【完結】精霊になって好き勝手生きてたら竜の王様と結ばれた (榊 樹)
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本編
妖精王


多分、二、三話で終わります。

NTRと言っても、史実のランスロットについてなので、心配はしないで下さい。主人公は寝取りも寝取られもしません。

・・・・・・寝取られた後の王様と結ばれても、NTRにはなりませんよね?


水の精霊、湖の乙女、果てには妖精王などと言われ出したのはいつ頃からだろう。

 

気付けば男から女・・・・・・というか、人間ですら無くなって、森でスローライフを満喫していただけなのに。

 

外を霧の結界で覆われたこの森に人は住んでいないが、自然豊かだし動物達も割と平和に生きてる。人型は俺一人しか居ないが、動物の声も聞こえるし、自惚れという訳では無く、事実、皆に好かれているから寂しいと思った事は一度もない。

 

と言うか、人間にはうんざりしてる。

 

何時だったか。まだ、この森が霧で覆われる前の話だ。

 

 

 

 

俺が目覚めたのは、今現在住んでいる浅い湖の中心にある大木とその根元を元にした島のような陸地だった*1

 

その大木*2の中身をくり抜き、中を家に改装して住んでいる。あ、きちんと大木自身に許可を取ったというか、そうしてくれと頼まれたからやっただけだから。なんか、その方が何かと都合が良いんだとか。

 

そして、この森の植物となら会話出来るらしい俺は、この大木改め、ウォーロッドさんにいろいろと教えて貰った。

 

 

俺がどういった存在なのか、どんな事が出来て何をすべきなのか、後は普通に森での生き方とか。しかし、そこまでシリアスの事があったり、大それた使命がある訳でも無い。

 

要はこの森の守護者として生きていかなければならず、それが出来たら後は好き勝手してもいいとの事。

 

まぁ、守護者と言っても俺はこの森があるからこそ存在出来るらしく、無くなれば俺は消えてしまうらしいし、この森を出てもそれは同じ。生きる為に必要な事だ。その為の力もある訳だから喜んで引き受けた。

 

 

それからどれくらいの月日が経ったかは分からないが、ある日一人の怪我を負った人間がやって来た。治療をして何があったのかと聞けば、この森に一番近い国が何処かと戦争をしているらしく、劣勢状態に陥り、何処からか俺の噂を聞き付けて藁にもすがる思いで逃げ延びたとか。

 

まだ負けてはいないが、それも時間の問題だそうな。

 

正直、戦争なんて・・・そもそも無意味な命の遣り取りは大嫌いだし、手を貸すのも嫌だけど、それ以上にこの森が危険に脅かされるのはもっと嫌だった。

 

だから、妥協案として資格があるかどうか、つまり俺が納得出来る人間性かどうかを判断してから、彼が持っていた剣に力を授けて、この森に被害を与えないと約束させて帰らせた。

 

 

それから暫くして。

 

その人間がお礼を言いにやって来た。どうやら無事に勝利を収めたらしく、暫くは平和が訪れるだろうとの事。

 

良かった、と安堵したのも束の間。その人間が急に膝を着いて、頬を蒸気させて告白して来た。

 

私と結婚してくれ、と。

 

 

無論、即座に断った。その人間は確かに見た目は良いが・・・しかし、男だ。この身体になってかなり経ち、ウォーロッドさんに言われて、一人称もこの頃には口に出す分には『私』になったが、実は精神はそこまで変化していない。

 

動物や自然としか関わってこなかったからか、中身は殆ど前世のままなのだ。

 

男の娘ならまだしも、普通にイケメンな王子様風の騎士だ。俺にそんな趣味は無い。それに俺はここからは出られないし、仮に出れたとしても出る気がない。滅茶苦茶気に入ってるのだ、今の生活を。

 

だが、名前すら覚えていないその人間は「また来ます」とだけ言い残して去って行った。二度と来るな。

 

後日、マジで来た。

そして告白されて、条件反射の如く即座に断った。

 

 

そんな不毛な遣り取りを何度か繰り返したある日、何やらいつもと違った雰囲気でやって来て、かなりの決意が篭った眼差しで告白された。まぁ、断ったけど。

 

どうしてそんな決意を抱いていたのかなんて、その時は分からなかったけど、男は不思議な事にその日以降は来なくなった。

 

後で植物や動物伝てに聞いてみると、どうやら結婚したらしかった。これで漸く開放されるのかと思えば、やっと肩の荷が降りる。末永く幸せになって欲しいものだ。

 

 

 

 

それからまた暫くして、別の人間がやって来た。どうやら、前に来た人間が過去の者となるくらいには時間が経っており、言い伝えを頼りにやって来たのだとか。

 

その人間が男で、態々こんな場所まで徒歩で来た理由が、戦争に勝つ為に前の剣だけでは足りないのでもっと力が欲しい、という事から前回のような告白をされるのではと頭を過ぎったが、そっちはそっちで断ればいいだけの話。

 

そんな訳で試してみて問題は無かったので、さっさと武器に力を与えて帰した。

 

 

すると案の定、何日かして礼を言いに来て、顔を赤くしながらモジモジしだした。正直、気持ち悪いとしか感想が出て来なかった。ムキムキマッチョマンの赤面とか誰得だよ。

 

そこから始まる、長きに渡る告白とお断りの応酬。この世界の男はアレか。メンタル強い奴ばっかなのか?

 

最初の数回ならまだしも、後半からは俺自身も引くくらいにはかなり冷たい態度を取ったんだが、全く引く気配が無い。寧ろ、なんか罵倒する度に頬が心做しか赤くなってたし・・・。

 

しかし、そんな変態も前回と同じように結婚してからは来なくなった。出会っただけの俺に求婚してくるから、ヤリチン野郎ばかりかと思ったけど、キチンと自分の奥さんを裏切らない誠実な紳士ではあったようだ。そこは少し見直した。

 

 

 

こんな感じで定期的に戦争の手を貸して欲しいやら、力が欲しいだの、そんな理由でやって来ては試してから力を与えて帰してを繰り返した。

 

その間にこの森の周囲で国が出来たり滅んだりを繰り返したりもした。この辺りから、水の精霊とか湖の乙女とか言われるようになった気がする。*3

 

偶に武器とか力とか全く関係無しに俺が欲しい、とかイカれた理由でやって来る奴は丁重にお断りしたが、どいつもこいつも引きゃしない。そんな奴に限って、見た目も悪ければ性格も最悪。首を縦に振る理由が無い。金やら食料、財宝を積めば何とかなると思ってる。

 

こういう奴は本当に嫌い。大嫌い。俺が求めてるのは今の生活とこの森だけで十分だというのに。挙げ句の果てには自分の思い通りに行かないと分かったら実力行使。

 

道が整備されてないからあんまり数は居ないけど、それでも重武装なのが数十人は居る。そんな奴らが森を行ったり来たりしたら、必然的に自然が壊されていく。しかも、その事を何とも思ってない。それが余計に俺の神経を逆撫でした。

 

 

いい加減に我慢の限界で力を奮って追い返した時があった。すると、数ヵ月後にこの森に軍隊を寄越しやがった。しかも、俺が与えた力の宿った武器まで持ち込み、おまけに森に火を放ちやがった。

 

この時点であの人間共に対する容赦の二文字が完全に消え去った。

 

 

俺は森から出られない。能力も森の外では使えないが・・・森の中なら殆ど全てを見渡せるし、基本的になんでも出来る・・・と思う。

 

最初にした事は動物達の頭の中に警告を出して避難させる、同時に風と火を操って燃え盛る炎を全て増長させて、別方向から侵入しようとした軍隊に返した。

 

 

そこからは阿鼻叫喚の地獄絵図。あっちもこっちも人間が燃え、悲鳴を上げながら真っ黒焦げになって崩れ落ちて逝く。敵の戦意が喪失していくのを感じつつも、離れた場所から一際大きな力を感知した。

 

俺が渡した力を使おうとしているのだろう。本当、恩知らずもいい所だ。

 

 

元々燃えていた森の一角に極太のビームが襲い掛かってくる。クソ野郎とは言えども、アレを使い(こな)すとは中々やるな、と少し感心してしまった。だが使い熟せたからと言って、なんだと言うのだろうか。

 

俺は森の外に干渉する事は出来ないが、何も出来ない訳では無い。

 

例えば、森の中と外の境界線で小石を外の標的に向けて投げたとする。その石は物理法則に従ってそのまま放物線を描いて飛んで行き、コントロールが良ければ命中する。

 

そういう風に俺は森から出られず、能力も外で発生させる事は出来ないが、森の中で発生させた物なら外に干渉が可能だ。

 

 

そんな訳でビームを反射させて、そっくりそのままお返ししてやった。結果として、ビームの発生源辺りに居たのは一人残らず蒸発した。

 

普通ならあれ程の物を簡単に返すのは無理だろうけど、元は俺の力だ。使い方は誰よりも熟知してるし、力の源が変わっただけで覆るものでも無い。それ相応の力があり、コツさえ掴めば誰でも跳ね返せる。

 

何より、相手はただの人間。

精霊王の俺が負ける道理が無い。

 

序に総大将も討てたのか、敵は混乱の極みに陥っていた。そこら辺の岩を浮かせて飛ばす。投石の要領で飛んで行き、次々に血飛沫が舞い、残りが数十人になった所で攻めの手を止める。

 

これだけしておけば、残った者がこの惨劇を伝えて、もう近付く事も無いだろうと思っての事だ。

 

 

(ついで)にこの時に霧の結界を張ることにした。効果は外から中への攻撃をある程度まで無力化するのと、入って来た人間が迷って入り口に戻るというもの。そうそう、この時に『霧の森』なんて言われ方もしだしたんだっけ。

 

あんな奴らにもう力を渡す理由とか無いし、それなりの数の力を授けた武器を既に渡したのだ。それで我慢して欲しいものだ。

 

 

 

 

と、まぁ以上が人間を疎ましく思ってる理由で、それ以降はこの森に人間はやって来ていない。正確には来てはいるが、ここまで辿り着けていない。俺が許可した奴しか入れない仕組みになってるからな。

 

霧の結界と言っても、霧に覆われているのは外からそう見えるだけで、ある程度中に入れば普通に霧が晴れて見えるので割と快適。再び、動物と戯れたりしながら、のほほ〜んとした時間を過ごしていた。

 

あ、求婚といえばアレだ。ウチの森に居るユニコーン。

 

あの処女厨どうにかならんもんかね?事ある毎に俺の貞操を狙ってくるんだよなぁ。あんなデカイの入る訳無いってのに、しかもド下ネタ好きだし・・・。見た目とのギャップが激し過ぎて幻滅しまくったわ。

 

そう言えば先日、東の森の狼の一族の長に子供が生まれた。あの長の(つがい)、もうかなりの歳だと思うんだけどよく頑張るなぁ。

 

今日も今日とてハッスルしてたりしてね・・・いや、覗きませんよ?

 

あ、最近気付いたんだけど・・・・・・なんて言うか、妖精?みたいなのがこの森に出現しました。ウォーロッドさん曰く、俺の力が一定以上増えて、溢れ出した力を元に生み出されたんだそうな。つまり、俺の子供のようなものだと。

 

最後の一言は要らなかったと激しく抗議したい。

 

 

妖精も気付けば増えてたり、色んな形をしたのが居る。例えば、小人に羽根が生えて全身が光って球玉みたいに見えるのだったり、羽根が無くて文字通りの小人みたいなのだったり。ただ共通するのは気付けば居なくなったり、突然現れたりと神出鬼没な所と力が大して無い事。あと、悪戯好き。

 

てか、森の中を見渡してみたらあちこちに軽く千は居るんだよな。そして、俺はそれらの母だと。

 

・・・唯でさえ、動物達に母と呼ばれてるのに、これじゃ正真正銘のグランドマザーだな。あの変態ユニコーンも母と呼ぶけど、近親相姦になるじゃんってツッコンだら、寧ろ興奮するって言って襲って来やがった。

 

襲われそうになってつい力を使った訳だけど、流石に申し訳無く感じて介抱した。唯、それをいい事に股間を擦り付けて来た時は再び力を使って握り潰しそうになったけど、何とか抑えてカチコチに凍らせておくに留まらせた。

 

ガチ泣きして来たので溶かしてやったが、ちっとも懲りてない。溶かしてやった瞬間に「ヤッフーい!処女が俺を待ってるぜー!」って言って森の外へと駆け出して行った。いい加減、この森を出禁にしてやろうかと本気で考えたものだ。

 

余談だが前に好奇心で酔わせて聞いた事があるんだが、実はアイツ童貞だったりする。理由はこの森に人間の女が来る事が滅多に無い、て言うか一度も無いというのもあるが、一番は入らないんだ。ナニがナニに。

 

いや、冗談とかじゃなくて、アイツのはマジでデカいからな。外に出て別の森で女を待ち伏せしてるって聞いたけど、未だに一度も成功していないらしい。挿入()れようとする瞬間までは持って行けるが、その後がやっぱり入らないんだと。

 

まぁ、当然と言えば当然である。そもそもアイツは馬だ。元の平均が人間の比にならないのに、処女相手に入る訳が無い。しかも、馬の中でもアイツは一際デカいらしい。そして何故か馬からモテるのだが、どうして同族に求めないのか、と聞けば後が怖いとの事。

 

よく分からんが、彼なりに思う所があるという事だろう。

 

 

 

 

この森が平和と言っても外が平和な訳では無く、普通に戦争してたりする。最近はこの森を不気味がって人間も近付かないで居るがそれでも偶にやって来る。

 

力はそれなりに渡したのにまだ何かを求めるのかと不思議に思い、植物達に外の状況を聞けば、何やらトンデモ部族が攻め入って来てるのだそうな。

 

ユニコーンを初めとした動物達にも聞いてみたが、割とマジでヤバい奴等らしく、俺の渡した力を(ふる)ってもギリギリこちらが劣勢になるのがいい所レベルにイカれてるらしい。

 

しかも、数が無限と思えるくらいに多い。

 

このままでは近い将来、この森にまで被害が及ぶ危険性がある。いや、別に負ける気も無ければ、苦戦する事も無いだろうけど・・・やはり、数が問題だ。無限と思えるくらいの大軍による波状攻撃とか面倒臭過ぎる。

 

人間は正直、あまり好きじゃないが、今回は攻めてくる方が完全に悪いらしい。理由が戦う快楽を求めて、とかそんな巫山戯た理由だし。

 

しかし、今まで通りに無闇矢鱈に力を渡しても攻め込んで来た奴ら以上の力を持った者達が更に攻め込んで来ないとも限らない。

 

そこで俺は考えた。そうだ、人間の子供を育てよう、と。

 

 

実を言えば、渡した俺の力を人間達は十二分に扱い切れていない。そもそもが人間一人には大き過ぎるのだ。そこで、俺自らが指導してやり、一世代は上手くやれるレベルまでに育て上げるという計画だ。

 

他の力を与えた武器、確か今は『聖剣』なんて呼ばれてるんだっけ?そっちは適当に選ばれた者の頭の中に、武器に授けた力経由で説明書でも送り付けてやろう。教えるのは一人で精一杯だし、何よりも面倒だし、人間をこの森にあまり招き入れたくもない。

 

そんな訳でユニコーンに天涯孤独で将来有望そうな都合のいい子供を攫って来てもらった。霧の結界は人間のみでは無理だが、俺が許可を出したこの森の動物達となら中に入る事が出来るようになっている。

 

その子供が男という事もあり、当初は渋っていたユニコーン。交換条件として、いい夢見せてあげる、と言えば爆走して行った。

 

大方、俺が相手をしてくれるとか阿呆な事を考えているのだろうが、そんな事をしてあげる訳が無い。

 

 

戻って来たユニコーンを湖の外に連れ出して「ふへへ、青姦とは中々に洒落乙ですなぁ。む、草原ですかな?これは開放感が抜群!」とか抜かしながら、股間のユニコーンをいきり勃たせて迫って来る変態の頭を撫でてやる。すると、途端に糸の切れた人形のようにその場に崩れ落ちた。

 

数分後、ダラしない顔でユニコーンのユニコーンをビクビクさせる変態。今頃、夢の中では処女でお前のが挿入(はい)るくらいにガバガバとか言う、矛盾を体現したエロ同人に出て来そうな美少女と宜しくヤッている事だろう。

 

ほれ、いい夢見せてやったぞ。感謝しろ。

 

 

(馬だけに)馬鹿は放っておいて、現在は眠ってる人間の子供だ。起こしてから、これから修行するぞ(要約)と伝え、その日から修行の日々は始まった。

 

俺が『湖の乙女』と言うのが余程効いたのか、なんか神聖視されてる気がするが・・・まぁ、いいか。

 

 

修行の内容は適当に剣を振らせ、なんか変な所があれば指摘して矯正したり。ある程度様になれば、俺の力で攻撃し、それに剣一本で命懸けで対処してもらったり。

 

冷静に考えてみれば、俺は剣に関して握った事も無い素人だから、教え方とかよく分からんかった。でも、なんやかんやで上達してたから、才能って恐ろしいよな。

 

 

あ、そうそう。途中で夢から醒めたユニコーンが突撃して、猛抗議して来た。

 

何やら、目覚めた瞬間に発情した雌馬の群れに囲まれていたらしく、もう少しで襲われていたとか*4、あんな貧相な少女じゃなくて、母のようなムチムチで豊満な方が俺好みだとか、相も変わらずぶっ飛んだ事を抜かしやがった。

 

デレデレな寝顔してた癖に何言ってんだコイツ。しかも、子供の目の前で。

 

教育に悪い、とリトルユニコーンをまた凍らせてやった。三日後には溶けるからそれまで反省しておけと言って帰らせた。

 

 

 

それからはいろいろあったが、子供もだいぶ成長して、今や成人と言っても差し(つか)え無い歳までいった。まさか、ユニコーンの奴があの子供に変な知識を吹き込んだ事には驚いたけど。

 

その所為でここ最近、その子供にそういう目で見られるようになったから、とっとと森から国に追い返した。その前日にちょっとイラッとしたからって、EDに成る程のNTRモノの夢を見せたのは要らん事したなとちょっと反省。

 

詫びの気持ちと国までの足として、念の為に一匹の白馬も同行させた。その国の王への土産にでもすれば、それなりの地位は貰えるだろ。そして、綺麗な嫁さんでも貰って、他の男共同様に俺の事なんか忘れて末永く幸せになって欲しいものだ。

 

ユニコーンには夢ではあるが、罰として数百の雌馬に襲われる夢を見させた。後日、流石に堪えたのか、数ヶ月単位で焦燥仕切っていた。

 

何故、今まで思い付かなかったのかと、若干の後悔とやり過ぎたという罪悪感。まぁ、また何かしたら同じ事をするけど。

 

 

 

 

時が経つのを少しだけ早く感じるようになった。よく長寿の者が一年なんて一瞬、とか言うけど正にその通りだな、と最近は思うようになった。

 

あの人間の子供を送り出して数年、いや十数年?植物伝てに聞いた話だと、あの子供は湖の騎士とか円卓一の騎士とか呼ばれて大活躍しているらしく、戦争もこちらが優勢なんだそうな。

 

これなら、順調に行けばあと数年で決着は着くだろうと思われる。

 

 

懸念材料が無くなった俺は今日も今日とて、皆と戯れながら平和な日々を過ごしております。ユニコーン?知らない変態ですね。今頃、夢の中で(馬の)ハーレムでも堪能してるんじゃない?

 

母に対して、淫夢を見せるからサキュバス、なんて失礼極まりない事をほざく馬鹿にはこれくらいが丁度いい。夢の中で逝ったら醒めるようにしてるから、召されるまでヤッてろ。

 

 

そんな何気無い日常を謳歌していた時の事だ。久方ぶりに外から森に入って来る人間の反応を感じた。

 

迷って外に出るだろうと思ったが、なんと真っ直ぐにこちらへ向かって来た。千里眼*5で見てみると、豪華な装備を装着してはいるが、いつかの子供に同行させた白馬が怪我をした人間を乗せてやって来ていた。

 

 

「・・・あれま」

 

 

いやはや、何百年ぶりに本気で驚いた。ここの動物達は外で人間に関わる事はあっても、この森へ連れて来る事なんて無かった。他ならぬ俺が人間を嫌っているからだ。

 

あのユニコーンですら、外でしか人間とは関わりを持たず、中へは連れて来ない程にそれは非常に珍しい出来事なのだ。

 

あまりの衝撃にウォーロッドさんの根元で暫く呆然としていると、我に返った時には湖の水辺に件の人間を背負った白馬が居た。

 

慌てて水面をスケートのようにスイィーと滑り、向こう岸に到着。

 

 

「どうしたの?この人間は?」

 

問い掛ければ、応えてくれた。動物達の大半は人語を話せないが何を考えているのかは相手が伝えようとしてくれれば、俺に伝わる。

 

 

「そう、貴女の主なのか。え・・・ふふっ、今は『ラムレイ』と言うのだな。立派な名前を貰ったね」

 

 

名、か。それを素直に受け入れてるようだし、余程の信頼を抱いているのか。それにしても・・・・・・。

 

 

「ところで、その、ラムレイ。あー・・・どうして、黒いの?」

 

 

毛が白く、身体を白銀の鎧と黒いマントで覆われていたから気付かなかったが、よくよく見れば白馬ではなく、黒馬になってる。

 

いや、ホント何があったの?

 

 

「『男は黒に染まる』?・・・え、あ、あぁ・・・・・・そう」

 

 

まるで意味不明だけど、本人(本馬?)が気にしてないようだから深く聞かないでおこう。聞いた所で理解出来る気もしないし・・・。

 

乗っていた人間を見ると力無くラムレイに(もた)れている。ラムレイ曰く、傷が酷いから早く治療をして欲しいとの事。

 

 

急いでウォーロードさんの根元の島まで抱え・・・たかったのだが、上手く出来ず湖に浸かって浮力を利用して運び、水際に首から上だけを出して寝かせる。すると、ラムレイの主の傷口から薄緑色の光が淡く輝き出した。

 

俺がウォーロッドさんの木の中に住んでいた理由の一つとしてこれが挙げられる。ウォーロッドさんの中を俺の力で満たす事で、その力がウォーロッドさんに吸い取られ、それが湖へと流れ出て行く。

 

そうする事で長い年月を掛けて、時間を掛ければどんな傷でも治せる癒しの湖となるのだ。傷を負った動物達も偶に浸かって傷を癒していたりする。

 

因みに滅茶苦茶綺麗なので飲料水としても使用可能。

 

 

「癒すには直に触れた方がいいから、鎧を脱がすね」

 

 

本人は意識を失っているが、念の為の確認。

 

躊躇ってる理由として、このラムレイの主がビックリするくらいのナイスバディの美人であるという事。自分の身体には欲情しなくなったが、他者のは初めてだからここまで動揺するとは思わなかった。

 

しかもなんだ、このけしからん服は。服というか、ハイレグか。角度がエグ過ぎるし、下乳丸出し、おまけにへそ出しで見てるこっちの方が恥ずかしくなる。全く、けしからんですよ。

 

とは言っても、いつまでも恥ずかしがってる暇は無い。赤面する顔を隠したいのを我慢しつつ、服に手を掛けていく。今ここにユニコーンが居なくて本当に良かったと思う。

 

 

「ん・・・これ、どうやって脱がすのが正しいんだろう?」

 

 

何処からでも良さそうだからこそ、何処から手を付ければいいか分からない。

 

取り敢えず、鎧から剥いでみるとその下に隠れていた光景に軽く絶句してしまった。大怪我をしているがそれでもこうして見ると本当に綺麗な身体だ。どうしても胸に意識がいくのは、悲しい男の性なのだろうか*6

 

 

「うおっ、この布凄い伸びる」

 

 

試しに胸辺りのセーターのような布を引っ張ってみると、伸縮性は抜群だった。と思ったら、縮む力が少し強くて手が滑ってしまう。伸縮性故に布が元に戻ろうとするが、胸が大き過ぎて、胸部の布が上に押し寄せられた。

 

そして、ブルンと躍動して剥き出しになる男の夢。その中心には大き過ぎず小さ過ぎず、形の綺麗なピンクの可愛らしくもエッチな乳首が存在を主張していた。

 

 

「・・・・・・」

 

 

あ、鼻血が。

ダメダメ、怪我人なんだから、きちんとしなければ。

 

なんとか自制しようとするがどうしても目が胸に行ったり、ちょっと触れて感触を楽しんだりと割と好き勝手にやりつつも、なんとか上半身は脱がせれた。

 

あの胸は凄い。軽く揉んだだけで指が沈み、押し返して元に戻ろうとする弾力も中々のもの。いつまでも揉んでいたい、心からそう思いました・・・・・・ごめんなさい。

 

 

続いて下半身。

こっちは上半身と繋がっているので上から下げればいいだけ。既に脱がしている部分を持ち、怪我に触らないようにスルスルと残りも脱がしていく。

 

上から下へと、次第に顕になっていく魅惑的なボディライン。程よい筋肉でキュッと引き締まったクビレに、ムチムチで胸と同じくらいの魔性とでも言う程の太腿。そして、その間に聳え立つ立派なおちんぽちょっと待って。

 

 

「・・・・・・、・・・・・・・・・・・・え?」

 

 

んんんん???

待って、本当に待って。あまりにも目の前の光景が未知過ぎて脳の処理が追い付かない。

 

えーと、まず目の前にあるのは・・・えっと、その、つまり、男性器だ。うん、凄く立派・・・・・・って違う。

 

男性器があるって事はこの人は男・・・なんだよね?え、でも胸がある。うむ、ピンッと勃起した乳首が実にけしからん・・・だから違う。

 

 

「あー・・・うー・・・・・・うんんん?・・・・・・あ、視てみれば分かるかも」

 

 

視る、というのは俺の本来の力というか、元からあったもので森の中に居る庇護する対象と認識した者に対し、その者を意識すれば、身体的情報を頭に流れ込ませる事が出来る。前の子供の訓練も割とお世話になった。

 

これで見えない、つまり内側の病気や怪我に気付く事も出来る。

 

本来、人間に対して護るなんて感情は湧かないがこの森の、しかも俺の尻拭いを任せてしまったラムレイの主だ。

 

加えて、今は息も絶え絶えの死に体。精神が殆ど変わっていない今の俺に見捨てるなんて事は出来なかった。

 

そんな訳で視てみたのだが。

 

 

「えーと、性別は・・・雌?・・・あぁ、人間も女とかじゃなくて、そういう表現になるのか。女性器もきちんとある。で、これは・・・え、ちょ、は?」

 

 

次々に流れ込んで来る情報を整理していると、驚くべき内容を見付けた。

 

見た目は完全に人の形をしているが・・・この人、半分が竜だ。死んでも可笑しくない状況で尚も生きている理由はコレか。人間だと当の昔に確実に死んでいるしな。

 

 

「竜人って事?え、そもそも竜なんて居たの?」

 

 

この森もいい加減ビックリ動物がわんさかいるし、蜥蜴の凄いバージョンも居るが流石に本物の竜は居ない。おまけに『ふたなり』なんていう両生類?は植物程度しか居ない。しかも、竜人って事は竜と人の間に生まれたと言う事。

 

素朴な疑問なんだけど、それナニがナニに入るの?馬ですら躊躇うのにその何倍もデカいヤツが?あ、逆ならいけるか。でも、それってかなり凄い性癖だよな・・・・・・アカン、ユニコーンに毒されてる気がする。

 

コレ(ちんぽ)に関しては一先ず置いといて、取り敢えず全部脱がすか。

 

 

「・・・・・・・・・」

 

 

寝かせている傾斜は45度くらいはあり、ラムレイの主は長身だから、腰が結構下の所にある。だから、水面までそれなりに距離があるんだけど・・・。

 

 

「・・・水面ギリギリにちょこんと先っぽが顔を出してる。心無しか尿道がパクパクしてるような・・・・・・いや、見なかった事にしよう。・・・・・・・・・それにしても逞し過ぎるというか、ちょっと自信無くすなぁ」

 

 

元男だったのに分類上は女になる人に負けるのは・・・なんて言うか、こう、来るものがあるというか。それに位置的に水面にかなり顔を近付けないと脱がせられない状況な訳で。

 

目と鼻の先にバキバキに勃起して、ビクビクしてるおちんぽがあるのは・・・・・・うーむ。生物は死ぬ危険を感じると遺伝子を残す為に発情すると聞くが、こんな瀕死の状態でもここまでビンビンに出来るものなのか。

 

いろいろと目のやり場に困るなぁ。・・・・・・赤面してるのはおちんぽを見たからでは無いと声を大にして言いたい。

 

 

「・・・・・・はぁ、漸く脱がせられた」

 

 

予想外の出来事に思った以上に時間を掛けてしまったが、何とか全て脱がす事が出来た。

 

鎧は力を使って洗ったり磨いたりするとして、この服*7は・・・・・・うーん、取り敢えず洗って直しはするけど、この格好で過ごさせるのもなぁ。

 

まぁ、その辺は後で考えるか。ラムレイの主が半分は竜であり、そこら辺の生物よりも自己回復能力は高いから、この傷なら順調に行けば大体あと数日で外傷は完治するだろう。

 

 

「そういう訳だから、もう大丈夫だ。ラムレイ、お前の主は助かるよ」

 

 

水面を歩いて主が寝てる島の陸に立ち、ずっと心配そうに主の顔を覗き込んでいたラムレイにそう言うと見るからに安堵した。俺が言うのだから大丈夫なのだ、という信頼は嬉しくもあるがむず痒くもある。

 

そして、感謝を伝えるかのように頭を擦り付けて来たので撫で返してやる。

 

 

「現状、出来る事は無いし、この人の世話は私が責任を持ってしよう。だから、もう行っていいよ。あの馬鹿もそろそろ夢から醒めるだろう。私の尻拭いをさせてしまって、すまなかったね」

 

 

そう言って、手を離してやると何処かルンルン気分である者の元へと駆けて行ったラムレイ。そのある者とは・・・

 

 

<長い夢を・・・見ていた。母よ、幾ら何でも逝くまでは酷いと思います。

 

<・・・久しぶりね。

 

<ん?・・・・・・誰だ?

