ハイスクールD×D スキマを持った転生者 (くにおか)
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転生してからの生活

ハイスクールD×Dの2次創作見てたら書きたくなったから書いているだけの自己満足作品です。

あと、ハイスクールD×Dの2次創作は初めてですのでお見苦しいかもしれませんがご了承ください。

良ければ感想とかください。

それではどうぞ


僕はいわゆる転生者ってやつだ。神様にもらった特典は以下の三つ

 

1.東方projectの八雲紫と同じ、境界を操る能力。

 

2.イケメンでイケボ

 

3.天才の頭脳

 

これを貰って転生した。んで名前は木更津 紫焔っていうんだ。因みに男さ。

 

そして転生して8年とちょっと、現在僕はあるイベントを巻き起こしていた。

 

「ここは落ち着くからいいねぇ~」

 

ここは僕が境界を操って色々持ち込んだ秘密基地みたいなところだ。

 

「・・・ッ!ッ!!」

 

「なんだ~?なんか向こうが騒がしい・・・」

 

そう言って騒がしい方向へ向かうとなんか綺麗なお姉さんと謎の男が3人がかりでお姉さんを追いかけていた。そしてついにお姉さんは転んでしまうが・・・

 

「なんで女の人を男3人で追いかけてるのかな?」

 

「誰だ、お前は!?ってガキか・・・」

 

「おい、そこをどきな。その女を捕まえさえできればお前には何もしねぇからよ」

 

「だから、どけ。ガキが」

 

「・・・。おばあちゃんが言っていた、困ってる人がいたら助けてあげなさいって」

 

「ガキ、そいつがどんな奴か知ってそんなことを言っているのか?」

 

「いいや?知らない。だけど、この人は助けてもいい人だって。僕の感はそう言っている!!」

 

「そうかそうか、ならお前も消えろ!!ガキィ!!」

 

そう言って何やら羽を出して殴りかかってくる3人の男を紫焔はスキマから勢いよく標識を突き出し吹き飛ばした。

 

「な、なんだぁ!?」

 

「ど、道路標識が飛び出てきた!!」

 

「なにがどうなってグハァ!!」

 

「え?ちょ、どこからぁ!?」

 

「ど、どうなってやがぁ!?」

 

3人の人外を道路標識で吹き飛ばし、終われていた黒い着物のお姉さんによる紫焔。

 

「えっと、お姉さん。大丈夫?」

 

「だ、だいじょうぶだにゃぁ」

 

「よかった。傷だらけだから手当したんだけど・・・、一緒に来てもらってもいい?」

 

「う、うん」

 

そう言ってお姉さんを秘密基地に案内してそこで手当をする。

 

「あ、ありがとうにゃ・・・」

 

「どういたしまして。ところでお姉さんの名前は?」

 

「く、黒歌だにゃ」

 

「じゃあ黒歌お姉さん。なんで追われてたの?」

 

「そ、それは・・・」

 

「言えないならいいよ。それで、黒歌お姉さんはこれからどうするの?」

 

「どうしようかな・・・」

 

決まってないのかお茶御濁すように返事をする黒歌

 

「ならさ、ここに住んでいいよ!」

 

「え?」

 

「ここは僕の能力で見つけられなくなっているからね。あとここは元から住めるようにってことで造ったから。必要なものがあればそこの電話で僕に直通するようになってるから」

 

「え?ええ!!いいの?」

 

「いいの、黒歌お姉ちゃん逃げてばかりで困ってるみたいだし。ここに来れるように結界は調整しておくから」

 

「ならお言葉に甘えてここに住むことにするにゃ」

 

「うん、ああ家賃とかはいらないから。自由に使っちゃって」

 

「ええ!?いいの?な、何かお礼をしないといけないのに・・・」

 

「いいよ、そんなことしなくたって」

 

「で、でも!」

 

「えっと・・・じゃあ、なにか頼みたいことがあったら言うからその時にでも・・・」

 

「わ、わかったにゃ」

 

ということで黒歌は紫焔の隠れ家に住むこととなった。

 

 

 

 

 

 

そしてそれからまた8年とちょっと、紫焔は高校2年生になっていた。

 

因みにちゃっかり駒王学園へ進学していた。

 

「zzzz」

 

「こらあああああああああああ!!待てええええええええええ!!」

 

「変態3人組!!素直にお縄になりなさい!!」

 

「誰が捕まるかってんだああああ!!」

 

「待てって言って待つ奴が居るかあああああ!!」

 

「にげっろおおおおおおお!!」

 

「うるさい!!」

 

騒ぎの元である逃げている3人をはっ倒す。

 

「俺が寝てるときに騒ぐんじゃねぇ・・・」

 

『あ、あい・・・』

 

「あ、木更津君!!」

 

「ごめんね?起こしちゃった?」

 

因みに紫焔がはっ倒したのは兵藤一誠以下元浜、松田の変態3人組と呼ばれ学園内外で有名な変態どもである。

 

「ああ、剣道部か。ほい、変態3人組捕まえたから引き渡すよ」

 

「あ、ありがとう」

 

「よしじゃあなお二人さん」

 

そう言って紫焔は立ち去る。

 

『・・・・・・』*。・+(人*´∀`)ウットリ+・。*

 

「っけ!何が眠りの王子さまだ!!」

 

