魔王少女から逃げられない英雄 (カガト17)
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設定 設定(ネタバレ要素あり)

初めまして投稿始めました。
処女作ということもありまだまだ拙い文が目立ちますが温かい目で見ていただければ幸いです。
誤字脱字等ございましたらコメントで教えていただければ嬉しいです。


設定《主人公》

 

主人公

 

  あまつき しおん     

名前 天月 紫苑

 

 

性別 男

 

 

年齢 ?(少なくとも三大勢力の戦争の時代から生きている)

 

 

好きなこと 寝ること

 

 

神器 神の時計

 

 

神器の能力

 

主な能力は「加速」「停止」「減速」の3つ。

年齢は停止の力で自分の時を止めているためとっていない。

 

神器の見た目

神器を使う時は眼に時計の模様が浮かぶ。

 

 

性格 

基本的には温厚で優しく親しい相手と会話をするとき等は

相手をからかって遊ぶ事もある。

一度敵として認識すると容赦なく潰しやり過ぎてしまう事も屡々。

自分の親しい者が傷つけられるのを極端に嫌う。

 

 

 

原作キャラとの関係(グレモリー眷属)

 

兵藤一誠 騒ぎを起こしては助けを求めてくる困った後輩。

     だが、手間の掛かる弟の様にも思っている。

     そのうちニュースに名前が乗らないか心配。

 

リアス・グレモリー 同級生で会ったらよく会話をする友人。

       からかうと面白い反応が返ってきて楽しい。

 

姫島朱乃 同じく同級生で友人。

     だが、つかみどころがないので少し苦手。

 

 

木場祐斗 直接の面識はないイケメン後輩。

     よく一緒に女子といるね。

 

搭城小猫 クールなロリッ子系後輩。

     スイーツの事でよく話す。

 

アーシア・アルジェント よく一誠といる子。

           セクハラとかされてないよな。

 

ゼノヴィア・クァルタ こっちもよく一誠といる子。

           なんか独特な子だ。

 

ギャスパー・ヴラディ 誰かな?

 

 

主人公について色々

 

     

まだ三大勢力が争っていた時代から生きていた人間。

種族的には人間だが先祖に吸血鬼がいる。

また、先祖返りのため身体能力が高く戦闘の時や感情が荒ぶったりすると髪の色が白銀色になる。

愛用している武器は妖刀紅桜(擬人化あり)

戦争時代に三大勢力の何処にも味方せず自分の住んでいる場所の周辺で暴れていると何処の勢力だろうと問答無用で叩き潰す。

魔王や神に喧嘩を吹っ掛けた事もある。

そのため、敵はそれなりに多かった。

本人は「俺は普通の人間だから睡眠がすごく大切なの。

だから、お前らが暴れてると寝れないどろうが‼️」とよく言っていた。

今は駒王学園の3年生として通っている。

本人曰く「学校に通ってみたかった」らしい。

二天龍の戦いでは戦いの余波が飛んできてうっとしいとの事で戦いに参戦した。

戦争時代は冷たく他人に対し一切の興味を持たない性格だった。

だけど、自分の能力の暴走によって未来に行った際にとある人との出会いで性格は改善された。

その後は、無事に帰ってきた。

リアス達が悪魔な事は知っているが特に気にしていない。

(ソーナがセラフォルーの妹だと知らない。)

 

 

 




これよろしくお願いします。


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本編 再会。逃亡?許しません。

今日は公開授業である。

そう公開授業だ。

今日は親が見に来ているためかとても騒がしい。

唐突だが自己紹介をしよう。

     あまつきしおん

俺の名前は天月紫苑だ。

駒王学園高等部に通う3年生だ。

って俺、誰に自己紹介してるんだろ。

そんなことを思いながら学校の校門を潜ると

 

「紫苑せんぱーい!」

 

五月蝿いのが来たよ。

 

「よう、イッセー」

 

「はい。おはようございます!」

 

この無駄にテンションが高いのは兵藤一誠といい。

俺の後輩である。学園ではこいつと松田、元浜の三人は女子更衣室の覗きなどをして問題児とされている。

 

「お前。今日はなにもしてねぇだろうな?」

 

「そんな!いつも俺が何かやらかしてるみたいな事言わんで下さい。」

 

「前科が有りまくりだから言ってんだろ。」

 

「そんなー!」

 

膝から崩れ落ちたこいつをほっておき俺は校舎へ向かう。

そして、下足から上履きに履き替えいると

 

「あら、おはよう。」

 

「おはようございます。うふふ。」

 

この学園の二大お姉さまことリアス・グレモリーと姫島朱乃に出会った。

 

「ああ、おはよう。グレモリーに姫島」

 

「あらあら、そんな姫島だなんて他人行儀な呼び方じゃなくて朱乃とよんでくれていいんですよ。」

 

そんなふうに、姫島はニコニコしながら言った。

 

「わかったよ。姫島」

 

「あらあら、つれないわね。」

 

ちなみに言うと俺は姫島朱乃の事が苦手である。

いつもニコニコしていて何を考えているかわからない。

 

「朱乃の言うとおりよ。もう三年の付き合いになるのだし

そろそろ名前で呼んでくれてもいいんじゃないかしら」

 

「付き合いね。そんなことを言っているとお前の可愛い後輩が嫉妬するぞ~。」

 

「な、なんの事かしら」

 

「言っていいのか? お前が一誠の事をす「待って!待って!」」

 

グレモリーが慌てて頬を赤く染めながらストップをかけてきた。

グレモリーをいじるとこういう反応が返ってきて楽しいため

会話をしているとついやってしまう。

決して小学生特有の好きな子にちょっかいを出してしまうとかそういうのではない。絶対に。

そんなことを考えていると

 

「いいかしら。私が言っているのはそういうことでは無くてね。」

 

落ち着きを取り戻したのかグレモリーがそんなことを言い始めた。

 

「はいはい。分かってるよ。」

 

時間がわりと迫って来ているので適当に流す。

 

「そ、そう。わかっているならいいのよ。」

 

そんなことをいいながらグレモリー達は去っていった。

それにしてもみんな何処か落ち着きがないなー。公開授業のせいか。とそんなどうでも良いことを考えながら教室へ向かう。

ちなみに、グレモリーと姫島とは別のクラスである。

教室へ付き荷物をカバンから取り出し終え整理し終わったところでちょうど担任の先生が入ってくる。

 

「ホームルームはじめるぞー」

 

相変わらずやる気が感じられない先生である。

 

「以上でホームルームを終わりにするぞー」

 

ホームルームが終わり授業の準備をする。

準備が終わり周りを見渡すともう何人かの親が来ていた。

早いなー。と思いながら授業の始まりを待っていると

 

「おはようございます。紫苑くん」

 

と、隣の席から声がかかった。

 

「おはよう。蒼那」

 

声をかけてきたのはこの学校の生徒会長を務める支取蒼那だった。なぜ名前呼びかと言うと蒼那とは3年間同じクラスであり何回か隣の席になったり生徒会の手伝いや相談をされているうちに仲が良くなり自然と名前で呼ぶようになったためである。

 

「今日は公開授業とかで親が見に来るから生徒会は大変だろ」

 

「ええ、それなりには。でも、生徒会の皆がちゃんと仕事をしてくれるから大丈夫ですよ。」

 

「そうかい。まあ、倒れないように気を付けろよ。」

 

「ええ、お気遣いありがとうございます。」

 

そんな雑談をしていると

 

「授業はじめるぞ。」

 

いつの間にか授業の始まる時間になっていた。


 

授業が終わり休み時間になった。

なのでその辺をぶらぶらしていると

 

「魔女っ子の撮影会だとー!!」

「これは元写真部として余すことなく記録せねばー!!」

 

と体育館側から聞こえてきた。

 

「はー。これは蒼那も大変そうだな。」

 

そんなことを言いながら最悪俺も生徒会を手伝おうと思い体育館側へ向かう。

そして体育館へ着くと生徒会のメンツだけでなくグレモリー達もいた。

見た感じちゃんと収集はついたらしい。

生徒会の匙くんが魔法少女のコスプレをした人に何かを聞いていた。すると、蒼那も到着したらしく

 

「匙、何事ですか?」

 

と聞いていた。

そして、匙くんが答えようとすると

 

「いえ、この方が「ソーナちゃんみーつけた!。」」

 

それを遮るように蒼那の名前を呼んだ。

それを見た蒼那は固まった。

へー。あれ蒼那の知り合いなんだ。と思いながらその場を見ていた。

会話を聞くかぎり蒼那の姉らしい。

遠くから見てるからなんとも言えんけど何処かで見た事あるような。

そんなことを思っていると蒼那の姉と呼ばれた人物はどんどん喋る

そう相手を置いてきぼりにするくらい喋る。マシンガントークかよ。

蒼那の表情を見るにそろそろ限界っぽいからそろそろ助けるか。

 

「おーい。蒼那」

 

そんなふうに声をかけるとその場にいた全員がこっちを向く。

つーかグレモリーいたんなら助けてやれや。

 

「え…」

 

蒼那の姉が俺の方を見た瞬間そんな声を漏らした。

俺はそんなことを気にする様子もなく蒼那に声をかけようとすると

 

「シオン…」

 

蒼那の姉が俺の名前を呼ぶ。

え、なんで俺の名前しってんの?と思いよーく蒼那の姉の顔を見ると

 

「な!!セラフォルー…」

 

とそんなふうに驚愕の声を出してしまう。

なんでいるんだ。蒼那の姉だったのか。とかそんなことを頭の中で考えていると

 

「やっと見つけた!」

 

セラフォルーがそんな声を出した。

俺は思考を一旦中止し逃亡しようとするが

 

「逃がすか!!」

 

そんなことをいいながら突っ込んできたセラフォルーの体当たりに当たり転んでしまう。

流石に女性の体当たりといえど背後から無防備な状態で受けた俺を激痛が襲う。だが、転んだ体勢のまま痛みに耐え逃げようとすると

馬乗りに乗ってきたセラフォルーにより行動出来なくなる。

 

「やっと捕まった!!今度こそ絶対に逃がさないから!!」

 

と言いながら俺の背に乗っているセラフォルー。

そんなセリフを聞きながら俺は

 

「今日は厄日だこんちくしょーーーーーーーーーーーー!!」

 

と叫ぶのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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俺は学生だよ!!

こんなに早く感想をいただけるとは思って言いませんでした‼️
ありがとうございます。頑張ります 


前回を簡単に セラフォルーに捕まった紫苑。

 

 

 

「やっと捕まった!!絶対に逃がさないから!!」

 

「厄日だーーーーーーーーーー!!」

 

セラフォルーに捕まりました。はい。

くそなんでいるんだよこいつ。どうする。どうする。

と俺が考えていると

 

「お姉様! いったい何を?!」

 

と蒼那が驚きながらセラフォルーに聞く。

他の面々もセラフォルーいきなりの行動に目を見開いて固まっている。

しかし、そんな蒼那の言葉も耳に入っていないのかセラフォルーは俺が逃げられないように拘束を強めていく。

 

「わかった!! わかった!! 逃げないから退け! 痛いから!!」

 

 

本当に痛い! まじで痛い! こいつどんだけ力いれてんだよ!

 

「本当に逃げないんだね?」

 

「本当に逃げないから!!」

 

そう言うとセラフォルーは信用したのか俺の背から退き手の

拘束もとく。

あー、痛かった。もうやだおうちかえりたい。

 

「はー」

 

そうため息を付きながら立ち上がる。

俺から退いたセラフォルーは俺がいつ逃げてもいいように完全に捕獲の体勢をとっていた。そんな信用ないか!!

