ベルくんとヒロイン達の睦言 (黒巛清流)
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レフィーヤ編
レフィーヤ・ウィリディスの秘め事(1)


一発目はダンまちで一番好きなキャラのレフィーヤさん。

ベルレフィが好きすぎたので書きたかった。
もっともっとベルレフィはイチャイチャするんだ。

R-18の練習をしたかった


「ねぇねぇ、レフィーヤ最近綺麗になったよね」

「え、そ、そうですか?」

 

ここは昼過ぎのロキファミリアの食堂、昼食後にティオナはレフィーヤを見ながらそう呟く。

そういうレフィーヤは頬に手を当てて首をかしげる。レフィーヤは外行きの服を着ており、これからどこかへと出かけるようだ。

 

「うん、肌の艶もよくなったし何か始めた?」

「え、えぇっと…とくには何も…」

「それにこれから出かけるの? 外行きの服だし、もしかしてデート?」

「あ、あのえっとその…い、行ってきます!」

 

質問攻めにあったレフィーヤは目をぐるぐるとさせるともはや答えられないと思ったのか急いで外へと走っていった。ティオナの後ろからティオネがあきれたような声を上げる。

 

「質問しすぎよ、レフィーヤが困ってたじゃない?」

「えー、でも気にならない?」

「どうせアイズとでしょ? あそこまで気合入れてるんだし」

「…私がどうかした?」

 

二人がそういう話をしているとアイズがいつも通りの服のまま食堂へとやってきた。

二人に対して首をかしげる。

 

「あれ? ねぇねぇアイズ。今日レフィーヤと何か約束してる?」

「え? してないよ。ダンジョンに潜るか聞いたら明日は用があるから無理っては言われたけど」

「レフィーヤがアイズの誘いを断った!?」

 

するとティオナとティオネは互いに顔を見合わせ

 

「やっぱりおかしいわよ、いったい誰と会うのかしら」

「うん、気になるよね。でも今日はダンジョンに行かないといけないよ」

「アイズは…非番だったわよね…!」

「え…うん」

「「お願いがあるんだけど…!」」

 

 

 

 

 

 

 

「…なんで」

 

アイズは一応変装をしてレフィーヤを追っていた。双子に頼まれたからだが正直本人も何故尾行しているかはさっぱりわかってない。

レフィーヤはとある場所に到着すると髪形をいじったり服装を何度も見直したりしている。その様子を観察しているとそこに一人の少年が駆け寄ってきた。雪のような白い髪と真紅の瞳を持ち、華奢な体格をした兎のような印象を受ける。

 

「レフィーヤさんごめんね。少し遅れちゃった」

「いいえ、私も今来たところですよ。じゃ、行きましょうか」

 

 

 

 

 

「…ベル?」

 

レフィーヤが待っていた相手はベル・クラネルだった。二人は腕を組みながら街へと繰り出す。

 

 

 

 

二人は楽しそうに笑顔で会話をしながら服屋や小物の店を回っている。

今は出店でクレープを買って二人で食べていた。あ、いま食べさせあっている。

 

「…じゃが丸くんの方がいいのに」

 

そういいながらアイズは近くの出店で買ったじゃが丸くん小豆クリーム味を食べていた。

そのまましばらく追っていると二人の様子、正確にはレフィーヤの様子がおかしい。頬を真っ赤に染めてどこかしら妖艶な雰囲気を放っている。アイズはそういう感情に詳しくないためか暑いのかなと思っている。

 

そしてレフィーヤはベルの手を引き、林の中へと入っていった。

そこでアイズは思い出す、あそこには確かちょっと木が開けたところにベンチが一つあってお昼寝に最適な場所だった。アイズもたまに昼寝をしていたことを思い出す。

 

「ベル達もお昼寝かな」

 

しばらく待ってみたが流石にもう帰ろうかと思って最後にどんなことしてるのかなと近づいた瞬間。

 

「…あっ…ん…っ!」

「…え」

 

レフィーヤの妙に艶っぽい声と手を叩くような音に脳に甘く響く水音がアイズの耳に届く。聞いていると何故かアイズは頬を赤く染め、自身の下腹部を押さえた。アイズ自身も何故そのような行動をとったか分からないのか目を白黒させている。

 

「…ん、んぅ…んん……っ! あっ…!」

「……っ! うあっ…! レフィーヤ、さん…っ!」

「あ…あぁ、あぁぁ……っ! い…イク…っ!」

 

その二人の声と同時に叩く音と水音が収まった。アイズは自らの異変に混乱しながらもベンチがあり二人がいるはずの場所を見た。

 

「...っ!」

 

そこには半裸の二人がいた。レフィーヤはベンチに片手を置き、もう片手はベルに掴まれている。腰は後ろに突き出しており。ベルの腰と合わさっていた。二人は息を荒くしており頬を赤らめている。

 

「まだ…できますか…?」

「うん…まだ、出来るよ…もう一回…したい?」

「うんっ♡ もう一回…して?」

「動く…よ…っ!」

「あっ…!」

 

そう二人が会話をするとベルが腰を動かし先ほどの叩く音と水音が聞こえ。じゅぷっ、ぶちゅっ、という音がアイズの耳から脳を犯す。ベルの腰がレフィーヤの腰を叩くたびにレフィーヤの口から官能的な声が漏れる。

 

「はぁ...っ! あっ...! 三回目ぇ...なのにぃ、硬いまま...あん...っ!」

「......っ」

「あぁん...っ!」

 

ベルが腰に当てていた左手を離し。15歳にしては豊満なレフィーヤの胸を掴み、レフィーヤは歓喜の声をあげた。

レフィーヤの顔は蕩けきっていると言ってもいい表情をしており口元からは涎が垂れている。

 

「ベル…」

「レフィーヤさん…んっ」

 

レフィーヤが体を起こし顔をベルの方へと向けて口を合わせる。性知識が乏しいアイズでもキスのことは知っているが

 

「……んむ、むぅ、んちゅ」

「ん…じゅる…んむ…」

 

二人は互いに舌を伸ばし絡ませていた。ベルはぴちゃぴちゃと音を立てながら舌を絡ませ腰を動かし、胸を揉む。三か所を同時に攻められているレフィーヤは喘ぎ声を漏らしながら自らも腰を振る。顔は蕩け口元からは涎が垂れており、太ももには透明な液体が伝っている。

互いに口を離すと銀色の糸が引いており、ぷつりと切れて互いの胸元へとかかる。

 

「レフィーヤ…さん…っ! もう…で…っ!」

「いいです…よぉ…っ! いっぱい…最後まで…中…でぇ…っ!」

 

ベルが腰を動かすのを速めていき。ぶちゅぶちゅという音がだんだんと大きく速くなっていき。レフィーヤの声がどんどん大きくなる。

 

「ベル…っ! 奥にぃ…っ! 一番…奥にぃ…っ!」

「レフィーヤさん…っ! 出る…っ!」

 

ベルがレフィーヤの両腕を遠慮無く引っ張るのと同時に、力いっぱい腰を打ち付けた。

 

「んはぁぁぁあぁぁっ!?」

 

どちゅんと言う音を立てるとレフィーヤは体を大きくのけぞらせて全身を激しく痙攣させる。ベルがびくんっと数回体を震わせるとそれに合わせてレフィーヤも体を震わせる。しばらくするとベルはちゅぽんと音を立てながら腰を引く。

 

「(……うわわっ)」

 

アイズはレフィーヤから腰を離したときに現れたベルのモノに顔を赤らめる。存在は知っていたが直視したのは初めてだ。

 

「……んんっ」

 

ベルが腰を引いたらベルのモノが栓の代わりになっていたのか白くてドロッとしたものがレフィーヤのふとももを伝い地面へと垂れる。それすらも快感となっているのかレフィーヤは体を震わせている。

 

「気持ち…よかったね。ベル♡」

「うん、レフィーヤさんも満足できてよかったね」

「うん♡」

 

