主人公達が活躍してる裏で巻き込まれるもう一人の幼馴染 (家無しじゃない無銘だ)
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新しい出会い、旅への切欠

もう1つの作品の設定で行き詰まり、この作品を作りました。文才は自分でもないと思ってます。(前書きってこういうのでいいのか?)
バトル描写は期待しないでください。
それでも良いなら本編へどうぞ。


窓から朝日が差し込んでくる部屋。ベッドで少年が眠っていた。すると、ドアが勝手に開いた。そして、侵入してくるものがいた

 

「 …みゅう?みゅーう」

そいつは、少年のところまで行き、軽く揺さぶった。しかし、少年は起きない。すると?

 

「 …むぅ、みゅーう」

【ねんりき】で掛け布団を捲った。少し寒いのか、少年の顔が少し歪む。捲った本人?は、少年のお腹の上に浮いたまま移動する。そして

 

「 ………みゅー!」

少し勢いをつけ、お腹に【たいあたり】した。ドスッと鈍い音が響き、

 

「 ガフッ!…ゲホゲホッ、…おい、てめぇ、朝からそれはやめろ」

「 みゅう?みゅみゅみゅ~」グシグシ

「 …頭を擦り付けんな。あちぃ…」

 

少年は起き文句を言うが、突撃した本人?は何が?と顔にし、構わず少年の胸に頭を擦り付ける

 

「 ………ハァ、もういいわ。飯にすっから大人しくしろ、“ミュウ”」 「 みゅー 」

 

そうして、二人?は部屋を出ていった。

 

 

 

リビングで少年と一匹が食事をしていた

 

「 そういや、今日がポケモン貰いに行く日だったか?てことは、アイツらが来んのか。…んで?お前はどうすんだ?今回は会うのか?」

と少年は尋ね、

 

「 …モグモグ、ゴックン。みゅーう」ブンブン

と首を横に振った

 

「ハァ、わからなくないが、なんで俺以外に姿を見せようとしないんだろうなぁ?」

「 みゅう?」

「 ………ッチ、そろそろアイツが来るな。ハァ。おい、仕方ねぇから部屋で待ってろ。」

 

「 みゅう…」ショボーン

と少し寂しそうにしたが、少年の部屋に向かった。

 

少しして、ピンポーンと玄関がなった。

「 …ハァ、来たか。ダリぃな…」

少年は、頭を掻きながらめんどくさそうに玄関へ向かった

 

ドアがドンドンドンと叩かれ、

「 お~い、”ナハト“!起きてないと罰金だぞ⁉」

「 うるせぇよ、“ジュン”!近所迷惑だ!」

「 おっ、起きてんじゃん。なんだってんだよ、そうならそう言えよー! あ、オレ忘れ物しちまったから“ユウキ”と待っててくれ!じゃあな!」

 

「 おい!人の話を聞いてんのか⁉ …ッチ、もう行きやがった。」

ジュンと呼ばれた金髪の少年は、要件だけ伝えると嵐のように去って行った。それに苛立つ少年(ナハト)だが、ため息を吐き、部屋に向かった。

 

 

「 おい、ミュウ。少し出掛けてくる。お前はどうする?ついてくるか?」

「 …みゅ~う、みゅっ」ブンブン

とミュウに尋ね、少し悩み、首を横に振った。

 

「 わかった。なら大人しくしてろ?」

「 みゅーう!」

「 …んじゃ、行ってくる」

 

 

 

外はまだ気温が低いのか、ナハトが吐く息が白い。

(ッチ、まだ寒ぃな。ジュンの話ならユウキも少ししたら来んだろ。仕方ねぇ、ジュンの家の前で待ってるか…)

 