「ただの居眠り常習犯じゃねぇか!!」

 

「なのになんでイケメンってだけで許されるんだっ!!」

 

変態3人組は無様に嫉妬していた。

 

そして高校2年になった紫焔にさらにこの後、苛烈な運命に合うことは誰が予想できただろうか。




うん、文章下手くそだね。

普段描いてるものじゃないし、原作も未読で他の人の作品を見てやりたくなったってだけだし・・・。

もうちょっとうまくなりたい。

なにか意見があったら感想でよろしくです。


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異能系バトルってやっぱりチートが勝つよね

やっぱり難しい・・・・。

何か色々かみ合わせないといけないからちょっと辛み。

今回は色々カットしてるけどアーシア救助編ってことでよろしく。


「ただいま~」

 

「お帰りにゃ。お風呂沸いてるから先に入っちゃって、出たらご飯にできるから」

 

「う~い」

 

紫焔が帰るのは自宅、ではなくあの秘密基地であった。

 

なぜなら、親が海外出張が多いからだ。紫焔が中学生になった頃から徐々に行くようになり現在では1年の90%を海外で過ごしている。

 

「今日のご飯はなに~?」

 

「紫焔が大好きな私の唐揚げにゃ」

 

「んじゃ早く入りまーす!」

 

「烏の行水をしたら唐揚げはなしにゃ」

 

「はーい」(´・ω・`)

 

なので黒歌の住む秘密基地で一緒に住んでいる。そして黒歌との仲はこの8年くらいで親友以上恋人未満の関係となっていた。

 

因みに両想いではあるがお互いにまだ想いを打ち明けてはいなかった。

 

「まったく、紫焔ってば・・・」

 

そんな感じで同居生活をお互いに楽しんでいた。因みにこの秘密基地に行くには完全に紫焔のスキマが無ければ出入りできないようになっていた。

 

 

 

 

 

 

「おおおおお!なぜだ!なぜだ神よ!!!」

 

「なぜイッセーには彼女ができて俺たちにはできないのだ!?」

 

「へっへ~、お前たちより先に大人の階段を上らせてもらいますね~」

 

翌日の朝、変態3人組が何やら騒いでいると思ったら兵藤に彼女ができたらしい。

 

「おい、お前ら・・・」

 

「げ!木更津ッ!!」

 

「さ、騒いでごめん!!」

 

「別に・・・、寝てなかったから気にしない」

 

そう言うとまた騒ぎ出す3人。彼女ができない云云かんぬんはお前らが変態だからだろ。と思いつつ寝る場所を探す紫焔だった。

 

そして兵藤の彼女ができた事件が紫焔を混沌の運命へと迷い込ませたのだった。

 

「ちょっと散歩行ってくる」

 

「まーたいつもの気まぐれかにゃ?」

 

「そんなところ~」

 

「まったく、紫焔は私より猫らしいにゃね~」

 

「んじゃいってきまーす」

 

とある休日、この日紫焔は気まぐれの散歩に出かけると女の子と手をつないだ兵藤を目撃する。

 

「(ああ、そういえば今日デートって騒いでたな。あいつら・・・。けどあの女・・・なんか人間じゃない雰囲気がするんだよな・・・)」

 

そう思い少し尾行することにして、数時間後。公園で二人きりになっていたところを見て居ると突然兵藤が光の槍で刺されたのを見た。

 

「やっぱりそうか。あいつは羽を見る限り堕天使か・・・。めんどくさいが放っておくともっと面倒になりそうだから排除させてもらおう」

 

すると止めを刺そうとする堕天使目掛けて道路標識を射出する。

 

「な!何者だ!?」

 

「あー、とりあえずはこいつとおんなじ学校に通っている者です。あんたを見て面倒なことになりそうだったので排除しに来ました」

 

「ただの人間が私を排除しようだなんて・・・。生意気もいいところね!!」

 

「あっそ、じゃあ排除させてもらいますわ」

 

そう言って戦いが始まる。がたった一手で勝負がつく。なぜなら・・・

 

「ッガ!?な、なにが・・・」

 

目の前の堕天使が投げた光の槍をスキマで投げた本人の後ろに転移させたからだ。

 

「自分の手が汚れるのが嫌なんで、自滅させてもらいました」

 

飛び道具ならば知っていてもほぼ躱すことのできない技だ。

 

「っく・・・」

 

「何やら企んでいるようだが・・・。それをやめて立ち去るのなら見逃してやるが?」

 

「っは!そんなのは御免だわ!!だから、ここは引かせてもらうわね!!」

 

そう言って勢いよく堕天使は飛び上がり去っていった。

 

「面倒ごとにならなきゃいいが・・・。さて、帰ろうか」

 

「帰れると思ってるの?」

 

また別の女の声がする。

 

「誰ですか?あんた」

 

「私はリアス・グレモリーよ、そういうあなたは木更津紫焔君ね」

 

「ええ、でもなんで名前を・・・」

 

「あら学校じゃ有名じゃない、駒王の眠りの王子ってね。学校じゃ寝てばかりなのに成績は定期試験で毎回1位、運動神経も抜群のイケメンって有名じゃない」

 

「そうなんですね」

 

「あら、意外に淡白な反応ね」

 

「俺そういうの興味ないんで・・・」

 

