ただ爆裂とドMが入れ替わるだけの話 (尾野中和祐)
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ただ爆裂とドMが入れ替わるだけの話

苦情は受け付けないです(´゚౪゚`)


カズマside

「「カズマカズマ〜!!」

「ん、どうしたんだ?」

ダクネスとめぐみんが駆け寄ってくる、 手には謎の薬を持っていた。

……………嫌な予感がするな……

いやいや、平静を装って何とか止めさせよう。

「なんだよその薬、またウィズの店で貰ってきたのか?」

「そうです!なんと!この薬を『せーの』と言って二人同時に飲むと……

なんと!お互いのスキルや特徴が使えるようになるらしいんです!」

は?どゆこと?

「……っ!!まてまて飲むな!絶対に飲んじゃダメだ!

お前ら!入れ替わ「『せーの!』」るぞ!………………あ゛ぁぁぁ。」

思った通り、こいつらは光を出し、爆発して煙を出しながら、

「わぁぁぁ!!」とか「ああああああ////」とか叫んでいる。

片方はダクネスだな……

「さてと、爆裂しに行きますか、あれ?杖がないですね……?、鎧?」

「さあさあカズマ!制止の言葉をフリだと思って薬を飲んだぞ!さあ私を虐めてくれ!虐げてくれ!!あの時のめぐみんみたいにジャイアントトードにもみくちゃn」

「うるせーぞお前ら!!いい加減に気付けよ!!お前らは入れ替わってんだよ!

馬鹿なのかお前らは!」

「そうなんですか?」「それがどうしたと言うんだ?カズマ。」

俺の周りにはバカしかいないみたいだな……

「取り敢えず体を慣らすために、クエストに行くぞ、ザコの。」

「ジャイアントトードか!」「違うゴブリンだ。」

「ダクネスの溜まりに溜まったポイントで大技を習得し、爆裂(仮)を楽しみましょうか!」「ダメだ、お前は盾役だ。」

……バニルに何とかしてもらおう。

 

めぐみんside

「はあ、どうしましょうか……」

私は現在、ダクネスの中に入っています。

正確にいうと、中身が入れ替わり、かなり困りまくっています。

今頃私の体を使って醜態を晒しているのでしょうね……。おおこわいこわい。

「さて、やりますかね。」

毎日の日課は欠かすことができません!!と、言うことで!

先程、私が爆裂への執着心で作り上げた新しき新技!

その名も、『エクスプロカリバー』!!

剣先から焔を吹き出し、その力で高く翔び!!

溶岩を噴き出しながら鋭い角度で相手に飛び込む!!!

その後!対象に剣が刺さったことを条件に相手の体内で爆裂を起こす!!

この溢れ出す中二心を集約した私オリジナルの技!ふふふ、滾りますねぇ……

コイツをオークにぶちかまして消し炭にしてやりますよ!!

「ふう、着きました着きました。ちょうどいい魔物がいたものです!!」

「ん?あれカリスマ冒険者のダクネスじゃね?」

「ああ、あのドMで有名の?」

まずいです!ダクネスと私を知っているモブが現れました!

『噂が広がってまためんどくさいことになったら!爆裂もドMも禁止だから!!』

カズマに釘をあれだけ刺されたら……仕方ないですねぇ……

「あ、ああー!おーくだー!ふふふー!!こーふんするー!いじめられる!(棒)」

「噂通りの変人だな……、どっか行こう。」

そう言って、モブ達は逃げていきました。

さて、このオークに爆裂を見せてあげましょう!

『さあ、醜き魔の者よ、我が、聖なる炎で焼き付くされ、散るがいい!

エクスプロカリバー!!』

発動しながらだと、どうしても詠唱が短くなりますね……

え?無詠唱くらいなら誰でも出来るのでは?ま、私は天才ですからね!

高く高く飛び、急降下する、この風を感じる時、こちらの爆裂も素晴らしい!

そして!相手に熔岩剣を刺す!さあ!爆裂です!

どっかーーーーん!!!!

その時私は、ふと、思い出す。

「あ、バリア張るの忘れてた。」

そう、私は爆発する時にバリアを張らず、もろに爆撃をくらってしまった。

だが、

「…………痛く、ないですね。」

ダクネスはどんだけ防御力上げてるんですか!!

割とじわっと温かさが来たくらいですよ!!…………

オークが消し炭になってチリになってるって言うことはかなりですよ!!

この体でドMになるのは必然だったということなのですかね……

まあ私はならないですけどね!!

