ダイヤモンドの輝きの果てに (オト姫)
しおりを挟む

ダイヤモンドの輝き
プロローグ


 

 

 

北海道空港

 

聖良「皆さん、本当にありがとうございました。」

 

ダイヤ「聖良さん、感謝するのはこちらの方ですわ、こっちに来て色々なものが得られました。」

 

鞠莉「そうよ!聖良、本当に楽しい時間だったわ」

 

千歌「本当にありがとうございます!聖良さん!」

 

聖良「またいらしてくださいね?」

 

果南「勿論!また来させてもらうよ」

 

ルビィ「一旦お別れだね、理亞ちゃん」

 

理亞「そうね」

 

花丸「楽しいかったズラよ〜♪」

 

善子「クックックッ悪くなかったわ、理亞!貴方をリトルデーモンに認定してあげる!」

 

理亞「別に認定していらないわ」

 

善子「スゴっ!」

 

花丸「まぁ、アホな善子ちゃんはほっといて、頑張るズラよ!理亞ちゃん!」

 

善子「アホゆうな!まぁ頑張りなさいよ理亞」

 

理亞「ありがとう、善子、花丸」

 

善子「だから、ヨハネ!」

 

ルビィ「理亞ちゃん頑張ってね」

 

理亞「うん、頑張る」

 

ルビィ「・・・それじゃあそろそろ行くね」

 

理亞「・・・ルビィ!」

 

ルビィ「理亞ちゃん?」

 

理亞「ありがとうね!」

 

ルビィ「うん!」

 

曜「それじゃあそろそろ行こっか」

 

梨子「ええ、帰ろう内浦に!」

 

千歌「うん、聖良さん!理亞ちゃん」

 

Aqours「ありがとうございました!」

 

聖良「はい!またいらしてくださいね」

 

理亞「また来なさいよ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ビューーーーン!

聖良「・・・行ってしまいましたね」

 

理亞「そうね、姉様」

 

聖良「・・・」

 

理亞「姉様?」

 

聖良「一つだけどうしても気になっている事があるんです」

 

理亞「気になっている事?」

 

聖良「・・・ダイヤさんの様子が変だった気がします」

 

理亞「そうなの?」

 

聖良「ええ、気のせいでしょうか?」

 

理亞「聞いてみれば?」

 

聖良「それもそうですね・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

飛行機内

 

千歌「楽しかったね!北海道」

 

曜「そうだね!色々予想外の事ばかりで!」

 

梨子「まさか、ライブまでするなんて思ってもなかった」

 

千歌「1年生は絆がもっともーっと深まっただろうし」

 

梨子「来てよかったね、北海道」

 

千歌「うん!」

 

 

果南「なんか凄い体験だったね」

 

鞠莉「そうね!北海道に行ってまさかSaint Snowとライブをする事になるなんて最高だった〜」

 

果南「いやぁ、本当に良かったよ〜ね?ダイヤ」

 

ダイヤ「・・・」

 

果南「ダイヤ?」

 

ダイヤ「はっ!すいませんぼーっとしてましたわ!」

 

鞠莉「余韻に浸ったんでしょー?」

 

ダイヤ「・・・そうですわね、とっても楽しかったですわ」

 

果南「・・・(あれ?なんか顔色悪いかな?)」

 

ダイヤ「聖良さんと理亞さんのためにも!絶対に優勝しましょう!」

 

鞠莉「ohーそうね!」

 

果南「・・・(気のせいだよね?)だね!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この時は誰も本人も気づいていなかった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すでに病気に体を侵食されているという事を。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダイヤモンドの輝きの果てに

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 






はい!オト姫です!

まさかこんな小説を書くとは思ってもいませんでした 
少し前から誰かが病にかかる系の小説は書こうと思っていましたが誰を主人公にする決められていませんでした。
ですがなんとか決めて書くことにしました!

タイトルを見たらわかっていただけると思いますが、今回の主人公はダイヤさんです!

ダイヤさんは可愛いというより美しい人だなと思っています、その魅力を伝えられたらと思っております。
おそらく少しずつ悲しい話になると思います、そこまで含めて見ていただけたらなと思っております。

今回は短いですがこれで終わります。

次回をお楽しみに!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

気づき始める異変

 

 

 

東京の空港

 

千歌「着いたぁー!」

 

果南「長旅だったね」

 

ダイヤ「ですわね・・・帰りましょう内浦に」

 

鞠莉「そうね!ラブライブの為にも!早く帰って練習ね!」

 

ダイヤ「・・・ちょっとお手洗いに行ってきますわ」

 

果南「了解、他のみんなは?大丈夫?」

 

花丸「大丈夫ずら〜」

 

ルビィ「ルビィも大丈夫」

 

 

 

 

 

ダイヤ「・・・」ピロン!

 

ダイヤ「?誰ですの」

 

by鹿角 聖良

 

ダイヤ「聖良さん」

 

聖良《今回は来てくださってありがとうございました!そしてルビィさんにも理亞の事でお礼を言っておいてください》

 

ダイヤ《いえいえ、こちらこそありがとうございました。ルビィも理亞さんのお陰で一歩を踏み出せたと思いますお礼の言葉をお願いします。》

 

聖良《それとダイヤさん今夜電話出来ませんか?》

 

ダイヤ《構いませんがどうしたのです?》

 

聖良《少し聞きたいことがありまして・・・》

 

ダイヤ《分かりました、また連絡お願いします》

 

聖良《はい、ありがとうございます》

 

ダイヤ「・・・(聞きたい事ですが、どうしたのでしょう?)」

 

ダイヤ「いけません、みんな待っていますわね・・・あれ?」

 

床の髪の毛を見る

 

ダイヤ「入った時こんなに髪の毛落ちていましたっけ?」

 

ダイヤ「・・・まぁいいですわ、戻りましょう」

 

 

 

 

 

 

鞠莉「遅いわよ!ダイヤ」

 

千歌「お腹痛かったんですか?」

 

ダイヤ「いえ、大丈夫ですわ、少し聖良さんからメールが来てまして」

 

ルビィ「なんてきてたの?」

 

ダイヤ「ありがとうございましたと、きていましたわ」

 

ルビィ「そっか」

 

鞠莉「とにかくgo homeしましょう!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

内浦

 

千歌「着いた〜」

 

ダイヤ「やっぱり、ここが一番ですわね」

 

曜「そうだね!」

 

鞠莉「そうね」

 

善子「やはり、ここがヨハネの安らぎの場ですね」

 

花丸「さっきからみんないってるズラよー」

 

善子「うるさいわね!!」

 

果南「それじゃあ今日は解散!明日朝から学校で練習するよ!」

 

8人「はい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それぞれが帰路に着く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黒澤家

 

ダイヤ「お母様ただいま帰りました!」

 

ルビィ「ただいま!」

 

黒澤母「お帰りなさい、ダイヤ、ルビィ北海道はどうでしたか?」

 

ダイヤ「いいところでしたねルビィ!」

 

ルビィ「うん!お姉ちゃん」

 

黒澤母「晩御飯出来てますよ」

 

ダイヤ「食べましょうかルビィ!」

 

ルビィ「うん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

ご飯を食べる

 

黒澤母「どうでした?」

 

ダイヤ「美味しいです、お母様の料理が一番ですわ」

 

黒澤母「そう、そういってくれると嬉しいわ」

 

ルビィ「うん、美味しかったよお母さん」

 

黒澤母「・・・ルビィ成長したわね」

 

ルビィ「え?本当に?」

 

黒澤母「ええ、顔つきが変わりましたもの」

 

ルビィ「本当!」

 

ダイヤ「私達と同じ様な姉妹と成長したんですわよね」

 

ルビィ「うん!そうだね!」

 

黒澤母「そうですか!良かったですねルビィ」

 

ルビィ「うん!」

 

黒澤母「明日も練習あるのでしょう?早く風呂に入りなさい」

 

ダイヤ、ルビィー「はい!(うん!)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ルビィが風呂にはいる

 

ダイヤ「・・・ルビィ本当に成長しましたね」

 

ピロン!

 

ダイヤ「聖良さんでしょうか?」

 

by鹿角 聖良

 

聖良《今時間大丈夫ですか?》

 

ダイヤ《ええ、ルビィがお風呂に入っているので》

 

聖良《分かりました電話お願いしてもいいですか?》

 

ダイヤ《ええ、構いませんよ》

 

聖良《分かりました》

 

プルプルプルプル

 

 

ダイヤ『もしもし?』

 

聖良『こんばんはダイヤさん』

 

ダイヤ『ええ、こんばんわ』

 

聖良『本当に来ていただいてありがとうございました』

 

ダイヤ『いえいえ、そんな本当に楽しかったですわ』

 

聖良『そうですか・・・一つ聞きたいことがありまして』

 

ダイヤ『はい、なんでしょう?」

 

聖良『少し痩せました?』

 

ダイヤ『痩せたとは?』

 

聖良『私の見間違いかもしれませんが1日目の時と帰る前の時で痩せた気がするのです』

 

ダイヤ『そんな、短期間でですの?』

 

聖良『はい・・・多分私の見間違いですよね』

 

ダイヤ『そうですか、ゲホゲホ』

 

聖良『大丈夫ですか?』

 

ダイヤ『大丈夫ですよ』

 

聖良『そうですか・・・体には気をつけてくださいね』

 

ダイヤ『ありがとうございます』

 

聖良『Aqours応援してます、頑張ってくださいね!』

 

ダイヤ『ありがとうございます!』

 

聖良『それではまた』

ピッ、ピーピーピー

 

ダイヤ「・・・私が痩せている?」

 

ルビィ「お姉ちゃん、お風呂どうぞ」

 

ダイヤ「あ、ルビィ分かりましたわ」

 

ルビィ「先に寝るね、おやすみお姉ちゃん」

 

ダイヤ「はい、お休みなさい」

 

パタン

 

ダイヤ「・・・さて、入りますか」

 

 

 

 

お風呂に入る

 

 

ダイヤ「はぁ、さっぱりしましたわ・・・そういえば体重計ありますわよね?せっかくです測ってみましょう」

 

体重計に乗る

 

ダイヤ「・・・!!嘘でしょ」

 

ダイヤが驚くのも無理はない北海道に行く前に測った時から3キロも痩せていた

 

ダイヤ「・・・ここ数日、激しい動きをした覚えはない、それにあのライブ一回だけでこんなに痩せるはずもないですわ・・・」

 

鏡で自分の顔を見る

 

ダイヤ「・・・(確かに少しだけ細くなったかもしれませんね、もしかして私の身に何か起きているのですか?・・・ふふ、あり得ませんはそんな漫画みたいな事は少し痩せただけですわ)」

 

ダイヤは少し不安を抱えながら眠りについた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日

浦の星屋上

 

果南「あれ?ダイヤとルビィは?」

 

鞠莉「なんかバスに乗る前にお婆さんをレスキューしたみたいで遅れるそうよ」

 

花丸「流石ダイヤさんズラ」

 

果南「そっか〜さきに練習始めちゃおっか」

 

がちゃん

 

ダイヤ「お、お待たせしました」

 

ルビィ「遅れてすいません」

 

二人ともゼェ ハァと息を切らしている

 

千歌「おお!間に合った」

 

梨子「二人とも大丈夫?」

 

ダイヤ「平気です、ハァハァハァ 」

 

ルビィ「全力疾走したよ〜」

 

果南「ほら二人ともタオル」

 

タオルを渡す

 

ダイヤ「ありがとうございますわ」

 

ルビィ「果南ちゃんありがとう」

 

果南「どういたしまして」

 

曜「朝から災難でしたね」

 

ダイヤ「ええ、なんとか助けることが出来てよかったです」

 

善子「クックックッ私の悪運が写ったわねルビィ」

 

花丸「今回の件は別に不幸じゃないズラーそれに人を助けるなんて凄いことズラ」

 

ルビィ「ルビィはほとんど何もしてないよ、お姉ちゃんがほとんどやってくれたもん」

 

千歌「ダイヤさん凄い」

 

ダイヤ「普通ですわ」

 

鞠莉「何はともあれ間に合ってよかったデース!」

 

果南「だね、それじゃあ練習やろうか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

果南「じゃあ5分休憩ね」

 

千歌「ふぅ〜」

 

曜「いい感じだね!」

 

千歌「うん!

 

梨子「みんなどんどん良くなっていっている」

 

千歌「目標は優勝だもんね!」

 

善子「そうよ、私達が目指すは頂点!頂きよ!」

 

花丸「そうズラ」

 

鞠莉「ええ、私達なら優勝出来るわ」

 

果南「そうだね」

 

ダイヤ「そうですわね、飲み物欲しい人います?私のなくなったから買いに行こうと思うので」

 

千歌「待って待って千歌も行くー」

 

ダイヤ「いえ、千歌さんはここで」

 

千歌「千歌も行くの!」

 

ダイヤ「・・・分かりました、他に飲み物欲しい人いますか?」

 

果南「それじゃあ頼んでいいかな?」

 

梨子「私もお願いします」

 

ダイヤ「分かりましたわ、買ってきます。行きますわよ千歌さん」

 

千歌「はい!ダイヤさん」

 

屋上から出る

 

果南「・・・それにしてももう飲み物なくなったんだ」

 

ルビィ「仕方ないですよ、今日は来る前に走ったりしましたから、それに今日は喉が結構乾いてるみたい」

 

果南「・・・そっか(始まる前に走ってきたとしてもまだ練習始まって2時間・・・ダイヤが飲み物買いに行った事今までないのになぁ・・・まぁそういう時もあるか)」

 

鞠莉「どうしたの果南?」

 

果南「ん?何でもないよ」

 

 

 

 

 

千歌とダイヤは

 

ダイヤ「千歌さん、なぜ着いてきたのですか?」

 

千歌「んー何となくかな」

 

ダイヤ「何となく、ですか千歌さんらしいですわね」

 

千歌「それ褒めてるの?」

 

ダイヤ「ええ、褒めてますわ」

 

千歌「・・・ダイヤさん、もう少ししたらダイヤさん達」

 

ダイヤ「ブッブー!ですわ!」

 

千歌「わぁ!!」

 

ダイヤ「その話はダメと以前言ったではないですか」

 

千歌「あ、ごめんなさい」

 

ダイヤ「・・・でもそう思う気持ちも分かります」

 

千歌「・・・うん、そうだよね」

 

ダイヤ「だから、悔いのないものにしましょう!」

 

千歌「うん!」

 

自販機で買って戻る

 

千歌「果南ちゃんのそれでいいんですか?」

 

ダイヤ「ええ、果南さんとくに指定していなかったでしょう?」

 

千歌「それもそうですね」

 

ダイヤ「・・・」

 

ダイヤはただ、ぼーっとしていただけだった

 

ダイヤ「!」

 

千歌「だ、ダイヤさん!」

 

こけそうになったダイヤさんをなんとか受け止める

 

ダイヤ「ち、千歌さん!すいません」

 

千歌「大丈夫ですか!ダイヤさん!」

 

ダイヤ「すいません、少しぼーっとしていたみたいで」

 

千歌「そうですか・・・珍しいですねダイヤさん」

 

ダイヤ「そうですね・・・ごめんなさい」

 

千歌「誰にでもありますって戻りましょう」

 

ダイヤ「そうですね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二人は屋上に戻る

 

 

ダイヤ「お待たせしました」

 

千歌「はい!果南ちゃん、梨子ちゃん」

 

果南「ありがとう千歌、ダイヤ」

 

梨子「ありがとう千歌ちゃん!ダイヤさん」

 

鞠莉「さて、休憩タイムはこれくらいにして練習するわよ〜」

 

果南「うん、やろうか」

 

ダイヤ「やりましょう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

練習がおわる

 

果南「じゃあ今日の練習はこれくらいにしようか」

 

千歌「終わったー!」

 

曜「お疲れ様千歌ちゃん」

 

千歌「よーし!梨子ちゃん、曜ちゃん遊びに行こー」

 

梨子「いいよ!」

 

曜「了解であります」

 

ルビィ「善子ちゃん、花丸ちゃん!今日沼津で買い物行かない?」

 

善子「沼津!クックックッまた新たな力に目覚めそうです」

 

花丸「ルビィ、この堕天使はほっといて二人で行くズラ」

 

善子「何よ!」

 

花丸「冗談ズラ〜」

 

ダイヤ「せっかくですし、鞠莉さんと果南さんもどこか行きません?」

 

鞠莉「ごめんなさい、私はどうしてもやらないといけない理事の仕事があるの」

 

果南「私も家の手伝いがあるから無理かな」

 

ダイヤ「そうですか・・・ルビィ!」

 

ルビィ「何お姉ちゃん?」

 

ダイヤ「あんまり遅くに帰ってきたらだめですわよ?」

 

ルビィ「うん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうしてダイヤは一人帰路につくことになった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バス内

 

ダイヤ「・・・今日は家で本でも読みましょうか」

 

「すまない、ホテルオハラに行きたいんだがどこで降りたらいいか分かるか?」

 

ダイヤ「ホテルオハラですか?それなら後2つ先の停留所に降りていけば近いですよ」

 

「そうか!ありがとう・・・浦の星の生徒かい?」

 

ダイヤ「浦の星を知っていますの!」

 

「ああ、スクールアイドルで今すごく有名だからな・・・ちゃんとライブは見たことないが素晴らしいものなんだろうな」

 

ダイヤ「そうなんですか」

 

ピー

 

ダイヤ「私ここなので先降ります」

 

「おお、そうかありがとうな」

 

バスを降りる

 

「・・・ふふ、久しぶりだなここは」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





はいオト姫です。
今回も日常回ですね、少しずつ状況が悪化していく事になると思います。
観覧ありがとうございました!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

異変に気付く者


オト姫です。

今回の最後にお知らせを掲載しております。ツイッターと活動報告の場にも同じことを掲載しておりますのでよければご覧ください
それでは本編どうぞ!


 

 

 

 

 

 

 

黒澤家

 

ダイヤ「ただいま帰りました」

 

・・・

 

ダイヤ「誰も居ませんのね・・・」

 

自分の部屋にいく

 

ダイヤ「家に誰も居ないってなかなかないですわよね・・・静かですわ」

 

そんな事を呟きながら本読む

 

ダイヤ「・・・」

 

ダイヤが読んでいる本は一リットルの涙というか本である

 

ダイヤ「・・・体の自由が効かなくなるなんて、本当に辛い事ですわね、それに比べれば私達は幸せですわ」

 

何故か分からないがダイヤはこのような小説ばかりを読むようになっていた、自分自身も理解していなかった

 

ダイヤ「・・・私は後悔のないように人生を生き抜くだけですわ」

 

そう言って本を置く

 

ダイヤ「・・・それにしても暇すぎですわ、コンビニにでも行こうかしら」

 

ダイヤはそう言って家を出た

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダイビングショップ松浦

 

松浦父「今日良かったのか?家の手伝いで」

 

果南「何言ってるの、父さんまた完治してないでしょ?無理させるわけには行かないよ」

 

松浦父「・・・そうか、本当にありがとうな果南」

 

果南「どういたしまして」

 

松浦父「・・・スクールアイドルはどうだ?」

 

果南「楽しいよ!最高の時間だよ」

 

松浦父「そうか、よかったな果南」

 

果南「うん」

 

松浦父「ん?あれダイヤちゃんじゃないか?」

 

果南「ダイヤ!!」

 

ダイヤ「はっはっはっはっ」

 

果南「ダイヤ!何してるの?」

 

ダイヤ「果南さん!それに果南さんのお父様」

 

松浦父「久しぶりだねダイヤちゃん」

 

ダイヤ「お久しぶりです。」

 

果南「ダイヤ家に帰ったんじゃ?」

 

ダイヤ「ええ、家で本でも読もうと思っていたのですが、少し暇すぎて・・・」

 

果南「だから走ってるの?」

 

ダイヤ「まぁ、コンビニまで行こうと思ったのでせっかくなので走ろうかなと」

 

果南「・・・」

 

松浦父「果南、少しダイヤちゃんと遊んできたら?」

 

果南「お父さん!」

 

松浦父「せっかくの休みの日なのに家の手伝いなんて面白くないだろ?」

 

果南「・・・(もしかしたらダイヤがおかしいのも理由も分かるかもしれない・・・)ありがとうお父さん」

 

ダイヤ「いいですの?本当に」

 

果南「うん、許可くれたから」

ダイヤ「そうですか・・・嬉しいですわ、一人で寂しかったですし」

 

果南「そっか・・・行こうダイヤ」

 

ダイヤ「ええ、行きましょう!」

 

 

二人は走ってコンビニに向かった

 

 

松浦父「若いっていいな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コンビニにつく

 

果南「ついたねダイヤ」

 

ダイヤ「・・・」

 

果南「ダイヤ?」

 

ダイヤ「ハァハァハァ、果南さんすいません・・・ぼーっとしてました。」

 

果南「・・・(やっぱり変だ絶対におかしい・・・ここ数日ずっとこんな事ばっかりだ、本人も気づいてないかもしれない、ここは病院を進めたほうが)」

 

ダイヤ「心配ご無用ですわよ果南さん・・・」

 

果南「ダイヤ!!」

 

ダイヤ「・・・大丈夫ですわ、最近疲れがたまっているだけです。」

 

果南「・・・」

 

ダイヤ「さぁ、買いましょう果南さん」

 

奥にいく

 

果南「・・・(これは無理してでも病院に連れて行かないと!)ダイヤ!」

 

ダイヤ「果南さんなんですの?」

 

果南「ダイヤ、帰り病院寄るよ」

 

ダイヤ「病院?なんの冗談ですか?私は疲れているだけとおっしゃったでしょう?」

 

果南「ダイヤ!お願い」

 

ダイヤ「か、果南さん・・・分かりましたわ、行きましょう」

 

果南「・・・(これで原因が分かる)」

 

 

 

 

 

コンビニでの買い物を終える

 

ダイヤ「結構買いましたわ」

 

果南「病院一緒に行くついでに家まで持つよ」

 

ダイヤ「本当にいいんですか?」

 

果南「いいんだよ」

 

ダイヤ「ありがとうございます果南さん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小さい病院に行く

 

受付「あら!ダイヤちゃんと果南ちゃん」

 

ダイヤ「ご無沙汰しております。」

 

果南「こんにちは!」

 

受付「こんにちは!今日はどうしたの?」

 

果南「最近、ダイヤがぼーっとしてたりつまづく事が多いみたいなんです診てくませんか?」

 

受付「そうですか・・・分かりました診てみましょう」

 

果南「ありがとうございます!」

 

ダイヤ「ありがとうございます」

 

受付「では呼ばれるまで待っていてください・・・あっ保険証持ってますか?」

 

ダイヤ「あっ、ごめんなさいくる予定なかったので持っていません」

 

受付「そうですか、分かりましたお待ちください」

 

ダイヤ「そういえば診断にいるの忘れていましたわ」

 

果南「そうだね・・・(これで何もなかったら私の考えすぎだね)」

 

受付「ダイヤさんどうぞ」

 

ダイヤ「行ってきますわ」

 

果南「行ってらっしゃい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少したち

 

ダイヤ「ふぅ」

 

果南「どうだったの?」

 

ダイヤ「症状を細かく言いましたが疲れが溜まっているから過労だそうです」

 

果南「そっか(・・・私の考えすぎだったみたいだね)」

 

ダイヤ「一応、お薬はくださるそうなのでもう少し待ってくれますか?」

 

果南「了解!」

 

 

ウイーン

 

「ここが内浦の病院か・・・!君は」

 

ダイヤ「あ、貴方は!」

 

「この前はありがとうねダイヤちゃん!助かったよ」

 

ダイヤ「い、いえそんな」

 

果南「ダイヤこの人は知り合い?」

 

ダイヤ「この前バスで少し質問をされまして」

 

「お、果南ちゃんもいるのか」

 

ダイヤ「そういえば、なんで私達の事を?」

 

「知っているよ、Aqoursの黒澤 ダイヤちゃんと松浦 果南ちゃんだろ?」

 

果南「!」

 

ダイヤ「!!」

 

「実はねラブライブの運営に関わっているから君らの事はよく知っているよ」

 

果南「!!」

 

ダイヤ「本当ですか!」

 

「この前のMiracle WAVEも見事だった、でも廃校の件は本当に残念だと思っているよ」

 

果南「知って・・・いるんですね」

 

ダイヤ「・・・(あれ?この人どこかで見たことがあるような?)」

 

受付「ダイヤちゃん!どうぞ」

 

ダイヤ「はい!」

 

「今日はどうしたの?」

 

果南「数日前からダイヤが少し体調不良みたいで、病院に無理やり連れてきたんですよ」

 

「なるほどね・・・大丈夫だった?」

 

果南「はい、過労だったみたいです」

 

「そっか・・・それは良かった」

 

受付「ダイヤちゃんこれね、あと今回のお代は気にしないで」

 

ダイヤ「い、いえ!そういう訳には」

 

受付「いいのよ!」

 

ダイヤ「それではお言葉に甘えてありがとうございます」

 

受付「お大事に〜」

 

ダイヤ「果南さん帰りますわよ」

 

果南「そうだね、ありがとうございました」

 

一礼をする

 

「ああ、また会えたらAqoursの事を聞かせてくれよ?」

 

ダイヤ、果南「はい!」

 

 

ウイーン

 

 

「・・・」

 

ダイヤがいないところに座ろうとする

 

「!!これは」

 

髪の毛が無数に落ちているのを見る

 

「か、彼女まさか・・・気にしすぎか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

病院の外

 

ダイヤ「果南さん今日は本当にありがとうございますわ」

 

果南「いいよ!ダイヤと居て楽しかったし」

 

ダイヤ「本当に助かりました・・・次は鞠莉さんも誘ってどこかに行きましょうね」

 

果南「うん!そうだね」

 

ダイヤ「果南さんここまでです大丈夫ですわよ、もう家ですし」

 

果南「いやいや、最後まで持って行くよ」

 

ダイヤ「家の事もあるでしょう?」

 

果南「あ、そうだった」

 

ダイヤ「お父さんを手伝ってあげてください」

 

果南「それもそうだね、気をつけて帰るんだよ?」

 

ダイヤ「私の家すぐですわよ?貴方の方が心配ですわ」

 

果南「そっか・・・じゃあ帰るねバイバーバーイ」

 

ダイヤ「お疲れ様です。」

 

果南が去って行く

 

ダイヤ「さて、帰りましょう・・・今日はいつもより早く寝ましょうか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

家に帰る

 

ダイヤ「ただ今帰りました!」

 

黒澤母「あら、お帰りなさいどこに行っていたんですか?」

 

ダイヤ「コンビニと病院に」

 

黒澤母「!!何かあったんですか!」

 

ダイヤ「果南さんに最近の変だから病院で一応診てもらったらと言われたので行きましたわ、過労でしたから大丈夫です。」

 

黒澤母「そうですか、体は大事にしてくださいね」

 

ダイヤ「はい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

果南の家

 

果南「・・・過労でよかった・・・(でも、気のせいかな髪の毛とかがダイヤの近くにいつも落ちている、それに過労ならもっとぐったりする筈・・・考えすぎかな、お医者さんが間違える訳ないよね)」

 

松浦父「どうしたんだ果南?」

 

果南「ん?なんでもないよ」

 

松浦父「そうか・・・何かあったら言ってくれよ」

 

果南「うん、分かってる」

 

松浦父「・・・」

 

ガチャン

 

果南「・・・少し気になるね・・・!そういえば千歌は自販機に一緒に行っていた!何か知ってるかも電話してみよう!」

 

プルプルプルプルプル

 

ピッ

 

千歌『果南ちゃんどうしたの?」

 

果南『あ、千歌もう家?』

 

千歌『うん、帰ってきたよ・・・それでどうしたの?』

 

果南『聞きたい事があるんだけど』

 

千歌『何』

 

果南『ダイヤに違和感を持ったことはない?』

 

千歌『ダイヤさん?』

 

果南『うん、少し気になってね』

 

千歌『う〜ん・・・一度こけかけた事くらいかな?』

 

果南『こけかけた?』

 

千歌『なんでか分からないけど・・・つまづいたのかな?』

 

果南『なるほど・・・ありがとうね千歌』

 

千歌『ダイヤさんに何かあったの?』

 

果南『いや、気になったから行っただけだよ?』

 

千歌『そっか』

 

果南『ごめんね急に』

 

千歌『うん、いいよ』

 

果南『それじゃあまた明日ね』

 

千歌『うん、また明日』

 

ピッピーピーピー

 

果南「・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

果南はのちに後悔する事になる、この時にもっと大きな病院に行っていれば間に合ったのではないかと・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 







では最後ですがお知らせです。

ダイヤモンドの輝きの果てにを読んでいただいありがとうございます。
この場を借りてラブライブ十点星と失われた記憶のお知らせをしたいと思います。

ラブライブ十点星と失われた記憶ですが、話を考えてるのがとても難しい状況となっております、そのため思いつくまでか、ダイヤモンドの輝きの果てが完結するまでは投稿をストップさせていただきたいと思います。
私は以前にも何作品か作ってきました・・・ですがラブライブ十点星と失われた記憶以外は打ち切りとなってしまっています。
その件は本当にもうし訳ございません。

ラブライブ十点星と失われた記憶は本気で完結させたい作品であり、僕が投稿を決めたキッカケの方にもし見ていただければと思い作り始めました。
なので納得が行くまで待っていてください!お願いします。

ダイヤモンドの輝きの果てにのストーリーに関しましてはほとんど考えており、毎日1話は無理だと思いますが週に2.3話、来週は用事のため投稿できません。
なので当面はダイヤモンドの輝きの果てにをメインに投稿をしていこうと考えております。ラブライブ十点星と失われた記憶をいつも見てくださっている方本当に申し訳ございません。
そしてこれからも応援していただければ幸いです。


今回は以上になります。
ご観覧ありがとうございました。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

過去にあった出来事

今回の主役はダイヤではありません。
ただし、これからの話の中でかなり重要なものとなっております!
それではご覧ください


ダイヤside out

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時間を巻き戻し

 

 

ホテルオハラ

 

 

「・・・ここに来るのも久しぶりだなぁ」

 

男がそう呟く

 

「入ろうか」

 

 

ウィーン

 

受付「いらっしゃいませ!」

 

「こんにちは」

 

 

受付「こんにちは!本日は泊まりですか?」

 

「いや、違う今日はあの階に用があるんだ」

 

受付「あの階?・・・!!君は!」

 

「思い出してもらえました?」

 

受付「久しぶりだね!」

 

「はい、あれからもう5年です」

 

受付「そんなに経ったんですね」

 

「はい、もっと早くに来たかったですけどね」

 

受付「そうですか・・・あっ他の人は来てましたよ!ちひろさんも来ていたし」

 

「そうですか・・・俺が一番来るのが遅かったみたいですね」

 

受付「うん、確かちひろさんが来たの1年前くらいだからね」

 

「・・・そうですか、あの部屋の鍵を貸してもらってもいいですか?」

 

受付「はい!」

 

鍵を探す

 

受付「こちらになります」

 

「ありがとうございます」

 

受付「では行ってらっしゃませ」

 

「はい!行ってきます」

 

 

 

 

エレベーターに乗る

 

「・・・」

 

ピロン!

 

by陣

 

陣《ホテルオハラに着いたか?》

 

《ああ!着いたよそれにしても俺以外みんな来てたんだな》

 

陣《そうだな・・・全く少しくらい仕事休んだらいいのに、真面目すぎんだよお前は》

 

《そ、そうか》

 

陣《・・・こんな事になってるなんてあの時は考えてもいなかったよな》

 

《ああ、まさかこんな事になるなんてな・・・》

 

陣《あんな事件を起こしたとはいえ、俺たちの仲間だ本当に悲しいよ》

 

《しかも、ギリギリになるまで発見出来なかったんだもんな》

 

陣《ああ、そうだな》

 

《なんであいつが・・・これから償いをし続けていかないといけないのに》

 

陣《・・・起きてしまったことを悔やむのは仕方がない》

 

《そうだな》

 

陣《そうだちひろさんには会ったか?》

 

《会えてない・・・今どこにいるかわからないからな》

 

陣《そうなのか!?連絡先も変えているみたいだしな・・・困ったなぁ》

 

《お前は前にいつ来たんだ?》

 

 

陣《最後に行ったのは1年半前くらいかな》

 

《最後に行ったのはってことはそれ以前にも行っているのか?》

 

陣《ああ、4.5回だがな》

 

《そうか》

 

陣《・・・まぁ言いたい事もあるだろうよ言ってこい!》

 

《ああ!そうだな》

 

陣《それじゃ俺は仕事中だからじゃあな》

 

 

「・・・ふっ、いつになっても変わらないな」

 

 

 

 

エレベータを出る

 

 

 

 

「ここからは階段だったよな」

 

ガチャン

 

「・・・久しぶりだな、いい思い出じゃないけどな」

 

かつてここを走って登って行った記憶が残っているのである、それは一つの戦いでもあった

 

「・・・もう5年が経つのか時が経つのは早いよな」

 

 

ゆっくり登っていく

 

 

 

 

ガチャン

 

 

「・・・もうすぐだな」

 

階段を登り終えて扉の前に来ていた

 

 

「・・・・」

 

ガチャ、ガチャリ!

 

 

バタン

 

 

「・・・行くか」

 

 

中に入る

 

 

 

「変わってないな」

 

 

見たのは5年前と全く同じく変わってない部屋の構成でとても綺麗であった

 

 

そして奥に進んでいく

 

 

 

 

「・・・」

 

 

一番奥に棺桶が置いてある

 

「・・・これか」

 

 

白山 陸也ここに眠ると書いてある

 

「・・・本人の意向とはいえ、棺桶をそのまま置くなってどうなんだよ・・・」

 

そう言いながら目の前に座る

 

 

「久しぶりだな陸也、葬式の時以来だ、なかなか行けなくてすまないな」

 

そう言って少し黙る

 

「・・・お前にはさ色々あっただろしないといけない事とか償わなければならない事も・・・なのに」

 

少し目を赤くして

 

「なんで死ぬんだよ!馬鹿野郎が!」

 

部屋に響く

 

「・・・なんで死んだんだよ陸也・・・死んだら何もできねぇだろうがよ!

 

「・・・末期の癌?知らねぇよ!死ぬなよ死ぬんじゃねぇよ陸也」

 

涙を流す

 

 

「・・・すまない、取り乱してしまった・・・これからお前は償って生きていく予定だったのにな・・・癌が罰かもな、でもお前は生きるべきだった生きていくべきだったのに、先に死にやがって」

 

「・・・あと来るのが遅れてごめんな陸也・・・お前の事は嫌いだ正直な、でも仲間だ・・・だから、お前が出来なかった事は俺がやってやる!!お前のような死に方をする人も増やすものか!」

 

 

「・・・それじゃあそろそろいくよ陸也、また時間が出来たらまた来る」

 

棺桶の前に立つ

 

「陸也・・・またな」

 

部屋を出る

 

 

部屋のドア前

 

「・・・」

 

ガチャ、ガチャ

 

「・・・さてとまだ内浦では用事があるからなただ今日はもう遅いか・・・今からこのホテル借りれるかな」

 

そう呟きながら下に降りる

 

 

ホール

 

受付「お帰りなさいませ!」

 

「ただいまです、一つお願いがあるんですが」

 

受付「あ、部屋ならもう一つ開けてますよ」

 

「!!!」

 

受付「オーナーに言われているんですいつでも開けておけと」

 

「いいんですか?」

 

受付「はい」

 

「ありがとうございます!」

 

受付「あ、あとこのホテルはご飯も用意させていただくので部屋で待っていてください」

 

「はい、あ!ホテル代いくらですか?」

 

受付「お代は結構ですよ?」

 

「それは!」

 

受付「オーナーから言われてますので」

 

「ありがとうございます!」

 

受付「いえいえ、それではごゆっくり」

 

 

 

 

 

ホテルの部屋に向かう

 

 

「・・・」

 

 

部屋に入る

 

 

「はぁ〜疲れた・・・しばらく休みなかったからなぁ」

 

 

ピロン

by陣

 

陣《どうだった?》

 

《まぁまぁだな》

 

陣《そうか・・・懐かしかっただろ?・・・あんまり思い出したくないだろうなと思うけどな》

 

《ああ、あの場所での出来事はいい思い出はないからな》

 

陣《だろうな・・・お前にとっては最悪の場所ですらあるだろ?》

 

《そのとうりだな》

 

陣《・・・でもお前が行ったという事はそういう事だろう?》

 

《まぁそうだな・・・》

 

陣《んで今どこにいるんだ?》

 

《ホテルオハラの部屋を一つ借りさせてもらった》

 

陣《!!なるほどなよかったな》

 

《ああ、そうだな》

 

陣《・・・まぁまた会おうぜ》

 

《ああ、また会おうぜ陣》

 

《ああ、またな》

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・陣と時間が出来たらここに来るとするか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして時はダイヤや果南が病院から出た時に遡る

 

 

 

「これは!まさか!」

 

脳の中で陸也の事が浮かぶ

 

 

「嘘だろ・・・そんな事があるというのかま、まさか」

 

 

頭を抱える

 

 

受付「どうされました!!」

 

 

「!!あ、大丈夫だすまない」

 

受付「診断しときますか?」

 

「大丈夫です、心配ないです。」

 

受付「分かりました・・・」

 

「・・・(お、俺の考えすぎなのか?・・・いや、様子を見ようもし、彼女が倒れるような事があれば)・・・」

 

受付「今日はわざわざありがとうございました」

 

「い、いえ気にしないでください、それでは帰りますね」

 

ウィーン

 

「・・・(ひとまず俺は本拠地に帰る・・・だか来週もう一度こっちに来るとしようその時に彼女が元気なら大丈夫だろうな)・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼は一体何者なのか?

そしてダイヤはどうなるのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい!以上となります。

今回はこの話に繋がる話としてある人の話をしました。
おそらく十点星と失われた記憶を読んだ事がある人は誰か分かると思います。
あえて、名前は隠しております。

※逆に十点星と失われた記憶を読んでいる人に一つ言っておきたい事があります。この小説に出てくる話は十点星と失われた記憶には全く関係ございません、そこの所はご了承ください。




次回からダイヤメインに戻りますのでよろしくお願いします!

ご観覧ありがとうございました。



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ダイヤモンドにヒビが入る時

オト姫です
いつも見てくださってありがとうございます。
この小説の予想外の閲覧の多さにびっくりしてます。
かなり下手くそな文ですが見てくださってる人ありがとうございます!
それではご覧ください1


 

 

 

 

ダイヤslde on

 

 

 

 

 

 

黒澤家

 

ダイヤ「ルビィ行きますわよ!」

 

ルビィ「待ってよお姉ちゃん!」

 

 

果南さんと病院に行ってから一週間が経ちました。あの後から私の体調は大丈夫よくなりました。咳は止まりましたし、ぼーっとする事もなく、普通に過ごしています

 

 

黒澤母「行ってらっしゃい二人とも」

 

 

ダイヤ「はい!行ってきますわ!」

 

ルビィ「行ってきます!」

 

二人は家を出ていつも通りバスで学校に向かう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

浦の星女学院

 

屋上

 

果南「さてそろそろ時間だね・・・あれ?ダイヤとルビィは?」

 

鞠莉「もうすぐ着くでしょう?」

 

ガチャン

 

 

ダイヤ「お待たせしました!」

 

ルビィ「遅れてごめんね」

 

花丸「遅れてないズラよ〜ルビィちゃんダイヤさん」

 

果南「それじゃあ、練習始めよう!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

練習を終える

 

 

果南「それじゃあ今日はここまでね」

 

千歌「疲れた〜」

 

ダイヤ「お疲れ様ですわ千歌さん」

 

タオルを渡す

 

千歌「ありがとうございますダイヤさん・・・そういえば!なんかここ一週間動き凄く良かったですよね?」

 

ダイヤ「そうですの?」

 

梨子「そうですよ!先週から比べたら格段に綺麗でした」

 

ダイヤ「・・・そうですか、嬉しいですわ」

にこっとする

 

果南「・・・(良かったね・・・ダイヤ)」

 

ダイヤ「さて、少しお手洗いに行ってきますわ」

 

鞠莉「あ、果南!ダイヤ今日喫茶行くわよ!」

 

果南「了解!」

 

ダイヤ「了解ですわ」

 

ガチャン

 

 

ダイヤ「ふぅ、疲れましたわね・・・」

 

お手洗いを済ませる

 

ダイヤ「さ、喫茶店で何を食べましょうかね」

 

そう言って流そうとする

 

ダイヤ「!!なっこれは」

 

便器には血がついていた

 

ダイヤ「なっ!なんですのこれは」

 

ダイヤは驚いていた、何故今こんな事が起きているのか理解できていなかった

 

ダイヤ「・・・(あの時期なのですか?・・・いや、それにしては変ですわ!こんなに急に)・・・」

 

ダイヤは考える

 

ダイヤ「・・・いえ、考え過ぎですわ」

 

 

 

 

ガチャン

 

 

ダイヤ「お待たせしましたわ」

 

果南「おっ!帰ってきたね」

 

鞠莉「さ!喫茶店に行きましょー!」

 

ダイヤ「他のみんなは?」

 

果南「帰ったよ、みんなも出かけるんだってさ」

 

ダイヤ「そうですか・・・」

 

鞠莉「今日は私たちで楽しみましょう!」

 

果南「うん!」ダイヤ「ええ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

喫茶店

 

鞠莉「ここも久しぶりデースね?」

 

果南「そうだね!」

 

ダイヤ「半年ぶりくらいですか?」

 

鞠莉「まぁ細かい事はおいといて〜頼みましょう!」

 

果南「そうだね!何頼もっか」

 

ダイヤ「!!メニューも増えてますわね」

 

果南「じゃあ私はこれにするよ!」

 

鞠莉「!!いいですね、マリーもそれにしようかな」

 

ダイヤ「奇遇ですね果南さん私もそれを選ぼうとしてたんですわ」

 

果南「そっか〜じゃあ私頼むねすいませーん!」

 

店員「はい!何になさいますか?」

 

果南「これを3つください!」

店員「分かりました!以上でよろしいですね?」

 

果南「はい!お願いします!」

 

店員「かしこまりましたお待ちください!」

 

果南「それにしても3人同じのを頼むなんてね」

 

鞠莉「its miracle!」

 

ダイヤ「確かにあまり3人が同じのを頼むことは無いですわね」

 

果南「うん!」

 

ダイヤ「鞠莉さん、今日何の話で呼び出したのですか?」

 

鞠莉「・・・少し未来の話をしようと思ってね」

 

ダイヤ「成る程ですわ」

 

果南「未来かぁ、そういえばお互い言い合ってないもんね」

 

鞠莉「ええ、少し話しておこうと思うの」

 

果南「そうだね、浦の星を卒業したらどうするのか」

 

ダイヤ「・・・私は東京の大学に行きますわ」

 

果南「あ、私もダイヤとは同じで東京の違う大学だけどダイビングの資格を取るために行くよ」

 

鞠莉「私はねイタリアに行こうと思っているの」

 

ダイヤ、果南「!!!」

 

鞠莉「私、イタリアに留学したけど結局戻ってきて、卒業の資格もらえてないからイタリアで勉強するの・・・お母さんのためにも」

 

ダイヤ「という事は・・・卒業したら私達」

 

果南「バラバラだね」

 

鞠莉「うん、でもずっとバラバラだと思ってたから」

 

果南「鞠莉」

 

ダイヤ「鞠莉さん・・・」

 

鞠莉「こうして今2人と居る事ができて嬉しい!」

 

果南「そうだね」

 

ダイヤ「・・・」

 

鞠莉「だから果南とダイヤとちかっちと曜と梨子とルビィと花丸と善子と居られるのも後3ヶ月」

 

果南「そっか・・・またバラバラになるんだね」

 

ダイヤ「・・・鞠莉さん果南さん、思い出してください!」

 

果南「何を?」

 

鞠莉「ダイヤ?思い出すって?」

 

ダイヤ「・・・離れ離れでも空は繋がっている。昔鞠莉さんが言った言葉ですわよ」

 

鞠莉「!!懐かしいなそれ」

 

果南「そうだね!繋がってるよ!きっと」

 

ダイヤ「ええ、繋がっていますわ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後3人は頼んだものを食べて店を出る

 

 

 

 

鞠莉「ねぇ、ダイヤ、果南」

 

果南「何?」

 

ダイヤ「何です?」

 

鞠莉「来年あの場所にAqoursみんなで行こっか!」

 

ダイヤ「あの場所ですか!」

 

果南「懐かしいなぁ」

 

鞠莉「約束ね!」

 

ダイヤ「はい!」

 

果南「うん!」

 

鞠莉「それじゃあまた明日会いましょう!」

 

果南「うん、また明日ね!」

 

ダイヤ「ええ、また明日」

 

 

 

それぞれが帰路に着く

 

 

 

 

ダイヤ「・・・」

 

 

ピロン

by果南

 

果南《今日は楽しかったね》

 

ダイヤ《ええ、とっても楽しかったですわ》

 

果南《あのパフェも美味しかったなぁ〜》

 

ダイヤ《あんなに美味しいの始めて食べたかもしれませんね》

 

果南《そうだね・・・》

 

ダイヤ《果南さん?》

 

果南《ダイヤ、体調良くなってよかったね》

 

ダイヤ《そうですわね》

 

果南《何かあったら絶対相談してね?》

 

ダイヤ《はい、ですが私は本当に元気なので大丈夫ですわ!》

 

果南《そっか・・・もうすぐ年が変わるね》

 

ダイヤ《そうですわね》

 

果南《それとダイヤの誕生日も近いよね》

 

ダイヤ《果南さんプレゼントは大丈夫ですわよ》

 

果南《何言ってるの!もう用意してるよ》

 

ダイヤ《そ、そうなんですか!》

 

果南《当たり前だよー》

 

ダイヤ《果南さんありがとうございます》

 

果南《ダイヤも毎年くれるでしょ?それと同じだよ》

 

ダイヤ《そうですか・・・いい友達を持ちましたわ》

 

果南《うん、それじゃあまた明日ね?》

 

ダイヤ《はい、また明日》

 

 

ダイヤ「・・・」

 

黒澤母「ダイヤ、ご飯ですよ」

 

ダイヤ「はい!お母さま!」

 

 

食卓

 

ルビィ「お姉ちゃん!今日どうだった?」

 

ダイヤ「楽しかったですわよ!」

 

ルビィ「そっか〜よかったねお姉ちゃん!」

 

ダイヤ「ええ」

 

黒澤母「お互い楽しんでるようですね」

 

ダイヤ「はい!お母様」

 

ルビィ「うん!お母さん」

 

黒澤母「それにしても明日で今年も終わりですね」

 

ルビィ「という事は!お姉ちゃんの誕生日も!」

 

黒澤母「明後日ですね」

 

ダイヤ「そうですね」

 

ルビィ「欲しいものとかあるのお姉ちゃん?」

 

ダイヤ「特にないですわ」

 

ルビィ「そうなんだ」

 

ダイヤ「今の生活に満足してますので」

 

黒澤母「ふふ、学校と部活楽しいんですのね」

 

ダイヤ「ええ!」

 

黒澤母「そうですか・・・明日の練習でしょう?早く寝なさい」

 

ダイヤ「はい!」

 

ルビィ「はーい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少し前松浦家

 

 

 

果南「・・・」

 

松浦父「果南」

 

果南「お父さん?」

 

松浦父「ダイヤちゃんの様子はどうだ?」

 

果南「最近は元気だよ?調子もいいみたいで」

 

松浦父「そっか・・・それは良かった」

 

果南「・・・(ダイヤ)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日の朝

 

ダイヤ「・・・朝ですわね」

 

ベットから出る

 

ダイヤ「!!な、なんですのこれ」

 

ベットを見ると大量の毛が落ちている

 

ダイヤ「私の身に何が起こってるんですの・・・」

 

ダイヤは混乱していた何故こんな事が起きているのかもしかして自分は何か危ない病気に侵されているのだろうか?と思っていた

 

ダイヤ「・・・(ですが体が重い感じはないですし、大丈夫ですわよね?)」

 

そう思って自分の部屋を出る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

浦の星女学院 屋上

 

果南「さ、今年最後の練習やるよ〜」

 

Aqours「おー!」

 

ダイヤ「・・・(気のせいでしょうか?なんだか凄く体が重い気が)」

 

果南「ダイヤ準備運動やろっか」

 

ダイヤ「・・・」

 

果南「ダイヤ?」

 

ダイヤ「あ、すいません、やりましょう果南さん」

 

果南「・・・」

 

ダイヤ「・・・」

 

果南「ダイヤ・・・また何かあったの?」

 

ダイヤ「いえ、何も無いですわよ」

 

果南「・・・本当?」

 

ダイヤ「本当ですわ」

 

果南「・・・そっかならよかったよ」

 

千歌「・・・」

 

曜「千歌ちゃん?」

 

梨子「どうしたの曜ちゃん?」

 

曜「あのね、千歌ちゃんがずっとダイヤさんと果南ちゃんの方を見ているから・・・」

 

千歌「・・・」

 

梨子「千歌ちゃん・・・」

 

 

 

ダイヤの自分への疑問

果南の心配

千歌の心配

は最悪な形で実現することになる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

果南「それじゃあ少し休憩ね!」

 

準備運動が終わった後

 

ダンスの確認を2時間ほどして一旦休憩に入った

 

ダイヤ「・・・(急に体が・・・お、も、い)」

 

千歌「・・・(ダイヤさんなんかしんどそう、それに顔色も悪い?)」

 

果南「・・・ダイヤ?」

 

ダイヤ「果南さん・・・大丈夫ですわよ」

 

果南「・・・いや、大丈夫じゃないよ、顔色も悪いし」

 

ダイヤ「・・・」

 

瞬間

 

ダイヤの視界がぼやける

 

ダイヤ「!!(な・に・・・が)」

 

ダイヤは倒れる

 

Aqours「!!!」

 

果南「ダイヤ!!」

 

千歌「ダイヤさん!」

 

二人が駆け寄る

 

果南「ダイヤ!しっかりしてダイヤ!」

 

ルビィ「お、お姉ちゃん、嘘でしょ?」

 

花丸「ルビィちゃん!しっかりするズラ!」

 

善子「鞠莉!救急車を!」

 

鞠莉「分かってる!(な、何が起こってるの?なんでダイヤが倒れて)」

 

千歌「ダイヤさん!ダイヤさん!」

 

曜「梨子ちゃん!」

 

梨子「曜ちゃん!」

屋上を出る

 

善子「!曜、梨子」

 

鞠莉「あの二人はおそらく保健室に行ったわ!、救急車はもう呼んだ!果南!千歌!ダイヤを下まで運ぶよ!」

 

果南、千歌「了解!」

 

ダイヤを持つ

 

果南「!!!」

 

千歌「(か、軽い!見た目以上に痩せている)」

 

鞠莉「行くわよ!」

 

ルビィ「お姉ちゃん!お姉ちゃん!」

 

花丸「ルビィちゃん!ルビィちゃん!」

 

善子「・・・」

 

善子がルビィを抱きしめる

 

善子「落ち着きなさい!ルビィ、ダイヤは大丈夫よ!」

 

ルビィ「・・・よ、善子ちゃん」

善子「ルビィは私が背負うわ!下に行くわよ花丸」

 

花丸「分かってるズラ」

 

 

全員が下に降りる

 

 

 

 

 

保健室

 

 

曜「梨子ちゃん!あの症状どうしたら!」

 

梨子「分からない・・・けどAEDはあったほうがいいと思う」

 

曜「AED!分かった取ってくる」

 

梨子「分かったわ」

 

ガラガラ!

 

果南「梨子!ダイヤ息をしてない!」

 

梨子「!!」

 

鞠莉「早く来て・・・」

 

千歌「ダイヤさん・・・」

 

ガラガラ

 

曜「取ってきたよ!」

 

果南「曜ありがとう!」

 

AEDを箱から取り出し 使う準備をする

 

梨子「果南さん確認して心臓は動いてる?」

 

果南「確認する・・・弱いけど動いている!」

 

梨子「なら!衝撃を与えすぎたらダメですよ!」

 

果南「了解!」

 

AEDを使ってマッサージをする

 

果南「ダイヤ何にも変わらない!」

 

鞠莉、千歌、曜「!!!」

 

梨子「果南さん救急車がくるまで続けてください」

 

果南「!!!」

 

梨子「あくまでも応急処置です」

 

果南「分かった」

 

ガラガラ!

 

救急隊員「救急隊員です!」

 

鞠莉「来たわよ!」

 

果南「分かった千歌!ダイヤを」

 

千歌「分かった!」

 

二人でダイヤを持つ

 

救急隊員「救急車はすぐそこです!」

 

鞠莉「ルビイ!お母さん呼んだ?」

 

ルビイ「う、うんもうすぐ来ると思う」

 

外に出る

 

救急隊員「ありがとう、それと救急車には二人しか乗れないから決めてください!」

 

果南「私が行く!」

 

千歌「私も行く」

 

鞠莉「分かったわ!私たちも後から向かう!」

 

救急隊員「決まりましたか!それでは出発します!」

 

救急車が走り出す

 

鞠莉「・・・ダイヤ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

果たしてダイヤはどうなってしまうのか・・・

 

 

 

 

 

 




はい、以上です。

ついにダイヤが倒れてしまいました。

次回どうなるのかお楽しみに

ご観覧ありがとうございました。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

西木野総合病院

本編の前にお知らせです。

この小説の略した名前を募集したいと思います!
ダイヤモンドの輝きの果てにを言いやすくまとめた言い方を作りたいのでご協力お願いいたします!
それでは本編どうぞ!!


救急車内

 

救急隊員「・・・応急処置していてくれたみたいだな」

 

果南「はい、一応ですが」

 

救急隊員「いい判断だよ、病院に行くまでに処置が大切だからね」

 

千歌「そうなんですね」

 

救急隊員「ああ」

 

果南「・・・(ダイヤ)」

 

千歌「・・・ダイヤさん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのころ鞠莉たちは

 

鞠莉「ありがとうございます全員乗せていただいて」

 

黒澤母「いいのよ・・・まさかこんなことになるなんて」

 

ルビイ「・・・」

 

黒澤母「・・・一週間前病院にいったとは聞いていましたがまさか倒れるとは」

 

曜「最近調子よかったんですけどね」

 

黒澤母「・・・」

 

鞠莉「ダイヤ・・・無事でいてよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

病院

 

救急隊員「着きました!」

 

救急隊員「了解!二人とも降りてくれ」

 

果南、千歌「はい!」

 

救急車

 

救急隊員「二人ともとりあえず彼女は集中治療室に連れて行く!流石に中に入れるわけにはいかないからロビーでみんなが来たら集中治療室前にみんなで来てくれ」

 

果南、千歌「はい、分かりました!」

 

 

走っていく

 

 

 

千歌「・・・ダイヤさん大丈夫かな」

 

果南「大丈夫だよ!ダイヤなら・・・きっと」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5分後 鞠莉達も到着する

 

ウィーン

 

鞠莉「!果南、千歌!」

 

果南「鞠莉!」

 

黒澤母「ダイヤは!どうなったのですか!」

 

果南「いま、集中治療室で治療してるみたいです・・・それで全員揃ったら前に来てくれって」

 

善子「なら早く行きましょう!」

 

花丸「行こう」

 

ルビィ「・・・」

 

曜「ルビィちゃん、大丈夫、大丈夫だよ」

 

鞠莉「ルビィ・・・」

 

果南「行くよ!」

 

みんなで移動する

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

集中治療室前

 

千歌「ランプが付いているって事は」

 

果南「まだ、治療中みたいだね」

 

黒澤母「ダイヤ・・・」

 

鞠莉「・・・(ダイヤ)」

 

曜「・・・ダイヤさん」

 

梨子「・・・」

 

ルビィ「・・・」

 

パッ!

 

千歌、果南、鞠莉、ルビィ、曜、梨子、花丸、善子、黒澤母「!!!」

 

ガチャン

 

 

医者「・・・」

 

ダイヤ「・・・」

 

果南、鞠莉、黒澤母「ダイヤ!!」

 

詰め寄る

 

千歌「先生!ダイヤさんはどうなんですか!」

 

医者「・・・大丈夫、命に別状はなかったよ・・・それに特に悪い所もなかった」

 

鞠莉「ホッ」

 

黒澤母「よかったです」

 

果南、千歌「・・・」

 

ルビィ「お姉ちゃん!!」

 

医者「・・・軽い栄養失調ですね、少し入院してもらいますがすぐ退院できますよ」

 

曜、梨子「よかった」

 

医者「ひとまず病室に連れて行きますね」

 

ガラガラガラ

 

果南、千歌「・・・」

 

鞠莉「よかった!何もないみたいで」

 

黒澤母「ええ、よかったです」

 

ルビィ「お姉ちゃん・・・」

 

善子「先生が言ってるから大丈夫ね」

 

医者「あと、もう一つ面会は明日からでお願いします」

 

鞠莉、善子、曜「えー!」

 

梨子「なんでですか?」

 

医者「急に何かあったら困るだろう?だから今日は様子見だよ」

 

黒澤母「そうですか・・・皆さん帰りましょうか」

 

果南「(本当に大丈夫なの?・・・嫌な予感がする)」

 

医者「だからみんな明日来てくださいね」

 

果南、千歌、黒澤母以外「はーい!」

 

病院を出る

 

鞠莉「明日ね・・・あっ!そういえば明日ダイヤ誕生日じゃない!」

 

曜「本当だ!」

 

ルビィ「お姉ちゃん誕生日だ!」

 

花丸「じゃあサプライズするズラー!」

 

梨子「でも病院でいいのかな?」

 

善子「少しくらい大丈夫でしょ」

 

梨子「だめよ!他の患者さんもいるのに!」

 

鞠莉「聞いてくるわ!」

 

ウィーン

 

黒澤母「ふふ、ダイヤはいい友達を持ったね」

 

ルビィ「そうだね」

 

ウィーン

 

鞠莉「少しならいいって!」

 

曜「本当!」

 

鞠莉「ええ!だからスペシャルサプライズをしましょう!」

 

善子「クックックッ!この堕天使の腕がなるわね」

 

花丸「病人に何をするつもりズラー」

 

善子「天使の施しをしてあげるのです!」

 

花丸「堕天使なのにズラか〜?」

 

善子「う、うっさいわね!」

 

ルビィ「ルビィも天使の施し楽しみだなぁ」

 

善子「・・・無しよ!無し!」

 

花丸、ルビィ「え〜」

 

善子「もー!」

 

梨子「賑やかでいいね千歌ちゃん」

 

千歌「・・・」

 

梨子「千歌ちゃん?」

 

千歌「ん?そ、そうだね!」

 

曜「・・・」

 

果南「・・・」

 

黒澤母「とりあえず今日は一旦皆さん帰りましょうか」

 

Aqours「はい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黒澤母がみんなを家に送って1時間後

 

 

果南家

 

果南「・・・(ダイヤ、本当に大丈夫なの?前も同じような事があった・・・けど症状は今回と殆ど同じだった、絶対に変だ!)」

 

松浦父「果南!」

 

果南「お父さん?何?」

 

松浦父「千歌ちゃん来てるぞ」

 

果南「!!」

 

外に出る

 

 

果南「ち、千歌!」

 

千歌「果南ちゃん・・・ちょっといい?」

 

 

 

 

 

 

果南「千歌どうしたの?」

 

千歌「果南ちゃんもなんとなく気がついてるでしょ?ダイヤさんの事」

 

果南「!!!」

 

千歌「・・・私もう一度検査お願いしようと思うの」

 

果南「!それは」

 

千歌「もしかしたら、ダイヤさんは」

 

果南「やめて!」

 

千歌「!!!」

 

果南「ダイヤが病気の筈はない!違う何かなんだよ!」

 

千歌「果南ちゃん」

 

果南「・・・」

 

千歌「果南ちゃん、落ち着いて!」

 

果南「・・・ち、千歌ごめん」

 

千歌「・・・明日みんなと行くときに先生に言ってみよう?原因が分かればきっと治してくれるよ!」

 

果南「・・・うん、そうだね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

病院内

 

 

ダイヤ「・・・!」

 

ダイヤが目を覚ます

 

 

医者「目覚めたかい?」

 

ダイヤ「は、はいありがとうございます、ここはどこですか?」

 

医者「君は練習中に倒れて病院まで運ばれたんだよ」

 

ダイヤ「そ、そうですか・・・」

 

どこか分かり安心する

 

医者「起きてばっかりですまないがいくつか質問をするよ」

 

ダイヤ「分かりました」

 

医者「最近怠いと思った事は?」

 

ダイヤ「朝に少し体が重いなと思いました。」

 

医者「ふむ・・・それじゃあきちんと寝ているか?」

 

ダイヤ「はい!規則正しく過ごせていると思います」

 

医者「・・・ダイヤちゃんが言うから本当だろうね・・・最後の質問だ最近変だと思った事は?」

 

ダイヤ「・・・特にありませんわ」

 

医者「そうか・・・協力感謝する、少しの間入院してもらうから何かあったらこのボタンを押して呼んでくれ、それとお手洗いは出て右の先にあるから」

 

ダイヤ「ありがとうございます」

 

医者「それでは失礼するよ」

 

ガラガラ

 

ダイヤ「・・・(私、倒れてしまったんですか・・・)」

 

ガラガラ

 

医者「あ、一つ忘れていたご飯は食べれそうか?」

 

ダイヤ「多分食べれそうです・・・」

 

医者「了解、それじゃあご飯また持ってくるから」

 

ガラガラ

 

ダイヤ「・・・(まさかまた病院に来ることになるなんて、やっぱり私は・・・)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう思いながらダイヤは病院でゆっくりしていた

 

 

 

 

 

 

数時間後

 

 

 

 

 

ダイヤ「(・・・凄く暇ですわね)」

 

ガラガラ

 

医者「ご飯持ってきたぞ」

 

ダイヤは何を持ってきたか見てみると・・・

 

ダイヤ「・・・病院ってそばなんて出しましたっけ?」

 

病院食でそばなんか聞いた事がないのでダイヤは尋ねた

 

医者「あ〜今日は特別だよ、大晦日だし」

 

ダイヤ「!!それ言えば今日は!」

 

医者「そうだよ、今年最後の日だよ」

 

ダイヤ「・・・私とっても運悪いですわね」

 

医者「そうでもないぞ?病院でそばが食べられるなんてよっぽどの事がないとないよ?」

 

ダイヤ「・・・よっぽどの事が起きているんですね今」

 

医者「まぁ、そうだな」

 

ダイヤ「!!なら先生にも家族が」

 

医者「いるけど、毎年ここで大晦日は過ごしてるよ」

 

ダイヤ「!!奥さんは許してるんですか!」

 

医者「ああ、それは許してもらってるよ・・・そのかわり他の医者は帰らせてるけどね」

 

ダイヤ「先生・・・」

 

医者「・・・一人でいても暇だろ?だからお話をしようなと思って」

 

ダイヤ「ほ、他に患者さんは?」

 

医者「実は今入院している人は居ないんだ・・・3日前くらいに残っていた人も退院していってね」

 

ダイヤ「そうなんですか・・・」

 

医者「うん、だから君がきてびっくりしたよ、でもよかった昼の時で、夜とかになっていたら救急車は確実に遅れていた」

 

ダイヤ「そうですか・・・」

 

医者「うん」

 

ダイヤ「・・・大変なんですね」

 

医者「まぁ人を救う仕事だからね」

 

ダイヤ「・・・(本当に凄いですわ・・・こんな人に将来なれるのでしょうか)」

 

医者「・・・まぁ俺の話はいいからさ、君の話をしてくれないか?そば食べながら」

 

ダイヤ「はい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

医者と話をする

 

 

 

 

医者「スクールアイドルか」

 

ダイヤ「はい!凄いんですよ!」

 

医者「ダイヤちゃんがスクールアイドルを好きな事はよく分かったよ」

 

ダイヤ「私が退院したら是非見に来てくださいね!」

 

医者「気が向いたらね」

 

ゴーン!ゴーン!ゴーン!ゴーン!

