幻想の少年のインフィニット・ストラトス (ヘタレ寝癖人間)
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第1話:プロローグ

窓の無いビル

寝癖がそろそろアホ毛に進化しそうになっている左目に

眼帯を着けた若干160センチメートルの少年が立っていた

ア『早速だが君に頼みがある・・・』

アレイスター=クロウリー

目の前のガラスケースに逆さまで入っている

男性にも女性にも大人にも子供にも聖人にも囚人にも見える人間がいた

秀「・・・・・1つ聞くが・・・・この目の前のロボットに乗れってか?」

宇佐見秀都

江「ウププ・・・その通りだよ」

江ノ島純子

秀「これ女しか使えないとか言うISじゃねーのか?んなの俺乗れねーだろ・・・」

ア「フム、外でISが男性に動かされたと聞いてこちらもあの女に対抗しようと思ってね・・・」

秀都は溜息をつくとISにさわった

ISが光出したと思うと秀都がISに乗っていた

江「アハハハ絶望的だな!お前女の乗りもんにのってんぞ!」

秀「言うんじゃねー!」

秀都が泣いていると景色が一瞬で変わった

秀「やっぱこうなるとおもったよ!クソッタレー!」

 

秀都side

地面に衝突した

秀「いってー・・・何処だ?ここ・・・」

辺りを見渡した

どうやら学校みたいだった

秀「・・・・・・・・・・はぁ、おいおいこんな物騒なもん振り回すもんじゃねーぞ・・・」

後ろには女の人が首筋に剣が向けられていた

???「何者だ・・・・」

秀「・・・・・答える義理は無いな・・・」

???「では何故ISに乗っている・・・?」

秀「知るかよ!いきなり光ったと思ったらこれだよ・・・・」

???「なら、貴様にもIS学園に入ってもらう」

秀「はぁ⁉」

???「その為にも試験をしなくてはな・・・・・」

秀「試験?」

???「そうだ・・・ISで教官と試合をしろ」

秀「拒否権は?」

???「あると思うか?」

秀「今ので無いことを悟りました、はい」

俺は女の人にアリーナに連れて行かれた

 

アリーナ

???「名乗るのを忘れていたな・・・私は織斑千冬だ」

織斑千冬

秀「・・・宇佐見秀都だ」

千冬はISを展開して上空に飛んだ

秀「う~ん・・・これは弾幕ごっこに似てんねか・・・」

千「何をぶつぶついっている?」

秀「いや、はじめようぜ!」

俺は刀と剣を出した

千「!変わった剣術だな・・・」

秀「まぁずっとこうだったからな・・・」

俺は千冬に斬りかかった

千(!早い!)

千冬は千冬は秀都の攻撃を順調に捌いていった

秀「・・・・・・・へぇーあんた強いね・・・」

俺も冷静に解析した

秀(俺も一様妖怪の力を10%解放している・・・これなら普通に人なら気絶させられる力のはず・・・こいつ何者だ?)

俺は一度その場から離れた

千「宇佐見・・・・貴様本気では無いな・・・」

秀「・・・・・・・・・・」

千「本気を出さないと私は倒せないぞ?」

秀「・・・・面白れぇ・・・じゃあ出してやろうじゃねーか・・・・・・コワレンジャネーゾ?」

俺の目は紅くなり千冬に突っ込んだ



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第2話:IS学園入学します!

???(き、きつい・・・・)

そう思っている彼は織斑一夏

受験を受けに会場に行って事故でISを動かしてしまった

一(後ろの奴は・・・・・・)

一夏が後ろを見るとそこにいたのは

秀「zzz・・・・」

俺が寝ていた

一(何であいつこんな所で寝られるんだよ!)

???「・・・くん!織斑くん!」

一夏は少しビクッとならや前を向いた

山「お、大声出しちゃってごめんね?怒ってる?怒ってるかな?ごめんね、ごめんね、でもあから始まって今はおの織斑くん何だよね!だから自己紹介してくれるかな?だ、駄目かな?」

一「ちょ!自己紹介しますからそんなに謝らないで下さい」

一夏が勢い良く席を立ち上がった

一「えっと・・・・織斑一夏です」

しばし沈黙が続いた

自己紹介・・・それは学園生活で自分の印象が決まると言っても過言ではない

ので今の挨拶では根倉な陰キャ野郎になってしまうのだ

それを払拭知るために一夏は

一「いじょうですー!」

全員がこけた

一夏の頭に出席簿が叩き付けられた

一「げ!関羽!」

また叩き付けられた

千「誰が三国志の英雄だ」

一「何で千冬姉がここに?」

三回目が決まった

千「ここでは織斑先生だ・・・それと」

今度は寝ている俺の方に来た

千冬が俺に出席簿アタックを決めようとした

秀「・・・・・・なんだ?騒がしい・・・」

顔をあげた瞬間出席簿が物凄いスピードで落ちてきた

秀「・・・・・・・・・・・・・・・」

前を見ると千冬が鬼の形相で立っていた

千「誰が避けて良いと言った?」

秀「・・・・・・・あ、あんた昨日俺の試験してきた奴」

また出席簿が物凄いスピードで落ちてきたが俺はギリギリそれを取った

秀「あ、あぶねーよ!なんなの?めっちゃヒリヒリすんだけど!」

千「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

この攻防は何度も続いた

秀「おいおいおいおい・・・・とうとう無言になりやがったよこの人!」

千「はぁ、まぁいい・・・私が私が織斑千冬だ。君たちを一年で使い物にするのが仕事だ。私の言うことはよく聞き理解しろ。出来ない者は出来るまで指導してやる。私の仕事は弱冠15歳を16歳までに鍛え抜く事だ。逆らって良いが私の言うことは聴け。言いな」

沈黙が続き黄色い声が出た

「キャーーーー本物の千冬様よ!」

「ずっとファンでした!」

「私千冬様に憧れてこの学園から来たんです!北九州から!」

千「毎年よくもまぁこれだけの馬鹿者が集まるものだ・・・関心されられる。それとも・・・私の所に集中させているのか?」

「キャーーーー!もっと叱って!罵って!」

「でも時にはやさしくして!」

「そして付け上がらないようにしつけしてー!」

秀「あのいっこうに出席簿アタックをされられるのは何故なんでせう?てか最後らへん!あんたらそれは心んなかで叫べよ!」

出席簿アタックを防ぎながら俺はツッコミを入れた



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第3話:仲間達

休憩時間(朝のホームルームと一時間目の間)

???「入学早々やらかしたねぇ」

目の前の奴は河城にとり幻想郷では工房を営んでいた

そしてVRMMOソードアート・オンライン通称SAOで一緒に冒険した仲である

???「・・・・・・酒を飲みたい・・・」

いきなり爆弾発言をしたのは伊吹萃香幻想郷では単なる呑んだくれだったが月面戦争では秀都の裏の人格であった宇佐見零と戦友であった

秀「いかなり爆弾発言してんじゃねーよ・・・」

もうこっちはヘトヘトである

秀「じゃあ俺もう一眠りすっから・・・・ 」

そう言って俺は寝た

 

乾いた音が聞こえた

目を開けると一夏が叩かれていた

秀「萃香何があったんだ?」

萃「織斑が参考書を電話帳と間違って捨てたって・・・」

うん、その気持ちはわかるよ!だって分厚いもんね!そう思うのもしかたないよ!でも・・・俺一日で呼んで覚えたからね!

千「宇佐見、お前はどうだ?」

秀「あれは地獄だった」

一「お前も・・・大変だったんだな・・・」

秀「ま、全部覚えたけどね!」

一「この裏切り者!」

一夏は千冬に一週間で覚えろと今日から一週間との通告を受けた

フ、フ、フ、残念だったね一夏君!

千「宇佐見次いでに貴様もだ」

秀「え?何で?」

千「気分だ・・・後教師には敬語を使え馬鹿者」

り、理不尽だ!

叫びたいが叫べないのでしぶしぶ了承した

授業がおわり休憩時間となった

萃「やっと終わったー」

秀「はいはいお疲れ様」

それよりも気になるのは周りの女子の視線

今ならパンダと語れる気がする

一「よお、俺、織斑一夏同じ男性操縦者同士仲良くしようぜ」

秀「おお、俺は宇佐見秀都だよろしく」

一「お前も大変だな。初日から補修何て・・・」

いや、テメェのせいだろ!

後お前も補修だよ!

秀「う~ん、めんどくせー」

???「ちょっといいか?」

秀「?」

一「箒?」

こいつがあの大天災、篠ノ乃束の妹篠ノ乃箒か・・・

ちなみにクラスの奴の名前はこっそり出席簿を覗き把握していた

箒が一夏を連れて行き暇になったので萃香にこっちの常識を叩き込む事にした

三時間目まで終わり俺は一夏の席に来ていた

一「へーお前って鎮守府に住んでるんだ」

秀「まぁ、隣だしな」

俺はIS学園の隣にある家族の木綿季がいる江ノ島鎮守府に住んでいた

???「ちょっとよろしくて?」

話かけられた

秀一「「あ?」」

???「まあ、なんですのそのお返事は!私に話かけられるだけでも光栄なのですから、それ相応の態度と言うものがあるのではなくて?」

明らかに外人であるその女子に俺は少しムカついた

秀「これはこれは代表候補生のセシリア・オルコットさんじゃありませんか・・・んで、何のようだ?」

一「なあ秀都・・・・イギリス代表候補生ってなんだ?」

クラスが固まった

おいおいこいつまじか!

秀「文字どおり・・・イギリスで一番強い奴の候補ってこと」

セ「そのとうり!つまりエリートなのですわ!」

秀「でもそこまですごいことか?」

セ「私は入試で教官を唯一倒したエリート中のエリートですわよ!」

一「俺も倒したぞ?教官。秀都は?」

秀「俺はギリギリ負けたよ・・・エネルギー切れ」

てか、おい!セシリアさん途中から口パクパクして聞いてねーよ

あ、チャイム

セシリアはそのまま席に戻って行った

 

放課後

秀「よし!終わったー!」

俺は一夏と補修を受けていた

一「まじか!俺にも教えてくれ!」

秀「断る!ここで教えるとあの鬼(織斑先生)が伝家の宝刀出席簿で攻撃してくること間違いなしだからな」

千「誰が鬼だ!」

いやいや、本気の俺と渡り会ったんだから十分鬼だよ

俺は出席簿を掴みながら

秀「申し訳ありませんでした!」

千「全く・・・それと貴様ら二人は今日から寮で暮らしてもらう・・・荷物は私が運んでおいた。まぁ生活必需品とスマホの充電機で事足りるだろう」

一夏はいいとして俺の荷物も?

あ、木綿季か・・・

山「えっと・・・後大浴場は使えません」

一「え?何でですか?」

秀「え?お前って女子と風呂入りたいの?」

山「え?だ、だめですよ!織斑くん!」

一「ち、違います!」

山「ま、まさかそっちの気が?」

秀「おいおい姉ちゃん!弟が変な方向に突っ走ってんぞ?」

俺は山田先生に便乗した

だって一夏弄り楽しいもん

千「もっと女子と触れあわせるべきだったか・・・」

一「千冬姉まで!俺は至ってノーマルだー!」

学校中に一夏の声が響いた

 

 



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第4話:ルームメイトは変人さん?

俺と一夏は寮に来ていた

一「俺は1025室・・・ここだな・・・」

秀「俺はもうちょっと向こうだから」

一「じゃあ後でな」

俺は1008室に向かった

秀「ここか・・・・あのー同室になった者ですけどー」

返事がない

只の屍のようだ

秀「入りますよー」

結論を言おう

人はいた

・・・・・・・・・裸エプロンで

???「ご飯にします?お風呂にします?それとも・・・わ、た、し?」

秀「・・・・・・・・もしもし萃香か?部屋を代わってくれ。なんかルームメイトになんか変態がいるです!」

萃『は?何いってんの?切るぞ』

切れてしまった

秀「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

???「で、決まった?」

秀「・・・・・不貞寝で・・・」

???「ちょっとぉ~」

秀「んで、何やってんですか?生徒会長?」

彼女の名は更織楯無この学園の生徒会長である

楯「私・・・この部屋の住民だから」

秀「あっそ、じゃあお休み」

俺はそのまま寝た

楯「・・・・・・・・・・さて、貴方は何を見せてくれるのかしら?黒夜叉君?」

 

目が覚めた

今は深夜1時

秀「トイレにでも行くか・・・」

トイレは1ヶ所しかない

秀「こんな時不便だな・・・」

俺はふと上を見た

明るい・・・・

もう深夜だせ?

秀「・・・・・調べてみっか」

 

俺は明かりのついた部屋に着いた

秀「職員室?」

ここに誰かいるのか?

俺は職員室に入った

中には誰もいない

消し忘れ?じゃねぇか・・・

秀「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

???「・・・・」

誰かが俺に殴り掛かってきた

秀「はぁ、遅い・・・・」

俺はそいつの後ろに回った

???「!貴様、何者だ?」

うん?何だこれ?

カードみたいだけど・・・

そう言やパチュリーの部屋で見た事がある

秀「お前・・・魔術師か!」

魔術師「そこまで分かるなら話は早い・・・俺はイギリス正教必要悪の教会・・・ネセサリウスに入る為の功績が要るのだ」

秀「だからISの機密情報ってか科学で無理でも魔術なら行けるって・・・」

魔術師「貴様を持って帰っても大丈夫かろう」

ちなみに魔術師は英語で喋っている

俺は姉ちゃんとメリーさんに死ぬ程英語の特訓をさせられた

秀「悪いな・・・俺はそんなに甘くねーよ!」

とりあいず武器だ!

種類は木刀!硬さはダイヤモンド並!

魔術師「!まさか・・・黄金錬金(アルス=マグナ)!」

秀「わかんねーが・・・テメェを止めさせてもらう」

魔術師「大いなる水よ!」

回りから水柱が立った

さっきのカードがあった場所・・・・

一か八かやるしかねぇ!

秀「破壊「隔離世界の崩壊」」

床が崩れ魔術師のバランスが崩れた

秀「歯ぁ食い縛れ!」

俺は魔術師を壁に叩きつけた

さて、今ので何人か起きてこの状態にきずいてるか・・・

一様部屋を直して退散するか

俺は直ぐ様部屋に戻った

楯「へぇーやるじゃない・・・面白くなりそう」

これを見ていた楯無の扇子には大歓迎と書かれていた




ちなみに秀都の能力は
ありとあらゆる物を創造する程度の能力です
学園都市では原石の複製(クリエイトコピー)です


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第5話:専用機

朝は目覚めが悪い

というより昨夜の事が原因だろう

楯「お目覚め?」

秀「ずっと見てたのか?」

楯「まぁねー」

はぁまぁいいか・・・・

とりあいず萃香とにとりの飯作りに行くか・・・

楯「どこに行くの?」

秀「飯作り」

楯「私も行っていい?」

秀「駄目だ」

こいつ来たら大変そうだよ

俺は楯無を無視して置いて行った

 

1030室

秀「おし!来たぞー」

扉が開き出てきたのは

???「おー!ウサちゃんだ」

秀「おー布仏か・・・ん?ウサちゃん?」

布「うん!宇佐見だからウサちゃんー」

ネーミングセンスそのままだねー

秀「萃香に飯作りに来たんだけど・・・萃香は?」

布「まだ寝てる~」

え?まだ寝てんの?

秀「あれ?じゃあにとりは?」

布「シロニーならもう来てるよー」

にとりは来てると・・・・なら後は飯作るだけだな

布「ジーーーー」

布仏本音がご飯を欲しそうにしている

秀「えっと・・・・一緒に食う?」

布「い、いいの?」

秀「まぁな」

俺は本音の頭を撫でた

秀「何人来たって変わんねーよ」

布「ふ、ふぇ~~~~////」

ん?顔が赤いけどなんでだ?

秀「じゃ作るか」

布「うん!」

メニューは目玉焼きと味噌とお米後サラダだな

布「うわ~家庭的だね~」

秀「まぁな・・・・にとりーあれ持って来てくれー」

に「はいよー」

にとりが持ってきたのはお酒だった

俺とにとりと布仏は酒なしで萃香が酒ありね・・・・

たく、何で俺が米を酒風味にしなきゃなんねーんだよ

布「駄目だよーお酒はー」

秀「あーこれ萃香の」

布「それでもdむ、むぐー!」

はいはい説教なら後でききますよー

秀「よし!完成だな・・・先に食べててくれ俺は弁当作るから」

に「別にお金さえくれれば自分で食堂で買うさ」

秀「そうか?なら一ヶ月五万だぞ・・・」

布「ウサちゃん太っ腹だね~」

学園都市のレベル5だから奨学金結構貰えるし鎮守府勤務扱いだから給料も高いんだよなー

その割りにあんまり使い所がねーんだもんな・・・

萃「それじゃあ行くか」

 

一時間目

千「授業の前にクラス代表を決めようと思う。誰か立候補する者自推、多推は構わん。誰かいないか?」

もちろん俺はする気がない

「はいはーい!織斑くんがいいとおもいます!」

一「お、俺!?」

うん!選ばれると思った

一「ちょ!俺はやらないよ!」

千「自推多推は構わんと言った筈だ。選ばれた者に拒否権はない」

そうだぞ一夏君

諦めなさい!

一「じゃあ俺は秀都を推薦する!」

ありゃりゃこりゃ推薦されたやつドンマイだな

・・・・・・・・うん?秀都?

秀「おい!一夏ふざけんな!テメェ何人まきこんでんだ!」

千「二人以外にいないか?居ないなら多数決で決めさせて貰う」

セ「納得いきませんわ!だいたい男がクラス代表何ていい恥さらしですわ!」

うん、まだ大丈夫

深呼吸深呼吸

セ「実力から言えば私がクラス代表になるのは当然。それを物珍しいからと言う理由で極東の猿にされては困ります!」

あ、ヤベェ・・・萃香が妖気出しまくってる・・・

にとりは・・・・ まだ大丈夫そうだ

セ「いいですか?クラス代表は実力トップがなるべき、そしてそれは私ですわ!大体、文化としても後進的な国で暮らさなくてはならないこと自体、私にとって私にとって耐え難い苦痛で・・・」

一「イギリスにだって大してお国自慢ないだろ!世界一まずい料理で何人覇者だよ・・・・」

あ、一夏!それはタブー

・・・・・・でも、こっちもムカついてたところだ・・・

秀「それに日本が後進的だぁ?VRMMOだってISだって日本が作っただろうが!」

セ「あら?VRMMO?あぁ、ソードアート・オンラインの事ですわね。あんなものにのめり込むから2年も無駄になるですわ!」

・・・・・・・・・・・・・・・OK

もうヨウシャシネーゾ!

風が吹いた

俺はシャーペンの芯をセシリアの喉元に突き立てた

秀「おい、テメェ・・・・・あの世界は俺達SAOプレイヤーからしたらもうひとつの現実だ・・・それ以上やるから・・・」

セ「あら?貴方SAOにいましたのね。貴方みたいな野蛮人を育てた方を見てみたいですわ」

そうかそうか・・・・

どうやらそうとう・・・・

萃「まずい‼誰か止めろ!」

秀「死にてぇらしいな・・・・・」

俺は100%妖怪化した

シャーペンを刀に変えた

秀「俺に親はいねぇ・・・俺を育ててくれたのは義理の姉ちゃんだ!姉ちゃんの罵倒は俺が許さねぇ」

乾いた音がなった

千「騒ぐな馬鹿者・・・・なら一週間後クラス代表を決める。それでいいな?」

秀「・・・・・・・・・・・・・・・・分かった」

千「敬語を使え・・・・それと宇佐見、お前は本気で戦うな死人が出かねん」

千冬の言葉に全員が沈黙した

セ「何故ですか!?彼は教官も倒せない筈!」

千「いや、試験を担当したのは私だ。この私をシールドエネルギーが二桁まで追い込んだ・・・強さならクラス一・・・いや学園一かもしれん」

セ「そ、そんな!」

へーそんなにすごいんだ・・・

秀「・・・・・元からそのつもりだ。こんな喧嘩にもなんねー喧嘩で皆を巻き込むのも馬鹿馬鹿しいしな・・・」

千「・・・・・では授業を始める」

 

四時間目まで終わり昼休憩

昼飯か・・・

萃香ら大丈夫か?

布「ねぇ、ウサちゃん?」

秀「?どうした布仏?」

布「う~ん。のほほんでいいよー」

秀「そうか・・・・じゃあのほほんなんのようだ?」

布「昨日の深夜一時」

こいつ・・・なんか知ってる?

布「職員室にいたよね?」

秀「・・・・・・・・・・・・」

布「無言って事は肯定だね?」

秀「それだとどうするんだ?」

布「う~ん・・・とりあいず生徒会室に来て欲しいんだー」

秀「分かった」

 

生徒会室

秀「失礼しまーす」

こういうのは乗りと勢いが大切なのだ

秀「俺に用があるのは何処の誰・・・だ?」

あれ?なんか見たことのある方の後ろ姿があるんですけど・・・・

布「驚いた?」

秀「あの・・・何故詩乃さんがいるのでせう?」

そう!何故か学園都市にいるはずの詩乃が居るのだ

詩「それはこっちのセリフよ!私は小萌先生に」

小『朝田ちゃんはこの前の事件のせいで来年からIS学園に転入でーす』

詩「って言われた・・・・」

秀「えっと・・・災難だったな・・・」

詩「そう思ってるなら敬語使いなさいよ・・・先輩よ、一様・・・」

これはびっくりだったけど・・・

秀「んで、のほほん俺に何の用なんだ?」

布「実はだね~かんちゃんとお嬢様の中を取り持って欲しいの」

秀「はぁ・・・・んでかんちゃんって誰?」

詩「更織簪・・・楯無の妹よ」

OK全て把握した

あの人スマホ見てニヤニヤしてると思ったらあれ妹見てたのかよ!

しかも視点合ってないから盗撮・・・

秀「生徒会長ってシスコンなの?」

『うん』

満場一致ですか!そうですか!

秀「・・・・・分かった、なら考えがある・・・まぁ力を借りるだろうけどな」

さてさてさーて準備を始めよう

俺は生徒会室を詩乃と出てきた

に「あ、いた」

秀「おう、にとり」

詩「久しぶりね」

に「確かにね・・・・あ、秀都」

秀「何だ?」

にとりは俺に腕輪を渡してきた

に「はい、君の専用機」

へー俺の専用機ねーへー・・・・・・・

ん?俺の?