少し待っていると、帽子をかぶった少年が走りながら近づいて来る。

「 おはよう、ナハト!待っててくれてごめんね?ジュンは、どうしたの?」

「 ああ、オハヨ。…別に気にすんな。アイツなら忘れ物を取りに戻ったが?」

「 ハハハッ、そうなんだ。朝から元気と言うかなんと言うか…」

「 騒がしいだけだろ?…様子を見に行くか」

「 ハハハッ…そうだね。じゃあ行こっか?」

 

そう話しながらジュンの家に入って行った。

 

 

「 おはようございます。お邪魔します。」

「 ………お邪魔します。」

 

すると、母親らしき女性が近づいてきて

「 あら?二人ともジュンがごめんなさいね?あの子なら上にいるわよ」

「 わかりました。ありがとうございます。じゃあ、上に行こっか?」

「 ああ。」

 

上に向かうと

「 ………よし、これで準備完了っと。 ん?おう、二人とも!道路で待ってるから、遅れたら罰金1000万ずつな‼」

とジュンは二人を置いて外に向かった。

 

「 …アイツ、落ち着かねえのか?」とナハトは青筋を浮かべ呟いた。

「 まあまあ、落ちついて。ぼくたちも行こっか。」

「 ハァ、わかったよ」

と後を追いかける。

 

 

外に出ると少し先にジュンがいた。

「 おーい、こっちだこっちー!おせーぞ!」

 

「 少しは落ち着け!ジュン!」

「 なんだってんだよ!今日、ポケモンを貰えんのに落ち着けられるかよー!」

「 二人とも、一旦落ち着こう?」

 

「 …ハァ、で?朝から呼び出したんだ。何かあるのか?」

「 あ、それはぼくも気になってたんだ。どうなの、ジュン。」

「 ん~?ああ、今からナナカマド博士の所にポケモンを貰いに行くんだよ! 」

「 ハア?阿呆かおまえ?」

「 ジュン。流石にそれは………」

「 なんだよ。草むらに入るなってんだろ?ヘーキ!ヘーキッ!ポケモンが居なくてもだいじょーぶだって。オレに考えがあるんだよ!」

「 ホォ~、例えば?」

「 いいか?草むらとかに入ると野生のポケモンに出会うだろ?出会う前に速く草むらの中を走るんだよ!そうすれば、ポケモンに出会うことなくマサゴタウンに行けるってわけだ‼」

 

「 ………やっぱり阿呆だろ、おまえ。」

「 …ジュン。」

「いいから、いいから!それじゃ行くぜ!…せーのっ!」

とジュンが草むらに飛び込もうとした瞬間、

 

待ていっ!!

と怒鳴り声が後ろから響いた

 

『!』

ナハト達は後ろを振り返ると厳つい老人が近づいて来た

 

「 君達、ポケモンを持っておらんようだな?

それなのに草むらに入ろうとするとは、一体どういうことだ!?」

 

『 …… …… …… ………』

全員が沈黙をし、辺りは静かになった。

 

まず、沈黙を破ったのはジュンだった

「 なあ、ユウキ、ナハト。この人って……

ナナカマド博士だよな? なんでここに居るんだよ……?」

『 知るわけないだろ。』

と二人は答えた。

 

「 …… …… …… 」

ナナカマド博士は未だに口を開かないが少し離れて行った

 

 

ナナカマド博士side

ナナカマドは内心悩んでいた。

( 彼等は、ポケモンが欲しくて草むらに入ろうとしたのか………。うむぅ、どうしたものか………)

( ポケモンと出会うことで、彼等の世界が変わるだろう。私がその切欠を与えてもいいものなのか?)

