死なない程度に行って見よう! (夜狐丸)
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死なない程度に行ってみよう!

その場のノリでずっと煮詰めていて、出すつもりのなかった話を出してしまいました。
初投稿なのでどうか生暖かい目で見てやってください。
では、はじまりはじまり。



なんでだろう、どうしてこうなったんだろう。

 

いや、確かにね?

「もし転生できるんなら、fgoの世界で藤丸くんの事をダ・ヴィンチちゃんやロマ二と一緒にサポートするような立ち位置になりたいな」

とは思ってたけどね?

 

 

なんで妹なんですか!!??

 

 

事の始まりは十数年前、私が前の世界の充実ライフを、転落事故で終えた所から始まる。

本当に不注意だった、寝不足でフラフラしていたのもあったんだろう。階段の踊り場から落ちて死んだ。簡単に言う事かよ、と思うだろうが懐かしすぎるぐらい前で、いかんせん記憶が曖昧だ。

その後、気がつくと私は産声を上げていた。

今でもその時のことをなんとなく覚えている。何かよく分からない不安感と息苦しさで年甲斐もなく泣いた。まぁ、赤ちゃんに年甲斐も何もあったもんじゃないけど。

しかしその後、母親であろう人が言った一言で、私の頭は真っ白になった。

「ありがとう!本当に、生まれて来てくれてありがとう!初めまして、赤ちゃん、貴方の名前は藤丸(・・)風香よ!」

息も絶え絶えに生まれて来た命を抱きしめながら、辛いであろう体を動かし、生命の営みに感謝する母親の姿は側からみれば、まさに感動の絵面だろう。

が、抱かれている私としてはそれどころではなかった。

(は?この人今、何て言った!?藤丸、藤丸(・・)!?嘘でしょ!?いえ、有り得ないわ、ゲームの世界に来たなんt)

そして、母親の口から、止めの一撃が放たれる。

「ああ、早くあの人と立香(・・)に伝えなくちゃ、こんなに元気な女の子ですよって!!」

 

そして、わたしはめのまえがまっしろになった。

 

生まれて五年目

やっと状況が理解出来てきた。

どうやら、生前ハマっていたfgoの世界に転生したらしい。

しかも、主人公の妹として。

正直言って複雑だ。

好きだった話の世界に、しかも、カルデアに行けるかもしれない!

そう思うと、とてもワクワクするが、現実的に考えるとそんな楽観的な事は言っていられない。カルデアに行けば、あの地獄の様な特異点の旅、行かなければ最低一年は灰になり、その後も何度消え去るか分からない。つまりは最高にハードモードな人生である。ヒャッハー!

どうしようかなぁ、どっち選んでも地獄なんだよなぁ。迷っちゃう~(ハイライトの消えた目)

生まれてすぐの頃まではそう思っていた。

 

 

うん、ヤバイ、兄さんがクッソ可愛い。

そう、言わずもがな我が兄、藤丸立香である。

自分の妹に自慢のお兄ちゃんと思われたくて頑張っている姿は、言っては悪いがとても可愛い、とても。very。

何というか、母性本能がくすぐられる。とても守ってあげたくなる。

決めた、兄さんがカルデアに行く時に私も付いて行こう。

私も生前に憧れていた、ダ・ヴィンチちゃんやロマ二の様に兄さんのことを助けるんだ!!

 

そして今。

私は兄をサポートしている、兄さんの横で(・・・・・・)

・・・・な ん で???




どうだったでしょうか、投稿は不定期になりそうです。
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イレギュラー

話し方が固いと読んだ友人に言われたので少しずつ柔らかくしていきます。


 

 

私がこっち側(・・・・)の世界に来て、まもなく十七年だ。

二回目の高校生活は中々に順風満帆だ。友人も少なくはない方と自負できる、まぁもうすぐ起きる事を考えると、私の胃痛は止まらないが。

それにしても兄さんは本当にお人好し過ぎて困る。頼み事は断らないし、話も上手いから、友人も多い。私なんかとは比べ物にならないほどに。

少し、ほんの少しだけ羨ましく思ったのは、仕方がないと思う。

 

そして運命の日が来た。

いつも同じように兄さんと学校から帰る途中に、駅前で変わった男性に話しかけられた。

それから聞いた内容は、私が予想していた通りの内容だった。

ただ一つだけ違ったのは私も勧誘された事だった。兄さんと私は二つ返事で了承した。ただ、最後に、勧誘してきたあのとてつもなく長い名前の男性の呟いた言葉が帰ってからも、引っかかっていた。

 

「まさかこんな極東の国でこんなにたくさん(・・・・)の候補が見つかるとは思っていなかったよ!」

 

これはもしかしたら、思っていたより特殊な事態らしい。

 

 

 

気がつくと兄さんと雪山の中にぽつんと立っていた。眼前には変わった形の建物がある。兄さん驚く気持ちも分かるし、ワクワクする気持ちも分かりますが、そんなにはしゃがないでください。

 

中に入るとすぐに眼鏡を掛けた、とても可愛い女の子と会った。

やはりというかなんというか、彼女があのマシュ・キリエライトだった。すぐに兄さんと仲良くなっていた。・・・兄さんは女垂らしなのでしょうね。その後レフ・ライノールと名乗る男にも会ったのだが、少しまずい事になりそうだ。私の事を見た瞬間に急に不機嫌になり、

何処かに行ってしまった。もしかしたら、私がこっち側の人では無い(イレギュラー)と気づいたのかもしれない。

まぁ、今は気にするだけ無駄だ。カルデアを散策はしてみよう。

 

兄さんと一緒にマシュを連れだらだらとカルデアを回っていた所為もあってやはりもう既に説明会は始まっていた。ただ、明らかにおかしな点があった。説明している人が、オルガマリー所長ではなく、橙色(・・)の髪の色をした、どこか兄さんに(・・・・)似ている人だった。

「あ、遅れてしまった人ですね!すみません、また後で説明しますのですぐにこの部屋にいる、ロマ二=アーキマンという人に会いに行ってください!」

と少し急いでいるように何か印が描かれていて、『カルデアマップ』と可愛く少し丸い字で描かれた地図を渡すとすぐに説明会に戻っていった。何かおかしいと思いながら、兄さんとマシュを引っ張って印の部屋まで行くとそこでは、UNOをする、ロマ二・アーキマンと私と同い年くらいの五人組がいた。




ノリがあれば、割とすぐに書けますね。
まぁ、といっても大体1000文字くらいしかないんですが。
あと、一つの特異点にすごい話数取られると思います。
気長に付き合って頂ければ幸いです。
にしても、孔明ガチャ引いたら金のキャスターカードでついに来たか、と思ったらまさかの、キュケオーン大好きウーマンでした。辛い


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兄視点

自分の語彙力の無さが恨めしいですね。
上手く書けねぇよ(´;ω;`)


 