秀詩「「えーーーーーーーー!!!!!」」




シノンさんが学園に来ました
この人も事件に巻き込まれ安いですね


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第6話:ドッキリをする人は慎重に選ぼう

に「説明させてもらうよ」

俺と詩乃が絶叫して1分

落ち着きました

に「まず名前は黒夜叉。見た目はSAOの見た目(実際は月面戦争の時の服だが詩乃の前では言えない)で武器はSAOとALOとGGOの武器っとまぁこんな感じだね・・・あ、ちなみにこの中にエネがいるからスマホにでも移しといて」

秀「サンキュー、ところでなんかもう後2つあるみたいだが?」

に「あぁ、萃香と・・・・君の分だよ、詩乃」

詩「え?私?」

に「そう、名前はシノンで武器は詩乃のGGOのデータを参考にしてる」

ま、ISも手に入れたし後はのほほんの頼みを叶えるだけか・・・

とりあいず適当に歩くか・・・

しばらくして

秀「全然見つからねー」

に「まあここは広いからね。そうそうみつからないさ」

詩「仕方ないからいったん生徒会室に戻りましょう」

 

生徒会室

秀「こうなったら・・・・最終手段だ」

本「最終手段?」

秀「そうだ、でもそれには皆の協力がいる・・・」

えっとエネの移し方はっと・・・

エネ「ふー、やっと出られましたよご主人」

秀「よう、エネ早速で悪いが説明を・・・・・」

さてとエネが説明してる間に俺はあのシスコン生徒会長を探すか・・・・

秀「にしてもあのシスコン何処に行ったんだよ・・・」

楯「誰かお探し?」

俺は後ろを振り向き

秀「あんただよあんた」

楯「私?」

やっと見つけたぜ

神出鬼没が甲をなしたな

秀「単刀直入に聞くがお前・・・何で更織簪を避けたりしてるんだ?」

楯「・・・・・・・・・・何で?」

うお!殺気が半端ねぇ

これは間違ったら消されるパターンだ

秀「・・・・・・・俺にお願いしてきた奴がいんだよお前と更織簪の仲を取り持って欲しいってね」

楯「なるほどね、でも貴方には関係ないわ」

秀「それはお前の御家事情か?」

楯「!何で・・・・・」

秀「うちには優秀なAIがいてな・・・情報ならホワイトハウスにでも入れる」

楯「じゃあ分かるわよね?」

まぁ大方予想は付く

それでも俺は

秀「気に食わねぇ」

楯「!」

秀「御家事情がなんだ!更織家当主がなんだよ!どうして素直になれねぇんだ!・・・・・・・ひとつ答えろお前はどうしたい?」

楯「え?」

そう簡単な話なのだ

自分に素直になればいい

楯「・・・・・・・・・決まってるわ・・・仲良くしたいわよ!」

これで決まった

秀「・・・・・・フッ、ならいいさ」

なら作戦は続行だな

 

放課後

エネ「さて、ご主人覚悟はいいですか?」

秀「あぁ」

本「じゃあかんちゃん連れて来るねー」

俺の作戦はこうだ

まずのほほんが更織簪を誘拐したように倉庫に連れ込む

そして俺は生徒会室に誘拐したと手紙を出す

後はまあ生徒会長が更織簪を必死で助けるのを画面でモニタリングする

カメラはにとりに任せよう

エネ「にしても上手く行きますかね?」

秀「いくと思うぜ?その為の質問だったんだからな」

さて生徒会室に着いたか

まぁ机に置いときゃいいか

手紙も置いたし後はあの会長を待つか

秀都sideout

 

楯無side

今日宇佐見君が変なことを聞いてきた

楯「少し注意が必要かもしれないわね・・・・」

ん?手紙?

私は手紙を読んだ

『更織簪は預かった

 返して欲しくば一人で第三創庫までこい

 PS

 人に教えたと分かりしだい更織簪を・・・・』

何で途中から書いてないのよ!

と、兎に角早く簪ちゃんを助けないと!

私は走って第三創庫に向かった

楯無sideout

 

秀都side

お、会長が走り出した

順調に走ってるな

秀「よし!にとりあれを」

に「了解」

更織簪のいる倉庫を暗がりにして結構怖い音を出した

簪『!お、お姉ちゃん・・・・・」

あれ?やり過ぎた?

本「ねぇ、大丈夫ー?」

詩「来たみたいよ」

楯『大丈夫!簪ちゃん!』

簪『お、お姉ちゃん?』

楯『ごめんね・・・ごめんね』

簪『何で・・・謝るの?』

楯『お姉ちゃんが家の事でいっぱいになってたせいで・・・簪ちゃんを疎かにしちゃって』

簪『私が嫌いで避けてたんじゃ・・・・』

楯『そんな訳ないでしょ』

本「これで大丈夫だね~」

に「うん・・・あれ?秀都は?」

にとりは俺が居ない事に気付いた

秀『まったく・・・最初っからちゃんと素直に居とけってての」

楯『宇佐見君?』

秀『楯無の名前を継いで、弱点の無い完璧人間にならねーといけねーのは分かるけどさ・・・妹の前くらい本当の自分でいいんじゃねーの?楯無・・・いや、刀奈会長?』

簪『本当なの?』

秀『あぁ、その証拠にその人のスマホにはお前のt楯『あー!あー!あー!』

楯『そ、それより!これはなんなの?』

秀『何ってドッキリだけど?』

楯『そう・・・・じゃあちょっとお灸を据えないとね 』

本「ウサちゃんファイトー」

に「はーま、一件落着かな・・・」

詩「シュウらしいわね」

その時簪は追われると追う刀奈を見ていた

簪(私をあの世界から救ってくれた・・・私達姉妹を最初の頃の様にしてくれた・・・・私の、ヒーロー)



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第7話:特訓?何それ美味しいの?

さて私宇佐見秀都は楯無改め刀奈に追われていた

秀「いい加減諦めてくれよ!」

刀「一週間後の代表戦までちゃんと訓練してくれたらお姉さんもう追わないわ」

秀「やだよ!めんどくせぇ!」

そう言って俺はとりあいず走った

上上下下右左右左BA

こうして俺は剣道場まで逃げた

秀「はぁはぁはぁ・・・・・やっと・・・逃げ切れた・・・」

萃「・・・・・・・何やってんの?」

秀「・・・・・・逆にお前が何やってんの?」

萃「私は織斑の特訓の手伝い」

にしては一夏と篠ノ乃が試合してる様に見えるのですが・・・・

箒「何をしている一夏!」

一「仕方ないだろ!三年くらい竹刀握ってないんだから」

まあそりゃ無理だな

勝てる訳がない

一様篠ノ乃は剣道の大会で優勝してるからな

秀「じゃあ一夏俺と試合するか?」

一「じゃあ頼む」

おし、じゃあ手加減してやってみっか

結果秒で勝てた

秀「う~ん基礎が駄目だな、一夏には一週間剣道ずくめだ!・・・・って事で篠ノ乃、萃香後は頼む」

俺が出た後に一夏の断末魔が聞こえた気がするけど・・・・

ま、いっか

刀「特訓がめんどくさいとか言ってしっかり織斑君の事見てるじゃない」

秀「言っとくけど俺は特訓なんかしねーから」

特訓何てしても特訓になんねーからな」

刀「・・・・・・・・・・・じゃあお姉さんと勝負しましょ」

は?勝負?

生徒最強と?

秀「お前自分の強さわかってる?」

刀「えぇ、学園最強よ」

刀奈の扇子に学園最強と書かれていた

俺は無言で学園最強(笑)にした

秀「あんたは織斑先生より強いのかっての」

刀「う、分かったわよ・・・・・こっちでしょ?」

そう言うと扇子の文字は生徒最強になった

本当にどうなってんだこの扇子・・・・

秀「俺はISに乗ったの一回なんだけど?」

刀「じゃあ特訓しないと」

刀奈はとてもまぶしい笑顔だった

こいつ嵌めやがった・・・・

秀「はぁ、分かったよ!やればいいんだろやれば!」

刀「うん、そう言う素直な子はお姉さん大好きよ?」

 

アリーナ

秀「フゥ、黒夜叉!」

エネ「うお!いきなり呼び出さないで下さいご主人!」

刀『あら、随分可愛い声のISね』

エネ「・・・・・・・・・・ご主人、また女の子をタブらかしたんですか?」

刀『た、タブ!?///」

秀「タブらかしてねーよ!てかまたってなんだ!俺がモテ無いのしってんだろ?」

エネ刀「『はぁ・・・・・・』」

え?何で今溜め息ついたの?

俺なんか悪い事言った?

刀『じゃあまずは移動からね』

移動は・・・・・・あぁこうね

えっと飛行はお、出来た

エネ「じゃあご主人武器を色々出しましょうよ!」

秀「お前、武器になると目を輝かせてるよな・・・」

こいつ爆弾とかみたら即買おうとか井伊だすんじゃねーか本当で不安なんだけど・・・

ンじゃあまずは草薙とムラマサを出すか

秀「・・・・・・重さはSAOの時とあんま変わんねーな」

刀『それを作った人はそうとう天才みたいね』

エネ「まぁ、VRMMOを作った人の内の一人ですからね」

んじゃ次は天叢雲とフォトンソード後はファイブセブン

秀「正直言ってファイブセブンは使い所がわかんねー」

刀『じゃあ早速試合しましょうか』

あ、やっぱり?

秀「拒否権は?」

刀奈はニコニコ笑顔で無視をしていた

秀「ふ、ふこーだーーーーーーーーーーー」



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第8話:決闘しましょそうしましょ

決闘当日

え?特訓の場面?何それ美味しいの?

千「最初は織斑とオルコットだ。宇佐見は控え室で待機しておけ」

秀「ハイハイ、了解しましたよっと」

千「ハイは一回だ」

秀「ハイ!・・・・一夏絶対勝てよ」

一「あぁ!一週間剣道だけで不安だけど・・・・・」

ハッハッハ!頑張ってくれたまえワンサマー

 

控え室

エネ「ご主人本気で戦わないで下さいね?」

秀「分かってるよ」

エネ「・・・・・・・・ところでご主人」

秀「何だ?」

エネ「一回ご主人の身体乗っ取っていいですか?」

秀「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

え?何この子?

さりげなくとんでもねー事言い出したんだけど・・・・

秀「え?」

エネ「だって私身体無いんですよ!少しはリアルで運動したいんですよ!」

なんか今度はなんか物々しくなったんですけど!

本当何!?怖いんだけど!?

秀「あー・・・・・・また時間あったらな?」

エネ「!本当ですね!言いましたね!言質とりましたからね!」

そ、そんなに動きたかったのか?

まぁ、こいつが嬉しそうにしてんなら何よりだ

エネ(フッフッフ・・・・ご主人の身体で色々イタズラをしてやりましょう)

本「終わったよー」

秀「お、そうか。んで結果は?」

本「オリムーも健闘したけど敗けちゃった」

へー一夏も強くなってんだな

本「あ、後30分後に試合するってー」

秀「分かった。教えてくれてありがとよ」

にしてもこいつってなんか撫でたくなっちまうんだよなー

本「ふにゃー。ちょ、ちょっとー/////」

エネ「ご主人?今すぐ乗っ取ってもいいんですよ?」

秀「ハイハイ、じゃあアリーナに行くか」

 

アリーナ

秀「・・・・・・・・・・・・・・・さっぱり分からん・・・」

目の前では一夏が篠ノ乃と萃香に正座で座っていた

篠「一夏!貴様はもっと鍛える必要がありそうだな!」

萃「手伝うよ篠ノ乃・・・・一様私も教えてる身だからね」

一「あ!秀都助けてくれ!」

こう言うのはシカトだ

俺は空気俺は空気

だって二人から禍禍しいオーラが出てんだもん

エネ「ご主人、そのスルースキル・・・見習いたいです」

本「ウサちゃんってちょっと謎は不思議ちゃんだよねー」

不思議ちゃんって・・・

千「さて、宇佐見ISを展開しろ」

秀「黒夜叉」

一「これが秀都の専用機・・・・」

秀「動きは大丈夫だし武器も正常に出せる」

千「そうか、なら行ってこい」

この人教師より司令官の方が向いてんじゃね?

そうおもいながら俺は空を飛んだ

 

目の前にはオルコット

セ『先に謝りますわ。先日の無礼な発言についてここに謝罪致します』

秀「え?ど、どうした?」

セ『一夏さんと戦って分かりました・・・・私はまだまだ未熟者でしたわ』

一夏さん!?

秀「お前もしかして一夏に惚れた?」

セ『へ?いや!あの!その!・・・・はい・・・」

秀「へー、まあ応援してるよ」

セ『えっと・・・・ありがとうございます・・』

秀「さて、じゃあ始めるか」

俺はセシリアの方に飛んだ

セ『さあ踊りなさい!私セシリア・オルコットとブルーティアーズの奏でる円舞曲(ワルツ)で!』

相手の武装はmkⅢ

レーザー銃か・・・・被害の事を考えてここは草薙とファイブセブンだな

セ『あら?剣と銃?』

秀「まぁ見てれば分かるって」

エネ(ご主人!両斜めならレーザーが来ます!)

こいつ直接脳内に!

俺は右のレーザーを斬り左のレーザーを交わした

セ『なっ!』

秀「さて、こっちの番だな」

俺はレーザーを避けながら

ファイブセブンを撃った

狙った先はセシリアではなく周りのビット

秀「これで全部か?」

セ『なめないでくださいまして」

今度はmkⅢのレーザーが飛んできた

秀「こんくらいなら!」

俺はレーザーを斬りまくった

秀「最後だ」

俺はファイブセブンとムラマサを入れ換えた

そして連続で斬った

セシリアのエネルギーが無くなった

 

勝者:宇佐見秀都

 

秀「フー、疲れた・・・・」

千「まだ織斑との試合があるが?」

秀「じゃあもうこのままでいいから始めていいですか?」

千「分かった」

結果?圧勝しました

 

一「秀都って強すぎだろ・・・・」

秀「お前も強くなれんだろ?」

俺はそのまま自室に戻った



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UA1000記念:必要悪の教会(ネセサリウス)

あの魔術師の襲撃から何も起こって居なかった

秀「はー・・・・平和だねー」

本「そうだねー」

秀「てかのほほんは何でここにいるんだ?」

本「う~ん・・・あ!この手紙ー」

手紙を渡された

宛先はアレイスター=クローリー

内容は

『今度君にイギリス正教の最大主教と会わせたいから学園都市に一度帰ってきて欲しい』

と言う物だった

秀「なぁ、外出って出きるか?」

 

学園都市自宅

秀「んで何で会長までいんだよ?」

刀「生徒を守るのも生徒会長の役目よ?」

まぁこいつなら大丈夫か

???「待たせたか?」

秀「いや、待ってねーよ」

来たのは金髪のグラサンを掛けた少年だった

刀「あら、土御門君」

土「久しぶりだにゃー」

秀「何だ?知合いか?」

刀「まぁちょっとしたね」

土「じゃあとっとと出発ぜよ」

 

空港

秀「あの・・・土御門さん?」

土「なんぜよ?」

秀「目の前のジェット機はなんでせう?」

見ろ!

あの生徒会長すら顔を青くしてんぞ!

土「ハイハイ、早く乗るぜよ」

秀刀「「だ、誰か助けてーーー」」

 

イギリス

秀刀「「オロロロローーー」」

秀「や、ヤベー腹のもんが戻りそう・・・・オロロロローーー」

刀「残念ながらもう戻ってるわよ・・・オロロロローーー」

う、気持ち悪りぃ・・・

土「じゃあ行くぜい」

うん流石イギリス

なんか周りが貴族が住む家って雰囲気が滅茶苦茶漂ってンだけど・・・

刀「宇佐見君はイギリス始めて?」

秀「まぁな・・・・と言うより外国に来るのが始めてなんだけど」

土「そうこう話してる内に着いたみたいだぜい?」

目の前には豪邸があった

秀「ここは・・・・・・」

刀「最大主教・・・ローラ=スチュワートお屋敷よ」

ここがか・・・・・

土「じゃあ入るぜい」

俺が門を通ると炎が飛んできた

俺はそれを間一髪で避け炎が飛んできた方向を見た

???「うん、まぁこれくらいやってくれないと試す意味がない」

そこには真っ赤な髪にくわえタバコ、目の下にバーコードが付いている身長二メートルの宝石を大量に着けた十四歳の少年がいた

秀「なにもんだ?」

???「ステイル=マグヌスと言いたいけどここはFortis(我が名が最強である理由をここに証明する)931と名乗って置こうかな」

秀「何だそれ?」

ス「魔法名と言ってね、ぼくたちの間では殺しなだよ」

秀「魔法、名?」

ス「君にもあるだろ?素人でも魔術師を倒したんだから」

魔法名?魔法名・・・・・・・・・・

あ!なんかパチュリーに貰ったな

確か・・・・

秀「・・・・・・・・・Lucifer(明星とともに堕ち行く正義)020・・・これが俺の魔法名だ」

ス「そうかい・・・じゃあ始めようか・・・灰は灰に塵は塵に吸血殺しの紅十字!」

秀「水符『水柱の槍』!」

力は互角だった

秀「っ!雷符『トール』」

しかしステイルはゆうに避けた

ス「早く刀と剣を使って欲しいんだけどね・・・」

秀「はぁ、分かったよ・・・創造『木刀』」

硬さはダイヤモンド並み

用途は気絶

俺はステイルに剣を当てた

次に木刀、木剣にスタンガン付与

秀「じゃ、あばよ」

剣に電流を流しステイルを気絶させた

秀「・・・・・・・・・・お、終わった」

土「いやーお疲れぜよ」

刀「本当、すごかったわよ」

先程まで見ていた二人が近付いてきた

秀「んじゃとっとと最大主教の所いこうぜ」

土「いや、今日はここまでだ。もう帰ってくれて結構だぜい」

は?もう?

あんだけ苦労したのに?

秀「ふざけんなよ!土御門!あんだけ苦労しつ吐いて!挙げ句の果てに戦って結果見てはい終わりだぁ?」

刀「まぁまぁ今日の所は帰りましょ?」

土「そうぜよ。刀奈の言う通りだぜい」

俺は土御門を放し来た道を帰った

土「・・・・・・で、あいつはお前から見てどうぜよ?」

ス「問題無いと思うよ?」

倒したはずのステイルが立っていた

土「じゃあそう言う事で色々進めとくにゃー」

 

秀「んでまたこれかーーーーー!!!!」

俺と刀奈がまた吐いたのは別の話



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第9話:転校生

そして4月下旬

千「ではこれよりISの基本的な飛行操縦を実戦をしてもらう。織斑、宇佐見、オルコット試しに飛んでみろ」

千冬に言われるとまずセシリアがブルーティアーズを展開した

次に俺が黒夜叉を展開した

一「よし!」

一夏も白式を展開しようとしたが出ない

エ「集中ですよ、まずは」

エネが軽く助言すると一夏も展開出来た

千「よし。飛べ!」

俺とセシリアが飛ぶと続いて一夏が飛んだ

秀「飛ぶって言われてもな~」

一『あんまりわかんないよな~』

セ『イメージさえ出来ればちゃんと飛べますわ』

秀「まぁ、そりゃそうだけどな~」

エ「ご主人。そろそろ降りますよ」

エネの言う通りすぐに千冬が降下の指示を出した

俺とセシリアは上手く着地

一夏は地面に直撃した

秀「おーい、大丈夫かヤムチャ?」

一「誰がかませいぬだ!」

このあとセシリアと篠ノ乃が一夏の取り合いをしたのは言うまでもない

秀「一夏・・・・グラウンド修復手伝おうか?」

一「・・・・頼む・・・」

こうして次の授業に遅れ千冬に伝家の宝刀出席簿を食らったのはまた別の話

 

一夏のクラス代表就任パーティーが行われた

一「何で俺なんだよ・・・・」

秀「俺とセシリアが辞退したから」

一夏の小言を笑顔で返した

そんな事をしていると二方向からシャッター音が聞こえた

「ハイハーイ新聞部でーす。」

写真部の人とと・・・

文「ハイハーイその顧問でーす。」

射命丸文だった

俺はしばらく二人を見たあと

秀「なぁにとり・・・何で文がいんだ?」

に「何か先生として来たみたいだよ」

俺はため息をつき

秀「んで、文は何しに?」

文「もちろん新聞ネタを探してですよ」

このあといくつかインタビューをされた

しかし面白く無さそうな答えは適当に書き換えるとのこと

やっぱりこっちでもパパラッチな文であった

文「撮りますよ~」

俺と一夏とセシリア・・・ついでにまだISを見せてない萃香とで記念撮影となった

相「はいチーズ」

相川がボタンが押すと写真が撮れた

そこに映っていたのはクラスの皆だった

 

1008号室

秀「つ、疲れた~」

俺はベットにダイブした

刀「お疲れ様」

詩「遅かったわね?」

詩乃がいた

秀「?何でいんだ?」

実際消灯時間間際だった

刀「実は本当のルームメイトはこの子、朝田詩乃ちゃんでした」

理解できなかった

秀「んじゃ何で会長がいたんだよ?」

刀「本当は簪ちゃんだったんだけどね・・・・詩乃ちゃんと代わって貰ったの」

秀詩「「・・・シスコン?」」

刀「し、仕方ないでしょ!思春期の男の子と簪ちゃんを一緒にするのは心配だったのよ!」

俺と詩乃の言葉に顔を赤らめながら反論する刀奈

刀「まったく・・・・じゃあ私は帰るかなね。くれぐれも!間違いは起こしちゃ駄目だよ~」

刀奈が出てしばらく沈黙が続いた

秀「んじゃ、寝るか・・・」

 

次の日

朝の日差しーは、眩しいなー

目覚ましから某有名なコンビニの入店音が流れた

秀「おい、詩乃起きろ。飯食いに行くぞ」

用意を済まして詩乃を起こした

詩「おはよー・・・」

まだ詩乃は寝ぼけ眼だ

秀「はいおはよー。んじゃ行くぞ」

俺は用意を済ました詩乃を引っ張り萃香の部屋まで来た

そこで目にしたのは

本「ヤッホーウサちゃん」

萃「zzz・・・」

に「起きてー!」

簪「・・・・・・・」

文「お邪魔してます」

文と簪も来ていた

秀「・・・・・・・あーもー!お前ら飯の用意しろ!」

全員が静まり動き出した

秀「文は酒飯でいいか?」

文「出来れば」

秀「分かった・・・じゃあのほほんはベーコンエッグを作ってくれ」

本「は~い」

こうしてなんとか8時に来ることに間にあった

 

教室

教室ではクラス対抗戦の話で一杯だった

まぁ俺には関係ねーけど・・・

に「そう言えば二組のクラス代表が交替になったとか?」

秀「そうなのか?」

に「たしか中国から来た代表候補の転校生だったかな」

セ「ふん!私の存在を今更ながらに危ぶんで転入かしら」

秀「俺の予想だとまた一夏絡みな気がする・・・」

正直一夏の体質な底が知れない

「でも今の所専用機を持ってるのは一組と四組だけだし余裕だよ」

???「その情報古いよ!」

全員が声のした方を見た

???「二組も専用機持ちがクラス代表になったの。そう簡単には優勝出来ないから」

秀(たしかありゃ鳳鈴音じゃなかったか?)

