ダブル魔王総進撃 ぐだぐだトータス本能寺2068 (リューオ)
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ナラク・ニン…奈落編
1:始まり


暗闇の中、急速に小さくなる光。手を伸ばすも掴める訳もなく、少年「南雲ハジメ」は恐怖に歪んだ顔で消えゆく光を凝視した

ハジメは今、奈落のような深い深い崖を落ちてゆく。ダンジョンの探索中、巨大な大地に裂け目に遂に光が届かない深部まで落下し続け、風の音を聞きながら走馬灯を見た。だが―――

 

「ハジメェ!」

 

上から声が聞こえ、我を取り戻したハジメは自身に近づくソレを見た。円盤に乗った小さい人型に捕まってる軍服を着た少年がハジメに手を伸ばす

 

「ノッブ!」

 

ノッブと呼ばれた少年はハジメの手を掴み、胸に抱き寄せる。日本人である2人はファンタジーとは程遠いこの世界に来るまでの経緯を…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

月曜日、それは1週間の中で最も憂鬱な日。ま、殆どの奴らはこの1週間にため息を吐いて昨日までの天国を想うんだろうけど、是非も無いよね!…おっと、俺の事を説明せねばな

俺は織田信彦、何か創世王みたいな名前してるけど気にするな!皆からはノッブって呼ばれてる、趣味と特技はギターとシンセサイザーとかそういうの

そんで何故か魔王となる未来が待っていた、これは別の世界に転生しても場所が変わるだけでそれ以外は何も変らない

 

「ノブ!」

 

ピカチュウみたいに俺の肩に乗ってるコイツは、未来の俺の魔力から生まれたちびノブだ

未来の俺が量産しまくってるから、そのいくつかをこっちで引き取ってる。どうでもいいけど、ノブノブ言ってるが通訳無しでも分かる

 

『髪の色がピンク、青緑、金、紫、青のちびノブが完成したけど名前どうする?』

 

「あー…、どうしようか…」

 

ちなみにスマートウォッチ的なのから聞こえるこの声は未来の俺で、オーマジオウやってるようだ。後、クォーツァーの一員じゃないらしい

 

『若き日の我よ、我はオーマジオウじゃねえからな!?』

 

まあ、こんな感じでいつもぐだぐだしてる。紹介終わりー

 

「ノッブ!(訳:早く教室に入ろうぜ)」

 

「おーう」

 

教室に入ると複数の人に囲まれてる見慣れた奴がいた

 

「よう、ハジメ」

 

「ノブ!(訳:おはよう)」

 

「おはようノッブ、ちびノブ」

 

「ノッブ!(訳:おはよう、オリジナル)」

 

ちなみにハジメはメカノッブを引き取ってる

 

「今日、帰ったら一緒にアニメ見ようぜ」

 

「いいよ、それで何を見る?」

 

「ん~…、何にしよっかなぁ…」

 

「何の話してるの?」

 

「ノノノ、ブブブ(訳:アニメの話だろ)」

 

横からひょっこりと現れたこいつは白崎香織、学校だと二大女神とも言われ、男女関係無く人気だそうだ。

こいつはノッブUFOを引き取ってる。引き取った理由だが、ノッブUFOが可愛いからとか何とか。はっはっは、照れますな

 

「南雲君、ノッブ、おはよう。毎日大変ね」

 

「ノブッ!(訳:全くだ)」

 

このポニテは八重樫雫、香織の親友だ。

切れ長の目は鋭く、その奥には柔らかさを感じる為、カッコいい印象を与える。172cmという女子にしては高身長と引き締まった体に、凛とした雰囲気は侍を彷彿させる。

そんで実家は八重樫流っつー剣道場をやってて、彼女自身は小学校の頃から大会で負けなしっつー猛者らしい。

剣を使う者同士なのか、ノブ選組を引き取ってる

 

「香織、また彼らの世話を焼いているn「ノッブ!」ぐふっ!」

 

「こ、光輝ぃぃぃ!?」

 

俺のちびノブのタックルを食らったコイツは天之河光輝、何かキラキラネームっぽいコイツはイケメンで成績優秀、そんでスポーツ万能の完璧超人だ。サラッとした茶髪に優しげな瞳、180cm前後の高身長&細身に引き締まった体、誰にでも優しく、正義感が強い故に思い込みが激しい

何でちびノブがタックルかますのかは分からん

それはそれとしてイケメン死ね

 

「お、おい織田…、いきなり酷くないか…?」

 

「やったのはちびノブだ」

 

「ノブ!?(訳:何でさ!?)」

 

「おいおい、またちびノブがやらかしたのか?」

 

んで、コイツは坂上龍太郎で天之河の親友だ。

短く刈り上げた髪に鋭さ+陽気さを組み合わせたような瞳、190cmの身長に熊のような体格、見た目に反さず細かい事は気にしない脳筋だから何となくバスターゴリラを思い出す

てかゴリラだな

 

「ハジメ、帰ったらエターナル克己を見よう」

 

「いいね」

 

「南雲、いつまでも香織の優しさに甘えるのはどうかと思うよ?香織だって君に構ってばかりはいられないんだから」

 

「光輝君、私が話したいから話してるだけだよ?」

 

「ホント、香織は優しいな」

 

…俺はスルーか?いいもん、俺はちびノブを撫でるから

 

「織田、君は得体の知れない者を連れてくるのはどうかと思う。メカにUFO?ゲームじゃないんだから」

 

それは未来の俺に言いなさいな

 

「ノブ?(訳:初出はゲームだよ?)」

 

ちびノブ、言うだけ野暮ってもんだよ

 

「なあ、アイツは香織に甘えた事はあるか?それにその性善説の解釈もやめとけよ?」

 

「何を言ってるんだ?俺はただ、やる気のない南雲を注意しただけで…」

 

「…ハァ、こんな奴をどうにかするなんざ是非もクソもねえか…」

 

俺が言い終わると同時にチャイムが鳴る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~昼休み~

 

 

「…ん」

 

昼休み、ハジメは起き、ゼリーを飲んで寝ようとするがメカノッブに止められる

 

「ノブノブ(訳:寝過ぎはよくないぞ)」

 

「南雲君珍しいね、教室にいるの。お弁当?良かったら一緒にどうかな?ノッブも一緒に」

 

「俺はいいよ、一曲どうだ?」

 

「いいね」

 

俺はギターやシンセ、武器にできる「ヘシkill・ハセーベ」を持つ。モニター部分が弦の役割だからピックはいらないし押さえるのはギターの細い部分にあるスイッチのみ、オートチューニング機能があるから問題無い、これエレキギターのようにギャーンって鳴るやつね

 

「何が良い?」

 

「MEGALOVANIAで」

 

「ほいよ」

 

俺はMEGALOVANIAを弾くと天之河が止めに入る

 

「おいおい、ここで「うるせえ、気が散…る?」

 

突然、天之河を中心に魔方陣が現れ、光が増す

 

「ぐだりそうだなぁ…」

 

俺はそうつぶやくと視界が白く染まる―――



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2:トーサカッ!?

気が付けば、和室にいた。しかもご丁寧に靴は履いてない

 

「気が付いたか、若き日の我よ」

 

振り向くと玉座に座ってる未来の俺がいた

 

「相変わらずイケメンだな、流石俺!」

 

「ふっ、褒めても何も出ないぞ」

 

「俺をここに呼んだって事は転移する異世界に何かあるって事か?」

 

「そうだ、まずはその世界の情報をやろう」

 

未来の俺がフィンガースナップすると俺の脳内にあらゆる情報が少しずつ流れ込む

 

「麦茶しかないが、どうだ?」

 

「貰うわ」

 

麦茶を飲みながら分かったが、その情報はこれから召喚される世界の始まりから今までの全部の情報だ

 

「しっかし、エヒトか。黎斗がマシに感じてくるよ…」

 

「なら、やる事は分かっているのだろう?」

 

「大体わかった、そのエヒトをムッコロだろ?」

 

「そうだ、それとその情報は必要な時思い出すよう設定した」

 

「あ~…、何から何まですまないねぇ」

 

「ふふ、貴様も我だ。これくらいしても文句は無かろう?」

 

未来の俺は優しく笑う、やっぱ魔王になっても俺は俺だな

 

「では、暫しの別れだ。異世界生活を存分に楽しむが良い」

 

未来の俺がそう言うと、俺の意識が薄れる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気が付くと、知らない所にいた

 

「…どこだここ?」

 

「ノブ(訳:知らねーよ)」

 

「やっと起きたか」

 

「ん?おお、ハジメ」

 

周りを見渡すとジジイがいた

 

「ノブノブ?(訳:何だ?あのジジイ)」

 

「ちょ、メカノッブ!」

 

「ようこそ、トータスへ。勇者様、そしてご同胞の皆さま。歓迎致しますぞ。私は聖教教会にて教皇の地位に就いておりますイシュタル・ランゴバルドと申す者。以後、宜しくお願い致しますぞ」

 

「ちょっといいか?」

 

「何ですかな?勇者殿?」

 

「必殺技にアンガルタ・キガルシュはあるか?」

 

「いや、イシュタル違いだから!」

 

「トーサカッ!?」スパァァン!

 

俺はハジメに叩かれる、何でさ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~大広間~

 

大広間に着き、俺達全員座るとベストなタイミングでカートを押しながらメイドらが入ってきた。しかも美女&美少女のメイドだ。あれ、未来の俺の配下にこういうのいたっけ?

 

『いるにはいるぞ』

 

マジで?

 

『時間停止能力を持ってて、ナイフを投げるメイドの長もな』

 

え、完全で瀟洒な従者いんの?いいなー!

 

「さて、あなた方におかれましてはさぞ混乱されている事でしょう。一から説明させていただきますのでな、まずは私の話を最後までお聞きくだされ」

 

俺は話が終わるまでちびノブの頭を撫でる、話の内容だがこのトータスには人間、亜人、魔神…だと採集されるな、魔人の種族があって東都、西都、北都の三つに分かれ、混沌を極めていた!

 

『コノーママー…っておい待て、ビルドじゃねえか』

 

人間は北一帯に、魔人は南一帯に、亜人は東の樹海にひっそりと生きてる。その内、人間と魔人が何百年と戦争し続けてる。そんで全員めちゃんこ強い魔人に人間は数で対抗したが魔物の使役で押されてるとの事

魔物は普通の野生動物が魔力を取り入れて変質した異形なんだとか、それぞれ強力な種族固有の魔法使え、強く、凶悪な害獣らしい

 

「貴方方を召喚したのはエヒト様です。我々人間族が崇める守護神、聖教教会の唯一神にして、この世界を創られt「話長え!もっと短く纏めろ!」

 

「ちょっ、ノッブ!?」

 

「っつーかさ~、こっちの事情は無視して戦えだぁ?ふざけんじゃあねえ!テメーらのしてるこったぁ誘拐だ!戦わせる暇があったらとっとと元の世界に帰せ!そっちで勝手に滅んでろ!」

 

「ノブノブ!(訳:そうだ!俺達は反対だ!)」

 

「織田君とちびノブ君の言う通りです!私達を早く帰して下さい!」

 

「お気持ちはお察しします。しかし…貴方方の帰還は現状では不可能です」

 

俺とちびノブ以外はは凍りつく、遊ぶ駒をアイツが手放すわけねえよな

 

『そういえば、プレバンの配達今日だったよな?ミライドライバーセットの』

 

俺は項垂れる、ド畜生がッ!

 

「ノ、ノッブ?」

 

「予約したミライドライバーセット、今日配達…」

 

「うっわ、最悪じゃん…」

 

「ノブノブ(訳:帰ったら、再配達しような)」

 

「うん、その方が良いよ」

 

『再配達しないように、我が受け取ったぞ』

 

「「お前は神か」」

 

『魔王だ』

 

「一旦落ち着け!」

 

突然、アマンガワがテーブルを叩く

 

「皆、ここでイシュタルさんに文句を言っても意味が無い。彼にだってどうしようもないんだ。俺は戦おうかと思う、この世界の人達が滅亡の危機にあるのは事実なんだ。それを知って、放っておくなんて俺にはできない。それに、人間を救うために召喚されたのなら、救済さえ終わらせれば帰してくれるかもしれない。イシュタルさん、どうですか?」

 

「そうですな、エヒト様も救世主の願いを無碍にはしますまい」

 

「俺達には大きな力があるんですよね?ここに来て妙に力が漲っている感じがします」

 

実は俺の魔王としての力が妙に強くなってる気がするんだよな

 

「ええ、そうです。ざっと、この世界の物と比べると数倍から数十倍の力を持っていると考えていいでしょうな」

 

「うん、なら大丈夫。俺は戦う、人々を救い、皆が家に帰れるように。俺が世界も皆も救ってみせる!」

 

アマンガワがそう言うと皆が活気と冷静を取り戻す

 

「へっ、お前がそう言うと思ったぜ。お前1人じゃ心配だからな。俺もやるぜ?」

 

「龍太郎…」

 

「え、えっと、雫ちゃんがやるなら私も頑張るよ!」

 

「香織…」

 

4人がアマンガワに賛同するにつれ、クラスメイツが賛同する

 

 

 

 

 

 

 

 

「貴様ら、本当にそれでよいのか?」

 

 

 

 

 

 

ある1人の男が介入するまでは



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3:魔王からの試練

サバフェスのシナリオ全部終わった…


「貴様ら、本当にそれでよいのか?」

 

クラスメイツが賛同する中、聞き覚えのある声が聞こえる

 

「ねえノッブ、これって…」

 

「ああ」

 

「ノブ…(訳:我らの魔王様…)」

 

突然、時計をあしらったゲートが現れ、そこから赤い髪と目で高身長の男性が現れる。コイツこそが、未来の俺だ。見た目はめっちゃ若いけど67歳だ

 

「織田?だけど…」

 

「概ね合っている、我は未来の織田信彦だ」

 

「み、未来?」

 

「ギャハハハ!未来から来たとか、何言ってんだお前?頭おかしいんじゃねえの?」

 

あの不良がそう言うと白髪の女性がゲートから現れる

 

「黙りなさい!魔王の前であるぞ!」

 

服装がウォズっぽい女性が「明智光華」だ

 

「お久しぶりです、明智さん!」

 

「久しぶりです、明智さん」

 

「ヘ~イ、久しぶり~!みっちゃん!」

 

「お久しぶりですね、ハジメ様、若き我が魔王、香織様」

 

「未来の俺、全く信じてないけどどうするんだ?」

 

未来の俺は無言でヘシkillを出す、そう言う事か

 

「ハジメ、アレをやるぞ」

 

「分かった」

 

ハジメは用意したドラムに座り、俺もヘシkillを持つ

 

「じゃあ私も!」

 

香織は俺達に近づくと同時に片手でもできるシンセサイザーを渡す

 

「んじゃ、行くぜ?」

 

俺達は某飯屋の第3段階のBGMを演奏する、ハジメと香織は俺が勧めた結果、めっちゃ上手くなった。そして数分後、演奏が終わると喝采が起きる

 

「これで信じたか?」

 

「念の為、俺とかにしか知らなさそうな質問をするぞ」

 

「いいだろう」

 

「この世界に召喚される前に弾いた曲は?」

 

「MEGALOVANIA」

 

「召喚された直後、そこのジジイに何て言った?」

 

「アンガルタ・キガルシュがあるかどうか」

 

「帰すのが不可能と言われた後、俺は項垂れた。その理由は?」

 

「ミライドライバーセットの配達日が今日だったから」

 

「補助輪無しの自転車には乗れるか?」

 

「未だ乗れない」

 

「ラジオ体操第2はできるか?」

 

「未だできない」

 

「グルーヴコースターは今もEASYか?」

 

「ああ」

 

「太鼓の達人の難しいは?」

 

「早々やるものじゃない」

 

「好きなプリキュアは?」

 

「コスモとミルキー」

 

「うん、未来のノッブだね」

 

「と言う事で、未来の織田信彦だ。ハジメと香織と雫は知っておるな?」

 

「本当に未来のノッブよね?」

 

懐疑的な香織に、俺は未来の俺の隣に来る

 

「未来の俺、醤油ドバドバ?」

 

「飯ガバガバ」

 

「「YEAAAH!!」」ピシガシグッグッ

 

「これは確かに未来のノッブね」

 

「いい加減にしろ!」

 

アマンガワがイラついて大きく声を荒げる。未来の俺、出番だぞ

 

「すまなかったな、では話を始めよう。と言っても簡単な事だ。貴様らは本当に戦争をする覚悟はあるのか?」

 

クラスメイツはざわざわと揺れ、アマンガワはどういう事かって顔をしてる

 

「分かっていなかったようだな、それだから貴様らは我以上にうつけ者だ」

 

「どういう意味だ!」

 

「おっと、言葉が足りなかったな。この世界の知らない人間共の為に兵器になり、人を虐殺する覚悟はあるか?」

 

「っ!?」

 

クラスメイツはようやく理解したのか、青ざめる。ハジメと雫は分かってたようだ

 

「どうした?貴様ら一致団結して戦うんじゃなかったのか?魔物もコイツらと少し見た目が違うだけの魔人族と言う人間の命を無慈悲に、ゲームのように奪っていこうと思っていたのではないのか?」

 

「そ、それは!」

 

「ハッ!我は事実を言っただけだ、殺人志望者共め!貴様らはお使い感覚でそこの得体の知れない老害の頼みで、他の生物の命をいとも容易く奪う戯け者以下だ」

 

「それは違います。魔人族の殲滅は創世神様よr「我の話に入るな、戯け者」

 

未来の俺が殺気を放つとジジイは口をつぐむ

 

「信じたくも、認めたくもないか?自分らはそんなのじゃないって言いたいか?自分らではなく、魔人族が悪い、そう言いたいか?」

 

「だってそうだろ!事実、この人達は苦しめられてる!」

 

「ほう?ならやってみせろ」

 

「我が魔王、コレを」

 

みっちゃんが持ってきたのは1人のメイドだった

 

「な、何を!」

 

「まあ見ておれ、ふっ!」

 

未来の俺は何かしらの力でメイドが青い肌で牙を生やした顔になった、未来の俺はアマンガワにメイドと短剣を投げる

 

「おわっ!?危ないだろ!」

 

「さあ、それで殺せ。貴様が悪だと言った魔人族だ」

 

「お、お前!」

 

アマンガワは未来の俺を睨む

 

「それが貴様がやろうと、コイツらに扇動した事だ。貴様は考えた事はあるか?魔人族と銘打っておるが、毛色が違う人間だと。そこのメイドのように知性もあれば、家族、友、愛する者もいるという事を!」

 

それを聞いたアマンガワはたじろぐ

 

「それに、相手が行動を起こす時は何かの動機がある。家族を殺されたり、攫われたり等、そんな奴もおる。それは悪ではないのか?」

 

「それは話し合えばきっと改心する筈だ。懸命に訴えればきっと」

 

「それはとあるガングニールの少女で十分だ。では、貴様が襲われるか弱い女だったとして、目の前に理性をなくした者に同じ事言えるのか?」

 

「…」

 

「結局、魔人族にとっての正義は貴様らにとって悪、貴様らにとって正義は魔人族にとって悪だ。この世界に正義は無い、個人の願いがあるだけに過ぎない。その思いの1つを踏み躙り、貴様らの目的の為に犠牲を強いる覚悟はあるのか?」

 

クラスメイツは黙る

 

「貴様らはその罪を背負う覚悟はあるのか?それを乗り越える勇気はあるか?」

 

ある者は立ち上がり、自分の覚悟を我に示すがよい。と未来の俺は話を終わらせ、持ってきた玉座に座る。そして沈黙が流れる、まあこれはすぐに出せるもんじゃないからな

 

『暇だからしりとりしようぜ』

 

絶版だ

 

『DA PUMP』

 

プラズマ

 

『マルクソウル』

 

ルーマニア

 

『アルターエゴ』

 

ゴマすりクソバード

 

『ドラえもん、…あ』

 

やーいやーい!俺の勝ちぃ~!

 

『若き日の我ぇぇぇぇ!!』

 

何故か取っ組み合いが始まるが

 

「…僕は」

 

覚悟を決めたハジメが立ち上がる。未来の俺、真面目になれ

 

『え~』

 

え~じゃねえ!さっさとやれ!

 

「僕には人を殺す覚悟は無い。そんなの怖いし、やりたくない」

 

「では、貴様の覚悟は何だ?」

 

「僕の覚悟は、僕が戦って少しでも白崎さんや八重樫さんを少しでも脅威から遠ざける為に戦う」

 

「他人の為に戦うか、それも立派なケツイだ。次は誰だ?」

 

今度は龍太郎が立ち上がる、…がそれ以降は省略で

 

『何でさ』

 

そんで名乗り上げたのはハッジ、カオリン、ゴリラ、雫で、それ以外は誰も名乗らなかった。アマンガワ?知らん

 

「4人か、まあいいだろう。今後はこの4人を中心に鍛える事にしよう」

 

これをきっかけに、トータスでぐだぐだな戦いが始まるのだった






~おまけ 魔王登場:ぐだぐだver~


「貴様ら、本当にそれでよいのか?」

クラスメイツが賛同する中、聞き覚えのある声が聞こえる

「ねえノッブ、これって…」

「ああ」

「ノブ…(訳:我らの魔王様…)」

突然、明かりが全部消えてクラスメイツはパニックとなる
そんな真っ暗な中、俺は未来の俺の隣に行くと

<UU U.S.A.!UU U.S.A!>

カモンベイベーでアグレッシブな曲が流れ、ライトが俺と未来の俺、ちびノブにみっちゃんこと明智光華を照らす

(何でこの曲をチョイスしたんだろう…?)

ハジメが疑問に思う中、未来の俺は歌いながら踊り、俺もちびノブもみっちゃんも踊る


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4:何かヤベーイ!?

未来の俺の試練が終わった後、この建もんがある山を下山して麓の王国へむかう

 

「なあ未来の俺、何て王国だっけ?」

 

「ハイリヒ王国だ」

 

そしてロープウェイっぽいので麓へ降り、王宮に辿り着く

 

「「カ~モンベイビー アメリカ~、ドゥルィームの見方をエンスパイエァ」」

 

「どっせい!」

 

「「ぶべらっ!」」

 

王座の間に向かう間、俺らはハジメらがいる最後尾でカモンベイビーでアメリカンな曲を踊ってたらハジメにツッコまれる

その道中だが騎士っぽい奴とか文官っぽいのとか、メイドらの使用人とすれ違うが皆期待に満ちた、畏敬の目をしてた。どうせ俺達が何者か聞いてたんだろうな

 

「なあ、俺達何かした?」

 

「知らね、カラムーチョでも食うか?」

 

「食うよ」

 

俺と未来の俺はカラムーチョを食う

 

「間違いなくソレが原因だよ…」

 

ハジメは呆れた顔するけど、マジで何かした?

 

「にしても、この廊下すっげぇ豪華だなぁ」

 

「だが無意味だ(^U^)」

 

カラムーチョを食いながらそんなやりとりすると、デカい両開きの扉の前に到着する

 

「「イシュタル様、並びに勇者様方がご到着致しました!」」

 

扉の両サイドで立ってた兵士がトーサカと俺らが来た事を大声で告げる

 

『うっか凛じゃねえだろ』

 

そして扉が開き、トーサカは悠々と通り、一部を除くメイツは恐る恐る通る

 

『スルーかい』

 

通った先は、まっすぐ延びたレッドカーペットと玉座があった

 

「なあ、あれ未来の俺に似合いそうだな」

 

「奇遇だな、我もだ」

 

玉座の前で威厳とかを纏ったジジイが立ち上がって待ってる

 

「よし今だ行くぞ未来の俺!」

 

「あの玉座は我の物だ!」

 

玉座にむかって走り出した瞬間、足を引っかけられてコケる

 

「「ぐえっ!?」」

 

「我が魔王、大人しくして下さい」

 

「「すんません…」」

 

ジジイの隣には王妃、隣には10代前後の金髪碧眼の少年、14、15の金髪碧眼の少女がいた

そんでその後は自己紹介大会だった、凄い真面目でつまらなかったから鼻ほじってたらハジメにボディーブロー入れられた、今度は真面目に聞くふりして目を開けて寝てたらみっちゃんが持ってる本で頭を叩かれる、どっかのブリュンヒルデかお前は

どうやら国王の名前はエリヒド・S・B・ハイリヒって言って、王妃はルルアリア、少年はランデルで、王女はリリアーナみたいだ

 

「勇者の皆様方、いきなりこのような事態で緊張もしておられるでしょう。なので、細やかながら晩餐会を開かせていただきました。どうぞ存分に楽しんでください」

 

国王の言葉で、俺らは会場に案内されて晩餐会をした。俺は未来の俺とハジメと一緒に演奏をしたらめっちゃ盛り上がった

飯を食ってる間、ランデルがカオリンに話しかけてたのを見て、ランデルを「火縄銃:Type NEXT」で朕を抉って、先が割れた長いランプでゲイボルクしようかと思った

 

『最低最悪すぎんだろ』

 

刀で始末剣とか、鏡で叩いてうつ伏せで倒れた直後頭を踏んでアズライールとか、ボウリングのボールで新しい顔にしたりとか、ミキサーを頭に被せて人間ジュースにしてタカノブらにに飲ませたりとか、密室に閉じ込めて1ヶ月以上放置して殴ったり蹴ったりしたりとか、やかんにスプレー缶を入れて沸かしたりなんて考えてませんけど?

 

『考えてんじゃねえか』

 

後は酒をかけて火を点けて宴したりしたり、カーテンでぐるぐる巻きにして死ぬまで使えるサンドバックにしたり…とか?

 

『若き日の我って、こんなんじゃない気がするんだけど…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~翌日~

 

 

翌日、俺達は訓練場にいた。今日から本格的に訓練と座学が始まる、座学めんどい

 

『真面目にやろうや』

 

なんて事してたら横12×縦7cmのプレートが配られる、これはステータスプレートと呼ばれてる。正にテンプレ

その名の如く、自分の能力値を数値化してくれる物で、最も信頼のある身分証明書でもある

 

「プレートの一面に魔方陣が刻まれているだろう。そこに、一緒に渡した針で指に傷を作って魔方陣に血を一滴垂らしてくれ、それで所有者が登録される。ステータスオープンと言えば表に自分のステータスが表示されるはずだ。ああ、原理とか聞くなよ?そんなもん知らないからな、神代のアーティファクトの類だ」

 

「アーティファクト?」

 

アマンガワが質問する

 

「ノブ!(訳:その心臓貰い受ける!)」

 

「ちょっ、落ち着けちびノブ!先が尖ってる棒を持ってアマンガワの所へ行くな!」

 

「ノッブ!(訳:HA☆NA☆SE)」

 

「…」ジャキッ

 

「…」ガチャッ

 

「両手にロケラン持ってるお前らも落ち着かんかい!」

 

何とか俺のちびノブと未来の俺とみっちゃんを落ち着かせる、アーティファクトは、簡単に言えばオーパーツのようなもんだ

俺も魔方陣に血を一滴垂らすと魔方陣が淡く輝く、どれどれ?

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――

織田信彦 17歳 男 レベル:1

 

天職:魔人アーチャー

 

筋力:890

 

体力:880

 

耐性:860

 

敏捷:870

 

魔力:890

 

魔耐:860

 

宝具:ERROR

 

技能:天下布武・銃術・投擲・演奏・言語理解

――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

なんじゃこりゃ、それに宝具って何だよ

 

「我はこれだ」

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――

織田信彦 67歳 男 レベル:1

 

天職:最凶最悪の第六天魔王

 

筋力:★

 

体力:★

 

耐性:★

 

敏捷:★

 

魔力:★

 

魔耐:★

 

宝具:★

 

技能:天下布武・銃術・――魔法・投擲・演奏・言語理解

――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

「チートじゃねえか!?」

 

「ノッブ、ステータスどうだった?」

 

「…ん」

 

「うん、まさにノッブだね」

 

「我のステータスはこれだ」

 

「…もう全部未来のノッブだけでいいんじゃないかな、それにこの「――魔法」って何だろう?」

 

「いずれ分かる、ハジメはどうだ?」

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――

南雲ハジメ 17歳 男 レベル:1

 

天職:錬成師

 

筋力:160

 

体力:170

 

耐性:190

 

敏捷:180

 

魔力:190

 

魔耐:180

 

技能:錬成・銃術・演奏・投擲・言語理解

――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

「何か殆ど150はざっくり超えてんだけど…」

 

「ノッブに鍛えてもらってるからね」

 

「さっすが若き日の我!」

 

ちなみにみっちゃんは

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――

明智光華 68歳 女 レベル:1

 

天職:ウォズ

 

筋力:970

 

体力:999

 

耐性:990

 

敏捷:1000

 

魔力:980

 

魔耐:989

 

技能:銃術・槍術・剣術・変身・予知・予言・言語理解

――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

意外にも68歳だった

 

「え、68なの!?」

 

「はい」

 

「18とかその辺りかと思った…」

 

「全員見れたか?説明するぞ?まず、最初にレベルがあるだろ?それは各ステータスの上昇と共に上がる、上限は100でそれがその人間の限界を示す。つまりレベルはその人間が到達できる領域の現在値を示してると思ってくれ。レベル100と言う事は、人間としての潜在能力ををすべて発揮した極地と言う事だからな。そんな奴は早々いない」

 

「ふぅん、ゲームみたいにレベルが上がるからステータスが上がる訳じゃねえんだな。え、じゃあ何でレベルが上がるとステータス上がるんだ…?」

 

「勘の良いガキは嫌いだよ」

 

次に天職は、才能らしいくて持ってるだけで自慢できるもんらしい

戦闘系と非戦闘系があって、戦闘系は極稀に、非戦闘系はかなり持ってるらしい

 

「そん中で生産職はかなりいる、と」

 

「と言う事は、僕の錬成師もその1つって事か。なんかありふれた職業だね」

 

「まあ、それが汎用性があるから結構使えると思うけどな」

 

「それに、戦闘系なんて持ったっていつ使うんだか」

 

「それもそうだね、元の世界に帰っても剣は持たないからね」

 

「後は、各ステータスは見たままだ。大体レベル1の平均は10くらいだな。まあお前らならその数倍から数十倍は高いだろうがな!全く羨ましい限りだ!あ、ステータスプレートの内容は報告してくれ。訓練の内容の参考にしなきゃならんからな」

 

アマンガワがステータスの報告をする、未来の俺が盗み見た結果

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――

天之河光輝 17歳 男 レベル:1

 

天職:勇者

 

筋力:100

 

体力:100

 

耐性:100

 

敏捷:100

 

魔力:100

 

魔耐:100

 

技能:全属性適性・全属性耐性・物理耐性・複合魔法・剣術・剛力・縮地・先読・高速魔力回復・気配感知・魔力感知・限界突破・言語理解

――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

うん、俺らの方が強えな。特に未来の俺

 

「ほお、流石勇者様だな。レベル1ですでに3桁か…、技能も普通は2つや3つなんだがな…、規格外な奴め!頼もしい限りだ!」

 

「いや~、あはは…」

 

「な~んか、気に食わんなぁ…」

 

「私もです、我が魔王」

 

「ノブ(訳:うぜぇ)」

 

「ノブ(訳:俺もだ、オリジナル)」

 

ハジメは錬成師が気に入らなかったようだ

 

「ハジメ様、ご不満でしょうか?」

 

「まあね」

 

話すうちに、俺らがプレートを見せる番が来たようだ

 

「まあ、見せてこい」

 

「そう気負うな」

 

ハジメは恐る恐るメルさんにプレートを提出すると、一瞬固まって首をかしげる

 

「あの、何か?」

 

「いや、錬成師なのに演奏や銃術の技能を持ってるから不思議に思ってな。まあそう言う事もあるだろうハッハッハッ!」

 

「ちなみに「我らは」「これです」

 

俺らはプレートを提出する

 

「ほう、天下布武に予言か。こりゃ凄いな!それにステータスが★ってどういう事だ?後67と68だったのか!?」

 

「そうだ」

 

「何か問題でも?」

 

「い、いや…」



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5:金的は楽しいな♪

あれから数日、俺らはオルクス大迷宮がある宿場町ホルアドにいる。その2人部屋で俺とハジメは図書館から借りてきた迷宮についての本を読んでる

ちなみに数日前は、

 

ハジメが不良らに絡まれたが思いっきし金的した

そこに俺らが駆け付けたが既に終わってた

拘束して最強の大会を開く

もうやらないように指切り(物理)させてカオリンの魔法で治療

そんでアマンガワがハジメに不真面目だって言う

最強の大会:第2ラウンド開催!

 

って事があった、またやったら火縄銃Type:NEXTで金抉りだな

 

「今物騒な事考えたでしょ」

 

「…別に火縄銃Type:NEXTで金抉りなんて考えて無いけど?」

 

「考えてるじゃないか、てか金抉りってマズくないか?」

 

「なに、ちょっとした去勢手術だ」

 

「物理にもほどがあるでしょ」

 

俺は立ち上がり、ヘシkillを持って外に出る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~外~

 

 

俺は近くのベンチに座ってヘシkillをギターモードにしてお前より強い曲を弾きながら歌う

 

「~♪」

 

未来の俺とみっちゃんはいない、メルさんと一緒にいるからだ

明日、ヤな予感がするな…

 

(ハジメと一緒に行かない方がいいのかもな…)

 

後、不良ら(今更だけど、檜山ズの事)は金抉りだな

その後、部屋からギシギシと聞こえてる気がするから外開きタイプの扉の前で横になって寝るという嫌がらせ(?)をしてやった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~翌日~

 

あの後、ハジメに殴られた。何でさ

 

「それが普通だろ」

 

「ちょっとした嫌がらせだったのにな」

 

俺達は今、大迷宮の正面入り口の前…の露店の食い物を食いながら出入りのチェックを待ってた

どうやら、プレートをチェックして出入りを記録する事で志望者を正確に把握してるっぽい

 

「これ、美味しいですね」

 

「あ?んな訳…、ホントだ」

 

「確かに」

 

しばらくすると回ってきた後、俺らはメルさんの後について迷宮に入ってしばらく進むと壁の隙間からネズミ人間が現れた

 

「なあ未来の俺、黄色い布なかった?」

 

「それはネズミ違いだぞ」

 

「ア゛?空飛ぶ下駄をぶつけんぞ」

 

「若き日の我はいつからゲゲゲの妖怪になったんだ?」

 

「よし、光輝達は前に出ろ、他は下がれ!交代で前に出てもらうからな、準備しておけ!」

 

んじゃ、俺は寝ますかね

 

「それとノッブ、もしもの時に備えてサポートができるようにしておいてくれ!」

 

「はぁ…、メンド…」

 

俺はそう言うとネズミ人間の動きが止まる

 

「動きは止めたから後は貴様らに任せた~」

 

未来の俺がそう言うと雫らはネズミ人間を倒す

 

「この階層の魔物だと敵じゃねえよな、メルさん」

 

「全くその通りだ、お前達よくやったぞ!次はお前らにもやってもらうからな、気を緩めるなよ!」

 

俺は火縄銃Type:nextを用意するとアマンガワが入ってくる

 

「織田、そろそろ後ろに戻ったらどうだ?それに、その格好は何だ?本当に訓練する気があるのか?」

 

今の俺の格好はButerって書かれた赤いTシャツに前を開けた黒のパーカーに、白のラインが入ってる黒のズボンでスリッパを履いてる。早い話アンテのサンズっぽい恰好だ

未来の俺の格好はBusterって書かれた赤いパーカーに長ズボンといったスワップのパピルス仕様だ

 

「別に良いだろ?減るもんじゃねえし。なぁ、メルさん?」

 

「お前が平気ならそれでいいのだが、大丈夫なのか?」

 

「大丈夫だ、問題無い。…また朕を蹴られたいか?」

 

「っ!?」

 

アマンガワにそう言って後ろに戻る

 

 

 

 

 

==================================================

 

 

 

 

 

そっからは何事も無く下の階層に進んでいき、一流の冒険者かどうか分ける20階層に辿り着く。ここで調子こいて次の階層に行く奴はヴァカ野郎だ

 

『ヴァカめ!』

 

今の最高到達階層は65階だが、100年以上前の冒険者がやった事なんで知ったこっちゃねぇが、今だと40階越えで超一流。20階を越えれば一流扱いなんだとか

 

「まっ、俺たちゃチートだからこれ位余裕なんだろな。特に未来の俺なんか測定不能だしな」

 

「良いじゃん別に」

 

「良いけど、後30年はかかるぞ」

 

「えぇ~!?困るよソレ、もうできてると思って妹子に招待状出しちゃったよ!?」

 

「小野妹子の家「郵便でーす!」法隆ぢ!?」

 

またハジメに殴られた、前より威力上がってない?

 

「お前達、今までが楽勝だったからってくれぐれも油断はするなよ!今日の訓練はこの20階層で終了だ!気合入れろ!」

 

雫らが戦ってるのを露店で買ったミートボールを食ってるとケルベロスっぽい魔物がこっちに来る

 

「実戦慣れしてねえから是非もねえな。ハジメ、行ってこい」

 

「う、うん」

 

ハジメはキャリコM950(未来の俺が持ってきた物で何故か無反動)を2丁構える

 

「な、なあ信彦殿。彼は大丈夫なのか?」

 

「問題ねえぜ、俺と未来の俺とみっちゃんが技術を叩き込んだからな。そこトラッ「ひゃっ!」…もういいや」

 

宙づりにされてスカート型の鎧がめくれるが、もういいや



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6:ドフォーウ!?

訓練は続いて、1時間たった所で休憩が入る

 

「あ゛~、つっかれたぁ…」

 

「わ、私もです…」

 

「俺も…」

 

「ノブ…(訳:左に同じ…)」

 

「アンタらまだ若いだろ、我なんか67だぞ?」

 

「私なんて68ですよ?」

 

「ふぁ、ふぉう(あ、そう)」

 

俺は露店の食い物を食いながらそう言うと負の感情がてんこ盛りフォームの視線を感じる、その先はハジメ。見当はついてるんだが、カオリンの治療抜きで指切りしてやろうかな?

 

「ノブ(訳:俺が監視するよ)」

 

ありがとな、ちびノブ

休憩が終わり、20階層を探索する。まーたトラップにかかってら、これで何回目だ?

やっと辿り着いた最奥の部屋はつらら状の壁が出てたり溶けてるような部屋だった

 

「この先に21階層への階段があるんだよな?」

 

「メルドはそう言ってたな」

 

俺らは引き返すが、壁に違和感がある気がする…

 

「そぉい!」ズバビィィィッ

 

その壁を火縄銃Type:NEXT(次からはネクストって呼ぶ)で撃つとゴリラのような魔物が転がり落ちた。次々と擬態を解いて襲ってくる

 

俺はネクストで撃ちながら後衛組を見ると、ゴリラが両手いっぱいに広げてカオリンに飛びかかってきた

 

[か~おりちゃ~ん!!]

 

何かそんな声が聞こえた気がするんで

 

「ル゛パ゛ァ゛ァ゛ァ゛ン゛!゛!゛」

 

「いや、どうやって声だしてんだよ!?」

 

熱血お巡りさん風に言いながら撃ち殺す

 

「お前ら、大丈夫か?」

 

「ありがとう、ノッブ!」

 

「あの声、どうやって出したの?」

 

「ドヤァ」

 

「貴様…、よくも香織達を…、許さない!」

 

「ヤ~な予感…」

 

前を見るとアマンガワが剣を構えてた、ヤッベ!?

 

「万翔羽ばたき、天h「アマンガワシスベシフォーウ!!」ドフォーウ!?」

 

俺はアマンガワにキックをかまして阻止する

 

「ツイデニオマエラモシスベシフォーウ!!」

 

ネクストでゴリラを殲滅する

 

「ノッブ、感謝する。あのままだと光輝の一撃で崩落する可能性があった」

 

「そらどう…も?」

 

「ノッブ、どうかしたか?」

 

「あれ…」

 

俺が指さした先には壁の一部がはがれ、キラキラしてる何かがあった

 

「ちょっとやりすぎたな…」

 

「若き日の我、アレすっげえキラってらぁ」

 

「キラやば」

 

「ほぉ、アレはグランツ鉱石だな。大きさも中々だ、珍しい」

 

「グランツ鉱石?」

 

「アレを見る限り、宝石の原石のようなものでしょう」

 

「その通りだ。特に何か効能がある訳ではないが、その輝きが貴族のご婦人ご令嬢方に大人気で、加工して指輪、イヤリング、ペンダント等にして贈ると大変喜ばれるらしい。求婚の際に選ばれる宝石としてもトップ3に入る代物だ」

 

「激レアな宝石とかキラやば」

 

「なら、俺らで回収しようぜ!」

 

「待て待て待て待て、トラップだったらどうすんだ」

 

檜山は崩れた壁を登ろうとする所を俺が襟の後ろを掴んで止める

 

「は?んなわけねえだろ」

 

「はぁ…、そんなに回収したいのなら…」

 

「うおっ!?」

 

俺は檜山を持ち上げ

 

「1人で…」

 

大きく構えて

 

「逝ってきやがれ!!」

 

鉱石に投げた、檜山が鉱石にあたると転移の魔方陣が広がり、転移する

 

「やっぱトラップだったかー」←のん気

 

転移先は手すりも緑光石も無い巨大な石造りの橋だった、下を覗くが何も見えなかった。落ちれば奈落か

 

「未来の俺ー!そっちはどうだー?」

 

<何もねえ!

 

周りを見渡すと両サイドには奥へと続く通路と上階層へと続く階段があった、メルさんに目で合図すると一度頷いて険しい顔で指示する

 

「お前達、すぐに立ち上がってあの階段の場所まで行け!急げ!」

 

階段側の入り口に魔方陣から魔物が現れ、通路側には巨大な魔物が現れる

 

「まさか…、べヒモス…なのか…」

 

「え、謙虚なナイト呼んだ方が良いか?」

 

「若き日の我、それはベヒんもスだから」

 

「俺のビートが有頂天!「ボケヲヤメサセルベシフォーウ!!」ブロントッ!?」

 

ハジメに蹴られる、何でさ



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7:奈落に落ちてか~ら~の~?

「若き日の我、どうする?」

 

「殴って蹴る以外、何がある!」

 

俺は魔物を殴っては蹴る

 

「ベオウルフかよ…、そういや若き日の我は筋力890だったな」

 

「どりゃああああああああ!!」

 

「ノッブ!大丈夫…みたいだね」

 

そこにハジメが来る

 

「ハジメ、お前はベヒモスを相手しろ!コイツらを倒してからそっちに行く!」

 

「分かった!」

 

ハジメが離れた後、俺は宝具を使う

 

「三千世界に屍を晒すが良い…、天魔轟臨!これが俺の三千世界だああああああ!!」

 

無数のネクストを展開して一斉射撃して蹴散らした後、ハジメの所へ行く

 

「そっちはどうだ?」

 

「皆を避難させたよ!」

 

「そうか、お前ら!撃てええええええ!!」

 

メイツは魔法の一斉掃射を始める

 

「走れええええ!!」

 

俺とハジメはメイツにむかって走ると、魔法の1つが曲がってハジメが吹き飛ぶ

 

「マズイ!未来の俺、ノッブUFOを!」

 

「あ、ああ!」

 

ゲートから出したUFOに掴まると橋が崩壊する

 

「ハジメええええええええええ!!」

 

俺は奈落に飛び込む

 

 

 

 

 

 

~魔王ノッブサイド~

 

 

「…クソが」

 

我は地上へのゲートを開く

 

「未来のノッブ?」

 

「帰るぞ」

 

クラスメイトらをゲートに通らせた後、我と明智も通ってゲートを閉じる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~ノッブサイド~

 

 

俺は目が覚める

 

「あれ…?あ、そうか…」

 

「ノブ(訳:やっと起きたか)」

 

「お前も落ちたのか、何時の間に…」

 

「ノブノブ?(訳:動けるか?)」

 

「大丈夫だ」

 

俺は立ち上がり、ちびノブを抱えて歩く

 

「にしても、魔物めっちゃうろついてんな」

 

「ノブ?(訳:食うか?)」

 

「食うかよ!てか何しれっと魔物食ってんだよ」

 

「ノブノブ(訳:うまいのになー)」

 

「それはお前だけだ」

 

こんなので大丈夫なのか…?

 

 

 

~数日後~

 

 

歩いてるうちに開いてる巨大な扉に着く

 

「あれ、開いてる?入ってみよう」

 

中に入って奥へ進むと屋敷が見える

 

「こんな所に屋敷なんてあったんだ…」

 

探索すると、ハジメ?と金髪少女が寝てた

 

「疲れたし、寝るか」

 

俺はあの時(金的は楽しいな♪参照)みたいにドアの前で寝る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~翌日~

 

 

またハジメに殴られた、何でさ

 

「お前がドアの前で寝るからだ!」

 

「…ハジメ、この人が」

 

「ああ、前に言ったノッブだ」

 

「おう、俺がノッブだ。んでアンタは?」

 

「名前はユエ、ハジメにつけてもらった」

 

「ノッブ(訳:俺の事は聞いてるか?)」

 

「ん、ちびノブ。ノッブから生まれた何かの生命体だって聞いてる」

 

「ノブ(訳:否定はしない)」

 

話しながら探索すると風呂を見つける

 

「FOOOOOOOOOO!!夜は露天風呂っしょおおおおおお!!」

 

「こりゃいいや!何ヶ月ぶりだぜ!」

 

「…ハジメ、一緒に入る?」

 

「…俺達2人で「俺の事は気にせずゆっくりするルン」ノッブ!」

 

そして3階に上がると骸骨が鎮座してる部屋に着く

 

「特に何も無さそうだな。ハジメ、そっちはどうだ?」

 

「この魔方陣に危険性が無いのが分かった」

 

「んじゃ、入ってみっか!」

 

俺らは魔方陣の中に入ると突然光り出した後、黒衣の青年が佇んでた

 

「試練を乗り越えよく辿り着いた、私の名はオスカー・オルクス。この迷宮をt「カットォォォォォォ!!(ブロリーMAD風に)」話は以上だ、聞いてくれてありがとう。君のこれからが自由な意思の下にあらん事を」

 

記録映像は魔方陣の輝きと共に消える

 

「うーん、未来の俺から貰った知識と変わらんな」

 

「ノッブ、ずるいぞ」

 

「ま、どうせそのクソ神をブッコロにするんだろ?俺も付き合うよ」

 

「…礼は言わんぞ」

 

(にしても、未来の俺の「――魔法」って何なんだ?アイツ曰く、この魔法の力で魔王になったとか言ってたな…)



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8:2ヶ月の間の短編集?~山並みが燃えたらマジでヤバい~

「「…」」

 

俺とハジメは睨み合う、そして

 

「「最初はグー!じゃんけんポォン!」」

 

結果は俺はチョキ、ハジメはパーだった

 

「あっちむいてホォイ!」

 

指を左にやるとハジメもつられて左に向く

 

「だぁぁ!負けた!」

 

「うぃ~、オレの勝ち~」

 

2ヶ月の間は武器作ったり鍛えたりだけだった、その一部の様子を見せようか

 

 

 

 

 

~ジェット~

 

 

「ノッブ、武器はどうする?」

 

「んー…、ネプギアみてえなビームブレードかな」

 

「無理」

 

「水着沖田さんみたいなジェットパックで」

 

「…それならできるが」

 

「頼む」

 

 

 

 

 

~混ぜろ~

 

 

「~♪」

 

「…ノッブ」

 

「おう、ユエか」

 

「それ…何…」

 

「カラーミソ。最初はシャバシャバだけど…、混ぜてみて」

 

ユエはカラーミソを混ぜる

 

「信じて混ぜろ~×3、Oh Yeahhhhhhh!、信じて混ぜれば~×2シャバシャバが「ボロボロになった…」な?こういうのは信じて混ぜろだ」

 

「信じて混ぜろ…」

 

「デーデレデレレ デーデデデーデレ デデデンデレレ「ユエに何吹き込もうとした?」

 

「信じて混ぜろわん」

 

「ふんっ!」

 

「ヘシンッ!?」

 

ハジメにいつものフォームで殴られる

 

 

 

 

 

 

 

 

~ジェット2~

 

 

ジェットの出力を上げてすれ違い様に魔物を斬る

 

「成層一閃!」

 

出力を落として止まる

 

「ジェットの調子はどうだ?」

 

「グレートだ、後はエグゼイドみたいにガトリング砲を付けてほしいな」

 

「分かった」

 

「それとタイムマジーンやブレイキングマンモスといったロボはできるか?」

 

「無理」

 

「あ゛ん゛っ゛!゛」

 

 

 

 

 

 

~ロボ~

 

 

「ここをこうして…、できた!」

 

「ノッブ、何作ってんだよ!?」

 

「ロボ、早速動かしてみる」

 

動かしてみた結果、問題なかった

 

「マジかよ…」

 

 

 

 

 

~ネックレス~

 

 

「あ、そうだ。ハジメ、ユエにこれを」

 

ハジメにネックレスを渡す

 

「ネックレス?」

 

「NTR防止の加護を付けといた、ネックレスが奪われてもいいように一度つけると加護が体に移るようにしといた」

 

「…ありがとな」

 

「いいって事よ」

 

 

 

 

 

~血を吸ったら?~

 

 

「ハジメ、ユエって吸血鬼だよな?」

 

「そうだけど、何故だ?」

 

「俺の血を吸ったらぐだぐだになる?」

 

「ノッブが2人になったらイヤすぎるんだが」

 

「じゃあ悪魔城TAS的なアレ」

 

「やめろ!」

 

 

 

 

 

 

 

~翌日~

 

 

「じゃあ、最終確認といくぞ」

 

「うい」

 

「もう一度確認するが、地上で俺達の力は異端だ。特にノッブと未来のノッブは」

 

「いいじゃねえか、別に」

 

「無論、そんな俺達をこの世界の人間共は放っておかないだろう。アーティファクトの要求は当然の事、戦争に強制参加させられる可能性は高い」

 

「これだから人間は面白い!てかどのみち避けられねえだろ」

 

「そうだ。つまり、命がいくらあっても足りない旅になる。覚悟は良いか?」

 

「神をブッコロだろ?俺もやるよ」

 

「んっ!」

 

「俺達は家族だ。互いを支え合い、神を殺して…そして、帰ろう」

 

「「おう!」」

 

「最後の、俺から旅たちの日にを「歌わんでいい」山並みはもえてって部分さ、燃えてじゃなくて萌えてらしいぞ」

 

「マジか」

 

「萌えるの本来の意味は草木が生えるって意味なんだってさ」

 

「サッサと行くぞ!」

 

魔力を魔方陣に流し込むと光り出す

 

「さあ、旅の始まりだ」

 

そして転送される



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警告…じゃねえ、渓谷…でもなく…峡谷編
9:あ! ざんねんうさぎの シアが あらわれた! ▼


転移された先は、洞窟だった

 

「…何でさ」

 

「なんでさなんでさ♪ななななんでさっ!?」シュビドゥビ

 

ハジメに何時ものフォームで殴られる、そして歩いてるうちに外に出る。ちなみにここはライセン大峡谷らしい

 

「やっと出れたか」

 

「よっしゃぁああーー!!戻って来たぞ、この野郎ぉおー!」

 

「んっー!!」

 

皆は喜ぶ中、俺はゲッダンではしゃぐ

 

「外は素敵だ。花が咲いてる、小鳥達もさえずってる」

 

「咲いてねえし小鳥もいねえけどな」

 

「こんな日に、お前らみたいな魔物は…」

 

俺は赤く染まった目で魔物の群れを睨む

 

「三 千 世 界 で 燃 え て し ま え ば 良 い 」

 

群れの一部を火縄銃Type:NEXT改め、ガスターブラスターとジェットのガトリングで一掃する。ハジメの方も終わったみたいだな。ハジメの異空間からバイクを2輪出して乗って走る

 

「気持ちいいな、ユエ」

 

「…ん。すごく」

 

「レッツゴー!ライダーキックを流したい気分だ」

 

「初代とか分かる奴いるのかよ」

 

 

グルアアアアアアアアア!!

 

 

「おん?」

 

会話してたら魔物の咆哮が聞こえた、今度の奴はスゲー奴だろうな。並走するハジメとアイコンタクトをとると、いつでも戦闘態勢にできるように準備した。ちょいとして現れた崖を回ると声の主が見える、顔が二つあるティラノっぽいのだ

 

「いーーーやーーー!」

 

なんかウサ耳こと兎人族の少女が半ベソで必死に逃げてた、服もボドボドだ

 

「…何だアレ?」

 

「…兎人族?」

 

「何でこんな所に?兎人族はここが住処なのか?」

 

「…聞いた事が無い」

 

「犯罪者として落とされたのか?」

 

「…悪ウサギ?」

 

隣でハジメとユエがそんな会話してた。さすが鬼畜だな。その時、ティラノっぽいのが爪を振るった風圧でウサ耳は転がった勢いを殺さずこっちに逃げる

 

「げっ、こっち向いてきやがった」

 

「迷惑…」

 

「ハジメ、どうすんだ?」

 

「んー…、見ちまった以上はな…」

 

うーん、助けるとすればロボはいけるかな?

 

「だぁずぅげぇでぇくだぁざぃいいいいい!」

 

「関わらない方向で」

 

「ん」

 

「うい」

 

停めたバイクを走らせる、それを見たウサ耳はヤケクソな顔で叫ぶ

 

「助けてくれないとずっと貴方達に付いて回って”あなたその金髪誰よ!私との子供認知してくれるって言ったじゃない!”って言い続けますからねぇ!」

 

 

 

ドパンッ!ドパンッ!ウィーン…ズドォォォン!

 

 

 

発砲音と機械音が響き、発砲音の一つはティラノっぽい魔物の頭を一つ撃ち抜き、もう一つはゴム弾でウサ耳の額に当たる。機械音は巨大なロボ(外見はブレイキングマンモスからマンモス要素を抜いた感じ)がティラノっぽいのをエヴァ三号機のように叩きつけて頭を潰す

 

「いつつ…って、そ、そんな…あのダイドヘアが一撃で死んでる…?」

 

(アレ、ダイドヘアって言うのか)

 

ウサ耳はゲシゲシ踏みつけた後こっちに振り返って、ロボから降りた俺の横を通り抜けてハジメに走り寄り

 

「ありがとうございまへぼっ!?」

 

「アホか、そんな身に覚えのない事延々とほざかれるよりはマシだから助けただけだ」

 

「ん、この性悪ウサギ」

 

義手のげんこつで地面に沈むが、起き上がる

 

「うぅ~!ちょっと貴方、さっきからこんないたいけな美少女に手を出して!良心が痛まないんですか!」

 

「ない、つか自分で美少女とか言うな」

 

「即答!?」

 

よく見ると、なかなかだな。デカいし

 

「んじゃあ、助けたからもういいな。俺達は行くからさっさと消えろギャグウサギ」

 

バイクのアクセルを握るハジメと手を振るユエに、ウサ耳はハジメの足に抱きつく

 

「に、にがすかぁ!」

 

「うわっお前、離しやがれ!服が汚れるだろうが!」

 

「先程は助けていただきありがとうございました!私は兎人族のハウリアの1人、シアと言いますです!とりあえず私の仲間も助けて下さい!」

 

「マジウケるwww」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ところで、先程の巨人は何だったのですか?」

 

「あれか?俺のロボ」



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10:エースコンバット(偽)

どうやら話を聞くに、家族も助けてほしいらしいがハジメの事だ。ぜってえ拒否す「断る」やっぱりね。まあ、連れてくけど

 

「まあ、シアだったか?乗れよ」

 

「おい、そいつを捨てろ」

 

「樹海の案内はコイツにやらせばいいだろ?」

 

「…あー」

 

その発想は無かったって顔するハジメ、隠れ家にいた時は森を焼き払うか切り倒すかロボで歩くかしかなかった

 

「まー、さっきの話だけど助ける代わりに樹海の案内するんならいいって話になったぜ?」

 

「ほ、本当ですか!?ありがとうございます!ありがとうございますっ!うぅ~よかったよぉ~」

 

嬉し泣きするシアだが、すぐに立ち上がる

 

「そういえば、皆さんの事はなんて呼べばいいのですか?まだ名前を聞いていなくて…」

 

「俺は織田信彦、好きに呼んでくれ」

 

「では、ノッブと呼びますね」

 

「俺はハジメだ、それでこっちが」

 

「…ユエ」

 

「ハジメさんとユエちゃんですね」

 

「…さんを付けろ。残念ウサギ」

 

さんを付けろよデコ助野郎って、大元はブロントさんじゃなくてAKIRAらしいんだよな

 

「ふぇ!?」

 

「おーい、そろそろ行くから乗ってくれー」

 

シアはバイクの後ろに乗り、出発する

 

 

 

 

 

========================================

 

 

 

 

 

バイクを走らせてると、魔物の咆哮が聞こえる

 

「ハジメ」

 

「分かってる」

 

しばらくするとワイバーンやらなんやらが兎人族を襲ってた

 

「ハ、ハイベリア…」

 

俺はジェットで飛んでガトリングでハイベリアを撃ち落とし、ウィングが分離してレーザーを放ち(要はファンネル)、ガスターブラスターで消し飛ばす。地上ではハジメ達とロボ(遠隔操作)が魔物を倒しまくる

 

「ハイベリアはこれで全部かな?」

 

ハジメの方を見るt「うにゃああああああああっ!?」…シアが飛んだ後、地面に激突する

 

「シア!」

 

兎人族がシアに近づくのを確認した俺は、ジェットの出力を弱めて着陸すると同時にハジメも来る

 

「父様!」

 

「ハジメ殿と信彦殿、でよろしいですか。私はカム、ハウリア族の長です。此度はありがとうございました。シアのみならず我々まで助けていただいて、しかも脱出まで助力してくださるとか…」

 

ハウリア族は頭を下げる

 

「別にいいけど、樹海の案内よろ」

 

「はい、それはもちろん。受けた御恩は必ずお返ししましょう」

 

そういえば、亜人は被虐種族だったよな?恨みそうなんだけどな

 

「そう簡単に信用して大丈夫か?」

 

「シアが信頼する相手です。ならば我らも信頼しなくてどうします。我らは家族なのですから…」

 

「うっわ、めっちゃお人好しじゃねえか」

 

これ危機管理能力ヤバくね?ホイホイ誘拐されるんじゃね?

