妖怪少女パルスィ☆マギカ (紫艶)
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こいしを探して

うぼぁーーーーーーーーーーーー



どうぞ。↑崩壊


幻想郷。

人間と妖怪が隣り合って生きる、一人の賢者の理想郷。

賑やかな人里、美しい湖、瘴気漂う森、踏み込んだものを決して外に返さない竹林、そして……

 

底が見えないほど深い穴。その最深部に、鬼や嫌われ者の妖怪がいた。

旧地獄。その跡地に立つ大きな屋敷、人呼んで【地霊殿】。そこに、嫌われものはいた。

 

「……はぁ」

 

「どうしたんですかさとり様」

 

「またいなくなったのよ」

 

「またですかぁ…」

 

『こいし(様)が!』

 

古明地こいし。地霊殿の主・古明地さとりの妹。

無意識を操る程度の能力を持つ、心が読めない悟り妖怪。無意識に無意識を操る程度の能力を使ってふらっといなくなることが多い。今ではこれが日常茶飯事だった。

 

「また博霊の巫女に探してもらおうかしら…」

 

「私もできるだけは探しますが……まあ期待はしないでください」

 

「ええ…」

 

 

???Side

 

『………おかしい、こいしの妖力が感じ取れないなんて………っまさか‼紫様ァァァァァァ!!!』

 

「叫ばなくてもわかるわよ。で、なんの用?藍」

 

「魔界の博霊大結界、補修は済ませましたか?」

 

「いいえまだ、今行こうと思ってたんだけど…」

 

「おそらくそこからこいしが外の世界に行ったと思われます」

 

「はァァァァァァ⁉」

 

「紫様五月蝿いです」

 

「これが叫んでいられるかっての!さっさとこいしを回収しないと……」

 

「どうやって?」

 

「地底の暇そうな妖怪に声をかけるわ」

 

「行ってらっしゃいませ」

 

 

パルスィSide

最近は暇だ。

私はいつも橋姫をやっている。最近はさとりと地底の嫌われ者同士で仲が良く、橋に来ては喋っていた。

 

が。

「……来ないわね」

一昨日の辺りから来なくなってしまった。

そりゃそうかも知れない。こいしがいなくなったんだもの。

自分も何回かあった事はあったけど、確かに最近は見ないわね……

「…仕方ない、行きますか」

人(妖怪)のために動いたのは久しぶりだ。近くにいた土蜘蛛と鬼火に少しの間橋姫を任せ、地霊殿へ歩き出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はずだった。

 

 

「⁉」

足元に穴が開いた。

いや、スキマが開いた、の方が正しいか。

そして私は逃げる間もなく、その隙間に落ちて行ってしまった。

 

Sideout

 

noSide

 

 

「痛っ!?ここは…チッ、あんたの仕業か。」

 

「はぁい、いつもプリティ紫ちゃんよ♪」

 

「(ウザっ……)で、なんの用」

 

「貴方に探しに行ってほしいのですわ…こいしちゃん♪」

 

「なんで私が」

 

「本当は身内に行かせたかったんだけど皆仕事があるみたいだし、貴方こいしちゃん探しに行こうとしてたんでしょう?」

 

「はぁ…これって強制?」

 

「ではないけど…さっさと見つけてくんないと結界が完全に閉じちゃって隙間使っても疲れるわ、結界に干渉しなきゃいけないしぃ。だから…ね♪」

 

「……わかった行くわよ暇だったからちょうどいいわ」

 

「あっちの世界嫉妬心激しいから、それの調整も兼ねて宜しくお願いしますわ」

 

「……気が向いたら、ね」

 

「それでは、いってらっしゃ〜い♪」スキマオープン

 

「また落とすのかよぉぉぉ!!!」ヒュー

 

「……貴方だったら……世界の破滅を止められる」

 

「紫様…それ一体どういうことでしょうか」

 

「あなたが知らなくていいわ……

 

    さ、行くわよ藍」

 

「はっ」

 

 

 

 

 




書くの難しいですね。そして楽しい。今のうちに聞いときますが、他に出してほしい東方キャラいるか皆さんに聞きます。溜まったら適当なときに入れます。入れてほしくない場合もコメ欄でどうぞー
ではでは(^^)/

うぼぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





7月25日

めっちゃ訂正したお


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1話 【破滅の劇】始まり

奈落の底で幕が上がった絶望的な喜劇

この場を借りてお話を致しましょうか…

第一幕【魔法少女との出会い】

閑静な日常ではありませんどっから持ってきたか分かりますか?答えはあとがきで

ではどぞー。


とすん。

華麗に着地したパルスィだが何をすればいいのか路頭に迷ってしまった

 

「…どこに行けばいいのかしら…って痛っ!?」

  小瓶と…紙?

【パルスィへ】

はぁい♪取り敢えずあなたのお家はそこにある屋敷よ。

日用品や学校のものはすべて揃ってるわ。あとその瓶に

入ってるのはえーりんに作らせた『体だけ子供になる薬』よ。貴方にはこれから近くの学校に通ってもらうわ。能力はいつもの様に使えるようにしてるし、こっち

のほうが嫉妬の力が強いからすごい妖力を手に入れると

思うけれど、こっちの人は稀にしか能力を持たないみた

いだから、あまり人前で使わないように。じゃあこいし

ちゃん探し頑張ってね〜♪

 

    紫ちゃんより♡」

 

待て待て待て待て。まず何個かツッコませろ。

学校って何!?寺子屋のようなもんかしら

まあそっちはなんとかなるでしょ…

あとあまりって何よ⁉すごい奴らがそこらへんにいるってこと!?そんな危険なとこって聞いてないんだけど⁉まあ、妖力が増えてる感じはするからそれでなんとか乗り切れってことなんだろうけど…

 

 

ああ…

 

 

 

すっごーーく不安……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

○月☓日

 

まどかSide

 

赤いリボン、ちょっと派手じゃないかなって思ったけど良かった〜、二人共似合ってるって言ってくれた〜!よ〜し、今日は二人もクラスに転校生が来るから楽しみだな。仲良くできるといいなぁ〜!

 

 

プライベート丸出しのガラスの教室の中に入って、どこかの嫉妬姫と真反対の気持ちを持つ鹿目まどかは、新しくやってくる二人を心待ちにしていた。

これからやってくることも何も知らずに。

 

 

 

パルスィSide

 

あ〜嫌だ、めんどくさい。

あのあと【えーりんの薬】飲んだら本当に縮んだからびっくりしたわ、耳も丸くなってるし。さすが月の賢者……だっけ?

今回は私の他にもう一人来るらしいし、こんな時期に…物好きねぇ。

名前は勿論『水橋パルスィ』で登録した。らしい。金髪なんて増してやカタカナの名前。ハーフ扱いは確定ね。両親は昔事故で死んだって設定になってるけど…

結構シリアスな展開に持ってったわね、八雲紫はこういうのが好きなのかしらぁん⁉(怒)

もう一人の転校生、名前は…なんとかほむらさん。名字特殊だったわね。こっちではこんな名前のがいっぱいあるのかしら?