二人は再度キスをし、衣服を整えるとレフィーヤはベルの腕に抱きつきながら外へと戻っていった。これから帰る前にお風呂に行くらしい。

 

「………」

 

アイズは先ほどまで二人がまぐわっていた場所へと歩を進め、レフィーヤから垂れた液体を見る。

 

「……はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…!」

 

アイズは自分の息が荒くなっていることに気が付いた。その液体を指で救う。

 

「…はぁ…はぁ…」

 

アイズはその液体に鼻を近づける。そして息を荒くしながら匂いを嗅いだ。

 

くんっ

 

「…………ッ!!??!?!?」

 

その匂いに全身が震え思わず自らの体を抱きしめる。びくびくと震えさせ。その衝撃に頭が混乱する。

正直に言うならひどく生臭い臭いがした。だがもっと嗅いでいたくなるなるような匂い。もっともっと嗅ぎたいと体が訴えている。

 

「なに…これ…」

 

アイズは再度下腹部、正確には先ほどレフィーヤがベルのモノを差し込まれていた場所に手を当てる。

くちゅり…

触ったところは湿っておりアイズはそのことに驚く

 

「私の体…おかしくなっちゃった…?」

 

その後、アイズはふらふらしながら黄昏の館へと帰宅した。




ベルレフィもっと増えるんだ

ハーレム展開とかもいいかもなぁ…
とりあえず、アイズさんは性知識がかなり低いってことでよく分かってませんが体は正直なようです。

本来はアマゾネス姉妹に尾行させようと思ったけど二人の口調が分からなかった。
2~4話で時たまに投稿できたらいいなぁ…


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レフィーヤ・ウィリディスの秘め事(2)

これ系列の話におそらくヘスティアとロキなどの神様勢は対象キャラではない場合は登場すらしないと思われます。嘘看破とかが恋愛関係がめんどそうなので
つまりヘスティアはともかくロキは...待てよ、これは未開の世界であるベルロキが...

いや、止めておこう。
今回はちょっと彼の話と続きを

ベートがレフィーヤに対してなんと読んでるのか分からないので作中では(色)ボケエルフと呼びます。



日間ランキング二位になってました。みなさま本当にありがとうございます。
そして最近上がったR-18ダンまちSSの方がベルレフィを書いていると聞いたのでモチベが来ました。


~ 二ヶ月前 ~

 

「...うへへへ」

 

とある日のロキファミリアの食堂にて、レフィーヤ・ウィリディスは浮かれていた。それはもう盛大に浮かれていた。

前日の夜、恋仲であったベル・クラネルととうとう一線を越えることが出来たのである。レフィーヤから誘うことにはなったが後はベルがリードしてくれていた。互いに初めてということもあり、少しはぎこちなくレフィーヤも恥ずかしがっていたが最終的にはベルの上で淫らに踊っていたので問題はなさそうだ。

つまりレフィーヤはいまとても幸せなのである。昨日帰るのが遅くなり湯浴みが出来ずに服を変えただけだが朝の訓練終わりの後に湯浴みをすれば良いかなと楽観的に考えていた。

 

そのままスキップでもしそうな雰囲気で訓練所に向かおうとする。すると

 

「おい」

 

不機嫌丸出しといった声色で呼び止められた。周りには誰もいないので自分が呼ばれていると知ったレフィーヤは誰の声なのか即座に理解しながら先ほどのほわほわオーラが消え去り不安げな表情で後ろを向く。

そこには【凶狼】の二つ名で知られるベート・ローガが不機嫌を一切隠そうとせずにレフィーヤを睨んでいた。

 

「な、なんでしょうか」

 

レフィーヤが何を言われるかとびくびくしながらも答えると

 

「今すぐに風呂に入れ、くせぇ」

 

と言った。その言葉に少し間をおくとレフィーヤはカチンと来たのか先ほどのおどおどとした雰囲気を捨てベートに食って掛かる。

 

「なっ...! いきなり人を呼び止めたと思ったら臭いとは何ですか! 女性に対して失礼ですよ!」

 

そう、いつものようにロキに言わせればどこかの委員長のような声で説教をしようとするがベートはめんどくせぇと言った表情でぼそりと呟く

 

「いいからさっさと入れ、兎くせぇんだよ」

「...?」

 

レフィーヤは言葉の意味が理解できずに暫し固まる。兎臭い? レフィーヤはもちろん兎と触れ合ってなどいないしこのオラリオで兎に会うこと事態難しいことだろう。つまりベートが言っている兎とは動物の兎のことではない。

と、考えてからそういえばベートが兎と呼んでいたもののことにレフィーヤは至る。そういえば彼は兎野郎と...

 

「ーッ!?!??」

 

そこまで考えてからレフィーヤは気づいた。そうだベートはベル・クラネルのことを兎野郎と呼んでいた。そして今はレフィーヤのことを兎臭いと言っている。そして昨晩は情事の後にレフィーヤはベルに抱き付きながらぎりぎりまで寝てしまいそのまま帰ってしまったので帰宅後の湯浴みもしていない。つまりベートがいま言っていることは...

 

レフィーヤは極限にまで顔を真っ赤にしてあわわわわと混乱する。ベートはめんどくさそうに首後ろをポリポリと掻くとため息を吐きながら今のレフィーヤに取ってとてもありがたいことを提案する。

 

「ハァ...俺が言っといてやるからさっさと行け、色ボケエルフ」

「あ、ありがとうございますベートさぁぁぁぁぁぁんっ!!!」

 

レフィーヤは全速力で浴場へと向かった。その後アマゾネス姉妹に追及されたり色々あったが少し後にはその話題も消えたためレフィーヤはほっとしたため息をついた。その後ベルとの情事後には必ず湯浴みをするようになったとか

 

 

 

 

 

 

 

 

【公開情報】

・ベート・ローガ

鼻が利くため意図せずにファミリア内の恋愛状況を知ったりしてしまう。

レフィーヤから兎野郎のにおいがしたときは二度見した。

今回は流石に兎臭がきつく。あ、こいつらヤったな。ということも理解しておまけにこのレベルだともしかしたら他の奴も気づくかもとお節介を発動した。今作品のベートはいい兄貴してる。

ハーレム展開の短編とかあったら「アァッ!?(レフィーヤを見る)アァッ!?(アイズを見る)アァァァァッ!?(ティオナとリヴェリアを見て)」とかなってそう。

 

 

 

 

 

 

 

 

~ 現在 ~

 

「………」

 

レフィーヤとベルの情事を目撃したアイズは翌朝の食堂で朝食をとっていたがとてもぼんやりしており、食べようとしたミニトマトがぽろりと落ちる。その姿はまるで親友に「明日までに私のほうが先に大人になっちゃったらどうするか考えといて」と言われた女子中学生のようである。

それを少し離れているところでアマゾネス姉妹がぼそぼそ話して話していた。

 

「…ねぇねぇ。どう考えてもおかしいよね。昨日レフィーヤを尾行させてからアイズがなんかずっとぼーっとしてるよ」

「確かに妙ね…いったい何を見たのかしら」

「…もしかしてアルゴノゥト君とレフィーヤがデートしてたりして! アイズってアルゴノゥト君のこと気に入ってたし」

 

そんな感じで二人は色々な憶測を話している間アイズは様々なことを考えていた。

昨日二人が行っていた行為、実は似たようなことを本で見たことがアイズにはあった。それを一度リヴェリアやフィンに聞いたことがあるがアイズにはまだ早いと言われた。ベートにも聞いたが二人と同じことを言われた。

三人には早いと言われたがアイズは16歳でレフィーヤは15歳だ。これは理不尽に感じてしまうことも仕方がないだろう。かといって人に聞かずに調べようにもどう調べればよいのかアイズには分からない、このファミリアにある本には載ってなかったし。

 

と、アイズが頭を悩ませた結果

 

 

 

 

 

