これホントに意味あるんですか?」

爽子はを真面目な表情で見ながら言った。

「なんだって最初から出来る訳じゃないし、基礎的な個とを飛ばすとそれしか出来なくなる、そうならないためにやらせてる、不満なら辞める?」

「・・・」

優は黙ってしまった、これまでの優はA型の癖に大雑把に色々やって来たから、そんなことは気にしてなかった、だがこの日始めて「騙された気でやってみよう」そう思った。

それからと言うもの、床にタオルを敷いただけの練習台で必死に取り組んだ。

「あれー珍しくやる気だねー。」

「優ちゃんにやりたいことができたみたいだね。」

優を見守る舞と鈴の後ろに愛がやって来た。

「お前ら二人揃って弟に感激する暇があるなら、外で練習したら?アンタら二人はテニスがあるだろ。」

「分かったって、行こ鈴。」

「はーい。」

それから一ヶ月。

「よし、そろそろ良いかな。」

「じゃあ!」

「お待ちかねのドラムセットだよ。」

「やった!」

この日の優は年相応に喜び、始めて椅子に腰掛け、ペダルに両足を置いた。

「じゃあまずは基本の8ビートから・・・」

2029年8月10日

「夢か・・・先輩なんで・・・。」

朝起きた優は天井を見上げてそう言った。

「優君?なんか微妙な表情してるね。」

「そうかな、所で今何時?」

「午前7:00だよ。」

「そうか。」

「Don't worry my master」

 

真也との約束まで後3時間




次回予告
十二幹部を封印するための鍵、それを懸け3人がいや6人が真也に挑む。
次回「約束の決闘」
これが全エレメントナイツの力だ!


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第23話 約束の決闘

2029年 8月10日 

この日真也から言われた時間に展望広間にて3人が揃った。

「来たか。」

「ああ、お前と対話するためにな、言葉の無い対話を。」

「言葉の無い対話か・・・」

その場に張り積めた空気が走る。

「ほ、ほんとにやるの?二人が争ったって意味無いのに!。」

「ユキ、いつかはこうなる運命だったのかもしれない、真也、12年間のライバル関係に終止符を打とう。」

「set up」

「どこまでも甘い奴だな。」

「set up」

「変身!」「変身。」

「施錠!騎乗!向上!・・・」

「解錠、改造、開花・・・」

二人が鎧を纏い、向き合った。

「「いざ勝負!」」

同時刻???

「恐ろしい、私の才能が、この新しいキメラキーが!」

「あら、やけに上機嫌ね、スティング。」

「私はうるさいとしか思えないけど。」

「これがあれば、日本、いやこの星を・・・」

「大口叩いてないでさっさと仕掛けたら。」

「はッぁぁ・・・フッ!。」

まず優が背後に回り背中を突くが、命中するまえに振り向き拳で払い、そのまま回し蹴りを繰り出し、それを槍で受け止め、足を払い、体制が崩れた所でセパレートモードにし、切ろうとするが、瞬時に体制を立て直され、フックを喰らう。

「「form up」」

そのままポリスフォームに変身して弾丸を放つ真也に対しアクアフォームに変わり、盾を作る、そのままウィンドフォームに変わり真也を風で飛ばした。

「最短でケリを着けるか、ハックオン。」

そのままハッキングフォームに変身し、優を追い詰める。

「ファイアウォールはどうした、使わないのか。」

「お前の事くらい、読めてるからな。」

「form up」

「「大変身!」」

「form blueflame」

ブルーフレイムフォームに変わり、蒼炎を放ち、応戦するが、ファイアファイターキーを装填したピッキングライザーによって無効化されてしまう。

「対した事無いな、クラスセカンドの鍵も。」

「知るか。」

「password Consent!」

「「サイバーアップ!」」

「overflow」

「いくぞ優!」

「ガッチング・・・ヘルブレイカー。」

ファイアウォールフォームに変身し、槍で必殺技を放つ、それに対し真也は優に銃口を突きつけた。

「パワダウン、パーセンテージ70。」

そのまま銃口を離し、腹部に蹴りを入れた。

「70% output drop to keypadraiza (キーパッドライザーの出力が70%低下しました)」

「よし、狙いどうりだ。」

「なに馬鹿な事言ってる。」

「あいにく俺にも制御できないかもしれない力だからね、出力下げてくれてありがとさんって事だよ。」

優の

手の中でその鍵が融合し、その鍵をキーパッドライザーのメモリーキーと交換した。」

「set up second」

「「ユナイトアップ!」」

「疾風!激流!烈火!フォームアップトライ!」

ファイアウォールの上から蒼と紫の鎧を纏い、新たな姿に変身した。

「なんだ、その姿は・・・」

「ユーズと、キードライバーと、後の4人のエレメントナイツ後からがひとつになった、6身一体の鎧であり、3つのエレメントがひとつになった鎧、名付けて、トライフォーム。」

「どんな姿になろうと同じだ!」

真也が殴りかかるが、その手を掴み、左手で水流を発生させ飛ばし、飛んでいく真也を、風で壁を作りそこに拘束して、火を放った、そのままウィンドケージに閉じ込め、中を水で満たした。

「なあ真也、これからどうなるかわかるよな。」

「finish UP」

「いくぞ。」

「ああ。」

「「ガッチング!」」

「explosion」

キックで熱を与え、内部水分を蒸発させて、水蒸気爆発を起こした。

「俺の勝ちだ、だから、お前が隠してきたもの全て見せてもらうぞ。」

「ああ、約束だからな、負けた方を好きにできるっていうな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ライブハウスraid エレベーター内部

「ここから先は本来二人しか行けない場所だ。」

そういいながら操作パネルにカードキーをかざし、地下8階まで降りた。

「俺たちが普段居るこの場所の地下に、こんな空間があったんだな。」

「なんか居心地よくないね、ザ、無機質って感じで。」

「好きに言え、まあここで俺は、2年間研究すると同時に住み着いて居る場所だ。」

そこは真也のラボであり、また彼の住居としても機能しているようだ、そのまま真也は優から預かった鍵をもって机の上のものを説明した。

「こいつは星屑の箱、そしてお前が持ってるこの鍵と、俺の鍵がないと開けれない箱、そしてその中には彼らと同じカード式のデバイスと、その発動に使うカードキーが一層目に納められてるらしい。」

そういいながら五本の鍵を刺して、箱を開けた。

「十に幹部を封印するためってそう言うことか、まあ疑いは解けた。」

「ああ。」

そのまま箱のなかに視線を向けた、しかしその中には札のみが収まっていた。

「デバイスが、サードが無い。」

「どう言うことだ?」

「キードライバーは3個存在する、そのうちのひとつが、あるはずのひとつが無い。」

その窪みはユキが持っているペンダントと同じだったが、その事には二人とも気づいて居なかった、そしてそこに警報音が鳴り響いた。

「またか。」

そういいながらモニターに現地の映像を写す、そこには、様々な生物が混ざった怪物、いや怪獣と懐かしい建物が写っていた。

「スティングの仕業か・・・現地に行くぞ、場所は、天の川学園。」

「「天の川学園!?」」

to be continued

 

 




次回予告
天の川m学園近郊に現れた怪物、そしてその体に選ばれた少女、そのなかで二人はある教師と再会した。
「俺の生徒は、俺が守る、タイマンはらして貰うぜ!」
次回「恩・師・再・開」
相棒は鍵! 纏うは鎧!

3習間近く投稿できなくてすみませんでした


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第24話 恩・師・再・会

前回の仮面ライダーロック!
真也に呼び出され、展望広間で始まった決闘、二人が全力をぶつけ優が勝利し、二人が協力関係になり、星屑の箱の一層目が開いた、しかし、その裏でスティングが仕掛けたのは・・・


懐かしい坂と河川敷、曇った空、その空を舞う強大な怪物、それは天の川学園の方向へ真っ直ぐ飛んでいる、そしてその怪物と並走する二台のバイク、そう、優たち3人だ。

「以前の西洋竜型より巨大だな。」

「恐らく今回も蠍野郎の仕業だ・・・」

「とりあえず射撃武装が無いとキツいな。」

その怪物は天の川学園の近辺でで静止し攻撃を開始した。

「優君!。」

「わかってる。」

「「set up」」

「変身!」「変身。」

優はブルーフレイムフォームに、真也はハッキングフォームに変身した。

「射程距離が足りない、もう少し近づかないと当たらないか、キードライバー!」

「その必要はない、オリジム、ビークルをモード2に。」

「yes master」

真也のバイクが変形しカウル部と、後部にそれぞれ滑空砲が現れた。

「ファイア!」

そのまま右のクラッチレバー部に現れたもうひとつのレバーを引いた、どうやらこれがトリガーらしく、怪物めがけ弾を放ち、全て命中させた。

その間に優はチェーンロードを使い、怪物の背中に飛び移った。

「このまま決め・・・」「待て!」

「もしかして。」

「ti's right(その通りです)」

「しゃーねぇ、サイバーアップ!」

ファイアウォールフォームに変身しセパレートイリュージョンを出すために「2468」を入力してる間に気づかれて振り落とされた。

「でもこの距離なら、「セパレートイリュージョン!」」

空中に投げ出されたまま技を放つが、ほんの一センチ足らず、当たらなかった、そこに滑空砲の弾が怪物に当り、優はロックチェイサーの上に着地した。

「危ないな真也!」

「知るか。」

そのままピッキングライザーを向ける。

「full charge」

「ピッキングブラスト。」

しかしその弾は外れ、優もファイアウォールフォームの副作用で気を失った、幸いこのときはユキが前だった為事故にはならなかったが、そして怪物側も疲れはてて人間に戻り落ちてきた所を真也が受け止めた。

「とりあえずこの二人を何処で休ませないとな。」

「オイ!お前ら!。」

スーツ姿の男がこっちに走って来た。

「優にユキ!、久しぶりだな!、まあ優の方は倒れてるけどな。」

「き、如月先生?」

そう、この男は如月玄太郎、天の川学園高校の教師だ。

「おう!でこの辺に何しに来たんだ?」

「事情は後で話しますから、保健室のベッド借りていいですか?」

「私の次なる作品ユナイトモンスグリフィスは言い結果を残してくれそうですね。」

「あら、妙に上機嫌ね。」

「さて、次に私自らが戦場に出てサポートが必要ですので、行くとしましょう。」

「で、如月先生、この子の事知ってるんですか?」

「知ってるも何も、うちの生徒だからな。」

ユキと真也は玄太郎にホールズについて説明し、今度はホールズの体にされていた少女についての情報を聞いていた。

「こいつは鈴原颯、2年c組だ、まあユキが知らないのも無理は無いな、4月に転校してきて、6月から不登校だったからな。」

「不登校?」

「ああ、こいつは転校早々にいじめられててな、詳しいことは伏せとくが、それが原因で学校に来れてなかった、まあこういう形で再開することになるとはな。」

「なるほどな。」

「どうしたの?真也。」

「ああ破壊された家の位置に規則性が無いと思ったら、こいつ、颯だったか、そいつをいじめてた奴の家とこの学校を破壊してたって訳か。」

そこで優が目を覚ました。

「あれ・・・保健室・・・って如月先生!」

「久しぶりだな優!」

「あの・・・俺が気絶した後何があったんですか?」

「二人とちょっと情報交換してた感じだ。」

「はあ・・・。」

「にしても、ちょっと痩せたか。」

「えっ・・・」

実は優はロックとして戦う間に栄養分を多量消費しているが、それが原因で無自覚の間にかなり細くなっていた、が当然優もユキも指摘されるまで気づいていなかった。

「優、仮面ライダーになってかなり無茶してんだろ。」

「先生?」

「忘れたか、仮面ライダー顧問であり元仮面ライダー、如月玄太郎だ、で無自覚の間に無茶してたんだな。」

その時颯も目を覚ました。

「ここ・・・学校・・・」

「一ヶ月ぶりだな。」

「先生・・・。」

彼女は玄太郎に話しかけられたとたんに怯えるように身を竦めた。

「大丈夫だ、あんな怪物の姿になってでも復讐したいのか?」

「先生には、多分わかりません。」

そう言ってベッドから降りて逃げるように保健室を後にした。

「まって!」

「ちょっとユキ!、あ、先生!心配かけてすみませんでした!」

二人も颯を追いかけた。

to be continued

 

 




次回予告
颯を追う二人彼女の口から溢れる辛い話、そこにスティングの魔の手が迫る。
そこに帰ってきたのはあの白い仮面ライダー!
次回「師・弟・共・闘」
相棒は鍵!纏うは鎧!


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第25話「師・弟・共・闘」

前回の仮面ライダーロック
母校天の川学園近郊に現れた怪物、それと交戦する二人、その最中、恩師如月玄太郎と再開した、だが保健室で情報交換していた最中に怪物にされた少女、鈴原颯逃げ出してしまった・・・



「はぁ・・はぁ・・やっと追い付いた。」

「オイ、ユキ!、追い回してどうするんだって。」

天の川学園校舎裏部活棟前でお互いに止まった。

「なんなんですか!私を追い回さないで下さい!」

「待って!」

そのまま逃げ出しそうになった颯を優が抑えた。

「ゴメン、如月先生から事情は聞いてる、いじめについて、学校に来れてないことについて、おしえてくれないかな?」

颯は少し俯いてそれから、優の手を振りほどこうとした、でも結局諦めた。

「わかりました、じゃあ話せる範囲で・・・お話しさせていただきます・・・。」

それから、優とユキの間に颯が座るような形で並んで、自販機付近のベンチに腰かけた。

「じゃあお話ししします、私、親の都合で転校いろんな所転々としてて、今回でもう転々とする必要がなくなって、2年も同じ学校に通える、1年以上の付き合いで友達が作れる、それが嬉しくて仕方なくて、でも、実際に転校してチア部に入ったら、雑用ばかりで練習もあまりさせてくれなくて・・・で、私反論したんです、そしたら暴力でねじ伏せられちゃって。」

「まあ、天高って、部内いじめとか対立多いからね、上下関係も理不尽なとこもあるし。」

「まあ昔から変人奇人、後趣味ねじまがった奴のバーゲンセールみたいなとこ有るし。」

「でもそれだけじゃないんです。」

そういいながら、眼に指を当ててコンタクトレンズを外した。

「私何故か生まれつき碧眼で、それでバカにされて、それがすごく嫌だったんです、だから学校に行きたくなくなって、私おかしいのかなって、勝手に思って・・・」

そのまま泣き出しそうになってしまった彼女の肩にに、優とユキが優しく手を当てた、しかも無意識で同時に。

「そんなこと無いよ、確かにチア部の話は理不尽だ。」「でも君の瞳は例え変でも、私はとても素敵だと思うよ。」

嬉し泣きのあまりユキに抱き着いて泣きじゃくった、またユキも彼女の頭を撫でて慰めた。

「感動的ですねぇ、ですがドラマチックなのは嫌いです。」

そこに、現れたのはスティングだった。

「二人とも下がれ、何のようだ!」

「今日用があるのはあなたじゃありません、後ろのお二人です・・・って痛ァ!」

「お前ら、さっさと逃げろ。」

信也の弾丸がスティングに命中した。

「・・・ったく、相変わらず美味しいとこ持ってくな。」

「知るか。」

「邪魔はさせませんよ。」

そのままスティングが二人を追いかけた。

「言われてもやるのが俺たちだ、行くぞユーズ!キードライバー」

「all right my master

set up」

「ユナイトアップ!」

「疾風!激流!烈火!・・・」

「ウィンド、50%解放」

優はトライフォームに変身し、風の力で音速に達し、スティングの行く手を阻み、双剣で応戦する、前ほどのの圧倒的大差は埋まっているが、しかしまだ互角だ。

「まさか、ここまでになっているとは・・・では奥の手を使うしかないようですね。」

「奥の手・・・?」

スティングは遠隔操作用コントローラーのようなものを取りだした、それの操作と連動するように、颯が苦しみだした。

「うっ・・・ダメ、嫌だ、私を・・・私を避けないで!・・・」

「颯ちゃん!」

「スティング!、お前何をした?!。」

「なるほどな、外部からの精神操作か。」

「ご名答、まあ使いたくは、ねぇ。」

颯の瞳が紅に染まっていく。

「憎い・・・ウザい・・・私は・・・私は・・・ああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

彼女の叫びと友にその姿は再びグリフォンとなって飛び立った。

「マズイな、ユーズ、キードライバー、どっちから行く?」

「当然デカイ方だろ!。」

「me too」

「聞かれるまでもなくあっちだ。」

全員一致で追いかけるがスティングに阻まれ、真也だけがそのままバイクで追いかけた。

「スティング!」

「倒されるわけには行かないのですよ、私の最高傑作を。」

「人の心を操って、ヘイト増やして暴走させて何が傑作だ!」

「おっと、それ以上言うと・・・」

ユキの背後に既に毒針が迫っていた。

「動いたなら彼女を刺します、同意するなら、変身を解いてそれを差し出しなさい。」

「優君!」

(優、まさかお前。)

優がスロットに手をかけたその時、スティングの後頭部に飛び蹴りが入り、もう一人が、毒針を払った。

「何とか間に合ったな、賢吾。」

「いや既に手遅れだ。」

「先生・・・」

そう、二人の間に現れたのは、歌星賢吾と如月玄太郎だ。

「この一般人が・・・」

「一般人?笑わせるな。」

賢吾はアタッシュケースから水色のドライバーを出した。

「メンテナンス強化共に完了してる、使えるな。」

「おう。」

「先生、フォーゼドライバーは溶鉱炉に・・・」

「あの後俺が独自に開発した新たなドライバー、ニューフォーゼドライバーだ。」

そのままベルトを巻いた途端にブランクキーが輝き出した。

「これは、先生の力。」

「アストロスイッチのコズミックエナジーの一部ががあの鍵に移ったのか。」

真っ白な鍵にロケットのような絵が刻まれた。

「優君。」

「優。」

「行きましょう、先生。」

赤いスイッチを倒し、それから優が鍵を刺す。

[3、2、1]

「継承!」「変身!」

二人が煙に包まれ、白いスーツを見に纏った。

「仮面ライダーニューフォーゼ」「仮面ライダーロック」

「「タイマン張らせてもらうぜ!」」

「生意気な!」

[ロケットオン]

右手にオレンジのロケットを装着してダブルパンチ、それから通り抜けて、優が逆手持ちしたセジョウブレードで急降下切りを放ち、次に玄太郎が両足に装備したガトリングとミサイルポッドで攻撃した。

「私をここまで追い詰めるとは・・・」

「「まだまだこれからだ」ぜ!」

[ドリルオン]「finish up」

空中に上がった二人が左足にドリルを装備して見下ろしていた。

「それは、まさか!」

「「ガッチング!」」

[「limit break」]

「ライダーロケットドリル、卒業生キック!」

二本のドリルでスティングを貫き戦兎不能状態まで追い詰めた。

「ユキ!」

「わ、わかった!」

ユキがスティングの背中にカードを刺し封印した、そして、スティングの体は一部が機械に置き換えられた、人間に変わった。

「サイボーグ?」

「いや機人か。」

「機人?」

「そんなことより優!、あのグリフォンを追うぞ!」

「あっそうだった。」

「誰と話してるんだ?」

「とりあえず、行かないと!」

 

そのまま優は、ロケットで、あのグリフォンめがけ飛んで行った。

 

to be continued

 




次回予告
スティング最後の産物ユナイトモンスグリフィス、その中に取り込まれた颯、救う術は、第三の剣

次回「星城の騎士」
相棒は鍵!纏うは鎧!

一ヶ月更新できずすみませんでしたm(_ _)m


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第26話 星城の騎士

前回の仮面ライダーロック
颯がスティングの策により怪物化し、追いかけるも行く手を阻まれる、だがそこに、恩師如月玄太郎と歌星賢吾が現れ、フォーゼと共にスティングを撃破した、だが町に放たれた怪物は・・・


上空約600メートルに浮かぶ獣のような影、それと地上からそれを狙うもの、そして辺りは火の海になりかかっている、そして優は怪物に追い付きその背中に着地しファイアウォールフォームへ姿を変えた。

「こいつ前よりデカくないか?」

「颯自身の負の感情が大きくなったせいか。」

「とりあえず。」

「all right」

颯を切り離すためにセパレートイリュージョンを発動したが、その断面は想像を絶する光景が広がっていた。

「なんだこれ。」

「ホールズ側が、ホールドしている。」

「どうした優、早く切り離して離脱しろ!。」

「ダメだ、内部に大量の触手が・・・」

その断面から見えたのは大量の触手が張り巡らされ、颯の体を締め付けている、また切り離そうとしても、次から次に出てきては、邪魔をされ、そしてそれでも飛び続ける体の上で立つのも困難になり、再び体内へ取り込まれていった。

「仕方ない、フルチャージで落とす、本体は諦めろ。」

「・・・また断捨離かよ。」

「良いから早く射程外に出ろ。」

「待てよ、こいつを倒すだけじゃ意味ねーだろ、キードライバー、リミットリリース1。」

「are you ok?(正気ですか?」」

「ああ、正気だ。」

「all right my master set to big blade」

セジョウブレードが檸檬色の光を放ち、その光が刃となり、スピアモードが全て柄になる程の長さになり、その剣を振りかぶった。

「このまま臨海公園に落とす、邪魔するなよ真也!」

「この馬鹿が。」

「Is construction complete and ready?」

キードライバーの声と共に、その剣を振るった。

「「ガッチングザンバー・・・フルブレイク!」」

キードライバーの声と共に、剣を振るい、その軌道は真円を描き、その翼を切り落とした。

そして羽根を失ったその怪物はまっすぐ海に落ち、また優はひどい頭痛に悶えた。

「とりあえず・・・これで・・・」

「ホントに大馬鹿野郎だ、本番はこれからだってのにな。」

「i think so to」

「なんとでも言え。」

「Don't tell myMaster badly(優の事を悪く言わないでください)」

「ライダー超電撃フィニッシュ!」

天高の前ではスティング封印時に散らばったアーミーキーの始末が行われていた。

「優君・・・大丈夫かな・・・私が、私がもっと・・・」

「これで大体全部か?・・・ってどうした?」

「いや、なんでも・・・」

空に目を写すと巨大な檸檬色の刃が姿を現し、怪物が海に落ちていく光景が広がっていた。

「また、また優君が無茶してる、私がもっと強かったら、クインズの力をもっとうまく使えれば・・・」

(小娘よ、力が欲しいか?あの若僧を救いたいか?)