( ………よし、これで見極めよう。願わくは彼等が望み通りなら嬉しいがな。)

そう私は決心した。

 

ナナカマド博士side out

 

 

「 …君達は、ポケモンが本当に好きなんだな?」

と戻ってきたナナカマド博士が尋ねてきた。

 

それに顔を合わせる3人。頷き、ナナカマド博士を見る。

そして、

『 はい!(…ああ)』

と宣言した。

 

「もう一度聞く!君達は本当にポケモンが好きなんだな?」

「なんだってんだよー!何度も聞いたって、オレたちは何度でもポケモンが好きだって答えるぜ! な?ユウキ、ナハト!」

『 うん!(ああ)』

 

「 ………ポケモンを持たずに草むらに入ろうなどと、危ないマネをする者がポケモンを持ったら、何を仕出かすか心配だがな?」

「 …う、それはその~………」

とナナカマド博士に正論を言われ、ジュンは狼狽える。

 

しかし、

「 じゃあさ、オレはいいからさ、こいつらにはポケモンをあげてくれよ!草むらに入ろうとしたのはオレだからさ…」

「 ………馬鹿なこと言ってんじゃねーよ。止められなかった俺も同罪だ。なら俺も受け取る訳にはいかねーよな?」

「 そうだよジュン。ジュン一人のせいじゃないよ。だからぼくも受け取れない」

「………お前ら」

 

「 ‼ ……生意気を………ふっ、なるほどわかった!

君達にポケモンを託そう!」

「 !何を?」

「 こちらこそ、君達を試すような真似をして悪かった」

と頭を下げられる。

それに慌てるナハト達

 

「 但し‼ もう二度と無茶をしないと約束してもらうぞ!」

『 ! はい!(…ああ)』

 

「 では……うむぅ?どうしたことだ……?」

とナナカマド博士は少し困ったようにする

 

「どうしたn「ナナカマド博士ー」…」

ユウキが尋ねようとしたのだが声を被せられてしまった。

 

博士の後ろの方を見てみると、少女が大きいカバンを両手で持ちながら、こちらにやって来た。

「 博士ー、湖にカバンを忘れてましたよ!………アレ?どうかしたんですか?」

「 おお! “ヒカリ”、助かったぞ! いやなに、彼等にこのポケモン達を託そうと思ってな。」

ヒカリと呼ばれた少女が驚いた顔をする

 

「 え⁉ 大事なポケモンなのにあげちゃっていいんですか?」

「 うむ! 私達はポケモンと共に生きている。それぞれの出会うべき時がある。共に歩むべき世界がある。

彼等にとって、それが今日、ここがそれなのだ!」

 

「 さあ!カバンを開け、好きなポケモンを選びたまえ!」

「 本当にいいのか⁉ ナナカマド博士‼ 嬉しすぎて今、すごい変な顔だぜ…… 二人とも、先に選んでいいぜ!なんたってオレは大人だからな!こんな時、余裕をみせるのさ!」

「 …俺も後でいい。ユウキ、おまえが先に選べ。」

「 え⁉ 二人とも本当に良いの?」

『 ああ(!)』

「ありがとう!」

 

「 ………ん~?よし!ぼくはこの子にするよ!」

「 じゃあ次は俺か。………ジュン、先に選べ」

「 なあ⁉ ナハト⁉どーいうことだ⁉」

「 ………だっておまえ、うずうずし過ぎ。」

「 なぁ⁉ …オレってそんなにうずうずしてたか?」

『 うん(うむ)(ああ)』

「 そんなにか~」

肩をガックリ落としたジュンを皆で笑った。

 

「 ナハト、サンキューな!………………オレはこいつだ!」

「 なら、俺はコイツになるな」

 

「 なるほど!3人ともそれぞれいいポケモンを選んだなようだな。…いいか!託したポケモン達は、まだ外の世界を知らない。そういう意味では君達と似ているかもな? 似たもの同士、上手くやってくれい!」

『 はい!』

「 困ったことがあるなら、マサゴタウンにある私の研究所に来るといい! …では、失礼するぞ!」

「 ちょっ、博士!待ってくださいよ!…じゃあ、またね!」

と二人はマサゴタウンに向かって行った。

 