「レフィーヤ、昨日ベルとしていたことってなに?」

 

本人(レフィーヤ)に聞くことだった。現在はアイズがレフィーヤの自室に突撃してからの質問なのでごまかして逃げることも出来ない。レフィーヤは突然現れたアイズにも丁寧に対応していたがアイズから爆弾が投下された。

 

「ふぇぇっ!? え、えっと…な、何のことですかー?」

「昨日ティオナ達に言われてレフィーヤを追ってたんだけどベルと二人で林に入った後にしてたこと」

「ぶっ!??!?」

 

レフィーヤはアイズから連続に告げられた爆弾に噴き出す、つまりは昨日の情事をばっちり見られていたということで…

 

「あの…えっと…それh「昨日のを見てから体がおかしいの…」…え?」

 

レフィーヤがどうにか言い訳をしようとしているとアイズの言葉に疑問を返す。

そのままアイズは顔を赤らめながら体を押さえ、熱に浮かされたような声で続ける。

 

「…見てから体が熱くなって…ここも濡れてきて…あの白いのを嗅いだら…体がおかしく……っ!」

「……」

 

アイズが自分の体を赤面しながら抱きしめるのをレフィーヤはとある感情に目覚めた。

それは一種の背徳感を感じるような不思議な感覚であった。思わず心臓が高鳴り、僅かながらに息が荒くなる。

そして悪魔はレフィーヤに囁き。レフィーヤも、それを受け入れた。

 

「…アイズ、さん。今度の休日、空いてますか?」

 

その光景を想像したレフィーヤは、思わず生唾を飲んだ。




レフィーヤさんエロすぎる、全部自分から誘ってますやん。
アイズさんやたらと無垢にし過ぎたけどいいよね!

おそらく次回で終わると思います。そしてアイズさんのエロはないよ。
何故ないかというと今は3Pはちょっと書けないかなとこの話はレフィーヤの話だからというのがあります。もしレフィーヤとアイズとベルくんの話を書くなら別の短編という形で出すかなと。
時系列は気にすると私が死ぬのでパラレル的なそういうやつです。

それとなぜアイズ視点なのかというと客観的に書いてみたかったというのと無垢視点だと多少描写を淡白にしてもいいかなという打算的な考えです。

ついでにアンケートというものも試してみる。

追記
すいません!アンケートの内容を間違えたので編集しました!


次回もよろしくお願いします


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レフィーヤ・ウィリディスの秘め事(3) 終

アイズとかレフィーヤって作品媒体によって胸の大きさとか違う気がする。

というかこの作品のレフィーヤがエロすぎる…性欲モンスター


「……少し狭い」

 

次のレフィーヤとアイズの休日が重なった日、アイズはレフィーヤに教えられた部屋のクローゼットの中にいた。

レフィーヤが格安で買ったらしいその部屋はとてもシンプルでダブルベッドと大きな鏡が付いたクローゼットに棚ぐらいしかない。

…レフィーヤにここにいれば私の疑問の意味を教えてくれると言ってくれたのだが…なんでここに

 

「…いつの間にこんな部屋を」

「いつまでも外や宿を取るわけにはいきませんからね。安かったので買っちゃいました」

「…ッ!」

 

ドアを開けてベルとレフィーヤが入ってくる。アイズは思わず息をひそめた。クローゼットには覗き穴が開いており、アイズはそこから二人の様子を覗いている。

 

「レフィーヤさん…」

「ベル…んっ」

 

アイズの眼前で二人の唇が重なる。そのまま互いに舌が伸び絡み始める。淫らな水音が部屋に響き、アイズは頬を染める。そのままベルはベッドに腰かけ、そのベルの膝の上にレフィーヤは腰かける。

 

「…ん、レフィーヤさん。また胸大きくなった?」

「あ…んっ…それ…ロキにも言われたん…ですよ…っ! ベルがこうやって揉むからです……んっ」

 

服の上からレフィーヤの胸を揉んでいるベルに対してレフィーヤは何かに気付いたのか顔を蕩けさせながら腰を揺らす。そのまま体を床へ下ろし、ベルの足の間に挟まるようにひざまづく。パンパンに押し上げたベルのズボンに顔を近づけるとスンスンと鼻を鳴らしうっとりとした声を上げる。エルフでありとても可愛らしい少女であるレフィーヤがこのような行為をしているだけでベルは興奮し、さらにベルのモノが強固になる。

 

「はぁ…やっぱりベルのおっきぃ…」

 

レフィーヤがベルのモノへズボン越しに頬ずりを始める。そして顔を離すと自らのシャツのリボンを外し、ボタンに手をかける。

 

「ベルのおかげで大きくなってきたこれでしてあげる。ベルこれ好きでしょ?」

 

レフィーヤはシャツのボタンを外すとそこそこ大きな胸を露出させる。そのままレフィーヤはベルの下着ごとズボンを下ろした。下着に引っかかったベルの年齢にそぐわない大きなモノがぶるんと飛び出す。

 

「ん…れろ…」

「う…あ…」

 

レフィーヤは口の中に唾液をためるとベルのモノに垂らし、それを自らの胸で挟む。にちゃにちゃと音を立てながら胸を左右別々に揺らしベルのモノを刺激する。ベルは快楽に顔をゆがめて体をびくびくと震えた

 

「あっ…くっ、でる…っ!」

「あっ…んんっ♡ はぁ…熱い…」

 

ベルのモノから白濁が噴き出しレフィーヤの胸の上に白い水たまりを作る。独特の匂いが部屋中に広がりクローゼットにいるアイズにもその匂いが届きアイズは熱を持った下腹部に手を当てる。

 

「本当なら飲んであげたいけど。キスが出来ないから…んっ」

「ん…れろ……レフィーヤさん本当にキス好きだね」

「んっ、好き…」

 

ベルとレフィーヤがキスをして舌を絡めた後。レフィーヤが片手で自らの下着を下ろし、べちゃりと濡れた下着を地面に落とし。ベルの膝の上に背を向けるように乗り。ベルのモノを自らの膣内に導く。

 

「うっ…ん…あはぁ…っ!」

「うぐっ…なんか今日はいつもより…きつい」

「えへ…そうですかぁ…?」

 

とレフィーヤはクローゼットに目を向ける。見ていたアイズはレフィーヤの蕩けた目と視線が合い、アイズは息を荒くし自らの手を下腹部へと導く、ぴちゃりと水音がするがアイズは構わず手を動かし続けた。

ぐちゅりぐちゅりと湿った音が自らの下腹部から響き、口から熱い息が漏れる。

 

「…あれ? 何か変な音がしなかった?」

「んっ…あっ…そ、そう…? …んっ…気のせいっ…じゃない…?…あんっ」

 

ベルの声にアイズは思わず手を止めるが自分の快楽に歯止めが利かずに再度手を動かす。何度も動かしていると触れると気持ちいい突起したものに気付きアイズはそこをいじる。他にもレフィーヤがベルのモノを入れられているところに指を差しこみアイズはその快感のとりこになる。視線はレフィーヤとベルの情事に釘付けになり右手は際限なく動かし、口からは熱い息が漏れていた。すでに下腹部から愛液が漏れており腰から下はびちゃびちゃになっている。

 

レフィーヤはそのアイズの様子に気付きうっとりとした笑みを浮かべながら自ら腰を振っていた。するとベルはなにか思ったのかレフィーヤの両太ももを掴みまるでアイズに見せつけるかのように開脚させる。

これにはレフィーヤも思わず赤面し、手で隠そうとするがベルは自らの膝でレフィーヤのふとももを固定しレフィーヤの両手首を掴み背に回し下に引っ張った。

 

「べ、ベルぅ…あうっ! な、なんでぇ…っ!」

「ほら、レフィーヤ。クローゼットを見てみて」

 

ベルはいたずらっ子のような笑みを浮かべ、クローゼットに視線を向けさせる。レフィーヤがアイズのことがバレたのかと少し顔をこわばらせるがベルが言っているのが鏡ということに気付く。

