ぬきたしは聞いてない (雪の精霊)
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ゼロワン

初投稿です。初投稿がこれでいいのか(困惑)


俺は飛電或人、転生者である。まあ、最新の仮面ライダーの力を願い、転生したのだが、転生先が可笑しい。

転生先がぬきたしとか頭が可笑しいと思う。この世界がぬきたし時空だと気づいたのは、ある日に発表された条例だった。

 

しかもこの世界、何故か別の世界と交わっている節がある。ヘルヘイムの森があったり、別世界が裏側として存在している。

 

ヘルヘイム経由で仮面ライダー鎧武の世界に行けたり、様々な世界が繋がっているのだ。

その世界を利用しながら、元の世界から縁を切っていたのだが、友人のお孫さん。橘 淳之介から連絡があり、暮らしていた島に着いてきてほしいとのこと。

 

何でも、兄妹二人では危険らしい。あいつの孫だ、邪険には出来ないし、着いていくことにした。

 

「あの、飛電さん。今回はありがとう御座います。こんな、ある意味危険な島に」

 

「いや、大丈夫さ。何か身の危険があるならば駆け抜け、敵を倒す。それが約束でもあるしな」

 

「いやー、おじさん。災難だったね?私からは逃げられない」

 

「大魔王じゃないんだから、そう言うことしない、体力無いんだからじっとしててな」

 

「はーい」

 

大魔王のように回り込んだ彼女の名は、橘 麻沙音。淳之介くんの理解者であり、妹。

災難だったね、は心にくるものがある。今から向かう島は、島内でのセックスを許可し、推奨するドスケベ条例が適用されている青藍島。正直行きたくない。生きたい。

 

神様よ、青藍島のドスケベ達をお沈めください。俺では骨が折れてバブみ幼稚園に入院してしまいます。

もういっそのことさ、あの島壊そうかな。

 

もう壊していいよね、でも、淳之介くんが住むんだよな。だから壊そうにも壊せない。ぐぬぬ、壊したい。

 

「へー、ここが青藍島かい。まだ普通だね?」

 

「あの、言いにくいんですが。ここから先はドスケベ達が掬う地獄です」

 

「その先は、地獄だぞ」

 

「歩きながら説明してくれないか?」

 

「いや、歩いてれば嫌でも目に留まりますよ?」

 

「え、何それ怖い」

 

アロハシャツにを着てた俺だったのだが、今すぐに脱ぎたくなってきた。バカンスどころじゃないだろ。

 

歩いていると、ハメてる奴らが溢れている。この子達はこれを何時ものように見ていたというのか?!

うーん、眼に毒過ぎる。早く離れたい。

 

「そう言えばさ、ここはインベスや怪物は出ないのか?そこが気になるんだが」

 

「そこは知りませんね、俺はその頃、この島から逃げてゲフンゲフン。離れてましたから」

 

「そ、そうか。ん?」

 

「どうかしましたか?」

 

「おやおやー、おじさんが興味がおありで?お主も悪よのうーくっくっくっ」

 

「まずいな」

 

今確かに、ジッパーが見えた。まさか、誰かが持ち込んだのか?何れにせよ、奴らを倒さなければ。

 

そうこうしているうちに、目の前までにインベスが現れる。が、化け物に目をくれずに、島の住人はズッコンバッコン大騒ぎ。逃げろよ、さすがに。

 

「はあ、二人共、下がってくれ」

 

「おお!!おじさんの脱衣シーンが?!」 

 

「無いからな」

 

懐からベルトを取り出して、腰に巻き、薄くて四角い機械、プログライズキーを起動させる。

 

『ジャンプ!』

 

そしてプログライズキーを翳し、待機状態に。キーを展開することで、差し込めるようになった。

 

『オーソライズ!』

 

「インベス、お前を倒す。変身!!」

 

『プログライズ!飛び上がライズ!』

『ライジングホッパー!!』

『A jump to the sky turns to a riderKick.』

 

「かっこういいい!!」

 

「これが、仮面ライダーなのか?」

 

「そうだ、俺はゼロワン。仮面ライダーゼロワンだ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あれがゼロワンか。どう思う、この世界は」

 

「まだ、どうにもですね。それで、必要なんですか?」

 

「お前は必要だ、彼を、淳之介を闇に染めないためにもな。この世界は混じりあっているが故に、闇の皇帝も存在する。彼らに、汚れた世界に居る彼を見せてみろ、取り付かれる。・・・・頼むぞ、彼を」

 

男は消え、そこには淡色の髪の少女が残された。

右手に刀を持ち、左手に、2018と書かれた時計を握りしめる。

 

「貴方を必ず、今度こそはお救いします。淳之介様」

 

 

 

 

 




次回未定、ぬきたしは聞いてない

「俺はヤらない」

「貴方をずっと探しておりました」

「仮面ライダー?」

彼らの戦いは続く。

ぬきたし言語よ流行れ。でも、小説で使うとRが付く。どうすりゃいいんだ。
あと、仮面ライダーゼロワンはかっこよかった。

追記・A jump to the sky turns to a riderKick.を忘れていました。




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ゼロツー

何故か続いちゃったよ。今回は多少ぬきたし語が含まれています。言いよって方はお進みください。


「おらぁ!!」

 

思いっきりインベスの頭を殴り、怯んだところに、ヤクザキックで吹き飛ばして距離を開けさせる。

 

しぶといな、普通のインベスよりも装甲が固いのか。厄介だな、まだあれは使えないって言うのに。

 

仕方がない、殴り倒すしかないみたいだ。

 

「ふん!はあ!!セイヤァァア!!」

 

エネルギーを集中させ、思いっきり二発殴り、止めの一撃を入れる。どうやら効果は抜群。

インベスはよろけ、爆発した。

 

「ふう。二人共、無事か?」

 

「はい、無事なんですが・・・その」

 

「どうした?」

 

「この騒ぎを聞きつけていろんな人が来てるんだよね、ほら、治安維持の人達も」

 

「あ、こらヤバイか」

 

二人の手を引き、その場を離れようとすると、足元に弾丸のようなものが撃ち込まれる。どうやら、SSが来てしまったらしい。

 

SSはドスケベ条約を遵守するための組織。この状況では、俺は皆のSEXを止めさせたとして捕まる。

話し合いで何とかなればいいんだが。

 

「そこの黒肌男!チンコを勃起させなさい!!」

 

「話聞かなそうだから、二人だけでも離れろ」

 

「すみません、ほら、行くぞ!!」

 

「イクぞってそんな///」

 

「冗談言ってる場合かよ?!行くぞって!」

 

「はーい」

 

二人は止められずにこの場から逃れられた。さて、SSをどうするかだな。話は通じないし、俺は武器を持っていないが、相手は持っている。

 

ここは時間稼ぎでもするか。

 

「おいSS、俺の罪はなんだ?」

 

「セックス妨害だ!さっさと股を開いてガクガクして舐めさせ公開セックスレディオを開くんだ!そうすればこの罪は軽くしてやる」

 

「ただ快楽に染まらせたいだけだろうが、淫乱。略してSS。いいか、俺は敵を倒しただけだ、それの何が悪い。まさか、インベスを知らない世間知らずか?」

 

「誰が世間知らずよ!生ハメ中出し顔射の三原則を守る立派な世間知りよ!あと、インポスって何よ!」

 

「インベスだ。本当に何も知らないのか?世間では誰もが知る大事件も知らなさそうだな。では問題、東京で突如起こったヒーロー達が現れた事件。何と言う?」

 

「そんなこと、私が知るか!!」

 

「ぶっブー!正解はライダー大戦事件でした。お前は世間知らずだ、よ!世間知らずのSSさん!」

 

「私はお前をヌッコロス!!全員構えろ!」

 

周りを囲むようにSS達が包囲してくる。これは好都合だ、これで一網打尽だな。

脚力をフル活用して、上空まで飛び上がってヒーロー着地をする。するとあら不思議、コンクリートが割れて、風圧で弾丸のようにSSに当たって、弾き飛ばしたではありませんか。 

 

これこそ、オーバーロードから教わったやり方だ。そら殴ったらこうなるのは解ってたけど、ここまでとは思わなんだ。

 

何tものパンチがコンクリートに思いっきり当たったらこうなる、そう実演できた。そこは感謝しよう。それ以外は感謝したくない。顔射もしたくない。

 

「どうだ、まだやるか?」

 

「くっ!殺せ!」

 

「誰が殺すか。んじゃな♪」

 

そう言って、上機嫌でスキップしながら離れようとすると、またSSが現れる。あれ、前世で見たような? 

あ、SSの戦闘部隊大隊長の糺川 礼さんじゃないですかやだー。ま、まずい。本格的に詰み始めたぞ。

 

「収集されて来てみれば・・・仮面ライダー?」

 

「お、あの世間知らずよりも知ってそうだな。俺は仮面ライダーだ」

 

「いや、貴様のような仮面ライダーは知らん」

 

「がっ!・・・俺は新参者だからな。俺はゼロワン、仮面ライダーゼロワン。お前はインベスは解るか?」

 

「淫ベスか、知っているぞ」

 

「イントネーションが違う。インベスだ、二度と間違えるな。インベスって言うのはクラックから現れる異形なんだが」

 

「お前の話なんぞ聞いていない。各員、構え!」

 

話ぐらい聞けよ。

逃げようにもSSが邪魔で動けない、どうする。降伏はしたくないし、人間相手に必殺技はダメだし。

 

脚力で逃げる。こ れ だ!  

 

「あばよ!!」

 

「逃がさないわよ?」

 

「へ?」

 

突如、固い何かで叩き落とされた。地面と激突し、痛みが襲う中、なんとか立ち上がって上を見上げた。

空から水色の髪でくせっ毛の女性が落ちて、華麗に着地した。oh、女部田 郁子さんじゃないですか。

 

俺死んだな。

 

「止めない訳は無いでしょ?貴方は、絶対逃がさない」

 

「ほーう、腕がたつな。出来れば逃してもらいたいんだが、構わないか?」

 

「 無 理 」

 

「じゃ、じゃあさ。君と相性がいいこ紹介してあげるからさ!初物なんだけど!」

 

「・・・・・・誰かしら♪」

 

「橘 淳之介って男の子なんだけど」

 

「OK通ってよし」

 

「アザっす!」

 

淳之介くんを生け贄にすることで回避できた。すまない、後で色々としてやるからな。

ダメな大人ですまない。本当にすまない。

 

その後、俺は普通に変身を解除して淳之介くんと合流しました。凄い罪悪感。

 

「あのさ、淳之介くん」

 

「なんですか?」

 

「君さ、もしビッチとヤれるならさ。ヤる?」

 

「俺はヤらない」

 

「だよね~」

 

淳之介くんの家でこのような会話を繰り広げていた。何とかして、抵抗を無くしてもらいたくて。

いや、寧ろ抵抗してくれればワンチャン淳之介くんはヤらなくて済むのか。

 

その時、玄関のチャイムが鳴った。

 

「俺が行ってくるよ」

 

「いえいえ、俺が!」

 

「いいや俺が!」

 

「いえいえ俺が!」

 

「いやいや俺が!」

 

「「いやいや」」

 

「連れてきたよー」

 

「あ、ありがとう」

 

二人でどちらが行くかと揉めていたら、いつの間にか麻佐音ちゃんが上がらせていた。

あ、また見たことがある。たしか、琴寄 文乃だったっけ?登場はまだ先のはずなんだが。

 

俺が居るから、なのだろうか?