 

「大丈夫ですよ父様、あそこにいるハジメさんは平然と女の子を殴るし対価が無いと動かないし、ノッブはふざける時はありますしとんでもなく強いですが、約束は必ず守る人達です!」

 

「はっはっはっ、つまり照れ屋な人達なんだな」

 

ハジメは拳銃抜いてんじゃねえか、ボロクソに言われたのが気に食わなかったんだね

 

「…ん、ハジメは(ベッドの上だと)照れ屋」

 

「ユエ!?」

 

「確かに、ハジメはユエと出会う前もヤってる時はスゲー恥ずかしがってたな」

 

「おま、ノッブ!?見てたのか!?///」

 

「おう」

 

発砲を抑える代わりにハジメの性癖の一部が露見された、ハウリア族の女性がモジモジしてるし。まあ、俺らは峡谷の出口を目指す



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11:Volare via.(飛んで行きな)

「帝国兵はまだいるでしょうか?」

 

進んで階段を上る途中、シアが聞いてくる。俺は小型の戦闘兼探査機を飛ばしてヘッドホンの機能の一つのバイザー(飛ぶ時とか索敵とかに使う)を展開して索敵するとレーダーに引っかかる

 

「…集団が一つ、恐らく帝国兵。数は30」ポーン ポーン

 

「…そう、ですか」

 

「だーいじょーぶ!俺達が守るってばよ」

 

「それは助かるのですが、敵対してよろしいんでしょうか?」

 

「どういう意味だ?ギャグウサギ」

 

そろそろ戦闘兼探査機を戻すか、腕を滑走路代わりにして戻す

 

(うーむ、30の兵をどうする?ロボだとこの辺りは崩れかねない、ガトリングもだ。なら戦闘探査機でボラボラで決まりだな)

 

俺とハジメらは階段を上りきると帝国兵がいた

 

「おいおい、マジかよ。生き残ってやがったのか。隊長の命令だから仕方なく残ってただけなんだがなぁ~。こりゃあ、いい土産ができそうだ」

 

兵は驚くも、女を楽しむだの高価で売れるだの胸糞わりぃ話してた

 

「あん?誰だお前ら、人間か?」

 

小隊長が俺らに近づく

 

「ああ、人間だ」

 

「右に同じく」

 

「はぁ~? なんで人間が兎人族と一緒にいるんだ? しかも峡谷から。あぁ、もしかして奴隷商か? 情報掴んで追っかけたとか? そいつぁまた商売魂がたくましいねぇ。まぁいいや。そいつら皆、国で引き取るから置いていけ」

 

勝手に推測して勝手に結論を出す。当然、俺らは従う気は無い

 

「は?やだよ、何で渡さなきゃいけねえんだよ」

 

「小僧、口の利き方には気を付けろ。俺達が誰か分からない程頭悪いのか?」

 

「お前らの事なんざ知らねえよ」

 

「テメー、調子に乗ってんじゃねえぞ」

 

「お前が言うなよ?」

 

「あぁ!?まだ状況が理解できてねえのか!テメーは震えながら許しを ドガガガガガガガ 」

 

小隊長は蜂の巣になって死ぬ

 

「ボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラ!」

 

他の兵も蜂の巣にした後

 

Volare via.(飛んで行きな)」ドガァァァァァァン

 

そう言うと後ろで爆発してこっそり飛ばした戦闘兼探査機を戻す、チビは目を輝かせてた

 

「ハジメ、そっちはどうだ?」

 

「…」

 

「どした?」

 

「いや、初めての人殺しだったわけだが、特に何も感じなかったから、随分と変わったもんだと」

 

「ハジメのLOVEが高い結k ドゴッ サンズッ!?」

 

いつものフォーム(今更だけどアッパー)で殴られる、顎はギャグ補正で大丈夫

 

「それは上がっちゃいけないレベルだろが!」

 

「ハジメさん、ノッブが言ってるLOVEとは何ですか?」

 

「Level of Violence、暴力レベルの事だ。そういうノッブはどうなんだ?」

 

「別に?ああいう奴は寧ろスゲーッ爽やかな気分だぜ、新しいパンツを穿いたばかりばかりの正月元旦の朝のよーによォ~~~~~~~~ッ」

 

ハジメは苦笑いする

 

「初めてだったんですね、ハジメさん」

 

「そう、()()てだったんだよ。()()()だけに!」ツクテーン

 

ダジャレを言った後

 

「はい、ノッブじゃあああないとおおおおおお!」ビシィッ

 

指を正面にさすが、誰もウケない。これがやりたかっただけだ

 

「ちなみに俺も初めて人を殺したが、血統のせいで何も感じない」

 

「あ、そうか。お前の祖先は織田信長だもんな」

 

「織田信長って誰ですか?」

 

俺は祖先の事を話す、女でぐだぐだしてた事も全部

 

「とまあ、こんな感じ」

 

シアは微妙な顔してた

 

「あの、できればお二人の事も教えてくれませんか?」

 

ハジメはここに来るまでの事を話すと、シアはガチ泣きしてた。話を聞くとアイツらを思い出す、元気にしてるかな

 

「ハジメ、アマンガワ生きてるかな(愉悦の意味で)」

 

「生きてるだろ(愉悦の意味で)」

 

「私、決めました!」

 

シアは何かケツイしたようだ

 

「皆さんについて行きます!遠慮はいりません、私達は仲間なのですから!」

 

「断る」

 

「面白い奴だけどヤダ、てか旅の仲間が欲しいのか?」

 

ビクッと反応するシア、ビンゴォ!ハジメは連れてけない理由を話すと落ち込む。そして数時間後、ハルツィナ樹海に到着し、入る。目指せモスクワならぬ目指せ大樹、ハジメは大樹に向かうと伝えるとハウリア族は頷く

 

「皆さん、できる限り気配は消しもらえますかな。大樹は神聖な場所とされておりますから、あまり近づくものはおりませんが、特別禁止されているわけでもないので、フェアベルゲンや他の集落の者達と遭遇してしまうかもしれません。我々はお尋ね者なので見つかると厄介です」

 

「ああ、承知している。俺もユエもある程度、隠密行動はできるから大丈夫だ」

 

ハジメとユエは気配遮断を使う、ちなみに俺も気配遮断[A+++](何かやったら取得できた)を使える。ちなみに俺のは石ころ帽子レベルだから解除しない限りタイガー道場しても気づかれる事は無い

 

「っ!?これは、また…ハジメ殿、できればユエ殿位にしてもらえますかな?」

 

「こんなもんか?」

 

「はい、結構です。さっきのレベルで気配を殺されては我々でも見失いかねませんからな。いや全く、流石ですな!」

 

そういえば、兎人族の唯一の能力は隠密能力と聴覚による索敵だったな。しばらく歩いてるとレーダーに俺達を取り囲んでる形で反応が出る

 

「お前達、何故人間といる!種族と族名を名乗れ!」

 

トラの あじんぞくが あらわれた!▼



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12:ぐだお

虎の亜人族が現れて、騒いでる。人間と亜人族がいる事がゆ゛る゛さ゛ん゛!ようでシアを匿ってた事もあってか処刑とか叫んでた

 

 

ズドンッ!

 

 

ハジメがリーダー格の男の後ろの木をふっ飛ばした、俺も脅すとするか

 

「おーい、おっちゃん共」

 

藤村族(分からんからそう呼ぶ事にした)は俺に振り返り、俺は空に指さす。藤村族はつられて空を見る

 

 

ウィーン…ドォォォン!ズバシュゥゥゥウゥゥゥゥウゥゥウゥ…ドカァァァァァァァン!!

 

 

ロボは空にいる魔物を拳やビーム(巨神兵のアレ)で殲滅すると、藤村族は震えてた

 

「今のは俺のアーティファクトだ、下手に動こうとしたらさっきみたいになるからな。ここで死ぬか、撤退するか、どっちにする?」

 

俺はロボをしまう

 

「…その前に一つ聞きたい。いったい何が目的だ?」

 

「樹海の深部、大樹ウーア・アルトのもとへ行きたい」

 

「大樹のもとへだと?何のために?」

 

「そこに本当の大迷宮への入口があるかもしれないからだ。俺達は七大迷宮の攻略を目指して旅をしている。ハウリアは案内のために雇ったんだ」

 

ハジメと藤村族が会話してる間、俺はというと

 

「捕まるよ~?タッヒッチ~、屁ぇ出すヨンにはジャスコォに~」

 

ハウリア族にVIP先生の弾き語りしてた。そんな中、レーダーに高速でこっちに来る反応があった。ハジメとユエはシリアスになる、俺は弾き語り中だ。霧の奥からダンディな長老が現れる

 

「お前さんらが件の人間達か、名は何と言う?」

 

「南雲ハジメだ。で、向こうで弾き語りしてるのが織田信彦」

 

「現民油っこい、現民安っこい、現民フライパン、現民おもしろい」

 

弾き語りしてる間に話は進み、フェアベルゲンに泊まる事になった

 

 

 

 

 

=================================

 

 

 

 

 

フェアベルゲンに着いて、用意された部屋に入り、話を進める途中で熊耳のおっさんらが乱入する

 

「アルフレリック!貴様、どういうつもりだ!」

 

俺達人間と罪人のハウリア族をフェアベルゲンに入れた事を怒鳴ってた

 

「貴様の言い分を聞かせてもらおうか、アルフレリック!」

 

「言い分もなにも、口伝に従ったまでだ。お前も長老の一人ならば事情はわかっているだろうに」

 

「ではこんな人間族の小僧どもが資格を持つというのか! 敵対してはならない強者であると!」

 

「そう言う事だ」

 

おっさんは俺達を睨むと拳に力を入れる

 

「ならば今、この場で試してやろう!」

 

おっさんが襲ってくるが

 

「一歩音越え、二歩無間、三歩絶刀――!」

 

どこかで聞いた事がある声がすると同時に現れる、アイツは…!

 

「無明三段突き!」

 

「がふっ!?」

 

熊耳のおっさんは倒れ、ピンクがかった白髪の少年は俺を見て言う

 

「ノッブ…?」

 

「その声…、おき太か?」

 

「ノッブううう!」

 

「おき太あああ!」

 

お互い駆け寄り

 

「「げふぅっ!?」」

 

クロスカウンターで相打ちになって気絶する。その後、ハウリア族は追放で免除になって扱いは俺らの奴隷って事になった

 

「ひ…久しぶりですね…、ノッブ…」

 

「お前もな…、てか何故ここに?」

 

「未来のノッブに呼ばれて来たんですよ、若き日の我のサポートをしてくれって」

 

「マジか」

 

「オレもいるよー」

 

おき太の後ろから白髪褐色の少年がひょっこりと出てくる

 

「なあノッブ、ソイツは誰だ?」

 

「ああ、コイツは」

 

「初めまして、僕は沖田総一です」

 

「オレは、沖田誠司。兄さんの弟で魔神さんってよく言われてる」

 

ちなみに二人の声はどっちも悠木碧だ。おき太曰く、声のせいでダディャーナザンと間違えられるんだとか

 

「では、僕達はゆっくり話したいからノッブお借りしますね」

 

「「どうぞどうぞ」」

 

しばらくしておき太兄弟の家に着いて入る

 

「おざまー」

 

「ゆっくりしていってね!!!」

 

ちゃぶ台を囲んで座ると魔神さんが聞いてくる

 

「そんじゃ、今までの事話してくれるか?」

 

「ああ」

 

俺は冷たい麦茶を飲みながら今までのことを話す

 

「――んで、今に至るって訳だ」

 

「その天之河光輝って人の趣味にケチつけるんですね…」

 

「魔神さんがぶちのめそうか?」

 

「やったれ、そういやどんだけ話したんだ?」

 

「30分」

 

 

 

 

 

=================================

 

 

 

 

 

話し終わった後、ハジメの所へ行く

 

「よ、ハジメ。何してんだ?」

 

「霧が晴れるまでの十日間、アイツらを鍛える事にしてな。今は昼休憩だ」

 

「まあ、自分で生き抜く手段は必要だよな」

 

「そう言う事だ、…なんだけどなぁ」

 

「ハジメさん、何か問題でも?」

 

「まあ、実際に見た方が良いから言わないでおくわ」

 

訓練の様子を見るt「ああぁああ! どうか罪深い私を許してくれえ!」…何k「ごめんなさい! ごめんなさいっ! でも私はこうするしかないのぉ!」…ホント何n「わかってる、こんなことしちゃいけないって…それでも俺は、俺はぁっ!」…うん

 

「何だコレ」

 

「だから言っただろ?見た方が早いって」

 

「これには魔神さんもびっくり」

 

「全くですよ…」

 

仕方ない、アイツを呼ぶか。俺はスマートウォッチで連絡する

 

「もしもし?現代ノッブだけど、ちょいとフェアベルゲンに来てくれ。…分かった」

 

「誰に連絡したんですか?」

 

「未来の俺」

 

突然、ゲートが出現してそこから未来の俺が現れる

 

「久しいな、若き日の我よ」

 

「ちょいとアイツらを鍛えてやってくれ」

 

「ほう?ハウリア族か、懐かしいものだ。よかろう!」

 

未来の俺は訓練してるハウリア族の所へ行く

 

「うし、後はアイツに任せよう」

 

「アイツに任せて大丈夫か?」

 

「大丈夫だ、問題無い」



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13:滅亡迅雷.netに接z「しないでください!」byシア

~翌日~

 

「ノッブ~、起きてくださ~い」

 

「うぅ…」

 

「ノッブ~?」

 

「風都…、沢芽市…、桶狭間…」

 

「まさかうなされてる?」

 

「ディケイドライバーは…、人気ライダーの…、Wから…、ジオウが増えて…、リニューアル…、しました…」

 

「ノッブ!?」

 

「ほぁっ!?」

 

「やっと起きましたか」

 

「わりぃな、そんじゃ行くか」

 

俺とおき太は未来の俺の所へ行くと未来の俺が多数のトリロバイトマギアとべローサやクエネオとかいったマギアを従えてた

 

「「…何コレ?」」

 

 

 

 

 

=================================

 

 

 

 

 

「信彦さん!どういう事ですか!?」

 

「やめ、揺するな!三半規管がフルフルラビットタンクボトルになるからああああああ!?」

 

シアは未来の俺の襟を掴んでぐわんぐわん揺さぶった後、離す

 

「おぅ…、これでも67歳のジジイだからやさしくしやがれ…、おぇ…」

 

「未来のノッブ、いつのまにゼツメライザーとゼツメライズキーを作ったんだ?」

 

「魔神さん、2068年の技術力を舐めては困るな~」ドヤァ

 

「信彦さ~ん?」

 

「な、何の用だ?」

 

「何か言い残す事はありますか?」

 

「…VIP先生」

 

シアは片足立ちの構えをとると

 

「滅殺――」ブゥゥゥゥン ガシッ

 

スライド移動で未来の俺を掴み

 

 

 

ドガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ

 

 

 

一瞬で無数の打撃を未来の俺に叩き込むと、シアの足元に倒れてた。しかもシアは俺達を背に向けてた

 

「わ…、我は…67のジジイ…だ…ぞ…」バタッ

 

未来の俺は気絶する

 

「まさかの瞬獄殺に魔神さんもびっくり」

 

「まったくもう!ハジメさんもノッブも止めてください!」

 

「お、おう…」

 

「あー、未来の俺が迷惑かけたようだな、すまん」

 

俺はとりあえず謝っとく

 

「魔王様を倒すとはさすがシア!」

 

「我が一族の誇りだな!」

 

「そんな事で褒められても嬉しくないですぅ!」

 

「い…、いてて…」

 

未来の俺は復活する

 

「すまないシア、やりすぎてしまったようだ」

 

「それでも限度があります!」

 

俺が代わりに謝った時、2m近くのマンモスマギアが現れて固まる

 

「若き魔王様、いかがなさいましたか?」

 

「え、ちょ、お前…カムのおっちゃん?」

 

「はい、そうです」

 

えぇ…、未来の俺何したの…?

 

「どうかしましたか、若き魔王様」

 

「アイツ、何したんだ?」

 

「私の体にネビュラガスとバグスターウイルスを入れただけですが?」

 

「何でさ!?てか、こんな異世界で滅亡迅雷.net立ち上げてどうすんだ!?」

 

「信彦さん?」

 

ヤベー…、シアがガチでキレてる。まあ、無理もねえか

 

「辞世の句は?」

 

「我が魂は本能寺と共にありいいいいいいいい!」

 

1秒後、未来の俺はバックドロップされては爆裂ハンマー投げされた

 

「アイツ回収してくる」

 

俺は飛んでった未来の俺を回収しに行く。正直、あの扱いだとホントに魔王なのか疑ってしまう俺がいる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~2分後~

 

「お前らー、持って来たぞー!」

 

未来の俺を抱えてハジメの所へ行くとシアがはしゃいでた

 

「なあ、何があったんだ?」

 

「我が飛んでった間に何があったのだ…?」

 

お、起きたか。俺は未来の俺をおろす

 

「起きたか、未来のノッブ。端的に言えばシアが一緒に旅することになった」

 

「ちなみに僕達も同行しますよ!」

 

「よろしく頼む、シア」

 

そんな中、小さいトリロバイトマギアが来る

 

「魔王様、ご報告が」

 

「フェアベルゲンか?」

 

「はい、大樹への道に」

 

「そうか、行くぞ!」

 

その後、めっちゃ蹂躙しまくった。ちなみに役割は

トリロバイトマギア:一般兵

べローサマギア:近距離

クエネオマギア:建物内

エカルマギア:槍兵

ネオヒマギア:遠距離

オニコマギア:空中

ビカリアマギア:地中

ガエルマギア:水(陸も可)

マンモスマギア:盾兵

ドードーマギア:暗殺

となってる、ヤベェなオイ



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14:ヨホホホホじゃないブルックへ

滅亡迅雷.netを立ち上げてから数分、俺達は大樹に来てた

 

「凄く…大きいです」

 

「島ノッブで言うな、気持ち悪い」

 

「凄く…大きいです」

 

「おき太はエロく聞こえるから言うな」

 

この会話の通り、俺の声は島ノッブなのだ。未来の俺は小山力也、みっちゃんはパプハ声だ

 

「本当にデカいな」

 

「この大樹はフェアベルゲン建国以前から枯れており、しかし朽ちることはないから神聖視されているのです。まぁぶっちゃけ言うとそれだけなのでただの観光名所なのですが」

 

俺は眺めてると根元に石板っぽいのがあるのを見つけた

 

「ハジメ、あっこに何かあるぞ」

 

石板に近づいて見ると、七つの紋章を点にした七角形の図形があった。んで1番上はオルクスの紋章だ

 

「ふむ、ここが迷宮の入り口でいいのか」

 

ハジメは指輪をオスカーの紋章の窪みにはめると淡く光る

 

「そっち何か起こったか?」

 

「何か文字が浮かび上がってきました」

 

「ハジメ、読んでみてくれ」

 

「分かった」

 

ハジメは表へ周って石板を読む

 

”4つの証”

”再生の力”

”紡がれた絆の道標”

”全てを有するものに新たな試練の道は開かれるだろう”

 

「といったところだ」

 

「考えるに、4つの証=オスカー含む迷宮攻略の証、再生の力=再生魔法、紡がれた絆の道標=亜人族の協力って感じかな」

 

これ以上何も無いし、滅亡迅雷.netともお別れかな?未来の俺、頼む

 

『はいよ』

 

「これで、皆の共との契約は終わりだ。貴様らは十分に強い、樹海の中でも生き残るであろう。シアよ、別れの言葉を」

 

シアは別れの言葉を告げてブルックっつー町へ向かう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~数時間後~

 

「お、見えてきた」

 

バイクを走らせてると町が見え、バイクから降りて木の柵にまで行くと小屋から門番が出てくる

 

「止まってくれ、ステータスプレートを。後、街に来た目的は?」

 

「食料の補給がメインだ、旅の途中でな」

 

門番は渡されたプレートを見るとめっちゃ驚いてたが、ハジメはバグったと誤魔化した

 

「そっちのお前達もステータスプレートを見せてくれ」

 

「ほいほい、プレートね?」

 

俺と未来の俺はプレートを渡す。ちなみに今の俺は、巌窟王エドモン・ダンテスの格好してる。割と普通なのか驚いて無い、未来の俺はエミヤ〔アサシン〕の格好してる。護衛と思われたので問題ありません

 

「じゃあ、そっちの4人のステータスプレートをっ!?」

 

おき太達を見ると驚いてた、おき太は立花響、魔神さんはグリッドマンのボラーの格好してる。驚いてる理由だがユエは滅、シアは迅の格好してるからかな。まあ、なんだかんだで町に入る

 

「つーか、何でエドモンの格好してんだ?」

 

「クラスメイツがいた時用に。後シア、これを」

 

シアに滅亡迅雷フォースライザーをつけて、ファルコンプログライズキーを渡す

 

「ノッブ、このベルトとコレは何ですか?」

 

「滅亡迅雷フォースライザーとプログライズキー、ユエの分のベルトもあるぞ」

 

この後、めっちゃ換金してマサカの宿で宿泊する事になった

 

「いらっしゃいませー、ようこそマサカの宿へ!宿泊ですか?それともお食事だけですか?」

 

「宿泊だ、一泊だけでいい。食事付きで、あと風呂も頼む」

 

「それならこの時間ですね、15分で150ルタです」

 

「どうする?」

 

ハジメは考えた結果

 

「2時間で」

 

「え、2時間も!?」

 

えーと?男性で30、女性で30、ぐだおズで30、ハジメらで30か

 

「お部屋はどうしますか?2人部屋と3人部屋がありますけど」

 

「うーん、俺らぐだおズは1人多いけど3人部屋で、ハジメらも3人部屋でいいか?」

 

「ああ、それでいい。お前らも積もる話あるだろうからな」

 

その後、風呂と部屋でめっちゃ話した



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15:賽銭、対戦、ミレディ・ライセン!

俺らは今、ライセン大峡谷にいてキャンプ地としてる。ちなみにユエとシアの変身シーンは

 

 

 

 

<POISON...!>

 

フォースライザーに差す

 

「変身…」

 

<FORCE RISE... STING SCORPION!

 

レバーを引っ張ると、サソリがユエを包むとアンダースーツとアーマーになる

 

<BREAK DOWN...>

 

「ユエ、参上…」

 

 

 

 

 

<WING!>

 

「変身!」

 

<FORCE RISE... FLYNG FALCON!

 

レバーを引っ張ると、鳥がシアを包むとそれがアンダースーツとアーマーになる

 

<BREAK DOWN...>

 

「シア・ウィング!ここに降臨です!」

 

 

 

 

 

 

といった感じだ、外見はライダー少女だけどな

 

『今思うとヤベーな』

 

お前が言う「た、大変ですぅ~~~!こっちに来てくださ~い!」俺らはシアの所へ行き、指を差した方向を見る

 

おいでませ!ミレディ・ライセンのドキワク大迷宮♪

 

「…なんじゃこりゃ」

 

「…何コレ」

 

「…何ですかコレ」

 

「…魔神さんにも分からん」

 

「若き日の我、コレ…」

 

「ああ、本物だな」

 

「だが、入り「ふきゃっ!?」口は見つかったようだ」

 

どうやら壁が回るようだな、シアは黒い矢で磔にされてるし。迷宮内に入ると矢が飛んできて、キャッチする。おき太兄弟は刀で弾き返す

 

「入ったら飛んでくるタイプか」

 

「タチ悪いですね」

 

石板に文章が浮き出る

 

ビビった?ねぇ、ビビっちゃった?チビってたりして。ニヤニヤ

それとも怪我した?もしかして死んじゃった?…ぶふっ

 

「…」ビキビキ

 

うわぁ、おき太めっちゃイラついて「せいっ!」ドゴォ 殴って壊したー!?しかも石板、自動修復したー!?

 

ざんね~ん♪この石板は一定時間経つ「無明三段突き!」ドコ ドゴ ドゴォ

 

今度は拳で三段突きかー、弱小人斬サークルの姫が先祖とは思えない程強くなったな…。俺は感動したぞ!

 

『いや、止めろや』

 

「試しにオレも、魔神さんビーム!」

 

誠司はかめはめ波で石板をふっ飛ばす、さすが魔神さん!俺達に出来ない事を平然とやってのける!そこに痺れる憧れるゥ!

 

『だから止めろっての!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~数分後~

 

ぐだぐだしつつも迷宮を攻略したが、最初に戻る

 

「最初に戻ったか、謎の安心感があって疲れた…」

 

「一旦、休憩しませんか~…?」

 

「魔神さんはクタクタだ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~更に数分後~

 

ロボで甲冑と戦ってると巨大ゴーレムが現れる

 

「おいおい、マジかよ」

 

「…凄く…大きい」

 

「親玉って感じですね」

 

ゴーレムが喋り始める

 

「やほ~、初めまして。皆大好きミレディ・ライセンちゃんだよぉ~」

 

「「「…」」」

 

挨拶してきたので、俺もする

 

「ドーモ、初めまして。ミレディ・ライセン=サン。ノッブこと織田信彦です」

 

「あ、僕は沖田総一って言います。そしてこっちが僕の弟の…」

 

「魔神さんは沖田誠司だ」

 

「我は魔王になった織田信彦だ」

 

「あのねぇ~、挨拶したんだからノッブみたいに返そうよ最低限の礼儀だよ?」

 

この後は、スーパー戦隊のロボ戦だった為、省く

 

『本当は?』

 

戦闘描写書くのメンドスコーラ、俺らは部屋に着く

 

「やっほー、さっきぶり!ミレディちゃんだよ!」

 

「おー、生きてたのか」

 

話してる間にハジメはミレディをフルボッコにする

 

「ノッブ!この子達を止めてくれないかな!?」

 

「メンドイし腹減った」

 

「総一君…」

 

「イヤです」

 

「誠司君…」

 

「おでん食いたい」

 

「魔王様…」

 

「腹減った」

 

「皆ヒドイよ!?」

 

結局、ハジメらが気が済むまでフルボッコだった

 

「うぅ、ヒドイ目に遭った…」

 

「早速でわりぃが、神代魔法くれ」

 

住居に案内され、神代魔法が刻まれる。やっぱ重力魔法か

 

「君と兎ちゃん、総一君と誠司君は適正ないねぇ~。ノッブは適正バッチリ。私より適正が高いけどなんなの?」

 

「んで、未来の俺は?」

 

「魔王様は既に適正してたようだよ、それも昔から…ね」

 

その後、ハジメが強盗して流された。…俺らぐだおズを残して

 

「何で俺らを残したんですか?」

 

「魔王様に聞きたい事があってね」

 

「…我に?」

 

「うん、君がいた未来はどうなっているのかな?」

 

「いいだろう。我が神と戦っている時に魔王となって神を滅ぼし、この国を統べる王となった未来だ。だが、それは一つの可能性に過ぎないが、神が滅ぶのは抗えない運命だ」

 

「そっか、それが聞けて良かったよ」

 

攻略の証を受け取って、ハジメの所へ転移させられる





~こっちがホント!次回予告~!~

「やっほ~皆!今日からライセン道場始まるよ♪師範代はこの私、ミレディちゃんだよ!そして」

「アシスタントはこの俺、弟子N号だ!」

「ねえ、Nってどういう意味なの?」

「何も無いという意味のnullから来てる、だからある意味0号」

「そうなんだ~」

「んじゃ、締めるぞ。次章、「ウルk…の街」お楽しみに」

「ぬるぽ」


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ウルk…の街
16:FORCE RISE


あれから数日、俺らはフューレンのギルドに来て軽食を取ることにした

 

「なあ、宿どうする?お前らの意見を聞いた上で決めようかと思うんだが」

 

「魔神さんはデカいベッドで寝たい」

 

「あ、私も同意見ですぅ」

 

「…お風呂があればいい、混浴で貸し切りの」

 

「僕的にはお風呂には同意見です」

 

「我も風呂とベッドがあればそれでいいや~」

 

「それな」

 

そう会話してるとブ男がこっちに歩いてきて、ユエらをジロジロと舐めまわすような目で見る。マジキモいんですけど

 

『それな』

 

そして俺らに気が付いたようにこっち向く

 

「お、おい、ガキ共。ひゃ、百万ルタやる。この兎を、わ、渡せ。それとそっちの金髪と白髪はわ、私の妾にしてやる。い、一緒に来い」

 

ユエらに手を伸ばすが、おき太はブ男に刀を突きつける

 

「さっき、僕を女として見ましたよね?これでも僕は男なんですけど?」

 

おき太は男の娘体型だから女と間違えられるのは是非も無いが、おき太は女として見られるのが嫌なんだよね

 

「そういえば、僕達を欲しいと言ってましたよね?」

 

「そ、そうだ!さっさとわ、渡せ!」

 

「では、条件として…」

 

おき太は刀で薄皮を切る、ブ男はマナーモード状態だった

 

「貴方の命を貰いますけど、よろしいですね?」

 

ブ男は泡を吹いて倒れる

 

「さすが弱小人斬サークルの姫が先祖だけあって殺気もスゲーな」

 

「へっへーん!これぐらいしないとやっていけませんですからね!」ドヤァ

 

おき太はドヤ顔する、そこにブ男とは真逆のマッチョが現れる

 

「レ、レガニド!そ、そいつらを殺せ!わ、私を殺そうとしたのだ!」

 

「坊ちゃん、流石に殺すのはヤバイですぜ。半殺し位にしときましょうや」

 

「やれぇ!い、いいからやれぇ!お、女は、傷つけるなっ。私のだぁ!」

 

「了解ですぜ。報酬は弾んで下さいよ」

 

「い、いくらでもやるっ。さっさとやれぇ!」

 

周りの人はざわめく、コイツは黒で相当の実力者のようだ。ユエ達を見るとフォースライザーを腰にセットしてるからやる気満々のようだ

 

「…私達がやる」

 

「ガッハハ、嬢ちゃん達が相手をするだって?中々笑わせてくれるじゃねえの。なんだ?夜の相手でもして許してもらおうって<POISON...! WING!

 

「「変身!」」

 

FORCE RISE... STING SCORPION! FLYNG FALCON! BREAK DOWN...

 

そんでレガニドをフルボッコにしてる間、おき太はブ男に近づく

 

「ひぃっ!来るなぁ! わ、私を誰だと思っている!プーム・ミンだぞ!ミン男爵家に逆らう気かぁ!」

 

「そんな事知りませんね」

 

おき太はブ男を踏みつける

 

「直接、間接、関係無く関わったら…」

 

JUNP!

 

「次はありませんよ?」

 

FORCE RISE... RIDING HOPPER! BREAK DOWN...

 

おき太は001に変身する、ライダー少女タイプだけど。てか登場すんの早くね?出るの来月の21日だぞ?(11/17現在)

 

『メメタァ』

 

「他にこの人の味方はいませんか?」

 

周りを見渡せば猛烈な勢いで首を横に振ると、ギルドの職員が俺らを取り囲む

 

「申し訳ありませんが、事情聴取にご協力願えますか」

 

「俺らが飯中→コイツがからんできた→護衛が危害加えようとした→俺ら正当防衛と言う訳だぁ!」

 

「はぁ…?」

 

「え、今の分からんの?」

 

「とは言いましても、当事者双方の話を聞く規則なので…。冒険者の方なら従っていただかないと」

 

「って言われても…、アレが起きるまで待つってのは横暴じゃねえか?てか俺らは被害者だし証拠人はソイツらだからいらねーとおまんがな」

 

正論を言うと、職員は決まりなんだからしゃーねだろって顔する。そこにメガネ掛けた細身の男が来る

 

「何をしているのです?これはいったい、何事ですか?」

 

てか、ビルドの内海に似てね?

 

『貴方に忠誠を誓おおおおおおおおおお!!』

 

やめてくれwww

 

「ドット秘書長!いいところに!これはですね…」

 

職員は内海に説明する

 

 

 

 

 

=================================

 

 

 

 

 

俺は職員が内海に説明してる間、ひたすら縦回転(燃焼系アミノ式のアレ)してた

 

「燃しょっ系♪燃しょっ系♪アーミノ式っ♪」

 

「ちょっとよろしいですか?」

 

俺は回転しながら内海に振り返る

 

「話を聞く限り、あなた達が被害者ということはわかりました。これだけ大勢の証人もいますしね。若干過剰防衛な気もしますが、まあ死んではいないのでよしとしましょう」

 

「どもねん♪」

 

ブ男らが目覚めるまでフューレンに滞在してもらうのと、身分証明書と連絡先を求めた。んで、その後だが色々あってイルワから人の捜索依頼を受ける事となった

 

 

 

 

 

 

 

 

~ウルの町:とあるレストラン~

 

あの後、晩飯を取りにレストランに来た

 

「燃しょっ系♪燃しょっ系♪アーミノ式っ♪」

 

「ノッブ、いつまでやってんだよ」

 

「ぶっちゃけ酔ってきた」

 

「回るからですよ、ノッブ」

 

「いや~、まさか米が食べられるとは僕もワクワクです!」

 

「我ワクワクすっぞ!」

 

「魔神さん大勝利」

 

「…ん、大勝利」

 

突然カーテンが開くと、そこには愛子せんせーがいた

 

「織田君!南雲君!」

 

「あぁ?…せ「吐きそ…」ここで吐くなよ?」

 

「わかってる…、お゛ぅ゛…」

 

「ノッブ、大丈夫ですか?」

 

おき太は突っ伏してる俺の背中をさする

 

「やっぱり織田君と南雲君なんですね?生きて…本当に生きて…」

 

「いえ、人違いです」

 

「うぇ…」

 

「へ?」

 

「ちょっと待って下さい!織田君と南雲君ですよね?なぜ、人違いなんて」

 

「お゛え゛…」

 

「どうして誤魔化すんですか?それにその格好…何があったんですか?こんな所で何をしているんですか?未来の織田君もそうです、何故すぐに皆の所へ戻らなかったんですか?織田君!南雲君!答えなさい!先生は誤魔化されませんよ!」

 

愛子せんせーは俺の肩を掴んでグワングワン揺さぶる

 

「やめれ…、燃焼系アミノ式やりすぎて吐きそうだってのに…」

 

ヤベ…、ガチで吐きそ…

 

「あの~、その辺にしてくれませんか?」

 

「ノッブ困ってるぞ」

 

「な、何ですか、貴方達は?今、先生は織田君と南雲君と大事な話を「やめないとこの辺大惨事になりますけど」

 

愛子せんせーは揺さぶるのをやめる

 

「ノッブ、トイレに行った方がいいぞ」

 

「そうする…」

 

この後、めちゃくちゃ吐いた




~こっちがホント!次回予告~!~

「は~い!今回もライセン道場始まるよ~!って何コレ!?」マッシロー

「巨大ゴーレムの時、CGでグリグリ動いたからまっ白になったんだよ」

「ちょっと待って!それならN号も同じじゃん!何で色付きなの!?」

「俺のはああ見えてそんなに動いてないのと、中割り無しの原画だから口パクなんだよな」

「うぅ…、ヒドイよ…」

「製作陣はヒドくねえし、またグリグリ動いたら止められるぞ?」

「うわーん!こうなったらとことん暴れてやるううう!うわああああ(ry」

「次回、「タイトル未定」お楽しみに。だから言ったのに…」


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17:是非も無いよね!

「はぁ~、スッキリした~」

 

吐いた後、俺は席に戻る

 

「改めて、織田君と南雲君ですよね?」

 

「おう」

 

「ああ。久しぶりだな、先生」

 

「やっぱり、やっぱり織田君と南雲君なんですね…。生きていたんですね…」

 

愛子せんせーは涙目になる

 

「まぁな。色々あったが、何とか生き残ってるよ」

 

「エースコンバットしたり、Volare via.したり、未来の俺がマジパネーイ組織を立ち上げたり、巨大ゴーレムとロボ戦したりしたもんな」

 

今もだが、ミレディと次回予告してるし

 

『そんな事やってたんかい』

 

「マ、マジパネーイ…?」

 

愛子せんせーはポカンとする、何か変な事言った?

 

『ゼロワン見てない人には分からんだろ』

 

「ねえノッブ、この人は?」

 

「畑山愛子、俺ントコのクラスの社会科の先生で背が低いせいか、愛ちゃんなんて言われてるそうだ。俺は普通に愛子せんせーって呼んでるが」

 

「へえ、そうなんですか」

 

「織田君、こちらの女性は誰ですか?」

 

…あ、地雷踏んだなこりゃ

 

「…」グスッ

 

「え?」

 

「うわあああああん!ノッブううううううううううう!」

 

おき太は俺に泣きつく、てっきりキレて001になるのかと思った

 

『そうなったらここら辺、大惨事になるぞ』

 

「おー、よしよし。俺はここにいるぞー」

 

「よしよし、魔神さんもいるぞー」

 

「あはは…」

 

俺と誠司はおき太の頭を撫で、未来の俺は苦笑いする

 

「な、南雲君。これはどういう事ですか?」

 

「ノッブに泣きついてる男が沖田総一で、頭を撫でてるのは総一の弟の誠司だ」

 

「えぇっ!?男なんですか!?」

 

 

 

 

 

=================================

 

 

 

 

 

他の客の目もあるからと俺らをVIP席に案内され、ニルシッシルを食いながらおき太の分のニルシッシルをおき太に食わす。ハジメは質問をテキトーに返す

 

Q:橋から落ちた後、どうしたか

A:超頑張った

Q:何故白髪

A:超頑張った結果

Q:片目はどうした

A:超々頑張った結果

Q:何故、すぐに戻らなかった

A:戻る理由が無い

 

といった感じだ、俺の場合は

 

Q:橋から落ちた後、どうしたか

A:ハジメを探して三千里

Q:雰囲気変わった?

A:是非も無いよね!

Q:ちびノブは?

A:突然消えたと思ったが、魔王城に戻ってたようだ

Q:あーんするとは羨ましいぞ

A:是非もねえだろ、女と間違えられて不機嫌になってるんだから

 

といった感じだ、そこに騎士の一人が声を荒げる

 

「おいお前達!愛子が質問しているのだぞ!真面目に答えろ!」

 

「え゛ぇ゛~!?俺は真面目に質問したのに!?おき太、あーん」

 

「んむ…」

 

「いい加減、機嫌直せよな」

 

「食事中だぞ?行儀よくしろよ」

 

「ふん、行儀だと?その言葉、そっくりそのまま返してやる。薄汚い獣風情を人間と同じテーブルに着かせるなど、お前の方が礼儀がなっていないな。せめてその醜い耳を切り落としたらどうだ?少しは人間らしくだろう」

 

シアは落ち込む。よーし、滅亡迅雷.netを連れて来ーい!

 

『飯食ってる途中でしょうが』

 

「なんだ、その眼は?無礼だぞ!神の使徒でもないのに、神殿騎士に逆らうのか!」

 

どうでもいいけど、俺の通常攻撃&その他には神性特攻&威力アップがあるんだよね。倍率は100%ね

 

「…小さい男」

 

あ、騎士がキレた。ホントにちいせえな

 

「…異教徒め。そこの獣風情と一緒に地獄へ送ってやる」

 

ユエはプログライズキーを出す

 

POISON...!

 

「…変身」

 

STING SCORPION!

 

滅に変身(短縮ver)して、死なない程度の毒でダウンさせて廊下に蹴り出す

 

「おい、シア。これが外での普通なんだ。気にしてたらキリがないぞ?」

 

「はぃ、そうですよね…。分かってはいるのですけど…。やっぱり、人間の方にはこのウサ耳は気持ち悪いのでしょうね」

 

「コイツらは国とか上層部が洗脳じみた教育されてるから、忌避感がパネーイ!マジパネーイ!だけだから。それに滅ぼ…兎人族は愛玩奴隷としての価値が高い=フツーにキモくねえってワケダ」

 

おき太にニルシッシルを食わせながらそう言う

 

「そう…でしょうか。…あ、あの、ちなみにハジメさんは…その…どう思いますか…私のウサ耳」

 

「…別n「シアが寝てる時、こっそりモフってるぞ。相当気に入ってるようだぜ?」ノッブゥ!」

 

ニャハハハハハ!




~こっちがホント!次回予告~!~

「ノッブノノッブ、是非も無いよね!YO!YO!」

「師匠、何してんだ?」

「N号のテーマ」

「お、俺…?」

「作詞作曲ミレディ・ライセン、売れる売れ売れ売れるYO!」

「え、えぇ…「ノノノノ!」

「「ノッブノノッブ、是非も無いよね!」」

「じじじじかーい、じかーい、じかーい、じかーい「タイトル未定」Ohおたおたおたおたお楽しみに!」

「チェケラ!」


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18:今日は楽しいハ~イキ~ン~グ~♪

翌日、俺達は北の山脈地帯に行く事になったが

 

「…何となく想像つくが、一応、聞こう。何してんだ?」

 

「私達も行きます。行方不明者の捜索ですよね?人数は多い方が良いです」

 

「却下だ。行きたけりゃ勝手に行けばいい。が、一緒は断る」

 

「な、何故ですか?」

 

この会話の通り、愛子せんせーを含むクラスメイツがついて行こうとしてるのだ

 

「単純に足の速さが違う。先生達に合せてチンタラ進んでなんていられないんだ」

 

メイツは疑惑の目をするが、ハジメはバイクを出す

 

「これで納得したか?俺らは行くから、そこをどいてくれ」

 

愛子せんせーはそれでも食い下がった結果、同行する事になり、車で行く

 

「織田君、沖田君と誠司君は乗らないのですか?」

 

「ああ、おき太と誠司は縮地できるからな。できんかったら無明三段突きと絶剱・無穹三段できねえからな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~北の山脈地帯~

 

着いた後、ハジメは無人偵察機を飛ばす。俺もエアロスミス(探査兼戦闘機の事)を飛ばす

 

「ノッブ、今のは?」

 

メイツの1人が聞いてくる

 

「エアロスミス、戦闘機と探査機を兼ねてる飛行機だ」ポーン ポーン

 

この辺には誰もいないか。途中で川を見つけ、そこで休憩する。俺は重力魔法を試す

 

「ふむ、サンズみてえに腕を振った方向に重力が働くのか」

 

「おーい、ノッブー!」

 

俺はハジメの所に行くと、シールドや鞄とかいった物が散乱してた。そして近くの木の皮がはげてた

 

(この高さ…巨大な生物がこの近くにいるのか?)

 

更に進むと滝壺に着くと、ハジメが反応する

 

「見つかったか?」

 

「ああ、あの滝壺の奥に人間の反応がある」

 

「生きてる人がいるって事ですか!」

 

「ここは俺にやらせてくれ」

 

俺は両腕を外側に振るとモーセのように割れる、両腕でもできるのか。中に進んだ先には青年が寝てて、ハジメがデコピンで起こして俺が質問する

 

「問おう、貴方がウィル・クデタか?」

 

「え?あ、はい。私がウィル・クデタです…」

 

その後、話した後下山する事になるがそこにドラゴンが現れた

 

「グゥルルル」

 

ハジメ、シア、俺、おき太でレベル5にならねば!

 

『エグゼイドじゃねえぞ』

 

まあ、ドラゴナイトハンターしたけどさ。ハジメはドラゴンの尻をパイルバンカーで刺す

 

『あーーーーーーーー!?なのじゃああああああああっ!?』

 

「ドラゴンが喋ったああああああ!?」

 

『お尻がぁ~、妾のお尻がぁ~』

 

「これには魔神さんもびっくりだ…」

 

そんで、ソイツから聞くに闇魔法で操られてたとか。んでケツの杭を抜くと女性になる、デケェ

 

「面倒を掛けた。なにより、本当に、本当に申し訳ない。ティオ=クラルス。竜人族クラルス族の1人じゃ」

 

なあ、ティオは何が良いと思う?

 

『うーん…、フレイミングタイガー?炎使うし』

 

おk、俺達は下山する。そういや俺は?

 

『アメイジングヘラクレス』

 

後で用意してくれ

 

『おk』



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19:絶対魔獣戦線ウル

あの後、俺は疲れたから宿に着いてベッドインした瞬間に寝た

 

「ふわぁぁぁぁぁ…。よー…」

 

「やっと起きたか、若き日の我。お前のフォースライザーとプログライズキーだ」

 

「おー…」

 

俺は顔を洗ったりとかした後、平原に行く

 

 

 

 

 

=================================

 

 

 

 

 

「ギリギリだぞ、ノッブ」

 

「すまない」

 

「遅いですよ」

 

平原に来た時には、おき太を含む4人は変身してた

 

「んじゃ、俺も!」

 

STRONG!

 

「変身!」

 

FORCE RISE... AMAZING HERCULES! BREAK DOWN...

 

俺の服がライダー少女的なアレになる

 

「ノッブ・アルケイデス、ここに誕生!」

 

変身が終わった直後、魔物の大群が来る。やっぱバビロニアじゃねえか!レバーを戻して引っ張り、エネルギーでできた弓矢を構える

 

AMAZING DYSTOPIA!

 

「射殺す百頭!」

 

俺はそう言って矢を放つとホーミングミサイルのように空、地上を問わず魔物を貫き続けて殺す

 

FLAMING DYSTOPIA!

 

「はぁ!」

 

ティアも炎で魔物を焼き尽くす。まあ、こんな感じで蹂躙しまくった

 

 

 

 

 

=================================

 

 

 

 

 

蹂躙が終わった後、ハジメが誰かを引きずってこっちに放り投げた

 

「ソイツが今回の黒幕か?」

 

「ああ」

 

「…誰だっけ?」

 

「さあ?」

 

「清水君、清水君!起きて下さい!清水君!」

 

「っ、ぐっ…」

 

モブは起きる

 

「清水君、落ち着いて下さい。誰も貴方に危害を加えるつもりはありません。…先生は清水君とお話がしたいのです。どうして、こんな事したのか…どんな事でも構いません。先生に、清水君の気持ちを聞かせてくれませんか?」

 

「何故?そんな事も分かんないのかよ。だから、どいつもこいつも無能っつうんだよ」

 

「ドイツの科学は世界い「ふんっ!」ジョジョッ!?」

 

ハジメに殴られる、何か久しぶりな気がする

 

「バカにしやがって…勇者勇者うるさいんだよ。俺の方がもっと上手く出来るのに…」

 

「ヴァカめ「ふんっ!」子安ッ!?」

 

また殴られる

 

「気付きもしないで、モブ扱いしやがって…ホント、バカばっかりだ…」

 

「ヴァカめ「ふんっ!」DIOッ!?」

 

「だから俺の価値を示してやろうと思っただけだろうが…」

 

「お前の勝ちをその手で焼(ry銀さんッ!?」

 

無言で殴られる。んで、ソイツは魔人族と契約して愛子せんせーを殺す事にして襲い掛かってくるが、俺の重力魔法で宙に浮く感じで動きを封じる

 

「ハジメ、アレやってみてえがいいか?」

 

「…はぁ、今回だけ付き合ってやるよ」

 

「決め台詞を憶えてるか?」

 

「ダメェ!」

 

愛子せんせーは俺らを止めようとするがもう遅い。俺とハジメは清水フードに銃(俺のは火縄銃Type:NEXT)を向けて

 

「「JACK POT!」」

 

同時に発砲して殺す

 

「…どうして?」

 

「敵だからな」

 

「マジそれな」

 

「僕でも斬ります」

 

「魔神さんも同じだ」

 

「我もそーする」

 

そっからちょっと話した後、ティオを仲間にしてフューレンに向かう





~おまけ~

「やほー、皆元気~?死んじゃった君の悩みを解決するお助けコーナー、ライセン道場でーす!今回の趣旨を説明できる?弟子N号」

「押忍!この道場はさっき師匠が説明した通り、死んだ人を救済?するコーナーです!」

「正解!さて、今回死んだ人は…。自分の価値を示したくて魔人族と契約、殺されちゃったかー。そこんとこどう思う?」

「殺した俺が言うのもアレだが、コイツはモブ扱いされ続けて暴走したようなもんだからな…」

「正直、私にも分からないかな~。でも、一応Q&Aコーナーなのでそれに答えよう!弟子N号、今回の対策は?」

「んー…。個人の見解だが、自分の価値を示したいんなら、魔物と戦う時ソイツを活躍させれば良いんじゃねえか?」

「おー、良い考えだね!それじゃ、今回はここまで!」

「次章、「クラスメイツよ!私は帰ってきた!」お楽しみに」


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クラスメイツよ!私は帰ってきた!
20:ハァ…ハァ…おじさん…?取り消せよ…!ハァ…今の言葉…! byノッブ


あれから数日?、俺とおき太はフューレンの観光区の喫茶店でぐだぐだしてた

 

「「…」」

 

「クソ暇…」

 

「僕もです…」

 

「「…」」

 

「ハウリア族は大丈夫なのでしょうか…」

 

「大丈夫だろ…、ドードーマギアは戦えば戦うほど強くなるからな…」

 

「ラーニング機能ですか…、そういえば未来のノッブは…?」

 

「アイツなら…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぐぉぉぉぉ…」

 

「すぅ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「誠司と一緒に寝てるぞ…」

 

「そうですか…」

 

「「…」」

 

「「スヤァ…」」

 

俺とおき太は眠るが

 

 

ドカァァァン

 

 

そこにハジメズが壁を突き破って来る

 

「ノッブ!おき太!」

 

「ふごっ!?何だ!?」

 

「ほえっ!?何ですか!?」

 

ハジメは説明する、どうやら海人族のミュウという少女が攫われたそうだ

 

「ミュウを助けたいのですか、わっかりましたぁ!沖田さんにお任せください!」

 

「んじゃ、俺も一暴れすっか!」

 

 

 

 

 

 

 

 

~オークション~

 

暴れた末、会場に侵入できた。水槽には少女がいた

 

「…ノッブ、アレを」

 

「おう」

 

変身済みの俺は、水槽をカチ割って少女を受け止める

 

「よお、ミュウ。お前、会う度にびしょぬれだな」

 

「お兄ちゃん!」

 

少女はハジメに抱き着く

 

「おい、クソガキ共。フリートホーフに手を出すとは相当頭が悪いようだな。その商品をすぐ返すなら、苦しませずに殺してやるぞ?」

 

いつの間にか、男に囲まれる

 

「お兄ちゃん…」

 

「大丈夫だ、アイツがやってくれる。少しうるさくなるから、耳を塞いで、目を閉じてろ」

 

「ハジメ、こっから出てろ」

 

「おう」

 

ハジメが外に出た所で、俺は必殺技を放つ

 

AMAZING DYSTOPIA!

 

「射殺す百頭!」

 

エネルギーでできた剣を床に突き立てて、客もろとも会場を破壊する

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~外~

 

「ゲホッ…、やっと出れた…」

 

何とか外に出て歩くと、ハジメがいた

 

「heya,ハジメ、おき太」

 

「おう、生きてたか」

 

「ノッブ、生きていたんですね!良かった~!」

 

「んで、アンタがミュウか。俺はしm…、織田信彦。ノッブって呼んでくれ」

 

「今、島崎って言いかけただろ」

 

知らんな

 

「ノッブおじさん?」

 

あぁ…、うん…

 

ノッブが遠い目してるうううううう!!

 

俺はとっくに諦めた

 

「それじゃあ、僕は?」

 

「おき太お兄ちゃん?」

 

沖田さん大勝利いいいいいいい!

 

おき太はそう叫びながらガッツポーズをする、そういや女性扱いされるのイヤだったな。その後ミュウは、誠司を魔神お兄ちゃん、未来の俺をノッブお爺ちゃんて呼ぶ事になった。未来の俺は悪い気はしなかったそうだ。本人曰く、「いつかそう呼ばれるんじゃねえかと思った。それと貴様ら、我はこれでも67なの忘れてねえか?」だそうだ。忘れててすまない




~こっちがホント!次回予告~!~

「やほ~!今日もライセン道場始まるよ!」

「う~す」

「ねえ、N号。何でいつも予告のタイトルが未定なの?」

「作者はいつも、本編に沿ったタイトルにしてるからだとさ」

「そうなんだ」

「んじゃ、締めるぞ。次回、「タイトル未定」お楽しみに」

「やっぱ未定なんだね…」


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21:魔人族が殺された!この人でなし!

俺達は今、ホルアドのメインストリートにいる

 

「パパ?どうしたの?」

 

「パパとおじさんはね、前にも来た事があるんだよ」

 

あれからどんくらい経ったんだっけ?

 

『4ヶ月』

 

マジ?

 

『マジ』

 

てっきり、1年くらいかと…

 

『そっかー』

 

んで、ギルドの支部長に依頼を受けてる途中でアサシンこと遠藤が滑り込む

 

「遠藤?」

 

「南雲!いるのか!お前なのか!」

 

どうやらかなり慌ててるようだ、けど俺は

 

「「Let's PARTYエンジョイしなきゃ(ry」」

 

未来の俺と一緒にユニバースでフェスティバルなダンスをしてた。話を聞くに魔人族にやられたようで、助けを呼びに来たそうだ。んで、ハジメはカオリンらを助けに俺らぐだおズも同行する

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~オルクス迷宮~

 

「ノッブ、アレをやるぞ!」

 

「おう!」

 

俺とハジメは燃焼系のダブル登校のアレで現場の真上に着き、パイルバンカーで穴をあけて飛び降りる際、ショットライザーにヘラクレスプログライズキーを(未来の俺に頼んで変えてもらった)、ハジメはウルフプログライズキーを挿す

 

「「「「「「変身!」」」」」」

 

SHOT RISE! SHOOTING WOLF! AMAZING HERCULES!

 

FORCE RISE... STING SCORPION! FLYNG FALCON! FLAMING TIGER! RISING HOPPER!

 

全員が変身した後、着地する(外見はライダー少女のようなタイプです)

 

「相変わらず仲がいいな、お前ら」

 

「heh,いつも通りで安心したぜ?」

 

「ハジメ君にノッブ!」

 

「へ?ハジメ君にノッブ?って南雲君と織田君?え?何!?どういう事!?」

 

「落ち着け、八重樫の売りは冷静沈着だろ?」

 

「久しぶり、みっちゃん」

 

「久しいな、光華よ」

 

「お久しぶりです、我が魔王、若き我が魔王。そして初めまして、人斬の沖田総一様に魔神の沖田誠司様」

 

「あ、どうも。ノッブから聞いています」

 

「よろしく」

 

そんで魔人族は俺らを殺すよう命令すると

 

RISING DYSTOPIA!

 

「一歩音越え、二歩無間、三歩絶刀―――無明三段突き!」

 

おき太は無明三段突きで

 

「塵刹を穿つ、無辺の光をもって天命を断つ!絶剱・無穹三段!」

 

誠司は絶剱・無穹三段で

 

「三千世界で屍を晒すが良い…、天魔轟臨!これが我の三千世界だあああああ!」

 

未来の俺は三段撃ちで魔物を殺す、カオリン達にはガスターブラスターで守ってる

 

「す、すごい…ノッブって最弱(笑)だったんだ」

 

「彼、いつの間にダメージを1しか与えられない最も楽な敵になったのよ…」

 

何で知ってるんだよ。んで、ハジメも俺も蹂躙しまくって魔人族の女を追い詰めた。どうやらこの迷宮を攻略しに来たようだ

 

「いつか、あたしの恋人があんた達を殺すよ」

 

「なら、ソイツも三千世界で屍を晒すとしよう」

 

BULLET!><STRONG!

 

魔人族の女にショットライザーを向けると

 

「待て!待つんだ南雲、織田!彼女はもう戦えないんだぞ!殺す必要は無いだろ!」

 

愉悦要員のクソ勇者が抗議する

 

「捕虜、そうだ、捕虜にしよう。無抵抗の人を殺すなんてダメだ。俺は勇者だ、そんなことは許せない。南雲に織田も仲間なんだ、俺に免じて引いてくれ」

 

「貴方はバカですか?」

 

光華は辛辣な言葉を吐く。いや普通か

 

SHOOTING BLAST!><AMAZING BLAST!