 

「お姉様。いったい何をしているのですか!」

 

改めて蒼那がセラフォルーに聞く。

 

「だって、ソーナちゃん!! 今逃がしたら次はいつ見つかるか分からないんだもん!」

 

とセラフォルーが蒼那に言うが蒼那はなにを言っているのか分からないという顔をしていた。

すると、他の面々も冷静さを取り戻したのかグレモリーがセラフォルーに聞く。

 

「セラフォルー様。彼と知り合いなのですか?」

 

        クイーン

「うん。だって私の女王候補だもん」

 

「「「「「は」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「「はぁーーーーーーーー!?」」」」」

 

うん。そうなるよね。この少女は何てことを言ってくれているのだろうか。

 

 

「どういう事ですか!」

 

蒼那が俺に聞いてくる。

セラフォルーの考えなど俺には分からないのだから聞かないでいただきたい。

まあいいや。俺が答えようとすると

 

「ちょっと待ってください! その前に紫苑先輩は裏側の事を知っているんですか?!」

 

「てめえ一誠。俺が答えようとしている時にちゃちゃいれてんじゃねぇよ。このやろう」

 

「まあいい。知ってるってお前らが悪魔だって事か?

それとも三大勢力がまだ小競り合いしてるって事か?」

 

「えー。ガッツリ知ってるじゃないですか」

 

一誠がげんなりした様子で答える。

まあ、一誠だしほっといていいか。

 

「で、蒼那。俺にもそこのバカの考えは分からん。むしろ俺が教えて欲しい位だ。」

 

「ちょっと!! バカってひどくない!」

 

少し位静かにして欲しいものである。

いやほんとに。

 

「そ、そうですか」

 

蒼那が少し引いた様子で答える。

なんで引いてるの。なんか変なこと言ったかい俺。

 

「セラフォルー様をバカって…」

 

     こいつ

もしかしてセラフォルーをバカって言ったことに引いてるのか?

なぜ?

 

「私これでも魔王なんだよ!」

 

 

「……は?」

 

今、こいつ何て言った?魔王?このバカが?え、え…

 

「えーーーーーーーーーーーーーーー!?」

 

「そんなに驚くことじゃないでしょーー!?」

 

いや、だってお前だよ。頭のネジがとんでるんじゃないかと思う位お馬鹿なお前だぞ。

 

「今の冥界大丈夫かな?」

 

「どういう意味よ!」

 

「だって昔のお前を知ってる俺からしたらお前が魔王ってあり得ないし。仕事できなさそうじゃん。」

 

「待って。今、あなた昔のセラフォルー様を知ってるって言ったわよね。それってどういう事!」

 

グレモリーが俺に聞いてくる。

 

「そういえば言ってなかったけど俺は三大勢力が戦争していた時代から生きてるぞ。」

 

「はぁーーーーーーーー!?」

 

また、ビックリしてる。

あ、そろそろ休み時間終わるな。

 

「そろそろ休み時間終わるから俺はもう行くぞ。」

 

「待って! 逃げないって言ったじゃない!」

 

いや逃げないもなにも学生ですからね私。

 

「後日ちゃんと話をすりゃあいいだろ。逃げねぇっての」

 

そう言って俺はその場を後にする。

 

 


 

一誠視点

 

どうも兵藤一誠です。

 

「後日ちゃんと話をすりゃあいいだろ。逃げねぇっての」

 

そう言って去っていく紫苑先輩。

俺はその背中を見ながら部長に聞く。

 

「部長。紫苑先輩って何者ですか?」

 

すると、部長も困った顔をして

 

「私も分からないわ。」

 

部長も分からないらしい。

本当にあの人は何者なんだろう。

セラフォルー・レヴィアタン様は生徒会長と匙と一緒に何処かへ行ってしまった。

あの人は!! まだ授業があるって言うのに何て爆弾投下してくれてんですか!! これじゃ授業に集中できませんよ!!

 

 


 

セラフォルー視点

 

私セラフォルー・レヴィアタンは今すごく複雑な気持ちである。

私がたった今出会えた男の子天月紫苑

彼は戦争時代から私が狙っていた男の子である。

なのに彼と来たらに私を見た瞬間全力ダッシュで逃げようとしたのよ!! 信じらんない!!

だから、つい取り抑えちゃった。

そのせいで私は複雑なのです。

彼に会えて嬉しい。でも、顔を見た瞬間逃げられて悲しい。

そして、イラつく。

 

「はーー」

 

ついため息をを付いてしまう。私はこのあとは仕事に一旦戻らなければならないので、次に会えるのはこの地で行われる会議の時になってしまう。

悲しい。でも、見つかったからいいもん。絶対逃がすもんか!!

覚悟しておいてね。

      

 

         私の初恋の人!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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過去を振り返ってもろくな事がない。

評価をいただきました‼️
☆8 とあるクリーパーさん
ありがとうございます 
お気に入りの数も増えていました。
やる気があがりますね☺️


前回を簡単に セラフォルーから逃げられなくなりました。

 

 

 

セラフォルーとの再会から翌日。

俺は現在オカ研と生徒会に捕まっている。

オカ研と生徒会からの話を要約すると俺は何者なんだという事らしい。

 

「はーー」

 

ついため息を付いてしまう。

何処から話そうかな~。

 

「そうだな。あれはまだ三大勢力が戦争をしている時だった。

俺は、その時代に生まれた。神器をもって生まれたせいで色々なことがあった。

堕天使には拐われそうになるし、天使には勧誘されるし、悪魔には殺されそうになるし、俺の神器が完全に発現したのは堕天使に親を殺されそうになった時だな。

そのときの俺はただただ助けたい。その一心だった。

その時代の神器持ちは親に捨てられたり三大勢力に捧げられたりしていた。でも、俺の親はな、俺を捨てずに育ててくれた。

そして、自分の命が危ないってのに俺に逃げろって言ってきたよ。だから、助けたかった。

大切な人が傷ついてるのに助けられないで何が神器だ!!

俺に宿ってんなら俺の願い位叶えてみせろってな。

そして、俺以外の速度が異常に遅くなってるのがわかった。

だから、その間に親を避難させて堕天使を殺した。

その後は、俺が側にいると危ない目に遭うからって事で俺は家を出た。でも、親はいつでも帰ってこいって笑っていたよ。

その後は、三大勢力に所属するどころか喧嘩を売って叩き潰す日々だったよ。人を守るために戦っていたらいつの間にか英雄って呼ばれていた。だけど、守れない命だってあった。

どんどん苛烈になっていく戦いでは守れる命より守れない命の方が多くなっていった。辛かったよ。後少し速く着いていればなんて場面が沢山あった。そうしていくうちに感情が抜け落ちていくのがわかった。最初に笑顔を忘れ、次に怒り、悲しみ。

最終的にただの人形のようにただ敵を討つだけの存在になった。

まあ、その後にとある出来事で感情は戻るけどその話はとばして、セラフォルーと出会ったのは戦場でさ。

そのときは、二天龍との戦いの時だな。俺達が相手をしていたのは赤龍帝ドライグでドライグの一撃を庇った時に初めて会話をした。

その後ドライグを倒した後あいつが俺に言ったのさ「私のものになって!!」てなもちろん丁重にお断りしたよ。だけど、その後も会うたびに勧誘してくるんだよあいつ。まあ、それが俺とあいつの関係さ」

 

俺が話は終え皆の方を見るとすごく気まずいような暗いよう

な顔をしていた。

なんで! こんなに空気が重いの! そんな変な話はしてないと思うんだけど!

 

「どうした。皆そんな顔をして」

 

「いえ、話しづらい事を話てくれてありがとう。」

 

グレモリーがそんなことを言った。

ああ。そういうことね。

 

「もう、過去の話だから気にしてないさ。」

 

「そう。」

 

やりずれー!! もっとこう明るくしてくれよ!!

そう俺が思っていると

 

「紫苑先輩。先輩の歳っていくつなんですか!!」

 

一誠がそんなことを聞いてきた。

一誠ナイス!! いつもテンションしか取り柄のないやつだと思っててごめんな!! これからは一誠に優しくしてあげてよう。

そんなことを思いながら一誠の質問に答える。

 

「さーな。俺って神器を使って自分の時を止めているから分からんわ。」

 

「そんな事出来るんすか!!」

 

ああ。重苦しい空気が晴れていく。そうだよ。

その調子がんばれ一誠!!

 

「その質問いいだろうか?」

 

と青髪に緑メッシュの女の子が聞いてきた。

えっと確かゼノヴィアさんだっけか。

 

「何が聞きたいんだ?」

 

 

「貴方は神に会ったことがあるのだろうか?」

 

質問の内容は神に会ったことがあるのかというものだった。

 

「あった。というか喧嘩を売って殺しあいをしたよ」

 

そんなことを笑顔で言うと皆の表情が凍りついた。

あれ、また変なこと言った。

アーシアちゃんだっけぶつぶつとなんか言ってるし

ゼノヴィアさんに関してはすごく困った表情をしている。

質問したことを後悔しているようだ。

なんか今日は良いことがないな~。

 

「そ、そうか。神とはどのようなものだった。」

 

あ、まだ質問終わってないのね。まあいいけど。

 

「どんなかー。まあザ・神って感じで慈愛に溢れているような感じだったかな~。まあ、俺個人の感想で言うなら偽善者。

救うなんて言っておきながら結局自分達の存在を守るために

戦争をして人間を苦しめているんだからな。それを偽善といわず何って言うんだ。

まあ、赤龍帝と白龍皇との戦いで死んだがな。

なあ、ドライグ。」

 

『久々に聞く声だな。』

 

「俺は弱っちい人間だからお前と関わりたくないのさ」

 

『よく言うぜ。気を付けろよ相棒。こいつは、俺のほぼ最大とも言える一撃を余裕で防ぎやがったからな。』

 

「はあ!! お前の最大が一撃を防ぐって」

 

『そうさ。こいつは下手すれば世界最強の一角にすら食い込むぜ。』

 

なんか言ってるけど世界最強の一角?無理無理。

だってそれってグレートレッドやオーフィスと並ぶってことだろ。

絶対無理だよそんなん!!

 

「何言ってくれてんですかね、この赤蜥蜴は」

 

『貴様!! 俺を赤蜥蜴だと!!』

 

あ、やべ。声に出てた。

というかそろそろスーパー行かないと特売終わるやん。

 

「じゃあ俺はそろそろお暇するわ。」

 

「そう。ごめんなさいね。話を聞かせてもらって。」

 

グレモリーがそんなことを言う。

俺としちゃあ別にいいんだけどね。

 

『待て!!』

 

「おー怖い怖い。ばいばーい。」

 

あ、そうだ。

 

「蒼那」

 

「え」

 

蒼那は自分が呼ばれると思っていなかったためかそんな声を出した。

 

「これからセラフォルーが(俺のせいで)うるさくなると思う。だから、困ったことがあったら俺に相談しろよ。」

 

俺は蒼那に向けて満面の笑みで言った。

 

「はい…。」

 

蒼那は頬を赤く染めながら少し俯きがちに返事をした。

うん。うん。俺のせいだからアフターフォローしないとね。

それにしても、照れてるのか分からんけど可愛いね。蒼那。

そんな事を思いながら帰路をたどる。

 


 

一誠視点

 

「これからセラフォルーが(俺のせいで)うるさくなると思う。だから、困ったことがあったら俺に相談しろよ。」

 

「はい…。」

 

先輩が帰る寸前に会長と会話した際に会長が頬を赤く染めて照れるという事態が発生した。

 

「ソーナ。貴方もしかして、彼の事が好きなのかしら?」

 

部長がそんな事を言い会長をからかう。

それに対し会長は

 

「そ、そんなんじゃありません!! そんなんじゃ…ない…です…」

 

会長が頬を染めながら自分に言い聞かせるように答える。

会長そんな反応だとかえって逆効果だと思います。

部長もこんな反応が返ってくると思わなかったのか驚いた様子だ。

やべぇ。匙の方を見ると膝から崩れ落ちて四つん這いになっていた。

匙。南無三。骨は拾ってやるよ。

そんな事を思いながら先程の先輩の話を思い出す。

先輩は過去のドライグ相手に戦い生き残っている。

それだけで先輩の実力がかなり高い事がわかる。

そして、先輩の過去。

それを聞いて俺はこの人には一生敵わないんじゃないかとそう思った。

 

『相棒。』

 

ドライグが俺に話しかけてくる。

 

『あんまりあいつと自分を比べない方がいいぜ。

俺は過去のあいつを知ってるがあいつの力は明らかに人間という存在から逸脱している。まあ、それでもあいつに並びたいと思うのなら少なくとも現魔王を相手に出来るようにならねければ話にならんぞ。』

 

そうかよ。そこまで差があると。はは。笑えてくるな。

やっぱりあの人はすごいな。絶対いつか並べるようになってやる!!