………………さっき見られた時に少し興奮したかも。

 

ダクネスside

「くうっ…………なんて辛いんだ!!」

私は今、めぐみんの体になっている。

カズマに『爆裂もドMも禁止だから!!』と言われ。

かなり悶々としている。正直言うと全く落ち着かない状況だ……

だが胸がなくて肩が軽いのはいい事だな!!

「ダクネス〜、めぐみんの日課どうする?」

「んなっ!わ、私の部屋にはノックをして入れ!!」

日課、というのは爆裂魔法のことだろうな…………。

やってみるか!!

「まあ、取り敢えず行ってみることにする。だから倒れた時は頼むぞ。」

「ああ、分かってるさ。あ、あとお前の事はそとじゃめぐみんって呼ぶし、お前はちゃんとですます口調で話してくれ。」「分かった。」

「そう言えばカズマ、お前はなんで私を爆裂に誘ったん……ですか?」

「それは……俺の日課にもなったし、ちょっとした散歩でもあったしな。」

なるほどな、『あの』勝負では私が勝っていると思ったが、

若干めぐみんが有利だな。

「さあ、着いたぞ。」

「じゃあ早速やらせてもらう……ますか。ん〜……『我が燃えあがる欲望よ!今この場に黒い焔として表れよ!エクスプローーーージョン!!!』」

「欲望って wま、ダクネスっちゃダクネスらしいなーw」

私の悶々は全て爆裂魔法にして飛ばした。いやいや、こんなに爽快感、清涼感、達成感を味わっていたとは……、大技を放つのは気持ちがい……ぃ…………

____「んぁ?」

「おお、起きたか、腹減っただろ、ポーションとサンドイッチ。」

「あ、ああ、ありがとう。そう言えばめぐみんは技を使う度に倒れていましたね。」

「爆裂魔法って使うと爽快らしいけど、結局どうだったんだ?」

「……ん〜、思っていたよりも気持ちがよかったです。」

「そ、そうなのか、俺も今度やって見よ。」

やはり爆裂の魅力に抗えぬのだな、ふふふふふ。

はっ!だめです、爆裂に賛成したらパーティバランスが崩れて……

でもそしたらモンスターに襲われて好き勝手に蹂躙され……む?

興奮しない……だと!?

 

めぐみんside

私の中身がダクネスの中に入っているだけなんですけど、何故か性格や趣味嗜好が徐々にダクネスっぽくなってしまっている今日この頃のめぐみんです。

この体もかなり大変でして。胸のせいで肩が凝って死にそうです。

ってことで相談しにダクネスの所に行くことにしました。

こんこん

「すみません、ダクネス、入りますよ。」

ノックをしたのでもう勝手に入ります。なぜならこの人ドMですから(苦笑)

「何をしているんですか?……ってやめてください!!!!」

なんですかこのクソアマ!!私のスキルを勝手に増やしていました!!

「何をするめぐみん!スキルなら後でも消せるぞ?」

あ……そうなんですか、ならいっか。

「ダクネス、今回は相談にきました。

スキルや特長が使えるようになる薬のことですが、

これ、もしかしたらスキルや特徴を相手に写す薬だったのではないでしょうか?」

これは勝手な憶測なんですがね。

「実はな、私も知っていたんです、だが、同じ特徴を持った人間2人ならば、

対決は引き分けで済むんじゃないか?と、思ったんです。」

「そういう事だったんですか……。」

「ついでに言うと、効力は零時まで、何時に使っても必ず零時に元に戻る。」

「なら、そろそろですね。」

知ってて使ったなんて、やはりダクネスはゴミクズクソアマですね。

「私に対する罵詈雑言が聞こえた気がする……!!ふふ……」

なんて察知力だ……!!

 

カズマside

「はぁぁぁ……」

今日は何かと疲れた、ドMめぐみんに爆裂娘(クルセイダー)なんて、

いつもとちがいすぎる、ほんと、ねむい、ねよ。

「「カズマカズマ!!」」

ほんとに今度は何なんだよ!!

「やっと私達元に戻ったです!」ん?です?

「けど、特徴がお互いに写ってしまったんですよ、爆裂とかドMが。」

「え、それって……。」

嫌な予感しかしない。もういいねようこれは夢だあははははっ

「ちょっと着いてきてくれです!!」

ダクネスがですます口調(?)になってる……!!

ってことはまさか、いやいやいやいやいやいやいやいやないない。

「着きました、ここで私たちを見ててください。」

そう言われたので二人を見ておくことにした。けど…………

「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!」

そう言ってダクネスの身体能力が使えるようになっためぐみんは……

でかい瓶をトードの周りで滑らせてローションを確保している。

引くわ、これ。

「ギャァァァァァァ/////」

ドMが食われた断末魔が聞こえたが聞いていないことにしよう。

一方のダクネスは。

『聖なる紅き光による、堕天した炎に灼かれろ!!