「この声、クインズ?」

(ああ、もう一度問う、あの若僧を救い、そして助ける力が欲しいか?)

「私に出来るなら、優君の助けになれるなら、その為の力がてにはいるなら。」

(心得た。)

その声と共にユキが持っていたペンダントとブランクカードが光り、足元に紋章が現れた。

(さあ呪文と共に宣言するのだ、御主の名を、この剣の名を、)

「わかった、えーと、新たななる守護騎士響優希が命ずる、我乞うは星屑の力、友のために、この戦いを沈める為に、汝に名を与える、汝の名は、望みの剣ホープカリバー。」

名を授けた途端に、ペンダントが大剣となり、札には紋章が刻まれ、そしてロックチェイサーが優の元へチェーンロードを張った。

「何が起きてるの?」

「私が君の剣になり、そして君は騎士になった、行くぞ、友とあの娘を救うのだろう?」

「うん、いこうクインズ。」

「私はもうクインズでは無い、ホープカリバーだ。」

「長いからホープで良い?」

「it doesn't matter(構いません)」

「剣になると英語しかダメなんだ。」

ユキはロックチェイサーに乗り、長いポニーテールをなびかせて、優の元へ向かった。

「ピッキングブラスト。」

その頃、二人は怪物と交戦しているが、優は颯を救う術と、ファイアウォールの副作用で頭痛に襲われている、だが怪物は待つこと無く猛威を振るっている。

「優、お前は関わりの深い人物を失うのが怖いんだろ、両親のように。」

「俺は・・・この手で誰も、殺めたくは・・・」

「だからお前は甘いんだよ。」

その時、怪物が熱戦を吐く、二人が避けようとするが間に合わない、だがそれを銀のバイクとポニーテールの女が庇った。

「ロックチェイサー?」

彼女は優に構いもせず、怪物の中の颯に語りかけた。

「颯ちゃん、辛かったよね、いじめられて、目の色でバカにされて、避けられて、でも、私は君の蒼い瞳、好きだよ。」

怪物が静止した、そして続けて語った。

「必要とされてなくても、君を大事に思ってる人はいる、まだ出会えてないなら、私がなってあげるから、もう、自分を避けた人たちを、罪の無い人を襲わないで。」

「今だ!「セパレートイリュージョン!」」

彼女の言葉に動かされ怪物から自然に分離しかけ、優がそれを切り離した、だが負の感情だけになったそれは暴走を始めた。

「私は弱くない、優君や、みんなを守れるだけの力ならここにあるから、悲しき獣よ、人々のために眠って・・・行くよホープ。」

「心得たmy master YUKI」

「変身!」

剣のスリットに札を滑らせ、その体を白い鎧と、白いベールで包んだ。

「施錠!星城!奏上!・・・」

「キードライバーサード・・・」

「もう一人の騎士・・・」

「私は、アスタロト、仮面ライダーアスタロト!」

アスタロトはその大剣を両手で持ち、背後に回って、尻尾を切り落とし、その後背中の翼で羽ばたいて、背中に急降下付きを放ち、怪物が悶えながら熱戦を吐くが、全て交わした。

「これでフィニッシュだよ!」

彼女は剣を空に掲げて、怪物の体に紋章を投影し拘束した

「スターライト・・・ストライク!」

剣を地面に刺して、飛び、オーバーヘッドキックを繰り出した。

「すごい・・・。」

「優君!ブランクキーちょうだい!」

「優君?まあ良いや。」

投げ渡された鍵を受け取り、その怪物を封印し、その後、変身を解きヘルメットを外した。

「ユキ・・・」

「まさかお前がカード式、キードライバーサードの使い手だったとはな。」

「「キードライバーサード?」」

「まあ知らないのも無理無いか。」

「誰?今の声誰?」

「私の声が聞こえるのか?」

「もしかして優君が首から下げてるその鍵?」

どうやらユーズの声はユキにも聞こえるようになったらしい。

「私はユーズ、見ての通り鍵だが、体さえあれば結構ハンサムなんだぞ。」

「とりあえず改めてよろしく優君。」

その時のユキの笑顔はとても可愛らしかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

数日後 真也のラボ

「真也ーいるかー?・・ってなんだこれ!」

「あれ?あの子って。」

「どうした?あまり頻繁に来られると迷惑だ・・・ああアイツの事か。」

そこにはモノクロの服に身を包んだ白か金かわからない髪で碧眼のキャラクターが描かれたポスターと恐らく同じキャラクターだが茶髪で、一緒に白い服で脇に本を抱えた妖精?が描かれたポスターが張ってあり、キーボードの脇に野菜スティックを置き、ギンガムチェックの赤いスカートに青いブラウス、見慣れた校章で特徴的な蒼い瞳、まさしく天高の制服を着た颯だ。

「どうしてここに?」

「鈴原颯、仮面ライダー部の部員として皆さんをサポートすべく、泊まり込みでオペレーターを勤めさせていただきます!」

 

こうして優たちの新たな仲間として、鈴原颯とホープが加わった。




次回予告
町に現れた双子座の幹部ジェミニス、その前に現れたのは異世界の先輩?
「お前の運命は俺の手の中だ!」
次回仮面ライダーウォーズコラボ編「鍵と鍵の力と技act1」
相棒は鍵!纏うは鎧!


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第27話 鍵と鍵の騎士と戦士act1

「全く、あのバカがやられてここも寂しくなった。」

「カプリス、私じゃその席は埋まらないとでも?」

「そんなんじゃないわよ、アイツらがまさか・・・」

「二人とも、そこまで向きになることか?」

その場に沈黙が発生した。

「とりあえず次の作戦を・・・」

「私が直接出よう。」

少し渋い声で彼は言った。

「お前は・・・ジェミニス。」

「ああ、異世界から良い物を仕入れましたから。

2029年9月8日 土曜日 獅童家

あれから数日ユキも夏休みが明け、2度目の土曜日を迎えていた。

「おはよー、優君。」

「珍しく遅かったな、やっぱ大変?」

「そうだね、まあ専門学校生の優君には到底分かんないだろうけど。」

そういいながら席につき、優が作った朝食に手を付ける、最近は優もある程度なら料理が出来るようになり、代わりに朝食を作ることも多くなった

「いただきまーす。」

こんな平和な朝もつかの間、二人にかかってきたのは真也からの緊急呼び出しだった。

「朝早くすまないな、敵反応、しかも幹部級だ。」

「さっさと行くか。」

「all right my master」

「俺の居た所より少し進んでる・・・」

彼はそう言いながらこの町を散策していた。

「時間も時間だし、どこかで朝食でも・・・」

そこには様々な人たちが倒れていた。

「これってまさか。」

彼が前に視線を向けるとアナザーダブルのような見た目の怪物が居た。

「着いた、でも大分遅かったか。」

優が後ろに行きを乗せてその場に到着し、ヘルメットを被ったまま敵に接近する、ユキはそのまま避難誘導にまわった。

「あなたも早く!」

「怪物、そう言う事か。」

彼はバックルを取りだし鍵を刺した。

「変身!」

[仮面ライダーウォーズ!]

彼は、仮面ライダーウォーズに変身し、剣を構えた。

「あの姿、まさか・・・!」

「確かめるより先にやることがあるだろ!」

「そうだな。」

「set up」

「変身」

「施錠!騎乗!向上!・・・仮面ライダーロック!」

「いくぞ!」

ウォーズとその怪物が交戦するなかに乱入する形で優が入り、剣を降る、その途端に避けられ、距離を取られた。

「二対一ですか不公平ですね。」

ジェミニスは「WOZ」と書かれた札を出す、それを見てウォーズが納得したような顔をした。

「探す手間が省けた、さっさとそいつを返してもらうぞ。」

「渡すわけがないじゃないですか、こうするのが目的ですから。」

ジェミニスが自ら札を取り込み、その体を銀と緑のライダーに変えた。

「さあ、続きと行きましょう。」

「こいつ・・・。」

その時ウォーズが優に視線を向けた。

「手を貸してくれないか?」

「ああ、お安いご用だよ。」

そのままジェミニスに向かって攻撃を仕掛ける、まず右に優が入り、剣を振りかざし、避けたところをウォーズが攻撃しするが全く効果が無い。

「なに!」

「嘘だろ。」

「そんなものですか、終わりにしましょうッうう・・・」

ジェミニスが突然苦しみだす。

「今がチャンスだ!」

「わかった。」

そのまま再度立ち上がるが、それと同時に逃げられた。

「この勝負あずけます。」

「待て!」

ウォーズの叫びは届かず姿が見えなくなった、その後優の方に振り向き変身を解いた。

「康介さん・・・」

「久しぶり、優。」

数分後ライブハウスride地下8階 真也の研究室

「とりあえず事情を聞かせてくれ。」

康介の前でも相変わらずの上から目線だった、それを気にすること無く康介が話し始めた。

「あいつは双子座の幹部ジェミニス、俺の世界に来て、アナザーエネミーのカードを奪ってこの世界に渡航しようとしていた、そこを追いかけて来て、さっきの状態に至る感じだ。」

「異世界に渡航するホールズか・・・」

「異世界?(なあユーズ、異世界に渡航する生物なんかいたっけ?)」

(居ない、この地球には、だが、双子座なら・・・いやそれは無いか)

「あのーアナザーエネミーって何なんですか?」

「他のライダーの力を宿した怪物、みたいな、感じっていったらわかるか?」

「ならあいつはなんのライダーなんだ?」

「多分仮面ライダーウォズ、2112年で会ったと思うけど、あの常磐ソウゴと共に戦ったライダー、多分その能力だと思う。」

「あの祝えって言う人か・・・。」

「まあそう言う解釈で良いけど、問題はどうするか。」

「まあ、とりあえず・・・ってオイ!」

「簡単だ、アイツのデータは充分にある、対策アイテムを作る。」

「ああ、任せた。」

「と言うわけだ、集中したい、出てけ!」

「「「はぁ!?」」」

 

 

 

 

同時刻 ????

「全く、その姿が異世界で手にしたって言う代物。」

「使いこなせてねぇじゃねえかジェミニス。」

「あんたは黙ったらどう?で、それなに賀できるの?」

「アナザーエネミー、財団Xと言う組織の物、ですが拒絶反応が出ていますから、次の出撃はこれが収まってからですね。」

午後14:00頃 ライブハウスride 練習室2

「みんな懲りずに2時間もやってるな。」

「「2時間はまだ短い!」

「そうなの?」

康介は帰る術もこの世界で他にすることがなく、二人の練習しているこの部屋にずっと居すわっていた。

「まあ、ブランクは2日以上開けるのはこわいし、もっとうまい奴はいくらでもいるから。」

「だからって。」

「「だからって何!?」」

「いやなんでもないです・・・」

そこにいつものあの音が響く。

「emergency」

「来たか。」

「今度は逃がさないよ。」

「ハイテクだな、そのベルト。」

「そうかな、んで真也、例のアイテムは・・・」

「まだだ、時間をか稼いでくれ。」

「分かった、行きますよ康介さん。」

to be continued

 

 




次回予告
再び現れたジェミニス、彼の前に歯が立たない、その時現れたのは・・・
「偽物はこの手で葬る主義でね。」
次回「鍵と鍵騎士と戦士act2」
相棒は鍵、纏うは鎧!
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第28話 鍵と鍵の騎士と戦士act2

前回のあらすじ
市街地に現れたジェミニス、応戦する優とユキ、そこに異世界から来たライダー好きライダー山田康介こと仮面ライダーウォーズが登場した、そして「woz」人かかれたカードの力とは・・・


「おや、遅かったですね。」

「人を襲ってる身でよく言うな。」

「まあ今回はこっちの番だよ!」

「なんか二人で域ぴったりすぎて入りづらいな。」

そして、二人はベルトを巻き、ユキは剣を構えた。

「set up」

「行くよ、ホープ。」

「yes master」

「「「変身!」」」

[仮面ライダーウォーズ!]

「施錠!騎乗!向上!「施錠、星城、向上!「「仮面ライダー「ロック!「アスタロト!」

3人はそれぞれ変身し、それに対抗するように、ジェミニスは3人の手下を出した。

「あんたは高見の見物か、行きますよ!」

(ウォズの力ならあんな能力・・・まさか、シノビ、クイズ、キカイって事か)

そのまま優は紫の怪物と、ユキは黒い怪物と、康介は金色の怪物とそれぞれ交戦する。

「たっく、こいつ速いな。」

「私に考えがある、交代だ!」

「分かった、キードライバー!」

「auto battle mode」

優とユーズの意識が入れ替わり、その状態で攻撃される直前に剣で付き動きを止めて、そのまま蹴る。

「思った以上に強度がある。」

「使うしかないか。」

 

「パワーに勝つならこれだ。」

[ブリザードキー!]

氷でそいつを固め、次の鍵に交換した。

[ダミーキー!]

二人に分身して、空高くとんでもう一度鍵を捻った。

[ジェミニドロップ!]

そのまま金色の怪物が爆発した。

「よし。」

 

「もーなんなのこれ!」

ユキは黒い怪物の赤と青の壁に苦戦していた。

「だったらこっちも!」

「reed up Scorpio」

剣先が毒を纏ってその状態で攻撃するが、さほど効果がない、そのまま優と背中合わせになる。

「なあ、ユキ、一人じゃ無理だ。」

「わかってる、一緒に行くよ!」

優はスピアモードのセジョウブレードのユニコーンキーを刺し直した。

「overflow」

「「せーのっ、ガッチングダブルス!」」

優とユキが黒い怪物の方を同時にV字に斬り、反対を向きながら紫の方を斬った。

「「チェックメイト!」」

二人が指を鳴らすと同時に二体が爆発した、そのままジェミニスの前に戻り、優と康介がそれぞれフォームチェンジした。

「set up」

「ユナイトアップ!」

[Four zero two][lock off WAR-Z・NOVA]

[オープン!宇宙を超える運命!全てを司る運命(さだめ)!ウォーズ・ノヴァ!]

「疾風!激流!烈火!フォームアップトライ!」

それぞれウォーズノヴァ、トライフォームに変身した。

「真也のあれが完成する前に倒せそうですね。」

「ああ、一気に決める。」

[ビックバン!]「finish up・・・fullpower」

「「ガッチングストライク!」」

二人が同時にライダーキックを放つがそれは当たらず、紫の怪人によって光弾で落とされ変身が解けてしまった。

「紫、そうか、ギンガって事か。」

「どう言うことですか?」

「Dangerous!」「優君後ろ!」

背後には例のギンガを模した怪人が立っていた、そのまま力をため光線を放つ直前だった。

「グッ。」「もうだめか。」

その時灰色の布が二人を巻き取り救い上げた。

「大丈夫かい?二人とも。」

「この声は・・・黒ウォズ。」

「ウォズ、あの祝え!って人か。」

そう二人を救ったのはウォズだった。

「なぜここに居るんですか?」

康介は少し興奮しながら訪ねた。

「私の偽物は自分の手で葬る主義でね、それとこれを返しに来たんだ。」

その手には二つのミライドウォッチが握られていた。

「これって・・・」「俺たちのウォッチ。」

「ああ、本来私の持っているべきじゃない物の気がしてね。」

そこに真也も駆けつけた。

「優、出来たぞ。」

「全く同じ鍵が二本・・・。」

「シャッフルキー、そいつを同時に回せ、その二つのベルトの力が変身解除するまで混ぜ合わさる。」

「やりましょう、康介さん。」

「私も加勢しよう。」

「あの紫は私とシン君に任せて。」

「お話は済んだようですね、まあこれから倒される運命ですが。」

「「いや、倒されるのはお前の方だ!」」

「私の偽物よ、覚悟したまえ。」

5人が並び立ち、4人がベルトを巻き構えた。

[ロック!][アクション!]

「「set up」」

「しっかり合わせてくださいよ。」

「わかってる。」

「「「「変身!」」」」

[施錠!騎乗!向上!・・・フューチャーリングロック! ロック!]

[「施錠!友情!気分上々!ウォーズロック&ロック!」]

「・・・祝え!2020年と2029年のライダーが混ざり、奇跡の力を持つ鍵の勇者、その名も仮面ライダー「ロック!」「ウォーズ!」今まさに新たな進化の瞬間である!」

「必要なのかそれ。」

真也が冷たい目で告げる。

「「「これがお約束なのにー。」」」

「まあ参ろうか諸君。」

「I'm done(やれやれ)」

そのまままず真也とユキが紫の怪人と交戦を開始し、怪物のの光弾に対し、ユキが真っ二つに切り裂き、そこに真也が間合いを積め、上段突き、そして中断蹴り、そしてハッキングライザーで一発入れ、次にユキが最後から斬る。

「finish up」

「ピッキングブラスト。」

そのまま協力弾丸で撃ち抜かれ爆発した。

[フィニッシュタイム・・・爆裂DEランス!]

ウォズがジェミニスに対して、爆裂DEランスを繰り出し、そこをジェミニスが反撃するがそれを軽々交わし、ライドウォッチを交換した。

[ウォーズ!][アクション!]

それと同時に優と真也が槍で攻撃した。

「なんだ、この力は・・・」

「さあな。」

「俺も知らない。」

「つまり未知数と言うことさ。」

[ビヨンドザタイム!・・・ウォーズドロップ!]

そのままウォズが両足蹴りを脳天に決め、フューチャーリングロックに戻った。

「finish up」

「「これでフィニッシュだ!」」

[ビヨンドザタイム!]

三人が槍を構え、ベルトを操作した。

「「ガッチング!」」

「Trident」[ガッチングトライデント!]

三人の槍から出る衝撃波が合わさり、三ツ又の槍となってジェミニスを貫いた。

「今だ!ユキ!」

「ok行くよ。」

そのままカードを認証させジェミニスを封印した。

そして出てきた体はまた人間と機械のハイブリッドだった。

「また機人か・・・」

「今回はありがとうございました、康介さん。」

「いや、俺こそいきなりでゴメン。」

「後、持っててくれますか、シャッフルキー。」

「ああ、記念に貰っとくよ。」

[ターイムマジーン!]

「ウォズ!探したよ!」

「申し訳ない我が魔王、では康介君は私達がが送って行くよ。」

「じゃあまたね、優、ユキ!、あと真也!」

「優!また会えて嬉しかったよ!。」

「はい!康介さん!」

そして3人を乗せてタイムマジーンが空高く飛び去った。

「・・・頑張れよ、2020年の俺・・・」

彼もまたタイムマジーンに高らかに手を振った。




次回予告
次に表れた山羊座の幹部カウル、その場所は···スペイン
そして現地で出会った男彼は?
次回「スペインと山羊座とパンツの男」
相棒は鍵!纏うは鎧!

おまけ 
高町魁兎コメント
大変長らくお待たせしてしまいホンットに、申し訳ありませんでしたッァァァ!!!
早くやらねばと思いながらリアルが忙しく中々上げれなかったウォーズコラボ編いかがでしたか?
今回津上幻夢さんとコラボのお誘いを居ただき、書いてて難しいですが中々いいものになったつもりです。
津上さんとはツイッターの方でかなり絡んでて、話しやすく年も近い人でこれからもこの関係のまま活動したい方です、個人的には津上さんがいなかった自分ではこの作品は無いと思ってます。
で今回は康介は最終回後と言うことでベテラン的な感じを出して書いて冬映画的な感じで書いていました。
ではロックも折り返しに来ております、これからもよろしくお願いします。
ここで津上さんのコメントを頂きたいところですがここで終わらせて頂きます。
一ヶ月近く遅れてしまいほんとに申し訳ありませんでした!!!!

