STRIKEWITCHES THE UNSUNG WAR (アレクサンデル・G・ゴリアス上級大将)
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メランくんのはじめてのおつかい(笑)

読者の皆さんの反応を待たずに新作(本編の外伝作品)の見切り発車をかます馬鹿な作者。そんな作者ですが生暖かい目で見守ってくださると幸いです。


TL-CIWS

 

エースコンバットおなじみのTLSを艦載機関砲にしたもの。一瞬当たっただけで中型ネウロイ程度なら真っ二つになる程高出力。扶桑皇国海軍の1941年以降に竣工した艦艇達の標準装備。

 

 

 

 

防空巡洋艦 最上

 

ほぼあたご型護衛艦。主砲(レールガン)×1、Mk-41 VLS (トマホークも載せられる)96セル、上記CIWS×2、4連装対艦ミサイル発射筒×2、3連装短魚雷発射管×2を装備。新時代の艦隊運用思想・艦艇設計思想研究用に建造された巡洋艦。1941年竣工。初代艦長はクルーゼの前世での恩人でもあるウィリアム・メラン少佐(当時)。

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

1941年某日 海軍省 大会議室

 

「・・・であるからして新時代の艦隊運用思想・艦艇設計思想は、互いにデータを共有し合いロングレンジから敵を攻撃する・・・というものに切り替わっていくものと私は推測しています。そして現状の艦艇の装甲ではたとえ戦艦の装甲であってもネウロイのレーザーを防ぎきることはできません。それにビーム撹乱膜のコストも非常に高いものであり常態的的に散布することは経済的にも良しとされることではありません。ラミネート装甲も同様です。以上の理由から私が皆さんにプレゼンする新型艦艇の設計思想は、基本的にレールガンそして新型墳進弾による長距離攻撃を想定した設計にします。その上でネウロイのレーザー攻撃が当たらないことを想定しなおかつスピードと小回りが利くようにするために装甲をなるべく薄くしその上で強力な新型の核融合炉を搭載、新型対空電探(SPYレーダー)も搭載することでネウロイによる数の波状攻撃をもってしても撃沈されないようなものにいたします。」

 

「質問よろしいかな?」

 

「どうぞ井上軍務局長。」

 

「確かにその新型対空電探の力は素晴らしい。私も直接確認したからな。しかしそもそも新型対空電探に比例する長射程の噴進弾・砲が無ければ話にならん。その辺は大丈夫なのかな?」

 

「ご心配なく。対空用の噴進弾の射程は300 km。主砲に至っては有効射程は1000キロを誇ります。敵を寄せ付けることはありません。」

 

「対地攻撃用の噴進弾は?」

 

「有効射程3000キロ。弾頭によりますが通常弾頭でも一発あれば半径600平方メートルを更地にすることができます。」

 

「「「「おぉ!!」」」」

 

「では諸君、裁決を取りたい。メラン少佐が提出したこの新型艦艇の設計建造及びその運用を行い、そしてまたそれによって編成される新艦隊の指揮をまた彼に一任することをよしとするか否か。良しとする者。」 全員の手があがる

 

「良し。ではメラン君、頼むよ。」

 

「お任せ下さい。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・教練対空戦闘用意。」

 

「了解。教練対空戦闘用意! 艦長、配置つけます。」

 

「了解。」

 

「教練対空戦闘!総員配置につけ。」 ブザーを鳴らす

 

「防火・防水扉閉鎖。」

 

「砲術科配置良し。」

 

「VLS配置良し。」

 

「被害対策班配置良し。」

 

 

 

 

 

 

「目標、120度。2機。まっすぐ近づく。」

 

「艦橋 第三戦速。おもーかーじ。30度 ヨーソロー。」

 

「攻撃します。」

 

「了解。」

 

「教練対空戦闘。近づく目標、SM-2 攻撃始め。」

 

「発射用意・・・てぇー・・・バーズ アウェイ。」 バシューン

 

 

 

 

 

「インターセプト10秒前・・・・・3、2、1、 マークインターセプト。ターゲット1キル。ターゲット2 サーバイブ。」

 

「主砲、CIWS 攻撃始め!」

 

「主砲攻撃始め。」

 

「主砲発砲。」 トリガーを引く

 

ヴィーン バシュン

 

「ターゲットキル。」

 

「全機撃墜。近づく目標無し。」

 

「艦長用具収めます。」

 

「了解。」

 

「対空戦闘用具収め。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最上 テレビ電話室

 

「久しぶり相棒。防空迎撃試験は上手くいったようだが。」

 

「あぁ。全て問題ない。」

 

「んじゃ次のF-35C ベースの新型戦闘機の件任せるわ。イージスと新型艦載機のフォースプロバイダー(練度管理責任者)の任務を近々軍令で出させるから頼むよ。」

 

「任せろ。」

 

「頼む。ではな。またロンドンに空襲がきたから失礼するよ。」 ブチッ

 

 

 




次はブライト・ノア(偽)と直ちゃんの出会いでも書きたいと考えてます(書くとは言ってない)。


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こいつは前戯だ。これからマーヴィン・ゲイを流して一発かますぞ!いいかわかったか?

解説

扶桑皇国軍統合特殊作戦群幼年学校“浦の星”

静岡県沼津市にある市唯一の中学校“浦の星学院”校舎を拡大改装して完成した精強な戦士を育成する幼年学校。
通常の中学生(志願者には初歩的な軍教育も行う)を教育する普通科、頭脳・身体共に屈強な戦士を育成する強襲科が設けられている。
要は志願者に限るが女子中生に本来の中等教育+アメリカ海軍特殊部隊“SEALs”式の選抜・訓練(から中学生にやらせても身体の成長に害を及ぼさないトレーニング)を叩き込む鬼畜な学校である。
1955年以降に誕生した大抵の扶桑軍MSパイロット(=強いウィッチ)達は軍の所属や士官・上級下士官問わず全員ここを卒業している。
卒業生はSEALsの徽章をパクった特殊作戦担当官徽章を与えられる。
統合幕僚本部直轄の教育機関である。
大陸戦争終結後しばらくしてクルーゼは統合幕僚副長を退任、内閣総理大臣を2年程務めてからハーバード大学に歴史学専攻で入学し卒業、本来の活動拠点だった舞鶴からここに移住、当教育機関の設立・運用システムの整備に尽力してきた。
クルーゼの当教育機関職員としての肩書きは『統合幕僚本部 特殊作戦群青年教育委員長 フル・フロンタル 海軍大佐』である。
オリジナルのフル・フロンタルと同じ仮面をつけている。
クルーゼ自身が出てくることに伴う混乱を防ぐ為の偽名処置である。
尚、クルーゼは内閣総理大臣を辞任した後また身体を若返らせ(碧眼のFateの子ギル)自分の正体が自分をよく知る者以外には分からないようにしてからこの仕事を始めている。
なので何も知らない浦の星の生徒達がことあるごとにクルーゼに言い寄ってくるがクルーゼもクルーゼでデレデレするのでそれを皇都の小学校から特殊部隊訓練を受ける為に浦の星に進学してきた娘に見られて母親に通報され後で毎度毎度家族団欒の際にお仕置きを受けるはめになっている。



園田幸一(10)

扶桑皇国宇宙軍中尉。園田海未 宇宙軍参事官の一人息子。両親どちらも魔法が使えただけあって彼自身も男でありながらMSパイロットを任されている。父母譲りの頭脳・母譲りのカリスマ・部下や後輩へわかりやすく手厚い指導ができる手腕から、遠くない未来において創設されるであろう地球連邦軍を背負って立てる存在と扶桑軍上層部は見なしている。見た目は漫画『空母いぶき』の秋津竜太 一等海佐(ただし年が年なのでショタである)。モットーは『世界最強たる正義』。現在航宙幕僚本部防衛部防衛課防衛班に所属している。元ネタは海上自衛隊第26代海上幕僚長。しばらくしたらリベリオン海軍大学校へ留学するようだ。



九九式中型輸送機

CMV-22B アメリカ海軍用輸送 オスプレイをベースに扶桑皇国全軍用に開発された輸送機。扶桑軍を辞めた後のクルーゼの主な移動手段となっている。クルーゼ用のオスプレイは冷蔵庫・キッチン・酒蔵・ワイナリー・テレビ(PS4配置済)・風呂・寝室を完備した特注品。操縦席やフライトスティックも隻腕になっているクルーゼ用に調整されている。横須賀地方隊が間もなく沼津に運んでくる予定。ストライカーユニット・MS同様魔法力で稼働するため整備さえしていれば使用し続けられる。


1955年 4月1日 静岡県沼津市 某バス停

 

 

「・・・ここが沼津か。悪くない。ケンブリッジや皇都の騒がしさにうんざりしていたからな。今の私には丁度良い。それに前世中高生時代の宿敵(数学)を打倒する良い機会だから有効活用しよう。」

 

 

内閣総理大臣を辞任、貴族院議員も名誉職化(≒退職)し重責から解放された私は後進の育成を決心した。

前世からずっと人を育てず使い潰してきた罪悪感、それにより犠牲になってきた人々への贖罪意識から田舎の学校を買い取り学校を始めようと決心した私は文部省(まだ文部科学省ではない)に経営が傾いてる田舎の私立学校をリストアップしてもらい、立地・皇都へのアクセスの良さから浦の星学院を小原財閥から買収、扶桑軍版 NAVY SEALs 創設をついでに企図し軍の新しい幼年学校を始めることにしたのだ。

そして学校長 兼 生徒 兼 教官 として今日着任したのである。

下準備と私を補助してくれる教官の配置も統合幕僚本部が既に手配してくれた。

私は世界中に別荘を持っているが沼津には生憎建ててない。

なので十千万旅館にほとんど居候に近い住み込みで働く(先方からは『身に余る光栄。宿泊代は受け取れない。』と言われたがタダで居候は流石に嫌だったので金曜の夜と土日の厨房にシフトを入れて貰うことで妥協してもらった)バイトコック(調理師免許取得済)として住まわせて貰うことにした。

別荘を建てても良かったが資源の無駄だし、ラブライバーの端くれならば千歌ちゃんやその他Aqoursの面々と仲良くなりたいと思ったのだ。

ラブライバーの諸君、わかるだろう君達なら?

