幸せが詰まっていると思っていたポケットにはドラゴンマグマボトルが入ってました (ブトウイチゴジャム)
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プロローグ
プロローグ1


完全処女作です。初めてなの!優しくしてね!
'ここをもう少ししたらいい'
とか部分あったらご指摘お願いします。
感想待ってます!


「規律」

ガタ ガタ ガタ ガタ

「今日どこ寄る〜?」 「私タピオカ飲みたい!」

 

「ゲームかコンビニに行こうぜ〜!」「課金したいからコンビニで。」 「分かった、ゲーセンだな!」「話聞けよ」

 

 

学校の終わり。 生徒達によって自由な時間が得られる。

友と遊ぶ時間

勉強の復習をする時間

家族と団欒を囲む時間

 

自分はこれから何をするかクラス中で話合う。

 

「はい喋ってると終わらないぞ。」

 

教師の一言で徐々に話声が聞こえ無くなっていき、やがてシーンっと静かになる。

 

「最近不審者が増えているから皆気をつけろよ〜。それじゃあ皆さんさようなら。」

 

「「さようなr」」

 

「クロックアップ」

 

クラスの全員が帰りの言葉を言い切る前に一人だけ特撮ライダー7作目で使われる高速移動能力を呟き、光より速い速度(50m7秒台)で教室を飛び出し廊下を全速力で走る。

 

「せめて帰りの挨拶ぐらい全部言えよ加賀美…」

 

そんな疲労丸出し教師の一言を背に聞かしながら階段を二段飛ばしで降りていき、あっという間に玄関につく。そのまま上履きをロッカーに入れて靴に履き替え、校門を出る、これまでの行動に15秒。

 

「魂が燃える…!俺のマグマが迸るぅ!今の俺は…負ける気がしねぇ!」

 

今日家に届く予定である高い金払ったビルドドライバーとドラゴンマグマボトル、クローズマグマナックルの為に全速力で下校道を走る。

 

「この速度なら32分台のバスに乗れる…!今だけ俺はファイズアクセルフォームダァ!」

 

加賀美雄介は時間内に間に合わせる為にさらに速度を上げていく。

親は小さい頃に交通事故で死亡。今の生活は祖父が若い頃にうんと貯めたお金で毎月援助して貰っているが、毎月お金を貰う時に生活費以上にくれるので趣味やゲームに使わせてもらっている。

そんな感じで3カ月貯めて買ったクローズマグマ。そして5ヶ月前に友人から譲ってもらったRewrite。これだけで加賀美を動かすには充分であった。

 

 

 

「おしっ、なんとか間に合ったか…。」

 

クロックアップ&アクセルフォーム(バス停まで10分かかる)を使ってギリギリ間に合い、バスに入っていく。

 

(ぬああああああああああん、疲れたもぉぉぉぉ…ん?)

 

バスを何気なく見渡すと、奥には自分の子をあやかす母親。早めに会社が終わりスマホゲームをする人。買い物終わりの老人夫婦。きゃっきゃっと2人で話合うJK。

そんな中で…

「う……ぐぅ…ふぅ……ぎぎぎ…」

 

気味の悪い声を出しながら頭を抑えるいかにも怪しい中年ガリおっさん。

 

(うへぇぇ…エロ同人誌に出てきそうな奴だなぁ。完全に障害者とかじゃないし、薬でも決めてんのかよ…)

 

他の人も今の気味の悪い声に気付いたか、声の音源であるおっさんを見て少々嫌そうな顔をしていた。JKなんか「なにあのおっさん不気味…」なんて言われる始末。

不気味感を感じながら疲れきった体を動かし近くにあったイスにゆっくりと座る。

 

(急に体動かしたら眠くなってきたな…少しスヤァするか)

 

疲れと実によいバスの寝心地に加賀美は眠気に襲われ、そのまま目を閉じて深い眠りについていった。

 

 

 

 

 

 

 

「…きろ!起きろ!ゴミ野郎!」

 

「ファ……?」

 

加賀美がゆっくりと目を開けると寝る直前に見た、気味が悪いおっさんが口から涎を垂らしながらナイフをこちらに向けている光景が広がった。

 

「は…ナイフ…?」

 

ようやく自分が生命の危機に遭ってる事に気付く。

 

「ってうぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」

 

「五月蝿え、黙れ!殺されてぇか!?」

 

「滅相もございません!」

 

「いいか、騒ぐんじゃねえぞ!」

 

男はゆっくりと広間に戻っていき、

 

「誰か一人でも妙に動いたら全員殺すぞ!?いいなぁ!絶対に妙な事すんなよ!」

 

と宣言してから運転手に近づいて

 

「今すぐに1億用意しろと連絡しろ、早く!」

 

「は、はいぃぃ!」

 

(クッソ!先生が言ってことってこういうことかよ!なんでこんな目に…)

 

なぜ自分がこんな事に

 

そんなことしか頭に回らなかった。今頃自分はバズを降りて家についてるはずだったが、今はこんな目に遭ってる。他の人達は怯えるもの、なぜ自分がと泣くものがいた。

 

(何とかならないのかよ…!)

