decade the next world (津上幻夢)
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第1話 崩壊した世界

あれから何年経った。俺は世界を破壊した。しかし、新たに創生された物は人々の涙だけだった。夏海、ユウスケ、海東。俺はこれで良かったのだろうか?

俺を破壊しようとしたライダーは全滅した。最初は俺一点を狙っていた。しかし、時が経つにつれて仲間内で戦いを始めるようになった。

 

〜ライダー大戦中〜

 

サガ「何故人間を殺した!!」

王蛇「黙れ…俺はディケイドを倒すより、ライダーバトルの方がいい。」

 

カイザ「貴様!裏切るのか!」

ザビー「裏切る?違うな。ディケイドにはどうせ勝てない。それならディケイドについた方が良いと思ってな。」

 

ブレイド「コーカサス!お前だけは許せない!よくも俺たちの想いを踏みにじりやがって!」

コーカサス「私はもうこの戦い、降参した方が早いと思ってね。」

 

何人かのライダーは俺に部下にさせろと申し出てきた。しかし、俺はそれを拒否した。信用できないからな。

 

[1.2.3!]

ガタック「ライダーキック!」

[ドロップ][ファイヤー][ジェミニ]

ギャレン「行くぞ!」

[ライダーキック!][バーニングディバイド!]

 

ナイト「よくも…龍騎を!!」

キバ「イクサを返せ!」

 

ライダーは少数になっても必死に抵抗した。

 

俺は破壊者であることを受け入れ、全てのライダーを消した。

最後に戦ったのは、五代雄介ークウガだった。

 

五代「みんなの涙はもう見たくない。俺は決めた。戦う、この戦いを終わらせるために!」

ディケイド「そうか、だったらかかってこい!」

雄介は誰もいない後ろを向き、呟いた。

五代「一条さん、みんな。見ていてください。俺の変身。」

五代の身体は赤き戦士、クウガへと変身した。

俺はクウガへと斬りかかった。しかしクウガは青のドラゴンへと変化し、その場にあったパイプを手に取り空へと飛翔した。クウガは青から紫、ドラゴンからタイタンへと変化し、俺を上から突き刺そうとした。俺は即座に避け、ブレイドへと変身した。避けた俺をクウガは剣で刺そうとした。俺はメタルで防いだ。

 

俺はトドメを刺すためにディケイドに戻った。

クウガも金の紫のクウガ、ライジングタイタンへと変化し剣を二つにし構えた。

俺のキックは母を切りクウガに炸裂した。しかし、それと同時にクウガは左手に持った剣で俺のベルトを刺した。俺の身体には届かなかったがベルトは大破した。

 

 

〜回想終わり〜

 

??「待って!」

突然、俺を呼び止める奴が現れた。

士「なんのようだ。」

俺を呼び止めたのは俺と同い年くらいの女だった。

??「もしかして、あなたも時空を彷徨ってるの?」

士「ああ、一応な」

??「私、ユキっていうの。一緒に行かせてくれない?」

ユキ…どこか夏海を思い出させるような感じだ。本当は断るつもりだったが少しぐらいならいいだろう。

士「ついて来たければついてこい。」

ユキ「ありがとう!あなた、名前は?」

士「門矢士だ。」

ユキ「士くんでいいですか?」

士「勝手に呼べ。」

 

 

俺はその夜不思議な夢を見た。

士「…ここは?」

[あなたはかつて世界を破壊しました。しかし、そのせいで世界の秩序が乱れました。世界は鳴滝のものになり、新たな創生が始まっています。]

士「鳴滝が?」

[ライダー大戦は仕組まれていたんです。すべては鳴滝が世界を手にする為に。]

士「で、俺にどうしろと?」

[再びディケイドとして戦ってください。バックルは用意しておきました。目が覚めた時にその力を手にするでしょう。]

 

 

朝目覚めると俺の手元にはディケイドライバーがあった。描かれていたライダーズクレストはクウガからキバではなく見たことないライダーのものだった。更に驚いたのは俺が寝たいた場所があの写真館だった。

ユキ「何ですか!ここ!」

俺は立ち上がった。それと同時にスタジオの背景絵が下された。

そこに写っていたのは時計の歯車とこの世界のライダーだった。




次回、仮面ライダーディケイド
「私はこの世界の魔王、ソウゴだ。」
「なるほど、だいたいわかった。」
第2話 カメンライド2018
[破壊された世界を繋げ!]


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第2話 カメンライド2018

俺は外へ出た。世界はとても平和だった。しかし町の中心部にとても豪勢な城が建っていた。

ユキ「何ですか!あれ?」

士「俺に聞くな。」

ユキ「ん?あの城もそうですけど、士くんの格好もなんですか。」

俺はなぜか異世界へと行くと勝手に服装が変わる。警察官や学生など様々だ。どうやらこの世界では俺は…騎士団長か?でもなんでだ?

兵隊「団長!どうかしましたか?」

突然俺の周りに兵士達が集まった。

士「どうやら俺はこの世界では騎士団長のようだ。」

ユキ「そうなんだ…。私は私なりにこの世界について調べてみます!」

そう言うとユキは俺と反対に歩いて行った。

兵士「早く城へ行きましょう!我ら魔王がお呼びだ。」

士「分かった。とりあえず魔王?のところへ連れて行け。」

 

 

ジオウ城中

 

??「我が魔王。騎士団がやって参りました。」

魔王「分かった。通せ。」

 

 

兵士「こちらです。」

士「お前達はここで待っていろ。飯にするだの寝るだの勝手にしろ。」

俺が王がいる部屋に入ろうとすると、中から人が出てきた。そいつはちょっと古びた感じのロングコートを着ていた。

??「待ってましたよ。騎士団長の門矢士。入りたまえ。」

士「お前、やけに偉そうだな?」

??「それはそうだ。私は魔王の側近、ウォズだからな。」

士「まあいい、早く合わせろ。」

そういい俺は王室へと入った。目の前の玉座には勇ましい男が座っていた。

??「よくきたな、門矢士。私はこの世界の魔王、ソウゴだ。」

ウォズ「呼ぶときは、気軽に[ソウゴ王!]と呼ぶがいい。」

俺の隣にいたウォズが言った。

ソウゴ「ウォズ、勝手な事を言うな。それよりも、君は世界の破壊者と聞いているが、本当か?」

何故だ?何故それを知っている?

士「ああ、そうだが?」

ソウゴはやや前屈みになり俺に言った。

ソウゴ「その力で、反逆者を暴き出して欲しい。」

士「何故俺に?」

ソウゴ「私は魔王の力を余り使いたくなくてね。だから頼んでいるんだよ。」

士「まあいいだろう。それがこの世界を知る事にも繋がるかもしれないからな。」

すると、一人の兵士が部屋へ駆け込んできた。

兵士「大変です!レジスタンスが攻めて来ました!」

ソウゴ「なんだと?分かった。門矢士、そして私が相手をする。ウォズ、こい。」

ウォズ「分かりました、我が魔王。」「行くぞ、門矢士。」

士「俺には冷たいのか。」

ソウゴとウォズ、俺は城門へと言った。すぐそこにはレジスタンスが兵士達をなぎ倒しこちらへ向かっていた。先導を切って走ってくるのは赤き戦士だった。

??「今日こそお前を倒す!覚悟しろ!ジオウ!」

ソウゴ「また貴様か、ゲイツ。」

士「生身の人間に戦わせるのか?」

俺はゲイツに聞いた。

ゲイツ「生身?違うな。」

すると後ろにいたレジスタンス達が黒い時計を取り出し、ボタンを押した。

[ビルド…][フォーゼ…][W…][カブト…][龍騎…]

ウォズ「なるほど、ついにアナザーライダーに手を出したのか。」

ソウゴ「ゲイツの相手は俺がする。ウォズと門矢士はアナザーライダーの相手をしろ。」

ウォズ「分かりました、我が魔王。変身!」

[魔王!支配!未来!仮面ライダーウォズ!ブラックウォズ!]

ソウゴ「変身」

[オーマジオウ…]

ウォズ「ひれ伏せ、この方は世界を統率する真の王。オーマジオウだ。」

ソウゴ「毎回しなくてもいい。」

士「なるほど、だいたい分かった。なら俺も。」

俺はライドブッカーからディケイドのカードを取り出した。そして自分の前で構えた。

士「変身!」

[カメンライド!ディケイド!]

俺は世界の破壊者、ディケイドへと姿を変えた。

ゲイツ「行け!」

アナザーライダーズ「ウォーー!」

 

 

 




次回、仮面ライダーディケイド
「私がこの世界の王になる!」
「王様は誰かを支配するものじゃない。世界を守る存在だ!」
第3話 2009:バーコードウォーリアー
[破壊された世界を繋げ!]


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第3話 2009:バーコードウォーリアー

士「変身!」

[カメンライド!ディケイド!]

俺は世界の破壊者、ディケイドへと姿を変えた。

ゲイツ「行け!」

アナザーライダーズ「ウォーー!」

俺はライドブッカーからスラッシュのカードを取り出した。

[アタックライド!スラッシュ!]

ライドブッカーをソードモードへと変形させ、アナザービルドを一刀両断した。

アナザービルド「ぐはっ…」

アナザービルドは爆散し、中から変身者が転がり出てきた。

ウォズ「お前、ライドウォッチ無しで倒せるのか!」

ウォズがアナザーカブトを抑えながら言った。

士「そうらしいな。早く終わらせるぞ、ウォズ。」

[ライドウォッチブレイク!]

ウォズはドライバーにカブトウォッチを装填した。

[ファイナルアタックライド!ディディディディケイド!]

俺は空へ飛びアナザーダブル向け、カード型のエネルギーを突き破りディメンションキックを放った。

ウォズは右足にエネルギーを貯め、アナザーカブトにキックを放った。

 

 

 

ソウゴ「今日で終わりにするぞ、ゲイツ。」

一方、城内ではオーマジオウとゲイツが睨み合っていた。

ゲイツ「前に言ったよな、お前が魔王になった時、俺が必ず止めると。今がその時だ。」

[ゲイツリバイブ!剛烈!][リ・バ・イ・ブ・剛烈!][剛烈!]

ゲイツはゲイツリバイブへと変化した。

ソウゴ「そんなものは通用しないことは知っているだろ。」

[フィニッシュタイム!][タイムアウト!]

オーマジオウはゲイツリバイブにライダーキックを放った。

ゲイツ「俺は…ここで…敗れるわけには…」

ソウゴ「ゲームオーバーだ、ゲイツ。」

ゲイツは地に屈した。

 

 

 

一方、ディケイドとウォズは敵の本陣にたどり着いた。

ウォズ「レジスタンス達よ、醜い争いはやめて我が魔王に屈したらどうだい?」

レジスタンス「俺達は屈しない!自由を手に入れる!」

[ブレイド…][オーズ…][響鬼…]

レジスタンス3人はまた他のアナザーライダーへと変身した。

しかし、彼らはすぐに弾き飛ばされた。士達の後ろには、オーマジオウが立っていた。

ソウゴ「ウォズ、いよいよ終わりだな。」

ウォズ「そうだね、君の天下は。」

ウォズが驚きの言葉を発した。そして、槍をオーマジオウに投げつけ他のライドウォッチを奪った。

ウォズ「これで揃った!これで私は王になる!」

レジスタンス「おい!そんなこと聞いてないぞ!」

どうやらウォズはレジスタンスとも手を組んでいたようだ。

ウォズ「悪いね、私は君達のような人間には興味なくてね。」

[クウガ!アギト!龍騎!ファイズ…]

ウォズは次から次へとライドウォッチを吸収した。

[…エグゼイド !ビルド!][グランドジオウ…]

ウォズの体は王城のような金色の怪人、アナザーグランドジオウへと変身した。

ソウゴ「ウォズ!!なぜそんなことを!」

ウォズ「前から私は気に入らなかったんだよ、君の事が。だから消すんだよ、お前が作り上げた世界を。」

アナザーグランドジオウは王室専用タイムマジーンに乗り時空を超えた。

 

 

ソウゴ「ウォズ!」

士「一旦帰るぞ!」

 

 

 

ユキ「そんな事があったんですね。」

士「おい王様。あいつがどこ行ったか分かるか?」

ソウゴ「多分、2009年だ。俺がオーマジオウになった時だ。」

士「それが分かった以上早く行くぞ。」

ソウゴ「俺はいい。」

士「なんでだ?」

ソウゴは黙ったままだった。

ユキ「貴方はどういう世界を作りたかったんですか?」

ソウゴ「…平和な世界」

ユキ「だったら、その為に立ち上がるべきです!」

ソウゴ「でも、俺が作り上げた世界は破滅だ!それなら、このまま破壊された方がいい。」

士「…そうしたければ勝手にしろ。でも、ウォズが世界を作っても多分同じかそれ以下だろう。それでもいいならいいが。」

 

士はそういい立ち上がった。

ソウゴ「頼む!俺も連れて行ってくれ!」

ソウゴは頭を下げた。

士「勝手にしろ。」

ソウゴ「過去へ行く前に一つ寄らせてくれ。」

 

 

俺たちは玉座のあった部屋に行った。玉座の後ろには、宝箱があった。そこを開けると、白のジクウドライバーとジオウライドウォッチがあった。

ソウゴ「俺は、もう一度やり直す。」

士「行くぞ。」

ソウゴ「ところで、どうやって過去に行く気だ?」

士「お前のタイムマジーンだ。」

ソウゴ「さっきウォズが乗って行ったやつだ。」

士「ほかにないのか?」

ソウゴ「確か…前まで使っていた旧式が一台ある。」

士「よし、それで行くぞ!」

 

 

2009年

 

ウォズ「私がこの世界の王だ!!皆私にひれ伏すんだ!」

過去ではウォズが世界を破壊していた。

ソウゴ「辞めるんだ!ウォズ!」

ウォズ「まさかここまで追いかけてくるとは。」

ソウゴ「はっきりいう、今までの俺も、お前も間違っている。それを正す為に俺は戦う!」

士「こいつが言っていることが正しい。王様は誰かを支配するものじゃない。世界を守る存在だ!」

ウォズ「うるさい!貴様は何者だ?」

士「通りすがりの仮面ライダーだ。覚えておけ!行くぞソウゴ!」

ソウゴ「ああ!」

[ジオウ!][カメンライド!]

