みんな知らない俺達の関係 (TK@ぼっち党員)
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1話 アホで馬鹿

おっす!俺八幡

八幡だけどみんなの知ってる八幡じゃないぞ

渡航先生の作品をここの主が人間関係とか変えて、こんな俺ガイルもいいんじゃねっておもって作られた世界だ

それでもよかったら見ていってくれよな!

 

………

……

 

八幡「ふぁ〜…ねみ」

今日も朝からいい天気だ

こんな日には外に出ずにリビングのソファーでねてーな

 

結衣「ヒッキーやっはろー、通学路で会うってぐうぜん、なんか眠たそうだねww」

 

八幡「いや〜、昨日あれがあれだったから」

 

結衣「そうだね昨日夜サッカーの試合してたもんね、めっちゃ接戦で最後まで見たかったけどお母さんに始業式だから寝なさいって言われて後半からみてないよ〜」

 

八幡「お前後半からすごかったのに…」

あれがあれで通じるのかよ…

 

結衣「へぇ〜どうなったの?」

 

八幡「5人レッドカードで退場して終わりと思ったら公式戦じゃないから続けよぜってなって最終的に1VS11で試合してた…あ、1はゴールキーパーな」

 

結衣「な、なな、なんじゃそりゃー…私が寝てからそんなことが…それで?結局どうなったの?」

 

八幡「1対0で1人のほうが勝ったよ、後半相手の連続シュートをすべて止めてPKで勝った」

 

結衣「あれ?私まだ夢の中?…痛!現実だ…現実で超次元サッカーだなんて…最近のサッカーってすごいね!」

 

八幡「お前イナズマイレブン知ってんのかよ、まぁーすごかった、え!って思うぐらいすごかった」

何がすごいか、そう…こんなわかりやすい嘘を信じる由比ヶ浜がすごい

 

結衣「そうだ、ヒッキー今年も同じクラスだね」

 

そう、俺と由比ヶ浜は去年1年D組で同じだった

由比ヶ浜と離れれると思ったらまた同じ…しかもあの恐ろしい雪ノ下まで今年は同じだ…

ほかには、戸塚と戸塚と…あ、あと戸塚が同じクラスだな!

戸塚が同じクラスだなんて、八幡嬉しすぎて夜も寝れちゃう…寝れちゃうのかよ…

でも、健康は大事だよな戸塚に合うためには

 

結衣「ちょ、ヒッキー!むしするなし…」

 

八幡「あ〜、ごめんごめん…雪ノ下も同じだろ?」

 

結衣「そそ、今年はゆきのんも同じだからこれからの1年が楽しみ♪」

 

八幡「そういえば今日は部活あるのか?」

 

結衣「ん〜、わかんない!教室できいてみる」

 

八幡「りょ」

そんな馬鹿そうな顔してわかんないって

こいつは手遅れかもしれん…

 

………

……

 

今日から2年か〜、いろいろ行事あるしクラスに貢献できるようにしないとな

と、その前にあの馬鹿に伝えないとな

 

八幡「おい由比ヶ浜」

 

結衣「ん?何かあった?」

 

八幡「お前靴箱から教室に行く間、つか靴箱で俺と一瞬離れたのなんでだと思う?」

 

結衣「へ?はなれたかな〜…覚えてないや」

 

八幡「アホ…」

 

八幡「俺らは2年だ、当然靴箱も2年のとこだよな?」

 

結衣「あはははははは、当たり前じゃん…ん?なんでそんなにこっち見るの?え?もしかして…え?マジ?」

 

八幡「まじ」

 

ダッ!

 

行ったなあの馬鹿

はぁ〜、馬鹿すぎあいつどうやって総武高受かったんだよ…

 

と、そろそろクラスのやつがそろいだしたな…



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2話 とつかわいい

戸部「お!ヒキタニ君同じクラスか、1年間よろしくな」

 

八幡「おう、戸部がいるってことはこのクラスは休み時間が騒がしくなるなww」

 

戸部「んべ、楽しいほうがいいっしょ!、じゃ」

 

八幡「おう」

 

ふぅ〜、朝っぱらからあいつは騒がしいな

まぁ、それがあいつのいいとこではあるな…ん?なんか周りの雰囲気変わったな…

 

モブ♀「葉山君おはよー!葉山君と同じなんて私嬉しい」

キャーキャー……葉山か、モブども早く離れないと…

 

葉山「うんおはよ、俺も君達と同じクラスで嬉しいよ、知らない子も多いからこれからの1年みんなで頑張ろうね」

あいつ嬉しいとかいいながら知らんって…おっとそうこうしてたら来たよ…

 

三浦「はやと〜、挨拶とかどうでもいいから席いこし」

こわ…なんで睨んでるの〜…こわいよ〜…

朝からもめないでぇ〜(泣)

 

葉山「わかったよ優美子…ちょっと席でまってて」

 

そういうと葉山は俺の前の席に座った

 

八幡「お前は岡本隼人君なのか?」

 

葉山「そうなんだよ…実は春休みの間に親が離婚してしまって……」

 

八幡「お、おお…なんだ…その、悪いな」

 

岡本「大丈夫だよ気にしてない、嘘だから」

 

なんだよ心臓に悪い嘘つくなよ、間違って名前のとこ岡本にしちまったじゃねぇーか

 

八幡「それで、なんだよ用事でもあんのかよ」

 

葉山「ははは、なんか冷たいな〜、とくに用事はないよ、ただそこにヒキタニ君がいたからかな?」

 

八幡「聞くなよ…あとなんなの?お前登山かなの?」

 

葉山「いいねそれ、こんど一緒に行かない?」

 

八幡「べつにいいけど…」

なんかちょうしくるうな〜…

 

葉山「よし決まり!覚えといてよヒキタニ君」

 

八幡「お、オケ」

間違って英語で返してしまった…

このクラスは嵐みたいなやつばっかだな

もう疲れたよパトラッシュ…

少し休憩がほしいぜ

 

戸塚「八幡おはよ!」

 

八幡「おはよ、今日もかわいいな」

疲れと言ったなあれは嘘だ

 

戸塚「もぉ〜八幡たら、できればカッコいいって言ってほしいな〜」

 

八幡「戸塚、俺は嘘がつけない今言ったことは本心だ」

ん?由比ヶ浜?サッカー?しるかよ

戸塚がかわいいそれで問題解決

 

戸塚「そっか、本心で話してくれる八幡ぼく好きだよ」

 

ズキュン‼

 

戸塚「八幡?はちまーん…はちまんってばー、はちまーん」

 

戸塚の声が薄っすらと遠ざかっていく…

あ〜意識が……

 

………

……

 

なんかもふもふするな…

状況確認しようじゃないか

1.戸塚と話す 2.意識が朦朧とした 3.今にいたる

そうか俺は倒れて保健室に運ばれたのか…

どうして倒れたかまでは思い出せないがたぶん、戸塚がかわいすぎたんだろう

 

八幡「ふぁ〜〜んん」

 

保険の先生「お、比企谷起きたか」

 

わお、壁にかかってる時計的に入学式中だから俺一人だと思って大あくびしちまったじゃねぇーか…はず

 

八幡「あ、先生すみません…入学式中なのに残らせてしまって」

 

保険の先生「ぜんぜん気にするな!体調悪いやつが最優先だ……あ、それとこれ担任の平塚先生から紙切れあずかったんだが」

 

八幡「そうですか、ありがとうございます」

あの人担任かよ、クソめんどくせー

なになに?

 

平塚『途中参加でもいいから起きたら入学式に来い、来なかったらわかっているよな?』

 

なにこれ〜

なんということでしょう、女性教師からもらったという真っ白な紙切れに力強く男勝りな字で脅迫文じみた言葉が書かれていました

これには匠ほんにんもびっくり……茶番はやめよう

 

くそ、これを受け取ったということは俺が起きてこれを読んだって平塚先生にばれるじゃねぇーか…くそ

 

めんどくせーが行くしかないな…



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3話 入学式

誰もいない廊下を体育館にむかってもくもくと歩く俺

途中参加って…どうやって入るんだよ…

そんなことを考えつつ体育館に到着してしまった…

中からは誰かの声が聞こえてくる

 

ん〜、入ったあとどうしようか…

お、壁にもたれかかってるのは平塚先生じゃねぇーか

よしあそこまでステルスヒッキーで行ってみっか…

 

八幡「平塚先生」

 

平塚「お〜来たか、君のことだから二度寝すると思ったよ」

 

八幡「そんなわけないじゃないですか」

しまった…そのてがあったか

 

八幡「これいつ入ればいい感じに行けますかね?」

 

平塚「私達が立っているのは右側だ、そしてこのあと来賓にお礼をするから生徒は左に向く」

 

八幡「なるほど…俺らから見たらみんなが背中を向けるから入っていってもバレないってわけですね」

 

平塚「さすが比企谷だ、話が早い」

 

八幡「こういうケースの話が早いっていい意味で捉えていいんですかね?」

 

平塚「誇りに思え」

 

八幡「了解です…お、そろそろですね」

 

教頭「生徒起立、左に向きなさい…」

 

ここだな

八幡「いってきます」

 

平塚「あぁ〜」

 

教頭「れい」

 

全校生徒「ありがとうございました」

 

えっと俺の位置俺の位置…あそこか、ちゃんと開けてくれてるんだな…

ふぅ〜、間に合った…

 

教頭「生徒は前を向き着席してください」

 

教頭「え〜、続きまして…」

 

ま、上手く行っただろう…ん?なんか隣からのこの匂い最近ていうか朝もこの匂いを嗅いだ気が…なんかアホそうな……

 

結衣「え!ヒッキー!なんでぇモゴモゴモゴ…」

 

八幡「声でけぇーよアホ、でかいのは胸だけにしとけ…」

と、そろそろはなさないと息がな

 

結衣「ぷは〜、危なかった〜…で、なんでヒッキーいるの?いつから?最初から?あれ?でもいなかったな〜…んん〜?」

 

こいつアホすぎる…

 

雪乃「さっきよ、来賓の方向いたときに後ろからこっそり来てたわ」

 

げ…もう片方の隣は雪ノ下かよ…両サイドにこいつらとかキツイ…とくに左のこの方、胸がでかすぎて当たりそう…

落ち着け…落ち着くんだ八幡…こんなことでは八幡の心は動かせれないぞ!

 

結衣「へ〜そうなんだ、ぜんぜん気づかなかったよ」

 

雪乃「あなたより左に座っている人たちは気づいてないでしょうけど右にいる人たちはみんな気づいているわ」

 

八幡「まぁ〜、そりゃそうだろ…気にするな!」

 

雪乃「あなたってひとわ…」

 

結衣「ハハハ、八幡らしいww」

 

教頭「1年生代表一色いろは」

 

いろは「はい」

 

結衣「あのこ、いろはちゃん?かわいくない?」

 

雪乃「そうね、ちょっと真面目そうだわ」

 

八幡「そぉ…も……ぞ」ボソ

 

雪乃「何か言ったかしら?」

 

八幡「べつに」

 

雪乃「そう」

 

いろは「私はこの総武高校で沢山のことを学びたいと考えています、そして沢山の経験を積み社会に貢献できるような大人になりたいと考えています、先輩方先生方これからの高校生活迷惑をかけるかもしれませんが、私達1年生は一生懸命頑張りますのでよろしくお願いします

生徒代表一色いろは」ぺこ

 

結衣「な、なんか真面目な子だったね」

 

雪乃「そうね彼女がこれからどうなるか楽しみね」

 

八幡「真面目ね〜、ま由比ヶ浜よりはいいんじゃね?」

 

結衣「ちょ、私も結構真面目だし!」

 

八幡「あ〜はいはい真面目だね〜」

 

結衣「な、なんかムカムカする」

 

教頭「いちどう起立、以上を持ちまして入学式を終わります、れい…生徒は着席して担任からの指示を待ちなさい」

 

八幡「はぁ〜、やっと終わった〜…ねむ」

式系ってなんか眠くなるよな〜

 

結衣「まだ寝るき⁉さっきまで保健室で寝てたんじゃ…」

 

雪乃「永眠かしら?早くとったほうがいいわよ」

 

八幡「仮眠だよ、なんでそんなに死んでほしいの?八幡泣いちゃうよ?」

俺なんか悪いことしたかな?存在かな?うわぁ〜

自問自答で自分を全否定しちまったよ…

 

結衣「あれ?」

 

雪乃「どうしたの由比ヶ浜さん?」

 

結衣「さっきいろはちゃんがこっちをずっと見てて」

 

八幡「気のせいだろ、いや木の精かもな…はい、おもんないな」

 

平塚「はい、おつかれ〜…お前ら適当に荷物とってかってに帰れ、以上…解散」

 

適当にとってってことは女子の荷物も…

 

雪乃「エロ谷君一度死んでくれないかしら?いいえ、もう私がやるしか…」

 

とうとう普通に死の宣告されちゃったよ…

八幡悲し〜な〜、泣いちゃうよ〜

こんなときはとっとと帰って録画してたプリキュアでも見るか〜



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4話 自己紹介

入学式から数ヶ月たったある日奉仕部の部室に音が響いた

コンッ、コンッ、コンッ

 

雪乃「どうぞ」

 

雪ノ下がそう答えると扉がガラガラと開いた

そして依頼主が誰だかもわかった

 

いろは「失礼します」

 

結衣「あ、いろはちゃんやっはろー」

 

いろは「あ、結衣先輩に雪ノ下先輩やっはろーです」

 

雪乃「や…こんにちは一色さん」

 

お〜お〜皆さん仲良しで

どうして俺には挨拶しないんだろうな〜

 

いろは「こういうガチの話って初めてですね!改めて自己紹介します、一色いろはです呼び方は上でも下でも構いません、たまにいろはすやあやねるって呼ばれます、よろしくです!」

 

結衣「あ、あやねる?由比ヶ浜結衣です呼び方は好きなようにでいいよ!」

 

雪乃「雪ノ下雪乃よ、よろしくね一色さん」

 

いろは「はい!よろしくです」

 

結衣「それで、えっと…もう一人いるのが…」

 

なんでつまりつまりなんだよ…紹介したくないならしなかったらいいだろ…その場合は俺が帰って泣くだけですけど

 

いろは「えっと…ひ、ひきが…や、先輩でした?」

 

結衣「あれ?いろはちゃん知り合い?」

 

いろは「えっと…名前は平塚先生が教えてくれました」

 

結衣「そうなんだ!でもなんでヒッキーがヒッキーってわかっの?」

 

雪乃「由比ヶ浜さん、言葉がちょっとわかりづらいわよ、あとで国語の勉強しましょう…そんなことより、一色さんあなたは依頼に来たのでしょ?」

 

いろは「あ、そうなんですよ!ちょっと頼みたいことがあって〜」

 

結衣「なになに?」

 

いろは「この4人で遊びに行きませんか?」

 

ポンポンポンポン…Ω\ζ°)チーン

 

雪乃「えっと…それは…」

 

いろは「すみませんこのような依頼を頼んでしまって…でも私が先輩たちともっと仲良くなりたいんです!」

 

結衣「いいよ!私はいいよ!仲良くしよ!遊びに行こう!ねぇ、ゆきのんもいこ!」

 

雪乃「べ、べつにかまわないけど…」

 

結衣「はい決まり!場所どこにする?」

 

おい…先輩たちだから俺もはいるんじゃねぇ〜の?(泣)なんで俺だけさそわれねぇ〜の?みんなみんな、よってたかって八幡のことを傷つけるんだー!(泣)

 

いろは「やったー!ありがとうございます!、じゃ今週の日曜日で集合場所は千葉でよろしくです!…比企谷先輩もきいてなかったとかなしですからね♪」

 

きゃ、この子ったらちゃんと俺のことを認知してる

八幡的にポイント高い!