「 なんだよー、ナナカマド博士ってやさしいじゃねーかよー」

「 そうだね。」

「 テレビだと、スッゴい怖そうな雰囲気だったのになー?」

「 おいおい、失礼だろ?ジュン。」

「 気を付けるよ!…へへ!それより二人とも!互いにポケモンを持ってんだ。なら、やることは1つだろ!」

「 ハァ、おまえは…今回は俺は審判してやるよ。…でろ、ナエトル。てめぇのライバルの動きだ。しっかり観察しろ。」 「 …! …トル」コクリ

 

「 サンキューナハト!ならユウキとか!よし、早速やろーぜ!」

「 ありがとう、ナハト。よし、ジュン!バトルしようか!」

 

ジュンvsユウキ

 

「 出てこい!ポッチャマ!」 「 ぽちゃぁ!」

「 いけ!ヒコザル!」 「 ヒコッ!」

 

「 ポッチャマ!【はたく】だ!」

ポッチャマはヒコザルに走っていく

 

「 ヒコザル!かわしてそのまま【ひっかく】!」

「 ! うきゃっ!」

「 !? ぽちゃあ!?」

「 ポッチャマ!?」

ヒコザルは、【はたく】をジャンプで回避し、ポッチャマの後ろに着地する。そのまま振り向き様に【ひっかく】を繰り出す。ポッチャマは反応しきれず、もろに攻撃を受けた。ヒコザルはそのうちにユウキの前に戻った。

 

「 なんだってんだよ!ポッチャマ!もう一度【はたく】だ!」

「 ヒコザル!落ちついて動きを見て!…かわして【ひっかく】!」

 

「 ぽちゃぁ!」

「 うきゃっ!………!ひ…こっ!」

 

『 ……… 』

 

「 …ぽ…ちゃあ………」ドサッ

「 ヒコッ!」

 

「 ………ポッチャマ戦闘不能、よってこのバトル、ユウキの勝ち!」

 

「 ………かぁー!負けた!」

「 ギリギリだったよ。いい勝負をありがとう。」

「 …俺もまあまあいいものを見せてもらった。」

「 ふー! んじゃ、家に帰ろうぜ?ポケモン達を休めないとな。またな、二人とも!」

と3人とも家に帰宅した

 

 

 

 

説明

 

人物

ユウキ

原作主人公、活躍するが、この作品ではそこまで出しません。(ゴメンねー)

ジュンとナハトが幼馴染で友達でライバル。二人の仲介をよくするがたまにからかう事をする。

性格は穏便。ちょっと腹黒?

最初のポケモンはヒコザル。

 

ジュン

原作主人公のライバル、こちらもそこまで出す予定はありません(土下座)

ユウキとナハトの幼馴染で友達でライバル。二人を連れ回すヤンチャな子。

性格はせっかち。そのため、空回りが多い。だけど、ポジティブで持ち直す根はとてもいい子。

最初のポケモンはポッチャマ。

 

ナハト

今作の主人公。トラブルに巻き込まれる苦労人になる予定(ドンマイ)

ユウキとジュンの幼馴染で友達でライバル。口が悪いが根はいい子。大切だと思ったものに甘い。キレたら一周回って冷静になる、怒らしたら怖い。身内には手を出さないが敵対するものに容赦なし。

性格、ツンデレ。(ツンデレじゃねえ!byナハト)

最初のポケモンはナエトル。

最近の悩みは、ミュウのスキンシップが過激になってきていること。可愛いから許しているのは本人?には内緒。

 

ミュウ

主人公(ナハト)が幼少期に出会った。怪我をしている所、治療してくれて気に入った。ナハト大好き。

ちょくちょくナハトの家に通っている。他の人には、姿を見せない。

最近の悩み、密猟団の襲撃が増えてきて、中々ナハトに会えなくなってきていること。その分、スキンシップ取るけどね☆

 

 

 

 

 




ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
誤字脱字や気になったことは、教えて下さい。頑張って修正します。
…ミュウは可愛かったので入れました。
ちょくちょく修正すると思いますので、今後ともよろしくお願いします。
バトル描写、追加しました。………上手く表現できない‼
アンケート入れましたので、ご協力お願いします