 

「貴方をずっと探しておりました。淳之介様」

 

「は?」

 

「へー、兄、やるじゃん」

 

「犯罪臭がするな、よし、警察行くか」

 

「停まらせてください」

 

「あ、うん」

 

「即答したよこの兄」

 

「脳がオーバーフローしてんだろな」

 

今日の淳之介くんの脳がオーバーフローしていたので、押し掛けてきた琴寄 文乃の要求を受け入れてしまった。何故こんなことに。

 

まあ、大体は俺のせいなんだよなー。

 

「淳之介くん、がんばえー」

 

「兄ー、がんばえー」

 

「HaHaHaHaHaHa!!」

 

「へっへっへ」

 

ん?今物凄い黒い顔をしていたような。まあ気のせいだろうな、多分。きっと。

俺は見てない、何も見てない。計画通りを見てない。

 

「むべべ」

 

可愛いからいっか。

 

 

 

 

 

 

 




そろそろR付けないとヤバイな。

次回、ぬきたしは聞いてない

「やめろおおお!!」

水色の髪でくせっ毛な子に目を付けられた?!

「貴方の力です」

居候の少女から渡される力

「ダブルライダーだな」

新たなる王と共に!



コード・ゼロスリー 新たなる王の誕生


投稿予定無し






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ゼロスリー

孕めオラァ!(挨拶)
なんか続く。これって連載にした方がいいのか、俺には解らん。

見てくださっている方々、ぬきたしを知りたいなら体験版をどうぞ。あれってボリューミー。

追記、やめろは無いでふ。入らなかったんや



居候することになった文乃ちゃんと二人きりな自分なのでした。じゃないよっ!この状況おかしくない?!

 

淳之介くん達は学校に行っていて、結局は俺と文乃ちゃんがお留守番。俺は何もせずに、持ち込んだ持ち物であるファイルに入っている書類を、椅子に座って読み込み。

 

文乃ちゃんは反対側の椅子に座って、無表情でテレビを観ている。どうやら、やることがないようだ。

 

「飛電」

 

「何で呼び捨てかは言及しないとして、何か話があるのか?俺は今、見ての通りなんだ」

 

「私は貴方を試しているのです。飛電」

 

「試すねえ。俺はそんな人間じゃあないぞ?社長で親代わりな俺なんだから、比べるも何もないさ」

 

いい感じではぐらかそうと言葉を並べる。こんな居候幼女に言い攻められる俺。悲しいな。

 

用意していたコーヒーを飲む。

 

 

「はぐらかさないでください。仮面ライダー」

 

「ぶっ!?けほっけほっ」

 

そして噎せて、多少吹いた。なぜ知ってるんだ、この幼女様は。もしかして、淳之介くん達が話したのかな?

でも、そしたら何か言ってくる筈。

 

本当にあの文乃ちゃんなのか?

 

「何でそんなこと知ってるのかな。もしかして、淳之介くん達に教えてもらったのかい」

 

「はあ、貴方には話しておく必要がありますね。この問題は、この世界の問題なのです。貴方が知らなければ、淳之介様が死んでしまう」

 

「は?」

 

いま、文乃ちゃんはなんと言った?淳之介が死ぬだと?馬鹿を言っている態度ではないし、先程の表情が嘘かのように、真剣だ。

 

驚いているところに、文乃ちゃんは2018と書かれた時計と、ベルトを机の上に置く。俺には見覚えがある。

ライドウォッチとジクウドライバー。仮面ライダージオウが使う変身具。 

 

これも、俺がいることによって起こった歪みなのだろう。淳之介くんが死んでしまうと言うのも。俺のせいなのか?そう考えていると、自然に体が震えだす。

 

「ご安心を。この世界の歪みは始めから存在していました。私は、貴方の居ない世界で、淳之介様を守れなかったのです。そして、ある男からこのベルトと、時計を渡すことを条件に世界をやり直した」

 

「世界をやり直した?そうすると、擬似的な時間旅行をしているじゃないか。タイムマジーン無しで出来るわけが無い。どうやって?」

 

「私にそれを与えた男です。彼は貴方を見つけ、淳之介様と巡り会うようにし、縁を深めさせた。そして、私を本来よりも早く会わせました。そして、この先は我々が決める世界。私は、淳之介様が居ない世界など、認めたくないんです。飛電、貴方の力を使い、この力を淳之介様に届けてほしい」

 

「なんで自分でやらないんだ?」

 

「いえ、私が渡します。簡略して言うならば、エスコートしてください。あと、ゼロワンの姿ではばれてしまいます、こちらをお使いください」

 

机の上にアタッシュケースが置かれる。文乃ちゃんがそれを開き、中身を見せてくれる。

これは、カイザギア?死ねとでも言うのか。

 

「貴方用です。カイザフォンは本来、適合者ではない人物が変身し、変身を解除すると灰となります。ですが、一度死んだものなら、問答無用で適合します」

 

「っ?!ど、どこまで知ってるんだ?」

 

「穴という穴まで」  

 

「よし、請け負った。変わりに、その事はばらすなよ?色々と面倒だから」

 

「それは承知しています。頼りにしてますよ転生者」

 

「おう!」

 

カイザフォンは安全に使えるらしい。そして、文乃ちゃんは俺のことを色々と知っているみたいだ。

転生者ってことは黙ってもらいたい。あの二人に話したりでもしたら最後、質問攻めが終わらなくなる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はあ、くそがっ!」

 

俺は小さい声でそう言った。学校だけは条約外だと思っていたのだがそうではなかった。

廊下や、教室では男女が混じり合っていたのだ。さすがの俺でも耐えれなくなってきてしまう。早く帰ろう。

 

隠れていたロッカーから出て、荷物をとるために教室に入ろうと、扉を開けた。

 

「なっ?!」

 

その先は、暗闇だった。

 

「な、なんだこれ?!・・・・線路?」 

 

その暗闇の中で、微かに見えた線路。それを凝視していたら、列車の車輪の音が響き渡る。

 

目の前を、なんとも言い表しにくい列車が通過している。かろうじて言うなれば、死の列車。

 

そこから、緑と黒のなにかが俺に飛び付いてきた。

 

「うわっ?!」

 

俺の意識が朦朧としてくる。

 

 

──お前を利用させてもらうぞ?

 

 

その声が心に語りかけてきた。

 

 

 

 

意識が段々とはっきりしだし、目の前がはっきりと見えるようになる頃には、教室に戻っていた。何だったのだろうか?夢なのか?

 

不思議な体験でお腹が一杯になり、すごく疲れた。疲労に負けじと荷物をまとめた。

 

誰も居ない教室から出て、下駄箱の方まで安全に降りられた。この時間帯では、流石のドスケベ達でも帰るようで良かった。

 

「あら?」

 

「へ?」

 

一人の痴女と目があった。青い髪で、くせっ毛な女。胸元は露出し、大事な部分には白い物が貼ってある。

 

「ねぇ・・・君、転校生だよねぇ?」

 

「えと・・・・・何か?」

 

「こんにちはぁ。君は、始めてだよね?だったら、ドスケベなことしない?始めての学校で解らないことが多そうだし、お姉さんが~。手取り足取り、お・し・え・て・あげ・るぅ」

 

「へ?」

 

「黒い体の黄色い仮面さんが教えてくれたの、淳之介って言う子と私はぁ~相性がいいんだってぇ」

 

黒い体の黄色い仮面?もしかして、飛電さんか?あの人、俺を差し出して逃げたってことか。

逃げたいところだが、よくよく見れば、刀を携えている。逃げることは出来ないのか?

 

諦めるわけには・・・。

 

 

──逃げたいか?

 

 

誰だ?

 

 

──逃げたいのか? 

 

 

誰だか知らないが、俺は逃げたい!今すぐに!

 

 

──その願い、聞き届けたぞ

 

 

 

 

 

 

 

 

 N U K I T S H I

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ、やっと表に出られたぜ」

 

俺の体が、急に言うことが効かなくなる。動かそうとも、何かに止められて、動かない。

操り人形なったかのような感覚が襲う。

 

いつの間にか、腰にベルトが取り付けられ、右手に四角い物を持っている。

 

「あらぁ?ベルト?」

 

「これはな、ドライバーだ」

 

「ド淫乱バー?」

 

「違う」

 

ベルトのボタンが押され、音楽が鳴り響く。俺の体は意思とは反する形で動きだし、四角い物を翳す。

 

『スカルフォーム』

 

か、仮面ライダーになったあ?!あ、え?俺ライダー?I am a仮面ライダー?!

 

「さあ、魂を差し出しな」

 

「挿し出すのはチンコで十分よぉ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あのさ、通してくんねえかな?」

 

「駄目です」

 

「ですよねー」

 

俺は今、SSに止められている。何でも、親でも何でも通すわけにはいかないとのこと。それどころじゃないんだけとなぁ。強行突破はしたくはないんだが。

 

「た、大変です!!緊急収集です!」

 

「へ?!緊急収集ですって?!貴方達は入らないこと!解りましたか!」

 

「あ、はーい」

 

丁度良く緊急収集がかかったらしいSSの人達は、その場から一時的に離れた。ご都合主義と言うやつか。

 

今はありがたい。

 

「・・・・よし、行くか」

 

「そうですね、おおよその場所は把握しています。助言いたしましょう」

 

「あ、そうなの?でもめんどいし、教えてくれ」

 

「エスコートではなくなるのですが、いいでしょう」

 

嫌々ながらも文乃ちゃんは案内してくれて、なんとか着いたのだが。何故か仮面ライダー幽汽 スカルフォームと女部田 郁子が戦っていた。

 

仮面ライダー幽汽が押していて、じり貧である。ここは助太刀して、見方アピールした方がいいかも?

 

カイザドライバーを巻き、カイザフォンを取り出す。

 

「そこのSSさん?ちょっと下がってててな!」

 

913と入力し、カイザフォンを斜めに差し込む。

 

「変身」

 

『complete』

 

仮面ライダーカイザに変身が完了したと同時に、カイザブレイガンを使い、仮面ライダー幽汽を撃って後退させる。負けじと斬撃を飛ばしてくるが。それは女部田 邦子によって切り落とされた。

 

斬撃切るとかどんだけだよ。俺必要なくね?

 

「ちょっと助太刀させてもらうぜ?届けもんがあるしな。あ、それとさ、眼鏡かけた転校生見なかった?」

 

「それがあれよ。あと、私は楽しんでたのよ?邪魔しないでくれる?これはあの子とのSEX(戦い)よ!」

 

「下ネタ挟まないと死ぬのかよ、ここの住人は。でも尚更引けないな、止めなくちゃいけない。引けなくなるような理由を教えくれて、あんがとな」

 

ミッションメモリーを差し込み、フォトンブラットの刃を起動させる。これ一度使ってみたかったんだよなー、夢が叶ったわ。

 

仮面ライダー幽汽に向かって走り、切りつける。しかし、斬撃は通らず、仮面ライダー幽汽の武器で止められてしまう。

 

何度も何度も切りあうが、俺へのダメージがなく、仮面ライダー幽汽にもダメージがない。

拉致があかないな。必殺技を撃ち込むか?

