コズミックバランサーの担い手 エクストラ編異 異世界旅行記 (永遠神剣を求む者)
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エクストラ編について

主人公と書くと「どの作品の主人公?」と疑問に思われかねないのでオリ主にしています


次話はオリ主達のキャラ紹介ですが、永遠神剣世界のネタバレがある可能性が高いです

望達は出るかは完全未定です

 

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タグの説明

 

ハーレム→本編終了後なのでオリ主が元からハーレム状態です

オリ主ほぼ最強→どれぐらい強いかは後述(わかりづらいかもしれませんが)。世界の制限ギリギリなので1対1ではほぼ負けません(引き分けないとは言ってない)。あくまで1対1の話で1対多だと負けることはありますし、制限ギリギリまで上げていない場合は1対1でも負けたりすることはあります

原作無視、原作崩壊→オリ主達の行動のよって原作ストーリーそのものが変わったりします。なおここで言う原作は『聖なるかな』ではなく、オリ主達が行く世界の原作です

原作キャラの生存・死亡→同上。なお死亡させる場合は大抵オリ主達が手を下します

不老不死→オリ主達の事です。エターナルなので死にませんし、幾多の世界に行くのはあくまで『分身』なので死んだところで『本体』に影響はないです

キャラ改変→可能性があるので

定住キャラ追加→展開次第でその世界のキャラ(ヒロインの可能性もある)がオリ主達の元に来るかもしれないので。来たとしても常に『次元の狭間』にいるし、基本的に他の世界の話では出てこないですが(絶対に出ないとは限りません)

 

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オリ主達の強さ

※一部の作品をモデルにしています

※世界の制限を加味しています。制限を無視する事はできますがそれをすると世界が崩壊するのでしません。仮想世界(VRMMOや電脳世界)ではその心配は無いので本当の全力は出せます

 

タイプムーン系:アルクェイドですら星のバックアップ次第ですが、引き分けが精々です

ギルガメッシュは瞬殺出来ますしCCCのエヌマエリシュも効きません

志貴や式が死の点を本気で見ようとすると頭が破裂します(そもそも死の点そのものが無いですが)。死の線だけならぶっ倒れるだけで済みます。流石に死の線で斬られると回復には時間がかかります(アルクェイドのように一度死んでから再生する必要はないです)

 

ハイスクールDxD:オーフィスやグレートレッドを瞬殺出来ますし、オーフィスの『無限』を無視して消滅させることが出来ます。ドレスブレイクも無効です

悪魔にはなりませんというよりグレートレッドクラスでも全然能力が足りません

 

魔法少女リリカルなのは:本来なら魔力は測定不能です。スターライトブレイカー+プラスマザンバー+ラグナロクの同時攻撃を欠伸をしながら片手で無傷で防ぎきれます

 

インフィニットストラトス:「絶対防御?はっ」と鼻で笑いますし絶対防御の上からコアや中の人ごと真っ二つに出来ます(女尊男卑主義者以外にはやりません)。一応永遠神剣がIS化するのかな……原作知らないので書くかは未定です

 

こんな感じでほぼ最強ですが、絶対に負けない訳ではないです。ISで言うなら千冬クラスが50人いて全員一斉に戦えば負けるかもしれません

ワンパンマンで例えるならサイタマに傷を負わせることが出来ますし、マジシリーズも耐えれます(流石に何回もやられるとヤバいけど)。ちなみにサイタマ自身が強すぎるため刹永も世界を破壊しない程度に全力を出さざるおえません

 

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記憶について

 

基本的には世界を出るとオリ主達がいたという記憶や記録は全部消えますが、一部のキャラは普通に覚えていますしそれなりに関わったキャラは死亡後に思い出します

オリ主がそのキャラに力を与えるとそのキャラは覚えています(上記の一部のキャラとは別枠です)。与える量はほんの微量なのでそのキャラが強化されたりはしません(与える量によっては強化されないとは言ってない)

深く関わりすぎたキャラはうっすらと覚えている可能性はあります(絶も無意識とはいえ望の事を覚えてましたし)

 

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書くかもしれない世界※あくまで全て未定です。途中なのに他の世界を書くかもしれません。もちろん表記してない世界を書く可能性もあります

 

fate系

 FGO

 SN

 CCC

魔法少女リリカルなのは系

 無印

  リニスが生存

  久遠が使い魔に

  士郎と恭也が完全回復

  プレシアは生存してアリシアは復活

 A's

  初代は消えない

 StS

SAO(終了済み)

 アインクラッド(PoH死亡、アニメに描写のある死者の生存)

 アルヴヘイム(特に変更無し)

 ガンゲイル(シノンがキリトに好意を持たないことを除けば変更無し)

 エクスキャリバー(変更無し)

 マザーズロザリオ(ユウキが生存)

 これ以降はわからないので無しです

HSDxD

 フェニックス編まで(それ以降はわからんです。オリジナル展開で突っ走るかもしれません)

IS

 原作はもちろんアニメすら見てないのでストーリーは全くわかりません。最初からオリジナル展開の可能性大

 

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最後に

 

プロットなんてないのでどう展開するのか全く予想してません

決めているのはある程度の大まかな事柄(○○は死ぬけど○○は死なないとか)だけです。それ以外は全部出たとこ勝負です。そのため自分でも予想だにしない展開になることも多々あります

 

時系列は完全にバラバラです(作品ごとの時系列はそのまま)

SAO編となのは編とFGO編で例えるとアインクラッド編→なのは無印→アルヴ~ガンゲイル→FGO→A's→エクスキャリバー→StS→マザーズロザリオという可能性もあるということ(ちなみに一切考えていないので適当にあがってる○○編を組み合わせて楽しんでください)



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キャラ紹介

あくまで『コズミックバランサーの担い手』におけるキャラです。『聖なるかな』及び『永遠のアセリア』の原作とは異なる部分が多々あります


時乃(ときの) 刹永(せつえい)

主人公で転生者。前世でもギネスを越えるほど生きた為、魂もそれに合わせて強化されたので普通に転生すると赤ん坊はおろか母体にも影響があるので別世界に転生することになった

エターナルになって『永遠神剣世界』を出た後はたまに転生させた神に会って酒を飲み交わしている

エターナルであるため寿命がなく、本人でさえ本来の年齢がわからなくなっている(これはエターナルに共通していると思われる)。一応万単位で付けており、『歳』ではなく『周期』で表している

本来は二刀流。あえて一刀で戦っている。相手が二刀を構えても良いと思える実力ならば二刀流になる

所持している永遠神剣は天位『永劫』、地位『刹那』、鞘『調律』の3つ。エターナルになる権利と合わせて転生特典

ちなみにエターナルとしての正式な名乗りは『コズミックバランサーの担い手セツエイ』だがエクストラ編では名乗ることは多分無い

精神修行によりナル化マナは効かないが十全に扱えるわけではない(刹永自身がナル化マナは望の力と思っており十全に扱おうとは思っていないため。十全に扱おうと思えば扱える)

アカシックレコードの内容を本という媒体で見ることができるため、知らない世界でもある程度の知識は得られる

本編終了~エクストラ編までの間に模倣魔法を習得したらしく、前世の記憶含む一度見た魔術・魔法・剣術などを使うことが出来るが、敢えてオリジナルと打ち合ったら必ず負けるという制限を課している(ちなみに逆を言うとオリジナル以外には打ち勝つ事も可能)が、無限の剣製と王の財宝のみ場合によってはオリジナルに打ち勝つ事が可能(詳しくはfate編にて)

 

天位『永劫』、地位『刹那』、鞘『調律』

永遠神剣の頂点の3つ

本来なら目覚めて一緒にいると世界を巻き込んだ戦いになるが刹永の特典と調律のおかげでそんなことにはならない

一人称は『私』。たまに『我』も使うがエクストラ編では多分使う機会は殆んど無い

普段は人の姿で次元の狭間にいる

刹永の妻でもある

武器としての形状は調律以外は自由に変えれる為不明

 

悠久のユーフォリア

産まれたときからエターナルの少女。刹永の正妻

母親譲りの天然で箱入り娘に育てられた為、頭の出来は残念仕様だったが、刹永やクリスト達の教育により高校生レベルにはなった

所持している永遠神剣は第三位『悠久』。ユーフォリアはゆーくんと呼んでいる

本来ならユーフォリアは調律の転生体の為、調律が覚醒したらどうなるか不明だったが、刹永の転生特典でユーフォリアとアセリアの永遠神剣がそれぞれ独立したため何も影響は無くなった

 

ミゥ、ポゥ、ゼゥ、ワゥ、ルゥ

クリスト族の生き残りの少女達。刹永の妻でもある

彼女達の生誕世界は既に消滅している

全員エターナルになっている

所持している永遠神剣は全員第三位だが、今のところ疑似人格であり、エターナルにさせるための人格なので受け答えはしない

 

聖賢者ユウト(高嶺(たかみね) 悠人(ゆうと))、永遠のアセリア

ユーフォリアの両親

復元しないはずの『求め』が完全に復元された状態でユウトの手元にあるが、理由については『求め』自身や刹永すらも知らない

永遠のアセリアは本来なら永劫が目覚めたらどうなるか不明であったが刹永の転生特典のおかげで影響は無かった

『永劫』の力の一部を引き出せるのは変わらないのでアセリアの強さは原作と変わっていない

時深が別な可能性であったエターナル化したエスぺリア、オルファリル、ウルカ、今日子を呼び出したせいでユウトは6股男になってしまった。ついでに陣営のバランスも崩れた為、全員刹永に着いていき『永遠神剣世界』を脱した

エクストラ編で出るかは未定

 

聖緑のエスぺリア、再生のオルファリル、漆黒のウルカ、紫電のキョウコ((みさき) 今日子(きょうこ))

別な可能性でのユウトの妻達。寂しくなった時深が無理矢理連れてきた

ちなみに今日子はこの世界観では悠人の手によって死んでいるが無理矢理だったため記憶の統合が行われた結果今日子には悠人に殺された記憶があるという不思議な状態になった

 

宿命に全てを奪われた少女ミューギィ

『宿命』のせいで心を壊し、眠りについていた少女

現在は永遠神剣の力を一部封印して制御のために次元の狭間で特訓している

エクストラ編では完全に制御出来るようになってる

秩序陣営だったが、脱退して次元の狭間で暮らしている

 

叢雲のノゾム(世刻(せとき) (のぞむ))

本来の聖なるかなの主人公

エターナルになってる

ナル化マナを完全に扱えるのは彼だけだったりする(刹永も扱えない事は無いがあえて望よりは扱えないようにしている)

刹永や妻達と共に『永遠神剣世界』を出る

 

叢雲のサツキ(斑鳩(いかるが) 沙月(さつき))

望のエターナル化に伴い叢雲の器たる沙月もエターナル化している

望の妻

 

ナルカナ

叢雲の人化した時の名前

望の妻

 

永峰(ながみね) 希美(のぞみ)、カティマ、ルプトナ、ナーヤ

望の準エターナルとなっている

望の妻

 

サレス、ヤツィータ、タリア、ソルラスカ、暁 絶、スバル、エヴォリア、ベルバルザード

望の準エターナルとなっているがあくまで友人

 

星天のエト・カ・リファ

エターナルではあるが刹永により永遠神剣の能力がごっそり落とされている。元に戻されることは多分ない

永遠神剣世界にいる



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外伝
ミューギィの大冒険


刹永は出てきません

ルール説明は永劫の言う通り相当いらつくようにしています


「永劫さん、隔離部屋になにがあるのですか?」

 

永劫「私たちのレプリカですね」

 

「レプリカ、ですか?」

 

永劫「隔離部屋の奥を永遠神剣世界とリンクさせてレプリカを私達と認識させているんです」

 

「そうすることで崩壊するかもしれないのを防いでいるんですか?」

 

永劫「その通りです」

 

「誰かに取られたらどうするんですか?」

 

永劫「力の一部は入れてありますが1%にも満たないので持っていてもほとんど意味は無いです」

 

「私が取りに行っても?」

 

永劫「良いですが、あそこは完全な別空間となっています。リンクしてますからおそらくロウエターナルが接触してくる可能性もあります」

 

「別空間ですか?」

 

永劫「何故かダンジョンになっていて入る度に地形が変わるようになってます。レプリカは確か10万層にありますね」

 

「地形が変わるダンジョンですか?」

 

永劫「詳しくはルールを書いた立て札と本を置いてありますのでそれを見ればわかると思います。ロウエターナルやカオスエターナルの馬鹿どもに向けたものなので相当いらつく書き方にした記憶がありますね」

 

「何人か挑戦しているのですか?」

 

永劫「今までで同一人物も複数カウントしてますからもっと少ないかもしれませんがゆうに億は超えますね。誰もボス部屋にすら到着してませんが」

 

「ボス部屋ですか……?」

 

永劫「それもルールブックに書いてあるので我慢して読んでみてください」

 

「一度行ってみます」

 

永劫「これもルールには書いてありますが、ダンジョン内で死んだらその世界に放り出されます。あなたは隔離部屋の前に出されますね」

 

「それでは行ってきます」

 

永劫「行ってらっしゃい」

 

私は隔離部屋の中に入り、一番奥の扉を開けて中に入った

 

「え~とルールは……立て札はこれですね」

 

『力を欲した愚かなエターナルさん。いらっしゃいませ』

 

「開幕からこれですか……」

 

『ルール見ないで挑戦して失敗して何かを失っても当方は一切の責任は負いません。まぁ見ても負いませんが』

 

「うん、まぁ必要なことだよね」

 

『それではルールです。

1.神剣の力は使えません。既に使えないと思いますが

2.ダンジョン内ではレベル制となっています。入るときは全員レベル1からになります。皆同じですね

3.ダンジョン内ではお腹が空きます。そのまま探索したら餓死します。良い経験が出来ますね

4.ダンジョン内には色々な落ちています。どこかで見たような物も落ちていますが薬と食料と脱出の巻物以外は全てレプリカです。脱出の巻物を使ってもレプリカ品は消滅しますが薬と食料は持って帰れます。薬は草で手に入ることもあります。空腹で倒れそうな時に食べると良いでしょう。プライドが許せば

5.武器とアクセサリーは重さが無いのでどなたでも装備出来ますが稀に呪われています。呪われた装備は引っ付いて離れません。笑ってあげてください

6.同じ装備品でも強さが違うことがあります。精々奪い合って下さい

7.100階ごとにボスが存在します。頑張って倒しましょう

8.様々なギミックが存在します。地雷、鉄球が飛んでくる、矢が飛んでくる、クルクル回される、下の層に落とされるなどがあります

9.死ぬと元の世界に放り出されます。例え全裸になってていても当方は知りません。死んだあなたが悪いのです

10.ダンジョン内に何故か僧侶がいることがあります。攻撃すると天罰が下ります

11.落ちてる杖は不思議な効果があります。杖に表示される数字がその杖で効果が発揮出来る回数です。後投げても効果が発揮されます。レッツフレンドリファイアー』

 

「鬱憤が溜まってるんですね……」

 

『12.壺にはアイテムを入れましょう。大半の壺は入れたら取り出せません。割ると爆発したりモンスターが出る壺もあります

13.入る度に地形が変わるためマップの共有は不可能です

え~とあとなんかあった気がしますが忘れました。それでは頑張ってください』

 

「永劫さん……あれ?」

 

『頑張ってください

 

 

 

 

 

 

食料は1人前だけ自動で入り口のところに置いてあります』

 

「あ、これか。え~と大きなパン:満腹度が100回復する……大丈夫なの!?」

 

「気を取り直して入りましょうか」

 

大きなパンを横にあったカバンに入れてカバンを持ち上げた

 

「え~と階段を目指せば良いんだよね……」

 

歩いていると何か落ちていた

 

「あれ?宿命?」

 

取り敢えず宿命?をカバンに入れた

 

するとカバンに先ほどの物が表示された

 

『宿命の指輪』

 

「やっぱ宿命なんだ」

 

『宿命を模した指輪。付けるとたまにアイテムがカバンから落ちる事がある』

 

「はい!?」

 

『というのは嘘で満腹度が減るのが遅くなる』

 

「嘘なの!?」

 

「うんまぁ、付けといて損は無いよね」

 

早速付けてみた

 

「ちゃんと外せるかな?」

 

外せたので付けたままにすることにした

 

少し歩くと目の前に金魚草がいた

 

「えっと敵なのかな?こっちを見てるけど……殴ってみよ」

 

殴るとおぎゃあ!と泣いてきたが無視して殴り続けると消滅した

 

『おめでとうございますレベルが上がりました』

 

「あれ?なんか落ちてる?」

 

それをカバンに入れて確かめると『金魚草の欠片』と表示された

 

『食べると満腹度が50回復するが金魚草して動けなくなる。敵に投げると敵のSAN値が5減る』

 

「……SAN値って何?」

 

『のではなく金魚草化する。ボスには無効』

 

「なんでさっきから一工夫加えてるの?」

 

「なに?この可愛いの」

 

「ボクは悪いスライムじゃないよ?」

 

「……これあげる」

 

「ありがとう」

 

金魚草をあげてみたするとスライムが金魚草になった

 

「これで倒せる」

 

殴り倒すと今度は茎になった

 

『金魚草の茎』

 

『武器アイテム 装備して叩くと敵が金魚草になるかも?金魚草を叩くと増殖する』

 

少し歩くと金魚草がいた

 

「金魚草の茎を装備してと」

 

茎で殴ってみると一気に100匹増えた

 

「増えすぎ!?」

 

頑張って全部倒した

 

金魚草の欠片×60、金魚草の根×23、金魚草の茎×10、金魚草の金魚×6、金魚草の魂×1

 

『金魚草の根』

 

『金魚草の根。地面に置いて少しすると金魚草になる』

 

『金魚草の金魚』

 

『金魚草の金魚の部分。泣き声が五月蝿いが実は泣き声が異なる。満腹度が100回復する』

 

『金魚草の魂』

 

『金魚草の魂。使うとその階が金魚草で埋め尽くされる。金魚草に投げると巨大化する』

 

階段を探しているとまたスライムが現れた

 

スライムはこちらをウルウルとした目で見ている

 

「あげる」

 

欠片をあげたら以下略

 

ようやく階段を見つけたので階段を降りた

 

そこには金魚草で埋め尽くされた部屋だった

 

そんなこんなで2階で脱出の巻物が手に入ったので脱出した

 

永劫「おかえりなさい」

 

「た、ただいま」

 

持っていたはずのカバンが無くなっていた

 

永劫「どうでした?」

 

「金魚草でした」



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初めての……

ようやく……?


ミゥ「やっと終わりましたー」

 

「お疲れ様ー」

 

どうやらユーフィーの教育が終わったようだ

 

ミゥ「ミューギィちゃんのおかげでユーフィーちゃんも頑張ったようです」

 

ユーフォリア「つ、疲れました~」

 

「子供はどうやって出来る?」

 

ユーフォリア「え~と卵子が受精すると出来ます」

 

「キチンと教えたな」

 

ミゥ「実技もしましたし」

 

「実技?」

 

ミゥ「私とユーフィーちゃんで……」

 

「大体わかった。でどうだった?」

 

ミゥ「や、柔らかかったです」

 

「ユーフィーはどうしたい?」

 

ユーフォリア「刹永さんは我慢してました?」

 

「内緒だ」

 

ユーフォリア「え~と今日平気です?」

 

「いつでも平気だけど大丈夫か?」

 

ユーフォリア「そ、それならよろしくお願いします」

 

ミゥ「危うく待ちきれなくて襲っちゃうところでしたよ……多分明日皆で押し掛けますね♪」

 

「まぁ、待ってるよ」

 

ミゥ「はい♪」

 

ユーフィーを抱えて部屋に向かった

 

ユーフォリア「えっと待たせました?」

 

「待ったな」

 

ユーフォリア「優しくしてくださいね?」

 

初めてなのにユーフォリアは激しかったです

 

ユーフォリア「はぁはぁ、ど、どうでしたか?」

 

「ユーフィーが激しかったな」

 

ユーフォリア「そ、そういうことじゃないです!?」

 

「良かったよ」

 

ユーフォリア「えへへ……赤ちゃん出来るかな?」

 

「それはわからないな。出来るまでやるだけさ」

 

ユーフォリアと俺は眠りについた

 

永劫「夕べはお楽しみでしたね」

 

ユーフォリア「うひゃあ!?」

 

「永劫……明日も言うのか?」

 

永劫「どうしましょう。それより明日は私達ですね♪」

 

「体力がつくものよろしく~」

 

永劫「すっぽんとかウナギとか用意しますね」

 

「今日は5人だしな……」

 

その日の夜、待っていると

 

ミゥ「し、失礼します」

 

ルゥ「失礼します」

 

ポゥ「今日はお願いします」

 

ワゥ「優しくしてね?」

 

ゼゥ「や、やっとなのね」

 

顔を赤くしたクリスト達が入ってきてベッドに横になった

 

「頑張ります」

 

皆凄くよかったけど疲れた……

 

右腕はルゥとポゥが、左腕はゼゥとワゥが枕にして寝ていた

 

ミゥ「えへへ」

 

ミゥは胸の上で寝ていた

 

俺も疲れからいつの間にか眠ってしまった

 

刹那「夕べはお楽しみでしたね」

 

ミゥ「ふにゅ?おはようございます~」

 

刹那「……」

 

ミゥ「……!せ、刹那さん!?」

 

刹那「ご飯」

 

ミゥ「わ、わかりました」

 

ミゥの叫びで皆起きたようだった

 

「お前ら飯だってさ」

 

クリスト達は起きて服を着て出ていった

 

「これ誰直すの?」

 

永劫「わたしですね。一昨日、昨日、今日で三枚は捨てることになりますけどね♪」

 

「そ、そうか」

 

その日の夜、部屋に入ると

 

永劫「それではマスターやりましょうか」

 

刹那「準備万端」

 

調律「いつでもどうぞ~」

 

「いただきます」

 

昨日のクリスト達より疲れました。魔法使って精力増やすものじゃないな……散々待たせたこいつらも満足したみたいだから良いか

 

それ以降は色々吹っ切れたのか度々襲いにくるようになった




防音結界張ってるので漏れません

ミューギィはなにもしませんよ?狙ってはいますが


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SAO編
アインクラッド


アニメのユウキのところまでしか知りませんのでそれ以降はやりません

飛び飛びです


「この世界は……アカシックレコード!」

 

「ソードアート・オンラインの最初か」

 

ゴーン、ゴーン

 

「始まったか」

 

茅場 晶彦の宣言が始まった

 

(殆どはこれの通りか)

 

晶彦「どうやら異物が混じっているようだが問題はないだろう」

 

晶彦はこちらに気づいたが問題ないと判断したようだ

 

(実際問題ないしなPKギルド…ラフィン・コフィンになる者どもを殲滅するだけだし)

 

そうこう考えてるうちに終わったらしく徐々に散っていた

 

(さてと……)

 

「アカシックレコード、PoHの居場所」

 

「さて、ここをお前らの遊び場にはさせないぜ」

 

表示された場所に行くと狙い通りPoHがいた

 

「ちょっと聞きたいことがあるのですが」

 

振り向いた瞬間に俺は『まだ殺人を起こしていない』PoHを『殺した』

 

「残念、あんたの冒険はここで終わりです」

 

PoHは驚いた顔のまま消えた

 

「オレンジプレイヤーか」

 

しばらくするとグリーンに戻っていた

 

アカシックレコードを確認するとそろそろボス戦とのことで一人でボス戦に挑み、全ての形態をスクショしたあとに街に戻り情報屋に流した

 

情報を元に攻略したおかげか誰も死なないでクリアできたのを遠くで確認していた

 

?「参加しないのかね?」

 

ヒースクリフ(茅場 晶彦)か」

 

ヒースクリフ「いきなり後ろに出たのに驚かないのかね?」

 

「安心しろ。あんたの計画の邪魔しないし誰にも言わないさ。少しでも死者を減らすだけだ」

 

ヒースクリフ「全員は救わないのかね?」

 

「全員を救うなんて無理さ。ある程度先手は打たせてもらうがな。知らないところで死んだ人は知らんしな」

 

ヒースクリフ「狂っているな」

 

「あんたほどじゃないさ」

 

ヒースクリフ「後は誰を救うのかね?」

 

「さぁな時と場合によるな。あのギルドが結成する奴が死んだんだ。予想通りには進まないさ」

 

ヒースクリフ「君が最初に殺した男が関係してるのかね?」

 

「どこまで調べれるかは知らないが調べてみたらどうだ?答え合わせぐらいはしてやる」

 

ヒースクリフ「そうさせてもらおう」

 

ヒースクリフは姿を消した

 

「ボスの情報は流さしてもらうけどな」

 

「アカシックレコード 更新 月夜の黒猫団」

 

「さてどうするか……まぁなるようになるか」

 

それからしばらくしてキリトが月夜の黒猫団に入った

 

「そうなったか、あいつにはバレるだろうけど死なせるよりかはマシか」

 

そこで俺は少しばかし細工を行った

 

その日月夜の黒猫団は人知れず壊滅した

 

「なんとかなったか」

 

ヒースクリフ「やるな。私に気づかれないように仕込むとは」

 

「こいつらも救いたかった奴らだしな」

 

ヒースクリフ「良いのかね?彼に伝えなくて」

 

「必要なことだからな」

 

ヒースクリフ「ところで血盟騎士団に入らないかね?」

 

「考えておくよ」

 

ヒースクリフ「頼むよ」

 

ヒースクリフは姿を消した

 

「やることが終わったらな」

 

月夜の黒猫団のギルド名は消滅したが実はメンバーは生きているという噂が時々持ち上がっていたが誰も姿を見たものはいない

 

「えーと次はあの子だからキリトに任せるから良いとして黄金の林檎か」

 

アカシックレコードを見るとまだグリセルダは生きていた

 

「いた」

 

そこにはグリムロックに殺されそうになっているグリセルダがいた

 

スクショを取った後でグリムロックを蹴り飛ばした

 

「男の嫉妬と所有欲はみっともないぞ?」

 

グリムロック「所有欲!?」

 

「なんで殺そうとした?」

 

グリムロック「そいつが悪いんだよ!俺の言うことを聞いていれば良かったんだよ!」

 

「そんなに羨ましいかい?自分は縮こまっていたのに動けた彼女が」

 

グリムロック「貴様に何がわかる!?」

 

「わからんな」

 

グリムロック「しねぇ!!」

 

「……」

 

グリセルダ「危ない!」

 

グリムロック「な!?」

 

グリセルダ「ご、ごめんなさい」

 

グリムロック「ぐ、グリセルダ!?」

 

グリセルダは消滅した

 

そして俺はどこかに去っていった。予定通りに進んだことに笑みを浮かべて

 

圏内事件が発生したがキリト達によって解決され、グリムロックは拘束された

 

ヒースクリフ「その女性も助けたかった一人かね?」

 

「まあな」

 

アカシックレコードでピナが復活した事を知りつつ答える

 

「で、PoHの事はわかったか?」

 

ヒースクリフ「暗殺者だったのだな彼」

 

「そういうことだ。さてしばらくは暇だな」

 

ヒースクリフ「前にも聞いたが血盟騎士団に入らないかね?」

 

「まぁ、暇潰しにはなるかな」

 

俺は血盟騎士団に入った

 

ヒースクリフ「キリト君とアスナ君と供に74層を探索してほしいのだが」

 

「(74層……コーバッツか)いいよ」

 

キリト「あんたが新人か?」

 

「時乃刹永だよろしく」

 

アスナ「あなたが入ったのは良いけどなにもしない穀潰し?」

 

「さてな。で、行かないのか?」

 

二人と供に探索してボス部屋を発見した

 

「入るか入らないかはあんたらの判断に任せるよ」

 

覗いたキリトとアスナは俺たちだけでは無理だから安全エリアまで撤退すると宣言した

 

そこでキリトはコーバッツに情報を渡し忠告をした

 

しかしコーバッツは忠告を無視してボスに挑み部下と供に死んだ

 

キリトはコーバッツ達を助けるために、アスナはキリトを追ってボス部屋に入ってしまった

 

「やれやれ」

 

俺もボス部屋に入った

 

少しして風林火山もやってきた

 

(役者は揃ったな)

 

キリトは二刀流を発動してボスを撃破した

 

その後キリトはヒースクリフと一騎打ちを行い、アスナと供に一時的に血盟騎士団を抜けた

 

俺は抜けてないがキリトとアスナの様子を観察していた

 

幸せな二人に誘われるようにユイが現れた

 

親子として三人は暮らすもとある地下にてユイは消えてしまったがユイの心はアイテムとして残った

 

そして75層のボス戦に向かった

 

多数の死者を出しながらもボスを撃破した

 

キリトはヒースクリフの正体を看破し、最後の一騎打ちをした

 

アスナのHPが0になった直後にヒースクリフの攻撃によりキリトのHPも減っていたがキリトの攻撃によりヒースクリフのHPも減っていき、二人とも0になった

 

「終わったな」

 

晶彦「そうだな」

 

キリト「茅場晶彦!?それに刹永!?」

 

アスナ「キリト君」

 

キリト「アスナ」

 

晶彦「二人ともゲームクリアおめでとう」

 

キリト「刹永は?」

 

晶彦「彼はイレギュラーだからな」

 

「そういうことだ。俺の現実とお前らの現実は違うからな」

 

キリト「現実が違う?」

 

「俺は別世界の人間さ。そしてアカシックレコード」

 

「この本で全てを観察していたのさ」

 

キリト「全てを?」

 

「あんたらの情事は観察してないから安心しろ」

 

「あ、そうそう月夜の黒猫団とグリセルダ、コーバッツ達は無事だぞ」

 

キリト「確かにあのとき!」

 

晶彦「彼は私のプログラムに介入してな。消えてから死亡認定する僅かの時間に彼らを蘇生させて隔離してゲームクリアまで眠りにつかせたんだ。生還者リストにも彼らの名前があるだろう?」

 

晶彦はキリトに生還者リストを見せた

 

キリト「あれ?刹永の名が無い?」

 

「俺はイレギュラーかつ異世界人で直接やってきたからな。お前らが行った後で俺も帰るさ」

 

「俺からも一言、ゲームクリアおめでとう」

 

晶彦「それでは二人とも現実に帰る時間だ」

 

キリトとアスナは現実へ帰った

 

「さて晶彦、お前はどうするんだ?」

 

晶彦「現実の私は死んでいるだろう」

 

「そうか。じゃあな電子の亡霊茅場 晶彦よ」

 

晶彦「電子の亡霊か……言い得て妙だな。またなイレギュラー」

 

晶彦も姿を消した

 

「まぁお前らが俺を覚えている事は無いけどな」

 

そしてそこには誰もいなくなった




PoHには邪魔なので早々に退場してもらいました

月夜の黒猫団、グリセルダ、コーバッツ達は生存します
隔離してゲームクリアまで眠ってもらいますが
ゴドフリーも生きてます

他は原作通りに進んでます

無双はしてません

ちなみに刹永のレベルはそんなに上がっていません。PoHはレベル1ですし雑魚敵は無視してますし、ボスは減らすだけ減らしてとんずらしてます。倒したのはレッドプレイヤー程度です

スカル・リーパー戦は原作よりも死者は少ないですが0ではないです

PoHがいないのでラフコフもいません(似たようななのはあるかもしれませんが)

ちなみに刹永が認識していない人物は普通に死んでます。レッドプレイヤーは見つけたら狩ってますが、探そうとはしてません


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アルヴヘイム1

多分普通に楽しんで終わりかと……介入したところで仕方ないですし……巻き込まれる可能性はあります
ワゥ→サラマンダー
ルゥ→ウンディーネ
ポゥ→シルフ
ゼゥ→インプ
ミゥ→ケット・シー
ユーフォリア→ウンディーネ
刹永→スプリガン
でいきます
ぶっちゃけクリストは色で選びました(イメージと合っているかは激しく不明)。ミゥと刹永とユーフォリアは適当
容姿はランダムで決まりますがめんどいので変更無しです

この中で介入出来そうなのはポゥだけですね……ポゥの性格的に無理ですね

武器はユニーク武器扱いです。本人以外には使えないという事で。本人の技量と共に成長する武器です

キャラ作成画面からなのは原作も主人公は最初にキャラ作成してたからです。本来は一人一人のはずですがイレギュラーなのでまとめてです
《》は脳内チャットですが、チャット機能ありましたっけ?オンラインなのであるとは思いますがアニメにはチャット機能の有無は出てきてないので……テレビ画面のようなやつだと明らかにスパイ扱いされるので……原作にも無かったらオンラインなんだからあるはずだという独自理論で突っ走ります

クリスト達は煌玉で飛んでいたのであっさり飛べるでしょう。刹永とユーフォリアはエターナルなので簡単に飛べるはず(暴論
刹永は念のために最初はコントローラで飛んでいました
ネットにあったマップ見たらルグルー回廊に行くの刹永が一番遠い!


「今回は皆一緒か」

 

ユーフォリア「そうみたいですね、でも永劫さんと刹那さんと調律さんはいませんね」

 

「興味がないんだろう。ふむ、確認したら前に介入したやつの続きか」

 

「んでここはキャラの作成画面か」

 

しばらくして

 

「みんな終わったか?」

 

「どうせ皆所属が違うんだろうし向こうであったらよろしくな」

 

「リンクスタート!」×7

 

《おーい》

 

ユーフォリア《うひゃ!》

 

ミゥ《これがチャットですか》

 

ゼゥ《ビックリするわね》

 

ポゥ《ビックリしましたー》

 

ルゥ《驚いた》

 

ワゥ《頭に声がする~》

 

《見事にバラバラだな。一緒なのはユーフォリアとルゥだけか》

 

《ルグルー回廊ってわかるか?》

 

ユーフォリア《えーとルゥちゃんが確認してくれました!》

 

ルゥ《確認した》

 

ワゥ《確認したよー》

 

ポゥ《確認しましたー》

 

ミゥ《確認しました》

 

ゼゥ《確認したわよ》

 

《そこの中にある町に集合な》

 

《わかりました》×6

 

「さてまずは飛ぶ練習か」

 

それからしばらくは飛ぶ練習をしてコントロール無しで飛べるようになった

 

「よし行くか!」

 

マップを表示しつつルグルー回廊に向かった

 

途中他種族の領土を通るときはスニーキングアクション……ではなく超高速で駆け抜けた

 

「やっと着いた……さて行くか」

 

ルグルー回廊に入った

 

「ここは飛行不可領域か」

 

途中でサラマンダーのプレイヤー(雑魚共)に襲われたが返り討ちにした

 

そして鉱山都市「ルグルー」に入った

 

《到着したんだが皆いるのか?》

 

ワゥ《ボクはいるよー》

 

ミゥ《私もいます》

 

ポゥ《同じくいます》

 

ゼゥ《いるわよ》

 

ルゥ《ごめん、まだ》

 

ユーフォリア《すいません上手く飛べません》

 

《ユーフィーって元々飛んでなかったか?》

 

ユーフォリア《このこんとろーら?というので飛ぶのが難しくて……》

 

《いや、コントローラ無しで飛べるぞ?》

 

ユーフォリア《そうなのですか!?》

 

《ルゥはどうやって飛んでる?》

 

ルゥ《こんとろーら?無しで飛んでる》

 

《俺らは飛ぶのは初心者じゃないんだからコントローラありである程度掴めば後は簡単なはずだぞ?》

 

ユーフォリア《こんとろーら?無しでやったら簡単に飛べましたー!》

 

《ルゥ、ユーフィーを絶対に見失わないようにな》

 

ルゥ《わかった》

 

《それじゃあユーフィーたちがくるまでこの町を自由に観光だ》

 

《はい!》×4

 

しばらく観光をしていると

 

ルゥ《着いた》

 

ユーフォリア《着きましたー!》

 

《町の中央に集合だ》

 

中央で待っていると

 

ユーフォリア「おまたせしましたー!」

 

「本当にな! それじゃあフレンド登録するぞー」

 

全員フレンド登録を終えたので

 

「そんじゃパーティ組んで世界樹に向かうぞ」

 

パーティを組んで世界樹に向かった

 

ルゥ「なんか争いの声?」

 

「あっちだな行ってみるか?」

 

ユーフォリア「私、気になります!

 

「それは別な人のだろうが!それと太字にしなくていい!」

 

パシン!

 

ユーフォリアの体力が減った

 

「パーティ組んでても減るのか。まぁ良いや行くぞ」

 

争いの声がするとこにいくとスプリガンとサラマンダーが戦っていた

 

?「おや?誰だお前達は?」

 

「争いの声がしたのでね。俺はスプリガンの時乃刹永だ」

 

?「私はサクヤ。シルフの領主だ」

 

?「それにしても珍しいパーティだにゃん。アタシはアリシャ・ルー、ケット・シーの領主だにゃ」

 

ユーフォリア「ウンディーネのユーフォリアです」

 

ルゥ「ウンディーネのルゥ」

 

ワゥ「サラマンダーのワゥだよー」

 

ポゥ「シルフのポゥです」

 

ゼゥ「インプのゼゥよ」

 

ミゥ「ケット・シーのミゥです」

 

サクヤ「本当に珍しいな敵同士のはずなのに同じパーティだ、なんて」

 

「皆バラバラになっただけでリアルでも仲良いからな。戦えと言えば戦えるけどな」

 

ユイside

 

(あれ? あの人は……どこかで……?)

 

side end

 

(うん? あの妖精……なるほど)

 

サクヤ「あのスプリガンが大使とのことだがなにか聞いてるか?」

 

「新人だからな。街の噂にはなってたけど」

 

サクヤ「そうか」

 

「(領主ともなれば嘘ぐらい見抜けるか)さて今のところはサラマンダーの人が優位かな?」

 

サクヤ「あの男はユージーン。 見ての通りパワータイプだ。 なにより恐ろしいのはあの武器の特殊能力だ」

 

「どんな特殊能力なんだ?」

 

サクヤ「相手のガードを透過する『エセリアルシフト』だ」

 

「それって何回まで透過するんだ?」

 

サクヤ「試した奴はいないから1回かもしれないし回数制限無しかもしれないな」

 

「回数制限なしはゲーム的にダメだから制限はあるだろうよ。 そろそろ決着はつくだろう」

 

キリトが二刀でエセリアルシフトを攻略したようだ

 

サクヤ「どうやら1回だけらしいな」

 

「まぁ連続攻撃系でなければ防げないけどな。 後はあいつのように二刀を持ったりな」

 

サクヤ「連続攻撃系はわからないな」

 

「そうか。 まぁ二刀を使うなんてプレイヤーは少ないと思うけどな」

 

サクヤ「お前も二刀のようだが?」

 

「俺は基本一刀だな。 相手によっては二刀になる。 どこぞの剣豪の言葉を借りれば二刀を抜かせて立っていた者はいない。 だな」

 

サクヤ「自信があるのだな」

 

「あのユージーンが相手なら二刀になるだろうな。 エセリアルシフトを使わせないで勝つ事が出来なければ」

 

サクヤ「出来るのか?」

 

「やってみないとわからないな。 お、どうやら終わったみたいだ」

 

キリトがユージーンを撃破していた

 

キリト「人が増えてるな……って他種族パーティ?」

 

「ただの観客だ。 争いには興味が無いな。 参加しろって言われたらするが」

 

キリト「スプリガンのキリトだ。 こっちはナビゲーションピクシーのユイ」

 

「スプリガンの時乃刹永だ」

 

ユーフォリア達も改めて自己紹介をした

 

サラマンダー1「サラマンダーともあろうものがシルフなんぞと……」

 

「雑魚の戯れ言は気にするな」

 

ワゥ「はい」

 

ポゥ「大丈夫です」

 

サラマンダー1「なっ! ぐ、愚弄するのか!?」

 

ポゥ「いえ、事実です。 ユージーンという方ならどうなるかわかりませんがあなた程度なら倒せます」

 

ユージーン「ならそいつと戦ってみろ。 勝敗はこの会議には影響ないだろう。 そうだろうサクヤ?」

 

サクヤ「そうだな。これはあくまでシルフとケットシーのだからな」

 

「ポゥ、本気を出して良いぞ」

 

《ただしこの世界を壊すなよ》

 

ポゥ「わかりました」

 

サラマンダー1「シルフごときが一気に終わらせてやる!」

 

ポゥ「いきます(ライトニングフィーリー)!」

 

サラマンダー1「なっ!?(一瞬で半分以上!?しかも腕破損!?)」

 

ポゥ「~~(風の槍よ、4つに分かれ、貫け)!」

 

サラマンダー1「ぜ、全損だとおおおお!!」

 

ポゥ「見た目で侮るからそうなるのです」

 

「おかえり」

 

ポゥ「ただいまです」

 

《後でな》

 

ポゥ《はい!》

 

サラマンダー1「チートだ! チートに決まってる! 出ないとシルフごときに……!」

 

ユージーン「いい加減にしろ!

 

サラマンダー1「で、でもユージーン様!」

 

ユージーン「なら聞くが俺は誰に負けた?」

 

サラマンダー1「スプリガンです」

 

ユージーン「お前は初めて何日だ?」

 

キリト「2、3日だったかな」

 

ユージーン「つまりは俺も初心者に負けたということだな?」

 

サラマンダー1「それは男だから……」

 

ユージーン「お前は女性のシルフ=弱いとか思ってないよな?」

 

サラマンダー1「でも実際!」

 

ユージーン「ならお前はサクヤとやっても勝てるんだな?」

 

サラマンダー1「勝てません」

 

ユージーン「何故だ?」

 

サラマンダー1「領主だからです!」

 

ユージーン「ほぉ? お前はサクヤがもし領主で無かったら勝てるんだな?」

 

サラマンダー1「勝てます!」

 

ユージーン「サクヤ、領主に補正はあるのか?」

 

サクヤ「あるわけないだろ」

 

ユージーン「とのことだが?」

 

サラマンダー1「それなら勝てます!」

 

ユージーン「サクヤ、こいつに勝てるか?」

 

サクヤ「ポゥのように2回の行動では倒せないが確実に勝てるな」

 

サラマンダー1「な、ならお前に決闘を申し込む!」

 

サクヤ「良いだろう」

 

ユージーン「サクヤ、手加減はいらんぞ」

 

サクヤ「わかっている」

 

「領主って普通は強くなきゃなれないよな? カリスマとか人望とか見えないものも大事だけど」

 

ユージーン「あの馬鹿はそれがわからないのだろう」

 

「領主との知り合いはいないのか?」

 

ユージーン「俺の兄だ。 先程のメールしておいた」

 

「戦闘が終わればわかるか。 もうすぐ終わりそうだし」

 

サラマンダー(雑魚)はポゥに続き、サクヤにまで完封された

 

サラマンダー1「領主がチートして恥ずかしくないのか!?」

 

ユージーン「おい、領主からメッセージ来てないか?」

 

サラマンダー1「領主様から? なっ!」

 

『お前はなんでそうもアホなんだ? ポゥというシルフは今日始めたばっかだがらチートを疑ってもおかしくはないが領主であるサクヤはお前よりも古参だぞ? それなのにお前より下であるはずが無いだろう? よってお前をサラマンダーより追放する!』

 

元サラマンダー「そ、そんな……」

 

「やはり領主には同族の追放権限があるのか」

 

ユージーン「お前達は追放されようとされまいと拘りは無さそうだな」

 

「そうかもな。 さて俺達は世界樹へ向かうか」

 

ユージーン「戦ってみたいものだな」

 

「勘弁してくれ、疲れることはしたくないんだ。 機会があればな」

 

俺達はその場を離れた

 

他side

 

キリト「すげーマイペースな人達だな」

 

ユイ「それに強いです」

 

ユージーン「ユーフォリアと刹永は異次元の強さに思えたが……」

 

サクヤ「あんなのがシルフにいたとはな」

 

アリシャ「ケットシーのあの子も強いのかにゃ?」

 

ユージーン「戦ってみればわかるだろ」

 

キリト「それより帰らないのか? 負けたら引くって約束だったような?」

 

ユージーン「そうだったな。 よしお前らスプリガンとウンディーネの共同大使が来たから撤退だ!」

 

side end




技名はイメージですので実際には高速で突進するだけです。ソードスキルにはあるかもしれませんがこの時のALOにはソードスキルはないはずなので

あ、技名の翻訳出来ないので各自お願いします。資料が無いので無理です。まとめwiki見てもちんぷんかんぷんです

ポゥって本来はサポート型の構成のはずなんですけどね……

ユージーンが本編よりも良い奴に!?

サラマンダー1がドンドン墓穴を掘っていくのが想像できますね。そしてユージーンの青筋がドンドン濃くなっていくのも
強くなきゃ領主になれないと思うのだけど……
というわけで追放となりました♪
世界樹まで行けなかった


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アルヴヘイム2

刹永達は寝ても覚めてもアルヴヘイムです

ログアウトボタンは一応ありますが『この世界からのログアウト』です


あの争いの場からしばらく飛んでいると街が見えてきた

 

「あれがアルンか」

 

「よし、ここで一休みするぞ!」

 

俺達は宿を取って休んだ

 

そして翌日

 

「さて、あそこに向かうぞ」

 

ユーフォリア「あれってサクヤさんとアリシャさん達ですよね?」

 

ミゥ「なんの為の集まりなんでしょうか?」

 

「世界樹攻略の集まりだな」

 

ユーフォリア《あれでも世界樹って》

 

《絶対に攻略出来ないな。 つまりゲームとして成り立ってない》

 

「昨日ぶりだな」

 

《攻略は出来んがキリトの大切な人が囚われているからなそれの手伝いはしても良いだろう?》

 

サクヤ「お前達か、お前達も挑戦か?」

 

「その通りだが、一緒にやっていいならやるが」

 

ユーフォリア《そうですね! でも私達なら簡単に助けられますよね?》

 

《クリア出来ないからって本来の道筋は通らないとな》

 

サクヤ「そりゃ嬉しいが、キリトやリーファも一緒だぞ?」

 

「いればいるほど可能性は高まるだろ?」

 

《俺達はキリトとユイが行ったらこっそり行って真実を匿名でばら蒔くぞ》

 

ユーフォリア《はい!》

 

《名前は絶対に出すなよ?》

 

ユーフォリア《わかっています!》

 

《……心配だからミゥを連れていこう》

 

ユーフォリア《う~ミゥちゃんなら許す》

 

ミゥ《ごめんねユーフィーちゃん》

 

サクヤ「そうだな。 ではよろしく」

 

サクヤ「キリト、リーファ、昨日の人達も手伝うぞ」

 

「昨日のぶりだな。 そっちのシルフがリーファか?」

 

リーファ「昨日は自己紹介してなかったわね。 シルフのリーファよ」

 

「スプリガンの時乃刹永だ」

 

ユーフォリア「ウンディーネのユーフォリアです」

 

ルゥ「ウンディーネのルゥ」

 

ワゥ「サラマンダーのワゥだよー」

 

ポゥ「シルフのポゥです」

 

ゼゥ「インプのゼゥよ」

 

ミゥ「ケット・シーのミゥです」

 

キリト「みんな行くぞ!」

 

皆が神殿の中に入ると扉が閉まった

 

キリト(アスナ、必ず助ける!)

 

「あまり気張るな。 気張るのはここを抜けてからだ」

 

キリト「あ、ありがとう」

 

「さてくるな(絶対にクリア出来ないクエストが)」

 

《この世界を壊さないように本気でいこうか!》

 

《はい!》×6

 

キリト「お前も二刀流なのか?」

 

「今日は初手から本気だからな」

 

ユーフォリア「突っ切れー!!(ドゥームジャッジメント!)」

 

ゼゥ「消えなさい!(諸行無常の太刀!)」

 

ミゥ「~~(光よ、爆ぜて仇なす者らを滅っせよ)!(ライトバースト!)」

 

「せい! はぁ! たあ! 邪魔だ!」

 

ルゥ「せい!」

 

ワゥ「~~(星よ、落ちて仇なす敵を討て)!(スターダスト!)」

 

サクヤ「これが彼らの実力!?」

 

アリシャ「あ、アタシ達の意味ある?」

 

「~~!(光よ、光線となりて道を開け) !(ライトビーム!)」

 

「今だキリトいけぇ!」

 

キリト「うおおお!!!」

 

キリトは上の階に行った

 

「よっと、さて逃げますか」

 

サクヤ「あ、ああ皆! 撤退だ!」

 

サクヤの部隊とアリシャの部隊とリーファ達は皆撤退した

 

俺達以外の全員が外に出たのを確認して俺は扉を閉めた

 

「さてここからは」

 

ユーフォリア「制限無しですよ!」

 

「ソラウ・クラス!」

 

ポゥ「ハーヴェスト!」

 

「ライトバースト!!」

 

「ミゥ行くぞ!」

 

ミゥ「はい!」

 

俺とミゥは天井を壊して上の階に上がった

 

《お前らはログアウトしても良いしそいつらと遊んでいても良いぞ》

 

《はい!》×4

 

「壁を壊すか」

 

俺は壁を壊してある部屋に入った

 

「わお」

 

ミゥ「ひ、酷いです」

 

「199人のプレイヤーの洗脳実験か。グロの注意喚起をして無修正で流せ。これがALOの須藤の本性だとな」

 

ミゥ「わかりました!」

 

『匿名希望:【拡散希望】いきなり失礼します。 ALOの上に行きましたがウエストは無くこんなのがありました。グ ロの映像が多分に含まれるので注意してください! これがALOの須郷伸之の本性なのでしょうか!?→http://○○.mp4』

 

ミゥ「流しました!」

 

「後はどこまで広がるかだな」

 

ミゥ「凄い勢いで拡散していきます!他のSNSにも波及してます!」

 

「うん? どうやら強制捜査からの強制ログアウトが始まったな」

 

ミゥ「キリトさんは平気でしょうか?」

 

「俺達がここに来る前にGM権限を奪ってアスナや他の199人をログアウトさせてたな。 須藤はボコボコにされて精神的ダメージで強制ログアウトしてたな」

 

ミゥ「私達は何故ログアウトしないんでしょうか?」

 

「そりゃイレギュラーだからだろ。 誰もいなくなったここを見て回るか?」

 

ミゥ「寂しくなりますから良いです」

 

「俺達も戻るか。 俺達の現実へと」

 

ミゥ「はい!」

 

ミゥは先にログアウトした

 

「キリト、アスナ、君たちに幸あらんことを」

 

俺もログアウトした

 

他side

 

須藤伸之の真実を映した動画はネットを駆け巡り、マスコミにも駆け巡ったが一番最初の動画は忽然と消えていた……まるで最初から無かったかのように。 しかし様々なところに動画は存在していた




他のプレイヤーがいなければ平然と存在しない魔法とかも使います

ユーフォリア達にとってはあの程度の数なんとも無いです

他の人が流した動画にエターナルの特性は効きません。ミゥが上げた一番最初の動画が無くなるだけです。既に動画サイトなどに上げられていればそれらは残ります


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ガンゲイル

シノンはキリトに好意は持ちません。友人にはなりますが……そもそもPoHがいないのでラフコフもなければザザもいません(厳密にはザザはいますし生きてますが出てくることは無いです)

今回はGGOと『キリト達の現実』の両面でいきますが途中から刹那が楽しむだけになりそう

永劫がゼクシードの家にいって犯人を捕まえれば終わりですし……

シノンのトラウマは親子とシノン本人に頑張ってもらいましょう(待て


「ここは、キリト達の現実か」

 

『誰かGGOの中にいるか?』

 

刹那『私』

 

永劫『私はキリト達の現実ですね』

 

ユーフォリア『私達は次元の狭間です』

 

『永劫、この住所にいる人を守れ』

 

永劫『わかりました』

 

『アカシックレコードによると今日死ぬらしいな』

 

永劫『急ぎます!』

 

『いた死銃だ!』

 

永劫『着きました!取り押さえます!』

 

『頼む』

 

永劫『取り押さえました!』

 

『死銃が慌ててるのが笑える。 あ、電話を取り出して電話をかけた』

 

永劫『鳴りました。 なんか薬打たれましたね。 私に薬は効きませんけどね』

 

『切ってやれ』

 

永劫『切りました』

 

『死銃が何処かに向かった』

 

永劫『こいつどうします?』

 

『殴って気絶させとけ』

 

永劫『わかりました』

 

『死銃がそこに向かったぞ。 気絶させろ』

 

永劫『わかりました』

 

永劫『気絶させました』

 

『今向かう』

 

永劫『お待ちしています』

 

『他人の部屋なんだから服は着とけ』

 

「お疲れ様」

 

永劫「いえ、そんなには」

 

「こいつらどうしようか……そうだ! ヒソヒソ」

 

永劫「なるほどそれは良い手です」

 

翌日、新川兄弟が薬の不正持ち出し及び殺人未遂の疑いで逮捕された放送が流れた

 

「さてとキリトをGGOに参戦させないとな……あまりトラウマを刺激するのはな……まぁしょうがない」

 

俺はキリトにメールを送った

 

『君の罪を問い質したいのでGGOにて待つ』

 

「これで来てくれると良いんだがな」

 

数日後GGOにキリトが降り立った

 

刹那『キリトがきた。 女っぽいアバターになってる』

 

『気にするな』

 

さらにキリトにメールを送った

 

『君の罪を流されなくなければ大会に出て決勝まで進め』

 

刹那『キリトがミニゲームをクリアした。 大金をドブに捨てた』

 

『いや武器買っただけだろ。 ガンゲイルなのにライトセイバーってどうなんだろうと思うけど……』

 

刹那『キリト怒られた』

 

『シノンにバレたか』

 

刹那『マスターどこまで勝てば良い?』

 

『好きなとこまで。 優勝しても良い。 最初の時点でかなり変わっちゃってるし』

 

刹那『適当に頑張る』

 

『キリトとシノンはなるべく仲良くなるように動いてくれ、別にシノンがキリトに惚れる必要はない。 キリトはアスナ一筋だからシノンに傾くことはないはずだ』

 

刹那『了解。 一緒にいるときになるべくシノンを狙う』

 

『キリトが切り払えるようにしろよ?』

 

刹那『わかった』

 

それからしばらくして

 

刹那『本選までいけた。 準決勝は獅子王リッチーとかいうのだった』

 

『面白いことあったか?』

 

刹那『キリトが銃弾斬ってたり弾いたりしてた』

 

『わお流石キリト』

 

刹那『真似してみた』

 

『したんかい!』

 

刹那『止まって見える私からしたら余裕』

 

『でしょうね』

 

刹那『後は相手に返したり』

 

『楽しいか?』

 

刹那『楽しい』

 

『なら良かった』

 

刹那『飛んでるの壊していい?』

 

『ダメ』

 

刹那『位置がバレる』

 

『そういう大会だから仕方ない。特殊武装で掻い潜れるらしいが』

 

刹那『我慢する』

 

『街中のモニターで確認してるぞ』

 

刹那『頑張る』

 

『それと誰かにはバレてるから移動した方が良いぞ。 俺からは見えてないが弾道予測線が出たのは誰かに発見されたからだ』

 

刹那『知ってる』

 

刹那のいたところが爆発した

 

『シシガネかな?』

 

刹那『そうみたい。硬そう』

 

『かてーぞ? 何せシノンのアレでも倒せないからな』

 

刹那『でもシノンは倒した?』

 

『どうやって倒したと思う?』

 

刹那『さっきの爆発?』

 

『ヒントではある』

 

刹那『腰についてるのと形一緒』

 

『なら答えは』

 

刹那『あれを爆発させる!』

 

刹那は映らないスピードでシシガネの大型プラズマグレネードを切り裂き、爆発する前に離脱した

 

刹那『まずは一匹』

 

『人な』

 

刹那『キリトとシノンが一人倒した』

 

『夏侯惇か』

 

刹那『なんかいた。一撃必殺』

 

銃士Xを倒したようだ

 

それと同時に刹那の姿がぶれた

 

刹那「甘い」

 

プレイヤーがまた一人脱落した

 

(ギャレットか)

 

刹那『あ、喋っちゃった』

 

『問題ないだろ』

 

刹那『橋のところで誰かが戦ってる』

 

『ペイルライダーとダインか』

 

刹那『キモイ動きのが勝った』

 

『ペイルライダーか好きにしろ』

 

刹那『狙い撃つぜ』

 

刹那は一撃でペイルライダーを倒した

 

(闇風とキリトとシノンと刹那か)

 

『闇風を討ち取れ』

 

刹那『了解』

 

刹那はハイスピードカメラですら残像しか残らないスピードで闇風を倒した

 

『キリトとシノンはどうだ?』

 

刹那『自爆するみたい』

 

『なら先に戻ってろ。永劫もな』

 

刹那『了解』

 

永劫『マスターは?』

 

『後日談を見ていく』

 

永劫『わかりました』

 

刹那はログアウトした

 

キリトside

 

「おれ達二人になったけどどうする?」

 

シノン「お互いにもう武器も無いからね」

 

「そうだな」

 

シノン「それじゃあ、はい」

 

するとシノンは何かを渡してきた

 

「あの、これは?」

 

シノン「白黒付けるのはは次の機会にするとして」

 

「えーと、シノンさん?」

 

シノン「同時優勝をしたプレイヤーがいたのよ、どうやったと思う?」

 

「どう……って、あの、もしかして?」

 

シノンに手元を見ながら問いかける

 

シノン「その通り偶々残っていた手榴弾で自爆したのよ」

 

そう言うとシノンは渡してきた手榴弾のピンを抜いた

 

「あははは……」

 

シノン「それでは次は協力なんてせずに狙うわよ? 覚悟してね?」

 

黒い笑顔をするシノンを見ながら俺達は手榴弾の爆発を受けた

 

sideEND

 

永劫はキリトの現実世界を出た

 

モニターにはキリトとシノンが同時優勝をしていた

 

それから少し立ってあるところにキリトとシノンとある親子がいた

 

どうやらシノンは昔親子を救ったことがあるみたいだった

 

(まぁ知ってるけどな)

 

学校ではシノンがイジメっ子に反撃していた

 

(ギリギリのところでトラウマはある程度解決したみたいだな)

 

それを確認して俺もキリトの現実世界を出た




永劫に薬は効きません。効いたら怖いですが

リッチーさんは準決勝で負けてもらいます(どうせ見せ場ないし)

キリトのアレが刹那にも出来ちゃいました。というか刹那は相手に返したりしてた

刹那の弾道予測線どうしようか迷いましたがキリト視点にしてみた。弾道予測線が出ないのが『誰にも見つかってない』なら『誰かに見つかってれば』良いのでシシガネさんにやってもらいました
爆発?刹那ならグレネード視認してから回避可能です
つまりはAGI超特化型とも言える。いくらVRとはいえそんなスピード出したら脳の処理が追い付かなくて強制ログアウトになりかねませんが……ちなみに刹那はユウキのマザーズロザリオを余裕で完封出来ます

結局同時優勝で終わらせました。ログアウトすれば刹那の事は残りませんからね


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エクスキャリバー

アニメの順番でいきます

アルヴヘイム編と同じ構成です
ワゥ→サラマンダー
ルゥ→ウンディーネ
ポゥ→シルフ
ゼゥ→インプ
ミゥ→ケット・シー
ユーフォリア→ウンディーネ
刹永→スプリガン
です
高さ制限は無いので普通に飛んでいきます

スタートは各領地です

いくら高さ制限無いからって領地からアルンまで数秒は多分無理でしょう

地下の入口がどこかわからんので神殿の裏にしました(複数ありそうですし)


「ガンゲイルの後だから新生の方か」

 

《お前らーアルンに集合な。 高さ制限無いから普通に飛んでこいよー》

 

俺は全速力で飛んでアルンに数秒で到着した

 

《一番乗り~》

 

ユーフォリア「う~にゃ~!!」

 

何故かユーフォリアが高速で突っ込んできた

 

ルゥ《一番乗りになりたいからって暴走した》

 

《把握》

 

「制御出来る速度でこいやー!!」

 

パシン!

 

ユーフォリア「ふんぎゃ!」

 

ズサー!

 

ユーフォリア「ひどいですよ~」

 

ルゥ「抑えられなかった」

 

「こいつの暴走は力業以外では抑えられんぞ」

 

ミゥ「お待たせしました」

 

ポゥ「ふぅ~到着しましたー」

 

ワゥ「空飛ぶの楽しい~」

 

ゼゥ「待たせたわね」

 

「そんじゃ、神殿の裏に新しい道が出来たらしいから行くぞ」

 

俺達は神殿の裏に向かった

 

ミゥ「どこに通じているのでしょうか?」

 

「ヨツンヘイムらしいな」

 

ユーフォリア「とりあえず行ってみましょう♪」

 

俺達は階段を降りてヨツンヘイムへと向かった

 

階段の先には扉が存在していた

 

扉を開けてヨツンヘイムへと足を踏み入れた

 

巨人とよくわからない生き物が戦っていた

 

「どっちを助ける?」

 

ミゥ「違いはあるのでしょうか?」

 

「巨人を助ければ偽剣カリバーン。 そっちのクラゲ?を助ければ聖剣エクスキャリバーに繋がるクエストにいける。 キリト達は後者だ」

 

ルゥ「なら後者で」

 

「皆もそれで良いか?」

 

頷いたので巨人の方を一気に倒した

 

クラゲ?はユーフォリアの方に近づいた

 

ユーフォリア「えっと?」

 

「名前でもつけたらどうだ?」

 

ユーフォリア「それならトン」

 

「同じ名前はまずいだろ」

 

ユーフォリア「う~んピンキーならどうでしょう?」

 

クラゲ?は了承したように鳴き声をあげた

 

「アカシックレコード」

 

「キリト達は明日向かうみたいだな。 ピンキー明日はあそこに連れていってくれ」

 

ピンキーはどこかに去った

 

「さて戻るかここには用は無いし」

 

ユーフォリア「行かないんですか?」

 

「ウルズ関連はキリト達に任せるさ」

 

「それにキリト達は基本脳筋だからな。 魔法が多い俺達は重宝するだろうさ」

 

ユーフォリア「わかりました」

 

「気になるなら見てきても良いがクリアはするなよキリトがエクスキャリバーを手に入れる事が出来なくなるしな」

 

ユーフォリア「行きません!」

 

「俺達は関係無いけどここは飛べないから迂闊に飛ぶなよ?」

 

「はい!」×6

 

その日はアルンの宿で休んだ

 

「さて今日はキリト達が攻略する日だな。そんじゃ行くぞ」

 

階段を降っていた

 

ミゥ「昨日も気になったのですがこの扉ってなんでしょう?」

 

「今日はそこから出てみようか」

 

ミゥが疑問に思ったので出てみることにした

 

ミゥ「ここって……下に見えるのって昨日の?」

 

「そういうことだな。ピンキーを呼びたいところだがピンキー関連のアイテムもしくは称号を持ってるのはいないか?俺は友人という称号があるが」

 

ユーフォリア「私も称号にピンキーの友人とあります!」

 

ミゥ「私達は契約者とあるのですが……」

 

「ピンキー、来てくれ!」

 

遠くから鳴き声が聞こえてきてピンキーが姿を現した

 

「昨日の通りにあそこまで頼む」

 

ピンキーはこちらに背を向けた

 

「みんな乗るぞ」

 

全員が乗ったのを確認して

 

「ピンキー!出発だ!」

 

ユーフォリア『ものべーさんより遅いですね?』

 

『一緒にするな!』

 

「ん? 着いたようだな。 降りるぞ」

 

降りたのを確認して

 

「ピンキー、帰りもよろしくな!」

 

ピンキーは去っていった

 

「アカシックレコード」

 

「キリト達はまだ来てないのか。 来るまで待っているぞ」

 

しばらく待っているとキリト達がやってきた

 

キリト「あれ? あんた達もクエストを?」

 

「いんや、偶々来たからな仲間達とどうするか相談してるところだ」

 

ユーフォリア『刹永さんって流れるように嘘をつけますよね』

 

ミゥ『ユーフィーちゃんそれ褒めてないよ?』

 

『ユ~フィ~? 後で覚悟しとけよな~?』

 

ユーフォリア『ひっ! ご、ごめんなさい!』

 

キリト「一緒に受けないか?」

 

「良いのか?」

 

キリト「俺は構わないぜ! 皆は?」

 

向こうにも反対意見はないようだ

 

「ハーフレイドで組み直すか」

 

ハーフレイドで組み直した

 

「自己紹介しようか。 俺はスプリガンの時乃刹永だ」

 

ユーフォリア「ウンディーネのユーフォリアです」

 

ルゥ「ウンディーネのルゥ」

 

ワゥ「サラマンダーのワゥだよー」

 

ポゥ「シルフのポゥです」

 

ゼゥ「インプのゼゥよ」

 

ミゥ「ケット・シーのミゥです」

 

キリト「スプリガンのキリトだ」

 

アスナ「ウンディーネのアスナです」

 

リーファ「シルフのリーファです」

 

シリカ「ケット・シーのシリカです」

 

クライン「サラマンダーのクラインだ」

 

シノン「ケット・シーのシノンよ」

 

リズベット「レプラコーンのリズベットよ。 武器・防具は是非ともリズベット武具店に!」

 

「気が向いたらな」

 

リズベット「宣伝はしたけれど、その武器と防具だとあなた達には必要ないのかもしれないわね」

 

キリト「時間が無いからな。 無駄話は歩きながらやってくれ」

 

ユイside

 

(う~ん、あの男の人どこかで見たような?)