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旅の始まり? やっぱりコイツは唐突である(怒)

何でこんなに遅くなったか?体調不慮+やる気が出なかったんです。スミマセンorz
お気に入り登録やアンケートのご協力、ありがとうございます。
今回は短めです。まだ、巻き込まれていません。
では、本編へどうぞ


家に帰宅したナハト。リビングに入ると、

「 みゅ~~う‼」ドスッ

「 グゥ!だから腹に突っ込んでくんな…」

「 みゅう?みゅーう」グリグリ

ナハトが、ミュウが突っ込んだできたことを注意したが、本人?は気にせず身体をすり付ける。

 

「 だから、ハァ。…話があるから一旦ヤメロ。」

「 …みゅーい」

とミュウを離らかす。

 

「 さっき、ポケモンを貰った。お前も仲良くしろ。とりあえず出ろ、ナエトル。」

「 エボ!…?」

「 コイツはミュウだ。仲良くしろ。」

「 みゅみゅみゅ? みゅーう!」

「 エボエボ?トゥール!」

「 …もう意気投合してやがる。………母さんに連絡するから部屋で待ってろ。」

『 みゅーう(エボ)!』

 

ナハトは、電話をかけていた。

「 ………もしもし、母さん。俺だ。今日、ポケモンを貰ったから予定通り旅に出る。」

『 …… ……? 』

「 ああ、わかってる。時折連絡する。」

『 …… ……! 』

「 ああ、そっちも気をつけてくれよ…じゃあまた。」

『 …… …… 』

「 ………ハァ、部屋に戻るか。」

 

「 戻ったぞ。………なにしてんだ、お前ら。」

『 みゅう(エボッ)!』

二匹はおかえりと鳴き声で伝える

 

「 いや、だからなにしてんだお前ら。」

「 みゅみゅーう 」

ナハトは、何かしていた二匹に再度尋ね、ミュウがテレパシーでナエトルに技のコツを教えたりしていたことを伝える。

 

「 …やっぱ、それ便利だな。………他のポケモンは使えんのか?」

「 みゅ?」

「 …そうかい。で、お前はどうする?俺は旅に出るから当分家に戻らない。それまで、どうする?ついて来るか?」

「 みゅ?………みゅ~…」

 

ミュウは、ナハトの誘いを請けようか迷っている。

行きたい。けど、自分は密猟団やポケモンハンターなどに狙われている。ナハト達に付いていきたい。でも自分といると危険が増えるとそれを躊躇させる。

 

「 …なぁ、ミュウ。お前、自分が一緒だと迷惑掛けるとか考えてんだろ。」

「 ! 」ビクッ

「 ハァー。やっぱりか。馬鹿なこと考えやがって。

でも気にすんなってのも無理か…」

ナハトは、頭を乱暴に掻く。そして言葉を続ける。

 

「 だから初めから言っておくぞ。俺を甘く見んな。

遮る障害なんざ叩き潰してやらぁ。俺の大事なもんに手は出させねーよ。だからミュウ、」

ナハトは目線をミュウに合わせる

 

「 俺と一緒に来い。」

「 ………みゅーーーー!!!!!」

ミュウは泣きながらナハトに抱きつく。それをナハトは受け入れ、背中を優しくさする。ナエトルも近くに寄る。そこに暖かい空間が広がる。

 

 

 

しばらくしてミュウが落ち着いたのか、ナハトから少し離れた。

「 落ち着いたか?」

「 みゅ!」

「 …改めて聞くが、ついて来るか?」

「 みゅう!」

「 わかった。ならゲットさせてもらうぞ。ボールは………母さんが用意してくれていたからな。

お前に使うなら、これだな。」

と言い、【ハイパーボール】を見せる。

 