「そう、で!本題だけどさっき堕天使と戦ってたけどあの力は何?」

 

「簡単に言えばスキマを操る程度の能力・・・と言って満足しますかね?」

 

紫焔は少し嘘をついた。まぁ仲間でもない奴にホイホイ教えるわけないけどね。

 

「ああ、あと一誠君はどうなりましたか?」

 

「ケガは治して今は寝てるわ」

 

「それじゃあ、一誠君を自宅のベッドに送りますか」

 

「え?どういう・・・」

 

「ほれ」

 

紫焔はスキマを兵藤の下に開き、兵藤の自宅ベッドの上に出口を設置し送り込んだ。

 

そしてそのあとは学校で、ということにして兵藤がしっかり自宅に帰っているか確認した後別れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~翌日~

 

「このクラスに兵藤一誠君と木更津紫焔君はいるかな?」

 

翌日の放課後、兵藤と紫焔のクラスに金髪のやつが来た。

 

「え?え!?木場君!?」

 

「き、木更津君まだ分かるけど・・・なんで兵藤まで・・・?」

 

兵藤は今日、リアスさんと登校してきたのでその続きだろうと思いついていくことにして紫焔は気怠そうについていくことにした。

 

「手短に頼むよ・・・」

 

「それは君にもよるかな」

 

そう言って向かったのは旧校舎の一室、そこにはオカルト研究部と書かれていた。そしてそこでの話の内容は二人ともリアスの眷属にならないか?ということだった。

 

因みに一誠は即答でOKしたが紫焔はというと・・・

 

「俺なんかが眷属でいいんでしょうか・・・」

 

「紫焔!なんでそんなこと言うんだよ!」

 

「俺は・・・みんなとは違うから・・・」

 

「それって・・・」

 

「ですから少し考えさせてくれませんか?」

 

「・・・いいわ、なら答えが出たらまた来て頂戴」

 

「ありがとうございます」

 

そう言って紫焔は悪魔に転生せず去っていった。

 

 

 

 

 

 

 

「・・・。やっぱりスキマで帰るべきだったかな~」

 

紫焔は帰りはいつも人目に付かないところでスキマで帰るのだが、今はそんな気分ではなかった。

 

「キャ!」

 

「おうっと、大丈夫かい?お嬢さん」

 

考え事をしながら歩いていると自分より少し背の低いシスターさんとぶつかってしまった。

 

「あ、はい!大丈夫です。すみません、道に迷っちゃって周りばかり見てたらぶつかってしまって・・・」

 

「いいよ、俺も考え事してたから。それで、道に迷ってたってことは目的地は教会かな?」

 

「え?はい!そうです!!」

 

「それじゃあ案内してあげるよ」

 

「ありがとうございます!私、アーシア・アルジェントと言います!!」

 

「よろしくアーシア。俺の名前は木更津紫焔って言うんだ。よろしくな」

 

「はい!紫焔さん!」

 

とりあえずアーシアを教会に案内することになった。その途中アーシアが神器を使って男の子の傷を治したりして、アーシアがここに来た理由を話したりした。

 

「君は強いんだな・・・」

 

「わ、私が強いだなんて!そんな!!」

 

「たとえ異端だと言われてもその善意を曲げないで入れるなんてこと、そんなこと難しいからね」

 

「で、でも私はこう言ったことだけしかできませんし・・・」

 

「それでもだよ。君はそこら辺のやつらよりよっぽど強いよ(僕とは違って・・・)」

 

なんやかんや話しているといつの間にか協会にたどり着いてしまった。

 

「紫焔さん今日はありがとうございました」

 

「ううん、困ってる人がいたら助けるのは当たり前だよ。無事協会に着いたみたいだし俺はこの辺で・・・」

 

「あ、あの!」

 

「うん?」

 

「ま、またお話できませんか?」

 

「それくらいなら別に・・・」

 

「では、またお話できる日を待っています!」

 

「うん、わかった。じゃあねアーシア」

 

そう言って紫焔はアーシアと別れた。

 

 

 

 

 

 

その夜、紫焔は悩んでいた。

 

「(本当に・・・いいのだろうか・・・)」

 

悪魔に転生する。これは別にどうってことはない、自分の能力で好きな時に好きな種族になったりできるからだ。

 

だが問題は自分がリアスの眷属となっていいのか?ということだった。

 

「(俺みたいな卑怯者に居場所はない・・・と思う・・・)」

 

「(ただの残りカスなのに・・・)」

 

眠気には勝てずそのまま眠りにつく。

 

そしてそのまま1週間が過ぎようとしていたその時、紫焔はばったりアーシアと出くわした。

 

「ん?アーシアか、どうしたんだ?」

 

「ああ、紫焔さん。ちょっと散歩をしていたんです」

 

「奇遇だな、俺も気まぐれの散歩中だったんだ」

 

「でしたら一緒にお散歩しませんか?」

 

「ああ、いいぜ」

 

というわけで紫焔とアーシアの二人で散歩することになった。

 

その時に色々とアーシアから紫焔は話を聞いた。

 

今までの事とか最近の事、そして夢を話してくれた。

 

「私の夢は友達を作ることなんです。異端扱いを受ける前までは皆私のことを聖女としか見て居てくれなくて・・・」

 