 

<誰とは随分なご挨拶ね。幼馴染の顔を忘れたの?

 

<は?アイツは白馬だぞ。お前みたいな黒馬な訳・・・

 

<男は黒に染まるらしいから、色を変えたのよ。これも愛のなせる技ね。貴方を私色に染めてあげるわ。

 

<そ、その言い方は・・・・・・!?

 

<漸く気付いたようね。

 

<ちょ、今は本当に無理!何回イッたと思ってんだ!

 

<大丈夫よ、だから来たの。タイミングが本当に良かったわ。少しはあの円卓の薄情者共にも感謝しないとね。これでもう逃げれないわよ?

 

<図られた!?母よ!我を見捨てたもうたか!

 

<〜♡

 

<ちょ、マジでやめッ・・・・・・アッー♂

 

 

ふむ、遠くから喜びの歓声が聞こえてくる。どうやら、上手くいったみたいだ。実を言うと、ラムレイに何も無償で尻拭いしに行ってもらった訳では無い。

 

きちんとご褒美も付けていた。それがヤリチン童貞のユニコーンとの交尾。実はあの二匹、幼い頃からの仲でラムレイはずっと好意を抱いていたが、ユニコーンが何故か逃げる。

 

理由はよく分からないが、ユニコーンなりの照れ隠しかと俺は思っている。ラムレイは馬の中でも最上の美馬らしいし。

 

普段からモテモテなのに未だに童貞だったアイツは、何やかんや言って幼馴染の事を一途に好んでいたのだろう。しかし、素直になれずに逃げ回っていた、と。

 

全く、少し見直したぞ。ちょっとした詫びに俺が恋のキューピッドになってやったって訳だ。

 

 

<何やら凄い見当外れな理由で好感度が上昇した気がする・・・・・・って、そんな事よりもこれだと身体の構造上、俺が襲わない限りは無理じゃね?

 

<大丈夫、解決策はある。

 

<いや、何も大丈夫じゃないんですけど?

 

<何処ぞの糞みたいな魔術師から、置換魔術なるものを見て覚えた。コレをこうすれば・・・

 

<ちょ、待て、凄く嫌な予感が・・・

 

<私と貴方の性器を一時的に交換出来る。

 

<何て事してくれてんだテメェー!!いや、マジで何て事してくれてんの!?

 

<さ、ヤるわよ。たっっぷりと注ぎ込んであ・げ・る♡

 

<分かった!ヤるから!だから、自分のでヤラれる側になるのだけは嫌だ!・・・傍から見たら俺の滅茶苦茶デケェ!?挿入らないって!そんなの挿入るわけないって!

 

<大丈夫、私の性器は貴方の意思に関係無く、貴方に即堕ちしちゃってる。だから今頃、貴方の身体の一部になれて歓喜に震えてるから、すんなり入るわ。勿論、処女も貴方に上げるわ。色んな意味で

 

<何一つ喜ぶ要素も安心出来る要素もないんですけど!?あ、やめ、覆い被さらないで!初めては美しい人間か母だって決め・・・・・・アッー♡

 

 

新しい生命の誕生を感じる。

また子供が増えてしまったな。

 

さて、あっちは大丈夫そうだし、今出来る事をしておかなければ。

 

 

 

 

ラムレイの主が傷を癒し始めて丸一日が経った。外に出て彼女が眠っている所まで行くと、流石は竜人と言った所か。もう外傷はほぼ完治している。

 

傷が完治してるとは言っても意識は無いようだが魘されているのか、何処か苦しそうに唸っていた。

 

そして、視線を下に持って行くと昨日よりも大きくなって、亀頭が完全に水面から顔を出しているおちんぽが目に入り、思わず溜め息が出てしまう。

 

 

「はぁ、やっぱりか・・・」

 

 

昨日の身体を視た時点で気付いていた。彼女の傷の殆どは竜にとって猛毒にの・・・・・・多分、竜殺しみたいなのが原因だった。竜だからこその回復力で生き長らえているが、竜だからこそ苦しみから解放されないでいた。

 

幸い竜人だからなのか、その効果は十二分に発揮しておらず、外傷の回復まではなんとかなった。回復したのが俺の力の一部というのも恐らくは起因しているだろうけど。

 

しかし、外傷が治っても呪いと言ってもいい竜殺しの効果は未だに生きているみたいで内側から身体を蝕んでいる。このままいけば死ぬ事は無いだろうが、長い間内側を引き裂かれるような痛みに耐えなければならないだろう。下手をすれば、このまま目を覚まさないかもしれない。

 

ウチの湖は傷を治す事は出来るがそれ以外は無理だ。呪いを解いたり、病気を治したりとかは出来ない。

 

・・・実はこの呪いの解呪の仕方は昨日の時点で分かっているし、昨日の内に出来ない事も無かった。ならば何故やらなかったのか、と言われれば踏ん切りが付かなかったとしか言えない。

 

だって、だってさ。もう分かってるかもしれないけど、その方法は・・・その・・・・・・射精・・・する事だ。

 

 

ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!

なんッッでやねん!!

 

声を大にして、竜に言いたい。この変態種族共が!貴様らはユニコーンかッ!

 

ふぅ、少し落ち着いた。

 

 

もしかすれば、次の日には目を覚まして自分で処理してくれるかも・・・なんて希望に縋っていた訳だが腹を括るしかなさそうだ。視た時に好奇心から、呪いの疑似体験をしてみたんだが、あの痛みを常時受けるのはかなりヤバい。

 

何より、ラムレイが心を許した主だ。出来れば、あまり不幸な目に遭って欲しくない。

 

 

「すぅ・・・はぁ・・・・・・・・・よしっ、シゴくか」

 

 

浮かばずに水の中に沈み、ラムレイの主の正面に行く。

身体をお腹辺りまで水中に浸け、胸がプカプカ浮いている。こういう感覚は前世で無かったから、当初は感動したけど、改めて見るとこんなにも浮くもんなんだなと思ってしまう。

 

・・・現実逃避はここまでにしておこう。

 

まずは真ん中辺りを優しく両手で握ってみる。

 

 

「ほわッ・・・あ、熱い・・・・・・え、熱過ぎない?」

 

 

どのくらいと言えばいいだろうか。触れられない程では無いが、人肌よりもかなり熱々だった。湖に浸かってるのにこの熱さ・・・挿入れて火傷とかしないのだろうか?試しに口で・・・って違う!何を考えているんだ!?

 

「んっ・・・んっ、んっ、んっ」

 

 

上下に両手を動かすというのは日常生活ではあまりしない行動であり、水の抵抗もあってか思ったよりも重労働だ。おまけに日々の行動ですら、浮かんでいたので俺の身体はかなり貧弱だったりする。

 

正直言うと、力無しではその辺の子供にだって身体能力で負ける自信がある。

 

 

「ふぅ・・・・・・んっ、んっ、んっ」

 

「うぅ・・・」

 

 

あの・・・本当にキツイんですけど。所々で小休憩を挟んでるけど、それでもまだ出てくれない。今にも出そうな程にビクビク脈を打って膨張してるのに、かれこれ数十分はシゴき続けている。

 

苦しんでるラムレイの主には悪いけど、本格的に休憩しようかと考えた時だった。

 

 

「ぅっ・・・・・・!」

 

「わわっ!」

 

 

根元の方から一気に何かが込み上げ、尿道から大量の精液がビュルルルっと出てきた。

 

勢いやその量に圧倒された俺は射精の間、ただ呆然としているしかなかった。その時間、なんと十数分以上。しかも、子種を頭から被った事により暫くの間、事態の認識を拒否してしまった。

 

結果、射精が終わるまで子種を浴び続ける事となり、気付いた時には全身子種塗れとなっていた。

 

 

「・・・・・・」

 

「すぅ・・・すぅ・・・」

 

 

レイプ目の俺の目の前には、落ち着いた寝息をたてるラムレイの主。おちんぽも取り敢えずは落ち着いたのか、ふにゃりとなってる。それでも相当デカく、下手をすれば二十センチ越えだ。

 

 

「うぅ、イカ臭いぃ。しかも、ベタつくしぃ・・・あっ」

 

 

自身の惨状を嘆いているとある事に気が付いた。いや、思い出した。それは竜の精液には催淫効果があるという事。何処の三千倍オークだと言いたい所だが、割とそれどころじゃない。

 

なんで今更思い出すとかそんな事は置いとこう。

 

正確には体内摂取だし催淫効果と言っても、ただ淫乱になる訳では無く、摂取した子種の持ち主が近付く程に持ち主に対して発情するというもの。

 

どんな者に対しても発情するってよりはマシかもしれんが、これから看病しなければならない事を考えるとそんな事も言ってられない。

 

催淫効果を治すのは、摂取した子種の持ち主の子種を子宮に注いでもらうしかない。つまり、必ず近付かなくてはならない現状下では確率的に妊娠するか、ずっと発情状態でいるか、の二択しかない訳だ。

 

しかし、摂取では無く浴びただけだし、それに竜では無く竜人だ。加えて、ふたなり。もしかすると、本来の効果を発揮し切れずに我慢が出来るかもしれない。

 

 

・・・・・・あれ?

 

摂取して発情するなら、子宮に注いでもらうっても逆効果なんじゃ・・・・・・あ、よくよく視れば子宮に注いでもらう、じゃなくて妊娠したらって意味か。

 

・・・え?それなら、ラムレイの主が療養を終えるまで常時発情or確定妊娠ってこと?でも、妊娠したって分かるとこの人の負担になりそうだから、必然的に常時発情一択になる訳で・・・。

 

見た感じ、それなりに高貴な身分っぽいし、こんなに美人なんだ。外に婚約者くらい居るだろう。

 

ふたなりだけど居るのか?

いや、ふたなりに寛容ってパターンもあるか。

 

 

あ〜〜・・・・・・ま、なるようになるか。

 

取り敢えず、身体を清めよう。

*1
と言っても、土台は殆どが木の根だが

*2
樹齢千年は生きてる

*3
処女精霊なんて巫山戯た名で言われてるらしいけど、聞かなかった事にした

*4
逃げ足は異常に速い

*5
森限定

*6
生物学上は女になるけど

*7
元の形に加えて所々が破けてるコレを服と言えるのか?




次回の後半から本番になると思います。
置換魔術について、「なんでそんな事できるの?」という疑問はスルーして下さい。愛の力です。

本来なら、ギネヴィアに憑依してブリテンの崩壊を頑張って阻止しようとしたけど、上手い具合に悪い方向に勘違いされて地下牢に幽閉され、何やかんやで史実通りに事が進み、最終的にカムランの丘にて、生き残ったアルトリアが勘違いに気付いて罪悪感からヤンデレになる・・・という話にしたかったんですけど、設定やら話やらが思い浮かばなかったのでボツになりました。

実は女だったベディヴィエールに憑依なんてのも考えましたが、同じ理由でボツ。

それよりかはあまり直接的には関わってない湖の乙女の方がやり易く、こうなりました。完全にオリ主みたいな存在なので史実は宛てにしないで下さい。アルトリアが既に大人になってたり、竜人設定に関しては後ほど。


大雑把ですけど、主人公の能力は自身の森が存在する限り、その中でのみ非生物に対して絶対的な干渉を可能にする、という能力です。反射は空間を捻じ曲げただけです。空間は生物ではないので(暴論)

聖剣に関しては作られ方がよく分からなかったので、アーサー王伝説に出てくる七、八割は湖の乙女産にしました。大して関わって来ないし、聖剣の能力は大体同じなので、あまり気にしないで下さい。


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竜の催淫はしゅごい

タグにはありませんけど、キャラ崩壊が起きます。
また、アーサー王伝説にわかなのでなんでやねんとツッコミたくなったり、辻褄が合わない所や矛盾だらけな所があります。苦手な方はお戻り下さい。

大雑把に言えば、前半はアルトリア、後半は精霊王視点となっています。


『お前は終わりだ』

 

 

それは白き竜であった。祖国を攻め滅ぼさんと兵士達を送り込んで来た張本人。

 

【⠀卑王ヴォーディガーン⠀】

 

今まで数多の敵を屠って来た聖剣の力が通用しない。剣技で応戦しようにも体格差が有り過ぎて意味をなさない。

 

そもそもタイミングが最悪だった。今までに無い程の大量の兵士と激戦を繰り広げた後に現れた巨大な白き竜。消耗し切っている状態では幾ら円卓の騎士と言えども限界があった。

 

ガウェイン卿が地に伏せている。たった一撃で、あのガウェイン卿が戦闘不能にされた。応戦していた円卓の騎士を除く他の騎士達は肉片一つ残らず蒸発させられた。

 

私がこうして立っていられるのは聖剣と、何よりも鞘の加護があるからと言っても過言ではない。

 

応援も期待出来ない。他でも未だに侵略が続いている。恐らく、今回で決めるつもりなのだろう。総力戦というやつだ。

 

そんな嘗てない強敵に私は一人で立ち向かった。ここで私が倒れれば、全てが終わってしまう。ここで挫けるのは守ろうとしたモノを自ら手放すのと同義。撤退の二文字など端から存在しない。

 

 

死に物狂いで喰らい付いて行き、遂にまともな一撃をお見舞いする事が出来た。そこから噴き出す血飛沫。もう、それを避ける力も残っていない。剣を突き立て膝を着く。頭に大量の竜の血が降り注ぐ。

 

限界だった。身も心も摩耗しきっていた。

 

それでも負ける訳にはいかない、と自身を奮い立たせ立ち上がる。同時に視界に映るのはヴォーディガーンの巨大な竜の右手。

 

 

そこからの意識が無い。

 

 

気付けば、眼下には虫の息となっている白き竜。全身が血だらけとなり、まるで赤き竜のようだった。

 

そんな呑気な事を考えていると、ふと視線がやけに高い事に気付く。自身の身体を見れば、原因を一目で理解した。

 

それは竜だった。

赤い・・・竜だった。

 

『これ・・・は・・・』

 

 

呆然とする私に白き竜は息も絶え絶えになりながら、独り言のように語り掛けて来る。

 

 

『我を殺した所で・・・お前の運命は・・・変わらない・・・人ですら無いお前に・・・人を救う事は出来ても・・・導く事は出来ないのだから・・・。・・・ゴホッ・・・どれだけお前が・・・民草に尽くそうと・・・その民草が・・・臣下が・・・・・・お前を裏切り・・・潰すだろう・・・』

 

 

それは自身を殺した者に対して、あまりにも哀しく悲観するような声だった。

 

 

『人にもなれず・・・王にもなれない・・・憐れな小娘よ・・・。覚えておくといい・・・・・・いつの日にか必ずッ・・・貴様は後悔する・・・!その身に宿した竜の力が・・・貴様を破滅へと・・・追いやる・・・』

 

 

次第に掠れていく声。耳を澄ましても聞き取れるかどうかという音量。しかし、不思議と耳にすんなりと入ってくる。

 

言葉の一つ一つが・・・心に響く。

 

 

『・・・我はここまでだ・・・次は・・・お前の・・・番・・・だ・・・』

 

 

息絶えた。敵の総大将を討ち取った。長年苦しめられて来た侵略者の・・・。それでも私の心が晴れる事は無かった。

 

 

何処か陰りが差す心の内を無視し、それからは何とか人の姿に戻る事が出来た。しかし、丁度やって来た円卓の騎士を含む援軍にその瞬間を見られた。本当、間が悪い。

 

事情に関しては後始末が終わってからきちんと話した。マーリンが居てくれればもう少し楽だったのだろうが、居ない者を頼りにしても仕方が無い。

 

きちんと説明した。包み隠さず、知っている事、起こった事全て。それで円卓の騎士達も納得してくれた・・・表面上は。

 

揺らいでいるのだろうな・・・。忠誠を誓った王が実は化け物だったのだ。仕方の無い事だ。

 

それでも私は王だ。敵を打ち破ったからと言って、全てが綺麗に始末が付く訳では無い。この国にはまだまだ問題が残っている。王として、それらを解決しなくてはならない。

 

しかし、ここで更なる問題が発生した。

 

箝口令が敷かれていた筈の私が竜であるという情報が何処から民に知れ渡り、とある噂が飛び交うようになった。

 

 

『王が竜だったから、攻められたのでは?』

 

 

それは傍から見たら当然の考えであるもの。敵の総大将が竜だった。だから、竜が王であるこのブリテンが攻められていた。

 

貧困が続くとそういった根も葉もない噂でも、悪であれば人々を動かす。暫くは騙し騙しやっていたが、それもすぐに限界が来た。きっかけは私の妻であるギネヴィアと部下であるランスロット卿の不倫が世間にバレた事だ。

 

本来、王の妻を寝取るなど死罪もいいところ。しかし、今は違った。化け物に嫁いだ憐れなお姫様を救った勇敢なる騎士。王である私は完全に悪者扱いされ、彼らの関係は美談として語られるようになった。

 

居場所も何もかも失った。気付けば、王など名ばかりの存在となり、力でなんとか従わせている暴君に成り果てていた。

 

そんなある日の遠出で私は自身の部下達に嵌められた。

 

 

円卓の騎士達までもが私に剣を向け、命を奪いに来た。最早、ブリテンを救う為には王でなければならない、という強迫観念から私は味方だった者達でさえも斬り捨てていった。

 

それでも円卓の騎士半数は一筋縄ではいかない。何が正しいのか分からなくなっていた私はただ王であり続ける為に再び竜となり、彼らを殺そうとした。その時になった竜の身体の色は今の私の行き先を示すかのように真っ黒に染まっていた。

 

だからなのか、彼らを殺す事は叶わなかった。殺す算段が着いたからこうして叛逆をしたのだ、彼らは。

 

【 竜殺し 】

 

その効果が付与された攻撃は、そこらの猛毒よりも今の私にはタチが悪かった。手も足も出ないまま身体が斬り刻まれ、蝕まれていく。

 

今思えば、これでよかったのかもしれない。

 

 

『王は人の心が分からない』

 

 

いつの日にか言われた言葉。竜である私を揶揄してのその言葉は酷く私の心に突き刺さった。

 

 

『人は救えても導く事は出来ない』

 

 

全くもってその通りだった。

返す言葉が見付からない。

 

そうではない、と強情になって足掻いて来た結果がこれだ。守ろうとした民草、こんな私に仕えてくれた臣下達までも手に掛けてしまった。皮肉にも他ならぬ私自身の手でそれを証明してしまったのだ。

 

 

気付けば、周囲には私を殺そうとする者はおらず、最後まで私に付いて来てくれた臣下一人しかいない。全身血だらけになりながらも、未だにしぶとく生きている自分が恥ずかしくて堪らない。

 

彼らになら殺されてもいい、そう心の何処かで思っていた。だがこうして命が惜しくなり、逃げて来てしまった。惨めにも私は死にたくない、とそう思ってしまった。

 

でも、それももう本当に終わりだ。最後に私が果たせそうに無い約束を彼に託そう。

 

 

『ベディヴィエール・・・これを・・・エクスカリバーと・・・その鞘を・・・霧の森の湖に住む・・・湖の乙女へ・・・返還しろ・・・』

 

『しかし、これが無くなってしまえば・・・王は・・・』

『ふっ・・・そなただけだ・・・こんな私を・・・王と呼んでくれるのは・・・。でも・・・もういいのだ・・・。もう、充分生きた・・・。もう・・・充分だ・・・。・・・あぁ、でも・・・心残りがあるとすれば・・・何も考えず・・・王に・・・なってしまった事・・・だろうか・・・』

 

 

『そんなッ・・・王は我々をこの国を救って下さいました!貴方以外に相応しい王など・・・!』

 

『ベディヴィエール・・・最後のお願いを・・・聞いて欲しい。・・・どうか・・・これを・・・』

 

『王・・・・・・ッ!?・・・承り、ました・・・このベディヴィエール、命に変えても任務を遂行します』

 

『ありがとう・・・・・・さぁ、もう行け・・・最後は・・・一人にして欲しい・・・』

 

 

ボヤけた視界でベディヴィエールが馬で駆けて行く。

 

見届けた頃には目はもう見えない。耳ももう殆ど聞こえてない。意識も遠退いて行く。

 

何も無い真っ暗な世界で最後に感じたのは・・・少しの浮遊感と、慣れ親しんだ我が愛馬の感触だった。

 

 

 

 

「・・・・・・ん」

 

 

目が覚めた。

 

視界に広がるのは血生臭い戦場でも自身に刃を向ける家臣達でも無く、青々と生い茂る草木だった。辺りを見渡してみると、底が見える程に透き通った湖にそれを覆うように生い茂る光の反射故か、光って見える草木。

 

よく見てみれば光る球体がそこかしこに漂い、それがこの景色を一層幻想的に魅せた。

 

話に聞く桃源郷。それを彷彿とさせる楽園がそこには広がっていた。

 

 

「ここは・・・」

 

 

まだ夢の中なのか、はたまたあの世か。未だに覚醒し切っていない頭で懸命に答えを導こうとした時、視界にひょっこりと女性が顔を覗かせた。

 

その仕草とは不釣り合いな程に女神のような美しさを持つ女性。何故だか分からないが、その者があの湖の乙女だと何の疑いも無くそう思えた。

 

 

「お目覚めですか?可愛い騎士王さん」

 

 

『騎士王』

 

今となっては昔の呼び名、過去の栄光。今の自分は何の価値も無い、強いて言えば裏切ってしまった家臣や臣民の為に死ぬ事こそが自身の最後の役目でしかない、そんな憐れな化け物だ。

 

 

「妖精・・・王・・・」

 

「・・・まぁ、そうなんですけど。どうして皆さん、私を一目見た時の最初に口に出る言葉がそれなんですかね?」

 

 

心底不思議という風に首を傾げる精霊王。その仕草さえも妖艶さを纏い、老若男女問わず他者を惑わす。幸いだったのは騎士王ことアルトリア・ペンドラゴンがそんな気が起こらない程に疲弊していた事だろう。

 

そんな瑣末事はさておき、アルトリアも不思議に思った。さっきまで心の中では湖の乙女と考えていたのに、いざ口に出た言葉は『妖精王』

 

少し考えつつよく見てみれば、彼女の周りを飛んでいる光の玉が原因だろう、と思わず苦笑してしまった。

 

 

「おや、思ったよりも回復してましたか」

 

「いや、すまない。悪気は無いんだ」

 

「?よく分かりませんがまぁいいです。取り敢えず、立てますか?」

 

「あ、あぁ・・・おっと」

 

 

いつまでも寝たままでは失礼に当たる。騎士として当然の礼節も弁えて無かった自身が恥ずかしくなり、照れ隠しのように素早く立ち上がろうとするアルトリア。しかし、その動作は遅く、少し体を起こそうとしただけでヨロめいて再び、元の姿勢に戻ってしまった。

 

その時に自身を中心に水飛沫が上がり、今は水の中に居る事に気が付いた。

 

 

「す、すまない。今、立ち上がる」

 

「病み上がりなんですから無理はしないで下さい。ほら、手を貸しますから」

 

「いや、しかし」

 

「それともこの精霊王を、怪我人を無理に立たせようとする血も涙も無い冷徹な女にするつもりですか?」

 

「・・・私が悪かった」

 

「分かればいいのです」

 

 

呆れた顔で手を引いて起こす精霊王。何故、そのような顔をするのか分からず、かと言って聞く程の事でも無いと判断して素直に身体を起こされるアルトリア。

 

何気に誰かの手を借りたのが始めてなのではと思いつつも、ある違和感に気付く。

 

精霊王の顔の位置がやけに高い。アルトリア自身も女性にしては長身の部類に入るが、そんな彼女を見下ろすのが当たり前なくらいの身長差があった。

 

その原因はすぐに分かった。精霊王の身長が高過ぎるのではなく、単に水面を浮かんでいたからだ。いや、浮かんでいるというよりも空中に立っているという表現の方が正しいだろう。

 

かなり前にマーリンが似たような事をしていたような気もするが、忘れてしまった。

 

 

「ぁ・・・・・・ぁー、えっと・・・」

 

 

考え事をしていると、精霊王の様子が何やらおかしかった。顔を赤くしながら背け、チラチラとアルトリアの下腹部辺りを見ている。それにつられて自身の下腹部辺りに目を移すと、そこにはバキバキに勃起したおちんぽがあった。

 

 

「ッッッ!??!!?!!??!」

 

 

身体の怠さは何処に行ったのかと言いたくなる程に俊敏な動きで、慌てて首から下を水の中に浸ける。その拍子で上がった水飛沫が自身にかかるが、そんな事など気にしていられない。

 

節操無く反り勃つ大き過ぎるおちんぽを必死に隠そうと身体を盾にするが、身体を丸め過ぎて肩口からちょこんと亀頭が顔を出してしまう。

 

しかし、冷静な判断力を失い、羞恥心からギュッと目を瞑っているアルトリアがそれに気付く事は無い。頭隠して尻隠さずのように身体隠して亀頭隠さず。精霊王には亀頭が丸見えだった。

 

 

「うぅ・・・・・・」

 

 

頭が混んがらがって、未だに立ち直れない。そんな彼女を見て話が進まずどうしたものか、と悩んだ末に精霊王が選んだ答えは

 

 

「つんつん」

 

「んひゃぁ!?」

 

 

亀頭の先っぽを指先でつんつんする、だった。何をどうしたらそうなるのか、それは謎だが急な刺激にアルトリアは飛び上がって隠していたモノが再び丸見えとなった。

 

 

「ぁ・・・ぃゃ・・・・・・ぁぁ」

 

「え・・・・・・えぇ!?」

 

 

羞恥心が限界を超えたのか、唐突に涙腺が崩壊してポロポロと溢れるように涙を流す。先程までの騎士王としての威厳に満ちた姿は何処にも無く、そこに居るのはか弱い一人の少女だった。

 

予想外の反応に困惑を隠せない精霊王。こちらも先程までの神々しさは何処にも無く、泣いている少女を前にしてオロオロする事しか出来ない哀れな年増だった。

 

 

「うっ、うぅ・・・ひっく、ぅぅ」

 

「あ、あぁ、えっと・・・」

 

「ふぇ、ふぇぇぇぇん!!」

 

「えぇ!?え・・・ど、どうしようぅ・・・・・・えっと、こ、怖くないよー?ほら、見て?妖精さんだよ?綺麗でしょー?」

 

「ふぇぇぇぇぇぇん!!!!」

 

「うぇ!?大きくなった!?な、なんで〜?ほら、怖くない、怖くないよー?よしよし、いい子だから泣き止んで」

 

 

泣きじゃくるアルトリアを精霊王はギュッと抱き締めて頭を撫でて落ち着かせようとする。そんな何とも言えないやり取りが暫くの間、湖の中心で行われた。

 

 

(ちんぽ、お腹に超当たってる・・・・・・)

 

 

尚も変わらず勃ち続け、自己主張を続ける存在に精霊王は人知れず葛藤したとかしてないとか。

 

 

 

 

「・・・・・・・・・死にたい」

 

「あぁ、うん。気持ちは分からなくもないけど、それはやめて。お願いだから」

 

「・・・ぅぅ」

 

 

陸に上がって全裸で蹲るアルトリア。漸く泣き止んで我に返って自身の痴態を思い出し、今度は穴が入ったら潜りたいくらいに恥ずかしがる、そんな彼女を疲れた表情で見詰める精霊王。

 

慰めるという慣れない事をした所為で思った以上に疲弊してしまったようだ。

 

 

「あの・・・ご迷惑おかけしたみたいで・・・すみません」

 

「あぁ、いえ・・・ん?そっちが素ですか」

 

「えっ・・・あ」

 

「取り繕う必要は無いですよ。ここには私・・・と動物達しかいませんし、口外するつもりもありません」

 

「で、では・・・その、そういう事で・・・お願いします」

 

 

今更取り繕っても色々と手遅れと判断したのか、弱々しい返事を返す。その返事を聞き、これからどうしようか、と精霊王は腕を組み、顎に手を当てて考える。

 

そんな時、おずおずとアルトリアが蹲ったまま顔を少し上げ、顔だけ振り向いて話し掛けて来た。

 

 

「あの・・・烏滸がましいのは、承知なんですけど・・・何か、羽織るものを・・・お貸しさせてもらっても・・・いいですか?」

 

「・・・あー」

 

 

色々と有り過ぎて忘れていたが、治療故にずっと丸裸にされていたアルトリア。当の本人はそのような事情など知る筈も無いので、疑問もあるが兎に角、ちんぽを隠したかった。

 

 

「貴女が着ていた服?みたいなのなら、こちらに」

 

 

精霊王が差し出した両手には、いつの間にか布面積の小さいレオタードが畳んであった。

 

 

「え・・・あ、ありがとうございます。・・・あの、着替えるので・・・少しの間だけ・・・・・・別の方を向いて」

 

「はい、終わったら言ってください」

 

 

湖の方を向く精霊王とその背で器用にレオタードを着るアルトリア。きちんと身体に収まった所でアルトリアはある事に気が付いた。

 

 

(これでよし・・・ッ!?勃起してるから、はみ出してる!?)

