本物の卒業式 (TK@ぼっち党員)
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本物の卒業式

戸塚 「八幡起きて…小町ちゃんといろは

   ちゃんの送辞終わっちゃよ…」ボソボソ

 

八幡 「戸塚は…おれが…守る」ムニャムニャ

 

戸塚「八幡たら…」テレテレ

は!危ない危ない…これは前八幡が言っていたルートってのに入るとこだった…アセアセ

 

戸塚「八幡ほんと起きてよー」

 

八幡「ん?…天使!?…あ〜戸塚か、そう

   言えば今は卒業式中だったな」

あっぶねー戸塚ルートまっしぐらになるとこだった

 

戸塚「おはよ八幡、そろそろ出番だよ」

 

八幡「おう…」

そうこうしてたらもう終わりそうだな

 

いろは.小町 「在校生代表」

いろは 「2年、一色いろは」

小町 「1年、比企谷小町」

┏○))ペコリ (๑・Д-)ノ☆パチッ

 

うわ〜、あいつら卒業式の舞台でウインクとかあざとすぎ…小町は可愛いぞ

 

と、そんなことより、そろそろいくか〜

 

教頭先生「卒業生代表答辞、葉山隼人」

 

葉山「はい!」テクテク

 

葉山「桜の開花かが待ちどうしい

   今日この頃、私たち3年生は

   卒業の日を迎えました

   この学校では沢山の事を学びました」

 

結衣「隼人君堂々と喋ってるね、ゆきのん」

 

雪乃「えーそうね…それより、由比ヶ浜さん」

なぜ別のクラスの貴方が私の隣にすわってるのよ…

 

結衣「なに?」

 

雪乃「いいえ、なんでもないは…それより

   この学校は在校生送辞2人、卒業生

   答辞2人じゃなかったかしら?」

どうして葉山君1人でやっているのかしら?

相方はおサボりさんなのかしら?

まるで何とか谷君のようね…フフフ

 

結衣「そーだよ、1人しかいないね!

   なんでだろう…相方の人

   さぼったのかな?

   ヒッキーみたいだね」ニコニコ

 

雪乃「え」

 

結衣「ん?ゆきのんどうしたの?」

 

雪乃「なんでもないは、それよりちゃんと

   話を聞きましょう」

最近由比ヶ浜さんと思考が似てきたような気がするは

 

葉山「とても濃い3年間でしたが、特に

   濃いのが2年生のときです

   私のクラスはいろんなタイプの生徒が

   あつまり、賑やかでした

   そんななか、1人雰囲気の違う生徒が

   いました

   そいつは作文で

   『 青春とは嘘であり悪である』

   と書き提出し、1人孤独に生きる

   みたいなやつでした

   ですがなぜかそいつは

   人を引き寄せる

  ことのできる魅力的なやつでした

   職業見学

   千葉村での林間学校の手伝い

   文化祭、体育祭

  修学旅行、生徒会関係

   そいつがいなかったらどれも

   成功していなかったと私は思います

  みんなからは評価されなくても

   私は評価します」

君は俺よりすごい、俺が出来ないことをたんたんとしていって俺は、そんな君に憧れていた

 

葉山「どうして私が1人で話しているか

   相方は誰だ、どこだと思っている

  人もいるでしょう

   その相方はさっき言っていた

   1人孤独に生きる人です

  皆さんはきずいてないみたいですが

   僕の後ろにずっといますよ」ニコニコ

そう言うと後ろを向き目で合図した

俺の仕事は終わった…あとは任せた、と

そいつは頷くとマイクの前に立った

 

八幡「3年、比企谷八幡」

 

結衣「あ!ヒッキーあんなとこにいたんだ!」

 

雪乃「流石だは、影に隠れることに関しては

   右に出る人はいないは」

ほんとにわからなかった…

あんなに部活で一緒にいたのに…

 

八幡「俺には108の特技がある

   その内の1つをやってやろう

  それは人の心をよむものだ

   お前らは今『 誰だよこいつ』

   と思っただろう

  『 は?そんなん誰でもわかるは』

   と思っただろう

   だがお前らは思うだけでそれを

  口にしない

   本当のことは隠して飾った言葉で話す

  そんな偽物な人生が楽しいか?