 

「ふぇ…? えっ、あっ、いやっ」

 

大きな鏡が自らの結合部をはっきりと写してることに気付くとレフィーヤは身をよじらせて逃げ出そうとするが

 

「ダメだよ、ちゃんとみなきゃ…ねっ!」

「んはぁぁぁぁっ!?」

 

逃げ出そうとしたレフィーヤの手を離すとその手を腰に当て一気に腰を打ち付ける。レフィーヤはその衝撃からガクガクと身体を震わせて、何度目かも分からない絶頂へと至った。

 

「あ、あぅ...べる、こわれる...わたし、こわれる...」

「大丈夫だよレフィーヤ、もっと可愛いレフィーヤを僕に見せて?」

 

ベルはそういうとレフィーヤの耳を食む

 

「んぎィっ!? あ、あぐ...っ! べ、べるやめ、んぶっ」

 

耳を食まれたレフィーヤは歯を食い縛るような喘ぎ声をあげ、ベルへと抗議しようとしたがベルはレフィーヤの腕を後ろに回したまま抱き付くようにして腕を固定させ、空いた右手の指をレフィーヤの口へ入れた。二本の指で舌を挟んだりしレフィーヤの口内をかき回す。左手は胸をやわやわと揉んでおり時折頂をいじる、腰は絶えず動いており。耳も甘噛みされながら舌でなぶられていた。

これが堪らないのはレフィーヤだ。

四ヶ所も同時に攻められており絶え間なく快楽が常に全身を貫く。到底耐えられるものでもなくれは全身を痙攣させながら獣のような喘ぎ声を上げ続けていた。

 

「レフィーヤは口と耳が弱いからこれは凄いでしょ? どうなの? ねぇ...?」

「あがっ! ん゙ん゙っ! ん゙お゙お゙おっ、お゙お゙っ!?」

 

しばらくそのようにしているとレフィーヤは突然くたっ...と意識を失った。

 

「レフィーヤ...? どうしたの?」

「...う...あ...えぅ...」

「......」

 

ベルはにっこりと笑みを浮かべて両手でレフィーヤの膝裏を持ち、レフィーヤを持ち上げる。細身のベルでも恩恵のお陰か軽々と持ち上げ、自らのモノが抜けるぎりぎりまでレフィーヤを上げると

 

「ほら、起きて」

 

手を離した。

 

ごちゅんっという音と共にベルのモノがレフィーヤを突き上げる。

 

 

「――んあぁぁぁっ!? んぎっ、ひぅっ、あぁぁぁぁ……あぁぁぁぁぁ……っ!!!」

 

レフィーヤは目を見開き大きく後ろにのけぞり、腰をがくがくと痙攣させる。

 

「うぐっ...っ!」

 

その動きにベルも軽く体を震わせレフィーヤの中に白濁を吐き出す。

 

「は、はひ...しゅご...い...」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あっ…あっ…ああっ…」

 

クローゼットに手をついているレフィーヤをベルが後ろから、俗にいう立ちバックの体位で激しく突いている。

ベルはレフィーヤがイッた回数は30回より先は数えてない。レフィーヤもベルが中に出した回数は20回より先は数えてない。アイズも全身が痙攣した回数が5回を超えた。

 

「あぁ…またくる…、イッちゃう…っ!」

「うん…、出すよ…っ!」

 

眼前で見せつけられているアイズの手も早くなり口からは荒い息と涎がこぼれる。もはや音が漏れることを気にしてないがベル達も気にする余裕がない。

 

「(...あっ、何か...くる。大きいのが...くる...こ、これが...イクって...こと?)」

 

最早声も押さえられないのかアイズは口を押さえている左手を離し自らの胸を愛撫する。そしてレフィーヤとアイズは限界が来たのか全身を震えさせながら叫んだ。

 

「「ーーーーーーッ!!!」」

 

二人とも声にならないような叫びをあげ、くたりと体の動きを止めた。するとレフィーヤは何を思ったのかクローゼットに手をかける。アイズがそれに気付いたが最早体の物足りない火照りを止めることは出来なかった。

 

キィ...という軽い木の音と共にメスの匂いを漂わせながらアイズが現れ、レフィーヤはクローゼットの脇へと移動する。

 

「え...アイズ...さん?」

「べ...ルゥ...」

 

クローゼットから外へ出るといままでの伝った愛液が足に溜まっていたのか床につくと同時にべちゃっと音をたてる。アイズはそれをも無視し、ベルの元へ向かうが今までの自慰のせいか。かくんっと膝が折れる。

 

「アイズさんっ!」

 

ベルが一歩足を踏み出し、アイズを受け止めアイズはベルの胸元へと飛び込む。オスの匂いを発する裸のベルの上半身へ

 

「ーーっ!?!?!???!!??!?」

 

鼻から脳へと突き上げる香りの暴力。オスの匂いを鼻いっぱいに吸い込んでしまったアイズは腰砕けになりながら全身を痙攣させ、再度愛液を滴らせる。

ベルもそのアイズの様子に気付き、自らのモノを強固にさせアイズの腹部に押し当てる。アイズもその当てられているものに目をうっとりと蕩けさせる。

その時、アイズの後ろにレフィーヤがしなだれかかる。アイズに届くレフィーヤの雌の匂いと背中に感じる熱

 

「ねぇ、アイズさん...」

 

背中に寄りかかったレフィーヤから耳元に囁かれる。この瞬間だけは年下であるレフィーヤが年上のように感じた。ベルもアイズに抱き着くように距離を詰め。アイズは二人にサンドイッチされるようになった。

 

「今度は...三人で、楽しみましょ...?」

 

その言葉にアイズはごくりと喉を鳴らし、ゆっくりと首を

 

 

縦に、振った




これでレフィーヤ編でおしまいになります。
続きがあるとしたらレフィーヤアイズとの3人の短編ができます。
次回はもう分かり切っているでしょうけど彼女です!!!


ベル・クラネル
この短編ではLv.3~4、ヘスティアファミリア所属
ドが付くほどの絶倫、5人ほどは普通に相手が出来るレベル。
オスの匂いが強いのか歓楽街に行くと一番人気の特別優待券などもめちゃくちゃ渡されるためレフィーヤから行くのを禁止されている。

レフィーヤ
Lv3 ロキファミリア所属
性欲はかなり強いがそれでもベルを一人で相手取ることが出来ないレベル。
アイズを巻き込んだのは一度ぐらいはベルに勝ってみたいから


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リュー編
疾風と恋(1)


リリ    132票/ 18%
リュー   287票/ 40%
エイナ   87票/ 12%
ナァーザ   48票/ 7%
リヴェリア 172票/ 24%

というわけで今回は4割の票を持っていったリュー編です!
というかエルフ勢が強い!

私が好きなキャラも
一位レフィーヤ 二位リヴェリア 三位リューなので類友が集まった可能性が...?
というわけで原作とはまるで違うリュー編スタートです!