 

 

 

↑自分もそれの中に入ることに気付いていない

 

 

 

 

 

 

 

 

???Side

 

もう何度も見た、校舎、人、世界。

これがもう少ししたらなくなってしまうのかもしれないんだから冗談言えない。

 

今度こそは。

 

守ってみせる。

 

何があろうと。

 

何に変えても。

 

絶対に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ー絶対に守るから、

       まどか……」

 

 

 

パルスィSide

 

…なんか先生が朝ご飯について討論してるんだけど…

嗚呼、あの先生の嫉妬心が急に強くなった…

私達のこと忘れてない?隣からすごーく殺気混じりの視線ががががが

 

「(いけない、忘れるところだった…)き、今日は転校生が二人います。入ってきて。」

 

なんか忘れるところだったって聞こえた気がするけどまぁいいわやっとこの子の視線から外れられるのね

 

「……水橋パルスィです、よろしくお願いします」

 

なんか男子の視線が痛い 私なにかしたかしら…

 

隣の人『暁美ほむら』というらしい。こいしを見つけるまではお世話になる相手だ。覚えておかないと。

 

そして私の席はピンク髪の前になった。

「わ、私鹿目まどか!よろしくね、水橋さん!」

パルスィ「パルスィでいいわ、よろしくまどかさん」

まどか「じゃあ私も呼び捨てでいいから!よろしくね」

 

 

嗚呼まだ…えっと…ほむらの視線が酷い……

 

私なにか酷いことでもしたかしら…丑の刻参りだったら何度かやったけど

 

うーん前途多難ね…

 




まえがきの答え
正解は…
無間嫉妬劇場『666』 でした!
今回ちょっち長かった
近いうちにパルスィの制服姿描きます
余裕あったらまたクイズ出しまーす
じゃあねー





7月25日
訂正したお


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2話【魔法少女と魔女】 ※挿絵表示

挿絵描いたんですが手描きですのであまり期待しないでください!あとイラスト募集してま〜す!
お気に入りと評価ありがとうございますヽ(=´▽`=)ノ
主嬉しくて泣きそう(´;ω;`)
これからも頑張るので応援お願いします‼


前回のあらすじ

『殺気ががががが』

「守ってみせる」

 

 

 

 

「奈落の底で幕が上がった絶望的な喜劇♪」

   こいしはいまだにみつからない。でも、こっちの生活も悪いもんでは無かった。

    「この場を借りてお話を致しましょうか♪」

   寺子屋に通う前はずっと屋敷に閉じこもっていたが、それでも外の景色は見えていた。それなりにきれいで、一つの世界を感じたようだった。

    「第一幕【閑静な日常】キャストはありふれたモブで〜♪」

   今こうして歌いながら見ている景色も、これまた世界のひとつなのだろう。

 

 

 

 

 

とまぁ綺麗事のようなものを考えながら目の前の状況に心の奥で困惑してるわけで。

 

 

 

「私ちょっと体調が悪くて。まどかさん、保険委員だったわよね?保険室まで連れて行ってくれないかしら?」

 

「不器用な日陰も…♪」

 

急に皆が静かになっちゃったからこっち見てるじゃない…眼差しがキラキラしてるわ、ちょっと怖い……

嫉妬も混ざってるじゃない。これのどこに嫉妬するのかしら…まぁ、ご馳走様でした

 

それに、「ほむらさん」。

結構目立ってる。そりゃそうか、名指しだしね。それにまだこっちを警戒している。私こっちでも嫌われ者なのかしら…それになにか怪しい感じがする

ここは…

 

 

 

 

 

後を追けるか。あぁめんどくせぇ

 

 

 

 

 

ほむらSide

今度は金髪緑目美少女か。正直言って赤面しそうなくらい可愛い。赤くならないように顔と気を引き締めて彼女を見る。私は今かなりしかめっ面だろう。集中し過ぎておかしい感じになっちゃいそう。でも普通の人間だし、いいか。今までも何回かこういうのはいた。中には『ほむほむは俺の嫁』とか言って襲いかかってきた男もいたが特に魔法少女に関わることなく失敗を繰り返してきた。この娘もまたその一環なんだろう。時間を巻き戻したらまた消えていなくなってしまうような、異常。きっとそれだけで終わるんだ。

『き、今日は転校生がいます。入ってきて。』

その合図で私達は教室に入る。

『…水橋パルスィです。お願いします』

ふーん、パルスィって言うんだ。覚えとこう。

そして自分の名前を言う。私達二人の席はまどかの近くだった。まぁ知ってたけど。

 

…さて、そろそろかな。まどかを廊下に連れ出して最初の忠告…!

 

『私ちょっと体調が悪くて。まどかさん、保険委員だったわよね?保険室まで連れて行ってくれないかしら?』

 

 

「不器用な日陰も…♪」

 

え、何さっきのきれいな歌声。パルスィさんかな?今回のイレギュラーはイレギュラーすぎるわよ、もう。当人は赤くなってるし。可愛い。

そしてまた静かになってこっちを見る。これはいつも通り。そしてまどかは保険室まで連れて行ってくれる。いい子。

保健室に行くとこでいつもの忠告をしよう。無駄とは分かってるけど。

 

さっきの水橋さんがこっち見てるのわかる。無駄と分かっていても邪魔はあまりされたくない。

 

 

そして私は、見慣れた廊下に出た。

 

 

 




挿絵取り敢えずあとがきに置きますね〜
パソコンでやろうとしたら大惨事になったので仕方な〜く手描き。どっちにしろ大惨事。主はベタ塗りができないのでスカートが白と黒逆です。
誰か描いてくれないかな……

【挿絵表示】



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3話 【事件の前触れはいつも唐突に】

紫艶です。明日もたぶん投稿します。土日はいっぱい投稿できると思うのです。頑張るのです。
誤字脱字報告お願いしますね( ´∀`)


パルスィSide

 

廊下。ここの校内は教室がガラス張りなので、登校初日から怪しいことはできない。しかもガラスの内側から男子がガン見している。悪寒を覚えながら二人をつけていると、突然「ほむらさん」が止まってまどかに何かを話しているのを見た。一方的に見えなくも無いその会話を見たあと、保健室に辿り着いたのを見て小走りで教室に戻り、授業を受けた。

正直言って何言ってるのかさっぱり分かんない。わかるのは歴史や古典くらい。テストとか来たらいろんな意味で私は終わりだろう。そうなる前に紫になんとかしてもらおう。

 

休み時間に紫が〈頭の良くなる薬〉を持ってきてくれた。

 

 

 

 

学校が終わって放課後、まどかと「さやか」って娘と緑の人に「お出かけ」に誘われた。勿論私は断る。冗談じゃない、そんなリア充はびこる『しょっぴんぐもーる』なんて言ったらキャラ崩壊の斜め下を行く残念な結果になってこの娘たちに迷惑がかかっちゃう。異変起きるわ。とにかく、この娘たちに迷惑をかけるつもりはない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう

 

 

 

 

『この娘たちには』、ね…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……来ちゃったわ…」

紫が用意した洋服を着て『しょっぴんぐもーる』に立つ。いいセンスしてるじゃない八雲め、ぱるぱる。

 

結局まどかたちに迷惑をかけたくないので一人で行くことにした。随分大きくて見がいがありそうじゃない。入ればそこにいたのは、

 

 

リア充、リア充、リア充、リア充、リア充、リア充、

 

「ぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱる…」

 

 

おっといけないいけない、自分を失うとこだったわ、まずはどこかのカフェでお茶でも飲もうかしら。

 

 

「ふぅ…アールグレイ最高…ここたまに来てもいいかも…♡」

うん、結構満喫してた。

最近見せない満面の笑みだった気がする。もう少しこの『しょっぴんぐもーる』を満喫してもいいかもしれない。紫にお財布もらったときに見た中身。ホント無限。奥に境界があって、覗いたらお金製造するとこと繋がってた。その便利すぎる能力が妬ましいわ…

とにかく、まずはお洋服でも見ようかしら

 

 

「ああ、ここって結構いいかもしれないわ…」

 

 

いろんなものが目に映る

宝石やペンダント

美味しそうなパン

風船を持って嬉しそうな子供

結婚指輪を選ぶリア充

リア充リア充リア充リア充リア充リア充……

 

「……ちょっと難があるけどね」

 

そう呟きながら私は料金を払ってカフェを出た




うぼぁーーーーーーーーーーーー


『先生!まだやれます……』←
小指痛めた


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4話 【緑眼のジェラシー】

戦闘シーンが上手くかけない今日この頃。パルスィ魔法少女になるかならないか考えてるけどゆかりんによってその後なんとでもなるからやっちゃおっかな〜なんて考えてます。今日はこれの他にももっと出来そうだからがんばるね。


錯覚。

人間が混乱した時に起こったりする現象だ。

その内容は人によって違う。

例えば自分が刺されるイメージを持ったり、

内側から害されて金縛りになったりと、結構マイナス面の錯覚が多いが。その理屈は妖怪にも通じるのだろうか?