ちなみに沼津人で私の正体をちゃんと知ってる(バラさないよう、また普段は親しくしてくれるよう厳命済)のは千歌ちゃんを除く十千万旅館関係者達と浦の星の理事長(小原鞠莉)だけだ。

そして今日は送迎者 兼 案内人として千歌ちゃんがバス停に迎えに来てくれるらしい・・・そう言ってるうちに来てくれたようだ。

 

 

「はじめまして高海千歌さん。私はフル・フロンタル。貴女のお宅に今日からお世話になる者です。よろしくお願いします。」握手を求める

 

「おはようございます高海千歌です!今日からよろしくねフロンタルちゃん!」手を握る

 

「では早速案内していただけますか?」

 

「じゃあついてきて!!」

 

千歌ちゃんは私の握手を離さずそのまんま引っ張り走る。若い子は元気だねぇ~。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

浦の星学院 体育館 入学式・始業式

 

「そういえば聞いた千歌ちゃん?」

 

「何が 曜ちゃん?」

 

「皇都から来た人。梨子ちゃんに続いて2年連続で来るなんて珍しいよね。」

 

「あ その子お母さんに頼まれて学校に案内しててさっきまで一緒に喋ってたよ。」

 

「えそうなの?」

 

「そういえば私それっぽい金髪の子さっき見たわ。」

 

「どんな子だったの梨子ちゃん?」

 

「金髪碧眼で私達より小さかった・・・多分140センチ位じゃないかしら?笑顔が可愛かったわ。それとその子と先生方の会話が聞こえてきたんだけど、私達と同じ一年らしいわよ?それに一つ爆弾情報も聞こえてきたの。」

 

「「???」」

 

「・・・手まで繋いで千歌ちゃん気付かなかったの?あの子男の子よ。」

 

「・・・ゑ?本当?」

 

「あ ヤバい千歌ちゃん梨子ちゃん、式始まるから私語は一旦やめないと。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・。」

 

眠い~。お偉いさんのお話なんか千歌にとってはただの睡眠誘発BGMだよ~。曜ちゃんはもう涎垂らして寝てるし・・・梨子ちゃんもうとうとし始めてるし・・・早く終わんないかな~

 

 

「続いて扶桑皇国軍統合幕僚本部 特殊作戦群青年教育委員会からのお知らせです。」

 

新生徒会長になったらしいダイヤさんがなんか長ったらしい名前を読み上げる。

 

「大佐、どうぞ。」

 

あれ?フロンタル君が壇上に上がってる。なんでだろう?んあれは曜ちゃんの大好きな海軍の制服?腕の階級章は・・・金中線4本だから・・・

 

 

 

「皆さんおはようございます。統合幕僚本部から参りましたフル・フロンタル大佐です。本日付で皆さんの教員 兼 生徒として入学してきました。男で尚且つ右腕がありませんが同期の仲間に対するような態度で気軽に接していただけると幸いです。お知らせですが、魔法力を持っていて尚且つMSパイロットを目指している方は放課後12:20までに家庭科室に来ていただきたい。筆記用具と空いたお腹を持ってきて下さい。以上。」 壇上から降り退出する

 

 

ふぇ?何今のお知らせ?っていうか大佐!?千歌よりも小さいフロンタル君が!?

 

 

「皆さん、今のお知らせに疑問を持つのも無理はありませんが事実です。大佐は大陸戦争にも従軍した経験のあるベテランであり統合幕僚本部に属するトップエリート。粗相のないようにお願いします。」

 

ダイヤさんが言うなら間違いないね。いつの間にか曜ちゃんと梨子ちゃんも起きてフロンタル君を凝視してたし。MSパイロットか~。チカも飛んでみたいな。昔見た蒼い翼のモビルスーツを見て以来チカの憧れだから・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どいつもこいつも居眠りしてるし・・・まあ気持ちはわかるよ。私も小中高全ての重大イベントでちゃんと起きてた試しがないし(笑)。まあでもMSパイロット募集のお知らせの時は皆起きてたから良いけどね。それはそうと今私は家庭科室を借りてMSパイロット志願者をもてなす為に料理を作っていた。事前に港から鮭を二匹買い上げホイル焼きを20人前作り、アクセント用のわさびマヨネーズ、塩とオリーブ油のサラダ、デザートに事前に製作しておいたミルフィーユ3ホールを7等分して皿に分けてある。ミルフィーユ3ホールは骨が折れたが、仕方ない。最初に作ったケーキは皐月さんとマリアが全部私の断りも無しに全部平らげやがったからしょうがない。まあ皐月さんをけしかけたマリアは後で締め上げたがね。ちなみに鮭・ミルフィーユ以外の食べ物はコリニーを通じた私の指示で私を補佐してくれる教官達が事前に買ってきて家庭科室の冷蔵庫に入れといてくれたのだ。つうか教官って誰だろう?コリニーが『楽しみにしとけ。』なんて言うから聞かないでおいたが。

 

 

ガラガラガラ

 

扉が開く。早速志願者が来てくれたようだ・・・ってお前か!?

 

「久しぶりだなシナプス。最近姿を見かけないしかといって退役したなんて話も聞かないから何があったのかと思えば・・・お前が僕を補助してくれる教官か。」

 

「そういうことだ。ちなみに知識系を私が、パイロット訓練は彼女がやってくれる。」

 

「彼女?」

 

「失礼します。」ガラガラガラ

 

「あ ライーサママ!久しぶり。元気にしてた?大佐になってからの初仕事が駐扶カールスラント大使館駐在武官だとは聞いてたけど。」

 

「はい。お久しぶりです。駐在武官は暇しかありませんので今回の統合幕僚本部からの依頼は渡りに船でした。それにあなたと一緒に仕事ができるのですから断る理由がありません。」

 

 

人事的に表すとこうなる。

 

 

 

扶桑皇国軍統合特殊作戦群幼年学校“浦の星”

 

強襲科

 

教育長 フル・フロンタル海軍大佐(私)

 

常任教官 エイパー・シナプス(偽) 宇宙軍大佐

 

臨時教官 ライーサ・ペットゲン カールスラント国防軍空軍大佐

 

 

統合幕僚本部特殊作戦群青年教育委員会及び“浦の星”学院は、統合幕僚本部運用部長(現職者:ジーン・コリニー海軍中将)の指揮下で運用される。

 

 

 

 

といったところである。すげーよ。歴戦の大佐(内1人は本当は元帥)3人が直接指導する学校なんて後にも先にも我らだけだろう。

 

 

「ライーサママ、今回もよろしくお願いします。」握手を求める

 

「はい♪」握手

 

「だがペットゲン大佐の駐在武官の任期は後半年しかない。後任の人事も確定している。絢瀬 航宙幕僚副長が兼務でやってくれるらしい。」

 

「マジかよ。」

 

絵里ママが教育ねぇ・・・想像が全くできない。つうか絵里ママ有能過ぎィ! 航宙幕僚副長やりながら教官業務もやるのかよ。航宙幕僚長たるアンジェラが有能過ぎるだけなのかもしれんが・・・ん?待てよ・・・

 

「教育なんだしそこは海未お母様の管轄じゃないのシナプス?」

 

「馬鹿野郎!園田 参事官にやらせたら死人が出るわ。それに今は地球連邦宇宙軍創設に備えて外国の軍人を教育する業務をやってるから無理だ。」

 

「なるほど。」

 

 

ガラガラガラ 扉が開く

 

「「「失礼しまーす。」」」

 

うわすご。Aqoursの面々(原作1年生組を除く)が皆一緒に入ってきた。

 

「皆さんよくいらっしゃいました。さあどうぞ。昼食とデザートが用意してあります。遠慮なく召し上がって下さい。」

 

「「「わーい!」」」

 

人間に群がるゾンビのごとくとはまさにこのことを言うんだろうな。

 

 

 

 

 

 

 

 

説明会は省略(←作者がサボりたいだけ)

 

「・・・以上となります。それでは強襲科に入科したい方は明日の朝までに担任の先生にこの『入科願』を提出、9時までに校庭に集合、以後の委細はシナプス教官に従って行動して下さい。」

 

「「「はーい」」」

 

「では解散とします。お疲れ様でした。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「では高海さん十千万旅館に案内していただけますか?」

 

「うん。じゃあついてきてフロンタル君。一緒に帰ろう曜ちゃん梨子ちゃん!」

 

「「うん!」」

 

 

 

 

 

 

 

「なるほど。高海さんがパイロットに志願したのも昔蒼い翼のMSを見てそれに憧れてということなんですね。」

 

完全に私のストライクフリーダムだね。少し前に陛下の御即位10周年記念飛行をメビウス中隊全機でやって皇国全土を周回飛行したからその時のやつだね。

 

「あんな風に空を自由に飛べたらどれだけ幸せなんだろう・・・って思ったんだ。」

 

「私は千歌ちゃんに引っ張られて強引に連れてこられちゃって。」

 

「私も殆ど似たような感じです。」

 

「ですが明日から皆さんにやっていただくのは曲がりなりにも軍隊教育です。連れられて入って後悔されても私は責任を負いきれません。大丈夫ですかお二人は?」

 

「「大丈夫(です)!」」

 

「千歌ちゃんについていって後悔したことは一度も無いから。」

 

「私も同じです。」

 

「高海さんは幸せですね。こんな良いお友達がいらっしゃって。」

 

「うん!チカの自慢の友達だもん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ようこそいらっしゃいましたフル・フロンタル大佐殿。十千万一同歓迎させていただきます。」

 

高海ママが私を迎えてくれる。

 

「わざわざありがとうございます女将。早速ですが中を案内していただきたい。」

 

「ご案内致します。どうぞこちらへ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・以上になります。大佐殿、厨房がこちらになります。金曜夜と土日はここでお仕事をお願いすることになります。」

 

「わかりましたありがとうございます。では早速始めますね。」エプロンをつける

 

「!?大佐殿!?」

 

「どうされました?」

 

「今日は赴任初日です。そんないきなりお仕事をされなくとも大丈夫です。大佐殿をお迎えするために本日はお客様をお断りしておりますので。」

 

「わざわざ私の為に・・・ありがとうございます女将。ではせめて従業員の皆さん用に何か作りましょう。女将、冷蔵庫の中身を少しいただいてよろしいですか?」

 

「え?あ はい 大丈夫ですが。」

 

「・・・。」バン 冷蔵庫を開ける

 

白菜が異常にたくさん入ってる。さっき事前に郵送しておいた私専用冷蔵庫(太陽光発電な上電源が切れても90時間は稼働し続ける優れもの)が十千万旅館に届き中身の豚バラが使えるから・・・夕飯は豚バラと白菜のミルフィーユ鍋(汁は薄味トマトコンソメ)で決まりだな。簡単だし。一年漬けたきゅうりとにんじんの糠漬けもつけよう。これで完璧だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「皆さんお待ちどうさまです。」

 

「ありがとうございます大佐殿!皆、大佐殿を手伝って!」

 

「「「はい!」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

歓迎会

 

 

「皆さん今回は余所者のわたくしを暖かく迎えてくださり、また住処をわざわざ用意してくださりありがとうございます。せめてもの恩返しとして千歌さんを精強な戦士に育て、また町の活性化に尽力する所存であります。では音頭をとらせていただきます。 では・・・乾杯!」