 

ダイヤ「あ、年が」

 

医者「明けたみたいだな、あけましておめでとう!」

 

ダイヤ「あけましておめでとうございます!」

 

医者「新しい年の幕開けだね・・・」

 

ダイヤ「そうですね・・・」

 

医者「それじゃあこれくらいにしておこうか」

 

ダイヤ「?」

 

医者「そろそろ寝てもらうと思ってね」

 

ダイヤ「・・・そうですね、私は入院している身ですし、ゆっくり休みます」

 

医者「おう、そうだなそれじゃあおやすみ」

 

ガラガラ

 

ダイヤ「ありがとうございました!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして次の日の朝

 

 

ダイヤ「・・・んっ」

 

窓を開ける

 

ダイヤ「朝ですわね・・・」

 

ダイヤは少し戸惑ったが入院している事を思い出した

 

ダイヤ「(・・・ラブライブの大会まであと少しすぐにでも練習しないと)」

 

ガラガラ

 

医者「おっ!ダイヤちゃん起きたね」

 

ダイヤ「おはようございます!」

 

医者「おはよう、君に会いたい人がいるそうだ」

 

ダイヤ「会いたい人ですか?」

 

医者「入ってきてくれ」

 

ガラガラ

 

「あはようダイヤちゃん」

 

ダイヤ「!!あなたはあの時の!」

 

「ああ約一週間ぶりだね」

 

ダイヤ「どうしたんですか?」

 

「ああ、その事なんだが」

医者「・・・ダイヤちゃん、君は東京の病院に行くことになった」

 

ダイヤ「え?」

 

「・・・」

 

医者「・・・もっと詳しく調べるためだ」

 

ダイヤ「私・・・」

医者「聞いたんだ、前にも倒れたこととか・・・それを聞いてもっと精密に調べてもらった方がいいと私は判断した」

ダイヤ「・・・そうですか、分かりました」

 

医者「すまないな」

 

ダイヤ「いえ、私もなんとなく自分の身体がおかしいことは分かっていましたから」

 

「そうか・・・」

ダイヤ「・・・それでいく病院はどちらですか?」

 

「西木野総合病院だ」

 

ダイヤ「!!!本当ですか!」

 

「ああ、ちゃんと連絡したしな」

 

ダイヤ「まさか、真姫さんに会える!!」

 

「ああ、いるぜ」

 

ダイヤ「・・・少し嬉しいですわ」

 

医者「そっか・・・何もなければ良いな」

 

ダイヤ「はい!」

 

「ひとまず母親は呼んでおいたそれに乗っていくぞ」

 

ダイヤ「はい!分かりました」

 

医者「私はダイヤちゃんに何も何もない事を祈っているよ」

 

ダイヤ「ありがとうございます!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

果南と千歌の嫌な予感はあったっていた・・・

だがこの時誰もダイヤがこの病院から居なくなるとは思ってはいなかったのだった

 

 

 

 

 

 

 

次回・・・

 

 

 

 

 

 

 




今回は以上となります。

予想以上の感想とお気に入り登録そして閲覧、本当にありがとうございます!これからも頑張って行きたいと思います!
気に入らない点もあると思いますが温かい目で見てください!よろしくお願いします!



ご観覧ありがとうございました。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

不安と悲しみ

お久しぶりです!
本日から投稿再開するのでよろしくお願いします!
それではご覧ください



 

 

 

 

 

 

病院

 

ダイヤ「・・・」

 

「・・・」

 

ダイヤ「一つ聞いてもよろしいですか?」

 

「何なりと」

 

ダイヤ「・・・私、貴方の顔をどこかで見たことがある気がするんです」

 

「・・・」

 

ダイヤ「見間違えかもしれないですが、バスで見た時も初めて見た気がしなかったんです・・・」

 

「成る程、なんとなく感じられるものなのか」

 

ダイヤ「ですが、誰とまでは分からないです・・・教えていただけませんか?」

 

「・・・悪いが教えることはできない」

 

ダイヤ「そうですか・・・」

 

「・・・いずれ分かる」

 

ダイヤ「わかりました」

 

ウイーン

 

黒澤母「ダイヤ!」

 

ダイヤ「お母様!」

 

内浦医院長「本当に申し訳ございません。」

 

頭を下げる

 

黒澤母「謝らないでください・・・」

 

内浦医院長「すいません、ありがとうございます。」

 

「来ましたか・・・早速ですが向かいましょう」

 

黒澤母「・・・分かりました、ダイヤ」

 

ダイヤに携帯を渡す

 

黒澤母「みんなに説明しておきなさい」

 

ダイヤ「はい、分かりました」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃

ダイヤ以外のAqoursメンバーは

 

浦の星女学院屋上

 

鞠莉「みんなダイヤのhappy birthday作戦説明するわよ!」

 

善子「クックックッ、この堕天使ヨハネ何をしてやろうか!」

 

花丸「善子ちゃんろくな事考えてないズラね」

 

善子「ヨハネ!考えてるわよちゃんと!」

 

花丸「なんズラ?」

 

善子「ダイヤに激辛の堕天使の涙を食べさせるのよ!」

 

花丸「病人に何を食べさせるつもりズラ」

 

梨子「善子ちゃん、流石にそれはやめとこ?」

 

善子「ヨハネ!誕生日といえばサプライズ!面白い事をしてなんぼよ!」

 

花丸「じゃあ9人で一緒に食べるのはどうズラ?一人だけ辛いのが入っているのとか?」

 

善子「!!ズラ丸いいわねそれ」

 

曜、梨子、ルビィ、鞠莉「(これ絶対自滅するやつだ)」

 

花丸「(善子ちゃんがアホでよかったズラ)」

 

鞠莉「とにかく今日の昼過ぎに病院に行くわよ〜」

 

果南「・・・」

 

千歌「果南ちゃん」

 

果南「千歌?どうしたの?」

 

千歌「ちょっと来て」

 

果南「分かった」

 

屋上から降りる

 

 

 

鞠莉「果南?ちかっち?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3年生教室

 

果南「どうしたの千歌?」

 

千歌「果南ちゃん、夢を見たの」

 

果南「夢?」

 

千歌「うん・・・とっても悲しい夢だった、まるでメンバーが誰か消えたような」

 

果南「!!!」

 

千歌「朝起きてからねずっと怖いんだ・・・もしかしたらダイヤさんが離れて行くんじゃないのかって」

 

果南「・・・千歌大丈夫だよ」

 

千歌「果南ちゃん・・・」

 

果南「ダイヤは大丈夫!大丈夫だから」

 

千歌「・・・そうだよね」

 

ピロン

 

果南「ん?メールだ」

 

byダイヤ

 

果南「だ、ダイヤから」

 

千歌「私もきてる」

 

ダイヤ《皆さんすいません、少し東京の大きな病院に行ってきます。急な報告ですいません、数日で帰ってくるので待っていてください》

 

果南「そ・ん・なダイヤ」

 

千歌「・・・ダイヤさん」

 

果南「こうしてはいられない!」

 

ガタン!

 

千歌「果南ちゃん!!どこ行くの!」

 

果南「病院に決まってるでしょ!!」

 

千歌「待って!果南ちゃん」

 

千歌は果南を追いかける

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

屋上

 

善子「遅いわね、二人」

 

鞠莉「・・・」

 

梨子「連絡してみる」

 

携帯を開く

 

梨子「!!!みんな!これを見て」

 

鞠莉「梨子どうし!!嘘でしょ?」

 

ルビィ「お、お姉ちゃん」

 

花丸「・・・」

 

曜「!!ダイヤさんが」

 

鞠莉「みんな準備をして!早く!」

 

曜「準備って・・・!!」

 

梨子「鞠莉ちゃん!まさか」

 

鞠莉「決まっているでしょ!ダイヤの病院に行くのよ!」

 

梨子「どうやって行くの?」

 

鞠莉「・・・走って行くしかない!」

 

屋上から出る

 

曜「鞠莉ちゃん!!」

 

善子「・・・私達も早く行くわよ!」

 

花丸「分かってるズラ」

 

ルビィ「お姉ちゃん・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

病院

 

内浦医院長「ごめんねダイヤちゃん」

 

ダイヤ「先生が謝る事はありませんわよ、だって色々してくれたじゃないですか」

 

内浦医院長「・・・そうか、そう言ってもらえて嬉しいよ」

 

「・・・後は任せてください」

 

内浦医院長「ああ、お願いするよ」

 

「ダイヤちゃんのお母さんお願いします」

 

黒澤母「はい、行きましょう」

 

車に乗る

 

ダイヤ「・・・」

 

黒澤母「・・・みんなの事ですか?」

 

ダイヤ「ええ・・・」

 

黒澤母「大丈夫ですよ、すぐに帰ってくれば大丈夫でしょう」

 

ダイヤ「・・・」

 

黒澤母「それと今日は一度こっちに私だけ戻ります」

 

ダイヤ「!!」

 

黒澤母「一旦お父さんも連れて明日また行きます」

 

ダイヤ「・・・そうですか」

 

「・・・ダイヤちゃんのお母さん娘さんは俺がきっちりと見てますよ」

 

黒澤母「すいません、よろしくお願いします。」

 

「はい、任せてください」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから少したち

 

鞠莉「ついたわよ!」

 

ルビィ「お姉ちゃん」

 

曜「行こう」

 

ウイーン

 

鞠莉「ダイヤの部屋に行こう!」

 

梨子「鞠莉ちゃん!落ち着いて」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダイヤの部屋

 

果南「そ、そんなダイヤ!ダイヤ!」

 

千歌「ダイヤさん・・・」

 

ガラガラ!

 

鞠莉「ダイヤ!・・・果南、千歌」

 

果南「ま、鞠莉・・・」

 

善子「まさかダイヤは」

 

ルビィ「お姉ちゃん!お姉ちゃん!」

 

花丸「しっかりするズラ!ルビィちゃん!」

 

千歌「・・・私達が来る20分前に既に行ったって」

 

果南「ダイヤ、ダイヤ・・・」

 

鞠莉「・・・間に合わなかった」

 

崩れ落ちる

 

ガラガラ

 

内浦医院長「・・・みんな本当にすまない」

 

千歌、梨子、曜、花丸、善子、ルビィ、果南、鞠莉「!!!」

 

内浦医院長「・・・この病院では調べきれないことがあったから東京の病院に行ってもらう事にした、みんなには本当に申し訳ないと思ってる」

 

果南「先生、ダイヤは病気なんですか?」

 

内浦医院長「・・・正直なところどうなるか私には分からない」

 

果南「そうですか・・・」

 

千歌「い、いつ帰ってくるんですか!」

 

内浦医院長「・・・分からない、でも必ず彼女は帰ってくると思ってる」

 

鞠莉「そうですか・・・」

 

内浦医院長「君達には本当にすまないと思ってる私の力不足でこんなことになってしまって本当にすまない」

 

頭を下げる

 

この時8人は頭をあげて下さいと言うべきと言うのは分かっていた筈なのにそれを誰も口に出すことは無かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃

 

「・・・」

 

黒澤母「・・・」

 

ダイヤ「・・・医者なんですか?」

 

「俺か?いや違う、正確には俺の幼馴染が医者なんだ」

 

ダイヤ「!!真姫さんと幼馴染なんですか!」

 

「ああ、昔から一緒にいる」

 

ダイヤ「そうなんですか・・・」

 

「ちょっと症状が気になってな」

 

ダイヤ「・・・μ'sの事も知ってるんですよね?」

 

「ああ、もちろん」

 

ダイヤ「・・・そうですか」

 

「・・・今あいつらは色々な事しているぞ」

 

ダイヤ「!!」

 

「そうだな、また機会があれば真姫と一緒に話そう」

 

ダイヤ「それは楽しみですわ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして内浦では

 

浦の星女学院

 

千歌、曜、梨子、花丸、善子、ルビィ、果南、鞠莉「・・・」

 

8人は一旦色々な事を考えるため浦の星女学院に戻っていた

 

善子「・・・どうするの?」

 

花丸「善子ちゃん!」

 

善子「何よ!ズラ丸ずっと黙っていても始まらないのよ!」

 

果南「・・・善子の言う通りだね」

 

花丸「果南ちゃん」

 

果南「ごめんね、ずっと黙って」

 

善子「・・・果南」

 

鞠莉「・・・」

 

果南「・・・どうしようか?」

 

善子「決まってるでしょう練習するのよ!」

 

曜、梨子「!!」

 

鞠莉「善子、あなた今の状況でよくそんな事が言えるわね」

 

善子「こんな状況?」

 

鞠莉「ダイヤが重い病気かもしれないんだよ!」

 

千歌「鞠莉ちゃん」

 

鞠莉「千歌?」

 

千歌「・・・今私達がやるべき事は一つだよ!いつダイヤさんが戻ってきてもいいように練習しておくんだよ!」

 

鞠莉「千歌・・・本気で言ってる?」

 

千歌「本気だよ!ダイヤさんは絶対に帰ってくる、それに明日聖良さんと理亞ちゃんがここに来るし、バラバラなところなんか見せられない!」

 

曜、梨子「!!」

 

果南「呼んだの!千歌」

 

千歌「うん、アドバイスしもらおうと思って・・・今の私達を見て2人はどう言うと思う?」

 

鞠莉「・・・」

 

果南「ダイヤが帰ってくるまで私達でやろう!鞠莉」

 

鞠莉「・・・果南、千歌・・・ごめん」

 

千歌「いいんだよ、鞠莉ちゃん」

 

ルビィ「・・・」

 

花丸「ルビィちゃん、辛いと思うけど頑張ろう」

 

ルビィ「うん、分かってるよ花丸ちゃん」

 

果南「それじゃあ頑張って練習するよ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黒澤母「もうすぐ着きます」

 

ダイヤ「・・・」

 

「緊張してるのか?」

 

ダイヤ「ええ、検査とはいえ真姫さんに会えますし」

 

「そっか・・・いい思い出で終わればいいな」

 

ダイヤ「・・・はい」

 

病院に到着する

 

「ダイヤちゃんのお母さんありがとう」

 

黒澤母「はい、ダイヤのことお願いしますね」

 

「はい、任せてください」

 

ダイヤ「行ってきます」

 

ウイーン

 

「来たわね、待っていたわ」

 

ダイヤ「!!真姫さん」

 

真姫「・・・知ってるのね私の事」

 

ダイヤ「はい!私μ'sの大ファンなので」

 

真姫「そう・・・ダイヤ、あなたの事も少し聞いてるわ」

 

ダイヤ「わ、私を知っているんですか!!」

 

真姫「ええ、私の友達、まぁ花陽が面白い9人組が出てきたって言っていて少し貴方達Aqoursの事を聞いたのよ」

 

ダイヤ「ありがとうございます」

 

真姫「ふふふ、凄い偶然ね」

 

「・・・真姫、そろそろ本題に入ってくれ」

 

真姫「ごめんなさい・・・さて、ダイヤ今から検査をするわよ」

 

ダイヤ「今からすぐですか!?」

 

真姫「ええ、準備は出来てるから早く行くわよ」

 

ダイヤ「来てすぐって、他に患者さんがいらっしゃるのでは?」

 

「俺が少し前に予約しておいた、だからいいんだぞ」

 

ダイヤ「!!ありがとうございます!」

 

真姫「さぁ、行くわよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

検査室に行く

 

真姫「・・・さてじゃあここに寝てもらっていい?」

 

ダイヤ「・・・分かりました」

 

真姫「それじゃ始めるわよ、スイッチ入れてくれる?」

 

医者「了解しました!」

 

ダイヤ「・・・」

 

真姫「・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数分後

 

真姫「検査は以上よお疲れ様」

 

ダイヤ「ありがとうございます!」

 

「終わったか・・・」

 

真姫「とりあえず病室に案内するわね」

 

ダイヤ「はい」

 

「・・・」

 

歩いていく

 

真姫「・・・スクールアイドルどう?」

 

ダイヤ「最高です!」

 

真姫「そう・・・」

 

ダイヤ「真姫さんはスクールアイドルやってどうでした?」

 

真姫「そうね・・・幸せだった、あの1年間は今でも忘れられない」

 

ダイヤ「・・・真姫さん」

 

真姫「ダイヤ、またこの話はゆっくりしましょう」

 

ダイヤ「はい!是非」

 

真姫「うふふ、ここが貴方の部屋よ」

 

ダイヤ「ありがとうございます」

 

真姫「それじゃあ何かあったら呼んでね」

 

「俺も少し席を外すぜ、また戻ってくるからなダイヤちゃん」

 

ダイヤ「分かりました」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして夜中

 

 

ウイーン

 

真姫「・・・ダイヤは寝たの?」

 

「ああ、寝たぞ」

 

真姫「そう・・・」

 

「それで結果は?」

 

真姫「もうすぐ出ると思う・・・」

 

「・・・大変だなぁ」

 

真姫「今日は眠れないわね」

 

「・・・あんま無理すんなよ?」

 

真姫「分かってるわよ、それくらい」

 

「とりあえず、お前の分の飲み物でも買ってくるわ」

 

真姫「ありがと」

 

「おう・・・」

 

そう言って部屋を出る

 

ウイーン

 

真姫「・・・(今見た感じ、一度前にも似たような結果を見た事がある・・・)まさかね」

 

ガコンガコン

 

「・・・ふぅ」

 

戻る

 

ダイヤ「・・・」

 

実はダイヤは寝られていなかったのだった

 

ダイヤ「・・・(寝られませんわね)トイレにでも行きましょうか」

 

部屋を出る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真姫「・・・」

 

ウイーン

 

「どうだ?」

 

真姫「・・・もうすぐ終わるわ」

 

「ほらよ」

 

コーヒーを渡す

 

真姫「ありがとう」

 

「・・・何もないとはいかなそうだな」

 

真姫「・・・そうね」

 

「・・・」

 

真姫「・・・!!!」

 

「分かったのか!」

 

真姫「これを見なさい!」

 

「!!そんなこれって」

 

真姫「なんて事なの・・・ダイヤは」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真姫「末期の脳癌よ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダイヤは既に蝕まれていたのだ末期の癌に

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダイヤ「・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 






ついに判明してしまいました。ダイヤは末期の癌です。
果たしてここからどうなってしまうのか?

ご観覧ありがとうございました。



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ダイヤの決断


はい、お久しぶりです。
本日より再開しようと思っていますのでよろしくお願いします!
それではご覧ください


 

 

 

 

 

西木野総合病院

 

 

 

 

「う、嘘だろ・・・それじゃあ!あいつと」

 

真姫「ええ、全く同じよ陸也と」

 

「・・・そ、そんななんでダイヤちゃんに・・・」

 

真姫「しかも、このままいけばあと2ヶ月、いや1ヶ月で」

 

「真姫!なんとかしてやらないのか!」

 

真姫「・・・末期の癌は治らないわ」

 

「クッソ!なんでなんでだ!」

 

真姫「・・・おそらく病院でずっと居るならば半年ぐらいまでは伸ばせると思うけど・・・」

 

「明日どうやって伝えるか・・・」

 

真姫「・・・ハァ、最悪ね」

 

「・・・真姫一旦休め、達也さんも休んでいいって言ってただろ?」

 

真姫「・・・いや、私は休むことはできない」

 

「・・・」

 

真姫「・・・少しでもダイヤが生きられる方法を私は見つけるわ!」

 

「・・・俺も付き合うぜ真姫」

 

真姫「ありがとう」

 

 

 

 

 

 

ダイヤ「・・・」

 

何とダイヤは二人の話を聞いていたのであった

 

ダイヤ「・・・」

 

 

 

 

 

黙って部屋に戻る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダイヤ「・・・私、死ぬんですわね」

 

ダイヤは呟いたまるで元から気づいていたかのように

 

ダイヤ「私、おかしくなったのかしら死ぬと知ったのに悲しく無いですわ・・・」

 

そう呟きながら目を瞑る

 

ダイヤ「(やる事は一つですわ)・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日の朝

 

西木野総合病院

 

ダイヤ「・・・」

 

「・・・」

 

現在朝の9時だがダイヤは眠っている

 

真姫「多分、久しぶりに落ち着いて寝られたんでしょうね」

 

「ああ、そうだろうな」

 

真姫「・・・それとダイヤにはまだ言わないわよ」

 

「・・・この後母親と父親は来る、どう伝えるんだ?」

 

真姫「・・・ストレートに言うしか無いわ」

 

「・・・お前ならそう言うと思ってたよ」

 

真姫「・・・そろそろ起きるかしら?」

 

「どうだろな、まぁ朝ごはんの準備だけしとくか」

 

真姫「そうね」

 

ダイヤ「・・・んっ」

 

真姫「・・・起きたみたいね」

 

ダイヤ「・・・ふぁぁ、真姫さんおはようごさいます」

 

真姫「ダイヤ、おはよう」

 

「おはよう!」

 

ダイヤ「おはようございます」

 

真姫「気分はどう?」

 

ダイヤ「快調です」

 

真姫「・・・そう、朝ごはんにしようと思うんだけど食べられる?」

 

ダイヤ「はい、食べられます」

 

「了解、それじゃあ移動するぞ」

ダイヤ「分かりました」

 

病室を出る

 

ダイヤ「・・・真姫さん」

 

真姫「どうしたの?ダイヤ」

 

ダイヤ「ちゃんと寝てますか?」

 

真姫「!!!」

 

「・・・」

 

ダイヤ「少し疲れている顔をしているので」

 

真姫「・・・ありがとうダイヤ、私は大丈夫よ」

 

ダイヤ「そうですか・・・」

 

「・・・(鋭いなダイヤちゃん)」

 

真姫「そうそう、貴方の親は昼前くらいに来るそうよ」

 

ダイヤ「了解しました。・・・私は病気なのですか?」

 

真姫「・・・」

 

「まだ教えられない、親にまず話してから話すよ」

 

ダイヤ「・・・分かりました」

 

真姫「さ、ここよ」

 

扉を開ける

 

ダイヤ「こ、これは」

 

真姫「これは作ってもらったの」

 

「俺が作った、ダイヤちゃんの口に合うか分からないけどな」

 

ダイヤ「そんな!これは絶対に美味しいですよ!」

 

真姫「食べましょう」

 

いただいきます!

 

ダイヤ「!!美味しい、美味しいです!」

 

「良かった、口にあったみたいで」

 

真姫「それにしても料理凄い上手いよね」

 

「まぁまぁだよ俺は」

 

ダイヤ「まぁまぁなんてとんでもないですよ!こんなに美味しい物を作られるなんて相当ですよ!」

 

真姫「ほら、ダイヤもこう言ってるわよ」

 

「なんか、そんなに言われたら照れる」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご飯を食べ終える

 

 

 

 

 

真姫「・・・ダイヤこれからもう少し病院いてもらう事になると思うけど何か必要なものはある?」

 

ダイヤ「・・・いえ、特にありませんわ」

 

真姫「そう・・・なら病室でμ'sの事話してあげる」

 

ダイヤ「い、いいんですか!?」

 

真姫「ええ、今は病院も落ち着いているし医院長からも今は大丈夫と言われてるからね」

 

ダイヤ「ありがとうございます」

 

「ふふ、よかったなダイヤちゃん、真姫、俺は医院長の所に行ってる」

 

真姫「・・・分かったわ」

 

ダイヤ「大変ですね病院の仕事」

 

真姫「そうね、でも患者さんの笑顔が見れたら嬉しいの」

 

ダイヤ「真姫さん・・・」

 

真姫「さて、戻りましょうか病室に」

 

ダイヤ「はい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・」

 

 

医院長室の前まで来ていた

 

 

コンコン

 

「はい」

 

「入ってもよろしいでしょうか?」

 

「ああ、問題ない」

 

「失礼します」

 

ガチャ

 

「!!君か」

 

「医院長おはようございます」

 

「ああ、おはよう、それといつも言ってるだろ?医院長なんて呼び方はしなくていいと、君はここの医者じゃない、それに他の人が誰もいないだから」

 

「分かりました・・・達也さん」

 

達也「ああ、それでいいよ、それで黒澤 ダイヤちゃんの件だろ?」

 

「はい」

 

達也「・・・その顔は良くなかったんだな」

 

「・・・末期の癌でした」

 

達也「!!まさか陸也くんと同じ」

 

「はい、全く同じでした」

 

達也「・・・なんて事だ」

 

頭を抱える

 

達也「・・・あの癌は相当稀なケースだ、それがまたか・・・」

 

「・・・」

 

達也「今日黒澤 ダイヤちゃんの両親が来るんだよな?」

 

「はい、お昼頃と言っていました」

 

達也「・・・少し調べ物をしようと思う、手伝ってくれるか?」

 

「はい!勿論」

 

達也「本当に助かる・・・真姫は」

 

「あいつは別の仕事があります」

 

達也「・・・成る程な分かった、付いてきてくれ」

 

「はい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃内浦では

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

浦の星女学院

 

「ここが学校みたいですね」

 

「そうですね、姉様」

 

千歌「あっ!おーい!聖良さん〜理亞ちゃん〜」

 

聖良「皆さん居るみたいですね」

 

理亞「・・・いやダイヤさんが居ない」

 

聖良「!!・・・そう見たいですね」

 

ルビィ「・・・」

 

 

 

 

全員と合流する

 

 

聖良「皆さん明けましておめでとうございます!」

 

8人「明けましておめでとうございます!」

 

理亞「・・・」

 

聖良「理亞!挨拶なさい」

 

理亞「・・・ルビィ、姉はどうしたの?」

 

ルビィ「・・・」

 

理亞「答えなさい!ルビィ」

 

ルビィ「!!!」

 

聖良「理亞!やめなさい!」

 

聖良が理亞を制止する

 

ルビィ「・・・」

 

聖良「ごめんなさい、ルビィさんダイヤさんはどうされたんですか?」

 

鞠莉「聖良、ごめんねダイヤはmotherに呼ばれて今日はいないの」

 

果南「そうそう、何か用事だと思うけど」

 

聖良「・・・そうですか」

 

理亞「・・・本当の理由を言いなさいよ!」

 

8人「!!」

 

理亞「ルビィがずっと黙ってるのにそんな理由なわけないでしょ!」

 

聖良「理亞!いい加減にしなさい!」

 

理亞「つっ!」

 

どこかに走っていく

 

聖良「ハァ・・・全く、皆さん本当にごめんなさいね」

 

千歌「いえいえ、こちらこそすいません」

 

花丸「聖良さん、今日はどうしてここに?」

 

聖良「それはですね、東京に行く話をこの前千歌さんにしたら、是非内浦の方にも来てくださいと言われたので来ました」

 

善子「成る程ね」

 

聖良「それともう一つあるのですが、今は無理そうですね」

 

梨子、曜「・・・」

 

聖良「そういえば千歌さん練習も見てほしいと言っていましたよね?」

 

千歌「はい!せっかくなのでお願いしてもいいですか?」

 

聖良「はい!いいですよただ理亞を連れ戻すまで待っていただけませんか?」

 

千歌「はい!」

 

聖良「・・・では少し待っていてください」

 

走っていく

 

千歌「・・・」

 

鞠莉「・・・どうする?ダイヤ事」

 

果南「聖良と理亞に言うか言わないかって事?」

 

鞠莉「ええ、そうよ」

 

善子「一応言った方がいいんじゃない?検査の為にここに居ないって」

 

花丸「一理ありズラ、完全に理亞ちゃんと聖良さんに怪しまれているし」

 

千歌「ダイヤさんはきっとすぐに帰ってくる!だから言っても大丈夫だよ!」

 

曜「そうだね!」

 

鞠莉「ちかっちの言う通りねちゃんと説明しましょうか」

 

果南「・・・ルビィ大丈夫?」

 

ルビィ「・・・は、はい大丈夫です。」

 

花丸「・・・ルビィちゃん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

聖良「ハァハァハァ」

 

理亞を探していた

 

聖良「どこに居るんですか理亞」

 

探しているうちに海岸にたどり着く

 

聖良「・・・ここは」

 

海岸を見渡す

 

理亞「・・・」

 

聖良「り、理亞!」

 

聖良は理亞を見つける事が出来たのであった

 

聖良「理亞探しましたよ」

 

理亞「・・・」

 

聖良「理亞?」

 

理亞「・・・姉様」

 

聖良「・・・はい理亞」

 

理亞「・・・何で私ってずっとこんな感じなんだろ」

 

聖良「理亞・・・」

 

理亞「強い言葉しか言えない、私は・・・」

 

聖良「理亞・・・」

 

すると聖良は黙って理亞を抱きしめる

 

理亞「姉様」

 

聖良「自分の事をマイナスに考えてはダメですよ理亞」

 

理亞「で、でも、私は」ポロポロ

 

聖良「理亞は私の自慢の妹です、ダメな人じゃありませんよ」

 

理亞「う、うわぁぁぁぁぁぁん」

 

聖良「・・・」

 

しばらく泣き続ける

 

理亞「・・・」

 

聖良「落ち着きましたか?」

 

頷く

 

聖良「理亞は理亞、ルビィさんはルビィさん・・・理亞は前助けてもらったのに今ルビィさんに何も出来ないっておもっているのでしょう?」

 

理亞「・・・」

 

聖良「理亞は理亞らしくルビィさんを助けてあげればいいんですよ」

 

理亞「・・・分かってる」

 

聖良「戻りましょう!」

 

理亞「うん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西木野総合病院

 

ダイヤの病室

 

ダイヤ「真姫さんは花陽さんをμ'sに入れようとした時に一緒に入ったんですね」

 

真姫「ええ、あの時本当は入るつもり無かったのよ、でも穂乃果とことりと海未に言われてね、私と凛も入ったの」

 

ダイヤ「そうだったんですか・・・凄いです!」

 

真姫「うふふ、こんなにμ'sの話を真剣に聞いてくれる人久しぶりね」

 

ダイヤ「凄い大事な話ですし!聞けて嬉しいです」

 

真姫「そう・・・あ、そういえばマネージャの話聞いたことある?」

 

ダイヤ「勿論知ってます!μ'sを最後まで支え続けた伝説の人!今は何をしているかは分かりませんが・・・」

 

真姫「じゃあ一旦そのマネージャの話してもいい?」

 

ダイヤ「聞きたいです!!」

 

真姫「何から話そうかな・・・」

 

プルプルプルプル

 

真姫「あ!ごめんなさい私ね、電話出てくる」

 

ダイヤ「分かりました」

 

ガラガラ

 

真姫「・・・もしもし・・・分かったわ」

 

ピッ

 

ガラガラ

 

ダイヤ「早かったですね」

 

真姫「・・・まぁそうね」

 

ダイヤ「・・・もしかして私の親が来たんですか?」

 

真姫「ええ、これから医院長とあいつが説明するからダイヤとここに居てって言われたの」

 

ダイヤ「・・・真姫さん、私実は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

医院長室

 

達也「遠いところから来ていただいてありがとうございます」

 

黒澤母「いえいえ、こちらこそ調べていただいてありがとうございます」

 

黒澤父「・・・」

 

達也「それにしてもスクールアイドルをしているのには驚きましたよ」

 

黒澤母「そうですか・・・確かそちらの娘さんもスクールアイドルをしてたんですよね?」

 

達也「ええ、そうですね知っていたんですね」

 

黒澤父「はい、娘二人とも子ども頃から大好きでね、グッズとか集めてましたから」

 

達也「そうですか・・・」

 

黒澤母「検査の方はどうだったんですか?」

 

達也「・・・検査の方はですね」

 

ガチャ

 

真姫「・・・」

 

達也「!!真姫何でここに」

 

真姫「ごめんなさいダイヤがどうしてもっていうから」

 

ダイヤ「・・・」

 

黒澤母、父「だ、ダイヤ!」

 

ダイヤ「医院長勝手な行動すいません・・・私の口から二人に言いたいのです。」

 

達也「!!まさかもう知っているのか!?」

 

ダイヤ「・・・」コクッ

 

黙って頷く

 

達也「・・・分かった」

 

ダイヤ「・・・お母様、お父様私は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

末期の癌ですわ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黒澤母「え・・・嘘でしょう」

 

黒澤父「!!そんなダイヤお前」

 

真姫「・・・事実です。ダイヤの体を調べましたが癌に蝕まれていました」

 

黒澤母「・・・な、なんでダイヤが」

 

崩れ落ちる

 

達也「・・・末期の癌で世界でも治療法が見つかってないものです。力不足で申し訳ないです」

 

黒澤父「寿命は?」

 

達也「延命治療、病院にずっといるならば半年でしょう、もし病院にずっと居ないのならば1ヶ月ぐらいです。」

 

黒澤父「そうですか・・・ダイヤお前はどうしたい?」

 

ダイヤ「・・・お母様泣くのをやめてください」

 

黒澤母「ダイヤ・・・」

 

ダイヤ「・・・私は病院にずっといる事はありませんわ!」

 

黒澤母、父「!!!」

 

ダイヤ「私は決めていました、最後まで人生を全うして生きていくと、病院に居続ける事はしません!」

 

「命が伸ばせるんだぞ?」

 

ダイヤ「関係ありません、最後までみんなと生きていたいんです」

 

「・・・そうか」

 

ダイヤ「・・・ただ、医院長、真姫さんひとつだけ無茶なお願いしてもいいですか?」

 

達也「・・・」

 

ダイヤ「・・・病院に通うのは可能なので3月いっぱいまで私の命を繋いで欲しいのです」

 

達也、真姫、 「!!」

 

「大変なこと言ってくれるなぁダイヤちゃん」

 

達也「ああ、だがやってみよう」

 

ダイヤ「本当ですか!」

 

達也「ただし、絶対に無理はするな死を早めることになるからね」

 

ダイヤ「分かっています」

 

真姫「ダイヤ、それが貴方の覚悟ね」

 

ダイヤ「はい」

 

真姫「そう・・・」

 

達也「ひとまず今日の夜には内浦に帰れるようにしよう」

 

ダイヤ「ありがとうございます」

 

達也「・・・真姫、 君、二人と話をするダイヤちゃんを連れて部屋に戻っていてくれ」

 

真姫、 「わかりました」

 

ダイヤ「・・・医院長ありがとうございます」

 

頭を下げる

 

達也「・・・ああ」

 

 

ガラガラ

 

達也「いい娘さんですね」

 

黒澤父「ええ、自慢の娘ですから」

 

達也「色々習い事とかさせていたのでしょう?」

 

黒澤父「ええ、でもダイヤは弱音を吐かないですよ」

 

達也「それはすごいですね!真姫は色々言っていましたよ、今じゃ何も言わなくても色んな仕事こなしますよ」

 

黒澤父「そうですか・・・」

 

達也「・・・本当に申し訳ない、娘さんの命を救う事が出来なくて」

 

頭を下げる

 

黒澤父「・・・」

 

頭をあげてください

 

達也「・・・」

 

黒澤母「・・・とてもショックです、辛いですでもダイヤの目は死んでいなかった、生きぬくぞという目をしていました」

 

達也「・・・」

 

黒澤母「私は見守る事にしました、どんな最後になろうと笑顔で」

 

達也「そうですか・・・」

 

黒澤父「同じ意見です」

 

達也「・・・いい家族ですね、ダイヤちゃんが後悔しないようにこちらも長く生きれるように努力いたします」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうしてダイヤは決意する事になる。

果たしてダイヤは後悔する事なく生きぬく事が出来るのだろうか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 






以上になります。
ダイヤが癌という事は判明しましたがAqoursのメンバーにはまだ知られていません、果たしていつバレてしまうのか?
ご観覧ありがとうございました。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

一日遅れのBirthday

この度ダイヤモンドの輝きの果ての略称が決まりました!!
案を出してくださった皆様本当にありがとうござます!
そしてこれからもよろしくお願いします!
それではご覧ください


 

 

 

 

病院で癌の事が伝えられた後内浦では

 

 

 

 

聖良「・・・なるほどそんな事があったんですか」

 

千歌「でもすぐ帰ってくると思う」

 

聖良「そうですか・・・」

 

理亞「・・・ルビィごめんねさっきは」

 

ルビィ「ルビィの方こそごめん」

 

理亞「うん、ルビィ心配だったのよね」

 

ルビィ「うん」

 

理亞「・・・大丈夫よ絶対アンタの姉は帰ってくるわ無事に」

 

ルビィ「うん、そうだね」

 

ピロン

 

鞠莉「!!ダイヤからよ!」

 

9人「!!!」

 

byダイヤ《皆さん、迷惑かけてすいません、本日の夜には戻ると思います明日から練習参加するのでよろしくお願いします》

 

果南「何もなかったみたいだね!」

 

鞠莉「そうね、よかったわ」

 

聖良「なら、私達はまた明日来ますね」

 

千歌「え!明日も来てくれるんですか!?」

 

理亞「9人揃って練習した方がいいでしょう?だから明日もくるわよ」

 

千歌「そっか・・・ありがとうございます!聖良さん、理亞ちゃん!」

 

聖良「では、本日はこれで理亞行きますよ」

 

ルビィ「また明日ね理亞ちゃん」

 

理亞「うん、また明日」

 

二人は去っていく

 

果南「今日はどうする?」

 

鞠莉「昨日できなかった事やるよ!」

 

果南「昨日できなかった事?」

 

善子「・・・くっくっくっナイスよ!鞠莉パーティを始めないとね」

 

花丸「まーたくだらない事考えているズラ、でもやらないとね!」

 

ルビィ「うん、やろう一日遅れだけど」

 

果南「そういうことか!なんかやる気出てきた!」

 

千歌「え?何何」

 

曜「千歌ちゃん、忘れてるの?」

 

千歌「分からないよ〜」

 

梨子「昨日はなんの日でしょうか?」

 

千歌「!!そっか!」

 

鞠莉「やるわよ!1日遅れの誕生日会!」

 

千歌、梨子、曜、花丸、ルビィ、善子、果南「おーーー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西木野総合病院

 

ダイヤの部屋

 

「まさかあの夜中の聞いていたとはな」

 

ダイヤ「たまたま、トイレに行こうと思って部屋を出たら走っていくのを見かけて」

 

「成る程な」

 

真姫「まさか、見られているとは」

 

ダイヤ「でも、今決意を決められたのはあの時聞けたからだと思ってます」

 

真姫「・・・そう」

 

「そうそう、ダイヤちゃん内浦に戻ってもある程度俺らがサポートさせてもらうけどいいかな?」

 

ダイヤ「はい!お願いします」

 

「おう!それとメンバーには言うのか?」

 

ダイヤ「・・・言いません」

 

真姫「・・・」

 

「なんで言わないんだ?」

 

ダイヤ「ラブライブ前にみんなに迷惑をかけたくないからです」

 

真姫「・・・(なんかこのセリフ誰かに似てるような)・・・」

 

ダイヤ「せめてラブライブが・・・いや、卒業式が終わってから」

 

「俺らが延命してくれるのをもう信じてくれているんだな」

 

ダイヤ「はい!お願いします」

 

「やるしかねぇよな、どんな我儘でも聞いてやるよ、な真姫」

 

真姫「もちろんよ」

 

ダイヤ「本当にありがとうございます」

 

真姫「でも、無茶をし過ぎるようなら無理矢理にでも止めるからねダイヤ」

 

ダイヤ「分かってます」

 

ガラガラ

 

達也「真姫、 君ちょっと来てくれ」

 

真姫 「はい!」

 

達也「ダイヤちゃん、しばらくこの部屋に居てね」

 

ダイヤ「分かりました」

 

達也「それじゃあ」

 

ガラガラ

 

ダイヤ「・・・」

 

黒澤母「・・・」

 

黒澤父「ダイヤ・・・」

 

ダイヤ「お父様、お母様」

 

黒澤母「・・・強いですねダイヤ」

 

ダイヤ「強い?」

 

黒澤父「お前は本当に強くなった・・・自分の寿命が決まってなお強く生きようとするその姿勢」

 

ダイヤ「・・・」

 

黒澤父「だから残りの人生、お前の為に私は何でも協力する」

 

ダイヤ「お父様」

 

黒澤母「・・・ダイヤ、今くらい我慢しなくていいんだよ?」

 

ダイヤ「・・・お、お母様、わ、私は」ポロポロポロ

 

黒澤母「辛いでしょう」

 

ダイヤ「嫌です、死にたくない、皆んなともっと生きたいです」ポロポロ

 

涙を流す

 

黒澤母、父「・・・」

 

この時二人は後悔した自分達にはそばにいてやれることしかできない・・・自分の娘を救う事が出来ない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

病室の部屋の外

 

達也「・・・」

 

「・・・彼女もまだ高校生の子供だ・・・決意を決めたとはいえ苦しいだろうな」

 

真姫「・・・(本当にごめんねダイヤ)」

 

達也「・・・ダイヤちゃんが1日でも多く生きられるように」

 

「はい、そうですね」

 

真姫「・・・」

 

唇を噛む

 

達也「・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夕方

 

西木野総合病院のロビー

 

達也「お待たせしてすいません」

 

黒澤父、母「いえいえ」

 

達也「こちらをダイヤちゃんに」

 

袋を渡す

 

達也「それと1週間に一度は病院に来てもらいたい、病気の状況を確認したい」

 

黒澤母「分かりました」

 

 

 

ダイヤ「真姫さんありがとうございました」

 

真姫「ダイヤ、強く生きるのよ!」

 

ダイヤ「はい!」

 

真姫「また来ると思うけどその時はまたμ'sの話しするわね」

 

ダイヤ「はい!お願いします」

 

「・・・ダイヤちゃん俺の電話番号を教えておく」

 

ダイヤ「!!!」

 

「もし、あっちで何かあったら絶対に連絡しろ、すぐに行く」

 

ダイヤ「ありがとうございます」

 

達也「ダイヤちゃん、親に薬を渡したからちゃんと服用してね」

 

ダイヤ「はい、分かりました」

 

ウイーン

 

 

 

 

達也「・・・」

 

真姫「薬何日分渡したんですか?」

 

達也「とりあえず二週間分渡した」

 

真姫「・・・」

 

「・・・(ダイヤの性格を考えたら)・・・」

 

真姫「連絡してくるかしら・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

帰り道の車

 

 

ダイヤ「・・・」

 

黒澤父「ダイヤ、今日帰ったら誕生日を祝おうか」

 

ダイヤ「!!」

 

黒澤母「ダイヤ、ごめんね誕生日いつも祝えてなくて」

 

ダイヤ「そ、そんな」

 

黒澤父「ダイヤ、それとなサプライズあるから」

 

ダイヤ「!・・・楽しみですわ」

 

黒澤母「やっと笑いましたね」

 

ダイヤ「・・・お母様」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダイヤ達が家に着く

 

ダイヤ「帰ってきましたわ」

 

黒澤父「お帰りダイヤ2日ぶりだなダイヤにとったら」

 

ダイヤ「はい・・・凄く久しぶりに感じます」

 

黒澤母「そう・・・」

 

ガラガラ

 

ダイヤ「ただ今帰りました!」

 

黒澤父「あれ?ルビィが来ないな」

 

黒澤母「確かに帰ってきたらいつも返事してくれるますのにね」

 

ダイヤ「ルビィ・・・」

 

黒澤父「・・・!ダイヤこれを」

 

ダイヤ「・・・紙ですか?」

 

紙をめくる

 

《お姉ちゃんお帰りなさい!部屋に来てください》byルビィ

 

ダイヤ「ルビィ!」

 

走っていく

 

黒澤母「ダイヤ!?」

 

黒澤父「・・・さてどんなものなのか」

 

 

タッタッタッタッタ

 

ダイヤ「ルビィ!」

 

ガチャ

 

扉を開ける

 

ダイヤ「・・・これは」

 

部屋を真っ暗だった、明かりは何一つついていないのだ

 

ダイヤ「・・・」

 

パチ!

 

ダイヤ「!!まぶし」

 

千歌、曜、梨子「ダイヤちゃん!誕生日おめでとう!!」

 

ダイヤ「え?千歌さん、曜さん、梨子さん!?」

 

パン!パン!パン!

 

さらに驚くダイヤにクラッカーを鳴らす

 

善子「誕生日おめでとうよ!リトルデーモン」

 

花丸「おめでとうズラ〜ダイヤさん!」

 

ルビィ「おめでとう!お姉ちゃん!」

 

ダイヤ「善子さんに花丸さん!?こ、これはどういう事ですの」

 

扉から

 

鞠莉「私達はダイヤの誕生日を祝いに来たのデース!」

 

果南「1日遅れだけどね・・・」

 

ダイヤ「・・・鞠莉さんに果南さんまで」

 

鞠莉「ちなみにダイヤのお父さんとお母さんには許可はすでにもらってるよ」

 

黒澤父「そう言う事だ」

 

ダイヤ「お、お父様!?」

 

黒澤母「病院に行ってる間に電話が来たのよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時間は遡りダイヤと黒澤母、父が病室にいる時のこと

 

 

 

ダイヤ「スゥ」

 

黒澤母「寝てしまいましたわね」

 

黒澤父「・・・無理もないどっと疲れが来たんだろう」

 

プルプルプルプルプル

 

黒澤母「誰でしょう?・・・ルビィからです!」

 

ピッ

 

黒澤母『もしもし?』

 

ルビィ『あ!お母さん』

 

黒澤父『何かあったのか?』

 

ルビィ『うん、お願いがあるの』

 

黒澤母『お願いですか?』

 

黒澤父『なんのお願いだ?』

 

ルビィ『あのね』

 

千歌『帰ってきた時ダイヤさんの誕生日会をやりたいんです!!』

 

曜、梨子『ちょっと!?千歌ちゃん』

 

黒澤母『そう、貴方が千歌ちゃん・・・』

 

千歌『私の事知ってるんですか!?』

 

黒澤父『もちろん、千歌ちゃんに曜ちゃんに梨子ちゃんだろ?」

 

曜『!!』

 

梨子『私達まで』

 

黒澤母『Aqoursの話はずっと聞いてますよ4月からずっと』

 

千歌『そうなんですか』

 

黒澤父『楽しそうに話していたよずっとね』

 

曜、梨子『だ、ダイヤさん・・・』

 

黒澤母『それで誕生日会をやりたいの?』

 

鞠莉『1日遅れですが昨日できなかったので!』

 

黒澤母『あ!鞠莉ちゃんも久しぶりね・・・と言うことは果南ちゃんもその場にいるってことね』

 

果南『はい!居ますよ』

 

黒澤父『・・・なるほどダイヤ以外のAqoursがあるみたいだね』

 

黒澤母『誕生日会ですか・・・いいですね』

 

千歌『ほ、本当ですか!?」

 

黒澤父『ああ、黒澤家を使ってくれ、ただし綺麗に使ってくれよ?』

 

『やった!!!!!』

 

ルビィ『お父さん、お母さんありがとう!』

 

黒澤母『いえいえ』

 

黒澤父『ああ、今日の夜に帰るからそれまでに準備しておいてくれ』

 

ルビィ『はい!』

 

プッピーピーピーピ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黒澤父「という事があった」

 

ダイヤ「・・・そうだったんですか」

 

黒澤母「でも、まさか簡単に許可を出すなんてね」

 

黒澤父「たまにはいいじゃないかこんなのも」

 

黒澤母「そうですね」

 

千歌「改めて行くよ!」

 

千歌、曜、梨子、花丸「ダイヤちゃん!」

 

果南、鞠莉、善子「ダイヤ!」

 

ルビィ「お姉ちゃん!」

 

千歌、曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、果南、鞠莉「誕生日おめでとう!!!」

 

ダイヤ「!!ありがとうござます」

 

果南「さてとご飯食べよっか」

 

ルビィ「みんなでご飯用意したんだ」

 

ダイヤ「本当ですか!?」

 

鞠莉「うん、久々のcooking楽しかったわ〜」

 

ダイヤ「本当にありがとうございます、皆さん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃Saint Snow

 

聖良「・・・」

 

理亞「・・・姉様?」

 

聖良「・・・ダイヤさん大丈夫なんでしょうか?」

 

理亞「この前も私達と踊っていたし大丈夫だと思う」

 

聖良「それはそうですか・・・」

 

理亞「何かあるの?」

 

聖良「それは分かりません、ですが」

 

理亞「姉様・・・」

 

聖良「まぁ明日会って見れば分かるでしょう、ご飯食べに行きましょうか理亞」

 

理亞「はい!姉様!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして黒澤家

 

ダイヤ「・・・楽しいですわね」

 

果南「・・・ダイヤ」

 

ダイヤ「どうしたんです?果南さん」

 

果南「少し風にあたりに行かない?」

 

ダイヤ「分かりましたわ!行きましょう」

 

千歌「・・・」

 

家の屋上に行く

 

果南「くぅー風が気持ちいいね」

 

ダイヤ「そうですわね・・・」

 

果南「・・・どうだったの?」

 

ダイヤ「どうだったとは?」

 

果南「検査結果だよ大丈夫だったの?」

 

ダイヤ「・・・大丈夫でしたわ、疲れが溜まっているだけみたいできちんと寝なさいって言われました」

 

果南「・・・・・・そっか!よかったよ」

 

ダイヤ「戻ったらみんなにも言いますわ」

 

果南「うん、みんなとても心配していたからね、それを聞いたら安心すると思うよ」

 

ダイヤ「・・・さぁ、戻りましょうか果南さん」

 

果南「うん・・・(本当なの?ダイヤ)」

 

果南は疑問を抱いていたわざわざ大きな病院にまで行って同じ結果なのかと

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

部屋に戻る

 

ダイヤ「・・・」

 

ルビィ「お姉ちゃん!どこ行ってたの」

 

ダイヤ「ちょっと風にあたりに果南さんと行っていましたわ」

 

ルビィ「そうなんだ・・・」

 

ダイヤ「皆さん、聞いてください」

 

千歌、曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、鞠莉、果南「?」

 

ダイヤ「病院での検査結果を言いたいと思います」

 

黒澤父「・・・」

 

黒澤母「・・・」

 

ダイヤ「・・・何もありませんでしたわ!」笑顔で答える

 

鞠莉「何も無かったの!?」

 

ダイヤ「ええ、やっばり疲れが溜まっていたみたいです。」

 

曜「そうだったんだ」

 

花丸「よかったねルビィちゃん」

 

ルビィ「うん!お帰りなさいお姉ちゃん!」

 

ダイヤ「ただいま、ルビィ」

 

善子「じゃあ明日から練習くるのね」

 

ダイヤ「ええ、遅れた分頑張りますわよ!」

 

梨子「無理しすぎたらダメですよ?」

 

ダイヤ「ええ、それは分かってますわ!」

 

鞠莉「よかった」

 

曜「明日からまた9人だね千歌ちゃん」

 

千歌「・・・」

 

曜「千歌ちゃん?」

 

千歌「う、うんそうだね」

 

曜「千歌ちゃん・・・」

 

黒澤父「さてともうかなり遅いみんな帰りなさい」

 

鞠莉「そうですね」

 

善子「あ、帰りの事忘れてた」

 

花丸「マルもズラ」

 

黒澤父「バスも終わってしまっているな・・・私が何人かは家まで送っていこう」

 

善子、花丸「いいんですか!?」

 

黒澤父「ああ、おやすいご用だよ」

 

果南「あっ千歌と曜と梨子はうちの親が送ってくれるそうなので」

 

黒澤父「了解なら、善子ちゃんと花丸ちゃんを送ればいいんだな」

 

善子、花丸「お願いします!!」

 

果南「千歌、曜、梨子もうお父さん来てるみたいだから行くよ」

 

千歌「あ、果南ちゃんもちょっとまってお手洗い行ってくる」

 

果南「分かった」

 

黒澤父「お手洗いならリビングを出て右にある」

 

千歌「ありがとうございます」

 

お手洗いに行く

 

ガチャ

 

千歌「・・・ん」

 

何かを見つける

 

千歌「これは髪の毛?」

 

髪の毛が無数に落ちていた

 

千歌「!!なんでこんな・・・まさか!」

 

今日お手洗いに行っていた人を思い出す

 

千歌「ダイヤ・・・さんだ・・・ま、まさか!」

 

髪の毛を見る

 

千歌「ダイヤさん身に何が起きているの?」

 

また悩む、これは言っていいのかとも考える

 

千歌「・・・考えすぎなのかな?」

 

そう胸に思いお手洗いを出るのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




以上です。
皆さんいまラブライブシリーズ9周年でアニメが放送されているのを見ていますか?

ちょうど昨日ラブライブ!1期の7話から13話までが流れていました。絵里と希がμ'sに加入するシーンや穂乃果が学園祭で倒れてしまうところ穂乃果がμ'sをやめると言ってしまうところ、そして空港でことりちゃんを止めるところ見どころ満載でした!!
改めて1期をもう一度見て振り返ってみて十点星と失われた記憶をなんとしてでもかかないと!!という思いが強くなりました。
必ず完結させてみせます、また皆さん見てくださいよろしくお願いします。


ご観覧ありがとうございました。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

AqoursとSaint snow

 

 

 

 

皆んながそれぞれの家に帰宅した後

 

 

 

 

千歌の家

 

千歌「・・・」

 

千歌はずっと考えていた髪の毛が無数に落ちていた事について

 

千歌「・・・ダイヤさん、過労って本当なの?」

 

悩む

 

千歌「もう分からないよ・・・」

 

皆んなは誰も気づいていない、それに過労と思っている。髪の毛は気のせいなのか私の思い過ごしなのかと思うようになっていった

 

千歌「・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黒澤家

 

ダイヤ「・・・さてルビィは花丸さんと善子さんを送りに行きましたし私は片付けをしましょうか」

 

黒澤母「ダイヤ、いいわよ私がやるから」

 

ダイヤ「お母様!いいえ、私もやりますわ!」

 

黒澤母「・・・本当に手伝ってくれるの?」

 

ダイヤ「はい!勿論ですわ」

 

黒澤母「ありがとうねダイヤ」

 

ダイヤ「はい!あ、少しお手洗いに行ってもいいですか?」

 

黒澤母「はい、分かりました」

 

 

お手洗いに向かう

 

ダイヤ「・・・!!」

 

ダイヤは床を見て驚いた無数に髪の毛が落ちている事に

 

ダイヤ「こ、これは」

 

落ちているのを見て理解した

 

ダイヤ「・・・私の髪の毛ですわね、病気が進行して行ってるんですわね」

 

そう言って拾う

 

ダイヤ「もし、誰かがお手洗いに来ていたら・・・いや、おそらく誰も来ていませんわまだバレていませんよきっと・・・」

 

全て拾う

 

ダイヤ「Aqoursのメンバーはともかくルビィには絶対に知られてはいけませんは・・・今は特に」

 

リビングに戻る

 

黒澤母「何かあった?」

 

ダイヤ「いえ、大丈夫ですわ」

 

黒澤母「無理はしてはだめですよ」

 

ダイヤ「はい、分かってます」

 

黒澤母「分かっているならいいです」

 

ダイヤ「・・・(色々気を付けなくてはなりませんね)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日の朝

 

黒澤家

 

ダイヤ「・・・朝ですわね」

 

ルビィ「お姉ちゃん!おはよう!」

 

ダイヤ「ルビィ、おはようございます」

 

ルビィ「今日から練習参加するんだよね!」

 

ダイヤ「はい、参加できてなくてごめんなさいね」

 

ルビィ「うん!お姉ちゃんの体の方が大事だよ!」

 

ダイヤ「ありがとう、そういえば聖良さんと理亞さんも来てくれるんでしたっけ」

 

ルビィ「うん!練習を見てくれるんだよ!」

 

ダイヤ「ありがたいですわ」

 

ルビィ「うん!そうだね」

 

ダイヤ「朝ごはん食べましょうか!」

 

ルビィ「うん!」

 

 

 

 

 

リビング

 

 

黒澤母「ダイヤ、ルビィおはよう」

 

ダイヤ「おはようございますお母様」

 

ルビィ「おはようお母さん!」

 

黒澤母「朝ごはんはもうできてますよ、食べてください」

 

ダイヤ「ありがとうございます!」

 

ルビィ「ありがとうお母さん!」

 

ダイヤ、ルビィ「いただきます!」

 

食べていく

 

ダイヤ「・・・お母様」

 

黒澤母「何?ダイヤ」

 

ダイヤ「お母様の料理が一番ですわ」

 

黒澤母「本当?ありがとうダイヤ」

 

ルビィ「ルビィも!同じだよ」

 

黒澤母「ルビィもありがとう」

 

ダイヤ「やっぱり家が一番ですわ」

 

笑顔で言う

 

ルビィ「お姉ちゃん・・・そうだね!」

 

 

 

 

 

 

 

 

食べ終わり

 

ダイヤ、ルビィ「ご馳走様でした!」

 

黒澤母「片付けはやっておくわ、練習でしょ?行ってきなさい」

 

ダイヤ「はい!ありがとうございます!」

 

ルビィ「ありがとうお母さん!」

 

黒澤母「ふふ」

 

ダイヤ「行きましょうかルビィ」

 

ルビィ「うん、お姉ちゃん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

浦の星

 

千歌「・・・」

 

曜「・・・千歌ちゃん」

 

梨子「曜ちゃん・・・千歌ちゃん今日ずっとあんな感じだよね」

 

曜「うん、なんかずっと考え込んでいるような気がする」

 

梨子「そうだね・・・理由は分からないけど」

 

曜「千歌ちゃん」

 

タッタッタッタッタ

 

善子「一番乗り・・・」

 

花丸「あ!千歌ちゃんと曜ちゃんと梨子ちゃんズラ!」

 

善子「早!あんた達早いわね」

 

曜「おはよう善子ちゃん」

 

梨子「今日はいつもより一本バスを早くしたからね」

花丸「そうズラか・・・」

 

善子「・・・」

 

鞠莉「みんな早いですね!」

 

果南「おはよ〜」

 

鞠莉と果南が屋上に来る

 

花丸「鞠莉ちゃん、果南ちゃんおはようズラー!」

 

鞠莉「おはようデース!来てないのはルビィとダイヤだけみたいですね」

 

果南「あ、そういえば聖良と理亞はいつ来るの千歌?」

 

千歌「・・・」

 

果南「千歌?」

 

千歌「!!あ、ごめん果南ちゃん、二人には練習を始める時間も伝えてるからもうすぐ来ると思う」

 

果南「(千歌)・・・そっか」

 

千歌「果南ちゃんぼーっとしててごめんね」

 

果南「いいよ、そんな時誰にでもあるし」

 

千歌「・・・うん」

 

曜、梨子「・・・(千歌ちゃん)」

 

 

タッタッタ

 

ルビィ「おはよう!」

 

ダイヤ「おはようございます!」

 

鞠莉「ルビィ、ダイヤ!」

 

花丸「ルビィちゃん、ダイヤさんおはようズラー」

 

ルビィ「おはよう花丸ちゃん」

 

ダイヤ「おはようございますわ花丸さん」

 

果南「ダイヤ練習久しぶりだね」

 

ダイヤ「そうですわね、まぁ2日ぶりですが」

 

果南「無理はしないでね」

 

ダイヤ「はい、分かっていますわ」

 

千歌「・・・」

 

ダイヤ「皆さん、練習始めましょう!」

 

鞠莉「あ、ダイヤ実は今日は聖良と理亞に来てもらうことになっているの」

 

ダイヤ「聖良と理亞さん来るんですの!?」

 

果南「うん、千歌が呼んだんだ」

 

ダイヤ「千歌さんが?」

 

果南「うん」

 

千歌「・・・」

 

ダイヤ「急に北海道から呼んで良かったですの?」

 

善子「たまたま東京に来ることがあったから呼んだんだって」

 

ダイヤ「そうだったんですか・・・」

 

千歌「・・・聖良さんなら私達に足りないものを教えくれると思ったから」

 

ダイヤ「・・・成る程千歌さんナイスアイディアですわ!」

 

千歌「そ、そう?」

 

ダイヤ「はい!」

 

果南「先に準備体操だけしない?」

 

鞠莉「それもそうね」

 

ダイヤ「そうですわね」

 

果南「じゃあみんなストレッチやってね」

 

善子「リリーやりましょう!」

 

梨子「リリーって言わないで!!」

 

ルビィ「花丸ちゃんやろう!」

 

花丸「ズラ!」

 

鞠莉「曜、やりましょう!」

 

曜「おっけい!」

 

ダイヤ「果南さんやりましょう」

 

果南「ダイヤ・・・うん!」

 

千歌「・・・」

 

2人でストレッチをする

 

果南「病院どうだった?」

 

ダイヤ「普通でしたわ」

 

果南「・・・(なんか軽くなった?)そっか」

 

ダイヤ「ごめんなさいね2日も」

 

果南「いいんだよ!ダイヤの体の方が大事なんだから」

 

ダイヤ「ありがとうございます」

 

鞠莉「・・・曜、今日のちかっち変ね」

 

曜「そうだね・・・」

 

鞠莉「・・・悩んでいるのか、それとも」

 

曜「少し様子を見てから聞いてみようと思ってるんだ」

 

鞠莉「そう・・・」

 

タッタッタッタッタ

 

聖良「お待たせしました!」

 

理亞「・・・」

 

果南「おっ!来たね」

 

ダイヤ「聖良さん、理亞さん!」

 

理亞「元気そうね」

 

ダイヤ「おかげさまで」

 

聖良「ダイヤさん、帰ってきたんですね」

 

ダイヤ「はい・・・話は聞いていたんですか?」

 

聖良「はい、病院に行った事は聞いていました」

 

ダイヤ「そうですか・・・わざわざありがとうございます」

 

聖良「そんな!私達もAqoursの練習を見てみたいと思ったので」

 

理亞「・・・9人揃ったわね姉様」

 

聖良「そうね、理亞・・・ダイヤさん練習メニュー教えてもらってもいいですか?」

 

ダイヤ「はい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

聖良「成る程、よく考えられていますね」

 

理亞「ま、私達はもっと凄いけどね」

 

ルビィ「そうなんだ!」

 

花丸「聖良さんと理亞ちゃんなら納得ズラ」

 

聖良「今日は少しメニューを変えてみましょうか」

 

果南「というと?」

 

聖良「坂道に行きますよ」

 

鞠莉「この学校の下のところね!」

 

聖良「はい、行きましょう」

 

 

 

 

 

 

11人が坂道のところに行く

 

聖良「さて、皆さんには坂道ダッシュをしてもらいます」

 

ダイヤ「成る程・・・」

 

聖良「あ、ダイヤさんは無理をしないように」

 

ダイヤ「分かってますわ」

 

聖良「とりあえず、一周しましょうか」

 

理亞「ルビィ、花丸、善子勝負よ、一番遅かった人はジュース奢りね」

 

ルビィ「いいね!」

 

花丸「面白いズラ!」

 

善子「善子じゃなくてヨハネ!!」

 

果南「坂道ダッシュかぁ・・・いいね!」

 

鞠莉「そうね」

 

聖良「それでは行きますよ!用意ドン!」

 

一斉に走り出す

 

聖良と理亞と果南が前に出る

 

ルビィ「早っ!」

 

花丸「3人とも化け物ズラ」

 

聖良「さぁ!もっとペースを上げますよ!」

 

理亞「置いていくよ!ルビィ、花丸、善子!」

 

ルビィ「負けないよ!理亞ちゃん!」

 

花丸「負けないズラ!」

 

善子「だからヨハネ!!!!!!」

 

 

 

 

曜「賑やかだね」

 

梨子「そうね」

 

鞠莉「賑やかで楽しいわね、でも聖良と理亞と果南には負けてならないわ!」

 

スピードを上げる

 

曜「行こっか梨子ちゃん!」

 

梨子「うん!」

 

タッタッタッタッタ

 

ダイヤ「くすっ・・・いいですわね」

 

千歌「・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全員一周終わる

 

聖良「全員帰ってきましたね」

 

理亞「善子3人にジュース奢りね」

 

善子「ハァハァハァ、早いのよあんた・・・それにヨハネ」

 

ルビィ「ハァハァハァ、理亞ちゃん早い」

 

花丸「・・・毎日どんな練習してるズラ」

 

果南「聖良それに理亞早いね!」

 

聖良「毎朝走ってますから」

 

果南「私もだよ」

 

聖良「そうなんですか・・・」

 

梨子「二人とも化け物だよね」

 

曜「うん、果南ちゃんと聖良さんはこんだけ走ったのにけろっとしてるしね」

 

鞠莉「まさかあの果南についていける人がいるなんて」

 

ダイヤ「それもそうですね・・・」

 

千歌「・・・」

 

ダイヤ「千歌さん・・・」

 

聖良「さぁもう一周行きますよ!」

 

曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、鞠莉「も、もう一周!?」

 

果南「いいねぇ、体が温まってきたところだよ」

 

鞠莉「・・・アホなのかしら?」

 

果南「鞠莉〜!アホってなによ」

 

鞠莉「・・・そんなコメント出てこないわよ普通は」

 

ダイヤ「あははは・・・凄いですわね果南さん」

 

理亞「・・・この程度で根をあげるの?・・・果南さんはおかしいけど」

 

ルビィ「そんな事ない!」

 

理亞「じゃあ走れるわよね?」

 

ルビィ「・・・走れる!」

 

花丸「す、凄いズラルビィちゃん」

 

善子「ルビィ、理亞の前では凄い強気になるわね」

 

聖良「みんないけそうですね、走りましょうか!」

 

おー!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

聖良「さて、これくらいにしましょうか」

 

ルビィ、理亞「ハァハァハァハァハァハァ」

 

花丸「ゼェハァハァハァふ、二人とも張り合い過ぎズラ」

 

善子「・・・堕天」

 

ドサッ

 

花丸「善子ちゃん!?」

 

理亞「・・・ハァハァハァやるわねルビィまさかさっきの付いてくるなんて」

 

ルビィ「ハァハァハァ理亞ちゃん早いよ・・・」

 

果南「みんな、次の練習行くよ!」

 

理亞「・・・化け物ね、どんだけ体力あるのよ」

 

曜「あはは、果南ちゃんは体力馬鹿だからね」

 

聖良「果南さんは本当に凄いですね、これだけ走ってまだ余裕だとは・・・しかも2日間は休んでいたでしょう?」

 

果南「うん、でも早朝のランニングは毎日やっているんだ!」

 

聖良「成る程、それが果南さんのすごさの秘密なんですね」

 

鞠莉「ハァハァハァ、凄いわほんと」

 

ダイヤ「ハァハァハァハァハァハァ」

 

鞠莉「ダイヤ大丈夫?」

 

ダイヤ「大丈夫ですわ・・・ゲホゲホ」

 

聖良「無理してはいけませんよ」

 

ダイヤ「はい、ありがとうございます」

 

果南「屋上に戻ろうか」

 

理亞「さてと、とりあえず善子にはジュースを奢ってもらおうかな」

 

ルビィ「あ、そうだった!」

 

花丸「・・・善子ちゃん、死んでるズラ」

 

善子「・・・」

 

 

千歌「・・・」

 

聖良「・・・千歌さん」

 

みんなが屋上に戻り始める中

 

 

 

 

千歌「・・・・・・」

 

聖良「千歌さん」

 

千歌「聖良さん!!どうしたんですか?」

 

聖良「千歌さん元気ないですよね?何かありましたか?」

 

千歌「へっ・・・何もないですよ!大丈夫ですよ」

 

聖良「・・・そうですか」

 

千歌「・・・ごめんなさい聖良さん」

 

聖良「大丈夫ですよ・・・千歌さんもし、何かあれば相談してくださいね、私でよければですが」

 

千歌「聖良さん!ありがとうございます」

 

聖良「はい!行きましょうか屋上に」

 

千歌「はい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

練習後

 

沼津駅

 

聖良「今日はありがとうございました」

 

果南「いやいや、こちらこそ色々教えてくれてありがとうね」

 

千歌「聖良さんありがとうございます」

 

聖良「いえいえ、私も色々と勉強になりました」

 

理亞「・・・今日はありがとね」

 

ルビィ「うん!しんどかったけど楽しかったよ!」

 

理亞「うん・・・花丸も善子もありがとう」

 

花丸「ズラ」

 

善子「こちらこそありがとうね理亞」

 

理亞「・・・絶対優勝しなさいよ!」

 

ルビィ、花丸「うん!」

 

善子「ええ」

 

聖良「さてと、そろそろ行きますか・・・ダイヤさん無理はいけませんよ」

 

ダイヤ「分かっていますわ」

 

理亞「・・・」

 

聖良「それではありがとうございました」

 

鞠莉「ありがとうね聖良!理亞」

 

ダイヤ「ありがとうございました聖良さん、理亞さん」

 

 

電車に乗る

 

曜「行っちゃったね」

 

梨子「うん、そうだね千歌ちゃん・・・」

 

千歌「・・・うん」

 

曜、梨子「・・・(千歌ちゃん)」

 

果南「さぁ、帰ろっか」

 

鞠莉「そうね、明日からも練習ね」

 

ダイヤ「そうですわね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

電車内

 

聖良「・・・」

 

理亞「姉様?」

 

聖良「理亞・・・千歌さんが変なの気づいていましたか?」

 

理亞「千歌さん?・・・気づいてなかった」

 

聖良「・・・まさか千歌さん」

 

理亞「何かあったの?」

 

聖良「いえ、そういう訳ではないのですが」

 

理亞「そう」

 

聖良「・・・(千歌さん元気無かったのはそうですがずっとダイヤさんの方を見ていたような気がします・・・まさかダイヤさんは、考えすぎですかね)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうしてsaint snowは帰っていった・・・

 

 

 

 

 





はい!以上となります。
今回はsaint snowとAqoursの絡みの回でしたね。
saint snowは好きなので今後も登場させたいと思っています!!