答えはイエス。

地底の妖怪(主に鬼)は殺気を放つたびに背中に何かがいるような感覚を覚える(虎とか龍とか)。まぁ、それと同じような物と考えよう。

現に今。

禍々しい世界(という名の錯覚と考えている)に捕らわれた一人の少女、中身数百、数千歳の橋姫は考えていた。

ここどこ、と。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数分前

 

「多少難があるけどね……」

そうつぶやいて私は店を出た。

 

 

 

 

はずだった。

 

「!?」

世界が変わった。なんか禍々しいやつに。

いや、決して私が嫉妬心を操ってあたり一面を血祭りフィーバーにした訳じゃないわよ、本当に。まぁやっちゃいそうだけど…でもこれは違う。突如として世界が変わっていった。

「ここどこ…結界かしら?」

錯覚か、と考えたがその考えはすぐに崩れてしまった。

 

『6*596=&℉¿°£℉™©«⁇※›‼』

『©€©<[©]™€/<®=%=~^=(¥¿¡』

 

あら何言ってるのかしらこの個体。

妖精とやらに比べたらまだ妖精のほうが可愛いわ。氷の妖精や緑色の妖精はちゃんと言葉を喋っていたけど、この前アリス…だっけ……って人に連れられてきた紅魔館にいるあの妖精達は何言ってるかわかんなかったわ。もしかしてこいつらも同じような物なのかしら…?

まあ、どうでもいいか。

「ここにはだーれもいないんだしね……」

 

その緑色の瞳を妖しく輝かせるとポケットから1枚の紙のようなものを取り出した

 

『スペルカード発動……【花咲爺 シロの灰】』

 

こっちに来てから初めてはなったその弾幕は、妖力が増して美しさも折り紙つきなルナティックを超えたファンタズムの難易度になっていた。もちろん非殺傷設定にはしていないので周りで死亡者(?)が続出していく。

言葉意味不明なそいつらは最初は避けれていたものの、どんどん再起不能になっていきパルスィの周りに生存者はいなかった

「非殺傷設定は…ここ幻想郷じゃないからやんなくてもいいわよね」

とにかくここにはまどかや「ほむらさん」もいることだし、適当に歩いてればなんとかなるでしょ。早く合流しないと。ここ、紅魔館並に目に優しくないんだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「でもここって…どうやって歩くのかしら」

私は方向音痴では無いと思うが、流石に初めてきたとこをウロウロしてたら迷うに決まってる。

そう思ってまた立ち止まっていたら、

「……結界がなくなった…?」

まぁいい、これで少しは探しやすくなった

「早く合流しよ……」

 

 

 

 

 

しばらく歩いていると、消化器を持ったさやかがいた。何してるんだろうと思って声を掛けようと思ったがなかなかにシリアスな展開になってるらしいのでさやかとまた別のところで見守ることにした。




一番好きな魔女はシャルロッテ(だっけ)とキャンディ(立ち耳の魔女)。キャンディの使い魔お洒落だし可愛い。
なんか変なとこで切っちゃった。もう一個は確実に更新するからそっちで続き書きます。あでゅー。


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5話 【パルスィの望み】

私は今、しょっぴんぐもーるの中で突如起きた事件に関わっている。結界に取り込まれ、そして消えてった結界の正体という謎をすみに置きながら、今目の前で起こっている状況に冷静に対処している。つもり。

ほむらさんが、まさかイタいコスプレ少女だったとは。銃を持って白い猫?いぬ?になんかしてたのを、まどかがかばっている状況。耳を澄ますと、白い何かが喋っているのがわかる。あれしゃべるんだ。不思議だなーと思いながら聞いていると、またこの近くに「巴マミ」というもう一人のイタい人がいることがわかった。とにかく私は無縁、これ以上現場が荒くなって取り返しがつかなかなる前に帰ろうと背を向け、しょっぴんぐもーるをあとにした。

 

 

 

しょっぴんぐもーるから出て数分、私はさっきの猫(?)と対面していた。

 

「……なんの用?イタいコスプレ少女達はあっちよ?」

 

『いいや、僕は君に用事があるんだ、水橋パルスィ。』

 

「…喧嘩売ってんのかしら?売られた喧嘩は買うわよ?」

 

『これは質問さ、そんな邪険にしないでくれ。』

 

「じゃあさっさと言いなさい。」

 

『水橋パルスィ、君は一体何者なんだ?』

 

「は?ただのよu…人間だけどなんでそんな分かりきったこと」

 

『君からは絶大な魔力を感じる。それこそ「鹿目まどか」と同じくらいの』

 

「ふーん…だから何。わたしに何をやれって言うの?」

 

『話が早くて助かるよ。……

   僕と契約して魔法少女になってよ!』

 

「え、何それもしかしてさっきのイタいコスプレ少女達は魔法少女になっていたってこと?」

 

『そうだね。さっきのとは「暁美ほむら」と「巴マミ」のことかい?』

 

「あんたさっきあそこにいたやつじゃないの?」

 

『僕らはいっぱいいる。そしてみんなから【キュゥべえ】と呼ばれている』

 

「ふーん…なにか見返りはあるの?」

 

『君たちの願いを一つだけ叶えてあげる。なんでもいいんだよ。』

 

「じゃあ最後の質問。

具体的に《魔法少女になる》ってどういうことなの?」

 

『それは…「言えないこと?」……』

 

「言えないことだったら私は魔法少女にならない」

 

『…魔女になることと同じさ。僕たちは君たちの魂を形にして君たちの感情が希望から絶望へと変わるこれをエネルギーとしている。君とまどかが魔法少女になれば僕のノルマはあっという間に達成するね。』

 

「魔女って何よ。」

 

『さっきの結界を作っている、魔法少女の成れの果てさ』

 

「さっきのは魔女の仕業だったのね……あの目に悪い配色。たまんないわ」

 

『さっきから君凄い冷静だね。マミも見習ってほしいよ。話の続きだけど…まぁ、それらから一般市民を守るのが魔法少女の仕事さ。だから僕と契約して魔法少女に……』

 

「そういった修羅場が多いだけよ。そうね…」

どうしましょう。確かにこいしを探しやすくなるかもしれない。無意識に魔法少女をやってたらなおさら。でも問題はデメリット。欠かさず魔女を倒さないと私は魔女になってしまう。一番の失態ね。そしてそれはこいしにもありうる

昔幻想郷屈指の人たちが狂化するという異変があったらしい。その中には私も含まれていたという。全然覚えてないが。

 

「1ついいかしら。」

 

『なんだい?』

 

「その魔女化は、いわゆる狂気のようなものなの?」

 

『そうだよ。その狂気から救えるのは魔法少女だけなんだ』

 

それなら話が早い。こいしが魔法少女になって魔女になっていたとしても博霊の巫女のような力があればもとに戻せる。

 

「……だったら願うわ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私に霊力を。巫女のように神聖な力を。それがあれば私は魔法少女になってもいいわ。」

 

『わかったよ水橋パルスィ。さぁキミのソウルジェムだ。』

 

「…本当に、これでいいのね?」

 

そうつぶやいて、パルスィはできたばかりの自分の魂を見ていた。

 

 

 

 

 

 

 




狂化異変はオリジナル。よくゆっくり茶番で見るような狂化異変のに出てくるこいしやパルスィの狂化イラストを想像しやすくするための設定です。結果的にパルスィは魔法少女になったわけですがいざというときはゆかりんによってソウルジェムの中に隙間を開いてもらってまた元の妖怪に戻れるので一件落着。魔法少女にならないパターンも考えたけどこっちのほうが話に割り込みやすいという理由でこうなった。


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6話 【なるようになる】

主「よーし休憩したからまたやるか」
休憩前→3
休憩後→8
主「…んん?」(つд⊂)ゴシゴシ 8 (゚∀゚)
       (つд⊂)ゴシゴシ 8 (゚∀゚)
       (つд⊂)ゴシゴシ 8 (゚∀゚)
…あれ、これ書き始めたのいつだっけ…
やった、8お気に入り来たヽ(=´▽`=)ノ
あと☆9が眩しい…ああありがとうございます!
張り切ってあと2、3話更新出来るわ!
もう…俺っ頑張れるっ!