 

 

はみ出してるとうよりも丸出しだった。別に服が破れているという訳では無いが、この服自体女性用に作られた物。

 

おまんこを隠す程度にしか存在しない布面積では、いくら伸縮性に飛んでいると言えども無理があり、こんな規格外のちんぽを収める想定などしている筈も無い。

 

 

(ど、どうすれば・・・こんな気持ちの悪い物を人様に、ましてや妖精王に見せる訳にも・・・)

 

 

解決策が見付からずアタフタしていると、衣擦れする音が止んだのに一向に声を掛けてこないアルトリアに疑問を持った精霊王がどうしたのかと尋ねた。

 

 

「あの・・・振り向いてもいいでしょうか?」

 

「えっ!?あ、いや、もう少し待って下さい!」

(あわわわッ!どうすれば!どうすれば!)

 

 

とうとう涙目になり出すアルトリア。勃起を収める術は知っているものの、それを今ここで出来る筈が無い。だけど、こんな痴態が見られるくらいなら賭けに出た方がまだマシ、と混乱した頭で結論を出した。

 

緊張故か震える手を抑えつつ、ゆっくりと勃起したちんぽへ手を伸ばし

 

 

「あの?」

 

「わひゃっ!!?」

 

 

手がちんぽに触れる寸前の所で肩口から声が掛かった。声の主は再度声を掛けても反応しないアルトリアに業を煮やし、様子を見に来た精霊王だった。

 

反射的に飛び上がって振り返ってしまうアルトリア。そして顕になる自身の痴態。

 

妖精王の視線が下にいくのを感じる。もうどうしようもない、と観念したのか、アルトリアはレオタードで必死に隠そうとしながら涙目のまま顔を赤らめる。

 

尚、ほんの少し隠れはしたものの、引き上げ過ぎてタマタマが両側からはみ出しているが、本人が気付く様子は無い。

 

 

「あー・・・・・・私の着ます?」

 

すみませんすみませんすみません

 

 

顔を赤くしながらそう提案する精霊王に、アルトリアは自身が情けなさ過ぎて消え入りそうな声で謝り倒している。

 

そんな気まずい雰囲気を払拭するかのように、精霊王は自身が着ている物と似たような物を呼び寄せて差し出した。

 

 

「ど、どうぞ」

 

本当に・・・すみません

 

 

ここで、突然で今更ながらに精霊王の容姿を確認してみよう。

 

艶のある白寄りの水色をした美しい髪は地面に着きそうな程に伸ばして毛先まで綺麗に整えられている。その身体はアルトリアと同じく形の整った豊満な胸でありながら、その形は美乳と呼ばれるもの。身長はアルトリアよりも少し低いくらいで、文句無しのボンッキュボンッのナイスバディ。

 

そんな魅惑な肉体を覆う服は、服と言っていいのか疑問なくらいに生地の薄いワンピースというよりもベールのようなもの。

 

下着を付けておらず、ネグリジェを服にしたようなその服装は薄らと透けており、裸よりもエロく芸術性を感じさせる。そんな防御力皆無の服は、もし風が吹けば一気に翻ってしまうだろう。

 

そんな物で規格外のデカちんぽを誤魔化せるかと聞かれれば、答えはNoである。

 

 

「・・・・・・」

 

「・・・・・・」

 

 

着たはいいものの、股間辺りが激しく盛り上がり、透けて見えるのでどうなっているのかが丸分かり。何の解決にもなっていないどころか、寧ろ悪化してしまったかもしれない。

 

 

「もう生きていける気がしません!」

 

 

ついにどうこうしようという気さえ失せたアルトリア。顔を覆いながら蹲りすすり泣く彼女へ、精霊王が近付いて行く。

 

 

「・・・・・・顔を上げて下さい」

 

 

努めて優しくした声色でそう語り掛ける。縋るように顔を上げたアルトリアの顔は涙でぐしゃぐしゃになっており、綺麗な顔が台無しになっていた。それでも精霊王は慈愛に満ちた顔をしており、アルトリアの手を取って立ち上がらせる。

 

 

「あの・・・私・・・・・・」

 

「苦しいですよね、それ」

 

「え?」

 

 

精霊王が指さしたのはアルトリアのバキバキに勃起しているおちんぽ。何処からどう見ても臨戦態勢であり、出せない事が苦しいというのは、そのような現象を前世で体験した精霊王にとってよく分かる事だった。

 

 

「た、確かに・・・苦しくはありますけど・・・」

 

「楽にしてあげます」

 

「・・・・・・へ?」

 

 

膝を折っておちんぽと目線を合わせる。事態にまるで付いて行けてないアルトリアは精霊王がアクションを起こすまで固まったままだ。

 

 

「触りますね・・・んっ」

 

「んぁ♡・・・え、えっ?え、あ、いや、えっ何を!?」

 

「ですから、シゴいて楽にするんです」

 

「し、シゴいてって・・・」

 

「動かしますよ」

 

「ふにゃッ!♡」

 

 

デカ過ぎるちんぽを両手でなんとか握り、上下に吐息を吐きながらゆっくりと手を動かす精霊王。

 

自分でした事ならあるが、他人にして貰った事が無いアルトリアにとって、男の気持ちいい所を身を持って知っている精霊王のテクの快感は抗い難いものだった。

 

 

「んっ、んっ、んっ」

 

「あっ♡やっ♡ま、待ってッ♡」

 

「んっ、んっ・・・はぁ・・・んっ、んっ」

 

 

やはり重労働なその行為に所々休憩を挟む妖精王。そのちょっとした休憩が余計なインターバルとなって、快感を増幅させて行く。

 

 

「ンヒィッ!?♡」

 

「あむ♡・・・ん」

 

 

シコるだけでも相当なモノなのに精霊王はビクビクと我慢汁を溢れ出させる亀頭を咥え、シゴきながら亀頭をチロチロと舐め上げる。

 

 

「はにゃ♡ら、らめぇ♡これ、無理ぃ♡」

 

「んんッ!?・・・・・・んぐ、んん・・・んっ、んっ」

 

 

快楽にあっさりと堕ちてしまったアルトリア。精霊王の頭を掴んで自分勝手に前後に動かす様は清廉さも潔白さも欠片も無く、快楽を貪る獣だった。

 

 

「あっ♡あっ♡しゅごいぃ♡この口マンコしゅごいのぉ♡・・・ぃひッ♡イグッ♡イグッ♡イッッ・・・グゥゥゥゥゥゥ♡♡♡」

 

「んんッ!?ッ〜〜!んー!・・・んぐッ♡んぐ♡」

 

 

頭を押さえ付けて、腰を突き出し思いっ切り射精する。喉の奥まで亀頭が侵入し、精霊王は強制的にゴックンする事になった。

 

最初は驚いたものの、大人しく飲み込んでいく。そんな精霊王の事など梅雨知らず、アルトリアはその快感に覆い被さるように前屈みになって、顔をトロけさせ余韻に浸る。

 

 

「はぁ♡はぁ♡ッ♡いぐぅ♡うぅ♡」

 

「んっ♡ングッ♡んくっ♡んくっ♡・・・プハァッ♡・・・はぁ♡・・・はぁ♡」

 

 

一滴残らず口から胃の中へ注ぎ込まれた精霊王。吐き出す吐息は厭らしく蒸れており、それだけでアルトリアの情欲を掻き立てる。まだ残っていたのか、ビュッビュッと少量の子種が飛び出て、精霊王の顔へとかかり、その事に精霊王は嫌がるどころか更に恍惚とした表情へと変える。

 

しかし、幾ら性欲が強くても賢者モードと呼ばれる瞬間がやってくる。

 

ポーッと惚ける精霊王に途轍も無い罪悪感が湧き上がって来る。明言されていないが、これだけ時間が経てばある程度は理解出来る。瀕死の状態だった自分を助けてくれたのは彼女だ。薄々気付いていたが、それでも性欲に負けて性欲処理の道具のように扱った。

 

元来、正義感の強いアルトリアにとって、それは周りが見えなくなる程にパニックになるには充分過ぎる非行な行いだった。

 

 

「ち、違う・・・」

 

「ほぇ?・・・どうかしました?」

 

「そんな・・・つもり・・・違う・・・」

 

「・・・・・・?」

 

 

アヒル座りのまま、何が起こっているのか理解出来ない精霊王。それもそうだ。そもそも自分から性欲処理を買って出たのだ。オナホのように扱われた所で些細な問題であり、アルトリアが罪悪感を抱く必要など何処にも無い。

 

しかし、アルトリアの精神は変化していく。何かに怯えるような悲痛な表情をしながら、一歩また一歩と後退り、仕舞いには頭を抱えてしゃがみこむ。

 

この時、精霊王が密かにカリチュマガードとか巫山戯た事を考えたのはここだけの話。

 

 

「あ・・・あの、どうかし」

 

「違うんだッ!!そんなつもりじゃなかったんだ!!そんなッ・・・つもりじゃ・・・ぁ゙ぁ・・・・・・アアぁぁぁああ゛ア゛!! アアぁぁぁあああアァァぁあ゛あ゛ア゛!!」」

 

「ふぇ!?えッ、どうしました!?あの!・・・あ、腰抜けちゃってる」

 

 

突如、急変したアルトリアへ駆け寄ろうとしたが、腰が抜けてそれどころでは無い。モタモタしているとアルトリアは意識を失い、その場に崩れ落ちる。そこで精霊王漸く立てるようになる。

 

駆け寄りながら視てみると、身体的な異常は特に無く、寧ろ良くなっている。どうやら、精神的な負担により気を失っただけのようだった。

 

兎にも角にもここに寝かせておくのも忍びない。おぶって行こうとしたが、ここで致命的な問題が発生。背中に乗せ、持ち上げようとした所まではよかったのだが・・・。

 

 

「よっこい・・・しょ!?」

 

 

しかし、そこから先が無理だった。どれだけ挑戦しようとも持ち上がる気配すら無い。

 

別にアルトリアが重い訳では無い。鎧を付けたら話は別だが裸同然の服しか着ていない現状、一般的な成人女性よりも少し重い程度であり、男性よりは断然軽い。

 

ならば、問題は何か?

それは精霊王の非力さ。

 

この精霊王、基本的に森に引き篭ってグータラしており、移動する時もふわふわ浮かんで移動し、何かを運ぶ時は大体タイミング良くやって来た動物に頼っている。要は貧弱過ぎるのだ。

 

力を使えばアルトリアを難無く運べるかもしれないが、人に対してそのような使い方をした事が無く、どのような事態になるか分からない。加減を間違えれば、肉片一つ残さずこの世から消滅させかねない。

 

故に自力で運ぼうとしたのだが、ここ数百年は精々が小物程度しか素の力で持った事が無かった精霊王にとって、それはいつかの森を焼いた軍隊を滅ぼす事よりも難しい内容だった。

 

 

どうしたものか、と本気で悩んでいる彼女の傍に突如、空間が歪んで縁が無数のひし形で出来たゲートのようなものが現れた。何事かと驚いていると、そこから出て来たのは白馬から黒馬へと転身したラムレイだった。

 

そんなワープのような所業を涼しい顔でやって見せたラムレイに精霊王が一番最初に尋ねた事は

 

 

「ラムレイ・・・・・・三日もヤッてたの?」

 

 

下世話な話題だった。

 

そんな疑問に対してラムレイは何の臆面もなく肯定。動物の性欲の強さに戦慄しつつ、ある事を思い付いた。

 

 

「ラムレイ、貴女の主を運ぶの手伝ってくれない?私一人だと・・・その・・・非力過ぎて・・・・・・」

 

 

快く承諾するラムレイ。アルトリアの傍で膝を曲げて乗せやすい体勢になる。これならばほんの少し浮かせる、なんなら上半身だけでも持ち上がれば、後はラムレイが引き受けてくれる。

 

しかし現実は非常だ。

 

 

「ふんッ・・・ぬぅぅぅ!」

 

 

再度言おう。

精霊王は非力だ。

 

それは心から慕ってくれる動物(ラムレイ)が呆れ果てる程に。どちらかと言えば軽い方のアルトリアを少し浮かせてラムレイの身体に沿ってその背へ運ぶ事すら出来ない程に。

 

頑張る精霊王にこれ以上待っても事が進まないと判断したラムレイは、頭をアルトリアの下へ潜り込ませ、自身の背へと器用に乗せる。

 

精霊王、完全に要らない子である。

 

 

ラムレイに謝罪と感謝をしつつ、幾つかある部屋の一つへと向かう。部屋は自身の物以外は基本的に木製で出来ており、机や椅子といった最低限の物と端の方にベッドがある。毛布などは勿論、動物達から貰ったふかふかの毛皮で出来ているので寝心地は最高だろう。

 

降ろす事なら出来るのでアルトリアをゆっくりとベッドに寝かせ毛布を被せる。ラムレイは安らかに眠るアルトリアの顔に安心したように頭を擦り付け、精霊王へ二、三言程挨拶して、再び縁が無数のひし形で出来たゲートを作り出してその中へと歩いて行った。

 

ユニコーンの呻き声が聞こえたが恐らく、よろしくヤッているのだろう。

 

 

これで一先ず粗方の事が落ち着いた。ここに居ても特にする事も無いので、精霊王は部屋を出て自身の部屋へと歩を進める。その歩いた道筋に透明の液体をポタポタと垂らしながら。

 

 

 

自分の部屋に入り、扉を閉める。そのまま扉に背を預けて身体を抱きしめながらズルズルと床に落ちて行く。

 

ペタンッと床に着いた頃には俺の心に余裕は何一つ存在していなかった。

 

 

「ハァッ!♡ハァッ!♡ハァッ!♡」

 

 

ヤバい、ヤバいヤバいヤバい。

竜の力を完全に舐めてた。

この催淫効果、尋常なんてものじゃ無い。

 

 

彼女が目を覚ますまで三日程掛かった。それまで一度の射精では取り除き切れなかった竜殺しの効果を残らず吐き出させる為に一日最低三回は射精した。

 

その間、ついシゴくのに夢中になって子種は殆ど全身に被った。最後の方なんて無意識に自分からかかりに行ったり、果てには飲み込んでしまっていた。

 

その時点で身体は既に堕ちていた。彼女に近付くだけで期待に胸が高まり、触れればおまんこがグショグショ、乳首もビンビンに勃起してしまう。

 

慰めている時におちんぽが子宮辺りに思いっ切り押し付けられて、いつ襲ってもおかしくなかった。いや、寧ろあれは誘われていたのな?ならば、襲っても構わなかったのでは・・・いや、いやいや。落ち着け。

 

こちらは必死に我慢してるのにその気も知らずに彼女は俺を誘惑してくる。あんなバキバキに反り勃ったおちんぽを見せられたら誰だって発情するに決まってる。

 

だから、我慢出来ずに自分からフェラをお願いするなんていう痴女みたいな行動に出てしまった。幸いだったのは抜き終えたタイミングで彼女が錯乱し、俺が正気に戻れた事だろう。

 

あの時は本当に危なかった。フェラしてる最中に腰をヘコヘコしてしまうし、愛液をはしたなく撒き散らしていた。頭を抑えられた時なんて、多幸感でどうにかなってしまいそうだったし、子種を注ぎ込まれた時は一度絶頂してしまい、その後も軽くだが何度もイッてしまった。

 

顔にぶっかけられるのがあんなに幸せだなんて聞いてないよぉ・・・・・・。

 

 

「んっ♡・・・・・・ンヒィッ!?♡」

 

 

これまでの自分を振り返っていると、身体がやけにスースーして突如おっぱいとおまんこから快楽が襲って来た。

 

何事かと目を向ければ、ネグリジェのような私服を肌蹴(はだけ)させ、自分でおっぱいを厭らしく揉んでクリトリスをフニフニしていた。

 

 

「待っ♡イヤッ♡手が止まらないぃ♡あぁ♡ダメなのにぃ♡気持ちいいぃ♡気持ちいいのぉ♡」

 

 

数秒後に弓なりになって、絶頂の快楽を受ける。それでも手は止まらず、寧ろエスカレートしていた。

 

クリトリスをフニフニしていた指は激しくシゴきだし、自分の爆乳おっぱいを利用して両方を片手で支えてビンビンに勃起した乳首に同時に咥える。

 

 

しゅごい(凄い)のぉ♡♡こんにゃにょ(こんなの)知らないよぉぉ♡ニィッ♡乳首噛んじゃったぁ♡これしゅごい♡ビンビンに勃起したエロ乳首ッ♡ペロペロしゅるのもいいのぉ♡しゅぐ(すぐ)にイッちゃうにょぉぉ♡♡ッ♡ヒグゥゥゥゥゥゥッッ♡♡♡」

 

 

その後も自分の部屋で乱れに乱れまくって、気付けば日が昇っていた。昼間から次の朝までヤッたというのにそれでもまだ興奮は収まらない。

 

 

「はへぇ・・・♡おちんぽぉ♡・・・おちんぽ欲しいのぉ♡ビュクビュクしてぇぇ♡指ジュポジュポするのダメなのォォ♡おしゃまんにゃい(収まらない)のぉぉ♡おまんこキュンキュンしてるのぉ♡おしゃまんにゃいにょぉぉ♡ッ♡イグッ・・・・・・ッッ〜〜〜♡♡」

 

 

たった一夜の自慰で身体だけでなく、心までも堕ち欠けていた。

 

あのバキバキのギンギンの逞しい雄の象徴で『私』の大事な赤ちゃんをつくる所を貫かれると想像しただけで子宮は降り切り子作りの準備万端♡キュンキュンを通り越してギュンギュンと疼き、その日が待ち遠しくて仕方無くなってしまった♡




アルトリア、なんか寝てばっかな気がする・・・。

次回、きっと本番。
マーリンも出るよ(多分)

次回でアルトリアの身体や『エクスカリバー』『全て遠き理想郷』について触れられればなぁ、と思っています。

妖精王の言葉遣いについてですが、前半は久しぶりの敬語に慣れておらず、後半にいくにつれて感覚を取り戻した、という感じです。

再度言いますが、ザマァでは無いので円卓の騎士達やブリテンの民に復讐とかはしないです。何か思い付けば、それっぽい描写があると思いますが今の所は無いです。

ヴォーティガーンが攻めてきたのはランスロットがどっか行く前なので、アルトリアを抜いて他の円卓の騎士は勢揃いしています。
・・・最初にどっか行ったのってランスロットですよね?

間違っていたらすみません。その時は報告して下されば手直しします。ただ、円卓の騎士が全員生存している事は確定です。

序に言えばFGOもにわかですので、台詞でおかしな部分があればどんどん指摘して下さい。


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名も知らぬ愛しい人

まず始めに謝罪をば。

三話(つまり今話)で終わると言っていましたが、予想以上に長引いて無理でした。
後、マーリンも出ません。(名前は出ます)
そして本番にもイきません。

何一つとして言った通りにならず、本当に申し訳ありませんでした。


言い訳をさせてもらうなら、今回の話の予想が甘かったです。二千文字くらいで終わらすつもりが、気が付けば一万五千字になっていました。

な〜ぜ〜?


そんな訳で前回の妖精王がオナリまくった後の話からスタートです。

あ、それと何故かアルトリアが物凄くネガティブみたいになっています(不本意)
最終的には一応、治すつもりですけどそういったのが苦手な方はお戻り下さい。

では、どうぞ。


結局、あの後は完全にイキ疲れて泥のように眠ってしまった。何か淫らな事を喚いていた気がするが、忘れてしまった事にする。起きたら色々と滅茶苦茶になっていたが、そこは力を使ってちょちょいのちょい。

 

怠いし、全身筋肉痛で動けそうになかったので、丸一日もう一回寝てしまった。この時ばかりは本当に運動不足を痛感したよ。まさか、自慰で筋肉痛になるなんて・・・。

 

一日経つとまだ少し痛くはあるが、活動出来なくも無いので力を併用しつつ移動開始。そんな俺の身体事情など無視して、未だに興奮は収まりそうにない。アレだけヤッたのに精々が抑えれる程度。この距離でそうなのだ。近付けばどうなるか分からない。

 

襲ってはいけない。

前に述べた理由もあるが一番は男としてちんぽにガッツく事が色々と許せない。それなら襲われた方がまだマシだ。

 

かなり自覚が薄くなってきたが幸い、俺の服は割と扇情的に見えるのでは無いだろうか?これで誘惑しまくれば、あれだけビンビンに勃起させているのだ。仮に俺の容姿や性別が好みじゃなかったりしても、獣の如く貪られるだろう・・・・・・自分から誘惑してどうするんだよ。本末転倒じゃん。

 

 

おかしな思考を振り払い、移動に専念する。浮かんでるとはいえ、バランスは無意識に筋肉を使って取っているので意識して筋肉では無く力でバランスを取らないとすぐに痛くなってしまう。

 

かなり集中しながら漸く辿り着き、扉を開けるとそこはもぬけの殻となっていた。

 

 

「・・・・・・」

 

 

唖然としたが、よく考えればあまり発情していない時点で気付くべきだった。少なくともウォーロッドさんの中には居ない事に。

 

即座に森全体を見渡す。一気に全てを見る事は出来るが情報の整理まで一度には出来ない。一つ一つ多少時間が掛かりつつも探して行くと漸く見付けた。ここから数百メートル先の獣道を歩いていた。

 

 

へー・・・ふーん・・・・・・。

 

 

途中で伸びているユニコーンを見付けたがそこはスルーしつつ、彼女が何をしようとしていたのかを考える。

 

見た所、勃起は収まっているようだが体調が悪そう。そんな状態で徒歩でこの森を出るのは不可能に近いし、出れたとしてもその先が問題だ。なんせ、森の周辺に町は愚か、集落すらも無いのだから。

 

 

そこまでして何が目的なのか、と疑問に思ったが・・・それよりもだ。

 

 

「それは・・・ダメですよ・・・」

 

 

森中の動物達に連れ戻すようにお願いする。皆、何故かいつもより張り切っているような、慌てているようにも見え、数秒後には彼女を取り囲んだ。アルトリアが何かアクションを起こす前にラムレイがゲートをアルトリアの下に展開し、彼女は落ちて行った。

 

次の瞬間、俺の身体が強烈な熱を持ち、乳首はビンビンに勃起し、おまんこはグショグショになる。息も荒くなり、無意識に身体を弄ってしまいそうになるがアルトリアが目の前のベッドに現れたので何とか抑え込む。

 

皆にお礼を言いつつ、アルトリアの元へ寄る。別に寄る必要は無いし、寄ったら余計に発情してしまうだけだが、どうしても欲に勝てなかった。子宮が疼いて疼いて仕方が無いのだ。

 

 

ヤバい、本当にヤバい。

 

言いたい事は色々あるけど、発情して考えが纏まらない。あれだけ自慰してこれなんだ。もし、してなかったらこっちが獣に成り兼ねなかっただろう。て言うか、日を追う毎に催淫の効果が増していってる気がする。遅効性の毒のようにジワジワとその効果は俺の身体を堕としていく。

 

それになんかイカ臭いというか、精液の臭いがプンプンして頭がクラクラする。誰が人の家を俺専用の発情マシーンに作り変えろと言ったのだろうか。

 

そんな訳で呆然とこちらを見るアルトリアに一言、二言だけ残してさっさと去ろう。そして、もう一回自慰を・・・筋肉痛だった、どうしよ。

 

ま、まぁ、いいや。

 

 

「どうして・・・」

 

「それはこちらの台詞です。事情はラムレイから粗方聞き及んでいます。それなのにどうしてここから出ようとしたのか・・・聞きたい事は山程ありますが、今はする事があるので後にします。私が呼ぶまで、ここで大人しくしておいて下さい」

 

 

よしっ、なんかアルトリアの顔を見たら、もっと居たいって感情が突如として沸き起こったから思ったよりも言っちゃったけど、これ以上は本当に無理。さっさと撤退しよう。

 

 

「あ、あの・・・」

 

「今は療養に集中して下さい。傷は治っても内側がまだなんですから」

 

 

くっ、どうしてもまだここに居たいと思ってしまう自分が情けない。こうなったら、ちょっと気分が悪くなるけど瞬間移動しよ。

 

あ、序に臭いと発生源である床に散らばってる精液も消しておこう。

 

 

 

 

<なぁ、ラムレイ。あんなおっかない母は初めてなんだけど、何でだ?

 

<ふふっ、愛は母さえも変える、という事ね

 

<凄まじい説得力だな、おい

 

<また搾り取っても・・・いや、注ぎ込んでもいいのよ?