2人「「変身!!」」

[仮面ライダー〜ジオウ!][ディケイド!]

ソウゴは時の王者、ジオウへ。士は世界の破壊者、ディケイドへ変身した。ディケイドの手には三枚のカードがあった。その中からジオウと剣が描かれているカードを装填した。

[ファイナルフォームライド!ジジジジオウ!]

士「ちょっとくすぐったいぞ。」

ソウゴ「えっ?」

ディケイドはジオウの背中からジオウの顔を出した。そしてジオウはそのまま変形し最強の剣、[ジオウギレード]へと変形した。

[ファイナルアタックライド!ジジジジオウ!]

ディケイドはジオウギレードを手に取り、アナザーグランドジオウへと振り落とした。

 

ウォズ「うわーー!!」

アナザーグランドジオウは爆散した。

 

 

現代

ソウゴ「ありがとう、君のお陰でこれからの目標ができたよ。」

士「別に、俺は何もしていない。」

ソウゴ「これはほんのお礼だ。」

ソウゴは士の手にディケイドライドウォッチを渡した。

士「これは何だ?」

ソウゴ「君の役に立つお守りだ。」

 

 

ユキ「ソウゴさん、救われてよかったです!」

士「だな。」

ユキ「それにしても、このロールどうなってるんでしょう?」

ユキは写真背景を触った。それと同時に次の背景が現れた。

士「何だ?」

ユキ「これは…ゲームですか?」




次回、仮面ライダーディケイド
「ここはエグゼイドの世界か。」
「俺か?俺はゲーマーM、仮面ライダークロノスだ。」
「なるほど、大体分かった。」
第4話 EX-AIDを探せ!
[破壊された世界を繋げ!]


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第4話 EX-AIDを探せ!

俺が外へ出るとジオウの世界と同様、平和な世界だった。しかし、ジオウの世界とは違い、城のようなものはない代わりに、ビルや公園などに変に突起が出ていた。

ユキ「なんであんな変になってるんでしょう?」

士「ここは、エグゼイドの世界か。」

若者A「あっちでゲームバトル始まるって!」

若者B「早く行こうぜ!」

 

ユキ「士くんも行きましょう!この世界について分かるかもしれないですし。」

士「おい!無理矢理引っ張るな!」

俺はユキに無理矢理引っ張られ会場へ向かった。

 

会場のステージには二人のゲーマーがいた。

司会「レディース&ジェントルマン!今日は最強のゲーマーの二人、ヒーローとファンキーの対決だ!」

ヒーロー「今日で終わりにしようぜ、ファンキー。」

ファンキー「それはこっちの台詞だ。」

二人のゲーマーは蛍光色が眩しいドライバーをつけ、ガシャットを構えた。

[タドルクエスト!][爆速バイク!]

「「変身!!」」

[辿る〜巡る〜辿る〜巡るタドルクエスト!]

[爆速!独走!激走!暴走!爆速バイク!]

ゲーマーヒーローは仮面ライダーブレイブ、ゲーマーファンキーは仮面ライダーレーザーへと変身した。

ヒーロー「これより、レーザーを切除する。」

ファンキー「ノリノリで行っちゃうぜ!」

二人はそれぞれの武器を召喚し、互いの武器をぶつけあった。

二人は互いに譲る事なく戦い続けた。

しかし、ファンキーが一瞬油断した隙にヒーローが必殺技を発動した。

[タドルクリティカルフィニッシュ!]

ブレイブは炎の剣でレーザーを斬り裂いた。レーザーのゲージは0になり消滅した。

[ゲームオーバー…]

ユキ「あの黄色のライダー、消えたんですか?」

士「多分な。」

司会「勝者は仮面ライダーブレイブ!」

ヒーロー「俺に敵う者は居ない。」

士「それはどうかな?」

ヒーロー「なんだお前?」

ユキ「ちょっと!何する気ですか?」

士「まあ見てろ。俺がお前を倒してやる。」

ヒーロー「ほほ…受けて立とう.お前の名は?」

士「ディケイド、仮面ライダーディケイド。」

??「ディケイド…」

士「変身!」[カメンライド ディケイド!]

ヒーロー「いざ、勝負。」

俺とブレイブは互いの剣をぶつけ合った。

士「これじゃ、埒があかないな。これでどうだ。」[カメンライド ジオウ!][仮面ライダー〜ジオウ!][フォームライド ジオウ エグゼイドアーマー!]

ヒーロー「何?エグゼイドの力を使えるのか。」

士「俺に聞くな。」

俺はジオウエグゼイドアーマーへと変身し、両腕のハンマーでブレイブを吹き飛ばした。更にブロックを使いブレイブの先回りをし叩き落とした。

士「これでゲームクリアだ。」[ポーズ…]

 

 

 

 

 

??「お前達のゲーム、リセットさせてもらう。」

 

 

 

 

 

 

[リスタート…]

士「がはっ…」

ヒーロー「うわっ!」[ゲームオーバー…]

会場は騒ついていた。

「なんだよ!あのライダー!」

「ポーズってまさか!」

??「俺はゲーマーM、仮面ライダークロノスだ。」

士「クロノス…時の神か。」

M「ディケイド、お前はこの世界のライダーではない。今回は見逃してやる。だからここから出て行け。」

士「この世界でも邪魔者扱いか。しょうがないな。」[アタックライド インビシブル]

 

 

 

俺はM、昔は華檀エムと名乗っていた。しかし、それは全て壊れた。たった一つの事で。今は闇医者としてなんとか生活している。

ユキ「ゲーマーMさん、ですよね?」

M「お前は、さっきのディケイドの女…。一体何の用だ?」

ユキ「貴方は何の為にあんな事したんですか?」

M「…ガシャットが必要だからだ。この世界のライダーのガシャットを全て集めることによって究極のラスボスとやらが現れるらしい。俺はそいつを倒し、この世界から全てのバクスターウィルスを消す。」

士「なるほど、そういうことか。」

ディケイドが物陰から現れた。

M「ディケイド、まだ関わるのか?」

士「悪いな、その問題を解決しないと次の世界にいけないんでな。」

M「そうか。だったら、最後のガシャットを持ってこい。」

士「わかった、そうすればいいんだな?」

ユキ「ちょっと士くん…」

M「ああ、そうさ。」

士「だいたいわかった。」

そう言うとディケイドは外へ出て行った。

M「無意味なことを…まぁいい、ラスボスは俺が倒す。」




次回、仮面ライダーディケイド
「お前が最後の仮面ライダー…」
「華檀エム、お前の心臓を撃ち抜いてやる。」
「俺が、エグゼイドに…?」
第5話 本物のdoctor
[破壊された世界を繋げ!]


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第5話 本物のdoctor

俺は最後の仮面ライダーを捜すべく駆け回った。そして隠れ家らしき建物を見つけた。

士「ここか?」

俺はインターホンを押そうとした。

??「俺に何か用か?」

士「お前が仮面ライダースナイプか?」

??「ああ、仮面ライダースナイプ、タイガだ。」

士「お前を倒さないと次の世界へ行けない。ここで倒させてもらう。変身!」

タイガ「華檀の差し金か、いいぜ。変身!」

[カメンライド ディケイド!][ババンバン!バンバンバン!バンバンシューティング!]

[アタックライド ブラスト!][ガシャコンマグナム!]

俺とスナイプは銃撃戦を始めた。俺が撃つ玉をスナイプは全て撃ち落とした。

[ズ・キューン!]

スナイプは銃をライフルモードにし、強烈な一撃を放った。

[カメンライド ジオウ!][フォームライド フォーゼアーマー!]

俺はジオウフォーゼアーマーへと変身し空中を駆け巡った。

タイガ「こっちも空中戦は得意だ。」

[ジェットコンバット!][アガッチャ!ジェットコンバット〜!]

スナイプもオレンジの戦闘機を纏い俺をガトリングで攻撃した。

タイガ「これで終わりだ。」[キメワザ!][ジェットクリティカルストライク!]

士「終わるのはお前だ。」[ファイナルアタックライド ジジジジオウ!]

俺はきりもみキック、スナイプは一切掃射で互いを攻撃した。

 

 

 

俺はディケイドに、スナイプはレベル2へと戻ってしまった。

タイガ「ぐっ。」

士「お前、案外やるな。」

エム「ゲームは終わりだ。スナイプ、君は終わりだ。」

物陰からクロノスーエムが現れた。

タイガ「遂に姿を現したか!華檀エム!貴様はここで消えろ!」

するとスナイプは突然立ち上がりクロノスのベルトを破壊した。

クロノスはそのまま変身解除した。

エム「何?」

タイガ「俺の娘、サキの仇だ。」

スナイプはエムを殴りつけた。

エム「そうか、お前だったのか。タイガ。」

タイガ「お前があの時!医療ミスしなければ!俺の娘は助かったのに!」

 

士「そういう事か。」

つまりタイガとエムは昔に接点があった。エムはかつて医療ミスした。その時の患者がタイガの娘だったというわけか。

 

スナイプは変身解除した。

タイガ「俺の人生を返してもらうぞ!」

士「お前、何する気だ。」

タイガ「こいつを消す。こいつは生きてる価値のない人間だ。」

タイガはエムからガシャットを奪い取り自分が持っていた二本のガシャットを空中へ投げた。

タイガ「出でよ!ゲムデウスよ!」

するとガシャットが一つになり、ゲムデウスが召喚された。ゲムデウスはガシャットを吸収し、地に舞い降りた。

タイガ「ゲムデウスよ。俺と一つに!」

ゲムデウスはそのままタイガを吸収し、一つになった。

ゲムデウス「我が名はゲムデウス・タイガ、世界に終焉をもたらす存在だ。」

ゲムデウス・タイガ(以下GT)はエムに近寄った。

士「逃げろ!エム!」

エム「別にいい、俺は犯してはならない罪を犯した。死んで償えるならそれでいい。」

GTはエムに剣を振り落とした。しかし、その剣はエムに当たる事はなかった。

GT「何?」

士「悪いが、エムは殺させない。」

GT「ふざけるな。」

士「確かに、こいつは医療ミスをし人の命を奪った。だからこそ罪を償わなければならない。その償いは死ではない。今を生きるという事だ。」

エムは顔を上げた。

士「今ここで死んだら、それこそ死んだアンタの娘への最大の侮辱だ。それが分からない奴に命を奪う資格はない!」

GT「貴様はなんなんだ!」

士「通りすがりの仮面ライダーだ。覚えておけ!」

俺はタイガのゲーマドライバーを取り出しエムに渡した。

士「お前が究極の救済をもたらすライダーになれ。」

エム「俺にもう一度チャンスがあるなら、俺は戦う。患者の運命を変える為に!」

俺はピンク色のガシャットを取り出し、エムに渡した。

士「これを使え。」

エムはピンク色のガシャットを見て言った。

エム「マイティ、もう一度俺と戦ってくれ!」

[マイティアクションX!]

エム「大変身!」[ガッチャン!レベルアップ!マイティジャンプ!マイティキック!マイティマイティアクションX!]

するとライドブッカーから3枚のカードが現れた。エグゼイドのカードだ。

俺はエグゼイドとハンマーが描かれたカードを手に取りドライバーに装填した。

[ファイナルフォームライド エエエエグゼイド!]

士「ちょっとくすぐったいぞ。」

エム「何を⁈」

エグゼイドの体はピンク色のハンマーへと変化した。エグゼイドブレイカーだ。

巨大なハンマーでGTを押し潰した。更に連続攻撃を与えた。

GT「うぁっ、」

士「これでフィニッシュだ。」

[ファイナルアタックライド エエエエグゼイド!]

俺は空中へ飛び上がり、ハンマーを叩きつけた。GTは成すすべなく倒された。

 

 

エム「ありがとう、士。俺はこれから罪を償う為に生きるよ。」

士「そうか、せいぜい頑張れよ。」

 

ユキ「これで解決ですね。早く次の世界に行きましょう!」

士「そう急ぐな。」

ユキは次の背景を下ろした。

次の背景は不思議な森だった。

士「鎧武の世界?」

俺はそう呟いた。




次回、仮面ライダーディケイド
「おじさん!野菜頂戴!
「それは海東の!」
「次はお前達だ。なんでその姿をしているか教えてもらうか。」
第6話 支配される鎧武
[破壊された世界を繋げ!]


