カルナガチ勢ユウキちゃん (鉄血)
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カルナガチ勢ユウキちゃん
ホームにてキリト達が集まっていた。
「では今から第5回ユウキの件について話したいと思います」
アスナがそう言ってキリト達はアスナを見る。
「アスナ、ユウキの状態は今どうなっている?」
「今まで通りと言いたい所だけど、前よりも悪化しているよ。キリト君」
「「「「「「「・・・・!!」」」」」」」
アスナの言葉に顔を歪めるキリト達だがアスナはそれも分かる。
ユウキのそれはどうしても止める事が出来ないのだ。
エイズが治ったのは良かった。だが、其処から先に原因が発生したのだ。
「前に家に上がらせてもらったけど、増えてた。しかも自分の身長と同じくらいの大きさのぬいぐるみも置いてあったから、まだ色々と増えてると思う」
アスナの言葉にキリトは呻きながら頭を押さえる。予想よりかなり悪化している事に頭を押さえるしかなかったのだ。
すると今まで無言だったエギルが言った。
「そういや昨日ユウキにあったんだが、その時の服装がユウキの言っていたキャラクターの服装みたいな感じだったがその事は知っているか?」
エギルの言葉にアスナは頭を押さえて言った。
「それは知らなかった・・・!!」
どうやら思ってた以上に悪化しているようだった。
キリトも前にユウキにあった時は三時間、短く言っても三時間は永遠と恍惚するような笑顔でそのキャラクターについて一人で語っていたのだ。
それでもヤバいと言うのに、あれがさらに悪化しているとなると頭を押さえる以外出来ないというしかなかった。
すると等の本人が入ってきた。
「おっ待たせー‼️ってアスナ達、一体何やってるの?」
ユウキの質問にキリトはユウキの腕の中にある物を見ながら答えた。
「ああ、次のクエストの攻略をどうしようか考えてたんだ。ユウキ、少し買い物を頼めるか?俺達もすぐに行くから」
「・・・なーんか隠してるような気がするけど、いいや。じゃあ行ってくるね‼️」
そう言ってユウキは部屋を出た。
手には持ったままで。
「・・・・あそこまで酷かったっけ?ユウキのオタク具合って・・・」
リズベットが言ってしまった。
そうユウキはオタクになってしまったのである。
あるゲームでカルナという名前のキャラクターがいるのだが、それを見た時からユウキのオタクが爆発した。
カルナのフィギュアはもちろん、缶バッジ、色紙、クリアファイル、携帯カバー、ぬいぐるみにキーホルダー、挙げ句には服や財布までカルナデザインの物を買いまくったのだ。
そしてゲームも買い、DVDも買い、タオルや日用品まで買う。結果今のような状態になっている。
そしてそれを大事にしているので、捨てようものなら容赦のない一撃がまっているので手のだしようがない。
ユウキはそれだけカルナというキャラクターが好きなのだ。
故に止められない。
キリト達はまたため息をつきながら部屋から出ていった。
「次は抱き枕作ろうかな・・・でも新しくでるフィギュア買おうか・・・どっちにしようかな・・・」
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