 

<すいませんでした

 

 

 

 

目が覚めれば、これまで使っていたのが藁かと思う程のふかふかの布団に身を包まれていた。身体を起こし、外の景色を見てみると、どうやら妖精王の・・・家、と言った所か。

 

毛布を剥ぎ取り、立ち上がろうとすると下半身に違和感があった。それは相も変わらず反り勃つ、自身のふたなりおちんぽだった。

 

 

「ッ!?・・・そうだ・・・私は・・・」

 

 

頭が冴え、気を失う前の記憶が蘇って来る。私がここに来る前、実際に会った事は無かったが妖精王には借りがあり過ぎる。

 

円卓の騎士達のほぼ半数以上が持つ聖剣は妖精王から譲り受けた物であり、円卓最強と名高いランスロット卿は妖精王に育てられたと言っていた。

 

そして、共に数多の戦場を駆け抜け、私をここに届けてくれたラムレイもランスロット卿曰く、妖精王から私に献上するように言われたらしい。

 

今のブリテンは・・・・・・いや私が王として君臨し、これまでやってこれたのは妖精王のお陰と言っても過言では無い。妖精王が居なければ、半年と経たずにブリテンは滅んでいたかもしれない。

 

何よりもマーリンが私に渡した聖剣エクスカリバーとその鞘であるアヴァロンすらも妖精王から貰い受けた物であり、私に絶対的な勝利を約束してくれていた。その条件として、私の王としての役割が終わればエクスカリバーとアヴァロンを返還し、何か二つ妖精王の願いを聞かなければならない。

 

 

私はそれすら果たす事が出来ず、あまつさえその妖精王を性欲処理の道具として扱った。それなのに私はその事に今もこうして興奮し、その時の光景を思い出しながら自慰を始めている。

 

 

「くっ・・・うぅ・・・・・・イクッ・・・!」

 

 

勢い良く飛び出て宙を舞う子種達。それを射精の余韻に浸りながらボーッと眺める。そして床に散らばる大量の精液。

 

余韻が引き、一気に頭が冷える。溢れ出て来るのは罪悪感と後悔ばかり。それでも尚、私のおちんぽは物足りないと未だにその存在感を主張している。

 

 

「私は・・・私・・・は・・・」

 

 

自身の浅ましさが嫌になる。大恩人を邪な目で見て、受けた恩を仇で返し、道具のように扱い、仕舞いにはその事に興奮を覚えて妄想に耽ける。

 

しかもその妄想が、私のちんぽを娼婦のように惚けた顔で貪る妖精王だった。あの方は私の身を案じて身体を差し出してくれただけなのに、純潔と名高い妖精王がそんな顔でちんぽに喰らい付く訳が無いのに。

 

私は現実だけでは飽き足らず、妄想の中ですらも妖精王を穢してしまった。こんなクソみたいな性分が私の本性か、と乾いた笑みが込み上げてくる。

 

こんな王など裏切られて当たり前だ。

いや裏切る、なんて烏滸がましいな。自身を人間と偽り、竜の因子を持つ事を黙っていたのは私だ。先に裏切ったのは・・・私の方だ・・・。

 

 

兎にも角にも、ここにはもう居られない・・・居てはいけない。朧気な記憶の中に『大丈夫』というような旨を微笑みながら伝える妖精王が居るが、それが自身が作り出した都合のいい妄想である可能性が高いし、仮に本当だとしても社交辞令のようなものだ。自分を性欲処理なんていう最低な目で見る奴の事など、誰だって傍に居て欲しく無い筈だ。

 

責めて、お礼を言ってから去ろうと思ったがそれも思い留まる。面と向かえば今度は襲ってしまうかもしれない、そう思ってしまったから。そして、私はあの方を犯してしまうならいっそ、お礼も言わない薄情者に成り下がろう、とそう結論を出した。

 

それにエクスカリバーとアヴァロンを何としても持って来なければならない。どちらもベディヴィエールに託したから問題無く届けてくれるだろうが、それでもこうして生きているなら自身の手で返したい。

 

兎に角、急がなければ。

 

 

 

 

 

 

そうして家を出た筈なのに、今居る場所は目覚めたベッドの上で目の前には暴君と呼ばれるも、数多の戦場を駆け巡った王であった私ですら寒気がする程に冷え切ったオーラを纏う妖精王。

 

分からない。連れ戻されたという事は分かるが何故なのか分からない。出て行ってもらうのではなく、罰を与えるなりする為ならまだ分かったのだが。

 

 

『それはこちらの台詞です。事情はラムレイから粗方聞き及んでいます。それなのにどうしてここから出ようとしたのか・・・聞きたい事は山程ありますが今はする事があるので後にします。私が呼ぶまでここで大人しくしておいて下さい』

 

『今は療養に集中して下さい。傷は治っても内側がまだなんですから』

 

 

何かを急いでいるような、何処か棘のある言い回しだったが確かに私を心配していた。いや、もしかすれば、そう思った事すら、私の都合のいい妄想なのかもしれない。

 

でも、実際にこちらの心配をしていたのなら訳が分からない。ラムレイが何をしたのかもよく分からないが、それよりも妖精王だ。

 

幸いというか、皮肉と言うべきか時間はある。収まっていた筈のおちんぽが勃起している事に意識を向かせないように考え事に耽けるのもいいかもしれない。

 

 

 

 

「お食事が出来たので呼びに来ま・・・・・・おや?」

 

 

さっきは何の心構えも無しに行ったから、あんな無様に発情して心が負けてしまった。今度は大丈夫。身体の方はどうしようも無いが心構えはバッチリだ。ちゃんと自分を保てている。

 

・・・・・・数時間単位で時間が掛かった事には目を瞑ろう。代わりにその時間を使って食事を用意したから、呼びに来たのだけど。

 

 

「すぅ・・・すぅ・・・」

 

「寝ちゃったのか・・・ん?」

 

 

姿勢よく仰向けで規則正しい寝息を立てて眠っていた。しかし、お股の方が異様に盛り上がっていた。こちらはしっかりと起きてるようだ。

 

 

「・・・わっ、おっきい」

 

 

優しく捲ってみるとビンッと垂直に天井に向かって伸びる立派も立派な勃起ちんぽ。こうして改めて見てみると本当に大きい。こんなものが自分の中に入るのかと少し不安もあるが同時に期待で子宮がキュンキュンしてしまう。

 

 

「はっ!?・・・いけないいけない」

 

 

寸前の所で我に返り、服を脱ごうとしていた手を止める。それにしても、寝る姿勢だけでなくおちんぽの姿勢もいいとは恐れ入った。

 

 

「ツンツン・・・・・・おぉ」

 

 

ツンツンしてはビクンッと痙攣したり、傾いても再び直立不動に戻るのを面白がってみるが、実際は今にでもむしゃぶりついてシゴき倒したくて仕方がなかったりする。

 

こうして態と巫山戯て気を紛らわしてはいるが本当にギリギリだ。だが少し考えてみると、このままではまともに食事を楽しめないのでは?と思うのだ。椅子の高さ的にテーブルから亀頭が顔を出すかもしれない。いや、確実に出る。

 

そうなると頂くのは料理では無く、おちんぽになってしまう。それはいけない。いや、充分にイける(絶頂)だろうけどってそんな話じゃない。

 

 

取り敢えず、ベッドに上がって股の間に移動。身体を屈めてパクっ。

 

 

「あむ・・・んっ♡・・・んぁ♡・・・チロチロ♡」

 

 

両っ手っもシッコシッコ♡シュッシュッシュッー♪♡

 

心の中ではリズミカルに、舌と手は割と激しく動かしつつ射精を促す。

 

すると数秒後には急に膨らみ、根元の方がビクビク脈動している。もう少しで射精するのだろうが、その時になってアルトリアがモゾモゾと動きだした。

 

 

「んっ・・・??なんか下半身が・・・ッッ!!?」

 

 

おや?お寝坊さんのお目覚めか。

ちょっと誤解されないように状況の説明を・・・・・・あー口、離したくないなぁー。もうちょっとだったのにぃ。

 

 

「な、何を・・・!?」

 

「んっ・・・んー・・・ふぅ・・・お食事の用意が出来ましたよ」

 

「え?あ、あぁ、態々ありがとうございます・・・って、そうではなくて!」

 

「苦しそうだったので・・・・・・コレだと、食事中も集中出来ないと思いまして、楽にして差し上げようと」

 

「い、いや!そんな、私なんか・・・それにこんな汚らわしいモノを触れては・・・」

 

「ムッ・・・」

 

「痛ッ・・・な、何を・・・・・・」

 

 

ちょっとイラッと来たので、軽くチョップ。両手で抑えて涙目になる仕草はとても可愛らしく、これが素だとは末恐ろしい。

 

 

「正座」

 

「・・・え?」

 

「せ・い・ざ」

 

「せ、星座・・・ですか?」

 

 

ん?なんかニュアンスが・・・あ、そっか。正座の文化、無いのか。

 

 

「私のように座りなさい」

 

「は、はい」

 

 

ふむ、大人しく従ってる所を見るに根は素直なのかな?まぁ、それはそれとして、だ。

 

 

「アルトリアさん、自分を卑下するのは止めなさい。貴女は素晴らしい人格の持ち主なのですから」

 

「え?・・・え?」

 

「何があったのか、ラムレイからは聞き及んでいると言いましたが所詮は聞いただけ。貴女がどのような苦労をして、どれだけ理不尽で酷い仕打ちを受けて来たのか、私にはそれが分かる、なんて烏滸がましい事は言いません」

 

「・・・いえ、理不尽なんて・・・当然の結果です」

 

「・・・・・・」

 

 

うん、無性にイライラする。

この人の人格は本当に良いのにその事を全ッ然理解していない。そもそも、俺が出会った人間は俺の身体や力だけが目当てで、俺が従うのが当然と思ってる者が殆どだ。

 

しかも皆、性的な目で見て来てそれを隠そうとも罪悪感を抱こうともしない。攫っ・・・・・・連れて来た子供だってそうだった。正直、もうあれでこの世界の男どもが生理的に無理になった。

 

それに比べてどれだけアルトリアが紳士的か!いや、女性に紳士はおかしいんだが・・・まぁ、いい。

 

 

こっちから幾ら誘ってもちんぽをビンビンにするだけで、襲って来る気配皆無だし、どういう事だよ!(逆ギレ)

 

襲えよ!こっちは準備万端なんだよ!一日中おまんこグショグショで過ごす気持ちを考えた事あるのか!?乳首ビンビンに勃起して服が擦れる度に身体に電流みたいな快楽が走るんだぞ!?裸で過ごす訳にもいかないし、早く滅茶苦茶にしてよ!子宮の中に一杯子種注いでよ!貴女の子供を孕ませてよ!!

 

てか、そっちも竜の催淫の効果は出てるだろ!?なんでちんぽビンビンにさせるだけで表面上はそんなに冷静なんだよ!頬を蒸気させるくらいは反応しろよ!そんなにも私は魅力が無いってのか!?終いには泣くぞ!

 

 

はぁ・・・はぁ・・・・・・ふぅ、少し落ち着いた。

 

 

「私が悪いのです・・・寧ろ、彼らはこんな私によく着いて来てくれました・・・」

 

 

貴女が駄目なら殆どの人間が糞野郎になるような気がするんですけど・・・・・・てか、シリアスになってる所本当に悪いとは思うんだが、発車直前のおツユダラダラギンギンおちんぽが気になって仕方無い。

 

なんで当の本人がそんな何事も無いかのように出来るの?反応する自身の身体を抑制するのキツ過ぎるんですけど。

 

 

「貴女は王として誰かの上に立ち、導く事に於いては駄目なのかもしれません。ですが、だからと言って人として駄目とは限りません。少なくとも私は出会って数日ですけど、貴女が優れた人格者であると思っています」

 

「ッ!?わ、私は!返し切れない大恩を受けた貴女を性欲の捌け口として扱ったんですよ!?それにも飽き足らず、さっきだって貴女が乱れる姿を妄想して自慰に耽り、あまつさえ黙って出て行こうとしました!こんな恩知らずの何処が人格者なんですか!!?」

 

 

へっ!?け、今朝の床にあった子種って・・・え、オカズは乱れた俺って事は・・・えっと、その・・・つまり・・・・・・そういう事でいいんだよね、ね?・・・・・・て言うか、大恩って何?

 

 

「な、なら妄想なんてせずに、直接襲えばいいじゃないですか!自分の事をそんなに底辺だと思っているなら、堕ちる所まで堕ちてしまえばいいんです!大体、さっきの言葉はなんですか!?『汚らわしいモノ』!?何処が汚らわしいって言うんですか!寧ろ、私に注ぎ込まないで床にぶちまける方が汚らわしいです!勿体無い!どうせぶちまけるなら、私にお腹の中にぶちまけなさいよ!」

 

「なっ!?ちょ、何を・・・」

 

「あ・・・コホン。いえ、何でもありません。お互い熱くなり過ぎましたし、一旦落ち着きましょう」

 

「え、えぇ・・・そうですね・・・熱くなり過ぎました・・・」

 

 

・・・うん、本当・・・アカンわ。とんでもない事を口走ってしまった。ここは勢いで何とか・・・。

 

 

「取り敢えず、食事にしましょう。ここに来てから、何も口にしていないでしょう?」

 

「言われてみれば・・・そうですね。何から何までご迷惑お掛けします」

 

「気にしないで下さい。一度、面倒を見ると決めたのです。最後まで責任を持ってお世話をします。だから、もういきなり居なくならないで下さい・・・」

 

「・・・すみません」

 

 

はぁ・・・なんとかなったか。んじゃ、食事に行く前にちょっと失礼。

 

 

「では、先にソレを鎮めましょうか」

 

「へ?ソレって・・・」

 

「苦しいでしょう?もう少しで出そうだったみたいなので、それだと食事の時に色々と邪魔でしょうし」

 

「い、いえ、そんな・・・大丈夫です」

 

 

こちらは大丈夫ではありません。

 

 

「説得力ありませんよ。それでは、失礼して・・・あむ」

 

「ンヒィッ!?」

 

 

あぁ♡おちんぽだぁ♡

我慢汁トロトロの臭いちんぽぉ♡

癖になるこの臭いと味が堪んないよぉ♡

 

 

「よ、妖精王・・・!・・・・・・だ、大丈夫ッ・・・ですからッ!♡・・・そんな」

 

「気にせずに一杯出してください。言ったでしょ?最後まで責任を持ってお世話をします、と。大人しく身を預けなさい」

 

「イヒィ♡本当にッ♡すぐに出てッ♡しまいそうです・・・からッ♡・・・口を離しッ・・・てッ〜〜〜〜!!?!♡♡」

 

「んぐッ!?♡んんッ♡んぐっ♡んぐっ♡んぐっ♡・・・んん♡・・・プハァッ♡・・・はぁ、はぁ・・・ふぅ、本当に凄い量・・・ってあれ?」

 

 

大量の子種を口の中に出され、軽くイきつつしっかり完飲して身体を起こすとそこにはまだギンギンのおちんぽがあった。さっきよりもサイズは少し小さくはあるが、それでも十分なデカさだ。

 

 

「!ち、違うんです!いつもは・・・こんなッ・・・貴女を見てると・・・どうしても・・・・・・ごめんなさい・・・本当にごめんなさい」

 

「ッ〜〜〜〜〜〜♡♡♡」

 

 

や、ヤバいぃ♡今の台詞だけでゾクゾクキュンキュンしてイッちゃったぁ♡モジモジしながら、そんな事言うのは卑怯だよォ♡

 

 

!?・・・はぁ、はぁ・・・あ、危なかったァ・・・我を忘れていた。もう少しで自分から求めてしまう所だった。危ない危ない。

 

さて、冷静(頭だけ)になって真面目に考えよう。恐らく、このギンギンちんぽは竜の催淫の効果だろう。俺みたいに効果が付与された者が居れば、それに呼応するように自身も同じ効果が強制的に現れる。子孫を残す為の催淫だから、当然と言えば当然なのかもしれない。

 

だから、抜くだけだと唯々体力を消耗するだけになる。三日以上何も飲まず食わずでそれは色々とマズイかもしれない。だから、先に何としても食事を食べさせるべきなんだが・・・せめて、貞操帯みたいに固定出来れば楽なんだろうけどそんな物がある訳無いしなぁ・・・。

 

あ、無ければ作ればいいじゃん。木で作るのは危なそうだから、比較的肌に優しい蔓を森から呼び寄せつつ・・・よし、出来た。

 

 

「これを」

 

「ッ・・・こ、これは?」

 

「それでちんぽを脚に固定しておけば、少なくとも移動の妨げにはならないでしょう」

 

「あ、ありがとうございます・・・」

 

 

イソイソと装着するアルトリア。サイズ的には問題無くきちんと出来たみたいだ。

 

うーむ・・・それにしても縛られて強制的に下向きのままビクンビクンしてる様は非常にエロティックだ。この状態で亀頭を弄り倒して、思いっ切り真下に射精させたい欲に駆られるがそうしたら本当にキリが無いので我慢我慢。

 

 

「ささ、移動しましょう。こちらです」

 

「は、はい・・・ッ!?」

 

 

ふわっと浮かんでベッドの傍で待機していると、立ち上がろうとしたアルトリアが何故かバランスを崩してこちらへ倒れて来た。慌てて受け止めようと体勢を整えると、胸に顔からダイブして来た。

 

そこは女同士だし別に気にする事は無いのだが、問題はそのまま両手で左右のおっぱいを鷲掴みにされた事と触ったのがアルトリアだあると言うこと。

 

こちらから触る分には心構えやらなんやらして、なんとか抑制出来ていたがこんな不意打ちは・・・どうしようもない。

 

 

「・・・ッ!す、すみま、わっぷ!」

 

「イッ・・・・・・ッ〜〜〜〜〜〜〜(グゥゥゥゥゥぅ♡♡)」

 

 

なんとか寸前の所で胸元に居るアルトリアの頭に口を付けて声が漏れないようには出来た。

 

おっぱいに埋もれて揉みしだいている、という自分が置かれた状況を瞬時に理解したアルトリアは離れようとしたが、逃がさないようにギュッと頭を抱き締める。逃げられたら喘ぎ声を聞かれてしまうから、もう少し我慢してくれ。

 

 

「んん♡んふぅ♡ふぅ・・・ふぅぅぅ・・・・・・」

 

「プハァッ!・・・はぁはぁ・・・あ、あの受け止めて下さり・・・ありがとう・・・ごさいます・・・」

 

 

漸く収まって息を整えていると、手が緩んだ隙に抜け出したアルトリアが大きく息を吸っていた。おっぱいに埋もれて息、出来なかったんだね。ごめん。

 

アルトリアの反応を見るに無かった事にしたみたいだから、何も触れずに気になった事をちょっと聞いてみよう。

 

 

「い、いえ・・・それより、急にバランスを崩されたみたいですが、大丈夫ですか?」

 

「え、えぇ・・・大丈夫というか・・・何故か足が麻痺してるみたいで・・・」

 

 

麻痺・・・麻痺?・・・・・・あ、正座したから血が通ってないのか。そんな経験した事ないから、ビックリしたんだろうな。

 

 

「あー・・・えっと・・・時間を置いたら治るので、少し休憩しますか?」

 

「いえ、もう大丈夫です。感覚が戻りました」

 

 

・・・多分、俺がイッてる間に戻ったんだろうなぁ。なんか複雑。

 

 

その後、特にハプニングも無くリビングに到着。すると、テーブルの上に置いてある野菜や果物を見てアルトリアが驚きの声を上げた。

 

 

「凄いですね・・・ここまで色とりどりの野菜は・・・初めて見ました」

 

「そうですか?まぁ、折角なので少し奮発はしましたけど・・・」

 

「こ、これで少し・・・ですか・・・」

 

 

なんか予想以上に驚愕してるけど、言う程か?うーん、いつもこんな感じだから、感覚が鈍ってるのかな?ま、いいか。早く席に着こう。

 

 

「さぁ、そちらに」

 

「え、えぇ・・・」

 

 

俺が座る所とは対面になるように座るアルトリア。さっきから彼女の目が料理(と言う程、手を加えてはいないが)から離れない。

 

早速、食べ始めたのだがアルトリアは一度恐る恐る食べると顔を輝かせ、下品では無い程度に次々に机の上にある物を平らげていった。

 

その身体の何処に入るのか、と呆然としているとそれに気付いた彼女が恥ずかしそうに俯きつつ顔を赤らめた。

 

 

「す、すみません・・・美味しかったもので・・・つい」

 

「い、いえ、少し驚いただけなので、お気になさらず。なんなら、まだありますので遠慮無くお食べ下さい」

 

「・・・あ、ありがとうございます」

 

 

消え入りそうな、か細い声でボソボソとお礼を言いつつ再びナイフとフォークで野菜を口に運ぶ。その勢いにベジタリアンなのか、と思ってしまうが・・・どうなんだろ?

 

この人、王族だよね?いや、だからってベジタリアンでは駄目って訳でも無いけど・・・高貴な身分の人がそんな嬉しそうに食べる程に美味しい物か?こちらとしてはそこまで幸せそうにされると非常に嬉しい反応だけども・・・って、は!?。

 

 

「ちょ、どうして泣いてるのですか!?」

 

「へ?・・・あ、あれ?」

 

 

突然、食べながらポロポロと涙を流し出した事に俺が驚きの声を上げるとアルトリアも気付いていなかったらしく、訳が分からないといった風に涙を拭うように顔を擦り出した。

 

 

「あぁ、そんなに擦ったら・・・これ、タオルですから使って下さい」

 

「す゛ッ・・・す゛み゛ませ゛ん・・・」

 

 

背をに回り、背中を摩りながらタオルを渡すと少し荒いがさっきよりもマシなレベルで涙を拭きだした。流石に鼻チーンなんて、ベタな真似はしなかったが(そもそも出ているのは涙だけ)少しして、目は赤いが泣き止んだようなので声を掛けてみる。

 

 

「大丈夫ですか?」

 

「え、えぇ、すみません・・・こんなに食事が美味しいなんて、初めて知りましたし・・・今まで皆にあんな物しか食べさせてやれなかった自分が不甲斐無くて・・・」

 

「あんな物・・・とは?」

 

「マッシュしただけの・・・マッシュポテトです・・・」

 

「・・・・・・他は?」

 

「マッシュポテトです・・・」

 

「・・・・・・・・・・・・まさか、()()ですか?」

 

「・・・・・・・・・はい・・・」

 

 

・・・・・・・・・。

 

 

「・・・・・・酷な事を言うかもしれないけど、切って盛っただけのコレらは料理とは呼ば無いし、本当の料理というのは比べ物にならない程に美味で多彩ですよ。それから、ただマッシュしただけのマッシュポテトも・・・その・・・料理とは言いません」

 

「・・・え?・・・・・・わっぷ」

 

「いつか・・・作ってあげるからね・・・よく頑張ったよ。偉いよ。貴女は本当によく頑張った」

 

 

ギュッと抱き締めて、頭を撫でる。

 

あ、涙が・・・。ヤバい、涙が止まらない・・・。だって、だっておかしいじゃん!こんな女の子が男装して、日夜戦いに明け暮れるという血染めの青春を送って、食事すらもずっとマッシュポテト。その結末が婚約者を寝取られて、挙句の果てには竜になってまで命懸けで守った味方からの裏切りって・・・そんなのあんまりだよぉぉぉ!!

 

あぁ、もう!なんで俺は料理をしてこなかったんだ!今日から猛特訓だ!!

 

 

「うぅ・・・ぐすッ・・・もう・・・大丈夫だから・・・」

 

「あ、あの・・・泣いてるのですか?」

 

「う゛うん゛・・・泣い゛でな゛い゛」

 

「と、取り敢えず、手を離して・・・」

 

「や゛」

 

「え!?い、いや、『や゛』とか言われましても・・・」

 

「・・・・・・」

 

「ちょ、強くしないで・・・息が・・・んんッ〜〜!」

 

 

ひぅ♡谷間に声の振動が・・・・・・。

 

 

「プハァッ・・・ほら、やっぱり泣いてるじゃないですか。私の使ったヤツですけど、よければ使って下さい」

 

「あ゛りがと゛」

 

「あぁ、そんなに擦ったら折角綺麗な顔が・・・貸してください、私が拭きますから」

 

「ん・・・」

 

 

自身の時とは打って変わって、擦らないように細心の注意を払って涙を拭いてくれるアルトリア。この子、あれだな。自分に大して興味が無い類の人か。

 

それに、なんか立場が逆転してる気が・・・ま、いっか。

 

・・・・・・ん?待って、アルトリア今何て言った?

 

 

『あぁ、そんなに擦ったら折角綺麗な顔が・・・』

 

 

・・・・・・・・・男とバレなかったのか疑問だったけど・・・これなら、確かにバレなさそう・・・。

 

いや、別に俺がチョロい訳じゃ無い。これはあれだ。竜の催淫の所為だ。うん、きっとそうだ。

 

 

 

こんな私を許し、再びその身を差し出してくれた王という名に相応しい大き過ぎる器を持つ妖精王。そんな彼女に連れられ着いたのは食卓であり、その上には色取り取りの見た事も無い野菜や果物。

 

幾つか知識にはあったものの、本物を見るのは初めてでここまで輝いて見える物なのかと言葉が出なかった。しかも、これでも少し奮発した程度。全力がどれ程の物なのか・・・下手をすればブリタニアの飢えをどうにか出来るレベルなのかもしれない、と想像するとそんな規格外の想像をさせる妖精王に戦慄してしまう。

 

口にするのが初めてという事もあり、少し警戒して緑色の薄い葉っぱのような物を口に運んでみたがそんな警戒は一噛みするだけで吹き飛んだ。

 

ショリショリとした噛みごたえがあり、されど噛み千切り易く、噛んだ所から溢れ出るように水分が湧き出て来る。噛む度に口の中の水分を根刮ぎ奪い取り、いつまでも口の中に残るマッシュポテトとは真逆の存在だった。

 

次は外側が濃い緑、内側が薄い緑をした・・・確か、輪切りとか言う切り方をされた円状の物。恐らく、元は長い一本の棒のような物だったと推測できるそれは、束ねて食べてみるとカリッとした食感にこちらも同じく大量の水分を含んでいる。傍らに綺麗な水がコップに注いであるが全く必要無いくらいの量だ。

 

どれもこれも新しい味ばかりで、中には酸っぱい物や苦い物もあったがそれは飽きが来ない丁度いいスパイスとなっていた。

 

 

止まらずに片っ端から食べていると妖精王に驚いた顔で凝視されている事に気が付いた。そこで自分がかなり端ない事をしている事に気が付き顔が暑くなる。言い訳のように感想を言うと嬉しそうに続きを促された。よく分からなかったが、今度は少し気を付けて食べようと思った。けど、そんな決意も虚しくやはり一口食べるとどうしても止まらなくなる。

 

そんな中、ふと皆の顔が思い浮かんだ。

 

ブリテンの食事はこれを食べてみて分からされたが酷過ぎる物だった。毎日毎日全ての食事がマッシュポテト。勿論、他の食材もありはしたが貧困故にそれらは民に配り、私達は最も数が多いポテトばかりだった。食事中の雰囲気なんて会議以上に最悪。各々が口にしつこく残るマッシュポテトと戦い、食事ですら休息しているとは言い難かった。

 

当時はそれが当たり前だった為に何とも思わなかったが、これらを食べてみて分かる。食事は英気を養うのに最適な手段であり、決してエネルギー補給の為だけにする物では無い。

 

全く、私は本当に駄目な王だ。

 

 

「ちょ、どうして泣いてるのですか!?」

 

「へ?・・・あ、あれ?」

 

 

慌てた妖精王に言われ、初めて頬を伝う雫に気が付いた。訳が分からずに流れ続ける涙は拭っても拭っても止まる気配が無い。寧ろ、止めようと思う程に涙は溢れ出し、後悔や情け無さで胸が一杯だった。

 

 

「あぁ、そんなに擦ったら・・・これ、タオルですから使って下さい」

 

「す゛ッ・・・す゛み゛ませ゛ん・・・」

 

 

渡されたタオルで拭っていると背中を優しく撫でられた。何故か気持ちいいと感じ、固定しているおちんぽが反応したがそれ以上にとても安心して次第に涙は収まった。

 

 

「大丈夫ですか?」

 

「え、えぇ、すみません・・・こんなに食事が美味しいなんて、初めて知りましたし・・・今まで皆にあんな物しか食べさせてやれなかった自分が不甲斐無くて・・・」

 

「あんな物・・・とは?」

 

「マッシュしただけの・・・マッシュポテトです・・・」

 

「・・・・・・他は?」

 

「マッシュポテトです・・・」

 

「・・・・・・・・・まさか、だけですか?」

 

「・・・・・・はい・・・」

 

 

自分の不出来さを暴露しているみたいで少し恥ずかしいがこの方には隠し事は出来る限りしたくない。だから包み隠さずにブリテンの台所事情を話したら、私達が食べていた物は料理ですら無かったという衝撃の真実を告げられたが、何故か慰めるかのように頭を抱かれた方が私は衝撃的だった。

 

 

「いつか・・・作ってあげるからね・・・よく頑張ったよ。偉いよ。貴女は本当によく頑張った」

 

 

分からない、何を言っているのか。私は確かに自分が出来る精一杯で頑張ったがその結果が私の居ない今のブリテンだ。今がどうなっているかは分からないが、私が居場所を無くしてからは私が無理矢理やった事を除いて基本的に上手く事が運んでいたし、事実、国の雰囲気もいい傾向にあった。

 

そもそも、そういった政策などはマーリンやサー・ケイに頼っていたり、それを参考にした部分が多い。私がした事なんて、それらを真似て決定して戦場に赴いたぐらい。こんなものやろうと思えば大抵の者は出来るし、一人で無理でも数人居ればなんとかなるだろう。寧ろ複数人でやった方が、私のように一人よがりに成らずに済む。

 

私は間違っていた。故にブリテンを追い出され、今こうして妖精王の世話になっている。でも、これ以上に美味しい物を食べさせてくれる、というのは大変魅力的ですね。

 