 

必死に解決策を考えてもなに一つ思い浮かず、ただ時間だけが過ぎていく。男が待っている時間が飽きたのか席をぶらつきはじめ、客をじっくりと見る。そして最初にターゲットにされたのが

 

「へへっ良い女じゃねえか…ひひっ」

 

「キャッ!?」

 

2人のうちの1人が髪を掴まれ、広間に連れて行かれ服を思っきり破りその体を晒した。

 

「ヒッ……!?」

 

「やめて!ほむらちゃんに酷いことしないで!!」

 

「今すぐ彼女を離せ!」

 

これから何を行われるか悟った友人と正義感で動いて社会人が"やめろ"と叫ぶが

 

「ああっ!?殺されてぇか!?」

 

「うっ…」「くっ…」

 

男がナイフを向けて脅しをかけ、2人を黙らせる。

 

(勝手に喋んなよ!動けなくなるだろうが…!)

 

これのせいで2人はマークされ動けなくなってしまった。

 

全員で飛び掛かれはワンチャンいけると思ったが人員を減らされてしまった。

 

(他に動けるやつは…?)

 

母親は泣く子供を守っているし、老人夫婦は動けそうにも無い、運転手はまだ喋っているのか電話を必死に使っている。

 

(あかん、俺しかおらん!)

 

今動けるのは自分だけ、なんて分かってはいるが迂闊に動いたら命が危ない、でも動かないと少女がその清潔を汚してしまう。

 

(誰でもいいから動けよ…!そしたら俺も手伝うから…)

 

だが時間だけは無情に過ぎていき

 

「おら、スカートは自分で脱げ!出ないと殺すぞ!」

 

「うっ…あぅ…」

 

(誰か動けよ…動けって!)

 

誰も動かない、自分も動かない、ただ少女が悲惨な目にあうのを見てるだけ。

ついに少女がスカートに手を掛け、男が卑しい笑みを浮かべる。

動けるのは自分だけ、動いたら命は無い、少女が犯される、自らの命か少女か、加賀美は未だ悩んでる、時間はほんの少し。

 

(クソ…クソ…クソ!)

 

 

「……て」

 

(えっ…?)

 

試行錯誤してる中そんな声が小さく聴こえてきた。

今この子はなんて…?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「誰か助けて…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次転生ですね。原作はもう少し後になりそうですねほむらちゃんかわいいぺろぺろしたい。(暁美ほむら推し)


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プロローグ2

MIX大転生。
ガッシャァン!レベルアップ!


(えっ…?)

試行錯誤をしている中、ふとそんな声が聞こえた。

 

 

 

「誰か助けて…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うぉぉぉぉぉりゃぁぁぁぁ!!」

 

その一言で加賀美を動かすのは簡単だった。

 

「マイティキックゥゥ!」

 

「がぁぁぁ!?」

 

速攻で広間まで行き、そのまま全力ジャンプ蹴りを男に食らわす。

男は予期せぬ急襲に驚きながら吹っ飛ぶ。

 

「えっ…?」

 

少女も思っていなかった助けに驚いた。

 

「後ろに逃げろ!!早く!」

 

少女は驚きながら指示通り後ろへ後退する。

 

(ああ〜やらかしたぁ〜完全に!あんな事言われたら助けなくなるじゃ…)

 

ブスッ

 

あれ…?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「な…!?」

 

「くくくっっ…」

 

男の行動は早かった。

吹き飛ばされた直後にすぐ起き上がり、自分に対して蹴った少年にナイフを躊躇いなく刺した。

 

「ひひっ!テメエが悪いだぜぇ!!??」

 

「がっ…!」

 

加賀美は男の事を甘く見ていた。このバスジャック犯、かなりキメており体が暴走している。それ故に早く行動に移せたのだった。

 

(完全に油断していた…、ぐっ…いてぇよ畜生いてぇよ!)

 

男が勝ち誇ったかの様にニヤニヤとこちらを見て来る。

その顔が異常なくらい腹に立つ。

 

(あぁ痛いよ、クッソ痛いよ。テメエの勝ちだよ。だけどよぉ…こんな刃物で死ぬぐらいならなぁ…最後ぐらいかっこよく…)

 

不思議と体に力が溢れでる。

男が刺している手をこれでもかというぐらいに掴み、もう片方の手に力を込めた。

 

「なぁ!?」

 

(多分これ死ぬなぁ…気絶ぐらい取れたらええなぁ…)

 

そんな希望を胸に抱き、声を振り絞って

 

「最期の一発くれてやるよ、オラァ!」

 

 

崩れていく体を奮い立たせ、全ての力が詰まった凄まじき拳を顔面に振り上げた。

 

「ぐべっ!!?」

 

最期に見た光景は男が自らの拳で先程の蹴りより多く吹き飛び、そのままピクリピクリしながら動かなくなった。

 

(あぁ…結局チェリーボーイのまま死んじまったなぁ…)

 

そんなどうでもいい事を頭の片隅に置きながら意識を闇に引き摺られた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???

