哀れな男が行く、マジ恋世界~なんで、ヤンデレばかりなんですかねぇ(震え声)~ (KEY(ドS))
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ようこそ、マジ恋世界に~風●通いのスローライフ目指そうとしていたら、なんかいろんな人間から狙われている件について()~

こんにちはんこそば。
KEY(ドM)と申します。

つよきすに続いて、マジ恋の小説を書きたかったので投稿です()

いつものヤンデレハーレムだけれども、
主人公はモテモテでうらやましいなぁ(愉悦顔)

ちなみに、主人公の使っている護身術は、
作者も実際に使えるので、リアリティはまだあると思います。
(ぶっちゃけ喧嘩商●とかと比べると描写が稚拙だけど)


それでは、ご覧ください(KBTIT)

KEY(ドM)



おはようございます、なんて体育会系のノリで言われたあいさつに、

ぼんやりとしていた意識がハッキリとしてくる。

閉じていた目を開き、前を見据える。

 

 

----なんか、白いもやがふよふよと浮かんでいた。

 

「」

 

---あ、起きた?

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・夢か。」

 

ありえないであろう現象。つまりそれは夢ということである。

なので、意識を覚醒させるために寝なければ。

再度目を閉じて、ふううう、と息を吐き、横に寝っ転がる。

 

----やだ、この子リアリストすぎ・・・?

 

ぶつぶつと独り言がうるさいことこの上ないが、

関わりたくない。両手で耳をふさぎ、寝返りを反対側にうつ。

そのうち諦めるだろう。

しかし、もやは俺の理解をはるかに超える行動をとった。

 

 

----起きろ

 

「!?ぐああああっ!!?」

 

------なんか、白いもやにタックルされて20mほど吹き飛ばされた件について

 

それが、俺の"神様"との初めてのワーストにして、ファーストなコンタクトだった。

 

 

 

 

「---はっ!?」

がばりと身を起こし、荒くなっている息を肩で呼吸し、整える。

首元を右手で触ると、ぬめりとした汗が手についた。

背中にもびっしりと浮き出ているのを感じる。

 

夢。そう、夢だ。

しかし、思い出すだけでも忌々しい夢だ。

そうだ、あの時もっと条件を絞っていれば--

 

 

「---やまと?」

「・・・あ、悪い。」

ごそごそ、と横で一緒に寝ていた幼馴染、

川神一子がこしこし、と目を右手でこすりながら、

ベッドから起き上がる。

 

「起こしちまったか?ごめんな。」

「ううん。---やまとと一緒のタイミングで起きれて、

うれしい。」

「お、おう。」

にっこりと笑顔でそういってくる彼女から内心、

距離をとりつつも、冴えてしまった頭を休ませるため、

ベッドから降りて、スリッパを履く。

 

「どこに行くの?」

「お前の好きなホットミルク淹れてくる。ちょっと待って---」

「私も行く。」

「え?いや、俺一人で」

「やだ。行く。」

「・・・・・。」

 

俺が教えた足技を使って、胴体にぎゅうううとしがみついてくる一子にいつものことだとため息をつき、両手を一子の肩の下にいれて正面から抱っこする。

 

「お前な・・・。いい加減子供じゃないんだからそろそろ俺離れしてもいいんじゃないか?」

「ヤ。」

一文字で拒否されるとは思わなんだ。

とりあえず、もちっぱも辛いのでさっさと台所に行って、牛乳を取り出して二つのコップに注ぐ。

 

「砂糖、いるんだろ?一つでいいか?」

「一つのシュガー(袋に入っているタイプ)を二人で分ければちょうどいいよ。」

「ま、夜中だし、抑えておくか。」

近くにあったスティックタイプのシュガーを開けて、コップに半分ずつ入れていく。

電子レンジを右手で開けて、中に俺と一子の分のミルクを入れてあたためボタンをぴっと押すと、レンジがウィイイインと音を立てて動き始める。

あと、"3分"と表示が出ていた。

 

一子を両手で抱きかかえたまま、椅子に座りつつ、

彼女の顔を見る。

じーっとニコニコと笑いながらこちらを凝視してきている。

「・・・・あの、一子?」

「なあに?ヤマト。」

「・・・それ、楽しいか?」

「うん!!とっても!!」

 

前世の俺が今の俺を見たらきっと、ケータイ電話を取り出してこういうだろう。

--------"お巡りさん、ロリコンです"、と。

 

 

川神学園。

神奈●県、川神市に位置する高校。

一見すると普通の高校のように見えるがその中身は全く違う。

その変わった教育理念から独自の授業、教育を実施しており、

中でも特徴的なのは武術を奨励している点である。

つまり、決闘などもルールの範囲内であれば認められており、

腕に自信のあるものが何かと多い。

 