「それじゃ、俺と友達だなアーシア」

 

「え?」

 

「友達じゃねぇ奴が昼飯を奢ったり一緒に散歩するか?」

 

「い、いえ・・・」

 

「じゃあ俺とアーシアは友達さ。何ならこいつを持っていけ!友達の証兼お守りだ」

 

「これは・・・」

 

そう言って渡したのは紫色の子袋であった。

 

「もしもお前が助けてほしいって思った時に役立つ物さ、持っていて損はないぞってもうこんな時間かそろそろ帰ろうか」

 

「え?はい!」

 

だがここへ邪魔者が現れる。

 

「そこの人間、そいつをこちらに寄こしてもらおうか」

 

「は?お前何言ってんの、怪しさ満点のやつに誰がアーシアを渡すか」

 

「ふん、まぁいい。時間稼ぎもできたしな」

 

「なに!?」

 

後ろを振り向くとアーシアがいなくなっておりもう一人の仲間らしき女がアーシアを連れ去ろうとしていた。

 

「君がちょっとでも動けばアーシアはどうなるか分かってるね?」

 

「っく!!」

 

そしてアーシアは連れ去られてしまった。が、ここは分かっている、人質救出にはタイミングがあるということを。

 

「アーシアの居場所は分かっている。あとは・・・いつも通りでいいか。決戦は今日の夕方から夜にかけてだ」

 

「なーにを言ってやがるのかにゃ?」

 

「あ、黒歌。いやね、ちょっと友達を助けに行くんですよ」

 

「ふーん。ま、私は紫焔が無傷で帰ってくるならそれでいいにゃよ」

 

「おう、待っててくれよな。あともしかしたら仲間を連れてくるかも・・・」

 

「そうかにゃ・・・。それじゃ準備は済ませておくにゃ」

 

「すまない・・・」

 

というわけで夜。アーシアは教会の地下で張り付け状態にあった。

 

「(ああ・・・ここで死んでしまうのですね・・・)」

 

張り付け状態にされて現在は神器を取り出す儀式が進行中の今、アーシアの希望は風前の灯となっていたが、ある願いがアーシアを救った。

 

「(紫焔さん・・・もし聞こえているのならば・・・私を助けてください・・・ッ!!)」

 

「ども~。呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン!」

 

「な、何者だ!?」

 

「アーシアを守るスキマ妖怪ってところかな?」

 

「ふざけやがってぇ!でもあなたは一人!!囲んでやってしまいなさい!!」

 

そう言うと周りのハグレ神父なんかが一斉にかかって来そうになるが・・・

 

「固まってると一網打尽にされるのは常識ね~」

 

能力を使って無人で動かす電車を左右に控えていたハグレ神父に突っ込ませる。過ぎ去った後はもうこれはひどかった。

 

「ちょっとやりすぎたみたい・・・。血の匂いがすごい・・・ッ!換気して、換気」

 

「舐めた真似をおおおおおおおおおおおおお!!」

 

飛び掛かる親玉らしき堕天使だが、それを意に介さずアーシアをスキマの能力で救出し撤退しようとした瞬間、なんとオカルト研究部の皆様が入ってきた。

 

「ああ、オカルト研究部の皆さん」

 

「なんで木更津君がいるのかは今は不問にしてあげる。先にそこの堕天使を始末してからよ」

 

「大丈夫ですよ。もう彼女は拘束しましたし」

 

「え?」

 

堕天使の方を見るといつの間にか縄で拘束され尚且つ猿轡までされていた。もちろん縄は能力で堕天使用に調整したものだ。

 

「これはお預けします。それと、お願いがあるのですが・・・」

 

「話を聞きましょう」

 

「ありがとうございます」

 

というわけでリアス先輩に色々お願いをした。アーシアを眷属にしてやれないかということ、そして・・・

 

「自分も眷属になってもいいですか?」

 

「え?いいの?」

 

「はい、もうここまで来たらどこかの陣営に所属していないと危なさそうですし・・・それに・・・」

 

紫焔はアーシアを見ながら・・・

 

「アーシアを保護してもらうんです。ですからその代償ということで・・・」

 

「・・・分かったわ。あなたを迎え入れましょう」

 

「ありがとうございます」

 

ということでアーシアはリアスの眷属となった。駒は僧侶だったが紫焔は問題が発生した。

 

「え!?兵士の4つが『変異の駒』になったですって!?」

 

駒がなぜか変化して変異の駒4つで紫焔は悪魔に転生した。

 

「ああ、あともう一個報告がありまして・・・」

 

「なにかあるの?」

 

「ここじゃ言いづらいんで・・・」

 

「いいわ、じゃあ私と朱乃、子猫ちゃんの三人で聞きましょう」

 

「ありがとうございます。では案内いたしますのでついてきてください」

 

そう言ってスキマを開き3人を案内もとい転移させる。そして、転移先はいつもの自宅であった。

 

「ここが俺の家です。ああ、ここに来るためには俺が認めた人か俺のスキマでしか来れませんので」

 

「へ~って、朱乃?どうしたの?」

 

「やっと、見つけましたわ。そのスキマ、とやらを見て思い出しました。紫焔さんあなたですね?7年前、私と母様を助けてくれたのは」

 

「・・・。あれは助けたんじゃなくて、見ていて理不尽だったから介入しただけです」

 