 

俺のホーミングレーザーとハジメの狼型のエネルギー弾で撃ちぬくと爆発する

 

「なぜ、なぜ殺したんだ。殺す必要があったのか…」

 

クソ勇者はそう言うが、スルーする。()()()だけに!ノッブじゃあああ…、ないとおおおお!

 

『クソさみぃわ』

 

ハジメはカオリンと再会する、泣けるでぇ!

 

「香織は本当に優しいな。でも、南雲と織田は無抵抗の人を殺したんだ。話し合う必要がある。それくらいにして南雲から離れた方が良い」

 

全ての並行世界のクソ勇者全員死ね…

 

『いや、私以外のセイバー全員死ねみたいに言わなくても…』

 

「黙れ、空気読め、喋るな」

 

「織田は黙っててくれ、俺は南雲と話がしたいんだ」

 

「つーかさ、何でお前が勝手に決めてんだ?殺すかどうかは本人の自由だろ、てかそれ俺にも言えた事だろ」

 

「そんなの南雲たちが俺の仲間だからに決まってるだろ?」

 

「その面続けたらどうなるか未来で覚えてろ」

 

「…下らない連中。ハジメ、ノッブ、もう行こう?」

 

「あー、うん、そうだな」

 

「うーい」

 

「は~い」

 

「おでん食いたい」

 

地上に戻る道中、沖田兄弟は自己紹介する。それに付け加えて俺はおき太を女扱いするなと注意した

 

 

 

 

 

 

 

 

~地上~

 

「あ、パパー!おじさーん!お兄ちゃーん!おかえりなのー!」

 

「む、ミュウか」

 

「heya,ミュウ」

 

「ミュウちゃ~ん、ただいま~」

 

ハジメはミュウを受け止める。んでちょいとトラブった後、カオリンがこくる

 

「貴方が好きです」

 

エンダァァァァアアアア「イヤーッ!」グワーッ!」

 

エンダーしたらハジメに殴られた件

 

「…白崎、オレには惚れてる女がいる。白崎の想いには応えられない。だから、連れては行かない

 

「うん、分かってる。ユエさんの事、だよね?」

 

「ああ、だから「でも、それは傍にいられない理由にはならないと思うんだ」何?」

 

「だって、シアさんも、少し微妙だけどティオさんもハジメ君の事好きだよね?特に、シアさんはかなり真剣だと思う。違う?」

 

そんで修羅場ってる所にアマンガワが乱入する

 

「ま、待て!待ってくれ!南雲!お前、香織に何をしたんだ!」

 

クソ勇者死んでくれねぇかな

てか、そっちの世界はコイツのせいでハジメ達は殺されたんだっけ?

 

『まあ…な』

 

「嘘だろ?だって、おかしいじゃないか。香織は、ずっと俺の傍にいたし…これからも同じだろ?香織は、俺の幼馴染で…だから…俺と一緒にいるのが当然だ。そうだろ、香織」

 

「えっと…光輝くん。確かに私達は幼馴染だけど…だからってずと一緒にいる訳じゃないよ?それこそ、当然だと思うのだけど…」

 

「いい加減にしなさい、光輝。香織は、別にアンタのものじゃないんだから、何をどうするか決めるのは香織自身よ」

 

それを決めるのは私じゃない、ユーマ自身だ

 

『レプリカせんせー!』

 

「香織、行ってはダメだ。これは、香織の為に言っているんだ。見てくれ、あの南雲を。女の子を何人も侍らせて、あんな小さい子まで…しかも兎人族の女の子は奴隷の首輪まで着けさせられている。黒髪の女性もさっき南雲の事をご主人様って呼んでた。きっと、そう呼ぶように強制されたんだ。ピンクがかった女の子は プッツーン 刀で人を斬っていたが、南雲がそうさせたに違いない。南雲は、女性をコレクションか何かと勘違いしている。最低だ。織田もそうだが人だって簡単に殺せるし、強力な武器をもっているのに、仲間である俺達に協力しようともしない。香織、アイツらについて行っても不幸になるだけだ。だから、ここに残った方が良い。いや、残るんだ。たとえ恨まれても、君の為に、君を止めるぞ。絶対に行かせやしない!」

 

お分かりいただけただろうか…

上記の長文の中に プッツーン ←これがあった事を

そして皆は切れてるおき太を見て思った、コイツ終わったなと

 

「君達もだ。これ以上、その男の許にいるべきじゃない。俺と一緒に行こう!君達の実力なら歓迎するよ。共に、人々を救うんだ。シア、だったかな?安心してくれ。俺と共に来てくれるならすぐに奴隷から解放する。ティオも、もうご主人様なんて呼ばなくていいんだ。総一も、男らしい名前だけどもう人を斬らなくていいんだ」

 

「ミュウ、あの人について行ってはいけませんよ?」

 

「はいなの!」

 

今、何て言いました?

 

「そ、総一?」

 

今、僕の事何て言ったんですか!

 

おき太はクソ勇者を殴り倒す

 

女性扱いする人は何者だろうと斬っているんですよ僕は!さっき、僕の事をピンクがかった女の子って言いました?

 

「な、何の「確かに聞きましたよ?」ガハッ!」

 

そう言いながら仰向けに倒れてるアマンガワの頭を踏みつける

 

ブ男の時もそうです…、毎回毎回僕を女性扱いしてェ!許されると思っているんですかァァァァァァァァァァァ!」

 

そして何度も頭を踏みつける。これをきっかけに、メイツ(不良ズも含む、てかめっちゃ怯えてた)はおき太を女扱いして怒らせない様にしようとケツイした。んで、カオリンとみっちゃんが仲間になってグリューエン大火山に向かう



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22:アニメ一期分の振り返り

~ライセン道場~

 

ノッブはテレビの電源を切る

 

「何だこのアニメ、俺ら出てねえんだけど」

 

「いるわけないじゃないですかー、僕達二次小説のオリキャラですよ?これ」

 

「「…」」

 

「てか、こっちのアマンガワがアニメの方だったらどれだけ良かった事か…」

 

「あ、それ分かります」

 

「…おい、本編始まってるぞ」

 

「「えぇ!?」」

 

ハジメがそう言うと2人は驚く

 

 

 

 

=================================

 

 

 

 

 

「そんな訳で!アニメ一期分終わった事だし、今のメンバーで今までの話を映像と共に振り返ろうかと思う!」

 

「もう始まってるけどな」

 

 

~ナラク・ニン…奈落編~

 

 

「全てはここから始まったんだよな」

 

「うん、ノッブがギターを弾いている時にね…」

 

「ああ、あの時が懐かしく感じる…」

 

 

『ハジメ、帰ったらエターナル克己を見よう』

 

『いいね』

 

 

「…この時のハジメ、大人しい」

 

「悪くないですぅ」

 

「んで召喚された時にさ、未来の俺からトータスの全情報貰った」

 

「あれはずるい」

 

「おじさん、ズルはダメなの!」

 

「それは未来の俺に言え」

 

「何でさ!?」

 

 

『必殺技にアンガルタ・キガルシュはあるか?』

 

『いや、イシュタル違いだから!』

 

『トーサカッ!?』スパァァン!

 

 

「ご主人様との漫才は始まっておったのじゃな」

 

「んで説明の後、俺が反論するが無理って言われたんだよな」

 

「そういえば、それ聞いた後ノッブ項垂れたよね。何で?」

 

「これを見れば分かる」

 

 

『予約したミライドライバーセット、今日配達…』

 

 

「ノッブらしいね」

 

「未来のノッブが受け取ったんだっけ?」

 

「神かと思ったぞ」

 

「お爺ちゃん、神様なの?」

 

「我は魔王だ」

 

「それでアマンガワの南無三パゥワーでメイツを賛同させようとした所で」

 

 

『貴様ら、本当にそれでよいのか?』

 

 

「この時の信彦さん、魔王としての威厳があるですぅ」

 

「お爺ちゃんカッコいい!」

 

「んでバンドとかしたんだよなそれで」

 

 

『未来の俺、醤油ドバドバ?』

 

『飯ガバガバ』

 

『『YEAAAH!!』』ピシガシグッグッ

 

 

「この後、未来の俺からの試練があったよな」

 

「アマンガワは生半可なケツイでやってたようだがな」

 

「この時点で魔王の威厳もクソもないですぅ」

 

「辛辣だなぁ!?」

 

「それで麓の王国でお前らはカラムーチョ食ってたよな」

 

「ご主人様、カラムーチョというのはなんじゃ?」

 

「一応辛い菓子。実は晩餐会で飯食ってる途中、ランデルがカオリンに話しかけてるのを見て何故か殺意が湧いた」

 

「あの時の若き日の我はヤバかったぞ…、whack theシリーズの殺り方だったし…」

 

「whack theシリーズのってどれだけ殺意湧いてたの…?」

 

「さっきのを見て、僕も殺意湧きました」

 

「翌日、ステータスプレート渡されたんだったよな」

 

「今思えば、未来のノッブの「――魔法」って神代魔法の事なんだよな?」

 

「そうだ」

 

「確か、ハジメ檜山ズに金的したよな?」

 

「正直楽しかった」

 

「私も」

 

「我も」

 

「私も」

 

「…私もやりたかった」

 

「私もですぅ」

 

「あの痛みを想像するだけでたまらないのじゃ…」

 

「廊下でドアを塞いで寝た日の翌日、ハジメに殴られた」

 

「あれが普通だ」

 

 

『ル゛パ゛ァ゛ァ゛ァ゛ン゛! ゛! ゛』

 

 

「この時、何で叫んでたの?」

 

「何か、か~おりちゃ~ん!!っつー幻聴が聞こえた」

 

 

『万翔羽ばたき、天h『アマンガワシスベシフォーウ!!』ドフォーウ!?』

 

 

「…ナイスキック」

 

「ナイスフォーウですぅ」

 

「ナイスフォーウ!」

 

「この後、トラップに掛かってベヒモスと戦ったんだよな。その時に」

 

 

『俺のビートが有頂天!『ボケヲヤメサセルベシフォーウ!!』ブロントッ!?』

 

 

「俺は戦ってる途中で落されたんだ」

 

「俺も落ちてって、彷徨って、寝て、殴られた」

 

「…この時、初めてノッブに会った」

 

「その2ヶ月の間にロボとかNTR防止のネックレス作って峡谷に出たワケだ」

 

 

~警告…じゃねえ、渓谷…でもなく…峡谷編~

 

 

「こっからシアと会ったんだったな」

 

「シアの家族を助ける事になったがな」

 

 

『…さんを付けろ。残念ウサギ』

 

 

「正直、さんを付けろよデコ助野郎の元ネタはブロントさんじゃなくてAKIRAらしいんだよな」

 

 

『…ん、ハジメは(ベッドの上だと)照れ屋』

 

『ユエ!?』

 

『確かに、ハジメはユエと出会う前もヤってる時はスゲー恥ずかしがってたな』

 

『おま、ノッブ!?見てたのか!?///』

 

『おう』

 

 

「…変態///」

 

「マグロのように跳ねながら前進する様はまごう事無き変態」

 

「しきそくぜくー!」

 

「峡谷の出口に帝国兵がいたんだよな」

 

「その時ノッブが」

 

 

『ボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラ!Volare via.』ドガァァァァァァン

 

 

「おじさんカッコいい!」

 

 

『そう、初めてだったんだよ。ハジメだけに!はい、ノッブじゃあああないとおおおお!』

 

 

「寒いですぅ」

 

「やりたかっただけだ」

 

「樹海に入ると、虎の亜人族が来たよな」

 

「内心、藤村族って呼んでた」

 

「俺と藤村族が話してる中、ノッブは弾き語りしてた」

 

 

『捕まるよ~? タッヒッチ~、屁ぇ出すヨンにはジャスコォに~』

 

 

「何でVIP先生…?」

 

「そしてフェアベルゲンで僕はノッブと再会したんです、その際に」

 

 

『『げふぅっ!?』』

 

 

「ぐだぐだなの」

 

「ついでに魔神さんにも再会」

 

「そして若き日の我が我を呼び出して、ハウリア族を鍛えたのだ」

 

「だが滅亡迅雷.netになって「…シア、ガチギレ」

 

「まさかの瞬獄殺に驚いたよ…」

 

「ユエは滅に、シアは迅になった後、俺達はミレディ・ライセンの迷宮を攻略したんだ」

 

「そしてライセン道場開設して次回予告やってる、そして俺は弟子N号でもある」

 

「ノッブが体操着の理由って、そう言う事だったのね…」

 

 

~ウルk…の街~

 

 

『なあ、宿どうする? お前らの意見を聞いた上で決めようかと思うんだが』

 

 

「この時はフューレンに来てたな、そしてブ男がよこせって言ってた所でおき太がキレたんだよな」

 

「ホンット、どうかしてますよ!」

 

 

『へっへーん! これぐらいしないとやっていけませんですからね!』ドヤァ

 

 

(あ、かわいい)

 

「この後マッチョが来て、ユエさんとシアさんが変身するんですよね」

 

 

『『変身!』』

 

 

「ちなみに僕も変身しますよ」

 

 

『次はありませんよ?』

 

 

「その後、捜索依頼を受けてウルに行ったら先生に会ったんだよな」

 

「その時吐きそうでした」

 

 

『うわあああああん!ノッブううううううううううう!』

 

 

「この時は先生が地雷を踏んでノッブに泣きついたんだったな」

 

「正直、キレて001になるんかと思った」

 

「ヒドイですよノッブ!」

 

「んでユエが滅に変身して騎士に毒をぶち込んで廊下に蹴り出したんだったな」

 

「そして北の山脈地帯で捜索してその人見つけて」

 

 

『問おう、貴方がウィル・クデタか?』

 

『え? あ、はい。私がウィル・クデタです…』

 

 

「ノッブって魔人アーチャーだったよね?何でセイバー?」

 

「気にするな。下山しようとした所で操られてるティオが現れた」

 

 

『んじゃ、俺も!』

 

 

「この時はフォースライザーで変身してたな」

 

「今はショットライザーなんだよね?」

 

「ハジメもな」

 

 

『『JACK POT!』』

 

 

「あ、清水フードを殺す時だ」

 

「何でデビルメイクライなの…?」

 

「やりたかっただけ、んでここで救済?した」

 

 

~クラスメイツよ!私は帰ってきた!~

 

 

「おき太と一緒にフューレンの観光区の喫茶店でぐだぐだしてたらハジメが壁を突き破ってきたんだよね」

 

 

『ノッブおじさん?』

 

『ノッブが遠い目してるうううううう!!』

 

 

「何があったの?」

 

「おじさんって言われた、今は慣れたが」

 

 

『おき太お兄ちゃん?』

 

『沖田さん大勝利いいいいいいい!』

 

 

「そう言えば総一君は女性扱いされるのイヤだったね」

 

「火山に行く時にホルアドに寄ったんだよな」

 

「ギルドで遠藤に会ったんだ」

 

「その時ノッブは?」

 

 

『『Let's PARTYエンジョイしなきゃ(ry』』

 

 

「何で踊ってるの?」

 

「良いじゃん別に」

 

 

『一歩音越え、二歩無間、三歩絶刀―――無明三段突き!』

 

『塵刹を穿つ、無辺の光をもって天命を断つ!絶剱・無穹三段!』

 

『三千世界で屍を晒すが良い…、天魔轟臨!これが我の三千世界だあああああ!』

 

「魔神お兄ちゃんカッコいい!」

 

「後はもういいかな?」

 

「次は火山だね」

 

「さて、そろそろ締めるぞ。次章「トータス一周の旅(仮)」お楽しみに」



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東奔西走何のその♪
23:クソあちぃ…


ホルアドから西に進んだ所にあるグリューエン大砂漠、俺達はブリーゼで走ってた

 

「外、凄いですね…。普通の馬車とかじゃなくて良かったです」

 

「全くじゃ。この環境でどうこうなるほど柔い心身ではないが…流石に、積極的に進みたい場所ではないのぅ」

 

「我が魔王、こちらを」

 

「いや~、こんな暑い所はスポドリに限るもんだ!」

 

「この漫画の白さっぷりに落ち着く」

 

「それ、同感です。コハエースはこうじゃないとね」

 

「前に来た時とはぜんぜん違うの!とっても涼しいし、目も痛くないの!パパは凄いの!」

 

「そうだね~。ハジメパパは凄いね~。ミュウちゃん、冷たいお水飲む?」

 

「のむぅ~。香織お姉ちゃん、ありがとうなの~」

 

カオリンは冷蔵庫から水を出す、ちなみに俺はというと

 

「…」サクサク

 

外をボーンと見ながらルマンドを食ってる、骨だけに

 

「ん?なんじゃ、あれは?ご主人様よ。三時方向でなにやら騒ぎじゃ」

 

その方向を見るとサンドワームがぐるぐる回ってたが、気にしない

 

「っ!?掴まれ!」

 

ブリーゼを加速させる

 

「…」サクサク

 

そしてサンドワームを倒すと、カオリンが声を上げる

 

「ハジメ君、アレ!」

 

「…白い人?」

 

「お願い、ハジメ君。あの場所に…私は治癒師だから」

 

「…まあいいか、ちょっと気になるしな。それとノッブ、いつまでボーッとしながらルマンド食ってるんだ?」

 

「え?ああ、わりぃ。アイツらの事考えてた」

 

「それにアマンガワはいるか?」

 

「は?あんな人の趣味にケチ付けるNTR野郎なんて考える訳ねえだろ」

 

そんで青年ことビィズと一緒にアンカジ公国に行く事になった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~アンカジ~

 

アンカジに着くと、水の都って感じだが何かで見たような…?何だっけ?

 

『もしかして:水の都の護り神』

 

それだ!

 

「これはまた…壮観だな」

 

「…ん、綺麗な都」

 

「これはまた…」

 

「これは凄いですね~!」

 

「ここの水で作ったおでんは格別だろうな」

 

「でも…なんだか元気が無いの」

 

言われてみれば、確かにそうだ。店はやってないし戸は閉め切ってる、んで俺達は宮殿に行く。サイヤ人の王子を連れてこなきゃ

 

『息子です、何なりとお使い下さい』

 

ブロリーです…

 

『お前もサイヤ人のようだな』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~グリューエン大火山~

 

アンカジを救い、グリューエン大火山を進む

 

『お前、重力魔法で魔物を岩盤に叩きつけたりしただろ』

 

森君ならポッド潰せそうだけどな

 

『アイツならやりそうだな』

 

俺が言ってる森君は「森忠良」で、普段はまともだがバーサークスイッチが入ると鬼武蔵モードになる事(本人の悩みでもある)からぐだお界のブロリーなんて言われてる。鬼武蔵になると幽霊ですら血祭りにあげるレベル、そんで森君に致命傷を与えるだけで鬼武蔵になる(腕とかをふっ飛ばすだけでも入スイッチが入る)

 

『アイツなら異世界に召喚されて、異世界チートものの敵になってる筈だ』

 

拘束具(というか鎧)着てるんだろうけど大丈夫なのか?

 

『致命傷すら回復させる機能があるから大丈夫だろ』

 

んで相手は?

 

『太一』

 

ニャメロン!勝てるわけがない!相手はフォーリナーなんだど!てか、凛の声優マシュの人なんだな

 

「にしてもあっちぃな…」

 

「若き我が魔王、スポーツドリンクでございます」

 

「ありがと」

 

俺は渡されたスポドリを飲む、ハジメはどうやらマグマ牛と戦ってるようだ

 

「ノッブ!のん気に飲んでねえで何とかしてくれ!」

 

俺はスポドリを飲みながら腕を振らず、重力魔法でマグマ牛を引き寄せ、空いた手で魔力をブレード状に形成して突き刺して魔力を流して内側から破壊する。みな唖然としてるけどスルーだ

 

「はぁはぁ…暑いですぅ」

 

「僕もです…」

 

「魔神さんもだ…」

 

「わ、私もです…」

 

「…シア、総一、誠司、光華、暑いと思うから暑い。流れているのはただの水…ほら、涼しい、ふふ」

 

「むっ、ご主人様よ!ユエが壊れかけておるのじゃ!目が虚ろになっておる!」

 

話を聞くに、この迷宮は暑さによる集中力の阻害とかが課題らしい。そんでユエは汗を拭きたいのか着崩す、何かエッチくね?気のせい?まあ、あっちぃから俺も着崩すけどな!未来の俺を除くぐだおズも着崩す

 

「わ、若き我が魔王!?はしたないです!!///」

 

「ノッブ、お前もか…」

 

「『ギャングスター』にあこがれるようになったのだ!」

 

 

 

 

 

=================================

 

 

 

 

 

多分50層、だって赤銅色の岩石製の小舟に乗って流されてるからな

 

「気分はハードモードのインディさんだな…」

 

「あ、そうだ。誠司、コレ」

 

未来の俺は誠司に赤いフォースライザーとゼツメライズキーを渡す

 

「ん?おお、1型のベルトだ」

 

「サイクロンライザーとロッキングホッパーゼツメライズキーだ、使うと良い」

 

「早速変身してみる」

 

KAMEN RIDER!

 

「変…身!」

 

CYCLONE RIZE! ROCKING HOPPER!

 

誠司は1型に変身する

 

「我は魔を裂き、神を穿つ、人の祈りを束ねし者。魔神1型!」ビシィッ!

 

誠司はポーズを決める

 

「よし、次からコレで行こう」

 

「あ、ハジメさん。またトンネルですよ」

 

「そろそろ、標高的には麓辺りじゃ。何かあるかもしれんぞ?」

 

すると、小舟もろとも落ちる

 

「またか…全員振り落とされるなよ!」

 

そんでこういう時に限って出るんだよね

 

「ちっ、やっぱり出たか」

 

「…ハジメ、左と後ろ、任せて」

 

「撃ち漏らした奴は俺に任せろ」

 

「僕達は魔物を斬ります!」

 

「ああ、任せた。シア、ティオ、船の制御は頼んだぞ」

 

「はいです!」

 

「うむ、任された。ご褒美は尻叩きでよいぞ?」

 

「数には数を、たっぷり食らっとけ」

 

ハジメはガトリング超電磁砲でふっ飛ばす

 

「heh,」

 

俺はガスターブラスターでふっ飛ばす

 

「そこっ!」

 

おき太は空中を蹴って魔物を斬る

 

「魔神さんビーム!」

 

誠司も空中を蹴ってビームでふっ飛ばす

 

「う~む、いつ見ても恐ろしいものがあるのぅ」

 

「流石ですぅ」





~こっちがホント!次回予告~!~

「やほ~!今日もライセン道場始まるよ~!そう言えばN号、この小説のタイトルはもう1つの案があったみたい」

「たしか、「ありふれた魔王で世界最強」だっけ?」

「うん、作者はそれにしようかと思ったけど、一捻りほしいと思って考えた結果あのタイトルになったんだって」

「一捻りにも程があるだろ…」

「次回、「タイトル未定」お楽しみに!」


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24:神代海底遺跡メルジーネ

そんでもって、中央の島に飛び乗ろうとした時マグマ蛇が現れる。俺は変身する

 

「ハジメ、ヒュドラの試練を知ってるか?」

 

「え?ああ…、おいまさか」

 

<AMAZING BLAST!>

 

アメイジングブラストで100体のうちの半分のマグマ蛇を撃ち抜く

 

<水金地火木土天海エクスプロージョン!>

 

光華は水金地火木土天海エクスプロージョンで10体撃ち抜く

 

「ふふっ、私だって戦えますよ♪」

 

そんで、魔人族が乱入したんでデデーンしてやった

 

『はしょりすぎだろ!?』

 

えー、めんどいしー

 

『めんどいじゃねえだろ!』

 

んで、空間魔法が使えるようになった後、ハジメとユエとシアと一緒に潜水艦に乗ってどんぶらこする事になった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~潜水艦&ハジメサイド~

 

俺の視点は初めてだったな、ノッブも一緒に潜水艦にいるんだが…

 

「…」ヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュ

 

ノッブ自身とシアに重力魔法をかけて腕立て伏せしてるんだよなぁ…、指一本で

 

「…シア、慣れてきてる」

 

「ああ」

 

今度は腹筋を始めた

 

「…今度は腹筋」

 

「ああ、してるな」

 

「…シアも余裕そう」

 

「ああ」

 

あ、終わったようだ

 

「ふっ!」ボッ

 

今度は界王拳かよ!?

 

「ノッブ、行くです!」

 

「来い!」

 

そんでシアと格闘戦を始めたぞ!?

 

「どうした、そんなもんか!」

 

「まだまだ行けます!」

 

ノッブとシア、いずれ超のブロリーと渡り合えるんじゃねえかと思うとスゲー不安だ…。だって超のブロリーと同等かそれ以上の強さになると他のなろう系の主人公を余裕で倒せそうだし(作者の中でのなろう系は、カテゴリーとしてとらえてます。文字数的にも楽だから)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~エリセン~

 

大海原で海人族と一悶着あったが、エリセンに着いた「――ッ」…ん?

 

「今、何か聞こえなかったか?」

 

「気のせいだろ?」

 

「いや、確かに「――パッ!」ほら!」

 

「…おい、まさか!?」

 

「――パパぁーッ!」

 

空からミュウが落ちてくる、ティオとカオリンも一緒に

 

『我と光華と沖田兄弟を忘れんじゃねえぞ!?』

 

「親方ぁ!空から幼女が!」

 

「言ってる場合か!」

 

「分かってるよ、ほいっ」

 

俺は重力魔法で落下速度を殺す

 

「パパッ!」

 

そんでミュウは母と再会できた、親子との再会は泣けるでぃ!って言ったらハジメに殴られた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~メルジーネ海底遺跡~

 

遺跡を進みながら俺とぐだおズは話する、コナンの映画を思い出すけど…何だっけ?

 

『もしかして:紺碧の棺』

 

それだ!

 

「ノッブ、何時の間に界王拳とかめはめ波が使えるようになって…。そんなに悟空と戦いたいんですか?」

 

「使ってない魔力を何かに使えないかなーって思っていろいろやったら出来た、ユエとシアもかめはめ波使えるぞ」

 

「いずれベジータと渡り合えそうだな、若き日の我」

 

「我が魔王、ベジータを越して超のブロリーとも渡り合えるのでは?」

 

「エヒト終了のお知らせ」

 

「魔神さんもかめはめ波使いたいぞ」

 

「簡単だ、手の中に魔力を込めてソレを撃ち出すだけでできた」

 

「やってみる…、波ああああああ!」ズドォォォン

 

誠司のかめはめ波でクリオネっぽい魔物を倒す

 

「…出来た」

 

「はあああああああああああああああああ!?」

 

そんで手に入れた神代魔法は再生だった

 

「ここでこの魔法か…。大陸の端と端じゃねえか。解放者め」

 

「…見つけた、再生の力」

 

「我がいつまでも若々しいのはこの再生魔法があるからだ!」ドヤァ

 

「僕も欲しかった…」

 

「魔神さんもだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~エリセン&翌日~

 

皆は水着姿で遊んでる中、俺は未来の俺と一緒に桟橋で今後の事につて語ってる。水着で

 

「ハルツィナ以外の迷宮は魔人族の領土にあるシュネー雪原の氷結洞窟で、もう一つは神山か。…ん?俺らが転移した所って山だったよな?」

 

「そうだ」

 

「それが神山なのか?」

 

「多分な」

 

「全部の神代魔法が使えるようになったらどうなるんだ?」

 

「…言わねえ」

 

「ああ、そうか…。にしてもパレオってちょっとエロぐべっ!?」バシャッ

 

俺の顔に水がかかって驚いた拍子に落ちる

 

「若き日の我えええ!?」

 

「…」ブクブクブクブク

 

「誰か若き日の我を助けてくれえええええええ!!」





~こっちがホント!次回予告~!~

「若者にバカ受け!ノリノリのHIPHOPランキングが知りた~い!」

「クッソ知りたくねえわ…」

「作詞作曲ミレディ・ライセン、「是非も無いよね」が遂にランキング1位だぞ。サンキューチェケラ!」

「オリコンランキングだよな?」

「やっぱ、アニメとかのタイアップが上手く行ったね!」

「何のアニメとタイアップしたんだよ、この小説の原作?それともバビロニア?言っとくが、ゼロワンは特撮だぞ」

「…」

「次回、「新世紀エヴァントータス(仮)」お楽しみに!なお、タイトルがちょくちょく変更する場合があるからそこは許してくれ」

「Now on Saleだぞ!」


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25:新世紀エヴァントータス

エリセンを旅立ち、ハジメが族を轢き殺して少女を助ける。てか…

 

「誰だっけコイツ」

 

「さあ?」

 

「あれ、誰だっけ…?」

 

「私も分かりません…」

 

「へ?」

 

「ハ、ハジメ君!ノッブ!王女様!王女様だよ!ハイリヒ王国の王女リリアーナだよ!話した事あるでしょ!」

 

「…ああ」

 

「コイツと話した記憶無いんだけど…」

 

「我も」

 

話を聞くに、愛子せんせーが誘拐されたらしいんで神山に行く事になった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~神山~

 

愛子せんせーを救出し、魔人族がハイリヒ王国を攻撃してるのを聞いて、下山しようとした所で邪魔が入る。今は未来の俺がデデーンしてる所だろうな

 

「…分解…でもしたのか?」

 

「ご名答です、イレギュラー」

 

そこに全身シルバーのワルキューレが現れる

 

「ノイントと申します。神の使徒として、主の盤上より不要な駒を排除します」

 

「ハジメ、空中戦は任せろ」

 

「頼んだ」

 

ハジメと愛子せんせーは避難し、俺はジェットで宙に浮く

 

「なあ、お前に聞きたい事がある。何故、迷宮を攻略してる俺達を排除する?」

 

「…」

 

ノイントは答えない

 

「まあいいさ、質問を変えよう。Do you wanna have a BADTIME?(お前最悪な目に遭わされたいか?)お前がここから立ち去らないと…、心の底から後悔する事になるぜ?」

 

「私には、イレギュラーを排除しなければなりません」

 

「…やっぱ、神性殺しの血を受け継いで良かったと思うぜ。

It's a beautiful day outside.(今日は素敵な日だ)

birds are singing, frowers are blooming...(花が咲き、小鳥達も囀ってる)

on days like these, apostles like you...(こんな日に、お前みたいな奴は…)

 

俺は手に魔力を込めて

 

SHOULD BE BURNING IN HELL.(地獄で燃えてしまえばいい)

 

そう言い切るとかめはめ波を撃つが避けられ、弾幕が放たれる。俺はその弾幕を回避する

 

「これだけを凌ぐとは…。やはり、貴方は強すぎる。主の駒として相応しくない」

 

「heh,そりゃどーも。ルナティックのやりすぎで目が慣れちまったからこれくらい余裕だぜ?go ahead and try to hit me if you're able,(やるなら当てればいいさ)

 

「…私を怒らせる策なら無駄です、私に感情はありません」

 

「俺は本気なんだけどなー」

 

「…」

 

ノイントは翼を広げ、双大剣をクロスさせて構える

 

「劫火浪」

 

そして炎の魔法を繰り出す

 

「それがどうした?」クンッ

 

俺は人差し指を上に動かして重力魔法を発動させて炎を上に行かせる(イメージとしちゃナッパのクンッみたいな感じ)。突然、歌が聞こえ始めた。どうやら司祭らが聖歌を歌ってるようだ

 

「ぐっ!?」

 

何か力が抜けるなと思ったらそう言う事か!それに動きにくい…

 

「イシュタルですか。あれは自分の役割をよく理解している。良い駒です」

 

大剣が振り下ろされ、俺は地上に激突する

 

「うぅ…」

 

動けないのを良い事に、ノイントは俺に大剣を振り下ろす

 

まだ…終わっちゃねえええええええええ!!!!」ボッ

 

魔力をフルで放って司祭もろとも大剣を吹き飛ばし、重力魔法で動きを封じる

 

「う、動けない!?」

 

波ああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!

 

トドメにかめはめ波でノイントを倒す、言っとくが塵になってないよ?

 

but i think i'm stronger than you(俺はお前より強いんだぜ)

 

再生魔法で回復して、瞬間移動でハジメがいるとこに行く

 

「その様子じゃ、勝てたようだな」

 

「あぁ…」

 

神山の神代魔法は魂魄魔法のようだ

 

「…魂魄魔法?」

 

「みょん」

 

「そっちじゃねえよ」

 

そんで、下山したら光華がメガネを岩盤のようにラリアットで叩きつけてた。光華曰く、メガネがルラギッてカオリンが死んだとか

 

「オンドゥルルラギッタンディ「ふんっ!」ウェアッ!?カ…、カオリンが死んだ!この人d「ふんっ!」ランサーッ!?」

 

ボケたら2回殴られた、ヒデェよ…

 

「よぉ、八重樫。ちゃんと生きてるな」

 

「南雲君…、殴られたノッブは何時もの事だからさておき、香織は?なぜ、香織がいないの?」

 

「あ~、すぐに来るぞ?ただなぁ…ちょ~っと見た目が変わってるかもしれないが…そこはほら、俺のせいにされても困るっていうか、うん、俺のせいじゃないから怒るなよ?」

 

「え?ちょっと待って。何?何なの?物凄く不安なのだけど?どういう事なのよ?貴方、香織に何したの?場合によっては、貴方からくれた黒刀で「きゃぁあああ!!ハジメく~ん!受け止めてぇ~!」

 

突然、空から声が聞こえて地面に激突する。そしてその声の主は俺が倒したはずのノイントだった

 

「テメェ、まだ生きてやがったか!これで終わらせる!」

 

片手に魔力を集中させて赤黒い魔力弾を作る

 

「ま、待って!ノッブ!わt「スローイングブラスター!」

 

スローイングブラスターをノイントに投げようとしたら雫に邪魔されて軌道が神山の頂上にそれる

 

「雫ぅ!?何しちゃってんの!?」

 

「それはこっちのセリフよ!なに香織にスローイングブラスターやろうとしてるのよ!?」

 

「…マジ?」

 

「マジ」

 

「…まあ、いっか」

 

そんで愛子せんせーは俺らが旅をする理由や、クソ神の事を話す。先に声を張り上げたのはアマンガワだ、死んでくれねえかな

 

「なんだよそれ。じゃあ俺達は神様の掌の上で踊っていただけってい「無視☆」ハァッ☆」

 

「ノッブ、あのスローイングブラスターはどうなったんだ?」

 

「軌道が神山の頂上だったから、教会ごとデデーンかも」

 

その後、ギルドの間でハジメらは「スマ・ラヴ」、俺達は「ぐだぐだオーダーズ」って呼ばれてた。二つ名なんか

俺:魔人カカロット

おき太:ライジング人斬り

魔神さん:魔神1型

未来の俺:カリスマ(笑)

光華:白ランサー

だかんな!そしてその後、ランデルがおき太に言い寄ってきたらおき太がキレて001になって岩盤された




~こっちがホント!次回予告~!~

「やほ~!今日もライセン道場始まるよ~!」

「師匠、原作ファンから批判のお便りが来てるぞー」

「お便りありがとう!N号、焼いちゃってー」

「いいのか?反省無くしては成長しないって言うけど」

「そんなんじゃお腹は膨れないし、私は人間じゃないんだよ!」ドカーン

「…次回、「滅亡迅雷.net再び(仮)」お楽しみに」


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26:滅亡迅雷.net、再び

ヘルシャー帝国に向かう途中、俺は飛行艇に乗ってた…と思っていたのか!

 

「いつまで飛んでるんだよ…」

 

実はジェットで飛んでたのだ、そんでハジメに呼ばれてブリッジに行く

 

「なあ、何かあったか?」

 

「あ、ノッブ。帝国兵に追われてる人がいるみたい」

 

立方体の水晶を見ると兎人族が追われてるようだ、あれ?コイツら何マギアだっけ?

 

「マズイじゃないか!すぐにt「無視☆」おーーーーーーい!!

 

アマンガワはトランクスルーだ

 

「なあ未来のノッブ、コイツら何マギアだっけ?」

 

「あー…、確かドードー改の進化態だった気が…」

 

「パワーアップしちゃってますぅ!?」

 

「おい、南雲!織田!まさk「まあ見てろ」

 

兎人族の女性2人はドードーマギア改進化態にゼツメライズする、帝国兵は攻撃するが効かず、怯えて殺される

 

「…え?」

 

「ちなみにアレは我がやった、反省も後悔もしてない」

 

ディスプレイの方はゼツメツノヴァで一気に殲滅して、その辺りは焼野原になる

 

「こ、これが兎人族だというのか…」

 

「マジかよ…」

 

「ウサギ怖い…」

 

「コレじゃあ兎人族じゃなくて滅亡迅雷.netだぞ…」

 

「ちなみにシアが迅で、ユエが滅で、ティオが雷だ。おき太が001で、魔神さんは1型で、ハジメがバルカンだ。若き日の我は…、アルケイデス?」

 

未来の俺がそう言うと、モブの1人がベジータの如く、ヘタレる

 

「もうダメだ…、おしまいだぁ!」

 

「ハジメ、コレを」

 

未来の俺がハジメにグリップがくっついたプログライズキーを渡す

 

「これは…、ウルフだよな?」

 

「ああ、これはアサルトウルフだ。そしてくっついてるグリップはアサルトグリップ、シャイニングホッパーに取り付ければシャイニングアサルトホッパーになる」

 

「んで、そのシャイニングホッパーは?」

 

「おき太に渡してある、グリップもセットで」

 

「…多分、シャイニングアサルト001になりそうだな」

 

谷間に着陸し、俺達は降りるとべローサマギアことパルが駆け寄ってきてひざまずく

 

「お久しぶりです、魔王様」

 

「久しいな。先程の動きを見るに腕を上げたようだな、その調子で励め」

 

「恐縮です」

 

俺を含む峡谷の時のメンバーは平然としてるが、ティオと香織らはドン引きしてた

 

「えっと、みんな、久しぶりです!元気そうで何よりです」

 

その後、フェアベルゲンの長老の孫娘のアルテナを連れてく。話を聴くに、魔人族に襲われたが返り討ちにしたようだ

 

「まさか魔人族を退けるとは、やるではないか」

 

「全マギアにラーニング機能入れて、改進化態にするとかバカじゃねえの?」

 

「ブロリーの技を使うお前が言うな」






「何か短くない!?」

「予告のネタがないそうだ。次回、「帝都なんちゃら奇譚」お楽しみに!」


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27:帝都なんちゃら奇譚

俺達は帝都に来てた、琥珀ちゃんを連れてこなきゃ

 

『帝都違いだろ』

 

ハジメはちょっかい掛けられてはシバく、周りはどこもかしこも奴隷商があった

 

「ハジメ、帝都をデデーンしたいんだけど」

 

「シャモ星にしろ」

 

「ちぇー。てか、アマンガワ連れてきていいのか?」

 

「何でだ?」

 

「帝国兵に突っかかっる」

 

「あー、やりそうだな」

 

「おい!今のh「無視☆」あああああああああん!!

 

そんで、バーで情報収集するが断られたが、未来の俺が質の悪い酒を飲んで情報をゲットした。どうやら城に連行されたようだ。そして夜、情報を頼りに城へ侵入する

 

 

 

 

=================================

 

 

 

 

 

「ほう?元気そうではないか。まさか、我を第六天魔王と称するとはな」

 

捕まったハウリア族は無言になる

 

「まあいい、我がいた世界でもそう呼ばれていたものだ」

 

そしてハウリア族は、未来の俺特有のゲートをくぐる。カムのおっちゃんがいる部屋の前に行くが、帝国兵を追い詰めてる

 

「…なあ、助ける必要あるか?」

 

「俺に聞くな」

 

「知らん」

 

「…帰る?」

 

「…いえ、すみませんが、一応、助けてあげて下さい。自力では出てこられないと思うので…」

 

まあ、なんだかんだでおっちゃんを救出したら、戦争するとか言ってきた

 

「んな事せずに、俺に任せろ」

 

「ですが、信彦殿は…」

 

「ノッブには国の1つや2つを更地にする程の技を持ってるからな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~翌日&応接室~

 

応接室に連れてこられ、話して姫はイライラしてる中、俺は寝てる

 

「織田さんは起きて下さい!」

 

「…何か言った~?」

 

「寝ぼけてないで織田さんも説明して下さい!」

 

「「…Zzz」」

 

「沖田さんも一緒に寝ないでください!」

 

その後、謁見室の案内される

 

「お前達が南雲ハジメと織田信彦だな」

 

「ええ、自分が南雲ハジメですよ」

 

「俺はブロリーd(ry岩盤っ!?」

 

ハジメに無言で殴られた、どうやらコイツは雫を手に入れようとしてるようだ。それとリリアーナも

 

「おい!南雲!何とも「無視☆」ハァッ☆」

 

お、ハジメもアマンガワスルーを始めたか

 

 

 

 

 

=================================

 

 

 

 

 

そんで夜、パーティーが始まる。俺と未来の俺はと言うと…

 

「「…」」ガツガツ

 

悟空みたいに飯を食ってた

 

「我が魔王…、はしたないですよ…」

 

光華は呆れてた

 

「これ、美味しいですよ!」

 

「おでん食いたい…」

 

『ノッブ、おき太、誠司、未来のノッブ、そろそろだぞ』

 

『おう』

 

『はい!』

 

『ん』

 

『ふははははは!』

 

「この婚姻により人間族の結束はより強固となった!恐れるものなど何も無い!我ら、人間族に栄光あれ!」

 

「「「「「「「栄光あれ!」」」」」」」」」」

 

そして会場は闇に包まれる

 

「なんだ!?何が起こった!?」

 

「いやぁ!なに、何なの!?」

 

ウォズ!アクション!投影!

ASSAULT BULLET! OVER RISE!

STRONG! AUTHO RISE!

HYPER JUNP! FORCE RISE...

KAMEN RIDER! CYCLONE RISE!

DODO! FORCE RISE...

WING! FORCE RISE...

POISON...! FORCE RISE...

 

「今のは何だ!?」

 

SHOT RISE! ASSAULT WOLF! AMAZING HERCULES!

SHINING ASSAULT HOPPER!

ROCKING HOPPER!

FLYNG FALCON!

STING SCORPION!

フューチャータイム!凄い!時代!未来!仮面ライダーウォズ!

 

俺達は変身してガハルドのとこへ行く

 

(なあノッブ、俺の英文だけ殺意あるんだけど)

 

(お前にピッタシじゃねえか)

 

(ああ、うん…)

 

そんでユエの毒で、ガハルドを動けなくした所で未来の俺がガハルドに言う

 

「ガハルド・D・ヘルシャーよ、貴様が生かされている理由は分かるか?」

 

「ふん、要求があるんだろ?言ってみろ、聞いてやる」

 

「…減点だ。ガハルドよ、立場を弁えよ」

 

未来の俺がそう言うとおき太が刀で男を斬り殺す

 

「僕を女扱いした罰ですよ…!」

 

まーた誰かが地雷踏んだのか、ヤムチャシヤガッテ…

 

「てめぇ!」

 

「減点」

 

「必殺!魔神さんビーム!」

 

次は誠司が他の男をビームで消し飛ばす

 

「ベスタぁ!このっ、調子に「減点」

 

爆裂DEランス!

 

刺し穿つ死棘の槍(ゲイ・ボルク)!」

 

光華がジカンデスピアで男を突き殺す。ガハルドは未来の俺を睨む

 

「それでよい、貴様が地に伏してる意味を理解しろ。判断は素早く、言葉は慎重に選べ。今、この会場で生き残っている者達の運命は貴様の言動の一つにかかっている」

 

未来の俺は赤い宝石が付いたネックレスをガハルドにかける、てかスゲー威厳あるな

 

「それは誓約の首輪。ガハルド、貴様が口にした誓約を、命を以って遵守させるアーティファクトだ。一度発動すれば貴様のみならず、貴様に連なる魂を持つ者は生涯身に付けていなければ死ぬ、誓いを違えてもな」

 

「誓約…だと?」

 

「内容は、現亜人奴隷の解放、樹海への不可侵・不干渉の確約、亜人族の奴隷化・迫害の禁止、その法定化と法の遵守の4つだ」

 

「呑まなければ?」

 

「若き日の我がこの国を滅ぼすだろう」

 

「あんな奴が、帝国を滅ぼせる訳がない。俺は誓約など口にしない」

 

「減点だな、ガハルド」

 

未来の俺がそう言うとハジメとバイアスにスポットライトが照らされる

 

BUSTER DUST!

 

そしてオーソライズバスターでバイアスを殺す

 

「…」

 

「アレが次期皇帝。貴様の後釜か。見るに耐えん。聞くに耐えん。全く醜いものだ」

 

「言った筈だ。皆殺しにされても誓約などしねぇ。怒り狂った帝国に押し潰されろ」

 

「息子が殺されてもその程度か。貴様にこの愛情なぞある訳なかろう」

 

「分かってんなら無駄な事は止めるんだな」

 

「それでも誓約はしないのだな?」

 

「くどい」

 

「そうか、若き日の我」

 

ヒャッハーーーー!!待ってたぜぇ、その言葉を!

 

「イレイザーキャノン!」

 

俺はイレイザーキャノンで奴隷の監視用兵舎を更地に変える

 

「っ。何だ今のは!?」

 

「なに、大した事じゃない。奴隷の監視用兵舎を破壊しただけだ」

 

「破壊だと?まさか…」

 

「数百人の兵士が死んだだろう、貴様のせいでな」

 

「貴様がやった事だろうが!」

 

「戯けが、貴様の決断が兵士の命を奪ったのだ。若き日の我」

 

「せいっ!」

 

俺はトラップシューターで治療院を破壊する

 

「…どこを破壊した?」

 

「治療院だ」

 

「なっ、てめえ!」

 

「なに、破壊したのは軍の治療院だ。死んだのは兵士と軍医だけ。他にも、一般の治療院、宿、娼館、住宅街、先の魔人族襲撃で住宅を失った者共の仮設住宅区をターゲットにしているが、リクエストはあるか?」

 

「一般人に手を出してんじゃねえぞ!墜ちるとこまで墜ちたかこの悪魔!」

 

「亜人だけで女子供をも迫害してきただろう。立場が変わればその言い様か…、若き日の我」

 

「イレイザーキャノン!」

 

「待て!」

 

「待たぬぅ!」

 

俺はイレイザーキャノンで跳ね橋をふっ飛ばす

 

「貴様が誓約しないというのなら、是非も無し。帝都を破壊し、貴様らへの手向けにしよう。数千、数万の民が死ぬだろう」

 

ガハルドは打開策を考えるが出ない

 

「若き日の我、やれ」

 

「はああああああ…」

 

右手に魔力を込める

 

「スローイング「わーったよ!要求を呑む!俺の負けだ!だから、これ以上破壊するな!」…ちくしょおおおおおおお!!」

 

俺は適当な方向にスローイングブラスターを投げる。この時、魔国ガーランドがデデーンした事を俺は知らなかった

 

「では、誓約を」

 

「お前ら、すまんな。今回ばかりはしてやられた。帝国は強さこそが至上。コイツらは、帝城を落とす事で示した。民の命を握られている。故に…、ヘルシャーを代表してここに誓う!全ての亜人奴隷を解放する!ハルツィナ樹海には一切干渉しない!今、この時より亜人に対する奴隷化と迫害を禁止する!その旨を帝国の新たな法として制定する!この決断に文句がある奴は、俺の所に来い!俺に勝てば帝国をくれてやる!後は好きにしろ!」

 

「…ふむ、正しく発動したようだな」

 

会場の一角にライトが照らされる。皇帝一族全員に誓約の首輪をつけ終わったようだ

 

「ヘルシャーの血を絶やしたくなければ、誓約を違えるな」

 

「分かっている」

 

「明日には誓約内容を公表し、帝都の奴隷を全て解放しろ」

 

「明日中だと?一体、帝都にどれだけの奴隷がいると思って「イレイザー…!」や、やります!明日中に解放する!」

 

こんな感じで、亜人族を解放した




~こっちがホント!次回予告~!~

「HELL&HEAVEN!地獄へようこそ、今日もライセン道場始まるよ!」

「師匠、今回おかしくね?」

「さてはここだけスペシャル作画ってか?ってか?」

「ん~?おー、さすがスペシャル。めっちゃ動く」

「全部お任せで動いております!」

「次回、「←樹海(仮)」お楽しみに」


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28:[←樹海]     ┗(^o^ )┓三

~樹海~

 

「これも前と同じだな」

 

ハジメは呟きながら証をはめる

 

「む?大樹にも紋章が出たのじゃ」

 

「…ん。次は、再生の力?」

 

ユエは大樹に再生魔法をかけると、大樹に生命力が戻る。中に入るとドーム状の空間があった

 

「行き止まりなのか?」

 

アマンガワがそう言うと、足元に魔方陣が出現して転移される

 

 

 

 

 

=================================

 

 

 

 

 

「…」

 

俺は目が覚める

 

「皆、無事か?」

 

「南雲、ここが本当の迷宮なんだよな?どっちにむかえばいいんだ?」

 

「…とりあえず、探すしかないな」

 

「だな」

 

ハジメ…、一体どうしたというのだ…?いや、分かるけど

 

「…そうか。俺が先頭を行く。何か気が付いたら教えてくれ」

 

「「…」ハジメ」

 

「分かってる」

 

俺は重力魔法でユエとティオとゴリラを拘束する

 

「…ん!?」

 

「ノッブ殿!?」

 

「いきなり何しやがる!」

 

ハジメは机と椅子と電気スタンドを用意して、3人を座らせる。ドゥーン

 

「な、何をやっているの!ノッブ!」

 

「本物のユエは、どこにいるか分かっとんか?」マキシマムドライブ!

 

「…」

 

「分かっとんくぁああああああああ!?」ドドドドドドドドドッ

 

「…」

 

「カツ丼食えよ…」

 

「…」

 

「カツ丼食えよおおおおおおおおお!!」ドドドドドドドドドッ

 

「お前がな」

 

「ふおぉ!?」ドシュキーーーーーーン ドォォォン…

 

俺は岩盤に叩きつけられる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

などと、その気になっていたお前の姿はおわ「あ゛ぁ゛?」すません、そういう仕掛けなんです!本物h ドガッ ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~本物ノッブサイド~

 

…暇だ、周りには誰もいないんだよな。待つしかねえのか…

 

 

 

 

=================================

 

 

 

 

 

暇すぎてこの階層をデデーンして更地にしてしまった…、ハジメらも驚いてるし

 

「あの崖の上に誰かいる!」

 

(推奨BGM:ポコピー)

 

曲は終わり、俺はハジメの所へ瞬間移動する

 

「やっぱお前か、ノッブ」

 

『だって暇だったんだもん』

 

「もんじゃねえ、行くぞ!」

 

そんで魔方陣で転移する。次の試練はなんか…幻?夢?か何かだけどハジメがマトモすぎてキモすぎて壁に何度も頭を打ち付けてたら、解放者から合格って言われた。解せぬぅ!

 

「起きたかノッブ、そっちはどうだった?」

 

「性格がマトモすぎてクッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッソキモかったわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!

 

「…ノッブ、ご乱心」

 

うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!死ね俺ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!

 

俺は壁に何度も頭を打ち付ける、ちなみにおき太は夢でも女扱いされてキレたようだ

 

「…ご主人様、ノッブ殿は何をしておられるのじゃ?」

 

「ノッブの夢の俺がマトモすぎてキモかったようだ」

 

「マトモなハジメさんなんて、想像できないですぅ」

 

「あれ、何で死なないんだ?夢の記憶消えろおおおおおおおおおおおお!!!死ね俺ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!

 

「ノッブ、落ち着いて気をしっかり持って!壁に穴があいてるよ!」

 

カオリンに止められる

 

イヤだああああ!気をしっかり持ちたくねえええええ!

 

「何この状況…」

 

「我にも分からん…」

 

「右に同じく」

 

「左ですけどね」

 

その後のスライムやGとかは俺達ががデデーンし、習得した神代魔法は昇華魔法だった

 

「概念魔法か…。未来の俺、その魔法で魔王になったのか?」

 

「そうだ」

 

そんで次はシュネー雪原へ目指す事にした、ガーランド?何か更地になったっぽい



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29:BLIZZARD FIGHT ~熱戦・烈戦・超激戦~

俺達は今、氷雪洞窟を探しながら歩いてる

 

「そびえる巨大な壁、超えるのは誰の為oh oh oh oh~♪自分を目指して~、ありふれた正解より、一つだけの答えをoh oh oh oh~♪選ぶのは他の~、誰でもないのさ~君にしかない未来へ~!」

 

なお、俺はBLIZZARDを歌いながらだけど

 

 

 

 

 

=================================

 

 

 

 

 

魔物をデデーンしながら洞窟を進み、扉をくぐると暖かいとこだった

 

「うわお」

 

雫とティオは炬燵に入って早々ダメになる、沖田兄弟は炬燵に入っておでん食ってる

 

「おいひい…」

 

「おでんやっと食えた…」

 

おでんが食えてご満悦のようだ。まあ、俺らも鍋食ってるんだけどね

 

「キムチ鍋うめぇ」

 

「それな」

 

ハジメはゲートキーで宝玉を取る

 

 

 

 

 

=================================

 

 

 

 

 

歩いてる途中、なーんかさっきから囁き声が聞こえるんだよね。クソうぜぇ

 

『お前はそれでいいのか?』

 

クソリプしか送らない捨て垢的な事しか言えねえのか?テメーはよォ!

 

『…すまん、ネタ切れだ』

 

とか言ってる間に分断されちまったよ。俺はとある準備をする

 

『ぬははははは…』

 

そこに全体的に白い俺が現れる

 

『本当のお前は冷酷で残虐外道なんだ…よ…?』

 

「ようこそ白い俺、我々は君が来るのを待っていたのだ」

 

準備というのはちゃぶ台怪獣の着ぐるみを着たり、畳敷いたり、ちゃぶ台を置いたりというのだ

 

『は、はぁ…?』

 

白い俺は唖然とする

 

「歓迎するぞ、なんならハジメも呼んだらどうだ?」

 

いやいやいやいやいやいやいやいや!?何で平然としてるんだ!?』

 

「ハッハッハ、隠しステータス「ぐだぐだウイルス」を甘く見てもらっちゃ困るな」

 

効果は状態異常無効(一部を除く)である、そして感染し、感染者は皆ぐだぐだになる

 

「さて、本題に入ろう」

 

俺は着ぐるみを脱ぐ

 

「ホントの俺はヤバい奴って言ったよな?」

 

『あ、ああ…(うわ~、短く纏めやがった~…)』

 

「良いんじゃねえか?それも俺の一面だからさ」

 

『てことは、俺を受け入れるって事か?』

 

「それ以外何があるんだよ」

 

『いや、俺を倒すとか…あるじゃん?そういうの』

 

「悪を切り離すとかヴァカじゃねえの?悪があってこその俺、善があってこその俺さ。FGOの何かのイベントで、悪のメフィストを切り離せば善のメフィストが生き残るなんておいしい話は無いって。それと一緒さ」

 

『はぁ…、俺の負けだ。んで、早く終わっちゃったけどどうするんだ?』

 

「やりあおうぜ?」

 

『分かったよ』

 

お互い距離を取り、一気に近づいて避けては殴る(超のブロリー戦をイメージしてくれれば)

 

「さすが俺、やるじゃねえか!漸く体が暖まってきたぜ!」

 

『そいつぁどうも!』

 

防寒具を脱ぎ、天井をぶち抜いて空中戦へと持ち込む

 

『でええええいやあああああああああ!!』

 

「ぬあっ!?」

 

白い俺に殴られた衝撃で雪山を貫通して崩壊し、何とか持ち直す

 

『はああああ!』

 

「うおあああ!」

 

拳がぶつかり合い、衝撃波で雲が吹き飛んで晴れる

 

「イレギュラー、織田信彦。貴方を「『邪魔だああああああああああああああああああああ!!』」

 

大量の使徒が来たけど、2人でギガンティックミーティアをしてデデーンする

 

『とんだ邪魔が入ったな…』

 

「続けるか?」

 

『ああ!』

 

そして各国へ瞬間移動しては戦い続ける、正直夢中になって気づかんかったわ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~ガーランド跡地~

 

最後の移動先が更地になった場所だった、だがそれでも空中戦を続ける

 

「スゲー一撃食らわせてやる!」

 

『上等だ!』

 

俺達は右手に魔力弾を作る

 

「『ギガンティックミーティア!』」

 

投げてぶつかり合うと巨大化する、そこに魔力弾を撃って加速させる

 

「『はああああああああああああああああああああああ!!』」

 

そして核以上の爆発が起きてマグマ地帯になる

 

「『イレイザーキャノン!』」

 

続けてイレイザーキャノンをぶつけ合うと、時空が裂けて次元の狭間へ突入する

 

『ふんっ!』

 

「せいっ!」

 

そこでも戦い続ける

 

『ぬうううう…、はあああああああああああああああああ!!

