俺には逃げたい人(達)がいる (ぽぽろ)
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番外編
こころ誕生日記念 前編


今回はこころ誕生日記念としまして、ちょうど1週間前なので、前編。当日8月8日に後編を投稿します。
本編はよとかは言わないで…最近多忙故、朝5時起き、そこから1日ボランティアとか用事あって、夜遅く帰って寝るのが3時とかいう生活してるから…
そして、無事に熱中症になった模様。皆さんも気をつけましょうね!長々とすいませんでした。


今日は8月8日晴れ

何も無い、いい日だった。

 

と日記帳に書いておこう。

今昼だけど。

 

今日は8月ほとんどの学生は夏休みに入り、宿題という魔物と戦っている事だろう。

社会人は……今日も一日ファイトだよ!

 

「どうすっかな…暇だ。こころとデートでもするかな…」

 

夏休みの宿題がもう終わったから暇なのでは無い。現実から目を背けたいから暇なのです!

そして、彼女である弦巻こころと何処かに出掛けようかと思考を巡らせる

 

そう…彼女。Herでは無い。Girl friendの方である。

俺にも彼女が出来、リア充ライフを満喫出来る日が来たのである。

 

リア充で~す。(*^^)v

非リアのここが好き。

謎の団結力を発揮する所やアニメが好きな人がいて、そいつがそのアニメに対してめっちゃ詳しかったり、リア充とかの服だとか、どこどこのブランドが好きだったりとか話しているよりも推しの話をしている方が楽しい。

 

と自称陽キャの真似をしてみたが、どうだろうか。知っているだろうか。

 

とまぁ、俺は我世の春が来たぁ!っていう状態なのである。夏だけどね。今

 

と1人で悶々していると、電話が来たみたいだ。

そしてかけてきたのはこころみたいだ。

 

『あ!スバル?私よ、こころよ!』

 

『あ、うん。』

 

『ところでスバル?今日は何の日か分かるかしら?』

 

『今日?なんかあったっけな…』

 

『ムッ〜!何か!忘れてないかしら!』

 

『忘れている事……あっ!」

 

「思い出した?だから、私の家で2人だけのパ…『まだNFOログボ貰ってない!』そうじゃなくて!』

 

『それ以外でか…う~ん。……何かあったっけ?』

 

『もうスバルなんて知らないわ!スバルなんて嫌いよ!』

 

そして、電話は切られてしまった。

何か忘れてる事あったのか…?

こころも怒ってたし。

嫌いって言われたし…

すっごくショック。もしかして、これで別れたりするのかな…

そんなのは嫌だ!だから、こころと仲直りをしたいんだ俺は!

 

そして、またプルルと違う人に電話をかける。

 

『もしもし?』

 

『お、美咲。あのさ、今日って何かあったっけ?』

 

『今日?今日は確かこころの誕生日だった気がするけど?』

 

『……え?』

 

『え?って昴、まさか忘れてたとか言わないよね…?』

 

『……』

 

『忘れてたんだ…女の子ってのは、そういうのを大事にするんだよ?まぁ、昴に言っても女心なんて、分からないから無駄だろうけどさ。』

 

『…どうすればいいと思う?助けて美咲ぃ!』

 

『う~ん。今からプレゼント買って、謝るしかないんじゃないんかな…』

 

『美咲手伝って!集合場所は近くの大きいショッピングモールの飲食店街のトイレ!』

 

『何でそこにした!?そこは無難に入口付近にしようよ?!』

 

『なら、それでいい!また後でな!』

 

『待って!まだあたし、行くって言ってな……切れたし』

 

 

 

* * *

 

 

 

さっき、勢いよく電話を切った恋人は自分の部屋でずっと悶々としていた。自分の誕生日なのだ。

折角なら、恋人と2人きりで過ごしたい。

そんな想いを彼女は持っていた。

だから、いつもはバンドのメンバーと開いているパーティーや彼女のお父さんが、開こうとしているお偉いさんばかりの堅苦しいパーティーも全部中止にしたのだ。

 

(嫌いは…言い過ぎたわね…)

 

いつもの彼女とは違った。

ついカッとなって出てしまった言葉

いつもはこんな気持ちにはならなかった。

なった事が無かった。彼と出会って、告白して付き合って初めて彼女に芽生えた気持ちだった。

 

自分の誕生日を恋人に忘れられただけなのに。

 

それだけの事なのに、こころは酷く怒りを覚えたのだ。

 

(どうすればいいのかしら…

つい、嫌いと言ってしまったわ…

これのせいで別れたりはしないわよね…?

私、スバルに嫌われたりしないわよね…)

 

彼女の中には不安が渦巻いていた。

もしかしたら、別れてしまうかもしれない。そんな心配が心の大半を占めていた。

 

お互い、自分のした行動、言動を深く後悔をしている。

だから、仲直りは出来るかもしれない。

ゲームみたいに相手の心の内が見えてたら、どれだけ現実を楽に過ごせるのだろうか。

相手の心が分かるのだから、告白を失敗する事も無い。

自分の好きな相手が自分に好意を向けているのかわかるのだから。

 

しかし、現実はそう甘くない。

相手の気持ちなんてものは、分かるはずがない。

だからこそ、人間は面白いのだ。

だから、彼女は人というものが好きなのだ。

 

でも今日ほど、心を読む力を渇望した日は無いだろう。

 

(ここで、ずっと考えていても暗い考えしか出てこないわ。こんな時は何処かに出かけて、気分を紛らわしましょう…)

 

パンパンと軽く手を叩くと、サッと黒服の人が数人現れる。

 

「車を出して頂戴。行先は近くのショッピングモールよ。」

 




☆9 biohazaーdさん 紅桜風月さん 山ノ翁さん 三日月大和さん
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後編は、8月8日0:00更新予定です。皆でこころの誕生日を祝いましょう!
あと最近、沙綾と美咲が自分の中で上がってきてるんですがどうすれば良き?


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こころ誕生日記念 後編

いよいよ本日は我が愛しの弦巻こころの誕生日!
歌えや騒げや!今日は宴じゃ!
何故かアンケートこゝろに入れた人多いけど、気にするな!そんな人にはこころの魅力を語った1万字越えの奴送ってやんよ。



彼、昴は、適当に携帯でゲームをしながら美咲を待っていた。

20分位待てど美咲は来ず、電話でもかけてやろうと思っていた時に、待っていた人は来た

 

「あ~ごめん。待った?」

 

「あぁ、めっちゃ待った。」

 

「女の子の準備には時間がかかるんだから、男ならちょっとくらいに待っても文句言わないで」

 

「最近だと、男なら!とか、男なんだから!ってパワハラになるんだって」

 

「へぇ~次から気をつける。」

 

「まぁ、いいよ。所でこころって何を渡したら喜ぶと思う?」

 

「アンタが渡すなら何でも喜ぶでしょ」

 

「こころは誰に何を渡そうとしても喜ぶからな…その優しい所が好き…!」

 

「ハイハイ、ご馳走様。で?何買うか決まった?」

 

「こころは何でも喜ぶから逆に決めにくい…

多分こころなら、犬のフン上げても喜ぶよ」

 

「一体恋人に何をあげようとしてるの…?

ていうか黒服の人に止められるでしょ。」

 

「だな。まぁ、取り敢えず見て回るか」

 

「っていうかあたしとアンタ2人で歩いてたらこころに見つかった時に勘違いされない?」

 

「こころがここにいる訳ないだろ。買い物とかは黒服の人だろうし、多分楽しい事でも探しているんでしょ」

 

「そっか。なら大丈夫か。」

 

「こころが嬉しくて、許してくれそうなの探すか…」

 

 

 

* * *

 

 

 

「こころ様、着きました。ここが、この付近で1番大きいデパートです。」

 

「ありがとう。」

 

「こころ様おひとりで大丈夫ですか?

今すぐここを買い取って貸切に致しますか?」

 

「大丈夫よ。私もそこまで子供ではないわ。」

 

「承知しました。ではお帰りになる時にはご一報を。」

 

黒服の人は、そこでサッと何処かに消えた。

 

「さてと、どこを見ましょうか。」

 

 

 

* * *

 

 

 

それから、彼女は沢山見て回ったが、彼女の心が晴れることは無かった。

どうしても彼の事が頭から離れなかったのだ。

 

「もう、全部見終わったしどうしまょうか…」

 

そのショッピングモールに入っていたファミレスでジュースをちゅーと飲みながら考えていた。

 

その時

 

「美咲、疲れたなぁ…」

 

「そうだね。ちょっとそこで休憩しようか。ご飯くらい食べていこ。」

 

「確かにいい時間だしな。ここでご飯食べるか」

 

 

 

* * *

 

 

 

何処かから、自分の頭から離れなかった恋人と隣には、自分の親友が仲良く2人で入って来ていた。

 

その時彼女は

自分は捨てられるんだ。

そう思った。

自分より、自分の親友の方が彼にとっては大切だった。

だから、自分の誕生日を覚えていてくれなかった。

 

『お願い。もう帰るわ。迎えに来て頂戴』

 

『了解しました。そろそろだろうと思って近くに止めてございます。すぐに向かいます』

 

そして、彼女は逃げるように走り去った。

目に少しの涙を貯めて。

 

 

その姿を親友は偶然見ていた。

 

 

 

* * *

 

 

 

「本当にどうするかな…」

 

「あっ。あれこころじゃない?」

 

「いや~あいつにあれは向いてないでしょ」

 

「え?何の話?」

 

「え?あいつに夏目漱石のこゝろは向いてないんじゃないかな…」

 

「え?違うよ。さっきこころがいたような気がしたんだよね。」

 

「でも黒服の人居ないし、気の所為じゃない?」

 

「そっかなぁ…」

 

「さてと、そろそろ再開しますか。」

 

 

 

* * *

 

 

 

彼女は1人、部屋で蹲り、嗚咽をこぼしていた。

 

「スバル…スバルぅ…スバルぅぅ…!」

 

愛しい彼の名前を呼びながら、自身の身体を抱きしめ慰めるように。

 

彼を散々自分の自己中心的な事に連れ回したのが行けなかったのか。

 

そんな考えが頭を巡り、自己嫌悪に陥っていた。

彼女の従者は何をするでもなく、ただ扉の前で主人の嗚咽をずっと、ずっと聞いていた

 

 

 

* * *

 

 

 

美咲と彼女への誕生日プレゼントを買い終わり、家に帰ると、家には黒塗りの高級車が止まっていて、黒服の人が二、三人家の前に立っていた。

 

「…どうかしましたか?」

 

「昴様、お車にお乗り下さい。」

 

押し込まれるように、車に乗り、弦巻家にへと向かっていった。

 

「昴様、つかぬ事をお聞きしますが、こころ様を愛していらっしゃいますでしょうか。」

 

「……いきなり何でそんな事を?」

 

「ただの確認です。弦巻家を継ぐ方かもしれないので。」

 

「えぇ。こころの事は大好きですよ。心の底から愛してます」

 

「その言葉が聞けて私共は満足です。

さぁ、着きましたよ。」

 

 

 

* * *

 

 

 

黒服の人に、通されたのはこころの部屋だった。

 

トントンとドアを叩く。

すると中から声が聞こえてきた。

 

「スバル……?」

 

いつもからは考えられないくらい弱々しい声だった。

 

「中…入っていいか?」

 

「えぇ…」

 

ギィィと普段は、何とも思わない扉を開ける音が、今はとても重々しく感じられた。

ぼすっとベットに腰掛ける

 

「スバル。ごめんなさい。スバルと美咲が付き合ってたのに気づかなかった私が」

 

「え?俺と美咲が?付き合ってないぞ。」

 

「嘘よ、私見たわ。スバルと美咲がショッピングモールで楽しそうに買い物してたのを。」

 

「あれは、こころの誕生日プレゼント買うのを手伝ってもらってただけだぞ?」

 

「え…?覚えてくれたの…?」

 

「まぁ、美咲に教えてもらったんだがな。」

 

そして、今日買ってきた物を渡す。

 

「お誕生日おめでとう。こころ。」

 

「…開けていいかしら?」

 

「勿論。こころの為に買ってきたんだから。」

 

開けると、あったのは太陽のブローチであった。

 

「俺にとってさ、こころは太陽なんだよ。

俺が落ち込んでても、いつも明るくて、こっちが元気を貰う。いつも笑顔で周りにいる人もいつの間にか笑顔になってる。ハロハピの世界を笑顔に!だっけ?あれもこころなら出来ると思うんだ。離れたくない。別れたくない!」

 

「誕生日忘れてたのに、何言ってるんだ!って思うかもしれないけどさ、俺はこころが心の底から大好きなんだ。愛してるんだ。

だから、ずっとこころの隣を歩きたい。隣にいたい。」

 

「私…スバルに嫌いって言ってしまったわ…」

 

「しょうが無いよ。あれは俺が完全に悪い。

恋人の誕生日忘れるなんて、恋人失格だ。」

 

「私…本当にぃ…このままお別れしてしまうんじゃないんかって…本当に…不安だったの…」

 

ポロポロと涙を零すこころ。

 

「私だって、別れたくない。ずっとスバルと、一緒に楽しい事を探したい。そして、将来は私のお父様とお母様みたいにずっと仲良く過ごしたい…」

 

「俺だって別れたくない。もう忘れない。忘れたら死ぬ!って勢いで忘れないから。そして、ずっとこころを大好きでいる。」

 

「だからさ、俺が言えないけど、笑おう!こころ。

こころに、泣き顔は似合わない。」

 

「笑顔…えぇ…そうね!笑顔だわ!」

 

「もうすっかり、遅くなったな…

この件は本当に俺が馬鹿だった…」

 

「もう過ぎてしまった事はしょうがないわ。

本当に反省してるなら、私の願いを聞いてくれたら水に流すことにするわ!」

 

「何でもお望みの通りに」

 

「2人だけで私の誕生日を、過ごそうと思って、パーティの準備をしたの。2人だけのパーティよ。それに付き合ってくれるなら、許すわ。」

 

「そんな事なら喜んで。」

 

「夜はこれからよ。沢山楽しみましょう?」

 

「あぁ。」

 

 

 

* * *

 

 

 

そして、暫くすると、部屋からは、

互いを求める声、ベットの軋む音、艶かしい嬌声、快感に喘ぐ声

それらが、部屋に響いていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………訳でもなく、ただ恋人との時間を、恋人との食事を楽しんでいた。

 

 

 

* * *

 

 

 

「……た?…なた!あなた!」

 

「んあ?何?」

 

「ずっと呼んでいたのに返事がないんだもの。心配したのよ?」

 

「ごめんな。ちょっと昔を振り返っていたというか…」

 

「色々あったわよね…」

 

「喧嘩もした、辛いことも沢山あった。でもそれ以上に楽しい事が沢山、本当に沢山あった。」

 

「あなたが浮気した事もあったわよね。私の誕生日を忘れちゃって!」

 

「あの時は本当に自分で馬鹿だと思ったよ。一応言っておくと浮気はしてないからな。昔も今も。」

 

「ふふっ。勿論分かってるわよ。したら、即効私が動くもの。そして……ね?でも秘書の人と距離が近いのはちょ~っと許せないわね。」

 

「俺の妻って意外と独占欲強かった…?」

 

「…嫌いになった?」

 

「全然。むしろ大切に思ってくれてる感じがして、嬉しい。」

妻の夜に輝く月の様に綺麗な金色の髪を撫でる。

サラサラとしていて、とても心地が良い。

相手も気持ちよさそうに目を細めた。

 

外の庭からは、2人の元気な子供の声が聞こえている。

 

そして、妻の胸には、太陽のブローチが昼の暖かな日差しを受け、キラキラと輝いていた……

 

 

 

弦巻こころ Happybirthday!!!

 




今好きなアニメは可愛ければ変態でも好きになってくれますか?とダンまちとありふれた職業で世界最強です。
可愛ければ変態でも好きになってくれますか?は小春ちゃんめっちゃ好き。あれでヤンデレを書きたい所存

☆10 浅田零さん
☆9 シュークリームは至高の存在さん おみつらさんさん
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本編
俺は逃げ出したい


どうも!知ってる人は知っているだろういつもは〇〇からはニゲラレナイというヤンデレを書いているぽぽろと申します!(ステマ)
作者はヤンデレを入れたくなる発作持ちなので、微ヤンデレを含みますが、ご了承ください


Q 戸山姉妹から逃げたら…?

 

朝5:00 脱走兵の朝は早い。

 

朝の早い時間に目覚まし時計、ケータイのアラーム、もう一個の目覚まし時計にアラームによって起きる。

 

普通の高校生ならここで二度寝をしていた事だろう。

だが、彼─九重 昴(ここのえ すばる)は違う。

 

今彼の周辺では、ガールズバンド。という女の子によって結成されたバンドが大人気だ。

 

キラキラドキドキを追い求めるキラキラドキドキの探求者

戸山香澄が率いるpoppin´party

 

高校生とは思えない程本格的で、プロも顔負けの技術を誇る、

湊友希那率いるRoselia

 

幼馴染5人によって結成された

美竹蘭と思いきや実は…

上原ひまり率いるAfter glow

 

貴方に笑顔をプレゼント!