「どういうこと?確かに襲われたところを助けてもらったことは聞いたことあるんだけど・・・」

 

「ええ、母様と一緒に殺されそうになった時に突然そのスキマが現れましてそこから突然道路標識が突き出てきて襲撃者を吹き飛ばしたんです」

 

「え?道路標識?あの、止まれとかあの?」

 

「そうです。吹き飛ばした後に襲撃者たちを弾くように電車が隙間から走ってきて襲撃者を連れて行ってしまいました」

 

「え、で、電車!?」

 

「はい、電車です。そしてそのスキマの背景といいますか?それが紫焔さんの物と一緒だったので」

 

「そうなのね。まぁいいわ、それもこれもすべて話してもらうから」

 

「わかりました」

 

そして3人を家に招き入れると子猫がびっくりする。

 

「な、なんで姉様がここに!?」

 

「私はここの家の住人だからだにゃ。それと・・・(もう、演技はやめたらどうにゃ?)ボソッ」

 

まぁ、そのあとは二人で話す空間が必要だからだとスキマで無理やり転移させたけど。因みに地下闘技場みたいなところへ。

 

そして紫焔、リアス、朱乃の3人で色々話すことになった。

 

「まずはあなたのスキマとかの説明をお願い」

 

というわけで気になる読者は八雲紫のウィキもしくはピクシブ図鑑でチェックだ!!

 

まぁ、色々話した。どうしてアーシアを助けたのかとか、朱乃についてとか。なぜ眷属になる決断をしたのかとか。

 

「居場所を探してるってことじゃダメですか?」

 

「居場所?」

 

「はい、俺は集団とはかけ離れていましたし。それに普通の人間だったのにこんな能力もありますしね」

 

「それが動機なのね?」

 

「ええ、まぁ大まかな動機はそうです。でもこれ以上はあまりしゃべりたくないので」

 

「そう、ならいいわ。あなたの意思を尊重してあげる。だけど、相談があったら何でも言ってちょうだいね」

 

「はい、そうさせてもらいます」

 

その後は、アーシアの今後の事や黒歌について話して黒歌の手配をやめてもらうことを約束したりと相成った。

 

そして丁度猫又姉妹の仲直りが終わった頃、リアスと朱乃も帰ることになった。

 

「それじゃあ、また学園で会いましょう」

 

そう言い残して学園につないだスキマを使って帰っていった。

 

 

 

 

 

 

 

~翌日~

 

「転校してきたアーシア・アルジェントです。よろしくお願いします!因みに現在は木更津紫焔君のところでホームステイをさせてもらっています!」

 

『ええええええええええええええええええええ!!!』

 

アーシアは木更津家へ転がり込んできたのであった。




うん、これは・・・面白いのか不安になってきたぞ?

感想ください。

高評価もお願いします。

次回もすぐできるといいな・・・?


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理不尽には理不尽を返したい。

ライザーの云云かんぬんをチートで即解決に持ち込みました。

なんでだよ!とか思う人がいるかもしれませんが、個人的にライザー戦はこういう方がスカッとするのでこうしました。

後悔も反省もしてません。 それではどうぞ。


アーシアをリアスの眷属に加えて数日が経ち、普段通りの活動をしていた矢先。

 

運命が見逃さないかのようにまた騒動を引き起こした。

 

「なぁ、あの美人さんは誰なんだ?」

 

突然部室に現れるメイド服を着た美人、そして不機嫌なリアス。

 

「初めまして眷属の皆様。私はグレイフィアと申します」

 

「そうすか。それよりも部長が不機嫌なのはどういうこった。あの部長は滅多なことじゃなきゃあんなに不機嫌にはならんだろうに・・・」

 

そんなことを話していると突然魔法陣から何やらいけ好かない男が出てきた。

 

「やあ、愛しいリアス」

 

「なぁ、このいけ好かない鶏ヘッドのガイジは誰だ?」

 

『な!?』

 

「なあ、ガイジってどういう意味だ?」

 

「え?この場合のガイジは見るに堪えないキチガイのことを言ってるんやで」

 

「貴様・・・それは俺が誰か分かっていて言ってるんだろうな・・・。俺は上級悪魔のライザー・フェニックスだぞ・・・」

 

明らかに起こっているライザーに対し紫焔は・・・

 

「んなもん関係あるか、ガイジはガイジだ。んで絶対お前ポジメンそう」

 

「なぁ、ポジメンって?」

 

「ああ、HIVに感染してるやつのことを言ってるのさ」

 

「俺がそんなものに感染するか!?俺は悪魔なんだぞ!!」

 

「ふーん、まあいいや。ところでこのガイジはどこに捨てればいいんですか?部長の判断に任せます」

 

「え?えええ?」

 

部長さん困惑、誰が見ても異常な光景だ。かのフェニックス家の上級悪魔を悪魔に転生したばかりの下級悪魔が煽り倒しているのだ。しかもネット出自の蔑称を使って。

 

(作者はいろんな2次創作見て居ますがライザーはどこからどう見てもガイジにしか見えません)

 

「まぁいいだろう。どうせすぐにお前は俺の下僕になる。何せ俺はリアスの婚約者だからな」

 

「私は婚約を承諾した覚えはありません!!」

 