突然だが、俺の妹は少し変だ。

いや、少しじゃないな、だいぶ変だ。

3歳のときには、もう1人で夜にトイレに行けたり、ご飯を食べた後に自分で食器を片付けたりできる子だった。

しかも、喋り方もなんか大人びていて、あまり、周りと関わろうとしなかった。そんな雰囲気をなんとなく感じてたのかは分からないけど、保育所と小学校の時は周りから、ボスと呼ばれていた。

中学の時にはさすがに、何人かの友達ができたみたいだけど1つ年が違うだけでどうしてこんなに性格が変わるんだろう。

家ではいつもふざけたり、はしゃいだりしてるんだから、それを学校ですればいいのにな。

でも、昨日の駅前でカルデア(・・・・)だっけ?かの勧誘をされた時はいつもと雰囲気が違った。妙に俺の事を気にしたり、何か挙動不審だった。

まぁ、その後に、「私も着いて行きますよ」と言ったのは本当に驚いた。こういうのはいつも面倒くさいって言って無視するはずなのに。

 

そして今日、気がつくと俺は風花と一緒に雪山の中にいた。

昨日、風花に聞いていたけど、魔術だっけ?すごいなぁこれ!

ちょっと舞い上がっちゃったけど、凄い事に気づいた。

(あれ?もしかして俺、今日からこんな(・・・)場所に住むの!?)

少しの間気分が沈んだけど、さすがに寒いからか、風花が俺を引っ張って、建物の中に入った。

 

いや、このマシュって子すごいなぁ!色んな事を知ってるし、それを鼻にかけないし、いい子だなぁ!そう思っていたら、緑のスーツ?を着た変な人が来た。どうやらマシュの保護者の内の1人だそうで、レフ・ライノールというらしい。

凄い紳士な人だなぁと思ってたら、風花の方を見た瞬間に物凄い顔になってた。なんだろう、苦手なタイプなのかな?風花は確かにあんまり喋るタイプじゃないけど、頭の中で色んなことを考えてるし、別に悪い子じゃないんだけどなぁ。

 

ヤバイ、風花とマシュと一緒にカルデアの中を回ってたら、説明会に遅れてしまった。ちょうど説明していた美人なお姉さんの後ろにいた神経質そうな子がこっちをすごく睨んでたけど、お姉さんがカルデア内のマップをくれて、俺の部屋に丸が付いていた。

「そこに丸してある部屋に行っておいてくれる?後でまた、別に説明するから」と言って、俺達3人は部屋から追い出された。

恐ろしく手際が良かったな、あのお姉さん。

マシュによるとあの人は、リッカさんといって、後ろの神経質そうな子がオルガマリーっていうらしい今のカルデアの所長なんだって、大変そうだなぁ。

へ〜、それにしてもあのお姉さん、俺と同じ名前なんだ。

他にも、ダ・ヴィンチちゃんやDr.ロマンという人がいるらしい。

会ってみたいな、名前からしてキャラが濃そうだし。

 

自分の部屋に付いてみたら、中で6人の人がUNOをしていた。

あれ、ここ俺の部屋だよね?




立香から見て風花は、物静かで大人びているけど、実は元気な子。
マシュから見て風花は、ずっと黙っているけど、一番動いている、変わった人、という印象です。
完全に作者の話ですが、諸葛孔明が来ません(´;ω;`)
誰か、運を分けて下さい。


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嵐の前の静けさ、或いは地獄の始まり

書き方を変えてみました。
これで読みやすくなるといいんだけどな。



 

「早よ引けよ」

吊り目の綺麗な黒髪の女の子が横にいる金髪の男の子を急かす。

「んー、これだな!」

「何故!?何でまた赤なののぉぉぉ!?」

それに対して、その次の番なのであろう黒髪の男の子が叫び、

「テラバカスwww」

それを見たどこかうさん臭い白髪の子が笑って、

「全部顔に出てんのよ、もう全部が」

「誰か他の色に変えてくんない?俺の番まで赤だとヤバイんだけど」

その横にいる黒髪で赤い目をした双子のような子達が好き勝手に喋っている。

「いや、君達が何でただのカードゲームでこんなに楽しめるのか僕には分からないなぁ」

それに対して、ロマ二・アーキマンが突っ込みを入れる。

 

何だこれ、おかしい、ここには本来ならロマ二・アーキマンだけが(・・・)がいるはずなのに。横にいたマシュや兄さんも驚いているらしい。

「え、えーと、Dr.ロマン?何をしているのですか?」

「あ、あれ!?マシュ!?今説明会に参加してるんじゃ!?」

「いえ、それが・・・」

 

話をまとめると、どうやら彼らも私達と同じように説明会に遅れて、この部屋に行くように指示されたらしい。確かここ、兄さんの部屋のはずなんだけど。

「えっと、俺は藤丸立香と言います、これからよろしくお願いします」

あらまあ兄さん、初対面の人に凄い礼儀正しく挨拶してる。

「あ、うん、申し遅れたね、僕はロマ二・アーキマン。

このカルデアの医療部門のトップをしているんだ。皆から何故かはDr.ロマンと呼ばれているよ」

「おー、そっちの兄ちゃんがたも、UNOやるかい?」

UNOをしていた内の一人の吊り目の女の子が言った。

「私は佐々木優香、よろしくな〜」

続くように金髪の子が、自己紹介をする。

「アラン・シャペルだ、よろしく」

その横にいたうさん臭そうな子が、

「餅食豊作だよ〜」

そして、双子がそれぞれ、

「臣道忠、こっちのちっこいのが、」

「小さくないわよ!!臣道凪よ、まぁよろしくね」

んー、一通り名前を聞いた感想だけど、凄いな、皆凄くキャラが濃そうだぞ!

あれ?なんか皆私を見てる?、あ、次私か。

「藤丸風花です。宜しくお願いします。」

いつも通りわざと素っ気なく挨拶する。

ふと顔を上げると、餅食豊作と名乗っていた男の子が凄く驚いた顔をしている。何か変だったかな?

「わ、私はマシュ・キリエライトといいます!宜しくお願いします!」

我らが後輩は緊張で凄いカチカチだった。

しかし、これはどういうことだ?先程も思った事だが、私の記憶にはこの場所にはロマ二・アーキマンだけが(・・・)いるはずだった。

だが、今のこの状況は何だ?先程の説明会にいたあの女性の時も思ったが、明らかに原作にいなかった、いや、いたとしてもここにいるはずがない。私がこの世界に来た時から不安に思っていた、原作解離が起きているのだろうか?いや、これは悪い事態ではないのかもしれない。何ていったって、|兄さん一人で人理修復の負担を背負わなくてもいい《これから始まる地獄の道連れができる》かもしれない!

