男の娘娼婦は女騎士のビッチビチ正妻になる。 (エロイカ)
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男の娘娼婦は女騎士のビッチビチ正妻になる。
どうして私が大柄で男性的な体つきをした女騎士様に、たった一晩だけ無償で体を許したのか、そのことについて今から話そうと思う。
騎士様との出会いは本当に偶々、私がよく男を引っ掛ける狩場としていた酒場に行ったことからはじまる。彼女は店の隅っこの方で一人憂鬱そうに酒を飲んでいた。はじめて騎士様を見たとき、本当に男かと思った。そして今にも酔い潰れそうな様子を見てカモだと思い、介抱するふりをして金を巻き上げることにとした。
「そんなに酒を飲んで大丈夫ですか?」
「う、うるさい!」
「何かあったご様子ですね。私でよければ話を聞きますよ。こういうのは誰かに話して楽になるのが一番ですからね」
騎士様は私を一瞥すると嘲笑するように口を開いた。
「娼婦か? 私は金なんか持ってないぞ。全部酒に使ったからな」
こんなことでカチンと来てはいけない。娼婦になるとイライラすることは一杯ある。それにこういうダメ人間は一度心を開くと常連になってくれる。
「金が欲しくてやっているわけではありません。私は騎士様のような立派なことをやっているお方に悲しんでほしくないのです」
「ふん、口が上手いじゃないか。それならタダでやらせてくれるのか?」
「騎士様がお望みなら幾らでも」
「だったら私と来い。その言葉、嘘じゃないか確かめてやる」
私は騎士様に手を掴まれると酒場を後にする。夜も深く夜の店以外は一様に閉まっていた。私以外の娼婦も多数見られる。
「気持ち悪い」
「大丈夫ですか?」
「ダメだ。吐きそうだ」
「路地裏へ行きましょうか」
騎士様の醜態を見せるわけには行かないと私は人通りがない路地裏へ行くことを提案する。
「なんだ。路地裏でするのか?」
「違います。吐きたいのでしょう?」
騎士様は口に手を押さえて見悶えた。路地裏に着いた途端、騎士様の口から大量の吐しゃ物が吐きだされる。
「すこしは直りましたか?」
「私に優しくしても何も出ないぞ」
「はいはい。そんなこと言う暇があるなら腹にあるもの全部出してください」
「情けない。娼婦に介抱されるなんて」
「私が好きでやっているだけですから。そんなこと気にしないでください」
持っていたハンカチで騎士様の口を綺麗に拭く。とつぜん吐かれたので、ちょっと服に飛び散ってしまったようだ。お互いにゲロ臭い状態である。そんな状態で連れられてやってきた場所には大きなお屋敷が建てられていた。私は驚いて騎士様に視線を送る。
「今さら驚いても手遅れだからな。ふふ、トラウマになるまでセックスしてやるから覚悟しておくんだな。泣いて叫んでも許さない」
騎士様はニヤニヤといやらしい笑みを浮かべて言うので、これから起こることを想像して恐怖した。手を引っ張られながら大きな門を潜ると、燕尾服を着た女性が現れた。彼女は横にいる私の存在に驚きながらも冷静に騎士様に聞く。
「お嬢様、その方は?」
「こいつは私を誑かそうとした娼婦だ。お仕置きするから連れてきた」
「えっ、騎士様がお嬢様?」
「やっぱり気づいていなかったのか」
執事様は近づくと私たちが漂わせている臭いに気づき、足を止める。
「お酒臭いですね。またどこかで飲みに行ってたんですか?」
「そうだ。どこで飲もうと私の自由だからな」
「執事様、タオルとお水を用意できませんか? 騎士様はここに来るまでに何度も吐かれて汚れているのです」
「それでしたらすぐ女中に用意させますのでご安心ください。それとお嬢様は私の方で何とかするので貴方様はお嬢様にバレないようこっそり帰ってください。それと迷惑料としてお金を幾らか用意しておきますので」
「ダメです。私は騎士様に愚痴を聞くと約束しました。それを反意にすることはできません。そのかわり今日ここであったことはどこにも言いふらさないので安心してください。何でしたら魔法で誓いを立ててもかまいません」
「しかしお嬢様は三十路とはいえ、結婚を控えた身。そのときまで処女という潔白の体でいないといけないのです」
「気づきましたか?」
「はい。お嬢様は鈍感なので気づきませんが、お嬢様の身の回りの安全を常に守っている私なら性別を見破るくらいはお手の物です」