 

「「「乾杯!」」」

 

 

 

 

「渡辺さん桜内さんどうですか楽しんでますか?」

 

「うん。美味しいねこの鍋。ありがとうフロンタル君。」

 

「楽しんでますが・・・大佐、こんなフランクな雰囲気で大丈夫なのですか?それに大佐なんて皇国全軍50万人の内3000人いるか否かのエリートです。馴れ馴れしくするのは少し申し訳ないと言いますか その・・・それに男の方ですし・・・。」

 

「私が仲良くって言ってるんですから問題ありません桜内さん。さあ飲みましょう!」リンゴジュースを注ぐ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うげ~気持ち悪い。」

 

二日酔いに苦しみながらもなんとか起きれた。本来なら今日は土曜日だが、新浦の星学院の創立記念式典が執り行われるので皆出勤・登校しなければならない。無論私とて例外ではない。

 

 

「「「行ってきまーす!」」」

 

「いってらっしゃーい!」

 

高海ママに見送られ旅館を出る私達。ちなみに他の皆は原作『ラブライブ!サンシャイン!!』の浦の星の制服だが、私は特殊な立場なので第2種制服(肩には海自の一等海佐の階級章)で登校することになる。悪目立ちしすぎだろこれ・・・後でシナプスとライーサママに相談するか。 ってか私服が無い。買い忘れた。軍の服ばっかりだ。大学生時代の服がまだ舞鶴に残ってるはずだから舞鶴地方隊にお願いすることにしよう。

 

 

「毎日のバス通学は大変ではありませんか皆さん?」

 

「うん。1本逃すと遅刻確定だからやらかすとダイヤさんに〔自主規制〕されるのが毎回のオチになっちゃうの。」

 

「なんとか慣れましたができればやりたくないです大佐。」

 

「うんうん。」

 

「そうですね・・・では明日からは私の飛行機を使いましょう。高海さんに今後も泊めてもらう分のお礼に送りますよ。勿論渡辺さんと桜内さんも一緒に。」

 

「良いの!?ありがとうフロンタル君!」後ろから抱き付く

 

 

あ~心がぴょんぴょんするんじゃ~千歌ちゃんの胸が心地良い。めっちゃ柔らかい。本当に中学生かよ彼女?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新浦の星学院 創立記念式典

 

「それでは新浦の星学院の創立記念式典を始めさせていただきます。舞鶴地方隊儀仗隊 軍楽隊 前へ。」

 

 

「フル・フロンタル教育長に対し、 栄誉礼!」

 

 

捧げ 銃! ガン ガシャ ♪♪栄誉礼冠譜♪♪

 

 

 

 

「教育長 訓示。」

 

 

「この度は皆様お集まりいただき誠にありがとうございます。

建軍以来我々扶桑皇国軍は明治天皇以降歴代天皇の方々、そして優秀で精強な先人たちのお力添えもあって、日々進化してまいりました。この瞬間もです。

そしてこの新しい学校の設立もその試みの一つであります。

苦痛と困難がこの先に待っていると分かっていながら、その世界に飛び込んだ6人の戦士候補者の皆さん、廃校寸前まで追い込まれながらも信じて残り続けた生徒の皆さんの心の強さに、深く敬意を表します。

その強さに 応えるため この国を守るため 全力を尽くすことをここに宣言いたします。」



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爆走!数取団!

ご存知かと思いますが作者は説明が下手くそです。この話を読むにあたってはyoutube等の動画サイトで「数取団」と調べて視聴してから読むことをお勧めします。数取団をご存知の方はそのまま読み進めて下さいお願いします。





解説

数取りゲーム

第七艦隊動画配信サービスで始まったゲーム。
円状に配置された8台のバイクにレギュラーメンバー7人+ゲストの姉貴(たまに兄貴)が乗り込みバイクを回してリレー方式で前の人がお題(例:バイク)を振り次の人がお題に適切なリレーしてきた数+単位(例:一台)で答え更に次の人に単位を答えた人がお題を振ってどんどん回していくゲームである。
言いづらいお題(例:柿食う客)は一周させないといけないという暗黙のルールがある。
お題を振り忘れたり、適切な単位をつけられなかったり、お題をカンだら終了、ツッパリと呼ばれる罰ゲームを受けるはめになる。
ツッパリはレギュラーメンバーの爆走族“数取団”の宿敵(笑)関取団が行う。
選手をツッパるのはお相撲さんの格好をした(胸にはサラシをつけて貰っている)ゲルトルート・バルクホルン少佐である。
怪力魔法全開でくるので勝つのは難しい。
万が一勝った場合クルーゼから金一封が贈与される。レギュラーメンバーは以下の通り


数取団初代突込総長 ラウ・ル・クルーゼ(偽)

乱闘生 ブライト・ノア(偽)

乱闘生 ジーン・コリニー(偽)

乱闘生 エイパー・シナプス(偽)

乱闘生(数取部長) メラン(偽)

乱闘生 園田海未

乱闘生 ジャミトフ・ハイマン(偽)

上記名前順にゲームを回していく。尚、ゲストの姉貴(or兄貴)は園田海未とジャミトフの間に入る。



数取用語 解説


ブッ込む

次の人を難しいお題で落とすこと



「数取団初代突込総長やらせて貰ってるクルーゼだけど、今日からガンガンブッ込んでくんで夜露死苦ゥ!!」

 

「「「夜露死苦ゥ!!」」」

 

「数取団乱闘生のブライトだが、おとといオラーシャの皇太女様からラブレターが届きました。ラブレター渡される程の何かしたっけ?覚えがない。 夜露死苦ゥ!!」

 

「「「夜露死苦ゥ!」」」

 

「数取団乱闘生のコリニーだけどよ~、好きな言葉は『ホチキス』。フハハハハ! 夜露死苦ゥ!!」

 

「「「夜露死苦ゥ!!」」」

 

「数取団乱闘生のシナプスだけど、昨日母さんに『頭良くなるから魚食べなさい。』って言われたけど無視しましたァ!だって俺魚より頭良いんで! 夜露死苦ゥ!!」

 

「「「夜露死苦ゥ!!」」」

 

「数取団乱闘生のメランです。総長(クルーゼ)が奥さん達と仲良く話してるのを見ててそろそろ僕も彼女位持ちたいなと思いました。真姫ちゃーん、僕と付き合ってくれますか! 夜露死苦ゥ!!」

 

「「「夜露死苦ゥ!!」」」

 

「数取団乱闘生、園田海未です。賭け事は苦手ですがブッ込みは沢山用意しましたので頑張れるはずです。よろしくお願いします!」

 

「「「夜露死苦ゥ!!」」」

 

「数取団乱闘生、ジャミトフ! 俺 蝶々はどこまでも追っかける でも捕まえねえ 見てるだけ 夜露死苦ゥ!」

 

「「「夜露死苦ゥ!!」」」

 

 

「本日お越しいただいた姉貴はこの人!」

 

「数取団OGのライーサ・ペットゲンです。本日はよろしくお願いします。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『アフリカでの一夜』

 

 

 

 

クルーゼ「今日は、ライーサ姉貴と ガンガンブッ込んでくんで夜露死苦ゥ!」

 

一同「「「夜露死苦ゥ!!!」」」

 

クルーゼ「爆走していくんで夜露死苦ゥ!」

 

一同「「「夜露死苦ゥ!」」」

 

コリニー「ライーサ姉貴、準備は良いか?」

 

ライーサ「夜露死苦ゥ!woohoo!」

 

やべえライーサママめっちゃ可愛い。地毛と同色のリーゼントをかぶってもらってるけど可愛さしかない。だが声は相変わらず可愛いけどキャラ崩壊が始まってる。さっさと始めよう。

 

クルーゼ「せーの。」

 

「「「ブン ブン ブブブン!」」」

 

クルーゼ「ウサギ。」 ブンブン

 

ブライト「一羽。」ブンブン

 

「鰻。」ブンブン

 

コリニー「二匹。」ブンブン

 

「狸。」ブンブン

 

シナプス「三匹。」ブンブン

 

「イカ。」ブンブン

 

メ「四杯。」ブンブン

 

「タバコ。」ブンブン

 

海「五箱。」ブンブン

 

「カーテン。」ブンブン

 

ライーサ「六枚。」ブンブン

 

「バーテン。」ブンブン

 

ジャ「7バーテン」×

 

プシュー ♪♪♪つっぱることが男のたった一つの勲章だってこの胸に信じて生きてきた♪♪♪ 関取バルクホルン登場

 

「ヤバいヤバいって!俺ヤダよもう!」 はっけよい のこった

 

「うわ や ちょっと待って グハッ!」 背負い投げ

 

♪♪♪つっぱることが男のたった一つの勲章だってこの胸に信じて生きてきた♪♪♪

 

 

「生きてるか兄弟?」

 

「何だよジャミトフ!」

 

「わからんかったわ。何バーテンって?」

 

「バーテンダーの略だから一人 二人や。」

 

「あ なるほど。」

 

「痛かったやろ?」

 

「背中がジンジンするわ。」

 

 

 

 

夜露死苦Ⅱ

 

 

ジャ「アフリカスペシャルエンジンかかってきたんで夜露死苦ゥ!!」

 

「「「夜露死苦ゥ!」」」

 

「せーの!」

 

「「「ブン ブン ブブブン」」」

 

ジャ「土地」ブンブン

 

ク「一坪」GOOD ブンブン

 

「傘」ブンブン

 

ブ「二本」ブンブン

 

「キャンパス」ブンブン

 

コ「三校」GREAT ブンブン

 

「海未ちゃん。」ブンブン

 

シ「四人」ブンブン

 

「穂乃果ちゃん」ブンブン

 

メ「五人」ブンブン

 

「真姫ちゃん」ブンブン

 

海「六人」ブンブン

 

「ことり」ブンブン

 

ラ「七人」ブンブン

 

「ティナ」ブンブン

 

ジャ「八人」ブンブン

 

「食パン」ブンブン

 

ク「九斤」GOOD ブンブン

 

「砂」ブンブン

 

ブ「10粒」GOOD ブンブン

 

「御堂筋線心斎橋駅」CAUTION ブンブン

 

コ「11駅」ブンブン

 

「御堂筋線心斎橋駅」CAUTION ブンブン

 

シ「12駅」ブンブン

 

「御堂筋線心斎橋駅」CAUTION ブンブン

 

メ「13駅」ブンブン

 

「御堂筋線心斎橋駅」 CAUTION ブンブン

 

海「14駅」ブンブン

 

「御堂筋線心斎橋駅」 CAUTION ブンブン

 