 

結衣「そうだよヒッキーちゃんとこないと先生言いつけちゃうから」

 

八幡「は!?それはなしだろ!あの人はだめだ、あの人はやるときはめっちゃくちゃやる人だ!あの人だけはかんべん、行くからやめて」

平塚先生は基本いい人だが奉仕部の活動サボると鬼になるからな…

 

雪乃「平塚先生には頭が上がらないのね…」

 

くそ…めんどくせぇー

日曜日はプリキュアがあるっていうのに…

ま、録画して見るけどね!



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5話 クレープ

俺は今千葉に行くために電車に乗っている

そして1つやらかしてしまったことがある…

それは、起きたら集合時間10分前だったということだ

そっこうで飯食って準備して

家を出たのがちょうど集合時間になってしまった…

ついたとしても30分は遅れるな〜…

怒られる未来しか見えねぇ…

そんときはどうやって謝るかだな…

1.謝る 2.ひらきなおる 3.ふざける 4.行かない

………4は論外、どうしようか………

よし、決めた

いつも小町に言われてるからな…

 

………

……

 

八幡「やぁ〜みんなおはよう、早いね」

 

結衣「遅い!『早いね』じゃないよ!ヒッキーが遅いの!」

 

八幡「違うぞ由比ヶ浜そこは『ううん、今来たとこ』だろ?」

 

結衣「あほー!遅れたらべつだー!」

 

あら、言葉が乱暴だわ八幡怖い

遅れちゃった、テヘペロ…のほうが良かったか?

 

いろは「なんか…さすがですね」

 

雪乃「比企谷君」

 

八幡「ん?」

 

雪乃「わかってるわよね?」

 

八幡「え?」

 

雪乃「わかっているわよね?」ゴゴゴ

 

怖い怖い怖い怖い

なになに?雪ノ下はなにを考えてるの?

ここは小町とでかけたときのことを思い出せ〜……

 

小町『お兄ちゃん女の子をまたせるってどういうこと!?小町的にマイナス11万点ぐらい、でも女の子が好きそうな物…クレープとかかな?それを奢ってくれたら小町的にポイント高い!』

 

クレープか…しかも4人分……いやいや、俺が遅れたんだここはちゃんとしなきゃな…

 

八幡「も、もも、もちろんみんなにクレープでも奢るつもりだったぜ」

 

結衣雪乃いろは「「「え」」」

 

結衣「あ、あのヒッキーが!」

 

雪乃「女の子に気をつかえるようになったの」

 

いろは「割り勘じゃなくて、おごり!…あの先輩が」

 

なんでみんなそんなに驚いてんだよ、間違ったのか俺?

つか、雪ノ下がなんかしろ〜ってオーラ出してたのに驚いてどうすんだよ…

 

結衣「いろはちゃん早く行こ!」

 

いろは「はい行きましょー」

 

結衣「いちごあるかな?いちご!」

 

………

……

 

結衣「私いちごにする!」

 

雪乃「いっぱいあるのね…私はこのチョコレート」

 

いろは「じゃ〜、これ!この白い粉がかかったうさぎちゃん…雪うさぎちゃん?が乗ってるのにする!かわい〜!」

 

結衣「え!なにそれかわい〜!、私もそれにしようかな…でもいちごが食べたい…ん〜」

 

いろは「結衣先輩私のと食べ比べしましょう」

 

結衣「いいの!やったー!」

 

楽しそうで良かった……俺の財布はきついがな…

 

結衣「美味しい!いちご美味しい!」

 

雪乃「このチョコも濃厚でいいわよ」

 

いろは「これ見ためじゃわからなかったけどプリン味なんだ!」

 

いろは「先輩は食べないんですか?」

 

八幡「ん?あ〜、俺そういうのあんまわかんねぇーし、金ねぇーし」

俺には冷蔵庫にまっ缶ちゃんたちが待ってんだ

まっ缶に選ばれし者その名も八幡…悪くねぇな

 

いろは「そうなんですか……じゃ口開けてください…あ〜〜ん」

 

八幡「え、くれんの?あんがと……おぉ〜!めっちゃうまい!」

普通にうまい、やばい浮気しちゃうかも…たまにはクレープもいいかもな……それに…

 

結衣「え、私も食べたい!……美味しい!、ヒッキーも私のいちごたべる?」

 

八幡「え、なんだ…その、お前の食いかけだろ……」

 

結衣「え、気にしなくていいのに!」

 

いやいや、気にしちゃうから…男の子だもん

 

………

……

 

いろは「さ!次どこ行きます?」

 

結衣「みんなで遊べるとこがいいかな〜」

 

雪乃「そうね、買い物もいいわね」

 

八幡「じゃ、両方できるとこに行けばいいか…」

なんか広場とか行ったらプリキュアのショウでもしてねぇ〜かな…



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6話 プリクラ

いろは「先輩まずどこに行きますか?」

 

八幡「ん…ゲーセンとかでいいんじゃね?買い物した後にくると荷物が邪魔になるしな」

ちょやめ…こいつ上目遣いで覗いてくんなよ、ただでさえ可愛いのにそんなことされたら、八幡死んじゃう…

 

いろは「そうですよね!荷物もって遊ぶのはちょっとしんどいですよね」

 

雪乃「あら、比企谷君にしてはちゃんと考えているじゃない」

 

結衣「ゆきのんたぶん小町ちゃんとでかけたときにそうなったんじゃないのかな?」

 

八幡「なんでそうなるんだよ」

ま〜、間違ってはないが…

 

雪乃「あなたが他の人と出かけるの?」

 

八幡「出かけるは!戸塚とか戸塚とか…あ、あと戸塚とか……まぁ〜他に上げるなら材木座とか…かな」

だいたいは戸塚だよ?100回でかけたら99回は戸塚だよ?ほんとだよ?……100回もでかけたことないけど…

 

いろは「戸塚?戸塚って誰ですか?」

 

結衣「彩ちゃんはね同じクラスの子、男の子だよ」

 

八幡「おい、戸塚は戸塚だ性別なんてない」

 

雪乃「はぁ〜、何を言っているの……」

 

………

……

 

結衣「よし、みんなでプリクラとろ〜!」

 

いろは「おー!」

 

八幡「なんで女ってこれとりたがるの?」

 

いろは「先輩との思い出を形に残したいからですよ」

 

八幡「ん…そういうものなのか?」

だから上目遣いやめろ…

 

結衣「そうだよヒッキー!思い出は大事だよ!ねーゆきのん」

 

雪ノ下「私はわからないわ」

 

八幡「じゃー多数決しようぜ…やりたくない人!」

俺と雪ノ下

 

結衣「やりたい人!」

由比ヶ浜と一色………なんで材木座いるの?それでなんで手上げてるの?

 

いろは「やった!私達の勝ちですね」

 

結衣「じゃとろー!」

 

雪乃「多数決と言ったのだから仕方ないわ…」

 

やだな〜…

 

結衣「なにやってんの?早く早く」

 

5人になると結構きついな…つかなんで材木座がいるんだよ…お前場所取りすぎ

 

『じゃ〜みんな!準備はいい?』

 

よくねぇ〜よ…せめぇーしいい匂いするし………

ん…?なんだ……手に感触が…誰かの手とあたってんだな…

避けようか避けまいか…悩むな………わざとなのかもしれないし………面白そうだし握っちゃえ

 

………

……

 

八幡「あとはお前らに任せた、俺らはそのへんぶらつくは…行くぞ」

 

材木座「まってよはっちー!」

 

八幡「それで、最近どうだ?」

 

材木座「最近?ん〜、荒れてはいるけど前よりは落ち着いたかな?」

 

八幡「そうか、悪いな大事なときに俺がいなくて」

 

材木座「気にしないでくれはっちー、はっちーはなにも悪くないよ…悪いのはあの親たちだよ…」

 

八幡「まぁ〜、親父を全否定はしないけど……これからなんかあったら言えよな」

 

材木座「ありがとはっちー…ところであの人たちには言わないのか?」

 

八幡「あ〜、奉仕部のやつらな…いつか話すよ、明日かもしれないし来年かもしれない…でも言うよ」

 

材木座「そっか…はっちーは強いな」

 

八幡「強くねぇ〜よ、実際まだ言えてないし…」

と、あいつらも終わったぽいな

 

八幡「終わったぽいし行くぞよっしー」

いつか…いつか話すよ…できれば近いうちに……



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7話 服選び

結衣「おまたせ、これがヒッキーの分でこれが厨二の分ね」

 

八幡「おう、あんがと」

よっしーの分までわけるとは由比ヶ浜いいやつ…

 

材木座「うむ、もらおう」

 

かっこうつけんじゃねぇ〜よ…つか泣きよるし

どんだけ嬉しかったんだよ…

 

いろは「先輩次は買い物しましょう」

 

雪乃「私服とか見たいのだけれど…」

 

八幡「わかった、じゃよっしー俺らは買い物行くから」

 

材木座「了解した、はっちー…がんばれよ!ww」

 

八幡「うっせ…」

よっしーといるとやっぱりなごむな…

 

………

……

 

結衣「ヒッキーこの服とこの服どっちがいいとおもう?」

 

八幡「こっちのバカっぽいのがあってると思うぞ」

 

結衣「そっかありがと!……バカってなんだー!」

 

まさかのノリツッコミ

 

雪乃「比企谷君この服とこの服どちらが似合うと思う?」

 

八幡「そうだな…雪ノ下のイメージであうほうは…こっちだな」

 

雪乃「そう、じゃ別の方を買うは」

 

八幡「なんでだよ」

結構傷ついちゃうよ

頑張れ八幡、負けるな八幡

 

雪乃「だって比企谷君が選んだものろくなものじゃないわ」

 

おいおい、2着ともお前が選んでそれを俺に聞いたんだからそのろくなものじゃないのをお前は50%で引いてんだぜ…やめよう、なんか自分が悲しい…

 

いろは「先輩この服とこの服どっちがいいですか?」

 

八幡「そうだな…俺的には、こっちの服…俺的にはな」

 

いろは「こっちですね、素直に似合っててかわいい!って言えばいいんですよ」

 

八幡「うっせ…」

くそ、こいつ一つ一つの仕草が可愛すぎる…落ち着け

こういうときは手のひらに人と書いて飲み込むんだ

どうしてするかしらんがまぁ〜、なんとなくやっとくか

 

結衣「じゃ〜つぎヒッキーの服ね」

 

八幡「いやいいよ俺は、着られる服のほうがかわいそうだ」

 

いろは「はいはいそんなこと言わないで、先輩の持ってる服ダサいんですから」

 

結衣「やっぱり〜、ヒッキーだからそんな感じだと思った」

 

雪乃「今から30分後に比企谷君に似合う服をもって集合しましょう」

 

結衣「いいね!よ〜い…ドン!」

 

俺の意見はガン無視と……まぁ〜いいか

小町にもダサいって言われてたし

 

………

……

 

(服とか全然詳しくないからざっとでしか書けない…)

 

結衣「私のコーデはこれです!」

マフラー

黒のジャケット

龍のTシャツ

デニムのズボン

黒のちょい長めの靴下

 

ん〜〜……俺服にはぜんぜん詳しくないからこれがいいかわどうかわからないが1つわかることは…

時期が違うぞ…今夏目の前つか夏だぞなんでこんな暑っ苦しい服着るんだよ

 

八幡「保留」

 

雪乃「じゃ、次は私ね」

働いたら負けTシャツ

パンツ

 

………家でくつろぐときの服かな?

いい感じに特徴はとらえれとるけど、違うだろ

 

八幡「保留」

 

いろは「最後ですね、先輩に着てほしいから頑張って考えたんですよ」

ダテメガネ

上は水色下は青黒のグラデーションTシャツ

黒のズボン

くるぶしより下ぐらいの靴下

なんかオシャンティーなサンダル

 

一色だから明るくて騒がしい感じだと思ったら俺に合いそうなのガチで選んでんじゃん

 

結衣「さ~ヒッキー」

 

結衣雪乃いろは「「「どの服がいい?」」」

 

八幡「一色ので」

 

結衣「即答!」

 

雪乃「ど、どうして」

 

八幡「由比ヶ浜のは論外、時期を考えろよ時期を…雪ノ下のはいい、いいが外出用じゃねぇーじゃねーか」

まぁ〜、働いたら負けTシャツはいいな…考えとこう…

 

八幡「お前らの服は片付けてこい、一色は一緒にレジ行こうぜ」

 

結衣「はーい」

 

雪乃「どこがだめなの…」

 

………

……

 

八幡「つぎどうすr」

 

??「あっれ〜、材木座じゃね〜?」



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8話 騒がしい

??「あっれ〜、材木座じゃね〜?」

 

八幡「………折本か」

 

折本「間ww一瞬誰かわかってなかったっしょwwマジウケるww」

 

八幡「うけねぇ〜よ…忘れられてウケるとかどういう頭してんだよ…」

まさかここであうとは……それに…

 

折本「あれ、はっちー1人?よっしーは?」

 

八幡「よっしーはゲーセン、俺は部活のやつと一緒に買い物だ」

 

折本「そーなんだwwよっしーはどっちかというと1人がいいって感じだよねwwえっと、折本かおりです海浜総合学校の2年です、はっちー……材木座と同中です、よろしくお願いします?ww」

 

結衣「ざいもくざ…」

 

雪乃「そ、そうなの…よろしくお願いするわ」

 

折本「ちょ、テンション低wwもっと明るくいこww」

 

八幡「お前が明るすぎんだよ…」

 

折本「そっかwwあれ?はっちーの後ろにいるの一色ちゃん?」

 

いろは「あ、はい…お久しぶりです折本さん」

 

折本「久しぶりじゃん元気だった?ww」

 

いろは「はぁ〜…まぁ〜まぁ〜ですね」

 

折本「そっかwwそういえば部活って言ってたけど、じゃ〜その2人もサッカー部のマネージャーとか?」

 

いろは「いえ、サッカー部は私だけです…先輩達3人は奉仕部です」

 

折本「奉仕部?何それウケるwwまじ何する部ww」

 

八幡「うけねぇ〜よ…」

ほんとこいつは騒がしいな…

 

折本「つかはっちーサッカーやめたんだね、うまかったのに」

 

八幡「なんとなくだよ」

 

折本「そっかww」

 

仲町「かおり〜、行こ〜」

 

折本「あ、ごめん呼ばれた…じゃまた今度連絡するね」

 

八幡「おう……」

ふぅ〜、嵐が過ぎた……

戸部とはまた別で疲れるな…

 

結衣「えっと…なんか、元気な人だね」

 

八幡「元気とうるさいはイコールじゃないぞ…」

 