「白髪頭いらっしゃいだにゃー」

「アーニャさんこんばんは」

 

日が暮れ始めてそろそろ夕食時という頃

ベル・クラネルが豊饒の女主人の入り口をくぐるといつものようにアーニャが出迎えてくれた。ベルはそのままカウンターへと案内される。

ベルがメニューを見ながらそわそわと何かを待つようにしていると後ろから優し気な声色で声をかけられた。

 

「ベル」

「…! リューさん!」

 

探し人を見つけたベルは勢いよく立ち上がり笑顔で探し人の名を呼ぶ。表情は笑顔であり、元気よく振られる尻尾が見えるような気がする。

 

「ん゙ん゙っ」

 

その姿にリューは頬を染め顔を少し逸らしながら目をつぶり、口を閉じて咳払いするかのような声を上げた。

完全に萌えに出会ったオタクの行動そのものである、よく見るとリュー以外にも同じような声を上げている店員や客がいた。

 

「…? どうかしましたか?」

「…いえ、なんでもありません。ベル、明日は空いていますか?」

「はい、何もなければダンジョンに向かう予定でしたが」

「それはよかった。明日は私も何もないので久しぶりに一緒に行きませんか?」

「はい! 一緒に行きましょう!」

 

二人はそういうとではとリューは仕事に戻りベルはカウンターに座り注文をする。

 

「おい、『疾風(しっぷう)』と『迅雷(アタランテ)』だ」

「最速コンビね、確か互いに別のファミリアだったかしら?」

「そうそう、ヘスティアファミリアのLv4とアストレアファミリアのLv5だ」

 

アストレアファミリア、オラリオの治安維持を主に行っているファミリアでギルドとの関係も深い。一時期闇派閥(イビィルス)との抗争により甚大な被害を負ったが別ファミリアの協力もあり持ち直し、今ではオラリオの有力組織の一つである。

対するヘスティアファミリアは最近出来たファミリアであり、構成員はなんと団長のベル・クラネルを含めたったの5名(リリルカ・ヴェルフ・命・春姫)。団長のベル・クラネルは最近冒険者になったにも関わらずすでにLv4、その速さと本人の敏捷から迅雷(アタランテ)という二つ名を貰った(アストレア案)

迅雷が冒険者を始めた頃から二人で行動しており。冒険者から《疾風迅雷》と呼ばれて、ある程度の知名度を持っているコンビである。

 

「…にしても迅雷(アタランテ)、Lv4らしさがないな」

「うん、駆け出しみたいだし結構かわいい…ヒッ!」

 

二人を見ていた女性冒険者がベルに好意を見せた瞬間《疾風》からあり得ないほどの殺気が女性冒険者を襲う。即座に同僚のヒューマンから頭を小突かれ殺気は霧散したが視線は女性冒険者から外されていない。次粉をかけようとしたら狩る。というのがありありとわかる。

 

「《疾風》、べた惚れじゃん」

 

女性冒険者はぼそりと呟いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベル・クラネルの朝は早い。実は朝が遅いリューのモーニングコールのためである。

ベルは装備を整えると同じぐらいに起きて鍛錬をしていた命さんに挨拶をし、アストレアファミリアの《星屑の庭》へと向かう。

ベルが顔なじみになった門番さんに笑顔で挨拶してファミリア内に入るとさらに見知った顔がいたのでこれをかける。

 

「アリーゼさん」

「あらベル、今日も悪いわね。リューならいつもの部屋よ」

「分かりました。それでは…」

 

団長のアリーゼと軽い会話をしてベルはリューの部屋の前へと向かう、軽くノックをして反応がないのが分かるとドアをゆっくりと開ける。

 

そこには規則正しい寝息と姿勢をしているリューの姿があった、最初の頃は寝間着姿や寝ているリューの姿にドギマギしたものだが今ではもはや平常心だ。ベルは軽く肩を叩く。

 

「リューさん、朝ですよ。起きてください」

「-ッ!」

 

ベルの声にリューは即座目を覚ますとそばにある木刀を取り、ベルの方に向けて振るう。ベルは慣れたように笑顔でその木刀を避ける。最初の頃はぶん殴られていたが今では慣れたものである。

 

「あ、ベル…毎度のことですが申し訳ありません…」

「大丈夫ですよ、今ではよけれますし」

 

Lv4になってからようやくリューの本気の攻撃が見えるようになり、最近になってリューの攻撃を避けれるようになった。最初の頃はそのまま木刀でぶっ叩かれていたが今では死角からの攻撃すら避けれることも可能である。敏捷はすでにリューを超えている、アビリティはSSだそうだ、どうしてそうなったのか。

 

「では食堂で待っていますので身支度を済ませたら来てくださいね」

 

そう言ってベルは食堂に向かいリューの食事を用意する。食堂の人とももう顔なじみだ。しばらくするとリューが頭をゆらゆらとしながら食堂へと出てきた。顔もどこか寝ぼけている。

 

「はい、リューさん。あーん」

 

リューを席へと座らせるとうつらうつらしているリューにベルは食事をとらせる。明らかに子供に対する対応だけど、周りの様子を見ているともはや見慣れた光景といった感じだ。

そしてダンジョンに潜る準備を終えると…

 

 

 

「さて、ベル。ダンジョンに向かいましょうか」

「はい、行きましょうか」

 

目が覚めたのかシャキッとしたリューは装備を確認し、ベルへと確認を取る。ベルも準備が出来たのか笑顔でリューに答える。

 

「今日はどこに行きましょうか?」

「久しぶりですし、リヴィラの街まで行きましょうか。体を慣らしましょう」

「そうですね、僕も最近休んでいたので」

「では行きましょうか」

「はい」




このベルくんはSの系譜

リューさんの雰囲気考えにくくてふわふわしてる。
次回から少しだけエロ入れたい

軽い設定

ベル
ヘスティアファミリア所属 Lv4
二つ名は《迅雷(アタランテ)
アキレウスと迷ったけど他の小説でも多いのでこっちを
自分のファミリアとも組むがリューと組むことが多い

リュー
アストレアファミリア所属 Lv5
ベルを溺愛している、他の女性が目を付けると殺気を放つ。








レフィーヤ・ウィリディスルートを完了しました。
アイズルートが解禁されました。
レフィーヤ&アイズルート解禁にはアイズルートを完了する必要があります。


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疾風と恋(2)

リューさんちょっと無理やりじゃないとエロに持っていけない気がする。


「ハッ…ハッ…ハッ…!」

 

ベルはリューを背負い上層への階段を駆け上がっていた。

リューは荒く息を吐きながら赤面し、ベルの背中で熱に浮かされたような状態になっている。

 

「(僕の所為だ…! 僕が無警戒に突っ込んだから…!)」

 

 

 

 

 

 

 

 

リヴィラの街に降り立ったベル達は体の調子を確認し、24層まで下りたのだ。

その階層を歩いているとベルは不思議な花を見つけた。リューに似合いそうな綺麗な黄色の花だ。

 

「リューさん、この花綺麗ですよ」

「-ッ! それはいけない!」

「えっ…」

 

花に背を向けリューに声をかけたとたん、リューはベルを突き飛ばした。

ベルが驚愕すると同時にその花がピンク色の煙を吹き出し、リューはそれをまともに吸い込んでしまう。

 

「リューさんっ!! すいません! 僕が勝手に...ッ!」

「はぁ...はぁ...大丈夫です。それよりもあまりちかづk」

「毒消しのポーションです! 効くか分かりませんが」

「ーッ!」

 

ポーションを持ってベルが近づく、それを制止しようとしたが間に合わなかったようで...

 

「あっ...」

 

とリューは間の抜けたような声を出すと

 

「~~~~~~~~ッ!?!???!!!」

 

全身をびくびくと震わせ、膝を着き気を失ってしまう。

 

「リューさんッ!?」

 

最早悲鳴のような声を上げるとベルは毒消しのポーションを見つめ、意を決してそれを自らの口に流し込む。

 

ごめんなさいリューさん

 

ベルはリューに口付けをすると舌で無理矢理口を開かせポーションを流し込む。リューの柔らかな唇の感覚にこういう時じゃない状況で感じたかったなと思うとリューを背負い上へと走った。

元より敏捷には自信がありなんならLv5のリューと同等の速度である。恐ろしい速度でかけあがりベルは星屑の庭を目指す。エルフに関する治療ならリューに触れる事の出来るアストレア様やアリーゼさんがいた方がいいと思ったからだ。

一刻も経たずにベルはダンジョンを抜け汗を流しながら星屑の庭に到着する。門をくぐるとアリーゼさん達も異常に気付いたのか即座にリューの部屋へと向かいリューの装備を外してベッドへと寝かせてくれた。

 