 

 

 

「あ…?」

 

加賀美雄介が目を覚ますとその場所は暗くなっており、なにも見えず、体は宙に浮いていた。

 

「ここどこ?地獄?天国?それとも無とか?まぁ死んだ事は確かだろうなぁ…」

 

ハッキリと覚えている。

 

少女を守る為にキック

ナイフに刺される

おっさんぶん殴って気絶

 

これだけ記憶してれば自分が死んだ証拠は充分だろう。少女は無事だろうか、あの時おっさんがまた起き上がって襲ったりしてないだろうか、色々と思うところはあるが…

 

「これで全員死んだら俺の責任だな…」

 

「その心配は要らないわ」

 

「ファ!?」

 

誰もいないはずだと思っていた空間から突然クールな女声が聞こえていき、加賀美はビックリした。

 

(危ねぇ…あともう少しで放送禁止用語<意味深>言うところだった…

いや、そんなことより!)

 

「お前は誰だ!」

 

「貴方の中の貴方よ。」

 

「は?」「冗談よ」

 

(本当にだれだよ……)

 

少々呆れながらもちゃんとした答えを聞く為、渋々もう一度聞いた

 

「で、誰ですか?」

 

「そうね…貴方のところでいった神よ。」

 

「………(こいつも薬決めてんのかよ)」

 

「そんなもの使ったことがないわ。」

 

「WAHT!?なぜ分かったし!?」

 

「言ったでしょう?貴方のところでいった神と。」

 

自分の考えを見透かされた事や、急にクールな女声が聞こえるやら、バスジャック犯に遭遇されるやら、今日はずっと驚かされてるばっかだ。そしてふと疑問が浮かんだ。

 

「ん?待って考えた事が分かるなら先程の放送禁止用語も…?」

 

「えぇ。貴方が大声で女性器の名前を言おうしたり、男性器を口に含む行i…「はいぃ、神さまですね!まごう事なき神さまですね!分かったからその声(暁美ほむら似)でそれ以上言わないデェェ!」…分かったわ。」

 

ダメだ!この神さまの目の前で迂闊な事を思うと読み取られてしまう!!普通な思考で動かなければ…。

 

「4545?貴方、とんでもない変態ね。」

 

「ちょっ!?なにいっとんじゃァァァァァァァァ!!」

 

「うるさいわね…黙れないのかしら?」

 

「こいつ…!」

 

あんたが元凶だよ…神さま…。

 

「じゃあ話を戻すけど、ここどこ?天国?地獄?無?」

 

「ゆるく言ってしまったら天国であってるわ。」

 

「はぇ〜ここが天国ですか…なにも見えませんよ隊長?」

 

「あぁ御免なさいね、光をつけていなかったわ。」

 

その声がするとその場所に灯りがついていき、先程の暗い場所から

眩しい場所に一瞬で変わった。そしてどこから来たか分からない光の粒が一つに集まっていき、やがて姿を現した。

 

「いや、完全にワンピースほむらじゃねぇか!!!」

 

「黙りなさい。」

 

「あっ、はい」

 

声どころか姿までほむらとか…可愛いなぁ…ルチアの次に好きなんだよなぁ〜ほむらちゃん。

 

「気持ち悪いわ、そんなムラムラした考えをやめて頂戴」

 

「いや可愛いと思っただけでムラムラしたと思ってんじゃぁねぇ!」

 

「はぁ…これだから変態は…」

 

「特大ブーメラァァァァァァァァン!!それはアンタだろうがァ!」

 

「そんな事言って、どうせ犯すつもりでしょ!?エロ同人誌みたいに!」

 

「するかァァァァァァァァ!」

 

閑話休題

 

 

 

「こんなのが神さまとか…まだ自称神の方が緩いわ…」

 

「全くね。」

 

「ごがぁぁぁぁぁぁぁぁ…」

 

この会話だけで体力の8割削れたぞ…こんなのがほむらちゃんなんて…

思いたくもない…

 

「話を戻すわね?」

 

「了解しやしたよ…」

 

「貴方には異世界に転生して貰うわ。」

 

「超光速テンポやめろ」

 

うん、話の流れが読めん。

 

「なんで俺なの??」

 

「理由はそうね…あの子を守ったから、とでも言っておくわ。」

 

「マジですか…未だに全然分からん」

 

どっかの通りすがりなら大体わかるかな?