いつでもどこでも弦巻家の力で貴方に笑顔(物理)をお届けします!頭のネジが外れてるようなバンド

ハロー、ハッピーワールド!

 

そして、アイドルとバンドという反対に近い2つを融合させた

丸山彩率いるPastel Palette

 

これら5つ計25人のガールズバンドのメンバーに、彼は大きすぎる好意を寄せられていた。

 

勝手に結婚の約束をされた事もあった。

朝起きたら、布団にアイドルが一糸纏わぬ姿で、いた事もあった。

 

起きると頬を染めて

「昨日は…楽しかったね///激しくてびっくりしちゃった。これからよろしくね! 貴 方 ♡」

 

と言われた時もあった。

あれは後に嘘だと分かり、ただ逃げない為の証拠が欲しかったらしい。

 

あの後何故か千聖さんに俺だけ怒られた。

何故かは覚えていないが、

なんか私を呼べとか、そんな内容だった気がする

なんでや!

 

まあそれは置いとくとして、何故こんなに早く起きたのか?となる人も居るのではないだろうか?

何故って?それはね…

 

 

逃げる為だよ!詳しく言うと逃げる為の準備かな?

 

もぉあいつらには迷惑をかけられた!

周りの美少女が沢山こちらに構ってくれるのは男として嬉しい。

 

けど行動がちょっと…

そのせいで精神が病んでしまった時期もあった。

あいつらが好き勝手に俺を連れ回し、人の預かり知らぬ所で勝手に約束され、俺はもう疲れ果ててしまった。

家に居ても心が休まらず、逆に疲れてしまっている。

 

だから、ここら辺で旅…とまではいかないが、どっかアイツらが知らない所でゆっくりと休養をしたい。

その為に俺はここから逃げ出さなくては行けない

 

しかし、そんな簡単に俺をこの街から出してはくれない。

 

前に普通に出ようとしたのだ。

しかし、丁度迷子になっていた花音先輩に見つかり、そこから、こころに伝わり…皆に伝わり皆に怒られる羽目になった。

特に、沙綾、リサ、美咲、千聖、つぐみ辺りの皆のフォロー役みたいな人達が怖かった…

 

そして、その中に明日香ちゃんとか六花ちゃんもいたのは謎

 

その1件から、俺の住む街周辺は、弦巻家の黒服の人によって監視されており、街の周辺には簡易的な関所みたいなのがある。

通称 弦巻包囲網は花咲川高校や羽丘高校まで範囲があり、そこから抜け出そうものなら

弦巻家に監禁されてしまうだろう…

 

しかし、そんな事で臆する我では無いわ!

 

という事で日課である黒服の人の配置を確認する。

 

あれ…意外と行けそうな気がする…

 

今日は何故か間隔が長く配置されてる

勝ったな。風呂入ってくる。

 

るんるん気分で家に帰る。

家でさっと準備して、逃げる為に

 

 

* * *

 

 

愛しのマイホームに戻ると、見慣れない靴が複数あった。きっとアイツらが置いていったんだろう。

家は彼女らの生活用品で溢れてるからね

何なら、あいつらのフィギュアとかが俺の部屋に許可なしに飾られている。

…あれに監視カメラでも仕掛けてられそうで怖い

 

逃げる準備でもするかとドアを開く

 

すると…ベットには膨らみがあり、誰かが俺のベットに入っている。

きっとガールズバンドの誰か。

彼女達はよく監視と称して家に来ていたりする。

鍵を渡してないのによく家にいたりする

 

一体何巻さんの仕業なんだー!

 

膨らみの正体を確認しようと、捲ってみる

すると正体は、星型(猫耳)の髪を持つ戸山香澄であった。

現在、大きく息を吸いながらのご就寝である

…おい。枕クンクンするな。

 

けど…まぁ…勝ったな。

 

彼女は、ちょろい。

騙されやすいっていうか…うん。悪い人に引っかからないようにね。

俺が言えないかもしれないけど

 

そして、そっと押し入れの扉を開き、必要な物を纏めてあるカバンを取り出し、いざ出発!

 

「皆…元気でな…大好きだったぜ。」

 

小さく呟く。

 

 

* * *

 

 

1話目で逃げれちゃうか~いや~これからの展開困っちゃうな~

どうする~九重昴の異世界転生ハーレム無双でも繰り広げる?

 

何て考えていた。しかしもう逃げられると確信していて油断していた。

 

カツン。コロコロ…

 

バックがフィギアに当たってしまって落ちた

 

普段なら気にしないような音の大きさだが、静寂な部屋には十分すぎる大きさ

 

「何処に行くんですか?昴さん?」

 

前から声が聞こえる。

いやそっちかーい!香澄じゃないんかーい!

 

目の前の人物へと目を向ける。

戸山香澄の妹であり、姉と違いしっかり者

今年で高校1年生になった戸山明日香ちゃんだった。

 

「いや…あの…ちょっと散歩に行こうかと…」

 

「へぇ…そんな大荷物で。ですか?」

 

うん。無理だ。もう少しいい言い訳思いつかなかったかワレェ!

 

「そんな大荷物で出るなんて、逃げるつもりですよね?」

 

「明日香ちゃんさっきまでどこに居たの?」

 

「話を逸らさないで下さい。上の物置です。」

 

怒りながらもちゃんと答えてくれる明日香ちゃん可愛い。でも今怖い。

めっちゃ威圧されてる。身体が痛いもん!視線で

 

「逃げるなんて悪い子さんですね。あと物置でこんな物を見つけてしまいました。

なんですか?これ。ほとんど裸の女性がいますけど。」

 

「えっと…それは…その…」

 

「私達が居るのにこれ、入ります?」

 

ビリッ!ビリッ!

 

目の前で大きな音で破かれる秘書(エロ本)

 

「弦巻さんに言いますよ?」

 

「やめて!ほんとに辞めて!こころだけは…」

 

「ん?ん~ん。はっ!いけない!昴君の監視をしないと行けなかったんだ!」

 

ようやっと、起き出す今まで空気だった香澄

そして、床に落ちている紙片を見て…

 

「昴君?どういう事かな?」

 

「えっと…その…」

 

「昴さん。逃げようともしてましたよね?」

 

「え!誠なの!あっちゃん!」

 

「おい。誰が死んで喜ばれる主人公ランキング堂々の12年連続1位の伊藤誠だとコラァ!」

 

「本当!って言う意味で言ったんだよ!昴君が誠だと確認する為に言ってないから!」

 

「ならややこしい言い回しすんな!」

 

「それは置いといて昴さん。何で逃げようとするんですか?」

 

「それは…」

 

「まぁ、大体理由は分かってます。しかしもう逃げられませんよ?さっきも言いましたが、弦巻さん呼びましょうか?」

 

こころはヤバい…

次逃げたのバレたら何ヶ月か何年弦巻家にいる事になるのか…

そしたら脱出の可能性は消えてしまう。

 

「なら、昴君!何するべきか分かるよね?」

 

俺がすべき事…

 

「右足の太腿を差し出す?」

 

「私達サイコパスじゃないよ!」

 

「今すぐその荷物を置いて、戻ってください。あとその荷物渡して下さい。捨てますから」

 

こうなったら強行突破!

目の前にいる明日香ちゃんを突き飛ばすようにすり抜け、玄関まで走る

 

「モドッテクダサイ?」

 

「……はい。」

 

何か…もう…手と足の震えが止まらない…

あっちゃん恐ろしい子!

 

恐怖に抗えず、渋々部屋に戻る。

 

その後?学校行くまでしっかり監視されてました。

 

 

Q 戸山姉妹から逃げたら…?

 

A 逃げたら妹の明日香にバレて、大変な事に!

香澄は空気でしたよ。えぇ。

 




最初の問題が当たった人は、私が10秒であなたの似顔絵(想像)をお送りします。
いないと思うけどな!
好評なら続く…


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電車で逃避行大作戦!

毎週の楽しみは、ゆきめぐTVときらピクVRです。
ゆっきーとみっく可愛い
あと散々急かされたので書きました。
次はリレー小説とか入ってくると思うので無理かも…
活動報告にリクエスト募集置いとくので、メンバーと逃げ方等書いていただければ幸いです。


劣悪まぐろの裏スジ!

 

「前回のあらすじ見たいな感じに言わないでください!」

 

「おーナイスツッコミ明日香ちゃん」

 

「確かに筋多いと食べにくいよね~」

 

「お姉ちゃんも乗らなくていいから…」

 

前回のあらすじ!

エロ特攻SSS+を持つ主人公、結城リ…じゃなかった九重昴は、今日もせっせと女の子のスカートの中に頭を突っ込む!

そしたらいきなり銀河帝国と反乱軍の戦いに巻き込まれてしまう!

仕方なく、ダースベイダーと戦い勝利を収める

 

「これはToLOVEるでも、スターウォーズでも無いんですけど!?あと1回も見たことありませんよね!スターウォーズ!」

 

「モモ可愛い」

 

(本当の)あらすじ

明日香ちゃんに怒られた。怖い。逃げれなくて俺(´・ω・`) ショボーン

 

「雑だ!」

 

 

* * *

 

 

 

Q 電車で逃げるとどうなるだろうか?

 

前回の戸山姉妹から逃げるのは失敗してしまった…

あの後明日香ちゃんにこってり絞られた

幸いにこころとリサ、沙綾、千聖、つぐみ、美咲のバレると面倒臭い奴らにはバレずにすんだ。

良かった…

 

そして、俺は気づいてしまった…

 

別に徒歩ではなくて良くね?と

電車で逃げればいいじゃん!と

 

電車だと不特定多数の人が乗っている訳で、流石に優秀な黒服の人と言えどそこから俺を見つけ出すのは至難の業だろう。

 

ふふっ。やったぜ!

 

そうと決まれば早速準備して行くまで!

そして俺は準備を始めた…

 

 

* * *

 

 

駅に着いて黒服の人がいるかどうか周りを見てみると、案外居るには居るが、比較的少ない

これは逃げれる…

 

ホームで少し待ち、来た電車に乗りつり革に捕まる。

 

一応の黒服の人の有無を確認しようとすると、会いたくない奴らがいた。

 

プラチナブロンドの髪、そして変装の為であろうマスクと帽子

それと一緒に空色の髪の少女

 

そう…千聖と花音だ。

 

確かあいつらは、カフェ巡りが楽しみだった気がする。

くそ!こんな時に居るとは…

 

でも幸いな事にバレていないので、携帯でも弄ってればバレないだろう。

って言う事で携帯を取り出そうと目線を落とす瞬間…

千聖と目が合った気がした。

 

そして、ブルル…と携帯が震えメッセージアプリに通知が来る。

 

見てみると…

 

『今電車の中に居るわね。何処に行こうとしてるのかしら?まさか逃げよう。なんて考えていないわよね?

逃げようとしてたら…分かるわよね?^^*』

 

怖い…最後の笑顔の顔文字がとてつもなく怖い…

 

怖かったので取り敢えず

『何でや!阪神関係ないやろ!』って送った。

 

人がいる手前、千聖はバレるのを嫌いそれ以来手を出してこなかった…

 

 

* * *

 

 

「次は~〇〇駅~〇〇駅で~ございます~お忘れ物!落し物無いよう~ご気をつけ下さい~」

 

俺が降りる駅(今決めた)に着き、一刻も早くあいつらから逃げる為に

 

そうと決まれば、直ぐに出口から出て足早に向かう。

ふっ。これなら撒けただろ。

 

 

「ふえぇ…迷っちゃった…千聖ちゃんどこ…?」

 

聞きなれた声。

あんま聞きたくなかった声

 

…ごめん。花音さん。今は無理だ。

誰か親切な人に連れてって貰って…

 

まあ、バレない…「ふえぇ…あっ!昴君!」

 

バレたぁぁぁぁぁぁぁあ!

即落ち二コマレベルのフラグ回収

 

「あのね昴君私迷子になっちゃって…千聖ちゃんの所に連れてって貰えないかな…?」

 

「断ったらどうします?」

 

「う~んとね。美咲ちゃんとこころちゃんに連絡を…「分かりました!連れていきますので勘弁して下さい。」ありがとう♪」

 

ニコッと微笑む花音さん。

可愛いけど…今は怖いよ…

 

そして、仕方なく花音さんを連れて、千聖さんの元に帰す。そして速攻逃げる!

 

…のは良いんだけど、

 

「何で花音さん腕に抱きついてるんですか?」

 

「昴君がまた逃げないようにする為!」

 

「自分がまた迷子になる心配はしなくて良いんですか?」

 

「そしたら、昴君がまた見つけてくれるでしょ?私信頼してるよ?」

 

そう。何を隠そう今まで逃げるのに成功したと思われたその時!

必ず迷子中の花音さんと会うのだ!

…本当何でだろうなぁ~

 

「あ!千聖ちゃん居たよ!」

 

「あら?花音。昴に連れてきて貰ってたの?やっぱりね」

 

「おいこら。やっぱりとはどういう事だ」

 

「花音ってほっといたら勝手に迷子になるじゃない?そして昴が見つけてくれるじゃない?そしたら貴方逃げれないじゃない」

 

「おい。それでも本当に花音の友達か!勝手に迷子になるって対策を考えろ」

 

「ふえぇ…ごめんなさい…」

 

「もう花音送り届けたから帰るな。じゃーなー」

 

さっと手を挙げ素早くその場を…

「待ちなさい。何処に行くの?」

 

「逃げ…ちょっとコンビニに」

 

「へぇ~逃げるの。じゃあ私達のカフェに付き合って貰うわね。それでいいわよね?花音」

 

「うん!勿論だよ!昴君いた方が楽しいよね!」

 

「…ちなみに断ったら?」

 

「お説教と1週間私の家に居ることになるけど?」

 

「行かないと死ぬ奴ですね分かります。それで?何処だ?そこは」

 

千聖に差し出された携帯を覗く

 

「おい。方向逆だぞ。」

 

「し、仕方ないじゃない…!

分かりにくいんだもの…」

 

「やーい!千聖電車の乗り換え下手くそ!」

 

ここぞとばかりに千聖を煽る。

うっひょょ!楽しい!

 

「……」

 

「ねえねえ千聖おこ?おこなの?」

 

「 ス バ ル ?死ぬ準備は出来たかしら?」

 

千聖の笑顔。ちょお笑顔。

…この顔はヤバい奴だ…修羅だ…

 

「大変申し訳ございませんでした。

この事態を真摯に受け止め

再発防止策を講じさせて頂きます」

 

「へりくだるまでのスピードと質が異常だよ…」

 

「って事で花音行くわよ。ほら、道を教えなさい」

 

「嫌だ!嫌だ!体液撒き散らしながら、大声で泣き叫ぶぞ!」

 

「昴君…素直に泣き叫ぶって言った方が…」

 

「ほら、さっさと教えなさい。」

 

「じゃ、じゃあ、大声で下ネタを叫びながら喚くぞ!」

 

「一々対抗策が面倒臭いのよ貴方…

ほら、早く教えなさい。私の家で1年を過ごしたくなれけば」

 

「期間増えてる!増えてるからぁぁぁあ!

引っ張って連れて行くなぁぁぁぁぁぁ!

あとそっち逆ぅぅ!」

 

その男性の叫ぶ声はよく響き渡った。

 

また1から作戦考え直しか…

次の作戦を考えながら引きづられていった…

 

 

 

Q 電車で逃げるとどうなるだろうか?

 

A 迷子系美少女に見つかって、無理やりその友達に連れていかれます。

 




☆10 うえしーさん
☆9 よろうあさん ティアナ000782さん 積木さん シクルドさん 松原悠斗さん 
☆8 みゃーねこさん
その他お気に入り登録や感想ありがとうございます!
実は、千聖さんに怒られた時に踏まれるという案があったのですが、やめました。
次回!氷川姉妹!かリサ姉!(適当)

…次回があったらね
ちなみにタイトルは、天駆けるほっしーさん
https://syosetu.org/?mode=user&uid=236905

主人公の名前はサラ☆シナさん
https://syosetu.org/?mode=user&uid=163034
にご協力頂きました!
御二方ありがとうございます!


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N〇K大作戦!

最後にリクエストの事何ですが、微ヤンデレ。で抑えようと思っているのでヤンデレは…厳しいかな…
番外編としてなら書くかもしれないです。


もうさ、変に作戦考えずにもう1回そのまま自然に出ようぜ。

って事でそのまま自然に出ようぜ作戦。

またの名を「思考放棄作戦」を実施する

 

すると…

 

「意外と行けたわ。笑」

 

うっひょい!これで自由だ!

 

喜びに満ち溢れる。

これで…自由だ…

 

そんなのもつかの間…

 

 

「ふえぇ~。あっ!昴君。良かった…また迷っちゃって…」

 

あっ…

 

 

 

* * *

 

 

 

 

前回の裏スジ

 

「裏スジが本題になってるじゃない…」

 

前回のあらすじ!