ラ「15駅」ブンブン

 

「御堂筋線心斎橋駅」CAUTION ブンブン

 

ジャ「16駅」ブンブン

 

「御堂筋線心斎橋駅」CAUTION ブンブン

 

ク「17駅」ブンブン

 

「柿食う客」CAUTION ブンブン

 

ブ「18人」ブンブン

 

「柿食う客」CAUTION ブンブン

 

コ「19人」ブンブン

 

「柿食う客」 CAUTION ブンブン

 

シ「20人」ブンブン

 

「柿食う客」CAUTION ブンブン

 

メ「21人」ブンブン

 

「柿食う客」CAUTION ブンブン

 

海「22人」ブンブン

 

「柿食う客」CAUTION ブンブン

 

ラ「23人」ブンブン

 

「かち食う客」×

 

♪♪♪つっぱることが男のたった一つの勲章だってこの胸に信じて生きてきた♪♪♪ また関取バルクホルン登場

 

「嘘ちょっと待って」 はっけよい のこった

 

「うぐっ。」 10メートル吹っ飛ばされた

 

♪♪♪つっぱることが男のたった一つの勲章だってこの胸に信じて生きてきた♪♪♪

 

「ライーサ姉貴 噛んじゃ駄目だぞ。」

 

「バルクホルン少佐が案外本気でペットゲン中尉を吹っ飛ばした件。」

 

「噛んじゃいました。」

 

「まあしょうがない。次行こ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

夜露死苦Ⅲ

 

ラ「次ジャミトフ中佐にブッ込むんで夜露死苦ゥ!」

 

「「「夜露死苦ゥ!!!」」」

 

ラ「気合入ってないぞもう一回夜露死苦ゥ!!」

 

「「「夜露死苦ゥ!!!!」」」

 

ラ「せーの」

 

「「「ブンブン ブブブン」」」

 

ラ「ニコチン」ブンブン

 

ジャ「1ミリグラム」ブンブン

 

「ニコチン」ブンブン

 

ク「2ミリグラム」ブンブン

 

「ニコチン」ブンブン

 

ブ「3ミミグラグラ あっ やべ」×

 

プシュー♪♪♪つっぱることが男のたった一つの勲章だってこの胸に信じて生きてきた♪♪♪

 

「え ちょ 待っt うわー!」 足掴まれて振り回される

 

「ぐへっ」 落とされた

 

♪♪♪つっぱることが男のたった一つの勲章だってこの胸に信じて生きてきた♪♪♪

 

「戦友ミスったな。」

 

「油断したわ。」

 

「3ミミグラグラって何だよww」

 

「ブライト大佐大丈夫ですか?」

 

「マルセイユにキレさせられた時のストレスよりかはダメージは低いから大丈夫だよライーサありがとう。」

 

 

 

 

 

夜露死苦Ⅳ

 

ブ「次コリニーにブッ込むんで夜露死苦ゥ!」

 

「「「夜露死苦ゥ!!」」」」

 

「夜露死苦ゥ!」

 

「「「夜露死苦ゥ!!」」」

 

「声入ってないぞもう一回夜露死苦ゥ!!!!」

 

「「「夜露死苦ゥ!!!!!」」」

 

「せーの」

 

「「「ブンブン ブブブン」」」

 

ブ「大隈内閣」ブンブン

 

コ「一人」? ブンブン

 

「一人?」

 

「ちょっとおかしゅうない?」

 

「内閣総理大臣ならそれで良いけど内閣全体だぜ。その辺どうよ数取部長(メラン)?」

 

「内閣は何次か第何次が正解。」

 

プシュー ♪♪♪つっぱることが男のたった一つの勲章だってこの胸に信じて生きてきた♪♪♪

 

コ「何だよ内閣って(激おこ)!」はっけよい のこった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コ「首絞まってたわ。死ぬかと思った。」

 

メ「まあでも皆初めての割に頑張った方だよね?ペットゲン中尉なんて一回しかツッパられなかったし。」

 

ブ「確かに。」

 

ラ「そうですね。」

 

ク「んじゃ今回はここまでだな。皆、見てくれてありがとう!皆、次回も夜露死苦ゥ!」

 

「「「夜露死苦ゥ!」」」

 



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ジャミトフ、 せんせいになる

解説


私立 虹ヶ咲学園

東京 お台場にある中高一貫校。最近扶桑皇国軍から政府からの補助金を増額する代わりに従来の科に加えて将来の扶桑皇国宇宙軍の頭脳を担える将官を若い内から育成する『軍事幕僚 及び 法制研究科』の創設と専用の校舎増設を要求、学園側がこれに応える形で軍事カリキュラムが創立される。他科のカリキュラムを並行履修できるようにしつつ、志願してきた将官の卵達を育成する。扶桑皇国軍統合幕僚本部 特殊作戦群青年教育委員会の指揮下(つまるところクルーゼの指揮下)に入るが基本的に教育内容はここの教育長に一任されている。科の初代教育長にはジャミトフ・ハイマン宇宙軍少将が就任した。航宙幕僚長(アンジェラ)から教育長は臨時講師を招く強大な権限を与えられており、臨時講師として招待された者は扶桑皇国軍籍(名誉籍保持者・予備役含む)を持っている中将以下ならスケジュール調整の上二週間以内に応えなければならない。







鈴木昭子

扶桑皇国宇宙軍少佐。乗機はRGM-96X ジェスタ。ジャミトフ率いる虹ヶ咲学園 教育航空群(メイジ隊)2番機(メイジ2)。第七艦隊が扶桑皇国宇宙軍に格上げされた後に第七艦隊改め宇宙軍に入隊してきた海軍兵学校 強襲科 一期生。虹ヶ咲に配属される前は絢瀬絵里 航宙幕僚副長の副官を務めていた。元ネタは自衛隊第20代航空幕僚長。見た目は「空の境界」の黒桐鮮花(ただし髪は結構短い)。


第4代 統合幕僚長 にジーン・コリニー海上幕僚長

 

今年度末を以て統合幕僚長を退任する天野良子 大将の後任として着任予定のジーン・コリニー 大将が着任前の挨拶を述べられました。

 

 

「私の本分は艦隊司令官である。しかし、軍の過酷な労働環境改善を行わなければならないと決意しここまで昇ってきた。私の挨拶を聞いた全ての勇者達よ、協力を要請する。どうか私に力を貸して欲しい。 以上だ。」

 

1957年 3月末 読売新聞 より

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

1955年4月 ゆりかもめ 台場駅

 

大陸戦争が終結した後、扶桑皇国宇宙軍の創設に関与、その功績により少将に任じられ、大蔵省に出向、軍方面の収支を確認の為再計算する部署で畑違いの財務関係の仕事をしていたら、ハーバードから帰ってきた兄ちゃんから教育者にならないかと声をかけられたので、二つ返事で承諾。この新しい仕事先たる虹ヶ咲学園にやって来たのだ。だが・・・

 

 

 

 

「わかんねえよ。どこだよここ?」

 

絶賛迷子中だ。ヤバい。兄ちゃんにバレようものなら一生笑いのネタにされる。このままでは時間内に虹ヶ咲学園に着けん。しょうがない。あそこの虹ヶ咲の制服を着たお嬢さんに案内を頼むしかないな。

「失礼 そこの金髪のお嬢さん。」

 

「ん?」

 

「お嬢さんは虹ヶ咲学園の人かね?できればこの老いぼれを虹ヶ咲に案内して欲しい。本日付で着任した教員なのだが、場所がいかんせんわからんのでな。」

 

「おう。じゃあ私についてきな爺さん。」

 

「すまんね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここが虹ヶ咲学園だぜ爺さん。」

 

「おお ありがとう。ところでお嬢さん。」

 

「?」

 

「わざわざ年寄りを案内してくれたんだ、後で何かお礼をしたい。名を教えてくれんかね?」

 

「中等部2年の宮下愛。よろしく爺さん。」

 

「ありがとう。私はジャミトフ・ハイマンだ。名刺を渡しておく。良ければ受け取って欲しい。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

扶桑皇国軍

 

機動戦艦 橋立 艦長

カールスラント国防軍 空軍 第54戦闘航空団 名誉司令

扶桑皇国軍 特殊作戦群青年教育委員会 幹事

私立 虹ヶ咲学園 軍事幕僚 及び 法制研究科 教育長

(学園教育航空群司令 兼務)

 

 

宇宙軍少将 ジャミトフ・ハイマン (Jamitov Hymem)

 

TEL ×××-××××-××××

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「学園支給のタブレット端末から色々情報があるだろうから見逃さないで欲しい。後最近新築された校舎三階の『教育長室』に基本私はいるから遊びに来ると良い。では私は失礼する。お嬢さん、また会おう。」

 

「おう!ジャミトフ爺さん、ちゃんと遊びに行くからお菓子用意しといてくれよ♪」

 

「わかった。待ってるよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

学園理事会より全生徒へ通達

 

以下の動画を受信から24時間以内に必ず視聴すること。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「虹ヶ咲学園の皆さん初めまして。

私は扶桑皇国宇宙軍のジャミトフ・ハイマンであります。

本日付をもって虹ヶ咲学園に着任致しました。

多くの方からのご声援と各方面からの働きかけもありましてこの虹ヶ咲学園に本日付をもって軍事幕僚及び法制研究科が創建される運びとなりました。

我々扶桑皇国宇宙軍は優れた、そして何より柔軟で常識にとらわれない頭脳を持つ人材を募集しております。

先進的な気風を持つこの学園の生徒であるこの動画をご覧になっている皆さんであればその資格を十分満たしているものであると私は認識しております。

最悪優れていなくてもいい。それは私が教えます。

とにかくもこの世界に風穴を開けてくれるようなそういうような人材を我々は欲しているのです。

宇宙軍の人材を募集し育てるのが私の使命ではありますが魔法力を持たぬ者であっても私は歓迎いたします。

私が命ぜられたのは幕僚の育成と適材適所への配置を司る権限を行使することであります。

少しでも興味のある方あるいは三時のおやつが欲しい方、良い昼寝場所を求める方は是非新しくできた校舎の3階にある教育長室と書かれた部屋にお越しください。門戸はいつでも開かれています。

それでは失礼します。良い1日を過ごして下さい。

尚、新しい科の創設に伴い学園のHPも更新されていますので良ければご覧になってみて下さい。それでは。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「HP・・・ちょっと開いてみるかね。」

 

宮下愛はジャミトフに興味を持ったのか久しぶりに学園のHPを開く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

軍事幕僚 及び 法制研究科 教育長挨拶

 