前回の話どこで終わったっけ……( ゚д゚)


今回グロ要素ありまーす、まぁ語彙力ないからそんな怖くないと思うけどね


あれから少し立って。

私は性格からかソウルジェムが濁ることが多い。

だからこうやって魔女刈りを頻繁に行わないといけない。魔法少女のことを紫に行ったら「心配ないわ」と言われて安心した。これでこいしを探せる。

「……3体目」

学校から帰ってきて掃除する魔女は3体目。一応霊力使って浄化するが、器が消滅しているので生き返ることはない。きっと今頃赤いツインテールの死神のとこにいるだろう。そしてそれから出てきた『グリーフシード』を使って浄化する。心が少し晴れた気分になる。え?魔法少女の衣装?使ってないわよ、魔法少女の力なんて。

 

『全く……君は魔法少女なんだから魔法でも使ったらどうなんだよ』

 

「使ってるわよ?魂の浄化に。」

 

そう、ただでさえ日中にごりきってんのに魔法なんか多発できるかっての。そんなことしたら魔女になって私がツインテールと合う羽目になるわ。

 

まだ、私は私が魔法少女だということはバレていない。ほむらには魔力の量の問題で警戒されてるかもしれないけど。

 

「……そろそろ帰らないと。どこかで誰かが見てたら不審者扱いされるわ」

 

『どういう意味だい?』

 

「近くに魔法少女と魔女の反応があるわ。早く帰りましょう」

 

『グリーフシードはいいのかい?』

 

「危険を晒してまで行くつもりはないわ…そうね、裏路地を通りましょう?」

 

『わかったよ』

 

そして私達は家に入る

「おかえりなさいパルスィ。」

 

「…紫、人んちにいるんだったら連絡してよ。」

 

「まーそうかっかなさんな。はい、グリーフシード。」

 

「これ…まさか、あんた!」

 

「ええ、ちょっとなってみたわ〜、魔法少女♪」

 

『……八雲紫か。君は一体何者なんだい?パルスィよりもすごい力を持っている』

 

「たーだの18歳よ。…どう、手がかり見つかった?」

 

「いいえ、なんにも。で、八雲。あんたは何を願ったのよ。」

 

「そうね、『私の考える理想郷』の『私の考える平和』

これを『永遠に』保ってといったわ。」

 

「あんたらしいわね…それであんたのグリーフシードは大丈夫なの?」

 

「そんなのさっさと辞めちゃったわ。この願いで博霊大結界が完全なものとなって、幻想郷は完全に今、この時代と隔離されたもの。これ以上、魔法少女やってる必要はないわ。このソウルジェムの中身は今は殻よ♪」

 

何なら割って確かめてみる?と笑いながら紫色のソウルジェムの殻を差し出す八雲紫にキュゥべえは戦慄していた。

 

 

『八雲紫……君は本当に…』

 

「あらあら〜♪いたのね、白い悪魔さん♪これ内緒の話だからぁ〜、口封じさせてもらうわね?」

 

『何をするんだ!?』

 

「こうしてぇ…」

 

途端に僕の上半身がなにかに覆われ、中でうごめく目を見た。

 

「こうするの♪」

 

そして僕の意識はなくなった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グチャ。 グチャ。ベシャ。バキッ。

 

と、嫌な音が部屋に響く。

 

「相変わらずいい趣味してるわね、八雲」

 

「あらそう?……じゃ死体の処理よろしく、藍。」

 

『はい。』

 

 

死体。

 

そう、そこには

 

 

さっきまで生き生きとしていた『キュゥべえ』の残骸があった。隙間によって切り裂かれ。顔があるはずのところにははみ出た脳みそが。白い体は、赤黒く染まっていた。それはそれは、綺麗に。

 

 

「じゃあ魔法少女の解約お願い」

 

「はぁい〜♪」

 

まだ少し血の匂いのするそこで、一人の魔法少女は誰にも知られることなく魔法少女を終えた。

 

 

 

 

「また何かあったらその時はあたりにいるキュゥべえを頼りなさい。あのキュゥべえは死ぬ間際に『感情の病』にかかって通信を切られたから、この情報は誰にも知られないわ」

 

「ええ、そうするわ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




キュゥべえ殺人事件。
なんかごめんなさい。
後悔はしてないけど。
霊力を持ったままでいろんな願いを叶えることが可能になったパルちゃん。
願いは取り敢えず『キュゥべえが感情の病にかかること。』証拠隠滅しやすくするためね。でも表向きは「あなたと友達になりたいから」。こいしを探すという願いは話が終わってしまうので無いです。勘弁してぇ。


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7話 【巴マミ】

おくれてすみませえええん!
近くテストでちょっと真っ白になってました(あしたの○ョーくらい?)
誤字報告とアンケート気が向いたらお願いしますね!


今私は走っている。

魔女の手下から逃げるために。

何言ってんだコイツと思ったやつもいるだろう、作者の語彙力だ、勘弁してくれ。っていうか誰に話してんだ。まぁ、理由は簡単。

 

 

 

 

この結界の中に誰かがいる。

 

 

 

 

 

魔女ーとか、手下ーとか、そんなんじゃなくて。魔力を持った人間。この前排除したキュゥべえが言ってた私以外(元・魔法少女だけどね)の魔法少女かなーって思って行きたくなったけどそこは自重。今行ったらいろいろなことに答えなければならずめんどくさい。それにしばらくキュゥべえを見たくない。あとここでスペカを使うとこを見られてしまったらその説明もしないといけなくなる。全くこんな時に限ってなぜ出しゃばる魔法少女。

 

 

だから走る。結界の出口を探すために。一向に見つからずそろそろ体力にも限界がきはじめているけど。でもこんなにきれいなバラのさく結界。ちょっと疑問に思ってきた。

「これってもしかしてこいしの…?」

こいしの弾幕。中にはバラを模した弾幕もあり、これらのバラはそれを彷彿とさせる。いよいよ怪しくなってきた。

「……予定変更」

魔女の姿を見に行こう。それでこいしじゃなかったら則退散。そうと決まれば急がなきゃ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんじゃありゃ

ちょうちょのような、魚のような…もしかして前見たあいつか⁉しょっぴんぐもーるの。でもそれよりも驚くのはこっちだ。

 

 

 

 

黄色いグルングルンのお姉さんが超巨大重火器をぶん回して魚を駆逐しているとしか見て取れない光景に出会った。。激しく動くたびに揺れる山に対する妬みははしにおいといて。

駆逐し終わった黄色いグルングルンは優雅に着地するとこっちを見た。やばい、バレた

 

 

 

退散しようと思って背を向けたけど大声でまどかに呼ばれてしまった。うぅ、畜生め。

 

『貴方は…もしかして最近来た転校生?』

 

「……はい、水橋パルスィです」

 

『そう!私は巴マミ。貴方達の先輩よ。それでどうしてここに?』

 