 

白い俺はとてつもない魔力を放出する

 

「やっと本気になったか!だったら…、はあああああああああああああああああああああ!!

 

俺もとてつもない魔力を放出して戦う

 

「『はあああああ…、だりゃあ!』」

 

拳がぶつかり合うと次元が裂けて元の場所に戻る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~氷雪洞窟~

 

そこでも戦い続け

 

「『か…、め…、は…、め…』」

 

両手に魔力を込めて

 

「『波あああああああああああああああああああああああああああああ!!』」

 

かめはめ波を撃ち合って共倒れになる

 

「ははは…、流石俺…、強さも同格ってか…」

 

『全くだ…』

 

白い俺にも再生魔法をかける

 

『んじゃ、頑張れよ』

 

白い俺はそう言うと粒子になって俺に取り込まれると、俺から見て右に金のメッシュ、左に銀のメッシュが入って軍服もジオウⅡみたいになる

 

 

 

 

 

=================================

 

 

 

 

 

進むとハジメと雫、沖田兄弟らに会う

 

「よー、ハジメ、雫」

 

「その様子だと試練はクリアしたみたいだな」

 

「ノッブ、変わりましたか?」

 

「ジオウからジオウⅡになった」

 

「…なるほど、悪の部分を受け入れたのか」

 

「おう、少なくとも現実逃避するアマンガワと違ってな」

 

「おい!今のはどういう事だ!この天才イケメン最強カッコいいクールな俺にむかって!」

 

…アマンガワがウザンガワになっちまった、未来の俺も沖田兄弟もハジメも雫もウザがってる。何故か虚像もウザがってる

 

「何か言ったらどう<透明化!>おーーーーーー

 

光華が投げた透明化のアイテムでウザンガワが透明になる、効果は一話程だそうだ。多分、次回もこのままかもな

 

 

 

 

 

=================================

 

 

 

 

 

「そうか。ユエ、お前…昔はそんなお淑やかな口調だったのか」

 

「俺も驚いたぞ」

 

「!?」

 

「っていうか、ユエの昔の名前、めっちゃ長くね?」

 

「!?」

 

「確か、アレーティア・ガリュッ ゴリュッ ~~~~~~~!?

 

頬と舌を噛んじまったからすっげぇ痛え…

 

「…噛む程!?」

 

「カオリン…、頼む…」

 

「あ、うん」

 

カオリンに噛んだ頬と舌を治してもらう、そんで手に入ったアーティファクトはクリスタルキーだった

 

 

 

 

 

~シュネー雪原~

 

「なあ、あそこ山があったよな?」

 

「あったね」

 

「何でなくなってるんだ?」

 

「っ!?」ビクッ

 

ゴリラと鈴がそう話してる、正直ビクビクする

 

「ハジメさん、ここ吹雪いてませんでしたか?」

 

「吹雪いてたな、今は晴れてるけど…。ノッブ、何か知ってるか?」

 

「さ、さぁ?」シラーッ

 

「それに隣のガーランドがマグマになっているようじゃ」

 

「…」コソコソ

 

「どこへ行くんだぁ?」

 

ハジメに肩を掴まれる。ヤッベ、言い訳考えねえと…

 

「えっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっとえっと」

 

「ノッブが主犯だったのじゃな」

 

「ノッブならやりかねないですぅ」

 

「…ノッブがパニックになってる」

 

「あの地震はそう言う事だったのね」

 

「お前がやらかした事は分かったから、一旦落ち着け」

 

「あばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばば」






~こっちがホント!次回予告~!~

♪:BLIZZARD

「…何でBLIZZARD?」

「今回のED曲!」

「ん゛な゛ぁ゛…、というか!新刊の10巻まで終わったせいでもう予告する事がねえぞ!(12/12現在)」

「大丈夫!番外編があるよ!」

「次章、「ありふれたネタで世界サイキョーフェスティバル!」お楽しみに!これって新刊が出るまでの時間稼ぎだろ…」


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ありふれたネタで世界サイキョーフェスティバル!
30:サンタinトータス


ここからは、中身パロディの番外編なので考えるのをやめて見てください


クリスマス:イエス・キリストの誕生祭?とか何とか。この日、サンタが子供たちにプレゼントをあげる習慣?がある

 

そして今は冬、俺と未来の俺はサンタになってた

 

「今日はクリスマス!我らがサンタだぁ!ちゃああああああああ!」

 

「さーて、沢山手紙きてるぜ。まずはこれだな」

 

手紙を開く

 

『ハジメとの熱い夜 byユエ』

 

「…媚薬でも送っとくか、次」

 

『妾をいたぶっておくれ ティオ』

 

「…」

 

ドアをノックして上から突入する

 

「何じゃ!?」

 

「ハジメに言えや!」

 

ティオをフルボッコにする

 

「何じゃおn(ryぎゃああああああああああああああああああああああああ!!」

 

「次」

 

『ひかるのフィギュアをくれ ハジメ』

 

「…どのひかるなのだ」

 

「グリップフォンでも送っとくか?」

 

「それはマジレンジャーのヒカルだ」

 

「ヒカルの碁全巻は?」

 

「それもヒカル違いだ」

 

「じゃあなんだよ」

 

「多分コレ」

 

「あー、ありえそうだな。じゃあこれにすっか」

 

 

 

 

 

=================================

 

 

 

 

 

「クソマァ!」

 

何かムシケラがポコピーしてたんでつぶしてやったわ

 

「…ん?」

 

ヤッベ、起こしちまった

 

「俺はサンタだ。そらっ、プレゼントだ」

 

ハジメに星奈ひかるのフィギュアをあげる

 

「…すまん、次から名字も入れるわ」

 

「次」

 

「ざけるなぁ!何を寝言言ってる!」

 

「あんな奴を生かしておいたら、世界は破壊しつくされt」

 

外野にイレイザーキャノンを撃つ

 

「「あああああああああああ!!」」

 

「さーて、次だ次」

 

『プリヤ全巻 鈴』

 

「「…」」

 

俺はDVDを含むプリヤセットを出す

 

「…うへへ」

 

「どっせえええい!」

 

そしてAMAZONへ投げて返品すると、鈴は何とも言えない顔をしてる

 

「お前みてーな変態?にプレゼントやると思ってたのか?」

 

「うわあああああああああああああああああああああああん!!」

 

めっちゃ泣いて追いかけてたがスルーだ

 

「次ぃ!」

 

『スルーしないで 光輝』

 

「次」

 

『フェアベルゲン 亜人族一同』

 

♪:言葉にできない

 

(俺、デデーンしてないんだけど…)

 

俺はふと、亜人族を見ると鞭で叩かれ、ジジイが駆け寄ってた

 

「小僧、サボるんじゃない!」

 

「ウィルは悪くねえ、儂のせいだ!」

 

「反抗する気k \デデーン/ 」

 

帝国軍がホイッスルを吹くと他の帝国兵が集まってくる、そこにガハルドが来る

 

「お前か…!」

 

俺はキレて魔力を最大放出して帝国兵を消し飛ばす、ガハルドは一人で逃げようとしてた

 

「どこへ行くんだぁ?」

 

「くぁwせdrftgyふじこlp」

 

「は?」

 

イレイザーキャノンで消そうとするが止められる

 

「ちょ、ちょっと待った!お前のその力でフェアベルゲンを再建してくれ!」

 

 

 

 

 

=================================

 

 

 

 

 

数分後、フェアベルゲンを完成させた

 

「凄い…、ここが僕達の新しいフェアベルゲン…!」

 

「これが俺からのクリスマスプレゼントだ」

 

「ありがとう!」

 

「おーーーい!若き日の我ええええええ!」

 

未来の俺が走って来る

 

「あれ、未来の俺じゃん。どうしたんだ?」

 

「神の使徒がここに来るぞ!」

 

とりあえず俺は、そこらへんにいた魔物を殴り飛ばして使徒をデデーンする

 

『この始末☆』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~13年前~

 

「んぅ…、パパ…?…へぇっ!? ガバッ 」

 

「バレた!?」




※ライセン道場は、ネタが尽きたのでお休みいたします



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31:皆でスノボ

冬のノッブ宅、ピンポーン、ピンポーンとインターホンが鳴る

 

「おーい、ノッブー。遊びに来たぞー」

 

「…ノッブ、出てきて」

 

だが、反応が無い

 

「ノッブー?」

 

「…いない?」

 

ハジメとユエは家にあがってノッブを探す

 

「まさか出掛けたのか?」

 

ユエが2階から下りてくる

 

「…2階にもいない」

 

ユエはテーブルの置手紙を見つける

 

「…ハジメ、これ」

 

「な、どういう事だ!?」

 

「…ハジメ、電話を」

 

「ああ!」

 

ハジメはノッブ宛に電話する

 

「何で俺達だけ…」

 

「…ハブラレンゲル」

 

『よー貴様ら、若き日の我の家に来たようだな』

 

『ウィース、ユエーハジメー』

 

「…ノッブ、出かけた?」

 

『貴様ら以外呼び寄せて皆で湯沢でスノボだー!』

 

「…ノッブ、ヒドイ」

 

『ハジメさん、私もいるです!』

 

『妾もいるのじゃ』

 

『ごめんねハジメ君、私もいるの』

 

『僕もいますよ~』

 

『おでん食いたい』

 

「…ぐだおズも勢ぞろい」

 

『だって貴様ら、事あるごとに問題起こすから連れてけねえよ』

 

「うぐっ!?」

 

「…っ!?」

 

『お、アニメが始まったぞ』

 

ノッブ達はアニメに夢中になる

 

「…ノッブ?」

 

「おーい?」

 

『うおっ!?』

 

『ちょ、若き日の我落ち着けぇ!?』

 

そこで電話が切れる

 

「…何かあった?」

 

「分からん」

 

「…ハジメ、行こう」

 

「ああ!」

 

ハジメはゲートキーでスキー場へ行く

 

 

 

 

 

 

 

 

~スキー場~

 

「ぜぇ…、ぜぇ…、どうやら着いたみたいだぞ」

 

ノッブはドアを破って出る

 

「Fooooooooooooooooo!!」

 

「おい、早く滑らないか?」

 

「それもそうだな、好きなの使っていいぞ」

 

「俺は黒だな」

 

「私はこれです!」

 

「待てやぁ!」

 

そこにハジメとユエが来る

 

「うわ、来ちゃったよ」

 

「何でぇ!?」

 

「俺には空間魔法があるからな」

 

「そういやそうだった…」

 

「俺も滑らせてくれ」

 

「…私も」

 

「南雲、お前のボードは無い!」

 

「うるせえ!」

 

ハジメはアマンガワを蹴っ飛ばす

 

「だー!分かった分かった!ボード貸すよ!ただ、トラブルは起こすなよ?それを守れば貸してやる」

 

「ああ」

 

「ほい」

 

「…やった!」

 

「うおおお!」

 

「しょうがないなぁ」

 

「かわいそうだし、いいじゃない」

 

「では、このボードを自在にこなさねば勇者としてお笑いだぞ?」

 

そしてノッブ達はリフトに乗って、滑る

 

「yeahhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhh!!」

 

「ヤベェwww楽しいwww」

 

「楽しいですううううううううう!!」

 

「…楽しい!」

 

「爽快なのじゃ!!」

 

「いやっほーーーーー!」

 

「私のテクニック、見せてあげます!」

 

その後、夜になってもめっちゃ滑った



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32:クッソ今更すぎるキャラ紹介

~織田信彦~

この小説の主人公で、よく?ボケてはハジメに殴られる

外見は早い話、魔人アーチャーの男性ver。普段は黒い軍服を着てたりするが、たまに私服を着てるが凄くダサい。あだ名はノッブ

氷雪洞窟で虚像を受け入れ、軍服がジオウⅡを思わせるデザインになった

持ってる武器は

火縄銃Type:NEXTという名のビームガン

改造したガスターブラスター

エアロスミス

水着ノッブみたいにヘシkill・ハセーベも武器として使える。途中からアマンガワをスルーし始める

ショットライザーを使ってアルケイデスに変身する

最近格闘戦を始めた、クラス適性はアーチャーなのに

彼には魔王になる未来が待っていたが、はたして―――

 

 

 

 

 

~魔王信彦~

概念魔法で魔王になった未来の信彦、外見は第3再臨魔王信長の男性ver

根は信彦なのでボケたりするが、ツッコミがメインになってる

2068年の技術を使ってハウリア族を滅亡迅雷.netを作り上げた

彼がいる未来にハジメ達はいないようだが…?

 

 

 

 

~明智光華~

魔王になった信彦の家臣、白髪で服はウォズ。ビヨンドライバーでウォズに変身する、剣や弓も何でもござれ。スゲーイ

 

 

 

 

 

~沖田総一~

信彦の親友で男、外見は沖田総司の男性ver。体型が男の娘だからか、女扱いするとキレる。あだ名はおき太

腐女子のせいでノッブ×おき太のカップリングが増えてる

フォースライザーを使って001に変身し、縮地とバッタのパワーで敵を斬る。ハエーイ

クラス適性はセイバー

 

 

 

 

 

~沖田誠司~

総一の弟、外見は沖田オルタの男性ver。おでん好き。あだ名は魔神さん

サイクロンライザーを使って1型に変身する。総一同様、縮地とバッタのパワーで敵を斬る。マジハエーイ

クラス適性はアルターエゴ

 

 

 

 

 

~南雲ハジメ~

原作通り。違う点を挙げるとすれば、最初から3桁、バルカンに変身、ノッブのツッコミ係

 

 

 

 

 

~天之河光輝~

途中からアマンガワスルーされ始め、氷結洞窟で虚像に言いくるめられてウザンガワになった

 

 

 

 

~ミレディ・ライセン~

ライセン道場の師匠

 

 

 

 

~ユエ~

原作通りハジメのヒロイン、フォースライザーで滅に変身する

 

 

 

 

~シア~

原作通りハジメのヒロイン、フォースライザーで迅に変身する

 

 

 

 

~ティオ~

原作通りドM、フォースライザーで雷に変身する

 

 

 

 

 

―ここからは設定のみのオリキャラの紹介になります、読み飛ばしても構いません―

 

 

 

 

~長尾影也~

外見は長尾景虎の男性ver、よくトイレで乙る。クラス適性はランサー

 

 

 

 

~藤原里香~

外見はまんま紫式部、彼女は近所の図書館の館長をやってる。呪術はお任せあれ、クラス適性はキャスター

 

 

 

 

 

~岡田一蔵~

外見は若い岡田以蔵、一度見た技は多重次元屈折だろうと剣からビームだろうと問答無用で覚える。土佐出身なのに土佐弁が喋れない

彼は別の世界に飛ばされてるようだ、本人曰く「俺の声に似てるクラゲだかタコなんだかがいるんだけど…」なんだとか。クラス適性はアサシン

 

 

 

 

 

~坂本龍太~

外見はショートの坂本龍馬、いつも隣にはお竜さんがいる。いつもイチャつく、クラス適性はライダー

 

 

 

 

 

~森忠良~

外見は黒髪下ろしの森長良。普段はまともだがスイッチが入ると、髪が赤くなり暴れる鬼武蔵モードがある。その強さは幽霊ですら血祭りにあげるほどからぐだお界のブロリーと呼ばれてる

戦う時は致命傷すら瞬時に回復させる鎧を着てる為、鬼武蔵になったりはしない。…多分

クラス適性はバーサーカー



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33:ミレディ・ライセンの楽しい木造建築

 

 

 

 

 

 

 

 

これは、ライセン道場が開設する前の話である―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ある日、ハイリヒ王国のその一角にライセンはいた

 

「迷宮に引きこもってて忘れてたけれど、建築中の道場が完成してる頃かな。楽しみ~」

 

だが、道場は完成してなかった

 

酷くこざっぱりしてるぅ!?ちょっと大工さん!?道場できてないんだけど!?」

 

「あ?ミレディさんが金ケチってうち一人しか雇ってないから、道場はまだまだッスよ」

 

「え~、いいじゃ~ん」

 

「いいけど、後10年はかかると思うッス」

 

「え~、困るな~。もう出来てると思って弟子に招待状送っちゃったよ~」

 

「俺に言うなッス」

 

 

 

 

 

~ハジメ&ノッブ宅~

 

「あれ、手紙だ。誰k」

 

ノッブは送り主を見る

 

うへぇ、あのライセンからだ。中何だ?」

 

ノッブは手紙を開く

 

『我が弟子のノッブへ

道場が出来ました、ざまーみろ

お土産を持ってこい、良いお土産を持ってこい

貴方の愛しいベジータミレディ・ライセンより

P.S.来る時は体操着で来る事、それと私の事は師匠と呼べ!』

 

「(何かイラつく…)道場か、行かねえとアイツキレるだろうな。行ってちょいと見てすぐ帰るか、0.0058秒で」

 

 

 

 

 

~再びハイリヒ王国の一角~

 

「とにかくもう小さい小屋でもいいから作るんだよ!」

 

「いいんスか?小屋で」

 

「急いで!明日までに作るでおま!」

 

 

 

 

 

~翌日~

 

「アイツに会うの峡谷っきりだな~。あヤッベ、お土産忘れた」

 

ノッブは何かないかとポケットを探ると、豆が入ってる袋があった

 

「…これでいっか。地図だとこの辺だよな、道場」

 

ノッブが見た先はライセン道場と書かれたちっこい小屋だった

 

「これじゃねえよなまさか、何か書いてあるけど違うよな?これがライセン道場なんておらぁ信じねえぞ、ここにライセンがいたら信じざるをえねえが」

 

声が聞こえた方を見ると、ギターをぶら下げてるライセンがいた

 

(いたぁ…、SUPER∞STREAM歌ってるよ…。中の人繋がりなんだろうな、ぜってぇ…。ギター?知らん)

 

「よく来たね、我が弟子♪待ってたよ、弾き語りしながら」

 

「弾いてなかったけど?」

 

「実は弾けないの、今日始めたばっかで」

 

「それなのに、そんなに誇らしげにぶら下げてるんかい」

 

「ちぇっ、うるさいなぁ弟子の癖に…。ギターなんてやめてやるよぉ!

 

ライセンはギターを持って叩きつけて壊す

 

「もやめたー!?」

 

「さあ、とにかく入って入って!出来立てホヤホヤのライセン道場だよ、ちょっと変な臭いするけど入って入って!」

 

ライセンは入るよう促す

 

「あ、待って!お土産は持ってきたよね?」

 

「やっぱいるん?」

 

「いるよそりゃ!タダで道場に入ろうなんて図々しいよ!」

 

「んじゃ、ホイ」

 

「こちらとらコレが楽しみで…、お前ぇ…

 

ライセンは袋を開けるがガッカリする

 

 

 

 

 

~道場~

 

「仙豆をやったのは謝るから、そんなにへこまんでくだせぇよ」

 

「豆ってお前…、豆ってお前…」

 

「それより、良い部屋だな師匠。落ち着きがあって」

 

「そんなに良い?」

 

ライセンは機嫌が直る

 

「あ、機嫌直った」

 

「中々道場を見る目あるね~、我が弟子ぃ~♡」

 

「道場じゃねえだろ。後、ライネス風に言うな」

 

「あ、お菓子あるよ食べる?ちょっと変な臭いするけど」

 

ライセンはお菓子を出す

 

「いらんよ、んな…(ryぎゃあクセェ!?魚臭ぇ!?

 

「コレ美味しいよ?ムシャムシャマズッ!?

 

「マズいの!?」

 

「魔物の食べられない所みたいな味がする…。飲み込めない程マズい…!我が弟子、お茶入れて台所あるから」

 

「えー?俺客だぞ?師匠が入れろよ」

 

「何言ってるのかな、私は師匠だよ?」

 

「ったく、偉そうにしやがって…」

 

「解放者だもん☆」

 

ノッブはお茶を入れに台所に行く

 

~1分後~

 

お茶を入れたノッブは台所を出る

 

「臭かったー。何か台所がカメムシみてえな臭いしたし、床もギシギシいうし、大丈夫なのか?この道場」

 

廊下を歩いてると、風呂場を見つける

 

「あ、風呂だ。何で台所と風呂があるんだ?この道場に、中どうなんだろ」ガチャッ

 

中を覗くと、ミュウがいた

 

「あ、おじさん!」

 

ノッブはドアを閉めて居間へ走る

 

「師匠!師匠!風呂にミュウが!」

 

「ああ、預かってるんだ。それよりお茶弟子ぃ~、お茶ちょうだ~い♡」

 

(誰がお茶弟子だ、クッソ~ムカつく…!)

 

ノッブはイラつきながらもお茶を出す、指を入れて

 

「そらよ」

 

「モーレツに指入ってる~!?さすが神を滅ぼす男…、露骨に地味な嫌がらせする…」

 

「おらぁもう帰るわ」

 

「え、もう帰るの?泊まってってよ~、布団もあるよ?ちょっと変な臭いするけど」

 

「何でなんもかも変な臭いするんだよ!?泊まんねえぞ!?」

 

ライセンは布団を出して引き留めようとするが拒否られる

 

「何よ~、枕投げ楽しみにしてたんだよ?一生のお願~い、我が弟子ぃ~」

 

「あー、分かったよ。その枕貸してくれ「はい」行くぞホイ」

 

ノッブは枕をテキトーに投げ返す

 

「そういう訳で、おじゃっしゃー」

 

待ってえええええ!どこの世界にこんな悲しい枕投げがあるのよ!
ワンスローのみって我が弟子…、こっちは一生のお願い使ったんだよ!?」

 

ライセンは意地でもノッブを引き留める

 

「もっと本気でガンガン来てええええええ!」

 

「けど師匠、それだと枕でも痛いぞ?」

 

「ふっふっふー、例え豆だろうと、何だろうと華麗に避けるよ!」

 

「そうか、んじゃ遠慮なく…。スターパンチ!

 

「カッパードッ!?」

 

ノッブのスターパンチ一発でダウンする

 

「直撃じゃねえか、師匠なんだからそれくらい避けれるだろ」

 

「不意打ちは卑怯だぞ…、我が弟子…」

 

「はぁ?お前が避けるっつったろうが」

 

「分かったよ…、何でもありのルールでいい?知らないよ?」

 

「もう帰っていいか?」

 

「それならこっちにも考えがあるんだよ!思い知れ、湯呑テッカグヤアタック!」

 

「うおっ!?」

 

ノッブは頭を避けると湯呑が割れ、破片がライセンに刺さる

 

カミツルギィィィ!?

 

「ゆ、湯呑が刺さった…」

 

「もう許さん…、マジで許さん我が弟子…」

 

「えぇ…、今のは師匠の自業自得だろうが」

 

「黙れ!私の辞書に自業自得は無い!」

 

「うわ自分勝手」

 

「自分勝手という言葉もない。食らえ超必殺…、神代魔法アタック!

 

「暴れんなよ、こんな狭い部屋で!」

 

「解放者の重みを知れえええ!」

 

ライセンはスクリューアタックのようにしてノッブに突撃するが避けられる

 

「あ、避けられた。背中痛ぁ!?

 

すると小屋が揺れ始める

 

「ん、地震?」

 

「あ、ヤバい!今の衝撃で道場は崩れそう!」

 

「ウェ!?」

 

「実は急いで適当に作ったから柱とか結構ゆるゆるなの!」

 

「うそん!?」

 

「ああもう!こんな事なら我が弟子に伝説の技使わなきゃ良かった!」

 

「んじゃ、俺は真っ先に逃げるんで」

 

ノッブは瞬間移動で脱出する

 

「え、それはズル(ry大河っ」

 

小屋は潰れた

 

 

 

 

 

~夜~

 

「私は諦めないよ、我が弟子。頑張ってギター続けてみるよ」

 

「なあ師匠、ギターなら俺が教えてやるよ」

 

「…お願い」



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34:ノッブの財布を探せ!

ある日のノッブズ宅、叫び声が聞こえる

 

「ぎゃああああああああああああああああああああああああ!!」

 

ノッブは叫んでた所にハジメ達が来る

 

「どうした、ノッ…うわ真っ白

 

「ご主人様、どうk(ry…何故ノッブ殿は白くなっているのじゃ?」

 

ノッブが明日のアレみたいに真っ白になってた

 

「…ノッブ、真っ白」

 

「どうかしましたか?」

 

「俺の財布が無い…」

 

「「「「はぁ!?」」」」

 

「このままだと俺らの生活がおしまいだぁ…」

 

「早く探すのじゃ!」

 

「はいです!」

 

「…ん、私達の生活を守る為!」

 

「俺も探しn(ryハァッ☆」

 

原作ヒロインズは何故かいたアマンガワをスルーして財布を探しに行く

 

 

 

 

 

=================================

 

 

 

 

 

「ユエさ~ん!」

 

ユエが探してる所にシアが来る

 

「ノッブの財布、見つかりましたか?」

 

「…ダメ、見つからない」

 

「ユエさん、シアさん、何か探してるの?」

 

そこに香織が来る

 

「…ノッブの財布」

 

「どういう事?」

 

「えっと、要はですね――」

 

~ユエ&シア説明中、ちなみにノッブは…~

 

 

 

 

 

「…」

 

「ノッブ、いつまで落ち込んでるんですか?」

 

 

 

 

 

~おき太をぬいぐるみのように抱いてた、この光景で腐女子が荒ぶる。だって…、ねえ?~

 

「――って事です」

 

「私も手伝うよ」

 

「香織さん…、ありがとうございます!さあ、探しましょう!」

 

「…私達の生活を守る為!」

 

 

 

 

 

=================================

 

 

 

 

 

「何だコレ?財布?ははは!これは俺のもんだ!」

 

檜山は財布を拾ってそう言うと、ティオが来る

 

「お主、そこまで性根が腐っておったとはのぉ…」

 

「は?何言ってんだよ、これは俺のだ」

 

「お主はどうしようもない奴だったとは…<DODO!>ここで死ぬがよい」

 

FORCE RISE...

 

ティオは雷に変身する

 

「はあ!」

 

「ふん!」

 

互いの技がぶつかり、爆発する

 

「あれって…」

 

「…まさか」

 

ユエとシアと香織はその場所にむかう

 

 

 

 

 

=================================

 

 

 

 

 

駆け付けるとティオが押されてた

 

「これは一体…?」

 

「…シア、香織、あれ!」

 

ユエが指を差し、その方向を見ると檜山の手の中に財布があった

 

「檜山君、何でノッブの財布持ってるの?」

 

「か、勘違いするな。これは俺のなんだぞ!」

 

「そんなに死にたいのですか?<WING!>」

 

「…お命頂戴いたす<POISON...!>」

 

FORCE RISE...

 

シアとユエは変身する

 

「はぁ?証拠はどこにあるんだ?」

 

「…覚悟<STING DYSTOPIA!>」

 

「ぐふっ!?」

 

檜山はユエのスティングディストピアを食らう、その拍子にノッブのステータスカードが落ちる

 

「…ビンゴ」

 

檜山は青ざめる

 

「あ…、いや…、これは…」

 

「最低だよ、檜山君<DASH! AUTHO RISE!>変身!」

 

SHOT RISE! RUSHING CHEETAH!

 

香織は養豚場の豚を見る目で檜山を見ながらバルキリーに変身する

 

「ク、クソ…。だだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだぁ!」

 

檜山は魔法を連射するが効かない。まあ、グミ撃ちだったからフラグなんだけどね!

 

「っ!?に、逃げるんだぁ…」

 

檜山は逃げようとするが、シアに捕まる

 

「逃がしませんよ?<FLYNG DYSTOPIA!>はあ!」

 

RUSHING BLAST!

 

ZETSUMETSU DYSTOPIA!

 

「「はああああ!」」

 

一斉攻撃が檜山を襲う。なお、ギャグ補正なので死にません。その後、財布は帰ってきた

 

「やっと…、戻ってきた…!」

 

「良かったですね、ノッブ!」

 

「ああ…!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ノッブズ宅の地下の工房、未来のノッブは現代ノッブの為にある物を作ってた

 

「さて、プログライズキーとゼツメライズキーのあらゆる戦闘データで、アメイジングコーカサスプログライズキーとアウェイキングアルシノゼツメライズキーは完成させた。後はこの…」

 

未来のノッブはその作りかけの物を見る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

()()()()()()()()()()()()を完成させるだけだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




サウザーは本編で変身させる予定です、多分


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35:年末トークスペシャル(?)

「「…」」

 

「「…」」

 

「「…」」

 

とある円卓に、6人3組の人がいた

 

「とりあえず…、全員名乗ろうか。俺は織田信彦、ノッブと呼んでくれ」

 

「南雲ハジメ」

 

「月浦桜、アルターエゴでありムーンキャンサーだ」

 

「お、織斑一夏です…」

 

「キャラだ」

 

「フリスクです」

 

2人を除けば、俺の小説の主人公だ byリューオ

 

 

―分かりにくいかと思うので、ここからは台本形式にします―

 

 

ノッブ「んじゃ、早速質問タイムにするぞ。まずは俺とハジメに訊きたい質問ある?」

 

一夏「まずは俺から、そっちはどういう世界にいるんだ?」

 

フリスク「あ、私も思った」

 

ハジメ「俺達がいる世界は、神の手駒として動かされてるって所か」

 

ノッブ「俺とハジメはその神を殺す為に神代魔法を集めてるんだ」

 

キャラ「俺ならケツイ一つで殺せるんだけどな」

 

フリスク「キャラ、それ言っちゃダメだよ」

 

ノッブ「他に何かあるか?」

 

桜「ノッブ、お前も俺と同じ王の力を感じるんだが…」

 

ノッブ「俺は桜と違って、魔王になる未来が待ってるからな」

 

一夏「ま、魔王!?どういう事だ!?」

 

一夏は驚く

 

ノッブ「一夏、俺の名を言ってみろ」

 

一夏「織田信彦…。ま、まさか…」

 

ノッブ「そ、俺の先祖は第六天魔王と言われた織田信長だ」

 

桜「オーマになった俺と大違いだな…」

 

ハジメ「他に質問はあるか?」

 

フリスク「2人に彼女はいる?」

 

ノッブ「俺にはいないが、ハジメにはいるぞ。4人?くらい」

 

桜「俺はノッブと同じだが一夏にはいる」

 

フリスク「それってどんな人!?」

 

ノッブ「スティング吸血鬼(ユエ)フライング残念ウサギ(シア・ハウリア)ゼツメツドM(ティオ=クラルス)ラッシング治癒師(白崎香織)。ちなみにソイツらを寝取ろうとした奴が一名」

 

桜「少ねえな。こっちなんて、暴力ヒドイン(篠ノ之箒)メシマズお嬢(セシリア・オルコット)ドラゴンボール(鳳鈴音)おっぱいフランス(シャルロット・デュノア)眼帯ロリ(ラウラ・ボーデヴィッヒ)姉を名乗る不審者(更識楯無)メガネちゃん(更識簪)戦いを知らない第七幼女(アイリス・トワイライト・ルクーゼンブルク)だかんな」

 

一夏「辛辣すぎねえか?」

 

フリスク「…ノッブ、寝取ろうとした人は誰ですか。凄く殺したいのですが」

 

キャラ「お前Pルート貫いたんじゃなかったのか」

 

ハジメ「天之河光輝といって…、えっと…」

 

ノッブ「ラノベとかであるテンプレ主人公系以外、特に特徴もクソもねえ奴」

 

一夏「うぐっ!?」

 

何故か一夏に刺さる、同類だったか

 

ノッブ「内心アマンガワって呼んでたが、散々トランクスルーした結果、氷雪洞窟の迷宮でウザキャラになった」

 

フリスク「ウ、ウザキャラ…」

 

ハジメ「他に質問はあるか?」

 

誰も質問しない

 

ハジメ「俺達への質問は以上だ、次は?」

 

一夏「俺達の番だな。俺と桜の世界はインフィニット・ストラトスというマルチフォームスーツが盛んな世界だ」

 

桜「ただ、女性にしか使えないせいで女尊男卑の世界になった。俺と一夏を除いてな」

 

キャラ「…」

 

キャラは殺意を出す

 

フリスク「ちょ、キャラ!落ち着いて!」

 

キャラ「無理、冷静を欠こうとしてる」

 

フリスク「チョコあげるから」

 

キャラ「おk」

 

だが、あっさりと引っ込む

 

桜「乗れる理由は、一夏は人造人間だから」

 

ノッブ「何号?」

 

一夏「ドラゴンボールの人造人間とは違うから、他には?」

 

ノッブ「仮面ライダー何?」

 

桜「オーマジオウ」

 

フリキャラ(オーマジオウ…?)

 

ハジメ「俺はバルカンで」

 

ノッブ「俺はサウザー(予定)だ」

 

桜「マジか、他に質問あるか?」

 

ノッブ「一夏の声さ、トリスタンと天草四郎に似てるんだけど」

 

一夏「トリスタンか、セラフの時は俺の声に似てて驚いたな。他には?」

 

ノッブ「(既にご対面済みか…。いや、天草がまだか)スター、ミルキー、ソレイユ、セレーネ、コスモ。この中で誰が好き?俺はコスモとミルキー」

 

桜「セレーネ、同じ月で紫髪だから」

 

フリスク「私はソレイユかな、キャラは?」

 

キャラ「…次の質問は?」

 

誰も質問しない

 

フリスク「(あ、誤魔化した)最後は私達ね。私達がいる世界は、モンスターが地底に封印された世界なの」

 

キャラ「復活したアズリエルがバリアを破壊し、モンスター全員地上に出て、アズゴアが俺とフリスクを親善大使に任命して今に至るってワケだ」

 

フリスク「何か質問、あるかな?」

 

桜「ノッブ、フリスクが言ってた世界ってUNDERTALEだよな?何でその2人がここにいるんだ?

 

ノッブ「そう言う世界もあるって事さ、気にするな

 

桜「あ、ああ…

 

ハジメ「そっちのモンスターは、俺達の魔物とは違うのか?」

 

ノッブ「ちなみに、こっちの魔物は普通の野生動物が魔力を取り入れて変質した異形で、それぞれ強力な種族固有の魔法が使え、強くて凶悪な害獣だ」

 

キャラ「そっちとは違って、こっちはちゃんと話ができて、そのモンスターに適した行動をすれば逃がすことができる」

 

ノッブ「いいよなぁ…、そっちは…。友達になれて…」

 

ハジメ「しゃあねえだろ、そっちの世界に行けねえから」

 

ノッブはうなだれる

 

フリスク「他にはある?」

 

誰も質問しない

 

キャラ「終わったか、後は何を話せばいいのやら…」

 

ノッブ「俺から新しい小説について鼻☆塩☆塩」

 

ノッブは話し始める

 

ノッブ「実は原作11巻が出ないせいで、番外編を書いてるんだがネタが思いつかないらしいんだ。そこで、作者の案をだしてみようかと思う。その案だが…

・ISで暗殺者が一夏に憑依してクズ転生者を暗殺する

・ハイスクールD×Dで、2人の同人誌作家が英雄派を巻き込んで同人誌を作る(だが、原作持ってない)

・↑のIS版で、一夏達を巻き込む

・オリオンの子孫がIS学園に入る話

といった感じだ。どれにしようか?」

 

ハジメ「知るか」

 

ノッブ「ヒデェ!」

 

桜「はい、終わりー」

 

ノッブ「雑うううううううう!!




投票、始めました。あくまで参考程度ですけど


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36:もしも信彦がFGOに出たら

アンケートの内容、「さっさとトータス本能寺を書け」が多いけどお前らは鬼畜か!?あくまで参考程度だけど、参考程度だけど!(大事な事なので2回言いました)


真名:織田信彦

クラス:アーチャー

 

筋力:A++

敏捷:A++

耐久:C

幸運:D

魔力:A+++

宝具:EX

カード構成:QAABB

 

 

 

 

 

~クラススキル~

対魔力:B

単独行動:B

気配遮断:A+++

騎乗:B

ぐだぐだウイルス:EX

 

 

 

 

 

~固有スキル~

サウザンドの力:A+

あらゆるキーの戦闘データを反映した力、その実力は桁外れ

効果:自身に防御(最大30%)&スター集中度(最大80%)クリティカル威力をUP(最大20% 全て3ターン CT7~5)

 

魔力放出:EX

言うまでもない

効果:自身のバスター性能UP(最大60% CT9~7 1ターン)

 

魔王の片鱗:―

名前の通り

効果:自身に回避と神性特攻と威力アップを付与(1ターン)&NP獲得量UP(最大50% 3ターン)&バスター、アーツ、クイックの性能UP(最大60% 3ターン CT9~7)

 

 

 

 

 

~プロフィール1~

身長/体重:175cm・70.5kg

出典:ダブル魔王総進撃ぐだぐだトータス本能寺2068

地域:日本

属性:秩序・善

本人曰く、体重が70.5なのは筋トレした結果

 

~プロフィール2~

最初は高校生活を送ってたのだが、突然異世界に召喚される。奈落に落ちたがハジメと再会し、ユエと共に神を殺す為、神代魔法を習得する旅を始める

 

~プロフィール3~

そして旅の途中でかめはめ波や、ブロリーの技に格闘技を習得する。こんなんでいいのか

 

~プロフィール4~

かつてはフォースライザーやショットライザーを使ってたが、未来の信彦からドライバーを受け取り、サウザーに変身する。そこから天翔十字鳳を習得し、使い始める。サウザー違いじゃねえか

 

~プロフィール5~

『幾千の世界』

ランク:EX 種別:対軍宝具

レンジ:1~1000 最大捕捉:1000人

サウザンドブラスト

サウザンドライバーの力で1000丁以上のガスターブラスターを強化して一斉射撃をする。マジヤバくね?

 

~プロフィール6(ダブル魔王総進撃ぐだぐだトータス本能寺2068クリア後に解放)~

今もライセン道場の弟子として続けてるようだ、虎とのコラボはいつになるのやら…

 

 

 

 

 

~ボイス~

会話1「マスター、周回しようぜー」

会話2「主従?お前がマスターで、俺が鯖だろ?」

会話3(信長)「へえ、アイツが俺の先祖か…。同類の匂いがする

会話4(水着or沖田)「アイツ、どっかで聞いた事あるんだよな~。…あ、ビッキーか

会話5(景虎)「アイツ、どっかで聞いた事あるんだよな~。…あ、SAKIMORIか

会話6(マシュ)「なあマスター、マシュってマスターをからかったりしない?あ、しない。なら魔法は使うのか?爆裂とか、キュ(ry」

会話7(第1部クリア前)「ふぅん、今人理修復中なのか。俺も戦うから頑張れよ!宇宙の彼方のファンタジー!」

会話8(第2部1章攻略中)「しっかしロシア寒いな、まさに()()()の寒さが恐()()()!はい、ノッブじゃ~~~ないと~~~!」

会話9(第2部3章攻略中)「マスター、早く()()に行って空想樹を取っ()()()()!はい、ノッブじゃ~~~ないと~~~!」

会話10(第2部4章クリア後)「アルジュナに引導を渡したか…。いや、流石にしねえよ。アルジュナに対して不謹慎だしさ」

会話11(黒髭)「あ、黒髭じゃん。後でアニメ見ようぜー」

絆1「ちょ、マスター!?部屋に入る時はノックしろよ!?」

絆2「あー…、よー俺に話すねぇ。いや、別にいいけどネタ尽きないねえのか」

絆3「マスター、お前も腹減ってるか?

絆4「俺の他にさ、変身できる奴がいるんだ。誰かって?ハジメにユエにシアにティオにカオリンに光華だな」

絆5「いや~、マスターと一緒に旅すると何か楽しいな!これからもよろしくな!」

好きな事「好きな物?麻婆豆腐とクズキャラが酷い目に遭ってるのを見る事だが?」

嫌いな事「嫌いな物か、寝取る奴とか楽観視する奴とかかな?他にもあるだろうけど」

聖杯について「聖杯かぁ…、湯呑マッスルアタック用に使えそうだな」

誕生日「祝え!カルデア所属の人類最後のマスター。今日この時が誕生日である!」

イベント「イベントやってるみてえだが、参加しとく?」

召喚「サーヴァント、アーチャー。召喚に応じ参上しました。問おう、お前が俺のマスターか?」

レベルアップ「大成功、出た?」

霊基再臨1「まさか、氷雪洞窟の時に姿になるなんてな」

霊基再臨2「うん、いい感じ」

霊基再臨3「今度は魔力暴走状態になるとはねぇ…、おでれぇたぞ」

霊基再臨4「マスター、俺をここまで育成してくれてありがとな」

霊衣開放(サウザンド)「さーて、変身したからには暴れてやりますよ!」

 

 

 

 

 

~バトルボイス~

開始1「うし、いっちょやってみっか!」

開始2「今日は素敵な日だ。花が咲いてる、小鳥達も囀ってる。こんな日にお前みたいな奴は…地獄で燃えてしまえばいい」

スキル1「はあああああああ!」

スキル2「これはここだな」

コマンドカード1「あい」

コマンドカード2「うーい…」

コマンドカード3「へい」

宝具「是非も無し!」

アタック1「イレイザーキャノン!」

アタック2「波ああああああ!」

アタック3「ボラボラボラボラァ!」

エクストラアタック「スローイングブラスター!」

宝具「サウザンドの力を思い知れ…!『幾千の世界(サウザンド・ブラスト)』オオオオオ!」

ダメージ1「あ、死んだわ俺」

ダメージ2「ぶっ!?」

戦闘不能1「うわらば(アミバ風)」

戦闘不能2「ああ、今回もダメだったよ(他人事)」

勝利1「You WIN! 格ゲーするな?いいじゃん別に」

勝利2「さーて、周回じゃ!周回!」

 

 

 

 

 

~バトルボイス~

開始「さて、行くか」

スキル「ここにゃコレだな」

コマンドカード1「おう」

コマンドカード2「了解」

コマンドカード3「ああ」

宝具「さーて、本気でやるかぁ!」

アタック1「ふん!」

アタック2<JACK RISE!>「せい!」<JACKING BREAK!

アタック3「ふっ!」<HACKING BREAK!

エクストラアタック<THOUSAND RISE!>「はあ!」<THOUSAND BREAK!

宝具「サウザンドの力を思い知れ、『幾千の世界(サウザンド・ブラスト)』オオオオオ!」

ダメージ1「俺が死ぬ確率1000%ぉぉぉ!?」

ダメージ2「くっ!?」

戦闘不能「はは…、やらかしちまったよ…」

勝利1「俺達の勝ちだ」

勝利2「周回、行っとく?」




倍率がヤバい?気にするな、良いのが思いつかなかったんからさ…


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37:寿司屋に出かけたよ~♪(寿司屋の思い出のCM風に)

A☆KE☆O☆ME KO☆TO☆YO☆RO
正月ガチャしたら楊貴妃がきました、初めてのフォーリナーが…!


「なあノッブ」

 

「何だ?今、献立考えてるんだが」

 

「寿司食いてえ」

 

「はあ?何でさ」

 

「エリセンで魚売ってるの見てたら急に食いたくなってきた」

 

「はぁ…」

 

ノッブはため息を吐く

 

「…たまにはいいか。えーと、10億ルタがあるから…。今後の生活費の事を考えると…」

 

ノッブはマリアナ海溝より深く考え込む

 

「オカンか」

 

「…」

 

「ノッブ?」

 

(ユエ達も来る事も想定すると…、ミュウとカオリンを含めて計120皿だな)

 

「…一人30皿までな」

 

「いよっし!」

 

「話は聞かせてもらいました!」

 

「妾も行きたいのじゃ!」

 

「…寿司食べたい」

 

「私も連れてって!」

 

原作ヒロインズが部屋に入って来る

 

「おーし、いいぞー。一人30皿な」

 

 

 

 

 

~エリセン~

 

「ノッブ、どこにするんですか?」

 

「えーと…、ん?」

 

ノッブは回転寿司ののぼりに目が留まる

 

「一皿10ルタ…!?」

 

「…ノッブ、あれにしよう」

 

「言っとくが、上限は固定だぞ」

 

「ノッブって、オカンみたいだね…」

 

 

 

 

=================================

 

 

 

 

寿司屋に入った二人はカウンター席で寿司を食ってた

 

「やっぱり寿司はおいしいね!」

 

「それな!」

 

「ハジメ、上機嫌だな」

 

「トータスに来てから寿司食ってねえからな!」

 

「…おいしい!」

 

「おいしいですぅ!」

 

「うむ、真に美味じゃ」

 

店に客が入る

 

「何だ?」

 

その客はアマンガワだった

 

『何でアイツが?』

 

『知るか』

 

アマンガワもカウンター席に座って寿司を一つ食う

 

「んぶっ!?げふっ!?ごほっ!?」

 

山葵が効いたせいか、むせる

 

「…今の何だ?」

 

「知らん」

 

「…ハジメに同じく」

 

「右に同じくです」

 

「左だけどね」

 

「また貴方ですか…」

 

「やべっ!」

 

檜山がモブを人質にする

 

「コイツがどうなってもいいのか!!」

 

さすがに店員も、手も足も出ない

 

「卑怯だぞ檜山!人質を解放しろ!」

 

「ハッ!俺は卑怯もラッキョウも大好きだぁ!」

 

「くっ…、どうすればいいんだ!?」

 

ノッブ達はそっちのけで寿司を食う

 

「ノッブ、向こう側やけにうるさくねえか?」

 

「まあ、気にしない方がいいぞ?それに、ユエ達も腹いっぱいだしな」

 

「もう食べられないですぅ…」

 

「…満足」

 

「妾も満足じゃ…」

 

「お腹いっぱい…」

 

「すませーん、お勘定おねがいしまーす」

 

ノッブ達はレジに行く

 

「合計1200ルタです」

 

「ほい」

 

「ちょうど1200ルタお預かりします、ありがとうございましたー」

 

そして寿司屋を出る

 

「いやー、食った食ったー」

 

「…また行きたい」

 

「はい!」

 

ノッブ一同は家に帰る



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38:もしも氷雪洞窟でノッブがサウザーに変身したら

進むとハジメと雫、沖田兄弟らに会う

 

「よー、ハジメ、雫」

 

「その様子だと試練はクリアしたみたいだな」

 

「ノッブ、変わりましたか?」

 

「ジオウからジオウⅡになった」

 

「…なるほど、悪の部分を受け入れたのか」

 

「おう、少なくとも現実逃避するアマンガワと違ってな。…っと、噂をすれば」

 

アマンガワが来るが、何か様子が変どぉあ!?

 

「おい!敵は俺らじゃなくてあっち「俺ら?」っ!?」

 

コイツ…、試練に失敗したか

 

「何を勝手に俺とお前達とで分けているんだ?雫は南雲のものじゃない、ふざけてるのか?」

 

「…バカな事言ってないで、さっさと終わらせろよ。敵はあっちだぞ」

 

「あぁ、終わらせてやるよ。お前達に一々言われなくても、全て終わらせてやるさっ!」

 

アマンガワは襲ってくるが、未来の俺の重力魔法で抑えられる

 

「若き日の我、これを使え!」

 

投げ渡されたのはドライバーと二つのキーだった

 

「ホントは最終決戦の時に使う予定だったが、思ったより早く完成した!だから遠慮なく変身しろ!」

 

「アマンガワ、俺とハジメを殺そうだなんて思うなよ?」

 

俺はベルトを装着する

 

THOUSERN DRIVER!

 

「何せ、ゼツメライズキーと<ZETHUMETHU EVOLUTION!>プログライズキーが使えるからな」

 

BREAK HORN!

 

「変身」

 

俺から見て左にゼツメライズキーを右には開いたアメイジングコーカサスプログライズキーを挿入する

 

PERFECT RISE! WHEN THE FIVE HORNS CROSS, THE GORLDEN SOLDIER THOUSER IS BORN.

 

俺はサウザーに変身する、ライダー少女的なタイプだけど

 

「言っとくが、俺の強さは桁外れだ」

 

「姿が変わったとしても、俺を倒せると思うな!」

 

アマンガワが近づいた所でサウザンドジャッカーを突き立ててグリップエンドを引っ張る

 

「う…!ぐ…!お前…、何を…!」

 

「ちょいとお前の魔力を抽出しただけだ、まずは…<JACKING BREAK!>お前だ!」

 

ジャッキングブレイクで虚像を完膚なきまでに倒し、アマンガワを殴っては斬る

 

「…アレがサウザー…」

 

「凄いですぅ…」

 

「魔力を抽出する武器が厄介じゃな…」

 

「さすがサウザー、凄まじい強さね…」

 

by皆の感想、てか皆唖然としてた

 

「これでトドメだ」

 

THOUSAND DESTRUCTION!

 

コーカサスキーを押し込んでエネルギーと俺の魔力を集めて跳び蹴りを放つ

 

「ぐっ!あがっ!がふっ!ああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」

 

そこから連続で蹴りを叩き込んでフィニッシュ、爆発したが気にしない。俺は変身を解除する

 

「おーしお前らー!行くぞー!」

 

「待って待って!光輝君の治療をしないと!」

 

「あー、意識だけは止めた方が良いぞ?」

 

「え、どうして?…ああ、うん、その方がいいかな?」

 

カオリンは困った顔をしながら治癒を始める

 

「織田、光輝が迷惑かけたのは分かるけどよ…なんつーか…」

 

「織田君…」

 

「意識まで回復させたらまた襲ってくるけど?アイツの事だから、さっきのアレは自分から目を逸らした結果だろうな、どうせ目を覚ました所で変わんない、イコール?」

 

「さっきみたいになっちゃうって事なんだね…」

 

「そういうこった。まあ、目を覚ましたら暴走するとは限らねえんだけどな。その時はまた変身すればいいし」

 

その後、手に入れたアーティファクトはクリスタルキーだった



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39:漫才で先生

出典元:NON STYLE「熱血教師」

井上→アマンガワ
石田→ノッブ


「どーもー、まおゆうでーす」

 

「織田、最近ごくせん見てたら不良を更生させる先生をやってみたいなと思ったんだ」

 

「マジ?女装はやめとけ、無理がある」

 

「するかよ、俺はそう言う先生をやってみたいんだ。問題を山ほど抱えてるクラスとかをね」

 

「何だよここ、カメムシくせえじゃねえか!床はギシギシいうし…あ、白蟻だ」

 

「欠陥住宅かよ。てか、そっちじゃなくて問題児を山ほど抱えてるクラスがあるから、その問題児を俺が更生させる」

 

「オイオイオイ、ごくせんじゃねえか。女装はやめとけ、無理がある。何だよこk「もういいよ」

 

「何回同じとこループしなきゃいけないんだ?だから、そういう先生をやってみたいんだ。教頭がその教室まで案内する」

 

「私が教頭デース!」キリチャンボイス

 

「可愛い声だな」

 

「教頭デース!×2、教頭なのデース、教頭と見せかけてー教頭デース!」

 

「じゃあ言うな」

 

「よろしくデス!では案内するのでついてくるデス!」

 

ノッブは柔軟な動きで動く

 

「赤外線張り巡らせてるんかい!危険すぎるだろその学校!サッと教室まで行け」

 

「えー、こちらが三年G3-X組「仮面ライダーになってるぞ」では、早速入るデス! ガラガラガラ サクッ 誰デスか?ドアにSAKIMORI挟んだの」

 

「危険すぎるだろ!そこまで危険な学校じゃなくていいから」

 

「 ガラガラガラ お前ら座るデス!座れ言ってるデス、だから座れ言ってるデス、座って下さいデス!」

 

「一人で何してんだ!?座るシーンは省け」

 

「えー、こちらが三年後に「いつ紹介してんだ!?今日からで」

 

「今日からこのクラスの担任になる事になった天之河先生デス!」

 

「よろしく」

 

「ごくせんに憧れて先生にwww「バカにしてんのか!」

 

ノッブは笑いを堪える

 

「何必死に笑いを堪えてるんだよ、自己紹介させて」

 

「挨拶をするデス」

 

「今日から、君達の担任になった天之河だ。前の先生はどうだったか知らないけど、俺は甘くない、ビシバシ行くから覚悟しておけ!って言ったらクラス中が野次を飛び交う」

 

ノッブはキーボードを打つ仕草をする

 

「ネット社会!掲示板に書くな。そこは口々に言うんだ」

 

「うるせえ!黙れ!どっか行け!シバくぞ!イケメンはkilldeath!」

 

「教頭おおおおおお!」

 

「教頭見せかけて「教頭だろ?分かってる。そこは野次が飛び交ってる中、教頭が「おいお前ら、天之河先生は今はこんな感じだが、昔は相当悪かった」って」

 

「おいお前らやめるデス、今でこそ天之河先生はガチャピンのコスプレをしてr「可愛いすぎないか?てか、ガチャピンで赴任する勇気無い優しそうにで」

 

「今でこそ優しそうに見えるが、昔は相当悪だったみたいデス!」

 

「教頭先生」

 

アマンガワは口に人差し指をあてる

 

「天之河先生はもう一回「バカか、大体こうやったら内緒だっての分かるだろ!」

 

「こういう会話をしてたらグラウンドからバイクの音が聞こえるんだ」

 

「カッチッカッチッ」

 

「ウィンカーじゃねえよ、ハウリア族じゃないんだから。エンジン!」

 

「エンジン音か」

 

ENGINE!

 

「Wちゃう!バイクの方だから!エンジン音が聞こえるから、グラウンドの方の窓をガラガラ!」

 

「そっち中庭側デス」

 

「恥かしい…言ってる場合か!そこはグラウンドの窓を開けたでいいだろ。ガラガラって開けたら他校の生徒がバイクでどんどん流れて入って来る、その中の一人がデカい声で叫ぶ」

 

「駅ってどっちの方ですかー!」

 

「迷子じゃねえか!そんな事言うか、そこは加藤出て来い!」

 

「加藤出てこいや!」

 

「君達、どこの学校か「Zeios igalima raizen tron」教頭入ってくるなあああ!話がややこしくなるだろ」

 

「加藤出てこいや!何だい、また君達か…。加藤です」

 

「がり勉出てどうするんだ、訳分からなくなるだろ。そこは悪い奴」

 

「ゲホッゲホッ」

 

「体調じゃねえよ、ヤンキーだ」

 

「あ?何しに来たんだ、オメーをぶち殺しに来たんだよぉ、やってやんよ」

 

「そこまで「そこまでデース!」加藤も座っとけ「座るデース!」君達に何があったのか知らないけど「うちの学校では」

 

「「好き勝手させないからな!(デース!)」教頭入ってくるな!」



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40:風雲帝都城

~配役~
セイバー:ユエ
ランサー:天之河光輝
アーチャー:シア
キャスター:ティオ
ライダー:香織
士郎:ハジメ
桜:雫
凛:未来のノッブ
イリヤ:クズ転生者




キャラ?んなもの、既に崩壊してるわ!