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第6話 支配される鎧武

士「ここは、鎧武の世界か。」

ユキ「鎧武?」

俺は外へ出た。今回の服装は…時代劇の商人か?昔風な服だ。

すると俺の前に1人の少年が現れた。

??「おじさん!野菜頂戴!」

士「俺はおじさんじゃない、お兄さんだ。それより坊主、名前は?」

??「俺はコウタ!将来、カイトを倒すんだ!」

士「カイト?」

コウタ「カイトを知らないの!簡単に言うとこの世界を支配する神様。けど、その支配は最悪だ。いつも必要以上の税を奪ったり、贅沢を禁止したり、だから倒すんだ、この世界の為に。人はみんな平等だから。」

ユキ「君、子供なのに凄いことに言うね。」

コウタ「ありがとう。」

士「とっとと鎧武の世界を救うぞ。早速そのカイトというやつに合わせろ。」

コウタ「それじゃ、案内するよ。」

俺達はコウタに案内され、カイトのところへ行った。

 

 

コウタ「ここだよ。」

和風な建築が多い中この城だけは洋風な雰囲気だ。

士「ところで、お前は仮面ライダー鎧武か?」

コウタ「うん、そうだけど。」

士「だとすれば、この世界の役目は本当にすぐ終わるな。行くぞ。」

 

 

コウタ「って言ってもどこから入るの?」

士「正面突破でいいだろう。」

俺達はそれぞれディケイドと鎧武に変身した。

気配に気づいたのか、家来達が現れた。彼らは全員シアンカラーの銃を取り出した。

士「それは海東の!」

家来達「変身!!」[カメンライド ディエンド!]

彼らは仮面ライダーディエンドへと変身した。ざっと五体はいた。

士「こいつら全員蹴散らすぞ!」

コウタ「おう!」

 

 

 

鎧武は二体のディエンドを相手した。彼らはそれぞれ一枚ずつカードを取り出した。

[カメンライド ゲイツ!][カメンライド ゲンム!]

ゲイツ「ふっ、」

ゲンム「ヴェァ!」

コウタ「だったらこっちも!」[パイン!][パインアームズ!粉砕デストロイ!]

鎧武はパインアームズへと変化した。武器のパインアイアンを使い、ゲイツとゲンムを蹴散らした。

[YOU ME!][チュ・ドーン!]

ゲイツとゲンムはそれぞれ弓とビームガンで鎧武に攻撃した。

 

 

 

 

[イチゴアームズ!シュシュッとスパーク!]

爆煙の中からイチゴアームズを纏った鎧武が現れた。鎧武はクナイを投げつけ、無双セイバーを取り出した。

[イチゴチャージ!]

無双セイバーはゲンムを貫いた。

ゲンム「グェァ…」

 

コウタ「もういっちょ!」

[イチゴスカッシュ!]

無数のクナイがゲイツを爆散させた。

ゲイツ「ぐっ」

 

 

 

士「またディエンドを見ることになるとはな。」

俺はディエンド三体を相手した。

[カメンライド ウォズ!][カメンライド レーザーターボ!][カメンライド ジオウ!]

士「こっちもカード対決だ。」[カメンライド エグゼイド!][マイティジャンプ!マイティキック!マイティマイティアクションX!]

[アタックライド エナジーアイテム!]

俺はエグゼイドへと変身し、エナジーアイテムを召喚した。

士「まずは手始めに、これからだ。」[高速化!]

俺は高速化のアイテムを使い、ダメージを与えた。

ウォズ「ウォー!!」

[鋼鉄化!]俺は鋼鉄化のエナジーアイテムを使い防御した。

[ファイナルアタックライド エエエエグゼイド!]

ウォズに連続キックを喰らわせた。

ジオウ「はぁっ!」

[ファイナルフォームライド ジジジジオウ!]

襲いかかってきたジオウをジオウギレードへと変形させた。

士「これで終わりだ。」

[ファイナルアタックライド ジジジジオウ!]

俺はジオウギレードをレーザーターボへと振り落とした。

レーザーターボ「グハッ!」

ジオウはそのまま消えた。

 

士「次はお前達だ。なんでその姿をしているか教えてもらうか。」




次回
「今の私は〇〇ではない…仮面ライダーディワールドだ。」
「負け犬はどっちだ…」
「お前達は俺の力で消してやる!」
第7話 影からの支援
[破壊された世界を繋げ!]


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第7話 影からの支援

士「次はお前達だ。なんでその姿をしているか教えてもらうか。」

俺はディエンド軍団に近づいた。

??「ディケイド!貴様のせいで彼らも死ぬ!」

士「なんだ?」

俺は声がした方を向こうとした。すると突然ディエンド軍団が自爆した。

爆煙の中から、イエローのディケイドが現れた。バックルはディエンドと同様でライダーズクレストがある。武器はライドブッカーとは別の少し大きい剣だ。顔は激情態ディケイドであったが、そこに1号のアンテナをつけたような形だ。背中には巨大なマントをつけていた。

??「おのれディケイド!貴様が復活したせいで保たれていた世界の秩序を乱した!」

その声には聞き覚えがあった。行く先々で俺の邪魔をする男。

士「世界の王になったんだっけな…鳴滝。」

鳴滝「今の私は鳴滝ではない…仮面ライダーディワールドだ。」

士「そんな呼び方で呼ぶか!それより、何故貴様がここに?」

鳴滝「今の貴様が知る必要はない。さらばだ。」

ディワールドはオーロラカーテンの中に消えていった。

 

 

 

コウタ「士!」

士「コウタ。そっちは片付いたか?」

コウタ「はい、では、行きましょう!」

俺たちは城の中へと入って行った。城の中はジオウ世界の城に似ていた。中心には、ディエンド二体と威厳のある男がいた。

コウタ「あの人がカイトです。」

コウタは小声で言った。

俺は前へ出て言った。

士「お前か、この世界を世紀末に変えたのは?」

カイト「世紀末?違うな。この世界は強き者が頂点に立ち、弱者は強者にひれ伏す、この世界になんの不満がある?」

コウタ「お前達はいいかもしれない!けど俺達にとっては地獄だ!」

カイト「コウタ、貴様はよく吠えるな。負け犬は黙っていろ!」

カイトはコウタに近づいた。

コウタ「…」

カイト「貴様の様な人間は消えろ!」

俺は心の中で何か熱いものが出てきた。

士「負け犬はどっちだ…」

カイト「あ?」

士「権力と力が無くなればなんでも無くなるお前も負け犬だ。犬はよく吠える。それはただ騒ぎ立ててる訳じゃない!自分の意思を伝えるために吠えている!その権利を潰す人間こそが本当の弱者だ!」

カイトは体を怒りで震わせていた。

カイト「黙れ!貴様は何者だ!」

士「通りすがりの…仮面ライダーだ!行くぞコウタ!」

コウタ「ああ、」

カイト「お前達は俺の力で消してやる!」

3人「「「変身!!!」」」

[カメンライド ディケイド!][オレンジアームズ 花道 オンステージ!][バナナアームズ ナイト・オブ・スピア!]

士はディケイド、コウタは鎧武、カイトはバロンへと変身した。

[カメンライド 龍玄!][カメンライド ブラーボ!]

ディエンド二体は鎧武とバロンとはまた別のアーマードライダーを召喚した。

 

 

俺達は外に出た。俺はライドブッカーから新たなカードを出した。鎧武のカードだ。その中から鎧武と鎧武の武器、無双セイバーが描かれているカードをドライバーに装填した。

[ファイナルフォームライド ガガガガイム!]

士「ちょっとくすぐったいぞ。」

コウタ「俺そういうの苦手…」

士「いいから!」

俺は鎧武の背中に触れた。鎧武みるみる変形した。鎧武セイバーだ。

俺は剣を一振りし、龍玄を消した。更に球をチャージし、発射した。その球はブラーボへと直撃した。

カイト「ぐっ…」

鎧武は元の姿に戻った。

士「決めるぞ!」

コウタ「ああ!」

[ファイナルアタックライド ガガガガイム!]

鎧武は大橙丸と無双セイバー、俺は二本のライドブッカーを構えた。そして目にも留まらぬ速さでバロンを滅多打ちにした。

最後にダブルライダーキックでバロンを完全撃破した。

 

 

 

コウタ「ありがとうございました!」

ユキ「これでこの世界も救われましたね。」

士「ああ…」

俺は心残りがあった。それはディエンド集団だ。何故あれだけ量産されているのか…

 

ユキ「次の世界行きますよ!」

ユキは写真館の背景を変えた。

士「これは!」

ユキ「お寺…?」




次回
「ついに捕まえたぞ!墓場を荒らす幽霊を!」
「タケル殿は…死んでしまいました。」
「あとはよろしく。」
第8話 幽霊!死んだ仮面ライダー!
[破壊された世界を繋げ!]


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第8話 幽霊!死んだ仮面ライダー!

士「ここは…なんの世界だ?」

外に出ると、写真館は寺になっていた。周りには墓地が広がっていた。そして、俺の服装は…

ユキ「それは、お坊さんですか?」

士「そうらしい。でもなんでだ?」

ユキ「だって、ここお寺ですし。」

とりあえず、寺を出ようとしたその時だった。俺の目の前にライダーが現れた。確か1人はカイザって言ったかな。もう1人はG3に似ていたが、体の色が黒い、つまりG4ということか。

カイザ「…」

G4「…」

士「ユキは離れてろ。」

そう言うとユキは寺の中に入った。

士「変身!」[カメンライド ディケイド!]

俺はディケイドに変身した。そしてライドブッカーをソードモードへと変形させた。

[アタックライド スラッシュ!]

[エクシードチャージ!]

俺はスラッシュを使い倒そうとした。しかし、それと同時にカイザに捕らえられてしまった。カイザは俺に剣を構え一瞬で切り裂いた。更にG4がギガントを構え、発射した。

俺は直撃は免れたが、大ダメージを喰らった。

士「仕方ない、こいつを使うか。」[カメンライド ガイム!]すると俺の上からオレンジが降って来た。オレンジは俺に被さると四方向に開いた。俺は仮面ライダー鎧武の姿に変身した。

[ファイナルアタックライド ガガガガイム!]

俺はライドブッカーと無双セイバーをカイザに振りかざした。更にライドブッカーを大橙丸に変え、無双セイバーをナギナタモードに変えた。

[ファイナルアタックライド ガガガガイム!]

もう一度必殺技を発動させG4を斬り裂いた。

 

俺はディケイドの姿に戻った。

士「なんだったんだ、あいつら?」

俺は変身を解こうとしたその時、俺の上からネットが被さった。

士「なんだこれ!外せ!」

??「ついに捕まえたぞ!墓場を荒らす幽霊を!」

士「違う!俺はそいつらを倒しただけだ!」

俺はそのまま寺に連れていかれた。俺は変身を解いた。

??「和尚さん!和尚さん!墓荒らしを捕まえました!あれ?いない…」

士「ここだよ!」

??「えっ、えっ!なんで和尚さんここに居るんですか?」

士「お前が捕まえたんだよ!」

 

 

俺はとりあえずネットを振り払い、俺を捕まえた男を正座させた。

士「なぜ俺を捕まえた?」

??「…」

士「そういえば、お前名前はなんていう?」

??「僕はアユムと申します。ってなんで和尚さんが聞くんですか?」

士「だってお前と会うのは初めてだからな。」

アユム「…あっ!そういえば、今日から代理で和尚さんをやる方でしたか!よろしくお願いします!」

士「代理…じゃ、先代がいるということだな。」

アユム「先代は、タケルという方です。あの人は誰よりも他人の事を考えて動いていました。そんなタケル殿に感化されて僕はこの寺に来ました。という感じです。」

士「今、タケルはどうしてるんだ?」

アユム「タケル殿は…死んでしまいました。」

士「そうか、悪い事を聞いたな。」

アユム「いえ。」

 

 

ユキ「そうなんですね。でも、最初に墓荒らしを倒したんですからもうこの世界の役目は終わったんじゃないですか?」

士「そうだといいんだけどな。」

アユム「士殿!大変です!また墓が!」

士「なんだと?」

俺は外へ出た。すると、ディエンドが墓を荒らしていた。

士「アラン、お前は下がっていろ。」

俺はカードを取り出した。

士「変身!」[カメンライド ディケイド!]

俺はディケイドに変身した。

ディエンドもカードを装填した。[カメンライド グレイブ!]

ディエンドが召喚したのはグレイブ。俺がかつて出会ったグレイブは結構やばいやつだったな。そんな事はいいか。

2対1、しかしディエンドは更にカードをもう一枚装填した。[カメンライド ザンキ!]

すると今度は斬鬼を召喚した。まずい、3対1か。さすがに相手するのは難しい。

俺はエグゼイドのカードを取り出した。[カメンライド エグゼイド!][アタックライド エナジーアイテム!]

俺はエナジーアイテムを召喚した。俺は分身のエナジーアイテム向かって走り出した。が、それをディエンドに阻止された。

ディエンド「あとはよろしく。」[アタックライド インビシブル!]

ディエンドはそう言うと消えた。

俺はグレイブと斬鬼の攻撃で手が出せなかった。まずい、このままだと負ける!そう思ったその時だった!

 

 

 

??「はっ!」

俺の目の前に現れたのはオレンジ色の仮面ライダーだった。

アユム「タケル殿!」

士「なんだと?」




次回
第9話 継承!お前が希望!
[破壊された世界を繋げ!]