 


 

ソーナ・シトリー視点

 

彼の話を聞いて私はただただ怖いと思ってしまった。

彼が生きていた世界に比べ私の生きている世界はどれだけ甘いのだろうとかと思った。

私は守られて生きてきた。

魔王であるお姉様にシトリーという家名に。

私は口では拒み否定していながら無意識の内に頼りにしていたのだろう。

だから、彼の話を聞いていてその状況思い浮かべてみて恐怖した。

そんな事を考えていたせいか彼に呼ばれた時にうまく反応できなかった。

恥ずかしかった。

そんな私を無視して彼は私に話しかける。

 

「これからセラフォルーが(俺のせいで)うるさくなると思う。だから、困ったことがあったら俺に相談しろよ。」

 

そんな事を満面の笑みで言ってきた。

私はそんな彼を直視できず少し俯きながら

 

「はい…。」

 

と答えた。彼はそれを聞いて安心したのかその場を去っていった。

私はそんな彼を見ながら色々な思いが生まれた。

なんでそんなふうに人のために動けるのか。

自分と親を引き離す原因の一旦でもある悪魔という種が憎くないのか。

そんな過去を背負ってもなおそんな笑顔を他人に向けられるのか。

そんなふうに思考が加速していくなかリアスが私に話しかけてきた。

 

「ソーナ。貴方もしかして、彼の事が好きなのかしら?」

 

私が彼の事を好き?

 

「そ、そんなんじゃありません!! そんなんじゃ…ない…です…」

 

そんなふうに答えるがこれでは自分でも説得力がないのがわかります。

私は彼の事が好きなのでしょうか?

私にとって彼が親しき良き友人であることは確かです。

でも、彼が好きかと聞かれれば…分かりません。

こんなの私らしくないのはわかります。

でも、これは簡単に片付けていい問題ではないのだと思います。

なんでかは、自分でも分かりません。

でも、そう思うのです。

 

私はこれからどうやって彼に会えばいいのでしょうか?

まともに彼の顔を見れる自信がありません。

まったく。恨みますよ。リアス!

 

 

 

 

 

 

 

 




心情って難しいけど考えるの楽しいですよね。


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会議ってめんどくさくない…

前回を簡単に 過去を話したよ。

 

 

あれから数日経ちました。

ここで問題です。私は今何処にいるでしょーか?

 

 

 

正解はーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

セラフォルーに駒王学園へ強制連行されました。

おかしくない。ねえ、学校から帰って来たら家の中にいるんだもん。ちなみに、家は普通の一軒家である。

そして、そのまま拘束され駒王学園に逆戻りですよ。

マジわけわからん。なんで俺がつれてこられるんや。

そんな事を考えていると

 

「連れてきたよ~!!」

 

セラフォルーが扉を開けながらそう言った。

その扉の先を見ると…

わー。皆こっちを見てるよ。

ホントなんで連れてきたの!! 俺場違いでしょ!!

 

「久しぶりだね。シオン」

 

そう言ってきたのは俺の昔からの知り合いの1人。

サーゼクスだ。

 

「ああ。久しぶりだな。サーゼクス」

 

俺がそう言うとリアス達が驚いたのが見えた。

まあ、そりゃ驚くよね。自分の兄が知り合いなんだもん。

そんな事を思いながら俺はサーゼクスに話かけた。

 

「わりぃな。お前にここを紹介してもらったけど結局見つかっちまったよ。」

 

「なに、謝ることはないさ。それよりもどうだい学生生活をおくっている気分は?」

 

「最高だね。戦っていた時よりも数十倍充実してるよ。」

 

「そうか。それは良かった。」

 

俺とサーゼクスがそう言い笑いあっていると

 

「え! サーゼクスちゃんシオンがここに居たこと知ってたの!!」

 

「ああ。彼にここを紹介したのは私だ。」

 

「じゃあ、なんで教えてくれなかったのさ!!」

 

「彼に君には言わないでくれと言われてたからね。」

 

「ひっどーい!!」

 

サーゼクスとセラフォルーの言い合いが始まってしまった。

言い合いというかセラフォルーが一方的に責めてサーゼクスが流しているだけだが。

はーそろそろ止めるかと思い俺が言葉を止めに入ろうとすると

 

「そろそろ会議を始めねぇか。」

 

とちょうど俺の向かい側にいる男が声をかける。

誰だっけあいつ?と俺が考えていると

 

「そうだな。すまない。アザゼル」

 

とサーゼクスが答える。

あー、あの堕天使陣営の総督か!! 中二病の!

 

「そこのお前さんもずいぶんと久しいな。」

 

アザゼルは視線を俺に向けそう言う。

 

「そうだな。久々に過ぎてお前の顔を忘れてたよ。」

 

「相変わらずくそ生意気なガキだ。」

 

アザゼルはそう言いながら視線をサーゼクスに戻す。

 

「さて、では会議を始めようか。」

 

サーゼクスがそう言い会議が始まった。

俺なんで連れてこられたんだろと思いながら話を聞き始めた。

 


 

一誠視点

 

会議のため俺達が待っていると最後セラフォルー様と紫苑先輩が入ってきた。え! なんで先輩が!!

いきなりの先輩の登場に俺達が驚いていると先輩はそんな俺達を気にした様子はなくサーゼクス様と会話をしていた。

先輩。サーゼクス様を呼び捨てって…

その後はサーゼクスとセラフォルーの言い合いが始まりそれをアザゼルと呼ばれた堕天使が止めて会議が始まった。

 

会議が始まりコカビエル襲撃について部長達が説明を始めた。

説明が終わるとトップ同士での会話が始まった。

会話をしているとアザゼルがこう言った。

 

「もうめんどくせい話はいい。さっさと和平を結んじまおうぜ。もともと、そう言う腹だったんろお前達もよ。」

 

アザゼルがそう発言をした後話がこっちにまで飛んできた。

その内容は赤龍帝と白龍皇の力を宿す俺とヴァーリがこれからどうするのかという事だった。

ヴァーリは

 

「俺は強い奴と戦えればそれでいい」

 

と言った。

俺はというと

 

「俺の力は部長と仲間達のためにしかふるいません!!」

 

そう答えた。

そして、俺の答えに満足したのかアザゼルは視線を先輩の方へ向けた。

 

「お前はどうすんだい。英雄さんよ。」

 

「え。俺?」

 

先輩は自分に質問が飛んでくるとは思わなかったのか少し困惑した様子だ。

 

「おいおい、俺は普通の人間だぞ。」

 

そんな事を軽い口調で言う。

 

「おい。わりと真面目に聞いてんだぜ。」

 

アザゼルがそう言うと先輩は真剣な表情にして答えた。

 

「俺はお前らが和平を結ぶ事に異論なんかないさ。

さらに言うならばなんでもっとはやくに結ばなかったんだと言いたいくらいさ。」

 

「そうかい。」

 

アザゼルがそう言うと先輩が「あ、そーだ」と言い今度はアザゼルだけでないくその場の全員に語りかけるように言う。

 

「和平を結んだ後お前らどうしようが知ったこっちゃないけどな。もし俺の大切なのも傷つけようもんなら…」

 

先輩の髪が白銀色に変わっていく。その姿に驚く俺達を無視して立ち上がり机に手を置き力を込める。

すると、バキバキと嫌な音を立てながら机のあちらこちらにひびが入る。そして、先輩はこう言った。

 

「徹底的に叩き潰すから消滅する覚悟をしておけよ。」

 

と真顔で言った。

先輩こえー!! まじで怖い!! 先輩の真顔でなんかはじめてみたわ!!

部長達も先輩の変化に驚いているのか目を見開いたまま固まっている。

そして、サーゼクス様達を見ると皆冷や汗を掻いていた。

(セラフォルー様だけ頬を赤く染め目を潤ませていた。)

先輩は言いたいことを言いきったのか席に座り目を閉じていた。

空気が重い。そんな中アザゼルが言葉を発した。

 

「そうか。わかった。」

 

先程までのふざけた様子は何処へ行ったのか真剣な表情でそう答えた。

その後先輩が言葉を発する事はなく会議は終わりへと向かっていった。

そして、会議が終わると思われたところでいきなりの変な力が発生した。

 

「こ、これは。」

 

俺が驚きながらそう言うと

 

「まさか…」

 

木場がそう小さく言葉を漏らす。

まさかこの感じ…

 

「…時間が停止したのか?」

 

俺が思った事を口に出す。

アザゼルがそれに対し同意に言葉を放つ。

サーゼクス様達は上位の力を持つから

そして、俺とヴァーリは龍の力、

木場、ゼノヴィア、イリナは聖剣の力によって時間停止から免れたっぽい。そして、部長も俺に触れていたため影響を受けていない。

俺達が状況確認をしていると、外にドデカイ魔方陣が現れそこから大量に人が出てくる。

 

「あ、あれは」

 

俺が少し焦りながら疑問を口に出すと

 

「あれは魔術師ね。」

 

「魔術師!」

 

俺が少し驚いていると

 

「全く魔女っ子の私を差し置いて失礼ーなのよ!」

 

なんて事を言い出した。

いや、本家はあっちなんじゃと俺が思い苦笑していると

 

「アホか。あっちの方が歴史もあるれっきとした存在で失礼なのはお前じゃ」

 

先輩がそんなふうに言い返した。

 

「それにしてもこの状況時間停止をされたままじゃどうしようもないな。仕方ない。グレモリー!」

 

先輩が部長に呼び掛ける。

 

「何かしら。」

 

部長はギャスパーを利用されてイライラしているのか言葉に棘がある。

 

「この現象を起こした奴を回収出来るか?」

 

「ええ。してみせるわ。」

 

「そうかい。じゃあ、回収し終わったらサーゼクスにでも連絡してくれ。俺はそれまで外の敵さんを相手してる。」

 

先輩はそんな事をいいながら外へ向かう。

あんな大量に敵がいるのに大丈夫なんですか!!

俺がそう思っていると

 

「俺も行こう。」

 

ヴァーリがそう言った。

 

「別にいいけど邪魔にはなるなよ。」

 

そんな事をいいながら先輩とヴァーリは外へ出ていった。

 

そして、俺達が外を見ると

 

バランス・ブレイク!

「禁手!」

 

バニシング・ドラゴンバランス・ブレイカー!

《白い龍禁手!》

 

ヴァーリがそう叫ぶと白い鎧がヴァーリを包む。

 

「あんなに簡単に!!」

 

かつて自分が左腕を対価にして行った禁手をいともあっさりヴァーリが行ったことに驚きを隠せないでいた。

そうして、俺が驚いている間にアイツは敵をどんどん倒していく。

先輩は

 

「おー。派手にやってるねー。」

 

「それにしても怠いな~。そんなに戦争がしたいのかね。全く」

 

「こい。紅桜」

 

静かにそう言った途端先輩の横に魔方陣が展開される。

あれって!!前にゼノヴィアがやってた!

 

「異空間収納から久しぶりにお前を出すな。なあ紅桜。」

 

取り出されたのは一本の刀だった。

 

「さて、久々の殲滅と行こうか。」

 

先輩がそう言うと先輩の髪が白銀色になっていく。

そして、変化がおとずれたのは先輩だけではなかった。

先輩の持つ一本の刀それは先輩の言葉に反応しその刀身を薄い紅色に光らせていた。それを鞘に納め居合いの構えをとる。

そして、先輩が抜刀する。

 

「四神流 朱雀の型抜刀術 《罪炎》!!」

 

抜刀した刀に合わせ炎が弧を描きながら敵を殲滅していく。

 

「えーー!!」

 

俺はその姿に驚愕する。

先輩はたった一撃で敵の半分を倒したのだ驚かずにはいられない。

 

「驚くのはわかるけど、もう行くわよ」

 

部長が俺にお声をかける。

そうだ。今はギャスパーを助け出すことに集中しなければ

待ってろよ。ギャスパー今助けてやるからな!!