 

side end

 

キリト「あいつはサイクロプスだ。 前はアスナとリーファだけだったから逃げたが今回は仲間が多いから倒せるはずだ!」

 

(サイクロプスと言えば高HP、高攻撃力の代名詞の1つだったような)

 

その代名詞に恥じず中々倒れなかったがなんとか倒せた

 

しばらく進むと二体のボスがいた

 

ユイ「ミノタウロスです!黒いのが魔法に、金色のが物理に強い耐性を持っています!」

 

キリト達は黒い方に攻撃をした

 

黒い方のHPが減ると金色のが黒い方の前に立ち塞がり、黒い方は回復を始めた

 

「お前ら全員スイッチだ。 一気に潰すぞ!」

 

「はい!」×全員

 

ミゥ「~~(光よ、降り注げ)!(ライトレイン!)」

 

ワゥ「~~(火球よ、敵を灰にしちゃえ)!(ファイアボール!)」

 

ゼゥ「~~(痛みにもがけ)!(カオスインパクト!)」

 

ポゥ「~~(風よ、切り裂いて)!(ウインドカッター!)」

 

ルゥ「~~(氷よ、槍となり貫け)!(フリーズランサー!)」

 

「トドメだな。~~(炎よ、剣に纏え)!(フレイムソード!)」

 

俺達の猛攻に金色のは何もすることなく消え去った

 

「後は任せるぜ」

 

キリト「あ、ああ!」

 

黒いのも対した時間もかからずに消えた

 

奥に行くとムカデのような敵がいた

 

ユイ「女郎ムカデです!かなり攻撃力が高いので絶対に回避優先で!」

 

「動けなくしてしまえば楽だろ?」

 

キリト「そうだな!」

 

「皆!脚を落とすぜ!」

 

脚を全部落とされた敵は何も出来なくなり、あっさりと消えた

 

少し進むと女神が囚われていた

 

クラインが勝手に助けて何故かフレイヤがNPCとして加入した

 

ユーフォリア『あの人何者なんでしょうか?』

 

『雷神トール、つまり男だ』

 

フレイヤと共に奥に行くと何者かがいた

 

ユーフォリア『じ、時間樹よりも大きそうです』

 

『それは無いだろ』

 

などと会話してるとどうやら戦闘に入ったようだ

 

しばらく戦っていると

 

フレイヤ?「この中にあるハンマーを探してください!それさえあればスリュムを倒せます!」

 

リーファの助言でハンマーを見つけたキリトはフレイヤに投げた

 

するとフレイヤはトールとしての正体を現した

 

そこからはトールとスリュムの戦いを見ていたがキリト達も攻撃していたので俺達も攻撃をした

 

ついにスリュムは地面に倒れこんだ

 

スリュムが何か言おうとしたがトールに踏み潰された

 

トールは特別報酬としてクラインに雷鎚ミョルニルを与え姿を消した

 

クライン「俺、ハンマースキル上げてないぞ!」

 

「まぁ、貰っとけ」

 

クライン「そうするけどよ~」

 

キリト達と共に奥に向かった

 

キリト「あれが聖剣エクスキャリバーか」

 

「お前のクエストだ、お前が抜いてこいよ」

 

キリト「あ、ああ」

 

キリトはエクスキャリバーを抜いたが凄く重そうに持っていた

 

崩れそうだったので脱出した

 

キリト達はトッキーに、俺達はピンキーに乗った

 

キリトはエクスキャリバーを重さの余り放り投げたがシノンがスキルで拾い上げキリトに渡した

 

キリト達の前に三柱の女神が現れた

 

ユーフォリア「あれが……」

 

「ウルズ、ヴェルダンディ、スクルド、現在と過去と未来を司ると言われている時の三女神だな。 よくもまぁここまで合体させること」

 

ユーフォリア「でも私のことは見えていないみたいです」

 

「そりゃそうだろ。 クエスト受けてないんだし。 まぁ見えてない振りをしてるだけだろうけどな。 あいつらGMだし」

 

キリトが正式に聖剣エクスキャリバーを入手したようだ

 

『さてここでの冒険は終わりだ。帰るぞ』

 

『はい!』×6

 

俺を除いてログアウトした

 

「次がおそらくラストか……だがお前の物語は続くのだろうな。 苦もありゃ難もあるだろうから頑張れよ桐ヶ谷和人」

 

俺もログアウトした

 

「これ、どゆこと? なんでピンキーが?」

 

永劫「よくわからないのですが、何故かミゥの守護神獣になっているようなのです」

 

「確かにミゥの守護神獣とあるけど何で? 思いっきり守護神獣関係ないのに……」

 

永劫「良いんじゃないんでしょうか?」

 

「影響は無さそうだしな」




アルン内ってダメージありましたっけ……無しでいきます。有りだったら半分くらい減ってます
アイアンクローはハラスメントに引っ掛かるかもしれませんのでハリセンで

友人と契約者の違い(独自)
共通→敵対する眷族から攻撃を受ける(アクティブ化する)ようになり、同じ眷族からは攻撃されなくなる(ノンアクティブ化する)
友人→呼ぶことが出来る。友好度によっては呼んでもこない事がある
契約者→呼べば絶対に来る。友好度が低い場合は契約を解除されることがある

パーティの種類(独自)
通常→最大8人まで。NPCはこれに含まれない
ハーフレイド→最大24人まで
フルレイド→全プレイヤーで組める。滅多に組むようなイベントは起こらない
種族・所属別レイド→同じ種族や同じ所属でのみ組める。戦争イベントは基本的にこれ

ムカデのような敵の名前は適当です

ピンキーはミゥの守護神獣になりました。理由などは一切不明です。ちなみに多分出てきません


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マザーズロザリオ

原作を豪快にぶち壊します。ご注意ください
マザーズロザリオの使い手が二人になるだけですが

刹永→スプリガン

他の三人は
永劫→ウンディーネ
刹那→シルフ
調律→サラマンダー
です。もちろんコントローラ無しで飛べます

ユーフォリアとクリスト達は不参加です


「さて、この世界もラストかな」

 

永劫「それはわかりませんね」

 

刹那「次もあったら楽しめば良い」

 

調律「今回は私達が参加するよ~」

 

「珍しいな。ミューギィは?」

 

永劫「ミューギィはダンジョンに潜ってます」

 

「なら良いか」

 

「アカシックレコード」

 

「アスナが絶剣と戦うのは明日か」

 

「誰かやるか? 負けてもらう必要はあるけど」

 

刹那「速さに興味ある」

 

「永劫と調律は?」

 

二人は首を横に振った

 

「それじゃあ行くか、紺野(こんの)木綿季(ゆうき)の元へ」

 

俺達はユウキの元へ向かった

 

ユウキ「他に挑戦者はいない?」

 

刹那「私」

 

ユウキ「ルールはどうする?」

 

刹那「魔法なし、スキルあり、飛行なし」

 

ユウキ「わかった」

 

ユウキVS刹那

 

ユウキ「ボクからいくよ!」

 

刹那「中々の速さ」

 

ユウキ「まだまだ上げていくよー!」

 

刹那「ドンドン速くなる」

 

ユウキ「君、やるね!ボクの攻撃に同じ攻撃を合わせるなんて!」

 

刹那「結構ギリギリ(マスターに止められてるし)」

 

ユウキ「これが終わったら」

 

刹那「やることがあるから無理」

 

ユウキ「残念だね」

 

刹那「お似合いのがいつか現れるはず」

 

ユウキ「それまでまっているよ」

 

刹那「カドラプル・ペイン!」

 

ユウキ「マザーズ!」

 

刹那「カドラプル・ペインが見える?」

 

ユウキ「ロザリオ!」

 

戦闘終了

 

刹那「負けた」

 

ユウキ「いやいや、本気じゃなかったでしょ?」

 

刹那「今はこれが限界。つまりは本気」

 

ユウキ「ボクの勘は中々外れないんだけどな~いつでもきてよ」

 

刹那「考えておく」

 

刹那が歩いてきた

 

「お疲れ。行くか」

 

刹那「うん」

 

ユウキside

 

「あの人、かなり強いけど戦ってくれなそう」

 

side end

 

「どうだった?」

 

刹那「中々の速さ。 多分追い付けるのそんなにいない」

 

「お前にそんなことを言わせるとはな」

 

刹那「でも、あの子もうすぐ……」

 

「さて明日の試合が楽しみだな」

 

そして、翌日

 

「ギリギリ間に合ったな」

 

構えてる二人がいた

 

そして試合が始まった

 

しばらくはユウキが優勢だったがふとキリトの方を見たアスナが何かを吹っ切れたのかそこから徐々に五分五分にもっていった

 

ユウキの攻撃に合わせてアスナが体術を発動し、ユウキがスタンした

 

その隙をカドラプル・ペインで攻撃しようとしたアスナだがあっされと防がれ、ユウキがマザーズロザリオを発動した

数発受けたときにスキル硬直が解けたアスナはスターリィ・ティアーを発動した

それでも後一発が届かなかった

 

ユウキは最後の一撃をキャンセルしたようにもアスナに当たらないように外したようにも見えた

 

『以上! アカシックレコードより!』

 

ゼゥ『何を言っているの!?』

 

試合が終わったため俺達はその場を離れた

 

「アカシックレコード」

 

「原作通り進むようだ。 最期の時までは見守っておこうか」

 

その後アスナはスリーピング・ナイツの手伝いをしていたり、ユウキの真実を知ったり、スリーピング・ナイツと共にボスを倒したりしていた

 

「今日が本来なら命日だが」

 

永劫「あの子はまだ若い」

 

刹那「死ぬには惜しい」

 

調律「でも私達なら治す事が出来る。 寿命も病気にならなかった場合の寿命に出来る!」

 

「いくか、アスナに伝授した後でな」

 

ユウキがアスナにマザーズロザリオを伝授していた

 

「紺野木綿季」

 

ユウキ「あなたは?」

 

「生きたいか? もっと楽しみたいか?」

 

ユウキ「当たり前でしょ! でも、ボクには……!」

 

「仮に生きてきても一人だがお前には友達がいるだろ? 居場所があるだろ?」

 

ユウキ「友達……居場所……なんとかしてくれるの?」

 

「お前が望むならばな」

 

ユウキ「お願い、します」

 

「少し苦しいし痛いかもしれんが我慢しろよ?」

 

ユウキ「え?」

 

「調律!」

 

ユウキ「えっ、ちょ! 何を!」

 

俺は調律をユウキにぶっ刺した

 

ユウキ「ぐっ……身体が軽く……?」

 

「今は眠れ。 起きたらお前は元気になっている」

 

ユウキside

 

「わかった」

 

ボクは夢を見ていた

 

「お姉ちゃん?」

 

藍子「あなたはまだ来てはダメ。 折角得た命なのだから」

 

「で、でも!」

 

藍子「大丈夫、私達はいつでも見守っているわ。 だから楽しみなさい、悲しみなさい、怒りなさい、遊びなさい、そして満足する人生を送りなさい」

 

お姉ちゃんの隣に誰か立っていた

 

「お父さん? お母さん?」

 

母「私達にはもう見守る以外に出来ない。 でもあなたには友達がいるでしょう?」

 

父「居場所があるのだろう?」

 

藍子「だから頼りなさい、甘えなさい。彼らはそれを受け入れるわ」

 

「ボク、生きるよ、そしてお姉ちゃんにお母さんにお父さんに思い出を語るよ!楽しかった思い出も悲しかった思い出も怒った思い出も全部!」

 

藍子「楽しみにしてるわ」

 

母「さあ、お行きなさい」

 

父「お前が行くべき未来へ」

 

「うん!行ってきます!」

 

そうしてボクはお姉ちゃんとお父さんとお母さんに背を向けて光に向かって歩き出した

 

「あれ? ここは?」

 

?「目覚めたか!」

 

「倉橋さん?ボクは一体?」

 

倉橋「わからない。 突然身体が光ったと思ったらHIVウィルスが全て無くなっていたんだ! しかも今まで無菌室にいたのにすぐに外に出ても何も問題がないんだ!」

 

「ボク、夢を見たよ」

 

倉橋「夢?」

 

「お姉ちゃんとお父さんとお母さんにあったよ。 満足する人生を送りなさいと言われた」

 

倉橋「そうか」

 

「だからボクは三人に思い出話が出来るように頑張って生きるよ」

 

倉橋「目覚めたばかりで辛いだろ? 今は寝なさい、寝て起きから頑張りなさい」

 

「はい、お休みなさい」

 

ボクは明日から頑張るために眠りについた

 

side end

 

藍子side

 

「ありがとう、会話をさせてくれて」

 

刹永「あの子には必要だったからな」

 

「両親も呼び出してくれるとは思いませんでしたが」

 

刹永「あなたもご両親も一時的なものです」

 

「閻魔様もあなたのお願いだから特別にって言ってましたね」

 

刹永「まぁ、彼女の記憶には残らないからな」

 

「閻魔様は私と両親は覚えているそうよ?」

 

刹永「死者だしな。そういうこともあるだろうさ」

 

「私も両親もあなたには感謝しているわ。 心残りなのはあの子は友人はいれど家族がいないわ」

 

刹永「これから先はどうなるかは俺にもわからない。 もしかしたらアスナ達の誰かの養子になるかもしれないし、スリーピング・ナイツの誰かの養子になるかもしれない」

 

「あなたのアレで見れないの?」

 

刹永「次に来る機会があれば見るだろうけど今のところその気は無いな」

 

「私もそろそろ時間みたいね」

 

刹永「まぁユウキの思い出話を楽しみにしてることだな」

 

「そうするわ」

 

side end

 

「逝ったか……さて、少しだけ見ていくか」

 

俺が行った先には元気にアスナ達と全力で遊ぶユウキの姿があった

 

「さぁ、君の冒険(未来)の行く末を祈っているよ。紺野木綿季」

 

俺は俺の現実へと戻った

 

----

 

遠い未来に天国にて自らが巡った(人生)を楽しげに話す少女に笑いながら耳を傾ける三人の姿が目撃されていた

 

「どうだった? 楽しかったか?」

 

藍子「おや?あなたは……お久しぶりです」

 

木綿季「あなたは……ボクのお腹に鞘らしきものを遠慮なく刺した人!」

 

「覚えているのか?」

 

木綿季「ここにきたら急に思い出したんだ」

 

「閻魔様か……まぁ良いや、それでどうだった?」

 

木綿季「楽しかったし、悲しかったし、怒ったし、色々な事があった。 うん、楽しかった! それしか出ないや」

 

「そう言って貰えるなら俺もやったかいがあるさ」

 

木綿季「ところでお願いがあるのですが?」

 

「うん?なんだ?」

 

木綿季「あの世界で戦ってもらえませんか?」

 

「めんどいから嫌だ」

 

木綿季「ですよね……」

 

「と言いたいんだがな……やる気になってしまってな。まぁ許可は貰っている」

 

指を鳴らすとあの空間になった

 

藍子と両親は観客席に移動していた。 そしてそこにはアスナやキリト達、スリーピング・ナイツの皆もいた。 どうやら俺の事を思い出しているようだ

 

「閻魔様やりすぎだろう」

 

木綿季「それだけ君がやり過ぎたということだよ」

 

「そうか、それじゃあ」

 

木綿季「スプリガンのユウキ」

 

「スプリガンの時乃刹永」

 

「「いざ、尋常に勝負!」」




ユウキの姉と両親は刹永達の事は忘れません。死者ですし覚えていようがいまいが問題ないので

最後の空間にはアスナ達がいますが彼らも天国にいたりします。木綿季達家族の団欒を邪魔したりはしてません
アスナ達も刹永達の事を思い出してますが閻魔様のせいです。どうせ死者なので問題ないです
唯一いないのはユイだけです。プログラムなのでバリバリ生きてます。キリトとアスナの子孫を見守っています(いずれはユイが自ら停止する予定でいます)
遠い未来は遠い未来です。経過年数は考えていません

この話より先の話は考えて無いです。原作も読んでませんのでストーリーが何もわかりません。アスナ達と共にアリス達がいる可能性はなくはないです


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SAO編まとめ

初っぱなにPoHを殺したのは最初から決めていたことです。まぁその後のことは何も考えませんでしたが(オイ

 

黒猫団とユウキは最初から助ける気満々でした

 

一部結果として助けた原作死亡キャラもいます

 

黒猫団のトラウマはキリトに残り続けますが、死んだはずの黒猫団のメンバーに偶然会い、騙していたことを謝り許してもらった事により解消してます

 

アインクラッド編でも書いていますが、基本刹永は見つけたレッドは狩ってますが探そうとは思ってません。原作でも描写されていないキャラもは誰がいつどこで死亡するかも知っていますが放置してます(流石に目の前にいたら助けます)

 

アルヴヘイム編は多少変化してますが大筋では原作と変化無しです

 

ガンゲイル編はザザの代わりに刹那が出場です。ラストは考えましたが、とりあえず同時優勝で。原作では色々あった末にシノンはキリトに好意を持ちますが、この小説では色々が軒並み無いので友人止まりです

 

エクスキャリバー編はアルヴヘイム編と同様に殆んど変化無しです。ミゥの守護神獣化はなんでそうなったのか全くわかりません(書いてたらこうなってました)

 

マザーズロザリオ編はユウキの生存は最初から決めてました。他は原作通りです(アスナはマザーズロザリオを伝授されてます)。ちなみに刹永はマザーズロザリオをやろうと思えば出来ます。ユウキの姉と両親は刹永が交渉しました(交渉と言っても酒盛りしたたけですが)

 

アリシゼーション編以降は書きません。ストーリーはおろかまともに登場人物すら知らないので書けません(精々キリトが昏睡になってるぐらい)。無かった事になったかどうかはわかりません。もしかしたらラストのとこでアスナの隣に刹永が知らない誰かがいるかもしれませんが刹永が知らないので描写無しです。そもそもキリトの昏睡フラグそのものが無くなってるので新たなVRMMOに挑む理由がないです

 

能力値は永劫がSTR型、刹那がAGI型、調律がVIT型、ユーフォリアがSTR・AGI型、ミゥと刹永がバランス型、ポゥがVIT型、ゼゥがAGI型、ルゥがSTR型、ワゥがMAG型と想定してます

武器は永遠神剣そのままです。威力などは落とし込んでいます。ポゥの一撃目でサラマンダーが死ななかったのは狙いが甘かったのもあるけど威力が低くなってるから。むしろ落とし込まないと下手したら相手のリアルが血吐いて死にます

スキル構成はソードスキルと魔法スキル両方取ってます

種族はなんとなくで選んでますがレプラコーン向けがいないので迷いましたが

 

ハリセンは専用武器では無く、そこまで器用でなくても簡単に作れます。パァンという気持ちの良い音があるぐらいでダメージは1です。空中から叩き落とせば落下ダメージくらいはあるでしょう



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fate編
fate系のステータス


刹永だけにしようかと思ったけど下手したらユーフォリアやクリスト達も出すかもしれないからまとめてドン

あくまでFate目線なのでこんな感じです。エターナルなのでFateの世界の制限に影響されるので世界に入ること自体は可能です。ステータスも通常は落とし込まれます

戦闘不能=元の世界に帰還です

当然ながらマスターには靡きません。マスターとしては好意や尊敬は持ちますが、恋愛などは持ちません

クリスト達は出てから書きます(ステータスを思いついてないだけですが)

宝具がEXなのは仕様です。というより世界の制限無視して全力で放てば月のエヌマを平然と超えますし……

『不明』という単語が多いのも仕様です。Fate世界には存在しない概念のことは『不明』としか記載できません
『?』もEXというランクすら付けれないくらい意味不明という意味

戦闘不能時のセリフがまだまだ戦えそうなくらい元気に別れを告げているのは退去=本体に戻る事なので実際戦おうと思えば戦えます


真名:時乃刹永 / コズミックバランサーの担い手セツエイ(どっちを名乗るかは気分次第)

クラス:オールラウンダー(エクストラクラス)

性別:男

属性:中立・中庸(善・秩序寄り?)

隠し:人(本質的には星)

 

筋力:EX(自在に変動可能)

耐久:EX(自在に変動可能)

敏捷:EX(自在に変動可能)

魔力:EX(自在に変動可能)

幸運:EX(自在に変動可能)

宝具:EX

 

宝具

※自己申告

 

能力解放

威力:EX

レンジ:対人

持っている武器の能力を解放して相手を滅する

本当かは不明だがやろうと思えば全て遠き理想郷(アヴァロン)すら余裕で突破出来るらしい

 

アカシックレコード

威力:なし

レンジ:なし

よく開いている本。本人によると全てが記されているとのことだがマスターが見ても何を書いているかはわからない不思議な本

また初めてサーヴァントと相対したときにも開いており、そのあとでそのサーヴァントの真名を言い当てているため、少なくても秘匿情報のサーヴァントの真名を知ることが出来るのは事実である

 

所持スキル

単独顕現:EX 本来なら■■■にのみ与えられるが何故か彼も持っている

単独行動:EX 魔力消費なしで自由に行動できる。魔力は自分で賄えるためマスターの魔力消費もない

エターナル:? なんのスキルか不明なため効果も不明

異世界旅行者:? なんのスキルか不明なため効果も不明

分身体:? なんのスキルか不明なため効果も不明

天位『永劫』:? 持っている武器のことだとは思われる。敵全体に超強力ダメージ。天位とはなんの事か不明

地位『刹那』:? 持っているもう一振りの武器のことだと思われる。敵単体に防御無視の超強力ダメージ。地位とはなんの事か不明

鞘『調律』:? 持っている鞘の事だと思われる。2Tの間、味方全体が受ける全ての攻撃を完全無効化(無敵や回避ではない)

模倣魔法:EX 一度見たものを全て模倣可能にするもの。どうやらこの世界の魔法ではないもようで詳細は不明。本人曰く『オリジナルと打ち合ったら必ず負けるように制限をかけている』とのことだが無限の剣製と王の財宝には勝つことが出来るもよう

 

フレーバーテキスト

詳細不明。そもそもサーヴァントなのかも怪しい

本人もサーヴァントとして認識してるかは怪しい

使っている魔術も神代の魔術師や最古の英雄王をして理解不能と言わしめるものなのでこの世界の人間ではないのかもしれない

ただし本人は隠す気はなく聞かれたら堂々と答えるつもりでいるらしい

誰にも知られていないので真名を平然と名乗る。知名度によるブーストが無いがその必要の無いほどに強い

ステータスは自分の意思で操れるようで見る度に変えるという遊びをしてマスターを困らせているもよう。表示を変えてるだけで実際には変わってないもよう

武器は一つだが、二つ持つ事もある。さらには本人曰く三つ目もあり、それは防御に特化しており、ギルガメッシュの制限なし最大出力の宝具すら防ぎきるそうだが一切不明

自力で魔力を賄える為、マスターからの魔力供給は要らない。ただし賄っている方法は不明だが、誰からも奪って無いらしい

本人曰く令呪による支配・命令は完全に無効化出来るらしい

中立・中庸とのことだが、説教している場面を見かけるため善・秩序寄りであるとみられる。受けた者曰く反撃する隙が無い理論武装で攻撃される。正座による足のダメージもあるとのこと

名乗る名が2種類あるがどっちを名乗るかは気分次第とのこと

サーヴァントの殆どが彼を避けるような行動をとることが多いが避けるサーヴァント自身何故かはわかっていない(GO)

 

セリフ(GO)

召喚時:

恒例らしいからな聞いておこう。お前が召喚者(マスター)か?

クラスはオールラウンダー?らしいな多分エクストラクラスだろう。真名は時乃刹永またはコズミックバランサーの担い手セツエイだ、好きな方で呼べ

 

戦闘開始時1:さて、始めるか

戦闘開始時2:手加減はしてやる

戦闘開始時3:どこにいっても戦闘からは逃れられんか

 

攻撃選択1:やれやれ

攻撃選択2:さてと

攻撃選択3:やるか

 

攻撃1:せい!

攻撃2:はぁ!

攻撃3:てい!

 

スキル1:はああああ!

スキル2:刹那!

スキル3:これを使うことになるとはな

 

宝具選択1:能力解放!

宝具選択2:永劫!刹那!やるぞ!

 

宝具シーン:これを使わされるとはな。(構える)防いでみせろ!(攻撃後)あんたには永劫の時も刹那の時もやれんな

 

ダメージ1:ふむ

ダメージ2:帰ったら怒られるな

 

戦闘不能:さて、次の世界に行くか。じゃあな

 

絆1:お前は何者かって?言っても信じないしどうせ忘れるしな

絆2:エターナルとは何かって?読んで字のこどく永遠者、つまり寿命がないのさ

絆3:ここにきたのはなんため?一言で言うなら道楽であり暇潰し

絆4:他のサーヴァントと仲良くしないのかって?向こうが避けるのさ。避ける理由も予想はつくがな

絆5:本来の能力値を見せてくれ?別に良いが度肝を抜かれるぜ

聖杯:願いなんざねぇな。強いて言うなら愛するもの達と一緒にいたり、友人達とどんちゃん騒ぎをずっとしていたい。だな

イベント:お祭りか。いつまでいられるかわからないから楽しむのも一興だな

霊基再臨1:(変化なし)そういやこの世界に落とし込んでたな。強くなるには良いんじゃね?

霊基再臨2:(二刀を構える)ふむ、これがこの世界の理か面倒だがしょうがないか

霊基再臨3:(変化なし)少しは戻ってきたかな。頑張れよマスター

霊基再臨4:(腕を組んで立っている背中に二振りの剣と一振りの鞘が見えさらに後ろに人影も見える)これがこの世界の限界値か。ここまでお疲れ様。俺にとっては道楽であり暇潰しだがあんたにとっては本当なのだろう?精々気張れよ?この先は綱渡りだぞ

ユーフォリア:ユーフィーも一緒か……A2の紙無いか?

ミゥ:一緒に頑張ろうぜ

 

--------------

 

真名:悠久のユーフォリア

クラス:セイバー

性別:女

属性:善・混沌

隠し:人

 

筋力:B

耐久:A

敏捷:S

魔力:EX

幸運:A

宝具:EX

 

宝具

ドゥームジャッジメント

威力:EX

レンジ:対軍

遥か遠くから武器に乗って突撃する

あまりのスピードに当たった敵は跡形もなく粉砕される

 

ダストトゥダスト

威力:EX

レンジ:対人~対界

魔力・霊力を消し去る宝具。その地域では数百年にわたり魔術の発動が出来なくなる

サーヴァントの魔力も消し去るため、サーヴァントを強制退去させることもある

範囲は彼女の意思で決めれるため、やろうとしたら世界そのものから魔力を消し去ることも出来る

ダメージそのものを与える事はできない

 

所持スキル

単独顕現:EX 本来なら■■■にのみ与えられるが何故か彼女も持っている

単独行動:EX 魔力消費なしで自由に行動できる。魔力は自分で賄えるためマスターの魔力消費もない

エターナル:? なんのスキルか不明なため効果も不明

異世界旅行者:? なんのスキルか不明なため効果も不明

分身体:? なんのスキルか不明なため効果も不明

第3位『悠久』:? 彼女が持っている武器のことだと思われるが詳細不明。敵単体に強力ダメージ

塵は塵に:? 彼女の宝具の一つが弱体化したもの。30Tの間敵味方全員のスキル・宝具発動を禁止する

突撃:? 次元ごと断ち切るがこどく武器に乗って突撃する。敵単体に超強力ダメージ

 

フレーバーテキスト

詳細不明。わかっているのは天然ということだけで聞くとポロポロ喋って後で冷や汗を流しまくっているということだけである

神代の魔術師や最古の英雄王すら意味不明で理解不能な魔術を使うことが出来る

時々誰かと連絡を取っているとのことだが連絡先は不明。彼女曰く喋ったら説教されるとのこと

相手に刹永という人物がいるとすぐに裏切るとのこと

ただし刹永からの縁召喚以外には絶対に応じないので噂の真偽は不明

魔力はマスターからの供給を必要としていないがどこから魔力を仕入れているのかは一切不明

 

セリフ

 

召喚:

悠久のユーフォリアです。クラスはセイバーです。短い間ですがよろしくお願いします

 

戦闘開始時1:敵さんです!

戦闘開始時2:張り切っちゃいます!

戦闘開始時3:いっちゃいますよー!

 

攻撃1:えい!

攻撃2:やぁ!

攻撃3:とぉ!

 

悠久選択1:ママの力!(0~1)

悠久選択2:パパの力!(2~3)

悠久選択3:パーフェクトハーモニック!(4)

塵は塵に選択:ゆーくん!魔力を吸い取って!

突撃選択:次元ごと断ち切ってみせます!orルインドユニバース!(ランダム)

 

宝具選択1:いきます!

宝具選択2:ゆーくんいくよ!

 

宝具シーン(ドゥームジャッジメント):

原初より終焉まで悠久の時の全てを貫きます!(どこかに消える)

全速前進突っ切れー!!(声と共にどこからともなく現れ敵にぶつかる)

おととと……えへへ(止まりきれずに転けるところ寸前)

 

宝具シーン(ダストトゥダスト):

塵は塵に、灰は灰に、声は事象の彼方に消えて!(背後に双頭の龍が出る)

ダストトゥダスト!!

 

ダメージ1:はう!

ダメージ2:刹永さん!いえ、頼ってはダメです!

 

戦闘不能:あはは……刹永さんに怒られちゃいますね……それではまた皆様初めて会いましょう

 

絆1:えーとよろしくお願いします

絆2:エターナルの事ですか?禁則事項です。……え?言っても良い?

絆3:刹永さん……、はっ!な、なんでもないです!

絆4:私を落とそうなんて無理ですよ

絆5:今だから明かしますけど悪い人だったらすぐに帰ってました

聖杯:願いですか?刹永さんや皆とずっと一緒にいることですね

イベント:お祭りは大好きです!

霊基再臨1:(変化なし)私、少しは強くなりましたか?

霊基再臨2:(武器を構える)これも経験です!

霊基再臨3:(変化なし)そろそろ限界のような気がします

霊基再臨4:(ユーフォリアの後ろに武器があり、その後ろに双頭の龍)この世界の限界に到達しました!この力上手く使いこなしてくださいね?マスター

刹永:刹永さんにお呼ばれして参上です♪……あの、そのハリセンは一体?

ミゥ:ミゥちゃん、よろしくです♪え?勉強?何でですかー!?

 

--------------

 

真名:純白のミゥ

クラス:キャスター

性別:女

属性:善・秩序

隠し:人?

 

筋力:C

耐久:C

敏捷:B

魔力:EX

幸運:A

宝具:EX

 

宝具

ライトバースト

威力:EX

レンジ:最低でも対軍以上

光を爆発させるという名の通りの攻撃だが、何故光が爆発するのかなど一切不明

 

所持スキル

単独顕現:EX 本来なら■■■にのみ与えられるが何故か彼女も持っている

単独行動:EX 魔力消費なしで自由に行動できる。魔力は自分で賄えるためマスターの魔力消費もない

エターナル:? なんのスキルか不明なため効果も不明

異世界旅行者:? なんのスキルか不明なため効果も不明

分身体:? なんのスキルか不明なため効果も不明

第3位『純白』:? 彼女が持っている杖のことだと思われるが詳細不明。敵単体にダメージ

魔力放出(マナ):? 詳細不明。全味方の全カード・宝具の威力がアップする

無詠唱:EX 魔術の一切を詠唱せずに発動出来る。自分のNPを100%チャージ

 

フレーバーテキスト

詳細不明。杖を持っているためキャスターとなっている

神代の魔術師や最古の英雄王すら意味不明で理解不能な魔術を使うことが出来る

刹永という人物と敵対することは絶対になく、敵方にいるのがわかった瞬間に裏切ると明言しているが関係は不明

ただし基本的に刹永からの縁召喚以外には応じないので言葉の真偽は不明

彼女曰く私の生まれた世界はもうないとのこと。そのためか『世界の危機』の時には刹永の縁召喚でなくても応じる場合があるかもしれないとのこと

魔力はマスターからの供給を必要としていないがどこから魔力を仕入れているのかは一切不明

 

セリフ

 

召喚:

クラスはキャスター、純白のミゥです。よろしくお願いします

 

戦闘開始時1:戦闘は苦手ですが頑張ります

戦闘開始時2:ふぅ~よし、やります!

戦闘開始時3:皆の未来のために!

 

攻撃1:えい!

攻撃2:やぁ!

攻撃3:とぉ!

 

スキル選択1:純白、お願い!

スキル選択2:魔力(マナ)、放出します!

スキル選択3:詠唱省略!

 

宝具選択1:純白、本気でいきます!

宝具選択2:やります!

 

宝具シーン:

マナよ、我が名において集え!(前に掲げた手に何かが集まる)

光となりて敵を薙ぎ払え!(光が敵に向かい爆発する)

 

ダメージ1:あう!

ダメージ2:世界を失うことに比べたら!

 

戦闘不能:終わりですね。それでは皆さん、また会いましょう

 

絆1:よろしくお願いします

絆2:エターナルの事ですか?簡単に言うと寿命がない者の総称です

絆3:この杖ですか?銘は『純白』で相棒です

絆4:好きな人ですか?いますよ。文字通り永遠を誓った人が

絆5:あなたの事ですか?マスターとして尊敬しています

聖杯:かける願いは無いですね。強いて言うなら皆とずっといることですね

イベント:お祭りですか……どちらかと言えば好きです

霊基再臨1:(変化なし)まさか成長するとは思いませんでした

霊基再臨2:(武器を構える)純白、これからもよろしくお願いします

霊基再臨3:(フードを被る)この世界の限界まであと少し……ですね

霊基再臨4:(ミゥの背中に杖があり、その後ろに形状し難い何かがいる)この世界の限界ですね。後はあなた次第です

刹永:一緒に頑張りましょう

ユーフォリア:ユーフィーちゃん、よろしくです。それでは勉強の時間です

 

--------------

 

真名:群青のルゥ

クラス:セイバー

性別:女

属性:善・混沌

隠し:人

 

筋力:A

耐久:A

敏捷:B

魔力:A

幸運:A

宝具:EX

 

宝具

ヘヴンズスウォード

威力:EX

レンジ:対人

なんの小細工も無しに思いっきり相手を斬り倒すという単純明快なものだが、その威力は途轍もなく、かすっただけでも必殺級のダメージを受けるだろう

 

所持スキル

単独顕現:EX 本来なら■■■にのみ与えられるが何故か彼女も持っている

単独行動:EX 魔力消費なしで自由に行動できる。魔力は自分で賄えるためマスターの魔力消費もない

エターナル:? なんのスキルか不明なため効果も不明

異世界旅行者:? なんのスキルか不明なため効果も不明

分身体:? なんのスキルか不明なため効果も不明

第3位『群青』:? 彼女が持っている剣のことだと思われるが詳細不明。敵単体にダメージ

魔力放出(マナ):? 詳細不明。全味方の全カード・宝具の威力がアップする

無詠唱:EX 魔術の一切を詠唱せずに発動出来る。自分のNPを100%チャージ

 

フレーバーテキスト

詳細不明。剣を持っていることからセイバーとして喚ばれたもよう

相手の詠唱を妨害する魔術らしきものを使うことが出来る

刹永という人物と敵対することは絶対になく、敵方にいるのがわかった瞬間に裏切ると明言しているが関係は不明

ただし基本的に刹永からの縁召喚以外には応じないので言葉の真偽は不明

彼女曰く、生まれた世界は既に無いとのこと

マスターからの魔力供給を必要としていないがどこから魔力を仕入れているのかは一切不明




刹永、ユーフォリア、クリスト達の魔力は次元の狭間から送られていますので魔力供給は必要ないです

ミューギィはサーヴァントになるのを拒否してるのでなりません

永劫、刹那、調律もサーヴァントにはなりません

基本エターナルはヘラクレス以上の魔力食いです。ソロモンですら数日の維持が限界です。宝具(神剣の力)なんて使われるとソロモンですらその瞬間に全魔力取られます

刹永達も実はマスターからの供給に切り替えできます。余程の悪人でなければやりませんが……

揃いも揃って聖杯にはまるで興味無いです

オリジナルに必ず負けるはずの模倣魔法で無限の剣製と王の財宝に打ち勝つ理由:ぶっちゃけるとこの二つでは絶対に使えない永遠神剣(悠久や叢雲など)が出せるためです。あくまで全く同じものに負けるだけなので永遠神剣という明確な違いが存在するため勝つことができるというわけです。そして永遠神剣を使わないで向こうと同じ物で戦えば負けます
ちなみにエヌマエリシュは打ち合えばキチンと負けます(その前に世界がヤバいですが)。ゲイボルグは突き刺す方は特性上相討ちですが投げる方は負けます。アヴァロンのような攻撃性能が一切無い防御特化のやつはオリジナルと同性能です(お互いに出しても決定打が無い以上引き分けにしかならないので)が少しでも攻撃性能があると負けます
各ランクは+が付いてるものは+が1つ消えて、+が付いてないやつや-が付いているものは-が1つ付きます
真名解放は出来ます。その上でオリジナルには必ず打ち負ける制限です


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永遠者が行くグランドオーダー1

無謀にもグランドオーダーに挑戦しますが、多分第2章まで行きません

平然と召喚に抵抗してますが、死んでないからということで

オルガマリーやレフの口調わからねぇ。多分こんな感じだと思います

刹永からマスターに対するフィードバックみたいなものは無いです。状態異常に対する完全耐性ぐらいですね。やるとマシュの立場が無くなるのでやりませんが……。
擬似エターナル化も可能ですけどそれはそれでカルデアの補助なしでヘラクレスと100体ぐらい契約出来るぐらいになっちゃいますからやりません。あくまで『擬似』です『準』ではないので魔力量の激増と令呪の随時補充以外に影響はないです


「……?」

 

永劫「マスターどうしました?」

 

「Fateの世界に呼ばれたんだけど俺ってサーヴァントの適性あるっけ?」

 

永劫「世界を救ったり、死ぬはずだった人を助けたりとか色々してますからね……死後に思い出す人が多いのでそれで英霊化したのでは?」

 

「でも俺って死んでないけど?」

 

永劫「ステンノとエウリュアレのような感じもありますからね……」

 

「呼ばれてるところはグランドオーダーらしいからな」

 

永劫「どこにしろ多分ごっそりステータス落とされると思いますけどどうします?」

 

「面白そうだから行ってみるか」

 

永劫「それでは行ってらっしゃいませ」

 

俺は召喚された

 

「恒例らしいから一応聞くがお前が召喚者(マスター)か?」

 

?「はい。藤森立夏です!」

 

「クラスはオールラウンダー?らしいな多分エクストラクラスだろう。真名は時乃刹永またはコズミックバランサーの担い手セツエイだ、好きな方で呼べ」

 

立夏「では刹永さんで」

 

「マスターなんだから呼び捨てでも良いがな」

 

立夏「なんとなく『さん』で呼ばないと首が飛ぶような気がして」

 

「そういう直感は大事だから養っておけ」

 

立夏「はい!」

 

「で、あんたは?」

 

?「オルガマリー・アニムスフィアよ!」

 

「こんな状況だし、落ち着けるわけはないだろうが少しは落ち着け」

 

オルガマリー「なんであんたは落ち着いていられるの!?」

 

「仮にもサーヴァントだし、あんたより長生きしてるからな」

 

立夏「長生き、『してる』?『してた」じゃなくて?」

 

「俺の本体は普通に数万年単位で生きてるぞ」

 

立夏「それじゃあ、なんでサーヴァントに?」

 

「俺にもわからん。色んな世界や人を救ってるからな……それのせいかもな」

 

オルガマリー「本体ってどういうこと?」

 

「これは分身体だからな。通常のサーヴァントでいう座が本体と思って良い」

 

立夏「ステータスが見るたびに変わるんだけど?」

 

「お茶目な遊びだと思ってくれ」

 

立夏「いや、本来のステータスを見せてよ」

 

「本来なら絆を上げないとダメだがまぁ良いだろう。その代わり覚悟して見ろよ?」

 

立夏「な、何これ……」

 

オルガマリー「なにこのステータスは!?」

 

?《え?なに?どうしたの?》

 

「誰だ?」

 

?《ボクはロマニ・アーキマンだけど》

 

「あんたがあれか。まぁ今は良いや」

 

ロマニ《?良いなら良いか、それより二人ともどうしたの?》

 

立夏「このステータス……」

 

ロマニ《……え?なにこのステータス?サーヴァントという枠を遥かに飛び越えてるよ!?》

 

「そりゃな。俺にとってサーヴァントは拘束具だしな。その気は無いが壊そうと思えば壊せるけどな」

 

立夏「壊したらどうなるの?」

 

「多分俺という存在に世界が耐えられないからな~最悪で世界が崩壊するんじゃないか?」

 

ロマニ《絶対にそのままでいてね!?》

 

「さてどこにいく?一応サーヴァントだからなお前に従うさ」

 

オルガマリー「一応ってどういうことよ!?」

 

「俺には令呪は効かないしな~それに普通のサーヴァントでないしな」

 

ロマニ《まさか冠位(グランド)?》

 

「セイバーなら冠位になれるかもしれんが、なっても拘束具には変わりないからな興味ないな。で、今さらかもしれんがそこの盾を持った娘は誰だ?」

 

?「マシュ・キリエライトです!デミ・サーヴァントです!」

 

「よろしくな」

 

ロマニ《どこに行くかだったね。サーヴァントの反応がある方向に行ってくれないか?》

 

「だ、そうだ。立夏どうする?ロマニの誘導に従うか勘に従うか」

 

立夏「う~んロマニ案内して」

 

ロマニ《了解》

 

ロマニの案内でサーヴァント反応のあるところに向かった

 

?「お前らやっときたのか!早く助けてくれ!」

 

「え~と、クー・フーリンか」

 

クー・フーリン「いや、俺の真名は今どうでもいい!」

 

「どうする?マスター」

 

立夏「それじゃあ助けてあげて」

 

「了解。それで何体倒したら良い?」

 

クー・フーリン「出来れば全部!」

 

「この身体でどのぐらい動くか試すか」

 

数分後、全て倒した

 

「こんなもんか」

 

立夏「な、なに今の強さ……」

 

クー・フーリン「お、追えなかった。ランサーでも勝てるかわからねぇ」

 

「あの程度に分単位でかかるか」

 

立夏「本来ならどのくらいかかる?」

 

「分もかからん」

 

クー・フーリン「マジかよ」

 

「キャスターのクー・フーリンか」

 

クー・フーリン「さっきの本はなんだ?」

 

「これか?」

 

立夏「それなに?」

 

「簡単に言うとアカシックレコードにアクセス出来る本」

 

ロマニ《あ、アカシックレコード!?》

 

「だからクー・フーリンの名前もわかったのさ。ちなみにロマニ、あんたの正体もな」

 

マシュ「この盾の本来の持ち主も分かりますか!?」

 

「わかるが内緒だ。自分で探ってくれ。宝具の出し方ならそこのクー・フーリンに教えてもらえ」

 

立夏「刹永さんじゃダメなの?」

 

「出す前に死ぬぞ」

 

マシュ「クー・フーリンさんお願いします!」

 

クー・フーリン「俺は厳しいぞ?」

 

マシュは仮想宝具 疑似展開/人理の礎(ロード・カルデアス)を展開することが出来るようなった

 

立夏「マシュ大丈夫!?」

 

マシュ「先輩、大丈夫です」

 

「お疲れ様」

 

マシュ「先輩を抑えてくれてありがとうございます」

 

立夏「ほ、本当に令呪が効かなかった……三画使ったのに」

 

「さてクー・フーリンは助けたわけだが……次は?」

 

クー・フーリン「俺以外にまともなのはいないんじゃないか?バーサーカーはあそこから動いてないが」

 

「(ヘラクレスか)動いてないなら放っておこう」

 

オルガマリー「レフ……どこ行ったのよ……」

 

「自分で考えることは出来ないのか?」

 

オルガマリー「何よ」

 

「すぐに誰かに依存するのはいかんと思うぞ」

 

オルガマリー「依存なんて」

 

「してないと言えるか?」

 

オルガマリー「言え……(なんで反論出来ないの!?もしかしてその通りだと言うの!?カリスマスキルならそういう風に思わせる事も……)」

 

「勘違いされないように言っておくが俺にカリスマスキルは無いから思考誘導はしてないぞ。反論出来ないのはお前自身がどこかで認めてるからだ」

 

オルガマリー「わ、私が、所長である私がだ、誰かに依存していた!?」

 

「それに怖がってるんだろ?」

 

オルガマリー「何に怖がっていると言うの!?」

 

「これに書いてあるが……彼女に聞いてみたらどうだ?『私を恨んでいるか?』とね」

 

オルガマリー「やめて!そんなの恨んでるに……!」

 

「誰が決めた?恨んでるかどうかなんて本人以外にはわかるわけないだろ」

 

オルガマリー「でもレフが……」

 

「心読スキルでも持ってるのか?」

 

オルガマリー「でもレフは私のことを!」

 

「わかってくれてた?本当にそうか?」

 

オルガマリー「え?」

 

「心読スキルを本当に持っているならそいつがマトモなわけないだろ」

 

オルガマリー「どういうこと?」

 

「そういうスキルは得てして本人の意思に関わらずに勝手に周りの心を読むんだぞ?俺なら10年で発狂する自信があるぞ?マトモな奴ほどすぐに壊れるぞ、壊れないのは狂人かそもそも人間ではない場合だ。そのレフはどっちに入ると思う?」

 

オルガマリー「どちらかとしたらどうなるのよ?」

 

「どちらにしてもあんたの命なんて要らないのさ。逆に己の目的の為には邪魔だろう。俺なら確実に殺すよ?蘇生なんかさせないように爆弾を身体に巻き付けてな」

 

オルガマリー「それって私はもう……」

 

「それは知らん。ロマニわかるか?」

 

ロマニ《……立夏とマシュ以外に生存はほぼいない。生存者はいるにはいるが瀕死で動くことすらままならない。しかしこの中にマリーの姿は……無い》

 

オルガマリー「でも私はこうして!」

 

ロマニ《残念ながらマリー、君にマスター適性はない。つまりマリーがレイシフトするには死ぬ必要があるだろう》

 

オルガマリー「!?」

 

ロマニ《彼の言う通りならマリー、君の肉体は爆弾で吹き飛ばされて跡形もないだろう。あったとしてもそこにいたマスター候補や職員と混ざっているのだけだろ》

 

「それでどうしたい?」

 

オルガマリー「え?」

 

「あんたの本当の願いはなんだ?」

 

オルガマリー「認めてほしい……

 

「声が小さい!」

 

オルガマリー「私を認めてほしい!見てほしい!評価してほしい!そうこれが私の本当の願いよ!誰にも邪魔されない願いよ!」

 

「ならその願いを叶えるためなら魂が引き裂かれるような激痛に耐えれるか?」

 

オルガマリー「当たり前でしょ!こんなところで死にたくないわ!」

 

「お前の生きたいという願いを叶えてやろう。後は努力しろ。幸いここにお前の事を見る奴しかいないのだからな」

 

オルガマリー「無理よ、肉体が無いのよ!」

 

「どうなるかは俺にもわからんがな。調律!」

 

オルガマリー「なんなのその鞘は!?」

 

「耐えて見せろ己が願いのために!」

 

オルガマリー「い、いやああああ!!

 

ロマニ《こ、これは!?マリーの身体が復元されていく!?消えた!?》

 

「サンキューな」

 

オルガマリー「何?これは?」

 

ロマニ《な!?マリーにマスター適性が出来ている!?これならレイシフトも!》

 

「おめでとう、あなたは生存出来たぞ。後は自分で認めてもらうんだな」

 

オルガマリー「ええ、わかっているわ」

 

ロマニ《サーヴァント反応!》

 

?「中々来ないからこちらから来てやったぞ」

 

「そらすまなかったな。堕ちた騎士王(アーサー王)よ」

 

?「よく知っているな」

 

「真名も知っているぞ?アルトリア・ペンドラゴンさん」

 

アルトリア「そこまで知ってるとは恐ろしい本だな。だからここで死んでもらう!」

 

マシュ「させません!」

 

アルトリア「その盾は……なるほど、では守って見せろ!」

 

アルトリアの魔力が高まっていく!

 

アルトリア「卑王鉄槌。極光は反転する。光を呑め! 『約束された勝利の剣(エクスカリバー・モルガン)』!!」

マシュ「真名、偽装登録───行きます!仮想宝具 疑似展開/人理の礎!!」

 

アルトリアの黒き閃光とマシュの擬似盾がぶつかり合った!

 

数秒か数分かのせめぎ合いは……マシュが勝った

 

「後は任せろ」

 

マシュ「お願い、します」

 

「マシュの盾はどうだった?」

 

アルトリア「かの者にはまだ届かぬがいつかは届くだろう……ここを抜ければな!」

 

「俺はマシュのようにはいかないぞ?」

 

アルトリア「では見せてもらおう!卑王鉄槌。極光は反転する。光を呑め! 『約束された勝利の剣(エクスカリバー・モルガン)』!!」

 

「擬似宝具、能力解放。いくぞ、永劫!刹那!」

 

俺は黒き閃光をいとも簡単に切り裂いた

 

アルトリア「何!?」

 

そしてそのままアルトリアも切り裂いた

 

「お前には永劫の時も刹那の時も与えない」

 

アルトリア「お前本当にサーヴァントか?」

 

「さぁな。今は一応サーヴァントだ」

 

アルトリア「ふん、お前のような規格外を超えるサーヴァントがいてたまるか」

 

アルトリアは退去した

 

「俺もそう思うさ」

 

?「やれやれ、困るな。予想外の事をされては」

 

オルガマリー「レフ」

 

レフ「オルガマリー……何!?」

 

「煩わしくて殺した相手が生きてるのが予想外だったか?レフ・ライノール」

 

レフ「そうか、お前か、イレギュラーは!?」

 

「お遊びは楽しかったかい?レフ(化物)

 

レフ「お前ごときいつでも屠れるから今は放っておいてやろう」

 

「それじゃあ、これなんだ?」

 

俺はある物を見せた

 

レフ「いつの間に!?」

 

それはレフの両腕だった

 

「隙だらけで誘ってるのかと思ったが違ったのか。要らんから返す」

 

両腕をレフに投げた

 

レフ「くっ!」

 

レフはその腕をくっつけた

 

レフ「貴様はここで殺す!!」

 

レフは醜悪な見た目へと姿を変えた

 

レフ?「我が名はフラウロス!」

 

ロマニ《フラウロスだって!?》

 

フラウロス「この姿を見た者は死ね!」

 

「……面倒だな」

 

フラウロス「何!?」

 

「こんな雑魚相手するの面倒だな。でも今のこいつらじゃあ倒せないしな……それに俺のせいだししょうがないか」

 

フラウロス「な、何を!?」

 

「耐えてみせな!」

 

俺はフラウロスを一瞬でバラバラにした

 

フラウロス「こ、これでは!?」

 

フラウロスは姿を消した

 

立夏「た、倒したの?」

 

「倒しはしたが核は潰してないから殺してはいないな。まだ時期じゃないからな」

 

立夏「時期?」

 

「あいつを完全に殺すのは最終局面だしな。そのためには、7つの過去に行ってあいつが置いた聖杯を集めないといけないけどな」

 

立夏「何を知っているの?」

 

「お膳立てされていては成長しないだろ?ヒントを出したり答え合わせぐらいはしてやるがな。後は俺の影響で今回のフラウロスのように『本来とはかけ離れたヤバいのが出た』場合は手も出すが基本的には見守る立場だ」

 

ロマニ《それじゃあ皆帰還の準備してね》

 

オルガマリー「わ、私も?」

 

ロマニ《もちろん》

 

立夏「準備終わりましたー」

 

ロマニ《レイシフト終了!》

 

俺達はカルデアに戻った

 

?side

 

立夏達がいなくなった後で

 

「なんでさ」

 

という言葉が虚しく響いていた

 

side end

 

「ここが立っているものは英霊でも使えの真っ黒カルデアか」

 

ロマニ「なにその酷い風評被害!?」

 

「だってここにそう書いてあるし」

 

ロマニにアカシックレコードの一部を写した物を渡した

 

ロマニ「何書いてるかわからないのだけれど何語!?」

 

「この世界の言語ではないからな。あと気付いてると思うが俺は自力で魔力補充が出来るからマスターの魔力もカルデアの電力も要らないぞ」

 

ロマニ「それは気付いていたけど、これ翻訳してくれないかい?」

 

「自力でなんとかしろ。それにその言語は確かに異世界ものだが言語体系はしっかりしてるからあんたなら解読出来るだろう。一部は一緒だしな」

 

ロマニ「確かに名前とか地形とか読めなくもないものもあるけど……なんかこれ解読するのが怖いんだけど」

 

「解読出来たら腰抜かす情報があるぞ?頑張れロマニ(????)

 

ロマニ「……!君はどこまで?」

 

「安心しろ言う気はない。失礼だとは思うが俺にとっては道楽・暇潰しみたいなものだしな。それに帰ろうと思えばいつでも帰れるしな」

 

ロマニ「そうか」

 

「さてマスターに召喚を促しにいくか」

 

『え~、マスターの呼び出しです。召喚室に来い。繰り返します。マスター召喚室に来い』

 

ロマニ「どんな放送!?……なんでボクの服を掴んでるの?」

 

「サボらせないため」

 

召喚室の前で待っていると

 

立夏「あの呼び出しやめて!」

 

「考えておいてやる。さて召喚の時間だ。やれ」

 

立夏「はいはい」

 

立夏が召喚を5回行った結果的、堕ちてないアルトリア、ギルガメッシュ、メドゥーサ、佐々木小次郎、メディアがやってきた

 

立夏「よろしくお願いします」

 

ギルガメッシュ「おい、そこの雑種」

 

「なにかようか?」

 

ギルガメッシュ「我の目にも見えないとは貴様、何者だ?」

 

「文字通り別世界の人間だ。別世界の単位がかなり違うけどな」

 

ギルガメッシュ「なに?ぐっ!あ、頭が!」

 

「この世界の誕生以上に生きてるやつの全てを見通そうなんて出来るわけないだろ」

 

ギルガメッシュ「なにぃ!?」

 

「無理すると情報量の多さに破裂するぞ?」

 

ギルガメッシュ「どうやら、貴様の言う通りらしいな。それに我は何故かは知らぬが貴様に恐怖を感じているらしい」

 

「俺に説教された奴は大抵そうなる」

 

ギルガメッシュ「では何故我は貴様の事を知らぬ?」

 

「寿命がなく、人から世界から忘れ去られる。そういう人間だからだよ」

 

ギルガメッシュ「まさしくエターナル(永遠者)か。貴様から感じる馬鹿みたいな力や我の宝物庫にも入ってない武器もそういうわけか」

 

「一応忠告しておくが俺の武器を入れようとしない方が良いぞ?あんた自身の武器とその鎧以外を失いたくなければな」

 

ギルガメッシュ「ぬっ……確かに入れようとしたら宝物庫が軋んだな」

 

「今はあんたと同じくサーヴァントだ」

 

ギルガメッシュ「……そうか」

 

ギルガメッシュは去っていった

 

ロマニ「あの暴君がなにもしなかった!?」

 

「しなかったというより出来なかったんだろ。それより次はどこにいくんだ?」

 

ロマニ「AD.1431のオルレアン……フランスだよ」

 

「早いな」

 

ロマニ「君に監視されているようなものだからな。それにあの王様がボクに気付いていないわけはないし」

 

「殺されないように頑張れ」

 

ロマニ「君はいかないのかい?」

 

「呼ばれたらいくさ」

 

俺は寝床に戻った




鞘が刺さりに来るんだしかなりの恐怖だよね……ユウキの時は叫ぶだけの体力が無かっただろうし

レフはここで正体を明かしました。ここで殺す気は無かったです
両腕落とさなかったらオルガマリー以外は原作通りでしたけどね……あまりに隙だらけだったレフが悪い!(責任転嫁)
正体明かしたことによってアルテラ召喚に影響があるかもしれません(別なのが召喚されるかも?)

今回の鞘はオルガマリーの霊体の記憶から肉体を検索してオルガマリーの肉片のみを集めて混ざっているのは混ざっている部分のみを削ぎ落として合体させてコネコネしてオルガマリーを再現……というのをかなりの速さで行っていました。終わった後で鞘を目標に肉体を送り込みました。送り込んだ時に調整も行っています
その時に調律の力がほんの少し入ったのでオルガマリーはマスター適性を得られましたが、多分召喚しません
再現してる様子はロマニが見てましたが速すぎて何をしたかわからないでしょう。ハイスピードカメラで見れば人のような何かがオルガマリーを再現してるのがギリギリわかる程度でしょう

アーチャーとバーサーカーは退去してないです。動かないバーサーカーは兎も角、アーチャーは攻撃する前に向こうからやってきちゃったので……

その一部にはカルデアとカルデアに所属している職員と立夏とダヴィンチと『????』と『盾の英霊』の情報があります。第4の特異点までの『カルデア』限定の情報しかありませんし特異点の情報はありませんが……

まぁ永遠を生きられる異世界の奴を見ようとしたら途轍もない情報量になりますからね……ギルガメッシュの頭痛はギルガメッシュ自身の無意識で知ることを拒否したからです

魔神柱がバラバラになっても死なないというのは一応独自設定です。公式でそういう設定かもしれませんが


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永遠者が行くグランドオーダー2-1

やべ、未来が無いことの説明してなかった

さらっと飛んでもない単語が出てますが伏線ではありません

ロマニなら知っていてもおかしくは無いでしょう。ある意味元凶ですし


翌日、ロマニから通信があった

 

ロマニ「立夏が王様が怖いから一緒にきてくれとさ」

 

「……はいよ」

 

レイシフトの部屋に向かった

 

「きたぞー」

 

立夏「王様をなんとかして!」

 

「いや、マスターなんだから自分でやれよ」

 

立夏「無理!令呪使うと殺されそう!」

 

「まぁ殺すだろうな。つかまだ何もしてないだろ」

 

立夏「だってずっとロマニを睨んでるんだもん!」

 

「サボらせないようにしてるんだろ。まぁ王様だしちゃんとしてれば何もしないだろうけども」

 

立夏「それはそうだと思うけど」

 

ギルガメッシュ「ふん!」

 

ロマニ「え~と、アハハハ」

 

「レイシフトするのか?ロマニ」

 

ロマニ「うん。AD.1431のフランスに送るよ」

 

「なら小次郎が必要だろう」

 

ロマニ「君が言うならそうなんだろうな。呼ぶね」

 

小次郎「呼んだか?」

 

「もしかしたらその刀の腕を借りるかもしれないからな」

 

小次郎「そうか」

 

立夏「マスターのわたしより信頼されてない?」

 

「気にするな」

 

小次郎「何故かはわからないが逆らわない方が良い気がしてな。多分そこの王様もそうなのだろうな」

 

ギルガメッシュ「……ふん」

 

「ま、色々あったのさ」

 

ロマニ「それじゃあ、レイシフトの時間だ」

 

立夏「その前になんのために行うの?」

 

ロマニ「忘れた……実は未来が全て焼却されているんだ」

 

立夏「未来が焼却!?」

 

ロマニ「唯一現代に残った場所がここなんだ」

 

立夏「それとレイシフトと何か関係が?」

 

ロマニ「簡単に言うと立夏には過去の特異点に行って聖杯を手に入れてきて欲しいんだ」

 

立夏「聖杯を手に入れたら何が起こるの?」

 

ロマニ「存在しない過去として剪定されて消失するだろうね。ロストベルトとは違って分岐ですら無い、聖杯によって歪められているのさ。それが積み重なって未来が焼却されたのだろう」

 

立夏「もしかして動ける中でマスター適性のあるわたしが?」

 

ロマニ「そういうこと、マリーも行けるだろうけど心の整理が必要だろうしね」

 

立夏「なるほどわかりました」

 

ロマニ「名前を付けるなら分かりやすくグランドオーダーかな」

 

立夏「言いやすいからそれで」

 

ロマニ「説明もしたしレイシフトを行うよ」

 

立夏「了解!」

 

「はいよ」

 

小次郎「かしこまった」

 

俺と立夏と小次郎とマシュはレイシフトをした

 

ロマニ《レイシフト成功!》

 

立夏「あれ?この四人だけ?王様は?」

 

ギルガメッシュ《我がこいつがサボらせないor仕事をしすぎないように監視をする。こいつが休む気配がなければ強制的に寝かせる。こいつが寝てる時は我が消えないように観察してやるから安心しろ雑種》

 

「そういうことらしいでロマニどこに向かえば良い?」

 

ロマニ《その先に沢山サーヴァントらしき反応があるから行ってくれるか?》

 

「とのことだ、マスター」

 

立夏「それじゃあ行こう」

 

反応があった場所は街だったが着いたときには廃墟にされていた

 

立夏「ひどい……」

 

「あれが犯人らしいぞ」

 

?「あら、誰かしら?」

 

立夏「あなたね!こんなことをしたのは!」

 

?「復讐して何が悪いの?」

 

立夏「復讐!?」

 

?「あの世で宣伝しておきなさい!このジャンヌ・ダルクの名を!」

 

立夏「ジャンヌ・ダルク!?」

 

ジャンヌ「私は私を見捨てた世界に復讐するの!」

 

立夏「でも、ジャンヌ・ダルクは後に!」

 

ジャンヌ「未来のことなんかどうでもいいわ!」

 

立夏「それでも聖女なの!?」

 

ジャンヌ「聖女……アハハハ!今の私は竜の魔女よ!」

 

立夏「竜の魔女!?」

 

ジャンヌ「それでは貴女達には死んでもらいます!いきなさい!ワイバーン」

 

立夏「あれは竜!?この時代に!?」

 

「聖杯によって無理矢理歪められている世界だ、何があってもおかしくはない」

 

小次郎「燕ではなく竜とはな!だが飛んでる事に変わりはない!私の刀の錆になるがいい!」

 

小次郎が刀を構えた

 

小次郎「まとめて落とさせて貰う!秘剣・燕返し!!」

 

小次郎は避ける様子がなかったワイバーン3体をまとめて落とした

 

「ひゅ~」

 

小次郎「そなたも戦ってはどうだ?」

 

「マスターを守るくらいには戦うが今のメインはお前だ」

 

小次郎「ふふふ、剣に明け暮れただけの名無しの俺が竜殺しの異名を得るのも一挙か」

 

それから小次郎はワイバーンを斬り捨てていった

 

俺は小次郎から逃れ向かってきたワイバーンを斬り捨てていった

 

ジャンヌ「たった二人に!?使えないわね!これ以上は危険ね」

 

小次郎「逃げるみたいだが、追うかね?私はオススメしないが」

 

立夏「本当は追いたいところだけど……やめとく、追いかけても平気だけどそのあとが怖そうな感じがしたし」

 

「ところで」

 

俺は素早く移動して戻ってきた

 

「こいつはどうする?」

 

首根っこを捕まえてブラブラさせてるのを見せながら

 

立夏「誰!?」

 

?「私はジャ」

 

立夏「遮ってごめん、その名前をここで聞くのはまずそうだから向こうの森の中で聞くね」

 

?「は、はいわかりました」

 

森に移動した俺達

 

立夏「スルーしたけど、離してあげて?」

 

「わかった」

 

?「キャッ!離すならもっと優しく……改めて、私はジャンヌ・ダルクです。クラスは多分ルーラーです」

 

立夏「ジャンヌ・ダルク?あれ、でもさっきのも……そういえばどこか似てるような?」

 

ジャンヌ「私がここにきた理由ってなんでしょう?もう一人の私が原因でしょうか?」

 

ロマニ《どうやら野良サーヴァントらしいから仮契約したらどうかな?いくらルーラーとはいえ、すぐに消耗するだろうし》

 

ジャンヌ「本ではなく仮、ですか?」

 

ロマニ《そう、仮契約でもカルデアの魔力補助は受けられるし、そこに向かってきてるのがいるから本契約してる暇も無さそうだしね》

 

ジャンヌ「わかりました」

 

立夏とジャンヌは手を合わせて仮契約を済ませた

 

「来たぞ」

 

?「……くっ」

 

ジャンヌ「あなたは!?」

 

?「バーサーク・ライダー、マルタ」

 

ロマニ《マルタだって!?どこかにタラスクも!?》

 

マルタ「防いで見せなさい!愛を知らない哀しき竜……ここに。星のように!『愛知らぬ哀しき竜よ(タラスク)』!」

 

立夏「開幕宝具!?マシュお願い!」

 

マシュ「わかりました。宝具展開します!」

 

マシュの宝具にタラスクが勢いよくぶつかった

 

マシュ「くっ……重い……ですが!」

 

マルタ「お見事です」

 

マルタはタラスクを下げた

 

立夏「何のつもり?」

 

マルタ「私に勝てたら教えて差し上げます!」

 

立夏「小次郎頑張って!」

 

小次郎「マスターにそう言われたら頑張るしか無いな!」

 

小次郎はマルタの攻撃を捌きながら反撃しているが燕返しを打つ余裕はないようだ

 

マルタ「まどろっこしい!」

 

マルタは突然武器を捨てて殴りかかってきた

 

小次郎「なるほどこちらの方が本領ということか」

 

マルタ「これも邪魔!」

 

羽織っていた衣も脱ぎ捨てた

 

ロマニ「え?マルタのクラスがライダーからルーラーに変わってるんだけどあり?」

 

マルタ「いくわよ!」

 

小次郎「こ、これはキツい!」

 

立夏「刹永、助けてあげて」

 

「はいはいっと」

 

マルタ「させない!タラスク!」

 

「ふむ、どっかに吹っ飛ばすか」

 

飛んできたタラスクに合わせて永劫を振り抜いた

 

タラスクはどこかに吹っ飛んだ

 

「ホームラン!てか」

 

マルタ「た、タラスク!?」

 

小次郎「隙だらけだな」

 

マルタ「っ!」

 

小次郎「秘剣・燕返し!!」

 

マルタは避ける間もなく燕返しを受けた

 

マルタ「お見事です。ではジークフリートを探しなさい。彼がキーなるわよ」

 

「一つだけ聞きたいんだが」

 

マルタ「何よ?」

 

「お前、ルーラーに変わった瞬間から狂化(バーサーク)は無くなってるだろ?」

 

「……」×その場にいる全員

 

マルタ「……いつから気付いたの?」

 

「タラスクを吹っ飛ばした時の反応で」

 

ロマニ「それじゃあ、今のマルタは」

 

「野良サーヴァントだな」

 

立夏「そんなことって有り得るの?」

 

「知らん。クラスが変わったときに再変換されたんじゃないの?」

 

マルタ「な~んだ、気付かれていたのね」

 

マルタは聖女とは思えない座り方をした

 

「で、マスター?このまま放っておけばこいつは間違いなく退去するがどうする?」

 

立夏「え~と、仮契約します?」

 

マルタ「何故私に聞くのよ?私はあくまで敗者よ。勝者に従うわ」

 

立夏「それじゃあ、仮契約お願いします!」

 

マルタ「わかったわよ」

 

立夏とマルタは仮契約をかわした

 

マルタ「さていくわよ、竜殺しの英雄ジークフリートの元へ」

 

「その前に、そこで隠れてる二人は無視する?」

 

?「あら、気付かれていましたのね」

 

?「そのようだね」

 

立夏「どなたでこざいましょうか?」

 

?「私はライダーのマリー・アントワネットと申します」

 

?「僕はキャスターのヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト」

 

立夏「王妃様!?そしてモーツァルト!?……あ、えっと藤森立夏です」

 

「多分エクストラのオールラウンダー 時乃刹永」

 

小次郎「アサシンの佐々木小次郎でございます」

 

マルタ「ライダーのマルタ」

 

マシュ「シールダーのマシュです。デミ・サーヴァントです」

 

ロマニ《サポート役のロマニです》

 

ギルガメッシュ《目付役のギルガメッシュ。よろしくするかはそちら次第だ》

 

ジャンヌ「多分ルーラーのジャンヌ・ダルクです」

 

マルタ「自己紹介も終わったし向かいながら話さない?」

 

マルタの言葉に反対するものはいなかったため、マルタの案内で街に向かった

 

マリー「それであなたがかの有名な聖女のジャンヌ・ダルクなの!?」

 

ヴォルフガング「マリーは昔からジャンヌ・ダルクのファンだったね」

 

立夏「そういえば気になったんだけど多分ルーラーって何で?」

 

ジャンヌ「この時代はおそらく私が死んだ直後なのでサーヴァントとしての力が弱いのか何の知識も与えられておらずルーラーとしての権限も無いみたいなのです」

 

立夏「ロマニそうなの?」

 

ロマニ《確かに何かがおかしいけど死んだ直後でもサーヴァントなら関係ないはずなんだけどな……》

 

「ヴォルフガングに一つ聞きたいんだが?」

 

ヴォルフガング「なんだい?」

 

「お前はアレにはなるのか?」

 

ヴォルフガング「……なんの話だい?」

 

「音楽に魂は売ったのか?」

 

ヴォルフガング「やっぱりそういうことか。うん、そういう意味なら『ならない』よ。なる気もないし、別な誰かがなるんじゃないかな?」

 

「それを聞いてよかったよ」

 

ヴォルフガング(知っていることを態々聞くのかい?)

 

(後の為さ)

 

マリー「彼と何を話したの?」

 

ヴォルフガング「単なる雑談さ」

 

マリー「私にも話せないの?」

 

ヴォルフガング「恋人だったこともある君にも話せないことはあるさ」

 

マリー「あら、そんな事実はありませんわ?あなたから告白を受けてそれを断った事実ならございますが」

 

ヴォルフガング「大昔のことさ」

 

マシュ「凄い会話が聞こえてきたような?」

 

マリー「私は彼に惚れていた事はありますね。変態なのですぐに冷めてしまいましたが」

 

マシュ「は、はぁ」

 

マリー「あら、わからないかしら?」

 

マシュ「そういった事には疎くて」

 

ヴォルフガング「まるでなにも書かれていない真っ白な紙だな」

 

マシュ「え?」

 

ヴォルフガング「君はそこに何を描くのかな?」

 

マシュ「えっと?」

 

ヴォルフガング「所謂未来予想図のことさ。今はボンヤリしていて良いさ」

 

マシュ「は、はぁ」

 

ヴォルフガング「だけど君は生きている。僕達英霊とは違い、如何様にも未来を想像し創造する事が出来る。(人生)の中で見たくないもの、醜いものを見ることもあるだろう。しかし輝くような悪人も、吐き気をもよおす聖人もいる。マリーだってアレをするし男と寝て子を成したりもする」

 

マシュ「途中から話が……」

 

ヴォルフガング「これはあくまで僕の人生観だ。君も考えてみると良い『人間とは何か』を。考えるのは良いが考えに深まるのは自分の場所()に戻ってからで良い」

 

マシュ「『人間とは何か』……ですか」

 

ヴォルフガング「それに彼は僕達以上に生きてるからヒントは貰えるかもね。絶望してないみたいだし」

 

「絶望したところで変わらないしな。綺麗なものは綺麗、醜いものは醜い。ただし見方を変えると綺麗なものが醜く見えたり、醜いものが綺麗に見えたりもする。答えは一つじゃない、無限にある。それを見つけるのは誰でもないあんた自身だ」

 

マシュ「答えを見つけるのは私自身……」

 

「マルタだって聖女という()もあればヤンキーという()もある。つまりは『人間』というのは複数の()を持っているのさ」

 

マシュ「複数の顔……ジャンヌさんや刹永さんも?」

 

「もちろんあるさ、ロマニやオルガマリーだってあるさ」

 

マシュ「ギルガメッシュさんは?」

 

「もちろんある。彼は他とは違って簡単には見せないだろう。彼の言動は素であると同時に鎧でもあるんだ」

 

ギルガメッシュ《それ以上喋ったら殺すぞ?雑種》

 

「怒られたからここまでだな」

 

マシュ「自分の事は自分で形作るしかない?」

 

「他人の手を借りるのは良い、だが完成させるのは自分だ。戻ってから考えてみな」

 

マシュ「は、はい」

 

マルタ「さて、歩きながら話してたら着いたわね。ここのどこかにジークフリートを匿ったわ」

 

立夏「ロマニ、どう?」

 

ロマニ《大丈夫、もう見つけてる。でもこれは……見た方が早いな》

 

ロマニの案内でジークフリートを見つけた

 

ジークフリート「セイバーのジークフリートだ。こんな姿ですまない」

 

立夏「えっと?」

 

マルタ「呪いよ。今の彼ならあなたでも殺せるわよ」

 

立夏「呪い?」

 

マルタ「彼はある邪竜に対抗するために召喚されたのよ。予知していたあいつによって呪いをかけられて著しく能力を下げられた」

 

ロマニ《ジークフリートが召喚される理由……まさかその邪竜って!?》

 

マルタ「そのまさかよ。その邪竜の名はファヴニールよ」

 

立夏「どんな呪いなの?それに凄い傷だけど……」

 

ロマニ《傷!?ジークフリートが!?背中にはついているか!?》

 

立夏「せ、背中?」

 

ジークフリート「安心していい、背中は死守した。だがこのままでは……」

 

ロマニ《背中にはついていないのに傷だらけ、もしかして呪いって自己回復の阻害!?》

 

マルタ「その通りよ。解呪は私とジャンヌでも出来そうだけどもう一人を連れてくるわよ。竜殺しの異名がある聖人を」

 

ロマニ《それより、マリーとヴォルフガングは大丈夫なのかい?》

 

マリー「一度でも宝具を使えば……使わなくても近い内に終わりですわね」

 

ヴォルフガング「僕もそんな感じだな」

 

立夏「それじゃあ早く仮契約を!」

 

マリーとヴォルフガングも仮契約を済ませた




個人的な印象としては仮契約は細いパイプ、本契約は太いパイプと思っています
仮契約は維持のためだけの魔力しか供給されない。契約は簡単
本契約は宝具の魔力もマスターからの供給で賄える。契約はめんどくさい

ラ・ピュセルは自爆技なのでマスターの有無は関係ないですが

ライダーからルーラーになったら小次郎にはキツいですよね
杖を捨てた時点で実は狂化は無くなっています

当初の予定ではマルタ消えるはずだったんだけどな……


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永遠者が行くグランドオーダー2-2

一部独自解釈があります

ジャンヌ・ダルク・オルタに関するネタバレが早い段階で出ます

そういやフォウいないな……まぁいなくてもマシュは普通に助けますから要らないと言えば要らないですし……まぁ刹永が何故か怖くて出てこれないという設定をふと(3月9日23:30分頃に)思いついたのでその設定にします。刹永がいない時にはフォウフォウ言ってると思います


ジークフリート「すまないが私も仮契約してくれないか?」

 

立夏「大丈夫なの?」

 

ロマニ《呪いかい?本契約で無ければ問題ないから大丈夫だ》

 

立夏「それじゃあするね」

 

立夏はジークフリートとも仮契約した

 

マルタ「それじゃあ行くわよ」

 

「マルタは知っているのか?」

 

マルタ「……っあ」

 

「知らないのね……パーティを分けるか」

 

マルタ「はい……」

 

「俺とマリーとヴォルフガングとジャンヌであっちを探すから他は反対側で良いか?マスター」

 

立夏「良いと思う!」

 

「それじゃあまたな」

 

俺達は立夏と分かれてゲオルギウスを探すことになった

 

マリー「ジャンヌ様、ジャンヌ様少しお話ししまょう?」

 

ジャンヌ「は、はい。ジャンヌで良いですよ?マリー王妃」

 

マリー「ジャンヌ様はジャンヌ様です!私もマリーで良いです」

 

ジャンヌ「それでお話しとはなんでしょう?」

 

マリー「沢山ありますけど、ここは一つだけで。あなたはフランスを何もかも燃やしたいと思うほど恨んでいますか?」

 

ジャンヌ「今も恨んではいません。しかし私は誰かの家族を殺しました。それを恨んでる人はいるでしょう。私がフランスを恨んでると信じている人もいるでしょう。私が邪魔になった人もいるでしょう。その果てに私は死にました。しかしそれは私が歩んだ人生そのものです。満足したと言えば嘘になりますが、それでも何かをうらむということが出来ません」

 

マリー「やはりあなたは聖女だったのですね」

 

「あなただってフランスに殺されておきながらフランスを恨んでないでしょうに」

 

マリー「私は国に生きた女です。国が私を殺したのなら国にとって私は要らなくなったでしょう。だから私は死んで後に託さないとダメなのです。だからこそ恨むことはできません。王妃が国を恨んだらその国はダメだと喧伝しているのと一緒です。だからこそヴィヴ・ラ・フランス(フランス万歳)!それが私の全てです。生涯の中で一度でも恨んだことがない、というのは嘘になります」

 

「ルイ=シャルルか」

 

マリー「その時だけですね、国民を国を恨んだ事があるのは」

 

「でもあなたはその炎を鎮火することが出来た」

 

マリー「完全にはしていないでしょう。王妃としてあり続ける以上は表に出してはいけません。そう自分に言い聞かせました」

 

「嘘も積もれば真実ですね」

 

マリー「私は恨んでいるという真実を恨んでいないという嘘で塗り固めただけですね」

 

「そこの変態音楽バカは気付いていたかもしれないけどな」

 

ヴォルフガング「まあね。マリーの事は好きだからよく見てるしね。でも僕は音楽に魂を捧げているから誰かに告げる事はしてないけどね。それに彼女を癒す役割は他にいたからね」

 

マリー「あなたは本当に見ていてくれたわね……さてそれよりあれなにかしら?」

 

「襲われてるな」

 

ジャンヌ「た、助けないと!?」

 

マリー「そうね!」

 

「行っちゃったな」

 

ヴォルフガング「行ったね。それでどうするんだい?エターナル(永遠者)?」

 

「知っていたのか?」

 

ヴォルフガング「どうやら家系にエターナルと繋がった者がいたらしくてね。周りは知らないのに僕の家族だけはエターナルという言葉を知っていたんでね。それで英霊達があなたを知らないのに知っているような反応をしているのでね」

 

「どうにもしないさ。この旅が終われば帰るだけ」

 

ヴォルフガング「魔神柱を全員倒したらかい?」

 

「それを見守るだけさ。倒すのは外部の俺ではなくこの世界に生きるあいつらとかお前らさ」

 

ヴォルフガング「でも手は貸すのだろう?」

 

「場合によってはな。基本的には討ち漏らしを倒すだけさ」

 

ヴォルフガング「それじゃあ追いかけるか」

 

「大丈夫だろうけどな」

 

ヴォルフガングと俺は追いかけた

 

するとマリーとジャンヌと謎の男(ゲオルギウス)謎の男(サンソン)と戦っていた

 

ヴォルフガング「あいつはサンソン!!」

 

サンソン「お前も来たのか!ヴォルフガング!!」

 

「大丈夫だったか?」

 

マリー「大丈夫でしたわ」

 

ジャンヌ「というより私達がついたときには彼が」

 

マリー「ほとんど倒していましたわ」

 

ゲオルギウス「あなたたちが来てくれたから後ろを気にせず戦えたのです」

 

「確かにこいつらは防御に関しては一級品だからな。あんな雑魚竜からの攻撃ならかなりの間耐えれそうだしな」

 

マリー「だって、私は多分守るために喚ばれたのでしょうし、それが過去のフランスだろうと未来のフランスだろうと関係ないわ。私は大切な人達を大切な国を全力で守るの」

 

「さてそろそろあいつらの醜い争いを止めるか。ヴォルフガングはあんたにまかせる。もしもの時はこれを使え」

 

俺はマリーにハリセンを渡した

 

マリー「これはなんですの?紙を折っただけの物に見えるのですが……」

 

「その通りだ。だが余程弱ってない限りはそれで叩かれても死なないだろう」

 

サンソン「お前が、お前がマリーの何を知っているんだ!?」

 

ヴォルフガング「少なくとも君よりは知っている。君が知りたくないであろうこともな」

 

サンソン「なに!?」

 

ヴォルフガング「それでは君はマリーが悩んでいたとき何をしていた?ひたすらマリーの首を飛ばす武器を研いでいたのだろう?」

 

サンソン「それが仕事だからだ!」

 

ヴォルフガング「マリーの音を知っているかね?寝返りを打つ音を、トイレで何かをしている音を、愛するものと夜を共にした音を!!」

 

マリー「それ以上はやめなさい!!」

 

パシーン!

 

ヴォルフガング「マリー!?いつの間にそんなものを!?」

 

サンソン「マリー!俺の刃どうだった!?痛みもなかっただろう!?だから今度も俺の刃で首を痛みも無く跳ねてあげるよ!」

 

マリー「サンソン……」

 

「どうする?」

 

マリー「決まっています!」

 

サンソンの攻撃をマリーは防いだ

 

サンソン「マリー!どうして!」

 

マリー「サンソン……あなたの刃は錆び付いていたわ」

 

サンソン「!?」

 

マリー「あなたの刃は何人の首を跳ねたの?何人もの首を跳ねたあなたの刃は錆び付いていたわ。そして痛みもが無かったわけではなかったわ。冷たいモノが首を斬る感覚があったわ。そこに快楽は無かったわ」

 

サンソン「ああああああああ!!!!