「すみません…僕が無警戒に突っ込んでいったから…」

「話は聞いたけどそれは仕方ないわ、ところでどんな花だったの? 花の種類を聞けばどんなものかわかるかもしれないわ」

 

そう聞いてベルは花の形状を思い出し、アリーゼに説明する。

 

「…みたいな形をしている黄色い花でして」

「ふむふむ」

「ピンク色の鱗粉のような煙を吐き出しまして」

「ふむふ…ん?」

「それを吸ったリューさん、最初は大丈夫だったんですけど僕が近づいた途端に気を失ってしまって…」

「…ほう」

 

ベルが説明し終わるとアリーゼはにんまりとした笑みを浮かべておりベルへとその視線を浮かべていた。

 

「それなら大丈夫、しばらく寝ていれば治るわよ。ついていてあげて」

 

そういうことがあり、現在ベルはリューの部屋で椅子に座って待機している。リューは先ほどとは違い、安らかな寝息を立てている。

 

なんか…僕も…眠く…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は意識を覚醒させると自室のベッドの上にいることに気付いた。

恐らくダンジョンで気絶しベルがここまで運んだのだろうと推測し、隣で椅子に座ったベルが寝息を立てていることに気付き、口元を緩める。

 

だがその後にこの原因がベルと言うことに気付き何とも言えない表情を取る。

 

すると鼻にベルの匂いが僅かに感じた。それと同時

 

「んん゙っ」

 

まただ、今度こそ意識は失わなかったが全身に甘い刺激が走る。

『アフラディージアク』

媚薬草とも言われている花であり、中層の下に生えていると言われている珍しい花だ。その効果は『好意を持っている異性の匂いに反応する媚薬』である。例えばこれを何も思ってない異性の匂いを嗅いだとしても何も感じることはない。つまり…私は…

 

しかも気絶するほどの快感を感じた。それから導き出される答えに頬を赤く染める。

理解はしていた、私は関係ないと思っていた…でもこれは…

 

私はすやすやと眠るベルに近づく、ダンジョンにいた時と同じ装備であり。汗も恐らくかいているのだろう。ゆっくりとゆっくりと近づき、ベルの首元を嗅ぐ。

 

「~~~ッ!?」

 

全身が、震える

背筋を舐めまわすような快楽が全身を貫く

口から涎が流れ腰が砕けるようにへたり込む

気持ちいい…

口から熱い息が漏れて下腹部も熱くなる。

 

思わずしなだれかかるとベルがゆっくりと目を開ける。

 

「リュー…さん?」

「ベ…ル…」

 

もう、我慢できない




次回エロ、どんな風な感じにしようかな。

鬼滅の刃の二次も書いてみたいな
『あれ、鬼化したの妹じゃなかったっけ』みたいな竈門兄妹立場変更の柱オリ主話
でも書いてるの多すぎて手を出せない。

リューさんは次回かその次で終わります。
一本3~4話ぐらいでいけたらいいかな、次回にまたアンケートをします。


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疾風と恋(3)

アイスボーンとかしてたり別の小説書いてたり動画作っていたら遅くなりました。
そしてタグにリューさんが追加されます。

基本は週一にしたいんだけどなぁ


ベルは困っていた。突然リューの様子がおかしくなったかと思ったら突然ベッドへと押し倒されたのだ。

 

「リューさ…」

「スゥー…ハァー…」

 

リューはベルの胸元に顔を埋めながら大きく息を吸っている。両手はベルの背中に回されており、時折股をベルの腰や太ももに擦り合わせている。

ベルはリューが擦り合わせている腰に湿った感覚があり頬を染める。

 

どうしたものか

 

ベルは己の愚息を強固にしないために精神を張りつめていた。間違いなく原因はあの花の粉、でもどうするか...

 

そうベルが悩んでいるとリューは匂いを嗅ぐのをやめゆっくりとベルの方を向く。

 

「ベ...ル...?」

「ーッ!」

 

ベルは見た、いつもキリッとした。それでいてどこか優しげな表情をしているリューの顔がとろとろに蕩けた女の顔をしていることに

 

「あっ...」

 

ベルはこらえることが出来なかった。一般なサイズよりも大きなベルの愚息がそそりたち、リューの秘所を服越しに強く刺激する。

 

「ぁ...ん...っ」

「-ッ!」

 

リューの表情を見たとたん。気が付いたらベルはリューと体勢を入れ替え、リューをベッドへ押し倒した。

 

「べ…る…?」

「…リュー…さん…!」

「んぅ…っ!」

 

ベルは貪るように口づけをし、口内を蹂躙する。リューは抵抗せずにベルの首に手を回し。その蹂躙を受け入れた。

 

「うぁっ…はぁっ…んむ…」

「ん…じゅる…りゅー…さん」

 

ベルの意識はもはや酩酊状態と言ってもおかしくなかった。

豹変したリュー、そのリューから香るこちらの情欲を煽る香り、表情、全てがベルの獣のような感情を煽っていた。

ベルはリューの戦闘衣に指をかけると脱がす。完成されたその肉体にベルは頬を染める。

だが体の欲は収まらず、口付けをしていた口から僅かに離し。そのまま舌をなぞる様にリューの体へ向かわせる。

 

頬を

 

「あん…」

 

首元を

 

「んんぅっ…!」

 

胸を

 

「んぅっ…あっ…」

「はぁ…はぁっ…はぁ…っ!」

 

ベルはリューの太ももをなぞり、濡れている下着をずり下ろし秘所へと手を差し伸べる。

くちゅりという音と共にリューの体がビクンと大きく震えた。

 

「ふぁっ…!」

「…かわいい」

 

ベルは思わずと言ったように口をこぼす、その言葉にリューは大きく赤面した。

 

「べ…る。わ、私は…かわいk「かわいい」」

 

秘所へと指を差しこみ、胸の頂を舌で舐る。可愛らしく鳴くリューにさらに情欲が刺激される。

張り詰めたベルのモノがズボンを押し上げ、痛みを訴える。

 

「…」

「あっ…リューさん…!」

 

リューはいとおしげにベルのモノを撫で、ズボンの中に手を差し込む。

直接ベルのモノを撫で、その柔らかな手で扱く。

ベルは突然の快楽に腰が砕けるように力が抜け。それをリューはもう片方の手でゆっくりと押し倒す。

ぽすりと軽い音と共にベルは押し倒され、リューは顔を怒張したベルのモノへと近づける。

 

「ここが…匂いが…強い…っ」

 

語尾にハートマークでも付きそうな甘い声を出し、ズボンを下げた。

リューは分からないがベルの一般男性より大きなベルのモノとそれが放つ強烈なオスの匂いにリューは全身を弛緩させ震わせる。

 

「あ…む…」

「う…あ…」

 

パク

 

リューが口に咥え、頭を前後させベルのモノを刺激する。

口に入りきらずに奥に刺さるのか、えづいて涙目になっているが無理に喉奥を使い限界までベルのモノを押し込む。

 

「はあっ……」

「ひもひい…へふ?」

「う…あ…リューさん…それは…くっ…出るっ!」

 

そんなベルの声と同時にリューの口の中で彼のモノが弾けた。口の中に広がる粘った液体。放出した液体をリューは美酒でも味わうかのように舌の上で転がし、飲み込んだ。しかし味なんかリューには分からないし、そんなことはどうでもよかった。ベルが自分の口の中で絶頂した。それで満足だった。

 

そのままリューはベルの隣に寝ころび。ぐちゃぐちゃになった秘所に広げ、ベルに懇願するかのように言葉を投げかけた。

 

「べ…る…入れ…て?」

「…!」

 

ベルはリューへと覆いかぶさり、その怒張したものを

 

 

どちゅっ

 

 

一気に押し込んだ。




今回は上下がコロコロする感じに
次回はベルくんがリューさんをぐっちゃぐちゃにして終わる予定です。

それと別サイトに鬼滅の刃の短編を書くので次回は遅くなるかも


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疾風と恋(4) 終

遅くなってしまいました。
実はもう一シチュエーションでリューさんをやろうと思ったのですが
流石に終われないのでここでおしまいです。別キャラか再度リューさんが来た時に