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第9話 継承!お前が希望!

??「はっ!」

俺の目の前に現れたのはオレンジ色の仮面ライダーだった。

アユム「タケル殿!」

士「なんだと?」

 

 

タケル「アユム、」[カイガン!ムサシ!]

ゴーストはムサシ魂に変身した。

タケル「ムサシ、力を貸してくれ!」[オメガスラッシュ!]

ゴーストは斬鬼に剣撃を喰らわせた。

タケル「ビリーザキット、頼む![カイガン!ビリーザキット!]

今度はビリーザキット魂に変身した。ゴーストは大きめのライフルを構えた。[オメガインパクト!]

グレイブは爆散した。

 

 

アユム「タケル殿…」

タケル「アユム、お前が俺を継げ。」

タケルはそう言うと消えた。そこにはゴーストドライバーと眼魂が残されていた。

アユムはそれを手に取り、泣いた。

 

 

 

帰り道、アユムはずっと下を向いていた。

士「どうした?」

アユム「僕に…仮面ライダーは務まるんでしょうか?」

士「さあな。少なくとも、自分で無理だって思っている間は無理だ。」

 

アユム「この気配…眼魔!」

アユムは突然走り出した。

 

気配がする場所に着くと、大量の眼魔がいた。

軍艦眼魔「来たか、ゴーストハンター、ここがお前達の死場所だ。」

士「変身!」[カメンライド ディケイド!]

俺はディケイドに変身した。

そして眼魔の大群の中へ突っ込んでいった。

[カメンライド ジオウ!][フォームライド クウガアーマー!]

俺はジオウクウガアーマーへと変身、格闘攻撃で相手を牽制した。

[ファイナルアタックライド ジジジジオウ!]

俺はマイティキックを雑魚達に喰らわせた。

 

 

士「あとはお前だけだ。」

軍艦眼魔「私が倒されるはずはない。」

軍艦眼魔は見た目の装甲通り相当強い。クウガアーマーの攻撃をもろともしない。

士「ならこいつで!」[カメンライド エグゼイド!]

俺はエグゼイドに変身した。

 

連続ジャンプで敵を翻弄させようとした。

しかし…

軍艦眼魔「俺にそんな技は効かない!」

そして肩の砲弾から弾丸を放った。俺は弾き飛ばされた。

そこには、変身することを悩んでいるアユムがいた。

士「どうした?変身しないのか?」

 

アユム「僕は…タケル殿のように強くない…」

士「ああ、確かにお前は強くないかもな。だが、強くないのはみんな同じだ。俺も、タケルも。なら、何が人を強くするのか?それは人の想いだ!タケルは、お前に想いを託したんだ!お前が、タケルにとっての希望なんだ!」

 

アユム「僕は…僕は!戦う!タケル殿の想いを受け継ぐ!」

アユムはゴーストドライバーを装着した。そして、オレゴーストアイコンのスイッチを押した。

アユム「変身!」[アーイ!バッチリミナー!][カイガン!オレ!レッツゴー!覚悟!ゴゴゴゴースト!]

アユムはタケルと同じ仮面ライダーゴーストに変身した。

アユム「命、燃やすぜ!」

すると、ライドブッカーからゴーストのカードが3枚出てきた。

 

軍艦眼魔「なんだそれは!想いなんていう概念で何故強くなれる!」

アユム「それが人間の力だからだ!」

士「よく言ったぞ。だが今から少しくすぐったいぞ。」[ファイナルフォームライド ゴゴゴゴースト!]

アユム「えっ?」

ゴーストはイグアナのマシン、ゴーストイグアナに変形した。

軍艦眼魔も轟音と共に巨大な軍艦に変化した。

軍艦眼魔「こうなったら、貴様ら共々この街を消してやる。」

アユム「そうはさせない!」

イグアナになったゴーストと俺が軍艦の上に飛び乗った。

士「行くぞ!アユム!」

アユム「はい!」[ファイナルアタックライド ゴゴゴゴースト!]

俺達は宙に上がった。そして軍艦に突撃した。

軍艦は大爆発をした。

 

 

 

 

俺はアユムと別れたあと、写真館に戻った。

撮影室に入ると、ユキが豪勢な食事をしていた。

ユキ「お帰りなさい。それより、お客さん、来てますよ。」

まさか…あいつか?

??「久しぶりだね士。元気にしてた?」

士「やっぱりお前か。海東。」

海東「今日はちょっとした挨拶だよ。僕はこれで帰るよ。あと、鳴滝には注意して起きたまえ。」

そういうと海東はオーロラカーテンに消えた。

 

俺は次の世界に行くためにロールを回した。

 

次の世界は…




次回
第10話 鏡の異世界
[破壊された世界を繋げ!]


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第10話 鏡の異世界

士「ここは…なんの世界だ?」

背景を見ると、割れた鏡と赤い目をした騎士がいた。

士「こいつは…龍騎!つまり龍騎の世界に来たと言うことか?」

そう、この騎士は龍騎にそっくりだった。俺は外に出て確認する事にした。

外に出ると、周りは高層ビルに囲まれていた。

ユキ「今回は、記者ですか?」

士「多分な。それより、この世界のライダーを探すぞ。」

「キャー!!」

すると、女の悲鳴が聞こえた。

「なんだ?」「どうした?」と周りの人が集まりだした。

俺達も、その人混みの中に入っていった。

士「何があった?」

「分からない。突然窓の中に人が…」

 

すると、人混みを掻き分けてやってくる1人の青年がいた。

??「ちょっと退いてくれ!」

その男は女が吸い込まれたと言う窓の前に立ち、パスのような物をかざした。

??「KAMEN RIDER!」

すると赤い光と共に、仮面ライダー龍騎に変身した。

??「よし!」

そう言うと龍騎は窓に入っていった。

「仮面ライダーだ!」

俺もあいつを追いかけるために鏡を探し、カードを出した。

士「変身!」

俺は変身し、鏡の中に入った。

 

 

俺が中に入ると赤い下級怪人が人を連れていた。

士「さて、始めるか。」[カメンライド ゴースト!][レッツゴー!覚悟!ゴゴゴゴースト!]

俺はゴーストに変身した。そして、怪人と女を引き離した。

そして、空中浮遊で敵を倒す。

俺は地に戻った。すると、龍騎がやってきた。

??「お前、ホーネットのデッキを持ち出して何に使う気だ?」

士「ホーネット?どう言う事だ龍騎?」

??「龍騎?俺はドラゴンナイト、キットだ。」

士「ドラゴンナイト…そんなライダー、聞いたことないな…」

キット「とにかく、ホーネットのデッキ返してもらうぞ!」[ソードベント!]

ドラゴンナイトは剣で俺に攻撃を仕掛けた。俺もライドブッカーで応戦した。

士「俺はホーネットじゃない、ディケイドだ!世界の破壊者!」

キット「ディケイド、世界の破壊者、やはりホーネットじゃないか!俺はマスターから世界の破壊者ディケイドがホーネットのデッキを奪ったと聞いている!」

士「…鳴滝か?面倒な事を…」

俺は鎧武のカードを取り出し、ベルトに装填した。[カメンライド ガイム!][オレンジアームズ!]

俺は無双セイバーと大橙丸でドラゴンナイトを追い詰めた。

キット「姿が…変わった。」

俺は必殺技を発動させようとした。その時だった。

??「キット!大丈夫か?」

キット「レン…」

俺の前に現れたのは仮面ライダーナイトだった。

士「今度は仮面ライダーナイトか…」

レン「ナイト?俺はウィングナイトだ。」

士「…こっちでも龍騎とナイトはセットか。いいぜ、来い!」

俺とウィングナイトは剣を構えた時だった。

俺達は蜂種のモンスターに襲われた。

そして、その後ろにはオレンジ色の蜂ライダーがいた。

レン「ホーネット!」

キット「何?ディケイドとホーネットは別人なのか!」

士「だから言っただろ。」

ホーネット「俺の針を受けてみろ。」[シュートベント!]

ホーネットは弓矢を構えた。そして、ドラゴンナイト向け矢を放った。

士「危ない!」

俺は咄嗟にドラゴンナイトを庇った。

俺は矢を受けた。そして、倒れた。

キット「おい!しっかりしろ!」

レン「ここは離脱するぞ!」




次回
第11話 2人の騎士
[破壊された世界を繋げ!]


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第11話 2人の騎士

士「危ない!」

俺は咄嗟にドラゴンナイトを庇った。

俺は矢を受けた。そして、倒れた。

キット「おい!しっかりしろ!」

レン「ここは離脱するぞ!」

 

 

 

俺は目を覚ました。

キット「気がついたか?」

俺の隣にはキットと厳つい男(恐らくレンという奴)がいた。

士「ここは…」

キット「仮面ライダーの基地だ。お前はあの時俺を庇って倒れた。」

レン「毒に侵されていた。後もう少しここに着くのが遅かったらお前は助からなかった。」

士「そうか…ありがとな。」

キット「それはこっちのセリフだ。勘違いして攻撃した俺を助けるなんて。ありがとう。」

レン「ところで、お前は何で仮面ライダーの力を持っている?」

士「さあな、俺にもよく分からない。それより、この世界で仮面ライダーとはなんだ?」

キット「この世界には俺達2人を含めホーネットを除き世界に12人いる。それはヴィラン将軍から地球を守る為だ。レンは鏡の向こう側にあるベンタラと言う別世界の人間だ。」

レン「仮面ライダーはベンタラで開発された兵器だ。しかし、ベンタラのライダーは皆やられてしまった。そして俺達ベンタラ人は地球人にデッキを渡した。その1人がキットだ。このカードデッキはDNAがベンタラのライダーと同じ人じゃないと変身出来ないようになっている。」

士「なら、何でホーネットは敵に奪われたんだ?」

レン「ホーネットは最新型のデッキで、まだ変身者のDNAを登録してなかったからだ。」

??「そう言う事だったんだね。」

すると、ドアを開けて入ってくる男が見えた。

士「海東!」

海東「これはいい話だ。ホーネットはこの世界の宝かもしれない。早速倒しに行くよ。」

海東はそう言うとすぐに立ち去った。

キット「今の誰だ?」

士「海東大樹、泥棒だ。面倒な奴だが、余程のことがない限りは味方かもしれないな。」

レン「とにかく、早く行くぞ!」

 

 

俺達は、目撃証言があった広場へと向かった。すると、そこは蜂の巣のように沢山の蜂がいた。そしてその中心にはホーネットがいた。

ホーネット「来たか。」

士「今度は何をする気だ?」

ホーネット「その答えは簡単だ。この世界を龍騎と同じように戦わなければ生き残れない世界にするのだ。」

士「それで喜ぶ奴はいるのか?それを歓迎する奴はいるのか?それを喜ぶのは怪物だけだ。人は争う為に生きるんじゃない、助け合う為に生きるんだ!」

ホーネット「おのれディケイド!貴様は何故私達の邪魔をする!」

士「通りすがりの仮面ライダーだからだ。覚えておけ!変身!」[カメンライド ディケイド!]

キット、レン「「KAMEN RIDER!!」」

俺達は仮面ライダーに変身した。

そして、カードが生成された。

海東「アイツがこの世界の宝か。面白そうだな。変身!」[カメンライド ディエンド!]

海東も俺達に遅れ変身した。

海東「そうだ。これは君の落し物だろ。返しておくよ。」

ディエンドが俺に渡したのはケータッチだった。

俺はケータッチ用のカードをケータッチに装填し、操作した。

[クウガ!アギト!リュウキ!ファイズ!ブレイド!ヒビキ!カブト!デンオウ!キバ!][ファイナルカメンライド ディケイド!]

俺は平成ライダーの力を得たコンプリートフォームに変身した。

海東「いってらっしゃい、僕の騎士団達。」[カメンライド ライア!][カメンライド ファム!]

ディエンドはライアとファムを召喚した。

レン「スティングとセイレーンを召喚しただと!」

ライアは鞭で、ファムは剣でホーネットを攻撃した。

ホーネット「ちょこまかと…」[ソードベント!]

ファムの剣を蜂の針のような剣で防いだ。そのままライアを斬った。

ウィングナイトも隙を狙って攻撃を仕掛けた。

ホーネット「全て見えている!」[ユナイトベント!]

すると、沢山の契約している蜂怪人が一つの巨大な蜂になった。

キット「おい!こんなのどうするんだよ!」

士「こうやるんだよ。」[リュウキ!カメンライド][サバイブ…]

俺は龍騎サバイブを召喚した。

そして、ライドディケイダー、ドラグランザーバイクモードを召喚し、それぞれのバイクに乗った。

キット「そう言うことね。」

キットも専用のバイクに乗った。そして三台のバイクで蜂を攻撃した。

[ファイナルアタックライド リュリュリュリュウキ!]

龍騎サバイブと俺は、シュートベントで蜂を倒した。

 

 

[ファイナルベント!][ファイナルベント!][ファイナルベント!]