 

「完全に折れたな」

 

ヴォルフガング「そうだな心も刃も折れたな。サンソン、僕が君の嫌いだったところは素直になれなかったところだ。僕はマリーに告白して断られた事により吹っ切る事が出来た。でも君はどうだ?告白もしていないのにどうやってマリーに愛を伝えるつもりだったんだ?結局君は自分の愛する者を手にかけた大罪者だ!」

 

サンソン「…………」

 

「(粉砕しやがった!?)お二人さんどうする?」

 

ヴォルフガング「マリーに任せるよ」

 

マリー「眠らせてあげてください」

 

「一つだけ言っておく、ギロチンに快楽なんか存在しない。やる側はあるかもしれないがやられる側はマリーのような精神がある意味異常な奴以外は恐怖しかない」

 

サンソン「……」

 

「今楽にしてやる」

 

俺はサンソンの首を跳ねた。そしてサンソンは退去した

 

「来るか」

 

ジャンヌ(黒)「あら、誰も道連れに出来なかったの。使えないわね」

 

ジャンヌ(白)「あれがもう一人の私!?」

 

ジャンヌ(黒)「元の私もいるのね」

 

ジャンヌ(白)「何故このようなことを!?」

 

ジャンヌ(黒)「決まってるじゃない。この国に、この世界に復讐するためよ!」

 

「やれやれ、まるで赤子だな」

 

ジャンヌ(黒)「なんですって?」

 

「いや、実際お前はまだ赤子(・・・・)だったな」

 

ジャンヌ(黒)「なんのこと?」

 

「一つだけで聞くが、お前の昔の記憶はあるか?」

 

ジャンヌ(黒)「当然じゃない!」

 

「それはどこからの記憶だ?」

 

ジャンヌ(黒)「どこから?」

 

「聖女になる前か?なった後か?」

 

ジャンヌ(黒)「……なった後よ」

 

「なる前の記憶は?子供の時の記憶は?」

 

ジャンヌ(黒)「無いけどそれが何なのよ!」

 

「そっから先はもう一人の自分にでも聞け」

 

ジャンヌ(白)「あなたは誰ですか?」

 

ジャンヌ(黒)「あんたに決まってるじゃない!」

 

ジャンヌ(白)「それでは何故一番楽しかった記憶が無いのですか?」

 

ジャンヌ(黒)「え?」

 

ジャンヌ(白)「世界に夢を馳せて友人達と語り合った時の記憶がないのですか?あなたが私なら答えれるはずです!」

 

ジャンヌ(黒)「し、知らないわよ!覚えていないだけじゃないの!?」

 

ジャンヌ(白)「違いますね」

 

ジャンヌ(黒)「なんですって!?」

 

ジャンヌ(白)「『覚えていない』のではなく『知らない』のではないですか?」

 

ジャンヌ(黒)「で、でもジルは……!」

 

ジャンヌ(白)「ジルが一緒にいるようになったのは『聖女になってから』よ。つまりあなたには私にあるはずの記憶が無く、あるのは『ジルが一緒にいるのようになってから』の記憶しかない。それではあなたは何者?」

 

ジャンヌ(黒)「わ、私は……」

 

ジャンヌ(白)「それに私は死んだ時も恨みなんて抱いてないわ」

 

ジャンヌ(黒)「え?」

 

ジャンヌ(白)「恨みを持たないはずの私がどうやって復讐するの?誰かに、何かにあり得ない復讐心を植え付けられない限りあり得ないわ!」

 

ジャンヌ(黒)「でも、そんなこと出来るのって!?」

 

ジャンヌ(白)「ジル以外にはあり得ないわね」

 

ジャンヌ(黒)「で、でも!」

 

ジャンヌ(白)「帰って聞いてみなさい」

 

ジャンヌ(黒)「言われなくても!」

 

ジャンヌ(黒)は帰っていった

 

「で、あんたはどうするんだ?白百合の騎士よ」

 

?「気付かれていたんだね」

 

マリー「デオン!?あなたもいたのね!」

 

デオン「遺憾ながら今は君とは敵同士だ。本来なら死を選びたいが狂化によりそれも無理だ。ならばせめて君の手で!」

 

マリー「デオン……」

 

「忠義の騎士を眠らせてやれ」

 

マリー「……行きます!」

 

デオン「きてくれ!」

 

マリー「『百合の王冠に栄光あれ(ギロチン・ブレイカー)』!!」

 

デオン「やはり君は美しい……ヴィヴ・ラ・フランス(フランス万歳)!」

 

デオンは抵抗すること無くマリーの宝具を受けて退去した

 

マリー「デオン、また会いましょう。今度は友人として」

 

ヴォルフガング「マリー……」

 

マリー「大丈夫。行きましょう」

 

ロマニ《そっちはどうだ?》

 

「聖人に会えたぞ。二人ほど撃破した」

 

ロマニ《マスターが蛇と竜を怒らせて大変なんだけど……》

 

「蛇と竜……清姫(ヤンデレ)エリザベート・バートリ(音痴アイドル)か。狂化してないなら大丈夫だろ。どうせ後輩をバカにしたんだろうし。元から狂ってるけど」

 

「さてマスターと合流するぞー」

 

俺達はマスターの元へ向かった

 

ロマニ《確かに大丈夫だったけど、清姫が……》

 

「マスターを安珍と勘違いしたのか」

 

ロマニ《知ってたの!?》

 

「とりあえず合流するけどどこにする?」

 

ロマニ《わかりすいようにエリザベートに》

 

「そんなことのために歌わしたら味方だろうと止める暇なくぶった斬ってエリザベートを強制退去させる」

 

ロマニ《じょ、冗談だよ……ジークフリートのところで》

 

「了解」

 

「ってわけでジークフリートのところに行くぞ」

 

ロマニ《言い忘れたけど清姫とエリザベートは仮契約したぞ。何故か仮のはずなのに清姫は本契約になってたけど何故?》

 

「本人に聞け。答えはわかりきってるけど」

 

ロマニ《僕にも予想できるから諦めとく》

 

マリー「答えはなんですか?」

 

「一言で言うなら愛の力だろうな」

 

マリー「まぁ素敵ですね♪」

 

「いや、清姫に限ってはこれぽっちも素敵な要素は無いけどな……」

 

マリー「どういうことですか?」

 

「マスターを安珍という人と勘違いしてるんだよ……生前に自分が焼き殺してるのに」

 

マリー「と、途轍もなく愛が重たい方なのですね……」

 

「重たいで済めば良いけどな……」

 

ジークフリートの元に先にたどり着いた俺達

 

「元気だったか?」

 

ジークフリート「すまない、かなりヤバい」

 

「マスター、来たか」

 

立夏「変なの拾ってごめん」

 

「邪魔になったら斬り倒すから言ってくれ」

 

立夏「仲間割れはちょっと……」

 

「後でロマニに胃薬を処方してもらえ。絶対に清姫(ヤンデレ)はカルデアについてくるから」

 

立夏「本契約の詠唱をしてないのに本契約になっちゃしな……」

 

清姫「安珍様、その方は?」

 

「オールラウンダーの時乃刹永」

 

清姫「よろしくお願いします」

 

エリザベート「あ、あたしはエリザベート・バートリよ。よ、よろしく」

 

立夏「エリザベートが汗ダラダラの身体ガクガク震えて尻尾を必死に守ってるんだけど何かしたの?」

 

「どこかの世界で会って俺をガチギレさせたんじゃないか?」

 

エリザベート「初めましてのはずなのにこの震えはなんなの!?なんであんたを見ると歌を歌う気が無くなるの!?」

 

「敵がいないときに歌ったらその尻尾を落としてステーキにして食べるから安心して歌っていいよ」

 

エリザベート「じょ、冗談だよね?」

 

冗談(本気)だ」

 

エリザベート「なんてルビ振ったの!?」

 

「気にするな」

 

ロマニ《コントはそこまでにしてジークフリートを治さない?》

 

「それじゃあ治すか」

 

ジークフリートを解呪した

 

ジークフリート「すまない、助かった」

 

ロマニ《急で悪いんだけど敵のサーヴァントが2体近づいてきてる!》

 

「残ってるのは……カミラ(エリザベート)とヴラド三世か」

 

エリザベート「ちょっ、いきなりネタバレ!?」

 

「これに書いてあるしな……少なくとも一部を除いてアカシックレコードに隠し事は出来ないしな」

 

エリザベート「一部?」

 

「何故かデオンやアストルフォの性別だけ表示されないんだよな……アカシックレコードすら誤魔化すとはとんでもないな。エルキドゥは表示されない理由はわかるから良いけど」

 

エリザベート「私についてはなんて書いてあるの?」

 

「え~と、想像を絶する歌声(音痴)で聞くファン(被害者)天国(地獄)に導くとあるな」

 

エリザベート「なんか酷いルビがある気がするのだけれど!?」

 

「後はアイドルであるため(まるでストーカーの如く)何度も登場する(恥ずかしげもなく何度も出てくる)美少女(ウザい奴)ともあるな」

 

エリザベート「だからルビの部分を教えなさいよ!」

 

?「そろそろよろしいか?」

 

「次でな」




一気に二人いなくなってもらいました

清姫なら『愛の力』というやつで仮契約なのに本契約に持っていくことも出来るはず。いや、本当に出来そうだから怖いけど

デオンやアストルフォは本家Wikiに息子と書かれているがあくまでFate基準なためアカシックレコードすら性別が表示されないキャラになってます。エルキドゥ?あれは元々性別なんて無いから表示のしようがないです

初作品がGO以外のサーヴァントには会っています。説教を受けたサーヴァントはビクビク震えることが多いです(震えないサーヴァントもいる)。戦闘を行ったサーヴァントは敵対してはいけないという気持ちになることが多いです
中にはエリザベートのように病的に怖がってるサーヴァントもいますが説教+戦闘の方がマシな目にあってます。それもそのサーヴァントの尊厳を根こそぎ奪うような感じです(例えば……サーヴァントの一部(エリザベートなら尻尾)を食べたとか)。刹永をガチギレさせた『何か』があるのでしょう。マスターには見えないようにやってます。防音結界も張るので悲鳴も刹永以外には聞こえません。ちなみに外傷については欠損含めて完全に治すので刹永とやられた本人以外誰も気付きません

なんか気付いたらエリザベートとコントしてました


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永遠者が行くグランドオーダー2-3

ロマニ《~2体向かってる》からの続きです

長くなったのでさっさと次にいきます


「で誰が向かっているんだ?」

 

ロマニ《(前回のネタバレをぶったぎった!?)カミラとヴラド三世だね》

 

「早いな」

 

ロマニ《やらないと王様が怖いんだもん!》

 

「諦めろ」

 

ロマニ《到着したようだから気をつけて!》

 

エリザベート「っげ、あんたは!」

 

カミラ「っち、お前か」

 

マリー「あのお二方は何故憎しみあっているんでしょうか?それを男の人は娘を見る目で見ているのですが……」

 

「同一人物だしな」

 

マリー「同一人物……同じお人ってことですか?」

 

「カミラの幼名はバートリ=エルジェーベト。つまりはエリザベート=バートリ。カミラからしたらエリザベートは受け入れがたい自分の黒歴史でエリザベートからしたら受け入れがたい自分の未来だ」

 

マリー「それで憎しみあっているんですか……男の人は親なのでしょうか?」

 

「別人で関連すらないな。ヴラド三世と言えば有名じゃいかな?彼からすればカミラもエリザベートも後輩だしな」

 

立夏「それってもしかして」

 

「その名を呼ぶと殺されるぞ」

 

立夏「そうなんだ。で、あそこの二人止めなくて良いの?」

 

「やれやれ、おいそこの拷問バカ二人」

 

「「なんですって!?」」

 

「面倒だから殺し合った方が早いだろ?」

 

立夏「いやいや、なんでそういう止め方!?」

 

「「それもそうね」」

 

立夏「しかも息ピッタリ!?」

 

「そりゃ同一人物だしな」

 

「「こんなのと一緒にしないで!」」

 

「……物凄い面倒だからまとめてぶったぎる?」

 

立夏「エリザベートの方は一応仲間だから攻撃しないで!」

 

エリザベート「子ジカ!?一応じゃなくて本当に仲間でしょ!?」

 

立夏「ごめん本音だった」

 

カミラ「ああもう!まどろっこしい!」

 

エリザベート「ちょ!今会話中!」

 

カミラ「知るわけないでしょ!さっさと死になさい!過去(黒歴史)の私!」

 

エリザベート「うっさい!死ぬのはあんたよ!未来の私!」

 

「過去を無かったことにしたいのと未来を受け止めつつ変えたいと願う。どっち思いが上かな?」

 

エリザベート「聞き惚れなさい!『鮮血魔嬢(バートリ・エルジェーベト)』!!」

 

「っげ!調律!!」

 

エリザベート「ボエエエエエエ!!!

 

「おいおい、ギルガメッシュのアレも何事もなく完全に防げるのに嫌な音が出てるんだが……」

 

カミラ「相変わらず酷いわね!過去の私!全ては幻想の内、ならば少女(お前)はこの箱に!『幻想の鉄処女(ファントム・メイデン)』!」

 

エリザベート「入るわけないでしょ!絶頂無情の夜間飛行(エステート・レピュレース)!!」

 

カミラの宝具とエリザベートの槍が激突した

 

カミラ「過去は消えなさい!たとえ私が消えても!」

 

エリザベート「私は変えたいとは思っても未来から目を背けたりはしない!何故なら目を背けることは『私が私を否定することになるから!あいつ(専属マネージャー)との出会いすらも無かったことになるから!』だから私は未来を乗り越える!」

 

ヴラド三世「決まったな」

 

「そうだな」

 

エリザベート(過去)の槍はカミラ(未来)の宝具に打ち勝った。そして槍はカミラの霊核に突き刺さった

 

カミラ「そ、そんな、未来が、過去に!」

 

エリザベート「私には過去も未来も変える資格は無いのかもしれないだけど私は変えたいと思う!」

 

カミラ「ふん、精々無駄な足掻きをするのね」

 

カミラは退去した

 

エリザベート「無駄かどうか決めるのは終わった私じゃなくて今を生きるマスター達よ」

 

「で、あんたはどうする?」

 

ヴラド三世「さてどうするかね……あいつに従うのは癪だが、余が汝と戦ってみたい」

 

「俺が怖くないのか?」

 

ヴラド三世「余の身体は震えている。その理由は確かに汝が怖いからだろう。だが、今の余はその程度では止まらぬ!」

 

「そうかい」

 

ヴラド三世「だから、一気に仕留めさせて貰う!血に塗れた我が人生をここに捧げようぞ。『血塗れ王鬼(カズィクル・ベイ)』!」

 

「擬似宝具展開 能力解放!」

 

ヴラド三世「追い付かないだと!?こうなったら!」

 

「永劫、刹那!」

 

俺は奴の宝具が俺を貫く前に奴を切り裂いた

 

「ふぅ……危なかったぜ」

 

ヴラド三世「嘘つけ……余裕があったくせに……汝は、強すぎる……」

 

ヴラド三世も退去した

 

「さてロマニ、残りは?」

 

ロマニ《黒いジャンヌ・ダルクとジルとかいう人物だけだけど、清姫が怖いのだけれど!?》

 

清姫「嘘をつきましたの?」

 

「『今の俺』には危なかったのは『本当』だがな」

 

清姫「……『本来のあなた』なら?」

 

「宝具を使われる前に倒せるのは確実だろうけど残念ながら『ここで本来の俺』を出すことは出来ないからな」

 

清姫「……ここは引きます」

 

「そうかい」

 

ロマニ《あの清姫が引いた!?》

 

《ねぷーねぷーねぷー》

 

「その警告音は色々危ないからやめとけオタク」

 

ロマニ《別Verもあるんだけど、まずいかな?》

 

「かなりな」

 

ロマニ《それより、この反応はファヴニール!?》

 

「さてジークフリート、出番だぞ」

 

ジークフリート「そのようだ」

 

ファヴニールはジークフリートを怖がるように咆哮をあげた

 

ジークフリート「俺が怖いか?ファヴニール、だが今回はさっさと決めさせてもらうぞ」

 

ジークフリート「邪悪なる竜は失墜し、世界は今落陽に至る。撃ち落とす。『幻想大剣・天魔失墜(バルムンク)』!」

 

ジークフリートのそれはファヴニールの命は奪えなかったが翼を奪った

 

ジークフリート「これで終わりだ!『幻想大剣・天魔失墜(バルムンク)』!!」

 

地に堕ちたファヴニールにそれをかわす手段も防御する手段もなく、予定調和のごとくその身に受け、退場した

 

ジークフリート「もう貴様とは会いたくないな」

 

「お疲れ様」

 

ジークフリート「ここからはお前らの物語だ」

 

「流石にその身体では持たないか」

 

ジークフリート「二度も撃てたんだそれで僥倖だったのだろう」

 

立夏「ジークフリート、ありがとうございます」

 

ジークフリート「すまないな、折角解呪してもらったのに。すまないな、最後までいてやれなくて」

 

ジークフリートは謝罪しながら退去した

 

立夏「みんな行こう!全てを終わらせに!」

 

「無理せず清姫で泣け。ほら待ち構えてるぞ?」

 

立夏「そこはあなたじゃないの?」

 

「残念ながら奥さんが(9人ほど)いるんでね。マスターに貸す胸は無いのだ」

 

立夏は清姫の胸の中で泣いた

 

マリー「奥さんがいらっしゃったのですね?」

 

「まぁな」

 

マリー「会ってみたいですわね」

 

「……あいつらなら兎も角、あいつには来てほしくないな。天然ボケだから予想がつかねぇ」

 

マリー「もしかしてこのハリセンってそれようですの?」

 

「ツッコミ用だな。一工夫加えてるけど」

 

立夏「ありがとう清姫」

 

清姫「いえいえ」

 

立夏「もう大丈夫!さぁ行こう!」

 

そして、俺達はジャンヌとジルのいる城に向かった

 

玉座の間に入るとジャンヌ(黒)が立っていた

 

ジャンヌ(黒)「あんたの言う通りだったわ。私は本来なら存在しない者だったわ。けれども今確かに私は存在している。たとえここでしか生きられない私だったとしても!」

 

ジャンヌ(白)「ルーラーではなくアヴェンジャー(復讐者)なら……あるいは……でも……」

 

立夏「それじゃあ、私はこう思うよ!『無惨に殺されたジャンヌ・ダルクが恨んでいないはずは無い!』とカルデア限定になるかもしれない!未来を取り戻したら消えてしまうかもしれない!だけどそれまではあなたは確かに存在していた!ジャンヌ・ダルクの側面として!ジャンヌ・ダルク・オルタとして!」

 

ジャンヌ(黒)「ジャンヌ・ダルク・オルタ……そうね、もしあなたが私を召喚出来たのならそう名乗りましょう。ですが今は竜の魔女、ジャンヌ・ダルクよ!」

 

ジャンヌ(白)「それでは私は稀代の聖女、ジャンヌ・ダルクとして戦いましょう!」

 

立夏「ジャンヌの身体が!?」

 

「なるほど、向こうのジャンヌが己を定義したからこちらのジャンヌも本来の力を振るえるようになったのか」

 

ジャンヌ(黒)「アヴェンジャー、ジャンヌ・ダルク!あなた達を燃やして燃やし尽くして、そしてこの国をこの世界をも燃やし尽くしてやる!」

 

ジャンヌ(白)「ルーラー、ジャンヌ・ダルク!あなたを止めて見せます!」

 

ジャンヌ(黒)「この程度耐えてみせなさい!これは憎悪によって磨かれた我が魂の咆哮!『吼え立てよ、我が憤怒(ラ・グロンドメント・デュ・ヘイン)』!」

 

ジャンヌ(白)「我が旗よ、我が同胞を守りたまえ! 『我が神はここにありて(リュミノジテ・エテルネッル)』!」

 

ジャンヌ同士は宝具による攻防を繰り返した

 

「どうする?マスター。このままだとこちらのジャンヌは死ぬぞ?」

 

立夏「あなたはなんとか出来ないの?」

 

「出来るが、俺には頼るな。ここはまだ予定調和だ。だから『俺以外のメンバーでなんとか出来る』。よく考えるんだな」

 

立夏「……考える……清姫あの炎をなんとか出来る?」

 

清姫「一度や二度なら出来ます。この身のことを考えなければもっと出来ます」

 

立夏「なら清姫が相殺した直後に小次郎が斬り込んで!」

 

清姫「安珍さまのためならば」

 

小次郎「承知した」

 

立夏「ヴォルフガング、音楽で支援して!」

 

ヴォルフガング「わかった」

 

立夏「マリーとマルタとゲオルギウスは遊撃!好きに動いて」

 

「「「わかりました」」」

 

エリザベート「私は!?」

 

立夏「マシュと共に私の護衛、歌は禁止ね」

 

マシュ「了解です!先輩」

 

エリザベート「わかっ……なんで歌は禁止!?」

 

立夏「作戦開始!」

 

清姫「『転身火生三昧』!」

 

ジャンヌ(黒)「その程度の炎で!」

 

小次郎「秘剣」

 

ジャンヌ(黒)「いつの間に!?」

 

小次郎「燕返し!」

 

ジャンヌ(黒)「は、旗が!」

 

マリー「キラキラ輝くの!」

 

ジャンヌ(黒)「邪魔な馬ね!」

 

マルタ「鉄拳」

 

ジャンヌ(黒)「え?」

 

マルタ「制裁!」

 

ジャンヌ(黒)「ぐふっ……あなた本当に聖女なの?」

 

マルタ「生前に自分の事を聖女と思ったことはありません」

 

ゲオルギウス「私もないな」

 

ジャンヌ(白)「私もないです」

 

ジャンヌ(黒)「なっ!」

 

「個人的には生前で自分から聖女だの聖人だの名乗ってる奴にまともな奴は少ないと思ってる」

 

ジャンヌ(黒)「え?」

 

「聖女・聖人ってのは死後に認められた者が得る称号だ。生前から得る場合もあるにはあるがそれはそれだ。ジャンヌのように聖女と認定されたのに剥奪されることもある何とも脆い称号だ。後に再度聖女認定されたけどな」

 

ジャンヌ(黒)「それがいったい……」

 

「鉄拳で制裁するどう見ても聖女に見えないマルタがどうして聖女と認められた?それはタラスクを平伏させた功績があるからだ。持っている聖杖や聖衣でそういう風に見られた可能性は否定できんが」

 

「そしてジャンヌはひたすら国の為に動いたから認められたんだ。それこそ恋を知る時間も無くな」

 

「ゲオルギウスは一度も改宗しなかった。国王の責めにも屈しず最期の時まで貫いたから聖人と認められた。一部聖人とは思えない行動をとったという逸話もあるけど」

 

「三人とも生前に認められる前に自らを聖女・聖人と名乗ったことは無いはずだ。それは彼女ら自身が『自分を聖女・聖人だとは思ってないから』だ」

 

ジャンヌ(黒)「……」

 

「認められる前から『私は聖人だ』と言うのは9割は妄想か狂人か精神破綻者だろう。先天的、つまりイエス・キリストのように生まれた時から『聖人』であるものは別だがな」

 

「妄想ならまだ良いさ本当にするために頑張れるという隙間があるし、他教を認める心の広さがあることがあるだろう。狂人や精神破綻者の場合は平然と他教の者は殺す」

 

ジャンヌ(黒)「長々と言ったのは良いのだけれど味方にダメージを与えるのはどうなんでしょう?」

 

「知らん」

 

ジャンヌ(黒)「おい」

 

立夏「刹永さんハウス」

 

「へいへい」

 

立夏「えっとまだやります?刹永さんのせいでかなりグダグダになってますけど」

 

ジャンヌ(黒)「当たり前でしょ!?」

 

立夏「エリちゃん歌解禁するわ全力で歌いなさい」

 

エリザベート「デジマ!?よしやってやるわよ!」

 

ジャンヌ(黒)「な、何をするつもり?」

 

エリザベート「ボエエエエエエ!!!

 

ジャンヌ(黒)「れ、霊核に直接!?」

 

立夏「効いたでしょ?」

 

ジャンヌ(黒)「き、効いたわ……そちらも彼を除いて全員フラフラじゃない」

 

「一定以上の音域を無音にする高級耳栓してた」

 

立夏「ずるい!?」

 

「一組しか無かったからな。それ以前に直撃して普通に立っていられてるマスターの方が末恐ろしいのだけど?」

 

立夏「慣れた」

 

「あと、両ジャンヌの旗が折れてここでは使い物にならなくなったな」

 

立夏「ジャンヌ、止めはあなたが」

 

ジャンヌ(白)「は、はい」

 

ジャンヌ(白)はジャンヌ(黒)に近付いた

 

ジャンヌ(黒)「魔女は聖女に倒されるか……まるで物語ね」

 

ジャンヌ(白)「私は忘れません。あなたがいたことを」

 

ジャンヌ(白)はジャンヌ(黒)の霊核に剣を突き立てた

 

ジャンヌ(黒)「気を付けなさいジルは狂っているわ」

 

ジャンヌ(黒)は忠告して消えた

 

そしてジャンヌ(黒)のいた場所には聖杯が落ちていた

 

立夏「あれが聖杯……」

 

マスターが取ろうとすると

 

?「それに触れるなー!!」

 

ジャンヌ「ジル……」

 

ジル「ジャンヌ、あなたは何故……いえ、言わなくても私には分かります。あなたは優しいが故にマリー・アントワネットと同じようにフランスを恨みはしないでしょう。ですが私は恨みます!あなたを殺したフランスを、世界を!だから我が道を阻むな、ジャンヌ・ダルク!!」

 

ジャンヌ「ジル、あなたの気持ちがわかるとは言いません。ですが、これだけはわかります。あなたは、間違っている!」

 

ジル「ジャンヌゥゥゥ!!あなたも、あなたも私を拒むのか!!否定するのか!!」

 

ジャンヌ「違います!あなたの復讐を止める権利は私には無いのでしょう!ですが、それに『私』を巻き込むとはどういうことですか!!」

 

ジル「!?」

 

ジャンヌ「あなたが聖杯に何を願うのかも私にはわかりません!復讐かもしれないしただ私との再会を願うのかもしれない!ですが、あなたの復讐に関係の無い私を巻き込まないでください!それでもあなたは私が信頼した救国の騎士なのですか!?答えなさい!ジル・ド・レェ!!」

 

ジル「……いいえ、今の私はあなたが信頼した救国の騎士、ではありません。今の私は復讐心に心を支配されている復讐の鬼です」

 

ジャンヌ「ならば私は今のあなたを赦しません。ジル、あなたは私にとって最高の騎士でした。だからありがとうございます。今のあなたは様変わりしてしまいましたが、あなたと駆け抜けた日々は私にとっても大切な時間であり思い出です」

 

ジャンヌの言葉を聞いた狂った元帥の目からは血の涙が流れていた

 

ジル「ジャンヌ……私にとってもあなたは光でした。無くなればこんなに狂うほどの強い光でした。今もその輝きは失われていないのですね」

 

「ああ、ジャンヌは再び聖女に舞い戻っている。正しく評価されたんだ。だからもう休んでいいんだ」

 

ジル「そう、ですか、それさえ聞ければもう心残りはありません」

 

ジルの身体が薄くなっていく

 

ジャンヌ「眠るのですね。ジル」

 

ジル「また出会うことがあり、仲間同士ならば駆け抜けてあげてください」

 

ジャンヌ「わかりました。あなたの願い聞き届けました」

 

ジル「それではまた会いましょう」

 

ジルは心安らかに消滅した

 

カランカランと聖杯が転がった

 

ジャンヌ「ええまた」

 

ジャンヌは聖杯を拾い、マスターに渡した

 

ジャンヌ「これでここの特異点は終わりです」

 

清姫以外の出会ったサーヴァントの身体が光始めた

 

立夏「終わりなの?」

 

ジャンヌ「その通りです。ですが、運が良ければカルデアでまた皆に会えるでしょう」

 

ジャンヌは退去した

 

エリザベート「機会があればまた会いましょう」

 

エリザベートも退去した

 

マリー「楽しかったわ。フランスも守れたし満足したわ。あなたの家にお邪魔するのもいいかもしれませんわね」

 

マリーも退去した

 

ヴォルフガング「本来ならここで、いや僕に関係無いか頑張りなよ。最後のマスター」

 

ヴォルフガングも退去した

 

ゲオルギウス「出番が少なかったな」

 

ゲオルギウスも退去した

 

マルタ「ハレルヤ!元気でね!」

 

マルタも退去した

 

立夏「やっぱりあなたは消えないのね」

 

「本契約だしな。連れていくしか無いだろう」

 

ロマニ《しょうがないか。皆お疲れ様》

 

俺達も帰還した

 

立夏「ただいまー」

 

ロマニ「おかえりー」

 

ギルガメッシュ「ほめてはやろう。魔術師、お前も今日はもう休むことを赦す」

 

「明日召喚だな」

 

立夏「はーい」

 

清姫「それでは参りましょう」

 

それぞれの部屋に戻った

 

『マルタの代わりにジークフリートが退去したのかな?』

 

永劫『おそらくは、でもマリーが退去しなかったりと色々変わってますから影響はわかりません』

 

『成長を見るのは楽しいね』

 

永劫『暇潰しにはなりますか?』

 

『十分にな。一段落するまでは付き合うさ』

 

そして翌日、召喚部屋に集まった

 

ロマニ「今回も5名だけだ」

 

立夏「誰がくるかな♪出来ればあの子には来てほしいな。あのまま消えるなんて可哀想だし」

 

そしてマスターの祈りが届いたのか魔法陣から現れたのはジャンヌ・ダルク・オルタだった

 

ジャンヌ(黒)「あら本当に呼んだのね。アヴェンジャー、ジャンヌ・ダルク・オルタ。あなたの敵は私の復讐の炎で焼き付くしてあげるわ」

 

立夏「ジャンヌ・オルタだー!よろしくね!」

 

それに呼応するかのように魔法陣から出てきたのはジャンヌ・ダルクだった

 

ジャンヌ(白)「ルーラー、ジャンヌ・ダルク。縁により参上しました。よろしくお願いします。マスター」

 

次にやってきたのはジークフリートだった

 

ジークフリート「すまないがよろしく頼む。マスター」

 

ジャンヌ(白)「ジークフリート……」

 

ジークフリート「俺を恨んでいるかい?」

 

ジャンヌ(白)「ないと言えば嘘にはなります。ですが、あなたのおかげであの人は自分を定義しました。ですのでありがとうございます」

 

ジークフリート「謝罪をするのは君にもあの子にも失礼だな。感謝を受け入れよう」

 

ジークフリートは出ていった

 

ジャンヌ(白)「ほら、私達も行きますよ」

 

ジャンヌ(黒)「一人で歩けるって!」

 

ジャンヌ二人も出ていった

 

立夏「次行こう~」

 

現れたのはマリーだった

 

マリー「縁に従い参りました。よろしくお願いしますマスター」

 

誰かが走ってくる音が聞こえた

 

ロマニ「ファンです!サインください!」

 

マリー「良いですけどどこに書けば良いのでしょうか?」

 

ロマニ「この服にお願いします」

 

マリー「わかりました」

 

Marie-Antoinette-Josèphe-(マリー=アントワネット=ジョゼフ=)Jeanne de Habsbourg-(ジャンヌ・ド・アブスブール=)Lorraine d'Autriche(ロレーヌ・ドートリシュ)と入れた(フランス語のフルネーム)

 

ロマニ「フルネームで!?イヤッホー!!」

 

「喧しい!」

 

パシン

 

ロマニ「あいた!何するのさ!」

 

「騒ぐなら自分の部屋でやれ」

 

ロマニ「わかったよー」

 

ロマニはスゴスゴと出ていった

 

マリー「私はここを探索してまいります」

 

マリーも出ていった

 

立夏「マリーさんのサインってなんだったの?」

 

「フランス語でフルネーム書いただけだろう」

 

立夏「私にはわからなかったけどわかる?」

 

「俺は日本語以外は習得してないからな……これによるとマリー=アントワネット=ジョゼフ=ジャンヌ・ド・アブスブール=ロレーヌ・ドートリシュらしい」

 

立夏「長い!」

 

「外国の人だしな。マリーさんで良いんじゃないか?」

 

立夏「そうだね!後一人やってみない?」

 

「変なのが来かねんぞ?」

 

立夏「多分大丈夫だと思う」

 

「変なの来たら押し返すから良いか」

 

現れたのは

 

ユーフォリア「刹永さんの」

「帰れ」

ユーフォリア「ふんぎゃ!」

 

「さて次だ」

 

ミゥ「ユーフィーちゃんが泣いてたんですけど良いんですか?」

 

「ほっとけ」

 

ミゥ「いつものことですしね。その方が?」

 

「マスターだな」

 

ミゥ「キャスターで純白のミゥです。よろしくお願いします」

 

立夏「こちらこそよろしくお願いします」

 

ロマニ「なんか凄い力を感じたのだけれど!?」

 

ミゥ「この方は?」

 

「ロマニって言う……職員(サボり魔)だ」

 

ロマニ「最近はサボってないよ!?」

 

ミゥ「あなたが刹永さんの言っていたソ」

 

「それはまだ早い。つかこいつに皆の前で言わせないと」

 

ロマニ「なに?君の知り合いは全員知っているの!?」

 

「知ってるぞ?押し返した奴は漏らしかねないからな」

 

ミゥ「私も基本的には刹永と同じようにマスターを守るだけですし、令呪は効きません」

 

立夏「あなたもなの!?刹永さんの知り合いは令呪効かないというか耐えれるの多いの!?」

 

「正確には令呪の命令を強制的にぶち破ってるだけだがな」

 

ロマニ「刹永くんとその知り合いは基本的にサーヴァントとして接しない方が良いかも」

 

「そうすることをオススメするよ。で?次はどこだ?」

 

ロマニ「AD.0060 セプテム……古代ローマだね」

 

「ギルガメッシュはなんて?」

 

ロマニ「明日にしろだって」

 

「今日はおやすみ~」

 

ミゥ「ロマニさんおやすみなさい」

 

ロマニ「ああ、おやすみ」

 

部屋に戻りミゥと共に寝た




ジークフリートさんが退去しました。元々ファヴニール終わったら退去する予定でしたが

この物語は完全無欠ではないので普通に味方でも退去者は出ます

清姫、エリザベート、マルタ、小次郎、マリー、ヴォルフガング、ゲオルギウス……こんだけいれば十分でしょう

刹永さん何故か味方に精神的ダメージ与えてますね

エリザベートの歌に普通に立っていられてるマスターが怖い

ジルがどうなったのかはわかりません。完全な消滅なのかもわかりません

何もしてません。ミゥは腕には抱きついてますけど


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永遠者が行くグランドオーダー3-1

さて誰を連れていこうか
アルトリア、ギルガメッシュ(今回も不参加表明)、メディア、小次郎、メデューサ、マリー、ジャンヌ・ダルク、ジャンヌ・ダルク・オルタ、ジークフリート、清姫
……答えは本文にて


翌日ミゥを起こしてレイシフトの部屋に向かった

 

そこにはマスターとロマニとギルガメッシュと清姫(ヤンデレ)とマシュがいた

 

ミゥ「皆さんおはようございます」

 

ロマニ「おはよう、ところで一つ聞いて良いかい?」

 

ミゥ「なんでしょう?」

 

ロマニ「どこで寝たの?」

 

ミゥ「刹永さんの部屋ですが?」

 

ロマニ「なんで!?」

 

ミゥ「妻が夫の部屋にいて何か問題があるのですか?」

 

ロマニ「妻ぁ!?

 

ミゥ「刹永さんには私の他にも8人ほどいますけどね」

 

ロマニ「刹永くんってロ」

「それ以上言ったらバラしてバラす」

ロマニ「ボクハナニイッテマセン」

 

ミゥ「心配しなくても本体はきちんと大きいですよ?」

 

ロマニ「ではなんで?」

 

ミゥ「私達の能力は長いこと変わってませんからね……それに達したのがこの姿のときだっただけですね」

 

ロマニ「清姫くんは何か言う無いの?」

 

清姫「彼女の表情を見れば全員をキチンと愛しておられるのが分かりますわ。ですので私から言うことはこざいません」

 

ロマニ「清姫くん、何かあった?」

 

清姫「なななな何でもごごございませんわ!?」

 

ミゥ「刹永さんの説教を受けたのですね」

 

清姫「!?」

 

立夏「そういえば、夜這いされなかった気がしたけど」

 

清姫「いいいやででですわわわマスター」

 

ロマニ「あの清姫がガクガク震えてるんだけど!?」

 

ギルガメッシュ「何故だ、我も震えてきたわ!?」

 

「で、マスター誰を連れていくんだ?」

 

立夏「全てをスルーした!?その前にどこに行くのか知りたいです」

 

ロマニ「AD.0060……古代ローマだね」

 

立夏「確かその時代って……」

 

ロマニ「暴君ネロだね」

 

立夏「なんだろう……凄まじく嫌な予感と別な意味の危険が待っているような……?」

 

ロマニ「多分その予感は正しいとは思うけど」

 

立夏「行くしか無いよね……」

 

「決まったか?」

 

立夏「アルトリアとWジャンヌとマシュで」

 

「根拠は?」

 

立夏「勘!」

 

「というわけだからロマニ呼んでくれ」

 

ロマニ「どういうわけかわからないけどわかった」

 

アルトリア「呼びましたか?」

 

黒ジャンヌ「呼んだかしら?」

 

白ジャンヌ「呼びました?」

 

ロマニ「それじゃあレイシフト開始!」

 

立夏達はレイシフトを行った

 

「ミゥ、俺達も行くぞ」

 

ミゥ「はい!」

 

俺達もワープした

 

ロマニside

 

「え、なに?あの人たち単独顕現持ちなの?」

 

と呟いていた(聞こえたのはギルガメッシュだけ)

 

side end

 

立夏「刹永さん来てる?」

 

アルトリア「リッカ、それは流石に」

 

「来てるぞ?」

 

ミゥ「私もいます」

 

立夏「刹永さんは予想してたけどミゥさんも!?」

 

誰が走ってきた

 

?「貴様ら、この辺で物凄い力を感じのだが何か知らぬか?」

 

立夏「どなたですか?」

 

?「余か?余はローマにおける五代目の皇帝「ネロ・クラウディウス・カエサル・アウグストゥス・ゲルマニクス」である!って被せるように言うな!しかもフルネームではないか!?」

 

立夏「あれ?でもネロって男性……」

 

「マスターよ、受け入れるしか無い」

 

立夏「あ、はい」

 

ネロ「さて、改めて聞くが何か知らぬか?」

 

立夏「私達というよりこの二人だと思う」

 

ネロ「確かにそちらの二人はとんでもない力を感じるな。それにしてもそなたらは珍妙な出で立ちをしておるな」

 

立夏「そういえば自己紹介がまだだったね。わたしは藤森立夏です。一応このメンバーのリーダーをしています」

 

マシュ「後輩のマシュといいます」

 

アルトリア「アルトリアです」

 

白ジャンヌ「ジャンヌ・ダルクです」

 

黒ジャンヌ「ジャンヌ・ダルク・オルタよ。そこのジャンヌとは双子と思っておけば良いわ」

 

「時乃刹永だ」

 

ミゥ「ミゥです」

 

ネロ「悪い奴ではなさそうだな。余の国へ案内しよう!」

 

立夏「わかりましたー」

 

ネロの案内で街に向かっているときに

 

立夏「ネロって普通の人間だよね?」

 

ロマニ「その時代はまだ死んでないからそうのはずなんだけど何故かサーヴァント並みの魔力を持っているんだよな……これも聖杯の影響とみて良いのかわからないけど。でも確かに人間だから死んだら終わりなのは変わらない」

 

マスターとロマニがネロについて話し合っていた

 

ネロ「着いたぞ!これが余のローマである!」

 

そこには確かに栄えた街が存在していた

 

立夏「ここが暴君ネロのローマ?想像以上に素敵な場所だね」

 

ネロ「そうであろう、そうであろう!早速で悪いのだが余の手助けをしてはくれぬか?」

 

立夏「なにかあったの?」

 

ネロ「ここで話すわけにはいかぬから着いて参れ!」

 

ネロの案内で城についた

 

ネロ「既に力を貸してくれている客将を紹介しておこう」

 

?「敵の敵は味方という謎理論により敵に力を貸しているブーディカといいます」

 

?「こちらも何故か暗殺対象に力を貸している荊軻(けいか)だ」

 

?「いつか反逆するために力を貸しているスパルタクスだ」

 

?「■■■■■!■■■■■■―――!」

 

マシュ「え~と、我は呂奉先なり!なんとなくこちらにいる!と言っております」

 

立夏「ブーディカさん以外は裏切る気満々の人しかいない気がするだけど!?」

 

ネロ「そんなことはなかろう!なにせ余、だからな!ハーハハハハ!」

 

立夏「ダメだこりゃ」

 

自己紹介を終えるのを見据えたかのように兵士が走った来た

 

兵士「何者かが陣を引いています!」

 

ネロ「なんだと!?一体誰だ!?」

 

兵士「わかりません!おそらく連合ローマ帝国の将かと思われます!」

 

ネロ「捨ててはおけぬか……出陣じゃ!」

 

兵士「はい!伝令します!」

 

ネロ「客将の奴らは当然だが、そなたらにもお願いする」

 

立夏「もちろんだよ!」

 

「ミゥ行ってこい。俺は一応ここを守っておく」

 

ミゥ「はい!」

 

立夏達は戦場へと向かった

 

「で、いつまで隠れているつもりだ?フラウロス……その姿の時はレフと言った方が良いか?」

 

フラウロス「フラウロスで構わないよ。エターナル」

 

「主にでも聞いたか」

 

フラウロス「あんたは計画の邪魔になるからここで死んでもらおうと思ってね」

 

「結果として邪魔にはなるだろうが、これはあくまであいつらの旅であり物語だ、積極的に介入する気はない」

 

フラウロス「だが、今のお前はサーヴァントだ」

 

「サーヴァントなら主を守るのは普通だろ?」

 

フラウロス「だからここでエターナルを召喚してお前には死んでもらう!」

 

「死にたくないならやめておきな」

 

フラウロス「命乞いか?」

 

「アホ、一部の例外を除いてエターナルってのはバーサーカーよりも魔力喰いなんだよ。お前の主だって1日持てば良い方だぞ。俺や俺の妻達はその例外だけどな」

 

フラウロス「嘘だ!」

 

「主にでも聞いてみろ」

 

フラウロス「首を洗って待っていろ!」

 

フラウロスは姿を消した

 

「本当のことを言うかはわからんがな」

 

ミゥ「ただいま戻りました!」

 

「どうだった?」

 

ミゥ「アレクサンダーという人でした。話し合いにきたようなのですが……」

 

「ネロの逆鱗に触れてこの後全面戦争か?」

 

ミゥ「マスターが刹永さんを呼んでこいって言ってます」

 

「今回はミゥに任せるから上手く使え。俺はお前らの家を守ってやるって言っとけ」

 

ミゥ「わかりました!」

 

ミゥは再び出ていった

 

ミゥside

 

「とのことでした」

 

立夏「わかりました」

 

アルトリア「よろしいのですか?」

 

立夏「あの城は平気なのが確定したからね。それに来なかったって事は今はこのメンバーでなんとか出来るということだしね」

 

「マスターもわかってきましたね。なにか想定外の事があれば飛んでくるとは思います」

 

立夏「開幕の花火をお願いしていい?」

 

「良いですけど、どのぐらいの威力が良いでしょうか?」

 

立夏「アレクサンダーと半分くらい残せば問題ないと思う」

 

「わかりました」

 

立夏「ネロさん、ミゥが花火をあげて半分くらい掃討するから後お願いしていい?」

 

ネロ「わかったぞ」

 

アレクサンダーさんの部隊が見えてきました

 

立夏「ミゥ、やっちゃえ♪」

 

ミゥ「ふぅ……マナを光となりて敵を吹き飛ばせ!ライトバースト!」

 

side end

 

立夏side

 

ミゥの詠唱を終えると光が爆発した

 

「……眩しい!」

 

爆発が収まった後には本当に半分くらいが無くなっていた

 

「ミゥ、凄い……ネロさん!今です!」

 

ネロ「わ、わかっておる。客将たちよ頼むぞ!」

 

ネロさんの号令で呂布達が暴れだした

 

side end

 

「それそろ終わった頃かな……」

 

フラウロス「あの皇帝は終わりだな」

 

「それは立夏とネロ次第だが、あんたのその予想が外れることを祈ってるよ」

 

フラウロス「それないだろなにしろ向こうには」

 

「ロムルスがいるから、だろ?」

 

フラウロス「その通りだ」

 

「だが、お前は甘く見すぎてる」

 

フラウロス「お前の言う通り予想が外れたらアレを呼ぶ」

 

「好きにしろ。その代わりマスターの勘の良さにビックリするだろうな」

 

フラウロス「アレを倒すのは不可能だ」

 

「アレは破壊の権化だが、倒せないことはない。知らなかったのか?実際何度か倒されてるけどな」

 

フラウロス「アレを倒すには星の力が……まさか!?」

 

「いるだろ?星の聖剣を持つ者がな」

 

フラウロス「今は封印されていて倒せるだけの威力はない」

 

「そうか」

 

フラウロス「フフフ、最後に勝つのは我らだ!」

 

フラウロスは姿を消した

 

「やれやれ、そこまで気付いたなら十三拘束まで気付けよ」




バラしてバラすは「(お前の正体を皆に)バラして(そのあとお前を)バラす」という意味です。ようは殺すぞって事です

どこで説教を行ったかは内緒です

このネロは(確か)サーヴァント前なので刹永に対する恐怖は無い(はず)です

ちなみに呂布の翻訳は適当です

エターナル召喚フラグではないです
ある意味別なのがやってきますがあの天敵とも言えるサーヴァントがいるので問題無いでしょう
いざとなったらミゥや刹永が代わりに倒せば問題ないですが多分アレで終わらせます。どこまで拘束を無くすかはわかりません。半分でもかなりの威力みたいですが……倒したというのはtellaで語られていますがどの程度の威力かわからないんですよね……

ライトバーストはかなり手を抜いて打ってます


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永遠者が行くグランドオーダー3-2

ヒント1:令呪は満タン状態
ヒント2:フラウロスは十三拘束の事は知らない?もしくは大したことないと思っている?

アルトリアの場合って最後のはアーサーなのかアルトリアなのか……アルトリアにしたけど実際はアーサーが正しいのかな……

ロマニに関するネタバレがあるかも?○○○○に関する微妙なネタバレはあるけど


しばらく待っているとマスター達と憔悴しているネロが帰ってきた

 

「おかえり、どうだった?」

 

ミゥ「あらかた上手くいっていたんですけど……」

 

ネロ「なんであの方が……」

 

ミゥ「ずっとこのような感じです」

 

「皇帝がこうなる相手と言うと親族かもしくは神祖か?」

 

ネロ「両方だった。そして変なデブもいた」

 

「カリギュラにロムルスにカエサルか、ローマ皇帝の大盤振る舞いだな」

 

立夏「いつから知ってたの?」

 

「……内緒だ」

 

ネロ「それで誰か来なかったか?」

 

「誰も来ないからなこれ読んでた」

 

立夏「それってアカシックレコード……?あ~そういうこと?」

 

「そゆこと」

 

ネロ「何を言っておるのだ?」

 

立夏「こちらの話だから平気です」

 

ネロ「砕けてもよいと言うておる」

 

立夏「あの時は無我夢中でしたので……それにネロさんだって私の事マスターって呼んでたじゃない」

 

ネロ「あれは余も無我夢中だったのだ!」

 

立夏「で、元気出た?」

 

ネロ「それなりにな」

 

「で、見てきたんだろ?神祖の街を」

 

ネロ「ああ」

 

「どう思った?」

 

ネロ「完璧な統治だった。だが、笑顔が無かった」

 

「それでどうする?」

 

ネロ「……明日まで考えたい」

 

「そうか」

 

ネロ「では皆の者、明日集まってくれ」

 

ネロは私室に戻った

 

「じゃ、また明日な」

 

ミゥ「おやすみなさい」

 

俺とミゥも与えられた部屋に戻った

 

ミゥ「ネロさん、どういう答えを出すんでしょうか?」

 

「予想は出来るが、どうなるかはわからん」

 

その日はミゥと楽しく過ごした

 

翌日、玉座に行った

 

立夏「刹永さん!」

 

「どうした?」

 

立夏「ゆうべは おたのしみ でしたか?」

 

「言いたかっただけだろ?」

 

立夏「まぁそうなんだけどね」

 

ミゥ「えっと、楽しく会話はしました」

 

立夏「あ、そうなの」

 

「ざ・ん・ね・ん・が・る・な!」

 

パシン

 

立夏「いたっ!マスターなのに叩くの!?」

 

「アホな言動をするならマスターだろうと妻だろう叩くぞ?まぁマスター相手に本気の力では叩かないさ」

 

立夏「叩くとどうなるの?」

 

「マスターなら簡潔に言うと肉塊になる」

 

マスターとコントをしていると何やら決断した表情をしたネロが現れた

 

ネロ「皆の者!神祖様と叔父の蛮行を止めるぞ!」

 

案の定兵士達は神祖と聞いて戸惑っている

 

ネロ「戸惑いはわかる!余も同じ気持ちだ、だが神祖様の街には笑顔がなかった!だから、余は笑顔を取り戻すために例え一人でも神祖様と戦う!」

 

兵士の一人は本当なのですか?と聞いてきた

 

ネロ「余はこの者らと見てきた!しかし皆はその光景を見ていない!だから遠征するぞ!その光景を見てこの街に逃げるというのであれば止めはせぬし罰も与えん!なるべくなら余の力となってほしい!」

 

(なるほど遠征か考えたな)

 

ネロ「それでは皆の者!遠征の支度をせい!道中魔物に襲われるかもしれんから武器や防具の手入れは万全にせよ!」

 

数分で支度を終えた兵と共にネロとマスター達は神祖の街へ向かった

 

「さて、どうなるかな……アカシックレコード」

 

フラウロス「アカシックレコード……なるほどその本のおかげか何もかも知っているような言動は」

 

「俺は守ってるだけだから暇だけどおたくは一々ここに来るほど暇なの?」

 

フラウロス「勧誘だ。私達と一緒にこないか?」

 

「これでもマスター側なんでね。断らさせてもらう」

 

フラウロス「お前だってこの世界に絶望してるんだろ?」

 

「絶望する理由がないな。そもそもこの世界の行く末には興味ないしな。マスターが人理を修復するのか、あんたらの主(笑)が人理を破壊するのかは興味あるがな」

 

フラウロス「それなら私達といても問題ないと思うのだが?」

 

「残念ながら先に呼んだのは立夏だ。諦めろ」

 

フラウロス「それじゃあもし彼女が死んだら?」

 

「答えは出てるからこの世界を出るだけだ」

 

フラウロス「私達と一緒にいることはないと?」

 

「ないな」

 

フラウロス「それならそのアカシックレコードを貰おうか」

 

「やめとけ。どうせお前には読めない」

 

一部を破ってフラウロスに見せたが何一つ読めていないのがわかる表情をした

 

「あんたの主にも読めないから諦めろ」

 

フラウロス「っち!」

 

「その様子だと皇帝3人が討ち取られたか」

 

慌てた様子でフラウロスが消えた

 

「佳境だから俺も行くか」

 

立夏side

 

カエサル、カリギュラ、ロムルスを撃破した私達は王宮へと足を踏み入れた

 

レフ「本当、お前はイレギュラーだよ!」

 

そこにはレフが待ち構えていた

 

「レフ?フラウロス?」

 

レフ「今の私はフラウロスだ」

 

「それでなんの用?」

 

フラウロス「決まっている。貴様という希望を打ち砕く!」

 

『魔神柱 フラウロス 降臨』

 

「黒ジャンヌお願い!」

 

黒ジャンヌ「いきなり!?まぁ良いわ!『吼え立てよ、我が憤怒(ラ・グロンドメント・デュ・ヘイン)』!」

 

フラウロス「その程度の炎なんぞ効かぬわ!」

 

黒ジャンヌ「その態度が私の炎を燃え上がらせる!!」

 

フラウロス「温い、温すぎるわ!!」

 

「アルトリア、やっちゃえ!」

 

アルトリア「わかりました。束ねるは星の息吹。輝ける命の奔流……」

 

フラウロス「何?それは!?」

 

アルトリア「受けるがいい!『約束された勝利の剣(エクスカリバー)』!!」

 

フラウロス「まさか、私が膝をつくなど……!」

 

人の姿になったフラウロスは膝をついた

 

フラウロス「フハハハ!!聖杯を我が願いを叶えたまえ!」

 

「みんな!外に出て!」

 

光が溢れ、収まった時には巨人がいた

 

フラウロス「これは文明の破壊者だ!これでお前らも終わりだ!星の聖剣も対したことは無かった!それに打つだけの魔力が無い事だろう!」

 

side end

 

「やっぱり呼んだのか」

 

立夏「アレは一体?」

 

「セファール……ギルガメッシュが生まれるよりも昔に飛来して文明を破壊した巨人だ」

 

フラウロス「その通りだ!さぁセファール、この文明を

破壊してしまえ!」

 

セファール「うるさいです」

 

フラウロス「なに!?ぎゃああああ!!!」

 

フラウロスはセファールによってあっさり握りつぶされた

 

(ギリギリのところで逃げたか)

 

「アルテラを核にしたのか」

 

セファール「このままでは私は暴れて文明を破壊します。なので全力で私を殺してください」

 

立夏「でもどうやって……」

 

アルトリア「リッカ、私の聖剣なら確実に殺せますので私一人にお任せを」

 

立夏「わかった!3つの令呪を用いて命ず、アルトリア。星の聖剣の本当の力でセファールを眠らせて!」

 

アルトリア「了解した」

 

アルトリア「十三拘束解放(シール・サーティーン)――円卓議決開始(デシジョン・スタート)!」

 

次々と承認されていき

 

『是は、世界を救う戦いである!《アルトリア》』

 

最後の承認された

 

アルトリア「約束された勝利の剣(エクスカリバー)』!!!

 

セファール「懐かしいこの痛み……ありがとう」

 

聖剣から放たされた極光の断層はセファールを貫き再びセファールを眠りにつかせた

 

立夏「こ、これがエクスカリバーの本当の力?」

 

「強力過ぎるが故に十三人によって封印拘束がなされている。そしてすべての封印拘束が解くことが出来る戦いはあの巨人か魔神柱を相手にする時くらいだろうな」

 

セファールの身体は砂になって消滅した

 

立夏「二つ目の聖杯手に入れたね」

 

ロマニ《おめでとう皆、明日帰還だから楽しんでおいでよ》

 

立夏「わかった」

 

ネロ「戻ったら今宵は宴じゃ!祭りじゃ!」

 

立夏達は街へと帰還した

 

「アルテラ、お前とマスターの縁は結ばれたぞ」

 

ミゥ「刹永さん?」

 

「どっちが来るのだろうな?カルデアは全てを受け入れるぞ」

 

ミゥ「?」

 

「俺達も行くか」

 

ミゥ「?はい!」

 

どんちゃん騒ぎした翌日にカルデアに帰還した

 

ロマニ「二つ目の特異点攻略おめでとう!早速で悪いんだけど召喚しないか?」

 

立夏「わかった刹永さん1で私5ですね!」

 

「何で俺?」

 

立夏「一瞬だけ来た子に会って話がしたいなと思って」

 

「……………………ミゥ(お目付け役)がいるから良いか」

 

『というわけだよろしく』

 

永劫『伝えておきます』

 

立夏「それじゃあ私からね!」

 

来たのはアルテラ・ラーヴァ、シャルルマーニュ、ネロ、玉藻の前、エミヤ

 

アルテラ「何故かこちらの方が呼ばれました。セイバーのアルテラです」

 

シャルルマーニュ「セイバーのシャルルマーニュが格好よく参上だぜ!縁も所縁も無い俺が呼ばれたのは多分アルテラ関連だろうさ」

 

ネロ「奏者よ!会いたかったぞ!セイバーとしてやってきたぞ!」

 

玉藻の前「キャスターの玉藻の前でございます」

 

エミヤ「エミヤだ。よろしく頼む」

 

(見事にEXシリーズだな)

 

立夏「相変わらずあなたは何したの?玉藻さんが子狐の如く震えてるけど?エミヤさんもなんか気まずそうだし」

 

「本人から聞け。どうせそこの駄狐(バカ)は覚えてるだろうし」

 

玉藻「ななな何をいいい言っているのですか!?私はあああなたのことなんてしし知りません!?」

 

立夏「尻尾を隠してるから説得力無いよ?」

 

玉藻「コーン!!」

 

立夏「狐なのに兎の如く逃げ出した」

 

エミヤ「私は厨房に行かせてもらう」

 

ネロ「余はここを見回らせてもらう」

 

玉藻に続いてネロやエミヤも出ていった

 

「さて俺だな」

 

マスターの要望通りユーフィーがやってきた

 

ユーフォリア「セイバーの悠久のユーフォリアです。ユーフィーって呼んでください。よろしくお願いします!」

 

「マスターが話したいそうだ」

 

ユーフォリア「マスターさんです?」

 

立夏「そうだよ~よろしくね~」

 

ユーフォリア「こちらこそよろしくお願いします」

 

立夏「あなたも刹永さんの奥さん?」

 

ユーフォリア「そうです。一応正妻ということになってます」

 

立夏「正妻?……やっぱり刹永さんって……」

 

「ほぉ?なんて言いかけたんだ?」

 

変なことを言いかけたマスター(バカ)の頭を少し強めに掴んだ

 

立夏「痛い痛い!頭を掴まないで~!?ごめんなさい!ごめんなさい!」

 

ユーフォリア「え~と、私も本体はもう少し大きいですよ?」

 

「ユーフィーは『成長出来る余地が大幅にあるエターナル』なのに『その姿の時が一番強い』のか」

 

ユーフォリア「これでも少しは成長してます!」

 

「主に知識方面でか?」

 

ユーフォリア「そうです!それで刹永さんを誘惑……あ」

 

「……」

 

ユーフォリア「えっと、刹永さん?そのビリビリ言ってるハリセンは一体……?」

 

「バインド」

 

ユーフォリア「逃げれなくされた!?」

 

「往生せぇやぁ!!!」

 

パシン!!

 

ユーフォリア「あれ?なんとも……」

 

バゴーン!!!!

 

ユーフォリア「ぷんぎゃああああ!!」

 

立夏「こ、これがあのハリセンの本当の力……」

 

「安心しろマスターにはあそこまでの威力は出さん」

 

立夏「ピクピクしてるし煙が出てるけど平気なの?」

 

「退去してないから平気だろ。天然ボケやアホな言動をしたら遠慮なく魔術をぶちこんでも良いぞ。仮にソロモンやメディアレベルの本気の魔術を打ち込んでも死なんし」

 

立夏「なんでソロモンの部分だけ強調したの?」

 

「気にするな(ロマニが一瞬反応したな。突っついてみるか)。それよりマスター聞きたいことがあるんだが」

 

立夏「珍しいね?」

 

「ある意味今後に関わるかもしれないからな」

 

立夏「今後に……?それで何?」

 

「本人にその気は無かったけど今回の事に関係している人物が近くにいたらどうする?」

 

立夏「問い詰める……かな?何か事情があったのかもしれないし」

 

「その人物が最終的に己の存在を消すことで今回の事を終わらすことを考えていたら?」

 

立夏「存在を……消す?」

 

「『その人物はどんな過去にも存在しなかった』と改変すれば『その人物によって喚ばれた者も存在しない』事になるからな」

 

立夏「だから今回の出来事も解決する?」

 

「記憶にも記録にも歴史にすら残らなくなった一人を犠牲にしてな」

 

立夏「でもカルデアのシステムを使えば!」

 

「ジャンヌ・オルタを認めたカルデアでも残念ながら無理だ。ジャンヌ・オルタはこの状況と俺達が認識しているし元になったジャンヌ・ダルクが座に存在してるから出来た抜け道だ。その犠牲者は確かに英霊として存在しているしグランド持ちのキャスターだが、『生まれてすらいない』から『英霊の座からも消える』。故に例外だらけのカルデアであっても召喚は不可能になる」

 

立夏「それじゃあその人は報われ……」

 

「『このまま』ではの話だがな」

 

立夏「どういうこと?」

 

「マスター、あんたが行動するんだな。素性を怖がって隠してる奴に明かす勇気を与えるんだな。そうすればギルガメッシュも協力してくれるかもな」

 

立夏「あなたはどうするの?」

 

「それもあんたらの行動次第だな。最終局面までに一定以上の評価を出したら『カルデアから犠牲者なんて出さない』で終わらせてやる。評価については秘密だ」

 

立夏「一定未満だったら?」

 

「マスターは守るがそいつは犠牲になるだろうな」

 

立夏「……カルデアにいるの?」

 

「ヒントも無しに突き止めるのは可哀想だからな。後は頑張りな。ギルガメッシュは知ってるだろうが「自分で考えろたわけ」と言って教えてはくれないだろう」

 

立夏「……先に戻ってる」

 

「そうか」

 

立夏は出ていった

 

「ユーフィーお前も部屋に行っとれ」

 

ユーフォリア「なんでですか!?」

 

ロマニ「いままで倒れてたよね!?」

 

「口が軽いからだ!」

 

ユーフォリア「うぐっ、わかりました行ってます」

 

ユーフォリアはすごすごと出ていった

 

「さてと」

 

パチンと指を鳴らして防音結界を張った

 

「さて、少し話をしようか?臆病者(ロマニ)さん?」

 

ロマニ「な、なんの話かな?」

 

ロマニと少し会話(に少し説教)した

 

「最後にアレは解読できたか?」

 

ロマニ「アレって僕の事とカルデアの事だよね?」

 

「正解だな。じゃあ次の特異点の調査頑張りな」

 

結界を解いて俺も部屋に戻った

 

ロマニside

 

「ははは、流石コズミックバランサーの担い手だな……見抜かれていたんだな……報われないか……僕も覚悟を決めないとダメかな」

 

?「好きにすると良い。だが彼女らが受け入れないと思うかい?」

 

「次の特異点が終わるまでには決めたいな」

 

side end




EXシリーズで固めてみました
アルテラが来たので他のもつられて来た感じです(ネロは別ですが)

玉藻の前はこうみてもアマテラスですし……

ネロはEXからではないので刹永に恐怖は無いです

今回の雷ハリセンは纏わせたのではなく時間差で雷を落としました。威力高めすぎたせいで時間差になっただけですが

そのただ一人が世界から完全に消えるのかはわかりません。その臆病者が勇気を出すのかそれとも最後まで隠し通すのかもわかりません。もちろん隠し通した場合は刹永は何もしませんあっさり消えていただきます

『少し会話』の詳細はネタバレ防止のため割愛です

最後の謎の人物はあの人です。最初からいましたが会話には参加してません


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永遠者が行くグランドオーダー 閑話

エターナルスキルについての解説です

ついでに分身体の説明も入ります

三人と言ってますが入るだけです


ロマニ「次の特異点は捜索中だけど、三人に聞きたいことがあってね」

 

「聞きたいこと?」

 

ロマニ「多分マスターも気になってる詳細不明のスキルのエターナルについてね」

 

立夏「他にも気になることはあるけどエターナルだけ文字から想像出来ないからね」

 

「説明しても良いけどプロフィールに表示されるかはわからんぞ」

 

立夏「それでも良いから教えて?」

 

「はいはいっと、エターナルってのは読んで字のごとく永遠。個人的には二つの意味があると思っている」

 

「一つは永遠を生きるということだな。つまり俺達には寿命が存在しないんだ」

 

立夏「寿命が、ない?」

 

「もはや数えてないが俺達は億単位で生きてるぞ」

 

立夏「億ぅ!?」

 

「ギルガメッシュよりも遥かに歳上ということだな。さて話を戻すぞ」

 

「もうひとつは永遠に戦い続けるということだな。俺達はこれからは解放されてるがな」

 

立夏「なにか理由があるの?」

 

「永遠神剣は元々一つでな。それが永劫と刹那に分かれて互いに争い続けた。それを抑えるのに調律が生まれた。永劫と刹那からも多数の永遠神剣が生まれた。その一つがユーフィーの持つ悠久だ」

 

立夏「戦い続けるのって……」

 

「簡単にいうと他のエターナルや永遠神剣保持者を殺して神剣のマナを奪えって事だな」

 

立夏「解放されたってどうやって?」

 

「文字通り世界を出たのさ。ここで言う世界はこの世界や永遠神剣世界よりも上位の世界のことを指す」

 

ロマニ「上位世界!?」

 

「上位世界ではこの世界はもちろん永遠神剣世界さえも物語として観測されている。俺は元々そこの人間だったが転生したんだ。それでも魂そのものは上位世界の人間だ」

 

立夏「ユーフィーちゃんやミゥちゃんは?」

 

「こいつらは元々『永遠神剣世界』の存在だ。俺と一緒に出たおかげか魂の格が引き上げられたらしいから『上位世界』の存在として認識しても良いかもな」

 

立夏「そういえば、永劫と刹那と調律ってあなたの武器よね?」

 

「『永遠神剣世界』の存在だが、俺と契約したときに存在の格が上げられたらしい。だから永劫と刹那は争う必要が無くなったんだと思うぞ。普通なら顔を合わせた時点で永遠神剣世界の全てを巻き込んだ戦いになるはずだしな」

 

立夏「他にはなにか無いの?」

 

「そうだな……世界を出るとその世界にいたという証拠が基本的には全て消え去るな」

 

立夏「それって先日言ってた?」

 

「本人は消滅してないからそれよりはマシだ。『同じ人物』でも世界を出て戻る度に『初めまして』だからめんどくさいがな」

 

立夏「基本的にはって消えないこともあるの?」

 

「正確には特定の人物のみ覚えていられるということだな」

 

立夏「同じ存在であること?」

 

「同じエターナルはもちろん、後は準エターナルと呼ばれる存在だな」

 

立夏「準エターナル?」

 

「エターナルではないけど寿命が無い存在の総称だな。こっちは条件さえ満たせば誰でもなれる」

 

立夏「条件?」

 

「第1位以上の永遠神剣を持つエターナルと契約を交わす。もしくは化身した永遠神剣から力の欠片を取り込む」

 

立夏「化身?」

 

「第1位以上の永遠神剣は人の姿をとることが出来るからな。永劫、刹那、調律もなれるぞ。この世界では俺の使い魔のような感じになってるがな」

 

立夏「見せてくれる?」

 

「ふむ……」

 

『大丈夫か?』

 

永劫『平気です』

 

刹那『平気』

 

調律『平気~』

 

「まぁ問題無いだろう」

 

永劫と刹那と調律が人の形で現れた

 

永劫「永劫と言います」

 

刹那「刹那」

 

調律「調律だよ~」

 

立夏「本当に武器が人になった……」

 

ロマニ「……?調律さんは見たことあるような?」

 

「オルガマリーの肉体を修復したの調律だしな」

 

ロマニ「ああだからか……ん?なんか今とんでもないこと言わなかったかい?」

 

「永劫が力で叩きのめす、刹那が技で翻弄するなら調律は守りと補助に特化してるからな回復に関しても超一流だぜ」

 

ロマニ「あれは回復という概念を超えてる気がしたんだけど!?」

 

「気にするな」

 

ロマニ「ついでに聞いちゃうけどエターナルって死ぬの?」

 

「死ぬぞ?死因は限られるけど」

 

ロマニ「聞いても大丈夫かい?」

 

「問題無いな。あんたらにはどうすることも出来ないし。簡単に言うと本体の神剣を砕かれると死ぬ」

 

ロマニ「本体?」

 

「エターナルは本体を隠して普段は分身体で活動するのが普通なんだ。俺達も本体は別な場所に置いてるしな」

 

立夏「それじゃあ分身体ってそういうこと?」

 

「そういうことだな。まぁ本体より能力は落ちるがな」

 

立夏「分身体の持ってる神剣を砕いても影響はないの?」

 

「流石に多少はあるぞ。簡単に砕けるものではないけどな。第3位の時点で天地乖離す、開闢の星(エヌマ・エリシュ)の最大出力や全拘束を解除した約束された勝利の剣(エクスカリバー)でも数百単位でしかも回復する暇がないほど連続で打ち込まれ限りは砕けないだろうな」

 

立夏「王様、そうなの?」

 

ギルガメッシュ「おそらく事実だろう。我が戦いたくないと思わせる奴だからな」

 

「後は世界の法則を無視して全力を出すと世界を巻き込んで死ぬな」

 

立夏「世界の法則?」

 

「エターナルってのは世界の制限を受けて弱体化されるんだ。実際俺たちも現存する全サーヴァントの最大出力の宝具を絶え間なく打ち続ければ倒せるかも?程度には落とされているしな」

 

ロマニ「そこまで差があるの!?」

 

「この世界からも微弱とはいえ神剣の気配は感じるからエターナルが『壁』を越えようとして失敗して神剣の欠片だけが偶然やってきたんだろうな」

 

ロマニ「『壁』?」

 

「下位世界と上位世界を隔てるやつを勝手にそう呼んでるだけだがな。横移動はエターナルや特化した乗り物なら容易に出来るが上に移動するのは難しいということだな」

 

ロマニ「越えられなかったら?」

 

「次元の渦に飲み込まれて終わりだろうな。一度越えたならその後は『扉』を開けるだけになるけどな」

 

ロマニ「『扉』?」

 

「究極的には同じモノだな。『壁』は実力と存在の格で判定を行い、『扉』は実力のみの判定だと俺は思っている」

 

ロマニ「どの程度の実力が必要なんだ?」

 

「『扉』ならユーフォリアクラスが最低限だな。『壁』ならユーフォリアの20倍がギリギリかな。あくまで一人ならな」

 

立夏「複数なら緩和されるの?」

 

「壊しやすくはなるだろうな。『壁』の先の次元の渦を越えれるかはわからないが」

 

「とまぁ関係ない話になったがこんな感じだ」

 

立夏「覚えていられる方法って私にもしてくれる?」

 

「やっても良いが一連の事が終わってからな。いまやったらこの先何が起こるかわからんしな。マスターに何が起こるのかは予想はつくけどな」

 

立夏「例えば?」

 

「大きいのは魔力の急激な増加、それに対応するための魔術回路の変革あたりだろうな」

 

立夏「増加……ってどのぐらい?」

 

「予想も出来ないが多分今カルデアにいるサーヴァントくらいなら余裕で賄えるな。それも1日や2日どころでなく数十年単位でな。これから先も増えるだろうけど多分問題ないだろう」

 

立夏「そんなに……なら魔術回路の変革って?」

 

「マスターの今の魔力を1だとすると増加後は適当に言うだけだが100になるだろう。そして急激に100まで増加するとその魔術回路では制御しきれなくて暴走するだろう。そして魔術が使えなくなったり手足が吹っ飛んだりする程度なら問題ないだろう、最悪の場合は回りのものを破壊しながら命を落とすかもしれん」

 

立夏「暴走して命を……?そんなことってありえるの?」

 

「あくまで『かも』だが心配なら後でロマニやメディアやエミヤにでも聞いてみろ。暴走する前に昏睡状態になるとは思うし、昏睡状態の時に魔術回路が膨大な魔力量に対応するために変革を起こすだろうな。いくつか候補はあるがどういう変革かは想像も出来んがな」

 

立夏「候補?」

 

「1つ目は魔術回路を太くする。つまりは太くすることで対応するのさ。普通の魔術回路の何倍も大きいからかなり目立つだろうから目は付けられる」

 

「2つ目は魔術回路が増える。魔術回路の数が増えればそれだけ制御も可能になるだろう。いきなり脈絡もなく増えているので目を付けられるのは変わらないだろう」

 

「3つ目は増えた上に太くなる。最初に挙げた二つよりかは太くないし本数も少ないけども増えたり太くなったりするからやっぱり目は付けられる」

 

立夏「何をするにしても目は付けられるってこと?」

 

「ここにいる限りはある程度は平気だろうけどいつかはバレて最悪ホルマリン漬けだろうな」

 

立夏「なんとかならないの?」

 

「バレる前に唯一無二の……とまではいかなくても現代において存在しない類いの魔術を身に付けるしかないな」

 

立夏「それってどんな?」

 

「そこまでは知らん。幸いサーヴァントには魔術に詳しいのもいるだろうからそいつらに『マスターをホルマリン漬けにさせるわけにはいかない』と思わせるんだな」

 

立夏「あなたは教えてくれないの?」

 

「教えることは出来るが俺達が使うのは『この世界の魔術・魔法の理を越えてる』ものだから研究対象になるぞ?」

 

立夏「『この世界の魔術・魔法の理を越えてる』って事はかなり強力なの?」

 

「『死徒』を簡単に一人で葬れる程度には強力だな」

 

立夏「だったら!」

 

「この世界の理を遥かに越えた力であるから『抑止力』に目を付けられて最悪抹殺対象になるぞ?」

 

ロマニ「抑止力だって!?そこまでヤバイのか!?それならなんで君達は大丈夫なんだい!?」

 

立夏「ロマニ?」

 

「俺達が『サーヴァント』だからさ。それにこの世界の存在じゃないし、いつかは出ていく上に記録や記憶からは消えるからこの世界も見逃してる。だが、マスターは違う『この世界』に『生きてる人間』だ。準エターナルになったり魔力が有り得ないほど増える程度ならまだ監視される程度に済ましてもらえるかもしれない」

 

ロマニ&立夏「準エターナル?」

 

「エターナルが持っている永遠神剣の力の欠片を取り込むとエターナルとと同じく寿命が無くなるのさ。ただしエターナルよりかは能力は低いから準エターナルというわけさ」

 

立夏「私だとどうなるの?」

 

「表れ方も個人差があるからな。殆ど上がらない者もいれば大幅に上がる者もいるな。多分マスターは魔力の増加がメインになると思うがどうなるかはわからない」

 

立夏「力の欠片って取り込んで大丈夫なの?」

 

「与える側には力の減少が起こったりとかはしないから何も影響はないな」

 

立夏「能力の上がり方って私は大幅なの?」

 

「差は力を与える時の力量だな。『人類最強クラス』なら殆ど上がらないだろうけど『一般人』なら大幅に上がるな。マスターは一般人よりだから上がり方も大きいと予想できる」

 

立夏「つまりは100まで上がるにしても1の私と80の凄腕との差ってこと?」

 

「そういうことだ。多分だがマスターと契約してる俺達以外のサーヴァントにも多少の影響はあるだろうな。俺達の事を忘れないのと思い出す程度だとは思うけど」

 

立夏「能力は上がらないの?」

 

「英霊は既に『完結した力を持ってる』から上がっても微々たるものだ。もしかしたら『その英霊が本来持ってる力』が解放されるかもしれないけど」

 

立夏「本来持ってる力?」

 

「クー・フーリンやギルガメッシュのように複数のクラスに適性がある場合は全てのクラスが統合される可能性があるな。クー・フーリンならランサー並みのゲイボルグの腕を持ちながらキャスター並みのルーン魔術が使えたりとか、ヘラクレスなら理性を取り戻したりとか、カルナなら失われた武具を全て取り戻したりとかな」

 

ロマニ「そんなことになって立夏くんの魔力は大丈夫なのかい!?」

 

「準エターナルだからな。それに比例して魔力がさらに増えるかもな。流石にキツいかもしれんがそれでも年単位で平気なはずだ。カルデアの電力も使えばさらに持つだろうさ」

 

立夏「結構前から思ってたけどエターナルって規格外なのね……」

 

「だから俺達はどの世界でも異端(イレギュラー)な存在なのさ」

 

立夏「そういえば色んな世界を旅したのよね?」

 

「そうだな。異世界旅行者はそこから付いたんだろうし」

 

立夏「今までどんな世界に行ったの?」

 

「竜や天使や悪魔がいる世界にも行ったし、ゲームの世界にも行ったし、忘れられた者が集まる世界にも行ったし、チェスの盤上のような世界にも行った」

 

立夏「凄いわね……」

 

「というわけだ。大体はわかったか?」

 

立夏「答えてくれてありがとう」

 

「別に隠す気は無かったけどな。お前らが聞かなかっただけで」

 

立夏「私たちが聞けば答えたの?」

 

「別に困ることはないからな。それじゃあ捜索頑張れよ」

 

俺達は部屋を出た

 

ユーフォリア「話しても良かったんですか?」

 

「バレたところで俺達に弱点が無いことがわかるだけだしな」




多分こんな感じになる

エターナル:世界の外からきた寿命なき者の総称。寿命がないだけで持っている武器を砕くことができれば追い返すことが出来る

分身体:エターナルが『追い返すこと』しかできない理由がこれ。つまり相対しているエターナルは本体でなくただの分身ということである。それは本体で来て武器を砕かれたら完全なる死を迎えるからである

あ、しばらくはFGO編は止まります。○○○○の正体をいつ明かそうか迷っているので


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魔法少女リリカルなのは編
なのはとの出会い


サブタイトル思いつかんかった

刹永達はその内翠屋に居候します。刹永とユーフィーとミゥの両親は既に亡くなってる設定です(三人とも別々な両親ですが、父親が兄弟なので仲良しな両親達です)。同年生まれで刹永、ミゥ、ユーフィーの順です。それぞれの遺産は刹永以外は放棄してます

桃子の口調がわからぬぇー!!

