GANTZ茨城チームの新人 (ノーブンサイ)
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GANTZ茨城チームの新人

久しぶりに書きましたが頭空っぽの箸休めくらいの感覚で


初めに登場する人物、場所、地名、モデルになった星人はフィクションです。連想されそうな場所があったり思いつく場所があったとしても関係はありません。

 

気が付くと部屋の一室に居た。見慣れない場所で知らない部屋だった。部屋の中心に黒い玉があり、画面を見るとおかえりと表示されていた。はっ?何これドッキリかな。と誰かが違う部屋でみていて看板持ってくるんだろうか?部屋の扉が開いて外人の女性が出てきた。

 

「カズオ」と彼女は聞いてきた。桐山和雄とは俺のこと「うん、誰?」と答えると彼女は「覚えてないの?」と俺に近寄ってきたが顔が近い!こんな美女忘れるはずないはずなのに、うーん?あっ!「め、メアリー」だっけ?子供の頃の幼馴染でよく過ごした相手で引っ越したんだよな。「うん!メアリーマクレーンよ久しぶりね。カズオ」彼女は笑顔だった。胸デカっとは言えないが彼女の顔は真剣になった。「これから殺し合いに行くの!冗談じゃなくてね。あとで皆来るけど連携取りましょう。」

 

「殺し合い?」彼女の目は真剣だった。また会ったら親友になろうと言った彼女の目が思い出される。彼女が言うならマジなんだろうと腹をくくる。「どうしたら活躍できる?」とメアリーに問いかけると「御大将に聞いてみると答えはでるわ」と彼女は黒玉を指差した。

 

 

御大将?と呼ばれた黒玉に触れてみると答えは出た。御大将は俺の脳内に語りかけるように説明したスーツは耐久と筋力増加、ショート銃にはロック、ショットと呼ばれる機能があり、刀の最大射程、ロングの最大射程、捕獲銃の最大負荷、バイクの時速、特別武器ハードの耐久、多機能の武装。範囲銃の負荷、飛行ユニットの高さ、スピード、ロボは全ての武器を増幅する。そして唯一君自身が体得した完全超能力、君は選ばれしものだ。ちょっとチュートリアルしよう。何一コンマが一年ぐらいの世界に君を案内する。

 

 

 

 

「久しぶり桐山和雄くん、あの事故以来だね」ドイツ人らしきアニメの服を着た青年が俺に話しかけてきた。メアリーがいなくなって両親を事故で失って自身も大怪我を負って感情が欠如した頃だろうか?今の俺になるまでに屋敷の人達にも迷惑をかけた。ある日突然、感情が回復し事の経緯を執事に聞いて関係者各位に頭を下げたのだ。そして今の俺がある。「誰だ?アンタは俺に血だるまにされた人か?その事なら謝る!償いきれないことをした。メアリーを使ってこんなドッキリを仕掛けたのならメアリーは関係ない、彼女を解放しろ」

 

 

 

 

予想外のことを言われたのか、奴はクックっと笑い出した。憎い!感情が戻って以来、こんな憎悪は初めてだ!奴に向かって掌を押し出すと彼は吹っ飛んでいた?漫画かと思うほど奴は飛んで行った。

知らない天井かとメアリーを膝枕に豊かな双丘、そして「目、覚めた?御大将に触れて、しばらくしたら気絶してるんだもん、ひ弱になったね!カズオ」あれから、時間が経ったのか?部屋には俺たち以外に人が居た。「マクハリの膝気持ちよかった?カテーだろ、アイツ、胸以外筋肉だからな」坊主頭の筋肉タンクトップの30代後半の兄さん、サジと名乗った。よく見るとピアスと墨だらけだった。

「鬼姉さんの膝枕見たことなかったけど以外と母性あるんすね?巨乳と顔しか取り柄のない無駄美人でさぁ」俺とメアリーより年下の高校生らしきフジと呼ばれる。下半身が勃起していてトイレに駆け込んでいった。メアリーは「若いのよね。私の体にみとれてるんだわ」とまんざらでもなさそうだ。「ションベンだろ」とサジは断言した。

彼女は真剣な顔で「サジは格闘戦、刀の扱い、相手を投げる。ハードスーツでのタンクとバイクの操縦を得意としているわ。逆に銃はあまり得意ではないわ。8回クリアよ、フジは逆に銃の扱いに得意にしていて長射程のガンマンでヒット&ウェイと逃げ足は速いわ、5回クリアよ。私は蹴りを主体にしていて銃も扱える。作戦担当よ!6回クリアよ。」

サジとフジは納得したのか、頷いている。ただし「メアリーは陽動のための囮で最適、それにヌンチャクを忘れているぞ!好いた男の前だからってカッコつけすぎだろ?」とサジは断言した。

「ときどき抱き枕込みのパジャマで転送されてきて、スーツなしでも生き残る姉さんって素敵ですね。」

返す言葉もなくメアリーは沈んでいる。「俺はどうしたらいい?」とサジとフジに質問する。「カレシはスーツを着て銃を持ってフジにレクチャーを受けろ。護身用に刀を持っていけ!何か心得はないのか?」