そう決意し俺達は魔方陣で転移をした。

 


 

紫苑視点

 

会議に連行されたかと思えば次はよく分からん奴等からの襲撃

と最近ついてないな~。

そんな事を考えながら敵を殲滅していく。

こいつら数は多いけど1人1人が弱すぎて話にならないんだけど。ああ、連行されていなければ俺は今頃飯を食えたはずなのに…ちくしょう!!

わりとまじで腹が減ってヤバイわー

そんなどうでもいいことを考えていると

新校舎の方から爆発音が聞こえた。

 

あれ?向こうから爆発音がしたぞ。おい

そう思い爆発音のした方を向くと

アザゼル、サーゼクス、ミカエルの3人で防御結界を張っていた。

 

「三大勢力のトップが共同で防御結界。ふっ。なんと見苦しい!」

 

先ほどの爆発を起こしたであろう女が高笑いをしていた。

うわー。いかにも悪役ですって感じだね。

 

「どういうつもりだカテレア。」

 

サーゼクスがそう女に問いかける。

あれ?カテレアって確かレヴィアタンの血縁に同じ名前の奴いなかったか?

 

「この会談のまさに逆の答えに至っただけです。

神と魔王が居ないのならば世界を変革しようと。」

 

カテレアと呼ばれた女がそう答える。

すると、セラフォルーが

 

「カテレアちゃんやめて!! どうしてこんな…」

 

そう問いかける。

すると、カテレアは余裕の笑みを浮かべていた顔を怒りで歪ませる。

 

「セラフォルー!! 私からレヴィアタンの座を奪っておいてよくもぬけぬけと…」

 

そいセラフォルーに返答を返す。

つまり、自分が魔王になれなかった逆恨みってことね。

でも、セラフォルーと比べると明らかに実力不足だよな。

そんな実力でここに攻めてきて見込みなんてないと思うけど。

 

「私は…」

 

セラフォルーが小さく声を漏らす。

多分あいつの性格からして周りに言われてなったんだろうな。

魔王になりたいって奴じゃないだろ。あいつ

 

カテレアはその後セラフォルーを殺し自分がこれから魔王レヴィアタンを名乗ると言っていた。

 

「ああ。気に食わねー。」

 

「なに?」

 

俺の言葉にカテレアが反応する。

 

「気に食わねーって言ったんだよ。自分が選ばれなかったから

セラフォルーを殺す?ふざけんのも大概にしとけいや。」

 

「どこがふざけていると!!」

 

「すべてだよ。お前のすべて。」

 

俺のいきなりの言葉に驚いたのか全員こっちを向く。

だが、俺はそんな事気にせず話を続ける。

 

「悪魔は実力主義なんだろ?だったら、お前じゃなくセラフォルーが選ばれるのなんか当たり前だろ。お前よりもセラフォルーの方が強いんだ。」

 

「なに!」

 

「後、お前ら旧魔王派は戦争を続けたかったみたいだがそんな周りが見えていない馬鹿を誰が王にするってんだ。

あの時はこれ以上戦争すればどの種族も存続が出来なくなるくらいの大ダメージを受けていた。なのに戦争を続けるということは絶滅を望んでると同義だ。だから、お前は選ばれなかったのさ。分かったかアホ。」

 

「貴様の様な人間が知ったような口を聞くな!!」

 

カテレアはそう叫び空へ上がりながら俺へ攻撃を仕掛けてくる。

仕方ない。俺はカテレアの魔法攻撃を避けながらサーゼクス達の方へ叫ぶ。

 

「こいつの相手は俺がする!! だから、手を出すなよ!!」

 

そう言いきると俺はカテレアの方へ切っ先を向け構える。

カテレアは先ほどの俺の言葉でだいぶキレているらしい。

奴は杖から魔法を俺めがけて放つ。

俺は魔法をよく見て避ける。

しかし、カテレアの魔法は一つだけでなくレーザーの様な形でいくつも放ってくる。

俺は魔力を使い空へ上がりながらかわしきれない分は紅桜を使い飛んできた魔法叩き斬る。

 

「大口を叩いておきながら防戦一方ではありませんか!!」

 

カテレアが嫌な笑みを浮かべながら言う。

 

「四神流 白虎の型 《疾風迅雷》!!」

 

「そんな攻撃が当たるはずないでしょう!!」

 

俺の一撃でをかわしたカテレアがそう言い放つ。

バカだな。俺がいつ一撃で終わりだって言ったよ。

 

四神流。俺はそれが造り出した魔力と剣術を合わせ技を四神に関連付けて放つ物である。

 

《疾風迅雷》

それは敵と自分を含む箱を連想しその箱の中で自分の次に移動する場所に魔力の足場を作る。それを繰り返し無理な位置での方向転換を可能とする高速移動の剣技だ。さらに、それは移動すればするほどスピードが上がる。つまり、最初は見えていたはずの攻撃が見なくなっていくということ…

 

「うぐ。なにこれどんどん速くなって!!」

 

カテレアは最初こそ俺を捉えていたがどんどん速度の速くなる俺を捉えられなくなる。

そして、とうとう完全に俺を見失ったカテレアはそこらじゅうに魔法を放つ。

やけになったか。そんな攻撃じゃ俺には当たらない!!

俺はがら空きになったカテレアの背を紅桜で斬りつけた。

 

「ああー!!」

 

いきなり背中を斬られた。カテレアは空から地上へと落ちていった。

 

そして、俺も下へ降りていくと

 

「待たせたな皆!!」

 

と言い一誠達が帰ってきた。

 

「おいイッセー!! ちゃんと救出してきたか!!」

 

そう叫び聞くと

 

「はい!」

 

一誠からそう返ってきた。

よし、じゃあやるか。

俺は神器を使うためのキーワードを言う。

 

「世界よ。動き出せ」

 

俺がそう呟くと時間の停止が解除させ魔方陣も消えた。

解除するにしても流石に敵に捕まったままだと危ないからね。

 

「まだよ…」

 

カテレアがそう言いながら立ち上がる。

 

「勝つのは無理かも知れないけれどただじゃ死なないわ。

あなたも道連れよ!!」

 

「自爆ね…。」

 

そう言いながら俺はカテレアとの距離を詰め首を斬り飛ばす。

誰がお前なんかと死を共にするかよ。バーカ。

 

「さて、これで終わりかな。」と俺が言おうとしたとき

突如白い光が俺を襲う。とりあえず結界で防ぐ。

 

「ヴァーリてめぇ!!」

 

一誠が叫ぶ。

つまり、ヴァーリが裏切ったって事ね。めんどくさいな~。

そんな事を俺は思うのだった。

 

 

 

 

 

 

 



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もうやだこの二人…

前回を簡単に ヴァーリが裏切ったよ。

 

 

 

「ヴァーリ裏切ったのか!!」

 

一誠がそう叫ぶ。

ヴァーリはそんな一誠を気にすることなくアザゼルに言う。

 

「悪いなアザゼル。こっちの方が面白そうだったんでな」

 

「やれやれ。」

 

アザゼルが呆れた様子で言う。

「なあ、ヴァーリ一つ聞きたいんだがうちの副総督のシェムハザがとある集団の存在を察知していてな。各勢力の危険分子達を集めた組織禍の団(カオス・ブリゲード)といったか。」

 

「そんな!! 各勢力の危険分子を束ねるなんて相当な実力者じゃないとそんなこと…」

 

セラフォルーが驚く。

 

「で、そのまとめ役がウロボロス・ドラゴン。オーフィス。」

 

「オーフィス! まさか!」

 

グレモリーが思わずという感じで声を出す。

オーフィス。なにやってんのあいつ?

世界最強の一角がテロリストのリーダーとか最悪だわ。

つうか、世界をとるならあいつ1人でよくね?

そんな事を考えている間にどんどん話が進む。

ヴァーリの話だとオーフィスとヴァーリは世界自体には興味はなく他の連中がその名前と力を借りてるだけと…

迷惑もいいとこだな。おい!

さらになんとアザゼルが爆弾発言

ヴァーリは旧魔王の一族でした!

おいおい、そんなのに白龍皇の力とかシャレにならんわ。

今度は一誠の方に話がいく。

ヴァーリ曰くお前の設定つまらないから俺が親を殺して復讐者として生きろだそうだ。ふざけてるな。ほんと…

 

「殺すぞこの野郎…」

 

「なんで、俺の父さんと母さんがてめぇの都合に合わせて殺されなくちゃならねーんだよ!!」

                 

一誠がそう叫ぶとそれの叫びに応えるように赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)が反応する。

 

Welsh Dragon balance breaker!!(ウェルシュ・ドラゴン バランスブレーカー)

 

すると、一誠を赤い鎧が包む。

 

「てめぇなんかに親を殺されてたまるかよ!!」

 

一誠はヴァーリに叫びながら突っ込む。

ここで二天龍激突かよ。勘弁してほしいわ。

今の一誠の実力だと到底ヴァーリには敵わない。

どうする気だ。一誠

やはり、攻撃を当てようとしても防がれカウンターをくらう。

《Divide!!》

 

ヴァーリのカウンターを受けた一誠は『半減』の能力により力を奪われる。

ヴァーリは一誠の力をもっと引き出そうとグレモリー達への攻撃をし始めた。一誠はそれを自分の体で庇う。

ヴァーリの奴。あくまで自分の欲を満たせればいいってか。

すると、一誠の奴は一気に近づき何を考えたかヴァーリに力を譲渡しやがった。何を考えてんだあいつ。

すると、ヴァーリが動けなくなりアスカロンの一撃を喰らわせる。すると、ヴァーリの鎧が砕け散る。

あいつ、ヴァーリの『半減』の効果を利用しやがった。

奴は『半減』により奪った力の内上限を越える分は翼から外へ吐き出す。それによって上限を維持し続けているのだ。

そして、一誠がやったのは吸収する力と余った力を外へ吐き出す力の両方を高め一時的な暴走状態を引き起こし動きを止めたのだ。

 

「すごいな。俺の鎧を吹き飛ばした。やれば出来るじゃないかそれでこそ俺のライバル!」

 

ヴァーリは再度鎧を纏う。

周りはそれを見て驚愕する。

まあ、だろうな。一度や二度鎧を吹き飛ばされたくらいじゃ二天龍の戦いは終わらない。

どうする。

そんな事を考えていると

 

「貰うぜ! お前の力!!」

 

 

一誠が叫ぶ。俺はその声に釣られ顔を上げると…

あのバカ! 白龍皇の力を取り込む気だ!

自分の右手の籠手の緑の宝玉部分に白龍皇の青い宝玉を埋め込んだ。それにより発生した痛みに一誠がもがき耐えていた。

周りの連中は何が起きているのか分からないようだ。

俺が驚いていると

 

《<ruby><rb>Vanishing Dragon power is taken</rb><rp>(</rp><rt>バニシングドラゴンパワーイズテイクン</rt><rp>)</rp></ruby>!》

 

おいおい、やりやがった!

初めての白龍皇の力を持った赤龍帝の誕生だ!

つうか、今代二天龍はどっちもバカなのか!

片方は、自分の事しか考えない戦闘バカで

もう片方は、後先考えず無茶するバカ。

 

「はっはっは!! 面白い。ならば俺も本気を見せよう!」

 

ヴァーリはそう言いながら上へ飛ぶ。

 

Half dimension(ハーフディメンション)!》

 

神器からそう声聞こえヴァーリが校舎へ手をかざし握るような動作をする。

すると、校舎がどんどん小さくなっていく。

 

「なにしやがった。」

 

一誠は焦りが籠った声でそう言うと

 

「次元を歪ませています。非常に危険です。」

 

とミカエルが言った。

 

「まともじゃないわ。」

 

「まともじゃねーのさ。ドラゴンを宿す様な奴はどこかな。」

 

 

グレモリーが言った言葉にアザゼルが同意する。

アザゼルその通りだけどさもっと言い方考えようぜ…

 

「ものは試しだ。もう一方のまともじゃねぇところを突いてみるか。」

 

「おい赤龍帝。兵藤一誠。」

 

「なんだよ。」

 

「お前にも分かりやすく説明してやる。あの能力は周囲のものを半分にしていく。」

 

「半分」

 

一誠が困惑ぎみに呟く。

 

「つまりだ。リアス・グレモリーのバストも半分になっちまうぞ。」

 

「はあ?」

 

アザゼルが言った言葉にグレモリーが反応する。

なにいってんのあのおっさん。

あれ本当に堕天使のトップか?