9月8日涼しい夜の中で
by高町魁兎

相棒は鍵、纏うは鎧!
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第29話 山羊座とスペインとパンツの男

前回の仮面ライダーロック
異世界からやって来たライダーウォーズと共に双子座の幹部ジェミニスに再戦する、そしてそこに乱入したウォズと共に勝利を納める。
だがその裏では···


康介が去ってからしばらく経ったある日

「中国、ロシア、イギリス・・・同じ手口で被害者も鴻上生体研究所の関係者・・・奇妙だな・・・」

 

 

 

2029年9月23日午後22:30

「全くお前ら、さっさと帰れ、ココはお前らの・・・」

「良いだろ真也。」

「そうそう、優君の言うとうり別に危害は加えて無いしね、颯。」

「そうですよ、緊急時もこっちの方が便利ですし、ほら、カリカリしてると、血圧上がりますよ。」

あれから一ヶ月がもうすぐ経つが、気がつけばここは秘密基地の様な空間になっていた、まあ颯が来て、メインルームにソファーベッドが置かれ家財道具や調理器具が充実したせいでもあるが。

「良いからお前らは・・・お出ましか。」

警報音と共に、映し出されたのは現場の画像と地図、そしてその地図は、スペインを指していた。

「読み道理だな、お前ら、さっさと出撃の準備だ。」

「いや、どうやって行く気なんだ?」

「俺が2年間海外での出現を想定してないとでも思ったか?」

そう言いながら真也がエンターキーを弾く、それと同時に出入口を兼ねていたエレベーターの先に通路が作られた。

「実際の距離の約12分の一で移動できる、バイクなら15分足らずで行けるはずだ、いやロックチェイサーならもっと短いな。」

「なるほどな、行くぞ、ユキ。」

「OK、ちゃちゃっと片付けよう!」

「一応変身して行け、突入時と脱出時に大量の熱が出る、生身なら確実に死ぬ。」

「わかった。」

そのまま発進し、その道を僅か5分で走破した。

「到着、お前が山羊座の幹部か。」

「日本語・・・貴様どうやってここに。」

「あなたが知る必要ないでしょ?」

その台詞と共に二人が剣を構えた。

(私がココで倒されれば計画が・・・)「いかにも、私が山羊座の幹部カウル、あなたもこの頭突き餌食になりたいですか?」

「なるわけ無いでしょ、逆に風穴開けちゃうよッ、ロック、ホープ行くよ。」

「「ああ。」」「「all right」my master」

そのまま戦闘を開始し宣言どうりまずは頭突きが飛ぶ、それを交わして、二人同時に蹴る、そのままカウルが吹っ飛ばされる。

「装甲はタフだが、技術は無いようだな。」

「みんな、さっさと決めて帰ろう。」

「okロック、これでフィニッシュ・・・キャッ!」

目にも止まらない速度で突進され、不意打ちを食らってしまった。

「私をここまで本気にさせるとは・・・次はないですよ。」

「待て!、いや先にこっちだ。」

優は奴を追いかけるより先にユキを抱き抱えて後に乗せて人気の少ない場所まで移動した。

「ユキ、大丈夫?」

「私はなんとか、生身だったら危なかった、かも。」

「とりあえず、反応がロストした、俺は日本から奴を探す、そして、目的もな。」

「で、俺たちは?」

「現地で調査に当たってくれ、幸い日本は金曜の夜だ、まあそっちはもうすぐ夕方だがな。」

「ちょっとシン君、それは無いんじゃ無い?」

「私も止めたんですけど・・・」

「まあ中国じゃないだけましと思え、カメラに写った途端に違法入国で捕まる、カメラとAIで分析して犯罪者は即座に指名手配レベルのセキュリティだ、まあ不法入国に近いことしているわけだ、目立つなよ。」

そのまま通信を切られてしまった。

「カウルにはこの計画の最終段階の必要不可欠なものを頼んでるわけなのよ、これじゃダメね、強化しなきゃ。」

エリアスが現地でカウルを罵っていた。

「ですがエリアス、騎士どももここに・・・」

「だからよ、ここであの技術を・・・」

「結局、言葉が通じる相手無し、通訳も英語話せる人じゃないとキードライバーは対応できない。」

「そして宿無し、摘んだねー、どうしよう優君?」

結局5人は郊外に出てバイクで二人乗りしながら移動しているが、換金出来る施設もないので、買い物もできない状態である、まあ優のバイクはそもそも動力の都合上ガス欠の心配は無いが。

「master・・・」

「どうしよ、ユーズ?良い方法無いかな?」

「私に聞かれても・・・なんだ?。」

そのとき二人の前を緑のメダルが転がり、一人の男がそれを追いかけていた。

「よかった~でももう一枚は・・・」

「日本語?あのー貴方は?」

その男は拾ったメダルを布?で包んでからこう言った。

「俺、ですか?、俺は火野映司、こんなところで日本人に会えるなんて、君たち名前は?」

「俺は獅童優って言いいます、でこっちが。」

「響優希って言います。」

「へぇ~優君にユキちゃん、ところで君たちは何しにスペインに?・・・って立ち話も難だから、どこかさわれる場所行こうか?」

「その前に換金出来るところにいきたいんですが・・・」

現地時間17:00日本時間24:00

「つまり君たちは玄太郎君の教え子で、欲望の怪物を追ってる仮面ライダーか。」

「で、今はスペインにいます。」

「とりあえず、手伝わせてくれないかな?」

「良いんですか?」

「ライダーは助け合いでしょ。」

「ありがとうございます。」

「すっかり12時、私ちょっと快眠とります。」

「ああ、別に好きなだけ寝てても良いがな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

現地時間20:00、日本時間2:00

「とりあえず、今日はここまでにしようか、二人とも時差ボケとか大丈夫?」

「大丈夫だったら今起きてませんよ。」

「とりあえず映司さん・・・何で焚き火に・・・パ・・・パンツさらしてるんですか?。」

そうここではお馴染みの光景、つまり焚き火と枝に吊るされた洗い立てのパンツと魚と言う絵になっていた。

「ハハハ、おじいちゃんの遺言で、男はいつ死ぬか判らないからパンツは常に一丁持っとけって。」

「いやそれでも流石に火野さん持ち物少なくないですか?お金だってパンツに包んでますし。」

「心配しなくて良いですよ、明日のパンツとちょっとのお金があればどうにかなります。」

「なんか、かっこいいですね、私もまねしたいくらいです。」

「ユキ、本気でいってる?」

優は少し心配になった。

「あとナイトマーケットはあんまりいかないで、スリとか多いから・・・よーし焼けた、二人もお腹空いたでしょ?」

「はい、「いただきます。」」

そうして、焼き魚を食べ終えた頃、ナイトマーケットの会場の方から爆発音が聞こえた。

「emergency」

「やっぱりか。」

「set up」

「「「変身!」」

「read up」

そのまま、現地急行し、そこにいたのはやはりカウルだったが様子は、普通ではなかった。

「こいつ・・・」

「無言、さっきまでとはずいぶん違うな。」

「とりあえずさっきの仕返しさせてもらうよ!」

「ちょっと待った!」

優の忠告を聞かずに走り出すが、カウルは映司を補足した途端にユキを無視して突進した。

「・・・」

「なるほどね。」

映司はその場にいた子供や人を逃して、そのまま攻撃を回避し、3枚の縁が銀色のメダルを出した。

「ホントは使いたくないけど・・・変身!」

[タカ!トラ!バッタ!]

映司はその姿を黒をベースにした三色の戦士に変えた

 

to be continued




次回予告
変身した映司とエリアスの計画、そして日本では・・・
次回「相棒とメダルと魚座の野望」
相棒は鍵!纏うは鎧!


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第30話 相棒とメダルと魚座の野望

前回仮面ライダーロック3つの出来事
一つ、スペインに山羊座の幹部カウルが出現。
二つ、その先でエリアスが何か企んでるようだ。
そして3つ、その先でであった男、火野映司が変身した!


[タカ!トラ!バッタ!・・・タトバ!タトバ!タ!ト!バ!]

その軽快な歌と共に映司は黒と、3色の色が入った姿に変身し、カウルの突進を爪で防いだ。

「ハッハァァ、セイハー!」

「あれが、オーズ。」

「欲望の王か。」

「オイ、お前らも加勢しろ。」

感心してる二人に、対して日本から、通信が入った。

「優さん、ユキさん、作戦を伝えます。」

「「颯!?」ちゃん?」

「とりあえず、ユキさんは、ジェミニカードで分身して、優さんはトライフォームで先回りして、それからアクアの能力で防御、その後に電気系の技でスタンさせてください。」

「と言っても、電気系・・・」

「私の、私の固有能力があるから・・・大丈夫。」

「なら、さっそく行くぞ。」

そのまま作戦どうりに映司からユキに注意を逸らし、それを優が防いだ。

「reed up」

「ホントに増えた。」

「ユキ!早くしてくれ!!」

「二人が押さえてる間に。」

映司は剣にメダルを積めた。

「我乞うは雷の矢・・・貫いて、プラズマアロー!」

その矢が3方位から打ち出され、カウルの動きを止めた、そして映司が二人に叫んだ。

[トリプル!スキャニングチャージ!]

「二人とも伏せて!」

その言葉と共に反射的に屈んだ、その次の瞬間、頭上に剣先が飛び、空間が湾曲した。

「ごめん、大丈夫だった。」

「俺はなんとか・・・」

「私もです。」

(優、何なんだあのパワー)

「俺も知らない。」

「そんなことより、早く封印しないと。」

「あらあら、結局目的の品は無しね。」

「エリアス!」

「でも、計画のためにはどうしても必要なのよ、力ずくでも。」

そのまま、二体のメカノイドホールズを召喚して映司に襲いかかった。

「やっぱり狙いは、コアメダルって事ね。」

[タカ!ウナギ!チーター!]

メダルを入れ換え今度は青い腕と黄色い足に変わり、鞭でで二人同時に応戦した。

「大人しく渡せば良いのよ。」

「やだね、だってロクなことしなさそうだし。」

「この男・・・」

「キードライバー、フレイムフルドライブ。」

「all right my master」

その二体に全身に火を纏って突っ込んだ。

「映司さん、ここは退きましょう、あと色々聞きたいこともあるんで。」

「わかった。」

「フッ、ハアアアアアア・・・」

そのまま全身の炎を地面に向けて放ち、その場を脱した。

「とりあえず映司さん、聞かせてくれませんか?コアメダルの事とか色々。」

「わかった。」

焚き火を囲んで、映司が話を始めた。

「コアメダルは欲望の固まり、厳密には錬金術?で作られた生物の力を宿したメダルで、そのメダルで出来た怪物がグリード、あいつもコアメダルを狙ってるならとんでもない欲望があるんだと思う。」

そういいながら、黒いバインダーと一枚のパンツに包まれたメダルを取り出した。

「こっちの縁が銀なのが財団Xが作ったコアメダル俺はこれまでこれを回収してた、気の向くままに旅しながらね、それからこっちが・・・」

そう言いながら布を退かして赤いメダルを取り出した。

「割れてるけど、本物のコアメダル、多分狙いはこっちだ。」

「こっち?」

「アンク、俺と一緒に戦ってくれた右手だけ復活した鳥のグリード、その意識が宿ってたメダル。」

「鳥の・・・」

(どうした?優)

(いや、なんでも無い。)

(ガルムの事でも思い出したか?)

(ああ。)

「とりあえず、もう遅いし、寝ないと体が持たないから、おやすみ。」

「「はい。」」

日本 真也のラボ

「今回もか、十二幹部の正体は皆機人、しかも見覚えがある・・・何故だ・・・」

スペイン6:00 日本時間13:00

「emergency get up!」

「敵か?」

「yes」

「とにかく行こうよ優君。」

「待って、俺も行く。」

「空に一体と陸に一体。」

「空中戦は私が行くしかッ。」

空からの化球をを素早い転がりで交わした。

「set up」

「「変身!」」

「reed up」

そのままユキが空に上がり、優が地上の方と応戦するが、圧倒的に分が悪い。

「こいつら・・・まさかな。」「攻撃は通じてる、けど回復が早い、これって、「不死鳥?」」

そのまま陸にいた方も空に飛び上がり、優が集中砲火を喰らう。

「なかなかいい様ね騎士ロック。」

「エリアス!」

「今あなたに構ってる余裕はッ。」

言葉を返す間も無く攻撃が続けられ、全くと言っていいほど反撃の隙が見えない。

「二人とも!遅くなってゴメン!」

「火野映司、ちょうどいいわ、探す手間が無くなって!」

その攻撃の矛先が映司に変わった。

「「映司さん!」」

「大人しくメダルを渡せばこんなことにはならなかったのにね!」

「グァアァアァ!」

そのまま変身解除まで追い込まれた。

「さて、終わりにしましょうか。」

エリアスが優を踏みつけ、止めを刺そうとしたその時、一枚のセルメダルが飛び、ユーズと融合した。

「まさかこんな形で・・・体が手にはいるとはな・・・。」

「ゆ、ユーズ・・・」「うそでしょ・・・」

全身に鎧を纏い、剣でエリアスの攻撃を防いでいたのはユーズだった。

「やっぱりね、コアメダルとプラネットキーの性質はすごく近いから、やっぱり上手く行った。」

「映司さん、ってこれも。」

割れたコアメダルから赤いオーラが注がれ、ブランクキーが赤くなり逆に割れたメダルが一時的にもとに戻った。

「アンク・・・こんなことで死ぬなってことか、行くよ、みんな!」

「「変身!」」

「タカ!クジャク!コンドル!」[タージャードル~♪]

映司と優が赤と黒の姿に変身した。

「優、ガルーダキーを。」

「そう言えば、これがあったな。」

そうしてユーズに鍵を渡し、4人で空へ羽ばたき、不死鳥2体の攻撃を二人が防いで、ユキとユーズがその後ろから加速して攻撃した。

「「finish up」」

「「「これでフィニッシュだ!」」よ!」

[スキャニングチャージ!]

「ガッチング!」

「drop!」

「エレクトロドロップ!」

「セイハー!」

全員のドロップキックが炸裂し、地上についた瞬間に封印した。

「あとは・・・」

「残念だけどこれは貰っていくわ。」

「アッ!いつの間に・・・」

その手には橙色と灰色のメダルが握られていた。

「これで揃った、渡しの計画がこれで・・・」

そのままワームホールで逃げられてしまい、その直後ユーズがセルメダルと鍵に分離して、タカコアもふたたび割れてしまった。

「アンク、ありがとな・・・」

「映司さん、今回はありがとうございました、また旅に出るんですか。

「うん、着の身着のまま気の向くままにね、あと、セルメダルとその鍵は君にあげるよ、日本を、世界を頼んだよ、あと日本帰ったらクスクシエってお店にいってみてほしいかな。」

「わかりました、じゃあまた何処かで、うん何処かで。」

「今回優君ずっと敬語だったね。」

「いやいいだろ、さてさっさと帰ろうか、家に。」

 

第3章「星屑の箱」完 




次回&次章予告
動き出すエリアスの計画、交わる世界、暴走する乙女座・・・
星屑の箱の二層目と隠されしキードライバーの力が、物語を加速させる?
第4章「試される絆」
絶対に終わらせない、この世界も···


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第31話 Pisces start up

(ここは?・・・あれって優君?)

何処かわからない空間でプカプカ浮かぶような感覚で、目の前の円形の枠の中には優と、見たことがないはずなのに何故かエリアスに似ている怪物が写し出されていて丁度その怪物の攻撃に優が押し負けた所だった。

「優君!ダメ!逃げて!・・・ってあれ?」

手を伸ばした途端にその景色は寝室に戻って、時計は03:00を指していた。

「なんだったんだろう、あの夢。」

そう言いながら優の布団に視線を向けた、そこにはちゃんと優も居る。

「とりあえずもう一回寝よ。」

そうして、もう一度布団に潜り眠りに着いた。

「エリアス、あんた本気なの?」

「私は本気よ、この計画が・・・この方法が、新たなる故郷を産み出す最短で最適な方法だから。

それともうひとつ、面白そうなものがあってね・・・」

午後15:00

「おーい、ユキ、ユーキ、聞いてるのか?」

「あっごめん優君。」

「最近ボーとしてばかりだけど、大丈夫か?」

ここ数日と言うものこのような調子で、体調は良好なはずだが、やはりボーッとしていることが多くなっていた。」

「今日はここで終わるか?」

「いや、まだいけるから・・・全然、ホントに大丈夫。」

「無理はしないで下さい、倒れてもらっても困りますし。」

ユキは少々しかめっ面だったが、ここで一旦休憩にして真也のラボに降りた。因みに練習室は以前使っていた2号室ではなく、真也が押さえている6号室に移動した、理由は簡単、オーナーは真也が地下にラボを作っていること等を知っているためこれまでどうり予約制にすると都合が悪いと言うことで真也が押さえているこの部屋を好きな時間に使っていいことにしてくれたのでこのような融通が聞くようになった。

「真也~ってまた観測か。」

「お前らか、まあ装じゃなかった場合は困るがな。」

そんな会話をしながら優も画面を見つめる。

「このノイズ・・・」

「お前も気づいたか、過去3回異世界とリンクした時と同じノイズが発生している。」

「それって、またどこかと繋がりかけてるって事か?」

「可能性は高い、でも今回は逆かもな。」

「「逆?」」

ユキと声が重なった。

「まあ可能性の話だ。」

そう言ってまたモニターの画面を切り替えて作業を続ける。

「優さん、ユキさんいつもどうりチョコありますけど食べます。」

「じゃあ私ビターで。」

「ダークで。」

まあ少し前にも語った気がするがユキはチョコ好きで今回も差し入れにと買ってある4種類の濃さのチョコがありその内ビターは40%ダークは55%。二人がそれぞれ一粒ほおばった時にいつものあの声が鳴り響いた。

「emergency」

「今回はわりと近場だな、行くぞ。」

「ok、ちゃちゃっと片付けよ。」

二人が駐車場に走り、現場へ向かう・・・ここまではいつもどうりだった・・・

 

 

 

「メカノイドホールズ・・・」

「しかも2体、そして亀か。」

「でも奇妙じゃない?いつもだったら他の人だったり何かの恨みで動いてるのに、まるで私たちを誘き出してるような気がする。」

確かにその場に起きていたのは無差別攻撃で、いつものように規則性がなく建物も、人も、ましてや電車、乗用車までもお構い無しである。

「罠っぽくても、俺たちは罪の無い者の盾になる、それがきっと、騎士の指名だと、俺は思う。」

「set up」

「わかってるよ・・・「変身!」」

「reed up」

変身して駆け出し、二手に別れて一体ずつを受け持ち応戦する。

「亀なら、腹は柔らかいはず。」

「特攻で突っ込む!」

「「finish up」are you ready?」

「「「ガッチングダブルス!」」」

X字を書くように位置を入れ替えながら突進し、怯ませた状態で封印した。

「今日のはやっぱりチョロかったな。」

「そうだね、さあ、戻ったらチョコが待ってるぞ~♪」

「流石は鍵の騎士たちだ、エリアスから聞いた通りだ。」

その人物は怪物の姿はまだしてないが、確かにその口からはエリアスと言うワード、そしてその容姿は優にとって、忘れる筈もないあの顔だった。

「お前・・・」

「睨まないでくれるかな?まあ仕方ないか。」

そう言って彼は姿を怪物に変えた。

「私は天秤座の幹部リブラス、エリアスから話は聞いているよ。」

「黙れぇぇぇ!」

優はその姿をトライフォームに変えて怒り狂って攻撃した。

「お前が・・・忘れもしない、お前が母さんを・・・。」

「優君、落ち着いて!」

 

「精神バイタル不安定、これじゃ変身が持ちません。」

「颯、ここは任せた、俺も出る、あのバカを止めにな。」

 

「想像以上にいい起こりっぷりね。」

「エリアス、まさかあなた。」

「彼の両親を殺した張本人よ、さすがのあの子もこれよ。」

その一言にユキは崩れ落ちて、そのまま拳を握った。

「いい加減にしなさいよ、この罠も、優君を・・・」

「残念だけどその推測は外れね。」

そう言いながらエリアスは両手を空に掲げ二つのワームホールを作り出した。

「あの子にはこの世界の素とに出てもらおうと思ってね・・・」

「・・・優君を・・・優君を追放?・・・させない、私がそんなこと、絶対にさせないから!」

その声と共に雨雲が集まり雷が落ちる。

「作戦成功。」

逆に雷がワームホールの引力を強めて、二人がそれぞれ別の穴に吸い込まれていった・・・




次回予告
優が次に目覚めた場所、でもその場所は、誰一人優を知らない?
そんな町に現れたのは?
次回「異世界の科学者act1」
相棒は鍵!間藤は鎧!


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第32話 異世界の科学者act1

「参ったな~こんな急に雷雨になるなんて。」

真夜中の買い足しから帰っている途中の彼は、その袋を下げ帰路についていたところ雨に見回れ、そして目を疑うものも見つけた。

「嘘でしょ、こんな雨の中で・・・君!大丈夫?」

空色のパーカーにフレアスカートといった服装で倒れていた彼女の脈や体温、そして呼吸等ををとっさに確かめる、体温は高く、脈はかなり少ない、また体温が低下しているせいか、呼吸もかなり乱れていた。

「とりあえず家につれていくしかないか。」

そのまま買い物袋と一緒に彼女を抱き抱えて、自宅・・・もとい職場restaurantAGTΩに連れ帰った。

 

 

 

 

 

 

「優、お前ももうすぐ・・・か、はやいな・・・。」

(父さん・・・)

「いつまでも子供扱いされるの嫌そうにしてるじゃない。」

(母さん・・・)

その時、車のガラスがいきなり割れ、それと同時に二人が倒れ、崖に車ごと落ちた。

だが優は、幸い骨折ですんだ、でもそこにあるのは受け入れたくない事実・・・両親は頭を撃ち抜かれ血を流している。

(嘘だろ・・・父さん!・・・母さん!)

痛む腕を伸ばしてその体に触れるが、その温もりはもう微かにしか感じられなかった。

「さてあとは例のメモリを・・・チッ、ガキを仕留め忘れたか。」

その聞き覚えのある声はとても低く、でも少し若々しい声、そしてその声の主は優の首もとを掴み車の外に放り出された後,拳銃を向けて脅迫された。

「おいガキ、チャンスをやろう、このまま動くな、そうすれば生かしてやる、お前だけな。」

そう言ってから車内似合ったメモリースティック回収し。火をつけたライターを放り投げた。

「おい!、何で燃やすんだよ!」

「証拠隠滅のためだ、警察がきても俺のことは話すないいか?」

胸ぐらを捕まれて脅迫、そしてまた地面に投げつけられた。

「あばよ!」

その声と共に車が爆発し・・・

 

「母さん!、ってここどこだ?」

次に目を覚ました場所は草原が広がっていて、ウサギや野鳥と言った小動物が走り回ったりしている・・・言わば都会の真ん中にある運動公園のような場所だった。

「目が覚めたか優。」

「It was a great deal (随分とうなされていましたよ)」

「ああ、母さんと、父さんが殺されたときの光景が、頭ん中フラッシュバックしてな。」

とりあえず辺りを見渡してから携帯を取りだし、連絡先を確認・・・したが皆揃って圏外、オマケにキードライバーの回線も繋がらない。でも唯一の幸いは電話会社の回線事態は使用できたため、SNS及びインターネットは使えるようだ。

「で、どうするんだ?」

「とりあえず調べた感じ家にはちょっと遠いけど、バイクはあるから。」

約30分後

「嘘だろ・・・」

いざ帰ってきた自宅(賃貸)の表札には「獅童」の字は無く、「山田」と書かれている。

「なあ、ユーズ。」

「ああ、その可能性が高いな。」

家の前を後にし階段を下りながら優はスマホで検索をかける、そして予想どうりこれまでのホールズ絡みの事件は何一つニュースになっていない、そして・・・

「7年前の事件か、これがどうしたんだ?」

「確かめるために、寄り道していいか?」

「ああ、この世界の手がかりがあるかもしれないならな。」

そうしてバイクを走らせ向かった先はもとの世界で言う旧獅童家、つまり優の両親が所有していた家を訪れた。

「やっぱりな。」

現在は事故物件扱いで不動産屋に張り出されているはずの家は、未だに表札に「獅童」の文字があり、ポストに刺さったままの新聞、外に干された洗濯物、衛生アンテナetc・・・とある筈のない生活感漂う品々があった。

「やっぱり俺の知ってる世界と同じ地理でも、違う。」

少々警戒しながら合鍵を刺す、見事なまでに合致している、そして約7年ぶりに足を踏み入れた家の中は間取りも、家具もほとんど同じで、明け渡す際に売り飛ばされた品々も、昔優が使っていた部屋もそのまま・・・強いて違う点を言うのであれば、机の上に白い花が飾られており、いかにも縁起が悪かった。

「白い花か・・・まるで誰か死んだかのような・・・」

「まさかな。」

一応和室の仏壇も確認しようと足を運ぶ、だが飾られていた遺影に対して、目を疑った。

「これ、俺・・・だよな。」

写真の人物は紛れもなく12才の優だった。

「そのまさかなら、マズイぞ。」

そのときだった、噂をすればドアが開く音がする。

「あれ?鍵空いてる。」

「今日、愛ねぇ帰ってくるの早かったのかなぁ?、バイクもあるし。」

推測どうり入ってきたのは、双子の姉、舞と鈴だ。

「emergency」

「こんなときにかよ。」

「何々?さっきの何?」

(抜け出す方法・・・隠れれる場所もないし・・・)

「和室の方だね、行ってみよ。」

(終わったァァァッァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!)