雪乃「あの…ひき、がやくん…」

 

八幡「あ〜、何が言いたいかはわかっている」

 

雪乃「そう…なの」

 

結衣「ヒッキー…」

 

八幡「大丈夫だ、いずれは話そうと思っていたことだ…今まで黙ってたのは謝る、すまん」

 

雪乃「…謝ることはないわ、人には隠したいことの1つや3つあるわよ」

 

結衣「そうだよヒッキー!隠したいことは隠したっていいの!…いつか話したくなったときにちゃんと話してくれるなら」

 

八幡「すまない…」

こいつら…

 

雪乃「だから謝らない、私だって隠してることぐらいあるわ」

 

結衣「え!なになに?」

 

雪乃「あなたともっと仲良くなりたいってことよ」

 

結衣「ゆきのん」ダキ

 

雪乃「由比ヶ浜さん苦しいわ」

 

結衣「やだやだはなさない!ゆきのん大好きー!」

 

さっきまでの暗いイメージが一気に明るくなった…

二人に感謝だな

 

八幡「お前ら…迷惑かけたなすまな……ありがとう」

 

結衣「ぜんぜんだよ!」

 

雪乃「え〜、あなたは存在が迷惑だものこれ以上迷惑ごとを増やさないでほしいわ」

 

結衣「あ、あとやっぱり謝られるよりありがとうのほうが言われる側は嬉しいよ!」

 

八幡「そ、そか…それは良かった」

でもやっぱり恥ずいな…

 

雪乃「このあとどうしましょうか?」

 

結衣「なにか食べて帰ろう!」

 

八幡「そうだな…」

 

八幡「いっこいいか?」

 

結衣「なに?食べたいもの?」

 

八幡「いや違う…来週か再来週、できれば近いうちに放課後部室で話しがある…」

 

結衣「あ…」

 

雪乃「わかったわ…」

 

八幡「すまな……ありがとう」

 

結衣「あははwwヒッキーまだなれないね」

 

八幡「仕方ないだろ俺の存在が迷惑らしいから謝ることしかしてこなかったんだよ」

 

雪乃「そんなことどうでもいいわ、早く食事にしましょう」

 

八幡「まさかの今ごろハングリーキャラで行くつもりか?」

あわねぇーな…でもなんか……かわいいな

 

………

……

 

八幡「うまかった」

まさか4人でラーメンとわな

 

雪乃「凶暴的な味だったわ」

 

結衣「ヒッキーいつもあんなの食べてるの?」

 

八幡「そうだが?」

 

いろは「先輩やっぱり女子とラーメンはやめたほうがいいですよ〜、におったりするじゃないですか〜」

 

八幡「とかいいつつ、うまかったろ?」

 

いろは「美味しかったは美味しかったですけど〜…」

 

結衣「そうだね、でもデートとかでは避けたほうがいいかもだよ」

 

八幡「え!なんで?美味しいじゃん」

 

雪乃「一色さんがさっき言ったじゃない…」

 

八幡「ん〜…平塚先生だと問答無用でラーメンつれていかれんだけどな?」

 

いろは「あの人は別です!いいですか先輩、今度出かけるときはラーメンはだめですよ」

 

八幡「はいはいわかったわかった…」

その場合は飯をわかれて食えばいい、俺はラーメンが好きだ!あと戸塚が大好きだ

 

雪乃「たまに食べるぐらいがちょうどいいわね」

 

結衣「そうだね」

 

八幡「よし!飯も食ったしやることやったし帰るか!」

早く帰ってプリキュア見たいぜ

 

雪乃「そうねそうしましょうか」

 

結衣「閑散だね、ゆきのん一緒に帰ろ!」ダキ

 

雪乃「わかったわ由比ヶ浜さん、だから離れて」

 

いろは「じゃ、先輩と私はこっちなので」

 

八幡「じゃ明日」

 

雪乃「え〜、明日」

 

結衣「ヒッキー!いろはちゃん!バイバーイ」



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9話 話したいこと

ガチャ

八幡「たでぃーま」

 

小町「おかえりお兄ちゃん、ご飯にする?お風呂にする?そ・れ・と・も小町にする?キャー今の小町的にポイント高い!」

 

八幡「食べて帰った、あと今日は俺が飯登板だろみんなの作るからお風呂入ってろ」

飯を作ってくれてたら八幡的にポイント高かったな…

 

小町「了解!……覗いちゃだめだよ」

 

八幡「お前はかってに入ってくるのに俺からはだめとか理不尽すぎんだろ、モテんぞ?」

 

小町「妹の特権ってやつですよ」ムフー……バタン

 

ふぅ〜、なんで俺の周りってこんなに騒がしいやつ多いの?まぁ、小町は可愛いから許す…逆にこんな可愛い小町と一緒にいる俺が許されないか…ww

 

俺は食ったしサラダだけでいいか

ほかは〜…よし冷蔵庫にいろいろあるし八幡スペシャルでいくか

 

………

……

 

小町「ごちそうさまでした!」

 

八幡「お粗末!」

 

小町「何それキモ、お兄ちゃんアニメの見すぎだよ」

 

八幡「キモいとはなんだ!謝れ!原作者に松岡禎丞に」

松岡禎丞ってほんと女とうきゃきゃする主人公多いよな〜…俺もしたいな〜

 

母親「そんなのいいから小町はもう寝なさい」

 

小町「了解しました!おやすみなさいです」バタン

 

母親「…いったかしら……」

 

八幡「あぁ〜」

 

母親「で、あんたLINEで話しがあるって言ってたけどなに?」

 

八幡「小町に言おうと思う…」

そう口にすると母親は下を向いてだまった

 

数分たち母親が口を開いた

 

母親「あんた今何年生になったの?」

 

八幡「高校2年生だよ…」

 

母親「小町は?」

 

八幡「中学3年生だよ…」

 

母親「そっか…あれから2年もたってないのにあんたたちはこんなに立派に育って…」

 

親の涙ほどグッとくるものはないだろう…

 

母親「良かった2人ともお母さんにで…八幡あなたに小町は任せるわ、あなただけがあの子のお兄ちゃんなんだから、いいえ…あなたたち3人私の立派な息子娘よ…」

 

八幡「任せろ…」

そう伝え部屋をあとにした

 

俺がやることはまだ残っている…

 

コンコンコン

八幡「小町起きてるか?」

 

ガチャ

小町「どったのお兄ちゃん…怖い夢でも見た?存在否定された?慰めてあげる」

 

八幡「あぁ〜、ありがとでも違う、話があるんだ…」

 

小町「こまち眠いから完結に話して」

 

もう寝るとこだったのかな?

八幡「わかった…来週か再来週あたりに学校終わったら奉仕部のとこまで来てくれ、そこで大事な話しがある、詳しい日程はまた後ほど」

 

小町「がってん承知」

 

八幡「そんじゃ、おやすみ」

 

小町「おやすみお兄ちゃん」

 

小町はいつもかわいいな、俺にはもったいない…

俺のじゃなかったww

 

よしあとは…LINEで呼べばいいか

 

よしおっけー

あと今日俺がやることは…寝るだけだな



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10話 お兄愛

あの日から心の準備ができるまで10日もかかっちまった

みんなをまたせすぎたな…

 

八幡「おはよ〜」

 

小町「おはよお兄ちゃん!」

 

八幡「お〜…」

こいつは相変わらず下着にTシャツか、防御力ほとんど皆無

黄色か…小町って感じだな

 

小町「そこに朝ごはんあるよ、小町は制服に着替えてくる」

 

八幡「おう」

食パンの上にベーコンと目玉焼きそしてサラダ

朝はまっ缶よりブラックの方がいいって最近気づいたんだよな〜…べ、べつにブラックがかっこいいからとかなんて考えてないんだからね……あ

 

八幡「今日の放課後奉仕部までこれるか?」

 

小町「前言ってたやつ?大丈夫だよ」

 

八幡「そうか」

 

………

……

 

小町「お兄ちゃん早く乗って、遅れちゃう」

 

八幡「たく、遅れるなら先に一人で行け、つかこぐの俺だし」

 

小町「戸締まりした?よしレッツゴー!」

 

八幡「はぁ〜…ちゃんとつかまってろよ」

 

小町「は〜い」ギュー

 

あたってる…

危ない危ない、小町ルートまっしぐらになりそうだったぜ…小町は妹、小町は妹…小町は…いもうと……

 

小町「そういえば話って何?」

 

八幡「ん?あ〜、ただの世間ばなしだよ…」

 

小町「そっか…ここでいいよ!」

 

八幡「おう、気おつけてな」

 

小町「了解」

 

はぁ〜、やっと開放された…

ずっと小町のがあたってたから危なかったぜ…

ん?なんであいつこっち帰ってきてんだ?

あ、荷物ね…アホ

 

………

……

 

ーー小町視点に切り替えーー

 

昼休み〜、生徒会室でも行こうかな〜…

 

モブ♀1「比企谷さん」

 

小町「はい?」

 

モブ♀1「あんた朝一緒に来てた男って彼氏?」

 

小町「べ、べつにそういう関係ではないですけど…」

うわぁ〜、めんどくさい人に絡まれちゃったな〜

 

モブ♀1「え〜彼氏でしょ〜、後ろに乗って背中に抱きついてたもんね」

 

モブ♀2「デレデレだった〜!」

 

モブ♀3「つか比企谷さんの彼氏どうだった?」

 

モブ♀1「目死んでなかった?ww」

 

モブ♀2「それ!腐った魚みたいな目」

 

小町「…」

 

モブ♀1「やばいよね!目死にすぎキモすぎww」

 

モブ♀3「比企谷さんのタイプってあんな感じなの?うける〜ww」

 

小町「…」

 

モブ♀2「あいつは流石にないは〜」

 

モブ♀3「ないない、絶対に性格も終わってるよ」

 

モブ♀1「あんな腐ったやつゴミよゴミこの世からきe…ぐ……くる、しい、」

 

私は気づいたらモブ♀1の胸ぐらを掴んでた…

でも悪いとはまったく思わない、このまま思っていることを伝えよう…

 

小町「おい、誰の許可があって私のお兄ちゃんをあいつ呼ばわりしてんの?」

 

モブ♀1・2・3「…」

 

小町「質問してるんだけど?」

胸ぐら掴んでるから話せないのかな?と思い手ははなしてあげたけど口調はそのままで聞いた

 

モブ♀1「私じゃない最初に言ったのはモブ♀2よ…」

 

モブ♀2「は!モブ♀1のほうがたくさん言ってた!」

 

モブ♀1「モブ♀3だって性格終わってるって言ってた」

 

モブ♀3「ちょなんで私巻き込むの!」

 

はぁ〜、しょせん中学生もガキなんだな

責任のなすりつけ合い、あいつのほうが、ほうが…

 

小町「ねぇ」

 

モブ♀1・2・3「ひぃ〜…」

 

小町「あんたらの意見なんて正直どうでもいいの、私が言いたいのはなんであんたらが知りもしない赤の他人の私のお兄ちゃんのことを語ってるの?ってこと」

 

小町「確かに目が腐ってるし性格も終わってるかもしんない…でもそれをあんたらが言う理由あんの?つか、あんたらのほうが性格終わってるよ、自分の責任をなすりつけたり〇〇のほうがって自分の責任を少なくしようとしたり」

 

小町「いつも私にちょっかいかけてるけど私は笑って許してきた、私のことだったらまだ我慢できる…でも!お兄ちゃんのことを悪く言うやつは絶対に許さない」

 

モブ♀1・2・3「…」

 

小町「ッチ」

言いすぎたかな?でもお兄ちゃんを悪くいった向こうのほうが悪いんだから…

って私もまだまだガキなんだな…

 

〇〇「そこまでっす」

 

小町「大志くん…」

 

大志「小町ちゃん熱くなりすぎっす、それとモブ♀たちもなんで自分が怒られたか考えるっすよ、それでこれからの学校生活を変えていくっす」

 

大志「小町ちゃんちょっと…」

 

私は大志くんによばれ廊下に出てあるき出した…

前を歩いている大志くんが止まったとこは生徒会室だった…

 

大志「ここなら誰も来ないっす」ガラガラガラ

 

小町「ごめんね。大志くん…」

2人で椅子に座って沈黙を破ったのは私だった…

 

大志「ぜんぜんっすよ、それにあいつらも許せないっす…お兄さんのことをあんなふうに言いやがって、お前らがお兄さんの何を知っているんだ!って感じっす」

 

小町「アハハハ、大志くんも熱くなりすぎww」

 

大志「そりゃそうっすよ、大好きなお兄さんがあんなふうに言われてるんっすから…それに小町ちゃんが熱すぎたおかげで僕の方は平常心を保てたっす」

 

小町「そっか…」ポタ…ポタ…

 

小町「あれ?なんでだろ、なんでか涙が…」

 

大志「それほどお兄さんのことを愛しているってことっすよ」

 

小町「そっか…うぅ、うぐ……」ポタポタ

 

………

……

 

小町「ごめんね大志くん、変なとこ見せちゃって」

 

大志「ぜんぜんっすよ、それに小町ちゃん今日お兄さんに呼ばれてるんっしょ、ならあんな怒った小町ちゃんより笑顔のいつもの小町ちゃんのほうがお兄さんも喜ぶっす」

 

小町「そうか…そうだよね、よしいつもの可愛い小町でお兄ちゃんのとこに行くよ」

 

大志「その調子っす」

 

小町「大志くんありがと」

本当にありがと…大志くんもお兄ちゃんのこと好きなんだな…

お兄ちゃんのこと理解してくれる人がもっと増えたらいいな…

 

ーー次からまた八幡に戻りますーー



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11話 生徒会長

ガラガラガラ

小町「おまたせ!お兄ちゃん」

 

元気よく入ってきたのは小町だった

雪ノ下、由比ヶ浜、一色、材木座、そして今来た小町

そろったしそろそろはじめr

 

結衣「やっはろー小町ちゃん」

 

小町「やっはろーです結衣先輩に雪乃先輩に一色先輩」

 

雪乃「やっ…こんにちは小町さん」

 

そこまで言うなら最後まで言えよ…前もそんなだったぞ

 

一色「やっはろー小町ちゃん、卒業式ぶりかな?」

 

小町「たしかそうだったと思います!、一色先輩制服似合ってますね」

 

一色「ありがと」

 

結衣「そういえば同じ中学校なんだっけ?」

 

小町「そうなんですよ」

 

お、かってに本題にいきやがった

八幡「よし、話が盛り上がっている中すまん、今日俺がよんだのはみんなに言ってないことがあるからだ」

 

小町「お兄ちゃん女の子に隠し事はよくないなぁ〜、小町的にポイント低い」

 

八幡「うっせ」

 

結衣「やっときけるんだね」

 

雪乃「簡潔に20文字でまとめなさい」

 

八幡「あほできるか、できたらとっくに言っている」

ん〜…何から言うべきか…

 

八幡「じゃまず俺と同じ中学のやつをしょうかいしよう」

 

材木座「は!は!は!等々我の出番ってわけだな!はっちーよ」

 

八幡「出番だがそんな頑張る出番じゃないぞ」

自信満々にドヤ顔されても…

 