そしてこの小説の総閲覧数が2000回を超えました!ありがとうございます!

最後にご観覧ありがとうございました。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

閉校祭前夜

 

 

 

ダイヤが癌と宣告されてから1ヶ月が経っていた

 

 

西木野総合病院

 

「・・・ダイヤちゃん調子いいみたいだな」

 

真姫「そうね癌の進行もすごく遅いし、このペースなら半年は生きることができるかも」

 

「本当か!」

 

真姫「ええ」

 

達也「このままいけばだがな」

 

「達也さん!!」

 

達也「・・・陸也君の時と状況がまるで違う、逆に言えば急に波が来るかもしれない」

 

「・・・」

 

達也「ああ、だから常に彼女を見ておかないといけないぞ」

 

「分かっています」

 

真姫「・・・そういえば来週の月曜日閉校祭をするみたいね」

 

達也「・・・閉校祭か、学校を救えなかったのか・・・」

 

真姫「最後の祭気合い入れて行きますわ!って言ってた」

 

「言いそうだなダイヤちゃんなら」

 

達也「 君こっそり行って手伝ってやってくれ」

 

「はい!」

 

真姫「・・・ただ心配ね、ダイヤが無理をしないか」

 

達也「ダイヤちゃんもそれは分かってるよ・・・」

 

「・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃内浦では

 

黒澤家

 

ダイヤ「・・・」

 

癌と宣告されてから1ヶ月が経ちました。

ですが不思議としんどく無いのです、何故でしょうか?

少し髪の毛が抜けていたりするけれどそれ以外は何もなくいい感じですわ。これなら半年ぐらい生きられたりして

 

ダイヤ「それにしても今日は何をしましょうか、果南さんが強引に今日休みにしたから暇ですわ、ルビィも花丸さんと善子さんと遊びに行ったみたいですし・・・閉校祭の書類を少し片付けに行きましょうか」

 

 

そう言ってダイヤは家を出る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時同じくして果南の家

 

千歌「・・・果南ちゃん」

 

果南「どうしたの千歌?」

 

千歌「ダイヤさんが帰ってきてから1ヶ月、何も起きてないけど本当にダイヤさん大丈夫なのかな?」

 

果南「・・・大丈夫だよ、本当に疲れが溜まってただけだったんだと思う」

 

千歌「・・・果南ちゃん、私ね・・・」

 

果南「千歌?」

 

千歌「うんうん、なんでもない」

 

果南「・・・そっか来週、閉校祭頑張ろうね千歌」

 

千歌「・・・」

 

果南「・・・ハグッ!」

 

千歌「うわっ!///果南ちゃん」

 

果南「そんな顔してたら駄目だよ、もっと明るくいこ!」

 

千歌「・・・そうだね、果南ちゃんのいう通りだね」

 

果南「千歌久々にダイビング一緒にしよっか」

 

千歌「え、いいの?」

 

果南「うん!少し寒いとは思うけど冬の海は色鮮やかな魚がたくさんいていいよ〜」

 

千歌「そうなんだ・・・じゃあやろう!」

 

果南「千歌ならそういうと思ってたよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

浦の星女学院

 

理事長室

 

鞠莉「・・・」

 

閉校になる学校という事です多くの書類などがあるそれを鞠莉はこなしていた

 

鞠莉「・・・ふぅ、本当に多いわね」

 

ガチャ

 

鞠莉「!!ダイヤ」

 

ダイヤ「鞠莉さんも仕事ですか」

 

鞠莉「ええ、量が多くてね、大変なのよ」

 

ダイヤ「そうですか」

 

鞠莉「ダイヤもでしょ?」

 

ダイヤ「ええ」

 

鞠莉「・・・ダイヤ一ついい?」

 

ダイヤ「はい?なんですか?」

 

鞠莉「・・・何か隠してない?」

 

ダイヤ「・・・」

 

ダイヤは何も言わない

 

鞠莉「・・・変な事聞いたわね」

 

ダイヤ「・・・いえ、そんな事ないですわ・・・何も隠してませんわよ」

 

鞠莉「そう」

 

ダイヤ「それでは仕事やってきますわ」

 

ガチャ

 

鞠莉「ダイヤ・・・・・・」

 

 

 

 

 

生徒会室

 

ダイヤ「・・・さて、作業しましょうか」

 

作業を始める

 

ダイヤ「・・・(鞠莉さんまさか気づいているのですか?・・・それは考えすぎですかね)」

 

作業を進める

 

ダイヤ「・・・ふぅ、少し休憩しましょうか」

 

手を止める

 

ダイヤ「・・・ん?これは」

 

一枚の紙を出す

 

ダイヤ「・・・クス、懐かしいですわね」

 

ダイヤが取り出したのはかつて千歌がスクールアイドル部を作ろうとしていた時の部活申請の用紙である

 

ダイヤ「千歌さんがスクールアイドルをやる!と言いださなければ今はないですわね・・・」

 

ダイヤ「・・・ほんと感謝しかないですわね」

 

そう呟き椅子から立つ

 

ダイヤ「さてと、もう一仕事頑張りましょうか」

 

再び作業を再開する

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして夕方

 

 

理事長室

 

鞠莉「ふぅ、終わったわね・・・ダイヤは帰ったのかな?」

 

生徒会室

 

ガチャ

 

鞠莉「・・・帰ったのね、珍しいわねダイヤが何も言わずに帰るだなんて、まぁいいわ私もgo homeするわ」

 

ガチャ

 

鞠莉「・・・(ダイヤ)」

 

 

帰宅する

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黒澤家

 

ダイヤ「ただいまです」

 

ルビィ「あ、お姉ちゃんお帰りなさい」

 

ダイヤ「ルビィ!帰ってきてたね」

 

ルビィ「うん!」

 

ダイヤ「今日はどうでした?」

 

ルビィ「うん!楽しかったよ」

 

ダイヤ「そうですか、よかったですね」

 

ルビィ「うん!」

 

黒澤母「あら、ダイヤ帰ってきたのね」

 

ダイヤ「お母様!ただいまです」

 

黒澤母「お帰りなさい、もうすぐご飯にしますよ」

 

ダイヤ、ルビィ「はい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日

 

浦の星女学院

 

次の日が閉校祭となっているためみんなが準備をしていた

 

 

スクールアイドル部部室

 

鞠莉「〜♪〜♪〜♪」

 

ガラガラ

 

ダイヤ「・・・何、作ってるんですの?」

 

鞠莉「シャイ煮よ」

 

ダイヤ「そういう事ではありません!」

 

鞠莉「ならどういうことよ?」

 

ダイヤ「理事長が何をやっているんですか」

 

鞠莉「店も出すつもりよ」

 

ダイヤ「普通の理事長は学園祭で店は出しません」

 

鞠莉「ノンノンノンダイヤ、これは学園祭ではなく閉校祭だよ」

 

ダイヤ「!!・・・そうですわね」

 

鞠莉「・・・閉校祭をやる事になったのもこの学校全員の意思だしね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数日前に遡る

 

紙が鞠莉の前に出される

 

鞠莉「こ、これは?」

 

むつ「はい!これは私達みんなの想いです、相談したらみんなもやりたいって」

 

よしみ「卒業式は真面目にやった方がいいので」

 

いつき「でも!最後は卒業生も近所の人もみんなでドッカーーン!と盛り上がるイベントがやりたいって!」

 

むつ「受験とか色々あるのは分かってます、でも最後だし」

 

鞠莉「・・・シャイニー」

 

立ち上がり

 

鞠莉「シャーーーーーイニ!」

 

書類にハンコを押すと同時に

 

3人の頭にもハンコを押す

 

むつ、よしみ、いつき「・・・え?」

 

あまりの事を茫然としている

 

 

 

 

 

 

 

 

今に戻る

 

鞠莉「ほんと、この学校っていい生徒ばかりだよね!」

 

ダイヤ「・・・クス」

 

タッタッタッタッタ

 

千歌「鞠莉ちゃーーーーん!」

 

ガラガラ

 

曜「アーチ無事設置完了であります!」

 

鞠莉「ご苦労!、じゃあそれぞれ自分の部署に戻って準備進めて」

 

ダイヤ「・・・全体的に遅れています、このままでは夜まで終わりませんわ!」

 

千歌、曜、梨子「わ、分かりました〜!」

 

タッタッタタッタッタッタッタッタ

 

走っていく

 

鞠莉「let's goーーーーーー!」

 

ダイヤ「ふふ、楽しそうですわね」

 

鞠莉「ちかっち達も嬉しいのよ学校のみんながこんな機会を作ってくれたのが」

 

ダイヤ「・・・分かりましたわ、この学校でやりたかった事をみんな思いっきりこの祭で発散させる!でしたわよね?」

 

鞠莉「いえす」

 

ダイヤ「そういう事であれば私も生徒会長というのを忘れて思いっきりやらせていただきますわ!」

 

鞠莉「そう」

 

ダイヤ「ゴホゴホ、ルビィの方は進んでいますかね?」

 

「ダイヤさん!」

 

ダイヤ「はい、どうしたのですか?」

 

「入り口にダイヤさんの事を呼んでいる人がいて」

 

ダイヤ「呼んでいる人?」

 

「今すぐ来て欲しいと」

 

ダイヤ「分かりました、すぐ行きますわ」

 

鞠莉「・・・」

 

ダイヤ「という事で私もやりたいようにやりますダメですか?」

 

鞠莉「ふふ」

 

ダイヤ「??」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

校門前に行く

 

「それにしても立派なアーチが出来てるなぁ」

 

ダイヤ「!!貴方は」

 

「お、来たなダイヤちゃん」

 

ダイヤ「何をしに来られたんですか?」

 

「それはだな・・・その前になんでおでこに承認のハンコつけられてるの?」

 

ダイヤ「これは、気にしないで下さい」

 

「そうか・・・ダイヤちゃん、今日もちゃんと病院に行ってくれよ」

 

ダイヤ「分かっています」

 

「・・・なんか今日少し顔色が悪くないか?」

 

ダイヤ「そんな事ないです、体調はいいですわ」

 

「そうか・・・絶対に無理はしないでくれよ」

 

ダイヤ「はい、分かってます」

 

「それじゃあ手伝いをしたいところだけど、俺の正体がバレたらいい状況にはならない、今日のところは帰るよ」

 

ダイヤ「明日は来るんですか?」

 

「行けるか分からないなぁ勿論浦の星女学院を見るいい機会だから行きたいが」

 

ダイヤ「そうですか・・・」

 

ルビィ「お姉ちゃん!!」

 

「おっとお呼びのようだなじゃあなダイヤちゃん」

 

ダイヤ「はい、ありがとうございます」

 

頭を下げる

 

ルビィ「お姉ちゃん!準備出来たよ!」

 

ダイヤ「出来ましたか!さぁやりますよ!ルビィ」

 

ルビィ「うん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ある教室

 

善子「・・・」

 

花丸「・・・」

 

善子「とても間に合わないじゃない!ルビィはどうしたのよ!」

 

花丸「ルビィちゃんは人気者だから色んなところに引っ張りだこズラ!人気の無いここは人気の無いものが頑張るズラよ」

 

善子「どういう意味・・・」

 

キュキュキュキュキュキュ

 

何かが走る音が聞こえる

 

善子「何あれ?」

 

花丸「どっかで見た事あるズラ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ある教室

 

千歌、梨子「ああ!」

 

梨子「大分形になってるわね」

 

ルビィ「あ!お帰りなさい!」

 

千歌「ルビィちゃんもお手伝いしてくれてたんだ!」

 

ルビィ「こういう衣装も作ってみたかったから!・・・はい!」

 

衣装を上げる

 

千歌「可愛いぃぃぃ!」

 

梨子「流石ルビィちゃん!」

 

キュキュキュキュキュキュ

 

千歌「ん?」

 

廊下に出る

 

千歌「曜ちゃんだよね?」

 

梨子「もう一体は誰?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後

千歌、梨子、ルビィ、花丸、善子が追いかけたのち

 

ある部屋で布を被ったしいたけが見つかり暴れたしいたけが校門前のアーチを破壊するのであった

 

 

ワン!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダイヤ「器物破損、被害甚大、アーチの修復だけで10人がかりで4時間のロス」

 

頭のハンコを拭きながら言う

 

花丸「だってぇ」

 

梨子「そもそもしいたけちゃんがなんで学校にいるの!」

 

千歌「なんか、散歩中に美渡姉がリードを離しちゃったみたいで」

 

ダイヤ「言い訳は結構ですゲホゲホ」

 

千歌「大丈夫ですか?」

 

ダイヤ「ゴホン、大丈夫ですわ、とにかくこの遅れをどうするか、閉校祭は明日なんですのよ!」

 

千歌「うっ、頑張ります」

 

ダイヤ「・・・それで済む話ですの?下校時間まであと僅かしかありませんわ」

 

花丸「そろそろ終バスの時間ずら」

 

千歌「準備間に合うかなぁ・・・」

 

梨子「だよね・・・」

 

鞠莉「・・・OK、そういう事であれば小原家が責任をもって送るわ全員!」

 

千歌「本当!」

 

花丸「本当ズラ!」

 

梨子「でも全員って」

 

鞠莉「準備で学校に残る生徒全員!勿論ちゃんと家にはちゃんと連絡するようにね」

 

千歌、梨子、花丸「!!」

 

千歌「ありがとう!みんなに伝えてくる!」

 

3人は生徒会室から出る

 

ダイヤ「・・・本気ですの?」

 

鞠莉「最後なんだもん、許してよ」

 

ダイヤ「誰も許さないなんて言っていませんわ、最初からそのつもりでしたから」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黒澤家

 

黒澤母「本当に大丈夫なのですか?ダイヤ」

 

黒澤父「ん、ああ今日病院に行かないって事か」

 

黒澤母「・・・1日だけだけど」

 

黒澤父「まぁ自由にしてあげよう、最後の閉校祭なんだから」

 

黒澤母「そうね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

浦の星女学院

 

ある部屋

 

 

千歌「本当みんなごめんね」

 

梨子「本当に、美渡姉さんに気をつけるように言ってよ!」

 

千歌「分かってるよ」

 

梨子「それで結局その格好は一体?」

 

果南「ああ、閉校祭は曜と一緒に教室に海を再現してみようって、この格好にしてみたんだけど」

 

花丸「って事はもう一個の方は曜ちゃんズラ?」

 

うっちっちー「・・・」

 

善子「・・・何か喋りなさいよ!」

 

花丸「人騒がせズラ」

 

梨子「本番まではその格好で外に出ないでくださいね」

 

果南「はい、はい」

 

善子「・・・だから喋りなさいよ!」

 

うっちっちーの頭を触る、すると首が取れる

 

花丸「首が取れたズラ」

 

善子「・・・うわぁぁぁぁぁぁぁ」

 

千歌「・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

校門前

 

曜「これでよしっと!」

 

ふと横を見る

 

曜「!・・・ふふ」

 

ミカンの箱を見つける

 

そしてその上に乗り

 

曜「スクールアイドル部でーす!よろしくお願いします!貴方も!貴方も!スクールアイドルやってみませんかーーー!

 

4月の時のスクールアイドル部を勧誘した時を曜は思い出してた

 

 

千歌「はい!スクールアイドルやります!」

 

千歌が曜に近づく

 

そしてその後ろからダイヤが

 

ダイヤ「これは何ですの?」

 

千歌「貴方は新入生?」

 

曜「ち、違うよ!千歌ちゃんこの人は生徒会長だよ!」

 

千歌「・・・生徒会長」

 

ダイヤに近づく

 

千歌「生徒会長、いやダイヤさん!スクールアイドルやりませんか!」

 

ダイヤ「・・・私もやりますわ!」

 

千歌「!!ふふ」

 

ダイヤ、千歌、曜「あははは」

 

3人共笑う

 

ダイヤ「始めて貴方達と出会ったのはここでしたわね」

 

千歌「うん!ここから増えていった」

 

曜「あの時は2人だったけどね」

 

ダイヤ「・・・静かですわね」

 

曜「学校はあんなに賑やかなのに」

 

千歌「うん、なんかいいよね、そういうの・・・外は普通なのに学校の中はみんなの夢で明日に向けてワクワクしてて時が過ぎるのも忘れていて・・・好きだなぁ」

 

ダイヤ「・・・ずっとこの時間が続けばいいですわね、明日も明後日もずっと」

 

千歌「・・・ならみんなでおばぁちゃんになるまで一緒いましょうよ!」

 

ダイヤ「・・・そうですわね」

 

千歌、曜、ダイヤ「ふふ、あははははははは!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして次の日閉校祭が開かれる

 

 

 

 




はい!以上となります。
今回の話は11話の前半となっています、アニメそのものの所もあると思いますが、部分部分を変えてみました。
最後のシーンですが無理やりダイヤさんを入れる形になってしまいそういうのが嫌な人もいるかもしれませんので先に謝罪します。
申し訳ございません。

さて次回は閉校祭となります、11話の後半のアニメそのままになる所もあると思いますがよろしくお願いします。

最後にご観覧ありがとうございました。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

閉校祭と代償

 

 

 

 

閉校祭の準備の夜

 

達也にダイヤの親から電話が来ていたのだった

 

 

達也「来れない!?・・・そうですか分かりました、そのかわり明日必ず連れてきて下さいね、はい、お願いします」

 

 

真姫「ダイヤの親?」

 

達也「ああ、ダイヤちゃん今日は来れないそうだ」

 

真姫「そ、それは!」

 

達也「ああ、まずい事だ・・・だが1ヶ月何もなかったんだ、大丈夫だと信じたい」

 

「・・・」

 

真姫「!!あんた帰ってきてたの!?」

 

「達也さん、来ないって本当ですか?」

 

達也「ああ、閉校祭の仕事が長引いて遅くなるから今日は無理だそうだ」

 

「1ヶ月何もなかったとはいえあいつの身体は蝕まれていっている、一度でも欠かしてたら危ないのでは」

 

達也「・・・それもそうだな」

 

真姫「・・・いまの状況からすると大丈夫だと思うけど」

 

「・・・」

 

達也「・・・彼女なら大丈夫だ」

 

「・・・(ダイヤちゃん)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして次の日

 

黒澤家

 

ダイヤ「・・・朝ですわね(何でしょうか少し身体が重たい気がしますまぁこの程度なら大丈夫でしょう)」

 

そう言って立ち上がる

 

ダイヤ「・・・」

 

ガチャ

 

ルビィ「お姉ちゃん!おはよう!」

 

ダイヤ「・・・」

 

ルビィ「・・・お姉ちゃん?」

 

ダイヤ「!!ごめんなさい、おはようルビィ」

 

ルビィ「お姉ちゃん大丈夫?昨日も遅くまで書類の片付けとかしていたでんでしょ?」

 

ダイヤ「はい、でも大丈夫ですわ」

 

笑顔で返す

 

ルビィ「そっか・・・お姉ちゃん今日は楽しもうね!」

 

ダイヤ「ええ!楽しみましょう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

浦の星女学院

 

閉校祭が始まる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

千歌、梨子「行ってらっしゃいませご主人様!」

 

千歌と梨子はむつ、よしみ、いつきと共にメイド喫茶をしていた。

 

千歌「梨子似合うよね〜自分でリクエストしたの?」

 

梨子「ええ、ちょっと憧れていて、千歌ちゃんも可愛くて似合ってる」

 

千歌「そう?ありがとう」

 

いつき「そういえば、梨子ちゃんの服、これすごく参考になったよ!」

 

壁クイの冊子を見せる

 

梨子「うぇぇぇぇぇ!たまたまよ!家にたまたまあっただけなのよ」

 

千歌「・・・梨子ちゃん」

 

ジト目で梨子を見る

 

むつ「あ、そうだ千歌と梨子休憩してないでしょ?色んなところ見てきなよ」

 

千歌「本当だ!行こっか梨子ちゃん!」

 

梨子「あ、ごめんなさい私実は呼ばれていて」

 

千歌「そっか・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃

ダイヤとルビィは

 

ルビィ「次の問題は得点が2倍になります、正解目指して頑張ルビィ!」

 

廊下から

 

千歌「あ、ルビィちゃんとダイヤさんだ」

 

ダイヤ「では!問題です第2回ラブライブの時に決勝大会に進んだ福岡の2人組スクールアイドルといえば!」

 

回答者1「メンタイ4」

 

回答者2「博っ玉」

 

回答者3「テンジン2」

 

タイヤ「むぅぅぅぅぅ、ブッ!ブッ!プーーーーー!ですわ!正解はドリーム!」

 

ピンポン!

 

「おおーーーーー!」

 

タイヤ「まだまだラブライブマニアには遠いですわよ」

 

ルビィ「流石お姉ちゃん!」

 

千歌「・・・タイヤさんとルビィちゃんらしいなぁ、本当にラブライブが好きなんだなぁ」

 

すると後ろから

 

ツンツン

 

千歌「!?」

 

後ろを見る

 

花丸「占いに興味はないズラか」

 

千歌「花丸ちゃん?」

 

花丸「占いに興味はないズラか〜!」

 

必死に訴えてくる

 

千歌「え、えっええと」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ある教室

 

 

パサ〜

 

善子「クークックック、ようこそ迷えるリトルデーモンよ!」

 

千歌「こんなのやってたんだ」

 

善子「どんな悩みもズキーン!と解決してあげましょう・・・・・・・分かりました恋の悩みですね?」

 

千歌「いえ、全然」

 

花丸「どちらかというと人が来なくて悩んでたのはこっちズラ」

 

善子「で、では最近太ってきて体重が増えて気になって」

 

千歌「いえ、さっぱり」

 

花丸「それは善子ちゃんズラ」

 

善子「ズラ丸は黙ってなさい!それにヨハネ!」

 

花丸「素直に何を占って欲しいか聞いた方がいいズラ」

 

善子「うっさい!聞かなくても脳内に響き渡る堕天の囁きが教えてくれるのです!・・・いいわ!とにかく占ってあげましょう、ミュージック!」

 

♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪

 

本当の占い屋にありそうな曲が流れる

 

千歌「うわ!凄い本格的・・・ん?」

 

カーテンの向こうから

 

梨子「ったくなんで私が」

 

千歌「梨子ちゃん!?」

 

花丸「梨子ちゃんが〜勝手に手伝ってくれるって、流石リトルデーモンリリーズラ〜」

 

梨子「花丸ちゃんだって、一度くらい善子ちゃんの望みを叶えてあげたいって」

 

花丸「マルは・・・たまたま」

 

善子「・・・ズラ丸、リリー」

 

千歌「・・・あ!じゃあAqoursを占ってください、この先どんな未来が待っているのか!」

 

善子「・・・それなら占うまでもありません。全リトルデーモンが囁いていますAqours未来は!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

千歌が去った後の占いの中

 

 

善子「ズラ丸、リリーありがとう、休憩よ」

 

花丸「もういいズラか?」

 

梨子「そうよ、まだ千歌ちゃんしか来てないわよ?」

 

善子「いいのよ、他の所回ってきなさい」

 

花丸「じゃあ善子ちゃんも行くズラ」

 

善子「私は後から行くわ」

 

花丸「そうズラか・・・梨子ちゃん、千歌ちゃん追いかかに行くズラ!」

 

梨子「そうね・・・」

 

ガチャン

 

善子「・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃曜と果南は

 

 

うっちっちー(曜)「みんな浦の星アクアリウムにようこそ元気かなぁ!」

 

子供達「元気!!!!!」

 

うっちっちー(曜)「はーーい!」

 

初代っちー(果南)「ここは広くで深い〜内浦の海」

 

子供達「わぁぁぁぁぁ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃

 

花丸「千歌ちゃんどこズラ」

 

梨子「・・・あ!ここダイヤさんとルビィちゃんの」

 

ルビィ「あ!花丸ちゃん、梨子ちゃん!」

 

花丸「スクールアイドルクイズどうズラか?」

 

ルビィ「楽しいよ、お姉ちゃんが絶対答えるけど」

 

梨子「流石ダイヤさん・・・」

 

花丸「あれ?そのダイヤさんがいないズラ」

 

ルビィ「一旦休憩中だから、少し色んなところに回ってくるって」

 

花丸「え、ルビィちゃんは一緒に行かなかったズラか?」

 

ルビィ「一緒にいこうとしたらもう先に行ってたから」

 

花丸「そうズラか・・・じゃあ!マルたちと一緒に来るズラ」

 

ルビィ「うん!そうする」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

占いの部屋

 

善子「・・・」

 

コンコン

 

善子「入っていいわよ」

 

ガチャ

 

善子「・・・まさか本当にアンタが占いを頼むだなんてねダイヤ」

 

ダイヤ「・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少し時間が経ち

 

 

中庭では

 

鞠莉「さ!理事長のシャイ煮プレミアムはヒアだよーーー!」

 

鞠莉のシャイ煮を始め色んな出店が出ていた

 

千歌「わぁ!凄い人・・・ん?志満姉!美渡姉!」

 

美渡「ん?」

 

志満「千歌ちゃん!」

 

千歌「来てたんだ!」

 

美渡「食べる?」

 

千歌「あ!焼きみかんだ!貰うもらう!この時期美味しいよね」

 

志満「ほんと、みかん好きよねぇ千歌ちゃんは」

 

千歌「うん!大好き!食べると一緒に思うんだよね・・・(モグモグ)ここに生まれてよかったって」

 

志満「それにしても変わってないわねぇここ」

 

美渡「うん、匂いもあの頃のまま」

 

千歌「匂い?」

 

志満「うん!千歌ちゃんは毎日来ているから気づかないかもしれないけどあるのよ!・・・ここだけの懐かしい匂いが」

 

美渡「・・・」

 

千歌「・・・」

 

二人は空を見る

 

千歌「・・・(にこっ)」

 

プシュー

 

美渡、美渡「ん?」

 

千歌「な、なんの音?だろ」

 

志満「そうねぇ」

 

よしみ「おーーい!千歌、ちよっとこっちまで来てー」

 

千歌「じゃあね」

 

志満と美渡と別れる

 

千歌「よしみちゃんなぁーにー!」

 

よしみ「えへへ、ちょっとね」

 

千歌「何?」

 

よしみ「ジャーン!」

 

いうと同時に風船で作られたアーチの様なものが立ち上がる

 

千歌「!!」

 

浦の星ありがとうと文字が書かれてあった

 

 

 

鞠莉「!!」

 

 

ルビィ達

 

ルビィ「!!花丸ちゃん梨子ちゃん!あれ」

 

花丸、梨子「わぁぁぁぁ」

 

 

曜、果南達

 

子供達「わぁぁぁぁぁ」

 

うっちっちー(曜)、初代っちー(果南)「・・・」

 

 

 

 

 

ダイヤと善子

 

 

ダイヤ「!!善子さんあれを」

 

善子「なによ・・・!!」

 

 

 

 

 

 

千歌

 

千歌「わぁぁ!」

 

むつ、よしみ、いつき「イエーーーーーイ!」

 

他の人「わぁぁぁぁぁぁぁぁ」

 

千歌「・・・」

 

よしみ「どうだ!サプライズでしょ?」

 

千歌「うん!嬉しいよ」

 

むつ「まだまだこんな物じゃないよ!」

 

千歌「え?」

 

むつ、よしみ、いつき「せーの!」

 

千歌「!!」

 

合図の瞬間の風船が空に飛んでいく

 

他の人「うわぁぁぁ、綺麗!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・でも、楽しい時間というのはいつもあっという間で」

 

「そこにいる誰もがこの時間がずっと続けばいいのなって思ってるのに」

 

「でもやっぱり終わりは来て」

 

「時が戻らないこともう一度同じ時間を繰り返さないこととても寂しく思えるけれど」

 

「同時にどうなるか分からない明日の方がちょっぴり楽しみでもあって」

 

「ああ、これが時が進んでいくんだなぁって思う事ができるズラ」

 

「そして気づく、二度と同じ時はないから、この時が楽しいって思えるのかな、たった一度きりだって分かっているから全力になれる!」

 

「いつか終わりが来ることをみんなが知っているから終わりが来ても明日が来ることを知っているから」

 

「未来に向けて歩き出さなきゃいけないから、みんな笑うのだろう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もうすっかり日も落ち

 

全員が校庭の真ん中に集まる

 

鞠莉「これで浦の星学院、閉校祭を終わります、今日集まった人を見て改めて感じました、この学校がどれだけ愛されていたか、どれだけみんなにとってこの町にとって大切なものなのか・・・だから・・・この閉校祭は何よりも楽しくて、何よりも幸せで、私にとって何よりも温かくて」

 

ダイヤ「鞠莉さん・・・」

 

鞠莉「ごめんなさい」

 

頭を下げる

 

果南「・・・鞠莉」

 

千歌、曜「・・・」

 

梨子、ルビィ、善子、花丸「・・・」

 

鞠莉「ごめんなさい、ごめんなさい・・・もう少し頑張れれば!もう少し・・・うっ」

 

むつ「・・・!Aqours!Aqours!Aqours」

 

手拍子とAqoursコールをはじめる

 

むつ「Aqours!Aqours!Aqours!」

 

むつ、よしみ、いつき「Aqours!Aqours!Aqours!」

 

浦の星の生徒全員(Aqours除いて)「Aqours!Aqours!Aqours!Aqours!Aqours!Aqours!」

 

千歌「!!」

 

鞠莉「!!!」

 

トン

 

ダイヤに背中を押される

 

鞠莉「!!」

 

パチパチパチパチパチパチパチパチパチ

 

鞠莉「みんな!ありがとう!!じゃあラストにみんなでみんなで一緒に歌おう!最高に明るく!最高に楽しく!最高に声を出して!」

 

 

 

Aqours+内浦の人全員!「勇気はどこに君の胸に」

 

勇気を出してみて本当はこわいよ

僕だって最初からできたワケじゃないよ

 

いっぱいつまづいた悔しい思いは

強さをくれたんだ あきらめなきゃいんだ

 

信じてみたいと 君の目が濡れて

迷う気持ちも涙もバイバイ

さぁ出発だ!

 

何度だって追いかけようよ 負けないで

失敗なんて誰でもあるよ

夢は消えない 夢は消えない

何度だって追いかけようよ 負けないで

だって今日は今日で目覚めたら違う朝だよ〜♪

 

「内浦全員」

 

やり残したことないそう言いたいね

いつの日にか

そこまではまだ遠いよ だから僕らは頑張って挑戦だよねー♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鞠莉「みんなありがとう!」

 

少しづつみんなが帰っていく

 

 

 

 

タッタッタッタッタッタ

 

 

 

むつ「千歌!楽しかったね!」

 

千歌「うん!」

 

よしみ「サプライズもできたしやりきった感じだよ」

 

いつき「そうだね」

 

 

 

タッタッタッタッタッタ

 

 

 

ルビィ「花丸ちゃん終わったね・・・」

 

花丸「そうだね、楽しかったズラ」

 

ルビィ「うん!」

 

 

 

タッタッタッタッタッタ

 

 

 

梨子「楽しかったね、閉校祭」

 

善子「・・・」

 

梨子「善子ちゃん?」

 

善子「・・・!!リリーごめんなさい」

 

梨子「どうしたの?」

 

善子「ぼーっとしてたわ」

 

梨子「・・・そう」

 

 

タッタッタッタッタッタ

 

 

 

果南「よかったね鞠莉」

 

鞠莉「果南・・・うん、本当に良かったここの生徒で」

 

果南「楽しかったなぁ」

 

鞠莉「うん、楽しかった本当に・・・ダイヤもそうでしょう?」

 

ダイヤ「ええ、そうですわね」

 

 

「ハァハァハァ、なんとか間に合ったみたいだなぁ、ダイヤちゃん向こうで説きょ!!!!!」

 

 

 

鞠莉「んー」

 

背伸びをする

 

鞠莉さてと今から片付けね、頑張りましょう果南、ダイ」

 

バタン

 

鞠莉「え?」

 

鞠莉がダイヤの方を見るとダイヤは倒れていた

 

 

ダイヤ「」

 

 

千歌「!!え、ダイヤさん」

 

果南「ダ、ダイヤ!」

 

ルビィ「お姉ちゃん!!」

 

曜、梨子、花丸、善子「!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダイヤの癌は確かに活発ではなかった、2週間前までは・・・

だがダイヤは弱っている身体を酷使してしまったために癌が活発になってしまっていたのだった、一日行かないことが仇になってしまったのだった・・・

 

 

 

 

 

 

果たしてダイヤはどうなるのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





以上となります。
今回も11話の後半部分をそのまま書いたり、少しいじった形で書かせていただきました。歌の部分ですが省略しようとも考えましたがみんなで歌うという大事な部分になっているので省かないことにしました。
そしてついにダイヤは倒れてしまいましたね。
果たしてダイヤはどうなるのか?
Aqoursのみんなには話すのか?
大事な話へと進んでいきます。
次回もお楽しみに
※次回からは完全オリジナルストーリーとなります、2話もアニメと同じようにてしまい本当に申し訳ございません。

最後にご観覧ありがとうございました。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

崩れていくAqours

 

 

閉校祭が終わった直後ダイヤは倒れた。

 

 

千歌「ダイヤさん!ダイヤさん!」

 

果南「ダイヤ!起きて!」

 

ルビィ「お姉ちゃん!」

 

ダイヤ「」

 

善子「・・・私のせいだ」

 

梨子「え?」

 

善子「私がダイヤに・・・」

 

梨子「善子ちゃん?」

 

「ダイヤちゃん!」

 

Aqours「!!!」

 

鞠莉「あ、貴方は」

 

「話は後だ、俺は彼女を病院に連れて行く」

 

Aqours「!!!」

 

ルビィ「誰なんですか!」

 

鞠莉「そうよ!誰かも分からない人に任せられるわけ」

 

果南がサッと手を出す

 

鞠莉「か、果南!?」

 

果南「・・・ダイヤの身に何が起こってるんですか?」

 

「・・・ここでは言うことは出来ない、来てくれ西木野総合病院にそして、本人に直接聞いてくれ」

 

千歌「本人に直接・・・」

 

「だが、今日は遅い、心配だとは思うが明日の朝に来てくれ、しかし絶対に助かるそれだけは言っておく」

 

そういう時共にダイヤを背負って早歩きで去って行った

 

ルビィ「ど、どういう事なのお姉ちゃん!何も無かった筈じゃ」

 

梨子「まさかこんな事になるなんて」

 

曜「・・・千歌ちゃん」

 

千歌「・・・」

 

鞠莉「・・・」

 

果南「ひとまず、一旦落ち着いて片付けをしよう!それから考えよう」

 

花丸「・・・果南ちゃんのいう通りズラ、あの人は助かるそう言った、なら一旦マルたちはやる事を終わらせてから考えるべきだよ」

 

鞠莉「・・・花丸のいう通りね」

 

果南「・・・みんなやるよ」

 

千歌、ルビィ、善子「・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃

 

 

「・・・ハァハァハァ、まさかこんな事になるなんてな」

 

ある場所の屋上に向かって走っていた

 

「嫌な予感がしたんだ、まさかこんな形だ的中するとはな」

 

ダイヤ「」

 

「・・・早く連れて行かないと」

 

登りきる

 

「ヘリだして!早く!」

 

パイロット「分かりました」

 

「・・・ダイヤちゃん」

 

パイロット「た、倒れたんですか!?」

 

「ああ、達也さんと無線を繋いでくれ」

 

パイロット「了解」

 

「起きたら説教だ・・・でも今は」

 

パイロット「繋がりました」

 

ビーーー

 

達也『どうした?』

 

 

『達也さん!ダイヤちゃんが!』

 

達也『なんだと!』

 

『はい、閉校祭が終わった直後に・・・』

 

達也『・・・最悪の事態になってしまったな』

 

『はい、今から応急処置はしておきます!だから治療の準備を検査の準備をお願いします! 」

 

達也『ああ!』

 

プツ!

 

「・・・ダイヤちゃん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1時間が経過し

 

内浦ではみんなが不安を抱えたまま家に帰宅していた

 

 

 

 

 

 

 

小原家

 

 

鞠莉「・・・」

 

鞠莉は後悔していた前々からダイヤがおかしいのはなんとなくわかっていた、それでも自分は気のせい、気のせいと思いながら見過ごしてしまっていた事を

 

鞠莉「・・・ダイヤ、貴方、私達になにを隠しているの・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

黒澤家

 

 

ルビィ「・・・」

 

黒澤母「ルビィ、ご飯は?」

 

ルビィ「・・・いらない」

 

黒澤母「・・・ルビィ、大丈夫ダイヤは大丈夫だから・・・」

 

ルビィ「・・・」

 

黒澤母「置いておくわよ」

 

コトッ

 

ルビィ「・・・お姉ちゃん・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

梨子家

 

 

 

曜と梨子

 

曜「急にごめんね梨子ちゃん泊めてなんて言って」

 

梨子「いいのよ・・・千歌ちゃんの事でしょう?」

 

曜「・・・うん」

 

梨子「今日、ダイヤさんが倒れてからずっと黙ってるもんね」

 

曜「うん、あんな千歌ちゃん久しぶりに見たよ」

 

梨子「・・・そうね」

 

曜「・・・千歌ちゃん」

 

梨子「私達に出来る事をあるのかな」

曜「・・・分からない、けど今は・・・」

 

曜は唇を噛む

 

梨子「曜ちゃん・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

善子の家

 

 

コンコン

 

善子母「善子ーご飯」

 

善子「・・・いらない」

 

善子母「・・・何かあったの?」

 

善子「・・・」

 

善子母「分かったわ、もし食べたくなったらいいなさい」

 

善子「・・・」

 

 

善子はカードをずっと見つめていた

 

善子「・・・」

 

「これは貴方にあげる、役に立つはずやで」

 

善子は思い出していたカードをもらった時のことを思い出していた

 

 

善子「私は・・・」

 

津島母「・・・善子」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

果南家

 

松浦父「・・・ダイヤちゃん倒れてしまったのか」

 

果南「・・・うん」

 

松浦父「・・・果南、お前は自分は異変に気付いていたのにって考えてるだろ?」

 

果南「・・・」

 

松浦父「俺も同じだ、彼女がこの前ここに来た時に違和感を感じた・・・だがお前に何も言わなかった」

 

果南「父さん・・・」

 

松浦父「・・・果南、これから何があっても受け入れろ、何があってもな」

 

果南「・・・」

 

松浦父「覚悟を決めろよ果南」

 

果南「・・・分かってる」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高海家

 

志満「千歌ちゃん!ご飯よ!」

 

・・・・・・

 

美渡「・・・ショックを受けてるのか」

 

志満「ダイヤちゃんの事ね」

 

美渡「まさか倒れるとは思わなかったなぁ」

 

志満「・・・最近、千歌ちゃんも変な時あるからねぇ」

 

美渡「そうか・・・」

 

志満「・・・」

 

 

千歌の部屋

 

千歌「・・・」

 

千歌はまた後悔していた、東京でのライブがあった時のように自分で抱え込んで

 

千歌「ダイヤちゃん・・・」

 

倒れたところを思い出してしまう

 

千歌「!!うわぁ!!!」

 

驚いてこけてしまう

 

千歌「・・・ダイヤちゃん、無事でいて・・・」

 

涙を流す

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西木野総合病院

 

真姫「・・・」

 

達也「・・・真姫、準備は出来たか?」

 

真姫「はい、出来ています」

 

達也「・・・分かった、屋上に行こう真姫、それ以外は残って手術の準備を!」

 

医者「はい!」

 

 

屋上に向かう

 

 

達也「いまは、いいぞ」

 

真姫「・・・父さん、予想外ね」

 

達也「ああ、こんな事は今までにない、だから今のダイヤちゃんの進行具合が怖い」

 

真姫「・・・最悪の場合進行が恐ろしく進んでいるかもしれないってことよね?」

 

達也「そうだな」

 

真姫「・・・ダイヤ・・」

 

ガチャキーイドン

 

達也「まだみたいだな」

 

真姫「・・・」

 

ブゥーンパタパタパタパタパタパタ

 

真姫「!!」

 

達也「どうやらちょうどだったみたいだな」

 

ヘリがどんどん降下してくる

 

そして止まる

 

達也、真姫「・・・」

 

ガチャ

 

「達也さん!真姫!急いで」

 

達也「どういう状態なんだ?」

 

真姫「だ、ダイヤは!」

 

「息をしてない」

 

達也、真姫「!!!」

 

「多分とんでもなくやばい状態かも」

 

達也「・・・少し触わるぞ」

 

ダイヤちゃんの体に触れる

 

達也「!!つ、冷たい」

 

真姫「それはまずいわね!」

 

「・・・できるだけの事はした、達也さん真姫頼みますよ」

 

達也「ああ!任せてくれ」

 

真姫「ええ!任せて」

 

エレベーターに乗る

 

達也「まずは点滴からだ」

 

真姫「分かってるわ」

 

「・・・ダイヤちゃん」

 

 

 

 

手術室に行く

 

 

達也「みんな、まずは点滴からだ」

 

医者達「はい!」

 

真姫「始めますよ、医院長」

 

達也「ああ、始めてくれ」

 

「・・・俺は部屋の準備をしてきます」

 

達也「ああ、任せたぞ」

 

ガチャ

 

 

外に出ると手術中のランプが付いている

 

「・・・生きろよダイヤちゃん」

 

 

 

前入院させていた部屋へ向かう

 

パイロット「すいません!」

 

「パイロットさん!どうしたんですか?」

 

パイロット「先程ホテルオハラから無線が来まして」

 

「ホテルオハラ!?」

 

パイロット「明日、ヘリコプター2台の着陸許可が欲しいと」

 

「許可しておいてくれ、おそらくさっき連れてきた子の友達だろうから」

 

パイロット「分かりました!」

 

走っていく

 

「・・・さてと部屋に行こう」

 

部屋に行く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

手術室

 

数十分後

 

達也「・・・」

 

真姫「・・・」

 

達也「・・・なんとか落ち着いてきたな」

 

真姫「そうですね、体温も安定してきてます」

 

達也「・・・ひとまずはこれで安心だ、このまま検査もするぞ」

 

真姫「・・・ダイヤ」

達也「ダイヤちゃんを検査室に運ぶぞ」

 

真姫、医者「はい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

検査室

 

ガチャ

 

 

「待ってましたよ」

 

達也「!!準備しててくれたのか?」

 

「はい、もうすぐくると思っていたので」

 

真姫「・・・貴方って人は本当すごいわね」

 

「ふふ、感だよただの」

 

達也「準備か終わっているなら早速とりかかろう!」

 

真姫、医者「はい!」

 

「・・・」

 

 

5分後

 

 

達也「よし、取れたぞ、真姫、 君は来てくれ他の人はダイヤちゃんを病室に連れて行ってくれ、その後は休んでもらって構わないただし、いつでも手術などが出来る準備をしてな」

 

医者「はい!分かりました!」

 

達也「それじゃあ、真姫、 君行こうか」

 

真姫 「はい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・達也さん見た感じはどうなんですか?」

 

達也「・・・おそらく癌の侵食が進んでいる、これをみただけで分かるというのは相当な・・・」

 

真姫「!!」

 

「という事は倒れた原因は癌の侵食という事ですね?」

 

達也「それもそうなんだが、ダイヤちゃんはずっと無理をしていたようだ」

 

「!!」

 

達也「おそらく閉校祭の事で毎日遅くまで起きていたようだ、顔を見たとき目元にくまができていた」

 

「あいつ・・・無理するなって言ったのに」

 

真姫「・・・意外と穂乃果に似ているのかもね」

 

「ダイヤちゃんが穂乃果に!?」

 

真姫「・・・ダイヤは確かに穂乃果みたいにずっと騒がしい感じではない、でも穂乃果みたいに抱え込んだり、自分のせいで、みたいなことを考えるタイプなんでしょうね」

 

「・・・そう言われてみればそうかもな」

 

達也「・・・久しぶりに真姫の口からμ'sの子の名前を聞いたな」

 

真姫「そう?」

 

達也「ああ・・・たがこの話はまたしよう、そしてダイヤちゃんの事はここからが本番だ」

 

真姫 「・・・」

 

3人とも険しい顔をする

 

達也「今から撮ったこれを隅々まで調べる、そして身体の状態を確認するぞ」

 

真姫「その上でこれからの処置を考えるのよね」

 

達也「その通りだ・・・」

 

「正念場ですね」

 

達也「ああ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日

 

西木野総合病院屋上

 

 

「・・・そろそろくるかな」

 

ブーンパタパタパタパタ

 

2台が降りてくる

 

ガチャン

 

鞠莉「・・・!!貴方は」

 

「待ってたよ、Aqoursみんな」

 

果南「ダイヤは!どうなってるんですか!?」

 

ルビィ「お、お姉ちゃんは!」

 

千歌「・・・」

 

「・・・付いてきてくれ病室に案内しよう」

 

千歌、曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、果南、鞠莉「・・・」

 

ガチャ

 

「人数が多いから階段で降りるよ」

 

果南「貴方は何者なんですか?この前内浦の病院にも貴方はいた」

 

「・・・何者とは言えないがここの病院の関係者ってことだけは言えるかな」

善子「関係者ってそんなのいっぱい居るでしょ!」

 

花丸「善子ちゃん!大人の人ズラよ!」

 

「いいんだ、花丸ちゃん」

 

花丸「!!マルの名前を」

 

「知っているよAqours・・・ラブライブで今とても注目されているチームだからね」

 

曜「私達そんなに有名なんだね」

 

梨子「・・・」

 

鞠莉「ダイヤは無事なんですか?」

 

「・・・もうすぐダイヤちゃんの病室だ」

 

8人は黙ってついていく

 

「ここがダイヤちゃんの部屋だよ」

 

ガラガラ

 

そこには眠っているダイヤがいた

 

果南、鞠莉、善子「ダイヤ!!!」

 

ルビィ「お姉ちゃん!!!」

 

4人はダイヤに元に寄っていく

 

「・・・見ての通りだとがダイヤちゃんはまだ目を覚ましてはいないが彼女は必ず起きる、それまで待っていてくれ」

 

千歌「・・・」

 

「ダイヤちゃんが目を覚ましたナースコールを押してくれ、俺はやる事があるから」

 

病室を出ようとする

 

千歌「待って」

 

「・・・どうしたんだ千歌ちゃん」

 

千歌「・・・何を隠してるんですか?」

 

「・・・」

 

千歌「ダイヤさんの身に何が起こってるんですか?」

 

「・・・」

 

千歌「答えて!!」

 

千歌は怒りをあらわにして言う

 

鞠莉「ちかっち、落ち着」

 

千歌「鞠莉ちゃんは黙ってて!」

 

鞠莉「!!ちかっち・・・」

 

千歌「なんで教えてくれないんですか!」

 

「・・・今は答えられないんだ、本当にすまない」

 

頭を下げる

 

千歌「・・・」

 

「千歌ちゃん、必ず彼女の事については話す、本人からも言ってもらうだから待っててくれもう少しだけ」

 

千歌「・・・」

 

千歌は外に出すようとする

 

果南「千歌!どこにいくの!」

 

千歌「・・・少し頭冷やしてくる」

 

ガラガラ

 

「・・・本当に申し訳ない」

 

鞠莉「いえ、こちらこそうるさくしてしまいごめんなさい」

 

曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、果南、鞠莉は頭を下げる

 

「頭をあげてくれ、誰だってこんな事になればそうなってしまうよ・・・俺はやる事をしてくる」

 

ガラガラ

 

果南「・・・千歌」

 

曜「これからどうしよう」

 

梨子「そうね・・・千歌ちゃんも居ないし」

 

鞠莉「一旦ここで待機しましょう、もしかしたらダイヤが目を覚ますかもしれないし」

 

梨子「それが一番ですね」

 

鞠莉「ええ」

 

果南「・・・私は千歌を探しに行ってくるね」

 

曜「じゃあ私も」

 

果南「・・・曜ありがとう、でも一人でいかせてほしいんだ」

 

曜「・・・そっか分かったよ、お願いね果南ちゃん」

 

果南「うん」

 

病室を出る

 

梨子「いいの?果南ちゃん一人で」

 

鞠莉「果南なら大丈夫よ」

 

曜「そうだよね・・・」

 

ルビィ「お姉ちゃん、お姉ちゃん」

 

花丸「ルビィちゃん!しっかりするズラ」

 

ルビィ「・・・」

 

倒れる

 

鞠莉、善子「ルビィ!」

 

曜、梨子、花丸「ルビィちゃん」

 

ルビィ「」

 

鞠莉「どうしたのよルビィ!」

 

花丸「まさか・・・おそらくルビィちゃんは昨日寝てないズラ」

 

曜、梨子、善子、鞠莉「寝てない!?」

 

花丸「朝からずっと辛そうな顔をしてたズラ・・・だから」

 

鞠莉「・・・待機しようって行ったけど、一旦部屋から出ましょう居ればいるほど悲しくなる気がするから」

 

梨子「賛成です」

 

鞠莉「3人もいい?」

 

曜、花丸、善子「・・・」

 

黙って頷く

 

鞠莉「屋上に行きましょう」

 

 

ガラガラ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




以上です。
今回はダイヤが運ばれて手術の後Aqoursの他のメンバーが来ると言う話でした。
少し変な話になってしまってすいません。

次回、善子が・・・

最後にご観覧ありがとうございました。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

秘めていた思い

前回、少し適当になってしまいました。
本当に申し訳ございません。
今回からきっちり書かせていただきます。


西木野総合病院屋上

 

鞠莉「大変な事になったわね」

 

曜「うん・・・」

 

梨子、善子「・・・」

 

花丸「まさかこんな事に、なるなんて」

 

ルビィ「」

 

鞠莉「ダイヤ・・・」

 

曜「これからどうすれば」

 

善子「・・・ねぇ」

 

ずっと黙っていた善子が口を開く

 

梨子「善子ちゃん?」

 

善子「全員いないけど話したい事があるの・・・」

 

花丸「・・・善子ちゃん」

 

花丸は善子顔を見た瞬間悟った善子は大事な話をするという事を

 

鞠莉「分かったわ場所はどこにする?」

 

善子「ダイヤの部屋でいい?ここでは寒いでしょ?」

 

鞠莉「分かったわ」

 

梨子「・・・(初めて見たかもこんな真剣な善子ちゃん)」

 

善子「私がルビィを担ぐわ」

 

そういってルビィを背負う

 

善子「行きましょう」

 

ガチャ

 

曜「どうしたんだろ善子ちゃん」

 

花丸「善子ちゃんは今回のダイヤさんの事で心当たりがあるんじゃないかな?」

 

梨子「私も同じ事を思ってた」

 

鞠莉「・・・そうかもね、あんな善子今まで見たことない」

 

花丸「マルたちも早く行こう」

 

曜、梨子、鞠莉「うん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダイヤの病室

 

善子「・・・ルビィは壁にもたらさせる形で座らせるわね」

 

曜「・・・」

 

花丸「善子ちゃん話すズラ」

 

善子「・・・ひとまず閉校祭の話からするわね」

 

鞠莉「閉校祭?」

 

善子「ええ、私は花丸と梨子に手伝ってもらって占いをする事にした」

 

花丸「!!」

 

善子「どうかした?」

 

花丸「いや、なんでも・・・(いつもの呼び方じゃない)」

 

梨子「・・・(何か知ってるのかしら)?」

 

善子「ここまでは分かるわよね?」

 

曜「へぇ、善子ちゃん占いしてたんだ」

 

鞠莉「行きたかったデース」

 

善子「みんなに質問、なんで占いにしたと思う?」

 

梨子「なんで占いにって善子ちゃんそういうのは元から好きでしょう?」

 

善子「・・・それもあるけれど、本当はできないと思ってた。けど逆にやったらいんじゃない?と言われたの」

 

鞠莉「誰がそんな事を・・・」

 

善子「ダイヤよ」

 

曜、梨子、花丸、鞠莉「!!」

 

善子「閉校祭が始まる2日前少し用事で東京に行った帰りダイヤに会ったの」

 

鞠莉「閉校祭の2日前・・・あっ!部活が休みの時ね」

 

善子「ええ、そうよ、

 

鞠莉「!!だからあの日ダイヤは何も言わずに帰ったのね」

 

 

曜「成る程」

 

善子「ええ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【 閉校祭2日前

 

 

喫茶店の前

 

善子「・・・」

 

ダイヤ「ハァハァハァ、善子さん!」

 

善子「来たわね」

 

ダイヤ「どうしたんですか、善子さんが相談なんて珍しいですわね」

 

善子「閉校祭の話よ」

 

ダイヤ「閉校祭ですの?」

 

善子「ええ、占いをやろうと思って」

 

ダイヤ「占いですか?」

 

善子「この堕天使ヨハネが人間たちを占ってやるのです」

 

立ち上がる

 

ダイヤ「・・・面白そうですね、ゴホゴホ」

 

少し咳き込む

 

善子「大丈夫?」

 

ダイヤ「ええ、大丈夫ですわ。占い面白そうですね」

 

善子「ほ、本当!?」

 

ダイヤ「ええ」

 

善子「・・・まさかダイヤがこんなに簡単に許可を出すとは思わなかったわ」

 

ダイヤ「そうですか?是非占って欲しいくらいですのに」

 

善子「・・・ありがとうね」

 

ダイヤ「いえいえ、閉校祭盛り上げましょうね」

 

善子「ええ・・・あ、それと今日ある人からこれを貰ったの」

 

ポケットからタロットカードを出す

 

ダイヤ「タロットカードですわね」

 

善子「これで占うのもありね」

 

ダイヤ「ふふ、善子さん占い楽しみですね」

 

善子「ええ!楽しみにしておきなさい!」 】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

善子「という事があったの」

 

鞠莉「わざわざダイヤに許可をもらうなんてね」

 

善子「ダメだったらいい所を言って無理矢理でも許可を貰おうと思っていたわ、まぁ一発でOK貰ったからその必要無かったけどね」

 

 

そんな中、ルビィが目がさめる

 

 

ルビィ「・・・」

 

善子、鞠莉「ルビィ!」

 

曜、梨子、花丸「ルビィちゃん」

 

ルビィ「・・・ごめんなさい、心配かけて」

 

花丸「る、ルビィちゃん大丈夫ズラ?」

 

ルビィ「花丸ちゃん、大丈夫だよ・・・善子ちゃん少しだけ話聞いていたよ」

 

善子「・・・そう」

 

鞠莉「ほ、本当に大丈夫なの?」

 

ルビィ「うん、ありがとう鞠莉ちゃん、みんなにこれ以上迷惑かけちゃダメだから・・・」

 

花丸「・・・(ルビィちゃん)」

 

ルビィ「善子ちゃん、タロットカードの話をしていたよね、それ見してくれない?」

 

善子「分かったわ」

 

鞄からカードを取り出す

 

善子「これよ」ルビィに渡す

 

ルビィ「・・・これは」

 

鞠莉「見覚えがあるの?ルビィ」

 

ルビィ「一応・・・善子ちゃん、貰った時の話してくれない?」

 

善子「貰った時の話?」

 

ルビィ「うん、お願い」

 

善子「・・・確かに貰った時の話は関係あるかもしれない」

 

ルビィ「・・・」

 

花丸「(ルビィちゃん何か変ズラ)・・・」

 

善子「さっきも言ったけど私はある用事で東京に行った、そして帰る前に寄ったの神田神社に」

 

ルビィ「!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【 閉校祭の2日前

 

東京

 

善子「そろそろ時間ね」

 

駅に向かおうとする

 

善子「・・・せっかくだから寄ろうかな」

 

駅に向かうのをやめて過去にAqoursのメンバーと2度訪れた神田神社に来ていた

 

 

 

神田神社

 

善子「ふぅ、凄いわねμ'sってこんな階段を毎日登ってたなんて」

 

階段を見下ろしながら呟く

 

善子「・・・なんか不思議な所ね」

 

そしてお参りをする

 

善子「(Aqoursが最高の思い出で終わりますように)」

 

・・・

 

 

善子「・・・さてと、帰ろ」

 

「ちょっとええかな?」

 

善子「・・・はい?」

 

善子は話しかけてきた人の方を見る

 

「・・・成る程、君はスクールアイドルをやっているみたいやね」

 

善子「!!(なんで分かったのこの人)」

 

「ウチのスピィリチアルパワーよ!」

 

ドヤ顔で言う

 

善子「(心を読んだ!?)」

 

「別に読んでるわけやないんよ」

 

善子「・・・す、凄い!凄いです」

 

目をキラキラさせて近づく

 

「そ、そう?」

 

善子「はい!なんかカッコいい」

 

「よろこんでもらえてなんよりや」

 

善子「あの、もしかして占いとかも出来るんですか!?」

 

「うん、得意やで」

 

善子「凄い!!」

 

目をキラキラさせる

 

「(この子グイグイくるね)」

 

善子「し、師匠って呼んでもいいですか!」

 

「し、師匠!?・・・なんか照れるなぁ・・・ええよ」

 

善子「ありがとうございます!師匠!!」

 

師匠?「うむ!・・・じゃあ占ってあげる君の事を」

 

善子「ぜ、是非お願いします」

 

師匠?「・・・」

 

カードを取り出す

 

善子「そ、それは?」

 

師匠?「これはタロットカードやよ」

 

善子「!!」

 

師匠?はタロットカードを一つ開く

 

師匠?「・・・ふむふむ、成る程君はよく不幸な目に合うみたいやね」

 

善子「!!(あ、当たってる)」

 

師匠?「・・・でも、ある時から不幸は最大の幸せになるみたいやね」

 

善子「ほ、本当ですか?」

 

師匠?「うん、間違いないよ」

 

善子「不幸が幸せに変わるのね・・・」

 

師匠?「面白いね君」

 

善子「ありがとうございます・・・あ、あと一つAqoursを占ってください」

 

師匠?「Aqours・・・ああ、君のグループの事ね」

 

善子「はい、お願いします。」

 

師匠?「了解や!・・・」

タロットカードをもう一度置き直し、一枚引く

 

善子「・・・どうなりましたか?」

 

師匠?「・・・」

 

善子「し、師匠?」

 

師匠?「・・・何か起きるみたいやね、Aqoursに」

 

善子「何か起こる?良いことなんですか?それとも悪いことなんですか?」

 

師匠?「・・・それは分からないけど、場合によってはどちらにも転ぶと思うんよ」

 

善子「そうですか・・・」

 

師匠?「そろそろ行かないと間に合わへんのとちゃう?」

 

善子「あ!そうだった!」

 

師匠?「ふふ、君と会えてよかったよ」

 

善子「ありがとうございました」

 

師匠?「そうや君にこれをあげよう」

 

タロットカードを差し出す

 

善子「こ、これは師匠の!」

 

師匠?「・・・これはウチにはもういらない、カードも言うてるんよ持つべきものは君やってね」

 

善子「あ、ありがとうございます!大切に使います」

 

師匠?「うん」

 

善子「それじゃあ行きますね」

 

師匠?「うん!頑張ってや!」

 

善子「はい!ありがとうございました!」

 

タッタッタッタッタッタ 】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

善子「って事があった、その人にこれは貰ったの」

 

鞠莉「紫の髪の毛で関西弁・・・」

 

花丸「分からないズラ」

 

ルビィ「・・・タロットカードを持っていて占いが得意・・・」

 

曜「誰だろう?」

 

梨子「分からないでしょうそれでは」

 

善子「・・・師匠の名前聞いとけば良かったわ」

 

鞠莉「え、なんで師匠って言ってるの?」

 

善子「師匠は師匠よ」

 

花丸「あはは(いつもの善子ちゃんぽいズラ)」

 

ルビィ「・・・善子ちゃん、まだ話の続きあるよね?」

 

善子「・・・」

 

鞠莉「え、もう流石に」

 

善子「あるわよ」

 

鞠莉「え?」

 

花丸「まだ続きがあるの?」

 

ルビィ「・・・善子ちゃんはそれくらいでは落ち込んだりしないと思う、それにルビィ分かったかも」

 

梨子「分かった?」

 

曜「どういう事?」

 

ルビィ「花丸ちゃん、梨子ちゃん善子ちゃんと一緒に占いをやってたんだよね?」

 

花丸「ズラ」

 

梨子「うん、千歌ちゃんが来て出た後休憩って言って」

 

ルビィ「・・・繋がったよ、お姉ちゃんは善子ちゃんのところに行ってたんだね」

 

曜、梨子、花丸、鞠莉「!!」

 

善子「ええ、そうよ花丸と梨子が出た後ダイヤは私の元に来たわ」

 

花丸「・・・だからマルたちを無理やり外に行かせたんだ」

 

梨子「善子ちゃん・・・」

 

善子「・・・ダイヤは内緒にしたかったみたいだからね」

 

ルビィ「その時に何かあったんだよね?」

 

善子「・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【 閉校祭当日 占いの部屋

 

善子「来たわねダイヤ」

 

ダイヤ「はい、善子さん」

 

善子「・・・椅子に座りなさい」

 

ダイヤ「ありがとうございます」

 

椅子に座る

 

善子「・・・さぁリトルデーモン何を占って欲しいの?」

 

ダイヤ「・・・私のこれからについて占って欲しいのです」

 

善子「これからについて?」

 

ダイヤ「・・・恥ずかしい話なのですが、少しこの先が心配で」

 

善子「・・・変なものでも食べた?・・・まぁいいわ占ってあげる」

 

タロットカードを出す

 

ダイヤ「それは!」

 

善子「ああ、これはこの前のやつよ」

 

ダイヤ「そうですか、ではお願いします」

 

善子「分かったわ・・・」

 

師匠?と同じようにやる

 

善子「引きます」

 

ピロ

 

善子「・・・!!(これは)」

 

ダイヤ「・・・善子さん?」

 

善子「あ、ごめんなさい失敗したみたい」

 

ダイヤ「そうなんですの・・・」

 

善子「もう一度やるわね」

ダイヤ「・・・」

 

善子「・・・」

 

ピロ

 

善子「!!(か、変わらない)・・・」

 

ダイヤ「・・・善子さん見せてください」

 

善子「・・・(ど、どうする)」

 

ダイヤ「・・・見ますよ」

 

善子「・・・(これは、誤魔化さないと)」

 

ダイヤ「・・・」

 

ペラ

 

ダイヤが出たカードをみる

 

ダイヤ「・・・成る程、そういう事になるのですね」

 

善子「(しまった)・・・」

 

善子が避けた理由は 死神のカードだったから

 

善子「・・・」

 

ダイヤ「・・・予想通りですね」

 

善子「え?」

 

ダイヤは立ち上がり

 

ダイヤ「・・・私の運命はもうすでに決まっていたのですね、ありがとうございました善子さん」

 

善子「え?どういう事よ!」

 

ダイヤ「近いうちに話します」

 

善子「・・・ダイヤ、あんたまさか!」

 

ダイヤ「善子さん・・・」

 

その先は言うなと目が訴えた来ていた

 

善子「ダイヤ!今ならまだ」

 

ダイヤ「ゴホゴホ!ゴホゴホ」

 

口から少し血を流していた

 

善子「!!・・・嘘でしょ」

 

ダイヤ「・・・善子さん、お願いします、この事は秘密にしておいてください」

 

善子「ダイヤ・・・分かった」

 

ダイヤ「ありがとうございます善子さん」

 

笑顔で答える 】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

善子「・・・」

 

鞠莉「ま、まさかダイヤは」

 

善子「・・・何かの病気の可能性が高いわ」

 

ルビィ「・・・なんでとめなかったの」

 

花丸「ルビィちゃん?」

 

ルビィ「なんでお姉ちゃんを止めてくれなかったの!」

 

曜、梨子、善子、花丸、鞠莉「!!」

 

ルビィ「善子ちゃんなら無理矢理でも止められたはずだよね?なんで止めなかったの!!!」

 

善子「・・・止めないでってずっと私に訴えてきてて」

 

ルビィ「そんな言い訳はいい!止められたのになんで、なんで」

 

ルビィは涙を浮かべている

 

花丸「る、ルビィちゃん」

 

善子「ごめんなさい、ごめんなさい」

 

必死で謝る

 

ルビィ「・・・」

 

鞠莉「ルビィ!落ち着きなさい!」

 

ルビィ「・・・落ち着く?ルビィは落ち着いてるよ」

 

花丸「・・・」

 

善子「ごめんなさい、ごめんなさい」

 

ルビィ「謝っても遅い」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パシン!