ただのセクハラ親父じゃねぇか。

ああ、頭痛がしてきた。

俺が頭を押さえていると

 

「ふっざけんなーーーーー!!」

 

一誠が叫ぶ。

今度はなんだ!!

 

「俺の部長のおっぱいを半分にするだと!」

 

「はあ?」

 

ヴァーリがそう答える。

そりゃあ、はあ?ってなるわ。

だって、ヴァーリは言ってないからね。そんな事。

ただのおっさんの戯れ言だからね!

 

「許さない。お前だけは絶対に許さない!! ヴァーリ!!」

 

《Boost!! Boost!! Boost!! Boost!! Boost!! Boost!! Boost!! Boost!! Boost!! Boost!! Boost!! Boost!! Boost!! Boost!! Boost!! Boost!! Boost!! Boost!! Boost!! Boost!! Boost!! Boost!! Boost!! Boost!!……………》

 

なんでだよ!!

おかしいだろ。お前!!

下手すりゃあ親の殺害予告より怒ってないか!!

 

「はっはっは!! マジかよ!! 主様の胸が小さくなるって理由で力がはね上がりやがった!!」

 

てめぇアザゼル。笑ってる場合か!!

結界の張らなきゃいけねぇじゃねぇか!!

一誠の発した力の余波で建物がいくつか消し飛ぶ。

 

「今日は、驚く事ばかりだ。だが、面白い!!」

 

面白がるなよ…

もう、やだ。今代二天龍…

そんなふうに思っている間に一誠がヴァーリに攻撃を仕掛ける。

おいおい、めちゃくちゃスピードとパワーが上がってやがる。

攻撃を受けたヴァーリが距離をとろうとするが一誠が一瞬で詰め追撃をする。

あいつ、攻撃しながらなんか叫んでるな。

その内容を耳を澄まし聞く。

 

 

うん。バカ過ぎる。

なんちゅう事叫んどんねん。

そして、小猫の事に関しては失礼すぎる。

何が、半分にされたらまるっきり無くなっちまうだよ。

一片死ね。

一誠の攻撃によって地面に叩きつけられたヴァーリだがまだ立ち上がる。

対して一誠の方はもう限界のようだ。

まあ、あんだけ戦えばな

そう思っていると

 

「我目覚めるは」

 

は!! あいつこんなところで《覇龍(ジャガーノート・ドライブ)》を使う気か!!

俺は紅桜を握りヴァーリとの距離を詰める。

 

「そこまでにしてもらおうか。流石にここで覇龍(それ)

を使わせる訳にはいかないんでね。」

 

「な!」

 

ヴァーリはいきなり目の前に現れた俺に驚く。

そして、距離をとるために後ろへ下がる。

すると、パリーンと結界の割れる音が響く。

そして、結界を割ったであろう犯人がヴァーリの近くに着地する。

 

「美候何しに来た。」

 

「北のアース神族と一戦交えるから帰ってこいってよ。」

 

「そうか。もうそんな時間か。」

 

ヴァーリと美候と呼ばれた男が会話をする。

あれって確か闘戦勝仏(とうせんしょうぶつ)の…

 

「なんだお前!!」

 

一誠が美候に言う。

だが、それに答えたのは

 

「そいつは美候。闘戦勝仏の末裔さ。」

 

アザゼルだった。あいつ案外でしゃばりだよな。

 

「ええ?」

 

一誠には伝わらなかったらしい。

 

「簡単に言えば西遊記に出てくる糞ザル。孫悟空だ。」

 

「孫悟空!!」

 

一誠が驚いた様子で美候の方へ向く。

やっぱりか。

 

「まさか、お前までもが禍の団(カオスブリゲード)入りしてたとは世も末だな。」

 

お前が言うかセクハラ親父。

 

「いや、白い龍に孫悟空お似合いでもあるか。」

 

「かっかッか。俺っちは初代とは違って自由気ままに生きるんだぜ。よろしくな赤龍帝。」

 

「俺には挨拶なしかい?馬鹿ザル」

 

「うん?げ…あんたは!!」

 

俺を見た瞬間美候がそんな声を上げた。

失礼な。俺は初代にも報告だな。

すると、美候は焦った様子でゲートを開く。

 

「次に会うときはもっと激しくやろう。もっと強く。

後、そこの英雄殿共やりたいな。」

 

ヴァーリが俺と一誠にそう言いながら去っていく。

うへ。誰がやるかよ。

 

「逃がすか!!」

 

一誠がそう言いながら突っ込もうとするが力が入らず転ける。

まあ、そうなるよな。

一誠はその後グレモリーに介抱されていた。

 

「じゃあ、もうしまっていいか。」

 

そう言い紅桜を異空間に仕舞おうとする。が

 

「あ、あれ?」

 

紅桜がそれを拒否する。

なんでーー!!

仕舞うのに俺が苦戦をしていると

 

「どうしたよ。」

 

色々と片付け終わったアザゼルが俺に話しかけてくる。

他の奴もこっちに向かってくる。

 

「いや。こいつが異空間に入ってくれなくてさ~。」

 

紅桜を指差しながら俺は言う。

 

「はあ?そいつは自分の意思をもってんのか!」

 

「当たり前じゃん。何を今さら。」

 

それを聞いたアザゼルがぶつぶつ言い始めた。

そんなアザゼルを無視して俺が仕方ないから無理矢理入れようとしたとき

 

『やめるのじゃ!!』

 

そんな声がした。

俺以外の奴がいきなりの声に驚いていると

 

『もうあんな所は嫌じゃ!!』

 

とまた声がした。

俺は溜め息を付きながら声の主に問う。

 

「何が不満なんだ。紅桜」

 

俺がそういった途端その場の全員の視線がこっちを向く。

正確には俺ではなく俺の持つ紅桜を見ているが

 

『何が不満じゃと!! 全部じゃ!! 全部!! あんな誰もいない場所にいるなんか嫌じゃ!!』

 

なんと言うことでしょう。私の愛武器は寂しがりやだったのです。

 

「だからってお前を出して置いておく訳にもいかねぇし。

持ってるにしても銃刀法違反だしな。」

 

俺が困っていると

 

『じゃあ、こうすればいいのじゃ』

 

と言い紅桜が俺の魔力を吸い始めた。

え。なにする気なの!!

俺が驚いていると

突如紅桜が光だした。

俺は思わず目を閉じ紅桜から手を離す。

そして、光が止み俺が目を開けるとそこには

 

身長140cmほどで薄い桜色の髪を膝くらいまで伸ばした美少女がいた。

俺がいきなり現れた少女を見て固まっていると

 

「どうじゃ!! これならば問題無かろう!!」

 

目の前の少女がそう言ってきた。

 

「はーーーーーーーーーー!!」

 

これには流石に驚きを隠せない。

 

「お前人化出来たのか!」

 

「当たり前じゃ。余を誰だと思おておる」

 

「じゃあ、なんでもっと早く言わないんだよ!」

 

「早くもなにも余に相談無く勝手に閉じ込めたのは主様じゃろうが!余がここ数年どれだけ1人で寂しかったか…」

 

あ、ちょっと涙目になってる。

人化したんならあれでいいじゃん。

 

「なあ、サーゼクス?」

 

 

俺は今だに固まっている奴等の方へ向きサーゼクスに問いかける。

 

「こいつをこの学園の1年に編入させられねぇかな?」

 

そう。学園への編入。それは、こいつ何かやらかしてもいいように目の届く範囲に置いておきたいが故に考えたか事だ。

 

「それは、構わないが…なぜ?」

 

「こいつに何かあると困るから出来るだけ側に居させたいんだ。」

 

「な、なんじゃと!! あ、主様よ。側に居させたいと言うのはその…なんと言うか…そう言うことなのか(恋愛的観点)」

 

 

「そう言うことだ。(保護者的観点)」

 

俺がそう言うと紅桜の顔が一気に赤くなった。

 

「そ、そうなのか。まあ、主様とは付き合いも長いし今まででいくつもの……」

 

なんかボソボソ言い始めちゃった。なんか変なこと言ったか?

まあいいや。(適当)

 

「学園の書類には俺の親戚ってことにして名前は天月 桜としといてくれ」

 

「わかった。そのように手配しておこう。」

 

ふー。一段落した。とそう思っていると

 

「なあ、少し聞いていいか?」

 

アザゼルが俺に尋ねてくる。

 

「なんだ。」

 

「そっちの少女はお前の武器が人化したってことでいいんだよな。」

 

「ああそうだが」

 

「お前の使っていた武器。あれはいったいなんだ。普通の武器が意思を持ってるって事だけでもおかしいのにさらに人化出来るときた。普通じゃあり得ないことなんだよ。それは」

 

「あいつは妖刀だよ。いわば魔剣みてぇなもんだ。

人化出来たのは俺の魔力を使ったからだろうな。あいつ単体だと出来ねぇよ。」

 

俺がアザゼルの質問に答えるとアザゼルは少し考えるような表情をして

 

「そうか。頼みがあるんだが」

 

「言っとくがあいつを研究させろとかだったらお断りだ。」

 

「人の考えを先読みすんじゃねぇっての。たく

で、どうしてもダメか?」

 

「ダメだ。」

 

俺はきっぱり答える。

しかし、アザゼルはまだ不満げな表情をしている。

しかない。俺は真顔に表情を変えて言う。

 

「会議の時にも言ったが無理矢理にでもッてんなら…」

 

俺はそこまでに言って本気の殺気をアザゼルにぶつける。

ただ、殺気などの扱いはお世辞にも上手いとは言えないのでアザゼルだけでなく他のやつにも伝わる。

現に現トップは皆冷や汗をかき

一誠達は息苦しそう膝から崩れ落ちた。

俺はそんなのお構いなしにアザゼルに向け最後の言葉を言う。

 

「消すぞ。」

 

そう言いきるのと同時に殺気を引っ込める。

アザゼルは額に冷や汗を滲ませながら答える。

 

「分かってるって。だから、そう怒んなや。」

 

「わかってるならいい。」

 

それを聞いて俺は表情を笑顔に戻した。

すると、紅桜がこっちに来て

 

「主様。今の余のために怒ってくれたのじゃ?」

 

首を傾げながら聞いてくる。

こいつと俺は契約によって繋がっているため心が多少だが読めるのだ。だがら、こいつに嘘はつかない。

 

「そうだよ。」

 

そう言うと紅桜は満面の笑みを浮かべた。

可愛いな。こいつ。と思い頭を撫でる。

 

「な、なんじゃ。主様?くすぐったいぞ」

 

そんな事を言ってくる。

ホントに可愛いな。

ってそうじゃない。もう帰らないと飯食う時間がなくなる。

 

「じゃあ、俺帰るわ」

 

「あ、そうだ。セラフォルー。お前の事だからどうせ来るなって言っても来るだろうからせめて来るときは事前に連絡しろよ。後、そんな暗い顔より無邪気に笑ったときの顔が俺は好きだぜ。」

 

俺はそうその場に言い残し帰路をたどる

俺、明日起きられるかな。

 

 


 

セラフォルー視点

 

 

会議が終わった。

予想外の事態も発生したけどその後始末も終わったのでシオンの方を見るとなんか一人でやっていた。

アザゼルがシオンに何をやっているのかと話しかけている。

何でも武器が異空間に入ることを拒否しているらしい

そんなこともあるんだね!! 私はじめて知った!

その後、驚くべき事にシオンの武器が人になったのです。

どういう事か分からなくて固まっちゃったよ!!

見た感じシオンの魔力を使って人の形をとってるみたい。

だって二人の間に魔力の線みたいなのがあるからね!!