「御見それしました」
「あの執事様が思っているようなことは起きないと思います。なぜなら本当に愚痴を聞くだけでございますから」
「わかりました。その言葉を信じましょう。部屋の外で女中を何人か待機させますので、何かございましたら遠慮なくお呼びください」
「わかりました。ありがとうございます」
「いつまで二人で話しておるのだ」
振り向くと騎士様が不機嫌な顔をしてこちらを見ていた。
「もう終わりました。それでは私はこれで」
執事様はそう言うと下がっていった。
「さっさと寝室に行くぞ」
私は騎士様に手を引かれながら寝室まで行く。扉を開けて中に入ると豪華な飾りのされたベッドが目に入る。私はそこへ強制的に座らされた。
「良い眺めだ。お前は絵になる」
ベッドに座らされた私を騎士様が目の前で立ったまま眺めてくる。
「騎士様、気持ち悪くありませんか?」
「これくらい大丈夫だ。それよりエッチするぞ」
「ダメです。自分のお体を大事にしてください」
「うるさい! お前は私のお母さんか」
「騎士様が自分の身を大事にしてくださるなら私はお母さんにもなります」
「セックスをやらないならお前は何をしてくれるんだ? 娼婦」
「愚痴を聞きに来ました。私に胸に閉まっていること全部吐きだしてください」
騎士様は神妙な顔つきになった。ジッと私の顔を見て、言おうか考えている様子である。シーンッと静まりかえる部屋から騎士様の声だけが聞こえはじめる。
「私は誰もが恐れる武皇の娘なのだ」
武皇とはこの国の将軍のことだ。戦場の鬼と相手に恐れられ、倒した数は数え切れない。でも武皇は敵だけではなく、味方にさえ怯えられている。その理由は噂ではあるが、武皇は使えないと判断したら味方でさえ、簡単に斬ってしまうと。その噂があるため、武皇は恐怖の対象として敵国だけではなく、自国民ですら嫌悪しているのだ。
「だから、みんな私を怖がって近寄ってくれないのだ。学生時代なんか友だちの一人もできなかったんだぞ。それで結婚もできないまま、三十路になってしまった。世間では行き遅れと言われる年齢だぞ」
「大丈夫ですよ。きっと良い人が現れますから」
「そんな気休めの言葉なんか聞き飽きた。それとも何か。娼婦、お前が結婚してくれるとでも言うのか」
「私と結婚してしまったら、それこそ世間に笑われてしまいます。自分に自信を持ってください。騎士様はお綺麗なのですから」
「娼婦、お前の名は何と言うんだ?」
「ミィシェーレと申します。騎士様」
「ミィシェーレか。お前に似て美しい名前だな」
「ありがとうございます。今度は騎士様の名前を教えてください」
「私はテオドラ・ファウストだ。私のことは気軽にテオドラと呼べ。私もお前のことミィシェーレと呼ぶから」
「テオドラ様」
「なんだ?」
「私テオドラ様に言ってないことがございます。聞いてくれませんか」
「わかった。聞いてやるから話せ」
「ここに来るまでテオドラ様を騙していました。私はこんな格好ですが男でございます。男娼婦なのです」
テオドラ様は鳩が豆鉄砲を食ったようにキョトンとしていた。それから数秒のタイムラグがあって、ようやく再起動する。
「なっ! こ、股間を見せろ」
「そ、それは嫌です!」
「お前が男か確かめるために見るのだ。決して邪なことは考えていないぞ」
「そうじゃなくてテオドラ様は女性でしょう?」
私がそう言うと「そ、そんなことか」と、テオドラ様は顔を真っ赤にしてうつむく。もしかして照れているのかな。そう思ったら急にテオドラ様が可愛く見えてきた。
「命令だ。すこしだけでよいので見せなさい」
「わかりました」
拒否しても無駄だと察した私はしかたなく履いていたズボンをすこし下げる。いつも客にやっていることなのにテオドラ様に見せるのは、なんだか恥ずかしい気持ちになった。テオドラ様は露わになった私の息子を興味深そうに注視してくる。
「マジか。いや、ク○ト○スという線も」
「酷いです。そんなに私のは小さいですか!」
私が怒るとテオドラ様は「今のは違うのだ」と、必死に誤魔化していたが許さない。怒ると頬が自然と膨らむ。テオドラ様はそんな私を見て顔を呆れ顔になる。
「馬鹿者め。そういうところが男に見えないのだ」
「むぅ、もういつまで見ているんですか!」
「す、すまん」
テオドラ様は照れくさそうに目を逸らす。私はズボンを上げて元の位置に座った。