「 このボタンを押してくれ。」

「 みゅ~? みゅっ!」

ミュウがハイパーボールのボタンを押す。すると、ミュウはハイパーボールに吸い込まれた。

ナハトの手の上で、ハイパーボールが揺れる。

数回揺れると、カチッと鳴り、揺れが止まった。

 

「 …ミュウ、ゲット完了。出ろ、ミュウ。」

「 みゅーう!」

「 …お前ら、これからもよろしくな。」

「 エボッ!」

「 みゅ!」

顔を見合せ、笑い合った。和やかな空間が広がった。

 

《…》

ふと、ナハトは何かに見られている気がし、そちらに目を向けると窓があるが特に何もなかった。

( …気のせいか?一瞬だけ、何かが映ったような…)

考えるもミュウ達がじゃれつくので、考えは消えてしまった。

 

 

「 それじゃ、昼飯の準備して出発するか。待ってろよ?」

『 みゅ(エボ)!』

じゃれつかれていたナハトは、そう言い部屋を出た。

 

 

「 …行くか。ミュウは悪いが戻ってくれ。」

「 ………みゅ~う」

ミュウは、不満そうにしながらも大人しく戻った。

それにナハトは苦笑する。

「 んじゃ、行くか。ナエトル、お前には護衛として出たままにするから頑張ってくれな。」

「 エボ!」

玄関を出て、鍵を閉め家を見る。

( 強くなって戻ってくる)

そう誓い、目を逸らし歩みを始める。

 

 

201番道路まで行くと、ジュン達がいた。

「 おそーい! 待ちくたびれたぞ、ナハト!」

「 いやいや、ジュン。約束してないのに無茶言わないでよ。僕だって知らされてなかったし。」

「 ………ジュン?」

「 ヒッ、ナ、ナハト、さん?」

「 言い残すことはあるか?」( #^∀^)

「 ゆ、ゆるしt。」

「 お前は唐突過ぎんだよぉぉぉぉおおおお!!!!」

「 ぎゃああああああ!!!!!」

ナハトは、ジュンにアイアンクローを決める。その威力にジュンは悲鳴をあげる。

 

~少々お待ち下さい~

 

アイアンクローから開放され、痛みが退いてきたのか、ジュンが謝る。

「 いてててて。悪かったよ、ナハト、ユウキ。」

「 ふんっ。」

「 まあまあ、落ち着いてナハト。それでジュン。どうしてここで待ってたの?」

「 ああ、オレ、これからナナカマド博士にお礼をしに行こうと思ってさ。でさ、イイコト思い付いたからさ、話を聞いてくれよな。」

『 ( うわ、面倒ごとの予感 ) 』

「 いいか? いつもオレ達が遊んでる湖があるだろ?

あそこって伝説のポケモンが眠っているって言うだろ?」

「 あ~、そんな話あったね。そう言えば。」

「 そうだ! それでさ、オレ達でソイツを捕まえようぜ! そうすりゃナナカマド博士も喜ぶだろ?」

「 オイオイ、そんな簡単に行くか?( 違うけど、もうゲットしたって言えねえな。言うつもりもねえがな、流石に。)」

「 へーきだって! オレ達が一緒なら怖いものなし!それじゃ、しゅっぱーつ!」

「 あ、待ってよジュン! ナハトも行こっ。」

「 ハア、めんどくせえがしゃーねえか。」

こうしてナハト達はシンジ湖に向かって行った。

 

 

 

「 よーし!着いたぞ!」

「 もう、ジュン!速すぎ!」

「 ワリィワリィ。じゃ、伝説のポケモンを捕まえるぜ!」

「 本当にいんのかよ。」

「 絶対いるって! 看板にも書いてあるんだしさ!じゃ、レッツゴー!」

シンジ湖への入り口をくぐった。

 

 

「 ? なんだ…?」

入ってすぐに妙な男がいたので、ジュンが呟いた。

男は何かを呟いている様だが、離れていて聞こえない。

用が済んだのか、此方に歩いてくる。

 