そんな事を考えていると、先程餅食豊作と名乗った子が声を掛けてきた。

「君、えーと藤丸風花っていったっけ?ちょっと話したい事が、うおっ!!」

急にカルデア全体が揺れた、いや、そんな表現が生温い程の振動がカルデアを襲い、私はそこで意識を手放した。

 

 

そして、地獄が始まる。




GWも半分を過ぎました。
作者は今日もガチャを回します。
取り敢えずジャンヌよ、来てくれたのは嬉しいけど、ここは孔明であって欲しかったよ(´・ω・`)


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炎の中で

GW、終わっちまうよ。
何でだよ、俺まだ何もしてねぇのによぉ。
何でなんだよぉぉぉ(魂の叫び)
という感じなテンションで投稿です。


気がつくと、火の海の中に私はいた。しかし、カルデアではなく、周りに見える景色は沢山の家の残骸だけ。どうやら近くに兄さん達はいないらしい。

 

少し歩くと、やはりというか何というか、沢山の骸骨達が見える範囲だけでも十体以上いる。

「確か、霊脈の通る場所があるはずなんだけど、何処だろ?」

魔術なんて使ったことの無い私に解る筈がない。

取り敢えず、近くに人が居ないか探さないと。

 

三十分後、私は、目の前でこの火と瓦礫に覆われた中でいびきをかく、佐々木優香と名乗っていた人物を見て、困惑していた。

(いや、なんでこの子この状況で起きてこないの!?)

取り敢えず、起こしてみようと声を掛けると、幸いに彼女はすぐに目を覚ました。

「んー、ふぁぁ、ん!?あれ!?何処ここ!?」

「起きてくれたみたいね?佐々木優香さん?」

「あら、さっきの、えーと、藤丸、風花ちゃんだっけ?いきなりで悪いけど、ここ何処?」

「さあ?わからないけど、取り敢えず貴方、どんな魔術を使えるの?」

「質問には答えないし、我が家の秘匿を世間話の様に探ってくるし、君は失礼な奴だなぁ。まぁ、いいや。一応、占星術が使えるけど私の家のは探し物専門でね、多分お役には立てないと思うよ。」

「いえ、それでいいの。この地に流れてるはずの霊脈の通る場所を探してくれない?」

「は?あ、いや別にいいが、それでこの状況から抜け出せるのか?」

「詳しくは霊脈に向かう途中で話すわ、取り敢えず、お願い。」

「理解が追いつかないが、もういい、この際ヤケクソだ、ちゃんと説明してくれよ!?」

「ええ、この際だからね。」

 

霊脈へ移動中に私のこれまでの事、そして今知っている事を優香に説明した。

「一度死んだらこの世界に来た、ねぇ?しかもこの世界はその世界ではゲームの中ときたもんだ。面白いね。」

「いや、私としてはなんで貴方が、この話を信じてくれるのか、私みたいに知っていた訳でもないのに何故そんなに冷静なのか教えて欲しいけどね?」

「ハハハハハ、違いねぇな。着いたぜ。」

話を聞きながらも、敵に一切出会わない様に走る彼女に、何処か安心感を感じながらも、実は敵なのではないかと、怪しく感じるのは、彼女が常にどこか楽観的に事態を見ている様な気がしてならないからだろうか?

「さあ、さっき聞いた、英霊とやらを呼ぶんだろ?早くしようぜ?

あ、いやその前に空間固定だな、見ときな、この楔に魔力を通して、結界でも作るみたいに周りに設置して組んだ。どうだすげぇだろ?」

「?、これでもうできたの?」

「ああ、さっきもやったが、本来、占星術を使用する場合はその為だけの"場所"が必要になる。これは、他の魔術師で言う所の工房見たいなもんだな、で楔の本来の使用用途は"何か"と"何か"を繋げるもんだ。これで擬似的にさっき言った"場所"を作るんだよ。」

「博識なのね」

「いやいや、そんな事ないよ、それより早くそのサーヴァントとやらを呼ぼうぜ?いやー楽しみだな、こんなやばい状況でもワクワクするな!」

「はぁ、貴方の考えるほど、いいものとは言いがたいわよ?場合によっては呼んだ瞬間に殺される可能性もあるんだし。」

「ハハ、怖い怖い、どうか美人な姉ちゃんが来ます様に、とね?」

「はぁ、不安だわ。」

そして、儀式が始まる。




うん、ちょくちょく書き方を変えて見てます。
あと、ここがいかん、とか、ここがいい、とかのコメント下さい。これからの創作の参考にさせてもらうんで。
にしても、孔明ガチャで玉藻前が来たんすけど、ものっそい複雑な気分ですわ。


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召喚


オリ鯖が出て来ます!注意です!


 

静謐で、何処か神秘的な空間が広がっている。

「ねぇ、これで空間固定ができたの?」

「分からんけど、それっぽいし、大丈夫だろ。」

「え、貴方さっき、できるって言ってたんじゃ?」

「いや、さっきの説明はジョークのつもりで大分適当に言ってたんだが、まぁあんた魔術使った事がないから分かんなかったか、ハハハハハ」

「いや、笑っている場合じゃないのよ。いつあの骸骨達やこの特異点にいるサーヴァントが出てくるか分からないし。」

「まぁ大丈夫大丈夫、この空間をこの特異点から一時的に浮かす(・・・)事は出来たし、後はそのサーヴァントを呼ぶ為の術式を書くだけだしな。」

「はぁ、本当に不安だわ。」

 

 

結果から言って、成功だった。術式は大分雑だったけど、何故か呼ぶ事は出来た。

ただ、問題は出てきたサーヴァントだった。

「いや、ものっそい光ったと思ったら、なんかおっさんが出てきたんだが。」

「誰、この、サーヴァント?多分バーサーカーなんでしょうけど」

「⬛️⬛️⬛️・・・、⬛️⬛️⬛️ァァァ・・・」

出てきたのはボロボロな王様?の様な服を着た、ヨーロッパ風の顔をしたおじさんだった。

「え、風花の知らないサーヴァントなのかい?」

「私が知っているのは、生前やっていたゲームに出ていたサーヴァントだけよ、そしてこのバーサーカー?はそのゲームには出ていなかったサーヴァントよ。」

「へ、へー、わ、私も呼んでみていいかい?」

「いや、好きにすればいいじゃない、こんなに手伝ってくれたんだから。それにこんな特殊な状況でもない限り、サーヴァントなんて呼べないはずだし。」

「お、おう、でもやっぱ緊張するな」

 

 

 

そして、

「アサシン・パライソ、馳せ参じました。新たな親方様に忠誠を。新名為らざる忌み名にて、失礼。いかなる罰をも受ける覚悟にてござる。」

「お?おぉぉぉ!すげぇ!くノ一だ!」

「は、はいその通りでござる。え、と失礼ながら、貴方が親方様で?」

「うん、そだよー。仲良くしようねー。」

「は、はい。」

困惑しているみたいだが、それもそうだろう。あんなにフレンドリーに話しかけられても、最初は困惑するだけだろうし。にしても、アサシン・パライソか、凄い当たりじゃん。絶対に裏切らないし、可愛いし、可愛いし。

「おっと?そんな羨ましそうな目で見ても無駄だぜ?完全に運だしな?にしてもパライソちゃん本当に可愛いな!」

そのまま、ガールズトークに入ってしまった。

仕方ない、私にはこのバーサーカーがついているんだ。それにしても、バーサーカーは魔力消費が大きいはずだが、あまり感じないな。今まで魔術を使った事の無かった弊害かな?

「⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️・・・」

にしてもこのバーサーカーばどこの国の英霊なんだろう?ギリシャかな?

そんなのんきなことを考えているとバーサーカーがノロノロと、空間を出て行ってしまった。

「あ、ちょっと待ちなさい!」

「ん、行くのか?じゃ、行こうか、パライソちゃん」

「は、はい!親方様!」

 

幸いにも、バーサーカーは空間を出てすぐの所にいた。骸骨に囲まれながら(・・・・・・・・・)。しかし、一番驚いたのは、周りに居た骸骨達が全て、金色に光って(・・・・・・)動かないということだろう。

 

 




魔術についての所が無理矢理感が凄いけど、気にしないで下さい。


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神の祝福(呪い)

頑張って1日1話を目指して行きます!


優香「え、は?何これ?どういう状況?」

パライソ「なんと面妖な・・」

風花「これ、全部金だ・・・」

バーサーカー「わ⬛️⬛️⬛️⬛️・・・、⬛️⬛️⬛️⬛️め⬛️・・・、す⬛️⬛️⬛️・・・⬛️⬛️⬛️⬛️・・・」

またこのバーサーカーについて、謎が増えた。

(どんな魔術を使えばこんなことになるんだ・・・?)

そんな事を考えていると、近くに居た骸骨達も集まってきてしまったようだ。

風花「不味いわね、さすがに数で押されると対処できないわよ!?」

パライソ「く、正面から戦うしか、?何か足音が?なっ!?」

パライソがとある一点を見て、目を見開いている。そちらに目を向けると、巨大な馬の化け物(・・・・・・・・)とその背に乗った餅食豊作(・・・・)がこちらに向けて、猛スピードで走って来ていた。

豊作&化け物「たーーーのしーーーー!!!!!」

・・・何か見てはいけない物を見ている気がする。というかあれは確か、赤兎馬だな、ライダーの。

豊作「やっちゃえー!呂布(・・)ー!!」

赤兎馬「ヒヒン!!もちろんですとも!マスター!」

そう言うと、赤兎馬はあっという間に近くに居た骸骨達を倒してしまった。

優香「なんだ・・・、あれ・・・、!っていうか後ろ!!」

赤兎馬の後ろに居た骸骨が、赤兎馬の背に乗る豊作を槍で突こうとした瞬間、バーサーカーが骸骨に近寄り、その背骨の部分に触った(・・・)その瞬間、骸骨の体が瞬く間に、光り輝く黄金(・・・・・・)に変わった。

パライソ「な、あれは!?」

優香「は!?」

風花「あ、そうか、王様みたいな格好に触れた瞬間(・・・・・)に黄金になるって、ミダス王か!」

ミダス王、昔のギリシャのプリュギアという国の王様で、オリンポス十二神の一人であるデュオニソスに、触れた物を黄金に変わるという祝福を貰ったが、その手で娘に触れてしまい、その娘は黄金の像になってしまったとされる。

赤兎馬「む、感謝します!何処かの国の王よ!」

豊作「そんなアバウトなwww」

優香「ていうか、おまえ無事だったのか!?他の奴らは!?」

豊作「お、そうだったそうだった、他の奴らは藤丸立香とオルガマリー所長と合流してるぞ。ただ、なんか所長と一緒に居たリッカって人いただろ?あの人から伝言だ。藤丸風花、お前と俺に話があるとさ。」

風花「は、はぁ。」

豊作「あと、こいつの紹介だな、こいつは三国志で有名な呂布奉先(・・・・)とその愛馬赤兎馬(・・・)が合体した、呂布奉先(・・・・)だ!ライダーだそうだぜ?」

?こいつは赤兎馬だろう?何故そっちの名で呼ぶんだ?まあいいけど、にしても赤兎馬ってこんなに強いんだな。そういえばコイツ、ステータスは軒並みC以上っていう、ギャグキャラの皮被った強キャラだったな。

豊作「じゃ、他の骸骨達が来る前に行こうぜ。まぁ、赤兎馬なら勝てちゃうんだけどなwww」

赤兎馬「ええ!私は三国志最強の戦士、呂布がその最高の愛馬、赤兎馬と合体した存在!負ける事などあり得ません!!」

優香「うわ、フラグっぽい、!?って今度はなんだよ!?」

突如、地面が揺れ、砂煙が舞う、それが晴れた時。

 

目の前に災害(・・)が現れた。

 




まだ余裕があるよ!
今日中にもう1話だすよ!(逃げ場を自分で潰していくスタイル)


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黒い恐怖

出すぜ〜出すぜ〜超出すぜ〜。
あとオリ鯖出ます。


優香「おいおいヤバイな!赤兎馬と切り結んで、それと同時にパライソちゃんの相手するって何者だよ!?」

豊作「フハハハハ!やっぱヘラクレスってヤベェわwwwシャドウサーヴァントでもこの強さかよwww」

優香「あ?コイツ、あのギリシャ神話の大英雄かよ!?」

風花「ちょっと、バーサーカー、一人で行かないで!」

状況は混沌としていた。三人のサーヴァントが力を合わせても、状況の維持がやっと、いや徐々に押されていると行ってもいい。しかも相手は本来のサーヴァントの劣化版である、シャドウサーヴァントだというのに。それだけ、ヘラクレスの強さが規格外ということだ。いや、サーヴァントは三人では無く、二人と行ってもいいだろう、バーサーカーだ。

風花「まずいわね、やっぱりバーサーカーは、あまり戦闘向きじゃないのかもしれない。」

そう、ミダス王の生前の逸話に有る手は確かに強力だが、ミダス王本人には、武芸の逸話は無い。

今見ていても、バーサーカーの動きは一般人のソレだ。

そして、ヘラクレスにまともに傷を与えることの出来る赤兎馬はヘラクレスと切り結んでいて、攻め切れず、そのサポートに徹しているパライソには、ヘラクレスにまともにダメージを与えられる攻撃はそれこそ宝具しか無い。

赤兎馬「くっ、コイツ、模倣品とはいえ中々やりますね!」

パライソ「クソ、効いていない!」

優香「くっ、せめて後一人攻められるサーヴァントがいれば!ねぇ!豊作、どうにかできないの!?」

豊作「もうちょい待ちな、俺が帰ってこなかったら、こっちにすげぇ助っ人が来るから、あ、来たわwww」

突如、ヘラクレスに何かが当たり、ヘラクレスが(・・・・・・)吹き飛んでいく。

???「や、やっぱりお前はすごいな!あんなにでかいのを投石紐(スリング)でぶっとばすなんて!」

???「いやーこれ昔から得意でな?従兄弟達を殺す時にも使ったんだぜ?」

そう駄弁りながら走ってくるのは、アラン・シャペルと名乗っていた男の子と、これまたヨーロッパ系の顔をした、手に投石紐と剣を握った大男だった。

アラン「は?従兄弟達を?殺した?な、なんだそのやばい話!?」

???「いやー、お互い殺したいほど憎んでだからなー?」

アラン「すっごい軽く言うな!?お前?」

優香「おいおい、あいつまだ立ち上がってくるぞ!」

豊作「いや、隙が出来たんならもう終わってるよ。だってもう宝具解放(・・・・)の許可出したし、だよな?呂布(・・)。」

その瞬間、私達の後ろから、閃光と爆音が飛んでくる!!