「反省してます?」
「し、してるぞ」
テオドラ様の顔を睨むと彼女は逃げるように顔を明後日の方向に向けた。彼女は私が息子を見せてから変にこっちを意識してくる。その様子は、まるで童貞のようであった。
それからも会話は続いた。大半はテオドラ様の学生時代の愚痴を聞かされるだけであったが、これはこれで面白かった。彼女には意外と話術があったのだ。どれくらい話しただろうか。夜も深くなってきて流石に眠たくなってきた頃、テオドラ様が急に体を預けてくる。
「ミィシェーレ、すこし抱きついていいか?」
「テオドラ様、私は男ですよ」
「かまわん。本当に抱きつくだけだ」
「それならどうぞ」
テオドラ様は私をベッドに押し倒すと腹の辺りに頭を乗せてきた。サラサラの髪が腹を擦ってくすぐったい。
「こうしていると母がまだ生きていた頃のことを思いだす。母は私が泣いていると、よく抱きしめて慰めてくれた」
「良い母なのですね」
「当たり前だ。何たって武皇と結婚した女だぞ。誰よりも強く気高く美しかった。私の自慢の母だ」
「お前はどことなく母に似ている。優しいところや、そうやって頭を撫でる手の柔らかさも。お前は男なのに可笑しいよな」
テオドラ様はその言葉を最後に眠ってしまわれた。私は起こさないようにジッと座る。窓から漏れる月明かりに彼女の美しい顔が照らされる。
「テオドラ様、綺麗です。私だったらすぐお嫁さんになるのに」
「その言葉、本当ですか?」
背後から突然女の声がしたことにより「ひゃっ!」と、声を上げてしまった。私は慌てて口を塞ぐ。テオドラ様は深い寝息を立てて気持ちよさそうに眠っている。私はその様子を見て深く息を吐く。
「その声は執事様ですね」
「そうです。すみません、驚かせてしまったようで」
「そうですよ。私本気でびっくりしたんですからね」
「次からは気をつけるので許してください」
「さっきの聞いてましたか?」
「それはもうバッチリと」
「忘れてください」
「嫌です。それよりあの人間不信で有名なテオドラお嬢様を一日で落とすとは貴方やりますね。流石は娼婦と言ったところでしょうか」
「そんなとことを褒められても嬉しくありません」
「あの本気でテオドラお嬢様と結婚したいのなら、私が今から役所に行って結婚届を持ってきましょうか」
「結構です」
チュンチュンと、窓の方から鳥の鳴く声がした。見るとカーテンの隙間から光が漏れていた。いつの間にか朝になっていたらしい。
「もう朝なので私は帰りますね」
「朝食は食べないのですか?」
「私のマイルールで客とは一日一夜の関係にしかならないと決めています」
「それじゃテオドラお嬢様とはもう会われないのですか?」
「はい。今日でお別れです」
「せめて最後に挨拶だけでもしていってくれませんか」
「嫌です。風のように現れて風のように去る。それが私の娼婦道ですから」
格好いいことを言っているけど、もしテオドラ様と別れの挨拶をしたら私の方が未練を残してしまう可能性があるので、このまま黙って去ることにした。
「わかりました。私は用があるので門までは女中がお送りします」
待機していた大柄な女中に連れられて玄関まで行く。玄関を開けると遠くの山から朝日が昇っているのが見えた。
「これでお別れです。テオドラ様」
私が門を跨ごうとしたとき、背後から聞き覚えのある声がした。
「そんなの嫌だ!」
振り向くとテオドラ様が立っていた。急いで来たからか、髪がボサボサで寝巻のままだ。彼女の目には大粒の涙が溜まっていた。
「私はお前と別れたくない」
「私は娼婦です。客と寝るのが仕事。貴方のことも客としてしか見ていません」
「だったら私の専属娼婦になってくれ」
「ダメです。私はビッチなので」
「エレインから聞いたぞ。お前が私のお嫁さんになりたいと言ったって」
「まさかテオドラ様を起こしたのも?」
「ごめんなさい。私はお嬢様の執事ですので」
エレイン様は悪戯な笑みを浮かべてそう言った。
「お前が娼婦の仕事を続けたいと言うのなら私は止めない。本当は凄く嫌だけど我慢する。でも、これっきりなんて絶対に嫌だ」
「ミィシェーレ様、男なら覚悟を決めてください」
「テオドラ様は本当に私でよろしいのですか? 私はこう見えても多くの人と逢瀬を交わしてきましたよ。男でも女でも金さえ貰えれば股を開く男です」