リアスが否定するが

 

「これはもう両家が決定したことだ。覆せない」

 

「それでも嫌!あなたと結婚なんか嫌だわ!!」

 

「だが、我々悪魔にとっても重要なことなんだ。純潔悪魔の重要性ぐらいお前も分かっているはずだろ」

 

「それでも嫌なの!!私の相手は私が決めます!!」

 

ライザーは必要以上に迫るし、リアスは逃げる。お互いがお互いに主張を譲らないので話は平行線なので解決策があるのかないのかグレイフィアさんが割り込む。

 

「こうなることは目に見えていましたのでこちらからの提案があります。」

 

『提案?』

 

皆が首をかしげる中提案の内容が開示された。

 

「レーティングゲームによる決着という提案でございます」

 

「ふむ、言葉的には話し合いでは無理ならば力ずくでってところですか」

 

「簡単に言えばそういうことです」

 

そして分からない人に向けて淡々とレーティングゲームを説明するグレイフィアさん。

 

「といった内容です。まぁ、リアス様の年齢的に非公式ですが。それでお嬢様はこのゲーム受けますか?」

 

「もちろんよ!」

 

リアスが闘志をたぎらせているとライザーはため息をつき

 

「いいのかい?俺はもうレーティングゲームは何回か経験している。見た感じやれそうなのはそこの女王くらい・・・。そこの新しいやつは優男に口は達者な奴、それに戦闘ができない少女じゃないか」

 

そう言って一誠と紫焔を見ながら。

 

「こいつなんか猿じゃないか。まったく、こんなやつをなんで眷属にしたんだい?」

 

「んだとぉ!!」

 

「一誠、言わせておけ。フェニックスは鳥だ、ということはその知能は猿に劣る。だからこの場で知能が一番低いのはそこの焼き鳥さんなんだけどね」

 

「ぶっふぉ!?」

 

紫焔の援護射撃を聞いて一誠は噴き出して笑い出す。

 

「お前・・・こっちが黙っていればコケにしやがって!?」

 

「お?ここでやり合うかい?」

 

「分かっているのか!俺は上級悪魔だぞ!!」

 

「試してみるか?俺だって元コマンドーだ」

 

殴り合いに発展しそうになるがグレイフィアが止める。

 

「ここでこんなことをしたら学校が崩壊します。決着はすべてゲームでお願いしたいのですが」

 

二人に殺気を向けるグレイフィアさん

 

「わ、わかった。リアス10日後に決着を付けよう。そちらにとってはいいハンデだろ?」

 

そう言ってライザーは姿を消した。

 

 

 

 

 

 

 

 

「にしても、紫焔のやつすっげー怒ってたな」

 

「紫焔君、普段はあそこまで喋らないのに」

 

「もしかして!?紫焔は部長のことが!?」

 

「どうだろうね。紫焔君は顔を見るだけじゃ感情は分かんないからね」

 

一誠と木場で二人で帰っていた。紫焔は能力を使い自宅へ帰っていったし、アーシアもそれに付いていった。

 

その翌日、オカルト研究部は10日後のゲームに向けて特訓をすることにした。

 

 

 

 

 

 

~特訓~

 

特訓会場はグレモリー家が所有する山で行われ宿泊施設は別荘となっていた。

 

そして特訓メニューは個人個人に渡されてはいるが紫焔だけはどんなことをすればいいのか分からないので閣員のサポートに回った。

 

戦力としての価値が高い裕斗と子猫は組み手なんかをやっている。もちろん子猫はこの後姉の黒歌から戦術も学んでいる。

 

一誠何かはまだ神器を操る体力がないので基礎的なトレーニング。リアスや朱乃、アーシアは魔力について勉強している。

 

紫焔はというと、スキマ能力の新技や境界を操り結界を作ったりする練習をしていた。

 

「この能力、結構理不尽な塊なんだけどね?」

 

そりゃそうだろう。それこそライザーの不死の能力を消すことだって可能なのだから。

 

「まぁ、でも不測の事態に備えてってことで・・・」

 

正直言って紫焔は怒っていた。何せ落ち着ける居場所ができそうなのだ。自分を偽らず過ごせる居場所が。

 

「いいぜ、目には目を歯には歯を、理不尽には理不尽をってね」

 

そんなこんなで特訓をするが休憩も重要で・・・

 

「さてこの別荘には温泉があるの」

 

「温泉!!」

 

温泉で盛り上がったりもしながらも夜は更ける。

 

 

 

 

 

 

 

 

深夜2時、紫焔は眠れなかった。やはり初めてのことだ、不安で仕方がないのだ。

 

「あれ、部長?なんで・・・」

 

「ああ、紫焔君。ちょっとレーティングゲームについて勉強してたのよ」

 

「そうなんですか」

 

「それで?紫焔君はなんで起きてるの?」

 

「・・・。不安で寝られないんです。こういうのって慣れてなくて、夢に失敗した時の光景が出てきたりしちゃって」

 

「そう」

 

「でもなんで部長は婚約話を蹴ったんですか?大体予想は着きますけど」

 

「・・・そうね。私は確かに上級悪魔の家柄に生まれたけど私はそれを抜きにして私を愛してくれる人と結婚したいの。家柄とかそういうのじゃなくて本当の私を見てくれて、愛してくれる人と一緒に居たいのよ。まぁ、それに一番近いのがあなたなんだけどね」