だが、運悪く目があってしまい、三人揃って静止した。

「・・・キャァアァァァァァァァァァァァァ!」

「不審者だ!」

(ユーズ?)

(ああ、逃げるぞ!)

「鈴姉さん、愛姉さん、すみません!」

そのまま逃げるように玄関に走り、靴はいて走り、誰かと途中すれ違ったが、直後にバイクで発進した。

「・・・」

「逃げた!」

「あっ母さんお帰りってどうしたの?」

「さっきの子、なんか優に近い風陰気感じてね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お帰り、翔一くん。」

「ごめんね真魚ちゃん、閉店作業やってもらっちゃって、でももう一個頼まれてくれないかな。」

そうしてドアを潜っておぶさって来た少女を下ろした。

「見た感じ15か18才くらいかな?どうしたの?」

「帰り道で倒れてて、とりあえず上のベッドに運んで着替えさせて寝かせてあげようって思って、熱も凄い高いし。」

 

to be continue




次回予告
緊急シグナルと共に駆け出した優、そしてユキが次に目を覚ましたのは・・・10年前のとあるレストラン?
次回「笑顔の料理人act1」


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第4章 試される絆
第33話 笑顔の料理人act1


「ここか、さっさと・・・」

現場に到着後後、そこに居たのは、タウラス。牡牛座の幹部と見たことの無い怪物だった。

「来たか、騎士ロック。」

「二対一か、あれで行くぞ。」

「all right,pass word consent」

「「サイバーアップ!」」

優はファイアウォールフォームに変身し、ファントムメイクを発動して分身、そしてそれぞれが、槍で応戦する、だが、パワー差もあり、おまけに見たことの無い方は以上に装甲が固く、とてもでは無いが、分身を維持できる時間内に捌けそうに無い。

「ウグッ、やっぱこれは・・・。」

毎度のごとく頭痛に悶える、だがその状態で不意打ちを受け、キードライバーにも直接ダメージが入り、タウラスの方の分身が消えた。

「3体目・・・。」

「優、行けるか?トライフォームで」

「stop!Damage is great if used here(被害が大きいのでここでは・・・)」

「・・・とりあえず・・・なんとか、しないと、な。」

立ち上がろうとしたとき、何処からかバイクのエンジン音が聞こえた。

「まさかこの2024年にスマッシュが出るとはな。」

[ラビット!][タンク!][ベストマッチ!][are you redey?]

「変身!」

その男は赤と青の姿になり、バイクを止めた。

「幻さんの情報どうりだな・・・ん?お前、危ないぞ、ここに居ると。」

「いや、俺は・・・」

「わかってるよ、お前も仮面ライダーだろ?」

「あ、ああ。」

「なら話は早い、俺は仮面ライダービルド、あの怪物の事は俺に任せな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれからどれくらい時間がたったのかはわからないが、その場所はすごく美味しそうな臭いと、小刻みに刻まれる細やかなビートが響いている空間だった。

「あれ、ここ・・・どこ?、しかも着替えてないのに服かが違う?・・・」

最後に記憶が消えた場所では確かにいつものパーカーを着ていたはずなのに、今来ているのはちょっとダサい柄のシャツに、寝巻き用のパンツといった服装に変わっていた。

「そう言えば優君・・・大丈夫かな・・・」

「主よ、我の心配もしてくれ。」

「あっごめんねホープ。」

そんな会話をして居ると階段を誰かが上ってくる音が聞こえた、そして扉の先には。

「良かった、目ー覚めた?」

ドアを開けて入ってきたのは、ユキより少し年上っぽい女性だった。

「あ、はい、えーとここは?」

「ここ?、ここはrestaurantAGITΩの二階兼オーナーシェフの部屋だよ。」

彼女はrestaurantAGITΩという名前をあたかも「この辺りでは有名でしょ?」と言うようなニュアンスで言っている、もちろんユキには聞き馴染みがない。

「レストランあぎと?」

「ここのこと知らないんだ、もしかして遠くから来たとかかな?・・・ってごめんね、私まだ自己紹介してなかったね、私は風間真魚、マナさんで良いよ。」

「マナさん?」

「うん、それで君は?」

「私はユキ、響優希、で、あのなんで私・・・ここに居るんですか?」

「覚えてないんだ、昨夜すごい雨の中倒れてて、ほっとけなかったのか、sy・・・じゃなくてうちのオーナーが連れてきちゃって。」

「それでこのベッドで・・・」

「どうしたの?もしかして男の人のベッドとか嫌だった?」

「そうじゃないですけど、あの・・・」

ユキはそのときにはっきりと自分の目で異変に気が付いた、それは左手から緑の羽が生えて、すぐに抜けた事、しかも鳥の体表のようになっていた状態から羽がすべて抜けた為、間違いなく布団の中の羽では無い。

(この羽・・・私の体から生えた!?でもあり得ないよね、そんなこと・・・)

「まあ、とりあえずお腹、空いてるでしょ?これここのまかないで出してるメニューのひとつなんだけど・・・」

そう言って差し出されたのは鰹のホワイトソース掛けと、その回りにはボイル野菜が盛られている、どうやらフレンチのお店のようだが、少しばかり突っ込みどころが多い(後に解った話だがこれがこの日の翔一スペシャルだったようだ)

「・・・」

「変わってるでしょ?うちのオーナーは昔から実験的にちょっとおかしな料理を作るんだ。」

「変わってるの域を越してる気もしますけど。」

そういいながらも口に料理を運んだ。

「美味しい?」

「はい、美味しいです・・・これ、優君好きそうだなぁ。」

「優君?」

真魚が首をかしげて問い返した。

「あっ、こっちの話ですから。」

「そっか、じゃあ私は休憩もうすぐ終わっちゃうから、何かあったら呼んでね。」

「はい!」

それから、真魚が部屋を後にしたあと、とある奇妙な点に気が付いた。

「あれ?そう言えばこの部屋なんでカレンダー2019年なんだろう?・・・ってこの感じ。」

「気づいたか、主よ。」

「うん・・・」

(さてもうすぐだな・・・ん?)

「この感じ・・・。」

「翔一くん?」

「ごめん真魚ちゃん、みんな、俺「私、」「「行かなきゃ!」」

そうして翔一は裏口から、ユキは窓から飛び出して、現地に向かった。

「その姿・・・カプリスね。」

「あら、久しぶりねユキ・・・いや新たなるアスタロト。」

その台詞と共にユキに向かってホールズではない怪物を差し出した。

「まるでジャガー、いやもろにそうかな?・・・とりあえず、いくよ、ホープ!」

「ああ・・・get set ready?」

「変身!」

「施錠!星城!奏上!仮面ライダーアスタロト!」

変身したユキは剣を構えてその怪物と対峙するが、その怪物の筋肉がものすごく固く、剣が弾かれる。

「通常の物理攻撃じゃ、ダメなのかな。」

そういってる間にも追い討ちを打たれ、それを剣ので受け止める、だがすぐにでも力負けしそうだ。

「所詮はやはり女騎士、先代と同じように葬られなさい・・・」

「葬ったのはあなたじゃない癖にッ!」

大声と共に、怪物を払い構え直して、刀身に電気を纏わせた。

「今の私は、げきおこだよっ!!!」

「あらあら、熱くなって、しかもあなたが何で電気を操れるかも知らずに使うのね、その力を。」

「どういう意味?」

仮面の下からカプリスを睨み付ける、当然相手には見えてないが、声で感情が漏れている。

「いいことを教えてあげる、あなたは”響ユキ”であって”響優希”ではないの、私たちと同じでね。」

「訳わかんない、ますますムカついた・・・優君がいなくても、私はやれる!」

電気を纏わせた剣を片手に突進し、カプリスに飛びかかるが、その攻撃は見切られ交わされる、だがそれとほぼ同時にモーター音と一緒に一人の男が現れた。

「あの人は・・・」

「アンノウン・・・それとこの怪物・・・この子の未来は、奪わせたりなんかしない・・・。」

「なんだお前は。」

「そうだな・・・名乗るなら、”アギト”かな・・・変身!」

彼はその姿を金色の戦士に変えて、カプリスともう一体の怪物に立ちはだかった。

 

to be continue




次回予告
エリアスの企み、そして金色の戦士、そして・・・
次回「笑顔の料理人act2」
再び目覚めろ、その魂!


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第34話 笑顔の料理人act2

「なるほどな、3つのキードライバーを別々の世界に飛ばし、戦力を分散してその上で一人ずつ仕留める寸法・・・いやまさかな。」

「そのまさかよ、私は世界を融合させ、その世界に我らの第二の故郷とする!」

二人が消えた広場にて、そんな会話が繰り広げられていた・・・

「そのためのこれれまでの作戦か・・・まあ止めるまでだ、幸い、メカノイドホールズの特効武装はある。」

「set up」

「変身!」

変身した真也を嘲笑うように軍団を送る、だが真也もまたそれを嘲笑うようにハッキングフォームに変身した駆逐した。

「何体送ろうが、こっちはハッキング出来る、機械じゃ俺には勝てない。」

「真也さん!後ろ!」

通信で颯が告げた先にはレオンズが迫り背後をとり、付き倒す。

「グッ!・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ユキの前に現れた金色の戦士は、なにも言わず、無駄のない攻め方で怪物を圧倒した。

「すごい、やり方、完全にプロだ!」

「誤算よ、まさか、この世界の騎士が・・・」

そんな会話は耳にも入っていない化のように怪物を突き飛ばして、それから力強く構える、すると足に紋章が現れ、吸い込まれるように消えた。

「はぁぁぁぁ・・・たあぁぁ!」

両足を揃えて飛び、飛び蹴りを食らわせた!

「ぐ、画ぁぁぁ、アグィテゥウォー!」

その後しっかりと残心を残して背を向け、怪物は頭上に謎の光を発して消えた。

「これじゃ調子狂うわ、退却。」

「ちょっと、待ちなさい!」

また、彼も間髪いれずに、カプリスの方を向いて構えるが、直ぐに逃げられたのを確認すると、肩の力を抜いて変身を解いた。

「俺もまた、気を引き締めないと・・・」

「あのー、あなたは?」

ユキも変身を解いて話しかける、すると彼は優しい笑顔でこう言った。

「よかった~、目が覚めたんだ、昨日大雨の中倒れてたから心配したんだよ~、でも元気になってくれて良かった。」

ウンウンと言うような感じで頷きながら彼は話を進めていた。

(この人がマナさんが言ってたオーナーさん・・・って割烹着?のまま平然と外に来てるし、おまけにこの格好でバイクって・・・)

「あの、間違ってたらあれなんですが、もしかして、restaurantAGITΩのオーナーシェフの・・・」

「あっもう聞いてたんだ、じゃあ改めまして、restaurantAGITΩのオーナー、津上翔一です。」

「ショウイチ、さんって言うんですね。」

「まあ、本当は沢木哲也って言うんだけど。」

(えっじゃあ何?商売用の名前?どういうこと?)

「あはは、まあ困惑するよね、俺、元々記憶喪失で、その時に呼ばれてた名前なんだけど、みんな定着しちゃっててね。」

「記憶喪失?」

「詳しい話は違うときに・・・そんなことより君の名前は?」

「あっ、すみません人に名前聞いといて・・・私、響y・・・」

”あなたは”響ユキ”であって”響優希”ではないの・・・”この言葉が頭を過った。

「ん?どうかした?」

「あ、いやなんでもないです、響ユキです。」

名乗った途端に翔一は渋い顔をした

「ユキちゃんかぁ・・・」

「どうかしました?」

「いや、姉さんのこと思い出しちゃって・・・」

(お姉さんが居るんだ・・・優君と同じだ。)

「お姉さんいるんですね、今何されてるんですか?」

「それは・・・ここで立ち話も難だから、続きは・・・お店で、どうかな?」

「そうか~なら、君はよくわからない穴に吸い込まれてここに来ちゃったと。」

「はい。」

「で、その一緒に戦ってた優君って事離ればなれになっちゃったと。」

ユキは翔一に事情を語った、もちろん驚く様子もない。

「いやーでもギターかぁ俺も昔ピアノならやったことあるかな。」

「翔一くん、それは~。」

「あはは。」

笑ってごまかした、まあこのエピソードについては「劇場版仮面ライダーアギトprojectG4」を参照して欲しい。そしてユキも翔一に問いかけた。

「ところで翔一さん、”アギト”ってなんなんですか。」

「俺も未だに理解できてないかな。」

翔一は惑うこともなくそう答えた。

「ただ俺がわかってるのは、あかつき号って船に乗ったときに身に付けたこと、この力でみんなのためにアンノウンと戦った事、それくらいかな。」

「そうなんですか?」

「まあ、でも俺はこうして俺の料理で誰かが笑顔になってくれたらいなって、みんなが自分の居場所で笑ってくれたらいいなって。」

それから、真魚のいれたお茶をすする。

「だからそのバンドが、優君って子と一緒に居ること、それがきっと君の居場所なんだと思う、だからちゃんとその場所に君を返してあげたい、だから・・・」

そのとき、珍しい客が来店した。

「どうしました、翔一・・・さん。」

ドアに取り付けられた鈴を聞くや嬉しそうにその客の方を向いた。

「氷川さん、いらっしゃい!、珍しいですねお昼に食べに来るなんて。」

「ええ、ラーメンばかりも体に悪いですし、たまにはこちらにもと。」

「え~と、マナさん?、あの刑事さんは?」

「氷川さん、それこそ昔アンノウンと一緒に戦ってた人だよ。」

「は、はぁ・・・」

ユキは困惑するしか無かった

(とりあえず、優君・・・今、何処にいるの?・・・)

「お前も仮面ライダーだろ?」

「あ、ああ」

「なら話は早い俺に任せろ。」

その男はそういって、右手で複眼の砲身をなぞり、そしてフレミングの法則の形に指を組んでこう宣言した。

「さあ、実験を始めようか。」

 

to be continued




次回予告
優を助けた、謎の男と、その相棒のバカ、さらに5年のタイムラグ?
そして窮地に落ちた真也は・・・
次回「異世界の科学者act2」
相棒は鍵!纏うは鎧!


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第35話 異世界の科学者act2

発生した二つのワームホールは閉じ、そしてレオンズの攻撃に真也が倒れた・・・と思われていた。

「(颯、俺は無事だ、だが、状況と奴らの目的が分かった、恐らくあっちもこっちが引けば引く、だから退却だ、バレットストライカーを遠隔操作して、俺を踏みつけてるこいつを射て!)」

「わっ、わかりました!」

颯は指示どうりバイクの滑空方を遠隔操作で展開し、レオンズとエリアスを射ち、そして、真也がバイクに乗り、退却した。

「逃げたようね・・・私たちも退くきましょ、レオンズ。」

「いや、悟られた可能性が高いな、我々の目的である、平行世界融合を・・・」

 

「恐らく奴の狙いは、平行世界を衝突させて合体させるのが目的だろうな。」

「平行世界融合!?」

「ああ、しかも、飛ばされた先もそれぞれ5年前と、10年前だろう。」

真也は退却しながら颯にそれを話した。

「でもどうやってその目処を付けたんですか?」

「キードライバーのパーフェクトモードと、過去に奪ってきた他の騎士の装具を利用する気だろうからな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さあ、実験を始めようか。」

そう宣言すると彼は、その怪物に先制攻撃を仕掛ける。

「なるほど、お前にはこれが有効かな?」

[消防車!]

「ビルドアップ!」

青の部分を、赤色に変えて、水流で攻撃して、また薬品瓶の様なものを降って、ベルトに装填した。

[海賊!]

「ビルドアップ!」

今度は元々の赤い部分を水色に変えて水流を纏った矢を船みたいな弓を使って攻撃した。

「本当に実験してる。」

「コロコロと半身を変えて戦うのか・・・」

[電車!][ベストマッチ!][are you ready?]

「ビルドアップ!」

[定刻の反逆者 カイゾクレッシャー!]

「べすとまっち?」

「特定の組があるのか?」

その姿になった直後に弓を引き始める、だがさっきと挙動が違った。

[各駅電車~♪急行電車~♪快速電車~♪ 海賊電車!]

「「駄洒落!?」」

「勝利の法則は・・・決まった!」

[出発!]

その発言と共に手を放してまっすぐに怪物を撃ち抜いた。

「よっ、と。」

そして空っぽの瓶にその怪物の成分を吸収して、それからまた二本の瓶を交換して、タウラスの方を向いた。

[ハリネズミ!消防車!][ベストマッチ!][レスキュー剣山!ファイヤーヘッジホック!]

「お前も大人しく、変身を解いてくれないかなぁ?」

そう言いながら針を飛ばして拘束する。

「お前は・・・何が目的だ!?」

「俺こう見えて平和主義者なんだけどな~従う気がないなら、容赦しない。」

[ready go!][ボルテック!フィニッシュ!イェーイ!]

拘束したタウラスに対して梯子を用いて体を持ち上げて、急降下キックを繰り出した。

「あ!封印しないと。」

そのままユキから預かっていたカード3枚の内一枚を使ってタウラスを封印して、変身を解いた。

「あなたは?」

彼もまた変身を解いて答えた。

「俺は仮面ライダービルド桐生戦兎、あの怪物、スマッシュって言うんだが、そいつと戦ってた。

「戦ってた?」

「ああ、言っても信じてくれないだろうが、この世界は俺たちが作った新世界、だからこのスマッシュを産み出した、ファウストも、その原因になったスカイウォールもない、だが何故か今日いきなりスマッシュが出現した。」

「新世界?・・・スカイウォール?」

「お前、仮面ライダーになれるのに人体実験受けてないのか?」

「人体実験、そんな物騒なこと、してませんよ。」

「おかしいな、まさか平行世界民?」

「やっぱり、俺のいた世界と、違う?・・・」

「詳しく聞かせてくれ、あと、ホントに異世界民か確かめたい、だから戸籍を調べさせてくれ・・・って名前、聞いてなかったな。」

「あっ、俺は優、仮面ライダーロック、獅童優です。」

「幻さん、聞いたか?」

戦兎はバイクに向かって話した。

「それバイクですよね?」

「ああ、そうだが、でも。」

タッチパネルを操作して、バイクをスマホに戻した。

「俺のスマホでもある。」

「って言うわけで、万丈、こいつがその優って訳だ。」

「細くねぇか?コイツ。」

「まーた言い出したよこの筋肉バカ!」

「あのー仲良くやりませんか!」

戦兎は優と共に倉庫・・・じゃなくてラボ兼自宅に来た。

「とりあえず、幻さんがお前の戸籍を調べてる、話はそれからだ・・・あと、さっきの戦闘でお前のベルト、かなりのダメージが入ってないか?」

「そういえば、さっきからキードライバーが異様に静かだ・・・」

そう言いながら戦兎に差し出す。

「AIユニットはやられてない、だが、修理せずに次変身したら90.9%限界だな。」

パッと見てそれから、外装を外して、内部を確認しながら、パソコンにAIユニットを接続した。

「・・・ter・・・master・・・master!?」

「会話可能、かなり高性能なAIだな。」

「英語だからなに言ってるかさっぱりわかんねぇ!」

「それは我慢しなさいよ・・・まあ修理事態は、任せてくれ・・・ってどうした?」

後ろに視線を向けていた優に気がついた。

「ああ、あれか?」

「はい、あのドラムセット・・・叩いて良いですか?」

「ああ、別に幻さんが置いてった私物で、カズミンと筋肉バカのおもちゃになってただけだからな、好きに叩いていいぞ。」

「じゃあお言葉に甘えて。」

(好きだな、相変わらず。)

「まあな。」

「誰と話してんだよ!」

「だかーらうるさいよ!万丈。」

「でも誰に相づちうってんだよ!}

「あ、これは、俺の相棒に・・・って言っても俺にしか聞こえませんけど。」

「その鍵か?」

「はい。」

それから基礎を少しやって、叩きだす、その腕は、万丈にも伝わるレベルであるとこのときに実感した。

「葛城、例の戸籍だが検索が完了した、だが。」

「どうした?幻さん。」

「いや俺の口から言うより、見た方が早い。」

その連絡のあと、3人で資料を囲んで確認したが、そこには、予想外の事がかかれていた。

「読み上げると、獅童優、2010年6月9日、獅童家の四女として誕生。」

「は?」

「あ?コイツどーみても男じゃねえか!間違った資料なんじゃねぇのか!」

「いーから続きを聞きなさいって。

家族構成は、両親と、姉が、愛、舞、鈴の3人、これは合ってるな。」

「はい。」

「それから、特に不自由なく成長、10才時に音ゲーの世界大会に出場、そして、2022年、つまり2年前に亡くなってる、死因は射殺。」

「やっぱり、父さんや母さんじゃなくて、俺が死んだ世界戦なのか・・・でも待ってください、今って2029年ですよね?」

「なに言ってるんだ?今は2024年だ。」

「俺の居た時間と・・・5年ズレてる・・・

 

 

 

to be continued




次回予告
5年ズレた世界、そこで戦兎に行かされたのは、バザー?、だが変身できない優の前に現れたスマッシュと、その後ろには・・・蟹座!?
次回「異世界の科学者act3」
相棒は鍵!纏うは鎧!


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第36話 異世界の科学者act3

「・・・何で・・・何でこんなことに・・・」

「仕方ねぇだろ!つべこべ言うな!」

優と万丈がいるこの場所はとある広間、そして目の前には大小様々なガラ・・・じゃなくて発明品を並べている。なぜこんな事態なったか?それは前回の終わりまで話を戻そう。

「5年・・・ズレてる・・・」

(ってことは、ここは俺の死んだ世界で、しかも俺とユキが絡むようになった時代?・・・ならこの世界のユキは?)

自然と顔に心配な様子があらわて来た。

「どうした?」

「いや、俺と一緒にバンドやってくれてる人が、心配になって。」

「ホームシックか?」

「あ?コイツ家が恋しいのか?。」

「だから、まだ確定ってことじゃないよ万丈・・・で、その人物と今、連絡とれるか?」

優は携帯の画面を見せながら答えた。

「すべての連絡先が、圏外です。」

「やっぱり異世界民だ、となると・・・嫌な予感がするな・・・」

戦兎は口元に手を当てて考える仕草をした。

「戦兎、さん?」

「この状況、お前のもと居た世界と交信できるまで進展は無さそうだ。」

「万事休す・・・ですか。」

「お前も慣用句使えば頭いいと思ってるタイプかよ・・・」

「とりあえず、このベルトを修理しながら交信する方法を探す・・・だから今日は、俺たちの生活費を稼ぐの手伝ってくれ♪」

「生活費?・・・アルバイト・・・ですか?」

「いや、フリーマーケットでこれを売ってくれないか?」

そうして現在に至る訳である。

勿論この時点での売り上げは1000円程である・・・

「毎度あり!!!!!!!!」

「これ、ホントに買う人居るんですね。」

(あと以上に声がデカい!)

