僕のヒーローアカデミア ~White Heart~ (仮) (蒸した揚げパン)
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プロローグ

お久しぶりです。新作第一話です。
プロローグなのでセリフはありません。
タイトルが仮なのはどういうタイトルするか決まっていないから適当に付けたためです。だから後ろのホワイトに関してはあんまり考えないでくれた方が幸いです。
後あらすじもあんまり決まっていません。これも仮です。


突然だが俺の生まれた村には1000年近く昔くらいからこんな歌が伝わっている。

封じられし王は900年を経て鼓動を取り戻し90年を経て理知を取り戻し9年を経て力を取り戻すという1000年かけて王が力を取り戻すという歌である。

その王は皆に力を分け与え自身の力を与えてあらゆる心の欠陥を埋めたり体の欠損も王が力を与えたらそれがなくなったり流石に後世の創作だと思うがなかには自身の血を与えた死者に力を与えたら生き返ったという伝説まで残されているので村の皆は王の血が自分に流れているのだと信じている。

そういう伝説が残ってしまって皆それを信じている上外部の助け無しに村でいろいろと賄う事ができてしまうのでそのせいか何かが不満で村から出てく者はまずいないし村の外から来た外部の余所者に対しては村には絶対に入れないなど差別的で閉鎖的なところがある。

そして、もうひとつこの村の住人は様々な個性を持つ人間がたくさんいる超常が幅を利かせる時代において皆同じエネルギー体の弓を使う個性が発現する。もちろん俺の両親も例外なく村の皆と同じ個性を持っているが俺は生まれた時から村の皆とは違う村に伝わる伝説通りの個性が目覚めてしまった事だ。

村の皆は俺の力を指して1000年前の王の力がついに目覚めたのだ王が生まれたのだとと喜んでいたが正直身の丈に合わない俺が持つには過ぎた力だと俺は思っている。

しかし、村の人間は俺が抱く複雑な心境に気づくはずもなく今日も彼らはずっと大騒ぎをしている。

それから俺は1000年前の伝説通りの力故に様々な人間に求められ俺も自ら積極的に子供の風邪を治したり病に倒れた老人に個性を使って病気を治したりと人を助けるために個性をいろんな人間に対して使っていった結果俺は村の人間に依存されるようになってしまった。

俺が生まれたばかりの頃は当時もなかなかに依存されていたような気がするがそれでもまだ自分に起きた問題は自分で何とかするという精神も見られたのに今となっては病気になろうと大きな怪我をしようが俺がいれば何とかしてくれると考えるようになり今や村の人間は必要最低限の事を除いては個性の弓の修行すらしなくなり全て俺に委ねるようになってしまった。

そんな村の人間が堕落していく状況のせいで俺の両親は俺がいることで何もしなくても必要な物が手に入るため更に酷い堕落っぷりで弓の修行もしまいには畑にすら行かなくなり料理以外何もしなくなってしまった。

それもこれも俺が弓を使うという個性しか生まれないこの村で1000年前の王の力に目覚めてしまったのが原因だ。

俺が村人に完全に依存される前は江戸時代から続く外国の宣教師の家系の息子であるハッシュヴァルト君という俺同様に村の人間とは違う俺より戦闘向きな個性が出た同い年の友達もいてそれなりに外で遊んだりして彼の両親とも関係も良好だったが俺の力が飛躍的な早さで強まって村人に完全に依存される頃には遊ぶこともなくなってしまったが、それでも彼が熱とかになったとき家を訪ねて力を与えて熱を治したりしたりなどをしていたのにそんな彼も俺が9歳になる少し前くらいに悪意がある誰かに彼の両親共々殺されてしまったので今となっては友人と呼べるものは誰一人としていない。

 

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それから何年かして俺が誕生日で9歳になった日に村は滅ぼされた。王の墓所というここの村の人間しか知らない誕生日の日に行くお墓に墓参りに一人で行って帰ってきた時転送系の個性から出てきた男がこの村は僕の計画の邪魔なんだといいながら村人を次々殺していったヴィランの男を見てしまった。結果としては俺はそのヴィランから気づかれずに村から逃げ出すことには成功したが結果として全てを失い野に下ることになった。

この物語は少年 白神(しらかみ)凰華(おうか)が大いなる宿命に挑む物語だ。




次回は村を滅ぼされてからそれなりにたってきた頃の話です。
原作キャラも何人か出る予定です。
改稿前は異形系無個性という謎ワードが出てきましたが次が思い付かなかったのでおもいきってよりタグ通りな感じにしました。


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迫る伝説のヒーロー

今回もセリフほぼ無しの長文ばかり。自分の文才のなさが際立っているよ。ホントに嫌になる。


「おい俊典、もうサウザンドが最近現れる町に着いたぞ」

 