 

で、俺は学園に通う一生徒でしかない。

のだが・・・。

 

「ふあーあ。・・・ねみ。」

「むんっ!!むんっ!!・・・・うーん。

このポージングのほうが筋肉映えするか?むんっ!!」

「ねえ、ガクト。登校中にボディビルダーの練習するの、やめようよ・・・。

一緒に歩くの恥ずかしいよ・・・。」

「ねえ、ヤマト!!今日の放課後はどうする!?」

「・・・・・ヤマト。今日、お弁当作ってきたの。」

「・・・・・・・。」

 

これである。

俺の幼馴染である通称、"風間ファミリー"は10年以上の付き合いのある相手だ。

その誰もが家族同様の存在であり、切って切れぬ腐れ縁である。

 

上からあくびをしているのがキャプテンの風間翔一ことキャップ。

ボディービルドの練習をしているのがガクト。

それを止めている、中性的な少年が師岡 卓也こと、モロ。

元気いっぱいなワンコ系美少女、川神一子。

もじもじとしながら、弁当を差し出してくる美少女、椎名 京。

そして、俺こと尚江大和の全員、風間ファミリーだ。

あと何人か、メンバーはいるのだが、

通常、登校する際はこのメンツである。

 

ぶっちゃけ問題児ばかりだと思うが、悪いやつらではない。

ただ、人目を引くようなことをついしてしまうやんちゃなやつらだ。

 

そのおかげで、俺も大変な目にあったが(恨み節)

 

 

怒ってないぞ?(真顔)

全然(拳を握りしめながら)

 

で、男子連中はまだいい。

なんだかんだ言って、学校では奇行に走ることもないし、

ちゃんと授業も受けてはいる。

成績はそんなよろしくないが、赤点を取らないように努力しているところは、

好ましい。

問題は・・・。

 

「・・・・・。」

「・・・・・・・。」

「」

 

---いつの間にか、俺の両隣をキープして、

にらみ合っている美少女二人である。

一子に、京。

100人中100人が美少女だと答える二人が、

目が笑っていない笑顔を携えて、俺を挟んだまま、

見つめ合っている。

 

ETごっこかな?()

 

あ、そうだ(名案)

生贄にできる男子が3人ほどいるじゃないか。

 

「さーて。先に学校行ってるわ。」

「むんっ!むんっ!・・・プロテインの量、増やすか・・・。」

「あ、二人とも。・・・ごめんね、ヤマト?」

 

 

危機を感じ取ったのか、男子3人は俺たちから離れるように、

小走りで先に行ってしまった。

 

 

つまり・・・・。

 

「・・・・。」

「・・・・・。」

「」

 

二人に両腕を組まされながら、

ゆっくりと、ゆっくりと一歩一歩進みつつ、連行されていく。

あたりにいたスズメは、何かを察知し、

すべて飛び去って行く。

 

わあ、美少女二人とか文字通り両手に華だな()

 

糞が

 

神様転生なんて、結局のところ主人公補正持ってなきゃ、

上手くいくわけないんだな、と他人事のように考えつつ、

しきりに話しかけてくる二人の言葉を必死に流しつつ、

川神学園まで向かうのだった。

 

 

 

川神学園に無事着いた後のこと。

 

 

----誰か、教えてくれ。

どうしてこうなった?

 

「・・・・ヤマト?」

「・・・・・・・大和?」

「」

 

 

 

「----ほう?貴様、ずいぶんと爛れた生活を堪能しているようだな?ええ、おい・・・。」

 

両手をぽきぽきと鳴らしながら、

目に怒りを秘めた視線を俺たちに向けてくる、

長髪ロング。スタイルはボンキュッボンのナイスバディ。

美女オブ美女の女性。川神百代。

学園最強の彼女が、拳を構えて俺の目の前に立ちはだかった。

 

 

腕に自信はあるほうだけど、ちょっとだめかもしれんね、これわ(他人事)

 

 

 

この状況から入れる保険、誰か教えてクレメンス・・・。

 

 

 

 

つづぬ

 

 

 

 




大和(偽)くん
通称ヤマト

我らが主人公、マジ恋の主演。
前世から転生してきたとある人物が憑依することに。
原作の彼は頭がよく、喧嘩は強いとは言えないレベルだった。
しかし、前世の数十年分の知識、社会経験、実戦経験を引き継いだまま、
肉体的に全盛期という状態になり、はるかにぱわーあっぷした。
うわ、この主人公なろ●っぽすぎ・・・?(自虐)