 

「それと追加でなんでも好きな物をその世界に持って行っていいわよ」

 

「マジかよ異世界さまさまだな」

 

なるほど大体わかった、つまるどころ異世界にビルドドライバーとかドラゴ(以下略)を持って行っていい事か。

分からなかったことが5秒で分かったよ、ヤッタネホムラチャン!

 

「持ち物は(以下略)ね。それで?異世界はどこにするのかしら?」

 

………ゑ?

 

「だからどこの世界にするの?漫画・ゲーム・アニメ、どこでもいいわよ」

 

「えっと…つまりRewriteの世界に行けるという事っすか…?」

 

「世界はRewrite、持ち物は(以下略)ね。」

 

えっちょあのおま…

 

「それじゃあ行ってらしゃい。貴方の次の人生に祝福があらんことを」

 

そう言い放つと神さまは手を加賀美の体に合わせて、足元に魔方陣の様な物を作成した。

 

「えっちょ待てくだs」

 

 

状況が理解出来ぬまま体が先程の魔方陣に引っ張られていく。

ちょっと待てェェ!?まだ分からんところがぁぁぁ…

 

「じゃあね。中々に楽しめたわ」

 

その一言を最後に目の前が光に包まれいく、こうして一人の少年が異世界に転生されていったのであった…

 

 

 

 

 

 

 

おまけ

 

 

 

「やるべき事もしたし、帰りましょ」

 

神さまがあるべき場所に帰ろうとし…ふと違和感に気づく。

 

「そこにいるのは誰かしら?」

 

………

 

どこからともなく現れたのは一人の男。その男は自分の体を隠す物は無く、自らのモノブロスのツノを大きくさせている。

 

「いや本当にだれよ…」

 

「フッ、俺か?俺はこの世界でお前という物を作った存在だ。」

 

「貴方…?」

 

「お前にはわかるまい。貴様の存在はスマホのキーボードから作った存在に過ぎないという事を…」

 

「………!?」

 

「さぁ一緒に交わろうではないか、エロ同人誌の様に。何故なら俺は……」

 

男は少し間を開けて…

 

「ブドウイチゴジャムだからな。」

 

 

 

終われ

 

 

 

 

 

 




自分でもバカみたいなこと書いてんなあ…


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ピロロロ……アイガッタピリィー(前奏)セッテイシュウ!

嬉しかったので体験談

わい「電車の中で出したら学生生活終わるナリ。そうだ、電車内にあるトイレ使うナリ。[トイレの中に入って]そういや電車内トイレ使うの初めてナリ、丁度ええし昨日出した処女作の情報見るナリ。えっ〜とお気に入りは〜?

お気に入り登録 9 UA←意味が分からないので教えて! 605

(歓喜のあまり)ブリブリブリブリブリュブリュブリュ…」

主は関西弁は使いません。初日でお気に入り登録されるとは思わず心底驚かされました。こんな処女作みてくれるなんてウレシイ……ウレシイ……(ネチネチ)
投稿頻度についてですが、学生の身なのでいつ投稿するかは不安定です。出来るだけ毎週出せる様に頑張ります!感想も待っています。
アンケートも二題出そうと思ってるので出来ればそちらもヨロシク。
今回は設定集です。




お気に入り登録初日で9個。UAというのが分からないけど



加賀美雄介 年齢17歳身長178cm

 

この作品の主人公。バスジャック犯に殺されて、Rewriteの世界へと転生してきた。瑚太朗とは良い仲でヨッシーノ風に言うならソウルメイトである。頭の中の思考は超ハイテンポ

 

以下のキャラはwikを元に作成。本当にありがたやありがたや〜

 

天王寺瑚太朗 年齢17歳 身長176cm

 

本来の主人公。風祭学院二年生。お調子者で人を食ったような性格をしている。知り合いや友人はそれなりに多いが親友や恋人と呼べる親密な知人はいない。青春を謳歌しようと自分なりに努力しているが成果は上がらず、焦りを覚えていた頃に「幽霊」に遭遇し、学園の魔女と呼ばれるオカルト研究会の会長に相談しにいったところオカルト研究会に所属させられることになり、そこを気の合う仲間との青春の場にしようとする。

こたこと万歳。

 

 

 

神戸小鳥 年齢17歳 身長156cm

 

本来のヒロインの一人。風祭学院二年生。瑚太朗の昔馴染みでクラスメート。元気いっぱいで小動物っぽいところもあり、瑚太朗との掛け合いはバッチリ。瑚太朗が暴走した時には「ぎゃるぱんち」等を振るうが、まったく痛くなく逆に癒し効果になる。しかし学校は休みがちで友達はほぼいない。郊外の森でよく昼寝をしている。学校を休んだ際に「緑を守ろう委員会」を押し付けられたがうまくやっており、ガーデニングの才能もあってアイドルのような扱いを受けている。瑚太朗の部屋のベランダのガーデニングも小鳥によるもので頻繁に世話をしている。