俺がそう思っていると一夏と鈴音が楽しそうに話していた

秀「楽しそうに話すのはいいけど後ろの魔王の怒りが臨界点に達する前に早く教室に戻ったら?」

鈴音は最初何を言っているか分からないという顔だったが

千「今の貴様の発言で臨界点に達したぞ?」

鈴音が後ろを見るとすごい剣幕の千冬がいた

千「宇佐見は罰として放課後私と剣で勝負しろ。あと鳳、もうすぐホームルームだ。とっとと戻れ」

めんどくさい約束をしてしまったが鈴音が出ていった

回りは千冬が俺に勝負を挑んだ事でざわついている

秀「・・・・・・めんどくセェ・・・」

萃「面白そうじゃないか。IS乗り最強だぞ?」

戦闘狂はそう言うが余り女の人と戦いたくはない

 

昼休み

そんなこんなで昼休み

俺が半チャーハンセット萃香はハッピーセットにとりはポテトサラダキュウリスペシャルを頼んだ

秀「空いてる席は・・・・」

見た所ない

しかし一夏を見つけた

秀「よう、相席いいか?」

一「あぁ」

そこにはセシリアと篠ノ乃と鈴音がいた

鈴音は一夏のセカンド幼馴染らしい

篠ノ乃はファースト幼馴染らしい

鈴「それよりあんた、千冬さんと勝負って大丈夫なの?」

秀「正直地獄だな・・・・」

に「ま、ブリュンヒルデだからね・・・」

萃「なんとかなるんじゃない?」

 

放課後アリーナ

とりあいずそのまま過ごして放課後になった

秀「何で俺がする決闘は毎回見られんだよ・・・・」

回りが野次馬で一杯だった

千「すまんな・・・」

秀「まぁいいけど」

第一アリーナで決闘となった

秀「んで、ルールは?」

千「基本入学試験と変わらないが飛行禁止といこう」

結局はISで侍の決闘と言うわけだ

秀「・・・・・・そっちは訓練機だけどこっちも訓練機の方がいいんじゃねーか?」

千「生徒が一人前に気遣いか?安心しろそう易々とは敗けん」

秀「・・・・・わぁったよ。んじゃ黒夜叉!」

お互いがお互いを睨み合った

これは相手の隙を探しているのだ

秀(流石IS乗り最強・・・・いやもう霊長類最強でいいか・・・とりあいず隙が見当たらねぇ・・・一瞬でも油断したら・・・)

千(流石だな・・・隙が見当たらない・・・一瞬でも油断したら・・・)

秀千((負ける!))

しかし動かないと戦局も変わらないが

そうお互いが思い同時に動いた

刃がぶつかった

千『・・・・・エネはどうした?』

エ「いくら私でも決闘の邪魔をするような野暮はしませんよ」

千『そうか』

千冬は一度俺から離れた

秀「やっぱ戦わなきゃ駄目か?」

千『今更何を・・・当たり前だ。たまには体を動かさんと私も体が鈍るのでな』

秀「そんなのに俺付き合わされてんの!?」

俺はまた動いた

千『そんな力では私には通じんぞ?』

簡単に防がれてしまった

秀「みたいだな・・・はぁ、やるしかねーか・・・」

俺は眼帯に手を付けた

これはにとりとパチュリーが俺の妖怪の力を一部封じた物だ

これを外すと意識をしっかりと持たないと妖力が暴走する

そして眼帯を外すと右目の黒色とは違い紅い目が出た

千『紅い目・・・・』

そして俺の右目も紅くなった

秀「アンマリ見セタクナカッタケドナ」

妖怪化は言語機能も低下してしまう

千『それだけ敵として敬意をはらっていると言うことだろう?』

そのまま千冬は俺に向かってきた

それを俺は上に払い腹部を斬った

しかし千冬も負けてはいなかった

俺に腹部を斬られた後直ぐに軌道を修正して俺の背中を斬った

秀「イマノデシールドエネルギーガ半分カ・・・」

千『私もだ・・・では次の攻撃で最後としよう』

千冬が向かって来た

さっきシールドエネルギーが半分と言ったがそれには語弊がある

実際は少しほど半分より多い

秀(ダカラコレハ賭ケダ。アイツノ全力ヲ受ケ止トメル!)

千冬が俺を斬った

シールドエネルギーが一残った

俺は賭けに勝った

秀「・・・・・・コイツデ・・・・シメェダァァァァァァァァァ!!!」

千冬の武装が解除された

千「私の・・・・・敗けだ」

俺は武装を解除して千冬に近づいた

秀「・・・・・ナイスファイト!」

俺は手を出した

千「お前もな・・・」

千冬も手を出した

握手をする寸前

秀(あ・・・れ?)

俺の意識はブラックアウトした



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第10話:約束

俺が目を覚ますと保健室だった

辺りを見渡すと簪が座って寝ていた

に「簪ね、君が起きるまでずっと看病してたんだよ?」

秀「そうか・・・・後で礼言わねーとな」

に「・・・それと君が倒れた原因だけど・・・妖怪の力を100%出したことによる疲労だと思うよ」

秀「あれ?そういや眼帯が着いてんな・・・・」

に「私が付けといた」

どうやらにとりには結構世話になったらしい

秀「礼はまたいつか精神的に・・・」

に「お、じゃあ食堂のキュウリ料理全食で」

こいつは精神的にって意味を知らんのだろうか・・・

簪「う~ん・・・」

簪が起きた

秀「起きたか?」

簪がいきなり顔を赤くした

に「ほら、言う事があるでしょ?」

にとりの言葉に疑問を持ちながら俺は簪を見た

簪「私・・・何回か貴方に合ってるの」

秀「?そりゃ同じ学校だからな」

俺の言葉ににとりは呆れていた

に「そうじゃなくて・・・・ほら、私達がいた世界でだよ」

私達がいた世界・・・つまりそれは

秀「・・・・・SAO?」

にとりが頷いた

しかし簪を見た事がない

いや、ちがう

確かにいたのだ

只いつも隠れていたからよく覚えていなかった

秀「あ!お前カンか!アルゴの後でいつも隠れてた」

簪の顔が明るくなった

どうやら正解らしい

簪「私あの世界ならヒーローになれると思ってた。でも違った。命が掛かったら動けなかった。でもそんな時にアルゴにであった。彼女は私も戦えるって言ってくれた。でも私は誰も助けられなかった。目の前で何人も死んでいった。ALOでだって捕まって実験体にされてお姉ちゃんにも心配をかけて・・・でも貴方は違った。私達を助けるために戦って実際に6000人も助けられた。どうしたら貴方みたいにヒーローになれるの?」

簪は胸倉を掴み額を胸に付けた涙を流しながら俺に聞いてきた

秀「・・・・・・・・俺は強くなんてねぇよ。俺は何人も救えなかった。第一層はボス攻略でディアベルが死んだ、圏内PK事件では俺の行動でユウキが死んで殺したやつらを殺した。67層のボス攻略も沢山救えなかった。74層もアインクラット解放軍のコーバッツや後二人を救えなかった。ラフィンコフィンの拘束作戦では5人殺した。最後のボス攻略は15人救えずにいた。他にも色々な奴を救えなかったんだ。こんな汚れた奴よりお前の方が立派に生きてたじゃねーか。夜に一人でレベリングしてさ。俺にとっちゃお前がヒーローみたいなもんなんだぜ?」

簪は涙目になりながら俺の顔を見た

簪「本当?」

秀「本当だ」

簪「本当の本当?」

秀「本当の本当だ」

簪「本当の本当の本当?」

秀「本当の本当の本当だ」

簪は笑顔になった

簪「・・・・ありがとう///」

秀「おうよ!」

俺は簪を見送った

に「じゃあ私達も帰る?」

秀「そうだな。もう夜だし晩飯でも作りに行くか」

こうして俺とにとりは寮に向かった

 

俺はにとりと一旦別れて自室に行こうとしていた

秀一夏の部屋の前でふと、一夏の部屋が騒がしい事に気付いた

秀「喧しいぞ、テメェら~。いったい何が・・・・」

鈴「退いて!」

怒った状態の鈴音が出てきた

秀「本当にどうしたんだ?相談くらいのるぞ?」

この言葉に鈴音が止まった

鈴「・・・・・・・・じゃあちょっとだけ聞いて貰えるかしら」

てことで近くのベンチ

鈴「私は小学校の時に一夏に大きくなったら酢豚を毎日食べさせてあげるっていったのよ」

秀「それってあれか?大きくなったら味噌を毎日食べさせてあげるってやつ?・・・って一夏に小学校時告ったのかよ!」

鈴「ちょ!大声で言わないでよ!・・・で、一夏何て言ったと思う?」

秀「・・・・・・・酢豚を毎日奢ってくれるって勘違いしたとか?いや流石の一夏でもそれは・・・」

鈴「正解よ!一夏の奴酢豚を毎日奢ってくれるって勘違いしてたのよ!」

秀「マジかよ、一夏最低だな。犬に尻噛まれた後馬に蹴られて死にゃあいいのに」

心からの切なる願いで合った

鈴「ふぅ、何か喋ったらすっきりしたわ。ありがと」

鈴音はそのまま去ろうとしていた

秀「クラス代表戦、勝って一夏に一泡吹かせてやれよ」

鈴「当たり前でしょ」

そう言って鈴音は去っていった

秀「さて、俺もあいつらの飯でも作りに行くか」

俺も萃香の部屋に向かうのであった



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第11話:クラス代表戦

一回戦から一夏は鈴音と当たった

秀「相手は近接戦闘が主体か・・・」

萃「相手の動きさえ見れば交わせるはずだから慎重にね」

俺と萃香はデータを見ながら作戦立てていた

に「合ったって砕けろ!」

全『砕けちゃ駄目(でしょ)だろ!』

そんなこんなで試合が始まり観戦席に移動した

そこには詩乃にのほほん、簪もいた

試合を見ていると一夏が圧しているように見えるが実は圧されている

鈴音が何かを発射すると一夏が吹き飛んだ

詩「何あれ!?」

秀「見るからに衝撃砲だと思うけど・・・」

本「避けるのは至難の業だよー」

秀「あぁ、しかも死角もねぇな・・・」

しかし一夏もなんとか食らいついている

秀「一夏・・・・あの諸刃の剣を使うつもりだな」

一夏は鈴音の攻撃を避けて隙を狙った

そして一夏がイグニッションブーストをする直前に爆発が起きた

秀「!なんだよ・・・ありゃ・・・」

見た感じではISだが何かが可笑しい

秀「詩乃!ISの実践は!?」

詩「い、一様24時間は・・・・」

秀「上等だ。のほほんと簪は皆の避難誘導を詩乃は俺と一緒にあのISを食い止めるぞ!」

詩本簪「「「了解!」」」

俺は黒夜叉でシールドを破りステージに入った

秀「一夏!」

一『秀都?』

秀「今エネに調べてもらってっけどもしも無人機なら一夏の奴でやってくれ!」

鈴『・・・・・・もし人間が乗ってたら?』

秀「そんときは俺が殺る・・・」

エ「ご主人!結果が出ました!」

秀「・・・・・・・結果は?」

エ「生態反応がありません!

秀「決まったな」

俺は剣を直してファイブセブンを出した

山『宇佐見君、今すぐ皆とそこを脱出してください』

山田先生から通信が来た

しかし

秀「俺だって護る物くらいありますよ!」

そのまま通信を切った

秀「テメェら覚悟は出来たか?」

一鈴『『おう(えぇ)!』』

俺達は四方に飛んだ

無人機は一夏を狙っている

鈴『私と秀都で援護するから一夏!行きなさい!』

秀「どうせその剣しかねーしな」

俺は無人機にファイブセブンを撃ちながら話した

どうやら狙いは俺になったようだ

しかも一夏の時と違い動きが素早い

秀(どういう意図があんだよ。この襲撃!)

一夏も剣を当てようとしているが当たらない

鈴『ちゃんと狙いなさいよ!』

エ「四回目ですよ!」

一『狙っているっつーの!』

また無人機のレーザーの雨が襲いかかった

秀「ち!これじゃあジリ貧だぞ!」

一『次で当ててやる!』

鈴『言い切ったね』

秀「なら俺も協力しねーとな」

一『じゃあさっそく・・・』

一夏が進もうとした時に

箒「一夏!」

篠ノ乃の叫び声が聞こえた

箒「男なら・・・男ならその程度の敵に勝てないで何とする!」

無人機が篠ノ乃を向いた

秀「あの馬鹿野郎!」

無人機が篠ノ乃に向けてレーザーを発射した

俺は篠ノ乃を庇い背中にレーザーを受けた

箒「あ、あ・・・・」

秀「・・・・・・テメェどういうつもりだ?」

箒「わ、私は一夏を応援しようと」

秀「ざけんじゃねぇぞ!その結果がこれか?後一歩間違えればテメェは死んでたんだぞ!」

箒「・・・・・・・・・」

篠ノ乃が黙った

萃「もういいだろ?」

萃香が篠ノ乃の後ろから出てきた

秀「あぁ、そいつを頼む。後扉一個壊して出口の確保を」

萃「了解」

俺はまた戻ろうとした

しかし少し飛んだ後に落ちてしまった

体が動かない

恐らく昨日の疲れがまだ合ったのだろう

一夏は零落白夜を外してしまい地面に叩き付けられた

無人機が右手を俺に左手を一夏に向けていた

しかし俺と一夏の顔にあったのは笑みだった

秀一「『狙いは?』」

詩セ『『完璧(ですわ)よ』』

ビットのレーザーと対物狙撃ライフルが無人機を襲った

そこにいたのはセシリアと詩乃

秀「決めろ詩乃!」

詩乃は無人機を打抜き無人機が倒れた

秀「ナイスだぜ。詩乃」

詩『当然』

秀「何はともあれこれでお仕m!」

エ「ご主人!あの無人機まだ動きます!」

秀「クソが!」

俺は動かない体に鞭打ちながら飛んだ

一夏も同じように飛び二人でレーザーを裂き無人機を破壊した

 

保健室

秀「何べんここに来れば良いのだろうか・・・」

同じ光景に少々飽きながらもにとりが剥いてくれた林檎を食べていた

に「織斑は君が庇って軽傷だってさ」

秀「ならいいか・・・・」

詩「全然よく無いわよ!」

詩乃が乗り込んできた

詩「あんたまた自分を犠牲にして人を守って・・・ちょっとは自分を大切にしなさい」

本「ノンノンの言う通りだよー!」

簪「・・・・・・・・・ちょっとは自分を大切にしてほしい」

のほほんと簪も来た

萃「諦めな、こいつはそういう奴だっただろう?でもそれで私達は助けられた」

俺は青い空を見た

そしてずっとこの日常が続いてほしいと願った



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第12話:第二の転校生

山「お引っ越しです」

山田先生のその一言で詩乃は二年の寮に行く事になり現在私宇佐見秀都はボッチである

秀「何か・・・寂しい」

うさぎは寂しいと死んでしまうと言うがこう言う事を言うのだろう

秀「あー!うだうだ言ってもしゃーねー。寝るか!」

こうして俺は床に就いた

 

次の日

学校

何故か今月あるトーナメントで優勝したら一夏と付き合えると言う噂が流れていた

噂の出所はのほほん、文じゃなくて本当に良かった

 

ホームルームにて

山「今日は何と転校生を紹介します」

え?ちょっと前に鈴が来たばっかなのに?

そう思いながら適当に待っていると

美少年が現れた

???「シャルル・デュノアです。フランスから来ました。皆さんよろしくお願いします」

秀「男?」

シ「はい。ここに僕と同じ境遇の人がいると聞いて本国より転入を・・・」

次の瞬間黄色い声が上がった

「男子!三人目の男子!」

「しかもうちのクラス!」

「美形で守ってあげたくなる系の!」

「こうなると宇佐見君が攻めで織斑君とデュノア君が受け?」

「いや、もしかしたらデュノア君が攻めで宇佐見君が受けかも・・・・」

秀「人で勝手にBL本つくるんじゃなねぇ!」

千「騒ぐな!静かにしろ!」

千冬の一喝で静かになった

千「今日は二組と合同でIS実習を行う。各自はすぐに着替えて第二グラウンドに集合。それから宇佐見」

何か呼ばれた

千「デュノアの面倒を見てやれ。同じ男子だ」

「やっぱ宇佐デュノよ!」

まだ言ってたよ

秀「よし、長ったらしい挨拶は時間がある時に・・・肉かb・・・たt・・・よし、一夏行くぞ」

一「今肉壁とか盾って言おうとしたよな!?」

一夏が何か言っているが無視しよう

じゃないと

「噂の転校生発見!」

「しかも織斑君や宇佐見君と一緒!」

前も後ろも囲まれる

まぁもう囲まれちゃったけど・・・・

秀「ありゃりゃ、どうするよ?」

一「・・・・・・俺が囮になるから早く逃げろ!」

秀「ありがと一夏。お前の事は今日の昼飯まで忘れない」

俺は早く着くためにシャルルをお姫様抱っこしながら更衣室に向かった

一「えーーーーーー!!!!」

 

更衣室

秀「よし、着いた。?どうしたんだ?顔赤ぇぞ?」

シ「な、なんでも無いよ!」

とりあいず着替え終わった

シャルルの着替え早かったな~十秒も経ってなかったんじゃねーか?

終止シャルルの顔が赤かったのも気になるが・・・

一「秀都!」

秀「おー、生きてたか。案外しぶといな・・・ゴキブリ並みだぜ」

一「誰のせいだ!」

 

グラウンド

千「本日から実践を開始する。まずは戦闘を実演して貰おう・・・鳳!オルコット!専用機持ちならすぐに始められるだろう」

二人が前に出たがやる気が無さそうだ

しかし千冬が耳元で何かを囁くと何故かやる気になった

大方一夏をだしにでもしたんだろう

相手は今ここにいない・・・

山「キャーーーー」

上から山田先生が降ってきた

グラウンドっていつもクレーターができんのな

てか、不味い!

こっちに降ってきた

秀「ギャーーー!!」

俺に直撃した

秀「あー、びっくりした。」

俺は起き上がり地面に手を着こうとした

しかしそれは硬い感触ではなく

大きくて柔らかい物だった

首を錆びた機会の如く動かして下を見ると顔を赤くした山田先生の化け物級のパイブツを掴んだ俺の手が合った

秀「えっと・・・・その・・・・すいませんでしたー!」

俺が山田先生から逃げるように走り去ると後ろからレーザーと薙刀が飛んできた

鈴「女の敵!」

セ「成敗して差し上げますわ!」

秀「イヤーーーーーーー!!!!」

しかし次の瞬間薙刀が撃たれ地面に刺さった

山「宇佐見君怪我はありませんか?」

山田先生が笑顔で聞いてきた

秀「えと・・・・はい。すんませんありがとうございます」

千「山田先生は元代表候補だ。今の射撃くらい造作もない。」

山「昔の事ですよ。それに候補生止まりでしたし・・・」

千「さて小娘どもさっさと始めるぞ」

山田先生対二人だ

誰でも二人が勝てると思う

しかし今の射撃技術と恐らく二人のコンビネーションで変わるだろう

三人の試合が始まった

千「デュノア、山田先生が使っているISの解説をして見せろ」

シ「は、はい!山田先生のISはデュノア社製ラファール・リバイブです。第二世代開発最後期の機体ですがそのスペックは初期第三世代にも劣らない物です。現在配備されている量産ISのなかでは最後発でありながら世界第三位のシェアを持ち、装備によって格闘、射撃、防御と言った全タイプに切り替えが可能です。」

秀「汎用性高ぇえんだなぁ」

千「お前の黒夜叉も同じ様な物だ。近接、遠距離と分けられる・・・まぁお前のISが今のところ第四世代に最も近いISだからな」

そんな最先端のIS作ったのかよこの河童

河童の技術力はやっぱスゲェわ

にとりを見ると何かすごいドヤッていた

あ、試合が終わった

二人が落ちてきた

グループの実習で一夏とシャルルが告白されていた

俺?来なかったよ!

こうして実践訓練が終わった



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第13話:キャラが被ったら?

昼飯の時間になった

箒「どういう事だ?」

ここには俺、一夏、篠ノ乃、シャルル、鈴、セシリア、萃香、にとり、詩乃がいる

一「大勢で食った方がうまいだろ?」

秀「それにシャルルも転校してきたばっかで右も左もわかんねーだろうからな」

箒「そ、それはそうだが・・・・」

箒、鈴、セシリアが火花を散らしていた

詩「私だけ何か浮いてる気がするんだけど?」

秀「んなことねーだろ。はい、弁当。お前らも」

俺は萃香とにとりと詩乃に弁当を渡した

一「へー、秀都って弁当作れるか・・・」

秀「あぁ、ウチじゃ姉ちゃんがいつもゴロゴロしてっから俺が家事しなきゃなんねーくてな」

一「俺も千冬姉が家でゴロゴロしてるから家事とかしなくちゃなんだよなー」

秀「ちっと位手伝ってくれてもなー」

一「だよなー」

何かもう主夫の会話である

シ「えっと・・・何かすごい家庭だね」

萃「しかも宴会の時は妖夢と咲夜と一緒に何十人分の宴会料理も作ってるから大変だよねー」

秀「お前もその一人だからな?」

この後皆の料理を食べた一夏がセシリアの料理でぶっ倒れた

 

自室

秀「何か新鮮だなー」

カルピスを飲みながらそう呟いた

シャルルも日本のお茶を喜んでくれているようだ

シ「・・・・秀都はISの特訓はしないの?」

秀「まぁな・・・でもあの鬼軍曹と週一で試合をやらされる」

シ「鬼軍曹?」

秀「織斑先生だよ」

まぁ今は勝敗が半々な訳だが

シ「じゃあ僕とも一日一回試合をしてよ」

この提案に俺は

秀「まぁ良いけど・・・・遠距離は苦手なんだよなー」

快く?引き受けた

 

次の日

山「えっと・・・今日もうれしいお知らせがあります。また一人クラスに友達が増えました」

え?また?等と思わない

何故ならウチにはラノベ主人公顔負けの織斑一夏君がいるからだ

山「ドイツから来た転校生、ラウラ・ボーデヴィッヒさんです」

この後ボーデヴィッヒは一夏に負けず劣らずの自己紹介をかました訳だが・・・

ラ「私は認めない。貴様があの人の弟など認めるものか!」

一夏を平手打ちしてこちらに近づいてきた

俺の前で止まるといきなり腕を掴み投げられた

秀(CQC!?)