Trenle kaç。Fakat başarısızlık。Тысяча Быть

проповедуемым

 

ураааааааааааа!!

 

「トルコ語とロシア語になってる…ふえぇ…分からないよ…」

 

「訳しなさい。てか最後までトルコ語で通しなさいよ…あと途中でソ連兵にならないで…」

 

「電車使って逃げる。でも失敗。千聖説教。」

 

「何で私の所だけロシア語なのよ」

 

「何か千聖って言ったらロシアかなぁ…って」

 

「なんでよ…」

 

 

Q 人混みに紛れたらどうなる?

 

 

俺は今パン屋にいる。

その場は、パンの香ばしい香りに包まれている

俺の隣には、明るく笑顔を振りまきながら接客をする1人の少女

 

彼女との距離はとても近く、その所為か

小さい頃から染み付いているパンの香り

そして女の子特有の甘い匂いがこちらの鼻にまで届く

離れようにも彼女に腕をロックされている為、動く事が出来ない

…ドラムやってるだけあって、力強いな…

 

ど う し て こ う な っ た ?

 

…え?ほんとにどうして?

 

それは少し遡る…

 

 

 

* * *

 

 

 

ある日の昼

 

ふっふっふっ…俺は完全無欠の作戦を思いついてしまった…

 

皆はこんなことわざを知っているだろうか?

 

「木を隠すなら森の中」と

意味は…あの~その~何か同じ所似たようなもん入れたら見つかりにくいで!っていう意味だった気がする。

 

だから人混みの中に入れば、バレないんやね?っていう作戦。

前回も似たような作戦だったけど、今回はハロハピはどっか言ってて迷子マイスターが居ないから大丈夫。

 

これより!のんびり 人混みに 加わる 作戦

略して N H K 作戦

を開始する!

 

作戦名がどっかの受信料を分捕る放送局を被ってるけど気の所為。偶然の一致。

記憶にございません。

 

って事で人が多そうな商店街の方からGO!

 

俺は商店街の方へ歩を進めた。

 

 

 

* * *

 

 

 

さて、商店街に着いたんだが…

ちょっとおかしい。

何で皆こっちみてんの?微笑ましい目で

 

まあ、いいか。

 

すると、60代くらいの女の人がこちらに来る

 

「今日は、奥さんの所に行かなくていいの?

浮気は、ダメよ!」

 

ん?????????

 

「あの…すいません。結婚した覚えはないのですが…」

 

「別に隠さなくても良いのよ?

皆知ってるわよ?」

 

「皆知ってるんですか?!」

 

「ほら、早く行ってあげなさい!」

 

「は、はぁ…」

 

早く行けって一体どこに行けと言うのだ。

誰と結婚の約束させられたのか知らんし

…もしや弦巻家。

やだやだやだ!

 

するとまた、おばちゃんがやって来て…

 

「あら?山吹ベーカリーの跡継ぎさん?」

 

「違います。」

 

「隠さなくても大丈夫よ!ほら、早く行ってやんなさい!若奥さん待ってるわよ!」

 

そのまま引きづられるように、山吹ベーカリーへと連れていかれた…

 

 

 

* * *

 

 

 

「いらっしゃいま…お帰り。」

 

「ただいま?」

「何か今商店街で、俺と沙綾が結婚した的な噂が流れてるんだけど?」

 

「知ってるよ。流したの私だもん。」

 

「何故に…?」

 

「昴また逃げようとしてたから。もう逃げないように」

 

「…知ってたの?」

 

「香澄から聞いた。」

 

「うっそマジで!?」

「ねえ。何で逃げようとするの?」

 

「さあ沙綾」

 

「何それ?」

 

「寝る前にふと思いついた言葉。暫く頭から離れなくて大変だった。語感めっちゃ良くない?」

 

「確かにいいけどさ…って事は私の事考えてたって事?」

 

「それは、ちょっとポジティブ過ぎるかな…

寝る前にふと思いついたって言っただろ」

 

「そっかー。私のこと考えてたくれてたんだー」

 

「話を聞け」

 

ニヤニヤとした表情を浮かべ、こちらを見てくる。話を聞いて…

 

「おお!昴君!ちょっと手伝ってくれないか?」

 

この場を救ってくれるかのように、奥から出てきたのは、山吹亘史さん

「別にいいですよ。」

どうせ今から逃げようとしても沙綾に止められるだろう。

だったら、諦めて手伝うのも悪くない。

沙綾の母、千紘さんは体は強くないのだ。

無理でもして、倒れられたら大変だ。

 

って言う事があって、パン屋にいるのか…

 

案外ちゃんとした理由だった笑

 

 

* * *

 

 

そして今、客もある程度引き、太陽が沈みかける時間

 

「お疲れ様。どうだ、昴君。ご飯でも食べていかないか?」

 

「お気遣いはありがたいのですが…ご迷惑になるかと…」

 

「昴ご飯食べていきなよ。じゃないとまた逃げようとするし。来ないとフランスパンで殴るよ?」

 

「食べ物を大切にしろよ…パン屋の娘…

でもやっぱりご迷惑かけるし…」

 

ご迷惑(俺が逃げれないから)\_(・ω・`)ココ重要!

 

「そんなの気にしなくていいさ、

だってもう、家族だろ…?沙綾を嫁に貰ってくれるそうじゃないか。」

 

「一切そんな事言った記憶が無いんですが…」

 

「そうだろうね。だって私たち家族が広めたんだから」

 

「あんたら家族揃って共犯か…」

 

「ほら、昴君。私が腕によりを掛けたんだから食べれくれないと…」

 

「分かりましたよ!千紘さん!」

 

この家族は皆強引だな…

純くんと紗南ちゃんは、大丈夫だろうか?

あの子達も毒されてない?大丈夫?

 

無理矢理、夕食をご一緒する事になった。

そして

料理めっちゃ美味しかった(急な場面の切り替え)

 

「もういい時間ですし、そろそろ帰らせてもらいますね。」

 

もう少しで、9時になる頃。

人の家から帰る時間としては遅いくらい

 

「え?昴泊まるんじゃないの?」

 

「え?流石にそれは…」

 

「えー。昴にい泊まろうよー!フランスパンで叩くよ!」

 

「そうだよ!紗南、昴お兄ちゃんともっとおしゃべりしたい!」

 

「山吹家、フランスパンを凶器として採用しすぎじゃないですか?」

 

可愛らしい声で、反抗してくる純君と紗南ちゃん

えぇ…家族皆で俺を逃がさないようにしてくるやん…

 

「って言う事で、昴君は沙綾の部屋にでも泊まっててくれ。布団は沙綾と一緒に寝ればいいだろう?」

 

「え゛っ゛?」

 

「昴?少なくとも逃げようとしないでね?

まあ逃げても商店街の人に逃がさない様に言ってるから大丈夫か。」

 

「ファッ!?」

 

そのまま、俺は次の朝まで沙綾に身体をロックされたまま迎えた。

あと逃げた事への説教を食らった。

 

沙綾…まじ怖かった…

 

沙綾の身体の感触?

さあ沙綾

 

 

 

 

Q 人混みに紛れたらどうなる?

 

A 人混みに逃げると、パン屋の家族に勝手に結婚したという噂を商店街に流されて大変な目に合います。気をつけましょう。否定するのにすっごく骨が折れました

マジさあ沙綾。皆も使おう!さあ沙綾

皆合わせて、3、ハイ!

 

「さあ沙綾!」




次回!
友希那かリサ姉かあこちゃんかこころ
他の方のヤンデレ小説見てきまーす!
ε”ε”ε”(ノ* •ω• )ノニゲル

☆10 平和なしらす。さん ヒローキさん 松原悠斗さん(オイユウト(#゚Д゚)ヤメロッ!!)

☆9 キリギリススキキキさん みゃーねこさん ラットイコールトリさん シャインダイナマイトさん カプ・テテフさん レイドラさん アルプスだるまさん 
ハイパー扇風機さん Asuhaさん

☆7 零崎罪識さん
その他多くの感想、お気に入り登録ありがとうございます!


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疲れさせよう大作戦!

皆さんお元気でしょうか?
あこを書くにあたって、前の案で書いてたら面白くないという事で書いてた1000字、2000字が没になって一気に萎えましたが、私は元気です。
やだ…私はあこを上手く書けない呪いにかかっている…
アンケートのご協力ありがとうございました!
書くかは鳥取砂丘に埋めてきて、羽丘に決まりました!


「なあ?沙綾。」

 

「うん?何?ついに婿入りしてくれる覚悟できた?」

 

「いや、違ぇよ!」

 

沙綾の部屋に軟禁状態の俺は、真剣な雰囲気で目の前にいる沙綾へと話しかけた

 

「俺。最近悩みあるんだけど聞いてもらっていいか?」

 

「それは愛する夫の為なら聞くけど…変な事じゃ無いよね?」

 

「だれが愛する夫だ。別に変じゃないよ」

 

「ならいいや。何?私に出来ることがあるなら何でもするよ?」

 

「あのさ…俺。この街からどうやって逃げようかな?って」

 

「一生悩んでなさい!」

 

バチンっ!と頬に大きな衝撃と共に、大きな大きな季節外れの紅葉が咲きましたとさ…

 

 

 

* * *

 

 

 

Q ここ上手い具合に思いつかないんだけどどうする?

 

 

ごろんとベットに横になり、携帯に映し出される大して興味のない「これを誰々と食べましたー!」という投稿

それらを流しながら見ていると、その今まで食べ物や景色が映し出されいた画面には、

 

充電してください

 

との文字

本当に最近充電の減りが早い気がする。

もう寿命か?買い換えるのめんどくせぇ…

 

SNSを漁るのも打ち止めにし、充電器へと繋ぎ、あいつらから逃げる作戦を考える。

だか、今あいつらは家に居ない。

あいつらは必ず1人は俺の監視に着いている

しかし、今は居ない。

 

これはチャンスでは…?

 

 

逃げる準備を進める。

 

「おっじゃましまーす!」

 

玄関から響く、明るく元気な声

 

「遊びに来たよ~昴にい!」

 

今日来たのは宇田川あこでした。

やったぜ!チョロ…

 

「お~あこ来たのか。」

 

彼女も香澄と同じようにチョロい。

チョロインの1人だ。

中学生から高校生になった彼女。

しかしあんまり変わらず、元気で小動物的な可愛さを持つ

 

しかし!チョロい!

 

例えば…

頭を撫でる

 

「あこ、もう高校生だよ!一人前のレディーだから!撫でないで!」

 

「なん…だと…」

 

中学生の時は「ふにゃぁ…」って言いながら、撫でられて、逃げる隙があったはずだ!

 

「逆にあこが昴にいを撫でてあげる!」

 

「しかし、中学生に撫でられるのはアウトのような…」

 

「あこ、もう高校生!」

 

子供の成長は何と早いのだろうか。

前まで中学生だった彼女がもう高校生になり、俺の頭を撫でようとしている。

 

ま、まだこれだけでは無いぞ!

昔の弱点はまだあるんだ!

 

「あこ。ケーキあるけど食べるか?」

 

「ケーキ?食べる!食べる!」

 

…ケーキには弱かった!

いや、これは女子全般に当てはまるのか?

 

冷蔵庫から彼女と同じバンドである今井リサが作っていったケーキを渡す。

見た目美味しそうだけど、何入ってるか分かったもんじゃないから、俺は食べないでおく。

彼女は本当に過保護だ。

もう介護に近い。

いや…それはまた別の機会に語るとしよう。

その内家に乗り込んでくるし。

 

「ん~めっちゃ美味しいよ!これ!」

 

とっても幸せそうな顔をして、ケーキを頬張る。

 

飲み物も出してやり、暫く彼女が幸せそうに食べる姿を眺めていた。

幸せそうに食べている姿を見るとこっちまで幸せになってくるよね!

 

 

 

* * *

 

 

 

「何かしよーよ!」

 

食べ終わって満足したのか、こちらに何かをしようと投げかけてくる。

…いや、俺逃げたいんだけど?

逃げさせてくれない?

 

よし…いい事思いついたぞ…

 

「それじゃあ、あこ。クイズでもしよう!」

 

「クイズ?やるやる!昴にい、途中で逃げないでね!」

 

「逃げない、逃げない…」

 

今回の作戦は、クイズを出してボケて突っ込み疲れさせてから逃げよう作戦

 

 

「まぁ、まずは第1問!」

 

最近あった恥ずかしい事はなんでしょうか?

 

1 先生の事をお母さんと呼んでしまった。

2 友達だと思って話しかけたら、知らない人だった。

3 海老の真似をしてたら親に見られた。

4 もう生きてる事が恥ずかしい

「最初はめっちゃあるあるなのに、3つ目は正気の沙汰じゃないし、最後は何でネガティブになっちゃったの?!」

 

「答えは何番でしょうか?」

 

「う~んと、2番!」

 

「正解!」

 

2問目!

パンの一種で、デンマークやその周辺のスカンジナビア諸国に源を発し、世界各国で様々なものを指す場合があるパンはな~んだ!

 

「あこの闇の力を持ってしても分からないよ~」

 

「正解はデニッシュでした!」

 

「あ~あ!蘭ちゃんの頭にある奴!」

 

「それはメッシュだよ!」

 

第三問

学生あるある第6位はなんでしょうか?

1 先生をお母さんと呼ぶ

 

2 クラスに1人は必ず特撮好きな奴がいる

 

3 トイレ出た後、手を洗わない奴がいる(主に小学生)

 

4 大地にえのきが芽生える

 

5 テストの終了のチャイムと同時に答えが分かる

 

6 メガネ掛けている人のあだ名は『メガネ』

そしてメガネが本体とか言われる

 

7 メガネを掛けると『俺頭良くなった感じするわ~』と言うその発言から頭の悪さが伝わって来るような発言をする奴がいる

 

「選択肢多いし、ソースって何処?あこ聞いた事ないよ?」

 

「台所」

 

「調味料のソースじゃなくて!!」

 

「いや、さっきのランキングの紙が台所の引き出しの中にあったから…」

 

「何でそこにあるの…?あとそんなピンポイントなランキング考えた人誰なんだろ…」

 

「俺!」

 

「やっぱりソースは昴にいじゃん!」

 

「いや、ソースは台所にあるって…」

 

「調味料のソースじゃなくて! 」

 

「いや、さっきのランキングのメモが台所の引き出しにあったんだって!」

 

「無限ループって怖い…」

 

ハッハッハ!どうだ!疲れたか!

そして隙を見せたが最後、俺は抜け出して逃げるぞ!ジョジョぉ!

 

「あこ、もう疲れちゃった…」

 

眠たそうに目を擦りながら、欠伸をする

 

「ほら、寝てもいいぞ」

 

「うん…そうする…」

 

そして、彼女は寝だした。

 

 

 

…俺の服の袖をしっかりと掴んで…

逃げれねぇよ。おい。

 

何とか外そうと、呑気にもう寝息をし始めたあこの手を解こうとするが、万力の様に掴んでいるせいで取れない

 

…寝るの早くない?あと寝てるのに何でそんな力で掴んで寝てるの?

怖いんだけど!

 

「昴…にぃ…どこにも…行かないで…」

 

寝言と思われし事を言う彼女。

 

「…仕方ねぇな。」

 

俺も一緒に目を瞑り、寝る事にする。

先週の沙綾の流した噂の誤解を解くのに疲れたので、ちょうどいい休養だ。

そう思うことにしよう。

 

 

 

 

* * *

 

 

 

 

 

 

暫くすると、部屋からは2人の男女の寝息が聞こえ始める。

しかし、女の子が急にパッチリと目を開けて、こう言った。

 

 

「やっぱり、昴にぃってチョロいね。

あこの闇の力を使った演技力に見事に騙されちゃって。

昴にぃは、逃がさないよ?」

 

いつもの様に明るく、元気では無く。

昏い淀みのある目を持っている彼女の呟きは

もう1人に届くはずも無く、直ぐに消えて言ってしまった…

 

 

 

Q ここ上手い具合に思いつかないんだけどうする?

 

A 顔文字で誤魔化そう!└(՞ةڼ◔)」┌(՞ةڼ◔)」

 

 

 

 

 

美竹蘭との結婚生活

 

 

空気が澄み渡り、小鳥が囀るそんな気持ちいい平日の月曜日の朝。

学生や社畜の人達に取っては、地獄の1週間が始まるそんな嫌な曜日

1人の男性が、未だに布団にくるまり、呑気に寝ていた。

 

「…て …きて」

 

誰が呼んでいる。

でもまあ、面倒臭いし無視でいいや。

 

「さっさと起きろ!」

 

「グハッ!!」

 

鳩尾に綺麗な右ストレートが入る。

 

「蘭…もっと丁寧に起こしてくれ…」

 

俺は丸まりながら、ピクピクとうずくまる

さながら、死にかけの虫

 

「朝ごはん出来たよ」

 

「おう。後で行く~」

 

「今すぐ来て。」

 

「10分経ってからなら」

 

「グハッ!」

 

「分かった…今行くから辞めて…死にそう…」

 

お腹を抑えながら、下の階へと下っていく

 

散々逃げようとした俺は、ついに蘭に捕まり、一方的な結婚をされた。

 

「おはようございます。お義父さん」

 

「うむ。おはよう」

 

目の前に並ぶは、玉子焼きや焼き魚、味噌汁、ご飯といったThe!和食!といったメニュー

どれもとても美味しそうだ

 

…最初は地獄だったよ?