「あぇ…?」

 

リューのいままで男を受け入れたことがない所がぷつっという何かを貫く感覚と共にベルのモノが差し込まれた。突然のことにリューは一瞬顔を惚けさせたがすぐに顔を痛みにゆがめる。

 

「ん゙ぎィっ!? あ…っ! ぎ…ィ…!」

 

リューは涙を目に浮かべながらベルの背中にしがみ付く。ベルはその様子を見ながら慈しむかのように頭を撫で、その涙を舌で拭った。

リューの中が浅かったのか根元まで入りきらずベルは少し物足りなさそうだが最奥を突いたまま息を荒くしているリューを抱きしめる。

 

「ふー…ッ! ふー…ッ! ……はぁ…ッ!」

「リューさん…大丈夫…? でも…僕も…ちょっと…我慢が出来ないかも…」

 

ベルは歯を食いしばり汗を浮かべ、リューの肢体に自らのモノを埋めながらリューに告げる。

あまりにもベルのモノをリューの中が締め付けるため一刻も早く快楽を貪りたいのだ、腰を動かしたいが苦痛に歪めたリューの顔を見ていると動かすことが出来ない。それに気付いたのかリューはベルの顔に手を当てる。

 

 

「私は…大丈夫…だから…動いて…?」

「-ッ! もう止まれませんからね…ッ!」

 

蕩けたような声と普段見せない甘い表情に先ほどまで残っていた理性が打ち砕かれる。

ベルは両手でリューの腰を押さえると大きく腰を引き、そのまま勢いよく突き刺した。

入りきらずにリューの最奥を大きな水音と共に勢いよくノックする。

 

「ううあああああああああッ! ああ、あぐ、んっ、んア…………あッ!」

 

リューはベルの高速ピストンにより背中をのけぞらせ、喘ぎ声を出す。ベルはその声を聴きさらに興奮を高め自らのモノをさらに強固にし、さらにリューの喘ぎ声が大きくなる。

 

「リューさん…! 声が…!」

「む…むり…あ…っ! 抑え…られんん゙っ! ないぃ…ッ!」

「リューさん…!」

「んむぅっ!」

 

リューの口をベルは自らの口で塞ぎ、舌を絡ませる。ただでさえ蕩けたリューの顔がさらに蕩けベルの首後ろに手を回し自らも舌を絡ませる。吐息と腰を打ち付ける音、そして淫らな水音が部屋に響く。

 

「あ…でる…抜かな…ッ!」

「…ッ」

「あっ、リューさん…!」

 

ベルの体が震え、モノを抜こうと腰を引こうとするとリューが足をベルの腰に絡ませた。ベルは抜くことも出来ずにリューの中へとその欲望を放出した。

 

「う…あ…っ!」

「あ…っ…でて…る…っ! い…くぅ…っ!」

 

ベルが数回体を震わせゆっくりと腰を前後させる。リューもベルが体を震わせるたびに体を震わせた。

ベルの体の震えが止まるとリューに体を預けるように体の力を抜く。リューはベルの顔を見て慈しむような笑みを浮かべると口づけをする。

 

「べる…だいすき…」

「…ッ! そんなに煽られると…! もう絶対に止まりませんからね…!」

「あ…っ、また…固くなって…ん…っ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ...ふぅ...」

「はぁ...はぁ...」

 

あれからどのぐらい時間たっただろうか。

二人は互いの体液でドロドロになっており、部屋には熱気とむせかえるような匂いが充満していた。二人ともうまく息が吸えず荒い呼吸をしていた。

 

「だいぶ...ほぐれてきましたね...リュー...さん」

 

リューの上にいるベルは互いの体液でドロドロになった結合部を見る。ぐちゃぐちゃになりまだ根元までは入りきっていない、ベルはそれを無理やり貫こうと腰に力を込める。最奥をさらに突こうとするベルにリューは全身を震わせる。

 

「むりぃ...べる...それいじょうはぁ...」

 

蕩けた顔で腰をくねらせながら煽るリューにベルは

 

「はい...る...っ!」

 

全ての体重をかけてリューの腰に叩きつけた。

 

ごちゅんっ!

 

という音と共に入りきらなかったベルのモノが根元まで挿入され、二人の腰がくっつき。ぱぁんっ!という音をたてる。

 

「う゛ん゙お゙お゙おっ、お゙お゙っ!!?!!?!!?」

 

入ってはいけないところに入ってしまったリューは全身をのけぞらせ獣のような声を上げる。そこからベルは高速で腰を動かし最奥の更に先を貫き続ける。

リューの獣のような声は止まらずベルも腰を止めるようなことをしない。

 

「ん゙お゙お゙お゙お゙っ!? ん゙ん゙っ!」

「うっ……あっ……でっるッ!!」

 

ベルは今までの物と比較にならないほどリューの中に熱を注ぎ込んだ。リューは全身を痙攣させ。ひと際大きな喘ぎ声をあげるとそのまま眠る様に意識を飛ばした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「え…あ…?」

「おはよう、リューさん」

 

リューが目を覚ますと裸の状態でベッドに横たわっていた、隣には肘をついたベルがリューの横に寄り添っている。リューは先ほどの痴態に顔を赤らめて布団で顔を隠す。

 

「べ、ベル…さっきのことは…」

「可愛かったね…リューさん」

「べるぅ…!」

 

リューが真っ赤になりそれをベルが微笑んで見ているとふとリューは思い出したかのように布団から飛び上がる。

 

「あ…シーツも服も変えなきゃ…あ…声…」

 

互いの体液でドロドロになったベッドと服を見ながらあわあわさせていると鈍っていた感知能力が戻ったのか入り口の方へと視線を向けた。

 

「あ」

「あ」

「あ」

 

そこにはこちらを真っ赤な顔で見ていたアリーゼと輝夜、それとアストレアの三人がいた。どれほどの前からいたか分からないがベルがニコニコとしているので、ベルがリューが気づく前から気づいたことの証明となる。

 

「べ…べる…い、いつから…?」

「リューさんが僕のモノで大きな声を上げていた頃からかな?」

「…ッ!」

 

リューの顔が真っ赤に染まっていく中見ていた三人は

 

「じゃ、じゃあ私達はこれで…」

「待って! 待ってください…! 話を…! 話を聞いてください!」

 

リューは布団を体に巻き三人を追っていこうとするが、ベルはそのリューを背中から抱きしめる。

 

「リューさん、また夜に会いに行きますので…泊まるところを今から決めていた方が良いですよ?」

「-っ! ベル…!」

 

リューは赤面になってキッとベルを睨むが怖くはないし拒否すらしてない。

ベルはもはや吹っ切れたのか獲物を狙う目をしており、にっこりと微笑みながら舌なめずりをした。

 

「また…楽しみましょうね、リューさん?」

 

その日の夜、街のどこかでリューの喘ぎ声が響き渡ったのは言うまでもないだろう。




これでリューさん編おしまいです。少し薄味かな。
では次回のアンケートのあらすじを軽く



アイズ編
別ファミリアの恋人からスタート、ラブラブしておっせっせするよ

リヴェリア編
ロキファミリア所属のLv2ベルとリヴェリアからスタート
何も知らないベルにリヴェリアが色々教えていくおねショタ風味

春姫編
歓楽街編終了後、ベルの上半身裸を見て気絶して寝床に運んでもらった春姫が夢の中と勘違いして…

モブ編
レフィーヤ編っぽいベルくん、様々な娼館のNo1からもらった優遇券を使うベルくん
ハーレムで絶倫で全員をぐちゃぐちゃにするよ。アイシャさんも出るかも


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アイズ編
剣姫は性に興味津々です(1)


アイズ   158票/ 35%
リヴェリア 156票/ 34%
春姫  82票/ 18%
モブ   57票/ 13%

ということで今回はアイズ編です!
ギリギリまでリヴェリアと一位二位を争っていました!


