東方神転録 (シア@読み専)
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死、そして……。

こんにちは、ミナ・スカーレットです。初投稿作品なのですが、よろしくお願いします。
今回は、オープニングみたいなものです。


ああ死んだな。

俺がまず思い浮かべたことはそれだった。

なぜなら、トラックが思いっきり突っ込んできてるからな。

まあ、誰かを守って死ねるなら良かったのかな?

俺に突き飛ばされた少女が泣いている。泣くなよ。

泣いたところで、何も変わらないのだから。

それに、俺のことより自分のことを考えて行動しな助けを呼んだところでもう生きることはできないからな。

 

「ああ、どうせ死ぬならもっと自由に生きていたかったな。」

 

それが、俺の最後の言葉だった。

 

そうなるはずだった。

此処はどこだ?周りを見る限りすべて白い空間だ。

あり得ない。

まあ、死んだ後意識がある時点で異常なんだがな。

まあ、此処は地球で無いことは確かだ。

 

「おい。」

 

誰かいないかね。

 

「お〜い。」

 

はぁ、誰もいなさそうだな。

 

「いや、私がいるではないか。」

 

で、さっきから聞こえるこの声は誰のだ?

 

「おお、やっと気づいたか。」

 

まず、あんたは誰だ?姿は見えないが声だけが聞こえるんだが。

 

「当然だよ。魂だけの存在に神は見えないのだから。」

 

自分で、神なんて言うのかよ。

 

「だって、実際に私は神なんだから。」

 

いや俺は喋ってないが、なんで会話が成立しているんだ?

 

「私は、神だから心を読むことぐらいかんたんなのだよ。」

 

はぁ〜。やっぱり俺は、死んだのか。それはそうとして神がいったい俺に何のようだ?

 

「いや、すまないな。君が死んだのは神々のミスでね。

 原因は、神々同士でプリンをめぐって軽い争いをしていたんだけどその時の、流れ玉の一発が君の命のロウソクを消し飛ばしてしまったんだよ。

まあ、そのお詫びと言ってはかなり軽すぎる物になってしまうが、君に転生の権利をあげよう。そして、君の好きな世界に転生させてあげよう。

もちろんチートは、有りで能力をあげるとしよう。

まあ、色々な制約や身体の状態や君の容量的な問題などがあるからあげられる能力は、3つくらいが限度なんだけど。」

 

なら、俺が望むのは東方projectの世界だ。能力は、○○させる程度の能力と、○○○○○の力を扱う程度の能力だ。これで頼む。

 

「君は能力一つ選ばなかった分があるから、種族も決めていいよ。」

 

決めていいなら種族は、妖怪の○○で頼む。

 

「了解〜。じゃあ、新しい世界でも元気で暮らしてね〜。あ!あと、いい忘れてたけど多分、君とはすぐに会うことになるかもね〜。」

 

え⁉しかし、その言葉に対する疑問を思い浮かべる前に周りが光りだした。

 

そして、俺はまた意識を失った。




どうでしたか?不定期投稿なので次の投稿は、いつになるかわからないのですが。よろしくお願いします。次回も見に来てください。


※六月十六日に少し調整させてもらいました。
 六月三十日にも調整させてもらいました。


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古代編
目覚め。そして出会い。


 久しぶりの投稿です。
 1ヶ月ほどあけてすいません。今回は、目覚めからです。
 では、どうぞ。


ん?なんか、眩しい。とりあえず起きてみるか。

なんか森の中にいるし。あー、まだ眠いわ。

 

「ふぁ〜。」

 

ん?ちょっと待て。今の声は、誰のだ?まさか⁉

 

「あ、あー。」

 

やっぱり自分の声かよ。

声高くね?それに、なんか今の体変な感じがするし。

 

数分後...

とりあえずこの身体の確認は終わった。

そして、一つ許せないところがあった。

 

「なんで、女になっているんだ⁉」

 

ふざけるなよ、あの神。

まあ確かに、性別は男にしてくれとは言っていなかったが性別を変える必要が、何処にあるんだよ。

まあ、種族は願った通りになっているみたいだが。

まあ、なんとかなるかねぇ?

とりあえず次は能力の確認といきたいのだけど、どうやったら使えるんだ?

念じたら使えるなんてことはないよな?

まあ、ものは試しだ。やってみるか。

 

 「よし。じゃあ、まずは使ってみたかったこれからいくか。」

 

時を止めることをイメージして...。

 

「Time Stop.」

 

よし、時は止められたな。じゃあ解除しよう。

 

「Restart.」

 

解除もできたな。あとは、妖力の扱い方も練習するか。他には...瞑想するかな?