「それでもかまわない。私はお前と一緒になりたいんだ」
「わかりました。やっぱり嫌だと言っても離しませんからね」
「それはこちらのセリフだ。お前が逃げだしたとしても地の果てまで追いかけて一生離さないからな。覚悟しろ」
私はテオドラ様の大きな腕に抱きつかれた。そして彼女のプルンとした赤い唇が私の唇へと落ちる。
「ミィシェーレ!」
「テオドラ様・・・・」
テオドラ様の抱く力がどんどん強くなる。でも決して苦しくない。むしろ心地よいとすら感じるほど、彼女に抱かれるのは気持ちよかった。キスして数分は経っただろうか。唇が離れた頃には私たちの息は切れ切れとなっていた。見つめ合いながら言葉を交わす。
「私テオドラ様のしてくれたキスが情熱的なせいで、今までキスした誰よりも気持ちよかったです」
「そんな恥ずかしいことを真顔で言うな。照れるだろ」
「テオドラ様と会えて幸せです」
「私もミィシェーレと会えて幸せだ」
私たちの顔からは自然と笑顔が漏れた。そして、どちらからともなく相手の唇へ自らの唇を近づけにいく。このまま二回戦が突入しようとしていた。
「ふふっ、ハッピーエンドってことですかね」
エレイン様の声に私たちはハッとして顔を離した。周りを見渡すとエレイン様だけではなく、女中たちが好奇の目で私たちを見ていた。テオドラ様は名残惜しそうにしていた。そして空気を読まない執事を恨めしそうに睨んでいた。
「さて、お嬢様もミィシェーレ様も朝食の準備ができておりますので、イチャイチャはその辺にして食堂へ向かいますよ」
私はテオドラ様と手を繋ぎながら食堂へ向かった。これからテオドラ様のお屋敷で暮らしていくことになるのだが、その話はまた今度しようと思う。
○
「ミィシェーレ、今度こそ私とセックスしてもらうぞ」
「テオドラ様、襲うのは無しです」
「もう我慢できないのだ」
「結婚するまで待ってください」
「お嬢様もミィシェーレ様も朝からお盛んですね」
読んでくれてありがとうございます。
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男の娘淫魔は助けた女奴隷に犯してもらうため奮闘する。
作者は基本的に時系列迷子な状態で書いてます。
私はある計画を実行するため、たまたま見つけた奴隷商を契約獣で殺害して女奴隷を一人強奪した。他に囚われていた奴隷はある人物に頼んで助けてもらう手筈となっている。
私は契約獣であるケンタウロスに乗って私しか知らない秘密基地まで運んだ。奪ってきた女奴隷は私の見立て通り気が強い性格をしていた。彼女は起きた瞬間から煩くわめきたてた。反抗的な目で私を見つめてくる。それが私の中にある被虐心が大いにくすぐって堪らない気持ちになった。この女性が嗜虐と快楽に溺れて私を犯す姿を想像するだけで私の息子はギンギンに昂るのであった。
「おい、聞いているのか。この縄を外しやがれ!」
「ダメだよ。そんなに暴れたら腕が傷つくじゃない」
「そんなことどうでもいい。私は早く婚約者の下へ帰らなくちゃいけないんだ」
「ごめんね。私も男だから貴方の体に興味があるんだ」
私がそう言うと女奴隷は鳩が豆鉄砲を食ったように呆けた。そして次の瞬間には怒りで顔を歪めた。
「やはりそういうことか、変態め。お前みたいなやつは女神ヴラディスラヴァの罰を受けるがいい」
「そんなこと言うけど貞操と純潔の女神は忙しそうだね」
私はドヤ顔で女奴隷に言ってやった。彼女は悔しそうに顔を顰めて私の顔に唾を吐いた。歯磨きをさせてないので臭かった。
「女奴隷ちゃんは歯磨きが必要だね」
私がそう言うと女奴隷ちゃんは頬を赤らめてうつむいた。そういうのは気にするんだ。
食事を与えるついでに私の淫魔の血を与えていけば、彼女のク○ト○スは大きくなる。それはもう男の象徴並みに大きくだ。そしてある程度大きくなったら淫魔の媚薬を与えて無理矢理にでも私を襲ってもらおう。
奴隷ちゃんとの最初に過ごす夜、私は有無を言わさず彼女を襲った。息子は肉体操作で小さくしてある。子どもの親指サイズだ。これで処女は破れないだろう。
「おい、そんな粗末なものでするのか」
ああ、聞こえない聞こえない。私は女奴隷ちゃんに覆い被さる。彼女は体が大きいので、まるでママに抱きつく子どもみたいな図となった。まあ、それはお互い裸でなければの話だが。