 

「飛、じゃなかった。カイザ!これを使って!」

 

文乃ちゃんから、黒い時計を投げ渡される。

 

「うおっ!?これは、ブランクウォッチ。そうか、これを使って、力をを奪えばっ!」

 

「力は奪えません。ですが、取り付くイマジンを弾き出せます、変わりにブランクウォッチ壊れてしまいますが。背に腹は代えられません」

 

「イマジンか、よっしゃ!!行くぜ行くぜぇ!!」

 

斬撃を切り飛ばしながら近づき、ブランクウォッチを起動させ、押し付けた。紫色の火花が散ったかと思えば、淳之介くんが弾き出され、ブランクウォッチが壊れる。

 

もしかして、分離させる力を持っていたのか、あのブランクウォッチは。あれ、以外とチートじゃね?

 

「とっとっと!淳之介くん、無事だったか?」

 

「気絶しています、ここを離れましょう」 

 

「なに言ってんだ。まだ幽汽が残ってる」

 

まだ、仮面ライダー幽汽は動いており、ぎこちないが歩いてきている。彼奴を倒さなければ、被害は拡大する一方だろう。

 

「ですが、カイザの必殺技では」

 

「っ!そうだった。くそっ!なら、できるだけ疲労させてやる。はあっ!」

 

切って切って切りまくる。閃光のように火花が飛び散り、幽汽は抵抗することもなく仰向けに倒れた。

 

なんだ?まるで人形のような動きかただったな。

 

「死んでるのか?・・・いや、イマジンに脈はあるのかどうか知らないし、計れない。刺しとくか」

 

カイザブレイガンを突き刺し、引き抜く。すると、仮面ライダー幽汽は砂となり、消えた。勝ったのか?

 

「返るか」

 

「いいえ、それは許されません」

 

油断していた所に、SSであろう者に銃口を当てられた。流石に物騒だな。カイザブレイガン持ってる俺が言える立場ではないけど。

 

「っ!?気付かなかったな、ただ言うことがあるとすれば、後ろから頭に銃口を当てないでくれ」

 

「止めるわけにはいかん。貴様には聞くことが山ほどあるのでな、話す気はあるか」  

 

「まあ、断片的になるが話そう。だからさ、銃口を突きつけないでくれ。物騒だし」

 

後ろにいたSSと向き合うように後ろに体ごと向く。そこにいたのは、糺川 礼。いないと思ったら、遅く登場かい。本当に原作無視だな。

 

「話せ」

 

「焦るなって。さっき灰になったのは仮面ライダー幽汽と言ってだな」

 

「そうじゃない。何故貴様等は校内に浸入している?理由はなんだ、それと、その姿は」

 

「俺は仮面ライダーカイザだ。校内に侵入した件については謝ろう。響かないような音が聞こえてな」

 

「・・・・・次はないと思え」

 

「有難う。ほら、淳之介くんを連れて帰るぞー!」

 

「はい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「と、言うことがあったのさ」

 

「言うことないですか?」

 

「すまない、本当にすまない」

 

今までの事を淳之介くんに話した。リビングでは、子の話をして、それを聞く淳之介くん。それと麻沙音ちゃんと文乃ちゃんが居る。

 

「そう言えばさ、その話からして、俺に渡すものがあったんじゃないですか?」

 

「あ、文乃ちゃん・・・」

 

「いえ、気にしてませんよ?コホン、それでは。淳之介様、あなた様はこれから、幾度となく戦うことになるでしょう。なので、淳之介様へ力を託します。これが、貴方の力です」

 

「これが?」

 

「やっとだな。これで任務は完了だ。淳之介くん、これからは二人で仮面ライダー。ダブルライダーだな!」

 

「はい!」

 

「あ~麦茶おいひー」

 

 

 

 

 

 




次回未定、ぬきたしは聞いてない

「変身!」

現れた機械生命体ロイミュード

「私は、貴方と同じかもね」

新たな仲間

「彼は、私の物になるわよ?」

王女の判決、女帝でありながらの女王


ゼロフォー 赤い夜空に舞う白き純血の継承者


「判決を下す。貴様は、死刑だ」



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ゼロフォー

孕めオラぁ!(挨拶)
見てくれる人が居ることによって何とか書き上げますた。文才がないので、前回と同じく見にくいと思います。文才がホスィ。




買い物、それは、あらゆる物を収集するためにある。この島で買えないものは宅配で頼む人が多い。

麻沙音ちゃんもその一人であるのだが、うん。

 

「どうやったら物本のキバットバット三世を買えるんだよ!よく買えたな!間違いにも程があるだろっ!」

 

「お世話になるぜ~、いやさ、麻沙音はいいよなぁ。いい感じなのに、文乃の嬢ちゃんと来たら・・・」

 

「五月蝿いです。切りますよ?」

 

「「ア、ハイ」」

 

今は留守番中。いつもの二人+α。麻沙音ちゃんが今朝、見せたいものがあると見せられたのが、本物のキバットバット三世。DXベルトを頼んでいたようなのだが、本物が届いたらしい。

 

深夜帯でお疲れなのは解るけども、本物どうやって用意したのかが気になる。そもそも、本物居たのかと言うレベル。配達の人は何者だ?

 

「キバットバット三世、お前はどうして間違われたんだ?お前なら、飛んで逃げれるだろうに」

 

「寝てたんだよ。そして、いつの間にか送られてた。それと、キバットバットは堅苦しいから、キバットって呼べよな!飛電!」

 

そう話していると、急にキバットが跳ね上がる。

 

「すまねえ、少し外行くわ」

 

「おう、すぐ帰ってこいよー!」

 

キバットは飛び出していった。どうしたんだ?

 

「私も少し席をはずします」

 

「そのマフラー、何?」

 

「万能マフラーです」

 

後を追うように、マフラーで瞬間移動をして消えた文乃のちゃん。まるであの、祝え!の人のようだったな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「妹よ、俺はどうしたらいいか?」

 

「巻けば?それか、ばか正直に説明」

 

「それしかないのかなぁ」

 

現在、持ち物チェックの列に並んでいる。持ち物にはもらったドライバーとウォッチが入っている。どうしようか。本当に困った。

 

「・・・・・・」

 

困り果てていると、目の前の生徒が検査を受けていたのだが、何故か止められていた。

 

その生徒に、SSの一人が何かを没収せんと近づき、口を開いた。生徒の気迫が変わったような気がする。

 

「それは?」

 

「・・・っ!」

 

『 ビ ル ド 』

 

禍々しい音と共に目の前の生徒が、怪物に変貌した。怪人か、妹を連れて離れなければ。

 

でも、それをして何か解決するか?

 

「・・・・・やるしかない」

 

怪人が動き出す前に、体当たりして吹き飛ばす。せっかく守る力がある。だったら、守る。

 

ジクウドライバーを装着し、ライドウォッチを使う。SSの人達が警戒しているが、これは妹を守るため。

 

『ジオウ』

 

ライドウォッチを差し込み、ロックを解除する。待機音声が鳴り響き、気分が高揚していく。

 

「変身!!」

 

180度回転させる。

 

『ライダータイム!仮面ライダージオウ!』

 

その時、マフラーと共に文乃が現れる。

 

「祝え!!全ライダーの力を受け継ぎ、過去と未来をしろ示す時の王者、その名も仮面ライダージオウ。王の生誕である!!」

 

「まるで未来の人だー(棒)」

 

「え、あの。それ何?」

 

「呪文です、それと、あの怪人はアナザービルド。さっさと倒しましょう。話はそれからです」

 

「お、おう。えっと武器とかは・・・」

 

「念じてください」

 

言われた通りに念じると、ベルトからケンと書かれた剣が手に収まるように現れる。

 

「出た!これで最低限は戦える。ハアァ!」

 

切りかかると、あっさりと通用し、アナザービルドが吹き飛ばされる。が、アナザービルドは立ち上がる。

 

「なぜ邪魔をする、俺はそいつを殺したいんだ・・・。邪魔をするなぁ!!」

 

アナザービルドは水泳をするかのように地面に潜ってから、水から飛び出るように跳躍し、エネルギーでできたバスケットボールをなん初も撃ち込んでくる。

 

直感を信じ、自分に向かってくるボールを斬った。

 

「なんで殺したいんだ!」

 

「俺はそいつのお陰で、彼女が居なくなっちまった。この島は間違ってる!だから、見せしめとして殺すんだ!お前には解らんだろうな!愛する者が消える気持ちを!!悲しみを!!」

 

本当のその様なことをされたのか?だが、されなければこのような事態にはならない筈。

 

「何故、話し合いをしない!話し合ったりすれば、逃げれたかも知れないだろ!」

 

「島からは逃げられないんだよ、出られないしな。話し合いなんてしようものなら、俺は死ぬだろう。条約を厳守しないものは、この世から消える。俺は何人もそんな奴を、子供の頃から見てきた。立ち向かう者は、俺しか居ないんだ。この島を、元に戻したいんだよ!!恨みもある!!だから俺は止まれねえんだよ!」

 

「な、早いっ?!」

 

陸上選手よりも早いスピードで、通りすぎたと思えば、また通り過ぎ。通り過ぎざまに斬撃が起こっており、翻弄されてしまって、手が出せない。

 

「がっ!くっ!」

 

「オラオラ!さっきの威勢はどうしたよぉ!今のお前は怖がりさんだなぁ、敗北者!!」

 

 

 

 

「取り消しなさい、今の言葉」

 

 

 

 

「な、体が動かねえ!?い、糸が絡み付いてっ!」

 

「へ?」

 

声が聞こえたかと思えば、アナザービルドが細い糸によって動けなくなっていた。

靴の音が鳴り、一人の女の子が現れる。少し押さえめだが、その格好で解る。この子は、SSだ。

 

「彼は私の婿となるの、止めてくれない?」

 

「ま、まさか、生徒会長か?!」

 

「生徒会長?」

 

こんな子が生徒会長だったのか。

 

「こうなったら、あの方にもらった実験体を使うしかないか。やれ、ロイミュード!奴等を殺せえ!」

 

二人の生徒が姿を怪人へと変貌させ、襲ってくる。一人は指から弾丸を生徒会長へ撃って、もう一体は爪を伸ばし、こちらに突っ込んでくる。

 

俺は受け流し、背中を斬る。もう人浴びさせようと斬るとき、俺の動きが遅くなった。

 

「なんだ、体が重い?!」

 

「淳之介様、これはどんよりです!」

 

「名付けた人ネーミングせんすな」

 

「言ってる場合ですか、こんなときにドライブがいれば対抗ができるのですが」

 

「ドライブって?!くそっ!」

 

「少々お待ちを、もしもし私です」

 

「も、もたないっ!」

 

「近くにいるんですか?解りました」 

 

「負けそう!増援とかないのか?!」

 

「今来ます!!」

 

 

 

「お待たせ!さあ、ドア銃をくらえい!」

 

 

 

弾丸により、目の前に居た怪人は吹き飛ばされ、どんよりが解除された。おまけと言わんばかりに、もう一体の方の怪人も撃たれた。

 

「さあ、一っ走り突き合いなさい!」

 

「なんだろう、卑猥な気がする」

 

「イントネーションが違いますね。あと、我々は下がりましょう、巻き添えをくらいます。」

 

援護してくれたのは、赤くタイヤを斜めに嵌め込まれた体を持つライダー。話から察するに、仮面ライダードライブなのだろう。

 

声的に、女性か。

 

「仮面ライダーですよね?」

 

「ええ、私は仮面ライダードライブ。あとこっちがベルトさんだよ、よろしくねぇ」

 

『どうも、私のことはベルトさんと喚びたまえ』

 

「え。あ、どうも、ジオウです」

 

「仮面ライダージオウね?さあ!一緒に戦いましょう、ああ♡こんなに銃を打てるなんて///快っ♡感♡っ!こんな戦い、嫌いじゃないわぁ♡」

 

「・・・・・」

 

『彼女の事は気にせず、戦ってくれ。我々は援護を中心的に徹底する。頼んだよ、ジオウ』

 

ドライブが弾丸を交互に怪人に浴びせ、俺はそこを突いて、斬りまくる。一体の怪人はなすすべなく、爆発した。あとは、もう一体だ。

 

「まったく、私と私の婿との感動のストーリーを邪魔してくださらないでください。我が判決を言い下す、貴様は死刑だ。来なさい、サガーク!」

 

その言葉が終わると、白くて小さな円盤が、生徒会長の腰に止まり。ドライバーのようになる。

 

生徒会長は何かの取手のような物を差し込んだ。

 

『ヘンシン』

 

「さあ、死を与えましょう?」

 

また仮面ライダー?まるでバーゲンセールだな。

生徒会長は取手のようなものを握る。そると、赤くしなやかな紐が出現。それを鞭のように弾丸を弾きながら、怪人に近づき、頭を掴み、あらぬ方向へと曲げた。

 

首がもげ、怪人が動くことはなかった。怖っ!

