白纏う夏のやり直し (嘘つき魔神)
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第0話:繰り返される青春
「グアッ!」
壁に叩きつけられ、肺から空気が逃げていき、息苦しさが体を襲う。
「大丈夫か!?嫁!」
「大丈夫だ!ラウラ!戦いに集中しろ!」
それを聞いた銀髪の少女、ラウラはすぐに戦いに意識を向ける。その視線の先には、青い炎を身に纏う、もはやISというより、怪物と呼ぶべきものがいた。それはうなり声をあげながらラウラに襲いかかる。すぐに立ち上がり、ラウラのフォローにまわろうとする。
「グギャァァァァァ!」
「うおぉ!?」
しかし、それより早く怪物-イフリート改-はラウラに肉薄し、殴り飛ばす。そのままラウラは壁に叩きつけられ、苦しげに声を漏らす。
「ぐぅ‥‥‥」
「グルル‥‥‥♪」
その声を聞いたイフリート改は、満足げに声を漏らす。その隙をつこうと瞬時加速-イグニッションブースト-で肉薄するが、瞬時に反応され、殴り飛ばされる。
「うぐぅ!舐めるなぁ!」
しかし、すぐに受け身をとって、体制を立て直す。そのまま、俺の切り札を使おうとする。それを察したイフリート改は、俺を迎撃しようとするが、突如の攻撃にこちらへの警戒を解く。
「今だ!嫁!」
「あぁ!」
そのまま、瞬時加速を使い、俺の切り札-零落白夜-を叩き込もうとする。しかし‥‥‥
『ヴァルゾダース!』
「グアァァァァ!」
カウンターを入れられ、再び壁に叩きつけられる。ISを装備しているので、骨が折れたりはない‥‥‥そう思っていたが。
「ガフッ‥‥‥え‥‥‥?」
血を、吐いた。ふと見れば、ISはなくなっている。叩きつけられる前に無くなったのだろうか。分からない。頭が回らない。
「おい、嫁!大丈夫か!?」
ラウラの声が遠く聞こえる。意識がふわふわしているような。そんな感覚を覚えながら、俺の意識は闇に落ちた。
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「‥‥‥夏‥‥‥一夏!」
俺を呼ぶ声が聞こえる。一体、誰だ。ラウラか?でも、この声は。
「千冬‥‥‥姉‥‥‥?」
「あぁ、よかった!ドイツ軍からお前が誘拐されたと聞いた時には本当に‥‥‥どうした?」
「‥‥‥なぁ、千冬姉?今、何年なんだ?」
「今か?今は‥‥‥」
千冬姉が告げた年は‥‥‥
「4年‥‥‥前‥‥‥?」
あの、恐ろしいイフリート改は?ラウラは?シャルは?セシリアは?鈴は?箒は?俺たちを裏切ったあいつは?
「どうしたんだ?一夏?頭でも痛いのか?」
「い、いや‥‥‥何でもない‥‥‥」
これは、俺は過去に戻ったのか?どうして?‥‥‥いや、もしかしたら、やり直せるんじゃ?あの、恐ろしい悪夢を、変えられるんじゃないのか?
「‥‥‥なぁ、千冬姉。頼みがあるんだ」
「何だ?一夏。私に聞けるなら、何でも聞くぞ?」
きっと、辛いかもしれないし、辞めたくなるかもしれない。でも、せめて手が届く範囲の人だけでも守れるようになりたい。あの時と同じようになるとも限らない。これは、俺のわがままだ。それでも‥‥‥繰り返すが、俺は、俺の手が届く範囲の人だけでも守れるようになりたい。だから‥‥‥
「俺を、時間があったらでいい。鍛えてほしいんだ」
「‥‥‥それは、何でだ」
「‥‥‥守られるばっかりじゃ、嫌なんだ。これは、俺のわがままだ。千冬姉がいいならでいい」
千冬姉の、答えは。
「‥‥‥分かった。しかし、私は、弟だからと言って、容赦はしないぞ?」
「もちろんだ。よろしくお願いします。織斑先生」
俺がそういうと、千冬姉は驚いた顔をした後、ニヤリと笑うのであった‥‥‥俺、頑張れるかな?いや、頑張るしかないよな!