本科ホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

軍事幕僚 及び 法制研究科は、幕僚の卵育成の任を担う第一線部隊として、機動戦艦、各種航空機を運用し、2人の隊員が日々任務に励んでいます。

私は「精強、即応」そして「アットホーム」を指導方針として、国家防衛、交通の安全確保及び安定した安全保障環境の構築、それを維持できる優れた幕僚養成のため、宇宙艦隊の全将兵とともに日々の任務完遂に邁進して参ります。

我が軍を取り巻く環境は、寡兵で如何に効率良く国家防衛を果たすか、優れた幕僚・司令官を育成し続ける我が皇国軍の教育者達の不足をどうするか、定年延長による負担の増加など、一層厳しさを増しています。このような極めて厳しい情勢下、宇宙軍は24時間休むことなく我が国周辺における警戒監視活動を継続するとともに、「統合運用と他国軍との連携」に更に邁進し、あらゆる事態に柔軟かつ適切に対応していきます。

更に、宇宙艦隊は、海賊対処活動のため、我が国から遠く離れたソマリア・アデン湾に、昭和14年からヘリコプターを搭載した宇宙艦艇と哨戒機を派遣し、今年で3年目となります。この間、宇宙艦艇は延べ500隻以上の船舶を護衛するとともに、航路帯におけるゾーンディフェンスを300日以上、哨戒機は延べ1400回以上の警戒監視飛行を行い、海上交通の安全確保に努めています。

普段中々目に触れない我々宇宙艦隊の活動ですが、本ホームページで皆様にその一端に触れて頂き、益々の叱咤激励をいただければ、また一般的な教育機関に軍の施設が並立することに御理解・御協力をいただけると幸いに思います。

 

 

 

 

教育長 兼 虹ヶ咲学園 教育航空群司令

 

宇宙軍少将 ジャミトフ・ハイマン




虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の人達が出るのはまだ先になりそうです。
ごめんなさい(*_*)


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小さな的を狙え。シャツのボタンを狙えば、ミスは5センチ。だがシャツを狙えば、ミスは50センチ。

解説



小泉大五郎(5)

小泉花陽 航宙幕僚本部 指揮通信情報部長 の一人息子。数少ない男子故に、また母親が彼を溺愛している都合上保育園には預けられず花陽が直接 宙幕の指揮通信情報部で世話している。



渡辺月

渡辺曜のいとこ。曜の誘いに乗る形で浦の星に編入予定。高給・福利厚生が手厚いMSパイロットに以前から興味を持っていた。オールドタイプであり文武共に非常に優秀なバランスタイプの魔女である。夢は栄誉礼を受ける立場(≒将官になる)になることと結婚すること。ボクっ子らしい。





ハインリーケ・“ノゾミ“・トレットナー

1949年4月にクルーゼと同じタイミングでカールスラント国防軍最高司令部総長の職を辞し退役、扶桑に移住。国籍も入手し和名を『東條希』とした。航宙幕僚長(アンジェラ)の要請を受け、1950年から防衛省政策参与に就任。たまに手伝いをしている。



デセプション

クルーゼの初代使い魔の鷺“フラッシュ”が1948年に死亡し、新たに迎えた後任の使い魔の大鷲。名前のソースは『エースコンバットX』のタイトルより。



学校内でのクルーゼ達の普段着

クルーゼは海上自衛隊の作業服(幹部)、シナプスは航空自衛隊のデジタル迷彩の作業服、ライーサは原作と同じ(ただし長ズボンをはき、肩にはちゃんと空軍大佐の階級章がついている)である。






扶桑皇国宇宙軍 宇宙艦隊司令長官(現職者:竹井醇子 中将)

航空自衛隊の航空総隊司令官に匹敵。統合幕僚長の命令を受け各部隊に詳細な命令を出す宇宙軍のフォースユーザー(事態対処責任者)最高位である。




(宇宙軍)参事官 (現職者:園田海未 中将)

四幕(統合幕僚本部・陸上幕僚本部・海上幕僚本部・航宙幕僚本部)において宇宙軍を司る航宙幕僚本部にのみ存在する役職。
扶桑皇国宇宙軍はただ皇国を守るだけでなく、将来成されるであろう地球連邦軍宇宙軍創建に備え他国の宇宙に上がれる空・海軍軍人を育成する非常に重要な業務を負っている。
だが、これを従来の幕僚本部制度でやると航宙幕僚長(アンジェラ・サラス・ララサーバル) 及び 航宙幕僚副長(絢瀬絵里)の負担が尋常ではないものになるので外国の軍人を教育する責任者は別の中将に委ねられることになった。
そこで設立されたポストが宇宙軍参事官である。





統合幕僚長

扶桑皇国防衛省には他の省と異なり副大臣が置かれておらず、統合幕僚長が皇軍の最高位としての職務の傍ら、副大臣の役割を果たしている。
自衛隊の統合幕僚長は各省の事務次官・警察庁長官と同格だったが、皇軍の統合幕僚長は副大臣として内閣では遇される。
統合幕僚副長・陸上幕僚長・海上幕僚長が各省事務次官・警察庁長官と同格に遇される。
航宙幕僚長は現職者が元帥たる宇宙軍大将なので内閣では一大臣と同格の発言権を持つが、統合幕僚長の顔を立て、必要以上の発言は慎んでいる。


「なんと宙幕(航宙幕僚本部)の~防衛部長に~ブービー(海軍兵学校での卒業席次が下から2番目)の穂乃果が~なっちゃいました♪」イェイ ピース

 

「・・・宇宙軍も終わりだな。」

 

「・・・気にしたらそれこそ終わりよジャミトフ。」

 

「・・・なんであの方はよりによってお姉ちゃんを防衛部長に・・・。」

 

 

 

 

1949年3月 扶桑皇国宇宙軍の組織編成により航宙幕僚本部 防衛部長(初代)の地位に高坂穂乃果少将が指名された時の高坂少将の喜びの舞と脇からそれを見ていたジャミトフ・ハイマン大佐(当時)と絢瀬絵里少将(当時)と高坂雪穂中佐(当時)の会話より

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

「で、皆さん。まず最初にやっていただきたいのは・・・。」

 

原作Aqours2・3年一同「「「?」」」

 

「TACネームを決めていただきたい。これをしないことにはMSのIFFの識別コードを発行できません。」

 

「ちなみにTACとはtactical・・・戦術上の、の略でIFFは敵味方識別装置・・・ネウロイか否かを判断する材料となる重要な発信器だ。

TACネームはパイロットに与えられる愛称だ。個人をこれで呼ぶことで無線でわかりづらい名前の奴や同姓同名の奴が部隊内にいても識別が容易になるという利点があるからMSに限らずあらゆるパイロットはTACネームの登録を義務づけられている。

ちなみに所属部隊の名前+序列番号で個人を呼ぶコールサインというシステムもある。

例を挙げれば・・・扶桑皇国宇宙軍 のアンジェラ・サラス・ララサーバル 航宙幕僚長はかの“英雄部隊” メビウス中隊の2番機だからメビウス2・・・みたいな感じになる。

戦闘ではTACネームかコールサインで呼ばれるからそのつもりで。」

 

わかりやすい説明ありがとうシナプス。

 

「外国の軍人にも使い勝手が良いように基本ブリタニア語で設定する必要があります。ちなみに高海さんはもう決定しています。」

 

「ゑ?チカのはもう決まってるの?」

 

「テンジャリン。」

 

「どういう意味?」

 

「蜜柑です。」

 

「うん 良いよ。」

 

「即決だな。三軍の航空隊に同じTACネームが無いか確認しよう。IDデータ確認装置を取ってくる。」教室から出ていく

 

「頼むシナプス。では渡辺さんは何か希望は?」

 

「ハンバーグ!」

 

「食い物か・・・後で確認してみます。黒澤会長は?」

 

「私ですか?よろしければ“セイバー”でお願いしたいのですが・・・。」

 

「残念ながら無理です。MSにその名を冠したものがあります。」

 

兄弟のセイバーガンダムがあるからな。兵器と同一名称のTACネームを認める訳にはいかない。

 

「そうですか・・・。」

 

「ではフェンシング選手のブリタニア語であるフェンサーというのはいかがでしょうか?」

 

響きは悪くないと思う。それにこの世界ではSu-24は開発されていないから兵器名称で被ることはない。

「是非ともお願いしますわ!!」

 

急に元気になったな。

 

「では決まりです。桜内さんは?」

 

「梨子ちゃんはサンドイッチで!」

 

「千歌さん、勝手に他人のTACネームを決めてはいけませんわ!!」

 

「・・・で桜内さん、どうされます?」

 

「・・・サンドイッチで。」

 

千歌ちゃんに流されるんかい。

 

「桜内さんがよろしければそのように取り計らいましょう。小原理事長は?」

 

「マリーは“レモン”が良いデース!」

 

「ではそのように。松浦さん、ご希望は?」

 

「ん~特に無いかな。教育長が決めて良いよ。」

 

相変わらずサバサバしてるな大英雄。

 

「・・・ではターコイズで。その髪色にぴったりですからね。」

 

「良いよ。」

 

あっさりしてんな大英雄。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「で今回私が増設した浦の星の校舎ですが、こちらの3号舎は月火水木曜日、ここが皆さんの家になります。

金曜日の1600以降と土日はお休みでご自宅で過ごして貰うことになります。

曲がりなりにも軍の学校ですから、月火水木は朝0555に起床。その際はシナプスが起床ラッパを吹きます。

絶対に起きるように。だれかが寝坊すると全員連帯責任でグラウンドの鉄棒で20回懸垂をしてもらいます。

そして準備をして0600までにグラウンドに整列、国旗の掲揚、国旗に対し敬礼。

ペットゲン教官の独断とその日の気分で編成された朝の基礎運動を一時間。」

 

「ゑ?ちょっとフロンタル君良い?」

 

「何です高海さん?」

 

「朝ご飯は?」

 

「朝食は基礎運動後の0700からになります。」

 

「(´;ω;`)」 ホー

 

そんなこの世の終わりみたいな顔しても変更は利きませんよ。

 

「授業編成も中学と大分変わります。大学に準じる時間・コマ編成になります。4限・90分制になります。

1限は0820~0950、2限は1000~1130、昼食は2限が終わってから50分間です。

3限は1220~1350、4限は1400~1530、1540~1740を普通科と同様に部活。

1800に国旗が降下されますので国旗に対し敬礼。

その後夕食に一時間。2000から2130は自習。2200に就寝となります。金曜日は4限が終わったら帰宅。

土日は原則お休みとなりますが、稀に社会科見学というカリキュラムで何かしらイベントがあるかもしれませんので宜しくお願いします。」

 

「ここで一つ君たちに課題を与える。尚この課題を来年の今頃までに達成できなかった場合は卒業認定を与えることができないので留意するように。」

 

あ シナプス、お前ここで言っちゃうのね。

 