あ、とらいあんぐるハート要素あります


「さて、どこに行こうかな?」

 

ミゥ「どこかに行くのですか?」

 

「そろそろ暇になったんでな」

 

ユーフィー「それならここに行きたいです!」

 

とユーフィーが魔法少女リリカルなのはと書かれたBDを持ってきた

 

「別に良いが何故ここ?」

 

ユーフィー「魔法が見てみたいからです!」

 

刹永&ミゥ「……」

 

ユーフィー「あの~どうしました?」

 

ミゥ「ユーフィーちゃん? 私達も魔法は使えますよ?」

 

ユーフィー「それはそうなのですが、砲撃魔法が見てみたいです!」

 

「ツッコミどころは色々あるが、まぁ良いか。ミゥはどうする?」

 

ミゥ「ユーフィーちゃんが心配なので行きます」

 

「じゃあ行くか」

 

俺達は散歩に行く感覚で魔法少女リリカルなのはの世界へと向かった

 

--------------

 

「到着と……ふむキチンと着いたようだな」

 

ユーフィー「ここが海鳴市ですか~ところでなんで私とミゥちゃんだけでなく刹永さんも子供になってるんです?」

 

「そっちの方が不都合がなくて良いからな。ちなみに戸籍もあるぜ」

 

ユーフィー「い、いつのまに……」

 

「ついさっきな。ユーフィーとミゥは俺の親戚な。時乃悠久と時乃美羽な」

 

ミゥ「今ってどういう時期なのですか?」

 

「本編始まる前だな。俺はそこら辺ブラブラ探索するからユーフィーとミゥは公園にでも行って遊んでてな」

 

ユーフィー「私達そんな子供じゃないです!」

 

「言っとくが俺達は大人びた子供という設定だ。なのは達と共に成長するようにしているから向こうから違和感は感じないはずだ。俺達の本体には成長は及ばないけどな」

 

ユーフィー「は、はぁ……なるほど?」

 

「まぁミゥがわかってれば良いや。そうそう魔法はまだ使うなよ?」

 

ユーフィー「どうしてですか?」

 

「この世界では時空管理局という組織があって、そいつらがやって来る可能性があるからな。物語が進めばやってくるが今はその時期じゃないからな」

 

ユーフィー「よくわからないですけど、わかりました!」

 

「……ミゥはどうだ?」

 

ミゥ「大丈夫です。使っても良い時期が来たらどの程度までなら使っても良いですか?」

 

「なのは未満で。一応彼女が主人公だしな」

 

ミゥ「わかりました」

 

「じゃあ解散!」

 

ミゥ「はい。ユーフィーちゃん行きますよ」

 

ユーフィー「ミゥちゃん待ってよー」

 

ミゥとユーフィーは公園に向かった

 

「さてと、様子を見ながら行動するか」

 

俺は姿と気配を消す魔法をかけてミゥ達の後を追った

 

--------------

 

ミゥside

 

「ここが公園ですね」

 

ユーフィー「遊具がいっぱいありますよ!」

 

「ブランコにシーソーにアスレチックしか無いですけどね……」

 

ユーフィー「でもここに何があるんだろう?」

 

「多分刹永さんのことですから何かがあると思います」

 

ユーフィー「とりあえず遊ぼう!」

 

(確かユーフィーちゃん子供じゃないって怒ってたような?まぁ見た目相応ですし気にしなくて良いですね)

 

それから私達は日が暮れるまで他の子供達に交じって遊んだ

 

ユーフィー「楽しかった~」

 

「そ、そうだね」

 

ユーフィー「そういえばあの子ずっとブランコに乗ってますよね?もう他の子達は帰ったのに」

 

「話しかけてみましょう(あれ?あの子はもしかして?)」

 

ユーフィー「こんばんは!君は帰らないの?」

 

?「え?」

 

「ユーフィーちゃん、そんな急に話しかけたらびっくりしちゃうよ」

 

?「え、えっとこんばんは?」

 

ユーフィー「急に話しかけてごめんなさい!」

 

?「い、いえ、少しびっくりしただけですので平気です」

 

ユーフィー「ユじゃなくて時乃悠久です」

 

「時乃美羽です」

 

?「えっと、高町なのはです」

 

「(やっぱり)どうしてずっとここにいるのですか?」

 

なのは「お父さんは入院しててお兄ちゃんとお姉ちゃんは鍛練してて、お母さんはお店で忙しいからお店が終わるまではここにいるの」

 

「それはどうしてですか?(なるほど、だから刹永さんは私達にここにくるようにしたんですね)」

 

なのは「迷惑をかけたらいけないから良い子でいないとダメなの」

 

「それは誰かに言われたのですか?それとも自分で決めたことですか?」

 

なのは「じ、自分で決めたことです」

 

「それはダメです!」

 

なのは「え?」

 

「私達のような特殊な事情があるなら兎も角、なのはちゃんのような歳の子供はもっと甘えなきゃダメ!」

 

なのは「で、でも、それだと……」

 

「子供なんだから迷惑をかけなきゃダメ!しかもこれはなのはちゃんだけの問題では無さそうですね

 

なのは「でもでも……」

 

「一緒に行きましょう!」

 

なのは「え?」

 

「なのはちゃんの家に私達も行きますから今すぐ行きますよ!」

 

ユーフィー《ミゥちゃん、ミゥちゃん、高町なのはってあの魔砲少女の高町なのはですか!?》

 

《ユーフィーちゃん、とりあえず落ち着いて。確かにそうですが、まだ魔法少女ではないので口走らないように!》

 

ユーフィー《ところでさっきなのはちゃんの家に行くって……》

 

《行ってなのはちゃん達の家族の方々に説明しないとなのはちゃんは一人ぼっちのままですからね》

 

私達はなのはちゃんの腕をつかみなのはちゃんの家に向かいました

 

なのは「私の家ってわかるのですか?」

 

「急いでいたのでわからないので案内お願いできますか?」

 

ユーフィー《本当は知ってるのに?》

 

《合わせなさい!》

 

ユーフィー《は、はいぃ!》

 

私達はなのはちゃんの案内で改めて翠屋に向かった

 

なのは「ここが私の家です」

 

「では入りますよ」

 

準備中という札を確認してタイミングが良かったと思いながら扉をくぐった

 

カラン、カラン

 

?「いらっしゃい、本日はもう終わっちゃってます。ってなのは?おかえりなさい」

 

なのは「た、ただいまです」

 

「なのはのお母さんですか?」

 

?「その通りですが、君は?」

 

「時乃美羽です、こちらが時乃悠久です」

 

ユーフィー「時乃悠久です」

 

「ちょっとなのはちゃんの事でお話がありまして」

 

ユーフィー《お話というよりOHANASHIですよね?》

 

《ユーフィーちゃん?少し黙っててね?》

 

ユーフィー《わ、わかりました!》

 

「なのはのお兄さんとお姉さんも一緒にお願いします」

 

?「え、ええ、わかったわ。少し待っててね」

 

桃子さんは恭也さんと美由希さんを呼びに行った

 

なのは「美羽ちゃん、少し強引過ぎだと思うの……」

 

「このぐらいじゃないとダメです(それに刹永さんもそろそろ動くでしょうし)」

 

?「連れてきたわ」

 

?2「そちらの少女か?なのはについて話があるのは」

 

「そうです。話す前に自己紹介しましょうか。私は時乃美羽です。こちらは時乃悠久です」

 

ユーフィー「と、時乃悠久です(ミゥちゃん怖いです)」

 

?1「なのはの母の高町桃子です」

 

?2「兄の高町恭也だ」

 

?3「姉の高町美由希よ」

 

「それでは早速ですが、私達がなのはちゃんと出会った時の事を説明します」

 

私は公園でのなのはちゃんとのやり取りを説明した

 

「この説明を聞いて、思い当たる節はありますか?」

 

私がそう聞くと三人は何かを考えるように黙りこみました

 

しばらくして桃子さんが重苦しく口を開きました

 

桃子「わ、わかりませんでした」

 

恭也「俺もわからなかった」

 

美由希「私も……」

 

「なのはちゃんのお父さんが入院しててお店が忙しく、なのはちゃんの事をあまり見れなかったのは多少はわかります。でも接する機会が沢山あったはずの恭也さんと美由希さんは何をしていたのですか?」

 

恭也「父さんの後を継ぐために鍛練を……」

 

美由希「わ、私は恭ちゃんに追い付くために……」

 

「それはなのはちゃんの事を見れないほど毎日過密にしないといけないことなのですか?」

 

恭也「そ、それは……」

 

「部外者である私が追求してもあまり仕方が無いことですのでなのはちゃん」

 

なのは「は、はい!」

 

「今がチャンスです。私達は外に出てるので後はなのはちゃんが自分の心を自分で伝えるべきです」

 

なのは「わ、わかりました」

 

なのはちゃんが頷いたのを見て私はユーフィーちゃんの腕を引っ張って翠屋の外に出た

 

「ふぅ……」

 

ユーフィー「お、お疲れ様?でもこれでよかったのかな?」

 

「一度は話し合わないといけないことですから早めにしちゃった方が良いです。こういうのは長引けば長引くほど厄介になっていくものなので」

 

ユーフィー「でも、さっきのミゥちゃん、刹永さんみたいだったよ?」

 

「模倣してみました。やっぱり刹永さんほどには出来ません」

 

ユーフィー「ところで刹永さんは?」

 

「多分ですが、なのはちゃんのお父さんのところだと思います」

 

ユーフィー「どうしてですか?」

 

「入院してるということは大怪我を追ったのか、病気を患ってるのかはわかりませんが、おそらく刹永さんは治しに行ったのだと思います」

 

ユーフィー「治すってどうやってです?」

 

「魔法で治すのでしょう」

 

ユーフィー「あれ?でも何らかの組織に見つかるって言ってましたよね?」

 

「膨大な魔力を一気に使ったらそうなりますが、おそらく時空管理局が介入するまでの魔力は使わないと思います」

 

ユーフィーちゃんと会話していると翠屋の中からすすり泣く声が聞こえそっと窓から中を見ると3人が抱き合ってるのが見えた

 

「上手くいったようですね」

 

sideEND

 

--------------

 

「よくやったな」

 

ミゥ「あ、おかえりなさい。どうでした?」

 

「おう、完治したぜ。まぁ治し過ぎた気もするけど」

 

ユーフィー「刹永さん、ミゥちゃんに行動がバレてたの驚かないの?」

 

「ミゥは気配と姿を消してた俺を認識してたぜ?その事には驚いたがな」

 

翠屋のドアが開いた

 

桃子「あらあなたは?」

 

「時乃刹永です。こいつらの兄のような感じです」

 

桃子「一緒に行動してなかったの?」

 

「買い物をしていたので」

 

俺は買い物袋を持ち上げた

 

桃子「偉いのね。ご両親は?」

 

「既にいません。こいつらの両親も既にいませんので三人で暮らしてます」

 

桃子「悪いことを聞いたわね」

 

「いえ、こいつらのおかげで寂しく無いですし」

 

桃子「家は近いの?」

 

「近いと言えば近いですが、山の方です」

 

桃子「そういえばあそこには家があったわね……少し遠いわね、今日は家に泊まっていきなさい」

 

「でも、迷惑では?」

 

桃子「子供なんだから迷惑をかけていいの!それに食材もあるようだし、腕によりをかけるわよ?」

 

「それではお言葉に甘えます」

 

俺達は桃子さんと一緒に翠屋に入った




ユーフィーの反応が遅かったのは名前を聞いて混乱してたからです

あ、ユーフィーの本当の両親(ユウトとアセリア)は健在ですよ?

ミゥの口調が少し怖いのはなのはの『良い子』になろうとしてるのもそうですし、何よりなのはの家族の誰もそれに気付いていなくて少しもイライラしてるからです

ユーフィーと刹永とミゥの念話はチャンネルが違うので三人以外には聞こえません

名乗ってないのに地の文で桃子、恭也、美由希と表記してるのはミゥは知ってるからです。それ以外では名乗るまでは『?』表記です

なんかミゥが刹永化してるような気がしますね

士郎は完全に身体能力が全盛期まで戻ってます


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士郎の快復、入学フラグ

入学(というより編入)フラグが立ちました

ちなみにこの世界における刹永達の設定は頭に直接叩き込んでます。なのでアホの子のユーフィーもほぼ無意識に口裏を合わせています


恭也「誰だ?そいつ」

 

美由希「恭ちゃん、そんな言い方は」

 

「(そういやシスコンだっけ)時乃刹永です。こいつらの兄のような感じです」

 

桃子「この子達、今日は家に泊まるから♪」

 

恭也「別に良いんだが、こいつらの親御さん達に説明しないとダメでは?」

 

桃子「ちょっと重たい話になるけど」

 

桃子さんはさきほどのやりとりを聞かせた

 

恭也「そういう事情なら仕方無いか」

 

桃子「美羽ちゃんと悠久ちゃんはなのはと同じ部屋ね」

 

ミゥ&ユーフィー「わかりました」

 

桃子「刹永くんは恭也と同じ部屋ね」

 

刹永「わかりました」

 

桃子「それでは早速、刹永くんが買ってきた食材を使って料理しましょう」

 

桃子さんが俺から袋を預かると調理場に行き、調理を始めた

 

桃子「出来たわよー。沢山作っちゃったから皆で運んでね」

 

全員「はーい」

 

全員で協力して大量の料理を並べた

 

桃子「みんな席に着いたわね、それでは」

 

全員「いただきます」

 

桃子「どう?美味しいでしょ?」

 

ユーフィー「とても美味しいです!」

 

そんなこんなで料理が無くなる頃には全員満腹となった

 

するといきなり電話が鳴り出した

 

桃子「はい、もしもし、はいそうですが、え?本当ですか!?今日はもう遅いので明日伺います」

 

なのは「なんの電話だったの?」

 

桃子「病院からよ」

 

恭也「まさか父さんになにか!?」

 

桃子「あったにはあったけど悪い話では無いわ。それどころは喜ばしい事よ」

 

美由希「どういうこと?」

 

桃子「医者も首を傾げているそうだけれど昼頃に突然怪我が完治して目を覚ましたそうよ。色々検査をしていたから連絡が今になったみたい」

 

なのは「本当!?」

 

桃子「今日はもう遅いし、刹永くん達もいるから明日みんなで会いに行きます」

 

ミゥ「それって私達も一緒にですか?」

 

桃子「そうだけれど何か用事でもあるの?」

 

ミゥ「いえ、ありませんが、部外者ですし」

 

桃子「良いのよ、気にしなくて、あなた達のおかげでなのはの異変に気づけたんですし、そのお礼よ」

 

ミゥ「ではご同行させていただきます」

 

恭也「その歳でかなり大人びてるんだな」

 

ミゥ「両親がいなく、私達3人だけですから」

 

桃子「暗い話はそこら辺でお風呂にしましょう♪」

 

恭也「そうだな、でどうする?」

 

桃子「そうね……恭也と刹永くん、美由希と美羽ちゃん、なのはと悠久ちゃんの順で入りましょう。私は一番最後に入ります」

 

--------------

 

「ふぅ~」

 

恭也「大変だな色々と」

 

「そうですね、両親が亡くなった時には見知らぬ親戚が沢山現れましたね。面倒なので二人には遺産を放棄させて俺だけ遺産を受け取る形にしましたし。そのおかげであの家だけは守ることが出来て良かったです」

 

恭也「本当にお前達は大人びてるな。本当は年齢偽ってるのではないか?」

 

「そうならないといけませんからね……ゴタゴタで学校にも行けてませんし、せめてあいつらだけでも通わせたいところですね」

 

恭也「……そうか(これは後で母さん達と相談だな)」

 

(計画通り)

 

恭也「そろそろあがるか」

 

「はい」

 

俺と恭也さんは風呂を出た

 

恭也「おーい、次良いぞー」

 

美由希「はーい、それじゃあ行きましょうか美羽ちゃん」

 

ミゥ「はい」

 

《ミゥ、一応俺の方でもフラグは立てたがそちらも頼むな》

 

ミゥ《はい、わかりました》

 

ユーフィー《???》

 

--------------

 

ミゥside

 

「良い湯ですね~」

 

美由希「でしょ~?」

 

「こんなにゆっくりしたのは久しぶりです」

 

美由希「今まではどうしてたの?」

 

「兄さんと共に遺産が欲しい見知らぬ親戚の対応をしてましたね。兄さん以外は遺産を放棄してるはずなんですけどね……」

 

美由希「それは大変ね~ところで学校には通ってるの?」

 

「兄さんは私とユーフィーちゃんを通わせたいみたいですけど、親戚への対応でゴタゴタしてて通ってませんね」

 

美由希「……そう(後でお母さん達と相談してみましょう)」

 

それから会話を続け、|逆上(のぼ)せそうになったので美由希さんとお風呂を出た

 

美由希「なのはー、悠久ちゃん良いですよー」

 

なのは「はーい、悠久ちゃんいきましょう」

 

ユーフィー「はい」

 

刹永《どうだ?》

 

《向こうから振ってくれたので通ってないことは伝えました》

 

ユーフィー《あの~なんの話です?》

 

刹永《学校に通ってないという話だ》

 

ユーフィー《私もなのはちゃんとそういう会話をした方が良いです?》

 

刹永《お前はそういう腹芸は出来んからしなくていい》

 

ユーフィー《ぶぅー》

sideEND

--------------

ユーフィーside

 

「はふぅん」

 

なのは「ユーフィーちゃんなんだか疲れきった女性みたい」

 

「そうですね、お兄さんとお姉さんがいないときの見知らぬ親戚の対応をしててゆっくり出来ませんでしたから」

 

なのは「???」

 

「あ、なのはちゃんは気にしないで良いよ」

 

なのは「は、はぁ……ところで悠久ちゃんは学校に友達いる?」

 

「通ってないからいないよ?」

 

なのは「え?通ってないってどうして……?」

 

「色々あったからね。お兄さんはお姉さんと私を通わせたいとは思ってるみたいだけど中々難しいみたい」

 

なのは「そ、そうなんだ……(お母さん達に相談した方が良いのかな?)」

 

それからもなのはちゃんとお話をしていましたが逆上せそうになったのであがりました

 

なのは「お母さーんあがったよー」

 

桃子「はーい」

 

sideEND

 

--------------

 

ユーフィー達があがったので桃子さんも風呂に入った

 

恭也「どうだ?我が家の風呂は?」

 

「良かったです」

 

恭也「美由希、ちょっと」

 

美由希「恭ちゃん、私もちょっと」

 

恭也size

 

「学校に通ってないことは聞いたか?」

 

美由希「ええ、聞いたわ」

 

「母さん達に相談した方が良いよな?」

 

美由希「良いとは思うけど私達がそこまで踏み込んで良いのかわからないのよね……」

 

「その辺りも含めてだな」

 

美由希「最終的にはお母さん達の判断に任せるしかないよね」

 

「なのはは聞いてると思うか?」

 

美由希「何か悩んでるみたいだから聞いてるとは思う」

 

「まぁその内話して……いや、こちらから聞いた方が良いか」

 

美由希「そうね」

 

「なのはーちょっとこっち来い」

 

なのは「はーい」

 

なのはがやってきた

 

なのは「お兄ちゃん、なんのよう?」

 

「単刀直入に聞くが悠久ちゃんから学校に通ってないことは聞いたか?」

 

なのは「聞いたけどお兄ちゃん達も?」

 

「俺達は後でお母さんと相談してお母さんの判断に任せることにしたがなのははどうする?」

 

なのは「私もそうする」

 

「そうか、なのはは先に戻っててくれ」

 

なのは「わかったの」

 

なのはは刹永達のところに戻った

 

「感づいているか?」

 

美由希「刹永達のこと?」

 

「ああ、明らかに戦いに慣れてる、それも生き死にが関わるレベルのな。隠そうとしてないのか隠しきれてないのかはわからないが」

 

美由希「でも見た目は子供よね……」

 

「そうだな、父さんなら何かわかるのかもしれんが……まぁ悪いことを考えてるわけではなさそうだから様子見だな。さて戻るか」

 

美由希「そうね」

 

俺達も刹永達のところに戻った

 

sizeEND

 

恭也達が戻ってきた

 

直後に風呂場から水を抜く音が聞こえた

 

桃子「みんな入ったわね。それじゃあ部屋に行きましょう」

 

全員「はい」

 

みんなで部屋に向かったが途中で恭也が引き返したので俺は待ってることにした

 

恭也「母さん、ちょっと後で話があるんだが」

 

桃子「重要そうね。居間で待ってるわ」

 

恭也「ああ。それじゃあ部屋に行くぞ」

 

「はい」

 

恭也「ベッドは奥の方を使っててくれ。俺はちょっと用事があるから」

 

「はい」

 

恭也は居間に向かった

 

「さてさてどうなることやら。まぁ寝るか」

 

言われた通り、ベッドの奥で横になり寝た

 

恭也size

 

「母さん」

 

桃子「来たわね、それで話って?」

 

「風呂で聞いたんだがどうやら刹永くん達は学校には通ってないらしい」

 

桃子「あら……理由は聞いてる?」

 

「遺産を目当てにやってくる見知らぬ親戚の対応でゴタゴタしてて通う暇がないみたいだ」

 

桃子「親戚が聞いて呆れるわね……学校に通わせないで遺産を目当てにする、だなんて」

 

「そうだな。刹永くんはなんとか美羽ちゃんと悠久ちゃんを通わせたいみたいだが……」

 

桃子「その話、美由希となのは知っているの?」

 

「二人もお風呂で聞いたみたいだ」

 

桃子「それで恭也はどうしたいのかしら?」

 

「出来れば三人とも通わせたいとは思ってるがそこまで踏み込んで良いのかわからないから、母さんに任せようかと」

 

桃子「そうね……明日士郎さんと話してみるわね。まぁ答えは決まっているようなものですけど」

 

「後見人は父さんと母さん?」

 

桃子「そうなるわね。明日になるまではわからないから今日は寝ましょうか」

 

「はい」

 

俺は自分の部屋に行き、ベッドに横になった

 

sizeEND



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士郎の復帰、養子

士郎ってこんな感じなんだろうか……魔法少女リリカルなのはでは生存はしてるけどあまり出てこないしとらいあんぐるハートだと死んでるし……

ちなみにまだ原作前です。あの二人も誘拐されてません


翌日になった

 

「恭也さん、おはようございます」

 

恭也「おはよう。俺は先に下に行ってるからな」

 

「はい」

 

恭也は出ていった

 

「(おいおい、殺気飛ばすか普通。一瞬身体が反応しちゃうとこだったぜ)ふぅ……さて行くか」

 

俺も下に向かった

 

--------------

 

「おはようございます」

 

桃子「おはよう」

美由希「おはよう」

 

ミゥ「おはようございます」

 

ユーフィー「おはようございます」

 

桃子さんはどこかに電話をかけた

 

桃子「高町桃子ですが、これから向かいます」

 

どうやら病院にかけたようだ

 

桃子「それじゃあ病院へ向かいましょう」

 

全員で病院へ向かった。歩きで

 

なのは「み、みんな、待って、よー」

 

桃子「あら、なのは以外は体力あるわね」

 

美由希「修行の成果です」

 

恭也「同じく」

 

「毎日山登りしてるようなものですし」

 

ミゥ「私達もです」

 

桃子「そろそろ着くから少し休憩しましょうか」

 

そんなこんなで病院に到着した

 

桃子「高町桃子です。高町士郎に会いにきました」

 

受付「○号室です」

 

桃子「はい、わかりました」

 

受付(ん?三人多い?でもあの子達って確か……)

 

桃子「それじゃあ行くわよ」

 

桃子さんと共に士郎さんがいる病室に向かった

 

コンコン

 

?「はーい?」

 

桃子「桃子です」

 

?「入って良いよー」

 

全員「失礼します」

 

?「いらっしゃい、おや?そちらの子達は?」

 

「時乃刹永です」

 

ミゥ「時乃美羽です」

 

ユーフィー「時乃悠久です」

 

?「高町士郎です」

 

桃子「気付かなかったちょっとした問題を解決してもらったのでついてきてもらったの」

 

士郎「問題?」

 

桃子は説明した

 

士郎「色々と迷惑をかけたね」

 

ミゥ「いえ、私も少し言い過ぎたかなと思ってます」

 

桃子「美由希、なのはちゃん達と公園で遊んでてくれる?」

 

美由希「はい、わかりました。それじゃあ皆行くよー」

 

子供4人「はい」

 

俺達は美由希と共に公園に向かった

 

恭也size

 

士郎「あの子たちを先に出したってことは何かあるのかな?」

 

桃子「ええ、まぁ」

 

母さんは昨日俺達が風呂で聞いたことを話した

 

士郎「それで桃子さんと恭也くんはどう考えてるのかな?」

 

桃子「私は養子にして引き取り、学校に通わせた方が良いと思ってます」

 

士郎「僕もそれが最善だと思うけど何を迷っているんだい?」

 

桃子「そこまで踏み込んで良いのかがわからなくて」

 

士郎「それに君達の話を聞く限りあの子達は見知らぬ親戚がこちらをターゲットにすることも懸念して断るだろうね」

 

桃子「そうね……もし私やなのはが人質にされたらとも考えちゃうわね」

 

士郎「そうなったらなったで俺と恭也が叩き潰すけどね」

 

「父さん、殺気が出てます」

 

士郎「おっと、そんなわけで仮になんらかの被害を被ったとしても何も問題がないことを説明しないといけませんね……」

 

「俺と父さんの試合を見せる?」

 

士郎「それが一番かもね。じゃあそういうわけで退院手続きして家に戻ろうか」

 

桃子「はい」

「わかりました」

 

俺達は父さんの退院手続きをして病院を後にした

 

sizeEND

 

ミゥ《どんな会話をしてるんでしょうか?》

 

《さぁ? 大方どうやって俺達を養子にするかの相談でしょう》

 

ミゥ《受けた方が良いのでしょうか?》

 

《最終的にはな。それとな恭也や美由希には俺達が生死に関わる戦いを潜り抜けてきた事はある程度見抜かれてるぞ》

 

ミゥ《それは大丈夫なのでしょうか?》

 

《何か言われない限りは大丈夫だろう。向こうも最初からこちらが受けるとは思ってないだろうしな》

 

ミゥ《刹永さんお願いしますね? 一番上のお兄さんですし》

 

《まぁ俺も無関係ではないしな。それと士郎にも見抜かれると思っておけよ》

 

桃子「皆ー帰るわよー」

 

恭也と士郎以外「はーい」

 

桃子さん達と合流して翠屋に向かってる途中で

 

士郎「さっき話し合ったんだけどね。君達を養子に迎えたいと思うんだけど、どうかな?」

 

と士郎さんが唐突に切り出した

 

「(単刀直入かいな!)いえ、それだとご迷惑が……それに……」

 

桃子さんとなのはを一瞬見る

 

桃子さんは既に知っていたのか何も反応が無かったがなのはは首をかしげていた

 

士郎「その心配はしなくていいよ。論より証拠、家の道場でそれを示させてもらうよ」

 

ミゥ《えっと、何をするつもりなのでしょうか?》

 

《多分試合だろう。士郎さんと恭也なのな》

 

ミゥ《大丈夫なのでしょうか?》

 

《やり過ぎる前に桃子さんが止めるだろうよ。それにこの二人は剣術に関しては俺以上だ。見といて損はないぞ》

 

そんなこんなで翠屋に到着し、裏にある道場に向かった

 

士郎「これで君達の心配が晴れると良いんだけどね」

 

(心配は全くしてないけどな)

 

桃子「それじゃあ、試合開始!」

 

桃子さんの掛け声と共に空気が一気に張りつめた

 

ユーフィー《なんか、空気が?》

 

《これが達人同士の試合の空気だ。そしてこの二人の勝負はおそらく一瞬でつくぞ》

 

それからも膠着状態が続いた

 

《入ったな》

 

ユーフィー《何がです?》

 

《気付かないか? 二人の距離が近づいてることに》

 

ユーフィー《え? あ、本当だ》

 

《揺らいだな。決まるぞ》

 

ユーフィー《え?》

 

《目を離すな!》

 

ユーフィー《は、はい!》

 

次の瞬間には向かい合っていた二人が位置が逆になり、お互いに背中を向けている状態になった

 

そして恭也が膝をついた

 

桃子「そこまで!」

 

ユーフィー《え? 一体何が?》

 

《神速、あの二人と美由希が修めてる剣術の奥義の一つだ》

 

ユーフィー《それなら刹永さんや時深さんも……》

 

《アホ、俺と時深がやってるのは時間ごと速くなることで反則技だ。だがあの二人は己の技術だけであの速さを実現している》

 

ユーフィー《えーと、どう違うのでしょう?》

 

《俺と時深は時間ごと速くなる、つまりは自分の時間だけを進める事だ。あの二人は言うなれば単なる足の速さだ》

 

ユーフィー《よくわからないです》

 

《まぁわかる必要は無い》

 

士郎「どうだい?」

 

「速すぎて何がなんだかわかりませんでした」←嘘です

 

士郎「簡単に言うと仮に桃子やなのはが人質になってもあの速さで救出が出来るというわけだ」

 

「確かにあの速さなら大丈夫みたいですが、あなた達の身体は大丈夫なのでしょうか?」

 

士郎「痛いところを突くね……僕は大丈夫だけど恭也はそんなに長くは出来ないだろうね」

 

「(恭也の膝もこっそり治すか)養子になろうと思います」

 

士郎「そうか、それじゃあ今日から君達は家族だ」

 

「ご迷惑をおかけするかもしれませんがよろしくお願いします」

 

士郎「良いんだよ。沢山かけなさい。それが子供に与えられた特権だ」

 

桃子「それじゃあ今日はお祝いね♪」

 

「あ、でも家に着替えとか取りにいかないと」

 

桃子「そんなの明日で良いのよ」

 

「いえ流石に連続でこの格好と言うのは……」

 

桃子「もしかして昨日寝たときもその格好だったの?」

 

「俺はそうです」

 

ミゥ「わ、私もです」

 

ユーフィー「私も……」

 

桃子「それなら今から取りに行きましょう♪」

 

「はぁ……拒否権は無さそうですね」

 

俺達は桃子さんと共に家に向かった

 

「ここです」

 

桃子「ずいぶんと立派な家なのね」

 

「まぁ見知らぬ親戚達は家が欲しいと言うよりこの家を売った時のお金が欲しいみたいですけどね。どうぞ上がってください」

 

桃子「お邪魔します」

 

「居間はこちらです」

 

桃子さんを居間に案内した

 

「俺達は着替えを取ってきます」

 

俺達は部屋に向かい着替えを取り、居間に向かった

 

桃子「結構大きいバッグがあったのね」

 

「バッグというよりリュックサックですけどね……遺産の中にあったので色違いで三つあったので三人でわけました」

 

桃子「これは士郎さんや恭也にも来てもらった方が良かったかな。まさかそんなに大量にあるとは思わなくて」

 

「入れ物が大きいだけで満杯に入ってるわけでは無いです」

 

実際ユーフィーやミゥですら半分程度にしか入っていなかった

 

桃子「あら、そうなの?」

 

「要らなくなった小さい服はまだ大量にありますけどね……着れるのだけ入れてきました」

 

桃子「大丈夫なようだし、ゆっくり帰りましょうか」

 

全員「はい」

 

俺達は来たときとは違い、ゆっくりと歩いて翠屋に向かった




桃子となのは以外は人質になっても余程の事がない限りはあっさりと脱出出来ますよね……桃子が人質になったら士郎が、なのはが人質になったら恭也がバーサクモードになって殲滅しそうですし

月村家はとらハの設定です

恭也と美由希に見抜けるなら士郎に見抜けないわけはないよね……ということです病室では初対面ですし、そんなに長くいたわけではないのでその時点では見抜いてはいません

士郎と恭也の剣術は刹永以上→そもそも刹永は剣術の訓練は積んでませんので『剣術』だけみた場合は下手したら美由希未満です。『殺し』に関しては士郎や恭也以上です

士郎と恭也の神速対決ですが、恭也の膝は治ってないので士郎の勝ちです。厳密に言えば完治してても全盛期の士郎には勝てませんが。ユーフィーとミゥは二人の神速を捉えられてませんが、刹永はキチンと捉えてます

時深VS士郎(全盛期)でやったとして、士郎が先手で神速を使っても時深には絶対に勝てません
100m走で例えるなら神速使っても1/100以下の時点で刹永と時深は既にゴールしてる

士郎だけだと心許ないのでその内恭也の膝も治してしまいます

着替え?次元の狭間から取り寄せですが? 着替えを入れるやつは刹永が継いだ遺産の中にあるやつを三人で分けたという設定です。ユーフィーは白と青のツートン、ミゥは白、刹永は黒です


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入学(編入)、誘拐

ウダウダやってもあれなので飛ばします
あ、ちなみに刹永達は8歳です(なのはと同学年にするために)

誘拐されるのはあの二人です。刹永の婚約者になっちゃうけど良いのかは知らん。今後の展開次第!(マテ


それから色々あって俺達は養子縁組をするときに戸籍を確認された時に8歳とバレて私立聖祥大附属小学校の3学年に編入することになった

 

養子縁組するときに桃子さんと士郎さんは何故か笑顔で役場の偉い人と話していたがなにがあったのかは不明だ。知らぬが仏ということで見て見ぬ振りをした

 

これまた何かしらの伝があるのかなのはと同じクラスになった

 

家族になるんだからと恭也と美由希となのはへの呼び方が呼び捨てになった

 

桃子「さていよいよ、初めての学校へ出発ね」

 

「なんで桃子「ん?」……か、義母さんの方が緊張してるんです?」

 

ユーフィー《ぶっ!》

 

《ユーフィー、後で覚悟しとけよ?》

 

ユーフィー《た、助けてミゥちゃん!!》

 

ミゥ《ごめんユーフィーちゃん、無理!》

 

「なのは遅いな。また寝坊かな」

 

桃子「そうみたいね……はぁ」

 

桃子さ「……?」義母さんがなのはを起こしに向かった

 

桃子「なのはー!起きなさーい!」

 

なのは「にゃ!」

 

それからドッタンバッタンと音がして制服を着たなのはが降りてきた

 

なのは「皆おはよー!」

 

「おはよう。まだ時間に余裕があるとは言え早く食っちゃえよ」

 

なのは「時間?」

 

なのはは時計を見て固まった

 

なのは「お母さん!まだ1時間も余裕あるじゃないの!」

 

桃子「私はなにも言ってないわよ?ただ起こしただけよ?」

 

なのは「うー」

 

桃子「はいはい、唸るのは良いけど食っちゃいなさいね」

 

なのは「はーい」

 

それからなのはは微妙に膨れながらも朝飯を食べた

 

なのは「ごちそうさまでしたー」

 

食べ終わったなのはは食器を片付けて歯を磨いた

 

なのは「準備完了!」

 

「いや、だからまだ少し余裕があるぞ。俺達はもうすぐ出発するけど」

 

なのは「なんで?」

 

「いや、職員室行かないとあかんからな」

 

なのは「そっかー。それじゃあ教室でねー」

 

「職員室の場所がわからない俺達を放置するのか?」(黒い笑み)

 

なのは「にゃ!?」

 

桃子「あらあら、なのはったら」(こちらも黒い笑み)

 

なのは「そそそんなわけないよよよよ」

 

ユーフィー&ミゥ(に、似た者義親子(おやこ))

 

「さてなのはよ、どう行くんだ?(知ってるけど)」

 

なのは「バスで近くまで行くからバス停に向かうよー」

 

翠「?」家を出発してバス停でバスを待って学校前に到着した俺達

 

なのは「ここが私立聖祥大附属小学校だよー」

 

「そこの看板見ればわかるが……ところでバスの中で相当驚かれてたな?」

 

なのは「な、なんのことかな?」

 

「なるほど寝坊はいつものことなのか」

 

なのは「そんなことより職員室行くよー!」

 

(誤魔化した)

 

ミゥ(誤魔化しましたね)

 

ユーフィー(あははは……)

 

担任「お友達が三人増えます!」

 

「時乃刹永です。この二人の兄のような感じです」

 

ミゥ「時乃美羽です。よろしくお願いします」

 

ユーフィー「時乃悠久です。よろしくお願いします!」

 

席は何故かなのはの横と前になっていたので俺は前の席でミゥとユーフィーは横の席になった

 

何故か俺の横がアリサとすずかだったが

 

《小学校なんて何周期ぶりだろう?》

 

ユーフィー《そこは『何年』じゃないんですね……》

 

《小学校に通ってたのはお前が監・視に来る前だったな》

 

ユーフィー《あの、なんで監視をわざわざ強調したんです?》

 

《フフフ、なんでだろうな?》

 

朝のSHRが終わるとやはり質問が飛び交った

 

ミゥとユーフィーは目がグルグルしていたが俺は普通に答えていた

 

左に座っていたアリサがプルプルしてるのを横目で確認して耳を手で塞いだ。ちなみに月村すずかも耳を手で塞いでいた

 

バン!

アリサ「いい加減にしなさーい!!!

 

《塞いだのに耳がーミミガー》

 

ミゥ《ユーフィーちゃんと私は塞ぐ暇なく直撃しました~》

 

ユーフィー《はらほろひれはれ~》

 

アリサ「順番に並んで質問しなさい!」

 

アリサのあまりの剣幕に従うクラスメイト達

 

ユーフィーやミゥもなんとか捌いたようだった

 

ユーフィー「た、助かりました~」

 

アリサ「私もイライラしてたからね。ついでよついで」

 

すずか「アリサちゃん、とりあえず自己紹介しない?」

 

アリサ「アリサ・バニングスよ、そこの寝坊助なのはの友達よ」

 

すずか「月村すずかです。同じくなのはちゃんの友達です」

 

ユーフィー「あ、はい、よろしくお願いします!」

 

(月村すずか……なるほど、吸血鬼ね……まぁ気にすることは無いか)

 

しばらく放置していると後ろのなのはの席から楽しそうな声が聞こえてきた

 

(もう仲良くなったのか早いな~)

 

すずか「寂しくはないんですか?」

 

「ようやく学校に通えて妹に友達が出来たんだ兄としては喜ばないとダメだろ?」

 

すずか「そんなものですか?」

 

「そんなものだ。まぁ仲良くしてやってくれや」

 

ほぼ無意識にすずかの頭を撫でた

 

「おっと、すまんな」

 

すずか「なんだか、もう一人のお兄さんみたいです」

 

「兄がいるのか?」

 

すずか「本当のではなく、お姉ちゃんの婚約者ですけどね」

 

「そうか。そろそろチャイムが鳴るな」

 

ミゥ&ユーフィー《むぅ~》

 

《お前らも膨らんでないで授業の準備しろ。気が向いたら撫でてやるから》

 

ユーフィー《それ以上(子作り)を求めます!》

 

《却下に決まってんだろ。8歳でそういうことしてたらおかしいだろ》

 

ミゥ《そ、そうですよね~》

 

《ミゥ、お前もか》

 

そうこうしてる内にチャイムがなり、授業が始まった

 

そして放課後

 

ユーフィー「ッハ! 気付いたらあっという間に放課後に!? 授業やったけ!?」

 

「やったわというか昼休み以外殆んど寝てただろうがこのボケぇ!」

 

パァン

 

ユーフィー「ぐふっ」

 

アリサ「よ、容赦ないわね……というよりそのハリセンどこから出したのよ……」

 

「この鞄に入れてきた。このアホ妹のボケに対するツッコミ用のハリセンは常備してる。鞄以外の隠し場所は内緒だがな」

 

ミゥ「あははは……」

 

すずか「良いなぁ……」

 

アリサ「す、すずか?」

 

すずか「え、あ! な、なんでもない!」

 

「安心しろ他人の子にはやらん。なのはにはやるかもだが」

 

なのは「私も他人の子だよね!?」

 

「養子に入った以上は一応他人の子では無いからな」

 

なのは「と、とりあえず帰らない?」

 

「そうするか」

 

俺達は帰る準備をして学校を出た

 

ミゥ「あの~悠久ちゃん置いてきちゃいましたけど良いのですか?」

 

「あ」

 

アリサ「あ」

 

なのは「すっかり」

 

すずか「忘れてたね」

 

ユーフィー「みんなー待ってー」

 

ユーフィーが走ってきた

 

「遅かったな」

 

ユーフィー「ひどいよー」

 

「まぁ合流したことだし行くか」

 

改めて学校を出た

 

しばらく歩いているといきなり黒塗りのワゴンがやってきて数人の男が降りてきた

 

男1「どのガキだ?」

 

男2「めんどいから全員連れていくか」

 

《そんなに抵抗しないで連れていかれるか》

 

ミゥ&ユーフィー《はい!》

 

アリサとすずかは必死に暴れてるが大人の男には敵わず捕まってしまった

 

俺達も含めて腕を後ろで縛られた

 

しばらくするとどこかの工場跡らしき場所にやってきた

 

俺達を連れてきた男達は金を貰って去っていった

 

アリサ「あなたたちは一体誰!? なんでこんなことを!?」

 

男1「私は月村安次郎、そこにいるすずかの叔父にあたる者だ。 私の狙いはそこにいる奴の姉の忍の財産だ」

 

すずか「そんなことのために私を誘拐したのですか!?」

 

安次郎「お前の生殺与奪が私の手にあるとわかればあきつも大人しく財産を差し出すだろうからな」

 

「アホか」

 

安次郎「なに?」

 

「良い大人が言うに事欠いてやることがこんなみみっちい事だと思うとな」

 

安次郎「黙れ、下等生物が!」

 

「割りと早くに本性を現したな」

 

安次郎「グググ……そうだちょっとした余興をしようか」

 

安次郎はすずかを見てほくそ笑んだ

 

安次郎「そこにいるすずかはな夜の一族と呼ばれる吸血鬼だ!」

 

「で?」

 

安次郎「化け物なんだぞ!どうだ?怖いだろ?」

 

「全然? あぁ、あんたの方がよっぽど怖いな」

 

安次郎「ならそこの女はどうだ!?」

 

アリサ「吸血鬼だろうと化け物だろうとなんだろうとすずかは親友よ。その事に一辺の曇りも無いわ!」

 

安次郎「ウグググ、ならそこの三人は!?」

 

ミゥ「すずかちゃんは別に私達に害をなすわけではないので怖くないです!」

 

ユーフィー「同じくです!」

 

なのは「私も同じです!」

 

すずか「み、みんな」

 

「それにお前の命運はもうすぐ尽きるしな」

 

安次郎「なに?」

 

次の瞬間扉が大きく開かれた

 

安次郎「だ、誰だ!」

 

そこには恭也と美由希、何故か士郎がおり、その後ろには忍らしき人もいた

 

?「やっぱりあなたなのね、安次郎叔父さん」

 

安次郎「し、忍!?」

 

忍「なに? 私がここにいるのが不思議? 妹とその友人を助けるためなら来て当たり前でしょ?」

 

安次郎「くそ! ならここでお前の妹の命を!」

 

安次郎が銃を取り出し、向けて発砲しようとしたとき

 

安次郎「ガッ!」

 

恭也「やらせるわけ」

 

士郎「ないでしょう?」

 

恭也と士郎の攻撃で銃を持っていた腕は変な方向に曲がり、さらには壁に叩きつけられた

 

安次郎「だが、下の階には賛同した仲間達が……」

 

美由希「残念ながら全員には眠ってもらいました」

 

忍「あなたには妹と拐かした罰を与えないといけないわね」

 

安次郎「や、やめ!」

 

忍「フン!」

 

ゴス!

 

忍の強烈な腹パンにより安次郎は気を失った

 

(こ、こえぇ……)

 

士郎「今縄を外すね」

 

恭也と美由希と士郎と忍は手分けして俺達の縄を解いた

 

忍「それじゃあ、私の家に行きましょうか♪」

 

「何故ですか?」

 

忍「色々と話したいことがあるからかな?」

 

「は、はぁ……」

 

忍「そこに停めてる車に乗ってね~」

 

近くに停めてあったリムジンに乗り、月村の家に向かった




ア刹す
ユなミ
↑こんな感じです

なんか知らんがすずかが変な性癖に目覚めそう!


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刹永達の正体、婚約者

夜の一族の決まりですから仕方無いですし、まだ小学生ですので……刹永は厳密には違いますが、すずかは忍のせいで耳年増なのと妙に精神が熟してますが小学生です

盛大にバレますというバラしますがぶっちゃけ刹永達は隠す気ゼロです。なのであっさり喋ります

個人的見解が一部あります

詰め込み過ぎたら長くなった。考えてみればクリスト族って親いないよねーってなって桃子さんの母性本能爆発させたらこうなりました


月村の家に到着した俺たち

 

「(知ってたとは言え想像以上に)デカっ!広っ!」

 

忍「驚いてもらって何よりよ、さあ、入りましょう」

 

忍さんに着いていき、中に入った

 

忍「とりあえずそこに座ってね」

 

子供6人くらいなら座れるソファーに座った

 

忍「刹永君に、美羽ちゃんに悠久ちゃんだっけ?」

 

「はい、そうですが?」

 

忍「単刀直入に聞くわ、あなた達何者?」

 

恭也「し、忍?」

 

「何者とは?」

 

忍「ん~なんて言えば良いんだろう? 私達よりも遥かに強大で上位の存在って感じがするのよね~」

 

「別に隠す気は無いんですけどね……士郎さん、桃子さん連れてきてもらいます?」

 

士郎「話すのかい?」

 

「士郎さんも気になってはいますでしょ?」

 

士郎「ふむ……それなら桃子もいた方が話は早いか」

 

「そういうことです」

 

士郎「それじゃあ連れてくるね」

 

士郎は出ていった

 

「士郎さんが桃子さん連れてくるまでのんびりしてますね」

 

忍「随分肝が据わってるのね」

 

「まぁ永く生きてますし、色んな経験をしましたからね」

 

なのは&アリサ&すずか「?????」

 

恭也「なるほど君達が生死が関わる戦いをしてきたような気がしたのは気のせいでは無かったんだな?」

 

「ですよ。『殺し合い』なら恭也や士郎さんに勝つ自信はあります。『試合』なら剣術の剣の字の知らないので負けるかもしれませんが」

 

恭也「ほぉ?」

 

「定期的に殺気向けてくるのに反応しないようにするの大変でしたよ。隠す気は無かったので一瞬くらいは反応してたかもですが」

 

恭也「なるほどね」

 

ピンポーン

 

忍「来たようね。どうぞー」

 

士郎さんと桃子さんが入ってきた

 

桃子「刹永君達の秘密が知れると聞いてきました!」

 

「士郎さん? 間違えてはいないのですが言い方が……」

 

忍「役者も揃ったことだし、話してくれる?」

 

「さて、どこから話したものか……」

 

忍「出来れば最初からが嬉しいけど」

 

「それだとかなりの時間使いますよ? 最短で話しても時間単位ですが」

 

忍「アリサちゃんの家には私が連絡してくるから、ここでお泊まり会ね♪」

 

「最初から言わす気ですね……まぁ良いですけど」

 

忍「聞く前に連絡してくるわね」

 

忍さんはアリサの家に連絡を入れにいった

 

忍「ただいま。あっさりと了承されたわ」

 

「それじゃあ話しますね」

 

それから数時間にわたって話した

 

忍「えーと刹永君には前世があってギネスを越える年齢で亡くなって神様によって悠久……ユーフォリアちゃん達の世界に転生して」

 

恭也「そこでエターナルと呼ばれる特殊な存在となり、ユーフォリアが監視にきて以降は一緒に行動するようになり」

 

美由希「高校に通ってたときにミニオンと呼ばれる存在が学校を襲撃」

 

士郎「その後は永遠神剣と呼ばれる武器を持つ達と一緒に戦いを繰り広げて」

 

桃子「戦いの後はのんびりと異世界旅行をしている?」

 

「そんな感じですね」

 

忍「本当の年齢はどのぐらいなの?」

 

「途中から数えてないのでわかりませんがおそらく10周期くらいかと」

 

忍「周期?」

 

「勝手にそうつけてるだけですね。俺は1万年=1周期としてます」

 

忍「つまり、100万歳を超えてるの?」

 

「厳密には最近はそれすらも適当ですから下手したら億や兆までいってる可能性はあります。わかりづらかったら物凄い年上と思ってくれれば良いです」

 

忍「永遠神剣というには?」

 

「神剣とはなってますが、剣の形以外をとってる物もありますね。俺の永遠神剣はこの3つですね」

 

俺は永劫、刹那、調律を机の上に並べた

 

ミゥ「私のはこれです」

 

ミゥも純白を机の上に置いた

 

ユーフィー「ゆーくんおいで」

 

ユーフィーも悠久を机の上に置いた

 

忍「傍にいるだけで凄い力を感じるわね……特に刹永君のは桁違いね」

 

「それはこの3つはすべての永遠神剣の親であり元ですからね」

 

忍「そうなのね……」

 

俺達は永遠神剣をしまった

 

アリサ「ちょちょちょっと今、どこから出してどこに仕舞ったのよ!」

 

「マジックだ」

 

アリサ「いや、騙されないわよ?」

 

「厳密には俺達もよくわからんのだ。こいつらならなんかわかるかもしれんが」

 

いきなり永劫が人の姿で現れた

 

永劫「そうですね、私達の本体より呼び出して召喚してる感じですね」

 

刹永とユーフィーとミゥ以外「誰!?」

 

永劫「天位の永劫です」

 

永劫はさきほどの姿になった

 

忍「人の形になれるの!?」

 

「第1位以上の永遠神剣は人の姿になれるって説明しなかったな」

 

忍「刹永君の永遠神剣って……」

 

「永劫は天位、刹那は地位、調律は鞘でそれぞれ第1位よりも上の存在だな。だから人の姿になれる。ちなみに永遠神剣の殆んどは天位系統つまりは永劫から生まれたものだ。鞘系統で知ってるのはユーフィーの持つ悠久だけだな」

 

忍「地位系統……刹那から生まれたのもあるのね」

 

「そちらは知ってるのは3つだけですね。能力は時間に関係してますね。自分の時間を速めたり過去に戻ったり出来ますね」

 

忍「自分の時間を速める?」

 

「簡単に言うと士郎さん達の神速以上の速さで行動出来ますね」

 

士郎「神速と対決したらどうなるの?」

 

「確実にこちらが勝ちますね」

 

忍「あれ? もしかして刹永君は他の永遠神剣の能力を使えるの?」

 

「統括ですからね。使えますが種類が多すぎるので覚えきれてないです」

 

忍「さて話は戻るけど、この世界に害をなす気はないのね?」

 

「ありませんよ。なしたところで意味は無いですし、失礼になるかもしれませんが、異世界旅行は暇潰しですしね」

 

忍「ならこちらから言うことは無いですね」

 

「まぁ俺達が関わったせいなのか一部知っている未来とは違ってますけどね」

 

忍「例えば?」

 

「まずはアリサとすずかの誘拐ですかね……本来なら無いはずなんですけどね。アリサとなのはの大喧嘩はあったみたいですが」

 

忍「誘拐と言えば刹永君も私達の事は聞いたわよね?」

 

「確か夜の一族と呼ばれる吸血鬼でしたっけ」

 

忍「ええ、それでどうする?」

 

「記憶を消すか夫婦になるかでしたっけ」

 

忍「あら知ってたの?」

 

「まぁね。二つの世界が混ざりあったような感じの世界みたいですからね」

 

忍「二つの世界?」

 

「夜の一族がいる世界といない世界ですね。どちらも人物は一緒ですね。他にも色々と違いはありますけどね」

 

忍「違い?」

 

「一番わかりやすいので言うとすずかの有無と士郎さんの有無ですね」

 

すずか「わ、わたし?」

 

士郎「僕も?」

 

「いる世界だとすずかが産まれる前に両親が亡くなるのですずかがいません。士郎さんは仕事中に亡くなります」

 

忍「なんか危険な感じがするから話を戻すわね。それでどうする?」

 

「一応まだ8歳なので結婚はどうかと……せめて婚約者では? それにすずかが好きな人が出来ないとも限りませんし」

 

忍「それが一番かしらね……」

 

「エターナルの特性上どうなるかわかりませんし」

 

忍「エターナルの特性?」

 

「世界を出ることを渡りというのですが、渡りを行うとその者がいたという記憶・記録が基本的には全て消えます」

 

忍「全てって?」

 

「本当に全てです。そして関わった出来事は別な者が負うことになりますし、出来事そのものが無かった事になることもあります」

 

忍「今回のことでいうなら?」

 

「すずかの婚約者になるのが別な男子もしくはそれ以前に誘拐されるのがアリサとすずかのみになります」

 

忍「なんとかならないのかしら?」

 

「ならないことはないですが、その場合すずかは今いる家族・親友達と同じ道は歩めないでしょう」

 

忍「なにかあるのね?」

 

「力の欠片を取り込むことで準エターナルと呼ばれる存在……簡単に言うと眷属になることで主となるエターナルが死ぬまで不老不死になります」

 

忍「確かにそれなら今すぐ決断するのはダメね。いくら刹永君が死ぬ可能性が限りなく低いとは言え」

 

すずか「私なら……!」

 

「すずか、それを捨て去るには君は早すぎる。大人になって気持ちが変わらないなら吝かでは無いがな」

 

すずか「でもユーフォリアちゃんとミゥちゃんは……!」

 

「この二人はかなり特殊な存在だが、君はまだ普通だ。 確かに吸血鬼ではあるが長寿でもなければ吸血衝動もない、言ったら悪いが本物の吸血鬼からしたら紛い物だ。 君だけでなくこの世界の夜の一族は本物からしたら偽物だ」

 

すずか「……」

 

「こちらも言い過ぎな面はあるとは思うが今すぐ決めることは無い。 10年あるんだ、ゆっくり悩んで答えを出しなさい。 頑張れ若人よってね」

 

すずかは顔を背けながら走り去った

 

アリサ「追いかけなさいよ!」

 

「残念ながら今の俺には追いかける権利は無いよ。 向こうは追いかける事を望んでいるだろうけども。 それになのはが向かったしな」

 

アリサ「いつの間に!?」

 

「それに彼女が決めたなら俺はそれに従うさ。 それが家族や親友と今生の別れになる選択だとしてもね。 君はどうする?」

 

アリサ「……はぁ、追いかけるわよ。 なのはだけだと心配だし」

 

アリサもすずかの後を追った

 

忍「厳しいのね」

 

「どうかな。 案外後ろの二人が怖くて先伸ばしにしただけかもよ?」

 

忍「そういえば複数の奥さんがいるという話だけど何人いるの?」

 

「今のところ9人だな」

 

忍「……さ、流石にその数は想定外なんですけど」

 

「今んとこの正妻はユーフィーだけどな」

 

忍「なんにせよ、すずかは婚約者ということで良いのね?」

 

「良いぞ。 どうせ記憶消去は効かないしな」

 

桃子「私達とも家族で良いのね?」

 

「今は8歳という設定ですしね。 それに真実を伝えたところで信じて貰えないでしょうし、最悪人体実験や研究に使われると思われるので」

 

桃子「確かにそうよね。それじゃあよろしくね?」

 

「はい、こいつら共々よろしくお願いします」

 

俺と桃子さんは握手をした

 

「あ、そうそう、忍さん、すずかは見張ってた方が良いですよ?」

 

忍「あらどう……あ~あの子ならやりかねわね」

 

「むしろあの歳でそういう考えに至る方が問題だと思いますが」

 

忍「の、ノーコメントで」

 

士郎「ちょっと聞きたいんだけど、本当のご両親はどうなってるんだい?」

 

「俺の両親は既に寿命で亡くなってます。 ユーフィーの両親は健在ですがどこの世界にいるかわからないです。 ミゥというよりクリスト族そのものに親はいません」

 

士郎「いない? それって?」

 

「永遠神剣によって生み出された生命体ですからね。 その永遠神剣は既に砕かれていますし、ミゥ達の世界は既に滅んでいますのでミゥ達がクリスト族の最後の生き残りですね。 エターナルになってますからある意味絶滅したとも言えますが」

 

士郎「それなら、三人ともここでは僕達を親と思って甘えなさいな」

 

「かなり精神が老成しちゃってるのでどこまで出来るかはわかりませんが」

 

士郎「大丈夫、桃子さんが散々甘やかしてくれるだろうし」

 

ミゥ《刹永さーん助けてくださーい》

 

《どうした?》

 

ミゥ《桃子さんが抱きかかえて離しませーん》

 

桃子「苦労したのね……大丈夫、私達が親の愛情をあげるから」

 

《うん、頑張って甘えろ。 たまには無条件に与えられる愛情を感じとるのも良い経験だ》

 

ミゥ《刹永さんのは無条件では無いんですか?》

 

《夫婦間の愛情は無条件100%じゃない。 子供が欲しいという打算も含まれているのが多い。 ミゥもそうだろ?》

 

ミゥ《確かにそういう気持ちが無いとは言えませんが……》

 

《ユーフィーは箱入りだから親の愛情は知ってるだろうし、俺に至っては2回目だしな。 まぁ記憶が戻ったのは5歳になったときだがそれなりに甘えてた記憶はあるし愛情も感じていたしな。 だから沢山甘えとけ》

 

ミゥ《が、頑張ってみます》

 

じたばたしてたミゥが力を抜いて桃子さんに寄りかかった

 

それからしばらく桃子さんはミゥの頭を撫でたりした

 

その度に《にゅう》やら《うにゅ》という念話が聞こえてきて笑いをこらえるのが大変だった(ユーフィーは途中でトイレに行って笑ったらしい)

 

忍「さてそろそろ夕食の時間ね」

 

「その前に着替えを取りに行きたいんだけど」

 

忍「それもそうね、準備してるから取ってきて良いわよ」

 

俺達は桃子さんと士郎さんと美由希と共に翠屋に行き、着替えをとってきた(ちなみにミゥはずっと桃子さんに抱えられていた)

 

ミゥ「あの? 桃子さん? 恥ずかしいので下ろしてくれると……」

 

桃子「良いの」

 

という会話が時折されていた

 

その度にミゥから

 

ミゥ《刹永さーん助けてくださーい》

 

という念話が入ったが無視しつづけた

 

その後、夕食をとり、代わる代わる風呂に入った

 

全員があがったので部屋に行き、着替えて眠りについた




部屋割りは
刹永と士郎と恭也
すすがと忍と美由希
なのはとミゥとユーフォリア
です


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物語の始まり

一気に開始まで進めます。あのままだと進まなそうなので

久遠どうしよう?……成り行き任せで良いか(=出ない可能性もある)

事前予告しておきます。ユーノ、リンディ、クロノ、エイミィ、フェイト、はやて、ヴォルケンリッター、リインフォースツヴァイ、他数名には正体ばらします

『』がなのは達の念話で《》がなのは達には聞こえない念話です。『』の念話は刹永達にも聞こえますし会話も出来ます
《》の対象は視点によっては変わります。刹永とミゥとユーフィー視点だとこの三人のみですが他の視点ですとこの三人には聞こえません(原作でもアースラ内でユーノがなのはに念話を送るシーンではクロノ達は気づいて無かったみたいですし)

あ、能力の自主制限書くの忘れてたわ。後書きに書いておきます


それからしばらくは何事も無かった(月村邸に泊まったときにすずかが夜這いをしようとして忍の妨害にあったのは言うまでもないだろう)

 

永劫《ジュエルシードを積んだ船が襲われました》

 

《始まったか》

 

ミゥ《魔法少女リリカルなのはがですか?》

 

《そういうことだ。ただし原作通りにはならないだろうけどな》

 

ミゥ《私達が事前に関わったからですか?》

 

《それもあるが、あの母娘を助けたいだろう?》

 

ユーフィー《プレシアとアリシアですか?》

 

《後はリインフォースアインもな》

 

ユーフィー《助けれるのですか?》

 

《プレシアとアリシアはなんとかなるだろう。 アインは出たとこ勝負だな》

 

ユーフィー《は、はぁ》

 

《幸い俺達にはリンカーコアは無いから蒐集されることはないけどな。 疑似リンカーコアならあるけどぶっちゃけ誤魔化すためのやつで魔力は0だしな》

 

ミゥ《だからこの世界に来たときに何か違和感があったんですね? すぐに違和感は無くなりましたが》

 

《そういうことだ、それと一応セットアップという言葉で戦闘服になるようにしとけよ》

 

ユーフィー&ミゥ《わかりました》

 

そんなこんなで放課後になった

 

アリサ「なのは、あんた授業中に何時にも増してボーっとしてたわね」

 

『誰か助けてください、お願いします』

 

という無作為の念話が何回が聞こえきたのでなのはがその度にキョロキョロしたりしたのだ

 

なのは「うーん、なにか声が聞こえた気がして」

 

アリサ「なのは、あなたは疲れてるのよ」

 

「なのはの幻聴はともかく帰るぞー」

 

帰り途中

 

なのは「あ、また!」

 

アリサ「なのは?」

 

なのは「こっち!?」

 

なのはがいきなり走り出した

 

アリサ「なのは!? あぁもう! 追いかけるわよ!」

 

すずか「はーい」

 

アリサとすずかはなのはの後を追った

 

「俺達も行くか」

 

ミゥ&ユーフィー「はい」

 

俺達も後を追った

 

俺達が着く頃にはなのはは何か(ユーノ)を抱えていた

 

なのは「この子どうしよう?」

 

アリサ「近くに槙原動物病院があるからそこに行きましょう」

 

なのはとアリサは槙原動物病院に行った

 

すずか「行かないのですか?」

 

「大勢で行っても迷惑だろ?」

 

すずか「それもそうですね」

 

なのはside

 

槙原「その子……フェレット? 酷く怪我をしてるわね」

 

「治療をお願いします!」

 

私はフェレットを渡した

 

槙原「わかったわ、確かに預かりました。 今日はもう遅いので帰って明日また来てね」

 

「はい」

 

私達は病院の外に出た

 

sideEND

 

「よっ、どうだった」

 

なのは「預かって治療してくれるって、今日はもう遅いから明日また来てだって」

 

「そっか、なら帰るか」

 

途中ですずかやアリサと別れて翠屋に帰宅した

 

永劫《死にかけの山猫を見つけたのですが……》

 

《もしかしてリニスか?》

 

永劫《そのようです》

 

《とりあえず次元の狭間に運んどいてくれ。 あそこにいれば少なくても死ぬことはないだろうしな》

 

永劫《わかりました》

 

(あれ? でもリニスってこの時期には既に死んでたような? まぁいっか)

 

その後は夕飯を食べて風呂に入りベッドで横になり寝た

 

永劫side

 

(まさかここまで物語が変わるとは思いませんでしたね)

 

しばらくすると山猫が耳と尻尾はそのままにメイド服を着た人の姿になった

 

(目を覚ます前にちょっと一工夫しときましょうか)

 

リニスに次元の狭間で作った物を埋め込んだ

 

(これで死ぬ心配は無くなりましたね)

 

リニス「ん……」

 

リニスが目を覚ましたようです

 

「どうですか?」

 

リニス「!? ここはどこですか!? あなたは誰ですか!?」

 

リニスは起きると同時に飛び上がり、臨戦体勢をとりました

 

「大丈夫と言っても信用はされないでしょうけど、少なくともあなたの敵では無いです(味方でも無いですが)」

 

リニス「……わかりました」

 

リニスはある程度の信用してくれたのか臨戦体勢を解きましたが警戒はしているようです

 

「経緯を簡単に説明するとあなたが死にかけていたのでここに連れてきました」

 

リニス「ここはなんですか?」

 

「ここはどの世界にも接していながら接していない特殊な空間となっています。 そしてこの空間には魔力が溢れているのであなたは回復しました」

 

リニス「確かに、身体に魔力が満ちているのでしばらくは持ちそうですが……」

 

「後はついでにあなたにあるものを埋め込んでおきました。 あぁ、別に埋め込んだと言っても完全に一体化してるので何も問題は無いです」

 

リニス「な、なんのためにです?」

 

「簡単に言うとこの空間そのものと仮契約状態ですね。 この空間からあなたに常に魔力が流れている状態です」

 

リニス「仮契約……ですか?」

 

「元の世界で使い魔の契約を結んだら自動でこちらが解消されます。 言うなればそれまでの繋ぎですね」

 

リニス「は、はぁ……何がなんだか」

 

「やった方が言うのもなんですが、色々ありましたからね。 一休みしなさいな起きたら元の世界に送るのであなたがいなくなったあとの元主達の様子でも見てきなさいな。 それにあることの見届け人にもなってもらいたいので」

 

リニス「あることですか?」

 

「あなたにとっても理解の外にある出来事ですけどね」

 

リニス「それは一体?」

 

「ん~言っても良いんですけど、内緒です。 多分あなたにとっても良いことだとは思います」

 

リニス「は、はぁ……」

 

「とりあえずひとまずはおやすみなさい」

 

私はリニスに眠りの魔法を使った

 

sideEND




能力制限について
自主制限無し→最上位。聖王モードのヴィヴィオですら一撃で落とせる。ユーノの結界も楽々と破れる。シグナムですら戦うのを避ける
自主制限有り→中堅くらい。ユーノの結界は破れない事は無いが時間はかかる。シグナムからかなりの頻度で模擬戦闘申し込まれる

あ、ちなみに次元の狭間には刹永とミゥとユーフィーの本体がいます。なのはの世界で寝てるときは次元の狭間では起きてます


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魔法の呪文はリリカルらしい

というわけでリニスが何故か生存しました(自分でもよくわからんです。 何故か頭に浮かんだのでこうなりました)

刹永とユーフィーとミゥは裸にはなりませんよ? 聖なるかなでも一瞬で変わってましたし。 セットアップはただ単に世界観に合わせただけです(実際には武器を構えるだけで変わります)


その日の夜

 

なのはが出発したのを感じとり

 

(ふむ、そろそろ行くか)

 

恭也「どこか行くのか?」

 

「散歩だ」

 

恭也「子供の一人歩きは危険だから護衛してやる」

 

「もしなのはが超常現象が飛び交う世界に足を踏み入れたらどうします?」

 

恭也「それは成り行きか? それともなのはの意思か?」

 

「最初は成り行きですね。 すぐに自分の意思で動きますが」

 

恭也「そうか。 一応聞いておくが超常現象とはなんだ?」

 

「魔法ですね」

 

恭也「父さんの身体や俺の膝を治したのも魔法か?」

 

「そうですよ」

 

恭也「あっさり話すんだな」

 

「魔法と言ってもこの世界の魔法体系とはまるで別物ですけどね」

 

恭也「長々と話してても仕方ないから行くか」

 

「はい」

 

俺と恭也はなのはの後を追うように出発した

 

結界の前に着いた俺達

 

「恭也は何か感じる?」

 

恭也「ふむ、なんか変な感じはするな」

 

「それが結界ですね。 これは何かを出さないための結界のようですね」

 

恭也「何かとは?」

 

「行けばわかりますよ。 心の準備が出来たら来てください。 そこにいる美由希もですよ」

 

美由希「あらバレてた?」

 

恭也「バレバレだったな。 特にユーフォリアがな。 ミゥは時折わからないことがあったな」

 

ユーフィー「そんなぁ……」

 

ミゥ「あははは……」

 

「さてユーフィー、ミゥ、行くぞ」

 

ユーフィー&ミゥ「はい!」

 

俺達は結界の中に入った

 

恭也side

 

「消えた!? なるほどこれが結界の効果か」

 

美由希「恭ちゃん、どうする?」

 

「なのはがこれから足を踏み入れる世界を感じておくのも悪くはないだろうな。 例え俺達の剣術が一切通用しない世界だとしてもな」

 

美由希「私も行きます!」

 

「そうか」

 

俺達は刹永達の後を追い結界の中に入った

 

sideEND

 

士郎side

 

「魔法か……僕には関わる勇気は持てないな。 でもなのは達の帰る家を守る事は出来るか。 歳は取りたくないな考えが堅くなっていけない。 まぁ恭也達がいるから問題は無いか」

 

僕は家に引き返した

 

sideEND

 

結界の中に入ってすぐに恭也と美由希もやってきた

 

「来たんですね」

 

恭也「俺達の剣術が通用するのか確かめたいと思ってな」

 

「なるほ

 

なのは「にゃー!!」

 

?「変身して!」

 

なのは「どうやるのー!?」

 

ど」

 

全員「……」

 

思わず聞こえてきた会話に黙ってしまった

 

「行きましょうか」

 

恭也「あ、あぁ」

 

俺達は声のした方向に向かった

 

「おーい、大丈夫かー?」

 

なのは「この状況で大丈夫だと思うー!?」

 

ユーノ「あ、あなた達は!?」

 

恭也「動物が喋った!?」

 

「まぁそいつはもどきですけどね」

 

すると思念体が向かってきた

 

「行くぞ!」

 

ユーフィー&ミゥ「はい!」

 

「セーットアップ!」×3

 

その言葉と共に戦闘服になった俺達

 

「おい、そこのフェレットもどき。 さっさとなのはに変身の仕方を教えてやれよっと」

 

言いながらやってきた思念体をぶったぎった

 

ユーノ「これなら!」

 

「攻撃は出来ても封印は出来んぞ」

 

ユーノ「えーと、君!」

 

なのは「なのは!」

 

ユーノ「えーと、なのは! これを持って僕の言う通りにして!」

 

なのは「は、はい!」

 

ユーノ「風は空に、」

なのは「風は空に、」

ユーノ「星は天に、」

なのは「星は天に、」

ユーノ「不屈の心はこの胸に!」

なのは「不屈の心はこの胸に!」

ユーノ「この手に魔法を!」

なのは「この手に魔法を!」

ユーノ「レイジングハート、セットアップ!」

なのは「レイジングハート、セーットアーップ!!」

レイジングハート「Stand by Ready,Set Up.」

 

なのはの手に杖らしきものが握られていた

 

ユーノ「なのは! バリアジャケットを!」

 

なのは「どうやるの!?」

 

ユーノ「イメージして! 自分のバリアジャケットを!」

 

なのは「わかったの!」

 

「おっとフラッシュ!」

 

恭也「うお!」

 

俺は目を閉じて恭也に光を放った

 

なのは「な、なにこれ!?」

 

恭也「いきなり何をする!?」

 

「目を閉じないと美由希に殺されてたかもよ?」

 

美由希「恭ちゃん、まさか妹の裸を見たいとか言わないよね?」

 

「美由希、それだと答え言っちゃってる」

 

美由希「あ!」

 

「とりあえずそういうことだ」

 

恭也「わ、わかった、サンキューな」

 

ガッキーン!!

 

「あ、忘れてた」

 

思念体がなのはに突っ込んでいたが壁みたいなのに阻まれていた

 

ユーノ「レイジングハートが勝手にプロテクションを!?」

 

「さてと、なのは!」

 

なのは「は、はい!」

 

「足止めするから封印しろ! 仕方はそこにいる奴から教わるかレイジングハートに頼め!」

 

なのは「レイジングハート、封印って!?」

 

レイジングハート「Change Sealed Mode」

 

ユーノ「勝手に切り替わった!? これなら!」

 

「さて、バインド!」

 

ユーノ「こんな強固なバインドを!?」

 

すると思念体が分裂してバインドを逃れた

 

なのは「なんとか出来る?」

 

レイジングハート「Of Course」

 

レイジングハートの形状が銃のような形になった

 

なのは「みんなー危ないから離れてー!!」

 

ユーノ「まさか砲撃魔法!?」

 

レイジングハート「Change AttackMode. Call Divine Buster」

 

なのは「ディバインバスター!」

 

恭也「うお!」

 

なのはの放った砲撃は分裂した思念体すべてに命中し、一つの結晶になった

 

「(これがジュエルシードか)ほれ」

 

俺は結晶をなのはに渡した

 

なのは「レイジングハートお願い」

 

レイジングハート「JewelSeed Sealed」

 

結晶はレイジングハートに吸い込まれた

 

ユーノ「お疲れ様」

 

なのは「にゃははは……疲れたー」

 

なのはの姿が元に戻った

 

「とりあえず逃げるか」

 

恭也「そうだな」

 

座り込んだなのはを美由希が、ユーノを俺が抱えて俺達は逃げ出した

 

「ここまでくれば平気か」

 

ユーノ「あ、ありがとうございます」

 

「で、いつまでその姿なんだ?」

 

ユーノ「え? あ、」

 

ユーノはフェレットから人の姿になった

 

なのは「フェ、フェレットが人に!?」

 

ユーノ「いや、こっちが本当の姿なんですけど……」

 

恭也「ところで誰なんだ?」

 

ユーノ「あ、ユーノ・スクライアといいます。 簡単に言うと遺跡発掘を行う部族の者です」

 

恭也「そうか、俺は高町恭也、なのはの兄だ」

 

美由希「私はだ美由希、なのはの姉です」

 

なのは「改めて、高町なのはです」

 

「時乃刹永、なのはの家の養子だ」

 

ミゥ「時乃美羽、同じく養子です」

 

ユーフィー「時乃悠久、同じく養子です」

 

恭也「ところで世界を回っていたことはあるが、そのような部族は聞いたことが無いのだが?」

 

ユーノ「ここではなく、別な世界に存在する部族です」

 

恭也「刹永達と似たような感じか?」

 

「近いようでかなり遠いな」

 

ユーノ「どういうことです?」

 

恭也「刹永、悠久、美羽は別世界の人間らしい」

 

「いずれ話す気だったし、まぁいっか」

 

ユーノに俺達の正体を明かした

 

ユーノ「なんかこんがらがってきました」

 

「この世界は多数の世界で構成されていて行き来が出来る乗り物があるという認識までは大丈夫か?」

 

ユーノ「な、なんとか」

 

「俺達の世界はそれを使っても絶対にたどり着けない世界ということだ」

 

ユーノ「は、はぁ……」

 

「絵にするとこんな感じだな」

 

中央辺りに地球と書いて○で囲った

 

「まずはこれが地球、ここのことだな」

 

少し離れてユーノの故郷と書いて○で囲った

 

「適当にこの辺にユーノの故郷だな」

 

さらに他にも○をいくつか追加した

 

「地球以外の○は全て異世界だな。 ユーノとしてもこんな認識だとは思う」

 

ユーノ「は、はい、そのような感じです」

 

「これがこの世界の特徴だな」

 

それらを全て囲むように大きく○で囲った

 

「俺達エターナルの認識ではこの大きい○の認識だな。 つまりは地球もユーノの故郷や他の○も含めて一つの世界だな」

 

そしてさらにその○を□で囲った

 

ユーノ「その□は?」

 

「絶対に越えられない壁だと思え。 俺は次元の壁とも次元の扉とも呼んでるがな」

 

その□の外にさらに大きい○を追加した

 

「これが俺達が元いた世界だ。 細かく説明するとややこしいから大まかに説明したが、わかったか?」

 

ユーノ「なんとなくわかりました」

 

恭也「こんな感じなのか」

 

「俺達の視点ではという話だな。 恭也やユーノ達にとってはこの○も異世界だし、その認識で正しい」

 

恭也「整理もしたいし、そろそろ戻らないか?」

 

「そうだな。 ところでユーノは基本はフェレットもどきの姿でいてくれな」

 

ユーノ「色々と誤魔化すためですか?」

 

「人間だと色々まずいがフェレットなら怪我をしてて動物病院に預けたが逃げ出したので保護して連れてきたと言えば良いしな」

 

ユーノ「あ!」

 

「拾ったのはなのはということにしといてユーノという名前を付けた事にすればある程度は良いだろう」

 

ユーノ「わかりました」

 

ユーノはフェレットもどきの姿になりなのはの方に乗った

 

「士郎さんもそれで良いですか?」

 

士郎「やっぱり気付かれてたのね。 まぁ良いと思うよ」

 

恭也「父さん!? いつの間に!?」

 

士郎「あまりに心配だったからね。 詳しいことは明日にして帰ろうか」

 

みんなで翠屋に帰宅し、就寝した




詰め込み過ぎたー! というかとらハ設定の士郎と恭也と美由希がなのはが出ていった事に気づかないわけはないですよね

思念体vs恭也出来なかった。まぁいっか

ちなみに恭也と美由希はそこまで深くは関わりません。A'sの騒動後に模擬戦でVSシグナムはありえるかもしれませんが(もちろん恭也は魔法は使えないのでシグナムも魔法は使わないで純粋に剣の腕による勝負になると思います)

士郎は一度は本当に翠屋に戻ってますが少しして様子を見に行ってます。 その時になのは達が現れたのでこっそり後を追ってます(刹永は速攻で気付きましたが)


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神社、使い魔の契約

レイジングハートの数字は英語で発音です

英語に関しては正しいかはわかりません!