 

「へ?」

 

「あなたはあのフェニックス家のライザーをコケにした挙句煽り倒したのよ?あれを見て居て私の憂さがどれだけ晴れたことか」

 

「そうですか。それなら光栄です」

 

「それで、まだあなたのことは教えてくれないの?」

 

「・・・・部長、笑いませんか?蔑みませんか・・・?」

 

「今から話すのはそれほどの事なの?」

 

「ええ、これから話すのは卑怯者の自分のことですので」

 

「え?」

 

そう言って紫焔は語りだす。

 

「最初の前提として、僕には前世の記憶があります」

 

「前世?」

 

「はい、前世の世界で一度死んでからこの世界に生まれました」

 

「それが卑怯者ってどういうこと?」

 

「実は、俺が死んだ理由が理由なんです」

 

「もしかして、自ら命を絶ったとか」

 

「ええ、そうです。俺はあの世界から逃げてきたんです」

 

真剣に聞くリアスを他所に続ける紫焔。

 

「前世の俺はたった一つの夢を持っていました。たった一つの夢、それに向かって頑張ってたんです」

 

「それで?その夢は?」

 

「・・・。両親に否定されました」

 

「え?」

 

「お前はそんな夢じゃなくてもっと現実的な夢を見なさいってね」

 

「あなたはどんな夢を持ってたの?」

 

「笑いませんか?実は、歴史学者になろうとしてたんです」

 

「歴史学者ね」

 

「ええ、でも両親はそんな夢は捨ててしまえだのなんだの。そしてこれと同時に唯一僕の夢を応援してくれた祖母が他界したんです。そしたらもう俺に待っていたのは批難の嵐。結局そのあと大学には行かせてくれましたけどまったく違う学科で・・・」

 

「辛かったのね・・・」

 

紫焔は涙ぐみながら必死に語る。

 

「そこで気づいちゃったんです。自分には何もないって。空っぽだって。そしたらなんだかすべてがどうでもよくなって、そしたら大学で夢に向かって頑張っている奴らがまぶしく見えて・・・。自分の居場所が無いように感じて。結局学校も途中から行かなくなって。最後は結局、自分で自分の命を絶ちました」

 

「そう、なのね・・・」

 

「だから俺は・・・僕は卑怯者だ・・・。只々逃げただけ・・・。でももう一度人生を貰ったけどもう怖くて怖くて仕方がないんです・・・。部長・・・そんなぼくにも・・・ここを・・・オカルト研究部を居場所にしても・・・いいですか・・・・?」

 

「紫焔君、あなたの居場所はね眷属になった時からここよ。何があってもあなたの居場所はここ、だから許可なんて要らないわ。ずっとここを居場所にして頂戴。それに私は紫焔君の夢、否定しないわ」

 

そう言ってリアスは紫焔を抱きしめた。

 

「大丈夫、もし新しい夢が見つかったら言って?私は全力で、君のことを応援するから」

 

「ありがとう・・・ござい・・ます・・・」

 

リアスを抱きしめながら紫焔は泣いた。そしてそれを子供をあやすかのように静かに背中をさすったリアス。ひとしきり泣いて落ち着いた後、紫焔は・・・

 

「部長、いやリアス・グレモリーさん」

 

「な、なに?そんなに改まっちゃって」

 

「俺は、リアスさんあなたのことを愛しています」

 

「え?」

 

「ですからもし10日後のゲーム、勝ったら俺と結婚してくれませんか?」

 

「ふふっふふふ、ええいいわ。勝ったらあなたと結婚してあげるわ」

 

「あ、ありがとうございます」

 

紫焔はライザーを倒すことを心に決めた。そしてリアスに能力のすべてを話した。

 

「実は、俺のスキマには能力がまだありまして」

 

「ふ~ん、で?それは何なの?」

 

「境界を操る能力です」

 

「と、言うと?」

 

「そうですね、物事には全て境界というものがありますが・・・。それを僕の能力で消したり、書き換えたりすることのできる能力です。具体的に言えば俺がライザーをちょちょいと弄って不死の能力を消すことも可能です」

 

「そ、それを使えば!!」

 

「ですが、この能力にはデメリットがありまして・・・。俺がこの能力の重圧に耐えられなければ発動できないってことです」

 

「そ、それって・・・」

 

「俺が他人をいじることはまだできないってことです」

 

「じゃ、じゃあそれを上げる訓練を!!」

 

「したいのですがこれはどうにもならなくて・・・。ひたすら力に慣れるといった感じじゃないと駄目なんですよ」

 

「そうなのね」

 

「まぁ、それが無くても勝てますから」

 

「あら、随分な自信ね」

 

「ええ、だってもう勝つ算段は用意してますから」

 

「なら期待してるわ。未来の旦那様」

 

リアスはそっと紫焔にキスをして自室に戻っていった。

 

「・・・。何があってもこの居場所だけは絶対に守って見せる!」

 

そう決意した紫焔であった。

 

 

 

 

 

 

 

そして、10日間の合宿は有意義に終わった。何せ一誠の赤龍帝の籠手が気合だけで禁手に至ったというのだから。

 

迎えたゲームと当日、部室にてゲーム開始を待っているとグレイフィアさんが迎えに来た。

 