俺が態勢を立て直すとナイフを逆手に持ち近づいてきた

俺はとっさにナイフを創造し、ボーデヴィッヒのナイフを弾いて天井に刺した

秀「・・・・・随分なご挨拶だな?」

ラ「やはり貴様は覚えていないか・・・・私は貴様を忘れた事は一度もないというのに!」

言ってる意味が分からなかった

秀「・・・・・・なんだそりゃ・・・俺はお前に会ったことなんざねーよ」

ラ「・・・・・・・そうか、すまなかった」

その時のボーデヴィッヒは何故か悲しそうな顔をしていた



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第14話:マダオ(マジでダークな男の子)

今はシャルルと試合をしている

秀「にとりに改良してもらって弾幕が撃てるようになった!これで遠距離も安心だぜ!」

シ『すごいね、秀都・・・・・・僕も避けるので精一杯だよ!』

しかし確実にシャルルの攻撃が当たっている

秀(にしても着実にシールドエネルギーは減ってる・・・流石は代表候補生だな)

エ「ご主人って戦闘を楽しむ節がありますよね・・・」

そんな事は無いと思う

そんなのは萃香と勇儀とキリトで十分だ

一「やっぱりすごいな、秀都は」

萃「あれは戦闘慣れし過ぎてるだけだから」

一「でも、アイツに教えて貰ったら千冬姉を護れる位強くなるかな?」

に「放課後は用が無い限りALOだから行けるんじゃ無い?」

そんなこんなで接戦が続いていると

秀「?なんだあの黒いIS?」

黒いISが合った

エ「あれはドイツの第三世代・・・まだ実験段階って資料に書いて・・・あ!聞きましたけど・・・」

秀「お前、各国の機密情報を易々と見すぎなんだよ!」

ラ『ジョン・スミス!』

秀「誰が山田太郎だ!後テメェの国ならハンス・シュミットだろうが!」

シ『どこに突っ込んでるの!?』

俺が渾身の叫びをするとシャルルがツッコム

ラ『ジョン・スミスだろうが山田太郎だろうがハンス・シュミットだろうが構わん!私と勝負しろ!』

秀「やだよ!理由がねぇ!」

俺が断るといきなりブラスターを飛ばしてきた

秀「ちょ!」

しかしそれをシャルルが防いだ

シ『いきなり戦いを仕掛けるなんてドイツの人は結構沸点が低いんだね!』

ラ『私はそこにいる奴に勝ち織斑一夏を潰さなければならない!』

秀「だから何で俺なんだよ!」

そう、一夏に怨みがあるなら直接一夏を叩けばいいだけだ

なのに俺に勝つことに拘っている

『そこの生徒!何をしている!』

教師が放送で呼び掛けるとラウラは去っていった

 

体育館裏

文「?ラウラさんが一夏さんを恨んでいる理由ですか?」

秀「あぁ、お前なら突き止められるかなって」

文「了解しました!その代わり取材一回ですからね?」

そう言って文は去ってしまった

 

自室

秀「ただいまーっと」

俺が部屋に入るとシャワーの音がなっていた

恐らくシャルルだろう

いつも自室でシャワーを浴びている

秀「あ!そういやシャンプーが切れてんだった!」

俺は替えのシャンプーを届けに風呂場に入った

秀「おーい、シャンプー切れてんだろ?替えのシャンプー持って来た・・・・ぞ?」

俺はシャンプーを落としてしまった

何故なら男のはずのシャルルに男のアナログスティックがなく胸が異様に膨らんでいたからである

秀「・・・・・・じゃあシャンプー置いたから早めに出ろよ」

俺はガチガチになり出て行った

まず整理しよう

俺は男のルームメイトシャルルに替えのシャンプーを届けに入った

でもいたのはシャルル(♀)だった

何を言ってるか分からねーと思うが正直俺にも分からねー性転換とかそう言うちゃちなもんじゃ断じてねぇ

ラッキースケベと言う不幸の片鱗を味わったぜ

秀「あれ?そういや俺この前も山田先生にぶつかって・・・・あれ?俺捕まりたくねぇよな?そうだよな?うんそうだ!そうに違いない!・・・・嫌でも実際ラッキースケベと言う不幸が立て続けに起こってるし・・・・よし、自首しよう・・・」

俺は自問自答して最終的に自分の闇の中に入っていった

エ「おーい、ご主人!マダオになってますよー!」

秀「なんだよマダオって・・・・」

エ「マジで!ダークな!男の子!略してマダオです」

どっかで聞いたことがあるが・・・まぁ聞かなかったことにしよう

しばらくしてシャルルが出てきた

秀(合わしずれぇ!どうすりゃいいんだよこの空気!)

そんなことを思っていると

エ「とりあいずお茶出したらどうですか?」

エネが空気を壊してくれた

秀「そ、そうだな!シャルルはどうする?」

シ「ぼ、僕も貰おうかな」

とりあいずお茶を入れてシャルルに渡した

秀「んで、何で男の振り何てしてたんだ?」

シ「実家からそうしろって言われて」

エ「・・・・・なるほどそう言う事ですか・・・」

秀「?どういう事だ?」

エ「まず彼女はデュノア社が実家です。て、そのデュノア社が今経営不振な訳ですよ。」

秀「だから俺や一夏のデータ・・・ついでにゃ広告代りに男子の格好か・・・」

シャルルが頷いた

シ「それにね、僕は父の本妻の娘じゃ無いんだよ・・・父とはずっと別々に暮らしてたんだけど二年前に引き取られたんだ。お母さんが亡くなった時に・・・デュノアの家の人が迎えに来てね。それで、色々検査を受ける家庭でIS適性が高いことが分かって・・・で、非公式ではあったけどもテストパイロットをやることになってね。でも父に会ったのはたったの二回だけ。話をした時間は一時間にも満たないかな」

秀「?でも確かお前ん所の会社はISのシェア第三位だろ?」

エ「でも所詮は第二世代です。セシリアさんやラウラさんが来たのも第三世代のデータを取るためですしね・・・」

エネに捕捉説明された

確かに筋は通っている

シ「君達のデータを盗んで来いって言われたよ」

確かに俺のISは今日第四世代に最も近いと言われた

シ「本当の事を話したらスッキリしたよ。聞いてくれてありがとう。それと今まで嘘をついててごめん」

秀「・・・・・・・・本当にいいのか?」

シ「え?」

秀「俺は生まれた時から一人だった。親も居ねぇ。だが今更会いたいとも思わねぇ。でもテメェは違うんだろ?・・・・ひとつ聞く。お前はこれからどうなるんだ?」

エ「・・・・少なくとも牢屋行きは確定ですよ」

秀「なら、俺が黙ってたらお前はここにいられんだな?」

???「残念だけどそれは無理」

俺は声のした方を振り返った

そこにいたのは生徒会長の刀奈だった

刀「彼女が女って事は身体検査の時点で分かってたわ」

秀「ならどうすりゃいいんだよ!」

刀「まぁこの学園にいる間は大丈夫だけど・・・」

秀「・・・・・・・・・」

俺は出ていこうとした

刀「どこに行くの?」

秀「飯を作りに。生徒会長も食べるならちょっと待ってろよ」

しばらく沈黙が続いた

刀「やっぱり優しいわね」

シ「?いつもあぁなんですか?」

刀「えぇ、私と簪ちゃんの仲を取り持ってくれたり・・・彼は自分を犠牲にしてでも他者を助けようとするからね。貴方の問題も解決しようとするんじゃないかしら?」

シャルルは分からなかった

自分が特をしないのに誰かを助ける

それは簡単にできるような事ではない

しばらくそれを考えていると

秀「ただいまー」

刀「おかえり」

秀「今日の晩飯はハンバーグだ。大根おろしとソース好きな方を選べよ」

俺が皆の前に置き食べ始めた

秀「どうした?食わねぇのか?」

シャルルが全然食べていなかった

シ「そ、その・・・・」

シャルルは言いずらそうにしている

刀「フランスにお箸なんて文化は無いわよ?」

刀奈に言われようやく気付いた

秀「悪い!すぐにフォークとナイフ持って来るから!」

シ「そんなの悪いよ・・・」

秀「お前は人に頼る事をしなさい!じゃねえと身が持たねえぞ?」

そう言うとシャルルは顔を赤くした

シ「じ、じゃあ・・・食べさせて?」

少し驚いた

だが少しだけだった

秀「おうよ!」

俺はシャルルはハンバーグを別けて口に運んだ

秀「上手いか?」

シ「うん!」

刀「貴方の料理は美味しいって簪ちゃんも言ってたわ」

秀「なら、良かった」

こうして非日常な一日が過ぎた



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第15話:パートナー

さて、そろそろ本気でパートナーを探さなきゃな

秀「平和だなー」

本「そうだねー」

でもやっぱのんびりしたい

文「あやややや、大変です!」

秀本「「?」」

 

アリーナ

俺は文に言われ第二アリーナに走って来た

そこで見た光景はボーデヴィッヒが鈴とセシリアの首を絞めて殴っている光景だった

秀「なにやってんだ!あの野郎!」

俺は黒夜叉を展開した

一夏も白式を展開してアリーナのシールドを壊して入った

一夏はラウラを斬ろうとしたが止められた

次に俺がファイブセブンを撃つとボーデヴィッヒは回避した

一夏は鈴とセシリアを安全な所に連れて行った

秀「テメェ・・・・今自分が何しようとしてたのかわかってんのか!?」

ラ『無論だ』

秀「!テメェ!」

俺はさらに剣を振りかざした

しかしその剣は千冬に千冬より大きい刀で俺の剣を防いだ

千「やれやれ、これだからガキの相手は疲れる」

秀「・・・・・・そこを退け。そいつは一回叩いてでも直さなきゃなんねぇ」

千「・・・・・・模擬戦をやるのは構わん。だがアリーナのバリアーまで破壊される事態になられては教師として黙認しかねん。この戦いの決着は学年別トーナメントで着けて貰おう」

ラ『教官がそうおっしゃるなら』

そう言うとラウラはISを解除して去って行った

秀「・・・・・・・・・・・」

千「宇佐見、お前は少し頭を冷やせ。何でも一人で抱え込むな」

そう言い千冬も去っていった

 

保健室

今はセシリアと鈴のお見舞いに来ている

でも見る限り大丈夫そうだ

秀「まぁお前らはゆっくり休め」

一「そうだな」

俺と一夏が二人を見ながらそう言っていると

床が揺れ始めた

来たのはパートナーの申請書を持った女子だった

一夏とシャルルが引っ張りだこだった

あれ?何か頬に熱い物が・・・

秀「・・・・・・じゃあ一夏、シャルル頑張れよー」

俺はそのまま出て行った

 

中庭

俺は中庭のベンチに座っている

秀「んで、いつまで隠れてるつもりですか?織斑先生?」

俺がそう言うと木の影から千冬が出てきた

千「お前に頼みがある」

俺はその言葉に思わず千冬の方を見た

秀「頼み?」

千「あぁ、今まで同様ラウラを救って欲しい」

秀「・・・・・・・・」

俺は黙った

千「お前が奴を警戒しているのは知っている。いきなりCQCをかまされたんだからな。だが今のあいつは数年前の私に囚われている」

確かにそうかもしれない

今までのボーデヴィッヒの行動は全て織斑千冬を中心に動いていた

秀「俺があいつのよりしろになれと?」

千「そうだ」

秀「俺はあいつを知らないし信用もこれっぽっちもねぇぞ?」

千「だがラウラは私がドイツで訓練を担当した時嬉々として話していたぞ?お前と特長が一致したライバルの話をな」

それが驚きだ

自分はボーデヴィッヒに会ったことがない

もちろんドイツに行った事もだ

なら何故そんなことを言うのだろうか

千「私もなお前と特長がよく似た奴を知っている」

秀「!どういう事だ?」

千「知らん。あれが本当にお前なら今頃お前は二十歳だ」

謎が深まった

只わかることそれは

ラウラ・ボーデヴィッヒは織斑千冬と言う楔に囚われていると言う事だ

なら話は簡単だ

俺は・・・・・・・

秀「・・・・・・分かった。ボーデヴィッヒは俺に任せろ」

ボーデヴィッヒを助けると言う選択をした

千「・・・・すまない、ありがとう」

 

どうしよう

俺は大変困っている

秀「・・・・・なぁエネ」

エ「なんですか?ご主人」

秀「俺の目には半裸状態のシャルルがいるわけだが・・・これは夢か?」

実際シャルルは顔を赤くして停止している

エ「いいえ、現実です」

秀「そうか・・・・」

俺は一旦踵を返して部屋を出た

すると

ラ「!」

ボーデヴィッヒがいた

秀「ボーデヴィッヒか・・・・その、さっきはごめん」

俺は頭を下げた

ラ「・・・・何故頭を下げる?」

秀「日本の文化だから」

ラ「そうか・・・お前はそう言う奴だったな」

ボーデヴィッヒは少し笑っていた

秀「後、お前は俺の事をどれくらい知ってるんだ?」

ラ「まず、お前は戦争に参加したことがあるな?」

秀「・・・・・あぁ」

ラ「後はお前はバレンタインデー?の時に寂しく一人でチョコフォンデュをしている」

秀「あの・・・・ボーデヴィッヒさん?もう分かったので止めて頂けないでしょうか?」

ラ「そ、そうか?」

何故知ってるんだ?と思ったがまぁバレたなら仕方ないと諦めた

秀「んで、ここからが俺のお願いなんだが・・・」

ボーデヴィッヒは首を傾げていた

秀「俺と月末の試合に出てくれないか?」

ボーデヴィッヒは目を見開いた

ラ「何故だ?」

秀「・・・・・俺はお前を知らない。だから知りてーんだ。俺のライバルっつーラウラ・ボーデヴィッヒを・・・ペアになってくれるか?」

ラ「・・・・・・・・・こちらこそよろしく頼む」

俺はラウラと握手をした

俺はラウラと別れて部屋に入った

秀「あのー・・・シャルルさん?」

シ「・・・・・・・・」

返事をしてくれない

エ「ありゃりゃ、返事してくれませんね」

秀「・・・・・電気・・・消すからな?」

俺は電気を消して寝た

俺が寝たのを見計らってシャルルが近付いてきた

シ「・・・・・・全く秀都ってば見かけによらず強引なんだから。ちゃんと言ってくれれば僕は別に・・・」

エ「そう言うのはご主人が起きてるときに言う物ですよ?」

シ「かもね。でもあの時初めて自分が誰かに必要とされている気がした」

エ「ご主人はああいう恥ずかしい事を平然と言いますからね」

そして二人が笑った

またシャルルが俺に近付いて額にキスをした

シ「お休み、秀都」

 

次の日

秀「準備OK!」

エ「なんか偉い人も来てる見たいですしちゃんとして下さいね」

秀「ハイハイ」

結局あれからラウラと特訓はしなかったがとりあいず毎日シャルルと訓練はした

そして俺は大変対戦表を見た

一夏とシャルルが対戦相手だった・・・・ん?

一「一回戦・・・秀都とボーデヴィッヒさん?」



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第16話:尊敬する者

秀「いいか?俺がシャルルの相手をするからラウラは一夏の相手だ」

ラ『いいのか?』

秀「一夏と戦いたかったんだろ?」

ラ『感謝する』

そう言ってお互いが位置に着いた

カウントダウンが始まった

開幕一夏が突っ込んできた

しかしラウラがAICそれを止めた

秀「ラウラは大丈夫そうだな」

エ「じゃあご主人?」

秀エ「「始めますか!」」

と思ったがシャルルがいない

秀「いない・・・・」

俺が辺りを見渡すとシャルルは一夏の後ろにいた

俺はレーザーをシャルルに当てた

一『シャルル!』

秀「悪いな。でも一夏とラウラの戦いに水は差させないぜ!」

シャルルがこちらに向かってきた

シ『早く秀都を倒して一夏の方に行かせて貰うよ!』

しかしやはり代表候補生だ

段幕の間からちょくちょく当ててくる

秀「やっぱさすがだな。シャルル」

シ『やっぱり一筋縄では行かないなぁ』

お互いがお互いを見据えていた

秀都sideout

 

ラウラside

私は織斑一夏と剣を交えていた

シャルル・デュノアはジョン・スミスがなんとかしてくれると思った

十年前のあの時のように

ラ「やはり貴様は教官の弟に相応しくない!」

一『確かに俺はあの時に千冬姉の足を引っ張った!だから今度こそ俺は千冬姉を守るんだ!」

鍔迫り合いだった

しかしいきなり横から弾が飛んできた

私が弾が飛んできた方を見るとシャルル・デュノアがジョン・スミスの攻撃の合間から撃っていた

秀『すまんラウラ!気にせず続けてくれ!』

そう言ってジョン・スミスは光剣を出して弾を弾いた

しかし少し弾が来る

ラ「く!」

私のAICは一つの対照しか停止出来ない

つまり今はシャルル・デュノアの攻撃が当たる

私は上に逃げた

同時にジョン・スミスも上に上がった

秀『どうする!?』

ラ「・・・・・・・・・まずはシャルル・デュノアだ。奴が一番厄介だからな」

秀「・・・・・・・了解」

ジョン・スミスが飛んでいった

そして刀でシャルル・デュノアを斬ろうとしたそれをシャルル・デュノアは防いだ

その隙に私はシャルル・デュノアにブラスターを撃った

ラ「やはり貴様から倒した方が早そうだ」

私がそう言うと後ろから衝撃が来た

一『俺を忘れて貰っちゃ困るぜ!』

ラ「この死にぞこないがぁぁぁぁ!!!!」

秀『ラウラ!先攻し過ぎだ!』

ジョン・スミスが何か言っていたが分からない

シ『どこを見てるの?この距離ならはずさない!』

ラ「シールドピアス!?」

私は壁まで吹き飛ばされた

次にシャルル・デュノアは何回もシールドピアスを叩き付けられた

ラ(私は・・・負けられない。負ける訳には行かない!)

ラウラsideout

 

秀都side

いきなりラウラから稲妻が走った

秀「!ラウラ!」

次の瞬間ラウラのISがドロドロになり形が変わってラウラを飲み込んだ

そのドロドロはどんどん形になっていった

一『あれは・・・・』

千冬が使っていたと言うIS

俺の顔

そして長い髪にたくさんのリボン

秀「そう言う事かよ。クソッタレ!」

ラウラや千冬が見た俺

それは今どこに居るか分からない俺のもう一つの人格が身体を持った存在

宇佐見零だった

そして藤原妹紅、蓬莱山輝夜だ

俺が相手の分析をしていると一夏がいきなり飛びだした

しかしすぐに返り討ちに会い一夏のISが解除された

しかし一夏は生身で向かっていった

秀「馬鹿野郎!死にてぇのか!」

一「放せ!あいつふざけやがって!」

俺は一夏を見て、そして・・・

秀「・・・・・・・・・・エネ、対処法は?」

一「!」

エ「一夏さんの剣ならなんとか出来るかもしれません」

しかし一夏はシールドエネルギーは切れている

に『ならなんとかなるかも』

にとりから通信が来た

秀「どういう事だ?」

に『君のISのワンオブアビリティは他のISのワンオブアビリティが使えるんだ』

秀「・・・・・・・発動条件は?」

に『ISに触ってスイッチで言うことだよ』

そう言う事かよ・・・・・

シ『エネルギーなら僕のを使ってよ』

シャルルはコードを出して一夏の腕輪に接続してエネルギーを一夏に託した

シ『約束して、絶対勝って』

秀一「「もちろんだ」」

一夏がまたIS を展開したがやはり腕だけだった

秀「さすがに腕までが限界か・・・」

一「でもこれで十分なんだろ?」

俺は一夏から距離を放れ一気に駆け寄った

秀一「「スイッチ!」」

秀「零落白夜発動!」

本当に発動できた

形は刀

こっちの方が使いやすい

ラウラが攻撃をしてきた

しかしそれを外し縦に大きく切った

するとその切れ目からラウラが出てきた俺はラウラを受け止めてそのままおぶった

秀都sideout

 

ラウラside

保健室

ラ(お前は何故強くあろうとする。どうして強い?)

秀(強くなんざねぇさ。もしお前が強いと思うならそりゃ強くなりたいから強いんだ。おらぁ強くなったらやってみたい事がある。)

ラ(やってみたい事?)

私は尋ねた

秀(今度こそ本当の意味で誰かを守りてぇ。最悪な方法じゃなくって敵も味方も笑顔で終われるような・・・そんなハッピーエンドを作りてぇ。)

ラ(それはまるで、あの人のようだ)

私の中には教官や師匠、ライバルがいた

秀(そうだな)

目の前にライバルがいた

秀(強くなったな、ラウラ)

目を覚ました

辺りを見回す

どうやら保健室のようだ

ラ「何が・・・沖田のですか?」

私は隣にいる教官に話し掛けた

千「一様重要案件である上に機密事項なんだがな・・・・VTシステムは知っているな?」

ラ「バルキリートレースシステム」

千「そうだ」

エ「一様条約で禁止されてる筈なんですけどねー」

上には一つのスマホが置いてあった

ラ「お前はジョン・スミスのサポーターか」

エ「あり?まだそれ引き摺ってるんですか?あれはご主人が面倒くさい時に使う偽名ですよ?」

ラ「な!」

千「ちなみに宇佐見は今ドイツ政府と通話中だ」

エ「あんな危険な物を使いやがってテメェら何考えてんだ!って怒鳴ってますよ」

私は考えた

どうして彼は私の為にそこまでやるのか理解できない

エ「どうせ、どうして自分を助けるのかって考えてると思いますが無駄ですよ。ご主人は誰だって助ける人ですから」

ラ「・・・・・・・・・・・」

私は自分が情けなかった

あれだけやってくれた彼に迷惑をかけてしまった

千「・・・・・・ラウラ・ボーデヴィッヒ!」

ラ「は、はい!」

いきなりの事に戸惑いながらも返事をした

千「お前は誰だ?」

ラ「私は・・・・・」

答えられない

千「誰でも無いならちょうどいい。お前はこれからラウラ・ボーデヴィッヒだ」

言っていることが分からなかった

千「それから・・・お前は私になれないぞ」

教官は少し笑いながら保健室を出ていった

千『いつまで電話している!』

秀『痛っ!』

私は一人になった部屋で笑っていた

ラウラsideout

 

秀都side

その夜

久しぶりの晩御飯は食堂です!