いろは「はい!私も同じ中学です!元生徒会長してました!」

 

小町「はい!小町も同じ中学です!現生徒会長してます!」

 

いろは、小町「「そしてそしてー!」」

 

何このノリ…こ、これにのらないといけねぇ〜のか…

八幡「え、えっと…最後に周りました俺!現生徒会長の小町!元生徒会長の一色!そしてその前の生徒会長が俺比企谷八幡だ!」

 

小町、いろは、材木座「「「いぇ〜い!」」」

 

結衣、雪乃「「・・・・・」」

 

す、すごい温度差が…

八幡「ごほんごほん、えっとそんな感じで俺ら4人は都賀中で中学校生活を謳歌していたんだ」

 

結衣「そうなんだ、都賀中か〜、あんまり都賀中から来てる人きかないな〜」

 

八幡「だから選んだ!」

これは高校生デビューがしたかったからみんながいないとこを選んだとかそんなんじゃないんだからね…

男のツンデレは吐きそうだ…

 

雪乃「かんけt」

 

八幡「むり、それで折本あいつも同じ都賀中だ」

 

結衣「そうなんだ…な、なんでヒッキーはその…材木座って呼ばれてたの?」

 

八幡「それわな…俺の母親がよっしーの義母親でよっしーの親父が俺の義親父だからだ」

 

結衣「ん〜…どゆこと?」

 

こいつ…ガチでわかってない顔しとる…結構噛み砕いて話したつもりだったけどな、説明難しいな

 

雪乃「由比ヶ浜さん比企谷君が言っていることを簡単に言ったら、お互いの両親が別れて比企谷君の母親と材木座君の父親が再婚したってことよ、そして再婚した夫婦がまた別れて比企谷君は母親、材木座君は父親のもとに行ったってことよ」

 

結衣「へぇ〜…じゃじゃ、ヒッキーと厨二は双子ってこと?」

 

八幡「よくきいてなかったのかよ…バカは仕方ないが理解しようとはしろよ…」

 

結衣「べ、べつに全くきいてなかったわけじゃないんだからね!ちゃんと兄弟ってのはあってるでしょ!、ヒッキー私をバカキャラあつかいしてるけどいちお総武高だよ?」

 

八幡「え?バカじゃないのか?ww、まぁ〜そこは詳しくさわらなくてもいいだろう…続けるぞ」



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12話 辛い過去…

八幡「実は俺ここをスポーツ推薦で入ってるんだ」

 

結衣「え⁉ヒッキーがスポーツ推薦‼ヒッキースポーツやってたんだ」

 

雪乃「私は普通に一般入試だと、スポーツ…そういえば…」

 

八幡「あぁ〜、たぶん今雪ノ下が思い出したことであってる…俺は中学でサッカーしてたんだ」

 

結衣「あ!だからあのとき折本さんだったかな?あの人がサッカー部のマネージャーって聞いてきたんだ!」

 

いろは「はい!で私がサッカー部マネージャーしてたんですよ」

 

八幡「ま、そんなとこだな」

 

結衣「へぇ〜、そっか私高校からのヒッキーしかしらなかったな〜」

 

なんでお前は頬を赤らめてニヤついてる…

そんなに恥ずかしい話だったか?

 

いろは「あ、先輩なんでサッカーやってないんですか?」

 

結衣「ほんとだ!なんでスポーツ推薦で入っているのにサッカー部入ってないの?」

 

八幡「お、おうそれはちょっとあとでいいか?」

 

結衣「う、うん」

 

雪乃「一ついいかしら?」

 

八幡「あぁ」

 

雪乃「最初に一色さんが部室に来たときにあなたのことを疑問げに比企谷と言っていたのだけれど時系列を教えてもらっていいかしら?」

 

八幡「おう」

はぁ〜、説明がむずいな〜

 

八幡「一色は俺がサッカー部にいないことに気づき誰かに聞いたんだろう…でも俺のことを知っているやつは誰もいなかった、あってるか?」

 

いろは「なんでわかるんですか?ストーカーですか?キモいんでやめてください」

 

八幡「ぐっ…」

ひどいよ〜、八幡泣いちゃう…

 

八幡「それでたぶん平塚先生に聞いたんだろう、担任だし…そのときに平塚先生にどこまで聞いた?」

 

いろは「えっと、生徒の事情をペラペラ話すことはできない、一色キミが比企谷に聞きたまえ…って言われました」

 

あの人がいいそうなことだ…

八幡「わかった、そうだな…」

 

八幡「俺はサッカー部に入りたかった…だが入れなくなったんだ…よっしーそんなに下向くな」

 

材木座「だって……」

 

結衣「え、どゆこと?厨二と関係してんの?」

 

八幡「親父はいわゆるDVだったんだ…よっしーの実の母親もその原因で離婚したんだ」

母さんはそのことを知らず親父と再婚した…

もっとよく観察しておけば…

 

雪乃、結衣、いろは 「………

材木座、小町     ………」

 

八幡「小町謝らなくちゃいけないことがある…」

小町には辛いかもしれないが…

 

小町「うん…」

 

八幡「手をあげる親父を小町は嫌ってた…だから反抗的態度もとる…そんなある日酒に酔って帰ってきた親父は何かイラツイタことがあったんだろう、小町や母親に手をあげだした…」

 

雪乃、結衣、いろは 「………

材木座、小町     ………」

 

八幡「俺とよっしーが塾から帰ったときには小町も母親も体中あざだらけになってたんだ…俺はその光景を見た瞬間足がかってに動いて親父を蹴り上げていた……」

 

八幡「そこからは俺と親父の一対一の喧嘩をずっと続けていて、おさまったのはよっしーが呼んだ警察が来てからだった…」

 

八幡「サッカー部だったからか力の強い親父でも俺の蹴りにはひるんでたんだ…だけど、手元にあったゴルフクラブで足を殴られ俺は走れない足になったんだ…」

 

雪乃、結衣、いろは 「………

材木座、小町     ………」

 

八幡「俺は合格が決まってたがその事件があってサッカー部に入れなくなったんだ…」



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13話 兄妹の思い出

八幡「それからは早かった、離婚して俺と小町が母親によっしーが親父について行った…そのとき母親は小町に嘘を言ったんだ」

 

八幡「『小町はお父さんが嫌い嫌い言ってるけどそんなこと言わないであなたのお父さんは義輝のお父さんじゃなくて八幡のお父さんなんだから』って…」

 

八幡「俺は知ってたんだ小町は母さんとよっしーの親父との子供だって、でも言えなかった…小町には辛い思いしてほしくなかったし小町もそっちのほうがいいと思ったから…」

 

雪乃「てをあげるようなお父さんから生まれたなんて嫌だから…」

 

八幡「あぁ、それが最善だと思った…だが、そんなに現実から逃げてていいのか、ずっとごまかして嘘を通して本当の親を知らずに生きることって本当に幸せなのか…知って嫌になることだってある、だが知らなきゃいけないことだってあると思う…だから今ここで言うよ」

これは俺にはわからない、これがどれだけ辛いことなのか…

でもそれを乗り越えた先に真の家族愛があったり絆があってりするんじゃないか…

だから言うよ…

 

八幡「小町…お前の父親は俺の父さんじゃない、よっしーの親父だ、大嫌いなてをあげるような親父からお前は生まれたんだ」

 

結衣「ちょ、ヒッキー…そんなにストレートに言わなくても…」

 

小町「大丈夫ですよ、結衣先輩……いずれわかってたことだろうし知るのがちょっと早くなっただけです……」ウルウル

 

結衣「そっか、小町ちゃんは強いんだね」

 

小町「はい、で、でも……ちょっと今まであった心の支えが……なくなった気がします……」ポタポタ

 

小町「小町はいままで……お兄ちゃんと兄妹だから……耐えてこれた…なのに本当は親が別だった、甘えれて怒れて甘えられて怒られて……今まですぐ近くにいたはずのお兄ちゃんが……なんだかすごく遠くに感じる……」ポタポタポタポタ

 

雪乃「小町さん…」ウルウル

 

結衣「小町ちゃん…」ポタ

 

いろは「………」ポタポタ

 

材木座「………」

 

小町「お兄ちゃん……小町はこれからどうしたらいいの……親が別ってもう他人だよ……小町はこれからなにに支えられて生きていけばいいの……」ポタポタ

 

小町はそのまま机に顔をあて腕で見えないようにして泣いていた…

泣いている小町を見るのは嫌だ

小町の可愛いとこはたくさんあるが、やっぱり1番は笑顔だ

俺はそっと小町の頭をなでた

 

八幡「小町、俺はここにいるぞ、小町の頭が撫でられるぐらいすぐ近くに…たとえ親が違えど俺たちの関係はそんなもので崩れないだろ?」

 

八幡「一緒にご飯を食べて一緒に歯を磨いて一緒に寝て、俺たちの二人だけの思い出だ…親なんか関係ない俺と小町二人だけの思い出なんだ」

 

八幡「小町俺は小町が好きだ、小町もそうだろ?親が違えど俺たちが一緒にいた思い出は俺たちの物だ、誰がどう言おうと俺たちの思い出にいちゃもんなんてつけさせねぇーよ」

 

八幡「心の支えなんていっぱいある、なんで俺が本当のことを言ったのか…それはな小町がもう一歩大人の階建を上がるためだ、どんな困難が降りかかろうと自分ではねのけて、自分で生きていくそんな大人になってほしいから本当のことを言ったんだ」

小町には辛かったか?

でもこれで小町も大人へと成長してくれるだろう…



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14話 ありがとう

あれから何分たっただろうか…

 

小町「もう大丈夫だよお兄ちゃん」

 

八幡「そか」

強くなったな…

 

雪乃「比企谷君その…」

 

八幡「あぁ、続きな…ん〜、もうなくね?」

 

結衣「え?もう終わり?」

 

八幡「だって言うことねぇーし…家のことだろ、小町のことだろ、サッカー部のことだろ…ないなww」

 

八幡「なんか質問とかあるか?」

 

結衣「はい!今までの話しぜんぜん関係ないけど、なんでヒッキーは奉仕部に入ったの?」

 

八幡「奉仕部に入った理由ねぇ…俺んちがそうだったからかな?困ってる人がほっとけなかったんだ…人間関係に苦しんだりしてる人をそのままにしていていいのか?って思ったときにこの部活をしり入ろうと思った、それが理由かな」

 

雪乃「それは?」

 

八幡「え?」

 

雪乃「それは?」

 

八幡「それは…たてまえで本当は楽そうだから」

怖い怖い怖い怖い雪乃さん怖すぎる

 

いろは「うわぁ〜先輩ガチじゃないですか」

 

八幡「しかたないだろ…足動かねぇんだし、部活強制だし」

 

結衣「クズ発言」ボソ

 

八幡「ボソって言うな本音みてぇーじゃねぇーか!」

なんで俺こんな叩かれてんの?女子ってそういうもんなの?

他の男どもだってそんなもんだろ…

 

小町「大丈夫ですよみなさん、こういうこと言いながら心の中ではちゃんと人のことを思って行動してる人ですから…15年間の付き合いなのでわかります」

 

いろは「15年…」

 

結衣「ハハハ、小町ちゃんがいたらヒッキーに完全勝利できるね!」

 

雪乃「私達はあなたの入部を待っているわ」

 

小町「はい!」

 

雪乃「それよりあんだけおもそうに話しがあるって言い出したから心の準備をしていたのに案外少しだったのね」

 

八幡「少しじゃねぇだろ、いや少しかもだが重要なことだろ」

 

雪乃「確かに重要だったは、けれどその過去を知っても私達があなたへの接し方は変わらないは…あなたはあなたなのだから、ね比企谷君」

 

八幡「すまない」

 

結衣「アウト!謝るの禁止!」

 

八幡「は!くっ……ありが、とう…」

この設定生きてたのかよ

すっかり忘れてた…

 

結衣「よろしい」

 

雪乃「比企谷君これからはあなたへの依頼は私が見極めることにするわ」

 

八幡「へ?なんで…ま、楽ができるならいいが」

 

雪乃「足が悪いことを知ってしまったしあまり無茶をさせれないわ」

 

雪ノ下さんやさs

 

雪乃「そのかわり、千葉県横断お悩み相談メールはあなたがすべて行いなさい」

 

前言撤回雪ノ下は悪魔だった

 

結衣「それいいね!そうしよそうしよ」

 

雪乃「あれ変なのばっかりでしんどいのよ…剣豪将軍さんって方はよく使うのだけれど日本語がまったくわからないわ」

 

材木座「ギクッ!」

 

結衣「わかる、なんて言ったらいいんだろうな…なんか、頭がおかしいみたいな、日本語が書けないから小説を投稿しても受からないんだろうなって思う」

 

材木座「・・・」チーン

 

もうやめて!よっしーのライフはゼロよ!

ピストルVSロケラン並みの戦略差があるな…

救いたいってわけじゃないが話を反らせてやるか

 

八幡「ま、なんだ…今日は集まってくれてありがとう、雪ノ下、由比ヶ浜、一色、材木座、そして小町…」

 

八幡「これからの高校生活…いや、もっと長く続くかもしれない…これからの人生、たぶん迷惑かけっぱになるだろうがよろしく頼む…俺も精一杯の努力をする…が、万が一があったときは支えてくれ」

 

雪乃「そうね、あなたは存在が迷惑だもの私達が支えてほしいくらいだわ」

 

存在否定…なんか、なれたな…

 

結衣「アハハハ、そうだね…でもヒッキー、ちゃんとありがとうって言えたじゃん!偉い」ナデナデ

 

八幡「やめろ、ガキじゃねぇ〜んだから」

 

結衣「えへへ」

 

いろは「先輩、自分だけらくしたら許しませんから、私生徒会長なりたいんでそのときはお手伝いよろしくしますね…これからも私を私達をよろしくお願いします♪」

 

なにこれ、かわいすぎる…

これが作ってなかったら一色ルートもあったな…

つか、最初から頼る気まんまんかよ

 

小町「お兄ちゃん、例え違う血でも小町のことを今までどおり愛してくれる?」

 

八幡「おう!小町愛してるぞ!」

 

小町「ありがとう!小町はそうでもないけど嬉しい!」

 

く……

 

材木座「…」

 

八幡「…」

 

材木座「はっちー…いろいろすまなかった、お父さんが荒れているのを俺は止められなかった…1番許されないのは俺だ…はっちーに小町にいろいろ迷惑をかけてしまって…どういったらいいかわからないが、本当にすまなかった」

 

深い深い、そして長く頭を下げているよっしー…

 

八幡「よっしー…頭上げろよ、別に俺も小町もお前のことを恨んでも憎んでもねぇ〜よ、俺らの頭にあるのはお前と山にカブトムシを取りに行ったり公園で遊んだりした記憶…楽しい記憶だらけだ、俺と小町と家族になってくれてありがとう、お前のことも愛してるぞよっしー」

 

材木座「はっちー…」ウルウル

 

小町「そうだよよっしーも小町の立派なお兄ちゃんなんだから、また一緒に遊ぼうね…お兄ちゃん!」

 

材木座「すまない……」ポタポタ

 

八幡「よっしー…そういうときは一言ありがとうでいいんだぜ」

 

材木座「そうか…はっちーに小町…ありがとう……」



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15話 分かれ道

時は加速する…

文化祭、体育祭とかくいろんなイベントが続いていき小町も花のJKへ…

俺や雪ノ下、由比ヶ浜…みんなは自分が行きたい道に進んだ

進学するやつ、就職するやつ、それぞれだったが

今もずっとつるんでたりしている

俺は大学卒業後それなりの会社に入りそれなりの社畜をしている…

雪ノ下は自分で進めたほうが効率がいいと事業を立ち上げ由比ヶ浜もそこで働いている

小町も今年で大学卒業、雪ノ下の会社の内定をもらっていた

みんな社会の一員としてそれぞれの人生を送っていた…

俺も社会の一員として日曜日に積極的休養だといいゴロゴロしていたはずなのに…

 

なぜか真っ昼間に一色と出かけている

 

いろは「先輩、今日はなんでみんなで集まって食事をしようってなったかわかりますか?」

 

八幡「なに?今日の集まりに意味があったの?」

 

いろは「大ありですよ!当ててみてください」

 

当てろって言われてもなんもでてこねぇ〜もんな〜…

それより今日の集まりに意味があることを俺には教えてないとかハブられてんのおれ?