龍我は優の方に振り向いて同情するように言った。

「だろ?!ホントに物好きだよな!」

「で、ですね・・・」

そういってる間に一人客がやって来る、だがその客を前に一歩下がった。

(か、母さん!?)

「お客さん!お目が高いね~、ちょ~っと頭のイカれた、自称天っ才物理学者の・・・」

「見に来たのは商品もですが、あなたを見に来たんです。」

「俺?ですか?」

優がそう言うと、彼女はこくりと頷いた。

「2年前に亡くなった娘と、スゴい府陰気近くて・・・」

「そうなんですか?」

「でも気のせいですよね・・・」

「あのー、嫌じゃなければ、そのお子さんの名前・・・聞いて良いですか?」

「はい、優って言います・・・物凄く活発で、ドラムメジャーって言うゲームがすごく上手くて・・・」

(やっぱり、この人がこっちの世界の母さん・・・まあこの世界の獅童優は女の子だけど。)

「因みに、あなたは?。」

「え~っと、俺ですか!?」

彼女は頷いた。

(ヤバイヤバイヤバイ!本名言えねぇ!偽名、心痛むけど偽名・・・なんかないか、違和感ないやつ・・・あーもうめんどくさい!これでいいや!)

「き・・・騎錠マコトって言います!」

「マコトさんって言うんですね・・・って嘘がお下手なようでw」

(バレたぁぁぁぁぁぁぁぁ!流石母さん、もう後がない・・・どうしよう・・・)

「おい!優!あっち見ろ!」

「えっ!」

そこにはスマッシュを引き連れた怪物がいた。

「どうしよう、変身できない今・・・」

「優!、これ使え。」

万丈は優にビルドドライバーを渡した。

「でもこれじゃ、万丈さんが。」

「問題ねぇ!こっちで行く!」

[ドラゴンジェリー!]

「変身!」

[潰れる!流れる!溢れ出る!ドラゴンインクローズチャージ!・・・ブラァァ!]

龍我はスクラッシュドライバーにドラゴンスクラッシュゼリーを装填してクローズチャージに変身した!

「はあ!、・・・おい!これで変身しろ!」

そうやってドラゴンボトルとロックボトルを投げ渡された。

「竜に・・・鍵!?」

「お前鍵のライダーだろ?!、なら使えるよな!。」

[ドラゴン!ロック!][ベストマッチ!][Aer you ready?]

「変身!」

スナップライドビルダーに挟まれ、青と金の姿に変身した。

[封印のファンタジスタ!キードラゴン!・・・yhay!][ビートクローザー!]

「鍵に、おまけにイテコライザを模した剣、そして蒼炎!まさに俺にベストマッチだ!」

[ヒッパレー!ヒッパレー!ヒッパレー!]

「カタカナ使えば頭いいと思うなよ!」

[ready go!]

優はグリップエンドを3回引き、竜我はクローズドラゴンを装填して、レバーを倒した。

[ミリオンヒット!][レッツブレイク! スクラッシュブレイク!]

「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ、たぁ!。」

「どりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!。」

攻めてきたスマッシュをすべて倒して、その後即座に、龍我がツインブレイカーをビームモードにしてスマッシュを引き連れていた奴に発砲するが、そのたまは当たることなく体をすり抜けた。

「見事ですね・・・ですが、私には無駄です。」

竜我の背後から攻撃を仕掛けて、来たがその声で気づき交わした。

「誰だ!?」

「スティングと同じタイプか?」

そいつは、二人の前方に立つと自己紹介を始めた。

「騎士クローズ、それから騎士ロック・・・いや今はビルドですね、私は蟹座の幹部キャンサー・・・。」

「「捻りのない名前だな!」」

二人でツッコミを入れながら攻撃したが、それもまた、泡でできた偽物だった。

「では、直接戦うのはまた今度にしましょう。

龍我は変身を解いて優の方を向いた。

「上出来だな。」

「ありがとうございます・・・」

「声が足りねぇぞw」

優は子供のように頭を撫でられた、勿論拒否して少し嫌がっている。

「で、そういや聞きたいことがある。」

「え?」

「優、お前の・・・」

「・・・ハッ。」

「津上さん?、もしかして。」

「はい、アンノウンでは無いですが・・・俺ちょっと行ってきます、あと御室さんにG5ユニットを向かわせてください!場所は臨海公園です!。」

「わかりました、津上さん・・・はい氷川です・・・。」

 

 

to be continued




次回予告
restaurantAGITΩから飛び出した先、臨海公園、そこで・・・ホームシック発病!?
次回「乙女座の暴走!?」
相棒は鍵!纏うは鎧!


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第37話 乙女座の暴走!?

(ここに・・・きっと、優君もここに・・・)

アンノウン・・・彼らがそう呼ぶ怪物・・・そしてその先には当然カプリスもそこに、そしてすでにG5ユニットが怪物数体と交戦開始していた。

「こちらG5ユニット、出現した未確認はそれぞれ水のない場所での溺死、壁に埋った死体の事件の個体と同型と思われます。」

「こちらGトレーラー1、了解、総員GG-02active。」

全員がガードチェイサーより、銃器を取りだし、一斉にグレネードを放つ・・・しかし効果は無く、一方的に攻撃されるだけであった。

「やっぱり・・・G-3マイルドど同スペックの武装じゃ・・・」

「尾室さん、聞こえますか?」

「津上さん!」

「はい、やっぱりあいつらは今までより強い個体みたいな気がします、なので俺も行きます・・・変身!」

アギトに変身して、アンノウン3体と交戦を開始し、2体の攻撃をいなしながら、1体を攻撃し、それを繰り返す、またG5ユニットもGS-03で応戦するも、

戦力差は圧倒的だった。

(数が多い・・・ならこれだ)

ベルトの右側を叩き、フレイムセイバーを取り出す、そしてその身を赤く染めて、フレイムフォームになる、そしてその長剣で次々と迫るアンノウンを攻撃する、やっと翔一が優勢な状態になり、そのまま、まずはフレイムセイバースラッシュでビーロードを撃破、そこでユキが現場に到着した。

「翔一さん・・・やっぱりすごい・・・」

「主、我々も加勢しよう。」

「うん、行くよホープ・・・変身。」

ユキは変身してカプリスに奇襲をかける、だが気付かれてそれを交わされる。

「あら、騎士アスタロト・・・なんの用かしら。」

「ここで、あなたを封印する、に決まってるでしょ!」

もはや怒りに任せて完全な自棄だ、そのブレた太刀筋では当たること無く全て交わされていく・・・

「尾室、やっぱり僕も行かせてください。」

「氷川さん!?」

「ここはG-3Xじゃないと・・・」

「無茶です!」

「年のせいですか?津上さんだってこの前G3を!」

「あれはアギト大量発生で一大事でしたから!」

「落ち着いて、俺がやります・・・だから下がってて。」

混乱するユキを他のアンノウンを一掃したあとで救出に入り、今度はストームハルバードに持ち換えて、カプリスの前に立った。

だが、ユキの様子がおかしかった。

(「あなたは”響ユキ”であって”響優希”ではないの」・・・「俺の代わりにこんなボロボロになって」・・・「・・・キ・・・ユキ!」・・・「やめろ、ありがたみ無くなる」・・・「ったく、お前ら規則は破って・・・」「”お前がまともじゃなくなる方がもっとめんどくさいからな”」・・・優君・・・ここ・・・臨海公園・・・倉庫・・・)

「私は・・・私は・・・」

その声がはやがて絶叫に代わり、変身が解け・・・そして体が光を放って、緑色の怪物に姿を変えた・・・

「ユキちゃん!」

「狙いどうりね・・・」

そう言い残してカプリスが去り、ユキは自分が押さえられなくなったのか、暴れだし、手当たり次第にG3を襲いだす・・・それを全力で翔一が抑えたが、止まらない。

(俺が力を抑えられなくなったときと同じ・・・きっと力に飲まれてるんだ・・・)

「ユキちゃん!俺だ!」

その声に気づき視線を向ける、だが破壊本能に狩られて雷を放ちながら接近してくる、それを押さえ、電撃を喰らいながらも必死に訴え続ける。

「目を覚まして!ユキちゃん!・・・響さん!」

(「なんだよ響、お前も・・・」・・・そうだ・・・私・・・)

いきなり、体の力が抜けて、人間の姿に戻る・・・でもうっすらとその怪物の姿が重なって見える状態だ。

「もしかして・・・俺と同じ・・・」

「え?」

「いや、何でもない。」

「そう、ですか・・・」

(葦原さんや木野さん見たいな・・・緑のアギト?・・・)

「とりあえず、脳の検査をしてみたところ、恐らくホームシック・・・でしょうか?」

「「ホームシック」ですか?」

「ええ、確かに怪物化したと記録がありますが、実際検査したところ、体の以上はほとんどなく、でもホルモンバランスもかなり崩れてましたから・・・」

あの後警察が手配した救急車により、病院に運ばれたユキだが・・・今結果が出ている検査だけではこれ以上の情報は出ておらず、最終的に後日、またという話になった。

「というわけで、今日は連れて帰っていただいて構いませんので、カウンセリングだけ、お願いします。」

「「わかりました。」」

「津上さん、そう言えば美杉先生のところでお世話になってた頃って、やっぱり、恋しかったですか?家族とか・・・」

「俺はよくわかりませんね、記憶喪失でしたし、もう18年も前のことですし。」

「そうですか・・・」

そんな会話をしながら、病室の扉を開けた。

「ユキちゃん、特に以上は無いって。」

「じゃあ・・・私・・・」

「お店にいれば良いじゃない、帰る方法が見つかるまで。」

「何で言ってないのに分かるんですか?」

「勘、かな?・・・あっそうだ、嫌じゃなかったら、お店戻るまでの間に聞かせてくれないかな?その優君って子の話。」

 

 

 

 

 

「お前の・・・相棒か彼女かわっかんねぇ奴の話。」

 

 

 

 

 

「ユキ「優君の話・・・ですか?」」

 




次回予告
「ちょっとくらい良いじゃん!このケチ獅童!」「ルールはルールだ!この響!」
これは二人の仲が悪かった頃の・・・そして・・・始まりのお話・・・
次回「二人の原点」

お知らせ
「獅童優だ、俺達仮面ライダーロックの特別編が決定したぞ!
なんだここは?ユキと一緒にいるこの子は?
とにかく目が離せそうにないな。
特別編
仮面ライダーロックCome back knight 3月公開!
来週はユキの番だな。」


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第38話 二人の原点

前回までの仮面ライダーロック!
異世界に飛ばされて、自分が死んだ世界に来て仮面ライダービルドと遭遇したし、そして母の顔を再び見る優、レストランAGITΩで目を覚まし、ホームシックを起こして怪物化したユキ、お互いがお互いを・・・ってオイ!

優君~♪優君ー、いったいいつになったら・・・

府陰気総崩れだ!・・・もういい、面倒くさいけどさっさと始めるぞ!


エグゼイド世界歴 2024年7月24日 

「ちょっとくらいいいじゃん!確かに校則はちょっと破ったけどさ!」

「それでもルールはルールだ!このバカ響!」

「バカって言う方が頭固いんじゃないの!?このケチ獅童!」

学校の廊下、明日から夏休みと言うのに喧嘩するしているのは、例のごとく優とユキ・・・まあこの頃はお互いに名字で呼びあっていたが。

尚それを周りで見るている者たちと言えば「またやってる。」「まあいつもの事か。」と言うような感じだ。

「まあまあ、確かにユキは悪いことしたけど、獅童くんも、ね」

「そうだぜ、獅童、お前もあれくらい・・・」

優の睨むような戦線は緩むことなくずっとユキを睨んでいた。

「でもルールだ。」

「固すぎだろお前。」

そのときは結局美佳がユキを引っ張って屋上に連れていくような形で収まった。

「全く、お前もさすがに固すぎじゃねぇか?あいつだけじゃなくて他のやつにも。」

「嫌なんだよ、ああいうの、めんどくさいんだ、なんかああゆう平気で型を壊す感じの奴。」

「正直にいって咲、アイツ口はあんなんだけど根は良い子なんだよ。」

「でもさ、ムカつくんだよねー、あのTHE、A型って感じが、1から十まで細々細々しててさ。」

そう愚痴を良いながら口いっぱいにサンドイッチを頬張り、それを一気に牛乳で流し込んだ。

「だって私、身長もは低いし!、胸はちっちゃいけど、最近体がちょっと思い気がしてるし、だからちょっとくらい靴に重り入れてても・・・」

「馬鹿なの?そんなんでタイム1秒も変わんないよ。」

「美佳は良いよねー、最近スタイルも記録も右肩上がりで。」

「人恨んでもしゃーないでしょ!だったら私と今から走る?」

 

「「なんか・・・スッキリしない、どーしても許せない、あの」バカ響」ケチ獅童。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新世界歴2024年11月30日

「みたいな感じで、最初はユキの事めちゃめちゃ嫌いで、大雑把なのがホントに許せなくて。」

「俺の逆だな、カスミは逆に俺が細かいこと大っ嫌いだからよ、なんかそいつの気持ち分かる気がすんな。」

アギト世界歴2019年11月30日

「へぇー、でも意外だな~。」

「意外って、優君とあった事も無いのに。」

「でも分かる気がする、俺も最初、真魚ちゃんのにちょっと距離置かれてたな~」

「なんが、同じなんですね、やっぱり。」

「うん。」

二人の乗ったバイクが路地を曲がり、目的地にもうすぐ着くと言う状況、いやもう到着したところだ。

「で、そのあと何かあったんだよね、今そんなに仲良しならさ。」

「はい、ちょうどその日の部活終わりに、楽器店のショーケース・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

エグゼイド世界歴2024年7月26日 17:30

陸上部の練習後ある楽器店のショーケースの中にあったギターを眺めて帰るのが日課になってしまっていて、この日はどうやら店員さんに顔を覚えられたのか、行きなり声をかけられた。

「ここ最近、毎日眺めてるね~、もしかして気に入った?」

「いや、別に違いますから。」

「興味ないなら見ないよね、どう?一回弾いてみる?」

そのまま押しきられて店内でピックをお借りして試奏させてもらった、尚このピックはレジ横におかれている、自由に持って帰って構わない代物である。

(練習室押さえた時間ギリギリになっちゃったな・・・)

そんなことを考えながら、楽器店に入店し、2回の部屋を使う前に一声かけようとすると、目を疑う光景があった。

「18時に予約した・・・えっ?」

「ふぇっ?」

「「・・・」」

お互いに目を合わせて制止した。

「あれ?もしかして優の知り合い?」

「「断じて違いますから!」」

「バレバレだよ、多分犬猿の仲のクラスメイトって感じかな?」

あっさりバレていた、その一言のせいでもあるが、場がどんどんぎこちない空気になっていった。

「な・・・なあ、楽器・・・好きなのか?」

「獅童こそ・・・こう言うの好きなの?」

空気がどんどんと重たくなっていく、そこに場を一気に彼女が引き戻した。

「練習室は押さえてるし、二人でセッションでもしたら?」

「私・・・何も弾けませんし、これお店のですし。」

「大丈夫、大丈夫♪壊さなきゃ何してもいいから。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新世界歴2024年11月30日

「それから、夏休みの間に何回も二人でセッションしたりして・・・」

「全く、わかんねぇ・・・カタカナばっかばっかだな!」

「でも、ある事件があったんです・・・

 

 

 

 

 

 

エグゼイド世界歴2024年8月中旬

「ただでさえ遅刻魔が・・・遅いにも程がある・・・」

この日ユキが来るのが異常に遅く、携帯も繋がらない・・・ただGPS信号はずっと臨海公園で止まっていた。

「まさかな・・・」

同時刻

「駄目?良いじゃんみんなやってるんだしさ・・・」

臨海公園の倉庫内、ユキは男5人、女3人のグループに絡まれて、ここに連れてこられた、尚彼らのリーダー格であろう人物の手には、明らかに怪しい粉・・・つまり、麻薬販売グループだ。

「私は・・・ヒャッ!」

逃げようとすれば当然拘束され、携帯は使えない、どうしようもない・・・約束の時間もとっくに過ぎている・・・

(断りきれないし・・・多分ニュースで言われてるあの・・・誰か・・・)

泣きそうな表情を浮かべたのに答えるかの如く、扉を塞いでいた一斗缶を蹴り飛ばし、こんな台詞を吐きながらそこに入って来た。

「女の子監禁して、人の約束踏みにじって、やってることは密売か・・・」

「何しに来た!」

「なにって、ソイツを助けに来ただけだ、あと警察には連絡済みだから、逃げないようにってな!」

その台詞を吐ききった直後にそのグループ内の男3人が襲いかかるが、簡易サッカーゴール用のパイプで意図も容易く凪ぎ払った。

「強い・・・」

「生意気な!あと何故俺らの事が分かった!」

「ニュース観ないの?あと、死んだ母さんから長刀術を仕込まれてるんで。」

「だったら剣道初段の実ッ・・・」

優がその話を最後まで言わせること無く脛を取り、見事に転ばせて、両手足を拘束した。

「大丈夫か?・・・断れないとまた巻き込まれ・・・なんだよ。」

ユキが優に抱きつき、泣きじゃくった。

「バカ・・・何で助けに来たの。」

「こう言うルール破る奴が大ッッ嫌いなだけだ。」

そこにパトカー数台が到着し、後日優が新聞に載った「少女を助けて密売人を捕まえたヒーロー」という見出しで、だがこんなことは今どうでもいい、ユキは事情聴取の間も泣きっぱなしだった。

「いつまで泣いてんだよ、バカ響。」

そう言いながらサッとハンカチを手渡した。

「バカはそっちだよ、バカ獅童・・・」

(こんなことされたら・・・惚れるじゃん、バカ・・・)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アギト世界歴2019年11月30日

「って事があって。」

「だから臨海公園でホームシックを・・・」

「翔一くん!外見て!」

 

世界歴2024年11月30日

「お前も、ラブアンドピースの使者なんだな。」

その台詞に優が微笑した。

「何が可笑しいんだよ!」

「万丈さん、凄いクラシカルな人だと思ってたのに、以外にリリカルなんですねって。」

「わけわかんねぇ・・・ってなんだよあれ!」

 

空には二つの地球が見えていた。

 

to be continued

 




次回予告
3つの世界が近づき、連絡が可能になるが、信也から告げられたのは最悪の事態についての説明・・・だが、天才二人には策がある!?
次回「作戦の再開」
相棒は鍵!纏うは鎧!

告知
「やっほ~♪響ユキだよッ♪
仮面ライダーロックの特別編がこことは違うところで読めるんだって!
優君・・・これどこに居るんだろう?・・・この子は?私すごいなつかれてない!?
仮面ライダーロックCome back knaght
3月公開予定♪
一緒に読もうね♪優君。」
(来週はユーズがお送りします)


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第39話 作戦の再会

「オイ戦兎!外見てみろ!エニグマの時みたいになってんぞ!」

「声がデカいな、バカ、ちゃんと気づいてる、全く3つも世界を融合させようなんて、筋肉バカの万丈より、バカなこと考える。」

「地球が、もう二つ・・・。」

「多分、優君が飛ばされた世界と・・・私たちが元々居た世界?」

「そんなことより、翔一君どうしよう・・・」

「真魚ちゃん、そんなこと言われてもさすがに惑星は無理だって!」

状況を説明すると、今コアメダル、アストロスイッチ、アナザーエネミーの力で増幅された欲望の力が、アギト世界、新世界、エグゼイド世界の3つを引き付けている、それにより今それぞれの世界がお互いに地球と言う形で視認できる距離になっていた。

そして、その影響もあり、二人の携帯荷はまとめて通知が来て、そしてあの呼び出し音が鳴り響いた。

「3っの世界が繋がってやっとこの回線で会話可能か。」

「「真也!?」」

「ああ、お前らが異世界に島流しされて連絡不能だったからな。」

「とりあえずお二人とも無事でよかったです。」

約1日ぶりに聞くその声に少し安心感を持ちながら画面越しの作戦会議が開始した。

「とりあえず、真也?だったか、状況確認もかねて、この事態に関する情報を共有させてくれ。」

「まず分かっているのは主犯格の狙いは3つの世界の融合。」

「悪いやつらは似たような事ばっか考えるんだな。」

「その方法としてお前ら二人を異世界に送り邪魔物を無くした上でこっちに紋章を書き、そしてタウラス、カプリスをそっちに送って紋章を書かせ、十二支星の紋章が互いを引き合う力と、キードライバーの互いを引き合う力で異世界同士を引き付ける作戦のようだ。」

「なら、俺とユキがそっちに戻れば・・・」

「いや、この距離まで近づかれた場合、このキードライバーの起こす引力は要らない、つまりはカプリスともう一人を封印しない限り元には戻せない。」

「ちょっと待って、ならこの惑星同士をどうやって越える気?」

翔一が訪ねるがその返答はすぐに帰ってきた。

「今の距離であれば、こっちのワープゲートを繋げる距離にあります、ですので真空空間を通ることなく惑星間を行き来できるはずです・・・ですが。」

「侵入と脱出にはある程度の速度が・・・どうしよう、私、バイク無いよ!」

戸惑うユキを前に真魚が翔一の肩を叩いて言った。

「翔一くんが送っていけば良いじゃない。」

「そ、そしたらこっちにいるアンノウンや他の・・・今!?」

翔一の脳裏に、最悪のビジョンが映った。

「どうした?」

「行かなきゃ。」

戦兎の質問にこう答える。

だが、そのビジョンに映った怪物は、映った通り真後ろに来ている。

「ごめんなさい、みなさん、俺、協力できそうにないです・・・。」

「いや、行ってください!津上さん。」

GX-05の弾丸がその怪物を撃ち抜いた。

「氷川さん!なんで・・・」

「僕だってアギトの回の一員です・・・しかも他の県に現れたアンノウンも、他のアギトや全国のG-5ユニットに任せてください、だから・・・」

翔一は少し下を向いてそれから返事を伝えた。

「分かりました、氷川さん!この事件の犯人をハントしてきます。」

「じゃあ!」

「うん、俺のバイクで行きます。」

「なら、俺たちも現地に行くか、万丈。」

「おおよ!」

全員の決意が固まった。

「じゃあユキちゃん、忘れ物。」

そう言いながら真魚はユキに髪止めのリボンを渡した。

(そう言えばこっちに来てから一回も髪を結って無かったなぁ)

「そう言えば優、あいつのこと笑ってるけど、お前も忘れ物だ。」

「キードライバー、ユーズ!」

「It is a complete resurrection(完全復活です)」

「心配をかけたな、優。」

「全くだよ、オマケに怪人態、安定してるじゃねぇか。」

戦兎の修理&グレードアップが施された相棒と鳥を象ったペンダントを受け取り、それから画面越しだが、お互いに顔を見て笑い合い、そしてユキは髪を結い、優はペンダントを首から下げて、ホントはハイタッチがしたがったがお互いに親指を立ててサムズアップした。

「行きましょう、みなさん。」

「ああ。」

[サメ!バイク!ベストマッチ!]