「……………………この街を見とこうと思って、歩いていたらこの空間にいました」

 

『そう。このふたりとは知り合い?』

 

まどか「パルスィちゃん!マミさんすごいんだよ!魔法少女なんだって!」

 

さやかもいたけどしゃべる前にマミさんが聞いてくる

 

『パルスィちゃんもなってみない?貴方はすごい素質を持っているらしいわ!』

 

……まだ、今はならない。ためにためてから、また魔法少女になる。

 

「考えておきます」

 

『そう!じゃあ続きね!パルスィちゃんも聞いてって!魔法少女になったときに一番大切だから!』

 

ソウルジェムを取り出してグリーフシードの説明をしたけど知ってたので半分聞き流してまどかさんを見ていたけど、かなり顔が輝いていた。なるきね、魔法少女。まどかさんも魔女になるんでしょう。それでシステムが回ってる。……っていつぞやのキュゥべえが言ってた。

 

一本沿いの帰り道。

 

 

 

 

「マミさん楽しそうだったなー」

 

水橋パルスィはその笑顔に嫉妬した。

 

 

 

 

 

 

 

 




またやらかしたー




後悔はしてないけど


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8話 【魂って壁より硬いんだ】

風邪引いたー
ティッシュも積もれば山となる
風邪になったときに朝起きたときののどの痛さ半端ない。わかる人、挙手。で、近くにあった飲み物飲んだら強炭酸コーラでした。
「あたしってホント馬鹿……」


後日。

二人は魔法少女になる気満々らしい。まどかやさやかはうきうきしてたし、授業中の念話もそのことばかり。教室の中でキュゥべえは動き回るし、ほむらさんはキュゥべえを見ながらすごい顔してる。キュゥべえ正直言うとうざすぎる。何回スペカを取り出そうと思ったか。我慢した私を称賛してくれ。

 

 

昼。屋上でまどか達とご飯を食べる。こう見えても料理は得意なのよ。たまーに酒の肴として私の作ったスイーツ持ってく金髪爆乳の豪腕で妬ましい輩とか、朝ご飯たかりに来る癖して素晴らしい笑顔で妬ましい土蜘蛛とか、勝手に台所借りて美味しいの作ってくれる妬ましい鬼火落としもいたけどここはそういうのがいないから助かるわ。まぁ、言わないけど。

 

 

話をもとに戻そう、また魔法少女の戦いに駆り出されるのだ。これに関してはなんの変哲のないただの魔法少女の義務。それでも私にとっては地獄かもしれない。

 

だって倒せるのに倒せないんだよ?ストレス貯まりまくってマミさんにぱるぱるしちゃうよ?目の前で爽快なの見せつけられたら暴走する自信あるわ。まだこの妖力抑えきれないの。今日だってあの先生のハンバーグに対する議論が始まって『ケチャップかデミグラスソースか』みたいなどーでもいい質問を男子(名前おぼえる気無い)にしてたし。妬ましさが伝わってくるわ、ご馳走様でした。

 

 

 

そして目の前にいるさやかの片思い相手、上条。今は入院してるらしく、今日はお見舞いに行くっぽい。ってか強制的に私も行かなきゃいけない流れに…ああなってんなこりゃ。病院は行ったことないのよね、永遠亭ってのがあるらしいけど。なんでわざわざ迷いの竹林なんて面倒くさいとこにいんのよ。地底人最悪じゃない。まぁヤマメが暴れなきゃどうとでもなるからいらないのかも知らないけど。

でも病院か。興味はあるわね。どんなとこなのかしら。ついてく価値はあるかも知れないわ。

 

 

 

 

 

 

 

私はこの選択を後悔した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

病院はかなり息の詰まるような場所だった。

なんかね。暑くもなく、寒くもなく、微妙な線走ってるから空気がぬるい。吸いたくなくなる温度?で、みんな無言(これは当たり前)がかなり雰囲気悪くしてる。あと……

(なんで私が肺炎なの……)

 

 

(骨折は向こうが悪いのに……)

 

 

(なんで私だけ?外で遊びたい)

 

 

(お母さんが…もうだめなのかな…?もう…どうなってもいいや…苦しい)

 

心の声ブラックさんがいっぱいいる。これがまた雰囲気を悪くしている。

目の前にいる上条もそう。心は読めないけどだいたい何を思って妬んでるかがわかる。

 

「新しく来たパルスィちゃんだよー!」

 

「よろしくね上条くん。」

 

「おーよろしく」

きれいに笑えたかな?私って丑の刻参りのときは素晴らしくきれいに笑えるんだけどね〜…

 

 

 

 

病室を後にしてしばらく雑談をしながら廊下を歩く。このまま平和だったらな〜とか考えてたら、二人共険しい顔してきた。なんのこっちゃと思って見たらあら不思議。壁にグリーフシードが刺さってるではありませんか。っていうか刺さるんだあれ。もう少し柔らかめの…ね、優しいアレだと思ってた。仮にも元魔法少女の魂だもん。あ、魂だからかな?

 

あれ、まどかたちいないし。え、待って、わかんないよ?病院初めてだからわかんないよ?なんで一人にするの?

 

 

「……おーい……」

 

周りに誰もいないし、グリーフシードは孵化寸前。

あ、これオワタ\(^p^)/

ってかなんで刺さってるのかなー…誰か刺したのかなー?んー……ん?そいえばブラックさん達の中に自分自身投げてる苦しみ持ったやつがいたなー……

 

 

 

 

 

ま さ か ね www

 

 

 

 

 

 

 




そのまさかですパルスィちゃん。




お気に入り登録ありがとうございますm(_ _)m
アンケートも書いてくれてる人いて嬉しいです( ´∀`)
廟キャラ限定とかそういうのないのでバンバンどうぞ。あと誤字もお願いします。読みづらかったらできるだけ改善するので何でも言っちゃってください。
じゃあさよなら〜!(^p^)/~



7月25日修正したお


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9話【運命は辿らない】

遅れてごめんなさい‼まだ生きてます。
テストの追試やらコンクールやらあって遅れました。また更新頑張ってやるので、楽しみにしてくれてる人は読んでってください。アンケートの方もよろしくね。じゃあどうぞー。


「ぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるうぅうあぁァァァァァああっ!!」

 

お久しぶりです、パルスィよ。投稿主がやっと編集に慣れ始めて無駄に私を叫ばせてる訳だけど、私今結構大ピンチだからまぁいいとするわ。毎度なんだけどさ、

 

「私は誰に喋ってるのぉぉぉおおぉおおぉぉぉおぉ⁉」

 

主|д゚)チラッ『読者の皆様〜』($・・)ススッ

 

「多機能フォーム使う暇あったら編集速度早くしろぉぉおぉぉおおぉお!!!」

 

 

まぁ、冗談はここまでにして。

今私は手下に追いかけられている。

遡ること十分前のことよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

「グリーフシード…かしら?ってちょっとまどかぁ!?さやかぁ⁉私ここ初めてなんだけどおおおお⁉」

 

おいてかれました

 

 

「ぱるぱるぱる…もう孵化前じゃないのぉ…ってかこれさっきのブラックさんのものかしら…‼」

 

「58#^%@^(#%*"(^#&)$0›€⁉」

「@69#%8@&)583↢↞↜↓↖¥‼」

 

「うっわぁ…孵化しちゃった…ってか何あの球体…なんて言ってるのよ…」

 

気づけば私は囲まれていた。超大量の球体に。

 

『›⁉√※∆‹∆׫’¥®’”{/©’}©/{”¥}』

「#6#9;︸︿↔↗↩≦>≥%∞∵∬μπσπ‼」

〔7"^(_59=!!!!!〕

その掛け声(?)と同時に、カサカサと音を立てながら大量の球体がこっちに追いかけてきた。

 