えーと、キャラ設定はまた、次回に投稿します。
次回もお楽しみに!
・一夏の死因:骨折による臓器の負傷
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白纏う夏のやり直しの設定集
*キャラ死亡の描写があります。嫌だという人は、即座にブラウザバックをおすすめします。*
織斑一夏(おりむらいちか):本作での主人公。享年16歳。イフリート改との戦闘で、不運にも白式が壁に叩きつけられる前に解除されてしまい、絶対防御が発動することがなく、骨折、臓器の負傷によって死亡。その後、イフリート改との戦闘の4年前に逆行。あの悪夢の結末を変えるためと、織斑千冬に修行を頼む。篠ノ之箒、凰鈴音とは、幼なじみ。使用ISは、白式。
篠ノ之箒(しのののほうき):一夏のファースト幼なじみ。享年16歳。世界を揺るがす大天災、篠ノ之束の実の妹。イフリート改との戦闘で、ISの絶対防御ごと腹に穴を開けられ、出血多量で死亡。イフリート改との戦闘での最初の死者。使用ISは、紅椿。
凰鈴音(ふぁんりんいん):一夏のセカンド幼なじみ。享年16歳。中国代表候補生。イフリート改との戦闘で、ヴァルゾダースにより、壁と挟まれ、肋骨がへし折れ、肺に刺さり死亡。使用ISは、甲龍。
セシリア・オルコット(せしりあおるこっと):一夏のクラスメート。享年16歳。イギリス代表候補生。イフリート改との戦闘で、---------によって、ISごと溶かされ、死体も残らず死亡。使用ISは、ブルー・ティアーズ。
シャルロット・デュノア(しゃるろっとでゅのあ):一夏のクラスメート。享年16歳。デュノア社の令嬢。イフリート改との戦闘で、シールドエネルギーが無くなり、ISが無いまま殴られ続け、全身骨折、死亡。使用ISは、ラファール・リヴァイヴ・カスタムⅡ。
ラウラ・ボーデヴィッヒ(らうらぼーでう"ぃっひ):一夏のクラスメート。享年16歳。ドイツ代表候補生。一夏を嫁と呼んでいる。イフリート改との戦闘で、立ち向かうも、なすすべなく叩きのめされ、ヴァルゾダースで壁に叩きつけられ、--------でISごと溶かされ、死亡。使用ISは、シュヴァルツェア・レーゲン。
織斑千冬(おりむらちふゆ):一夏の実の姉、そして唯一の肉親。世界最強《ブリュンヒルデ》の名を持つ。
篠ノ之束(しのののたばね):箒の実の姉、世界を揺るがす大天災。ISの開発者。
白式(びゃくしき):一夏の専用機。基本スペックは高いものの、雪片弐型という刀1本がメイン武器。切り札として、単一仕様能力(ワンオフアビリティ)、零落白夜という必殺技じみたものを持つ。
紅椿(あかつばき):箒の専用機。多数の武装を持つ機体。単一仕様能力に、絢爛舞踏を持つ。
甲龍(しぇんろん):鈴の専用機。燃費と安定性に重点を置いた機体。初見殺しといえる、龍砲を持つ。
ブルー・ティアーズ(ぶるーてぃあーず):セシリアの専用機。ビット兵器のデータ採取用の機体。自立起動兵器、ブルー・ティアーズを持つ。
ラファール・リヴァイヴ・カスタムⅡ(らふぁーるりう"ぁいう"かすたむつー):シャルロットの専用機。20種ほどの武装を扱う汎用機。リヴァイヴ専用のパッケージ、ガーデン・カーテンを持つ。
シュヴァルツェア・レーゲン(しゅう”ぁるつぇあれーげん):ラウラの専用機。遠近戦をこなす万能機。特殊兵装甲に、AICを持つ。