 

「さあ、貴女も死ぬのです」

 

『ウェイクアップ』

 

ホイッスルのようなものを、上部に差し込ませることで、その音声かなった。もしかして、ライダーキックかと思ったが。予想を反するように、取手を突きだす。

 

紐のようなものが出ていた部分から、エネルギー状の光線が放たれ、アナザービルドを貫く。

生徒会長は上空に浮かび上がる波紋に飛び込み、引っ張られたことによってもがきながら、アナザービルドは体が浮いていく。

 

生徒会長があるサインをしたと同時に、アナザービルドは爆散した。

 

「このままでは終わらんぞぉ!!過去の我らを殺すことは・・・・できぬぅ」

 

その言葉を残し、姿が完全に消える。

 

「俺って必要あった?」

 

「一応あります」

 

「兄が幼女に慰められてるぅ、草」

 

「草言うな」

 

 

 

 

 

 

 

 N K I T A S H I

 

 

 

 

 

「はあ」

 

なんで集会でも皆、集会でもあんなにハメてるのか、意味が解らないし理解したくない。

購買に行こうと教室から出ようとすると、数人の女に囲まれる。なかなか動けない形になってしまった。またかよ。

 

「ねえねえ、私達とドスケベエッチしない?」

 

「私達は貴方みたいな子が好きなの!だからぁ、エッチしない?大丈夫よ!馴れてないようだから、開発してあ♡げ♡る♡」

 

ヤバイ、これはヤバイ。はっ!飛電さんの言葉を思い出せ、逃げれるときにピンチの時は、逃げると!!

 

「あ!まてー!」

 

「逃げたわよ!」

 

「ちゃんと開発してあげるからぁ!」

 

「前も後ろも!」

 

「他の穴も!」

 

「せめてドMにするだけ!」

 

「男の娘にするだけだからぁ!」

 

「「「「「「「エッチしよ!」」」」」」」

 

嫌だ!!

 

廊下を走るのはよくないが、大事な誇りを失うならば、破ってやるよ。タイツを破くようにな!

 

走っていると、掃除用具いれに引き摺りこまれる。あの時は清掃する人が居たりしたが、今回は居なかった。でも代わりに。

 

「兄、間一髪でしたねぇ。」

 

「ありがとうな、あと少しで名誉が消えるところだった。して妹よ、何でここに?」 

 

「まだドスケベセックスは禁止期間なんだけど、身の危険に関わる物が多かったからここに居るの。希に誘われるからね、ここが愛しの場所となってます」

 

「・・・足音が聞こえた」

 

(こっからは小声で話そうよ兄)

 

(そうだな、妹) 

 

「あれえ?確かに私の感度が示してるんだけどなぁ。私の感度は絶頂なのに何故なのぉ~?」

 

バレては居ないらしい。足音が、ここを中心に聞こえてきている。別れて探しているのか。

 

「あ、奈々瀬!男を見逃さない貴方なら見たとは思うけど、ここら辺で眼鏡を掛けた男子見なかった?」

 

「いや、見てないわよ?」

 

(ビッチの予感!) 

 

(あ、おいバカ!)

 

我が妹は一物を差し込むような穴から外のようすを見始める。止めようとして、チラリと穴の向こうを見た。何でか、妹が言っているビッチに親近感を感じる。

 

ビッチ親近感だとぅ?俺も気になって見始めた。

 

(兄もビッチが気になるぅ?)

 

(悪意ある聞き方だが、興味はあるな)

 

(もしかして捨てた?)

 

(捨てるか!!)

 

「そっかあ、毎日男とズッコンバッコンドスケベヘメハメしてるビッチの奈々瀬が見てないんだったら、ここには来てないってことなんだろうね。見たら教えてね」

 

「うん、またね」

 

(エエですなぁエエですなぁ)

 

(少しは自重してくれ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これのて、本日のHRを終わります」

 

「起立、礼、着床───」

 

授業が終わり、皆がハメているなか、逃げようとしたら。また話し掛けられた。話しかけてきたのは、あの時の女達。流石にこれは、逃げれるか?

 

「さあ、しましょ?」

 

「えっと・・・・」

 

「あ、この子私の先約なんだけど」

 

「えっ」

 

「なあんだ、奈々瀬は早いね。テクがすごすご過ぎて私達じゃ叶わないわね。流石、学校一のビッチ」

 

「それじゃあ行くわよ」

 

「え、ま?!」

 

ぐいぐいと手を引っ張られながら連れていかれる。

 

 

 

 

 

 

 

 

「さてと」

 

「ま、まさか。俺に乱暴するだろう!?エロ同人みたいに!エロ同人見たいに!」

 

「何言ってるのか解らないけど、私はあんたを利用しただけよ。男共がウザったくてね?小心者っぽかったからついつい使わせてもらったわ」

 

「そうなのか・・・、勘違いしてすまなかった」

 

(・・・・私は、貴方と同じかもね)

 

今、小さかったが確かに聞こえた。もしかすると、あの時に感じた親近感は、この時のための感覚だったのかもしれない。

 

このビッチ、もしかして処女?いやまさか。

 

「さてと、私はもう──」

 

「待ってくれ!!奈々瀬さん!」

 

「えーっと」

 

「俺だよ、何でそんな奴を見てるんだ!!俺の事を見てくれよ!なあ奈々瀬え!!」

 

一人の生徒が走ってきて、告白に近い何かを言い出した。その言葉が綴られる度に、ビッチの顔色が変わってきている。本当に嫌らしい。

 

「止めないか、困ってるだろ」

 

「あんた・・・」

 

「な!!くそっくそっくそっ!!こうなったら!」

 

生徒は懐から、時計のような物を取り出した。その見覚えある形に、驚きを隠せない。

最悪の事態に備えるために身構え、ジクウドライバーを腰に巻く。

 

ビッチの前に出て、使うかどうかを見る。

 

『 キ バ 』

 

「変身!」

 

『ライダータイム!仮面ライダージオウ!』

 

「てめえなんか、死んじまえよぉ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まったく、最近のアナザーライダーは弱いな。お前らは外れを引きすぎだ。このアンポンタン」

 

その状況を遠い場所から見るもの達が居た。一人は、無数のレンズをもった細身の機械。

 

「知らないわよ、あんたのせいじゃないの?」

 

着物を着た、宙を浮く少女。

 

「うぅむ。嘆かわしい」

 

肉体美をもった筋肉もりもりマッチョマンの武者。

 

「ア、ア・・・・・ア」

 

目が無数にある肉の塊を体とする、髑髏。

 

そこへ、一人の男がオーロラの壁を通過し現れる。

 

「準備は整のった、この世界は、我々が手にするのだ。この世界はそれほどの価値がある。この周期で消えるが良い、魔王!くふひゃはひゃはひはぁぁあ!!」

 

「まったく、リーダー。その笑いかたは止めてくれないか、正直気持ち悪い」

 

「そうね」

 

「うむ」

 

「キ・・・モ、イ」

 

「酷い!これでも君達の上司だよお!?」

 

 

 

 




次回未定、ぬきたしは聞いてない

「兄を助ける!」「さあ、キバっていくぜ!!」  

新たな仮面ライダー。

「私は、この記憶を持って。アンデッドを封印する、これは覆らない運命」

始まったアンデット達の戦い。

「ワーム?」「さあ、死ぬといいゼロワン」

侵略者が襲いかかる。


ゼロファイブ いーじゃんすげーじゃん!お祭り騒ぎでキバって行こう!


「女の体だが、俺、参上!!」

不可思議な時間に、彼らもやってくる。











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ゼロファイブ

孕めオラァ!
今回は悩みました。どうするかって考えると今後の琴も考えちゃって大変になるんだよね。

また見にくいです。読みやすくしてぇ(*´・ω・)


「死ぬんだよ!!」

 

「誰が死ぬか!」

 

ビッチと話しただけでこれだけ恨まれるとは、男しか食ってない女はやっぱダメだな。

音声的に、攻撃してくる怪人の名は恐らく、アナザーキバだろう。

 

爪を使うように、腕が振り下ろされ、それをケンと書かれた剣で受け止める。

 

つばぜり合いになるが、任せに引き離す。

 

「ヒーローショーみたい・・・・」

 

「くそっ!まだ俺を見てくれない!俺だけをみてくれよ!あれは遊びだったのかよ!!」

 

「いや、初対面なんですけど」

 

「え、初対面だったのか?てっきり彼氏かと」

 

「こんな奴を彼氏にするなら、あんたと付き合った方がまだマシよ。私、こういう奴は嫌いなの」

 

「突き合うだとぉ!!めちゃんこ許せん!」

 

「イントネーションが違うなぁ」

 

また爪を振りかざしてくる。

 

相手は爪の筈なのに、切れ味が鋭く、空を斬る度に音かなるほど。それほどの物を何回も防いでいるが、隙がない。だが、不自然な点がある。

 

それは、無理矢理動かしているかのように、体の動きが追い付いていない。まるで、自分自身をコントロール出来ていないような。

 

隙を突くならそこだ。その隙ができるまで、今のところは耐えるしかなさそうだ。正直、そこまで体力が持つかどうか。

 

何とか耐えていると、誰かが走ってきている音が聞こえた。まさか、SSか?

 

「兄ぃ~ようやく見つけたぁってあ、兄?!」

 

「麻沙音?!」

 

咄嗟に声が上がってしまった。アナザーキバは攻撃をやめ、麻沙音の方を向く。

俺のせいか。とにかく、こっちに気をそらさないと。

 

「こっちを向け!!」

 

「ウルセェ!!」

 

斬りかかるが、先程と同じような力ではなく、それよりも強力な一撃。その威力に耐えきれず、体が宙に浮き、大の字で地面に激突した。

 

痛みは少ないが、体が動かない。麻痺でもしているかのように、手が多少跳ねて動くだけ。

 

「麻沙音ぇ!逃げろぉ!」

 

「死ね、ファンガイア!」

 

 

 

「てめえみたいなグズの攻撃で、死なせるわけにゃあいかねえんだよっ!」

 

 

 

突如、キバットが現れ、アナザーキバを飛び回りながら攻撃して怯ませた。キバットバット三世、こいつは間違って送られてきた謎の生物なのだが、なんでここに?