「じゃあ、入れるね」
私は思いっきり女奴隷ちゃんの中に自分の棒を入れた。その瞬間、脳に電流が走る。感度を上げているせいか入れただけで逝ってしまった。
「あれ、痛くない。もしかして破けてないのか?」
「女奴隷ちゃんの中とても気持ちいいよ」
「ねえ、キスはダメ?」
「お前なんかにファーストキスを渡すもんか」
「そっか。残念」
「あん、女奴隷ちゃんのあそこ気持ちいい。中に出すよ。ねえ、いいよね」
「おい、止めろ!」
私は女奴隷ちゃんの制止を聞かず、その中へ思いっきり出した。まあ、でも子宮までは到達しないだろう。それに一応避妊の魔法も使ってあるし。
「はあ、最悪な気分だ」
「気持ちよかった」
「もう終わったのか?」
「うん」
「下手くそめ。全然感じなかったぞ」
最初の夜はこんな風にして終わった。私の計画通り彼女は私とのセックスで一切感じていないようだった。それでいい。決して彼女に刺激を与えてはいけない。私は性技が下手くそだと思わせるのだ。その上で毎日私の女性的体を見せつけていく。彼女に犯してもらうため、私は着々と準備を進めていく。
「どうしたの?」
「なんでもない」
女奴隷ちゃんの顔が赤くなっている。媚薬のせいだろうな。私は淫魔とのハーフなので、私の体液には純淫魔ほどではないが媚薬の効果がある。
「今日はもう寝るけど可笑しなことしたら犯すからね」
「ふん、お前はそれしか言えないのか。低俗め」
次の日の朝、私は奴隷ちゃんのために朝ご飯を作ってあげる。隠し味に私の体液を入れてね。これでどんどん性に奔放になってもらおう。
「朝食作ったよ。残さず食べてね」
「お前が作ったのなんか食べるか」
「そんな警戒しなくても。毒とか入ってないから」
「奴隷ちゃんはいらないんだね。これ全部私が食っちゃおう」
○
そんなこんなで女奴隷ちゃんとセックスする生活が一ヶ月続いた。彼女は着実に私の体に欲情するようになってきて、それに伴うように嗜虐心も増大していった。最近はセックスの時間になると顔を赤らめて待ち遠しそうに寝床へ待機している女奴隷ちゃんを目撃する。それに朝だって私を見るだけで欲情した顔をしていた。計画は順調そうに進んでいるようだ。
彼女はとりわけキスが大好きだ。最初は嫌だったのに自分から積極的にしてくる。そしてまだ嗜虐心もそこまで芽生えてないのに、キスをするときご主人様と奴隷の立場が逆転してしまう。彼女は私の口内を舌で好き勝手に貪っていくのだ。そのときの私はアンアンと鳴く木偶の棒と化して見られちゃもんじゃなくなる。そのあと精一杯勝ち誇った顔をするのだが、彼女にはそれがお見通しで逆に可愛く見えてしまっているようなのだ。
しかし男淫魔の血って凄いな。まともだった女奴隷ちゃんをここまで嗜虐的に変えてしまうなんて。教会で討伐対象と言われる理由もわからなくはないかも。
○
ある日の朝、上空から大鷲が飛んできて、私のところへ文を落としていった。あの大鷲を私は知っている。ある人物が連絡するときに寄越す契約獣である。文の中身を見て私は大興奮した。
「明日インドラちゃんに会えるぞ」
インドラちゃんとは私の処女を奪った女性の名前である。私が最初に両性玩具にした人物でもある。彼女との出会いはその昔、教会の暗殺部隊に狙われていたときまで遡る。大体約2年前くらいだ。傷だらけで死にそうなとき、当時D級冒険者だった彼女に助けてもらった。
「明日村に行くから一緒に来て」
「いいのか? 私はお前が犯罪者だと言いまわるぞ」
「ダメ。そんなことしたら夜お仕置きするからね」
あっ、今完全に嬉しそうな表情をした。しかも私にバレないように舌なめずりまでして、完全に獲物を狙う目だ。
「あのジッとしてたら、きみの言うこと何でも聞いてあげるから」
「その言葉忘れるなよ」
女奴隷ちゃんが納得してくれて私はホッとする。どんな命令をされるのだろうかと期待している自分がいるのは内緒だ。
「インドラちゃん・・・・」
「はっ? インドラって誰?」
「えっ、インドラちゃんは私の幼馴染みだよ。とても強くて優しいの」
「ふーん。それでそいつのことが好きなの?」
「好きだよ」
その日の夜は私がお尻でオナニーをしているところを女に見せる。彼女は今横で寝ているのだが、鼻息が荒くて起きているのがバレバレである。気づかないふりをしながらオナニーするのは大変だ。
「あんっ! お尻犯すの気持ちいいよ」