朝ごはん炭なんだもん。

腹壊すわ!

 

そこから、だんだんと上達していき今では美味しいと思える程に上達した。

 

コツは?って聞いたら

 

「愛の力…かな。」

 

と顔を真っ赤にしながら答えた

 

「今日も美味いぞ。蘭」

 

「別に…いつも通りだよ」

 

謙遜しながら、顔赤くする

相変わらず、褒められるのは慣れていない

そこはかわいらしいんだよなぁ…

 

「昴、今日は華道の特訓の為にあそこ行くよ」

 

「ヴェ!?まじで!?行きたくないんたけど」

 

蘭は家の華道を継ぎ、俺はその蘭に習っている。

お義父さん曰く、今は当主は昔から習っていた蘭になっているが、その内に俺を当主にしたいらしい…

その為に俺は、蘭による拷問に近い特訓を受けている。

 

家ではある程度だらけてしまう。という理由である程度の山奥にある所で練習している

朝ごはんも食べ終わり、どうやってあれから逃げようか考えていると、プップーと言う音が外から聞こえる

 

「昴、迎えの車のクラクションしたから行くよ」

 

「え?中居のサカナクション?(難聴)」

 

「そんな事言ってないし…」

 

そのまま連行され、地獄を見る事になった。

 

「ほら!昴、次!」

 

「嫌だァァァあ!」

 

彼女との結婚生活は、甘い物ではなく、悪魔による特訓続きの毎日でした。

 

「誰が悪魔だって…?」

 

ひぃぃぃぃい!




そろそろ一次創作の「前世扇風機だった俺は売れ残って、処分されたと思ったら転生しましたwww」という遊び心100パーセントの小説の1話目が完成すると思うので、投稿したらよろしくです!
リレー小説の方もお願いします。
誰が入ってきてもいいのよ…?リレーに

☆9 ディザスダーさん ドM犬さん 俺達総帥さん Mairo Murphyさん
その他お気に入り登録、感想等ありがとうございます!
とっても励みになります!
次回、ゆきにゃ、美咲、こころ?辺り


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作戦名って考える必要無くない?

前回は最高18位まで日刊ランキングに乗るとこが出来ました!ありがとうございます!
最近週一投稿出来てて嬉しいです。でも思いついてるのは後、美咲くらいしか居ないけど…


「昴にい!昴にい!あこからも問題出していい?」

 

「おぉ。もちろん」

 

「えっとね…インド・西アジアなどの、平たいパン。小麦粉を練って発酵させ、薄く伸ばしてかまどの内側に張りつけて焼く物…これナンだ!」

 

「質問なのに勝手に自己完結すんな!」

 

 

 

* * *

 

 

 

Q 彼女から逃げたかったです…

 

 

 

 

一目見た時、俺は彼女に惚れた。

腰まで伸びる綺麗な銀色の輝きを放つ髪

力強いが透き通り、聞いている人がつい泣いてしまうようなそれ程綺麗な透明感のある声

 

そして、俺だけ知っている彼女の秘密

猫好き。

そのギャップもたまらなく可愛い。

 

彼女を見ているだけで、逃げようなんて気持ちは無くなり、彼女の隣を歩きたいと思う

 

「友希那…ずっと前から…好きだ…!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何やってんだ!お前はぁぁぁぁ!」

 

ここは湊家友希那の部屋。

そこには、湊友希那と俺、九重昴

 

「何って…作曲よ。」

 

「歌って言うより、ただの小説だよなぁ!?」

 

「私が作曲と言えば作曲なのよ。」

 

「なんちゅう俺様っぷり…

地味に小説の語彙力皆無だし…」

 

「仕方ないじゃない。これが、今の私の限界よ。」

 

「……お前が本当に歌作ってんのかが不安になってきたんだけど」

 

Roseliaの湊友希那。

こいつはことある事に、俺を呼び出し、作曲の手伝いをさせられる。

俺は音楽に詳しい訳では無いので、大変困っている。

反抗したらしたで、過保護のリサが俺を1日世話をされてしまう。

そしたら、逃げる事が出来なくなってしまう

 

「ブチュルズブボッチュルチュボボボキュスボッチョ!!!」

 

「俺のカバンとディープキスすんな!」

 

「そう言えばふと思ったのだけど」

 

軽くヨダレまみれになったカバンを離す友希那

汚い……

 

「何だ?」

 

「この長い長い下り坂を君の自転車の後ろに乗せて、ブレーキいっぱい握りしめて、ゆっくりゆっくり下っていく~

という歌の歌詞あるじゃない?」

 

「まあ、有名だよな。ゆ〇」

「あれって、ブレーキ掛けながら、坂下って行ったらよく考えると危ないと思うの。」

 

「確かに前にゴロゴロ転がっていくか、右か左には倒れるよな。」

 

「どっちかと言うと後ろに座っている彼女が死ぬわ」

 

「前にスコぽーん!って投げ出されるよな。

でも、〇ずファンに怒られてしまえ!」

 

「ちょっといいのが思いつかなくて、聞いてたら思ったのよ。」

「詰まったのか。じゃあ、俺気分転換出来るような物買ってくるな。」

 

嬉々として、カバンを持ち、買いに行こうとする。

うっひょお!逃げれる!

 

……でもどっかから、視線感じるんだよなあ…

 

まあ、逃げれれば関係あるまい。

早速行こうじゃないか!

しかし、友希那に袖を捕まれる

 

「ダメよ。逃げるじゃない。」

 

「逃げない。逃げない。」

 

まぁ!逃げるマンマンですけどね!

チョロインだから大丈夫でしょ

 

「なら、私もついて行って良いわよね?

私の為に買ってくれるんだから、好みの物を買わせてもらうわ。」

 

「いや…友希那さんのお手を煩わせる訳には…」

 

するとガラッと窓を開けて、

 

「何をなされようとしているので?」

 

「リサも呼ぼうと思って。

リサー!すば…モガモガ」

 

慌てて、口を手で塞ぐ。

 

「何すんだよ!奈良県に埋めるぞ!」

 

「どういう事よ…」

 

「今からカフェに行かない?」

 

「……拒否権は?」

 

「あると思う?」

 

「ありませんね。知ってましたとも…

そしてリサかこころを呼ばれるんだろ…」

 

「分かってるじゃない。逃げようとしても無駄ね。何故なら、貴方の携帯には発信器……あっ。貴方への愛の力で分かるわ。」

 

「おいこら、今なんて言った?発信器って言ったか。道理で充電減るの早いし、逃げようとした所に美咲とか沙綾とか花音さんがいる訳だ!

多分犯人は燐子さんか麻弥だな!コノヤロウ…」

 

「奥沢さんと山吹さんは分かるけど、松原さんは違うわよ?」

 

え?嘘?あいつ素で迷って的確に俺の所にいるの?

後で、携帯以外に発信器着いてないか確認しよう…

 

携帯の内部に付いていた発信器を乱暴に取り、ぶん投げる。

 

「ほら!行くなら行くぞ!」

 

「そこのカフェは、ヘルシーさを売りにしてるらしいのよ。」

 

「へぇ~今どきにありがちな感じだな。」

「ヘルシーを重視しすぎて、衛生感皆無のハンバーグとか。」

 

「ちゃんとそこまで考えろよ…」

「食後には、タバスコかラー油か選べるのよ?ホットかアイスかもね。」

 

「食後はやっぱアイスのラー油……ってならんだろ!ヘルシーさはどこに行った!?」

 

「ヘルシー?何言ってるのかしら?

ヘルシーはこう書くのよ。

 

 

HEII SEEと。」

 

 

「……絶対に行きたくないわ!そんなカフェ!

地獄見せられてんじゃねぇか!」

 

「そんな奇妙な所に行けばいい案が出るかもしれないじゃない?」

 

「地獄見て終わりな気がするけどな…」

 

「今調べたけど、もう潰れたそうよ。残念」

 

「だろうな!必然だわ!」

 

「なら公園にでも行きましょ?」

 

そして、公園へと移動すると猫が1匹そこにはいた。

 

「友希那、猫が……ってもういないし……」

もう彼女は猫の元へと言っていた。

 

「ふふっ。ニャーン。にゃぁーん。」

 

そして、彼女の世界に入ってしまっていた。

 

 

 

 

……待てよ?これは逃げれるチャンスなのでは無いか?

そうと決まれば善は急げと言うし、逃げるぜ!

 

 

 

* * *

 

 

 

「ちょっと、見なさい。このにゃぁーんちゃん……あら?昴……?」

 

彼に呼びかけても、返事も姿も無かった。

 

 

……やってしまった。

いや。まだ可能性はある。

携帯を取り出し、電話をかける。

 

「燐子!昴の位置情報は分かる!?」

 

「友希那さん…すいません…彼に付けた発信器、計30個程、全て取られています…

これは、多分パスパレの方達が付けたものも一緒でしょう…」

 

……やってしまった…

彼を逃がしてしまった…

 

自分のせいで。

 

 

 

 

 

 

一体彼はどこに逃げたろだろうか…

とりあえず、皆に知らせなければ…

 

 

 

Q 彼女から逃げたかったです……

 

A え?あ……そうだね……?

 




今月中に、黒澤月音改め、桜紅月音さんとのバンドリとごちうさのクロスオーバー作品をお届け出来ると思います。ごちうさ側は月音さん、バンドリ側は私、ぽぽろが書くのでぜひ!宜しくお願いします!
1番下にURL貼っときますね~

☆10 虚白さん アントムさん
☆9 めうさん yajueさん アルベさん 帝政ブルゴーニュさん レ イ ンさん megane/zeroさん 深々さん スペボーさん とみなんさん とまぼーさん
☆8 Amiyeさん 
その他お気に入り登録、感想等ありがとうございます!

黒澤月音
https://syosetu.org/?mode=user&uid=278259


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線路は続くよどこまでも。でも弦巻も追いかけてくるよ。どこまでも

タイトル長い…思いつかなかった結果。こうなった…
最近、夏バテなのか気力が湧かなくて困ってます。すっごい無気力…
皆さんも体調管理にお気をつけ下さい。
あとランキングにて、9位に入ってました。ありがとうございます…


湊友希那は焦っていた。

彼を逃がしてしまった為に。

 

まだ、遠くには行ってないだろうという判断を元に市内を探し回っていた。

 

 

そして、お目当ての彼はと言うと……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「むぐむぐむぐ~~!」

(早く離せ!)

 

「ん~、よしよし。」

 

「むぐむぐむぐ~!むぐ、むぐむぐむぐ!」

(いいから離せ!そして、頭を撫でるな!)

 

「んもう…暴れないの!くすぐったいでしょ!」

 

「むぐむぐむぐむぐ~!」

(だったら離せよ!)

 

「この~!絶対に離さないからね!」

 

「むぐ~!?むぐむぐむぐ!」

(マジ!?窒息死するから!)

 

 

彼は今、高校生にしては大きく、柔らかく育った胸にホールドされていた。

 

 

「むぐむぐつぐぅ…!」

 

「何だ。ふざけてる余裕あるじゃん☆」

 

落ち着け…俺。

こんな時は素数を考えるんだ…

3.141592653589…

 

あ、違うこれ円周率だ。

何がπだ!頭から離れねぇよ…πが…

 

「むぐむぐむぐぅ…」

(こうなったら…)

 

脇腹に何とか手を伸ばし、軽く突っつく。

 

「ひゃっ!?」

 

よし…この隙に脱出だ…!

 

相手が怯んで、拘束が緩んだ隙を付いて脱出する。

 

「おい!何しやがる!」

 

俺が拘束を受けていた相手は、俺が逃げて来た相手、湊友希那の幼馴染

とっても過保護のギャル

 

 

今井リサであった。

 

 

何でこんな風になってしまったかと言うと……

 

 

 

* * *

 

 

 

「はぁ…はぁ…」

 

勘違いして欲しく無いのだが、別に興奮をしている訳では無い。

走って居るので呼吸をしているのだ。

 

 

そして俺は、湊友希那の隙を付いて逃げていた。

 

せっかく掴んだこのチャンスを逃す訳には行かないのだ。

 

必死に逃げる。ひたすら逃げる。

黒服の人も居るだろうからそれも避けながら。

 

 

すると、前を見ていなかった所為で、誰かに当たってしまった。

 

ポヨン

 

ん?これって人にぶつかった時になる音か?

 

「捕~かまえた☆」

 

そして、聞こえるのはどこがで聞いたことのある声

今井リサだった。

別名 筑前煮ギャル、母性の塊等など色々ある

 

「もぉ~友希那だけで心配だったから、着いて来て正解だったよ~」

 

「さてと、家に帰ろっか☆」

 

「嫌です。」

 

「と言ってもまあ、連れていくんだけどね♪」

 

するとさっと、黒服の人が現れる

 

「おい…待て…黒服の人って事は…」

 

頭に思い浮かべるは、こんにちは、幸せな世界(和訳)のバンドのボーカル。

 

「あっ。大丈夫だよ。こころには言ってないし」

 

「なら、良かった…って良くないじゃん!離せ!HA☆NA☆SE! 鼻背!歯奈瀬!覇菜世!」

 

「後で、ちょっとお仕置きするから♪」

 

「え…?嫌だァァァ!」

 

そして、俺はお神輿の様に担ぎあげられ、どこかに向かって言って行った…

 

これからのリサの行動を考えると不安でしょうが無い…

 

 

 

* * *

 

 

 

「はい。あ~ん」

 

「…………」

 

「ほら、あ~ん。」

 

いつもこうだ…

彼女今井リサは、面倒見がいいと言うかお節介と言うか、過保護だ。

 

今も俺の膝に彼女が座り、スプーンを差し出している。

 

喉が乾いたので、テーブルにあるお茶まで手を伸ばし取る

…のを彼女に手刀で払われる。

 

そして、湯呑みを差し出してこうして飲めと強制される。

 

「あのさ…?俺、赤ちゃんじゃないんだけど?」

 

「だって、昴逃げるから、アタシが何もかも管理しちゃえば、逃げないでしょ♪」

 

「発想が怖いし、どうやって湯呑みで逃げるんだよ…」

 

「えっと…鍵に湯呑みを変換して?」

 

「錬金術師じゃねえよ…自分の家の鍵持ってるし」

 

「あぁ、それなら今井家特性南京錠で固めておいたよ♪」

 

「文字通り固めるんじゃねぇ!あと、今井家特性南京錠って何だよ!物騒だな!」

 

「家の家訓でね?気になった人が居たら、それで玄関を固めれば、その人と結ばれる。っていう伝説があって。」

 

「そりゃあ、強制的に2人だけになればなぁ…」

 

「ってか、好きな人とやれ。俺は関係無いだろ」

 

「……それ本気で言ってる?」

 

「うんうん。マジマジ。」

 

「アタシも含めてだけど、皆異性として昴の事大好きだよ?」

 

…え?

 

「マジで言ってる?それ」

 

「うんうん。本当だってば~」

 

「道理でアイツらが逃がしてくれない訳だ!」

 

「1話の方で、『彼は大きすぎる好意を寄せられていた。』って言って無かったっけ?

てっきり知ってる物かと…」

 

……?

 

「……あ、うんうん。アレね。覚えてるよ!もちろん。」

 

「…忘れてたでしょ?」

 

じとー。こちらを見つめてくる。

 

「覚えてる。覚えてる。どれ位かと言うとね。

自分が赤ちゃんの時の記憶くらいかな」

 

「それ絶対覚えてないじゃん……」

 

「まあ、それは置いといて。もう帰っていいよ。満足したし♪」

 

「何か怪しいな…」

 

「怪しく無い。怪しくない。全然怪しくないよ?」

 

「逆にそう言われると怪しい」

 

「まあ、本当の事を言うと、今日は軽くだったけど外に行くとこころが本気で探し回ってるらしいから逃げれないよ♪」

 

「あ…(絶望)コノヤロウ…

S H I N E (〇ね)!」

 

「それは死ねじゃなくて、シャインだよ?」

 

「派遣社員になれなくて死ぬんだ?(難聴)」

 

「耳鼻科行ってきたら?」

 

「俺はこころに捕まらず逃げ切って見せるぞ!もうこんな所に居られるか!俺はもう逃げる!」

 

「そんな丁寧に死亡フラグ立てなくても…」

 

「フラグは折るもの……だろ?」

 

「何でそんなにフラグ立てるかな…」

 

ガチャを勢いよく扉を開け、この市からの脱出を狙う。

外はもう夜。

 

勝ったな…

 

夜と言う事は、周りは暗く見えづらい訳で、そうすると見るから無いわけで…

 

「やったー!やっと…やっと逃げれる…」

 

 

「あっ!やっと見つけたわ!」

 

……嫌な予感がする。

ゆっくりと後ろを振り向くと…

 

「探したのよ?スバル!世界中ね!