そして、復帰したアザゼルが見事にシオンの地雷を踏み抜いた。

シオンの武器を研究させろという内容だったけどシオンはそれを拒否した。そこですっぱり諦めればいいのに…

過度な好奇心は身を壊す。

その通りだと今日改めて実感した。

シオンはアザゼルに向け本気の殺気を出してきた。

シオンの殺気は私達ですら辛いものがある。

なのに、今のリアスちゃん達が真っ向から受けたら

私の予想通りリアスちゃん達は殺気に耐えきれず膝から崩れ落ちた。顔から血の気が引いてるもの見える。

その後はアザゼルにシオンが忠告をし殺気を引っ込めて終わり。

そして、今は紅桜と呼ばれた少女がシオンが自分のために怒ってくれたことが嬉しいのか笑顔になりシオンに撫でられていた。

ずるい!!私だってシオンに撫でられたい!!

そんな事を思いながら考えてしまう。

シオンは今、あの少女のために怒った。

じゃあ、私の時はどうだろう。

彼は私が傷つけられたとき同じように怒ってくれるのだろうか。そんな事を考えているうちにそのままシオンは帰っていった。

ただ帰る寸前に

 

「あ、そうだ。セラフォルー。お前の事だからどうせ来るなって言っても来るだろうからせめて来るときは事前に連絡しろよ。後、そんな暗い顔より無邪気に笑ったときの顔が俺は好きだぜ。」

 

こう言ってくれた。嬉しかった。

あのシオンが私の笑顔を好きだと言ってくれた。

嬉しい!! 嬉しすぎて跳び跳ねそうになる。

シオン。やっぱり私はあなたが好きです 

 

 

 

 

 



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弱味を握られると後々めんどくさい

ナレーションと心情との間にも改行で間をいれて見ました。
もし、見辛くなった等ございましたらぜひコメントください。
また、ビックリマークの表情変えました。
今回色々あってめっちゃ短いです。


前回を簡単に  和平が成立したよ。

 

 

 

会議の翌日。

俺、天月 紫苑は今オカルト研究部の部室を目指し旧校舎に来ている。

何でも話したいことがあるから来てくれとグレモリーと蒼那に言われた。

 

最近、オカ研にめっちゃ来てる気がするけど気のせいかな?

 

オカ研の前まで来たのでノックをし入る。

 

「失礼するよ」

 

中に入った途端俺はとある野郎を見て固まる。

 

「よう。英雄さん」

 

「何でお前がここにいる!」

 

俺に話しかけてきたその人物の名前はアザゼル。

堕天使の現トップだ。

 

「何でって。俺はここの教師として働くからな。」

 

「どういう事だ!! グレモリーにソーナ!!」

 

「私じゃなくてソーナに聞いてくれるかしら?」

 

グレモリーがそう言ったので蒼那の方に視線を向ける。

すると、蒼那はばつが悪そうにこう言った。

 

「仕方ないじゃないですか。じゃないと姉が代わりに来ると言われたんですから。」

 

蒼那がどこか遠い目をしている。

 

「悪かった。そりゃあ、仕方ないよな。」

 

どこからか どういう事!! と言うという声が聞こえた気がするが気にしなーい。気にしなーい。

 

「まあ、そう言う事だからこれからは俺の事はアザゼル先生と呼べよ。」

 

あの野郎!!

 

「あっそうだ。サーゼクスから伝言を頼まれてるんだった。」

 

「魔王サーゼクス・ルシファーの名において命ず。

これからは、オカルト研究部女子部員は兵藤一誠と生活を共にすること。だとさ」

 

「はあ?」

 

その場の全員がそう思ったであろう。

 

「何でも前に赤龍帝の家に泊まった時に眷属とのスキンシップの重要性を知ったらしい。」

 

ホント何をやってんすかね!! あいつは!!

仮にも魔王だよね!!

なんでサーゼクスと言いセラフォルーといい今代魔王は軽いんだ!!

旧魔王並みにとは言わないけどさ。

もうちょい威厳ってもんを大切にしようぜ。

 

俺はそう思い頭を抱えていた。

そして、今日は解散した。

後、無事に紅桜は編入出来て子猫と同じクラスになったらしい。

 


 

 

時間は飛び夏休みの時期。

現在俺は冥界の魔王領のドでかい建物にいる。

なんで、俺がこんなところにいるのかというと今日の朝まで遡る。

 

 


 

午前9時頃

 

現在は夏休み2日目でございます。

今、俺は家の中のリビングでゴロゴロと過ごしている。

ちなみに紅桜は窓際で陽を浴びながら熟睡中。(可愛い)

 

あー。最近忙しかったからかすごい平和が尊い。

素晴らしーい!! 平和サイコー!!

よし!!このまま平和に夏休みを謳歌「シオーン!!」出来ないらしいです…とほほ。

 

「セラフォルー来るなら事前に言えと言っただろ。」

 

「シオンにね!! お願いがあって来たの!!」

 

俺の話は無視ですか。そうですか。

 

「お願いって何?」

 

「北欧神話の主神オーディン様は知ってるでしょ。」

 

あー、あのエロ爺か。

 

「今回冥界で悪魔、堕天使、天使と北欧で同盟を結ぼうって話になっていてね。それで、オーディン様がシオンがいるのを知って会いたいって言ってるの。だから、お願い!!」

 

嫌だよ。

なんでわざわざあんなくそ爺のために冥界まで行かないといけないんだよ。俺は絶対に…

 

「後、オーディン様が来ないなら北欧での宴会の時の秘密をばらすぞって言ってたよ。」

 

「よし行こう!! すぐに行こう!!

ほら、紅桜もさっさと起きる!!」

 

セラフォルーが俺の豹変ぶりに驚いているがそんな事を気にしている場合じゃない。

あれだけは、絶対に隠し通さなければならない汚点だ!

あのくそ爺!!

 

俺は過去に北欧の神々と宴会をしたことがある。

しかし、俺はその宴会の場でオーディンに酔わされて隠してきたとある事を口に出してしまったのだ。

あの秘密は絶対にばれてはいけないのだ。

 

「なんじゃ主様。急にどうした。」

 

起きたばかりの紅桜は眠そうに瞼を擦る。

 

「大至急冥界に行くぞ。」

 

「わかったのじゃ。準備をしてこよう。」

 

紅桜はその場で立ち上がり準備をするために自分の部屋に向かった。

 

え、俺は?って? 俺は基本的に服などの生活必需品は異空間に収納してあるのでモーマンタイ。

 

「シオンがそこまでに焦る秘密って…」

 

セラフォルーがボソボソと言っている。

 

教えねぇーよ。特に()()にはな。

 

そして、準備をし終えた俺たちは冥界へ向かう。

 

え。どうやってって列車で。

 


 

そして、現在へ至る。

ちなみに時刻は午後5時頃である。

 

「で、俺を呼び出したくそ爺はまだ来てねぇのかよ」

 

「はっはっは。まあ、向こうからこちらまで遠いからね。」

 

そう言ったのはサーゼクスだ。

ちなみに、今は完全にオフモードなのかいつもの堅苦しい衣装ではなく緩い私服姿だ。

 

「今回は同盟の事があるとはいえ随分忙しそうだな。」

 

「今回は若手悪魔の子達の顔合わせがあるからね。」

 

「あー。今代の奴らは癖が強いのが多いな。」

 

「まあ、それくらいでないと冥界では厳しいからね。」

 

「だからと言って限度がある気がするがな。」

 

「よう。お前ら」

 

「やあ、アザゼル」

 

こちらに向かって来たのはアザゼルだった。

 

「よう。アザゼル」

 

「なんでお前がいるんだ。」

 

「オーディンのくそ爺に呼ばれたんだよ。」

 

「お前なら拒否しそうなもんだがな。」

 

したかったさ!!

 

「俺にも色々あんのさ。」

 

「そうかよ。」

 

アザゼルが笑みを浮かべながらそう言う。

 

「お前が来てるって事はイッセー達もいるんだろ。

あいつらは今、何をやってるんだ。」

 

「修行だな」

 

「修行ね~」

 

「イッセーの方はタンニーンが担当しているよ。」

 

「マジか」

 

タンニーンって元龍王のあいつだろ。

 

「あいつ。生きて帰ってこれるかなぁ。」

 

「まあ、大丈夫だろ。」

 

「じゃあ、俺もくそ爺が来るまで暇だからイッセーの方の面倒見ますかね。」

 

「おいおい。どういう風の吹き回しだ?」

 

「禁手に至らせたいんだろ?

じゃあ、少しアドバイスをしてやろうかなってさ」

 

俺はそう言いベランダへ出る。

 

「どうやってイッセーの所まで行く気だ?」

 

「なに。単純さ」

 

俺はそう言って右手を前に出すと魔方陣が展開される。

俺はそれに合わせ呪文を唱える。

 

【我と契りを結ぶ者よ。

我が呼び掛けに答え今ここに来たれ

汝の名は、バハムート】

 

『久しいですね。紫苑

本当に久しぶりすぎて忘れられているのかと思いましたよ。』

 

「すまんな。バハムート」

 

そこから召喚されたのは全身が黒い鱗に覆われた一匹の龍だ。

 

「こいつに乗せてってもらう。」

 

「お前!! その龍ってまさか!!」

 

アザゼルが俺に叫んでくる。

 

「そう。ご想像の通りかつて大国を一夜にして滅ぼした。

暴龍バハムートさ。別名世界龍とも言う。」

 

笑顔で答える。

 

「お前!! なんて奴呼び出してんだ!!」

 

「いや、別に危なくないよ。

だって、大国を滅ぼしたのだって自分を守るため仕方なくやっただけだし。本来は気性の穏やかな優しい龍だぞ。」

 

「いや…だがないきなり呼び出さんでも」

 

「だって、説明面倒だもん。って事で行ってくるわ!!」

 

そう言いバハムートの背に飛び乗る。

 

「どちらまで行くのですか?」

 

「ドライグの気配がするところに行ってくれ」

 

「わかりました。」

 

バハムートは翼をおもいっきり使い羽ばたく。

ただ、それによって発生したけど強風でガラスがいくつか割れた。

 

俺知らね。

 

そして、イッセーの居るところ目掛けて飛んでいく。

 

 

 

 



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逆鱗

今回は一誠視点からスタートです。
後、1つの作品だけ書いてると飽きそうで怖いからもしかしたらもうひとつ書くかもしてません。



前回を簡単に オーディンに呼び出されて冥界に来ました。

 

 

どうも兵藤一誠です。

今俺達は部長の里帰りに合わせて冥界へ来ています。

今は若手悪魔の会合まで各自修行をしています。

俺の修行の目的は禁手に至ること。

そのためサーゼクス様が頼んでくださった元龍王のタンニーンのおっさんに炎を吐かれながら追いかけまわされています。。

基礎鍛練も含めているらしい。

 

「ほう。だいぶ避けられるようになったな。」

 

「何日間追っかけまわされたと思ってんだ!!」

 

「そうか。では、火力を上げよう。」

 

「え。ちょ」

 

タンニーンのおっさんが吐く炎は、俺が安定して避けられるようになると火力が上がる。

 

もうやだーーー!!

 

そんな事を思いながら修行をしていると

 

「おー。やってる。やってる。」

 

そんな聞き覚えのある声と共に黒い龍が現れた。

 

「よー。イッセー」

 

はあ!! 何で先輩がここに!!