 

「ねえ、キバット・・・・。初めてあったときの答えを言わせてくれないかな」

 

「おう」

 

「確か、守りたいものを守るときどうするかだったよね。だったら私は、兄を守る!!」

 

「さあ、キバっていくぜ!」

 

キバットを右手に持ち、左手を噛ませた麻沙音に、ガラスのように綺麗な模様が浮かび上がる。

 

膨大な何かが肌を渡り、それと共に、いつの間にか痺れが引いていた。今の感覚は、何かに書き替えられた感覚だったな。

 

鎖が腰に巻かれていたかと思えば、赤いベルトへと変化する。そして、そこへキバットが吊るされるように取り付く。鎧が纏われ、姿ががらりと変わった。

 

「仮面ライダーキバか。だが、貴様は俺には勝てねえ。俺はキバのアナザーライダーなんだからな」

 

「そんなの関係ない」

 

「何?」

 

「私は兄に守られていた、だから、今こそ守る。ただそれだけの事。私が、私達がファンガイアの末裔だろうが、ファンガイアの王の座とか関係ない。私達のために、破れろ」

 

雰囲気が全く違う。見に覚えのない言葉が飛び交うが、それは後で聞くとしよう。

麻沙音は笛のようなものを取りだし、キバットに吹かせる。確か、あれは生徒会長も使っていたような。

 

『ウェイクアップ!』

 

笛の音が鳴り響き、辺りに赤い霧が立ち込め、日の出が出ているというのに暗くなる。空には赤い月。

 

封印するかのように右足に巻かれた鎖が独りでに砕かれ、翼を広げたような形になる。

空から鎖で吊るされ、一定の高さになると、その蹴りを放った。

 

「う、動けないだと。お、俺はまだ、まだ!!」

 

「受けろ!!ダークネスムーンブレク!」

 

「俺わぁぁぁぁあああ!!!!!???」

 

蹴りが当たり、押し潰されるように、地面に蝙蝠のような紋章ができた。アナザーキバはその攻撃に耐えきれず、爆散。生徒が投げ出され、黒いライドウォッチらしきものが生徒の体から弾き出されて、粉々にくだける。

 

「兄、ちょっと先に帰るねぇー」

 

「あ、説明しろって!」

 

「え?!ちょっと!私わい!」

 

 

 

   

 

 

 

 

「キバットぉ~本取ってぇ」

 

「はいはい。学校を見に行って、帰ってきて迎えてやったらこれだもんなあ。と言うか、学校には流石に、あの条令が無いだろうと践んでいたが。まさか学校にまで条令が行き届いてるとは、思ってもみなかったぜ」

 

「キバット、お前学校に行ったのか。どうだった・・・と言っても、その反応だと予想はつくけどな」

 

「あそこは魔境ですので、あまり一般人が見るものではないです。はむ・・・・美味しいでふゅ」

 

麻沙音を含んだ留守番達で、淳之介くんの帰りを待っている俺であった。

 

「何食ってるんだ?」

 

「ユグドラ汁の味がするとんがりコーンです」

 

「何それ不味そう。本当に旨いのか?」

 

「どうぞ」

 

差し出されたとんがりコーンを手に取り、口に運ぶ。口に刺激が走り、果実の甘味と、唐辛子の辛さが広がってとても辛甘い。

 

好きな人は好きなんじゃないか、ぐらいだな。

 

「まあ、俺は好きだね」

 

「そうでしょうそうでしょう、これはある方から頂いた品なのですから、不味いはずはないのです」

 

「ある方って?」

 

「確か、その人はコーポレーションの人でした」

 

「OK、心当たりがあるから。それ以上はいい」

 

戦国さんにこの世界を教えてしまったのは俺だが、よく作れたな。どんだけ自由なんだあの人は。

 

「ただいまぁ・・・・」

 

「お帰り。疲れてるねえ」

 

「お帰りぃzzzz」

 

「お帰りなさいませ、淳之介様。お風呂にしますか?ご飯にしますか?それとも、わ た 」

 

「それは遠慮させていただきます」

 

「(*´・ω・)」

 

「あと、聞きたいことがあるんだが麻沙音。お前どうやって俺より早く帰れたんだ。バイクとか使ってないよな」

 

「あの・・・・その。使い・・・・ました」

 

「おやつ抜きでいいか?」

 

「鬼畜なー、あ、マジでやめてくださいやめてー!私のマイフレンドゥー?!はっ!鬼畜な、兄?そうかあのギャルビッチとイチャラブドスケベダイレクト性行為アタック鬼畜野郎童貞チンポ差し込み中の時に私に構いながらも罵倒しながらも攻めてきて挙げ句の果てには淫乱な印が私たちのからだにってマルクフォイっと書かれたりだとかしてその後もアへりながらもくっ頃みたいな、因みにくっ頃はくっこいつのマンが頃合いか!のくっ頃であるため二人同時に達しまくって達しそうな頃合いの事を言う。さあ、これを目指そうよ兄!」

 

「つっこまんぞ、突っ込みもしないからな。そして俺はそこに行きたくない。目指したくもない」

 

平和で、いい家族みたいだな。

 

 

 

 

 

N K I T A S H I

 

 

 

 

 

夜風に当たりたくなり、山の中を探検中。と言うのは建前で、森に来た理由は他にある。何故か学校で怪人が何度も現れていて、アナザーライダーさえも現れたらしいので、調査しに来ている。

 

目指すものは、原作で言うNLNSの本部だ。

 

「貴公、どこへ行くつもりかね」

 

「ん?誰だ、あんた」

 

草花を掻き分けながら、見たこともない人物が現れた。無数のレンズがある顔、機械でできた肉体。正直、生きているのかと疑ってしまう姿。

 

こんな奴、記憶の片隅にもないぞ。もしかして、何かのゲームのキャラとか?うーん、見たことないな。

 

「私は、トランス。では、もう一度聞こう。貴公はどこへ行くつもりかね」

 

「それは言えないな。それに、正確な場所は解ってないから、どこへ行く、と言うのは間違っているな」 

 

「そうか、ならこう問うことにしよう。貴様は、どこへ向かい、何処を終着点とする。貴様は異物なのだ、だからこそ、消えなければならぬ。では、もう一度聞こうではないか。貴様は、滅びを受け入れるか」

 

滅びを受け入れるかだと?まるで、仮面ライダーゼロワンに出てくる滅亡迅雷ネットみたいな感じか?

 

「ご生憎様、俺はまだ滅びを受け入れる訳にはいかない、で。俺をどうするつもりだ?殺気が出てるぞ」

 

「察しはついているだろう。さあ、死ぬといい。ゼロワン。出てこい」

 

「ギギギ・・・・」

 

合図と共に、飛びできた緑のサナギのような怪人。俺の記憶があっているならば、こいつはワーム。仮面ライダーカブトに出てくるしたっぱ怪人の筈だ。

 

「やるしかないみたいだな。変身!」

 

『ライジングホッパー!』

 

ワームへと殴りかかり、頭の部分を殴って吹き飛ばす。トランスと名乗った奴はどこかに消えていた。いったいどこに?

 

「ギギギ!」

 

「そういや、ワームとは初戦闘だなっ!」

 

顔面を殴り、ワームの体が左に傾く。吸い込ませるように、顔面に蹴りをいれて仰け反らせる。

これで準備万端。足にオーラを集中させ、木々を蹴って跳躍し、踵を叩きつける。見事にワームは破裂し、しをむかえた。

 

おかしい、流石にワーム一体はナメすぎだろう。

 

「お、いい餌はっケーン」

 

「はあ・・・・今度はアンデッドか」

 

 

 

「ライオンアンデッド、いやアンギョン和田。何処まで来ているかと思えば」

 

 

 

「あんたは、あの時の性知識が豊富なのに世界事情等は知らなかったあのSSの人!?アイエ?!ナンで?!」

 

ライオンアンデッドが現れたかと思えば、SSの礼姉貴が追って現れた。あれ、俺は被害者か何かですか?

 

「私は、この記憶を持って。アンデッドを封印する、これは覆らない運命。変身」

 

『Change』

 

姿が変わり、礼姉貴は仮面ライダーカリスに変身しちゃったよ。あー、逃げよっかなこそこそっと。

 

「おいおい、どこ行くつもりだ?」

 

今度は青い髪の音頭のヤベェ奴。別名、郁子が男口調で歩いてくる。あれ、赤いメッシュいついれたんですか。

 

「変身!」

 

『Sword foam』

 

「女の体だが、俺、参上!」

 

なんと、仮面ライダー電王になったよ。

 

「うそーん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回、ぬきたしは聞いてない

「ナズェミテルデスッ!!」

電王に裏切ったんされたカリス

「あれ、俺必要っすか?」

巻き込まれても空気になってくゼロワン

「文乃?」

動き始める本編



ゼロSEX 早まった二人の運命的

「もう一人の・・・・文乃?」



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ゼロシックス

孕めオラァ!(気さくな挨拶)

また読みにくいZOY☆
前回、淳之介がアサちゃん予備をしていませんでしたが、ただ麻沙音!にげろぉ!をしたかっただけです。なんか無性にしたくなったのでやりました。

今回は変な場面が登場しますが、それは回収するつもりです。そうじゃないと意味不明だからね。



「行くぜ行くぜ行くぜえ!!」

 

電王はこちらにデンガッシャーを振り回してくる。俺何かしたか?いや、前に罪を被ったな。

 

「うお、危ねぇ?!」

 

「ああくそっ、避けんじゃあねえよっ!!」

 

「今度は真っ二つにされちゃう?!話聞いてくれよぉ!話ぐらいいいだろぉ?!危ないって!ヤバイって!」 

 

「話だぁ?言ってみろよ」

 

俺の言葉に耳を傾けてくれる電王。憑依されてる人よりも善良じゃん。優しいなあ。

 

「以外と良心的だな。あのさ、なんで俺攻撃されてんの?君にとって悪いことした?」

 

「あ?怪しいから斬りかかったに決まってんだろ」

 

「あの、俺仮面ライダーで。怪人倒したばっかだったんだけど・・・・・」

 

そう説明すると、電王は「あ、なるほど!」と手を叩いて納得してくれた。

俺の肩を叩いて頷いてくる。

 

「そうだったのか!いやー、すまねぇ」

 

「うん、解ればいいよ。解ってくれれば」

 

何とかデンガッシャーの猛攻と、誤解を解けた。後はカリスになった礼姉貴なんだが。

 

血を地味に浴びたカリスが歩いてきて、俺達を見たあと、泣き崩れる。俺なんかした?

 

「イグゴザン!オンドゥルウラギッタンディスカ!」

 

「まってそれ誤解だから」

 

「そうだぜ?俺はモモタロスだっての!」

〈郁子はこっちだよぉー?〉

 

「まて、その言い方は不味いあと、こっちも何もないから。お前らを別々に呼べとかややこしくて無理だから」

 

間に入るように立って、待った待ったと手を降って落ち着かせようとする。モモタロス、裏切り認定されたお前が近付いたら礼姉貴に斬られるかも知れないんだぞ。

 

首を動かして礼姉貴を見る。

 

「ナズェミテルデスッ!!」

 

「うわ、荒れてら」

 

「こりゃダメだな」

〈礼ちゃんってこうなったりするんだ・・・・・、でも何時も通りかぁー〉

 

「私は馴れているさ、裏切られるのはな」

 

「やべぇ、地獄兄弟みたいになってる」

 

〈あー、黄色の人さん?礼ちゃんは私が連れて帰るからさ、この事は見なかったことにしてくれない?〉

「よっしょっと。以外と重いな」

 

「H☆A☆N☆A☆S☆E☆」

 

礼兄貴は電王に担がれて闇夜に消えた。・・・・帰るか、凄い疲れたぞ。いや、お目当ての物が見付かってないのに帰るわけにはいかない。

 

「SSって怪人を倒してるのか知らなかったな。あれ、俺必要っすか?いる意味なくない?」

 

まあ愚痴を言っていても拉致が開かない。さっさと探すとするか。

 

 

 

 

 

「て言う感じだったけど、なんでこれしかないんだよ。もっとマシなのあるだろ。扉とかさぁ」

 

探索してから数時間。森を進み、花と草を掻き分け、やっとこさ見つけたのはただの穴。

しかし、その穴はお目当ての物ではないが、気になるものだった。

 

どうして、誰かの足跡があるのだろうか。

 

「っ?!なにかに引っ張られる!?」

 

足を何かが掴んでいる。足元を見るが、残っているものは足跡と、掴んでいる手の跡。

 

影でもなく、幻覚でもない何かが掴んでいる。

 

 

──助けて

 

 

 

脳と耳に響き渡る声、女性的な声と混じりながら、男性の声も重なるように聞こえ、恐怖を駆り立てている。何だこれは?俺は探索者じゃぁねんだぞ?