こたこと万歳。

 

 

鳳ちはや 年齢17歳 身長159cm

 

本来のヒロインの一人。転校生で瑚太朗たちのクラスに編入する。執事として鳳咲夜をたまに連れている。オカ研部長の千里朱音とは以前からの知り合いで、瑚太郎に誘われること無く所属している。

初対面時に木に引っかかってたところを瑚太朗に下着を見られたりそれをネタにからかわれたりしたことが原因で瑚太朗に対するあたりは初めのうちはあまり良くないが、基本的に天然でお人好し。手続きで間違えて咲夜の情報で制服を発注してしまったため風祭学園の制服ではなく以前の学校の制服を着たまま過ごしているなどドジっ娘でもある。

 

 

千里朱音 年齢18歳 身長160cm

 

本来のヒロインの一人。風祭学院三年生。オカルト研究会の会長。授業にあまり出ないのに進級はしている、部員も1人で活動内容も怪しい部活なのに過剰に豪華な部室を得ているなど、独自の情報網や怪しげな権力の持ち主で「学園の魔女」とも呼ばれている。

瑚太朗が心霊現象について相談しに来たことで彼と知り合い、アンケートをさせた後に自分の部活に所属させるが超常現象否定派でオカ研の活動や瑚太朗が持ち込んでくるオカルト案件にも基本的にあまりやる気はない。

 

 

中津静流 年齢16歳 身長149cm

 

本来のヒロインの一人。風祭学院一年生。風紀委員会に所属。金髪でツインテールの少女。右目にオッドアイを隠すための眼帯をしている。これは親しい人の前でしか外さない。物語開始前に瑚太朗に困っていたところを親切に

して貰ったことがあり、その時に顔と性格を気に入っている。オカ研には瑚太朗の誘いで所属することになる。ルチアとは数少ない親友である。

 

 

此花ルチア 年齢17歳 身長167cm

 

今作でのヒロイン。風祭学院二年生。瑚太朗達のクラスの委員長。極度の潔癖症で常に手袋を付けている。かなりの巨乳の持ち主であり、瑚太朗&加賀美曰く「おっぱいが正義なら、彼女は世界のジャスティス」。

騒がしい瑚太朗や風紀を守らない生徒に鉄拳制裁を加える。常軌を逸した辛い物好きであり、学食には彼女にしか食べることができない激辛メニューがある。

 

 

 

 

 

 




次回から家が全焼します。
↑ちょっと待て何があったという方はしばらくお待ち下さい。


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始まり
1話 Are you reaey?


ハザードレベルなんか必要ねぇんだヨォ!


「はう!?」

 

さっきまでいた場所から一瞬にして綺麗な家へと光景が変わった。

 

「クォレガ異世界転生ですか…あいつらしい(^U^)」

 

まぁともあれ転生成功。そして机にはあのほむら似の神さまがくれたであろう、ビルドドライバー・ドラゴンマグマボトル・クローズマグマナックル、そして置き手紙がご親切丁寧に置いてあった。

えっ〜と、なになに?

 

超絶美少女でクールな神さまから

 

"そちらの世界で使われているお金は毎月ごとに振り込まれていく仕様にしておいたわ。それと貴方の年では学校という機関にいくのでしょう?適当に申し込んておいたから学面の方も安心しなさい。それでは良き生活を"

 

「えぇ…あの神さま凄い事してくれるなぁ〜あんな事も言っておいたけど感謝せずにはいられんなぁ〜」

 

これで生活面については大丈夫だな。問題はどの学校に行くかだな。

せっかく転生したのにRewriteの原作メンバーに会えずにいるなんて不幸過ぎる、それについてはそれこそ神頼みだ。

 

「まぁボヤ言ったってしょうがないか…。よし、これから第二の人生の舞台となる我が家を探索するか!」

 

独り言を放ち、家の探索を始めた。

 

パソコン、トイレ、広い居間、窓、食器、冷蔵庫、玄関、2階へと続く階段、風呂場。窓を開けると月が明かりを出しながら空に見える。

 

「……びっくりする位揃ってんな。」

 

これニート生活送れるじゃん、というかそんな事より更に問題がある。そう、それは…

 

「これ使えるよなぁ……?」

 

せっかくセレクトしたのに全く使えなかったら詐欺レベルだ。

ボトルを使う際にはハザードレベルという数値が高く無ければ変身することすら不可能。一般のハザードレベルは1らしいが友達がアマゾンの人のハザードレベルは初期の頃で2.4だった。俺変身出来るのか…?