ま、なれてるからいいけど

 

八幡「13代内閣総理大臣の誕生日」

 

いろは「え?そうなんですか?」

 

八幡「しらねぇ〜よ適当だ…答えは?」

 

いろは「7年前の今日先輩が奉仕部の部室で初めて自分のことを語ってくれた日ですよ…これぐらい覚えておいてくださいよ先輩」

 

八幡「いやいやいやいや、絶対わかんねぇ〜し…つかなんで覚えてんだよ」

怖すぎる…何もかもお見通し感が怖すぎる……

 

いろは「先輩の事は結構メモしてますから♪」

 

怖…え?メモ?怖!

どこぞの雪ノ下より恐怖を感じたぞ

 

八幡「そ、そうか…まぁ、今日の集まりの理由はわかった…けど、なんで俺はお前と真っ昼間に出かけねぇ〜と行けねぇ〜んだよ」

 

いろは「え、だって先輩服なにもないじゃないですか…高校のとき買ったやつだとサイズ合わないし…てゆぅか、先輩伸びすぎ」

 

八幡「そうか?お前の頭高校のときと同じぐらいのとこにあるぞ」

 

いろは「そりゃ〜私だってほんの少しは成長しましたけど靴でもってるんです、しかも高校のときってぜんぜん違いますよ…高校のときに比べたら先輩の顔を見る角度上がってますし」

 

八幡「そ、そうなのか?よくわからんが…」

ん〜…たしかに最近戸塚や小町が縮んだきはするな…

 

いろは「あれ?向こうの道路にいる女の子手振ってません?」

 

八幡「ん?…」

 

京華「はーちゃーん!」

 

八幡「けーちゃんじゃねぇ〜か」

 

京華「はーちゃーん!何してるのー!」

 

京華は信号を渡って俺たちの方に来ている

 

いろは「あれ?先輩あの車あきらかにスピード違反でこっちきてません?」

 

八幡「は!やばい…」

やばいやばいやばいやばい…

あのスピードでけいちゃんにぶつかったら…

追いつくか?いや追いつかないとけいちゃんが…

俺なんてどうなってもいいからけいちゃんを守らないと!

 

いろは「先輩!車来てますよ!」

 

八幡「けいちゃーん!」

 

京華「え?…」

 

いろは「せんぱーい!」

 

キィー

ドシャン!

 

キャー

 

やばい、人がひかれたぞー

 

ザワ…

ザワザワ…

 

いろは「…は!先輩!…先輩!先輩!しっかり、してください、せん…ぱい」

 

八幡「…ぐ、……う、…ハァハァ」

 

いろは「せん…ぱい」ウルウル

 

八幡「……けいちゃん…は無事…か?…ハァハァ」

 

京華「はーちゃん、大丈夫だよ…ごめんなさいけいかのせいではーちゃんが」ナキナキ

 

八幡「けい…ちゃん……けいちゃんは、何年生に…なるんだ?」

 

京華「けいかね今年で5年生になったよ」ナキナキ

 

八幡「そうか…もう、5年生…か……けいちゃん、これからの人生なにがあるかわから…ない…うれしいこと…かなしい…こと…でもな、けいちゃんしだいで、嫌いなことも…楽しくなるんだ……俺はこれまでの24年弱の人生…いろんなことがあった…残りの俺の人生…をけいちゃんに…たくす……だからこれからは…そんな泣いた顔じゃなくて、笑顔でいてくれ……」

 

京華「…うん」ナキナキ

 

いろは「せんぱいそんな死ぬ前見たいなセリフやめてください!絶対に死なないでくださいよ!まだまだ先輩に言いたいこととかたくさんあるんですから!それに今日はみんなで食事ですよ、絶対に死なないでください!」ポタポタ

 

八幡「……いろはも…いろいろ、迷惑かけ…たな…お前の、これからの…幸せを……願ってるぞ……」

手足の感覚がなくなってきた…

俺の人生はこれで終わっちまうのかな…

24年弱の楽しい人生だった…

くい…はたくさんあるな…

いちばんは自分の息子が見れないことかな…

 

ピーポーピーポーピーポー

 

おっと向かえがきたな…

これで俺がどっちに行くかわからなくなるな…

できればみんなの前で目覚めたいな…

目覚めたらヘブンにいるとか絶対にいやだぜ…



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16話 事故愛

静かな廊下…

聞こえるのは看護師さんたちのリズミカルな足音だけ…

いろはは一人椅子に座って治療中のランプをぼぉーっと見ていた

頭には昼に見た光景がフラッシュバックする…

 

どうして…どうして…

 

いろはは自分を攻め続けることをやめなかった…

 

ごめんなさい…ごめんなさい…

 

そして誤り続けた…

 

そんななか今までの音とは異なる音が聞こえだしてきて

ふとそちらを見た

 

タッタッタッタ

 

いろは「みな…さん」

 

雪乃「一色さん比企谷君は!無事なの?」

 

小町「お兄ちゃんはどうなってますか!」

 

結衣「ゆきのん小町ちゃん病院だからもうちょっとボリュームおとそ?…いろはちゃんヒッキーの様子は?」

 

いろは「わからないです…いいのかわるいのかも…」

 

材木座「それはどういうことだ?医者にも説明を受けてないのか?」

 

いろは「最初手術前は1.2時間程度と聞いたんですけど、もう5時間以上たってて…まだ何も聞かされてないんです」

 

雪乃「交通事故でそこまで時間がかかるものなのかしら…」

 

結衣「ヒッキー……」

 

材木座「小説を書く身としてたくさんのことを調べるが、医師が言った通りに手術が進むことはあまりないそうだ…血液が予定より多く減ってしまった、予想より傷が深い…だが、あまりにも違いすぎる…」

 

結衣「どうしよ、私のせいだ…私がじゃんけんで負けた人が行くって提案なんかしたから…みんなで、行けば変わってたかも知んないのに」

 

雪乃「あなただけのせいじゃないわ、私だって同罪よ…こんなリスクのことも考えれないなんて、私社長失格だわ…」

 

小町「最近忙しいからってお兄ちゃんの買い物の相手をしなかったから…小町がもともとちゃんとしていたら今日出かけることもなかったのに…」

 

いろは「みなさんは誰も悪くありませんよ…悪いのは私です…私の手の届くところで先輩は……なので攻めるなら自分じゃなく私を攻めてください…」

 

くらいな…

みんなの雰囲気もわるいな…

私が先輩を助けることができなかったせいで…

先輩は命の危機だし…

みんなにも迷惑を…

こんなとき先輩がいたらな…

一言でみんなを元気づけることができるんだろうな…

「顔を上げろ」って…

先輩…先輩……

 

材木座「ごほん…皆ちょっとしずまりすぎだ、顔を上げるんだ」

 

いろは「え…?」

 

材木座「まだ八幡が死んだと確定したわけじゃなかろう、それに八幡が事故したのは一人の少女を助けたからであろう…まずはその少女の一人の命を救ったと讃えようじゃないか…」

 

材木座「それにあのはっちーだぞ、入学式当日にも事故っておるしそのときは普通に大丈夫だった、たぶん女にはモテんが事故に愛されているんだろう…大丈夫信じていれば必ず戻ってくる」

 

結衣「…ぷっ…あはははははは、そうだねあのヒッキーだもん、小町〜飯はまだか〜とか言いながら起きそう」

 

雪乃「そうね、まだ生きているんだし今沈んでも仕方ないわよね」

 

小町「沈むなら腐れ目が本当に腐ってからにしますか!」

 

いろは「小町ちゃんそれはヒドすぎ」

 

雪乃、結衣、いろは、小町「アハハハ」

 

先輩私待ってます

信じて待ってます…

でも、なんか…



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17話 それぞれの道

(いろは視点)

 

事故から9年後…

雪ノ下先輩の立ち上げた事業が成功し日本トップ企業に数えられるようになり結衣先輩は副社長、小町ちゃんは秘書として

私は塾の講師として

葉山先輩は弁護士として

三浦先輩はケーキ屋として

海老名さんは人気マンガ家として

戸部先輩はプロサッカー選手として

川崎さんは小学校の保険の先生として

みんなそれぞれ趣味特技など様々なことをいかしそれぞれの道に進みました

高校のときと比べたらたくさんのことが変わりました

戸部先輩なんてプロですよプロ

あの戸部先輩が

でも一番変わったのは歳ですかねww

もう私なんて33歳、雪ノ下先輩や葉山先輩達は34………

平塚先生なんて…やめとこ

みんなそれぞれ自分の道で頑張っています!

 

そんななかまちに待っていたイベントが来ました!

明日のために心を踊らせながら準備をしていると

 

テロリロリロリン…テロリロリロリン

結衣先輩から電話だ

いろは『もしもし、結衣先輩こんばんわです』

 

結衣『もしもし、いろはちゃん明日の授業参観の準備終わってる?』

 

いろは『だいたいはできました』

 

結衣『そっか楽しみだね』

 

いろは『ですね、子供達みんなが同じクラスになるなんて初めてですもんね』

 

結衣『ほんとそれだよね、学年が同じでびっくりなのに同じクラスって』

 

いろは『ですね』

 

結衣『あ、いろはちゃんちのこちゃんと宿題した?』

 

いろは『しましたよ…そういえば明日の授業特別講師で川崎さんがしてくれるみたいですよ』

 

結衣『サキサキの授業、私も受けてみたかったな』

 

いろは『きっといい勉強になりますよ』

ん?なんか足音が

 

ガチャ

 

八幡「寝ねぇーの?明日行くんでしょ」

 

いろは「今電話してるから終わったら寝るよ」

 

八幡「ほぉ〜ん、じゃおやすみ」

 

ガチャ

 

結衣『もう大丈夫かな?』

 

いろは『あ、すみません…明日ってみなさんも来られるんですか?』

 

結衣『うん、みんなくるって…っていってもゆきのんと小町ちゃんはよく顔あわせるんだけどね〜』

 

いろは『同じとこで働いてますからねww』

 

結衣『なんかねいろいろすることあって忙しいけど結構楽しいよ、なれればどおってことないってかんじ…あ、ごめん長く話しすぎたかな?そろそろ切ろっか』

 

いろは『そですね、明日はよろしくですおやすみなさい』

 

結衣『そだね、おやすみ〜』

 

ピッ

 

よし準備もある程度終わったしもう大丈夫かな

はぁ〜、明日の授業参観楽しみ

 

今日は明日のためにもう寝よっかな…

ん〜…いちお時間とか確認してから寝よ

 

明日はいい一日になりそう…



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18話 こどもたち

小学校の教室にて

 

いろは「みなさんおはようございます」

 

結衣「あ、いろはちゃんやっはろー」

 

雪乃「おはよ、一色さん…由比ヶ浜さんあなたその挨拶気おつけておかないと仕事の電話で口走ってしまいそうよ」

 

結衣「え!、気をつける…」

 

戸部「お、いろはすじゃんおひさ〜元気してっぺ?」

 

いろは「はい、戸部先輩のせいで気分悪いです」

 

戸部「ちょ、それないわ〜えー、ちょ…隼人くーん、いろはすがー」

 

葉山「いろは戸部は見た目はあれでも中身はいいやつだから許してやってくれ」

 

戸部「隼人くんそれフォローになってないよ〜」

 

久しぶりに高校に戻ったみたいで懐かしいな…

平塚先生もこればいいのに

平塚先生『若いやつと飲んでも話が合わん』って断られたもんな〜

 

三浦「お〜す、遅れた?」

 

海老名「はろはろー」

 

結衣「優美子に姫菜にやっはろー、そろそろ始まる頃かな〜」

 

ガラガラガラガラ

 

ザワ…

ザワザワ…

 

川崎「えっと、しずかに…今日の授業は私が進めていきたいと思います」

 

戸部「よ!まってましたー」結衣「サキサキがんばれー」

 

雪乃「ちょっと、二人共しずかに…授業なんだから」

 

戸部、結衣「すみませーん」

 

うん、バカだと思う

 

川崎「え、えっとじゃプリント配るから後ろに回してねー」

 

川崎「今日の授業は自分に込められたお父さんお母さんの思いです…みんな宿題はしてきた?」

 

クラスメイト「はーい!」

 

川崎「じゃー先頭は〜…戸部翼くん!」

 

翼「えー俺から〜ないわー」

 

結衣「え、めっちゃ戸部っちそっくりww」ボソボソ

 

戸部「ま、俺の子供だかんな」ボソボソ

 

結衣「でも戸部っちと優美子の子供じゃん、優美子要素なくない?」ボソボソ

 

戸部「俺もわかんねww」ボソボソ

 

翼「えっと…ぼくの名前の由来はお父さんがサッカー選手でサッカーをしてほしいから翼という名前になったそうです、でもぼく的には野球のほうが面白いです」

 

川崎「キャプテン翼だね、翼くんは将来どっちをしようと思うの?」

 

翼「う〜ん…どっちも!やっぱ二刀流ってカッコいいっしょ!」

 

川崎「かっこいい!がんばってね…はい戸部くんでした」

 

結衣「ねぇ〜ゆきのん」ボソボソ

 

雪乃「何かしら?」ボソ

 

結衣「サキサキって子供の前だとキャラ変わるね」ボソボソ

 

雪乃「好きなものを前にすると誰だってそうじゃないかしら?」ボソボソ

 

川崎「じゃー次は…葉山雪人くんいってみよー」

 

雪人「はい、ぼくの名前の由来は父と母の名前から一文字ずつとって雪人になりました、母に聴くと『私と隼人両方のいいところを受け継いでほしい』と教えてくださいました、なのでぼくも将来父や母みたいな立派な大人になろうと思います」

 

川崎「ちゃんと将来のことも考えていてすごいと思います、葉山くんのお父さんもお母さんもすごく立派なかたなのでがんばってね…はい葉山くんでした」

 

結衣「ひとり優等生がまじってる…」ボソボソ

 

姫菜「ひとりだけ頭一つでてるね」ボソボソ

 

結衣「そういえば姫菜は今日どうしたの?仕事は?」ボソボソ

 

