ソードアート・オンライン【この世界で楽しみたい】 (おくたく)
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ブロローグ
始まりの話


よろしくお願いします。


予感めいたものなど、何ひとつなかった。 僕が選ばれたのは当然あるいは必然だったかもしれない。

それは僕の運命を変えた14歳になったときの夢……

 

 

 

 

 

 

 

 

 僕はそれが何なのか、すぐにわかった。これは夢だ。

 楽しそうに遊ぶ、2人の子供。その内の1人が僕だ。

もう1人はもうこの世にはいない。

つまり、死んだ。なのに、そいつが居るってことは夢以外のなにものでもない。実はこの夢を何度も見たことがある。しかし、それは前のことだ。最近はまったく見ていなかったのに、久しぶりにみたな____。

 

 

 

 

 その2人の結末はいつでも一緒だ。ずっと2人で遊んでいたのに、ある日突然、そいつがいなくなる。そして僕がそいつを泣きながら探す。俺はそいつの名前を呼んだ、何度も何度も。しかし当然そいつが見つかることはない。

 俺はその夢を見ても、なんとも思わなかった。昔なら悲鳴を上げて目を覚ましていただろうが、今更この夢を見たところで、悲しみも、苦しみもしない。だって、そんな事をしても、そいつは喜ばない。そんなことをする暇があるなら、そいつの墓に行って、笑い話の1つや2つをしてっやたほうがそいつは喜ぶだろう。と言っても、そう思えるようになったのは最近になって……

 

 

 

 

 

 

 

虚ろな世界で僕は目覚めた…

いや目覚めたといっていいのか…

目が覚めているのだが現実味がない…

見渡せば白い空間だけが広まっている…

その中で僕は独りだけで立っていた…

どこを見渡しても白、白、白、白…

どこまでも永遠に無限に続く白…熱い

 

 

 

 

……………………………………………………………………

 

 

 

 

「おめでとう」

白い空間に無機質な声が響く、

僕は後ろを振り向いた…そこにはフードを目深にかぶった人がいた。雰囲気や体格から想像するとあまり僕他変わらないように感じる。

 

 

 

(うっ……)

 

 

 

体は動くのに声が出ない僕は生理的な恐怖に襲われた。

僕の反応でどうしたのか気付いたのかフードの中で微かに微笑みながら言った。それは意外と優しい微笑みだった

 

 

「ごめんね、話がめんどくさくなるから君の声はしばらく消してもらったよ。」

 

あくまで優しい笑みを崩さずに続ける。

 

 

 

「君をこの世界に呼んだのは理由がある、君はこれからある世界からの招待状が届くだろう………」

 

 

 

 

(…………………)

 

 

 

なにも聞こえないしばらくの沈黙

 

 

 

「これからの運命を決めるのは君次第だ、招待を受けるのも受けないのも君次第かもしれない、だがきみがこの世界に行っても損はないだろう」

 

 

 

男はさらに続ける。

 

 

 

 

「 新しい出会い、新しいものを見つける喜び、出会いや感動や別れ。」

 

 

 

さらに続ける

 

 

 

 

「最後に君が来るかこないかは君次第だ君がよく考えてから来るといい」

 

 

 

(あ、まって)

 

 

 

 

僕はまだ聞きたいことがあったのに男の姿は薄れていってやがてきえた………

 

 

 

 

これは僕の運命を変えた14歳になった夢の話

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




読んでくださりありがとうございます。
まだ主人公の名前も登場人物も考えていないので考えたキャラがありましたら提案をよろしくお願いします。


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ソードアート・オンライン
壱話〜チュートリアルな話〜


「リンクスタート!!」

2022年11月6日13:00僕はあのあの世界に行く魔法の言葉を口にした。

軽快なサウンドを聞きカラフルなラインを見て僕はこの世界に再び降り立った。

始まりの街・西フィールド

フレンジーボアこの西フィールドに出てくる雑魚モンスター。多分製作者はソードアートオンラインの動きに慣れるために動きが単調でわかりやすいモンスターをこの最初のフィールドに出てくるようにしたんだと思う。

閑話休題

無駄なことを考えながら攻撃の手はやめない今持っている僕の武器は片手剣、多分このソードアートオンラインの世界で一番ポピュラーであろう武器なぜ人気があるのかというとやはり扱いやすさだろう。片手剣名前の通り片手で扱える武器片方の手が空くから盾を持ったり両手に剣を持って戦うこともできる。しかし両手に持ってしまうよこの世界で一番のメリットであるソードスキルを使うことができなくなってしまう。それ故に剣を二本もって戦う奴はいない。

 

僕はフレンジーボアに間合いを詰めて、片手剣ソードスキル《スラント》を放った。フレンジーボアはポリゴンの破片となり爆散した。

 