 

「まぁ試せばわかるやろ…」

 

ちょっとした不安を感じながら、ビルドドライバーなどを持って家を出る事にした。靴を履きながら外に出ようとするが何か足りない物があるような…あっ

 

「鍵は!?」

 

これが無かったら一瞬にしてこの家に盗人が入り込むでしまう!

そうすれば転生1日目から宿無し無一文という最低最悪の魔王になってしまう!

「ん?なにこれ?(オートロック機能付き)」

 

玄関周りを探っていると外の世界へと続く扉に小さく文字が書いってあった。

よしっ、これなら盗っ人もコンじゃろ。

 

「それじゃあ…行ってきます!」

 

誰もいない家に声を出してそのまま扉を開けるそして無限に広がる空の下を走り出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここら辺でいいかな?」

 

町外れの山で広がっているところについた。ここまでに来るまで分かった事が1つ。ここが風祭市であること、10分ぐらい掛かったがガイアの本拠地が見えたり、江坂さんが経営してる店もあったし、何より天王寺たちが通う高校が見えた。たった10分ぐらいでこれまで分かれたし今いる場所は練習に使えそうだ。

 

「さてと変身しますか。」

 

さぁ運命の時だ…お前の運命はお前が決めろ…!

 

ずっと持っていたビルドドライバーをゆっくりと腰に置くと黄色の固定シートが腰に巻かれて外れない様にされる。

 

「おぉ!まるで原作見たいだぁ…」

 

実際に原作のものだけどね。これまでで充分に楽しめたが本番はこれからだ。

 

まぁまぁ重かったクローズマグマナックルにドラゴンマグマボトルをガッシャット!入れる。

[ボトルバーン!]

 

そのままビルドドライバーにセットする。

 

[クローズマグマ!]

 

ちゃんと反応したようでテェンサイブツリガクシャが入れた電子音が鳴る。行くぞ…MIX大変身だ…!

レバーを掴み、ゆっくりと回していく。

後ろからでも分かるマグマが詰まったマグマライドビルダーが現れる。

そして…

 

[ Are you ready?]

 

「変身!」

 

[爆熱筋肉!]

[クローズマグマ!]

[アーチャチャチャチャチャチャチャチャチャチャチー!]

 

中で耐え煮るヴァリアブルマグマが加賀美の体に頭上からぶちまけられる。足元から八つの龍が伸び上がり、冷めて全身に固着したマグマを後ろから伸ばし割りその姿を表す。

 

灼けた鋼鉄や名前通りの溶岩を想起させるようなメタリックブラックにオレンジの配色が特徴的。背中には翼の様な物が生えている。

その姿は冤罪を晴らすためから始まり、やがて世界を救った最高のコンビの片方が変身した姿と全く一緒であった。

そんな姿に変身した加賀美は……

 

(フォォォォォォォォ!!!スゲエ!マジで変身出来たァ!

祝え!いや…もはや言葉は不要。ただこの瞬間を味わうがいい!)

 

テンションがレベルXXに突入していた。

 

 

「落ち着こう俺…いやこれを落ち着ける訳がねぇだろう!よし岩でも割ってみるか!!」

 

 

初変身で心が踊るなぁ状態のままスキップで近くにあった岩へ向かう。その岩は高さ2mはあり、長さはは10mはある。そして軽く力を込め、

 

 

 

 

「ブルァァァァァァ!」

 

 

 

 

拳を岩に突き出した。

 

 

 

ダァァァァァン!

 

 

 

パンチ力t超えの拳をまともに食らった岩はヒビを広げていきや、

やがて……

 

 

 

ドォォォォォォン!

 

 

 

 

と大きな音を出しながら後ろ倒れに崩れていった。

 

「はぇ…ビックリ…」

 

あまりの強さにやった本人もΣ(゚д゚lll)この表情。

も、もう辞めて置こう…ゆっくりと後ろに下がって変身解除しようとしたが、ふとよい方法を思いついた。つまるどころ、

 

「ここからジャンプして移動すれば家につけるんじゃね?」

 

 

とりあえず今日は変身が出来る確認が取れただけで充分だ。

足に力を込めて夜の空へと舞い上がり、そのまま家に向かって飛行を

初めて行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???

 

「はぁ…今日はこれで終わりだぁぅぅ〜」「モシュ」

ドルイドの仕事を終えた少女は疲れたのか、背中を伸ばす。その少女のペットであるイヌなのかマンモスなのか正体が分からない四足歩行の動物は主人の疲れを分かってか労いの声を出す。

 

「そうだねー帰ろっかチビモス。」「モシュモシュ」

 

その動物を手に抱えてゆっくりと森を出ようとする。だが数歩歩いて広間に出ようとするといつもは感じない不思議な熱気を感じた。

 

「!?」

 

只ならぬ異常を感じたかすぐに近くにあった木に身を隠す。ゆっくりと先程の熱気の原因を見るため振り返ると…

 

そこにはまるでマグマのドラゴンの様な姿をした異形の存在がいた。

 

(何あれ!?ガイア!?それともガーディアン!?)