俺と一夏とシャルルでご飯を食べていた

秀「んで、結局一回戦は全部やる訳か?」

シ「そうみたいだね」

一「ふーん・・・・」

一夏は興味無さそうだった

にしても回りの女子が泣きながら皆走っていく

そんな中篠ノ乃がこっちを見ていた

一夏が篠ノ乃に近づき

付き合ってもいいと言ってようやくかと思ったが買い物に付き合うと言う飛んでもない落ちで一夏は篠ノ乃に殴り飛ばされた

その後山田先生に浴場解禁の知らせを受けた

 

浴場

秀「あ~癒される~」

一「にしてもシャルルは何で来なかったんだろうな・・・」

当然だろう

なんせシャルルは女の子なのだから

一「じゃあ俺はもうでるから」

秀「お~う」

一夏が出ていって数分俺は結構湯に浸かる方だ

秀「紅い血を吐くように奇跡のような時間を過ごした~♪」

シ「すごい歌詞だね」

秀「だろー俺もそう思う・・・・って」

ここで聞こえるはずのない声が聞こえそちらを向いた

秀「し、シャルル!何でここに!?」

シ「僕がいちゃダメ?」

秀「そ、そんな事ねーけどよ」

シ「僕だってお風呂に入りたいんだから。迷惑なら上がるよ?」

秀「いやいやいや!上がんなら俺が上がっから!」

シ「待って!」

目のやり場が困るんですけど!

何?生殺し!?

シ「話があるんだ。大切な話だから秀都にも聞いてほしい」

秀「・・・・・・分かった・・・」

シ「僕ね、ここに残ろうと思うんだ」

秀「・・・・・・そうか」

シ「秀都がいるから僕はここに残ろうと思ったんだよ?」

ちょっとドキッとしてしまった

シ「それにね、もうひとつ決めたんだ。僕の在りかた」

背中に大きな膨らみがあたった

秀「し、シャルルさん!?当たってるんですけど・・・・」

シ「これからは僕の事はシャルロットって呼んで。二人きりの時だけで良いから」

秀「それがお前の名前か?」

シ「うん。お母さんがくれた本当の名前」

目を瞑り俺は呟いた

秀「シャルロット・・・・いい、名前だ」

 

次の日

山「今日は皆さんに転校生を紹介します」

え?また?

一夏の力は凄いなぁ

そう思っていると入ってきたのはシャルロットだった

シ「シャルロット・デュノアです。皆さん改めて宜しくお願いします」

山「えっと・・・デュノア君はデュノアさんでした」

回りが騒ぎ始めた

萃「秀都・・・・知ってたよね?」

秀「何の事だ?」

本「昨日はウサちゃん一緒にお風呂に入ったんだヨネー?」

視線がヤバい

いきなり壁が壊れた

そこから来たのは

鈴「あんたはやっぱりここで殺す!」

秀「あの!あれは不可抗力でありまして!」

鈴「問答無用!」

鈴が衝撃砲を準備していた

秀「待ってー!マジでそれはヤバい!」

俺は目を瞑った

しかしいっこも衝撃がこない

恐る恐る目を開けるとラウラが前にいた

秀「ラウラ!ありがとうお陰で助かった!」

ラウラがこっちを向きいきなり顔を近付けた

そしてラウラの唇と俺の唇が交わった

ラウラの顔が放れた

ラ「お、お前は私の読める兼ライバルにする!決定事項だ!異論は認めん!」

『エーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

学園中にこの叫び声が聞こえた

秀「・・・・・・・・・・・逆じゃね?」



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第17話:買い物と事件は表裏一体

さて、皆おはよう

突然だが俺のお腹が膨らんでいる

いつもなら木綿季が寝ていると思うだけだが今は木綿季がいない

とりあいず開けてみよう

いざ、オープン!

いたー

裸のラウラが・・・・・・・

えっとこう言う時は・・・・

秀「キャーーーー!!!」

あれ?反対か?

ラ「なんだ?もう朝か?」

秀「あぁ、そうだけどそうじゃねぇ!何でテメェは裸で俺の上で寝てんだよ!」

ラ「夫婦とは共に包み隠さぬ者だと聞いたぞ?」

秀「・・・・・誰が言ったんだよ・・・」

ラ「クラリッサ」

クラリッサさんありがとう!

でも、なんか間違った知識がはいってんだよ

秀「いや、体は包み隠していいんだよ!」

ラ「そうなのか?」

秀「いいか!それはアニメの話で・・・イタタタタ!」

いきなりラウラが寝技をかけて来た

ラ「お前はもう少し寝技の訓練をするべきだ」

秀「つ、つえぇ・・・だが俺も負けん!」

とりあいず立って腕を降った

するとラウラが外れて宙を舞った

秀「アブね!」

俺はラウラをキャッチした

ラ「うむ、すまない」

エ「で、何で御姫様抱っこなんですか?」

よく見ると御姫様抱っこだった

秀「oh・・・・・・・」

 

11時

俺とシャルロットはモノレールに乗っていた

秀「つ、疲れたぁ」

シ「あのさ、ど、どうして僕の事だけを誘ってくれたの?」

秀「ん?今度の臨海学校あるけどさお前女子用の水着持ってないって言ってただろ?俺も服買おうと思ってたしちょうどいいだろ?」

シ「つまり・・・・・ついで?」

秀「まぁそうだな」

俺がそう言うとシャルロットが何か複雑そうな顔をしていた

さて、駅に着きました

さっきからシャルロットが口を聞いてくれない

秀「あのー・・・何に怒ってるのかわかりませんでせうが出きる範囲で言うこと聞くので許してくれませんか?」

シャルロットが手を出した

シ「じゃあ手を繋いでくれたら許してあげる」

秀「?そんな事ならお安いご用だ」

この後ろから俺を見ている者がいた

木「兄ちゃんは何してるのかナー?」

一「あの!痛い!痛いです!」

鎮守府の提督で妹の木綿季が一夏の手を握り潰しながら濁った目で俺を見ていた

そしてもう後ろ

鈴「ねぇ?」

セ「なんですの?」

鈴「あれって手握ってない?」

セ「握ってますわね」

鈴「そっか、見間違いでも白昼夢でもないんだ。やっぱりそっか・・・・・良し、殺す!」

この3つの可笑しな関係図が出来上がっていた

秀「そういやシャルロットが女の子って分かったからシャルロットじゃ普通だな。う~ん・・・・あ!じゃあシャルでどうだ?ってやっぱ駄目か。」

シ「う、ううん!シャルがいい!」

秀「そ、そうか?じゃあシャル行こうぜ」

シ「うん!」

よっぽど嬉しかったらしい

さて、水着売場にやって来た

秀「んじゃ、俺ここで待ってっから」

俺がそう言うとシャルが手を引き更衣室に入った

秀「ど、どうした?」

シ「し!」

シャルが外を覗いた

俺も一緒に覗くと木綿季と一夏が歩いてきて隣の更衣室に入った

秀「・・・・・・・・どうすんだよこれ・・・・・・」

シ「一夏が隠れたって事はまだ来るよ」

マジでか

俺はしばらく身を潜めた

鈴「一夏の奴どこに消えたの!?」

セ「まさか私達の尾行に気付いて・・・・」

秀「どうすんだよこれ!前も隣も鬼ばっかじゃねーか!」

正直万事休すだ

諦めよう

そう思ったときシャルがいきなり脱ぎ出した

秀「シャルさん!?」

どうすんのこれ!

え?俺本当に捕まるんじゃね?

とりあいず演習率だ

えっと・・・・・π!じゃねぇ!3.1415926535897932384626433832・・・・・・・

これで悟り開けんじゃね?

シ「もういいよ」

声を掛けられて後ろを向いた

そこにはシャルの水着姿があった

どうしよ

めっちゃ似合ってる

シ「変・・・かな?」

秀「めっちゃ似合ってるぜ!」

そうこうしているとカーテンが開いた

そこには魔王と天使がいた

山「う、宇佐見君!デュノアさん!?」

千「何をしている?」

秀「えっと・・・・隣の奴等から隠れようと思ったらいきなり隣に入ってきて出るに出られなくなりまして・・・」

俺が言い終わると一夏と着姿の木綿季が出てきた

木「兄ちゃん!僕の水着どう!?」

秀「?可愛いと思うけど?」

木「・・・・・・さっきと反応が違うよね?」

さすがに妹にあの反応は出来ない

そして俺とシャルと木綿季と一夏は正座させられ説教を受けた

 

秀「ひどい目にあった・・・・」

木「兄ちゃんには後で話を聞くからね?」

寮に帰ろうと駅に向かおうとした

しかしそこで気づいた

一「人が・・・・・いない?」

シ「本当だ・・・・・・」

俺はこれを見たことがある

秀「木綿季こいつらを連れて外に出てろ」

木綿季はしばらく俺を見た

そして

木「分かったけど兄ちゃん、怪我はしないでね?」

秀「あぁ!」

俺は走った

秀「エネ!この建物の生命反応は!?」

エ「三階中央にいます!」

俺は飛んで三階まで来た

魔術師「来たか・・・・」

秀「お前が主犯か?」

俺は目の前の魔術師を見据えた

魔術師「いかにも・・・・私は貴様を消しに来たのだ」

俺は魔術師を殴ろうとした

魔術師「おっと動くな!こいつがどうなってもいいのならな!」

魔術師が出したのは

秀「のほほん!?」

魔術師「こいつは貴様のクラスメイトらしいな!これで貴様は動けまい」

本「ウサちゃん!私はいいから早く逃げて」

俺は黙っていた

しかし着実に何かが沸き上がった

それは怒り

自分のせいで無関係な奴が危険にさらされる

魔術師「さぁ!どうする!貴様が逃げればこの女を殺す!貴様に出きる事は只殺られるだけだ」

秀「・・・・・・・・・・・・」

俺は魔術師にゼロ距離まで一瞬で近づいた

そしてひと言

秀「お前、いい加減ちょっと黙れ」

木刀で魔術師を打ち上げた

魔術師「カハッ!」

本「ウサちゃん?」

秀「悪いのほほん俺のせいで・・・」

本「ううん、ウサちゃんのせいじゃないよ・・・だってウサちゃんは私を助けてくれた」

俺はそれを聞くとまた魔術師に向かった

秀「今度はこっちだ。今引けば見逃す、とっとと失せろ」土「いや、そいつには死んでもらうにゃ~」

後ろから土御門が現れた

ス「じゃあさようなら」

魔術師「い、嫌だ!死にたくない!ギャーーー!!」

俺は燃えた魔術師を見ていた

土「これが魔術師の戦いぜよ」

秀「・・・・・・・・・・くそったれ・・・」

こうして事件は幕を閉じた



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第18話:海

今日は臨海学校だ

皆が自由時間に海に来ていた

さて、これからどうしよう

まぁ萃香もにとりも楽しんで要るようで何よりだ

秀「・・・・・・・寝よ」

木「普通はこんなときに寝ないよ?」

秀「暇なんだよ。仕方ねーだろ?」

木綿季は警備の目的で今第一艦隊とここに居る

秀「大体木綿季は遊んでていいのか?」

木「今は皆遊んでるよ」

確かに第一艦隊の皆が遊んでいる

シ「秀都ここにいたんだ」

シャルの声が聞こえた

シャルの方を見るとシャルと木乃伊がいた

秀なぁシャル・・・・なんだ?このバスタオルオバケ?木乃伊?」

シ「ほら、秀都に見せたら?大丈夫だよ」

ラ「だ、大丈夫かどうかは私が決める」

ラウラか・・・何やってんだよ・・・・

シャルが何かを呟くとラウラが包帯を取った

そこには水着姿のラウラ

シャルといい木綿季といいラウラといい何で皆こう水着を着こなすのだろう

秀「別に恥ずかしいことねーよ。スゲェ可愛いぜ」

ラ「そ、そうか・・・///」

本「おーい、ウサちゃんビーチバレーしよ~」

ピ〇チュウに似た水着ののほほんがこっちに来た

秀「おーう、皆行こうぜ」

一夏もいるからちょうど4対4

試合が始り凄い激しい戦いが始まった

そしてラウラの顔面に直撃

木「だ、大丈夫?」

秀「大丈夫か?」

何か知らんがラウラは俺の顔を見るなり走って海に入って行った

俺そんなに顔が怖いかな?

途中から山田先生と千冬が加わった

千「宇佐見、お前とは決着を着けないとな」

秀「フッフッフ!俺は負けないぜ?」

千冬が打ってきた

木綿季がそれを打ち上げて俺がオーバーフローをした

本「足はありなのー!?」

秀「バレーは足ありだからな」

千「そうか・・・・なら私も足を使わせて貰おう」

そこからは地獄だった

コートはクレーターで変化していた

後にこれを砂浜一角の大災害と言う(大嘘)

秀「はぁはぁ、やるな・・・・」

千「はぁはぁ、お前もな」

互いの勇姿を認め硬い握手が交わされた

に「取ったどー!」

その声で皆がにとりを見た

にとりが持って会えるのは

北「ポ?」

何と北方棲姫

秀「何拾ってんだテメェ!とっとと帰してきなさい!」

に「えー、折角捕まえたのに・・・」

秀「逆によく捕まえられたな・・・・・」

に「キュウリあげたら着いてきた」

秀「餌付けかよ!いいから返してこい!」

俺がにとりに北方棲姫を帰して来るよう施すと誰かに海パンを引っ張られた

引っ張ったのは北方棲姫

つぶらな瞳を向けられた

秀「・・・・・・・・・・・仕方ないから飼って良し!」

だってあんな捨てられた仔犬みたいな眼を向けられたら戸惑うだろ?

に「やった!宜しくホッポ!」

木「もう名前付けてるし・・・・」

秀「まぁ深海棲艦の生体の観察も出きるしいいんじゃね?」

木「・・・・・・・兄ちゃんの部屋に住ませるの?」

まあ決めたのは俺だから責任は取るつもりである

今度は浜辺の端で砂柱が立った

秀「今度はなんだよ!?」

向かってみると萃香がいた

萃「ウォォォォ酒ェェェェ」

秀「ヤベェ!酒が足りなくて禁断症状が出始めた!」

木「はい!兄ちゃんお酒!」

木綿季から鬼殺しを受け取り萃香の口に突っ込んだ

萃「・・・・・・んにゃ?ここはどこりゃ~?」

さて、後はどうやって酔いを覚まさせるか・・・・」

木「・・・・・・・・えい!」

いきなり木綿季が萃香の首筋を殴った

秀「ちょ!」

木「気絶させた方が早いよ」

てことでそのまま自由時間が修了となった



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第19話:大天災

晩御飯になった

まぁよくある海鮮料理とすき焼き

ちなみに作ったのは必要悪の教会(ネセサリウス)の聖人とかなんとか

とりあいず食べよう

まずは刺身から

秀「・・・・・・さすが本ワサは違うな!」

シ「本ワサ?」

隣で食べているシャルがいきなりわさびだけを口に放り込んだ

秀「ちょ!馬鹿!ワサビだけで食べる奴があるか!」

俺はシャルに水を渡した

木「兄ちゃん!僕お刺身初めて食べるよ!」

秀「おぉ、そりゃ良かったな。ホッポも喜んでるみたいだし・・・」

北「ポ!」

に「はい、あーん」

にとりが橙を前にした藍になってることはもう諦めよう

木「あ!そうだ兄ちゃん!」

秀「?なんだ?」

木「食べさせ合いっこしよ!」

一瞬で空気が凍った

秀「いや、必要ないだろ・・・」

木「僕がしたいの!」

秀「いやいやいや、そう言う問題じゃねーからね?」

ラ「そうだぞ。提督殿。それに嫁にそれをしてもらうのは私だ」

秀「話をややこしくすんな!」

ラ「しかしシャルにはしたと聞いたが?」

秀「・・・・・・・・・・・・・・」

は、反論のしようがねぇ

こうなりゃシャルに弁明を頼むしかない!

シ「/////////////」

シャルさーーーーーん!?

よし、諦めよう・・・・・

秀「わーめのまえにばなながいっぱいだー」

木「か、軽めに現実逃避してる・・・・・」

萃「言語障害に幻覚・・・・・・・もう駄目だね」

変な誤解を受けたままご飯の時間が終わった

 

宿泊部屋

俺は木綿季と同室だった

まぁたまにはいいと思う

んで、今は一夏と千冬の部屋に居るわけだが

一「千冬姉久しぶりだからちょっと緊張してる?」

千「そんな訳があるか・・・」

一夏が千冬のマッサージをしている

秀「おー上手いもんだな」

木「兄ちゃん僕達も久しぶりにあれやろうよ」

秀「お、あれか?別にいいけど・・・・俺のは激しいぞ?」

木「僕が全部受け止めるよ!」

お互いにどや顔

千「おい、あまりはしゃぐなよ。馬鹿者ども」

一「たまにはいいんじゃないか?俺達だって同じようなもの出し・・・・」

千「そ、そうか?」

木「じゃあ・・・やろっか?」

俺達は枕を持った

しかしその時扉が外れて倒れてきた

そこにいたのは萃香、にとり、篠ノ乃、セシリア、鈴、シャルにラウラがいた

秀「うん、まぁね、居るのは分かってた」

今は全員正座している

シ「ま、枕投げとマッサージだったんですか・・・・」

ラ「しかし良かった。てっきり」

一「何やってると思ったんだよ?」

それは俺も気になっていた

ラウラが何か言おうとしていたが皆に口を塞がれていた

鈴「別に・・・」

箒「特に何と言うわけでは」

後ろでは何故かにとりと萃香が笑っている

そこまで面白いのか?

いったい何を言おうとしたんだよラウラ!

千「おい、一夏、宇佐見何か飲み物を買ってこい」

俺は文句を垂れながら一夏と一緒に飲み物を買いに行った

秀「・・・・・・・・・一夏俺ちょっと用事あるから先に行ってくれ」

一「おう」

俺は一夏と別れ裏庭に来た

秀「どうした。土御門?」

いたのは土御門と

神「はじめまして。私は神崎香織と申します」

土「神崎ねーちんは世界で少数の聖人なんだにゃー」

秀「んで、神の力を使える聖人を連れて来たんだ?」

神「今回、ある人物がここに来るとの情報がありました」

秀「・・・・・・んでその人物ってのは?」

少し深刻な顔になった

土「今や世界で知らないやつは居ないほどの有名人だぜい」

俺はある人物を頭に浮かべた

秀「まさか、そいつって・・・・・・・」

土「大天災・・・・篠ノ乃束だぜい」



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第20話:二人の天災

朝になった

隣には木綿季

秀「・・・・・・・・・起きるか・・・」

とりあいず起きて外に出た

渡り廊下まで来て一夏がいた

一夏が見ていたのはウサミミメカ

そして後ろには看板

そこには引っ張って下さいと書いてあった

秀「・・・・・・・なんだこれ?」

いきなり一夏が引っ張り始めた

そして落ちてきたのは巨大な人参

その人参から笑い声が聞こえてきた

人参が真っ二つに割れ中から出てきたのは・・・・・

束「引っ掛かったね。一君!ブイブイ」

秀「篠ノ乃・・・・束・・・」

篠ノ乃束だった

束「ん?君は・・・へー、もう一人の天災か・・・」

一「え?秀都が天災・・・・・?」

一夏が頭に?が浮かんでいた

束「そうだよ。一君。こいつはね何十何百何千と人を殺してきたいわば殺人鬼だよ」

俺と一夏は何も喋れなかった

束「・・・・・さて、箒ちゃんでも探しに行こうかな~じゃあね一君」

そう言って大天災は去っていった

俺も黙ってその場を立ち去った

 

裏庭

また裏庭に来ていた

秀(篠ノ乃束・・・・・いったいどこまで俺・・・いや、零を知ってやがんだ・・・・)

土「悩み事か?」

後ろに土御門がいた

秀「・・・・・・・・・いや、なんでも。・・・・その後の篠ノ乃束の動向は?」

土「神崎ねーちんが見張ってはくれているが今は専用機持ちの訓練に居る篠ノ乃箒のISを見てるぜい」

やはり行かなくて良かった

まぁ訓練サボった訳だから千冬には怒られるだろうがな

その時土御門の電話がなった

土「もしもし・・・・・・・!分かった今すぐ宇佐見を連れて行く」

秀「どうした?」

土「・・・・・・・・また無人機が出た。後正体不明の集団も現れた」

秀「!数は?」

土「少なくとも軍隊と同等かそれ以上・・・・」

つまりは万単位の軍勢ということだ

秀「・・・・・・・・・・・・・俺一人じゃキツいか・・・」

木「何が?」

後ろには木綿季、萃香、にとりがいた

秀「お前ら、今は訓練なんじゃ・・・」

萃「お前には言われたくないよ」

木「そんなことより・・・・・・何で兄ちゃんはいつも一人で闘おうとするの?」

黙って俺は聞いていた

木「兄ちゃんは僕達が信じられないの!?」

に「いや、そうじゃない・・・君は私達が大切だから・・・だからこそ闘わせたくない、君みたいにしたくないと思っている」

萃「 ・・・・・・ふざけるな!私達は守って貰わなきゃいけない程弱くない!」

次に口を開いたのは土御門だった

土「さて、どうするんですたい?」

ゆっくりと俺は口を開いたの

秀「着いてきて・・・・くれんのか?」

木「もちろん」

秀「もう戻れないかもしれない・・・」

に「それが?」

秀「もしかしたら死ぬかもしれないぞ」

萃「今更だよ」

秀「・・・・・・・・お前らは死ねるのか?」

全員押し黙った

そして・・・・

そして・・・・

そして・・・・

木に萃「・・・・・・・・・まさか!」

そう言った



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第21話:ドSとドMと死神

俺達は空を飛んでいた

に『私は部屋で情況の説明を担当するよ』

秀「分かった。・・・・・・・一夏達は?」

に『織斑達なら篠ノ乃と織斑で福音の討伐に行ったよ』

秀「?篠ノ乃って専用機持ってなかったよな?」

萃「あぁ、篠ノ乃束が持ってきた」

今は作戦の確認や今までの出来事を確認していた

に『敵の特定が完了したよ。・・・・・・ヤバイね」

木「どうしたの?」

に『今回の敵は禍の団(カオスブリゲイド)・・・つまりは悪魔の軍勢だよ」

全員が息を飲んだ

萃「悪魔との戦いか・・・・」

悪魔は天使堕天使と三巴で戦争を行っていた

そこで零と萃香は混じっていた

秀「・・・・・・・・殺るしかねぇ」

に『!今・・・・禍の団の中に幻想郷の住民が・・・・・」

木「誰?」

に『風見優香に比那名居天子と小野塚小町以上三名』

萃「幻想郷でも強者の三人が何で・・・・」

そう、優香は萃香や俺と同等の強さを持ち天子は天界の主でそれなりの実力者小町は死神と言う不老不死の天敵だ

さすがに死神に魂を持っていかれたら生き返れない

秀「それは分からねぇが・・・」

俺は地面に降りて目を閉じた

秀「今からここは戦場だ。死にたくなけりゃとっとと失せな」

そしてゆっくり目を開けて前を見据えて緋々鬼を前に出した

秀都sideout

 