[クローズドラゴン!]

「「Set up」」

[are you ready?]

「「「「「「変身!」」」」」」

優はロックに、ユキはアスタロトに、真也はオープナーに、戦兎はビルドに、龍我はクローズに、翔一はアギトに姿を変えた。

「バイクが・・・少しゴツくなってる?」

「そっちも勝手に手を加えた改修版だ。」

「さっさと行くぞ!」

「はい!」

マシンビルダーに戦兎と万丈、マシントルネイダースライダーモードには翔一とユキ、ロックチェイサーには優、そしてバレットストライカーには真也が乗り、アクセルをいれる。

「座標は、エリアス一行の元に固定・・・準備万端です!」

[ready go!][ボルテック!フィニッシュ!]「chain load」

それぞれ鎖の道と、計算式で出来た坂を登り、翔一とユキは飛んでゲートに向かった。

エグゼイド世界11月30日

「あら、まさかもう来る?・・・せっかちな子ねぇ・・・」

4台のバイクで6人の騎士、いや戦士が到着した。

「まあ良いわ、行きなさい。」

「ちょっと待った、勝負の前に名乗るのが日本人の礼儀・・・じゃないのか?」

エリアスに掌を向けて優が告げた後、一人ずつ名乗り始めた。

「仮面ライダービルド、造る、形成するって意味のbuild。以後、お見知りおきを。」

「プロテインの貴公子!クローズ・・・仮面ライダークローズだ!」

「仮面ライダーアギト、こんな戦いちゃちゃっと終わらせて、お茶でもどうですか?」

「仮面ライダーオープナー・・・これ以上は言うまでもない。」

「相棒は鍵!纏うは鎧!」「奏でるは勝利のメロディ!「仮面ライダー!」

二人は背中を会わせて恋人繋ぎのような手の組み方で優は左手をユキは右手を繋ぎ、それを互いにアイコンタクトをとって前に出した。

「ロック!「アーンド!」アスタロト!」

「相変わらず長いわね・・・」

「礼儀か、なら我々も、獅子座の幹部レオンズ。」

「牡羊座の幹部カプリス。」

「天秤座の幹部リブラス。」

「蟹座の幹部キャンサー。」

「射手座の幹部タリウス。」

「あーもう私も?魚座の幹部エリアス。」

「じゃあ早速・・・勝負開始と「行きますか♪」」

優が少し動揺したが二人で顔を見あって笑った。

 

to be continued




次回予告
集いし6人の戦士VS6人の幹部・・・そしてキードライバーの真の力が・・・ここに?
次回「完全体の鎧/団結の歌」
何がどうなってんだよ!

告知
「ユーズだ、私もついに安定した状態で怪人態になれたぞ。
それはさておき、特別編がとうとう今月のようだな、優我々も気を引き締めていくぞ!
仮面ライダーロックcome back knight
3月公開予定だ。」


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第40話 完全の鎧/団結の歌

「早速・・・勝負開始と「行きますか」♪」

翔一はカプリス、戦兎と龍我はタリウスとキャンサー、そして優たちはリブラス、レオンズが向けられ、エリアスは高みの見物である。

まずはカプリスの張り手、それを交わし、腕をつかんで投げの体制に入るが、体を逆に回転させていなされる。

お互いに視線を合わせ、次は翔一が右、左フック、回し蹴りのコンボを仕掛けるが、回し蹴りだけは当たらず、体当たりを喰らう。

[ラビット!&ラビット! ビルドアップ!]

ビルドチームは、ほぼ万丈が囮のような状態で、有効打を探しながら戦兎がコロコロとフォームを変えて、次はラビットラビットだ。

「なぁ戦兎、なんか策ねぇのかよ!」

「今探ってるでしょうが!」

口喧嘩を交えつつも、連係?は乱さない、だがキャンサーの幻影に、タリウスの矢、本体を狙撃するのが難しい。

「これか!」

本体を探そうと、フルボトルバスターを放つが、当然、数が多すぎる。

「そんな程度かしら?」

「・・・片っ端からやってりゃ、キリがねぇ。」

「片っ端・・・そうか!」

[忍者!タカ!ガトリング!ロケット!][アルティメットマッチで~す!]

フルボトルバスターから放たれたアルティメットマッチブレイクは、忍者の分身、タカの追尾、ガトリングの高速乱射、そしてロケットボトルにより弾のひとつひとつがレーダーミサイルとなり、全ての分身を攻撃する、だがタリウスには当たっている気がしない。

「異世界に飛ばされて会えなかった分!、その恨み、辛さ、全部ぶつける!」

優の槍と、ユキの剣が飛び交い、そこを真也が援護射撃を決めていく、この数ヵ月、いや数年の絆が生んだ息の乱れぬコンビネーションはレオンズを追い詰めゆくかのように見えるが、リブラスのハンマー攻撃には対応しきれず、の援護は不可になり、真也がリブラスとサドンデスと言うような状況になる。

「「真也!」」

「二人同時に言うな気持ち悪い、フッ!・・だが、バラバラのままじゃ、マズイか。」

「確かにそうね、ハァ!」

全員をエリアスの水流が襲う、もはや洪水並みだ。

「とにかく、どうするか・・・何かいい案は・・・」

「優君後ろ!」

背中側からリブラスの攻撃、壁を抜いてのハンマー攻撃だ。

「お前らのバランスでは、私のバランスは崩せない。」

「「どんな煽りだよ!」」

二人同時に反撃する、もはや掛け声も腕時計も要らないコンビネーションだ。

(これなら・・・行けるか?)「お前ら、案ならある、ただし、リスクは尋常じゃない、それでも良いか?」

「どういう方法だ?」

「星屑の箱の2層目にあるユナイトカードで、心技体3つのキードライバーを融合させる。」

「そんなこと、出来るのか?」

「問題は・・・。」

ユキがその話を最後まで聞く前に真也の手からカードを奪った。

「お前!?」

「一番合理的なんでしょ?、だったらやろ~よ。」

「俺も賛成だ。」

「だが・・・って待て!人の話を最後までき・・・」

ユキがユナイトカードを剣に滑らせる、すると、3三人の体が重なり、一つの体になって、そして新たな鎧が装着されていく・・・

「施錠!友情!融合!クロスオン、パーフェクトナイツ!」

「今・・・もしかしてこれって!」

「ユキと・・・真也と・・・全感覚を共有して・・・」

「無い。とりあえずめちゃくちゃなことにしやがって・・・」

「もしかして、キレてる?」

「合体したところで同じよ。」

リブラスとレオンズの攻撃にあっけなく吹っ飛ばされる、当然体が動かせない以上、交わしようもない。

「ダメだ・・・」

「だから人の話を最後まで聞けと、この形態は心技体揃った究極態、だが俺が変身を解いてないがゆえに巻き込んだせいで、俺と呼吸があってない、故に動けない・・・」

ユキも真也も終わった・・・そう思った、だが。

「なら、呼吸を合わせりゃ良いんだろ、俺に続いてくれ・・・」

「そっか!優君天っ才!」

「なるほどな。」

「止めと行こう。」

「ああレオンズ・・・ん?奴等まだ動くか。」

「稲妻よりも早く駆け抜けて・・・「悲しみよりも深く息を吸う・・・「鋼の胸で突き抜ける風!その胸に宿り続ける真実!」

「なんだ、この力!?」

優の秘策、それは・・・歌で呼吸を合わせると言う方法だ!

「アイツら、最ッ高だな!・・・ん?」

二人を見る戦兎の手に3つのボトルが飛び出し、合体してクローズビルド缶が完成していた。

「ベルナージュが俺たちも合体しろってさ。」

「マジかよ。」

そんな龍我を横目にドライバーに装填、レバーを回した。

[are you ready?]

「駄目です!」

「(龍我に対して少し微笑しながら)変身!」

[ラビット!ドラゴン!Be the oen!クローズビルド!]

「「勝利の法則は・・・決まった!」」

 

「俺も負けてられ無いな、フッ!」

翔一も負けじとトリニティフォームになりフレイムセイバーとストームハルバートを装備し、ライダーシュートを繰り出す。

また戦兎と龍我もフルフルマッチブレイクを放つ、それぞれ、キャンサーとカプリスに止めを刺す。

「最後は一緒に、どうですか?」

「ああ」「おおよ!」

レバーを回して同時に飛び上がった。

「「ラブ&ピースフィニーーーーッシュ!」」

ダブルライダーキックが炸裂し、タリウスを撃破した。

「「「スピードを殺すもの全て!振り落とせ!ーーーーー」」」

歌いながら2体を追い詰めていく、完璧な連係だ。

「これでフィニッシュだ!」

「「「「OK!」」「「finish up」」」

背中に翼を携え、空高く舞い上がりキックの体制にはいる。

「行くぞ!「「エクセリオン・・・ストライク!」」」

レオンズはリブラスを盾にして耐えるが強力キックの前にリブラスが気絶する・・・

そして間髪入れずに4体を封印し、世界同士の合体が阻止された。

「残るはお前ら2人だ・・・」

「今回は撤退ね・・・覚えてなさい・・・」

「またいつものパターンかよ。」

また姿を消された、そして間髪入れることなく、戦兎がボトルを交換し始めた。

「戦兎さん!」

「あと5分で帰れなくなる・・・あと推測だが俺たちはどうでもまた会うだろうな、月食の日、アイツらの狙いはその日だ。」

「月食?」

「ああ、エニグマのデータもコピーされた形跡があるし、世界融合が起こすのに一番合理的だからな、皆既月食時は夜のように空が暗くなる、だから地球同士が接近しても気づくまでかなりの時間がかかる・・・あえてサヨナラは言わない、優、この世界を頼んだ、帰るぞ万丈!」

「オイ待てって戦兎!」

[ロケットパンダ!][クローズマグマ!]

そうして二人は空に飛びたった。

「じゃあ、ユキちゃん、次は君の料理で優君を笑顔にさせてよ。」

「翔一さん。」

翔一マシントルネイダーで飛び立った。

それを見送って変身を解く、3人背中合わせの状態になり、二人は名詞以外一語一句違わずこう言った。

「優君。」「ユキ、「ただいま!」

そしてお互いを視認するよりも前に抱き合った・・・だが様子がおかしかった。

「どうした?」

「「なんか・・・いつもより目線が」「高い「低い様な気が・・・って!「俺が「私がもうひと、いや入れ替わってる!?」」

 

to be continued

 




次回予告
「「最・・・悪」」
パーフェクトナイツフォームの副作用、これにより体と意思がバラバラに・・・怒りっぱなしのユキ、ストレスMAXの優、果たしてどうなる?
次回「入れ替わりの二人」
相棒は鍵!纏うは鎧!

告知
「真也だ、特別編が決まったそうだな。
まあ俺は変わらずだがな、まあとりあえずシンプルに閉めさせてもらおう。
仮面ライダーロックcome back knight
3月公開予定だ」


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第41話 入れ替わりの二人

2029年11月30日午後8時頃・・・

「パーフェクトナイツフォームは長時間使用すれば変身解除時に正常に戻れない可能性がある事を説明する前に変身されたせいで起きたことだ、予想以上にタイムリミットが短かったが・・・」

「「どっちにしろコレ、戻る術あるの?」」

「同時にしゃべるな。」

「「だってさ、声も、耳の聞こえ方も、視覚も、味覚も全部違うから、同時に言わないと気持ち悪くてさ。」」

逆に一語一句ズレ無いのも見事な芸当だが、説明しておくと、優とユキの脳が入れ替わり、また優の傷が真也に移り、逆に深夜の傷が優の体に刻まれ、更に真也だけは少し炎症を起こしている。

「先に言っておくが俺はもう緊急時以外は使わない、いいな?」

「「でもさー。」」

「優さんもユキさんもそうカリカリしないでください、世界融合を免れただけでもその代償としてはすごく些細な事じゃないですか。」

「とりあえず今日は帰れ。」

このときの真也の表情には少しだけ申し訳無さを感じた。

「解ったよ、帰るぞユキ。」

ユキの声で放たれたその台詞の違和感に笑いを堪えながら、それを見送る。

「真也さん、因みにその画像・・・」

「アイツらの全身スキャン画像だ・・・コレで俺の疑問は一つ解決した。」

「ならそんな顔しなくても・・・。」

「だが、優への申し訳なさに、俺は耐えれそうにない。」

真也がこのときはじめて颯にこの表情を見せたかもしれない。

そして、颯もその事実を受け入れられなかった。

クリスマスソングが流れる夜のビル街、帰宅ラッシュをすぎたこの時間帯と行っても今日は金曜だ、まあ異世界島流しされたせいで曜日感覚なんてもう無い。

もちろんバイクに乗る二人も今日は前後逆だ、まあ中身は同じなのだが。

「ねぇ、優くん。

「なんだ?」

優、この名が男女どちらもいる名前で助かったと思いながら、いつもどうり応答する、まあ端から見れば男口調の女子大生と女口調の男なのだが。

「ラーメン、食べに行かない?今日作るのめんどくさいし。」

「俺の体だから油系全然平気だがら?」

「冗談でもそれは酷いよ。」

「まあ、俺も結構ヒョロイけどな。」

「打楽器やってる人って以外にガリガリだよね~」

「皮肉?」

「ちがうよ~なんか今日の優君いじわる~。」

「僕が?」

「ちょっと!行きなり一人称変えないでよ!」

「だってさ、今女の体だろ。」

「でもなんかやだ。」

それから数分後、駅前の個人店舗のラーメン屋に来店、カウンターしかないこじんまりとした店のせいか、店長とは顔見知りだ、そして相変わらず店内のテレビと有線はうるさい。

「いらっしゃい!、おっ優とユキか、いつものでいいか?」

顔見知りは撤回、いつもので注文出来るレベルの知り合いだ。

「おや?今日は優が塩でユキが野菜タンメンか?」

「ラーメンだけじゃなくて、今日に限っては、中身が逆。」

「SFみたいなジョークだな!」

ここの店長はノリが良い、だからユキも来たかったっんだろう、まあ悩み相談はしやすい。

「逆なら、じゃあ、図書館戦争なら誰が好きだ?」

「笠原郁。」「堂上教官。」

「チョコレートの好みは?」

「55%」「40%」

「ホントに入れ替わってるな。」

察しが良い、まあそういう人なのだが。

「でも体が入れ替わるかあ、でも考え方を変えれば、お互いをもっとよく知れる、更に良いコンビなるな~。」

「「冗談で言ってますよね?」」

一秒もずれなかった。

「あんたら将来良い夫婦になるよ。」

「「いや、ただのバンド仲間なんで!」」

「はいはい、ほら、ユキには味玉、優にはピリ辛モヤシのサービスだ。」

同日午後9時頃、獅童家

(以外に傷だらけなんだな・・・ユキの体)

風呂場でシャワーを浴びながらユキの体を見る、細かな傷、ざっくり切られて残った痛々しい傷跡、海に行った時には無かった、全部この4ヶ月で出来た24代目アスタロトとして蓄積した傷だ。

戦いに巻き込んだ事に申し訳なかった優も、この傷跡をみてユキの覚悟を感じた、でもその中で一つ、奇妙な傷を見つけた。

「なんだよ・・・これ。」

急いで風呂場を抜け出し体を拭くや、下だけ履いて、ユキの前に行った、しばらく暑くても左の袖を捲らなかった理由を察したからだ。

「ちょっ優君!上!上着て!」

「どーせ良いだろ!お前のだし!貧・・・」

「それは関係無いでしょ!」

優はすっと左腕を見せた。その傷口からは機械が覗いていた。

「見ちゃったんだ。」

「隠してたのか?」

「”私にも分かんないんだ”、なんで”複雑骨折した記憶もないのにこんなところから金属が覗くかなんて”・・・」

「明日、真也に見せないか?全身スキャンしたときに見てるかもだけど。」

翌朝、二人ともよく眠れず、早起きだった。

「朝ごはん、一緒に作ろ?」

時間だけはあったので鮭の照り焼きに味噌汁と言う少しだけ時間が掛かる朝食にした、もちろん優好みの少し薄めの味付けで。

「じゃあ「・・・いただきます。」」

口に運んだ時に自然と笑みが溢れた。

「なるほど、ユキは甘党じゃなくて、苦味を感じやすくて。」「逆に優君は甘味を感じやすいから薄味の方が良いんだ。」

そんな会話もつかの間、邪魔は当然入った。

「すまないが、報告が二つある、まずはニュースだ。」

真也の緊急通信とともにテレビを点ける。

「次のニュースです、気象庁発表の情報では9月に予想外の起動を書き起きなかった皆既月食が、突然本日12月1日に起きるかも知れないと言う予測がたちました。」

「マジで!?」

「あともう一つ・・・獅子座の幹部だ。」

 

to be continued




次回予告
現れたレオンズ、そして再び暴走するユキの体、真也が告げる真実、そして・・・
次回「優希/ユキの真実」
相棒は鍵!纏うは鎧!

告知
「鈴原颯です、皆さんもうご存じだと思いますが、仮面ライダーロックの特別編はなんと、出張掲載だそうですよ、なんとその先はpixivだそうです、これは期待大ですね、そして公開予定日ですが、3月21日だそうです、勿論私も出ますよ。
では改めて、
pixiv版仮面ライダーロックCome back knight
3月21日公開予定です。
ちゃんとこの日に上がるかは、作者次第ですけどね。」


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第42話 優希/ユキの真実

「来たか、騎士ロック、そして乙女座の幹部。」

「月を操作したのはお前らか?」

「あと、乙女座の幹部じゃないから!」

「優、じゃないユキとにかく相手は・・・」

「心配しないで、私だってトライフォームは制御できる・・・はず。」

「Set up」

「「変身!」」

それぞれ鎧を纏い、なれない体での戦闘になった、だがレオンズは受けるばかり、いなすばかりで攻撃を仕掛ける素振りがない。

「様子が変だ。」

「普段のアイツなら・・・絶対カウンターするはず。」

「とりあえず、この体がユキの体なら・・・ここに集いし無数の黒雲・・・。」

「来たか。」

レオンズが指を鳴らす、それと同時にユキの体が、また異変を起こす。

「・・・暑い・・・溶けるみたいに・・・暑い・・・」

「優君!。」

「近づくな。」

真也がユキを止めた。

「あの体は、ああなる宿命だったのかもな。」

「どう言うこと?」

「12幹部の体は皆機人、そしてその共通点と全員の顔に見覚えがあった理由を探していた、だがお前の体が左手と、胸部周りや上半身の筋肉が人工物なっている事から全て推理がついた・・・2年前隕石の落下地点にいた人間であり2日後にひょっこり見つかった11人ってことがな・・・そしてそいつらに改造を施した技師を合わせて地球での12幹部の体になっていたと。」

「えっ?(だから私響優希じゃないって・・・人間としては死んでたってこと?)」

「よくそこまで調べたな、オープナー。」

「ああ、あの日、キードライバーを盗んだのは俺だからな、だが優、アイツが今いるあの体は・・・怪物化する。」

その台詞と同時にユキの体が怪物に変わり、10枚のカードが散った。

「優君!」

声が出るより先に足が出ていた、そしてホープカリバーと2枚の札をユキが、あとの札をレオンズが回収した。

「真也、付き合って、優君を取り戻すために・・・あと私の体の中のククルカンキーを抑えるために。」

「仕方ないな。」

「私も、優をあの怪物のままにはしておきたくない。」

「me too」

「微力ながら・・・私もだ。」

「じゃあ・・・行くよ!・・・ユナイトアップ!」

「施錠!友情!融合!クロスアップ、パーフェクトナイツ!」

「暴れないで・・・落ち着いて・・・私だよ・・・ユキだよ。」

合体してもなお、優が暴れまわる、だがそれをユキがあやすように抑えた。

「よかった・・・じゃあ、反撃タイムだね。」

「・・・ああ、しっかり合わせろ!」

「絶対に~♪「離さない♪この♪繋いだ手は~♪」」

完全な息で合わせる、もはや16年も前の曲だがそんなことは一切気にしない、完璧な連携で一人の人間のように動く、そして真也の的確な盾と、二人の剣で歌いながら優位体制を維持する。

「「解放全開!イッちゃえ!Heartの全部で♪」」

「なんだこの力は・・・」

「「「進む♪事♪以外♪答えなんてあるわけがない!」」」

「finish up」

「「見つけたんだよ!心の♪変える場所♪yes♪ 」」

「「響け♪胸の鼓動未来の♪先へ~♪・・・エクセリオンスラッシュ!」

見事な回転切りでレオンズを倒しそして封印した。

だがそこにエリアスが現れカードを回収した。

「「「エリアス!」」」

「ご苦労ね、これで札は揃った。」

エリアスは合わせて10枚の札を体に取り込み、禍々しい形相に変わった。

「最初からこれが狙いか!」

連携が乱れたまま優の意思で走る・・・だが。

「小賢しい・・・」

エリアスはそれを右手で受け止め、投げ飛ばす。

「さらばだ・・・3人の騎士・・・」

エリアスの右手から放たれた砲撃は真っ直ぐに三人に迫った。

「あとは・・・頼んだ。」

真也が合体を解き、その攻撃を一人で受け止めた。

「「真也!」」

膝に抱えると真也の体温が下がっていくのが肌で感じれた。

「今回はこの子だけで十分ね・・・覚えてなさい、今日の正午、みんな私の世になるから・・・」

「一応、意識は取り戻していますが、今日一日は絶対安静にしてください・・・ましてやあの怪物と戦うのは避けてください。」

そう告げて病室後にした医師に続いて3人、いや5人と話し合いになった。

「真也さん・・・」

「颯、指揮は任せた、後こうなることは予測が付いてた、だが未完成だが使える状態までチューニングがすんだ武装がある、優、お前に使わせるための・・・パーフェクトナイツを使うこと無く終わらせるための武装がな。」

「俺で・・・良いのか?」

「あと、これを持っていけ。」

真也はユキにあるものを手渡した。

「私が・・・これを?」

「おーい、見ない間におっきくなったね優。」

「永夢先生。」

病室をあとにするとそこには小児科医の宝城永夢が待っていた、優が親を亡くした時は一番よく遊んでもらった先生だ。

「話は聞いてる、でも自分が笑顔にした子が、今はしかめっ面で仮面ライダーか。」

「永夢先生も昔・・・仮面ライダーだったんですよね。」

「もしかしたら、今もかも知れないよ。」

日食まであと5分を切った頃、二人はまだ明るい空の下で、空を見つめてた。

「まさか今、こうやって世界の命運託されてるって信じれないよな。」

「優君がそれ言う?」

「別に良いだろ。」

しばらく沈黙が続く。

「「ねえ。」」

二人の声が被った。

「なんだよ。」

「優君こそ。」

「「・・・同時に言ったら揃うかな?///」」

またお互いを見て赤面した。

「「じゃあ・・・ゆっ・・・予定より早い!?」」

徐々に空が暗くなる・・・そして。

「座標を特定しました!」

「よし、サクッと地球を救って。」「うん。それからキッチリ話そ♪」

 

 

第4章・・・完




次回予告
ついに始まる最終決戦、だがその場所までの道は、塞がれて・・・

次回仮面ライダーロック最終三部作Ⅰ「小さな願いが届くときに」

告知
優ユキのもとに突然現れた少女、そして襲来、水瓶座の幹部。
仮面ライダーロックの終曲(フィナーレ)がここに・・・
仮面ライダーロックcome back knight
pixivにて公開中↓
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=12570691


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最終三部作 優しさが生んだ希望は
Ⅰ 小さな願いが届くときに


太陽が月に隠れ皆既月食が始まり、世界が夜のように闇に包まれていく、そして太陽を中心に各20個の地球と月が引き寄せられ始めた。

「推定では、合体まで約1時間・・・」

「それだけあれば・・・十分だ・・・とも言えないか。」

病院の前には大量のアーミーホールズやバグスターウィルスetc・・・が集まり、行く手を阻んでいる。

「やっぱりな・・・行くぞ!」

「その必要は無いよ・・・病院を守るのも医者の仕事だ・・・」

永夢がゲーマドライバーを巻きマイティアクションXを起動した。

[マイティアクションX!]