 

 

 

 

 

 

曜、梨子、鞠莉「!!!」

 

善子「は、花丸」

 

花丸「・・・いい加減にするズラ」

 

ルビィ「・・・」

 

花丸「善子ちゃんが!どんな気持ちだったか!考えたズラか!」

 

少し怒鳴る

 

ルビィ「!!!」

 

花丸「それに今は喧嘩してる場合じゃない!」

 

ルビィ「は・・なまるちゃん私」

 

花丸「・・・」

 

ルビィを抱きしめる

 

ルビィ「!!」

 

花丸「ごめんね、叩いて痛かったよね?」

 

ルビィ「うわぁぁぁぁぁぁぁ、ごめんなさい」

 

涙を流す

 

花丸「・・・マルもごめんズラ」

 

ルビィ「ごめんね、花丸ちゃん、善子ちゃん」

 

涙を流しながら言う

 

善子「いいわよ、ルビィの気持ちも分かるわ・・・」

 

花丸「ズラ」

 

曜「・・・良かった」

 

梨子「そうだね」

 

鞠莉「・・・(果南ちかっちをお願いね)・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい、以上となります。

今回は善子ちゃんとルビィちゃんの回でしたね。
お姉ちゃんが倒れたら正気じゃなくなるのも仕方ないですね。私も似たやうな事になったらおかしくなると思います。
そして今回は花丸ちゃんが頑張ってくれましたね。

次回は果南ちゃんと千歌ちゃんの回となります。



そして閲覧数が3000回を突破しました!ありがとうございます!


最後にご観覧ありがとうございました。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

苦悩と苦しみを乗り越えて

 

 

 

 

 

時は、千歌と果南が病室を飛び出した時に遡る

 

千歌「・・・」

 

千歌は考えていた何故ダイヤにばかりこんな事が起きるのだろうとずっと考えていた

 

千歌「・・・もっと何か出来たよね?ダイヤさんが変なのは気づいていたのに」

 

自分を責める

 

千歌「・・・」

 

エレベーターで降りようとしてボタンを押そうとする

 

果南「千歌!!」

 

押すのをやめ振り返ると

 

千歌「果南ちゃん・・・」

 

見た瞬間、走って階段から降りようとする

 

果南「待って!」

 

果南は千歌を追いかける

 

千歌「・・・」

 

果南「千歌!なんで逃げるの!」

 

千歌「・・・」

 

果南「・・・」

 

当然、果南の方が足は早く果南は千歌の手を掴む

 

果南「千歌、落ち着いて」

 

千歌「・・・落ち着く?」

 

果南「大事な時だよ?千歌の気持ちもわか」

 

千歌「分からないよ!」

 

怒鳴る

 

果南「!!」

 

千歌「分かるわけない、分かってるわけがない」

 

果南「千歌・・私は」

 

千歌「・・・今は誰も見たくない!誰とも関わりたくないの」

 

果南「・・・」

 

千歌「だから」

 

涙を浮かべて

 

千歌「ほっといて!千歌の事は」

 

果南「ち、千歌・・・」

 

すると千歌は果南の手を振りほどいて再び走る

 

果南「・・・」

 

果南は追いかけるられなかった、千歌の気持ちも正しいと思ったからだ

 

果南「千歌・・・私はただ」

 

立ち尽くすのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

千歌「ハァハァハァハァハァハァ」

 

ここまで来たら大丈夫だろうそう思い、千歌は一旦走るのをやめた

 

千歌「・・・」

 

千歌はまた後悔した、また一人を裏切ってしまった事。自分の為を思ってしてくれていた事を踏みにじったと

 

千歌「千歌はやっぱりダメな人だなぁ・・・」

 

そう呟く

 

千歌「・・・」

 

また歩き出す

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃果南は

 

 

果南「・・・」

 

考えていたどうするかを

 

果南「・・・千歌」

 

千歌の事は心配だ、だからこそ今はそっとしておくべきかと考えた。

しかし、果南はほっとけないと思った

 

果南「・・・鬱陶しいと思うかもしれないけど私は千歌が心配だから私は千歌を探す、探してみせる」

 

そう決め再び千歌を探す事を決意するのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃千歌は

 

 

千歌「・・・」

 

ここはどこだろう、どこかも分からず歩きまわっていたのでどこかわからなくなった

 

千歌「・・・ここは」

 

大通りに出た瞬間千歌はどこかが分かった・・・ここはUTX高校の前の通りだった

 

千歌「・・・千歌がスクールアイドルをやろうと思ったきっかけの場所」

 

UTX高校のスクリーンに近づいていく

 

千歌「・・・」

 

スクールにはμ'sが映し出されている

 

千歌「凄い・・・輝いてる」

 

凄いと思うと同時に

 

千歌「私は輝やけないよ私には無理だよ・・・」

 

そう呟く

 

千歌「・・・行こ」

 

千歌はUTX高校をあとにする

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

千歌「・・・ダイヤさん」

 

千歌は今、負の感情に囚われていた

 

千歌「私のせいで、私が一言かけていればダイヤさんは倒れる事はなかった」

 

千歌は全てを自分のせいにして自分を責めていた

 

千歌「そんな私が輝くなんて・・・無理な話だよね」

 

フラフラと歩く

 

ドン!

 

千歌「す、すいませ」

 

不良1「なんだお前ちゃんと前を見ろよ」

 

不良2「あれ?お前スクールアイドルの」

 

不良3「なかなか可愛いじゃねえか、連れて行こうぜ」

 

千歌「い、いやだ辞めて!」

 

不良1「そういうなって楽しいことするだけだからよ」

 

不良2「そうそう気持ちいいことするだけ」

 

不良3「そうだぜ、そっちも楽しんでくれるぜ」

 

千歌「誰から誰か助けて・・・」

 

その時千歌は悟ったみんなにあんな態度をとった私に助けなんてくるわけがないそう思った

 

千歌「(これが私への罰なんだね)」

 

目を瞑る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何をしているんですか!!

 

不良1.2.3 千歌「!!」

 

「何をしているんですか?言っているんです」

 

千歌「だ、誰」

 

不良1「なんだお前は?」

 

「彼女を離しなさい」

 

不良2「わ、分かりました離します・・・なんて言うとでも思ったか?」

 

「・・・そうですか」

 

荷物をその場に置く

 

「かかってきなさい、私に勝てたら連れて行っていいですよ」

 

不良3「ギャハハハハハ!面白いこと言うな女・・・決めた負けたらお前も連れて行ってやる」

 

千歌「そ、それは!」

 

不良1「お前は黙ってろ」

 

千歌「!!」

 

「・・・」

 

不良3「俺に勝てるとでも思ってるのか!」

 

謎の女性になぐりかかる

 

「・・・遅い」

 

それを避け腹に殴りを入れる

 

不良3「ガ、がは」

 

ドサッ!

 

不良1.2「!!」

 

千歌「す、凄い」

 

「・・・かかってきなさい、2人まとめてでもいいですよ」

 

不良1「舐めてやがんな」

 

不良2「ぐちゃしてやる」

 

二人がまとめ謎の女性の方に行く

 

「・・・二人かがりでも同じですがね」

 

二人の攻撃を交わし、こけさせる

 

不良1.2「!!」

 

「2人がかりでその程度とは」

 

不良1「や、やべぇよこいつ」

 

次第に震えだす

 

不良2「何を震えたんだよ!馬鹿が!」

 

そう言って謎の女性に向かっていく

 

「・・・愚かな事をしたと言うことを思い知りなさい」

 

ドン!

 

不良2「あが・・・」

 

ドサッ

 

千歌「・・・つ、強い」

 

不良1「ヒィィィ」

 

「まだやりますか?」

 

不良1「や、やりませんよ、すいませんでしたぁぁぁぁぁぁぁ」

 

二人を抱えて逃げていく

 

 

 

 

「ふぅ、大丈夫ですか?」

 

千歌「は、はい」

 

笑顔で言ってくる

 

「よかったです・・・」

 

千歌「ありがとうございます」

 

「・・・何か悩み事がありませんか?」

 

千歌「!!」

 

「・・・誰かと同じで分かりやすい顔をしてますね」

 

千歌「分かりやすいですか?・・・」

 

「ええ、凄く顔に出ていましたよ」

 

千歌「・・・」

 

「・・・少し話をしませんか?」

 

千歌「え?」

 

「ついてきてください」

 

千歌「・・・」

 

謎の女性について行く

 

 

 

 

 

数分後

 

 

 

 

 

 

「ここです」

 

千歌「ここは?」

 

「私のいきつけのお饅頭屋さんです」

 

穂むらと書かれている

 

千歌「穂むら?」

 

「はい、昔から通っているんですよここに」

 

千歌「そうなんですか・・・」

 

「入りますよ」

 

ガラガラ

 

店員「いらっしゃいませー」

 

お店の人が大きな声言う

 

「・・・お久しぶりです」

 

店員「!!久しぶりだねぇ元気だった?」

 

「はい!」

 

店員「道場大変でしょう?」

 

「慣れましたよ・・・教えるのは楽しいですし」

 

店員「そう・・・あれ?その子は?」

 

「この人は最近入った人です」

 

店員「そうなの!こんにちは」

 

千歌「こ、こんにちは」

 

店員「ちょっと待ってて、お茶と饅頭持っていくわね」

 

店の奥に行く

 

「ありがとうございます」

 

千歌「私」

 

「嘘を言ってしまいましたが、絡まれていたなんて言ったらあの人の事なので凄く心配してくるので・・・」

 

千歌「そうなんですか・・・ありがとうございます」

 

「気にしないでください・・・たまたま通りかかって良かったです」

 

千歌「本当に助かりました、ありがとうございます」

 

「無事で良かったです」

 

 

すると中から

 

店員「はい、おまたせどうぞ」

 

机の上に饅頭とお茶を置く

 

「すいません、いつもありがとうございます」

 

店員「気にしないで、いつも娘がお世話になってたんだから」

 

「・・・帰ってきてないんですか?」

 

店員「ええ、修行だーって行ったけどまだ帰ってこないわね」

 

「そうですか」

 

店員「まぁ、ゆっくりしていってね」

 

「はい、ありがとうございます」

 

千歌「あ、ありがとうございます」

 

店員「ごゆっくり」

 

調理場に行く

 

「さてと、ごめなさいね、急にこんな所に連れてきて混乱しているでしょう?」

 

千歌「い、いえ大丈夫です」

 

「そうですか・・・先程貴方にがあるって私は言いました、私でよければ相談に乗りますよ」

 

千歌「・・・」

 

「無理に話す必要は無いですから」

 

千歌「・・・聞いてもらってもいいですか?」

 

「はい、聞きますよ」

 

千歌「実は」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

千歌は先程

果南とあったことを話した

 

「成る程、そんな事があったんですね」

千歌「はい・・・」

 

「それでどうすればいいか分からなくなって飛び出してきたと」

 

千歌「・・・そうです」

 

「・・・本当にそっくりですよ私の幼馴染と」

 

千歌「そうなんですか・・・」

 

「はい、彼女は太陽みたいな人でみんなを引っ張ってくれる人でした・・・けれど一度だけ崩壊しそうになりました、その時に似ていると思って」

 

千歌「・・・」

 

「・・・でも彼女は立ち上がりました、だから貴方もきっと立ち上がれるはずです」

 

千歌「・・・そうですか」

 

「・・・貴方の友達今も貴方を探しているのではありませんか?」

 

千歌「!!」

 

「貴方の事を思ってますよきっと」

 

千歌「果南ちゃん・・・」

 

「だから、行ってきなさい」

 

千歌「はい!ありがとうございます!」

 

立って謎の女性の方を見て言う

 

千歌「ありがとうございました!」

 

そして店を出る

 

「・・・」

 

店員「・・・あら、もう行ったの?」

 

「はい、悩みはなんとか解決できたみたいです」

 

店員「そっか・・・優しいわね」

 

「そんな私はただ困っていたので背中を押してあげただけですよ」

 

店員「・・・でも、昔の貴方からは想像できなかったわ恥ずかしがり屋の貴方が」

 

「///それは昔の話じゃ無いですか」

 

店員「ふふふ」

 

「・・・それじゃあ私は戻りますね」

 

店員「・・・そう、いつでも来てね」

 

「はい!ありがとうございます」

 

ガラガラ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

千歌「ハァハァハァ、果南ちゃん!果南ちゃん!」

 

千歌は果南の名を呼びながら走り続けていた

 

千歌「・・・どこにいるの果南ちゃん」

 

どこにも見つからない 早く見つけないと思っていた

 

千歌「・・・」

 

 

 

 

数分後

 

 

 

 

千歌は気付かず気付かずのうちに神田神社の方に来ていた

 

千歌「ハァハァハァ、いないかな?ここに」

 

階段を登る

 

カツンカツンカツン

 

千歌「ハァハァハァ、居ない」

 

見渡すも誰も居なかった

 

千歌「・・・」

 

 

千歌!!

 

 

千歌「!!」

 

病院に戻ろうと思ったその時だった

 

果南「ハァハァハァ、やっと見つけた」

 

千歌「果南ちゃん・・・」

 

千歌は下に降りる

 

果南「どこに行ってたの?」

 

千歌「それは」

 

そう行った瞬間

 

果南は抱きついてきた

 

果南「千歌、心配したんだよ?」

 

千歌「・・・うっ、果南ちゃんごめんなさい」

 

涙を流す

 

果南「・・・私こそごめんね千歌、千歌の気持ち何一つとして考えれてなかった」

 

千歌「果南ちゃんが謝る事はないの!これは千歌が悪いの!」

 

果南「・・・そんな事ない、私にも責任があるよ」

 

千歌「果南ちゃん・・・」

 

果南「・・・それにしても良かった千歌が無事に帰ってきてくれて」

 

果南は涙目になりながら言った

 

千歌「・・・本当にありがとう果南ちゃん」

 

果南「幼馴染のためだよ、これくらい当たりまえだよ」

 

千歌「・・・」

 

果南「千歌落ち着けた?」

 

千歌「うん・・・」

 

果南「・・・ダイヤの事はまだ分からない、けど、私達が崩れたらダメでしょ?」

 

千歌「・・・うん、そうだよね」

 

果南「・・・戻ろうか、病院に」

 

千歌「うん!」

 

果南「行こう・・・」

 

千歌「・・・果南ちゃんもう一つお願いしてもいい?」

 

果南「何?」

 

千歌「ハグしてほしい///」

 

果南「・・・そんな事なら、ほら」

 

千歌を抱きしめる

 

果南「・・・千歌、帰ってきてくれてありがとうね」

 

千歌「うん・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時間は善子が全てを話し終えた後に戻る

 

 

 

 

 

梨子「千歌ちゃんと果南ちゃん遅いわね」

 

曜「大丈夫、もうすぐ帰ってくるよきっと」

 

鞠莉「ええ、きっともうすぐ帰ってくるわ」

 

善子「・・・」カードをめくる

 

花丸「なんて出たズラ?」

 

善子「・・・再集合、もうすぐ帰ってくるわ千歌も果南も」

 

ルビィ「そっか」

 

花丸「・・・」

 

ガラガラ

 

果南「みんなお待たせ」

 

鞠莉「果南!」

 

曜「千歌ちゃんは?」

 

申し訳なさそうな千歌が入ってくる

 

千歌「・・・みんなごめんなさい」

 

梨子、曜、花丸、ルビィ「千歌ちゃん!」

 

鞠莉、善子「千歌!」

 

千歌「ごめんなさい、でももう大丈夫心配かけてごめんね」

 

曜「千歌ちゃん・・・よかった戻ってきてくれて」

 

善子「・・・凄いわねこのタロットカード」

 

花丸「・・・マルもびっくりズラ」

 

ルビィ「・・・善子ちゃん、再集合ってさっき言ったわよね?」

 

善子「ええ」

 

ルビィ「という事は・・・」

 

ルビィはダイヤの方を見た

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダイヤ「んっ・・・ここは」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黒澤ダイヤ

 

 

 

 

 

 

ついに目覚める

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





以上となります。
今回は千歌ちゃんと果南ちゃんの話でした。
幼馴染っていいですよね?私は居ないので居たらなって思います笑

次回、ついにダイヤが目を覚ます!お楽しみに!

最後にご観覧ありがとうございました。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

生命のカウントダウン

 

 

 

 

ダイヤ「・・・ここは?」

 

 

ダイヤが目を覚ます

 

ルビィ「お、お姉ちゃん!」

 

果南、鞠莉、善子「ダイヤ!!」

 

千歌、曜、梨子、花丸「ダイヤさん!」

 

ダイヤ「皆さん!」

 

果南「閉校祭が終わって急に倒れてびっくりしたんだよ!」

 

ダイヤ「・・・果南さん」

 

果南「みんな心配したんだよ?」

 

ダイヤ「・・・」

 

みんなの顔を見る

 

ダイヤ「迷惑をかけてごめんなさい」

 

鞠莉「マリー達もダイヤの体調に気づいてなかったからね・・・ごめん」

 

ダイヤ「そんな!皆さんは悪くなんか」

 

善子「・・・悪いわよ!私は止められたのに止められなかった、あの時ダイヤを止めていれば」

 

ダイヤ「善子さん・・・ごめんなさい、あの時は凄く混乱させてしましたね」

 

善子「・・・許してあげるそのかわりちゃんと元気になりなさいよ」

 

ダイヤ「・・・はい」

 

千歌「・・・」

 

今の返事顔は笑顔なのに返事が小さかったなんでだろう? 嫌な予感がする

 

鞠莉「そういえば!ダイヤが起きたらナースコールしないとダメだったよね」

 

ピッ!

 

ダイヤ「・・・倒れてしまったんですね私」

 

ルビィ「本当に心配したんだよ!お姉ちゃん!」

 

ダイヤ「ルビィ・・・」

 

ガラガラ

 

「ハァハァハァ、やっと起きたみたいだな」

 

Aqours(ダイヤ以外)「!!」

 

ダイヤ「・・・はい」

 

「・・・ダイヤちゃんはちょっと来てくれ話しがある」

 

ダイヤ「・・・はい、分かりました」

 

「・・・すまないがみんなはここで待っていてくれ、また戻ってくるから」

 

千歌「あ・・・」

 

ダイヤ「皆さん、待っていて下さい」

 

ガチャ

 

果南「・・・」

 

鞠莉「果南気づいた?」

 

果南「うん・・・あの人怒ってる」

 

千歌、曜、梨子、ルビィ、花丸、善子「・・・」

 

果南「・・・それになんとなく分かったかも」

 

千歌「分かった?」

 

果南「うん・・・多分年末にダイヤが倒れる前あの人は居た・・・」

 

鞠莉「・・・」

 

果南「!!まさか大きな病院に行ったほうがいいと言ったのはあの人かも」

 

千歌、曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、鞠莉「!!!」

 

果南「・・・」

 

千歌「果南ちゃん!それは」

 

果南「・・・でもあの時に出会ったのも今私達も前に居るのもこれで納得がいく」

 

善子「・・・」

 

タロットカードを出そうとする

 

花丸「やめるズラ!」

 

善子「ズラ丸!?」

 

花丸「・・・だめズラ絶対に」

 

善子はこの時花丸が本気で止めようとしているのを感じとりタロットカードをしまった

 

ルビィ「花丸ちゃん?」

 

花丸「嫌な予感がするんズラ・・・だから占ってはだめズラ!」

 

善子「・・・」

 

千歌「・・・果南ちゃんの考えている事多分合ってる」

 

曜、梨子「千歌ちゃん!?」

 

果南「千歌・・・」

 

千歌「ダイヤさんは私達に何かを隠している」

 

曜、梨子、ルビィ、花丸、善子「!!」

 

鞠莉「私もそうじゃないかと思ってた、ダイヤ凄く変だったから」

 

千歌「・・・ルビィちゃんダイヤさんが変だった事とかある?」

 

ルビィ「・・・分からない、いつも通りだったから。けど一度だけルビィがたまたま夜中に起きた時にベットに寝ているはずのお姉ちゃんがいなかった事があるの」

 

果南「・・・それはいつ?」

 

ルビィ「・・・お姉ちゃんが帰ってきた次の週くらいの時かな」

 

鞠莉「・・・それは変ね」

 

千歌「どこかに行っていたとか?」

 

梨子「夜中なのに誰も起きてない時に外に行くはずないわよ?」

 

果南、鞠莉、善子「!!」

 

花丸「善子ちゃん?」

 

善子「果南、鞠莉!」

 

果南、鞠莉「・・・」

 

黙って頷く

 

善子「夜中誰も起きてないのにどこも行くはずが無い梨子そういったわよね?」

 

梨子「うん」

 

善子「一つだけあるわよ、場所が」

 

曜「場所?」

 

千歌「!!」

 

梨子「千歌ちゃん?」

 

千歌「そっか・・・ダイヤさんは」

 

善子「この病院に来ていた・・・それなら辻褄があうわよね」

 

曜、梨子、ルビィ、花丸「!!」

 

果南「ありがとう、善子・・・うんダイヤはこの病院に通っていたって事だね」

 

ルビィ「そんな・・・お姉ちゃんは!」

 

花丸「ルビィちゃん・・・」

 

鞠莉「・・・まだそうと決まったわけではないわ、本人が帰ってきたら聞きましょう、あの日からあった事を」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

資料室

 

「・・・ここだ」

 

ダイヤ「ここは」

 

「・・・ここは資料を見る部屋だ、みんなにどこにいるか分かられると面倒だからここにした」

 

ダイヤ「・・・そうですか」

 

真姫「無事に起きたわねダイヤ」

 

ダイヤ「真姫さん!」

 

真姫「ダイヤに話さないといけないことがあるの」

 

ダイヤ「・・・」

 

「・・・だか、君に色々話す前に一つ言うことがある」

 

ダイヤ「・・・」

 

「自分の事軽く見ているだろ?」

 

ダイヤ「・・・」

 

ダイヤは呼ばれた時から分かっていた、この人は怒っていると

 

「・・・今回、君が倒れたのは自分を大切にしなかったから、仲間に頼ろうとしなかったからだよ」

 

ダイヤ「・・・」

 

「たまたま、俺がついた直後だったからすぐ病院にも行けたし応急処置もできた・・・けどな俺が居なかったら君は死んでいたかもしれないんだよ?」

 

ダイヤ「それは分かっています、だから私は覚悟しています、いつ死ぬでもいいように」

 

そう言いかけた時

 

「・・・ふざけんじゃねえぞお前!」

 

ダイヤ「!!」

 

ダイヤは驚いたこの人がまさかこんなに怒りをあわらにしている事に

 

「死ぬのが覚悟出来ている?なめてんのか?お前はな!ダイヤ!・・・癌になっても必死に生きようとしている人も居るんだぞ!?なのになんだよそれ」

 

真姫「・・・(久しぶりに見るこんなに怒っているの)」

 

ダイヤ「・・・」

 

「いい加減にしろよダイヤ、お前の命はなぁ!お前だけのものじゃねんだよ!お前の家族、友達、そしてお前の命を預かっている俺たちのものでもあるんだよ!」

 

ダイヤ「!!!」

 

「・・・お前が死ぬ覚悟が出来ていようが周りはどうなんだ?考えたか?その後のことを?」

 

真姫「ちょっと言い過ぎよ」

 

「真姫・・・分かってる、ダイヤ・・・自分の命を簡単に捨てるような事は絶対にするな!・・・絶対にだ!」

 

ダイヤ「・・・」

 

「・・・少し考えろ・・・真姫、俺は飲み物買ってくる」

 

真姫「分かったわ」

 

ガチャ!

 

ダイヤ「・・・私は」

 

真姫「・・・ごめんね、あいつがあんなに怒るなんて思ってなかったから」

 

ダイヤ「・・・いえ、あの人が言っていることは事実です、それに怒る理由も分かっています」

 

真姫「・・・ダイヤが選んでいることは間違えじゃない、私だって同じ事になればきっとそうしてる・・・でもあいつはそれが許せないのよ」

 

ダイヤ「真姫さん・・・」

 

真姫「あいつね昔は一人で抱え込んでいたのよ、色々」

 

ダイヤ「そうなんですか・・・」

 

真姫「色々失って、色々消えていって、心は死んでいたのかもね・・・でもみんなが手を差し伸べてくれてあいつは色んな物を取り戻したの、だからダイヤにはそんな経験して欲しくないと思って言ってるのよ」

 

ダイヤ「・・・」

 

真姫「みんなに頼る事も全てを話す事も辛いかもしれない・・・けど何もしなければ何も起きないからね・・・」

 

ダイヤ「真姫さん・・・」

 

真姫「だから考え直して欲しいの、自分の命を軽く見ているところとかみんなに頼らない所とかを・・・貴方ならみんな協力してくれる、きっと・・・いえ!絶対に」

 

ダイヤ「・・・私は囚われていたのかもしれません、孤独に」

 

真姫「もう一度言うけど間違ってはいないわ貴方の選択も・・・でも命は貴方の物だけじゃない、だから生きなさい!今を精一杯!」

 

ダイヤ「・・・ありがとうございます」

 

 

 

 

扉の外

 

「・・・ふふ、流石真姫だな・・・」

 

 

ガチャ

 

「・・・ただいま」

 

そう言って真姫にコーヒーを投げる

 

真姫「・・・ありがとう」

 

「ほらよ」

 

ダイヤにも投げる

 

ダイヤ「!ありがとうございます」

 

「・・・ああ、ダイヤちゃん分かってくれたかな?」

 

ダイヤ「はい・・・本当にごめんなさい」

 

頭を下げる

 

「・・・俺の方こそきつい言い方をしてしまったな、すまない」

 

頭を下げる

 

真姫「・・・もう、二人とも頭を上げなさい!」

 

二人は頭を上げる

 

真姫「・・・この話は終わりよ、この後どうするかはダイヤ次第だしね」

 

「・・・そうだな」

 

 

 

真姫「・・・ダイヤ、大事な話があるわ」

 

ダイヤ「!!」

 

「・・・ああ、これからの話が一番大切だ」

 

ダイヤ「・・・はい」

 

真姫「・・・貴方の癌急に侵攻が早まったわ」

 

ダイヤ「!!!」

 

「・・・ああ、言いにくいがこのスピードだと半月持つか持たないかだ」

 

ダイヤ「半月・・・」

 

真姫「・・・一つ言っておくとダイヤが無理したのは関係ないわよ癌の侵攻が急に変わっただけだから」

 

ダイヤ「・・・」

 

「・・・分かっている、ラブライブと卒業式の事だろう?」

 

ダイヤ「はい・・・」

真姫「・・・私としては3月の終わりまで引き延ばす予定よ!私の医者の人生をかけ行う、だからねこれからは少ししんどい治療になるかもしれない」

 

ダイヤ「そうですか」

 

真姫「それで、ダイヤにやってもらう事が一つだけあります」

 

ダイヤ「私がやる事?」

 

「やる事じゃないかな・・・でも秘めていて欲しいことかな?」

 

真姫「死なない!まだ生きる!という意思というか気持ちをずっと持っていて欲しいの」

 

ダイヤ「生きてみせます!」

 

「・・・目の色が変わったな」

 

真姫「ええ、今は強く輝いてるわね」

 

ダイヤ「本当に色々ありがとうございます」

 

「・・・お礼を言われる事じゃないよ」

 

真姫「これが仕事であり私達ならやる事だからね」

 

ダイヤ「・・・そうですよね」

 

「それともう一つ・・・ダイヤちゃんにはここにしばらくいてもらう」

 

ダイヤ「!!」

 

真姫「・・・ダイヤの両親とはもう既に話をしたわ・・・あとは貴方と貴方の仲間次第」

 

「・・・おそらくこれからダイヤちゃんは体調が急におかしくなったりすると思う、その時にこの病院にいれば直ぐに処置する事ができる、だからここにいてほしい」

 

真姫「そう、一番いい案はこれしかなかったの・・・」

 

ダイヤ「・・・」

 

「ただ、ラブライブ5日前に体調が良くて大丈夫そうならば一旦内浦に戻ってもらう」

 

ダイヤ「!!」

 

真姫「・・・絶対にダイヤをラブライブに出場させてみせる!これだけは何があっても保証するわ!」

 

ダイヤ「本当ですか」

 

「ああ!約束する!」

 

ダイヤ「分かりました、その案でお願いします」

 

真姫「・・・ありがとう」

 

真姫「はい!」

 

「・・・仲間達にはどうする?」

 

真姫「・・・その判断は貴方に任せるわ」

 

ダイヤ「・・・この後みんなにを話します、自分の身に起きている事そして、あの日から起きた事全てを」

 

「・・・決めたんだな、言うって」

 

ダイヤ「はい・・・おそらくみんなを困らせてしまう、最悪の場合分裂もあるかもしれないけれど、真実を言っておきたい!」

 

「・・・ふふ、決断したんだなダイヤちゃん」

 

ダイヤ「はい!」

 

真姫「・・・私達も手伝う事出来るわよ?」

 

ダイヤ「・・・いえ、今日の事も全部自分から全て話します、ここで待っていて下さい」

 

笑顔で言う

 

ガチャ

 

「・・・会えば会うたびに強くなってるなぁダイヤちゃん」

 

真姫「・・・貴方もそう思うのね」

 

「ああ・・・高校生ってやっぱりいいな」

 

真姫「ええ、でもまだ20代でしょ?」

 

「まぁそうだけどな、あの時が一番楽しかったって思う」

 

真姫「・・・そうね、私達にとってあの一年は永遠の宝物ね」

 

「死んでも忘れる事がない思い出だな」

 

真姫「ふふ、それは言い過ぎよ死んだら忘れてしまうわ」

 

「分かってる・・・そのためにも今を生きるって事だよな」

 

真姫「そうね、思い出を作るって事は先に進むって事ね」

 

「・・・今度飯食べに行こうぜ」

 

真姫「ええ、10人全員でね・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダイヤの病室

 

鞠莉「長いわね・・・」

 

善子「ええ・・・」

 

ルビィ「・・・お姉ちゃん」

 

ガラガラ!

 

千歌、曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、果南、鞠莉「!!!」

 

ダイヤ「・・・皆さんお待たせしました」

 

千歌、曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、果南、鞠莉「・・・」

 

ダイヤ「・・・」

 

鞠莉「・・・ダイヤちょっといい?」

 

ダイヤ「・・・はい」

 

鞠莉「全てを話してほしい」

 

ダイヤ「!!」

 

花丸「力になりたいんズラ!」

 

ルビィ「・・・少し聞くのが怖いけど」

 

善子「聞かないと何も分からないから」

 

ダイヤ「ルビィ、花丸さん、善子さん」

 

果南「今こそ、私達が出来ることをやるために」

 

鞠莉「なんでもするわよ」

 

ダイヤ「果南さん、鞠莉さん」

 

曜「頼りないかもしれないけど」

 

梨子「9人いればなんでも出来る」

 

千歌「うん、なんでも出来るよ・・・」

 

ダイヤ「千歌さん、曜さん、梨子さん」

 

千歌「そして、全てを聞く覚悟も出来てる!」

 

ダイヤ「・・・」

 

千歌「だから教えて!ダイヤさん!」

 

ダイヤ「・・・分かりました」

 

自分のベットに座る

 

ダイヤ「私の全てを話します、全てを話す前に一つだけ結論をいいます」

 

千歌、曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、果南、鞠莉「・・・」

 

 

 

 

ダイヤ「私、黒澤ダイヤは・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

末期の癌を宣告されました」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ついにダイヤはAqoursに自分の身に起きたことを話す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





はい!以上となります。
癌の侵食が進む中ついにAqoursに言ってしまいましたね・・・
次回全て話していきます・・・


最後にご観覧ありがとうございました。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ダイヤに身に起きている真実

 

 

ダイヤ「私、黒澤ダイヤは末期の癌を宣告されました」

 

ルビィ「・・・が、癌」

 

花丸「ダイヤさん・・・」

 

善子「・・・」

 

この時善子は思い知ったあの時の占いの死神の意味はこう言う意味なのかと言うことを

 

曜「・・・うそ」

 

梨子「そ、そんな」

 

千歌「・・・」

 

鞠莉「・・・嘘なんでしょ?ダイヤ」

 

ダイヤ「・・・」

 

果南「鞠莉・・・」

 

鞠莉「ドッキリなんでしょ、ダイヤ?」

 

ダイヤ「鞠莉さん・・・」

 

鞠莉「騙されないわよ」

 

果南「鞠莉!現実を見て!」

 

鞠莉「・・・何よ果南!癌になんかなる筈がないよ・・・まだ18歳だよ」

 

涙を落としながら

 

果南「鞠莉・・・受け入れるしかないよ」

 

鞠莉「うわぁぁぁぁぁぁん」

 

果南「・・・」

 

果南も涙を流す

 

ルビィ「・・・お姉ちゃん、何で」

 

ダイヤ「・・・ごめんなさい、ルビィ」

 

千歌「・・・ダイヤさん」

 

ダイヤ「・・・千歌さん・・・」

 

千歌「・・・話してよ、全部、あったことを全て」

 

ダイヤ「・・・分かりました」

 

千歌「果南ちゃん、鞠莉ちゃん、ルビィちゃん、曜ちゃん、梨子、花丸ちゃん、善子ちゃん聞こう」

 

果南「千歌・・・」

 

覚悟を決めている、千歌の目からそれを感じ取ったのであった

 

ダイヤ「おそらく、私の事で何人か不思議に思った事があると思うのです詳しく話します」

 

花丸「ダイヤさんがまず始めて異変を感じたのはいつズラ?」

 

ダイヤ「北海道から帰ってきた時の事になりますが、こちらに帰ってきた時お手洗いに行った時、出ようとした時に無数の髪の毛が落ちていました」

 

果南「あの時から」

 

ダイヤ「その時は前の人かな?と思いましたが私の髪の毛ですね・・」

 

善子「・・・よく覚えてるわね」

 

ダイヤ「あれが始まりだと思うので・・・そして家に帰ってきた後の事です」

 

ルビィ「お姉ちゃん鏡をよく見てたよね?」

 

ダイヤ「・・・はい、帰宅してご飯を食べた後くらいに聖良さんと少し電話しまして」

 

千歌「聖良さん!?」

 

ダイヤ「私の身体の異変をいち早く感じ取ったのは聖良さんだったのかもしれませんね」

 

果南「聖良が・・・」

 

鞠莉「その時は何て言われたの?」

 

ダイヤ「少し細くなったんじゃないのかと」

 

花丸「!!そんな細かいところに気づくの」

 

ダイヤ「体重を測ってみましたが変わってなかったので大丈夫かなと思ったんですが、鏡で見ると少し細くなったようにも見えました・・・」

 

梨子「そうだったんですか」

 

千歌「・・・それが始まりだったんですね」

 

ダイヤ「はい、そしてあの人に出会ったのはある日のバスの中で、ホテルオハラの場所を聞かれました」

 

鞠莉「ウチのホテル!」

 

ダイヤ「はい・・・」

 

果南「あの感じだと観光の感じではなかった、つまり何かの用事で来ていたって事だよね」

 

ダイヤ「あの人の事は全く分かっていないので何も言えませんが一つだけ言えるのは今回私が助かっているのはあの人のおかげだという事」

 

善子「確かにそうね、閉校祭の時あの人がいなければどうなっていたか」

 

花丸「・・・(何者なんズラ?)」

 

ダイヤ「そしてその後日に果南さんと病院に行った」

 

果南「私が無理やり連れて行ったやつだね」

 

ダイヤ「あの時は本当に助かりましたよ果南さん」

 

果南「うん、本当の意味で助けられなかったけどね」

 

曜「果南ちゃん・・・」

 

ダイヤ「その次に起きた事が・・・」

鞠莉「ダイヤが倒れた」

 

ダイヤ「はい、あの時流石に私も重い病気にかかっているんじゃないかと思いました・・・けど病院で言われたのは」

 

ルビィ「疲れているだけっていわれたんだよね」

 

ダイヤ「はい・・・私はそれで凄くほっとしました、ですがあの人は私に大きな病院に行かないか?と提案してきました」

 

千歌「それが、西木野総合病院」

 

ダイヤ「その通りです」

 

鞠莉「でもなんでここだったの?」

 

ダイヤ「それは、あの人が真姫さんの幼馴染だからですわ」

 

千歌、曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、果南、鞠莉「!!!」

 

ルビィ「幼馴染って!あの真姫さんと!」

 

ダイヤ「はい、だから私はすぐに診てもらえました」

 

鞠莉「・・・凄いことにばかりね」

 

ダイヤ「はい、そして次の日に宣告されました末期の癌だと」

 

千歌、曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、果南、鞠莉「・・・」

 

ダイヤ「・・・末期の癌と分かった時、冷静でした・・・けれどどんどん辛くなりました」

 

鞠莉「そう」

 

果南「・・・ダイヤ」

 

ダイヤ「・・・」

 

曜、梨子、ルビィ、花丸、善子「・・・」

 

千歌「ダイヤさん、続けて下さい」

 

ダイヤ「千歌さん・・・すいません、ゴホゴホ!」

 

千歌、曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、果南、鞠莉「!!!」

 

ダイヤ「ゴホゴホ!」

 

少し血を吐く

 

果南「ダイヤ!」

 

千歌「ダイヤさん!大丈夫ですか」

 

ダイヤ「大丈夫です・・・話を続けます」

 

鞠莉「ダイヤ」

 

ダイヤ「その後、私はお母様とお父様の前で宣言しました。最後までAqoursのみんなと居るということを」

 

善子「って事はまさか延命出来るのにそれを無視して私達とずっと居たって事!?」

 

ダイヤ「・・・」

 

ルビィ「・・・」

 

果南「ダイヤ・・・続けよう」

 

ダイヤ「・・・その後、週に1回病院に通う事にして普通に生活を送ることにしましたわ」

 

千歌「あの家での誕生日会でのお手洗いの中の髪の毛も・・・」

 

ダイヤ「私ですね」

 

千歌「・・・」

 

ダイヤ「そして・・・なんとか誰にもバレる事なく閉校祭を迎えた」

 

善子「・・・あの日、ダイヤあんた自分の体調がおかしいの分かってたんでしょ?」

 

ダイヤ「はい、朝から少し変でしたから」

 

善子「・・・ごめん」

 

頭を下げる

 

千歌、曜、梨子、ルビィ、花丸、果南、鞠莉「!!!」

 

ダイヤ「善子さん!?」

 

善子「私が無理やりにでも止めていれば、倒れる事は無かった」

 

ダイヤ「善子さんは悪くないですわ!」

 

善子「いや、悪いわよ・・・」

 

ダイヤ「善子さん・・・」

ダイヤは善子の頭を撫でる

 

ダイヤ「辛い、想いをさせてしまいましたね」

 

善子「・・・ぐすん」

 

涙を溜める

 

ダイヤ「・・・」

 

果南「そして、閉校祭が終わった後ダイヤは倒れた」

 

曜、梨子、花丸「・・・」

 

ダイヤ「はい、あった事をまとめると以上ですわ」

 

全員が黙る

 

 

 

 

鞠莉「なんで黙ってたの」

 

ダイヤ「・・・」

 

鞠莉「ダイヤ!」

 

果南「鞠莉!」

 

鞠莉「果南!」

 

果南「・・・ダイヤがどんな気持ちだったのか分かるの?」

 

鞠莉「!!」

 

果南「正直、鞠莉と同じ気持ちだったこの病院に来た時は」

 

鞠莉「果南・・・」

 

果南「でも、ダイヤの話を聞いて思ったんだ・・・苦しんだんだよダイヤは私達以上に」

 

千歌、曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、鞠莉「・・・」

 

ダイヤ「・・・」

 

果南「ごめんね」

 

ダイヤ「・・・本当にみんな優しいですね」

 

千歌「ダイヤさん、私は話してほしかったけど果南ちゃんの話を聞いて思ったのダイヤさんも辛い想いをしていると思ったの」

 

ダイヤ「千歌さん・・・」

 

曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、果南、鞠莉「・・・」

 

ダイヤ「・・・少しお手洗いに行ってきますわ」

 

ガラガラ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

病室の外

 

ダイヤ「・・・聞いていたんですか」

 

真姫「・・・」

 

「・・・我慢バレバレだぞ」

 

ダイヤ「・・・」

 

涙を少し流す

 

真姫「・・・」

 

真姫は無言でダイヤを抱きしめる

 

「・・・少し落ち着いたら戻ってこい」

 

ダイヤ「・・・」

 

涙を流す

 

真姫「・・・貴方」

 

「あいつらと話してみたいと思った、だから頼んだぜ」

 

笑顔で言う

 

ガラガラ

 

真姫「本当、昔から変わらないわね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

病室

 

善子「これからどうなるの?」

 

ルビィ「・・・お姉ちゃん」

 

花丸「ダイヤさん・・・」

 

鞠莉「ダイヤの身体はもう・・・」

 

曜「多分出られないよね、外には」

 

梨子「そうだね」

 

千歌、果南「・・・」

 

ガラガラ

 

千歌、曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、果南、鞠莉「!!!」

 

「・・・外に出られるか出られないかは君たち次第だ」

 

鞠莉「それはどういう事ですか?」

 

「ダイヤちゃんは余命後半月もないだろうこのままいけばだがな」

 

鞠莉「半月!」

 

果南「それじゃあラブライブは!」

 

「出れないことになるな」

 

ルビィ「なんでそんな簡単に言えるんですか?」

 

「どうした?ルビィちゃん」

 

ルビィ「貴方は今までお姉ちゃんを見てきたんですよね?なのに」

 

「・・・俺は今現状をしっかりと話しているだけだ」

 

ルビィ「その言い方はないんじゃないんですか!」

 

「・・・」

 

花丸「ルビィちゃん!落ち着くズラ!」

 

ルビィ「・・・」

 

「はっきりと言う、ダイヤちゃんの癌は本人から聞いた通り思うが末期の癌だ、この病院でも治療方法は見つかっていない、いや日本はおろか世界でも見つかってないんだよ」

 

梨子「世界でも・・・」

 

善子「そんなに」

 

「本当に稀なケースの癌だ、まだ世界で二人目だからな」

 

千歌「・・・な、何故ダイヤさんがそんな癌に」

 

「それが分かればもっと前に進めるのだがな、全く分かっていない」

 

ルビィ「・・・」

 

「ただ、少しずつ病気に抗う手段は出てきている、それが行っている遅延させるという事だ」

 

千歌、曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、果南、鞠莉「・・・」

 

「だが、ダイヤちゃんは入院をしなかった・・・が、最低限の治療は受けてもらっているがな」

 

果南「でも、なんで内浦の病院では見つけられなかったんですか」

 

「3つの答えがある。一つはその癌は他の癌と全く異なっているからだ」

 

鞠莉「異なっている?」

 

「今回ダイヤちゃんから発見された末期の癌は他の癌と全く違うから発見が出来なかった、そのため極めて発見が難しくなっているからだ」

 

花丸「全く違うなんて事あるんですか・・・」

 

「ああ、それ以上詳しくは分からないから言えないがな・・・そして二つ目知らなかったからだ」

 

梨子「知らなかった?」

 

「そう、さっきも言ったが他の癌とは全く異なる、そのため突き止めることができないからだ」

 

善子「・・・もし、誰もそれに気づいていなかったら」

 

「ああ、彼女が死ぬ寸前まで理由は全く分かることなく死んでいっただろうな」

 

善子「・・・」

 

ゾクッ!善子は生まれて初めて恐怖というものを感じた

 

「そして、最後だがこれは一つ目に似ているんだが症状がある時とない時の差が激しすぎるため、何も分かっていない病院では過労や疲労などが原因と言われてしまう」

 

鞠莉「それが3つの理由」

 

「だがまだ2人目でまだまだ未知だこれからも研究を続けていつかは癌を殺せるようにしないといけない・・・」

 

千歌「そうですか・・・」

 

「癌の説明は以上だ・・・もう一つ、君達には選択をしてもらいたい」

 

千歌「選択?」

 

「この話は聞いてダイヤちゃんの事をどう考えるべきかをな」

 

ルビィ「お姉ちゃんをどうするか?」

 

「さてと後はダイヤと9人で話をするんだ、分かったか」

 

千歌、曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、果南、鞠莉「・・・」

 

「それじゃあ、俺は出るわ」

 

ガラガラ

 

入れ替わりでダイヤが入ってくる

 

ダイヤ「・・・皆さん本当にごめんなさい」

 

頭を下げる

 

千歌「・・・ねぇダイヤさん」

 

ダイヤ「千歌さん?」

 

頭をあげる

 

千歌「私ね、まだ見つけられてないの輝きを」

 

ダイヤ「!!」

 

曜、梨子「千歌ちゃん」

 

千歌「・・・ダイヤさんは見つかった?」

 

ダイヤ「いえ、まだですわ」

 

千歌「そっか・・・」

 

ダイヤ「ですが最後にラブライブの舞台で!輝きたいですわ!」

 

曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、果南、鞠莉「!!!」

 

千歌「ダイヤさん!」

 

ダイヤ「だから最後までみんなと一緒に居ますわ」

 

千歌「そっか・・・」

 

ルビィ「ルビィは!お姉ちゃんにはもっともっと生きて欲しいだから!」

 

花丸「ルビィちゃん」

 

ルビィ「・・・花丸ちゃん」

 

花丸「ダイヤさんは決断したんズラ、Aqoursの事も両親の事もルビィちゃんの事もみんな考えて決めたんズラよ」

 

ルビィ「でも!」

 

善子「ダイヤは決めたのよ、今命を燃やす事を」

 

ルビィ「・・・」

 

ダイヤ「たしかに少しだけなら延命できるかもしれません、けれど貴方達と少しでも長く居たい笑っていたいんです」

 

ルビィ「・・・お姉ちゃん」

 

ダイヤ「これから少しですが皆さんに迷惑を掛けるかもしれませんですがよろしくお願いします。」

 

鞠莉「ダイヤ・・・アホなの?」

 

ダイヤ「鞠莉さん!私は今真剣に!」

 

鞠莉「さっきまでね、ダイヤが死ぬ事ばかりしか考えてなかったのけど、ダイヤを見てそんな考えは吹き飛んだわ」

 

ダイヤ「鞠莉さん」

 

果南「迷惑かけてくれていいんだよ、私達は大切な仲間でみんな友達なんだし」

 

ダイヤ「果南さん・・・」

 

千歌「私達も精一杯協力するから!」

 

ダイヤ「千歌さん・・・」

 

みんなの目を見る

 

ダイヤ「ふふ、最高の仲間達ですわ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





以上です。
今回は何もありません。
ご観覧ありがとうございます!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

未熟な姉と妹

 

ガラガラ

 

「みんな決意したみたいだな」

 

ダイヤ「はい、みんな納得してくれました」

 

「そうか・・・みんな一つ聞いてくれひとまずダイヤちゃんは来週の日曜日までは入院してもらう事にしている」

 

千歌、曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、果南、鞠莉「!!」

 

「今ダイヤちゃんの身体は弱っている、それを少し回復させるためにここに居てもらおうと思ってる」

 

ダイヤ「・・・その後は?」

 

「内浦に帰ってもらってもいいようにする、けど俺もそちらに着いて行き君達のサポートをしようと思う」

 

千歌、曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、果南、鞠莉「!!」

 

ダイヤ「いいんですか!?」

 

「ああ、医院長と真姫にも頼まれた事だからな。ラブライブと卒業式は必ず行かせてあげるこれが俺達の使命だと思っている」

 

ダイヤ「・・・」

 

千歌「ありがとうございます」

 

頭を下げる

 

「頭を上げてくれ、本来頭を下げるのはこちらの方だ命を助けられないんだからな」

 

ダイヤ「・・・」

 

「そういう事だ、ひとまずダイヤちゃんのことは俺らに任せてくれ、それまではラブライブへの準備に集中して欲しい」

 

千歌、曜、梨子、花丸、善子、果南、鞠莉「はい!」

 

千歌「鞠莉ちゃん、一旦私達は家に戻ろう」

 

鞠莉「ちかっち・・・分かったわ帰りましょう」

 

果南「ダイヤ日曜日に」

 

ダイヤ「ええ、来るの待つ待ってますわよ」

 

ルビィ以外のみんなが外に出る

 

ルビィ「・・・お姉ちゃん」

 

ダイヤ「ルビィ?」

 

ルビィ「話があるの」

 

「・・・」

 

ルビィ「・・・その前に貴方は何者何ですか?」

 

「・・・」

 

ルビィ「ルビィは少なくとも初めて見た気がしないです」

 

「・・・いずれ分かるよ」

 

ガラガラ

 

 

 

 

 

 

 

屋上

 

鞠莉「さぁ!行くわよ」

 

千歌「あれ?ルビィちゃんは?」

 

鞠莉「ルビィは後から帰ってくるそうよ」

 

千歌「帰れるの?」

 

鞠莉「あとでヘリを呼ぶってことにしているから」

 

千歌「そっか・・・」

 

果南「ルビィ・・・」

 

千歌「心配?」

 

果南「・・・そりゃあね」

 

千歌「そうだみんなルビィちゃんも帰ってきたら話したいことがあるの!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西木野総合病院

 

ルビィ「・・・」

 

ダイヤ「・・・」

 

ルビィ「なんで、言ってくれなかったの」

 

ダイヤ「・・・」

 

ルビィ「ルビィはお姉ちゃんの妹だよ?家族だよ!」

 

ダイヤ「それは分かっていますわ」

 

ルビィ「じゃあ!なんで!」

 

ダイヤ「・・・みんなに心配をかけさせたく無かったからですわ」

 

ルビィ「・・・」

 

ダイヤ「ルビィ、貴方にも言ってなくて本当に悪いと思っていますわ。けれどもうすぐラブライブもあるそこでの目標は優勝すること、別の事を考えながら優勝できるほど甘い大会ではありませんわ」

 

ルビィ「・・・」

 

ダイヤ「もともと、ラブライブと卒業式が終わり次第言うつもりでした皆さんに・・・全てが終わった後に言うつもりでした」

 

ルビィ「もし、その最中に死んでしまう事考えたの?」

 

ダイヤ「!!」

 

ルビィ「何も言わないまま、死んだ事を考えたの!?」

 

ダイヤ「ルビィ」

 

ルビィ「ラブライブが近いとか関係ないよ・・・みんな悩むよきっとでもね、言わないと分からないよ」

 

涙を落とす

 

ダイヤ「・・・そうですわね」

 

ルビィ「言えばみんな悩むし苦しいよでも、言ってくれればみんながダイヤさんの事を見れるし、何かあっても対応できるるんだよ」

 

ダイヤ「それは・・・対応できると言っても皆さんに負担が」

 

ルビィ「違う!」

 

ダイヤ「!!」

 

ルビィ「負担とかじゃないの!言ってくれないと何も分からないよ、何も分からなかったから何も出来ないの!」

 

ダイヤ「・・・」

 

ルビィ「お姉ちゃんはみんなに迷惑をかけたくないと思ってるけど、少しくらいかけてもいいんじゃないかな?みんなお姉ちゃんの事ならすぐ分かってくれる動いてくれる」

 

ダイヤ「ルビィ」

 

ルビィ「前回倒れた時も今回倒れた時もたまたま偶然助かった次はないよ・・・だからねルビィ達に頼って欲しいの!」

 

ダイヤ「・・・私は周りが見えていなかったかもしれませんね、自分で抱え込んで、自分の力だけで何事にも解決しようとして。まるで生徒会で一人だった時のように」

ルビィ「・・・」

 

ダイヤ「・・・私もまだまだ未熟ですわね、妹に教えられるなんて」

 

ルビィ「ルビィも!未熟だよ!お姉ちゃんよりなにもかも」

 

ダイヤ「いえ、そんな事はありません、友達を救い、姉を救ったルビィは未熟なんかではありません」

 

ルビィ「それでも、まだまだだよ、教えてもらいたい事もいっぱいあるし」

 

ダイヤ「・・・」

 

ルビィ「だから生きて!お姉ちゃん!」

 

ダイヤ「・・・分かっていますわ!今を精一杯生きるそしてこれからはもっと皆さんに頼っていこうと思います」

 

ルビィ「お姉ちゃん」

 

ダイヤ「ルビィ本当にありがとう。貴方はこの一年でとっても成長した!誰よりも・・・自慢の妹ですわ」

 

ルビィ「・・・お姉ちゃん」

 

涙を流す

 

ダイヤ「これからも成長を見続けてたかった・・・本当にごめんなさい」

 

涙を溜める

 

ルビィ「お姉ちゃん!」

 

ダイヤに抱きつく

 

ダイヤ「・・・」

 

ルビィ「うわぁぁぁぁぁぁん」

 

ダイヤ「・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダイヤ「落ち着きましたか」

 

ルビィ「うん・・・」

 

ダイヤ「ルビィ、私は生きぬきます最後まで全力で」

 

ルビィ「うん!」

 

ダイヤ「そして・・・その中で多くの迷惑をかけるでしょうその時はお願いしますね!」

 

ルビィ「もちろん!お姉ちゃん!」

 

ダイヤ「ありがとう、ルビィ・・・」

 

ルビィ「それじゃあ行くね」

 

ダイヤ「はい、学校もありますからね頑張ってね」

 

ルビィ「うん!」

 

ダイヤ「それでは日曜日待ってますわ」

 

ルビィ「うん!」

 

ガラガラ

 

「話は終わったか?」

 

ダイヤ「今ちょうど」

 

「鞠莉ちゃんに話をしてな俺がルビィちゃんを送る事にしたよ内浦まで」

 

ダイヤ「いいんですか!?」

 

「ああ、これからは君達のサポートもするからな」

 

ダイヤ「お願いします」

 

「おう!任せておけ」

 

ルビィ「じゃあねお姉ちゃん!」

 

ダイヤ「はい!また日曜日」

 

ガラガラ

 

ダイヤ「帰ってしまいましたね・・・本当にルビィは自慢の妹ですわ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

屋上

 

「さて行こうかルビィちゃん」

 

ルビィ「はい!」

 

ブゥーンパタパタパタパタ

 

 

「・・・・・・」

 

ルビィ「・・・」

 

 

「いいお姉ちゃんを持ったな」

 

ルビィ「はい、自慢のお姉ちゃんです!」

 

「そっか・・・」

 

ルビィ「聞きたいことがいくつかあるんですが」

 

「答えれる範囲なら答えるよ」

 

ルビィ「・・・なんのために内浦に来ていたんですか?」

 

「・・・詳しく事はまだ言えないがある用事のために来ていた、もしかしたら少し君達に何者か探られているかもしれないけどね」

 

ルビィ「用事ですか・・・」

 

「ああ、俺にとって忘れられない事のな」

 

ルビィ「そうですか・・・」

 

「ああ」

 

ルビィ「・・・何故貴方はルビィ達の事を知っているんですか?」

「・・・俺は関係者だからかな?」

 

ルビィ「関係者?」

 

「それ以上は言えないなまだ今は・・・」

 

ルビィ「そうですか・・・」

 

「・・・」

 

ルビィ「最後の質問です、貴方は何者ですか?」

 

「・・・俺が何者かか・・・」

 

ルビィ「ほかの質問も全て答えられてないですから言えないですよね」

 

「・・・いや、ヒントは言っておこう」

 

ルビィ「ヒントですか?」

 

「ああ、俺は・・・あるチームのマネージャーをしていた」

 

ルビィ「マネージャー?」

 

「いずれ分かるさ」

 

ルビィ「・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃西木野総合病院では

 

ダイヤ「・・・」

ガラガラ

 

真姫「ダイヤ調子はどう?」

 

ダイヤ「真姫さん!今はいい感じです」

 

真姫「そう・・・みんな帰ったのね」

 

ダイヤ「はい、少し前に」

 

真姫「・・・全員に言えてよかったわね」

 

ダイヤ「そうですね」

 

真姫「ルビィちゃんとの話はどうだった?」

 

ダイヤ「ルビィに色々おしえられてしまいました、姉は私なのに」

 

真姫「姉が妹から教わることもあるわ・・・それはとっても大事な事なのよ」

 

ダイヤ「そうですか・・・」

 

真姫「・・・ええ」

 

ダイヤ「今まで私の後ろにべったり付いてくるような子でした、けれどAqoursに入ってルビィは変わりました」

 

真姫「・・・」

 

ダイヤ「少しづつ自分で進むようになり、今では自分で進んでいっています、私が居なくなっても今のルビィなら大丈夫でしょう」

 

真姫「・・・そう、本当にルビィが好きねダイヤは」

 

ダイヤ「大好きですわ」

 

真姫「でも、まだやってあげる事はあるでしょ?」

 

ダイヤ「はい!」

 

真姫「・・・今貴方がするべき事は今を生き抜くこと、最後まで全力で生きることよ!分かってる?」

 

ダイヤ「分かっています!」

 

真姫「うふふ、いい目をしてるわね」

 

ダイヤ「これからもよろしくお願いします」

 

真姫「ええ、よろしく」

 

ダイヤ「・・・」

 

真姫「さてと、ダイヤも色々疲れたでしょ今日はゆっくり寝なさい」

ダイヤ「そうですね・・・」

 

真姫「明日から治療が始まるわ、だから休みなさい」

 

ダイヤ「分かりました、真姫さんお休みなさい」

 

真姫「ええ、おやすみダイヤ」

 

ガラガラ

 

 

 

真姫「聞いていたんですか」

 

達也「ああ、少しだけな。あまり聞こえてないけど」

 

真姫「・・・」

 

達也「明日からダイヤちゃんの治療を本格的にするからな、少し苦しむと思う」

 

真姫「そうですね・・・」

 

達也「しっかり見ててくれ」

 

真姫「分かりました・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Aqoursはラブライブに向けて道を歩みだす

 

 

ラブライブまであと3週間

 

 




はい、以上です。
文字数が今回はいつもより少なくなっていますがどうだったでしょうか?
Aqours8人とダイヤで別れてこれから少し話が進んでいきます。
ラブライブまでどのように進んでいくのかお楽しみに!

そしてそう閲覧数が4000回を突破いたしました!ありがとうございます!とんでもないスピードで突破してます!本当にありがとうございます!