が、そこまで武術センスはなく、あまり上達は早くない。
女性経験は風●だけというある意味で王者。
それらしい雰囲気の相手は何人かいたが、
結局のところ、誰ともくっつくことはなく、
彼は友との時間と、孤独を楽しむことを選んだ。

上記の武術センスの件もあって、
様々な武術に手を出すも、あまり身に着けることができず、
自身の才能に失望していた。

そんな時、CIAやFBI、そして、
イスラエル軍が正式採用しているとある護身術、"クラヴ・マガ"と出会い、
これを極めることを決心する。

"自身が得る結果は、すべて自身の行動によるものである"という信条を持っている。

激動の時代を生き抜いたからか、自分がナイフを刺されて死にかけた時でも、
"ナイフを引き抜かれたら失血死するから、刺されたまま、相手を拘束し、
通りがかった人に警察を呼んでもらおう"とか、実際に色々とやらかしている。

基本は温厚、善良。しかし切れるとナイフより切れ味が鋭くなる。
あんまり刺激すると爆発するので武術家さんたちはやめましょう()


好きなものは、過去の友人たちとの夢を見ること。
現代との友人と、いつか終わるかもしれないが、
楽しい時間を過ごすこと。
才能がなくても、努力する者。


嫌いなものは、過去の自分。
勝手にいなくなる奴。

原作キャラ達
主人公が原作と違うことによって、
様々な影響を受けている。
悪い方向ではなく、良い方向
・・・・のはずなのだが。
ヤマトが体を張り、知恵を振り絞り、死の淵をさまよいすぎた結果、
色々とあかんことに。
女性陣?聞くな。つよきすのおじさんとどっちがマシなのだろうか・・・(議題提起)

川神学園
武道四天王と呼ばれる頂点を筆頭に、
武術に明け暮れるものが多く集う学園。
頂点の川神百代をはじめ、猛者が数多く存在する。
学園長は川神百代の祖父であり、本作品での最強クラスの人物。
主人公の立ち位置は"完全中立"。
しかし、いろんな人間から目をつけられており・・・?


補足
クラヴ・マガ

イスラエルによって開発された、
"身体能力の有無、性別等にかかわらず、誰でも短期間で習得でき、
最大の効果を発揮するための護身術"。
当時のイスラエルは建国した当初から、敵国に囲まれ、
侵略の危機にあった。
そのため、兵士を育てる時間もなく、
また、下は10代の若者から、40代の農夫まで、
身体能力が全く違う人間に戦闘力をつけなければならなかった。

そこで、クラヴ・マガの開発者であるイミ・リヒテンフェルドという人物は、
人間の反射を利用した動きであるクラヴ・マガを開発。
"自分の目に向かって何かが向かってきたら目をつむる"、
といった反射行動を護身術の中に取り入れることで、
誰でも習得できるようになり、かつ、とっさに体が反応できるように設計されている。

常に実践を想定しているため、"武器を持った複数相手との戦闘"
"ナイフを突きつけられた状態からの戦闘"、"背中から首を絞められた状態からの戦闘"、など、実際にありうる状態での戦闘を想定している。
また、常に新しい危険状態があった際、それに対応できるように日々、新たな危機に対する訓練が盛り込まれるのも特徴である。
FBI、CIA、SWAT、世界の数々の軍事組織、諜報機関で採用されている。

※護身術を身に着けたいのなら、ちゃんとした公認組織のインストラクターさんから、
安全面を考慮されたトレーニングを受けましょう。
訓練を積んでない人間が戦闘を行うのは、本当に危険ですのでなるべく避けてください。

ちなみに、作者はリアリティを出すために、実際にクラヴ・マガをやっています。
武術を何かしらマスターしてから書こうとも思ったのですが、
あまりにも習得に時間がかかることが過去の経験(※合気道を10年)から
わかったので、できそうなものをやっていっています。


マジ恋の世界にとことん合理的で、あくまで人間の範囲から出ることができないけど、
最大限科学的に戦う主人公を投じてみたかった()

あ、ただしまともにやったら上位勢には勝てないです(まともにやるとは言っていない)

いつものヤンデレばかりだけど、主人公も本当に仲の良かった友達を失くしているから、わりと重いゾ
(※なお、当の友人である"おじさん"はつよきすで学生生活を満喫している模様)


続くかどうかは未定。
というか、リアリティ出すために、もっと作者が鍛えなきゃならなんからね・・・。

ちなみに、読者はどんな武術を出してほしいか、
教えてくれメンス。出すかもしれないので。

それ以外の何でもいいから、
楽しい点とか感想くれ。

感想、くれ




KEY(ドM)