千冬side

一夏と篠ノ乃を福音の撃破に向かわせた

そして今は旅館の一部屋借りて対策本部を建ててしばらく経った時

山「大変です!大量のIS反応を確認!」

千「!場所は!」

山「現在地から約8000キロメートル離れた小島です!」

千「映像を」

私がそう言うと衛生からの映像が出た

そこに映っていたのは訓練をサボった宇佐見と伊吹そして紺野が羽根の生えた人間を斬り殺し殴り殺しにしていた

山「な、なんですか・・・これ」

摩耶も躊躇っていた

束「いやー、やっぱり殺人鬼は殺人鬼だね~」

千「束あいつらが何者か知っているのか?」

束「ちーちゃんは覚えてる?束さん達に剣術、武術を教えてくれた子の事」

私は子供の時その男に会っていた

チビで寝癖だが根が強い今は古い・・・鬼とでも言うべきか

束「思い出した?」

千「・・・・・・・・あぁ、あいつはいつも自分の命をかけているな・・・・」

束(・・・・・・・ちーちゃんは本当の零君を知らないんだね・・・・)

山「・・・・・・・・・どうするんですか?」

私は考えた

今は一夏達の様子を見るべきだろう

しかし確かに彼らも戦っている

千「・・・・・どちらの映像も流してくれ・・・」

こうして長い戦いが始まった



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第22話:海上防衛戦!木綿季VS天子

僕は右に向かって進んでいた

悪魔A「な、なんだこいつは!」

悪魔B「怯むな!進め!」

たくさんの悪魔が向かってきた

木「甘い!」

僕は向かって来る悪魔を斬りつけた

血が顔に跳ぶ

そして誰かが僕の前に立った

天「私が相手だよ!」

天子だった

木「何で悪魔に加担してるのさ!」

僕は問いかけた

しかし

天「スペルカード!『全人類の緋想天』!」

いきなりスペルカードを放ってきた

僕はそれを避け

木「・・・・・・・分かったよ。僕は君を倒す!」

お互いがぶつかった

僕はスピードで圧すタイプだけど天子はパワーで圧すタイプ

相性が悪い

天「さぁ!もっと来なさい!これくらいじゃ満足できないわよ!」

やっぱり本質はマゾヒストだ

体も硬い

だから僕は

木「いやー、さすがは天人。すごいね!」

天「え?え?」

天子が戸惑い始めた

木「よ!総領娘!」

天「やめて!誉めないで!」

僕の予想が当たった

マゾヒストは蔑みや暴力を受けると喜ぶ

つまり誉めたりしたら相手は嫌がる!

木「すきあり!」

僕は天子のみぞおちに決めた

天「!」

そのまま天子は気を失った

木「・・・・・・・さて、残党をちゃっちゃと片付けようかな」

僕は天子を少し見た後そのまま前を向いた

木綿季sideout

 

土御門side

俺は浜辺にいた

神「どうしたんですか。土御門?」

土「ねーちんに話がある」

俺が話そうとすること

普通は篠ノ乃束の事だと思う

しかしねーちんは違った

神「・・・・・・・・・・織斑千冬の事ですか?」

土「さすがねーちん気づいてなんだにゃー」

そう、織斑千冬の事である

土「織斑千冬は何度かアレイスターと面識がある」

神「!それは事実ですか?」

土「あぁ、学園都市に浸入して暗部で動いた時に会ったことがある」

神「・・・・・・・・・」

ねーちんは黙っていた

土「もっともな証拠は宇佐見がIS学園に落ちた時だぜい。普通ならあれは異常事態だ。あそこで刀を向けるまでは良い。」

ちなみに俺達はあの時監視カメラの映像をハッキングして見ていた

神「・・・・・確かに不自然ですね。そんな状態であの少年を入学させる手続きが一日で済むのはありえない。しかも彼は不審者。入学試験をすぐに始める用意が出来てました」

土「そう、織斑千冬にそこまでの権限はない。つまり」

神「・・・・・学園都市とIS学園には繋がりがある?」

土「当たりぜよ」

神「し、しかしいくら魔術や科学でも東京から神奈川まで移動できないと思うのですが・・・」

ねーちんの言うことはごもっともだった

土「それは分からないが・・・・魔術や科学とは別の何かが働いているとしか言い様がないぜよ」

俺は宇佐見が戦っているであろう方向を見た

土「この騒動・・・・・只の任務では終わりそうにないぜい」



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第23話:海上防衛戦!萃香VS優香

私は左に来ていた

回りから来る悪魔は腕の鉄球で吹き飛ばしていった

萃「・・・・・・・・・キリがない!何か策は」

私は回りを見た

そこにいたのは・・・・

優「・・・・・・・・・・・」

そこにはフラワーマスターの風見幽香がいた

萃「あいつを倒せば回りから居なくなるかな・・・・・・」

私はゆっくりと歩き優香に向かった

幽「貴方が相手をしてくれるの?」

萃「まぁね。一様幽香と同じくらい強いしね。幻想郷の四天王は伊達じゃないよ」

お互いが動いた

力は互角

しかし今の衝撃波で回りの悪魔の大半が吹き飛んだ

悪魔A「いったん離れろ!巻き込まれるぞ!

悪魔B「ひぃー!」

悪魔C「駄目だ!回りは化け物だらけだ!」

悪魔D「しかも一人は黒夜叉だ!」

悪魔B「何!?悪魔、天使、堕天使の戦争を一人で巡り最終的にこの三勢力が一時休戦をしてまで神器(セイクリットギア)に封じた二天龍と互角で渡り合ったと言うあの黒夜叉か!?」

悪魔A「だ、駄目だ・・・・敵うわけがない・・・・・」

回りが騒ぎ始めた

どうやら木綿季と秀都が派手にやっているらしい

幽「・・・・・・・・はぁ、うるさい・・・」

幽香が花を使い回りの悪魔を絞め殺した

私はこの事に疑問を覚えた

萃「お前・・・・・本当に風見幽香か?」

風見幽香と言う妖怪は花を大切にする妖怪だ

だから彼女は花を踏んだりすると怒る

つまりは花を殺しの道具には使わない

幽?「・・・・・・・・・フフッよく分かったわね。そう、私はこの体を乗っ取って居るだけ・・・ならどうする?」

萃「お前を倒す!」

私はまた幽香?に殴りかかった

しかし防がれる

幽?「乗っ取ったって言っても力はそのまま。傷が着いたらそのまま残るけどどう倒すの?」

幽香?は薄い笑いを見せた

萃「・・・・・・・・・ない。」

幽?「?何て?」

萃「ないっていったんだよ。この野郎っ!」

幽?「グフッ!」

ようやく一撃を入れられた

幽?「あ、貴女分かってるの!?そんなことをしたらこの体は!」

萃「お前にずっとその体を乗っ取られる位なら一秒でも早く体を幽香に帰す方がいい!」

私は幽香?の懐に入りみぞおちを決めた

しかし幽香?は倒れない

萃「私にだって護る物位ある!」

私が頭に浮かべたのは幻想郷の皆そしてクラスの皆だった

私は能力で拳を大きくし幽香?を殴った

幽香?がそのまま十メートル先の岩に叩き付けられ動かなくなった

萃「そして、あんたも護る物の一人だよ・・・・・幽香」

私はそのまま幽香に近づき担いでその場を離れた



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第24話:海上防衛戦!秀都VS小町

俺はそのまま真っ直ぐに進んだ

目の前の邪魔な敵は斬り捨てて進んで行った

秀「・・・・・・・・何でこんなことになっちまうんだよ」

俺や萃香はこう言う仁義無き戦いにはなれている

しかし木綿季は違うのだ

人を殺したことはない

それに萃香にもこう言うのはしないでほしい

この戦いはALOでデュエルをするのとは訳が違う

油断したらすぐに死んでしまう

敵の攻撃が足にかすり動きが止まってしまった

悪魔A「今だ!かかれ!」

これを好機と悪魔達が重なってきた

それを俺は 下で受け止め乗ってきた悪魔を斬り捨てた

秀「・・・・・天子と幽香の気配が消えた?あいつらやったのか。」

俺は真っ直ぐ走りまた止まった

秀「じゃあ・・・・・・・俺もやるか」

目の前には小町

小「よく来たね」

秀「一つ聞くが何でここに居る?」

小「ここにはアタイの独断で来たんだ」

秀「またあのチビ閻魔の説教されるぞ?」

小町が少し笑った

小「かもね。でもあんたを黄泉に連れていけば四季映姫様も許してくれるだろ?」

秀「それが本当に小野塚小町ならな」

小町は顔をしかめた

小「な!どういう事だい?」

秀「さっきお前はチビ閻魔の事を四季映姫様と言ったな?でもそれはおかしいんだよ。本物の小野塚小町ならチビ閻魔の事を四季様って呼ぶはずだ」

俺の説明を聞くや否や小町?が笑いだした

小?「いやーまさかそんなことで見破られる何てね・・・」

秀「返して貰うぞ。皆を」

俺が向かうと小町が死神の鎌を降り下ろした

小?「アタイの鎌は魂を刈り取る! それは不老不死だろうと例外じゃない!」

俺は降り下ろされた鎌を避けた

秀(さすがにこれは当たれないか・・・・)

俺は適当に剣を創造した

小?「やっぱりあんたは夜叉だ!その本質は二刀流」

秀「・・・・・・せぇよ・・・」

小?「は?」

秀「うっせぇっつってんだよ!このクソ悪魔!戦い方だけで人を語んじゃねぇ!」

小?「それの何処が悪い!結局人は強さなんだよ!弱い者は強い者に淘汰される!それが自然の摂理だよ!」

小町?に殴られて鼻から血が出た

秀「っ!そんな摂理があんなら俺はそんな摂理を否定する!そんなクソっ垂れた幻想は俺がぶったぎる!」

俺は小町?のうなじを刀で殴り小町?を気絶させた

秀「・・・・・今解放してやる」

俺が悪魔と小町を分離しようと結界を張ろうとした

しかし

小?「くけけかきくけくけかきこ!!!」

いきなり小町?が痙攣した

次の瞬間小町?から黒い球体が出た

そして回りの生きて要る悪魔や死んだ悪魔が吸収されていった

に『こちらにとり!その悪魔の情報だよ!そいつは人工的に作られた悪魔・・・・魔術的に作られた存在・・・』

秀「あ?なら誰がこんなのを?」

に『それは分からない。でもそいつは悪魔の魔力を会わせてる。今の君じゃ魔力は敵わない』

俺はにとりの説明をきき方針を決めた

秀「萃香達に天子達を連れて撤退するように伝えてくれ」

に『・・・・・・・・・了解!』

俺は幽香を担いでその場を離れた

俺はその途中に後ろの黒い球体を見た

その球体がどんどん人の形になり最終的に巨大な人になった

秀「なんだよ・・・・これ・・・」

木「兄ちゃん!」

木綿季がこちらに向かって来た

目の前の悪魔が指を木綿季に向けた

その指には魔力を放つ魔方陣があった

秀「チッ!」

俺は急いで魔方陣に気づいて立ち止まっている木綿季に幽香を押し付けて前に思いっきり押した

次の瞬間脇腹に痛みが走った

見ると脇腹に穴が空いていた

俺はそのまま意識が無くなり海に落ちた



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第25話:今度こそ

僕のは自分のヘマで兄ちゃんを傷つけてしまった

あのあと萃香が兄ちゃんを担ぎ砂浜まで運ぶと千冬さんが居て兄ちゃんを一夏君の寝ている部屋につれていった

土「今の所福音にも悪魔にも動きが見られない」

神「作戦はどうしますか?」

木「このまま続けよう」

神崎さんの質問に僕は答えた

神「しかし織斑一夏が起きない限りあの福音は倒せません」

萃「それはあの悪魔にも言える。秀都が居ないとあいつは倒せない・・・」

に「万事休すか」

全員がしたを向いた

 

浜辺

僕は一人で浜辺を歩いていた

僕は兄ちゃんと一緒に戦って兄ちゃんを護る為に行ったはずだった

だけど結果は兄ちゃんの足手まとい

僕を助ける為に自分を犠牲にした

結局僕はまた護られたのだ

そう、考えていると箒ちゃんがいた

木「何してるの?」

箒ちゃんが気づいてこっちを向いた

木「一夏君があぁなったのは君のせいなんでしょ?それで落ち込んでるの?」

箒「貴様だって宇佐見が傷ついた原因ではないか!」

確かにそうだ

だからこそ僕は箒ちゃんの胸ぐらを掴んだ

木「だから戦うんだよ!」

箒ちゃんが黙った

箒「もうISには・・・・・・・・乗らない・・・・」

その言葉を聞いて僕は箒ちゃんをぶった

木「・・・・・・ここからは兄ちゃんが今のを聞いて言いそうな言葉だよ」

僕は一度大きく行きを吸い

そして

木「甘ったれてんじゃねーぞ!テメェのそのISは誰かを護る為にあんじゃねーのか!?それが出来なきゃテメェは只の臆病者だ!」

箒「・・・・・・どうすればいいんだ。もう敵の居場所も分からない。戦えるなら私だって戦う!」

僕はその言葉を聞いて安心した

木「・・・・・・・うん!その言葉を言えたなら大丈夫だね。それじゃあ行こっか皆待ってるよ。そこにいる皆もね」

僕が声をかけた方向からセシリアちゃん、鈴ちゃん、シャルロットちゃん、ラウラちゃんが出てきた

セ「ば、バレてましたの・・・・」

鈴「まぁ、いいじゃない」

シ「僕たちも一緒に戦いたいしね」

ラ「うむ、では行こう」

僕は皆を自室に連れていった

 

自室

に「いいかい。福音はここから0キロ地点の上空、悪魔はさっきの地点からここに向かって一直線に進んでる」

鈴「ちょっと、悪魔ってなによ?」

にとりの言葉に鈴ちゃんが質問してきた

萃「秀都の腹に穴を開けた奴・・・今はそう、思えばいい」

土「じゃあそっちのISはIS乗りに任せる」

箒ちゃん達が頷いた

神「では私達は悪魔の相手ですか」

土「いや、俺とねーちんは別行動ぜよ。ちょっと調べたい事もあるしな」

神崎さんは渋々了承した

木「じゃあ行こう。敵を倒しに」

その夜作戦は開始された



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第26話:決戦!福音と悪魔(前編)

ラウラの砲撃が当たった

ラ『続けて砲撃を行う!』

しかし福音の早く砲撃も多いのでなかなか狙いが定まらない

福音がラウラを捕まえようとするとセシリアがレーザーで防ぐ

またレーザーを射つが避けられる

今度はシャルロットの散弾初撃は命中したが後は避けられる

次に福音が撃ってきたがシャルロットはバリアでガード

シ『この位じゃ落とせないよ!』

三人称sideout

 

秀都side

俺は夏の山にいた

目の前にはエネが立っていたしかしエネはこっちを見ない

次の瞬間景色が変わった

それは皆が戦っている光景だった

秀「あいつら何してんだ?」

また元の景色に戻った

エ「・・・・・・・・呼んでますよ。ご主人。行って下さい」

秀「・・・・・・・・そうだな」

俺は笑った

エ「にしてもご主人酷いですよ。私を頼ってくれませんから」

秀「悪い。じゃあ今から一緒に戦うか」

俺は目を覚ました

隣には一夏

一「目、覚めたか?」

秀「あぁ・・・・・一夏まだ行けるか?」

一「あぁ」

俺達は立上がり外に出た

秀都sideout

 

三人称side

木綿季たちは人工悪魔とたいじしていた

しかし皆が地面や岩に叩き付けられていた

人工悪魔「貴様らでは私は倒せんよ」

人工悪魔がとどめのビームを撃とうった

木(もう一回・・・・兄ちゃんに会いたかった・・・・)

しかしそのビームは木綿季達には当たらなかった

秀「我、漆黒の夜叉なり」

その声に木綿季は目を開いた

秀「・・・・・・我ら幻想勢力・・・」

そこにいたのは宇佐見秀都、射命丸文、比那名居天子、風見幽香、小野塚小町、チルノ、ルーミア、上白沢慧音、宇佐見蓮子、マエリベリーハーンことメリー、レミリア・スカーレット、フランドール・スカーレット、十六夜咲夜、紅美鈴、パチュリー・ノーレッジ、博麗霊夢、霧雨魔理沙だった

秀天幽小チル慧蓮メレフ咲美パ霊魔『参る!!!!』

そして福音の方では

箒が岩に叩き付けられていた

箒も木綿季と同じ様な事を考えていた

もう一回一夏に会いたい

そう願っていた

すると箒の前には一夏がいた

また場所は変わり指令室

山「通信はまだ回復しないんですか!?」

千「無駄だ。奴らの方で切っている」

千冬はこんな時でも冷静だった

千「・・・・・・・・・・・・・」

二つの映像の中の生徒やその仲間を黙って見ているしかなかった

三人称sideout

 

秀都side

人工悪魔「ふん、いくら雑魚が来たところで雑魚は雑魚のままだ」

秀「なら見せてやる!俺達の力を!」

俺達は一斉に動き出した

それぞれがスペルカードを出した

人工悪魔「クッ!」

しかし人工悪魔はまだ倒れない

秀「木綿季!お前の剣を貸してくれ!」

木「うん!」

俺は木綿季の霊装を受け取った

秀「さぁ、こっからが本番だ。歯ぁ食いしばれよ!」



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第27話:決戦!福音と悪魔(後編)

俺はSAOのソードスキルを放った

人工悪魔「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ」

秀「クッ!こいつ!別のアニメだろそれ!」

木「そっち?!しかもそれじゃあこの小説を否定しち

ゃてるよ!」

に「大丈夫!大体ラノベだから!」

にとりがどや顔で言うと

木「エ!?ジャ〇プだから!?」

物凄いメタ発言を続出して居ながらも皆手を動かしていた

秀「当たり前だろ?」

木「にしては黒夜叉とか銀〇の要素いれてるよね」

秀「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

人工悪魔「何を遊んでいるのかね?」

全員が押し黙った

全『元はと言えばあんたのせいだろ!』

全員が人工悪魔にストレートをかました

人工悪魔「カハァ!いい・・・・必殺技だ・・・」

秀「ふざけんな!こんなストレートパンチが必殺技でたまるか!」

俺は人工悪魔をゲシゲシ踏んだ

人工悪魔「ちょ!すいません!だから顔は止めてー!!!」

この時その場の全員が思った

あれ?この戦いって決戦だよね?

何この茶番?