姫菜「独身漫画家は癒やしを求めてみんなの子供を見に来たのだよ腐腐腐」ボソボソ

 

川崎「じゃーつぎはー………

 

………

……

 

結衣「いろはちゃんのとこラストだね」ボソボソ

 

いろは「はいうちの子でしめれれるんですかね?」ボソボソ

 

結衣「ま、そこはサキサキ先生がなんか言ってくれるんじゃないかな?」ボソボソ

 

川崎「ラスト材木座八幡くん、いってみよう」



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19話 大好き

八幡「はい、僕の名前の八幡とはお母さんが元々付き合っていた人の名前だそうです」

 

みんな「「「え…」」」

 

八幡「お母さんは中学生のときから八幡さんと付き合っていて、八幡さんのいいところをたくさん見てきてそんな八幡になってほしいという思いで、僕の名前が八幡になったと言ってました」

 

結衣「え、いろはちゃん、ヒッキーと付き合ってたの!!」

 

雪乃「中学生のときからって…」

 

戸部「ってことは高校の時もずっと付き合ってたってことになるべ!えっ、ぜんぜん気づかなかったべ」

 

三浦「隼人しってた?」

 

葉山「あぁ、たまにいろはから相談されてたし、それにみんなには内緒にしてくれって言われてたから…それより俺らがこんなに話してたらほら、先生が」

 

みんな「「「ごめんなさい…」」」

 

川崎「八幡君はたぶんわかんない話になっちゃうんだけど、八幡君の友達のお父さんやお母さん達はみんな比企谷君と高校をすごしてるんだよ、もちろん私も

文化祭や体育祭、修学旅行やクリスマスイベント、バレンタインデーのイベント、たくさんの事を比企谷君が頑張ってくれてせいこ…うん、成功したの」

 

結衣「今迷ったよね、絶対迷ったよね」ボソボソ

 

川崎「私達を結びつけてくれたのは比企谷君だった、私なんかあまりクラスの人と馴染めてなかったけど比企谷君はみんなと変わらない感じで話してくれたの、誰にでも分け隔たりなく接していて、そして相手のことを一番に考える、八幡君には大きなハードルがあると思うの、でもねそれを無理に越えようとしなくてもいいの

大きなハードルだと怪我しそうだしね、まずは自分のペースでいいから八幡君は八幡君なりに頑張ってね」

 

八幡「はい!大きなハードルはくぐりやすいともいいますしね、無難に疲れないように頑張ります」

 

結衣「うわぁ〜あれめっちゃヒッキーにそっくり」ボソボソ

 

いろは「そりゃそうじゃないですか、私と先輩の子供なんだから」ボソボソ

 

みんな「「「え!?」」」

 

ガラガラガラガラ

 

材木座「遅れた、もう八幡の発表終わった?…って何この空気」

 

結衣「何じゃないよ!中2どういうことか説明して!」

 

材木座「う、この歳でその呼ばれようは心に響くな…」

 

雪乃「由比ヶ浜さん騒がしいわ、まだ授業終が終わってないから聞くのはあとにしましょう」

 

………

……

 

いろは「で、話し合いでどうしてサイゼなんですか」

もうちょっと喫茶店とか落ち着いたところがよかったな

まぁ〜、人数も多いんでべつに嫌ってわけじゃないんでいいんですけど

 

結衣「まぁまぁ気にしないで…コホン、えっとまずは〜何?」

 

雪乃「比企谷君と一色さんが中学生の頃から付き合ってたって話、そして私達は材木座君との子供だと思ってた子供は実は比企谷君の子供だったって話を詳しく教えてくれないかしら」

 

いろは「はい、でもそのまんまですよ

中学生の頃サッカーしてた先輩にひかれて私から告白してお付き合いすることになって、先輩が総武高受けるの知って追いかけ私も総武高に入学しみなさんと一緒におでかけしたりそんな感じですね」

 

結衣「へ、へぇ〜知らなかった…じゃー入学式の日ヒッキーを見てたのって知り合いがいたからとかじゃなくて、ただたんに彼氏見つけたからってことか!」

 

いろは「あんまり覚えてないんですけど、たぶんそですね」

 

雪乃「誰かを比企谷君が選ぶとき一色さんを選んでいたのも…おでかけしたときに一色さんのクレープは食べたのに由比ヶ浜さんのクレープは食べなかったのも…比企谷君の奢り宣言に驚いていたのも…初めてのおでかけだったのに一色さんは比企谷君の私服事情を知っていたのも…」

 

結衣「ほんとだ!え、なんかめっちゃアピールしてない?二人!」

 

いろは「そこまでは出してないつもりだったんですけどね、こう考えてみるとですね」

クレープの時は私も結衣先輩のは食べてないの気づいてちょっとないしん嬉しかったけどね

 

葉山「あといろは、比企谷との子供のけんは俺聞かされてなかったけど教えてもらえる」

 

いろは「はい、えっと……うん、いいか、はい

先輩とお別れした日にはもう妊娠してることがわかってて、食事が終わったらみんなに言おうってなってたんですけど、そしたらあの事件がおきてそのままあやふやになってたって感じです」

 

結衣「へ、へぇ〜知らなかった、私達結構近いところに居たのに何も知らなかったんだね

じゃその後中2と結婚した理由って?」

 

材木座「あの、その呼び方やめてもろて…」

 

いろは「結衣先輩、一人のときはその呼び方でいいんですけど私と居るときはその呼び方やめてください、私までそう思われちゃうじゃないですか〜」

 

材木座「う〜ん、心配してるのか貶してるのかどっちだろう」

 

いろは「これでも心配してますよ、でですよ

私が好きな先輩、これは変わらないんですけど

大好きな先輩とお別れして私一人で一人の子供を育てて行けるのかって私病んだ時期があったんですよ、そんな時にずっと励ましてくれたのが義輝君だったんです

私は先輩のことが大好きなのに義輝君にひかれていったんです…私は最低だと思いましたよ

先輩がいるのにってずっと思ってました、お別れしたはずの先輩のことがずっと忘れられない、なのにひかれていって本当にクズだと思いました、心配してくれたら、かまってくれたらそれでいいのかってね」

 

いろは「いろんなことがあって病んでたんですけど、義輝君が【八幡のことが好きなのはわかる、俺も好きだから、でもそんな傷ついた一色さんを見たくない、八幡もそんなの望んじゃいない、だから僕ら二人で手をとりあって一緒に八幡に笑顔で会えるように生きようじゃないか】みたいなクサイこと言われて結婚することを決めたんですよ」

 

雪乃「ごめんなさい、あなたがそんなに辛かったなんて私ぜんぜん気づかなかった…」

 

結衣「わたしも、その時そばにいられなくてごめんね」

 

いろは「ぜんぜんですよ、良くか悪くかそのおかげで今もこうして笑っていられるし八幡もお父さんがいる中で生活できてるし、間違いではなかったと思います」

 

葉山「そうだな、比企谷もきっと子供の成長を見守ってるだろうし、比企谷の良いとこだけとって成長してもらいたいな」

 

結衣「そうだね、今もなんかヒッキークサイとことかあるからこれから頑張って表にでても恥ずかしくない子供達にしていかなくちゃね」

 

雪乃「由比ヶ浜さんあなたそれ比企谷君は表に出たら恥ずかしいと言っているのだけれど…」

 

結衣「へ、そなの?置いといて置いといて、私いろはちゃんとヒッキーとの馴れ初め詳しくききたーい」

 

いろは「いいですよ」

先輩との思い出って誰にも話したことないし、先輩の話聞きたいって言われるのなんか嬉しいな、先輩ってみんなに好かれてるんだなって実感しちゃう…

 

………

……

 

川崎「ごめん残ってた仕事してたのと京華拾ってたら遅れた」

 

結衣「ううん、大丈夫だよ!先生お疲れさま〜」

 

雪乃「ついてすぐで悪いのだけれどそろそろ行きましょう」

 

結衣「そうだね、きっとまってるか」

 

………

……

 

いろは「みんなでお墓参りって初めてですね、先輩こんなに人来て驚きそうですね」

えっと、前から3列目の右から3番目と

深い意味はなかったけどなんとなくここが空いてて目に入ったんだよね…

 

結衣「久しぶりヒッキー、今日はね知らなかったヒッキーのことたくさんたくさん知れたよ!私もいつかそっち行くからその時のためにたくさんたくさんお土産つくってるね!」

 

雪乃「比企谷君…あらたまってあなたに言うことなんてとくに思いつかないけれど、あなたがしたことは間違いではなかったわ、誇りなさい」

 

葉山「比企谷…俺もとくに言うことがないな………あ、平塚先生とうとう結婚したぞ、相手は2個年上の自衛隊の人らしい、子供はつくらないみたいだけど、また三人でラーメン食ったあとに酒でも飲みに行きたいな」

 

三浦「あ〜しが一番何言ったらいいかわかんないんだけど、まぁ〜とりあえず、子供はまぁ〜ひきおと違って可愛かったぞ…」

 

戸部「いろはすからさっき聞いたんだけど比企谷君結構サッカーうまかったんだな!俺とかこんなんでもプロなれたから生まれ変わったらまたサッカーすっべ」

 

川崎「あんたの息子は私が先生として必ず道をはずさせない、楽にしてな」

 

京華「はーちゃん…京華を助けてくれてありがと、はーちゃんがいたから私はここまで成長できたよ、はーちゃんに助けられたこの人生大切に使うね!ありがと…」

 

川崎「京華はそのはーちゃんから早く卒業しないとずっと心配されてそう」

 

京華「だってはーちゃんははーちゃんだもん、変わらないよ」

 

いろは「そうだね、みんなの中の先輩は変わらない、男らしい、かっこいい、人のためにならなんだってする、そんな先輩」

 

いろは「先輩、大好きだよ」



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あとがき

すみません!ほんとすみません!!

10ヶ月ぐらい空いてしまいました

流れとかどうしよこうしようとか結構考えてたんですけどサボってる間に消えていって当初の終わらせ方とは違うような気がします

ま、だいたいこういう感じでいこうって思ってたようにかけた感じはする

そして期間が空きすぎたがゆえに書き方を忘れた

話を1から読んでいくとわかるとおもうんですけど、この辺とこの辺文書の作り方違うな〜って思うところが出ると思います

でも終わったんだからこれでよし!

これはこれでまぁ〜ありでしょう

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

僕は学生でして地方大会、生徒会選挙、全国大会っていろいろやることや仕事が増えていってそれを消化させてたら頭からすっかり消えてたよね

しかもコロナの影響で時間ができそこで書けばよかったのに新しい趣味に目覚めてずっとそれ見てた

ほんとねすみません!

新しくオリジナルで書きたいことができてこのssを終わらそうって決意できました!

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

次書くのはオリジナルでまぁ〜、学生ものなんですけど

次もまた結構な期間が開くかもしれないんですが書こうとは思います!

気長にまっててください

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

はい!というわけで1000文字行かないとこれ投稿できないんで好きな曲の歌詞載せときます

わかる人はわかると思うんですけど、これが新しい趣味ですね

 

(これ歌詞とかのっけてよかったのかな…)

 

【Virtual to LIVE】

どうしようもなく今を生きてる 

この声が届く未来が 幸福だと言えるように

ただ謳おう Virtual to LIVE

 

進む先が見えなくたって 手探りでも歩き続けた

泥だらけの足元のまま 肩を揺らす

ぎこちなくて震えた声を 一つ一つ積み重ねてく

「大丈夫」と誰かの声が手を握った

 

遠くから聞こえていた 足音はいつの間にか

笑い合うこの近くに感じられるよ

 

君と僕を繋ぐこの糸 七色に掻き鳴らしてく

見てる明日がそれぞれでも 歩いていこう

どうしようもなく今を生きてる 

この声が届く未来が 幸福だと言えるように

ただ謳おう Virtual to LIVE

 

 

止まることのない時間の中で 窓に向かい笑い続けた

不格好に投げた言葉で日々を綴る 瞬くたび変わる景色を

一つ一つ刻みつけてく 「大丈夫」と明日の誰かに言えるように

 

少しずつ築いてきた たくさんの昨日たちと

飾らないこの気持ちで 明日も話そう

 

君と僕を繋ぐ境界 七色に響かせていく

向かう先がそれぞれでも 進んでいこう

どうしようもなく今を生きてる この声が届くかぎりは

幸福だと言えるように ただ願おう Virtual to LIVE

 

手を合わせた 窓の向こう 

君のその笑顔まで 少しでも伝えたくて

遠く遠くに叫ぶ 

いつまででも いつからでも

くだらない話で笑おう 

君の近く もっと近くに行くから

 

君と僕で作り上げていく 七色に輝く世界

見てる明日が それぞれでも歩いて行こう

どうしようもなく今を生きてる

この声が届く未来が 幸福だと言えるように

ただ謳おう Virtual to LIVE 

 

LaLaLa……



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アフターストーリー 1 - 1 思い出 (材木座家)

いろは「あれ、珍しい…いっつもブラックなのにそんなに甘いの義輝君は飲めるの?」

 

材木座「いやなに、たまにはな」ゴクゴク

 

いろは「そうですか…」

本当の兄弟ってわけではないはずなのにやっぱり先輩に似てるとこは似てるな〜

 

材木座「なんか視線が、顔になんかついてる?」

 

いろは「いや、横顔かっこいいなって思っただけですよ」

 

材木座「そ、そうか?やはり俺には才能が…」

 

いろは「あ、ぜんぜんそういうのじゃないんで…てゆうか義輝君からドライブのお誘いって珍しいですね」

 

材木座「なに、久しぶりに長めの休みをもらえたんだ…家族サービスするのはあたりまえだろう」

 

いろは「いつもお世話になってます、今日は楽しみましょう」

いつも遅くまでお仕事してるのに車まで運転してくれて…これは私が頑張ってケアしてあげよう

 

………

……

 

いろは「そろそろ疲れませんか?運転変わりますよ?」

 

材木座「いや、いいよ、ありがとう…もうそろそろつく頃だし」

 

いろは「あ、そうそう…結局今回どこ行くんですか?」

 

材木座「今回の旅の目的地は屋島だよ、前に来たことがあって景色もいいし風も気持ちいいし歩くのが楽しいよ」

 

いろは「ほうほう」

義輝君ってなんかかっこいいゴツい系が好きなんだと思ってたけど、案外景色とか神秘的な方が好きなんだな〜

結婚して数年だけど知らなかった

神秘的なオーラで体が浄化されなければいいけど…ww

 

………

……

 

材木座「よし、ついた…八幡起きろ〜」

 

八幡「ふぁ〜…おはよ、ここどこ?」

 

いろは「屋島って言って香川県よ」

 

八幡「香川まで来たの!?なぜにそんな遠いとこまで」

 

材木座「思い出だからだよ」

 

いろは「思い出、ですか…」

 

材木座「そうそう、ほらここから見た下の景色すごいだろ!」

 

八幡「海が見える!結構キレイだね、これがバエってやつ?」

 

いろは「ほんと、キレイだし道もあるきやすいし地域の人はウォーキングとか結構歩きたいって人は多そうですね」

気持ちいいし地域の人ちょっと羨ましいな

 

材木座「そうだな、でも今回はちょっと人が多い気がするな…みんな目的は同じかな?」

 

いろは「目的?なんかここであるんですか?」

 

材木座「ここにある水族館がなくなることになったんだよ、それでみんながなくなる前に足を運んでるんだと思う」

 

いろは「え、なくなるんですか…だから思い出ですか」

ここに水族館があることを知らなかったけど、なくなるんですか〜

こんだけ人が歩いているってことは結構栄えてたんだろうけどな〜

思い出か、私の知らない話だな

 

材木座「よしここから中に入れるぞ、八幡はしゃぐのはいいが父さんや母さんに一言言ってから離れるようにな、もし迷子になったらこの入口に来るように!