「「「???」」」

 

「フロンタル大佐の正体を解明しろ。彼は今後1年間諸君と共に生き共に学び君共に空を飛ぶにあたり諸君に対し彼は時々ヒントを与える。それを総合的に分析し、彼が一体何者なのかを当てて見せろ。きつい言い方になって申し訳ないがその程度もできない者は扶桑皇国宇宙軍には必要ない。」

 

「まあ皆さんシナプスの脅しには怯えなくても大丈夫です。考えれば分かることですから安心してください。では早速ですがヒントその1。」

 

「「「!?」」」

 

「私の階級は大佐です。しかし今被ってる略帽のつばをよくご覧になってください。明らかにおかしいでしょ?スクランブルエッグが佐官ではなく将官になってるではありませんか。それに略綬も大陸戦争で各地を練歩いたとはいえ一介の大佐にしては多すぎです。」

 

「「「!」」」

 

「こんな感じでヒントを出していきます。その他にも日常的にヒントはあります。探し出し、分析し、私の正体を暴いてみて下さい。私の正体をご存知の小原理事長を除いてチームプレーも許可しますので頑張って下さい。あと黒澤会長。」

 

「何でしょう?」

 

「貴女と貴女の妹さんはエースパイロットマニアだと伺っています。そして大抵のMSパイロットはそれイコールエースパイロットだということもご存知のはず。聞いたことありますか。“フル・フロンタル”などと言うMSパイロットを?」

 

「・・・いいえ、聞いたことはありません。『男性』パイロットなど、忘れたり勉強不足などありえませんが、覚えはありませんわ。」

 

「当然です。“フル・フロンタル“なんてパイロットはそもそも存在しないのですから。私は私です。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やれやれ。今日のガイダンスだけでもキツかったな。今日は家に電話する日だ。今回は誰が出るかな?

 

プルプルプル ガチャ

 

「もしもし。」

 

「おぉマリアこんばんは。僕だよ。」

 

今回は我が長女が取ってくれたようだ。

 

「父ちゃん!元気そうで何よりだわ!丁度今浦の星への編入の荷物を纏めてたところなんだ。」

 

「そうだったの。邪魔してごめんね。」

 

「大丈夫。あと母ちゃんはまだ帰って来てない。ガーランド空軍総司令官と何か色々調整をやってるらしい。あぁ そうだ。絵里ちゃんから伝言。『半年後と言わず来週から合流するわ。』だと。」

 

「ファッ!?」

 

絵里ママ暇過ぎだろ!アンジェラも抱え込まないで絵里ママに少しは仕事をやれよ・・・

 

「私も絵里ちゃんについてく形で編入するから頼むぜ父ちゃん。」

 

「・・・わかった。『フロンタルく~ん、夜ご飯できたよ~!』そろそろ夕食らしいから失礼するよ。」

 

「おう。今週末には帰ってきてくれよ。じゃあな父ちゃん。」 ブチッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夕食後 2100 十千万前 三津海水浴場

 

「ここはいい眺めですね高海さん。」

 

「でしょ。チカは寝られない時はいつもここで心を落ち着かせてから寝るんだ。フロンタル君も寝られない時はそうすると良いよ。」

 

「そうします・・・高海さん、まだ寝るまで時間がありますから話をしましょう。高海さん、教えて下さい。何故パイロットになろうと思ったのか。幼い頃に見た蒼い翼のMSに憧れただけで過酷な訓練に自ら志願するなんて大馬鹿のすることです。他に理由があって然るべきだ。」

 

「単純だよ!入ったら前より輝ける気がしたから!それに過酷な環境で訓練したらチカのなんかしらの眠る才能が開花するかもしれないしって思ったの。」

 

「・・・まさかそんな理由で志願していたとは・・・高海さん、私やシナプス、ペットゲン大佐はそんな貴女の中に眠っている才能を引き出し、輝きを手にできるよう精一杯の補助を約束します。ですが一つ約束して欲しい。」

 

「?」

 

「才能や“何をすべきか“の問いの答えに沿った生き方だけはしないで欲しい。」

 

「・・・どういうこと?」

 

「素質に沿った生業を選ぶということが、必ずしも幸せなことだとは限りません。才能ってやつは、ある一線を越えると、その者の意思や感情などお構いなしに人生の道筋を決めてしまう。 人間そうなったらオシマイなんです。 “何をしたいか” を考えずに、“何をすべきか” だけで動くようになったらそんなのはただの機械、ただの現象です。ヒトの生き様とは程遠い。貴女が憧れた蒼い翼のMSのパイロット・・・メビウス1はその典型例だ。彼は、才能と意思が真逆であるのをわかっていながら、突き進んだ愚か者だ。その才覚は類稀なエースパイロットであり、そこそこ優秀な軍政官であり、途轍もなく悪辣な政治家だった。だが彼は、“普通の人”として“普通に”生きたかったのです。だがその方法を彼は知らない。そしてこれからも知ることは無い。才覚を生かし理想の為にひたすら戦った。“家族”の為、祖国の為、自らに相応しい死に様の為に。貴女まであの愚か者の轍を踏む必要はありません。」仮面を外す

 

「!?」驚く

 

「今後私やシナプスが教えることに矛盾したことを言ってしまって申し訳ありません。ですが、自分を大切にして下さい。お友達の方々と同じ位には。私が言える立場ではないが、貴女に何かあったらお友達の皆さんが悲しみますから。私は壊れかけのただの消耗品。“英雄”だの“王”だのと讃えられたのも最早過去の話。だが貴女は違う。未来ある若者なのだから。」千歌の目を見て右肩をさすりながら言う

 

「・・・うん、約束する。あ そうだフロンタル君、一つだけ教えて。」

 

「答えられるものであれば。」

 

「ダイヤさんから昔教えて貰ったんだけど、宇宙軍のパイロットには腕や足さえも丸ごと再生できる治癒魔法の持ち主がいるって聞いたんだ。フロンタル君はなんで治して貰わなかったの?」

 

「私の腕は諸事情あって治癒魔法では治せません。それにこれは大陸戦争で我が友と初めて共に翔んだ証であり勲章です。手放す訳にはいかない。」

 

この寂しくなった右腕は我が友芳佳と本格的に育んだ思い出、絆の最初の一ページだ。死んでも手放すものか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なあ 相棒。“正義”って、一体なんなんだろうな?

 

急にどうしたんですか?

 

・・・いや、なんでもない。忘れてくれ。

 

・・・私は

 

 

なんとしてでも護りたいもの・・・だと思います。大義、家族、故郷・・・命をかけてでも護りたいものが正義だと思うんです。お父さんの正義論に思いっきり影響受けちゃったあくまで“宮藤芳佳の正義”ですけど。

 

・・・なるほど。ありがとう芳佳。やはり君は偉大だよ。僕の6分の1も生きてないのにそんな美しく力強い言葉を自信もって言えるんだから。長らく生きてきたが、君の家族にしてもらえたことは僕の人生の中で一二を争う光栄なことだと思っている。本当にありがとう相棒。僕の中にある“護りたい”という思いが贋作でないことを切に願うところだ。




本作のやけに長い題名の話のタイトルには全部元ネタがあります。
気付いた方は是非感想欄に回答していただけると幸いです。
通常の感想もお待ちしております(←でも主は豆腐より脆いメンタルなのでご配慮お願いします)。


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爆走!数取団! 新年特別SP

「数取団初代突込総長やらせてもらってるクルーゼだけど、好きな言葉は『ガリア人』。イェイ!夜露死苦ゥ!!」 数取率100%

 

「「「夜露死苦ゥ!」」」

 

「なんでアイツ今日あんなに機嫌良いの?」

 

「ド・ゴールさんから貰ったマカロンセットがめちゃくちゃ美味かったらしい。」

 

「そういうことか。」

 

「数取団乱闘生のブライトだけど、オラーシャの皇太女様から俺の署名欄以外全部埋まってる結婚届が届きました。マジで覚えがない。夜露死苦ゥ!」 数取率80%

 

「「「夜露死苦ゥ!」」」

 

「数取団乱闘生のコリニーだけどよぉ、好きな言葉は、『ほろ酔いで二日酔い』 フハハハハ!夜露死苦ゥ!」 数取率80%

 

「「「夜露死苦ゥ!」」」

 

「数取団乱闘生やらしてもらってるシナプスだけど、昨日マティルダから『野菜食べなさい』って言われたけど無視しましたァ!馬鹿野郎!食っちまったら今以上に骨と皮になっちまうだろうがァ!夜露死苦ゥ!」数取率100%

 

「「「夜露死苦ゥ!」」」

 

「数取団乱闘生 メラン! 真姫ちゃん、愛してるぜ!夜露死苦ゥ!」数取率100%

 

「「「夜露死苦ゥ!」」」

 

「数取団乱闘生をしています園田海未です。最近コリニー大佐に強制的に飲み会に押し込まれていますが、いつも先にコリニー大佐が潰れます。大抵一杯で潰れます。介護が辛いです。 夜露死苦ゥ!」 数取率100%

 

「「「夜露死苦ゥ!」」」

 

「数取団 乱闘生 ジャミトフ 俺ん家(ドミニオン)のこたつが 最初はそうでもなかったけど シャーリーとルッキーニが 身体洗わないで使い始めた結果 予想通り臭くなった

しかもこたつでそのまんま寝てる場合も結構ある 洗濯面倒臭い 夜露死苦ゥ! 」数取率75%

 

「「「夜露死苦ゥ!」」」

 

「数取団OBのよぉ~、マリアンだけどぉ、今日はァ、ジェニファーと一緒にめちゃめちゃツッパってくんで夜露死苦ゥ!」

 

「「「夜露死苦ゥ!!」」」

 

「マリアン久しぶりだね。」

 

「ようジャミー。扶桑語前より上手くなったぞ。」ドヤッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『海兵隊と新年早々全面戦争』

 

 

「今日はマリアン姉貴・ジェニファー姉貴と一緒にガンガンブッ込んでくんで夜露死苦ゥ!」

 

「「「夜露死苦ゥ!」」」

 

「新春ツッパリかますんで夜露死苦ゥ!」

 

「「「夜露死苦ゥ!!!」」」

 

「おい数取部長(メラン)。」

 

「どしたのコリニー?」

 

「ジェニファー姉貴が総長の背中にくっついてるがこれはどういうことだ?」

 

「姉貴の希望。だから単位は総長、お題はジェニファー姉貴がやる。だから今日はニコイチで結構楽なんよ。ちなみにジェニファー姉貴がミスった場合は総長だけ数取率は下がんないけどツッパる。」

 

「なるほど。」

 

「ほんじゃ逝くよ! せーの」

 