   俺はそう思う

  いや、思っていた

   1人でいるのは楽だった

   人のことを考えなくていい

  口すら開かなくていい

   これ程楽なことはないだろう

  しかし、俺にも楽しいと思えた

   時があった

   それは、奉仕部にいる時だ」

 

結衣「ヒッキー」ウルウル

 

雪乃「比企谷…君」

 

八幡「俺は無理やり奉仕部に入らされた

   人の助けなんざ一生やりたくない

  事だった…

   数日たって1人の依頼者が来た…

  手作りのクッキーが上手に出来ない

   から手伝って欲しい…と

  俺は嫌だったが部長が受けたから

   仕方なく手伝った…

  しかもそいつの料理がくっそ下手で

   もう料理ですらなかった

   クッキー?木炭の間違えだろww

   でもまだ上手くできるように練習する

  と喋っているから俺も声をかけた

   『 人からもらった物に味なんか

   関係ない

   貰ったという結果が大事なんだよ』

   と

  そしたら納得したのか帰った

  後日『 ちゃんと渡したよ』

   と言いにき

   ついでに木炭までもらった

  味はやっぱり木炭だったが

   なぜか心がほころんだ

  その後そいつも部活に入り

   一緒に活動するようになった

  いろんな依頼をこなしてきた中

   3人の関係がギクシャク

  したときがあった

   そのときに俺は思わされた

  奉仕部という3人の関係が

   俺の心の拠り所になっていた

   ということに

   俺はその関係に戻りたく

  2人に伝えた

   『本物がほしい』と

  今の関係が本物かどうかは

   わからないが

  これだけは入れる

   俺は言いたいことを言って

   今の関係を作った

  お前らは飾った言葉で今の

   関係を作った

   どっちが本物に近いかなんか

  言われなくともわかる

   さーお前たちが言ってきた過去の

  飾った言葉は消えないぞ

   今の関係で入れると思うな…」

 

結衣「ヒッキーいい話のようで…

   ちょっとひどいよ」ヒックヒック

私のこと……でも、木炭はひどいよ

 

雪乃「えぇ、そうね…比企谷君らしいわ」ポタポタ

貴方が言いたいことはこんなことなの?

本当はもっと言いたい事があるんじゃないの?

 

八幡「俺の発表原稿を読んだある結婚

   できない現国の先生が

   こんなことを言っていた

   『過去は変えられないが未来は

   変えられる

   お前が生きているのは過去

   じゃない今だ

   過去のことをぐちる暇があったら

   今を未来を見るんだ………

   これ私良いこと言ったことない?

   ウフフフフ』と

   その場では言いませんでしたが

   最後のひとこと言うから結婚

   できないんじゃないんですかね」

 

平塚先生「言うようになったな、比企谷」

ううぅぅーー、もう比企谷もらってよー(泣)

 

八幡「俺もこんなこと言いに卒業生代表

   になったわけじゃないんで

   平塚先生の言葉を俺なりに考えて

   俺の言葉で言います

   人は前を向ける

   大きな夢を見上げることだってできる

   下を確認したら自分が今いる

   道だって見える

   左右には一緒にいてくれる人が見れる

   でも後ろは見えない

   これは後ろを見ても何もないからだ

   後ろ向きな気持ちなんて捨てて

   夢を見て道を確認して一人だっていい

   一緒にいてくれる人がいたっていい

   前を向いて進めるなら!