「きゃあぁああァァァあっ‼キィぃいもぉおおいい‼」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、今に至る。

 

 

「あああああああああああああああああもうめんどくさい!!!スペルカード発動っ!!【恨符】『丑の刻参り』っ!!!!」

 

殺傷設定の弾幕は、危険だがそれでも美しく。弾幕ごっこはあくまで美しさを競うものであり、パルスィのそれも綺羅びやかに舞っていた。

 

 

「…まけたかしら…」

球体共が追いかけてこなくなってから改まって周りを見るが、やっぱり好き好めるような場所ではない。

 

「早く出ないと。出口どこかしら…ってえ?何かしらこの赤いリボン」

 

 

リボンをたどると、先日の転校生【ほむらさん】が、拘束されていた。

 

「…えっとこれどういう状況?」

「あなたは確か転校生の……どうしてここにいるのかしら?あとこれ、解ける?」

「気付いたらここにいたの。どこだかわかんなくて迷ってたんだけど…はいっ、立てる?」

「立てるわ。ありがとう。」

「……出口どこ?」

「おそらく魔女を倒すまでは見つからないと思うから…私と一緒に来なさい」

「……わかった」

 

 

 

 

 

 

魔女のプライベートルーム。ほむらさんはそう言った。ここに、球体たちを生み出す魔女がいる。

 

「行くわよ」

「ええ」

 

そして開けたのはちょうど、巴マミさんが例の超巨大重火器を魔女に放ったところ。小さな小さなその魔女は、いとも簡単に頭を撃ち抜かれて…本性を表した。

 

「ッ!!!」

ヤバイ。巴さんが、死ぬ。どうでもいいけど、駄目な気がするから。気づけば私は、行動していた。

「紫、隙間」

「大変ね〜♪」

気絶した魔法少女の巴さんを抱えて、やっぱり見ていたかと呆れながら隙間に飛び込む。

今までで一番早く動いた気がする。誰かに見られてなけりゃいいけど…

まぁ、あとはなんとかしてくれるでしょう、ほむらさんが。

「早く帰ってゆっくりしよ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幻想郷Side

 

 

 

「…ふふっ」

 

「どうかなさいましたか、お嬢様」

 

「運命が、変わった」

 

「と言いますと?」

 

「これから、また楽しくなるわよ。運命通りの運命は辿らない。理に導かれるべき一人の運命が、たった今変わっただけ。でも、これからもっと豹変するわ。外はいろいろ変わったのね。気にならない、咲夜?」

 

「……いいえ、私はお嬢様に使える身ですので……常にお嬢様の運命の下にございます」

 

「あらそう。これからが良いところよ。この世界をひとつなぎにする大きな運命が変わるわ。しかと見届けなさい。」

 

「はい」

 

「ふふっ…こんなに月が紅いのに…」

 

 

 

 

 

『愉しい夜になりそうね』

 

 

 

 

 

 

 




やらかした気がする。後悔はしてないけど。
友達が希望の面にハマりだしました。適当(?)に書いてあげた希望の面を大切にしてくれてる模様。結構嬉しい。


明日も投稿するよ(多分)|д゚)/


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10話【止めてみせる】

こんばんは。夏休みふぁっきぅ。あっついし宿題貯まるし←自分のせい

まぁ、どぞ。


 

 

結論から言いましょう。

 

 

私は、生きていた。

すっかり油断してたから、私の人生はここで終わりと思っていた。友達もろくにいず、一人暮らしで寂しく過ごしてきた人生。そんな人生に手を差し伸べてくれたのが、キュゥべえとさやかちゃん、そしてまどかちゃんだった。私は調子に乗っていたのかもしれない。新しい、人生の仲間。魔法少女の後輩。良いところを見せようと思っていたけれど、結局からまわり。視界が一気に真っ暗になって、そこから記憶は全くなかった。

 

 

 

 

それなのに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いきて………る?」

 

「起きました?巴さん」

 

「あなたは…まどかちゃんの」

 

「水橋です。久しぶりですね、巴さん。」

 

「どうして私はここに?私は死んだんじゃ…」

 

「ええ、死ぬとこでしたよ。私が居なかったら」

 

「どういうこと…?」

 

「それはw『私が説明するわ』被せんなババア…

 

突然、何もないところから隙間が現れ、胡散臭そうな人が出てきた。

 

 

「⁉どこから…あなたまさか魔法しょ」

 

「それは違うわ。私達は貴方と違う人種なの」

 

「あなた達って…まさかっ‼」

 

そう言って巴さんはこっちを見てきた。

はぁ…ま、いいか別言っちゃっても

 

「……改めて自己紹介するわ。地底の妬み妖怪、【橋姫】の水橋パルスィよ。」

 

「…騙して、いたの?」

 

「いいえ。都合が悪かったから教えていないだけ。それに私は【人間です】なんて言ってない」

 

「……そう、パルスィちゃんは妖怪なのね」

 

「同じく、幻想郷管理者の隙間妖怪、【賢者】の八雲紫よ。長い間よろしく」

 

「ええ。……長い間?」

 

「貴方は一応死んだことになった身。幻想の存在として、その時が来るまで幻想郷で管理するわ」

 

「死んだ身…?」

 

「貴方はあの魔女、シャルロッテに全身を喰われ死んだことになってるわ。」

 

「じゃあなんで…!!」

 

「私が割って入った。久しぶりに全力で動いたわ。あー明日は駄目ね。ちょっと休みたいから、そろそろそこ、避けてくれる?」

 

私はソファに寝かされていたようだった。ささっとそこから避けると、『ありがと』と言ってパルスィちゃんはソファに深く腰掛けた。

 

「パルスィ。ゆーぎが「飲まないか」って言ってたわよ。一緒に幻想郷行く?一旦」

 

「さっきから言ってる、その幻想郷って何よ?」

 

「妖怪と人間が等しく暮らす幻想の存在。私の理想郷。忘れられし者たちが辿り着く最後の砦よ。」

 

「私の家使っていいから。しばらくは幻想郷に居てもらうわ。あとゆーぎには今は飲めないから、私の家にいるはずの金髪の娘よろしくって言っといて」

 

「はいはい。じゃ行くわよ」

 

「……パルスィちゃん。」

 

「なんですか?」

 

「頼んだわよ。皆を。」

 

「………………わかり、ました。」

 

「良かった。心置きなく行けるわ。」

 

「じゃ、またねパルスィ。」

 

「……………………………………」

 

ふふっ、面白い。

 

逆らえないのなら。

 

それが運命なのなら。

 

変わることのないことなら。

 

それが関わるべきものじゃないとしても。

 

それが命の危険を脅かすものでも。

 

きっと私を楽しませてくれるから。

 

本気で遊ぶわよ。

 

この世界が破滅へと歩んでいるのなら。

 

「上等じゃない。」

 

絶対に。

 

 

「止めてみせる」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




|д゚)チラッ『出来ますかね?』
パル「茶々入れるんじゃねぇっ!( ゚д゚)ε≡≡ヘ( ´Д`)ノ



じゃーねー


今回短かったよ


修正したお(台本形式から抜けたぁっ!)