赤兎馬「『偽・軍神五兵(イミテーションッッ、ゴットフォーース)』!!」

その声と共に全てを貫くどこまでも巨大な槍がヘラクレスを貫く。

強大な力の奔流と閃光が辺りを包む。

残っていたのは、巨大なクレーターだけだった。

アラン「様子見に来たら、なんかすごい事になってたな、オイ」

豊作「いやー助かったわ、流石地上最強だな。いやマジで」

???「へへへへ、そんなに褒めるなって!」

風花「えっと、お話の途中悪いけど、貴方達の合流場所まで連れてってくれない?」

アラン「あ、ごめん。すぐに向かおう。」

優香「あ、あーやっと一息つけるぜ〜。大丈夫、パライソちゃん」

パライソ「く、不覚!あのような筋肉達磨に遅れを取るとは!」

豊作「いやー、最後のすげーカッコ良かったぜ!呂布!」

赤兎馬「ヒヒン!!そうでしょうそうでしょう!!何せ私は呂布とその最高の愛馬、赤兎馬が合体した存在なのですから!!」

一先ずの安全を確保し、一向は他の者達が待つ合流場所に向かう。

 

 

画して役者達は出揃う。




ヤベェぞ!8話まで来たのにゲーム本編の主人公一切活躍してねぇ!
まぁ次には出る筈だし是非も無いヨネ!!
感想貰えると作者が凄い喜びます。


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邂逅

諸葛孔明PUガチャ終わっちゃったよ・・・。
当たらなかったよ・・・。
悲しみ。
というか、ヤバイですね、ものっそいぐたぐたで小説の本編進みませんわ。


合流場所といっていた場所には、ロマニ以外のあの部屋にいたメンバーと説明会にいた、リッカさんが待っていた。

(なぎ)「よ、良かったぁ。皆、無事だったんだぁ。」

少しべそをかきながら、双子の妹が優香に抱きつく。

優香「おお!お前らも無事だったんだな!」

(ただし)「ああ、凪とアランがたまたま近くにいてな。二人と一緒に行動してたらあの、サーヴァントだっけ?を呼んだ豊作とリッカさんと会えたんだ。」

見回してみると、皆が集まっている場所から少し離れたところに、おそらく周りを警戒しているんであろう、リッカさんがいた。

風花「あ、リッカさんでしたっけ、えっと、お話というのは何でしょうか?」

リッカ「あ、藤丸風花さんよね?少し、あっちではなしましょう?おーい、豊作君!」

豊作「あ、はーい。」

少しして、豊作がこちらに走って来た。

豊作「あっちは優香のサーヴァントの、パライソちゃん?が警戒してくれるらしいから気にせず話してこい、だそうですよー。」

リッカ「ええ、でも時間が無いから、手短かに話すわ。私の本名は藤丸立香、少し風花さん、貴方なら、意味が分かると思うけど?」

なんとなく予想はしていた事がリッカさんの口から飛び出してくる。

風花「何時から、なんですか?」

リッカ「あら、カマをかけてみたのだけど、まさか本当とはね。何故分かったの?豊作君?」

しまった、嵌められたようだ。まぁここまで事態が進んでいるなら、大丈夫でしょう。

風花「私も聞きたいわね?兄さんの部屋でも話しかけてきたけど、あの時にはもう気づいてたの?」

豊作「ん?いや、目に見覚えがあったからだよ。まぁ、順番に話そう。」

 

 

彼の話によると、彼は私と同じような、俗に言う転生者らしい、ただ、神様から、知りたいことを何かを代償にして知る事の出来る特典をもらったそうだが。

「いやね、運が良い事に魔術師の家に生まれられたのよ、たださ?やっぱり魔術師の家に生まれたんなら、根源を目指してみたいじゃん?でまぁ、死ぬ気で努力したんよ。両親も子供に優しい人だったからさ、こんだけ恵まれてんだから、期待には応えなきゃって思ったのもあったんよ。

ただまぁ、そんな事をずーっと続けてると不安になる訳よ、自分がちゃんと根源ってもんに近づいてんのか。で、自分の髪の色を代償にして、ちょっと未来を見てみたんよ、そしたら、世界中が燃えてる訳よ。驚いたね、マジで。ただね、許せなくなったんよ、自分の努力はどうなったんだ!こんな事した奴をぶっ飛ばしてやる!ってね?

そん時に全部が燃えて、変な歪みが沢山あるような地球に一つだけ光ってる場所があったんよ。そう、あの(・・)カルデアだよ。

そっからは早かったよ。自分のコネとかを全力で使ってカルデアを見つけて、その最初期メンバーになったんよ。今まで良くしてくれた家族には本当に悪いと思ったけど、これだけは譲れなかったよ。これだけ良くしてもらったからこそ(・・・・・・・・・・・・・・・・)助けなくちゃってね。

でカルデアに来れた訳だけど、俺と同期の奴は皆何かしらの技能がぶっ飛んでる奴が多かった訳よ。自分の才能の無さ、努力の足りなさに気づいてね、悔しかったよ。でも、自分のプライドがじゃまして、それを認められない。そんな時だったよ、あの化け物(・・・)に会ったのは。




やばい、1話に纏め切れなかった。
次も明日に更新のつもりです。
ここがいかん、とか、ここがいい、とか感想で貰えると次書く時に参考にさせてもらいます。又、感想を貰えると作者の創作意欲がもりもり湧きます。貰えるとありがたいです。


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バカの一念、未来すら変える

すみません、昨日書き終えた小説を投稿するのを忘れていました。
本当に申し訳ないです。


そいつは、部署が違う俺でも知ってるくらい噂になってたよ。

なんでも、『どんな仕事でも完璧に終わらせる』とか、『元々カルデアにあった最新鋭の装置の改良点を探し出し、それを自分1人で直した』とか、側から聞いても有り得ないとしか思えない話ばかりで、

(どんなSFだよwww)って思ってたんだ。実際に会うまではな。

見てくれは普通のどこにでもいるおっちゃんだった。何というか、全部の物事を自分には関係無いって、まるで外側から俯瞰でもしてるような目で見てる、凄く影の薄い奴だった。