 

 

  5年後...

 

うーん何するかな?散歩でもしてみるか。じゃあ、さっそく行くか

 

「きゃー。」

 

...な?女の子の声がしたんだが、こんな深い森の中に女の子が普通ひとりでくるか?

まあ、来てるとなると訳ありかねぇ。まあ助けに行くかね。

どちらにしろ、この姿のままだとまずいから姿を変えるとするかねぇ。

よし、『変化』じゃあさっそくいくかね。確かこっちから聞こえたな。もう一度使うか。

 

「Time Stop」

 

おっと確かに女の子が妖怪に襲われているな。助けるか。

じゃあこの木の枝をナイフにして、投げる!!

 

「Restart」

 

よし、撃退成功だな。

 

「あのー。」

 

ん?ああ、忘れてたわ。

 

「助けていただきありがとうございます。でも、なぜ....妖怪であるあなたは私を助けたのですか?」

 

な⁉バレただと!!なぜばれたんだ?

 

「気まぐれだ。それよりも何故わたしが妖怪だとわかった?」

 

「あなたが、妖力をみにまとってるからですよ。」

 

ああ、そうか。人間は、妖力じゃなく霊力を使うんだったな。すっかり忘れてたぜ。

うーん、することがなくなってしまった。どうするかねぇ?

 

「そうだ。貴女の村までついていっていいかな?」

 

「迷惑かけないなら私の家にきてもいいわよ。ただし、条件があるわ。1に私の手伝いをすること。2に妖力を隠すこと。これを守るならついてきてもいいわよ。」

 

「なら、ついていくよ。」

 

「そう。ならついてきて。」

 

こうして俺は助けた女の子についてくことにした。

あ、そういえば名前聞いてなかったわ。

 

 




 
 どうでしたか?東方Projectを知っている人は、主人公の能力の1部分はわかったのではないでしょうか。また、次の投稿まで期間が空くと思います。
 ではでは閲覧、ありがとうございました。


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ここ、ほんとに古代の街なのか?

 こんにちは。
 今回は早めに投稿をすることができました。
 相変わらず下手な文章ですが見てくれると幸いです。
 
 では、前回からの続きをどうぞ。
 


 さっき会った女の子について行っているが、どこかで見たような服をきているんだよな。

名前聞いてなかったから、今聞くか。

 

「名前聞いてなかったけど、貴女の名前は何?」

 

「私の名前は、八意永琳よ。」

 

ああ!!思い出した。この独特な服は、永琳のだった。ん?でも永琳小さくね?もしかして俺は過去に来ているってことか?まあ、それなら納得はできるが。

 

「私の名前の名前を聞いたのだから、貴女の名前も教えてくれるかしら。」

 

ん?名前か。そういえば名前は、無かったな。前世の名前を使うわけにもいかないしな。

 

「私の名前の名前は無いから永琳、君が決めてくれ。」

 

「うーん。名前ね〜。」

 

 

 

 30分後

 

「決めたわ。貴女の名前は、『深山 立花』よ。」

 

「『深山 立花』か。うん、気に入ったよ。」

 

「じゃあ、私の『街』に行きましょ?」

 

ん?街?永琳が子供の頃は無いと思っていたのだが。

 

「村じゃなくて、街なのか?」

 

「ええ。街よ。」

 

この森の周辺を見たとき何も無かったから森の周辺に街は無いと思っていたのだが。

まあ、何にせよ文化との接触はかなり久しぶりだからな。楽しみだ。

 

 

 

 −少女達移動中−

 

 

「着いたわ。」

 

え?これ本当に古代の街?だって俺の生きていた時代とさほど変わらないぞ!

 

「さっさとついてこないと、置いてくわよ。」

 

「今、行くから。」

 

「八意様、おかえりなさいませ。それよりも隣の方はどなたですか?」

 

「隣の人は、妖怪に襲われていた私を助けてくれた人で、深山 立花よ。」

 

「ありがとうございます、立花様。」

 

「いえ。たまたま近くにいたから助けただけですよ。」

 

「それでも感謝しています。八意様に何かあっては大変ですので。」

 

「それよりも、立花をここに泊めてもいいかしら?」

 

「ええ。八意様の命の恩人ですので。」

 

よし。久しぶりに布団で寝られそうだ。

 

「立花、明日は街の案内をするわ。それと...貴女の能力を教えてくれるかしら?」

 