もう少しで、世界中に手配書を出す所だっだわ!」

 

もう少しで世界中が敵になる所だった…

危ねぇ…

 

「もう遅いし、送っていくわ!」

 

「……あの世に…?」

 

余分に弦巻の力を使わせやがって…

あの世に送ってやる…

見たいな展開だったらどうしよう。

弦巻の怖い所は、文字通り何でもできる所何だよなぁ…

 

 

「勿論。私の家によ!」

 

「嫌なんですけど?」

 

「ごめんなさい。今の聞こえなかったわ!もう1回言ってちょうだい?」

 

「嫌です。」

 

「喜んでくれて私も嬉しいわ!」

 

話通じないんだけど?

 

 

 

その後、弦巻の家から出してもらえたのは、この日から3週間後だった……




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ヤンデレ大作戦!

前にTwitterの方でアンケートを取って、美咲を先に投稿するという事になったのですが、作者の思いつきによって、美咲を次回にする事にしました。投票して頂いた人には申し訳無いです……
話は変わって、今回は金曜日投稿じゃない理由は、早く投稿して、ガルパンを全部見て早く映画を観たいからです。ガルパンをいいぞ!元々不定期更新だからね。しょうが無いね。それではパンツァーフォー!


₍ ◝('ω')◟ ⁾⁾₍₍ ◝('ω')◜ ₎₎

(((└( 'ω' )┐)))ドンドンチャカチャカ

 

「昴?最近You〇ubeでよく流れる七つ〇大罪のゲームのCMの真似は辞めよう?伝わらないと思うよ?」

 

「マジで?ならさ、リサ。

バーチャルYou〇uber風の奴のサプリ紹介のCMの方が伝わる?」

 

「……それもちょっと違うかな」

 

「それと、脚はこう!そしてこう!」

 

「いやあぁぁ!ダンス部の熱血指導ぅぅぅ!」

 

 

 

* * *

 

 

Q ヤンデレになって見よう!さぁ、今すぐ貴方も目のハイライトを消して、虚ろな目でさぁ!

 

 

……やばい人だと思われるよ?やると。

 

 

 

 

皆は『ヤンデレ』と言う言葉を知っているだろうか?

いや、まあ俺(作者 )の作品を見てると言うことは知っているだろう。メタいけど。

 

今回はこれを使おうと思う。

 

俺は気づいてしまったのだ。

別にあいつらから逃げるのを馬鹿正直に今のまま逃げると一応あいつらは俺に好意があるらしいので、逃がしてくれる訳ないのだ。

 

……この前初めて好意がある事知ったけど。

 

だから、1度アイツらの好感度を下げればいいんじゃないか説が浮上してきたのだ。

 

アイツらの好感度を下げるには……と考えた所ヤンデレになれば良いんじゃない?と思った次第でございます。

 

それで考えた所ヤンデレ。と言うことを思い付いた。

だから独占欲を全面に出して、あいつらに接すれば「うわ…何こいつ。キモッ!」ってなって逃げれる!って寸法よ!

 

……それはそれで傷づくかもしれない

 

でも、まぁいい。

 

それで誰にしようか……

 

と考えていると、携帯が震え、メッセージを受信した事を告げる。

 

送信者は松原花音であった。

 

花音か……ちょうどええわい。ぐへへ~

 

 

 

* * *

 

 

 

花音に誘われたのは、ショッピングであった。

千聖は忙しいみたいで、居ないため迷わない様に保護者的な感じで、越されられた。無理やり。

 

ひっどい事しやがる!

 

でも、今回は都合のいい。

女子の情報伝達速度やばいからね?

 

花音と無理やり手を繋がされ、歩く。

そして、連れてかれた場所はデパートであった。

まぁ、ある程度あるからな。

 

「何か買う予定の物でもあるのか?」

 

「あの…実はただ見たいだけ…何だよね…」

 

「そっか。」

 

そして、デパート内をさ迷い、彼女の好みの所で、止まり、中を見てまた歩き出す。

 

 

例えば、カフェに行ったり…

 

「あ!昴君!この店今調べたら、1000人に聞いた。このお店は満足しました?と言うアンケートで800人以上がイエスと答えたお店なんだって!」

 

「へぇ~世の中にはそんなにキリストっているんだな。」

 

「そっちのイエスじゃないと思うよ…?」

 

「そして、残りの200人はきっと、家康だな。」

 

「それはシュール過ぎるよ……」

 

 

例えば、花音がクラゲのアクセサリーで興奮してちょっと引いたり…

 

「昴君!クラゲのアクセサリーあるよ!これは多分エチゼンクラゲじゃないかな…?可愛いな~」

 

「……それ毒持ってる世界最大のクラゲじゃなかった?キモくない?」

 

「違うよ!世界最大のクラゲはキタユウレイクラゲだよ!キタユウレイクラゲは、直径は約2m30cmで、触手の長さが約37メートルのクラゲなんだよ!」

 

「お、おぅ…」

 

その他色々あったんだ。

でも、ヤンデレ的な事は思いつかないんだ……

 

 

* * *

 

 

 

ここまで何もヤンデレっぽい事言えてないぞ…

ヤバい…

 

ヤンデレ…ヤンデレのセリフ……何だ?

どんなセリフがある?

 

あ、これとかか?

 

「か、花音?」

 

「ふえぇ?」

 

「あんま他の男見るなよ?」

 

どうだ!気持ち悪いと思っただろ!

 

「うん!安心していいよ?私興味ないから。」

 

あれ~~?何でこの子ちょっと嬉しそうな顔してるの?

 

な、なら!

 

「俺から少しでも離れたら、俺死ぬからな?」

 

これはどうだ!面倒臭い奴だろ!

 

「分かったよ!ならもっとくっつかないと…だね…?死んじゃうんだもんね。安心してね?私も死ぬその時は一緒だよ?」

 

あれ?効かないんだけど?この子に。

俺が可笑しいの?

 

ギュッと距離を縮められ、腕に抱きつかれる。

 

「さすがにここまで近寄らないくても、俺死のうとしないから安心して。そしてちょっとくらい離れて?」

 

「ダメ!ここから少しでも離れたら私が死ぬ!」

 

「一体どういう原理!?」

 

あと何でお前が少しずつヤンデレになってきてんだよ。おかしいだろ。

 

 

 

* * *

 

 

 

途中、歩いていると、とてもスタイルが良くグラマラスな女性がいた。

男はそんな女性に目を奪われてしまうものだ。

 

「昴君?」

 

隣から聞こえる冷たく、低い声。

え?そんな声どっから出てきたの?

 

目はこちらだけをじっーと見つめている。

やっぱり、お前の方がヤンデレじゃねーかよ。

 

あぁ…助けて…誰か。

ほら、こころ。どうせどっかで監視してんだろ?

家出る前に身体とバックに着いてたGPSと盗聴器は外して、燃えるゴミにぶん投げて来たけど、どっかで黒服の人が聞いてるんだろ?

助けろ。

 

「昴君?他の女の子の事考えてるでしょ?私分かるよ?昴君の事はな~んでも。

でもダメだよ?彼女の私の事考えて?今は」

 

「別に付き合ってるわけじゃ……」

 

「ん?何か言ったのかな?私聞こえなかったんだけど。」

 

「別に付き合ってるわけじゃ…」

 

「ごめん、聞こえなかったな~」

 

「付き合ってるかも…しれませんね…」

 

「ん?」

 

「付き合ってます…」

 

「よく出来ました。」

 

ニコッと微笑み、こちらに手を伸ばし頭を撫でる。

怖いんだけど?

その後はもうこんな感じですよ…

もう震えが止まりませんもん……

 

 

この作戦失敗!解散!

 

 

 

Q ヤンデレになって見よう!

 

A 男のヤンデレは需要が無いし、花音の新たな世界を切り開いてしまったぜ……




次回のは今の所2100字書けてるので、多分早く投稿できると思います。多分……
あと伊藤美来の2ndアルバムが楽しみ過ぎます。早く来ないかな~

☆10 みゃーむらさん 柏ヶ崎 コアさん 世界くんさん
☆9 ゆっくりシップさん いっちぇーさん とみなんさん 雨季同家さん
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そう言えば、ヤンデレ成分が足りない人には私が最近書いた短編「弦巻こころは手に入れる為に……」を見ましょうね?結構自信作なんですよ?


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一緒にいる人居るから大丈夫だろ大作戦

投稿早いって?もう少ししたら、リアルが忙しくなって書けなくなるかもしれないから、今のうちに投稿しないとダメなの…



あの日からと言うものを花音は大変な事になってしまった…

 

「だから花音!包丁を持って近づいてくるのは辞めてくれ!」

 

「ふえぇ?お料理しようと思ったんだけど…」

 

「ややこしいわ!」

 

「何食べたい?雌豚のソテー、雌豚のステーキ雌豚のスープ色々あるよ?」

 

「…それって人間の肉じゃないよな?」

 

「………もちろん。私がスーパーで買ってきたお肉だよ?」

 

「何だ今の間は!心配になってきたぞ!」

 

「安心して?ちゃんとスーパーで買ってきた奴だから」

 

「そして、食べたら2人で愛を確かめ合おう…?」

 

「しないからな。」

 

 

 

 

* * *

 

 

 

Q 恋人のフリをして、あいつら逃げたったwww

 

「YouT○beかな?」

 

You○ubeのVTuberの広告ウザいと思った人はグッドボタンとコメント欄に書いて言ってね!

 

「だから、You○ubeじゃないんだわ」

 

 

 

 

 

 

俺はある事を思いついてしまった。

前にリサに捕まった時に良い事を聞いた。

 

ガールズバンドの奴ら全員が俺に対して、好意を持っていてくれていると言うこと。

 

そりゃあ、男として嬉しいが、俺は逃げなくてはならない。

もうあいつらに振り回される生活は嫌だ!

 

という事で今回の作戦は、アイツらの好意を利用しようと思う。

恋人の振りをするのだ。

あいつらの中の誰かと。

 

そうすれば、24人が諦めるだろう。

もう恋人が出来たのだから、逃がしても良いだろうと。

 

そして、後はその恋人の振りをする奴を言いくるめて、逃げれば完璧のペキでは無いだろうか。

 

そして、この作戦で最も重要なのが恋人の振りをする人だ。

 

例えば、リサ、たえ、香澄、こころ、友希那、千聖、彩、イヴ、日菜、モカ、ひまり

この辺りは散々振り回されて疲れる未来しか見えない人達。

 

りみは良さそうに見えるが、多分山吹ベーカリーに行って沙綾に何か色々言われるからNG

また部屋に監禁されたくないし。

 

蘭は何か怖いから嫌だ。

 

つぐみは癒されるけど、裏でどす黒い事考えててそうでやだ。

 

はぐみも疲れるからやだ。

 

RAISE?ごめん。何言ってるか分からない。

何かシュシュみたいな名前の奴居たのは覚えてる。

 

そうなると、適任そうなのは……あいつか。

早速電話を掛けてみよう。

 

『あ!もしもし?俺だけど。ちゃうちゃう、オレオレ詐欺じゃねえから。俺だって!だからオレオレ詐欺じゃないんだって!あっ、切ろうとするな!』

 

何事もなく、相手を呼び出せました。

 

 

 

* * *

 

 

 

「で?何であたしは呼ばれたの?昴の逃げる計画の手伝いならやだよ?あたしは」

 

「まぁ、早まるな。美咲」

 

そう、俺が呼んだのは奥沢美咲だ。

理由は、何か後腐れ無さそうだから。

あと俺への好意が薄そう。

 

「俺が、今日のを思いついた詳しい状況知りたいかい?」

 

「知らなくていいよ……」

 

「あれは、前に沙綾の所に行った時の事だった……」

 

「……結局言うんだ。」

 

 

 

* * *

 

 

 

「そらにかがやく キラキラぼし! キュ○スター!」

 

「お~紗南ちゃんはキュ○スターに変身したんだな。俺は何のプ○キュアに変身しようか…

よし!」

 

「全てを忘れて酒を飲む!キュ○ウォッカ!」

 

「昴?教育上に悪い事をやるのはやめようね~まだ、未成年でしょ」

 

「痛いって!沙綾痛い!笑顔で足を蹴るの辞めて!サイコパスかよ!」

 

「あ~お姉ちゃん昴お兄ちゃんを虐めちゃダメだよ!悪い奴だよ!このキュ○スターが守るから!」

 

「紗南ちゃん、優しいんだね。」

 

すっかり、プリ○ュアになったつもりの紗南ちゃん。とても微笑ましい。

 

「でも、紗南。昴は、ここから逃げようとしてるんだよ?」

 

「う~、やっぱ昴お兄ちゃん悪者~!」

 

「そうだ、そうだ!やっつけちゃえ!」

 

「待って!2対1は卑怯だろ!」

 

「昴お兄ちゃん、こんな言葉あるんだよ?

『勝てばかんぐん?って』」

 

「それちょっとした悪者のセリフだからね!?」

 

「昴兄!仮面○イダーごっこして遊ぼう!」

 

「俺仮面ラ○ダーよく知らないけど、何となく分かるぞ!」

 

「何で、女の子向けのプリ○ュアはよく知ってて逆に男の子向けの仮面ラ○ダーは知らないの…?」

 

「俺はあの…あれ、えっと…何かコウモリみたいな奴に腕噛まれる奴。俺あれな。」

 

「雑!もっと詳しく言わないと分からないと思うよ?純も」

 

「何を言ってるのか、さあ沙綾」

 

「……まだ引きづってたんだ。その言葉」

 

「口に出して言いたい言葉ランキング第2位だぞ!因みに1位は雲湖朕鎮(うんこちんちん)な」

 

「急に低レベルな下ネタになったね…」

 

「はぁ?これは秦の始皇帝が言った『怒りや興奮で冷静な判断が出来ない時にこそ、周囲に目を配れるような心を持つべきである』っていう下ネタを集めた言葉とは思わない様な素晴らしい言葉なんだぞ!」

 

「はいはい…」

 

 

 

 

* * *

 

 

 

「って言う事があって思いついたんだよ。」

 

「……どっから思いついたのかさっぱり分かんなかったんだけど?」

 

「考えるな!感じろ!俺達は雰囲気だけで言っているんだ!」

 

「……それはそれで問題じゃない?」

 

「んで?何であたし呼ばれたの?まだ聞いてないんだけど」

 

「あれ?もう2200文字いったのに、本題言ってなかったっけ?」

 

「ちょっとメタイかな~」

 

「俺と1日恋人になって欲しくて。」

 

「え?」

 

「な、何であたし?」

 

「美咲が良かったから。」

 

後腐れなく別れられそうで。

あんま興味無さそう。

最初にも言ったけどね。

 

「へ、へぇ…あたしが良かったの?」

 

「美咲じゃないとダメだった。」

 

他の奴等は何を交換条件にされるか分かったもんじゃねぇ。

美咲だとその辺が安心だ。きっと…

 

「へ、へぇ…そんなにあたしの事好きだったんだ…」

 

綺麗な黒髪を指でクルクルと弄びながら、ボソボソと何かを言っている。

 

「分かった。やる。」

 

「マジで!?美咲ありがとう!愛してる!」

 

「あ、愛してる?!それはちょっと急すぎると言うか……

あたしも心の準備してなかったと言うか……

あ、あたしも……昴の事…す、好き…かも……? 」

 

顔を真っ赤に染め、ボソボソと何かを言っている美咲。

 

「あ?ごめん。ぬか漬け漬けて聞いてなかった。何て?」

 

「あんたは、このちょっとの時間に何やってたの…?な、何でもない///」

 

「顔赤いけど?」

 

「これは暑いから!」

 

「確かに、暑いよな……まだ梅雨空けて間もないし、梅雨の時でさえ暑かったのに……

参っちゃうよ……」

 

「あ…うん。そうだね…」

 

「まあ、いいや。行こうぜ。」

 

スっと手を差し出す。

これで……やっと……逃げれるかもしれない…

 

黒服の人の行動パターンは覚えてる。

ステルスはメタ○ギアやって、完璧。

 

ふっ…失敗する要素が見当たらないぜ

 

 

美咲も恐る恐る手を握ってくる。

 

そして、そのまま市から隣の街に行く。

すると、途中で…

 

「あら?スバルじゃない!どこに行こうとしてるのかしら?逃げるのはダメよ?」

 

「うげ…こころ…」

 

「あら?私とあって何か困るのかしら?私の家でじっくり話し合いましょう?」

 

「やだ。」

 

「忘れたのかしら?私達とした約束。必ず1人以上の人といる事。」

 

あ~あの勝手に決められた一方的な約束ね。

 

「ふっ…こころ。これを見ろ。今美咲といるから約束は守ってんだよ!!」

 

握っている手をこころに見せる。

 

「む~!」

 

それをこころは頬を膨らませて見ていた。

何で?そんなに愛しの美咲盗られて悔しいの?百合なの?百合なのか!?