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11話【混沌という名のカオス】

このあとどうしようってずっと考えてたら約三ヶ月も消えてました。ごめんなさい!
こんなに遅くなっても見てくれる方は神だ…(´;ω;`)
あと、アンケートの結果、もう1人の幻想郷キャラクターが決まりました!皆さんご協力ありがとうございます( ^ω^)では本編どうぞ。


巴マミが幻想郷に行ってから二日ほどたったある日。この学校に、転校生がやって来た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『秦こころ、です。どうぞ、よろしく』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《休み時間》

「……どうして幻想郷の者がここに居るの?」

 

『紫って人が、私を落として、気づいたらここにいた』

この手紙と、この薬と一緒にと言って差し出してきた手紙や薬は自分が貰ったのとほぼ同じものだったので内心呆れる。

 

「……私は水橋パルスィ。地底の妖怪。貴方は確か、秦こころだったわね?」

『うん。私はこころ。面霊気。何時もは……いろんなところにいる』

面霊気とはパルスィには初めて聞く言葉だったけど人間でないことに変わりはないんだなと感じそこは隅に置いといた。

「この世界が今どういう状況なのかあなたは理解している?」

『正直いって、なぜここに来たかも分からない。ただ、紫がここに私を落として薬と手紙を置いていって、その後制服を着た私を見て先生がなんか言って』

その後の経緯を全て聞くとなるほどがってんが行く。

「じゃあ何、もしかして住むところとかも……」

『ここにもう1人、知ってる人がいるって言われた』

「あいつぅ……」

そうぼそっと呟き、肩を思いっきり落とす。そういうことか、そういうことか、つまりだ、

「私ん家使えってか……」

流石紫、手口きたねぇ……

『さっきから、なにをブツブツと?』

「ん、あぁ気にしないで。家とかはどーせ私ん家使うことになると思うから今日は一緒に帰りましょう」

あと現状説明ね、そういった所で休みの時間が終わりそうになる。

「はぁ……前途、多難……」

 

 

 

 

 

 

《パルスィの家》

『ここか、これから使う家』

ほー、と感心の声を漏らしたこころ、でも顔は変わらない。薬でお面も見えなくなってしまっているので、どういう感情をしているのかは分からない。

「早く入って。……お茶でも入れてあげ……!?」

今からなにか臭う。鼻にくるアルコールの匂い、耳も澄ませばなにか聞こえる。

「まさか……!?こころ!ちょっと一緒についてきて!」

『なーにー』

そして今の扉を勢いよく開く。そこには

「ん、パルスィじゃん、おかえりー」

勇儀と、

「パ、パルスィちゃん、私は止めたからね!?人のおうちのお酒はダメって……」

巴マミ。

 

「……はぁあぁああ」

深いため息をつくと奥の部屋へ行き、作りだめしておいた藁人形とトンカチを取りだした。

「ちょっおまっマジでそれは冗談ならねぇからやめろお前ええぇぇえ」

「パルスィちゃんやめてえぇえぇえええ!!!!」

『くぎわすれてるよー』

「大っっっ嫌いだァァァァァァ!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……で、なんの用」

クールダウンしたパルスィは冷静に聞く。

「ん〜、特にないかな、これといったことは」

また鬼の形相で立ち上がろうとするパルスィを3人(マミ、勇儀、こころ)で必死に抑える。

「最近おもいつめてるようだったからさ、パルスィ。だからさ、一緒に呑もうぜ!」

自分を気遣ってくれている。それだけで酒を飲んでいなくとも赤面してしまう。私は勇儀のそういう所が好きで、一緒にいるんだって頭のなかにいっぱい思いが広がる。

「……今日だけだからね」

そう行ってコップを取りに立ち上がる。どうせ勇儀のことだから色々冷蔵庫に突っ込んでるだろう。そう思い開けると予想どうり、元々あった○健美茶が隠れるくらいの酒が入ってた。ってかこの酒全部幻想郷の私んちの酒じゃん、ふざけんな(#・ω・)

そう色々と考えるけどすべてをまぁいいか、で片付ける。

「あ、そうだ。」

そう言ってどこかから取ってきたシャーペンと紙になにかを書いてから、またみんなのいる居間にグラスと酒を持っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、あの私未成年なんだけど!?」

「ん?あぁはい爽○美茶」

「幻想郷に歳は関係ないだろ飲め飲めー!」

『勇儀、ここ、幻想郷じゃない』

「あ、そうだった」

「「『(自でやってるの、馬鹿なの……?)』」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結局マミが無理にお酒を飲んでダウンし始めた頃に境界が開き紫がやってきた。

「……なにをやってるのかしら(;^ω^)」

「……勇儀だからね」

「ちょっおまっ言うなよっ!」

「それについては言及しませんわ……」

そう言ってマミを近くのソファに寝かせ、マミの座っていたイスに座り話し始める。

「……こころ、いきなり落としてすいませんでしたわ」

『気にして、ないよー。さっき思いっ切り踊れたからね』

「勇儀だからね」

「……テヘッ(  ̄▽ ̄)ゞ」

「……ハァ。それで、こいしちゃん探しは今のところ?」

「ええ、さっぱり分からないわ。ただ、これについては感覚なんだけれど」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……インキュベーターが減っている気がする?」

「ええ、まどかにまとわりついてるインキュベーター、授業中凄いウザかったのに最近全く見なくなったの」

『インキュベーターがいた頃は知らないけど、何も見なかった』

「それに、街中歩いてもそうそう出くわさなくなったっていうか……」

「ふーん……」

紫は考える仕草をする。

(私はなにも手を出してないしなー。ってことはこっちがわのだれかがやったことになるとおもうんだけど。ただ、魔法少女の本当の意味を知るものって少ないから特定しやすいはずなのにそれでも最近は動きを見せるような怪しい魔法少女はいなかった。って言うことは)

 

「それ、こいしかもしれないわねぇ」

 

そんな爆弾発言にみんなして驚愕する

「え、どうして?」

「え、だって怪しい魔法少女が居ないんだったら第三者の可能性を考えない?なにを理由で集めてるのかは知らないけど実際居ないのは事実だし。」

「そうか……そうね、考えてみる」

「何が何だかよくわかんないけどさー」

このおもそうな空気に耐えかねて勇儀がついに口を開いた。

「要するに終わりよければ全てよしでしょ、今なにをどう考えたって何も変わらないんだから。今日くらい楽しくいこうよ、ほら紫も飲め飲めー!」

「え、ちょっ、私は」

「こうなったら勇儀は止められないわよ」

『また踊れるのー?』

 

 

カオス。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私はもう帰るわね」

マミと勇儀を境界に落として紫は帰って行った。

「ぁいあい、わかったから……こころ、ちょっとべっとまでおねらぁい……」

『わかったー』

 

後日談、パルスィは朝覚めて居間の汚さに驚いたがキッチンに書いた書き置きを見て「私のバカ……」と後悔したそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[書き置き]

これから宴会。勇儀がやった。

居間掃除は覚悟しておけ。

 

 

 

 

 

 

 

 




すとろべりーふぁーむ┌(┌^o^)┐
こころちゃんです。みなさん本当にありがとうございます。これからも困った時止まるかもしれませんができるだけ止まらずに行きますのでよろしくお願いします!


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12話【カミングアウト】

はーい(^o^)ノ
はっじまっるよぉー


こころが来てから少し経って。

学校の授業が終わってから、私達幻想郷組は暁美ほむらに連行されていた。ここは廃ビル。こんなところに近寄るやつはそういない、そう踏んでの判断だとしたら結構大切な話があるのだろう。

 

「…なんのようですか、ほむらさん」

 

「貴方達に聞きたいことがある、【水橋パルs】……ぱるっ、ぱるしっ、…………水橋さん、秦さん」

 

盛大に噛まれた。そりゃあ読みづらい名前かもしれないよ、でもそんなことってあるのかしらん。

 

「貴方達は、一体何者なの?」

 

「それは、どういうことだ」 

 

こころが答える。そのまんまの意味だと思うけれどたしかこの子は面霊気、お面が無いと感情をうまく表せない子。はっきり言ってそのポーカーフェイスでその反応はホラーよ、ホラー。

 

「…そのまんまの意味よ。貴方達、特に水橋さんは分かるんじゃないの?」

 

「…魔法少女のことかしら?」

 

「ええそう。そして私も」

そして言葉を切って変身する。

「魔法少女。」

 

「ええ、そうね。…つまり、何を言いたいの?」

 

「魔法少女についてどこまで知ってる?貴方の本性を教えて」

 

「…どういうことかしら」

 

「一番最初に疑問が浮かんだのはお菓子の魔女の時。貴方は私の目の前に居たはずだったのに、消えた。その時私は見たわ、貴方が巴マミを抱えたところを」

 

「…なんの話」

『とぼけないで』

そう言って銃を構える。別一発打たれたところで死にはしないけれど痛いものは痛いのでとぼけるのはやめにしよう、やーめた。

こころが身構えているのが見える。まぁ、お面割られたら大変なことになるしね。

 

「……はぁ、言うしかないのかしらね。こころ」

 

「うーんと、パルスィに教えてもらったのは魔法少女が魔女になること」

 

「そう、それで私達はただの人間。これでオーケイ?」

 

「まだよ。貴方嘘をついている。」 

 

こいつは鬼か?