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あいつら絶対ドラゴンボールの世界の住人だって。絶対(震え声)~俺は悪くねぇ!!~

こんにちはんこそば。
KEY(ドM)と申します。

意外と感想とか来ていて草

こんな小説がランキング5位とか誇らしくないの?(歓喜)

主人公は"武術"じゃなく、"護身術"の使い手だゾ


それでは、ご覧ください(KBTIT)

KEY(ドM)




デンジャー!!デンジャー!!と頭の中で警報がけたたましく鳴り響く。

薄れかけていた意識を腹に力を入れて取り戻し、前を向いた瞬間、

残像が見えるかと思うほどの速さで百代さんが俺に向かって、

右ストレートを振りかぶってきていたのが目に映った。

 

「っ!!」

「きゃっ!?」

「あっ!?」

俺の両横にいた一子と、京を両手で突き飛ばし、

とっさにかがんでよける。

かすった左肩の服がナイフで切られたかのような切断面になっていた。

続く連撃を繰り出さんと、左のフォローパンチを打とうとする、

百代さんの左フックのような軌道にとっさに右手を90度に立てて合わせて、

百代さんの左手首に抑えて動きを止めるも、殺しきれなかった衝撃が、

びりびりと体に伝わる。

 

理屈でいえば、完全にこの態勢で抑えきれたはずだ。

---だというのに、目の前のサイヤ人はその止められた状態のまま、

力任せに腕を振りぬいて俺を弾き飛ばそうとしてきている。

 

「らぁっ!!」

「!!」

 

一瞬、体が浮かされたのと同時に、右足で百代さんの腹めがけて、

蹴りを放つも、右手でガードされた。

ちっ、と舌打ちを打ち、左足から着地し、すぐに百代さんと相対するように、

ファイティングポーズをとる。

追撃をかわすために、百代さんと視線を合わせ、

前に出させないようにけん制する。

それが効果があったからかは分からないが、

それ以上追いかけてくることもなく、

少し離れた位置から先ほど俺の蹴りをガードした、

右手を見つめ、にやりと笑みを浮かべた。

 

---うわあ、悪い顔してやがる・・・。

 

「----ふふふふ・・・。---はーーはっはっはっは!!」

先ほどまでの怒りの表情がころりと変わり、

笑顔を浮かべて大笑いし始める。

それまで怒っていた人物が突然笑いだして、

背筋が凍るような不気味な感覚を得る。

ハッキリ言って、クソ怖い。

 

「いいなぁ!!やはりお前は面白いやつだ!!ヤマトォ!!」

「・・・・。」

戦うと元気が出るなぁ!!と言わんばかりである。

どこの御大将だ。なんでバーサーカーばかりなの?

ここは修羅の国だった・・・?(自問自答)

とりあえず、相手がやる気満々でいつまた襲い掛かってくるかわからないので、

しゃべりかけてやる気をそぐことにした。

 

「百代さん。やめてくれません?遊んでほしいなら、

おじいさんに相手してもらってくださいよ。」

「百代さん?」

うわ。笑顔からまたころっと眉を八の字にして、

百代さんが怒り始めた。

原因は・・・・・なんだ?

 

「あの、・・・・百代さん?」

「百代さん?んん?」

「」

め、めんどくせぇぇぇ!!?

怒っている理由がわからないのに言ってくれないから、

めちゃくちゃめんどくせぇぇ!!!

 

えーと。一子と京が両隣に今はいるわけでもないし、

ちゃんと毎日メールでやり取りはしている。

後は、百代さんと呼んでから・・・・。

・・・・・・・・・。

ちょっと思いついたので試してみる。

 

 

「あの。」

「ふん。なんだ?ヤマ・・・。」

 

 

 

「モモちゃん。」

「~~~~!!!?」

 

 

 

---次の瞬間、俺の視界は暗転し、

薄れゆく意識の中、最後に見たのは、

顔をほんのり赤らめ、しかし耳は真っ赤に染まった状態で、

こちらに向かって右こぶしを突き出した姿の百代先輩の姿だった。

 

「や、大和!?」

「やまと!!?」

「・・・・・・・・・・・あっ。し、しまった・・・。」

 

 

呼んだら、呼んだで恥ずかしがって殺されかかるとか、

どうしろ・・・と・・。

 

 

「」

「ご愁傷様。」

「今日も良く生きていたな、オマエ。」

「プロテイン取れ。そうすればもっとタフになれるぞ?」

プロテインは万能薬じゃねーんだぞ、といつもならガクトに突っ込んでやるところだが、胸のあたりに喰らった百代先輩のパンチの跡がいまだに体を痛めていてそれどこれではない。