 

黒い龍と共に現れたのは俺の先輩の天月 紫苑先輩だった。

 

「先輩!! どうしてここに?!」

 

「いやー。オーディンのくそ爺に呼び出されて来たんだけど当の本人はまだ来てないからお前の修行の手伝いをしてやろうかなって思ってさ。」

 

「そうなんですか。」

 

あれ、なんかドライグの様子がおかしいぞ。

 

『久しぶりですね。ドライグ。タンニーン。』

 

先輩の後ろにいた黒い龍がそう言ってきた。

 

「おお。久しいな。バハムート」

 

タンニーンのおっさんはそうに答える。

 

『あ、ああ。久しぶりだな。バハムート』

 

ドライグが若干震えた声でそう言う。

 

「先輩。その後ろのドラゴンはいったい?」

 

「ああ。こいつは俺の使い魔みたいなもんだ。」

 

こんなドラゴンが使い魔とか先輩どんだけ…

 

「さっき久しぶりって言ってたけど知り合いなのかドライグ」

 

俺はドライグにそう聞くと

 

『まあ、知り合いといえば知り合いだ。』

 

ドライグがそう答えたがどこか言いずらそうだ。

 

「あ、そっか。ドライグは昔バハムートに俺様キャラで告白してフラれたんだっけ。」

 

『グフ!!!』

 

先輩が言ったことによりドライグが苦悶の声を上げる。

 

ドライグ…お前がどこか変だったのはそう言う事か。

つまり、昔告白してフラれた女が話しかけてきたからどうすればいいのか分からなくて困っていたと。

 

「後、アルビオンの方もフラれてたっけか。」

 

つまり、先輩の使い魔さんは二天龍に告白され両方断った猛者と。

 

『止めてください。紫苑。その話は恥ずかしい///』

 

「そうか。わりいな。まあ、その結果フラれた者同士で煽りあって喧嘩に発展したって話さ。」

 

「そうなんですか…ってえ。まさか、その喧嘩って…」

 

「そう。過去の二天龍討伐に至った大喧嘩さ。」

 

ホントに何やってんのお前ら!!

喧嘩の真相はフラれた者同士の煽り合いでしたって…

 

「まあ。そんな事はいいや。それよりもイッセー。

お前禁手に至りたいんだってな。」

 

「はい。俺は皆を守るためにもっと強くなりたいんです。」

 

「そうか。じゃあ、特別に禁手へ至るためのコツってやつを教えてやるよ。」

 

「本当ですか!!」

 

「ああ。本当さ。タンニーン少しこいつ借りていいか?」

 

「ああ。かまわんぞ。」

 

「さあ、お許しが出た所で始めようか。」

 

「はい!!」

 

「じゃあ、まずお前はどうやったら禁手に至れるか分かっているか?」

 

「えっと、確か劇的な変化でしたか」

 

「うーん。解答としちゃあ50点だな。

いいか、禁手ってのはいわば世界に逆らった結果生まれた神器のバグだ。」

 

「バグ…ですか?」

 

「禁手は人間が持つ感情の爆発。

もしくはその者の世界観が変化、強い決意が世界の理をねじ曲げた時神器の力を圧倒的なまでに引き出す。

その力は本来の力を逸脱し所有者の願いを叶えるための武器となる。」

 

「強い…決意…」

 

「先輩は、禁手に至った時はどんな感じだったんですか。」

 

「俺の場合は、神器が発現したときに禁手になっていたんだ。家族を殺されたくない。助けたい。

それが、そんな感情の爆発によって禁手に至っていたのさ。」

 

「そうですか。」

 

「特別に見せてやるよ。俺の禁手」

 

先輩がそう言うと右目に時計のような模様が浮かんだ。。

 

禁手(バランス・ブレイク)

 

そう言うと地面が震え始めた。

そして、先輩の姿が光に包まれ俺は咄嗟に目をつむる。

光が止み俺が目を開けると

 

「これが俺の禁手。(バランス・ブレイカー)

時を支配し厄災(タイムインペルディザスター)》」

 

先輩の姿を見ると一本の剣が握られていた。

 

「これの特徴はこの剣くらいかな。

こいつは、一度触れたものすべての時間に干渉できる。って剣な訳よ。」

 

「時間に干渉?」

 

「そうさ。例えばこうやって使ったりな。」

 

先輩がそう言うと剣を地面に突き刺した。

 

《切り離し支配せよ》

 

その瞬間世界が豹変した。

 

「なんと!!」

 

タンニーンのおっさんが驚く。

 

「おっさん何が起きてるんだ。」

 

「この男は今この地一帯の時間を切り離し支配したんだ。」

 

「今はこの地の時の支配者は俺って事。

まあ、あれを見てろ。」

 

先輩はデカイ岩を指差し言った。

 

《巻き戻せ》

 

すると、デカイ岩が一瞬で消え去った。

俺達はそれを見て固まった。

 

「あ、久しぶりすぎて調整ミスったな。

砂に戻そうと思ったのに。」

 

先輩はのんきな声でそう言った。

 

「せ、先輩。今のは…」

 

「今のは岩の時間を巻き戻したのさ。

まあ、巻き戻しすぎて無に還しちゃったけど。」

 

『相棒。気を付けろよ。

今の力は岩の時間を岩が存在する前に戻したんだ。』

 

「それって!!」

 

「まあ、人に使うには危険すぎる力だから基本的に使わないけどな。そもそも神器も使わないけどな。」

 

先輩はそう言って禁手を解除する。

 

「イッセー、自分の今やりたいことを考えろ。」

 

「今の俺の…」

 

「お前は確かにスケベで救いようのないほど無茶をするバカだが、仲間を…誰かを守りたいっていう気持ちは本物だ。

そんな、優しい男だよ。お前は。

自信を持てよ。」

 

「お前は焦りすぎなんだよ。一から考えろ。

お前は何のために力を欲すのか。

そして、何のために力を振るうのかをな。」

 

「後、これは忠告だ。絶対に忘れるな。

同じ力でも誰かを傷付けるために振るうのはただの暴力でしかない。

そして、暴力ではいつか大切なものを失うぞ。」

 

先輩はそう言ってこの場所を去っていった。

 

先輩が忠告を告げるとき目。

どこか後悔と悲しみに溢れていた。

 

「わかりました…」

 

俺は先輩の去った方を見ながらそう言葉を溢すのだった。

 

 


 

紫苑視点

 

 

あれから数十日が経過した。

そして、今日は同盟を結ぶ日だ。

 

あのくそ爺!!

結局めっちゃかかってるじゃねぇか!!

 

「やあ、久しいのう。くそ坊主。」

 

後ろからそんな声が聞こえた。

 

やっと来やがった!!

 

「そうだな。だけど、人を呼び出しておいて遅れる老害に

くそとは言われたくないな。オーディン。」

 

俺に話しかけてきたのは北欧の主神オーディンだ。

 

「で、俺を呼び出した理由は?」

 

「お主にちと頼みたいことがあっての。

きっと今日の同盟についてよく思わんものが襲撃をしてくる。

だから、その時に襲撃者を何とかして止めてほしいのじゃ。」

 

「別に俺でなくてもいいじゃないか。」

 

「後、お主に聞きたいことがあってな。

あやつとはどうなったのじゃ。」

 

「おい。黙れ。消すぞくそ爺」

 

「ほっほ。その様子じゃ対して変わっとらんようじゃの」

 

「っち。やりづらいったらありゃしねぇ。」

 

「おー。もう来てたか。オーディンの爺さん」

 

「これは、遠路はるばるよくいらして下さいました。」

 

そう言ってきたのはアザゼルとサーゼクス。

ちなみに、セラフォルーとミカエルもいる。

 

「おー。久しいの。堕天使のヤンチャ坊主にルシファーの。」

 

「どうも。お久しぶりです。オーディン様」

 

セラフォルーがオーディンに挨拶をする。

 

「いかんな。セラフォルー。

年頃の娘がそんな色気のない服では。」

 

現在のセラフォルーの服装は魔法少女の格好ではなく抹茶色の上着に黒のスカートという服装である。

 

「そうですか?では…」

 

あっちゃ~。あの爺余計なことを。

 

オーディンの言葉によってセラフォルーの服装がいつもの魔法少女の格好になった。

そして、しばらく話をしていた。

 

それにしても、今の悪魔達は俺のことを知らないので「なぜここに人間が…」という目で見てくるなぁ。

まあ、無視するけどね。

 

 

そして、時間は進みオーディンが同盟に調印しようとした時

 

「異議あり。」

 

そんな、声が聞こえた。

 

襲撃者ってあいつかよ。

 

「我こそは北欧神ロキだ。」

 

「これは珍客ですな。」

 

アザゼルがそう答える。

続いてサーゼクスがロキに言葉を投げかける。

 

「ロキ殿いかに北欧の神といえどそなたにこの場を荒らす権利はない。」

 

「我らが主神殿が我ら以外の神話体系と接触するのが我慢ならなくてな。」

 

「嘘をつくなよ。」

 

「なに?」

 

「久しぶりだな。ロキ」

 

「貴様はあのときの人間。

嘘とはいったい何が嘘だと?」

 

「我らが主神ってお前そんな事を思ってないだろ。

お前はただ単にこれから起こそうと考えているラグナロクってのが叶わなくなるのが怖いだけだろ。」

 

「貴様!! 言わせておけば!!」

 

「ほら、図星を突かれてすぐムキになる。」

 

「フェンリル!!」

 

奴がそう叫ぶと巨大な狼が現れた。

周りの奴等が騒ぎ出す。

 

「奴を噛み殺せ!!」

 

「はー。神殺しの牙ね。」

 

そんな事を言ってる間にフェンリルがすぐそこまで来ていた。

 

おや、躾がなってないな。

 

「おすわり。」

 

そんな事を言いながらフェンリルの鼻を全力で殴る。

 

「キャン!!」

 

フェンリルがそんな声を上げながら吹き飛ぶ。

 

やっぱり犬を躾るにはこれだよな。

まあ、リアルでやったら動物愛護団体に訴えられるけど。

 

「これで終わりか。ロキ。」

 

「今回の狙いは貴様ではない。」

 

ロキはそう言うと俺から視線の向きを変えオーディン達のいる方を向く。

そして、攻撃を始めた。

 

 


 

サーゼクス視線

 

今日、我々は北欧の主神オーディンを招き同盟を結ぼうとしていた。

だが、それに反対する悪神ロキによって邪魔される。

当初、フェンリルを呼び出し紫苑を襲わせるが紫苑は拳一発でフェンリルを吹き飛ばした。

しかし、ロキは今度は我々に向かって自ら攻撃を始めた。

私とアザゼルそしてオーディン殿がその攻撃を防ぐ。

が、一発を防ぎきれず後ろへ通してしまった。

 

まずい!!

 

そして、その攻撃は後ろで他の悪魔達を避難させていたセラフォルーに向かっていく。

いくら魔王と言えど神の攻撃を無防備な状態で受けたらただではすまない。

 

「セラフォルー避けろ!!」

 

セラフォルーが攻撃に気づき避けようとするが間に合わず当たってしまい後方へ吹き飛ばされる。

 

くそ!!

 

我々はセラフォルーに急いで駆け寄る。

そして、セラフォルーを見ると額から血が出ていて意識も失っているようだった。

そして、アザゼルがロキに何かを叫ぼうとした瞬間

圧倒的な力の圧力が我らがを襲う。

そして、力の発生源を探ると

 

やっぱり…

 

そこにいたのは無表情でロキを見ている紫苑がいた。

そして、紫苑はロキから視線を外しこちら側を見た。

そして、一瞬で我々は…否、セラフォルーの側までやって来た。

 

《時間よ。巻き戻れ》

 

紫苑がそう告げるとセラフォルーの体が光だし傷が癒えていく。

否、正確にはセラフォルーの時間を巻き戻しているのだ。

セラフォルーが傷つく前まで。

そして、紫苑はセラフォルーの傷が消えたのを確認するとロキの方へ向けこう告げる。

 

「お前…俺の前で何してくれてんの?」

 

あの男は逆鱗に触れたのだ。

紫苑の絶対に触れてはいけない逆鱗に…

 

 

 

 



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言質はとられるな。

戦闘描写って難しいですね。
後、シンプルにイチャイチャが書きたい。



前回を簡単に  ロキが主人公の逆鱗に触れたよ。

 

 

 

「お前…俺の前で何してくれての」

 

ロキは俺の方を見たまま固まっていて答えない。

 

「俺ってさ。自分の目の前で誰かを傷つけられるのって本当に嫌いなんだよね。

でさ、それを踏まえた上で聞くよ。

お前何をした。」

 

それでもロキは答えない。否、答えられない。

今の俺は本気でキレている。

そのため普段なら押さえているであろう力が完全に漏れているのだ。

その力は神すらも圧倒する。

 

「答えなしか。もういいよお前。」

 

俺はそう言った瞬間動き出す。

空中に浮いているロキだが俺はそんなのお構いなしに近づき殴る。

ロキは反応しようとするが

 