~ステージ1~

 

「よくぞ来てくれた令和の戦士達よ!てか聞いてー?突然クズ転生者がやってきて、帝都の城を乗っ取ってハジメを殺して主人公の座とユエ達を奪うらしいんだ。ザックリ言えばアンタらピンチなわけ、安泰な日々も遂に終止符って事。その辺肝に免じて燃え上がれー!目指すは風雲帝都城!」

 

「「「「「おう!」」」」」

 

全員、一斉に飛び石に乗る

 

「…行くよ!」

 

「よし!勝つのは俺ぎゃああああ!」

 

「…シア、邪魔しないで」

 

「ユエさんこそです!」

 

「同じ轍は踏まない!」

 

「ユエ!天之河がノーマークだ!」

 

「…マズイ!」

 

「ぎゃああああ!」

 

アマンガワがまた落ちる

 

「…アマンガワが2回落ちた」

 

「バカです?」

 

「バカじゃのう」

 

「バカじゃねえ」

 

「いいぞユエ!そのままゴールだ!」

 

「…ハジメ、食べ物だらけで辛抱できない」

 

「気にするな!」

 

「…きゃあ!」

 

「ユエ!」

 

「…今日のお昼、まだ食べてない」

 

「帰ったらノッブが作ってやるから、集中しろ!」

 

「…あ、ハンバーグ!」

 

「ダメ!」

 

「…じゃあ麻婆豆腐」

 

「それもダメだ!急いでくれ!ユエ!」

 

「昼食を抜いてた事がユエさんの敗因です!ンガアアアアアアッデッ!」

 

シアはスラッシュライザーでユエを斬る

 

「…ハジメ!お腹空いた!」

 

「バカあああああああああああ!」

 

「…スティングディストピア!」

 

「きゃあああああああああああ!オゥノゥウェッ」

 

ユエが仕返しにスティングディストピアでシアをふっ飛ばす

 

「…それはそれとして、もうアマンガワが死んでる」

 

「人殺し!」

 

「自分が正しいとか何とか言ってる人にはいい気味でしょ。あっ!」

 

カオリンが落ちる

 

「行け!こんなクソッタレな戦い、終わらせるんだ!」

 

ユエは次々と飛び石に乗る

 

「…めえええつ!ぼおおおおう!じいいいいん!らあああああい!!」

 

「勝った!」

 

だが吹っ飛ぶ

 

「…ああああ!」

 

「ユエえええええええええええええええええええ!」

 

そして結果は

 

1:ティオ

2:ユエ

3:シア

4:香織

5:アマンガワ

 

「…2位でした」

 

「今夜無し」

 

「…ヒィッ!?」

 

 

 

 

 

~ステージ2~

 

「よくぞ生き残った令和の戦士。試練はまだまだ続くぞ、さあ行け!どんどん行け!お前らの力でこんがり旨く焼き上げろ!きのこでポゥッ!」

 

「はっ!」

 

「とう!」

 

シアと香織とアマンガワはキノコに飛び移る

 

「…あれってキノコ?…うん、ルールが分かった」

 

「分かってなかったんかい!」

 

続いてティオとユエが飛び移る

 

「邪魔だ、落ちろ!アイツを倒すのは俺だ!」

 

「ちょっと邪魔ですぅ!」

 

「勝つのは俺だあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ…」

 

アマンガワが奈落の底に落ちる

 

「光輝が死んだ!」

 

「この人でなし!」

 

「…あ、ご飯!」

 

「それで回復しろ!」

 

「…ハジメ、最近私のNTRものが増えてるみたい、これはゆゆしき事態」

 

「いいから行けよ…」

 

全員キノコに飛び移る

 

「…あ、ハジメ!「どうした!」キノコがキノコが!」

 

「勝ったらキノコ三昧できるよう頼んでみる!」

 

「…ん。ハジメ、大好き。で、そのNTRを描いてる絵師に一発お見舞いしなければならないと、毒をガンガンぶちこんで!」

 

「いいから行けっての!」

 

全員キノコに飛び移る

 

「このキノコ、感触がもっちりしてます!」

 

「そうだね」

 

「あー、癖になるのう」

 

「…私はヒロイン暦長いけど、えっと何年だっけ?」

 

「ああもう、行けって!」

 

全員キノコに飛び移る

 

「…そんな中、私のNTRが増えてってるけどその絵師達に毒を入れて(ryあ、ゴール前!やった!」

 

全員崖を上る

 

「そのままゴールだ!」

 

「行かせません!」

 

「…邪魔しないで!あ、抜かれる!やだー!で、そのNTRを描いてる絵師に一発お見舞いしなければならないと、毒をぶちこんだり、滅亡迅雷.netに接続させたり、スティングディストピアしたり」

 

「頑張れ、そのままゴールだ!」

 

「ス、ティング、ディストピアーーー!あああああああああああああああああああああがくっ」

 

ユエはあともう少しのところで力尽きる

 

「ユエえええええええええええええええええええええ!」

 

んで、結果は

 

1:シア

2:ティオ

3:ユエ

4:香織

5:アマンガワ

 

「…3位でした」

 

「明日の無し」

 

「…ヒィッ!?」

 

 

 

 

 

~ファイナルステージ~

 

「弟子N号のラジオはFMぬい潟ー!まあ嘘だけど。よくぞ生き残った令和の戦士よ、憎き者が住まう城は最早眼前である。心してクズ転生者を殺してほしい!そんでそんなお前らに無情な言葉を用意した!心して聞け!「お前ら何やってんの?」ここまでクソどうでもいい順位式を見せつけられて、マジで何やってんの?と思ったんだよな。何で貴方らは他を出し抜こうとするんだ?んなことしてもアイツには勝てんぞ。さあ、一致団結してあのクソ野郎の野望をアイツごとぶっ殺せ!さあ迷わず行け、令和の戦士よ!遠慮せず光になれええええええええええええええ!」

 

「ユエ!先手必勝だ!」

 

「…スティングディストピア!」

 

早速スティングディストピアを戦車に放つ

 

「な!?いきなりなんだよ!?」

 

「さあ、やってやるですよ!」

 

「ぐああああ!ハジメを殺してヒロインを俺のものにしてやる!」

 

「…貴方は、私が(ryあ、麻婆豆腐!どいて、麻婆豆腐が下に!あ、マーボッ!マーボッ!無敵っ!貴方は、私が倒す!」

 

「黙れ!俺がオリ主だ!ハジメに代わって、俺が物語を進めてやる!」

 

「…この世界の物語は既に進み切ってる、何もかも」

 

「クソッタレがあああああああああああああああああああああ!」

 

「…あ、ジャパニカ虐殺帳!」

 

ユエはジャパニカ虐殺帳を拾う

 

「だったら全員死ねええええええええええええええええええ!!」

 

「きゃああ!」

 

香織は砲撃でダウンする

 

「ふはははははは!いい気味だ!俺のものにならない奴には価値はねえ!」

 

「お主のような転生者は、絶滅させてやろう!」

 

「うっせえ!転生者は皆、同じ事考えてんだよ!くらいやがれ!」

 

「ぬおおおお!」

 

ティオはダウンする

 

「それは違うです!くっ!きゃあ!ぐふ…」

 

続けてシアもダウンする

 

「俺達だけになったな…。これが終わったら、仲間になってくれないか?」

 

「…あ、ハンバーガー!」

 

「聞けよ!」

 

ユエはハンバーガーを拾う

 

「無敵!」

 

「行け、ユエ!」

 

「うおおおおおおおお!こんな奴らに負けたくねえ!」

 

「こんなクソッタレな戦い、終わらせろ!」

 

「…スティングディストピア!」

 

スティングディストピアでトドメをさす

 

「ちくしょおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」

 

「…よし、倒せた」

 

「今夜は一緒にシてやるよ!」

 

「…ハジメ大好き!」

 

「俺、生きてる!」

 

やっと一段落…と思いきや、警報が鳴る

 

「…何!?」

 

「今夜は無しだ」

 

「…ヒィッ!?」

 

「やっとスルーから解放されたと思ったのに今度は死にキャラかよ!」

 

「もう終わりだ、こうなったら…」

 

床からスイッチが出て、転生者が押す

 

「皆道連れだ!」

 

城が崩壊しはじめる

 

「ヤバいぞこりゃ!?」

 

「脱出するです!」

 

ゼロワンライダースは脱出する

 

「何でこんな事に…」

 

「あー、マジでご苦労なこったー」

 

「ぐほぉえっ?!」

 

「くぁwせdrftgyふじこlp」

 

雫、未来のノッブ、ハジメは脱出する

 

「あ、あ、あ、待ってくれ待ってくれ待ってくれえええええええええ!」

 

「待たない」

 

「お先にぃ!」

 

ノッブはバイクで脱出する、転生者はノッブが殺しました

 

「急いでください!」

 

「もう終わりでいいだろ!ああ、おいてくなあああああ!」

 

「知らない」

 

「だったら、俺達の仲間にあああああああ!?」

 

後ろから床が抜けはじめ、アマンガワが落ちる

 

「アマンガワが死んだですぅ!?」

 

「「「この人でなし!」」」

 

「やはり、彼は生き残れない運命だったのじゃな…」

 

「切ないね…(適当)」

 

そして脱出すると、城は崩壊する

 

「よくやった令和の戦士よ!払った犠牲は大きかったが、その魂を胸にこれからも強く生きていこうじゃないか!」

 

「戦いは終わった―――

その後、風雲帝都城についての記録は残されていない。帝都の王によって情報操作されたのか、或いは当事者の誰もが口を噤んだのかは不明である。

風雲帝都城、それは泡沫の夢か幻か―――

真実は闇の中である―――お相手は我、織田信彦と」

 

「現代のノッブが」

 

「「お送りしました!」」



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41:妹、襲来(しないけど)

「ふっ!」

 

「はあ!」

 

ノッブはハジメがランペイジバルカンに変身した為、慣れさせるように組み手をしてた

 

「せい!!」

 

「ぐうっ!?なあ、今日はこのへんにしとこうぜ」

 

「それもそうだな」

 

ハジメは変身解除する

 

「どうだ?」

 

「ランペイジの名前の通りヤベーな」

 

「まあ、暴れまわるって意味だしな。…ん?」

 

ノッブは何かを感じ取る

 

「どうした?」

 

「何か来る」

 

「使徒か?」

 

「いや、これh「お兄ちゃあああああああああああああん!!」よもぎ」

 

カッツ似でイリヤボイスの少女に突き飛ばされる

 

「ノッブ!?てか誰ソイツ!?」

 

「クソ痛ぇ…。コイツは俺の妹の織田信里香、あだ名はリッカとラヴリカ」

 

「ラヴリカ!?てか妹いるなんて初耳だぞ!?」

 

「リッカはブラコンだから、言いたくなかったんだよな…」

 

そんな話しながら歩いてると、アマンガワがリッカに話しかける

 

「初めましてだね、俺は天之河光輝。よろしく」

 

リッカはアマンガワの手を払いのける

 

「アナタ、お兄ちゃんに手を出したそうじゃない。そんな人は…」

 

リッカはレイドライザーを腰に巻いてキーを出す

 

<POWER!>

 

「 私 が 殺 し て あ げ る =)」

 

<RAIDE RISE! PUNCHING KONG!>

 

リッカはパンチングコングレイダーに変身する

 

「容赦しないからね」

 

「くっ、相手が女の子だからって手加減しないぞ!」

 

アマンガワが先制攻撃で斬るが、ダメージが通らない

 

「か、硬い!?」

 

「次は、私の番だよ」

 

「ごふっ!?」

 

リッカはアマンガワを殴り飛ばす

 

<BLIZZARD!>

 

「これで終わらせてあげる」

 

<RAIDE RISE! FREEZING BEAR!>

 

さらにフリージングベアーレイダーに変身する

 

「これで、めちゃくちゃにしてあげる」

 

<FREEZING VORIDE!>

 

リッカの隣に巨大な熊を召喚して乗る

 

「お転婆かな?でも楽しい!Los!Los!Los!」

 

熊の怪力でアマンガワを上に振り上げて、氷の弾を撃って道を作ると同時に凍らせる

 

「咆えよ我が友、我が力!」

 

そして氷の剣で斬ってトドメをさすと、アマンガワが上半身と下半身が分かれる

 

「アマンガワが死んだ!」

 

「この人でなし!」

 

リッカは変身を解除する

 

「それじゃ、行こっか」

 

「「へーい」」

 

 

 

 

 

 

 

~ノッブ宅~

 

「っつーわけで、俺の妹の織田信里香だ」

 

「リッカと呼んで下さい」

 

「ノッブに妹がいたのは驚きです…」

 

「妾もじゃ…」

 

「…かわいい」

 

「それにしてもレイダーか、凄い事になっちゃったね」

 

「あ、そうだ。香織よ」

 

「何?未来のノッブ」

 

「長くラッシングチーターを使ったのだろう?戦闘データが十二分に集まったから、これを渡そうかと思ってな」

 

未来のノッブはカオリンにレイドライザーとファイティングジャッカルを渡す

 

「これってリッカさんの…!?」

 

「これを使えば、ファイティングジャッカルレイダーに変身できる」

 

「ありがとう、未来のノッブ!」

 

(準備は着々と進んでる。我らが、創造神を殺そう)



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42:魔王の一週間




織田信彦〔未来〕のサーヴァントのプロフィールが更新されました!





これは、信彦(本編の未来ノッブルート)が魔王になって間もない頃の話である

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~勇者サイド~

 

やあ、俺は勇者。国王から魔王を倒すように言われ、何か和風な魔王城に来たんだ。お、あれが魔王かな?

 

「えっさほいさ」

 

ん?穴掘ってるな

 

「ふー、ほぼ完成したぞ。勇者用落とし穴」

 

お、落とし穴!?

 

「そこはかとなく良い汗かいた」

 

どういう事だよ

 

「最近の勇者は強い特典があるからって俺TSUEEEEEEEして調子こいてるからな」

 

ソイツらの事は知らんが、俺はそう言った特典が無いから弱いと自負してるよ!

 

「この5mの穴に落として懲らしめてやる!」

 

ご、5m!?

 

「ゲイボルクも仕込んだし」

 

殺す気か!?

 

「ひーふーみー、よーし次来る勇者の年の数だけあるな」

 

誕生日ケーキか!?

 

「こんなのに刺さったらさすがの勇者も「うわらば」と叫んで死にそうだな」

 

そんな変な叫び声あげねえよ!

 

「まー、死なないまでも必ずキレるな。あ、勇者がめっちゃキレた時の為にツナマヨ入れとこ」

 

そんなんで俺の機嫌が直るの!?

 

「ツナマヨ大好き、勇者」

 

好きじゃねえよ!

 

「蓋してっと、ここだけ色が違うけど落ちるだろ」

 

落ちるか!

 

「一週間かけて掘ったんだ、ぜってえ落としてやる」

 

え、一週間?魔王が仕事?てか魔王が仕事してるイメージねえけど…「勇者とツナマヨな~かよし~To Night♪」その変な歌やめろ!

こうして俺は魔王の様子を見る為、陰から観察する事にした

 

 

 

~月曜日~

 

「勇者、来なかったな…。まさか作る価値が無いハーレムを作る気なのか!?ヴァーカ!あー、イラつく!」

 

違うから!

 

「ッツー訳で、今日はこんな勇者は嫌だについて考えるとするか」

 

それが仕事!?

 

 

―1時間後―

 

 

「それなりにできたな」

 

~こんな勇者は即座にぶっ殺す~

・イケメン

・チート

・ハーレム

・曲がった事を嫌う

 

「いつものと同じじゃねえか、寝よ」

 

気になるだろ読み上げろ!

 

 

 

~火曜日~

 

「今日は勇者のモノマネをする」

 

それが今日の仕事!?

 

「ぶひぃ~、オイラ勇者って言います~。好物は鼻くそです~」

 

ぶっ殺すぞ!

 

「ちょいとしか似てねえな」

 

ちょっとも似てねえよ!

 

「普段着の勇者でもやってみるか。正月は、芋しか食わねえ。お、何か今の似てたな」

 

似てえねえよ!

 

「今日は何しようかな?」

 

仕事しろおおお!

 

 

 

~水曜日~

 

「よし、一発ギャグでも考えよう」

 

仕事しろ!

 

「おのれ勇者っ!」ガッ

 

何それ!?

 

「何か違うな、勇者のオタンコナスっぷりが上手く表現できねえな」

 

お前がオタンコナスだよ、このオタンコナス!

 

「おのれー、勇者っ!」パカッ

 

何それ!?

 

 

 

~木曜日~

 

「今日は何しようかな?」

 

今日は仕事しろよ、魔王!

 

「よし、今日は久しぶりにアイツに会いに行くか」

 

ん?アイツって誰だ?

 

「いや待てよ?そういえば死んでるんだった…」

 

死んでたー!?

 

 

 

~金曜日~

 

さすがに今日は仕事するだろ、魔王

 

「あっはははははははは!」

 

ひえええええええ!?ノリノリでブランコに揺れてる!?

 

「勇者とツナマヨな~かよしTo NIGHT♪」

 

その歌止めろってんだよ!「枕の中は~」しかも続きがあった!?

 

「ツナマヨでい~っぱい~♪」

 

そんな気持ち悪い枕使ってねえよ!?ダメだ、今日も仕事しねえよ…

 

「ああ、いた!魔王様!今日は帝都の王との面会の日ですよ!」

 

「ヤッベ、忘れてた」

 

「さあ、早く!」

 

「分かったから運ぶなっての」

 

あれ、なんだ。今日は真面目に仕事する日だったのか。…しかし昨日、魔王が言ってたアイツって誰なんだ…?

 

 

 

 

 

=================================

 

 

 

 

 

 

(魔王・織田信彦、一体どんな人なのか…。しかし、これだけ待たせるとはな…)

 

「魔王のおなーりー!」

 

(む、ついに…!)

 

ガチャ テー バタン

 

「よーし、何しようかなー!」

 

「待って下さい!そんなのじゃ会った内に入りませんよ!」

 

「帝都の王、キョトンとしてましたよ!なに頭だけ見せてるんですか!」

 

あ、頭だけ!?

 

 

 

~土曜日~

 

この一週間、魔王の様子を見て分かったんだが、結局ロクに仕事してなかった事だ

 

「魔王様ー!どこですかー!」

 

ん?あれは魔王の幹部じゃねえか、どうかしたのか?

 

「魔王がどうかしましたか?」

 

「あ、勇者殿!今日改めて、帝都の王と面会してもらったのですが、俯いて「ハジメ…」と小さく言ったかと思うと、出て行ってしまって…」

 

「ハジメ?」

 

「恐らく、あの時の事を思い出したのでしょう…。とにかく魔王様を見かけたら教えてください!」

 

「ていうか、バックドロップした状態で大声で呼んで下さい!」

 

「わ、分かりました…」

 

何かきな臭くなってきたぞ…。あの国王、やたら魔王を倒せって催促しまくってたから嫌いなんだよな…。とにかく、俺も探すか。まずは昨日のブランコの辺りから、行っちまった…

 

「あれから1ヶ月だな…、ハジメ…。勇者が来る生活は嫌になったんだ…。これも全て…、自分の正義を押し付けて…、ハジメらを…、殺した…、アマンガワの…」

 

アマンガワ?ああ、初代勇者の天之河光輝か。何か泣いてね?

 

「こうなったら俺を倒せって言ってる奴をぶっ殺すしかねえ」

 

やっぱそうなるよねー

 

「魔王の力をフルで使って国をデデーンするのはどうかな?」

 

もういいや、コイツは最凶最悪の第六天魔王とは言ってるが思った以上に悪い奴じゃなさそうだし。それに、魔王になる前のアイツと初代勇者の事も調べねえとな…。帰るか

 

「けど、なーんか忘れてるような…?あ、そうだ。日曜日に来るって言ってた勇者が来てねえな」

 

っ!?

 

「ちぇー、何考えてんだよ。こっちは毎日仕事してるってのによー!」

 

「いつ仕事したんだよ、魔王!」

 

「あ、勇者」

 

「この一週間、お前を陰から仕事ぶりを」ズボッ

 

「ブリ夫?」

 

俺は穴に落ちる、そういや忘れてた!

 

「おーい、大丈夫か勇者ー?」

 

「大丈夫じゃねえええ!」

 

「当たってるー。ほらそこ、ツナマヨ、ツナマヨ!」

 

「いらねええええええええええええええええええ!」





〔プロフィール6〕

彼がいる未来に、ハジメ達はいない。何故なら天之河光輝の手によって殺されていたからだ
それを目の当たりにした信彦の負の感情が暴走し、概念魔法の力で魔王となり、創造神エヒトと天之河光輝を殺した
そして50年後、信彦は過去を変えるとケツイして現代の信彦がいるトータスへ向かう


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採しゅ…最終決戦(短かったよ)
43:神との戦い―――そして継承


我慢できずに最終決戦を投稿しちゃいます。飛ばしたりしてますけど


~神域~

 

何だかんだあって俺らは、神域に突撃した

 

『省くな』

 

だってメンドイんだもん

 

『もんじゃねえ!』

 

しゃあねえなー

 

跡地に来たらユエが乗っ取りゴーストされた

サウザーとランペイジバルカンに変身したが苦戦

神域に突撃

 

以上!

 

『ああ…、うん…、もういいや』

 

俺とハジメは階段を上ると、白い空間に出る

 

「ようこそ、我が領域、その最奥へ」

 

そこに、大人ユエ…てかエヒトが現れる

 

「どうかね?この肉体を掌握したついでに少々成長させてみたのだ。中々のものだと自負しているのだが?うん?」

 

「完璧だとも。内面の薄汚さが滲み出ていなければな。減点100だ。中身がお前というだけで全てが台無しだよ。醜いったらありゃしない。気が付いていないなら鏡を貸してやろうか?」

 

「ふふふ、減らず口を。だが、我には分かるぞ?お前の内面が見た目ほど穏やかでないことを。最愛の恋人を好き勝手に弄られて腸が煮え繰り返っているのだろう?」

 

「当然だろ。なにを賢しらに語ってんだ? 忠告してやるよ。お前は余り口を開かない方がいい。話せば話すほど程度の低さが露呈するからな」

 

ハジメとエヒトは毒舌で言い合ってたが、俺はというと

 

「やっとアンリマユ再臨できた…」

 

FGOやってた

 

「エヒトルジュエの名において命ずる、〝平伏せ〟」

 

ハジメは無言でショットライザーでぶっぱする

 

「…神言が僅かにも影響しない?」

 

「俺の前で何度それを使ったと思ってる。ちゃちな手品なんざ何度も効くかよ」

 

「…」

 

「やっとアンリマユを再臨できた…、後は地道に絆レベルを10に上げるだけだな…」

 

そして俺の頭にげんこつする、クソいてえ

 

「何でこんな時にFGOやってんだよ!」

 

「だって星0のアンリマユ出たんだ!育成するに決まってんだろ!」

 

「そういうのは後でやれ!てか何気にスゲーの出たな!?」

 

「忘れてる頃にやってきた、これが忘却補正か…」

 

何かエヒトは置いてけぼりだけど、まあ気にしない。俺はスマホの電源を落とす

 

「お前からどう見えるかなんてどうでもいい。クソ神、あの時の言葉、もう一度言ってやる」

 

ハジメはショットライザーをエヒトの心臓に照準を合わせて宣言する

 

「ユエは取り戻す。お前は殺す。それで終わりだ」

 

「俺の魔王の力は桁外れだ」

 

「よかろう。この世界の最後の余興だ。少し、遊んでやろうではないか」

 

そして戦闘が始まる

 

 

 

 

 

=================================

 

 

 

 

 

戦うも、中々苦戦する

 

「くっ!」

 

「お前は神を殺す力を持っているそうだな?」

 

「そうだ、俺を殺すんだろ?」

 

「ただでは…、殺さぬ」

 

突然、空間に穴があき、俺は吸い込まれ始める

 

「のおおおおおおおおおおお!?」

 

「ノッブ!」

 

「ゆっくり死ぬがいい!」

 

抗うも、どんどん穴へと近づく。もうダメか―――

 

『ねえ、信彦は大きくなったら何になりたい?』

 

『僕はね、強くなってパパやママを助けたい』

 

『そうか!そうなったら頼むよ!』

 

『うん!』

 

そして景色が未来の俺がいる和室に変わる

 

「思い出したか?若き日の我よ」

 

後ろを振り向くと、未来の俺がいた

 

「貴様は、生まれながらの魔王である。だが、王にならず力を振るうと望んだ。貴様自身が。貴様は何の為にその力を振るう?破壊する為か?それとも、認められたいか?」

 

「違う…、違う!」

 

現実世界へ引き戻される

 

「認められたいとか、俺が特別とか関係ねえ!俺の力は、破壊する為じゃねえ。友を…、ハジメ達と信じた者を守る為にある!」

 

俺の周りに金色の魔力が舞い始める

 

「未来の俺…、行くよ!」

 

そして金の魔力を取り込むと、俺の服が黒のアンダースーツに金のアーマーが合体して、髪も金のロングになる。ぶっちゃけ、オーマフォームのような感じだ。どこからか、鐘の音が鳴る



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44:ダブル魔王総進撃 ぐだぐだトータス本能寺2068

「何か鐘の音、聞こえない?」

 

「言われてみれば…、確かに」

 

「ねえ、アレ…」

 

雫が指さしたのは金色に光る一筋の光だった

 

「…光華」

 

「はい、祝え!魔王の力を受け継ぎ、全ての時代をしろ示す最強最善の魔王の誕生である!」

 

「これ、いつもやってるの?」

 

「いいじゃんか、光華はウォズポジだし」

 

「皆の者!若き我が魔王に続け!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~ノッブサイド~

 

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」

 

俺は地上に降りて着地する

 

「ノッブ…、お前…」

 

「生きて帰ってきたぜ」

 

「生きていようが無駄だ!行け!」

 

神獣を使って俺を殺そうとするが、手からの衝撃波で消し去る。次に巨大な神獣を繰り出す

 

「神殺しの俺をなめるな!波旬変生・三千大千天魔王!!」

 

俺がそう言うと、周囲が炎に包まれ信長の背後に後光輪を背負った六本腕の骸骨が現れ、後光輪の後ろから数多の砲撃が放たれ、火柱と共に巨大な神獣を焼き尽くす。エヒトとユエを分離させるのは原作通りなんでカットで

 

『イイハナシダッタノニナー』

 

この小説に良い話もクソもねえだろ

 

『そういやこれはぐだぐだだったな、一応』

 

「迎えに来たぞ。俺の吸血姫」

 

「…ん、信じてた。私の魔王様」

 

「ちょっとー?俺もいるんだけどー」

 

「…誰?」

 

「俺だよ!」

 

「…ノッブ?」

 

「そう言ってんじゃん!」

 

「どうやら、魔王の力を継承したようだな」

 

突然、光の砲撃が来る。けど俺の力で容易く受け止める

 

『殺す!殺す!殺す!殺してやるぞ!イレギュラアアアアアアアアアアアアアア!』

 

砲撃の主は、光でかたどった人型―――エヒトだった

 

『ここは神域!魂魄だけの身となれど、疲弊した貴様等を圧倒するくらいわけのないことだ!吸血姫の眼前でイレギュラーを消し飛ばし、今一度、その肉体を奪ってやろう!』

 

「ふん!」

 

砲撃を掻き消し、時間停止で動きを止める

 

「これでトドメだ、行くぞ!」

 

STING DYSTOPIA!

 

RAMPAGE ALL BLAST! FEVER!

 

THOUSAND DESTRUCTION!

 

ユエは滅、ハジメはランペイジバルカン、俺はサウザーに変身して必殺技を発動する

 

「「「はあああああああああああああああああああああああああああ!!」」」

 

キックでエヒトを貫き、神殺しで神性を完膚なきまでに消滅させる

 

『ぐおああああああああああああああああああああああ!!』

 

そして爆発する

 

「終わったな…」

 

「ああ…」

 

「…ん」

 

突然、白い空間が崩壊しはじめる

 

「ハジメ、ユエ、掴まれ」

 

2人は俺に掴まって瞬間移動で脱出する、ついでにシア達も。アマンガワ?死んでた

 

「これで、我の未来は消えただろう」

 

未来のノッブとみっちゃんが消え始める

 

「若き我よ、楽しかったぞ」

 

「若き我が魔王、どうかその道を違わないで下さい」

 

「ああ!」

 

2人は消える。あ、日本に帰った後の金髪の説明どうしよう?




一応、続く予定なんだけどね


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45:最終決戦までの振り返り+各キャラのその後

~ライセン道場~

 

日本に移転したライセン道場、ハジメはテレビの電源を切る

 

「ハジメとメイプル、戦ったらどっち勝つんだろうな」

 

「あ?どう考えてもメイプルだろ」

 

「けどさ、ハジメには防御無視の武器ありそうだし勝てんじゃね?」

 

「ねえよ、それこそノッブのオーマフォーム的なアレなら勝てるだろ」

 

「まあ、王の力を解放しなくても俺のぐだぐだウイルスで何とかなるだろ」

 

「「…」」

 

「それにしても、2期やんねえかなー」

 

「最近はなんちゃらウイルスが流行ってるから、延期になる可能性があると思うぞ」

 

「そうなったら、アニメ会社の人も大変なんだなって思ってしまうよ」

 

「それな」

 

「…ハジメ、ノッブ、本編始まってる」

 

「「えぇ!?」」

 

ユエに言われて気づく

 

「早く準備するのじゃ!」

 

「ぐだぐだですぅ…」

 

 

 

 

 

=================================

 

 

 

 

 

「そんな訳で!最終決戦までの振り返りのついでに各キャラのその後を話そうかと思う!」

 

「どういう訳だよ」

 

「そういえばノッブ、何でルマンド食べてたの?」

 

「ブリーゼの冷蔵庫にあった」

 

香織の疑問にノッブが答える

 

「…火山の中を進んでる途中、魔神さんが1型になった」

 

「結局、あの魔人族って何だったんだ?」

 

「さあ?」

 

「火山の魔法は空間じゃったな」

 

「その後、私とユエさんとハジメさんとノッブで潜水艦に乗ったんですよね」

 

「まさか界王拳が使えるとは思ってなかったぞ…」

 

「海底遺跡の神代魔法って何だっけ?」

 

「再生魔法じゃったな」

 

「何かさー、パレオってちょっとエッチくね?」

 

皆は無言になる

 

「え、俺だけ!?うs「さて次は神山じゃったな」ちょっとー!?遮らないでくれるー!?」

 

「…ノッブと使徒」

 

「やっぱり、信長殿の神性殺しは頼りになったのう」

 

「ノッブが香織さんに魔力弾を撃とうとしたのは驚いたですぅ」

 

「死ぬかと思ったよ…」

 

「あん時は使徒が復活したんかと思ってめっちゃパニクった」

 

「んで、次はヘルシャー帝国だったか?パーティーで未来のノッブが」

 

「ああ、そうだったな。ノッブが調子こいてイレイザーキャノンやトラップシューターをぶっぱした」

 

「すんませんでした…」

 

「次は樹海だね」

 

「ハジメらが来るまでめっちゃ暇だったからデデーンしちまったよ、ついでにポコピーしたし。次の試練はハジメがマトモすぎてキモかったし」

 

「別の俺なのに、スゲー傷付く…」

 

「…氷雪洞窟、凄い地震がした」

 

「崩壊するかと思ったのじゃ…」

 

「怖かったですぅ…」

 

「ノッブ、何をしたの?」

 

「白い俺と戦った、超のブロリーみたいに」

 

ノッブだからなのか、皆は納得する

 

「そういや、アマンガワがウザキャラになってたな」

 

「無視した反動かもね…」

 

「番外編で死にキャラになったのじゃな」

 

「…そして最終決戦」

 

「まさかエヒトに乗っ取とられるとか、ビックリだったよ」

 

「触れていませんが、ハジメさんが暴走してノッブがジャーマンスープレックスで正気に戻したのも驚いたですぅ」

 

「神域に突撃して、エヒトと戦う事になったが…。どういうわけか、ノッブはアンリマユを育成してたな」

 

「アポクリイベやってたからな。そういやオスカーの声、アンリマユの声の人らしいんだよな」

 

「…その後、エヒトがあけた穴に吸い込まれそうになる」

 

「そして、魔王の力を継承したんだったな」

 

「アレは魔王じゃなくて、純粋な王だね」

 

「最後はハジメがエヒトとユエを分離させて、俺とハジメとユエの3人でトドメをさして終わらせたんだ」

 

「一瞬、誰かと思ったです」

 

「そんで次は各キャラのその後だが…、沖田兄弟は俺らのとは違う高校に行ってるかもな。ハジメ、愛子せんせーは?」

 

「俺の嫁の一人になった」

 

「雫は?」

 

「俺の嫁の一人になった」

 

「アマンガワは?」

 

「死んでる」

 

「この人でなし!遠藤」

 

「アビスゲートと名乗るようになった」

 

「Oh...ミュウとレミアは?レミアはお前の事、『あなた』とか『旦那様』って呼んでたけど」

 

「ミュウはスプラッシングホエールレイダーに、レミアはストーミングペンギンレイダーになったけど、何か知らねえか?」

 

「あ、それ俺が作った奴だ。今のショットライザーやフォースライザーにサウザンドライバーにスラッシュライザーとかを作ったのも俺だし。あれ、レミアは俺の事なんて呼んでんだ?」

 

「『おじ様』だそうだ。言っとくが、親戚とかの方じゃない『おじ』だから。そっちはどうなんだ?」

 

「家に帰って父さんと母さんに王の力を継承した事も含めて説明したら、父さんから明智家の娘の光華を連れて来た」

 

「へえ、…ん?光華?」

 

「どうやら明智家は代々織田家に仕えてきた家系なんだとさ。さて、こんなもんかな?」

 

「この後の章はどうすんだ?」

 

「ん?『ありふれたネタで世界サイキョーフェスティバル! シーズン2』だけど」

 

「カニファンかよ!?」

 

「…カニファン?」




てな訳で続きます


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ありふれたネタで世界サイキョーフェスティバル! シーズン2
46:ハジメらの高校生活 その1


~朝:織田邸~

 

「信彦様、起きて下さい」

 

この娘は現代の『明智光華』、ノッブ専用の使用人である

 

「…ん」

 

「起きないと遅刻しますよ」

 

ノッブは何とか起きてスマホの充電器を抜いて時間を見る

 

「…ヤッベェ!?今日日直だった!?」

 

急いで制服に着替えて朝飯を食う

 

「信彦、王の力を継承したのに寝坊かー?」

 

「タクマ、いつもの事じゃない」

 

「そうだったな!」

 

この二人は『織田タクマ』と『織田理恵』、ノッブの両親である

 

「ごっさん!」

 

「いってらっしゃいませ」

 

ノッブはガレージにあるキュイラッシェ・オルタに乗って学校へ向かう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~ハジメサイド~

 

周りの人はユエを見惚れてるけど、大丈夫なのか?

 

「…何か聞こえる」

 

ユエに言われてよく聞くと、バイクの音が大きくなる

 

「遅刻するうううううううううううううううううううううううう!!」

 

ノッブがキュイラッシェ・オルタに乗ってた

 

「そういや、今日の日直はノッブだったな

 

 

 

 

 

=================================

 

 

 

 

 

そして三人は教室に着くと、教頭が愛子せんせーに説教か何かをしてた

 

「いいかね、畑山先生。君は学校側の温情によって、まだ我が校の教師をしていられるんだ。そこのところをもう少し自覚してはどうかね!」

 

「は、はい。それについては感謝を…」

 

「だとすれば、どうして我が校を貶めるような不用意極まりない発言を、マスコミなんぞに零したりするのか。私としては甚だ疑問なのだが!」

 

「も、申し訳ありません。決して貶めるようなつもりは…」

 

「ほぅ。特別教室を設けている理由が、学校側の差別だという発言は貶めていないと?」

 

「いえ!決して差別だなんて言っていません! ただ、もう少し学校側にも、生徒達を普通に扱っていただけたらと…」

 

どうやらマスコミが騒ぎを起こした事が原因のようだ

 

(あんのハゲ散らかしたヅラ教頭が、なに愛子に八つ当たりしてんだ)

 

(…ん、学校側が私達を隔離的に扱っているのは事実。あのハゲのヅラ頭には保身しかない)

 

ノッブは愛子せんせーの背後に回ってギャグを静かに披露する

 

(急にクマのギャグをやれって言われてもクマっちゃうな~、クマだけに?あ、ク~マクマ)

 

「っ!?」

 

(メタルクラスターに変身して~、俺のメンタルクラクラクラッシュたー!)

 

「ぶふぅっ!?」

 

笑いを堪えたが、耐えきれずに吹き出す

 

(輝け!社長なのに~、新入シャイ~~~~~ン!はい!ノッブじゃあああないとっ!)

 

「wwwwwwwwwwww」

 

そして笑い出す

 

「教頭先生!?どうしたんですか急に笑い出して!?」

 

「信彦君のwwwギャグがwww面白すぎてwwwヒィッwww」

 

「織田君のギャグ…ですか?」

 

「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」



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47:ハジメらの高校生活 その2

ある日、どういう訳か帰還者組で修学旅行に行く事になったが…バスガイドは顔がちょっと引き攣ってる

 

「お姉様っ、どうか、どうかっ、お元気で!何かあれば、どうぞあの男を囮にしてお逃げくださいね!」

 

「今生の別れみたいになってるから止めてくれないかしら?もの凄く恥ずかしいのだけど」

 

ハジメは後輩の後頭部をアイアンクローする

 

「で、出ましたね、先輩!私とお姉様を引き離して満足ですか!?満足ですか!?」

 

「朝っぱらからテンション高ぇなおい」

 

「やっぱりお姉様をこんな男と旅行に行かせるわけにはいかない!せめて、私もついていかないと!」

 

そして後輩に猿ぐつわをはめて近くの電柱に括り付ける

 

「ガイドさん、考えるのをやめればいいですよ。いちいち気にしてるとキリが無いですから」

 

ノッブのアドバイスをきっかけに、バスガイドは考えるのをやめた

 

「ぱぱぁ~~!おじさ~~ん!」

 

「お兄ちゃ~~~~~ん!」

 

ロータリーにミュウとレミア、信里香と光華が来る

 

「ミュウ!レミアも、二人してどうした?」

 

「リッカに光華じゃん、どしたん?」

 

ミュウはハジメの、リッカはノッブの腕の中へ飛び込む

 

「すみません、あなた。ミュウが、やっぱりお家じゃなくて、出発するところをお見送りしたいって聞かなくて…」

 

「そうか…。まぁいいさ。見送りに来てくれてありがとな、ミュウ。お土産は期待してろ」

 

「んみゅ!」

 

ミュウは嬉しそうに抱き着く

 

「見送りに来たよ、お兄ちゃん!」

 

「今日から信彦様の修学旅行という事なので、私も見送りに来ました」

 

「お土産お願いね、お兄ちゃん!」

 

「はいはい…」

 

ノッブはため息をつきながら返事する

 

「てかさ、点呼しなくていいのか?」

 

愛子せんせーはノッブに言われて気づく

 

「あ、はい。直ぐに!」

 

そんで全員がバスに乗り込む。ノッブの席は一番後ろで真ん中だ、だから―――

 

「ノッブが王様に見えるね」

 

雫の言う通りになる。ノッブはオーマフォームになり、『最果ての死闘~女神ロンゴミニアド戦~』を流す

 

「何だこの無理ゲー、勝てる訳ないじゃねえか」

 

その後、バスを発進したが遠藤がいなかった事に気付き、探すと上にいた

 

 

 

 

 

=================================

 

 

 

 

 

行き先の京都までの暇つぶしの企画として、ノッブのギャグを連発した。まあ、ウケなかったけど。本人承知の上でやった事だし

 

「この後、もう十分ほどで本日最初の観光地、伏見稲荷大社に到着します。その後、しおりにあります通り、いくつかの観光地を巡って、本日のお宿の方へ向かうことになります」

 

生徒達は元気に返事する

 

「実を言いますと、私は京都の出身です。皆さんも耳にしたことがある名所としては、ここより北にあるくらま温泉や鞍馬寺などが近くにある場所なんですよ。そんなわけで、隠れた名所なども色々と知っていますので、遠慮なく聞いてくださいね」

 

「はいっ!任天堂本社には「行くわけねえだろ!」花札っ!?」

 

ハジメがノッブを殴る

 

「くらま温泉に鞍馬寺?有名な場所なんですか~?」

 

シアが質問する

 

「自然に囲まれたとても素敵なお宿ですよ。特に、冬化粧をした木々に囲まれた冬の温泉がオススメです。鞍馬寺は京都でも有数のパワースポットとして知られています。天狗の総本山などと紹介されたりもしますね。細かい由来などは、ご興味があれば別の機会にさせていただきますが…遙か昔、”魔王が降臨した”なんて言い伝えもある、素敵な場所ですよ」

 

生徒の視線がノッブとハジメに集まる

 

「あ、あれ?皆さん?ど、どうしたんですか?」

 

ノッブはまたオーマフォームになり、『最果ての死闘~女神ロンゴミニアド戦~』を流す

 

「そういうのいいから」

 

「OVER QUARTZERにするべきだったか」

 

「違う」

 

「ユニバースフェスティバル?」

 

「平成キメてるだろ」

 

 

 

 

 

=================================

 

 

 

 

 

神社に着き、バスガイドは石がある場所に止まる

 

「皆さん、こちらにあるのは『おもかる石』と言います。石灯籠の頭の部分の石を持ち上げて、自分の想像より軽ければ願いが叶い、重ければ叶わない、と言われています。どなたか試してみませんか~」

 

生徒達が試す中、ノッブの番になる

 

「世界がぐだぐだになりますように!」

 

そう願ってひょいっと持ち上げる

 

「コレ、ホントに重い?1円持ってる感覚なんだけど」

 

「…ノッブ、世界がぐだぐだって何?」

 

「世界がぐだぐだになったら大変ですよ!」

 

「え、じゃあ世界がゴリライズ「だからやめろっての!」不破っ!?」

 

ハジメに殴られる。その後いろいろ回って旅館に着いたが、何事も無く(?)終わった



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48:もしも、エヒトがネックレスを外そうとしたら

これは、もしもエヒトがユエのネックレスを外そうとしたらという話である

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~神域~

 

「このネックレス、凄く外したい…!けど…、凄い嫌な予感が…!」

 

エヒトは、ユエのネックレスを外すかどうか悩んでた

 

「もういっその事、外してやる!ふんっ!ぐぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬ…!外れない…!」

 

ユエのネックレスを外そうとするが外れない

 

『おやぁ~?アナタはエヒトさんじゃありませんか』

 

ネックレスの一部が取れて宙に漂い、琥珀ちゃんボイスで喋る

 

「な、何だお前は!?」

 

『私ですか?私はマジカルルビーを元に作られた「アナザールビー」です!』

 

「…は?」

 

エヒトはポカンとする

 

『まあ、カレイドステッキ版アナザーライダーですけどね。それでチャレンジしますか?』

 

「チャ、チャレンジ?」

 

『ゴリライズチャレンジです!』

 

「…ゴリライズ?」

 

『はい☆不破さんみたいに力ずくでやるのが、ゴリライズです!チャレンジしますか?ルールは簡単!5秒以内に力ずくで外すことが出来ればチャレンジクリアです!それではチャレンジスタート!』

 

エヒトは力ずくでネックレスを外そうとするが一向に外れない中、時間が過ぎる

 

『タイム、ア~~~~~ップ!チャレンジ失敗です!』

 

「結局外れなかった…」

 

『という訳で、罰ゲームです!今から視界に入るもの全部がゴリライズしてる不破になります!』

 

エヒトの視界がゴリライズしてる不破に変わる

 

「え、ちょ、何か力ずくで何かを開けようとしてる人になってるんだけど!?それに凄いうるさいんだけど!?」

 

 

~数分後~

 

 

「ゴリラが1匹…、ゴリラが…」

 

エヒトの精神がボドボドになる

 

『次はボブネミミッミになります!』

 

エヒトの視界がボブネミミッミになる

 

「ぎゃああああああああああああああああああ!!」

 

 

~数分後~

 

 

「…」

 

『そして最後は通信衛星アークの仮想空間になります!ちなみに苦痛もコミコミです!ちなみにエヒトさんの魂は分離済みなのでユエさんに実害はありません☆』

 

いつの間に分離されたエヒトの視界がアークの仮想空間になり、悪意を連想させる文字に呑みこまれる

 

「ぐああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」

 

エヒトの叫び声でユエは目が覚める

 

「…何コレ?」

 

『目が覚めましたか、ユエさん。体はご無事ですか?』

 

「…誰?」

 

『初めましてユエさん。私は信彦さんがNTR防止のネックレスを作るついでにふざけて、カレイドステッキのマジカルルビーを元に作られたアナザールビーと申します。どうぞ、気安くルビーとお呼び下さい☆』

 

「…ん、よろしく」

 

そこにハジメとノッブが来る

 

「な、何だコレ?」

 

「…ハジメ!」

 

ユエがハジメに抱き着く

 

「はぁ…。アイツ、とうとうやらかしたか」

 

「おいノッブ、あのマジカルルビーも含めて何か知ってるのか?」

 

「アレは、俺がマジカルルビーを元に作ったアナザールビーだ」

 

『ど~も~、アナザールビーで~す♪』

 

「ちなみに、俺お手製のマジカルシリーズも作ってある」

 

「…他に?」

 

「オカンタイプのマジカルアメジスト」

 

「それ滅だろ、ゼロワンの」

 

「ゴリライズするマジカルアクアマリン」

 

「不破だろ」

 

「寒いギャグを言うマジカルシトリン」

 

「或人だろ」

 

「どこか子供っぽいマジカルローズ、それが進化したマジカルファイヤー」

 

「迅だろ」

 

「マジカルアクアマリンのストッパー的存在のマジカルパパラチア」

 

「唯阿だろ」

 

「本家よりまともなマジカルパイライト」

 

「1000%おじさん…」

 

「マジカルアズライトもいるぞ」

 

「其雄おおおおおおおお!!」

 

「こんなところかな」

 

「…たくさんいる」

 

ちなみにエヒトは精神的に死んだ所をノッブが完膚なきまでにぶっ殺しました



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ノッブsの楽しい弥生生活
49:Let's go to 邪馬台国!…ってまた転移かよ!?


生存報告も兼ねて投稿します
卑弥呼も一も来ねぇ!


「ところでさ、邪馬台国ってホントにあったのかな」

 

「急にどうした」

 

「いや、ただ気になっただけだ。そういやおき太は何やってんだろうな」

 

「おき太は今、友人の頼みで家庭教師の助手をやってるみたいだぞ」

 

へー、おき太がカテキョーねぇ…

 

「何でも五つ子姉妹らしいぞ」

 

「よし殺す」

 

「(おき太ェ…)これって…。おいノッブ」

 

「え、ちょ、それって埴輪?けど、ちびノブっぽいな…」

 

「あ、お兄ちゃん!」

 

そこにリッカが来る

 

「…え、これ、埴輪?でも何かが違うし…。ちびノブの亜種?てか、何でここにあるんだろう?」

 

「知るかよ」

 

「おいリッカ、その埴輪、光ってるぞ」

 

「え?あ、ホントだ!」

 

『…20年、…亡…る』

 

「何か聞こえるな」

 

「うん」

 

「まさか、埴輪か?」

 

『2020年、十の月、邪馬台国は…』

 

邪馬台国、確か弥生時代の日本にあったとされる国だったか

 

『2020年、十の月、邪馬台国は、―――滅亡する!

 

「「「…はい?」」」

 

いや、どういう事だよ!?

 

「ていうか、光が強くなってってるんだけど!?」

 

「っつーか、何で俺達なんだよ!?」

 

『…きは、…で』

 

「あんだって!?」

 

―――続きは邪馬台国で!

 

「「「…はああああああああああああああああああ!?」」」

 

俺達は光に飲み込まれる、またこのパターンか!?

 

 

 

 

 

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『…聞こえますか。…聞こえますか、遥か彼方の貴方』

 

聞こえてっぞ

 

『…聞こえますね、よし、成功っぽいわね。おっと…、えー、コホン。私は遠い、遠い国の光の巫女。ですが私の国は今、凶つ闇によって飲み込まれつつあります。いうなれば滅亡のピンチ。そこで私は一発逆転を狙い、強き者を探していました。そして、ついに探し当てたのが…』

 

俺とハジメなのか…

 

『そうです!パンパカパーン!おめでとうございます!さてそれでは召喚の前にいくつか質問を。正直に答えて下さいね』

 

アッハイ

 

『Q:貴方は山を砕き海を割るような力をお持ちですね?』

 

いや?

 

『えっ!?じゃ、じゃあ…、Q:貴方は炎を吐き、嵐を纏い、雷を落とすとかすごい力をお持ちですか?』

 

うーん、そういうのは無理だが神代魔法なら使えるぞ。詳しく聞きたいか?

 

『あ、はい。その神代魔法が気になります』

 

―――続きは邪馬台国で!

 

『まさかの!?…と、それより』

 

何か物音が聞こえんな、何を探してんだ?

 

『えーと…、どれを観てたんだっけ。あ、これこれ。…よし!それでは、今から私の鏡と貴方の世界を繋げます。安心してください、危険はありません。ホント大丈夫、大丈夫。ちょっと気が遠くなるか、肉体が砕け散って魂が霧散するだけだから』

 

信用しない信用しない、お前の言う事なんざ信用できない

 

『あたし運いいから信用してよ!?ともかく時間がないのです。リラックスして目を閉じるのです』

 

俺は言われた通りに目を閉じる

 

『…そう。―――まだ、そちらの私は知らないけれど、これから起こる事も、今まで起きた事も…、今はまだ分からなくて構わない。貴方の目で見て、感じて、為そうとする事を為してください。それではまた、遠い未来の、遥か過去にてお会いしましょう。―――未来の君』

 

俺の意識が遠のく―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~???~

 

「ねぇー…、ねぇーってば。そろそろ起きなさいよ、ねぇーってば。もしかしてホントに死んじゃってる?」

 

声が聞こえる、あの時の声の人か?

 

「さて、どうでしょうな。死んではいないようですが…」

 

「んー、どーしよっかなー。なんかいい考え無い?」

 

「そういえば昔、溺れた者の胸を叩いたら息を吹き返したという話を聞いたような気が致しますが…」

 

「あー!それ聞いた事ある!よーし、物は試しか」

 

「いやいや、姉上の馬鹿力で叩いたらホントに死んでしま…」

 

「ちょっと痛いかもしれないけど覚悟してねー…、はああああああああああ…!」

 

ああもう…、うっせぇな…!

 

「ギャーギャーギャーギャー、うっさいんだよお前ら…。」

 

俺は起き上がる

 

「あっ、気が付いた?へへー、よかった!」

 

「ほっほっほ。危うく骨割り占いが如く、粉々にされる所でしたな」

 

俺の横には、喋る亀がいた。無限1UPできそうだな

 

「…ポルナレフ?いや、違うか」

 

「これは驚かせてしまいましたかな。いえ、自分でも驚きですので致し方ない事で」

 

「ねぇ、君はどこから来たの?なんて名前?あっ!待って、聞こえてきた聞こえてきた。ちょっとごめんね―――」

 

少女は寝る、何なんだコイツ?

 

「申し訳ありません、しばらくお待ちくださいませ。姉上にはこの方が話が早そうですので」

 

「…。はっ!―――分かった!君、ずっと遠い未来から来たんでしょ!それも何て言うか…、こう、堅そうな石造りの建物で暮らしてて、えーと、○○町?っていう所でしょ?それと、異世界トータスで概念魔法で魔王の力を継承して、創造神エヒトを倒したんだよね?」

 

「合ってるぞ」

 

「へへー、そうよ。あたしこういうの得意なの。大体の事は、こうしたら分かっちゃうのよねー。気持ち悪いでしょ?」

 

「いや全く」

 

「へ?い、いや、あたしが凄いのはその通りだけど、こんなの気持ち悪くない?」

 

「お前はエヒトのクソ野郎っぷりを知らないからそんな事言えんだよ」

 

「ほっほっほ。これは驚きましたな、姉上。この御仁、姉上同様、中々の変わり者ですぞ」

 

「だーれが変わり者ですって、誰が~?あ、ごめんごめん、未来君」

 

「俺は織田信彦だ。…未来君?」

 

「そ、君ここよりずっと遠くの未来から来たって聞こえたし。だから、未来君!いいでしょ?」

 

「せめてノッブと呼んでくれ」

 

「ほっほっほ。失礼いたしました、未来殿。姉上は言い出したら聞きませんので、どうかご容赦くださいませ」

 

「未来じゃない、ノッブだ」

 

「あ、忘れてた。あたしは卑弥呼!」

 

「卑弥呼、邪馬台国を治めたという人物か」

 

え、ボケないのかって?ツッコミのハジメがいないし、未来の俺はいないから、ボケるにボケれないんだよな。だから真面目モードで行かせてもらいます

 

「もしかして知ってた?まあ、あたし有名だしね。そうそう、こっちの亀はあたしの弟君!えっ!?亀?!どうしちゃったの、弟君!?いつの間に亀に!?」

 

「いやぁ、今更ですな。さすがは姉上、こちらの御仁に気を取られ過ぎて私の事は二の次とは。おっと、申し遅れました。私、姉上の弟でございます。どういうわけか亀の身となっておりますが、名無しの亀とでもお呼び下さいませ」

 

「ま、そういう事もあるか。何故か幽世から戻ってきたわけだしね、あたし達」

 

「そうですな、あの黒い靄のようなものしかり、恐らくはこの国に何か起きたのでしょう」

 

「で、ここはどこだ?」

 

「あー、ノッブ君、もしかして知らないで来ちゃった?そっかー。じゃ、改めて…。―――ようこそ、邪馬台国へ!」

 

あ、今度はちゃんとノッブって呼んでくれた。よかった



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50:じっちゃんの名に「アウトォォォォ!!」byハジメ

~道中~

 

俺は卑弥呼と亀にトータスでの話を聞かせる

 

「―――ってとこかな」

 

「へー、ノッブ君の時代からさらに50年後のノッブ君もいたってわけだ。神代魔法を使って戦うなんて凄い事出来るのね~」

 

「未来の俺の分岐点は、ハジメ達は天之河光輝に殺され、それを見た未来の俺の中の負の感情が暴走して、概念魔法の力で魔王になって、創造神エヒトと天之河光輝を殺した。そして50年後、過去を変えると決めて、現代の俺にアプローチしたって訳だ」

 

「魔王としてのノッブはもういないんでしょ?」

 

「未来が変わったからな」

 

「弟君はどう思う?」

 

「にわかには信じがたい話ですが、今どきは私が亀になるぐらいですから本当の事なのでしょうな」

 

「正直な話、ツッコミ役が減って残念ではあるけどな。そんで今更だけど、あの黒い靄は何ぞや」

 

「あのようなものは、私も見た事がありません。一体なんなのでしょうなあ」

 

「ま、ともかくこっちに行けば何かあるから、あたしを信じてついて来て」

 

「いやはや、何とも都合の良い話ですが、姉上の言葉は大体真実なのが何とも。ノッブ殿も信じてあげてくださいませ」

 

「はいはい」

 

ご都合主義に見えるけど、こんなんでいいのか…?はぁ…

 

「大体って失礼ね。あたしにかかればどんな事でもぜーんぶ解決なんだから!」

 

「はいはい。、そういう事にしておきましょう。とはいえ、確か私の記憶でもこの辺りに集落があったはずですのでご安心ください」

 

「おっ!そんな事を言ってたら見えてきたわよ。お腹も減っちゃったし、さっき浜辺で取っておいた蛤も茹でてもらいましょう!」

 

俺に蛤を見せる

 

「ほら見てよ、こんなにおっきいの取っといたんだー。ノッブ君のも分けてあげるね!」

 

集落から声が聞こえる

 

「卑弥呼、蛤を茹でてる場合じゃねえぞ。あそこで戦いが起きてる」

 

「むむむ、これは争いの予感…!それにあの黒い靄…、良くない気配がぷんぷんする。もー、あたしがいた頃はこんな事滅多になかったのに、どうしちゃったんだろ邪馬台国。とにかくあたしの目の黒いうちはこの国でのもめごとは許さないんだから!卑弥呼、いっくぞー!」

 

俺達は集落へ行く

 

 

 

 

 

~集落~

 

「ひいいいいい!た、助けてくれ!」

 

「お前ら、こっちだ!」

 

「お、お兄ちゃんはいないし…、ど、どうする!?」

 

「リッカ、お前はそいつらを倒せ!」

 

「分かった!」

 

BLIZZARD!

 

「実装!」

 

RAIDE RISE! FREEZING BEAR!

 

「ふっ!やあああああ!」

 

リッカは敵を倒す

 

「ああもう!キリがない!誰か助けてえええええ!」

 

「はーい」

 

JACKING BREAK!

 

ジャッキングブレイクが敵に当たって爆発する

 

「ジャッキングブレイク…、ノッブか!?」

 

「おっ!ノッブ君の知り合い?やっぱり!あたしの占いってば百発百中、いや千発千中なんだから」

 

「ノッブ、そいつは誰だ?」

 

「話は後!住民を助けるぞ!」

 

「後でじっくり聞かせてもらうわよ!」

 

何かリッカがツンデレキャラっぽくなってるのは気のせいか?まあ、41話の時はキャラが固まってなくてブレブレだったけどな

 

「はははははは!これでこの集落も我らの支配下よ!」

 

「あの羽織、おき太が着てたやつじゃねえか…!」

 

「敵は新選組なのかもな」

 

 

 

 

 

========================================

 

 

 

 

 

リッカ、ハジメ、俺の三人で敵を倒す

 

「だあああああクソ!強いし数が多い!」

 

「あれ?どうも調子でないなー。いつもならあんな奴ら一発でお月様まで吹っ飛ばしちゃうのに」

 

「すげぇな」

 

「へー」

 

「ちょっとどうすんのこれ!Gみたいにまだまだいるんだけど!?」

 

「フン、愚かな奴らめ。我らこそは尽忠報国の士、日の本最強を誇る新選組よ。貴様ら如きが相手になるか。大人しく我らが主、壱与様にひれ伏すがよい」

 

「い、壱与ですって!?ちょっとその話、詳しく聞かせなさい!」

 

「下がれ小娘、壱与様は途轍もない力を我らにお与え下されたのよ。そう、我ら新選組は無敵の力を手に入れたのだ!」

 

「―――んなわけねぇだろ」

 

そこに男性が現れて隊士を斬り倒す

 

「な、何奴だ!」

 

「いうに事欠いて、()()とは、ふざけた連中じゃないの、まったく」

 

マジで誰だ?

 

「斎藤君、話は後だ。まずは彼らに合力を」

 

「はいはい、承知しましたよ、山南先生。んじゃま君達、邪魔にならんように下がっててね」

 

「ええい!構わん、斬り捨てろ!」

 

「さーて、逃げたい奴はさっさと逃げろよ~。―――ま、逃がさんがな!」

 

よし、今の内に避難の続きを!