一応、保健室で一通りの治療は受けさせてもらったが、

我ながら骨どころか、後遺症のこる傷さえないのは勲章ものだろう。

 

でも、いい加減あのわがままメンタル小学生のバーサーカーとやりあうのは、

きつすぎる。

というか、ほかの武道四天王に喧嘩売りにいけよぉ!!、と心の中で叫ぶ。

具体的には我が学園が誇る剣聖、まゆっちとか、まゆっちとか、まゆっちとか、まゆっちとか。

まゆっちとは、武道四天王の一人であり、この学園で最強の剣術使いのことである。

ちなみに、クッソ美少女の上、性格もほかの女子生徒たちよりもはるかに優しいというある意味、パーフェクツな娘。

ぶっちゃけ、結婚するならああいう男を立ててくれそうな子がいい。

気の強い女は、面倒であることは前世の経験から嫌というほど身に染みていた。

 

「やまと、大丈夫?」

「大和、平気?」

「大丈夫だ。・・・・ところで。」

「何?」「なに?」

 

 

「二人とも、近くね・・・?」

 

教室の中だというのに、満員電車のような密度で、

なぜか俺たち三人は寄り添っている。

ぶっちゃけ、こうする必要は全くない。

マジで。だってほかにも席はあるし、

俺のけがの手当てはされているから、

二人がばんそうこうとか、包帯を俺の体に巻かなくてもいいのである。

ケガとは特にしていない手の甲にぐるぐる巻かれると、

まるでボクサーのようだな、と他人事のように感じた。

 

 

「近いって、京。離れたほうがいいんじゃない?」

「それはあんたのことでしょ、一子。」

二人ともなんだよなぁ、と言えたらどんなに楽なことか。

八重歯をむき出しにしてうなる一子と、

笑顔を向けながら、目は笑っていない京の二人に、サンドイッチされる。

 

誰か、誰かへるぷみー()

 

 

 

「----直江大和はいるかっ!?」

「うっさ!!」

 

ガラガラ、と教室のドアが開けられ、

大声が教室中に響く。

近くにいた生徒がその声の大きさに、

思わず言った。まあ、確かにうるさいとは思う。

 

さて、誰がき・・。

 

 

 

「---む?なんじゃ?せっかくこのわらわが来てやったというのに。

その阿呆面は。喜ぶがいいぞ。」

「・・・・・・・・。」

「・・・・・・・・・。」

『・・・・・・・・・・・・・。』

「」

 

---Sクラスの空気読めない子ナンバーワン、不死川心の襲来だった。

 

(空気の読めなさは)お前が、ナンバーワンだ・・・。

 

 

つづぬ

 

 

 




今の主人公の強さは、武器相手でも戦えるけど、
ぶっちゃけ武道四天王とかには"勝てない"



補足
相手の手首に向かって、90度に立てた自分の腕を、
ぶつけるディフェンス

実際に存在するディフェンステクニックの一つ。
作者も練習して、体得した。
なぜ、手首に向かって、こちらの手首をぶつけるのかというと、
"相手がナイフや、警棒を持っていても防御できて"、
なおかつ、"こちらが何かを持っていても防御ができる"から。
後、肘を90度にしておくのは、そうすると体格、筋力の差は関係ないしに、
骨で相手の攻撃を安定して受けられるから。
やってみるとその効果に案外驚く。
しかし、下半身は無防備になりがちなので、金的を入れられないように、
下にも意識を向けるようにしておきましょう(ガチ)

腹部への蹴り。
人間の人体急所が一番多く存在する、体の真ん中部分、
いわゆる"正中線"を狙った急所蹴り。
腹に当てられなくても、ほかの急所に当てられればダメージは大きい。
しかし、蹴りは威力を込めた分だけ"戻し"が遅くなり、
反撃を食らう危険性もある。
空手でいう、残心、もしくはフォローを入れて相手の反撃を封じておくのが重要。
蹴りを入れる際には、骨盤を先に動かして、体全体で蹴るようにすると威力は跳ね上がる(経験談)

川神百代
マジ恋のヒロイン。作中で最強クラスの戦闘力を誇る少女。
わがまま、頑固、天衣無縫な人物。
幼いころから才能にあふれ、大人を打ち負かすほどの武力を誇り、
周りに喧嘩を売っては、祖父の川神鉄心に叱られていた。
原作では、結局のところ、祖父以外に彼女を完全に満足させられるような人物はほとんどおらず、退屈そうな日々を送ってもいた。
しかし、この時間軸では、"なんでもありなら、食らいついてくる、弟のように思ってているけど、なんだか最近、考えるだけで胸のあたりがもやもやする"相手がいるため・・・・?
その豪快に一面からは考えられないような乙女な部分も持ち合わせている。
武道四天王の一人にして、実質的な頂点。