あれから、なのははユーノの話しを聞いて自らの意思で手伝うことを決めた

 

「こんなものかな」

 

ユーノ「刹永さん達は教えることが無いですね。 というより何が出来ないのかわかりません」

 

「自身で能力を制限してることもあるし、特化型には敵わないはずだ」

 

ユーノ「確かに、結界に関しては僕より下みたいですし……ん? 制限?」

 

「エターナルはその世界を壊さないように全力が出せないように制限がかけられるんだ。 俺はそれにさらに制限を追加してる感じだな」

 

ユーノ「何故そのようなことを?」

 

「実はな世界にかけられる制限って簡単に突破出来るんだ。 俺達はあくまで暇潰しだし、この世界に自らの意思で害をなしたいわけじゃないからな。 だからさらに制限をかけているのさ」

 

ユーノ「自分でかけた制限がない場合はどの位置なんですか?」

 

「ランクで言うならSSSが10人分くらいかな。 それも全てがな」

 

ユーノ「そこまでなんですか!?」

 

「今はオールラウンダーの中堅だな。 だから砲撃はなのは未満だし、結界はユーノ未満なんだ。 ちなみに俺達のリンカーコアは偽物であるだけで中身は空っぽのはず、だ」

 

ユーノ「偽物ですか……本当に理解の外にいる人なんですね」

 

「まぁな。 お、そろそろ終わるか」

 

俺とユーノはなのはの方を向いた

 

RH「98 99」

 

なのは「ひゃーく!」

 

空き缶に魔力の球を当ててゴミ箱の方に飛ばしたが入らなかった

 

「お疲れ様。 80点だな」

 

ユーノ「厳しいですね?」

 

「入っていれば95点だったんだがな」

 

ユーノ「残りの5点はなんですか?」

 

「魔力配分だな」

 

なのは「刹永さんは出来るのですか?」

 

「出来るが参考にはならんぞ?」

 

なのは「お願いします!」

 

なのはは空き缶を渡してきた

 

「刹那、合図とカウント頼む」

 

刹那「わかった」

 

なのは「刹永さん、こんにちは!」

 

刹那「うん。 じゃあスタート」

 

俺は空き缶を上に投げた

 

「シュート」

 

魔力の球を作り、空き缶にぶつけた

 

刹那「1 2 3 4 5 6 7 8 9 10」

 

「アクセル」

 

刹那「11 12 13 14 15 16 17 18 19 20」

 

「アクセル」

 

刹那「21222324252627282930」

 

「アクセル」

 

刹那「312345678940」

 

「アクセル」

 

刹那「412345678950」

 

ユーノ「は、速い!?」

 

なのは「カウントが追いついてないの!?」

 

RH「Wonderful」

 

「ニュートラル、スパイラル」

 

スピードを戻して自分の周りを往復させた

 

刹那「51 52 53 54 55 56 57 58 59 60」

 

※中略

 

刹那「812345678990」

 

「そろそろか ニュートラル」

 

空き缶をゴミ箱の周りを旋回させた

 

刹那「91 92 93 94 95 96 97 98 99  100」

 

99で打ち上げ、100でバレーのアタックのように空き缶をゴミ箱へ勢いよく入れた

 

刹那「ナイッシュー」

 

「サンキューな」

 

刹那「マスターのためなら火の中水の中」

 

刹那は姿を消した

 

なのは「た、確かに参考にならないの……」

 

ユーノ「うん、なのはにあの制御は無理だね」

 

なのは「そんなことないの! レイジングハートもそう思うよね!?」

 

RH「Mr.YUNO to Agree(ユーノと同意見です)

 

なのは「なんかレイジングハートにも否定されたような?」

 

「実際されてる」

 

RH「More than that(それよりも),Yours LinkerCore(あなた達のリンカーコアが) fake What Really?(偽物というのは本当にですか?)

 

「聞こえたのか。 本当だな、この世界に来たときにちょいちょいっとね。 検査してもリンカーコアはあるのに魔力は0という奇妙な結果になるけどな」

 

ユーノ「う~ん、僕が調べた時には微量ながら魔力を感じたんだけどな」

 

「魔力を吸収して貯える機能は追加してあるしな。 それに昨日のなのはの残留魔力も多少は吸収してるみたいだしな。 貯える量もかなり少なくしてるしリンカーコアから魔力を引き出す事は無いだろうけどな」

 

ユーノ「もしかして完全に自前の魔力なんですか!?」

 

「ユーノ達のリンカーコアも自前と言えば自前だがな。 俺達特有の魔力はリンカーコアには吸収はされないけどな」

 

ユーノ「どうしてですか?」

 

「もし、リンカーコアから魔法を蒐集するような敵が出た場合に蒐集されたらヤバいからな。 さてなのはもヘロヘロだし、朝の訓練は終わりだな」

 

ユーノ「ですね」

 

俺達は授業風景に戻った

 

なのは&ユーフィー「プシュー」

 

アリサ「なに二人して頭から煙吹いてるのよ」

 

《おい、ユーフィー、なんでお前も煙吹いてるんだ?》

 

ユーフィー《え、あ、う……》

 

「とりあえず元に戻すか」

 

ハリセンを取り出しなのはとユーフィーを叩いた

 

パシン、パシン!

 

なのは「にゃ!?」

 

ユーフィー「ふんぎゃ!」

 

「ほら、帰るぞ」

 

なのは&ユーフィー「はーい」

 

すずか「私にも突っ込みを入れてほしいな

 

アリサ(すずかが何か言ってるわよ?)

 

(ほっとけ、どうせしょうもないことだ)

 

アリサとすずかとは途中で別れて翠屋に帰っていると突然なんらかの反応を関知した

 

なのは『この反応は!?』

 

ユーノ『ジュエルシードだね。 多分神社だけど、なんだろうこの反応……』

 

なのは『とりあえず向かうね!』

 

ユーノ『なのは!? 刹永さん、ミゥさん、ユーフォリアさんお願いします!』

 

『はいよ』

 

ミゥ『はい』

 

ユーフィー『わかりました!』

 

なのはと共に神社に向かった

 

?「コーーン!」

 

なのは「大きな狐!?」

 

《久遠か!?》

 

永劫《そのようです、どうやらジュエルシードを取り込んだらしく、暴走しています!》

 

《っち、なら殺すわけにはいかんな!》

 

「まずい! なのはストップ!」

 

なのは「は、はい!」

 

なのはの目の前に狐火が降ってきた

 

「変身しろ!」

 

なのは「変身の呪文覚えてないよー!」

 

RH「Setup」

 

レイジングハートが杖の形になったが服装はそのままだ

 

「バリアジャケット着ないと死ぬぞ!」

 

なのは「は、はい! レイジングハート、バリアジャケット!」

 

RH「BarrierJacket」

 

なのは「刹永さん達も!ってあれ?いつの間に?」

 

「あのときは思念体だったから出来たが、今はそんな状況じゃないからな(取り込んだのが犬なら良かったんだがな)」

 

なのは「あの狐さん、どこかで……あ! 神社にいた狐さん!?」

 

?「久遠!? どうしたの!?」

 

女性の言葉に一瞬だけ止まったがすぐに女性に向かって足を振り下ろそうとした

 

「っち」

 

なのは「は、速い!?」

 

俺はその足を受け止めた

 

「早く逃げてください!」

 

?「で、でも!」

 

「あなたを守りながらではあの子を戻せません!」

 

?「わ、わかったわ」

 

女性は逃げ出した

 

「これで、よしっと」

 

巨大化している久遠をそのまま押し倒した

 

《力を殺ぎ落とす! 斬っても平気な尾を指示しろ》

 

永劫《わかりました!》

 

俺は永劫の指示で斬っても影響はない尾を切り落とした

 

久遠「コーーン!」

 

尻尾をいくつか切り落されたことにより、なのはでも防ぎ切れるほどに力が落ちていた

 

「封印準備!」

 

なのは「は、はい!」

 

RH「Change Sealed Mode」

 

「今解放してやる!バインド!」

 

なのは「狐さん、待っててね! 封印砲! いっけえええ!!」

 

RH「Sealed Cannon」

 

巨大なビームが久遠を包み込んだ

 

「見えた!」

 

俺は素早く手を伸ばしてジュエルシードを掴み、地面に降りた

 

久遠「コーーン」

 

久遠は倒れ込み、そのまま小さくなった

 

?「久遠! 大丈夫!?」

 

久遠はゆっくりと目を開いて

 

久遠「ちょっと、いたいけど、大丈夫」

 

なのは「今の声って狐さん?」

 

「レイジングハート、ほれ」

 

俺が投げたジュエルシードをレイジングハートは収納した

 

?「ありがとうございます!」

 

久遠がゆっくりこちらに向かってきた

 

久遠「ありがとう」

 

「なんともないか?」

 

久遠「うん」

 

「なら良かった」

 

久遠を撫でたが久遠は抵抗はしなかった

 

?「久遠がここまで懐くなんて珍しいですね」

 

久遠「うんめいのひと」

 

?「え?」

 

久遠「このひとといっしょにいく」

 

すると久遠は少女の姿になった。頭には狐耳があり後ろからは尻尾が二尾垂れていた

 

なのは「き、狐さんが人になった!?」

 

ユーノ「なのはー! 刹永さーん! 大丈夫……みたいだね」

 

?「久遠? どういうこと?」

 

久遠「このひとのマナ心地いい」

 

《なんか好かれたっぽいんだがどしたらいい?》

 

永劫《使い魔の契約を結んじゃいましょう》

 

《大丈夫なのか?》

 

永劫《大丈夫ではないですが、既に仮契約でパスが繋がっちゃってますから手遅れです》

 

《いつの間に?》

 

永劫《多分バインドの時ですね。 その時にマスターのマナが流れたのでしょう。 そして久遠も抵抗しなかったですが、自分の意思では無いので仮契約になったのでしょう》

 

《ところで大丈夫なようには出来るんだろう?》

 

永劫《出来ますね》

 

《それに契約を結んだら久遠は準エターナルになるんだろう?》

 

永劫《なりますね》

 

《俺達がいなくなったあとのこの世界を見守らせる事が出来る相手が出来たと思えば良いさ》

 

「どうすれば良いんでしょう?」

 

?「勘ですが、あなたには何か方法があるのではないんですか?」

 

「無くは無いですね。 ユーノ、使い魔の契約ってどうやるんだ?」

 

ユーノ「魔力でパスを繋いでお互いに納得のいく内容なら使い魔になります」

 

「久遠」

 

久遠「はい」

 

「手を重ねて目を閉じて」

 

久遠「はい」

 

--------------

刹永と久遠の精神世界

 

『これから君と使い魔の契約を行う』

 

久遠『はい』

 

『これから契約内容を言うが納得がいかなければ拒否しても良いし、そちらから妥協案を提出してもいい』

 

久遠『はい』

 

『俺達がこの世界からいなくなったあともなのは達の事を頼む。 そしてなのは達が死んだら俺達の後を追ってこい』

 

久遠『どうやって?』

 

『それは後でな。 契約をかわすと久遠は死ぬことも老いることも無くなる。 身体に成長の余地があるならそこまでは成長出来るけどそこから先は身体は成長しない。 俺が死ぬと久遠も死ぬことになる。 ここまでは理解出来たか?』

 

久遠『うん』

 

『それで次元の狭間と呼ばれる世界に俺達はいてここにいる俺達は分身だ。 契約自体は本体で行われるから心配はしなくていい。 使い魔になると久遠はそこに行き来が可能になる』

 

久遠『うん』

 

『さっきの契約内容に戻るけどなのは達が死ぬのを見届けるまでは久遠はそこには行けないんだ。 内容に追加しておくが早く追いたいからってなのは達に危害を加えるのはダメだ。 もちろん直接・間接問わずな』

 

久遠『わかった』

 

『俺達もいますぐこの世界を出るわけではなく、10年くらい先の話だ。 さてこれで説明は終わりだ、さてどうする? 久遠が決めて良いよ』

 

久遠『さいしょからきまってる。 つかいまになる』

 

『我が名、時乃刹永は久遠と使い魔の契約を結ぶ、契約内容は先の通り、俺達がこの世界からいなくなったあともなのは達の事を頼む。 そしてなのは達が死んだら俺達の後を追うこと。 ただしなのは達に直接・間接問わず危害を加えることを禁ずる』

 

久遠『くおん、ときのせつえいのつかいまになる』

 

『ここに契約は結ばれた』

 

--------------

 

「ふぅ……」

 

ユーノ「どう?」

 

「使い魔の契約は結べたとは思うけど」

 

《どうだ?》

 

永劫《キチンと結べてます》

 

久遠「ますたー、これからよろしく」

 

?「えーと?」

 

「久遠と俺は使い魔の契約を結びました。 契約と言っても久遠の行動を縛ったりはするものではないので何もないときは今まで通り一緒にいても問題はないです」

 

久遠「ん」

 

久遠が目を閉じると久遠の身体が光だした

 

?「久遠?」

 

光がおさまるとそこには大人になった久遠が立っていた。耳は少し長くなり、尻尾は三尾に増えていた

 

なのは「大きくなったの!」

 

ユーノ「それに尻尾も増えてる?」

 

久遠「まだ、きついみたい」

 

すぐに久遠は子供の姿に戻ったが尻尾は三尾のままになっていた

 

久遠「今はまだ、この姿でいる」

 

「元の姿の方が効率はよくない?」

 

久遠「少しでも早くこの姿になれないといけない」

 

?「久遠、大丈夫なの?」

 

久遠「ナミ、うん、大丈夫」

 

?「そうなら良いのだけれど……あ、私は神咲那美と言います」

 

久遠「久遠は久遠」

 

俺達も自己紹介をした

 

那美「なのはちゃん以外は地球の人ではないのね?」

 

「んー厳密には俺は違う世界の地球だが、まぁその感覚で納得できるならそれで」

 

那美「久遠はどうなるのですか?」

 

「どうにもなりませんよ? 俺と契約した関係である程度まで成長したあとは完全な不老不死になるだけですね」

 

那美「久遠を連れていくのですか?」

 

「俺達がこの世界にいる間は久遠の好きにさせます」

 

那美「ではあなた達がいなくなった後は?」

 

「契約内容によって条件を満たすまではこの世界に残りますね」

 

那美「条件?」

 

「指定している人達の行く末を見守るという条件ですね」

 

久遠《なのはたちと言ってたけど他にもいる?》

 

《これから会う人にその条件に関わる人がいる。 その時に言うから楽しみにな》

 

久遠《わかった》

 

那美「私は久遠と一緒にいれるのですか?」

 

「そちらが望んで久遠が受け入れればあなたが永い眠りにつくまでは。 そこは後で久遠と相談してください」

 

久遠「今日はナミといる」

 

「俺達も帰ります」

 

那美「それではまた会いましょう」

 

俺達は翠屋に帰宅した




何気にこの編では初登場の刹那。自己紹介は調律共々かなり月村邸で済ませてます

ジュエルシードを取り込んだのは久遠になりました。 流石に久遠相手だと制限のままだとキツいので少し緩和して戦いました 

ちなみにこれ以降刹永達の《》に久遠も混ざれます


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もう一人の魔法使い

久遠を使い魔にして数日後、俺は久遠と散歩をしていた

 

久遠《ますたー、なんでこの姿なの?》

 

《小さな少女にマスターって呼ばれてるとな色々と勘違いされかねないからな。 耳と尻尾はアクセサリーであるから誤魔化せれるけと》

 

久遠《なんでこのすがたの時はこれ以外でしゃべったらダメなの?》

 

《ここには魔法使いもいなければ使い魔もいないからな。 喋る動物がいたら見世物になるならまだ良いけど最悪解剖されて研究材料にさせられる》

 

久遠《わかった、このすがたのときはこれ以外でしゃべらない》

 

《そういえば那美の手伝いをしてるんだっけ?》

 

久遠《うん、ナミと同じ格好してるー》

 

《そっか》

 

久遠《そういえば向こうから変な感じがするよ?》

 

《行ってみるか》

 

そこに行くとジュエルシードの思念体がいたのでサクっと倒してジュエルシードを手に入れた

 

「さてどうしようかね……」

 

盛ったジュエルシードを見ながら考えにふける

 

久遠《ますたーそれは?》

 

《久遠が取り込んでいた結晶の一つだな。 ジュエルシードって呼ばれてるな》

 

久遠《じゅえるしーど? それが久遠の中に?》

 

《これは発動すると一番近い生物の願いを歪な形で願えるんだ。 近くにいない場合はあんな風に思念体となって暴れまわるんだ》

 

久遠《ところでますたー気づいてる?》

 

《もちろん。 久遠、木の上から見てなさい》

 

久遠《わかった》

 

?「それを渡してもらえませんか?」

 

「理由を聞いても?」

 

?「なにも聞かないでください」

 

「キチンとした理由があるなら渡すのも吝かではないんだが、理由が言えないなら渡せないな」

 

俺はジュエルシードをのポケットに入れた

 

?「それなら力ずくでも!」

 

「中々に速いなっと」

 

フェイトは高速で接近してきてポケットに手を入れてジュエルシードを取ろうとしたのでそれをあっさりかわす

 

久遠《士郎や恭也のアレよりも遅い?》

 

《今はそうだな》

 

フェイト「反応出来るのですか?」

 

「あれより速いのを知ってるからな。 それに比べたらまだ動きが見えていたしな」

 

それからもフェイトは何度か奪おうとしてきたがかわし続ける

 

久遠《ますたー後ろに来てる》

 

《ついでに挟み打ちになったな》

 

久遠《大丈夫?》

 

《まぁ、見てな》

 

タイムアクセラレイト

 

能力を発動するとフェイトと後ろのアルフの動きがコマ送りのように遅くなり丸見えになった

 

そして両手をポケットに入れてギリギリまで引き寄せてポケットから手を出しながら横に飛びながら能力の発動を止めた

 

フェイト「え?」

 

アルフ「なに!?」

 

ゴチーン!とフェイトとアルフは頭がぶつかった

 

「おぉ、痛そう」

 

久遠《ますたー今のは?》

 

《時間ごと速くなる能力だな》

 

アルフ「いつつ、フェイト引くよ!」

 

フェイト「アルフ、わかった」

 

フェイトとアルフは去っていった

 

久遠《ますたーもっていかれたねー》

 

《ただの偽物だけどな》

 

俺はのポケットから本物のジュエルシードを取り出した

 

久遠《いつから?》

 

《最初からと言いたいが移動させたのは能力を発動したときだな。 偽物のジュエルシード自体はかなり前に作っておいたものだがな》

 

久遠《ますたーマジシャン?》

 

《さて帰るか》

 

久遠《うん》

 

久遠が肩に乗ったのを確認して神社に送り、翠屋に帰宅して、レイジングハートにジュエルシードを渡した

 

フェイトside

 

「あの子何者なんだろう?」

 

アルフ「でもジュエルシードは奪ったんだ。 問題はないさ」

 

アルフはジュエルシードを取り出した

 

「アルフ、それ本物なのかな?」

 

アルフ「え? 形はジュエルシードだけど……」

 

「比べてみる?」

 

私はバルディッシュからジュエルシードを一つ取り出した

 

アルフ「一応ね」

 

しばらく見てたアルフが突然崩れ落ちた

 

アルフ「やられた、これ偽物だ」

 

「確かに右に入れたはずなんだけどな」

 

アルフ「あたしもそれは確認した。 でも入れ替えるチャンスはなかったはずだ」

 

「あの子に聞けば答えてくれるかな?」

 

アルフ「無理じゃないか?」

 

?「答えて欲しいなら答えるのは吝かではないが」

 

そんな声と共に風が入ってきた

 

「誰!?」×2

 

?「よっ、さっきぶりだな、お二人さん」

 

いつの間にかさっきの子がベランダにいた

 

?「それにしても窓に鍵をかけないなんて無用心だな」

 

その子はキチンと靴を脱いで入ってきた

 

アルフ「なんの用!?」

 

アルフは臨戦体勢になった

 

?「戦いにきたわけでも、そこにあるジュエルシードを奪いにきたわけでもないよ」

 

私は慌ててバルディッシュを抱えた

 

?「だから奪わないって、奪う気ならこんな風に奪ってるって」

 

いつの間にかその子の手にバルディッシュがあり、私の手にはバルディッシュが無かった

 

?「さっきも言った通り、なにもする気は無いよ」

 

言いながら軽くバルディッシュを投げてきた

 

「バルディッシュ、大丈夫?」

 

バルディッシュ「No problem」

 

アルフ「それじゃあ、なんの用なんだい!?」

 

?「予言だな」

 

アルフ「予言?」

 

?「予言

の前に自己紹介しようか。 俺は時乃刹永」

 

「フェイト、フェイト・テスタロッサです」

 

アルフ「アルフ、フェイトの使い魔だ」

 

肩に乗っている狐「久遠、ますたーの使い魔」

 

刹永「さて、本題の予言だな。 フェイト、君には唯一無二の同性の友人が出来るだろう」

 

フェイト「え?」

 

刹永「そして……いや、そっから先は内緒だが、確実に言えることは君にとっても嬉しいことだろう」

 

アルフ「信じられるもんか!」

 

刹永「予言は予言

 

 

だ。 当たるも八卦、当たらぬも八卦というやつだ」

 

フェイト「何故それを伝えに?」

 

刹永「なんとなくだな。 まぁ嬉しい事の前に大きな絶望待ってるだろうけどな、それを乗り越えられると期待しているよ」

 

そういって彼はベランダの塀に登った

 

刹永「次は敵として出会うだろうけど、よろしくな」

 

彼はどこかに消えた

 

アルフ「本当に何者なんだろうね、あのガキ」

 

「う~ん、あ」

 

アルフ「どうした?」

 

「ジュエルシードを入れ替えた答え聞いてなかった」

 

アルフ「そんなことはどうでもいいさ。 今日はもう寝るよ」

 

「うん、わかった」

 

私達は眠りについた

 

sideEND




刹永は士郎や恭也と何度か『能力使用無しの試合』を行ってます。 大抵は本気になった士郎や恭也の神速で破れてますが、能力使用無しだとこんなもんです。 一度だけ能力有りでもやりましたが神速を発動したのを見てからでも余裕で避けられて以降は能力使用無しになりました

時間ごと速くなるので速すぎてフェイト達からは何をしているかはわかりません


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なのはVSフェイト

ある日、すずかに誘われてみんなで月村の家に向かい、インターフォンを鳴らした

 

「来ましたー」

 

忍「どうぞー」

 

門をくぐり、家の中に入った

 

「久遠どうする?」

 

久遠「ん」

 

久遠は少女の姿になった

 

久遠「ここならこの姿でいる」

 

それからしばらくは談笑していた

 

久遠《この感じ、ジュエルシード?》

 

《だな》

 

なのは『ユーノ君、ジュエルシードがこの近くに?』

 

ユーノ『あるみたいだね。 任せて』

 

ユーノは窓から飛び降りた

 

なのは「ユーノを連れ戻してきます!」

 

なのはユーノの後を追った

 

「さてと、心配だから見に行くわー」

 

久遠「久遠も行く~」

 

アリサ「行ってらっしゃい」

 

すずか「じっと待つのも良妻の勤めよね」

 

俺達も後を追った

 

なのは「あなたは誰なの!? なんでジュエルシードを集めてるの!?」

 

フェイト「あなたには関係ない」

 

俺は少し離れて様子を見ていた

 

「やってるなー」

 

アルフ「加勢しないのかい?」

 

「あいつらのためにも俺は加勢しないほうが良いんでね」

 

アルフ「じゃあ、あたしとやるかい?」

 

「やっても良いんだが、ここにやる気なのがいるんでね。 そいつに任せるわ」

 

アルフ「その狐……久遠だっけか、そいつが?」

 

「これでもお前より長生きしてる狐だぞ? 油断してたら負けるぞ?」

 

久遠「ん!」

 

久遠は大人モードになった

 

久遠「マスターのために勝つ!」

 

アルフ「お、良いねぇ! あんたはどうするんだい?」

 

「どっちにも加勢はしないよ。 こっちの勝敗はわからんが向こうの勝敗はわかるしな」

 

久遠「いく!」

 

久遠は狐火をアルフに放った

 

アルフ「おっと!」

 

アルフはそれをかわして久遠に一気に近づいた

 

久遠「せい!」

 

久遠はそれを蹴りあげた

 

アルフ「そうくるか!」

 

久遠「まだまだ!」

 

久遠は放った狐火を操り、アルフの逃げ場を無くすように放った

 

アルフ「これは少しまずいかなっと」

 

アルフは地面に降りて上にプロテクションを展開した

 

狐火はプロテクションに当たる瞬間に

 

久遠「っは!」

 

爆発した

 

アルフ「なに!?」

 

パリーン

 

動揺したアルフはプロテクションの張りが甘くなりついに破られてしまい、残りの狐火のダメージを受けてしまった

 

アルフ「あちちち」

 

アルフはあちこちが焦げていた

 

久遠「まだまだ!」

 

「はい、そこまで」

 

久遠の頭に手を置いた

 

久遠「マスター?」

 

「使い魔対決はこちらの勝ちだが、魔法少女対決はそちらの勝ちだな」

 

そちらを見るとなのはが気を失って落下していたがユーノの魔法で無事に済んだようだ

 

アルフ「次は勝つ!」

 

久遠「次も久遠が勝つ!」

 

アルフはフェイトと共に去っていった

 

ユーノ《刹永さーんなのはを運んでくださーい》

 

《はいはい、と》

 

俺はなのはをおんぶして戻った(久遠とユーノは俺の肩に乗った)

 

アリサ「どうしたの!?」

 

「木から落ちて気絶したらしい。 幸い下が柔らかかったから大きな傷はないみたいだが、検査はした方が良いだろうな」

 

忍「そうね」

 

「というわけで忍と後ろで強烈な殺気を放っている恭也で連れていってやれな」

 

恭也「なのはは守ると言っておきながら……!」

 

「いや、俺は言ってませんよ」

 

恭也「…………そういや、そうだな」

 

恭也やなのはをおんぶして忍と共に病院に向かった

 

「さて俺は帰るな」

 

すずか「おやすみなさーい」

 

アリサ「私は泊まっていくわ」

 

俺は久遠を神社に送り、帰宅した

 

翌日、なにも異常は無かったためなのはは帰ってきた

 

なのは「ご迷惑をおかけしました!」

 

「ユーフィーで慣れてる。 気にするな」

 

ユーフィー「どういうことですか!?」

 

「いや、お前、なのはより歳上なのに頭はなのは並みか

以下だろ?」

 

ユーフィー「そ、そんなことは……」

 

「放課後にいつも煙吹いてるのは誰だっけ?」

 

ユーフィー「うぐっ……」

 

ミゥ「ユーフィーちゃん……」

 

ユーフィー「ミゥちゃん……」

 

ミゥ「勉強頑張ろうね?」

 

ユーフィー「……」チーン

 

なのは「ユーフォリアちゃんが真っ白に燃え尽きました!?」

 

「なのははもっと運動能力高めような」

 

なのは「は、はい!」

 

それからしばらくは何事も無かったが突然結界の張った気配がした

 

なのは『結界!?』

 

ユーノ『こんな街中で!?』

 

『行くぞ』

 

ユーフィー『私も!』

 

ミゥ『ダーメ、ユーフィーちゃんは私と勉強!』

 

『ミゥ、面倒だったらあの方法で良いぞ』

 

ミゥ『出来る限り頑張ってみます』

 

俺達は結界のある場所に向かい、結界の中に入った

 

なのは「待ってー!!」

 

フェイト「!?」

 

なのは「私は高町なのは! 君の名前は!?」

 

フェイト「わ、私の名前は!」

 

フェイトside

 

アルフ『フェイト言わなくていい!』※フェイトにしか聞こえてません

 

「邪魔をするなら!」

 

なのは「私の話を! 聞いててってば!」

 

(前回より強くなってる! 手を抜いたら負ける!)

 

sideEND

 

「ほぉーなのはも強くなってるな。 その代わり勉強がダメダメだがな」

 

アルフ「辛辣だね、あんた」

 

「一直線なのは良いんだけどね……欠点でもあるが」

 

アルフ「はぁ、はぁ、随分と、余裕、だね」

 

「さて1回くらいは反撃しないとな」

 

アルフが殴ってきたので一本背負いを決めた

 

アルフ「んが!」

 

ガッキーン!

 

ジュエルシードを挟んで二人のデバイスが交差した。 その瞬間、ジュエルシードが暴走し、衝撃波を放ち二人を吹き飛ばした

 

ユーノ「なのは!」

アルフ「フェイト!」

 

「さてと」

 

俺は暴走するジュエルシードに近づいた

 

「調律」

 

ジュエルシードに調律を被せ、ジュエルシードの暴走を抑えた

 

「よっと」

 

調律から落ちてきたジュエルシードを掴んだ

 

「今回は引き分けだから俺が預かる」

 

そのままポケットに入れる振りをして次元の狭間に送った

 

「なのは、ユーノ、帰るぞ」

 

なのは「でもレイジングハートが!」

 

「安心しろ、リカバリーモードに入ってるってことは無事だ」

 

なのは「そうなの?」

 

ユーノ「はい」

 

なのは「良かったー」

 

安心したのかなのははへたり込んでしまった

 

「やれやれ」

 

なのはの首根っこを掴み引き摺りながら帰宅した

 

なのは「おんぶしてよ~」

 

「そういう風に言うって事はもう平気だな」

 

なのは「はぁ……」

 

なのはのそのまま歩き出した

 

それからまた数日経ったある日、デバイスの修復が完了したなのはとフェイトは相対していた

 

いよいよお互いのジュエルシードを賭けた戦いの始まりかと思われた瞬間に上空から魔力の球が飛んできた

 

?「時空管理局執務官のクロノ・ハラオウンだ。 大人しく着いてきてもらいたい!」

 

アルフ「フェイト! 逃げるよ!」

 

アルフはジュエルシードを回収しながらクロノから距離を取った

 

しかしクロノの手には3つのジュエルシードが握られていた

 

アルフ「っち!」

 

アルフはそのままフェイトと共に去っていった

 

クロノ「さて君達にはついてきてもらいたい」

 

なのは「わ、わかりました」

 

俺達はクロノと共にアースラに向かった




対決はほぼ原作通りです

ミゥとユーフィーが出なかった理由がこれです。 ちなみにミゥは学年のトップレベルです


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アースラ

無駄に長くなった


クロノ「そこの君」

 

なのは「あ、はい! 高町なのはです!」

 

クロノ「いや、今名前は聞いてないんだが、バリアジャケットは解除しても構わないぞ」

 

なのは「あ、はい」

 

なのははバリアジャケットを解除した

 

クロノ「そこの君も元の姿に戻ったらどうだ?」

 

ユーノも元の姿に戻った

 

クロノ「驚かないのか?」

 

なのは「前に見たことありますから」

 

クロノ「君はそれが普段着なのか?」

 

「これか? 戦闘服だな」

 

クロノ「なら解除してくれないか? 敵対してると思われたら厄介だぞ」

 

「まぁ、そうだな」

 

俺も戦闘服を解除した

 

クロノ「肩に乗ってるのは使い魔か?」

 

「ああ、久遠だ」

 

久遠「ん」

 

すると久遠は肩から降りて少女の姿になった

 

クロノ「そちらが本当の姿なのか?」

 

「狐が本当の姿だ」

 

クロノ「まぁどちらでも良いか。 この部屋か」

 

コンコン

 

クロノ「関係者を連れてきました」

 

?「どうぞ」

 

クロノ「驚かないようにな」

 

クロノに続いて中に入ったなのはが驚きのあまり固まった

 

クロノ「まぁ、そうなるよね」

 

「せい!」

 

パシン

 

なのは「ふんにゃ!」

 

「正気に戻ったか?」

 

なのは「もっとマシな戻し方してよ!」

 

「良いからはよいけ」

 

なのは「はーい」

 

なのはの後に続いて俺達も中に入った

 

久遠「なに、ここ」

 

中は何故か和室のような感じになっていた

 

奥にはクロノと女性がおり、その後ろには獅子落としがあった

 

女性「あなた達もそこに座って良いですよ」

 

すすめられたので適当に座布団があるところに正座で座った

 

女性「私はリンディ・ハラオウン。 そこにいるクロノの母でこの船、時空管理局・巡航L級8番艦の次元空間航行艦船アースラの艦長をしています」

 

俺達も自己紹介をした(ただし俺の正体は明かさなかった)

 

リンディ「単刀直入に言います。 これよりジュエルシードに関連したものは全て時空管理局の管轄になります。 そのため、あなた達は所持するジュエルシードを全てこちらに預けて今回のことは忘れてください」

 

なのは「そ、そんな!」

 

リンディ「事の重大さはおそらくあなたが考えている以上に発展しています。 ジュエルシードを集めてるのがあなた達だけならまだ上を説き伏せて傍観も出来ましたが、もう一組の集めてる者達がいるのがわかり、時空管理局は介入及び解決を決定しました」

 

なのは「そんなのって……!」

 

「……」

 

リンディ「刹永君もそれで良いですよね?」

 

「俺は別に構いませんが、本音はどうなんです?」

 

リンディ「本音、ですか?」

 

「時空管理局に所属しているリンディ・ハラオウンではなく、個人としてのリンディ・ハラオウンの本音です」

 

リンディ「……はぁ、気付いていたの?」

 

「割りと最初の説明から、あまりに事務的過ぎましたし」

 

リンディ「そうね。 なのはちゃん、あなたが今後ジュエルシードに関わりたいなら民間協力魔導師になることも出来ます。 その場合はこちらの指示に従ってもらいます。 そして一度民間協力魔導師になった場合はこのジュエルシード事件が解決したあとも地球でなにかあった時にはなのはちゃんにも手伝ってもらうことになるわ。 ここまでは良いわね?」

 

なのは「は、はい」

 

リンディ「出来る限り学業優先にはしてもらうけど、おそらく学校にいたとしても要請には従わないといけないわ」

 

「簡単に言うとアルバイトだな。 ただし大怪我の危険が常に付きまとうアルバイトだがな」

 

リンディ「ざっくり言うとそういうことね。 今日中に決めてとは言わないけど遅くても一週間以内には決めてね」

 

なのは「はい、わかりました」

 

リンディ「良い返事ね。 それじゃあさっきの海岸まで送るわ。 あ、刹永君は聞きたいことがあるから残ってね」

 

「はい」

 

なのは「先に戻ってるね」

 

「ああ、久遠はどうする?」

 

久遠「ますたーといる」

 

なのはは先に帰宅した

 

クロノ「提督? 何故彼を残したのですか?」

 

リンディ「そうね……刹永君はどこまで知っているのですか?」

 

「質問の意図がわからないのですが?」

 

リンディ「今はこの事件の概要についてですね」

 

「仮に知ってるとして、教えてどうなるんです?」

 

リンディ「犯人がもっと重大なことをするまえに取り押さえる事が出来るでしょう」

 

「う~ん……」

 

リンディ「教えてくれるかしら?」

 

「教えても良いのですけど……リンディさんとクロノ、アースラの乗組員はある程度信用しているのですが、時空管理局そのものは信用してないのでどうしようか迷ってます」

 

リンディ「どういうことかしら?」

 

「この事件の発端は時空管理局にありますし……部分的に教えますのでそこから推理してください。 揉み消されてる可能性はありますが」

 

リンディ「……お願いするわ」

 

「魔力炉、暴走事故、死者、失踪」

 

リンディ「……まさか、この事件の犯人はプレシア・テスタロッサなの!?」

 

「流石に知ってましたか」

 

リンディ「彼女とは知り合いですがある事故以降は行方不明となっていますが、あなたはどこまで……」

 

「そもそも魔力炉が暴走事故を起こしたのは無理難題をプレシアにさせた時空管理局ですが、その事故で亡くなったのが職員ならプレシアも研究を続けたでしょう。 しかし亡くなったのは幼いアリシア・テスタロッサ、プレシアの一人娘ですね」

 

リンディ「それで彼女は?」

 

「ある場所に行ってアリシアを復活させようとしてるのでしょう。 その為にジュエルシードを集めさせています。 アリシアによく似せて作られたクローンにね。 俺が言えるのはここまでですね」

 

リンディ「随分と教えてくれるのね?」

 

「俺が何も言わなくてもその程度の情報ならその内得られたはずですしね」

 

リンディ「それであなたはどうするのかしら?」

 

「民間魔導師で良いですよ。 美羽と悠久もな」

 

リンディ「その二人は?」

 

「今は従妹ですね。 ただし本当の事を話すのは躊躇いはありませんが上……時空管理局の本部には伝えないと約束出来るなら話します」

 

クロノ「それ何故だ?」

 

「下手したら人体実験に扱われる。 そういう話になるからです。 まぁ簡単に返り討ちに出来ますから問題は無いですけどね、面倒ですし」

 

リンディ「……わかったわ、教えてちょうだい」

 

クロノ「提督?」

 

リンディ「話の前に一つだけ同じ事を聞きますが、あなたはどこまで知っているのですか?」

 

「時空管理局の裏にはかなりどす黒い事があるというなら知ってます。 あえて犯罪者を野放しにしてることも」

 

リンディ「本当によく知ってるわね。 それじゃああなた達の事を教えて?」

 

クロノとリンディに正体を教えた

 

リンディ「確かにこれは隠し通さないとダメね。 完全に別世界の人間でしかもその世界では私達は物語上のキャラクターでしかないんなんて」

 

「あくまで俺達の世界においてですね。 この世界の人間が生きていないとは言いません。 俺達が関わった事で変わってる部分が多々あるのでどこまで信用していいのかわからない情報ですけどね」

 

リンディ「この先、地球で起こり得る事もわかっているのですか?」

 

「おそらく大分先にはなると思いますが、闇の書が出現します」

 

闇の書と言った瞬間、二人の顔が強張った

 

リンディ「地球にあるの!?」

 

「まだ、覚醒はしてませんがね。 ちなみに時空管理局には既に知っている奴がいます。 そいつは持ち主となる少女ごと凍結封印しようとしています」

 

リンディ「それはいったい誰!?」

 

「それについてはまだ始まってもいないですし、証拠もないのでどちらの人物も教えることは出来ませんが、調べることはオススメします。 過去の持ち主のせいで大きく変革してしまった夜天の書についてね」

 

リンディ「夜天の書?」

 

「夜天の魔導書とも言いますが、それが闇の書の本来の名前です。 過去に好き勝手に改造された結果、闇の書と呼ばれる凶悪なものへと変わってしまった悲しきデバイスです」

 

リンディ「貴重な情報をありがとうございます。 ところでミゥって子とユーフォリアって子に来てもらうことって出来る?」

 

「出来ますよ」

 

《ミゥ、ユーフィーはちょっと来い》

 

ミゥ&ユーフィー《はい》

 

少しして俺の隣にミゥとユーフィーが来た

 

リンディ「あなた達がミゥちゃんとユーフォリアちゃんね」

 

ミゥ「私はミゥです」

 

ユーフィー「私はユーフォリアです」

 

リンディ「あなた達も刹永君と同じ存在で良いのよね?」

 

ミゥ&ユーフィー「はい」

 

リンディ「民間魔導師になるのも良いのよね?」

 

ミゥ&ユーフィー「はい大丈夫です」

 

リンディさんはいつの間に用意していたのか書類を取り出した

 

リンディ「こういう書類は常に何枚か用意しておくものよ?」

 

「名前は今の名前で良いんですか?」

 

リンディ「それでお願い」

 

《というわけだ。 間違えて本当の名前を書くなよ?》

 

ミゥ&ユーフィー《はい》

 

「使用デバイスの形状……基本は剣型と刀型の二刀流で良いか」

 

ちなみにミゥは杖型、ユーフィーは剣型だ

 

「魔力ランク……」

 

リンディ「そこは調べるから空欄で良いわ」

 

「これってリンカーコアを見るんですか?」

 

リンディ「基本的にはそうなります」

 

「だとするとCくらいになると思います。 リンカーコアではなく俺達自身だと魔力の質がまるで違うので多分計測不能になるかと」

 

リンディ「自己申告だと信用されないので計測はします」

 

「ちなみに俺達のリンカーコアはこの世界に来たときにちょいちょいと作った偽物です。 ある程度まではこの世界の魔力を貯めておけますが、そこから引き出すことはしないです」

 

クロノ「リンカーコアを作れるのか!?」

 

「こんな感じですね」

 

手の上にリンカーコアを作り出した

 

リンディ「確かにリンカーコアね。 でも魔力がないようだけれど?」

 

「ありませんよ? そのために空気中の魔力を微量ずつ吸収する機能を付けてますし。 やったことはないですがリンカーコアを持たない人にこれを埋めてしばらくするとその人に合った魔法が使えるようになるでしょうね」

 

クロノ「リンカーコアは移植は出来ないはずだ」

 

「普通は出来ませんね。 これは今は誰のリンカーコアでもないので誰にでも適合します。 元からある人は融合して吸収機能が追加されますね。 まぁ吸収量も際限なく吸収するわけではないですけどね」

 

クロノ「それを行った人はいるのか?」

 

「いないですし、やらないです。 なにかあったら危険ですしね」

 

俺はリンカーコアを消した

 

「埋め込んだ直後はまだ誰のでも無いですが、多分数日でその人のリンカーコアになると思います」

 

リンディ「それじゃあ、あなた達のリンカーコアは?」

 

「俺達のはさきほどの汎用ですので移植可能です。 専用になることはないです。 理由はさきほど言った魔力の質がこの世界の魔力そのものと違うためです」

 

リンディ「汎用と専用ですか」

 

「そちらの方がわかりやすいでしょ? まぁ今の時点で汎用リンカーコアを作れるのは俺だけだとは思いますし、頼まれても自分の意思以外では作りません。 こいつらが人質になっても自力で脱出出来ると思いますし」

 

リンディ「吸収量と限界値は変動するの?」

 

「もちろん、その人にあったものになります。 俺達のは自由に変えれますが変える権限があるのは俺だけですね」

 

リンディ「どの範囲で変えれるの?」

 

「EからSSSまで変えれます。 今はCにしてます」

 

リンディ「結構な範囲で出来るのね」

 

「まぁ徐々に上げてAかAAくらいにはする予定ですけどね」

 

リンディ「なるほどね」

 

「ポジションはオールラウンダーか」

 

リンディ「デバイスは近接型よね?」

 

「一応、広域攻撃も広域支援も使えますね。 基本はフロントアタッカーかガードウィングになるとは思いますが」

 

ミゥはフルバック、ユーフィーはガードウィングだ

 

リンディ「大体は書けたかしら?」

 

「埋めなきゃいけないところは埋めたはずです」

 

リンディ「それでは魔力検査にいきましょうか」

 

リンディさんについていき、検査をした

 

リンディ「刹永君がC+、ミゥちゃんとユーフォリアちゃんがCね」

 

リンディさんは結果を書類に書き込んだ

 

リンディ「アースラはこれよりあなた達を民間魔導師として扱います。 提出して受理されれば時空管理局からも地球における民間魔導師として扱われる事になります」

 

「はい!」×3

 

リンディ「今日はお疲れ様、家に帰ってゆっくり寝なさい。 何かあれば連絡します」

 

「お疲れ様でした」×3

 

俺達は翠屋の前に転移した




ちなみに永劫とルゥはフロントアタッカー、調律とワゥとポゥはフルバック、刹那とゼゥはガードウィングです(正しいかは不明)

ユーフィーがガードウィングなのはルインドユニバースとドゥームジャッジメントの特性が思いっきりガードウィングなので

刹永は基本はフロントアタッカーですが、場合によってはガードウィングやフルバック、センターガードもこなせるのでオールラウンダーです

最後の転移はアースラの機能とかではなく自力です


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海の上の共闘

俺達が民間魔導師になった翌日

 

なのは「私も民間魔導師になります!」

 

「随分と早く決断したな。 で、後ろにいる恭也と美由希と士郎さんは説得出来たのか?」

 

なのは「ででで出来たに決まってるよ~」

 

「恭也に至っては不満たらたらの顔をしてるが?」

 

なのは「お兄ちゃんには伝家の宝刀を使っちゃった♪」

 

「それは説得出来たとは言わねぇ!」

 

パシン!

 

なのは「ふんにゃ!」

 

恭也「こいつは決めたら梃子でも動かんから、話が来たときには既に諦めてる」

 

「だ、そうだが?」

 

なのは「お兄ちゃんはお前には早いだの少し運動能力を高めてからいけって否定してたじゃない!」

 

恭也「せめて俺の動きを見切ってからでないと」

 

「「「それはなのはには絶対無理だろう(だと思う)」」」

 

なのは「三人して!?」

 

恭也「だよなぁ……」

 

なのは「お兄ちゃんまで!?」

 

「うん、まぁ、なのはは防御性能と砲撃魔法に極振りしてる感じだから、あまり動くことは無いと思うが」

 

恭也「あの砲撃は怖い」

 

なのは「簡単にかわしといて何言ってるの!?」

 

恭也「まぁ、色々と言いたいことはあるが、頑張ってこい!」

 

なのは「はい!」

 

なのはは元気よく飛び出した……と思ったら帰ってきた

 

なのは「刹永君、アースラにはどういけば良いの?」

 

その場にいたなのは以外の人がこけた

 

「今連絡する」

 

『もしもし亀よ』

 

リンディ『亀さんよ~……ッハ! ゴホン、何か用かしら?』

 

『なのはが民間魔導師になるそうです』

 

リンディ『あの海岸まで来てもらって』

 

『はい』

 

「昨日海岸に行けばわかるそうだ」

 

なのは「刹永君は?」

 

「自力で行けるが?」

 

なのは「なら行ってくるのー」

 

今度こそなのはは出ていった

 

恭也「ん? 一つ聞きたいんだが」

 

「一緒に行けるが気付かなかった向こうが悪い」

 

恭也「なのはを頼む」

 

「出来る限りはな」

 

俺はアースラに転移した

 

「なのははまだか」

 

リンディ「みたいですね」

 

「あ、おはようございます」

 

リンディ「おはようございます」

 

少ししてなのはが現れた

 

なのは「刹永君待った?」

 

「そんなには」

 

なのは「ところで私を連れてこれた?」

 

「来れたが?」

 

なのは「なんで連れてってくれなかったの!?」

 

「気付かなかったお前が悪い」

 

なのは「う~」

 

「お前が踏み入れようとしてるのはそういうのが飛び交うとこだぞ?」

 

リンディ「んーまだなのはちゃんには早いんじゃないかしら?」

 

なのは「リンディさん、おはようございます!」

 

リンディ「おはようございます。 それじゃあ早速手続きしましょうか」

 

なのは「はい!」

 

リンディ「刹永君は指令室にいてね」

 

「はい」

 

俺は指令室に向かった

 

ユーノ「おはよー」

 

「おはよー。 こっちにいたんだな」

 

ユーノ「僕も昨日から民間魔導師ですから」

 

「ふーん」

 

ユーノ「少しは興味もって!?」

 

ユーノをいじっていると手続きを終えたなのはがやってきた

 

なのは「お待たせーユーノ君!?」

 

ユーノ「なのは、おはよー」

 

なのは「お、おはよー。 なんでここに?」

 

ユーノ「昨日から民間魔導師になったからね」

 

なのは「そうなんだーこれで一緒だね」

 

ユーノ「そ、そうだね」

 

「お前らラブコメやるなら翠屋でやれ」

 

なのは「ら、ラブコメ?」

 

「周りを見てみろ。 ユーノが呪い殺されそうな目で見られてるぞ」

 

なのはとユーノは周りを見てごめんなさいと言いながら頭を下げていた

 

リンディ「あらあら~出会いがない職場ですからね~。 まぁ中にはそういうところにいく人もいるみたいですけど、休暇に関しては自由ですからなにも言えないわね~」

 

「あの、リンディさん? 一部の男性と女性が跳ね上がったんですが」

 

リンディ「今日からこの子達が民間魔導師として協力してくれることになりましたのでよろしくお願いね」

 

俺達は名前を言いながら頭を下げた

 

リンディ「早速お願いがーと言いたいんだけど、実はまだジュエルシードが探索中なのよね~。 陸にはもうないみたいですから、海にあると思うんですけどね」

 

そんな会話をしているとアラームがなった

 

リンディ「なにがあったの!?」

 

エイミィ「魔力反応です!」

 

リンディ「モニターに映して!」

 

フェイトが海の中にあるジュエルシードを一気に発動させていた

 

なのは「あの子は!」

 

クロノ「どこにいくんだ?」

 

なのはは助けに向かおうとしたがクロノに止められた

 

なのは「あの子を助けに行くんです?」

 

クロノ「その必要はない」

 

なのは「なんでですか!?」

 

クロノ「あのまま封印に成功すれば転移の後が追えるし、失敗しても弱ったんなら捕まえることも出来る」

 

なのは「でもあの子は!」

 

クロノ「それが魔法犯罪を取り締まる時空管理局だからだ」

 

ユーノ『なのは行って!』

 

なのは『ユーノ君!?』

 

ユーノ『僕が隙を作るから行って!』

 

なのは『わかった!』

 

(やれやれ)

 

《久遠、そこにいるか?》

 

久遠《うんいる》

 

《フェイトとアルフを避けて攻撃しろ》

 

久遠《わかった》

 

久遠は隠れながら大量の狐火で思念体を攻撃した

 

クロノ「あの攻撃はなんだ!?」

 

エイミィ「わかりません! 突然起こりました」

 

ユーノ『なのは、今だ!』

 

なのは『うん!』

 

なのはは転送装置に走り出した

 

リンディ「なのはちゃん!?」

 

クロノ「目を離した隙に!?」

 

なのは「高町なのは、命令違反をします! お叱りは後で受けます!」

 

なのははフェイトの元に転移した

 

リンディ『あの火はあなたの使い魔かしら?』

 

『内緒です』

 

リンディ『答えを言ってるようなものよ?』

 

『いえいえ、気づいておいて見逃したあなたも中々ですよ』

 

リンディ『あらあら、なんのことかしら?』

 

『なんにせよ後はなのは次第ですね』

 

リンディ『あなたはいかないのですか?』

 

『これはなのは達の物語です。 俺は少しでも幸せになるように手助けをするだけです』

 

リンディ『あら、他にも何か企んでるの?』

 

『近い内に一時的に姿を消しますね』

 

リンディ『艦長である私に態々行方不明予告ですか?』

 

『すぐに戻ってはきますよ』

 

リンディ『私はそれを見逃せば良いのね?』

 

『幸せになれない人がいる終わりなんていやでしょ?』

 

リンディ『ふふふ、そうね』

 

《久遠、なのは達の手助けを頼む》

 

久遠《わかった》

 

なのはside

 

「レイジングハート、行くよ!」

 

RH「Yes, Master」

 

「セットアップ!」

 

RH「Setup」

 

私はあの子の元に向かった

 

?「なんの用?」

 

「あなたを手伝いに!」

 

?「必要、ない!」

 

「レイジングハート」

 

RH「MagicSharing」

 

「それに、まだあなたの名前を来ていない! そのためにも」

 

?「フェイト、フェイト・テスタロッサ」

 

「え?」

 

?「名前」

 

「私は高町なのは!」

 

フェイト「うん」

 

?「フェイト、良いんだね?」

 

フェイト「魔力を分けて貰ったお礼」

 

?「そうかい、あたしはアルフ。 今回だけよろしく」

 

「いくよ! フェイトちゃん、アルフさん!」

 

私達は竜巻のようになっているジュエルシードに向かっていった

 

それからしばらく戦っていたけど中々封印出来る状況に出来なかった

 

「なんとか隙を作らないと!」

 

フェイト「封印が出来ない!」

 

すると突然謎の炎が飛んできた

 

アルフ「あれはまさか!」

 

飛んできた方を見ると大人モードの久遠さんがいた

 

久遠「……拘束」

 

久遠さんが一言呟くと炎が輪になってジュエルシードを抑えた

 

久遠「早く、封印」

 

「フェイトちゃんそっち半分お願い!」

 

フェイト「わかった」

 

「ディバインバスター!!」

 

フェイト「サンダーレイジ!」

 

sideEND

 

なのはとフェイトの攻撃が命中し、ジュエルシードの暴走は収まった

 

「終わったみたいだな」

 

なのはとフェイトは握手をしているところが映されていた

 

6つのジュエルシードはなのはが3つ、フェイトが3つ手にしていた

 

そしてフェイトとアルフは去っていった

 

大人モードの久遠はいつの間にか狐に戻って神社に帰っていた

 

もちろん、命令違反をしたなのはにリンディさんの雷が落ちたのは言うまでもないことだろう




伝家の宝刀?「お兄ちゃん嫌い」

ちなみになのはは時々恭也や美由希と訓練してます。大抵は砲撃を回避されて負けてますが……
動かない固定砲台ですし、かわされて神速でつめられたらなのはは何も出来ないと思います

刹永とリンディの念話は他には聞こえてません。ユーノとなのはの念話は刹永以外には聞こえていません


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一騎打ち、出会いと別れ

キチンとあれを書ききれるのか自分でもわかりません

そして一気に終わらせます。アルハザードに行く理由が無くなりますし

無印のラストまで一気に詰め込むので長いです


ある日、すずかが傷だらけの変わった動物を拾ったと言ったので気になったなのはと共にすずかの家に向かった

 

すずか「この子なんだけど」

 

そこにはアルフがいた

 

なのは「ちょっとこの子と一緒にいても良い?」

 

すずか「人慣れしてるのか噛んだりはしないと思うから平気だと思うけど」

 

なのは「みんなは先に行ってて~」

 

すずか「気を付けてね」

 

俺達はなのはを置いて家の中に入った

 

しばらくするとアルフとの念話を終えたなのはが入ってきた

 

なのは「傷を治すのに集中したいのかしばらくすると寝ちゃった」

 

すずか「先生の話でも命に関わる傷では無いって言ってた」

 

出されたお茶をみんなで飲んでから家を後にした

 

ちなみに俺に出されたお茶には何故か媚薬が入っていたのですずかのとこっそり取り替えておいたのは内緒だ

 

門を出た時に忍さんの怒りながら叫ぶ声とすずかの変な声が聞こえたような気がした

 

なのは「何か聞こえなかった?」

 

「気のせいだろ」

 

そんな会話をしつつ帰宅した

 

それから数日後

 

なのはとフェイトはお互いのジュエルシードを全て賭けて対峙していた

 

第三者side

 

なのは「フェイトちゃん、お互いのジュエルシードを賭けて勝負だよ」

 

フェイト「ん、負けない!」

 

フェイトが近接戦闘を仕掛けてるとなのはがシュートで反撃していた

 

フェイト(最初に会った時よりも強くなってる。 このままじゃ負ける!)

 

最初に大技を出したのはフェイトだった

 

なのはを逃がさない為か両手と両足にバインドがかけられていた

 

アルフが止めようとするがなのははこれはフェイトちゃんとの一騎打ちだからユーノ君もアルフさんも止めないでと強く言ったためアルフも見守ることにした

 

フェイト「アルカス・クルタス・エイギアス。

疾風なりし天神、今導きのもと撃ちかかれ。 バルエル・ザルエル・ブラウゼル。 フォトンランサー・ファランクスシフト!」

 

雷の球が動けないなのはに襲いかかった

 

RH「ThunderProtection」

 

最後にフェイトが手をあげて槍状にした

 

フェイト「撃ち抜け、ファイアー!」

 

煙が晴れるとそこにはバリアジャケットが少し破れてはいるが無事ななのはの姿があった

 

なのは「次はこちらの番だよ!」

 

RH「DivineBuster」

 

なのは「ディバインバスター!!」

 

フェイトはかわそうとはしないでプロテクションを張った

 

フェイト(あの子も耐えたんだ! 私だって!)

 

フェイトは耐えきったがなのははそこにはいなかった

 

周りに散っていた自分となのはの魔力が上に集まってるのが見えたフェイトはその後を視線で追うとそこにはなのはがいた

 

なのは「これが、ディバインバスターのバリエーション!」

 

フェイト「集束、砲撃……」

 

クロノ「なんだあのバカ魔力!」

 

エイミィ「おそらくフェイトちゃんとなのはちゃんの空気中に舞った魔力を集束させているのだと思うけど、これヤバい気がする」

 

フェイトは動こうとするが動けなかった

 

フェイト「バインド!?」

 

フェイトの足にはバインドがかけられていた

 

なのは「いくよフェイトちゃん!」

 

フェイト「うああ!!」

 

フェイトは力を振り絞るように声をあげ、五重でプロテクションを展開した

 

なのは「スターライトブレイカー!!!

 

なのはの放った砲撃は五重のプロテクションをいとも簡単に突破し、フェイトに直撃した(後のフェイト曰く一瞬で意識が持っていかれたとのこと)

 

エイミィ「ふ、フェイトちゃんに直撃……非殺傷とはいえフェイトちゃん大丈夫かな……」

 

海に落ちそうになっているフェイトをなのはが支えた

 

目を覚ましたフェイトはなのはから離れて何かにすがるように上に行った

 

突然雷が発生してフェイトに直撃し、フェイトは気を失い海に落下してしまった

 

なのははそれを追いかけてフェイトを助け出した

 

二人が展開していたジュエルシードは何者かに大半が持っていかれてしまっていた

 

sideEND

 

《どうだ? なのはとフェイトの一騎打ちは》

 

ミゥ《まだ始まったばかりです》

 

ユーフィー《私たちも見て良いのでしょうか?》

 

《こっそりだから問題無し。 一騎打ちの最中はどちらにも手出しはダメだからな?》

 

ミゥ《わかっています》

 

久遠《わかった》

 

(さてこの部屋か)

 

《永劫、刹那、アリシアの服を頼む》

 

永劫《わかりました》

 

俺はアリシアのいる部屋に入った

 

(あれがアリシアの身体か。 で、そこにいるのが魂か)

 

アリシアは俺が目で追っているのがわかると自分を指差したので頷いた

 

アリシア「私が見えるの!?」

 

「まぁな」

 

アリシア「お願い、お母さんを止めて!」

 

「ひとまず保留にしてひとつ聞きたいが生き返ることが出来るならしたいか?」

 

アリシア「私はもう死んでるから無理。 だから!」

 

「方法はあるぞ?」

 

アリシア「え?」

 

「俺の能力の一つには条件付きではあるが死者を生き返らせることが出来る。 そして君は条件を満たしてるから生き返らせる事が出来る。 安心しろ行くはずだったあの世には既に君を生き返らせる了承を得ている」

 

アリシア「本当に?」

 

「それに君のお母さんの病気も治せる。 そっちは条件無いけどな。 それでどうする?」

 

アリシア「本当に生き返るなら生き返ってお母さんを止めたい!」

 

「そっかなら少し我慢しろよ?」

 

アリシア「え?」

 

「調律」

 

アリシア「その鞘は?」

 

「ニヤ」

 

アリシア「ま、まさか!」

 

「そりゃ!」

 

アリシア「きゃあ!」

 

俺はアリシア魂と身体を調律で貫いた

 

「魂の定着!」

 

アリシアの身体が光り、身体に魂が入ったのを見届けて調律を引き抜いた

 

永劫「持ってきました」

 

刹那「終わった?」

 

「終わったぞ、もうすぐ目覚めるから中から出して服を着せてやれ」

 

中にいるアリシアが目を空けた

 

俺は目を閉じながらキレイに砕いてアリシアを外に出した

 

永劫「じっとしててくださいね?」

 

刹那「今服を着せる」

 

アリシア「え、あの」

 

少しして

 

永劫「マスター終わりました」

 

「そうか」

 

目を開くと服を着たアリシアがいた

 

アリシア「ひどいよー」

 

「調律だから出来るんだ。 永劫や刹那だとヤバい事になるしな。 さて止めに行くんだろ?」

 

アリシア「お兄さん、ありがとうね!」

 

アリシアはプレシアの元に向かった

 

「さて細工して戻るか」

 

俺はアースラに転移してなに食わぬ顔で指令室に入った

 

なのは「刹永君!? どこにいたの?」

 

なのはの隣には手錠をかけられているフェイトがいた

 

《どうだった、一騎打ちは》

 

ミゥ《なのはちゃんの最後の攻撃が凄かったです》

 

《だろうな》

 

モニターに管理局員が時の庭園に乗り込んでいるところが映っていた

 

管理局員がある場所に入り込んだ

 

局員「な、なんだこれは!?」

 

なのは「フェイトちゃんに似てる?」

 

?「アリシアに近付かないで!」

 

局員達に雷撃が襲いかかり戦闘不能になってしまった

 

(アリシアは会えなかったか)

 

リンディ「プレシア・テスタロッサ」

 

プレシア「あらリンディ、久しぶりね」

 

リンディ「あなたは何を企んでるの?」

 

プレシア「私はね過去を取り戻すのよ!」

 

リンディ「過去……アリシア・テスタロッサね」

 

なのは「アリシア・テスタロッサ?」

 

リンディ「プレシアの一人娘よ。 昔事故で亡くなっているけどね」

 

なのは「一人娘? それじゃあフェイトちゃんは?」

 

プレシア「フェイトは私がアリシアを模して作り出した一番成功したクローンよ」

 

フェイト「クローン……」

 

プレシア「でも、全てがアリシアにはならなかった。 つまりは失敗作なの。 そしてジュエルシードを使ってアルハザードへ行くのよ! あなたはもう要らないのどこへなり行ってしまいなさい!」

 

?「お母さん! いい加減にしなさいー!!」

 

プレシア「え?」

 

バチン!!

 

プレシア「きゃあ!?」

 

突然走ってきた少女がそのままの勢いでプレシアを平手打ちした。 平手打ちされたプレシアはそのままふっ飛んだ

 

プレシア「一体だ……あ、アリシア!?」

 

フェイト「え?」

 

リンディ「アリシア?」

 

なのは「アリシアちゃんって死んでるはずじゃあ?」

 

リンディ『まさか、刹永君!?』

 

『その通り。 アリシアを生き返らせたのは俺だ』

 

プレシア「この中にいるのは……」

 

アリシア「それは私そっくりに作られた人形よ!」

 

プレシア「え? まさか、本物?」

 

アリシア「本物よ!」

 

『ちなみにアリシア担当のあの世の神とは交渉して許可はとってるから無問題』

 

リンディ『そ、そうなの……』

 

アリシア「お兄さん! 説教したいから早くお母さんを治して」

 

リンディ「あの、アリシアちゃん?」

 

アリシア「はい、なんでしょう?」

 

リンディ「アースラにプレシアを連れてきてくれないかしら? 病の治療もしたいし、死んでないとはいえ局員を負傷させた罪もあるので」

 

アリシア「あ、はい! 引きずってでも連れていきます!」

 

アリシアは有言実行とばかりに本当にプレシアを引きずって外にいた局員と共にアースラに来た

 

「よ!」

 

アリシア「さっきぶりです」

 

リンディ「とりあえず医務室にプレシアを運ぶわよ。 あ、刹永君もね。 医務室にはしばらくの間は私とクロノとなのはちゃんとフェイトちゃんとアリシアちゃんと刹永君以外は入室禁止とします」

 

リンディさんとアリシアはプレシアを引きずって医務室に向かったので俺達も向かった

 

《あーミゥ、ジュエルシードを回収して次元の狭間に送っておいてくれ》

 

ミゥ《はい、わかりました》

 

《ユーフィー、ミゥがジュエルシードを回収したら時の庭園を完全破壊しておけ》

 

ユーフィー《やっちゃいますよー》

 

医務室に入った俺達

 

リンディ「さて、プレシアの身体を調べてください」

 

医務室にいた職員はリンディさんの命令でプレシアの身体を調べた

 

リンディ「本当の事を言って良いわ」

 

職員「このままだと数日の命ですね」

 

リンディ「家族水入らずで過ごさせたいので少し出てもらえるかしら?」

 

職員「は、はぁでも……」

 

リンディ「責任は私が持つわ」

 

職員「ここはお任せします!」

 

職員は出ていった

 

リンディ「さて刹永君お願いね」

 

「まぁそのつもりだったしな。 調律」

 

プレシア「その鞘は一体?」

 

アリシア「あー皆さん、驚かないでくださいね? 間違いなく止めるかもしれませんけど平気ですから」

 

リンディ「アリシアちゃん?」

 

「せーの」

 

プレシア「ま、まさか……」

 

「そりゃ!」

 

俺は問答無用で調律をプレシアにぶっ刺した

 

リンディ「刹永君!? そんなことをしたら……」

 

「エンジェルプライヤー!」

 

調律を通して直接体内に癒しの力が入り、プレシアの病を駆逐していく

 

プレシア「あー身体が軽くなってきた。 これが最期かしら……」

 

調律《終わったよー》

 

調律をプレシアから引き抜いた

 

プレシア「グホッ」

 

リンディ「刹永君、早くプレシアを治…療……傷が無い!?」

 

アリシア「さっさと起きなさい!」

 

バシン

 

プレシア「あいた!」

 

「治療は完了したぞ」

 

リンディ「あれで?」

 

「うんあれで。 確認してもらった方が安心出来ますよね?」

 

リンディ「そうね」

 

リンディは先程の職員を呼び再び調べてもらった

 

職員「あの、たったあの数分で何があったんですか? 病が全て無くなってる上に体内年齢が若くなってるのですが」

 

リンディ「あなたは知らない方が良いことがあったのよ」

 

職員「は、はぁ」

 

リンディ「さて、プレシア・テスタロッサ、あなたは局員を負傷させた公務執行妨害で逮捕されることになりますが、今回の原因を作ったのはそもそも管理局ですのでおそらくは執行猶予がつくでしょう」

 

リンディ「フェイト・テスタロッサはプレシア・テスタロッサに言われて行っていたので情状酌量の上で保護観察処分になるでしょう」

 

クロノ「分かりやすく言うとプレシアとフェイトには簡易裁判を受けてもらってプレシアは執行猶予、フェイトは保護観察処分になる。 その間の住まいはこちらで決めるがアリシアもそこに住むことになる」

 

「つまりは監視付きになるしある程度の自由の制限はあるが母子三人で暮らせる、と言うことだ。 それに管理局にたいして利益になることをすればそれぞれの期間も短くなるだろうしな」

 

リンディ「そうね。 フェイトちゃん、嘱託魔導師にならない?」

 

フェイト「嘱託魔導師?」

 

リンディ「試験を受けてもらうことになるけど、受かれば異世界での行動の自由が広がるわ。 もちろんなのはちゃんに会いに行くことも出来るし、アリシアちゃんとのお買い物も出来るわ」

 

フェイト「なのはやアリシアと……お母さん?」

 

プレシア「フェイト、あなたが決めなさい。 色々言ったし痛め付けることもしたけど、本当はもう一人の娘と思っていたわ。 心の余裕が無かったといえ、きっと無意識の内に手加減をしていたのね」

 

フェイト「お母さん……うん、私嘱託魔導師になります!」

 

なのは「フェイトちゃん、また会えるよね?」

 

フェイト「もちろん!」

 

なのは「友達の証としてリボンを交換しよう?」

 

フェイト「友達、うん!」

 

なのはとフェイトは片方のリボンを交換した

 

リンディ「会えなくなるだけでビデオレターは出来ますから元気な姿はいつでも見れます」

 

なのは「それじゃあフェイトちゃん、また」

 

フェイト「うん、なのは、またね」

 

職員「空気読めてないようで悪いんですけど、ここ医務室なんですが……」

 

全員「あ」

 

リンディ「そ、そうね。 医務室でする話ではなかったわね。 フェイトちゃんとアリシアちゃん以外は出ましょうか」

 

職員「まぁその二人はプレシアの親子ですし、プレシアも一応経過確認したいのでいても構わないです」

 

フェイトとアリシアとプレシアと職員を残して外に出た

 

リンディ「それじゃあお疲れ様、しばらくは何も無いと思うから学業に専念しなさいね?」

 

なのは「はい!」

 

「俺も帰るか(なんか忘れてるような?)」

 

するとエイミィが走ってきた

 

エイミィ「艦長! 大変です! 時の庭園が突然消滅しました!」

 

(あ、忘れてた)

 

リンディ「どういうこと!?」

 

エイミィ「わかりません! 幸い局員は誰もいなかったので被害はありません」

 

リンディ「突然消滅したのは気になりますが、局員に被害が無かったのは不幸中の幸いです」

 

エイミィ「どうしましょう?」

 

リンディ「消滅する瞬間の映像はあるのよね?」

 

エイミィ「はい、あります」

 

リンディ「それを見せるしかないわね」

 

クロノ「刹永となのはは帰って良いぞ?」

 

なのは「それじゃあお疲れ様です」

 

なのはは転送装置で帰った

 

「しばらくはゆっくりさせてもらうさ」

 

俺は翠屋の前に転移した




ちなみにその媚薬は忍が恭也とするために買った物だったりする

第三者sideのところは誰とは限りませんが少なくても刹永視点では無いです。そもそもいませんし

一騎打ちの時は久遠はユーフィーの頭の上で一緒に見てます。終わったあとは神社に帰りました

プレシア→公務執行妨害ではあるが、そうなった元々の原因は管理局がプレシアに無理難題を押し付けたせいなので執行猶予をつけることで過去の因縁は水に流してくださいということ(アリシアが生き返ってるので心に余裕が出来ているプレシアもそれで水に流します)
フェイト→プレシアに言われてやっていたので情状酌量で保護観察処分
アリシア→特に何もしてないので罪は無い。生き返ったとはいえ死なしたのは管理局のようなものなので管理局としても扱いに困るのだがアリシアは何も気にしていない
簡易裁判→上記のような感じで罪も軽いので一々開いてたら世話ないのでさっさと終わらせるため
プレシアとフェイトは監視付きになるしある程度の自由の制限は受ける事にはなるが逃げる心配も無いのでミッドチルダにて母子三人で暮らしてもらいます。フェイトは原作通り嘱託魔導師になってもらいます

というか医務室でする話じゃねぇ(爆笑)

時の庭園はDustToDustで消し飛びました。もちろん空間への被害は無しです


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閑話

次元の狭間に送られた21個のジュエルシードに関してです

ジュエルシードに関する個人的見解があります

後はアリシアとリニス関連を簡単にやります


《ジュエルシードはどうだ?》

 

永劫《解析は終了しています》

 

《どんな感じなんだ?》

 

永劫《元々は一つだったみたいです。 原因はわかりませんが、何かがあって21個に分かれたみたいです》 

 

《一つにすることは可能なのか?》

 

永劫《可能です》

 

《一つにした場合はどうなるんだ?》

 

永劫《歪ではなくキチンとした形で叶えられる限りは願いを叶えるみたいです。 叶えられない場合は何も起こりません。 後は暴走しなくなりますがそこそこの大きさになります》

 

《どのぐらいの大きさになるんだ?》

 

永劫《拳に収まるくらいですね》

 

《じゃあ一つにしてくれ。 出来たら送ってくれ》

 

永劫《わかりました》

 

数分後にジュエルシードの完全品が送られてきた

 

『リンディさん見てほしいものがあるのですがそちらに行って良いですか?』

 

リンディ『見てほしい物ですか? 来るのは構いませんがそれは一体なんです?』

 

『見てからのお楽しみで』

 

リンディ『心の準備をして待ってるわね』

 

俺はジュエルシードを持ってアースラに転移した

 

するとクロノがいた

 

クロノ「本当に来たのか。 きになるから俺も一緒にいて良いか?」

 

「良いぞ」

 

クロノと共に艦長室へ向かった

 

コンコン

 

「来ましたー」

 

リンディ「どうぞー」

 

「失礼します」

 

中に入って座布団の上に座った

 

リンディ「それで見せたい物って?」

 

「これですね」

 

ジュエルシードを置いた

 

リンディ「これは? ジュエルシードに似てるようだけれど?」

 

「似てるのではなくジュエルシードで間違いないです」

 

リンディ「でもジュエルシードって指に乗る大きさでこんなに安定してないはずなんですけど……」

 

「無限書庫にジュエルシードの記録みたいのは無いんですか?」

 

クロノ「今あそこにはユーノがいて頑張って整理してくれてるが」

 

「ユーノに調べてもらいましょう」

 

クロノ「そうだな」

 

クロノはユーノに念話を送った

 

とりあえずジュエルシードをポケットに入れた

 

「フェイトはどんな感じです?」

 

リンディ「中々良いわね。 近い内に嘱託魔導師の資格も獲れるレベルです。 それにプレシアもデバイスマスターの資格を獲ったみたいでマリーを手伝っているわ」

 

「アリシアはどうです?」

 

リンディ「目下の悩みはフェイトの妹に見られる事らしいわね。 魔法を使いたいと思ってるみたいだけどそこそこの期間死んでいたせいでリンカーコアが上手く機能しないみたいで魔法が使えないみたい」

 

「これを使ってみます?」

 

俺は汎用リンカーコアを作り出した

 

リンディ「アリシアちゃんが望むなら良いと思うわね」

 

クロノ「艦長、ユーノがここに来て話したいって」

 

リンディ「ふむ……来てもらって」

 

少ししてユーノがやってきた

 

「久しぶりだな」

 

ユーノ「来てたんですか」

 

「まぁな」

 

リンディ「それでジュエルシードに関して何かわかったかしら?」

 

ユーノ「それなんですが、どうやらジュエルシードは元々は1つだったみたいです」

 

リンディ「それでは何故21個に?」

 

ユーノ「その辺りはよくわからないのですが、開発した人が何らかの方法で21個に分けたみたいです」

 

リンディ「ジュエルシードは何なのかしら?」

 

ユーノ「願いを叶える代物らしいです。

ただし21個全て無いと正しく叶えられないみたいです。 わける前のジュエルシードならそのままでも正しく叶えられるみたいです」

 

リンディ「なんでも叶うのかしら?」

 

ユーノ「20個以下ですと歪に叶えるので制限はないみたいですが、完全品と21個使った場合に叶えられない願いの場合は何も起こらないみたいです」

 

リンディ「よく調べられましたね」

 