 

一度も見たことが無い姿にドルイドは驚きを隠せなかった。さっきの異形の存在がこちらを見た気がしてすぐに木に身を隠した。

 

(バレちゃった!?)

 

一回見ただけでも分かった、アレはかなりヤバイ物だ。

ドルイドの心臓の鼓動が早くなっていき、息も荒くなる。ペットは状況を察してかずっと鳴き声を言わない。

確実にバレた気がしたが、なぜか異形の存在はこちらに足を向けることはなくそのまま巨大な岩に向かって行った。

その場所につくとソレは巨大な岩に向かって拳に力を溜めて…

 

「ブルァァァァァァ!」

 

巨大な岩に突き出した。

 

 

ダァァァァァン!

 

数mも離れているのに岩に拳が当たった音がこちらまで響いてくる。

やがて…

 

 

 

ドォォォォォォン!

 

 

 

 

拳の着弾点からヒビが広がっていき、最後は跡形もなく崩れていった。

 

 

(えっ、あんなでっかい岩を割ったの!?どうやって…)

 

 

 

ソレは結果が満足した様に数歩後ろに下がり、そのまま大きくジャンプしてやがて空へと消えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




加賀美君の初ヘンシでしたね。それにしても最後のドルイド、一体なに戸小鳥なんだ…


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第2話 記念すべき転生初日!我が家はボルケニックフェニッシュ!

語彙力のなさと文字数の少なさ。なんでみんな1万字とかいけるの…?

アンケートは只今ルチアと朱音がNo.1!
さぁ、皆さんはだれを選びますか?


追記)投稿して1時間たった後見てみたら途端にルチアと静流がNo.1になって見ました。







ちはやどこ…?ここ…?


「ギャハハハハハッ!!」

 

町外れの道で夜中に下品な笑い声が夜道に響く。時間は深夜2時、社会人だろうと学生だろうと今は布団に入り込み夢のWoridへと導かれているだろう。そんな時間帯にも関わらず2人組の未成年DQN達は高らかに笑い声をあげる。以前2人組は町のど真ん中でも同じ様な事をしていたが近所の住民から非難されてからは、ずっとここを周回ルートとしている。

 

「ん?」 「どうした綺羅刃?エロ本でもあったかw?」

 

「いや…前まであんな家あったか?」

 

この2人組は結構前からこの道を歩いているが、周りは草に囲まれている癖にやけに豪華だ。壁には1つも汚れが無く窓ガラスはツヤツヤとしている、[まるで今日作られました]と書かれても何も問題がないぐらいに。だがここ1ヶ月で建築業者なんて見たことが無かった。

 

「なんかセレブみてえーな家しやがってよぉ…イラつくなぁ…。」

 

「いつこんな家出来たんだ…?」

 

「あぁ〜イライラすんなぁ!これでも食らってろ!」

 

片方のDQNは法律では未成年が使うことも、持っている事すらも禁止されているタバコを火を消さずに近くの草むらに投げ捨てた。

 

「なっ、ちょお前なにしてんだよ!?」

 

「大丈夫だろ〜こんなところに住んでる奴なんて居る訳ないし、いても俺らが犯人なんてバレないっつーのww」

 

「そういう問題じゃねぇっ……ってうぉぉぉ!?クソみたいに広がってるぞ!これやばくね…?」

 

「確かに……やりすぎたか?」

 

ものすごい勢いで炎が広がっていき、家に燃え移るのにはあまりにも速かった。

 

「これはヤバイ!流石に笑えねーよ!チヒロォ!ニゲルゾォ!」

 

「待ってくれよ綺羅刃!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ボロボロのビル。

 

「ふぅ…今日はもう遅いしこれぐらいで終わりだな、○○。」

 

「ん、わかった。」

 

特訓を終えた若いガーディアンが2人。

2人とも女性であり、まぁまぁ露出の高い服を着ている。

 

1人はかなり小柄の身長。髪の色は金色であり、腰にまでツインテールを伸ばしている。両方の目の色が違うというオッドアイが特徴的だ。

 

もう1人は高校生女性の平均的な身長。髪の色は黒色であり、こちらは腹のところまでポニーテールを伸ばしている。彼女の特徴はなんといってもその年には似合わない程発達している胸。

by.TK 「何を食べたらあれぐらいデカくなるか気になってしょうがない。」

いつもなら2人は寝床についついる筈だか、明日は日曜日。思う存分休めるので徹夜をして力を蓄えていた。

 

「ん……?」

 

「どうした、○○。」

 

「火事。家ボッカーン。」

 

「は…?」

 

○○はその位置からひとっ飛びで空いている窓から天井に移動した。

 