不死川心
わがまま、つるペタ、利己的過ぎてわりと周りからは距離を置かれたり、
白い目で見られやすいある意味アホの子。
ルート次第では、結構まともにもなる。
周りの人間を見下す傾向が強いため、コミュニケーションをとるのが難しい(自業自得)
しかし、この時間軸では何やら、主人公に対して友好的な感じがするが・・・?
ちなみにだが、犬は構ってもらおうとするとき、
自分からご主人のところにすっ飛んでいき、構って、構って、とアピールするらしい。
Sクラスで浮いていて、わざわざ落ちこぼれや問題児の多いFクラスまでやってくる・・・・あっ(察し)

ここの話では原作のイベントだけでなく、オリジナルの話も書いていくぞ
二次元ならではのあれ(言い訳)

主人公は"完全中立"だってイッテンダルゥゥゥオ!?(周りからの評価から目をそらしながら)



それ以外の何でもいいから、
楽しい点とか感想くれ。

感想、くれ




KEY(ドM)


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決闘に向けて~どれだけ鍛えても、怪物どもには勝てる気がしない(本音)~

こんにちはんこそば。
KEY(ドM)と申します。

予想以上に続きを望む声があったのでまだ投稿。


ぶっちゃけると、まじ恋のこと、つよきすほどは知らないから、
調べたり、いろいろなものを見ながら書いているゾ(暴露)

まじ恋面白い(本音)

主人公に過度な期待を寄せるのはやめて差し上げろ(震え声)

それでは、ご覧ください(KBTIT)

KEY(ドM)


「シッ!!」

サンドバックに向かって、ジャブ、ストレート、フック、アッパーのコンビネーションを放つ。

自分と同じ身長の人間を想定に、顎に向けてブローを連打していく。

パンチを食らってサンドバックが振り子のように揺れた。

 

「ぜあっ!!」

続いて、右足で金的狙いの前蹴りを放ち、サンドバックを両手でつかんで、

膝蹴りをかまし、左ひじのフォローを入れる。

先日よりも、コンビネーションを放つのにかかる時間がほんのコンマ数秒だが、

短くなった感じがする。

 

続いて、さらに人体急所である喉に向かって左手で手刀を繰り出そうとしたとき、

コンコン、と部屋のドアがノックされた。

 

揺れていたサンドバックを両手で抑えて、

近くにあったタオルで体を軽く拭き、

ドアの前まで歩いていく。

 

「はい?」

『大和。俺だ。今、大丈夫か?』

その声は俺がよく知る相手、風間翔一こと、キャップの声だった。

 

右手でドアノブをひねって開けると、

その後ろにはキャップが立っていた。

左手を上に軽く上げて、よう、と挨拶してくる。

 

「いやー。相変わらず励んでんなー。あ、

中に入ってもいいか?」

「ああ。いいぞ。」

とりあえず、自分の喉が渇いているのもあったが、

小さな冷蔵庫の中からジュースを取り出し、

キャップに投げ渡す。

 

かこん、とプルタブを引っ張る音が聴こえると、

美味しそうにキャップがぐびぐびと飲み干す。

 

「ぷはー。あー。いっつもクッキーからもらっていたけどよ、

たまにはこういうのも悪くねーな。」

「ああ。」

クッキーとは、俺たちが在籍している学生寮に存在する、

お手伝いさん的なロボットである。

体の中にジュースなどを入れ、冷やすことも可能なので、

いつもあいつに頼む、ところなのだが、

いちいち自分の部屋に呼ぶのもあれなので、

結局のところ自分専用の冷蔵庫を買って対応したのだった。

 

さて、要件を聴くことにしよう。

 

「----Sクラスとの"決闘"。日時が決まったぜ。」

 

その報告を受けて、俺は右手に持っていた缶ジュースを思わず握りつぶした。

 

 

同時刻、2-Sのクラスにて。

 

「----以上が、決闘の概要となります。」

「・・・・・・・。」

 

自身の従者、あずみから2-Sクラスと、2-Fクラスの決闘について、

報告を受けていた九鬼財閥の跡取り、九鬼英雄は何かを考えるように、

目をつむりながら腕組をしていた。

 