メアリーははっとしたように「和雄は武道を得意とし、モデルガンとかも得意で彼の運動能力はタイガーマスクと同じぐらいよ!」

カッーと顔が赤くなる「メアリー、子供の頃の話をするんじゃねえよ!恥ずかしいだろうが、それに10年ぶりだろう?」

サジとフジは言葉を失い驚いていた。近い友人と思っていたのだが、まさか大昔の友達とはな。

「じっ10年じゃない、私にとって和雄は桐山和雄は私のずっーとヒーローだったから、大昔のあなたじゃない、今のあなたは昔のまま

」メアリーは泣きながら訴える。

桐山和雄は10年前にニュースにもなった悲劇の人である、両親とともに大事故に遭い感情が欠如し、徘徊するたびに人に迷惑をかけ最近になって五感が回復し意識を取り戻し目を醒ました。

「今の俺は俺だ!昔の俺じゃない」

「最後にひとつ!本当にピンチになったら御大将を呼べ」サジはそう言って、頭から転送されていった。

「キリさんもああやって来たんですよ。ウチは新人が最後に転送されるんでスーツ着て武器持ってください。」

「カズオ、引かないでね、私は貴方を守るから」メアリーは決意めいた目をして転送されていった。

フジからすっぽんぽんにならないと着れないと説明を受けた「キリさん凄い筋肉じゃないですか?それで徘徊してたんですか?」足からスーツを通すと「ああ、どうも自分の意思で動いていたわけではなく本能に近い獣、狂人と呼ばれていたみたいで屋敷の世話人に聞くと普通にしか見えないが意思はないようだ。学校関係者が言うには仲間につき動かされるボスとして君臨していたようだが」

フジはへぇと驚愕していた。「な、仲間は?どうしたんで?」

「仲間はバスジャックして事故死だってさ。しばらくしてから五感が回復して奇跡的に10年ぶりに意識が戻ったんだ。関係者に謝罪し続けてやっと解放されたのに死んじまったのか?俺」

「きっ、キリさんいつから勘付いていたんですか?」フジは驚愕しながらも、脚をもたつかせながら転送されていった。

「メアリーの膝から起きたときからだよ!全てを理解した!俺はGANTZ部屋の元住人だってことに、御大将!俺に合う武器を見繕ってもらおうか!」

100点武器、腕に装着する操作盤、自身の獲得した武器を自由に取り出せるレーザーによる袋。

ある特定回数クリアによるセバスチャンなどの超能力、桜井、坂田の上位互換、この能力で自身の損傷した脳を治療し社会復帰した。

バトルロワイアルの桐山和雄の身体、GANTZの世界に一家ごとの平行世界転生、憑依をする。大事故は想定外、五感欠如時は解放を選ばずひたすらに100点武器を求めた結果、渡せるものがなくなりセバスチャンの超能力を奪いました。「それ!欲しい」

今回召集された部屋と以前居た部屋は違います。

 



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2話

ターゲット!流鏑馬。口癖ハイヤァー!特徴!早い!強い!キリリッと!‥武装を解放した黒玉からそんな情報があった!フジが転送されたあと、俺は画面を見ていた。情報から見て馬乗りのナニカ。俺は命中重視に背中にZガン、腰にソード。斬武式ハードスーツを装着した。格闘重視の通常のハードスーツではなく刃物特化のハードスーツが存在する史上最大数の周回を果たした桐山和雄だからこそ可能である。

 

 

彼は事故後、財閥の御曹司であったが感情を失い空虚であったがマイエルバッハの娘と供にガンツを作り出した。ガンツの力は権力者に向かった。破裂、圧殺、刺殺、桐山和雄は暴走した!人を解体、ガンツ武器の仕組みを理解するために躊躇いなく人を殺し続けた。権力者達も、迷いなくガンツの住人として桐山和雄を辺境の国へ送り続けた。彼は部屋に着くとスーツを着て部屋の住人を皆殺し!地球に移住してきた善良かもしれない星人達を蹂躙した。初回に彼が稼いだ点数は200!100点メニューから解放は削除され武器のみ望み続けてメアリーに出会うまで部屋の住人であり、セバスチャンの能力を奪い自身の感情を回復させた。感情を復活された自分は?という好奇心からである。こうして史上最悪の狂人は常人に戻ったのだが財閥チームはそれを許さなかった仮初めの記憶と常人として初のガンツ部屋で彼は覚醒してしまった。

 

 

回想終了。流鏑馬編へ

 

 

 

ガンツ武器三節棍を装備したメアリーとノーマルハードスーツを装着したサジは慌てているフジから桐山は死んだことを自覚し、100点武器を所持していることを説明されて二人は考え込んでいた。

 

「経験者か!ごく稀にいるらしい。再参加者だが百点武器はリセットされるはずだ。」

 

「サジ正気?昏睡から目覚めたはずの和雄がガンツに参加できるわけが。」

 

「昏睡が死亡扱いでキリさんが出てきた可能性はどうです。」

 

三人は深く考え込んでいる。まだ敵陣地ではない。

 

 

「待たせたな!」

 

 

「!?」

 

今まで見たこともないような形状のハードスーツがそこにいた。三人は警戒態勢に入るが、桐山は敵意はないことを伝えた。むしろ協力したいと伝えた。真実と嘘を織り交ぜながら彼らの納得がいく説明を行った。

 

「まずは敵を掃討してから部屋で話すがおそらく敵は100に近い奴だ。」

 

 

「桐山ぁー!おかしな真似したら撃つぜ!フジもメアリーも容赦すんなよ!」

 

二人は狼狽え、困惑している。

 

「結果は出す!信頼を勝ち取ってやる。」



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