 

「うぅ・・・ぐすッ・・・もう・・・大丈夫だから・・・」

 

 

考えを張り巡らせていると、頭上から慰める声と同時に啜り泣く声が聞こえて来た。

 

 

「・・・あ、あの・・・泣いてるのですか?」

 

「う゛うん゛・・・泣い゛でな゛い゛」

 

 

どうしてそのような嘘を吐くのかは分からないが、兎に角この体勢はマズイ。気にしないようにしてはいたが、さっきからおちんぽがどんだん熱を持ち、固定しているからか痛み始めた。

 

 

「と、取り敢えず、手を離して・・・」

 

「や゛」

 

「え!?い、いや、『や゛』とか言われましても・・・」

 

「・・・・・・」

 

「ちょ、強くしないで・・・息が・・・んんッ〜〜!!」

 

 

ベッドでの出来事は足が麻痺した事に驚いてそれどころでは無かったが、こうして妖精王の豊満な胸に包まれるのは・・・いろいろとイケない。王としての精神性を持ってしても堕落してしまいそうになる。

 

脱出しようにも触れていて分かるが驚く程に弱々しい身体をしており、無闇矢鱈に力を込めれない。それに妙な体勢であり、力を込めようにも上手く込めれない。

 

息が出来ない的な意味でも意識を保つ事に全力を注いでいると手の力が緩んだ。チャンスは今しかない、となんとか脱出に成功。そこで目に飛び込んで来たのは涙を溢れ出している妖精王だった。

 

 

「プハァッ・・・ほら、やっぱり泣いてるじゃないですか。私の使ったヤツですけど、よければ使って下さい」

 

「あ゛りがと゛」

 

「あぁ、そんなに擦ったら折角綺麗な顔が・・・貸してください、私が拭きますから」

 

「ん・・・」

 

 

女性の扱いはマーリンやサー・ケイに習い、他の騎士達を見て真似て漸く自然に出来るようになった。だから、普段なら呼吸するかのように行う気遣いが、何処か気恥ずかしく感じた事に少し戸惑ったが、拭かれる為に目を瞑っている妖精王にはバレていないみたいでホットした。

 

だが、そのホッとした感情も醜態を晒さずに済んだ、とはちょっと違ったような気がしたが、この時の答えが好きな人に格好悪い所を見せたくなかったから、と私が気付くのはまだ少し後だ。

 

 

「!?突然顔を赤くして、どうかしましたか!?」

 

 

肌を傷付け無いように優しく涙を拭き取ってあげていると、何の前触れも無く妖精王が顔を真っ赤にしだした。淑女を何度か相手にした事があり、照れの類かと思ったがここまで真っ赤になられたのは初めてで逆に心配してしまう。

 

 

「へ?あ、いや、何でもないから!大丈夫です!」

 

「・・・では何故、顔を逸らすのですか?」

 

「いや!・・・ホント・・・大丈夫・・・・・・でしゅから・・・」

 

 

・・・なんでしょう、この胸の高鳴りは。彼女をもっと・・・もっとこう・・・。

 

 

「見せて下さい。もしかしたら、風邪かもしれません」

 

「ちょ・・・!?」

 

 

少し頭の位置が低めの彼女の頬を両手で軽く挟んで強制的に顔を合わせる。すると、唯でさえ真っ赤だった顔が更に赤くなり、身体もビクビクと震えているような、どちらかと言えば痙攣しており、それが嗜虐心を擽る。

 

目も泳ぎまくっていたが、ジッと見詰めていると観念したかのように目を合わせてくれた。それがどうしようも無く嬉しくて、普段の私なら絶対に有り得ない事をしてしまった。

 

 

・・・あ、あにょ・・・にゃにを・・・へ?待って、なんか顔が近付いて・・・んむっ!?」

 

「ん・・・♡」

 

 

舌すらも強引に捩じ込んで、口の中を隅から隅まで味わうようなネットりとした口付け。それは何とも甘美で反則的な気持ち良さだった。

 

 

「んんッ!んッ〜〜!?」

 

 

抵抗していた彼女もこの身体能力差ではどうしようも無いと判断したのか数秒後には大人しくなり、されるがままとなっていた。それをいい事に私は好き勝手に彼女の口内を貪る。

 

 

「んッ♡んちゅ♡んん♡」

 

「ん♡もっと♡もっひょぉ♡んむ♡」

 

 

何秒か何十秒か、はたまた何分以上か。気付けば、お互いの身体を(まさぐ)りながら、味わうようにキスをし続けていた。

 

 

「んっ♡・・・ふぅ」

 

「ふわぁ・・・♡」

 

「おっと・・・」

 

 

満足して舌をゆっくり引く抜き口を離す。キラリと光る銀色の橋が途切れると同時に妖精王が腰が抜けたのか、膝から崩れ落ちた。慌てて膝を支えると妖精王の全身がビクンッと激しく跳ね上がる。

 

 

「大丈夫ですか?」

 

「・・・ふぇ?・・・・・・ッッ!!?」

 

「え?・・・えぇッ!?」

 

 

呆然とする彼女に声を掛けると、少しの間を置いて瞬きよりも短い瞬間に忽然と姿を消した。周囲を見渡しても何処にも居ないし、その形跡も無い。

 

まるで、元からそこに居なかったかのようにいきなり姿を消した。でも、口の甘美な感触は残ってるし、あれが幻では無いと断言出来る。

 

いや、論点はそこでは無い。冷静になってみれば、私は何て事をしたのか。無断で女性の唇を強引に奪い、その後も好き勝手に貪った。

 

 

「嫌われた・・・でしょうね・・・」

 

 

今更になって、やらなければよかったと後悔の念が募る。『あの時、自分はおかしかった』なんて、騎士としてあるまじき言い訳をしようとしている。仮にそれが本当の事だとしても、幾ら寛大な妖精王でもこれは許してくれないだろうし、許して貰いたく・・・貰い・・・たく・・・。

 

 

「・・・嫌です・・・嫌われたく・・・ないです・・・・・・」

 

 

虫がいいのは分かっている。でもそれは嫌だ。ブリテンに私の居場所が無くなった時よりも、皆に剣を向けられた時よりも何倍も辛い。

 

涙がまた溢れ出してくる。止めたいとも思わないし、そんな余裕が無い。身体の震えも止まらない。瞳の焦点も合わない。

 

見詰め合う事なんてせずに、早く離れておけばよかった。でなければこんな事にも、こんな想いにもならずに済んだのに・・・。

 

 

「?・・・こんな想い?・・・そうか・・・」

 

 

失って気付くとはよく言ったものだ。本当にその通りになった。たった数日の想いだが、大切な事に気付けた。でも、それももう遅い。

 

 

「ハ・・・ハハッ・・・」

 

 

思えば、名前さえ知らない想い人。もしかしたら、もう会えないかもしれない。会えたとしても、どんな反応をされるのか怖くて、勇気が出ない。それでも、一言だけでいいからこの想いを口に出してあの人に伝えたい。

 

 

「愛してます・・・名も知らぬ美しい貴女・・・」




竜の催淫の効果がかなりガバガバですけど、あんまり気にせんで下さい。

どうでもいい情報として、アルトリアに感想を言わせた野菜はキャベツとキュウリ・・・に似た野菜です。特に意味はありませんが、強いて言うなら書き易かったからです。それ以上でもそれ以下でもありません。

次回は序盤から盛ります・・・盛らせてみせます!
出来るかなぁ・・・あまり期待せずに待ってて下さい。
でも、最低でも次回の内には本番に持ち込みます・・・あ、不安になって来た。

ま、いっか。


それから、妖精王は恥ずか死しそうで、自室に逃げ込んだだけです。
さぁ、どっちが襲って襲われるのか・・・期待せずにお待ち下さい。

あ、まだありました。
ネタバレになりますけど、妖精王の名前は史実通りではありません。
いや、だって・・・調べてみたんですけど『ニミュエ』とか・・・その、言っちゃなんですかど、なんかダサくないですか?(個人差あり)
他のも何とも言えない感じでしたし・・・。

それにもう一つの方がイメージ的に合ってるような気がしたので、そちらにしたいと思います。多分、何となく分かってる方もいらっしゃると思います。(ヒントはアルトリアの呼び方)
因みに、この辺の名前の改変は完全に作者の趣味ですので、予め言っておきます。本番をしますけど、そういったのが苦手な方は次回は止めといた方がいいです。

・・・こんな所かな?
あ、まだありました。

大変お恥ずかしいのですが、子供について髪は妖精王、顔はアルトリアくらいしか決まっておりません。
名前、考えるの苦手なんですよ。

なので、何か案があれば活動報告にご返信下さい。
出来れば意味も書いて下さると嬉しいです。このキャラが好きだから同じ名前して欲しい、みたいな感じでも大丈夫です。


次回も気長にお待ち下さい!


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竜の王様と妖精の王様

前回のあらすじ

妖精王「健気にお世話(意味深)してたらファーストキス奪われた」

アルトリア「目の前に好きな人の顔があったらキスするだろJK」


今回のあらすじ

約三万文字の最終回(すみません)


何はともあれ、一先ず会って話をしなければならない。いや、したい。図々しいのは分かってるし、どの面下げて、なんて罵られるかもしれない。

 

それでも、もう一度だけでいいから会いたい。会ってその声を聞かせて欲しい。その手で触れて欲しい。その笑顔を魅せて欲しい。

 

 

次に対面したら襲ってしまうかもしれない。現にちんぽを足に括り付けた蔓の貞操帯は今にも引きちぎれそうな程に張っている。

 

だけど、それで会えるのなら意地でも耐えてみせよう。射精したくて堪らないが、何なら二度と射精出来なくなってもいい。最悪、切り落としたって構わない。

 

 

そう決意したのに━━━━

 

 

『ア・・・・・リ・・・・♡』

 

 

扉の奥から声が聞こえる。部屋を一つ一つ確認して、最上階の一室の扉でノックしようとして手が止まった。

 

良くないと分かっているが、それでも好奇心を抑え切れず静かに扉を開いて中を覗き見る。

 

 

「アルトリアぁ・・・♡」

 

 

そこで見たものは上質なベッドの上でその扇情的な服を着崩し、自身の秘部を弄るという名の自慰をしながら私の名を切なそうに口にする妖精王だった。

 

 

 

 

「はぁ・・・♡はぁ・・・♡」

 

 

もふもふなベッドの上で自分の身体を包むように抱くが、上下に回った両腕の間にある自身の大きなおっぱいの先端が痛いくらいにビンッと勃起しているのが強調されて、余計に自覚させられる。

 

興奮が収まらない。そもそも未だに頭が混乱して、事態を上手く認識出来ていない。

 

 

え、何?アルトリアに濃厚なキスをされたの?なんで?後、俺も興奮して絡め返したよな?いや、弱々し過ぎてアッサリと攻め返されてイカされまくったけど・・・って喧しいわ!

 

 

「ぁぅ・・・アルトリアの馬鹿ぁ・・・」

 

 

照れ隠しに罵倒してみたが逆効果過ぎて笑えない。名前を口に出しただけで脳裏にあの人の顔が過ぎり、先程の大胆な口付けを思い出してしまう。

 

顔から火が出そうな程に熱くなり、無意識に口の中であの時の感触を思い出すかのように舌をコロコロしていると、幸せ過ぎてどうにかなってしまいそうだ。

 

それを発散させる為に指がおまんこや乳首を弄り始める。触って気付いたがおまんこはお漏らししたみたいに濡れ濡れになっており、乳首からも透明の液体のようなナニカが母乳のように溢れていた。

 

 

「ふッ♡・・・くぅ♡んひぃ♡」

 

 

弄り始めたらもう止まらない。仰向けになって弄り易い体勢で徹底的に自身の身体を攻め倒す。そんな時でも頭に思い浮かぶのはアルトリアの顔とおちんぽであり、液体がローション代わりとなった今の状態では刺激が強過ぎた。

 

 

「アルトリアぁ・・・♡」

 

 

無意識に口にしてしまうあの人の名前。それだけで心が満たされ、一気に気持ち良くなってしまう。

 

 

「アルトリアぁ・・・♡アルトリアぁ・・・♡んッ♡んんッ〜〜〜♡♡」

 

 

イッてしまった。

 

腰を少し浮かせ、弄っていた勃起した乳首やクリトリスが指の中でビクンビクン痙攣しているのが分かる。おまんこからだけでなく、乳首からも透明な液体が母乳というよりも射精したかのようにビュッビュッと吹き出ている。

 

少しして絶頂の余韻も引き、硬直していた身体がゆるゆるに緩んで浮かせていた腰を降ろす。イッた反動で全身に力が入らない。それでも身体の疼きは収まらないどころか、余計に興奮しているような気さえする。

 

しかし、流石に連続なんて身体が持たない。少しだけ休憩しようと目を閉じた瞬間、何かが俺の上に覆い被さった。

 

 

「ふーッ♡・・・ふーッ♡・・・」

 

「・・・へ?」

 

 

眼前に広がる血走った眼で鼻息を荒くしているアルトリアの綺麗な顔。

 

 

ちょっと急展開過ぎて理解が追いついていないが、取り敢えずこのままだと美味しく頂かれる事だけは本能的に分かった。

 

それと多分だけど、タイミング的にさっきの自慰を見られた。

 

そう思うだけで上手く思考出来ない程に混乱し、今すぐに顔を手で覆いたかったが、両手はガッシリとアルトリアに固定されてしまっていた。

 

 

私は悪くない。悪いのは貴女だ。こんなのもう我慢出来る筈が無い

 

「や、やだぁ・・・見ないで・・・んぐ!?」

 

「ん♡んちゅ♡くちゅ♡」

 

「んんッ!んーんー!」

 

 

懇願してみたが、このような現状を作り出した本人から返って来たのは濃厚なキス。先程と同じくらい深くねっとりとしたキスだったが、そこにこちらを気遣う気など全く無いとばかりに乱暴で自分勝手だった。

 

 

ん♡ダメ・・・♡

この人・・・キスが上手過ぎて・・・それだけでイッちゃう♡え・・・嘘ッ・・・・・・ッ♡イクッ♡

 

 

口内を蹂躙される感覚に身体が精神に反して打ち震えている。軽めとは言え、絶頂の快楽を逃がそうと腰を浮かせるがそれすらも身体を重ねているから出来ない。

 

しかも、そうして身体を押し付け合っているとお腹にグニグニと熱々な棒状のナニかが当たる。たったそれだけなのに子宮がキュンキュンして腰がふわふわしてしまう。

 

もどかしい快楽に身を捩らせていると、濡れ濡れのグショグショになったおまんこにアルトリアの膝が押し付けられ、ふにふにと刺激してくる。僅かな快楽と共に高揚感が湧いてきて、もっともっとと強請るように自然と股を開いてしまう。

 

 

「ちゅ・・・♡れろぉ・・・♡ん・・・逃げるな♡」

 

「待っひぇ♡やめぇ・・・♡ん・・・んぁ♡ッ♡」

 

 

上と下のお口を最小限の行動で最大限気持ち良くなるよう責められ、このままではヤバいと感じて顔を背けようとした。だが、両手を頭の上で片手で抑えられ、空いた方の手で顔を固定されてしまった。

 

女(?)とは言え、元は王であり騎士でもある彼女に純粋な筋力で適う筈も無く。胸が完全無防備になって互いのおっぱいが動く度に擦れ合い、形を歪め合っている。

 

柔らかいが張りがあり、乳首もコリコリになってるアルトリアの胸は似たような状態の俺の胸を捏ねくり回し、タプンタプンと音を立てて形を歪ませている。

 

口の中を隅々まで蹂躙され、表情筋がほにゃほにゃにされた頃になって漸く解放された。興奮して火照っている身体にその刺激は強く、当然の如く何度か軽くイッていた。

 

頭が上手く回らない。何を言えば正解なのかも分からない。だから酸欠もあり、ポケーッとしているとお腹になにやら熱くて固いような柔らかいようなナニかが当たっている事を思い出した。

 

それは下腹部辺りをグニグニとお腹の上から押し付けるバキバキにフル勃起した特大級の極太おちんぽだった。

即席の貞操帯の残骸がアルトリアの太腿に絡み付いており、視線を横にしてみると残りが床に落ちていた。恐らく、勃起の力だけで引き裂いたのだろう。信じられない勃起力だ。

 

お腹の上からと言うのに、子宮がキュンキュンと反応してしまう。こうして見るとこんな奥まで抉られるのかと容易に想像出来て、期待と同時に挿入されたら完全に男の俺が殺されると嫌でも理解させられる。

 

瞬間移動で同じように逃げようとしたが、出来なかった。心のどこかで今のこの状態を望んでいた自分が居るのかもしれないが、アルトリアの血走った瞳の中に『逃げないで』と懇願するかのような、何処か悲し気な雰囲気を感じ取ってしまったからだ。

 

 

そ、そんな顔してもダメだからな♡ファーストキスは許したけど・・・そ、そっちはダメだ♡逃げないから、その・・・えっと、そのままお腹でちんぽシコシコして気持ちよくなって♡ね?

 

 

太腿でおまんこをぐにぐにされたくらいで自分から股を広げている現状、全く説得力が無い妥協案を内心呟く。

 

そんな無抵抗になった俺を知った事か、とばかりにアルトリアはおちんぽを俺の濡れ濡れまんこに充てがう。身体は許しても心は未だに受け入れていない・・・と思う俺は責めて心の準備だけでもと、時間稼ぎに言い訳を必死に繰り出した。

 

 

「ま、待って・・・さっきイッたばかりなの・・・だから、だから・・・少し・・・休憩をほぉお゛♡」

 

 

ちょ、嘘ッ・・・♡俺の処女膜、拒む気無さ過ぎぃ・・・♡

 

 

黙れ、とばかりに一気に腰を打ち付けられた。処女膜がやる気ゼロ過ぎて初めてなのに一切の抵抗無く、ウナギが指の隙間に入るかのようにおちんぽは処女膜をにゅるんッと通過して子宮口まで到達した。

 

 

それはまるで俺が自分からちんぽを求めているかのように。それが堪らなく恥ずかしくなり、唯でさえ熱い顔に余計に熱が集まっていく。

 

 

「は、初めてなのにぃ・・・♡こんなッ・・・こんなアッサリなんてぇ・・・♡」

 

 

熱いよぉ・・・♡

おちんぽがこんなに熱いなんてぇ♡

挿入されただけなのにイッちゃったぁ♡♡

 

 

「くっ・・・♡・・・・・・ん♡・・・・・・ふーッ♡」

 

 

アルトリアが動かない。何かに必死に耐えてるようだけど完全に覆い被さり、身体をこちらに預け、顔を肩に乗せられてるからどんな表情なのか分からない。

 

射精はしていないようだが、おまんこの中でちんぽが激しく脈打ってるのが嫌という程に分かってしまう。いつ発射してもおかしくないだろう。

 

爆弾処理の如く慎重に抜け出そうとするが、ガッシリと背中を抱き締められてまるで動けない。それどころか、身動ぎする程に互いに押し付け合って形を歪めている豊満なおっぱいが擦れてしまう。

 

先程、母乳のように出た透明な液体が潤滑油となって互いの乳首と乳首がコネコネと捏ねられる。これでは余計に快楽を感じてしまうだけだと悟り、大人しくしておく。

 

しかし、ちんぽが抜けた訳では無い。アルトリアは未だに動かないし、ちんぽも俺のまんこの中でビクンビクンと痙攣している。

 

下手に動けば色々と擦れて感じちゃうし、この状態で力を使えばアルトリアにどんな影響があるのか分からないので、いつ膣内に吐き出されてもおかしくない状況に戦々恐々としているしかなかった。

 

 

「・・・♡・・・・・・ん♡」

 

 

それから数分か数十分かは分からないが、それなりに時が過ぎた。今でも体勢は変わっていない。そんな中で俺が抱いた思いは困惑だった。

 

アルトリアが動かない事にでは無い。

ちんぽが挿入されている事に違和感が無くなりつつある事にだ。

 

 

異物と認識していた筈のちんぽを身体の一部として受け入れつつあった。この状態が当たり前。俺のおまんこはこの人のちんぽを収める鞘でしかない。

 

この際、違和感が無くなるのはいいとしても僅か早過ぎではなかろうか。どれだけ相性抜群なんだ。

 

 

そんな未知の感情に恐怖が湧いてしまう。

 

 

「や、やらぁ・・・♡離・・・れて・・・♡お願・・・い♡」

 

「くっ・・・ふぅ♡・・・んん♡」

 

「ひぅ・・・♡動いちゃ・・・♡あッ♡」

 

 

あ、ダメだ♡身体が完全に屈服した♡

アルトリアがほんの少し動いただけで身体が跳ねてしまう♡

それでおまんことちんぽが擦れて、気持ち良くなってまた身体が跳ねて・・・♡

 

流石にこのループはマズイから何とか力尽くでも・・・・・・止める為とは言え、犯してる張本人に・・・こんな♡恋人みたいに抱き着くなんて♡これじゃ、完全にだいしゅきホールドだよぉ♡♡

 

 

トン♡トン♡

 

「お゛ッ♡お゛ぉ♡」

 

 

イクッ♡ずっと動かなかったから油断してた♡

ヤバい♡下品な喘ぎ声が止まんないぃ♡

大事な部屋(子宮)を軽くノックされただけなのに♡だけなのにぃ♡♡なんでこんなに気持ちイイのぉ♡♡

 

 

 

それからどれ程の時間が過ぎたかは定かでは無いが。互いにほぼ全裸で抱き着き合い、おまんこはちんぽに形を覚え込まされるかのように念入りに侵略され続けた。

 

 

「ん♡・・・んッ♡・・・・・・んふぅ♡・・・♡・・・・・・ん♡ん♡」

 

「あッ♡・・・イク♡・・・・・・んん♡・・・またッ♡・・・・・・ッッ♡」

 

 

最初は数分に一回だった軽いトン♡トン♡が次第に一分に一回、数十秒に一回、十数秒に一回と徐々にインターバルが短くなり、気付けばインターバル無しで連続でノックされ続けていた。

 

もうずっと小さくイキ続けており、それだけでなく動いて快楽を逃がす事が出来ないので通常よりも数往復快楽が全身を駆け巡る。

 

 

「あぅ・・・♡んん・・・♡いひッ・・・♡」

 

 

いきなりではなく、徐々に身体を馴らされたので快楽の蓄積が凄い。まともな思考さえもままならず、只管に子宮口を優しくトン♡トン♡され続け、延々と全身を駆け巡る物足りない快楽に子宮口が自分から吸い付き始めたのが分かる。

 

このままだと子宮口がフェラを始め兼ねないと目をハートにして荒い息を立てていると、途端に腰が止まりアルトリアが手を離して身体を起こしてくれた。

 

 

「あ・・・」

 

「♡♡・・・危ない所だった。挿入れたと同時に果ててしまうかと思ったぞ♡処女だと聞いてはいたが・・・随分とおまんこの具合がいいな♡それに自分から身体を絡めて甘えてきて・・・・・・本当に初めてなのか?」

 

 

まるで名残惜しいかのように声を出してしまった俺にアルトリアも目の奥にハートを浮かべ、左手で頬を撫でて来る。

 

勝手に人の初めてを奪っといて人を淫乱だなんだと、失礼過ぎるいい様に抗議の声を上げようとしたが指の先まで綺麗でスベスベな肌が気持ち良くて、もっとそれを強く感じようと瞳を閉じて堪能してしまう。

 

・・・ま、まだ脚を組んでるのは・・・その、こ、腰が動かないようにする為だ。決して、逃がさないようにする為じゃないぞ。

 

 

「ふふっ♡もっとその顔を見せてくれ♡他の誰でもない、私だけに魅せてくれ♡」

 

 

穏やかに微笑む声がして瞼を上げる。目尻を下げ、僅かに口角を上げて微笑むアルトリアの顔が徐々に近付いてくる。

 

元々、整い過ぎているその容貌を更に美しく魅せて愛を囁く彼女に心の中がポカポカして、自然と再び眼を閉じ、頬に当てられていた左手で顎をクイッと上げられる。

 

瞬間、唇に触れる瑞々しく柔らかな感触。薄らと目を開け、予想通りアルトリアの顔が目と鼻の先にあり、安心して再び目を閉じる。

 

・・・なんでアルトリアは目を開けてたんだろう。至近距離で目が合ってビックリしたじゃないか。顔、赤くなってないかな?