うーん。能力名は言えないな、ごまかして言える範囲で言うしかないな。

 

「私の能力は、『変化させる程度の能力』と『時を操る程度の能力』よ。」

 

「かなり強いわね。貴女の能力を聞いたのだから私も言わなくちゃね。私の能力は、『あらゆる薬を作る程度の能力』よ。」

 

やはり、原作と能力は同じか。まあ、当然だな。

なら、この後起こっていくイベントも原作と同じなんだろうが、俺というイレギュラーがいるから今後どうなるかわからない。慎重に行動すべきなんだろうな。

 

「あらゆる薬を作れるなら、不老不死の薬も作れるのか?」

 

「作れるかどうか関係なしに不老不死の薬は作りたくないわね。」

 

「そうか。」

 

これからどうなるかわからないが、せっかくの二度目の人生(妖生?)なんだ。

楽しんで行きたいな。まあ、明日に備えてしっかりと休むかな。

おやすみなさい。

 




 今回は、わりと上手く書けたほうかなと思います。
 次の投稿までは、かなり空くことになると思います。
 次回の話も見てくれると嬉しいです。
 
 見ていただきありがとうございました。


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神との遭遇

お久しぶりです。
少し前に自分の小説を読み返していたのですが、
よく見るといつの間にかお気に入り数が6になっていました。結構嬉しいです。
見てくださっている皆様ありがとうございます。
これからも頑張っていきたいと思います。

前置きが長くなってしまいましたが、本編をお楽しみください。
では、どうぞ。


 「知らない天井だ。」

 

1度言ってみたかった事が、言えたぜ。で、ここはどこだっけな。

ああ、そういえば永琳の家で寝ていたんだったな。ん、永琳が来たみたいだな。

 

 「おはよう、立花。」

 「おはよう、永琳。」

 「昨日、言った通り街の案内をするから起きたらさっさと着替えてね。」

 

ああ、そういえば言っていたな。こんな街なんだから俺がいた時代と同等か、それ以上のものがあるかもな。うん。少し、楽しみになってきたな。

 

 「着替えたら、朝ご飯食べるから早くしてね。」

 「うん。わかった。」

 

じゃあ、さっさと終わらせますか。

 

 「来たわね。じゃあ、食べましょうか。」

  「「「いただきます」」」

 

 

  少女達、食事中

 

 

 「はあ、美味しかった。」

 「じゃあ、食べ終わったし街の案内するからいくわよ。」

 「わかってるよ。でも、具体的にどんなところまわるの?」

 「う〜ん。買い物ができるところを中心にまわるつもりだけど、貴女が私の家に泊まる事

  と貴女がこの街で生活することを報告するためにあの方のところに行かなければならな

  いのよね。」

 「あの方?」

 「ううん。こっちの話。詳しいことは後で教えるから。」

 

あの方なんて言うからには、かなり偉くて影響力のあるやつなんだろうな。

 

 「じゃあ、行きましょうか。」

 「わかった。」

 

 

  少女達、散策中

 

 

 「案内も、大体できたから最後にある人に会ってもらうわ。

  まあ、その人は人ではないのだけれど。」

 

ふーん。人ではないときたか。選択肢としては、妖怪、人を超えた者、半人半妖、もしくは神かな?

 

 「永琳、もしかしてその人は「立花、着いたわよ。」..むう。」

 「すまないけど、そこ通してくれるかしら?」

 「はい。永琳様とそのお連れの方ですね。では、どうぞ。」

 「いくわよ、立花。」

 「はい。」

 

やっと、対面か。この気配と『気』から察するにあの方は、神なんだろうな。

日本神話の神なら、少し知っているがどんな神なんだろうな。

 

 「失礼します、八意です。本日は、例の件とは別件の要件があって来ました。」

 「入れ。」

 「では、失礼します。」

 

ふ〜ん。部屋の中は普通みたいだな。さ〜て、どんな神なのやら。

 

 「永琳、今回ここに来た理由はなんだ?」

 「今回は、私を助けてくださった方の紹介とこの地に住まわせる許可をいただけないかと

  思い、参りました。」

 「ふむ。永琳、わたしはこの者と少し話したい。少し退出してもらえるか?」

 「はい。わかりました。」

 「立花、くれぐれも月読命様に失礼の無いようにね。」

 

う〜ん。1対1で俺と話したいなんて何の用なんだろうか。まあ、予想はついてるけどね。それにしても、この街のトップが月読命だったとはね。

 

 「さて、単刀直入に言わせてもらう。貴様、妖怪だな?」

 

 

 




さてさて、今回の話はどうでしたか?
今回も、少しだけ主人公は能力を使いました。
今回使った能力もわかる人にはわかるはずです。
もう『変化させる程度の能力』じゃない方の主人公の本当の能力、
バレてるかもしれませんね。


さて、感想の方書いてくださる方ありがとうございます。
感想の方ですが、書かれたものに対してはなるだけ返信できるようにいたします。

では、閲覧ありがとうございました。




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転生妖怪の行く末は?