   どうしても後ろが見たいなら

   体を曲げるのではなく

   全身を使い後ろを見ろ

   そして受け止めろ

   逃げるんじゃない受け止めるんだ

   受け止めたものをしっかりと

   確認して次に活かせ

   努力する人はきっと報われる

   報われなかったじゃない

   そのための努力が未来を

   生きていける力になる……

   俺は人が嫌いだ…

   今もそれは変わらない

   人は人のために何かを行い何かを語る

   その関係が人と人とのつながりを産む

   そしてそのつながりが思い出となる

   人はたくさんのつながりを

   思い出を求める

   俺は人と人との関係が嫌いだ

   だがそれをかてにできた思い出が

   大好きだ

   俺は今本物を手に入れたと思う

   3年間…

   ありがとうございました」ポタポタ

俺が一歩下がると目を湿らせた葉山ができてた

 

葉山「卒業生代表、葉山隼人、比企谷八幡」

 

俺と隼人は静かに自分の席に戻った………

 

気づいたら卒業式も終わり俺は教室の自分の席に座っていた

 

机に手を入れると昨日忘れておいて帰った卒業アルバムが入っていた

1枚1枚めくるとたくさんの写真があり

俺を探すのは至難の業だった

林間学校、文化祭、体育祭、修学旅行

いろんな思い出が詰まっておりまた泣きそうになったがぎゅっとこらえた

 

八幡「あれ?」

真っ白だったはずの最後のページにたくさんの言葉が書かれていた

『お疲れ様』『ヒッキー卒業おめでとう!』

『またテニスしたりデートしようね、八幡』

『先輩のことはけっして忘れません!』

『あーしがあんたに書くこと

 なんてないけどまーお疲れ』

『比企谷俺はお前を尊敬している

 お前は自身を持っていい存在だぞ』

『卒業祝いにビールもってこい』

ポタ…ポタポタ………

クッ……グス…ズズズ

俺なんかのためにみんな…ありがとう

1人赤文字でおかしなこと書いてるけど…

 

平塚先生「おーいみんな、外でろー」

 

平塚先生の言葉にみんなが動き出した

ひたすら泣くやつ、涙をふくやつ、涙を必死にこらえるやつ

 

八幡「これでこの教室ともおさらばか…」

教室での思い出なんてなにもないがいちお心の中でお礼はしておこう、ありがとう

 

外に出ると他のクラス他の学年も出ていた

 

友達と集まるやつ、恋人と集まるやつ、部活で集まるやついろんなグループがあるが俺は1人で昼めしを食うとこに行った

 

ここも今日が最後か…

なんか寂しいな

 

と、そんなことを考えてたらいつもの2人が来た

 

結衣「あ!やっぱりここにいたし」

 

雪乃「ぼっち谷君はやっぱり1人なのね」

 

八幡「ほっとけ」

やっぱり最後はこの3人か…悪くない

 

結衣「つか、ヒッキー代表だったんだね!

   なんでやったの?」

 

八幡「代表のなり方は簡単だ

   平塚先生に俺の言葉で全校生徒に

   言いたい事があるって言ったら

   先生みんなを説得してくれた

   あの人は俺のことを見ていて

   くれたからな」

平塚先生超便利すぎ

なんでこの人独身なの?もらっちゃうよ?

 

雪乃「あらビビリ谷君まだ言ってない

   ことあるんじゃない?

   どうして代表をやろうと思ったのか」

 

く…平塚先生を出したら話がそらせると思ったのに…やっぱり使えねーな

 

八幡「俺の言葉を正面からお前らに言う

   勇気が無かったんだよ…

   だからあぁやって伝えた」

かー、はっずー

 

結衣「それは正面から言うんだ!」テレテレ

 

八幡「もう隠す必要ないしな」

最近俺のキャラがブレてきだしたような気がするはー

 

雪乃「さ、そろそろ本題に入りましょう」

 

来てしまったか……ま、来ることはわかっていた、何言われても正直に伝えよう

 

雪乃「比企谷君、貴方は答辞中に

   私達の関係は本物だといったは

   それはつまり」

 

やっぱりそこについてきたか…

 

結衣「ん?つまりってそれだけで

   なんでゆきのんわかるの?」

 

雪乃「嫌ほどわかるは

   彼は今のこの関係が本物と言ったは

   それはつまり私達2人とも

   今の状況より上には行けないって

   ことよ」

 

結衣「は、そういうこと…か」ウルウル

 

ま、当然の反応だな

八幡「雪ノ下の言っているので正しい

   俺はお前達との今の関係が好きなんだ

   それはつまり片方によるって

   ことはできないんだ

   今の現状が俺にとっては本物なんだ

   べつにお前らが嫌って言ってるわけ

   じゃない

   だから泣くな由比ヶ浜」

 

結衣「ヒッキーのバーカ

   泣いてなんかないし」ウルウル

 

雪乃「私達をふるってことは私達以上の

   人を見つけたってことかしら?」

 

八幡「それもあるな」

 

結衣「え⁉だれ、私達の知ってる人?」

 

八幡「知ってるんじゃないか?