 

 

「ん・・・♡んちゅ♡・・・ん♡」

 

「ん・・・♡ん・・・♡・・・ちゅ♡」

 

 

先程のような乱暴でディープなキスではなく、啄むように唇を触れさせ合う優しいキス。恐らく、幾らか心の余裕が出来たのだろう。

 

まぁ、つまりは心の余裕が無くなれば、また乱暴にされるんだが・・・・・・そ、それはそれで・・・いいな♡

 

 

「ん♡・・・・・・あぁ♡愛おしい♡愛おしくて堪らない♡他者を愛する事が、貴女を愛する事がこんなにも幸せだなんて♡貴女だけを見よう♡貴女だけにこの気持ち(情愛)を抱こう♡貴女と共に居られるなら、私はなんだってする♡」

 

 

唇を離して目を開けると数cmの所でジッと見詰められていた。ハートは浮かんでいるがハイライトの無いその瞳に、不思議な事にどれだけ恥ずかしくても目を(つむ)る事も逸らす事も出来ずに見詰め合ってしまう。

 

先程から止まらぬ愛の囁きに本気で口説かれてると自覚して、余計に頭がクラクラする。嘗て、幾度と無く愛を囁かれ、求婚されて来たがどれも不快感ばかりでそれ以外に何一つとして感じなかった。

 

だが今はどうだ。彼女の一挙一動に翻弄され、顔を赤くし、求められてると分かると胸の奥が幸せで満たされる。我ながらメロメロに成り過ぎていて呆れてしまうが悪くないと思ってしまう。

 

 

まぁ、それはそれとして。

 

 

「・・・何でも?」

 

「ん?・・・・・・あぁ、何でも」

 

「じ、じゃあ・・・ちんぽ・・・抜いて?」

 

「・・・・・・」

 

 

なーんで真顔になってるんですかねぇ?名残惜しいけど取り敢えず、ちんぽ抜いて。はよ。これ以上は・・・その、ちょっと・・・・・・洒落になんないから。

 

 

「・・・よく聞こえなかった。もう一度、言ってくれるか?」

 

 

聞こえない訳ないだろ。この距離だぞ。だがまぁ、聞こえないと言うのなら仕方無い。耳の穴かっぽじってよく聞くんだな。

 

 

「だ、だから・・・ちんぽ・・・・・・抜いぃいん!?♡♡」

 

「ん?何か言ったか?」

 

 

ちょ、人が喋ってる時に子宮口ノックするなぁ♡♡

 

 

「ち、ちんぽをぉぉ♡♡」

 

「すまないがもう一度言ってくれるか?」

 

 

こ、こいつ、態とやってるな♡

人の急所(子宮口)を素知らぬ顔で突いて、喘ぎ声で言わせないつもりだ♡

なんで下品な阻止の仕方だ♡

くぅ♡こうなったら意地でも言ってやるからな♡♡

 

 

「だ・・・ぁから・・・♡ちんッ♡・・・ぽォォ♡♡・・・・・・イクッ♡・・・ちんぽをぉお♡♡・・・ひぅ♡あッ♡そこッ・・・♡トントンするにゃあぁ♡♡」

 

 

クソォ・・・人の大事な所を好き勝手小突きやがってぇ♡

そんなもので俺が諦めると思うなよ♡

絶対に抜かせてやるからな♡

 

 

「ちんぽぉ♡抜けぇ♡イッてりゅ♡ずっとイッてりゅのぉお♡♡気持ち良過ぎるからやめろォォオ♡♡」

 

「・・・♡♡」

 

「ほぉ゛お♡早くなっひゃあ♡なんれぇ♡やめろって言ってるのにぃ♡♡」

 

 

その後も子宮口を小突かれ続け、俺は反抗し続けた。小突く力は弱いままだったが、テンポを変えたり━━━━━

 

 

「ん・・・ここ、か?」

 

「イクッッ♡♡・・・へ?・・・なに・・・今・・・のぉおお♡♡」

 

「ふふっ♡弱点発見だ♡」

 

 

俺のおまんこなのに俺以上に詳しくなられたり━━━

 

 

「名残惜しそうに勃たせて・・・そんなに弄って欲しいのか?」

 

「ひゃうッ♡や、バカ!♡乳首摘んじゃ♡んひぃッ♡・・・コリコリらめぇぇ♡♡おまんこトントンもするにゃあぁ♡」

 

「我儘だな、おっぱいはこんなに蜜を出して、おまんこはキュウキュウ締め付けているのに。・・・本当はもっとして欲しいんだろ?だからこんなに私を誘惑しているんだろ?・・・・・・むぅ、本当に沢山出てくるな・・・どれ、味見してみるか・・・はむ」

 

「ひぁッ♡にゃ♡にゃにしてぇ♡」

 

「何って・・・勿体無いから飲むんだ・・・お前の全てを奪ってやる・・・・・・ん!?甘い・・・本当に蜜のようだな・・・はむ・・・病み付きになりひょうだ・・・」

 

「ひゃあああ♡分かった♡飲んでいいかりゃ♡だかりゃ♡トントン止めてぇぇ♡♡」

 

 

人様の胸を好き勝手にしてくれやがったりと散々な目にあったが『ちんぽを抜け』という俺の意思は曲げなかった。

 

いや、曲げないと言うよりは、『雌』になる事を何処かで恐れている『俺』が防衛本能のようにただ同じ事を繰り返し喋っていただけで、強い意志の下に・・・なんて高潔な精神なんてものは無い。

 

しかし、身体は完全に堕ちる所まで堕ち切り、女の快楽に墜ちて心の中でさえ時々『私』に成り掛けたりともう色々と限界だった。

 

思考もままならず、小突くのではなく思いっ切り突かれれば今にでも恥もプライドも捨て去り、貴女のモノ(メス)にしてくれと懇願した筈だ。貴女の雌だという証を子宮一杯に注ぎ込んでくれと、ちんぽをオナホまんこで自らシコシコした筈だ。

 

だが俺は選択を誤った。いや、この後の惨劇を考えるとある意味では寧ろ大正解でどの道、同じ運命を辿るような気もするけど、兎に角、俺はこの時殆ど何も考えてなかったんだ。

 

一時間以上に渡って子宮口や俺の知らない弱点とやらを小突かれ続け頭の中を掻き乱されたり、母乳(後から知ったが樹液のような物)を飲んでいると見せ掛けて舌で乳首を虐められたりと、真面で居る方が無理な話だ。

 

 

軽率に楽観的に、この短い時間で何度も交した問答をいつものヤツだと勝手に決め付け、その時のアルトリアの泣きそうな表情を見ず、ただアヘりながら何も考えずに答えてしまった。

 

貴女の雌になる気はない、と。

 

 

「・・・どうしても抜いて欲しいのか?」

 

「あ♡ひぃ♡抜ッ♡・・・抜いてぇ♡イクッ♡・・・ちんぽ・・・抜いてよぉぉ♡♡」

 

 

あ♡もう少し・・・♡あと少し強く突いてくれたら思いっ切りイけるのにぃ♡♡さっきからトントン♡するばかりで物足りないよぉ♡♡

乳首ももっと虐めてぇ♡弱いの♡よわよわ敏感乳首なのぉ♡♡貴女に飲んで欲しいって媚びる様に甘い蜜一杯出してるのぉ♡

 

 

「・・・そう・・・・・・です、か」

 

 

はぇ・・・?なんで止めちゃうの?動いて♡ね?一杯、トントンして♡足りないの♡もっともっと私を犯してよぉ♡♡嫌だって言ってるじゃん♡分からせる為におまんこジュポジュポしてぇ♡♡

 

 

「そんなに・・・嫌ですか?」

 

「嫌って♡ずっと()ってるッ♡♡」

 

「・・・・・・」

 

 

え、なんで抜いちゃうの?ヤダヤダヤダ、抜いちゃヤダよぉ・・・。まだちゃんとイケてないの♡イかせて♡頭おかしくなるくらい滅茶苦茶にしてぇ♡♡

 

 

「待って♡抜いちゃ━━━━━ほぉ゛おぉッ?♡♡ッ♡ッ〜〜♡ッッ♡ぉ゛♡ッ゛〜〜〜♡ッ?♡♡ッッ〜〜〜♡♡♡」

 

 

??・・・何が起きた?あれ?ちんぽ抜いてないの?なんで身体が小刻みに跳ね上がってるの?それにさっきから頭の中がバチバチして・・・・・・ん??

 

自身の身に何があったのか理解出来ないまま、アルトリアは再び腰を引く。ちんぽが抜けそうになった瞬間、気付けばちんぽがまた子宮口まで深く侵入していた。

 

 

「ぉお゛おッ?♡ッ♡お゛ほぉ゛お ぉお゛?♡♡♡」

 

 

事態に追い付けず、認識出来ないレベルまで肥大化した快感に危機を感じた脳が少しでも逃がそうと身体を反応させるが、ちんぽで固定されて真面に動けない。

 

そうして体内で溜まりに溜まった快感が出口を探すかのように駆け巡り、無意識に喘ぎ声となって逃げ出す。だがそんな虚しい努力を嘲笑うかのようにアルトリアは腰を引き、次の瞬間にはまた奥まで思いっ切り貫く。

 

 

トントン♡なんて生易しいものじゃない。常軌を逸した快楽に強制的に内側へと意識を向けさせられ、子宮口まで貫く度にドチュッ♡ドチュッ♡と卑猥な音が脳まで響き渡る。

 

堕ちるとか堕ちないとかの問題じゃなかった。どれだけ壊れないか、意識を保っていられるか、そういう次元の話だった。

 

 

「貴女が言ったんです♡『堕ちる所まで堕ちてしまえばいい』と。もう騎士とかそんなものはどうでもいい。受け入れてくれないのなら、どんな手を使ってでも貴女を私のモノ(メス)にします♡♡堕とす所まで堕とすので覚悟してくださいね♡♡」

 

「ひぐぅうぅ♡♡なりゅぅ♡♡お゛ぉお゛おぉ♡♡なりゅかりゃぁ(なるから)♡♡もう赤ちゃんの部屋、虐めにゃいれぇえぇ♡♡♡」

 

「ダメです♡」

 

「んほぉ゛お゛ぉ ゛おお゛ぉお゛♡♡」

 

 

快楽が強過ぎて渡りに船だったアルトリアの提案に即答で了承したが、あっさり拒否され、また強くドチュッ♡と子宮口まで貫かれた。

 

なんでとかどうしてとか疑問が湧く余裕すら無く、兎に角今は快楽を逃がす為に喘ぎ続ける。すると、俺の返答が気に入らなかったアルトリアが腰を引かず、そのまま子宮口までミッチリ挿入した状態で耳元まで口を近付けて来た。

 

 

「強情なのは構わないが、まだ全部挿入ってない事に気付いているか?今の内に観念した方が身の為だぞ♡」

 

「ふぇ・・・?うしょ()・・・れしょ?♡」

 

「さぁな♡さて、いつまで耐えられるかな?こうしてる今もイキまくって締め付けてくるような素直過ぎるおまんこが何処まで耐えるか、見物だな♡」

 

 

アルトリアの身体とそもそも絶頂で目がチカチカしてお股がよく見えないが、嘘を言っている風にも見えない。現におまんこにアルトリアの腰が当たっていないし、お腹にグリグリしていた時を思い出してみれば確かにもう少し奥を突ける。

 

突き付けられた事実に頭が理解する事を拒否し、耳から顔を離したアルトリアはそんな呆然とした俺の顔を見て心底楽しそうに嗜虐的な笑みを浮かべていた。

 

そして先程言った事が本当だと言わんばかりに更に腰を押し付け、子宮を押し潰して来る。

 

 

「はひぃ♡しょれらめぇ♡♡ずっと気持ちいいのぉ♡♡コリコリダメにゃにょぉお♡♡」

 

 

こじ開けるようにちんぽと接している子宮口の壁が削られている気分だ。今まで一切弄ってなかった筈の子宮口が限界まで開き、そこから少しずつ拡張されてる。

 

しかも、アルトリアの子を孕もうと子宮自体が降りて来ている。ちんぽと子宮口がディープキスしてイチャイチャするから、こっちはさっきからイキっぱなしだ♡

 

 

「お♡おぉ゛お♡イグッ♡イ゛ッてる゛がら゛ぁあ゛ぁ♡♡や゛しゅ゛ま゛しぇ゛でぇ(休ませて)え♡♡」

 

「ダメ・・・だッ♡言っただろ?ん♡・・・私のモノになるまでッ♡やめない・・・とッ♡」

 

「な゛りゅ゛ぅう゛♡ア゛ルト゛リ゛アに゛ょおぉ゛♡も゛にょ゛に゛にゃ゛りゅ(モノになる)かりゃ゛ああ゛ぁあ♡♡ゴリュ゛ゴリュ゛♡しにゃがらドチュドチュ♡しにゃいれぇぇえ♡♡」

 

「だからダメだと言っている♡くぅ・・・キツイ♡ふふっ♡まだ全部挿入っていないがこれが限界か♡♡少し体勢を変えてみるか・・・」

 

 

や、やっと・・・止まってくれた・・・あ、イグッ♡・・・へ?なんで抱き上げて・・・嘘・・・ちょ、ちょっと待━━━━━

 

 

「ん゛ひ ィ゛ィ イ゛ィィ゛ッ♡♡」

 

「くふぅ・・・♡かなり奥まで挿入ったな♡・・・ん♡下から子宮を押し潰される感覚はどうだ?・・・ふふっ、聞くまでもなかったか。凄い締め付け♡さっきからイキっぱなしだな♡♡」

 

 

ただでさえ貧弱なのにその上、イカされまくれば全身に一切の力が入らない。・・・何故か脚はアルトリアをガッチリホールドしたままだけど・・・。

 

だから、抱き起こされても抵抗なんて出来る筈無く、なすがままに所謂、対面座位の姿勢で腰を落とされて、計らずとも自分でおちんぽを更に奥まで挿入する形になってしまった。

 

しかも、脚が自分の物じゃないみたいに未だにガッチリホールドしてるから、脚が浮いて腰を上げる事も出来ない。

 

 

「待っひぇッ♡♡ホン゛トッ♡ム゛リ゛ッ♡♡()にゅ゛ッ♡♡()んじゃうかりゃぁあぁ♡♡」

 

「妖精王♡そうは言うが身体は正直だぞ♡ほら♡軽く()すっただけでおまんこがキュンキュンしている♡」

 

「お♡おひ♡も、もうやめへぇ♡やめへってばぁ♡♡」

 

 

お尻を鷲掴みにされ、揉み揉みされながら上下にゆっさゆっさされる。高低差はあまり無いけど、降ろす時に完全に手の力を抜くから支えが無くなって、かなり強めに子宮口を突かれてしまう。

 

涙でグシャグシャになったアヘ顔を晒しながらも抗議するがまるで効果が無い。ならばと脚が動かないならそれを逆手にとって、両腕をアルトリアの脇の下に通して完全に密着する。

 

 

「ふぇ!?な、何をッ・・・!」

 

「・・・ん♡・・・こ、これで♡ひぅ♡動けないッ・・・でしょ?♡」

 

「・・・・・・・・・・・・そうか」

 

 

思わぬ反撃にアルトリアをして取り乱したらしく、顔を真っ赤にして驚いている。それに気を良くした俺が勝ち誇ったような笑みを浮かべ、効果があった事に内心、安堵する。(若干、アヘってるのは気にするな)

 

だが俺の言葉を聞いた瞬間、まるで失望したかのように微動だにせず真顔になった。

 

思った反応と掛け離れ過ぎて今度は俺が困惑する番となったが、それより先にアルトリアが俺の両膝の裏に手を通し、そこからお尻を掴む。

 

 

「ひゃッ♡」

 

「本当に意地っ張りな人です♡大人しく犯されていれば、まだあの程度で済んだのに♡残念ですね♡♡」

 

 

まるで残念がっていない、楽しそうな声を弾ませながら、アルトリアは俺を少しだけ持ち上げる。そして膝立ちになると、そこからヒョイっと軽々しく俺を持ったまま立ち上がった。

 

 

「・・・・・・へ?」

 

「さぁ、妖精王よ♡私はこれから手を離す♡そうすれば・・・・・・いや、ここから先は言わなくても分かるか。精々、()ちないよう頑張って私に抱き着いてくれ♡」

 

「や、やらぁ♡今、本当に力が━━━」

 

「大丈夫だ♡本当に嫌なら、きっと身体が限界を超えて耐える♡」

 

「そ、そんなの♡無理に決まっ━━━━ほひゅ♡」

 

 

これ以上話す気は無いのか、俺の抗議を無視して手を離した。抱き着く力はあってもその状態を腕力と脚力だけで維持するなんて出来る筈も無く、手を離したと同時にちんぽが奥深くまで挿入り込んで来た。

 

脚は相変わらずだが今回はそれが悪かった。お陰で変に傾いた状態で全体重がおまんこに集中し、そこから膣内をゴリゴリ削り、アッサリと子宮口を貫いた。

 

つまり、射精寸前のバキバキおちんぽが大事な赤ちゃんのお部屋の中にしっかりと侵入したという事。

 

もう襲ってくる快楽が意味不明だった。通常なら激痛なのだろうが今まで散々おちんぽとイチャイチャしていた子宮は悦びに打ち震え、絶対に逃がさないとばかりに子宮が亀頭全体を締め付ける。

 

 

「くッ♡嘘!?あ、ヤバッ♡・・・お゛ほぉ゛おぉお♡」(子宮にちんぽ絞り取られるぅ♡♡)

 

「ほひょ゛ぉお゛おぉ゛♡♡イギュゥゥ゛ウウ゛ゥ♡♡ぉお゛おぉ゛ぉお♡ッッ♡♡ッッ〜〜〜♡♡ッ♡ッッッ〜〜〜〜〜〜♡♡♡」

 

 

追撃(ちゅいげき)射精卑怯ぉぉ♡

直接注ぎ込まれてりゅぅ♡

本気で孕ませに来てるよぉ♡♡

もう入らないぃ♡入らないからぁ♡

 

 

これまでの攻めで限界だったのはアルトリアも同じらしく、ちんぽ全てがおまんこに完全に収まると同時に今まで我慢して来たのだろう。ねっとり熟成された濃厚な子種の大群が子宮を堕とそうと攻め入って来た。

 

隅々まで余す所なく念入りに注ぎ込まれ、もう入らないとういうのにまだ足りないとばかりに更に援軍がやってくる。完全攻略する気満々だ♡

 

 

おちんぽはしっかり根元まで挿入っているが、落ちないようにお尻を支えられている。あまりに気持ち良過ぎて、あれだけ離さなかった脚が上に爪先までピンッと真っ直ぐ伸びて、五分近く二人揃って上を向いてアヘった状態のまま絶頂し続けた。

 

その後、漸く絶頂が終わったがどちらも動き出さずにじっとしている。と言うか、動けなかった。俺だけじゃなく、アルトリアもちょっと受け止め切れない程に気持ち良くて、暫くの間お互いの肩に首に顔を埋めて絶頂の余韻が引くのを待った。

 

だけど、アルトリアが度々ビュルビュルと吐き出して、それで俺が絶頂しておまんこ締め付けてアルトリアがまた射精そうになる、なんてのを繰り返したから結局は十分以上も動けなかった。

 

何より、アルトリアも気持ち良いだろうに俺を落とさないという意思がしっかり伝わる程に力強く抱き上げられ、安心してイキまくれた。足ピン絶頂気持ち良過ぎだよぉ♡♡

 

 

お腹の中で子種が細胞レベルで孕ませようと細胞壁を突き破ろうとしているのを感じる余裕が出て来た頃、アルトリアも絶頂の余韻が引いたらしい。頬を紅潮させ、微笑む彼女は勇ましいのに一段とエロくなってドキドキしてしまう。

 

 

「妖精王、大丈夫・・・んむッ!?♡」

 

「ん♡・・・んちゅ♡ん・・・♡」

 

「んん♡んふぅ・・・♡な、何を・・・?」

 

「ティターニア♡」

 

「え?」

 

(わたひ)名前(にゃまえ)♡ティアって呼んでぇ♡」

 

「・・・ティア♡」

 

 

あ、いい♡

凄くいいです♡

 

 

「私もアルと呼んで下さい♡」

 

「アルゥ?・・・えへへ♡アルー♡大好き(だいしゅき)ぃ♡」

 

「ッッ〜〜♡♡」

 

「あ♡・・・もう♡またおっきくなって♡・・・ん♡ダメ♡まだ動いちゃ・・・」

 

「ティア♡『ダメ』じゃないでしょ?他に言う事があるんじゃないですか?♡」

 

 

アルが何を求めているのか、本当は薄々感付いていた。だけど、台詞のようにただ口にするだけならまだしも、それを言えば俺はアルが満足するまで犯し尽くされるだろう。

 

そうなれば、女ですら無くなる。アルのおちんぽをいつでも満足させるただのおちんぽケースになってしまう。それは本来なら何よりも屈辱的な事。幾ら、愛している人であってもそう易々と性処理道具になるのは嫌だった。

 

だが━━━━

 

 

「うん♡ごめんね♡今まで意地張ってごめんなさい♡一杯、ジュポジュポして♡ティアのアルちんぽだいしゅき完堕ちまんこで気持ち良くなって♡♡好きに突いて♡アルのエッチな赤ちゃんの素、沢山注ぎ込んで♡♡」

 

「ッ〜〜〜〜♡♡ティア!!」

 

「やんッ♡・・・んむッ♡・・・んちゅっ♡ ちゅっ♡ ちゅぅ、ちゅぷっ♡♡」

 

 

感情が溢れ出したかのようにアルが濃厚なキスをしてくる。それでも足りないのか、お尻を支えていた両手を背中に回し、ギュッと抱き締められた。

 

お尻から背中に持って行っただけで膝から下に両手をまだ通しているので、必然的に自身の脚が横腹に密着してしまう。しかも、若干膝が曲げれないような位置に手を置かれているので計らずとも足ピン状態になってしまった。

 

こうなると足を閉じる事すらも出来ず、全てはアルに身を委ねるしかない。そう考えるだけでおまんこがキュンキュンと期待してしまう。

 

 

そろそろ動きたいのか、口を離そうとした彼女の頭を抱き込み、今度はこちらから絡め返す。

 

堪能するように目を瞑っていたので見えなかったが、アルが少し驚きつつもこちらの意図を理解してくれたのが何となく分かった。

 

 

「れろぉ・・・♡ちゅ・・・♡ん゛んッふ♡」

 

「んふふ・・・♡ほら、手を離さないで♡舌出して」

 

「ふぁい・・・♡」

 

 

イキ果てて緩み切り、子種が潤滑油となった弱々トロトロおまんこを俺の身体をブランコのように揺らして貫かれた。その衝撃で口が離れてしまったが、アルに命令されてその通りに従ってしまう。

 

どれだけ感じても、どれだけイッても、絶対に口を離さない。

 

 

「んっ♡んん゛ッ♡・・・おほぅ゛♡」

 

「ちゅ♡・・・ちゃんと舌を絡ませて♡」

 

「ご、ごめんな・・・ひゃぃッ♡んふぅ♡・・・ちゅぷ♡・・・いひぃん♡♡」

 

「・・・言う事が聞けないんですか?」

 

「んッ♡んんーッ♡違ッ♡・・・おちんぽッ♡気持ちッ♡良過ぎッ♡♡・・・てぇッ♡♡・・・んちゅ♡」

 

 

離さない・・・・・・ように・・・頑張ってるんだ・・・うん。

 

ごめん、思った以上に難しいわ、これ。まず、イキまくったおまんこの時点でダメだ。さっきからおまんこどころか、全身の痙攣が収まんない・・・♡

 

 

「・・・♡♡嬉しい事ッ♡言ってくれますね♡んちゅ♡・・・・・・ちょっと抑えが効きそうに無いです♡死んじゃったらごめんなさい♡」

 

「ふぇ・・・?」

 

 

バキバキと何かが折れるような音がし、アルに尻尾や翼が生えた。四肢を覆うように鱗が浮き出て、歯はドラキュラのように鋭く、瞳は爬虫類のような獰猛な瞳孔に。おまんこの中もおちんぽが一回り大きくなり、ギチギチと拡張される。

 

「ふーっ♡ふーっ♡」と目を血走らせるアルに竜のセックスはこれからが本番だと私は悟る。これから自分が誰のモノなのかを沢山教えこまされる未来を夢想し、期待に胸が高鳴る。

 

 

 

 

それから五分後。

私はアルに抱えられ、おまんこをジュポジュポされていた。

 

 

「ふッ♡んッ♡・・・そろそろッ♡イクぞッ♡・・・ッ!ックゥウゥ♡搾り♡取られるぅぅ♡」

 

「おぉ゛おぉおお♡♡あちゅいぃいぃぃ♡♡あちゅいのドクドク一杯くりゅにょおぉお♡♡おなほまんこ喜んでりゅよぉぉおお♡♡ンヒィィイイィ♡♡またキタァァァ♡♡」

 

「おッ・・・♡んふぅ♡・・・ほら、アクメをキメてる暇は無いぞ♡しっかり自分の足で立て♡」

 

「ま、待っひぇ・・・♡腰ぃ♡・・・砕けてるのぉ♡」

 

「・・・仕方が無い。そんなに言うなら、私が支えてやろう♡」

 

「んひゅッ♡・・・や♡ち、ちんぽでなんてぇ♡エッチだよぉ♡♡」

 

 

そのまま手を離して向かい合わせに立ちあいの姿勢になるようにちんぽで無理矢理立たせられる。

 

 

「あひぃ゛い♡い、今ぁ♡ニュポンッて♡子宮口から抜けたぁあ♡・・・おッぉ゛♡お、押し潰しゃれぇ♡子宮がぁ♡ティアの大事なお部屋がァ♡」

 

「『ティアの』じゃないだろ?『私の』だ♡私のおまんこだ♡」

 

「はいぃ゛ぃ♡そうれしゅたぁ゛あ♡♡アルのぉ♡逞しいおちんぽ様のでしたぁ♡ンヒ゛ィ♡あんまり動いて無いのに気持ちよしゅぎぃ♡」

 

 

駅弁に比べて動けそうで動けないというのは思ったよりも不思議な感覚だ。かなり大人しく腰を打ち付けてくるのに全身にビリリッと甘い電流が走る。

 

だが散々イッてはいるが、それでも少しだけ物足りなく感じた瞬間、ドチュッ♡と力強く押し込まれた。

 

 

「お゛ほ゛ッ♡・・・ッ〜〜〜♡♡ッッッ♡♡ッ〜〜〜♡♡ぃッ゛ッ〜〜〜〜♡」

 

「物足りなさそうな顔をしてた割に一突きで果てたのか♡・・・おい、気絶するな。起き・・・ろッ♡」

 

「んッふぅ!?♡♡・・・ッ♡はぇ?・・・あ、ご、ごめんなひゃいぃ♡勝手に気絶しちゃいましたぁ♡弱々ピストンだからって調子に乗ってましゅた♡♡お仕置してくださいぃ♡この駄目まんこにお仕置ピストンで・・・んちゅ!?♡」

 

「ちゅぅ♡れろぉ・・・♡はむ♡」

 

「あっ♡・・・ん♡んちゅ・・・♡い、いきなりエッチなキスなんて・・・な、何か気に障る事を・・・ほひぃ゛♡」

 

「精液便所の癖に仕切るな♡いいからお前は私のちんぽから子種を搾り取っていろ♡」

 

「は、はひぃ゛♡ご、ごめんなしゃぃ♡私とアルの子供を孕ませてくれる子種を♡一生懸命搾り取りますぅ♡」

 

「んん♡やれば出来るじゃないか♡そらッ♡ご褒美だ♡♡」

 

「はぅぅう♡♡ご褒美射精ぃ来たぁあぁ♡♡んぃぃ♡ちんぽで蓋されてりゅからぁ♡♡子宮が拡張されるのぉお♡♡アルの子種に拡げられるなんてぇ♡子種まで逞し過ぎるよぉぉおお♡♡」

 

「ふふっ・・・まだまだ始まったばかりだぞ♡さぁ、次は壁に手を着けろ♡」

 

「こ、この体勢だと・・・んっ♡・・・出来ませぇん♡ちんぽ抜かないとぉ♡」

 

「こら、何勝手に抜こうとしてんだ♡」

 

「おヒュ゛♡ご、ごめ♡ごめんなしゃぃ♡♡」

 

「左脚を上げるようにして挿入したまま向きを変えろ」

 

「えっ・・・えっと・・・・・・ご、ごめんなさい♡今、脚がガクガクで力がぁ♡」

 

「・・・全く、手間の掛かる肉便器だ」

 

「ん゛ッ♡・・・ごめんなさいぃ♡肉便器の分際で♡ご主人様を困らせてしまいましたァ♡♡・・・・・・あぁ゛♡おちんぽが腟内で回転してりゅぅうう♡♡」

 

「・・・・・・。・・・・・・・・・♡」

 

「あ、あれ?ご主人様?どうして・・・私の脚を肩で止めて・・・・・・えひゅッ♡」

 

 

立ったまま縦に股割りさせられ、そのまま上げた脚ごと身体をガッチリと抱き締められた。そして床に着いた脚はムチムチな尻尾でアルの脚に括り付けられ、準備が出来ると同時に腰を打ち付けられた。

 

 

「これはこれで♡腟内が捻れて気持ちイイぞ♡」

 

「あ、ありがとうございます・・・♡」

 

「ふふっ♡顔が真っ赤じゃないか♡そんなに恥ずかしいのか?なら、そんな考えが起きないくらい、徹底的に虐め抜いてやる♡」

 

「あひぃ゛♡♡あッ♡これ♡腰がゾワゾワってぇ♡ンヒィ゛ィイイ♡♡」

 

「脚をピンッと伸ばして・・・可愛い奴だな♡イッたのか?恥ずかしい格好をされて♡無様にイキ果てたのか?」

 

「イッてますぅ♡♡ドラゴンちんぽに敗北した敏感処女まんこ♡もうずっとイってりゅにょおぉぉお♡♡」

 

「嬉しい事を言ってくれるな♡ほら、またご褒美だ♡」

 

「ありがとうございましゅぅううう♡♡」

 

 

一通り楽しむと本来の目的。立ちバックの姿勢へと変えられた。

 

 

「んっ♡・・・あ、脚♡ごめんなしゃぃ♡ガクガクで力が入らないのぉ♡内股でごめんなしゃぃ♡♡自分のおっぱいが重くて上手く立てないのぉ♡」

 

「その割には爪先立ちだな♡本当は余裕があるんじゃないか?」

 

「しょ、しょんな事ぉ♡ありません♡内股だから♡そうなるんでしゅ♡」

 

「口答えするな♡」

 

 

瞬間、スパァァァァン♡と鞭のようなしなる音が響き、垂れ下がってプラプラしてるおっぱいに強烈な痛みが襲って来た。

 

 

「ヒギィ゛イイ゛ぃ゛ィイイ゛ッ♡♡」

 

 

乳首という急所に的確に音速を超えた衝撃を与えられ、エビ反りガニ股失禁アクメをしてしまう。

 

腰は限界まで起き上がり、ガニ股でお潮をプシャアアアア♡と床に撒き散らし、透明のおしっこをチョロチョロと白目を剥いて垂れ流すという無様過ぎる姿を晒してしまった♡♡

 

 

「やれば出来るじゃないか♡♡」

 

「お゛っ♡ぉぉ゛♡お゛ひィ゛♡♡」

 

 

痛む程の快楽が引かないまま、背後から身体を抱き締められ、ビンビンに痙攣しながら壊れたように樹液を垂れ流す乳首を慰める様に優しく愛撫される。

 

だけど、竜のように尖った爪でツンツンと突きながら捏ねくり回され、胸の奥がジーンッとするような感じがして妙なもどかしさが残る。

 

両手はアルの後頭部でいつの間にか尻尾で拘束され、当然の如く思うように身動きが取れない。脚に至っては何もされていないのにガニ股から戻らなくなった始末。

 

完全に変態のソレだった。

 

 

「んひぃ♡やぁっ♡」

 

「んふふっ♡突く度に蜜が溢れ出してくる♡果実もパンパンに実ってるじゃないか♡どれ、搾り取ってやる♡」

 

「あっ♡んにゃ♡駄目ッ♡今・・・敏感ッ♡だからぁ・・・♡そんな優しくチロチロされたらぁ♡ふぁ♡搾っちゃらめぇえぇええ♡♡」

 