最後のご観覧ありがとうございました。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

内浦での動き

次の日

 

 

浦の星女学院

 

果南「みんな来た?」

 

千歌「うん、居るよ」

 

曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、鞠莉「・・・」

 

果南「練習やるよ!」

 

千歌「うん!ダイヤさんはラブライブに出るって言ったなら私達が今出来ることは練習しておくこと、そしてダイヤさんが合流したらサポートをする事!」

 

鞠莉「そうね、千歌の言う通りよ」

 

ルビィ「やろう!」

 

果南「・・・(なんとかなったみたいだね)」

 

花丸「ルビィちゃん・・・」

 

善子「やるわよ!ズラ丸!」

 

花丸「・・・分かってるズラ!」

 

曜「・・・(千歌ちゃんはひとまず元に戻ってくれた)」

 

梨子「・・・(私達が支えていかないとね)」

 

タッタッタッタッタッタ

 

果南「?何か音が」

 

「お、みんな来てるな」

 

千歌、曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、果南、鞠莉「!!!」

 

「驚いた顔してるな、まぁそれもそうか」

 

ルビィ「手伝うってルビィ達の事を手伝うんですか!?」

 

「まぁそうにもなるか」

 

果南「ダイヤの方は!?」

 

「あっちは大丈夫だ、それに俺は医療専門じゃないからな本来の仕事と違うわけだし」

 

鞠莉「本来の仕事じゃない?あんなにてきぱきと動いていたのに?」

 

「俺が出来るのはあくまでも応急処置までだ精密な事は出来ない、だから今の俺の仕事は君達をサポートすることそれともう一つやる事がある」

 

千歌「やる事ですか?」

 

「ああ、ダイヤちゃんのポジションの教えてもらいたい」

 

果南「ダイヤのポジションですか?」

 

「ああ、ラブライブまで時間がないからな動画で先に見るだけでもと思ってな」

 

鞠莉「成る程、NICE ideaですね」

 

「ああ、だからまずはじめに見してくれ」

 

果南「閉校祭前に6割は完成していたので残りの4割でいいですか?」

 

「いや、念のため10割にしてくれ果南ちゃん」

 

果南「分かりました」

 

千歌「なんのために10割なんだろう」

 

曜「たしかに気になるね」

 

ルビィ「・・・」

 

果南「それじゃあやりますよ」

 

「おう、始めてくれ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

撮り終わる

 

果南「これがダイヤの部分です」

 

「・・・成る程」

 

果南「・・・」

 

「ありがとう・・・それじゃあ全体のも見せてくれ」

 

果南「分かりました・・・でもまだ完成してませんよ?」

 

「出来ている段階でいい、よろしく頼む」

 

千歌「みんなやるよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

千歌「ハァハァハァ、以上です」

 

「・・・ありがとう」

 

千歌「どうでした?これをラブライブで披露します」

 

「・・・とてもいい曲だそれでいい踊りだ・・・だがまだまだだな」

 

千歌、曜、梨子、花丸、善子「!!」

 

鞠莉「・・・何故貴方がそんな事を言えるのですか?」

 

「・・・」

 

ルビィ「この人はラブライブを知っているから」

 

千歌、曜、梨子、花丸、善子「ルビィちゃん!!」

 

果南「どういうこと?ルビィちゃん」

 

ルビィ「この人は今まで見てきているだからそんな事が言えるんだと思う」

 

鞠莉「・・・(ギリッ)」

 

「・・・偉そうに言ってしまってすまない、だがそう思ったと同時に9人揃ったら凄い事になるだろうなと思った」

 

千歌、曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、果南、鞠莉「!!!」

 

「でも、足りていない部分もある、それを克服できれば・・・」

 

千歌「優勝できるかもしれないんですか!?」

 

「ああ、そうだな」

 

ルビィ「・・・」

 

果南「ダンス悪い所ありますか?」

 

鞠莉「果南!!」

 

果南「鞠莉、この人が言ってることは本当だよ、それにこの人は信用できる」

 

鞠莉「なんで・・・」

 

「ダンスか・・・悪くはないよ、だから完成度を上げる事が大事だよ」

 

果南「そうですか、ありがとうございます!」

 

鞠莉「何者なんですか!」

 

「・・・やれやれよく聞かれるな」

 

ルビィ「・・・」

 

「全てが終わった後話そう、それでいいか?」

 

鞠莉「・・・分かりました。」

 

「すまない、今はどうしても話せない立場なもんでね」

 

ルビィ「・・・」

 

「もしそれまでに君達が俺の正体に気づく事があればそれは仕方ないと思ってるけどな」

 

鞠莉「・・・」

 

千歌「名前!名前くらい教えてくださいよ!」

 

「そうだなぁ・・・俺の事はお兄さんとでも呼んでくれ」

 

千歌「えー!名前くらい教えてくださいよ!」

 

顔を膨らませる

 

「すまないが名前もダメなんだ」

 

千歌「ダメなことばっかりですね」

 

「ああ」

 

ルビィ「じゃあお兄さんって呼びますね!」

 

「ルビィちゃん・・・助かるよ」

 

花丸「なんかルビィちゃん慣れてるズラね」

 

善子「ええ、なんかルビィにしてはね」

 

千歌「じゃあお兄さん!これからよろしくお願いします!」

 

「ああ、短い間だけどよろしくな」

 

果南「じゃあみんな練習始めるよ、まずは完成しきれてない部分から」

 

「・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夕方

 

果南「今日はこれで終わり、ダウンしっかりしてね」

 

はーい!

 

「・・・成る程、似てるね」

 

千歌「似ている?」

 

「・・・ああ、すまないこっちの話だ」

 

ルビィ「・・・」

 

「いい練習だ、いいものが観れてよかったよ」

 

果南「ありがとうございます」

 

「お礼を言うのはこっちの方だよ・・・貴重な物を見せてもらった。あいつに自慢しないとな」

 

千歌、ルビィ「・・・」

 

善子「この後はどうするんですか?」

 

「ああ、この後は俺は一旦向こうに戻る、ご飯もなにも食べていないからな」

 

果南「まさか朝からなにも食べていないんですか!?」

 

「ああ、忙しすぎてな食べる時間がなかった」

 

曜、梨子、花丸、鞠莉「!!」

 

千歌「食べないとダメじゃないですか!?」

 

ルビィ「そうですよ!お兄さん!」

 

「分かっているんだがな・・・」

 

千歌「ご飯奢りましょうか?」

 

「いや、それは悪いよ向こうに戻ればあるし」

 

善子「いや、帰らしませんよ」

 

「!!」

 

果南「そうだね、多分向こうに帰ってもご飯食べそうじゃないからね」

 

「た、食べるから・・・」

 

千歌、ルビィ、善子、果南「・・・」

 

お兄さんと睨みつける

 

「うっ(なんかこんな感じの事昔もあった気がする)」

 

ジーーーーーーーー!

 

「・・・ハァ、分かったよでも本当にいいのか千歌ちゃん?」

 

千歌「はい!大丈夫です!今から美渡姉と志満姉に聞いてきます」

 

タッタッタッタッタッタ

 

曜「やられちゃいましたね」

 

梨子「ごめんなさい、千歌ちゃんが」

 

「いや、いんだこのまま帰っていたら、彼女達の言う通り結局なにも食べずに1日を終えていただろうし」

 

曜、梨子「・・・」

 

「さてと、俺も連絡してくるわ」

 

ルビィ「逃げちゃダメですよ?」

 

「心配するな、逃げねえよ」

 

タッタッタッタッタッタ

 

ルビィ「・・・」

 

果南「それにしても今日は久しぶりに楽しかったね」

 

ルビィ「うん、お姉ちゃんが居ないからどうなるかと思ったけどね・・・」

 

果南「ルビィちゃん・・・」

 

タッタッタッタッタッタ

 

千歌「許可貰得ましたよー!・・・あれ?お兄さんは?」

 

果南「連絡をいれにいったみたいだよ」

 

千歌「そっか!」

 

梨子「強引にしたらダメじゃない!」

 

千歌「あははは、そうだよね」

 

善子「でも、千歌が言ってなかったら食べてなかったって言ってたしいいんじゃない?」

 

千歌「そっか・・・」

 

タッタッタッタッタッタッタ

 

「連絡入れたわ。もう一度聞くよ千歌ちゃん、本当にいいのか?」

 

千歌「はい!」

 

「それじゃあご馳走になるとしよう」

 

果南「それじゃあみんな今日は解散ね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

千歌の家の近くのバス停

 

千歌「着いた〜」

 

「いつもバスで学校に通ってるんだな」

 

千歌「はい!流石に遠いので!」

 

梨子「歩いて行くってなると大変ですよ?」

 

「そうだな、もし毎日走って学校まで行くのであれば凄い練習になると思うけどなぁ・・・流石にきついよな」

 

千歌「果南ちゃんなら普通に行けそうですけどね」

 

「・・・それ俺も思っていたところだ、彼女の運動量はとんでもない、俺が見てきた中でもトップクラスだ」

 

梨子「・・・果南さんに匹敵する人いるんですか?」

 

「ああ、居るよ今は分からねえけど果南ちゃんと同じ年代だとすればいい勝負してたんじゃねえか?」

 

梨子「そうなんですか・・・」

 

「ああ」

 

千歌「そうだ!せっかくだし梨子ちゃんも一緒に夜ごはん食べない?」

 

梨子「ごめんなさい、今日はお母さんと買い物に予定をしてるから」

 

千歌「そっか」

 

「思ったんだけど二人の家まだだけどもしかして家近いのか?」

 

梨子「近いと言うか・・・」

 

千歌「隣なんです!」

 

「と、隣!?」

 

梨子「なんか凄い偶然で」

 

「そんな事もあるだな」

 

千歌「あ!見えてきましたよ!」

 

「!!」

 

梨子「お兄さん?」

 

「・・・ああ、すまない」

 

千歌「どうかしましたか?」

 

「なんでもないんだ」

 

千歌「・・・まぁいいです!行きましょう!」

 

梨子「じゃあね!千歌ちゃん」

 

千歌「バイバーイ!」

 

「お疲れ様」

 

梨子「あ、お疲れ様です」

 

礼をする

 

千歌「さて、入りましょうか」

 

「・・・」

 

ガラガラ

 

「あ、千歌ちゃんお帰り」

 

千歌「志満姉ただいま!」

 

志満「そして、こんにちは」

 

「こんにちは・・・」

 

志満「もう用意してるわ、案内するわね」

 

「・・・(見覚えがあるような)」

 

千歌「あれ?美渡姉は?」

 

志満「部屋にご飯運んでいたから多分部屋にいるんじゃない?」

 

千歌「そっか・・・」

 

「・・・」

 

千歌「私、お姉ちゃんが2人居るんです」

 

「そうなのか・・・(あの志満姉って言う人見たことある気がする)」

 

志満「ここです」

 

サー

 

美渡「あ!志満!連れてきたの?」

 

志満「ええ、千歌ちゃんとお客さんよ」

 

美渡「いらっしゃいませ」

 

「お邪魔してます」

 

志満「とりあえず、ご飯を食べてね」

 

千歌「やった!」

 

「いんですか?」

 

美渡「お客さんだしね、食べてください」

千歌「いただきます!」

 

美渡「アンタじゃない!」

 

千歌「えへへ」

 

「ふふふ」

 

志満「いつもこんな感じなのよ」

 

「そうなんですか」

 

志満「ええ」

 

サー

 

「あら!お客さんもう来てるの?」

 

「!!あ、貴方は!」

 

千歌「お、お母さん!」

 

高海母「久しぶりね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鞠莉の家

 

鞠莉「・・・」

 

鞠莉は家に帰ってからある人について調べていた

 

鞠莉「・・・」

 

執事「お嬢様、ご飯の時間ですよ」

 

鞠莉「あとででいい」

 

執事「どうしたのです?家に帰ってきたと思えば調べ物を初めて」

 

鞠莉「・・・かなり重要な事なのよ」

 

執事「・・・私が調べましょうか?」

 

鞠莉「いや、それはいい私が調べるから」

 

執事「・・・わかりました、ですがひとまずご飯を食べてはいかがでしょうか?」

 

鞠莉「・・・それもそうね

 

ガチャ

 

執事「・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高海家

 

ご飯を食べ終える

 

千歌「美味しかった」

 

高海母「どうだった?」

 

「美味しかったです」

 

高海母「そう、よかったわ」

 

千歌「この後向こうに帰るの?」

 

「ああ、流石に帰らないと言われるからな・・・さてとバス停に行かないと」

 

千歌「バスはもう終わってるよ」

 

「・・・へ?」

 

志満「バスはこの時間だと終わってるんです」

 

「まじかよ・・・」

 

千歌「って事は!泊まりますか!?」

 

「いや、それは」

 

高海母「私が送るわ」

 

千歌、美渡、志満「お母さん!!」

 

「え、いいんですか?」

 

高海母「ええ、色々聞きたい事もあるし」

 

「ありがとございます!」

 

 

 

 

 

数分後

 

千歌「今日はありがとうございました!」

 

「こちらこそご飯誘ってくれてありがとうな美味しかったよ」

 

志満「また次は泊まりに来てくださいね?」

 

「はい」

 

美渡「それでついでにこのバカ千歌の相手もお願いします」

 

千歌「何よ!美渡姉!バカ千歌って!」

 

美渡「ふん、バカ千歌はバカ千歌よ!」

 

千歌「あーーーー!もう!」

 

高海「志満、美渡、千歌後は任せるわね」

 

千歌、志満、美渡「はーい!」

 

ブゥーーーン

 

 

千歌「行っちゃったね」

 

美渡「それにしてもあの人は何者なんだ?お母さんを知ってるなんて?」

 

志満「そうねぇ・・・千歌あの人とはいつ知り合ったの?」

 

千歌「最近だよ、他ダイヤさんの話ししたでしょう?」

 

美渡「・・・末期の癌の話か・・・」

 

志満「成る程ね、それでこっちに手伝いに来てくれているのね」

 

千歌「うん・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

車内

 

「・・・ありがとうございます」

 

高海母「ふふ、いいのよそれにしても久しぶりね・・・5年ぶりくらいかしら?」

 

「ええ、そうですね湊さん」

 

湊「ええ**君」

 

「子供いたんですね」

 

湊「うん、言ってなかったけ?」

 

「聞いてませんでしたね」

 

湊「そっか」

 

「・・・まさかまた会うことになるとは」

 

湊「私もびっくりしたよ、誰かくると聞いていたけど千歌が貴方を連れてくるなんて全く思ってもいなかった」

 

「凄い偶然ですね」

 

湊「ええ、そうね・・・あの時はありがとう、内浦を救ってくれて」

 

「あれは、俺たちの因縁だったんで・・・でもここにも影響を与えていたとは当時は知らなかったです」

 

湊「裏の話になるからね」

 

「・・・」

 

湊「そういえば、主犯の子はどうなったの?」

 

「・・・亡くなりました」

 

湊「!!それ本当!?」

 

「はい、あの後刑務所に送られその数ヶ月後に末期の癌で・・・」

 

湊「!!・・・なんとなく分かった気がする今回のダイヤちゃんの末期の癌」

 

「気づきましたか?」

 

湊「・・・同じ病気なんでしょ?」

 

「はい・・・全く同じです。」

 

湊「・・・そんな事があるのね」

 

「ええ、発見した時は驚きましたよこんな事があるのかって」

 

湊「最悪の偶然ね」

 

「はい、まだ世界でも治療法がない癌ですからね・・・」

 

湊「寿命は?」

 

「・・・半月です」

 

湊「!!嘘、ラブライブは!」

 

「半月と出ていますがラブライブと卒業式は絶対に出てもらうつもりです」

 

湊「・・・」

 

「今、病院で真姫や達也さん達が全力で治療してくれている・・・それに賭けるしかないです」

 

湊「そっか・・・」

 

「あ!湊さん!俺ここでいいですよ」

 

湊「え?ここはただの」

 

「ここの上のところにヘリを止めているんです」

 

湊「成る程・・・また来るのよね?」

 

「はい、ラブライブが終わるまでは彼女達のサポートに回るつもりですから」

 

湊「そう、また色々聞かせてね」

 

「はい!ありがとうございました!」

 

ブゥーーーン

 

「・・・さてと帰るか」

 

 

 

 

 

こうしてヘリに乗り込み西木野総合病院に帰るのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




以上です。
今回は内浦での話になりました。
ちなみに名前を隠してる人は最後まで隠すつもりです。
十点星を見てくれている人なら分かると思いますが。
そして千歌ちゃんのお母さんも登場させました。名前は公式では決まってないのでこちらが決めました。

そして次回は西木野総合病院でのお話となります。


最後のご観覧ありがとうございました。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

病気との闘い

時間は遡り朝、西木野総合病院

 

 

 

 

ダイヤ病室

 

ダイヤ「・・・」

ガラガラ

 

真姫「・・・ダイヤ!」

 

ダイヤ「・・・」

 

起き上がる

 

ダイヤ「真姫さん・・・おはようございます」

真姫「なんかここのいる時はよく寝ているわね?家にいる時はもっと早く起きているんでしょ?」

 

ダイヤ「はい、そうですね」

 

真姫「生活バランスおかしくなるわよ?」

 

ダイヤ「確かにそうですね」

 

真姫「ふふ、まぁいいわダイヤ朝飯出来ているわよ」

 

ダイヤ「はい、ありがとうございます!」

 

真姫「今日は持ってきてあるわ」

 

外から持ってくる

 

ベットの机を出す

 

真姫「はい」

 

ダイヤ「ありがとうございます!」

 

真姫「ええ、そんじゃいただきましょう」

 

ダイヤ、真姫「いただきます」

 

ダイヤ「・・・なんか静かですね」

 

真姫「そうね、あいつが居ないからかな?」

 

ダイヤ「そういえばあの人は?」

 

真姫「あいつなら内浦に行ったわ」

 

ダイヤ「もうですか!?」

 

真姫「ええ」

 

ダイヤ「・・・」

 

真姫「ダイヤ、今日から少し苦しいと思うわ癌を遅くするために抗がん剤を貴方の体に入れる、抗がん剤を入れるという事は髪の毛もかなり抜けるわ」

 

ダイヤ「・・・分かっています」

 

真姫「それと、今日から日曜日まで運動なしは後に響くだから少しだけ運動するわよ」

 

ダイヤ「はい!」

 

真姫「後歌も練習するわ、私が今回は特別に教えてあげる」

 

ダイヤ「!!嬉しいです真姫さんに教えてもらえるなんて」

 

真姫「うふふ、まぁこっちで出来るだけのことをするわよ、他の8人に遅れを取らないようにね!」

 

ダイヤ「はい!」

 

真姫「・・・そしてどこまで出来るかはダイヤの体に次第、私がダメと判断したらその日の練習は中止ベットに寝ていてもらうわ、そこだけはちゃんとしたい」

 

ダイヤ「分かりました」

 

真姫「無理は寿命を縮めることになるわ、確実にねだから辛かったりしんどかったら絶対に言って、ラブライブで優勝する事も大事かもしれないけど目標はラブライブと卒業式もでしょ?」

 

ダイヤ「・・・」

 

真姫「私もサポートするから頑張りましょ!」

 

ダイヤ「真姫さん・・・はい!頑張ります!」

 

真姫「・・・ご飯を食べたら少しランニングに行きましょう」

 

ダイヤ「ランニングですか?」

 

真姫「食べてから一時間後、この周りを軽くね」

 

ダイヤ「分かりました!!」

 

真姫「そして昼過ぎから抗がん剤を入れるわ」

 

ダイヤ「・・・」

 

真姫「そこからは貴方の体がどこまで強いかが試されるわ」

 

ダイヤ「抗がん剤・・・」

 

真姫「入れた後は自分の症状を細かく教えてちょうだい、それによってそこから先の治療や運動の内容を変えていくから」

 

ダイヤ「了解です!」

 

真姫「・・・そういえば話してばかりでご飯に手をつけてなかったわね」

 

ダイヤ「そうですね」

 

真姫「とりあえず食べましょう」

 

ダイヤ「はい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

食べ終わる

 

 

ダイヤ、真姫「ごちそうさまでした」

 

真姫「さてと、それじゃあ私は別の仕事をくるわね」

 

ダイヤ「分かりました」

 

真姫「ランニングの前にちゃんと呼びにいくからここに居なさいよ」

 

ダイヤ「はい」

 

ガラガラ

 

ダイヤ「・・・」

 

ふぅとため息をつく

 

ダイヤ「・・・こういう日が来るとは思っていましたがまさかラブライブの前だとは、悔しいですわ」

 

ダイヤ「・・・やる事がないですわね」

 

今から1時間もあるとなると当然暇なのである

 

ダイヤ「・・・(どうしましょう向こうでは当然学校・・・)」

 

ダイヤが久しぶりに味わった暇なのであった

 

ダイヤ「・・・」

 

 

 

 

数十分後

 

ダイヤ「・・・」

 

ガラガラ

 

ダイヤ「真姫さん?」

 

男の子「・・・」

 

ダイヤ「あら?」

 

男の子「お母さん・・・」

 

ダイヤ「(迷子ですか?)」

 

男の子「うえーーーん!」

 

ダイヤ「大丈夫ですか?」

 

男の子「お、お母さんが・・・」

 

ダイヤ「落ち着いて!」

 

男の子「・・・」

 

ダイヤ「私も一緒に探しますわ」

 

男の子「ほ、ほんとう!」

 

ダイヤ「ええ、早く行きましょう」

 

部屋を出る

 

男の子「・・・」

 

ダイヤ「どこではぐれたの?」

 

男の子「えっと・・・いりぐち」

 

ダイヤ「そう。じゃあ行ってみましょう?」

 

男の子「うん」

 

 

ダイヤは男の子を連れてロビーに行く

 

 

 

 

男の子「・・・」

 

ダイヤ「・・・」

 

 

受付「あら?ダイヤちゃん、部屋でていいって言われたの?」

 

ダイヤ「・・・あ(完全に忘れていましたわ)」

 

受付「言われてないのに出たのね・・・あれ?その子は?」

 

ダイヤ「迷子になったみたいで」

 

男の子「お母さん・・・」

 

受付「なるほどね・・・迷子かぁ」

 

ダイヤ「探しているお母さん見てないですか?」

 

受付「うん〜見てないね。どうしようか」

 

ダイヤ「でもお母さんも探していると思うのですが」

 

受付「そうだねぇ〜」

男の子「お母さん、どこ」

 

ダイヤ「どうしましょうか・・・」

 

受付「他の看護師のメンバーにも連絡しておくわ、それまでこの子の面倒を見てあげて」

 

ダイヤ「そうですね、探し回るよりここにいた方がすれ違ったりしないですね」

 

受付「それじゃあ、他の看護師の人が見つけてくれるまでお願いね」

 

男の子「ねぇ、お姉さん・・・お母さんはどこ?」

 

ダイヤ「お母さんはもうすぐ来てくれますわ」

 

男の子「本当!?」

 

ダイヤ「ええ、だからそこで待っていましょう」

 

男の子「はーい!」

 

 

 

 

 

ソファーに座る

 

 

 

男の子「♪〜♪〜♪」

 

ダイヤ「・・・(小さい頃のルビィを思い出しますわね)」

 

「直人!」

 

男の子「お、お母さん!!」

 

走っていく

 

ダイヤ「見つかって良かったです・・・真姫さん」

 

真姫「・・・」

 

お母さん「ありがとうございました!」

 

ダイヤ「はい、見つかって良かったです」

 

男の子「ありがとうねお姉ちゃん」

 

ダイヤ「はい、もう迷子になったらだめよ?」

 

男の子「はーい!」

 

 

 

 

 

帰っていく

 

 

ダイヤ「・・・」

 

真姫「ダ・・イ・・・ヤ?」

 

ダイヤ「ご、ごめんなさい突然男の子のが部屋に入ってきて」

 

真姫「・・・冗談よ」

 

ダイヤ「はは、そうですか」

 

真姫「でも勝手に抜け出したらびっくりするでしょう?」

 

ダイヤ「それはすいません」

 

真姫「良かったわ、すぐに見つかって」

 

ダイヤ「そうですね・・・」

 

真姫「・・・ダイヤランニング行くわよ」

 

ダイヤ「もう終わったんですか?」

 

真姫「ええ、予定より早く終わったわ」

 

ダイヤ「分かりました、行きましょう」

 

外に出る

 

真姫「・・・まだ寒いわね」

 

ダイヤ「そうですね」

 

真姫「まぁこれくらいがちょうどいいわ、走る道だけどμ'sが昔使っていたルートで行くわ」

 

ダイヤ「!!本当ですか。私もμ'sと同じ練習を」

 

真姫「ふふ、ダイヤは本当にμ'sが大好きなのね」

 

ダイヤ「はい!大好きです!」

 

真姫「ダイヤのアイドルへの愛と情熱は花陽やにこちゃんにも負けないわね」

 

ダイヤ「それは!無いですよ!にこさんと花陽さんには勝てないです」

 

真姫「そう・・・さっ行くわよダイヤ!」

 

ダイヤ「はい!」

 

二人は走り始める

 

真姫、ダイヤ「・・・」

神社まで行く

ダイヤ「ハァハァハァ」

 

真姫「・・・久しぶりに走ったけどかなり体力落ちてるわね・・・ダイヤ?大丈夫?」

 

ダイヤ「は、はい大丈夫です」

 

真姫「・・・少し無理してるわね?」

 

ダイヤ「!!」

 

真姫「私を騙せると思った?・・・3週間後にラブライブがあるのは分かる、みんなに遅れたくないのは分かる、けど貴方が今一番考えないといけない事は今を生き抜くことでしょ?」

 

ダイヤ「真姫さん」

 

真姫「・・・今は我慢して。しんどい時は我慢せずに私に言って」

 

ダイヤ「・・・はい、ありがとうございます」

 

真姫「休憩のついでにここでお参りしていきましょう」

 

ダイヤ「神田神社・・・」

 

真姫「・・・本当に懐かしいわ、ここでよく練習したわね」

 

ダイヤ「・・・μ'sにとって大事な所なんですね」

 

真姫「ええ、ここも大事な所」

 

ダイヤ「まだあるんですね」

 

真姫「・・・いずれ教えてあげるわ」

 

ダイヤ「・・・その時を楽しみにしてますね」

 

真姫「ええ・・・」

 

ダイヤ「・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お参りを終える

 

ダイヤ「・・・」

 

真姫「・・・さ、そろそろ行くわよ、体調はどう?」

 

ダイヤ「大丈夫です」

 

真姫「・・・行きましょう」

 

タッタッタッタッタッタ

 

ダイヤ「・・・いい街ですね」

 

真姫「本当にいいとこね・・・」

 

ダイヤ「内浦も負けていませんが」

 

真姫「そう・・・いつか行きたいわね」

 

ダイヤ「その時は私が案内しますわ」

 

真姫「ふふ、嬉しいわね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

病院に戻る

 

真姫「お疲れ様、大丈夫ダイヤ?」

 

ダイヤ「ハァハァハァ、大丈夫ですわ」

 

真姫「体力落ちているみたいね」

 

ダイヤ「はい」

 

真姫「・・・とりあえず少し部屋で休憩よ、そのあと抗がん剤を入れるわ」

 

ダイヤ「分かりました」

 

真姫「抗がん剤。これからダイヤにさまざまな症状が襲うわ」

 

ダイヤ「分かっています」

 

真姫「その時の症状は細かく伝えなさい。症状によってこちらの治療とかも変えないといけないから」

 

ダイヤ「分かりました!」

 

真姫「それじゃあここに居なさいよ」

 

ガラガラ

 

ダイヤ「・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

医院長の部屋

 

真姫「・・・」

 

達也「抗がん剤治療か・・・」

 

真姫「ええ、そうでもしないとダイヤの体は持たないから」

 

達也「そうだな・・・説明はちゃんとしたのか?」

 

真姫「もちろん、全てしたわ」

 

達也「そうか、それじゃあ取り掛かろうか」

 

真姫「・・・」

 

達也「真姫」

 

真姫「何?」

 

達也「治せないことに責任を感じてるだろ?」

 

真姫「・・・」

 

達也「今回の件は私たちの力不足だがお前のせいではない」

 

真姫「分かってる・・・」

達也「それじゃあ準備しようか」

 

真姫「はい・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

30分後

 

ダイヤ「・・・」

 

ガラガラ

 

真姫「そろそろはじめるわよ」

 

ダイヤ「はい」

 

達也「・・・手を出してくれ」

 

ダイヤ「はい」

 

達也「少しちくっとするが我慢してね」

 

ダイヤ「・・・」びくっ!

 

達也「力を抜いて」

 

ダイヤ「・・・」

 

達也「はい、出来たよ」

 

真姫「ダイヤとりあえず、様子を見るわ」

 

ダイヤ「わかりました」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夜ご飯の時間になる

 

 

真姫「ねぇ、ダイヤご飯は食べられそう?」

 

ダイヤ「はい、大丈夫です」

 

真姫「分かったわ、持ってくるわ」

 

ガラガラ

 

ダイヤ「・・・変な感覚ですね、ですがまだ副作用はないみたいですね」

 

ダイヤ「・・・」

 

 

 

 

 

数分後

 

 

ガラガラ

 

真姫「さっ持ってきたわよ食べましょう」

 

ダイヤ「ありがとうございます」

 

真姫、ダイヤ「いただきます」

 

真姫、ダイヤ「・・・」

 

真姫「ダイヤ、抗がん剤を投与してから1時間くらい経ったけど、どう体調の方は?」

 

ダイヤ「今のところは大丈夫です」

 

真姫「そう、おそらく副作用が起きはじめるのは次の日からだと思うから細かく教えてね」

 

ダイヤ「はい、分かっています」

 

真姫「・・・ねぇダイヤ」

 

ダイヤ「どうしました?真姫さん」

 

真姫「貴方の夢はなに?」

 

ダイヤ「・・・私の夢ですか、実は明確に持っていないんです」

 

真姫「そうなの?」

 

ダイヤ「はい、高校を卒業したら東京の大学にいってそれで家元を継ぐとしか思っていなかったので」

 

真姫「・・・なるほど」

 

ダイヤ「夢といっても。叶えたい事ならあります」

 

真姫「叶えたい事?」

 

ダイヤ「はい!千歌さん、曜さん、梨子さん、ルビィ、花丸さん、善子さん、果南さん、鞠莉さんとラブライブで優勝する事。そして笑顔で最後まで過ごす事です」

 

真姫「うふふ、叶うわその願いは」

 

ダイヤ「ありがとうございます!」

 

 

 

ご飯を食べ終わる

 

 

真姫、ダイヤ「ごちそうさまでした」

 

真姫「さてと、私はやる事があるから戻るわね」

 

ダイヤ「ありがとうございます」

 

真姫「お礼なんていいのよ、医者として当然だから」

 

ダイヤ「はい」

 

真姫「それじゃあ、また明日ねダイヤ」

 

ダイヤ「はい、おやすみなさい」

 

ガラガラ

 

ダイヤ「・・・今日は寝ましょうか」

 

 

 

ダイヤは少し不安だったこれから自分の身にどんな事が起きるのか?自身の体は耐える事が出来るのか?

だかダイヤは考えてるのをやめた今を生き抜くために全力で

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




以上です。

今回は西木野総合病院でのダイヤと真姫の話でした。
癌の抗がん剤治療って実際はどうなんでしょうね?直で見た事がないので詳しいことは言えませんが。

最後にご観覧ありがとうございました


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

互いの状況

ある空中のヘリ内では

 

「・・・」

 

操縦士「今日は遅かったですね」

 

「ああ、すまない晩御飯を食べてきたから」

 

操縦士「!食べたんたんですか!」

 

「ああ、Aqoursの子達に強引に言われてな」

 

笑いながら言う

 

操縦士「そういえばご飯いつも食べてないですもんね」

 

「そうそう、それがばれちまってな」

 

操縦士「災難でしたね」

 

「いや、俺としてはありがたかったよ、あの子達の言う通り何も食べないまま帰っていたら何も食べずにそのまま仕事しそうだからな」

 

操縦士「成る程・・・」

 

「だからさ西木野総合病院に着いたら飯でも作るわ、真姫の奴多分朝しか食べてないと思うしな」

 

操縦士「そうですか・・・」

 

「・・・」

 

操縦士「そういえば、名前言ったんですか?」

 

「いや、まだ言うつもりはない」

 

操縦士「そうですよね、今名前を言うことは良くないことですよね」

 

「ああ、あの子達の卒業式が終わったら言おうと思ってるよ」

 

操縦士「そうなんですね・・・」

 

「それにしても、今回の件ヘリがなければあの子、ダイヤちゃん間違いなく死んでいた・・・ありがとうな」

 

操縦士「いえいえ、そんな私は運んだだけですよ、ただそれだけ。本当に彼女を救ったのは他でもない貴方ですよ」

 

「ふふ、そうか・・・」

 

操縦士「・・・もうすぐつきますよ」

 

「ああ、了解」

 

操縦士「・・・頑張って下さいね先輩」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西木野総合病院

 

1日が経過するのも早く時計は23時を回っていた

 

ダイヤの部屋

 

ダイヤ「スゥ スゥ スゥ」

 

真姫「・・・(寝たわね)」

 

ガラガラ

 

真姫「・・・」

 

真姫は医院長の元へ歩き出す

 

真姫「・・・」

 

 

ガチャ

 

達也「真姫か・・・ダイヤちゃんの様子は?」

 

真姫「今確認したけれど完全に寝ているわ」

 

達也「そうか・・・明日からどうなると思う?」

 

真姫「・・・分からないけれど苦しみ始めるかもしれない」

 

達也「・・・副作用、本当にめんどくさいな」

 

真姫「うん、副作用がなければ抗がん剤は凄いものだけれど」

 

達也「・・・癌ほどの強い病気は他の病気とはまるで違う。早期発見した時ならばまだしも体に広がり始めている時には様々な細胞や器官に入っているから並みの薬では効かないからな、仕方ない事だ」

 

真姫「・・・もし、副作用がない薬を作る事が出来れば」

 

達也「ああ、医療はもっと進歩するだろうな」

 

真姫「・・・」

 

達也「真姫、あの日お前がスクールアイドルを始めてから本当にお前は変わった、人としても成長したし心もな」

 

真姫「お父さん」

 

達也「でも、今回の件前にも言ったと思うがお前が苦しむことはない。ダイヤちゃんの件は本当に残念だし俺も悔しい」

 

真姫「・・・」

 

達也「おまけにダイヤちゃんはかなり鋭い子だお前が不安そうな顔をしていたら彼女は心配するぞ?」

 

真姫「ダイヤ」

 

達也「お前が今することはダイヤちゃんのそばにいてあげることそしてダイヤちゃんが少しでも長生きするように動くことだ」

 

真姫「・・・」

 

達也「だから頼むよ、真姫」

 

真姫「ええ!」

 

達也「そうそう、少し前に**君がこちらに帰ってきているそうだ」

 

真姫「!!随分遅かったわね」

 

達也「ああ、もっと早く帰ってると思っていたんだがな」

 

真姫「そうね、何かあったのかしら?」

 

達也「まぁ本人に直接聞けば分かるよ」

 

真姫「それもそうね」

 

部屋から出ようとする

 

達也「真姫・・・行くのか?」

 

真姫「ええ、まだやる事があるから」

 

達也「無理をしないようにな」

 

真姫「お父さん・・・はい!」

 

ガチャ

 

達也「・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

部屋の外

 

真姫「さてと、あいつはどこにいるんだろう」

 

そう言って歩き出す

 

真姫「・・・もう23時半早いわね」

 

時計を見て呟く

 

真姫「ダイヤの部屋は流石にないか・・・資料室かな?」

 

 

 

 

資料室前

 

真姫「電気付いていないわね・・・じゃあここじゃないわ」

 

 

 

検査室前

 

ガチャ

 

医者「!お嬢様」

 

真姫「あいつ見なかった?」

 

医者「**様ですか?見てないですね・・・」

 

真姫「そう、ありがとうね」

 

ガチャ

 

 

真姫「ここにもいない・・・という事は」

 

休憩室に行く

 

ガチャ

 

 

真姫「居た!」

 

「お、真姫お疲れさん」

 

真姫「貴方こそお疲れ様。帰ってくるの遅かったのね?」

 

「ああ、実はな千歌ちゃんに捕まってしまって千歌ちゃんの家でご飯食べていたんだ」

 

真姫「そう」

 

「それと!もう一つ千歌のお母さんが湊さんだった」

 

真姫「!!それは本当!」

 

「ああ、驚いたよまさか子供がいるなんて」

 

真姫「そうね、子供がいるのは知らなかったわ」

 

「湊さん変わらず元気だったよ」

 

真姫「そう・・・Aqoursの様子は?」

 

「みんな大丈夫だったよ、ダイヤがいないから少し違和感があるけどな」

 

真姫「やっぱりそうなるわよね」

 

「みんな、苦しい事になりながらも頑張ってる、俺とは大違いだよ」

 

真姫「何言ってるのよ!貴方も頑張っているじゃない!」

 

「・・・真姫」

 

真姫「あ、それに昔言ったわよね、そういう事を言ったら・・・」

 

「わりぃわりい」

 

真姫「はぁー全く・・・それでちゃんと録画してきてくれた?」

 

「おう、お前に頼まれた事はきっちりこなしてきたぞ」

 

真姫「そう、ありがとうね」

 

「でも、どうするんだこれ?・・・ダイヤに見せるのか?」

 

真姫「まぁそれもあるわね」

 

「それもある?まだあるのか?」

 

真姫「・・・私がダイヤに教えるのよ」

 

「教える?」

 

真姫「ええ、私がダイヤのダンスと歌を全て完璧にしてダイヤに教えてるの」

 

「!!お前それ本気で言ってるのか!?」

 

真姫「ええ、当たり前よ。ダイヤの体調が大丈夫な日は教えるわ」

 

「お前、まさか今から練習するとか言わないだろうな?」

 

真姫「・・・」

 

「よく考えろ?今お前がここで倒れてどうする?今のダイヤちゃんにはお前が必要なんだぞ?」

 

真姫「・・・私はまだまだ先の人生がある。けど、あの子はもう先がないよ!」

 

「!!」

 

真姫「あの子にできる事は全てやりたい、やってあげたいの!!」

 

「ま、真姫」

 

真姫「だから、今だけ無理をさせてちょうだい」

 

「・・・分かった」

 

真姫「!!」

 

「けど、ダイヤに少しでも心配や何かされた瞬間やめさせるからな」

 

真姫「ありがとう」

 

「だいだいな、みんな踊りの7割は出来ているんだあとは仕上げとかだからお前がやる必要はないのに」

 

真姫「ダイヤはあと5日もみんなと練習できない、それをカバーするためよ」

 

「・・・分かったよ、練習していいから、けど俺も手伝うよ」

 

真姫「いいの?」

 

「いいに決まってるだろ?お前だけほっておけるかよ」

 

真姫「・・・ありがと」

 

「けど、3時までだ分かったな?」

 

真姫「ええ、分かったわ」

 

「それとお前のために少しばかり飯を作った」

 

真姫「!!」

 

「本当はコンビニにでも行こうと思ったが今財布家にあるからな、ここにあるもので作ったんだ、それでもいいか?」

 

真姫「ええ、ありがたくいただくわ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

食べたあと屋上

 

真姫「さ、やりましょう!」

 

「体力は大丈夫なのか?」

 

真姫「ある程度は大丈夫よ1年前くらいからランニングやってるし」

 

「そっか走ってるもんな・・・なら多少は大丈夫だな」

 

真姫「ええ!まずは見せてちょうだい」

 

「了解、よく聴いてよく見てくれよ」

 

 

 

 

 

 

 

真姫「す、凄いわね」

 

この時真姫は純粋に凄いと感じていた、自分たちのラブライブの決勝の時と同じくらい、いやそれ以上のものと感じていた

 

「ああ、完成されていてそれでとても凄みがある・・・μ'sのラブライブ決勝の時を超えているかもしれない」

 

真姫「これをあの子が作曲するなんてね」

 

「あの子?もしかして梨子ちゃんを知っているのか?」

 

真姫「そう!梨子よ!昔の話になるんだけど私が高校2年生の時ピアノのコンクールに出たのは覚えてる?」

 

「もちろん、覚えているよ。帰ってきて凄く自慢してきたもんな」

 

真姫「ええ、その時に会ったことがあるの」

 

「何!?会ったことがあるのか!?」

 

真姫「ええ、彼女は中学1年だったかしら?確かそのコンクールの中学生部門でぶっちぎりで一位だったから覚えているわ」

 

「!!そんなに凄かったのか」

 

真姫「ええ、それに」

 

「それに?」

 

真姫「帰るときに少し話してきたのよ彼女」

 

「話してきた?」

 

真姫「感動しました!凄かったですって」

 

「・・・」

 

真姫「あのとき私は凄く嬉しかった、年下の自分より才能があるような子に感動したって言われたから」

 

「そんなことがあったんだな」

 

真姫「ええ、今でもはっきり覚えてる」

 

「梨子ちゃんは凄いんだな」

 

真姫「ええ、この歌もとてもいいわ、歌詞にもマッチしてる」

 

「・・・」

 

真姫「さ、歌は大体覚えたは音程もね」

 

「!!本当か」

 

真姫「ええ」

「化け物かよ」

 

真姫「あとはダンスよ!」

 

「ふふ、さてやるか!」

 

真姫「ええ、やるわよ」

 

 

 

 

 

「・・・」

 

真姫「はっはっはっはっ」

 

「少しずれてるぞ」

 

真姫「分かったわ」

 

ダンスを続ける

 

「・・・ラスト」

 

真姫「!!」

 

ポーズをとる

 

「OKだ、凄いな真姫、こんな短時間で」

 

真姫「ハァハァハァ」

 

「(とはいえ、負担も大きいみたいだな あの頃と体力が違う上にμ'sのダンスと全く違う形だから大変だな)」

 

真姫「・・・もう一度行くわよ」

 

「いや、まて今日は終わりだ」

 

真姫「!!」

 

「焦るなまだ時間はある。今日は終わろう、この調子でいけばあと2回やれば真姫なら完璧にできる」

 

真姫「・・・分かったわ、今日は終わるわ」

 

「ああ、また明日の夜中やればいい、ダイヤも少なくとも1.2日は運動させないつもりだろ?」

 

真姫「・・・ええ、そのつもりよ」

 

「・・・だか焦る必要はないぞ、真姫も休め少しくらいな」

 

真姫「・・・分かったわ」

 

「それじゃあ、屋上から出ようぜ」

 

真姫「ええ、そうね」

 

ガチャン

 

屋上を後にする

 

「さてと、なぁ真姫、寝るところあるか?」

 

真姫「どうかしら?・・・私の部屋ならあるわよ」

 

「それは参ったな」

 

真姫「ここで寝るつもり?」

 

「ああ、移動する時間が勿体無いからさ」

 

真姫「そう、なら私の部屋で寝たらいいわよ」

 

「・・・いや、それは」

 

真姫「私は別にいいわよ」

 

「そうか、分かった寝させてもらうよ」

 

真姫「ええ・・・あ、向こうは普通に学校よ?」

 

「あ!・・・そうか今日はたまたま祝日だったのか」

 

真姫「そうよ、だから明日から多少はゆっくりできるでしょ?」

 

「それはそうかもな」

 

真姫「じゃあ部屋行くわよ」

 

「了解・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Aqoursはダイヤがいない中練習をきっちりとこなしていった、サポートがありながら。

 

ダイヤはなぜかあまり副作用が出ず、毎日ランニングと少し練習を真姫とする日々となっていた。だだダイヤの体調がおかしいくらいに好調だったのだ

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてあっという間に5日間が過ぎダイヤが内浦に戻る1日前になっていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





以上です。
今回は真姫たちの話になりました。

次回、好調だったダイヤに・・・


最後にご観覧ありがとうございました。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

好調の代償

 

 

 

 

 

浦の星

 

果南「ワン、ツウ、スリ、フォ、ファイブ、シックス、セブン、エイト」※繰り返す

 

「・・・」

 

果南「ラスト!」

 

ポーズを決める

 

「凄いな!みんなはじめ見た時とは段違いだよ」

「ありがとございます」

 

「・・・けどまだ完璧じゃない、ラブライブまで約2週間ある、頑張れよ」

 

「はい!」

 

「・・・」

 

ルビィ「お兄さん、お姉ちゃんの様子はどうなんですか?」

 

「ダイヤちゃんなら大丈夫だよ、それに今は調子がいいみたいだ」

 

ルビィ「よかった・・・」

 

千歌「明日からダイヤさんもいるんだよね!」

 

果南「そうだね」

 

善子「クックック我がリトルデーモンが全員揃うわね」

 

花丸「・・・(いつのまにかいつもの善子ちゃんに戻ってて安心ズラ)」

 

善子「何かツッコミなさいよ!」

 

梨子「つっこんでほしかったの?」

 

「・・・」

 

微笑む

 

果南「そういえばダイヤは向こうで何してますか?」

 

「ダイヤちゃんは今の所体調が大丈夫だから軽いランニングとか練習とかをしているよ、勿論真姫がつきっきりでダイヤちゃんを見ているけど」

 

ルビィ「お姉ちゃんは真姫さんにつきっきりで教えてもらっているんですか!?」

 

「まあ、そうなるな」

 

ルビィ「いいなぁ・・・」

 

「ダイヤちゃんはダイヤちゃんで頑張っている、みんなも頑張るんだぞ」

 

「はーい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西木野総合病院

 

医院長室

 

ガチャ

 

達也「・・・真姫か」

 

真姫「・・・」

 

達也「どうしたそんな顔して」

 

真姫「・・・」

 

達也「ダイヤちゃんの事か」

 

真姫「ええ、おかしいと思わない?抗がん剤を入れてもう5日たつ・・・なのに」

 

達也「副作用が出てないって事か?」

 

真姫「・・・」

 

黙って頷く

 

達也「それに関しては俺もそう思う。明らかに変だ」

 

真姫「今まで抗がん剤を入れて2日目、遅くても3日目にはなんらかの症状が出ていたはずなのにどうして・・・」

 

達也「・・・特殊な癌だからなのかそれともダイヤちゃんの体の体質なのか、そこのところは全くまだまだわかってない」

 

真姫「・・・」

 

達也「だが彼女が危険な状態である事には変わりはない、しっかりと見ていてあげてくれ」

 

真姫「ええ・・・」

 

達也「可能性があるとすれば、我慢しているのかもしれないな」

 

真姫「!!今のダイヤが私たちに隠してるっていうの?」

 

達也「そうではなく、ダイヤちゃんの体のそのものが無理しているのかもしれない、本人も気づかないように」

 

真姫「もし!その話があっていれば!」

 

達也「蓄積されているものが一気に襲うだろうだ」

 

真姫「!!」

 

達也「だが、そんな事は今まで起きた事がないから分からないがもしものことがある、だから頼んだぞ真姫」

 

真姫「・・・はい」

 

ガチャ

 

達也「・・・(ここ数日は真姫とランニングや練習をしていると言っていた。最悪な事にならなければいいが)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダイヤの病室

 

ダイヤ「明日ですわね」

 

ダイヤは考えていたついに明日Aqoursに会える、ルビィに会える事を

 

ダイヤ「・・・(それにしても副作用は覚悟していましたが何もまだない、それどころか少し動きが良くなった気もする)」

 

ダイヤも悩んでいた。末期の癌なのにこんなにも何もないのか?と

 

ダイヤ「・・・(何も起きないならありがたいことですが)」

 

ガラガラ

 

真姫「ダイヤ、調子どう?」

 

ダイヤ「いつも通りです」

 

真姫「・・・(嘘はついていないわね)」

 

ダイヤ「・・・ランニング行きますか?」

 

真姫「・・・」

 

ダイヤ「真姫さん?」

 

真姫「!!行きましょう・・・」

 

ダイヤ「・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二人は走り始める

 

 

 

 

 

 

 

そしていつも通り神田神社まで行く

 

真姫「ハァハァハァ」

 

ダイヤ「ハァハァハァ」

 

真姫「ランニングを始めてもう6日目ね」

 

ダイヤ「はい、時間が経つのは早いです」

 

真姫「・・・」

 

ダイヤ「・・・真姫さん、私ずっと気になっていたことがあるんです」

 

真姫「・・・」

 

ダイヤ「真姫さんは昼過ぎからいつも私と練習しますよね?」

 

真姫「そうね」

 

ダイヤ「・・・真姫さんいつ練習してあれだけAqoursのダンスが踊れるんですか?」

 

真姫「!!」

 

ダイヤ「・・・昼の時は私が踊れるように真姫さんは完璧にダンスをこなしている」

 

真姫「・・・」

 

ダイヤ「無理していませんか?」

 

真姫「・・・無理はしてないわ」

 

ダイヤ「真姫さん。私のために色々してくださっているのは分かっています、けれど自分の事を削ってまで」

 

真姫「・・・ダイヤ、私はあなたに最後まで生き抜いて欲しい、前にそう言ったわね?」

 

ダイヤ「はい」

 

真姫「私はこれからがある。けどダイヤ、貴方は」

 

ダイヤ「・・・」

 

真姫「だから、今は私が踏ん張る時なのよ」

 

ダイヤ「真姫さん・・・」

 

真姫「だから、今は黙って助けられなさい!」

 

ダイヤ「・・・分かりました」

 

真姫「・・・」

 

ダイヤ「色々とありがとうございます」

 

頭を下げる

 

真姫「頭を上げなさい」

 

ダイヤ「・・・」

 

真姫「そろそろ行くわよ」

 

ダイヤ「はい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつものコースを走りきり病院に戻る

 

真姫「ふぅ、今日もお疲れ様」

 

ダイヤ「はい!お疲れ様です」

 

真姫「それじゃあ少し休憩して。練習するとき呼びにくるわね」

 

ダイヤ「はい・・・分かりました」

 

ガチャ

 

ダイヤ「ふぅ」

 

ため息をつく

 

ダイヤ「今日も大丈夫みたいですね」

 

ダイヤはずっと倒れてしまうのではないかと不安なのである

 

ダイヤ「・・・生き抜くと決めた以上。こんなところで休んではいられませんわね」

 

その後 ゴホゴホと咳をする

 

ダイヤ「・・・」

 

その手には

 

 

血が付いているのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

内浦では

 

果南「じゃあ、お昼だしちょっとの間休憩ね」

 

千歌「お昼だ!」

 

花丸「頑張って後のご飯は格別ズラ」

 

ルビィ「そうだね」

 

善子「さぁ、リリー我にサンドイッチを!」

 

梨子「持ってきてないわ」

 

善子「なんでよ!この前コンビニで。サンドイッチが食べたくなーる食べたくなーる。とか言って私にタマゴサンド買わせようとしてたじゃないの!」

 

梨子「あれは・・・とにかく今度持ってくるわよ」

 

曜「今度なら持っていくんだ」

 

善子「ムキー!今日ヨハネ、食べ物持ってきてないのよ!」

 

千歌、曜、ルビィ、花丸、果南、鞠莉「・・・」

 

梨子「・・・善子ちゃん昨日のお兄さんの話聞いてた?」

 

善子「・・・え?」

 

梨子「今日はお兄さんがご飯用意してくれるって言っていたでしょ?」

 

善子「・・・あ」

 

花丸「・・・聞いてなかったって顔をしてるズラね」

 

善子「・・・」

 

梨子「またタマゴサンド作ってあげるからね?」

 

善子「う、うん」

 

千歌、曜、ルビィ「(なんか甘々だ)」

 

タッタッタッタッタッタ

 

「おーいお前らご飯出来たぞ」

 

千歌、ルビィ、花丸「やった!(ズラ)」

 

果南「お兄さんの料理楽しみだね」

 

曜「そうだね」

 

鞠莉「・・・」

 

梨子「ほら善子ちゃん行くよ」

 

善子「ヨハネ!」

 

「ふふ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

浦の星の食堂

 

千歌、曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、果南「わぁぁ!」

 

「ちゃんと食べて午後も練習頑張れよ」

 

鞠莉「・・・」

 

千歌「いいんですか!?本当に」

 

「うん、いいよ」

 

鞠莉「・・・なんでここまでしてくれるんですか?」

 

「・・・」

 

鞠莉「ダイヤの病気のこと以外は全く関係ないじゃないですか」

 

「・・・俺は真姫に達也さんに頼まれた事もあるがそれ以上に君たちに興味があったんだ」

 

鞠莉「興味?」

 

「前々から君たちAqoursの事は知っていたからなμ'sと同じ9人という事もあったしじかに見てみたいと思ってたんだ」

 

鞠莉「・・・」

 

「まぁ、とりあえずご飯食べないか?あったかいうちに食べて欲しいからさ」

 

鞠莉「・・・」

 

果南「・・・(鞠莉)」

 

全員が座る

 

千歌「では!手を合わして!いただきます」

 

全員「いただきます!!」

 

千歌「!!美味しい」

 

花丸「・・・おかわりズラ!」

 

梨子「早いわね」

 

「了解!」

 

おかわりを入れる

 

「はいよ、いっぱい食えよ」

 

花丸「ズラ!」

 

ルビィ「でも、食べ過ぎたらダメだよ」

 

花丸「ハムハム、分かってるズラ」

 

梨子「本当に分かってるの?」

 

「ふふ」

 

果南「お兄さんの料理すごく美味しいですね」

 

「ありがとう、果南ちゃん」

 

果南「どこかで料理の勉強とかしました?」

 

「いいや、特にしてないなぁ」

 

果南「!!」

 

「自分で料理をするようになって自己流で作っていただけだよ」

 

曜「凄いですね!」

 

果南「普通こんなに美味しく作れないですよ」

 

「照れるなぁ、こんなに美味しい美味しい言われるのは5年前以来だな」

 

鞠莉「・・・」

 

千歌「うちの家のご飯より美味しいかも」

 

「それはないよ、千歌ちゃん」

 

千歌「いやいや、そんな事ないですよ!」

 

曜「そうですよ!お兄さんの料理は本物です」

 

花丸「ハムハム、美味しいズラ」

 

「ありがとう」

 

善子「美味しいわね」

 

梨子「食べ過ぎたらダメよ」

 

善子「それ、私に言う?」

 

 

 

 

内浦では楽しい時間になっていたのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西木野総合病院

 

昼は過ぎて3時ごろ

 

屋上

 

ダイヤ「・・・」

 

真姫「いい感じよダイヤ!」

 

ダイヤ「はい!」

 

真姫「・・・ラスト!」

 

ダイヤ「!」

 

ポーズを決める

 

真姫「振り付けはほとんど完璧ね」

 

ダイヤ「はい!・・・ですがまだ足りません」

 

真姫「そうね、それに9人での合わせもまだ・・・正直不安要素ばかりね」

 

ダイヤ「はい」

 

真姫「もう少し出来る?」

 

ダイヤ「はい、出来ます!」

 

真姫「そう・・・じゃあ休憩してもう一度1から通すわよ」

 

ダイヤ「はい!」

 

真姫「(このままダイヤの身に何もなければいいけど)」

 

ダイヤ「・・・」

 

真姫「・・・」

 

ダイヤ「やりましょう真姫さん!」

 

真姫「ええ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

練習が終わる

 

真姫「今日はこれで終わりよ」

 

ダイヤ「ハァハァハァ、ありがとうございました」

 

真姫「ええ」

 

ダイヤ「・・・明日楽しみですわ」

 

真姫「そうね、みんな来るし」

 

ダイヤ「はい」

 

真姫「それじゃあ部屋に戻るわよ」

 

ダイヤ「はい、戻りましょう」

 

ガチャ

 

ダイヤ「向こうは大丈夫ですかね・・・」

 

真姫「貴方以外の子も強い子達だしあいつもいるから大丈夫よ」

 

笑顔で言う

 

ダイヤ「そうですね」

 

真姫「戻って少ししたら今日も入れるからね」

 

ダイヤ「はい、分かっています」

 

ダイヤの病室に向かう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数時間後

 

プルプルプルプルプル

 

ピッ

 

『もしもし真姫か?』

 

真姫『ええ、どうしたの?』

 

『そちらの状況を軽く聞いておこうと思って』

 

真姫『ダイヤなら大丈夫よ今日もランニング、ダンスの練習を普通にやっていたから』

 

『そうか』

 

真姫『そっちの方は?』

 

『ああ、みんな楽しみにしてるよ明日の事を、それにみんな仕上がってきているし』

 

真姫『そう』

 

『でもやっぱり思うのが』

 

真姫『ダイヤが欠けているって事ね』

 

『ああ、Aqoursにとってダイヤちゃん一人いないだけでもかなり違って見えてしまうな』

 

真姫『成る程ね』

 

『ダイヤちゃんが加われば完璧だろう。そして今日はっきりとした真姫達がラブライブ決勝で歌った時より遥かに完成度は高い』

 

真姫『それは私も感じていた。ダイヤに教えている時にね』

 

『これほど特徴が捉えてる曲はないなと思った』

 

真姫『ふふ、そうね』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

会話をしている中ダイヤは

 

 

 

 

ダイヤ「・・・」

 

ダイヤは自分の体が少しづつ弱くなっているのを感じていた

 

ダイヤ「・・・(真姫さんに無理をするな生きる方が大事と言われましたが多少無理しなければラブライブで優勝は出来ない!)」

 

ダイヤはいままで倒れた経験をもとにやりすぎない程度に無理をするという事を考えていた

 

ダイヤ「・・・ゴホゴホ」

 

手を見ると再び血が付いている

 

ダイヤ「・・・(真姫さんは今電話をしている 今のうちに手を洗いに行かなければ)」

 

病室を出る

 

ダイヤ「・・・」

 

医者「あれ?ダイヤちゃんどうしたの?」

 

ダイヤ「少しお手洗いに」

 

医者「・・・そう」

 

ダイヤ「・・・」

 

歩いていく

 

ガチャ

 

ダイヤ「・・・危ない危ない手を見られたら危なかったですわ」

 

手を洗う

 

ダイヤ「・・・(必ず卒業式まで生き抜いてみせます)」

 

ダイヤ「・・・ゴホゴホ」

 

少また血を吐く

 

ダイヤ「少し無理しすぎたかもしれませんね」

 

そう言って鏡を見る

 

ダイヤ「・・・(顔が細くなっているかもしれませんわ)」

 

顔を叩く

 

ダイヤ「弱気になってはダメですわ!生き抜くと決めたんですのに」

そう言ってお手洗いを出る

 

ダイヤ「・・・」

 

 

 

 

 

 

だがダイヤは気づいていなかった咳き込んだ時に血が少し飛び散っていた事に、そしてそれがさっきすれ違った医者に発見されてしまう事になる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

電話の続き

 

『それにしてもμ's以来じゃないか?9人のグループ』

 

真姫『そうね、たしかに9人のグループは聞いたことはないわね』

 

『それにしても奇妙な運命だな、まさか9人のグループと9人のグループの人間が関わりあう事が』

 

真姫『ええ・・・関わることはなかったわね、陸也が居なければ』

 

『そうだ・・・あいつが居なければ内浦に行くこともなくダイヤちゃんの病気にも誰一人として気づくことはなかっただろうな』

 

真姫『・・・ダイヤがもしここの病院に来ることがなければ。すでに死んでいたでしょうね』

 

『それを考えるとゾッとするぜ』

 

真姫『・・・結果的に陸也の件は一人の子の命を生きながらえた事につながるなんてね』

 

『ああ、けどあいつがやった事は最低最悪だ、今となっては一つ良いことが出てきたが、やっぱり陸也の件は許す事はない』

 

真姫『私も同じ気持ちよ』

 

『陸也・・・』

 

真姫『・・・』

 

ガチャ!

 

医者「お嬢様!」

 

真姫「どうしたの?」

 

医者「ダイヤ様の容体が!』

 

真姫「!!」

 

『何があった!』

 

真姫『今すぐ帰ってきて!私はダイヤのところ行く!』

 

『!!分かった、すぐにそっちに向かう』

 

プチッ!ピーピーピー

 

真姫「今から向かうわよ!」

 

医者「はい!」

 

タッタッタッタッタッタ

 

真姫「ダイヤに何があったの!?」

 

医者「はい・・・ダイヤ様がお手洗いに行った後気になったのでお手洗いに行ったところ血が飛び散っていました」

 

真姫「!!」

 

医者「そして、病室に行った時、ダイヤ様は吐いていました」

 

真姫「医院長は!」

 

医者「もう一人が呼びにいっています、さらにもう一人がダイヤ様の対応をしています」

 

真姫「!!急がないと」

 

タッタッタッタッタッタ

 

 

 

 

 

 

ダイヤの病室

 

医者「ダイヤ様!しっかりしてください」

 

ダイヤ「ゲホゲホ、ハァハァハァ」

 

ガラガラ

 

 

真姫「ダイヤ!」

 

ダイヤ「ゲホゲホ、ま・・・・き・・・さん」

 

真姫「まずいわ!これは」

 

医者「どうしますか?」

 

真姫「・・・手術室に連れて行くわよ!」

 

医者「!!!」

 

ガラガラ

 

達也「!!ダイヤちゃん大丈夫か!」

 

真姫「医院長!!手術室に連れて行きましょう!」

 

達也「・・・どうやらその方がいいみたいだな、真姫は私ときなさい、他の人は緊急手術の準備!それと人を集めてきてくれ」

 

医者3人「はい!分かりました!」

 

真姫「・・・やばいですね」

 

達也「・・・ああ、急がなければ。**君は?」

 

真姫「もうすぐ帰ってくるわ」

 

達也「そうか」

 

医者「持ってきました!」

 

真姫「!!ありがとう!」

 

達也「ダイヤちゃんを乗せて急ごう!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真姫は後悔することになる。自分がきちんと見ておくと言っていながら見れていなかったことに・・・

 

 

 

 

 






以上です。
今回の話ですが少しセブンイレブンのネタを入れました。気づきましたか?そして再びダイヤは・・・

次回。ダイヤから様々な時間が失われていきます。



そしてこの小説の総閲覧数が5000回を突破しました!本当にありがとうございます!たくさんの感想もありがとうございます。
これからも頑張っていくのでよろしくお願いします。

最後にご観覧ありがとうございました。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

生きる為の選択

 

 

 

 

 

 

西木野総合病院

 

手術室

 

ダイヤ「ハァハァハァ」

 

真姫「ダイヤ!しっかりしなさい!」

 

ダイヤ「・・・わ・・・たしは?」

 

達也「点滴を早く!」

医者「はっ!」

 

真姫「ダイヤ、ちょっとチクってするわよ」

 

手をに点滴の針を刺す

 

ダイヤ「・・・」

 

達也「・・・」

 

真姫「大丈夫なの!?」

 

達也「とりあえずこれで応急処置は出来たとして」

 

ダイヤ「ゲホゲホ」

 

血を吐く

 

真姫、達也「!!!」

 

ダイヤ「す・・・い・・・ません」

 

真姫「何を言ってるのよ!当たり前でしょ!」

 

達也「・・・真姫」

 

真姫「医院長?」

 

達也「ダイヤちゃんの事で少し手術をしようと思っていた・・・がしかし。これではおそらく何も出来ない」

 

真姫「!!どういう」

 

達也「予想以上にダイヤちゃん本人も気づいていないほどに身体だけが弱くなっていっている」

 

真姫「そ、そんな」

 

達也「ダイヤちゃんも嘘をついていなかった。つまりそういう事だ」

 

真姫「じゃあ、もうダイヤは」

 

達也「・・・いつ死んでもおかしくない状況だ」

 

真姫「そんな、ダイヤは!ラブライブに出るのよ!卒業式に出るのよ!」

達也「・・・」

 

真姫「嘘よね!嘘って言ってよ!」

 

ガチャン!

 

「ハァハァハァ」

 

達也、真姫「!!」

 

ダイヤ「・・・」

 

「待たせたな」

 

真姫「遅いのよ!」

 

達也「・・・」

 

「真姫俺は何をすればいい?」

 

真姫「・・・実は」

 

達也「・・・ひとつだけあるぞ」

 

真姫、**「!!」

 

達也「だが、これは今まで実戦で出した事がない・・・正直賭けにすらなるか分からない・・・」

 

「それはどうやってやるんですか?」

 

達也「ダイヤちゃんの身体はすでに癌で侵食されている。そこでだ。身体の重要部分を少しづつ切り取る」

 

**、真姫「そ、それは」

 

達也「全てを部分が癌に侵食されているからこそ、出来る方法だと考えている」

 

真姫「でも!その手術は!」

 

達也「ああ、本人の体力がいる治療になるだろうな」

 

真姫「それは反対よ!ダイヤを苦しめる結果にしかならない!」

 

達也「・・・」

 

真姫「第1成功する確率は?」

 

達也「・・・」

 

真姫「だめよそれ」

 

サッ!