「ここは引き受けたから・・・任せたぞ後輩!変身!」

いきなり性格が変わる、そして変身した永夢を後に、優はロックチェイサーに乗り、ユキはバレットストライカーで走りだし、その大群の中を抜ける、だがその大群を抜けても、やはりバイクで追うもの馬で追うものと言うように追いかける部隊も用意されている。

「このまま、逃げ切れるか・・・」

「優君、私が行く。」

バレットストライカーを変形させ滑空砲のような実弾銃で応戦し一部部隊は壊滅した、だが器用に交わすものは残ってる。

「やっぱり、変身するしか・・・」

「いや、あれは一回限りだ・・・」

「Master I have a good idea(私に任せてください)」

「信じよう、優君。」

「all right chain road」

鎖の道を展開し、その道を使って生身のままジャンプする、そして着地点も鎖を用意して安全性も満点だ。

「撒いたと思ったら、まだ来る?」

そこにまたバイクである人物がやって来る。

「間に合ったな!優!」

「「玄太郎先生!!」」

「俺もいます。」

「映司さん!」

「ライダーは助け合いでしょ?だからここは俺たちが食い止める。」

「って言うわけで行ってこい!」

「「ハイ!」」

「久しぶりに行くよ、玄太郎くん。」「おおよ!」「「変身!」」

「残り10キロ・・・折り返しです。」

目的地が近づくと共に足場が悪くなる、だがバイクで駆け抜けて行くのが唯一の移動手段だ、追っ手は次々に来る、まだ全ては巻ききれていない。

「抜け道ももう無いか。」

「やっぱり、やるしかないね。」

「その必要は無い。」

その声に聞き覚えはあっても誰か思い出すのにすごく時間がかかった。

「ソウ・・・ゴ?」

「ああ、2029年の常磐ソウゴって言うのが正しいかな。」

そう、彼は仮面ライダージオウ/常磐ソウゴだ。

「世界をまた結ぼうとする輩を止めるために来たけど・・・君らに託すよ。」

「ソウゴ?」

「この世界の力じゃなきゃ倒せない・・・倒せても君たちにしかあれは封じれない、だから・・・行け。」

「・・・」「・・・」

「どうした?」

「「・・・分かった・・・・じゃあ。」」

「頼んだよ、時間の流れが、また歪まないように・・・この力をまた使うときが来ないように。・・・」

次の瞬間ジクウドライバーが禍々しく光り、優たちを追っていた全員と二人を隔てた。

「ありがとう。」

「最高・・・最善の魔王だからね・・・変身!」

そのときのソウゴは静かに笑ったようにも見えた。

[祝福の時!最高!・・・最善!・・・最!大!王!・・・オーマジオウ][ロックの刻!ガッチングストライク!]

鎖で全ての敵を結び、キックを放つ、それを見届けて二人が発車する。

「ハッ!」

その両手から衝撃波を放った。

バイクの急ブレーキ音と共に、その採石場には二人の騎士が現れる、勿論優と優希だ。

「決着をつけよう・・・いや「世界を奪還させてもらう!」」

二人で指を指した、その先には当然エリアスが居る。

「あなたたちにはもうどうしようも無いでしょう。」

「まだ術ならある・・・いや預かってきた!」

優はキードライバーを巻き、ユキはキードライバーオリジムを巻いた。

「そのベルト・・・」

「「Set up!&upgreat stand-by!」」

「「変身!」」

「施錠!騎乗!向上!仮面ライダー・・・ロック!」

「解錠、改造、開花、仮面ライダーオープナー・・・」

二人が変身した姿はそれぞれ、優はピッキングフォームのアーマーに盾、またユキはアスタロトを意識した鎧を纏った。

「真也が用意してくれた、一級品だ。」

「そんなもので・・・そんな物で!」

エリアスの猛攻が始まる、それを盾で防ぐ、盾事態の強度は十分だ、でも、衝撃は想定以上だ、そして優が囮になり、ユキが反撃する、だが気づかれた、装甲は十分な強度をしっかりと持っている、そのため平気だが、やはりその反撃はけた違いのパワーを誇り、採石場の斜面まで飛ばされた。

「邪魔はさせない、させないから!」

盾を出すのが間に合わず直撃を喰らった、呆気なく鎧が砕け、通常のロックとさほど変わらない状態になってしまう。やはり真也も11星座融合は想定外のようだ。

「終わりよ、騎士ロック!」

エリアスが光の剣を出し、優に切りかかろうとしたとき、ユキが優を庇った。

そして、その剣は二人の仮面もろとも切り裂いた。

「・・・ユキ・・・嘘だろ。」

「ちょっとだけ・・・無茶しちゃった・・・でも優君の顔を最後に見て死ねるなら・・・大切な人のためなら・・・本望だよ・・・だから・・・使って・・・私の・・・」

「これで最後よ・・・騎士ロック・・・いや獅童優!」

「もう・・・どうなっても知らねぇぞ!」

 

タイムリミットまで、あと30分




次回「輝きの騎士は空に舞い散る」
借りるぞ・・・お前の覚悟


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Ⅱ 輝きの騎士は空に舞い散る

「ちょっと無茶しちゃった・・・でも優君の顔を最後に見て死ねるなら・・・大切な人のためなら・・・本望だよ・・・だから・・・使って・・・私の・・・」
「これで最後よ・・・騎士ロック・・・いや獅童優!」
「もう・・・どうなっても知らねぇぞ!」


「もう・・・どうなっても知らないぞ。」

槍を広いもう一度正面から向かう、半分ほど砕けた鎧、割れた仮面・・・満身創痍の体で立ち向かう、しかし全くダメージは入っていない。

「あら?さっきまでの威勢はどこにいったのかしら?」

「うるさい!・・・「ユナイトアップ!」」

仮面が割れたままトライフォームへ喚装し、さらに盾を投げて反撃、そしてバインドキーで体を縛った。

「finish up」

「覚悟しろ・・・」

「full power」

「「ガッチングストライク!」」

空高く舞い上がり必殺キック、だが・・・

「効いてない。」

「どうしたのかしら?ああ、多分12枚全て私が取り込んだからかしら?」

「何!?」

衝撃波で全て吹き飛ぶ、そして優の仮面は割れるどころか砕け散った。

「これが・・・完全態。」

「感心してるようなら、その鎧も砕いてあげましょうか?」

もう無理だ・・・そんな素振りを見せる・・・だが。

「爽子先輩。」

エリアスが動揺した。

「世界を合体させて何がしたいんだ?」

「これは下北爽子の意思じゃないわ。」

「ただの体か・・・爽子先輩だったら・・・大人しく降参するけど。」

「なんの冗・・・談・・・何故?」

「今だ!「セパレートイリュージョン!」」

下北爽子の意識を呼び出し動揺させ攻撃をしかけた、が、やはり体を分離させれない。

「そんな。」

「良い案だったわ・・・でも残念。」

首を捕まれ、そのまま投げられて、変身が解けた。

「今度こそ・・・終わりよ。」

「ゴメンな・・・ユキ、でも・・・。」

「まだ何かあるの?」

「やっぱり俺には・・・」

その時ユキの体内にある血まみれの鍵に、折り鶴の形をした光が集まった。

「これって・・・」

「聞こえますか?優さん・・・その光景は今ネット中継されています、そして皆があなたを応援してるんです!」

通信の音声とその折り鶴一羽一羽から声援が聞こえる・・・

「しゃーない・・・面倒くさいけど・・・世界を救ってやる!」

「私も居るぞ。」

「I'll be with you to the end(私も最後までお供します)」

「ユキ・・・みんな・・・借りるぞ!」

「set up! 」

「・・・変身!」

優の全身を1000羽の鶴が包みそれが鎧になり、剣になり、そして仮面となった。

「何・・・その姿。」

「相棒・・・いや最愛の人の亡骸と皆の希望だ!」

瞳が隠され、全身が光を放つ、輝きの騎士となった。

「その身に刻め・・・。」

大地を蹴ったその足で接近し、まずは脇腹を切り、今度は壁を蹴り背中、そして足・・・このようにまさに閃光というような速度で攻撃を続けた。

「この速さは・・・」

「まだ、終わってないぞ!」

剣先に新たに一羽宿り、剣が二つに増えた。

「「2001の型!シャイニングクラッシュ!」」

目にもとまらない早さで切りつけて、また剣先に一羽宿し、今度はそれを合体させた。

「「2018の型!キングギリギリスラッシュ!」」

巨大な刀身で一撃、ここで日食が終わり始めた。

「「2010の型!オーズバッシュ!」」

剣を降った衝撃波で攻撃し、今度は背後から突き上げ、成層圏にワープした。

「「2011の型!ライダー超銀河フィニッシュ!」」

切りつけ地上に戻し、間髪いれず。

「「2017の型!ファイナルマッチブレイク!」」

ビーム砲で追い詰める。

「なにこれ・・・反則じゃない。」

「そっちが言えたことか!俺の恨みと皆の希望が可能にした、力だ、あばよ。」

「待って!」

空高く剣を構えて、力を溜める・・・

「「希望の型!アスタロトエンゲージ・・・」」

(優君・・・ありがと・・・)ユキの幻影が一瞬見えた気がした。

「「終極の型!シーリングスラッシュ!」」

その剣は綺麗な弧を画き、魚座以外の札を全て封印した・・・

「優・・・。」

「爽子先輩・・・ちゃんとこの罪・・・償ってください。」

「ねぇ・・・」

優は罪悪感を持ちながら涙を堪えて言った。

「安らかに・・・眠れ。」

その台詞と同時にブランクカードを刺し、封印した。

「優さん!もう時間が・・・」

「分かってる、2029の型!・・・」

優は鍵をフィニッシュキーに差し替え、元々の鍵をユキの手に握らせて、飛び蹴りの体制に入る。

「ユーズ、キードライバー・・・付き合わせてゴメンな。」

「今更何を言う。」「I am with you forever」

「ありがとな・・・「ガッチング!」」

「explosion!」

 

タイムリミットまであと0,5秒、目まぐるしい閃光を放ちながら引力のコアになっている光の柱を爆破した・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

see you next time...

 




最終回予告
私の最愛の人はこの日・・・勝手に何処かに行っちゃいました・・・でもきっといつか会えるよね、私、ずっと待ってるから。

次回 仮面ライダーロック最終回「さよならも言わないで」


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Ⅲ さよならも言わないで

私の最愛の人はあの日、空に散りました、その後彼の姿を見た者は誰もいません、私もその事を知ったのは救急搬送されて緊急手術を施され、次に目が覚めた時の事。
私の青春、初恋、誕生日、様々なことに付き合ってくれた私のヒーローで相棒は、2029年12月1日に消息を絶ちました。
今、どこに居るの?何をしているの?、もう随分と長いこと君の声が聞けてない・・・さびしいよ・・・会いたいよ・・・

さよならも言わないで、勝手にどこかに行った君に・・・



「・・・うるさいな・・・」

目覚まし時計が鳴り響く、確か2回目のスヌーズだっけ?・・・ん?

「ふぁぁ・・・。」

そんなことを思いながら大きなあくびをひとつ、そして時計の文字盤を・・・文字盤を・・・

「寝坊したぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁ!」

あの日から数年たった、夏の日差しに目を覚まして、彼の居ない布団を見つめる、あの時の事は未だに思い出します、騎士として・・・響ユキとして歩んだ2029年、あれ以降も侵略者や災害、他にもいろんな事に地球が脅かされた事はあっても、私の中ではあれが最大の事件かな、だって私が当事者だもん。

そんな話はどうでも良いよね、因みに私を含む12幹部の体にされた人々全員社会復帰を果たして、私もまた大学中退して、就職して、気がついたら2児の母。

そんなこんなで、写真に挨拶、べつに遺影ってわけじゃないけど。そしてリビングのドアを開けると、子供は二人とも既に起きている。

「ママ、またお寝坊?パパもう行っちゃったよ。」

「ウソ!?」

「パパ朝御飯つくって行ったから早く早く!。」

こっちの髪を一本に結んでる子がアオイ、どっちかって言うと夫に似てるかな?ちょっと神経質で性格までそっくりなお父さん子、そしてこっちの子がヒュウガ、今日も朝からゲーム三昧のご様子、少しはアオイを見習って読書もして欲しいものである、因みに二人は一卵性双生児の双子で・・・ってそんな話してる場合じゃないや、早いとこ朝食を食べ終えて食器を洗い、仕事着に着替える。って地味に出来が良いオムライスに子供受けする料理だけは上手いなー、とちょっと関心。

さてさて、この年になってもなお、ドジなままですが、ママだけに、騎士としていつかまた戦う日が来ないことを祈って、毎日過ごしてます。

あっ、因みに今の職業は守秘義務があるので言えません、ざっくり言うと公務員に近いかな。

「いってきます。」

「「いってらっしゃーい。」」

仕事場までの道のりもそんなに長くないです、電車で数駅、と言っても徒歩2時間?程度かな。

「おはようございまーす。」

職場に入り、仕事場に入る。因みに職場は・・・

「遅くなっちゃった、ごめんね。」

「遅いぞ・・・獅童隊長。」

「からかわないでよバーカ。」

 

おっと、この物語の語り手である、いや語り手であった私の名前を名乗るのを忘れてました、表向きは人気アーティスト、そして裏の顔は対超生物組織teamGRIDの獅童隊隊長、獅童優希です。

 

to be continued・・・・・・・・・?




仮面ライダーロックをここまで読んで下さりありがとうございます。
高町魁兎です。
さて、はじめて投稿した僕の小説、今回は仮面ライダーという名を借りて僕の思うヒーロー像をお届けしてたら、なんと1年たってました。
故に初期回とか完成度がお世辞にもよくないとかありましたが、まさか掃除中と下校中の妄想が今こうして形になり完結したことに感慨深さを感じてます。
妄想は最後まで妄想じゃなくこうして形にして、僕が恥ずかしくなっても残り続ける作品であることには間違いないので、10年20年・・・ほんとに2029年になったときとかにまた読み返してくれると嬉しいです・・・因みにもう一回仮面ライダーロック書けって言われたら絶対にベルトにIA積まない。
ではまた次回作・・・あるかわかりませんがまだお会いしましょう。

by感慨深さに浸る高町魁兎

2020年3月10日


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+α
設定、用語集


主要人物

獅童優(しどうゆう)/仮面ライダーロック

御堂クリエイタースクールアーティストコース1年

ライブハウスraidの人気?バンド、y×2shのドラムボーカル。

面倒事が嫌い、で一人称は俺。好物は魚、誕生日は6月9日、ユーズとの出会いをきっかけに戦いを決意する。

余談だが、天の川高校の卒業生である

 

響ユキ(ひびきゆき)/仮面ライダーアスタロト

電算大学理工学部1年

y×2sh、のギターボーカル。

天真爛漫で、優とは中学から(その当時犬猿の仲だった)の付き合いであり、実は優が好き。

好物はチョコレート、3サイズはB65W60H66、誕生日は8月2日

こちらも天の川高校卒業生

 

ユーズ

エレメントナイツの一人、真面目で、少し口うるさいが、今では頼れる相棒である。

また彼には・・・。

 

オーナー

本名芹沢仁(せりざわじん)

ライブハウスraidのオーナー

好物は紅茶、ジャズを好んで聞く、レコード集めが趣味(らしい)

 

海堂真也(かいどうしんや)/仮面ライダーオープナー

仮面ライダーオープナーに変身する、優の昔のライバル、その目的は...

 

ホールズ襲来編の人物

 

晴海由菜(はるみゆうな)

晴海食堂の店主、優とは顔見知りでこの店の常連、名物は鯖味噌。

 

大門陸(だいもんりく)

御堂クリエイタースクール、電子音楽コース1年

スティングに利用され、シグルの体にされた。

 

湊ダイキ(みなとだいき)

中学の時ユキをストーカーしていたらしい、アーチの体にされた。

 

キメラvsナイト編からの人物

 

クインス

ユキの体に宿ったホールズで乙女座の戦士

詠唱による呪文で戦う

 

 

アスタロト

クインズの守護騎士、少々変わり者だが、忠誠心は多分強い

 

青山美佳 (あおやまみか)

カプリスの契約者及び人間態

 

獅童愛 (しどうあい)

優の姉で4兄弟の長女、料理が得意、余談だが調理士の資格持ちである

 

北下爽子 (きたしたさわこ)/エリアス

優にドラムを教えた愛の友人、であり魚座の幹部、メカノイドホールズを率いる

 

星屑の箱からの人物

獅童舞 (しどうまい)

優の姉であり獅童家の次女、鈴とは双子の姉である

 

獅童鈴 (しどうりん)

同じく優の姉で舞とは双子の妹

 

ガルム

ガルーダのホールズ、戦いを好まない主義だが、操られ敵対してしまう

 

レオンズ

獅子座の幹部、エリアスに仕えてる用だが···

 

鈴原颯 (すずはらはやて)

天の川高校2年、生まれつき碧眼でいじめられていたが、ユキに救われて以降オペレーターとして真也のラボに住み着く

 

ジェミニス

双子座の幹部、ウォズのアナザーエネミーと化した

 

 

コラボ編の人物

 

神埼哲也(かんざきてつや)/仮面ライダークロス

@9610sinナイスピーポーさんがpixivで連載している「仮面ライダークロス」の主人公

 

山田康介(やまだこうすけ)

@komachiAGITO津上幻夢さんがハーメルンにて連載していた「仮面ライダーウォーズ」の主人公、また@c77HZYdiy4ZyuOD PAPEONMANさん作の「ライダー対戦2112」でも共演。

 

 

 

 

2.ヒーローリスト

仮面ライダーロック(kamenraiderlock)

獅童優がユーズを纏った、緊急戦闘形態

パンチ力 5t

キック力 21t

走力 100mを6.5秒

専用武器、セジョウブレード

必殺技、ガッチングストライク

ガッチングスラッシュ

ソニックストライク

 

フレイムフォーム(flame form)

レイアの鎧を纏った形態、火を用いて戦う

専用武器 セジョウブレード

必殺技 ガッチングフルフレイム

ガッチングファイアバーン

 

アクアフォーム(Aqua form)

シグルの鎧を纏った形態、水流を操作して戦う

専用武器 セジョウブレード

必殺技 ガッチングスプラッシュ

ガッチングスリットスラッシュ

 

ウィンドフォーム(Wind form)

ウィドを纏った形態、風を操作して戦う

専用武器セジョウブレード

必殺技ガッチングトルネード

ガッチングストームカッター

 

ファイアウォールフォーム

キーパッドライザーを用いて変身した姿、パスワードによる特殊技を駆使して戦う

パンチ力 11t

キック力 30t

走力100mを5秒

専用武器セジョウブレード(スピアモード)

セジョウブレード(セパレートモード)

必殺技グレードガッチングストライク

ガッチングヘルブレイカー

 

トライフォーム(try form )

パンチ力30t

キック力80t

走力100mを4秒(パワーバースト時は1秒)

専用武器 "(ファイアウォールフォームと同様)

必殺技フルパワーガッチングストライク

カッチングエクスプロージョン

ガッチングヘルブレイカー

 

エクシードナイツ(ホープクレーン)

最終三部作に登場

人々の望みが折り鶴となって集まり、ユキの中にあるククルカンキーと熱い思いによって構築された輝きの鎧を纏い閃光の如く戦場を駆ける完璧を「卓越」した奇跡の騎士

パンチ力40t

キック力100t

走力 100mを0.00001秒

 

仮面ライダーオープナー(kamenraider opener)

快堂信也が変身した姿

パンチ力6t

キック力22t

走力100mを6.7秒

専用武器カイジョウアロー

必殺技ピッキングスナイプ

ピッキングストライク

 

ポリスフォーム(police form)

ポリスキーでフォームチェンジした形態

専用武器カイジョウアロー(ハンドガンモード)

必殺技ピッキングシュート

 

ファイヤファイターフォーム(Firefighterfrem)

ファイヤキーでフォームチェンジした形態

専用武器カイジョウアロー

必殺技ピッキングスプリンクラー

 