ユーノ「これでも司書長ですから」

 

リンディ「ところでその完全品?の大きさはどんなものなのかしら?」

 

ユーノ「拳に収まるくらいの大きさみたいですが、何故ジュエルシードのことを?」

 

リンディ「そうね……驚かないで見てほしいのだけど」

 

「ほれ」

 

俺はポケットからジュエルシードを出して置いた

 

ユーノ「あれ? これって……ジュエルシードの完全品!? なんで刹永さんが!?」

 

リンディ「まぁ、そういうことよ。 私も驚いたわ」

 

「こっそり回収してな。 ところでどうします?」

 

リンディ「管理局で預かる。 と言いたいところだけど紛失してもう存在しないことになってるからあなたが持っていてくれるかしら?」

 

「わかりました」

 

俺はポケットに入れた

 

リンディ「さてと、テスタロッサ母娘の住む家に行きましょうか」

 

「はい」

 

ユーノ「何をしにいくのですか?」

 

リンディ「アリシアが魔法を使えるようになるかもしれない方法を試してみようかと思いましてね。 もちろん本人やプレシアの許可はとります」

 

ユーノ「僕も同行して良いですか?」

 

リンディ「構わないわ。 クロノは代理として残ってね」

 

クロノ「わかりました」

 

リンディさんと共にテスタロッサ母娘の家に向かった

 

ピンポーン

 

アリシア「はーい」

 

リンディ「様子を見に来たわ」

 

アリシア「どうぞー」

 

リンディ「お邪魔するわね」

 

「「お邪魔します」」

 

アリシア「あ、お兄さんいらっしゃい」

 

ユーノ「初めましてかな? ユーノ・スクライアです」

 

アリシア「アリシア・テスタロッサです。 フェイトのです」

 

ユーノ「フェイトさんのお姉さんですか……お姉さん!? そういえばアリシア・テスタロッサは昔事故で……あれ?」

 

リンディ「わかるわ、その気持ち。 でもやったのが刹永君と言えば理解できるかしら?」

 

ユーノ「あー刹永さんなら出来てもおかしくないですね」

 

アリシア「いつまでもここに立ちっぱなしではなんですからこちらにどうぞ」

 

アリシアに案内され居間にきた

 

プレシア「あらいらっしゃい」

 

「どうもです」

 

ユーノ「ユーノ・スクライアです」

 

プレシア「プレシア・テスタロッサよ。 アリシアとそこで煙を吹いているフェイトの母で今回の事件の黒幕でもあるわね」

 

ユーノ「は、はぁ」

 

リンディ「早速本題に入りますが、アリシアちゃん、もし魔法が使えるようになるかもしれない方法があるとしたら試します?」

 

アリシア「そんな方法があるのですか?」

 

リンディ「それが出来るのは少なくとも刹永君だけですけどね」

 

アリシア「お兄さん、やっぱり凄いです」

 

プレシア「それは良いのだけれど一体どうやるの? 危険はないの?」

 

「これですね」

 

俺は汎用リンカーコアを作った

 

プレシア「それはリンカーコア? でも無色で魔力も無いみたいだけど」

 

リンディ「これは汎用リンカーコアよ。 この状態だと誰でも埋め込めるのよ。 そして最大の特徴はリンカーコアを持たない人はその人のリンカーコアとなり魔法が使えるようになり、元々リンカーコアを持ってる人は融合するのよ」

 

プレシア「そんなの聞いたこと無い!」

 

リンディ「安心して、おそらく無限書庫にも存在しないわ。 刹永君にしか作れない代物だわ」

 

プレシア「本当にあなたは何者なの?」

 

「誰にも話さないというのなら話します」

 

プレシア「話すとどうなるの?」

 

「俺が人体実験に使われることになるでしょうね」

 

プレシア「それを聞くと話す気は起きなくなるわね。 良いわ、誰にも話さないと約束しましょう」

 

俺は自分の正体を明かした

 

プレシア「なるほどね。 つまりあなたは私達の理解の外にいる人間ということね」

 

「そういうことだ」

 

プレシア「話を戻すけど危険は無いのよね?」

 

「確実に無い、とは言えません。 軽々しく実験出来るものでも無いですし。 融合したときに完全に修復されますし、この汎用の機能も受け継がれます」

 

プレシア「それの機能?」

 

「空気中の魔力を微量ですが吸収します。 その人のリンカーコアに貯めておける量が限界値となってそれ以上は吸収されないです」

 

プレシア「あるとしたらどのような危険があるの?」

 

「未知数ですが、アリシアの場合は考えられるとしたら魔力の暴走ですね。 そうなれば最悪二度と魔法が使えないでしょう。 そうなったらなったでこちらの責任ですので魔法が使えるようになるまでリンカーコアを完全に回復させます」

 

プレシア「なにかあれば責任はあなたにあるということね?」

 

「そう思ってくれて構いません。 あくまで最悪の場合であります。 ただ修復中や慣れるまでは発熱や気絶くらいはあるかもしれません」

 

プレシア「それなら私はアリシアの意思に任せるわ」

 

リンディ「さて、アリシアちゃん、今の会話を聞いた上で聞くわ、どうします?」

 

アリシア「被験者になります!」

 

リンディ「言い方に問題がありますが、刹永君よろしくね」

 

「はい。 ああ、服は着たままで平気だ」

 

汎用リンカーコアをアリシアに埋め込んだ

 

アリシア「なんだろう、身体が熱くなってきた」

 

「異物のような物だしな。 完全に融合するまではゆっくり寝てると良いよ」

 

こっそり調べてみるとアリシアのリンカーコアと既に融合を終えていて、アリシアのリンカーコアを修復していた

 

アリシア「うん」

 

アリシアはソファーの上で横になり、寝息を立て始めた

 

それからしばらくは寝苦しそうにして汗をかいていたが、修復が終わると落ち着き始めた

 

バチ

 

アリシアの身体が軽く発電したがすぐに収まった

 

プレシア「これは?」

 

「寝ているので無意識でも魔法行使だと思います。 すぐに収まりましたし」

 

それからしばらくはするとアリシアが目覚めた

 

アリシア「おはようございます」

 

「調子はどうだ?」

 

アリシア「なんでしょう……今までおかしかったのが正常になったような、そんな感じがします」

 

「外に出て非殺傷設定にしてならシューター(魔力弾)で試してみようか」

 

アリシア「はい!」

 

「あの様子だと平気だと思うんですけどね」

 

プレシア「にしても流石、私の娘ね。 下手したら私より上かもしれないわね」

 

アリシア「お兄さん! 成功しましたよ!!」

 

「見に行ってみますか」

 

プレシア「そうね」

 

俺達はアリシアの様子を見に行くとアリシアは何故かシューターでお手玉をしていた

 

「流石にそれは予想外」

 

リンディ「コントロールや制御はなのはちゃん以上ね。 その代わり攻撃面はフェイトちゃん以下ね」

 

アリシア「えーと確か……こんな感じで」

 

アリシアはどこかで見たような体勢になった

 

「なんかヤバいような……」

 

アリシア「かーめーはーめ波ー!」

 

体勢から思った通り、放ったのはかめはめ波だった

 

「って感心してる場合じゃねえ!」

 

アリシアは上ではなく横に放っていたので急いで進行方向に回り込み

 

「せい!」

 

魔力の核を斬ってかめはめ波もどきを消滅させた

 

「あ、危なかったー」

 

ギリギリ敷地内で済ませることが出来た

 

アリシア「あ、ごめんなさい! 上に放つの忘れてました!」

 

プレシア「いつの間に!?」

 

アリシアは頭を下げていてプレシアはこちらを見て驚いた顔をしていた

 

「見た目の割りに威力が低かったから結界を越えることは無かったかもしれないけどな」

 

アリシア「今はこれ以上威力は出ないみたいです」

 

「しかもプレシアやフェイトと同じく雷の魔力変換資質もあるみたいだな」

 

アリシア「そりゃお母さんの娘でフェイトの姉ですから」

 

アリシアは胸を張ってドヤ顔をした

 

「威力重視のなのはに速度重視のフェイトに制御重視のアリシアか。 見事にバラバラだな」

 

リンディ「戦った場合はどんな感じになるかしら?」

 

「一番最初に落ちるのはアリシアでしょう。 制御は一番ですが一番威力が無いので回避重視で防御力が低いフェイトにすら被弾覚悟で特攻されれば簡単に落とされるでしょう。 分かりやすく紙に書くと

 

『威力(現段階での一番威力の高いもので比較):なのは>フェイト>アリシア

速度:フェイト>アリシア<=なのは

制御:アリシア>なのは>フェイト

防御:なのは>アリシア<=フェイト』

 

多分こんな感じですね。 成長に従って変わってくる可能性はありますが」

 

リンディ「その感じだとフェイトちゃんが一番最初に落ちると思うのだけれど?」

 

「そこは経験の差でしょう。 なのはとフェイトはお互いで実戦を経験してますし。 訓練とはいえ戦闘の空気に慣れていないアリシアでは緊張もあって咄嗟の判断や時には強引にいくという判断が出来ないと思うので」

 

リンディ「なるほど」

 

「なのはは初戦闘でもそんなに緊張してなかったので精神構造が少しおかしいのでしょう。 フェイトは知りませんが、まぁリニスの訓練やプレシアに叩かれる恐怖のおかげで緊張してたとは思えませんが」

 

プレシア「うっ、急に遠距離攻撃するのはやめて……なんでリニスのことを知っているの?」

 

「死にかけのリニスを永劫が拾ってね。 ある場所で保護してて今は元気だな」

 

フェイト「リニスが生きてるの!?」

 

《永劫、リニスを引きずっても良いから連れてこれるか?》

 

永劫《いけます》

 

《頼むわ》

 

永劫《わかりました》

 

永劫がリニスと共に転移してきた

 

フェイト「リニス!?」

 

リニス「プレシア様、フェイト、お久しぶりです」

 

アリシア「わー! 本物のリニスさんだーフェイトがお世話になりましたー!」

 

リニス「この子は? なんだかフェイトに似てるのですが」

 

プレシア「私の娘のアリシアよ」

 

アリシア「アリシア・テスタロッサです。 フェイトのです」

 

リニス「そうフェイトの……姉!?」

 

プレシア「フェイトはアリシアのクローンよ。 今は娘ですけどね」

 

リニス「そういえば、プレシア様も心なしか雰囲気が柔らかくなりました?」

 

プレシア「そうね。 想定とは違ったけどアリシアが生き返るという願いを叶えられたからね。 ようやく心に余裕が出来たのよ」

 

リニス「それではジュエルシードを?」

 

プレシア「ジュエルシードは使わなかったわ」

 

「俺が生き返らせた」※何故かバーンという文字が出ている

 

リニス「は、はぁ……あなたが……え? 誰ですか?」

 

「時乃刹永、永劫のマスターだ」

 

リニス「そういうプレイなのですか?」

 

「ちゃうがな」

 

というわけで永劫の本当の姿を見せた

 

「というわけだ」

 

リニス「なるほど、人の姿を取れる武器ですか……あの空間といい本当に理解の外にいる人達なのですね」

 

プレシア&リンディ「あの空間?」

 

「う~ん、まだ人数揃ってないので今は内緒で。 ところでリニスはプレシアもしくはアリシアと再契約するのか?」

 

リニス「でも私は結構な魔力食いですからプレシア様では難しいかと……何故か魔力が増えている今のプレシア様を見ると大丈夫かもしれませんが」

 

「病が魔力を阻害したのかもな。 そして病が無くなったから本来の魔力が戻ったとも考えられるな」

 

リニス「そんなことがあるのでしょうか?」

 

「人体のことは何もわからないのはどこの世界も一緒だろ」

 

リニス「なんか釈然としませんが、まぁそうなんでしょうね」

 

「個人的にはアリシアの方をオススメするけどな」

 

プレシア「私もアリシアをオススメするわ」

 

アリシア「私!?」

 

「姉妹なのに妹だけ使い魔持ってるのはモヤっとするだろ?」

 

アリシア「の、ノーコメントで」

 

フェイト「アリシア!?」

 

リニス「確かにアリシア様の方が良さそうですね。 それに魔力の成長も見込めますし」

 

アリシア「わかったわ、でも私のことも呼び捨てでお願いね?」

 

リニス「わかりました。 アリシア」

 

アリシア「それじゃあ早速契約するわよ」

 

アリシアとリニスは使い魔の契約をした

 

リニス「まさかこんな契約内容が成立するとは思いませんでしたね」

 

アリシア「前例があるからいけるかなと思って」

 

永劫《次元の狭間とのリンクが切れてないようです》

 

《契約したら解除される仕組みだったような?》

 

永劫《解除はされています。 おそらくアリシアを生き返らせる時に調律を通してアリシアが次元の狭間と極細のパイプで繋がったのでしょう。 それがリニスにも作用しただけのようです》

 

《リニスの維持に必要な魔力はアリシアからではなく次元の狭間から供給される?》

 

永劫《厳密には次元の狭間からも、ですね。 メインはアリシアです。 ちなみにアリシアには魔力の供給はされていません》

 

《されてたらもっとヤバい事になってそうだな》

 

永劫《アリシアとの契約が満了したら、次元の狭間とのパイプも消えるので大丈夫です》

 

「用事も終わったし、あまり長くいると監視してる人の疲労がヤバそうだから帰るな」

 

アリシア「あ、はい。 また来てください」

 

「来れたらな」

 

俺は転移した

 

アリシアside

 

「リンディさんは一緒に帰らないのですか?」

 

リンディ「これでも艦長です。 私が監視してると言えばまかり通ります」

 

「な、なるほど?」

 

リニス「アリシア、折角ですので私が魔法を教えましょうか?」

 

「良いの?」

 

リニス「これでも『あの』フェイトに魔法を教えたには私です」

 

「私はフェイトと違って攻撃面は苦手みたいだよ?」

 

リニス「それは教えていく内に得意な魔法を模索していくので良いです」

 

「それじゃあ御願いします」

 

フェイト「リニス、私にも教えてくれる?」

 

リニス「良いでしょう。 ただしあの時よりも厳しくいきますよ? それに友達の為に何かを目指しているのでしょう?」

 

それから私とフェイトはリニスさんに魔法を教わった

 

 

 

かなりスパルタでした

 

sideEND




アリシアがこんな早く終わったのは子供だからと言うのとアリシアも抵抗しなかったためです
プレシアだと無意識に抵抗するので時間かかります(それこそ下手したら数日単位で。 その分アリシアよりも熱が出なかったりするかもですが)

アリシアがかめはめ波もどきを習得しちゃいました。 しかも雷属性が付与されてます。 見た目の割りに威力はファランクスシフト未満ですが

敷地内で済んだのは時間ごと速くなる能力の他にほんの数秒(1、2秒程度)だけ過去に戻りました

契約内容は内緒です。 アリシアの発言から予想は出来ると思いますが(『アリシアが知っている前例』と言えば?)


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はやてとの出会い 新たな物語の始まり

まだ覚醒はしてません。 この小説におけるPT事件は刹永の行動で結構早めに終わってるので


「さて、図書館に行ってくるか」

 

ミゥ「唐突に何故です?」

 

「なんとなく、何かありそうな気がする。ようは勘だな」

 

ミゥ《本当はどうなのですか?》

 

《運が良ければ八神はやてと知り合いになれるかもしれないからな》

 

ミゥ《では、そろそろなのですか?》

 

《多分な。 それとランクをBまで上げといたぞ》

 

ミゥ《そんな重要なことをサラっと言わないで下さい!?》

 

というわけで図書館に出掛けた

 

(ここが図書館なのか、デカイな)

 

大きさに少し驚いたが気を取り直して中に入った

 

受付「いらっしゃい。静かに読んでね」

 

「はい」

 

何を読むのか決めてなかったので適当に探し回ることにした

 

本(とはやて)を探しているといくつか面白い漫画や小説を見つけたので手に取った

 

(まさかこれがあるなんてな)

 

最初に永遠のアセリアの小説から読むことにした

 

「ちょっとまて、この小説はここにあったらダメじゃね?」

 

というわけで永遠のアセリアの小説は色々ヤバかったのでさっさと流し読んで戻した

 

「さて気を取り直して」

 

次は聖なるかなの小説を読むことにした

 

「ふむふむ」

 

(途中で終わりなのか)

 

読み終わったので戻した

 

「さて、次は」

 

持ってきた大量のドラゴンボールを読むことにした

 

読んでる途中で誰かがやってきた

 

?「大量読んどるな」

 

すると八神はやてが話しかけてきた

 

「あったからついな」

 

はやて「どこまで読んだん?」

 

「黒帯まで」

 

はやて「それはちゃうやん!」

 

「感じとるのは?」

 

はやて「それは五感や」

 

「半分くらいだな」

 

はやて「けっこー読んどるな」

 

「ただ」

 

はやて「ん?」

 

「エロ小説があったのには驚いたが」

 

はやて「どこにあったん? なんていうやつなん?」

 

「あそこら辺に永遠のアセリアというのが」

 

はやて「持ってくるわー」

 

持ってこなくて良いと言おうとしたが

 

「もういねぇ」

 

少しするとはやてが永遠のアセリアの小説を持ってきた

 

はやて「お待たせ」

 

「いや、別に一緒に読もうって約束したわけやないし」

 

はやて「それもそうやな」

 

平然と読んでるように見せかけて真っ赤になってるようだ

 

はやて「この永遠のアセリアでどのキャラが一番好きなん?」

 

「いや、どれ答えても変態扱いされそうなので黙ってるわ」

 

はやて「私はハリオンが一番好きやな」

 

「理由は聞かないでおく」

 

はやて「きっとおっぱいが大きいに違いないからな」

 

「言わんでええ」

 

軽くチョップした

 

はやて「やっぱりツッコミのセンスがありましたな」

 

「おっさんか」

 

また軽くチョップした

 

「さて読み終わったし、片したら送ってくよ」

 

はやて「ついでにこれもよろしく~」

 

「それは自分で戻せ」

 

はやて「だって恥ずかしいし」

 

「知らん」

 

はやて「そんな殺生な」

 

うだうだ言うはやてを無視して俺は持ってきたドラゴンボールを戻した

 

戻ってくると小説を戻したはやてがいた

 

「ほら行くぞ」

 

俺は車椅子を押した

 

はやて「ほな、よろしゅうな」

 

外に出てしばらく押していると

 

はやて「そろそろ着くで」

 

(やはり認識阻害の結界か。まぁ俺には意味無いがな)

 

はやて「ここやで」

 

「ここまでで平気か?」

 

はやて「平気やけど、お茶でも出すで?」

 

「今日は時間も遅いしな。 それはいつの日にかな」

 

はやて「なんかもう会えないような言い方やな」

 

「さぁな。 その内会えるかもな」

 

はやて「なんかパッとしない言い方やな」

 

「その内わかるさ、一つ予言をしようか」

 

はやて「予言?」

 

「もうすぐ君は家族を得るだろう。 そして同性の友人もな」

 

はやて「君は友人じゃないんか?」

 

「また会って話したら友人に昇格だな」

 

はやて「今は胡散臭い予言者ということかな」

 

「一度は大きな絶望に落ちるだろうな。 それこそ世界を壊したいと願うほどのな」

 

はやて「その可能性はどのぐらいなん?」

 

「当たるも八卦、当たらぬも八卦というやつさ」

 

はやて「わたしは楽しみにしてればええの?」

 

「絶望を楽しみにしてるって変な話ではあるけどな」

 

はやて「大きい絶望の先の希望は大きくなるのが物語の常識やろ?」

 

「どうなるかは俺にも君にもわからない。 だから面白いのさ」

 

はやて「せやな。 それじゃあ次に会ったら名前を教えてな~」

 

「そっちもな」

 

家の中に入るはやてを見送っていると見知らぬ二人の男(リーゼ姉妹)がやってきた

 

「なにか用か?」

 

リーゼ1「我らの悲願の」

リーゼ2「邪魔になる者は」

リーゼ姉妹「「排除する!」」

 

「はぁ、さっさとかかってこい」

 

リーゼ姉妹は襲いかかってきたので返り討ちにした

 

リーゼ1「うっ……」

 

リーゼ2「つ、強い……」

 

「お前らの飼い主に伝えておくんだな。 夜天の魔導書はお前の手には追えないから諦めろとな」

 

リーゼ姉妹「くっ……」

 

リーゼ姉妹は転移した

 

「さて帰るか」

 

それから数日後

 

永劫《夜天の魔導書が覚醒してヴォルケンリッターが出現しました》

 

刹那《リーゼ姉妹が報告した。 闇の書だって》

 

《やっぱり、あいつらは知ってたのか》

 

刹那《ん、どうする?》

 

《ほっといていい》

 

刹那《わかった。 そういえばなんとしてでも消せと言っていた》

 

《遊び相手が出来て良いな》

 

それから数日は時折襲ってくるリーゼ姉妹を軽く返り討ちにしつつ過ごした




ちなみにマジで永遠のアセリアも聖なるかなも小説出てます。どこまで書かれてるかは知りません。wiki曰く永遠のアセリアは全部書かれてるみたいですが
図書館に18禁の本って多分無いか区画分けされてるよね?

アリアとロッテはどっちかはわかりません


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襲撃

ある日、なのはと帰っていると結界が展開されたのがわかった

 

なのは「結界!? レイジングハート!」

 

なのはは変身した

 

なのは「刹永君もはや……刹永君?」

 

なのははさっきまでいた俺がいなくてキョロキョロしているようだ

 

?「おいお前!」

 

するとチビッ子(ヴィータ)がなのはに話しかけた

 

なのは「誰!? なんでこんなことを!?」

 

ヴィータ「お前に言う必要はない!」

 

ヴィータは問答無用で攻撃してきたがなのはなんとかかわしていた

 

なのは「話を聞いてってば!」

 

なのはの攻撃がチビッ子の帽子を飛ばした瞬間にヴィータがキレたようだ

 

ヴィータ「よくも!!」

 

急に雰囲気が変わったチビッ子の攻撃をプロテクションで防いだなのは

 

ヴィータ「ぶち抜け!!」

 

チビッ子はカートリッジをリロードして火力を上げてプロテクションごとデバイスの一部を破壊してなのはを吹き飛ばした

 

ヴィータはなのはに近づいたがそこにフェイトが登場した

 

ヴィータ「誰だ!?」

 

フェイト「管理局嘱託魔導師フェイト・テスタロッサ、その子の友人です」

 

なのは「フェ、フェイトちゃん」

 

フェイト「遅くなってごめん」

 

ユーノ「なのは、無事!?」

 

なのは「ユーノ君、ごめんレイジングハートが」

 

ユーノ「なのはが無事ならレイジングハートは平気。

じっとしててね。 (たえ)なる響き、光となれ、癒しの円のその内に、鋼の守りを与えたまえ」

 

なのは「これは?」

 

ユーノ「回復付きの結界魔法だよ。 魔力と体力が回復するからしばらくいて」

 

なのは「ユーノ君は?」

 

ユーノ「ここでなのはを守る」

 

ヴィータ「だったらお前もぶっ飛ばしてやるよ!」

 

ユーノはヴィータのカートリッジリロード付きの攻撃をも防ぎきっていた

 

(ユーノはやっぱり防御力たけーな)

 

?「お前はやらないのか?」

 

ザフィーラが近づいてきた

 

「今はな」

 

ザフィーラ「なら戦わざる負えなくしてやる!」

 

「久遠、来い」

 

久遠「マスター呼んだ?」

 

「そこの狼と遊んでろ」

 

久遠「わかった」

 

久遠とザフィーラの戦いが始まったが、ザフィーラの攻撃はことごとくかわされ、久遠の攻撃はガードを突き抜けてダメージを与えていた

 

《色々めんどうだから死なない程度にしてやれ》

 

久遠《わかった》

 

(フェイトがやられたか。 そろそろだな)

 

《永劫、スターライトブレイカーが蒐集されたら教えてくれ》

 

永劫《わかりました》

 

なのはが結界をぶち抜く為にスターライトブレイカーの準備をしている

 

するとなのはの身体から手が出てきた。 ずれていたのか一度引っ込み、今度はリンカーコアと共に出てきた

 

「行くか、タイムアクセラレイト」

 

俺はなのはの横に立った

 

永劫《蒐集されました》

 

「せい!」

 

そのままタイムアクセラレイトを解きつつシャマルの腕を綺麗に斬り落とした

 

なのは「せ、刹那……君」

 

「いいから撃て」

 

なのは「はい! スターライトブレイカー!!」

 

なのはは真上に放ち結界を破壊した

 

「おいそこの狼、これ持ってけ」

 

ザフィーラに斬り落としたシャマルの腕を投げ渡した

 

ザフィーラ「……」

 

ザフィーラはそれを受け取り去っていった

 

ユーノ「なのはー!」

 

「気を失ってるだけだ。 あの状態でアレを撃ったんだ」

 

フェイト「はぁ、はぁ」

 

「随分とやられたみたいだな」

 

フェイト「不覚を、とりました」

 

「仕方ないさ、奴等となのは達ではデバイスの質が違うからな」

 

ヴォルケンリッターside

 

シャマル「うぅ……」

 

ヴィータ「シャマル、大丈夫か?」

 

シャマル「斬り口が綺麗だから、すぐに治すことは出来るでしょうけど……いつの間にあの少年はあそこにいたのでしょう?」

 

ザフィーラ「俺はそいつの使い魔に翻弄されてて目を離した隙にいなくなっていた」

 

シグナム「是非とも戦ってみたいなその少年と」

 

シャマル「やめた方が良いと思います」

 

シグナム「何故だ?」

 

シャマル「私の腕を一切の躊躇なく斬り落としたのよ?」

 

シグナム「その内戦うこともあるだろうが、まず楽しめそうなのは途中で現れた金髪の奴だな」

 

?「よっと」

 

「「「「誰(だ)!?」」」」

 

sideEND

 

ザフィーラ「お前は!」

 

「安心しろ戦いに来たんじゃねえよ。 戦う意味もないしな。 聞きたい事があるだけだ」

 

ザフィーラ「聞きたいことだと?」

 

「その緑の人が持ってる本はなんて本だ?」

 

シャマル「闇の書は渡しません!」

 

「闇の書ね……別に要らないがやっぱりあんたらの認識も改変されてるか」

 

シグナム「改変だと?」

 

「一つ予言しておくとそれが完成するとこの世界ごとマスターは死ぬぜ。 もちろん完成しなくても死ぬがな」

 

シグナム「どういうことだ?」

 

「今は内緒だ」

 

シグナム「答えろ、答えないと斬る!」

 

「おーこわ……ふむ、アースプライヤー」

 

シャマル「腕がくっついた?でも一体何故ですか?」

 

「斬り落としたお詫びだ。 斬り落とした本人が言うのも間違えてるかもしれないけどな」

 

シグナム「お前は一体どっち側だ?」

 

「民間魔導師ではあるからそういう意味では管理局側ではあるな。 まぁある目的のために好き勝手に動いてるけどな」

 

シグナム「ならあの金髪の奴の名前は?」

 

「自分で聞け」

 

シグナム「そうしよう」

 

「さて、お前らがマスターの命を長引かさせるのか短くするのか楽しみにしているよ」

 

俺は転移した

 

ヴォルケンリッターside

 

シグナム「消えた!?」

 

シャマル「近くにはいないみたい」

 

ザフィーラ「転移か?」

 

シャマル「多分」

 

ヴィータ「腕は平気なのか?」

 

シャマル「完全にくっついてるから平気ですね」

 

シグナム「あの少年は本当に何者なんだ……」

 

sideEND




ちなみになのはとフェイトのデバイスは原作同様に破損します

この頃の久遠は既にザフィーラ以上の戦闘能力を持ってます。 つまりマジで遊びです。 あ、大人モードです

スターライトブレイカーが蒐集されたタイミングでシャマルの腕を斬り落としました

刹永、ミゥ、ユーフィーには非殺傷モードは無いはずです(もし前までの話の中で刹永達に非殺傷モードがあることが語られていたらシャマルの腕を斬り落とした時は解除してたということで)


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再会 デバイスの頼み

フェイトが蒐集されるのはサラっと流します


数日経った時に、フェイトのリンカーコアも蒐集されたとクロノから連絡があり、なのはと共にアースラに来てくれと言われたので行くことにした

 

「来たぞー」

 

クロノ「久しぶり」

 

「久しぶりだな」

 

なのは「クロノ君、久しぶりです!」

 

「フェイトは無事なのかい?」

 

クロノ「ああ、蒐集された影響で多少小さくはなってるが元に戻るまではそんなにかからないだろう」

 

「それで、なんで呼ばれたんだ?」

 

クロノ「闇の書……いや、夜天の魔導書についてわかったことがあるからな」

 

なのは「夜天の魔導書?」

 

クロノ「闇の書は別名……いや、管理局の誰かが何かを誤魔化すためか歴代の所有者の誰かがそう呼んだのかはわからないがそう呼ばれている物の本来の名前だ。 仮面の男二人についてはわからないが、他の5人は守護騎士と呼ばれるプログラムだな」

 

なのは「あの人たちがプログラム?」

 

クロノ「刹永君に聞きたいんだが、なのはが蒐集されたあとに彼らに接触しているが、何か聞いてないか?」

 

「雑談しただけだからな。 ただ、彼らも『闇の書』と言っていたから彼らの認識も一緒に改変されてる可能性が高いな」

 

クロノ「それに調べていく内にある人物にもたどり着いた」

 

「ギル・グレアム提督か」

 

クロノ「やっぱり知ってたのか」

 

「あの時に言ったって信じなかっただろうしな」

 

クロノ「仮面の男はおそらく変身魔法だろう。 正体も予想はつくし、暴くための魔法も身につけた」

 

「そうか」

 

クロノ「なにも言わないのか?」

 

「仮に伝えてなくてもこの事件の発生の有無にはおそらく影響しないし、あんたもいずれ真実にたどり着いただろうしな。 それに都合のいい事に調べものが得意なのもいるしな」

 

クロノ「ユーノか」

 

「今回はヒントがあったから探すのは苦労しなかっただろうけどな」

 

クロノ「今回も勝手に動くのか?」

 

「さぁ、どうだろうな」

 

クロノ「止めても無駄だろうけど、便宜上は民間魔導師なのだから勝手な行動は慎むようにと厳重注意はしとく」

 

なのは「レイジングハートはどうですか?」

 

クロノ「バルディッシュ共々破損が酷くて基礎部品からの交換になるが一番重要な部分は壊れてないから安心していい」

 

なのは「そうですか」

 

クロノ「デバイスがなくてもシュート(魔力弾)の練習は出来るから時間を見つけてやっとくと良いだろう」

 

なのは「はい!」

 

クロノ「トレーニングルームを使っても良いし、帰っても構わない」

 

なのは「レイジングハートもないので帰ります」

 

なのはは帰っていった

 

「さて、俺はどうするかな」

 

クロノ「君も好きにするといい」

 

「図書館にでも行くか」

 

俺は図書館の前に転移し、図書館の中に入った

 

(たまには料理の本でも探すか)

 

いくつか料理の本を見繕い、座って読んだ

 

少しするとはやてがやってきた

 

はやて「これまた珍しいものを読んどるな」

 

「たまにはね。 美味しいかどうかは別にしてこれでも料理は得意だし」※本人は社交辞令だと思ってますが桃子さんですら素で絶賛するほどです

 

シャマル「はやてちゃーん」

 

はやて「シャマル、こっちやこっち」

 

シャマル「はやてちゃん、こちらにいたん……ですか」

 

はやて「シャマルどしたん?」

 

シャマル「い、いえなんでもないです」

 

シャマル『どうしてあなたがここに!?』

 

『いちゃ悪いか! これでも本くらい読むわ!』

 

シャマル『ご、ごめんなさい!』

 

『それと表情くらい隠せ、見抜かれるぞ』

 

はやて「さて、約束を守ってもらおうか?」

 

「はぁ……出会っちまったしな」

 

シャマル『なんの約束ですか!?』

 

『心配せんでもただお互いに自己紹介だ。 最初に会ったときに次に会ったら名乗るって言っちまっただけだ』

 

はやて「わいは八神はやてや」

 

「(似合わねぇ)時乃刹永だ。 両親は幼い頃に死に別れて今は従妹共々翠屋にお世話になっているが気にするな」

 

はやて「何をボソっと言うた?」

 

「気にするな」

 

はやて「本当に刹永君はツッコミの才能があるな~」

 

「一応こんなのも常備してる」

 

懐からハリセンを出すときに一瞬シャマルが強張ったがハリセンってわかるとすぐに力を抜いた

 

はやて「伝家の宝刀・ハリセンやな」

 

パタン

 

「ふぅ……後で試すか」

 

はやて「会話しながら本を読むなんて高等テクをよくできるな~」

 

「慣れだ慣れ」

 

『警戒せんでも言わんし、やりあうきはねぇよ』

 

シャマル『信用できません!』

 

『だろうな』

 

「さて、帰るか」

 

はやて「お茶でもしていかんか?」

 

「今日は時間もあるし、お邪魔するわー」

 

はやて「そなら、シャマル行くでー」

 

シャマル「は、はい」

 

「片してくるから入り口で待っててくれ」

 

はやて「はいなー」

 

「中国人か」

 

軽くチョップして料理の本を戻した

 

シャマル『はやてちゃんになんてことを!』

 

『ただのツッコミだボケ。 それにしょうもない理由で敵対してるなら容赦せんが、あんたらの理由は知ってるから傷は負わせても殺しはしないよ』

 

シャマル『どこまで知ってるの!?』

 

『全部終わったら説明してやる』

 

はやて「ほな着いたでー」

 

「お邪魔しまーす」

 

はやて「いらっしゃーい」

 

ヴィータ「はやて、おかえ…り……」

 

ヴィータ『な、なんであんたが』

 

『図書館でシャマルとそのやり取りはやった』

 

ヴィータ『そ、そうか』

 

『お茶しに来ただけだ。 お前らの邪魔はしないし、止めもしない』

 

ヴィータ『信用出来るか!』

 

『わからなくはないけどな。 俺も仲間の腕を容赦なく斬り落としたのがいたら同じ反応だしな』

 

はやて「今日はお客さんがきてるでーそれじゃあ時乃刹永君щ(゚д゚щ)カモーン」

 

「なんでやねん!」

 

パシン

 

軽くハリセンで叩いた

 

ヴィータ『お前!』

 

『お前らは攻撃とツッコミの判断もつかんのか!!』

 

『『うっ』』

 

シグナム『……なにをしてるのだお前達は』

 

『めんどいから宣言しとくが、今日はお茶しにきただけだ。 お前らの事を言う気はないから安心しろ』

 

シグナム『そうか』

 

出されたお茶を飲んだ

 

「ふぅ~」

 

はやて「おっさんか!」

 

パシン

 

はやてにハリセンで叩かれた(わざとはやての手の届くとこに置いたがな)

 

はやて「ええなこれ、もらってええか?」

 

「良いぞ、どうせまだあるし」※千単位であります

 

はやて「遠慮なくもらうなー」

 

「ちなみにそれ面白いギミックが仕込んであってな。 そこのボタンを押してみ」

 

はやて「ここか? ポチっとな」

 

ボタンを押すとなんとハリセンが伸びた

 

全員「はいい!?」

 

もう一度押すと元に戻った

 

はやて「なんやこれ!?」

 

「面白いだろ? 今回は伸びただけだが、雷を纏ったり炎を纏ったり氷を纏ったり光ったり真っ黒になったりするぜ」

 

はやて「爆発したりせーへんやろうな?」

 

「流石にしないよ」

 

はやて「本当か?」

 

「ギミックとしては入れて無いな」

 

はやて「まぁ信用しとく」

 

「さてそろそろ帰るわー」

 

はやて「そうか」

 

「じゃ、会えたらまたな」

 

俺は帰宅した

 

プレシアside

 

マリー「プレシアさんもリニスさんも手伝いありがとうございます」

 

「これぐらいしか出来ないからね。 罪滅ぼしもあるし」

 

リニス「私はもしかしたらアリシアにも作るかもしれませんので」

 

マリー「基礎部品の交換は完了と……あれ?」

 

「どうしたの?」

 

マリー「いえ、レイジングハートもバルディッシュも部品が足りないと言ってきてます」

 

「どの部品なの?」

 

マリー「レイジングハートがCVK792-Aで、バルディッシュがCVK792-Rです」

 

「それって……」

 

マリー「ええ、カートリッジシステムです。 インテリジェンスデバイスであるレイジングハートとバルディッシュとは相性が悪いはずです」

 

「本気なの……レイジングハート、バルディッシュ……」

 

「「For the Master Please(マスターの為にお願いします)」」

 

リニス「どうやら決意は固いようですね」

 

「ふぅ……仕方ないわね」

 

マリー「では注文します。 それとプレシアさん、リニスさん」

 

「ええ、わかってるわ」

 

リニス「この子達の強度を上げるのですね」

 

マリー「お願いします」

 

マリーは注文をしに出ていった

 

「バルディッシュは少し上げるだけで良いと思うけど」

 

リニス「レイジングハートは今までのような使い方ですとすぐにボロボロになりかねませんね」

 

それから私達は強度をどこまで上げるかをデバイス達と相談しながら決めた

 

「こ、これは……」

 

リニス「経費で落ちますかね……」

 

「マリーに聞いてみるわ」

 

マリーに連絡を取り、確認をしてみた

 

「なんとか説得して落とすそうよ」

 

それからは戻ってきたマリーと協力して数日徹夜で仕事をした

 

マリー「お、終わったー」

 

「な、なんとかなったわね」

 

リニス「でもこう言ってはデバイス達にも失礼ですが、かなりのじゃじゃ馬になってません?」

 

「仕方ないわよ、相性の悪いカートリッジシステムの搭載が難関だったのだし」

 

リニス「そうですね、ぶっつけ本番しかないとはいえ、あの子達なら……」

 

「そう信じたいわね」

 

その後私達は仮眠室で泥のように眠った

 

sideEND




こんな簡単に取れるかは知りませんがリニスとプレシアはデバイスマスターの資格を持ってます。 デバイスマスターの一と言っても番下のやつ(デバイス整備員とかそんな感じの)ですけどね(もちろん二人とも上の資格を目指してます)

おっさんどころか仙人レベルですけどね


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新たなる力

数日後、なのはと共に呼び出されたのでアースラに転移した

 

クロノ「来たか」

 

なのは「フェイトちゃん?」

 

フェイト「なのは達も来たの?」

 

クロノ「二人のデバイスの修復が完了したんでね」

 

クロノはレイジングハートとバルディッシュをそれぞれ渡した

 

なのは「お帰りなさい、レイジングハート」

 

フェイト「お帰り、バルディッシュ」

 

クロノ「修復する時にデバイスの要望により、強化がなされてるから扱いには少し注意してくれ」

 

なのは「強化、ですか?」

 

クロノ「カートリッジシステムが搭載されている。 純粋な性能強化もなされてるけどな」

 

エイミィ「局員が配置につきました」

 

クロノ「二人には悪いけどぶっつけ本番でやってもらう」

 

なのは「何をしてるのですか?」

 

クロノ「奴等……ヴォルケンリッターを誘き寄せて結界で閉じ込める。 そしてそれをなのは達に叩いてほしい」

 

なのは「それは、あの人達を倒せということですか!?」

 

クロノ「話し合いでなんとかなるんなら良いんだが、おそらくはそうなるだろう」

 

なのは「わかりました」

 

クロノ「刹永君にはサポートをお願いする」

 

「はいよ」

 

エイミィ「ヴォルケンリッター来ました!」

 

クロノ「状況開始!」

 

エイミィ「結界部隊!」

 

ヴォルケンリッターを閉じ込めるように結界が展開された

 

クロノ「なのは、フェイト転送!」

 

なのは「高町なのは!」

 

フェイト「フェイト・テスタロッサ」

 

「「出撃します!」」

 

なのはとフェイトは結界の中に転送された

 

「俺も行くか」

 

俺も転移した

 

なのは「レイジングハート・エクセリオン!」

 

フェイト「バルディッシュ・アサルト!」

 

「よいしょっと」

 

俺はビルの上から座って見学することにした

 

ザフィーラ「やられたな」

 

「俺はこの作戦に口は出してない。 サポートの命令は受けたけどな」

 

ザフィーラ「なら潰させてもらう!」

 

「多少は訓練したみたいだな。 久遠、来い」

 

久遠「マスター呼んだ?」

 

「訓練したみたいだからしばらく見てやれ」

 

久遠「わかった」

 

「久遠を退けられたら相手になってやる」

 

ザフィーラ「その言葉忘れるなよ」

 

(やっぱりなのはVSヴィータ、フェイトVSシグナムになったか)

 

「紡がれる言葉、そしてマナの振動すら凍結させよ。 アイスバニッシャー!」

 

シャマル「きゃああ!」

 

何かしようとしたシャマルを妨害した

 

すると突然仮面の男が現れて襲いかかった

 

「お前らも少しは訓練しとけよな。 まだヴォルケンリッターの方がマシだ」

 

リーゼ「黙れ!」

 

リーゼ「お前のせいで計画が台無しだ!」

 

リーゼ「だからお前のリンカーコアを蒐集してやる!」

 

「出来るもんならな。 はぁ動物の調教は苦手なんだがな」

 

リーゼ姉妹をあっさり叩きのめした

 

リーゼ「グググ」

 

リーゼ「隙しかないのに!」

 

突然二人にバインドが張られた

 

「おせぇよ」

 

クロノ「君なら余裕と思ったからね」

 

バインドに付与された効果か仮面の男の正体が明らかになった

 

クロノ「ストラグルバインド、捕まえた相手にかかっている付与魔法を消去する。 まぁバインドのバリエーションだな」

 

アリア「こんな魔法、教えてない!」

 

クロノ「一人でも精進しろと教えたのは、君達だろうに……」

 

アリア「くっ……」

 

クロノ「それに君達は狙う相手さえ間違えなければここで捕まることは無かっただろうにな」

 

ロッテ「どういうこと?」

 

クロノ「そこの人は、時乃刹永。 民間魔導師だが、管理局の誰よりも強い」

 

ロッテ「そんなの、聞いたこと!」

 

クロノ「そりゃそうだ。 一部の情報を敢えて隠してるしな。 まぁ絶対に言えない情報もあるけどな」

 

「言おうとした瞬間に俺達に関する事を言おうとしたら一時的に俺達に関する重要な部分の記憶が消えるから問題はないけどな」

 

クロノ「いつの間に!?」

 

「俺の正体を話すときにな。 どうやら作戦は失敗みたいだなちょっと目を離した隙にシャマルが結界破壊の魔法を使ったみたいだ」

 

クロノ「俺としてはこちらが本命だったから成功ではあるが」

 

「それはそっちに任せるわ」

 

アリア「ちょっと待ちなさい!」

 

ロッテ「いつから気付いていたの?」

 

「最初に襲われた時からだけど?」

 

「「なっ!」」

 

と会話していると核を潰された結界が解除された

 

ヴォルケンリッターも撤退した

 

「久遠どうだった?」

 

久遠「前よりは強くなってた。でもまだまだ」

 

クロノ「俺達は行く。 で、どうするんだ?」

 

「準備はしとけ。 俺の目的達成のためには一度は目覚めさせないといけないしな」

 

クロノ「なのは達には?」

 

「内緒にしとけ」

 

クロノ「わかった、じゃあまた後で」

 

クロノはリーゼ姉妹を連れて管理局に転送した

 

「さて、そろそろ佳境か」




リーゼ姉妹にはここで捕まってもらいます

代わりに永劫と刹那に頑張ってもらいます


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闇 全ての因縁の終わり

いつの間にかすずかがはやてを知り合っており、みんなでお見舞いに行くことになった

 

すずか「ここです」

 

全員「失礼します」

 

病室にははやての他にヴォルケンリッターもいた

 

《ヴォルケンリッターでページ足りるか?》

 

永劫《足ります》

 

《心苦しいが頼む》

 

永劫《はい》

 

表面上は何事もなく見舞いを終えた

 

なのは「すずかちゃん、アリサちゃん、刹永君、先に帰っててちょっと忘れ物しちゃった」

 

フェイト「私も」

 

すずか「わかった、それじゃあまた明日」

 

なのはとフェイトは病院に戻った

 

《ミゥ、ユーフィー、そろそろ始まる。 心の準備はしとけ》

 

《はい!》×2

 

「俺も忘れ物を思い出した。 先に帰っててくれ」

 

アリサ「わかったわ」

 

俺は病院に入り誰にも見えないところでビルの上に転移した

 

なのは「悪魔で良いよ、それで話を聞いてもらえるなら」

 

いよいよぶつかると思った瞬間

 

バタン

 

はやて「みんな!? これは一体!?」

 

はやてが姿を見せた瞬間にシグナムとヴィータにバインドがかかり仮面の男二人(永劫と刹那)がザフィーラとシャマルを抱えて現れた

 

永劫「闇の書の完成にヴォルケンリッターを利用したこともある」

 

永劫と刹那はヴォルケンリッターのリンカーコアを取り出し蒐集した

 

永劫「これで闇の書は完成した」

 

はやて「う、うあああああ!!」

 

はやての足元に魔法陣が展開して眩しい光が辺りを包み込んだ

 

その隙に永劫と刹那はどこかに去った

 

?「また、目覚めてしまった」

 

なのは「はやて……ちゃん?」

 

?「また、世界を壊してしまう。 だが止めることは出来ない」

 

なのは「誰……なの?」

 

?「私はお前らが闇の書と呼ぶ物の最後の守護プログラム」

 

「少し遅れたか」

 

なのは「刹永君?」

 

守護プログラム「咎人達に、滅びの光を。 星よ集え、全てを撃ち抜く光となれ」

 

守護プログラムは詠唱を始めた

 

フェイト「なのは、逃げるよ!」

 

フェイトはなのはを連れて遠くまで逃げた

 

なのは「フェイトちゃん、ここまで逃げなくても」

 

フェイト「あれはとんでもない範囲なんだ。 体験した私にはわかる」

 

なのは「でもあそこにいるのってすずかちゃんとアリサちゃん!?」

 

アリサ「なのは!? フェイト!? これは一体!?」

 

なのは「後で説明するから今は待ってて!」

 

なのはとフェイトは二人の前に降りて二人にサークルプロテクションを張り管制人格の方を向いてプロテクションを張った

 

守護プログラム「貫け! 閃光! スターライト・ブレイカー!」

 

《ミゥ! ユーフィー! アリサとすずかをなのはフェイトと共に守れ!》

 

《はい!》×2

 

「「レジスト!!」」

 

「調律、守れ」

 

守護プログラムは地面に向かってスターライトブレイカーを放った

 

物凄い衝撃がプロテクションを揺るがした

 

「「「「くぅ……!!」」」」

 

「防ぎきれるのがわかっててもとんでもねぇ威力だな」

 

調律「同感です」

 

管制人格「今ので眠っておけば絶望を見ずに済むと言うのに」

 

なのは「眠るよ、いつかわね。 でもそれは今じゃない!」

 

「さていくか」

 

なのは「刹永君?」

 

「動揺するなよ?」

 

フェイト「何をする気?」

 

「中から救うだけだ」

 

そういって俺は攻撃を仕掛けた

 

守護プログラム「お前も安息の世界で眠れ」

 

守護プログラムは本を開いて俺を取り込んだ

 

なのはside

 

「刹永君が!?」

 

フェイト「待って言ってた中から救うって」

 

「ということは自分からあの中に入る気で?」

 

フェイト「多分。 帰ってきたら徹底的に聞かないとね」

 

「そうだね。 あの子に近寄るのは危険だね」

 

フェイト「うん。 動きがあるまでは攻撃を控えるしか無い」

 

sideEND

 

「ここがあれの中か。 調律、どう行けば良い?」

 

調律「そのまま落下すると良いよ」

 

調律の言うとり下に向かっていると管制人格とはやてがいた

 

「よっと」

 

管制人格「どうやってここに!?」

 

「残念ながら俺が求める安息の世界は再現出来なかったみたいだな。 下に向かったらあっさり来れた」

 

管制人格「あなたは一体!?」

 

「それは後だな。 さて寝坊助を起こすか。 起きんかい!」

 

パシン!

 

はやて「ふんが! なんやなんや!?」

 

「よう、寝坊助」

 

はやて「刹永君!? それよりここは何処や!?」

 

「夜天の魔導書の中だ」

 

管制人格「どこでその名を!?」

 

はやて「夜天の魔導書?」

 

「お前が見つけた不思議な本の事だ」

 

はやて「あれが?」

 

「そしてお前はヴォルケンリッターを目の前で消された絶望で起動してしまったのが今の状態だ」

 

はやて「そうなん?」

 

管制人格「はい、その者の言う通りです」

 

はやて「なんでそうなったん?」

 

「歴代の所有者達が勝手に改造を重ねた結果だ。 そして今は闇の書と呼ばれ、災厄を招くと言われている」

 

はやて「ふむ」

 

「長々と話してると手遅れになるしな。 今なのはとフェイトがお前を助けるために表に出てる狂った守護プログラムと戦ってる」

 

はやて「まさか」

 

「シグナム達ではないから安心しろ」

 

はやて「最後まで言わせてーな」

 

「長々と話してると手遅れになる言うてるだろ」

 

はやて「せやな」

 

はやては管制人格に触れ、外に呼び掛けた。 すると衝撃がやってきた

 

はやて「さてこれで後は、タイミングよくあれを切り離せばええな」

 

「だな。 それじゃあ俺はこの先に用があるから先に戻ってな」

 

管制人格「待て、その先は!」

 

「安心しろ、あんなのには俺は殺せないよ。 それに起動したのはある意味俺のせいでもあるしな」

 

はやて「どういうことや?」

 

「後で話す。 今の話とは関係ないがひとつだけヒントを送っとく、そいつに名前は無い。 後は好きにしろ」

 

俺は最深部に向かった

 

向かってる途中で4つの光が近寄ってきた

 

「お前らではこの先には行けないだろうからはやての元に行け」

 

そう言うと4つの光は上に上がっていった

 

調律「マスターそろそろ」

 

「まずは切り払わないとな! 永劫、刹那も頼む」

 

永劫「了解です」

 

刹那「わかった」

 

俺は永劫と刹那を構えてさらに下に向かっていると狂った守護プログラムが襲ってきたため、切り刻みながら進んだ

 

「ここか」

 

ついに中枢にたどり着いた

 

?「何のよう?」

 

「元に戻すためだ」

 

?「無理だよ」

 

「確かにそのままでは無理だな。 だが気付いているか? 完全ではないにしろ切り離されている事に」

 

?「うん、わかる」

 

「だからここで狂った部分を完全に切り離して外に排出する」

 

?「それでも」

 

「その隙に元に戻す」

 

?「出来るの?」

 

「出来るさ」

 

?「頑張ってね」

 

「任せておけ。ユーリ・エーベルヴァイン」

 

ユーリ「どこでその名を?」

 

「さて、行くか(タイムアクセラレイト)」

 

タイムアクセラレイトを使い狂った部分を完全に切り離しひとつにまとめていった

 

永劫「全て切り終わりました!」

 

それを聞いてタイムアクセラレイトを解除した

 

「調律、排出しろ」

 

調律「はい」

 

狂った部分は全て外に排出された

 

終ったぞ

 

ユーリ「も、もう?」

 

「さて仕上げだ」

 

俺は調律を構えた

 

ユーリ「え? あの?」

 

その反応に飽きていたので問答無用で突き刺した

 

「夜天の魔導書のシステムの時よ戻れ!」

 

《ついでにディアーチェ・K・クローディア、シュテル・スタークス、レヴィ・ラッセル、ユーリ・エーベルヴァイン、蒼天の書を分離!》

 

調律《わかった》

 

しばらくするとシステムが改造される前に戻った

 

そしてディアーチェ、シュテル、レヴィ、ユーリ、蒼天の書が排出された

 

ユーリ「あれ? 僕たち消えるはずでは?」

 

他の3人もキョロキョロしている

 

「さて、外に行くか」

 

ユーリ「え、あの?」

 

問答無用で4人を連れて外に転移した

 

ユーリ「せめて説明をー!!」

 

はやてside

 

「行ってもうたな。 あの先には何があるんや?」

 

管制人格「あの先は中枢です。 狂った守護プログラムがいるので並みの人だとあっさり返り討ちに合うかと」

 

「さて、名前を与えんとな」

 

管制人格「名前ですか?」

 

「そうや、いつまでも呼び名が無いにはあかんやろ? さてと。 夜天の主の名において汝に新たな名を贈る。 強く支えるもの、幸運の追い風、祝福のエール、リインフォース」

 

管制人格「新たな名を承認します」

 

本が目の前に現れた

 

「ほんなら行こうかリインフォース、みんなもな」

 

そして気付くと外におった

 

なのは「はやてちゃん?」

 

なのはちゃんに微笑んだ

 

「おいで守護騎士達」

 

シグナム「我ら夜天の主に付き従い者たち」

 

ヴィータ「主の呼び掛けに答え」

 

ザフィーラ「我らヴォルケンリッター」

 

シャマル「ただいま参上しました」

 

クロノ「上手くいったようだが、刹永君は?」

 

「わからん、中枢に向かったみたいやけど」

 

リインフォース「主」

 

「なんや?リインフォース」

 

リインフォース「システムが時を戻されたみたいに改造される前の状態になりました」

 

すると突然誰かが転移してきた

 

「だ、誰や!?」

 

?「流石に疲れたな」

 

sideEND

 

全員「刹永君!?」

 

「お、全員無事だな。なによりなにより」

 

クロノ「君は死んでも死ななそうだから良いけど、その4人とデバイスは?」

 

「ユーリ、ほれ」

 

ユーリ「え、あの?」

 

「お前のだろ?」

 

ユーリ「そうだけど、ここは?」

 

「外の世界」

 

ユーリ「はぁ、ここが外のせ……かい?」

 

マテリアルズ「えええええ!!!」

 

なのは「あれ?私?」

 

フェイト「私も?」

 

はやて「わいもいるな」

 

「こいつらはお前らを模して作られたマテリアルズと呼ばれる存在だ。 本来なら存在しないんだが折角なので連れてきた」

 

クロノ「相変わらず理解の外にあることばかりしてるな君は」

 

「さて、アレをなんとかするか」

 

俺はそれに指を指した

 

なのは「何あれ!?」

 

「簡単に言うと闇の書の闇、狂ったプログラムは吸収機能がないコアに全部詰め込んだからコアを完全に消し去らないと無限に復活するぜ」

 

なのは「どうやるの?」

 

「俺がやっても良いが疲れてるからお前らで考えろ」

 

なのは「そんなぁ~」

 

「なんでもかんでも当てにするな」

 

なのは「は~い、というわけでクロノ君なにか無い?」

 

クロノ「消し去る方法はあるけど使えるところがない」

 

なのは「どんな方法?」

 

クロノ「アルカンシェルを使う」

 

フェイト「アルカンシェル?」

 

クロノ「空間歪曲と反応消滅で対象を殲滅する魔導砲なんだけど地上に使うと下手したら地球そのものが消し飛ぶ事になると思う」

 

シグナム「我らの記憶にもマスターごと吹き飛んだ記憶がある」

 

なのは「なら軌道上では使えないの?」

 

エイミィ「理論上は可能です」

 

なのは「それなら私達の攻撃でコアを露出させて」

 

シャマル「私たちでアースラの前に転送する」

 

リンディ「アルカンシェルで消滅させると」

 

「そろそろアレも動き出すか」

 

シャマル「その前に」

 

シャマルが全員を回復させた

 

シャマル「癒しと補助が本領です」

 

クロノ「みんな構えろ!」

 

エイミィ「なに?この障壁の数?物魔混合で21枚!?」

 

「流石にこの数はキツいか。 障壁は全て俺たちで破壊するから後は頑張れ」

 

ミゥ「頑張ります!」

 

ユーフィー「やっちゃいますよー!」

 

「それじゃあトップバッターはミゥだ」

 

ミゥ「はい! マナを集え、閃光となって敵を殲滅せよ! ライトバースト!!」

 

一気に7枚削れた

 

「次はユーフィーだ」

 

ユーフィー「はい! 原初より終焉まで悠久の時の全てを貫きます!」

 

ユーフィーは突然何処かに飛びだった

 

ユーフィー「ドゥームジャッジメントぉ!!」

 

10枚削れた

 

流石にヤバイと思ったのか攻撃を仕掛けてきた

 

ザフィーラ「縛れ! 鋼の軛!」

アルフ「チェーンバインド!」

ユーノ「ストラグルバインド!」

 

三人(匹?)が触手を切り払う

 

はやて「彼方より来たれ、やどりぎの枝。 銀月の槍となりて、撃ち貫け。 石化の槍、ミストルティン!」

 

はやてがその隙に石化させるもすぐに回復してしまった

 

そしてなぜか障壁も5枚回復していた

 

「さていくぞ。 我招く無音の衝裂に慈悲は無く、汝に普く厄を逃れる術も無し! メテオスォーム!!」

 

降ってきた隕石が障壁を4枚削ずった

 

全員「はい?」

 

「さてもう一発いきますか! 汝、その諷意(ふうい)なる封印の中で 安息を得るだろう、永遠(とわ)に儚く―――セレスティアルスター!!」

 

光の閃光が残りの障壁を消し飛ばした

 

クロノ「気を取り直して! 悠久なる凍土 凍てつく棺のうちにて 永遠の眠りを与えよ 凍てつけ!」

 

なのは「全力、全開スターライト!!」

フェイト「雷光一閃! プラズマザンバー!!」

はやて「ごめんな、おやすみな……響け終焉の風!」

シュテル「折角なのでルシフェリオーン!」

レヴィ「僕もやっちゃうよ! 雷刃滅殺極光斬!」

ディアーチェ「我もやらないとダメな流れじゃないか! エクスカリバー!」

 

「「「「「「ブレイカー!!!!」」」」」」

 

《これ色んな意味で大丈夫かな?》

 

永劫《シュテル、レヴィ、ディアーチェは見た目にはんして威力出してないようです》

 

シャマル「捕まえーた!」

ユーノ「目標軌道上!」

アルフ「アルカンシェル射線上!」

 

「「「転送!!」」」

 

エイミィ「コアが回復しながら転送されてきます!」

 

リンディ「ファイアーリングシステム起動」

 

エイミィ「来ました!」

 

リンディ「アルカンシェル発射!」

 

アルカンシェルがコアに命中した

 

《大丈夫か?》

 

永劫《コア消滅しました。軽い次元震が起こりましたが特に問題はないです》

 

(さて、これからが大変だな)

 

それから数日後

 

リンディside

 

「略式ではありますがヴォルケンリッター……守護騎士の皆さんとリインフォースさんは様々な事を鑑みて保護観察処分となります」

 

はやて「すると実質無罪ということですか?」

 

「改造を施した所有者は既に死んでますし、その改造も刹永君の手によって元に戻ってます。 そして改造によって生じたプログラムもアルカンシェルによって消滅しています。 そのため局員を攻撃した公務執行妨害のみでの立件となります、攻撃された局員もリンカーコアの一時的な縮小はあれどすぐに戻る範囲で怪我も軽いという事で過半数以上が保護観察処分で納得してもらいました」

 

はやて「想像以上に軽くてびっくりしました」

 

「守護騎士の皆さんやリインフォースさんには管理局に従事してもらうという誓約書を書いてもらったのでそれが大きいのでしょう」

 

はやて「でも私はあくまで民間魔導師ですよね?」

 

「はやてちゃんは命令したわけではないので所有者としての管理不行き届きで厳重注意のみですし、年齢も年齢ですからあくまで民間魔導師です。 もちろんフェイトさんやなのはさんのように嘱託魔導師の資格を取ることも出来ます」

 

はやて「なのはちゃんも嘱託魔導師の資格をとったんですか?」

 

「正確にはまだですが、推薦しますし、なのはさんも望んでますから多分取ることになると思います」

 

はやて「それなら私も目指してみます」

 

sideEND




4つの光はわかってるとは思うけどシグナム、ヴィータ、ザフィーラ、シャマルです

無理矢理マテリアルズ+ユーリ+蒼天の書を分離させて登場です。 登場させたのは良いけどその後は何も考えてません!

最後の攻撃にシュテル、レヴィ、ディアーチェも参加させてみました

あ、ツヴァイは出しますよ? アインも残ります
機能を分ければ良いんじゃね?という感じです


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友達への説明と魔力光 永遠神剣

割りと個人的見解があります


俺となのはは昼休みに屋上でアリサとすずかに魔法が使えるということを話した

 

アリサ「つまりあんたたちは俗にいう魔法使いというわけ?」

 

「そうなるな」

 

なのは「今まで隠しててごめんね」

 

アリサ「良いわよ。 話してくれたんだし」

 

すずか「私も使いたいな……」

 

アリサ「すずか、私もそう思ってるけど無理だと思うわよ」

 

なのは「ジー」

 

「なんだ?」

 

なのは「なにか方法は無いの?」

 

「無いことも無いがどんな問題が出るかわからないからやらんぞ」

 

すずか「何か方法はあるの!?」

 

アリサ「言いなさいよ!」

 

「最悪死ぬがそれでも試すか?」

 

アリサ「死ぬ!?」

 

「実験するわけにもいかんしな。 だからどんな問題が出るか全くの未知数だ。 それに下手に実験して悪さに使われるのも問題だしな。 立候補もダメだ」

 

なのは「でもアリシアちゃんに試して大丈夫だったって聞いたけど?」

 

「すずかとアリサはアリシアとは状況そのものが違うから当てにならん」

 

すずか「で、でも!」

 

「どうしてもやりたいなら危険性含めて全て説明して許可もらえてからだ」

 

すずか「許可もらえたらやってくれる?」

 

伝家の宝刀(お姉ちゃん嫌い!)はダメだ。使ったのがわかったらやらん」

 

すずか「説得してくる!」

 

家に帰りかけたすずかの首根っこを掴んだ

 

「おいまて、まだ昼休みだ」

 

すずか「ううう~」

 

そして放課後になり次第さっさと家に帰ったのは言うまでもないだろう

 

翌日教室にいくとズーンという文字が似合うほど落ち込んでる……のすずかがいた

 

なのは『えーと、断られたのかな?』

 

『いんにゃ、忍さんから死んでも責任は問わないからやっちゃえと言われてる』

 

なのは『忍さんなに言ってるの!?』

 

『俺も思わず「はい?」って言っちゃったよ』

 

なのは『でやるの?』

 

『許可出ちゃったからな』

 

アリサ「ちょっとアレなんとかしなさいよ」

 

「(いや許可出てるぞ?)」

 

アリサ「(マジで?)」

 

「(昨日忍さんから電話あったし)」

 

アリサ「(アレどうするの?)」

 

「(ほっとくかアリサが「許可とれてるのバレてるよ」って耳打ちすれば?」)」

 

アリサ「(それ良いわね)」

 

するとニヤっとしてアリサはすずかに何かを囁いた

 

すずかはニヤっとしているアリサを見てこちらを見た

 

「残念だったな。 実はな昨日忍さんから電話があってな知ってたんだ」

 

すずか「ううう~」

 

恥ずかしいのかポカポカ叩いてきた

 

「アリサはどうする?」

 

アリサ「やめておくわ。 すずかで何も無かったら改めて考えるわ」

 

「そうか、とりあえずこれに手を当ててみて」

 

水晶球を差し出した

 

アリサ「どうして?」

 

「良いから」

 

アリサ「わかったわよ」

 

アリサが手を当てると赤くなった

 

「ほぉ~アリサは多分炎系の使い手になるみたいだな」

 

アリサ「なんか熱い女みたいな感じにみえるわね」

 

アリサが手を離すと無色になった

 

すずか「それじゃあ次は私ね」

 

今度はすずかが手を当てた。 すると青くなった

 

「多分氷系だな」

 

すずか「私は冷たい女じゃないよ?」

 

すずかは水晶球から手を離した

 

アリサ「なのははどうなるのかしら?」

 

「多分ピンクになるんじゃないかな?」

 

アリサ「よし、なのは試してみなさい」

 

なのは「う~ん、はい」

 

なのはは少し悩んで手を当てた。 するとピンクのような色になった

 

「ピンクというより桜に近い色だな」

 

フェイト「私ならどうなるの?」

 

「黄色系……かな」

 

フェイト「なら、はい」

 

今度はフェイトが手を当てた。 すると金色になった

 

なのは「刹永君ならどうなるの?」

 

「多分砕ける」

 

アリサ「えーほんとにー?」

 

「新聞紙を引いてと」

 

俺は新聞紙を引いてから手を当てた。 するとガシャンという音ともに砕けた

 

アリサ「本当に砕けたわね……」

 

「これ自体は簡単な術式だけどな。 特許は取るけど、な」

 

砕けた水晶球を新聞紙で包んで新聞紙を広げるとあら不思議、壊れたはずの水晶球が修復されていた

 

「これがハンドパワーです」

 

はやて「ミスターマリックか!」

 

なのは「はやてちゃんはどうなるの?」

 

「さぁ? ベルカ式に対応してるかわからんからな」

 

はやて「ほなら試してみよか」

 

はやても躊躇なく手を当てた。すると白色になった

 

はやて「これは一体?」

 

「知らん。 とりあえず対応してるのがわかっただけでもめっけもんか」

 

はやて「ところでこれは何を計れるん?」

 

「魔力光がわかるだけだな。 魔力光と魔法の性質はイコールではないからアリサが氷ですずかが炎かもしれないし全く別のものかもしれない」

 

はやて「ようは?」

 

「魔力光がわかってもその人の得意魔法はわからない」

 

はやて「使えんなー」

 

「パーティーグッズとしては良いかもな」

 

はやて「ところでもし私が部署を作ったら入ってくれるか?」

 

「「もちろん!」」

 

「俺はその時に改めて考える」

 

はやて「もし、すずかちゃんとアリサちゃんが魔法を使えるようになったらどうするん?」

 

「一応考えてるのは海鳴市に滞在する管理局員の補助をする民間魔導師になることかな」

 

はやて「どうしてや? 一緒にいたほうがええんとちゃうん?」

 

「仮にお前が新しい部署を作ったとしても、はっきりいってなのはやフェイトはもちろんヴォルケンリッターやお前も魔力ランクが高過ぎていつか反旗を翻して管理局を潰すと無駄に警戒されかねんぞ」

 

はやて「なんでそうなるんや?」

 

「俺達は診察を知ってるからそういう目で見ないが、大まかにしか知らない人からしたらなのは以外は全員犯罪者だからな?」

 

はやて「なんでや!」

 

「フェイトはクロノに攻撃を加えているからな。 それにプレシアも局員を負傷させている。 そしてヴォルケンリッターも局員を負傷させているし、はやてはそもそも忌むべき魔導書の持ち主だ、はやての今生においては暴走することはないとはいえ、信じない人は多い。 大まかな理由としてはこんなもんだ。 幸いリンディとクロノはこちら側だからまずはその二人を通して人脈をゆっくりとだが着実に広げろ」

 

はやて「せ、正論やな。 それにさらとアドバイスまで」

 

「プレシアとヴォルケンリッターは保護観察処分になったのはこれ以上は局員を負傷させる理由もないし、管理局に従事するという誓約書を書いたことが大きい。 クロノやリンディの口添えがあったのは確実だろうけど、詳細は知らん。 フェイトは理由はどうであれ嘱託魔導師……つまりは管理局の人間となると意思表示をしたし実際に取得したから保護観察処分になったと思われる」

 

はやて「ほぉ~そうなんか~」

 

「個人的見解だから真実は知らん。 知りたいなら自分で聞け」

 

はやて「そうするわー」

 

「そろそろ戻るか」

 

俺達は教室に戻った

 

そして放課後になった

 

「さてすずかの家に行くか」

 

すずか「ついに婿入りですか!?」

 

「何かあっても良いようにだ。 仮に死んでも弔いも早くできるしな。 ……アリサ以外は着いてくる気満々だな」

 

「「「もちろん」」」

 

アリサ「私は後で結果が聞ければ良いわ」

 

アリサは途中で別れて他はすずかの家に向かった

 

ピンポーン

 

忍「はーい」

 

「来ましたー」

 

忍「どうぞー」

 

家の中に入った

 

忍「いらっしゃーい」

 

「だいぶ大きくなりましたね」

 

忍「ええ、動くのもつらいわ。 でも待ち遠しくて堪らないわ」

 

忍さんはいとおしそうにお腹を撫でた

 

「さて、始めますか。 すずか、始めるぞー」

 

すずか「はーい」

 

汎用リンカーコアを作り出してさっさとすずかに入れた

 

「こんなもんだ。 後は時間経過でしかわからんな」

 

すずか「あれ? 脱がなくて良いんですか?」

 

「誰も脱いでとか脱がないいけないとか言ってないが?」

 

すずか「え、あ、う」

 

勝手に勘違いしたすずかは耳まで真っ赤になった

 

なのは「なんだか寒くなってきたような?」

 

「あーすずか、外に出ろ。 急激な温度変化は胎児に影響出かねん」

 

すずか「は、はい!」

 

すずかは走って外に出た

 

なのは「あ、元に戻った」

 

忍「そう? よくわからなかったのだけれど?」

 

「忍さんの周囲だけ温度保存の結界張ってましたしね」

 

忍「それじゃあなんで外に出したの?」

 

「簡単に張ったものですからね。 突破されたらヤバいですし」

 

忍「なるほど」

 

「それに雪を見るなら中より外でしょ?」

 

外を指差すと何故か季節外れの雪が舞っていた

 

はやて「なんで雪なんか降っとるん!?」

 

なのは「すずかちゃんがずっと立ってるけどなんで?」

 

「お前らじゃないんだから使ったことがないやつをいきなり制御できるわけなかろうに」

 

フェイト「もしかして暴走してる?」

 

「軽くだけどな」

 

はやて「なんで二人とも落ち着いとるんや!?」

 

フェイト「リニスによると最初からリンカーコアを持ってる子は生後数ヶ月以内に割りと高い確率でああなるらしい」

 

なのは「お母さんからはそんな話聞いたことないけど?」

 

はやて「わいも、誰もそないなこと言っとらんが?」

 

フェイト「私は造られた存在だからならなかったけど、なのはは元から無意識に制御出来ていた可能性があるかも? はやては魔導書に侵食されていたからと予想はしてる」

 

すずか「なにこれ!?」

 

「お、戻ったな。 すずかー俺達は帰るけど頑張って今日中に制御しろよー」

 

忍「大丈夫なの?」

 

「大丈夫です。 この家全体にここだけ雪が降っているという認識を変える結界を張ってあるので不思議現象はバレないと思います。 仮にさっき以上の暴走してもこの家以外には影響はないです」

 

忍「なんで今日中なの?」

 

「この結界は俺達が帰った後は24時間しか持たないので。 ちなみに忍さんに張ったのは出産日まで持ちます」

 

忍「すずかはどれぐらいで制御出来るかしら?」

 

「少なくともぶっつけ本番でほぼ制御出来たなのはに比べたら全然でしょうね」

 

はやて「わいは?わいは?」

 

「リインフォースがやってたんだろ」

 

はやて「リインフォース、そうなん?」

 

リインフォース「ええ」

 

「レイジングハートやバルディッシュには制御を肩代わりする機能はないっぽいしな」

 

そうこうしてる内にすずかは制御出来るようになったようで雪が無くなっていた

 

「意外と早かったな」

 

すずか「これでも結構苦労したよ?」

 

「制御出来るみたいだし、時間も時間だから帰るか」

 

すずか「泊まらないの?」

 

「元からその予定は無いな。 それにフェイトやなのははともかくはやては難しいぞ?」

 

はやて「なんでや!?」

 

「いや、お前保護観察処分中だろ……リンディさんが保護者代わりになることで学校には通えてるが、泊まりは厳禁言われてるだろ?」

 

はやて「うぐっ」

 

「てなわけで今日は諦めろ」

 

すずか「いつかは泊まってくれる!?」

 

「仕事次第だな。 これから俺達は地球にはいないことも多くなるしな」

 

すずか「待つのも良妻の努め! 我慢するのよすずか!」

 

「忍さん? 酷くなってません?」

 

忍「ごめんなさい、今の私にはどうすることもできないわ」

 

「まぁ仕方ないか」

 

そんなこんなで俺達は帰宅した

 

翌日アリサに説明し、またすずかの家の庭でアリサに汎用リンカーコアを入れた

 

どうやらすずかよりも制御能力は上なのか軽い暴走もなく、精々身体が熱くなる程度で済んだ

 

「お前らのデバイスはまだないから迂闊に魔法を使うなよ?」

 

すずか「デバイス?」

 

アリサ「なによそれ?」

 

「なのはならペンダントの宝石、フェイトなら三角形のやつ、はやてなら本のやつだな。 まぁあれは待機状態と呼ばれるものだが」

 

すずか「刹永君達は?」

 

「俺らは永遠神剣がデバイスのようなものだな。 種類的にはインテリジェントデバイスになるだろうな。 位によってはストレージデバイスとも言えるが」

 

すずか「どういうこと?」

 

「例外はあるが4位以下は意識がほどんど無いやつの方が多いんじゃいかな。 逆に3位以上は100%意識があるけど」

 

アリサ「そう聞くと4位と3位って結構な差が無い?」

 

「結構どころか圧倒的だ。 3位なら数で圧倒すればなんとかなるかもしれんがそれでもかなりやられるだろうな。 紙で表すなら

 

『天位=地位=鞘|1位>2位>3位|4位>5位>6位>7位>8位……』

 

こんな感じだな。 まぁ1位の場合はさらに二つに分かれるが大体はこんな感じだ」

 

アリサ「こんな感じなのね」

 

「ここに個人の才能や経験とかを加味したらわからなくなるけどな。 ミゥとユーフィーはここで、俺はこれだな」

 

3位に○付けて線を引っ張ってミゥとユーフォリアと書いて、天位と地位と鞘を○で括って上に俺と書いた

 

アリサ「なにあんた、最上位を3つも持ってるの?」

 

「それが特典だしな。 まぁ信じられないのはわかるけどな」

 

すずか「でも恭也さんとのバトルは凄かったよ?」

 

「あれは条件付きだからそう見えただけだ」

 

アリサ「確か制限時間内にあんたにガード問わず攻撃を当てたら恭也さんの勝ちだっけ? それで能力の使用は可能と」

 

「その通りだな」

 

すずか「恭也さんの神速を全部かわしてたよ?」

 

「そりゃ、速度の分野が違うしな。 能力を使えば神速でもかなり遅く見えるしな」

 

すずか「時間の前に恭也さん、降参したしね」

 

「でも次の能力使用無しだとあっさり俺が負けただろ? つまりはそういうことだ」

 

すずか「それでもガード出来ただけ凄いと思うけど?」

 

「アレは勘で防いただけで見えていたわけではないぞ」

 

それからもしばらくはアリサやすずかと雑談して帰宅した




色についてはなのはwikiより。 アリサとすずかは適当です

魔力光=魔法性質ではないようですが。この小説でもそんなに当てにはしてません
アリサとすずかの魔法性質はあくまで多分ですし、今後出るかも不明ですが魔法は使えるようになりますし変身は出来るようになります。アリサはぶっちゃけあのキャラです。すずかはどうしよう?