 

手を出す

 

真姫「!!」

 

「それが成功すればダイヤちゃんはラブライブに・・・そして卒業式に出られるんですか?」

 

真姫「!!あなた」

 

達也「ああ、少なくとも今の状況よりは生きられる」

 

「・・・俺は達也さんに協力する」

 

真姫「!!」

 

「ただ問題はこれが表に出れば達也さんは逮捕されるって事だ」

 

達也、真姫「・・・」

 

「だから必ず成功させないといけない。この病院のためにも達也さんのためにもダイヤちゃんのためにも」

 

達也「ああ、だが成功確率は10%程度・・・いや、それ以下かもしれない」

 

真姫「だめよ!だめよ!それはさせない私がさせない」

 

そう言っていると

 

真姫「!!」

 

真姫は誰かに腕を掴まれる

 

真姫「だ、ダイヤ!」

 

ダイヤ「・・・ま・・・き・・・さん手術お願いします」

 

真姫「!!ダイヤあなた!」

 

ダイヤ「・・・可能・・・が・・・・あるなら・・・・それに・・・かけたいです」

 

真姫「・・・」

 

達也「・・・ダイヤちゃん。分かった開始する!」

 

「・・・」

 

真姫「・・・分かった。やるわ、そのかわり耐えなさいよ!ダイヤ」

 

ダイヤ「・・・・は・・・・い」

 

笑顔で言う

 

達也「手術を開始する!真姫準備だ!」

 

真姫「はい!分かりました」

 

「・・・絶対に耐え抜けよダイヤ」

 

ダイヤ「・・・はい」

 

「・・・達也さん、真姫。ダイヤちゃんをお願いします」

 

真姫「任せなさい!」

 

達也「任せてくれ」

 

「はい・・・」

 

部屋を出る

 

「・・・」

 

達也「・・・それでは手術を始める、まず麻酔を打ってくれ」

 

真姫、他の医者「了解!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダイヤの手術は20時から1時まで、5時間かかる長時間の手術となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1時

 

「・・・」

 

手術室のランプが消える

 

「!!」

 

ガチャ

 

「達也さん!真姫!手術は!?」

 

真姫「・・・」

 

達也「・・・成功だ!何事もなく手術を終えたよ」

 

「ふぅ、よかった」

 

真姫「・・・本当によかったわ」

 

「・・・これからダイヤちゃんはどうなるんですか?」

 

達也「・・・残念だがダイヤちゃんを家に帰すことは出来なくなった」

 

「・・・!!そ、そんな」

 

真姫「少なくとも3日間は何もさせられないわ、残念だけど」

 

「っ!あいつらにどう説明すれば」

 

達也「これはダイヤちゃん、彼女が生き残るための選択だ」

 

「選択・・・」

 

真姫「Aqoursのみんなには申し訳ないと思っている。でもダイヤがラブライブに出るため、卒業式に出るためよ」

 

「・・・」

 

達也「ダイヤちゃんを助けるにはこれしかできなかった」

 

真姫「本当に・・・私達の力の無さを実感した」

 

「・・・達也さん、真姫」

 

達也「・・・」

 

真姫「だから、お願いがあるの」

 

「お願い?」

 

真姫「**には**にしか出来ない仕事をしてほしいの」

 

「俺にしか出来ない仕事・・・」

 

真姫「私達はダイヤの事を死ぬ気で全力でサポートする、その間、Aqoursの事を見てあげて、5年前の時のように」

 

「・・・」

 

真姫「本当はダメなことはわかってる、立場上これ以上関わり続けるのもダメなのも分かってる、けどダイヤの命を私達は助けきれなかった。だから、ダイヤに返せるものだけ返したいの!」

 

「真姫・・・」

 

真姫「・・・お願いします」

 

「・・・ああ、分かった彼女達を最後まで見届けよう」

 

真姫「ありがとう」

 

「・・・だが5日前までだ、それ以上はダメだ。Aqoursに加担したことになってしまうからな」

 

真姫「・・・」

 

達也「ありがとう、**君それで十分だ。ダイヤちゃんは5日前には一度病院から出てもらおうと思っている」

 

真姫、**「!!」

 

達也「だからもう2度とこんな事が起きないよう、対処するつもりだ」

 

「達也さん・・・」

 

達也「あと10日間は任せてほしい」

 

「分かりました」

 

達也「ひとまず、ダイヤちゃんの病室まで行こう、話はそれからだ」

 

真姫、**「はい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダイヤの病室

 

達也「・・・」

 

「5日前に家に帰ってもらうってそれは!」

 

達也「・・・心配するな、もう2度と今回のような目には合わせないようにする」

 

「それでも!容体が急変したりしたらどうするんですか!?」

 

真姫「いえ、大丈夫よ」

 

「!!今回の事以上の事が起きたらどうするんだよ!」

 

達也「心配するな、これ以上を超えることはない」

 

「何故そう言い切れるんですか!?」

 

達也「・・・私のこれまでの経験からだ」

 

「!!」

 

目を見てわかった、その言葉には強いものがあると

 

達也「だからラブライブ5日前までは任せてくれ、その後は君とあの子達に全て任せる」

 

真姫「・・・」

 

「・・・本当にいいんですか?」

 

達也「ああ、2回目の入院の時に両親には説明してある、我々はダイヤちゃんが少しでも長く生きられるため何でもします、少し危険な事をする事ももちろん伝えてある」

 

「!!」

 

真姫「快く聞いてくれて頭まで下げてくれた。ならこっちもそれに堪えるしかないわ!」

 

「・・・」

 

ダイヤ「・・・」

 

起き上がる

 

達也、真姫、**「!!」

 

ダイヤ「・・・裏でそんな話があったんですか」

 

真姫「ダイヤ!」

 

達也、**「ダイヤちゃん!」

 

ダイヤ「・・・すいません、この病室に着いてから既に意識は戻っていたのですが、タイミングがなくて」

 

「何も謝ることはないよダイヤちゃん」

 

ダイヤ「・・・本当に優しいですわね**さん」

 

「・・・まぁ名前もバレたみたいだな」

 

ダイヤ「・・・実は前々から目星はついていましたよ」

 

「・・・成る程」

 

ダイヤ「鞠莉さんが**さんの事を調べているみたいで、それで」

 

「あの子は気づいているのか?」

 

ダイヤ「いえ、鞠莉さんは気づいていません」

 

「そうか・・・」

 

ダイヤ「・・・ですが鞠莉さんの執事の方は気づいているみたいで」

 

「執事?」

 

ダイヤ「はい・・・」

 

「・・・そうか」

 

達也「・・・聞いていたんだなダイヤちゃん」

 

ダイヤ「すいません、盗み聞きみたいになってしまって」

 

真姫「いや、いいのよどうせ全部話すつもりだったし」

 

ダイヤ「そうですか」

 

真姫「ダイヤ、またしばらくあの子達と会えない日が続くわ」

 

ダイヤ「・・・分かっています」

 

達也「・・・」

 

ダイヤ「ラブライブのため、卒業式に出るため」

 

達也「本当にすまない」

 

真姫「・・・」

 

ダイヤ「!!何も悪くないですよ」

 

真姫「いや、ダイヤの事をちゃんとみれていなかったから今回の事が起きてしまった・・・本当にごめんなさい」

 

頭を下げる

 

達也「何度も何度も本当にすまない」

 

ダイヤ「・・・頭をあげてください、達也さんと真姫さんは私の為に色々やってくださっています。謝らないでください、達也さんと真姫さんがいなければ私は既に死んでいたと思います」

 

達也、真姫「・・・」

 

ダイヤ「・・・私からもお願いがあります」

 

真姫「お願い?」

 

ダイヤ「三日後から練習を再開させてください」

 

達也、真姫「!!」

 

「・・・お前それは!」

 

ダイヤ「・・・私はもう2度と倒れたりしない!」

 

達也、真姫「!!!」

 

「・・・」

 

ダイヤ「お願いします」

 

「・・・」

 

真姫「分かったわ、三日後から今まで通りやるわよ」

 

「!!おい真姫」

 

真姫「・・・**も気づいているんでしょ?このままではAqoursは優勝できない」

 

「!!」

 

真姫「このままではね、もうここまで来てしまった以上腹をくくるしかないわ、私達もダイヤも」

 

達也「・・・そうだな」

 

ダイヤ「真姫さん、達也さん」

 

真姫「だからダイヤ、3日間でどれだけ体力を回復させれるかにかかってるわよ!」

 

ダイヤ「分かってます!」

 

「・・・ダイヤちゃん」

 

ダイヤ「お願いします**さん」

 

「・・・分かった、ダイヤちゃん、その代わり死ぬんじゃねぇぞ?」

 

ダイヤ「はい!」

 

真姫「・・・ダイヤひとまず朝まで寝なさい、明日みんなにも話さないといけないでしょ」

 

ダイヤ「わかりました」

 

ガチャ

 

 

 

達也「・・・彼女は本当に強いな」

 

真姫「そうね・・・」

 

「名前の通りダイヤモンドのようだな」

 

達也「**くん、そうだな彼女はダイヤモンドそのものだ」

 

「そうですよね・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして次の日ダイヤはAqoursのみんなに5日前までは病院から出られない事を話す。

するとAqoursは毎日病院に行くと言う。

だがそれは無理なので毎週土日は来ることになるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてラブライブ5日前!

 

 

 

 

 

 






今回は以上です。
時間をかなり進めましたが、次回からかなり深い話となっていきます。
次回お楽しみに


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

故郷への帰還

 

 

ラブライブ5日前

 

 

ダイヤ「・・・ついに今日ですわね」

 

誰も居ない病室で一人呟く

 

ダイヤ「・・・(ですが奇跡ですわ、あの日から症状はあるものの軽い症状ばかりだった、普段いいことしてきたからですかね)」

 

ガラガラ

真姫「ダイヤ!起きていたのね」

 

ダイヤ「真姫さん!おはようございます」

 

真姫「おはよう・・・調子良さそうね」

 

ダイヤ「はい、おかげさまで」

 

真姫「今日、帰れるわね」

 

ダイヤ「はい!・・・待っていましたこの時を」

 

真姫「・・・一つだけら言っておくと貴方今はものすごく調子がいいわ、だけど貴方はもう命はあとわずか、それだけは忘れないでね」

 

ダイヤ「分かっています」

 

真姫「・・・よろしい、さぁ行くわよ屋上に**が待ってる」

 

ダイヤ「はい!」

 

真姫「・・・ダイヤ!」

 

ダイヤ「はい!」

 

真姫「退院おめでとう!!」

 

ダイヤ「ありがとうございます!」

 

病院を出る

 

ダイヤ「(ありがとうございました)」

 

屋上

 

達也「来たか」

 

ダイヤ「陸也さん」

 

達也「本来ならば、今の体の状況の君を病院から出すのはダメなんだがな」

 

ダイヤ「・・・」

 

達也「君とAqoursが優勝するの期待しているよ」

 

ダイヤ「達也さん!」

 

達也「頑張るんだぞ!我々は応援しているからな」

 

ダイヤ「はい!ありがとうございます!」

 

真姫「・・・」

 

ダイヤ「真姫さん」

 

真姫「・・・ダイヤ、貴方と貴方の誕生日に出会って、一緒に走ったり、踊ったり、歌を歌ったりするの本当に楽しかった。あの頃を思い出すようで」

 

ダイヤ「真姫さん・・・」

 

真姫「だから!絶対に優勝しなさい!貴方はこの私と練習したのよ絶対に負けは許さないから!」

 

ダイヤ「絶対に優勝しますよ!」

 

「ダイヤちゃんそろそろ」

 

ダイヤ「はい、達也さん、真姫さん!ありがとうございました!」

 

達也「ああ!」

 

真姫「・・・」

 

「・・・分かってるぜ真姫」

 

真姫は**に目で訴えたダイヤを頼むと

 

「行こうか、ダイヤちゃん」

 

ダイヤ「はい!」

 

操縦士「出発します!」

 

「ああ、頼む」

 

ブゥーン!!!パタパタ

 

内浦の方に向かって飛んでいく

 

達也、真姫「・・・」

 

達也「・・・行ってしまったか」

 

真姫「・・・」

 

達也「真姫・・・行こう、仕事だぞ」

 

真姫「ダイヤ・・・」

 

達也「・・・真姫、また会えるよきっと」

 

真姫「あ、当たり前でしょ!ラブライブだって観に行くわよ」

 

達也「あはは、真姫らしいな」

 

真姫「お父さんも行くでしょ?」

 

達也「ああ、もちろん行くよ」

 

真姫「ふふ、ダイヤ!頑張りなさいよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

飛行機内

 

ダイヤ「・・・」

 

「久しぶりだなダイヤちゃん」

 

ダイヤ「5日間ぶりですね」

 

「ああ、Aqoursのみんなすごい楽しみにしてたぞ、ついにダイヤさんが帰ってくるって」

 

ダイヤ「そうですか」

 

「ああ、それに俺はやっとAqoursが完成するなと思ってる」

 

ダイヤ「Aqoursが完成する?」

 

「俺はAqoursの練習を見てきた中で思っていたことがあるみんな一人一人がレベルが高い事、そしてそれが故に一人でもかけると全く変わってしまう事だ」

 

ダイヤ「・・・」

 

「みんな実際吹っ切れているように見えて!心の中ではダイヤちゃんが居ないのが辛いと思っていた。だからみんな本来の自分たちが出せていなかったんだ」

 

ダイヤ「!!」

 

「だから、楽しみだ本当のAqoursが見られるの事がな」

 

ダイヤ「**さん・・・」

 

「とはいえ、俺も立場がある。練習とかは見る事はできないが、君の家に泊まらせてもらう事になっているから、よろしく頼むよ」

 

ダイヤ「はい!」

 

操縦士「あと5分で到着します」

 

「了解」

 

ダイヤ「・・・」

 

「・・・ついにだな」

 

ダイヤ「はい」

 

「調子とってもいいみたいだな」

 

ダイヤ「はい!おかげさまで」

 

「・・・ふふ、楽しみだよ」

 

ダイヤ「・・・」

 

「ヘリが付く場所に彼女達は待っている」

 

ダイヤ「みんなさん来ているんですか!?」

 

「ああ、来てるぞ」

 

ダイヤ「そうですか・・・」

 

操縦士「そろそろシートベルトお願いします!」

 

「了解、ダイヤもうすぐ着陸だ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘリが降りる屋上

 

果南「ついにダイヤが帰ってくるのか・・・」

 

千歌「短いようで長い10日間だったね」

 

果南「うん・・・でもダイヤと今日からは」

 

ルビィ「練習できる!」

 

鞠莉「・・・」

 

善子「クックックッ我がリトルデーモンを揃うようね」

 

花丸「9人で居られるズラ〜」

 

梨子「みんな嬉しそうね」

 

曜「・・・」

 

梨子「曜ちゃん?」

 

曜「ん?なに梨子ちゃん?」

 

梨子「曜ちゃん大丈夫?」

 

曜「あ、ごめんねぼーっとしたんだ」

 

梨子「・・・」

 

ブゥーンパタパタ

 

「!!!」

 

果南「き、来た!」

 

千歌「・・・ダイヤさん!」

 

ルビィ「お姉ちゃん」

 

着陸する

 

ウイーン

 

ダイヤ「・・・」

 

果南、鞠莉、善子「ダイヤ!」

 

千歌、曜、梨子、花丸「ダイヤさん!」

 

ルビィ「お姉ちゃん!」

 

ダイヤ「皆さん!」

 

「さてと、再開できたみたいだな」

 

千歌「お兄さん!ありがとうございます!」

 

「・・・礼には及ばないよ、Aqours!俺の役目はここまでだ」

 

千歌、曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、果南「!!!」

 

「俺はやらなければいけない事がある!5日間練習やアドバイスは出来ない。けど応援しているからな!」

 

千歌、曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、果南「!!!」

 

「それじゃあ、また会おう」

 

ヘリの中に戻ろうとする

 

千歌「待ってください!」

 

「千歌ちゃん?」

 

千歌、曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、果南「ありがとうございました!」

 

鞠莉「・・・」

 

「・・・ふっ、こちらこそありがとうな」

 

ダイヤ「・・・」

 

ヘリに入る

 

操縦士「出発しますか?」

 

「ああ、向かってくれ」

 

ブゥーンパタパタ

 

飛び上がっていき、どんどん進んでいく

 

「・・・千歌ちゃん、曜ちゃん、梨子ちゃん、ルビィちゃん、花丸ちゃん、善子ちゃん、果南ちゃん、鞠莉ちゃんそして・・・ダイヤちゃん!待ってるぜスクールアイドルの祭典でな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

果南「・・・行っちゃったね」

 

千歌「お兄さん!本当にいい人だったね」

 

果南「そうだね」

 

ルビィ「お姉ちゃん!」

 

ダイヤ「ルビィ!」

 

抱き合う

 

花丸「よかったねルビィちゃん」

 

ルビィ「うん・・・」

 

涙目になりながら言う

 

千歌「ダイヤさん・・・いやダイヤちゃん!改めて!」

 

千歌、曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、果南、鞠莉「おかえり(おかえりなさい)!!」

 

ダイヤ「はい!ただいまですわ!」

 

笑顔で言う

 

千歌「みんなそれじゃあ今からチカの家に行くよ!」

 

果南「千歌の家?」

 

千歌「お母さんがバーベキューしてくれるんだって!」

 

花丸「本当ズラ!?」

 

ルビィ「ははは、花丸ちゃん食いつきすぎだよ」

 

善子「本当ズラ丸らしいわね」

 

ダイヤ「クスッ」

 

果南「あっ!笑ったねダイヤ」

 

ダイヤ「懐かしいなと思いましてね」

 

果南「そっか」

 

ダイヤ「・・・さっ楽しみましょう!」

 

果南「そうだね」

 

梨子「曜ちゃん、私達も行こっか」

 

曜「・・・」

 

梨子「・・・曜ちゃん?」

 

曜「・・・ごめん、梨子ちゃん先に行っててくれる?」

 

梨子「・・・分かった」

 

歩いていく

 

曜「・・・鞠莉ちゃん」

 

鞠莉「・・・」

 

曜「鞠莉ちゃん!!」

 

鞠莉「!!よ、曜」

 

曜「行くよ、みんな千歌ちゃんの家に行ったよ」

 

鞠莉「・・・うん、分かってる」

 

曜「・・・なんか鞠莉ちゃん、少し前から変だよね?」

 

鞠莉「・・・」

 

曜「・・・お兄さんの事?」

 

鞠莉「・・・」

 

曜「・・・そうみたいだね」

 

鞠莉「・・・私達はとんでもない人と関わっていたのかもしれないわ」

 

曜「とんでもない人?」

 

鞠莉「・・・」

 

曜に耳打ちする

 

曜「!!」

 

鞠莉「・・・」

 

曜「・・・その事は一旦置いておこう鞠莉ちゃん・・・もう一つあるでしょう?」

 

鞠莉「・・・」

 

曜「ダイヤさんの事だよね?ダイヤさんの事は考えるのをやめようって鞠莉さんが言い出した」

 

鞠莉「分かってる!」

 

曜「ま、鞠莉ちゃん」

 

鞠莉「考えないようにしていた、考えないようにしていたわよでもでもね毎日毎日夢を見るのダイヤが苦しんで死ぬ所を」

 

曜「!!!」

 

鞠莉「・・・あの日からずっと、それから頭がもうぐちゃぐちゃでどうしたらいいかわからなくて、もう」

 

曜「・・・」

 

何も言わずにハグをする

 

鞠莉「!!」

 

曜「大丈夫だよ!鞠莉ちゃん」

 

鞠莉「曜・・・」

 

曜「これからは私がずっと相談に乗るだから悩まないで鞠莉ちゃん」

 

鞠莉「曜・・・」

 

少し涙を溜めながら

 

鞠莉「ありがとう」

 

曜「どういたしまして!・・・さっ早く千歌ちゃんの家に行こう!」

 

鞠莉「うん!」

 

 

 

千歌の家に向かう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???

 

ブゥーンパタパタ

 

操縦士「着きました!」

 

「・・・ありがとう、また帰るときはよろしく頼む」

 

操縦士「はい!」

 

「・・・ずっとヘリにいるのもしんどいだろう?来てくれ」

 

操縦士「いいんですか!?」

 

「ああ、いいよ」

 

操縦士「ありがとうございます」

 

ヘリから降りる

 

「さてと、屋上の扉を開ける」

 

操縦士「ここは?」

 

「俺の会社だ」

 

操縦士「!!!」

 

「そうか、初めてだったな。俺社長なんだよ」

 

操縦士「そ、そうだったんですか!?」

 

「ああ!黙っていて悪かったな」

 

操縦士「驚きましたよ」

 

「ふふ」

 

一階まで降りる

 

受付「!!社長おかえりなさいませ!」

 

「ああ、久しぶりだな、一つお願いがある」

 

受付「何なりとどうぞ」

 

「俺の部屋に唐揚げ弁当を3つ頼む、いつものやつな」

 

受付「かしこまりました」

 

「・・・あ、そうだあいつは?」

 

受付「副社長なら少し出かけてくると」

 

「!!・・・はぁ、全く今日は会議だからどこにも行くなよって行ったのに」

 

「・・・久しぶりに帰ってくるから買い物に行っていただけやよ」

 

「買い物ならいいか・・・・は?」

 

操縦士「ん?」

 

受付「!!おかえりなさいませ!副社長」

 

操縦士「!!」

 

「全く、ここにいろって言ったのに」

 

「まぁええやん、間に合ってるんやし」

 

「まぁそうだな、久しぶりだな希」

 

希「久しぶりやな**君」

 

操縦士「・・・」

 

希「あれ?この人は?」

 

「最近、ヘリでお世話になっている操縦士の人だ」

 

操縦士「どうも・・・」

 

希「お世話になってます」

 

「まぁってわけだ、会議前の腹ごしらえ俺の部屋でしようか」

 

操縦士「はい!」

 

希「了解やん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

内浦では

 

 

千歌の家の前

 

千歌「!!」

 

湊「千歌ちゃん!もう準備出来てるよ!」

 

千歌「!!焼きみかんだ!」

 

美渡「この前配ったら好評だだからな、今日も作るぞ!」

 

花丸「美味しそうズラ!」

 

ルビィ「そうだね!あ、そういえばお姉ちゃん食べられるの?」

 

ダイヤ「大丈夫ですわ、食べてはいけないものはないって言ってましたし」

 

ルビィ「よかった〜」

 

果南「あれ?そういえば鞠莉と曜は?」

 

梨子「・・・」

 

ダイヤ「確かにまだなんでしょうか?」

 

タッタッタッタッタッタッタッタッタ

 

曜「ご、ごめんおまたせ」

 

鞠莉「待たせたわね」

 

果南「大丈夫だね」

 

千歌「それじゃあみんな!バーベキューを始めよう!!」

 

Aqours「おー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???

 

社長室

 

希「・・・そんな事になってたんやね」

 

「今日まで話してなくてごめんな」

 

希「いや、いいんよ、そんな大変なことになっていたのに色々出かけていたウチも悪いし。」

 

「・・・そういや希、タロットカードはどうした?」

 

希「・・・あげたんよ」

 

「あげたのか!?」

 

希「そう、Aqoursの子にね」

 

「!!まさか、会っていたのか」

 

希「うん、善子ちゃんにあげたんよ」

 

「善子ちゃんか・・・」

 

希「もうウチにはタロットカードは必要ないからね、タロットカードもあの子に渡すのがいいって言ってたし」

 

「そっか・・・」

 

操縦士「・・・」

 

希「この唐揚げ弁当美味しいね」

 

「だろ?ここ最近出前で頼む奴の中で一番うまい!安いしお気に入りなんだよ」

 

操縦士「唐揚げ弁当ってこれのことだったんですね」

 

「ああ、教えてくれてありがとうな」

 

操縦士「いえいえ」

 

希「君がこれを見つけたん?」

 

操縦士「はい!」

 

希「いい弁当を見つけたね」

 

操縦士「はい!」

 

ガチャン!

 

「どうした?」

 

部下「お客様全員揃いました!」

 

「!!おっともうそんな時間か」

 

希「行かなあかんね」

 

操縦士「俺はどうすれば」

 

「この部屋で待っていてくれ、多分30分から1時間で帰る」

 

操縦士「わ、分かりました」

 

希「それじゃあ行こか」

 

「ああ、行こう」

 

ガチャ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

内浦千歌の家

 

「ごちそうさまでした!」

 

千歌「あ〜美味しかった〜」

 

花丸「ご満悦ズラ〜」

 

果南「みんなで食べる焼肉って美味しいね!」

 

鞠莉「そうね」

 

ダイヤ「久しぶりに食べましわ」

 

曜「・・・(よかった鞠莉ちゃん)」

 

善子「・・・」

 

ルビィ「善子ちゃん」

 

善子「ルビィなに?」

 

ルビィ「泣いてるよ、善子ちゃん」

 

善子「え・・・」

 

善子は涙を流していた

 

千歌「善子ちゃん」

 

善子「な、泣いてなんかないわよ」

 

梨子「善子ちゃん・・・」

 

善子「・・・し、仕方ないでしょ!ダイヤはもうすぐ」

梨子「善子ちゃん!その話は!」

 

善子「分かってるわよ、でもでも」

 

花丸「善子ちゃん・・・うう」

 

ルビィ「・・・花丸ちゃん」

 

ダイヤ「善子さん、花丸さん」

 

千歌「泣いちゃダメだよ善子ちゃん、花丸ちゃん」

 

そう言ってはいるが千歌も泣いている

 

曜「千歌ちゃん」

 

千歌「・・・うう、ぐすん、嫌だ嫌だよ!ダイヤさんが居なくなるなんて」

 

少し叫ぶ

 

ダイヤ「ち、千歌さん・・・」

 

少し涙を貯める

 

曜「・・・」

 

梨子「千歌ちゃん」

 

果南「・・・みんな涙もろいよ本当に」

 

下を向く

 

鞠莉「・・・ダイヤ」

 

ダイヤ「・・・皆さん」

 

みんなが泣き出す

 

美渡「・・・」

 

志満「・・・」

 

湊「・・・残酷ね、でもこれが生きるってこと」

 

ダイヤ「・・・皆さん、聞いてください。」

 

千歌、曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、果南、鞠莉「・・・」

 

ダイヤ「私は最後まで笑顔で居たいですわ。だから皆さん笑ってください」

 

涙を流しながら言う

 

千歌「ダイヤさん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後一度は皆笑顔になるが。また涙が流れ出す

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日は皆が悲しんだ。ダイヤがもうあとわずかしか生きれないことに、でも同時に皆は決心する必ず優勝するし、もう泣かないことを。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???

 

「以上です今回のラブライブの会議を終わります」

 

希「皆さん、ありがとうございました」

 

会議室から出る

 

「・・・ふぅ、思ったより緊張感のある会議だったな。」

 

希「5年目だからねもうラブライブが開催されるようになってから」

 

「ああ・・・おっと急いで社長室に戻ろうあいつが一人退屈しているだろうしな」

 

社長室

 

ガチャ

 

操縦士「!!やっと帰ってきましたか」

 

「すまんな、思ったより時間がかかってしまった」

 

希「ごめんね・・・」

 

操縦士「大丈夫ですよ!少し寝たりしたのでリラックスできました」

 

「そうか・・・」

 

希「もう、夜ね」

 

「そうだな・・・操縦士、そろそろ行こうか」

 

操縦士「内浦に行くんですね」

 

「ああ」

 

希「行くんやね」

 

「・・・あと少しだけだ、留守よろしくな」

 

希「了解や!」

 

操縦士「行きましょう!」

 

「おう!任せたぞ希」

 

ガチャ

 

タッタッタッタッタッタッタッタ

 

 

希「・・・頑張ってね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時が過ぎるのとても早い、楽しい時間なら尚更早いものだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラブライブまであと1日

 

 

 

 

 

 

 

 

 





はい、以上です。

今回もご観覧ありがとうございました。
次回もお楽しみに


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ラブライブ前夜

ラブライブ1日前の朝

 

 

 

黒澤家

 

ダイヤ「朝ですわね」

 

カーテンを開ける

 

ダイヤ「ついについに明日ですわ!」

 

ガラガラ

 

ルビィ「おはよう!お姉ちゃん!」

 

ダイヤ「おはよう!ルビィ」

 

ルビィ「ついに明日だね」

 

ダイヤ「はい!絶対に優勝しましょうね!」

 

ルビィ「うん!」

 

「お、起きたのか二人とも」

 

ダイヤ「おはようございます!」

 

ルビィ「おはようございます!お兄さん!」

 

「ああ、おはようダイヤちゃん、ルビィちゃん。あ、ご飯もう出来てるみたいだから行こうか」

 

ダイヤ、ルビィ「はい!」

 

歩いていく

 

ダイヤ「・・・ところでルビィ」

 

小声で言う

 

ルビィ「何?お姉ちゃん?」

 

ダイヤ「ずっと気になっていたのですが何故お兄さんと呼んでいるんですか?」

 

ルビィ「名前が分からないからみんなお兄さんで統一しようって事にしたの」

 

ダイヤ「・・・成る程、そう言う事なんですわね」

 

「二人共!早くいくよ!」

 

ルビィ「行こっ!お姉ちゃん」

 

ダイヤ「ええ、行きましょう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西木野総合病院

 

真姫「・・・」 ソワソワ

 

看護師1「ねぇ、真姫ちゃんここ数日ずっとソワソワしているわね」

 

看護師2「だね、ダイヤちゃんが居なくなってからずっとよ」

 

看護師3「心配性だね、真姫ちゃんは」

 

真姫「・・・」

 

3人をじっと見る

 

看護師1.2.3「・・・あ」

 

真姫「真面目に仕事しなさい!!!」

 

看護師1.2.3「はーい!!!」

 

逃げていく

 

真姫「・・・はぁ全く」

 

達也「・・・真姫」

 

真姫「医院長!!」

 

達也「・・・あの子達が言ってる事間違ってないぞ?」

 

真姫「分かってますよ!だって気になって仕方ないんですよ・・・」

 

達也「ふふ、そうか」

 

真姫「・・・医院長だって気になってるでしょ?」

 

達也「・・・ああ」

 

真姫「・・・ダイヤ」

 

達也「・・・けど、仕事はきっちりしろよ」

 

真姫「分かってますよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

内浦 黒澤家

 

朝ごはんを食べ終わる

 

**、ダイヤ、ルビィ「ご馳走でした」

 

「いやぁ本当に美味しいです」

 

黒澤母「喜んでくれてこっちも嬉しいです」

 

「また僕が何か作りますね」

 

黒澤母「そんな、いいんですよ」

 

ルビィ「えーでもルビィはお兄さんの料理また食べたいなぁ」

 

ダイヤ「ルビィも食べた事ありますの!?」

 

ルビィ「うん、少し前だけど練習の昼ごはん作ってくれたよ」

 

「ああ、あれか」

 

黒澤母「ありがとうございます」

 

「いえいえ、気になさらずに俺が勝手にやっている事だから」

 

黒澤母「本当にありがとうございます」

 

「・・・こちらこそ4日間お世話になりました」

 

黒澤母「またいつでもいらして下さいね?」

 

「はい!ご飯ご馳走になりに行きます」

 

ルビィ「そっか、今日でお兄さんは」

 

「ああ、君達も今日東京に行くんだろ?また会えるさ」

 

ルビィ「はい!」

 

ダイヤ「・・・」

 

「・・・じゃあ俺は帰るわ」

 

黒澤母「本当にありがとうございました」

 

「はい、こちらこそ!」

 

ダイヤ「・・・お兄さん」

 

「ん?どうした?ダイヤちゃん」

 

ダイヤ「ヘリの場所までついて行っていいですか?」

 

「ああ、いいぞ!」

 

ルビィ「・・・お姉ちゃんルビィは準備しとくね」

 

ダイヤ「ええ、分かりましたわ」

 

 

 

 

 

 

二人は外に行く

 

 

黒澤母「・・・凄い人が来てくれましたね」

 

ルビィ「凄い人?お母さん知ってるの?」

 

黒澤母「昔に少しお世話になりました」

 

ルビィ「そうなんだ・・・」

 

黒澤母「いずれ話します」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・準備は大丈夫なのか?」

 

ダイヤ「はい、私の準備は既に済ませてありますから」

 

「そっか・・・」

 

ダイヤ「早かったですね4日間」

 

「ああ、俺からすればこの2ヶ月間があっという間にだったよ」

 

ダイヤ「2ヶ月・・・」

 

「君とあの日バスで出会ってからもうそんな月日が経ったんだなって思うよ」

 

ダイヤ「そうですね」

 

「あの時の出会いがなければ、君達と会えなかった」

 

ダイヤ「はい、私もあの時の出会っていなければ今を生きる事が出来ていなかった」

 

「ふふ、奇妙な出会いだな本当」

 

ダイヤ「はい、そうですね・・・」

 

二人は笑う

 

「・・・奇跡だな」

 

ダイヤ「奇跡ですね」

 

「・・・」

 

ダイヤ「・・・」

 

「そろそろだな」

 

ある場所のヘリポートに着く

 

「さてと、ダイヤちゃん少しの間お別れだ」

 

ダイヤ「はい!」

 

「・・・次はラブライブの舞台でアイドルと審査員として会おう」

 

ダイヤ「・・・**さん!」

 

「・・・」

 

ダイヤ「本当にありがとうございました!私達は優勝してみせます!だから絶対に見ていて下さい!」

 

「・・・ふ、楽しみにしているぞ!!」

 

ブゥーンパタパタ

 

「・・・Aqours。楽しみにしているぞ」

 

 

ヘリは飛んでいく

 

ダイヤ「・・・行ってしまいましたわね」

 

ヘリを目で見送る

 

ダイヤ「さぁ、早く家に帰らなければ。みんなで行くんですから!東京に!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東京駅

 

ルビィ「お姉ちゃん」

 

ダイヤ「大丈夫ですわ!」

 

曜「今日はどうする?」

 

果南「確かに本番は明日だしね」

 

善子「リリーはブクロに行きたいのよね?」

 

梨子「え?ど、どこっ!それって」

 

慌てて言う

 

鞠莉「ブクロ?」

 

善子「ブクロと言うのは」

 

梨子「むぅ!」

 

善子を掴んで

 

梨子「サイレントチェリーブロッサムナイトメア!」

 

花丸「ほ、本当に善子ちゃん化しているズラ」

 

ダイヤ「私が見てない間に何があったんですか・・・」

 

千歌「それじゃあとりあえず挨拶に行こう!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハッハッハッハッ

 

千歌「見えた!」

千歌達が向かったのは神田神社である

 

ダイヤ「・・・5日ぶりですね」

 

果南「少しランニングとか練習とかしてたって行ってたけどもしかしてここにも来ていたの?」

 

ダイヤ「はい!真姫さんと毎日来ていました」

 

ルビィ「真姫さんと!!羨ましい」

 

ダイヤ「ふふふ」

 

千歌「よし!じゃあお祈りしようか」

 

パンパン

 

曜「会場の全員に思いが届きますように」

 

梨子「全力を出しきれますように」

 

花丸「ズラって言いませんように」

 

善子「全てのリトルデーモンに喜びを」

 

ルビィ「みんなで踊りきれますように」

 

果南「浦の星のみんなの思いを届けられるような歌が歌えますように」

 

鞠莉「明日のステージが最高のものになりますように」

 

ダイヤ「・・・最後まで踊りきって最高のラブライブにできますように」

 

千歌「ラブライブで・・・優勝出来ますように!」

 

全員が祈り終わる

 

千歌「・・・」

 

ズラ〜

 

千歌「?」

 

ルビィ「す、凄い」

 

千歌「どうしたの?」

 

ルビィ「み、みて!千歌ちゃん!!」

 

千歌「・・・!!」

 

絵馬にAqoursが優勝しますようにと書かれていた

 

千歌「これは!!」

 

曜「みて!こっちにも!」

 

梨子「みんな来てくれていたのね」

 

千歌「こんなに何回も・・・」

 

梨子「私達には一言も言わないで」

 

鞠莉「・・・やっぱりこの学校の生徒達は本当にcourでーす!」

 

千歌「・・・」

 

千歌は他のスクールアイドルの絵馬も見つける

 

曜「やっぱりここにも!」

 

果南「他のスクールアイドルも同じってことだね」

 

ダイヤ「そうですわね、みんな勝ちたいために集まっているんですから・・・!!!」

 

ダイヤは何かを見つける

 

千歌「ダイヤさん?」

 

「お久しぶりです」

 

千歌「!!聖良さん」

 

ルビィ「理亞ちゃん!」

 

Saint Snowの二人が来る

 

聖良「・・・ついに、ここまで来ましたね」

 

理亞「ビビってたら負けちゃうわよ

 

善子「わ、分かってるわよ!」

 

花丸「秋葉ドームは今での会場と規模が違うズラ」

 

ルビィ「どんなところか想像できない・・・」

理亞「私もあのステージで歌えたことがまだ信じられない」

 

聖良「自分の視界全てがキラキラ輝く、まるで雲の上を漂うようだった」

 

千歌「雲の上」

 

理亞「だから!!」

 

ルビィ、花丸、善子の前にいく

 

理亞「下手なパフォーマンスしたら許さないからね!」

 

ルビィ「当たり前だよ!ガンバルビィするよ!」

 

理亞「・・・また一緒に歌おうね」

 

ルビィ「うゆ!」

 

善子「!!ヨハネのリトルデーモン4号なんだからね!」

 

理亞「なった覚えは無いわよ」

 

善子「!!既になっているの!!」

 

聖良「・・・いい笑顔ですね」

 

千歌「はい・・・」

 

聖良「・・・初めてあった時なんて弱々しいんだろうと思いました。けど今の皆さんをみて思います、なんて頼もしいんだろうって」

 

千歌「・・・」

 

聖良「・・・勝ちたいですか?」

 

千歌「!!」

 

聖良「千歌さんがいつか私に聞きましたよね?・・・ラブライブ勝ちたいですか!!それと誰のためのラブライブですか」

 

千歌「・・・」

 

聖良「そして覚悟は出来ていますか?ラブライブが終わるという事は」

千歌「・・・はい、分かっています」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして時間は過ぎ夜になる

 

東京の旅館

 

花丸「あ!このお饅頭は!」

 

手に持っていた饅頭を鞠莉に取られる

 

鞠莉「・・・」

 

花丸「ぁぁ・・・」

 

曜「なんかまた修学旅行みたいな感じで楽しいね!」

バタン!

 

曜「あっ」

 

善子「クックックッ!これぞディスティニー!」

 

花丸「ご満悦ずら」

 

ダイヤ「はしたないですわよ!」

 

善子「うっ」

 

梨子「なんか、前にここでライブに参加した時もこんな感じだったよね!」

 

千歌「うん・・・注目されて行けるんじゃないかって思って。でも実際は」

 

曜、ルビィ「・・・」

 

善子「何を弱気になってんの!」

 

曜「練習する?」

 

・・・

 

曜「・・・」

 

鞠莉「大丈夫!」

 

花丸、梨子「!!」

 

ダイヤ「信じましょう今までやってきた事を」

 

果南「少なくとも私はどこにも負けないって思ってるよ」

 

千歌「・・・私達、ラブライブに優勝して浦の星の名前を残して・・・それでいいんだよね」

 

曜「・・・」

 

ダイヤ「千歌さん・・・」

 

果南「千歌」

 

千歌「それで・・・」

 

曜「・・・」

 

曜は立ち上がり

 

押入れを開ける

 

千歌「曜ちゃん?」

 

すると千歌に枕を投げる

 

千歌「うわぁ」

 

ルビィ「ピギィ!」

 

梨子「曜ちゃん!?」

 

鞠莉と果南にも投げる

 

曜「にしし、どうだ」

 

シャイニートルネード!

 

曜「ぐぇ」

 

鞠莉「いいですね!イタリアに行ったらこんな事もう出来ないからね!」

 

鞠莉「とりゃ!」

 

ルビィに投げる

 

ダイヤ「・・・」

 

だがダイヤが受け止める

 

ダイヤ「うちの妹に何をしてくれてますの!それに明日はラブライブの決しょ」

 

ボフン

 

ダイヤ「・・・」

 

果南「ダイヤも入院中に随分と体がなまったんじゃ無いの?」

 

ダイヤ「あ・・・な・・・た・・・達ぃ!」

 

ルビィ「お、お姉ちゃん!」

 

ダイヤ「私を本気にさせましたわね!」

 

3年生により超絶枕投げが始まる

 

善子「な、なんなのよこれ!」

 

ルビィ「なんか昔、3人で枕投げだれが一番強いかで喧嘩したみたいで」

 

善子「もう、なんなのよこ」

 

ボフン!

 

善子「や、やったわね!!!!」

 

善子も参戦する

 

千歌「・・・」

 

曜「どう?元気出た?」

 

千歌「・・・うん。それにね明日ラブライブなのにこういう事やるって!」

 

鞠莉に枕を投げる

 

千歌「いいと思わない?」

 

鞠莉「ふふ、シャイニー!」

 

 

 

枕投げが数十分続いた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後

 

千歌「ふぅ、えらい目にあったよ」

 

曜「ごめん、ごめん」

 

梨子「・・・」

 

千歌「・・・行きたかった?音ノ木坂」

 

梨子「!!・・・いやいいの」

 

千歌「・・・明日寄ろうか」

 

梨子「いいの、大丈夫だから・・・」

 

千歌「・・・じゃあこうしよう!明日は自由行動にしよう」

 

梨子「自由行動!?」

 

千歌「うん、明日は確実会場で集合。自分を見つめなおすためにも大事だと思うんだ」

 

曜「確かにそうだね」

 

梨子「うん・・・」

 

千歌「じゃあみんなに言いにいくよ!」

 

梨子、曜「うん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???

 

時間は23時を回っていた

 

「・・・ふぅ、疲れたなぁ」

 

希「予想以上に会議に時間がかかったね」

 

「ああ・・・」

 

ガチャ

 

真姫「**!!」

 

「お!真姫!」

 

「お久しぶりです!**さん」

 

「海未!」

 

海未「はい!」

 

希「久しぶりやね、真姫ちゃん、海未ちゃん」

 

真姫「ええ、希・・・明日は他のみんなは無理だって」

 

「そっか・・・まぁ仕方ない、みんな忙しいだろうし」

 

海未「そうですね・・・近くにいるのは私達だけですし」

 

希「あの二人は今日本に居ないから無理だって言われたよ」

 

真姫「私も二人とも北海道に居るから流石に行けないって言われたわ」

 

希「ちなみに伝説のメイドさんも外国にいるって」

 

海未「はぁ、あの子は連絡もつきませんでした。どこにいるんでしょうか?」

 

「大丈夫だよ、あいつなら分かってる思う。どこかできっと見ているよ」

 

海未「**さんのいう通りですね。どこかで見てるでしょうし、明日急に現れたりして」

 

真姫「それありそうね」

 

あははははははは

 

「・・・ついに明日だなラブライブ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ついに始まる。ラブライブが

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい!
以上となります。

次回ついにラブライブ決勝戦です!
Aqoursは優勝出来るのか?そしてダイヤはどうなるのか?お楽しみに!!

そしてそう閲覧が6000回。お気に入り数30人突破いたしました。ありがとうございます!頑張ります。




次の話は8時に投稿します。さらにその次の話も20時に投稿します。



最後にご観覧ありがとうございました。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

Aqoursの青き光の海




ついにこの時が来ました。

今回Aqoursがラブライブ決勝に挑みます!
どうなるのかお楽しみに!


 

 

 

音ノ木坂学院

 

梨子「・・・」

 

ピアノを弾く

 

♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪

 

梨子「・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ある本屋さん

 

花丸「・・・」

 

花丸ちゃん、花丸ちゃんは勝ちたい?

 

花丸「・・・」

 

 

花丸「ズラ?」

 

千歌「花丸ちゃんは勝ちたい?」

 

花丸「・・・マルは図書館でルビィちゃんと二人で本を読んで居るだけで幸せだったけど・・・千歌ちゃん達のおかげで外の世界に出ることができてみんなと一緒なら色んなことが出来ることを知った・・・だから勝ちたいズラ!それが今一番楽しいズラ。千歌ちゃん!マルをスクールアイドルに誘ってくれてありがとう!」

 

 

花丸「・・・」

 

微笑む

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スクールアイドルショップ

 

ルビィ「・・・」

 

 

 

 

ルビィ「ルビィは一人じゃ何も出来なかったのに、スクールアイドルになれているそれだけでも嬉しい。もちろん、お姉ちゃん達と最後の大会だし。お姉ちゃんと何か出来るのがこれが最後だから勝ちたいって思ってる」

 

千歌「・・・ルビィちゃん」

 

ルビィ「でも!大好きなみんなと歌えている事が一番嬉しい!」

 

ルビィ「・・・」

 

微笑む

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とある橋の上

 

 

善子「・・・」

 

 

善子「はぁ!アンタバカじゃないの!そんなの勝ちたいに決まっているでしょ。世界中のリトルデーモン達に私の力を知らしめるためによ!クックックッ ラブライブで優勝するためには我が力が不可欠・・・まぁ仕方ないもう少しAqoursとして堕天してやってもいいぞ」

 

千歌「ありがとう!善子ちゃん」

 

 

善子「・・・クックックッ・・・ヨハネ!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ある場所の海

 

果南「・・・」

 

海を見続けている

 

 

果南「どうしたの急に?」

 

果南「・・・私はもちろん勝ちたいかな、でもそれ以上に楽しみたい鞠莉やダイヤとの最後の舞台だし・・・それにダイヤと何かするのは最後だから・・・」

 

千歌「果南ちゃん」

 

果南「あ、言ったらダメだったよねこれ・・・」

 

千歌「・・・果南ちゃん」

 

ハグする

 

果南「千歌・・・」

千歌「果南ちゃん」

 

果南「・・・ありがとうでももう泣かないって決めたよね千歌」

 

千歌「そうだったね・・・」

 

果南「さっこの話はおしまい!絶対楽しんで勝つよ!」

 

 

 

果南「・・・絶対に勝つ。今を楽しみたいから」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ある橋

 

鞠莉「・・・」

 

 

鞠莉「勝ちたいかって?」

 

鞠莉「・・・理事長としては全校生徒のために勝ちたいと思ってるよあんなにも愛されているんだからね・・・でもね少しだけわがままを言うとAqoursとして勝ちたい!!9人でこんな事出来るなんてなかなかないよ!それに9人では2度と色々出来なくなるから・・・だからこそ勝つよ!」

 

 

 

鞠莉「シャイニー!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

音ノ木坂神社

 

ダイヤ「・・・」

 

お祈りする

 

ダイヤ「勝ちたいかですか・・・もちろん勝ちたいですわ!私は生徒会長ですわ!皆さんの期待もかかっていると思うのです。だから浦の星の分も皆さんの分も頑張りたいですわ!そしてAqoursの黒澤 ダイヤとして勝ちたいですわ!・・・私の最後の晴れ舞台です。最高の思い出にしたいんですわ」

 

千歌「ダイヤさん・・・」

 

ダイヤ「そして千歌さん、本当にありがとう。貴方のおかげでここまで来れました。本当に感謝しています。だから千歌さん絶対に勝ちましょう!!」

 

 

ダイヤ「・・・」

 

「大会なのに良かったんですか?」

 

ダイヤ「・・・来てくれたんですね。聖良さん」

 

聖良「まさか呼ばれるとは思いませんでしたよ。しかも今日」

 

ダイヤ「話そうと思っていました、聖良さんにはまだ話してなかったので」

 

聖良「・・・体の事ですか?」

ダイヤ「はい」

 

聖良「・・・重い事なんですね。だから理亞は置いてきてほしいと言ったのですね」

 

ダイヤ「はい、実は・・・私末期の癌なんです」

 

聖良「!!そうだったんですか・・・まさか癌になっていたとは」

 

ダイヤ「はい、私も驚きました。まさかそんな事になっているなんて」

 

聖良「・・・ダイヤさん。貴方は強いですね」

 

ダイヤ「強い?」

 

聖良「病気になった時色んな選択があったと思います、その中でも今を生きる事を選んだと言う事ですよね?」

 

ダイヤ「・・・」

 

聖良「貴方はダイヤモンドのよう輝き続けるそんな人ですね」

 

ダイヤ「・・・そうですか」

 

聖良「それに、ダイヤさん貴方は恵まれていますね」

 

絵馬の方に歩いていく

 

ダイヤ「聖良さん?」

 

聖良「これを見てください」

 

書いている絵馬を見せる

 

ダイヤ「!!これは」

 

聖良「羨ましいですよ。本当にまさかあの人たちから応援されているだなんて」

 

ダイヤ「・・・ありがとうございます」

 

聖良「ダイヤさん!絶対に勝ってください!自分のためにもみんなのためにも!」

 

ダイヤ「はい!ありがとうございます!」

 

聖良「そろそろ行った方がいいですよ」

 

ダイヤ「聖良さんありがとうございました!理亞さんにもよろしくお願いします」

 

タッタッタ

 

聖良「・・・優勝する事を願っていますよAqours」

 

タッタッタ

 

 

ダイヤと聖良は神社から去る

 

ビューーーーン

 

そして風が吹く。その風で二つの絵馬が揺れていた

 

「ダイヤ!そしてAqours!絶対に!優勝しなさいよ!」

byμ'sの作曲担当

 

「ダイヤちゃん、Aqoursが優勝してくれるのを祈っているよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

byμ'sの元マネージャー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘリコプター

 

「さぁ、本日いよいよ開幕するラブライブファイナル!栄冠はどのチームに輝くのか!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

秋葉原

 

 

千歌「・・・すぅーーーふぅ」

 

息を吸って吐く

 

曜「ほい!」

 

曜が千歌の前にチラシを出す

 

千歌「ん?曜ちゃん!」

 

曜「えへ、千歌ちゃんどうしてここに?」

 

千歌「ん?・・・なんとなく見ておきたくて」

 

曜「千歌ちゃんは?」

 

千歌「え?」

 

曜「うん・・・だって始まりはここだったから」

 

風が吹く

 

千歌、曜「・・・!」

 

千歌と曜はチラシを追いかける。かつてラブライブと出会った時のように

 

タッタッタッタッタッタ

 

UTX高校前のスクリーンを見る

 

千歌「・・・」

 

LoveLive! finalist Aqoursと出される

 

千歌「見つかるかな、私があの時見つけたいと思った輝き」

 

曜「きっと見つかるよもうすぐ!あと少しで必ず!」

 

千歌「・・・勝ちたい?」

 

曜「!」

 

千歌「ラブライブ勝ちたい?」

 

曜「もちろん」

 

頭を千歌の背中にくっつけて

 

曜「やっと一緒にできた事だもん・・・だからいいんだよいつもの千歌ちゃんで未来のことに臆病にならなくて・・・いいんだよ」

 

千歌「・・・」

 

目を拭いて

 

曜「一人じゃないよ!千歌ちゃんは」

 

千歌「ありがとう!」

 

曜、千歌「あははは」

 

曜「あ!梨子ちゃん!」

 

UTX高校の中から出てくる

 

曜「引けた?ピアノ?」

 

梨子「もちろん!」

 

千歌「梨子ちゃんはラブライブ勝ちたい?」

 

梨子「うん!私自分が選んだ道が間違ってないんだって心のそこから思えた、辛くてピアノから逃げた私を救ってくれた千歌ちゃん達との出会いこそが奇跡だったんだって!だから勝ちたいラブライブで勝ちたい!この道で良かったんだって証明したい!今を精一杯心から」

 

涙を流しながら千歌と曜に抱きつく

 

梨子「スクールアイドルをやりたい!」

 

3人は抱きしめ合う

 

千歌、曜、梨子「あははは!」

 

曜「千歌ちゃんは勝ちたい?」

 

UTX高校スクリーン前に行きある紙を出す

 

曜「その紙!」

 

Aqoursが6人の時のライブの結果の紙

 

千歌「ゼロをイチにしてそれを少しつづ増やしてきてそのままでいいんだよね普通で怪獣でいいんだよね!」

 

曜、梨子「・・・」

 

微笑む

 

千歌「私も全力で勝ちたい!勝って輝きを見つけてみせる」

 

手に持っていた紙が飛んでいく

 

千歌「ありがとう・・・バイバイ」

 

曜「もう大丈夫!」

 

梨子「行こっか千歌ちゃん」

 

千歌「うん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

果南「・・・聖良と話したの?」

 

ダイヤ「はい、病気の事全て話しましたわ」

 

鞠莉「ふふ、いい顔してるねダイヤ、今まで一番生き生きしてる」

 

ダイヤ「そうですか?私はいつでも生き生きしてますわ」

 

果南「でも、もうすぐバラバラになるそれに・・・ダイヤは」

 

ダイヤ「一緒にですわ!どんなに離れていても、いなくなってしまっても!空は繋がっている、心も繋がっているんですから!ずっといつでも!!」

 

鞠莉「姿は見えなくてもね」

 

ダイヤ、果南、鞠莉「あははは!」

 

果南「行こっか!」

 

ダイヤ、鞠莉「・・・」

 

黙って頷く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

花丸「・・・」

 

善子「・・・」

 

花丸「善子ちゃん?」

 

善子「ヨハネ!そっ!話したいことがあんのよ、ルビィもよ」

 

ルビィ「ピィ!」

 

花丸「なんズラ?」

 

善子「決まっているでしょ契約です、ライブが終わり学校が統廃合になってもヨハネとの契」

 

花丸「心配しなくてもマルと善子ちゃんとルビィちゃんの契約は永遠ズラ!」

 

ルビィ「新しい場所になっても!」

 

善子「なによ!人のセリフを勝手に」

 

花丸「ありがとう!」

 

ルビィ「感謝すルビィ!」

 

走っていく

 

善子「・・・」

 

微笑む

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

皆んなが走る

 

千歌「なんかドキドキする!」

 

曜「どのくらい大きいんだろう」

 

梨子「全然想像つかないわね」

 

花丸「ズラァ!」

 

善子「時間ピッタリね!」

 

ルビィ「この先にあるんだよね・・・ドームが!」

 

ダイヤ「その通りですわ!」

 

果南「秋葉ドーム!全国でも有数の規模を誇る会場!」

 

鞠莉「ラブライブ!ファイナル!」

 

千歌「どのくらい走ったのかなどれくらい来たのかな?どこまで続くのかな!あの時と今思っている事全てがあってここにたどり着けたんだと思う!雲の上だって空の上を走っているみたいだって!思いっきり楽しもう!弾けよう!そして優勝しよう!!!私達の輝きと証を見つけに!さぁいくよ!」

 

 

 

 

 

 

千歌「1!」

 

曜「2!」

 

梨子「3」

 

花丸「4!」

 

ルビィ「5!」

 

善子「6!」

 

ダイヤ「7!」

 

果南「8!」

 

鞠莉「9!」

 

千歌「ゼロからイチへ!さらにその先へ!」

 

千歌、曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、ダイヤ、果南、鞠莉「 Aqours!サーーーーーーーーーンシャイーーーーーン!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

water blue new world!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

関係者席

 

真姫「す、凄いわねこれが Aqours」

 

海未「・・・輝いていますね彼女達」

 

希「そうやね・・・」

 

「・・・」

 

希「**君?」

 

「・・・青き光の海だな」

 

希「青き光の海?」

 

「ああ、今日の彼女たちは海のように深くそして光って輝いている」

 

真姫「そうね・・・」

 

海未「こんな気分になるのは久しぶりです」

 

希「踊りたいと思ってしまったまたみんなで・・・」

 

真姫「凄いわね Aqours!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ありがとう Aqours!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 







以上です。

そして次回・・・
今日の20時に投稿いたします。
ご観覧ありがとうございました。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

輝きの果てに

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラブライブファイナルから2週間後

 

ザァーーーーー

 

海の音がする

 

千歌「・・・」

 

千歌は海を眺めていた

 

千歌「・・・」

 

そして紙飛行機を投げていた

 

千歌「・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

浦の星女学院卒業式、閉校式当日

 

 

 

 

 

 

西木野総合病院

 

朝6時

 

ダイヤ「・・・朝ですね」

 

窓を開ける

 

ダイヤ「・・・」

 

クスッと笑う

 

ガラガラ!!

 

ダイヤ「!!み、皆さん!?」

 

千歌「ダイヤちゃん!」

 

ルビィ「お姉ちゃん!」

 

果南「ダイヤ!」

 

鞠莉「卒業式と閉校式に出ないって本当!?」

 

ダイヤ「はい、本当は出たいんですがもし最中に倒れたら式どころではなくなってしまう。だからここに残ります」

 

善子「・・・なんで!あんなに出たがっていたのにいいの?」

 

ダイヤ「善子さん・・・いいんですわ、終わった後に皆さんから卒業証書を貰いますから」

 

千歌「そっか・・・決断したんだねダイヤちゃんは」

 

ダイヤ「はい!」

 

果南「それにしてもダイヤの体って不思議だね」

 

鞠莉「ええ、そうよ。あの時もう死んだのかと思ったわ本当に」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラブライブファイナル終了後

 

千歌「やったよ!私達踊りきったよ!」

 

ダイヤ「やりましたわね!千歌さ」

 

ドサッ

 

果南、鞠莉、善子「ダイヤ!」

 

千歌、曜、梨子、花丸「ダイヤさん!」

 

ルビィ「お姉ちゃん!」

 

他のスクールアイドル「!!!」

 

果南「ダイヤ!!」

 

善子「・・・まずい!息をしていないわ」

 

鞠莉「救急車を呼ぶわよ」

 

ピーポーピーポー

 

千歌、曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、果南、鞠莉「!!!この音は」

 

達也「大丈夫か!」

 

千歌「!!貴方は!」

 

果南「ダイヤが息をしていないんです!!」

 

達也「な、なんだと!」

 

鞠莉「息をふきかえして!ダイヤ!」

 

達也「急いで病院に連れていかなければ!」

 

タッタッタッタッタッタ

 

真姫「ダイヤ!!」

 

ルビィ「真姫さん!?」

 

真姫「ルビィね、いい歌だったわよ」

 

ルビィ「!!!」

 

希「ヨハネちゃん!かっこよかったで」

 

善子「あ、貴方は!?」

 

千歌「ダイヤさん!ダイヤさん!」

 

海未「落ち着きなさい千歌」

 

千歌「・・・え?貴方は!?」

 

海未「久しぶりですね・・・でも今はダイヤの方が先です鞠莉、代わってください!」

 

鞠莉「は、はい」

 

心臓マッサージをやめて海未に変わる

 

真姫「海未!頼むわよ!助骨何本かは気にしなくていいから!」

 

海未「承知です!」

 

心臓マッサージを始める

 

海未「ハッハッハッハッ!起きなさい!黒澤ダイヤ!」

 

果南、鞠莉、善子「ダイヤ!」

 

曜、梨子、花丸「ダイヤさん!」

 

ルビィ「お姉ちゃん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

千歌「ダイヤちゃん!お願い」

 

 

 

海未「!!心臓音が!」

 

真姫「ほ、本当!?」

 

海未「ええ、ほんの少しですが動き始めました!」

 

パチパチパチパチパチパチ!

 

果南「よかった、ダイヤ」

 

千歌「ダイヤちゃん」

 

達也「さぁ真姫、希ちゃん、海未ちゃん行くぞ!」

 

真姫、希、海未「はい!」

 

達也「 Aqoursのみんな!ありがとう。ダイヤちゃんは必ず生きている。この後すぐに病院に連れて行き治療をするだから君たちも後から来てくれ」

 

千歌、曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、果南、鞠莉「分かりました」

 

達也「・・・じゃあ待っているよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鞠莉「あれは本当に駄目だと思ったわ」

 

千歌「達也さんと真姫さんと希さんと海未さんが来てくれなかったらね」

 

ダイヤ「そうですね・・・私意外としぶといですね笑笑」

 

ルビィ「笑い事じゃないよ!お姉ちゃん!」

 

果南「そうだよ、何回も同じような事が起きて変になりそうだよ」

 

鞠莉「本当にね」

 

ダイヤ「・・・こうやって生きていられるのも Aqoursの皆んなが居たから。色んな人が私を支えてくださったからですわ」

 

曜「ダイヤさんが普段してきた日頃の行いが良かったからだね」

 

梨子「そうです、ダイヤさんが今までしてきた事が」

 

花丸「全て返ってきているだけズラ!」

 

ダイヤ「・・・皆さん、本当にありがとうございます」

 

千歌「うん!そして私達は・・・」

 

Aqours「ラブライブに優勝した!!」

 

曜「みんなに助けられて」

 

梨子「みんなで助け合って」

 

ルビィ「どんな日も」

 

花丸「練習をし続けたズラ!」

 

善子「辛い時もあったけれど」

 

鞠莉「他の人を巻き込んだ事もあったけれど」

 

果南「その分努力して」

 

ダイヤ「やり遂げました。最後まで」

 

千歌「そう!私達だけじゃない浦の星みんなやお世話になった人みんなの優勝だよ!」

 

千歌、曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、果南、鞠莉「・・・」

クスッと笑う

 

Aqours「あははははは!」

 

ダイヤ「・・・皆さん?そろそろ時間でしょう?行きてきて」

 

鞠莉「そうね、そろそろ行かないと間に合わないよね」

 

果南「そうだね。行こっか」

 

鞠莉「それじゃあ行ってくるわ」

 

一人ずつ部屋から出て行く

 

果南「卒業証書受け取れる準備しておいてね」

ルビィ「ガンバルビィしてくる!」

 

花丸「ダイヤさんの分も」

 

善子「気持ちを入れてね」

 

梨子「ダイヤさんもここから」

 

曜「見ててね!」

 

7人が部屋から出る

 

千歌「・・・」

 

ダイヤ「千歌さん早く行かないと間に合わなくなりますよ」

 

千歌「・・・ダイヤちゃん私は」

 

ダイヤ「・・・湿っぽい顔しないでくださいよ!今日は卒業式。そして閉校式ですわよ!笑顔で行ってください!」

 

千歌「ダイヤちゃん・・・ありがとう!またね!」

 

ダイヤ「はい!また!」

 

ガラガラ

 

ダイヤ「・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鞠莉のヘリに乗る

千歌「・・・」

 

曜「千歌ちゃん?」

 

梨子「・・・」

 

千歌「・・・曜ちゃん、梨子ちゃん!」

 

曜、梨子「?」

 

千歌「笑顔でいようね!」

 

曜、梨子「うん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダイヤの病室

 

ダイヤ「・・・行ってしまいましたね」

 

ガラガラ

 

真姫「本当に良かったの?行かなくて」

 

ダイヤ「真姫さん!?」

「そうだぞダイヤちゃんにとっての最後の晴れ舞台なんだから」

 

ダイヤ「・・・聞いていたんですね」

 

真姫「あんだけラブライブと卒業式は出たいって言っていたのに」

 

ダイヤ「はい、言っていたんですけどやっぱり卒業式、閉校式くらいは何事もなく終わって欲しいじゃないですか?」

 

「確かにそうかもしれないけどな」

 

ダイヤ「そういえば、まだ話してないことが一つありました」

 

真姫「何?」

 

「なんだ?」

 

ダイヤ「まさか**さんラブライブの総合責任者だったなんて」

 

「ああ、黙っていて悪かったな言ってしまったら立場としてまずかったからな」

 

ダイヤ「そうですよね」

 

真姫「本当にラブライブの後大変だったわ」

 

「ああ、色々言われていたな」

 

ダイヤ「何か言われていたんですか!?」

 

真姫「ええ、裏でAqoursと繋がっていたんじゃないか?とか何か仕込んでいるんじゃないかとか毎日毎日大変だったわ」

 

「ああ、俺の会社に多くの人が来たよ。どうなっているんだと」

 

真姫「でも、海未が助けてくれた」

 

ダイヤ「海未さんが!?」

 

「まぁ、俺たちのやっている事はどちらにせよグレーゾーンだったし海未に助けられたよ本当」

 

真姫「・・・海未がいなかったらどうなっていたか」

 

「・・・ああ」

 

ダイヤ「海未さん・・・」

 

「あ、この話は内緒だからな」

 

ダイヤ「分かっていますよ」

 

ダイヤ、真姫、**「あははははは!」

 

「久しぶりに心から笑えた気がする」

 

真姫「そうかもね・・・でも私はダイヤと出会って2ヶ月間本当に楽しかった色んな事を出来てね」

 

ダイヤ「真姫さん。私もです!色々勉強になった事もありましたし色々助けられました!それに何よりスクールアイドルをもっと知る事が出来ました!」

 

真姫「・・・」

 

ダイヤ「また、他の人が知らないようなμ'sの事も」

 

真姫「そう・・・」

 

「・・・俺はあのラブライブファイナルの見たとき思った事がある」

 

ダイヤ「思った事ですか?」

 

「ああ、君たち Aqoursが青き光の海に見えたんだ。どこまでも深く輝く海にな」

 

ダイヤ「**さん・・・」

 

真姫「・・・本当。 Aqoursは凄いは・・・私達も負ける事はないだろうけど」

 

「いや、俺的にはAqoursの方が」

 

真姫「あんたは!どっちの味方なのよ!」

 

「ん?そりゃ。μ'sだけどよ俺にとってAqoursもμ'sもどっち凄くて大きい存在だから」

 

真姫「・・・ふん、上手いこと言って誤魔化そうとしてるわね」

 

「・・・ふふ、どうだか」

 

ダイヤ「・・・」

 

クスッと笑う

 

真姫「・・・」

「・・・」

 

ダイヤ「・・・真姫さん、**さん」

 

真姫、**「・・・」

 

ダイヤ「本当にありがとうございました!それとあれもお願いしますね」

 

真姫、**「!!」

 

ダイヤ「・・・真姫さん、**さん寝てもいいですか?」

 

真姫「・・・ダイヤ」

 

「・・・そうか。あいつら来たら起こすぞ」

 

ダイヤ「はい!」

 

一番の笑顔で

 

ダイヤ「ありがとうございます」

 

真姫「・・・」

 

「おやすみ。ダイヤ」

 

ダイヤ「おやすみなさい真姫さん**さん」

 

 

 

目を瞑る

 

 

 

 

ダイヤ「・・・(千歌さん、曜さん、梨子さん、ルビィ、花丸さん、善子さん、果南さん、鞠莉さんありがとう私はスクールアイドルになれて貴方達と出会うことが出来て一緒にいる事が出来て。本当に楽しかったですわ)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真姫「・・・」

 

「真姫・・・」

 

真姫の顔は見えないけどすぐに分かった

 

一息呼吸し言う

 

「・・・ありがとう、俺らに日本に素晴らしいものを届けてくれて。君の事は絶対に忘れない」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黒澤ダイヤ。末期癌により死亡

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

千歌「・・・」

 

湊「どうしてここにしたの?」

 

千歌「みんなに見えるところがいいって思ったから、いつ来てもいつ帰ってきても出迎えてくれるように。・・・そして空からでも見えるようにね」

 

美渡「おーーい!千歌!」

 

志満「来たわよ!新しい制服!」

 

千歌「・・・はーい!」

 

湊「・・・ねぇ覚えてる?」

 

千歌「!」

 

後ろから紙飛行機が飛ぶ

 

湊「昔の千歌は上手くいかないことがあると人の目を気にして本当は悔しいはずなのに諦めたふりをして誤魔化していた」

 

千歌は紙飛行機を取ってもう一度投げる

 

湊「紙飛行機の時だってそう」

 

千歌「・・・ねぇ」

 

湊「何?」

 

千歌「私見つけたんだよね私達だけの輝き。あそこにあったんだよね、あの日からもう分からないよ、本当に見つけられたかどうか」

 

湊「・・・本当にそう思ってる?」

 

また紙飛行機を飛ばす

 

美渡「相変わらずバカ千歌だね!」

 

志満「何度でも飛ばせばいいのよ!千歌ちゃん!」

 

湊「何度もぶつかった先に答えはあるはずだよ・・・諦めなかった千歌には何かが待っているはずだよ!」

 

紙飛行機が飛ぶ

 

千歌「・・・」

少し落ちそうになる

 

千歌「・・・行けぇ」

 

 

ビューーーーーーーン

 

その時風が吹く

 

千歌「飛べぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーー!」

 

千歌「!」

 

千歌は紙飛行機を追いかける

 

湊「行ってらっしゃい」

 

千歌「ハッハッハッハッ」

 

走ってどこまでも

 

千歌「ハッハッハッハッ」

 

どこまでどこまでも追いかける

 

千歌「ハァハァハァ」

 

紙飛行機は浦の星の屋上にいく

 

千歌「・・・」

 

少し暗い顔になる

 

千歌「!」

 

千歌は校門が空いていることに気がつく

 

学校に入る

 

ギィーーーーバタン

 

千歌「失礼します。2年A組高海千歌ですー」

 

掲示板を見る

 

千歌「・・・」

 

そして理事長の前を通る

 

千歌「・・・」

 

そして自分の教室の前に行く

 

千歌「・・・」

 

「ごめんなさい!」

 

千歌「!!」

 

「クンクン、制服!!」

 

「駄目!!!」

 

千歌「・・・」

 

微笑む

 

 

3年生の教室前

 

「離せ!離せって言っているの!」

 

「いいと言うまで離さない!」

 

「二人ともおやめなさい!みんなが見てますわよ!」

 

 

図書室を開ける

 

「ルビィ!!スクールアイドルがやりたい!花丸ちゃんと!」

 

「マルにできるかな」

 

 

 

屋上に上がる

 

「時々変なこと言うわよ。儀式とかし出すかも、リトルデーモンになれ!って言うかも」

 

「ワン、ツウ、スリ、フォー、ワン、ツウ、スリ、フォー!ルビィちゃんここのところもう少し早く!」

 

「はい!」

 

「善子ちゃんは」

 

「ヨハネ!」

 

「んふ、さらに気持ち急いで!」

 

「承知!空間移動を使います」

 

 

千歌は紙飛行機を拾う

 

それと同時に何がが落ちる

 

千歌「私は嘘つきだ・・・あの日からずっとずっと泣いてばっかりで・・・泣かないって決めたよね千歌!・・・」

 

涙を流す

 

千歌「なんで!なんで思い出しちゃうの、どうして聞こえてくるの」

 

しゃがんで泣く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

千歌さん

 

 

千歌「!!!」

 

千歌が目を開けると真っ白な空間に居た

 

千歌「こ、ここは」

 

ダイヤ「千歌さん」

 

千歌「だ、ダイヤさん!!」

 

抱きつこうとする

 

スカッ

 

千歌「!!」

 

ダイヤ「千歌さん・・・輝きは見つけられましたか?」

 

千歌「・・・え?」

 

ダイヤ「今は泣いたっていいんです。思い出してもいいんです。でも笑顔を忘れてはいけませんが」

 

千歌「だ、ダイヤさん」

 

ダイヤ「・・・大丈夫ですよ、千歌さん」

 

ダイヤが手を千歌の上に置く

 

ダイヤ「見つかります!輝きは!ありますからそこに」

 

千歌「輝きがある?」

 

ダイヤ「はい・・・それを見つけるのは千歌さんですからね」

 

千歌「ダイヤさんそれは!」

 

次第にダイヤが薄くなっていく

 

千歌「ダイヤさん!」

 

ダイヤ「・・・千歌さん」

 

笑顔で消える

 

千歌「!!!」

 

千歌がもう一度目を開けると戻っていた

 

千歌「・・・」

 

おーーい!