 

「誰だ?!」

 

 

 

──生きたい

 

 

 

「くそっ?!体に力が・・・」

 

 

 

── 殺 さ な い で 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「気が付いたか」

 

「あんた、誰?」

 

目が覚めると、ローブで体を隠す人物が見下ろしていた。また巻き込まれたのか。

 

俺は万能じゃないんだ、対処法がないんだぞ。どうしてくれるんだよダイスの女神様。完全にファンブルだろうて。本当にどうしよう。

 

「私はーー。いや、今は名乗れない身でな、伏せさせてもらう、好きに呼ぶといい。私は君に用事があってな、このような形で申し訳ないが、聞きたいことがある」

 

「何だ?ローブ野郎さん」

 

「君は、この世界について考えたことはあるかな?この世界は複雑で、腐り果てているのは承知だろう。だがね、この世界は腐り果てている代わりに、様々な世界の破片が集まってできた特異点だ」

 

顔は見えないが、声の質で解ってしまうほどの冷たさ。殺気とも言えないなんとも表しがたい気配。

 

こいつは人間か?

 

「何が言いたいんだよ、早くしてくれないか?」

 

「おっと、少々長すぎたか。要点をまとめて言わせてもらうとしよう。中心人物の君は、この世界をどうする」

 

何を言い出すかと思えば、決まってるだろ。

 

「どうするもなにも、俺は彼等と共にいるさ。俺は何もできなくて、叱られて、罵られて、それでも友であってくれた彼の頼みで。俺の望みだ」

 

「っ!。そうか、そうか!ああ、やはり君であってよかった!この世界を君に託したいんだ。今日は気分がいいぞ、そうだ、助言をしよう」

 

「助言?」

 

「君の島は、本当に青藍島かな」

 

「は?そいつはどういう意味だ」

 

「そこは自分で考えてくれ。私は自由気ままな時間の旅人さんさ。夢幻、その夢から覚めなさい」 

 

意識が朦朧としてくる。まさか、今までのは幻覚だったのか。 

 

意識が元に戻る頃には、霧のように目の前が元に戻った。俺は森の中で突っ立っている。もう先程の穴はない。まだ時間はある。

 

一先ず帰って、情報の整理をしないと。それに気になるしな、あのローブ野郎の言葉が。

 

「時間の旅人・・・か」

 

 

 

 

 

 

 

何事もなく家に着き、寝て、朝を迎えた。何事もなく男女の営みの音をバックに起き上がって着替えてから一階に向かう。淳之介くん達はもう学校にいっているらしく、居るのは文乃ちゃんだけ。

 

丁度二人だけ。ならここは、聞きたいことを聞いてこうか。ファンガイアの事とか色々あるし。

 

「文乃ちゃん、君に聞きたいことがあるんだけどーー。なんでそんな睨んでくるの?」

 

「ああ、失礼しました。それで、聞きたいこととは?なるべく早めに済ませてください」

 

文乃ちゃんは古めかしい本を捲り、内容を読みながらそう返してくる。冷たいなあ。

 

「ファンガイアの事とかだ。本当に淳之介くん達はファンガイアの末裔なのか?」

 

「それは、真実です。淳之介様の・・・いえ、我が魔王の父様は人類と共に歩むことを決めたファンガイアの一人であり、王の資格をお持ちでした」

 

え、それは初耳何だけど。もしかして、事故で死んだと聞いていたが、父がファンガイアならどこかで生きているだろう。それか、殺されている。

 

どちらにせよ、過去を調べる必要が出てきた。

 

「じゃあ、もう一つだけ。この青藍島は、どういう状況なんだ。青藍島には怪人が出ていたなんて情報を耳にしたことがない」

 

「それは解り得ぬ事、しかし、貴方なら解るかもしれません。イレギュラーでありながらも、世界を根本から変えた貴方なら」

 

「世界を変えた?」

 

「おや、自覚はなかったのですか?本来ある筈のない未来が来たことで、どこかの世界をそっくりそのまま鏡写しでもしたかのように変わり初め、青藍島にまで影響が及びました。よくこの世界が保っていられると感じていますよ、偽りの歴史だらけで、英雄が埋もれたこの世界は。貴方の力、願ったのでしょう?それが発端です」

 

何を言っているのかさっぱり解らないが、俺の力が原因なのは解る。

 

「俺の力が発端?」

 

「貴方の願いは絵空事を現実にしてしまう。言うなれば、この世界はリ・イマジネイション。貴方の力が絵空事から本物になるのなら、彼らも本物」

 

「て事は、あのベルトとかは」

 

「リ・イマジネイションの影響でしょうね。この世界がライダーが本物と認識した結果、本物を作ろうとしているのでしょう」

 

「・・・だとしたら、この島はライダー達が現れ、怪人も現れる。物語のように怪人が現れ、ライダー達が物語のように怪人を倒す。なるほどだいたい解った」

 

「本当ですか」

 

「本当だ。もし、その影響が本当なら、気になるところがある。その怪人は何処から来る?」

 

「そこまでは知りません。探してください」

 

「ふーん、なら行かせてもらうわ」  

 

俺はこの島をちゃんと見る必要がある、か。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アサちゃん、これどうしよ」

 

「いや、私に聞かれても。奈々瀬さんは?」

 

「・・・逃げるしかないわね」

 

俺、淳之介は現在厄介事に巻き込まれています。ビッチとこの前置いていった事で口論したり、アサちゃんがそこに来たりして以外と仲良くなってしまっていたのだが。そこへ、男子生徒が首閉めセックスしようぜとか言ってきた。

 

二人は断ったのだが、その男子生徒が無理矢理ビッチの首を締め上げようとしたので殴り飛ばした。

そこまでは女を守った男だろう。しかし、首閉め野郎がセックス妨害だとか言い出し、SSが集まってきている。

 

「まちなさい!!」

 

「くそ!」

 

今追ってきているSSはまだ一人。何とか逃げれそうだが、校舎裏までは時間がまだまだいる。

 

「ふーん♪ふふーん♪ふふんふふふーん♪」

 

廊下で走って三人で逃げていると、鼻唄が聞こえたかと思えば、何かとぶつかった。

 

なんだ?

 

「あいったぁ・・・」

 

ぶつかったのは、パイ椅子を持った子供?

なんでこんな学校に。

 

「子供?す、すまん。大丈夫か?」

 

「子供じゃありませんけど?!」

 

「や、ヤバいよ兄」

 

「もう袋のネズミね、そこの生徒さん、感謝するわ。これ以上は逃げられないわよ!」

 

SSが舌で唇をなめながら、じわじわと歩いてくる。不味いと思い走ろうとしたが、ぶつかった子供に服の端を握ってくるために逃げれない。

 

「ちょっ!?止めてください!」

 

「兄!私達はいくわ!」

 

「じゃーね!あんたなら突破できると信じてるのだわぁ~♪」

 

「走っちゃいけないよ!」

 

捕まれている手を強引荷ほどいたが、それが仇となり、子供がSSの方へと倒れた。

すると驚くほどに綺麗に、子供が持っていたパイプ椅子がSSの頭に直撃する。

 

「フフフーーがっ!?」

 

「ぎゃふん?!あいたぁ」

 

俺が撒いた種なのだが、今すぐに逃げたい。でも、そしたらこの子供はどうなる。

 

子供の手を引いてアサちゃんが逃げたであろう場所まで向かう。俺のせいだな、これは。

 

「え?!なんでひっぱるの?」

 

「逃げてるんだ!」

 

「あわわ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お、兄」

 

「やっぱ生きてたのね。橘+α」

 

「とりあえず身を隠せる場所とかないか?」

 

「それなら、この先で洞窟を見つけたから、そこにしましょう?荷物を取りに行かないといけないし」

 

「あわわわ」

 

先ずはこの子供の事なんだが、包み隠さずに話すか?それともこの洞窟に置いていくかなんだが。

 

「こっちかしら」

 

「たしかこの辺りで・・・」

 

洞窟の入り口の方からSSであろう人達の声が聞こえる。見つかるわけにはいかない。まだ奥はあるみたいだし、もっと進むしかない。

 

「あの、なんで追われてるのかな」

 

「それは後で話す。今は静かにしてくれ」

 

「わ、解ったよ」

 

奥まで辿り着くと、そこは行き止まり。ここでやり過ごそうと足を止めると、アサちゃんが急に壁を触りだす。どうしたのだろうか。

 

「どうしたんだ?」

 

「いやー、こう言うのは隠し扉があるっていう風潮がありましてですね」

 

「ゲームじゃないんだから、あるわけないわ」

 

《何時等に問う、性に抗うものか》

 

「え」

「え」

「え」

「え」

 

《問う、抗うものか》

 

「はい、抗うものです」

 

「アサちゃん、乗りに乗らないっ?!」

 

アサちゃんの肩を叩こうと触ったら、何かに押されるように何かの中へと入り込んでいく。

 

「ここは、秘密基地?」

 

「凄いね!洞窟にこんなところがあったなんて」

 

「何これ」

 

「何か、燃える!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、島を探索していたら神社を見つけ、神社に御参りしに階段を上っている。まさか、こんなところに神社があるとは思ってなかった。

 

鳥居を潜り、神社を良く観察する。この神社は参拝客がおらず、多少年期が入っている以外は普通。

普通に参拝して、顔を上げる。

 

「ここ、何で地図に無いんだか」

 

「・・・・そうなのですか」

 

「そうなんだよぉ。結構年期がありそうだし、なんなら、ご利益が一番ありそうな感じだしな・・・ん?」

 

誰の声かと振り向いた。後ろには文乃ちゃんが、静かにこちらを見据えている。

 

「文乃?」

 

一応かまをかけてみる。

 

「っ・・・なぜ私の名を」

 

いややっぱし、文乃ちゃんじゃないな。文乃と呼んでもあまり反応がない、それ以前に、俺を知らないみたいだ。あの話が本当なら。

 

この世界が歪んでいるのならば。あり得る。

 

「もう一人の・・・・文乃?」

 

 

 




次回、ぬきたしは聞いてない

「貴方は・・・・何者なのですか」
「俺は飛電或人、社長だ」

神社のもう一人の文乃

「ここを拠点にできないか?」

曲がった運命の中、始まる物語

「今宵、仮面ライダーを頂こう。ドライブ」

黄金の怪盗の予告


「一っ走り付き合いなさい!」


ゼロセブン 七つの宝と大怪盗




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ゼロセブン

孕めオラァ!