「インドラちゃん、もっと強く犯して」
そんな言葉を奴隷ちゃんに見せつけるように言いながらオナニーした。しかし久しぶりということもあり、昂ってしまって朝になるまでやってしまったのは計算外だ。おかげで寝不足である。
「奴隷ちゃん、顔色が悪いよ」
「あっ、ああ。そうだな。昨日寝違えたようだ」
「もう奴隷ちゃんは大切な性処理道具なんだから気をつけてよね」
「う、うるさい! 変態野郎め」
その日は早朝から指定された村まで行く。そこにインドラちゃんが滞在しているらしいので楽しみだ。村に着いたので。
「インドラちゃん!」
「ミィシェーレ、久しぶりね」
インドラちゃんは私の女奴隷ちゃんを一瞥して一言。
「貴方またあれをやろうとしているの?」
「な、なんのことかな」
私の計画が思いっきりバレてる。やっぱり経験者は察するんだな。そういえば女奴隷ちゃんとインドラちゃんって似ているし、そういうところでバレたのかも。
「誤魔化しても無駄よ。私にしたように彼女にもするのでしょう?」
「ごめんなさい」
「私というものがありながら他の女にまで手を出すなんて良い度胸ね」
「だって最近インドラちゃん、全然構ってくれないじゃん」
「それは私だって貴方といたいわ。でも冒険者の仕事が忙しいのよ」
そういえば最近S級冒険者になったと風の噂で聞いたな。どこの町に行ってもインドラちゃんの名前を聞くし。
「今はS級なんだよね。色んなところでインドラちゃんの名前を聞くよ。たしか二つ名は「雷の女帝」だっけ。格好いい名前だよね」
「あまりその名前を言わないで。私的には恥ずかしいのよ」
インドラちゃんは女型奴隷ちゃんの顔を横目に見て言います。
「そうね。二人で責めるのも、それはそれで面白そうね」
「あはは、そのときはお手柔らかにね」
「ええ、貴方が気絶するまで犯してあげるわ」
「インドラちゃんは変わらないな」
「それはこういうところかしら?」
突然インドラちゃんに顎を上げられてキスされた。隣で見ていた女奴隷が「あっ!」と、驚いた声を鳴らす。私も私で突然だったので頭が混乱して抵抗できなかった。インドラちゃんの挑発した目が女奴隷ちゃんに向く。それには彼女も対抗して火花が飛び散っていた。
どれくらいキスしていただろうか。何度も意識を失いかけて、ようやく解放された。気がつけば隣で見ている女奴隷に物凄い形相で睨まれている。
「私は依頼の途中なのでもう行かなくちゃいけけど、何か困ったことがあったら契約獣に頼んで私のところまでちゃんと言いに来るのよ」
「う、うん。わかったから行ってらっしゃい」
インドラちゃんを手を振って見送っていると横にいた女奴隷ちゃんが不快そうな顔をしてひとこと言ってきた。
「何デレデレしてんのよ。いやらしい」
「そんなこと女奴隷ちゃんには関係ないだろ。それとも嫉妬した?」
「うるさい!」
○
「最近大きくなっているような・・・・」
「何が?」
「あひゃっ! お、お前かよ」
「そんな大声上げてどうしたの?」
「うるさい。それと背後から忍び寄ってくるな」
「私は普通に来たよ。女奴隷ちゃんがボーッとしてたんじゃん」
「それより今日はしないのか?」
「うん。もうそういうことは最後にしようかなって」
「はっ? いきなりどうしたんだよ」
「いや、女奴隷ちゃんも嫌がってたし、私も十分やったから。それに女奴隷ちゃんには婚約者がいるんでしょう? その人に悪いと思うしね」
「あれだけやっといて今更何言ってんだよ」
「ごめんね。でもそういうことだから」
私はその日の夜、女奴隷ちゃんの夢の中に入った。木造作りの小さな家。もしかしたらここは彼女が住んでいたところなのかもしれない。私は目の前にあるベッドで女奴隷ちゃんが来るまでオナニーに耽る。
すこし経ったところで扉が開く音がした。
「ここは?」
「女奴隷ちゃん、大好き」
扉の隙間から女奴隷ちゃんがこちらをジッと見ている。夢の中とはいえ、オナニーを人に見られるのは恥ずかしい。
「私でオナニーしているのか?」
「女奴隷ちゃんに棒があれば、この穴に入れて犯してほしいなあ」
夢の中の声はどんなに小さくても私には聞こえる。
「あ、あいつの尻、真っ赤な薔薇が咲いてるじゃない」
私はゴクリッと唾を飲む女奴隷ちゃんの姿を見て興奮する。
「このまま女奴隷ちゃんとお別れしたくないな」