覚えたか?」

 

八幡「大丈夫、心配なら母さんにしてくれ…じゃ俺行ってくる!」

 

いろは「どういうことよ!はいはい、どうせ私は人生迷子ですよ〜だ」

 

材木座「ははは、いろはこっちこっち何時からか忘れたけどイルカのショーがあるから見てよ」

 

いろは「なんか結構詳しいですね、誰と来たんですか?」

道とか景色のこととか思い出…か、やっぱりだれか好きな子とかと昔に来たのかな?

 

材木座「屋島は昔はっちーとまだ仲が良かった頃の両親と家族旅行で来て、その時のことをまだ覚えてるだけだよ、最後にまだ水族館が残ってる間に行っときたくてわがまましちゃったかな、」

 

いろは「いえいえ、私結構ここ好きですよ、それに先輩との思い出ですか…」



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アフターストーリー 1 - 2 1人

材木座「はっちーを好きでいてくれた人だからな、はっちーとの思い出を共有したかった」

 

いろは「嬉しいです、私も義輝君がしらない先輩のいいところ可愛いところいっぱい見てきましたから」

 

材木座「大好きな人と大好きな人の話し」

 

いろは「なんか気持ち悪いですねww」

 

材木座「ハハハ、それにしても結構賑わってるな」

 

いろは「そうですね、そんなにここが愛されてるってことですね」

こんなに人がいたら八幡迷子になりそうだな〜

あれ、でも迷子って…

 

いろは「ねぇねぇ義輝君、さっき八幡に迷子になったら入口に来るように言ってたけど、一人で行動してて迷子になったってわかるものなんですか?」

 

材木座「………その時はその時だな」

 

いろは「ハハハ、30分ぐらいで帰ってこなかったら見に回りますか」

あの子外に出たがらないんだけど、一回出たら帰ってこないからな〜

 

………

……

 

八幡「うわぁ〜すっげー!、さかなさかなさかな、魚ばっかじゃん」

あれ何かな?なんて寿司だろ

いろんな色やいろんな形の魚がおるな〜

 

八幡「うわ、何あいつ頭飛び出てんじゃん」

そういえば前テレビであの頭のところじゅるじゅるでまずいって聞いたような…知らんけど

 

あ、何ここ…ふれあい?

ヒトデとかクラゲが触れるのか…

 

ほれ、ほれほれ、ほれほれほれほれ

 

プニプニで可愛い

クラゲってチクチクするイメージだけど上側は結構触り心地いいな〜、あとは夏の海に出なかったらいいんだけどな〜

アイツらうざいんだよな〜、例えるなら海に入りもせずに目だけ泳いでる若い兄ちゃんとか

目線がエロすぎて気持ち悪い…まだ子供だからそういうこと知らんけど

 

次は次はと、ヒトデくんだ〜…エイ

 

八幡「カタ…」

何こいつカタ…可愛くない

何こいつ?こいつのどこがいいの?

 

モブ女1「ちょっとまって、ヒトデ可愛くない?」

 

モブ女2「えなにこれー!可愛い〜!」

 

は?かわいい?お前らが言いたいのは

小さなヒトデのこと可愛いって言ってる私ヒトデみたいに顔小さくて可愛い〜だろ…

 

うわぁ〜、このヒトデなに?化粧してんの?あ、違った水面に写ったモブ共だった…

これ以上はやめておこう、ライン超えギリギリだ…

もう超えとるかもなww

 

さ、次は〜…何処いこ

この人の波にのまれてみるか〜

 

は〜い案の定やね、ここどこー!

そうここは水族館言うてる場合か

まぁ〜いいや、入口行くか〜

えっと、ちずちず〜…

ん?地図みるならいる場所わかるじゃん、まいいや

 

………

……

 

八幡「入口だれもいねぇーじゃん」

まぁ、そりゃそうか

このあとどうすっかな〜、迷子のときはその場から動かんのが一番やし

今回は集合場所決めてるからそこにいればいいだけやし

………ひまいな

 

水族館まで来てなんで俺またされてんの?

つか、俺べつに一人で行動しよるだけやし迷子ではないよな…

 

そや、すぐそこにイルカおるしイルカ見よこ

入口から見えるってことは逆に考えれば

イルカのとこからでも入口が見えるってことだ…

俺頭いい〜!

イルカが見れて待ち合わせ場所も見れて一石二鳥

 

イルカをこんなまじまじ至近距離で見ることなかったけどあれやな

イルカって顔面いかついな

背びれも生えとって…イルカの背びれってうまいんかな?

たしかフカヒレってサメのヒレよな…

イルカでも美味しくいただけたりするのかな?…ジュルリ



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アフターストーリー 1 - 3 2人

材木座「もどってこんな〜、まだ周りよんか迷子なんか…これだったらスマホでも持たせるようにしたらよかったかもな」

 

いろは「なんかあれですね〜、私達が子供の頃って携帯持ってる子のほうが珍しかったのに今だとぎゃくですもんね」

私もスマホは高校生からだったのにな

ま、それで安心できるならそれが一番か

 

材木座「ん〜、まいいか、まわりながら探そう」

 

いろは「そうですね〜、良さげなのがあったらずっととどまってそうだし、なかったら外出て探したらいいだけだし、なんなら私達も水族館を堪能できるし中まわるのはいい案かもですね〜」

水族館デート、水族館デート

 

材木座「では行こう」

 

………

……

 

いろは「義輝君義輝君、この頭というかおでこが飛び出てる魚なんて名前ですか?」

 

材木座「俺がなんでも知ってると思うなよ…」

 

いろは「え、以外です…結構カタカナとか頭良さげ〜みたいな言葉しってるからてっきり全知全能かと」

 

材木座「君は僕のことをゼウスかなんかとでも?この魚はナポレオンフィッシュっていって、おでこのコブはじゅるじゅるであんまり美味しくないらしい」

 

いろは「って、やっぱりしってるじゃないですか〜」

 

材木座「まぁ〜、この前八幡とテレビで見ただけなんだけどな」

 

いろは「なぜ、そんなテレビを…?そしてなぜ誘ってくれないんです?まぁ、いいですけど」

先輩もそうだったけど義輝君は教科書の隅っこに書いてるとこまでしっかり勉強してそうだな〜

面白いのが先輩も義輝君も文系で数学でのわからない問題の躓き方も一緒なんだよな〜

 

いろは「あ、義輝君なんかふれあい広場みたいなとこあるよ!」

 

材木座「はしゃぎすぎはしゃぎすぎ、、、へぇ〜この水槽にいるやつなら触ってもいいんだ」

 

いろは「くらげめっちゃプニプニして可愛いんですけど、ちょ、義輝君も触ってみて!」プニプニ

 

材木座「結構こう〜なんていうかな、癒やされる?かわいいな、ほれほれ…ほれほれほれほれ」

 

いろは「ちょ、義輝君やりすぎww」

うわぁ〜絶対に八幡もこれやってる

二人とも案外似てるからな〜

 

いろは「義輝君!こっちのヒトデはどうですか?可愛くないですか?」

 

材木座「おぉ〜、やっぱり星型ってカッコいいな〜…どれどれ…」ツンツン

 

材木座「硬い、可愛くない」

 

いろは「柔らかくないもの全否定!」

まぁ、わからないでもないですけど〜

うぅ〜ん、でも義輝君がヒトデをカワイイカワイイツンツンしてるのはあんまり見たくないかも…ww

 

材木座「ん〜」

 

いろは「どうしました?」

 

材木座「いや、昔も俺とはっちーとでこんな感じのやり取りをしたような気がして」

 

いろは「おぉ〜、懐かしのあの頃の想いでってやつですね」

先輩との想いでか〜、もっともっとたくさん遊びたかったな…それこそ親戚の人達と楽しく食事みたいな

まぁ、先輩は絶対いやっていいそうだけど

 

材木座「そうそう、はっちーと来たときはこのまま流れにのまれてイルカを見た気がするな〜」

 

いろは「ふれあいができてイルカもいて最高ですね!あとはそうですね〜、ペンギンとかいたりします?」

 

材木座「いるかもな〜」

 

いろは「…」

 

材木座「いやごめんて、取り敢えずグルって見てイルカショーでも見よ」

 

いろは「了解です!」

イルカ、イルカ〜

水族館デート楽しいな〜、ちょっと暗い部屋やちょっと狭い部屋

いろんなブースがあって付き合いたてのカップルとか絶対おすすめするな〜

 

いろは「義輝君、ここの水族館っていつ終わるの?」

 

材木座「たしか一ヶ月後ぐらいだったと思うよ」

 

いろは「じゃ、みんなのお土産としてここをおすすめしよっと」

 

材木座「取り敢えずイルカ目指しながら八幡を探すか〜」

 

いろは「了解です!」

 

………

……

 

材木座「お、イルカショーはじまるじゃん、ちょうどいい」

 

いろは「おぉ〜、いるかって案外顔いかつくないですか?」

 

材木座「そうだなwwこれでも平塚先生が怒ったときのほうがいかついかもな」

 

いろは「義輝君、それはライン超えかな」

 

材木座「えぇそんな…ていうかあそこの端っこに座ってるの八幡じゃん、あいつも見に来てたんだな」



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アフターストーリー 1 - 4 リアル

材木座「すまん八幡、帰ってこないから探しに行ったら入れ違いになってた、一人で大丈夫だったか?」

 

八幡「父さん俺をなめすぎ、俺だってもういい年だぜ?」

 

いろは「9歳が何言ってんの、自分が思ってるよりまだまだあなたは子供よ、気をつけないと危険な目にあったりするんだから」

それにしても、八幡ってもう9歳なんだ

ついこの間まで両手におさまる可愛らしい赤ちゃんだったのに

そしてまた八幡が18とかになったら同じこと思い出すんだろうな、、、時間がたつのってほんとあっという間だな

一つ一つの思い出を大切にしないとな…

 

八幡「でも優しい大人は優しいよ、今だっておじいちゃんが…あれ?」

 

材木座「ん?」

 

八幡「あれ?この辺に白髪で髪くくってるおじいちゃんいなかった?」

 

いろは「何?そのおじさんと仲良くなったの?」

 

八幡「うん、なんか向こうから話しかけてきて、、、ん?でも名前知ってたよ?」

 

材木座「まぁ、気にしなくていいだろう、優しい人は優しいけどな心の奥底に隠してる本性があるかもしれない、そのへんは実際に対面した八幡しかわからないだろう、だから自分でそのおじいさんの事を信用できる人ならまた会った時に挨拶でもしたらいいさ」

 

いろは「そんなもんなんですかね?」

ちょっと人に対する警戒心が緩い気もするけど、小学生だしそんな感じでいいのかな?

 

材木座「お、イルカショー始まるぞ」

 

………

……

 

帰りの車にて

八幡「やべー、やべーよイルカ、迫力はんぱない!」

 

材木座「わかるぞ、あれは凄かった、やはりイルカとテイマーさん?ブリーダーさん?との絆なんだろうな」

 

いろは「熟年夫婦みたいに息がぴったりでしたね、なくなるのもったいないですね〜…」

なくなったらイルカと離れ離れになるのかな?一緒に違う水族館勤務になったりするのかな?

 

材木座「まぁ、仕方ないんだろう、力や技があってもそれにみあうお金が入ってこなくなってしまったのだろう、水族館って維持費がバカ高いからな」

 

八幡「お、それ俺知ってるよ、確かね餌代が結構かかるらしいよ、魚とかじゃなくて海藻を食べるやつでも1日数万かかる魚もいるらしいし」

 

材木座「そうなんだよ、それに水道光熱費とかで数百万、大きい水族館だと数千万もするらしい」

 

いろは「あなた達…八幡あなたは小学生よ?もっと夢を持ちなさい、維持費水道費光熱費…ダメよ!もっと華ある話をしましょ」

男ってみんなこうなの?現実を見すぎだし、憧れにはとことん盲目になるし…

 

いろは「八幡は何か憧れとか夢とかなりたいものとかないの?」

 

八幡「専業主夫か石油王か誰か養ってくれたらなんでもいいかな〜」

 

いろは「…」

だめだ、しっかり先輩の血を色濃く受け継いでる…



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アフターストーリー 1 - 5 温泉

午後5時過ぎ

車に揺られること1.2時間

今日の寝床に到着

 

いろは「え、結構大きいですね!ベッセルお家?なんか見ためいい感じですね」

 

材木座「たしかベッセルおおちだったと思うぞ、温泉にバイキングに豪華めの定食に泊まれてマッサージ漫画メダルゲームなんでもあるぞ」

 

八幡「ここはパラダイスなのか!?え、はやくはやく」

 

いろは「はいはい、ちょっとまってね」

あれだけ水族館ではしゃいだのにまだまだだなんて

ていうか、私結構しんどいけどたぶん義輝君もっとやばいんじゃないかな

運転任せっきりだし

 

材木座「お、八幡じゃー競走するか、5秒数えたらスタートな」

 

八幡「よーし、もうそろ40代の父さんに負けるもんか」

 

材木座「ちょっと傷つくな…よし行くぞ、1…2…3、GO!」

 

八幡「は!ちょ、ずるいって!」

 

材木座「ふははははははは、まだまだだな」

 

義輝君大人気ないな〜、もうそろ40にしてあれは元気でいいのか悪いのか

ていうか、心配することなかったなww

 

材木座「俺の勝ち〜」

 

八幡「ずるいって」

 

材木座「これが大人よ、受付済ませるから先行ってて」

 

いろは「は〜い、八幡行くよ」

 

八幡「温泉!温泉!」

 

はしゃいじゃって

今日1日の疲れを温泉で…さいこ〜!

 

八幡「あれ?エレベーターで何階って言ってたっけ?」

 

いろは「・・・聞いてないね、まちますか〜」

 

………

……

 

いろは「いや〜温泉が地下2階にあるって誰がわかるんですか〜」

 

材木座「ハハハ、初めてきたらちょっとびっくりするよな、これみんなの分の温泉の券な〜」

 

八幡「いやっほーい、俺一番に入りに行く!」

 

いろは「なんで、あんなに元気なのあの子?」

 

材木座「そりゃーいっつも外に出ない分の力がありや待ってたんだろう、いろはも温泉入ってくるといいよ、俺はサウナ入るからちょっと長くなるよ」

 

いろは「了解しました!」

 

………

……

 

ーーー材木座視点に切り替えーーー

 

材木座「八幡体をしっかり洗ったか?」

 

八幡「バッチグー」

 

いつの時代の言葉使ってんだよ…

 

材木座「よし、それじゃお湯に浸かる前にかけ湯するか、かけ湯は体の汚れを落とすだけじゃなく、体をお湯にならすためでもあるんだ、心臓から遠い足からじゅんじゅんに」

 

八幡「へ〜、家でもやったほうがいいの?」

 

材木座「あ〜、どうなんだろ…でも急に入るのはやっぱり良くないらしいからやったほうがいいかもな、湯船に浸かるときも、足、半身、全身って入るほうが体の負担が少ないらしいぞ」

今日1日八幡ははしゃぎまわったことだし、俺が八幡の体を癒やしてやらんとな

 

材木座「八幡は最近授業はなにをならってるんだ?