ウィングナイト、ファム、ライアは必殺技をそれぞれ発動させ、ホーネットを倒した。

 

 

炎の中から出てきたのは、王様のような風格をしたおじさんがいた。

??「おのれディケイド!!貴様のせいで、計画が…」

士「やはりお前だったか。鳴滝。」

鳴滝「まあいいだろう…本当の作戦はお前を時空の果てに飛ばす事だ!」

 

すると、突然俺の視界から光が消えた。




次回
第12話 消えた光


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第12話 消えた光

気がつくと、俺は布団の中にいた。

俺は起き上がり、回りを見た。

??「目が覚めたか。」

俺の後ろから声がした。振り向くと、比較的イケメンな男がいた。

士「誰だお前?」

??「俺は神蔵蓮太郎だ。君は?」

士「門矢士だ。それより、ここはどこだ?」

蓮太郎「俺の住む屋敷だ。」

確かに、なんとなく和風屋敷みたいだな…

蓮太郎「それより、一つ聞かせてくれ。」

士「なんだ?」

すると、俺のディケイドライバーを取り出した。

蓮太郎「これはなんだ?」

士「…これは俺のお供だ。」

蓮太郎「そうか…」

 

 

俺は立ち上がった。

士「世話になった。」

俺はカメラとドライバーを持って外へ出た。

蓮太郎「もう大丈夫か?」

士「ああ。」

蓮太郎「そうか、気をつけてな。」

俺は屋敷を出た。

 

 

 

 

それにしても、明らかにおかしい。

全く人影がない。明らかに人が住んでいるであろう家もカーテンとシャッターが全て閉まっている。なんでだ?

その時だった。前から現れたのはペダルを全力で漕いでやってくる少年がいた。

少年「そんなにゆっくりしてたら虹蛇に殺されるぞ!」

虹蛇?

 

その答えはすぐ分かった。俺を後ろから誰かが攻撃しようとしてきた。後ろを振り向くと黒の忍者ライダーがいた。

??「我が名は仮面ライダー邪龍。人間よ、消えろ!」

俺に剣を振りかざそうとしてきた。しかし、その剣は別の剣に止められた。

??「逃げろ!」

邪龍「シノビか…」

こいつがこの世界の仮面ライダーか…

シノビ「早く。」

士「悪いが、俺に手伝わせろ。変身!」[カメンライド ディケイド!]

 

俺はディケイドに変身した。

士「シノビ、一緒にあいつを倒すぞ!」

シノビ「わかった。」

俺はライドブッカーを剣にした。

 

 

俺達の剣が火花を散らした。

邪龍「分身の術!」

[アタックライド イリュージョン!]

俺と邪龍は分身した。

そして互いに分身を消しあった。シノビも術を使って応戦した。

 

 

いつのまにか夜になっていた。暗闇の中にシノビと邪龍の目が光っていた。

シノビ「はぁっ!」[メガトン忍法!]

邪龍「せいっ!」[ストライク忍法!]

2人の忍術がぶつかり合った。

 

 

シノビは弾かれ、変身解除した。

蓮太郎だ。

士「おい!しっかりしろ!」

蓮太郎「俺は、ここで終わるわけには…」

 

すると、世界が突然滅亡が始まった。

蓮太郎だけでなく邪龍や周りの建物全てが粉々になった。

 

海東「士!!!!!!」

 

俺は上を見た。そこには海東の姿があった。

俺は海東が伸ばしている腕を掴んだ。それと同時に世界は破滅を迎えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺が目を覚ますと、隣に海東がいた。

そして目の前には少女がいた。

??「門矢士、だな?」

少女は俺に聞いた。

士「ああ。」

??「前にも一度話したことがありますね。私は、世界の秩序を守る者です。」

海東「そして僕がその部下の1人ということだ。」

士「そんなやつがどうして俺に?」

??「改めて言います。鳴滝を倒して、世界の秩序を守ってください。鳴滝はすでに私の手に負えないほどの力を持っています。だからこそ破壊者であるあなたに頼みます。」

俺は返答する間も無く意識が消えた。




次回
第13話 人間はなぜドライブを倒そうとするのか?
[破壊された世界を繋げ!]


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第13話 人間はなぜドライブを倒そうとするのか?

俺が着いた世界は…やはり着いただけじゃわからない。

海東「ここはドライブの世界。」

士「ドライブ、仮面ライダーなのにか?」

海東「そうさ、仮面ライダードライブは車に乗る仮面ライダーさ。」

士「そうか…というかなので海東がいる?」

海東「逆に理由が必要かい?」

俺はあえて海東とは別の方向に向かって歩いた。

 

 

俺は公園で足を止めた。近くにあるベンチに座り、周りを見渡した。そこでは3人の子ども達が砂遊びをしていた。俺はそれを見つめる不気味なものに気づいた。天使の輪を出し、十字架を切るサイン。アギトの世界の敵、アンノウンだ。

牛のアンノウンーオックスロードは1人の少女目掛け突進してきた。俺は咄嗟に少女をアイツの軌道から退かした。

士「逃げろ!」

何がなんだが分からない彼女達は言われた通り遠くに逃げた。

士「変身!」[カメンライド ディケイド!]

 

俺はオックスロードに銃を放った。しかし、それを諸共せず突進してきた。俺はゴーストベンケイ魂のカードを取り出し装填した。[フォームライド ベンケイ魂][アニキ・ムキムキ・仁王立ち!]

ハンマーを取り出し、オックスロードを弾き飛ばした。

[ファイナルアタックライド ゴゴゴゴースト!]

俺はオックスロードにハンマーを振り落とした。

俺が変身を解除しようとしたその時、後ろから狙撃された。俺の後ろにはg3-Xがいた。

士「なんのつもりだ?」

g3「それはこちらの台詞だ。ロイミュード。」

士「ロイミュード…俺は違う。」

g3「言い訳は死んでから聞いてやる。」

g3はガトリング銃を構えた。俺はディケイドの姿に戻り、ライドブッカーを構えた。

 

しかし、g3はガトリングを下ろした。

g3「抵抗する気は無いみたいだな。」

士「なんのつもりだ?」

g3は俺の腕に手錠をかけた。

g3「ロイミュードを確保しました。」

俺は何も抵抗出来ず収容所まで連れていかれた。

 

 

「番号434!面会だ。」

俺は看守の声で目を覚ました。

面会室のアクリル板の向こうには海東の姿があった。

海東「まさか、僕より先に警察に捕まるとは、惨めだね。」

士「おい、看守。こいつは強盗犯だ!捕まえろ!」

海東「落ち着きたまえ。僕は君を助けてあげようとしてここに来たんだ。」

士「どういうことだ?」

 

海東「この世界は少々厄介でね。ここはドライブの世界だけでなくg3の世界でもある。つまり世界の融合が始まったということだ。だからここで君の旅が終わってしまうのは困るからだ。」

士「分かった…お前に乗ってやる。」

海東「流石士、物分かりがいい。」

 

 

海東はディエンドライバーを取り出し、アクリル板を破壊した。サイレンが鳴り響いた。

海東「もうここに用はない。」

俺はディエンドに捕まった。

[アタックライド インビシブル…]

 

 

 

 

 

g3トレーラーにて…

[本部から緊急指令。ロイミュード出現との報告。g3ユニットは出動して下さい。]

スミコ「トオル君、出動よ。」

トオル「分かりました。」

 

g3トレーラーは轟音と共に出動した。その中ではg3-Xー井谷見トオルが戦闘準備をしていた。

トオル「g3-X、装着完了です。」

g3-Xはバイクに乗り、トレーラーから出動した。

スミコ「オペレーション開始。」

 

 

 

g3-Xが現場に到着すると赤い仮面ライダーとロイミュードが交戦していた。

スミコ「あいつは…」

トオル「ドライブ…」

赤い仮面ライダー、ドライブはロイミュードを疾風の如く倒した。

トオル「仮面ライダードライブ、貴様には殺害許可が出ている。」

ドライブ「やれるのもならやってみろ!」

ドライブの複眼が不気味に光った。




次回
第14話 彼らは何のために戦っているのか
[破壊された世界を繋げ!]


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第14話 彼らは何のために戦っているのか

トオル「仮面ライダードライブ、貴様には殺害許可が出ている。」

ドライブ「やれるのもならやってみろ!」

ドライブの複眼が不気味に光った。

g3はガトリングを構え、引き金を引いた。

球はドライブに一直線に突き抜けた。

[スピスピスピード!]

ドライブはそれを一瞬で交わした。更にg3を掴み上げ、放り投げた。

ドライブ「俺は必要以上に人を傷つけない。」

トオル「その判断が沢山の人間を傷つけた!」

ドライブ「違う!全てロイミュードが」

トオル「そうやってすぐロイミュードのせいとして逃げるのか、シンノスケ!」

トオルの回想

 

俺はネオロイミュードを追い詰めた。

トオル「ここまでだネオロイミュード、お前は俺がぶっ壊す!」

ネオ「やってみろ。」

俺はネオロイミュードに手も足も出なかった。俺は人質に取られてしまう。

ネオ「ドライブ!この男は俺が捕らえた。返して欲しければ変身を解け!」

外では雨の中ドライブーシンノスケが戦っていた。

シンノスケ「トオル!」

ネオ「さあどうする?変身を解くか、こいつを見殺しにするのか?」

トオル「俺ごと撃て!」

ドライブは俯いた、そしてシフトブレスからシフトカーを抜いた。

シンノスケ「変身を解いたぞ。」

ネオ「馬鹿な奴だ。ここで俺を殺していれば街は破壊されなかったのにな!」

するとネオロイミュードは空に向けてミサイルを大量に放った。そのミサイルは街に雨のように降り注いだ。それは流星の如く綺麗だった。ミサイルは着弾と同時に大爆発し、街を火の海に変えた。

俺はシンノスケの胸ぐらを掴んだ。

トオル「何故だ…何故俺を助けた!」

 

 

回想終わり

ドライブは変身を解いた。

シンノスケ「確かに、そうかもしれないな…俺はお前を助けたかっただけだ…」

トオル「…俺が戦っている理由を知りたいか?それはお前が犯した罪の尻拭いだ。あの事件の後、警察の評判はガタ落ち。お前は辞めただけで済んだが残された人間はどうだ?消えた奴の為に必死で戦っている。素顔を隠しているお前にその気持ちが分かって堪るか!」

士「その言葉、お前にそっくりそのまま返してやる。ネオロイミュードさん。」

トオル「何?」

そこへ現れたのは門矢士と海東大樹だ。

海東「君について調べさせてもらったよ。君はg3装着試験の時、瀕死になったそうじゃないか。それは1ヶ月前の事だ。それから一瞬で回復するのは不可能だ。つまりネオロイミュードが本物のトオルと入れ替わって戦っていると言うわけだ。ドライブを利用してね。」

トオル「…利用して何が悪い?姿形は元と全く同じだ。俺はトオル本人なんだよ。」

士「確かに、外見はトオルかもしれない。だが、機械であるお前に人の心までコピーすることは出来ない!お前の中身は残酷なロイミュードのままだ!」

トオル「うるさい!だいたい貴様は…」

士「通りすがりの仮面ライダーだ。覚えておけ。シンノスケ、行くぞ。」

シンノスケ「よくもトオルを…みんなを利用しやがって…俺が許さない!変身!」

[ドライブ!タイプスピード!][カメンライド ディケイド!][カメンライド ディエンド!]

3人は仮面ライダーに変身した。

トオル「まあいい、ここで全員ぶっ潰すだけだ!」

トオルはネオロイミュードに姿を変えた。

[ファイナルフォームライド ドドドドライブ!]

ディケイドは生成されたカードをベルトに刺した。

士「ちょっとくすぐったいぞ。」

シンノスケ「は?」

ドライブは赤い車、トライドロンに姿を変えた。

トライドロンはネオロイミュードに突撃したネオロイミュードはビルに打ち付けられた。

士「決めるぞ。」

シンノスケ「ああ!」

[ファイナルアタックライド ドドドドライブ!]

ネオロイミュードはトライドロンによって壁とともにえぐり取られトライドロンが円を描いて回る所の間に入った。

士「テャッ!」

そこにディケイドがトライドロンとともに連続キックーディケイド ドロップを放つ。

海東「僕からはこれをプレゼントするよ。」

[ファイナルアタックライド ディディディディエンド!]

更にディエンドの射撃がネオロイミュードを貫いた。

ネオロイミュードは体を失い、コアが爆発した。

 

 

 

シンノスケ「なあ、最後に1つ、お前の本当の名前を教えてくれないか?」

士「通りすがりの仮面ライダーだ。」

シンノスケ「そうか…お前とはまた会える気がするな。俺、ちゃんと真実に向き合おうと思う。」

士「そうか…」




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第15話 真実
[破壊された世界を繋げ!]