だけど、仕事になると別人みたいだった。顔つきが変わるっていうのかな?写真で普段と今のを見せられても、絶対に同一人物とは思えないくらいにはな。気になって、休日にそいつの部署に行って話掛けててみたんだ。いやー、本当に嫌がられたよ、知らない奴にいきなり話掛けられたからってレベルじゃないくらいにはね。まぁ時間はあったから、ずーっと話掛けてる内になんとか仲良くなれてな、良く話すようになったよ。そして、最初から疑ってた事を聞いたんだ。

「お前も転生者なのか」って。アイツは驚いてたがすぐに落ち着いて、何で分かったんだ、って聞いて来てな、色々話してみたんよ。

それで分かったのは、あいつは才能がある訳じゃないし、俺みたいに神様に何か特典を貰ってはいないし、何が特別なもんがある訳でもない、というか、神様にすら会ってない、ただ前の世界のゲームの世界に来てしまっただけで、努力だけでここまで優秀になったって事だった。

曰く、『俺のやってたゲームだと、何とか、最後の敵を倒せたけど、本当にそんなに上手くいくとは思えないから、努力して、主人公を支える側になりたかった。』ってよ。

いやー、嫉妬したよ。

なんで自分みたいに、何かしらの才能がある訳でも無いこんな(・・・)奴なんかが、って。ただ同時に物凄い絶望感に襲われたよ、自分が今までしてきた事なんか、コイツの努力の足元にさえ届かないって分かったからね。だけど、いやだからこそかな、俺はコイツを目指そうって思った。今までは根源なんていう漠然としたものを目指してたけど、もっと目の前に目指すべき人がいるって分かったから。それからは休みの日には良く絡んだり、アイツの研究を手伝ったりしたよ。それが縁でロマ二とも仲良くなって、この世界に生まれて初めて、心の底から楽しいって思えた。本当にアイツには感謝してる。

事が動いたのは今から丁度、10年前、カルデアデミサーヴァント計画の為の英雄召喚の時だった。偶々、俺は計画のメンバーの一員だったから、見る事が出来たんだが、召喚がおわって、光の中から出てきたのは、本来召喚予定だった英雄では無く(・・・・)橙色(・・)の髪の毛をした、1人の少女(・・・・・)だったんだ。




そら、(世界を何回も救ってんだから)そう(いう風に英霊にもなる)よ。
そろそろテストが近いので、更新が不定期になります。
感想を頂けるとありがたいです。
これからも宜しくお願いします。


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三勇士

前回の最後に、投稿が不定期になりそうと言いましたが、気分次第で出すので毎日投稿の可能性も多々あります。書くのって楽しい!!


あの時はもうその場にいた人全員がてんやわんやでね、一番驚いてたのは、アイツだったよ。だってデミサーヴァントに憑依させる為に呼んだ英雄がカルデア(・・・・)の制服を着てたんだから。

 

何とかその場にいた奴らに、俺とアイツで魔術を掛けて、夢だと思わせる事は出来たから良かったけど、すぐに現れたその子を空き部屋に連れてって、真名とかを聞いてみたら、藤丸立香っていうんだよ。

事情を聞いてみたら、全部を終わらして、気が付いたらゲートの中にいたらしくてな、そこまで聞いて、アイツはもう何か決心したみたいでその部屋にロマ二を呼んで、前の世界でのゲーム(・・・)の話を始めたんだ。いやー、昔見た内容をその時初めて理解できたよ。立香ちゃんは、またロマ二にまた会えて嬉しいのと、今までの自分の人生がゲームの世界と一緒だったって聞いて顔をぐちゃぐちゃにしてたし、ロマ二に至ってはもう途中から現実逃避してたしな。

全てをちゃんと説明して、その後すぐにアイツは面白い事を言い出した。

「もう一度、人理修復をやり直すんだ!」って。

過去の記憶を持った立香ちゃんがいるからこそできるんだ!って言ってたよ。立香ちゃんもそれに乗って、ロマニもまだよく分かってなかったけど、あの光景(・・・・)を変えられるならって協力してくれて、レフは気づいてたみたいだったけど、なぜか動いては来なかったから、今まで上手くやれたよ。1番の心残りはあの爆発をどうにか出来なかったことだよ。あれさえ何とかできてればな・・・。アイツが巻き込まれて無ければいいけど・・・。

まぁそんなこんなで完璧とは言い難いけど、上手くいってたんだよ。まさかこっちの藤丸立香以外にもあの部屋に来る子がいるとは思わなかったけどね?で、だ。ここからが本題なんだがね?

 

君も転生者かソレに準ずるものなんだろ?

 

 

風花「はぁ、何を今更。ここまで話してるんだからもう確信してるんでしょう?」

すると彼は少し驚いた表情で言った。

豊作「以外だな、予想ならそんな事を知ってる俺達を爆発の犯人って言い始めるかなとおもったんだが。」

風花「ああ、私も多分、話に出て来たその人と同じ世界から来たと思うので。というか、何で分かったんですか?」

豊作「いや、目がアイツと同じ、何か違う視点から物事を観てる感じがしたからね。」

リッカ「え、というか貴女、あの人と同じ世界から北の!?」

風花「ええ、多分ですが。私の居た世界でも、この世界はゲームの中だったので。」

豊作「それなら話が早い、手伝ってくれないかい?人数は多い方がいいからね。」

風花「YESとしか言えない質問は止めませんか?乗らなかったら死ぬかもしれないやつじゃないですか。あ、あと優香に私が転生者って話ちゃったんですけど。」

リッカ「え、ごめんなさい、優香ちゃんに他の子に言わない様に言っておいてくれる?た今の時点でこの事を知っているのは、メンバーの中でこの三人と優香ちゃんだけなの。優香ちゃんは信じてくれたみたいだけど、他の人に話しても信じてもらえないでしょうし、私にはいなかった妹がいるって分かったら気になっちゃって。」

えへへと笑いながら、少し恥ずかしそうにリッカさんが言う。なんだろう。この気持ち。何故かこう呼ばなきゃいけない気がする・・・!!