 

「って事でじゃあな。」

 

 

作戦は上手く行ってるな!

さっすが俺!

よし!このまま黒服の人によって作られた関所からも行けるんじゃないかな~

 

「美咲~、こっち行くぞ~」

 

「え?あぁ…うん。どこ行くの?」

 

「関所。」

 

「逃げるの?」

 

「まぁ…な。」

 

「だったら…!あたしも連れて行って!」

 

「え…?」

 

「あたしも…好きだから。」

 

「え?」

 

「ほら、行くよ!」

 

無理やり手を引っ張られて、美咲に連れていかれる。

 

 

 

そして、2人は何処かに消えていった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シーズン2

彼女達には取り戻したい人がいる。開幕…

 

 

 

 

 

(適当)

 

 

 

 

 

多分始まらない

 

 

 

 

A 恋人の振りして、誰かと一緒に逃げたら逃げれました☆




この先の展開思いつかなかったら、知らないフリして消しときます。
後最後雑になったのはごめんやで。
雲湖朕鎮は前に友達と狂ったように言ってた。
キュアウォッカと言って元ネタわかる人は居るのか…
最近プリキュア見てるから入れたくなった…

☆9 ハチミツたいやきさん ひとりのリクさん アルベさん
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その後の…

どうも。もう少しで夏休み入るけど、色々予定があって休みがろくに無い作者です。
7月は1日位しかなかった気がする…
まあ、なので、小説は気長に待ってて下さい。
時間を見つけて私も書きますがね
最後にアンケート設置したので、投票してくれたら幸いです。


あたし、奥沢美咲はやっと…やっと!彼を手に入れた。

今あたしは彼と2人で生活をしている。

 

お金は?と思うかもしれないけど、気にしないでくれるとありがたいかな…

大人の事情とかあるからさ。

 

あれから彼と2人で遠くに行き、先程も言ったが、2人で!生活をしている。

2人で。大事な事だから繰り返し言ったよ?

 

そして、今は朝。

彼は今、布団で気持ちよさそうに寝ている。

その寝顔を見るのがあたしの日課

幼い感じを残しながらも、端々に凛々しい面影を残している寝顔は見ているだけで幸せだ。

そして、こっそりと寝ている顔にキスをする。

 

2人で『同棲』の様な形を取っている今の現状

これは、夫婦と言っても過言ではないと思う。

 

家で二人っきり。あたしとしてはこれ以上の幸せは無い。

 

そして、朝ごはんを作り終えると丁度よく彼が目覚める

 

「んあ~?美咲おはよう~」

 

まだ少し寝ぼけている彼。

その姿も堪らなくかっこいい。

 

「おはよう。ご飯出来てるよ。」

 

「いつもありがとな。美咲」

 

「別にあたしがやりたくてやってる事だし、別にいいよ~」

 

「美咲って家事全般上手だよな。」

 

「まぁ、親いない時に弟達の奴もやってたからね~」

 

「いや~着いてきてくれて助かった。美咲はアイツらと違って、一緒にいたら落ち着くんだよな~」

 

「ん、ありがと。」

 

「将来は美咲みたいな人と結婚するかな~」

 

「別に今あたしと結婚しても、いいでしょ?」

 

「携帯潰す奴だからな~」

 

あれは忘れもしない、ある日…

 

 

逃げてきて間もない時、携帯は1日中鳴りっぱなしだった。

電話やメールの通知が1日止まらず、なり続ける。

いい加減しつこいと思い、出て一言言ってやろうと思ったのだ。

 

そして、今携帯を取ろうとした時に…

 

バキッ!と音を立てて、携帯は割れた。

壊した張本人は、美咲だった。

 

「あ~ごめん~足元見てなくて。ホントウニゴメンネ~」

 

「…なんでちょっとカタコトになってんだよ…」

 

「別にカタコトになんてナッテナイヨ~

いつも通りダヨ~」

 

「何か連絡先もお前の以外消えてたし。」

 

「別に必要ないじゃん?」

 

「んまぁ~そうなんだけどね?勝手に携帯触るなよ…」

「変な写真無いかな~ってさ。」

 

「昨日お前に写真全部消されたばっかだコノヤロウ!」

 

お陰で、千聖さんの寝ている画像を使って脅そうとか、つぐみの天使っぷりが分かる奴とか思ってたら全部消えたわ!

あといつの間にか入ってた皆の自撮りの写真

パスパレ辺り売ったら高そうじゃん?

 

 

こんな感じで今、2人は幸せに暮らしている。

 

逃げてきた街はと言うと……?

 

 

 

* * *

 

 

 

おや?丁度その街に来た5人組がいるみたいですよ?その会話を聞いてみましょう。

 

「なあ、宮村~」

 

「なあ、くどはる~みたいなノリで言うんじゃねーよ。何だ。」

 

「何か…この街の雰囲気ヤバくないか?

空気が重いって言うか、何か悪いって言うか…

山吹ベーカリーとか北沢精肉店とかも何か明るさ無かったし…」

 

「言わんとしてる事は分かる。何か変な感じだよな。」

 

「この中での1番の常識人の僕としても、何かおかしいと思うからね。」

 

「「「「は?」」」」

 

「あなたはホモです。」

 

「くそー!それを言ったら、和登(ワト)さんだって!」

 

「は?お前何言ってるの?お前の家に進撃して、ダイナミック土下座して、頭の粘液使って爆発させるよ?」

 

「ブラ○ディオスかな?」

 

「俺はホモなんじゃない。人妻が好きなだけ何だ!」

 

「どっちにしろ性癖ヤバいよ…和登」

 

「私は百合百合してるのが好きだな~」

 

「俺ら何話してたんだっけ?」

 

「さあ?あのRoseliaのリサが人妻になってたりしてたらエロくね?って話じゃない?」

 

「そうだったような気がする~」

 

 

 

関係ない話が大半でしたが、関係の無い人が気づいてしまう程、昴が消えた街は荒みあんなに明るかった商店街すら、活気が無くなっているのです。

次は少し、バンドメンバーの方を覗いて見ましょう…

まずは松原花音の家から…

 

 

 

* * *

 

 

 

「昴君昴君昴君昴君昴君昴君昴君昴君昴君昴君昴君昴君昴君昴君昴君……」

 

「姉~ちゃん、ご飯だってさ。」

 

「昴君!」

 

「待って!姉ちゃん、俺は昴?って人じゃないから!あなたの弟!力強いって!抱きしめないで!頭割れる!割れる!助けてぇぇぇぇえ!」

 

「昴君、良かったね。頭割れたら桃太郎見たいに私達の子供が生まれてくるかもしれないよ?」

 

「そんな桃太郎グロイわ!

あといい加減話聞いて?姉ちゃん。本当に痛いの!」

 

「なんで昴君私か離れようとするの?

好きな人でも出来たの?分かった。挨拶にそいつを○しに行けばいいのかな?

私の昴君を誑かした罰として」

 

「お母さん!姉ちゃんが何か怖いこと言ってる!助けて!」

 

松原花音は昴を病的に恋しがり。

 

 

 

* * *

 

 

 

「つぐ~スーくん来ないね~」

 

「うん……来ないね…」

 

「アタシはまだ昴は戻ってくるって信じてるから。」

 

「そうだな!蘭の言う通り信じないとだな!」

 

「私はいつでも待ってるから。昴君を」

 

「お~つぐ、意外と奥さんっぽい~」

 

「お、奥さんなんて…

からかわないでよ!モカちゃん!」

 

「これはつぐートすれば、スーくん戻ってるかな~」

 

「何?モカ。つぐートって」

 

「つぐの事をツ○ッターにツイートする事だよ~

ちなみに今モカちゃんが作りました~」

 

「まあ、あたし達は気長に昴を待とうか。」

 

「蘭賛成~!私達を昴君が捨てるはず無いしね!」

 

「その前にひーちゃんはお腹をムグムグ…」

 

ひまりが、モカの口に手で押さえつける

 

「それ以上は言っちゃダメ!」

 

幼馴染5人組は幼馴染同士傷を舐め合い

 

 

 

* * *

 

 

 

「スバルはどこに行ったのかしら!」

 

「はっ!只今捜索中であります!」

 

「私の大切なスバルに怪我や変な虫が着いてたら困るわ。迅速にしてちょうだい!

私の将来の旦那様になるのよ!スバルは!」

 

「了解しました!」

 

お嬢様は権力を存分に振るい、居場所を探そうとし。

その双眸には、嫉妬、焦り、怒り、様々な感情が渦巻いていた。

 

そして、その他の人達も

二十四者二十四様、ガールズバンド全員が、彼居ない悲しみに暮れていた……

 




最近のマイブームはプリキュアと伊藤美来のLINEライブを見ること。
アルバム来るの楽しみ!
あっ。あとぜひ。つぐート皆さんも使ってくださいね!

☆10 おかかご飯さん
☆9 零桜紅雅さん Mairo Murphyさん
☆8 カラド・レライエさん
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昴が盗られていると不安よな。弦巻、動きます

最近、へごちんが好きすぎるぽぽろです。
めちゃくちゃ可愛い



昴のある日の日常①

 

今は学校。朝早くにこっそり、逃げようと思っていた所、パンを買いに来てたモカに捕まった。

山吹ベーカリーはまだ空いていないはずなんだけど…

 

モカ曰く

 

「何かそんな感じがしたからかな~」

 

といつもの間延びした声でそう答えた。

そして、腕をガシッと捕まれ、無理やりafter glowの奴らに監視され学校まで来させられた。

ひっどいことしやがる!

 

そして、今は体育の授業の最中

普通は、男子と女子に別れるんだろうが、まだ、共学して間もない為男子が極小数だ。

その為、男子と女子が合同だったりする。

体育着の女子が動いて揺れてるのがヤバい。

ナニとは言わないけど。

 

そして、やっているのは、マット運動等の器械体操だ。

器械体操って最初ロボットダンス見たいな奴だと思うよね。機械体操こっちの字だと思っちゃう。みんなもそうだよね?

 

そして、俺はバク転や前宙等を決める。

すると先生が

 

「お前運動神経いいんだな。ちょっと見直したぞ」

 

「いやぁ…日頃からやってるんで。」

 

じゃないとあいつらから大変な目に遭うからね。

 

「……?日頃からとはどういう事だ…?」

 

先生が、疑問を言っている瞬間、俺の姿は女子の中に消えた。

近くでわーきゃー言われると結構うるさい。

 

「ねぇ。スバル?」

 

何処からか蘭の声が聞こえた。

しかも、ちょっと怒ってる。

そして、身体が動き出した。

 

その女子の高さを超えるジャンプから空中三回転半ひねりからスタイリッシュ土下座を繰り出した。

 

「誠にすいませんでしたぁぁぁぁぁ!」

 

あれ?何で俺悪いことしてないのに謝ったんだ?

もう謝る事が体に染み付いて、ちょっと怒ってる様子だったら、土下座する癖着いちゃってるな…

嫌な癖!

 

「昴…あいつ結構苦労してるんだな。ちょっと優しくするか」

 

そう、先生がボソッと呟いた…

助かるよ…先生

 

 

 

* * *

 

 

 

 

前回のあらすじ

 

 

 

前回の見て☆

 

 

「説明する責任放棄しないで!」

 

 

 

 

 

 

美咲と過ごしているとても快適で、楽しい、気兼ねのなく過ごせる日々。

 

「ねぇねぇねぇねぇ、美咲美咲美咲美咲美咲美咲美咲美咲美咲!」

 

「そんな呼ばなくたって昴の為なら行くって…」

 

「ねぇねぇねぇねぇ、まさきみさきむさきめさきむさきもさき!

ねぇねぇねぇねぇ、(赤城)みりあみりあみりあみりあみりあ!」

 

「人の名前で遊ばないでよ…

あたしアイマスのキャラじゃないし」

 

「あと何かさっきの昴、廃課金者見たいになってたよ。」

 

「ちなみにデレステの推しはみりあとアナスタシアと乙倉ちゃんと蘭子ちゃんです。」

 

「うん、聞いてない。」

 

「ミリシタは百合子と星梨花ちゃんと杏奈ちゃん、SideMは御手洗翔太一択。」

 

「だから、聞いてないって…」

 

「ふぁ~眠い…」

 

「散々暴れたからね…昼寝でもしたら?」

 

「そうするわ…」

 

そして、横になって寝るぞ!という時に美咲が、ポンポンと膝を叩いている。

来いって事か?

 

ズリズリと這いずりながら、近寄る。

すると、頭を美咲の膝の上に乗せられる。

そして、優しく、優しく頭を撫でられる。

心地がとても良い。

 

そして、そのまま俺は夢の世界に落ちた。

 

カシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャ

 

…何かうるさいな。まぁいいか…

 

 

 

* * *

 

 

 

奥沢美咲との素晴らしい日々。

そんな日々はあっという間に終わる。

まるでシャボン玉が弾けて消える様にすぐに消えてしまう……

 

 

2人でデパートに買い物に行き、彼女が御手洗に言った為、彼は待っていた。

 

すると、黒いスーツ姿のその場にそぐわない男2人がこちらへと近づいてきた。

と思った瞬間、俺の意識はなかった。

 

「お待たせ~ってあれ?」

 

美咲が戻ってる来て見ると、彼の姿は無かった。

その姿はちょっと離れた所で、男2人に担がれている状態で発見した。

 

「あれは……黒服の人…?」

 

あぁ、ついにバレてしまったのか。

でも、ここまで、続いたのが幸運だろう。

 

するとこちらに違うスーツ姿の男が

 

「奥沢様ですね?お車へお乗り下さい。」

 

こころになんて言われるのだろう。

彼に近寄るな。なんて言われたら、生きていけないなぁ。

と案外、冷静に考えていた。

 

 

 

* * *

 

 

 

「ん?うぅ~ん?」

 

目を覚ますと、そこは知らない天井だった。

そして、何故か金髪の美少女に抱きつかれてしまっている。

 

「おかえりなさいスバル!待ってたわよ!」

 

俺の胸へと頭を擦り付けながら、彼女はそういった。

 

「……」

 

「スバル?どうしたのかしら?私に会えてとっても嬉しいのね!私もよ!」

 

「…美咲は?」

 

「知らないわ。多分家に帰ったんじゃないかしら。でも、そんなことは良いじゃない!

今は私がいるもの!」

 

「あ、あぁ…ァァァ…」

 

何故だろう。身体が美咲を欲している。

美咲を求めている。

 

「ァァァァァァァァァァ!美咲…美咲!」

 

「ど、どうしたのよスバル!貴方らしくないわ!貴方はいつも私の事ばっか考えているはずよ…?」

 

「美咲美咲美咲美咲美咲美咲美咲美咲美咲美咲美咲」

 

身体をジタバタと動かす。

その姿はさながら、赤ちゃんが駄々をこねる様だ。

黒服の人、3人で取り囲み抑え、大人しくさせる。

 

「高橋!」

 

「はっ!恐らくですが、奥沢様と暮らしていらっしゃる時に何か惚れ薬の様なものを入れられた。もしくは洗脳とかの類でしょうか?」

 

「すぐに入院よ!一流の病院にお願い!

元のスバルに戻して、結婚するのよ!」

 

「承知しました。お嬢様」

 

そうして、彼は病院へ運ばれた。

 

「えっと…あの…こんにちは?」

 

ここで、彼を変えた原因であろう犯人、美咲が部屋へと入ってきた。

 

「何故か、スバルが美咲しか言わなくなったのよ。何か貴方はしたのかしら?」

 

「別にしてないけど?」

 

そう答える彼女の姿は、こころにとっては裏がある様に見えた……




変好きヤンデレ、如何せん私がアニメ勢だから、難しいなぁ…その内原作買わないと…
☆10 No7874さん
☆8 直剣ブンブン丸さん
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バンドリマスターシンデレラガールズ(適当)

アイマス要素は無いよ。タイトル詐欺をしていくぅ!
長かった逃走編もお終い。そのうち番外編で美咲との逃走生活とか他のキャラでの場合とか書くかもですね


昴のある日の日常②

 

「何故スバルさんは逃げるのですか?所謂ハーレムってものではないですか!ブシドーですよ!」

 

ある日、芸能事務所に連行された。

そして、休憩室にマネージャーさんに監視をされながら、居たのだが、戻ってきた時にイヴにそう尋ねられた。

 

それを俺は

 

「そうだぞ、千聖。ぶびどーだぞ。」

 

千聖に流した

 

「それはただのエロ漫画のサイトよ…」

 

「何でお前がエロ漫画サイト知ってるかなぁ?ねぇ? 千 聖 さ ん ?」ニヤニヤ

 

もしかして、千聖はむっつりなのだろうか。

これは使える(確信)

 

「何で私が知ってるかというとねぇ、貴方の携帯に閲覧履歴としてあったからよ。」

 

ん~?ぇ…うん?俺の携帯…?