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第15話 真実

俺は次の世界に着いた。

士「ここは…」

海東「ウィザードの世界さ。魔法使いの。」

俺たちの目の前は洋風な街並みが広がっていた。そこに住む村民は腰に手の形をしたエンブレムのようなものをつけ生活していた。

 

 

士「科学ではなく魔法が発達した世界か。」

俺はそう呟いた。

俺達は村を歩いた。

子どもや老人、男女に拘らず皆がエンブレムをつけていた。

海東「とりあえず、あの店で休もう。」

俺達が立ち寄ったのはドーナツ店だった。

??「いらっしゃいませ!こちらへどうぞ。」

比較的好青年な奴にデッキへ案内された。

海東「士は何か食べたいか?」

士「なんでも、まあプレーンシュガーでいい。」

海東「僕もそれで。」

??「かしこまりました!」

俺は一瞬彼の名札を見た。そこには「ハルト」と書かれていた。

 

しばらくするとドーナツが運ばれてきた。

俺は一緒に頼んだブラックコーヒーとともにドーナツを味わった。

士「美味しい…」

海東「だね…」

ハルト「ありがとうございます!」

俺達は食事を済ませ、レジで600円分の硬貨を出した。

士「美味しかった。また来る。」

ハルト「ありがとうございます。でも、この店は硬貨は対応していません。魔法通貨でお願いします。」

魔法通貨…そういうことか!だからみんなあのエンブレムを持っていたのか…

士「どうする海東…」

俺は小声で海東に聞いた。

海東「どうしようか。」

しかし、それを考える時間はなかった。

外から銃撃音がした。

外へ出ると、ディエンド集団が村民を襲っていた。

士「おい、お前がいっぱいいるぞ。」

海東「勘違いしないでほしいな。彼らは僕とは別人だ。

俺達はベルトを取り出し、カードを装填した。

「「変身!!」」[ディケイド!]ディエンド!]

 

合計五体のディエンド集団は一斉に俺達に照準を合わせ、構えた。

士「最速で片をつける。」

俺はドライブのカードを取り出し、装填した。

[カメンライド ドライブ!][ドライブ!タイプスピード!]

海東「士がドライブなら僕はこれを使おうか。」[カメンライド マッハ!][カメンライド チェイサー!]

ドライブ(ディケイド)、マッハ、チェイサーが並んだ。

士「ひとっ走り付き合ってもらおうか。」

3ライダーは目では追いかけられないほどのスピードで次々とディエンド集団を倒した。

 

士はディケイドの姿に戻った。

海東もマッハとチェイサーを消した。

??「さすがディケイド、新たな旅で力を得たか。」

士は唖然とした。そこにはドラゴンナイトの世界で別れた筈のユキの姿があった。

士「ユキ、どういうことだ!なぜお前がここに。」

ユキ「私がここにいるわけ、簡単だ。門矢士、仮面ライダーディケイドを倒すためさ!」

ユキは黄金の大剣を取り出し、カードを装填した。

ユキ「変身!」[カメンライド ディ・ワールド!]

ユキは黄金の輝きとともに仮面ライダーディワールドに変身した。

鳴滝「ユキなんていう女は元から存在しない。私がディケイドを近くで観察する為になりすましていたのだ!」




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第16話 ディワールド


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第16話 ディワールド

ユキ「変身!」[カメンライド ディ・ワールド!]

ユキは黄金の輝きとともに仮面ライダーディワールドに変身した。

鳴滝「ユキなんていう女は元から存在しない。私がディケイドを近くで観察する為になりすましていたのだ!」

士「そんな…ふざけるな!」

海東「遂に姿を見せたか、鳴滝。よくも僕だけの宝を手駒として使ってくれたな!」

ディケイドとディエンドは武器を取り出し、ディワールドに攻撃を仕掛けた。

[アタックライド フリーズ!]

ディワールドはフリーズのカードを装填した。

すると、ディケイドとディエンドの変身が解かれた。

士「何?」

鳴滝「私の力は仮面ライダーの無力化、この力には誰も争うことはできない!」

 

ディワールドは士を地に屈しさせた。そして胸を踏みつけた。

鳴滝「ふふ、はっはっ!遂に、ディケイドを倒したぞ!!」

海東「士から離れろ!」

海東はディエンドライバーから弾丸を放った。

鳴滝「そうか…せっかく私が仮面ライダーにしてやったのにな…先にあの世に送ってやる!」[アタックライド リフレクト!]

ディワールドはシールドで弾丸を反射させ、海東に放った。

士「海東!!!」

海東は炎に包まれた。

 

鳴滝「さあ、お前も後を追わせてやる!」

鳴滝は剣を士に突き刺そうとした。

[バインド!]

鳴滝は不意の攻撃に為すすべなく拘束された。

鳴滝「何?」

炎の中から現れたのはハルトだ。

ハルト「大丈夫ですか?」

ハルトの後ろには海東の姿があった。

海東「ああ、助かったよ。」

ハルト「あなたが、俺の父さんを殺した犯人だったのか…」

ハルトは左手をかざした。そこには赤く光る指輪があった。

ハルト「変身!」[フレイム プリーズ!][ヒーヒーヒーヒーヒー!]

ハルトは仮面ライダーウィザードに変身した。

[コネクト プリーズ!]

ウィザードはウィザーソードガンを取り出し、拘束され動けないディワールドに攻撃した。

刃が火花を散らし、ディワールドは倒れた。

鳴滝「…なんてな。さっき言った通り私に仮面ライダーの力は効かない。」

鳴滝はウィザードと龍が描かれたカードを取り出した。

[ファイナルフォームライド ウィウィウィウィザード!]

ウィザードはディワールドによってウィザードドラゴンに変化した。

ウィザードは轟音と共に飛び上がり、街に炎を放った。

士「海東、行くぞ!変身!」

 

士と海東は仮面ライダーに変身した。

士「海東、暴走したあいつを止めるにはどうすれば良い?」

海東「あれはウィザードのアンダーワールドに住むファントムの姿だ。だからアンダーワールドに入れば暴走を止めることができるかもしれない。」

士「だったらこいつで!」[カメンライド ゴースト!]

ディケイド はゴーストに変身した。

海東「ここは僕に任せたまえ。早く行ってこい。」

士「ああ、頼んだぞ。」

 

そう言うとディケイドはドラゴンの中に入っていった。

海東「さあ、こっちも始めようか。まずはこいつら。」[カメンライド オーガ!]カメンライド ローグ!]

 

 

 

俺が目を覚ましたのはある部屋だった。

少年ハルト「父上、行ってらっしゃいませ。」

ハルト父「ああ。」

ハルト父は外に出たと同時に胸を刺された。鮮血が舞う奥にはディワールドが居た。

鳴滝「さあ、仮面ライダーウィザード。君には死んでもらう。」

 

すると周りに紫のヒビが入った。そして少しずつ砕かれ始めた。

空を見上げるとウィザードが変化したドラゴンが居た。

士「さあ、始めるか。」[カメンライド エグゼイド!]

ディケイドはエグゼイドに変身し、空高くジャンプした。

[フォームライド ハンターゲーマー!]

ディケイドは龍のアーマーを装着したハンターゲーマーに変身した。

空中に浮きながら左腕からエネルギー弾を放った。更に右腕の剣ですれ違いざまに斬りつけた。ドラゴンは呻き声を上げた。

士「ハルト、目を覚ませ!」

ドラゴンは迷っているようにも見えた。

士「やはり倒すしかないか。」

[ファイナルアタックライド エエエエグゼイド!]

右腕、顔、左腕から放たれた攻撃がドラゴンを突き抜けた。

 

 

 

 

海東「次はこいつらで!」[カメンライド ドレイク!][カメンライド ファム!]

ドレイクが射撃攻撃を仕掛け、ファムが飛び上がり斬撃攻撃をした。

しかし、ドラゴンはそれを火球でかき消した。

 

鳴滝「ハハッ、どうだ。仮面ライダーが街を破壊する姿は?」

すると、火球がディワールドに放たれた。

鳴滝「なぜ私を攻撃する。」

ハルト「お前がこの世界を壊そうとしたからだ。」

突然ドラゴンがハルトの意識を取り戻した。

 

 

 

数分前

ハルト「僕は、どうやって生きていけば…」

士「俺も子供の頃、親を殺された。目の前で。」

士回想

 

士「父さん!母さん!」

??「もう少しでこの世界も終わりだ…」

 

ハルト「そんな事が…」

士「確かに、大切な人を失うのはどれだけ辛いかよく分かる。だからこそそこからどう立ち上がるかが大事だ。絶望は希望に変えることができるんだ。」

ハルト「お前は誰だ。」

士「通りすがりの仮面ライダーだ…」

 

 

 

士「ハルト、行くぞ!」

[ファイナルアタックライド ウィウィウィウィザード!]

ドラゴンはストライクフェーズに変形した。そしてディケイドはその巨大な脚で蹴りをディワールドに放った。

 

 

 

 

 

爆炎の中から鳴滝が現れた。

鳴滝「今回はここら辺りにしよう。また次の世界で会おう。ビルドの世界でな。次こそお前の最後にしてやる!」

 

 

ハルト「そうか、もう行くのか。」

士「ああ、世話になった。」

海東「さあ、早く鳴滝を追いかけよう。」

俺達はオーロラカーテンを突き抜けた。




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第17話 ビルドの世界
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第17話 ビルドの世界

俺達はビルドの世界に着いた。

士「ここか、ビルドの世界は。」

海東「ビルドの世界の日本はスカイウォールという壁で東都、西都、北都の3つに分かれ戦争が起きている。とりあえず僕は先に行きたい場所がある。君は東都の仮面ライダービルドのところへ行ってくれ。」

そういうと海東は立ち去った。

士「全く、どうやって会うんだよ。」

俺は様々なところで仮面ライダーについて聞いた。殆どの人は曖昧な答えや、冗談を言う奴ばかりだったが、とある記者がたまたま仮面ライダーについて調べていた。よく出現する地点を聞き出し、そこへ行ってみることにした。

 

 

俺は途中何人もの人とすれ違ったが、みんなどんよりしていた。それもそうか、戦争の真っ只中だからな。俺は写真を撮ろうとした。

「こいつ、カメラ持っているぞ!」「こんな戦争の時に贅沢しやがって!」

俺はカメラを向けただけで非難の目で見られた。

 

 

そうこうしているうちにビルドがよく現れるとされているスカイロードと言う所に着いた。そこでは2人の仮面ライダーが争っていた。

北都の仮面ライダー、グリスと西都の仮面ライダー、ローグだ。

グリス「オラ!ローグ、今日こそ決着を!」

ローグ「それはこっちのセリフだ、グリス。」

グリスはキャッスル、スタッグ、オウルのハードスマッシュを、ローグはマッドローグとリモコンブロス、エンジンブロスを従え戦っていた。

キャッスル「北都の為に死ね!!」

キャッスルの攻撃がエンジンブロスを倒した。

エンジン「兄貴…後は任せた。」

リモコン「弟をよくも…」

スタッグ「何余所見している!」

 

 

俺は加勢しようとしたが、ドライバーをしまった。ここは俺が出るところではないと察したからだ。俺が出たところで戦況を悪化させるだけだ。

そう思ったその時、赤と青の仮面ライダーが現れた。ビルドだ。

ビルドはドリルクラッシャーでグリスとローグを引き剥がした。

グリス「ビルド!」

グリスがツインブレイカーを構えた。

[ライオン!][掃除機!][ベストマッチ!]

[are you ready?][たてがみサイクロン!ライオンクリーナー!イェァ…]

ビルドは吸引力抜群な百獣の王、ライオンクリーナーフォームに変身、グリスを掃除機で引きつけ、パンチを繰り出した。グリスは吹き飛ばされた。

 

ローグ「ビルド、かかってこい…」

[ゴリラ!][ダイヤモンド!][ベストマッチ!]

[are you ready?][輝きのデストロイヤー!ゴリラモンド!イェィ…]

ビルドは水色に輝く豪腕のデストロイヤー、ゴリラモンドフォームに変身した。そして、特徴的な豪腕でローグを突き飛ばした。

 

 

ビルドは変身を解いた。

セント「もう不毛な戦いを終わりにしないか?こんな事やっても誰も喜ばない。」

ローグ「何を言う、もうこの戦争は引き返せないところまで来た。」

グリス「今まで何人もの人が死んだ。そんな奴らのために出来る事は敵討ちしかないんだよ。」

セント「やはり行言っても無駄か…」

セントはその場を後にした。

 

俺はセントを追いかけることにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

海東「この戦争は君が引き起こしたそうじゃないか、エボルト。」

エボルト「だな…あれ以降、人間が嫌いになってな。だから手当たり次第地球を滅ぼしてね。ここも俺の標的になっただけだ。」

海東「君は今まで何個地球を破壊したんだ?」

エボルト「そうだな…数は覚えてない。ただ、ひとつだけ滅ぼし損ねた世界があってね。あの門矢士の世界だ。」




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第18話 旅の終わりを告げる戦い
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第18話 旅の終わりを告げる戦い

セント「君、さっきから俺を追いかけてなんのつもりだ?」

士「俺は門矢士、通りすがりの仮面ライダーだ。俺はこの世界について知りたい。」

セント「そうか、ならついてこい。」

俺はセントに連れられ研究所に連れて行かれた。

そこには沢山の色のビルドが並べられていた。何体か黒の素体のままだったが、恐らくさっき持っていったものだろう。

セントはフルボトルを素体の前に刺した。するとさっきまで戦っていたゴリラモンドとライオンクリーナー、ラビットタンクが現れた。

セント「フルボトルは常にエネルギーをチャージしないといけない。」

士「なぜビルドを並べているんだ?」

セント「俺の趣味だ。」

俺はこの部屋を見て回った。

セント「この世界は、スカイウォールによって日本は三国に分断された、俺がいる東都、ローグがいる西都、グリスがいる北都だ。」

士「なぜ元々は同じ国の人間なのに、互いに戦い合う?」

セント「…彼らはスカイウォールから放出された光を浴びた事によって凶悪化、それぞれが三国統一とライダーシステム独占の為に動いている。しかし、それには裏がある。]