 

 

千歌「!!」

 

屋上から下を見る

 

「・・・」

 

何者かが歩いていく

 

千歌「・・・」

 

千歌は走り出していた

 

 

タッタッタッタッタッタッタッタッタ

 

 

体育館

 

バタン!

 

千歌「ハァハァハァ」

 

よしみ「おっ!来たね」

 

千歌「よしみちゃん!それにみんなも!」

 

よしみ「ステージを見ててね!」

 

浦の星「ジャーーーン!」

 

ステージの幕が上がっていく

 

千歌「!!み、みんな」

 

ステージには曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、果南、鞠莉が立っていた

 

千歌「な、なんで」

 

果南「あの日からまだ会ってなかったから今日みんなと会おうと思って」

 

鞠莉「離れ離れになる前にね!」

 

ルビィ「お姉ちゃんが言ってたから。最後まで笑顔でいなさいって!」

 

千歌「!!」

 

花丸「マルは今日ここでまた前を向くために!ここに来たズラ!」

 

善子「そう。前に向いて!明日に向かうために!」

 

梨子「千歌ちゃん。いいんだよ泣いても思い出しても!」

 

曜「それが私たちの歩いてきた道ストーリーなんだから」

 

千歌「みんな・・・」

 

曜「だからね!千歌ちゃん」

 

曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、果南、鞠香「歌おう!!!」

 

千歌「・・・うん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダイヤちゃん分かったかもしれない私たちの輝きはこの時間の全て。私たちが過ごしてきた日々か輝きだったんだ!かけがえのないものそれが輝きだったんだと思う。

 

 

千歌「・・・」

 

見つけたんですね千歌さん

 

千歌「!!ダイヤちゃん」

 

それでいいんですよそれで。

 

 

千歌「・・・ありがとう!ダイヤちゃん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダイヤモンドは輝きの中で散っていった

だがいつまでも輝きは消えることなく輝き続けているのであった。まるで本物の宝石のように

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

終わり




オト姫です。
この瞬間を迎えることが出来ました。見てくださった方、応援してくださった方本当にありがとうございます!

始めて書き始めた作品ではないんですがなんとか書き終える事が出来ました。

思い返せば私が投稿を始めたのは2年前の正月でした。その時にこの前の作品である十点星と失わられた記憶を書き始めて、ハーメルンの凄さを改めて知る事が出来ました。
そして十点星と失われた記憶は未だに完結しておらず今は休止しており、楽しみにされていた方には本当に申し訳ないと思っています。

6月23日からこの作品を作り始めてもうすぐ2ヶ月になります。
この作品を作るきっかけとなったのはこのハーメルン内で病気系の話が少なかった事。そして私ではどれほどの作品が作れるんだろうと思い作らせていただきました。

もう一つ謝らせていただきたい事があります。この作品はおそらく皆さんが期待していた通りに作ることが出来なかった事、誤字脱字があまりにも多すぎる事、本当に申し訳ございません。そしていつも誤字方向をしてくださった檮原さん。いつもコメントをしてくれた炎の剣士さん本当にありがとうございございます。そのほかにも色んな方々お気に入りやコメントをしてくれた方々しおりにまでしてくれた方本当にありがとうございございます。

この小説をここまで書くことが出来たのは見てくれる人であったり応援してくれる人であったりと色んな人のおかげです。

この作品は私の挑戦であり、私のやりたいことでした。

似たような事を何度も言うようですが本当にありがとうございました。
この作品をかけて本当に良かったです。

今後どうするかは分かりませんがよろしくお願いします!


本当にありがとうございました!!!!

































































ダイヤが病死してから5年後




???

ガチャ

「・・・ふぅ一年ぶりだね」

ある少女が呟く

「手入れしているとはいえ全く変わらないね」

周りを見渡す

「今年も来たよダイヤちゃん!」




























これはダイヤモンドの最後のお話



























ダイヤモンドが残して行ったもの



全11話








後日投稿開始












目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ダイヤモンドが残していったもの
ダイヤからのメッセージ 前編



こんばんは!オト姫です。
今回より2章?なんと言えばいいのか分かりませんが。ダイヤが病死した後のお話となります。
私としては病死後の話が一番書きたかったので。
そして時間は少し遡り卒業式の日のからの話となります。



 

 

 

 

 

 

 

西木野総合病院

 

「・・・笑顔で寝てるな」

 

真姫「・・・」

 

「真姫・・・」

 

真姫「貴方は何も思わないの!」

 

「・・・そんなわけないだろ?」

 

真姫「!?」

 

**も涙を溜めていた

 

真姫「くっ、うう!ダイヤぁダイヤぁ」

 

涙を流す

 

ガラガラ

 

達也「・・・」

 

「・・・達也さん」

 

達也「ダイヤちゃんはもう・・・」

 

「はい・・・」

 

真姫「・・・」

 

達也「・・・本当にすまない」

 

「達也さん・・・」

 

真姫「・・・お父さん、わたし」

 

ガラガラ!

 

達也「真姫!!」

 

「・・・あんな真姫久しぶりに見た」

 

達也「私もだ真姫がここまで悲しむとは」

 

「真姫はμ'sの時の思い出したってよく言ってました。それにダイヤが居なくなればその日々はもうなくなる、それがショックだったんでしょうね」

 

達也「そうか・・・」

 

タッタッタッタッタッタ

 

1階

 

真姫「・・・」

 

無我夢中で走っていた

 

看護師「!!真姫ちゃん!?」

 

真姫「うっ、うわぁぁぁぁぁぁん」

 

黒澤母「!!真姫先生」

 

真姫「・・・え?」

 

真姫は止まり二人を見る

 

黒澤父「大丈夫か?真姫ちゃん」

 

真姫「ダイヤのお母さんとお父さん」

 

黒澤母「大丈夫?」

 

真姫「・・・」

 

黒澤父「・・・そうか。真姫ちゃんダイヤは」

 

真姫「・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少したちダイヤの病室

 

黒澤母「・・・ダイヤ」

 

黒澤父「遅かったか」

 

真姫「ごめんなさい、ダイヤを助けることが出来なくてごめんなさい!」

 

泣きながら頭を下げる

 

「真姫・・・」

 

達也「・・・」

 

黒澤父「顔を上げてくれ。真姫ちゃん」

 

真姫「・・・」

 

黒澤父「私は真姫ちゃん。君にとっても感謝したいんだよ」

 

真姫「え?」

 

黒澤父「ダイヤはいつも真姫ちゃんの事を話していた。とっても面白くて優しくてかっこよくて凄い人ですってずっと言ってた」

 

真姫「・・・ダイヤ」

 

黒澤父「果南ちゃんや鞠莉ちゃんのぐらい話していたんだ。君のことを」

 

真姫「・・・ダイヤ」

 

涙を流す

 

黒澤父「だから謝らないでくれ、ダイヤにとって君といた時間は宝物だったんだ」

 

真姫「・・・」

 

黒澤父「ありがとうな真姫ちゃん、私の自慢の娘と一緒に居てくれて」

 

真姫「・・・いえ、そんな事はありません。私の方が色んなものを」

 

黒澤父「ありがとうな真姫ちゃん」

 

真姫「・・・こちらこそ本当にありがとうございます」

 

頭を両方下げる

 

達也「落ち着いたか真姫」

 

真姫「・・・は、はい」

 

達也「そうか・・・黒澤母、父殿少し話したい事があります場所を変えませんか?」

 

黒澤父「分かりました。」

 

黒澤母「二人ともダイヤの事ちゃんと見ててくださいお願いします」

 

真姫、**「はい!」

 

ガラガラ

 

「真姫、よかったな。」

 

真姫「・・・ええ。本当にありがとうねダイヤ」

 

ダイヤに向かって言う

 

「・・・さてと、俺たちの最後の仕事が残っているな」

 

真姫「ええ!あの子達に見せるものと託すものがあるそれが終わりまでは終わりじゃないわね」

 

「ああ!あいつが残していったもの俺たちが渡そう!」

 

真姫「ええ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダイヤの病室

 

ガラガラ!

 

**、真姫「!!!」

 

果南、鞠莉、善子「ダイヤ!」

 

曜、梨子、花丸「ダイヤさん!」

 

千歌「ダイヤちゃん!」

 

ルビィ「お姉ちゃん!」

 

「・・・」

真姫「!!来たわね」

 

ダイヤ「」

 

果南「ダイヤ!来たよ早く起きて!」

 

鞠莉「そうよ!ダイヤ起きなさい!」

 

善子「リトルデーモン目覚めの時よ」

 

ダイヤ「」

 

曜「ま、まさか」

 

千歌「・・・果南、鞠莉ちゃん、善子ちゃん」

 

ルビィ「・・・え、嘘でしょ」

 

花丸「・・・」

 

何人かはベットの横のメータに気づいてしまう

 

果南「え?・・・そんな事ないよ!ダイヤ!寝ているだけだよね?」

 

果南「ダイヤ?ほら!起きてよ!ダイヤ!ダイヤ!」

 

ダイヤ「」

 

果南「ねぇ、ダイヤ。ダイヤぁぁ!!」

 

涙を流す

 

千歌「・・・ダイヤちゃん」

 

鞠莉「嘘でしょ」

 

崩れ落ちる

 

ルビィ「お姉ちゃん!お姉ちゃん!」

 

善子「真姫さん!寝ているだけですよね」

 

真姫「・・・」

 

善子「答えて!!」

 

真姫「・・・」

 

「・・・ダイヤは君達が行った10分後に・・・」

 

善子「嘘よ!嘘よ!嘘よ!」

 

真姫「善子」

 

善子「嘘よ・・・ダイヤぁ」

 

「・・・本当にすまない。ダイヤちゃんは」

 

千歌「そうですか・・・」

 

曜「千歌ちゃん」

 

梨子「・・・」

 

梨子は既に泣いている

 

千歌「・・・」

 

千歌は我慢をしていた、メンバーで唯一泣かないように

 

曜「・・・千歌ちゃん我慢しないで」

 

千歌「・・・うっうう」

 

やがて千歌も耐えきれずに泣いてしまう。

 

真姫「・・・みんな」

 

「・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その涙はしばらく止まることはなかったのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日。内浦でダイヤの葬式が行われた

 

 

 

真姫「・・・」

 

希「・・・すごい人やね」

 

海未「ええ・・・それにしてもまさか私達まで呼ばれるなんて」

 

真姫「ダイヤの両親が来て欲しいって・・・」

 

「・・・」

 

希「ダイヤちゃん」

 

海未「凄い人でした。彼女は生徒会長を1年半たった一人でやりきり、鞠莉の帰りを待ち続け。いつかまたスクールアイドルをするために影で準備をしていた・・・それに彼女本当は気づいていたのかもしれません。自分の体の事を」

 

真姫「気づいていた?」

 

海未「はい、彼女自身から聞いたのです。高校2年生ぐらいの時から体調がおかしい日が多かったと」

 

真姫「!!そんな話一度も」

 

海未「・・・彼女は隠していたみたいです。両親にも果南にもルビィにも・・・」

 

希「・・・海未ちゃん凄いね、まさか話を聞いていたなんて」

 

海未「・・・ダイヤ自身この事を誰かに話そうと考えてみたいです。その最中に私がたまたまそう言う事を聞いたので話してくれたんだと思います」

 

「そうか」

 

海未「この話はAqoursのみんなにしようと思っています。それに真姫と**さんも話があるのでしょう?」

 

真姫「・・・ええもちろんよ」

 

「そうだな・・・」

 

海未「希は?ありますか?」

 

希「いや、ウチはないんよ」

 

海未「そうですか・・・」

 

「じゃあ行こうみんな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

葬式が始まる

 

お坊さん「・・・」

 

一同「・・・」

 

お坊さん「・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一連の儀式が終わる

 

黒澤母「皆さん今日は忙しい中ご足労ありがとうございます。本当ならばこんなに人を呼んで次に行う儀式は党首の交代の筈でした」

 

海未「(私の家と同じですね)」

 

ルビィ「・・・」

 

黒澤母「ダイヤはいつでも可憐で綺麗で親バカのようですが非の打ち所がない自慢の娘でした。この度末期の癌で亡き人となってしまい本当に親として悔しく、とても悲しいです」

 

ルビィ「お母さん・・・」

 

黒澤母「ですが。いつまでも悲しんでいる訳には行けません。生きている私達はダイヤの分まで生きぬくつもりです。天国で見ているダイヤに恥じないためにも。だから皆さん!強く生きましょう!泣きたい時は泣いてもいい、苦しい時は立ち止まってもいい!・・・皆さん今日はありがとうございございます」

 

パチパチパチパチ

 

 

 

 

 

 

 

 

黒澤母の言葉は居た人の心に刻まれるのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

葬式後

 

式場別室

 

千歌「・・・」

 

果南「千歌!」

 

千歌「やっぱり、みんな呼ばれてるよね」

 

鞠莉「うん・・・」

 

ルビィ「・・・」

 

花丸「・・・ルビィちゃん」

 

曜「・・・ルビィちゃん」

 

梨子「曜ちゃん」

 

曜「・・・(梨子ちゃんも気づいている)」

 

「みんな来てるね」

 

千歌、曜、梨子、花丸、善子、果南、鞠莉「お兄さん!?」

 

ルビィ「・・・」

 

希「お兄さん?」

 

「ああ、俺の名前は一応隠してあってな」

 

海未「成る程、そう言う事ですが。立場的にまずいから名前を隠していると言う事ですね?」

 

「おう・・・けどもういいかな」

 

鞠莉「待って下さい!」

 

「どうした?鞠莉ちゃん?」

 

果南「!!もしかして鞠莉!」

 

鞠莉「・・・少し前から貴方の事を調べていました。そして昨日完全に分かりました」

 

「ほう・・・」

 

鞠莉「貴方のスクールアイドルの知識。そして的確な指示・・・ヒントばかりだったのに気付きませんでした」

 

梨子「ヒントばかり?」

 

希「・・・」

 

鞠莉「そして決定づけたのはラブライブ決勝の時」

 

海未「決勝?」

 

鞠莉「はい、いつもならどんな時でも現れるお兄さんは現れなかった・・・立場があったから?いや違う・・・それもあるかもしれないけど任せる事が出来たから真姫さんと希さんと海未さんに」

 

「・・・成る程」

 

花丸「鞠莉ちゃんと言うことはこの人は井口 真志さんズラ?」

 

善子「そうよ!この人がラブライブの運営の人ならばそうよ!」

 

鞠莉「・・・いえ、それは偽名よ」

 

花丸、善子「!!!」

 

千歌、曜、梨子「偽名!?」

 

鞠莉「そう、偽名を使った。本名だと大変なことになるから」

 

「・・・」

 

ルビィ「・・・!!まさか」

 

千歌「ルビィちゃん?」

 

鞠莉「・・・この人は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中本 響羽! μ'sのマネージャーであり10人目だった人よ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

千歌、曜、梨子、花丸、善子、果南「・・・・えええええええ!!!!!!!」

 

ルビィ「μ'sの!?マネージャー」

 

希「まさかバレるなんて思わなかったわ」

 

海未「鞠莉・・・凄い推理力ですね」

 

真姫「びっくりだわ」

 

響羽「あははははは、凄いなぁ鞠莉ちゃん。まさかダイヤちゃんの他にも分かる奴が居るとは。いかにも俺は中本 響羽だ」

 

千歌「伝説のμ'sのマネージャー」

 

響羽「みんな黙っていて悪かったな。いずれ話そうと思っていたんだ」

 

果南「とんでもない事よね鞠莉」

 

鞠莉「ええ・・・」

 

響羽「・・・さてと、みんな驚いたと思うがもうすぐダイヤの両親が来る。俺への質問は後日でもいいか?」

 

Aqours「はい!」

 

響羽「・・・タイミング良かったみたいですね」

 

黒澤母「みんな集まっていますね」

 

ルビィ「お母さん!お父さん!」

 

黒澤父「・・・」

 

黒澤母「響羽さん、真姫さん、希さん、海未さんもありがとうございます」

 

響羽「いえ、俺らは何も」

 

黒澤母「・・・そして私達の娘の為に色々してくれてありがとうございます」

 

頭を下げる

 

Aqours、響羽、真姫、希、海未「!!」

 

海未「あ、あたまをあげてください!」

 

真姫「そうですよ」

 

黒澤母「・・・貴方たちの中の誰かが居なくても今の状況にはなっていないと思います。だから貴方には感謝しています」

ルビィ「お母さん・・・」

 

黒澤父「私からも礼を言わせてくれ、本当にありがとう。ダイヤがここまで生きる事が出来たのは君達のおかげであり笑顔で入れたのも君たちのおかげなんだ」

 

響羽「・・・」

 

千歌「ダイヤさんのお母さんお父さん!」

 

黒澤母、父「!?」

 

千歌「・・・ごめんなさい。もっと早くにダイヤさんの異変に気付いていれば・・・」

 

黒澤母「貴方達は何も悪くありません・・・ダイヤはやりきって笑顔でこの世を去って行きました。だから本当に感謝しているんです」

 

千歌「!!」

 

黒澤父「だから君達は自分を責めないでほしい」

 

一同「!!!」

 

黒澤母「私からは以上です。本当にありがとうAqoursの皆さんそして響羽さん、真姫さん、希さん、海未さん」

 

黒澤父「ありがとう」

 

海未、希「・・・」

 

黙って頭を下げる

 

二人は上に登って行った

 

千歌「・・・凄い人だなぁ」

 

曜、梨子「そうだね」

 

千歌「うん・・・」

 

真姫「みんな。話があるわ」

 

千歌、曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、果南、鞠莉「!!」

 

響羽「大事な話だ。よく聞いておけよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真姫「・・・ダイヤから託されているものがあるの」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダイヤから託されているものとは?

 

次回

もう一度西木野総合病院へ!




はい、以上です。

次の話は21時投稿しますのでよろしくお願いします。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ダイヤからのメッセージ 後半

28話とのおそらく連続投稿となってます。
よろしくお願いします。


 

 

 

 

 

 

 

千歌、曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、果南、鞠莉「!!!」

 

真姫「・・・行くわよ。病院に」

 

鞠莉「で、でも」

 

響羽「心配するな君達の両親には全て話している。それに西木野総合病院も今は大丈夫だ」

 

千歌「・・・」

 

曜、梨子「・・・」

 

千歌「・・・みんな行こう」

 

海未「・・・ルビィ」

 

ルビィ「海未さん!?」

 

海未「・・・来てください。貴方には話があります」

 

ルビィ「・・・分かりました」

 

真姫「海未・・・」

 

海未「・・・ダイヤのメッセージを聞くまでには送り届けますから」

 

希「心配せんでもウチも行くから」

 

響羽「・・・分かった。それじゃあ千歌ちゃん、曜ちゃん、梨子、花丸ちゃん、善子ちゃん、果南ちゃん、鞠莉ちゃんは行くよ・・・もうすでにヘリも呼んである」

 

千歌、曜、梨子、花丸、善子、果南、鞠莉「はい!」

 

花丸「ルビィちゃん・・・」

 

ルビィ「私は大丈夫だよ、花丸ちゃん」

 

花丸「・・・待っているよルビィちゃん」

 

ルビィと海未と希以外が出て行く

 

海未「・・・さてと、希」

 

希「分かってるやん・・・時間かけすぎたらダメやで?」

 

海未「分かっています」

 

希も出て行く

 

海未「ルビィ、ごめんなさいね貴方だけ呼び止めて」

 

ルビィ「い、いえ」

 

海未「・・・(やはり)・・・ルビィ、行きましょうか」

 

ルビィ「ど、どこへ」

 

海未「付いて来てください・・・」

 

ルビィ「・・・」

 

ルビィは海未について行く

 

海未「・・・」

 

ルビィ「・・・」

 

海未「車に乗ります乗ってください」

 

ガチャ

 

ルビィ「はい」

 

海未「行きますよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘリコプター

 

響羽「・・・」

 

善子「響羽さん!ルビィは!」

 

響羽「・・・詳しく俺にも分からない・・・けど海未は何か思った事があるんだろう」

 

花丸「ルビィちゃん」

 

真姫「・・・信じなさい。海未を」

 

善子「それは・・・分かっています」

 

梨子「・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

車内部

 

海未「・・・ルビィ聞きたい曲はありますか?」

 

ルビィ「・・・」

 

海未「・・・ならば私が好きな曲をかけますね」

 

曲をかける

 

♪〜♪〜♪〜♪

 

「愛せ〜〜ヘイ!ヘイ!ヘイ!START DASH!」

 

ルビィ「!!」

 

海未「・・・この曲は私が初めてスクールアイドルとして穂乃果とことりと歌った曲です」

 

ルビィ「・・・もちろん、知ってます」

 

海未「そして。一度バラバラになってしまった時がありましたがもう一度9人で歌った曲でもあるんです」

 

ルビィ「9人のSTART DASH」

 

海未「・・・私はμ'sの曲の中でこの曲が一番好きです。毎日聞いていると思います」

 

ルビィ「・・・」

 

海未「この曲を聞いていると色々思う事があるのです・・・」

 

ルビィ「思う事・・・」

 

海未「・・・私の家もルビィやダイヤの家と同じ家系の家なのです」

 

ルビィ「・・・園田道場ですよね」

 

海未「ええ、その通りです。私は今道場を継いで私が師範をしています」

 

ルビィ「!!」

 

海未「・・・大学が終わった後すぐに継ぐことになって毎日毎日大変な日です。そんなある日、千歌と出会ったのです」

 

ルビィ「千歌ちゃんと!」

 

海未「はい、初めて会った時は気付きませんでしたがそのあと色々調べて気付きました。Aqoursを」

 

ルビィ「・・・」

 

海未「そしてそれからAqoursの曲を色々聞いたりしていました。そしてすぐに分かりました。何か隠している人がいると」

 

ルビィ「それが・・・お姉ちゃん」

 

海未「ええ、私はダイヤの様子がおかしいのを入院しているのを知る前から分かっていました。また貴方の事も」

 

ルビィ「わ、私ですか!?」

 

海未「・・・今ルビィは不安や悲しみでおかしくなりそう・・・違いますか?」

 

ルビィ「!!!」

 

海未「・・・ダイヤが居なくなってしまった事、それにより自分がダイヤみたいにならないといけないそう思ってますよね?」

 

ルビィ「・・・」

 

海未「・・・ルビィ貴方の気持ちはよく分かります」

 

ルビィ「分かってないんて居ないですよ!!」

 

海未「!!」

 

ルビィ「海未さんにはルビィの気持ちなんて分かるわけない!」

海未「ルビィ・・・」

 

ルビィ「ルビィは・・・何も出来ない。お姉ちゃんは凄かった、なんでも出来てルビィとは大違い。ルビィには何も出来ないんだよ・・・」

 

海未「・・・黒澤 ルビィ!!!!!」

 

ルビィ「!!!」

 

車をある場所に止めて言う

 

海未「それ以上言ったら許しませんよ」

 

ルビィ「・・・」

 

海未「・・・ルビィがそう言いたい気持ちも分かりますけど自分の事を悪く言うのは許しません!」

 

ルビィ「海未さん・・・」

 

海未「私も自分なんかと思った事はありました・・・けどそれはなんの意味もない。逆に周りに迷惑をかけるだけなんだと気づけました。そしてもっとみんなに頼っていいんだと気付かされました」

 

ルビィ「海未さん」

 

海未「・・・だからルビィもう少し皆さんに素直に話しなさい。必ず力を貸してくれます、そしてその上で頑張って下さい。自分のために姉のために親のためにみんなのために!」

 

ルビィ「・・・」

 

海未「・・・強く言ってすいませんルビィ」

 

ルビィ「いえ、海未さんありがとうございます。海未さんの言葉心に刻みたいと思います!」

 

海未「そうですか」

 

クスッと笑う

 

車から降りる

 

ルビィ「こ、ここは!?』

 

海未「私の家です・・・というわけで後はお願いします希」

 

希「うん、きっちり送っていくよ」

 

ルビィ「海未さん!!」

 

海未「ルビィ・・・貴方はこの後希と西木野総合病院に行ってください。そしてダイヤからメッセージを受け取って下さい」

 

ルビィ「う、海未さんも来てくださいよ!」

 

海未「・・・私には明日以降の準備があるのでごめんなさい」

 

ルビィ「そうですか・・・」

 

海未「・・はい、それじゃあルビィごきげんよう」

 

ルビィ「・・・待ってください!ありがとうございました!」

 

頭を下げる

 

海未「・・・ルビィ頑張って下さいね」

 

ルビィ「はい!」

 

希「・・・ルビィちゃんそれじゃあ行こうか」

 

ルビィ「はい!希さん」

 

ブゥーン

 

海未「・・・(ルビィ頑張って下さい、乗り越えるのは大変だと思いますが今のルビィなら大丈夫です。そしていつか会いましょう)」

 

海未は家に入っていくのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

車内部

 

希「ルビィちゃんどうやった?」

 

ルビィ「・・・海未さんに色々なことを教えていただきました」

 

希「・・・そっか」

 

ルビィ「前に負けそうな気がします」

 

希「良かった・・・実はね海未ちゃん、ルビィちゃんの事を一番心配して居たんよ」

ルビィ「!!」

 

希「姉がいなくなってどうなるんだろう。何か出来ないだろうかってずっと考えていたみたいで、それで今日ルビィちゃんに色々言ったんだと思うんよ」

 

ルビィ「そうだったんですか」

 

希「うん、感謝せなあかんな海未ちゃんに」

 

ルビィ「はい!」

 

希「・・・(いい笑顔やねもう大丈夫かな)さっみんな病院で待ってる!」

 

ルビィ「はい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西木野総合病院

 

ルビィ以外のメンバーが到着してすでに15分が経過して居た

 

千歌「・・・」

 

花丸「ルビィちゃん」

 

善子「ルビィ・・・」

 

果南「ルビィちゃんまだかな」

 

ガチャ

 

響羽「みんな準備が出来た!ダイヤの病室に来てくれ」

 

鞠莉「ルビィは間に合うんですか?」

 

真姫「大丈夫よ、さっき希から連絡があった後5分ぐらいで着くって言ってたわ」

 

鞠莉「そうですか・・・」

 

響羽「ひとまず、ダイヤの部屋の前に行こうか」

 

 

 

響羽「・・・」

 

千歌「響羽さんダイヤから託されたものって・・・」

 

響羽「・・・ああ、俺たちもまだ見て居ないんだ」

 

果南「・・・ビデオって事ですか?」

 

響羽「ああ、その通りだ」

 

鞠莉「・・・」

 

タッタッタッタッタッタ

 

ルビィ「・・・」

 

花丸「ルビィちゃん!」

 

善子「ルビィ!」

 

ルビィ「遅れてごめんねみんな」

 

果南「いいんだよ」

 

真姫「ルビィ・・・」

 

ルビィ「真姫さん、響羽さん」

 

真姫「・・・(いい顔になったわね)」

 

響羽「・・・さぁ、みんな揃ったな入ってくれ部屋に」

 

千歌、曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、果南、鞠莉「はい!」

 

ガラガラ

 

部屋はダイヤがいた時と全く変わっておらずそのままだった

 

響羽「・・・さてと」

 

上にしまってあったスクーリーンを出す

 

千歌、曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、果南、鞠莉「!!」

 

真姫「さて、貴方たちにはさっきも言った通りビデオを見てもらうわ」

 

響羽「・・・みんな覚悟は出来ているか?」

 

千歌、曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、果南、鞠莉「・・・」

 

響羽「・・・出来ているみたいだなそれじゃあ、流すよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピッ!

 

 

千歌「!!」

 

果南「・・・また見れるなんてね」

 

ルビィ「お姉ちゃん!」

 

スクリーンにダイヤの姿が写される

 

ダイヤ《黒澤ダイヤです。本日はよろしくお願いします》

 

鞠莉「・・・ぷっダイヤ何よよろしくお願いしますって」

 

果南「そうだね・・・お見合いかなにかと勘違いしてるのかな?」

 

千歌「・・・なんかダイヤさんらしいね」

 

ダイヤ《まずこの動画を見ているという事はおそらく3月1日以降ですわね。果南さん!鞠莉さん!卒業おめでとうございます!でも直接もいうと思うので2回目だと思うんですけど》

 

鞠莉「・・・」

 

果南「・・・1回目だよダイヤ」

 

ダイヤ《そして千歌さん、曜さん、梨子さん、花丸さん、善子さん、ルビィ!進学おめでとうございます!来年度からは沼津の高校で大変だと思いますが頑張ってください》

 

ルビィ「ありがとう!お姉ちゃん!」

 

千歌「ダイヤさん・・・」

 

ダイヤ《・・・そしてこの動画を見ているという事は私はすでに居なくなっているって事ですね》

 

千歌、曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、果南、鞠莉「・・・」

ダイヤ《思えば北海道から帰ってきた時から皆さんに迷惑ばっかりかけて居ましたよね?でも皆さんはその度に私の事を助けてくれた・・・本当にありがとうございます》

 

頭を下げる

 

ダイヤ《そして。その後病院でお世話になった真姫さん、響羽さん、達也さん。会場では希さん、海未さんと本当にありがとうございます。》

 

真姫「・・・」

 

響羽「ダイヤちゃん・・・」

 

ダイヤ《私が入院する前。果南さんと千歌さんは私の事をずっと心配して居ましたよね?なのに何も話すことが出来なくてごめんなさい》

 

果南「ダイヤ・・・」

 

千歌「・・・」

 

ダイヤ《そして曜さん、梨子さん、花丸さん、善子さん、鞠莉さん、ルビィ何も話さなくてごめんなさい》

 

鞠莉「・・・」

 

ルビィ「ルビィも気づかなくてごめんなさい」

 

善子「ダイヤ・・・」

 

花丸「・・・」

 

曜、梨子「だ、ダイヤさん」

 

ダイヤ《もし、あの時北海道から帰ってきた時に話していてすぐに病院に行っていればもっと生きる事が出来たかもしれませんね、本当に皆さんには迷惑をかけた。ごめんなさい」

 

頭を下げる

 

ダイヤ《・・・そしてこんな私と最後まで居てくれて踊ってくれてありがとう、皆さんといることが出来たこと。ラブライブの舞台で踊ることが出来たこと。本当に幸せでした》

 

千歌「ダイヤさん」

 

ダイヤ《曜さん、梨子さん、花丸さん、善子さん、鞠莉さん、果南さん、千歌さん、ルビィ、私は貴方たちとこの一年スクールアイドルが出来て、一緒に居られることが出来て幸せでした。ありがとうございました。・・・黒澤ダイヤでした》

 

ビデオが止まる

 

響羽「・・・」

 

真姫「・・・響羽。一度部屋から出ましょう」

 

響羽「そうだな」

 

ガラガラ

 

鞠莉「本当、最後の最後までダイヤだったね」

 

果南「うん、そうだね・・・」

 

ルビィ「・・・お姉ちゃん」

 

善子「・・・ダイヤ」

 

善子は涙を流している

 

花丸「善子ちゃん・・・我慢しようって約束したのに」

 

善子「・・・無理よ、無理に決まってるでしょ」

 

ボロボロに泣き出す

 

ルビィ「お姉ちゃん・・・」

 

ルビィは花丸と善子を抱きしめる

 

梨子「・・・ダイヤさん」

 

梨子もすでに泣いている

 

曜「・・・」

 

曜も

 

千歌「ダイヤさん。ダイヤさん」

 

千歌も

 

鞠莉「・・・ずっと一緒って言ったでしょう!!!ダイヤぁぁぁ」

 

泣き崩れる

 

果南「・・・くっ!うぅぅダイヤ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼女達は泣いた。泣き続けた。本当に涙が枯れるんじゃないかというほどに・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日

 

内浦のヘリポート

 

千歌、曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、果南、鞠莉「・・・」

 

西木野総合病院からヘリコプターで帰ってきていた

 

千歌「・・・」

 

果南「みんな提案があるんだ!」

 

鞠莉「果南?」

 

果南「・・・今日これからみんな探しに行くと思うんだけど。 もし見つかってもすぐ会うのは無しにしない?」

 

善子「どういう事?」

 

果南「・・・見つけて、自分の考えを整理しよう・・・そしてその後にみんなでもう一度会おう!」

 

ルビィ「・・・ルビィは果南ちゃんに賛成だよ」

 

花丸「マルもズラ!」

 

曜「私も」

 

梨子「・・・私も」

 

鞠莉「果南の言う通りね!」

 

千歌「・・・」

 

曜、梨子「千歌ちゃんはどうするの?」

 

千歌「・・・うん!それで行こう!そしてまたもう一度!」

 

曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、果南、鞠莉「うん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

響羽「みんな。まだあるんだ、ダイヤちゃんの遺したものは」

 

千歌、曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、果南、鞠莉「!!」

 

響羽「・・・そしてそれは個人個人にある」

 

果南「個人個人!?」

 

ルビィ「一人一人にあるって事ですか?」

響羽「ああ、そしてそれはダイヤがその人に応じた場所に隠して欲しいと言った。だから俺たちはその場所に隠してある」

 

真姫「・・・ダイヤとの思い出の場所やその人に相応しい場所にあるわ、だから探しなさい!探して見せなさい!」

 

千歌「そっか・・・みんな探そう!」

 

曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、果南、鞠莉「うん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうして彼女たちは歩き出す

 

 

千歌「・・・」

 

曜「・・・」

 

梨子「・・・」

 

ルビィ「・・・」

 

花丸「・・・」

 

善子「・・・」

 

果南「・・・」

 

鞠莉「・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼女との思い出の場所に

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




以上です。

そして次回より一人一人の回となりますのでよろしくお願いします。

最後にご観覧ありがとうございました。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

渡辺 曜(飛び込み少女)

今回から一人一人の話に入っていきます。
タイトルは次の話が公開と同時にメインのキャラの名前がタイトルとなります。タイトルはキャラのヒントとなっているので多分誰かは分かると思います。
それではご覧下さい


 

 

 

 

 

 

 

 

8人から別れた後。悩む人、思い浮かべる人、すぐに分かった人様々な人がいた中。彼女はその場所に一直線に向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よっと!」

 

ガラガラガラ

 

校門を開ける

 

「2日ぶりだね・・・」

 

そう呟く

 

「私はダイヤさんと特に何かあったわけじゃないけどあそこしかないよね」

 

そう言って走っていく

 

 

 

 

 

ピチャピチャ

 

「ここだね!絶対にここだよ!」

そう言って学校の・・・プールサイドに入っていく

 

「・・・懐かしいなぁここでみんなとプール磨きしたなぁ」

 

もちろん、このプールにはもう水は入っていない

 

「・・・あ!あった!」

 

なんとプール内の真ん中に一つの箱が置いてあった

 

「これだねきっと」

 

そしてその箱を開ける

 

「・・・これはタブレット?」

 

その中には大きめのタブレットが入ってあった

 

「・・・電源つけて見よっか」

 

タブレットの電源をつける

 

「・・・」

 

つけたタブレットには初期のアプリしかインストールされておらず、まるで新品のようだった

 

「・・・!!」

 

そんな中。ある一つのアプリに気がつく

 

「・・・成る程。写真の所で録画を取ってあるのか」

 

そう言って動画の再生を始める

 

ダイヤ《・・・》

 

「!!ダイヤさん!」

 

ダイヤ《・・・この動画を見ているという事は響羽さんから話を聞いて探し出したという事ですね》

 

「・・・」

 

ダイヤ《よくぞ見つけてくれました!曜さん!》

 

曜「えへへ」

 

ダイヤ《・・・そして何と無くですが曜さんが一番早くに見つけそうですね》

 

曜「え?」

 

ダイヤ《・・・貴方ほど真っ直ぐな人は居ないですから》

 

ダイヤの予想は見事に的中していた。他のメンバーは分かった人もいるもののまだ動いていなかったのだった

 

曜「・・・」

 

ダイヤ《・・・さて!改めて!曜さん進学おめでとうございます!》

 

曜「ありがとうございます!ダイヤさん」

 

ダイヤ《新しい学校でも頑張ってくださいね》

 

曜「・・・」

 

ダイヤ《さて、曜さん。早速なんですが貴方にお願いがあります》

 

曜「お願い?」

 

ダイヤ《・・・千歌さんの事です》

 

曜「!!」

 

ダイヤ《・・・おそらく千歌さんは私の事で凄く罪悪感を感じていると思うのです。千歌さんは北海道から帰ってきた時くらいから気づいていたみたいですから・・・》

 

曜「・・・千歌ちゃん」

 

ダイヤ《本当ならお願いする事は駄目だと思うのですが。お願いします曜さん」

 

頭を下げる

 

曜「任せて!ダイヤさん!」

 

ダイヤ《・・・あの日。曜さんと千歌さんがチラシ配りし始めてからもうすぐ1年になるんですね、時が経つのは本当に早いですね》

 

曜「そうだね・・・」

 

ダイヤ《あの時本当にごめんなさい。貴方の活動を否定してしまう事をして」

 

曜「・・・でも。あの時のダイヤさんが居なかったらここまで来れてなかったし、始めのLIVEも成功してなかった」

 

ダイヤ《・・・あの時の体育館でのLIVE、とっても感動しました。私が久しぶりに凄いと思ったんですから》

 

曜「・・・」

 

ダイヤ《それに曜さんは水泳部に入っていましたよね》

 

曜「はい!・・・でも飛び込みの選手でしたけど」

 

ダイヤ《一年生の時から大会に出たりしていて。凄いと思っていました、運動神経の良さも含めて。果南さんといい勝負になるんじゃないかと思ってましたよ》

 

曜《あははは、果南ちゃんは私なんかよりもっと上だけどね》

 

ダイヤ《・・・曜さん。実は9人になってから一番心配していたんですよ?》

 

曜「!!」

 

ダイヤ《9人になって。迷いが見えたといいますか・・・千歌さんとの事で悩んでましたよね?》

 

曜「・・・!!」

 

ぶっちゃけトーーーークする場所ですよここは!

 

曜「・・・」

 

ダイヤ《あの時、鞠莉さんに始めた時始めは千歌さんと梨子さんじゃなかったんだって言われていたんですよ。始めは千歌さんと曜さんで始めたのに》

 

曜「そうだったんだ」

 

ダイヤ《・・・でもその後みんなで練習してラブライブ地区予選の「想いよひとつになれ」は本当に素晴らしかったですわ》

 

曜「・・・」

 

私バカ曜だ・・・

 

曜「・・・」

 

少し涙を流す

 

ダイヤ《そして曜さん!いつも素敵な衣装ありがとうございました。曜さんの衣装で踊るのはとっても嬉しかったですし最高でした!》

 

曜「ダイヤさん・・・」

 

ダイヤ《曜さん、本当にありがとうございました。私は上から応援してます。黒澤 ダイヤでした》

 

 

プッ!

 

曜「・・・」

 

曜は思ったタイヤとは自分はあまり関わる機会が少なかったにも関わらずダイヤは自分の事を理解してくれているそして裏から助けてくれていたんだという事を

 

曜「ダイヤさん本当に凄い人だよ」

 

改めてダイヤの凄さを知る事が出来たのである

 

曜「私もダイヤさんみたいに生きていかなきゃね!」

 

そう言ってタブレット電源を切る

 

曜「・・・また来るね。ダイヤさん」

 

そう言ってその場を去るのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自宅

 

曜「帰ってきた・・・みんなは見つけたかな?きっとみんなも見つかるよね!」

 

そう言って窓を開けて海に向かって叫ぶ

 

曜「ありがとう!ダイヤさん!!」

 

 

 

 

 

その声は海に響き渡った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その声はダイヤに届いていないかもしれない。けれど想いはきっと届いているであろう。

 

 

 

 

 

 

残り8人








目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

桜内 梨子(音を奏でる少女)

 

 

 

曜がプールに向かってすぐに学校に来るものが居た

 

 

 

 

「校門が!!・・・」

 

驚いた。

 

「もう誰か来ているんだね」

 

そう呟いて学校の中に入っていく

 

ギィーーーー バダン!

 

「・・・学校の中じゃないのかな?という事は一番乗りは・・・」

 

階段を上っていく

 

行く場所はもう決まっていたから早かった

 

ガラガラ

 

「やっぱりここだよね」

 

そう言ってピアノの椅子に座る

 

「・・・想いよひとつになれ♪〜♪〜♪〜この時を待っていた♪〜♪〜♪〜♪〜」

 

想いよひとつになれ。これはAqoursが1回目のラブライブの地区予選で8人で歌った曲である、そしてこの曲は3人の少女を繋いだ曲、新たな絆を紡ぐ事を出来た曲とも言える

 

「・・・いい曲、本当に」

 

そう言ってピアノを閉じて立ち上がりある物を探し出す

 

「・・・!!あった!」

 

少し大きめの箱を見つける

 

開けると曜の時と同じく大きめのタブレットが入っていた

 

「・・・これだね」

 

そう言って電源をつける

 

「・・・そっかダイヤさんは」

 

そう言って写真のフォルダーを開く

 

「あった」

 

そして彼女はダイヤが映っていた動画を再生し始めた

 

ダイヤ《・・・》

 

「ダイヤさん!」

 

ダイヤ《・・・この動画を見ているという事は響羽さんの話を聞いたという事ですね》

 

「・・・」

 

ダイヤ《よくぞ見つけてくれました!梨子さん!》

 

梨子「ダイヤさん!」

 

ダイヤ《でも、梨子さんもほとんど迷いなくここに来るんじゃないのかなと思って居ます》

 

梨子「!!!」

 

曜よりは遅かったもののすぐに来たのは合っていたのだった

 

ダイヤ《さて、改めて!梨子さん、進学おめでとうございます!》

 

頭を下げる

 

梨子「ありがとうございます」

 

頭を下げる

 

ダイヤ《ふふふ、言った後梨子さんも頭を下げているかもしれませんね》

 

梨子「!!ふふ、そうですね」

 

ダイヤ《新しい学校でも頑張ってくださいね!》

 

梨子「はい、もちろんです」

 

ダイヤ《さて・・・梨子さん貴方にはまずどうしても言いたい事があります、内浦に来てくださってありがとうございます》

 

梨子「!!!」

 

ダイヤ《梨子さんが居なければ、ラブライブに出る事も地区予選を突破する事も叶わなかった。第一 9人にすらなって居なかったでしょう》

 

梨子「!!そんな私は」

 

ダイヤ《それに梨子さんが居なければ、あの時。3人の時に千歌さんが曜さんが折れていたでしょう》

 

梨子「!!」

 

ダイヤ《・・・私、あの時は千歌さん達を許さない立場に居ました。正直言って無理難題を押し付けてしまったと思いました》

 

梨子「・・・ダイヤさん」

 

ダイヤ《私は試したのです千歌さんが。本当にスクールアイドルを本気でやろうとしているのかを、ですがやり方が少し強引すぎました。まだ何も決まって居ない彼女達に重い課題を課せて・・・》

 

梨子「・・・」

 

ダイヤ《そんな中・・・梨子さんが浦の星女学院に来てくれました》

 

梨子「!!!」

 

ダイヤ《梨子さんが来るのは全くの予想外でしたし考えもして居ませんでした。当時忙しかった私は転校生の書類も見る事なく転校生の日を迎えてしまって全く分からないままでした》

 

梨子「ダイヤさん・・・」

 

ダイヤ《・・・もし、梨子さんが居なければ。私はもう少しで取り返しのつかない事をして居たのかもしれません》

 

梨子「そんな!ダイヤさん!私達の為に!私達を思って!行動してくれて居ました!そんな事はありません!」

 

ダイヤ《・・・前にも話をしましたが私と果南さんと鞠莉さんは昔少しだけスクールアイドルをしていました。私は怖かったのでしょう東京から帰ってきた時の事を考えてしまって》

 

梨子「・・・」

 

ダイヤ《だから、梨子さんには感謝しきれません、千歌さんの事もですし、作曲の事もですし、本当にありがとうございました》

 

梨子「・・・私はもともとスクールアイドルやるつもりなかったです。やろうと決めたのは千歌ちゃんが居たからそして千歌ちゃんのお陰でもう一度自分と向き合う事が出来たんです」

 

ダイヤ《・・・あの時の地区大会の時、梨子さんがピアノに向き合う事になって私は凄く嬉しかったです、あの後千歌さんから色々話は聞きました、本当に良かった》

 

梨子ちゃん、ピアノコンクール出て欲しい

 

梨子「・・・千歌ちゃん」

 

ダイヤ《梨子さん・・・向き合えて良かったですね》

 

私初めて向き合えた気がする

 

梨子「ありがとうございます」

 

ダイヤ《梨子さん・・・貴方にお願いがあります》

 

梨子「・・・」

 

ダイヤ《これは曜さんにも話した事なんですが・・・千歌さんの事です》

 

梨子「!!!」

 

ダイヤ《・・・おそらく千歌さんは私の事で凄く罪悪感を感じていると思うのです。千歌さんは北海道から帰ってきた時くらいから気づいていたみたいですから・・・》

 

梨子「・・・(おかしかったのも全部)」

 

ダイヤ《本当ならお願いする事は駄目だと思うのですが。お願いします梨子さん!》

 

梨子「・・・勿論です!」

 

ダイヤ《・・・梨子さん、本当にありがとう》

 

梨子「ダイヤさん・・・」

 

気がつけば涙が流れている

 

ダイヤ《でもひとつだけショックの事があります、梨子さんに頼んだあの曲を歌えなかった事です》

 

梨子「!!ごめんなさい。私が間に合わなくて」

 

ダイヤ《梨子さんは悪くないですよ。だから悲しまないでください》

 

梨子「ダイヤさん・・・」

涙が落ちる

 

ダイヤ《梨子さん!本当にありがとうございました。上から応援してます。黒澤ダイヤでした》

 

映像が止まる

 

梨子「・・・ダイヤさん」

 

梨子は涙が止まらなかった・・・がしかし

 

梨子「・・・ダイヤさん!上にいるんですよね。なら!聞いてください!届いてください!貴方の曲を!今ここで!披露します!」

 

ピアノの開けて。楽譜を置く

 

梨子「ふぅ・・・それでは聞いてくださいWHITE FIRST LOVE」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

想いが届かなくて悩むのは苦しいだけ。

 

でも想いはきっと届く!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

残り8人

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

国木田 花丸(本を愛する少女)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハァハァハァ」

 

タッタッタッタッタッタ

 

1人の少女はある場所にすぐに向かっていた

 

「ハァハァハァ・・・」

 

ある場所で止まる

 

「・・・ここに来るもの随分久しぶりズラ」

 

そう言って階段を登っていく

 

「・・・」

 

彼女は昔を思い出しながら登っていく

 

「・・・」

 

タッ タッ タッ

 

登り続けていくと中間地点の様な場所に着く

 

「・・・ここだね。きっと」

 

この場所はある少女がスクールアイドルを始める事を初めて許された場所であった

 

「・・・本当にあの時は嬉しかったズラ、向き合ってくれて、そして認めてくれたズラ」

 

そう言ってベンチに座る

 

「・・・」

 

彼女にとってこの場所は大切な場所である

 

「・・・!!」

 

そんな中何かを見つける

 

「これってもしかして!?」

 

看板の下に少し大きめの箱を見つける

 

「・・・これズラね」

 

そして箱を開けて大きめのタブレットを取り出す

 

「・・・ダイヤさん」

 

電源をつけ、動画を再生する

 

ダイヤ《・・・》

 

「ダイヤさん・・・」

 

ダイヤ《・・・この動画を見ているという事は響羽さんの話を聞いたという事ですね》

 

「・・・」

 

ダイヤ《よくぞ見つけてくれました!花丸さん!》

 

花丸「ダイヤさん!」

 

ダイヤ《・・・花丸さん、さぞ悩んだと思います。花丸さんにとっての大事な場所・・・そして花丸さんとルビィと私にとっての大事な場所と》

 

花丸「!!!」

 

ダイヤ《私もどっちにしようか迷いました・・・でも花丸さんならばこっちを選ぶだろうと思ってこっちにしました!》

 

花丸「ダイヤさん」

 

すでに花丸は涙を溜めていた

 

ダイヤ《・・・改めて!花丸さん!進学おめでとうございます!》

 

花丸「ありがとうございます」

 

ダイヤ《新しい学校でも頑張ってください》

 

花丸「頑張るズラ!」

 

ダイヤ《・・・花丸さん。貴方には昔からルビィの事でお世話になっていましたわね》

 

花丸「・・・ルビィちゃん」

 

ダイヤ《中学生の時から貴方の話はルビィからよく聞いていました、ルビィは貴方の事をよく話してくれていました》

 

花丸「・・・」

 

ダイヤ《・・・ルビィは人見知りで目立たない子でした。そんな時花丸さんがルビィと友達になったんですわ》

 

花丸「・・・ルビィちゃん、ダイヤさん」

 

ダイヤ《・・・それから中学生の間ずっと一緒に居てくれましたわよね。そしてウチに遊びに来ることもありましたね》

 

花丸「ダイヤさん・・・ダイヤさん」

 

花丸は涙をながしている

 

ダイヤ《そして・・・高校生。今までと変わらず花丸さんはルビィと接してくれた、一緒に居てくれた。それが本当に嬉しかったのです。》

 

花丸「・・・」

 

ダイヤ《そして花丸さんはルビィの背中を押してくれました》

 

花丸「!!!」

 

ダイヤ《あの時にこの場所に花丸さんが私を呼び出して、ルビィの気持ちを聞いて欲しいと言った時は驚きました。花丸さんがここまでルビィの事を思ってそして私の事を思ってくれていてたんだなと思い感動しました》

 

花丸「・・・」

 

ダイヤ《そして、ルビィは自分の意思でスクールアイドルを始めた》

 

花丸「・・・」

 

お姉ちゃんお話があるの!!

 

花丸「・・・」

 

ダイヤ《そして花丸さんも・・・》

 

花丸「・・・」

 

ルビィスクールアイドルがしたい!花丸ちゃんと!

 

花丸「・・・」

 

涙が止まらなくなっていた

 

ダイヤ《・・・私、花丸さんもルビィと同じように妹のように思っていました。ルビィと似ていて人見知りで、でも何か熱い何かを持っていて》

 

花丸「・・・ううう」

 

ダイヤ《・・・二人が成長していく姿を見る事が私にとって幸せでした》

 

花丸「・・・マルはマルはスクールアイドルなる前、そしてスクールアイドルになってからもずっとずーーーーっとお世話になっていたズラ!ユニットも同じで果南ちゃんとダイヤさんにはずっとずっと!お世話になりっぱなしで何にも恩返しが出来ていなくて。本当に嬉しかったズラ!だからダイヤさんありがとう、ありがとう!」

 

ダイヤ《・・・悔しいのはこれからも二人を見守り続ける事ができない事です。でも二人ならもう大丈夫です。もう立派ですわ!》

 

花丸「ダイヤさん・・・」

 

ダイヤ《・・・花丸さん昔初めて私と会った時を覚えていますか?あの時、私と自分がまた小説の主人公と似ているそうおっしゃってましたわね。今でも似ていると思いますか?》

 

花丸「・・・勿論です」

 

ダイヤ《・・・そして花丸さん貴方にはひとつお願いがあります》

 

花丸「・・・!!」

 

ダイヤ《ルビィといつまでも友達で居てください。そして困っていたら助けあげてください》

 

花丸「はい、勿論、勿論ズラ」

 

ダイヤ《お願いしますね》

 

笑顔で言う

 

花丸「・・・本当に凄い人ズラ」

ダイヤ《・・・花丸さん、本当にありがとうございました。上から応援しています。黒澤 ダイヤでした》

 

動画が終わる

 

花丸「・・・うわぁぁぁぁぁん、ダイヤさん・・・・」

 

しばらく花丸は泣き続けた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マルにとってダイヤさんはいつまでも輝くダイヤモンドだったよ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

残り7人



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

津島 善子(天使で堕天使な少女)

 

 

 

 

 

 

 

梨子が音を奏でていた中学校に入っていく人が居た

 

「!!・・・誰か居るってこと?」

 

そんな事を呟きながら学校の中に入っていく

 

「・・・」

 

いく場所は決まっていなかった。そもそも決める事が出来なかったのである

 

「・・・(分からないわよ、どこにあるかなんて)」

 

迷いながら学校をさまよっているとある部屋で止まったのである

 

「!!!この部屋は」

 

占って欲しいのです

 

「・・・嫌よ、思い出さないで」

 

分かったわ、このヨハネに任せておきなさい

 

「辞めて、辞めてぇぇぇ!」

 

頭を抑える

 

「・・・つ!」

 

走ってその場所を離れる

 

「・・・嫌、嫌なのよ・・・私のせいでダイヤ・・・」

 

 

気がつけば屋上に来ていた

 

「!!屋上・・・」

 

これは偶然なのかそれとも彼女の体が勝手に屋上に行ったのか本人には分からなかった

 

「・・・こんな所はないわよね」

 

そう呟いて周りを見る

 

「・・・あれは?」

 

周りを見る中何かを見つける

 

「・・・これってまさか!!」

 

少し大きめの箱を見つけてあげる

 

「・・・まさか、こんな所にあるなんて」

 

大きめのタブレットの電源をつける

 

「・・・(で、でもこれ私へのメッセージじゃなかったら)・・・」

 

写真のフォルダーを開きひとつだけある動画を再生する

 

ダイヤ《・・・》

 

「だ、ダイヤ!!」

 

ダイヤ《この動画を見ているという事は響羽さんの話を聞いたことですね》

 

「・・・」

 

ダイヤ《よくぞ見つけてくれました!善子さん!》

 

善子「!!・・・良かった私へのメッセージだった」

 

ダイヤ《・・・だからヨハネよ!》

 

善子「!!」

 

ダイヤ「と、今頃言ってそうですね」

 

笑いながら言う

 

善子「!!・・・・」

 

善子は予想外だった、まさかダイヤがそんな事を言うなんて思ってもいなかったからである

 

ダイヤ《ふふ、驚いた顔が目に浮かびますわ》

 

善子「・・・」

 

善子は既に涙を溜めていた。

 

ダイヤ《そして、善子さん。ここに来る前にあの場所によったでしょ?閉校祭の時のあの場所に》

 

善子「!!!」

 

ダイヤ《・・・あの事は気にしなくていいんですよ。あの時の貴方に責任はないですわ。悪いのは私ですから》

 

善子「そんな事!」

 

ダイヤ《・・・善子さん。苦しまないでください》

 

笑顔で言う

 

善子「ダイヤ・・・」

 

ダイヤ《・・・改めて!善子さん!進学おめでとうございます》

 

善子「・・・ありがとうございます」

 

ダイヤ《新しい学校でも頑張って下さいね》

 

善子「・・・はい」

 

ダイヤ《・・・善子さん貴方には色々驚く事ばかりでした》

 

善子「・・・」

 

ダイヤ《・・・入学式初日から不登校になったと思えば、急に現れて学校に来るようになって、気がつけば千歌さん達とスクールアイドルを始めて、みんなと馴染んでましたわよね》

 

善子「・・・そう?」

 

ダイヤ《そして、Aqoursの6人で堕天使の衣装でPVを取っていましたわよね、懐かしいですわ・・・あの衣装。私はかなり好きだったんですよ?ですが世間の事を考えてあえてきつく言ったんですわ》

 

善子「え・・・そうだったんだ」

 

ダイヤ《私が強く言った後、貴方は堕天使の自分を捨てようとした、それをルビィから聞いた時は驚きました。まさか捨てようとまで考えてしまうとは。私は言いすぎてしまったんだとその時思いました》

 

善子「そ、そんな!ダイヤは!何も!悪くなんか」

 

ダイヤ《・・・ごめんなさい》

 

善子「!!・・・ダイヤぁ」

 

ダイヤ《・・・でも、貴方は堕天使を捨てなかった。千歌さん達のお陰で》

 

善子「・・・」

 

ダイヤ《千歌さん達は善子さんは真正面から受け止めそしてその上で堕天使ヨハネとしてメンバーに誘った。自分を捨てなくていいんだよその言葉と共に》

 

善子「・・・」

 

ダイヤ《それを聞いた時、嬉しかったですわ。自分を捨てるだなんて悲しい事ですし、何よりも辛い事です・・・それに私は見たことあるんですのよ貴方の動画を》

 

善子「!!!」

 

ダイヤ《私が2年生の頃。鞠莉さんは留学、果南さんもその時はまだ休学していなかったものの休む事が多く、一人で居ることが多くなりずっと悲しい思いをしていました。そんな時クラスメイトが話をしていたのです。中学生の堕天使のライブ配信が面白いと》

 

善子「!!!」

 

ダイヤ《・・・その後家に気になって動画を見ました。確かその動画はたまたまコメントに返事するみたいな、やつでした》

 

善子「!!ま、まさか」

 

ダイヤ《私はダイヤモンドという名でこういうコメントをしました「最近、親友2人が離れていて悲しいです」とコメントをしました》

 

善子「!!・・・覚えてる。そのコメント!まさかダイヤだったの!?」

 

ダイヤ《・・・すると貴方はこう答えました。「悲しいと思うから悲しい、そんな時こそ笑顔で強気でいなさい!」と貴方は言いました》

 

善子「!!」

 

ダイヤ《・・・この言葉を聞いて私は少し気が楽になった気がしました。そしてそれと同時に生徒会長をやる事を決めたんですわ》

 

善子「!!」

 

ダイヤ《・・・だから。善子さんには感謝していますわ、ありがとうございます》

 

善子「・・・くっ、うう。私は何もしてない、してないわよ」

 

涙を流す

 

ダイヤ《・・・それと善子さん。私は貴方に憧れていました》

 

善子「!!!」

 

ダイヤ《貴方はどんな時でも自分を貫き、最後までやり遂げた。これからももちろん続くとは思いますが、そんな善子さんが私は羨ましかった。羨ましかったんです》

 

善子「・・・」

 

涙を黙って流す

ダイヤ《・・・それと善子さんに一つ約束してほしい事があります》

 

善子「・・・何?」

 

ダイヤ《・・・善子さんは自分を絶対に見失わないでください!》

 

善子「!!!」

 

ダイヤ《・・・私は自分を失ったからこんな事になっていると思うますし。それに沢山後悔をしています。だから善子さん、貴方にはそんな想いはして欲しくないんです》

 

善子「・・・」

 

ダイヤ《・・・だから、善子さん。約束してください》

 

善子「・・・わ、分かったわよ・・・絶対に絶対に見失わない!」

 

ダイヤ《・・・その決意を聞くことが出来なくて残念ですが。きっと想いは届くと思っています》

 

善子「・・・」

 

ダイヤ《・・・善子さん、本当にありがとうございました。上から応援してます。黒澤 ダイヤでした。》

 

映像が終わる

 

善子「・・・」

 

黙って電源を落とす

 

善子「・・・ダイヤぁ。ごめんなさい、ごめんなさい!!本当にありがとう。こんな私と居てくれてありがとう!!・・・ダイヤの事は忘れない!そして堕天使ヨハネとして!これからもずっとずっーーーーーーと!生きていく!だから見てなさいよ!ずっと!!」

 

泣きながら言う

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダイヤ。貴方はダイヤの輝きを放つ。永遠に契約を結んだリトルデーモンよ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

残り5人



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

小原 鞠莉(シャイニーな少女)

「・・・」

 

ある少女は家に戻っていた

 

「・・・ねぇ」

 

「なんでしょうか?」

 

「貴方が私ならどこへ行く?」

 

「・・・随分難しく考えるんですね」

 

「!!」

 

「自分の身に委ねたらいんですよ!」

 

「!!・・・そうね。ありがとう」

 

家を出ようとする

 

「・・・貴方なら必ず見つけられますよ。お嬢様」

 

家を出る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・」

 

こんなところ!みつかりますわ

 

「・・・」

 

へいきだよ!