「遅い。」

 

今の俺には追い付けない。

そのまま俺の拳はロキを捉え後方へ吹き飛ばす。

 

「貴様!! このロキ相手に!!」

 

ロキがその場から動き俺に攻撃を仕掛けてくる。

 

「魔法しか能がない糞神の攻撃が俺に当たるかよ。」

 

俺はそう言いロキの攻撃を避ける。

 

「貴様!! まだ我を愚弄するか!!」

 

「本当の事だろ。そんなことより少しは周りを気にした方がいいぜ。」

 

ロキはそう言われ周りを見渡した瞬間

様々な魔方陣が展開されておりロキ目掛けて一斉に攻撃を開始した。

 

「クソーー!!」

 

ロキはそう叫ぶが様々な魔法がロキを襲い魔法の放つ光でロキの姿が見えなくなる。

 

そして、光が止むとそこにはボロボロのロキがいた。

 

「はは!! 所詮は人間の攻撃!! 神を殺すなど不可能なのだ!!」

 

「お前何を勘違いしてるか知らないけどお前を殺せないんじゃない。殺さないんだ。

お前は俺の大切な者を傷つけた。

だから、お前にその罪の重さを実感させるためにな。

痛め付けてるんだがそんなに消滅したいならいいだろう。

跡形もなく消し去ってやる。」

 

俺はそう言うと魔力を集め始める。

ロキは俺の集めた魔力の量に恐怖し動けなくなる。

 

「終わりだ。ロキ」

 

そうして、俺が魔法を放とうとすると

 

突如緑の光がロキを包む。

そして、光が止むとロキはその場にいなかった。

 

「どういうつもりだ。ベルゼブブ」

 

俺はロキに何かしたであろう人物を睨み付ける。

 

「その魔法をここで使わせる訳にはいかないからね。

ロキは私の魔法で異空間に閉じ込めたんだよ。」

 

「っち。分かったよ。」

 

「了承感謝する。」

 

すると、

 

「う、うーん」

 

セラフォルーの意識が戻る。

 

「あれ。私…ロキの攻撃を受けてそれで…」

 

俺はセラフォルーのもとへ向かい

 

「あれ。シオン。え! ええ!! どうしたの!!」

 

セラフォルーを抱きしめ頭を撫でる。

 

「よかった…」

 

そう言うとセラフォルーは赤くなり黙ってしまった。

 

そして、しばらくそのままでいると

 

「もう、話してもいいだろうか。」

 

サーゼクスがそう言ってきた。

俺は周りに人(悪魔)が居たことを思いだし周りを見渡すとその場にいたほとんどが俺たちの方を見ていた。

そして、俺は自分の顔が急速に熱くなっていくのを感じる。

 

やっちまったー!!!

絶対これ俺の顔赤くなってるって!!

冥界にもう二度とこれないよ。

 

「お、おう」

 

そう返事しながらセラフォルーから離れようとするが

 

「えっと、セラフォルーさん離していただけませんかね?」

 

セラフォルーが俺の背中に手を回したまま離れなかった。

 

「もう少しこのままで…」

 

「分かった。」

 

最初にくっついたのが俺のため強引に離すわけにもいかなかった。

 

「悪い。サーゼクス。このまま話を聞くわ」

 

「ああ。仕方ない。

ロキに関してだがこの後ロキを倒すため異空間に数名を送る事が決定した。なので、君に行くかを尋ねたい。」

 

うーん。どうしよう。正直言ってさっきのセラフォルーとのやり取りで完全に怒りはなくなったんだよね。

 

「そのロキ討伐隊にどうせお前達の妹達が参加するんだろ。

じゃあ、俺はそのお目付け役をやりますかね。」

 

「そうか。すまない。」

 

サーゼクスは申し訳なさそうな顔をして言った。

 

「そんな顔すんなって。俺が自分で言ったことだ」

 

「感謝する。ありがとう。」

 

サーゼクスは笑顔になり会議があるからといって去っていく。

 

「セラフォルー。もうそろそろ離れろ。」

 

「やだ。」

 

「また今度くっついていいからさ。な」

 

「分かった。約束ね。」

 

なんかこいつ幼児化してね。なんで!! ねぇ?!

まあ、いいか。

 

「じゃあ、行くぞ。」

 

「うん!!」

 

はー。

ずっとこうしてれば可愛いのにね。

 

 

 


 

 

 

ロキを討伐をするメンバーは

シトリー眷属からソーナと副会長と匙君。

グレモリー眷属はアーシアさんとギャスパー君がいないかな。

北欧からロスバイセさん。

天界から紫藤イリナさんが参加した

全員が揃ったところで転移をした。

 

そこにはロキとフェンリルとフェンリルに似た狼が2匹そして、龍王の一角ミドガルズオルムの模造品

 

「ベルゼブブめ」

 

「お前はむしろ感謝した方が良いけどな」

 

「貴様は!!」

 

「安心しろよ。俺は今回フェンリルとその子供の相手をするから。お前の相手は俺の後輩がやってくれるよ。」

 

「我など眼中にないと言いたいのか!!」

 

「まあ、お前の戯れ言聞きながら戦うくらいならフェンリルの相手をした方が楽しいのは事実だな。

じゃあ、皆後は頑張れよ。」

 

紫苑はそう言いフェンリル達ごと結界をつくる。

フェンリルには以前の見下すような眼はしておらず敵としてこちらを見ていた。

 

「さあ、始めようか。神殺しども。」

 

紫苑はそう言い神器を使う。

 

「《減速》しろ」

 

紫苑がそう言うとフェンリル達のスピードが落ちる。

そして、紅桜を呼び出し斬りかかる。

刃はフェンリルを捉えるが回避行動を行っていたフェンリルの足を傷つけるだけに止まった。

 

流石神殺しの狼って所か。

 

「いやー。減速させた状態で回避されたのは始めてだよ。

これは、楽しめそうだ。」

 

つい笑みがこぼれてしまう。

ただその笑みはいつものとは違い戦闘狂の笑みだった。

フェンリル達は本能的に危険だと感じたのか距離をとる。

 

「楽しませてくれよ。狼ども!!」

 

紫苑はまた斬りかかる。

フェンリルは右へ避けようとするが俺は咄嗟に斬撃を右に飛ばす。その結果フェンリルはもろに攻撃を受け右側の背中に傷ができそこから血を流す。

紫苑は無理に体勢を変えたため勢いのまま岩にぶつかる。

そして、岩にぶつかった俺目掛けてフェンリルの子供達が襲いかかってくる。

紫苑はすぐに立ち上がり一匹は蹴り飛ばしもう一匹は紅桜で牙を防ぐ。

すると、フェンリルが爪で俺を引き裂こうと飛びかかってくる。

紫苑はそれに対しフェンリルの子供をぶつけ後方へ下がらせる。

フェンリルには神器の効果で体の動く速度を遅くしているがそれに慣れてきたのか平然と動くようになってきた。

 

「っち。《加速》しろ」

 

紫苑がそう唱えると紫苑の動く速度が速くなった。

そのスピードをいかし様々な所から攻撃を仕掛ける。

途中フェンリルの子供達が攻撃を仕掛けてくるがフェンリル程の攻撃力もスピードも無いため回避かガードをする。

神の時計の《加速》は所有者の思考速度と体の動く速度を約2倍にして、《減速》は視界に映ったものを対象としその者のスピードを約半分にする。

結果今のフェンリルには紫苑の動く速度は約4倍に見えている筈だがフェンリルの攻撃は着実に紫苑を捉え始める。

 

「はは。流石は伝説の魔物だ!!」

 

そして、紫苑の攻撃をフェンリルが回避したところで紫苑はフェンリルに問う。

 

「お前。なんでそこまで力があるのにロキに従う。

親だからか? それとも、他の理由か?」

 

その問に対しフェンリルは答える。

 

『我が子のためだ。』

 

「我が子?」

 

紫苑はフェンリルの後ろにいる2匹に目を向ける。

 

『確かに我はあの者に生み出された。

だが、我が従う理由はあの者によって我が子がかけられた呪いがあるからだ。』

 

「ふーん。じゃあ、自分の意思で従っているわけではないと。」

 

『そうだ。我が子はあの者に心を奪われた。

その結果、あの者の命令に従うだけの人形になってしまった。だからこそ、我は守らねばならぬ!!

我と(つがい)との間に産まれた子を!!

それが(つがい)と最後に交わした約束なのだから。』

 

「心を失ったね…」

 

すると、紫苑はフェンリルをいきなり殴り飛ばす。

フェンリルはいきなりの攻撃に対応できずもろに受けてしまう。

フェンリルは、口から血を吐きながら叫ぶ。

 

『貴様!!』

 

すると、紫苑は何食わぬ顔で言う。

 

「心を失っただって?馬鹿言うな。

お前の子供達を見てみろよ。」

 

すると、そこにはフェンリルを守るために紫苑の前に立つ2匹がいた。

 

「お前の子供達は今もお前を守るために敵わないと分かっていながら俺の前に立ち塞がってるぞ。

自分の親を守るために自分達の命をかけてな。

いいか。心なんてのは簡単に誰かに消せる物じゃないんだよ。

例えそれが神であってもな。

ほら、話しかけてやんな。親だろ。」

 

すると、フェンリルは子供達に話しかけた。

 

まあ、話しかけても俺には分からないんだけどね。

人間だから。

 

フェンリルの鳴き声に対し子供達も鳴き声で返す。

すると、フェンリルは俺の方を向く。

 

『人間よ。感謝する。そなたのおかげでまた我が子と話すことが出来た。』

 

「それはいいけどさ。お前らこれからどうすんの?

ロキに従い続けるかそれとも従わないか?」

 

『我はあの様な者に従い続けるつもりはない!!

だが、あの者に従わなければ我らに居場所がないのも事実。』

 

「じゃあ、俺の所に来るか?」

 

『何? 貴様はそれがどう言うことか分かっているのか?』

 

「俺の所に来れば少なくとも他の誰かがお前らに手を出すって事はないと思うぜ。テロリストはあれだが。」

 

『しかし…』

 

「お前な。今大切なのはなんだ?

お前が屈辱を味わいながらもあいつに従ってきた理由はなんだ?

何を守るためにお前は戦ってきたそれをよく考えろ。」

 

『…分かった。我われはそなたの庇護かに入ろう。

よろしく頼む。我が主よ。お前達もそれでいいな。』

 

フェンリルは子供達に向けそう語りかける。

子供達それに同意するように頷いた。

 

あ、普通に通じるのね

 

「おう。まかせな。」

 

紫苑が笑いかけるとフェンリルも笑ったような気がした。

 

「さて、じゃあ外も終わったかな。」

 

そう言い結界を解除する。

すると、ちょうど一誠がニョルニルを使ってロキを封印していた。

 

「お、丁度いい感じかな?」

 

紫苑がそう言うと全員がこっちを向き固まった。

 

あ、そう言えばこいつらの事言ってない。

 

「せ、先輩!! 後ろのフェンリルはいったい?!」

 

「まあ、落ち着けイッセー。こいつらは訳あって俺が保護することにしたから大丈夫さ。」

 

「ほ、ほんとですか?」

 

「ああ。」

 

この発言には周りの奴ら全員がビックリなようだ。

このあとは、冥界に戻りサーゼクスにフェンリル達の事を説明してとりあえず終わり。だったのだが

 

俺の過去の発言

 

『また今度くっついていいからさ。な』

 

言質をとったセラフォルーが暴走。

セラフォルーの暴走を止めようと頑張った結果。

俺はセラフォルーと同じ部屋で寝ることとなった。

 

なぜこうなった…

 

フェンリルに助けを求めると

 

(つがい)はいた方が良いぞ。主よ。』

 

だとさ。

 

余計なお世話じゃーーーー!!

お前のせいで余計に意識しちまうじゃねーかーーーー!!

 

結局はセラフォルーがくっついたまま寝たため紫苑は次の日は寝不足となった。

オーディンはそんな紫苑を見てニヤニヤしていたとさ。

 

これからの発言には気を付けよう…

 

そう決めた紫苑であった。

 

 



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