イフリート改(いふりーとかい):第5世代とでも言うべき性能を誇る、一応IS。単一仕様能力に、必殺ファンクションという多くの必殺技を持つ。また、特殊モードとして、------モードを持つ。
-------------:一夏の新たな専用機。試作機であり、各部に性能測定用のマーカーがついている。
-------:一夏の特殊能力。人々を導く力と言われている。一夏自身は、自分にこの能力があることを知らない。逆行前も、自覚はしていないし、使えなかったが、持ってはいた。
---------:特殊な力を持つ子供を意図的に作り上げ、世界を導く天使として君臨させようとした計画。2人の成功を除き、ことごとく失敗。計画は破棄、凍結される。(なお、ラウラたちに移植された眼は、この計画の副産物)
はい、キャラがことごとく死亡してます。ごめんなさい。悪気はなく、設定上仕方がないということでどうか‥‥‥
2つ目の-----で隠してある奴は、ダンボール戦機Wを知っているなら、多分分かります。
次回もお楽しみに!
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第2話:もう1度だけの入学式
どうぞ!
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『いいか!今のお前は私の部下だ!返事はYesかはいだ!いいな!?』
‥‥‥辛かった。何を言っているか分からないかもしれないけど、辛かった。
あれはもう軍隊だよ軍隊。自分から言ったが、あそこまでしごかれるとは思わなかった。
でも、俺のわがままに付き合ってくれた千冬姉には、すごく感謝してる。
‥‥‥1回、千冬姉に言われたことがあった。
『誰かを守る。それに一夏は力が必要だと思っているんだな?』
あの時、俺は即答した。もちろんと。そう言った俺に、千冬姉はこう言った。
『なら、誰かを傷つけることを覚悟しておけ。力は、守るためだけじゃない。他者を傷つけるものでもある。力に溺れるな』
俺には、心当たりがあった。俺たちは、世界を守ろうとして力を使った。あのイフリート改は、恐ろしい力を持ち、多くの人を傷つけた。どっちも力を持っていた。俺も、白式の力を過信していたりした。力に溺れるっていうのは、そういうことなのだろう。守るっていうのは、難しいことだと今さら分かった。
それでも、俺はあの悪夢からみんなを守りたい。難しいことだと分かっても、それは諦められない。みんなは、俺のことを知らないだろうし、それでもいい。俺の勝手なわがままだ。俺は、また千冬姉にもうひとつ嘘をついた。
『私立藍越学園を受験する』
俺は、IS学園を受ける。今まで、俺が過去に体験したことは、この世界でも起きた。ただの推測だが、アイツもきっと来るだろう。さて、明日はIS学園の受験日だ。さっさと寝るとしよう。
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「さて、ここがIS学園の受験会場か‥‥‥」
翌日、さっさと起きて準備をし、藍越学園ではなく、IS学園へと足を運んだ。正確には、受験会場より、そこに置いてあるISが目的だ。今日やるべきなのは、ISを起動する。それだけだ。
「忍び込むのはどうかと思うが、まぁ、俺の目的のためだ‥‥‥許せ。他の皆」
誰にも知られないまま忍び込み、さっさとISのある部屋についた。