「~~♪ ~~~♪」

 

ここはロキファミリアのホーム『黄昏の館』

その一室で剣姫ことアイズはクルクル回り鼻歌を歌いながら姿見の前にいくつもの服を持っていき、自らの体に重ねて確認している。

 

「…凄い楽しそうね」

「そうだね、だってアルゴノゥト君とデートでしょ?」

 

入り口から顔を出しアイズが服を選ぶのをアマゾネスの二人は顔だけを出しながら見た。いつものような笑みを見るとアマゾネスの二人はお熱いねー。と言いながらその場を去った。

アイズ・ヴァレンシュタイン、剣姫と呼ばれている少女は服を選び終えると食堂の方へと向かう。

 

「...おはよう、リヴェリア」

「あぁ、おはよう。ん? その格好は...あぁ、今日は彼と逢い引きだったか」

「うん」

 

そして笑顔を見せるアイズにリヴェリアは感慨深いなと目を細める。

戦いのことにしか興味のなかったアイズが華やかな服を着て誰かと出掛けるという普通の少女のようなことをしている。アイズを見守ってきたリヴェリアとしてはホッとすることであった。

 

...まぁ、それに関しての弊害も起きてはいるが

 

「あ、あ、アイズさん...なんで...なんで...」

「なんでやアイズたん...しかもよりによってドチビの...」

 

テーブルに突っ伏している二名を見てリヴェリアは額に手を当てて溜息を吐く。

アイズを慕っているレフィーヤに主神のロキ、もうアイズが彼と付き合い始めて半年も経つというのにいまだに逢い引きというとテーブルを涙で濡らしている。

 

「まぁそれは向こうも同じか…」

 

向こうの鍛冶屋に話を聞くとサポーターと主神が涙を流しているらしい。どこも変わらないな…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アイズが小走りで待ち合わせ場所の噴水に向かうと少年が噴水のそばのベンチに腰かけていた。

黒いシャツに白いジャケットを着た年下の少年がいた。兎のような白い髪に紅い眼をしたその人物はアイズを視界に入れると立ち上がりこちらへと駆け寄ってきた。

 

かわいい…

 

アイズはその姿を見てふと思った。

 

「アイズさん、おはようございます」

「おはよう、ベル」

 

挨拶を済ませるとベルはそっと手を出しアイズはにっこりと笑ってその手に自分の手を重ねる。

 

「じゃあベル、早速行こう」

「はい、まずはどこに行きましょうか?」

 

今回はアイズがデートプランを考える方だったのか、ベルの手を引き街へと繰り出す。

 

「ベルはもうすぐLv5になれるんだっけ」

「はい、でも神様が短期間すぎるから少し見送るそうです」

 

恋人繋ぎをしながら冒険者らしい会話をして、服屋を巡る。

剣姫と白兎の脚ということに気付き店員さんが驚いたりしたが割愛させてもらう。

 

「はい、あーん」

「…ベル、恥ずかしい」

 

現在はオープンテラスで昼食をとっている、ベルはオムライスをスプーンですくいアイズの前に笑顔で差し出す。アイズは頬を染めジト目をベルに向ける。

 

「こういうのは嫌? アイズ」

「…こういう時のベルは意地悪…あむ」

 

アイズは頬を染めたままベルのスプーンに食いつく、その様子をベルは笑顔で見ていた。

ベルはアイズをからかうときだけアイズを呼び捨てにする。それはアイズも理解しているので何をされるのかと頬を染めてしまう。周りの店員や客が微笑ましさや恨みのある視線を二人に送りながらも二人は食事は終えた。

 

「ベル、今日はこれを試してみたい」

「…あの、アイズさん。何度も言ってますけどこれは街中でやるものではないです」

 

アイズがベルに見せているのはちょっとアダルトな雑誌、ロキファミリア内に隠されていたのを持ってきたらしい。そこの1ページを指さした。そこの書いてあったのは

 

『フレンチキス』

 

ベルは思わず額を押さえた。フレンチキス、所謂ディープキスである。

アイズは性の知識に疎い、ロキファミリアの面々がそういう知識をシャットダウンしていたからだが…

ベルと付き合うようになり、アイズはその辺に興味を持ち始めた。

 

一線は超えていないが既にキスは済ませている。キスは大丈夫だと思ったのかアイズはキスの先に行きたいようだ。

 

「あのね、アイズさん。アイズさんは16歳だし僕に至っては14歳だ。まだこういうことは早いと思うしせめて後二年ぐらいは…」

「んっ」

 

アイズは目を瞑って唇を軽く突き出す。

俗にいうキス待ち顔というやつだ、思わずベルは顔を赤くする。

 

「あの…アイズさん」

「んー」

「…はぁ」

 

ベルは軽くアイズに口付ける。相変わらずの柔らかく気持ちのいい感触にベルは嬉しい気持ちになり。アイズの頸後ろにそっと背中を回す。

いつまでたったかそっと口を離す。視線を向けるとアイズも頬を染め幸せそうな笑みを浮かべる。

しかし惚けた顔が戻ると同時ぷくーっと頬を膨らませる。

 

「…舌を入れてくれなかった」

「だからまだ早いと…」

 

そういってベルが離れようとするとアイズがギュッとベルの体強く抱きしめる。

 

「…舌入れてくれないと離さない」

「アイズ…」

「ん~」

 

ベルがあきれたかのようにアイズの名前を呼ぶとアイズはせがむように唇を突き出す。

 

「…もう、うまくできるか分からないよ?」

 

そうベルは呟くと再度アイズに口付けた。

その後ゆっくりとアイズがおどおどと口を少し開く

 

「…」

 

ベルはアイズが逃げないように頭の後ろにそっと手を置き、舌を差し込む。

僅かに開かれた歯の隙間に入れ、アイズの舌の表面をなぞる。

 

「ンン…ッ!」

 

アイズが思わず頭を引こうとしたので下がろうとする頭を押さえ逃げないようにする。

 

「ん…アイズ、舌。出して」

「は…ん…っ」

 

怖いのかびくびく震わせながら舌を伸ばしてきたのでベルは舌で絡めとる様に自身の口へと導く。

酸素を消費しながら舌を何度も絡ませる。息を互いに荒げながら軽く息を吐くと口を離す。

互いの口から銀色の糸が伸び、ぷつんと糸が切れて互いの胸にかかる。

 

「は…っ…す…ごい…ふぅ」

「…凄い顔になってるね、アイズ」

 

とろっとろに蕩けたアイズを顔を見てベルは加虐心を非常に煽られ、再度アイズに口付ける。

抑えられなくなったのかベルはアイズの頭を強く抑えて貪るように舌でアイズの口内を蹂躙した。

 

「ん…ふっ…べる…ひど…」

「アイズが…煽るのが…悪い…!」

 

ぢゅる、ぴちゃという水音が人気の少ない公園に響く、ある程度続けるとベルは正気に戻ったのかハッとしたような顔をして口を離す。

 

「あ、アイズ…大丈夫…?」

「ふ…はぁ…はぁ…す、すごいぃ…♡」

 

そのアイズの様子にベルは再度口を寄せようとしたが流石に止める。

 

「落ち着いたらそろそろ帰ろうか。ねっ? アイズ」

 

その後、トロトロになったアイズを膝枕し。ロキファミリアへと届けた。

フィンとリヴェリアが温かい視線を送っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

数日後

 

「…用意は出来た?」

 

ディアンケヒトファミリアでアイズは一つのポーションを用意してもらっていた。

 

「できましたが…何に使うんです?」

「…秘密」

 

小さなポーション瓶に入った液体をいとおしげに眺めながらアイズは人差し指を口に当てた。




少し駆け足ですがこんな感じで
活動報告にこんなキャラのこんなシチュが欲しいみたいな募集とかしようかな...


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