 

「……ゆかりー。」

 

『私から話しますわぁ。』

 

どこからともなく聴こえるいつもの声にほむらさんは戸惑っている模様、こころ?しらん。驚いてるんじゃない?

そしていつものように空間を引き裂いて顔を出す。するとそこにいつもの胡散臭い顔が見える。

 

「こんにちは、暁美ほむらさん。私幻想郷の管理者、八雲紫と申しますわ」

 

「ご丁寧にどうも。……幻想郷?それは何」

紫に銃を向けて言う。

 

「妖怪と人間がバランスを保ち暮らす、私達幻想の者達の最後の砦ですわ。そしてこの子達は私の幻想郷の住民」

 

「…ということは貴方は……妖怪」

 

「私だけではありませんわ。ここにいる水橋パルスィも、秦こころも、人ではございません。魔法少女とはまた違った力を駆使する強者ですわ」

 

いつもの胡散臭い笑みを浮かべて言う紫。うん、皮肉にしか聞こえないわ。まぁ別いいけど。

 

「話は戻りますけど……巴マミは生きています」

 

「‼それはほんと!?」

 

「あ、それはホント。多分【あっち】の私の家にいるわ」

 

「もう少しすればこちらの世界に世界を破壊しかねないエネルギーが襲いかかります。貴方はそれを知っていたんじゃなくて?」

 

「……私の魔法は時間逆行。それを望んだのは一番最初の時間軸よ。」

そう言って彼女は語り始める。

鹿目まどかとの出会い、魔法少女の事実、ワルプルギスの夜、そして今に至るまでの事全て。

 

 

 

「……そして今までの時間軸には貴方達の存在は無かった。だから怪しんだ。当然でしょ?」

 

「うん、まぁ当然っちゃ当然ね。それで、何、私達に何をしろと?」

 

「手伝って欲しいの。ワルプルギスの討伐を。」

 

さて、どうしようか。もともとこっちに来たのはこいしを探すためだったんだからそれも大事じゃない、という気持ちを込めてゆかりへ視線を送る。

 

「…わかりましたわ、ワルプルギスはこの二人に手伝わせますわ。ただ、こちらからも条件がありますの」

 

「…何」

 

「私達がこちらへ来た目的は同じく幻想郷の住民【古明地こいし】を探し出すためですわ。見つけたら教えてほしいの」

 

「…わかったわ、交渉成立ね。」

 

勝手に交渉成立してんじゃねぇよと突っ込みたいとこだがゆかりナイス。これでこいしが見つかりやすくなると良いけれど。

 

「…なにか近づいてきてる」

 

こころの声で気づいたがこれは魔女の結界では無いかと思う。ほむらと紫にコンタクトをとっても二人は察したようだ。すぐそこに結界を見つける。

 

「それじゃパルスィ、あとはよろしくー」

 

「あっ、ちょ逃げるなぁっ!!……はぁー……で、あの結界どうするの」

 

「もちろん、狩るわ。グリーフシードはいらないのよね?手伝って頂戴。水橋さん、秦さん」

 

そう言われたらやるしかないじゃないの、しかたないわねぇ。

仕草は違えど二人共紙のようなものを手にする。 

 

 

 

 

 

「「「さぁ、行くわよ」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




うぼぁぁああぁああ
以上。次っ!!


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13話【私の日常、非日常】

そ~い、次っ!!
これ閑話?


どうも、寝坊したと言いつつも冷凍食品を駆使しつつちゃんと朝ごはんを作ってくれたパルスィに対してちょっと尊敬した秦こころだ。

今日もきょうとて学校に行くわけだが、この前のわるぷるなんちゃらの決戦まであと少ししかないということを帰ってから聞かされて今の状況にやっと気づいてびっくりしている。と、いうかそんなに大変なことなのなら霊夢達幻想郷の者たちの力を合わせればすぐに終わりそうなのだが、そこのところはどうなのだろう。

そんなことを考えてたら目の前のパルスィが急に止まった。教室についたのかと思いパルスィの横を通り抜け、さいしんのつくえというものに座る。

そしていつものように特にない準備を終わらせてパルスィのもとへ行くと、そこには……えーと……ピンク髪……まど…なんちゃらと青髪の……さやえんどう?いや違う…あ、そうださやかだ……さやかがいる。何時もの光景だ。そして他愛もない話をしている彼女たちに私も混じり混じりちょっと話しながら時間を潰していく。これがいつもの日常。そして今日も一日過ぎてゆく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

帰り、今日は寄り道をする予定だ。何やらしょっぴんぐもーるという人里の出店を全てあわせたようなところに行くらしい。楽しくておすすめの店があるということでワクワクしている。周りからはお面が見えないようになっているのでわからないとは思うけど。

笑えるのは笑えるんだ、でも強張ってしまって逆に怖くなってしまう。どうしたものか。

 

おすすめの店についたとのことで、適当な席に座り、注文された「けぇき」と「ばにらふらっぺ」をいただく。このような甘いものが外にはあるのだな、和菓子しかあまり食べないものだからびっくりした。

あとからもうひとりくると言っていたので待っていると来たのは案の定「暁美ほむら」。彼女はパルスィの向かい、つまり私の隣に座ると何かを注文して話をし始めた。パルスィにはこっちに来てからの話を聞いたが「魔法少女が魔女になる」というフレーズしか覚えてないぞ、一体どういうことだ。そういえばそれ言われたときの記憶があまり無いような。あ、そういえばすごく楽しかったな、久々に踊った記憶がある。……と、話がずれたな。話は「ワルプルギスの夜」についての事だった。ワルプルギスがどんな魔女なのか、今までの自分がやってきたこと、その結果など。その結果を聞いててわかったことは、ワルプルギスが手強い相手であるということと、やっぱりほむらは人と接するのが苦手なんじゃないかということ。因みに後者を二人に行ったらグーで殴られた。たんこぶさすさす。痛い。そして私の意識は少しフェードアウトすることになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……きて、起きて、こころ」

『ぬあっ…?』

ほむらはいなかった。おそらく話が収まったのだろう。因みに私はというと希望の面を叩き割られて太子をタコ殴りにして馬乗りになって天下統一する夢を見た。その話をパルスィにしたら「あ、はい、うん…。」って帰ってきた。何がいけなかったのか。

 

『結局どうなったのー?』

「家に帰ってから話すわ。」

 

そうか、長話か。寝ちゃうかもしれない、枕の準備はしておかないと。

 

そう考えたらげんこつ食らった。何がいけなかったのか聞いてみれば最後のあたり声に出てたらしい。しまった。

こんな日常がいつまでも続けばいいのにと、柄になく考える。感情が顔に出せる日が近いのだろうか。そうだといいな。

そんなことを考えながら、私は今日も帰りを告げる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




幸せに近づくために歩いて、3歩進んで2歩下がるんでしょう?



車に乗っていった方早くね?


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