「「「ブン ブン ブブブン」」」

 

ジェ「ピアノ」ブンブン

 

ブ「1台」ブンブン

 

「キャンパス」ブンブン

 

コ「2枚」 GOOD ブンブン

 

「伊佐坂さん」CAUTION ブンブン

 

シ「3人」 ブンブン

 

「伊佐坂さん」 CAUTION ブンブン

 

メ「4人」 ブンブン

 

「伊佐坂さん」 CAUTION ブンブン

 

海「5人」 ブンブン

 

「伊佐坂さん」 CAUTION ブンブン

 

マ「6人」 ブンブン

 

「ドラえもん」 ブンブン

 

ジャ「7人」 ×

 

「ちゃうよ ストップ!」 停止

 

「ほら~ ジャミトフあそこの紙見て。」

 

 

『ドラえもん 夢のある奴は “匹”』

 

 

「匹って書いてあるね?ジャミトフ今なんつった?」

 

「人 っつったなアイツ。」

 

「あ しまった!」 プシュー

 

ジャミトフ(2試合目)♪♪ツッパることが男の たった一つの勲章だって この胸に信じて生きてきた♪♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「グシャって音が首から出たぞ!」

 

 

数取団現象1 夢の無い奴には厳しい関取団

 

 

「でもジャミトフ前ドラえもんの単位教えたよね?」

 

「何なら貼ってあるからなあそこに。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夜露死苦Ⅱ

 

「よし行くぞお前ら!油断と凡ミスは厳禁なんで夜露死苦ゥ!!」

 

「「「夜露死苦ゥ!」」」

 

「せーの」

 

「「「ブン ブン ブブブン」」」

 

ジャ「むち打ち」ブンブン

 

ク「1回」ブンブン

 

ジェ「初詣」ブンブン

 

ブ「2回」ブンブン

 

「お水」ブンブン

 

コ「3人」GOOD ブンブン

 

「初雪」ブンブン

 

シ「4センチ」ブンブン

 

「バイト」ブンブン

 

メ「5日目」ブンブン

 

「お米」ブンブン

 

海「6粒」ブンブン

 

「お米」ブンブン

 

マ「7粒」ブンブン

 

「おこげ」ブンブン

 

ジャ「8こげ」?

 

「おいちょっと待て。8こげってなんや?」 停止

 

「おかしいな。」

 

「メラン数取部長答えは?」

 

「米でできてるから粒。せめて何ヵ所。」プシュー

 

ジャミトフ(3試合目)♪♪ツッパることが男の たった一つの勲章だって この胸に信じて生きてきた♪♪

 

「おこげなんて知る訳ねえよ!(激おこ)」はっけよい のこった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いってえ 腰打った。」腰をさする

 

「つうかマリアン姉貴上手やね。」

 

 

数取団現象2 彼氏にも容赦しない海兵隊の姉貴

 

 

「これは海未ちゃん頑張るしかないよ。」

 

「頑張ります!」

 

数取団現象3 姉貴を落とすのは海未ちゃんのブッ込みしかない!

 

 

 

 

 

夜露死苦Ⅲ

 

「良いかお前ら!ここは一致団結してマリアン潰しにいくんで夜露死苦ゥ!」

 

「「「夜露死苦ゥ!」」」

 

「せーの」

 

「「「ブン ブン ブブブン」」」

 

ジ「ご飯」ブンブン

 

ク「1杯」ブンブン

 

ジェ「ご飯」ブンブン

 

ブ「2杯」ブンブン

 

「ご飯」ブンブン

 

コ「3杯」ブンブン

 

「ご飯」ブンブン

 

シ「4杯」ブンブン

 

数取団現象4 同じお題はブッ込みの予感

 

「ご飯」ブンブン

 

メ「5杯」ブンブン

 

「ご飯」ブンブン

 

海「6杯」ブンブン

 

「タンス」ブンブン

 

マ「7個」×

 

「ちょっと待て。マリアン姉貴タンス今なんて数えた?」停止

 

「個じゃないのか?」困惑する姉貴

 

「部長。」解答を促す

 

「棹(さお)。」プシュー

 

♪♪つっぱることが男のたった一つの勲章だってこの胸に信じて生きてきた♪♪

 

「うっそだろもう!」はっけよい のこった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「わっけわかんねえよもう。」痛そうにうなじをおさえる

 

「でも海未ちゃん上手かったわ。」

 

「タンス用意してたの?」

 

「いえ 咄嗟に思い付きました。」

 

「流石やな。」

 

「うんうん。」

 

「今回の敗因は扶桑語の勉強不足だ。俺も協力するから弱点潰していこう。」

 

「悪い。恩に着るよジャミー。」

 

 

 

 

 

 

 

 

夜露死苦Ⅳ

 

「よっしゃ逝くぞお前ら!用意は良いか?夜露死苦ゥ!!」

 

「「「夜露死苦ゥ!!」」」

 

「夜露死苦ゥ!!」

 

「「「夜露死苦ゥ!!!!」」」

 

「もっと声出さんかい夜露死苦ゥ!!!!!」

 

「「「夜露死苦ゥ!!!!!」」」

 

「せーの」

 

「「「ブン ブン ブブブン」」」

 

マ「新春シャンソンショー」CAUTION ブンブン

 

ジャ「1公演」ブンブン

 

「新春シャンソンソー」× プシュー

 

ジャミトフ(4試合目)♪♪つっぱることが男のたった一つの勲章だってこの胸に信じて生きてきた♪♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ジャミトフ負けすぎ。」

 

「いや今のは参ったわ。」

 

数取団現象5 早口はジャミトフの弱点

 

「ってかさっきからジェニファー姉貴空気なんだが大丈夫か?」

 

数取団現象6 関取団にビビるジェニファー姉貴

 

「ちょっと怖くなっちゃって・・・。」

 

「いやジェニファーお前はどうやっても相撲やらなくて良いんだからビビらなくて大丈夫だろうが!」

 

「確かに。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夜露死苦Ⅴ

 

「よっしゃ逝くぞお前ら!夜露死苦ゥ!!」

 

「「「夜露死苦ゥ!!!」」」

 

「せーの」

 

「「「ブン ブン ブブブン」」」

 

ジャ「箱根」ブンブン

 

ク「1泊」ブンブン

 

ジェ「伊豆」ブンブン

 

ブ「2泊」ブンブン

 

「熱海」ブンブン

 

コ「3泊」ブンブン

 

「有馬」ブンブン

 

シ「4泊」ブンブン

 

「鬼怒川」ブンブン

 

メ「5泊」ブンブン

 

「別府」ブンブン

 

海「6泊」ブンブン

 

「ウサギ」ブンブン

 

マ「7羽」GREAT ブンブン

 

「山林」ブンブン

 

「・・・伐採」?

 

「「「ハハハハハ!」」」一同大爆笑 プシュー

 

ジャミトフ(男の勲章の5試合目)♪♪つっぱることが男のたった一つの勲章だってこの胸に信じて生きてきた♪♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数取団現象7 ジャミトフ - ヅラ = ?

 

「入られた?」

 

「入られたようだな。」

 

「矢澤さん入られましたー。」

 

「「「おはようございます。」」」

 

「にっこにっこにー!・・・ってできるか!」

 

「「「ハハハハハ!」」」

 

数取団現象8 ジャミトフ - ヅラ =矢澤にこ 中将

 

 

 

 

 

「兄弟何貼られたww?」

 

「何だろこれ?・・・あ、これか。」

 

数取団現象9 左太ももに貼られた写真は?

 

「ん?ちょっと待てジャミー。なんでカーラの写真が貼られてるんだ?」

 

数取団現象10 貼られた写真は506のカーラ・ルクシック陸軍中尉

 

「カーラも俺の彼女なんだわ。」

 

数取団現象11 ジャミトフの3人目の彼女

 

「だが問題は何故彼女が男の勲章の写真だったのかということだ。」

 

「なんのことは無い。兄弟が彼女になる女性に求める最低条件が『標準以上の胸とそれを以て癒してくれる子』だからだ。」

 

数取団現象12 “標準”どころか写真の彼女の胸はスカスカだが・・・?

 

「ジャミトフお前隠れロリコンだったのか?」

 

「ちげーよ!」

 

数取団現象13 ジャミトフにかかるロリコン疑惑

 

「ハワイを旅行してた時にバイク事故って足捻った時にタイミング悪くチンピラに絡まれてな。今よりもずっと非力で襲われる寸前だった俺を颯爽と救いだし足を固有魔法で冷却してくれたのがカーラだった。それが縁となって長距離だが付き合いはまだ続き現在に至る。」

 

「なるほど。」

 

「・・・まあ経緯はともかくなんで私の恥ずかしい話がジャミーの耳に入っていたのかはわかった。後でカーラ・ルクシックは〔自主規制〕して〔自主規制〕してやるわ!」

 

「まあそうだね。だがその前にマリアンは母君にたまには連絡してやるべきだ。親心を少しは安心させる努力をした方が良い。」

 

「ジャミーまでカーラと同じことを言うな!」

 

「「「ハハハハハ!」」」

 

「じゃあ今回はここまで。今日もこの動画を見てくれてありがとう!この動画を見てくれる良い子の皆、常に君たちを労ってくれている親さんの為にもあんまり親には迷惑をかけすぎないようにしよう!じゃあ次回の数取も夜露死苦ゥ!」

 

「「「夜露死苦ゥ!!」」」

 




ジャミトフ負けすぎ笑


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リスちゃんリスちゃんリスちゃん、お前のナッツ(意味深)はどこだ?