あと一押しだと思い、ある人を夢の中に呼ぶ。寝てないと呼べないので、呼べるかどうかは賭けである。
「あれ、インドラちゃん?」
寝ていてくれたようだ。私は現れた人物に対して白々しく不思議がる。
「なるほど。私をここに呼びだした理由は新しい奴隷の調教か」
「静かに。聞かれたらダメじゃない」
「ふん、浮気者め。そんなにレイプされたいならやってやる」
「インドラちゃん、止めて。お尻にそんな大きいの入らないよ」
それから私はインドラちゃんと夢の中でセックスをした。暫くして突然景色が変わる。女奴隷ちゃんの夢から目が覚めたのだ。私は起きたってことは彼女も起きていることだろう。ついでにインドラちゃんも。今頃オナニーしているだろうな。外に目を向けると、まだ真っ暗闇だった。ボーッと眺めているとドアの開く音がした。私は急いで布団にもぐり、寝たふりをする。
「おい、起きろ」
「ふぁ、こんな夜にどうしたの?」
「犯す・・・・」
「えっ? 女奴隷ちゃん、なんか怖いよ」
「犯してやる」
暴走した女奴隷ちゃんに押し倒されてしまった。今まさに犯されようとしているのに、私の中では遂にこのときが来たのかと歓喜している。
「よくも私を今まで犯してくれたな」
「それは謝ったじゃん」
「謝るにも限度ってものがあるじゃないか」
「ごめんなさい」
「いいぜ、許してやるよ。お前は私の新たな性癖を開かせてくれたからな。だから感謝して一杯犯してやる。覚悟しろよ」
女奴隷ちゃんの大きなあそこが私の中へいよいよ入る。しかし、ここから先のことを書くのは憚れる。ただその日の夜は蕩けた幸福感の中、女奴隷からやってくる快楽を享受するのであった。窓から舞いこむ朝日に目が覚めると目の前には女奴隷ちゃんの幸せそうな顔があった。女奴隷ちゃんが起きるまで寝たふりをすることにした。
「珍しいな。まだ寝ているのか」
「まあ、昨日あれだけ犯してやったもんな」
「はあ、嫌われてないかな」
「憂鬱そうな顔してどうしたの?」
「ひゃっ! お前起きてたのか!」
「うん。今目覚めた」
「そ、そう」
「ごめん。寝坊したみたいだね。今すぐ朝ご飯の準備するよ」
女奴隷ちゃんが訝しげな目で見てくるが、私はそれを無視して起き上がった。とりあえず昨日のことは触れない雰囲気を作る。そうすることで女奴隷ちゃんの反応を楽しむためだ。
「今日は奴隷ちゃんの大好物を作ってみたよ」
「ありがとう。覚えていたのね」
「私も好きだったから」
「そう・・・・」
おたがい一言も喋らず、朝食を黙々と食べる。そう言えば目的は達成したことだし、今日にでも女奴隷ちゃんの故郷へ連れて帰るか。
「今日女奴隷ちゃんの村に行くから準備しといて」
「私を捨てるのか?」
「そ、それは・・・・」
「私は嫌だぞ。お前と離れたくない。犯したことなら謝るから捨てないでくれ」
「女奴隷ちゃんには婚約者がいるんでしょう?」
「元々は親が決めた婚約者だ。相手は村長の息子で、貴重な作物フェアリーフラワーを大量に育てている金持ちの家だ。自分で言うのもなんだが私は村一番の美人でね、とてもモテたんだ。私の家は貧しいから、もしかしたら不自由ない生活をしないで生きてほしいと思ったのかもしれない。まあ、私は不自由な生活でもいいと思っていたけど。でも親には育ててもらったから。期待は裏切れなかった。でも今は違う。違うんだ。私は私のために生きたい」
ペトラちゃんは決意に満ちた顔でそう言った。彼女の村は遠いようなので行くとき契約獣のケンタウロスを召喚して向かった。
「そういえば名前を言ってなかったな」
「そうだった。お互いまだ名乗ってなかったよね」
「私の名前はペトラ」
「私はミィシェーレだよ」
それからも会話は村に到着するまで続いた。家から村までは一時間で到着した。村の入り口にある門をくぐる。途中会った村人がペトラちゃんのことを見て驚いた表情をしていた。
インドラちゃんがの姿が見えた。彼女は白銀の鎧ドレスに、これまた白銀の槍と奇抜な格好をしているため、遠目からでも誰かわかる。見渡してすぐ気づいた。
「あれ、インドラちゃん?」
近づいてみると、なにやらインドラちゃんは小さな男の子と揉めているようだった。インドラちゃんは意外と暴力的なところがあるから相手が心配である。
「だから私は一人が性に合っているんだ。だからその話は断る」
「それでも俺はインドラさんと一緒に冒険したいんです」