 

自身の大きな片方の胸を持ち上げられ、肩口・・・つまりは顔の真横で味わうようにしゃぶられたり、付け根から先端までを絞り出すようにギュムゥと揉まれる。

 

耳元で卑猥な音を立てられて、脳を犯されているみたいだ♡

 

 

「んっ♡・・・ちぅ♡・・・ちゅぱ♡」

 

「あぅ♡・・・ひぃ♡・・・あんっ♡」

 

「・・・はむはむ♡・・・んー♡・・・れろれろ♡」

 

「あっ♡や♡・・・うぅ♡・・・ほにょ゛♡」

 

「カリッ♡」

 

「ヒギィイイ゛ィイイ♡♡」

 

「んふふ♡・・・かみかみ♡」

 

「やっ♡やらぁあ♡♡かみかみ♡しにゃいれぇえ♡♡お潮止まんにゃいにょおおお♡♡ひゃあん♡こ、腰もなんてぇ♡♡無理ぃ♡死ぬっ♡死んじゃうかりゃああ♡♡」

 

「はむぅ♡・・・ちろ♡もう・・・五月蝿いな♡そんな五月蝿い舌はこれか?」

 

「はッ♡ひぁ♡ほめんなはぁい(ごめんなさい)らまひ(黙り)まひゅ♡らからぁ(だから)ひは()ふままにゃいれぇ(摘まないで)ぇ♡♡」

 

「駄目♡」

 

ひょんら(そんな)ぁぁあ♡♡」

 

 

散々に弄ばれ、一度子宮へと無遠慮に中出しすると今度はベッドの上に移動した。勿論、挿入したままだ♡

 

そのままバックの姿勢で俺は四つん這いになり、アルは背後から覆い被さる様に抱き締めてくる。因みにその両手はついでとばかりに俺の胸を揉み(しだ)いていた。

 

 

「こ、こんなぁ♡獣みたいな格好・・・恥ずかしいよぉ♡」

 

「何を今更♡獣畜生以下のお前が生意気だぞッ♡」

 

「はひぃ゛いぃ゛♡♡しょ、しょうれしゅたぁ♡♡私はご主人様のおちんぽケースれしゅた♡♡自覚が足りない駄目まんこに♡分からせピストンしてくらしゃいぃ♡♡」

 

「ふふっ♡良い心掛けだ♡お望み通り、壊れるまで犯し尽くしてやる♡」

 

「ほぉ゛おお゛ぉお゛♡♡ありがとうございましゅう♡いひッ゛♡しゅごいぃ♡気持ち良過ぎるのぉ♡♡ご主人様の子種でタプタプなッ♡子宮の入り口ぃ♡ドチュッ♡ドチュッ♡突かれる度にイッちゃいましゅぅうう♡♡」

 

「愛いやつめ♡身体の方にも誰の所有物か、しっかりと証を付けてやる♡・・・・・・カプッ♡」

 

「ふにゃぁあぁあぁぁ♡♡♡しょ、しょれぇ♡力ぁ・・・♡抜けりゅぅうぅ♡♡いやぁぁあ♡♡そのままおまんこ突いたりゃ♡身体・・・揺れてぇ♡喰い込むのぉぉ♡♡」

 

「ん・・・♡・・・ちうちう♡・・・・・・ん、イクッ♡」

 

「んほぉ゛おぉ゛おおぉ♡♡不意打ち射精卑怯゛ぉおぉ゛♡♡」

 

 

射精し終わって噛むのを止めてもらい、血が滲む首元をぺろぺろと一滴残らず舐め取られる。チクチクする痛みが程よい刺激となって、イった直後の感度倍増状態ではそれだけで軽くイッてしまう刺激だった。

 

 

「・・・むぅ、生意気だぞ」

 

「ふぇ・・・?にゃ・・・にゃにがれしゅかぁ?」

 

 

痛みが引いた直後にご主人様がそう零した。その間、俺は絶頂の余韻だけで只管にイキまくってたので心当たりが全く無い。

 

俺の疑問に応えは返って来ず、一息で視界が変わって気付けば視界一杯にこちらを不機嫌そうな顔で見下ろすご主人様が。恐らく、向きを変えられたのであろう。現におまんこはジンジンとした痛みと快楽に襲われている。

 

さ、さっきまで・・・ずっと顔を合わせてなかったから・・・イった顔を見られるのは・・・・・・かなり、恥ずかしいぃ♡

 

 

「あ、あにょ・・・にゃにかぁ・・・?」

 

「・・・跡が付かない」

 

「ふぇ・・・?」

 

「噛み跡が直ぐに治って、消えてしまう」

 

「・・・・・・」

 

 

・・・いや、そんな事を言われましても・・・そもそも今まで怪我なんかしなかったから、俺も今知った事だし。

 

 

「カプッ♡」

 

「ひにゃぁぁぁ♡♡ら、らから(だから)ぁ♡力ぁ♡抜けちゃうぅ♡」

 

「理不尽、とか思っただろ?」

 

「ひぁ♡噛みながら喋らにゃいれぇぇ♡」

 

「思っただろ?」

 

「お、思いまひらぁ♡思っひゃからぁ♡これ以上は喰い込ましぇにゃいれぇ♡♡」

 

「むぅ・・・ん、ぷはぁ♡・・・ペロペロ♡」

 

()ッ♡・・・ぁ♡・・・ゃ♡」

 

 

首元から流れる血を舐め取るとご主人様が起き上がって俺を見下ろす。口の端に着いた血を艶めかしく舐め取り、ドキリ♡と胸を弾ませる俺を他所に一気に不愉快そうに顔を歪めたご主人様。

 

どうしたのか、と聞く暇は無く、またあのスパァァァァン♡という音が響いた。

 

 

「・・・・・・むぅ!」

 

「ヒギィイイ゛ィィイ゛ィィ♡♡」

 

 

先程の吸血?行為とイキまくった反動で力が全く入らないが、俺の意思と反して身体は胸を突き出すように仰け反る。乳首からはピュッピュッと射精するように樹液が飛び出している。

 

またしても両乳首を的確に襲った衝撃の正体はご主人様の前で振り抜かれたご立派な尻尾だった。その答えに辿り着いた瞬間、視界の尻尾が一瞬消えたかと思うと再び衝撃が俺の乳首を襲い、遅れて音が耳にやって来た。

 

スパァァァァン♡

 

 

「はギィィ゛ィイ゛ィィ イィ゛♡♡」

 

 

直後にもう一発。

 

スパァァァァン♡

 

 

「ンヒィ゛ィイ゛イィ゛ィィ♡♡」

 

 

右からぶったら、左からもぶって。

 

スパァァァァン♡

 

 

「ォ゛オオ゛ォ゛ォオ゛オ゛オ♡♡」

 

 

チカチカと白く点滅する視界に「むぅ!」と可愛らしく頬を膨らませているアルが見えるけど、それを堪能する余裕が無い。

 

感度がエライ事になってるお陰で痛覚の殆どを快楽として認識してるが、正直今にでも乳首が取れそうな気がしてならない。

 

おっぱいなんて、さっきからブルンブルン揺れてるのに、それでも的確に乳首だけ狙うとか・・・しゅごい♡

 

 

「ァ・・・アリュ(アル)ゥ・・・♡やめぇ・・・へぇ・・・♡乳首ぃ・・・♡取れひゃうよぉ・・・♡」

 

「・・・どうせ治るんでしょ?」

 

 

スパァァァァン♡

 

 

「ッッ゛〜〜〜♡♡ッッッ゛゛♡♡ッ〜〜〜゛♡」

 

 

拗ねたように零す彼女の言葉から、どうしようも無い不安を感じ取ってしまう。ただこれ以上、俺の乳首に当たるのはやめて欲しい。

 

治ると言っても、もう色んな感覚が麻痺しまくってるし、蜜が噴水のようにピューッピューッ出てる。そこで危険と分かってはいるが、一か八かでアルを治めさせる為に彼女と俺に対して力を使う。

 

 

「ぐぅッ!?」 「んぅッ♡」

 

 

アルが下腹部を抑えて蹲り、俺も元々子種で熱々だった下腹部に熱が走るが両手に力が入らないのでそのままの体勢。

 

シュゥゥ、という焼ける音が聞こえると、俺の下腹部には中心に正面を向いた竜の顔とその両端に翼を広げたような紅い紋章が。そして、アルの下腹部には蝶のような羽根に二対の剣がクロスしている紅い紋様が。

 

 

「・・・ぅ・・・こ、これは・・・?」

 

「繋・・・がり・・・」

 

「え?」

 

「魔術師で言う・・・パスのような・・・もの・・・。これで・・・どう・・・?」

 

「・・・・・・」

 

 

下腹部にした理由?ちんぽと繋がっててやり易かっただけですが、何か?別に淫紋みたいで興奮するとか、そんなんじゃないです♡

 

・・・おっと、アルの目付きが変わったぞぉ♡

 

 

「んっ♡・・・あっ♡そんなッ♡き、急に・・・♡突いちゃ♡・・・んひゃっ♡」

 

 

お、お尻の穴に何か・・・・・・も、もしかして尻尾か!?

 

 

「や♡駄目ッ♡そっちは違うからぁ♡」

 

「いいから♡力を緩めなさい♡♡・・・カプッ♡」

 

「ふにゃぁぁ♡それ卑怯ぉぉ♡・・・お゛ほッ♡♡」

 

 

あ、先端に侵入されたぁ♡穴の中を探るように弄ってるぅ♡♡

 

 

「ほらッ♡もっと挿入れるぞ♡私のを受け入れる準備だ♡」

 

「おお゛♡ほぉ゛お♡入ってくりゅぅ♡♡」

 

 

待って、今『準備』って言ってなかった?

何の?一体、何の準備?

 

困惑していても尻尾はどんどん入って行き、ちんぽよりも太くなった所で漸く止められた。そして、解すようにゆっくり小さく尻尾をお尻でヌコヌコし始めた。

 

慎重にやってるのか、ちんぽは動かしていないが代わりに愛おしそうに俺の下腹部、つまりは紋様の場所を撫でていた。

 

 

「・・・♡」

 

「・・・あ、あの・・・♡」

 

「・・・?」

 

「そ、そこは・・・その・・・。丁度、子宮の場所で・・・えっと・・・・・・ご主人様の子種でパンパンになってぽっこりしたお腹を撫でられると・・・・・・直接、子宮を撫でられるみたいで・・・・・・か、感じちゃいましゅ♡」

 

「・・・。・・・・・・♡♡」

 

「にゃ、にゃんれぇ♡ぐにぐに押すのぉ♡♡・・・ん゛ほぉ゛おぉ゛!?♡♡」

 

 

待って、何今の!?なんか、アルの手とは反対の方から、ぐにぃ♡とされたんだけど?

ん゛ッ♡トントンされてりゅぅ♡

 

 

「お腹の上とお尻の方から、子宮を挟み込む様に刺激されるのはどんな感じだ?外側から子宮が刺激されて、凄いだろ?」

 

「ひゃ、ひゃぃいい♡♡凄過ぎ(しゅごしゅぎ)れしゅぅぅぅ♡♡おちんぽに栓しゃれた赤ちゃんのお部屋でぇ♡♡熱々(あちゅあちゅ)にょ子種がグチョグチョに掻き混ぜられてぇえ♡♡」

 

「んふっ♡締め付け過ぎだ♡そんなにお尻が気持ち良いのか?そっちの穴は違うのに・・・ティアは変態だな♡」

 

「ひゃいぃ♡変態れしゅぅ♡ティアはご主人様がだいしゅきなド変態さんでしゅう♡ひょ゛ぉお゛♡♡お、お尻の穴の壁ぇ♡カリカリしたらぁ♡♡」

 

「・・・・・・そろそろいいか」

 

「んほぉ゛ぉお゛ぉ゛♡♡・・・・・・ぉ゛♡ほぉ゛♡ど、同時に・・・抜くにょ・・・♡凄過(しゅごしゅ)ぎぃ・・・♡ひひ♡」

 

「おい、舐めろ♡」

 

「ふぇ?・・・にゃにを・・・・・・んぶっ!?」

 

「さっきまでお前のアナルをトロトロに解していた尻尾だ。しっかり綺麗にしろ♡うんちが付いてたら、堪った物じゃないからな♡」

 

「んぶっ・・・んぐっ・・・・・・んん゛♡・・・ぷはぁ♡・・・はぁはぁ♡・・・て、訂正・・・して」

 

「ん?・・・何をだ?」

 

「わ、私は・・・排泄・・・しない・・・・・・」

 

「・・・ならば自分のアナルはただのオナホに成り下がったと言いたいのか?」

 

「ッ♡・・・そ、そうれしゅ♡」

 

「・・・♡♡そうだな♡ならばしっかり使ってやらないとな♡後ろを向け♡」

 

「んにょ゛ぉ゛お゛ぉお゛♡♡また来たぁぁあ♡♡こ、今度は逆にゃにょお♡い゛ひぃ゛ぃい゛♡始めかりゃ♡激し過ぎィ♡♡あなるの壁が(けじゅ)れりゅ゛うぅ゛♡♡あっ♡いやぁ♡おまんこ尻尾で掻き回しゃないれぇ♡出ちゃうぅ♡大事なアルの子種がぁ♡出ちゃうかりゃあぁあ♡♡」

 

「安心しろ♡まだまだたっぷりと射精()してやる♡だから安心してイッてろ♡ほら、イケ♡イケ♡」

「イギュウ゛ゥ♡お尻から子宮トントンしゃれてぇ♡子種溢れりゅ゛うぅ゛♡♡アニャルを一気に全部(じぇんぶ)(しぇ)められりゅアルのちんぽだいしゅきになっちゃうぅ♡♡♡」

 

「なれ♡ドンドン大好きになれ♡私無しでは生きられ無いおまんこになれ♡♡」

 

「ん゛ほぉ゛おぉ゛♡説得射精ぃぃ♡♡お腹一杯に注ぎ込まれりゅうぅ♡♡堕ちたぁ♡ティアの全部、アルの物になりましゅって♡完全降伏しましたぁぁ♡♡」

 

 

くぽぉッ♡と引き抜かれ、前からも後ろからも子種が溢れ出す♡常軌を逸した量が溢れ出るが、それでも子宮にもお腹にもまだまだ沢山残ってる。

 

そんな時、アルが俺の子宮をお腹の上から思いっ切り押し込んだ♡

 

 

「ほぎょ゛ぉお゛ぉ゛ぉ♡♡ぉお゛おぉ゛お♡♡イグイグイグゥ♡イグのどま゛んにゃ゛ぃ゛いぃ゛♡」

 

 

まるで芸術品のように湧き水のように出て来る子種の奔流。おまんことアナルから垂れ流し、イき果てながら俺は意識を失った。

 

 

 

 

「おっ゛♡ほぉ゛♡イグ♡・・・・・・んぅ?」

 

ジュッポ♡ジュッポ♡グリグリ♡

ビュルル♡ビューッ♡パンパンッ♡パンパンッ♡

 

「んっ♡射精る♡」

 

ドビュルルルルル♡♡

 

「んぉ゛♡おお゛ぉ♡・・・・・・??」

 

「いい加減ッ・・・起きろッ♡」

 

ドチュンッ♡♡

 

「お゛へっ♡・・・ぁ・・・おひゃようごしゃましゅ♡」

 

 

目が覚めたら、下にアルが。どうやら騎乗位で目覚ましピストンをされたようだ。んふっ♡・・・あ♡おまんこにちんぽ、アナルに尻尾がしっかり挿入ってるぅ♡

 

 

「随分と主を放ったらかしにしていたな」

 

「も、もしかして・・・ずっと?」

 

「当然だ。まだまだやり足りないから、しっかりとおまんこを引き締めろ♡」

 

「んひゃっ♡あっ♡下から♡しゅごッ♡全身貫かれてるみたいにぃぃ♡♡お腹の中でも子種が一杯タプタプしてるぅ♡・・・んひぃ♡乳首ぃ♡気持ちいぃ♡お尻も全部犯しゃれてぇ♡の、飲んでぇ♡アルのためのお乳♡飲んで欲しいのぉ♡♡」

 

 

普段は力で浮かせているが気を失ってる間も犯されて、思った以上にそんな余裕が無い。胸が重過ぎてアルの顔の横で肘を着き、身体を落とす。丁度、アルの顔に胸が来るように姿勢を整えるとむにゅう、と寄せられて両乳首同時に堪能された。

 

 

「んっ♡・・・ちゅ♡んくんく♡・・・はむ♡」

 

「ほっ♡・・・おひょ♡・・・あっ♡やらぁ♡腰が動いちゃう♡ヘコヘコしてご褒美頂戴って媚びちゃうぅ♡♡」

 

「んふぅ♡・・・なんだ?そんなに欲しいのか?もうお腹の中はいっぱいなんじゃなかったのか?」

 

「はぃ♡欲しいれすぅ♡一杯になってもぉ♡アルの子種欲しいのぉ♡ご褒美ザーメンくらしゃいぃ♡♡」

 

「仕方の無い奴だ♡」

 

「ひゃん♡」

 

「・・・おい、息が出来ない」

 

「あっ♡ご、ごめんなさい・・・♡」

 

 

抱き起こされ、ビックリしてアルの頭に掴まると埋まっちゃったみたいで肩に手を乗せる。胡座を掻いた上に乗せられ、翼で周囲を覆われて完全にすっぽりと包み込まれた。

 

視線を下に向ければアルのドヤ顔が♡愛苦し過ぎてその唇につい、飛び付いてしまった♡

 

 

「ちゅ♡」

 

「んっ!?・・・んっ♡れろぉ♡ちゅう♡」

 

「んっ♡んふっ♡・・・んん゛♡んっ♡んぁ♡」

 

 

言葉を交わさず、そのまま腰も互いに動かす。て言うのは見栄を張っただけで本当は弱々まんこの弱点をアルに突かれまくってすぐに好き放題イカされた。

 

 

「ん゛っ♡あっ♡イクッ♡・・・んんっ♡」

 

「自分からして来ておいてすぐに離すな♡最後までしていろ♡」

 

 

墓穴を掘り、頭と身体を抱き締められて口からも快楽を逃がせなくなってもう手も足も出ない。

 

 

ドチュンドチュン♡グポッ♡じゅぷ♡グリグリ♡♡

 

「んふーっ♡ふーっ♡・・・ん゛♡んんー♡♡」

 

「ん♡ちゅう♡・・・そろそろイクぞ♡・・・ん♡」

 

「んっ♡んー♡んーっ♡ッ♡」

 

「んっ♡・・・・・・イクッ♡」

 

 

ドチュンッ♡ドビュルルルルゥゥ♡じゅぼぼぼぼっ♡

 

 

「んッ〜〜〜♡ッッ♡ッ〜〜〜〜♡♡ッッッッ♡ッ〜〜♡んっ゛♡・・・・・・ん♡・・・♡」

 

 

未だにドピュドピュ射精ているが、それ以上にギュッと翼に更にキツく包まれた事が幸せ過ぎて・・・身体がアクメを決めまくってるのを無視して舌を絡ませる。

 

 

「・・・♡」

 

「・・・♡」

 

 

漸く、互いの絶頂が終わり、唇を離して見詰め合う。そして、再び近付けて優しい口付けを交わす。

 

口説き堕とされた人との幸福な時間はそれから三日三晩続いた。これじゃ、馬の事を兎や角言えないな♡

 

 

 

 

目が覚めれば、目と鼻の先にこちらを向いて静かな寝息を立てているアルト・・・アルが居た。アルが居た(言いたいだけ)

 

窓から入る木漏れ日に穏やかな寝顔を照らされ、行為の激しさでいつの間にか下ろされていた白金の髪がキラキラと輝く。

 

頭が上手く回らず、愛しい人の綺麗な姿をポケーッと眺めていると段々、昨夜までの事を思い出してきて顔が熱くなっていく。ついでに子宮も熱くなる。

 

周囲に飛び散った精液を消してから、お腹を撫でながら視てみると子宮はアルの子種で満たされているが、どうやら妊娠はしていないようでちょっと残念。分かってはいたが、どうしても落ち込んでしまう。

 

 

元々、種族としての格が高ければ遺伝子というのは残し難い。そこまでして残さずとも己が強ければ、種としての絶滅は有り得ないからだ。

 

だからこそ、最上位に位置する竜、中でもアルみたいな超抜級の竜は個体数が少なく、番が現れるだけでも長い竜生の中でも一度にあるかないかのチャンス。

 

自身の子種に発情効果が付与され、狙った獲物(メス)にどれだけ時間が掛かろうと必ず種付けしようとする仕組みになっている。

 

 

そして、"私"は精霊。本来、不死身の存在故に生殖行為自体が無意味な非生物だ。子供が出来る可能性は0と言う訳では無いがほぼ不可能に等しい。

 

1未満同士を掛け合わせれば更に値が低くなるように、可能性が0に限り無く近い者同士が交わろうとも確率が0に近付くだけで、どれだけ濃い子種を卵巣まで溢れ出す程に子宮に注ぎ込まれようと、そう簡単には着床しない。

 

しかし、0に限り無く近いだけで0では無い。これは大きな差だ。幸い、時間は互いに余る程にある。これからゆっくり愛を育めばいいだろう。

 

 

「・・・・・・ん」

 

 

アルの寝顔を堪能していると眩しそうに眉間に皺を寄せ、ゆっくりと目を開いた。よく眠れたのか、目を開いて私と同じようにポケーッとしている。焦点が合っていないのか、少し虚ろな目で私の目をジーッと見られる。

 

あ、いや。これ、事態が飲み込めてないだけだ。となれば、恐らく・・・・・・おぉ、真っ赤になった。

 

 

「ッ・・・え、あ・・・いやッ!?・・・ッ!ッッ〜〜!!?」

 

 

目の前で顔を赤くしたり、驚いたり、焦ったりと中々に面白い変化を見せてくれる。この短時間で色んな表情が見れて嬉しいが個人的には一つずつ堪能したかったという複雑な心境だ。

 

まぁ、これからだ。これから。慌てる必要なんて無いのだから、もっと落ち着いていこう。だからさ、アル。そんな真っ青にならなくてもいいんだよ?別に怒ってなんかないんだから。

 

 

「ぁ・・・ぁあ・・・・・・ッ!?」

 

 

遂には目尻に涙を溜め出した彼女の頭をそっと胸に抱く。息が吸える程度には優しく包むように顔を胸に(うず)めさせ、震える彼女を安心させるように頭を撫でる。

 

 

「大丈夫。私は貴女を裏切らないから。ずっと一緒に居る。だから・・・怖がる事なんて何も無いんですよ?」

 

 

アルの硬直していた全身が抱き締めると次第に緩み、ギュッと背中を抱き返される。グリグリと頭を押し付けられて少し擽ったいが愛おしさの方が余裕で勝り、気にならなかった。ふむ、これが母性か。

 

暫く、そうして抱き合っているとアルが背中を離し、顔を上げようとした。名残惜しいが何か意図があるのだろうと汲み取り、こちらも大人しく手を(ゆる)める。(離す気は無い)

 

横になったままの姿勢ではあるものの、互いに同じ枕に頭を預けて見詰め合う。何を言うべきと整理しているのか、暫くの逡巡の後、ゆっくりとアルが口を開いた。

 

「あの・・・本来なら順番は逆・・・なんでしょうけど・・・・・・その・・・」

 

 

頬を染め、歯切れの悪い言葉を紡ぐ。それを私は今にも動き出してしまいそうな身体を、嬉しくて緩みそうな頬を必死に抑えてゆっくりと待つ。

 

照れか、それとも自身が不誠実な事をしてしまった故の居心地の悪さか、彼女は目を彷徨わせつつも覚悟を決めた顔になるとしっかりと目を合わせてきた。

 

 

「我ながらに情けないとは思いますが・・・貴女に散々助けられたのに未だに一つとして返せていません。こんな私に何が出来るか分かりませんし、貴女を幸せに出来ると断言出来ません。でも!・・・貴女と居たいです。貴女の隣で貴女を笑顔にしたいです。・・・・・・こんな情けない私ですが・・・・・・どうか、私の妻に・・・なっては頂けませんか?」

 

 

言い終わると同時に飛び付くように抱き着く。さっきとは逆で今度は私が胸に頭を埋める。そうでもしないと、ダラしなくデレデレに緩んだ顔を見られるかもしれないから。もう散々見られたけど、それはそれ。恥ずかしいものは恥ずかしいのだ。

 

 

指輪なんて物は無い。おまけに横になりながら。この時代なら有り得ないのだろうが、そんな事は瑣末な事だ。寝取った話を美談として語るような人間共の文化なんか気にする必要は無い。

 

 

あぁ・・・ヤバい。頬がニヤけて戻らない。こんな顔を見せたくはないけど、かと言って返事をしないのは論外だ。

 

 

「あの・・・」

 

 

あ、アルが困惑してるのが分かる♡

このままもっと彼女を困らせてみたいけど、頬も少しは戻ったし、流石に自重しよう。

 

抱き着いたまま、顔だけ上に上げる。嬉しそうだけど、返事が無い事に不安な様子が見え隠れするアルの子供っぽい表情にキュンキュンしながらイケない感情が湧いて来るが今は抑える。

 

 

口を開く。

貴女が隣に居るだけで私は幸せだと、私はそれだけで充分だと伝える為に。

 

言おうとしただけで心が満たされ、頬が緩むのを止められない。嬉しくて嬉しくて、目尻に涙が溜まる。でも、また顔を伏せようとも思えない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・はい・・・喜んで」

 

 

あれ?もっと色々と言いたい事があったんだけど・・・まぁ、いいや。結局、震えながらも言えたのはその一言のみ。でも嬉しそうに涙を流しながら抱き締めるアルにこれで良かったのだと思う。全身を預け、私も抱き締め返す。

 

 

アルに包まれて幸せとか、結ばれて嬉しいとか、おちんぽが当たってちょっと興奮しちゃったりとか、色々と頭を過ぎったりもした。

 

けど、今はこうして何も考えずにただ抱き合っていたい。お互いを感じるように隙間無く抱き締め合い、胸に当てた耳からアルの鼓動が脳に響く。私と同じテンポで脈動し、それだけでまた無性に嬉しくなる。

 

 

お日様のようにポカポカして、とっても落ち着くいい匂い。外から妖精達の遊ぶ声が聞こえる中、私達は抱き締め合ったまま、夢の世界へと沈んで行った。

 

 

 

 

『妖精王 ティターニア』

 

 

アーサー王伝説に登場する湖の乙女と伝えられている謎多き幻想の存在。霧の森に住む見目麗しき美女であると言われ、数多の秀麗な英雄が彼女から聖剣を授かり、そして恋に落ちたが誰一人として叶わなかった事から、純潔の乙女や処女精霊などの二つ名が生まれた。

 

ティターニアは勿論、霧の森そのものがいつから存在するのかは何一つ分かっておらず、現在ではその跡地とされている場所には平原が広がっているだけで森と呼べる程の自然は痕跡すら存在しない。故に本当は存在していなかったのではないか、と言われているが、それではアーサー王伝説そのものが成り立たなくなる為、今でもその真偽は定かでは無い。

 

聖剣は当初、一振で百以上という兵を斬り倒すと言われていたが、アーサー王を含めた聖剣を授かった円卓の騎士達は千を超える敵を斬り倒した。また、アーサー王が絶対的な勝利を手にする事が出来ると言われる程の最強の聖剣『エクスカリバー』を代理のマーリンにより授けられ、()の王が君臨した時代に最も多くの聖剣が彼の元に集結し、ティターニアに育てられたという円卓最強の騎士『ランスロット』が送られて来た。

 

まるで示し合わせたかのような出来事の数々にアーサー王はティターニアに何かしらの寵愛を受けていたのでは?という憶測も飛ぶが、どれも証拠の無い妄想ばかりで本当にただの偶然であると言うのが今の所は有力である。

 

聖剣を授け、ランスロットという強力な騎士を育て上げるなど、人間に対して友好的な存在であるかのように思われるが中には情け容赦の無い一面が書かれている話もある。

 

アーサー王伝説よりも前の話だ。

ティターニアを我が物としようとした一国の王が国の財を底が無くなるまで貢ぎ、果てには国そのものを捧げようとしたが見事に玉砕した。男性優位の社会でもあった為、幾ら超常の存在が相手でもプライドを傷付けられた王は遂には森に軍を派遣した。

 