「準備ができましたので会場へご案内いたします」

 

とのこと、そして会場に転移するとそこは・・・

 

「転移失敗してないか?」

 

「いいえ、空を見てみなさい」

 

空を見ると現実世界ではありえない赤い色をしていた。これにより違う場所と認識できた。

 

「それじゃ、作戦を説明するわ。今回はいたって単純、ライザーの眷属たちとは戦わないでこの旧校舎で罠を使って時間稼ぎをする。それだけよ」

 

「え!?で、でもどうやって勝つんですか!?」

 

「それは」

 

「俺がライザーの陣地に単機で突っ込んでライザーを倒す」

 

「え!?それってかなり無茶じゃ・・・」

 

「悪いな、もう勝つ算段も付けたし勝ちは確定さ」

 

「そういうこと、じゃ!皆あとは頼んだわ!!旧校舎内だったら好きなだけ暴れていいから」

 

「それが部長の指示なら、従います!!」

 

というわけで作戦は紫焔のみを攻撃部隊に使う作戦だった。

 

『それでは、リアス・グレモリー様とライザー・フェニックス様のレーティングゲームを始めます!』

 

開始のアナウンスが鳴りゲーム開始。それと同時に紫焔はスキマでライザーの場所まで移動していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゲーム開始の合図とともに出陣していくライザー眷属たちだがライザー一人になったところに紫焔が隙間から現れた。

 

「な!?なぜおまえがここに!!」

 

「何って、開幕突撃を敢行しただけなんだが?」

 

「めんどくさいが・・・まぁいい、お前はここでリタイアになるんだからなぁ」

 

「それはないよ、ライザー。勝つのは俺さ」

 

「その減らず口、叩けないようにしてやる・・・」

 

「この新校舎全体を俺を倒さなきゃ出れない結界を張った。俺とお前どっちかがリタイアして初めて解かれる結界だ。だからリアスのみを狙おうなんてことはできないからな」

 

「ならば、倒すまで!!」

 

「昇格!女王!!」

 

「何!?」

 

「そして・・・これが俺の、今回の切り札だあああああああ!!」

 

そう言って取り出したのはフロムの新作鬼畜ゲー隻狼で出てくる2本の不死斬りだった。因みに能力で自分へのデメリットは消してある。

 

「な、なんだそれは!?」

 

「まだまだぁ!次は鎧だ!!」

 

さらに鎧を纏うはガンダムに出てくるイフリート改。もちろんエグザムも搭載されている。即発動

 

ここまで重ねて能力を発動できたのは昇格により女王の駒の能力を得て尚且つ変異の駒で転生したためであった。

 

「ライザー・フェニックス!居場所をくれたリアスを守るため、貴様はここで終わりだ!!」

 

「調子にのるなあああああああああああああああ!!」

 

ライザーは自身の炎で紫焔を殴ろうとするがそれを簡単に避けた紫焔は反撃にとライザーの脇腹を斬った。

 

「ぐううううううううう!!」

 

ライザーは下がり不死の力で再生させようとするが一向に再生しない。

 

「なぜだ!なぜ再生できない!!!」

 

焦るライザー

 

「この俺の傷!!どうしてくれるんだああああああああああああああ!!!」

 

「知らん!!」

 

怒り狂い暴れるライザーに対し冷静に捌く紫焔、そして紫焔は不死斬り2本でライザーの四肢を切り落とした。

 

「こっちも早く決着を付けなきゃいけないんでな。許しはこわん、恨めよ」

 

『ライザー・フェニックス様、戦闘不能!!よってこのゲーム、リアス・グレモリー様の勝利です!!』

 

開始3分で終わったあっけない試合だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結局、ゲームの後はどうなったかというとライザーは四肢を損失、一生歩けず物も掴めない生活となった。

 

そしてもはや能力やそう言ったものはあるがほぼ家柄だけの存在になったそうな。

 

そしてリアス側はもちろん婚約は無し。そして自由を手にしたリアスは勢い余って紫焔に飛びついた挙句キスまでしてしまった。

 

これにもリアスの兄のサーゼクスさんもグレイフィアさんももう相手を見つけたのかとびっくりしていた。

 

そして、紫焔は悪魔は重婚できるということでついに黒歌にも気持ちを伝え付き合うことになった。

 

それに感化されたのか朱乃とアーシアも我先にと紫焔とくっついた。結局現在紫焔は4人の恋人を抱える羽目となった。

 

そして・・・

 

「皆、俺夢ができたんだ」

 

「へ~、それで?この世界での夢は何なの?」

 

「どんな夢でも応援させていただきます!!」

 

「だから教えて欲しいにゃ。紫焔はどんな夢を持ったのか」

 

「安心してくださいな」

 

「・・それはね、みんなを幸せにすることさ」

 

これを聞いて顔を赤くする4人であったがこれを見て居た一誠はハーレム状態の紫焔を羨ましがっていた。

 

これにて一件落着かと思いきや、紫焔の屋敷にリアスと朱乃も住むことに。泣く泣く屋敷を拡張する紫焔であった。




改めて見てみて、なんだこれ?

俺こんなの思いついてたの?

何か恥ずかしい(/ω\)

コメント待ってます。

高評価もよろしくお願い今します。


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