士「裏…」

セント「このスカイウォールは、火星から持ち帰ったパンドラボックスを開けた事によって起きた。そしてそれを開けたのはその火星に行った宇宙飛行士だ。その宇宙飛行士の遺伝子を分析すると人とは明らかに違うものが混ざっていた。それが異星人のものだとすれば、この星を滅ぼす為にこれらの行動をしたと考えられる。」

士「つまりその異星人を倒す事がこの世界の役目か。」

 

 

 

 

海東「この戦争は君が引き起こしたそうじゃないか、エボルト。」

エボルト「だな…あれ以降、人間が嫌いになってな。だから手当たり次第地球を滅ぼしてね。ここも俺の標的になっただけだ。」

海東「君は今まで何個地球を破壊したんだ?」

エボルト「そうだな…数は覚えてない。ただ、ひとつだけ滅ぼし損ねた世界があってね。あの門矢士の世界だ。」

海東「士の…何故だ?」

エボルト「後一歩のところだったんだけどな…当時の士少年が突然謎の力を発してね、俺を風船を割るように倒した。」

海東「風船を割るように、か。面白い冗談は程々にしたまえ。君がいると僕は安心して旅が出来なくてね。」

エボルト「あんたの噂は聞いてるよ。お前が求めている宝はこれだろ?」

そう言うとエボルトは腰のドライバーを触った。

海東「そうさ、この世界のお宝は君のエボルドライバーだ。そうと決まれば話は早い。変身!」

 

 

 

 

[緊急命令!東都先端物質学研究所でスマッシュとは別の怪人が水色の仮面ライダーと戦っています!早急に現場へ!「水色じゃなくてシアンだ!」]

士「この声、海東!」

命令とは明らかに違う声、間違いなく海東だ。

セント「行くぞ。」

セントはボトルをしまい、ビルドドライバーを手にした。

 

 

 

 

 

海東「くっ、中々やるな。」

エボルト「俺の力を見縊って貰っちゃ困る。」

ディエンドはエボルトに苦戦を強いられていた。

 

士「海東!」

そこへビルドとウィザードに変身したディケイドが現れた。

ディケイドはウィザーソードガンとライドブッカーの二丁拳銃でディエンドからエボルトを引き剥がした。

士「あいつは…」

海東「そうさ、君の親を殺したエボルトだ。」

エボルト「久しぶり、門矢士!前は倒し損ねたな。」

 

 

セント「お前が全ての元凶か…」

エボルト「正解!だが、ここで終わりだ。」[ブラックホールブレイク!]

エボルトは空中に巨大なブラックホールを出現させた。

 

セント「させるか!」[ボルテックフィニッシュ!]

ビルドはキックをエボルトに放ったが一瞬で弾かれてしまった。

 

エボルト「この地球は終わりだ!」

セント「そんな事、させない。俺に全てを託した仲間の為に!」

 

セントの回想

リュウガ「セント、俺がなんでお前の実験に付き合うのか分かるか?」

セント「考えたことなかったな…理科の実験と勘違いしてるからか?」

リュウガ「ちげーよ!お前の発明品を信じてるからだ。お前の発明品はいつか必ず世界を幸せにする。だから俺が戦死しても、お前は必ず生きろ!」

 

 

セント「リュウガークローズは俺に全てを託して死んだ、俺はこんなところで倒れる訳にはいかない!」

 

士「海東、なんか良いのはないのか?」

海東「これはどうかな。」[カメンライド クローズ!]

 

すると、ビルドの隣にクローズが現れた。

ディケイドの手には3枚のカードがあった。その中からクローズとビルドが描かれたカードをドライバーに装填した。

[ファイナルフォームライド ビビビビルド!]

するとビルドとクローズを囲むようにスナップライドビルダーが出現した。

セント「なんだこれは…」

そのスナップライドビルダーはビルドとクローズを挟んだ。

ビルドとクローズは合体した。クローズビルドフォームだ。

リュウガ「…なんだよこれ、ってか俺死んだんじゃ!」

セント「なんなのかはこっちが聞きたいぐらいだ。まあいい、行くぞ!」

士「戦争はどの世界でもあってはならない。それは何故か、人が死ぬから、自分の好きなことを押し殺さなければいけない、誰かが悲しむからだ。」

エボルト「さあこい、仮面ライダーども!」

士「通りすがりの仮面ライダーだ!訂正しろ!」

[ファイナルアタックライド ビビビビルド!]

[ファイナルアタックライド ディディディディエンド!]

[ready go!ラブ&ピースフィニッシュ!]

セント「勝利の法則は決まっ「負ける気がしねー!」リュウガ

 

3人(4人)のライダーキックが、エボルトを倒した。

エボルト「ぐっ…この世界の破壊は失敗か…まあいい。ディケイド、お前の世界をいつかまた破壊してやるよ。その時までチャオ!」

 

士「二度と来るな。」

 

リュウガ「セント、元気そうで何よりだ。」

セント「ああ、お前のおかげでな。」

リュウガ「じゃあ俺、戻るわ。」

セント「来世で会う時はちゃんと勉強してこいよ。」

リュウガ「うるさい!分かったよ。考えとく。」




門矢士の旅は終わらない…
第19話 Wと財団と人類滅亡


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第19話 Wと財団と人類滅亡

明日登呂「ヨークさん、お久しぶりです。」

ヨーク「Mr.明日登呂、計画はどうだ?」

明日登呂「順調です。それと、これはモルモットたちから創り出したガシャット、ウォーズクロニクルガシャットです。」

ヨーク「そうか、ようやく私も変身できるのか…よし、それではこの世界の滅亡を開始しよう。」

 

 

士「なんだここは!!」

俺が次に立ち寄った世界、そこには風都タワーがあった。しかし、風は全く吹かず、空は紫色の雲に覆われていた。

海東「ここはWの世界のはずだが、明らかにおかしい。何か異変が…」

ヨーク「さすがは通りすがりの仮面ライダー、話が早いですね。」

士「お前は…」

ヨーク「これから死ぬ相手に名乗りはしない主義でしてね。さあ、貴方達も変身しなさい。」

すると男はクリーム色と緑色のガシャットを取り出した。

[ウォーズクロニクル!][ナイトオブサファリ!]

そして蛍光色が眩しいゲーマドライバーを装着した。

ヨーク「変身…」

[レベルアップ!ウォーズ…クロニクル![アガッチャ!ライオン!シマウマ!キリン!真夜中のジャングル!ナイトオブ・サファリ!]

1号にエグゼイドライダーの目がついたような顔、獣を覆いかぶさった身体、両腕には獣のような爪が装備されていた。

 

士「俺たちも行くぞ。「変身!」」2人

 

俺はディケイドに変身した。

そしてビルドのカードを取り出した。

[カメンライド ビルド!][鋼のムーンサルト!ラビットタンク!イェイ!]

俺はドリルクラッシャー、ディエンドは自分の銃を構えた。

ヨーク「さあこい!」

 

 

俺は右から、ディエンドは左から攻撃を始めた。俺が剣を奮い、ディエンドの銃が火を噴く。

海東「君にはこれが有効かな。」

[カメンライド ブレイブ!カメンライド 王蛇!]

彼が召喚したライダーはそれぞれ剣や刃で謎の仮面ライダーを斬る。

ヨーク「これが、お前達の力か…私の5%で十分ですね。」

 

 

謎のライダーはディエンドが召喚したライダーを切り裂いた。更にディエンドにキックを喰らわせ、俺に右腕のブレードで切りつけた。

俺はディケイドの姿に戻ってしまった。

ヨーク「これで終わりです。Let's meet in hell.(地獄で会いましょう)」[キメワザ!ナイトオブ!クリティカルストライク!]

 

 

 

謎のライダーの攻撃は確かに俺を貫いたはずだった。しかしそれは灼熱の炎の力を持つ鋼鉄の戦士によって防がれた。

??「俺の街で暴れるのをやめてもらおうか。」

??「それを言うなら俺達のだろ?」

??「済まないフィリップ。おいそこの獣野郎!「さぁ、お前の罪を数えろ!」」2人

士「仮面ライダーW!」

 

Wは巨大な鋼鉄の武器、メタルシャフトを奮い、ヨークに攻撃を仕掛けた。

 

ヨーク「くっ、仮面ライダーWのお出ましですか。いいです、貴方ならドーパントが相手すれば良いでしょう。」

するとヨークの後ろからドーパントが出てきた、それも三体。

見た目からしてドラゴンドーパント、ロボットドーパント、アリゲータードーパントだ。

??「このままではまずい。庇いながらドーパント三体相手するのは無理がある。」

??「だからってこいつら見捨てる訳にはいかないだろ!」

その時だった、W目掛けて同時攻撃が放たれた。

Wは咄嗟に俺と海東を庇うように立った。

もはや、ここで終わりかと思った。

しかし、その攻撃は当たることはなかった。むしろドーパントが攻撃を受け倒れていた。

[サゴーゾ!サゴーゾ!]

[シールド・ON!][ジャイアントフット・ON!]

 

??「大丈夫か?W先輩!」

??「遅くなりました!」




次回
第20話 財団Xの世界


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第20話 財団Xの世界

[サゴーゾ!サゴーゾ!]

[シールド・ON!][ジャイアントフット・ON!]

 

??「大丈夫か?W先輩!」

??「遅くなりました!」

 

俺達の目の前にいたのは二人の仮面ライダーだった。

??「ここは引くぞ。掴まれ!」[ロケット・ON!]

俺は言われるがままにその場を離脱した。

 

 

 

鳴海探偵事務所…

 

翔太郎「で、ここにたどり着いたと。そんな話信じられるか!」

ハーフボイルド、失礼ハードボイルド探偵左翔太郎は俺達のことを信じられないみたいだ。

フィリップ「済まないね、門矢士。君の事は既に検索済みさ。ただ一つ気になるんだ。何故君の身体の色はマゼンタなんだい?教えてくれ。」

何も書かれてない本を抱えて俺に迫って来る青年、フィリップ。彼らはこの街、風都を守る仮面ライダーWだ。しかし、俺達と面識がないらしい。一緒に戦ったのに。

弦太朗「俺は如月弦太朗、全ての仮面ライダーとダチになる男だ!」

如月弦太朗、彼は仮面ライダーフォーゼ、しかし暑苦しい男だ。

映司「俺は火野映司、よろしく。」

火野映司、仮面ライダーオーズ。

どうやらこの世界はこの3ライダーがここを守っているらしい。

 

 

士「海東、この世界でやるべき事は…」

海東「それは、財団Xを倒す事。鳴滝があれほどまで権力を広める事ができたのは財団Xのおかげだ。」

弦太朗「とにかく、俺達と戦ってくれるんだろ?大歓迎するぜ!」

映司「ライダーは助け合い、ですよ。」

翔太郎「まぁ、お前の身に起きた事は信じられないが、同じ仮面ライダーとして戦ってくれ。この街の為に。」

フィリップ「君の答えは一つしか無いんじゃないか?」

士「ああ、鳴滝が関わっている以上、一緒に戦ってやる。素通りは嫌いなんでね。」

 

こうして俺はW、オーズ、フォーゼと協力する事となった。

とはいえ、財団Xの脅威は俺達の想像以上に広まっていた。どうやら世界の8割が財団によって滅ぼされたらしい。人類滅亡まで後一歩のところだ。そんな状況でも彼らはよく戦えたな。俺には到底無理だ。

 

 

 

 

ヨーク「鳴滝、お前の世界征服も後少しだな。」

鳴滝「ああ、ほぼ全ての世界が私の手の中だ。ヨーク、君にもいつか世界の広さを見せてあげよう」

鳴滝は部屋を出た。

明日登呂「ヨークさん、彼を信用する気ですか?」

ヨーク「そんなわけないですよ。彼は世界征服したらもう用済みです。私が横取りするんですよ。」

明日登呂「しかし、彼を攻略する術は…」

ヨーク「Mr.明日登呂、それがあるんですよ。ネオディケイドライバーというものが。」




次回
第21話 仮面ライダーディケイド、散る


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第21話 仮面ライダーディケイド、散る

風都、優しい風が常に街を包み込んでいるらしい。が、今は風どころか人の行き来すらない廃墟だった。

巨大な工場の出入り口。その前に白い人影があった。財団Xの人間だ。そして身につけているものからして、先程俺達を陥れた仮面ライダーの変身者だろう。彼は二本のガシャットを構た。

ヨーク「仮面ライダー、居るんですよね。この施設に入りたければ、私を倒してから行きなさい。」

翔太郎「だったら話は早い。行くぜ、フィリップ。」

翔太郎はダブルドライバーを装着し、事務所にいるフィリップと意思疎通した。

[承知した。][サイクロン!][ジョーカー!]

映司「アンク…一緒に戦ってくれるよな。」

弦太朗「ダチを苦しめる奴は俺が許さない!」

士「さあ、行くぞ。」

それぞれがベルトを装着した。

[3!2!1!][タカ!][トラ!][バッタ!]

5人「変身!!」

[サイクロン!ジョーカー!][タ・ト・バ!タトバ!タ・ト・バ!]

[カメンライド ディケイド!]

 

4人の仮面ライダーが、今この瞬間に並び立った。

ヨーク「私の名は仮面ライダーヨーク。さぁ強者よ、来なさい!変身」

[レベルアップ!ウォーズ…クロニクル![アガッチャ!ライオン!シマウマ!キリン!真夜中のジャングル!ナイトオブ・サファリ!]