扶桑皇国宇宙軍組織改革 宇宙軍支援集団設立

クルーゼが航空自衛隊の組織をベースに宇宙向けの改良をして設立された扶桑皇国宇宙軍。
少数ながら圧倒的な戦闘力を誇る宇宙軍だが、足腰(ロジスティクス)の脆弱性の問題が顕在化してきた。
宇宙軍設立当初から補給線の崩壊を強く懸念してはいたが人材不足で詰み状態、八方塞がりで強いストレスを感じていたアンジェラ・サラス・ララサーバル航宙幕僚長だが、補給艦隊にやっと育ってきた新進気鋭の人材を惜しみなく投入し補給艦隊を倍の規模に増強し満を持して航空自衛隊の航空支援集団に匹敵する『宇宙軍支援集団』を1958年4月1日に設立予定。
初代司令官に航宙幕僚本部 防衛部長たる高坂穂乃果少将を中将に昇らせて充てる予定。



牟田英玲奈(33)

扶桑皇国陸軍中将。まんまA-RISEの統堂英玲奈。クルーゼの剣の師匠。第6代東部方面総監。次の異動で大将昇任と陸上総隊司令官就任が確実となっている。陸軍の魔導航空科初の陸軍大将となる予定。


雁淵孝美(68期・海軍大佐・海上幕僚本部 防衛部防衛課長)

 

雁淵孝美は大正16(1927)年10月22日生まれ。長崎県佐世保市出身の海軍軍人。海軍兵学校68期で職種は魔導飛行(MSパイロット)。

 

海上幕僚本部 防衛部防衛課長。

前職は航空母艦『伊吹』艦長であった。身内に妹の雁淵ひかり(70期相当・宇宙軍中将・第三艦隊司令官)がいる。

 

68期スーパーエリートの雁淵孝美大佐のご紹介だ。知る者も多いだろうが、『蒼い巨星』こと管野直枝中佐(70期)と共に大陸戦争前期・中期ではオラーシャ方面で縦横無尽の活躍をしたエースパイロットとして尉官時代を過ごす。この時期に大変栄誉なことに、陛下がクルーゼ元帥から献上されていた自衛用MS〈暁〉を直々に下賜されている。

少佐に昇任後直ちに第508統合戦闘航空団戦闘隊長に就任し最前線で指揮を執った。最終的な撃墜数は203。

大陸戦争終結後中佐に昇任、ガリアから独立したヴェトナム共和国の扶桑大使館駐在武官となり軍人外交を一流にこなし安保条約締結に貢献。

その功績に報いる形で1949年4月、海上幕僚本部防衛部防衛課防衛班長の座に就く。

丁度この時期は海軍から第七艦隊が独立、扶桑皇国宇宙軍が創設され陸海問わず優秀な人材が大量に流出し人事の空白が生じた時期と重なる。

68期の一・二・三選抜の海軍士官達は根こそぎ宇宙軍に転属してしまい能力には問題が無いが、前線を誰よりも好む中央(海上幕僚本部)が似合わない彼女にポストが回ってきたとのこと。絢瀬絵里・園田海未・高坂穂乃果・南ことり・星空凜・西木野真姫・佐々木原正子・小泉花陽等68期超スーパーエリート達は皆宇宙軍に流れてしまったのだ。

防衛部防衛課防衛班長として防衛計画・部隊再編に従事した後大佐に昇任、教育航空集団幕僚長→第八艦隊旗艦『伊吹』艦長に任じられ、2年程して海幕に戻り防衛部防衛課長に任じられた。魔導飛行出身としてこの上無いエリートコースを昇るエースパイロットであり遠からぬ未来の海上幕僚長候補である。

 

1955年4月 扶桑皇国軍 データベース

 

 

 

 

「この度、宇宙軍支援集団が設立され、初代司令官の栄誉を授かりました高坂穂乃果です。長く得難い経験を積んだ旧補給艦隊の諸君と、育ってきた中々に得難い新進気鋭の若者の諸君の指揮を預かる立場として私が諸君に期待することは3つだけです。『即動・必遂 一緒にやり遂げる』これだけです。諸君の働きに期待します。 以上」

 

高坂穂乃果 中将 宇宙軍支援集団司令官 着任挨拶

 

 

 

 

「おはようございます。集まりいただきありがとうございます。新官房長官の〇〇です。初仕事の前にまずは極当たり前のことを言わせていただく。嘘を報道したり偏向的な報道を行おうとする不届者は、直ちにここから出ていきなさい。今のネット社会、賢明な国民の皆さんは不届者の報道には騙されない。『報道の自由が自分達にはあるのだからその逆の自由の自由もある』等と考えている愚か者は、直ちにここから出ていきなさい。自由には相応の責任が伴う。それさえもわからない愚か者は、直ちにここから出ていきなさい。」

 

ラウ・ル・クルーゼ(偽) 前世 官房長官就任にあたっての挨拶

 

 

 

 

「扶桑皇国宇宙軍が創立以来初めての組織改革」

 

扶桑皇国宇宙軍に実戦部隊である宇宙艦隊の作戦遂行を支援、必要に応じて陸海軍・ISAF各国軍にも補給任務を遂行する専門部隊『宇宙軍支援集団』が設立されました。これに先立ち防衛省 航宙幕僚本部は会見を開き、航宙幕僚副長 絢瀬絵里 中将は『宇宙軍のみならず陸海軍にも補給ができ、そして各国で大陸戦争のような事態が発生したとしても確実且つ大量に必要な物資を提供できるようになります。』と強い自信を示しました。

 

読売新聞 一面より

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

「では本日より訓練を開始します。ですがその前に小学生ですが訓練に志願した勇者が3人程いたので飛び級扱いで本科に引き入れることにしました。紹介します、どうぞ。」

 

教室に彼女達が入ってきた。そうだよな。Aqoursは9人なんだから彼女達もいないと話にならんわな。

 

「皆さんご存知かと思いますが国木田花丸さん、黒澤ルビィさん、津島善子さんです。」

 

「「「よろしくお願いします。」」」

 

「そしてもう二人。どうぞ。」

 

「はーい。渡辺曜のいとこの渡辺月です。ヨーソロー!」敬礼

 

「マリア・サラス・ララサーバル。コールサインはメビウス7だ。固定コールサインだからTACネームは無い。よろしく!」

 

「で、我が部隊ですが公式名称は『浦の星学院教育航空群』となります。非公式名称、つまり愛称をついでに決める必要があります。私からの腹案は『Aqours』です。」

 

そう言い私は黒板にでかでかと『Aqours』と書く。

 

「水を示すAquaとourの複数形oursを合わせた造語ですが、如何でしょうか?皆さんの団結と絆を示すoursと海辺の町内浦を示すAquaでかけてみました。貴女がた一人一人がかのエースパイロット『メビウス1』をも容易く凌ぐパイロットになれるだろうと確信できるから提案しました。反対の方は?」

 

「「「・・・。」」」 シーン

 

「では決定ということで。」

 

ガラガラガラ

 

教室の扉が開く。シナプスが戻ってきたようだ。

 

「宙幕からお前に贈り物だ。」箱を渡す

 

中身は何だ?マント?ゲーリング国家元帥が着けてた蒼いマントに似てるな。ご丁寧に金の留め具付だ。

 

「『勤務中は原則羽織ってろ』だと。」

 

「原則?なら夏は羽織らなくて良いな?絶対蒸し焼きになる。」

 

「そうだな。そういえば出張の件はちゃんと生徒諸君に話したか?」

 

「いやまだだ。」

 

「ならさっさと説明しとけ。」

 

「フロンタル君出張って何?」

 

「千歌さん、来週ですがちょっとオラーシャに用事がありますからしばらくいなくなります。既に千歌さんの姉君達には通達してあります。申し訳ないのですが一週間程料理が作れませんが我慢して下さい。代わりにシナプスに作らせますので。」

 

「私が作るのか!?」

 

「マニュアルと材料は置いといてやる。」

 

「・・・わかった。何とかしよう。」

 

「大佐、オラーシャに何用で出張なさるのですか?」

 

「モスクワでのオラーシャ帝国軍創設250周年記念式典に呼ばれたんですよダイヤさん。流石にこれは断れませんから。」

 

オラーシャ帝国軍創設250周年記念式典には我が軍から私と統合幕僚長の天野さんと航宙幕僚副長たる絵里ママが出席する。世界中の軍の要人・政治家達が呼ばれる一大ページェント。上物の取引相手であり勲章を沢山くれた相手の招待は無碍にはできない。つうか行かないとエゴロフ元帥に何言われるかわかったもんじゃない。

 

「まあそれは置いといて・・・まず本科の教育目的から再確認しましょう。本科は統合幕僚本部直轄の教育組織であり、あらゆる状況に対応できる扶桑皇国宇宙軍の将校を育成する機関です。優秀なMSパイロットの育成機関も兼ねております。また将校育成機関ではありますが、本科は東京の虹ヶ咲学園『軍事幕僚 及び 法制研究科』と連携し優秀な司令官の育成が求められている機関です。つまり与えられた情報を基に決断を迫られる重責を皆さんは負うことになります。適切な判断を迅速に下す訓練を肉体修練に加え行うので頑張りましょう!」

 

 

 

まずは最初の1ヶ月でAqours+月ちゃん+ウチの長女が以下の条件に合格できるよう身体を急ピッチで鍛えねばならない。

 

• 9分以下から12分30秒で460メートルを平泳ぎ又は横泳ぎで泳ぐ

• 2分以内に50回から90回以上の腕立て伏せを行う

• 2分以内に50回から90回以上の腹筋運動を行う

• 時間制限なしで10回から18回以上の懸垂を行う

• 9分以下から10分30秒で2.4キロメートルをブーツを着用して走る

 

そう SEALsの基本、基礎水中爆破訓練〈BUD/S〉を受ける為の最低条件の達成だ。スーパーコーディネイターたる私と、アンジェラと私の血を引くマリア、大英雄モドキ(果南ちゃん)は大丈夫だろうが、他の面々が心配だ。ライーサママの指導に期待しよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「皆さん、只今戻りました。如何でしたかペットゲン大佐の扱きは?」

 

「・・・死ぬかと思いましたわ大佐。」

 

「お疲れ様でしたダイヤさん。座学は全く問題無しとシナプスから報告を受けています。引き続き体力錬成に励んでいただきたい。」

 

前世では国際教養大学をかなり上位で卒業したシナプスだ。文系科目は元より理系科目もお手のものだ。そんなシナプスが太鼓判押すなら信じるべきだ。

 

「逆は果南さんですね。ペットゲン大佐から問題無しと報告がありましたが、あまりの座学の悪さにシナプスから悲鳴が上がったらしいですからね?」

 

「しょうがないじゃん大佐。わかんないんだもん。」

 

「果南さんには優秀な司令官になって貰わねばなりません。判断力が求められます。せめて情報処理能力位は磨いて下さい。その他は目を瞑りますが、あまりに酷いと私が統幕から怒られますのでお願いしますよ。」

 

「そう言えば明日講師が来るが、誰を呼んだんだ?」

 

「海上幕僚長。」

 

「また大物を呼んだな!」

 

「皆さん、明日は休日返上で講演会を開きますのでノートと筆記具を持ってきて下さい。記念すべき最初の講師は・・・我が海軍の最高責任者、中山貞子 海上幕僚長です。」

 

「「「!?」」」

 

「ついでと言ってはなんですが、海上幕僚本部 防衛部 防衛課長 雁淵孝美 大佐も来られます。粗相なきようお願いします。レポートの提出は求めません。所感文を出してくれれば大丈夫です。それと今更ながら紹介します。皆さんの新しい教官、航宙幕僚副長 絢瀬絵里 中将です。」

 

「皆さんはじめまして。航宙幕僚副長、絢瀬です。一緒に宇宙軍を作っていきましょう。本日よりよろしくお願いします!」

 



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