 

八幡「えっとね、みはじってやつとかうすいなんとかってやつとか、かな」

 

材木座「へ〜、難しいか?」

ん〜…みはじって道のりみたいなやつか、それにたぶん薄い塩酸とかか?塩酸って薄くても怖いな〜

一回俺も小学生のとき薄い塩酸を足にこぼしたっけな〜

なつかし〜

 

八幡「ん〜、取り敢えず日本語読めるし理解はできそうだけどちょっと何言ってるかわかんない」

 

材木座「まぁ、やってたらなれるよ、わかんなかったら父さんや母さんにも聞けよ」

 

八幡「は〜い」

 

材木座「じゃ俺サウナ行くから、あんまり浸かってるとのぼせるから適度に休めよ」

 

八幡「は〜い」

 

………

……

 

俺の予想だとサウナに〜…

 

材木座「いたよ、お久しぶりです」

 

???「久しいな、、、いたよとはなんだ」



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アフターストーリー 1 - 6 inサウナ

材木座「お久しぶりです、お義父さん、お身体の方は?」

 

お義父さん「何ら問題ない、まだまだ俺は若いぞ」

 

材木座「おっさん何言ってんすか、もうそろあんた90でしょ」

 

お義父さん「90歳なったらなにする〜?そりゃ〜もちろん仕事でしょ〜」

 

材木座「いや、休めよ」

化け物かよ

この人確か週1で休みなのに電話かかったらすぐかけつけてたからほとんど毎日仕事てんだよな〜

正月すらもやってからな〜

う〜ん、化け物

 

お義父さん「いやだって休みってやることないもん、それだったら困ってる人を助けるのが男の性分だろ」

 

材木座「でたでたお義父さんの男理論、気をつけてくださいね、心が元気でも身体がついていかない場合もありますから」

でも、この人だと向こう十数年はぴんぴんしてそうだな

 

お義父さん「わかっとる、ところで、あのちっこいのが八幡の息子か?大きくなったな〜」

 

材木座「そうですね、もう高学年ですからね」

大きくなったな〜…ん?お義父さんと最後にあったのってはっちーのお葬式だよな…八幡うまれてねーじゃねーか、まぁいいか

 

お義父さん「おうおう、びっくりしたぞ今日お前らが水族館行くって聞いて行ってみたら八幡と義輝にそっくりな子が歩いててな〜、でも結構八幡似だったから、つい八幡ってよんでしまったらこっち来るんだぜ?なんで名前知ってるのだってよ、お前は初めて会う人に名前呼ばれてびっくりするペットか」

 

材木座「いや、そのへんまだ子供だから警戒心が薄いんでしょう、こんな白髪で長髪な180cmのおっさんから声かけられたら子供は興味を示すもんでしょう」

無論俺は初見のときびびったがな

 

お義父さん「元気そうに育ってよかったな、これなら八幡もあの世で安心して暮らせる」

 

材木座「最初は何やったらいいかわからなかったけど結構頑張ったよ、昔お義父さんにお世話になったからだよ」

 

お義父さん「ハハハ、昔は八幡と義輝がよく遊びに来てくれたからな〜、俺もお前たちのおもりは楽しかったぞ」

 

材木座「毎回毎回お世話になりました」

レオマや栗林公園、プールやこどもの国、たくさんの思い出がここにはあるな…その隣にはいつも八幡がいたな

 

お義父さん「たまにはまた来いよ、ここに来たら八幡のことを思い出してしまうかもしれないが、楽しい思い出もたくさんあるだろ」

 

材木座「そうだね、鯉に餌をやろうとしたら池に落ちる八幡とかね」

 

お義父さん「あったな〜、あの後温泉入りに行って滑って転ぶ義輝とかな」

 

材木座「ハハハ、懐かしいね」

ていうかお義父さん記憶力化け物?

あんた90とは思えねーよ

 

お義父さん「そろそろ出るか、飯くおう飯、今日は俺の奢りだ」



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アフターストーリー 1 - 7 会食

いろは「はじめまして、ですよね?」

 

お義父さん「正確には2回目だけれどこういう対面してしっかりと話すのは初めてだね」

 

いろは「そうですよね、前回は先輩の…」

葬式で一度すれ違った気がするな

あのときは何も知らなかったけど親族としての出席だったんだな

 

材木座「そうだね、そんな事より何食べる?お義父さんは昔食べてたフライ系?」

 

いろは「あ、親族だとは思ってたんですけどお義父様だったんですか!」

なるほど義輝君のお義父様か、、、お義父様?

この場合お義父様は私のお父さん、、、あ、先輩のお父様ってことか、なるほど〜

たしか先輩の家系は離婚されててお母様は挨拶したことがあったけど、お父様は私見たことなかったからな〜

 

お義父さん「そうだよ〜まぁ、お義父さんと言っても正確にはお義祖父ちゃんかな」

 

ん、、、わかんなくなってきちゃった…

 

材木座「簡単に言うと、八幡のお母さんのお父さんだね、でも俺はそんな歳をとってないお義父さんとよべって昔から変に頑固でね」

 

いろは「なるほど〜、ちなみにおいくつになられるんですか?」

 

お義父さん「詳しくは数えてないが、そろそろ90になるぞ」

 

いろは「え、50代ぐらいにしか見えない!下手したら40代でも通じるんじゃないですか?」

90…ばけもの?吸血鬼?

 

お義父さん「ハハハ、またまた〜お世辞がうまい」

 

材木座「そんなことより、食べるの決めた?」

 

お義父さん「おうそうそう、八幡はうどん食えるか?食えるならこの桶の大盛りのをワシと食わんか?」

 

八幡「え、何この大きいやつ!食べてみたい!」

 

いろは「じゃ〜私は悩むけど、この牡蠣フライのがいいかな〜」

お肉にお寿司にフライになんでもあるんだな〜

でもやっぱりうどんの種類多めだなww

 

材木座「ん〜、八幡達のうどんが残ることを見越して〜、このお寿司にしようかな〜」

 

八幡「うどん楽しみだな〜、桶桶」

 

………

……

 

いろは「あのうどん驚異的な量じゃなかったですか?だって桶の直径30は余裕で越してそうでしたよね」

 

材木座「何が凄いかって、二人で食べつくすのがよ」

 

お義父さん「義輝、八幡はみこみがあるぞ、何かスポーツさせたらどうだ?」

 

八幡「おぉ〜、野球とかやってみたい!」

 

材木座「ハハハ、また今度考えてみような〜」

 

いろは「義輝君はお寿司だけで大丈夫?私苦いの苦手だからコーヒーゼリーあげる」

 

材木座「ありがと、俺はこのコーヒーゼリーだけでもう大丈夫だよ」

 

ほんとかな?今日は義輝君に任せっきりだったから義輝君は贅沢してもいいのに

 

お義父さん「お、もうみんな食べ終わったか?じゃ〜八幡」

 

八幡「ごちそうさまでした」

 

みんな「「「ごちそうさまでした」」」

 

いろは「お会計お会計〜」

 

お義父さん「お、いろはさん今日のお会計は私が」

 

いろは「え、いいんですか?結構とまでは言わなくてもそこそこ行ってますよ?」

 

お義父さん「いいよいいよ、今日一日話せたし親として今まであまりしてやれることが無かったから、これくらいはやらせてください」

 

いろは「じゃ、じゃ〜お言葉に甘えて」

やった、結構いってたからちょっと身構えちゃったけど

やはり先輩のお義父様!言葉を選びつつしっかりと自分の意見を通す、この親にこの子ありだな

だから先輩も義輝君も人としてしっかりしてるんだ

私も八幡をしっかりとした大人にしなきゃな

 

お義父さん「俺と八幡はメダルゲームで遊んでから行くから先部屋行ってていいよ」

 

材木座「あんまりはしゃぎすぎるなよ」

 

いろは「それでは八幡をよろしくお願いします」

 

お義父さん「任された、八幡どれからやりたい?」

 

八幡「このサッカーのやつから!」



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アフターストーリー 1 - 8 思い出

いろは「お疲れ様」

 

材木座「大丈夫だよといいたいところだが…ちょっと疲れたかな〜ww」

 

いろは「はしゃぎすぎですよ、でも今日一日楽しかったです、ありがとうございました」

 

材木座「行きたいとこ勝手に決めて回っただけだけどね〜」

 

いろは「いえいえ、私は義輝君のことや先輩のことがしれて嬉しかったですよ、今度は私の小さい頃の思い出の場所に行きましょう」

 

材木座「そうだね、、、楽しみだよ…」

 

いろは「ほんとにお疲れ様です、おやすみなさい」

 

材木座「おやすみ」

 

すぐに寝ちゃった

今日一日頑張ったもんね

何も聞かされてない状況から水族館や宿まで全てスムーズに回れたってことは義輝君が裏で頑張った証拠だもんね

それにお義父様までよんで

八幡にもいい刺激になったかな、あの子いっつも家の中にいるから

 

気持ち良さそうな寝顔

八幡とそっくり…ww

 

時間って経つのが早いんだな〜

先輩と付き合ってたあの頃が昨日のような感じがする

雪ノ下先輩と結衣先輩と先輩と一緒におでかけして、たくさんのことをお話して、そのあとみんなでサイゼに行って…

クリスマスやバレンタイン、先輩の卒業式は自分のときよりたくさん泣いたな〜…また会えるのにww

 

先輩と同じ大学に入学して、大学に慣れだしたころに一人暮らししてた先輩の家に勝手に住み着いてたな〜

はじめの頃はトランプとかボードゲームしてたけど、慣れだしたら先輩を枕にYou Tubeとか見てたなww

お互いが何が好きかわかるから朝食や夕食の準備したり

 

就職してからはお互い働く場所が遠いからはなれたけどね〜…

 

そしてあの日…先輩とさよならをした日…

 

義輝君と関わるようになっていき徐々に義輝君にひかれていったんだよな

気が合い話してて楽しくてちょくちょく遊びに来てくれてたんだよな〜、あれって今ではわかるけど先輩がいなくなって悲しい気持ちしてる私、そして自分の心の傷を埋めるためでもあったんだろうなって

 

結婚のきっかけは八幡だったな〜

もの心ついて言葉が喋れるようになった時に、前々から遊びに来てくれてた義輝君のことをパパって言ったんだよね、それで話し合って結婚すること決めたんだよね

 

義輝君はお仕事で出張が多かったりたまに海外出張もあったから八幡との関わり方は大変だったけど、こうやって家族みんなでの時間を作ってくれて

大切にされてるんだなって伝わってきて…

いろは的にポイント高い!

 

いろは「ありがとうね」

 

………

……

 

八幡「ただいま〜、、、あ寝てる?」

 

いろは「疲れたみたい、八幡も今日たくさん遊んだでしょ、ぐっすり寝るといいよ」

 

八幡「は〜い」

 

お義父さん「じゃワシは自分の部屋に戻るよ、今日はありがとね、おやすみなさい」

 

いろは「いえいえ、こちらこそありがとうございました、おやすみなさいです」



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アフターストーリー 1 - 9 1END

材木座「前回行ってから何ヶ月たったかな?」

 

いろは「二ヶ月たってないぐらいですかね」

 

材木座「そんなにすぐか〜……まぁ、確かにあの人ももういい歳だったし隠してたけど体も結構ボロボロだったらしいからな〜」

 

いろは「そうなんですか…」

 

材木座「これはお義祖母ちゃんからなんだけど、最後の最後に曾孫と遊べてとても喜んでたそうだよ。毎晩の様に八幡はいい子だったって言いながら酒を飲んでたらしい」

 

いろは「こういうのってあれなんですけど、良かったのかもしれないですね」

 

材木座「そうだね、もともとお義祖母ちゃんに「最近お義父さんの元気がない」って相談受けてあの日の旅行を計画したんだよ、やっぱりお義父さんのことはお義祖母ちゃんが一番わかってるだな〜」

 

いろは「なんかいいですね」

 

材木座「八幡と遊んでから結構心と体も落ち着いたようだけど最後の日に「八幡そっちにいくからな」って言って寝たらしい、それがそっちだとはお義祖母ちゃんも思ってなかったらしい」

 

いろは「こんな言い方するととても嫌な奴だと思われるかもなんですが、お義父さんは幸せだと思います。八幡と遊んでその後も先輩がまってるとこに帰れるんだから」

 

材木座「そうだな」

 

………

……

 

お義祖母ちゃん「あらあら、話には聞いてたけどあの頃の八幡にそっくりやね〜、それに義輝もカッコよくなって〜、えらいべっぴんさんつれて〜、いらっしゃい」

 

材木座「お久しぶりです」

 

いろは「はじめまして材木座いろはと申します。お義父さまには先月はとても楽しい体験をさせてもらいました。八幡もお義父さまに買ってもらったおもちゃでよく遊んでます。」

 

八幡「今日はねおじいちゃんと遊ぶためにトランプ持ってきたの〜」

 

お義祖母さん「そっか、あの人も喜んでくれるよ。おじいちゃんね八幡君と遊べれてとても元気になってたから、また遊んで上げてね」

 

八幡「うん」

 

いろは「じゃ〜八幡はお着換えしましょう。小学校の制服に着替えてね」

 

材木座「俺も着替えてくる、いろはもいろいろ準備あるから早めに支度しとくといいよ」

 

いろは「そうさせてもらいます」

 

………

……

 

いろは「八幡、最後にお義父さんの顔みとこっか」

 

八幡「うん、やっぱりおじいちゃん笑ってるね」

 

………

……

 

材木座「前に立ったら親指と人差し指と中指の3本で砂みたいなのあるからそれを摘むんだぞ、その後は手を合わせる」

 

八幡「わかった」

 

………

……

 

スタッフ「親族の皆様はお花を入れてください」

 

材木座「八幡それも入れるのか?」

 

八幡「うん、おじいちゃんにおもちゃ買ってもらったから俺からもおじいちゃんに。このトランプおじいちゃんにあげるね、天国の八幡さんと一緒にこれで遊んで待っててね」

 

………

……

 

いろは「疲れて寝てる」

 

材木座「そうだろうな〜、八幡からしたら初めての体験だったからな」

 

いろは「でも涙一つ流さず頑張ってた、義輝くんはボロボロだったけどね」

 

材木座「やめてくれよ〜」

 

いろは「義輝君も八幡を見習ってもっと強くならないとね、結婚式とか耐えれそう?」

 

材木座「むり、絶対にむり」

 

いろは「じゃ〜もっと頑張らないとですね〜」

 

材木座「八幡にお嫁さんか〜、いつかは俺らのもとからいなくなるんだよな………」



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