人工悪魔「・・・・・・・・・・こほん、貴様では私を倒せんよ」

人工悪魔がまたあのビームを放った

俺はそれを避けたが弾幕密度が濃くとうとう左手腕が吹き飛んだ

木綿季の剣が落ちた

人工悪魔「ハハハ、所詮お前は雑魚」

秀「・・・・・たとえそうだとしてもな、俺は護るべき奴を護るだけだ!」

人工悪魔がまた笑い出した

人工悪魔「ハハハ、泣かすじゃないか・・・・・‼仲間を想う気持ちが仲間を滅ぼすんだ・・・・‼」

俺は緋々鬼を今までで一番強い力で握った

秀「お前がこの中の誰も勝てないんだとしても・・・・俺は!仲間と一緒にお前を越えていく!」

俺は右腕を上げた

秀「お前ら!弾幕を俺に撃て!」

全員がこちらを見た

蓮「あんた、自分の言ってる事わかってんの!?」

秀「もうこれしかねーんだ!いいから!早く!」

全員がスペルカードを取り出した

文「スペルカード!疾風『風神少女』!」

天「スペルカード!『全人類の緋想天』!」

幽「スペルカード!幻想『花鳥風月、嘯風弄月』!」

小「スペルカード!死歌『八重霧の渡し』!」

チ「スペルカード!凍符『パーフェクトフリーズ』!」

ル「スペルカード!月符『ムーンライトレイ』!」

慧「スペルカード!光符『アマテラス』!」

蓮「スペルカード!『月の妖鳥』!」

メ「スペルカード!『人間と妖怪の境界』!」

レ「スペルカード!神槍『スピア・ザ・グングニル』!」

フ「スペルカード!秘弾『そして誰もいなくなるか?』!」

咲「スペルカード!幻世『ザ・ワールド』!」

美「スペルカード!彩符『極彩颱風』!」

パ「スペルカード!火水木金土符『賢者の石』!」

霊「スペルカード!霊符『夢想封印』!」

魔「スペルカード!魔砲『ファイナルスパーク』!」

木「スペルカード!剣技『マザーズロザリオ』!」

萃「スペルカード!『百万鬼夜行』!」

に「スペルカード!水符『河童の幻想大瀑布』!」

弾幕が全てこちらに向かってきた

それを俺は緋々鬼に集めた

全て集めると緋々鬼が虹色に光出した

秀「・・・・・・・さぁ、こいつでシメェだ。スペルカード!幻想集合符『幻想斬(イマジナリースラッシュ)・超』!」

俺は斬撃の弾幕をいくつも飛ばした

人工悪魔「ギャァーーーーーーーー!!!」

人工悪魔が破裂した

そして中から短い赤髪の女の子が出てきた

に「・・・・・・・あれが人工悪魔の招待だよ」

人工悪魔は地面で倒れている

秀「・・・・・たく」

俺は人工悪魔に近づいた

秀「おい、起きろ」

人工悪魔が目を開けるとすぐに俺から離れた

人工悪魔「き、貴様!な、なんだ。今に見ておけ!いつか貴様を滅ぼす!」

人工悪魔が叫んだ

秀「お前・・・・・俺と契約しねーか?」

人工悪魔「なっ!」

驚くのは当たり前だ

敵の俺が言っているのだから

人工悪魔「言っている事が解っているのか!」

秀「あぁ、油断したらお前に殺されかけんだろうがよ・・・俺は不老不死だから死なねーし」

人工悪魔「は、ハァァァァァァァ!!!!」

秀「んで、どうする?」

俺は確認して手を出した

人工悪魔「・・・・・・・・・・・」

人工悪魔が手を出した

秀「んじゃ、お前はこれからダイアだ」

ダ「は?」

秀「名前だよ。名前」

ダ「・・・・・私はどうやらおかしな奴と契約したらしい・・・」

秀「よろしく、ダイア」

さて、福音の方ではどうなったのか

一夏が来てからは反撃に転じていた

もうすぐ日が昇る

秀『もしもーし俺の方は終わったけど一夏は?』

一『まだだ!』

秀『んじゃあエネをそっちに行かせるから指示に従ってくれ』

少しするとエネが一夏のISに現れた

エ『一夏さん!今から指示に従ってもらいます!』

福音が攻撃をしてきた

エ『右に避けて下さい!次は左!』

エネの指示は的確だった

一夏は全て避けきった

エ『ラウラさんは援護射撃を!』

ラ『任せろ!』

一夏が攻撃したが福音は避けてターゲットをラウラに変更した

エ『セシリアさん!ビームを!』

セ『わかりましたわ!』

一撃当たり福音はセシリアの方を向くと次は鈴が福音を攻撃した

鈴『一夏!もう一回よ!』

福音が当たりに弾幕を撃った

鈴に当たりそうになったがシャルロットがバリアで庇った

シ『一夏早く!もうもたない!』

一夏は福音の真上から降りて福音を捕まえた

一『今度は逃がさねぇ!』

一夏は近くの島の陸地に福音を叩きつけて斬りつけた

福音が一夏を掴もうとするとISコアが砕け福音は動かなくなった

秀『・・・・・・・・終わったか?』

一『あぁ、終わった』

しばらく沈黙が続きそれぞれは元の場所に帰った

 

旅館

千「作戦完了!と、言いたいがお前たちは重大な違反をおかした」

秀に萃木一箒セ鈴シラ『はい!』

千「帰ったらすぐに反省文だ。特に宇佐見。お前は訓練をサボった分も追加だ」

秀「はい!』

少し千冬の顔が和らいだ

千「しかしまぁ、よくやった」

俺達は驚くと千冬は少し照れたように

千「全員、よく帰ってきたな。今日はゆっくり休め」

晩ご飯の時に皆に色々聞かれたが俺達は機密次項のため無視を貫きとうした

・・・・・・罪悪感が半端なかった

秀「・・・・・そう言や一夏と箒が居ねーな」

 

海辺の岩場

束「うんうん、百式には驚くな~。まさか操縦者の生体再生まで可能だなんて・・・・まるで」

秀「白騎士みたいだってか?」

束が俺の方を向いた

秀「あんたが一番真剣になってたって言うISだ」

束が黙ってこちらを見据えた

秀「これは俺の勘だ。例えばある中学生を高校受験のISのある場所に移動できるとして、そこにあったISをその時だけ動くようにするって言う話。こうすると男がISを使えるように見えるだろ?」

束「う~ん、それだとその時しか動かないし君が動かせたって謎も残るよ?」

そうそれが引っ掛かっている

しかし自分が動かせるのは恐らく

秀「・・・・・・俺は事故で大半の血を姉ちゃんに分けて貰ったんだ。それならISが俺を女と認識しても可笑しくはないよな?」

束「・・・・・・・・なるほど、実のところそれは束さんにも分からないんだよ。一君が百式を動かせるのもね」

となるとどういう事なのだろうか

秀「じゃあ、ダイアを差し向けたのは?」

束「それは私。君が本物か見て見たかったしね」

本物と言う単語に引っ掛かったが流した

秀「後は今回の福音の事件。そっくりなんだよ、白騎士事件と状況がな」

いきなり束が刃を向けてきた

束「さすがにそこから先は踏み込まれたら束さんも色々困っちゃうしな~」

俺は黙った

束「・・・・・ねぇ、この世界は楽しい?」

秀「?」

言っている事が分からなかった

束「世の中は不思議な事が一杯だよね。例えば・・・・」

束は三日月を指した

束「月が七割蒸発したり、神隠しにあったり、悪魔や天使、堕天使がいたり、魔術や超能力みたいな異能の力があったり空間震みたいな原因不明な災害があったり・・・・でもそれには全て原因があるんだよ。そんな可笑しな世界は楽しい?」

秀「・・・・・さぁな、自分でもわかんねぇ」

束「そうなんだ」

次の瞬間気付くと束は消えていた

秀「・・・・・・・・・でも俺はそれでもいいと思うぜ」

俺はそのままその場を立ち去った

しばらく崖沿いを歩いていた

秀(本当に俺はこのまんまでいいんだよな・・・・結局俺がいたら誰かを傷つけちまう)

ふと気付くと一夏と箒が一緒に座っていた

・・・・・・・・・・・よし、からかいに行こう

え?馬に蹴られて死ね?

不老不死だから死ねねーよwww.

秀「やぁやぁやぁ、お熱いこってお二人さん?」

一「な!」

一夏の額にビットが現れた

一夏はビームをぎりぎり避けた

ラ「姿を見せないと思ったら・・・」

シ「秀都・・・・何をしているのかな?」

木「人の恋沙汰に首をつこっむのは野暮ってものだよ?」

鈴「よし、殺そう」

セ「フフ、ウフフフフフフ」

鬼の形相の皆がいた

萃「こんなことだろうと思ったよ・・・」

に「まぁ、面白そうだし私達も追いかけるけど・・・」

若干二名は単なる好奇心らしい

秀「・・・・・一夏、箒・・・逃げるぞ!」

『まてーい!』

秀「あーもう!ふこーだー!」

こうして臨海学校は幕を閉じた



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第28話:現代に甦りし亡霊船

さて、臨海学校が終わってなんやかんやで終業式の日になった

秀「よーし、今日も平和な一日で終わってくれよー」

今までで学んだ事

それは俺は事件に巻き込まれやすい

SAOからALO挙げ句の果てにはGGOなどIS関連や魔術師も多々ある

秀「今日はあいつらも食堂で喰うって言ってたし・・・・俺も食堂に行くか」

ダ「おい」

頭の上から声が聞こえた

ダ「まさか私を忘れてはいないだろうな?」

それは臨海学校の時に契約した人工悪魔ダイアだった

ちなみにダイアは大悪魔程の魔力を持つためダイアと名付けた

まぁ、パチュリーの所にいる小悪魔のコアと同じな訳である

ダ「あのもやし魔女に魔力を八割奪われこんな手のひら、乗る程の大きさしかない私が食堂で食べられると思うか?」

秀「いつもお前専用の飯を用意してるし一度戻ってちゃんと連れてってるだろ?」

ダ「胸ポケット入れてな!私を人形か何かと勘違いしているのではなかろうな!」

ダイアが俺の髪を引っ張ってきた

秀「いたいいたい!勘違いしてねーから!だから髪引っ張んな!」

ようやく引っ張るのを止めてくれた

ダ「全く私だって寂しいのだぞ」ボソ

秀「?何か言ったか?」

ダ「何でも無い!///////」

秀都sideout

 

三人称side

秀都が料理をしている時ダイアは机に座っていた

ダイアは秀都とご飯を食べられる事を楽しみにしていた

いつもは独り寂しく食べていたが今日はそうでは無いのだ

エ「楽しそうですね」

話し掛けてきたのはスマホの中にいるサポートAIエネであった

ダ「そんな事はない。今までの待遇が可笑しかっただけだ」

エ「でもご主人はいつも貴女が心配みたいでしたよ?」

ダ「何?」

ダイアは首を傾げた

エ「貴女は禍の団(カオスブリゲイド)の裏切り者ですからいつ襲われても可笑しくは無いですからね」

今思えば秀都が自分と契約したのは自分を助けるためかもしれない

そう思うとダイアは少し恥ずかしくなった

秀「どうしたんだダイア?顔赤くして・・・・・・」

ダ「そ、それは・・・・「分かった!」え?」

秀「お前元の身体に戻りたいんだろ?安心しろ。俺が許可すりゃちゃんと戻って来るから」

ダイアとエネが溜め息をついた

エ「ご主人はもうちょっと乙女心を知ってください・・・・」

 

秀都達はご飯を食べ終わり教室に来ていた

秀「いやー今日も平和だねー」

萃「ここまで平和が続くと逆に不安になるよ」

秀「何で?」

に「君が平和に過ごせた事なんてあったかい?」

秀「そりゃあるに・・・・・・あるに・・・・・」

秀都が言い淀んだ

秀「あれ?俺って何でこんな事件に巻き込まれやすいんだ?」

そう言う話をしていると

詩「大変よ!」

詩乃が教室に勢いよく入ってきた

一「どうしたんですか朝田先輩?」

詩「話は後!とりあいず皆屋上に来て!」

クラスにいた全員が屋上に走った

そこには多くの人がいた

全員見ている方向は同じで秀都達もその方向も見た

すると見えたのは

秀「なんだ・・・・あの船・・・・」

まるで海賊船みたいな船が海に浮かんでいた

ラ「なんだあれは・・・・海賊船か?」

シ「でも何であんな所に?」

シャルロットやラウラも動揺していた

すると船から旗が上がった

ガラス玉にベレー帽、槍と唐笠その橋にダウジングを持った海賊旗だった

鈴「やっぱり海賊じゃない!」

セ「ど、どうするんですの!?」

また騒ぎ出した

ダ「おい、なんだあの子供の落書きは?」

ダイアが秀都を見た

秀「なぁ、気のせいか?何故かあの海賊旗見たことがあるような・・・・・」

に「あれって命蓮寺の連中じゃ・・・・・」

萃「どうする?」

秀都が考え始めしばらくすると一夏、箒、セシリア、鈴音、シャルロット、ラウラ、詩乃、萃香、にとり、簪を呼んだ

三人称sideout

 

秀都side

俺は一夏達にあの船に乗っているのは自分の知合いだと言うことを告げた

秀「はい、てことであの船に乗り込もうと思います」

『どういうこと!?』

秀「いやだからあれは海賊船じゃなくって亡霊船で、俺の知合いが乗ってる訳よ。だから遊びに行くついでに事情聞きに行こうかなぁって」

一「いやいやいやいや・・・・・・・・だって、え?あそこに居るのが秀都の知合いなのか?」

秀「そうだけど?」

ラ「行くのは良いがどうやって行くのだ?」

ラウラの質問に俺は笑った

秀「そりゃ考えてるから行くぞー」

て事で海際まで来た

そして俺が用意した大砲に全員を詰め込んだ

鈴「ちょ、ちょっとあんた!まさかこれで飛んで行くとわ言わないわよね?」

秀「あぁ、そのまさかだよ」

シ「え?ど、どうやって」

簪「たぶん・・・・・見たまま・・・・・・・」

セ「わ、私やはり降りてよろしくて?」

萃「諦めろよ、もうこいつ火をつけた」

箒「な!ふざけるな!」

詩「もうカウントしはじめた!腹を括りましょう・・・」

一「そ、そんな・・・・」

に「もう発射されるよ」

そして火が大砲まで入り発射された

『アァァァァァァァァァァァァァ!!!!』

秀「いゃっほーーー!!!」

こうして俺達は亡霊船に乗り込んだ

 

星蓮船

さてと到着しました星蓮船!

ダ「おい!何で私まで連れて来られる!」

秀「あ、ダイアちょっと魔力解放するからそいつらの看病してやってくれ。後萃香とにとり、起きてるのは知ってるからとっとと探索を手伝え。じゃねーとまた織斑先生に怒られる」

じゃあ来るなよと呟きながらも着いてきてくれる二人はやはり優しい

それから数分見つけたのは料理と酒しか無かった

秀「にしても人っ子一人いねーな・・・・」

萃「いや、いるにはいる。でも何処かに隠れている?」

俺達は辺りを見渡しある一点に集中した

秀「そこか」

俺は床を思いっきり殴った

秀都sideout

 

三人称side

一夏達が目を覚ました

一「ここは?」

ダ「ここは星蓮船。人ならざる者の乗りし船」

一「人ならざる者?」

一夏は困惑していた

ダイアもダイアでこの状況を楽しんでいた

足音が聞こえてそちらを見ると秀都が倒れる瞬間だった

シ「しゅ、秀都!?」

シャルロットが秀都を揺すって仰向けにした

すると

秀「んにゃ?なんりゃ~?」

顔を真っ赤にして酔っていた

詩「ちょっと・・・・酔ってるじゃない」

ラ「秀都は船から出てきた・・・・船内に何かあるのか?」

一「行ってみよう」

一夏達が入るとそこでは宴会が開かれていた

そこには青髪青服の少女や金髪黒服赤リボンの少女など沢山いた

???「よく来たねぇ」

そこにいたのは一本の角を生やした女性だった

一「一つ聞きたいんだけどここは何処であんたたちは誰なんだ?」

女性は少し笑い

???「ここは星蓮船。私達は妖怪さ。にしても秀都と来たやつらだからてっきり知ってると思っていたんだけどな・・・・」

萃「勇義~酒が足りないぞ~」

そこには萃香とにとりがいた

二人とも酔ってるようだ

勇「おーう、さて、お前達もこの宴会を楽しみにな」

そう言って勇義は去って行った

 

秀「あ?何処だここ?」

秀都は目を覚ましていた

ダ「ここは星蓮船だ。お前は酔ってここで倒れていた」

秀「なるほど・・・・・てか今何時?」

ダ「・・・・・・・・8時30分だ」

秀「・・・・・後30分か。不味いな」

何が不味いかと言うと9時には終業式が始まってしまう

だから9時には10分前には教室に着かないと大魔王にまた叱られてしまう

秀「よし、村紗を探して星蓮船をIS学園に着けてもらうか」

秀都とダイアは船内に戻った

秀「終業式つったら今日常盤台も終業式か。ま、慧音が居るから大丈、夫・・・・」

秀都は思い出した

常盤台に居るはずのチルノとルーミアが宴会に居たことに・・・・

秀都は走ってチルノの所に向かった

秀「おいチルノ!お前学校はどうした!?」

チ「美琴に秀都を連れて来いって言われた」

俺があいつかと溜め息をつくと頭から血が出ていた

秀「ルーミア、今は頭噛むの止めてくれない?」

ル「いやなのだー。久しぶりだからたくさん噛むのだー」

秀都は頭を諦めて村紗の方に向かった

秀「よぉ、村紗」

水「おぉ、秀都か。どうした?」

秀「この船を向こうの岸まで移動させてくれないか?」

村「いいぞ」

秀「本当か!?」

村紗はただしと続けて

水「この星蓮船の乗組員を全員倒したらね」

秀「・・・・・・・分かった。んで乗組員は?」

水「私に鵺、星にナズーリンに小傘と正邪と後は神妙丸」

秀「?聖はどうした?」

水「聖なら今は紫とお茶会だよ」

秀「じゃあ甲板でやるぞ」

船の全員が甲板に出た

秀「さて、闘えて後15分・・・・・よし、一気に来い!」

全員が秀都に飛び掛かった

ラ「本当に嫁は奴等に勝てるのか?」

ラウラが萃香に聞いた

萃香は酒を飲みながら

萃「一夏達は平安時代に平安京を揺るがせた鬼の話を・・・・」

一「あぁ、酒呑童子、茨木童子、星熊童子そして風切童子この四大鬼だろ?でもそれって昔話だろ?」

勇義が首を降った

勇「いや、本当の話さ。例えば私は星熊童子、萃香は酒呑童子、船の屋根に座っているのが茨木童子の華扇、そして最後に風切童子の風切零・・・・まぁ今は宇佐見秀都だけどね」

シ「秀都が鬼・・・・」

詩「そ、そんな事・・・・・」

全員が秀都を見た

秀「・・・・・・だぁ!キリがねぇな・・・・。てか絶対船員以外も混じってるだろ!」

増えたのはチルノ、ルーミア、ダイア、妖夢、早苗、諏訪子、神奈子である

秀「たく、後5分だぞ」

秀都は華扇を見た

秀「おーい、華扇!百薬枡と俺の酒びょうたんをくれ!」

華「はいはい」

華扇が百薬枡とひょうたんを投げて秀都は受け取った

そしてひょうたんの酒を百薬枡に入れて呑んだ

すると歯が鋭くなり額に二本の角が生えた

秀「・・・・・・・・さて、四大鬼の一角、風切童子の宇佐見秀都、いざ、参る!」

秀都が飛び掛かった

星「元々私も萃香も秀都も華扇も人間だったのさ。でも親に捨てられたりして死にかけたところをある閻魔様が助けたのさ」

鈴「え、閻魔様!?」

萃「ま、助けてもらったのは私と勇義だけど。そこから秀都を助けて華扇を助けてってしてたら平安京を揺るがす鬼の盗賊団になってたのさ」

二人とも昔を思い出していた

勇「普通鬼ってったら力が強くて酒を好む妖怪だろ?でも秀都は違ったんだ。力は普通の鬼の三分の二くらいで酒もてんでダメだった」

萃「でも秀都は普通の鬼よりも器用でズル賢かったのさ」

ズル賢いは余計だ!と秀都は叫びながらまだ戦っていた

萃「それで私達の所に来たのが・・・・・」

箒「鬼の討伐隊・・・・」

萃香は頷いた

勇「みるみる味方は減っていき残りが私と萃香と華扇と秀都になった。萃香は飲まされた酒でベロンベロンだし華扇は右腕がばっさりだったしね」

華扇を見ると包帯が巻かれている

萃「それで敗けてあいつは怒ったさ。何で仲間が殺されるんだってね。でも仕方ないのさ。それだけの事をしてたんだから」

勇「それで今や私達は幻想郷の山の四天王さ。萃香と秀都に至ったちゃ幻想郷の即戦力にまでなってるからね」

勇義が言い終わると爆発が起こった

秀「や、やっと終わった・・・・・」

見ると殆どが戦闘に加わり秀都にやられていた

秀「村紗も気絶してるしなぁ・・・・・・・・。よし、誰か舵をとってくれ」

一「まさか俺達が操縦するのか?!」

秀「それしかねーだろ?今は無風だし。萃香は厨房から小麦粉とってきて帆の進行方向の反対側に撒いてくれ。にとりバズーカを頼む。他は倒れてる奴を船内に移動してくれ!」

『了解!』

残っている全員が返事を返した

そして5分後

ラ「全員船内に移動したぞ!」

萃「小麦粉も撒き終わったよ!」

に「バズーカの用意完了!」

秀「よし、お前らも船内に入ってくれ」

全員が船内に入った

秀「お前も行って良かったんだぞ?」

秀都はダイアに話しかけた

ダ「バカを言え。主を捨てて逃げる契約悪魔がどこにいる?」

秀「・・・・・・分かった。じゃあしっかり捕まっとけよ?」

秀都は小麦粉が撒かれたであろう場所にバズーカを撃った

バズーカが爆発する前に周りが爆発した

ダ「な、なんだ!」

秀「粉塵爆発。小麦粉みたいな粉状の物を一定の濃度が引火すると起こる現象だ」

星蓮船に風が当たりIS学園に向かった

 

星蓮船がIS学園に着き出迎えたのは

千「まさか貴様がそこまで馬鹿だったとは・・・・」

千冬だった

秀「はい。今回は私めが皆様を星蓮船に連れて行きました。ついでに俺の知合いがこんな馬鹿騒ぎをしてすんませんでした(棒)」

千冬が星蓮船を見た

千「それにしても、よくもまぁここまで暴れられるものだ・・・・・・」

星蓮船はボロボロで今は全員で修復している

水「次は帆だ」

一輪「あ、柱が倒れる!」

正「ハッハッハ!下剋上だ!」

小「驚けー!」

神「せ、正邪~!小傘~!」

千冬が溜め息を吐いた

秀「本っ当にすんません!うちん所の馬鹿共がすんません!」

星蓮船は今も爆発していた

勇「ほらー、呑め呑め。また宴会だー!」

秀「・・・・・・・ちょっとあいつらしばいてくる」

千「まぁまて、あいつらにはここの警備をしてもらいたい」

全員が千冬を向いた

文「学園長と生徒会長には話をつけて来ましたよ」

秀「・・・・・はぁ、ならまずは全部かたずけなきゃじゃねーか・・・・・。テメェら!とっととこの船を命蓮寺に戻せー!後仕事だってよ!たまには働けニート共!」

『おーう』

全員が腕を上げた

だらしない返事

秀「仕事が終わりゃぁ馬鹿騒ぎをしてもいいってよ!」

『おーーーーーーーう!!!!!!!!!!』

今度は大はしゃぎだった

千「・・・・・・・・そんな事は言ってないぞ?」

秀「まぁ、いいじゃねーか。どおせ今日から夏休みだし」

文「ま、また許可が必要に・・・・・」

文が頭をかきはじめた

次の瞬間皆に笑いが溢れた

そして今日もやかましくも楽しい一日が始まった



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夏休み篇
第29話:専用機持ちのVR訓練


一「なぁ、頼む!」

秀「・・・・・」

一夏が俺に頭を下げた

理由は・・・・

秀「俺は特訓なんざしねーし、手伝いもしねー」

一夏の特訓の手伝いを頼まれたのだ

一「そこをなんとか!」

俺は少し考え

秀「じゃあALOで戦い方を教えてやる。折角だから一年の専用機持ち全員でやるから誘っとけ。後ラインでアバター名を教えろよ。全員集合できるように」

一「分かった!」

一夏はそのまま走り去った

秀「アミュスフィアとソフトはにとりに貰え!」

一「了解」

部屋に戻り俺は皆のアバター名を聞いて手直しをした

その結果

一夏:ワンサマー

箒:モッピー

セシリア:セシリア

鈴:スズ

シャルロット:シャル

ラウラ:ラウラ

萃香:スイカ

となった

ちなみに元々やっていた俺とにとりと急遽参加となった簪は

秀都:シュウ

にとり:ニトリ

簪:カン

である

ダイブの方法はあらかた説明したので後は新生アインクラッド第1層で皆を待つだけだ

秀「リンクスタート!」

 