ヨーク「さぁ、かかって来なさい。」

俺達は駆け出した。それをヨークは華麗に交わす。更に右腕のブレードでオーズに切り掛かった。

オーズはそれを両腕のトラクローで防ぎ、バッタの脚力でヨークの脇腹を蹴った。

その後ろからフォーゼが力強いパンチをした。

弦太朗「仮面ライダーフォーゼ!タイマン張らせてもらうぜ!」

[スパイク・ON!]

フォーゼは左足で蹴りを放った。

ヨークは左腕で防御した。

翔太郎「タァ!!」

Wが風の力を使ったパンチをヨークの死角から放った。

ヨークはそれを交わし、右腕のブレードを突き出した。

[ヒート!][メタル!]

Wは灼熱の騎士、ヒートメタルに変身、メタルシャフトで相殺した。

[今だ!ディケイド!]

フィリップの声と共に俺がヨークに剣を突き刺した。

ヨーク「ぐはっ…」

 

士「決めるぞ!」[ファイナルカメンライド ディディディディケイド!]

映司「はい!」[スキャニングチャージ!]

弦太朗「よし!」[ランチャー・ガトリング・レーダー・limit Blake]

俺とオーズの蹴りがヨークに炸裂、更にフォーゼの一斉掃射がヨークを襲った。

[メタル!マキシマムドライブ!]

「[メタルブランディング!!]」

最後にWが技を放った。炎に包まれたメタルシャフトはヨーク寸前で止められた。

目の前には狼の怪物がいた。

「ヨークさん、時間稼ぎはもう大丈夫です。引きましょう。」

ヨーク「仮面ライダー、君達との決着はまだのようだ。」

ヨークと怪物は霧のように消えた。

弦太朗「待ちやがれ!」

 

 

すると轟音と共に財団Xの建物が爆発した。

翔太郎「くそっ、証拠隠滅か!」

映司「そんな…」

 

 

 

 

 

 

「遅かったな、門矢士。仮面ライダーディケイド!!」

士「その声、鳴滝!」

すると炎の中から黄金の光が放たれ、俺のベルトを貫いた。

 

翔太郎「士!」[門矢士!]映司「門矢さん!」弦太朗「ディケイド !」

 

 

 

俺自体は無事だった。が、ベルトは粉々に砕け、ディケイドの鎧は砕け散った。

鳴滝「貴様はもう戦うことはできない。この世界が滅ぶのを指を加えてみていろ!!」




次回、最終回!
「俺は道がある限り進む、ただそれだけだ!変身!」


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最終回 世界の破壊者、そして創造主

※諸事情で不完全版で投稿します。完全版は11月11日中に投稿します。いつも楽しみに読んで頂いている皆様、申し訳ございません。
追記 11月10日完全版になりました。


翔太郎「士!」[門矢士!]映司「門矢さん!」弦太朗「ディケイド !」

 

 

 

 

鳴滝「貴様はもう戦うことはできない。この世界が滅ぶのを指を加えてみていろ!!」

 

士「そんな…」

鳴滝「出でよ!私の配下よ!」

すると地上に雪崩のようにドーパント、ヤミー、ゾディアーツが出現した。

そして鳴滝は財団Xの残骸の方へ向かった。

翔太郎「士、ここは俺が引き受ける。お前は先へ行け。」

[俺達が、だろ。]

映司「はい、ライダーは助け合いです。」

弦太朗「あの鳴滝って奴を一発ぶん殴ってこい!」

士「…すまん。ここは任せたぞ。」

弦太朗「おう。さぁ行ってこい!」

士は鳴滝を追いかけた。

 

 

 

 

弦太朗「宇宙…キター!!!!!!仮面ライダーフォーゼ、まとめてタイマン張らせてもらうぜ!」

[ロケット・オン!]

フォーゼはロケットステイツに変身し、回転しながらオリオンゾディアーツに突撃した。

弦太朗「ライダーロケットきりもみクラッシュ!」

 

次に取り出したのはクリアイエローのスイッチだ。

[エレキ・オン!]

空中でフォーゼは金色のエレキステイツに変身、リミットブレイクを発動させたビリーザロッドを地面に突き刺した。

弦太朗「ライダー100億Vシュート!」

100億Vの電圧でカメレオン、ドラゴンゾディアーツを翻弄。

[ファイヤー・オン!]

フォーゼはファイヤーステイツに変身。ヒーハックガンにファイヤースイッチを装填した。

弦太朗「ライダー爆裂シュート!」

超高熱の砲撃でカメレオンゾディアーツを焼き殺した。

[N[Sマグネット・オン]]

フォーゼはマグネットステイツに変身、すぐさまリミットブレイクを発動。

弦太朗「ライダー超電磁ボンバー!」

磁力の攻撃でドラゴンゾディアーツを撃破。

 

 

 

 

映司「この世界を守る為に俺は手を伸ばし続ける!」

[クワガタ!カマキリ!バッタ!][ガタガタキリ!ガタキリバ!]

オーズはガタキリバコンボに変身、空に浮かぶピラニアヤミーに分身し同時キックを放った。

[ライオン!トラ!チーター!][ラタラタ!ラトラーター!]

爆炎の中でラトラーターコンボに変身、スキャニングチャージを発動させ、地上にいたサメヤミーに爪で撃破した。

[シャチ!ウナギ!タコ!][シャシャシャウタ!シャシャシャウタ!]

更にシャウタコンボに変身、自前の脚力で飛び回るバッタヤミーをウナギウィップで拘束、スキャニングチャージを発動させ、タコレッグのドリルで貫いた。

[サイ!ゴリラ!ゾウ!][サゴーゾ…サゴーゾ!]

サゴーゾコンボに変身、ゴリバゴーンを敵集団に放った。

 

 

 

翔太郎「行くぜ、フィリップ!」

[ああ、翔太郎。]

まずはヒートメタルで攻撃、灼熱のパンチがアイスエイジドーパントを溶かす。

翔太郎「お熱いの、かましてやる!」[メタル!マキシマムドライブ!]

アイスエイジは氷の弾丸を放ったが、ヒートメタルにはそれは届かない。

[「メタルブランディング!!」]

渾身の必殺技がアイスエイジを撃破した。

[ルナ!トリガー!]

ルナトリガーは俊敏に動き回るコックローチドーパントを一発も外す事なく銃撃した。

[君達の姿を見ると背筋が凍る、早く駆除しようか。][トリガー!マキシマムドライブ!]

[「トリガーフルバースト!!」]

黄金の閃光がコックローチを蹴散らした。

フィリップ「翔太郎、交代だ。」

[ああ、分かった。]

[ファング!ジョーカー!]

フィリップ側をメインにした姿、ファングジョーカーは爆炎の中から出現した。アームズドーパントにマキシマムドライブを発動させた。

「[ファングストライザー!!]」

[ファング!トリガー!]

[フィリップ、弓矢でクールに決めるぜ。]

フィリップ「承知だ。」[ファング!マキシマムドライブ!]

「[ファングスクリュードル!!]」

ファングトリガーの矢が空へ逃げるバードドーパントを打ち落とした。

 

 

 

門矢士は、廃墟についた。

鳴滝「なぜだ。何故私に刃向かう。」

士「さあな。ただ、俺とお前は同じもの同士であるような気がしてな。」

鳴滝「私を君と同じにするな。どちらにしろ、ベルトがないお前が、私に勝てる訳が無い!」

士「そんなの、やってみなきゃ分からないだろ?」

俺は拳でディワールドを殴ろうとした。

が、俺はディワールドに手も足も出なかった。

立ち向かっては何回も突き放されるのを繰り返した。

 

遂に俺は立てなくなった。地面に膝をつき、倒れた。

鳴滝「遂に、貴様を倒す時が来た。」

ディワールドは槍で士を突き刺した…

 

 

が、その槍は折られ、地面に落ちていた。

俺がふと顔を上げると、赤のライダーと白のライダーが居たような気がした。

「士!!」

俺を呼んだ声の方を向くと海東がマゼンタ色のものを投げてきた。俺はそれを手に取った。それはマゼンタ色のディケイドライバーだった。

海東「これを探すのに時間がかかったよ。」

 

数時間前

明日登呂「はい、分かりました。ヨークさん、後はお願いします。」

明日登呂は電話を切り、車に乗ろうとした。

海東「それが、鳴滝を倒す為の道具か。噂には聞いていたよ。」

明日登呂「コソ泥が…」

明日登呂はゾディアーツスイッチを取り出し、スイッチを押した。

明日登呂はウルフゾディアーツに変貌した。

海東「もし、ここでヨークって人が負けたら、それの意味はないだろう?だから渡したまえ。」

明日登呂「…なら一つ条件がある。」

 

 

 

現在

海東「早く変身したまえ。」

士「言われなくても分かっている。」

俺はベルトを装着した。そしてカードを取り出した。

士「俺は道がある限り進む、ただそれだけだ!変身!」

俺はディケイドに変身した。しかし、それは今までのディケイドとは明らかに別格の力が湧いてきた。

 

鳴滝「おのれディケイド!!!!!!」

ディワールドは、ディケイドを焼き尽くそうと炎を放った。

[タカ!クジャク!コンドル!ギン!ギン!ギン!ギガスキャン!]

[サイクロン!ヒート!ルナ!メタル!マキシマムドライブ!]

[ランチャー・リミットブレイク!]

しかしそれを3人のライダーが防いだ。

翔太郎[待たせたな。]

弦太朗「仲間のピンチに間に合ったぜ!」

フィリップ[雑魚は全て倒した。]

映司「後はお前だけだ。」

まずはWサイクロンジョーカーエクストリームがプリズムソードを引き抜き、ディワールドに斬りつけた。

[[さぁ、お前の罪を数えろ。]][サイクロン!ヒート!ルナ!ジョーカー!マキシマムドライブ!][プリズム!マキシマムドライブ!]

[[ビッカーチャージブレイク!!]]

 

次にオーズタジャドルコンボが連続パンチを繰り出した。更に自らの羽で飛び上がり、メダルをスキャンした。

[スキャニングチャージ!]

映司「セイヤー!!」

プロミネンスドロップがディワールドに炸裂した。

 

更にフォーゼランチャーステイツがミサイルを連続発射した。

[ランチャー・リミットブレイク!]

弦太朗「ライダー激烈バースト!]

大量のミサイルがディワールドを追い込んだ。

 

弦太朗「行け!」

士「ああ!」

[ファイナルアタックライド ディディディディケイド!]

最後にディメンションキックがディワールドを撃破した。

 

 

 

鳴滝「おのれ、ディケイド!!!!!!」

鳴滝は叫んだ。

鳴滝「これで終わりだと思うな!この究極怪人オメガが、私の仇を撃つだろう!!!!!!」

鳴滝は消滅した。

[仮面ライダー、排除。]

オメガは、ロボットの様に動き出した。

オーズ、フォーゼを次々となぎ倒しWを掴み上げた。

[仮面ライダー、排除。]

Wを振り投げ、外へ追いやった。

士「翔太郎!フィリップ!」

弦太朗「このまま倒れるわけには行かねーな!」[コズミック・オン!]

映司「自由を返してもらう!」[プトティラ〜ノザウルス!]

オーズはプトティラコンボ、フォーゼはコズミックステイツに変身、メガガブリューとバリズンソードで攻撃を仕掛けた。俺もライドブッカーを取り出し後に続いた。

 

オメガはオーズとフォーゼを振り払った。そして俺に向け光線を放とうとしたその時、風都タワーが回り出した。そして風が巻き起こった。

翔太郎[仮面ライダーはそんな簡単に死なないぜ!]

フィリップ[敵の全てを閲覧した。みんな、僕達に続いて必殺技を!]

[エクストリーム!マキシマムドライブ!][[ダブルゴールドエクストリーム!!]]

[ゴックン!][プットティラ〜ノヒッサツ!]

[リミットブレイク!]「ライダー超銀河フィニッシュ!]

Wの蹴りが、オーズの光弾が、フォーゼの斬撃がオメガを一気に追い詰めた。

[ファイナルアタックライド ディディディディケイド!]

最後に俺の蹴りがオメガを貫いた。

 

 

 

 

オメガは、爆散した。

こうして、彼らの財団Xとの戦いは一時的であったが、終焉を迎えた。

士「海東、俺はこれからも旅を続けるが、お前はコソ泥を続けるのか?」

海東「ああそうさ。ちなみにネオディケイドライバーを貰う時に交換条件があってね。君のケータッチをもらったよ。」

士「お前…」

 

 

 

明日登呂「というわけで、ネオディケイドライバーを…」

ヨーク「大丈夫ですよ。むしろ、私はケータッチの方が欲しかった。それより、次の計画を。」

明日登呂「はい、その事なら既に彼が動いています。鹿島彰人が…」




皆さま、読んでいただきありがとうございます。津上幻夢です。この小説はウォーズやフォース、ワードと違い20話前後の小説ですが、お楽しみ頂けたでしょうか?
この小説は一応この回が最終回です、がまだ少し続くかもしれません。
このディケイドの小説、実は自分のとあるオリジナルライダーの最終回の裏側を書く為に書いた小説です。その裏側は12月投稿予定です。それでは皆さん、また他の作品で


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