 

「・・・」

 

その場所に向かって歩いていく

 

「・・・」

 

ん?

 

ピィ!

 

あなたはー?

 

「・・・」

 

は、はぐぅ

 

「・・・本当に懐かしいわねここ」

 

少女はある思い出がある小さな噴水の場所に来ていた

 

「さ、私が合っているのならここに何かあるはず」

 

そう言って噴水の中を見る

 

「!!」

 

噴水の中に少し大きめの箱が入ってあった

 

「・・・これね」

 

その箱を取り出す

 

「・・・この中に入ってるのね」

 

箱を開ける

 

「・・・成る程、タブレット」

 

そう言ってタブレットの電源をつける

 

「ふふ、いかにもダイヤがしそうな事ね」

 

写真のフォルダーをひらく

 

ダイヤ《・・・》

 

「・・・ダイヤ」

 

ダイヤ《・・・この動画を見ているという事は響羽さんの話を聞いたという事ですね》

 

「・・・」

 

ダイヤ《よくぞ見つけてくれました!鞠莉さん!!》

 

鞠莉「ダイヤ!!」

 

ダイヤ《・・・正直どこにするかとても迷いました貴方との思い出場所は多すぎるし貴方を象徴する場所も多すぎるので》

 

鞠莉「・・・」

 

ダイヤ《そして考えた結果、ここを選びました》

 

鞠莉「・・・そう」

 

ダイヤ、鞠莉「私と果南さんと鞠莉さん(果南とダイヤ)が初めて出会った場所」

 

鞠莉「え?」

 

偶然だった。本当に偶然、どちらにも合わしたわけでもなく合わせるわけもなく。ビデオと現実で言葉が重なったのであった

 

ダイヤ《・・・ここに来ると思い出すのです。これまで鞠莉さんと果南さんとしてきた事。一緒に居たことを》

 

鞠莉「ダイヤ・・・」

 

ダイヤ《・・・そして一度離れ離れになってしまった事も》

 

鞠莉「・・・」

 

私は離れていてもずっと忘れないよ鞠莉の事

 

鞠莉「果南・・・」

 

ダイヤ《あの後・・・すごく後悔しましたあれで良かったのか、あんな形で終わりにして良かったのか、あの後果南さんは数日間学校に来る事なく家でずっと泣いていたそうです。私はなんとか学校には行っていたものの全く集中ができず胸が張り裂けそうでした》

 

鞠莉「・・・」

 

鞠莉は拳を握りしめる

 

ダイヤ《そして自分達の決断が自分達の首を締めていたんだと改めて思い知りました。そして私はルビィにスクールアイドルを見るなと言ってしまいました》

 

鞠莉「・・・」

 

ダイヤ《・・・私はとんでも無いことをやってしまった。許されない事を鞠莉さんにもルビィにも・・・》

 

鞠莉「ダイヤ・・・」

 

ダイヤ《・・・だからごめんなさい》

 

頭を下げる

 

鞠莉「!!!」

 

ダイヤ《・・・直接言いたかったけど、私には時間がほとんど残されていないだからビデオにする事にしました》

 

泣きながらダイヤは言う

 

鞠莉「・・・」

 

ダイヤ《・・・でも3年生になって帰ってきてくれてありがとう。本当にあの時は嬉しかったですわ》

 

鞠莉「・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一年前

 

イタリア

 

鞠莉「・・・」

 

執事「お嬢様」

 

鞠莉「何?」

 

執事「名前不明の方からメッセージが届きました」

 

鞠莉「メッセージ?」

 

執事「はい、浦の星にスクールアイドルが誕生しようとしていると」

 

鞠莉「!!!それ本当!?」

 

執事「はい・・・確かです」

 

鞠莉「・・・準備をして」

 

執事「・・・え?」

 

鞠莉「日本に帰る準備をして」

 

執事「!!ま、まさかお嬢様」

 

鞠莉「帰るわよ日本に!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鞠莉「・・・今なら分かるわ。あのメッセージは貴方が送ってきたんでしょ?ダイヤ」

 

ダイヤ《・・・》

 

鞠莉「・・・貴方がやったんでしょ?」

 

ダイヤ《・・・本当に戻ってきてくれてありがとうございます鞠莉さん》

 

鞠莉「・・・」

 

ダイヤ《・・・さて改めて。鞠莉さんご卒業おめでとうございます!》

 

鞠莉「ありがとう!」

 

ダイヤ《・・・鞠莉さんはイタリアに留学に行くんですわよね?》

 

鞠莉「・・・ええ」

 

ダイヤ《・・・鞠莉さんならなんでも出来ますよ!》

 

鞠莉「ありがとうダイヤ」

 

ダイヤ《私がもし生きていてもおそらく全員離れ離れになっていたでしょうね》

 

鞠莉「・・・そうね。果南は海外にダイビングの資格を取りに行くみたいだし」

 

ダイヤ《・・・私は生きていたらおそらく東京の大学に行っていたでしょうね》

 

鞠莉「・・・ふふ、ダイヤらしいね」

 

ダイヤ《・・・鞠莉さん。私達はずっと一緒ですわよ!》

 

鞠莉「!!!」

 

ダイヤ《繋がっているんですよ、空は》

 

笑って言う

 

鞠莉「ダイヤぁ・・・」

 

鞠莉はずっと我慢していた。少し涙を流してはいたがこれ以上今は泣くわけにはいかないと

 

ダイヤ《・・・とはいえ。会えないのは本当に悲しいですね》

 

鞠莉「・・・」

 

ダイヤ《・・・本当に悔しいですわ、大人になって何年かに一度3人で集まる事もずっと考えていましたし、本当に本当に・・・・うう》

 

鞠莉「・・・くっ!」

 

ダイヤ《・・・だから鞠莉さんは私より長生きしたください!そして幸せになって下さいね》

 

鞠莉「・・・分かってるわよ」

 

ダイヤ《そして、もう一つ鞠莉さんに頼みたい事があります》

 

鞠莉「頼みたい事?」

 

ダイヤ《はい・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数十分後

 

 

鞠莉「・・・」

 

鞠莉はダイヤからのメッセージを聞き終えて家に帰ってきていた

 

鞠莉「・・・」

 

執事「・・・見つけられたんですか?」

 

鞠莉「・・・ええ、見つかったわ」

 

執事「それは良かったです」

 

鞠莉「・・・本当に苦しいわね大事な人が死ぬって事は」

 

執事「・・・」

 

鞠莉「・・・」

 

執事「・・・お嬢様」

 

鞠莉「でも、大丈夫よ。前を向かなくちゃいけないから」

 

執事「・・・」

 

執事は黙って鞠莉を抱きしめる

 

執事「・・・今は泣いたっていいんですよ」

 

鞠莉「・・・うう。だいやぁぁぁぉぁぁぁぁ!」

 

執事「・・・」

 

鞠莉はメンバーの中で一番我慢をしていた事もあり、しばらくの間泣き続けたのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして

 

 

 

鞠莉「・・・」

 

プルプルプルプルプル

 

鞠莉「もしもし?・・・見つけた?・・・そう。貴方もかけようとしていたのね・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダイヤ!あとは任せて!貴方の輝きは私達が引き継いでいく!!だからゆっくりしててね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

残り4人

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

黒澤 ルビィ(姉を失った少女)

ある少女はまっすぐ歩いていた

 

「・・・」

 

この少女の場所が8人の中で一番遠くの場所に置いてあることになるのだが一番最後ではなかった、それは少女が解散した時にすぐに向かったから。悩み続けている人がいたから。

 

「・・・」

 

少女はバスは使わなかった、何故かは分からない。おそらく本人すらも気づいていていないであろう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

解散した場所から数十分

 

「・・・着いた」

 

少女はある場所にたどりつく

 

ガラガラ

 

「ただいま」

 

「・・・お帰りなさい帰ってきたんですね」

 

「・・・うん」

 

「・・・何かやる事があるとは思いますが先に挨拶しなさい」

 

「分かった」

 

そう言って家に入っていき、ある部屋に入る

 

「・・・」

 

その部屋は昔から見てきた、ある少女の部屋だ

 

「・・・」

 

ほとんど変わっていないのだがひとつだけある物が置かれていた

 

「これ・・・だね」

 

仏壇が置かれていた。そこには黒澤 ダイヤと書いていた

 

「お姉ちゃん」

 

笑顔の黒澤 ダイヤを少女は見つめる

 

「・・・」

 

カーン カーン

 

鳴らす

 

「・・・」

 

そして手を合わせる

 

「・・・」

 

祈り終わり立ち上がる

 

「探すね!お姉ちゃんが遺したものを!!」

 

その部屋を後にする

 

「・・・!!」

 

「挨拶したか?」

 

「うん!」

 

「・・・今から何かを探すのか?」

 

「!!」

 

「そうか・・・頑張れよ」

 

「うん!ありがとう!」

 

タッタッタ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・ここだよね」

 

少女はある部屋に来ていた

 

「・・・懐かしいなぁ、よくお姉ちゃんとラブライブごっこしたなぁ」

 

昔の記憶を思い出す

 

あはははは!

 

あはははは!

 

「・・・」

 

思い出しながらいつも衣装を取り出していた押入れを開ける

 

「・・・」

 

衣装を取り出す

 

「・・・これが***とお姉ちゃんの始まりだった」

 

その衣装を抱きしめる

 

「・・・あの日からここまでこれたんだね」

 

目を瞑る

 

「・・・」

 

そして衣装をおく

 

「・・・探さないと」

 

押入れを探す

 

「・・・ん?もしかしてこれかな?」

 

少し大きめの箱を見つける

 

「・・・」

 

そして箱を開けてタブレットを取り出す

 

「・・・!!あの大量箱はこのためのだったんだ!」

 

そう言ってタブレットの電源を入れる

 

「・・・ここに入っているんだよねメッセージ」

 

写真の動画のホルダーを開く

 

「・・・」

 

ダイヤ《・・・》

 

「お姉ちゃん!!」

 

ダイヤ《・・・この動画を見ているという事は響羽さんの話を聞いたという事ですね》

 

「うん、そうだよ・・・」

 

ダイヤ《よくぞ見つけましたね!ルビィ!」

ルビィ「うん!お姉ちゃん!」

 

ダイヤ《このメッセージをおく場所は始めから決めてました》

 

ルビィ「・・・お姉ちゃん」

 

おそらくルビィがダイヤの立場でも同じ場所を選んでいたであろう

 

ダイヤ《さて、改めてルビィ!進級おめでとうございます!ルビィも高校2年生ですね》

 

ルビィ「うん。そうだね」

 

ダイヤ《一年は早いですわね、ルビィが浦の星に入ってもう一年ですよ!》

 

ルビィ「・・・」

 

ダイヤ《今年は私にとって今までと全く違う一年、最高の一年であり、感動の一年であり、忘れられない一年でした、そして別れも・・・》

 

ルビィ「お姉ちゃん!!」

 

ダイヤ《・・・悔しいです。皆さんに会えなくなる事。そしてルビィと会えない事が》

 

ルビィ「・・・」

 

ダイヤ《・・・私は姉として貴方を守る義務があった。なのに!なのに!》

 

ダイヤは唇を噛んでいう

 

ルビィ「・・・お姉ちゃん」

 

ダイヤ《・・・本当にごめんなさいルビィ。私だけいなくなってしまって》

 

ルビィ「・・・でも繋がってるよ」

 

ダイヤ《・・・ですが、空は繋がっています。だから見守る事を出来ます》

 

ルビィ「!!!」

 

ダイヤ《しっかり見てますからね》

 

ルビィ「うん!」

 

ダイヤ《・・・ルビィ、貴方は本当に大きくなった、そして成長した。今年は特に貴方としても大きく変わった年だったでしょ?》

 

ルビィ「・・・」

 

ダイヤ《私はあの時スクールアイドルをやりたいと私に言ってきた時本当に感動したんですよ。あのルビィが自分の意思で自分のやりたい事をしようとしている、私に否定されてでも。その姿を見て成長したと思いました》

 

ルビィ「・・・私は」

 

ダイヤ《・・・これからも様々な事が起きると思います。それに大変な事も・・・でもルビィなら乗り越える事が出来ると私は信じています》

 

ルビィ「・・・」

 

ダイヤ《私の妹なんですよ?当然でしょ》

 

ルビィ「・・・お姉ちゃん・・・」

 

涙を流す

 

ダイヤ《・・・そして、新しい学校でもスクールアイドルは続けると思いますが頑張って下さい!そしてルビィはルビィの輝きを見つけて下さいね》

 

ルビィ「・・・うん、見つけるよ、お姉ちゃんの分も」

 

ダイヤ《・・・私から最後にもう一つ》

 

ルビィ「・・・」

 

ダイヤ《自分を見失わないでくださいね》

 

笑顔で言う

 

ルビィ「うん!絶対に見失わない!!約束する!!」

 

ダイヤ《・・・ルビィ!本当にありがとう!上から応援しています。黒澤ダイヤでした》

 

動画が止まる

 

ルビィ「・・・お姉ちゃん、ルビィはね黒澤ダイヤの妹で幸せだったよ、最高だった。オシャレの事、習いごとの事、作法、何から何まで全部教えてもらった。お姉ちゃんがいなかったら私はこんなにも成長できてないよ。だがら!!絶対に見ててね!!!!!!!!!」

 

空に向かって叫ぶ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ルビィ「・・・ふぅ、これでよし」

 

タブレットそして箱を置いてあった場所に戻した

 

ルビィ「・・・来年も聞くからね。お姉ちゃん」

 

ガラガラ

 

黒澤父「・・・ルビィ見つかったみたいだな」

 

ルビィ「お父さん」

 

黒澤父「この後お前に話がある。リビングに来てくれ」

 

ルビィ「うん、分かった」

 

ガラガラ

 

ルビィ「・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リビング

 

ルビィ「・・・お父さん、お母さん」

 

黒澤母「・・・ルビィ座りなさい」

 

ルビィ「はい・・・」

 

座る

 

黒澤母「今から大事な話をするわ」

 

ルビィ「うん、分かった」

 

黒澤父「ルビィ・・・ダイヤからのメッセージを聞いてどうだった?」

 

ルビィ「・・・ルビ・・・私はいかにお姉ちゃんに助けられていたのかと言う事がよく分かった。でもお姉ちゃんは私は大きく成長したと言ってくれた。それが本当に嬉しかった」

 

黒澤父「そうか・・・」

 

ルビィ「これからは人のために自分のためにもっともっと頑張ろうと思いました。黒澤家の娘として」

 

黒澤父「・・・ふふ、本当に成長したなルビィ。親として本当に嬉しいよ」

 

黒澤母「ええ・・・嬉しいですね」

 

ルビィ「・・・お父さん、お母さん」

 

黒澤父「・・・ここから大事な話をするからよく聞いてくれ」

 

ルビィ「・・・」

 

黒澤父「・・・黒澤家のこれまで受け継いできた伝統を終わりにしようと思う」

 

ルビィ「!!!」

 

黒澤母「・・・この事は前々からお父さんと話をしていたのよ。今の黒澤家のシステムをこれ以上続けるべきなのかを」

 

黒澤父「・・・次の党首。ダイヤにも話をしていた。でもダイヤは反対したんだ」

 

ルビィ「お姉ちゃん・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数ヶ月前

 

黒澤家

 

黒澤父「ダイヤ!」

 

ダイヤ「はい!なんでしょうかお父様」

 

黒澤父「お前に少し話がある・・・」

 

ダイヤ「・・・これからの黒澤家の話ですか?」

 

黒澤父「!!!お前それを」

 

ダイヤ「・・・申し訳ない事をしたと思っていますが、たまたま聞いてしまったのです」

 

黒澤父「・・・そうか、ならばダイヤには話しておこう。黒澤家は私達の代で終わらせようと思っている」

 

ダイヤ「そ、それは!?」

 

黒澤父「心配しなくても血の話ではない。今の制度を全て無くすために今までの伝統をここで終わりにしようと思ってる」

 

ダイヤ「!!!」

 

黒澤父「・・・話していなかったが私と母は昔から結婚相手と決められていたのだ、そして私が20歳になった時に結婚して党首を交代した。当時、私達は別に好きな人がいた。けどそれは聞き入れてくれなかったのだ・・・」

 

ダイヤ「という事はお父様とお母様は本当に好き同士ではないのですか?」

 

黒澤父「・・・それも違う。私達はどちらも好きで両思いだった、だがお互い一番好きな人とは当時結婚する事はおろか付き合うことも出来なかった」

 

ダイヤ「・・・」

 

黒澤父「・・・けど、私は母と結婚できてよかったと思っている」

 

ダイヤ「お父様・・・」

 

黒澤父「・・・だから俺は黒澤家代々の制度を無くす事にした、他にも理由は何個もあるが親戚にも許可は取ってある」

 

ダイヤ「・・・」

 

黒澤父「だから、ダイヤ。党首交代の話はもう忘れてくれ、お前は自分の進みたい道に進み、好きな人と共にするのだ」

 

 

ダイヤ「・・・ダメです」

 

黒澤父「!!ダイヤ」

 

ダイヤ「・・・それでも伝統をなくするのはダメだと思います」

 

黒澤父「!!!」

 

ダイヤ「・・・お父様。私が制度を変えてみせますだからお父様は私が党首になるまでよろしくお願いします」

 

黒澤父「ダイヤ・・・本当に継ぐ気なのか?」

 

ダイヤ「はい、私の人生のひとつですから。お父様とお母様そのもっと前からの伝統を受け継ぐというのは」

 

黒澤父「・・・党首。大変だぞ?」

 

ダイヤ「・・・そんな事百も承知です」

 

黒澤父「・・・分かった。お前が党首になるという事で話を進めておこう」

 

ダイヤ「はい!・・・それとお父様もう一つお願いがあります」

 

黒澤父「なんだ?」

 

ダイヤ「ルビィは何があっても自由にしてあげてください」

 

頭を下げる

 

黒澤父「!!!」

 

ダイヤ「ルビィにはルビィらしく生きて欲しいのです。だからルビィには私の身に何があってルビィには言わないでください」

 

黒澤父「・・・分かった約束しよう」

 

ダイヤ「ありがとうございます」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ルビィ「・・・」

 

黒澤父「だからルビィはやりたい事をやりなさい、私達は何も強制しない・・・」

 

黒澤母「家の事は任せなさいルビィ・・・」

 

ルビィ「・・・お母さん、お父さん」

黒澤父「話は終わりだ・・・」

 

ルビィ「待ってください」

 

黒澤父「ルビィ?」

 

ルビィ「・・・私。党首になります」

 

黒澤父、母「!!!」

 

ルビィ「お姉ちゃんがやろうとした事はルビィがやってみせる!!」

 

黒澤父「・・・本気で言ってるのか?」

 

ルビィ「・・・私は!本気だよ!」

 

黒澤父「お前に出来るのか?」

 

黒澤父はルビィを睨んで言う

 

ルビィ「やってみせます!」

 

ルビィは黒澤父を見て言う

 

黒澤父「・・・ルビィ、これからは朝も稽古するぞ」

 

ルビィ「!!はい!」

 

黒澤父「それじゃあ明日からみっちりやるからな。早く寝なさい」

 

ルビィ「はい!おやすみなさい!」

 

ガラガラ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黒澤母「・・・驚きましたね」

 

黒澤父「ああ、まさかルビィが自分から言うとはな・・・ふっ成長したものだな」

 

黒澤母「ええ・・・」

 

黒澤父「・・・(ダイヤ、予想してたんだな。ルビィが党首になりたいって言い出すことを。ふふ凄い姉妹だよ本当に)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ルビィ部屋

 

 

ルビィ「・・・やりたい事やるよ!家の事も!自分の事もやり遂げてみせる!だからみててね!お姉ちゃん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数年後。ルビィが党首となり、黒澤家の事を大きく変えて初めて変えた党首と呼ばれる事となる。そしてその指にはいつもダイヤモンドがはめられていたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

残り3人



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

松浦 果南(海のように深く強い少女)

ある少女は家に戻ってきていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ただいま!」

 

「おお!お帰り。ちゃんとダイヤちゃんからメッセージ受け取ったか?」

 

「・・・うん、全員でのメッセージは受けとったよ」

 

「全員でのメッセージか・・・もしかして個人メッセージもあるのか?」

 

「うん・・・」

 

「そっかぁ・・・ははは、ダイヤちゃんらしいなぁ」

 

「・・・うん、私もそう思う」

 

「場所は分かってるのか?」

 

「・・・うん、分かってる」

 

「そうか・・・行くのか?」

 

「うん、みんなも行ってるだろうし」

 

「・・・今どんな気持ちだ?」

 

「・・・辛いよ凄く凄く・・・でも聞かないと前に進めないから」

 

「そうか・・・いってらっしゃい」

 

ガチャ

 

「・・・別れか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハッハッハッハッ

 

少女は走ってある場所に向かう

 

「・・・」

 

バスも使う事なく自分の足で向かっていた

 

「・・・」

 

走り続ける

 

「・・・」

 

そして、浦の星の校門前まで行く

 

「・・・来たねここに・・・」

 

そして中に入っていく

 

「・・・ふふ、なんか変な感じだね。昨日卒業したばかりなのに」

 

そう言ってある場所に向かう

 

「・・・」

 

そしてその場所に着く

 

その場所はスクールアイド部と書かれていた

 

「・・・残ってるね。綺麗に本当は全て片付けて出ようと思ったんだけどダイヤの所に行くために片付けてられなかったんだよね」

 

そう言って部屋に入る

 

「・・・私にとってこの場所は思い出の場所で、終わりの場所で・・・再出発の場所だった」

 

そう言って文字が消えかかっているボードを触る

 

私、スクールアイドル辞めようと思う

 

「・・・」

 

これ以上続けても意味がない

 

「・・・ああ、なんであの時あんなに強く言っちゃたんだろうね。私のせいで3人が一緒に入れなくなったのに」

 

少し涙を流す

 

「・・・それでも鞠莉は気づいてくれた・・・2年もかかったけど」

 

何、急に呼び出して

 

いい加減話をつけようと思って

 

「・・・あの時の鞠莉のビンタは人生で一番痛くて。想いがこもってて。何より鞠莉の気持ちが改めて分かった」

 

パシン!!!!!!!!

 

!?

 

私が**を想う気持ちを甘く見ないで!!!

 

・・・だったら早く言ってよ!負けられないだとかリベンジとかじゃなくて!!

 

だよね・・・

 

頰を差し出す

 

・・・ハグ・・・しよ?

 

 

「・・・本当に鞠莉には迷惑かけたしかけてもらったなぁ」

 

そう言って椅子に座る

 

「・・・さてと。メッセージはどこにあるのかな」

 

部室を探す

 

「・・・う〜ん。見える所には無いのかな」

 

辺りを見回す

 

「・・・だったらこのボードの裏かな」

 

ボードの裏をみる

 

「・・・ここかぁ」

 

ボードの裏に予想していた通りタブレットが入っている箱がある

 

「・・・成る程ね、なんとなくタブレットとかだろうと予測はしていたけどその通りだったね」

 

箱を開けてタブレットの電源をつける

 

「・・・どんなメッセージなのかな」

 

そう言って写真のフォルダーを開けて動画を再生する

 

ダイヤ《・・・》

 

「・・・」

 

ダイヤ《・・・この動画を見ているという事は響羽さんの話を聞いたという事ですね》

 

「・・・うん、そうだよ」

 

ダイヤ《よくぞ見つけてくれました!果南さん!」

 

果南「うん!ダイヤ!」

 

ダイヤ《・・・まずは果南さん卒業おめでとうございます》

 

果南「ふふ、ありがとう」

 

ダイヤ《果南さんは学校を休学していたり勉強の面でも少し心配だったのでちゃんと卒業できて進学できてよかったです》

 

果南「・・・あはは、鞠莉やダイヤみたいには勉強出来ないからね」

 

ダイヤ《・・・果南さん。貴方は友達・・・いや、親友として一番他の誰よりも昔から一緒にいる時間が長かったですよね、鞠莉さんに会う前からも果南さんとは色々しましたよね》

 

果南「・・・そうだね、ダイヤはずっと私の後ろに隠れてたもんね」

 

ダイヤ《・・・あの頃は果南さんの後ろにずっと隠れてた気がします。今もそうですが勇敢でかっこよくてみんなの憧れの存在でしたよね》

 

果南「・・・そんな事ないよ、ダイヤは昔から習い事をいっぱいやってて。字も綺麗だったしピアノもお琴も・・・」

 

ダイヤ《・・・今思えば私と果南さんって出来ることが正反対でしたよね。果南さんが運動系が得意なように私は文芸が得意でしたし》

 

果南「・・・でも、ダイヤには運動神経もあった。それに比べて私は字は汚いしピアノも弾けない、お琴なんてもってのほか。だからダイヤは凄かったんだよ?」

 

ダイヤ《それに果南さんには安心させてくれる何かがあるのです。それに私や鞠莉さんは何度救われてきたことか・・・急に「ハグしよ!」って言ってきた時はびっくりしましたけどね》

 

果南「・・・ハグ・・・」

 

ダイヤ《急にハグするようになりましたよね?あの時は意味がよく分かっていませんでしたが今ならばよく分かります。あのハグは人と人を繋ぐものであり分かち合うため、そして何よりお互いの勇気を出すためでもあった》

 

果南「・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

果南「ううう」

 

果南は泣いていた

 

松浦母「どうしたの?果南」

 

果南「クラスの子と喧嘩しちゃったの」

 

松浦母「・・・そっか、果南!おいで」

 

果南「!!!」

 

松浦母「果南」

 

果南は母に抱きつく

 

果南「怖いよ・・・ちゃんと仲直り出来るかな」

 

泣きながら言う

 

松浦母「出来るよ・・・それに果南覚えておいて。これはハグって言うのよ」

 

果南「ハグ?」

 

松浦母「そう、ハグ。喧嘩してるんでしょ?まずは相手にちゃんと謝ってハグをしてあげて、そしたら相手は必ず分かってくれる。それと不安な時や悲しい時。嬉しい時もハグをしてあげて?幸せになれるから」

 

果南「うん!分かった!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

果南「お母さん・・・」

 

ダイヤ《・・・果南さんのハグに何度救われたか。あのハグが私にとってとても大事なものでしたわ》

 

果南「・・・ダイヤ」

 

ダイヤ《だからありがとう、果南さん本当に一緒に居てくれて》

 

果南「うん、お安い御用だよ」

 

ダイヤ《・・・そしてもう一つ。果南さんあの時の話を聞いてくれてありがとうございました》

 

果南「!!!」

 

ダイヤ《あの時の話を聞いてくれて本当に助かりました。聞いてくれてなかったら今頃Aqoursをはどうなっていたか》

 

果南「・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Aqoursが9人になる1日前

 

スクールアイドル部

 

ダイヤ「・・・」

 

ガラガラ

 

果南「・・・」

 

ダイヤ「きてくれたんですね」

 

果南「・・・珍しいねダイヤが私を呼び出すなんて」

 

ダイヤ「たしかにそうですわね」

 

果南「それで、どうしたの?」

 

ダイヤ「・・・果南さん、私達も前を向きませんか?」

 

果南「!!!」

 

ダイヤ「・・・果南さんの気持ちも分かりますけど、鞠莉さんの気持ちもあるでしょ?」

 

果南「・・・」

 

ダイヤ「もう一度頑張ってみませんか?そして向き合っていきませんか?」

 

果南「・・・話だけは聞くよ」

 

ダイヤ「ありがとうございます。果南さん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダイヤ《・・・本当にありがとう果南さん》

 

果南「・・・」

 

涙を流しながら聞く

 

ダイヤ《・・・そして。最後に果南さんにはどうしてもお願いしたい事があります》

 

果南「!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

果南「・・・」

 

果南はダイヤからのメッセージを見終わり。部室の片付けをしていた

 

果南「・・・よいしょ、あとはこれを外に出したから終わりだね」

 

それを外に運び部室はすごく綺麗になる

 

果南「・・・色々あったのに全部無くなってるから寂しいね」

 

そして外から言う

 

果南「ありがとうございました!」

 

頭を下げる

 

そして上のスクールアイドル部の看板を取る

 

果南「・・・行こっか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして学校を後にする

 

果南「・・・さてと。私達はダイヤに頼まれた事をやらないとね」

 

プルプルプルプルプル

 

果南「・・・ふふふ、鞠莉のメッセージの中にもあったのかな」

 

そして鞠莉との電話繋げる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダイヤ!ありがとうね。私はダイヤと居ることが出来て本当に幸せだったよ。あとは任せてね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

残り2人

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

高海 千歌(輝きを追い続けた少女)

 

 

 

 

 

・・・

 

「・・・」

 

ある少女は最後まで動かなかった

 

「・・・」

 

とにかく立ち止まっていたのだ

 

「・・・」

 

動こうとしても動かない

 

「・・・っつ!!」

 

既にヘリがここにとまってから数時間が経過していた

 

「・・・」

 

既に昼が過ぎており少し日が傾き始めていたのであった

 

「・・・!!」

 

少女は無理やり動こうとしていた、まるで何かに掴まれているかのように動かないが頑張って

 

「・・・行かなきゃ」

 

少女は走り出した。ある場所に向かって

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハァハァハァハァハァハァ」

 

一度も止まる事なく走りつづける

 

「ハァハァハァハァハァハァ」

 

走ってる顔は誰が見ても悲しいんでいるそう思えるほどだった

 

「・・・分からないよ!もう何も、何もかも」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらく走ってようやく浦の星に着く

 

「ハァハァハァハァハァハァ」

 

校門が空いている

 

「・・・誰か来ているの?」

 

そう言って中に入っていく

 

「・・・静かだね」

 

そう言って教室を過ぎていく

 

「・・・」

 

ある少女はある部屋の前に来ていた

 

「・・・」

 

ガチャ!

 

少女はその扉を開ける

 

「・・・久しぶりに来た・・・生徒会室」

 

浦の星の生徒会室は当時のから何も変わっていなかった。それどころかダイヤが入院し始めてから全く変わっていないのだった

 

「・・・変わらないね」

 

辺りを見渡す

 

「・・・」

 

ダイヤが座っていた机は綺麗に片付けてあるのだった

 

「・・・誰かが片付けたのかな?」

 

少し前までは書類が沢山置かれていたが今は無くなっていた

 

「・・・!!」

 

そんな中少女は机に置かれていた二つの物に気がつく

 

「・・・これは箱と・・・紙飛行機?」

 

タブレットが入っている箱と紙飛行機を見つける

 

「・・・もしかしてこの箱は」

 

箱を開ける

 

「・・・!!これかな」

 

タブレットを取り出して電源を入れる

 

「・・・ダイヤちゃんは動画を残してくれてたんだね」

 

そう言って動画を再生する

 

ダイヤ《・・・》

 

「ダイヤちゃん!!」

 

ダイヤ《・・・この動画を見ているという事は響羽さんの話を聞いたという事ですね》

 

「・・・うん」

 

ダイヤ《よくぞ見つけてくれました!千歌さん!》

 

千歌「うん!ダイヤちゃん!」

 

ダイヤ《千歌さんには色々話があります。よく聞いてくださいね》

 

千歌「・・・」

 

ダイヤ《その前に・・・千歌さん進学おめでとうございます!沼津の学校に行っても頑張ってください!》

 

千歌「うん!」

 

ダイヤ《・・・千歌さんが高校を出たら何をなるか凄く気になりますが聞く前に私は・・・すいません》

 

千歌「謝る事なんてないよ!ダイヤちゃんは自分の命を生き抜いたんだから!」

 

ダイヤ《・・・どんな事でも私は応援してます!頑張ってくださいね!》

 

千歌「・・・うん」

 

ダイヤ《さて、千歌さんまず一つ貴方に謝りたい事があります》

 

千歌「謝りたい事?」

 

ダイヤ《・・・千歌さんが初めて私にスクールアイドル部を作りたいと言ってきた時ありましたよね?》

 

千歌「!!!」

 

私が生徒会長である限り、スクールアイドル部は認めないからです!!!!!!

 

千歌「・・・」

 

ダイヤ《本当にごめんなさい》

 

頭を下げる

 

千歌「!!!」

 

ダイヤ《・・・本当は貴方の活動をすぐに認めてあげたかった。けれど私は認めなかった》

 

千歌「そ、それは!?ダイヤなりに私達を心配してくれた結果じゃ無いですか!!それに人数も足りてなかったし」

 

ダイヤ《・・・聞いたことあると思いますが千歌さん達の他にもスクールアイドル部を作ろうとしている人が居ましたわ。その時も千歌さん達と同じ態度で反対、認めないと言いました・・・そしたらそれきり来なくなりました・・・その時私は誰かに反対されたからと言って諦めるのかと思ってしまっていました。最低ですよね?》

 

千歌「・・・」

 

ダイヤ《・・・ある程度私が反対するとしばらくスクールアイドル部を作りたい人は出てきませんでしたわ・・・そんな中一年前に貴方が現れました》

 

千歌「ダイヤちゃん・・・」

 

ダイヤ《始めは貴方達も今までと同じなんだなと思っていました失礼ながら・・・けれど貴方は違った人数すら足りていなくてもここに私の元に尋ね続けた》

 

千歌「・・・」

 

千歌は泣いていた

 

ダイヤ《・・・私は嬉しかった。そしてそれと同時に期待をしました。貴方ならと・・・だから私は貴方達の活動を認めました。認めましたは上からですね》

 

千歌「上からとかどうでもいい!どうでもいいよ・・・・」

 

ダイヤ《・・・そして裏から応援しようと決めました。Aqoursを海辺に書いたものそのためです》

 

千歌「ダイヤちゃん」

 

ダイヤ《そして千歌さん、曜さん、梨子さん、花丸さん、善子さん、ルビィが東京に行った時。すごく心配していました・・・けれど貴方達は無事に帰ってきた本当に安心しましたわ・・・けれど貴方は悩んでいた》

 

千歌「え?」

 

ダイヤ《・・・帰ってきた日、他の人が気づいていたかは分からないですが私は貴方の事が悩んでいる事に気付きました》

 

千歌「・・・」

 

ダイヤ《・・・私は声をかけるべきだと思ったのに貴方に声をかけられませんでした。そしてルビィから東京での話を詳しく聞いた後、怖くなりました。千歌さんは大丈夫なのかと》

 

ダイヤは瞳に涙をためていう

 

千歌「・・・」

 

ダイヤ《・・・数日後、千歌さんが元気になっていて安心しました。あの時は力になれず本当にすいませんでした》

 

千歌「・・・ダイヤちゃん」

 

ダイヤ《そして、貴方達が前を向こうとしている中、果南さんが学校に復帰しましたわね》

 

千歌「・・・そうだね」

 

ダイヤ《そして。あの時3年生の教室で鞠莉さんと果南さんが揉めている時千歌さんが来て、止めてくれましたよね》

 

千歌「・・・あはは、無理やりだったけどね」

 

いい加減にしろーーーーーーーーー!

 

千歌「・・・」

 

ダイヤ《・・・その後部室で皆さんに色々話しをして鞠莉さんにも真実を話すことができて本当に良かったです。部室と私の家での話がなければ果南さんと鞠莉さんは仲直り出来ていなかったでしょう・・・だから本当にありがとうございます》

 

千歌「・・・私は何もしてないよ」

 

ダイヤ《・・・そしてAqoursは9人になった、あの時は本当に嬉しかった。そして2年かかってやっとあの曲を歌えてよかったですわ!!》

 

千歌「うん、確か未熟DREAMERは3人で考えた曲なんですよね」

 

ダイヤ《あの曲は3人で考えた曲であり東京のライブで歌うつもりでした。けれど歌う事は出来なかった》

 

千歌「・・・」

 

ダイヤ《あの時に私の夢の一つは叶ったのです。もう諦めていた事でした・・・だから本当に嬉しかった》

 

涙を流す

 

千歌「ダイヤちゃん・・・」

 

ダイヤ《・・・それからずっと幸せな日でした。北海道から帰って来るまでは》

 

千歌「・・・」

 

ダイヤ《しばらく、私は皆さんに隠してしまいました。心配させたくなかったから、そしてほおっておいても治るそう思っていたからです》

 

千歌「・・・」

 

ダイヤ《その事に関しては本当に迷惑をかけたと思っています。特に千歌さんと果南さんには・・・病気を分かっていたわけではない思いますが何か異変は感じていたのでしょう?」

 

千歌「・・・」

 

ダイヤ《・・・ごめんなさい話すことが出来なくて。本当に本当に》

 

千歌「ダイヤちゃんは!ダイヤちゃんは!悪くない!悪くないよ・・・私だってダイヤちゃんの立場だったらそうする思うし・・・」

 

ダイヤ《・・・さてと、千歌さん千歌さんにお願いがあります》

 

千歌「・・・」

 

ダイヤ《自分を見失わないで下さい》

 

千歌「・・・」

 

ダイヤ《貴方は自分が思っている以上に責任感が強く自分を責める人です。でも大丈夫、今回の私の件貴方は悪くないだから責任なんて感じないで下さい》

 

笑顔で言う

 

千歌「・・・」

 

ダイヤ《・・・千歌さんは前を向いて向き続けて輝きを見つけてください》

 

千歌「・・・輝き。そんなの」

 

ダイヤ《あります!絶対に!ない事なんてない!!だからだから!》

 

涙が流れる

 

千歌「・・・」

 

ダイヤ《掴めます!千歌さんなら!千歌さんは掴むんです!輝きを絶対に!!》

 

千歌「・・・ダ・・・イ・・・ヤさん」

 

涙が流れる

 

ダイヤ《最後に・・・私は・・・千歌さんの事を大好きでした、本当にありがとう千歌さん!》

 

千歌「・・・」

 

ダイヤ《・・・私は空から千歌さんの事を応援してます。黒澤 ダイヤでした》

 

 

千歌「・・・」

 

 

動画が終わる

 

千歌「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぉぁぁぁぁぁぁぁダイヤちゃん!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

千歌はしばらくの間生徒会室で泣き崩れるのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガチャ

 

響羽「・・・千歌ちゃん」

 

千歌「・・・」

 

響羽「・・・色々思う事をあるとは思う、けどもう外は暗い。それに夜の学校はあまり良いことがない、湊さんも心配している」

 

千歌「・・・」

 

響羽「・・・千歌ちゃん、今は辛いと思うけど耐えるしかない・・・」

 

千歌「・・・分かってます」

 

千歌は立ち上がる

 

響羽「・・・(辛いよな気持ちはよく分かるけどここで立ち止まっていても何も始まらない・・・だから。今は耐えるんだ千歌ちゃん)」

 

千歌「・・・」

 

この時に千歌は何故か机に置いてあった紙飛行機を手に取る

 

響羽「・・・行こうか」

 

千歌「・・・はい、響羽さん」

 

ガチャ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紙飛行機を持って帰ったのは偶然かそれとも運命なのか。

その数日後に紙飛行機が千歌を学校に導くことになる事になる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

浦の星女学院

 

 

千歌「ハァハァハァ。歌えた」

 

梨子「歌えたね」

 

果南「・・・うんそうだね」

 

千歌「・・・ねぇ、何でみんないるの?」

 

鞠莉「・・・それはね。ダイヤに頼まれたの」

 

千歌「え?・・・どう言う事?」

 

果南「・・・私と鞠莉のメッセージの最後にダイヤに頼まれたの。もう一度みんなで歌ってほしいって」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鞠莉『もしもし?果南』

 

果南『鞠莉?・・・もしかしてダイヤのメッセージの話?』

 

鞠莉『!!果南も聞いたのね!』

 

果南『うん、もう一度みんなで歌ってほしいって話だよね』

 

鞠莉『ええ』

 

果南『・・・でもいいのかな。ダイヤがいないAqoursなんて』

 

鞠莉『そうね。本当は最後は9人で歌いたかった』

 

果南『うん、でもダイヤは歌って欲しいって言ったなら歌うしかないよね!』

 

鞠莉『うん、そうだね・・・みんなに連絡する?』

 

果南『そうだね』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

千歌「そんな事があったんだ・・・」

 

曜「聞かされた時はびっくりしたよ」

 

花丸「・・・マルももう一度歌いたいと思ってたから」

 

善子「・・・それに集まるって言ってたからね」

 

ルビィ「うん!」

 

鞠莉「あの電話の後。みんなに連絡したのよ今日集まろうって」

 

果南「うん」

 

千歌「・・・実は私連絡見てないんだ」

 

曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、鞠莉、果南「!!!」

 

千歌「・・・私ヘリで別れた時からスマホ一度も見てない」

 

鞠莉「!!じゃあなんで今日ここに来たの!?」

 

果南「・・・そうだよ、偶然?」

 

千歌「・・・」

 

ポケットから紙飛行機を出す

 

果南「!!それは?」

 

千歌「・・・今日、これがね私を導いてくれたんだ」

 

曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、鞠莉、果南「!!!」

 

千歌「・・・紙飛行機が飛んで。浦の星に私を連れて行ってくれた」

 

曜「・・・それ、どこで手に入れたの?」

 

千歌「生徒会室」

 

曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、鞠莉、果南「!!!」

 

鞠莉「・・・本当にダイヤは」

 

果南「ダイヤの力なのかな?」

 

千歌「・・・そうだね、きっと」

 

紙飛行機を見つめる

 

千歌「・・・ありがとう」

 

そう言って紙飛行機を飛ばす

 

そして空に向かって叫ぶ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

千歌「ダイヤちゃん!!!見つけたよ!!輝きを!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ありがとうダイヤちゃん!私は見つけられたよ!輝きを!

ダイヤモンドのようでずっと消えない輝きを!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 







































次回最終回 黒澤 ダイヤ(ダイヤモンドのような少女)


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

黒澤 ダイヤ(ダイヤモンドのような少女)

遂に最終回となります。
いつもいつも本当にありがとうございます。
ダイヤモンドの輝きの果てにを見てくださっている方にお願いがあります。
今回の話が終わったら私の活動報告を見てください、活動報告にこれからの事を全て掲載します。

それではどうぞ


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西木野総合病院

 

 

ダイヤ「・・・響羽さん」

 

響羽「ん?なんだ?」

 

ダイヤ「もう一つ頼みたい事があります」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

これは彼女達の最後の話

 

あの日から5年後

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西木野総合病院

 

真姫「・・・」

 

ガラガラ

 

響羽「・・・真姫、ここに居たのか」

 

真姫「響羽!!・・・ええ」

 

響羽「この病室結局。あの日からあの子以外使ってないもんな」

 

真姫「・・・私がお父さんにお願いしてね」

 

響羽「あの時に泣きついてたもんな」

 

真姫「な、泣きついてなんか無いわよ」

 

悲しい表情になる

 

響羽「お前の気持ちは分かるぞ。俺もこの病室は・・・」

 

真姫「・・・ええ」

 

響羽「達也さんはすぐ納得してくれたし許してくれた、本当に感謝だな」

 

真姫「・・・そうね。日本一の医者が許可出してくれたからね」

 

響羽「そうだな」

 

真姫「・・・それにしても時間経つの早いわね」

 

響羽「・・・ああ、あれからもう5年か」

 

真姫、響羽「・・・」

 

ダイヤがいたベットを眺める

 

真姫「・・・さっ仕事もあるしそろそろね」

 

響羽「そうだな・・・!!そうだ」

 

真姫「響羽?」

 

響羽「真姫、俺今日あの子達に用事があるんだ」

 

真姫「?あの子達?もしかしてAqours!?」

 

響羽「ああ、ダイヤちゃんから頼まれている事があってな」

 

真姫「!!!ダイヤから頼まれている事!?」

 

響羽「ああ、5年後にと言われてたからな」

 

真姫「なんで今になって・・・」

 

響羽「・・・5年後にした理由は分からなかったけどすぐに渡さなかった理由はなんとなく分かる気がする」

 

真姫「そう・・・」

 

響羽「とはいえどこに居るかは全く分からないからな。あの子に連絡をするか」

 

真姫「あの子?」

 

響羽「ああ、今海外かもしれないから電話は通じるか分からないけどな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

浦の星女学院

 

カツンカツンカツン

 

ある女の人が浦の星女学院に訪れていた

 

カツンカツンカツン

 

「・・・」

 

ガラガラ

 

生徒会室

 

「1年ぶりだね・・・」

 

見渡して言う

 

「全く変わらないね。手入れしているからかな」

 

机の方を向かって言う

 

「今年も来たよダイヤちゃん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

千歌「もうあの時から5年だね」

 

生徒会室の椅子に座って言う

 

千歌「・・・ルビィちゃん達も20歳を超えて色々な道に進み始めたよ」

 

そう言って空を見上げて言う

 

千歌「・・・曜ちゃんは船長になるために東京で免許を取りに行った。梨子ちゃんはピアニストになるために東京で毎日頑張ってる。花丸ちゃんは小説家になるために東京に行って。善子ちゃんは旅に出て。ルビィちゃんは家を継ぐ事を決めてた。初めは凄いしんどそうだったけど少しずつ少しずつ頑張ってたよ・・・鞠莉ちゃんはイタリアで、何をやっているか詳しくは分からないけど忙しそうだよ。そして果南ちゃんはいま海外でダイビングのライセンスを取るために勉強してるんだって」

 

椅子から立ち上がる

 

千歌「・・・今はね私以外内浦には居ないよ。みんな将来のために色々な場所に行ってるから・・・私は実家を継ぐ事にしたよ、特にしたい事はなかったから・・・それに内浦には居たいと思ったから」

 

もう一度空を見上げて言う

 

千歌「・・・私はあの一年が一番輝いていたと思ってる。思い出も後悔も全部全てが・・・でも私は更なる輝きがあると思う、見つけられるか分からないけれど」

 

椅子を元の場所戻す

 

千歌「・・・ダイヤちゃん!!今年もありがとうね。また来年もくるよ」

 

そう言って扉を開ける

 

ガチャン

 

千歌「!!!」

 

曜「お!出てきたね千歌ちゃん!」

 

梨子「毎年来てるのね千歌ちゃん」

 

千歌「曜ちゃん!梨子ちゃん!!なんでここに!?」

 

曜「今日は呼ばれたんだ鞠莉ちゃんに」

 

梨子「そう、浦の星の生徒会長に来るようにって」

 

千歌「いつから来てたの?」

 

曜「千歌ちゃんが入るとかぐらいから」

 

千歌「ずっと待ってたの!?」

 

梨子「うん。邪魔したらダメだと思って」

 

千歌「曜ちゃん・・・梨子ちゃん」

 

花丸「マル達もいるズラよ!」

 

善子「・・・久しぶりね千歌」

 

千歌「花丸ちゃん!?善子ちゃん!?」

 

花丸「急に集まれって言われた時はびっくりしたけど。予定空いてたから」

 

善子「ええ、何故かこの日は空いてたのよね」

 

千歌「・・・ルビィちゃんは」

 

花丸「もうすぐ来るよ」

 

千歌「!!!」

 

「ハァハァハァ」

 

千歌「!!!ルビィちゃん!」

 

ルビィ「あ!千歌ちゃん!久しぶりだね!曜ちゃんに梨子ちゃんも」

 

曜「久しぶりだね・・・!!ルビィちゃん」

 

梨子「綺麗になったね」

 

ルビィ「・・・うんうん、お姉ちゃんに比べたらまだまだだよ」

 

千歌「・・・ルビィちゃん」

 

「あれ?もうみんな来てるの?」

 

千歌「!!果南ちゃん!!」

 

果南「・・・久しぶりだね。みんな」

 

曜「海外はどう?」

 

果南「うん、初めはね英語が中々慣れなかったから大変だったけど結構向こうにも慣れたよ」

 

千歌「・・・そうなんだ」

 

果南「それにしてもみんなが集まるのは5年ぶりだね」

 

千歌「・・・そうだね」

 

善子「果南、鞠莉は?」

 

果南「・・・一緒じゃないよ?もうすぐ来るんじゃないのかな」

 

梨子「てっきり二人は一緒に来ると」

 

「お待たせでーす!」

 

千歌、曜、梨子、ルビィ、花丸「鞠莉ちゃん!!」

 

果南、善子「鞠莉!」

 

鞠莉「みんな!よく来てくれたわね」

 

果南「・・・こっちのセリフだよ鞠莉。忙しい筈なのになんで来てるの?」

 

鞠莉「ふっふっふっ、1日くらい問題ないわ・・・」

 

千歌の方を向く

 

鞠莉「・・・本当に久しぶりだね千歌っち」

 

千歌「うん!鞠莉ちゃんも元気そうだね」

 

鞠莉「もちろんよ・・・さてと今日はみんな急に集めてごめんね」

 

善子「そうよ!私は旅の途中だったのよ!?」

 

鞠莉「sorry・・・今日みんなに集まって貰ったのはあるものを取りに行くからでーす」

 

千歌「あるものを取りに?」

 

鞠莉「うん、今日みんなを集めたのはねダイヤから受け取って欲しいものがあるからよ」

 

千歌、曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、果南「!!!」

 

鞠莉「今日の朝に響羽さんから連絡があったの」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イタリア

 

鞠莉「・・・」

 

プルプルプルプル

 

鞠莉「誰?」

 

そこには響羽さんと書かれていた

 

鞠莉「!!!珍しいですね」

 

ピ!

 

響羽『もしもし?鞠莉ちゃんか?』

 

鞠莉『・・・珍しいですね。響羽さんが電話してくるだなんて』

 

響羽『まぁ、出来ることならAqours全員にかけたいんだがあいにく君とダイヤちゃんのラインしか持ってないからね』

 

鞠莉『・・・そうだったんですか。それでどうしたんですか?』

 

響羽『あの日から5年だな』

 

鞠莉『!!!・・・そうですね』

 

響羽『その事で話がある』

 

鞠莉『成る程・・・』

 

響羽『・・・ダイヤちゃんが君たちに5年後に渡してくれと言われたものがある』

 

鞠莉『!!!』

 

響羽『今日はちょうど5年経った日だ・・・』

 

鞠莉『それは・・・どこにあるんですか?』

 

響羽『それは・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鞠莉「と、言うことがあって今日はみんなに集まって貰ったのでーす」

 

果南「という事は響羽さんが言ってるところって・・・」

 

鞠莉「ええ、ここ生徒会室よ」

 

曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、果南「!!!」

 

千歌「生徒会室に・・・何かあるの?」

 

鞠莉「ええ、隠されているみたい」

 

千歌「そうなんだ・・・」

 

果南「千歌はそういう感じのやつは見てないの?」

 

千歌「うん。出来るだけ生徒会室も物は触らないようにしてたから」

 

果南「・・・そっか」

 

善子「じゃあ。見つけ出さないといけないわね」

 

花丸「善子ちゃん。久しぶりにあれやってほしいズラ」

 

善子「あれ!?・・・ふふ仕方ないわね貴方達の前だから久しぶりに復活しようぞ!堕天使ヨハネ!」

 

千歌「懐かしいね」

 

梨子「ハァ・・・私は載せられた記憶しかないわ」

 

善子「感じます・・・ダイヤの隠された宝が眠っている場所が」

 

花丸「・・・なんかちょっとウザいズラ」

 

善子「アンタがやれっていったんでしょ!!」

 

ルビィ「あははは・・・」

 

鞠莉「さて、みんな気を取り直して探すわよ!」

 

千歌、曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、果南「おーーーー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

20分探す

 

果南「ん〜見つからないね」

 

鞠莉「そうね。こんな狭い場所なのに8人で探しても見つからないだなんて」

 

曜「・・・」

 

梨子「・・・」

 

善子「でも、あるんでしょ?きっと」

 

ルビィ「間違いないよ!」

 

花丸「・・・でも探し尽くした気がするズラ」

 

千歌「・・・ねぇ。みんな」

 

曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、果南、鞠莉「?」

 

鞠莉「どうしたの?千歌っち?」

 

千歌「・・・ひとつだけあるよ」

 

果南「え?」

 

善子「もう開けられるところは全部開けたよ」

 

千歌「うん、開けられるところは全部開けたよね」

 

鞠莉「・・・!!まさか千歌っち!」

 

千歌「うん」

 

そう言って動く

 

千歌「この金庫の中まだ見てないよね」

 

曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、果南、鞠莉「!!!」

 

果南「いやいや、そんな中は。確か代々生徒会の書類を入れてきた金庫だよ・・・昔ダイヤが言ってたし」

 

鞠莉「そうよ、それに開けるためにはパスワードがいるのよ」

 

千歌「けどここだよきっと」

 

善子「どうやって開けるのよ!パスワードも分からないのに」

 

鞠莉「・・・!!これは」

 

果南「どうしたの鞠莉?」

 

鞠莉「みんなパスワードを入れるところ見て」

 

みんなが一斉に見る

 

果南「・・・パネル?」

 

鞠莉「前まで数字しか入れられなかったのに変わってる」

 

曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、果南「!!!」

 

千歌「・・・そっかやっぱりダイヤちゃんは」

 

鞠莉「なるほど、ダイヤなら考えそうね」

 

千歌「ダイヤちゃんはパスワードを変えた。多分私達で分かるようなパスワードに」

 

果南「そんな事出来るの!?」

 

鞠莉「・・・響羽かな?」

 

善子「・・・あの人なら出来るかも」

 

ピロン

 

誰かのスマホにメールが届く

 

鞠莉「私だ・・・」

 

スマホを開く

 

鞠莉「!!」

 

果南「誰からなの?」

 

鞠莉「・・・響羽さんだ」

 

千歌、曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、果南「!!!」

 

みんなが画面をみる

 

by響羽《みんな金庫を見つけられたか?すまんな鞠莉ちゃんそれを伝えるのを忘れていた。実はな金庫を開けるにはパスワードが必要なんだ。そのパスワードは6文字、ダイヤに関する事だだから君達ならばきっと分かる。いい報告を待ってる》

 

曜「・・・パスワード」

 

果南「成る程、6文字かぁ」

 

ルビィ「お姉ちゃんに関する事」

 

千歌「・・・」

 

鞠莉「6文字だから誕生日とかでもないわね」

 

善子「・・・こういうのは苦手なのよね」

 

花丸「・・・」

 

梨子「ダイヤさんに関する事」

 

果南「6文字かぁ・・・もう少しヒント欲しかったかな」

 

ルビィ「・・・」

 

千歌「・・・私達に最後までダイヤちゃんは残してくれた・・・!!分かった」

 

曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、果南、鞠莉「えっ!!」

 

千歌「私分かったよパスワード!ぜっーーーーーーたいにこれしかない!!」

 

曜「早い!千歌ちゃん」

 

梨子「・・・」

 

ルビィ「・・・ルビィも分かったかも」

 

花丸「ルビィちゃん!?早いズラ」

 

善子「ええ、なんで分かるよ!」

 

果南「・・・私も分かったかも」

 

善子「果南も!?」

 

鞠莉「・・・成る程。そういう事ね」

 

曜「鞠莉ちゃんも!?」

 

花丸「分かってズラ!」

 

梨子「私も分かった!」

 

曜「梨子ちゃんも!?」

 

善子「花丸も!?」

 

曜「・・・あ!わかった」

 

善子「ええ!私分かってないんだけど」

 

千歌「善子ちゃん」

 

ちっさい声で善子に言う

 

善子「!!そうよ!それよ!」

 

千歌「それじゃあみんなせーので言うよ・・・せーの!」

 

千歌、曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、鞠莉、果南「ダイヤモンド!」

 

千歌「これしかないよ!」

 

果南「うん、ダイヤといえば」

 

鞠莉「ダイヤモンドよね?」

 

金庫にパスワードを打つ

 

ダ イ ヤ モ ン ド

 

カチッ

 

千歌、曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、鞠莉、果南「!!!」

 

千歌「・・・みんな開けるよ!」

 

ガチャ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その中には8個の小さな入れ物があり、その中にはダイヤモンドが入れられていた

 

曜「!!」

 

梨子「これって」

 

ルビィ「・・・お姉ちゃん」

 

花丸「き、綺麗ズラ」

 

善子「輝いてる」

 

鞠莉「・・・こんなのを用意していたなんて」

 

果南「ダイヤから最後の贈り物は」

 

千歌「ダイヤモンド!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダイヤ「私の部屋の金庫にダイヤモンドを入れておいて欲しいのです」

 

響羽「ダイヤモンド!?」

 

ダイヤ「はい、私の部屋に昔からずっと置いてあるダイヤモンドがあってそれを8個の新たに買いました。それを金庫の中に入れておいて欲しいのです」

 

響羽「みんなに渡さないのか?」

 

ダイヤ「・・・渡しますがまだその時ではない・・・そうですね。5年後に皆さんが20歳を超えて色んな道に歩みだした頃に渡してあげてくれませんか?」

 

響羽「・・・成る程、ダイヤちゃんからの最後の贈り物という事だね」

 

ダイヤ「はい。あとパスワードもいじってください。みんなが分かるパスワードに!!」

 

響羽「ああ!任せとけ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

千歌「これがダイヤちゃんからの最後の贈り物・・・」

 

鞠莉「ほんと!ダイヤらしいね」

 

果南「そうだね・・・」

 

みんながダイヤモンドも握りしめる

 

千歌「みんな!」

 

手を前に出す

 

曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、鞠莉、果南「!!!」

 

千歌「あの時はやらなかったけど今なら!」

 

曜「そうだね・・・」

 

梨子「私達は8人じゃない」

 

ルビィ「9人だよね!」

 

花丸「ダイヤさんは」

 

善子「今も生き続けてる」

 

鞠莉「私達の」

 

果南「心の中で!」

 

みんなが内側を向いて

千歌「・・・行くよ 1!」

 

曜「2!」

 

梨子「3!」

 

花丸「4!」

 

ルビィ「5!」

 

善子「6!」

 

果南「7!」

 

鞠莉「8!」

 

千歌、曜、梨子、花丸、ルビィ、善子、果南、鞠莉「9!」

 

 

 

千歌「ダイヤちゃんの分まで私達が生き抜くんだ!Aqours!!!!」

 

千歌、曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、鞠莉、果南「サーーーーンシャイーーーーーーーーーン!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鞠莉「5年ぶりね・・・」

 

果南「うん、やっぱりこれやるといいよね!」

 

千歌「うん!」

 

鞠莉「・・・さぁ、みんな行きましょう。今日はみんなでディナーでーす!」

 

果南「おっ!太っ腹だね」

 

善子「楽しみね、花丸、ルビィ」

 

花丸、ルビィ「うん!」

 

梨子「ふふふ」

 

曜「行こっか千歌ちゃん!」

 

千歌「うん!」

 

金庫を閉めようとする

 

千歌「!!」

 

すると千歌は何かを見つける

 

千歌「・・・」

 

それを手に取る、小さなメモ帳みたいだ

 

千歌「・・・」

 

裏には小さく黒澤 ダイヤと書かれていた

 

千歌「!!!」

 

開いてみる

 

もうすぐ3年生です。あと一年で高校生活も終わりです・・・でもなんでしょうかこの晴れない気持ちは。鞠莉さん早く帰ってきてください・・・私は私は・・・

 

 

新学期が始まりました。3年生になっても鞠莉は帰ってこない、果南さんも休学中、寂しいですわ。・・・ですが希望が見えたかもしれません、私は彼女達にかけるしかないかもしれません

 

 

鞠莉さん、お帰りなさい。貴方が帰ってきてくれて本当に嬉しかった。そしてあの子達が無事ライブをする事が出来て本当に良かった。きつく言ってしまって本当にごめんなさい

 

 

今日、ルビィが私に真正面から自分のやりたいことを言ってきた。ルビィ貴方には本当に迷惑をかけた・・・私の気持ちを貴方には無理やり押し付けていた。私は嬉しいですわ、ルビィの口からやりたいって聞くことができて

 

 

千歌さん達が東京から呼ばれた。私は止めるべきだったのに行かせてしまった。どうか何事もなく無事に帰ってきてください、私達みたいにならないで

 

 

千歌さん達が帰ってきました。歌えたものの 0 これからの皆さんがとっても心配です。特に千歌さんは・・・

 

 

屋上を覗くと皆さん練習している、良かった立ち直ることが出来たんですね。本当に良かった、貴方達まで折れてしまったらもう・・・

 

 

果南さんが復学しました。本当に嬉しいですわ。けれど鞠莉さんと言い合いになって、私は3人ともう一度スクールアイドルがしたいのです・・・過去を千歌さん達と鞠莉さんに話すことにしました

 

 

次の日、鞠莉さん果南さんは無事仲直りできた。そして。私もスクールアイドルに戻ることができた。皆さん。本当にありがとう。私は本当に嬉しいですわ

 

 

久しぶりに書きます。今はもう10月中頃なのに最後に書いたのは9月の初めじゃないですか・・・あの後ラブライブを目指しましたが地区予選で負けてしまった。けれど新学期が始まってもう一度目指せるとこになりました、けれど廃校が決まってしまった。どうすればどうすればいいのですか!!なにも出来ないなんて!!

 

 

鞠莉さんが説得してくれたおかげで期限を少し伸ばしてもらいました。100人、入学希望者を集めたら廃校は無くなるそのために私達は再び動き出しました。

 

 

ついに明日地区予選です。前のリベンジです!必ず突破してみせます!!それに今の私達なら大丈夫です!きっと突破出来ます!!

 

 

 

入学希望者が100人行きませんでした。浦の星は廃校が決まってしまった・・・何故なんですか!!こんなにもいい学校がなぜ!廃校にならないといけないんですか!!嫌です。絶対に嫌です。

 

 

浦の星の生徒がラブライブに優勝して学校の名前を残して欲しいと言ってくれました。本当に最高の生徒ばかりです。私達は絶対に優勝してみせます

 

 

 

Aqoursは招待されて北海道に行きました。まさかSaint Snowさんがミスをしまうとは・・・やっぱり本番はなにがあるか分かりませんね。私達も気をつけていかなければいけませんね

 

 

 

ルビィとSaint Snowの理亞さんが協力してライブをしました。本当にルビィは成長したと思いました。ありがとうルビィ。そしてSaint Snowの聖良さん理亞さんありがとうございました。

 

 

千歌「・・・」

 

ここまでで文は終わっていた その後からダイヤは病気に悩まされるようになりメモ帳にかけていなかったからである。

 

千歌「・・・ダイヤちゃん」

 

曜「おーい!千歌ちゃん行くよ!」

 

千歌「う、うん!」

 

千歌はメモ帳を机に置いて。金庫を閉めた

 

千歌「・・・ありがとうダイヤちゃん!」

 

そう言って部屋を出る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

生徒会室に風が吹きパラパラとページをめくっていく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

輝けましたか? この文をいつ見ているか分かりませんが。おそらく何年後かになっていると思います。この文を見ている頃には私は何かをやり遂げで輝けたと思います。たとえこの文を見ることがなくても最後は輝いていると思います。正直未来はどうなっているか分かりません、ですが自身の輝きが消える事はないと思います。いつまでもいつまでも。消えないものなのです。私はそうだと信じています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これはダイヤモンドのようにいつまでも輝き続けた少女の物語である

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダイヤモンドの輝きの果てに

 

 

〜fin〜

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む




評価する
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10についてはそれぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に
評価する際のガイドライン
に違反していないか確認して下さい。