 

 

 

 

 

========================================

 

 

 

 

 

「よーし、あらかた片付いたな。そちら、ご無事で?」

 

「あ、ああ…」

 

「しっかし、この程度の腕で新選組を騙るとは新選組の名も安くなったもんだ」

 

「さて、申し遅れましたね。私は山南敬助、こちらは…」

 

「斎藤一だ、新愛をこめて一ちゃんとでも呼んでくれ。いや、やっぱダメだ」

 

「それだとこっちのハジメと被るから、斎藤さんで」

 

「斎藤さんって、探偵やってたりする?じっちゃんの名に「アウトォォォォォォォォ!」金田一っ!?」

 

ハジメに殴られる、やっぱこうじゃなきゃしっくり来ねぇわ

 

「僕は探偵じゃなくて、新選組の元隊長なのよ」

 

「あ、新選組で思い出したけど。おき太はどこ行ったんだ?」

 

「言われてみれば確かに…」

 

「あれま、もしかして沖田ちゃんを知ってんの?そりゃ話が早い。で、沖田ちゃんはどこよ?」

 

「知らんがな。言っとくけど、アイツの前で沖田ちゃんって呼ぶのやめとけよ?」

 

そのせいでアマンガワやランデルが死にかけたしな

 

「斎藤君、どうやら彼らも私達と同じ境遇のようだ。どうだろう、少し話をさせてもらえるかな?」

 

「おんしゃーす」

 

「え、いいのお兄ちゃん?こんな怪しい人を信じちゃって…」

 

「ああん、なんだぁ、お前は?」

 

「うるさいわね!お兄ちゃんならアンタ達なんか!」

 

リッカが二乃っぽくなってってる件、リッカのキャラ方針はこれで決まりかな?

 

「ノッブ、コイツらの話を聞こうか」

 

「そうだな」

 

「どうやら話はついたかな?大丈夫大丈夫、あたしが見た感じ二人共いい人っぽいし。人を見る目は確かなのよね~、あたし」

 

「この通り姉上の言葉にはまるで信憑性がありませんが、実際外したことがありませんのでご安心を。ともかくそういう事でしたらこちらへ。集落の者とも話をつけませんとな」

 

「…ところで、山南さんよ」

 

「何ですか?」

 

「亀が喋るって知ってたか?」

 

「今知ったところです。いやあ、世界は広い。我々ももっと早く眼を開いておくべきだったのかもしれませんね」



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51:イヤーッ!

~住居内~

 

「…この邪馬台国は、長らく王である壱与様が治める平和な国でした。ですがある日突然、凶つ闇(まがつやみ)と呼ばれる黒い靄に飲み込まれたのです。それ以来、()つ国とは行き来が途絶え、日の光は弱り、水は汚れ、稲も満足に育たぬようになりました。そして凶つ闇(まがつやみ)に呑まれた集落の者達は次々とおかしくなり、仲間達を襲うようになったのです。そのうえ、先程の新選組と名乗る者達が壱与様の使いと称し、各地の集落を荒らし我々の蓄えを奪ってゆく。…我々だけではどうする事も出来ず途方に暮れておりました」

 

「な…、何してんのよ、壱与おおおおお!!!?!??」

 

「壱与って確か卑弥呼の弟子…だったか」

 

「そ。あたしが死んだ後の邪馬台国を任せた筈だったんだけど、まさかこんな事になってるとは…」

 

「ノッブ、まさかとは思うが…」

 

「ああ、何らかの原因で特異点に…」

 

「特異点…?何それ?」

 

「これは俺達がやってたアレにある事なんだが、何らかの理由でホントの歴史とは違う状態の事になった場所を、俺達は特異点と言ってる」

 

「恐らく、斎藤さんや山南さんがここにいる理由もそれが関係あると俺は思ってる」

 

「凶つ闇が原因なんじゃねえか?」

 

「かもな」

 

そうじゃなきゃ何だってんだ。さっきの話で気づいたんだが、壱与って女王だった筈、なのに住民は()と言ってる。…まさか、()()()()()()()()()()()

 

「にしても、邪馬台国とは驚きです。私達のいた時代の遥か昔ですからね」

 

「で、あんたら、沖田ちゃんの顔見知りってわけ?」

 

「厳密に言えば、アイツはその沖田ちゃんの子孫だ」

 

「どういうわけか、俺とノッブとリッカはいつの間にか転移されてたから、多分おき太もいる筈だ」

 

「ああ、いいのいいの。別に会いたいわけじゃないから。けど、沖田ちゃんの子孫には会ってみたいな」

 

「で、いかがいたしますかな?とにかく凶つ闇とやらと新選組を何とかしませんと、どうにもならなさそうではありますが」

 

「それなのですが、この集落も凶つ闇に呑まれるのはもう避けられそうもありません」

 

「えー!?それを早く言いなさいよ、早く!どこどこ!?どこからくるわけ、その凶つ闇とかって?」

 

「それが、集落の神殿から流れ出しているのですが、周りを動く埴輪が守っており、近づけないのです」

 

「埴輪って…、あの埴輪よね?」

 

「はい、妙な見た目の動く埴輪でして、近づくものを襲うのです」

 

「埴輪が動く…、ですか?斎藤君、聞いた事…」

 

「そういうの僕に振らないでもらえますかね。大体、山南先生も知らない事を僕が知ってるわけないでしょうが」

 

「とにかく、行ってみましょう。案内してもらえるかしら?」

 

「は、はい、どうぞこちらへ…」

 

俺達は神殿の所へ案内される

 

 

 

 

 

~神殿~

 

神殿には、ちびノブのような埴輪があった

 

「ちびノブ?」

 

「あー!あの顔、住宅街でハジメさんとお兄ちゃんが拾った埴輪じゃない!」

 

「あの埴輪が現れてから神殿からは凶つ闇が漂うようになり、川も黒く汚されてしまい稲も弱る一方です」

 

「神殿からは妙な魔力が出てるな。ノッブ、どうする?」

 

「とりま、埴輪に聞いてみっか」

 

「話、通じんの、あれ?」

 

「…ハニョッブ!」

 

埴輪がスゲースピードで動き出す、気づかれたか

 

「おい、気づかれたぞ!ってかスゲースピードだな!」

 

「とにかくぶっ壊せばいいでしょ、って、確かに速ぇ!?」

 

「ハニョッブ ハニョニョニョ!」

 

ハジメはドンナーで、俺はブラスターで、リッカはフリージングベアレイダーに実装して応戦する

 

「…ハ、ハニョニョブ!」

 

斎藤さんは刀で斬るも、斬れなかった

 

「硬ぇ!?なんつー硬さですか。僕の刀が刃こぼれしてんじゃないの」

 

「あれ、すっげぇ硬いぞ!動きは止めたが、びくともしねえ!」

 

「斎藤君でも壊せないとなると、どうしたものですかね」

 

「うーん…、仕方ない。ちょっと皆下がってて、あたしがやるから」

 

「え?どういう事よ?」

 

「そうですな、姉上でしたらあのくらいは問題なさそうですな」

 

「はあああああああああああ!」

 

卑弥呼は魔力を発する

 

「よーし、俺も負けてらんねえな」

 

俺はオーマフォーム(というかスタイル?)になって負けじと魔力を発する

 

「お、ノッブ君もやるじゃん!」

 

「そいつぁどうも!」

 

「なんて魔力だ…、二人、ただ者ではなさそうだね」

 

「いくわよー!初代女王の力を見よ!」

 

「必殺!卑弥呼パーンチ!」

 

「普通のパンチ!」

 

同時に埴輪を殴ると光り出す

 

「眩しっ!?もう何なのよー!?」

 

埴輪が割れて、中からおき太が出て来る

 

「た、助かりました…」

 

「おき太…?」

 

「その声、ノッブですか?」

 

「おき太ー!」

 

「ノッブー!」

 

互いに駆け寄り

 

「イヤーッ!」

 

「グワーッ!」

 

殴る

 

「な、何するんですかノッブ…」

 

「イヤーッ!」

 

「グワーッ!」

 

また殴る

 

「う…、あ…」

 

「イヤーッ!」

 

「グワーッ!」

 

また殴る

 

「ノ…、ノッ…ブ…」

 

「イヤーッ!」

 

「グワーッ!」

 

殴る

 

「それ以上は止めろノッブ!おき太が死ぬぞ!」

 

「いや、なんなのあんた。一方的に殴るとか普通に引くんだけど」

 

ハジメはおき太を再生魔法で回復させる

 

「ひどいですノッブ!何でこんな事するんですか!」

 

「ハーレム殺すべし」

 

「あー…、そういえばノッブは彼女いませんでしたね。今度紹介しますよ」

 

「あざっす!」

 

「殴られた事も話しますけど」

 

「すみませんでした」

 

おき太に土下座する

 

「君が沖田ちゃんの子孫だね?」

 

「あ、はい。沖田総一です。あなたが新選組三番隊隊長の斎藤一さんですか、今回はよろしくお願いします!」

 

「よろしく総一君(とても男とは思えないな…)」

 

おき太と斎藤さんは握手する

 

「ところで総一君、なんで埴輪なんかに入ってたわけよ?」

 

「帰る途中、変な埴輪に転移させられて、気づいたら埴輪に閉じ込められてました。はぁ…、帰ったらどう説明すれば…」

 

おき太はため息をつく

 

「なあ、埴輪がいなくなったのか神殿の黒い靄が消えてくんだけど」

 

靄は晴れて日が差す

 

「おお、川の水も綺麗になっていきますぞ、姉上」

 

「これでとりあえずは解決ね、どうよノッブ君。この初代邪馬台国女王、卑弥呼の力は?へへー見直しちゃったりして?」

 

「すげぇ力だな」

 

物理的にだけど

 

「あ、なーんか引っかかる言い方ー」

 

「何が凄い力よ、ただの馬鹿力じゃない」

 

おいリッカ

 

「あ、ああ…」

 

「ほら、この人も引いてるし」

 

「…っ!」

 

住人はそそくさと走り出す

 

「どうしたんだ?急に走って」

 

「ああ、そういう事ですか。ささ、皆様、戻りましょう。女王のご帰還です」

 

俺達は邪馬台国に帰る



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52:JRッ!?

高難易度、ツーコンテでクリアしました


~邪馬台国~

 

「ひ、卑弥呼様じゃ…、卑弥呼様…!」

 

「まさかとは思うたが、ほんに卑弥呼様か…!」

 

「卑弥呼様って、爺ちゃんがいつも言っているあの卑弥呼様?」

 

「そうじゃ、戦乱にあえぐ邪馬台国を救い、我らを守護してくだすった、あの卑弥呼様じゃ」

 

「集落の人、集まってんな」

 

「あちゃー。ま、ばれちゃうかぁ。そうです、あたしが…」

 

「山より大きな蛇を素手で殴り殺したり、地面を足で割って川を作ったりしたっていう、―――あの卑弥呼様?」

 

「は?」

 

俺ならできるけどな

 

「そうじゃ、ある時は邪馬台国に攻めてきた連中をちぎっては投げ、ちぎっては投げ、貝塚の如き屍の山を築き上げた伝説の女王様じゃ。あ、ありがたや、ありがたや…!」

 

「卑弥呼様って、すげー!」

 

「卑弥呼さm「うっせえ!」吉本っ!?」

 

ハイキングウォーキングの卑弥呼様をやったら殴られた

 

「は?」

 

「ほっほっほ、姉上の逸話、だいぶ誇張されておりますな」

 

「卑弥呼、コーラを一気飲みしてゲップしないで山手線を言えるんだよな?」

 

「ハイキングウォーキングじゃねえか!というか、この時代に山手線とコーラはねえぞ!」

 

「JRッ!?」

 

ハイキングウォーキングネタをやったらまた殴られる

 

「コーラ?山手線?何それ?というか、そんなに殴って大丈夫なの?」

 

「(ギャグ補正があるから)大丈夫だ、問題ない」

 

 

 

 

 

~住居内~

 

「ま、ともかく大体わかったわ。要するに各地の神殿からあの凶つ闇ってのが流れ出してこの国は穢されちゃってるってわけね」

 

「卑弥呼とノッブが埴輪を破壊した時点で、凶つ闇の流出が止まり、川の水は綺麗になって集落の人に生気が戻った」

 

「それじゃ話は簡単ね。あの埴輪を探してどんどんぶっ壊していきましょう」

 

「沖田君の件から推察するに、あの埴輪は神殿を守る為のものなのだろうね」

 

「という事は、僕と同じように埴輪にされて操られてる人が他にもいるって事ですよね」

 

「まあ、コツは掴んだから、人から凶つ闇を祓うのは任せてよ」

 

「さっきのは力任せに殴ってたわけじゃないの?」

 

「いえ、殴りました。力任せに」

 

「何なんですかこの人…」

 

「ま、それとは別にあたしにはこういう良くないものを祓うチカラもあるのよねー、これが。鬼道っていうんだけど…、うーん、口で説明するのは難しいわね。ま、あたしか壱与ぐらいしか使えないし、どうでもいいか」

 

ええんかい

 

「姉上、それはよいのですが、荒れ果てた集落の再建もしませんと」

 

「そうよ、このままじゃ満足に住めないわ」

 

「当面の目標は集落の再建を手伝いながら、各地の神殿にいる埴輪を探して、凶つ闇を祓う。これでいいかノッブ?」

 

「どの道、凶つ闇を晴らさないとどうにもならないからな」

 

「後はあの新選組を名乗る連中だね。どうだろう、沖田君に斎藤君。我々もしばらくお手伝いさせていただくというのは?」

 

「あの連中が僕の知ってる新選組じゃないので、僕も手伝いする気でいますけど、山南さん達はいいんですか?」

 

「いいんじゃないんですかね、どうせあてもないし。山南先生の言う通り、あのふざけた奴らが新選組を名乗ってんのも気になりますし?」

 

「そういう事で、我々も沖田君同様、手伝わせてもらおうとは思うが構わないだろうか?」

 

「よろしく」

 

「人手は多いに越した事はないからな」

 

「ああ、よろしくお願いするよ」

 

「やれやれ、総一君と並んで剣を振る事になるとはね」

 

「斎藤さんと一緒に戦えるなんて光栄です!あ、後で稽古お願いします!」

 

「やだね、沖田ちゃんの子孫とはいえ総一君の剣とはやりたくないんでね」

 

「むぅ…」

 

おき太はむくれる

 

「よーし!それじゃあ、皆で力を合わせて邪馬台国を復興していきましょう!」

 

「「「「「「おー!」」」」」」

 

「ねぇねぇ、あれが卑弥呼様?」

 

「そうだぞ、見た目は大した事ないけれど素手で山を砕いたりできるんだからな!」

 

「口から火も吐くんでしょ?すごーい!」

 

「―――吐かないから!」

 

締まんねえな!



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53:大蛇の定義って何だろうね

~???~

 

「―――で、のこのこ逃げ帰ってきたというわけかね?」

 

「…申し訳ありません局長。まさか、あのような輩がいるとは思わず。ましてやあの卑弥呼が蘇ったなどと…」

 

「なに、失敗は誰にでもある。気にする事ではないさ」

 

「はっ、関大なお言葉、感謝いたします」

 

「切腹も手間であるし、打ち首で許すとしようじゃないか」

 

局長は隊士の首を斬る

 

「うごっ!?そ、そんな…、きょ、局長…」

 

その言葉を最後に隊士は倒れる

 

「いいかね?我々新選組は鉄の掟を布き、お国の為に戦う尽忠報国の士なのだよ。失敗など許されるわけがないだろう。おい、コイツを片づけたまえ。酒がまずくなる」

 

「はっ!失礼いたします、局長」

 

隊士の一人が死体を回収した後、酒を飲む

 

「ふーむ、にしても子孫達とは、どうやら面倒な連中が集まってきてるようだな。おい、()()の様子はどうだ?」

 

「はっ、女王の間にて恙なく…」

 

「そうか、ならばそう慌てる事もあるまい。ゆるりと締め上げてやるか」

 

「…ヒミコ、ヒミコだと?馬鹿な…。…もはやこの国を守る巫女などいらぬ。…ヒミコも、…イヨも、…ワレの常闇に呑まれた」

 

「黙れ、亡霊は引っ込んでいろ」

 

「…喰らえ、…喰らえ。…邪馬台国を、この世から消し去るのだ」

 

「―――黙れ!」

 

亡霊は消える

 

「やれやれ、亡霊の分際で鬱陶しい奴だ。…おい、酒がないぞ。さっさと持って来んか」

 

「…局長、さ、先程の声は?」

 

「いいから酒を持ってきたまえ、法度に背けば命はないぞ」

 

「はっ、し、失礼いたしました」

 

隊士は去る

 

「…なに、万事はこの私に任せておけば問題はない。―――新選組『局長』であるこの私にな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~邪馬台国~

 

「ノッブ!川の水が綺麗になって、弱ってた稲が復活してるぞ!」

 

「ハジメ、あれって堤防だよな?」

 

「リッカが色々やってくれてたからな」

 

「ふふん、どうよ!」

 

リッカはどや顔で自慢する。たゆんたゆん

 

「いやはや、驚きですな。信里香殿の指示通り進めた所、実に効率的な用水路が作れまして。川の水が溢れる事もなくなりました」

 

「大体ね、ここの人達のやり方が古いのよ。水源からの水の引き出し方もそうだし、治水技術も最悪。この程度なら私でも楽勝ね」

 

「へぇ、リッカさんって、こういう所もちゃんと見ているんですね」

 

「当り前よ、お兄ちゃんを支えるのも妹の務めだから」

 

「てか、ここ弥生時代だから古いも何もないとおまんがな」

 

「言うな」

 

そこに山南せんせーが来る

 

「やあ、みんな、ここにいたのかい。例の神殿と埴輪だけど、見つかったみたいだよ」

 

「マジ?」

 

「手が空いた斎藤君に探ってもらってね。早速、皆を集めて作戦会議と行こうじゃないか」

 

「ノッブ、行きましょうか」

 

「で、肝心の卑弥呼殿はどちらに?」

 

「ああ、姉上でしたらあちらに」

 

んで、卑弥呼は―――

 

「よーし!次はあたしが矢板を打ち込むわね。どりゃー!」

 

「卑弥呼様すっげー!一発で矢板が刺さっちゃったよ!」

 

「ふふーん、あたしにかかればこんなもんよ」

 

「これ!卑弥呼様に失礼でしょ!す、すみません、このような事を卑弥呼様にさせてしまい」

 

「いーのいーの、大人しくしてるのも退屈だし」

 

「お、恐れ多い事で…」

 

…マジで何やってんの?

 

「おーい、卑弥呼ー!ちょっといいかー?」

 

「あ、呼んでるからあたし行くね。んじゃ、まったね~!」

 

「うん、まったね~!」

 

「これっ!」

 

「あははははははは!卑弥呼様ってもっと怖い人かと思ってた!」

 

やっぱ、親しみやすさも大事だな

 

 

 

 

 

~住居内~

 

「大蛇が住み着いた神殿?」

 

「ああ、亀が喋るんだからもう驚きもしねぇけど、でっかい大蛇が住み着いた神殿があるんだとよ」

 

「でっかいってどのくらい?山に跨る大きさとか?」

 

「もう大蛇ってレベルじゃないだろそれは。ま、神殿に住み着くぐらいだから山ってほどではないと思うが」

 

「大蛇?まさかとは思うが…」

 

「アイツかもな…」

 

「なんだい?もしかして心当たりでも?」

 

「心当たり…いや、大蛇当たりがある」

 

「あー、あの人ですね…」

 

「とにかく人食い大蛇なんてほっとけないし、さっさと退治しちゃいましょ」

 

「姉上、誰も人食いなどと申しておりませんぞ」

 

人食いっつーよりかはカエル食いだな、うん

 

 

 

 

 

~大蛇の神殿~

 

「ハニョ…」グギュルルルル

 

「何を言ってるかさっぱり分からんが、お腹を空かせているのは分かる」

 

「ハニョッブ」

 

「ハニョ。ニョニョ」

 

「こっちのは何となく分かるな。それはともかく、お前は吾から離れるでない。なんとも抱き心地が良い故な」

 

「ハニョ」

 

「ハニョニョッブ」

 

「ハニョニョニョッブー」

 

「ニョ」

 

「ニョニョニョ」

 

「ニョ…、ニョッブ!」

 

「ハニョッブ」

 

「ハニョッブ!…ニョ」

 

「ニョッブゥ~wwwww」

 

「ノッブ、やる気なさそうな埴輪がもう一つの埴輪と何かしてるぞ」

 

「その割にお人好しっぽい埴輪は妙に大事にされてるみたいだね」

 

「こりゃ確定だな、おき太」

 

「あの二人ですね」

 

「―――貴様ら、何者だ。吾が気づかぬと思うてか」

 

「あなた、お竜さんですよね?」

 

「なんだ、その妙に懐かしい様な哀しい様な呼び名は。吾はまつろわぬ大蛇。気が付いたらここにいたが、どういうわけか吾的になんとも居心地のいい土地柄。いまいち記憶がはっきりせぬのが玉に瑕だがそれはそれとして、この黒い靄も妙に肌に馴染む。下手に山に登ると空から鉾でも降ってきそうな気がする故、この地に居座る事にした。命が惜しければ即刻立ち去るがよい」

 

「なに?もしかして知り合い?」

 

「はい、もしかしたら僕と同じ状態なのかも…」

 

「凶つ闇のせいで記憶がなくなってんのか?」

 

「単に野生に戻ってるだけじゃないですか?」

 

「とにかく総一君と同じってんなら、まずは埴輪から潰していきますからね」

 

「ハニョニョニョニョ」

 

「ハニョニョ」

 

「ハニョニョッブ」グギュルルルル

 

やる気ない埴輪から腹の音が鳴る

 

「ハニョ、ハニョッブ」

 

「ハニョニョッブ」

 

「ニョッブ」

 

「ハァ~?」

 

「まずは腹減ってやる気なさそうな埴輪からやりましょうか」

 

「ハ?」

 

戦いの末、俺達は埴輪を割ると中から龍太と一蔵が出てくる

 

「あいたたたた…、酷い目に遭ったね」

 

「あーもう、何がどうなってんだ?」

 

「やっぱ龍太と一蔵だったか、今度は普通に破壊できてよかった」

 

「あらー、ちょっと残念。せっかくパワー溜めといたのに」

 

「何でもかんでも力押しもどうかと思いますが」

 

「やあ、みんな。手間をかけたみたいだね」

 

「なー、腹減ったから食いもんくれよー」

 

「一蔵さん、もうちょっと待ってくださいね。斎藤さん、この人は『岡田一蔵(おかだ かずくら)』さんです」

 

「どもー、ダーオカでーす。腹減ったー」

 

「総一君、以蔵…、って事は、もしかしなくてもこちら、あの人斬り以蔵さんの子孫?」

 

「そだ、岡田以蔵の子孫じゃい。異世界帰りなんで剣からビーム出せるぞー」

 

ちなみに、飯を食うと口調は戻るぞ

 

「随分起用に斎藤君の剣を捌いているから、何者かと思ったけど土佐の岡田以蔵の子孫とは。そういう事なら納得だ」

 

「ちなみに、龍太は坂本龍馬の子孫だぞー」

 

「ああ、私は山南敬助、こちらは斎藤一。新選組の者と言えば分かるかな」

 

「僕達の時代で知らない人は早々いないさ。それにしても、君達が山南敬助と斎藤一か…。総一をよろしく頼むよ。…あれ、お竜さん?」

 

お竜さんは顔色が悪そうだ

 

「顔色が悪いぞ、黒い靄のせいか?」

 

「なんて事だ…。うっかりおかしな靄を吸い込んだ程度で、ほんのちょっとでもリョータの事が分からなくなるなんて…」

 

「なんだ、そんな事気にしなくても…。それに埴輪の時にも優しくしてくれたじゃないか」

 

「腹減った…」

 

「カズクラ、カエルはどうだ?」

 

「論外」

 

「こんなお竜さんはリョータに顔向けできない…、かくなる上はどこか遠くでカエルでも食べて不貞寝するしかない。さらばだリョータ…、お竜さんの事、ちょくちょく思い出してくれ」

 

お竜さんは遠くへ飛ぶ

 

「あ!待ってよお竜さん!一蔵さん!ちょっと!」

 

「何?俺、腹減ってるんだけどー」

 

龍太は一蔵へ耳打ちする

 

「え?マジ?」

 

「とにかく頼んだよ。皆、悪いけどお竜さんを連れ戻したら、また話をしよう。それじゃ、またね」

 

龍太はお竜さんを探しに行く

 

「せめて飯だけでもくれええええええええええ!」

 

 

 

 

 

~住居内~

 

一蔵は飯を食った後、今までの事を話す

 

「―――ってわけで、気が付いたら俺も龍太も埴輪に詰めこまれてたって事だ」

 

「僕の時と同じだ…」

 

「ああ、埴輪から解放したら黒い靄も消えた」

 

「ふむ、しかし誰がどういう目的でこんな事をしているのか」

 

「うーん、邪馬台国に恨みのある奴とか?」

 

「姉上の代は結構揉めましたからな。心当たりがありすぎると申しますか」

 

「…で、お前らは新選組の山南と斎藤だったよな?龍太も言ってたが、総一を頼む」

 

「ちょっと、僕が引き取られる子供みたいなんですけど!」

 

「だが、確か山南は新選組の裏切り者だったな。どういう風の吹き回しだ?」

 

「…コイツは参ったな。一蔵君がその事を知っていたなんて」

 

「いやいや山南先生、子孫とはいえソイツに言われる筋合いはないでしょ。土佐勤王党の『裏切り者』といやあ、かの有名な泣きみそ岡田さんですし?」

 

「は?俺が裏切り者と言いたいのか?お前」

 

あ、こりゃマズいぞ

 

「いや?ちょっとした拷問でペラペラ喋って仲間を売った岡田以蔵さんでしょ、あんたの先祖」

 

「…黙れ」

 

「へぇ、一端に喧嘩でも売ろうっての?岡田一蔵。いや、無宿の鉄蔵さんよ」

 

「もういい、お前はここで殺す」

 

DODO...!

 

一蔵はレイドライザーを腰に巻いてゼツメライズキー起動させる。どっちも剣型の武器使うもんな

 

「はーい、喧嘩はそこまで!」

 

卑弥呼が仲裁に入り、二人を拳骨する

 

「いてえええええええええ!?」

 

「プルンスッ!?」

 

「僕は、こういうキャラじゃないんだけど…」

 

斎藤さんは気絶する

 

「まったく、喧嘩なんてお腹が減るだけなんだから。しこでしばらく反省してなさい!」

 

「ぶっちゃけ先祖の事なんてどうでもいいんです…、俺の事を悪く言ってるように聞こえてキレました…、すんませんでした…」

 

一蔵は涙目で謝る

 

「斎藤さんが気絶したけどいいのか?」

 

「ほっほっほ、姉上に殴られると不思議と争う気が無くなりますのでご安心を」

 

「やれやれ、ともかくこの場は落ち着いたかな。ともかく、また一つ目的を果たしたわけだし、引き続きよろしく頼むよ」

 

「よし、引き続き頑張るか、ノッブ!」

 

「おう!」






~おまけ:埴輪一蔵と龍太の会話 翻訳ver~

「腹減った…」グギュルルルル

「何を言ってるかさっぱり分からんが、お腹を空かせているのは分かる」

「しりとりしようぜ」

「いいよ。一蔵からで」

「こっちのは何となく分かるな。それはともかく、お前は吾から離れるでない。なんとも抱き心地が良い故な」

「林檎」

「ゴリラ」

「ライジングホッパー」

「パンツ」

「津軽海峡」

「う…、浦和レッズ!」

「ズワイガニ」

「人参!…あ」

「俺の勝ち~wwwww」


~戦闘前~

「腹減ったからやりたくない」

「もうちょっと我慢しようか」

「食うもんくれ」グギュルルルル

やる気ない埴輪から腹の音が鳴る

「だから、もうちょっと我慢しようね」

「肉まんくれ」

「持ってないよ」

「はぁ~?」

「まずは腹減ってやる気なさそうな埴輪からやりましょうか」

「え?」


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54:総一と一

~翌日~

 

俺は目が覚める、知らない天井だ

 

「起きたかノッブ、今日の朝飯は卑弥呼が取ってきた蛤だ。素材の味を生かして塩茹でにしてるそうだ」

 

「というか、味が薄くて飽きるんだけど。味噌も醤油もないんじゃお兄ちゃんだったら凄い怒るから」

 

「いや、キレないから」

 

まあ、俺は弥生時代だから是非もないと割り切ってるからキレないけどな

 

「味噌、醤油?なにそれ?」

 

「うー…、まだ足りないけど時代が時代だからな…。食いもんのありがたみが凄い分かる。これからは食う量を減らそうかな」

 

「同じ意見なのも癪だが、確かに味気ないねぇ」

 

「そんな皆さんに今日持ってきたのはこれ!じゃーん!お醤油のようなものです!」

 

おき太は醤油(偽)を出す。待ってました!

 

「なにこれ、黒い水?」

 

「この焼いた蛤につけて食べてみて下さい」

 

「この黒いのを?えー、そのまんなの方が美味し…」

 

卑弥呼は醤油(偽)をつけて食う

 

「なにこれー!!!?お、美味しすぎませぬかんだも!?」

 

「姉上、口調がおかしくなっておりますぞ。それはともかく、これはもしや(ひしお)の一種ですかな。いやはや、斯様なものをどちらで?」

 

「実は山南さんが…」

 

山南さんが会話に入る

 

「やあ、どうやら味は大丈夫なようだね。私も驚いたんだが、集落の人が醤らしきものを作っているのを見かけてね。これはいけるんじゃないかと少し貰って搾ってみたのさ。きちんとした醤油とは程遠いけれど、味は悪くないだろう?」

 

「ははあ、醤からこのようなものが採れるのですか。これは中々に美味ですなぁ」

 

「醤って、あの魏の国から貰ってきた黒い泥みたいなアレ?えー!?こんなに美味しいならあたしも食べとけばよかった!何かばっちく見えたから、いらないものと一緒に皆にあげちゃったのよね」

 

「いやいや、姉上が皆に分け与えたお陰でここの者達も醤を作れるようになったのやもしれませんぞ」

 

「いや~、やっぱ白米には醤油っしょ!こりゃ酒がほしいな!」

 

「ははっ、いいじゃないの。僕もイッパイ貰おうかね」

 

「おい一蔵、お前未成年だろうが」

 

「え、もう20歳になったけど?」

 

「いつのまに!?」

 

 

 

 

 

~おき太サイド~

 

「よっ、総一君、お一人?」

 

散歩していると斎藤さんに会う、何の用だろう?

 

「あ、斎藤さん。何ですか?」

 

「何、ちょっと話をさせてもらおうかと思ってな。大した話じゃない、総一君の事さ」

 

「僕がですか?」

 

「いやね、何と言うか僕の知ってる沖田ちゃんと違うんだよな。僕の知ってる沖田ちゃんといやあ、敵からは無闇に人を斬り殺すヤベェ奴。味方からも鬼の師範代として恐れられててよ。とにかくそんな扱いだったから、なんつーか、隊士からも距離を置かれたってわけ。笑うといやぁ、たまに近所のガキと遊ぶ時に笑うぐらいでよ。それも、今みたいな感じにじゃねぇ。笑うしかない、って感じでね」

 

「へえ、僕のご先祖様とは昔からの知り合いだったんですね」

 

「ああ、僕は試衛館時代からのながーい付き合いでね。その頃から沖田ちゃんてば、出稽古に来てた、いいとこの息子やら、幕府のお偉いさんゆかりの方とか、どいつもこいつも容赦なくぶっ叩くもんだから、大変だったのよ。やだねー、剣の天才って、凡人の気持ちとか分かんないから。とはいえな、その頃はまだ、さっきみたいに笑う事もあったんだ。だが、新選組を始めた頃から、だんだんと辛気臭く笑うようになったんだわ」

 

「新選組を始めた頃ですか…」

 

「…ああ、俺達は新選組を始めて、…そして終わった。僕も沖田ちゃんも、肝心の終わりにゃ立ち会えなかったがね。すまんな、つまんねー話をして」

 

「いえ、僕もご先祖様の話が聞けてよかったです」

 

「なに、沖田ちゃんがあの頃みたいに笑ってる総一君に、ちょっと興味があっただけさ。邪魔したな」

 

斎藤さんは歩く。敵が新選組なら、斎藤さんや山南さんも敵になるんだよね?もしそうだったら、沖田総司の子孫である僕がカタを着けなきゃ…!

 

 

 

 

 

~ノッブサイド~

 

「で、次の神殿が見つかったと」

 

「ああ、何でも光り輝く埴輪が陣取ってる神殿みたいだ」

 

「さっさと行って、何とかできないの?」

 

「今度の埴輪は多くの部下を従えて軍勢を操ってるそうだ」

 

「埴輪が軍勢ねぇ…」

 

「とにかく、行くしかないだろ」

 

軍勢…か、多分アイツだろうな



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55:光るのは蕎麦じゃなくて埴輪だぞ

~光輝の神殿~

 

「例の神殿はそろそろだ」

 

「ハ、ハニョッブ!?」

 

あらま、すぐ見つかった

 

「あっ!いた!」

 

「ハニョハニョニョォ!」

 

埴輪は逃げる

 

「逃がすかぁ!」

 

ドードーレイダーに実装済みの一蔵が追いかける

 

「またんかい」

 

「出会いがしらとはいえ、一目散に逃げだすとはなんだか怪しいね」

 

「つまり、囮かなにかってわけで?」

 

「こういう時は万が一に備えて行動をした方がいい、斎藤君は右手から、総一君は左手から回り込んでくれ。一蔵君には悪いけど」

 

「ふむ、悪くないですね」

 

「えー、ダーオカ君かわいそうじゃない?」

 

「アイツは簡単に死ぬほどヤワじゃねえぞ」

 

「とにかく急ごう、一蔵君が敵を引き付けてる間に私達で決めてしまおう」

 

―――んで

 

「ハニョハニョブ!」

 

「「「「「「ハニョッブハニョッブブ!」」」」」」

 

「…何でこれだけ光ってるん?」

 

「ハニョヤ、ハニョヤ、ハニョッブ!」

 

「ああもう…、アイツら何やってんだよ…」

 

「そこまでです、めっちゃ光ってる埴輪!」

 

METAL RISING DYSTOPIA!

 

メタル001に変身したおき太が埴輪を斬る

 

「ハニョッ!?」

 

「はいはい、後ろから失礼…っと!」

 

斎藤さんも埴輪を斬る

 

「ハニョブー!?!?」

 

「ハ、ハニョッブ…!?」

 

「待たせた、一蔵!」

 

「助けに来たわよ、ダーオカ君!」

 

「遅い」

 

「さて、周りの埴輪は片付いたようだし残りはあの光っている埴輪だけかな?」

 

「ハニョ…ッブ…」

 

「何かショック受けてねえか?」

 

「作戦を見破られたのが悔しいんじゃねえか?」

 

「ハニョッブ!」

 

光ってる埴輪は突っ込んでくる

 

「開き直って突っ込んできた!?」

 

 

 

 

 

========================================

 

 

 

 

 

埴輪を割ると、中から影也が出てくる

 

「レイダーに実装すりゃよかった…」

 

「やっぱお前だったか、影也」

 

「戦術に負け、ヤケになってこのザマだ…。はは…」

 

「何がヤケだ。埴輪の時点で滅茶苦茶な強さだったじゃないの、あんた」

 

「まあ、越後の軍神の子孫ですし」

 

「もしや、また君達の知り合いかな?」

 

影也は今までの事を話す

 

「―――ってなわけで埴輪に閉じ込められたんだけど、とりま、埴輪達を集めて配下にしたら神のように祭り上げられてたんだよな…。軍神の子孫だから仕方ない…のか?」

 

「コイツは『長尾影也(ながお かげや)』、長尾景虎の子孫でアメイジングヘラクレスレイダーだ」

 

「この人が長尾景虎の子孫…、ってことはつまり、先祖は越後の龍、上杉謙信ってわけ?」

 

「まあな」

 

「いやいや、君の知り合いというのはとんでもない人達の子孫ばかりだね。あの上杉謙信の子孫が斯様に凛々しい男性とは…、この分だと次は信長公の子孫でも出てくるんじゃないかい?」

 

「あのー…、その事なんだけど…」

 

「なんだい?」

 

「俺がその信長の子孫なんだけど…」

 

俺が暴露すると、めっちゃ驚かれた。是非もないよね



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56:王と局長

次のイベント、クリスマスってどういう事っすか!?


~現代~

 

『ハジメが見つからない?』

 

「…ん」

 

「ノッブも見つからないですぅ!」

 

「いったい、どこに行ってしまったのじゃ?」

 

『それはそうと、兄さんもいなくなってるぞ』

 

「総一さんがですか?」

 

『ああ、いつの間にかな。ユエ、何とかできないか?(あの六人になんて説明すれば…!)』

 

「やってみる。…見つかった!」

 

「早いです」

 

「それで、どこなのじゃ?」

 

「3世紀の日本」

 

『俺もそっちに行くから待ってろ』

 

誠司はユエと合流し、ノッブ達がいる3世紀の日本に転移する

 

 

 

 

 

~ハジメサイド~

 

「皆!凶つ闇に操られた人達が襲ってきてるわ!率いてるのは例の新選組よ!」

 

「行くぞノッブ!」

 

「おう!」

 

「新選組の名を騙る者は容赦しません!斎藤さん、山南さん、僕達も行きますよ!…あれ、ダーオカもいません…」

 

「アイツらは埴輪の調査に出てるからな…」

 

俺達は外にでる。一方影也は

 

「…よこせ、…よこせ、…よこせ!」

 

「奪え奪え!奪わねば貴様らは飢え死にだ!」

 

「うわああああん!」

 

「ああっ…、収穫した米が…!」

 

「…よこせ、…よこせ!」

 

「だ、誰か助け…!」

 

「よこせええええええええ!」

 

「目を覚ましなさーい!」

 

卑弥呼が助けに入る

 

「ぐおあああああああ…!」

 

闇は祓われる

 

「どうやら姉上の鬼道は効くようですな。軍神殿、出来る限りで構いません。凶つ闇に冒された民にはなるべく手加減していただけますかな」

 

「とーなれば、差配してる奴を倒すのが先だな!」

 

STRONG!

 

「実装!」

 

RAIDE RISE! AMAZING HERCULES!

 

影也はアメイジングヘラクレスレイダーに実装する

 

「な、なんだコイツは!?囲め!囲んで討ち取れ!」

 

―――何か、頼もしいな

 

「卑弥呼、待たせた!」

 

「ハジメ君、ノッブ君!ごめん、あたしが凶つ闇を祓った人達を片っ端から運び出してくれる?」

 

「けど人数が…!」

 

「リッカ!」

 

「お兄ちゃんと一緒に集落の人呼んでくるから、アイツをブッコロにして!」

 

「すまねぇ、ハジメ!」

 

「フン!その小勢で何ができ…」

 

おき太に斬られる

 

「戦場でごちゃごちゃ言って…、新選組が笑わせますよ」

 

「あははははは!分かってんじゃねえか!さあ、死にたい奴だけ来やがれってんだ!」

 

 

 

 

 

========================================

 

 

 

 

 

俺達は隊士を倒す

 

「…これで片付きました?」

 

「あらかたはな。だが、トップはまだみたいだ」

 

俺らの元に男性が現れる

 

「おやおや、誰かと思えば総司君じゃないかね。いつから派手な鎧を着けるようになったのだ?」

 

「(えっと…、近藤さんにしては外見がアレですし…。あ、もしかして)あなたは…!」

 

「わっはっは!まさか一番隊の隊長ともあろうものが、新選組局長の顔を忘れたわけっではあるまいね」

 

「え、新選組の?」

 

「芹沢さん!」

 

芹沢?誰だ?

 

 

 

 

 

~ノッブサイド~

 

「向こうに避難所を設けたから急いで運んで!子供と老人も一緒に!」

 

「流石の手際ですな。助かりますぞ、信里香殿」

 

「だろ?俺の自慢の妹だ!」

 

「何が流石よ!これくらい自分達で何とかしなさいよね!大体、この国の人達、素直なのはいいけれど、自分でものを考えるのが足りないんじゃない?」

 

ごもっともだな

 

「これは手厳しい。確かに邪馬台国は姉上の力に頼りっぱなしでしたからなぁ…」

 

「あの卑弥呼の予言の力に?あの程度なら、お兄ちゃんの概念魔法には遠く及ばないけどね!」

 

何でさ

 

「…ですが、そうでもしなけれなこの国は纏まらなかったのです」

 

「え?それって…」

 

「きゃああああああああ!」

 

避難所から声が聞こえる

 

「避難所からだ!」

 

「次から次へ、何なの!?」

 

俺達は避難所に行く

 

「…」

 

「あ、あああああああ…!」

 

住民の一人が凶つ闇に取りつかれる

 

「…あああ、ああああああ!」

 

「なんと!?あの黒い靄を操る者が!?ノッブ殿、信里香殿、急ぎ皆を…、ノッブ殿、信里香殿?」

 

「…ア」

 

「お兄ちゃん?」

 

「アイエエエ!魔王√の俺!?魔王√の俺ナンデ!?」

 

「魔王√?って事はあのお兄ちゃんが…」

 

「ちょ、未来の俺!お前、消えたんじゃなかったのか!?」

 

魔王√の俺は俺を薙ぎ払う

 

「おわっとっとっと…、あぶねー…」

 

「我に寄るな、汚らわしい…」

 

「はい?」

 

「人間如きが、我に近づくな。我こそは王、邪馬台国の王『壱与』だ」

 

うわー、声も相まってオーマジオウっぽいなオイ

 

「魔王√のお兄ちゃんが…、王…!?」

 

オーマイガッ!

 

 

 

 

 

~おき太サイド~

 

「随分と久しぶりじゃあないか。元気にしていたかね?」

 

やっぱり、僕をご先祖様と勘違いしてますね。僕の見た目はご先祖様と瓜二つだし…、せっかくだからバレる所までご先祖様のフリでもしてみますか

 

「芹沢さん、どうしてあなたがここに…」

 

「どうしたもこうしたもないだろう。新選組の『筆頭局長』であるこの私が、新選組を率いているのは当然じゃないかね」

 

(なあ総一、コイツ…)

 

(僕をご先祖様と勘違いしてますね)

 

(お前、そっくりだもんな)

 

「(僕だって女と間違えられるの気にしてますから、言わないでください…)…いえ、新選組の局長は芹沢さん、あなたではありません」

 

「ほほお、では誰だというのかね。まさかあの近藤だとでも言いたいのかな?―――総司君」

 

隊士の一人が報告をする

 

「…局長、壱与様が」

 

「そうか、分かった。では今日の所は失礼しよう。なに、今日は野暮用でね。君達の始末はまたの機会にするとしよう」

 

「そりゃ何故だ?」

 

「王の手前、君らを見逃してやると言っているんだ」

 

「王…?」

 

そこに未来のノッブが現れる。えぇ!?何でいるんですか!?

 

「出迎え、大義であった」

 

「未来のノッブ!?」

 

「未来が変わって消えたんじゃなかったんでしたっけ!?」

 

「控えよ、志も持たぬ愚昧ども!邪馬台国が王『壱与』様の御前であるぞ!」

 

「壱与…、ですって…」

 

「還るぞ、芹沢鴨」

 

「かしこまりました、壱与様。では失礼するよ、総司君にそこの君。それではまたな」

 

二人は消える

 

「…はぁ~、疲れました~!」

 

 

 

 

 

~住居内&ノッブサイド~

 

何で魔王√の俺がいたんだ?剪定事象されたはずじゃなかったのか?空想樹が異聞帯を作って、魔王√の俺を異聞帯の王にした?ぐぬぬぬぬぬ…、考えれば考えるほど訳が分からなくなる…!

 

「私達がいない間にそんな事になっていたとは…。総一君、相手は本当に芹沢さんだったのかね?」

 

「はい、どうやら彼は僕をご先祖様と勘違いしていたようです」

 

「総一君、沖田ちゃんとそっくりだもんねぇ」

 

「言わないでください…、それ気にしてるんです…」

 

「なあ、芹沢ってなんだ?」

 

「ああ、芹沢鴨。私達新選組の、もう一人の『局長』だよ」

 

「そんな事より、魔王√のお兄ちゃんよ!」

 

「あの人が、ノッブ君の言ってた魔王の道を歩んだ未来のノッブ君だったの?壱与の名を名乗ってたけど…」

 

「はい、ですが本来の壱与様は女性、一体、どういう事なのでしょうな」

 

「私だって訳が分からないわよ。第一、魔王√のお兄ちゃんは消えたってお兄ちゃんが言ってたし」

 

「どっちにせよ、魔王のノッブが凶つ闇を操ってるのは事実だ。芹沢っつーNTRものの竿役っぽい男もそうだが、当面は敵としてみてもいいだろう」

 

「ともかく壱与様を騙るあの御仁に新選組の局長、彼らの目的をつかみませんとな」

 

とにかく、考えるのはやめよう。そうしよう



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57:最後の埴輪とリッカと亀

今日は日が照る

 

「ノッブ、このままじゃ稲が…」

 

「育てた稲がなあ…」

 

「ですなあ…」

 

そんで住居内

 

「それで芹沢さんの根拠地ですが、心当たりは?」

 

「うーん、多分だけど壱与を名乗っているのなら、あたしがいた神殿じゃないかな」

 

「卑弥呼、行ける?」

 

「あたしの神殿へは、例の凶つ闇がかなり濃く渦巻いてて近寄れないのよね」

 

「鬼道でできないの?」

 

「全盛期のあたしならともかく、いまいち調子が出ないし、ちょっと無理かも」

 

「こりゃ、手詰まりだな…」

 

一蔵は酒を飲む

 

「あー!ダーオカ君お酒飲んでる!ちゃんとお米も食べないとダメでしょ!」

 

「何言ってんだお前、これでも一俵は食ってるぞ」

 

「いや、食べすぎです。家庭教師の生徒の一人を思い出しましたよ」

 

ハジメが卑弥呼を呼ぶ

 

「卑弥呼ー、集落の人が来てるぞー」

 

「あたしに?なにかな?」

 

「卑弥呼様、ここのところ日照りが続いて稲が…」

 

「どうか雨を降らせていただけませんでしょうか」

 

「いや、雨なんて天気次第だぞ?そう簡単に降るわけが…」

 

「普通はそうでしょうなあ」

 

「はいはい、じゃあ、しばらく待ってね」

 

うわ軽

 

「あ、ありがとうございます!」

 

「ホントに降らせることができるんですか?ノッブはできそうですけど」

 

「できるわけねえだろ」

 

「概念魔法でできると思うんですけど」

 

「んー、そうねー…」

 

卑弥呼は寝る、これ前に見たわ

 

「急に寝たけど、どうしたんだ?」

 

「寝ているようにしか見えませんが、姉上が託宣を受ける時はいつもこうでして。現役の頃は割と威厳が損なわれるので神殿の奥でやっておりました」

 

既に威厳もクソもない件について

 

「…。…っ!よし、明日は皆で浜辺まで遊びに行きましょう!」

 

「雨の件はどうしたんですか!?」

 

「いいのいいの、とにかく遊びに行くのをなるべく楽しみにしないと効果ないし」

 

「いや、そんな事してる場合じゃないわよ!?」

 

「まあまあ、とにかく今日の所はこの辺で」

 

「どういう事だよノッブ…」

 

「卑弥呼の言う通り、明日まで待つしかないさ」

 

「それじゃ、僕は埴輪の方を調べときますかね」

 

「ああ、私もそうするとしよう。一蔵君はどうするんだい?」

 

「…酒を貰ってくる」

 

「一蔵さんは最近働き詰めでしたからね、休んでてください」

 

「そんじゃ、俺も」

 

「影也さんは好きにしてください!」

 

 

 

 

 

~翌日~

 

今日は雨が降ってた

 

「嘘だろ…!」

 

「降ってますね…」

 

「さすがっすね」

 

「あちゃー、やっぱりねー」

 

「どういう事なのよ、これ」

 

「実は姉上は昔から大事な事があると雨に降られやすい体質でして…。遊びに行く予定を立てた日などは特に、というわけです」

 

「半端ない雨女って事ですか?」

 

「楽しみにすればするほど振られちゃうんだから困っちゃうのよねー。雨乞いの巫女なんて聞こえはいいけど現実はこんなもんよ、はぁ…」

 

「雨じゃ!雨じゃ!さすがは卑弥呼様じゃ!」

 

「はぁー!ありがたや、ありがたや!」

 

「アイツらも喜んでるし、いいんじゃねえか?」

 

「いやあ、これは凄い…。邪馬台国の女王は伊達ではないね」

 

「おかげでこっちはずぶ濡れですけどね。てなわけで、例の埴輪が居座ってる神殿、見つけましたよ、と。とにかく中で話そうや」

 

俺達は住居の中で話す

 

「森の奥まった所に、今回は埴輪一体だけだ」

 

「ただ、地面に総一君を描いてたのが気になるけどね」

 

(…あー、あの人ですかー…。あはは…)

 

「よーし!遊びには行けなくなったけど、この怒りを埴輪にぶつけるとしましょう!」

 

「ソレジャアイキマスカー(白目)。ダーオカは…、いませんね」

 

「んじゃあ俺達だけで行くか」

 

「一蔵、どうしたんだか」

 

「こっちは私と亀に任せて」

 

「じゃ、俺も残るぜ。アイツらがいつ襲ってくるか分からないからな。せっかくだ、集落の人の一部を兵として万が一に備えておこう」

 

「それはいい考えだ。ましてあの謙信公の子孫が率いてくれるならこれ以上ないだろう。それじゃあ私達も行こうか、…斎藤君」

 

「…了解でーす」

 

 

 

 

 

~神殿~

 

「おのれ!たかが埴輪如きに何を梃子摺っている!囲みを狭めて一斉に斬りかかれ!」

 

「…ハニョッ!」

 

…何だこの光景

 

「ノッブ、埴輪と隊士が戦っているみたいです」

 

「変だな、偵察に来た時は地面に総一君を描いてたんだが」

 

あー…、何となく分かった

 

「くそっ!何という事だ、一旦退け、退けい!」

 

隊士は撤退する

 

「すげえな、あの埴輪。新選組を追い返したぞ」

 

「…ハニョッ!」

 

「いけない、こっちに気付いたようだよ!」

 

「…来ます!」

 

「ハニョオオオオ!」

 

 

 

 

 

========================================

 

 

 

 

 

埴輪を割ると、中から土方一海(ひじかた かずみ)が出てくる

 

「ふはーっ、やっと出れたー!」

 

「やっぱ一海さんでしたか…」

 

「何?また知ってる人?」

 

「総一くううううん!会いたかったよおおおおおおお!」

 

土方はおき太に抱き着く

 

「もうお姉さん寂しかっ…っ!総一君、後ろ!」

 

それを聞いたおき太は振り解いてアタッシュカリバーで山南の刀を受け止める

 

「さすがだ、総一君。だが…!」

 

「おいノッブ!」

 

「―――残念、遅かったな、南雲君。悪く思うなよ、信彦!」

 

斎藤さんは俺に斬りかかるが、一蔵が乱入する

 

「てめぇ…!」

 

「とうとう本性現したな」

 

「…いつからだ」

 

「俺はお前らを信用してねえからな。だが、お前の型が見えねえ。どういう事だ?」

 

「そりゃこっちのセリフだ、猿真似野郎。だが…、確かに少し舐め過ぎたかね」

 

「これでも、護衛とかの仕事でしくじった事は一度もなかったからな。政府公認のアサシンってわけだよ俺は」

 

「やっぱ敵でしたね」

 

「おき太、この二人が敵だって事に気づいてたのか?」

 

「敵は新選組ですよね?つまりそういう事ですよ」

 

なるほど、今回は『新選組=敵』だから、新選組である斎藤さんと山南さんも敵って事なのか

 

「ねえちょっと、どういう事?お姉さん、ついていけないんだけど…」

 

土方だけは訳が分からなかった

 

「どういう事も何も、私は局長の命で動いているだけです。―――そう、芹沢局長のね」

 

「芹沢って誰?局長って何?」

 

「ここまでだ、退くぞ、斎藤君」

 

「ま、やることはやりましたしね」

 

「やる事って…」

 

「埴輪を壊した事か」

 

「へぇ…」

 

「それでは失礼しますよ、斎藤君」

 

「これ苦手なんですがね」

 

二人は消える

 

「…総一君、新選組が敵ってどういう事?」

 

「それはですね―――」

 

 

 

 

 

~住居内&リッカサイド~

 

私と亀は留守番をしている

 

「おや、軍神殿はどちらに?」

 

「さあ?酒でも貰いに行ったんじゃない?」

 

「…」

 

「…ねえ、亀、いつになったらこの雨止むの?」

 

「さあ、それは姉上にでも聞きませんと」

 

「ねえ、アンタの姉上って本当に女王だったの?そうには見えないけど」

 

「ははっ、これは手厳しい。確かに私の姉上はあの通りの方ですからなぁ。とはいえ姉上もなりたくて女王になったわけではありませんから…」

 

「それってどういう…」

 

「その昔、この地の民達は狩りや木の実を集めてその日暮らしをするのが精いっぱいでした。いつ飢えるとも分からぬ不安と戦いながらそれでも毎日を必死で生きるしかなかった。ですがある日、外つくにから米が伝わりました。やがて我々も米を作れるようになり、飢えに怯える事も減りました。豊かに…、そう、豊かになったのです。…するとどうなったと思いますか?」

 

「その口振りから、良くなったわけじゃないのね?」

 

「そうです。豊かになった途端に、皆が争うようになったのです。聞く所によると、信里香殿の時代も争いが起きているとか。人の(さが)とでもいうのでしょうか」

 

それは人の(さが)じゃなくて人間の悪意よ。悪意がある限り、争いは絶えないわ。永遠に

 

「とはいえ、やがて争いに疲れた私達は救いを求めました。人でなく神の如き力を持つ裁定者を求めたのです。―――それが姉上でした」

 

だから卑弥呼はルーラー(裁定者)なのね…

 

「姉上は小さき頃から、何かが遠くから声が聞こえると内緒で私に教えてくれていました。それは色んな事を教えてくれると。それこそ明日の天気から戦の行方まで、まるで未来を見通しているかのようでした。とはいえ姉上はそれを私以外に教えるまでもなく、私達、姉弟は仲良く暮らしていました。ですが日照りの続く年に、私はうっかり周りの者に姉上の力の事を話してしまったのです。後はもう、あれよあれよという間に姉上は女王に祀り上げられました。実際、姉上の託宣は神の如きもので、争いにせよ、天災にせよ、姉上の言いつけ通りにすると全てがうまくいくようになったのです。皆が姉上を崇め、国は一つに纏まる事ができました。こうして邪馬台国という国は争いのない平和な国となったのです」

 

「…争いのない平和な国…ね」

 

「ええ、私もこれでよかったのだと思っておりました。ですがある日、神殿の奥で一人で祈る姉上を見てふと思ってしまったのです」

 

「何を?」

 

「―――私は何という事をしてしまったのかと」

 

「…お兄ちゃん…」

 

この時、私は壱与を名乗る魔王のお兄ちゃんを思い出してしまった

 

「女王になってからの姉上はまさしく神の如く扱われ、人との交わりも無く、ただただ託宣の為に生かされるだけのモノ…。私と仲よく野を駆け回っていた姉上は、邪馬台国という国の為の人柱となったのです」

 

「何でよ!嫌ならやめてもよかったじゃないの!」

 

「私もそう言った事があります。ですが、姉上は…、『皆が幸せならそれでいいでしょ』…と、私に笑いかけるのです」

 

「何なのよ!それじゃまるで…!」

 

「あの優しい姉上をそんなところに祀り上げてしまったのがこの私です。この身が亀をなったのも天罰かもしれませんな」

 

「…ねえ、何でそんな話を私にするの?」

 

「はは、少し昔話をしすぎましたかな。ただ、信里香殿も偉大な兄上をお持ちのようだ。同じ境遇として、少し話したくなっただけです」

 

「お兄ちゃんは偉大じゃないわ。お兄ちゃんは、この世にいるたった一人の私の『お兄ちゃん』なんだから」

 

「いや、そんな事はありませんぞ。兄妹というのは()()()()ものなのですから」

 

助け合う…ね

 

「…どうやら雨が止んだようですな。そろそろ姉上達も戻られる頃でしょうか」

 

突然、地震が起こる

 

「地震?」

 

「信里香殿、外へ!」

 

私と亀は外に出る。何なの、あれ…!?