ちなみに既にはやての下半身麻痺は治ってます。 夜天の魔導書が正常になりましたし、侵食も無いのでサクっと刹永が治しました。 この時は普通に魔法つかいました

なのはとはやてはこのやりとりの数日後に嘱託魔導師になりました。 ちなみにアリサの時にはなのは達はいません、嘱託魔導師の試験のための追い込みです

話の流れでわかるとは思いますがアリサやすずかにも自身の正体は話済みです。 リンディ、クロノ、エイミィ、ヴォルケンリッター、はやて、リインフォース、高町家、プレシア、アリシア、アリサ、那美、久遠をすずかの家に集めて全員にまとめて説明しました(一部の人は二度目ですが、一度目では説明してない部分も説明しました)


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閑話 なのはの強制休暇

強制的に休ませてなのはの負傷フラグを吹っ飛ばします

一応まだ中学生です

刹永の説教タイムです


「なのは、働きすぎだ」

 

なのは「そんなことないよ?」

 

「それじゃあ何時に寝ていつ起きてる?」

 

なのは「2時に寝て6時に起きてるよ?」

 

「もっと寝ろや!」

 

パシン!

 

なのは「いきなり!?」

 

「では次だ。 最後に休暇を取ったのはいつだ?」

 

なのは「えーと、数ヶ月前?」

 

「一・度・も取ってねえよボケ!」

 

パシン!

 

なのは「嘘!?」

 

「マジだ。 お前の有給はかなり溜まっててな上がお前に掛け合ってものらりくらりとかわしてるらしいな?」

 

なのは「確かにその話はしたけど、向こうは納得してくれてるよ?」

 

「俺は聞いたところでは何か言う前に終わったと判断して退室してるらしいが?」

 

なのは「あははは……」

 

「というわけでな代理で有給ぶちこんだから今から2ヶ月は休暇だ」

 

なのは「でも、それだと!」

 

「お前はまだ局員ではなく中学生だ!」

 

なのは「でもフェイトちゃんやはやてちゃんは!」

 

「何言ってんだ? あいつらはキチンと休んでるぞ? もちろんアリシアやプレシアもな」

 

なのは「それならヴィータちゃん達や刹永君達は!」

 

「ヴォルケンリッターも代わる代わる週一で休んでるし、俺達も休んでるぞ? シャマルは緊急時には呼び出されるがそれでも休みは入れてるぞ?」

 

なのは「嘘!?」

 

「それにお前、健康診断の結果見たか?」

 

なのは「見てないけど問題はなかったはず」

 

「なら今見てみろ」

 

と俺はなのはに健康診断の結果のコピーを渡して見させた

 

なのは「なにこれ!?」

 

「それが全てだ。 つまり今のお前は自覚がないだけで過労しすぎて判断能力が低下しているということだ」

 

なのは「でも私がいないと!」

 

「確かにお前がいないと戦力は大幅ダウンするだろう」

 

なのは「それなら!」

 

「お前、そんなにフェイト達が信用出来ないか?」

 

なのは「そ、そんなこと!」

 

「ではなんで「私がいないと」なんて言葉が出てくるんだ?」

 

なのは「そ、それは!」

 

「確かに頼りすぎた管理局にも問題はあるが、この健康診断の結果を見せたら満場一致で有給の代理取得が許された程だぞ? もちろんリンディやクロノの許可もとったぞ」

 

なのは「うっ……」

 

「まぁなのはの診断項目を増やすように助言したのは俺だがな」

 

なのは「え?」

 

「他の人はここまで深くは診断しないぞ?」

 

俺の診断結果のコピーを見せた

 

なのは「あれ?本当に私の項目が多い?」

 

「その助言通りに増やしたってことはリンディやクロノから見てもなのはが働きすぎという事だ」

 

するとなのはガクッと床に崩れ落ちた

 

「ちなみに桃子さん達やアリサやすずかにも診断結果のコピーは送ったから覚悟しておいた方が良いぞ?」

 

なのは「う~休めば良いんでしょ休めば」

 

「では早速行こうか♪」

 

なのは「え?」

 

俺はなのはの首根っこを掴んで翠屋に転移した

 

「皆さーんアホを連れてきましたー」

 

翠屋にはアリサとすずかがおり、桃子さんも笑ってはいるがやたら怖い雰囲気を出していた

 

「それでは2ヶ月の間よろしくお願いします」

 

アリサ「な~の~は~?ゆっくり休ませてあげるわね?」

 

俺は外に出た

 

なのは「にゃあああ!!!

 

となのはの叫び声が聞こえたが無視して神社に向かった

 

那美「あら、刹永さんいらっしゃい」

 

なのは(愚か者)翠屋(羅刹の巣窟)に放り込んだついでに寄りました」

 

那美「なにかあったのですか?」

 

「休まずに働いていたので強制休暇です。 理由はこれを見ればわかるかと」

 

なのはの診断結果のコピーを見せた

 

那美「えーと、これは本当なのでしょうか?」

 

「マジです」

 

那美「それでなのはちゃんはいつまで休みなのですか?」

 

「有給がガッチリあったので全部つぎ込んで2ヶ月です。 代理取得の許可がおりた事を報告しつつ取得したら涙流して喜ばれました」

 

那美「そ、そうなのですか。 ところで久遠は元気ですか?」

 

「使い魔同士で買い物したりしてますね。 今回もそうですね」

 

那美「伴侶候補は見つかりました?」

 

「見つかりませんね……久遠も探す気はないようですし」

 

那美「最近は狐より人の姿でいることが多いみたいですし……もしかして刹永さんを狙っているのでしょうか?」

 

「かもしれませんね。 まぁ使い魔にした責任もありますから向こうが望めばですけどね」

 

那美「そうなったら久遠をよろしくお願いしますね? 大事にしなかったら化けて出ますよ♪」

 

「仮にも巫女さんがそれ言って良いのか?」

 

那美「どうせアルバイトですし、それに条件満たしてませんから」

 

「よく忍さんが許しましたね」

 

那美「いえ、自分が相手に出来ないから代わりにお願いと直談判されました。 何故か恭也さんも同伴してましたが」

 

「あの人たまにわからなくなりますね」

 

那美「ですね……何故か恭也の妾にならないかと誘われてますし」

 

「いや、本当になんで!?」

 

那美「表面上はメイドとして雇うって張り切られてますし、外堀も埋められてる気がしますから諦めてます」

 

「まぁ、納得済み?ならこちらは何も言いませんが……これ以上ここにいても仕事の邪魔でしょうからおいとまします」

 

那美「また、お会いしましょう」

 

俺はそのまますずかの家に向かった

 

ピンポーン

 

「来たぞー」

 

忍「どうぞー」

 

門をくぐって少し歩くと横から誰かが襲いかかってきた

 

「よっと」

 

かわして反撃しようとしたが姿を見て回避だけにとどめた

 

「残念だったな。 雫ちゃん」

 

雫「ぷぅ~」

 

忍「あら、今回も無理だったのね」

 

「お前らは自分の子供を暗殺者にでもしたいのか……」

 

恭也「ちょっと教えたらすぐに覚えたのでついな」

 

「毎回襲撃されるこっちの身にもなれ……」

 

恭也「雫の攻撃をかわしたのはお前だけだしな」

 

「あんときは身体が勝手に動いただけなんだがな……」

 

雫「うう~」

 

「泣かない泣かない」

 

雫ちゃんの頭を撫でると抱きついてきた

 

忍「あらあら~」

 

「雫ちゃん、それは危険だからやめておきなさい」

 

そう言うと雫ちゃんの身体がビクッと跳ねて離れた

 

「抱きつく振りをして攻撃をしてくるとか将来が物凄く心配なんだが?」

 

恭也「ははは……」

 

忍「あははは……」

 

「とりあえずタイムオーバーだ」

 

家の中に入った

 

忍「はい、お茶どうぞ」

 

「どもです。 ふぃ~」

 

忍「なのはちゃんは大丈夫なの?」

 

「逃げようとしたら縛り付けて良いです」

 

恭也「あれ見たらそうなるよな」

 

忍「そうねぇ」

 

そんなやりとりをしつつ時間を潰した

 

「さて良い時間なので帰ります」

 

忍「またね~」

 

翠屋に転移して覗き込むと何故かなのはが正座させられていた

 

(どうせ逃げようとしたんだろ)

 

バレないようにそっと転移した

 

--------------

 

2ヶ月後、明らかに顔色がよくなったなのはが帰ってきた

 

それから数日後にとある遺跡の調査に赴くのでついていくことにした

 

なのは「何もないね」

 

「さてどうだろう、な!」

 

俺は音も無く近づいてきた機械を真っ二つにした

 

なのは「なに!?」

 

「油断大敵だぞ、と」

 

なのは「あれ? 魔法が?」

 

ヴィータ「使えない?」

 

「ふむ、逃げるぞ」

 

なのはとヴィータの襟をつかみ出口に走った

 

ヴィータ「え、ちょ!」

 

なのは「持ち方変えて!」

 

そんな声を無視して遺跡の外に出た

 

「やってくるぞ」

 

遺跡の中から変な形の機械が現れた

 

ヴィータ「こんなのどこから!?」

 

「元からあったのか先回りして誰かが置いたのかは知らんがこちらを狙ってる以上は壊すしか無いな」

 

ヴィータ「そうだな!」

 

なのは「わかった!」

 

手分けして破壊していった

 

ヴィータ「なのは!」

 

なのは「え?」

 

「タイムアクセラレイト」

 

なのはの隙をついて攻撃を当てようとした機械を真っ二つにした

 

なのは「あ、ありがとう」

 

「やっぱり狙われるか」

 

なのは「え?」

 

「なんでもない。 全滅したようだし帰って報告だ」

 

ヴィータ「わかった」

 

なのは「はい!」

 

????side

 

「っち、せっかくエースオブエースを落とすチャンスだったのに!!」

 

「まぁ、いいまだチャンスはあるさ。 それにあの少年……研究のしがいがある!」

 

sideEND




なのはの診断項目は1.5倍くらいに増えてます。全部判断能力系ですが

普通の人(刹永やフェイト達)→飛んでくる球を時間までかわすシミュレーション
なのは→球の他にビームや近接攻撃をかわすシミュレーション

時間内に何回被弾したのか計る検査です
飛んでくる速度はアリシアやシャマルですらかわせる出来る程度ですが、なのはは途中で被弾してます
ビームや近接攻撃も球と同じスピードです。 後でアリシアやシャマルにも試したら全部かわしてます。 つまりはその程度の難易度です
スピードを落として検査してもなのはは被弾してます。 そしてかわしきれたスピードはコマ送りレベルのスピードでした(もちろん検査官もこれにはビックリしてます)。
なのはなら普通じゃね?と思ったあなたはA'sのアニメを見ましょう。 ヴィータの攻撃を何回かかわしてるはずです。 そして検査のスピードはそれ少し遅いです

管理局に有給があるかは知りません

恭也は神社に行ってる間に忍の家に行きました。 無駄に神速使って

負傷していないので原作よりなのはは強いです


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ティーダ・ランカスター、クイント・ナカジマ

助けますが名目上は死んだことにします。 もちろん後から再会させます(覚えていれば)
ティーダ・ランカスターはさらっと流します

ティーダ・ランカスターは兎も角クイント・ナカジマは時期がかなりおかしいですが気にしないでください(スバル達も中学生なので物心つくどころじゃないです)

時期これで良いんだっけ?となのはwiki見てたらティーダ・ランカスターは本編の6年前だからなのはが中1くらいと予想は出来るけどクイント・ナカジマに関してはスバル達が物心ついたころに死んでるってなってて書き直そうか迷ったけど、どうせ既に原作から乖離してますからまぁ、いっかということで突っ走りました


永劫《マスター、クイント・ナカジマが特秘事項の捜査に出掛けました》

 

《わかった。 今日は都合よく有給中だからこっそり追いかけよう》

 

しばらく追いかけていると何者かに襲撃されたようだ

 

(ふむ、邪魔になったのかそれとも踏み込みすぎたのか)

 

多勢に無勢で劣勢になっていくクイントさん

 

(さて、助けるか)

 

「タイムアクセラレイト」

 

襲撃者を倒した

 

「大丈夫ですか?」

 

クイント「ええ、なんとか」

 

襲撃者1「グググ、お前は……」

 

「嘱託魔導師、時乃刹永。 有給取って暇だったんで散歩してたら襲われてる人がいたから助けた。 それだけだ」

 

襲撃者1「その女は踏み入ってはならないところに踏み入れたのだ。 これは粛清だ」

 

「粛清ね……それじゃあ俺は命を狙われたから正当防衛が成立するかな? まあ無駄だろうけど」

 

襲撃者1「その通りだククク」

 

「勘違いしてるようだが言っとくが、お前らの雇い主はお前らをこれが成功と失敗しようと殺す気だぞ?」

 

襲撃者1「なに?」

 

「成功すれば知りすぎたからバッサリ、失敗すれば役立たずということでバッサリとね」

 

襲撃者1「そんなわけ!」

 

「だってお前らの雇い主な、ある科学者と契約を結んだぞ? ほれそこかしこにお前らと俺達を狙ってる機械が隠れてるぜ?」

 

そう言うと機械がワラワラと姿を現し、襲撃者達に攻撃を仕掛けた

 

襲撃者1「な!」

 

襲撃者は俺と話していた者を残して全員死んだ

 

「ほらな?」

 

声「いつから気づいていたんだい?」

 

「うーん、最初からだな。 ジェイル・スカリエッティ」

 

ジェイル「おや、僕の正体にも気づいていたのか、これは驚きだ」

 

「さて、俺の髪の毛から何かわかったかい?」

 

ジェイル「残念ながらなにもわからなかったよ。 調べようとした機械が全て壊れるなんてね」

 

「それだけじゃないけどな」

 

ジェイル「なに?」

 

「一つだけ言っておくが髪の毛の細胞を使おうなんて考えない方が良いぞ? まぁその細胞で作り出した存在はすぐに跡形も無く死ぬから意味は無いがな。 もちろん移植でも無駄だ、そいつも跡形も無く消える事になる」

 

ジェイル「百聞は一見にしかずとも言うではないか」

 

「そうかい、仮に成功してもそいつはすぐに殺されるだろうけど」

 

ジェイル「どういうことだい?」

 

「内緒だ。 ところで気付いているかい?」

 

ジェイル「何にだ?」

 

「お前がここに送った機械なもうこれだけだぞ?」

 

ジェイル「なに!?    いつの間に!?」

 

「ふふふ、残念だったな。 さて改めて自己紹介しておこうか嘱託魔導師にして理解の外にいる男、時乃刹永だ。 気が向いたら覚えていてくれ」

 

ジェイル「ジ、ジェイル・スカリエッティだ。 その名覚えておこう」

 

その台詞の直後に機械をぶったぎった

 

「てなわけだ、どうする? 襲撃者の生き残りさん? 特攻して果てるかい? それとも裏切って逃げ続けるかい? もしくはここで死ぬかい?」

 

襲撃者「……」

 

クイント「君は一体何者?」

 

「さっきの言った通り理解の外にいる嘱託魔導師さ」

 

襲撃者「ふん」

 

「ん?」

 

襲撃者「闇から闇へ消えるのが我らの宿命よ」

 

襲撃者はどこかに姿を消した

 

クイント「何処に行ったの?」

 

「さぁ? 逃げたのか誰にも見つからないように自害するのかそれはわからん」

 

クイント「私はどうすれば? それに特秘事項の任務が」

 

「あぁ、それ、あんたを殺すための罠だ。 どうせこの辺にある犯罪者の研究施設があるとかでそれの調査だろ?」

 

クイント「その通りだけど何故?」

 

「だってその研究施設は存在しないしな。 さっきのジェイルじゃないが、百聞は一見にしかずということでその場所に行ってみるか?」

 

クイント「一応ね」

 

クイントさんと共にその場所に行くも何も無かった

 

クイント「本当に無いのね……本当にどうしましょう?」

 

「死を偽装してしばらく何処かに隠れ住みます?」

 

クイント「出来るの?」

 

「遺品としてデバイスを持っていけば信じてくれるのでは?」

 

クイント「なるほど、有給中に散歩をしていたら偶然死にかけの私がいてデバイスを託された、ということね?」

 

クイントさんはデバイスを渡してきたので受け取った

 

「死体はあのまま動物達の餌になるのも可哀想なので跡形も無く燃やしたと言えばさらに良いでしょう」

 

人形を取り出す

 

「それでこれを燃やしますので髪の毛一本で良いので下さい」

 

クイント「はい、どうぞ」

 

「あっさり渡しますね」

 

俺はそれを人形に押し立てた

 

クイント「あら不思議、私が出来上がったわね」

 

「ドッペル人形ですね。 魔力の質とかもすべてあなたのものになってます」

 

クイント「でもなんだか不気味ね」

 

「ただの人形ですし生きてませんからね。 まぁしばらく放って置いたら動き出すかもしれませんが」

 

クイント「それはそれで怖いわね」

 

「さっきの場所に寝かせましょう」

 

さっきの場所に戻り、そこにクイント人形を寝かせた

 

「これを燃やします」

 

それを躊躇なく燃やした

 

クイント「それで何処に行くのかしら?」

 

「とりあえず地球にでも行きましょうか」

 

クイント「え?」

 

クイントの肩に手を置いて地球に転移した

 

「ようこそ地球にってね」

 

クイント「は、はぁ……」

 

アリサ「あら、刹永じゃない」

 

すずか「刹永君、こんにちわ」

 

「アリサにすずか良いところに」

 

クイント「この子達は?」

 

「中学の同級生。 ノートの写しをよく見せてもらってます」

 

アリサ「その人は?」

 

「クイント・ナカジマ。 ちなみに人妻だから安心しろ」

 

アリサ「アリサ・バニングスです。 よろしくお願いします」

 

すずか「月村すずかです。 刹永君の婚約者です」

 

クイント「准陸尉のクイント・ナカジマです」

 

アリサ「で、どういう経緯なの?」

 

俺は経緯を説明した

 

アリサ「本当に、偶然、有給中、だったの?」

 

「いんや? そろそろなの分かってたしな。 それに合わせた」

 

俺はあっさりとバラした

 

クイント「そうだったの!?」

 

アリサ「こういう奴なのよ……あなたも慣れた方が良いわよ」

 

クイント「そ、そうなのね(そういえば理解の外にいるって自己紹介してたわね)」

 

アリサ「で、匿えば良いのよね?」

 

「そうだな。数年で良いけどな」

 

アリサ「それにしてもあんたって本当にそういう拾い物するわね? 一昨年も似たような感じで連れてきたじゃない」

 

「まぁな」

 

アリサ「まぁ、一人も二人も変わらないから良いわよ。 メイドで良いのかしら?」

 

「クイントさんが良いならな」

 

クイント「ええ、面白そうだし構わないわ。 一昨年?」

 

アリサ「かなりの大怪我の男性だったわね。 名前はなんて言ったかしら?」

 

「ティーダ・ランカスター」

 

アリサ「そうそう、その人よ」

 

クイント「え? だってティーダ・ランカスターは死んだはずじゃあ?」

 

「クイントさんと同じ方法ですよ。 少し遅れたら本当に死んでましたが」

 

クイント「なるほど~」

 

「それじゃあ俺は報告しないと言えないから後は頼むな~」

 

アリサ「わかったわ」

 

すずか「頑張ってね」

 

俺は管理局に転移した

 

「報告したいことがあるんだが」

 

クロノ「相変わらずいきなりだな。 で、なんだ?」

 

「このデバイスは誰のかわかるか?」

 

デバイスをクロノに見せる

 

クロノ「これは……クイント・ナカジマのデバイスだな」

 

「後はわかるか?」

 

クロノ「まさかティーダ・ランカスターの時と同じ?」

 

「状況は違うけどな。 大体は一緒だ」

 

クロノ「そうか、わかった。 もう変な有給は取らないな?」

 

「ん~今んとこ予定はないな。 いつかは消化しないといけないものだし仕方ない」

 

クロノ「そっか、まぁお疲れ、残りの有給の間はゆっくり休んでくれ」

 

「そうするわー」



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空港の火災

やっとStS入りまーす。キャロルとエリオの時は刹永は一緒ではなかったので原作通りです


「相変わらず人が多いな」

 

なのは「不法侵入じゃなく正規の方法で入らないと」

 

「一応許可もらってる入り方なのだが?」

 

フェイト「たまには一緒に行こうよ」

 

「はやてはよくタクシー代わりにするが? 遠慮なく金は貰ってるがな」

 

「「はやて(ちゃん)!?」」

 

はやて「なんや!? 文句あるか!? それに最近は頼んでないやろ!?」

 

「数回は無料にしたのに、図に乗って何度も頼むから徐々に釣り上げていった結果こっちの方が安上がりになっただけだ。 ちなみに値下がりはしないぞ」

 

永劫《マスター起こります》

 

《わかった》

 

突然爆発音が鳴り響いた

 

はやて「なんや!?」

 

「火の手が上がってるな」

 

はやて「そんな悠長な!」

 

「で、どうする? 指揮官相当の人がいなくてみんな右往左往してるが」

 

はやて「決まっとる!」

 

はやては変身した

 

はやて「一等陸尉八神はやてです。ここの総合臨時指揮をとります!」

 

「さてお前らは変身しないのか?」

 

その言葉に思い出したようになのはとフェイトも変身した

 

はやて「高町なのは、フェイト・テスタロッサの両名は至急空港内に取り残された人達を救助!」

 

「「了解!」」

 

はやて「時乃刹永は遊撃で両名ではカバーしきれないところで救助活動を!」

 

「了解」

 

はやて「他は全力消火活動に! ただし救助者を最優先で!」

 

それから救助していった

 

なのは「ディバインバスター!」

 

なのはの砲撃が上を突き抜けたのが見えた

 

「己はなにしてんだー!?」

 

ドゴン!

 

思わずハリセンではなく、拳骨をかましてしまった

 

なのは「んにゃ!?」

 

「崩れたらどうするこのボケ!」

 

なのは「で、でも!」

 

「今は時間が惜しい! その子を運び出せ!」

 

なのは「は、はいぃ!!」

 

なのはが行ったのを確認して辺りをサーチして生存者がきたら瓦礫を斬り、生存者を助けていった

 

「ここにはこれ以上はいないな。 やっぱり全員は無理か。 せめて苦しまずに逝った事を願うか」

 

静かに黙祷し次の場所にサーチしながら向かった

 

フェイトがバルディッシュで瓦礫を斬って救助をしていた

 

「ここは大丈夫か?」

 

フェイト「はい、大丈夫です」

 

ここもサーチして生存者がいないか確認した。すると反応がいくつかあったので瓦礫を斬り払い救助した

 

フェイト「この人の妹がどこかにいるみたいです!」

 

「名前は?」

 

?「スバルです!」

 

『なのは!そっちにスバルって子はいないか?』

 

なのは『にゃ!? えーと、います!』

 

『わかった!』

 

「なのはが助けたから大丈夫だ」

 

なのは『スバルって子のお姉さんが』

 

『名前は?』

 

なのは『ギンガです!』

 

「あなたの名前はギンガであっていますか?」

 

?「あ、はい、あってます」

 

『フェイトの方にいる!』

 

なのは『わかったの!』

 

『はやて! 生存者は全員助けた! 後残ってるのは……死者だけだ』

 

はやて『わかった、後は任せてーな』

 

はやて「みんな離れて! これから広域凍結魔法で一気に消火します!」

 

はやて「仄白(ほのしろ)き雪の王、銀の翼()って、眼下の大地を白銀に染めよ。 来こよ、氷結の息吹」

 

はやての魔法で一気に消火が完了した

 

「やっぱり制御が甘いな」

 

はやて「みんな、ごめんなーユニゾンしてないと制御があんまできんくて」

 

とはやては謝っていた

 

その後かなり遅れて地上部隊が到着し、はやてより引き継いで以降はまるで遅れてないかのように振る舞った

 

はやて「……」

 

なのは「はやてちゃん?」

 

はやて「前から少し考えてた事があるんよ」

 

フェイト「考えていたこと?」

 

はやて「今回もそうやけど初動が遅すぎると思わんかった?」

 

なのは「思ったけど」

 

はやて「わいは局を中から変えたいと言う気持ちがこの頃大きくなっとるんよ」

 

「その為にどうするんだ?」

 

はやて「わいは新しい部署を作る!」

 

「そっか、頑張れよ」

 

はやて「皆はわいの夢に手伝ってくれる?」

 

「前にも言ったが俺はその時に考える。 なのはとフェイトは俺に合わせる必要はないぞ」

 

なのは「私ははやてちゃんの夢を手伝いたい!」

 

フェイト「私も!」

 

(安心しろお前の言う新しい部署は作られるだろう)




思わず刹永も拳骨を放ちました

スバルとギンガは原作通りです


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機動六課 緊急出撃

あ、すげー今更ですが、プレシアが生きているのでハラオウン家には行きません


空港火災から4年後、俺はクロノからの命令という形ではやてが設立した古代遺物管理部「機動六課」に行くことになった

その際、なんで俺がフリーの君の上司という扱いなんだ……という小言をいただいたがそれを了承したのは向こうのはずなんだが?

 

「ここか」

 

機動六課に入り、執務室に向かった

 

コンコン

 

ノックしても反応がなく、人の反応も無いかったが扉には鍵がついていないみたいで簡単に入れた

 

「無用心な」

 

自分の席を確認して座って管理局をハッキングして時間を潰した

 

少しすると廊下から話し声が聞こえ、そのまま入室してきた

 

?「一番乗り~」

 

「悪いが二番乗りだ」

 

?「誰!?」

 

?「スバル、待ちなさいよ」

 

スバル「ティアナ遅いよ~一番乗りになれなかったじゃーん」

 

ティアナ「いや、あんたが食堂でかなり食べてたからでしょうが!」

 

「ちなみに俺は2時間くらい前からいるぞ?」

 

ティアナ「ほらスバル、どっちにしろ……って誰!?」

 

「自己紹介はみんな集まってからで良いだろ。 二度手間だし」

 

ティアナ「それもそうね。 ところで何をしてるのかしら?」

 

「裏掲示板をハッキング」

 

ティアナ「そう……ってハッキング!?」

 

「いや~面白い情報がいっぱい出たわー」

 

ティアナ「それ犯罪じゃない!」

 

「バレなきゃ問題ないしどうせ絶対にバレ無い。 えーと何々『ティーダ・ランカスターが真面目過ぎてムカつきますなんとか出来ませんか?』『ティーダ・ランカスターを蹴落としたいのですが何か方法はありませんか?』『ティーダ・ランカスターがモテすぎてムカつきます呪い殺したいです』うわー他にも似たような内容がワラワラと、アホ過ぎるー本局の全プリンターで印刷してやろうっとポチっとな」

 

スバル「あ、ティアナがフリーズしてる」

 

「えーと『クイント・ナカジマを寝取りたいです』『スバルちゃんハァハァ』『ギンガちゃんハァハァ』『クイント・ナカジマがこちらに踏み込んできてます! 今のうちに暗殺しましょう!』『クイント・ナカジマが欲しいのでゲンヤ・ナカジマを殺したいです』おいおいこっちもヤバイな。 いや、変態度は上か。 よしこれも全部本局の全プリンターで印刷してやろう。 ポチっとな」

 

そんなことをしているとチビッ子二人がやってきた

 

「いらっしゃい迷子かい?」

 

エリオ「いえ、フェイトさんからここに来るように言われたんですが」

 

キャロ「えっと、私もです」

 

エリオ「この二人はなんで固まっているのですか?」

 

「後でわかる。 『フェイトたんが子供を連れている誰の子かな?俺の子かな?』いやフェイトはまだ彼氏無しだボケ。 『エリオ、可愛いハスハスしたい!』黙れショタコン。 『キャロたんハァハァ』大丈夫かこの局。 『エリオを見てたらトゥンクしたこの気持ちは一体……』変態への入り口だ」

 

エリオ「あの、何を見ているのですか?」

 

「裏掲示板。 実名で入らないといけない決まりがあるがな、それをハッキングして眺めてる。 見てみるか?」

 

エリオ「なんか怖いのでやめておきます」

 

「そうしておけ、ん?『時乃刹永がムカつくスレ』?ほぉ?」

 

エリオ「この人有名ですよね。 フリーなのに手綱を握っているのはクロノさんとか」

 

「了承のもとそうなるように仕向けたしな。 『クロノさんに迷惑かけて何も思わないのだろうか』別に何も思わんことも無いが同意のもとだ。 『私もクロノさんに手綱を握ってほしい方法を教えて欲しい!』直談判しろボケ。 『クロノさんのクロノを握ってみたい!』板違い乙そしてエイミィに報告してと。 『呪い殺したい』呪い返ししてやるから遠慮なくかかってこい。 『お義兄さん! 美羽ちゃんか悠久ちゃんを下さい!』口説き落とせたらやる。 『今あなたの』背後に立ったら殺す」

 

エリオ「あれもしかして本人ですか?」

 

「そうだが」

 

ようやくなのは達がやってきた

 

「おう、重役出勤お疲れ」

 

なのは「全然遅れてないよ!?」

 

はやて「なんか本局の全プリンターが一気に動いて変なことが書かれた紙が印刷されまくるという事件があったらしゅうくてな」

 

「それやったの俺だしな」

 

はやて「そうなんや~……ってやっぱりあんたか!」

 

パシン!

 

「うむ、ハリセンの腕は鈍ってないな」

 

フェイト「あれは一体?」

 

「裏掲示板を印刷したやつ」

 

はやて「へぇ~そんなのがあるやな……ってあんたが行っとるんや!?」

 

「行ってないぞ?ハッキングして閲覧してただけだ」

 

はやて「ハッキングは犯罪やぞ?」

 

「バレなきゃ問題ない」

 

はやて「まぁええか。 ところでそこの二人はなんで固まっとるん?」

 

「闇を見たからじゃないか?」

 

はやて「そういや、印刷されてたのはティーダ・ランカスターとクイント・ナカジマのもんばっかやった……な……って知っててやったんか!?」

 

「当然だろ? 二人とも死んでないしな」

 

はやて「今さらっととんでもないこと暴露せんかったか!?」

 

「してないが? 多分そこの二人は聞いてないしな」

 

はやて「嘘こけ!」

 

パシン!

 

「さてと」

 

パン!!

 

「「っは!」」

 

「いい加減再起動しとけ」

 

スバル「あれ? なのはさん達いつの間に?」

 

「ついさっきだ」

 

ティアナ「それにこの子達は?」

 

「さてこれで全員か?」

 

はやて「せやで、他にはデバイスを見る人とかもいるけどな」

 

「なら自己紹介しとくか。 時乃刹永だ」

 

なのは「高町なのはです」

 

フェイト「フェイト・テスタロッサです」

 

はやて「八神はやてや」

 

ティアナ「ティアナ・ランカスターよ」

 

スバル「スバル・ナカジマです」

 

エリオ「エリオ・モンディアルです」

 

キャロ「キャ、キャロ・ル・ルシエです」

 

ヴィータ「ヴィータだ」

 

シグナム「シグナムだ」

 

シャマル「シャマルです」

 

ザフィーラ「ザフィーラだ」

 

アイン「リインフォース・アインだ。 アインで良い」

 

ツヴァイ「リインフォース・ツヴァイです。 ツヴァイって呼んでください」

 

アルフ「アルフだ」

 

ミゥ「時乃美羽です」

 

ユーフィー「時乃悠久です」

 

久遠「久遠」

 

アリシア「アリシア・テスタロッサです」

 

刹永以外「増えた!?」

 

はやて「いつからいたん!?」

 

アリシア「最初からですよ?」

 

アルフ「いや~驚かせようと思って」

 

アイン「隠れていた」

 

ツヴァイ「ですけど」

 

ミゥ「最初に入ってきた」

 

久遠「マスターには」

 

シグナム「一発で」

 

ユーフィー「何故か」

 

シャマル「見破られまして」

 

ヴィータ「すると内緒にすると」

 

ザフィーラ「ジェスチャーをしたんでそのまま隠れてた」

 

アリシア「というわけです」

 

「ちなみにプレシアとリニスはそこにいる」

 

プレシア「あらバレてたのね。 プレシア・テスタロッサよ」

 

リニス「予想はしてましたけどね。 リニスです」

 

「というかこんなに引き込んで大丈夫なのか? プレシアとリニスはデバイス管理だろうけど」

 

はやて「問題ないでー刹永達がAやからかなり落とさなあかんやったけど。 ちなみにアリシアちゃんはただ手伝いに来てるだけやな」

 

という会話をしているとアラームが響き渡った

 

はやて「ほんなら早速出動や。 分け方は向かいながら説明するで」

 

はやて「まずはわいとフェイトとなのはと刹永は隊長や

 

次にスターズ分隊はヴィータが分隊長、ティアナ、スバル、美羽や

 

次にライトニング分隊はシグナムが分隊長、エリオ、キャロ、悠久や

 

呼ばれなかったのは全員ロングアーチや」

 

?「お、きたな。 俺はヴァイス・グランセニックだ、お前らのアッシーとでも思っててくれ」

 

全員「よろしくお願いします」

 

ヴァイス「挨拶もそこそこに乗った乗った」

 

はやて「今回は暴走列車を止める事とこの中にあるレリックを回収する事や。 スターズが前に降りて列車を止める係でライトニングは後ろに降りてレリックの回収や」

 

「はい!」×6

 

はやて「隊長陣が後ろにおるから失敗を恐れずに全力でやってな」

 

キャロは返事こそはしてるが心配そうな顔をしている

 

フェイト「キャロ、大丈夫、精一杯頑張りなさい」

 

キャロ「は、はい」

 

なのは『刹永君、なんとかしなさい!』

 

『アホか、俺は突き放すことしか言えんぞ』

 

なのは『それでも良いから!』

 

「はぁ、キャロ」

 

キャロ「は、はい」

 

「お前はどうしたい?」

 

キャロ「え?」

 

「大丈夫、答えは人それぞれだから答えられなくても良い」

 

キャロ「は、はぁ……」

 

「だから見つけろ、他人に言われて見つけた正解ではなく自分で見つけた自分だけの正解を」

 

キャロ「よくわかりません!」

 

「いや、わかったら凄い。 時間もないから全て無かったことにして一言だけ」

 

キャロ「は、はい」

 

「頑張りたくなかったら頑張るな」

 

キャロ「はい! はい?」

 

「後は好きにすると良い」

 

ヴァイス「この空気の中言うのは勇気がいるけど着いたぞー」

 

「新人4人! 最初の試練だ」

 

「「「「最初の試練?」」」」

 

「まさかヘリを横付けするわけにもいくまい? 撃墜されたら目も当てられないしな」

 

ティアナ「ま、まさか!?」

 

スバル「ティアナ?」

 

「よし、新人、飛び降りろ!」

 

「「「「エエエエエ!!」」」」

 

「それそこで他の隊長達も満面の笑みでおいでしてるぞ?」

 

ティアナ「いや、どちらかと言えばあたしらを地獄に叩き落とす鬼では?」

 

「メイルファーストでエリオ、お前が先に飛び降りろ」

 

エリオ「拒否権は「無いぞ」ですよね」

 

エリオは飛び降り口に向かった

 

エリオ「あのーやっぱりこわ「良いから行け」うわあああ!!」

 

(((ひ、ひどい)))

 

「エリオー変身を忘れるなよー」

 

エリオ「え、あ、はい!」

 

エリオは変身して体勢を立て直して列車の上に立った

 

「ほれ、エリオも出来たんだからキャロも出来るよな?」※めっちゃ楽しそうな笑みで

 

キャロ「ううう……い、行きます!」

 

キャロが飛び出して変身してエリオの隣に立った

 

ティアナ「ここで変身するのはダメなの?」

 

「痴女扱いされたいならどうぞ?」

 

ティアナ「なんでよ!」

 

「いや、変身って何故か男と女とで違うからな」

 

ティアナ「どう違うのよ!」

 

「見せた方が早いか、おーい隊長3人の誰かこいつが見てる前で変身してやれ。 俺は向こう向いてる」

 

ヴァイス「俺はそもそも運転に集中してて見えない」

 

なのは「レイジングハート!」

 

なのはが変身したようだ

 

「わかったか?」

 

ティアナ「わ、わかったわ」

 

「それにいつでも準備万端でいけるとは限らないだろ?」

 

ティアナ「そ、そうね」

 

「それじゃあ」

 

ティアナ「なんで首根っこ掴んでるのよ?」

 

「色んな体勢で変身出来るようにしないとな?」

 

ティアナ「まさか、投げたりしないわよね?」

 

「まさかー……その通りだよっと!」

 

ティアナ「きゃあああ!!」

 

ティアナを放り投げた。 ティアナは悲鳴こそあげたがキチンと変身して体勢を立て直して列車の上に立った

 

「スバルはそこの前に立って」

 

スバル「は、はい」

 

スバルは言われたところに立った

 

「スバル砲発射!」

 

思いっきりスバルを押した

 

スバル「うわああああ」

 

スバルも変身して列車の上に立った

 

「悠久」

 

悠久「はーい」

 

「よいしょっと」

 

悠久「あのなんで担ぎ上げてるんです?」

 

「そりゃ投げるためだろ?」

 

悠久「そうですよね~って待って待って待って投げないで投げないで下さーい!」

 

「なにぃ? 聞こえんなぁ!と」

 

ブンという音ともにユーフィーが遠くに飛んだ

 

「ホームラン!」

 

ミゥ「それでは私も行きますね」

 

「行ってらー」

 

ミゥは飛び下りてスバル達の側に降りた

 

「よし全員降りたな」

 

なのは「刹永君って」

 

フェイト「かなり」

 

はやて「ドSやな~」

 

「次ははやてか」

 

はやてを抱えて逆さにして外に出した

 

はやて「頭に血が登る~」

 

「それじゃあ逝ってこーい!」

 

そのまま手を離した

 

流石に慣れていたのかすぐにはやては飛び上がった

 

はやて「なにするんや!」

 

なのは「なのはいきます!」

 

フェイト「私も行きます!」

 

「俺はヘリを守ってるな」

 

フェイト「頼みます」

 

なのは達は列車のところに向かった

 

「ヴァイス閉めないで良いぞ。 状況がわかりやすいしな」

 

ヴァイス「りょーかい。 にしてもおたくスパルタだな」

 

「他の隊長達が出来ないことをしてるだけさ。 もちろんあいつらの方法が悪いわけではないがな」

 

見ると新人どもは苦戦していた

 

刹永「さてあいつらはAMFをどうやって攻略するかな」

 

ヴァイス「確か魔法が使いづらくなる領域だっけか」

 

「あの機械にはそれが搭載されてるからな。 生半可な魔法は無効化される」

 

ヴァイス「おたくならどうする?」

 

「一気に近づいて物理でぶったぎる」

 

ヴァイス「それが答えかもな」

 

「キャロが列車から落ちたな」

 

ヴァイス「だ、大丈夫なのか!?」

 

「あれで良いんだ。 AMFの外に出れば後はキャロの意思だ」

 

ヴァイス「竜魂召喚か!」

 

「使えたみたいだな」

 

ヴァイス「あれがあの竜の本来の姿か」

 

「列車の速度も落ちてるしそろそろ向こうは終わるな。 邪魔な機械を一掃するか」

 

ヴァイス「え?」

 

「セレスティアルスター」

 

空から光線が降り注ぎ敵のサーチャーを全て壊した

 

ヴァイス「何を壊したんだい?」

 

「敵のサーチャー。 なのは達は気づいてなかったみたいだがな。 とりあえずこれでここでの状況は終了だろう」

 

少し待つと全員戻ってきた

 

「おう、お帰り」

 

なのは「最後のあれ何?」

 

「見てた奴がいるんでね。 流石にウザいので壊させてもらった」

 

キャロ「刹永さん!」

 

「選んだみたいだな?」

 

キャロ「助言ありがとうございます!」

 

「これからもこんな状況は沢山出てくるぞ。 悩め若人ってな」

 

そんな会話をしつつ機動六課の本部へと戻った

 

ジェイルside

 

「案の定、全部壊されたか」

 

ノーヴェ「よろしいのですか?」

 

「構わないさ。 それにしても彼の言う通りの結果になったのは悔しいな」

 

ノーヴェ「まさかクローンが一瞬で跡形もなく消滅するだなんて……」

 

「一から培養しても無駄だったしな」

 

ノーヴェ「もう細胞は残ってませんしね……」

 

「チャンスはまだまだあるから良いさ」

 

sideEND




ちなみに原作よりなのは達のランクは落としてます。 落とさんと刹永達が入れられんのだ
プレシアとリニスはデバイス管理なので対象外、アリシアはただの微笑ましいお手伝いなので対象外です。 ただし有事の時には三人とも戦闘に参加します

ミゥとユーフィーは適当にわけました。 刹永は隊長陣なのは決めてました

刹永はかなりスパルタですよ? なのはやフェイト以上にスパルタです


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変則ルールの模擬戦

ティアナ「少し良いですか?」

 

ある日ティアナがなのは達に質問していた

 

なのは「何かな?」

 

ティアナ「あの人、刹永さんってどれぐらい強いんですか?」

 

するとなのは達は顔を見合わせた

 

なのは「それは『本気の』?それとも『今の』?」

 

ティアナ「両方で」

 

フェイト「本気なら世界がヤバいです」

 

はやて「今のなら寄ってたかって攻撃すればもしかしたら勝てるかもレベルやな」

 

ティアナ「まさか~」

 

「まぁ本当の意味で(世界をこわすほど)の本気は出す気はないがな」

 

なのは「それじゃあ新人4人VS刹永君で模擬戦をしようか」

 

ティアナ「4人なら流石に勝てるでしょうよ」

 

フェイト「ん~無理だと思う」

 

はやて「そやな」

 

なのは「そんなわけでトレーニングルームに行こうか」

 

トレーニングルームに来た

 

なのは「場所は市街地ね」

 

フェイト「新人側はエリオ、キャロ(フリード有り)、スバル、ティアナ」

 

はやて「刹永君は一人の変則バトルや」

 

「敗北条件や禁止事項はどうする? 新人側は全員撃墜判定の禁止無しで良いけど」

 

はやて「せやな、あの能力は禁止やあれを使うと勝負にならへん」

 

「だろうな。 ならこちらは残機制にしようか」

 

はやて「それ面白そうやな。 で、どんな感じするん?」

 

「攻撃判定があるのは一人一回のみ。 ただし撃墜された人がいるとランダムで誰かの攻撃判定が1回追加という感じで」

 

はやて「ええなそれ、採用。 それと刹永の大技は5分以上経過しないとダメやからな」

 

「了解」

 

はやて「よし設定完了と」

 

なのは「それなら模擬戦、始め!」

 

スバル「先手必勝! マッハキャリバー!」

 

開始直後にスバルが突っ込んできた

 

「ふむ」

 

ので軽くかわしたらスバルはビルに突撃していった

 

「……」

 

ティアナ「……スバル、あんたね……」

 

「流石に可哀想だから今の自爆の撃墜判定は無くしてやれ」

 

なのは「わ、わかったの」

 

ティアナ「悪いわね」

 

「この際だからこちらの攻撃でのみ撃墜判定が出るようにしてくれ、流石にスバルのような脳筋はいないと思うが」

 

はやて「わかった」

 

「よいしょっと」

 

俺はビルに突っ込み気を失ってるスバルの足を掴んでビルを出た

 

「受けとれ」

 

それをティアナに放り投げた

 

ティアナ「おっととと」

 

パン!

 

スバル「っは!」

 

ティアナ「あら起きた?」

 

スバル「私気を失って?」

 

「次からは気絶してても容赦なく攻撃して撃墜判定出すからな?」

 

なのは「えーと気を取り直して模擬戦開始!」

 

何やら話し合ってるので待つことにしたが暇だったので狐姿の久遠を撫でていた

 

なのは『いつの間に!?』

 

『安心しろあいつらが作戦会議終えて動いたら戻るから』

 

なのは『なんで撫でてるの?』

 

『暇だしな』

 

「おーいお前らー後30秒以内に決めないと一網打尽にすんぞー」

 

『カウントよろ』

 

久遠「くぅーん」

 

スバル「決まりました!」

 

「戻ってろ」

 

久遠「うん」

 

少女モードになり観戦エリアに戻った

 

「それじゃあ来い。 採点してあげるから」

 

スバル「ウイングロード!」

 

ティアナ「フェイク・シルエット!」

 

『ぶっちゃけ、本物が丸分かりなんだがどしたらいいべ?』

 

なのは『騙された振りをしてあげなさい』

 

『うい』

 

スバル「リボルバーナックル!」

 

幻影も含めて全てのスバルが殴ってきた

 

(まぁいっか)

 

俺は黙って攻撃を受けた

 

「ふむ、おめでとう後三機だ」

 

なのは『わざと受けた?』

 

『もちろん』

 

「さてこれ以降スバルの攻撃は判定外だが……どうする?」

 

なのは『判定外なだけで衝撃とかは来ますよ?』

 

『大丈夫、わかってるから』

 

スバル「もう一度リボルバーナックル!」

 

「反撃しますか。 オルゴンマテリアライゼーション」

 

スバル「え?」

 

「ヴォーダの闇に沈め!」

 

俺はスバルの攻撃に合わせるように回転斬りを決めた

 

その直後に爆発が起こった

 

スバル「あ、危なかった~」

 

「やっぱ、片手だとこんなもんか」

 

ティアナ「クロスファイアシュート!」

 

(逃げるのは簡単だが……ふむ)

 

とりあえず最後の一発目で被弾するように動いたので無事被弾した

 

「これで後二機」

 

なのは『絶妙なタイミングだったね。 最後で被弾なんて』

 

『わざとだしな』

 

見るとティアナ達は念話で何かやりとりをしていた

 

(さてティアナとスバルにはそろそろ落ちて……最後にまとめて落とすか)

 

なのは『何考えてるの?』

 

『どうやってまとめ落とそうか。 ところで今何分?』

 

なのは『2分だね』

 

『このエリオの攻撃を受けたら本気で回避するわ』

 

なのは『なんでわかったの?』

 

『ティアナとスバルがエリオを隠すように動いてるしエリオはなんか構えてるからな』

 

なのは『あ~確かにあれじゃあ丸分かりよね』

 

『頑張って考えたんだから受けてあげないとね』

 

ティアナ「フェイク・シルエット!」

 

スバル「ウイングロード!」

 

俺はスバルとティアナの攻撃をなんとか回避している振りをして敢えて誘導されバインドに引っ掛かった

 

「ほぉ?」

 

驚いた振りをした

 

エリオ「はああああ!!」

 

エリオが掛け声と共に突っ込んできた

 

「ふむ。 さて残り一機だな」

 

ティアナ「もう後が無いわよ?」

 

「確かにな。 ならここからは本気で回避するぞ?」

 

スバル「ウイングロード!」

 

ティアナ「フェイク・シルエット!」

 

「いや、同じ手過ぎないか? 減点だな」

 

ティアナ「随分と余裕ね?」

 

スバル「リボルバーナックル!」

 

ティアナ「クロスファイアシュート!」

 

「それでは、スバルガード!」

 

「「へ?」」

 

俺は本物のスバルを盾にしてやり過ごした

 

「ほれ」

 

はやて「5分経過したでー」

 

「さて一気にいきますか。 紡がれる言葉、そしてマナの振動すら凍結させよ! アイスバニッシャー!」

 

キャロ「妨害魔法!?」

 

「「「キャロ!?」」」

 

「バインドと」

 

キャロにバインドをかけた

 

「ちなみにそのバインドがかかった者の魔力を利用するから」

 

「「「はい!?」」」

 

「それじゃあお次は」

 

スバルを掴みキャロに向かって投げた

 

ティアナ「ちょ、あんた!」

 

「スバルにもバインドと」

 

キャロに当たる前にバインドをかけた

 

「それじゃあティアナとエリオもごしょうたーい」

 

ティアナとエリオも同じようにした

 

「それじゃあいきますよ」

 

「十界の呼号、貴使の招来。善導の聖別がもたらせしは、魂滅なる安息と知るがいい」

 

「ファントムデストラクション!」

 

なのは「ぜ、全員同時にげ、撃墜」

 

「ま、こんなもんさ」

 

ティアナ「何、最後のあれは……」

 

スバル「し、死ぬかと思った~」

 

「さて採点だな

 

ティアナは70点だな。 ワンパターンだったからもっと幻影のパターンを考えようか

 

スバルは40点。 先手必勝なのは良いがかわされた時の事を考えろ。 後はウイングロードもワンパターンだったからもっと複雑な道になるようにしろ

 

エリオは今回は採点不可かな。 突撃は良かったんだが、ティアナとスバルの攻撃に割り込む形で攻撃出来たら良かったんだが、まぁそれはこいつらの責任だからまだ良い

 

キャロも今回は採点不可だな。 最初から詠唱しとけ、詠唱する傍らでエリオとスバルに補助魔法をかけれるようになればもっと良いな

 

それでスバルとティアナに聞きたいんだが、初っぱなにエリオとキャロが落とされていたらどうするつもりだったんだ?」

 

「「え?」」

 

「エリオとキャロが採点不可の90%はお前らのせいだぞ? ティアナの弾幕は確かに恐ろしいが俺がやったように味方を盾にされたらあっという間にフレンドリーファイアーで味方を減らすことになる。 せめて味方と敵の識別術式ぐらい仕込め」

 

ティアナ「うっ……」

 

「スバルもだ、殴りは良いが途中で中断出来ないなら同じ事になる。 今回はエリオとキャロは遠くにいたし、ティアナも掴める位置にいなかったからその心配は無かったが」

 

スバル「それを言われると……」

 

「どうせ最初の作戦の相談の時になにもしなくて良いから私たちのコンビネーションを見てなさいとかほざいたんだろ?」

 

「「うぐっ!」」

 

「これが2対1なら成功だろうけど今回は4対1でしかも攻撃判定が出るのは1人1回だ。 つまりはエリオとキャロに何かさせてないとあっさりとこうなるわけだ」

 

「それに気づいてなかったのか?」

 

ティアナ「何によ」

 

「エリオまでの攻撃は敢えて受けていたことに」

 

ティアナ「はあ!?」

 

「ちなみになのはには気づかれていたぞ?」

 

フェイト「私も気づいてた」

 

はやて「わいもや」

 

キャロ「私も、もしかしたらと思ってました」

 

エリオ「攻撃を加えた時にもしかしてと思いました。 あの状況でプロテクション張って無かったですし」

 

「とのことだが?」

 

ティアナ「ならどうすればよかったのよ!」

 

「本来なら自分で考えろと言いたいところだが、あまりに不甲斐ないから各自に宿題を与える

 

ティアナは味方を盾にされた時の挙動を考えて仕込め。さっき言ったように識別術式でも良い

 

スバルは近接一辺倒じゃなく中距離攻撃くらい編み出せ

 

エリオは突撃がかわされた場合の二の太刀以降を考えろ

 

キャロはさっき言ったように竜魂召喚の詠唱の他に補助魔法も出来るようにしとけ

 

今は以上だ」

 

なのは「あ、相変わらず刹永君の説教は厳しいの……」

 

「あ、そうだ、ティアナには宿題を追加だ」

 

ティアナ「な、何?」

 

「自分が何をしたいのかではなく何になりたいのかを考えろ」

 

俺はトレーニングルームを出た

 

その他side

 

新人達も刹永に続いてそれぞれ難しい顔でトレーニングルームを出た

 

残されたなのは達はなにやら話し合っていた

 

はやて「厳しい宿題を出されたなぁ~それも全員」

 

フェイト「でも全て必要なもの」

 

なのは「にゃははは……」

 

はやて『なのは、フェイト』

 

『『何?』』

 

はやて『刹永って相談するなとは一言も言ってないよね?』

 

なのは『言ってないね』

 

フェイト『もしかして気づくのが隠し課題?』

 

刹永『そうだが? まぁ加点にはなっても減点にはならん課題だしな。 気付かない方が悪い』

 

なのは『な、なるほど?』

 

刹永『じゃあの』

 

フェイト『それじゃあ私達も』

 

はやて『見守りましょうか』

 

なのは「ん? 刹永君今サラッと念話に入ってこなかった?」

 

フェイト「慣れた」

 

はやて「刹永君やしな~」

 

sideEND




かなり余裕があるようにみえますが、ぶっちゃけ余裕です

刹永の攻撃は元ネタがあるやつとないやつがあります

その他サイドの場合は誰の視点でも無いですので全員名前表示です


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宿題の答え合わせ デバイスとマナ

長引かせても無駄なのでさっさと答え合わせ

デバイスとマナは独自設定ですが、基本的には両立しないので問題無いです

書くつもりは無かったことまで詰め込んだら長くなった


数日経った時に新人4人がやってきた

 

ティアナ「答え合わせをお願いします!」

 

「トレーニングルームにいくか」

 

トレーニングルームに移動した俺達

 

「今回は確かめる為だから降参ありの撃墜制な。 ティアナは最後にしてスバルからだな」

 

スバル「はい! ウイングロード!」

 

前とは違い複雑な道になっていた

 

「確かに複雑にはなってるが、走れるのか?」

 

スバル「見ててください!」

 

スバルは脱線することなく走り抜けた

 

「ウイングロードは合格と次は近接攻撃の強制中断だな」

 

スバル「はい! リボルバーナックル!」

 

「なるほど、発動をデバイスに判断してもらうことにしたのか」

 

スバル「その通りです!」

 

「及第点ではあるが、発動してる振り(魔力光を出す)ぐらいしろ」

 

スバル「はい!」

 

「それじゃあ次は中距離攻撃だな。 別に遠距離でもいいから撃ってこい」

 

スバル「はい! はあああ!!」

 

「ふむ、なるほどアレンジしたのか」

 

スバル「ディバインバスター!!」

 

「しかも中々の威力だな」

 

スバル「ありがとうございます!」

 

「ふむ、合格だな」

 

スバル「あの何かありませんか?」

 

「あくまでこれは宿題の答え合わせだ。 全員終わったら採点結果だ」

 

スバル「わかりました」

 

「次はエリオだ」

 

エリオ「はい! いきます」

 

構えて突撃してきたのでかわした

 

エリオ「せい!」

 

急停止、身体を捻りながら攻撃してきた

 

「合格だな。 後はこれを補助魔法ありで出来るようになれ」

 

エリオ「はい!」

 

「キャロだな。 竜魂召喚の詠唱しつつエリオに補助魔法をかけてみろ」

 

キャロ「はい!」

 

キャロは早速詠唱を始めた

 

キャロ「蒼穹(そうきゅう)を走る白き閃光。 (ブーストアップ・アクセラレイション) 我が翼となり、天を駆けよ。 (エンチャント・フィールドインベイド) ()よ、我が竜フリードリヒ。 竜魂召喚!」

 

「なるほどデバイスに任せたのか。 出来れば1つずつじゃなく2つに欲しがったこれはデバイスの性能を上げないとダメだから合格だな。 もっと精進することだ」

 

キャロ「はい!」

 

「さてティアナか、とりあえず一つ目だな」

 

ティアナ「……はい」

 

「スバルを盾にする……のは可哀想だからこれを使うか」

 

俺は何処からともなく人形を取り出した

 

スバル「人形?」

 

「作った人形だ。 とあるギミックはあるが今回は使わない。 この人形を避けて攻撃してこい」

 

ティアナ「わかりました。 クロスファイアシュート!!」

 

「ふむ」

 

俺は人形を射線上に動かした

 

すると攻撃は人形を透過した

 

「なるほど、対象を透過する術式か」

 

ティアナ「悪い!?」

 

「いんや? フレンドリーファイアさえなければ問題無いしな。 さてどのぐらいまで透過出来るかな」

 

人形をこっそり並べた

 

「5人が限界か、まぁ複数人を盾にするのは難しいから問題は無いが……」

 

6体目の人形に焦げ目がついていた

 

ティアナ「何よ?」

 

「基本非殺傷だろうけど、人形のどこに当たってたのか見て、問題点を言ってみろ」

 

ティアナに6体目の人形を見せた

 

ティアナ「心臓に当たってる?」

 

「正解。 非殺傷とはいえ衝撃はあるから下手したらショック死するぞ。 大抵盾にするとは1人だろうからまぁ合格だな。 次はフェイク・シルエットだな」

 

ティアナ「フェイク・シルエット!」

 

「ほぉ、レーザーポインターか。 面白いな。 他に出来るなら見せてみ」

 

小石を花に見せかけたり、幻影の数が増えていたりした

 

「合格だな。 精進することだ」

 

ティアナ「……わかりました」

 

「何が不満だ?」

 

ティアナ「あんたみたいな天才にはわからないわよ!」

 

「俺が天才? バカか」

 

ティアナ「な!」

 

「俺が使ってるのはこの世界には存在はしてるが誰も使えない物質『マナ』を使った魔法だ」

 

ティアナ「『マナ』?」

 

「使えればAMF内でも魔法が使えるぞ」

 

ティアナ「私も?」

 

「使えればな。 一つ問題もあるが」

 

ティアナ「問題?」

 

「使いたいなら今使ってる魔法を全て捨てないといけないぞ?」

 

ティアナ「な!」

 

「すずかとアリサは知ってるか?」

 

ティアナ「確か地球のとあるところ限定で魔導師の支援を行う魔導師って聞いたことがあるけど?」

 

「すずかとアリサは『マナ』を使えるぞ?」

 

ティアナ「え?」

 

「だが、なのはとフェイトとはやてとアリシアは教えたが使えなかった」

 

ティアナ「なんで!?」

 

「調べるとミッドチルダ式、ベルカ式問わずデバイスの維持にマナが使われてるからだったがな」

 

ティアナ「どうやって調べたの!?」

 

「簡単な話だ。 デバイスの周囲にマナを完全に遮断する結界を張ったら5秒で機能が停止した。 その状態で持ち主に教えたら『マナ』が使えた。 結界を解除すると徐々に機能が回復して持ち主も『マナ』が使えなくなった」

 

ティアナ「デバイスが!?」

 

「ついでに半減する結界だと機能が7割近く低下するが持ち主も1~2割程度『マナ』が使えた」

 

ティアナ「そ、そんなに!?」

 

「で、これを聞いても『マナ』を使いたいか? 使いたいならデバイスを改造してやらんこともない」

 

ティアナ「デバイスの改造!?」

 

「すずかとアリサのデバイスは俺が作った物だ。 アリサはベルカ式、すずかはミッドチルダ式だが『マナ』が100%まではいかないが使えてるしデバイスもそこまで機能は落ちてない。 しかもインテリジェントデバイスだ

 

まぁすずかとアリサのは一から設計とかして作った物だから問題は起きてないがなそれでもマナ使用率は95%くらいには落ちてるしデバイスの機能の1割近くは落ちてるがな」

 

ティアナ「なにその化け物デバイス」

 

「基本性能は普通のデバイスと一緒だ。 ちなみに改造する場合は、下手したら学習機能がリセットされると思え」

 

ティアナ「なんで!?」

 

「色々とあるんだ色々とな。 ちなみに試したのはなのはだ」

 

「「「「なのはさんで!?」」」」

 

「そんなことはどうでも良いから採点に入るか

 

スバル:80点。 ディバインバスターの溜めをもうちょっと早く出来るようになれ

エリオ:70点。 突撃時にも真っ直ぐだけではなく途中で曲げれるようになればなお良い

キャロ:75点。 竜魂召喚の詠唱を省略出来るようになればなおいい

ティアナ:80点。 クロスファイアシュートの弾数やフェイク・シルエットの幻影の数と種類をもっと増やそうか」

 

「で、ひとつ聞きたいんだが、ティアナ、なんでお前だけ誰にも相談してないんだ?」

 

ティアナ「え?」

 

「3人は相談してたぞ?」

 

ティアナ「え、だって……」

 

「相談してはいけない、なんて言ってないんだが?」

 

ティアナ「た、確かに言ってないけどでも普通はダメだと思うじゃない!」

 

「それは何故?」

 

ティアナ「そんなことも知らない・考えられないと思われるじゃない!」

 

「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」

 

ティアナ「え?」

 

「俺達の生誕世界のことわざのひとつなんだが、どう捉える?」

 

ティアナ「どちらも恥って言ってるじゃない!」

 

「『一時の恥』と『一生の恥』はえらい差があると思うんだが?」

 

ティアナ「でも大人として!」

 

「では、そこに隠れてる隊長陣に聞くがわからないことがあったら誰かに聞くか?」

 

なのは「にゃははは、バレてたのね……私なら聞く」

 

フェイト「だから言ったのに。 私も」

 

はやて「刹永やしな。 わいも聞くな」

 

「ほれ、お前より年上の3人もこう言ってるが? それにこいつらもお前が来るのを待ってたはずだぞ?」

 

なのは『でも刹永君ってこの世界の出身じゃないよね?』

 

フェイト『そのはずだけど』

 

はやて『嘘はあかんよね』

 

『お前らな……前世も今生も別世界とはいえ日本生まれじゃー!』

 

ティアナ「うっ……」

 

「もうめんどいんですっ飛ばすが、二つの宿題は考えてきたか?」

 

ティアナ「わ、私はランカスターの魔法が有能であることを!」

 

「証明したあとは?」

 

ティアナ「証明した……あと?」

 

「仮にお前のではなくランカスターの魔法が有能なら、お前以外の適任者に使われる事になるな。 ランカスター流とか呼ばれてな」

 

ティアナ「そ、それは……」

 

「やっぱり考えてなかったか……やれやれ、あいつもこうなるとは思ってなかったと思うんだがな」

 

ティアナ「兄さんを知ってるの!?」

 

「知ってると言うか最期を看取った(保護して隠した)の俺だが?」

 

ティーダ『ティアナには真実を明かしても良いんじゃないかな? このままだといつか……』

 

『ちと、隊長陣に相談してみるわー』

 

そこのバカ三人娘(隊長陣の三人)に聞きたいんだが』

 

はやて『ルビと文字が逆やぞ?』

 

『ティーダ・ランカスターが本当は生きてるって明かして良いのか?』

 

はやて『無視かい! わいはええと思う』

 

なのは『私も』

 

フェイト『同じく』

 

「それじゃあ皆様ご注~目~」

 

指を鳴らすとモニターが現れた

 

ティアナ「何も映ってないじゃない?」

 

「これから驚くぞ」

 

もう一度鳴らすそこには

 

ティアナ「にににに兄さん!?」

 

ティーダ「やぁティアナ、久しぶりだね」

 

執事の格好をしたティーダ(と後ろをウロウロしているメイド姿のクイント)がいた

 

ティアナ「あれ? 兄さんって死んだんじゃあ?」

 

ティーダ「あ~そういえばそう言うことにしてもらってたね」

 

スバル「あれ? お母さん?」

 

クイント「あらバレた? 久しぶりねスバル」

 

ティアナ「ん?」

スバル「ん?」

 

「どした?」

 

「「なんで会話出来てんの!?」」

 

「気にするな」

 

「「いやいや、気にするよ!?」」

 

クイント「あらあら仲が良いのね。息がぴったり」

 

ティーダ「う~ん、どちらかと言うとデコボココンビでは?」

 

クイント「猪スバルを抑えれる友人がいるのは嬉しいわね」

 

スバル「なんで学校時代の渾名を!?」

 

「俺が漏らしたからだが?」

 

スバル「はい!?」

 

そんなやり取りをしていたら諦めたのか普通に会話を交わした4人

 

ティーダ「そうだ、最後にお願いがあるんだ」

 

ティアナ「なにかしら?」

 

ティーダ「俺達が生きてることは内緒にしててね」

 

ティアナ「なんで!?」

 

ティーダ「俺は嫌われててクイントさんは暗殺されかかってるしね。 今生きてることがバレると色々と大変なんだ」

 

クイント「そういうことだからスバルもシーね?」

 

その二人の言葉にティアナとスバルは頷いた

 

ティーダ「まぁ、内緒にするきが無ければ刹永君の説教が待ってるとは思うけどね」

 

なのは「ひっ!」※トラウマになってます

 

クイント「あらあら、なのはさんは説教されたことがあるみたいですね」

 

ティーダ「そういうわけだから内緒にしてたほうが身のためだ」

 

そこでモニターは消えた

 

「そういうわけだ。 なのはみたくなりたいなら黙っていることだな」

 

「「わ、わかりました」」

 

「さて、ティアナ、第二の宿題は再提出だ。 答えが見つかったら来い。 期限は無いがなるべく早くな」

 

ティアナ「わ、わかりました」

 

「引き分けでトレーニング終了と。 では解散!」

 

「「「「はい!」」」」

 

はやて「刹永君は聞きたいことがあるから執務室にな」

 

「はいよ」

 

はやて達に連れられ執務室に来た

 

はやて「さて、刹永君? あの二人以外に何か隠してることはないかね?」

 

どこからかサングラスを取り出し、指を組みながら聞いてきたはやて

 

「特にないが?」

 

はやて「本当かね?」

 

「ジェイル・スカリエッティの事はクロノに報告してるぞ」

 

はやて「は?」

 

なのや「ジェイル」

 

フェイト「スカリエッティ?」

 

はやて「あの犯罪者の?」

 

「そうだが……なんだ、クロノから聞いてないのか? 口止めはしてないから聞いたら答えてくれるはずだが?」

 

はやて「そうなん?」

 

「直接ではないとはいえジェイル・スカリエッティと話したことを伝えたら流石のクロノも頭を抱えたがな」

 

はやて「当たり前や! それよりいつ頃話したん!?」

 

「えーとクイントさんを助けた時だから……確か中学生だった記憶はある」

 

はやて「なんで言うてくれへんかったんや!」

 

「あんときは別にあんたが上司というわけじゃなかったしな。 名目上の上司であるクロノには報告したが」

 

はやて「わいら友人やろ!?」

 

「若干関わりのあるフェイトなら兎も角」

 

なのは「フェイトちゃんが?」

 

フェイト「……」

 

「プロジェクトF.A.T.E(フェイト)

 

はやて「な、それは!?」

 

なのは「それってプレシアさんが言ってた……」

 

「フェイトが生み出されたものだ。 そして最初に研究してたのはジェイル・スカリエッティだ」

 

はやて「な、なんやて!?」

 

「目処がついて飽きたのか、別な何かを見つけたのかは知らんが途中で研究を止めたのさ。 それをプレシアが完成させた」

 

フェイト「……っ」

 

「それで生み出されたのがフェイトでありエリオだ」

 

なのは「エリオ君も!?」

 

「そういう意味ではエリオはフェイトの弟とも言えるな。 無論、遺伝子とかは全くの別物だがな」

 

フェイト「知っていたの?」

 

「あくまで創作での話で、ここ(現実)ではどうなってるかは知らん」

 

はやて「そういえば聞かへんかったけど、そのうちらが出てくる創作のタイトルってなんなん?」

 

「約一名悶絶するかもしれんぞ?」

 

目線をなのはに合わせる

 

はやて「なのはが関係しとるん?」

 

「してるというか主人公だしな」

 

なのは「はえ?」

 

フェイト「なのはが」

 

はやて「主人公やて?」

 

「(ん? まあいっか)というわけで、タイトルを言うが『魔法少女リリカルなのは』だ」

 

フェイト「魔法少女……」

 

はやて「リリカルなのは……」

 

「ちなみに3部作出てる。あくまでなのはが主人公なのはな」

 

はやて「そなに出てるんか」

 

「1作目はそのままでフェイトに関する話だ」

 

フェイト「私?」

 

「俺の影響でここでの結末は変わったがな。 その話ではプレシアは次元震を起こして虚数空間へと消えるのさアリシアの亡骸と共にな。 その後はアルハザートについたかは知らんプレシアもアリシアも出てこないしな」

 

はやて「大分違っとるな~」

 

「2作目は『魔法少女リリカルなのはA's(エース)』。 わかってると思うが夜天の書に関連した話だ」

 

はやて「時系列的にせやろな」

 

「大まかには変わってないが一部変わってるな」

 

なのは「一部?」

 

「表に守護プログラムのトップが出てた時に俺が本に吸い込まれただろ?」

 

なのは「そういえばそうだね」

 

「その話では吸い込まれるのは無謀にも突撃したフェイトだ」

 

フェイト「また私なの?」

 

「その中でフェイトはプレシアとアリシアと共に過ごしているという幸せな夢を見せられていた」

 

フェイト「それって今のような光景?」

 

「似たようなものだな。 ただしフェイトはその夢を捨てる決断をし、何故か自分が死んでいることを自覚しているアリシアからバルディッシュを受け取り本から脱出する」

 

フェイト「どうして?」

 

「考察はされているが知らん。 はやても本の中で目覚めて管理人格と話しをしてリインフォースと名付ける」

 

はやて「そこは一緒なんや」

 

「その後は闇の書の闇……つまりは狂った守護プログラムを切り離してコアを軌道上に転送してアルカンシェルで消滅なのは一緒だが」

 

はやて「だが?」

 

「改造されていた夜天の書はいずれまた狂った守護プログラムを作り出し、はやてを侵食する。 リインフォースはそれを防ぐためにあることを決断する」

 

はやて「あること……なんとなく予想はつくんやけど……」

 

「その予想が当たっているかは知らんが、リインフォースは自身を守護プログラムが復活する前に完全に破壊することに決めた」

 

はやて「やっぱりか~」

 

「最初ははやてに内緒だったが、はやてが何かに気付いてリインフォースの元に行って別れの挨拶をしてリインフォースは、夜天の書は消滅する。 残ったのは夜天の書に付いている十字架なようなやつだな」

 

はやて「それじゃあシグナム達も?」

 

「いや、ヴォルケンリッターは夜天の書からはやてに移されているから消えてはいない。 まぁ後ははやて達の裁判やらアリサやすずかに説明やら、リンディさんからなのはの家族に説明やらがあるだけだな。 結果は変わらんから割愛」

 

はやて「いよいよ三作目やな?」

 

「そうだが、二作目と三作目の時代の中間にも色々あったのさ。 その内の一つがなのはの負傷」

 

なのは「私の?」

 

「休みも取らずに活動し、魔法を使い続ける。 さてそれで疲労が溜まらないはずはないよね?」

 

はやて「せやな。 とくになのはの魔法は負担が大きいしな」

 

「で、その世界は俺も知らんが、ヴィータと共に向かった世界でガジェットドローンに不意打ちをくらい、なのはは負傷する。 それもミイラのような姿になるような負傷をね」

 

はやて「な!」

 

「ちなみにその影響でフェイトは一度執務官のテストに落ちてる。 ここでは怪我してないから一発で受かってるけどね」

 

フェイト「私にも影響が?」

 

「あーそういえばフェイトがハラオウン家の養子になってるな。 時期は知らんが」

 

フェイト「え?」

 

「名前もフェイト・T・ハラオウンになってるな」

 

はやて「Tはテスタロッサかな?」

 

「そういうことだ。 話を戻すが、負傷したなのはがこのまま終わると思うか?」

 

はやて「思わんな」

 

フェイト「思えない」

 

「まぁリハビリは大変だったらしいが復活を遂げたのは間違いないな」

 

なのは「私って刹永君に強制有給取らされて強制休暇にさせられたような?」

 

「ここではそうだな。 だが創作では止める人がいないからなそのまま突っ走り負傷する。 ちなみにクイントさんが死ぬのはスバルとギンガが物心つかないときで、ティーダが死ぬのは6年ほど前だ」

 

はやて「なるほどな~」

 

「空港火災も俺の有無なだけでほぼ一緒だな。 そしてそれが3作目『魔法少女リリカルなのはStrikerS(ストライカーズ)』の第1話だな」

 

はやて「機動六課はいつなん?」

 

「第2話」

 

はやて「凄い飛んだな!?」

 

「ちなみに、今はストライカーズ……略称StS中だから先の事は言わんぞ」

 

はやて「なんでや!?」

 

「下手したら重要人物の結末が変わるかもしれんしな」

 

はやて「重要人物?」

 

「その人物とは関係ないが、はやてにヒントをやろう」

 

はやて「ヒント?」

 

「本局にジェイル・スカリエッティと繋がってる奴がいるぜ」

 

はやて「な! それは誰や!?」

 

「それ言ったら答えだから内緒だ。 ちなみにそいつは裏掲示板は見てはいるみたいだが書き込んだ事は無いぞ。 だからクイントが暗殺されそうになったんだしな」

 

はやて「自分で考えなあかんと?」

 

「ま、そういうことだ。 で、そこに隠れてるガキどもに聞きたいんだが、俺VS隊長ズ見たくないか?」

 

隠れていた新人4人が目をキラキラさせながら出てきて見たいと口を揃えた

 

はやて「いやいやいや、無理や無理や」

 

なのは「うんうん、刹永君に勝つなんて無理!」

 

フェイト「無理なのはわかってるけど挑みたい!」

 

「なら、おーいクロノー」

 

クロノ「いきなり何だ。 こっちは忙しい」

 

クロノは書類を書いていた

 

「おー悪いな。 ついでに仕事を増やしたいんだがダメか?」

 

クロノ「いや、その聞き方は普通はダメだろ。 理由を話せ」

 

「俺VS隊長3人で模擬戦をしようと思うんだが」

 

クロノ「何が言いたいのかはわかった。 上と相談はしてみるがおそらく下りるとしたら監視付きだろうな」

 

「監視されたところで何が起こったかはわからんだろ」

 

クロノ「それはそうだな。 じゃあ、少し待ってろ」

 

「下りなくてもやるからトレーニングルームに連行♪」



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刹永VS隊長ズ 刹永VS新人ズ

サクっと終わらせます。 というより刹永の圧勝です
一応手加減はしてます


クロノ「無理だった」

 

「そっか。それならそれで問題はない」

 

クロノ「君にはこの言葉は無用だろうが、頑張れ」

 

はやて「な、なんの申請をしてたんや?」

 

「模擬戦でお前らのリミット解除。 却下されたけどな」

 

はやて「うわ~それなら勝ち目0やん……」

 

「安心しろ俺もランクをお前らと同じまで落とすから」

 

ティアナ「ランクってそんな簡単に落とせたっけ?」

 

「お前らのランクと俺のランクは意味が違うしな」

 

はやて「それならアレをすれば……!」

 

なのは「そうだね!」

 

フェイト「楽しみ」

 

「撃墜制で良いな。 設定完了と」

 

ティアナ「えーと、模擬戦開始!」

 

「「「バインド!」」」

 

「いきなり三重バインドか」

 

なのは「全力全開! スターライトブレイカー!!」

 

フェイト「雷光一閃! プラズマザンバー!!」

 

はやて「響け終焉の風! ラグナログ!!」

 

「「「いっけええええ!!!」」」

 

ティアナ「いや、開幕でこの技はおかしいでしょう」

 

はやて「ど、どうや!?」

 

なのは「撃墜判定が出てない!?」

 

フェイト「嘘……」

 

「ふぅ~危なかった危なかった」

 

ティアナ「アレで無傷ぅ!?」

 

「イミニティーⅥは流石魔法防御が高いなー。 それと無傷ではないぞ?」

 

俺の服は少し焦げていた

 

ティアナ「いや、あれでその程度なら無傷の範疇だと思うわよ?」

 

はやて「こうなったら破れかぶれや!」

 

「さて終わらせるか」

 

フェイト「はあああ」

 

「神技!」

 

向かってきたフェイトを切り上げて槍で拘束した

 

「ニーベルンヴァレスティ!!」

 

そしてトドメの槍を投げた

 

ティアナ「フェ、フェイト隊長撃墜」

 

はやて「えええ!! いくら紙装甲だからって一撃やと!?」

 

「さて次は……」

 

俺ははやてに急接近した

 

はやて「わいかい!」

 

「荒れ狂う殺劇の宴、殺劇舞荒拳!!」

 

そしてはやてにラッシュをかけた

 

「さらに! 十六夜天舞!」

 

さらに打ち上げを放った

 

ティアナ「は、はやて隊長撃墜」

 

スバル「あれ? なのはさんは?」

 

「あそこで構えてる。 良かったなスバル、本家が見れるぞ」

 

俺が指差した遥か遠くになのははいた

 

なのは「ディバインバスター!!」

 

スバル「ちょ、超遠距離砲撃いいい!?」

 

「打ち合ってみるか。 模倣ディバインバスター」

 

俺は永劫を構えて同じ技を放った

 

スバル「えええ!!! お、同じ技を!?」

 

「やっぱり模倣だと打ち負けるか」

 

徐々に押されていた

 

「さて、どうするかな」

 

なのは「フェイトちゃんのはやてちゃんの仇!」

 

フェイト「あの、なのは?」

 

はやて「わいら、撃墜されただけで死んでないんやけど……」

 

「お前らに面白い技を見せてやる。 ちなみにこれはマナも魔法も使ってないから理論上は誰でも出来るぞ」

 

俺は刹那を構えた

 

ティアナ「理論上?」

 

「よほどの才能の持ち主か、超一流でないとほぼ無理だろうな」

 

スバル「それで何をするんです?」

 

「まぁ、見てな。 せい!」

 

俺はあるとこに突きを入れた

 

なのは「え!?」

 

するとディバインバスターが消えた

 

「言っとくけどこれはただの突きだ」

 

ティアナ「なななな何をしたのよ!?」

 

「魔法の核を潰しただけ」

 

なのは「それなら!」

 

スバル「まさか、またスターライトブレイカーを打つ気なんでしょうか?」

 

「だろうな」

 

同じように刹那を構えた

 

ティアナ「まさか、アレを同じように消す気?」

 

「その通り」

 

なのは「スターライトブレイカー!!!