何で知ってるの?

 

その後、皆に好みの漫画を問い詰められた。

やっぱり、ドジなキャラがいいとか、白髪美少女がいいとか、眼鏡巨乳とか、姉妹丼とか、全て管理をする奴だったりとか。

 

皆目が血走ってて怖かった。

 

 

 

* * *

 

 

 

ふふふっ…

ふふふっ…

ふふふっ…

アハハハハハハハハハハ!

 

何とも愉快な事だ。

皆こうして簡単に騙される。

自分の思い通りに事が進むのがこんなに気持ちのいいものだと思わなかった。

 

 

 

 

 

 

()の完璧な演技にさぁ!

俺、俳優になろうかな?

 

美咲との幸せな日々を崩され、弦巻家に捕まった時、俺は頭をフル回転させ、美咲にでも洗脳されたフリでもしようと思いたった。

 

そうすれば、病院にでも運ばれ、あの監視の目でいっぱいの俺の家より、確実にもう一度逃げれるのだ。

 

……でも不安だから、また美咲とかリサでも連れていこうかな…

美咲の手料理美味かったから、リサのも同じだろう。

どちらもいくら食べても飽きないのだろう。

そしたら、逃走生活が幸せなものに…

 

まぁ、それはいい。

 

ムクリとベットから起きる。

とても柔らかく、寝心地の良いベットであった。

さすが弦巻家!

そして、荷物を持ち、出口へと向かう

 

よし、足音も聞こえないし、周りに人影は見えない。

チャンス!!!

 

ガラッ!と勢いよく扉を開ける。

さあ!新しい生活の始まりだ!

……美咲とリサどっち連れていこうかな

 

そしたら、目の前には……

 

「昴君元気かな~?」

 

「バッ!香澄。声がでけぇよ!」

 

「有咲ちゃんも声おっきいよぉ…」

 

「アハハ…」

 

「オッちゃん連れてきたかったなぁ…」

 

ポピパの奴らが目の前に居た。

 

やべぇよ…汗が止まらないよ…

でも、横すり抜ければ…ワンチャン…あるかも?

 

「すいません、横、失礼しま~す」

 

自然に、そう自然にするのだ。

落ち着け…慌てるとバレる…

 

「あっ…すいません。友達の香澄が…ってぇ!?」

 

うるさい、有咲。俺は逃げる事で忙しいんだ。

そして、たえの横をすり抜けた次の瞬間

 

ガシッ

 

俺の腕は2人にとって、掴まれていた。

 

「おい、昴何してんだ?」

 

「何をしているのかな?昴?」

 

掴まれている手を辿り、恐る恐る顔をあげると、そこには般若の顔をした有咲と沙綾が……

 

「俺の人生をそろそろ終わりを告げる時がやってきたようなので、舌巻き宇宙で有名な紫ミミズの剥製は岩の上で音叉が生まばたきするわ」

 

「正気を保ちながら、ぶっ壊れないで。」

 

「ねぇ?何してるのかな?」

 

笑顔で、そう沙綾は至って笑顔なのだ。

笑顔とは、見る人の心を暖かくするもののはずだ。

しかし!この笑顔は、人に恐怖を与えるのだ。

正しく蛇に睨まれた蛙状態

 

ふえぇ……

 

「沙綾沙綾沙綾沙綾沙綾沙綾沙綾卯月卯月卯月卯月卯月卯月卯月

香澄香澄香澄香澄香澄香澄香澄香澄ジュリアジュリアジュリアジュリアジュリアジュリアジュリア」

 

「だから、私達アイマスのキャラじゃないって……ネタの使い回しはめっ!だよ?」

 

「何を今更。」

 

「まぁ、そうなんだけどさぁ…」

 

「おい、昴。それで誤魔化そうとしてるんじゃないよな?何をしようとしてたんだ?まぁ、大体予想はついてるけどな。」

 

「俺は昴じゃない。ノット昴。」

 

「え?匂いは昴だけど?」

 

くんかくんかと匂いを嗅ぎながら、答えるおたえ

なぜ俺の匂い知ってるのか。

 

でも、俺は逃げるんだ!

何とか腕を振りほどいて…

よし、

 

「じゃあな!お前ら!」

 

「あ、昴。そこの部屋の出入口に近づくと、床がパカァと開いて、鮫まみれの水槽に落ちる仕様になってるらしいぞ。」

 

「いやぁぁあ!怖いぃぃぃぃい!」

 

全力で壁に抱き着く。もう、壁大好き

 

「バカが居た……」

 

「え?じゃあ、有咲私達どうやって帰ればいいの?!有咲どうしよう~?あ~り~さ~!」

 

「もう1人バカがいた…って抱き着くな!香澄!」

 

「有咲!ちゃんと香澄の気持ちに答えないと行けないんだぞ!しっかりと向き合わないと……ってうわっ!何か窓からブーメランみたいなの飛んで来たんだけど?!」

 

「そのままの意味でしょ。」

 

冷ややかな目線を向けてくる沙綾と有咲、

俺何かしたっけ?

 

「チョココロネ食べる?」

 

「あ、うん、貰おうかな。」

 

「オッちゃんいる?」

 

「おっふぁんはいふぁふぁい」

訳:オッちゃんは要らない

 

「口にいっぱいほうばってるの兎みたい。」

 

恍惚とした目で、こちらを見つめるおたえ。

 

「何故こちらを見るんだ…ムグッ!」

 

口にチョココロネを押し込まれる。

 

「もう1回その表情見せてもらってもいいかなぁ…?」

 

ヨダレを垂らしながら、チョココロネを、たくさん押し付けてくるりみ。

貴方案外サイコパスだったりする?

 

詰め込まれすぎて、息が……

嫌だ…!死因がチョココロネによる窒息死なんて…

あとお前の計画通り!みたいな顔は何だよ……

 

やっぱりお前らサイコパスだろ…




今日で夏休みが終わる私を癒してくれ……
カラダ中が(ヤンデレとこころを)「ダイスキ」って叫ぶの
もうどうにも止まらない~♪パンパン(手拍子)
☆9 紅葉さん
☆7 テクとミスさん
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青春バニーガール野郎は豚野郎先輩の夢を見ない

最近のどうでもいい近況報告
先生に委員会を掛け持ちさせられた。
時間がなかった為内容は薄くなっております。薄さで言ったら、ポテトチップスのうすしおくらい(?)


弦巻こころの悩み

 

 

 

 

弦巻こころは悩んでいた。

悩みの種は勿論彼、九重昴についてだ。

脱走は何とか止められているものの、彼女がしたいのは彼の脱走を止める事ではなく、自分の一生涯のパートナーとして生きてもらう事だ。

 

彼が隣に居たら、自分の世界を笑顔にする計画も上手くいくだろう。

 

でもその肝心の彼が自分のモノにするのが大変難しい。

この家の地下にある監k……倉庫に1週間位に過ごし、クスリを使えば簡単に出来るだろうが、それはなんか負けた気がするのだ。

出来れば自分の事をちゃんと自分の意思で好きになってもらいたい。

 

すると彼女は唐突に思いついた。

 

「そうだわ!昴を私の弟にしちゃえばいいのよ!」

 

弟にしちゃえば、姉の事には絶対服従。

そうすれば、結婚も思いのまま。一緒に過ごす事で、自分自身の魅力で彼がメロメロになって……

 

自分の意思で好きになってもらいたい?何それ?確かにそれが理想だが、現実は厳しいのだ。

だから、私は何でも使うのよ!

 

「却下に決まってんだろ。」

 

急に横槍を入れてきた男の声。

 

「あら、昴居たの?」

 

「お前が誘拐してきたんだろ……」

 

声の聞こえる方へと目を向けると、見るからに高価な椅子に座り、黒服の人から出されたクッキーを食べている少年が1人。

 

「誘拐じゃないわ!連れ出したのよ!」

 

「物は言い様だな。まぁ、それはいいとして、何故お前の弟にならないといけない。」

 

「笑顔になるとは思わないかしら?」

 

「逆にアンハッピーだわ。」

 

「私はそうは思わないわよ?」

 

「お前の弟になったら、めっちゃ不幸な目に合いそうだな。名前はシンに変えられて、口癖は『あぁ!不幸だ!』……目に浮かぶわ。」

 

「昴は何を言ってるの?」

 

「こっちの話だ。」

 

「弟がダメなら、昴!貴方と貴方の男友達と一緒にバンドを組みましょう!えぇ。とってもいい案だわ!」

 

「あんな女子だけの学校で男、ましてや楽器弾けるやつ見つけるのが無理だろ。俺も弾けないし。」

 

「大丈夫よ!私がバックアップするわ!家に全部楽器はあるもの!安心して?バンド名は考えているわ!そして、あわよくば、黒歴史を握って……」

 

「多分、そのバンド名ってblack historyだよな。」

 

「よく分かったわね!やっぱり相思相愛なのだわ!」

 

「彩と事務所もバックアップについて、イチャイチャするのはやだ……逃げれなくなる……あと早くあの2人と信者の人は結婚して……」

 

「やっぱり私の弟になりましょう!」

 

「あーもう!不幸だああああ!!!!!」

 

※これらの作品を知らない人は、「弦巻家の彼は普通になりたい!」と「どうやら俺の黒歴史を美少女達に握られたらしい」で調べてみよう!居ないと思うけどね。信者は知らん。

 

 

 

* * *

 

 

 

突然だが、皆さんバニーガールをご存知でしょうか。

セクシーな黒タイツ、大胆に開かれた胸元の谷間、うさ耳に丸いしっぽ。とにかくワクワクするような要素が盛り沢山。

男として1度は本物のバニーガールさんを拝見したいと思っておりましたが、夢は夢のまま消えゆくものだと思っておりましたが、けれどその日!俺はついに出会ってしまったのです……

 

 

 

ついでに言うと、兎は、いつも発情してると言われており、その為に俺たち男子の欲情を煽っていると思われる。

 

とまぁ、超絶可愛くても変態になっているあるラノベのアニメみたいな始まり方をしたのだが、何故いきなりこんな事を言ってるのかと言うと、今、俺の目の前にいるからである。

 

大量の兎に囲まれながら、俺は部屋を縦横無尽に飛び跳ねるそいつの姿を写真を撮りながら、眺める

 

俺の膝には、兎が居座っていて、そいつを撫でながら、バニーガール姿のそいつに問いかける

 

「……お前何してんの?」

 

「兎の気持ちになってるの。兎が喜ぶかもしれないから。」

 

うん。喜ぶね。()が。

 

「あとさ、どうでもいいけど。」

「ん?何。」

 

「この中にティッピーって名前の丸っこい兎って居ない?いきなりダンディーな声で人語を話し出す兎」

 

「そんなのは居ないよ?……もしかして、昴っておバカさん?」

 

「お前だけには言われたくないわ」

 

「てか、何で俺はここに居るんだ?」

 

「あ、えっとそれはねぇ…」

 

「あれ?回想入る流れ?」

 

「うるさい。」

 

「……はい」

 

 

 

* * *

 

 

 

これは昴気絶後の話……

 

「あれ?さーや、何で昴君を引っ張っているの?」

 

「えっとね、家に持ちかえ……パンを練り込む為かな。」

 

「沙綾ちゃんが、サイコパスになっちゃったよぉ……」

 

「いやいや、りみも昴の口にチョココロネ押し込んでたじゃん!」

 

「可愛くてつい……」

 

「誰が昴君を連れていくかジャンケンしようよ!ね!有咲」

 

「まぁ、良いんじゃねぇか。公平だし。」

 

 

「「「「「じゃ~~んけん」」」」」

 

 

 

* * *

 

 

 

「…で、ジャンケンに勝ったから、連れてきたと。」

 

「違うよ?」

 

「は?」

 

「皆がじゃんけんしてる内に連れて帰ってきたの。」

 

「……ズルしてんじゃねぇか」

 

「気が付かないのが悪い。」

 

「ま、そういう事なら帰るな。」

 

玄関に歩を進めようとすると……

 

「あれ?足が動かん……」

 

足元を見てみると、大量の兎が俺の足にしがみついていた。

 

「まあ、ゆっくりしていきなさい。若い者よ。」

 

「おい!やっぱり喋るウサギ居たぞ!凄いや!喋るウサギは本当にいたんだ!」

 

「……?何言ってるの?」

 

「いや、まぁうん。そうだと思ってた。」

 

「昴って変。花園ランドにようこそ。入場料は昴の命」

 

「こっわ!」

 

「命尽きるまで、ここで一緒に過ごすんだよ?」

 

「それ、監禁って言わない?」

 

「軟禁じゃないの?」

 

「そこ拘るんだ……」

 

「れっつごー!」

 

「お前それしか英語覚えてなさそうだな。」

 

「昴、失礼。infrastructure(インフラ)も知ってるから。」

 

「常用英語から覚えろ。」

 

「ここで過ごしていかない?」

 

「絶対にヤダ!あといい加減バニーガール衣装を脱げ!」

 

「分かった。」

 

そして、たえはその場で脱ぎ始め……

 

「ここで脱ぐなぁァあ!」

 

「昴がそう言ったんじゃん。きゃーえっちー」

 

「棒読み何だよなぁ…… 」

 

「取り敢えず、今日は昴はここで、過ごす事。大丈夫。朝になるまで出られないようになってるから。」

 

「元から拒否権無いじゃん!!」

 

その後はたえと過ごした。

他のポピパの、奴らはどこに行ったのやら……

 




☆10 暁の青い光さん
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最初の奴ご本人様見てたら、焼き土下座しに行かないと…
最近のマイブームはポケモンマスターズとシャドバで、黄金都市ビショでエイラを滅ぼす事です。
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ネタ切れじゃないよ時間稼ぎだよ短編集

またお久しぶりです。この約1ヶ月私はこのすばの映画を見に行ったり、Fate staynightにハマったりなどしてました。このすばとっても面白かった!
これは、今まで頭の中には合ったもののボツになった最初の奴をどうにかして、出してあげたい!という建前の元はっちゃけたかったものになっております


※これはcm閲覧後「俺には逃げたい人(達)がいる」の本編をご覧になれます。(スクロールを除く)

 

貴方は小さな村に生まれた主人公。

村人は平和に暮らしていた。しかし!そこに迫り来る魔王軍!村人に悪逆の限りを尽くす

 

「魔王様が来てくれたら肩こりが治った!」

「魔王様に支配されたら税金が安くなった!」

 

そこに突然人気が魔王に負けそうな村長によって勇者に選ばれる貴方。これから貴方はこの魔王によって支配された広い世界を旅して救わねばならない

 

そして旅を共にする仲間とのイチャイチャも!

 

「ねぇ、そこの女は誰?貴方には私だけいれば良いの」

「ふふっ。君と私には前世からずっと繋がっている赤い糸があるの。それはこれからも切れることなくずっと私と貴方は巡り会う。だから一緒に死のう?そしてずっと2人きりで過ごそう?今はちょっとゴミが多いから」

「身動きが取れなくて怯える貴方すっごく可愛い…

でも、勘違いしないでこれは勇者様を守る為、旅を共にする奥さんの役目よ」

 

君は修羅場を上手く逃げだし、魔王を倒すことが出来るのか!

 

龍クエスト 剣/盾、スーパー太陽/スーパー月

~ヒロインといつ殺されるか分からないドキドキな日々を過ごそう!~

2019年12月32日発売!

 

「勇者よ…よくぞここまで来た。ご苦労だった。色々お前大変だったなぁ…分かるぞ!休んでいけ!」

 

君に魔王を倒す覚悟は出来ているか!