こんにちは。
またもや、お久しぶりの投稿です。

お気に入り数は変わらず6ですが、UAを見ると400を超えていました。
見てくださっている方々本当にありがとうございます。
これからも見てくださっている方々のために頑張っていきたいと思います。

さてさて、前置きの方が長くなり遅くなってしまいましたが本編の方をお楽しみください。
ではでは、どうぞ。


もう気づかれたか。

 

 「まあ、流石は神様といったところかな?」

 「上手く妖力を変質させているようだがまだ甘いな。で、貴様はここで何をする気だ?」

 「特に何もする気はないよ。それはそうと、さっきから放っている神気を止めてくれない

  かな?妖怪だからか、少しきついんだよね。」

 「まあ、止めるぐらいならいいだろう。その言葉をからすると、貴様は妖怪では無かった

  みたいな言い方だな。そういえば、転生した小僧がいたと聞いたな。」

 

もうバレてるのかよ。いくらなんでも鋭すぎだろ。それに、聞いた...か。

 

 「バレてるんだったら、話が早いぜ。確かに俺は人間から転生した。なら、元人間だった

  俺が人間を襲うと思うか?」

 「確かに一理あるな。だが、転生したのは男だと聞いたのだが貴様は女ではないか。それ

  では、転生したというのも信じられぬな。」

 

チッ。あの神のせいでここにきても面倒ごとが起きてるじゃねえか。

 

 「俺は今は女だが前世は男だったんだよ。どれもこれも、あの神のせいだ!クソッ。」

 「あの神?まて、.......ならやりかねない。

  貴様を転生させた神は最後になんと言っていた?」

 「たしか、『君とはすぐに会うことになるかもね〜』だったかな?」

 「ハァ。確かに転生者みたいですね。」

 「なんで急に信じることにしたんだ?」

 「その神は面白いからと言って、転生者に少し変化を加えて世界に落とすんだよ。前にも

  転生者に、会ったからな。」

 

なるほどな。次に会ったら絶対にあの神、ぶん殴ってやる。面白いからと言って俺をこんな姿に変えやがって。許せないぜ。

 

 「だから信じることにしたんだよ。最初はすまなかったね。妖怪をこの街に入れるわけ

  にはいかなかったからね。」

 「妖怪はここに入れないか。それなら、俺はここには居られないってことか?」

 「いや。転生者で、妖力がバレないように妖力を霊力に変質させることができるなら別に

  居てもいいさ。まあ、要するにこの街の住民に君が妖怪であることがバレなければいい

  のさ。」

 「そうか。ならバレないように生活させてもらうさ。じゃあな、月読命。あの神とは違い

  あんたはいいやつだよ。」

 

はあ、これで街で暮らせるか。もう面倒事は来ないでほしいぜ。

 

 「立花、話は終わった?」

 「ええ、終わったわ。」

 「どうなの?ここに住めるの?」

 「ええ、問題を起こさなければいいそうよ。」

 「なら、私の家に住みなさい。色々と手伝って欲しいからね。」

 「ならお願いするよ。これからよろしくね、永琳。」

 「こちらこそよろしくね、立花。」

 

 

 この日から彼女は、この街で暮らすことになった。

 しかし、この時の彼女はあんな事が起こるとは知らなかった。

 知ることもできたはずなのに...。

 いや、彼女も知ろうなどとは考えていなかったのだろう。

 

 




はい、本編の方はいかがでしたか?
ちなみに、妖力から霊力に変えているのも能力を使ってです。
そろそろ、閑話や主人公の能力解説でもしたいなと思っています。
まあ、能力解説は古代編の終わりにしようかなと思っています。
予定では、次回閑話です。

閲覧ありがとうございました。


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閑話:月読命の受難

こんにちは。
UAは600を超え、お気に入り数は8になっていました。
ありがとうございます。

今回は、前回の後書きに書いたように閑話です。
前回の投稿からかなり空いてしまいましたが、どうぞ。


 

私は月読命だ。

この都市の守り神であり頂点だ。

少し前に転生者がきたが、また来たようだな。

しかも、妖怪か...。

う〜ん。どうするべきか。

妖怪に転生なんて、絶対姉さんの仕業だ。

まあ、人となりを見てどうするかは考えるか...。

姉さんが、転生させたからできるだけ消したくは無いんだけどね。

まあ、会ってから考えてみよう。

 

 

〜妖怪、来訪中〜

 

 「失礼します、八意です。本日は件の件とは別件の要件があって来ました。」

 

さて。どんな妖怪かな?