エクスプロカリバーー!』

これでもかと飛んで急降下し、ジャイアントオークの眉間に剣を突き刺し、謎の力で爆破した。もちろんダクネスも巻き添えをくらったのだが。

コイツ……爆裂の虜になりやがったな……。

オークは散り散りだ、だが、まりょくのつかいすぎで動けなくなった挙句、仲間に身ぐるみを剥がされている。でもやはり。

「あぁぁぁぁ……/////このまま私は身ぐるみをすべて剥かれ全裸放置され拘束された挙句沢山の人に見られながらやってきたオークの性処理係になるのだな……/////」

とかいう謎の妄想をおっぱじめている。

だが数分後、奴らは本気を出し抜け出し俺の元に駆け寄ってきた。

「2人とも、こんな似たり寄ったりになってしまった。」

「ですが、ぴったり同じの言いたいことがあります。」

「「せーの、貴方が好きです。」」

「今までどちらがカズマのものになるか、

という勝負が行われていたが、引き分けにした。」

「「どちらを選ぶの?」」

は?うーん、こういうとこはちゃんと取り繕っておいた方がいいよな。

「いやいや俺たちパーティだし、どちら選ぶとかじゃないし!!」

「そうか、ならば私達は夫婦とは言わずに、性処理係になってやろう。」

「それもいいですね!!」「勝手に話し進めんじゃねえ!」

めぐみんも好きだしダクネスも好きなんだが

……あ、そうだ、こいつらドMなんだしいいや。

「両方って言ったら、どうするんだ?」

「それでもいいですよ!私たちがあなたのそばに居られるのなら。」

「そうだな、それに3Pも出来そうだし、流石カズマ、発送がクズいなです。」

ありかよ、まあ良かったわ。

「じゃあこれから俺達は擬似夫婦っていうことで。だってもう俺既に……

アクアと結婚してるし。」

「「…………は?」」

「それだったらそれちゃんと先に行ってください!!」「言ってないっけ?」

「3股か!カズマは本当にクズだ!」「そうだし、認めたのはお前らだし!!」

「それにお前らもアクアもみんな大好きだし…………/////」

あー!恥ずかし!アクアに怒られんだろうな。

「カー……ズー……マァァァァァァア!!!!」

「あ、アクア、こ、これはその、誤解で!」「何が誤解だ!!」

「浮気!不倫!三股クズ!!」「ぐ、ごもっとも……」

「まあ、後で報告するつもりだったのなら、許してあげる。けどね、私が本当に怒っている理由はこんなんじゃないの。それはね、もっと簡単な理由………………

作者!!!!お前ちゃんと私の出番もっと増しなさいよ!!この美しき水の女神様が読者に見てもらえないでしょう!!」

「「まあまあ落ち着いて……」」「落ち着けじゃないわよ元凶!!」

「まあいいわ、とりあえず帰るわよ。

それに、カズマは独り占めするもんじゃないし、」

よかったよかった、丸く収まった。あ、これハーレムじゃん。

あと作者ってなんなんだ?

「あの、カズマ、言いたいことがあるんですけど。」

「なんだ?」

「そのぉ、家帰ったら、イチャイチャしていいですか?」

「おう、ドンと来い!!」「えへへ……/////」

めぐみんは俺の後ろから抱きついてきた、可愛い。ロリの笑顔万歳!!

「ずるいわ!!私もイチャイチャする!!」

「な、なら私もだ!!」

2人が両腕に抱きついてきた。

なんて幸せだ…………。

だが、この後、体が足りなくなったのは言うまでもなかったとさ。

 

おまけ:イチャつきの内容。

めぐみんの場合。

「カズマぁ〜、頭撫でてください/////」「はいはい」「えへへぇ♡」

特徴

甘えた声を出す、ついついニヤける国宝級可愛さ。

 

ダクネスの場合。

「うへへへっ、幸せだぁ……♡」

「あの、ダクネスさん離していただ「ダメだ♡」」

特徴

抱きつかれる、いい匂いとOPIが迫ってくる。ずっとこのままかもしれない幸せ

 

アクアの場合

「よしよし、カズマはいい子ねぇ……」「zzZ……」

特徴

膝枕される、幸せ、頭撫でられる、幸せ、

だが、寝てる時にされるためカズマは気が付かない。

 




駄文にお付き合いいただきありざいます!!


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