 

「周りの黒い靄が…、晴れてゆく…」



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58:大神殿へ

「あの二人が裏切った!?何でよ!?」

 

「あの二人は局長の命で動いていると言ってました」

 

「それにしても、ここが邪馬台国で新選組がいるなんて…」

 

「新選組の癖に、敵対する方がおかしいぞ」

 

「えー、でもそんなに悪い人達じゃないと思うけどな~」

 

それはどうだか

 

「卑弥呼、お人好しも大概にしろ」

 

「けど、なぜ敵なのに俺達に協力したんだ?」

 

「味方になる事で得る者があったんだろう」

 

「何か得るもの?でも、あの二人が来てからやってた事って言えば、埴輪を壊して回る事だけじゃない?」

 

「となるとそれが目的だったという事でございましょうな」

 

「それおかしいわよ、埴輪に私達の味方が閉じ込められて操られてたのよ?アイツらが敵なら、何でそんな事するわけ?」

 

「なら、敵の敵は味方って事だろう」

 

「影也、それってどういう…」

 

「簡単だ。理由は知らんが、アイツらは埴輪が邪魔だった」

 

「埴輪が?でも埴輪を壊して黒い靄が晴れて…、でも黒い靄はアイツらっが操っていて…、あーもー、わけわかんないんだけど!」

 

「こうなったら、直接確かめよっか。総一君、行くよ」

 

「一海さん、まさかとは思いますが…」

 

「大丈夫、私にはこれがある」

 

一海はレイドライザーとブレイキングマンモスプログライズキーを見せる

 

「ハッ、壬生狼お得意の粛清か」

 

「お、おい一蔵。その言い方はないだろ…」

 

そこに龍太が来る

 

「そうだね、一蔵さん。そういうのはよくないよ」

 

「そうだぞ、そんなんだからお前は嫌われるんだぞ」

 

「俺は嫌われてない。って冨岡じゃねえよ!それより龍太、今までどこに行ってたんだよ」

 

「いやー、お竜さんがあちこち飛び回るから追いかけるのに手間取ってね」

 

「正直すまなかった。海より深く反省したからリョータは許してくれたぞ」

 

「あ、そう」

 

「龍太君、久しぶりー!」

 

「久しぶり、一海さん。さて、悪いけど話は外で聞かせてもらったよ」

 

「山南と斎藤が…」

 

「彼らが…」

 

ハジメは今までの事を話す

 

「なるほどね、芹沢鴨に新選組の幹部が二人…、何が理由があるのか、それとも…」

 

一蔵は口を閉ざし続ける

 

「そもそも芹沢鴨にあの二人、彼らは何に喚ばれたんだろう」

 

「何にですか?」

 

「その芹沢鴨…、話を聞く限り彼は魔術師と契約して使い魔になったサーヴァントではなさそうだ。恐らくは聖杯に直接召喚された英霊、言うなれば反英雄といったところだろう」

 

「なら、残りの二人も聖杯に直接召喚されたのか?」

 

「話を聞く限りそこはイマイチ僕にも判断が付かないというか…、むしろあの二人は…」

 

「ああもう…、わけが分からないわ…。私達に協力するフリをして何したの…?」

 

リッカは頭を抱える

 

「なぜ彼らが僕らを協力していたのかは、影也君の言う通りだと思うよ。彼らは埴輪が邪魔だったんだ、間違いなくね」

 

「けど、埴輪は凶つ闇を放つ神殿を守ってたんですよ?二人が凶つ闇を広げたいなら、埴輪を壊す必要がないじゃないですか」

 

「うん、だからね。多分逆なんだ。彼らは凶つ闇を広げたいんじゃない。きっと集めたいんだ。そしてそれを邪魔するために誰かが、各地の神殿から凶つ闇を散らしていた。つまりガス抜きみたいなものかな。僕らを埴輪に封じて操る事で、神殿を守らせたのもそのためさ」

 

「…私達に神殿を守らせた?」

 

「じゃあ一海さん達を埴輪にしたのは…。あ、まさか!?」

 

「―――魔王の俺か」

 

言動がアレでも、根はいつもの俺だったんだな

 

 

 

 

 

~大神殿内~

 

「ご苦労だったね、山南君に斎藤君」

 

「いえ、それで依り代の様子は?」

 

「ああ、もう間もなくだろう。よくもまあ、あれだけの凶つ闇を浴びてあんな事をやれたものだ。…だがそれももう終わりだ。これでこのくだらん国もお終いというわけだ。そうすれば晴れて私の国盗り…、いや、国生みかなこれは?はっはっは!どちらでも構わんか。とにかく祝いついでに、どうだね一献」

 

「いえ、酒は控えておりますので」

 

「そうかね?相変わらず固いことだな、山南君は。にしても、斎藤君、君が私についてくれるとは驚きだよ」

 

「いや、僕はいつも面白い方につくだけなんで」

 

「なるほど、面白い方にか。じゃあ何か?あの時は近藤につくのが面白かったってのか?」

 

「…」

 

「いやいや、冗談だよ、冗談。なに、君達もようやく誰が局長に相応しいか理解できたようだし、過去の事は水に流そうじゃないか」

 

「…」

 

「あとは例の女王卑弥呼とやらに謎の女性一海か。まあ、どちらにせよ今更遅いのだがね」

 

「…随分、余裕かましてますけど本当に大丈夫なんですかね?連中、まともにやり合ったらかなり面倒ですよ」

 

「安心したまえ、私についてくれば何の問題もない。近藤について行った連中がどうなったかは、斎藤君、君が一番よく知っているはずだろう?わははははははは!」

 

「…」

 

 

 

 

 

~大神殿外~

 

「あそこに見えるのが生前の卑弥呼が使ってた神殿か」

 

「そう!あれこそがあたし、女王卑弥呼の大神殿で…、いやいや、なんか周りは閑散としてるし、妙に邪悪な雰囲気を感じるような…、あたしがいなくなった後、何があったのよ!?」

 

「姉上や私がいなくなった後は壱与様が居られた筈ですが、民は壱与様のお姿を見た事は一度もないとの話でしたな…」

 

「とにかく、魔王の俺がいる筈だ。行くぞ」

 

「お姉さん的には、軍神君の方が心強いかなと思ってるんだけど…」

 

「影也は民兵を率いて集落の備えを固めてる所だ。龍太と一蔵は他の神殿をもう一度調べてみるって言ってたし、大神殿に行くのは俺らって事になった。というか、お前もレイダーだろうが」

 

「あはは、忘れてた!」

 

そして俺達は神殿に着く

 

「すんなり着いたな…」

 

「警備の兵もいないようですね」

 

「あれー?あたしがいた頃は無駄にたくさんの兵隊さん達が周りを固めてて、仕えの者がお世話してくれたんだけど…、おかげで神殿を抜け出して遊びにも行けなかったし、はぁ~あ…」

 

「はて?仕えの者もおらぬとは妙ですな」

 

「こんな所に魔王のお兄ちゃんがいるの?」

 

「ここにいる、同じ俺だから分かる」

 

山南が行く手を阻む

 

「―――来ましたか」

 

「山南さん…」

 

「副長の子孫もお揃いのようで」

 

「君達が総一君の言ってた山南敬助と斎藤一…」

 

「さあ、中で『局長』がお待ちだ」

 

俺達は中へ入る



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59:魔王(アーク)(ゼア)

~女王の間~

 

とうとう俺達は芹沢鴨と対峙する

 

「―――ようこそ、先代女王『卑弥呼』。遅かったじゃないかね。いや、もう遅いというべきかな」

 

「貴方が…、なぜ女王の間に…」

 

「それに、そこにいるのは土方君の子孫じゃないか。近藤君は元気にしているかね?」

 

「君が…、芹沢鴨…」

 

「ああ、すまんすまん、初対面だったかね?」

 

「…!」

 

メタル001に変身済みのおき太は不意打ちをするが斎藤に防がれる

 

「っと、あっぶねぇ!相変わらずなんて踏み込みだ」

 

「それを防ぐ斎藤さんも凄いですよ」

 

「やめたまえ、総司君。いくら君でも、斎藤君の目の前で不意打ちは通らんよ」

 

「…壱与はどこ?壱与はどこにいるの?」

 

「壱与だと?フン、そんなものここには最初から居らんよ」

 

「なんですって…」

 

「いや、もういないというべきか」

 

「もういない?」

 

「壱与なんて人間はここには居ない。ここにはただの依り代を縛る座があるのみさ」

 

「依り代…?何を言ってるの貴方は?」

 

「文字通りだよ。壱与と呼ばれる巫女は既にこの世にはいない。しかし壱与は卑弥呼…、君と違い跡継ぎとなるものを見出せなかった」

 

「…」

 

「壱与が死に、この国は絶対の裁定者を失ったわけだ。だが邪馬台国…、この国の人間共には、それでは都合が悪かった。女王が居らねばこの国は纏まらぬ…、いや、民を思い通りに支配できぬ…。そうして作られたのが偽の壱与という、永遠の依り代たる新たな女王というわけだ」

 

「そんな…、そんな事って…」

 

「都合のいい神輿だけは残したかったのだろうね。見るがいい、この神の座とやらを。ただ依り代を縛り付ける為の虚ろな座を。卑弥呼よ、貴様の治めた国は斯様に歪み果てたというわけだ」

 

「そんな…」

 

「私や姉上、壱与様の亡き後、邪馬台国という国を維持する為に、偽の女王を仕立てたというわけですな」

 

「その通りだ、一握りの者の為の傀儡の国と成り果てたわけよ」

 

「そんな事って…、あたしは皆の為に、目に見えぬ声を聞き、託宣を伝え、皆が笑って暮らせる世界を…」

 

「卑弥呼…」

 

これが卑弥呼に頼りすぎた末路だな、何とも言えねえよ

 

「―――だから私が壊してやろうと思ってね」

 

「…何ですって」

 

「いやはや私も邪馬台国の名ぐらいは聞いた事があるが、ここまで腐った国とは思わなかったものでね。即ち私がここに召喚されたのは天意、この国を壊し、新たな国を興せという天意だよ、これは」

 

「芹沢さん、何を言ってるの…?」

 

「そこだよ土方君の子孫、土方一海。近藤君や君の祖先になかったのは。君達の祖先…、いや、新選組の連中には結局のところ国を救う気概がなかった。救えぬならば一度壊してでも作り替えようとする気概がね」

 

「山南君、君が芹沢さんについてるのもそれが理由なの?」

 

「一海君、私達はあの日、近藤局長を選んだ。…芹沢さんではなくてね。だが私達は、それ故あの行く末を余儀なくされた。私は思うんだよ、あの時近藤さんを選んだのが正しかったのかどうかと。もしかしたら違う未来があったんじゃないかとね…」

 

「芹沢さんだったら違う未来が待ってたというの?」

 

芹沢から黒い靄が出る

 

「―――その通りだよ、一海君!私にはそれができるのだ!この力があればね!」

 

「黒い靄…、いや、何かを象ってる!」

 

「この感じ…!?」

 

「ふははははははは!女王卑弥呼、君が知らぬ筈はあるまい!かつて君が滅ぼしたまつろわぬ者達の怨念なのだよこれは!」

 

「ま、まさか狗奴国の…!?」

 

「その通りだ、私は君に滅ぼされた狗奴国のまつろわぬ者達の声に喚ばれて、この地に降り立った。偽りの巫女が治めるこの邪馬台国を滅ぼす為にね!―――さあ最後の仕上げだ!彼を生贄に全てを壊してしまおうではないか!」

 

魔王の俺が立ち上がる

 

「ま、魔王のお兄ちゃん…!」

 

「いやあ、彼には手を焼いたよ。まつろわぬ者達の怨念を集める為の依り代として召喚したはずが、逆に私の力を吸い上げて拡散させる事で抵抗してきた」

 

「魔王の俺はそれが目的であの埴輪とおき太達を…」

 

「本来であれば自我など磨り潰してしまえるところをさすがは織田信長の子孫というべきか、まさかあんな方法で邪魔をしてくるとはね。このままでは本来の目的が果たせず、困っていたところに君達が現れた」

 

照れますな。いや照れてる場合じゃねえや

 

「それで僕達は、芹沢さん達の手助けをしていたと…」

 

「そういう事だ。だがそれもここまでだ、君達のお陰で充分に凶つ闇を集める事ができた。後は彼を生贄に更なるまつろわぬ者達を地の底から喚び出すだけだ」

 

「ふざけないで!お兄ちゃんを生贄になんてさせないから!」

 

「いや、俺こっちだから!」

 

「ん?何を言っているのかね、君達は?彼を生贄にするのは私ではない。―――君達の手でやるんだよ」

 

「…我は壱与、邪馬台国の王『壱与』だ。まつろわぬ者達よ、我の力で消え去るがよい」

 

そう言って魔王の俺は真ん中が赤いベルトを出す、あれって!?

 

ARK DRIVER!

 

「―――変身」

 

ARK RISE! ALL ZERO...!

 

魔王の俺はアークゼロに変身する。俺が作ったゼロツードライバーとキーの出番か…

 

「アークゼロ…!?」

 

「と、いうわけだ。後はせいぜい殺し合ってくれたまえ。もちろん抵抗してくれて構わんよ、まあ、大人しく殺されても困るわけだが、その場合は君達が死んだ後で私がこの男を殺すとしよう。なに手間が少し増えるがそこは引き受けようじゃないか。はははははは!」

 

数億通りを予測するんですよ!?バカじゃねーの!?できるの!?

 

「芹沢さん、これが君のやり方なんだね…。それとも山南君の入れ知恵?」

 

「…何とでも言ってくれて構わない。君の祖先が私を殺した時と同じようにね」

 

「貴方、最初からこのつもりであたし達をここに…」

 

「だから最初に言っただろう『君達は遅かった』とね。まあ、最初から詰んでいたわけだが。では、我々は失礼するよ、わははははははは!」

 

「それじゃまたな、総一君。またなんかねぇかもだけど」

 

芹沢達は消える

 

「…我は壱与、邪馬台国の厄災を祓う、王『壱与』」

 

「とうとう使う時が来た」

 

俺はゼロツードライバーを装着する

 

ZERO-TWO DRIVER!

 

「魔王の俺…、いや、アーク。お前を倒す!」

 

そしてゼロツーリベレーターを開く

 

LET'S GIVE YOU POWER! LET'S GIVE YOU POWER!

 

ゼロツープログライズキーのスイッチを押すと、自動展開する

 

ZERO-TWO JUNP!

 

「変身!」

 

ゼロツードライバーにキーを挿入する

 

ZERO-TWO RISE! ROAD TO GLORY HAS LEAD TO GROWIN'PATH TO CHANGE ONE TO TWO! KAMENRIDER ZERO-TWO“IT'S NEVER OVER”

 

俺はゼロツーに変身する、ライダー少女タイプなのは相変わらずだが

 

「お兄ちゃんが…、変身した…!?」

 

「さあ、来い!」

 

「ふん!」

 

パンチを避け、腹に一撃を入れる

 

「何…!?」

 

そこから蹴りを連続で入れる

 

「結論を予測する…」

 

アークゼロはどれが最適かを予測をする

 

「―――予測完了」

 

「はあ!」

 

俺がパンチを入れるも防がれ、劣勢になる

 

「我の力で消え去るがよい」

 

ALL EXTINCTION!

 

凶つ闇で拘束され、ライダーキックを喰らう。だが―――

 

「その結論は、予測済みだ」

 

「何!?」

 

油断してる隙にパンチやキックを入れる。アークゼロは予測するも、ゼロツーの能力で追いつめる

 

「我の力を、超えてゆく…だと…!?」

 

「お前を…、倒す!」

 

キーを押し込んで必殺技を発動する

 

ZERO-TWO BIGBANG!

 

ALL EXTINCTION!

 

オールエクスティンクションを蹴り飛ばし、アークゼロに連続で蹴りを入れる

 

「はああああああああああああああああ!!」

 

「ぐああああああああああああああああああ!」

 

爆発し、アークドライバーは壊れ、凶つ闇は消える

 

「ぐ…、とんでもないめに遭ってしまった…」

 

「魔王のノッブ、正気に戻ったんですか?」

 

「ちょっと待った、様子が変だ」

 

「お兄ちゃん!無事でよかった…」

 

「だから俺こっちィィィィィィ!」

 

「我に近づくな!貴様も()()に喰い殺されたいのか!」

 

だが、凶つ闇は残ってた

 

「え…!?お兄ちゃん…、凶つ闇がまだ…!?」

 

「卑弥呼と言ったか、話は壱与から聞いている」

 

「壱与に!?どういう事なの?」

 

「なに、我がこの地に召喚され依り代としてこの神の座というくだらないものに縛られる際、壱与という、この座に僅か残っていた小娘の魂に頼まれた。…卑弥呼が戻るまでに時間を稼げと」

 

「時間を…?」

 

「ああ、我を依り代にしようとは、ふざけた話だ。芹沢だったか?奴の力は聖杯だ。あれには逆らえず縛られる前に、我なりの嫌がらせをした。同じく喚ばれた貴様らを埴輪に封じ、奴の力を与え、各地に飛ばしたのだ」

 

「やっぱりあの埴輪は魔王ノッブの…」

 

「だが、それも単なる時間稼ぎ。奴らの目的は果たされつつある」

 

「…それは一体?」

 

「なぜ亀が喋っている?ポルナレフか?貴様は。まあいい、奴らはこの地に眠る古き獣やまつろわぬ者達の怨念を集め、古き神々の復活を目論んでいたのだ」

 

「古き神々…」

 

「厳密にはもどきだが。ソイツらの怨念を纏め型に封じ、この国を破壊しようと目論んでいるのだ」

 

突然、地鳴りが起きる

 

「始まったか…、『国生み』、いや、『国崩し』がな」

 

魔王の俺の消滅が始まる

 

「我はここまでだ、67なのに無理をし過ぎた…。壱与とやらに頼まれた時間は稼げただろう。後は任せるぞ、卑弥呼」

 

「壱与の頼みで、ここまでしてくれたの…?」

 

「気にするな、半分は我の嫌がらせだ。我を生贄にするとは、ふざけた連中だ。おき太、貴様の祖先の身内らしいが片はしっかりとつけろ」

 

「魔王のノッブ…、分かりました…」

 

「そんな!?お兄ちゃんが消滅するなんて嘘よ!こんな事あるわけがないわよ!卑弥呼、何とかできないの!?」

 

「リッカちゃん…」

 

「貴様、まだ言うか!」

 

「お兄ちゃん…」

 

「…貴様はいつもそうだった、お兄ちゃんお兄ちゃんと我の側にうっとおしいくらい付き回って…。この際言おう。―――我の事は忘れよ」

 

「嘘…、お、お兄ちゃん…」

 

「何度も言わせんじゃねえぞリッカ!俺は剪定事象された存在しない世界の王!お前はお前自身の道を進め!」

 

魔王の俺の本来の口調に戻る

 

「最後に一つ」

 

魔王の俺はリッカにフォースライザーとジャパニーズウルフゼツメライズキーを渡す

 

「これ…、ユエとシアとティオが使ってた…」

 

「…リッカ」

 

「お兄ちゃん…」

 

「―――俺を頼んだ」

 

そう言って消滅する

 

「お兄ちゃん…、お兄ちゃん…!―――お兄ちゃあああああああああああああああああああああああん!」

 

リッカは泣き崩れる



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60:兄妹

~同刻:神殿~

 

「何だ?地震か?おーい、龍太ー」

 

「…なんてこった、そういう事か」

 

「何か分かったのか、リョータ」

 

「ああ、分かったというかもう手遅れというか…。さすがにこれはどうしたものか…」

 

「おーい、何言ってんだー?」

 

急に暗くなる

 

「ん?急に暗くなったぞ?」

 

「…いやあ、これは手遅れかもしれないな」

 

「ちょっとー、二人で納得せんどいてー。ダーオカ置いてけぼりなんですけどー」

 

「いいから地面ばかり見てないで、空でも見てみろ」

 

「空?UFOでもあんのか?」

 

一蔵は空を見上げる

 

「…な、何じゃありゃあああああああああああああああああああああああ!?」

 

一方、集落でもその存在は確認できてた

 

「な、なんだあれは…!や、山より大きいぞ…!」

 

「…こりゃ、マズイ事になったな。毘沙門天でも面を喰らうぞ」

 

そして、俺達がいる大神殿でも確認できた

 

「ノッブ、あれ…!?」

 

「何なんですかアレ…!?」

 

「アレが…、奴らの言ってた…!」

 

その存在は、超巨大な埴輪ノブの大軍だった

 

「わはははははははは!最高じゃないかね!見たまえ、あの滑稽な神体とやらを!」

 

「…あれが、まつろわぬ『凶つ神(まがつかみ)』と呼ばれる神体」

 

「にしても、あの形はどうにかならなかったんですかね?」

 

「あの男を依り代に集めた凶つ闇で構成しているからね、ある程度はあの男の意識を引き継ぐのだろうよ。だが、あの姿はいい!実にいいじゃないか!」

 

「…芹沢さん、あんなのが好みなんですか?」

 

「わはははははは!そういう意味ではないよ。だがね斎藤君、国が亡びる時なんてものは、―――とびきり()()()()()であるべきなのさ」

 

 

 

 

 

~住居内~

 

「あの巨大な埴輪が各地に…!?」

 

「ああ、侵攻自体はゆっくりだけど、どの埴輪も、各地の集落を破壊しつつこちらへ向かってきている」

 

「デカい埴輪なのは分かるが、あれは何なんだ?」

 

「あれは多分、その昔この地で果てた古き獣や、まつろわぬ者達の残滓を集めた怨念の塊。狗奴国はそういう良くないものを人に憑依させ『凶つ神』と称して操る呪術を使う国だったの。あんなに大きなのは初めて見るけど…」

 

「どうする?ボサッとしてたらここも終わる」

 

「龍太も言ってたが、ゆっくりとここに向けて侵攻してる。何か手を打たねえと…」

 

「私のブレイキングマンモスでできないの?」

 

「とはいえ、さすがに大きさと数がね…、確認されただけで七体の『凶つ神』とやらが出現している」

 

「片っ端から倒すのはどうだ?」

 

「ところがそうもいかないそうだ。例の神殿跡を調べたんだけど、あの神体達はこの邪馬台国の大地に古来から蓄積された怨念、いうなら魔力を元に動いているようだ。仮に倒したとしても、元を絶たないとまた再生してしまうかもしれない」

 

「元を絶つって言っても…」

 

「ねえ、リッカちゃんとノッブは?」

 

一海がふと思った事を聞く

 

「そう言えば、リッカの姿が見えませんね」

 

「戻ってくるまでは一緒だったんだがな…」

 

「リッカちゃん…」

 

 

 

 

 

========================================

 

 

 

 

 

「…」

 

「…ここに居られましたか、信里香殿」

 

「…またアンタなの」

 

「…」

 

「…何か用?私に構ってないで、皆の所に行ってよ」

 

「ほんの少しの間お話しできただけですが、魔王になった信里香殿の兄上、お話通り凄い方でしたな」

 

「…」

 

「その身にあれだけまつろわぬ者達の怨念を受けながらよくもあそこまで抵抗なされたものです」

 

「…だから何よ。お兄ちゃんはもういないの。全部終わりよ」

 

「だから俺はこっちって言ってんでしょうがァァァァァァァァァァァ!」

 

俺はリッカにドロップキックをする

 

「お…、お兄ちゃん…」

 

「俺なんかより魔王の俺が好みなのかこの面食いが!お兄ちゃん泣くぞ!絶交するぞ!」

 

「私は性格を重視するタイプだから面食いじゃないわよ!外見なんて後からでもどうとでもなるわよ!」

 

「ん゛ん゛っ!それはそれとして、魔王の俺がお前に言ったじゃねえか、『―――俺を頼んだ』って。アイツは、今のお前に託したんだろうな」

 

「魔王のお兄ちゃんが私に何を託したの…!私は足手まといなのよ!何もできないし、お兄ちゃんの邪魔にしかならない!だから…」

 

「それ以上は言うな、俺は今もアイツの声が聞こえる。『リッカ!お前が誰の妹か忘れんじゃねえ!お前は俺の妹だろうが!』ってな」

 

「魔王のお兄ちゃんの声なんて…、聞こえるわけないよ…」

 

「俺とハジメの神代魔法の一つに魂魄魔法がある、今はそれで魔王の俺の声を聞いてる。お前には魂魄魔法はないが、何となく聞こえる筈だ。お前は耳を塞いでるだけ」

 

「…魔王のお兄ちゃんが、私に」

 

「お前が俺を信じてるように、魔王の俺もお前を信じてるぞ。アイツはお前に、キーとベルトを渡しただろ?魔王の俺から託した証拠だ」

 

「嘘よ…、魔王のお兄ちゃんが私を…。―――信じてるわけないわ。けど…、私は魔王のお兄ちゃんをあんな目に遭わせた奴らを許さない。お兄ちゃん、力を貸して!」

 

「ああ、魔王の俺の仇をとろうか!」

 

「私はお兄ちゃんみたいにはできないけど、支えてみせる!兄妹は助け合うもんでしょ!さあ、行くよ!」

 

リッカ…、立派に成長したな…。お兄ちゃん嬉しいぞ!

 

 

 

 

 

~住居~

 

「ちょっとアンタ達!何ここでごちゃごちゃ言ってるのよ!こういう時はとにかく動くのよ!」

 

「どうした、急に仕切って」

 

「アンタ、アサシンよね?芹沢の居場所を探って!」

 

「おいちょっと、急すぎんだろが」

 

「うっさいわね!坂本龍太だっけ?さっさとコイツ連れて行きなさいよ。ライダーの足にアサシンの隠れ身を合わせれば早く見つかるわ」

 

「…こりゃ驚いた。その通りだね、こういう時はとにかく動かなきゃいけない。僕とした事が面倒な仕事ばかりしたせいで○○町に来た頃の気持ちを忘れてたよ。よし…、久しぶりにあちこち走り回るとしますか!」

 

「そういう事なら、さっさと行くぞカズクラ」

 

「…フッ。その依頼、この政府の暗殺者が承った」

 

龍太+お竜さんと一蔵は探るに出る

 

「影也!たしか民兵を訓練してたわよね、あれ、私に回して」

 

「ってーと、お前が民兵の指揮を?幾ら俺が練兵したとはいえ普通の人間だ。『凶つ神』とかの相手は務まらんぞ」

 

「アンタみたいな人外と一緒にしないでよ!私が指揮して避難民の誘導や、集落の外に砦や堀を作って、足止めの準備をするの」

 

「お、おう…。お前にできるのか…?」

 

「これでも行事の実行委員長やってるから、指揮はお手の物よ。それで影也に総一と…、一海だったわよね?」

 

「え、私?」

 

「他にいないでしょ!」

 

「アンタ達は影也と一緒に凶つ神だか何だかを叩き壊すわよ!いい?集落から近い奴を壊すのよ!」

 

「とは言っても、再生するんじゃないかって話もあるし根本的な解決には…」

 

「当たり前じゃない!私はお兄ちゃんみたいな事できるわけないでしょ!」

 

「はあ!?じゃあ何だってんだよ!?」

 

「ただの時間稼ぎよ!その間に魔王のお兄ちゃんを殺したアイツらを見つけて止める手立てを聞き出す!それがダメなら、やるかやられるか!凶つ神を全滅させるまで持久戦よ!」

 

「消耗戦を挑んで、敵を殺し尽くすって事か?ははははははははは!ホント、バカだなお前は!ノッブだったらこんな事しないだろうな!」

 

「今更何言ってるの、お兄ちゃんと同じ事できる人なんてこの世にいないわ!私は私ができる最善を尽くすのみよ!」

 

「…うつけの妹もうつけか。いいじゃねえか、やってやんよ。あんな土塊、片っ端から壊しゃあいい。再生するならしなくなるまで殺ってやるよ!」

 

「へえ、戦うツンデレ少女かと思ったけど意外とやるじゃん。お姉さん気に入った!」

 

「ノッブ!魔王のノッブの仇討ちも兼ねてド派手にやりましょう!」

 

「あとは…、そこら辺の集落から兵糧をかき集めて長期戦の備えを…」

 

 

 

 

 

========================================

 

 

 

 

 

そんでもって

 

「わしらどうなるんじゃろうな…」

 

「邪馬台国はもうおしまいよ…」

 

「うわーーーん!怖いよお!」

 

「皆落ち着いて!いい?私の言う通りにすれば助かるわ!とにかく今から私と一緒に周りの集落からここに米を集めるのよ!」

 

「…なんで、よそ者のお前の指図を受けなきゃならないんだ」

 

「そんな事より逃げるべきじゃねぇのか?」

 

「そうじゃ、あんな恐ろしいものに襲われたらひとたまりもない、逃げるべきじゃ!」

 

「そうよ、逃げましょう!」

 

「何言ってるの!逃げても行くアテなんてないでしょ!?ただでさえ、周りは凶つ神に囲まれてるし、食料のアテもないでしょ!」

 

「うるさい、黙れ!とにかくみんな逃げよう!」

 

「そうしましょう!さ、子供達も早く!」

 

聞く耳持ってねぇ!どないせらええねん!

 

「なんでよ…、どうすればいいの…?」

 

「―――皆の者、狼狽えてはなりません」

 

そこに、卑弥呼が来る

 

「あ、あれは…!」

 

「卑弥呼…」

 

「―――私は邪馬台国の女王『卑弥呼』」

 

「卑弥呼様、卑弥呼様じゃ!卑弥呼様、わしらはどうすれば…!」

 

「託宣が下りました、その者達こそは私が導きし、邪馬台国の救世主…。その者達の言う通りにしていれば、必ず邪馬台国は救われます」

 

「卑弥呼様…、卑弥呼様が仰るなら、間違いはない!なあ、皆の衆!」

 

「今ですぞ、信里香殿、合わせて合わせて!」

 

「うん!皆の者、女王のお言葉を聞いた?私達の言う通りにしていれば皆助かる!さあ、まずは米を集めるよ!できるだけ多く、ただし保管場所はいくつかに分ける事!それと会わせて集落の外で砦や堀を作るわよ!やり方は私が教えるから!」

 

「よし、やろう!動けるものは皆でかかるんだ!」

 

「さあ、皆の者、今こそ手を取り合い、邪馬台国をまつろわぬ者達から守るのです」

 

皆は一致団結になる

 

「すごーい!卑弥呼様すごーい!あ、そうだ…、卑弥呼様!これをどうぞ!」

 

集落の少女は卑弥呼に蛤を渡す

 

「これは…、蛤ではありませんか、しかもこんな大きな…!」

 

「うん!今朝取ってきたの、お昼に食べようと思ったけど卑弥呼様にあげる!アイツらをやっつけてください、卑弥呼様!」

 

「こらっ!卑弥呼様にこのようなものを…!」

 

「ありがとうございます、とてもうれしいですよ。これさえあれば卑弥呼様、無敵ですので!」

 

「俺達も負けられねぇ!行くぞお前ら!」

 

「「「「「「卑弥呼様ー!卑弥呼様ー!卑弥呼様ー!」」」」」」

 

「…卑弥呼って、伊達に女王やってるわけじゃないんだね」

 

「凄いよな…、集落の人を纏めやがったぞ…」

 

「ああ見えて、姉上の声には人を安心させる不思議な力がありますからな」

 

「ふぅ…、あたしの威厳もまだ衰えてないわね」

 

「さっきのお前は神のような感じだった。毘沙門天の化身の子孫の俺が言うんだから間違いねえよ」

 

「へへー、ありがと。この服、久々に着たから、ちょーっと地震なかったのよね。リッカちゃんがうまく合わせてくれて助かったわ」

 

「集落はリッカさんに任せて、僕達は行きましょう!」

 

「よーし!よく考えるとまるで事態は好転してないけどやる気だけはもりもり湧いてきた!こんなに大きな蛤貰ったらやるっきゃないでしょ!皆!頑張って凶つ神を滅茶苦茶叩き壊そう!」

 

「よし、行くぞノッブ!」

 

「とりま、私も!」

 

RAMPAGE BULLET!

BREAK HORN!

STRONG!

PRESS!

EVERYBODY JUNP!

JAPANESE WOLF!

 

ZETHUMETHU EVOLUTION!

ALL RISE!

 

各ベルトに、キーをセットする

 

「「「「「変身!」」」」

 

「「実装!」」

 

FULL SHOTRISE!

PERFECT RISE!

RAIDE RISE!

FORCE RISE...!

 

GATLING ROUND! RAMPAGE GATLING!! MAMMOTH! CHEETAH! HORNET! TIGER! POLARBEAR! SCORPION! SHARK! KONG! FALCON! WOLF!

WHEN THE FIVE HORNS CROSS, THE GORLDEN SOLDIER THOUSER IS BORN.

JAPANESE WOLF! METALCLUSTER HOPPER! BREAK DOWN...!

 

BREAKING MAMMOTH! AMAZING HERCULES!

 

ハジメはランペイジバルカン、俺はサウザー、リッカは亡、おき太はメタル001に変身し、一海はブレイキングマンモスレイダー、影也はアメイジングヘラクレスレイダーに実装する。ここが正念場だ!



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61:01ライダース、集結

~凶つ神撃退中:屯所~

 

「…局長、想定より凶つ神の進行が遅れております」

 

芹沢は酒を飲む

 

「ほう…、どういうわけだ?」

 

「どうやら彼らがしぶとく抵抗を続けているようです」

 

「はっはっは!諦めの悪い奴らだ。たとえ一時凶つ神どもを破壊したとしても、すぐに再生する事を知らんらしいな。好きにやらせておきたまえ、必死で足掻いた挙句、全てが潰える絶望を彼らにも味わわせてやろうじゃないか。かつての新選組のようにね。…なあ、山南君?」

 

「…芹沢さん、その話はやめていただきたい」

 

「癪に障ったかね?ははは、親切者の山南君らしくもない」

 

「…」

 

「ところで斎藤君の姿が見えないようだが、どうしたのかね?」

 

「万が一の事もあるかと、彼らの様子を探らせています」

 

「やれやれ、心配性な事だな。まあいい、おい、酒を持ってこい」

 

「はっ、承知いたしました」

 

「…」

 

 

 

 

 

~邪馬台国の近く~

 

「必殺!卑弥呼パーンチ!」

 

卑弥呼が凶つ神を破壊する

 

「はぁ…、はぁ…、これで何体目ですかね」

 

「途中で数えるのやめちゃった」

 

「はぁ…、喉乾いた。酒ない?」

 

別の凶つ神が再生する

 

「お前ら…。チッ、凶つ神が再生しやがった…!」

 

「おわんねぇ…」

 

「行きましょう…!後ろではリッカちゃんや皆が頑張ってる。少しでも時間を稼がないと…!」

 

「総一君、次行くよ!へばってる場合じゃないよ!」

 

「はぁはぁ…、だ、誰か、へばってるってんですか…」

 

 

 

 

 

~邪馬台国~

 

集落内でも、凶つ神を食い止めてた

 

「皆、頑張って!卑弥呼様が見てるわよ!」

 

「いやはや、にしても皆様さすがでございますな。あの人数で凶つ神達を食い止めておられる」

 

「…ダメね、戦力が足りなさすぎる。いくらアイツらが無茶苦茶な力を持ってても、それは個の力。戦いを制するのは数なのよ。このままじゃこっちが負けるわ」

 

「…」

 

「あの三人はまだ敵の本拠地が掴めてないみたいだし…。ああもう!どうすれば…!」

 

「う、うわあああああああ!?森からあの化け物が!」

 

「何ですって!?やっぱ私には無理だったの?」

 

「信里香殿、とにかく民の避難を!」

 

そこに誰かが現れる

 

「あれは…、邪神?まあよい、覚悟するのじゃ」

 

DODO!

 

「変身!」

 

FORCE RISE...! BREAK DOWN...!

 

声の正体は雷に変身したティオだった

 

「妾の雷で、消えるがよい!」

 

ZETSUMETSU DYSTOPIA!

 

ゼツメツディストピアで凶つ神を倒す

 

「お主はノッブの妹の…、リッカじゃな」

 

「ティオさん!?」

 

他の所でも凶つ神を倒す人がいた

 

SPLASHING STORMING BOLIDE!

 

「やああああああ!」

 

「はあ!」

 

そう、ユエ達と同行する事になったミュウとレミアだ

 

 

 

 

 

~ノッブ達がいるとこ~

 

「やあああああああああああ!」

 

RISING DYSTOPIA!

 

「―――三歩、絶刀!」

 

AMAZING BOLIDE!

 

「にゃーーーーーーーー!」

 

倒すも倒すも、キリがなかった。ちくしょう!

 

「次来るぞ!アイツらはもう限界だ…!」

 

「こうなったらやれるとこまでやるぞ!」

 

「―――あっ!?唐突に何かいい予感!」

 

「…ぜぇぜぇ、何か言いました?」

 

「―――遥か無穹の彼方より疾風と共に来る、人の祈りを束ねし者よ」

 

疾風?まさか…!

 

ROCKING SPARK!

 

ロッキングスパークの高速移動で凶つ神を倒す

 

「何か凄いはやーい!?」

 

「やっほー誠司君、久しぶり。君も来てたんだね」

 

「何やら黒い靄阻まれて入るに入れなかったんだが、ちょっと前に晴れたから他の皆と手分けして捜してたんだ」

 

「猫の手も借りたいところだったんで正直助かるぜ!」

 

「ノッブ、これなら!」

 

「ああ!他の奴らも来てるのか?」

 

そんで―――

 

「あらら、こりゃ旗色が怪しくなってきたんじゃないの?」

 

「…壬生狼、とうとう尻尾を掴んだぞ」

 

一蔵は敵の居場所を掴んだ



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62:僕という子孫との決着

~邪馬台国~

 

やっとの事で一息つけることができる

 

「はぁ~、疲れた~…」

 

「やっと一息つけるよ…」

 

「戦力的にはなんとか拮抗ところまできてるわ。けど、このままだと消耗戦よ」

 

「今は誠司達のお陰で一息つけますが、状況自体は変わってませんからね」

 

「一時押し返しても、時間稼ぎにしかならないしな…」

 

「けど、根本的な解決策はまだ…」

 

「そうですな、とはいえ我々には持久戦を行う事すか…」

 

そこに龍太が来る

 

「それが何とかなるかもしれないよ」

 

「龍太、って事は…」

 

「ちょっと時間がかかったが、見つけたぞ。壬生狼の本拠地をな」

 

「本拠地ですか!?やるじゃないですかダーオカ!」

 

「えらーい!さっすがダーオカ君!やるじゃないの、このこの!」

 

「斎藤が探りに来たところを見つけて、後を追っただけだ」

 

「これでもしかしたらという所までは来たんじゃないかな?」

 

「そうね、あとはこの状況を打開する方法を持ってるかどうかを祈るだけね」

 

「彼らもこの状況がずっと続いたら、いずれは困るわけだしね。少なくともあの凶つ神を止める方法ぐらいは押さえてると思うよ」

 

「では、連中の本拠を攻めるという事ですな」

 

「時間が経てば経つほどこっちが不利になるわ。すぐに出かけましょ!けど、凶つ神を抑える必要もあるから、何人かは撃退を続けて」

 

影也は酒を飲む

 

「ふはぁ…、うまい…。あ、俺は撃退を続けるぞ」

 

「僕とお竜さんもそっちに回るよ、僕らはまだ戦ってないし、消耗してないからね」

 

「お竜さんもこの国にいるとなんか調子がいいから期待してていいぞ」

 

「じゃ、一蔵さん、皆の案内と護衛、よろしく頼むよ」

 

「了承」

 

「よし!じゃあ、残りはあたしとノッブ君達と一緒に敵の本拠地にドーン!って感じね!」

 

「私もそれでいいよ。総一君、彼らの始末は私達でつけるよ」

 

「分かってますよ、一海さん」

 

「じゃあ「私も行くわ」リッカ?」

 

「魔王のお兄ちゃんを殺した奴らは…、私が仇を取る!」

 

「…信里香殿」

 

「凶つ神は任せたぞ」

 

「行くぞ、ノッブ!」

 

 

 

 

 

========================================

 

 

 

 

 

「…準備は良い?総一君」

 

おき太は新選組の衣装を着る

 

「…分かってます。一海さん」

 

「おき太…」

 

「…行きましょう、ノッブ」

 

 

 

 

 

~森の中&おき太サイド~

 

「アイツらの本拠地はここを抜けた先だ」

 

「随分奥に行くのね…」

 

「この先か、よし、乗り込むよ…」

 

斎藤さんがが行く手を阻む

 

「待ってましたよ、一海ちゃん…」

 

「ア、アンタ…!それにその恰好…!」

 

斎藤さん…

 

「どうした、一人で来て。周りに兵でもいんのか?」

 

「―――芹沢はこの先です。手勢は大分残ってますが、雑兵ばかりですんで、あんたらなら、まあ問題ないでしょ」

 

「どういう事だ」

 

「斎藤君、もしかして…」

 

「…皆、行くよ」

 

「は?」

 

「一海、知ってたのか?」

 

「何となくわかる、斎藤君は裏切る事は()()にないよ」

 

「そいつはどうも、我ながら副長の子孫の信頼も厚い事で…。嬉しいんだか、面倒なんだか分かりませんけどね。ま、こういう仕事は僕にしかできないでしょ。うちの連中は、頭ん中、剣の事しか考えてない奴ばっかりでしたし」

 

「じゃ、じゃあ…!」

 

「そんなわけで、皆さっさと行っちゃってね。もたもたしてるとバレちゃうから」

 

「…斎藤さん」

 

「おっと、総一君…、いや、総一、―――お前はダメだ」

 

「それは何故ですか?」

 

「一海ちゃん、アンタらを通すのは構わねぇ、だが総一はダメだ、通さねぇ。いいな、それがここを通す条件だ」

 

「…分かったよ、行くよノッブ」

 

「勝手に話を進めるな、どういう事だ」

 

「…行ってください、ノッブ。斎藤さんは僕に用がありますから」

 

「死ぬなよ、おき太」

 

ノッブはすれ違い様に僕に呟く

 

「絶対に死にませんよ、僕は」

 

「それじゃあ行くね。大丈夫…、―――()()とも待ってるから!」

 

ノッブ達は本拠地へ行く

 

「いや、何が大丈夫?待ってるって何を…、はぁ…、なんか調子狂うんだわ、あの女王様は…」

 

雨が降る

 

「ちっ、降り出しやがったか…。さて総一、このまま引き返すんならそれで終わりだ。―――どうするよ?」

 

「―――いえ、押し通ります」

 

「だよなぁ…。結局、総一君てば、沖田ちゃんと同じくゴリ押しなのよな、剣も何も」

 

「一応、聞きます。何で僕だけを通さないんですか?」

 

「理由?そうだな、サーヴァントってな、大なり小なり己の望みがあるわけじゃないの。僕の場合は沖田ちゃんと、白黒つけるって事がそれなわけよ。新選組で一番の剣の使い手が沖田ちゃんとかいうの、どうかと思ってたわけ」

 

「僕の祖先は一度も剣を交えてくれなかったみたいですけど、どういう風の吹き回しですか?」

 

「いやいや、そりゃそうでしょ。だって俺が本気でやったら、―――お前、死んじまうから」

 

斎藤さんは刀を振り、僕はそれを防ぐ

 

「それは―――、どうですかね!」

 

僕と斎藤さんの一対一の戦いが始まる

 

 

 

 

 

~ノッブサイド~

 

俺達は本拠地へ走る

 

「コイツらいつの間に…、局長に知らせ…」

 

隊士は斬られる

 

「おせぇぞ!」

 

「邪魔な敵はどんどん斬って!」

 

「一海ちゃん、ずんずん進みすぎなんだけど!リッカちゃんに弟君、ついて来てる?」

 

「もう!何で私が亀を運ばなくちゃいけないのよ!マリオじゃないってのに!」

 

亡に変身してるリッカが愚痴る

 

「申し訳ありませんな信里香殿、あ、転がしても構いませんので」

 

「なら、顔と手足を引っ込めなさい!蹴るわ!」

 

マリオかよオイ

 

 

 

 

 

========================================

 

 

 

 

 

「…これはどういう事かな、山南君?」

 

「どういう事か、とは?」

 

「まあ、斎藤君は本気で私に従っているとは思っていなかったからね。だが、君の事は同士だと思っていたのだよ?」

 

「芹沢局長、もしや私は疑われているのですか」

 

「他にどう聞こえてんだ、山南よぉ!近藤に腹切らされたお前が、まさか俺を裏切るってのか、ええ!」

 

「此度、私は芹沢局長、貴方に賭けたのです。ええ、文字通り地獄の果てまでご一緒するつもりです。裏切りを勘繰られるなど、まことに心外です」

 

「…。いやぁ、すまないね。つまらん連中が騒いでるせいで、つい言葉を荒げてしまった。近藤に腹を切らされた君が私を裏切る訳はないそうだろうとも、なにせ私達は奴らの新選組に殺された同志なのだからね」

 

足音が大きくなる

 

「―――来たか」

 

 

 

 

 

~おき太サイド~

 

僕と斎藤さんの戦いは続く

 

「これで、―――終わりです!」

 

「―――ふざけんじゃ、ねぇっ!」

 

そして、決着が着く

 

「やれやれ、やんなっちゃうぜ…。だからコイツとの剣とはやり合いたくなかったんだよ。一ちゃんの無敵の剣ってのは、強い奴とは戦わないって意味なんだよなぁ…」

 

「そういう事ですか…」

 

「あん…、何がだ?」

 

「僕と山南さんを会わせたくなかったんですよね?」

 

「…」

 

「山南さんを殺したのは僕の祖先です。子孫の僕の手を汚したくなかったじゃないですか?」

 

互いに黙る、そして口を開いたのは斎藤さんだった

 

「…んなわけねぇだろ。俺はただ、てめぇの祖先が新選組最強打の猛者の剣だの言われるのが気に入らなかっただけだ。―――ただ、それだけだ」

 

「そうですか…。斎藤さんはそんな感じでしたか。ヘラヘラ新選組ですね」

 

「なあ、総一君よ…」

 

「何ですか?」

 

「…お前ってそんないい目してたっけか?」

 

「それは僕には分かりません」

 

「そうかい…、そうかもな…。…さぁ、もう行きな」

 

「はい」

 

僕は斎藤さんに近づく

 

「なんだよ、まだ何かあるのか?」

 

「…斎藤さんの自由の剣、強かったです。―――今まで戦ってきた、誰よりもずっと」

 

その言葉を残してノッブの後を追う

 

「…だから総一君よぉ、負けてんだから意味ないでしょ、それ」



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63:氷の刃

亡のオリジナルフォーム(?)が出ます


~屯所~

 

「ここが連中の本丸だ」

 

「…芹沢さん!」

 

一海が叫ぶと、芹沢が出てくる

 

「おや、今日は闇討ちではないのだね、土方君?」

 

「…」

 

「闇討ち、得意だろう?君達は。特に仲間を殺すのがね」

 

「御託はいい、落とし前はつけてもらうよ」

 

「観念なさい、これでお終いよ!」

 

「お終いだと?お終いなのは君達だよ。無様に足掻かなければもう少し楽に死ねたものを」

 

芹沢から凶つ闇が出る

 

「あれは…、凶つ闇…、いいえ、狗奴国の…!」

 

「ナゼだ、何故ヒミコ…!なぜキサマがここにイル!ワレら狗奴国の民を滅ぼせし、憎しやヒミコ!厄災の巫女よ…!呪われよ、奪われよ…!」

 

「黙れ…、私が喋っているんだ。亡霊風情がいい気になるんじゃない」

 

凶つ闇は消える

 

「ああ、すまないね。恨みがましい奴でな、目を離すとすぐこれだ」

 

「…貴方は何故、ソイツに力を貸すの?」

 

「貸す?笑わせんでくれたまえ、これは私が従えているにすぎん」

 

「それは貴方がそう思っているだけ、人の想念はそんなに簡単なモノじゃないのよ」

 

「これは女王卑弥呼直々のお言葉、痛み入る。いやこの場合は託宣かな?」

 

「その言葉で今までどれだけの民を欺いてきたのかね?大体、私はこの程度の輩に飲み込まれるほど柔な人間ではないよ。さあ、お喋りは終わりだ」

 

隊士が現れる

 

「ひゃっ!コイツどこから!?」

 

「やるぞ、ノッブ」

 

「ああ、言い忘れたが彼らは元は邪馬台国の民だよ。女王卑弥呼、君の大切な民だ。嫌がる彼らを凶つ闇で冒し変質させた、まあ生ける屍のようなものだ。どうかね?より一層、戦いやすくなっただろう?」

 

「…最悪だね、芹沢さん」

 

「はははははは!君にだけは言われたくないものだ!そうそう、お仲間にも歓迎してもらおうじゃないか。さあ山南君、始末したまえ。君と同じ新選組の副長の子孫をね」

 

「…」

 

「山南君…、あなた本気で…」

 

「新選組…、抜刀…。捕縛は無用だ、皆悉く斬り捨てよ」

 

「来るよ!とにかく斬って!」

 

「俺が土佐の岡田一蔵だ!死にたい奴から来やがれ!」

 

「ごめん…、皆!恨むならあたし、女王卑弥呼を恨んで頂戴!」

 

 

 

 

 

========================================

 

 

 

 

 

「たああああああ!」

 

「死に晒せええええええええええ!」

 

隊士を倒す

 

「これで全部だ」

 

「これで終わりだよ、残念だったね芹沢」

 

「残念…?ああ、実に残念だよ…。我が新選組の隊士諸君、悔しかろう、恨めしかろう。凶つ闇に冒され、殺し合いされられ、ましてや君達の信奉してやまない女王まで君達の敵に回ってしまった。無念だろうねぇ、実に無念だろう…」

 

何か猛烈にヤな予感が…!

 

「貴方、何を言って…」

 

「いや、なに、仲間を殺すこともいとわない残酷な君達に感謝しているよ。―――よい生贄ができた」

 

「う、うあああ…、うあああああああ!!!」

 

隊士を生贄にする

 

「な、何をして…!」

 

「まさか…、彼らを生贄に…!?」

 

「ふははははははは!我が身に宿る狗奴国の秘術!それこそが人の怨念を力に変える獣の呪法!より悲嘆を、より妄執を、より復讐を望む人の想念を集め操る力!」

 

「俺達にコイツらを倒させ、更なる怨念を集めるってわけか」

 

「芹沢さん、やっぱ最低だよ。反吐が出る。山南さん、これがあなたが選んだ局長だよ。これでいいの?」

 

「…」

 

「ふはははははははは!さあ、これが君達のお陰で生まれた、古きまつろわぬ民の国、狗奴国に伝わる化け物、―――『狗神』だ!実に滑稽で醜悪極まる、素晴らしい姿だろう!」

 

狗神が生まれる

 

「ウァアア…、ウォアアアアアア…!」

 

「なんて事を…、みんな泣いてる…。苦しくて辛くて悲しくて…、ごめん、ごめんね…!あたしが、あたしがもっと…!」

 

「ノッブ!あの狗神、すげぇ魔力を放ってるぞ!相対してるだけで圧し潰されそうだ…!」

 

「ヤベェ…!」

 

「―――さあ、お別れだ。できるだけ滑稽に、惨めたらしく死んでくれたまえ!」

 

 

 

 

 

========================================

 

 

 

 

 

俺達は狗神相手に苦戦する

 

「くっ…!」

 

「ああクソ!キリがねえ!」

 

「後から後から凶つ闇が湧き上がって…!」

 

「なんていう昏い想念の渦なの…、さっきの人達だけじゃない…、一体どれだけの人の想念を集めたっていうの…」

 

「それはそうだろう、女王卑弥呼が滅ぼした狗奴国。その全てのまつろわぬ者達の怨念が、蓄積した化け物だからね。まあ、自業自得という奴よ。さあ、もういいだろう、この国に女王などもう必要ない。―――邪馬台国は消滅するのだから。ふははははははははは!」

 

突然、芹沢は斬られる

 

「…おい貴様、何をしている?」

 

「芹沢局長…!」

 

「とりあえず、アンタに一矢報いたわよ…!」

 

「おいおい…、痛ぇだろうが、小娘がぁっ!」

 

リッカは殴られ、吹っ飛んだ勢いで俺の元へ戻る

 

「リッカ!」

 

「これくらい大丈夫よ。ライダーに変身した影響か、あれくらいどって事ないわ。にしても、ニホンオオカミノツメで心臓ごと切り裂いたのに、まだ生きてるなんて…」

 

「ゴミがぁ…、土方、てめぇの差し金か…。こんな小娘に暗殺仕事か?鬼の副長の子孫も焼きがまわったなぁ、おい!」

 

「ギャーギャーギャーギャーうっさいわね、発情期なの?アンタ。そんなんじゃないわ。私は一発シバかないと気が済まないのよ、魔王のお兄ちゃんを利用したアンタにね!」

 

「魔王のお兄ちゃんだぁ…?ああ、あの間抜けな生贄の男の事か?」

 

「…そうね、お兄ちゃんはいつもボケてはハジメさんにシバかれるくらい間抜けよ。でも、その光景が楽しいのよ。アンタには分かんないだろうけどね!」

 

「そうかよ、じゃあその魔王のお兄ちゃんと一緒の所に送ってやらぁっ!」

 

芹沢はリッカに斬りかかるが、亀が庇う

 

「…おいおい、何の冗談だ、これは?滑稽なのは構わんが訳の分からん事は御免だぞ」

 

「な、なんで…」

 

「ははは…、いや、亀だけに甲羅で防げるかと思いましたが、そうもいきませんでしたなぁ」

 

「…弟君!」

 

「嘘だろ…、リッカを庇って…!」

 

「なんでよ…、なんでアンタが私の身代わりに…」

 

「さあ、なんででしょうなぁ…」

 

「やっぱ…、私が…」

 

「死ねばよかったなどと言ってはいけません。ノッブ殿はその為に後事を託したのではありませんぞ」

 

「けど…、私にはお兄ちゃんの仇を取る事しか…」

 

「ははは、信里香殿が言ったではありませんか、―――兄妹とは助け合うと」

 

「弟君…」

 

「兄妹、私とお兄ちゃんが助け合う…」

 

「そして私もお助けしましょう、信里香殿。私のこのささやかな霊基を信里香殿、貴女に託します」

 

亀は自身の霊基を出す

 

「姉上…、姉上こそは邪馬台国の女王『卑弥呼』。私のした事は間違ったかもしれませんが、それでもやはり、私はそうしてよかった」

 

「はい…、分かってます…。私の為にその名…人の形すら捨てて、ずっと私を支えてくれた、大事な弟よ」

 

「…さあ、共に参りましょう、信里香殿。大切な人を助ける者同士…」

 

「ええ…!」

 

リッカはその霊基を受け取ると、キーとベルトが変化する。腰にベルトを装着する

 

BREAD RISER!

COCYTUS FANG!

 

キーを起動してブレードライザーにセットする

 

FREEZE RISE!

 

「変身!」

 

BREAD RISE! BLIZZARD WOLF! THE ICE CLAWS CUT THROUGH EVERYTHUNG(その氷の爪は全てを切り裂く)

 

リッカは(仮面じゃないけど)仮面ライダー亡ブリザードウルフに変身する、すげぇ…

 

「かっけぇ…」

 

「それな…」

 

「…ごちゃごちゃうるせぇんだよ!嗤えもしねぇ茶番を俺の前でするんじゃねぇ!」

 

芹沢はリッカを殴るがダメージは無かった

 

「…これくらい、痛くも痒くもないわ」

 

「何っ!?」

 

「アンタね、さっきから小物臭い喋りだけど、それが素なのよね?」

 

「なんだと…?」

 

「そういうのを、化けの皮が剥がれるって言うの。アンタが国を壊す?アンタみたいな小物ができるわけないっしょ。国を壊し、国を興す…。そんな事ができるのは概念魔法を自在に使えるお兄ちゃんだけよ」

 

「お前、概念魔法を自在に使えるのか!?」

 

「使えるけど機会がないんじゃあ!」

 

「…らぁっ!」

 

再び殴りかかってくるが、いとも簡単に避けられる

 

「イライラさせてくれんじゃねぇか、小娘の癖に。で、その兄がいねぇんじゃてめぇはただの小娘だ。クソの役にも立たねぇゴミカスだろうが!」

 

俺いるから!生きてるから!