今回は無理矢理が凄く、何時もより見にくいかもです。何とかして一話みたいな感じにしたいけど中々にできない。見にくい小説ってダメですよね。

評価がいつの間にかついてて発狂しました。
有り難う御座います!!


目の前の文乃ちゃんをもう一人の文乃と呼称しよう。あの話的には、世界は歪んでいる。ならば、もう一人文乃ちゃんが居ても可笑しくない。

 

他に説明できないから、そう思うしかない。

 

「貴方は・・・・何者なのですか」

 

多少、睨んでいるような目だが、それを悟られないようにしているのか、口元は笑っている。

 

何だこの可愛い生物、これだよこれ、これが琴寄 文乃だよ。俺が知ってた文乃ちゃんだよ。

これが原作かぁ。

 

「そうか。俺は飛電或人、社長だ」

 

「飛電・・・・そうですか。飛電殿・・・何故、私の名を知っておられたのですか」

 

「似ても似つかない、同姓同名の子が居るから。人しか言えないな、詳しいことは何処かに座りながら話さないか?おじさんずっと歩いてきたからさ」

 

「・・・・・・着いてきてください」

 

案内されたのは神社の裏手側の小ぢんまりとした空間。そして、そこには喫茶店などで良く見かけるテーブルと椅子が置いてある。

 

「座ってください」

 

「おう」

 

俺は言われた通りに座った。もう一人の文乃ちゃんは神社の方にいったかと思うと、いつの間にかお茶を差し出してくれている。マジックか何かかよ。

 

「まあ、ざっくり言うとだな。未来のお前が居る、そして、もう淳之介くんと住んでる」

 

もう一人の文乃ちゃんはむかい側の椅子に座り、だんまりして、言葉を詰まらせている。

 

そりゃそうだ、未来の自分がいるから君のことを知ってるよ、なんて言われたら困惑するだろう。

 

「にわかには、信じがたいですね・・・・・ですが。この目で確かめたいです・・・・どうか、案内してくれませんか、飛電殿」

 

どうやら、淳之介くんと会いたがっている模様。さーて、断る理由がないし、連れていくとしますか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「先輩だったんですか?!」

 

「うーん、正面からだとそう見えない」

 

「あの、それって本当なんですか?」

 

「本当だよ?なんなら証明できるもの持ってるから、えっへん!どう?あ、私のことはヒナミ先輩と呼びなさい、ロリじゃないからね!」

 

俺達はSSから逃げる道中、謎の秘密基地に迷い混んだ。そこは快適そのもので、皆安心していた。

 

そんな中、ビッチこと片桐が「皆で自己紹介しない?」という言葉が発端で、現在に至る。

 

無い乳を張りながら学生証をつきだしてくる度会ヒナミと名乗った幼女。学生証を見る限り、どうやら本当に先輩だった。でも、先輩とは思えない。

 

何だか凄く親しい人と話してる気分だ。

 

「本当に先輩だったんだ・・・」

 

「あーっと。橘くんはこれからどうしたいのかな」

 

「え?」

 

唐突に、ヒナミ先輩が聞いてくる。その目は真剣で、本気で聞いてきていることが解るぐらいの目。

 

これからどうしたいか?

 

その言葉に、思考が混雑していく。たしかに、これからどうするのか聞きたくなるのは解るが、自分に言われてもよく解らない。

 

「SSの人達は貴方達の顔を忘れてるだろうけど、私は覚えてる。どうするの?」

 

「それは・・・そうだ。ここを拠点にできないか?SSから逃れるための秘密基地みたいな」

 

 

〈それはいい案だな〉

 

 

老人の声が流れ、部屋の一角に設置されているモニターが砂嵐を写し、砂嵐から切り替わるように老人の姿が写された。和服の老人、それ以外は写っていない。

 

たしかこの老人の声、洞窟でも聞いたような。

 

「わ!?・・・お爺さん?」

 

「誰だ!?」

 

〈儂か。強いて言うならば、この島に抗うものであり、この島をよく知る者だ〉 

 

「何よこの爺さん、洞窟の時に聞こえた声みたい」

 

〈儂はずっと待っていた。君達のような存在が来ることを。どうか、その意思を曲げないでほしい。少年よ、ここを秘密基地にすると言ったな。ならば自由に使うといい、ここについてはマニュアルがある。机の上だ〉

 

そう言い終わると、画面が暗くなり、名にも写らなくなった。ここを、秘密基地に。

 

「まだ時間はあるか?」

 

「まだあるよ兄。取り敢えず今を考えよう」

 

「そうね、色々どうするか決めないと」

 

「なんかすごい巻き込まれ方した様な気がする」

 

四人で話し合い、どうするのか決めた。一応、この秘密基地を使い、隠れ家として使うようにと決めた。

話し合いは終わり、何事もなく帰り道に着く。

 

「ねえ、兄」

 

「どうした?」

 

「おなさ、私思ったんだ。この町で私達を覚えてくれてた人はもういないなら、私達似た人を探せばいいかなって。ほら、共通点があったら話しやすいじゃん」

 

「友達が欲しいのか」

 

「違うよ、私は兄がいればいい。今日は似ている人と出会えたから。もしかしたら、まだ同じような人は居るかもしれないなと思ったの。」

 

「それって感か?」

 

「妹様の気紛れな勘ってね♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「新しい書類ですか?」

 

「はい、ある者達がSSに牙を向いたらしく」

 

「その後付けをしろってことね」

 

「はい・・・では、失礼します」

 

SHO治安管理委員会特殊戦闘部に所属し、青藍島をPRする身である私、仙波光姫。

昔、ベルトさんと出会って銃の快楽を感じながらロイミュードに無双していたらスカウトされた。

 

ここ最近は何もなかったのに、この資料の量。正直疲れるし、大体をこじつけしないといけない書類なので、以外と頭を使う。

 

「あー!!もう!・・・考えるのやーめた」

 

『光姫くん、別の書類が届いているよ。あと、ラブレターとかはここに置いておくよ』

 

シフトカーを駆使して仕事をしろと急かしてくる様にしか感じない行動をするベルトさん。

私はもう考えたくないわ。何がPRよ。何がハメましょうよだ。世間は事件の真っ最中だっていうのに。

 

世間では、怪人が普通に現れたりと、そこに仮面ライダーが現れたりとあの事件と似たことが起こっている。しかも、それだけではなく、希にアニメのキャラクターさえも目撃される始末。

 

はあ、外は楽しそうなのに。何でここに居るんだろう、私。選ぶ仕事、やっぱり間違えたかしら。

 

『ん?これは・・・・・光姫くん、これを見てくれ』

 

「はいはい・・・・名刺?」

 

『裏を見てくれ』

 

「今宵、七つの宝を頂く。大怪盗ルパンより・・・ぇぇぇええ?!」

 

「どうかなされたのですか!!」

 

「ルパン?!アイエエ?!」

 

「落ち着いてください先輩!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「たしか、ここの筈でしたよね」

 

『ああ。だが、この美術館には財宝と呼べる財宝があるが、それはどれも人間の理性を貶すものばかり。あの大怪盗ルパンが狙うとは思えないが』

 

今夜、あの大怪盗ルパンがこの美術館のお宝を盗みに来るらしい。最初は疑ったが、だんだん現実味が増してきている。

 

なんと、この島の付近でとあるアニメキャラクターが確認されたらしい。なにを隠そう、そのキャラクターはルパン三世。

 

私、捕まえられるかな。

 

 

「こちら現場です。現在、SEX美術館に来ております。美術館の周りにはSHOが包囲しており、何が起こるか想像できません。一体、何が起こるのでしょうか」

 

リポーターの人がやって来た。正直に私が思うに、来てほしくなかった。だって私が恥をかくし。

 

「SHOの諸君、急がしい中、ご苦労!私の名はルパン!!さあ、ショーをご覧にいれよう!」

 

しかし現れたのは怪盗キッドのような格好をした変人だった。私の心の準備はどこ?ここ?

 

「ショーですって?」

 

『この反応は?!ロイミュードだ!三人ほどだが、本来のロイミュードよりも覇気が違う、気を付けてくれ』

 

ベルトさんのいう通り、三人の本来のロイミュードよりも覇気が違うロイミュードが現れる。

 

これがショーなら笑わせてくれるわね。

 

『start your engine』

 

「変身!」

 

『type speed!!』

 

赤い装甲が展開されて私に装着され、駐車していたトライドロンのタイヤが飛んできて斜めに填まる。

 

「やはりか・・・・宿敵」

 

「さあ、ひとっ走り付き合いなさい!」

 

ハンドル剣を呼び出し、ロイミュード達を斜め、縦、横と切りつけていく。が、ロイミュード達は怯みはしたが硬い。全然効いてるように感じない。

 

「ふむ、やはり今の君では無理か」

 

「ルパン・・・・」

 

ルパンと名乗ったキッドのパチもんみたいな変人が、私とロイミュードの間に入るように降り立つ。

 

変人は黄金色の銃を取りだし、銃口を押し込んだ。まるで怪盗を意識したような豪華な音が鳴り響き、変人の姿が変わる。

 

『ルパーン!』

 

「さて、ルパンの名を訂正さしてもらおう。私はアルティメットなルパン、仮面ライダールパンだ!!」

 

「は?」

 

「今宵、仮面ライダーを頂こう。ドライブ」

 

 

 

 

 




次回、ぬきたしは聞いてない

「おいおい、俺を忘れてもらっちゃあ困るぜ?」

ルパンのショーと謎の男


「貴方は私であり、私ではない」

出会う二人


「サア!!映画の始まりだ!ライダー共!」

世界の映画館


ゼロエイト 映画の物語


「理想を抱いて溺死しろ」
「そいつはごめんだな」

『ウィング!!』



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ゼロエイト

孕めオラァ!

ぬきたし要素がだんだん少なくなってきている今日この頃。でも、シリアスっぽい状態だからできないのよねこれが。
誤字が目立つかもしれないので、ここが違うよなどの意見がありましたら、報告お願いします。
最近見返して誤字が多いので(*´・ω・)



仮面ライダールパン。そう名乗ったわね、確かに名乗った。彼が、仮面ライダー?本当にあのルパン?

 

ルパンが手をロイミュードの方へと翳す。翳されたロイミュードはフィルムへとバラバラになる。

フィルムは3つ。ロイミュードトと同じ数。そのフィルム達は一纏まりになり、人形に変化する。

 

「怪人?」

 

「そう!こいつの名はシネマ。哀れな映画館長、一人のために映画を上映する男。こいつがいれば、俺のショーは捗るのさ。この度上映いたします映画は、運命の聖杯戦争、Fateの物語。仮面ライダー、その目に焼き付けろ、この世界はもう絵空事ではすまされない」

 

「おいおい、俺を忘れてもらっちゃあ困るぜ?てか、絵空事ね、そいつは気になる言い方じゃあねえか。招待されたかと思えばこれだ。予想外だったぜ」

 

「来たか」

 

木の影から、黄色いネクタイを身につける男が歩き出る。すっごい見たことがあるんだけど。

 

ほ、本物?