風花「姉さん・・・!!」

リッカ「!!、風花ちゃん!」

ヒシッと抱きしめ合う私達を見て、苦笑いしながらも豊作が、

豊作「いやー、手を貸してくれて有難いよ。あと、立香くんとマシュはクー・フーリンに特訓してもらってるよ。オルガマリー所長はその付き添いに行ったよ。」

風花「ああ、今そこですか、殆ど私の知ってるの話と一緒ですね。後、お姉さんは知らないと思いますが先程、シャドウバーサーカーのヘラクレスを倒しました。」

リッカ「え、もう倒したの!?凄いわね!」

風花「いえ、止めを刺したのは、豊作さんの赤兎馬ですね。」

リッカ「ああ、赤兎馬ね・・、赤兎馬、以外と強いのよね・・」

風花「ええ、以外にも・・・・」

豊作「おっと、うちのパートナーを馬鹿にしないで貰おう。ライダーは凄い紳士なんだからな!」

風花「ああはいはい、分かってますよ。っていうか、貴女今何歳なんですか?話を聞く限り、明らかに20代後半みたいですが」

 

豊作「ああ、29歳だよー。」

 

風花「ハァ!?その高校生みたいな見た目で!?」

リッカ「凄いわよね、魔術って・・・。私は見た目通りなのに・・・」

そうは言ってはいるが、リッカさんはとても美人だ。肌も綺麗で大人のお姉さんという感じがする。

リッカ「私、前にマシュに間違えてお母さんって呼ばれたの・・・、まだ私も29歳なのに・・・」

風花「大丈夫です。姉さんはとても綺麗です!!というか豊作、あのアランと一緒にいるサーヴァントの真名は何なのですか?」

豊作「リッカちゃんには姉さんなのに、俺は呼び捨てかよwwwああ、あいつ?わからんわ(・・・・・)

風花「え?どういう事?」

豊作「どうやら、アランはこっちに来た時に丁度、骸骨達の軍団の真ん中に出ちまったみたいでな、助けて助けてって叫んでたら、あいつが現れて、骸骨達を蹴散らしたらしくて、ずっと一緒に行動しているらしいよ。」

リッカ「おかしいんですよね。本来ここにはぐれサーヴァントが呼ばれるはずが無いのに。」

豊作「本人曰く、沢山の助けを求める声が聞こえて来たそうで、俺が行かなきゃ誰が行くんだ!って思って来たらしい。何か俺らには、助っ人のアーチャーって名乗って来たけど。」

風花「アーチャーで投石紐使いで、従兄弟達を殺した奴か、誰だろう、!!、これって!!」

突然、集合場所の方から、爆音が聞こえて来た。

リッカ「おそらく、シャドウアーチャーです!!急いで戻りましょう!」

私達三人は走り出した。




多分明日も投稿します。
感想貰えると嬉しいなぁ〜(チラッチラッ(p_-)


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壊れた幻想(ブロークン・ファンタズム)

やっと課題おわったぁぁぁぁぁぁぁ!!!
明日出すと言って何日も放置して申し訳ございません。
これからは投稿ペースも安定していくと思います!


もう其処は戦場と言った方がいい状況だった。

先程リッカさんが言った「シャドウアーチャーが来た」という予想は残念ながら外れて、いや半分当たりで半分外れ(・・・・・・・・・・)だった。確かにシャドウアーチャーも遠くから此方を狙っているのが見えるが、問題は目の前の状況だ。

シャドウランサー(・・・・・・・・)シャドウライダー(・・・・・・・・)そしてシャドウアサシン(・・・・・・・・)がいた。いてしまった。

豊作「おいおいおいおいおい!?何でこんなにいやがんだい!?」

リッカ「ま、前はこんな状況じゃ無かったのに!」

横で二人が驚いているが、驚きたいのはこっちの方だ。確かにここに来た時から明らかに骸骨達の数が少なかったり、いくつかおかしい所があった。

決定的にそれを理解したのは、シャドウバーサーカー、ヘラクレスの時だ、本来アイツは森を守ろうとするだけのサーヴァントの筈、なのにこっちに来た。来てしまった(・・・・・・)守っている筈の場所を放り出して(・・・・・・・・・・・・・・・)

その時はこんなに沢山の人が生き残った故のバグだろうと思っていた。

しかし今回から明らかに違う。何故、コイツらは徒党を組んでこっちに攻めてくるんだ?

いや、考えるのは後回しにしよう。先ずはバーサーカーの霊体化を解除して、近場にいたシャドウランサーと戦うパライソと優香のもとに向かう。

優香「おっ、話し合いは終わったの?じゃあこっち、手伝ってくれない?」

風花「ええ、そのつもりよ、バーサーカー!!」

パライソが足止めしているシャドウランサーの後ろにこっそりと回り込ませたバーサーカーが、その背中に触れた。

ランサー「ぬっ!?」

すると徐々にランサーの体が金になっていき、三十秒もすると、完全に金の像になった。

パライソ「かたじけない、風花殿!」

風花「うん、礼はいいから他の人の所に行ってあげて!」

そう言って、周りを見渡してみる。

すぐ横であのアーチャーが、非戦闘員のアランと忠と凪を庇いながら、シャドウアーチャーの打ってくる矢を投石で撃ち落としている。少し離れた場所で、兄さんとマシュにクー・フーリンがシャドウアサシンと戦い、その後ろで、ちょうど豊作と赤兎馬がシャドウライダー打ち取ったようだ。私も早く手伝いに行かなければ。

 

 

四人の戦力の内二人がやられた敵軍は徐々に押されていき、ついに戦況は瓦解した。

シャドウアーチャーが消えていく途中に、

「何故、こんなにも残っている・・・?」と言っていた。やはり彼らにとってもこの状況は予想外だったのだろう。

戦いがひとまず終わり、皆がお互いの無事を喜び合った直後、リッカさんみんなに向けて本来今の状況で分かる事(・・・・・・・・・・・)を話していった。

 

とりあえず話し終わったが、皆、突拍子が無さ過ぎて、事前に話していた優香以外呆然としていた。リッカさんの後ろで立っているオルガマリー所長でさえも。そんな状況でもなお、リッカさんは話し続ける。

リッカ「驚く気持ちは分かるけど、もう少し聞いて下さい。さっきの戦闘でもわかるように私たちだけの力では、この事象を解決する前に死んでしまいます。だからこそ今からあなたたちに、そこにいるマシュの持つ盾を使って、サーヴァントを召喚してもらいます。」




やべぇよやべぇよ、何がやべぇって話の展開が大分無理やりな上に、すっごいぐだぐだしてるんだ。
もっとうまく文章が書けるようになりたいです(´・ω・`)
感想など頂けると嬉しいです。


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どんどん増えるイレギュラー

Twitter始めてみました。名前は、わらび餅@夜狐丸、です。
そしてURLの貼り方が分かりません。
そしてこれを書いている途中に邪ンヌが来ました。
書いたら出るっていうけど書く前に出てくれるなんて、素敵っ!
そして投稿遅れてしまい、申し訳ありません。
邪ンヌの育成してました。
後、今回オリ鯖出てきます。


一番最初に名乗りを上げたのはアランだった。

「アーチャーにずっと面倒見てもらうわけにはいかないしな!」

まだ先ほどの動揺が抜けきっていないのが見て取れる。

まぁ、戦力が増えるのは有難いしビビりまくってるのは見逃してあげよう。

 

 