「ここに来るのは4年ぶりだけど、意外と覚えてるな‥‥‥にしても、警備がざる‥‥‥いや、試験会場に警備が集中してるのか」
まぁ、それでも警備が手薄過ぎるが。さっそくISに触れる。
「‥‥‥やっぱり起動した‥‥‥よく考えてみれば、束さんが手を回してた可能性が高いよな‥‥‥」
よくよく考えてみれば、束さんが手を回してた可能性は高い。
「おい、君!ここで何‥‥を‥‥!?」
おっと、もう人が来たのか。ここは‥‥‥
「あ、職員の人ですか!何か、うっかり触っちゃったら動いたんですよ!どういうことですか!」
「それを私に聞かれても‥‥‥」
こうして、また来た職員の人があたふたしてるうちに、千冬姉に帰りが遅くなることを告げ、IS学園への入学届けを書いて、今日は家へと帰ったのだった。
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「‥‥‥久しぶりだなぁ。ここに来るのも2回目か‥‥‥」
今日は、IS学園の入学式。それも終わって、教室にいる。
(こうして見ていると、懐かしい気分になるな‥‥‥)
そうやって懐かしい気分に浸っていると、チャイムが鳴り、教師である山田先生が入ってきた。
「皆さん、おはようございます!今日から3年間皆さんの担任を勤める、副担任の山田真耶です!」
うん、元気な人だ。でも悲しいかな。みんなしーんとしてる。
「うぅ、自己紹介始めてください‥‥‥」
うん、自己紹介して何も言われないと悲しいよね。よく分かる。俺も、中学の時‥‥‥
「織斑くーん!次自己紹介してもらっていいかな!?」
「あ、すいません!」
いけないいけない、考え事し過ぎた。
「えーと、織斑一夏です。特技は、料理です。よろしくお願いします!」
簡潔に自己紹介したが、みんなもの足りなさげな顔だなぁ‥‥‥
「当たり前だ。どこにこんな簡潔な自己紹介がある。もうちょっとしゃべらんか」
「うおっ!千冬姉ぇ!」
そういった瞬間頭に鋭い痛みが!
「ここでは織斑先生と呼べ。あの時のようにな」
「‥‥‥はい」
叩くのはないぜ千冬姉‥‥‥ていうか仕事を、しかも公務員をし始めたって聞いたんだけど、まさかIS学園の教師だとは。
「山田先生、すいません。少し用事が長引いてしまって」
「いえ、副担任として、当然のことをしたまでですから!」
「そう言ってもらえるとありがたいです」
そして、千冬姉はこっちを向いて、自己紹介する。
「さて、皆知っていると思うが、織斑千冬だ。私たちは、お前らを立派なIS乗りにすることが目的だ。私の言うことには、はいかYesで答えろ」
「「「「「きゃあぁぁぁぁぁ!千冬様ぁぁぁぁぁ!」」」」」
「全く、私のクラスには馬鹿しかいないのか?いや、私のクラスに集中させているのか‥‥‥」
生徒に向かって馬鹿はないと思うぞ千冬姉‥‥‥
「はぁ、まぁいい。今から、クラス代表を決める。これは、自薦、他薦を問わない」
「あ、それなら織斑君がいいと思います!」
「あ、私も!」
う、やっぱりか。
「お待ちください!」
あぁ、やっぱり。久しぶりだなぁ‥‥‥
「セシリア・オルコット‥‥‥」
やっぱり、2回目でも、戦うことになるかな‥‥‥
セシリアざぁん!登場の巻。遅れましたが、お気に入り登録や、感想ありがとうございます!
次回もお楽しみに!
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第3話:奪われた白式
では、どうぞ!