ALO

とりあいず転移門の前で待っている

ニトリやカンもまだ来ていない

シ「たく、こっちなら運動神経とかがいるからサソッテハみたけどよ、あいつら飛び方知らねーじゃん!・・・・ま、なんとかなるか」

などとブツブツ言っていると

???「何を言ってるのですか?」

後ろを見るとそこには金髪の女の子アリスがいた

シ「あぁ、アリスか。友達を待ってんだけどよ、ちっとも来ねーのよ」

アリ「ではその友達が来るまで向こうの店でお茶をしませんか?」

シ「?まぁいいけど・・・・・」

と言うことで喫茶店に入り窓際の席に座った

シ「こっちに来て一ヶ月位になるけどどうだ?」

アリ「はい。だいぶ慣れました」

シ「そっか」

アリ「ところでシュウは友達と何をするのですか?」

シ「?剣の使い方とかを教えてくれって言われてな」

突然の質問に俺は困惑しながらも応えた

アリ「では私もその訓練に参加してもいいですか?」

また突然の質問

シ「アリスがか?別にいいけど・・・・お前の訓練にはならねーと思うぞ?」

アリ「いえ、貴方が私と剣を交えてくれればそれで訓練になります」

シ「お、おう・・・」

ふと、外を見ると転移門の前にニトリがいた

隣にはカンもいる

シ「ニトリとカンが来たしそろそろ出るか」

アリ「分かりました」

こうしてまた転移門前

シ「よぉ、ニトリ、カン」

ニ「シュウ、それにアリス」

アリ「こんにちわ、ニトリ。それと・・・・・」

カン「カン・・・・」

カンがおどおどした様子で返事をした

アリ「よろしくお願いします、カン」

どうやら二人とも仲良く出来そうだ

???「オーイ!」

声が聞こえた方を見るとどうやら一夏・・・ワンサマーが来たようだ

後ろからもワンサマー以外の皆も見える

ワ「や、やっと着いた」

モ「何故こんなことに・・・」

ス「でも本当にすごいわね」

セ「えぇ、まるで全てが本物みたいですわ」

シャ「うん、それに綺麗な景色だね」

ラ「これがVRMMOか」

ス「腕がなるね!」

それぞれが感想を言っている

シ「よし!んじゃ町を出て敵を倒すぞ」

『オー!』

そして今は猪狩りの最中である

シ「いいか。ソードスキルはなんかこう、ぐっと来たらばって打てんだ」

ワ「わかんねーよ!」

これは俺もなんかやったら出来た程度なので分からないのだ

ワ「うわっ!」

今もワンサマーは猪にやられている

アリ「剣に力を集中させなさい!」

ワ「お、おう!」

アリスの助言でなんとかワンサマーはソードスキルを打ち猪を倒した

 

一方ニトリの方は・・・・・

ニトリはラウラとスズを見ていた

ラ「ニトリなんだあのボアにウルフにセンチネルを足して3で割ったような奴は・・・」

ニ「あー、あれは中ボスだよ(てかなんかデジャビュが・・・)」

中ボスがラウラ達に向かってきた

ニ「逃げるよ!」

ス「え!?」

ニ「今のままじゃ勝てない!」

こうして全員が逃げようとしたそのとき

中ボスに魔法が当たった

魔法が飛んできた方向を見た

見ると骨の帽子を被った半裸のオッサン

???「すいません。じゃましましたか(笑)?」

ニ「いや、大丈夫。助かったよ」

ラ「あぁ、感謝する(笑)」

ス「ラウラまで!」

ラウラの(笑)にスズが驚愕した

ラ「(笑)とはこのゲームでの挨拶ではないのか?」

???「ハハハ、すいません(笑)。この(笑)は癖でして(笑)。パソコンゲームだと感情が伝わり憎くて(笑)」

ス「いや、ここじゃそれ要らないじゃない」

ニ「いいじゃないか(笑)」

とうとうニトリまで(笑)をいい始めた

ス「ニトリまで・・・・てかあんた誰よ!」

???「これは申し訳ない(笑)。フルーツポンチ侍Gです。よろしく( 元春)」

ス「何よ、元春って!」

スズのツッコミを無視してラウラ達が自己紹介をし始めた

ラ「ラウラだ(笑)」

ニ「ニトリだよ(哀)」

ス「何で一人だけ哀しみ背負ってんのよ!」

ニ「哀しみの旅だ。修羅の道になる」

などと色々話しているとなんだかんだフルーツポンチ侍Gが一緒に来ることになった

 

またまた一方カンの方は・・・

カンはシャルとスイカモッピーを見ていた

カン「じゃあ、とりあいず敵を倒そう・・・」

河原で止り辺りの蟹を見る

モ「これは敵か?」

モッピーが指したのは弓を持ったオッサン

シャ「それプレイヤーだよモッピー!」

???「・・・・・・」

ス「でもこいつさっきから動かないよ?」

カン「誰か待ってるのかな?」

しばらくすると話声が聞こえてきた

ニトリとシャルとラウラ、後半裸のオッサン

???「!」

もう一人のオッサンが立ち上がった

???「来るならその名を捨ててから来いと言ったはずだ。フルーツポンチ侍G!」

ポ「き、貴様は(怒)フルーツチンポ侍G!」

全員が真顔

そしてまた一つグループが来た

シ「いやー、久しぶりにマジで戦ったぜ」

アリ「嘘を付くのは止めなさい。貴方は武装完全支配術を使って無かったではないですか」

一「へー、あれそんな名前何だな」

シ「まぁな、この世界ではそれ使えんの三人しかいねーんだ」

等々話していると間に火花を散らしているフルーツ二人組の前に来た

シ「あ?何だこれ?」

ニ「その二人がね・・・・」

俺はニトリに説明を受けた

そして俺は

シ「バッカじゃねーの」

その一言

ポ「フルーツの称号は誰にも渡さん!(燃)」

チ「その通りだ」

俺は呆れて声も出なかった

シ「・・・・・・あ、そう言や舞夏がお前の事探してたぞ?」

ポ「マジかにゃ!?うおー!待ってろよ!我が妹よ!」

シ「んで、お前は小萌先生が補習だってさ」

チ「マジかいな!ありがとなぁ!今行くで!小萌先生!」

フルーツポンチ侍Gはにゃーにゃーと、フルチンは下手な関西弁で去って行った

シ「・・・・・・・あいつら、キャラ忘れて飛んできやがった・・・」

シャ「ねぇ、今の人たちは知り合い?」

シ「まぁな」

セ「ず、随分個性的な方ですね・・・」

シュウ「ああ言うのは只のバカって呼ぶんだ」

ラ「そうなのか?」

シ「んだ」

俺はメニューを開いてもう一つの剣を出した

シ「アリス、もういっちょデュエルな」

アリス「分かりました。次はちゃんと戦いなさい」

てことでデュエルが始まった

ルールは初撃決着モードだ

カウントダウンが始り0になった

お互いにその瞬間地を蹴り近付いた

剣と剣がぶつかり衝撃が生れた

ワ「やっぱりすごいな・・・」

モ「あぁ、動きがほとんど見えない・・・」

カン「シュウはALOでもトップの実力・・・」

カンの言葉にニトリ以外が驚いた

 

アリス「シュウ、三本目・・・正確には片手直剣は使わないのですか?」

シュウ「あぁ、いい剣が無くてな」

アリスの剣を二本の刀で受け止めて答える

アリスが離れた

そして一言

アリス「舞え!花達!」

剣の刀身が金木犀に変わってこちらに向かってくる

シ「チ!」

俺は一旦下がって回避した

 

ス「ちょ!何よあれ!?」

カン「・・・・・・・・」

カンも難しそうな顔をしている

どうやらこれは分からなかったようだ

ニ「あれは武装完全支配術って言っていまのところ三人しか使えない」

セ「それって大丈夫ですの?」

ニ「大丈夫大丈夫・・・シュウもその一人だから・・・」

 

シュウ「・・・・・・・」

俺は剣を鞘に納めた

居合いの構えをとり叫んだ

シュウ「降り乱れな!星ども!」

そう言って俺は剣を抜きアリスに向けた

すると天上から無数の星が降ってきて全てアリスに向かった

アリスは剣が変わった金木犀で星を粉々にしていった

しかし全ては壊しきれずアリスは残りの星を避けた

すかさず俺はアリスを斬ろうと近付いた

そこでアラームがなる

どうやら時間切れでドローつまり引き分けとなった

シュウ「まぁ馴れたらあんな感じに・・・『出来るか!』あら?」

 

こうして一旦ワンサマー達と別れ始りの町に戻ってきた

来たのだが一つ変わったところがある

シュウ「なぁニトリ・・・・」

ニトリ「なんだい?」

シュウ「今日ってドライバーの日かなんか?」

目の前で歩いているのはプラスドライバーに扮したプレイヤーそれがあちこちにいる

シュウ「じゃあ何で皆キャトルミューティレーションしてんの?」

ニトリ「そんなの私が知るわけないだろ?」

シュウ「だよなぁ・・・」

しかし実際にキャトルミューティレーションしているわけで・・・

???「情報なら売るゾ?」

後ろから声が掛けられた

後ろに居たのはアルゴ

SAOでもっとも信頼出来る情報屋だった

シュウ「アルゴどうなってんだ?」

アルゴ「シシシ、今回は特別にタダで良いヨ」

いつもは来れでもかと言う程金を請求するがタダでとは・・・・

ニトリ「じゃあ何でこの状況なのかを教えて貰いたいんだけど・・・・」

アルゴ「実はナシュウ坊達はアインクラッド第一層のボスは知ってるダロ?」

シュウ「あぁ確か・・・・・」

ニトリ「イルファング・ザ・コボルトロード・・・」

ニトリの返答にアルゴが頷いた

アルゴ「そいつがまたボス部屋に現れたんダ」

シュウ「それとこれとの関係性は?」

アルゴ「どうやらシュウ坊の言うキャトルミューティレーションされたのはそれに挑戦して負けたパーティ何ダ」

シュウ「まてまて、負けるのか?レイドパーティを組めば倒せるだろ」

ニトリも同意見らしく聞いている

アルゴ「普通なら、ナ」

俺は頭に?を浮かべていた

アルゴ「良いかシュウ坊。奴の難易度は恐らく90層ボス並ダ」

シュウ「!」

アルゴ「体は固いし魔法も利かない。それに一撃一撃が即死級ダ。正直勝てるわけがないんダヨ」

シュウ「・・・・・・・・・・・・」

俺は少し考えた

運営がこのような事をしたのだろうかと

それにしては告知も無かった

シュウ「・・・・・」

ニトリ「どうする?」

ニトリはこちらに聞いてきた

シュウ「一回見に行ってみる。ニトリも来てくれるか?」

ニトリ「もちろん」

俺達のやり取りにアルゴが笑った

アルゴ「シシシ、名コンビ復活ダナ」

 

第一層迷宮区ボス部屋前

シュウ「さて、やっとこれた・・・・・」

ニトリ「昔を思い出したよ・・・」

俺達が迷宮区に潜って大体30分

道中のモブも格段と強くなっていた

シュウ「俺もユウキみたいにOSS(オリジナルソードスキル)つくろかな・・・・」

ニトリ「君なら三刀流でOSSだと思うけど?」

俺は少し笑いお互いのHPとMPが回復したことを確認してボス部屋に入った

やはりボスは俺達の知っているイルファング・ザ・コボルトロードだ

シュウ「じゃあ定石通りに」

ニトリ「了解」

俺とニトリは走り出した

コボルトロードがニトリに剣を降った

しかしガッチガチなタンクのニトリによって盾で弾かれる

すかさず俺がコボルトロードに単発ソードスキル、絶刀を繰り出す

しかし削れたのはほんの数ミリ程度だ

俺が舌打ちをするとコボルトロードが次に俺に剣を向けた

俺が避けようとすると腹に攻撃を受けてしまった

だがHPが何とか危険域で止まった

ニトリ「私がタゲとるから早く回復を!」

今パーティには回復役が居ないためポーションを使うしかない

しかし・・・・

ニトリ「わ!」

ニトリが斬られた

シュウ「クソ!」

俺は急いで今出したポーションをニトリに飲ませた

ニトリのHPが全回した

だが

シュウ「!」

コボルトロードが俺に剣を向けた

俺はニトリを抱いて避けた

ニトリ「攻撃が重すぎる・・・・」

シュウ「ニトリ・・・・アイツを削るのにどうする?」

ニトリがコボルトロードを見た

ニトリ「見た所弱点が見つからない・・・・ヒットアンドアウェーしか無さそうだけど?」

シュウ「同感だ。行くぞ!」

ニトリ「おう!」

俺達はまた走った

攻撃を当てたら逃げまた当てたら逃げを繰り返して二十分

シュウ「よし!ゲージ一本!」

ようやくゲージが一本削れた

ニトリ「ヤバイ!もうポーションが無い!」

結構ストックがあったポーションも後僅かとなった

コボルトロードがジリジリと近寄って来る

ニトリ「・・・・・・もう、駄目だね」

シュウ「おいおい、もう諦めるのか?」

ニトリ「正直僕は諦めてる」

ニトリの一人称が僕になっていた

シュウ「お前・・・・・・」

ニトリ「僕にとって君は人間以上に盟友さ。子供の頃から僕や文、はたてや椛と一緒に居て、遊んでくれて・・・・。妖怪の山って基本的に上下社会だからね。友達もほとんど居なかったしね」

ニトリが昔のニトリに戻っていた

ダったら俺も昔の俺に戻らないといけないかも知れない

シュウ「妖怪の山護衛隊第1項!」

ニトリが怯んだ

ニトリ「な、仲間は自分の命と思え・・・・・」

シュウ「第2項!」

ニトリ「自分の信念は折り曲げるな・・・・」

シュウ「第3項!」

ニトリ「闘いは・・・・最後まで・・・諦めない」

シュウ「最後を綺麗に飾り付ける暇があったら、最後まで綺麗に生きやがれ」

俺はコボルトロードに刀を向けた

ニトリ「全く・・・・これだから君は・・・」

ニトリも立ち上り短剣を重ねた

シュウニトリ「「我ら妖怪の山護衛隊!何人たりとも通さない!」」

俺達がコボルトロードに走るとコボルトロードの顔辺りが爆発した

シュウ「魔法・・・・・?」

次に俺達のHPが回復された

ニトリ「何で・・・・」

???「全く・・・・」

入り口から声が聞こえた

それは何度も聞いた声

シノン「あんた達二人でなにやってんのよ」

シノンが居た

その後ろにはアリス、ワンサマー、モッピー、セシリア、スズ、シャル、ラウラ、スイカ、カン、アルゴ、クロウ(文)

アルゴ「苦戦しそうだったから俺っちがカンに頼んで吊れてきて貰ったゾ」

カンのブイサインが見えて俺は笑った

シュウ「よし!ニトリとスズ、ラウラ、アルゴ、スイカは前衛!俺、アリス、ワンサマー、カン、モッピーが中衛でシャル、セシリア、クロウ、シノンが後衛で行くぞ!」

『おぉ!』

コボルトロードが剣を降った

それをニトリとスズが受け止めてコボルトロードの両足をラウラ、クロウが短剣で斬った

コボルトロードが膝を着いた隙にスイカがメイスで頭を叩き付けた

スイカ「スイッチ!」

次に俺とアリス、ワンサマーとモッピーの順にソードスキルを放った

やっと二ゲージ目が削れた

するとコボルトロードは野太刀をもってこちらに向かった

クロウが風魔法でコボルトロードを足止めその隙にカンとシノンがソードスキルを放った

シャルとセシリアはすかさず皆に回復魔法を掛けた

コボルトロードが赤ゲージになり咆哮した

シュウ「任せろ!」

俺は上に飛んで左の刀を逆手に持った

そして回転した

シュウ「生駒」

回転したまま俺はコボルトロードの肉を削った

そしてとうとうゲージが無くなりコボルトロードが四散した

ニトリ「や、やった・・・・・・」

『ウォォォォォ!!!』

喊声が沸いた

俺はその間を掻い潜りアルゴに近付いた

シュウ「アルゴ!お前のおかげで助かったありがとう」

アルゴ「シシシ、良いってことヨ。まぁその代わりリアルで頼みごとがあるけどナ」

シュウ「?」

こうして一日が終わった



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第30話:執事宇佐見の受難

さて、ALOから帰ったその夜、俺はニトリの部屋にいる

のほほんに会いに来ていた

のほほん「ウサちゃん待ってたよ」

秀都「おう、んで用って?」

のほほん「明日私とお姉ちゃんが用事で居られないからウサちゃんに代わって貰おうと思って・・・」

それでいいのか使用人と思ったが黙っておこう

秀都「引き受けるけど予定は教えろよ」

のほほん「はい、これね」

俺はのほほんにメモを貰った

秀都「じゃ」

のほほん「うん」

自室に戻って寝た俺は寝た

 

次の日

机に執事のような服が置いてあった

秀都「・・・・・・・そういやいや今日は俺刀奈会長の使用人か・・・」

俺はパジャマから執事服を着るとドアがバンと開いた

刀奈「宇佐見君!おはよう!いい朝ね!」

秀都「あーハイハイ。おはようさん」

俺は刀奈会長を軽くあしらって部屋を出た

そしてメモを見る

秀都「えっと・・・・一二〇〇まで執務でそっから移動、一三〇〇に日本料亭にて・・・・・あ?見合い?」

俺は見合いの文字に疑問を懐いていると刀奈会長がメモをとった

刀奈「・・・・・・はぁ、またね。まだいいって言ってるのに・・・」

さすがいい所出のお嬢様だ

しかし本人は見合いはしたくないのか

刀奈「・・・・・とりあえず執務をしましょ。その後に考えるわ」

と言って執務をしてる訳だがいつの間にか刀奈会長は居なくなっており生徒会長の判子がいるもの以外全て俺が終わらせた

刀奈会長は執務を終わって少しすると戻ってきて一緒に日本料亭に向かう車に乗った

秀都「結局お見合いは受けるのかよ?」

刀奈「一応ね。面子よ。ちゃんとお断りはするつもり」

俺は前に置かれたお見合い相手のプロフィールを見始めた

秀都「名前は結城浩一郎、レクト社社長の息・・・子?」

名字から嫌な予感はしていたがまさか

秀都(あ、あ、アスナの兄ちゃんかよぉぉぉ!!!)

これはまた一波乱有りそうである

 

料亭に着いて俺達は俺達は予約の席に着いた

どうやら俺達が先らしい

刀奈「いい?相手方には敬語を使うのよ?」

秀都「ハイハイ」

俺は刀奈会長の注意を聞きながらアスナは来ないことを切実に願っていた

???「失礼します・・・」

女の人の声が聞こえて俺はそちらを見た

襖が開き入ってきたのは女の人と男の人、そしてアスナだった

秀都(や、ヤベェ・・・・)

とりあえず俺は顔を反らす

しかし時すでに遅し

アスナに気付かれてしまった

???「始めまして。浩一郎の母、結城京子です」

???「浩一郎です」

明日菜「あ、明日菜です」

結城家の面々が自己紹介をしてきた

刀奈「始めまして。私は更織家の当主

、更織楯無です」

秀都「更織家の使用人宇佐見秀都ともうします。どうぞ何なりと」

俺は皆に一礼すると部屋を出ようとした

刀奈「あ、宇佐見君。料理持ってきて貰える?」

秀都「はい。お嬢様」

俺はもう一度礼をすると部屋を出た

秀都「はぁ、とりあえず日本料亭らしく刺身でも作りますか・・・」

てことで厨房を借りて一式作り終わった

終わったのだが・・・

秀都「・・・どうやって持っていこう・・・」

如何せん四人分を持ってはいけない

しかしハラバラに持って行くとやはり見映えが悪い

いつもなら会長に手伝って貰うのだが今はお嬢様だから頼めない

明日奈「手伝うよ?」

明日奈が後ろから話し掛けてきた

秀都「今は明日奈はあの会長の見合い相手の妹さん。そんな人に手伝って貰う訳にもいかないのよ」

とりあえず俺は四人分の刺身が入るお盆に全て入れて部屋に歩いた

明日奈「シュウ君ってもしかして・・・・IS学園に通ってるの?」

確かに俺はそこに通っているがそれは言っても良いのだろうか

秀都「まぁ・・・・うん」

俺は口ごもってしまった

秀都「・・・・・・さ、もお着くからもっどってな」

明日奈「うん」

明日奈は部屋に戻り俺も時間を見て部屋に入った

秀都「皆様、御料理が出来ました」

俺は机に刺身を置いて部屋を出ようとした

刀奈「宇佐見君もいて良いのよ?(お願い!私を一人にしないで!)」

秀都「いえ、私は執事なので(ふざけんな!こんな所にいられるか!)」

この穏やかな会話の中の激しい心理会話に気付くものが居た

京子「・・・・・・・」

京子の視線に気付いた

秀都「な、何か?」

京子「いえ。只仲がよろしいのですね」

秀都「はぁ・・・・・」

このお嬢ははたしてそう思ってるのか?

俺は刀奈を見た

刀奈は何故か固まって居る

俺はゆっくりとその場を後にしようとすると

刀奈「待って」

いきなり呼び止められた

秀都「お嬢様。私は付き人ではありますがこの様な場はいささか場違いかと」

刀奈「良いの」

刀奈は俺が言い終わる前にそう言った

驚いて刀奈を見ると真剣な表情

アスナや浩一郎、京子も刀奈を見ている

刀奈「貴方も聞いていて」

秀都「・・・・・はあ、かしこまりました」

刀奈がまた前を向くと深呼吸

刀奈「私は現更織家当主としてまだ婚約は早いと思っています。それに浩一郎さんには私よりももっと素敵な方がいらっしゃるでしょう。ですので今回は申し訳ありません」

秀都「・・・・・・・」

明日奈「・・・・・・」

浩一郎「・・・・・・」

京子「・・・・・・分かりました。では失礼します」

そう言って京子が礼して出ていきそれに続きアスナも浩一郎も礼をして出ていく

俺は何も言えなかった

刀奈「・・・・・・宇佐見君もありがとう」

俺は少し笑って刀奈の頭に手を置いた

秀都「お疲れさん。立派な姿だったぜ」

そう言うと刀奈は笑った

秀都「さて、帰ってとっとと書類に判子押してくれよ?」

刀奈「は~い」

こうして忙しい1日がまた終わった



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