光が晴れ、中から出てきたのは、一匹の山羊(・・)だった。

「めぇ~」

アラン「え、あれ?」

凪&忠&優香「「「うっわ、まじか」」」

風花&リッカ&立花&豊作「「「「・・・何アレ?」」」」

山羊である。本当にただの山羊だった。いや、普通の山羊より少し小さい(・・・)気もするが・・・。

アーチャー「ヒハハハハハハハハハ!!!っんだよソイツ、ハハハハハハハハ!!」

マシュ「え、えっと、気を落とさないでください。もしかしたらその山羊さんも実はすごい英霊かもしれません。」

全力で傷に塩を塗り込みに行くアーチャーと、全力でフォローするマシュ。ええ子や(オカンスマイル)

しかし、山羊の英霊か、いったい誰だ?そう考えている間にも、次の番だった凪がサーヴァントを呼んだようだ、辺りが光に包まれ、その中から出てきたのは、

「■■■■■■■■■■!!!」

巨大な狼、そしてその背に乗る、首のない騎士だった。

リッカ「ヘシアン・ロボ、ね。」

風花「知ってても恐ろしいものですね、コレ」

凪&優香&豊作&立花「「「「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!????」」」」

忠「おおう、こっわ」

見ているだけで背筋が凍る、鳴き声を聞くだけで鳥肌が立つ。まさに恐怖だ。

凪「え、えっと、よ、よろしく、ね?」

ヘシアン・ロボ「■■■■■■■■!!!」

凄い威嚇してるね、うん怖い!ただまぁ、言うことぐらいは聞いてくれるかな?

リッカ「さすがに、しょうがないわ、あれ。アヴェンジャーだから。あ、アヴェンジャーっていうのは、何かに対する恨みとかで英霊たりえているサーヴァントよ。」

凪「え、恨みって、そんなに人間嫌いなの?この子。」

ヘシアンをこの子って、すごい度胸だな。

リッカ「・・・調べてみなさいな。カルデアに戻ったら」

凪「え、はい・・・」

空気を呼んでそれ以上聞かない凪ちゃん、わたしもその方がいいと思う、胸糞が悪くなりたくないしね。

忠「あ、じゃあ俺の番な」

召喚サークルを回し始めた忠だったが、どうもおかしい。召喚サークルがバチバチと変な音を立てている。

マシュ「!、何か負荷がかかっているようです!召喚を中止し、きゃあ!」

爆音と激しい閃光がはれて、中から出てきたのは、

「多くの人々の救いを求める声に応じました。セイヴァー、殺生院キアラと申します。どうか、よしなに。」

リッカ&豊作&風花「ファッッッ!!!????」

忠「おぉ~、すごい別嬪さんだぁ~。よろしくお願いします」

有り得ない有り得ない有り得ない有り得ない、どういうことだ?何故コイツが来る?しかもセイヴァーだって?何があったんだ?確かにコイツはセイヴァーの資格を持っていた、だがビーストになる事で、それは剥奪されたんじゃなかったのか?

横を見てみると、リッカさんと豊作も同じことを考えていたようだ。すごい顔をしている。

キアラ「はい、こちらこそ。」

何というか、オーラが完全に聖人なんだが。

横で豊作が赤兎馬に、「あの殺生院キアラってのには気を付けてくれ」といっているが、

赤兎馬「とは言っても、あのサーヴァント、善良な気配しかしないんですがねぇ、私としてはあの山羊のようなサーヴァントの方が気になりますよ?あのサーヴァント、雰囲気が異常なのですよ、どこまでも無害に感じるのですが、それと同時に異様なまでに強い力(・・・・・・・・・)を感じるのです。」

 

 

 




あの山羊のサーヴァントはいったい誰なのか、そして、セイヴァーな殺生院キアラとは!
という話にしたかったんですが、予想以上の駄文になりました。すみません。
もっとうまく文章書けるようになりたいです(´・ω・`)
感想とか批評とか、予想とか書いてもらえると嬉しいです。


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14話

大変遅れて申し訳ありませんm(__)m
ものすごく難産でした・・・・
テストも終わりえ伊勝もひと段落ついたのでまたちょくちょく投稿していきたいと思います。


風花です。割とパニックです。今起こった事を順番に整理していきます。

原作通りに変動座標点0号、例の裏山の洞窟に来ました。分かる。

先にシャドウアーチャーを倒していたから、サクサク奥まで進める。あの、花の魔術師云々の話が聞けなかったですが、まぁいいです。分かる。

アーチャーがいないので洞窟内が骸骨達でいっぱいでした。分かる。

そして今、目の前で一切動かない骸骨達が(・・・・・・・・・・)私達のサーヴァント、そして山羊さん(・・・・)に蹴散らされていきます。どういうことなの?

 

少し前・・・・

 

風花「うわ・・・骸骨だらけですね・・」

 

洞窟内の少し開けた場所に行きつくと、そこは骸骨のたまり場でした。

 

忠「よし、突っ込もう」

 

リッカ「いやいや・・・・さすがに突っ込むのは得策じゃありませんよ、貴方達の魔力がいつまで持つかも分かりませんし・・」

 

リッカさんの言う通り、優香やアランが少し疲れた顔をしている。

 

アラン「いや、この山羊なんなんだ!?居るだけでバカみたいに魔力喰われてるのがはっきり分かるぞ・・・俺の魔術回路、上質な物じゃねぇけどこんなにすぐ魔力削れるはずねぇんだが・・・」

 

リッカ「さっき教えた霊体化はさせないんですか?」

 

アラン「いや、何故かできねぇんだよ・・・本当にこの山羊なんなんだ・・・?」

 

よく考えるとこの山羊も謎が多い。英霊として召喚される山羊なんているのか?それに霊体化ができないって・・・バーサーカーが来た時から分かってはいたけど、明らかに私の知らない英霊なんですよね・・・。

 

パライソ「しかし、主殿の限界も近い、どうにかここを突破できぬでしょうか・・・って、あっ!!」

 

山羊「んめぇぇぇぇぇぇええええ~~~・・・」

 

山羊がのんびり鳴きながら骸骨の群れに向かって歩いていく、直ぐに骸骨たちの視線は山羊に集まり、最悪の展開が来ると思っていたのだが・・・

 

「「「「「「!?」」」」」」

 

骸骨たちは山羊を見たまま動かない(・・・・・・・・・・・・・・・・)。ただ、じっと見つめて動かない。そしてその間を縫って山羊は洞窟の奥に行ってしまった。みんなが呆然としているが、その間も骸骨たちは動かない。

 

赤兎馬「私たちもあの山羊を追いかけたいが・・・骸骨達がいつまでも止まっているとは思えない、一体一体、倒していきましょう!」

 

アーチャー「いんや、しかし結局あの山羊なんなんだ、って、はぁ?」

 

目を丸くするアーチャーの目線の先には、かなり高身長であるはずのアーチャーを軽々と超えた図体(・・・・・・・・)をした山羊(・・)がのっそりと佇んでいた




これだけ待たせてこんな終わり方で申し訳ありません・・・
近日中には続きを投稿します・・・


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