ハッキングフォーム

パンチ力27t

キック力40t

走力100mを4.2秒

専用武器ピッキングライザー

必殺技ハッキングストライク

 

仮面ライダーアスタロト(kamenraider asterlost)

パンチ力7t

キック力35t

走力100mを3.5秒

専用武器ホープカリバー(キードライバーサード)

必殺技スターライトストライク

 

 

パーフェクトナイツ

キードライバーオリジム、セカンド、サードを掛け合わせて、ユナイトカードで変身する

パンチ力18t

キック力78t

走力 100mを2秒

必殺技エクセリオンフィニッシュ

 

3.用語

ホールズ 

本作の敵の地球外生命体 、生物を取り込み怪物化する。

 

ライブハウスride

韋駄天ビル地下1~2回にあるライブハウス、練習室8個とホール2個を完備。

因みに駐車場と言うのはビル近郊の利用者専用駐車場(野外)

 

y×2sh

優とユキのバンド、因みに「double young sing hero 」の略だとユキはいっているが、実は名前の頭文字で優がテキトーに着けたらしい。

読み方は「ツヴァイワイス」

 

プラネットキー

ホールズが封印された鍵。

 

キードライバー

変身に使用されるデバイス、自立思考AIを搭載しており対話可能(ただし、言語は英語)3つ存在し、それぞれ「技の盾」「体の鎧」「心の剣」である

 

ガッチング

優が必殺技の前に付けるワード「合致」と「ing」の造語

 

エレメントナイツ

ユーズが、レイア、シグル、ウィド、???の5人で結成した反逆軍。

 

十二幹部アストロナイツ

スティングたち12人で結成された騎士団、目的は不明

 

キーパッドライザー

コード式デバイスの一種、ファイアウォールフォーム変身や、必殺、特殊技の発動に使用

 

喫茶空鳥

ユキの両親が営む喫茶点

 

発動器/憑代

エレメントの力を宿した希に現れる特異生命

 

4.エネミーファイル

 

スティング

第2話から登場、蠍を模した怪人、蠍座の幹部

 

タウラス

第9話から登場、牡牛座の幹部、パワーが自慢

 

カプリス

第13話から登場、山羊座の幹部、人間態を持ち、ユキにフェンリルキーを入れた。

 

エリアス

第18話から登場、魚座の幹部同様に人間態を持ち、メカノイドホールズを率いる

 

ジェミニス

第26話に登場、双子座の幹部、ウォズのアナザーエネミーと化したがウォーズと共に撃破された。

 

カウル

第29話に登場、牡羊座の幹部、12幹部内でもっとも権力がない

 

ジャン

第1話、第2話に登場、バッタを取り込んだ怪物、優の初陣の相手

 

スラッシュ

第3話に登場、カマキリをを取り込んだ怪物

 

レイア

第4話に登場、ユーズのかつての友人で取り込んだ人間と波長が合わず不安定だった

 

シグル&ウィド

第5話、第6話に登場巨大台風を作り、町を壊滅させるのが目的だったらしいが、精神寄生体により、やらされたことだった

 

アーチ

第7話に登場、湊ダイキを取り込み利用した怪物

 

ウォグル

第8話に登場、タカを取り込んだ怪物、航空機を落とすのが目的だったらしい

 

メレオ

第9話に登場、鍵を盗んで廻っていた

 

ユニス

第10話に登場、ホースキーとライノキーの合成ホールズ。 

 

ユナイトモンスα

第10、11、12話に登場、「リザード」「イーグル」「スネーク」の合成ホールズ。

スティングに操られ半径1キロを焼け野原にした。

 

フェリル

第13、14話に登場「タイガー」「チーター」の合成ホールズ

 

EXEガーディアン

第15、16話に登場、ビートルキーとexeウィルスの複合ホールズ

 

パワード

第17話に登場、ゴリラキーの怪物

 

スライノ

第17、18話に登場、メカノイドホールズの一種、サイの力を宿す

 

ガルム

第19、20話に登場、戦いを嫌うガルーダ属の一人

 

フェニック

第30話に搭乗、フェニックスキーのホールズ

 

5.プラネットキーリスト

ロック

ユーズが宿る鍵、変身に使用する

 

フィニッシュ

必殺技の際に使用、キードライバーの全機能を一時期に作動させ、強力な技を出す

 

ホッパー

全身の間接を強化させる、因みにデコピンで、風速100m/sの風を起こせるレベル

 

スラッシュ

セジョウブレードの力を最大限に引き出す

 

フレイム

レイアが宿る鍵、フレイムフォーム変身に使用

 

アクア

シグルが宿る鍵、アクアフォーム変身に使用

 

ウィンド

ウィドが宿る鍵、ウィンドフォーム変身に使用

 

バインド

無数の鎖で、敵を拘束する

 

オープン

オープナーの変身に使用する鍵

 

タイガー

爪を生成する

 

イーグル

翼を生成し飛行能力付与と視力強化する

 

ポリス

ポリスフォーム変身に使用

 

ファイヤ

ファイターファイターフォーム変身に使用

 

ユニコーン

クインズから授かった力で、ランスモード、セパレートモード、への変形を可能にする

 

チーター

加速する

 

サモン

キーパッドライザー及びその他の武装を転送する

 

メモリー

コード式デバイスのメモリーユニット、これに登録されているパスワードを使用できる

 

 

 



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ロックNEXTsong 仮面ライダーオープナー

君は聞いたことあるかい?、かつて世界を救った騎士たちは、今、どこで何をしているか・・・
「残念だったなぁ・・・もう少し知恵を使いな。」
「さて、さっさと片付けよ♪」
彼らの戦いは異星人から、犯罪者、時に害獣多種と多様と化し、そしてその正体を隠しながらも、いや隠しきれてないかな。
「「せーの、「ガッチングダブルス!」」」
人に迫る驚異を退け、あるときは無償で人名を救助する存在、そして表向きは人気アーティスト「Y×2sh(ツヴァイワイス)」として活動している、そしてまた人々は、この世界に20年以上ある都市伝説で語られる英雄の名で騎士たちのことを呼んでいる。
その名は、「仮面ライダー」!


「すまないな・・・お前らも忙しくなったのに付き合わせて。」

「俺もユキもユーズも、キードライバーも、付き合わされてる何て思ってない、むしろ使命だから、最後までやるさ。」

「だが、お前ももう家庭がある、仕事がある、待ってる人がいる、つまり足枷ができてるんだぞ。」

「そんなことなんかより、罪無き者を守るのが俺と、ユキの大事な仕事のひとつだ。」

「相変わらずだな。」

「そう言うお前は丸くなったな。」

「フッ、なんとでも言え・・・切るぞ。」

「ああ。」

 

2031年3月、ここのラボも2年の時を経ると、人が少ないことに対して、寂しいと感じるようになってきて、また居候兼、オペレーターの颯も卒業を間近にし、ここに住み着く理由も無くなってきつつある。

「ここも1年経つともう一人でいるのが寂しくなるな・・・そして、来月からはそれが当たり前になるか・・・」

「冷たいこと言わないでくださいよ・・・私も寂しくなります。」

颯は真也に対して膨れっ面だ、これには訳がある・・・彼女の頭の中は今、進路と、4月以降もここに居たい、離れたくないと言うことで一杯になっている時に図星のように言われたからだ。

「でも実際真也さんは丸くなりましたよ、今みたいに笑ってる所なんか滅多に見ませんでしたし、冗談すら言わなかったんですから、あの頃は。」

「機嫌とっても何もでないぞ。」

「そう言う冗談ですよ、昔言ってくれなかった冗談。」

「・・・かもな、なあ颯。」

「はい?」

「時間も時間だ、今日、外で食べないか?」

 

 

 

 

 

 

 

午後20:32分

「おっ、いらっしゃい、4人勢揃いじゃねぇか。」

「まさか考えが被るとはな、隣どうだ?」

「優、お前有名人になりかけてる事を自覚しろ・・・あとお前も、料理好きのお前がまさか相方みたいな事を吐く気か?」

「実際そうだもん、8時に家ついてなかったらもう億劫なっちゃって。」

「そうか。」

丸くなったと言えど上から目線な話し方は健在、こうして4人がカウンター席に集まる、因みに優とユキの注文したメニューは既に出されており、相変わらずの野菜タンメンと塩である。

「まあお前らも気がつけばオリコン入りじゃねぇか。」

「ああ、デビュー1年半で100位ランクイン、俺もこんな早く達成出来るとは思ってなかったさ。」

「そんなやつが来る店にしちゃちいせぇだろ?」

「そんなことねぇよ、これからも扱いはアットホームな御得意さんって、距離感でいてくれよおっちゃん。」

「へいへい、じゃあサービスだ。」

「味玉はユキにやってくれ、健康主義なんで。」

「ラーメンの時点でもう反してるでしょ?この細マッチョ。」

「なんとでもいえ、ベビーフェイス。」

「こう言うのが鴛鴦夫婦なんかねぇ?」

「「絶ッ対違う!」」

「相変わらずお似合いだな。」

優とユキは気がつくと、もう追いかけきれない程に夢に近づいている、颯はまだまだ遠いどころか、真也に寄せた思いが伝えられないことにもどかしさを感じていた。

逆に真也は、優とユキに申し訳なさを未だに抱き、颯に対してはまだ相手してやれないというように足枷だと感じている。

「真也さん。」

「どうした?」

「なんか、憧れませんか?、ああいうの。」

「どうかな、少なくとも俺はまだあっち側には行けないと思ってる。」

真也が考えていること、それは騎士の世代交代・・・だが、候補者は居ない。

だから二人と、自分に負担をかけ続ける事になる。

「オイオイ、暗い顔すんなって、どうした?相談、乗るぜ、真也のあんちゃん。」

「真也?・・・。」

テーブル席の客の一人が立ち上がった。

「まさかこんなとこにいるとはなぁ、お前何してたんだこれまで、いきなり飛び級で卒業していった後連絡もなしでよー」

「お前に連絡する必要性を感じない、と言うより留年してまだアメリカに居ると思っていたが、帰国していたか・・・だがお前とは縁を切った筈だ・・・」

真也が珍しく逆鱗している、彼が感情を露にすること事態稀なのに。

「すまないが、先に帰る。」

「待ってください、真也さん!」

「注文も無しに帰りやがった。」

 

 

 

「真也さん!」

「残ってれば良かったものを・・・」

店を出てすぐくらいの路地で真也を捕まえた。

「どうしたんですか?」

「・・・掘り出したくないんだ、アイツとの事は。」

「どう言うッ・・・」

口に人差し指を当て、口止めされた。

「着けてるんだろ、ストーカーが。」

「ストーカーとは人聞きが悪い、Mr.KAIDOU」

「つけ回しておいて言うことか?」

「全く、おちおち話もする気がなさそうですねぇ。」

真也は彼を目の前にすると、目付きが昔のように悪くなった。

「女・・・相変わらずですか、孤独に耐えれず、そうして」

「・・・人の過去だ、漬け込むな。」

「それ・・・どう言う事ですか?」

「聞くな!・・・なあ三上高司、何度も言うが、俺は違う、諦めろ。」

「では、こんなもので・・・力ずくで行くしかないでしょォォォ。」

いきなり狂ったような口調になり、鍵らしきものを取り出して体に刺した・・・間違いなくプラネットキーだ。

「怪物と化したか・・・」

「Set up」「変身」

真也はオープナーに変身し、その攻撃から颯を守った。

「早く逃げろ。」

「丸い・・・またあなたはそうやって人を・・・」

「違う、あれは俺じゃない。」

「そのベルトが動かぬ証拠だ!」

そう言うと、彼は真也を蹴り飛ばした後、憎しみが詰まった呻き声と共にベルトを外そうとする。

「オープナー!」

「ほぉう、もう二人。」

「すまないな、ロック、アスタロト。」

「とりあえ・・・そんなんありかよ。」

高司は3人に分身していた。

「「「3対3じゃなきゃ部が悪いでしょ?」」」

「余計すぎるお世話だ・・・ユナイトアップ!」「フォームアップトライ!」

「もっと増えたらどうする?」「Lead up gemini」

ユキが分身、そして優はトライフォームになりそれぞれ応戦した。

「マジか。」「なんだコイツ、エリアス並だぞ」

「ロック。」

「ああ、一気に形をつけるか。」

「overflow」「lead up LEO」

それぞれ、火を纏った剣と槍で攻撃したが・・・その攻撃は片手で防がれていた。

「「ウソッ?」」

「終わりだ!」

回し蹴りで二人とも蹴飛ばされ市街地まで吹っ飛ばされ、そして外装にヒビが入った。

「目撃者が多いな、決着は明日、噴水広場にて着けよう・・・。」

「待て!・・・ロックちぇい・・・」

「ダメ、この交差点で呼んだら事故が起きる。」

優は悔しさで地面を叩き、そのままユキと共に撤収し、真也は、颯に「一人にしてくれ。」と伝えその場に留まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「真也さんに昔何があったんですか?」

「って言われても、俺たちが聞きたいくらいだしな。」

優と真也と言えば小学生の頃から張り合い、その相手が中学でユキにシフトして、その後二人は天の川学園高校に進んだが、真也はアメリカに飛び、僅か4年で高等学校を飛び級、大学卒業及び博士号を取得した大天才だ、故にその4年の出来事は何も知らない、と言うよりホールズが飛来した日の話だってその間の出来事だ。

「私も、眩い光に辺りが包まれて・・・それ以降は優くんがお見舞いに来たところまで記憶がまるごと無いし。」

「そっか、ユキも現場には居たもんな。」

「うん、あの病室でのやり取り、覚えてる?」

「ああ、ユキのキが希って字だから隕石が降ったんじゃねーの?って話か。」

「あの日から優君、私のことバカ響って呼ぶのやめたよね。」

「そうだっけ?」

「あのー、話が脱線してるのですが・・・」

「そうだった。」

「主・・・すまないがその真相を知っている」

ホープカリバー、もとい、元アスタロトが話しかけた。

「そういえば、って何か知ってるの?」

「高司という男がいっているのはアスタロト・・・先代の方じゃがな、この剣に宿りし記憶が言っておる。」

「すまないな・・・未来」

あの隕石が落ちた日、丁度学期末を利用して帰国した、そのメンバーが俺と、あいつ、三上高司と、刃未来(やいばみく)の3人だ、そしてあの時俺たちは論文用に隕石の観測をするべく来たが、当然隕石の正体は意思を持っていることなんか知らず、丁度あの噴水広間にいた俺たちと12幹部の体にされた者たちが集っていた。

そして俺は目を覚ますと未来は既にレオンズに連れ去られる所だった。

そして提案者の俺はあいつに恨まれている・・・そしてその未来が23代目アスタロトだ。

「と言うことだ・・・。」

「アスタロトの本名・・・ミクさんって言うんだ。」

「ひどいとばっちりだな・・・。」

そう言っていると、テレビ画面がジャックされている、そして奴の姿が全国中継されている。

「やあ諸君、すまないなぁこんなもの流して、さて覚えているか?2027年隕石を、明日、その隕石で俺の彼女を奪った騎士オープナーとの勝負を執り行う、その様子を全国中継する、特と見るがいい、そしてあの隕石で苦しんだものよ、そのうっぷんを晴らしてやる、さあ来い、騎士よ、時間を破れば町に手下を放つ。

ただし、デスマッチだ、お仲間との縁は切ってこいよ?さもなくば東京を爆破する。」

「バカな話の改ざん内容だ。」

「脅迫の方がスケールおっきいし。」

「でも・・・真也さんの力にすらなれないんでしょうか?」

「仕方ない、脅迫がマジで東京吹っ飛ばされても困るしな。」

颯はすごくよからぬ事を考えてしまった、そしてそれを・・・

「私が・・・。」

「たっく、理不尽な野郎め・・・この傷は一晩じゃ癒えそうにない。」

時間通り行くのは確実に無理だ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌朝・・・

「おい、話と違うじゃねぇか。」

「いえ、私は騎士オープナーとは縁の無いものですが・・・個人的にあなたが許せない一般人です。」

中継で写し出されたのは、黒いベルトを巻いた颯だった、因みにネット上のチャットはかなり沸いている。

「だが、生身の女に何ができる?」

「生身じゃありません・・・彼が来るよりも先に、あなたを破る!・・・着装!」[transfome]

ベルトに大きな白い鍵を装填し白い鎧を纏った。

「乱入者が・・・面白い。」

「颯・・・あいつ。」

「行こう、優君。」

「ウィンビート・・・参ります。」

颯は身に纏った白い鎧で肉弾戦を仕掛ける、だが、力量差はやはり歴然だ。

「(そんな・・・システムの計算上は勝てるのに・・・)」

戦闘補助AIが内蔵された武装とはいえ、やはり本人の体がその要求についていけず本領を出せず、相手もかなり早く分身まである、あっという間に追い詰められた。

「(タイムリミットまで・・・)」

「オーディエンスが大分盛り上がってるなぁ、ここらで・・・おお、」

「定刻は守った、そいつを下げろ。」

真也がバレッドストライカーに乗り、変身状態で現れた。

「作りかけのレスビットシステムを持ち出して勝手に俺を庇おうとするな、バカ」

「バカはそれだけじゃねぇ、町に放たれた手下は全部駆除済み。」

「爆弾もほんとに仕掛けられててビビったよー。」

優とユキもバイクで現れて、加勢した。

「お前ら・・・何で来た?」

「簡単だ、仲間だからな。」

「仲間・・・全員まとめて消えろ!」

その声と共に辺りが採石場に変わった。

「お前らを如何にもって場所で駆逐してやる!」

「私利私欲丸出しだねぇ・・・お仕置きしなきゃ。」

「うるさい!」

アイツは4人に分身して、ならんで周りを走り好きあらばこちらの背中に攻撃してくる。

「みんな、十字陣形だ、4人いるなら出来るだろ。」

「分かった、フォーメーションカルテットコンパスだろ。」

「愛変わらず細かい奴め。」

背中合わせに四方に並んだ。

「はじめてだけど、緊張しないで。」

「はい、ユ・・・じゃなくてアスタロト。」

そうしている間に、まずは颯に飛びかかってきた。

「ご・・・ゴーイースト!」

「「「オーライ!」」」

颯が来た方向を知らせ、全員がその方向に攻撃を仕掛ける。

「ネクストサウス!」

「お・・・「「オーライ!」」

続いてユキの方角だ。

「バックトゥ、ノース!」

「「「イーサー!」」」

優の方角、これで残るは本体だ。

「フィニッシュウェスト!」

「「「rightnow!」」」

本体を切られると、あいつも吹っ飛ばされた。

「なんだそのチームワークは。」

「悪いけど、こっちはお前と違って欲は共有してるんで。」

「・・。」

「どうした?オープナー。」

「持つべき者は、やっぱり背中を預けれる者と、生涯のパートナーだな。」

颯が仮面の下で笑った。

「アスタロト、トドメはあれで。」

「OK♪」

「させない、こんなときのために切り札があるのさ。」

そう言うとこの採石場の地面を割り、重機のようなメカを出してきた。

「ファイナルラウンドだ。」

「このための場所移動かよ・・・。」

さすがにサイズ差では勝てず、一方的に殴られる状態だ。

「この距離じゃ、狙うに狙えん。」

「オープナー!危ない!。」

 

真也が目を反らしたときあの拳が飛ぶ、そしてそれを庇い、颯が直撃した。

「・・・バカが。」

「すみません、でも・・・喋るな、傷口が広がる。」

「でも・・・。」

 

「優君。」

「ああ、借りるぞ、ユキ。」「・・・はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」」

「一心同体以心伝心!エクシードナイツ!」

優とユキは閃光の騎士となり、その重機に突っ込んだ。

「「とくと見ろ!、希望の降り鶴の力をぉぉぉぉ!」」

「忘れたか、早さなら上だ。」「「こっちも策ならある、2001の型!」

 

 

 

「馬鹿野郎が・・・戦場に来なければ・・・。」

「真也さん、ずっと言えなかったこと言っていいですか?」

「なんだ。」

抱き抱えたままの彼女の体から段田んちからが抜けるのがて伝たいにわかる。

「大好きです、真也さん・・・勿論、Lo・・・」

「・・・俺もだ、バカ、最後まで言い切りやがれ。」

「「グァァァァッ!」」

優とユキが撃墜され、そのまま、地面に剣を突き立てて立ち上がる。

「「まだ・・・まだ・・・」」

「・・・、これは。」

「真也と颯にも、来た!」

颯を抱いた真也の周りを折り鶴が集まる・・・。

「共に来い・・・颯!」

「(はい、行きますよ真也さん!)」

「一身一体、以心伝心!エクシードナイツ!」

ロックとオープナー二人の騎士が輝きの騎士、エクシードナイツとなった。

「暖かい力・・・悪くない感覚だ。」

「「行くぞ真也、一撃で決めるぞ!「よ!」

「ああ。」「(ハイ!)」

「私も忘れるな!」

5人が息を同時に吸い、同時に叫んだ。

「「「「希望の型!二式!」」」」」

「束になってどうする?」

「なるからいいんだろーが、行くぞ!。」

「「「「一致団結!ガッチング」」」」」「QUARTETTO!」

二つの光に包まれた騎士が飛び上がり、キックし、固い装甲を貫く、そして地面に足をついたと同時に場所がもとの噴水広場に戻り、二つの光が4人の人に戻った。

「おのれ・・・」

「警察は既に来ている、大人しく捕まれ。」

こうして彼は連行された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そう言えば真也さん、あのッ・・・」

あのときと同じように人差し指で口止めされた。

「わかってる、流石に彼女にはできんが、ルームメイトから・・・始めないか?」

「もー、乙女ゴゴロを理解してくださいよーでも、OKってことでいいですか?」

「好きに解釈しろ。」

「ハイ♪」

そのやり取りを済ませると二人でバイクに乗ると、仲睦まじい会話を弾ませながら走っていく。

「結局アイツらも、お似合いじゃねぇか。」

「だね。」

そう言うとユキは優の体に自分の身体をすり合わせて甘えてきた。

「ねーねー、優君。」

「ああ、後ろ乗れ。」

二人も二人乗りで帰路・・・ではなく次の現場へバイクを走らせた。

 

 

 

 

 

 

 

 

THE END・・・?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「で、真也さん。」

「なんだ、颯。」

「なんでもないですっ♪」

「ここまで言ったこと超消しにしてやろうか?」

「えっ?」

「冗談だ。」

 

THE END AND SEE YOU NEXT TIME

 



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