「 失礼、退いてもらおう。」

「 あ、スミマセン。ホラ、退くよジュン、ナハト。」

「 おう。」

「 …ああ。( なんだコイツ。嫌な予感がするぜ。)」

入り口を開け、男は出って行った。

 

「 なんだ? 今の人…。まぁ、気を取り直して伝説のポケモンを捕まえようぜ!」

【 きゃぅぅぅうううん!】

『 !? 』

突然、何かの鳴き声が聴こえた。

 

「 今の、聴こえたよな⁉ 」

「 うん! もしかして、伝説のポケモンのかな⁉」

「 絶対にそうだって! よーしっ! 捕まえよーぜ!」

「 おい。」

「 なんだよ、ナハト。」

「 ボールは持ってんだろうな、お前ら。」

『 ………。』

一瞬の静寂。

『 忘れてたぁ!!!?』

「 やっぱ、阿呆だろお前ら。」

「 くっそー!これじゃあゲットできねーじゃん!」

「 アハハハ、すっかり忘れてた…」

「 困ったとき頼れってナナカマド博士に言われたし、モンスターボール貰えねえかな?」

「 図々しいなお前。」

「 …アハハハ。でも、行ってみる?」

「 なら、誰が一番速く研究所に着くか競争だな!

よーい、ドンッ!」

ジュンが猛スピードで湖を出ていった。

 

「 あ、ジュン!…もう行っちゃった。どうする?」

「 パス。もう少しここにいっから、先に行ってろ。ジュンによろしくな。」

「 しょうがないな~。じゃ、またねナハト。今度はバトルしようね?」

ユウキも湖を後にした。少しして、完全に人の気配が消えてから、ナハトは息を深く吐いた。

 

「 ハァ。…もう誰もいねえよ。姿を出せよ。」

何もない筈の空中に声を掛ける。すると、そこに突然現れた。

「 きゅぅぅん?」

「 俺達が遊んでいるとき、たまに観ていたろ?」

「 ! 」

「 お前が伝説のポケモンでいいのか?」

「 エムッ」コクリ

「 なら、少しだけコイツと遊んどいてくれ、出ろミュウ。」

「 みゅう! …みゅ?」

「 少しコイツと遊んでいろ。お前と同じようなやつだ。俺はその間、ナエトルと特訓してるから。」

「 みゅ~う!」

「 エムリッ?」

「 みゅ! みゅみゅみゅ!」

「 エムエムリッ!」

「( コイツのコミュ力、やっぱスゲエ。)

…出ろ、ナエトル。少し特訓だ。」

「 エボ!…エボッ 」

こうして、ナエトルの特訓を始めた。

 

 

次回へつづく…

 

 

 

~説明~

 

リュック

モンスターボールの機能を応用した物で収納が見た目より倍にしまうことが出来る優れもの。丈夫に作られている。

 

ナハトの母(両親)

現在、他地方に仕事で出張。何の仕事をしているのか秘密にしている。ナハトを大事にしているので、出張はかなり渋った。が、ナハトに説得され仕方なしに出張した。

 

謎の視線

さあ、どこのポケモンさんなんでしょう?(すっとぼけ)

 

アイアンクロー

ナハトの得意技。果物?簡単に粉砕出来るよ!

 

ジュン

せっかち。あ、頭が痛ぇ!

 

ユウキ

ストッパー。アイアンクローを喰らうジュンをみて、

うわぁってなった。

 

ミュウ

ナハトに迷いを吹き飛ばされ、スッキリ。やっぱり好き~。テレパシーで考えなど伝えることができる。

 

湖のいた男

ポエマー。誰にも聞かれなくて良かったね?

 

湖の伝説のポケモン

ナハトに気づかれていてビックリ。ミュウと友達になる。




鳴き声が難しい。
稚拙な文を読んでくださり、ありがとうございました。
また、アンケートを行いますのでご協力お願いします。


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