上手く妖気を霊力に変質させているようだね。面白い。

早速、ご対面だ。

 

 「入れ。」

 「では、失礼します。」

 

害意は無い...か。

 

 「永琳、今回ここに来た理由はなんだ?」

 「今回は、私を助けてくださった方の紹介とこの地に住まわせる許可をいただけないかと

  思い、参りました。」

 

ふむ。永琳を守ってくれたか。

それに妖怪に対して単騎で勝てる実力か...。

1度話してみるかな?

 

 「ふむ。永琳、わたしはこの者と少し話したい。少し退出してもらえるか?」

 「はい。わかりました。」

 「立花、くれぐれも月読命様に失礼の無いようにね。」

 

よし。これで話すことができる。

 

 「さて、単刀直入に言わせてもらう。貴様、妖怪だな?」

 「まあ、流石は神様といったところかな?」

 

当然だ。神ならば能力を使われていてもわかるわ。

 

 「上手く妖力を変質させているようだがまだ甘いな。で、貴様はここで何をする気だ?」

 「特に何もする気はないよ。それはそうと、さっきから放っている神気を止めてくれない

  かな?妖怪だからか、少しきついんだよね。」

 

おや。神気が漏れていたか、止めねば。

よし、止まった。

 

 「まあ、止めるぐらいならいいだろう。その言葉をからすると、貴様は妖怪では無かった

  みたいな言い方だな。そういえば、転生した小僧がいたと聞いたな。」

 「バレてるんだったら、話が早いぜ。確かに俺は人間から転生した。なら、元人間だった

  俺が人間を襲うと思うか?」

 「確かに一理あるな。だが、転生したのは男だと聞いたのだが貴様は女ではないか。それ

  では、転生したというのも信じられぬな。」

 「俺は今は女だが前世は男だったんだよ。どれもこれも、あの神のせいだ!クソッ。」

 

あーあ。姉さん恨まれてるよ。

 

 「あの神?まて、(姉さん)ならやりかねない。

  貴様を転生させた神は最後になんと言っていた?」

 

今回は、性転換なんてさせて...。

 

 「たしか、『君とはすぐに会うことになるかもね〜』だったかな?」

 

やっぱり、姉さんはいつもと変わらず...か。

 

 「ハァ。確かに転生者みたいですね。」

 「なんで急に信じることにしたんだ?」

 「その神は面白いからと言って、転生者に少し変化を加えて世界に落とすんだよ。前にも

  転生者に、会ったからな。」

 

前に来た彼は、男の娘になっていたし...。

 

 「だから信じることにしたんだよ。最初はすまなかったね。妖怪をこの街に入れるわけ

  にはいかなかったからね。」

 

妖怪云々の前に、害意がないか確かめたかったからね。

 

 「妖怪はここに入れないか。それなら、俺はここには居られないってことか?」

 「いや。転生者で、妖力がバレないように妖力を霊力に変質させることができるなら別に

  居てもいいさ。まあ、要するにこの街の住民に君が妖怪であることがバレなければいい

  のさ。」

 「そうか。ならバレないように生活させてもらうさ。じゃあな、月読命。あの神とは違い

  あんたはいいやつだよ。」

 

うん。姉さん、次にこの子にあった時は絶対に殴られるだろうな。

とりあえず、問題は1つ解決...か。

あー。まだ問題があるー。

本当に多すぎるよ。

まず、姉さんのイタズラが無くなれば問題は楽になるのに。

本当に大変だよ。ハァ。

次にやる仕事は、第一に優先すべきロケット開発の会議かな?

その後は、書類の確認ですか。

本当にやるべきことが多すぎますよ。

では会議に行きますか。

 

 

 

【月読命。彼女は本当にかわいそうで、受難が多すぎる...。】

 

 




どうでしたか?
初の閑話です。
たまには、別の人からの視点でも書こうと思います。

ではでは、閲覧ありがとうございました。


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