「お前は、セシリアか。なんだ?」
それを聞いたセシリアは、長い日本侮辱と、男がいかに弱いかを力説、そして、自分はイギリス代表候補生であり、唯一教師を倒した故に自分がやるべきと締め括った‥‥‥そういえば、セシリアとの初対面って、こんな感じだったなぁ‥‥‥
「な、何ですの、あなた!なぜ私を久しぶりに来た孫を見るような目で見るのです!」
え、そんな目してたのか。気づかなかった‥‥‥
「くぅ!あなたはやる気がありますの!?」
「あぁ、やる気はあるぜ」
「そうですか‥‥‥それなら簡単です!決闘ですわ!」
セシリアがそういうと、クラス中がざわめき始める。まぁ、ついさっき唯一教師を倒したって言ってたしな。
「分かった、いつだ?」
「1週間後、それまでに少しは強くなっていることを願いますわ」
1週間後か。あの時と同じ‥‥‥いや、それよりも強くなれる。
「あぁ、分かった。1週間後だな」
「はぁ、この馬鹿どもが‥‥‥分かった、1週間後にアリーナでクラス代表決定戦を行う。いいな?二人とも?」
「えぇ、構いませんわ。織斑一夏、あなたの泣き顔、楽しみにしていますわ」
「そうか、俺は滅多なことじゃ泣かないけどな」
そう軽口で返す。さて、結果はどうなるやら‥‥‥
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「お前、体力はついたらしいが、剣道がからっきしダメになってるじゃないか!」
うん、どうしてこうなった?
えーと、授業が終わり、放課後になって、そしたらファースト幼なじみの箒に再会して、稽古をつけてくれるって言って、ホイホイついていった‥‥‥なるほど、稽古は、剣道の稽古だったか。
「ごめん、バイトだったり、体力作りとかで、ちょっとな‥‥‥」
「はぁ、それならしょうがない。しかし、まさかここまでダメになってるとは‥‥‥」
うん、人間やらないことって、微妙に劣化するけど、ここまで劣化してるのは予想外だった。
「まぁいい。明日には、ISの訓練だ。いいな?」
その問いには、もちろん、はいと答えたが、箒、感覚派だからなぁ‥‥‥この分で、クラス代表決定戦までに間に合うかなぁ‥‥‥
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「俺に、専用機?」
「はい、男性初の操縦者ということで、データが欲しいみたいです」
あぁ、やっぱり。まぁ、食いつかない方がおかしいかな、うん。
「そうか、これでなんとかなるかもな?一夏」
箒はそう言うが、実際のところ、分からない。ISの使用も申請は出してるけど、クラス代表決定戦までに使うのは無理だそう。これでどこまでやれるか‥‥‥そう考えていると、セシリアが来た。
「あら、専用機ですか。訓練機でやろうだなんて言わなくてよかったですわ」
「専用機が来なくてもやるけどな」
「あらあら、強気ですこと‥‥‥その口が嗚咽しか出せないようになるのを楽しみにしてますわ」
そういって、セシリアは去っていく。だが、専用機が来なかろうと、やる気ではある。
「おい、一夏。今、私は聞き捨てならんことを聞いた気がするが?」
「訓練機でやるってやつか?」
「うむ、条件が違いすぎる。来なかったら、おとなしく棄権した方がいいと思うぞ?」
うーむ、そうなんだが、これに関しては、俺のプライドというか。逃げる気はないな。
「はぁ、お前のことだし、言っても聞かんか。」
さすがファースト幼なじみ。俺のことをよく分かってる。
「まぁ、食いつけないとしても、やりようはあるさ。なんくるないさってね」
「‥‥‥お前、そんな軽口を叩くやつだったか‥‥‥?」
そんなにかな。まぁ、怪しまれたらあれだし、これから気をつけていこう。
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「専用機、来ないな‥‥‥」
「そうだな。本当に訓練機でやることになるかもな」
今日は、クラス代表決定戦当日。俺たちなりに努力はした。それに、ISのイメージはよーくできてる。ISはイメージが重要とは、千冬姉の談だ。
「お、織斑くーん!た、大変ですー!」
「どうしたんですか山田先生、まず落ち着いてください」
「お、落ち着いてられないんですよー!」
山田先生がなにやら大慌てできて、箒が落ち着くよう言うが、それどころではないと返す。そして、山田先生が言ったことは、驚くべきことだった。
「一夏君の専用機が、強奪されたんですよー!」
「「え、えぇぇぇぇ!」」
タイトル回収。いつものお粗末なクオリティですが、お気に入り、感想、ありがとうございます。
では、次回もお楽しみに!
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