僕は西フィールドにある岩の上で横になりながらこれからの予定について考えていた。

武器の耐久度はまだたくさんあるし回復ポーションの予備は必要なし。

考え事をしていると近くからフレンジーボアが怒りの声が聞こえてきた

岩の上から体を起こすと50メートルくらい離れたところで青年二人が戦闘をしている最中だった。

一人は黒髪の青年もう一人はロン毛の赤紙の青年だった

 

戦闘と言っても二人が協力して戦っているというより一人の青年がもう一人に戦い方を教えているという感じだった。

「ぬおっ・・・とりゃぁ・・・うひぇぇっ!」

奇妙な掛け声とともに放たれた一撃は当たり前のように空を切った。

直後意外と俊敏な動きでフレンジーボアは一人に青年に向かって突進をしてきた。

空ぶったあとの青年によける余裕などあるはずがなく鼻づらに一撃をもらった青年は草原をころころ転がるざまを見ながら

僕は笑った。

そのあと赤髪の青年はアドバイスをもらったのか

「りゃぁっ!」

次はちゃんとした掛け声とともに片手剣用曲刀基本技《リーバー》がフレンジーボアに命中してHPを全損させた

「うぉっしゃぁぁーーー!」

やたらと大きい声でガッツポーズをしている青年を見て僕は青年達がいるのと逆の方向に向かって歩き出した。

 

 

 

「ん〜♫」

この世界は美しい

緑に囲まれている草原、無限に続きそうな地平線、黄金色に染まっている空を見ながらつくづくこの世界に来れてよかったと思っている。

 

直後。

世界はその有りようを、永久に変えた。

突然 リゴーン。 リゴーン。

と警告音のような鐘の音が鳴りうすい青色の膜が体を包んだ。

(ここは・・)

人々は数秒間だまり今自分が置かれている様子を確認しているようだった。

やがて一人喋り始めると喋り始めた周りの人から波が広がっていくようにざわざわと声が聞こえるようになってきた。

「ログアウトボタンがない!」

「なんでログアウトできないの」

「GM出て来いよ!!」

(ログアウトができない?)

僕はすぐにメニューウィンドウを出してログアウトボタンを探した。

(ない、たしかここにあったはずなのに)

「あっ・・・・上を見ろ!!」

だれかが叫んだ

僕は反射的に視線を上にあげてそこで異様なものを見た。

100メートルくらい上空を真紅のフード付きローブをまとった巨人だった。

『プレーヤー諸君。私の世界にようこそ』

それが巨人の第一声だった。

巨人曰くログアウトでいないのはバグでなく使用だと

巨人曰くログアウトをするのにはアインクラッド100層を攻略しなければならない

巨人曰くライフポイントが0になった瞬間現実世界で脳が焼き切られて死んでしまうらしい

巨人曰くプレゼントがあるらしい

その言葉を聞いた瞬間1万人ものプレイヤーが一斉にアイテム欄を開きオブジェクト化した。

アイテム名《手鏡》

手鏡を除いてもそこには一生懸命に作った自分のアバターの顔しかなかった。

突然、体全体が白い膜に包まれた

膜は一瞬にして消えそこにあった風景は美男美女の集団ではなかった。

もう一回自分の顔を手鏡でのぞいてみるとそこには男にしては長い髪、やや足れ目な目、線の細い体

どれもこれも現実世界でのぼくの顔だった。

周りでは絶望のあまり泣いてしまうもの、発狂してしまうもの、意味の分からない言葉を言い放っているものたった数十分で

囚人に帰られてしまった人たちは、頭を抱えてうずくまり、両手を突き上げ、抱き合い、絶望した。

『・・・以上で《ソードアートオンライン》正式サービスのチュートリアルを終了する。プレイヤー諸君の健闘を祈る』

一瞬これは夢だと思ったこれはなにか悪い夢だ僕はそう思いたかった。だがこれは紛れもなく現実だ。

(僕は生きるこの世界で楽しく、面白く、もしも死んでしまっても満足して死ねるように)

 

チュートリアルが終わってすぐに僕は行動を開始した。

MMORPGは経験値やお金の奪い合いだ、だったらなるべく遠くに行ってモンスターを倒したほうがいい。

それに次の村には片手剣を入手できるクエストがる。だったらそこに言ったほうがいい。

僕は合理的にいろいろなことを考えて移動を始めた。

 

僕はβテスターだだから本当だったらこの情報をなるべこ多くの人にわかってもらはなければけなかったはずだだが僕はこれをしなかった

自分がこのゲームをクリアする勇者になりたかったから?答えはNOだ。

たぶん僕はほかのβテスターが情報の開示をしてくれると考えていた。

(僕は自己中なやつだな)

僕は最低な人間だ、自分が強くなるために初心者に情報も与えずにただ自分が強くなろうとしている。

 

 

 

走る、走る、走る現実世界でこのスピードで走っていたら間違えなく倒れる速さで走る、

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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