 

「…そうね、私はお兄ちゃんみたいにはなれない。けどそんな私でもお兄ちゃんを助ける事ができるの。―――それは今でもわかる」

 

リッカの周りにダイヤモンドダストが降る

 

「…これって?」

 

「リッカの周りに雪…、いや、ダイヤモンドダストが降ってるぞ!」

 

「私は人の道行きを啓く者…、さあ、道を空けなさい!人王『織田信彦』の道を!」

 

今ならいける!俺は魔王形態(DBでいうSSJゴッドみたいな感じかな)に変身する

 

「まさか、お前がここまでの力を持ってるとはな。見直したぞ」

 

「…さあ、御前に道は開かれました、我が最愛なる人王よ」

 

「その姿は、あの男の力か…、凶つ闇に食いつくされたはずのアイツの力を何故てめぇが使える!」

 

「魂魄魔法でアイツの魂を取り込んだ、末路は違えど結局は俺。馴染む!実に馴染む!最高に『ハイ』ってやつだあああああああ!!」

 

「ごちゃごちゃとうるせぇんだよ、バカが!何をしようとこの狗神に勝てる道理はねぇ!」

 

「ウァアア…、ウォアアアアアア…!アァアアアアアアアア…!」

 

「へぇ、神ねぇ…?古いまつろわぬ神達の残り物を纏ってるんだな?」

 

「その通りだ、貴様ら如きクズ共が束になっても敵わねぇんだよ、ボケが!」

 

「はぁ~?お前何言ってんだ?俺はな、神を殺せるんだよ!俺の前に現れたのが運の尽きだ!」

 

狗神の周りが凍り付く

 

「ウォ…、ウォオオオオアアア…!?」

 

「狗神が…、苦しんでる…?」

 

「バ、バカな…、いったい貴様は…!」

 

「俺の自慢の妹だ、だよな?」

 

「ええ、こちらにおわすお方こそ、神仏衆生が敵にして、偉大なる我が兄、―――第六天魔王の子孫『織田信彦』なるぞ!」

 

「第六天魔王の…、子孫だと…!ふざけた事を抜かすんじゃねぇ!狗神!何をしている!貴様は古きまつろわぬ神、古き獣だろうが!さっさとこいつらを殺しつくせ!!」

 

「ウァアア…、ウォアアアアアア…!」

 

「よし、これならいける!お前ら!」

 

「一蔵君、動ける?」

 

「一息つけたからな、行けるぜ」

 

「みんな、行きましょう!―――これで、終わらせる!」



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64:戦いの終わり

「ウォオオオオオ…、あああ…」

 

やっとのこさで狗神を倒す

 

「よし、狗神を倒したぞ!」

 

「よくやったぞ、リッカ。お前は俺の自慢の妹だ」

 

俺はリッカの頭を撫でる

 

「べ、別にそうでもないわよ…」

 

「んじゃ、後は芹沢さんだね」

 

「何の冗談だこりゃあ…、おい、なんだこりゃあ!面白くねぇ!つまらねぇ!くだらねぇ!なんなんだてめぇらは!」

 

「おーおー、随分狼狽えるねぇ。新選組の局長の癖にwww」

 

「ああん、人斬り風情の犬コロが、国士である俺にふざけた口を利くんじゃねぇぞ!」

 

一蔵、スゲェニヤニヤしてるぞ…。(小物乙www)なーんて、思ってるんだろうな

 

「…芹沢局長、いや、芹沢さん。もうやめましょう、我々の負けだ…」

 

「なにぃ?なんだと山南、もういっぺん言ってみろや!」

 

「…こんなやり方では、やはり国は救えないんです。近藤さんも間違っていたのかもしれないが、私達もやはり間違っていたんです。いや、間違いとかそういう事ではない。私達には…、彼らのように『助け合う事』が足りていなかった」

 

「山南君…」

 

「何を言い出すかと思えば…、助け合うだぁ?だからてめぇらはダメなんだよ!徹頭徹尾、友達ごっこの田舎侍の集まりだ!その様で新選組とは笑わせる!」

 

「…そうです、だから新選組は終わってしまった。私が、私の勇気の無さが終わらせてしまった。あの時、私は近藤さんに歯向かうべきだったんだ。仲間を殺して私達はどこへ行くのかと…!」

 

「山南ぃ!なぜ分からん!悪逆の限りを尽くし、人の悪性を極め、あらゆる枷を破壊し尽くした先、その先にこそ、新たな万民の為の(まつりごと)があるのだ!それこそが、俺の作ろうとした新選組!尽忠報国の志を持った国士!近藤のような甘ったれた理想論では国は救えんのだ!何故、それが分からん!」

 

「…もういいんです、芹沢さん。私は貴方を斬る事も止めるべきだった」

 

「そうか…、分かった…」

 

「…芹沢さん」

 

芹沢は山南を斬る。だと思ったよ!

 

「助け合うか…、確かによくよく考えりゃ、いい言葉じゃねえか。助けてもらおうじゃねぇか!この芹沢鴨を!山南!てめぇの血でなあっ!」

 

ディオかお前

 

「ぐぅっ…!」

 

「芹沢さん…、あなた…!」

 

「いいんだ、一海君…。私は近藤さんを信じてついて行ったはずなのに、近藤さんを信じ切れなかった。芹沢さんについて行けば違う新選組の未来があったじゃないかと。でもその芹沢さんも信じてついていけなかった。そう、私は親切者の山南なんかじゃない。ただの臆病者だったんだ…」

 

「…さぁ、この血を喰らえ!構わねぇ!足りねぇってんなら、俺の血を持っていけ!どんな代償を払おうが、負けるよりかはいい!負けるよりかはなぁっ!」

 

芹沢の側に何かが見える

 

「憎し…!憎しや、邪馬台国…!ワレら狗奴国のまつろわぬ民の怨念を知れ…!」

 

「あれは何だ…!?」

 

「そうだったのですね…、貴方がその者に力を…」

 

「そうだ…、俺は…!」

 

「ワレは…、まつろわぬ民…、邪馬台国に滅ぼされし、狗奴国の王…!―――『クコチヒコ』!」

 

クコチヒコ…?

 

「くっ…、この力は…!」

 

「かの者はかつて狗奴国に仕えた呪術師、その手で狗奴国の王を殺め、自らを王と称し、邪馬台国までも奪わんとした男」

 

「うはははははは!すげぇぞコイツは!地の底から力がどんどん湧いてきやがる!」

 

「この者を喰らい…、キサマらを喰らい…、邪馬台国を…、全てを喰らってくれる…!」

 

「待ちなさい!そんな事をしたら…!」

 

「おう!俺の身体だろうが何だろうが構わねぇ!喰え喰え!喰らいつくせ!うははははははははは!」

 

「ワレの常闇に全てを呑まれるがいい…!」

 

「ノッブ君!」

 

俺達は闇に呑まれる。ここはどこだ…?

 

「ここはワレらまつろわ者達が棲まう常闇の洞…。この洞にてあらゆる言の葉は響かず、あらゆる光も行く事はない。この洞に囚われし者達は、互いに触れ合う事すらできぬ…。ワレらはこの地の底の洞で神代の彼方より、幾限りなく人の怨念を重ね、育んで来た。この常闇の中ではキサマの力を使う事は叶わぬわ…」

 

俺は空間魔法を使う。やっぱ無理だな

 

「フラグ乙!」

 

「無駄な事だ、この常闇の洞ではキサマの声は響かぬ。キサマら子孫共を一人一人喰い殺し…、最後にキサマの絶望を喰らおうではないか…」

 

そこに、青い光が灯す

 

「…?…なんだそれは?…光?光だと?馬鹿な…、この常闇の洞で光などと…!?」

 

「あれは俺が邪馬台国に来た時の…!」

 

闇が払われ、その正体が現れる

 

「…お待ちしていました、未来の君。ようやくお会いできましたね」

 

「あの時の声はお前だったのか、卑弥呼」

 

「はい、私の鏡は星辰を象り、久遠の彼方を映す鏡。あらゆる人の道行き、星々の彼方を映し、遥か未来を見通し、繋ぎ、引き寄せる合わせ鏡。私はかつて死を前にしてこの邪馬台国の苦難を予見し、ずっとここでこの国を救う方をお待ちしていたのです」

 

魔王の俺がここにいた理由もそれか

 

「ヒミコ…!?ヒミコだと…!ば、馬鹿な…、キサマはあの時ワレが呪い殺したはず!」

 

「ええ、長く邪馬台国を治めた私は力を失い、やがてクコチヒコ、貴方の凶つ闇に飲み込まれました。そして私には見えていました。後を託した壱与もいずれは貴方に飲み込まれる定めという事を。それならば、私の鏡で遠い未来からこの国を救う方を喚び寄せんとずっと待っていたのです」

 

「ではワレがあの時、呪い殺したキサマはずっとワレの常闇に潜み、時を窺っていたのか!?馬鹿な…!?この常闇の洞でたった一人、いつ来るかも分からぬこの者を、待ち続けていたというのか!?」

 

「いいえ、一人ではありませんでした。名も形もなくなってしまった弟がずっと私と共に在ってくれたのです」

 

亀の事か…

 

「そ、そんな…、ではキサマはまだ生身の時に既に己が英霊となるのを知り、人の身のままここに潜み、遥か時の彼方の座より、己の写し身である英霊としての己を喚び寄せたというのか!?馬鹿な…、そのような事が…、―――あり得ぬ!為し得ぬ!あり得ぬ!」

 

俺もびっくりだよ

 

「さあ、今こそ私の力を、もう一人の私に…、遥か彼方の座において英霊として在る私と一つに!」

 

英霊の卑弥呼が現れる

 

「ノッブ君!どこなのノッブ君!…って、誰?えっ!?あたし!?」

 

「ええ、よく来てくれましたね。遥か彼方の私。ずっと待っていましたよ」

 

「いやいやいや、あたし、弟はいたけど、そっくりの妹なんかいなかったんだけど!?」

 

「私ながら、これでよく英霊になれましたね。さあ、とにかく私の手をお取りなさい」

 

「は、はあ…」

 

「さあ、今こそ邪馬台国の女王、光の巫女にして、常世の裁定者『卑弥呼』が皆を照らすのです」

 

「…ああ、そうか、そうだったわ。…あたし、いえ私は、―――ずっとこの時の為に!」

 

英霊の卑弥呼は生身の卑弥呼の手を取ると、仲間が見えるようになる

 

「ノッブ!よかった、急に闇に包まれたら何も見えなくなっちまって」

 

「お兄ちゃん!今までどこにいたの!?」

 

リッカは俺に抱き着く

 

「離れろ」

 

「ああもう、何だよこの暗闇…。…って急に何じゃい…!」

 

「…ねえ、これ何なの?」

 

「お待ちしていました、未来の君を助く方々。私は邪馬台国の女王『卑弥呼』」

 

「様子がガラリと変わってるけど何なの?」

 

「卑弥呼の光から途方もない魔力を感じる…」

 

「あれが、卑弥呼の本来の姿だ」

 

「馬鹿な…、光、光だと!?この常闇の洞に光が照らすだと…!有り得ぬ!有り得ぬ!そんな事はあり得ぬのだ!ワレらは光届かぬ常闇のまつろわぬ民!光など届いてはならぬのだ…!」

 

「いいえ、クコチヒコ。貴方にも光は届きます。ただ自らその目を閉じているだけなのです。光とは神羅万象、全ての者に等しく降り注ぐものなのですから」

 

「黙れ、黙れ、黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ…!ワレは常闇に棲まうまつろわぬ民の王、クコチヒコ!全てを闇に呑み込むがワレの望み!この上はヒミコ、その光ごと全てを呑みこんでくれるわ!」

 

クコチヒコはそう叫ぶと、アークドライバーが装着される

 

ARK ONE...!

 

「変身!」

 

SINGURISE! 破壊!破滅!絶望!滅亡せよ! CONCLUSION ONE...!

 

クコチヒコはアークワンに変身する

 

「…未来の君。かの者にはもう声が届かむかもしれませんが、どうかお願いします」

 

「(今なら…!)はあああああああああああああ…!っぜい!」

 

俺は卑弥呼からあふれる魔力を使って魔王と王の力を開放する。髪の色はぶっちゃけ煉獄さんで、服は王を思わせる姿になる。ジオウでいえば、グランドジオウだ

 

「―――参ります!」

 

「私達、おいてけぼりじゃない?」

 

「言うな」

 

 

 

 

 

========================================

 

 

 

 

 

俺の力でベルトを破壊し、クコチヒコを追い詰める

 

「ウ…、ウォアアア…!?ワレが…、ワレが滅するというのか…、ナラヌ…、ミトメぬ…!ワレを賤王と貶め、ワレをミトメぬ民も、キサマも!」

 

「星よ、辰よ、象り、久に、遠く、鏡よ。日と月と九天を征く星のしるべよ、常世の闇を祓い、真なる光を象れ、【星辰久遠鏡(せいしんきゅうえんきょう)】!」

 

卑弥呼は宝具を発動する

 

「アアアアア…、なんだコレは…、なんだコレはぁあああ…!」

 

「まつろわぬ民の王クコチヒコ…、貴方も、貴方の民を救えなかった私ですが、せめて光の道行きを、貴方と貴方を取り巻くまつろわ者達の想念に…」

 

「アアア…、ヒカリ…、ヒカリだと…」

 

「さあ…、光に還りなさい…」

 

「ヒカリ…、ああ…、これが…、―――光か」

 

クコチヒコは消滅する

 

「なあクコチヒコ。もし生まれ変わったなら、その時は俺達と友達になって一緒にバカやろうぜ」

 

「ありがとうございます皆さん。邪馬台国の民に代わり、御礼申し上げます」

 

空間が軋みはじめる

 

「く、空間が軋んでる!」

 

「え、ちょ、どうすんのコレ」

 

「大丈夫だろ。な?」

 

「はい、この常闇の洞に渦巻いていた者達も光へと還りました。さあ、還りましょう、私達も…、―――邪馬台国へ」

 

俺達は屯所へ戻る

 

「ノッブ!俺達、戻ってこれたんだな!」

 

「帰ろうか、邪馬台国に」

 

「厄災の空は晴れ…、光が邪馬台国を照らしています…。かの凶つ闇達も光へと還った事でしょう。さあ皆さん、お仲間と民達が待っています」

 

「さすがに疲れた…。卑弥呼ー、酒用意してくれー…」

 

「はい、ダーオカさんには神殿に秘蔵された飛びきりの神酒を振舞いましょう」

 

「FOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!ダーオカ嬉しいぞう!」

 

「…」

 

「一海?」

 

「ハジメ君、先に戻ってて。ちょっと野暮用があるから」

 

「…行くぞ、リッカ」

 

「え?ああ、うん…」

 

「ダーオカもだ」

 

「YEAHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHH!!夜は神酒っしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」

 

「…一海、おき太が来たらこれを」

 

俺は一海にゼロワンドライバーを渡し、邪馬台国に戻る

 

 

 

 

 

~おき太サイド~

 

「…。いるんでしょ、芹沢さん」

 

「…ま、まだだ、まだ俺は死なねぇぞ」

 

「ホントしぶといね?」

 

「…子孫でも、相変わらず気に入らねぇ目だ。初めて会った時からずっとだ、とにかくてめぇの目は癇に障る」

 

「私も君の顔を見ると嫌になるんだよね」

 

「だがその目も見納めだ、この場で俺が抉り抜いてやるからなぁ!」

 

「いいよ、いつでも」

 

「こんな様でも、てめぇ一人に負ける俺じゃねぇぞ。ぶち殺してやるぁ、土方ァ!」

 

「…一人ではありません」

 

僕は遅れて屯所に着く

 

「てめぇ、総司…!?」

 

「一海さん、遅れてすみません」

 

「早いくらいだよ、そっちは終わった?」

 

「それが終わったというかぶちのめされたというか、総一君、明らかに沖田ちゃんより強かったんだけど、何かあったの?もしかしていい人でもできたとか?」

 

「ちょっと異世界に行っただけですよ。それにしても斎藤さんって、僕の剣をあれだけ受けたのにしぶといんですね」

 

「ま、僕ってば生き延びる事にかけちゃあ、新選組最強を自負してるもんでね」

 

「それ凄いね、お姉さんもびっくりだよ。あ、総一君これ」

 

一海さんからゼロワンドライバーを受け取る

 

「そいつはどうも。さて、後は…!」

 

「…やはり、最後はてめぇらか。フン、あの夜とまるで同じじゃねぇか。よってたかって俺一人を嬲り殺しにしたあの日の夜とな…!」

 

「また死んでもらうよ、芹沢さん」

 

「おもしれぇ!今度こそてめぇらまとめて返り討ちにしてやるよ!」

 

「総一君!斎藤君!私達でケリをつけるよ!」

 

「新選組一番隊隊長、沖田総司の子孫、沖田総一!」

 

「同じく三番隊隊長、斎藤一!」

 

「―――新選組、出るよ!」

 

 

 

 

 

========================================

 

 

 

 

 

芹沢さんを倒すも、まだしぶとかった

 

「まだだ…、まだ終わらんぞ…。今度はコレで殺してやらぁ!」

 

ZERO-ONE DRIVER!

 

芹沢さんはゼロワンドライバーを装着する、何で持ってるんですか!?

 

ARK ZERO-ONE!

 

「アークゼロワン…?」

 

AUTHORIZE!

 

オーソライザーにアークゼロワンプログライズキーをかざす

 

「変身…!」

 

PROGRISE! FINAL CONCLUSION! ARK RISING HOPPER!

 

芹沢さんは赤いアークワンこと、アークゼロワンに変身する

 

「僕達はあなたに負けません。人の想念は、どこまでも強くなれますから」

 

僕のライジングホッパーの色が変わる

 

ZERO-ONE DRIVER!

 

「アークゼロワン、あなたを倒します!」

 

JUNP!

 

オーソライザーにライジングホッパーをかざし、キーを開く

 

「変身!」

 

「させるかあああああああああああああ!!」

 

PROGRISE!

 

アークゼロワンの拳を受け止める

 

INITIALIZE! REAL×EYEZING HOPPER!

 

僕は仮面ライダーゼロワンに変身する、ライダー少女タイプなのは相変わらずですけどね

 

「芹沢さん、今のあなたを止められるのはただ一人…、僕です!」

 

REAL×EYEZING IMPACT!

ARK RISING IMPACT!

 

二人同時にキーを押し込んで必殺技を発動する

 

「「はぁっ!」」

 

キックがぶつかり合い、僕が押し勝つ。更にアクロバティックな動きでアークライジングインパクトを回避しては、懐に潜り込み、蹴り上げる

 

「はぁ!」

 

跳んで追いかけ、連続でキックを叩き込む

 

「はあああああああああああああああああああああああああああ!!」

 

トドメにライダーキックを放って、ベルトとキーを破壊する。芹沢さんは血まみれだった

 

「…クソがぁ、てめぇら、この程度で、俺が…、この芹沢鴨を…!」

 

「いえ、これで終わりです、芹澤さん…!」

 

満身創痍の山南さんが芹澤さんを斬る

 

「山南さん…」

 

「山南ぃ…、てめぇ、まだ生きてたのか…」

 

「芹澤さんからクコチヒコが離れた時に、霊基が少し戻りましてね。ですが安心してください、ほとんど死んでいるようなものです」

 

「てめぇ、俺を道連れにする気か…!?」

 

「…一海君、総一君、すまない。斎藤君も、私の我儘に付き合わせて申し訳なかったね」

 

「「…」」

 

闇が二人を呑み始める

 

「放せ!放しやがれ!おい、なんだこいつは!?」

 

「私達は光に還る事なんかできない。それだけの事をこの国に、民にしてしまいましたからね。当然の報いです。ですが、安心してください、芹澤さん。私もご一緒します」

 

「クソが!なんだ、足元から黒い渦が…!?飲み込まれるのか!?俺が!あの暗闇に…!」

 

僕は手を差し出さなかった

 

「総一君、何で助けないの!?山南君、手を…!」

 

「いいんだ、一海君。もういいんだ。お別れだ、皆。いつか近藤さんに伝えてくれ。―――山南が謝っていた、と」

 

「山南さん…、あんた…」

 

「…」

 

「ふざけるなぁっ!山南ぃ!てめぇに道連れにされるほど俺は落ちぶれちゃいねぇ!」

 

闇に飲み込まれる寸前、芹澤さんは山南さんを突き飛ばす

 

「…ぐぅっ!?」

 

「まだ動けんのか!ホントの化け物かよ、あんた!?」

 

「…いや、これは」

 

「…そうさ、てめぇらはそっち、俺はコッチだ。そうやって、死んでも仲良く人斬りごっこをしてるんだな。腑抜けの近藤にはお似合いの取り巻き共だ。…俺にはそんな腑抜け共は必要ねぇ」

 

「芹澤さん、貴方は…」

 

「やめろ、山南…、いいか、芹沢鴨は悪逆非道、傍若無人にして尽忠報国の国士だ。てめぇらみてぇな、国を憂う事も知らない田舎侍とは根っこから違うんだ。国を憂い、国を壊し、国を救う、その為の新選組だ。だがそれはお前らのような奴らには絶対に為し得ねぇ。お前らの新選組はどこまで行こうと何も為し得る事はない。そんな新選組は俺には必要ねぇ。新選組は…、お前らにくれてやる…」

 

芹沢…、いえ…

 

「鴨さん…」

 

「ふはははははは!そうだ、俺は、芹沢鴨だ!天上天下にただ一人、尽忠報国の士!―――芹沢鴨よぉ!」

 

鴨さんは闇に飲み込まれる

 

「終わったね…」

 

「そうですね…」

 

「やれやれ、どうにも要領が悪いな私は。芹澤さんにも遠ざけられてしまったようだ」

 

「山南さんよ…。あんた、生きるのが下手すぎるんだよ」

 

「ははは…、これは手厳しいな、斎藤君。いや、でもそうかもしれないね」

 

「山南君…、私の先祖が君の腹を切らせたんだよ。けど、近藤さんは最後まで私の先祖を止めてた。だから、恨むなら私を恨んで」

 

「ははは、一海君…、私も下手だが、君も下手だね。…なに、もういいんだ。あの時の私、あの時の君達の祖先、あの時の新選組、私達はあの時代を精一杯駆けたのだから。…悔いはない、悔いなんか最初からなかったんだ」

 

「山南さん…」

 

「すまないね、総一君、君も私を看取る羽目になってしまって。でも、私は嬉しかったよ、私を看取ってくれたのが、総一君、君の祖先だった事がね。さあ、お別れだ…」

 

「じゃあね、山南君」

 

「…ったく、死ぬまで親切者なんだからよ」

 

「…さようなら、…山南さん」

 

「ああ…、皆、新選組を…、―――よろしく頼むよ」

 

山南さんは消滅する、こうして僕達と新選組との戦いは終わった



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65:その後の色々

~???&ナレーション兼ノッブサイド~

 

ここに、二つに光が灯る。壱与と卑弥呼だ

 

「…苦労を掛けましたね、壱与」

 

「…その声は、もしや卑弥呼様」

 

「はい、ようやく貴方に会う事ができました。邪馬台国を…、民を…、女王の責を…、全てを、貴方に押し付けて去ってしまい申し訳ありませんでした」

 

「いえ…、私にも分かっておりました。卑弥呼様が邪馬台国の行く末を案じ、その身を常闇に沈めし事は」

 

「そうでしたか…、それを知りつつ残った力でかの存在しない魔王に声を届けてまでくれて…」

 

「ええ、かの方は私の声に応えてくださり、卑弥呼様がお戻りになるまで時を稼いでくださったのです」

 

「壱与、ありがとう、本当に…、ありがとう…。私亡きあと、よく邪馬台国を照らし続けてくれました」

 

「ですが卑弥呼様、邪馬台国はこれから先、如何なる道を歩むのでしょうか?我ら巫女の託宣ももはやなく、民達のみの歩みで邪馬台国はどこへ行くのでしょうか?」

 

「わかりません。此処から先の行く末は私にも…。ですがそれは悲しむ事ではありません。民達はもう私達巫女の力ではなく、己自身の足で歩んでゆく時が…、人の力による新たな時代が訪れるという事なのでしょう」

 

「そうですね…、我々巫女の力はこれからの時代には必要とはされないのでしょう…」

 

「ですが大丈夫、私達がやってきた事は無駄ではありません。まだ人が弱く、森羅万象を畏れていたあの頃、そのか細き命を守る為に我々巫女は星辰を象り、託宣を下してきました。そうして育まれた人の中に灯った光はこれからより強く、より遠くを照らしていくことでしょう。そしていつかきっと、あの未来の君を生んだ世へとつながるのです」

 

「そうですね…、彼らの未来と私達の今は、ずっと久遠の彼方までつながり続けているのでしょう」

 

「さあ、そろそろ私達もお別れです」

 

「はい、こうして卑弥呼様ともう一度お会いできて本当に良かった」

 

「では還りましょう…、光の彼方へ…」

 

二人は還る…と思いきや

 

「ところで卑弥呼様、もしかしてこれからあのノッブ君の所に押し掛ける気なんです?」

 

「ぎくっ?い、いや、そんなわけないでしょ…。光の彼方って言ったでしょうが、光の彼方って…」

 

「あー、ずるいですよー、それ。私も行きたいんですけどー!私にもノッブ君紹介してくださいよー!紹介!紹介!紹介!」

 

「はぁ!?なんでアンタにあたしがノッブ君を紹介しなきゃならないのよ!だいたい、壱与ちゃんはほら、あたしの跡継ぎだし、やる事があるでしょ、やる事が」

 

「えー、ついさっき、巫女の時代が終わったとかなんとか言ってませんでした?」

 

「えっ!?いや、それはそのアレよ、アレ!なんていったかな、そう、サポート!アフターサポートってやつ!購入後に何かあったら困るじゃない?」

 

「なんで私がやんなきゃなんないんですか、それ。それっておかしいですよね?ですよね?」

 

「と、とにかくこういうのは年功序列です。いずれ!いずれノッブ君に呼んでもらうから!ねっ!ちょーっと待っててね!お願い!」

 

「えー、やだやだやだやだやだやだ!そんなクレーム電話対応みたいな仕事いやですー!私も連れてってくださいよ、卑弥呼さーん!」

 

互いに無言になる、そして

 

「じゃ、そういう事で!」

 

卑弥呼は逃げる

 

「あーっ!逃げた!待ってくださいよ、卑弥呼さーん!絶対、絶対ですよ!絶対私も呼んでくださいねー!絶対ですからねーーー!!」

 

壱与の実装求む!

 

 

 

 

 

~ノッブ宅~

 

「―――というわけで、しばらくお世話になりますね、リッカ君!」

 

「アンタ何やってくれとんじゃい!」

 

リッカは卑弥呼にアイアンクローをする

 

「いだだだだだだだだだだだだだだ!だって女王の仕事から解放されたくてぇぇぇ…」

 

「…卑弥呼、ジュースどうだ?」

 

「すごく痛い…。あ、ハジメ君じゃない。気を遣わせちゃってごめんねー。って、ジュース?なにこれ、白い色の飲み物…?へぇ…、まあ、ハジメ君の勧めだし…」

 

卑弥呼はジュースを飲む

 

「えっ!?うまっ!なにこれうまっ!」

 

「というか、卑弥呼。その姿でだらしない格好はどうかと思うぞ」

 

「あーっ!服にジュースついちゃった!?しょーがない、スーパー卑弥呼モード解除!」

 

卑弥呼は俺が初めて会った時の姿になる

 

「これでよし、と!これなら汚れても大丈夫!あ、そうそう、これ忘れ物」

 

俺達に何かを出す、って!

 

「オイ待て、それ聖杯ィィィィィィィィ!?」

 

「あの後、神殿に落ちてるのを見つけたから、ここに来るついでに持って来たの。ノッブ君には必要かな?」

 

「とりま、貰っときやす…」

 

「へへー、なら良かった。ところでお腹すいたんだけど、ご飯まだ?」

 

「もうちょいでできるぞー」

 

ちなみに俺はキッチンで飯を作ってるのだ

 

「信彦様…、これは一体…?」

 

「ああ、実は…」

 

俺はみっちゃん(卑弥呼に紹介済み)に邪馬台国での事を話す

 

「はぁ…、クコチヒコに新選組に邪馬台国の女王卑弥呼ですか…。にわかに信じがたい話ですね…」

 

「だろうな。ところでおき太は?」

 

「彼なら家庭教師があると言ってその家に行きました」

 

「…おき太はその家に行く途中で邪馬台国に飛ばされたって聞いた。もし、飛ばされてから時間が経ってたのなら…」

 

「おき太さんを追いかけてください、後は任せて下さい」

 

「頼んだ、俺は証人としておき太と一緒に説明しに行く」

 

俺は空間魔法でおき太を追いかける

 

「ねえみっちゃん、ノッブ君は?」

 

「証人としておき太と一緒に説明しに行くと言って、おき太さんを追いかけていきました」

 

「そうなんだ。ダーオカ君は?」

 

「アイツは任務に行ってるみたいだ」

 

ハジメが答える

 

「…そういやリッカ、ユエ達は?」

 

「知らないわよ。あの時はティオさん…が…」

 

「…リッカ?」

 

「ハジメ、ユエさん達は邪馬台国に置いてきたかも…」

 

「あっ」

 

 

 

 

 

~弥生時代~

 

斎藤はフラフラと歩いてた

 

「さて…、これからどうしますかねぇ。ま、流れ流れるのが自由の剣こと、一ちゃんの性分だ。なるようになる、か。―――なあ、山南さんよ」

 

ふと、集団に気付く

 

「…ん?アイツらは確か」

 

「ユエお姉ちゃん、お腹すいたー」

 

「ん、私も。埴輪を食べてみる?」

 

「ははは、あの凶つ神を駆逐したのはいいけれど、まさか僕達が置いてけぼりとはね」

 

「おいリョータ、ここ居心地いいからここでずっと暮らさないか。あの山にスイートホームを建ててだな」

 

「参ったなー、どうしたものか…。というか酒飲みてぇ…」

 

「どうしてこうなったのじゃ…?」

 

「餅がありましたので、皆さんでどうぞ」

 

「いいのか。ありがと、レミアさん。無穹の彼方まで忘れない」

 

「魔神お兄ちゃん、無穹って何?」

 

「果てしないという意味だ」

 

そこに斎藤が来る

 

「あらま、アンタらまだこんなとこにいたのね」

 

「お兄ちゃん誰?」

 

「お前は裏切り者の斎藤一!ぶっ殺す!」

 

STRONG!

 

「ちょ、ちょい待ち!総一君に聞いてねぇの?誤解、誤解だから!いや、そうでもねぇか」

 

「兄さんの名前を出すって事は、俺の先祖にも関係あるのか?」

 

「へぇ、アンタが総一君の…。なるほど…、末がこんなじゃ、無敵の一ちゃんも手こずるわけだ」

 

「さっきから、何を言ってるの?それより何か食べる物ない?」

 

「残念ながら食い物は持ってないんだな、これが」

 

「あ、ユエお姉ちゃんが持ってるリュックサックに何か入ってるかも!」

 

「…そういえば」

 

ユエはリュックの中を探る

 

「あった」

 

「種もみ…、みたいだねぇ…」

 

「手紙もあるみたいです」

 

「えっと…」

 

ユエは手紙を読む

 

「『この種もみは俺が適当にやったら何かできた種もみ。どんなとこでも育ち、どんな病気にもかからないという、なんかスゲー種もみ。魔力を送れば成長もリニアモーターカー並みに早く、種まきからの即収穫ができる。収穫量は従来の米とは比べ物にならない。名づけるなら…『ノッブ式水稲』と言ったところか』…だって」

 

「とにかく蒔いてみるのじゃ!」

 

「い、いや、これって…、マズイと思うんだけど」

 

「ははっ、面白そうだしやれやれ。なーに、生きてりゃなるようになるさ」

 

「それもそうじゃな」

 

こうして、この地に急速に広まった『ノッブ式水稲』により、爆発的な米の生産量を誇る、変な超古代文明『超お米台国』が誕生した。だが、それはまた別の話。―――またどこかでお会いしよう

 

「さすがにこの未来はあたしの鏡をもってしても見通せなかったわ…」

 

是非もないよネ!あ、まだまだ続くよ



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66:Let's Go to 邪馬台国!(2回目)

メインインタールードのセラフ、クリアしました~!
後はBB/GOをぶちのめすだけだ!堕天の檻?KP無しのキアラ?いつかやるさ


~数日後&ノッブ宅~

 

俺は家にいるハジメ達を集め、リビングで話す

 

「―――っつーわけで、邪馬台国は俺のせいで米だらけの国になってしまった。反省はしている」

 

「いやいや、なってしまったじゃありませんよ!どういうことですか!」

 

「あの後、放っときゃ帰ってくるかなーって思ってたユエ達が帰ってこなくてな…」

 

「まだ帰ってなかったのか。んで、米だらけってのは?」

 

「文字通りだ。国の殆どが米に覆われた」

 

「でも、それっていい事じゃない?たくさんお米があれば皆喜ぶでしょ」

 

「問題はそこじゃあねえ、邪馬台国は―――米だらけの国になってしまった」

 

「こ、米だらけ…!?」

 

「ハジメ、外来種は知ってるよな?」

 

「確か、元々その国にない植物や生物だったな」

 

「ああ。どういうわけか俺達が帰ってきた後、邪馬台国で急速に新種の稲が広まった…いや、侵食か。その結果、ほとんどの植物が稲に置き換わってしまった」

 

「ほとんどって、もしかしてドングリとかも稲になっちゃったってわけ?」

 

「そこまでは行ってないが、いつかそうなる」

 

「さすがにそれは行き過ぎでしょ。お米も好きだけど、ドングリも好きだし」

 

「もはや邪馬台国ならぬ、コメ台国と言っても過言じゃない状況だ」

 

「コメ台国ってオイ。けど、その新種の稲はどこから入ってきたんだ?」

 

「俺が適当にやったらできた種もみ、『ノッブ式水稲』をアイツらが持って行ったのが原因だ」

 

「だから俺のせいとか、反省はしているって言ってたんですね…」

 

「俺の罪滅ぼしと米を守る為に行くぞ!」

 

主に9:1の割合で!

 

「え、どうやって解決するんですか?」

 

「チマチマ米を刈って、高床式倉庫とかにぶち込め!もしくは食いまくるとか!」

 

「人海戦術…」

 

「とにかく行くぞ!」

 

「予言します!この戦いはぐだぐだする!」

 

「お兄ちゃん、私も手伝うわ!」

 

俺達は卑弥呼の鏡で邪馬台国に向かう

 

 

 

 

 

~邪馬台国~

 

何だかんだで、倉庫を建てては刈りまくった。そんでおにぎり伝来

 

「はいはーい、おにぎりはこちらですよー!」

 

「「わーい!おにぎりおにぎりー!」」

 

「へぇ、刈り取ったコメの消費先にと作ったおにぎりが人気だな。ノッブ」

 

「だってこれ美味しいもん。特にこの蛤をお醤油で煮た具が入ってるのなんか最高ー!」

 

「女王様からお褒めを頂けるとは幸いです」

 

ちなみに、みっちゃんも連れてきてるぞ

 

「さあさあ、新選組海苔を巻いたおにぎりもありますよ!具は新鮮なたくあんです!新選組だけに!はいっ、おき太じゃあないとー!」

 

「すっげー!なんか海苔がギザギザしてる!俺にもそれ頂戴!」

 

「たくあんも美味しー!たくあんたくあん!」

 

「おき太、子供と仲が良いんだな。まるで保育園の先生だ」

 

「自然と接したらそうなっただけですよ」

 

「そっか」

 

突然、騒ぎが起こる

 

「何の騒ぎだ?」

 

「大変よ!ヤバい奴が集落を襲ってるみたいなの!」

 

ヤバい奴?俺達はその場所に駆けつける

 

「おかず…、おかずをくれぬか…!」

 

「ティオ!?だけど様子が変だぞ」

 

「おかず…、おかずをくれぬか…!」

 

「なんてコト。あれはスペビタシン」

 

唐突に、Sイシュタルが現れる

 

「知ってるのか、スペース・イシュタル」

 

「スペビタシン…スペースビタミン症候群(シンドローム)。それは原始宇宙から続く、宇宙のひもじさ。白米ばかり食べ続けると、ユニヴァースのサーヴァントはビタミン不足で暴走状態に陥ってしまうのよ。人間だった頃のトラウマかしら。愚かね」

 

マジか…!

 

「ティオはサーヴァントユニヴァース出身じゃねえよ!トータスだよ!」

 

「へぇ、そうなんだ。お米バッカ食べてちゃダメなのね。やっぱり蛤も食べないとね」

 

「そうね。その具はカレーに合いそうね。それはともかく、ああなっては人肉を求めるゾンビと変わりはありません。力ずくで止めるしかないわ。この、とても美味しいおにぎり文化を守る為にも」

 

「っ!ほのかに漂う醤油に匂い!もう我慢できぬ、妾によこすのじゃ!」

 

DODO!

 

「変身!」

 

FORCE RISE! BREAK DOWN!

 

ティオは雷に変身する。その後は言うまでもなくシバいては収穫し、高床式倉庫を建てた



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67:米と酒とサツ

―精米戦争―

~ハジメサイド~

 

「オリジナルブランド米か」

 

「うん、刈り取ったお米をとにかく消費して減らさないと高床式倉庫がいくつあっても足らなくて、リッカちゃんのアイデアで、折角だし他の国に売り出してみたら?って言われてね。そしたらこれが大好評!邪馬台国のブランド米、その名も『ヒミコ米』!」

 

「安直すぎません?」

 

「分かってないわね、こういうのは民達に分かりやすく覚えやすいのがいいのよ。肝心なのは宣伝よ、宣伝」

 

「けどまあ、味は良いですし、いい考えですね。この調子でどんどん輸出しましょう!」

 

そこにノッブが慌てた様子で駆けつける、何があったんだ?

 

「お前ら、大変だ!俺らのヒミコ米にライバルが出たぞ!」

 

はぁ!?ライバル!?

 

 

 

 

 

~ノッブサイド~

 

「美味しいお米がどーん!どーん!その名も『藤太の無限米』!栄養たっぷり、毎日食べれば無病息災間違いなし。なんと!今なら、一俵お買い上げでもう一俵ついてくる!」

 

「おいいいいいいいいいいいい!経済を何だと思ってんだお前ェェェェェ!」

 

またある時は…

 

「ハッハァッ!ついに夢の超古代王国とやらに辿り着いたぜぇ!さぁ!コイツと黄金と交換しよう!産地直送『レジライス(産地偽装)』!」

 

「凄く語呂がいいのが腹立つんですけど!それとポケモンですか!?」

 

そんで…

 

「というかお米ばかりはもう飽きた!時代が求めたニューカマー『キュケオーン米』!キュケオーン()をお食べ!」

 

「麦だろそれェェェェェェ!」

 

 

 

 

 

========================================

 

 

 

 

 

「こんな感じで様々なブランド米が攻めてきてるんだ」

 

「こうなったら仕方ない、戦って決めるしかないわね。そう、七つのブランド米の中から最強のお米を決める戦い、―――精米戦争の始まりよ!この時の為に、あたしはルーラーとして召喚されたに違いない気がしています!」

 

「七つも出てないのに?」

 

この後はフルボッコにしました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―エイヤン・零―

~住居の中~

 

「米と言えば酒!良い米があれば、良い酒ができると思ったが、まさかこんなにスゲー酒ができるとは。軍神で毘沙門天の化身の子孫の俺にゃ不可能はねえな。その名も『エイヤン・零』!か~旨いっ!もう一杯!」

 

「完全にできあがってんな、語呂がいいのが何かムカつく」

 

「酒は飲んでも飲まれるな」

 

というか、影の別の読みなんだよね

 

「影也さん、飲み過ぎると体に悪いですよ」

 

「そう!作ってみたのはいいが、この酒、飲みやすい割にアルコールが高い、翌日は二日酔い確定でヤバい事に、ダーオカもこの通り」

 

「ダーオカ、頭痛い…。飲まなきゃよかった…」

 

「ダーオカは休んでてください」

 

「ましてや並のサーヴァントだと下手すりゃ霊基が消滅しかねない」

 

「毒やん」

 

「俺はこれくらいなんともないけどね、塩を持ってこーい!」

 

「そんなんだからトイレで乙るんだぞ、分かってんのか」

 

「なにそれ?詳しく」

 

「にゃははははは!詳しい話の前に死ねーーーい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―サツ―

 

「お米が盗まれてるですって!?」

 

「集落の倉庫から米が減ってるっつー報告が来てな」

 

「鼠…じゃないですね、ここは高床式で鼠返しがありますからね」

 

「となりゃ、誰かがコッソリ運び出してるって事になるな」

 

「うーん、そんな事する人いないと思うけど…」

 

「リッカにも頼んで、集落の人達への聞き込み調査をしてるが、収穫ゼロだ」

 

「仕方ない、あたしが占ってみるわね…」

 

卑弥呼は占う

 

「…」

 

「卑弥呼特有の託宣だな、どう見ても寝てるけど」

 

「はっ!閃いた!じゃない、何か聞こえた!日が生まれかけし時、怪しき影が、実りを荒らすであろう」

 

「夜明けの倉庫に犯人が来るって事ですか」

 

「多分ね。ま、とにかく明日の朝は張り込んでみましょう!」

 

そんで翌日

 

「「…」」

 

「あ!怪しい人影発見!」

 

「確保ーっ!」

 

俺と斎藤は確保されそうになった

 

「なっ、お前らは!?」

 

「ちょ、ハジメ!?」

 

「斎藤さんにノッブ!?」

 

「おやまあ奇遇だね、総一君。こんな所で再会するとは」

 

「斎藤さん…、ノッブ…、残念です。まさか二人が米泥棒とは…。しかも斎藤さんに関してはスタイリッシュスタイルで…、そのスーツどこで買ったんですか?」

 

「は?何言ってんの総一君?」

 

「ノッブも、空間魔法で米を盗むとは…」

 

「誤解だっての、俺と斎藤は一海の…」

 

「ハニョハニョッブー!」

 

埴輪達が米を盗む

 

「あーっ!あの埴輪達、お米をたくさん持ってる!」

 

「ああもう!総一、お前のせいだぞ!」

 

「斎藤君、ノッブ君!ぼーっとしてないで!」

 

「一海さん、もしかして斎藤さんの事、知ってたんですか?」

 

「こっちに来る途中で見かけてね。リッカちゃんにここの治安維持を頼まれて雇わせたの」

 

「リッカにか」

 

「そんなわけで、またしばらくよろしくな。っと、アイツら何とかすんぞ!」

 

「はい!またよろしくお願いします!」

 

「ハニョハニョーッブ!」

 

「うおりゃ」

 

俺はロケランで埴輪達を一網打尽にする

 

「ちょっとノッブ!?何でロケラン撃つんですか!?」

 

「ヤダなぁ、ちょっとしたお茶目ですよ」

 

「それ銀魂の沖田さんですよ!?」



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68:ゴーレムとトーナメント

―ゴーレム―

 

今日は皆で稲刈りをしてる

 

「にしても、こうして稲を刈るだけでも大変だな」

 

「だよねー、それにこの石包丁、慣れないと使いにくいのよね」

 

「ハジメ、お前錬成師だろ、石包丁を強化しろ」

 

「素材がない」

 

「錬成でどうにかしろ」

 

「無茶いうな」

 

「そんな事しなくても、僕がやりますよ。いざ!一歩穂刈り、二歩脱穀、三歩精米!『稲穂三段刈り』!」

 

おき太があっという間に稲を刈る

 

「まるでコンバインだ…」

 

「ははっ、総一君がコンバインだとさ」

 

「前から思ってたけど、ノッブ君達が使ってる鉄器って、凄い切れ味よね。邪馬台国にも外つ国から入ってきた鉄器はあるけどそこまでスパスパと切れないもの」

 

「ハジメは錬成師だからな。俺の刀は、先祖が使ってた圧切長谷部をベースにハジメに錬成してもらったから、めっちゃ切れるぞ。どんな事しても刃こぼれするどころか、岩が豆腐のように切れるくらい頑丈だからな。まさにデュランダルだ」

 

「あれは俺でもビックリだ…」

 

「そんな事あったんですか…。あ、僕の刀はご先祖様が使っていたとされている加州清光を元に錬成してもらったんです。斎藤さんのは確か、鬼神丸国重でしたっけ?」

 

「ああ、一ちゃんみたいなちゃらんぽらんな剣に馴染む刀ってのも中々なくてね。気にってんのよ、これ」

 

「なるほど、名前を貰ってるのね。それならよく切れるのも納得。…名前がない何かは、名前があるだけで強くなれるから」

 

また騒ぎが起きる

 

「ん、また何か騒ぎかい?」

 

駆けつけると、ゴーレムが暴れてた

 

「コメコメコメコメコメ!」

 

「米のゴーレム?」

 

「あれ俺だ」

 

ハジメがやったんかい!?

 

「実は米が大量に余ってて、何かできないかなーって試行錯誤でやったらゴーレムができてな、これで農耕の手伝いにできるかなと思ってやったんだ…。というか、想像以上に質が良かったせいか、硬度が鉄以上になった。そのうえ、有り余る米のパワー暴走してしまって…。ゴーレム作りは「何やっとんじゃアンタァァァァァァァァァァァ!!」リーファッ!?」

 

リッカはハジメを殴る。珍しいパターンだな、いつもだったらハジメが俺を殴るのに

 

「とにかく止めるか」

 

「仕方ない、ノッブ君のよく切れる刀とあたしの拳で砕くしかないわね。あ、ちなみにお米ゴーレムは後で煮てから美味しくいただきました!と予言しておきます」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―トーナメント―

~大神殿~

 

「そんなわけで古今の予言者とか何か妙な力自慢が集まる奇跡の祭典、『第三回邪馬台国最強女王トーナメント』の開催を宣言します!」

 

「どんなわけですか!?」

 

ホントだよ!?

 

「いえ、やっぱり壱与亡き後の女王を探しておくのが安心かと思って」

 

「これからの時代は予言の力は不要とかどうとか言ってなかったか?」

 

「それはそれ、これはこれ。ともかく邪馬台国の女王になりたい者はあたしを倒してからなりなさい!」

 

「女王って、そうやって決めてたのか?」

 

「え?女王の座を狙う輩は直接殴って諦めさせてたけど、ノッブ君の時代は違うの?」

 

「俺らの時代に女王いないから。大体そんな『邪馬台国で強い奴!』が女王みたいな感じでいいのか?」

 

「力で支配するとか嫌ですよ。神秘の力的なそういうのはないんですか?」

 

「まあそういうのも選出基準にはなるけどやっぱりほら、最後は力がものをいう時代なのよね。急に現れた厄災的な獣とかも戦わなくちゃだし。リッカちゃんはどう?家に帰った後も、皆に自慢できると思うよ~?」

 

「それを自慢した所で、信じる人はいないと思うわよ。まあ、腕試しにはいいかもね」

 

やるんかーい…。ちなみにリッカが勝ちました



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終:さらば邪馬台国また来る日まで

「よしこんなもんかな?」

 

俺は苗を色々してた

 

「ん、もう朝か」

 

「おはよう、お兄ちゃん」

 

「なあ俺さ、米農家に目覚めそうなんだが」

 

「もういっその事、やってもいいんじゃない?」

 

「うーん、考えとこうかな」

 

「はいはい、顔を洗って下さい」

 

突然、地鳴りが起きる

 

「お前ら大変だ!凶つ神が復活したぞ!」

 

俺達は外にでると、凶つ神がいた

 

「ハニョハニョハニョ~ッブ!」

 

「う、うわああああああ!?またあの化け物だああああ!!」

 

「そんな馬鹿な…、凶つ神は光に還ったはずなのに…!」

 

凶つ神は米を食う。え、何で食ってん?

 

「俺らが集めた米を食ってやがる…!」

 

「折角集めたお米が!」

 

「とにかく、また壊すよ!」

 

「いざ敵に回すと、あのなりでも偉い威圧感だね。総一君達、よくもまあ、あんなの相手に戦ったもんだよ、ホント」

 

「斎藤さん、今回は手伝ってもらいますよ!」

 

「はいはい一番隊隊長の子孫に言われちゃ仕方ない。さて覚悟しな、凶つ神さんとやらよ!」

 

「させるものか」

 

誠司は立ちはだかる

 

「お前は…、総一君の…」

 

「誠司!?」

 

「久しぶりだな兄さん。それはともかく、あの埴輪の邪魔はさせない」

 

「何言ってるんですか誠司!アレを放置したらマズイ事になるんですよ!」

 

「うん、でもやっぱりダメなんだ。ごめんね、総一君」

 

龍太まで埴輪に加勢する

 

「龍太!?」

 

「もちろんお竜さんもいるぞ」

 

「どういう事だ、洗脳か?」

 

「私達は至って正気。あの埴輪の邪魔はさせない」

 

「ユエ!?お前もここに来てたのか!?」

 

「ま、邪魔するってんなら仕方ないでしょ、大人しくしてもらいましょうかね」

 

「上等だ」

 

CYCLON RISER!

ZETSUMETHU DRIVER!

 

二人はキーを出す

 

KAMEN RIDER!

ARK SCORPION!

 

「「変身」」

 

CYCLON RISE!

PROGRISE! ARK!

 

DESTRUCTION! RUIN! DESPAIR! EXTINCTION! ARK SCORPION! The conclusion after evil climbs the top of the highest mountain of rocks. 

ROCKING HOPPER! TYPE-1

 

誠司は1型に、ユエはアークスコーピオンに変身する

 

「「「「変身!」」」」

 

ZERO-TWO RISE! SHOT RISE! PERFECT RISE! BREAD RISE!

 

KAMENRIDER ZERO-TWO

ORTHROS VULCAN!

THOUSER IS BORN

BLIZZARD WOLF!

 

俺はサウザーに、おき太はゼロツーに、ハジメはオルトロスバルカンに、リッカは亡に変身する

 

 

 

 

 

========================================

 

 

 

 

 

「くっ!?さすがに予測は卑怯だろ、兄さん…」

 

「ハジメ、さすがにそれはキツイ…」

 

「今更何言ってんだ?とにかく、凶つ神を…!」

 

「いや…、終わったみたいだ」

 

「はい?」

 

凶つ神を見ると、光に包まれてる

 

「ハニョハニョ…」

 

「どういう事だよ…!?」

 

「この感じ…、ああ…、壱与なのね…」

 

壱与が出てくる

 

「…はい、卑弥呼様」

 

「やっぱり…、そういう事なのね」

 

「この凶つ神は以前の戦いで、この地に残ってしまったまつろわぬ民達の残滓。中でもとても弱く、彼らはそれだけでは光に還れなかった儚き者達です」

 

「光に還れない?」

 

「飢えに苦しみ、戦や病で死んでいった、小さく儚い者達の集まり、怨念ですら持ちえない弱き者達なのです」

 

ははぁ、そういう事か

 

「けど、現にこうやって襲ってきて…」

 

「それって「施餓鬼米だな?(よね?)」」

 

わお、ハモった

 

「ご名答、さすがは神仏の敵の子孫、織田兄妹だ」

 

「ノッブ、施餓鬼米って何だ?」

 

「餓鬼道に堕ちた魂に食べ物を施し供養する事だ」

 

「要はお供え物みたいなものよ」

 

「なるほど、彼らを癒す為にお米を食べさせてあげたって事だね」

 

「はい、皆さんにはその協力をしていただいたのです」

 

「それならそうと言ってくれれば…」

 

「この国の人は埴輪に襲われたんだぞ?早々信じるわけがないだろ」

 

「ノッブの言う通りだな」

 

だろ?

 

「彼女に頼まれてその施餓鬼?が終わるまで私達が護衛してた」

 

「太刀筋からして本気じゃないとは分かってたが、なるほどそういう事ですか」

 

「さすがだ、変な剣を使う奴」

 

「ですが、彼らの魂も皆さんの集めたお米のお陰で光に還る事ができるでしょう。ありがとうございました」

 

「そっか、相変わらず優しいわね、壱与」

 

「さあ、還りましょう、小さき者達よ。私が道案内をいたします」

 

「ハニョハニョハニョブブ…」

 

凶つ神は光に還る

 

「ではお別れですね、皆さん。それに卑弥呼様…」

 

「うん、またね、壱与」

 

「壱与…」

 

そんで二人は―――

 

「…ところで、金色の鎧を着けている彼がノッブ君ですか?」

 

「そ、そうだけど」

 

「この際、ちょうどいいですから私にも紹介してくださいよ、卑弥呼様」

 

「い、いや、急に言われても…」

 

「紹介!紹介!紹介!」

 

「あー、もう分かった、分かったから、今度来た時は絶対に紹介するから!とにかく、この子達をよろしくね」

 

「え~、絶対ですよ~。約束しましたからね~」

 

という話だった、別に今でもいいんだけど

 

「…アイツら、何の話してるんだ?」

 

「い、いえ、女王同士のちょっとしたお話です。何でもありません、何でも」

 

「何でもない事もないですが…、それでは皆さん、それに未来の君、いつかまたどこかで…」

 

壱与は消える。運営!壱与の実装を!

 

「ふう…。とにかくこれで一件落着かな。色々ありがと、ノッブ君!」

 

「はぁ~…。後は田植えだな」

 

「え、田植え?」

 

「これが『ノッブ式水稲Mk.2』だ」

 

「マ、Mk.2…?」

 

「邪馬台国の品種そのままだが、今のMk.1にとても強い品種。Mk.1からMk.2へ変化させ、元の邪馬台国の米に戻す力がある。よし、皆で田植えだだー!」

 

「お、おー…」

 

「まだまだ弥生生活は続くのね…。正直、これも悪くないかも」

 

ちなみに、俺の魔法でさっさと植えました

 

「俺、米農家になるわ」

 

「進路は決まったな」




話はここで終わり、後は最終回時点でのキャラ紹介だな…


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おまけ:最終話時点でのキャラ紹介

~織田信彦~

この小説の主人公で、よく?ボケてはハジメに殴られる

シリアスな時はキチンとシリアスになる。あだ名はノッブ

エヒトとの最終決戦で王の力を継承し、クコチヒコ戦でグランドになる

変身するライダーはサウザー、魔王ノッブ戦ではゼロツー

 

 

 

 

 

~魔王信彦~

概念魔法で魔王になった未来の信彦

根は信彦なのでボケたりするが、ツッコミがメインになってる

最終決戦後は、未来が変わり消滅した

邪馬台国に彼がいたのは卑弥呼の手によって呼ばれたから

彼がいる未来のハジメ達は天之河光輝によって殺されてる為、一人もいない

変身したライダーは凶つ闇によって生み出されたアークゼロ

 

 

 

 

~明智光華~

魔王になった信彦の家臣、白髪で服はウォズ

剣や弓も何でもござれ。スゲーイ

最終決戦後は、未来が変わり魔王の信彦も一緒に消滅した

現代の方はノッブの専属メイド、何でもできてナイフ投げが可能

 

 

 

 

 

~沖田総一~

信彦の親友で男。体型が男の娘だからか女扱いするとキレる。あだ名はおき太

邪馬台国でちょっとは男らしくなったが、やっぱし男の娘体形で女に間違えられるのは変わりない

変身するライダーはゼロツー、芹沢戦ではリアライジングverのゼロワン

 

 

 

 

 

~沖田誠司~

総一の弟、おでん好き。あだ名は魔神さん

変身するライダーは1型

 

 

 

 

 

~南雲ハジメ~

原作通り。違う点を挙げるとすれば、最初から3桁、ノッブのツッコミ係

変身するライダーはバルカン

 

 

 

 

 

~天之河光輝~

途中からアマンガワスルーされ始め、氷結洞窟で虚像に言いくるめられてウザンガワになったが、途中で死にキャラになった

お前の出番はない

 

 

 

 

 

~白崎香織~

ハジメのヒロイン

変身するライダーはバルキリー

実装するレイダーはファイティングジャッカル

邪馬台国での出番はない

 

 

 

 

~ミレディ・ライセン~

ライセン道場の師匠。最終決戦後は消えた為、出番はない

 

 

 

 

 

~ユエ~

原作通りハジメのヒロイン

変身するライダーは滅

なぜアークスコーピオンが使える理由は、凶つ闇の一部を拝借したから

 

 

 

 

 

~織田信里香~

信彦の妹、ノッブのサポートをする。モデルは二乃

変身するライダーは亡

亀の霊基を受け取ってブリザードウルフに変身した

 

 

 

 

 

~シア~

原作通りハジメのヒロイン

変身するライダーは迅

もちろんバーニングファルコンにも変身可能

 

 

 

 

 

~ティオ~

原作通りドM

変身するライダーは雷

 

 

 

 

 

~長尾影也~

外見は長尾景虎の男性ver、よくトイレで乙る

実装するレイダーはアメイジングヘラクレス

 

 

 

 

 

~岡田一蔵~

外見は若い岡田以蔵、一度見た技は多重次元屈折だろうと剣からビームだろうと問答無用で覚える。土佐出身なのに土佐弁が喋れない

実装するレイダーはドードー

 

 

 

 

 

~坂本龍太~

外見はショートの坂本龍馬、いつも隣にはお竜さんがいる

蛇系のプログライズキーがないので、実装するレイダーはない

 

 

 

 

 

~土方一海~

新選部(という名の集まり)の副部長、モデルは一花。キャラがムズい

実装するレイダーはブレイキングマンモス

 

 

 

 

 

~芹沢鴨~

元凶その2

変身したライダーはアークゼロワン

 

 

 

 

 

~クコチヒコ~

全ての元凶

変身したライダーはアークワン




~こっちがホント!次回予告~!~

「よろしくチューニング!今日もライセン道場始まるよ!」

「師匠!もうこれ以上予告することがねぇぞ!」

「終わりだと思うから終わるんだよ、私達の戦いは終わってないよ!」

「前回のナンバリングが『終:』なの見えてねえのか!?」

「終わりじゃない、始まりなんだよ!」

<今作品『ダブル魔王総進撃 ぐだぐだトータス本能寺2068』は終了しました。皆様、今までご愛読いただき誠にありがとうございました。リューオの新作にご期待ください>

「というわけで、皆さん今までありがとうございました!」

「まだだ…、まだ終わらんぞ…!」

「もういい…、もういいだろ!」

「最新話!最新話!」

「もう作者を無理させんな」

「頑張ればできるぅぅぅ…!奇跡は自分の力でおk(ry」


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