かなりヒートアップしているようだった。インドラちゃんのこめかみがピクピクしている。これは彼女が怒る前兆だ。私はしかたないので横槍を入れることにした。
「インドラちゃん、どうかしたの?」
「ミィシェーレか。丁度いいところに来た。この男がしつこくて困っているんだ。どうにかしてくれないか?」
そう言われたので男の子の方に顔を向ける。あれっと、彼を見た瞬間にちょっとした違和感が生じる。この顔どこか見覚えがある。誰だっけと考えているとき、この村の名前を思いだした。エリス村。私はここに一度だけ来たことがある。そのとき私のことをお姉ちゃんと言って慕ってくれていた子のことを思いだした。たしか名前は・・・・。
「もしかしてアーくんじゃない?」
「あ、貴方はもしかしてミィシェーレお姉ちゃん!」
「なんだ。知り合いなのか?」
「うん。昔一度だけ」
アーくんことアダムくんは前この村に来たとき一緒に遊んであげた男の子である。あのときのアーくんは性知識も少ない純粋無垢な少年だったので、色々と悪戯するついでに教えてあげた。
「アーくん、どうしたの?」
「いえ、そのお恥ずかしい話なのですが、S級冒険者のインドラ様の強さに一目惚れしてしまいまして、俺も一緒のパーティーに入って冒険したいと懇願していたところです」
「そうなんだ。インドラちゃんに惚れるなんてアーくんも大変だね」
「そ、その俺はもう昔のように子どもじゃないので、アーくんじゃなくアダムと呼んでくれませんか」
「背伸びしてるね。でもわかった。アダムくんって呼ぶね」
横目で見ていたペトラちゃんが口を開いた。
「アダムさんってもしかして村長のところの息子さん?」
「はい。ぼくが村長の息子ですが、貴方は?」
「私は貴方の婚約者のペトラです」
「こ、婚約者?」
「お父様から聞いてないのですか?」
「う、うん。今お父さんと喧嘩してて会ってないんだ」
「その婚約の件ですが無しにしてもらえないでしょうか?」
「ああ、いいよ。今度お父さんに会ったときに言っとくね」
「よっ、アーくんの優男!」
「えへへ、ミィシェーレ様にそう言ってもらえると照れるなあ」
ペトラの家に行く。奴隷商に捕まった日から帰ってないので両親はとても心配していることだろう。玄関の戸を叩く。中からふくよかな中年夫婦が現れた。彼女の両親はペトラに気づくなり、走って抱きつく。涙を流して娘の帰還を嬉しがった。ペトラもペトラで嬉しそうに泣いていた。
それからアーくんの実家に行ってペトラとアーくんの婚約を解消してもらう。インドラちゃんにお願いして立ち合ってもらった。意外とすんなり事が進んだのだが帰りで「アダムをおねがいします」と、お父さんがインドラちゃんに言っていた。それを見た全員がアーくんのお父さんは相変わらずだなと嘆息するのであった。
「今日は私の家に泊まる?」
「ええ、いいの?」
「うん。お父さんお母さんにはちゃんと了承を得ているから」
「それなら私も泊っていいか?」
「インドラちゃん!」
「べつに夜の営みを邪魔しようってわけじゃない。ただ美人と一緒に享受したいだけなんだ」
「そういえばインドラちゃんってバイだったね」
「お前だって浮気したのだ。これくらい許してもいいだろう?」
「ちょっとだけだからね。それとペトラちゃんの棒は私のだから」
「ちょっと私の穴より棒の方がいいっての?」
「そ、そんなことはないけど・・・・」
「まあまあ、二人とも仲良く」
「インドラさんでしたっけ。私は貴方のこと認めてませんから」
「それなら勝負しない? どっちがミィシェーレを逝かせられるか」
「望むところです」
「負けた方は罰ゲームね」
私は両脇を二人に掴まれる。肉食獣のような視線が体のあちこちに突き刺さって居心地が悪い。こういう展開は望んでいたことだが私の体力が持つか心配である。
「手加減してね」
「ダメ!」
「ダメだ!」
これからのことを想像して、私のお尻は無意識にキュッと締まるのであった。
最後まで読んでくれてありがとうございます。
最後いい話風に収めてあるけど、主人公は快楽のためならなんでもやるクズ野郎なんですよね。
バラバラに書くので書き忘れが多く、とつぜん話が飛ぶ場合があります。
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