私の名前は八木俊典。今はオールマイトという名前でヒーロー活動をしている。

最近では平和の象徴とも呼ばれるようになり自分で言うのもアレだが、他のヒーローより平和に貢献していると思う。

 

「えぇ、分かっています。それよりも今回はご助力感謝します。グラントリノ」

「俺はとっくに隠居した身なんだがなぁ。だが、オール・フォー・ワンがらみの事になると流石に放ってはおけんからなぁ」

 

現在、私はあるヴィランを先代の盟友であり師匠のひとりでもあるグラントリノと共に行方を追っている。

そのヴィランサウザンドは彼の故郷である村の伝説から付けられた名前だが、最初はそこまでサウザンドに関心はなかった。もちろん一度の犯行で最も多くの人を殺した許されざる悪事を働いたサウザンドにキツくお灸を据えるつもりではあったが、わざわざ先代の盟友であるグラントリノに助力を願うつもりはなかった。

そもそも私がグラントリノに頼ることになったのはまだ子供とはいえエネルギーの弓を放つ戦闘向きな個性を持っていた村の人間を一方的に殺して見せた強力なヴィランであるサウザンドには何かしら強力な後ろ楯があったのではと考えたからだ。そして、私の中で先代のワン・フォー・オール所持者のお師匠を殺して私の腹に穴を開けたヴィラン、人の個性を奪い与える個性を持つオール・フォー・ワンが以前サウザンドと何らかの関わりがあった可能性があると結論を出した。

 

「奴は狡猾かつ逃げるのがうまいヴィランです。今までギャングオルカを始めとしたトップヒーロー達がサイドキックと協力して尚逃げおおせています。だからこそ今度こそ私が捕まえて見せます」

 

「止めておけ俊典、お前は目立ちすぎる。サウザンドの捜索は俺と警察でやる。それにお前が来るとわかれば奴は直ぐにこの街を離れるだろう」

 

「だからこそです。オール・フォー・ワンを討ち取ろうとも日々悪意に晒されている人々はたくさんいます。故に人々に安心してもらうために胸を張ってこういうのです、´私が来た´とね」

 

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「よし、ヒーローを漸く撒いたか」

 

 

 

あの村からでの惨劇から3年ほど経ち今俺はヴィラン名サウザンドとして登録されている。

 

あの後俺が村を出て山中で村を滅ぼしたヴィランと戦うために村の皆の個性の使い方を参考にして戦闘向けの個性として使うための訓練をしていたら俺は世間から知らぬところで勝手にヴィラン認定されていた。

 

村の中の唯一の行方不明者で村に死体が何処にも無かったことから犯人と断定したと新聞に載っていたがその事件は俺じゃなく別のヴィランが殺った事なので濡れ衣でしかない。しかし現代社会というのは情報が伝わるのが速く俺は名前と顔こそ乗っていないもののヒーロー社会が始まって以来一度の犯行で最も多くの人を殺したヴィランとして勝手に名が売れてしまった。

 

子供なので公にそんじょそこらのヒーローには顔が割れていないのだが警察には顔が割れているのでそのせいで彼らから依頼されたであろうヒーロー番付ベスト10に入るようなトップヒーローに追われていてあんまり眠れていないというのが最近の悩みだ。

 

警察はよほど俺を捕まえたいのか共に俺を追いかけるヒーローもトップヒーローの面子ばかりであのナンバー2ヒーローで事件解決数最多を誇るフレイムヒーローエンデヴァーや現代社会において人が布を纏っている限りその拘束から逃れられないナンバー3ヒーローベストジーニストさらにナンバー1ヒーローにして平和の象徴オールマイト等のトップヒーローばかりなのでとてもじゃないが笑えない。最初の内は山中で修行等をしてたまに滅びた村の残骸から金をかき集めて街に買い物にいったりしたのだがヴィラン認定されてから修行をしつつ各地を転々とすることが多くなった。

 

先程もギャングオルカというヒーロー名のシャチの頭をしたヒーローを撒いたばかりだしこの街にいることがヒーローにバレてしまったのでまた別の街に移動しなくちゃならない。

 

今のところエンデヴァーやオールマイト等のエンカウントは避けられているがいつか彼らと対面する日が来たら自分もヴィランとして彼らに捕まってしまう日が来るのだろうか。

 

「まぁ、今すぐ早々に出会う事はないか。噂ではオールマイトはオール・フォー・ワンとかいうヴィランの対処に忙しいらしいし」

 

 

 

しかし、彼はオールマイトがオール・フォー・ワンを倒した事もそしてその関連でオールマイトが自分の近くに迫っていることなどこの時知るよしもなかったのだ。

 

 




あれでもこれでもないと考えましたがあとで直せばいいと考えとりあえず投稿。というかそんなことよりタイトル決まりません。どうしましょう。
あっ、たぶん次VSオールマイトです。


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