威嚇として派遣したものの、一切の動きを見せない事に腹が立った王が見せしめに森に火を放った瞬間、逆に何千という人間が焼き殺され、バラバラに弾け飛んだ。

 

その話を聞いたティターニアを信仰している国は国のトップと武力の殆どを一気に失ったその国に攻め込んだが、その時には既に人は居なかった。

あるのは人間だった挽き肉のような肉塊だけ。それが国の至る所で見つかり、国中だけでなく最長で数十キロの場所でも見付かった。

 

人間には到底無理なその惨劇は妖精の呪いとして恐れられ、以降、彼女と霧の森に危害を加えようとする者は完全に途絶えた。

 

霧の森の存在の有無は前述した通り不明だが、消えた時期ならばある程度の目星が付けられている。それはアーサー王が竜となり、国が混乱の極地に陥って、騙されたと憤った円卓の騎士達に討ち取られた直後に忽然と消えたと確かに明記されている。

 

アーサー王からエクスカリバーとその鞘である『アヴァロン』の返還を託されたベディヴィエールはその任を(まっと)うしようとしたが、霧の森に阻まれ二度失敗。仕方無く、返還した旨を伝え、瀕死の王を安心させて逝かせようと王の元へと戻るがそこに王の姿は無かった。

 

ブリテン中を探し回ったベディヴィエールだが、遂には王を見付ける事が出来ず、せめて最後の頼みを果たそうと霧の森へ再度赴くがそこには平原が広がるばかりで森も霧も湖すらも存在していなかった。

 

任務を遂行出来ず、王すら見付けれなかったベディヴィエールはブリテンを去り、その後の彼を知る者は誰も居ない。

 

 

 

 

果ての無い大地に色取り取りの華々が咲き乱れている。暖かな日差しに包まれ、時折穏やかな風が吹き、花びらがまるでベールのように舞い上がる。

 

見目麗しい妖精達が遊び回る地平線のように続く花畑。しかし、その地平線から一度(ひとたび)目を逸らせば、そこには広大な大自然が佇んでいた。

 

青白く淡く光る幻想的な草木の間を赤や青などの七色の兎やリス達が駆け回り、少し離れた所では毛皮がまるで星空のように輝く熊がゆっくりと歩を進めていた。

 

その森を更に奥へ進めば、そこには陽の光を反射し、エメラルドに光り輝く湖があり、その中心には見上げる程に大きな大木が鎮座している。

 

大木を初めとした多くの木々の枝に小人のような妖精が腰掛け、何かを楽しそうに見詰めている。

 

周囲に光の玉が浮かんでおり、水辺には様々な動物が水を飲むなり、水浴びをするなりして寛いでいた。ゆったりと横になる真っ白い鹿の見事な角には蒼色の鳥が羽を休め、横では本来なら天敵であろう青みがかった巨大な狼が昼寝をしている。

 

そんな狼に人の形をした者が二人、身を預け、寄り添うように穏やかに眠っていた。どちらも絶世の美女と言うに相応しい美貌を有し、薄く透けた扇情的な衣装と際どいレオタードに身を包んでいる。

 

妖艶さの中に可憐さが見える不思議な雰囲気を纏っている二人はまるで幼子のように仲睦まじく、手を繋いで気持ち良さそうに寝息を立てていた。

 

 

「・・・今でも信じられませんね。あの子が無防備にもあんな幸せそうな寝顔を見せるなんて」

 

 

子守唄のような小鳥の(さえず)りが聞こえ、妖精達の楽しそうな声が木霊する中、大木の一室から目を細めて二人を眺める人影があった。質素ながらも最上級の繊維で編まれた上質な白いローブを身に纏い、前は上だけを止めて水着のような黒い服に包まれた豊かな胸がローブを掻き分け、その存在を主張する。

 

陽の光を反射して虹色に輝く白髪を足首まで伸ばしたその女性は、ふと、いつの間にか両者の胸の間に収まってムフーッと満足そうにしている自身の使い魔が目に入り、微妙な表情になる。

 

何処で育て方を間違えたか、少しの間逡巡するがあれはアレでなんか面白いので放置する事にした。

 

 

「良い夢を。誰よりも強くてか弱い、理想の王様」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここは理想郷。

 

表の世界を追い出された幻想種が行き着く最後の楽園。弱者も強者も無く、争いの無い平和な世界。

 

孤独だった竜の王様と心優しい妖精の王様は、今日も仲良く一緒に夢を見る。いつまでも続く、この幸せ溢れる世界で。




完 結


これまでお付き合い頂き、ありがとうございました。かなりお粗末な終わり方な気もしますけど、完結ったら完結です。

随分とお待たせして申し訳ありませんでした。どうにも上手く纏め切れなくて四苦八苦しておりました。だからってこれが纏め切れてるかと聞かれれば、全くそんな事は無いんですが。

空飛んで盛り合うかどうか迷ったんですけど・・・作者にはちょっと荷が重かった。

今回、完結にした理由ですが単に何処で終わらせるか迷った為です。この先の話も考えてはいるんですけど、どうにも最終回って雰囲気の話じゃないんですよね。

なので、もういっそのこと終わらせてしまおうという結論に至り、完結扱いにしました。

最後にポッと出た魔術師(♀)の容姿はGoogleで画像検索して出て来たまんまです。あれが公式じゃないと知った時は驚きました。

回収し切れなかった伏線については番外編という形で今後、回収していこうと思います。


アルトリアの口調についてですが、基本的にはティターニアと二人っきりの時は敬語。他の人がいる時は尊大な感じ。
エッチの時は攻めたい時は尊大な感じで、甘えたかったり精神的に弱ってる時は敬語。

大体、こんな感じに意識して書きました。

ティターニアのアルの呼び方は普段は『アル』で行為中は偶に『ご主人様』になったりする。口調は基本的に敬語だが怒ったり、余裕が無くなったりすると高確率で男っぽい口調になる。

主人公の名前なんですけど、『ティターニア』となります。オベロンやその妻とは何の関係も無く、ただ単に似た種族であり、同じ名前だったってだけ。


今後はマーリンの活躍や出来る限りの円卓メンバー視点の話、それからアルトリアやティターニアの後日談みたいなものを予定しております。


次回も気長にお待ちください!


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後日談
アヴァロン


ちょっとした後日談。
円卓の話を書こうと思ったんですけど、こっちが先に出来たので投稿しました


最初は・・・まぁ、好奇心でした。

 

この世の凡百(あらゆる)場所を見通せる千里眼を持つ私にとって、そこは生まれて初めての未知の領域。ずっと前からある筈なのに、どうしてか気にも止めなかった不思議な空間。

 

いつからそこにあるのか分からない程に太古から存在する前人未到の広大な森。選ばれた者にしか入る事が許されないと言われる霧の結界に包まれ、私の千里眼すらも拒む秘境。

 

そんな場所に向かった理由は聖剣を譲り受けたいなどの下心はあったものの、やはり根底にあったのは好奇心でした。

 

冒険心と言ってもよいでしょう。未知に対する高揚感、数多の情報から導き出す未来予測が出来ないという、私にとっては宝と言っても過言では無い退屈しない世界。

 

そうして意気揚々と出掛けた訳ですが・・・思わぬ誤算がありました。

 

 

「ゼェーッ・・・ハァーッ・・・!」

 

 

運動は不得意と言う訳では無いのですが流石に三日三晩山道を歩き続けるのはキツ過ぎます。加えて、有り得ないくらい濃密な神秘と魔力に似たナニカを含んだ空気。

 

そこは半分が神秘のようなものである私ですら、神秘に()()という意味不明な事態に陥ってしまう程の魔境でした。

 

更に四六時中、四方八方から一夜あれば街一つを壊滅出来るような化け物に常に監視されるのは、実害は無いにしても精神的にかなりの負担でした。

 

しかも、彼らは私が魔力を使おうとすると今にも襲い掛からんばかりの殺気をぶつけてくるのですから、魔術を一切使えません。争いに来た訳ではありませんし、勝ち目も無さそうですからね。故に必然的にこうして徒歩で向かうしかないのです。

 

幸いなのは彼らが本当に警戒しているのは私の胸の中に居る使い魔らしいので、若干視線がズレていること。・・・いや、視線が心臓部分に集中するのでこれはこれでキツイですね。

 

あと、霧が晴れたのも助かります。視界が悪いと道に迷うだけではなく、転んじゃいますからね。

 

また、この魔力に似たナニカが阻害しているのか、全く千里眼が機能しません。常日頃からナビゲーションを千里眼に頼っていた私にとって、人間の視界だけでこの広大な森を目的地に向かって迷わず歩くのは至難の業でした。

 

そもそも目的の人物である妖精王が何処に居るのか・・・伝承では森の奥深くにある、宝石のように輝き、透き通る湖に住んでいるとあるのですが・・・・・・伝承通りの美しい水が流れるその辺の小川を沿って行ってみれば、小さな湧き水から出来た溜め池の様な場所に出て川は途切れてしまいました。

 

そんな事を繰り返していたのですから、今私がどちらの方角に進んでいるのかすらも定かではありません。もしかしたら、来た道を戻っている・・・なんて事は無いと願いたいものです。

 

 

「・・・フォーウ」

 

「コヒューッ・・・・・・キャ、キャスパリーグ・・・・・・あの、出来れば・・・自分で歩いてもらえると・・・非常に助かります・・・・・・」

 

「くぁ・・・フォーウ・・・」

 

「くっ、この淫獣めッ」

 

 

暑かったのか、胸元から出て来た使い魔が首元に巻き付いて、可愛らしく欠伸をしてぐっすり眠りました。きっちり人の胸を枕にしてる辺り、本当にいい度胸してますね。

 

今は払い除ける力すらも勿体無いので無視してあげますよ。

 

それから歩き続けて二回程太陽が沈み、計五回目の太陽を拝んだ日、遂に目的地へと辿り着く事が出来ました。

 

 

「もう・・・・・・無理」

 

 

目の前に広がる広大な湖に中心に佇む、神秘の塊のような見事な大樹。周囲にも青白い光の粒子が漂っているが、その大樹から生える葉だけその量が段違いです。

 

私ですら滅多にお目に掛かれない幻想的な光景であっても、現状疲労でそれどころではありません。あの大樹の付近に生えているからなのか、こうして顔を突っ伏している草花に宿る神秘やナニカの濃度が半端ではないんですよ。

 

草花がそうであるから、周辺の空気も言わずもがな。しかし、疲労困憊である今ではそちらな方が寧ろ心地良い環境でした。

 

人の頭で寛ぐ淫獣はさて置き、上に羽織っていたローブも脱いで、ぐでぇーと寛いでいると影が差しました。

 

その出会いが私、夢魔と人間の混血種たるマーリンの大きな転換期でした。

 

 

 

 

「フォーウ!」

 

「あら?」

 

「む・・・」

 

 

水辺で仰向けになったアルの顔を太腿と胸で挟み込み、横の隙間から耳掻きをしていると一陣の花吹雪が吹き荒れ、中から真っ白い猫のような兎のようなリスのような、曖昧な小動物が飛び出して来た。

 

その飛び出して来た小動物━━━━━キャスパリーグはそのままの勢いで私の胸に飛び込んで来たので耳掻き棒を消して受け止めてやる。

 

ボフンッという感じに胸に沈み込んだキャスパリーグはモゾモゾと嬉しそうに谷間の中へと入って行き、顔だけ出して気持ち良さそうに胸を枕にして微睡み始めた。

 

愛苦し過ぎて頬を弛めながら撫でていると、起き上がったアルが恨めしそうに睨んでいる事に気が付き、どうしたのかと尋ねてみる。

 

 

「どうしたの?そんな顔して」

 

「・・・・・・別に・・・何でもありません・・・」

 

 

アルが拗ねてる・・・・・・アルが拗ねてる!

ぷいって顔を背けるの凄く可愛い♡

あぁ♡その不満そうな横顔も素敵だよ♡

 

 

「やぁ、お二人さん。イチャイチャしてる所悪いけど、マーリンさんの登場ですよ」

 

 

初めて見たアルの拗ねた顔にキュンキュンしていると花吹雪が止み、中から昔馴染みのお花屋さんが出て来た。

 

ビキニタイプの黒い水着みたいな服に真っ白いローブを羽織り、日光を反射して虹色に煌めく長髪を後ろで一括りにしている。

 

 

「マーリン・・・貴女が来たという事は・・・もう・・・」

 

 

件のお花屋さん━━━━━『花の魔術師 マーリン』の登場に事態を察したアルが暗い顔をする。分かっていた事とは言え、やはり思う所があるのだろう。

 

 

「はい、ブリテンは滅びました」

 

 

あっさりとそう告げるマーリンに普通なら薄情と思うのかもしれない。しかし、それが予定通りに事が進んだ安堵の表れと分かるアルは暗い雰囲気は残るものの嬉しそうに微笑んだ。

 

 

「そうか・・・・・・そう・・・です・・・・・・か・・・」

 

 

彼女と結ばれて、こういう何気無い日に彼女の半生を聞く事もあった。

 

アルがどれだけブリテンを想っていたのか、どれだけブリテンに尽くして来たのかを知った。だが枯れない花が無いようにどんなに栄えた国でも、果てには時代ですらもいつかは滅びる運命にある。

 

だから、神秘の時代が終わろうとしている今の時代にブリテンがそう短くない未来に滅びるのは必然だった。最早、救いようが無い程にどうしようもなくブリテンは滅んでいた。

 

だけど、アルはそれらを承知の上でブリテンを救おうとし、そのブリテンに自らの生涯を望んで捧げた。元から滅ぼすつもりで王となったのだ。

 

・・・それでも溢れ出る気持ちを押し込められなかったのだろう。私の膝に顔を埋めて沈黙する彼女の頭をソッと撫でてやる。すると、途切れ途切れに想いが溢れ出した。

 

 

「・・・分かっていたんです・・・・・・始めから、分かり切っていた事です・・・」

 

「うん」

 

「・・・所詮、私の持つ力は破壊・・・滅び逝く存在を・・・救う事なんて・・・」

 

「うん」

 

「だから、ブリテンをこの手で滅ぼそうとした・・・他のナニカに滅び尽くされるぐらいなら、私がこの力で・・・もっと、穏やかに滅ぼしてやろうとッ・・・!」

 

 

マーリンが何をして来たのか。それは一言で言ってしまえば、ブリテンを滅ぼしたのだ。勿論、滅ぼしたと言っても人を殺したりなんかはしていない。

 

民を他所の国へ行かせ、国そのものを解体し、ブリテンという国だけを滅ぼした。道筋は異なったものの、この二人が考えた結末通りになったのだ。

 

計画通りに行く、というのは本来なら喜ばしいこと。だけど、幼い頃にブリテンという国で平和に暮らし、笑い合う人々を夢見ていた少女にとって、ソレは理解は出来ても納得は出来ないのだろう。

 

難儀な性格をしていると心底思う。己の幸せだけを願えば、こんなに苦しむ事なんて無かったろうに。割り切ってしまえば、もっと楽になれるだろうに。

 

始めから分かっていたなら、王になんてならなければ良かった。国を滅ぼすなんて役目、他に押し付けてしまえば良かったんだ。

 

何の対価も無しに救ってくれと願い、一時(ひととき)とは言え叶えてくれた相手に対して、勘違いで全ての責任を押し付けるような屑共の事なんて、切り捨てればよかったんだ。

 

そんなモノに貴女が心を痛める必要なんて、何処にも無いのに。でも、そう言うと・・・貴女はまた悲しそうな顔をするのでしょう?

 

だから、この事は胸に仕舞っていよう。だってここはもうアルが悲しむ必要の無い、そんな世界なのだから。

 

 

「・・・アル、国は滅んだけど、人は救われました。それは紛れも無い事実です。本来、神秘と共に消え去る筈だった人々はこうして新しい時代を生き長らえている」

 

 

本当、腹立たしい事に。誰のお陰で生きていられるとも知らず、ブリテンの穀潰し共は呑気に円卓の屑共に感謝でもして、その恩も少ししたら忘れてしまうのだろう。

 

アルがどれだけ悩み、苦しんでいたなんて考える事すらしない。アレらの中では既にアルは悪。自分達を苦しめた絶対的な悪でしかないのだから。

 

そうした方が都合がいいから。自分達が間違っていたと認めたく無いから、真実から目を逸らす。

 

 

「貴女が守りたかったモノをよく思い出してみなさい。貴女は本当に国を守りたかったのですか?違うでしょう。ブリテンに住む人々の笑顔を守りたかった筈です。確かにブリテンは滅び、貴女は仕方無かったとは言え、それを望み、他の道を絶った。有り得たかもしれない可能性を初めから切り捨てた」

 

 

それが彼女の罪悪感を煽る。ビクリと震える身体がそれを物語っていた。初めから、と言うのは少し語弊があるかもしれないが。

 

アルの中で様々な葛藤があった事だろう。

 

本当にこれでいいのか?

もっと良い道があるのではないか?

 

だが、現実は非情過ぎた。なにしろ、相手はブリテン島そのもの、果てには神秘という概念そのものだったからだ。

 

食料という形ある物ですら不足し、解決出来ないと言うのに、形が無くおまけに世界規模だ。心が折れない方がおかしい。

 

たった十数年しか生きていなかった少女に迫るような問題では到底無い。いや、人一人に負わせる責務ですら無い。半分が竜とは言え、押し潰されなかっただけでも奇跡だ。

 

本当、不器用なんだから。・・・まぁ、そんな所も可愛いのだけれど。

 

 

「・・・ですがそれでいいではありませんか。時を戻す事なんて、私ですら出来ません。今更過程を嘆いてなんになるのですか。ブリテンの民は救われ、破滅に怯える事は無くなった。・・・・・・これ以上、貴女が気に病む必要なんて・・・何処にも無いじゃないですか・・・。それはこれまで珍しく頑張ったマーリンをも・・・侮辱する行いです・・・」

 

「・・・ティア」

 

 

あぁ、こんなの卑怯だって分かってる。涙で訴えれば、彼女は形ながらも気にしなくなる。気にしなくなってしまう。

 

そんなのは駄目だ。仮初の平穏なんて、貴女に与えたくない。いつかきっと、心の底から笑える、そんな貴女を・・・私は見たいのに。

 

それでも涙が溢れるのを止められない。

 

私だって後悔しているのだ。あの子供を送らなければ、彼女の王としての権威が失墜する事なんて無かった。こんな・・・彼女ばかりが傷付く手段を取らずに済んだ。

 

騎士に妻を寝取られた王。

 

そんな情けない王に、一体何処の民が付いて行こうと思えるのか。困窮している状況下であったからこそ、仕方無くアルの言葉に従っていただけ。

 

人ではなく、嘗てブリテンを恐怖のドン底に陥れた存在を半分とは言え身体に宿したアルの逆鱗に触れたくないから、黙って追従していた。

 

然れど、人間はそこまで我慢強い生き物では無い。アルをアッサリ裏切ったのがいい証拠だ。勝手に突き放し、理解出来ないと決め付け、己の都合だけでアルを寄って集って痛め付けた。

 

それを彼女は望んでいた。ブリテンを穏やかに滅ぼすには、民衆の悪となったアルでは役者不足だから。己という悪を討ち倒し、民からの支持を集めた円卓がそれを成し遂げる。

 

仕方無かったのだ。円卓が彼女を裏切るしか、道は残されていなかったから。

 

 

・・・・・・巫山戯るな。

 

仕方無いだと?そこまでしなければならない程にアルを追い詰めたのはお前ら人間達だろう。まるで自分達は悪くないとでも言うかのような被害者面をして・・・。

 

円卓の奴らもそうだ。王にこのような事をさせてしまった自分が情けない?アルが王では民達の反感が増す?

 

言い訳ばかりを募らせ、まるで自分が悪いかのように悔いてみせる。然れど、お前達がアルを裏切った事実に偽りは無い。

 

お前達はアルに忠誠を誓ったのではないのか?ならば、何故彼女をそんな簡単に裏切れる?人で無いと知った瞬間、すぐ手の平返しか。そんなにも人間である事が大事なのか?そんなにも人間は素晴らしい生き物なのか?

 

 

・・・殺してしまいたい。憎くて仕方が無い。だけど、私はここから出られないし、仮に殺してしまえば・・・やはり、アルが悲しむ。

 

こうした今でもお前達はアルのお陰で生きていられる。救われた後ですら、彼女に縋っている。いつまで彼女に頼るつもりなのだろうか。もういっそ、大人しく死んでしまえばいいのに。

 

 

「おや、これは珍しい。あのツンツンばかりしていた妖精王がデレるとは。流石のマーリンさんでもちょっと舞い上がっちゃいますね」

 

「黙りなさい、この馬鹿者。勘違いしているようだから言っておくけれど、元はと言えば貴女がここで遊び惚けて、大事な時にアルの傍に居なかったのが原因でしょう。私はまだ許していませんからね?なんなら、大好きな夢の中に一生幽閉してあげましょうか?」

 

「あ、あはは・・・それは勘弁・・・・・・夢への干渉の仕方、教えるんじゃなかったー・・・」

 

 

全く・・・まぁ、彼女がここで遊び呆けていなければ、私がアルと出会う事なんて無かったのでそれなりに感謝はしてますけど・・・。

 

しかし、それとこれとは別。己の怠慢で仕事放棄とか・・・何を考えてるんですか。

 

 

「はぁ・・・それでマーリン。本当に後腐れなく出来たのですか?」

 

「仮に後腐れがあったとしても、もう人間はどうしようも無いですよ。なんせ、ここはアヴァロン、幻想を否定した人間では決して辿り着けない、そんな世界なんですから」

 

 

表の世界を追い出された物達が行き着く最後の理想郷。その一角に私は、私達は妖精の森ごと引っ越して来た。

 

幾ら、霊脈の源泉のように濃密な魔力?と神秘で溢れた場所に居たとしても神秘が消え去ってしまえば、私は森ごと消えてしまう。森の動物達も、そしてアルも。

 

しかし、こちらに来れば、そんなモノに怯える必要は無く、人間の煩わしさに憤る必要も無くなる。人間では決して辿り着けぬ、そんな場所だから。考えるだけ無駄と言うものだ。

 

 

「所で・・・キャスパリーグ、いつまでそうしているのですか。早くこちらに来なさい」

 

「フォウ、フォフォ〜ウ(¯ω¯)」

 

「・・・よく分かりませんけど、その顔腹立ちますね」

 

 

半分が幻想種であるからって、マーリンはキャスパリーグの言葉を理解出来ない。正確には読み取れない、なのだが長年の付き合いである程度のコミュニュケーションは取れるらしいが完璧では無い。

 

まぁ・・・なので、この中で唯一この淫獣の言葉を完璧に理解出来るのは私だけである。何を言ったのかと要約すると、私とマーリンでおっぱいサンドして欲しい、だった。

 

マーリンがこの小動物を淫獣呼ばわりする理由がこれである。人外の癖におっぱいが大好きなのである。とは言っても別に性的興奮を覚えている訳では無く、単純に心地好いからである。

 

下心ゼロなので私は別に不快感を覚えたりはしない。私は。

 

 

「・・・おい毛玉、そこを退け。私のだ」

 

「!・・・フォーウフォウ(´<_` )」

 

「あぁ゛?・・・毛皮毟り取って丸裸にしてやろうか?」

 

 

と、まぁ、こんな風にアルにとっては不快極まりないないようで。滅茶苦茶怒る。こうして嫉妬心を明確に顕にするのは珍しいので、それが見たいが為に今もこうしてキャスパリーグに好き勝手やらせてると言うのも割と否定出来ない。

 

 

「・・・ティア、貴女も何故突き放さないのですか?まさか、態としているんじゃ・・・」

 

「い、いや、違いますよ、アル?別に貴女が嫉妬してくれて嬉しいとか、もっとヤキモチ妬いて欲しいとか、そんな事・・・」

 

「・・・・・・寝台に行きますよ。お仕置です」

 

「ふぇ!?お、お仕置・・・♡ま、待って!どうして怒って・・・」

 

「妖精王、目がハートマークになってますよ」

 

「黙りなさい、ポンコツサキュバス」

 

「私への当たりが酷い・・・」

 

 

先程までの暗い雰囲気は何処へやら。

 

半竜化したアルの尻尾でお腹周りをガッチリと掴まれ、それだけでは足りないとばかりに抱き寄せられる。超至近距離に映るアルの顔に見惚れながらも問答無用で寝台へと連行される私であった。

 

尻尾の先端でこちらの下腹部をサスサスと摩って来る辺り、かなり本気のようだ♡

 

因みにキャスパリーグはアルが竜化した時点でマーリンの胸へと避難していたりする。

 

 

 

 

「嫉妬して欲しかった。ならば、それ相応の覚悟もきちんと出来ているな?」

 

「いひぃ゛♡ご、ごめんッ♡なひゃぃッ・・・♡」

 

「別に謝って欲しい訳ではない。怒ってる訳ではないからな。・・・ええ、全く。怒っていませんとも」

 

にゃ()にゃんれぇ(なんで)また大きく・・・ほぉ゛お♡♡」

 

「これはただティアを分からせているだけだ。嫉妬して欲しいと思うのはそれだけ何かしらの不安があるから。・・・大方、私がマーリンに取られるとでも思ったのではないか?」

 

しょ()しょんにゃ(そんな)事ぉ・・・んにゃ゛♡しゃ、喋ってる時に子宮ノックしにゃいれぇ(しないで)・・・♡あひぃ♡♡ち、乳首ペロペロらめぇ♡尻尾で弾くのもぉ・・・♡♡」

 

「ん・・・♡あれも駄目これも駄目、本当に我儘だな。そんなに嫌なら、望み通りやめてもいいんだぞ?」

 

「あっ・・・や、やらぁ・・・駄目じゃないぃ・・・やめちゃやだぁ・・・」

 

「なら、言う事があるんじゃないか?それとも・・・嘘を吐いた悪い子にもう一度お仕置を・・・」

 

「や、やぁ・・・!ごめんひゃぃ♡ティア、嘘を吐いたぁ♡謝りましゅかりゃぁ・・・♡お仕置やらぁ♡ご褒美ぃ♡ご褒美欲しいにょぉ゛♡♡」

 

「なら、それなりの働きを見せろ。おら、もっと締め付けろ♡己を孕ませるちんぽにもっと媚びろ♡」

 

「あひぃ゛♡ビンビンおマメ♡尻尾でシコられりゅぅぅ♡♡奉仕させてもらいましゅぅ♡ご主人様の逞しいドラゴンチンポぉ♡おまんこで一杯撫で撫でしゅるぅぅ♡♡」

 

「んっ・・・♡ティア♡ティアッ♡私だけの♡貴女の全ては私のモノです♡絶対にぃ♡絶対に手放しませんからぁ・・・♡くぅ・・・・・・ほらッ♡ご褒美です♡」

 

「ぃ゛い ぃ゛ひぃ゛ぃ い♡♡熱い(あちゅい)のぉぉ♡子宮がゴクゴクしてりゅぅぅ゛うぅ♡♡・・・ぉお゛ぉ お ゛ぉ♡♡まだ射精()てりゅうぅ゛ぅ♡♡お、溺れりゅ♡これ以上は溺れりゅかりゃぁ・・・♡♡」

 

「まだ終わりませんよ♡頑張ったティアに、もっともっとご褒美を上げます♡♡ほらッ♡ほらッ♡」

 

「イッて゛りゅ゛う゛ ぅ゛♡♡ピストンしちゃらめ゛ぇ゛ え ぇ゛♡♡ご褒美ぃ♡貰ったぁ♡沢山(たくしゃん)貰った(もりゃった)かりゃあ゛ぁ ぁ゛♡♡」

 

「遠慮するな♡子宮はさっきから、熱いキスをしっ放しだぞ♡もっと欲しいんだろ?ほら、まだまだ沢山あるから、思う存分味わえ♡♡」

 

「んほぉ゛お ぉ゛ぉ お♡♡おぉ゛お ぉ ゛ ぉお゛ ぉ゛お♡♡」




今作ではマーリンが♀なのでキャスパリーグが割と懐いています。
前半のマーリン視点はウーサー王が即位した辺りの時代なので、アルトリアはまだ生まれていません。

ティターニアが円卓云々など、色々と知っているのはアルトリアに聞いたのもあるんですが、単純に動植物伝てに聞いたのもあります。

全員は出来そうにないのですが、今の所ベディヴィエールとケイ兄さんは書く予定です。ドラマ CDめっちゃ好き。


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