 

「見えた! せい!」

 

スターライトブレイカーの核に突きを入れた

 

ティアナ「ほ、ほんとうに消しちゃったわね……」

 

なのは「スターライトブレイカーも消せるなんて反則だよおお」

 

「俺には一度に一つしか消せないことが欠点だな」

 

なのは「こうなったら!」

 

なのははカートリッジを取り替えた

 

なのは「レイジングハート! フルリロード!」

 

スバル「なんかヤバそうな感じがします」

 

なのは「ディバイーーーーン、バスター!!!!!

 

「ならこっちはこれだな」

 

俺は魔法陣を展開した

 

ティアナ「なに、その魔法陣……見たことない」

 

「そりゃないだろ。 隠された場所のやつなんだし」

 

ティアナ「隠された場所?」

 

「内緒だ」

 

魔法陣の輝きが増した

 

「さて叫ぶのはいやだが仕方ない」

 

キャロ「叫ぶ?」

 

ファイナルマスターースパーーーーク!!!

 

スバル「あっちもすごいけどこっちも凄いの出した!?」

 

ディバインバスターとファイナルマスタースパークがぶつかった

 

エリオ「拮抗してる!?」

 

スバル「いや、刹永さんが押してる!」

 

なのは「そ、そんな!」

 

そしてそのままなのはを飲み込んだ

 

ティアナ「な、なのは隊長撃墜。 刹永隊長の勝利です」

 

「こんなもんだな」

 

なのは「どこが落としたのよ!」

 

「いや、一発で全員落とせる系の技は使ってないだろう?」

 

はやて「そういや、そうやな」

 

なのは「でも最後に使ったのは全員落とせるんじゃあ?」

 

「あれ直線攻撃だし予告線出るから簡単にかわせるだろ」

 

なのは「私当たったよ!?」

 

「そりゃ予告線無視して打ち合って負けたら命中するだろ」

 

ティアナ「打つ前に出てた細い線が予告線なのね」

 

「当たり判定の無いね。 次は隠れて聞いてた4人だな」

 

ティアナ「あたしたちも!?」

 

「設定は4対1だが実質1対1だから安心しろ」

 

ティアナ「どういうこと?」

 

「やればわかる。 というわけでさっきと同じ設定で模擬戦開始♪ 最初はメイルファーストでエリオから行くか」

 

エリオ「ぼ、僕!? ストラーダやるよ!」

 

「俺も槍で行くか」

 

永劫を構えた。槍の形で

 

ティアナ「どういうこと!?」

 

「俺のデバイスは好きな形状に出来るからな」

 

全員「ええええ!!!」

 

はやて「二刀流って書いてたやん!」

 

「二刀流とは書いたが『なんの』とは書いてないぞ」

 

エリオ「はあああ!」

 

気を取り直したエリオが突撃してきた

 

「よっと」

 

エリオ「まだまだ!」

 

エリオは追撃をしてきた

 

「成長してるね」

 

エリオ「ありがとう、ございます!」

 

会話をしながらエリオの攻撃を捌いていく

 

エリオ「はぉはぁ……」

 

「ちゃんと防御しろよ?」

 

エリオ「は、はい!」

 

「そんじゃ、ネイチャーフォース!」

 

エリオ「え、あ、うああああ!!」

 

はやて「エリオ、撃墜判定や」

 

「次はキャロだな」

 

キャロ「はい!」

 

「召喚対決でも良いんだが、フリードリヒが可哀想なことになりかねんのだが、どうする? こっちは異世界の竜王でも喚ぼうかと思ってるんだが」

 

キャロ「異世界の竜王です?」

 

「喚んでから決めるか。 こいバハムート」

 

はやて「ちょいまち! それはまずいやろ!」

 

「こいつだけどどうする?」

 

キャロ「フリードどう……フリード?」

 

フリードリヒは可哀想になるぐらいに縮こまっていた

 

「やっぱダメか。 すまんな戻ってくれ」

 

若干呆れたような雰囲気を出しながらバハムートは飛び立った

 

「うーん、キャロって攻撃系の魔法は使えないでしょ?」

 

キャロ「は、はい……」

 

「別に悪いことでは無いんだが……ヴォルテールならあるいはバハムートと戦えるかもしれんが多分来てくれないだろし、ここで喚ぶのは色んな意味でやばい」

 

キャロ「そうですね……あれ? なんでヴォルテールのこと知ってるんですか!?」

 

「内緒だ。 それにあれはあくまで似た人物が出る創作だから同じ場面になるかもわからんしな」

 

フリードリヒ「きゅぴ!」

 

キャロ「え? うーん危ないかもよ?」

 

フリードリヒ「きゅぴ!!」

 

何やら気合いが入っているフリードリヒ

 

(何を言ってるのかはわかってるが)

 

キャロ「フリードが真の姿で刹永さんと戦いたいって言ってますけど……」

 

「フリードリヒが良いなら良いんじゃないか?」

 

キャロ「それじゃあ、フリード頑張ってね」

 

キャロは竜魂召喚をした

 

《怪我無しモードでいくぞ、いくらなんでも可哀想だし》

 

永劫&刹那《了解》

 

「クロスディバイダー!」

 

フリードリヒは少しダメージを受けた

 

キャロ「フリード、頑張れ!」

 

フリードリヒはブラストレイを放ってきた

 

「星火燎原の太刀!」

 

ブラストレイをあっさりを打ち消し、そのままフリードリヒにダメージを与えた

 

フリードリヒは大きく仰け反った

 

「さて、終わりにしようか」

 

俺はフリードリヒを切り上げて槍で拘束し、大きく飛び上がった

 

「神技! ニーベルンヴァレスティ!!」

 

巨大な槍を召喚してフリードリヒに突撃した

 

「よっと」

 

フリードリヒは目を回しているが傷は負っていなかった

 

「これってどういう判定になるんだ?」

 

はやて「せやな……キャロの撃墜でええんちゃうん」

 

キャロ「えーと、それで良いです」

 

「では次はスバルだな」

 

スバル「はい!」

 

「こっちもこれでいくか」

 

永劫と刹那をグローブ型にした

 

《ついでにモードをいつも通りに》

 

永劫&刹那《了解》

 

スバル「ウイングロード!」

 

「なんかどこぞのジェットコースターみたいな道になってるな」

 

スバル「リボルバーナックル!」

 

「模倣、リボルバーナックル」

 

スバル「わ、私の技まで!?」

 

「出来て相殺か……やっぱり模倣系は威力が出ないな」

 

はやて「十分過ぎるやろ!」

 

「それじゃあ、いくぜ?」

 

スバル「あわわわわ」

 

「全身全霊全てを叩き込む! 殺劇舞荒拳!!」

 

スバル「きゃあああ!!!」

 

「ホームラン」

 

はやて「スバル撃墜判定や」

 

「さて、アクシオ、スバル」

 

気絶したスバルが運ばれてきた

 

はやて「なんやねんその魔法!?」

 

「まぁ気にするな。 さて次はティアナか」

 

ティアナ「よろしくお願いします」

 

「こっちはこれでいくか」

 

永劫と刹那を銃にした

 

「銃は苦手なんだが、まぁ良いや」

 

ティアナ(それなら私にも勝ち目が!)

 

「早速いくぞ! 全弾くらえ! ファイネストアーツ!」

 

ティアナに全弾を放った

 

ティアナ「ちょ、いきなり!?(でもこれで!)」

 

「リロード」

 

ティアナ「なにそれ!?」

 

「右に6発、左に6発、合わせて12発の弾丸がお前を襲うぜ。 ちなみに12発を耐えるなりかわすなりしてもお前の勝ちにはならないから気を付けな」

 

ティアナ(弾切れまで待って一気に仕掛ける)

 

《とか思ってるんだろうな》

 

永劫《あの男の真似だと最後は死ぬ気がするんですが?》

 

《平気だろ。 ミサイルとかではないんだし》

 

永劫《それもそうですね》

 

「そうそう言い忘れたがまともに受けたら一発で撃墜されるほどの威力を誇るからな」

 

早速永劫から一発放った

 

ティアナ「え、ちょ!」

 

ティアナはそれをギリギリ回避した

 

回避した先にあったビルが崩壊した

 

全員「はいいいい!?」

 

「とまぁ威力はこんな感じだ気を付けな」

 

さらに一発放った

 

ティアナ「くっ!」

 

ティアナはそれをかわした

 

ティアナ「フェイク・シルエット!」

 

4体のティアナが出現した

 

(騙されてやるか)

 

あっさりと永劫の弾丸を使いきった

 

ティアナ「クロスファイアシュート!」

 

6発の魔法弾を放ってきた

 

(まぁいっか)

 

刹那の弾丸も使いきった

 

ティアナ「仕上げ! クロスファイアシュート!」

 

12発の魔法弾を放ってきた

 

「リロードからの連打!」

 

ティアナ「これで、トドメよ!」

 

ティアナが後ろから斬りかかってくるのを感じとり

 

「はぁ……」

 

永劫と刹那を仕舞って腕にマナを溜めた

 

ティアナ「はああああ!!」

 

「オーラフォトンパンチ」

 

そのままティアナを振り抜いた

 

ティアナ「……」

 

ティアナは気絶した

 

はやて「ティアナ撃墜や。 新人チームの敗けや」

 

「なのはお前が運べよ。 目をかけてるのはお前なんだし」

 

なのは「わかったの」

 

「先に戻ってるなー」

 

はやて「おつかれ~」

 

フェイト「お疲れ様」

 

なのは「お疲れ様~」

 

キャロ&エリオ「今日はありがとうございました」

 

「糧になることを祈ってるよ」 

 

俺はトレーニングルームを出た




モード説明
ノーマルモード:非殺傷設定と同一のもの。基本はこのモード
フルモード:殺傷設定と同一のもの。基本的にはしない
怪我無しモード:何をしても傷を負わせることが無い。あくまで刹永の攻撃によって傷が負わないだけで落下などで打撲などは負う事はある
完全モード:世界の制限まで能力を解放。トリプルブレイカーを完全に無傷で防げる

銃型の永遠神剣ってあるんだろうか?

右が永劫、左が刹那です


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東方Project編
幻想郷入り


永夜異変までしか書きませんがそれ以降の異変にも関わってはいます

異変には関わってはいますが、刹永達は解決は絶対にしません(あくまでその世界の人の手で解決するという考えのため)

幻想郷ではエターナルの事が記憶が失われるという常識はありません。普通に覚えていられます

知っての通り幻想郷の戦いは基本的に非殺傷の戦いですので永遠神剣の能力は幻想郷用に調整されます

ちなみに幻想郷に着いてもすぐには動きません。 管理・維持をしている者達にに気付かせるためにわざと刹永は結界が崩壊しないように微量の力を放出しています

ミゥとしか会話してませんが皆いますが相変わらずミューギィは行きません。 行ってらっしゃいとは言ってますが行くのはどうせいつものごとく分身です

来たのは紅魔郷より前ですが吸血鬼異変よりかは後です

全員と言ってもミューギィは上記の通り行かないですし、刹那・永劫・調律は使い魔としての同行です

基本某3D弾幕動画を参考にしてますのでそちらを思い浮かべると良いかもしれないです


「唐突だが、新しい世界に行くぞ」

 

ミゥ「本当に唐突ですが、他の世界はどうするのですか?」

 

※この時点で二桁を超える世界に同時に行ってます。刹永だけでなくミゥ達もです

 

「フィードバックがあるんだし、問題ないだろ?」

 

ミゥ「それはそうなんですが……それでどこに行くのですか?」

 

「幻想郷に行こうと思ってな」

 

ミゥ「どういった世界なのですか?」

 

「簡単に言うと常識が非常識に、非常識が常識になっている世界だ。 簡単に言うと俺達の事を忘れない世界とでも覚えておけば良い」

 

ミゥ「は、はぁ……」

 

「今回は皆で行くぞ。 先に言っておくが幻想郷での戦いはかなり特殊だから俺の方で永遠神剣は調整しておく」

 

ミゥ「特殊ですか?」

 

「行けばわかる。 それじゃあ行くぞ」

 

ミューギィ「行ってらっしゃ~い」

 

刹永達は幻想郷へと向かった

 

?side

 

「!? 何この力は!?」

 

私は結界が崩壊しかねないほどの膨大な力を感じて飛び上がった

 

?「紫様、どうしました!?」

 

式神である藍が私が立てた物音に驚いて飛び込んできた

 

「いえ、何か途轍もない力の持ち主がきたようなので私自らが確認してまいります」

 

藍「は、はい、行ってらっしゃいませ」

 

size end

 

??size

 

「なんじゃこの力は……ふむ、どうやらここに害を及ぼそうとか考えてはおらんようじゃが……紫達だけだと心配じゃな」

 

size end

 

???size

 

「……」

 

??「隠岐奈様、どうされました?」

 

何やら力を感じて考え込んでいると二童子の一人が心配そうに話しかけてきた

 

「いや、少しな……紫も向かっているようだから私も向かうか」

 

??「それでは私達も」

 

「いや、お主達は留守番だ。 感じた力の強さを鑑みるに戦闘になったらお主達はおろか私でも一瞬で敗けるだろうからな」

 

??「は、はぁ……」

 

「では頼んだぞ」

 

私も力の元へと向かったが、出た先が龍神様の後ろだったのは予想外であった

 

size end

 

「さて幻想郷に到着だな。 よし、ここで少し待ってるぞ?」

 

ユーフィー「誰を待つのですか?」

 

「ここを作った者の一人だな。 そろそろ慌てて来るんじゃないかな?」

 

刹永の言葉に答えるように何者かが現れた

 

?「あなたね? 途轍もない力の持ち主は」

 

「正確には俺達だが、俺はこいつらのリーダーをつとめる刹永だ」

 

?「ご丁寧にどうも。 私は八雲紫(やくもゆかり)、この世界……幻想郷を管理・維持する者よ」

 

「警戒されてるな~、いや俺も同じことされたら最大限に警戒するけどな」

 

紫「単刀直入に聞くわ、あなた達は何者でここには何をしに来たの?」

 

「ここに来たのは簡単に言うと遊びにだな。 たまには(戦い方が)平和な世界に行くのもこいつらのために良いと思ってな。 俺達が何者かは今は内緒だ」

 

紫「(嘘は言ってないようね?)幻想郷に害を及ばさないのなら何者でも構いませんが幻想郷の事は知っていまして?」

 

「軽くは知っているが念のために説明よろしく」

 

紫「わかりましたわ」

 

~少女説明中~

 

「なるほど、ありがとう。ところで一応結界を壊さないように力の調整は行って来たが問題は無さそうか?」

 

紫「そうね……ふむ、問題は無さそうね」

 

「わかりやすく、一応俺達の能力は永遠を生きる程度の能力にしといてくれ。 他にもあるが、それは追々」

 

紫「……(確かにこの人達には生と死の境界は無いみたいね……それに……いえ)わかったわ」

 

「さて、とりあえずそこに隠れてる二人?にも許可をもらおうかな」

 

??「おやバレておったのか」

 

???「いつから気付いていたの?」

 

「ほぼ最初からかな」

 

??「それじゃあ名乗っておこうかの。 わらわは龍神と呼ばれておる者じゃ、そこな紫と共にこの幻想郷を管理・維持しておる」

 

???「それじゃあ私も名乗るとするかな。 私は摩多羅隠岐奈(またらおきな)、私も幻想郷を管理・維持する者だ」

 

龍神「最初から思っておったのじゃがお主達、本当に『人間』かのう?」

 

「妖怪では無いが、純粋な人間とも言いづらいのは確かだがな」

 

龍神「出来れば教えてほしいのう」

 

「最初に言っておくが俺達は『外』も含めてのこの世界の人間ではない、簡単に言うと完全な異世界人になるな。 さっきも言った通り、この世界及び幻想郷をどうにかする気は一切なく文字通りの遊びにきただけだ」

 

龍神「紫が確認したように嘘はないようじゃな」

 

「嘘つく意味も無いしな。 念のためかなり力も制限をかけているしな」

 

龍神「本来ならどうなるのじゃな?」

 

「何もしないならなんともないが力を使うと最悪幻想郷の結界が崩壊するな。 やろうとしたらあなた達3人もこの場で消し飛ばせるしな」

 

龍神「……喧嘩売ってるのかのう?」

 

「確かに今の状態だとわからんか……結界を崩壊させない程度に一時的に制限を解除してみるから力の差を確認してみればわかるかと」

 

俺は制限を解除した

 

龍神「んな! こ、この力は!?」

 

隠岐奈「これは、驚いたな」

 

紫「ここまで!?」

 

制限を再びかけた

 

「これ以上は結界がヤバいだろうな」 

 

龍神「た、確かに、本気を出せば我らを簡単に滅せる事が出来るな」

 

「とりあえず滞在していいか?」

 

龍神「そうじゃな、監視の目は常に付くことになると思うが、それでもよいならな」

 

「構わない。 それにスペルカードでの戦闘は面白そうだしな」

 

龍神「それも知っておるのか、まだ公布してなんぼもたっておらんはずじゃが」

 

「知ってるだけでスペルカード自体持ってるわけではないけどな。 知ってる理由は別世界においてはここに類似したフィクションがあるからな」

 

龍神「類似、とな?」

 

「パラレルワールドとでも思っておけばいい。 この先で起こる異変も知ってはいるが、関わる事はするかもしれないが基本的には事前に止めたり解決したりする気はない。 あくまで解決するのは幻想郷の者と思っているからな」

 

龍神「なるほどの。 念のため聞いておくがお主が解決するとしたらどういった時じゃ?」

 

「俺達と同じ存在が関わってる場合だな。 それが俺達の友人なら説明さえすればスペルカードの範疇で問題ないが敵対してるのだとスペルカードシステムを無視してでもさっさと世界から叩き出さないとヤバいからな。 そうなった場合は結界に一工夫してやるから崩壊はしないと思う」

 

龍神「よいだろう、お主達の滞在を許可しておこう。 気づいておるかもしれぬが、お主達がこの世界を出たとしても幻想郷の人間はお主達のことを忘れることはないぞ」

 

「たまには俺達の事を何もしなくても覚えてる場所があっても良いと思ってるから問題ないな」

 

龍神「隠岐奈や紫だと監視の役割はキツいかも知れぬから我が行うとするかの、どうせ暇じゃしの」

 

紫「龍神様がそういうなら私は何も言うことはないわね」

 

隠岐奈「紫と同じく」

 

龍神「紫は博霊の巫女に説明しとくようにの」

 

「俺達は正体を隠す気はないから全部説明しても良いぞ。 どうせこの後はスペルカードのブランクを貰いにいく予定だしな」

 

紫「わかったわ」

 

紫は隙間に入りどこかに消えた(博麗神社に向かった)

 

龍神「それでは存分に楽しむがよい。 ただ妖怪をあまり消滅させんようにな」

 

「消滅させて良い妖怪が出た場合は連絡くれ。 連絡がなければ消滅はさせない」

 

龍神「あい、わかった。 ではの」

 

龍神も何処かに去った

 

隠岐奈「私から言うことは無いな」

 

隠岐奈も帰っていった

 

「さて博霊神社に向かうか」

 

『は、はい』

 

俺達は博霊神社に向かった

 

~永遠者移動中~

 

「ここが博麗神社か」

 

??「あなたが紫の言っていた人達ね?」

 

「そうだ。 俺は刹永、こいつらのリーダーをしている」

 

??「私は博麗霊夢、ここの巫女で博麗大結界を維持・管理している者よ」

 

「紫から粗方聞いてるとは思うから説明は割愛で良いか?」

 

霊夢「構わないわ。 これがスペルカードのブランクよ」

 

霊夢は1枚だけ渡してきた

 

「ふむ、なるほど」

 

俺はそれを一人10枚になるように増やした

 

霊夢「なるほど、紫が1枚だけで良いと言った理由はこれね」

 

「そうだな……『あらゆる物を複製する能力』とでもしておこうか」

 

霊夢「早速能力が増えたのね」

 

「増えたというよりは元からあったのを名前を付けることでここに適応させる感じだな」

 

霊夢「その能力のことを一応聞いておきましょうか」

 

「簡単に言うと相手のスペルカードも複製して使うことが可能になる能力だな。 ただし複製元(オリジナル)と打ち合うと必ず打ち負けるという制限をかしているけどな。 ちなみに相手のスペルカードはブランクの枚数には関係ない」

 

霊夢「それじゃあ1枚だけ試してみましょうか。 霊符「夢想封印」!」

 

「いきなりかいな! まぁいいけど、模符「夢想封印」!」

 

霊夢の夢想封印に合わせて俺も夢想封印を発動し無事負けた

 

霊夢「本当に完璧に模倣するのね。 そしてそれとは無関係に増えるのね」

 

「オリジナルのスペカも考えとかないとな」

 

霊夢「そうしなさい。 それじゃあね」

 

霊夢は境内に入っていった

 

「さて人里に降りるか」

 

俺達は人里に降りていった




龍神と摩多羅隠岐奈は多分この先出ません。というか隠岐奈の口調がわからんです。隠岐奈は龍神の後ろに出ました

一応地位的には龍神>隠岐奈=紫としています
そのため龍神が滞在を許可した場合は隠岐奈と紫は反対出来ません(出来ないわけではないですが、今回は紫や隠岐奈の管轄を抜けてるので出来ません)

監視と言っても龍神が常に視ているだけです

龍神は会話の中で密かに刹永達を調べていました。 もちろん刹永達は気付いた上で放置してましたが

書くの面倒なので書いてませんがミゥ達もキチンと名乗ってます

龍神・紫・隠岐奈は『幻想郷の維持・管理』で博麗の巫女は『博麗大結界の維持・管理』です

公式設定としてスペルカードにブランクカードがあるかは知りません

模倣は全て模符になります。 符名が付かないやつも全て模符が付きます。 あくまでオリジナルには負けますが他のスペカには勝つことがあります(例を出すならマスタースパークでファイナルマスタースパークには勝てませんが夢想封印には勝てる可能性があります)


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紅霧異変

一気に日数飛ばします。こんな感じでEXも入れたりします

マジでオリジナルのスペカどうしよう
刹那・永劫・調律は剣符(刹那と永劫)、盾符(調律)で統一するから良いんだけど他が……適当で良いか(マテ)
オーラフォトンビームはマスタースパークに近い挙動になります。 マスタースパークより強いけどファイナルスパークより弱い位置付けにしてます
マナバーストはロイヤルフレアに近い挙動です

通常弾幕のシーンはカットしてます

難易度設定はしてません

地の文では名前は明らかになってますが、向こうが名乗るか誰かが名前を呼ぶまでは『?』表記です

使うスペルカードは適当です

「誰もいなくなるか」は魔理沙VSフランドールの某動画を思い浮かべると良いです(というよりそれをイメージしてます)

レミリアの過去については適当です


あれからスペカを考えたり、模擬戦を行ったりして過ごしていた

 

ちなみにお金が無いので手伝うのを条件に無料で旅館に泊めてもらっていた

 

ある日紅い霧が幻想郷を包んだ

 

「始まったか」

 

ミゥ「あの、これは?」

 

「紅魔館にいる奴が出した霧だな」

 

ミゥ「解決はしたらダメなんでしたっけ?」

 

「俺達はそうだな。 まぁ霊夢達と敵対するか霊夢達の手助けをするかはお前らに任せる」

 

ミゥ「刹永さんはどうするんですか?」

 

「その時になるまでは内緒だ。 さてとりあえず黒幕に会ってくる」

 

ミゥ「黒幕って……紅魔館の人達ですか?」

 

「そういうこと、そんじゃ行ってくる」

 

ミゥ「は、はぁ、行ってらっしゃい?」

 

俺は紅魔館に向けて出発した

 

「確かこの森は……」

 

????「あなたは食べて良い人間?」

 

目の前に闇を纏ったような金髪の小さな妖怪(ルーミア)が現れた

 

「ダメな人間だ」

 

????「なら殺して良い人間?」

 

「ダメな人間だ。 それであんた誰だ?」

 

????「ルーミア」

 

「俺は刹永。 それじゃあな」

 

ルーミア「折角だから遊んでいこ?」

 

「誘われたら断れないな。 んで何枚だ?」

 

ルーミア「うーん、1枚で」

 

「了解」

 

ルーミア「それじゃあ早速、月符「ムーンライトレイ」!」

 

「ふむ」

 

俺はルーミアの弾幕をかわしながらルーミアに通常弾幕を打った

 

ルーミア「はぅ!」

 

「俺の勝ちのようだな」

 

ルーミア「まーけーたー」

 

「多分近い内に多分博麗の巫女か普通の魔法使いが来るから遊んでもらえ」

 

ルーミア「わかったー」

 

ルーミアは闇に紛れて去っていった

 

「ふぅ~、さてこの先は……行くか」

 

そのまま進み霧の湖に到着した

 

???「あの~本当にこの先にいくのですか?」

 

肩には先ほど倒した緑色を基調とした妖精(大妖精)が乗っていた

 

「一応そのつもりだが?」

 

大妖精「そろそろあの子が来る気がするんですよね……来たら確実に勝負になりますし」

 

「まぁそうなったら離れるんだな」

 

大妖精「うーん、何故か離れたがいんですよね……何故でしょう?」

 

(自然由来の生物だと、影響されやすいのだろうか)

 

???「ここから先は行かせん!」

 

大妖精と雑談をしていると目の前に青を基調とした佇まいの妖精(チルノ)が現れた

 

「とりあえず名前を聞いておこうか」

 

???「あたいはチルノ! 最強の妖精だ!」

 

「俺は刹永。 この先の館に用があるのだが」

 

チルノ「ならあたいを倒して行くのだな!」

 

「まぁ良いが、何枚だ?」

 

チルノ「2枚だ」

 

大妖精「え? やるのですか?」

 

「折角だしな。 危ないから離れてるんだな」

 

大妖精「わかりました。 (あれ? そういえばチルノちゃんってあそこまで大きな態度とれたっけ? それに私もそうだけど妖精達が少し強くなってるような?)」

 

大妖精は首をかしげて離れた

 

(チルノも何故か色々強化されてる気がするな……とりあえず『自然由来の生物を強くする程度の能力』とでもしておくか。 違う気もするが)

 

チルノ「あたいの力を見な! 氷符「アイシクルフォール」!!」

 

チルノの左右から氷の形をした弾幕が飛んできた

 

(なるほど一定の位置で交差するのか、そうすると)

 

俺はチルノの目の前に立った

 

チルノ「かかったな!」

 

チルノは黄色の弾幕を放ってきた

 

「よっと」

 

それを交わすとこちらも弾幕を放った

 

チルノ「やるな! それじゃあ絶対零度より低い低温に凍えるがいい! 凍符「マイナスk」!!」

 

チルノから放たれた細長い弾幕が途中で破裂して大量の小さな弾幕になった

 

「よっと」

 

俺はかわしながらチルノにダメージを与えていった

 

チルノ「くっ、うおおおお」

 

チルノはさらに破裂しない弾幕を増やしてきた

 

「中々だな」

 

先ほどよりも余裕がなくなったが、それでもなんとかかわしながらチルノに攻撃した

 

チルノ「うわああああ!!!」

 

チルノは大きな声を上げながら落ちていった

 

大妖精「ち、チルノちゃん!」

 

大妖精はそれを追いかけていった

 

「勝った。 さて行くか」

 

俺はそれを見ると紅魔館に向けて飛んでいった

 

大妖精side

 

「チルノちゃん、大丈夫?」

 

チルノ「最強のあたいが負けるだなんて……」

 

(うーん、もしかしてあの人、手加減してたのかな?)

 

私はなんとなくそう思った

 

side end

 

しばらく野良妖精と戯れながら進むと門が見えてきた

 

「よっと」

 

地面に着地して門まで歩くとチャイナ服を着た女(紅美鈴)が寝ていた

 

「……勝手に入って良いのだろうか」

 

??「ダメです」

 

門の向こうにメイド姿の人間(十六夜咲夜)が立っていた

 

「これ起こして勝ったら良いのか?」

 

??2「そうね、勝てたら良いわ」

 

「気に反応しそうだから叩き起こすか」

 

俺は一瞬だけ美鈴に向かって殺気を放った

 

??1「!?」

 

すると美鈴が飛び起きた

 

??1「な、何事です!?」

 

??2「美鈴、あなたは門番としての自覚があるのですか?」

 

美鈴「さ、咲夜さん!?」

 

咲夜「とりあえずお仕置きは後でしますから、そこの人と勝負しなさい」

 

美鈴「え? あ、紅美鈴(フォン・メイリン)です」

 

「俺は刹永」

 

咲夜「門の向こうから失礼します。 十六夜咲夜(いざよいさくや)です」

 

美鈴「それで、ここには何をしに?」

 

「特には何も、強いて言うなら遊びにかな。 あ、先に言っておくが別にこれを消すように言うために来たわけでは無いぞ」

 

俺は紅い霧を指差しながら言った

 

美鈴「もしかしてもう計画始まってます?」

 

咲夜「はぁ……」

 

咲夜が頭を抑えながらため息をついた

 

「これ、門番としてどうなんだ?」

 

咲夜「私も今、それを疑問に思いました」

 

美鈴「二人してひどいです!?」

 

咲夜「とにかくその人と勝負なさい。 あなたが負けたら通しなさい。 もし勝ったらお仕置きは無しにしますが罰として通しなさい」

 

美鈴「結局通すのですか!?」

 

咲夜「あなたが居眠りしてなければ、帰ってもらうように言ってましたわ」

 

美鈴「うぐ」

 

咲夜「ところで、ずっと気になっていたのですが、何故そんなに妖精がくっついているのですか?」

 

「戯れてたらこうなった。 おい、お前ら巻き込まれるからどっか行け」

 

そう言うと妖精達は蜂の子を散らすように湖の方に飛び去った

 

美鈴「寝起きですから1「3枚よ」……とのことです」

 

「それじゃあ始めるか」

 

美鈴「それではいきます! 彩符「彩光乱舞」!」

 

軽くかわしながら1枚目をクリアした

 

美鈴「やりますね! 彩華「虹色太極拳」!」

 

少しヤバイところがあったがクリアした

 

美鈴「これでラストです! 彩符「極彩沛雨」!!」

 

「やば! 光符「オーラフォトンビーム」」

 

かわしきれなくなり、当たりそうになったのでスペルカードを使い弾幕を消しつつ美鈴を攻撃した

 

美鈴「ぐふ」

 

美鈴が大の字に倒れた

 

咲夜「美鈴に勝ったのでどうぞお入りなさい。 私は中でお待ちしております」

 

カーテシーをして咲夜は館に入っていった

 

「……まぁいいか」

 

気絶してる美鈴を見て放置することを決めて俺も館に入っていった

 

館の中は外見に比べて広く感じた

 

「……」

 

とりあえずまっすぐ歩いていたら大きな扉があったので開けて入った

 

咲夜「(予想より早い!?)お待ちしておりました」

 

一瞬だけ驚愕の顔をしたがすぐに戻してお辞儀をした

 

「次はあんたか?」

 

咲夜「お嬢様にお会いになりたいのでしたらそうなりますね」

 

「手っ取り早く尋ねるが、何枚だ?」

 

咲夜「そうですね……私もそれなりに忙しいので1枚で」

 

「あんたに『時』はいっぱいあるだろうに」

 

咲夜「!? それじゃあいきます! 幻世「ザ・ワールド」!」

 

そして時間が停止し、周りに大量のナイフ状の弾幕が出現した

 

(……そろそろかな)

 

咲夜が指を鳴らすと時間が戻ってナイフが一斉に向かってきた

 

「ふむ」

 

そしたそれらをかわしつつ咲夜を攻撃した

 

咲夜「くっ!」

 

再び時が止まった

 

(さてネタバラシと行くか)

 

俺は止まった時の中で動いた

 

咲夜「な!?」

 

咲夜は驚きのあまり、能力を解除した

 

「実はな俺にはあんたの能力は効かないんだ」

 

咲夜「どうして!?」

 

「この世界の人間じゃないのが一つの理由だろうな。 他にも理由はあるだろうが、まぁそういうわけだっと」

 

咲夜「はぅ」

 

デコピンをして勝負を終わらした

 

咲夜「最初から私の負けは決まってたんですね」

 

「残念ながらそういうわけではないがな。 さっきだって美鈴の弾幕に当たりそうになっただろ? それに『遊び』に『本気(殺し)』を持ち込んだらダメだろ?」

 

咲夜「相性が悪かったということね」

 

「まぁそういうわけだ。 それじゃあその『お嬢様』に謁見しますか、待ち構えているみたいだし」

 

咲夜「私はお先に失礼します」

 

咲夜は時を止めてレミリアの元へ行った

 

(行くのが丸見えなんだが、まぁいいか)

 

俺は咲夜に追い付かないようにゆっくりと歩いた

 

そして咲夜はある扉の前で解除しノックをしてから入っていった

 

(ふむここか)

 

俺は咲夜が入っていった扉の2つ先の扉(・・・・・)の前で少し待ち、ノックをした

 

????「お入りなさい」

 

「邪魔するぜ」

 

中に入ると驚きの表情をした咲夜と椅子に座ってふんぞり返っている少女(レミリア・スカーレット)がいた

 

咲夜「ごほん、こちらは私の主であるレミリア・スカーレット様です」

 

「刹永だ」

 

レミリア「レミリア・スカーレットよ、よろしくね。 永遠を生きる異世界人さん?」

 

「よろしくするかはわからんがな」

 

レミリア「あら、驚かないのね」

 

「むしろそっちが驚いているんじゃないか? 俺の運命が見えなくてな」

 

指摘するとレミリアは大きく目を見開いた

 

レミリア「バレてたのね」

 

「この異変だって、紫の依頼だろ? 紅い霧に影響されて体調を崩す人間はいそうだがな」

 

レミリア「そこまで知っているのね。 それでそれを止めにきたのかしら?」

 

「残念ながら違うな。 俺はこの先も関わりはするが異変を止める気は無い。 異変を止めるのはあくまでこの世界の人だ」

 

レミリア「それじゃあ何をしにここまで?」

 

「散歩」

 

レミリア「はい?」

 

「折角きたんだから楽しまないとダメだろ?」

 

レミリア「つまりは道楽?」

 

「そういうこと」

 

レミリア「それじゃあ私とも遊んでくれるかしら?」

 

「勝ったらこの館に自由に入れる権利をくれ、俺の知り合いの分も含めてな」

 

レミリア「知り合い?」

 

「俺と一緒にこの世界にきた連中さ。 俺含めて7人だな」

 

レミリア「それぐらいなら構わないわ」

 

咲夜「お嬢様、よろしいのですか!?」

 

レミリア「こいつの言うとおり、こいつの運命は見えないし、こいつの他にも見えないのが6人ほどいるわ。 おそらくその6人がこいつの知り合いというやつでしょうね」

 

「正解だな。 で、何枚でいく?」

 

レミリア「今後も考えて1枚でいくわ。 それじゃあ外に出るわよ」

 

そう言うなりレミリアは窓から外に出た

 

「……」

 

咲夜「……」

 

「500歳児に居眠り門番……命の恩人だからってよく仕えれるな」

 

咲夜「慣れました」

 

「そうか、待ちかねてるだろうし、行ってくる」

 

咲夜「行ってらっしゃいませ」

 

俺も窓から外に出た

 

レミリア「待っていたわよ」

 

「そうかそれじゃあ」

 

「「短い夜だがよろしく」」

 

レミリア「「紅色の幻想郷」!!」

 

「模符「幻想之月」」

 

陰陽玉から放たれる弾幕がレミリアを攻撃していく

 

レミリア「せい!」

 

「ふっ」

 

レミリア「くっ」

 

レミリアは墜落した

 

「俺の勝ちだな」

 

レミリア「私の負けね。 それじゃあ咲夜お願いね」

 

咲夜「かしこまりました」

 

「俺も今日はこれで帰る。 近い内にあいつらを連れてまたくる」

 

咲夜「それでは門までお送りいたします」

 

門まで行くと美鈴がまだ気絶して……否、眠っていた

 

「……」

 

咲夜「……永眠させてやろうかしら

 

「程ほどにな」

 

俺は帰っていった

 

すると背後から悲鳴が聞こえてきた

 

-----紅魔狂編-----

 

「よし、みんなで紅魔館いくぞー」

 

翌日俺はそう言って問答無用で紅魔館の前にワープした

 

ミゥ「問答無用ですか!?」

 

「サプライズだ」

 

ミゥ「誰にですか!?」

 

「というわけで、早速みんなで来たぞ。 咲夜」

 

咲夜「あらバレてましたか。 それではどうぞ」

 

ユーフィー「そこで寝てる人は……」

 

「ほっとけ」

 

咲夜「あらあら、後でキツく言っておきますね

 

「……行くぞ」

 

「は、はい!」×6

 

俺達が館に入るのと寸前くらいに悲鳴が聞こえてきた

 

ユーフィー「ぴゃ!」

 

少し進むと何故かレミリアが立っていた

 

レミリア「いらっしゃい。 歓迎しますわ。 あく」

 

「お前吸血鬼だろ」

 

レミリア「吸血鬼としてね」

 

どこかで聞いたことあるようなセリフを翼を出しながら言うレミリアにツッコミをいれたら言い直した

 

ミゥ(言い直しました!?)

 

ユーフィー(言い直したね)

 

ルゥ(言い直した)

 

「俺は図書館に行ってくるからお前らはレミリアと遊んでろ」

 

俺はさっさと図書館に向かった

 

レミリアside

 

「それじゃあ外に出て楽しみましょう」

 

「はい!」×6

 

「同時はキツいから一人ずつお願いね」

 

side end

 

図書館についた俺は扉をノックした

 

?????「誰?」

 

「客の刹永だ」

 

?????「あ~レミィが言ってた人ね。 どうぞ」

 

「失礼するぜ」

 

俺は図書館に入った

 

?????「一応名乗っとくわね。 私はパチュリー・ノーレッジ」

 

「さっきも名乗ったが刹永だ。 外で遊んでる6人共々よろしく」

 

パチュリー「それでなんのよう?」

 

「ちょいっとな」

 

俺は地下に向かうところを目指した

 

パチュリー「待ちなさい、そこから先は立ち入り禁止よ」

 

「知ってるよ。 この先に何があるのかもね」

 

パチュリー「それじゃあ何をしにいくのよ?」

 

「過保護過ぎてすれ違っている姉妹を仲直りさせにな」

 

パチュリー「……行くのなら私を倒して行きなさい! 火水木金土符「賢者の石」!」

 

「ふむ、光符「オーラフォトンビーム」」

 

パチュリー「え?」

 

面倒なので一瞬で終わらした

 

「大丈夫か~?」

 

パチュリー「むきゅ~」

 

「……大丈夫そうだな」

 

パチュリー「妹様をお願いね」

 

「安心しろ」

 

俺は地下に向かった

 

パチュリーside

 

「とんでもない人?ね……しかもあれで本気でないなんてね」

 

side end

 

レミリアside

 

「あ、あなたち、どんだけ強いのよ……」

 

ボロボロに負けて横たわる私はそう文句を言った

 

ミゥ「これでもこの世界、並びに幻想郷の結界が崩壊したい程度に抑えているのですが……」

 

6人は全員ピンピンしていた

 

「それじゃあ、あいつも?」

 

ミゥ「はっきり刹永さんは抑えた上に手加減してますね。 本気を出したら龍神様クラスでも一瞬で消滅させれますし」

 

「異世界人ってあんた達みたいなのばっかなのかしら?」

 

ミゥ「それに関しては私達が特別なだけかと思います。 同じような存在はいますし、レミリアさんに負けそうな人も知り合いにはします」

 

「あんた達が異変を解決する側でも起こす側でもなくて助かるわ」

 

ミゥ「起こしたとしても最後には負けるようにしますよ?」

 

「そういう問題ではないわ。 よいしょっと」

 

ミゥ「もう立ち上がれるのですね」

 

「強情張ってるだけよ。 これでもこの館の主だからね」

 

それからも私達は雑談を続けた

 

side end

 

「ここか」

 

俺はあえてノックをせずに部屋に入った

 

「あいつらには見せられない光景だな」

 

???「あいつらって誰?」

 

「俺の知り合いだ」

 

???「あんた誰?」

 

「俺は刹永だ。 あんたは?」

 

???「私はフランドール・スカーレット、気が触れてるからここに監禁されているの」

 

「そうか」

 

フラン「それじゃあ、遊びましょう!!」

 

「その前に枚数を言え」

 

フラン「10枚」

 

「それじゃあ遊ぶか」

 

フラン「禁忌「クランベリートラップ」!!」

 

「せい!」

 

フラン「まだまだいくよー! 禁忌「レーヴァテイン」!!」

 

フランは杖を剣状にして斬りかかってきた

 

「おわっと」

 

それをかわしながらフランに攻撃をくわえていった

 

フラン「次だよ! 禁忌「フォーオブアカインド」!」

 

フランが4人になり、それぞれが弾幕を放ってきた

 

「そっちが四人ならこっちも四人だな」

 

俺は3枚のスペルカードを取り出した

 

「永遠神剣「刹那」、永遠神剣「永劫」、永遠神剣「調律」」

 

俺の横に3人現れた

 

「これで4対4だ、いくぜ」

 

少しすると1対1になり、そして禁忌「フォーオブアカインド」をクリアした

 

フラン「4対1じゃなくて良いの?」

 

「見てたんならわかるが4対1だと楽しめないだろ?」

 

フラン「おかしな人だね。 禁忌「カゴメカゴメ」!」

 

檻のように弾幕が交差し、フランはそれを大きめの弾幕で壊すかのように撃ってきた

 

「なるほど」

 

特性を理解し、クリアした

 

フラン「フフフ、これは避けれるかな? 禁忌「恋の迷路」!」

 

フランは二種類の弾幕を放ち迷路のような形にした

 

「中々難しいが、避け方はわかった!」

 

宣言通り恋の迷路をクリアした

 

フラン「弾けろ! 禁弾「スターボウブレイク」!」

 

「やば! 光符「オーラフォトンビーム」」

 

フラン「私にはそんなのは効かないよ!」

 

1枚使わされ、フランには回避されたがなんとかクリアした

 

フラン「禁弾「カタディオプトリック」!」

 

(さっきのに比べたら!)

 

ギリギリではあったがなんとかクリアした

 

フラン「時計逆さまに回れ! 禁弾「過去を刻む時計」!」

 

フランは反対に回る時計のような弾幕を放ってきた

 

先ほどよりも簡単に避けてクリアした

 

フラン「秘弾「そして誰もいなくなるか」」

 

フランの姿が消えて弾幕が追ってきた

 

(確か時間まで逃げきるか俺が被弾するまで終わらないんだった、な!)

 

しばらく逃げているとフランが増えたかのように始点となる弾幕も増えた

 

(キッツ!)

 

なんとか逃げきるとそれらの弾幕が消えた

 

(来たか)

 

赤色の弾幕がやってきてリボンのような形で交差した

 

(さて次は)

 

青色の弾幕がやってきてそのまま交差した

 

(次は!)

 

緑色のの弾幕が動きながら交差した

 

(ギリギリだった!)

 

黄色の弾幕が捻れながら交差した

 

(さてこれで!)

 

フラン「まさか逃げ切れるんなんて。 これで最後」

 

「……」

 

フラン「QED「495年の波紋」!」

 

(確か始点から円状に広がって壁に反射する弾幕……だったな!)

 

最後言うだけあってかなり厳しかったがなんとかかわしきれた

 

「はぁ、はぁ」

 

フラン「あんた、強いのね」

 

「さてこっから遊びではなくなるかもな」

 

フラン「え?」

 

「少し我慢しろよ? せい!」

 

俺はフランの狂気を切り離すと同時にフランを抱えて離れた

 

フラン「いきなりなにするのよ!」

 

「すまんな。 それより見ろ」

 

俺は黒い霧状のやつを指差した

 

フラン「あれは……何?」

 

「お前の狂気であり、狂気に至らしめていたモノだ」

 

フラン「あれが、私の中に?」

 

「厳密にはあれもお前の一部だ。 切り離した以上アレはこの場で消すが、お前がこのままならアレは生まれ、再びお前を狂気で満たす」

 

フラン「どうすればよかったのよ!」

 

「ここは外の世界じゃないんだ、わかりあえるまで話し合え。 ダメならスペルカードバトルで戦えば良い」

 

フランと話してる内に黒い霧状のやつが徐々にフランの姿になっていった

 

フラン「あれは、私?」

 

「アレはお前で生まれたものだ。 それに500年近くもいたんだお前の姿になるのは当然だろ? 安心しろ一瞬でカタはつく」

 

俺は武器をそれに向けた

 

黒いフラン「■■■■■■!!!」

 

それに反応したのか《狂気》が叫びながら襲いかかってきた

 

「随分と年季が入ってるがまぁ良い」

 

黒いフラン「!?」

 

交差する時にそれを斬った

 

「だが、お前は長くいすぎた」

 

《狂気》は倒れたままフランに手を伸ばす

 

フラン「……」

 

「それはほっとけばもうすぐ消える。 そのまま消えるのを見守るか内に入れるのかは好きにしろ」

 

フラン「あんたは私?」

 

《狂気》「ワタシはアンタ」

 

フラン「……」

 

フランは手を伸ばした

 

《狂気》「!」

 

《狂気》は笑みを浮かべた

 

(自分の手で消すことを選んだか)

 

俺の目には狂気の目がフランの手にあるのが見えた

 

フラン「キュっとして」

 

《狂気》「!?」

 

フラン「ドカーン」

 

目を潰された《狂気》はそのまま消滅した

 

フラン「あんたはこのままだとアレはまた生まれると言った」

 

「事実だしな」

 

フラン「だからアレを自分の手で消したのはケジメのため、何となくわかる、アレは生まれちゃいけないもの」

 

「なら、どうする?」

 

フラン「手伝って! あいつと話をするのを!」

 

「手伝っても良いがもっと適任者がいる」

 

フラン「適任者?」

 

「しばらくすると金髪の魔法使いか博麗の巫女かどっちかは知らんがお前のとこにくるだろう。 そいつらに手伝ってもらえば良い」

 

フラン「強いの?」

 

「俺と比べたら弱いだろう、だが楽しめるはずさ。

それに今はお前の姉はある異変を起こしてる」

 

フラン「あいつが異変を?」

 

「起こした理由は……まぁはぐらかされるだろうけど自分で聞け」

 

フラン「このままだとアレが生まれるのよね?」

 

「数ヶ月くらいは生まれんよ」

 

俺は立ち去ろうとする

 

フラン「また、来てくれる?」

 

「気が向いたら話し相手くらいにはなってやるよ」

 

俺は立ち去った

 

パチュリー「ありがとう」

 

「なんのことだ?」

 

パチュリー「さっきとんでもない力が妹様から出て雲散した。 あなたが何かしたのよね?」

 

「トドメ刺したのは本人だけどな。 まぁ数ヶ月は平気だろう。 何かするなら早めにすることだな」

 

パチュリー「忠告どうも。 咲夜と相談するわ」

 

「そうしろそうしろ。 それじゃあな」

 

俺は図書館を出て玄関の扉に寄りかかり

 

「……そういうことだ。 二人の事を思うんなら行動することだ」

 

そう言って扉を開け屋敷の外に出た

 

するとユーフィー達が庭で仲良く寝ていた……何故か美鈴も一緒に寝ていた

 

「……」

 

俺が指を鳴らすとユーフィー達がどこかに消えてレミリアと美鈴が残った

 

レミリア「うにゅ?」

 

何かに気づいたのかレミリアが起きた

 

「おはよう」

 

レミリア「おはよ……ななななななんでここここに!?」

 

「いや、これから帰るとこなんだが」

 

レミリア「それにあの子達は!?」

 

「あいつらは強制的に転移させた」

 

レミリア「……ごほん、それじゃあまた会いましょう」

 

「じゃあな」

 

俺も転移した

 

数日後に霊夢がレミリアに勝って霧を晴らし、さらに数日後に魔理沙がフランに勝ってフランとレミリアの話し合いの場をもうけた

 

「それで、なんで俺がここに? 霊夢と当事者の魔理沙と紅魔館の連中だけでよくない?」

 

魔理沙「何言ってるんだ? あんたも見届け人だぜ」

 

「だからなんで俺まで?」

 

魔理沙「フランが言ってたぜ? 私が大人しいのはあんたのおかげだって」

 

「はぁ……まぁ関わった以上は仕方ないか」

 

レミリアとフランは話し合っているが徐々にヒートアップしていた

 

「やれやれ」

 

レミリア「えーいこの分からず屋! 神槍「グングニル」!!」

 

フラン「お姉さまこそ! 魔剣「レーヴァテイン」!!」

 

「模符「二重結界」!!」

 

俺は二人の発動にあわせて間に滑り込み二重結界を使った

 

レミリア「なっ! それは霊夢の!?」

 

フラン「あ、あんたは!?」

 

「熱くなりすぎだアホども」

 

「「なんですって!?」」

 

「まずレミリア、なんで本心を言わねぇんだ? 『フラン、あなたのことを守るため』ってな」

 

レミリア「!?!?!?」

 

指摘するとレミリアは顔を真っ赤にしながら背中を向けた

 

フラン「私のことが?」

 

「手段としては最悪ではあったが、お前を地下に幽閉しのも、究極的にはお前を守るためだ」

 

フラン「それじゃあなんで一度もこなかったのよ!」

 

「行かなかったんじゃなく行けなかったとしたら?」

 

フラン「え?」

 

「お前を幽閉してすぐかは知らんが、人間と吸血鬼とで戦いがあったのさ。 そしてその戦いには勝てたが当主とレミリア以外の候補が死に、レミリアが自動的に当主となったのさ」

 

フラン「なら戦いが終わってすぐに!」

 

「当主になるとなすんげー面倒なんだ。 他の吸血鬼の当主に当主になったことを発表しなきゃいけないんだ。 それも一人二人ではなく数千、数万と言う数のな」

 

フラン「……」

 

「そんで若いからか甘く見られてな。 他の吸血鬼に攻められたのさ。 そして外の世界に見切りをつけてレミリア達は館ごと幻想郷にやってきたのさ。 まぁレミリアの事を知らない別なところにいた吸血鬼も幻想郷に住み処を移してるがな」

 

レミリア「ちょ、なんでそこまで!?」

 

「きたらきたで今度は幻想郷の人間を支配しようとする別の吸血鬼と人間の戦いだ。 その時は来たばっかだから準備に時間がかかるとでも言ったんだろうけど、最後の方では少しは戦ったみたいだがな。 それが元でスペルカードバトルってのが発案されたのさ」

 

フラン「そんなことが……」

 

「今回の異変も最終的な目標はお前を外に出すことだ」

 

レミリア「!?」

 

フラン「私を?」

 

フランはレミリアを見ると眼があったようでレミリアは真っ赤な顔を背けた

 

咲夜「だからさっさと打ち明けるべきだと言ったではありませんか、お嬢様」

 

パチュリー「そうね。 打ち明けなかったからこんな公開処刑みたいなことになってるのよ」

 

レミリア「い、言えるわけないでしょ!? 私はこれでも当主なのよ!? 霧に色を付けただけの異変を起こしたのは長年閉じ込めてしまったフランを外に出すためだなんて!?」

 

咲夜「言っちゃいましたね」

 

パチュリー「言っちゃったわね」

 

「言っちゃったな」

 

「「「はぁ、やれやれ」」」

 

 

レミリア「ちょ! 三人してなによ!」

 

「どうせ幻想郷にはお前以外の吸血鬼がいないんだから当主とかどうでもいいだろうに。 だろ?紫」

 

紫「あら、気付いていたのね」

 

「殺したのか外の世界に送り返したのかは知らんがな。 どうせ今回の異変を持ち掛けたのはあんただろうしな」

 

紫「スペルカードバトルを浸透させるためよ。 それよりあれ、ほっといていいの?」

 

紫が扇子で指した先にはフランに殴られてふっ飛ぶレミリアがいた

 

「良いんじゃね? 殴られただけで許してくれるならな。 ネタにはされるだろうけどな」

 

霊夢「結局」

 

魔理沙「あたしら蚊帳の外だったな」

 

「解決したのはお前らだから良いじゃん。 そんじゃ、帰るわ」

 

霊夢「ええ、また」

 

魔理沙「また遊ぼうぜ」

 

「気が向いたらな」

 

俺は転移した




新しい能力を出しましたが本来の能力名ではありません。 後の話で本来の能力名が付きます
少しは少しです。 霊夢達に勝てるほどの強化は無いですし、永久的な強化では無いのでその内戻ります
大妖精とのバトルは割愛です。 所詮中ボスですし

美鈴戦までは完全ノーミスのノースペカです

妹紅や輝夜、永林に咲夜の能力が効くのは『この世界の人間』だからです。 下手したら能力的に輝夜は咲夜の能力を破れそうですが


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春雪異変

西行妖と幽々子の関係についての(多分)ネタバレがあります


紅魔異変からおよそ1年が経ったあるとき

 

ミゥ「突然なのですが、今って何月なのでしょうか?」

 

「5月だな」

 

ミゥ「5月なのに何故こんなに寒く、雪も降っているのでしょうか?」

 

「そりゃ、『春』を集めてあることをしようとしているのがいるからな」

 

ミゥ「もしかしてこれが『春冬異変』ですか?」

 

「その名称は後から付けられるやつだがな」

 

ミゥ「今回は何もしないのですか?」

 

「今回は見るだけだな。 さてそろそろあいつらが動き出す頃かな」

 

ミゥ「あいつらって誰ですか?」

 

「十六夜咲夜、霧雨魔理沙、博麗霊夢だな」

 

ミゥ「ついていって良いですか?」

 

「今回はあくまで観戦だけどな。 それでも良いならな」

 

ユーフィー「ミゥちゃんだけずるい! 私も行きます!」

 

「好きにしろ」

 

ミゥとユーフィーを連れてゆっくりと空を飛び冥界に向かった

 

「さて、この階段を登れば冥界だな」

 

ミゥ「飛ばないのですか?」

 

「たまには歩かないとな」

 

階段を登りはじめた

 

頂上付近になると戦闘をしているような音が聞こえてきた

 

「お、やってるな」

 

登りきると既に霊夢と刀を持った少女(魂魄妖夢)が戦っていた

 

ミゥ「えーと?」

 

「巫女が博麗霊夢で戦っているのが魂魄妖夢だな」

 

ユーフィー「あれで斬られたら痛そうです」

 

「痛いだろうな。 後で試してもらえ」

 

ユーフィー「いやですよ!?」

 

「で、あんたは参戦しないのか? 咲夜さん?」

 

咲夜「相変わらずあなたには私の世界がわかるのね。 それにその子達も気付いていたみたいだし。 霊夢が負けたら行くわ」

 

「それならあんたの出番はないかもな」

 

そういうと同時くらいに霊夢の封魔陣が妖夢を直撃して妖夢が落ちた

 

咲夜「そのようね」

 

「帰るのか?」

 

咲夜「霊夢が動いた以上はこの異変も解決するでしょうし、薪を買わないといけませんしね」

 

「そっか、またな」

 

咲夜「はい、ではまた」

 

咲夜は帰っていった

 

「さて俺達も行くか」

 

俺達も奥へと向かった

 

「お、丁度いいところに着いたな」

 

奥にたどり着くと霊夢と幽々子が会話をしていた

 

「花の下に還るがいいわ、春の亡霊!」

「花の下で眠るがいいわ、紅白の蝶!」

 

「始まったな」

 

霊夢は1度だけ当たったがそれ以外はかわしてクリアしていた

 

ミゥとユーフィーは幽々子の弾幕に見惚れていた

 

ミゥ「綺麗……」

 

ユーフィー「弾幕ってここまで綺麗に出来るんですね」

 

幽々子「桜符「完全なる墨染の桜 -開花-」!」

 

弾幕が進む度に幽々子の身体が透けはじめた

 

ミゥ「幽々子さんの身体が!?」

 

「封印が解けかけているんだ。 そして封印が解けたら幽々子は完全なる消滅を向かえる」

 

ミゥ「止めないんですか!?」

 

「心配するな俺が止めなくてもそんなことにはならない」

 

霊夢が夢想封印を放ち幽々子を撃破した

 

 

身のうさを思ひしらでややみなまし

 

      そむくならひのなき世なりせば

 

 

ミゥ「この声は……」

 

「来たか」

 

???「「反魂蝶 -八分咲-」」

 

ミゥ「あれは……幽々子さん? でも先程とは雰囲気が?」

 

「あれは生前の幽々子の姿だ」

 

弾幕が進む度に奥の桜(西行妖)から何かが舞っていた

 

ミゥ「あれは一体?」

 

「あの西行妖から舞っているのは『春』だ」

 

そして霊夢はすべてをかわしきり、西行妖からすべての春が抜け、枯れた

 

??「幽々子様ー!」

 

先程の刀を持った少女……妖夢が幽々子に駆け寄った

 

ミゥ「いつの間に?」

 

「枯れた事で再び封印がなされたから亡霊としての幽々子が現れただけだろう」

 

霊夢はその様子を見て少ししてからこちらに向かってきた

 

霊夢「やっぱりいたのね」

 

「今回は観戦者だけどな」

 

霊夢「それより手伝ってくれない?」

 

「何をだ?」

 

霊夢「紫に説教するのを」

 

「断る。 誘うなら魔理沙と咲夜にしろ」

 

霊夢「やっぱり断るのね。 そうするわ」

 

そう言って霊夢は去っていった

 

ミゥ「あっさりと諦めましたね」

 

「元々ダメもとだったんだろう。 俺達も帰るぞ」

 

???「ちょっと待ちなさいな」

 

「何か用か?」

 

幽々子「色々あるけれど、とりあえずひとつだけ。 あの桜の下にあるものを知っている?」

 

「知ってはいるが教えていいかどうかはそこにいる紫に聞け」

 

紫「あら、いつから気付いていたの?」

 

「最初から」

 

紫「(え? 最初から見てたことに気付いていたの!?)……ごほん、そ、それで幽々子の件ね? これさえ咲かなければ問題ないわね」

 

幽々子「珍しいわね? あなたが誤魔化すなんて」

 

「気にしたら負けだ。 さて許可も出たし話すか」

 

幽々子「お願いね」

 

「その桜の下に埋まってるのはお前の死体だ。 そしてこの桜の木……西行妖の封印の礎にされている」

 

幽々子「何故そんなことを?」

 

「この西行妖は、人の生命力を吸い付くして成長する妖怪桜だからな。 それの封印をするのにお前の死体が使われた」

 

幽々子「何故私なの?」

 

「その理由までは知らんが、お前の能力が関係してるんじゃないかと思ってはいる」

 

幽々子「それで、何故咲かせたらいけないのかしら?」

 

「咲くと封印が解ける。 封印が解けると下手したら幻想郷に住む人間が全員死ぬことになるかもしれんな。 それにお前自身が消滅するしな」

 

幽々子「私が?」

 

「封印が解けるということはお前の死体が解放される事に……簡単に言うと生き返る事になる。 そうなるとお前は時の流れによって転生する間もなく消滅する事になる」

 

幽々子「……」

 

「ま、そういうわけだ、この世を楽しみたいなら咲かせないことだ」

 

妖夢「幽々子様……」

 

幽々子「ところでずーと考えていたのだけれど、あなたは何者なの?」

 

「はい?」×3

 

幽々子「あの桜を咲かしてはいけないのと桜の下に『私』がいるのはわかったわ。 でも何故かあなたには私の能力が効かないのよね……紫や妖夢には効くのだけれど」

 

紫「幽々子、あなたの能力を相殺するのは大変なんだからやめてくれないかしら?」

 

幽々子「でもこの人に使ったときには何もしなかったじゃない」

 

「めんどいから紫から聞いてくれ」

 

紫「私に投げないでくれます!? それに紅魔館の人達には自分で言ってたじゃない!?」

 

「幽々子と紅魔館の連中だと前提が違うわアホ。 紅霧異変の時は俺も一応関わってたし、レミリアやフランとも戦ったしな。 今回の幽々子の起こした異変には俺は関わってないからな」

 

紫「それは、そうだけど」

 

「じゃあな」

 

紫「ちょ、まちなさ……!」

 

紫の言葉を無視して転移した

 

幽々子side

 

「変わった人……人達ね」

 

紫「彼……彼らは幻想郷の外を含むこの世界の人間じゃないからね」

 

「あら、そうなの?」

 

紫「それに彼らは不老不死よ。 でも蓬莱人ではないし、蓬莱の薬を飲んでもいないわ」

 

「だから彼らには私の能力が効かなかったのね」

 

紫「そういうことよ」

 

「せっかくだからこの世でも楽しむとするわ」

 

紫「ほどほどにお願いね」

 

「異変はもう起こさないわ」

 

紫「それは本当にお願いね」

 

紫は疲れた様子でいなくなった

 

妖夢「あの、幽々子様」

 

「あら妖夢、なにかしら?」

 

妖夢「彼らに勝てるでしょうか?」

 

「無理ね」

 

妖夢「え?」

 

「紫の言う通りなら弾幕バトルとしてなら私達でも勝てるようにしてくれてるでしょうけど、本当の意味での殺し合いとなったら、敵うものはいないでしょうね」

 

妖夢「それでは危険ではないのでしょうか?」

 

「危険な存在ならそもそも紫が受け入れるわけないわ。 それに龍神もあのような力を持ちすぎている存在を見逃すわけないわよ。 それでもこの世界にいるということは既に話はついているということよ」

 

妖夢「は、はぁ……」

 

「ふふ、あなたにはスケールが大きすぎたわね。 彼らはただ単に道楽をしに来ているということを覚えていれば良いわ。 さてお腹が空いたわね、妖夢、夕餉の準備をお願いね」

 

妖夢「は、はぁ、わかりました」

 

「ふふふ、これから楽しみね」

 

side end

 

~幻想~

 

ある日、俺は『文々。新聞』を広げていた

 

「ふむふむ、霊夢と魔理沙と咲夜が近々紫に挑むみたいだな」

 

ミゥ「それに載っているのですか?」

 

「ああ」

 

俺はミゥ広げていた『文々。新聞』を見せた。 そこには『現界と冥界の結界に穴を空けた紫をぶっ飛ばすから魔理沙と咲夜は協力しなさい』という霊夢のメッセージが書かれていた

 

ミゥ「霊夢さん、凄く上から目線で命令してますね」

 

「気にするな。 さて行くかな」

 

ミゥ「参戦するのですか?」

 

「今回も見に行くだけだな。 あいつらも出発したみたいだし」

 

ミゥ「折角なので私も行きます」

 

「それじゃあ行くぞ」

 

ミゥ「はい」

 

俺とミゥは霊夢達と紫が戦う場所へと向かった

 

しばらく進み、階段を登っていると戦っている音が聞こえてきた

 

ミゥ「まだ階段ですよね?」

 

「藍だろう。 とりあえず行くぞ」

 

俺達が着くころには藍が敗けていて霊夢達は既に紫の元に向かっていた

 

「随分とボロボロだな」

 

藍「あ、あなた達は、紫様のおっしゃっていた、人達ですか?」

 

藍は疲れているのか息も荒く、フラフラしながらも僅かに臨戦態勢をとった

 

「そうだ。 俺達は別にどっちらかに加勢しようってわけじゃなくただの見学だしな」

 

藍「し、信用出来ません」

 

「なら着いてこい……と言いたいが紫に霊夢達との戦闘中に呼ばれるだろうから今の内にある程度回復しとけ」

 

藍「……紫様が負けるとでも?」

 

藍は妖力を出しながら睨んできた

 

「殺し合いではなく弾幕バトルだからな。 紫が負けることもあるだろう。 それに今回の異変はある意味では紫のせいでもあるし」

 

藍「た、確かにそうですが……!」

 

「さっきも言ったが俺達は別に邪魔しにいくわけでもどちらかに加勢しにいくわけでもない。 ぶっちゃければ紫が勝とうと霊夢達が勝とうとどうでもいい」

 

藍(ホントにぶっちゃけましたよこの人!?)

 

「そっちが万全の時に遊ぼうぜ」

 

藍「は、はぁ……」

 

困惑している藍を置いて俺達は奥に向かった

 

「お、やってるな」

 

奥につくと既に始まっていた

 

ミゥ「えーとこれは罔両(もうりょう)「ストレートとカーブの夢郷」でしょうか?」

 

「多分な。 お、抜けたな」

 

紫「罔兩「八雲紫の神隠し」」

 

少しして霊夢が被弾して地面に落ちた

 

魔理沙「霊夢!?」

 

魔理沙は霊夢に気をとられて紫を見失ってしまい、辺りを見渡した

 

紫「これで終わりね」

 

紫は魔理沙の後ろに出てきた

 

魔理沙「くっ!」

 

「来たな」

 

咲夜「あらあら、ギリギリだったわね」

 

魔理沙「咲夜!? 遅いぞ!」

 

咲夜「準備に手間取ったのよ。 それよりこれを霊夢に」

 

魔理沙「わかったぜ」

 

魔理沙は咲夜からアイテムを受け取り霊夢のところに向かった

 

咲夜「二人が戻るまで私が相手になります」

 

紫「ふふ、良いわよ」

 

紫が後ろに出ると咲夜は時を止めて紫の死角に出るのを繰り返した

 

魔理沙side

 

「霊夢ー! 大丈夫かー!」

 

霊夢「油断したわ。 ところで今戦っているのは誰?」

 

「咲夜だぜ」

 

霊夢「ようやく来たのね」

 

「それよりほれ、あたし達も早く戻るぞ」

 

霊夢「それもそうね」

 

side END

 

「お、ようやく三人が揃ったな」

 

霊夢「さぁ、いくわよ!」

 

紫「三人は卑怯ではなくて?」

 

霊夢「本当にそう思ってる?」

 

紫「どうかしらね? それではかかってらっしゃい」

 

三人は弾幕をかわしたり、結界で防いだりしつつしのいだ

 

紫「罔両「禅寺に棲む妖蝶」」

 

少しして魔理沙が被弾した

 

ミゥ「なにか話し合ってますね」

 

霊夢がなにかを咲夜に渡した

 

霊夢「一矢報いるわよ!」

 

魔理沙が上からスペルカードを使った

 

魔理沙「くらえ! 星符「ドラゴンメテオ」!」

 

紫「効かないわ」

 

紫は隙間を開いた

 

咲夜「「咲夜の世界」」

 

咲夜は時を止めて霊夢から渡された札を隙間の前に置いて結界を展開した

 

咲夜が指を鳴らすと時が動きだし、魔理沙のビームが祖の中に入った

 

霊夢が紫の横に移動し、結界を展開した

 

霊夢「いくわよ! 境界「二重弾幕結界」」

 

霊夢の結界から魔理沙のビームが出てきた

 

「上手いな」

 

紫「やるわね」

 

紫は霊夢達から距離をとった

 

霊夢「逃がさない!」

 

霊夢は手に陰陽玉を持ち、紫よりも高く飛び上がった

 

霊夢「宝具「陰陽鬼神玉」!」

 

ミゥ「大きいですね……」

 

紫「隙だらけね」

 

魔理沙「お前の方がな!」

 

紫は霊夢を攻撃しようとするが魔理沙がそれを阻止する

 

紫(厄介ね)

 

咲夜「メイド秘技「殺人ドール」!」

 

さらに咲夜が時間を稼ぐ

 

紫「くっ!」

 

霊夢「食らいなさい!!」

 

紫(逃げれない!)

 

ミゥ「流石の紫さんもあれを食らっては」

 

「ノーダメージではいられないだろうな」

 

紫「やるわね。 それじゃあ私も少しは本気を出そうかしら? 魍魎「二重黒死蝶」!」

 

広範囲に渡って赤と青の蝶型弾幕がばら蒔かれた

 

紫「あなたたちにかわしきれるかしら?」

 

紫はそれを操り、交差させた

 

少しすると紫は紫と緑の弾幕をばらまき、それに咲夜が当たってしまった

 

魔理沙「こりゃきついぜ! 恋符「ノンディレクショナルレーザー」!」

 

霊夢の攻撃でスペルカードが終了した

 

霊夢「まだまだ!」

 

紫「空餌「中毒性のあるエサ」」

 

紫は霊夢の弾幕をすべて消した

 

魔理沙「隙ありだ! 魔符「オーレリーズサン」!」

 

紫「よっと」

 

魔理沙の攻撃をかわして魔理沙の後ろに出た紫

 

紫「ついてこれるかしら?」

 

魔理沙「いくぜ! 彗星「ブレイジングスター」!」

 

魔理沙の突撃が紫に命中した

 

紫「くっ」

 

その瞬間に紫の周りにナイフが現れ、紫に飛んできた

 

咲夜「これならどうかしら?」

 

紫「出番よ! 式神「八雲藍+」」

 

藍「さっきの借りを返します!」

 

橙「わたしも頑張ります!」

 

紫「これで三対三ね」

 

橙と魔理沙、藍と咲夜、紫と霊夢に分かれた

 

--------------

橙「鬼神「飛翔毘沙門天」!」

 

魔理沙「まだまだだぜ!」

 

橙「鬼符「青鬼赤鬼」!」

 

魔理沙「やるな!」

--------------

藍「式神「十二神将の宴」」

 

咲夜「中々難しいわね! でも時を操る私には敵わない!」

 

藍「少しは働かないといけませんからね!」

 

咲夜「それはこちらも同じ!」

--------------

紫「廃線「ぶらり廃駅下車の旅」」

 

霊夢「くっ!」

--------------

「魔理沙と橙は魔理沙の勝ちか」

 

ミゥ「咲夜さんと藍さんは咲夜さんの勝ちみたいです」

 

紫「これならどうかしら? 「人間と妖怪の境界」」

 

霊夢達の周りに結界と小さい弾幕が現れ、徐々にその幅を狭めていった

 

紫「ふふふ」

 

さらに紫は蝶型弾幕を放った

 

「そろそろ終わりだな」

 

そして結界が解けると同時に3人が飛び出してきた

 

紫「誰かは落ちると思ったのだけれどやるわね。 結界「生と死の境界」」

 

少しすると紫は弾幕を追加した

 

魔理沙「くっ! 流石にこれは!」

 

紫「まだまだいくわよ?」

 

さらに弾幕を追加した

 

魔理沙「なっ!」

 

魔理沙が被弾した

 

咲夜「魔理沙!? っは!」

 

被弾した魔理沙に気をとられて咲夜も被弾した

 

「魔理沙と咲夜はこれで終わりだな」

 

霊夢「くっ!」

 

霊夢の攻撃でようやく突破した

 

紫「やるわね霊夢。 それでは最後に私の奥義を見せましょう。 紫奥義「弾幕結界」」

 

霊夢「これさえ凌げれば!」

 

そして霊夢は耐えきった

 

紫「あらあら負けてしまいましたね」

 

霊夢「さて仕事してもらいましょうか?」

 

紫「言われなくてもするつもりだったのに」

 

その後も紫は霊夢の言葉をのらりくらりとかわした

 

霊夢「はぁ、とりあえず勝手に結界に穴を空けたりしないでね」

 

紫「あら、闘う前に私が空けた、っていいませんでしたか?」

 

霊夢「帰って寝てろ!」

 

「まぁ、言いたくなる気持ちはわかるが落ち着け」

 

霊夢「あらいたのね」

 

「最初からというわけではないけどな」

 

紫「参戦してもよかったのに」

 

「今回の一連の異変については関わる気は無かったしな。 これで良いんだよ」

 

紫「それでは次に起こるかもしれない異変には関わるのかしら?」

 

「異変によるな。 ただまぁ予想通りなら関わるかもな。 確かめたいこともあるし。 まぁ解決はしないがな」

 

霊夢「確かめたいこと?」

 

「その時になったら言う。 まぁもし出会ったらよろしくな」

 

霊夢「もう帰るのね」

 

「これ以上いても仕方ないしな」

 

霊夢「そう、それじゃあさようなら」

 

俺達は帰った




次は永夜抄


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