「ふむ。総力戦。わかりやすくていいですねぇ。」

「そうだな、若。」

「・・・・・・・・・・。」

その近くで2-Sの三人組。

眼鏡をかけた、知性を漂わせる人物、葵冬馬。

冬馬のことを若と呼んだスキンヘッドの人物、井上準。

そして、マシュマロを食べながら、ぼーっと携帯を見ている、

白髪、赤目の少女、榊原小雪。

同じく、この決闘に参加する主要メンバーである。

 

両腕を組み、右人指し指で自分の左腕をとんとん、と叩いていた九鬼英雄は、

目を開けて自身の従者に尋ねる。

 

 

「---"奴"はいるのか?」

その言葉に、あるものは首を傾げ、

そしてあるものは誰かをはっきりと認識していた。

 

「はい。今まで裏方でいたようですが、此度の戦では、

出てくるとの情報も。」

「---ふふふふ。---はーっはっはっはっはっは!!」

忍足あずみの言葉を聴いて、九鬼英雄は大きく口を開け、

愉快そうに笑い始める。

 

「この戦に勝ち!!この九鬼英雄の威光を知らしめてやろうではないか!!

ふははははは!!」

「・・・・・・・・。」

大丈夫かな、と思いつつも、まあ、いつものことですし?と、

忍足あずみは大笑いしている自身の主を見つめるのだった。

 

 

 

 

「・・・・・・勝ったら、何をしてもらおうかな・・?」

「?どうしたんですか?小雪?」

「ううん。・・・ナンデモナイヨ・・。」

若干瞳孔の開いた眼で、携帯の画像に写っている人物に、

小声で彼女がつぶやいた言葉は、誰にも聞こえることはなかった。

 

 

 

 

「なんか、こう、ものすごい寒気がしたんだが・・・。」

「気のせいだろ。バーベル使うか?」

「使わねーよ。」

ぺしっ、とガクトに突っ込みを入れる。

今は、俺が住んでいる学生寮の居間に集まり、

これから数週間後に行われる2-Sクラスとの決闘について、

作戦を練っていた。

 

参加者は、2-Fクラスの風間ファミリーの、キャップ、ガクト、モロ、

一子、京。

そして、金髪のロングヘアーが特徴的な、

同じく2-Fのクラスメイト、クリスティアーネ・フリードリヒ。

1-Cの"剣聖"ことまゆっち。

 

 

「・・・・・・・・・。」

ソファーに座りながら、大きな胸が強調されるようなポージングで、

両腕を組み、俺に向かってじーーーっと視線を投げ続けてくる。

そう、川神百代こと、モモちゃんである(そう呼ぶとまた右ストレートで吹っ飛ばされるので、やっぱりモモ先輩と呼ぶことにした。)

このメンツが、2-Fの中で特に強いメンバーである。

まあ、二人ほど違うクラスだがそこは細かい部分である。

 

なんか、構えオーラ出しているモモ先輩は置いておくとして、

決闘の場になる、川場の地図をホワイトボードにマグネットで貼り付けて、

作戦の内容を詰めていく。

 

「今回の決闘のルールは簡単だ。敵の"大将"を先に討ち取ったほうの勝ちだ。

・・・・何か、質問のあるやつはいるか?」

俺の言葉に、何人かが手をあげて、質問したそうに眼を輝かせている。

とりあえず、膝上に乗っている一子をまず指すことにした。

 

「はいはーい!!敵の"大将"さえ倒しちゃえば、どんなに負けそうな状態だったとしても勝ちなの?」

「そうだ。ぶっちゃけ、相手側が100人残っていて、こちらが2人しかいない状況だったとしても、敵の総大将を倒しちまえば勝ちだ。」

 

続いて、右手をあげている京を指す。

「弓で狙撃できるようなポイントってある?」

「ああ。そういうと思って、狙撃ポイントをいくつか探しておいた。

この複数の場所を移動しながら、狙撃をしていってくれ。」

川から少し離れた場所。そして、敵の本陣があるであろう場所の近くに、

いくつか黒のマーカーで丸をつけて、説明していく。

 

次に、金髪お嬢様こと、クリスティアーネ・フリードリヒを指す。

 

「主力の配置が独特のようだが・・・?」

「狙いがあるのさ。ま、クリスは切り札の一人だからな。

頼りにしてるぞ。」

「う、うむ・・。」

褒められなれていないからか、

顔を若干赤くして、眉を吊り上げながら真顔を保とうとするクリス。

前世で会った女子どもとは違い、純粋で、惹かれるものがある。

いいねぇ、と視線を彼女に送っていると、

一子や、京からじとーっとした視線を送られ、

慌てて取り繕ろう。

 

 

「ま、まあ、説明した通りだ。"決闘"当日までの準備もしていくぞ。

----皆!!勝つぜ!!」

 