   灯台下暗し

   とかいうことわざもあるしな」

 

雪乃「灯台下暗し………は⁉」

 

平塚先生「おい比企谷なにこっち見てんだ

     なんか私の背中についてたか?」

 

八幡「ついてますよ

   結婚できないできない妖怪が」

 

平塚先生「え⁉比企谷ーはらってよー」ウルウル

 

雪乃「そ~言うことね」

 

なんか感づきやがったな

んーどうし…ドン!

 

八幡「いってー…おいやめろ抱きつくな

後ろからとか怖いからやめて」

ごめんまじ刺されるかと思った

 

いろは「せんぱーい

    卒業おめでとうございます

    先輩がいない総武校なんて

    総武校じゃないですー」

 

八幡「あーはいはいそーだね」

くそめんどくさいのが来た

 

結衣「ちょっといろはちゃん!

   ヒッキーから離れて」

 

いろは「いいじゃないですかー

    もう先輩こないんだしー」

 

雪乃「今日ぐらい許してあげましょう

   それに私達はふられたもの」

 

いろは「え⁉そうなんですかやっぱり

    先輩は私のことが…」ポッ

 

雪乃「それはないは」

 

いろは「なんで雪ノ下先輩が

    わかるんですかー」

 

八幡「おん、お前はないわ」

 

いろは「先輩まで!…もういいですもん

    先輩の第二ボタン

    とっちゃったですもん」

 

八幡「は?うわない…抱きつかれたときか」

なにこいつ?好きなの?いや好きでしょ

 

いろは「先輩が私を選ばなかったのが

    行けないんですよー」

 

雪乃.結衣「「私達にもボタンをk」」

 

ピンポンパンポーン

 

おーなんかドンピシャでなりだしたな

 

『卒業生の皆様御卒業おめでとうございます

現時刻をもって卒業生は帰宅在校生は自教室に戻ってください』

 

ポーンパンポンピン

 

いや終わりのやつわからないからって無理やりじゃね?

 

平塚先生「というわけでお前ら3人帰れ」

 

八幡「そうだな、帰るかー…

   次会うのは成人式だな」

 

結衣「そうだね!」

 

雪乃「そうね…ただそれまでに比企谷君が

   死んでないといいのだけれど」

 

八幡「心配のしかたひどくない?

   いちお俺死ぬような進路に

   してないんだけど?」

 

雪乃「あらそう…」

 

八幡「なんで悲しそうなんだよ」

   泣いちゃうよ?

   俺そんな顔されたら泣いちゃうよ?

 

いろは「先輩最後にこの5人で

    写真取りませんか?

    三脚とカメラも準備済みなんで」

 

結衣「用意周到だ⁉」

 

平塚先生「よしお前ら並べー、比企谷が真ん中な」

 

八幡「なんで俺なんだよ…俺は端が」ガシ!

雪ノ下と由比ヶ浜に腕拘束されて動けねー…

俺ってここまで信頼度低いの?(泣)

 

雪乃「最後ね、比企谷くん合図お願い」

 

八幡「あー、はいはいなんでもしますよ」

 

いろは「じゃー先輩10秒ですよ」ポチッ

 

八幡「はぁ〜…………ハイ、ピーナッツ」

カシャ

 

終わり

 

最初から最後まで手抜きなssですまぬ

初のssが卒業式っていう謎ww

ssを書くうえで何か決まりみたいなのがあったらすまぬ

なんちゃ知らずに書いたから

次から直していく



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