 

 

 

「おい!昴!これなんだ!」

 

「YouT○beの広告?自作のゲームの紹介みたいな。ちなみに著作権とかは一切考えてないから。」

 

「だろうな…」

 

「誰かコミケで販売して(他力本願)」

 

 

 

* * *

 

 

 

昴のある日の日常③

 

 

 

「千聖しりとりでもしようぜ」

 

「人にものを頼む態度を知らないようね。」

 

「もしお時間の方宜しければ、おしりとりの方をご一緒にさせてもらっても宜しいでしょうか」

 

「切り替えが早いのよ…

おしりとりって何よ…」

 

事務所で練習の合間に千聖を倒すべく立ち上がった俺。

 

「どうしたの?いきなりしりとりなんて幼稚なものを……」

 

「え~!しりとり楽しいだろ!千聖先譲るぜ。」

「ピョートル1世」

 

「え…?えっと…家!」

 

「エカチェリーナ1世」

 

「は?依頼!」

 

「イヴァン6世」

 

「チサトさん、何でロシア皇帝縛りなんですか?」

 

「面白いからよ。昴の困った顔が」

 

「千聖ちゃん性格悪ぅ…」

 

「日菜ちゃん?何か言った?」

 

「な、何でもないよ!」

 

「『い』かぁ……う~ん。IKEA!」

 

「アレクサンドル二世」

 

「おいこら、千聖!お前のその何世とかのせいで『い』攻めにあってんだよ!もう一度ルミナスなんだよ!(?)」

 

~もう一度ルミナスより~

 

♪~もう一度~ルピ(が)~ ナス

千聖(ナス)

 

「ルピに振られる文字に悪意を感じるのだけど?」

 

「気の所為だろ」

 

その後千聖にボコられましたとさ。めでたしめでたし

 

 

 

* * *

 

 

 

ドキドキ!ガールズバンドと甘い日常!弦巻こころ編

 

 

 

「じゃあまたね。」

 

「じゃあな。美咲。あ、あと分かってると思うけど…」

 

「分かってるって。こころには内緒、でしょ?」

 

「こころにバレたら何されるか分からないからな。」

 

「いや…そもそもこころと結婚してるのに浮気するのがおかしいんだって…」

 

「お前から誘ってきたんだろ。」

 

「まぁね。」

 

「美咲!愛してる!」

 

「ん、あたしも」

 

もう一度挨拶を交わし、帰路を辿る。

自宅に到着してドアを開ける。こころは寝ているだろうか。

 

「あ、お帰りなさい!ん?」

 

玄関で待ち構えてました。寝てなさいよ。バレるでしょうが

 

「ねぇ?スバル?こんな遅くまで何をしてたのかしら?早く帰ってきてって言ったはずよね?」

ギクッ!でもバレてないはずだ…

 

ここで俺が取るべき選択肢は……

 

分岐1 選択肢の中から選べ

 

▷美咲と浮気してした。

▷ココロカワイイヤッター!

▷トイレに行ってた

▷友達と酒呑んでた。

 

俺はこれを選ぶぜ!

 

▶友達と酒呑んでた ポチッ

 

 

「友達と酒飲んでたんだよ。久々にあってさ。」

 

これで誤魔化せるはず……

 

 

「嘘ね。」

 

はい。1秒も持たなかったね。即答だもん。

 

「貴方にはびっしりと美咲の匂いが染み付いているわ。」

 

え…?匂いで人って分かるん?

 

「太陽のような貴方は変わってしまったのね…太陽が雲に隠れるように汚された。美咲のせいで。」

 

お?これは美咲に責任擦りつければいいんじゃない?ごめんな…美咲。俺の奥さんが超怖いのが悪い……

 

「でも安心して!私がそれを晴らしてあげるわ!私が教育してあげるのよ!」

 

「え?いや!いやぁぁあぁぁぁあ!」

 

 

 

 

数日後……

 

「ココロカワイイヤッター!ココロカワイイヤッター!ココロカワイイヤッター!ココロカワイイヤッター!ココロカワイイヤッター!」

 

「ふふっ。貴方は私だけ見てればいいの。他の女なんて見る価値もないのよ?私なら貴方の為なら何でもしてあげるんだから。」

 

 

 

GAME OVER

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、ついこころに渡したくなくてキスマとか匂い沢山付けちゃった。まあいいか。こころだし分からないでしょ。」




☆10 病み美少女の操り人形さん
☆9 悪魔と天使さん Bangaさん
その他お気に入り登録、感想等ありがとうございます!

ココロカワイイヤッター!本当は松原弟の日常も入れようとしたんだけど時間が足りんかった……
あとルミナスの空耳こう聞こえた人は私の同士!

あと番外編としてテクとミスさんという方がこの俺逃げの奴書いているのでお好きな方はぜひ~
https://syosetu.org/novel/202152/


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山吹沙綾の捕獲作戦!

バンドリのフィルムライブとT-34レジェンド・オブ・ウォーと冴えカノというみたいな映画が3つあるので困りんぐ。りんごんりんごん困りんごん
誰か一緒に見に行く人……居ないですかそうですか。一人寂しく行ってきます


 昴の日常④

 

 今日は全バンドが練習という事で、俺は柱に縄で縛りつけられていた。

 

 周りを見てみると誰かの携帯が落ちていた。

 可愛らしくデコレーションされている。

 これは確か……リサだったか。

 

 ぐふふ、ちょっとイタズラをしてやろう

 

「まずはTwitterを開いて……

『もう✝︎中秋の名月✝︎も過ぎたのに!? 一緒に過ごす彼ぴっぴ♂が見つかってないよぉ

(・ω・;#)このままじゃせっかくのハロウィンもひとりぼっち。うぇ~~ん。( ; ᯅ ; `)

 実はフォロワーさんのナカに好きなヒト♥いるんだけどDMでコクハクしてくれたらKOするのになぁ♥』でツイートしとこ」

 

「なぁに、人の携帯勝手に開いてるのかなぁ~~?」

 

 うげぇ……

 

 後ろを振り返ってみるとそこにはブラウン色の髪の少女今井リサがにこやかな笑顔で立っていた。

 

「あ、最近弟が謎の力で消されたリサさん! あと沙綾に間違われたんじゃないかって言われてるリサさんちすちす」

 

「敢えてアタシは無視するよ。そして突っ込みたい所が……」

 

「あ?」

 

「さっきのツイート女子高生っぽいのに✝︎中秋の名月✝︎っていうワードチョイスがオッサン過ぎない? あとパスワードよく分かったね」

 

「パスワードを俺の誕生日にしているのがいけない。ぶっちゃけ俺かお前、友希那の3択だったぞ。告白してくれたらKOするのになぁ♥」

 

「告白してきたのにKOしないでよ……」

 

 その後はリサに解いて貰って帰ろうとしたら、ドラムのスティックが飛んできて意識を失ったのでどうなったのか分からない

 

 

 

 * * *

 

 

 

 今日私、山吹沙綾は自分と違う学校に通っている私の想い人である九重昴を昇降口前で満点の笑顔で待っていた。

 彼は私を見つけると「うえっ……」と嫌そうな顔をして、回れ右をして違うところに行こうとしていたが、腕を掴んで「店を手伝って欲しい」と言って、無理やり家に連れていった。

 

 引きづられている中、昴は

「千紘さんと純くんと紗南ちゃんの為……決して俺が同年代の女の子のプレッシャーに負けて引きづられている訳では……俺が女に負けるなんて有り得ないからな……

 優しさって奴だぁ……」

 と何か言っていたので、私の事が入ってない嫌がらせとして、縁石にわざと擦るように引きづった。

 

 お店を手伝って欲しいというのが大義名分で、本音は彼と昴と一緒に居たいだけ。

 これから1日彼と一緒と言うだけで顔がついにやけてしまう。

 

 そして、彼と一緒にいると身体がとても幸せな気分になり、どんなに辛いことでも頑張れる。

 そんな気持ちにさせてくれる。

 

 けれど1度彼が逃げてしまった時、私は悲しみに暮れた。

 彼が逃げようとしてるのはいつもの事でまぁ、良い。私と一緒ならば。私と一緒に逃げてくれるなら。貴方の隣に立てるのなら。

 

 しかし、彼が選んだのは美咲ちゃんだった。

 この悲しみをどうしてくれよう。

 さあ、彼に今日はどんな事をして悲しみを発散しようか。

 

 

 

 * * *

 

 

 

 俺は放課後と同時に乗り込んできた氷川妹の氷川日菜と鬼ごっこを繰り広げ、何とか巻けていざ帰ろうと昇降口に向かう。

 

 元女子高ってのもあって、ファッションだのジャ〇ーズだのタピオカだのといった囂しい話し声が聞こえる。

 タピオカだの言ってるけど、買ったのなら最後まで飲めよ? 捨てるなよ? 

 

 あ~、本当に喧しいわ~マジ遠くの空回る花の円陣の喧しさにだわ~(?)

 

 そして、靴箱から靴を取り、外に出ると奴は居た。

 

 ……何故かとっても笑顔で

 

 え? 俺何かした? 

 最近した事はリサの携帯を弄っていたら、いきなり弟の写真が消えた事に驚き社会の闇を見たり、ドラムのスティック投げられて気絶したり、こころの弟になりそうだったりしか

 

 うん、多分碌な事にならないから、回れ右! 

 僕つぐみに癒されてくる! 

 

「あ! 昴!」

 

 おい、俺に気づくな手を振りながら走ってくるなぁ! そして、カバンからスティックを取り出して振りかぶって投g……

 

 

 

 * * *

 

 

 

「あ! 昴お兄ちゃんお帰り!」

 

「え? あ、お帰り? えっと、ただいま? いや、ただいま!」

 

「あ! 昴兄ちゃんだ!」

 

 そのまま同年代の子に引きづられると言った痴態を見せてしまった俺。

 しかし、そんな俺を癒してくれる天使がいた。

 

 山吹家次女 山吹紗南。

 またの名を天使、人の皮を被った天使。

 可愛いは正義の権化など。

 とても愛くるしい見た目で顔がしっかり整っているのは親や長女の血をしっかりと引いているのだろう。

 

 もう1人は山吹家の長男 山吹純

 またの名をショタコンにはたまらない天使。

 とても活発でよく俺とサッカーや野球などをして遊んだりしている。

 

「……昴ってさ、ショタコンとロリコンのハイブリット変態?」

 

「は? 違うし! 俺はただ純くんと紗南ちゃんのとても愛くるしい姿を見たら誰でもこうなるから! 見ろよ! このぷにぷにのほっぺに愛くるしい声に姿! この世の可愛いを全て集めたみたいな顔をしているだろ!」

 

「……ちょっとくらい私を見てくれたっていいじゃん」

 

「あ?」

 

「なんでもない。今日は家に泊まって行ってね」

 

「嫌だよ。もう十分に紗南ちゃんと純くんを見れたし。本当はもうちょっと居たいけど……」

 

「昴お兄ちゃん……もう……行っちゃうの……?」

 

「昴兄ちゃん! 遊ぼうよ!」

 

 紗南ちゃんの涙目上目遣いと純くんの遊びに誘う攻撃! 俺が、というか男が弱い所を知ってやがる。将来は小悪魔になるに違いない。

 昴は999のダメージを受けた! 

 

「あ~そこまで言われちゃしょうがないなぁ! よし! 手伝ってやろう!」

 

 その後めちゃくちゃ働いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あれでいいんでしょ? お姉ちゃん」

 

「うん、よく出来てたよ。紗南。純も」

 

「姉ちゃん撫でんなよ! うんこ!」

 

「ダメでしょ~そんな汚い言葉言っちゃ。昴は紗南と純にとっても弱いから昴が逃げないようにするにはこれが1番だから」

 

「紗南も昴お兄ちゃん大好きだから、離れて欲しくない!」

 

 こんな話があったのは彼は知らないだろう……

 これが彼女の山吹沙綾の逃がさない策なのだ。

 

 でも本当は妹や弟のように自分を愛して欲しいと思う沙綾なのであった……




☆8 HI1342さん
☆7 いかだらさん
その他お気に入り登録、感想等ありがとうございます!
あと皆様のおかげでUA10万、お気に入り1000件突破しました~!ご愛読下さって誠にありがとうございます!

あ、私馬の骨なんですよ知ってましたか!どうでもいいですね


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今日は1月1日96時00分である

どーもお久しぶりです。覚えていらっしゃいますでしょうか。私、ぬろろんすペペ六世と申します。
特技は口からゾウさんを出すことです。




昴と現象の花の秘密(?)

 

「ねぇ、昴貴方の生活費ってどうなっているのかしら?私が貴方を養ってあげてもいいのよ?」

「千聖さんに養われる位なら死を選ぶ。

まぁ、生活費とかは弦巻家が毎月めちゃくそ多くくれるから大丈夫」

「流石の私でも弦巻家には勝てないわね…」

「って言うのを今思いついんだけどどう?

ダンゴムシッ!」

 

結論 や っ ぱ り 弦 巻 家

 

***

 

カチッと時計の針が両方とも12を指す。

その瞬間に沢山のクラッカーが辺りに鳴り響いた。

 

「あけましておめでとうございます!」

 

そんな声も色々な所から聞こえる。

 

今日は一月一日。新年だ。

そんな新年会に俺、九重昴は連行もとい連れてこられた訳なのだが、新年会は弦巻こころの家で開かれていて、そこにはRoselia、after glow、ポピパ、パスパレ、ハロハピと皆が勢揃いしている。

 

そして数々の素晴らしいと世界中から絶賛されてしまうだろう作戦を立てるが失敗してしまうそんな俺だが逃げるのを諦めた訳では無い。

今この瞬間!

全員が集まっている今こそがチャンスだ。

ここさえ抜けてしまえば黒服の人と居ないだろうし、こんなに人数がいるんだから気付くはずがない。

 

プログラムにプレゼント交換がある為その時がチャンスだ。

 

……何でプレゼント交換があるんだよあいつらクリスマスと間違えてない?

まぁ、有難く利用をさせてもらうがな!

 

俺のプレゼントはズバリ!煙幕だ。

イヴを騙して作り方を教わり、箱の中に詰め込んである。

……少し心が痛むがフィンランドの白いハグ魔の異名を持つイヴには大丈夫だろう(?)

別にイヴはスナイパーライフルで人を撃ったりはしないしね。

日本刀で斬りかかっては来るけども

 

煙幕を誰かにあげると同時に展開され、その間に逃げてしまおうという素晴らしい作戦。

きっと世界中の人が

『Are you crazy?』

と褒めてくれるに違いない(?)

俺の中で最近歴史に名を残す策士としてもっぱらの噂だからね。

……う~む、ただの自画自賛になってしまった。

 

***

 

始まってからはあいつらの代わる代わる話し相手をさせられたが端っこの方に逃げてきた。

未だにあいつらはペチャクチャと楽しそうに話している。

女子って本当にお喋りが好きね。

 

いや……待てよ。今行けるんじゃね?

 

思い立ったら実行がモットーの俺

ゆっくりと足音を立てないように慎重に出口に向かっていく。

 

「あ、おい、昴。そこの部屋の出入口に近づくと、床がパカァと開いて、鮫まみれの水槽に落ちる仕様になってるらしいぞ。」

「いやぁぁあ!怖いぃぃぃぃい!」

 

全力で壁に抱き着く。もう、壁大好き

 

「お前学習しねぇのな……」

「え?じゃあ、有咲私達どうやって帰ればいいの?!有咲どうしよう~?あ~り~さ~!」

「香澄…お前もかよ…って抱き着くな!」

 

あっちは百合百合してて楽しそうだね

俺は壁とイチャイチャしてる。

 

「ふふっ、いきなり私に抱きついてきて私が恋しくなっちゃったかしら?」

 

壁が喋った!?

驚きながら上を見上げると壁だと思ってたのが満面の笑みを浮かべた千聖さんだった。

 

「あ、壁じゃなかっ……メリークリスマス!」

 

千聖さんの足が気がついたら顔の前にあったんだ何を言ってるか分からねえと思うが恐ろしいものの片鱗を味わったぜ……

 

***

 

「プレゼント交換よ!」

 

千聖さんの蹴りを受けて壁にめり込みながら蹲ってるとこころの元気な声が響いた。

 

「ブチュルズブボッチュルチュボボボキュスボッチョ!!!」

「ほら、貴方も壁にディープキスしてないで来なさい。」

「誰のせいだ誰の。」

「……壁にディープキスをさせた覚えはないわ」

 

必死に壁にめり込んだ頭を引き抜き、仕掛けた箱を取りに行こうと顔を上げると目の前にはこころの顔が……

何?貴方達は異性に顔を近づけるのが最近のトレンドなの?

 

「あたしからのプレゼントよ!スバル!」

「お年玉と言った方がいいような…

まぁ、サンキュー」

「開けてみて!」

 

言われた通りに結んであるリボンを解き開けると中にあったのは豪華なシャンデリアの光を受けて輝く手錠が……

 

ん?TEZYOU?手上?手状?手錠……?

 

「え?どういうゆ事?え?俺、そんなプレイに興味ないよ?」

「ぷれい?スバルは何を言ってるのかしら?

これはこういう事よ!」

 

ガチャッという音と共に右腕にはさっきの手錠がかかっていた。

もう片方はと言うとこころの左腕にかけられていた。

 

「ふふっ、これでずっと皆と一緒ね?」

「出してくれぇぇぇぇ!」

 

2020年の新年から3ヶ月くらい弦巻家で25人と一緒に過ごす事になるスタートを俺は切る事になった………

 




お読み下さってありがとうございます。作者のキュアトゥインクル❤️ヒーリングっと☆田中です。
お正月は過ぎた?何を言ってますの?まだお正月ですよ。私お正月は夢色パティシエールを見ながら過ごしてます。そして年末年始の声優結婚ラッシュを笑いながら見てます。いや~おめでたいですね。まさか洲崎綾が結婚するとは……
あけしゃんに大ダメージが!

☆10 つばきんぐさん
☆9 ELZさん 13FAさん
その他お気に入り登録、感想等ありがとうございます!


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