 

「そういや、俺はまだ名乗ってなかったっけか。俺はルパン、ルパン三世さ。ライダー?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ん?空のあれはなんだ?」

 

「フィルム・・・・でしょうか」

 

「フィルムねぇ。デカすぎねえか?」

 

俺は、もう一人の文乃ちゃんを案内していた。そしたら突然、空に巨大なフィルムが見えた。もう一人の文乃ちゃんが知っている筈もなく。何なのか解らない。

 

この世界は仮面ライダー達がいる。なら、何かの怪人が起こしていると考えるのが普通だろう。

フィルム、まあ映画関連の物。フィルムや映画に関する敵。いたか、そんな奴。

 

「こう言うのはあっちの文乃ちゃんに聞けば一発なんだけど。叫んだら来てくれるかな?」

 

「あっちの文乃・・・・未来の私ですか。そこまで物知りなのですか・・・・むべ」

 

空のフィルムを観察していると、フィルムが液体のように揺れ、溶け込んだ。今のは何が起こった。

まるで、同化でもしたかのような現象・・・・。

 

「それは、とある怪人の影響です」

 

マフラーが風と共に流れ着き、竜巻のように動き、あっちの文乃ちゃんがそこに居た。

 

はえー、マフラー便利ですね。

 

「よく聞こえたな」

 

「呼ばれた気がしたので・・・・始めましてですね。懐かしい姿ですよ、ただ従い、支えるものを探す。あの頃の私はこんなにも哀れだとは」

 

「なに自分自身を皮肉ってんの」

 

凄い痛いほうの文乃ちゃんを見た、純粋なほうの文乃ちゃんは少し悲しい表情をして、哀れみの目を向けている。未来の自分といえども、哀れだったか。

 

普通に考えて痛い発言を度々するからね。最近にいたっては淳之介くんを我が魔王とか言うし。

 

「哀れなのはどちらですか・・・・貴方は、私なのでしょう・・・・支えるものを決めている、ならば貴方も決めていた・・・・。主に支えるために」

 

「確かにそうかもしれない、しかし、貴方と私の相違点はあります。幾度もの主を見てきた私は、一つの答えにたどり着き、実行した。言わせてもらおう、貴方は私であり、私ではない」

 

なんで現在と未来の文乃ちゃんが違うのか、それは、精神が磨り減ってるか、減ってないかの違いだ。

憶測でしかないが、何処からか未来の文乃ちゃんの精神は、磨り減っていった。己が哀れだと思うほどに。

 

まだ過去の自身を殺そうとしてないだけ増しだ。どこぞの赤い弓兵は過去の自分を殺そうとしたからな。

 

「むべ・・・・何だか、その言葉で納得しました。貴方は・・・・・未来の私、でも違う」

 

「察しろ、感じろ、心でな。という奴です」

 

「なんだその三段活用」

 

どうやら話は終わったみたいだ。険悪なムードはどこへやら、普通に話し始める。特に淳之介くんについて。

 

 

「ほう、未来を別の己にする・・・か。おままごとだな、過去を見ろ、未来をなぜ見ない」

 

 

後ろから声がして、振り向いた。そこに立っているのは、赤い外套を着た褐色の男。

 

その姿に、俺は既視感を覚えた。他人のそら似なのかもしれないが、俺が知る赤い弓兵だ。

 

一応、見たことがない前提に話し掛けてみるか。

 

「あんたは・・・見ない顔だな」

 

「すまない、いつの間にかこの場に居たのでな。つい心で思っていたことを口に出していた」

 

「なんだと、バカにしてるのか?」

 

未来の文乃ちゃんの口調が変わり、外套の男にそう投げ掛ける。しかし、男はやれやれと首を降る。

 

「バカに、しているか。無論だ、己を己と認めん半端な覚悟など。それこそ、バカにしているのかとは、こちらの台詞だ。おっとすまない、また言ってしまった」

 

こいつ。スッゴいイライラする言い方をしてくるな。まるで本物だ。あの何股もする弓兵だよ。

なんでそこでタイミングよくここに来て、否定しに来るかな。・・・・ん?タイミング良く?

 

たしか、目の前の外套の男は、いつの間にかこの場に居たと言った。本当にタイミングが良すぎる。なにかあったか?彼が現れるまあ前に。

誰かが会わせたかのようにいいタイミング。

 

そういえば、前兆のようなものがあったな。空に見えた巨大なフィルム。

 

もし、それが関係しているなら、それを引き起こした奴はなにを考えてる。自然現象ではない、人為的な現象の後に現れた男。出来すぎ、だな。

 

「はあ。構っていてもい仕方がないです。早くこの事態を引き起こした怪人のもとへ向かいましょう」

 

「マフラー使わないの?」

 

「これ、魔力使うから使いたくないんです」

 

「魔力使ってたのか、そもそもその概念があるとは思ってもみなかったぞ。んじゃあ歩きでゆったりと行かせてもらいますか」

 

赤い弓兵であろう人物は置いといて、未来の文乃ちゃんの案内のもと、発生元へと向かう。

 

因みに、後ろで怒鳴り声が聞こえたが無視した。

 

「目的の美術館までは時間がかかりますね」

 

「やっぱ、マフラー使お?」

 

「それもそうですが・・・・・敵のようです」 

 

目の前を阻むように、よく見たことがある敵達が姿を見せた。鉄の仮面、軽装の鎧。三体の機械人形。

 

「ヒューマギア?」

 

「たしか、それは貴方の会社が販売している人工的に作り出された人形の機械でしたか」

 

「そうだ。でも、あんな武装はしてないぞ」

 

そう、あんな武装はしていない。暴走したヒューマギア以外は。やっとこさ現れた。

 

暴走したヒューマギア。暴走を止めるべく、AIを使い作成されたゼロワン。暴走したヒューマギアは、本来の敵だ。同時に、救わなくてはならない存在。

 

「二人共、下がってくれ。こいつらは俺が止めるべき相手なんだ。俺の力がある意味でもあるんだ。頼む」

 

「解りました。さあ、下がりましょう」

 

「大丈夫なのですか?」

 

「心配するな、俺は・・・ナンバーワンの社長で、仮面ライダーだからな!」

 

『ジャンプ!』

 

プログライズキーを起動させ、ベルトに翳す。

 

『オーソライズ!』

 

それに答えるかのように、0と1の世界から人間大のバッタが呼び出される。

 

こいつがやっと、答えてくれたということは。これが本当の変身になるのか。答えてくれてありがとうな、ライジングホッパー。

 

『プログライズ!飛び上がライズ!』

 

『ライジングホッパー!!』

 

プログライズキーを差し込み終わると、バッタはゲル状となって、ゼロワンの姿を構成する。

 

『A jump to the sky turns to a riderKick.』

 

「俺が止めてやる。始まりだとしても!」

 

「成る程、これが本来の変身ですか。見計らったかのようなタイミングですが、今はそれが頼もしいです」

 

「だろ?行くぜ!」

 

跳躍して後ろに回り込み、右手側に居たヒューマギアの首下に凪ぎ払うかのように右でを当て、左手側のヒューマギアには左足の蹴りで蹴り飛ばす。

 

目の前のヒューマギアには背負い投げ。

 

「あの武器があれば一網打尽なんだが。どうするか」

 

「なら、武器があれば良いのですね?」

 

「そうだが、あるのか?」

 

「ええ、私の力を使えば、それを取り出すのは容易いこと。マフラーを舐めないでいただきたい」

 

未来の文乃ちゃんのマフラーが舞い、手元にまとわりつき、マフラーが離れ。離れた手元にはアタッシュケースの様なものが手に収まっている。

 

開発は終わっていたのか。輸送出来ないか今週中に聞く予定だったが、ありがたい。

 

「有り難く使わせてもらう!」

 

アタッシュケースの形をした武器、アタッシュカリバーを起動させる。

 

『Attache case opens to release the sharpest of blade.』

 

刃の部分が半分に割れるかのように展開されて、立派な武器になる。

 

『ブレードライズ!』

 

「これで止めだ。・・・・すまない」

 

一旦もとの形へと戻し、また展開する。

 

『チャージライズ!』

 

『フルチャージ!』

 

「ハアッ!!」

 

『カバンスドスラッシュ!!』

 

回転切りのように円を描きながらヒューマギアに一撃を当てる。ヒューマギア達は、青い火花を散らしながら爆発した。

 

「まるで、正義の味方のようですね。飛電殿」

 

「月光仮面みたいで、俺は光栄だな」

 

正義の味方。初めてその言葉が使われたのは月光仮面だ。最近の人達は勘違いするが、俺はしていない。

 

正義の味方は、ただの支持者に過ぎないからな。

 

「正義の、味方か」

 

「ん?着いてきてたのか」

 

赤い外套を着た男が歩いてくる。たしか、こいつも少し吐き違えてたりしてたな。

確かに、他者から見ればただの偽善。やられた者から見たら、ただ一人の意見。

 

殺気を漏らしながら来るということは、彼が、正義の味方を嫌うからだろう。

正反対な意見、ぶつかって、どう転んでも押し付けあいでなのに。殺気を漏らし続ける。

 

「嫌いなのか?正義の味方は」

 

「ああ、嫌いだな。偽善の意、万人を救うかのような立ち振舞い。お前は何を救うと考えた、もし、先程殺した敵すらも救いたいと思っていたのなら。お前は狂っている、お前の願いは届く筈もない」

 

「俺は狂っていないさ。俺は知っているんだ、彼奴等が望んだことを。俺はそれをして、子も同然の彼奴らを利用したやつらを、ぶっ叩く」

 

彼奴らは、知識と技術者達で作り出した子供で、彼奴らには管理個体が存在している。

その管理個体に届けられたメッセージは無数にあったが、全て内容が同じだった。その内容は、「私達を壊して」。

 

止める方法が、今はそれしかないんだよ。

 

「望んだことが解るだと?貴様は神にでもなった気にでもなったのか。本当に望むことを知るものは誰一人いないだろうな、思考とはそういうモノだ」

 

「そうかい。それがお前の意見か、俺は神様にはなってない。表すならば、俺は親鳥。子を守るのは義務だろう?可愛い子供だから」

 

「なら、していることが真逆だな。大を生き残らせ、小を殺す。いましているのはそれだ」

 

「言っただろ?望まれた事をしたと。救う道が、今はそれしかない。犠牲は無駄にはしない」

 

「駄々をこねたか。貴様がしていることはただの殺しだ。救いではなく、子を守るためでもない」

 

「そう言われても、同じことしか返さないぞ。俺は親鳥だと、子を守っているとな」

 

「そうか・・・・・」

 

男は白と黒の双剣を手に納め、殺気が籠った目で睨んでくる。だが、自然と怖くはなかった。

 

『キュアオォオンッ!!』

 

その時、0と1の世界から、一羽の鳥が俺の後ろに佇むように生み出された。また俺の思いに答えてくれたってのかい、ありがとうな、ライジングホッパー。

 

「理想を抱いて溺死しろ」

 

「そいつはごめんだな」

 

『ウィング!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やっとだ、やっとこの世界で映画を撮れる。いい映画が撮れるぞ!!サア!!映画の始まりだ!ライダー共!ハハハハッア!!」

 

映画は終わらない、監督がいる限り。心待つ存在がいる限り。彼は世界すらも、映画にする。

 

「エイト、最ッ高の映画を見せてやるからな」

 

心待つモノが、幻想だとしても。

 




次回、ぬきたしは聞いてない


「アーチャー!?なんで?!」

「それはこちらの台詞だ」

別れとの出会い


「お宝はこの景色ってか」

大怪盗と大泥棒の意思


「こいつは、どうなってやがる?」

賞金首で死神、黒き獣を宿す男。



ゼロナイン 青き運命と


「聖杯は、貴方のもとに。帝様」

蒼の運命と正義の運命。歪み始める世界、現世。破滅は黒か、それとも王なのか。



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