おー、と俺のかけ声に合わせて、全員が拳を突き上げた。

 

 

 

「あ、そういえば・・・。」

ガクトが何かを思い出したかのように、

俺に尋ねてきた。

一体なんだろうか。

まあ、ガクトだし、たいしたことでは

 

 

 

「---なんで2-Sクラスの不死川という奴と、

榊原とかいう奴が、お前に会いに2-Fに来たんだ?」

「「「「は?」」」」

「・・・・・・・・・・・・。」

「」

 

---最後の最後、締めるところでガクトがとんでもない爆弾を落としやがったのと同時に、俺は窓から外に向かって飛び出し、全力疾走するのだった。

 

 

 

 

 




ちなみに今、作者がやっている格闘術

クラヴ・マガ
ボクシング
グラウンドファイティング
MMA(総合格闘技)

ムエタイもコースの中にあるけど、
さすがに体力がきついのでいったんやめ
もっともっと強くなって、
格闘技の小説を書きたいでござる

マジ恋?これは半分ファンタジーだから()

女子たちになんでヤマトくんは追われているんでしょうねぇ?
モモちゃん?入れ違い。ちなみにモモちゃんが捕まえたら、
一瞬で捕まえて、胸を背中に押し付けながらの尋問コースが始まっていたゾ。
ただし、モモちゃんの目は全く笑っていない状況(白目)

Fクラス
いわゆる問題児、落ちこぼれ呼ばれる生徒が数多く存在するクラス。
原作で、戦闘力があるのは何名かだけだった。
しかし、この時空では、とある人物がクラスメイト達に"武術"ではなく、
"闘い方"を仕込んでおり・・・?

Sクラス
学年50位以内でなければ在籍することができないエリートクラス。
九鬼財閥の御曹司、九鬼英雄をはじめとした実力者が数多く存在する。
ただし、心ん(不死川心)は・・・・うん・・

・・・うん・・・・(目そらし)

榊原小雪
皆大好き小雪ちゃん。
相も変わらず3人で仲がいい。
原作では、主人公の大和と過去の因縁があり
実の親に殺されかけて、返り討ちにしたというエピソードがある。
その時の原作主人公は他人を寄せ付けない性格だったから、
できてしまった因縁であった。
しかし、前世の人格が憑依し、
周りの子供に対して結構気にかけていたヤマトと一緒に過ごし、
彼女の親と戦った時に・・・・?

一人称は僕。
携帯の待ち受け画像を見ては、にへらー、と笑っている。
一体、何が写っているんでしょうねぇ(震え声)
使う格闘技はテコンドーだったが、
格闘技知識を持つ、ヤマトのアドバイスによって・・・?

クリスティアーネ・フリードリヒ
金髪お嬢様。
日本大好き系のテンプレお嬢様。
高飛車・・・というわけでもなく、
ただ上に立つものとして尊大に見えてしまう態度をとっているだけ。
要するに、九鬼英雄に少し似ている。
フェンシングの使い手であり、相当な腕前を持つ。
マルギッテという軍人が彼女のボディガードとしてついている。
日本のことをヤマトと一緒に勉強する場面もしばしば。
彼女の従者である、マルギッテととある"賭け"のために、
戦ったヤマトを見るその目は・・・?
本人曰く、ありえない!!そんなの、違う!!・・・ち、違うからな!!?
だそうであるが語るに落ちている


補足
ソフトテクニック
相手にダメージをなるべく与えずに制圧する技の事
合気道や、柔術に多い

ハードテクニック
相手にダメージを与えつつ、相手を制圧する技の事
場合によっては殺害を視野に入れる技が多い

あいての懐に潜り込んでからの左フック→右ストレート→左フック→アッパー
基本的なボクシングのコンビネーション。
最初のフックを放つ際、一瞬で相手に近づき、放つのが肝心。

金的→膝蹴り→左ひじ打ち
金的で相手をくの字に曲げた後、下がった顔面に膝蹴りを放ち、
着地すると同時に体をひねって肘打ちでとどめを刺す技
膝蹴り、肘打ちはムエタイでもよくやる技で大変危険なので、
やめましょう

決闘システム
学園で、白黒はっきりつけたいときは、決闘で勝敗を決めようぜ!!っていうシステム。
要するに話し合いでどうしようもないなら、戦えばいいじゃない的発想。
これ作ったやつは本当に教育者なのか・・?(マジレス)
いつも通りというべきか、テンプレというべきか、
エリートVS落ちこぼれクラスの対決が近々ある。

感想くれ。

モチベーションあがるからくれ(本音)

KEY(ドM)


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