「あっ、こらまて○○!」

 

別の少女も先程と同じように天井へと移動した。

 

 

「***、あれだ。」

 

「もう、いったいなんだと……あ」

 

2人が見つめる矢先には火事となっている家が見えた。○○は幼少期ににそういった経験があり、炎に対して敏感である。

今でも覚えている、お父さんが頑張って貯めたお金で買ったキレイな家がパチパチと焼ける音。黒い服を着た人たちの大声。体がジンジンとする痛み。嘲笑うように私たちを見下す魔物……。

 

「……ハッ!○○、あの家ね上を見ろ!」

 

SI○ケホッ、ケホッ!○○は考え事をやめて***に言われたところを見てみる。はるか上空から炎の球の様なものが浮いている。それは燃え上がっている家に急降下していき、

 

「あぁっ!?家がゴミの様に崩れ去ったぞ!?」

 

「エクスプロージョン……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜はるか上空で〜〜

 

「ちょっ、これムッズッ!」

 

加賀美は自身の力がどれほどのものか、分かったので家に帰るため浮遊移動を始めているがかれこれ30分、未だに森を抜けられずにいた。

 

「クソッ、頑張った結果がこれですよ…」

 

その後10分位で浮遊移動も慣れてきてだいぶマシになり、ようやく森を抜けられた。

 

「おぉ〜綺麗……じゃない!」

 

森を抜けるとそこに広がるのは真っ暗な風祭市、8時間前なら綺麗な風景が上空から見れただろう。くどいようだか今は深夜2時、みんなスヤァtimeになっている。

だがそんな時間に騒いでいる場所が1つ、

 

「おや…?夜はヤキニック状態なことになってんなぁ〜。あの場所辺りなら町外れだし問題はオカ研メンバーなら大丈夫か、まぁ家主はお気の毒に。」

 

パチパチと火花が飛んでおり、こちらからでもどれくらい燃えているか分かる。だがあの家はどこかで見たような……

ここで加賀美は途端に自分の家の姿が頭に思い浮かんだ。

周りは草むら囲まれており、壁に1つの汚れもなく、窓ガラスはピカピカと光を放っている、そしてなにより嬉しい事なのか悲しい事なのか、変身する為に外に出た時に見た我が家の形に似ているのだ。

 

「ハハッ…マサカナ、アリエナイアリエナイ……」

 

まさか転生初日して5時間すら立っていないのに家が燃えてるとかありえない。だか加賀美の中で次々とピースがはまっていく。そしてそのパズルはやがて形になっていき…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ギャァーーーーー!我が家がヨルハヤキニク状態にー!」

 

そのパズルは解かれていき、やがて約1時間前にみた家の姿と一致した。

 

話は変わるが加賀美が現在進行形でやっている浮遊移動というのはかーなーりムズイ。頭の中で自分が浮いている妄想をしながらそれに合わせて、体を動かす必要がある。

初日で家が燃えている現実を目の当たりにした上、体を動かさないでいるから皆さん御察しの通り…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ァァァァァァァァァァァァァァァァ…!我が魂はァァァァ……ZECTと共にありぃぃぃィィィーーーー!!!」

 

そりゃ落ちるよね。

 

「我が魂はァァァァ……ZECTと共n」

 

しつこいです

 

「 あっ、すみません。」

 

クソみたいな漫才をしてる暇ではない。このままでは住宅街に被害を受けさせてしまう。

このまま死ぬとしてもせめては

炎を纏いながら落ちていく加賀美は解決策を粘る。だかはるか上空から落下する速度はあまりにも速すぎるし、まともな思考が浮かばない。それどころか又もや嬉しいのか悲しいのか二度目の悲劇。

 

 

(あかん、意識が…)

 

加賀美は高速で落下しているので頭は揺れに揺れまくり、車酔いのような感覚に襲われ、思考が記憶が次々と消えていく。

 

 

この世界のこと。

各ヒロインの結末。

大事な元の世界の思い出。

好きなヒロインの名前。

気になるアニメの続き。

 

 

 

 

すべてシャボン玉のように割れていき記憶が1つだけ残して消えていった。

それは自分がクローズマグマに変身出来る事、それしか頭に残らなかった。

 

やがて全ての景色が見えなくなる。自分が死んだ時と同じように意識が消えていく。

だか消えゆく意識の中でもう1つだけ頭に思い浮かんだ物があった。

 

 

(……LOVE&*****……なんだこれ……どっかで……)

 

あと少しで思い出せる。

あともう少しでそこにあてはまる単語が埋まる。

とても懐かしい、どこかの何かで見たような言葉が。

これは一体……

 

 

 

 

 

 

 

そこで加賀美の思考は切られた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回から主人公の名前が変わります。
えっ?いっそのこと最初から記憶喪失にすればよかった?














……知らない方が幸せですよ?


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